アンゴラ館の館長は「女性の社会進出」のパイオニアだった【ライター橋長の万博探訪(2)】

盛り上がりを見せる大阪・関西万博も10月13日の閉幕まで残りわずか。158の国と地域によるパビリオンでは、地球規模の課題の解決に取り組む各国の最新技術やアイデアを知ることができ、未来社会のあり方を考えるきっかけにもなった。この連載では各国の政府関係者へのインタビュー、海外パビリオンの取材を通して万博を振り返りたい。2回目はアフリカ大陸の南西部のアンゴラ。ファッションの世界では、アンゴラヤギの上質なモヘア素材で知られる。

自らショートムービーの脚本を担当

アンゴラはアフリカ大陸のなかで唯一、独立した専用パビリオンで万博に参加している。メインコーナーでは、マラリアに感染したひとりの少女が、国の健康教育によって医療人へと成長する実話に基づいたストーリーを映像で披露した。企画・脚本はアンゴラ館の総代表を務めるアルビナ・アシス・アフリカーノさんだ。元化学エンジニア、教育者であり、大臣経験も持つ彼女は、アンゴラにおける女性リーダーの象徴的存在でもある。愛知万博から20年間、アンゴラ政府の代表として万博に携わってきたアルビナさんに、アンゴラが取り組んでいること、女性の社会進出についても話を聞いた。

――アンゴラ館のテーマを教えてください。

アルビナ・アシス・アフリカーノ=アンゴラ館・総代表(以下、アルビナ):テーマは「よりよい未来を築くために地域会を啓発する」です。すこやかな未来を築くために、いかに健康のための教育が大切なのかに焦点を当てている。アンゴラは独立してまだ50年の若い国だ。社会状況を改善するためには社会基盤である健康の管理が不可欠であり、都市部だけでなく農村部にも保健医療への大規模な投資を進めている。

――実話をもとに描いたショートムービーが印象に残りました。

アルビナ:脚本は私自身が書いた。アンゴラはアフリカ有数の経済⼤国でありながら、マラリアによる感染症に悩まされた地域でもある。映像では、マラリアに苦しんだ幼少期の経験をきっかけに医療従事者を志す少⼥チッソラの実話をもとに制作した。伝統医療と先進医療の共存の重要性、アンゴラにおける健康と教育分野において⼥性が果たす役割の大きさも描いている。

――アルビナさんは幅広い分野で長年にわたってご活躍のようですね。

アルビナ:私はもともと化学エンジニアで、教育者として中高から大学まで化学を教えてきた。その後、6年間、石油大臣と工業大臣を務めた。2005年の愛知万博でアンゴラ政府代表に任命され、以来20年間、万博に携わってきた。現在は大統領府顧問として政策にも関わり、同時に農村地域のコミュニティ開発を支援するNGO団体のCEOも務めている。

学校を作るプロジェクトを長年続ける

――アンゴラは女性が活躍している国だと聞きました。

アルビナ:南部アフリカ開発共同体(SADC)で女性の社会進出に力を入れていて、アンゴラもその方針にしたがって政策を決めてきた。大臣や政府の重要ポストに占める女性の割合は日本よりも高く、女性が政治や経済で積極的に登用されている。民間企業においても、多くの女性が重要な役職についている。ただ単に女性という理由だけでなく、能力を持つ人材として評価され、その実力を発揮している。女性のエンパワメントは非常に重要で、アンゴラには強力な女性団体が存在する。現在の大統領夫人も活躍している一人。NGOや子供の教育の団体を設立するなど社会プロジェクトに熱心に取り組んでいる。今回の万博では、ウーマンズパビリオンで開催されたイベントに、IT系の民間企業から4人の女性リーダーが参加した。

――アルビナさんがいま力を入れていることは何ですか。

アルビナ:これまでも教育に注力してきた。教育を通じて医療分野に多くの人材を輩出してきた。今後も教育こそが持続可能な開発の鍵だと考えている。また、石油産出国に共通する課題だが、石油依存から脱却するため、農業や加工生産の発展にも力を入れている。

――独立して50年。アンゴラはどのように変化しましたか。

アルビナ:かつては学校も病院もなく、地方から都市部の施設に行かないといけなかった。アンゴラ政府は何もないところから学校や病院を作り、教員者や医療従事者を育ててきた。私は学校を開発するプロジェクトに参加し、積極的に関わってきたし、それは現在も続いている。アンゴラの将来世代のために持続可能な発展に尽力するという強い決意を持っている。50年間で開発してきたことをいかに持続していくかがこれからの課題だ。

――最後に大阪万博の感想を聞かせてください。

アルビナ:建築がユニークで、とくに大屋根リングがすばらしい。パビリオンに興味がない人でもリングを見るだけで万博全体を感じることができる。私自身、この20年の変化を振り返りながら、日本政府や万博組織、すべての関係者に対して感謝の意を伝えたい。

      ◆

アンゴラは1975年にポルトガルから独立。その後、内戦が続き、終結以降は石油、ダイヤモンドなどの輸出を背景に、一時は高い経済成長を記録した。現在は安定した経済成長率を維持しながらも、石油依存型経済から脱却すべく、産業の多角化を進めている。

アンゴラの女性リーダーを代表するアルビナさんの言葉からは「教育」と「女性の力」によって未来を切り開こうとするアンゴラの姿が浮かび上がってきた。石油資源に頼らない経済政策を進める一方で、健康教育と女性のリーダーシップが社会の基盤を支えている。日本では初の女性総理が誕生するかという点が話題になっているが、アンゴラをはじめとするアフリカでは、女性の存在感が国を前進させていることを改めて知ることができた。

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アンゴラ館の館長は「女性の社会進出」のパイオニアだった【ライター橋長の万博探訪(2)】

盛り上がりを見せる大阪・関西万博も10月13日の閉幕まで残りわずか。158の国と地域によるパビリオンでは、地球規模の課題の解決に取り組む各国の最新技術やアイデアを知ることができ、未来社会のあり方を考えるきっかけにもなった。この連載では各国の政府関係者へのインタビュー、海外パビリオンの取材を通して万博を振り返りたい。2回目はアフリカ大陸の南西部のアンゴラ。ファッションの世界では、アンゴラヤギの上質なモヘア素材で知られる。

自らショートムービーの脚本を担当

アンゴラはアフリカ大陸のなかで唯一、独立した専用パビリオンで万博に参加している。メインコーナーでは、マラリアに感染したひとりの少女が、国の健康教育によって医療人へと成長する実話に基づいたストーリーを映像で披露した。企画・脚本はアンゴラ館の総代表を務めるアルビナ・アシス・アフリカーノさんだ。元化学エンジニア、教育者であり、大臣経験も持つ彼女は、アンゴラにおける女性リーダーの象徴的存在でもある。愛知万博から20年間、アンゴラ政府の代表として万博に携わってきたアルビナさんに、アンゴラが取り組んでいること、女性の社会進出についても話を聞いた。

――アンゴラ館のテーマを教えてください。

アルビナ・アシス・アフリカーノ=アンゴラ館・総代表(以下、アルビナ):テーマは「よりよい未来を築くために地域会を啓発する」です。すこやかな未来を築くために、いかに健康のための教育が大切なのかに焦点を当てている。アンゴラは独立してまだ50年の若い国だ。社会状況を改善するためには社会基盤である健康の管理が不可欠であり、都市部だけでなく農村部にも保健医療への大規模な投資を進めている。

――実話をもとに描いたショートムービーが印象に残りました。

アルビナ:脚本は私自身が書いた。アンゴラはアフリカ有数の経済⼤国でありながら、マラリアによる感染症に悩まされた地域でもある。映像では、マラリアに苦しんだ幼少期の経験をきっかけに医療従事者を志す少⼥チッソラの実話をもとに制作した。伝統医療と先進医療の共存の重要性、アンゴラにおける健康と教育分野において⼥性が果たす役割の大きさも描いている。

――アルビナさんは幅広い分野で長年にわたってご活躍のようですね。

アルビナ:私はもともと化学エンジニアで、教育者として中高から大学まで化学を教えてきた。その後、6年間、石油大臣と工業大臣を務めた。2005年の愛知万博でアンゴラ政府代表に任命され、以来20年間、万博に携わってきた。現在は大統領府顧問として政策にも関わり、同時に農村地域のコミュニティ開発を支援するNGO団体のCEOも務めている。

学校を作るプロジェクトを長年続ける

――アンゴラは女性が活躍している国だと聞きました。

アルビナ:南部アフリカ開発共同体(SADC)で女性の社会進出に力を入れていて、アンゴラもその方針にしたがって政策を決めてきた。大臣や政府の重要ポストに占める女性の割合は日本よりも高く、女性が政治や経済で積極的に登用されている。民間企業においても、多くの女性が重要な役職についている。ただ単に女性という理由だけでなく、能力を持つ人材として評価され、その実力を発揮している。女性のエンパワメントは非常に重要で、アンゴラには強力な女性団体が存在する。現在の大統領夫人も活躍している一人。NGOや子供の教育の団体を設立するなど社会プロジェクトに熱心に取り組んでいる。今回の万博では、ウーマンズパビリオンで開催されたイベントに、IT系の民間企業から4人の女性リーダーが参加した。

――アルビナさんがいま力を入れていることは何ですか。

アルビナ:これまでも教育に注力してきた。教育を通じて医療分野に多くの人材を輩出してきた。今後も教育こそが持続可能な開発の鍵だと考えている。また、石油産出国に共通する課題だが、石油依存から脱却するため、農業や加工生産の発展にも力を入れている。

――独立して50年。アンゴラはどのように変化しましたか。

アルビナ:かつては学校も病院もなく、地方から都市部の施設に行かないといけなかった。アンゴラ政府は何もないところから学校や病院を作り、教員者や医療従事者を育ててきた。私は学校を開発するプロジェクトに参加し、積極的に関わってきたし、それは現在も続いている。アンゴラの将来世代のために持続可能な発展に尽力するという強い決意を持っている。50年間で開発してきたことをいかに持続していくかがこれからの課題だ。

――最後に大阪万博の感想を聞かせてください。

アルビナ:建築がユニークで、とくに大屋根リングがすばらしい。パビリオンに興味がない人でもリングを見るだけで万博全体を感じることができる。私自身、この20年の変化を振り返りながら、日本政府や万博組織、すべての関係者に対して感謝の意を伝えたい。

      ◆

アンゴラは1975年にポルトガルから独立。その後、内戦が続き、終結以降は石油、ダイヤモンドなどの輸出を背景に、一時は高い経済成長を記録した。現在は安定した経済成長率を維持しながらも、石油依存型経済から脱却すべく、産業の多角化を進めている。

アンゴラの女性リーダーを代表するアルビナさんの言葉からは「教育」と「女性の力」によって未来を切り開こうとするアンゴラの姿が浮かび上がってきた。石油資源に頼らない経済政策を進める一方で、健康教育と女性のリーダーシップが社会の基盤を支えている。日本では初の女性総理が誕生するかという点が話題になっているが、アンゴラをはじめとするアフリカでは、女性の存在感が国を前進させていることを改めて知ることができた。

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Keio Fashion Creatorがカーブストアで1日限りのポップアップ 山田雅之レインボーシェイク代表が登壇

慶應義塾大学発の服飾団体Keio fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター、以下KFC)は9月19日、代官山にあるセレクトショップ・カーブストア(CARV STORE)と一日限りのポップアップイベントを開催した。同イベントでは、KFCが制作した最新のルックブックやカーブストアとのコラボレーションビジュアルを展示。カーブストアの“Curve”にちなみ、“歪み”をテーマに作られたこのビジュアルは、直線が集合することにより歪んで見えるモアレ現象にインスピレーションを受け制作したという。

ポップアップイベントでは、山田雅之レインボーシェイク代表による講演会を実施。「ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)」「キムへキム(KIM HEKIM)」などを取り扱うカーブストアの運営や、「ノリエノモト(NORI ENOMOTO)」などプロダクトブランドを有するレインボーシェイクの設立背景や、学生が悩むキャリアプランについてのヒントを語った。

山田雅之レインボーシェイク代表に聞く
キャリアプランの描き方

PROFILE: 山田雅之/レインボーシェイク代表

山田雅之/レインボーシェイク代表
PROFILE: (やまだ・まさゆき)服飾専門学校卒業後、アッシュ・ぺー・フランスに入社。南米ブランドを担当するほか、セレクトショップの立ち上げに携わる。その後ファッション専門学校で広報、マーケティング、授業開発を担当。独立し、2018年にレインボーシェイクを創業した。現在も専門学校での非常勤講師を務めるほか、TBSドラマ「着飾る恋には理由があって」「カンナさーん!」のファッション監修など、活動は多岐にわたる

Keio Fashion Creator(以下、KFC):山田さんのこれまでのキャリアについて知りたいです

山田雅之レインボーシェイク代表(以下、山田):ファッションの専門学校に通っていたころは、スタイリストを目指し、アシスタントとして経験を積みました。でも正直、金銭的な問題もあり、一回就職をしようと考えたんです。そのとき好きだった「ヘルコビッチ アレキサンドレ(HERCHCOVITCH ALEXANDRE)」というブランドを有するアッシュ・ぺー・フランスに入社し、当時傘下にあったPR01.というプレスチームに参加することになりました。

プレスルームではリースの返却対応や、スタイリストのアテンドをしたりするのですが、そのときに最初に来てくれたお客さんが、スタイリストアシスタントをしていた当時の師匠だったんです。過去の人脈や経験は、そうやって後からつながってくるもの。今回のKFCのイベントも、業界の先輩方と出会う貴重な機会。プロの方と関わる時間は、キャリアを築く上でとても大切なことだと思います。

アッシュ・ぺー・フランスで会社員を経験したのち、3〜4年ほど専門学校の教員を務めていた時期があります。その後フリーランスを経て、ブランド事業を立ち上げて起業し、今は組織を作る立場にいます。教員をしている中で自分のコンプレックスになっていたのは、「服について教えているにも関わらず、服にほとんど触れられない」ということ。私自身、27歳くらいまではほとんど海外に行ったことがなかったんです。そんな中でフリーランスになりたいと思い職場の先輩に相談したら、業務委託として講師を続けてほしいと言ってくれました。当時の私にとっては業務委託がどんなものなのかもわかりませんでしたが、結果的に講師をしながら、年4回、2週間ほど海外に行く生活を実現することができたんです。現地ではファッション業界内外のトレンドマーケティングをしているうちに起業したいと思うようになり、今は会社を経営する立場になりました。

会社を辞めても、フリーランスになっても、起業をしても、自分が歩んできたキャリアの周りにいた人たちと仕事ができている今、振り返ってみればそれらの経験が全て今につながっていると感じます。その場所で一つ一つ経験を積んで信頼関係を結んでいった結果、今も皆さんと一緒に仕事ができていて、それがコミュニティーになっていく。自分自身のカルチャーを築いてきた欠かせない経験だったのだと思います。私が会社を辞めた当時は、きっと組織に対するモヤモヤがあったり、自分がやりたいことをやる上で障壁を感じていたからだと思いますが、そんな自分が今は組織を作っているーーどこか矛盾もありますが、会社員をやっていた経験が組織作りに生かされていると感じます。

KFC:キャリア選びについて、何かヒントをもらえるとうれしいです

山田:皆さんは今、将来どんな仕事に就きたいと考えていますか?ファッションの仕事=メーカーやブランドなど、作る分野に特化した職業に焦点が当てられることが多いと思いますが、「今自分がやっている勉強×仕事」など、将来的にファッション分野へ幅を広げていきたいなど、いろいろな考え方がると思います。例えば、今と一緒に働いてくれている弁護士は、ファッションエディターを経てファッションローに特化した働き方をしています。ファッション業界に対する知見があるので、話がとてもスムーズ。そんなふうに、違う分野のお仕事でもファッション業界に貢献できる働き方はたくさんあります。

KFC:「なりたい自分」を実現するために、必要なこととは?

山田:今に至るまでの10年以上、私が意識して行ってきたことを皆さんにお伝えしたいと思います。まず1つは、「20文字以内で自己紹介ができるか」。私自身は27歳のときに「日本一の次世代ファッション教育者」と言葉を掲げ、それに向かって走り続けてきました。今は経営者ですが、私の根本は教育者であり、だからこそ今回のような機会を大切にしたいと思っているのです。

2つ目は、「自分に何ができるか」=運動エネルギーを増やしていくこと。この運動エネルギーを蓄積していくことが、自分のブランディングにつながります。では、どうすればこの運動エネルギーを獲得できるのか。“ティッピングポイント”という言葉をぜひ覚えてほしいです。1つの分野に対して費やしスキルをモノにするには約1万時間が必要と言われ、この1万時間=“ティッピングポイント”を超えると、自分の強みとなる運動エネルギーになるのです。この1万時間は、社会人の働き方に換算すると約3年間。3年間同じ職種を続けていれば経験スキルが身につき、1つの強みになるのです。

私で言うなら、ファッション業界に20年、教育に14年携わってきました。この掛け合わせで、“ファッション×教育”ができるようになる。そうして掛け算をしていくうちにオリジナリティーが生まれ、それが自分のブルーオーシャンになるはずです。色々な運動エネルギーを手に入れるには決め切ることも大事ですし、焦らずにやり切る力=“グリッド力”も大事。学生の皆さんにはぜひ10年後になりたい自分を想像しながら、必要な運動エネルギーを見定め、獲得し、未来に向かって進んでほしいと思います。

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しまむら、5期連続の最高益へ 年内にもタイ進出

しまむらの2025年3〜8月期連結業績は、売上高、営業利益、純利益で過去最高を更新した。売上高が前年同期比3.9%増の3435億円、営業利益が同0.2%増の314億円、純利益が同3.6%増の229億円だった。主力の「ファッションセンターしまむら」は吸水速乾や接触冷感など機能性を付加したプライベートブランド(PB)がけん引し、既存店売上高が同3.6%増と好調だった。

29日にオンラインの決算説明会に登壇した高橋維一郎社長は「天候を考慮すれば健闘したと言える」と語った。機能性を持たせた商品開発、話題性のあるコラボ企画、タイムリーな催事で客数を維持させ、1点単価を2〜3%上昇させた。ただ消費者の節約志向は強く、買い上げ点数は前年実績を下回る。

通期(26年2月期)は、売上高で前期比4.1%増の6926億円、営業利益で同2.4%増の606億円、純利益で同2.3%増の428億円を見込む。純利益は5期連続の最高益を予想する。

しまむらは新しい成長戦略として、常設店の出店を見据え、タイにポップアップストアを出店すると発表した。年内にもバンコクの大型ショッピングセンターに出る。同時にECサイトも開く。同社は現在、台湾に進出しており、タイは2カ国目となる。国内の免税売り上げや越境ECの反応を見て、タイが有望だと判断した。

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安達祐実とバッグ「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」がコラボ 10月10日から予約販売

「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ(52 BY HIKARUMATSUMURA)」は、俳優・安達祐実とコラボしたバッグ“パッション(PASSION)”を発売する。全3色で、各4万9500円。10月10日から31日まで、直営店ゴジュウニ ディーエル ストア(52 D.L. STORE)と公式ECで予約販売を受け付ける。

“パッション”は、針や糸を使わず四角いモジュールを組み合わせる“ミス ロボット(MISS ROBOT)”シリーズの新作。安達と「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」の松村光デザイナーが対話を重ね、独自のカラーやフォームが生まれた。用途に合わせて、ショートハンドルとロングハンドルを使い分けできる。初回予約分には、安達が考案したノベルティー“サボテンストラップ”が付く。

ビジュアルは、フォトグラファーの磯部昭子が撮り下ろした。ブランドは、「(安達祐実さん、磯部昭子さん、松村光デザイナーの)3者の“パッション”が重なり化学反応を起こしました」とコメントしている。

松村デザイナーは、「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」を手掛けてきた人物。「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」は、2019年に立ち上げた。ファーストコレクションで発表した“ミス ロボット”ほか、ワッフルスラブ状の生地を用いた“ワッフル(WAF-FUL)”シリーズで知られる。

レッドミックス

ホワイトミックス

ネイビーミックス

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安達祐実とバッグ「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」がコラボ 10月10日から予約販売

「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ(52 BY HIKARUMATSUMURA)」は、俳優・安達祐実とコラボしたバッグ“パッション(PASSION)”を発売する。全3色で、各4万9500円。10月10日から31日まで、直営店ゴジュウニ ディーエル ストア(52 D.L. STORE)と公式ECで予約販売を受け付ける。

“パッション”は、針や糸を使わず四角いモジュールを組み合わせる“ミス ロボット(MISS ROBOT)”シリーズの新作。安達と「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」の松村光デザイナーが対話を重ね、独自のカラーやフォームが生まれた。用途に合わせて、ショートハンドルとロングハンドルを使い分けできる。初回予約分には、安達が考案したノベルティー“サボテンストラップ”が付く。

ビジュアルは、フォトグラファーの磯部昭子が撮り下ろした。ブランドは、「(安達祐実さん、磯部昭子さん、松村光デザイナーの)3者の“パッション”が重なり化学反応を起こしました」とコメントしている。

松村デザイナーは、「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」を手掛けてきた人物。「ゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ」は、2019年に立ち上げた。ファーストコレクションで発表した“ミス ロボット”ほか、ワッフルスラブ状の生地を用いた“ワッフル(WAF-FUL)”シリーズで知られる。

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「ウルリス」から今年も数量限定でハンドクリームが登場 バージョンアップした“超しっとり”タイプも

ヘアケアブランドの「ウルリス(ULULIS)」は10月4日、“MIZUハンドクリーム”をリニューアルし、新たに超しっとりタイプの“パープル”を追加した4種の“MIZUハンドクリーム(各65g、各1078円)“を数量限定で発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアおよびバラエティーショップ等で行う。

本アイテムは、美容成分を含んだ美容水で肌を包み込むことで、潤いのある手肌をかなえる。リニューアルしたハンドクリームは、美容水リポソームの配合量を従来のアイテムより20%アップしている。さらに、異なる4種の美容水リポソームをそれぞれ120億個配合することで、なめらかな仕上がりを実現する。

4種のラインアップは、ヒアルロン酸水で“うるサラ”仕上がりへ導く“アクアモイスト(Aqua Moist)、コラーゲンの保水バリアケアで“うる艶”仕上がりへ導く”モイストリペア(Moist Repair)“、ローヤルゼリーの高浸透ケアで“うるうる”仕上がりへ導く”ディープモイスト(Deep Moist)“、そして新しく加わった高保湿ケアで”超うるうる”仕上がりへ導く”エクストラモイスト(Extra Moist)を用意した。手肌の悩みシチュエーションに合わせて選ぶことができる。

持ち運びにも便利なコロンとした可愛らしいパッケージはそのままに、片手で簡単に開けやすい“新ワンタッチキャップ”を採用した。外出先でも手軽に保湿ケアが可能だ。

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「ウルリス」から今年も数量限定でハンドクリームが登場 バージョンアップした“超しっとり”タイプも

ヘアケアブランドの「ウルリス(ULULIS)」は10月4日、“MIZUハンドクリーム”をリニューアルし、新たに超しっとりタイプの“パープル”を追加した4種の“MIZUハンドクリーム(各65g、各1078円)“を数量限定で発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアおよびバラエティーショップ等で行う。

本アイテムは、美容成分を含んだ美容水で肌を包み込むことで、潤いのある手肌をかなえる。リニューアルしたハンドクリームは、美容水リポソームの配合量を従来のアイテムより20%アップしている。さらに、異なる4種の美容水リポソームをそれぞれ120億個配合することで、なめらかな仕上がりを実現する。

4種のラインアップは、ヒアルロン酸水で“うるサラ”仕上がりへ導く“アクアモイスト(Aqua Moist)、コラーゲンの保水バリアケアで“うる艶”仕上がりへ導く”モイストリペア(Moist Repair)“、ローヤルゼリーの高浸透ケアで“うるうる”仕上がりへ導く”ディープモイスト(Deep Moist)“、そして新しく加わった高保湿ケアで”超うるうる”仕上がりへ導く”エクストラモイスト(Extra Moist)を用意した。手肌の悩みシチュエーションに合わせて選ぶことができる。

持ち運びにも便利なコロンとした可愛らしいパッケージはそのままに、片手で簡単に開けやすい“新ワンタッチキャップ”を採用した。外出先でも手軽に保湿ケアが可能だ。

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スタイリスト・伊賀大介を作り上げたのは何か。カルチャー異常摂取の10代を経て、リアリズムのスタイリングへ

PROFILE: 伊賀大介/スタイリスト

PROFILE: (いが・だいすけ)1977年東京都西新宿生まれ。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年に22歳で独立、スタイリストとしての活動開始。雑誌、広告、音楽家、映画、演劇、その他諸々「お呼びとあらば即参上」をモットーに労働。下手の横好きながら、文筆業もこなす。

「この映画、衣装がいいな」そう思ってクレジットを見ると、高確率で「衣装:伊賀大介」と記されている。カッコいい主人公やいい味出してる脇役はもちろん、老年の労働者からアニメのお姫様まで、根本では徹底してリアリズムを追求しながら、服で夢を見させるファンタジーもいける。近年では、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「竜とそばかすの姫」、映画「PERFECT DAYS」、Netflix「地面師たち」のほか、2025年には映画「ファーストキス 1ST KISS」「8番出口」などを手がけた。2000年代初頭には「MEN'S NON-NO」や「smart」などの雑誌に頻繁に登場していたこともあり、誌面でその存在を知った人も多いはず。雑誌のスタイリングからキャリアをはじめ、映像に舞台、音楽や広告の現場と幅広く活躍するスタイリスト・伊賀大介の原点に迫る。

アントワープ6と鈴木則文イズムを語り合う高校時代

——10代の頃、カルチャーと触れ合う最初のきっかけは?

伊賀大介(以下、伊賀):育った街が西新宿なので、中学と高校の頃は、時間があると新宿の紀伊國屋書店からタワーレコード、古本屋とかに通ってました。家ではテレビで「BEAT UK」とかを観て。ひたすら本と音楽を摂取。プロレスも10代の頃から大好きでしたね。中学はサッカー部だったので、サッカーの友だちとプロレスの友だちはいたけど、本屋とかは基本一人で。ただ、いとこにロンドンカルチャー的なものに詳しい人がいて、ブリットポップが盛り上がる直前くらいのノリ、マンチェスター系のバンドの話とか、SUEDE(スウェード)のギターのバーナード・バトラーの話とかしてましたね。

——高校生になってからは、その延長で、より深いところに?

伊賀:どっぷりですね。当時のタワーレコード新宿店は、音楽だけじゃなく本もたくさん売っていて、海外の雑誌までめっちゃ充実してたんですよ。そこで「THE FACE」とか「i-D」といったイギリスのカルチャー誌を買ったり立ち読みしたり。「BEAT UK」でゴールディー(Goldie)という人がドラムンベースというのをやっているらしい、という情報を知って、タワレコで雑誌を見ると、そのゴールディーが表紙の写真をグレン・ルッチフォードが撮ってる、みたいな。雑誌のクレジットは必ずチェックしてました。あと、テレビだと真面目に大内順子の「ファッション通信」とかを観てて(笑)。ジョン・ガリアーノってカッコいいなとか、アレキサンダー・マックイーンって誰やねん!みたいな。

——往年の映画も大量に観ていたんですよね。

伊賀:一人で図書館に行って、レーザーディスクでアメリカンニューシネマを片っ端から。ベタに「俺たちに明日はない」、「真夜中のカーボーイ」、「イージー・ライダー」とか夢中で観てました。古本屋で買ってきた映画ガイドを熟読して、サム・ペキンパーとかマイク・ニコルズとか監督の名前をメモったり、「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンにしびれたり。映画だと、もっと後の話ですが、1996年にゴダールのリバイバルがあって、「ワン・プラス・ワン」を観て、60年代のローリング・ストーンズめっちゃカッコいいってなってる時に、カーティス・メイフィールドでソウルを、ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」のレコジャケでロックとサイケの融合などを感じたりして。あとは、ガス・ヴァン・サントとかジム・ジャームッシュとかの現代アメリカ流浪系も好きでした。

——同級生や友だちと映画や服の話はしなかったんですか。

伊賀:図書館とか本屋は一人で行ってましたけど、話す友だちはいましたよ。中学の同級生が新宿高校にいて、天文部に入ってるけど部活は全然やらず、いわゆる文化系リベラルな服好きなやつらが集まってたんです。そこでアントワープ6(アン・ドゥムルメステール、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、ダーク・ヴァン・セーヌ、ダーク・ビッケンバーグ、ドリス・ヴァン・ノッテン、マリナ・イー)の話をしたり、新宿昭和館で映画「トラック野郎」シリーズを観て、鈴木則文イズムについて語ったり。「仁義なき戦い」とか昭和の東映映画をバカにしてるやついるけどめっちゃおもろいじゃん、とか。

——その当時、同世代のカルチャーアイコン的な存在でグッときたのは?

伊賀:ちょっと上の世代のスターはケイト・モスですね。それまではナオミ・キャンベルとかクリステン・マクメナミーのような、ゴージャス系のスーパーモデルが中心にいたのに、グランジ繚乱の時代になって、ケイト・モスが出てきた。そこから写真家のデヴィッド・シムズとかコリーヌ・デイにハマって。いまだにコリーヌ・デイの写真集「Diary」は大事に持ってます。国内だと、雑誌は「CUTiE」一択、みたいな感じで、モデルは市川姉妹の全盛期、写真はホンマタカシ、漫画は岡崎京子。しばらくするとHIROMIXも出てきて、俺、同い年なんですけど、この人は天才だと思いました。もちろん、高橋恭司とか佐内正史の写真集も、なかなか買えないけど嶋田洋書とかリブロでずっと眺めてました。買うのは「CUTiE」と「週刊プロレス」、あと「危ない1号」とかのサブカル雑誌。自分では何もしてないのに、とにかく知識と自意識だけはパンパンで。このまま社会に出るのはまずいと思って、高校卒業した後は、猶予期間のつもりでエスモードに入った感じですね。

モンディーノとジュディ・ブレイムに憧れてスタイリストの道へ

——服飾専門学校のエスモードに進学したのは、デザイナー志望で?

伊賀:というより、なんとなくファッションの方向に進みたかった。高校の時にネオ・パンクのムーブメントがあって、ジャン・バプティスト・モンディーノの写真に、スタイリングがジュディ・ブレイム。これに強烈に憧れて。同時期に「スタジオ・ボイス」にスタイリストの水谷美香と写真家の七種諭が載っていて、なんちゅうカッコいいカップルなんだと思ったのと同時に、スタイリストという職業も知って。俺もこういう仕事したいと。

——入学したエスモードはどういう印象でした?

伊賀:まわりはみんなデザイナー志望だったので、絵はめちゃ上手だし、パターンも引けるし、ミシンも使えるし、最初これはまずいと思いましたね。ただ、授業以外の時間で同級生としゃべってると、いわゆるサブカルチャーの話題はあんま通じなくて。こっちは東映とウォン・カーウァイと平成ガメラとたけし映画と昭和プロレスと海外ボクシングとパワーポップと黄金期「ヤングマガジン」と「別冊宝島」と「狂い咲きサンダーロード」のゴッタ煮ですから(笑)。服好きだと思って、イヴ・サンローランがカトリーヌ・ドヌーヴに衣装を提供した映画「昼顔」の話をしても、みんな「???」って感じで。ただ、先生とは話が通じて。その先生には「あんた世の中なめ腐ってるから、社会の荒波に揉まれたほうがええわ(笑)」とか言われましたね。そんな時に、エスモード・パリ出身で、その時は日本でスタイリストをやっていた熊谷隆志さんと出会うんです。

——伊賀さんの師匠ですね。

伊賀:当時は熊谷隆志の存在も知らなかったんですけど、エスモードの卒業コレクションに熊谷さんが来たんです。上はサボタージュの硫酸ボロボロパーカーで、下はフレンチミリタリーの古着のパンツ、靴はワークブーツで、ガス・ヴァン・サント的な、汚いけどカッコいい服を着ていて、すげえいいなと思って。アシスタントの候補として先生に紹介してもらったら、熊谷さんも「やる気があるなら来るか」と言ってくれて、その日に学校やめて、2日後に熊谷さんのアシスタントとして仕事を手伝い始めました。

——行動力がハンパないですね。

伊賀:その時、熊谷さん26歳、俺19歳。お互い若かったので(笑)。最初の仕事は「ヤングサンデー」のグラビア。モデルは菅野美穂さんで、写真家は平間至さん。菅野美穂さんは当時、ドラマ「イグアナの娘」とかで大人気だったけど、俺としては「うおぉぉぉ! 『MOTOR DRIVE』の平間至じゃん!」「撮り方かっけー!!」みたいな(笑)。そこから3年間、リアルに休みなしでアシスタント稼業ぶっ続けです。

——過酷なアシスタント仕事の中でも、手応えはあった?

伊賀:どこの業界でも同じだと思いますが、アシスタントとしては優秀なのにスタイリストにはあんまり向いてなかったり、逆に、アシスタント仕事はダメダメなのにスタイリストになった途端バリバリ仕事できる、みたいなことはよくあって。俺はなぜかどっちもできたんですよ(笑)。アシスタントの3年間、いろんな人と服とか音楽とか映画の話をしていく中で、「お前ほんと洋服以外は詳しいな(笑)」って言ってもらうことも多くて。肉体的には死ぬほど辛かったけど、この世界でやっていけるかもって。何より、スタイリングは熊谷隆志、被写体は当時日本で一番カッコいい浅野忠信、写真はニューヨーク帰りでキレキレの若木信吾、みたいな仕事を毎日やっているのは超刺激的でした。直接仕事で関わらなくても、「ライド・ライド・ライド」の藤代冥砂が世界放浪の旅から帰ってくる話を聞いたり。まるで昭和の未知のプロレスラーみたいに(笑)。ILLDOZERとか「DUNE」の林文浩さんの一派、写真家の鈴木親さん、そういう自分が通ってこなかったザ・東京を感じる場面もたくさんあって。金はいつも1000円くらいしか持ってなかったけど(笑)、カッコいい大人たちに囲まれて、毎日めっちゃ楽しかった。

パリコレまんまのスタイリングと流行のサイクルに疑問

——そして22歳で独立。かなり若いですよね。

伊賀:若すぎますよね。でもそれはある日、師匠からガソリンスタンドで給油中に「お前、半年後に独立させっから」と、こちらを見ずに、前を向きながら言われて(笑)。映画みてえだな、と(笑)。あとから聞くと、「大介そろそろ独立させてみたら?」とか、まわりの先輩たちからの声もあったみたいです。それと、これは功罪あるんですけど、あの頃(1999年)、スタイリストのブームがあったんですよね。雑誌で私物を紹介したり。

——2000年頃、伊賀さんは雑誌に出まくってましたよね。

伊賀:アシスタントの途中から、ちょこちょこ取材みたいなものをしてもらって、小遣い稼ぎしたり。独立してからは、とにかく出まくってましたね。

——その当時のこと、今ではどう振り返りますか。

伊賀:うーん……核心ついてきますね(笑)。正直、若い時でよかったな、という。インターネットが未発達で、SNSがなかったのも超デカいです。あったら、いろいろな意味で恥ずかしすぎて、終わってっかなーと(笑)。20代前半だから、イキリまくって調子に乗ってたのも、なんとなく許されていたというか、ギリ若気の至りということになっているのかなと。いや、本人的には、本業はもちろん真面目にやってて、勢いはあったと思うんですが、あまりにも急速に立ち位置が変わりすぎましたね。キャラ化してしまったというか。

——街には伊賀さんの格好を真似した若者が溢れてましたからね。

伊賀:ネットがないので、タイムラグがあったのがおもろかったですよ。バンダナ流行らそうと思って雑誌で紹介したら、2週間くらい経ってほんとに流行ったり。

——独立してすぐに仕事は軌道に乗ったんですか。

伊賀:知識と理想のスタッフィングは溜め込んでいたので、こういうテンションでファッションページやりたいっていうネタは死ぬほどあったんです。雑誌の切り抜きとか、撮ってほしい写真家のリストもめちゃめちゃ作ってましたし。そういう意味では、いつでも来い!っていう感じではありました。

——伊賀さんが編集まで兼ねるようなページもあって、モデルもプロではなく友だちを呼んだりしていたんですよね。

伊賀:恵比寿の「みるく」に友だち集めてTシャツ着せて、ギャラは缶ビールだけ、みたいなことやってましたね。雑誌業界も元気あったので、エディトリアルはめっちゃ楽しかった。でも、雑誌のスタイリング仕事をメインにしてたのって、実際2年くらいなんですよね。しかも、22〜23歳のガキのやることなので、当然ファッションの本筋ではなく、ストリートファッションばっかり。なので、24歳くらいからはちゃんとパリコレ行こうと思って。最初は入場パスなんて持ってないから、知り合いについて行って忍び込む感じで潜入してました。

——パリコレに行くようになってからは、ハイファッションも手がけるように?

伊賀:触るには触りましたけど、結局のところはルーティン化してしまうという構造にガキなりに気付いて、疑問を抱いてしまったんですよね。本場の服がカッコいいのはたしかだけど、雑誌になると、モデルは外国人で、コレクションのルックそのままのスタイリングで、今シーズンはミリタリーです、みたいなことを発信し続けてるだけでいいのかなって。それでも、俺のことを知ってくれて好きになってくれた若い子は、その雑誌を見て必死にバイトして10万くらいする服を買うわけじゃないですか。なのに、半年後には次の流行がきて「もうそれはダサいです」って。これを一生やっていくのは俺にはキツイなと。あとは、日本の市場がなめられてるから自由にスタイリングできないのも問題で。イギリスとかなら自由に組み合わせできるのにな、とか切なくなったりして。

「ジョゼと虎と魚たち」のモッズコートは私物

——そうして徐々に雑誌のファッションシューティングからは遠ざかるようになり。

伊賀:ですね。あと、きっかけになったのは椎名林檎さん。雑誌で好きだ好きだ言ってたら本人から仕事が来て。最初は「真夜中は純潔」のミュージックビデオですね、2001年かな。

——あれ、でも「真夜中は純潔」のミュージックビデオはアニメーションですよね?

伊賀:そう、最初は林檎さん本人でスタイリングしてフィッティングまでしたんだけど、とある事情で、最終的にはアニメになったんです。なので、アニメのキャラクターが着ている服は、その時に俺が集めた衣装が元ネタになってます。とにかく林檎さん仕事から、また世界が拡張した感じがあるので、そこは今でもすごくエポックだったなーと思います。マジ感謝(笑)。

——初めて映画の衣装を手がけたのが、2003年公開の「ジョゼと虎と魚たち」ですね。

伊賀:当時イケイケだったアスミック・エースのプロデューサーの人から声かけてもらって。雑誌の「switch」とか「H」を読んでるような人に映画を観てほしいっていう戦略があったみたいですね。

——「ジョゼと虎と魚たち」で、主演の妻夫木聡が着ているモッズコートが伊賀大介のスタイリングだと知った時は、妙に納得しました。

伊賀:だって、あれ、俺の私物ですからね(笑)。俺がスタイリングしたのはメインキャストの3人だけだったんですが、それでも予算が全然なくて、買うものは池脇千鶴ちゃんのジョゼに全部突っ込んで、妻夫木君は俺の私服でなんとかするしかなかった。あと、当時は俺も25歳で若くてイカれてたので、くるりの「ばらの花」を延々リピートしながら、ジョゼと同じように自分の足を縛って、夜中に手作業でコート縫ったりして。だけど、映画にはダブルスタンバイというのが必要で、衣装は2着用意するのが普通なんですよ。そんな業界の常識も知らず、自信満々で自作のコラージュした手縫いのコートを現場に持って行ったら、「もう1着は?」とか言われて。あの時はシビれましたね。でも俺、怒られるのは嫌いじゃない、むしろ好きなんですよ。

——ラーメンズの衣装を手がけるようになるのも、この頃からですか?

伊賀:そうです。最初は、小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」(2003年)ですね。賢太郎さんに会ったのも林檎さんがきっかけ。「短篇キネマ 百色眼鏡」っていう短編映画の仕事をした時に、出演者として賢太郎さんがいて。映像は空き時間が長いから、そこでいっぱいしゃべって仲良くなって。その後、ラーメンズの舞台衣装を担当したりしているうちに、シス・カンパニーから依頼がきて、最初の舞台仕事は「ダム・ウェイター」(2004年)という作品です。それから、ほかの舞台の衣装も徐々にやるようになりました。映画とか舞台の現場はファッション業界の人たちとはノリも話題も違うので、それがめっちゃ新鮮でよかったですね。

あえてリアリズムを無視した「大豆田とわ子と三人の元夫」

——映画のスタイリングでは、どこに重きを置いていますか。

伊賀:やっぱり説得力ですよね。俳優が最初に服を着て登場した時に「あ、あいつだ」と思ってもらわないと始まらない。そのためには言葉が重要。50万円のコートを着せるにしても、1000円の古着にしても、説得力がないと。だから脚本は当然読み込みまくるし、監督とはとことん話し合うし、演じる俳優ともきちんと言葉を交わします。キャラクターについても、どの沿線に住んでいて、実家なのか一人暮らしなのか、裕福なのかバイト暮らしなのか、そういうディテールはめっちゃ考えます。

——2011年の映画「モテキ」も、伊賀さんの仕事が光ってました。

伊賀:映画の前に放送されたドラマ版でも大根(仁)さんから声かけてもらったんですけど、どうしてもスケジュールが合わなくて、できなかったんですよ。なので、ドラマ版は俺の元アシスタントがやることになって。優秀なやつなんですけど、主人公の藤本幸世がゆらゆら帝国のTシャツを着ていて、セリフでも「ずっと着てるんだ」って言ってるのに、そのTシャツがパリッとしていて。それがちょっと違うなと思ったんですよね。こういう映画こそ、ディテールが命なんだから、映画版は満を持して徹底してやりました。

——一方ドラマの場合は、映画と違って1時間×12話あったりするので、統一感が難しいのでは。

伊賀:ポーズ数が多いと、全部を買い取って直したりするのは難しいので、その都度リースしているとバラバラになっちゃうことはありますね。いつも同じ服ばっかり着てるキャラクターとかならまだしも。そういう意味では、逆に「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)は確実に狙いにいきました。散々リアリズムだとか言っておきながら、とわ子のスタイリングはファッションショーみたいになるように、あえて着替えまくる。それに、あの時はコロナ禍で、ネットショッピングくらいしかやることない時期だったので、せめてドラマでファッションを楽しんでほしかった。それで、とわ子(松たか子)のスタイリングはファッション畑で活躍している杉本(学子)さんと一緒に担当して、俺はかごめ(市川実日子)と元夫たちもスタイリングしました。

——服と着こなしを見ているだけでも楽しいドラマでした。

伊賀:なので「大豆田とわ子と三人の元夫」を観て、同じようなことをやってくださいって依頼してくる人がいたりするんですよ。あれは超イレギュラーで、あえて狙ってやってるんだから、普通のドラマであんなにファッショナブルで着替えまくってたらおかしいでしょ。だから、そういう仕事は断ったほうがいいよって、杉本さんにも伝えました(笑)。

——リアリティーを追求する上で、スタイリングをする対象が、伊賀さんのパーソナリティーに近かったり、あるいは友だちにいそうとかならまだしも、まったく関わりのない世界で生きているような人物だった場合は、どう衣装を考えるのでしょうか。

伊賀:もちろん関わりのない世界はあるけど、その世界自体は存在してるわけですよね。だったら、現実のどこかにはあるはずで、そいつが着てる服も存在する。だったら、行ける場所なら行ってみるし、何かしらの手がかりをもとにたどって当てるしかない。それこそ、今はインスタとかもあるし、どうにか当てられるもんですよ。でもそういう場合は、服だけ用意してもダメで、髪型とかメイクとか、振る舞いのテンションとかも重要なので、俳優部との共同作業になってきますよね。

——依頼が来たとして、伊賀さん的に「これは難しい」と思うスタイリングは?

伊賀:若いラッパーのクルーとかは難しいかも。仲間内だけのコードがあるし、そのへんじゃ売ってない友だちのブランドの服を着たりしてると、そもそも手に入らないですからね。でもそういう依頼が来たら、詳しい別の人に任せたり、本人たちの私服を借りたりするかな。「あんなやついねーよ」とか言われたら、本気でやっている人たちに失礼になっちゃうので。

——それと、服って単体ではなく、「着こなし」のほうがむしろ重要だったりもしますよね。

伊賀:それはめっちゃあります。例えば、カッコいいポートレートを撮る仕事で、こっちも本気で服を選んでいったとしても、モデルが現場に着てきた私服のほうがいいと思ったら、その服で撮影してもらうのもスタイリストの仕事ですからね。あとは、スタイリングによって、雑誌の表紙一発で「いいじゃん!」ってなるような、パラダイムシフトが起きる瞬間がある。そういう仕事を見るとハッとしますよね。

50歳を前に実現したヴィム・ヴェンダースとの仕事

——中年についてよく言われる、もうやり切った、飽きてきた、みたいなことはないですか?

伊賀:そういうのはないですね。ただ、映画「PERFECT DAYS」でヴィム・ヴェンダースと仕事した時は「50歳を前に、ここに来たか」とは思いました(笑)。趣向としてはポン・ジュノのほうがまだ近いと思ってるんで。でもこれも不思議な縁で、俺が担当した日本の映画を観てとかじゃなく、ヴィム・ヴェンダースが細田守監督とか日本のアニメ映画を観ていて、俺も「おおかみこどもの雨と雪」とかを担当していたので、アニメのスタイリングやってるならおもしろそうじゃんってところからアサインしてもらったみたいなんですよね。

——ここ何年かで、仕事のフェーズが変わってきたりとかはありますか?

伊賀:基本はないですけど、広告の仕事が増えてきたっていうのはあるかな。きれいごと半分で言いますけど、広告はただカッコいいだけじゃダメで、膨大な時間と人とお金を注ぎ込んで作り上げているものだから、よりチームの一員になることが大事っていうか。だいぶ大人になった感じ(笑)。

——伊賀さんは後進の育成もしてますよね。

伊賀:元アシスタントたちは、みんなちゃんと独立して、売れっ子ですよ。広告で幅を利かせている杉山まゆみ、SHISHAMOのミュージックビデオとかやってる森川雅代、小演劇界を牛耳る髙木阿友子、「花束みたいな恋をした」とかやった立花文乃、舞台版「千と千尋の神隠し」とかで世界にいった中原幸子、あのちゃんのスタイリングやりまくってる神田百実。全員がちょっとずつ俺の遺伝子を受け継いで、違うジャンルで食い合わずに活躍していて、うれしいですね。

——では最後に。日本のファッションブランドで、いいなと思うデザイナーはいますか。

伊賀:「オーラリー(AURALEE)」とかは的確だなと思いますよ。とどのつまり、川久保玲が一番すごいじゃん的な、みんなが「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」最強説の呪縛を越えられなかったところに、カマさないまま別ルートで上り詰めた感じ。映画監督でいうと、黒澤明、溝口健二、木下恵介、小津安二郎という四天王の影響がいまだに残っているところに、令和に別角度から濱口竜介がやって来た、みたいな。40年の歳月がかかって、やっと時代が変わったというか。だって「オーラリー」は、日本人が着ても欧米人が着ても同じくらいカッコよく着こなせると思います。カラフルだし。しかもこの先10年とか20年経って、「オーラリー」の服が古着として出回る世界線まで想像できる。親父が着てたのを息子が着るとかね。まぁでも川久保玲はマジで偉大だと思います。あれをビジネスとして成功させたってことも含め。そういう意味では、マーク・ジェイコブスもかなりすごい。って、あんまりしないけど、こういう本流のファッションの話も一応はできるんですよ(笑)。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

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スタイリスト・伊賀大介を作り上げたのは何か。カルチャー異常摂取の10代を経て、リアリズムのスタイリングへ

PROFILE: 伊賀大介/スタイリスト

PROFILE: (いが・だいすけ)1977年東京都西新宿生まれ。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年に22歳で独立、スタイリストとしての活動開始。雑誌、広告、音楽家、映画、演劇、その他諸々「お呼びとあらば即参上」をモットーに労働。下手の横好きながら、文筆業もこなす。

「この映画、衣装がいいな」そう思ってクレジットを見ると、高確率で「衣装:伊賀大介」と記されている。カッコいい主人公やいい味出してる脇役はもちろん、老年の労働者からアニメのお姫様まで、根本では徹底してリアリズムを追求しながら、服で夢を見させるファンタジーもいける。近年では、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「竜とそばかすの姫」、映画「PERFECT DAYS」、Netflix「地面師たち」のほか、2025年には映画「ファーストキス 1ST KISS」「8番出口」などを手がけた。2000年代初頭には「MEN'S NON-NO」や「smart」などの雑誌に頻繁に登場していたこともあり、誌面でその存在を知った人も多いはず。雑誌のスタイリングからキャリアをはじめ、映像に舞台、音楽や広告の現場と幅広く活躍するスタイリスト・伊賀大介の原点に迫る。

アントワープ6と鈴木則文イズムを語り合う高校時代

——10代の頃、カルチャーと触れ合う最初のきっかけは?

伊賀大介(以下、伊賀):育った街が西新宿なので、中学と高校の頃は、時間があると新宿の紀伊國屋書店からタワーレコード、古本屋とかに通ってました。家ではテレビで「BEAT UK」とかを観て。ひたすら本と音楽を摂取。プロレスも10代の頃から大好きでしたね。中学はサッカー部だったので、サッカーの友だちとプロレスの友だちはいたけど、本屋とかは基本一人で。ただ、いとこにロンドンカルチャー的なものに詳しい人がいて、ブリットポップが盛り上がる直前くらいのノリ、マンチェスター系のバンドの話とか、SUEDE(スウェード)のギターのバーナード・バトラーの話とかしてましたね。

——高校生になってからは、その延長で、より深いところに?

伊賀:どっぷりですね。当時のタワーレコード新宿店は、音楽だけじゃなく本もたくさん売っていて、海外の雑誌までめっちゃ充実してたんですよ。そこで「THE FACE」とか「i-D」といったイギリスのカルチャー誌を買ったり立ち読みしたり。「BEAT UK」でゴールディー(Goldie)という人がドラムンベースというのをやっているらしい、という情報を知って、タワレコで雑誌を見ると、そのゴールディーが表紙の写真をグレン・ルッチフォードが撮ってる、みたいな。雑誌のクレジットは必ずチェックしてました。あと、テレビだと真面目に大内順子の「ファッション通信」とかを観てて(笑)。ジョン・ガリアーノってカッコいいなとか、アレキサンダー・マックイーンって誰やねん!みたいな。

——往年の映画も大量に観ていたんですよね。

伊賀:一人で図書館に行って、レーザーディスクでアメリカンニューシネマを片っ端から。ベタに「俺たちに明日はない」、「真夜中のカーボーイ」、「イージー・ライダー」とか夢中で観てました。古本屋で買ってきた映画ガイドを熟読して、サム・ペキンパーとかマイク・ニコルズとか監督の名前をメモったり、「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンにしびれたり。映画だと、もっと後の話ですが、1996年にゴダールのリバイバルがあって、「ワン・プラス・ワン」を観て、60年代のローリング・ストーンズめっちゃカッコいいってなってる時に、カーティス・メイフィールドでソウルを、ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」のレコジャケでロックとサイケの融合などを感じたりして。あとは、ガス・ヴァン・サントとかジム・ジャームッシュとかの現代アメリカ流浪系も好きでした。

——同級生や友だちと映画や服の話はしなかったんですか。

伊賀:図書館とか本屋は一人で行ってましたけど、話す友だちはいましたよ。中学の同級生が新宿高校にいて、天文部に入ってるけど部活は全然やらず、いわゆる文化系リベラルな服好きなやつらが集まってたんです。そこでアントワープ6(アン・ドゥムルメステール、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、ダーク・ヴァン・セーヌ、ダーク・ビッケンバーグ、ドリス・ヴァン・ノッテン、マリナ・イー)の話をしたり、新宿昭和館で映画「トラック野郎」シリーズを観て、鈴木則文イズムについて語ったり。「仁義なき戦い」とか昭和の東映映画をバカにしてるやついるけどめっちゃおもろいじゃん、とか。

——その当時、同世代のカルチャーアイコン的な存在でグッときたのは?

伊賀:ちょっと上の世代のスターはケイト・モスですね。それまではナオミ・キャンベルとかクリステン・マクメナミーのような、ゴージャス系のスーパーモデルが中心にいたのに、グランジ繚乱の時代になって、ケイト・モスが出てきた。そこから写真家のデヴィッド・シムズとかコリーヌ・デイにハマって。いまだにコリーヌ・デイの写真集「Diary」は大事に持ってます。国内だと、雑誌は「CUTiE」一択、みたいな感じで、モデルは市川姉妹の全盛期、写真はホンマタカシ、漫画は岡崎京子。しばらくするとHIROMIXも出てきて、俺、同い年なんですけど、この人は天才だと思いました。もちろん、高橋恭司とか佐内正史の写真集も、なかなか買えないけど嶋田洋書とかリブロでずっと眺めてました。買うのは「CUTiE」と「週刊プロレス」、あと「危ない1号」とかのサブカル雑誌。自分では何もしてないのに、とにかく知識と自意識だけはパンパンで。このまま社会に出るのはまずいと思って、高校卒業した後は、猶予期間のつもりでエスモードに入った感じですね。

モンディーノとジュディ・ブレイムに憧れてスタイリストの道へ

——服飾専門学校のエスモードに進学したのは、デザイナー志望で?

伊賀:というより、なんとなくファッションの方向に進みたかった。高校の時にネオ・パンクのムーブメントがあって、ジャン・バプティスト・モンディーノの写真に、スタイリングがジュディ・ブレイム。これに強烈に憧れて。同時期に「スタジオ・ボイス」にスタイリストの水谷美香と写真家の七種諭が載っていて、なんちゅうカッコいいカップルなんだと思ったのと同時に、スタイリストという職業も知って。俺もこういう仕事したいと。

——入学したエスモードはどういう印象でした?

伊賀:まわりはみんなデザイナー志望だったので、絵はめちゃ上手だし、パターンも引けるし、ミシンも使えるし、最初これはまずいと思いましたね。ただ、授業以外の時間で同級生としゃべってると、いわゆるサブカルチャーの話題はあんま通じなくて。こっちは東映とウォン・カーウァイと平成ガメラとたけし映画と昭和プロレスと海外ボクシングとパワーポップと黄金期「ヤングマガジン」と「別冊宝島」と「狂い咲きサンダーロード」のゴッタ煮ですから(笑)。服好きだと思って、イヴ・サンローランがカトリーヌ・ドヌーヴに衣装を提供した映画「昼顔」の話をしても、みんな「???」って感じで。ただ、先生とは話が通じて。その先生には「あんた世の中なめ腐ってるから、社会の荒波に揉まれたほうがええわ(笑)」とか言われましたね。そんな時に、エスモード・パリ出身で、その時は日本でスタイリストをやっていた熊谷隆志さんと出会うんです。

——伊賀さんの師匠ですね。

伊賀:当時は熊谷隆志の存在も知らなかったんですけど、エスモードの卒業コレクションに熊谷さんが来たんです。上はサボタージュの硫酸ボロボロパーカーで、下はフレンチミリタリーの古着のパンツ、靴はワークブーツで、ガス・ヴァン・サント的な、汚いけどカッコいい服を着ていて、すげえいいなと思って。アシスタントの候補として先生に紹介してもらったら、熊谷さんも「やる気があるなら来るか」と言ってくれて、その日に学校やめて、2日後に熊谷さんのアシスタントとして仕事を手伝い始めました。

——行動力がハンパないですね。

伊賀:その時、熊谷さん26歳、俺19歳。お互い若かったので(笑)。最初の仕事は「ヤングサンデー」のグラビア。モデルは菅野美穂さんで、写真家は平間至さん。菅野美穂さんは当時、ドラマ「イグアナの娘」とかで大人気だったけど、俺としては「うおぉぉぉ! 『MOTOR DRIVE』の平間至じゃん!」「撮り方かっけー!!」みたいな(笑)。そこから3年間、リアルに休みなしでアシスタント稼業ぶっ続けです。

——過酷なアシスタント仕事の中でも、手応えはあった?

伊賀:どこの業界でも同じだと思いますが、アシスタントとしては優秀なのにスタイリストにはあんまり向いてなかったり、逆に、アシスタント仕事はダメダメなのにスタイリストになった途端バリバリ仕事できる、みたいなことはよくあって。俺はなぜかどっちもできたんですよ(笑)。アシスタントの3年間、いろんな人と服とか音楽とか映画の話をしていく中で、「お前ほんと洋服以外は詳しいな(笑)」って言ってもらうことも多くて。肉体的には死ぬほど辛かったけど、この世界でやっていけるかもって。何より、スタイリングは熊谷隆志、被写体は当時日本で一番カッコいい浅野忠信、写真はニューヨーク帰りでキレキレの若木信吾、みたいな仕事を毎日やっているのは超刺激的でした。直接仕事で関わらなくても、「ライド・ライド・ライド」の藤代冥砂が世界放浪の旅から帰ってくる話を聞いたり。まるで昭和の未知のプロレスラーみたいに(笑)。ILLDOZERとか「DUNE」の林文浩さんの一派、写真家の鈴木親さん、そういう自分が通ってこなかったザ・東京を感じる場面もたくさんあって。金はいつも1000円くらいしか持ってなかったけど(笑)、カッコいい大人たちに囲まれて、毎日めっちゃ楽しかった。

パリコレまんまのスタイリングと流行のサイクルに疑問

——そして22歳で独立。かなり若いですよね。

伊賀:若すぎますよね。でもそれはある日、師匠からガソリンスタンドで給油中に「お前、半年後に独立させっから」と、こちらを見ずに、前を向きながら言われて(笑)。映画みてえだな、と(笑)。あとから聞くと、「大介そろそろ独立させてみたら?」とか、まわりの先輩たちからの声もあったみたいです。それと、これは功罪あるんですけど、あの頃(1999年)、スタイリストのブームがあったんですよね。雑誌で私物を紹介したり。

——2000年頃、伊賀さんは雑誌に出まくってましたよね。

伊賀:アシスタントの途中から、ちょこちょこ取材みたいなものをしてもらって、小遣い稼ぎしたり。独立してからは、とにかく出まくってましたね。

——その当時のこと、今ではどう振り返りますか。

伊賀:うーん……核心ついてきますね(笑)。正直、若い時でよかったな、という。インターネットが未発達で、SNSがなかったのも超デカいです。あったら、いろいろな意味で恥ずかしすぎて、終わってっかなーと(笑)。20代前半だから、イキリまくって調子に乗ってたのも、なんとなく許されていたというか、ギリ若気の至りということになっているのかなと。いや、本人的には、本業はもちろん真面目にやってて、勢いはあったと思うんですが、あまりにも急速に立ち位置が変わりすぎましたね。キャラ化してしまったというか。

——街には伊賀さんの格好を真似した若者が溢れてましたからね。

伊賀:ネットがないので、タイムラグがあったのがおもろかったですよ。バンダナ流行らそうと思って雑誌で紹介したら、2週間くらい経ってほんとに流行ったり。

——独立してすぐに仕事は軌道に乗ったんですか。

伊賀:知識と理想のスタッフィングは溜め込んでいたので、こういうテンションでファッションページやりたいっていうネタは死ぬほどあったんです。雑誌の切り抜きとか、撮ってほしい写真家のリストもめちゃめちゃ作ってましたし。そういう意味では、いつでも来い!っていう感じではありました。

——伊賀さんが編集まで兼ねるようなページもあって、モデルもプロではなく友だちを呼んだりしていたんですよね。

伊賀:恵比寿の「みるく」に友だち集めてTシャツ着せて、ギャラは缶ビールだけ、みたいなことやってましたね。雑誌業界も元気あったので、エディトリアルはめっちゃ楽しかった。でも、雑誌のスタイリング仕事をメインにしてたのって、実際2年くらいなんですよね。しかも、22〜23歳のガキのやることなので、当然ファッションの本筋ではなく、ストリートファッションばっかり。なので、24歳くらいからはちゃんとパリコレ行こうと思って。最初は入場パスなんて持ってないから、知り合いについて行って忍び込む感じで潜入してました。

——パリコレに行くようになってからは、ハイファッションも手がけるように?

伊賀:触るには触りましたけど、結局のところはルーティン化してしまうという構造にガキなりに気付いて、疑問を抱いてしまったんですよね。本場の服がカッコいいのはたしかだけど、雑誌になると、モデルは外国人で、コレクションのルックそのままのスタイリングで、今シーズンはミリタリーです、みたいなことを発信し続けてるだけでいいのかなって。それでも、俺のことを知ってくれて好きになってくれた若い子は、その雑誌を見て必死にバイトして10万くらいする服を買うわけじゃないですか。なのに、半年後には次の流行がきて「もうそれはダサいです」って。これを一生やっていくのは俺にはキツイなと。あとは、日本の市場がなめられてるから自由にスタイリングできないのも問題で。イギリスとかなら自由に組み合わせできるのにな、とか切なくなったりして。

「ジョゼと虎と魚たち」のモッズコートは私物

——そうして徐々に雑誌のファッションシューティングからは遠ざかるようになり。

伊賀:ですね。あと、きっかけになったのは椎名林檎さん。雑誌で好きだ好きだ言ってたら本人から仕事が来て。最初は「真夜中は純潔」のミュージックビデオですね、2001年かな。

——あれ、でも「真夜中は純潔」のミュージックビデオはアニメーションですよね?

伊賀:そう、最初は林檎さん本人でスタイリングしてフィッティングまでしたんだけど、とある事情で、最終的にはアニメになったんです。なので、アニメのキャラクターが着ている服は、その時に俺が集めた衣装が元ネタになってます。とにかく林檎さん仕事から、また世界が拡張した感じがあるので、そこは今でもすごくエポックだったなーと思います。マジ感謝(笑)。

——初めて映画の衣装を手がけたのが、2003年公開の「ジョゼと虎と魚たち」ですね。

伊賀:当時イケイケだったアスミック・エースのプロデューサーの人から声かけてもらって。雑誌の「switch」とか「H」を読んでるような人に映画を観てほしいっていう戦略があったみたいですね。

——「ジョゼと虎と魚たち」で、主演の妻夫木聡が着ているモッズコートが伊賀大介のスタイリングだと知った時は、妙に納得しました。

伊賀:だって、あれ、俺の私物ですからね(笑)。俺がスタイリングしたのはメインキャストの3人だけだったんですが、それでも予算が全然なくて、買うものは池脇千鶴ちゃんのジョゼに全部突っ込んで、妻夫木君は俺の私服でなんとかするしかなかった。あと、当時は俺も25歳で若くてイカれてたので、くるりの「ばらの花」を延々リピートしながら、ジョゼと同じように自分の足を縛って、夜中に手作業でコート縫ったりして。だけど、映画にはダブルスタンバイというのが必要で、衣装は2着用意するのが普通なんですよ。そんな業界の常識も知らず、自信満々で自作のコラージュした手縫いのコートを現場に持って行ったら、「もう1着は?」とか言われて。あの時はシビれましたね。でも俺、怒られるのは嫌いじゃない、むしろ好きなんですよ。

——ラーメンズの衣装を手がけるようになるのも、この頃からですか?

伊賀:そうです。最初は、小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」(2003年)ですね。賢太郎さんに会ったのも林檎さんがきっかけ。「短篇キネマ 百色眼鏡」っていう短編映画の仕事をした時に、出演者として賢太郎さんがいて。映像は空き時間が長いから、そこでいっぱいしゃべって仲良くなって。その後、ラーメンズの舞台衣装を担当したりしているうちに、シス・カンパニーから依頼がきて、最初の舞台仕事は「ダム・ウェイター」(2004年)という作品です。それから、ほかの舞台の衣装も徐々にやるようになりました。映画とか舞台の現場はファッション業界の人たちとはノリも話題も違うので、それがめっちゃ新鮮でよかったですね。

あえてリアリズムを無視した「大豆田とわ子と三人の元夫」

——映画のスタイリングでは、どこに重きを置いていますか。

伊賀:やっぱり説得力ですよね。俳優が最初に服を着て登場した時に「あ、あいつだ」と思ってもらわないと始まらない。そのためには言葉が重要。50万円のコートを着せるにしても、1000円の古着にしても、説得力がないと。だから脚本は当然読み込みまくるし、監督とはとことん話し合うし、演じる俳優ともきちんと言葉を交わします。キャラクターについても、どの沿線に住んでいて、実家なのか一人暮らしなのか、裕福なのかバイト暮らしなのか、そういうディテールはめっちゃ考えます。

——2011年の映画「モテキ」も、伊賀さんの仕事が光ってました。

伊賀:映画の前に放送されたドラマ版でも大根(仁)さんから声かけてもらったんですけど、どうしてもスケジュールが合わなくて、できなかったんですよ。なので、ドラマ版は俺の元アシスタントがやることになって。優秀なやつなんですけど、主人公の藤本幸世がゆらゆら帝国のTシャツを着ていて、セリフでも「ずっと着てるんだ」って言ってるのに、そのTシャツがパリッとしていて。それがちょっと違うなと思ったんですよね。こういう映画こそ、ディテールが命なんだから、映画版は満を持して徹底してやりました。

——一方ドラマの場合は、映画と違って1時間×12話あったりするので、統一感が難しいのでは。

伊賀:ポーズ数が多いと、全部を買い取って直したりするのは難しいので、その都度リースしているとバラバラになっちゃうことはありますね。いつも同じ服ばっかり着てるキャラクターとかならまだしも。そういう意味では、逆に「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)は確実に狙いにいきました。散々リアリズムだとか言っておきながら、とわ子のスタイリングはファッションショーみたいになるように、あえて着替えまくる。それに、あの時はコロナ禍で、ネットショッピングくらいしかやることない時期だったので、せめてドラマでファッションを楽しんでほしかった。それで、とわ子(松たか子)のスタイリングはファッション畑で活躍している杉本(学子)さんと一緒に担当して、俺はかごめ(市川実日子)と元夫たちもスタイリングしました。

——服と着こなしを見ているだけでも楽しいドラマでした。

伊賀:なので「大豆田とわ子と三人の元夫」を観て、同じようなことをやってくださいって依頼してくる人がいたりするんですよ。あれは超イレギュラーで、あえて狙ってやってるんだから、普通のドラマであんなにファッショナブルで着替えまくってたらおかしいでしょ。だから、そういう仕事は断ったほうがいいよって、杉本さんにも伝えました(笑)。

——リアリティーを追求する上で、スタイリングをする対象が、伊賀さんのパーソナリティーに近かったり、あるいは友だちにいそうとかならまだしも、まったく関わりのない世界で生きているような人物だった場合は、どう衣装を考えるのでしょうか。

伊賀:もちろん関わりのない世界はあるけど、その世界自体は存在してるわけですよね。だったら、現実のどこかにはあるはずで、そいつが着てる服も存在する。だったら、行ける場所なら行ってみるし、何かしらの手がかりをもとにたどって当てるしかない。それこそ、今はインスタとかもあるし、どうにか当てられるもんですよ。でもそういう場合は、服だけ用意してもダメで、髪型とかメイクとか、振る舞いのテンションとかも重要なので、俳優部との共同作業になってきますよね。

——依頼が来たとして、伊賀さん的に「これは難しい」と思うスタイリングは?

伊賀:若いラッパーのクルーとかは難しいかも。仲間内だけのコードがあるし、そのへんじゃ売ってない友だちのブランドの服を着たりしてると、そもそも手に入らないですからね。でもそういう依頼が来たら、詳しい別の人に任せたり、本人たちの私服を借りたりするかな。「あんなやついねーよ」とか言われたら、本気でやっている人たちに失礼になっちゃうので。

——それと、服って単体ではなく、「着こなし」のほうがむしろ重要だったりもしますよね。

伊賀:それはめっちゃあります。例えば、カッコいいポートレートを撮る仕事で、こっちも本気で服を選んでいったとしても、モデルが現場に着てきた私服のほうがいいと思ったら、その服で撮影してもらうのもスタイリストの仕事ですからね。あとは、スタイリングによって、雑誌の表紙一発で「いいじゃん!」ってなるような、パラダイムシフトが起きる瞬間がある。そういう仕事を見るとハッとしますよね。

50歳を前に実現したヴィム・ヴェンダースとの仕事

——中年についてよく言われる、もうやり切った、飽きてきた、みたいなことはないですか?

伊賀:そういうのはないですね。ただ、映画「PERFECT DAYS」でヴィム・ヴェンダースと仕事した時は「50歳を前に、ここに来たか」とは思いました(笑)。趣向としてはポン・ジュノのほうがまだ近いと思ってるんで。でもこれも不思議な縁で、俺が担当した日本の映画を観てとかじゃなく、ヴィム・ヴェンダースが細田守監督とか日本のアニメ映画を観ていて、俺も「おおかみこどもの雨と雪」とかを担当していたので、アニメのスタイリングやってるならおもしろそうじゃんってところからアサインしてもらったみたいなんですよね。

——ここ何年かで、仕事のフェーズが変わってきたりとかはありますか?

伊賀:基本はないですけど、広告の仕事が増えてきたっていうのはあるかな。きれいごと半分で言いますけど、広告はただカッコいいだけじゃダメで、膨大な時間と人とお金を注ぎ込んで作り上げているものだから、よりチームの一員になることが大事っていうか。だいぶ大人になった感じ(笑)。

——伊賀さんは後進の育成もしてますよね。

伊賀:元アシスタントたちは、みんなちゃんと独立して、売れっ子ですよ。広告で幅を利かせている杉山まゆみ、SHISHAMOのミュージックビデオとかやってる森川雅代、小演劇界を牛耳る髙木阿友子、「花束みたいな恋をした」とかやった立花文乃、舞台版「千と千尋の神隠し」とかで世界にいった中原幸子、あのちゃんのスタイリングやりまくってる神田百実。全員がちょっとずつ俺の遺伝子を受け継いで、違うジャンルで食い合わずに活躍していて、うれしいですね。

——では最後に。日本のファッションブランドで、いいなと思うデザイナーはいますか。

伊賀:「オーラリー(AURALEE)」とかは的確だなと思いますよ。とどのつまり、川久保玲が一番すごいじゃん的な、みんなが「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」最強説の呪縛を越えられなかったところに、カマさないまま別ルートで上り詰めた感じ。映画監督でいうと、黒澤明、溝口健二、木下恵介、小津安二郎という四天王の影響がいまだに残っているところに、令和に別角度から濱口竜介がやって来た、みたいな。40年の歳月がかかって、やっと時代が変わったというか。だって「オーラリー」は、日本人が着ても欧米人が着ても同じくらいカッコよく着こなせると思います。カラフルだし。しかもこの先10年とか20年経って、「オーラリー」の服が古着として出回る世界線まで想像できる。親父が着てたのを息子が着るとかね。まぁでも川久保玲はマジで偉大だと思います。あれをビジネスとして成功させたってことも含め。そういう意味では、マーク・ジェイコブスもかなりすごい。って、あんまりしないけど、こういう本流のファッションの話も一応はできるんですよ(笑)。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

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「ナイキ」が新作シューズ“ショックス Z”を10月2日に発売 さまざまなシーンに対応する洗練された一足

「ナイキ(NIKE)」は10月2日、ミニマルながら存在感のある新作シューズ “ナイキ ショックス Z”(1万8700円)を「ナイキ」オンラインおよび一部の「ナイキ」販売店で発売する。

本モデルは、2000年代初頭に賛否両論を巻き起こした初期モデルのDNAを受け継ぎつつ、予定調和を崩すデザインで新しいスタイルを提案する一足。リード・デザイナーのカルロス・エスコバルは、“ショックス Z”のデザインについて、「パーティーや街中など、さまざまなシーンで快適に履けるシルエットを目指した。スポーティーすぎず、スタイリッシュすぎず、どんなコーディネートにも合わせやすいシューズ」と語る。

高さを抑えた設計は屈曲性に優れ、ショックスならではのエネルギーを一日中感じられる快適な履き心地を提供。シャープで細身のデザインと、初期のショックス ランニング シューズから着想を得た遊び心のあるスタイルを融合させている。タン部分に施されたジュエル仕上げの「Z」ロゴが上品なアクセントを添え、優れた耐久性とグリップ力を誇る革新的なアウトソールによって、日常生活のあらゆるシーンに対応する。

アイテム画像

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「センサイ」の最高峰シリーズ“UTM”からハリのあるシルクスキンへ導く美容液が登場 シリーズアイテムを詰め込んだ限定セットも

カネボウ化粧品グローバルプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」は10月1日、同ブランド最高峰の“UTM”シリーズからハリのあるシルクスキンへ導く美容液“センサイ UTM ザ コンセントレート N”(30mL、8万2500円/リフィル、30mL、7万4250円)を発売する。また、“UTM”シリーズの化粧水、クリーム、マスクをセットにした“センサイ UTM ザ クリーム N リミテッドエディション a”(9万90円)も同日数量限定で発売する。

「センサイ」のエイジングケア研究から得た発想と研究知見を注ぎ込んだ美容液

“センサイ UTM ザ コンセントレート N”は、高純度植物エキスを配合した「センサイ」のエイジングケア研究から得た発想と研究知見を注ぎ込んだ美容液だ。小石丸シルクの恵みを活かした“UTM“シリーズ共通のテクノロジーに加え、肌あたりの良さと高い潤いを目指したコクーン膜技術を搭載した。

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【2025年クリスマス】「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のテーマは“魅惑のカカオポッド” 日本初登場のトリュフや限定アフタヌーンティーなど

フランス・パリ発のチョコレート専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス(LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE)」は11月15日から12月25日まで、2025年クリスマスコレクションを数量限定で販売する。全国の直営店とオンラインブティックで取り扱う。オンラインブティックは10月15日から“カランドリエ・ド・ラヴァン”のみ、直営店では11月1日から予約の受け付けを開始する。

今年のテーマは“魅惑のカカオポッド(チョコレートの原料となるカカオ豆が入っている、カカオの樹のラグビーボールのような形をした実)”。アドベントカレンダー“カランドリエ・ド・ラヴァン”(1万1880円)やクリスマスクラッカー“クラッカー・シュープリーズ”(3240円)などに、カカオポッドやクリスマスモチーフのショコラを詰め込んだ。

日本初登場のトリュフや限定製品

日本で初めて登場する“トリュフ”(2種8個詰め合わせ、4428円)は、ガナッシュをショコラでコーティングし、カカオパウダーをまとわせた。ペルー産カカオのショコラノワールを使用した“トリュフ・ガナッシュ・オリジン”と、香り高いバニラを使用した濃厚な風味の“トリュフ・ガナッシュ・ヴァニーユ”を用意。口に入れた瞬間、パリッとした歯応えと滑らかな口溶けが広がる。

ソリのレリーフをデザインした六角形のキャンディボックスをイメージしたショコラ“ボンボニエール・ド・ノエル”(1万4040円)は店舗限定で用意。同製品の主役は、工房自慢のプラリネだ。ショコラでできたボックスの中に、ココナッツのプラリネを入れた“ミニカボス”や、イタリア産ヘーゼルナッツとフルール・ド・セルのプラリネを入れた“クマ”、カカオニブのプラリネを入れた“ツリー”のショコラを詰め込んだ。

またオンラインブティック限定で、“ペピットウルソン”(2種6個詰め合わせ、3672円)が登場する。幾何学デザインのクマを描いたショコラの中に、東京工房で作ったザクザク食感のプラリネを入れた。カカオ75%オリジナルブレンドのショコラにはピスタチオのプラリネを、マダガスカル産カカオ45%のショコラにはヘーゼルナッツのプラリネを採用した。

日本限定の“シュトーレン”(3996円)は、コルシカ島産オレンジとレモンのコンフィ、香ばしいアーモンドやドライフルーツなどをたっぷり混ぜ込み焼き上げた。カカオ75%ショコラと45%ショコラでコーティングし、同ブランドならではの味わいに仕上げた。

クリスマス限定パッケージには、冬の夜空をイメージしたブルーのキャンバスにサンタクロースやトナカイたちがクリスマスの準備をする様子を描き、華やかな季節の物語を彩った。

クリスマス限定アフタヌーンティー

11月27日から12月25日まで、クリスマス限定のアフタヌーンティー“ル・グテ・ド・ノエル”(価格未定)を東京工房限定で提供する。ヒイラギの葉をかたどって焼き上げたショコラコーティングの“ピスタチオサブレ”や、クリスマスリースのような“ビスキュイ・ショコラ・フランボワーズ”、ふんわり焼き上げたチーズ風味の“プレッツェル”、口に入れた途端に溶けるような焼き立ての“タルト・スフレ・ショコラ&マロン”、クリスマス限定の“ボンボン・ショコラ”など全12種のクリエイションを楽しめる。

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」とは

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、フランス料理シェフのアラン・デュカス(Alain Ducasse)が手掛けるショコラ専門店。世界各地からカカオ豆を厳選し、カカオ豆の焙煎からショコラができるまでの全工程を、伝統製法を用いてパリと東京の工房で製造する。パリの中心、バスティーユ地区に1号店をオープンし、18年3月にはフランス以外で初のショコラ工房を東京・日本橋にオープンした。現在は国内6カ所(東京工房、日本橋高島屋、大丸心斎橋、羽田空港、渋谷スクランブルスクエア、ジェイアール名古屋タカシマヤ)のブティックとオンラインブティックで販売。東京工房と渋谷スクランブルスクエア、大丸心斎橋にはイートインスペースも設けている。

24年10月には、姉妹ブランドのビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス(LE BISCUIT ALAIN DUCASSE)」を日本橋にオープンし、その後渋谷スクランブルスクエア、羽田空港、大丸心斎橋でも展開している。

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【2025年クリスマスコフレ】「ニールズヤードレメディーズ」はウィリアム・モリス「モリス&コー」とのコラボセット3種を用意

「ニールズヤード レメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は10月31日から、19世紀のイギリスを代表するテキスタイルデザイナーのウィリアム・モリス(William Morris)が設立した「モリス&コー(MORRIS & CO.)」とコラボレーションしたホリデーコレクション3種を数量限定で発売する。ショップでは10月1日から、公式オンラインショップでは10月8日から予約受け付けを行う。本コレクションはリユース可能なボックスにMorris & Co.を代表するデザイン「ゴールデンリリー」を採用した。コレクションの最上位に位置する“フランキンセンス インテンス リフトコレクション”(2万9700円)はブランド最高峰のエイジングケアシリーズである“フランキンセンス インテンス リフト”の高機能化粧水とクリームの現品に、今夏発売のクレンジングのミニサイズを加えたほか、神秘的な香りのフランキンセンスのパルファンを付けている。

フランキンセンスやローズを楽しむ贅沢なギフトコレクション

ほか、日・英ベストコスメ14冠を獲得した集中保湿クリームとベストセラー化粧水、手肌をなめらかに整えるハンドセラムを組み合わせた“フランキンセンス リジュビネイト コレクション”(2万1230円)、世界各国でベストセラーとなったビューティバームを中心に、人気の化粧水とボディーローションをセットにした“ワイルドローズ ラディアンス コレクション”(1万6500円)も用意している。

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「パット マクグラス ラボ」×「ラブクロム」 アイコニックなアイシャドウ“ゴールド001”の10周年を記念した限定モデルが米国限定で登場

美髪コームなどのヘアケア製品を取り扱うブランド「ラブクロム(LOVE CHROME)」は、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛けるメイクアップブランド「パット マクグラス ラボ(PAT MCGRATH LABS)」とコラボレーションした限定アイテムを米国限定で発売した。ラインアップは全2種で、価格は各175ドル。「パット マクグラス ラボ」公式オンラインストア(米国限定)とバーグドルフ・グッドマンで取り扱い中だ。なお、日本国内での販売予定はない。

“ゴールド001”を象徴するゴールドカラーの特別仕様

同企画は、「パット マクグラス ラボ」のアイコニックなアイシャドウシリーズ“ゴールド001”の誕生10周年を記念したもので、パットの周年プロジェクトである“ゴールデン ラグジュアリー ボルト”の一環として展開。「ラブクロム」を代表する“K24GPツキ ゴールド”と“K24GPウエービーツキ ゴールド”に「パット マクグラス ラボ」のロゴを施し、日本の繊細な技術と美しさを表現する造形にこだわった紙製パッケージに包まれた、特別仕様に仕上げた。24金を含む滑らかなコーティングと髪を労わり艶やかに仕上げる「ラブクロム」の技術に“ゴールド 001”を象徴するゴールドカラーを重ねた特別モデルがアニバーサリーを彩る。

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ヘイリー・ビーバーのD2Cブランド「ロード」、北米セフォラで記録的なスタート

モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛けるビューティブランド「ロード(RHODE)」が、9月4日に北米セフォラ(SEPHORA)で販売を開始し記録的な売り上げを上げている。同ブランドは2022年に創設。SNSで話題を呼びファンを拡大。3月31日までの12カ月間で2億1200万ドル(約3137億円)の売り上げを記録したと報じられており、D2Cブランドとしては異例の規模だ。5月にはイー・エル・エフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)が10億ドル(約1480億円)で買収した。セフォラへの進出は、同小売店にとって過去最大規模のブランドローンチとして注目を集めた。

市場調査会社イーピットデータ(YIPITDATA)によると、「ロード」は販売開始から2日間で売り上げが1000万ドル(約14億円)を突破。「ロード」によれば、同小売店における過去最大のブランドローンチ記録を2.5倍上回り、「ロード」製品は約3秒に1個売れた計算になる。今回のセフォラへの展開は、「ロード」にとって初めての小売りチャネル進出となる。セフォラでは現在、全ラインアップを取り扱う。価格は、爆発的にヒットした“ペプチド リップ トリートメント”および“ティント”が20ドル(約2900円)、集中保湿アイテムの“バリア バター インテンシブ モイスチャー バーム”が36ドル(約5300円)。その他にクリームチークの“ポケット ブラッシュ”、リップライナー“リップ シェイプ”、フェイシャルエッセンス“グレイジング ミルク”、新作の保湿フェイススプレー“グレイジング ミスト”などを販売する。

ヘイリーは先月「WWD」のインタビューで「今はセフォラにフォーカスしている。まずは様子を見ると言おうとしたが、小売りの世界に真っ向から飛び込みたい」と語っていた。イーピットデータによると、「ロード」は発売初日に北米セフォラのオンライン売り上げの35%以上を占め、その後も9月10日時点で約5%を維持している。1〜8月にかけてセフォラで「ロード」を購入した消費者が他に選んだブランドは、「サマーフライデイズ(SUMMER FRIDAYS)」が約10%でトップ。続いてセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」「ディオール)(DIOR)」「フーダ ビューティ(HUDA BEAUTY)」「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」「ラネージュ(LANEIGE)」「コーダリー(CAUDALIE)」「パトリック タ(PATRICK TA)」と続く。これらのブランドの多くはセフォラ限定販売か、インフルエンサーやセレブリティ発のブランドだ。また、インフルエンサー・マーケティング・プラットフォームのクリエイターIQによると、「ロード」は今年に入ってから毎月、アーンドメディアバリュー(獲得メディア価値)においてスキンケアブランドで1位を維持。SNS戦略とスター創業者がそれを後押ししている。

今回のセフォラ進出は、イー・エル・エフ ビューティにとって初の提携ではない。同社の旗艦ビューティブランド「イー・エル・エフ」は、昨秋ローンチしたセフォラ メキシコでトップ3ブランドに入り、現在はセフォラ中東での展開を拡大中だ。また、同社の別ブランド「ナチュリウム(NATURIUM)」はまもなくセフォラ オーストラリアに進出する予定だ。

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Stray Kidsを起用した「ビオレUV」のグローバルキャンペーン第3弾 抽選で限定グッズをプレゼント

花王の日焼け止めブランド「ビオレUV(BIORE UV)」は10月1日から、K-POPボーイズグループのストレイキッズ(Stray Kids)を起用した、ブランド初のグローバルキャンペーン“サンライト ウィズ ユア スポットライト”の第3弾として、ストレイキッズの限定グッズが当たるキャンペーンを実施する。

フォトステッカーとオリジナルステッカーが当たるキャンペーン

同キャンペーンは、「ビオレUV」の製品を税込1500円以上購入したレシートを1口として応募が可能。抽選で1500人に“ビオレUV×ストレイキッズ 限定グッズ”を進呈する。10月1日から11月30日までをレシート対象期間、応募締め切りを12月7日とする。

特設サイト

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「ラッシュ」がアニメ「スクービー・ドゥー」とコラボ バスボムやアイパックなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は10月2日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ(WARNER BROS. DISCOVERY GLOBAL CONSUMER PRODUCTS)とタッグを組み、半世紀以上にわたり愛され続ける米国アニメ「スクービー・ドゥー(Scooby-Doo)」とのコラボレーションアイテム全7種を発売する。全国31店舗と公式オンラインストアで展開し、公式アプリでは9月29日から先行発売を開始する。価格は800〜6930円。

日本では「弱虫クルッパー」の名で放送されていたこともある同作は、「チキチキマシン猛レース」「新トムとジェリー」などを手がけたハンナ・バーベラ・プロダクションによるアニメ。臆病な大型犬のスクービー・ドゥー、スクービーの飼い主であり親友のシャギーたちとミステリー社を結成して各地を旅し、行く先々で怪奇事件を解決するという内容。今回のコレクションでは作品の世界観を「ラッシュ」の創造性とハンドメイド技術で表現した。

バスタイムを特別なひとときに変える7つのアイテム

アイテムはバスボム2種、シャワージェル2種、ボディースプレー1種、アイパック1種、サンドリー1種で、スクービー・スナックを思わせる自家製レモンクランブル・ビスケットを再現した新作フレグランスで構成した。バスボムはライムが香る“スクービー・ドゥー”(1200円)、ベルガモットやネロリの晴れやかな香りに包まれる“ミステリーマシーン”(1300円)、シャワージェルは“ズィンクス!”(240g、2200円)と、バニラのあたたかさにシナモンのスパイス、爽やかなシトラスが香る“ミステリーインク”(100g、1870円/250g、3730円/500g、6150円)をラインアップする。

ほか、キュウリとカモミールウォーターの潤いと清涼感で目元に安らぎを与えるアイパック“マイグラッシーズ!”(1600円)、ブランドのアイテムを詰め込んだサンドリーボックス“ミステリーマシーン サンドリーボックス”(800円)も用意。クッキーをイメージした香りのボディースプレー“スクービー・スナック ボディースプレー”(200mL、6930円)は10月中旬の発売開始を予定している。

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「ラッシュ」がアニメ「スクービー・ドゥー」とコラボ バスボムやアイパックなど全7種を発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は10月2日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ(WARNER BROS. DISCOVERY GLOBAL CONSUMER PRODUCTS)とタッグを組み、半世紀以上にわたり愛され続ける米国アニメ「スクービー・ドゥー(Scooby-Doo)」とのコラボレーションアイテム全7種を発売する。全国31店舗と公式オンラインストアで展開し、公式アプリでは9月29日から先行発売を開始する。価格は800〜6930円。

日本では「弱虫クルッパー」の名で放送されていたこともある同作は、「チキチキマシン猛レース」「新トムとジェリー」などを手がけたハンナ・バーベラ・プロダクションによるアニメ。臆病な大型犬のスクービー・ドゥー、スクービーの飼い主であり親友のシャギーたちとミステリー社を結成して各地を旅し、行く先々で怪奇事件を解決するという内容。今回のコレクションでは作品の世界観を「ラッシュ」の創造性とハンドメイド技術で表現した。

バスタイムを特別なひとときに変える7つのアイテム

アイテムはバスボム2種、シャワージェル2種、ボディースプレー1種、アイパック1種、サンドリー1種で、スクービー・スナックを思わせる自家製レモンクランブル・ビスケットを再現した新作フレグランスで構成した。バスボムはライムが香る“スクービー・ドゥー”(1200円)、ベルガモットやネロリの晴れやかな香りに包まれる“ミステリーマシーン”(1300円)、シャワージェルは“ズィンクス!”(240g、2200円)と、バニラのあたたかさにシナモンのスパイス、爽やかなシトラスが香る“ミステリーインク”(100g、1870円/250g、3730円/500g、6150円)をラインアップする。

ほか、キュウリとカモミールウォーターの潤いと清涼感で目元に安らぎを与えるアイパック“マイグラッシーズ!”(1600円)、ブランドのアイテムを詰め込んだサンドリーボックス“ミステリーマシーン サンドリーボックス”(800円)も用意。クッキーをイメージした香りのボディースプレー“スクービー・スナック ボディースプレー”(200mL、6930円)は10月中旬の発売開始を予定している。

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2025年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はモード・アパトーに決定

「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2025年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に俳優で映画監督、ライターとしても活動するモード・アパトー(Maude Apatow)を選出した。

同アワードは、名誉ある功績を残した表現者に贈られる賞で、今年で開催20周年を迎える。アパトーは11月6日に行われる25年WIFオーナーズ(2025 WIF Honors)で賞を授与される予定だ。

「モード・アパトーを25年WIFマックスマーラの“未来を象徴する顔“に選出できることを誇りに思います。彼女の多彩な才能、独自のスタイル、鋭いビジネスセンスは、まさに『マックスマーラ』のDNAを体現しています」と、創業者アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)の孫娘であり「マックスマーラ」グループ取締役会のメンバー、マリア・ジュリア・プレツィオーゾ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)は述べた。さらに彼女は「25年は、この栄誉ある賞が20周年を迎える重要な節目です。WIFとの長年にわたる貴重なパートナーシップを通じて、今後も卓越した女性たちの才能を称える取り組みを継続していきます。アパトーを『マックスマーラ』ファミリーに迎えられることを、この上なく嬉しく思います」と付け加えた。

アパトーは、全米のティーンを中心に話題を集めたHBOドラマ「ユーフォリア(Euphoria)」で レクシー・ハワード役を演じ、一躍その名を轟かせた。同作は2022年にエミー賞を受賞し、26年にはシーズン3が放映される。

WIFの最高経営責任者キルステン・シェーファー(Kirsten Schaffer)はアパトーの受賞について、「この賞は今年で20周年を迎えますが、そのレガシーを継承するにふさわしい、これほどまでに新鮮な活気を呼び覚ます“ライジングスター(新星)”はモード・アパトー以外に考えられません」と述べた。「アパトーは最近、映画・テレビ制作会社の『ジュエルボックス ピクチャーズ』を立ち上げ、映画監督デビューを果たしたばかり。起業家としてのビジョンを持つ彼女は、自らのクリエイティブな視野を広げるとともに、より多くの女性がメディア業界でリーダーシップを発揮できるよう精力的に活動しています。『マックスマーラ』との20年にわたる意義あるパートナーシップに深く感謝するとともに、アパトーのような卓越した才能を称え、共にこの節目を祝えることを大変嬉しく思います」と続けた。

「ジュエルボックス ピクチャーズ」は、24年にアパトーが長年のクリエイティブパートナーであるオリビア・ローゼンブルーム(Olivia Rosenbloom)と共に設立した映画・テレビ制作会社。同社が手掛けた最初のプロジェクトである「ポエティック・ライセンス」は、アパトウの長編映画監督デビュー作となり、今月初めにトロント国際映画祭で初上映された。

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2025年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はモード・アパトーに決定

「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2025年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に俳優で映画監督、ライターとしても活動するモード・アパトー(Maude Apatow)を選出した。

同アワードは、名誉ある功績を残した表現者に贈られる賞で、今年で開催20周年を迎える。アパトーは11月6日に行われる25年WIFオーナーズ(2025 WIF Honors)で賞を授与される予定だ。

「モード・アパトーを25年WIFマックスマーラの“未来を象徴する顔“に選出できることを誇りに思います。彼女の多彩な才能、独自のスタイル、鋭いビジネスセンスは、まさに『マックスマーラ』のDNAを体現しています」と、創業者アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)の孫娘であり「マックスマーラ」グループ取締役会のメンバー、マリア・ジュリア・プレツィオーゾ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)は述べた。さらに彼女は「25年は、この栄誉ある賞が20周年を迎える重要な節目です。WIFとの長年にわたる貴重なパートナーシップを通じて、今後も卓越した女性たちの才能を称える取り組みを継続していきます。アパトーを『マックスマーラ』ファミリーに迎えられることを、この上なく嬉しく思います」と付け加えた。

アパトーは、全米のティーンを中心に話題を集めたHBOドラマ「ユーフォリア(Euphoria)」で レクシー・ハワード役を演じ、一躍その名を轟かせた。同作は2022年にエミー賞を受賞し、26年にはシーズン3が放映される。

WIFの最高経営責任者キルステン・シェーファー(Kirsten Schaffer)はアパトーの受賞について、「この賞は今年で20周年を迎えますが、そのレガシーを継承するにふさわしい、これほどまでに新鮮な活気を呼び覚ます“ライジングスター(新星)”はモード・アパトー以外に考えられません」と述べた。「アパトーは最近、映画・テレビ制作会社の『ジュエルボックス ピクチャーズ』を立ち上げ、映画監督デビューを果たしたばかり。起業家としてのビジョンを持つ彼女は、自らのクリエイティブな視野を広げるとともに、より多くの女性がメディア業界でリーダーシップを発揮できるよう精力的に活動しています。『マックスマーラ』との20年にわたる意義あるパートナーシップに深く感謝するとともに、アパトーのような卓越した才能を称え、共にこの節目を祝えることを大変嬉しく思います」と続けた。

「ジュエルボックス ピクチャーズ」は、24年にアパトーが長年のクリエイティブパートナーであるオリビア・ローゼンブルーム(Olivia Rosenbloom)と共に設立した映画・テレビ制作会社。同社が手掛けた最初のプロジェクトである「ポエティック・ライセンス」は、アパトウの長編映画監督デビュー作となり、今月初めにトロント国際映画祭で初上映された。

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エスティ ローダー、異業種からエグゼクティブ・バイスプレジデント就任で新体制始動へ

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)は、10月1日付でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・リサーチ&イノベーション・オフィサーに米飲料・食品大手ペプシコ(PEPSICO)でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・サイエンス・オフィサーを務めたルネ・ラマース氏(Rene Lammers)が就任する。同氏はステファン・ド・ラ・ファヴリー(Stephane de La Faverie)最高経営責任者(CEO)の直属となる。

ラマース氏はペプシコでグローバルの研究開発(R&D)を統括していた経歴を持つ。ペプシコ入社以前はユニリーバ(UNILEVER)でパーソナルケアやホームケア、ランドリー領域の技術開発をリードする上級職を歴任した。チーフ・リサーチ&イノベーション・オフィサーとしてラマース氏は、ELCのグローバルR&Dを率い、製品および臨床研究、研究成果の発信、薬事戦略、先端技術開発などを統括する。また世界各地のR&D・イノベーションセンターを監督し、需要の高いサブカテゴリーで迅速かつトレンドに沿った製品開発を推進する。

異業種登用でイノベーションを強化

ド・ラ・ファヴリーCEOは、従来の枠にとらわれない人材登用を続けており、過去にはネスレ(NESTLE)出身のオード・ガンドン(Aude Gandon)氏をチーフ・デジタル&マーケティング・オフィサーに起用している。「ルネは卓越したイノベイティブなリーダーであり、深い科学的知見、グローバルな視野、最先端の製品開発への情熱を兼ね備えている。当社が研究・イノベーションのあり方を変革し、消費者中心の戦略により一層沿うために不可欠な存在だ。イノベーションの創出は、当社の戦略ビジョンである“ビューティ・リイマジンド(Beauty Reimagined)”の核を成す。ルネのリーダーシップの下、より画期的な新製品や、トレンドを捉えたイノベーションをプレステージ市場の各価格帯で迅速に届ける能力を高める」とコメント。

今回の人事で「新体制が完成」

イノベーションの強化とスピード向上は、ド・ラ・ファヴリーCEOが掲げる成長戦略の柱だ。アナリストたちはこれまで、同社に目新しさや革新的な製品が不足していたことが成長の妨げになっていると指摘していた。今回のラマース氏の就任により、ド・ラ・ファヴリーCEOの経営チームは完成する。これまでにジェーン・ハーツマーク・ヒュディス(Jane Hertzmark Hudis)氏がエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・ブランド・オフィサー、タラ・サイモン(Tara Simon)氏がアメリカ地域プレジデント、アンバー・イングリッシュ(Amber English)氏がアメリカ地域デジタル&オンライン・プレジデントとして加わっている。ド・ラ・ファヴリーCEO「この人事により、私のエグゼクティブチームはついに完成し、次の成長と変革の章に向けた体制が整った」と述べている。

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「ミルフィー」が「おしゃれキャット」マリーをデザインした“猫つながり”の限定アイテム 渋谷ロフトでポップアップも開催

肉球モチーフのアイシャドウなどを発売するコスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、ディズニー映画「おしゃれキャット」のマリーをモチーフにした“猫つながり”な限定パッケージアイテムを発売した。ラインアップは“マイキティアイパレットディズニーマリー限定パッケージ”(全3色、各1760円)と“ミャオパウズアイシャドウパレット"ディズニーマリー限定パッケージ”(全3色、各1760円)の2製品で、作品の世界観を表現したデザインに仕上げている。また、10月1日から9日まで渋谷ロフト2階でポップアップを開催。これら限定パッケージを中心とした幅広い製品を販売するほか、購入者特典も用意する。

肉球モチーフのアイシャドウにもマリーをデザイン

4色アイパレット“マイキティアイパレット”の限定デザインはM02 ラグドール、M05 サイベリアン、M08 お姫様キャットの3種で、パッケージデザインはそれぞれ異なるマリーを描いた。肉球型のケースが目を引く“ミャオパウズアイシャドウパレット”は、M03ツンデレ、M05アイドル、M08おしゃれの3色をそろえた。

購入者特典でカプセルトイ企画も

渋谷ロフトで行うポップアップでは、限定パッケージ製品のほか、「ミルフィー」やライフスタイルブランド「メゾンドミルフィー(MAISON DE MILLEFEE)」のアイテムを販売する。また、購入者限定の特典として、1点以上の購入で“ミニマシュマロパフ”を進呈。2640円以上購入するとカプセルトイイベントに参加でき、“リボンスマホグリップ”“オリジナル巾着”“ミャオパウズアイシャドウパレットミニキーホルダー”のいずれかが当たる。ほか、4400円以上の購入で“シリコンブラシS”をプレゼントする。

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「トーガ」が「アシックス」と初コラボ 機能性とデザイン性を掛け合わせたコラボならではの一足

「トーガ(TOGA)」は10月3日、「アシックス(ASICS)」との初のコラボレーションアイテム“ゲル キュムラス 16 TG”(全3色、各3万7400円)の先行販売を行う。先行販売は、「トーガ」原宿店、青山店、金沢店および公式オンラインストアで受け付ける。また、“ブラウン”は「トーガ」原宿店、青山店、金沢店および公式オンラインストアと「アシックス」フラッグシップ ハラジュク、「アシックス」公式オンラインストアでのみ取り扱う。

“ゲル キュムラス 16”をベースに「トーガ」らしさをプラス

同アイテムは、「アシックス」の“ゲル キュムラス 16”をベースに両者の企画チームが2年の歳月をかけてデザインした。“ゲル キュムラス 16”の持つ機能性を維持しながら、「トーガ」のエレメントであるウェスタンディテール、スターメタルが加わった特別なアイテムに仕上げた。

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【2025年秋コスメ】「アイプチ」の“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”におとぎ話にインスパイアした秋の限定色が登場

「アイプチ(EYEPUTTI)」は10月10日、カールキープ力の高さとにじみにくさを追求した“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”から秋の限定色“ドリーミーグレージュ”を発売する。価格は1320円。全国のバラエティーストアおよびイミュ公式オンラインストアで数量限定で取り扱う。

3色のパール配合で異なる2つの印象を演出

同アイテムは、“ときめきを詰め込んだおとぎ話”をテーマに、昔出会った絵本のようにどこか懐かしくて夢のような煌めき感を表現した。ブラウンの優しさとグレージュの洗練を掛け合わせたブラウン系グレージュをベースカラーに採用し、黒よりも柔らかく、抜け感を与えながらグレージュ特有の白ぐすみを防ぎ、まつ毛を引き立てる。

また、シルバーと赤、青の大粒の パールをブレンドし、光の当たる量によって室内ではシルバーパールがかすかな光を集めて、透明感のある深みグレージュに仕上げ、自然光の下では、ほんのり紫のニュアンスが加わり抜け感と温もりを演出する。

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【2025年秋コスメ】「アイプチ」の“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”におとぎ話にインスパイアした秋の限定色が登場

「アイプチ(EYEPUTTI)」は10月10日、カールキープ力の高さとにじみにくさを追求した“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”から秋の限定色“ドリーミーグレージュ”を発売する。価格は1320円。全国のバラエティーストアおよびイミュ公式オンラインストアで数量限定で取り扱う。

3色のパール配合で異なる2つの印象を演出

同アイテムは、“ときめきを詰め込んだおとぎ話”をテーマに、昔出会った絵本のようにどこか懐かしくて夢のような煌めき感を表現した。ブラウンの優しさとグレージュの洗練を掛け合わせたブラウン系グレージュをベースカラーに採用し、黒よりも柔らかく、抜け感を与えながらグレージュ特有の白ぐすみを防ぎ、まつ毛を引き立てる。

また、シルバーと赤、青の大粒の パールをブレンドし、光の当たる量によって室内ではシルバーパールがかすかな光を集めて、透明感のある深みグレージュに仕上げ、自然光の下では、ほんのり紫のニュアンスが加わり抜け感と温もりを演出する。

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【2025年クリスマスコフレ】「タッチャ」は金箔入りのリップマスクを限定発売

サンフランシスコ発のスキンケアブランド「タッチャ(TATCHA)」は11月5日、ベストセラーの“キッス リップマスク”から、金箔がきらめく限定色“ゴールドリーフ”(3630円)を発売する。10月1日にアットコスメ オーサカ(@COSME OSAKA)で、10月25日にアットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)で先行販売を行う。

同製品は、米発酵液やオキナワモズクエキスを配合したブランド独自の美肌発酵成分“HADASEI−3”に、椿油やトウニンエキスをブレンドしたリップマスクだ。濃密な保湿感でありながらもとろけるようなテクスチャーで、潤いあふれる滑らかな唇へと導く。

ブランド誕生15周年を記念して誕生した限定色“ゴールドリーフ”は、日本の職人によって作られた23Kの金箔を使用した限定色。ほんのりと色づく繊細な輝きは、単品でも重ね使いでも上品な印象に仕上がり、日常に華やかさを添える。

パッケージもホリデーらしい特別仕様に。帯留めに着想したふたはスパチュラを収納できる仕様で、日本の美しさと機能性を両立した。

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【2025年クリスマスコフレ】「タッチャ」は金箔入りのリップマスクを限定発売

サンフランシスコ発のスキンケアブランド「タッチャ(TATCHA)」は11月5日、ベストセラーの“キッス リップマスク”から、金箔がきらめく限定色“ゴールドリーフ”(3630円)を発売する。10月1日にアットコスメ オーサカ(@COSME OSAKA)で、10月25日にアットコスメ トーキョー(@COSME TOKYO)で先行販売を行う。

同製品は、米発酵液やオキナワモズクエキスを配合したブランド独自の美肌発酵成分“HADASEI−3”に、椿油やトウニンエキスをブレンドしたリップマスクだ。濃密な保湿感でありながらもとろけるようなテクスチャーで、潤いあふれる滑らかな唇へと導く。

ブランド誕生15周年を記念して誕生した限定色“ゴールドリーフ”は、日本の職人によって作られた23Kの金箔を使用した限定色。ほんのりと色づく繊細な輝きは、単品でも重ね使いでも上品な印象に仕上がり、日常に華やかさを添える。

パッケージもホリデーらしい特別仕様に。帯留めに着想したふたはスパチュラを収納できる仕様で、日本の美しさと機能性を両立した。

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「マリメッコ」がウニッコ誕生60周年記念イベントを東京で開催 “バー ウニッコ”を期間限定オープン

フィンランド発のデザインハウス「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、同ブランドの象徴的プリント“ウニッコ”誕生60周年を記念し、没入型イベント“バー・ウニッコ”を開催する。 2024年ミラノ・デザイン・ウィークで初披露された本コンセプトは、ヨーロッパ以外での開催は東京が初となる。東京を代表する四谷のジャズ喫茶・バー“いーぐる”で、10月7〜13日の期間限定でオープンする。なお、全日程予約制で、予約は9月30日から受け付け開始となる。

“バー ウニッコ”は、1964年にマイヤ・イソラ(Maija Isola)が生み出した“ウニッコ”を称える空間として、伝統的なミラノのカフェで初めて開催。その後、マリメッコの故郷ヘルシンキで行われる北欧最大のデザインフェスティバル“ヘルシンキ・デザイン・ウィーク”に登場した。今回の“バー ウニッコ 東京”は、マリメッコ、スペインのインテリア誌・アパルタメント、ジャズ喫茶・バー・いーぐるのコラボレーションで実現した。 マリメッコのクリエイティブディレクター、レベッカ・ベイ(Rebekka Bay)は、「私がマリメッコの創業者アルミ・ラティア(Armi Ratia)の言葉で特に好きなのは、『マリメッコは、花屋でもアイスクリーム店でも、モダンジャズでも、人々に喜びをもたらすものであれば何にでもなれた』というもの。このコンセプトを東京に届けられること、そしてジャズ喫茶・バー・いーぐるという場で、日本の豊かなジャズ文化と喫茶店文化を祝福できることをとても嬉しく思う」とコメントを寄せた。

◾️“バー ウニッコ 東京”
日程:10月7〜13日
時間:平日/11:30~23:20 土日・祝日/12:00~23:20
※10月7日(火)は14:30オープン
場所:ジャズ喫茶・バー・いーぐる
住所:東京都新宿四谷1-8 地下1階

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「ランバン」名香“エクラ・ドゥ・アルページュ”のボディーローションが数量限定で再発売

ブルーベル・ジャパンは、「ランバン(LANVIN)」の代表的なフレグランス“エクラ・ドゥ・アルページュ オードパルファム”のボディーローション“ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ ボディーローション”(150mL、5940円)を数量限定で再発売した。爽やかなグリーンライラックやサテンのような藤の花、ピーチブロッサムが溶け合う柔らかで透明感のあるフレッシュフローラルの香りが特徴で、なめらかでコクのあるテクスチャーが肌をしっとりと保湿。ボディーローションの後にフレグランスを重ねれば、より長くまろやかに爽やかな香りを楽しめる。

発売記念キャンペーンも実施

発売を記念したキャンペーンも展開している。プロモーションイベント実施店では、「ランバン」ぼフレグランス製品を1万1220円以上購入した人にミニサイズ(4.5mL)の“ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ オードパルファム”を先着順でプレゼントする。

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クオリティファーストのマスクシリーズ“ザ ドラマ”から夜用エイジングケアマスクが登場

クオリティファーストは、さまざまな肌悩みに応える、毎日使えるデイリーシートマスク“ザ ドラマ”マスクシリーズから、よるようエイジングケアマスク“ザ・ダーマベスト 5レチノール+コラーゲン”(5枚入、660円/20枚入、2420円)を発売した。

同製品は、エイジングケア成分として人気の高い5種のピチュアレチノールと誘導体、分子量の異なるコラーゲンを贅沢に配合した夜用エイジングケアマスク。シリーズ史上最高級3層構造と厚切り“エクストリームシート”で美容成分を肌の隅々まで素早く行き渡らす。

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クオリティファーストのマスクシリーズ“ザ ドラマ”から夜用エイジングケアマスクが登場

クオリティファーストは、さまざまな肌悩みに応える、毎日使えるデイリーシートマスク“ザ ドラマ”マスクシリーズから、よるようエイジングケアマスク“ザ・ダーマベスト 5レチノール+コラーゲン”(5枚入、660円/20枚入、2420円)を発売した。

同製品は、エイジングケア成分として人気の高い5種のピチュアレチノールと誘導体、分子量の異なるコラーゲンを贅沢に配合した夜用エイジングケアマスク。シリーズ史上最高級3層構造と厚切り“エクストリームシート”で美容成分を肌の隅々まで素早く行き渡らす。

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「ニューバランス」× アクション・ブロンソンの新作スニーカー“992 タイガー アイ”が発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ラッパーやシェフとして活躍するアクション・ブロンソン(Action Bronson)とコラボレーションしたスニーカー“992 タイガー アイ(992 TIGER EYE)”を発表した。価格は4万6200円で、東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)や一部店舗では取り扱い中だが、「ニューバランス」の公式オンラインストアでは10月3日から販売する。

“992”をベースモデルに採用したのは初

「ニューバランス」とアクション・ブロンソンは、2023年より継続的にコラボスニーカーを発表してきたが、“992”をベースモデルに採用したのは今回が初だ。アッパーをオレンジメッシュとブラウンスエードで構築したほか、シュータンをコバルトブルーに染め上げ、シューレースをストライプ仕様にアップデート。そして、ヒールサイドには“ミスター・バクラバ(Mr. Baklava)”の異名を持つ彼らしく、“BAKLAVA”の文字をさりげなくあしらっている。

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Koki,が伊ランジェリーブランド「インティミッシミ」日本初のアンバサダーに就任

イタリア発のランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」は、日本初のローカルアンバサダーに俳優でモデルのKoki,を任命した。Koki,はマルチな才能の持ち主であり、その個性と、自身の道を切り拓く自信に満ちた姿は、同ブランドが表現する“自立した、自分らしさを持つ女性像”と強く一致するという。さらに、常に成長を求め、国際的な舞台でも活躍するKoki,は、次世代をリードする強い影響力を持つ存在として多くの人々にインスピレーションを与え、ブランドが伝えたい価値観にも共鳴するとして任命に至った。

“高鳴りを、信じて。”をメッセージに掲げたキャンペーンビジュアルを公開

同ブランドは9月29日、Koki,を起用した広告キャンペーンを開始した。キャンペーンは、“高鳴りを、信じて。”をメッセージに掲げ、ブランドのロングセラーコレクションの“プリティー フラワーズ(Pretty Flowers)”に焦点を当てたものだ。

Koki,はアンバサダー就任について「日本初のローカルアンバサダーに選んでいただき、大変光栄に思っております。発表を伺ったときは胸が高鳴り、これから新しい物語が始まるのだという期待でいっぱいになりました。『インティミッシミ』は、美しさや自信を内側から引き出してくれるブランドだと感じています。アンバサダーとして、女性がそれぞれの感性や個性を大切にし、自分らしく輝くことを恐れずにいられるよう、前向きなメッセージをお届けしていきたいです」とコメントしている。

カルツェドニアジャパン(CALZEDONIA JAPAN)のアンドレア・ジェンティーレ=カントリーマネージャーは今回の起用について、「彼女を日本初のアンバサダーに迎えることは、私たちにとって大変意義深い一歩です。当ブランドはこれまでもイタリアを拠点に国際的な成長を続けてきましたが、日本市場は私たちにとって特別な可能性を秘めた場所です。今回のキャンペーンを通じて、単に美しいアイテムを紹介するだけでなく、『インティミッシミ』が大切にする“感性を信じる喜び”を日本のお客様により身近に感じていただきたいと考えています。Koki,さんとともに、この新しい章を切り拓けることを誇りに思います」と話す。

ランジェリーショップに足を踏み入れる“勇気”にフォーカス、
Koki,が出演するキャンペーンフィルム

キャンペーンフィルムでは、ひと目で心を奪うランジェリーの魅力と、それを手に取るまでに必要な小さな一歩を表現した。ランジェリーショップに足を踏み入れることへのためらい、多くの女性が抱くその正直な迷いとささやかな勇気を、「インティミッシミ」は、“幻想(illusion)”というビジュアルメタファーを用いて描いた。ショーウインドウに映る“もう一人の自分”が、感性を信じる喜びや内なる高揚感を映し出していく。

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【2025年秋コスメ】「ザボディショップ」から焼きパンプキンにナッツやメープルをブレンドした香りの限定ボディーケアシリーズが登場

「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は10月1日、焼きパンプキンにキャラメリゼしたナッツやメープルをほのかにブレンドした香りの秋限定ボディーケアシリーズ“シュガーパンプキン”を発売する。ラインアップは、ボディースクラブやハンドバームなど全5種をそろえる。全国の「ザボディショップ」店舗および公式オンラインストアで数量限定で取り扱う。

秋限定の甘く心地いい香り

“バス&シャワークリーム シュガーパンプキン”(250mL、2200円)は、スイーツのような甘い香りをまとったソフトでクリーミーなテクスチャーで肌を優しく洗い上げる。なめらかな“ボディスクラブ シュガーパンプキン”(240mL、4070円)は、不要な角質を優しく取り除きながら、美容成分配合で滑らかでハリのある肌へと導く。“ボディバター シュガーパンプキン”(200mL、4070円)は、シアバターとゴマ種子油は配合で肌に潤いを与えるリッチな使い心地のボディークリーム。ほか、肌に素早く馴染み、しっとり柔らかい肌に仕上げる“ハンドバーム シュガーパンプキン”(30mL、1430円)と、リフレッシュしたい時など気軽に香りを楽しめる“ボディミスト シュガーパンプキン”(100mL、3080円)を用意する。

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「サロモン」が“XT-ウィスパー”の新色を発表 「レイ ビームス」で限定販売

「サロモン(SALOMON)」は、スニーカー“XT-ウィスパー(XT-WHISPER)”の新色を10月1日に発売する。価格は2万3100円で、「ビームス(BEAMS)」の公式オンラインストアと全国の「レイ ビームス(RAY BEAMS)」取扱店舗で限定販売する。

淡いブルーと深みのあるグレーが基調

“XT-ウィスパー”は、2000年に女性用トレイルランニングシューズとして誕生した1足を復刻したモデルだ。アッパーに足全体を包み込むような「サロモン」の独自技術「センスフィット(SENSIFIT)」を採用しているほか、ソールに「アジャイル シャーシー システム(AGILE CHASSIS™ SYSTEM)」を搭載することで安定性と衝撃吸収性を実現し、アウトソールには高いグリップ力を発揮する素材を使用している。

今作は、オリジナルのシルエットはそのままに、淡いブルーと深みのあるグレーをキーカラーを基調とした1足に仕上がっている。

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「ウカ」が寝香水としても使える新“プチューム”を発売 ローズ×サンダルウッドの癒し

「ウカ(UKA)」は10月10日、“プチューム”シリーズの新作“ナイティナイト”(15mL、7150円)をブランド公式オンラインストアなどで発売する。製品名はぐっすり眠れるようにという願いを込め、子どもに「おやすみなさい」と伝える時のあかちゃん言葉から名づけた。夜の静けさを思わせるようなゆったりと穏やかな気分に導く香りで、日中はもちろんのこと就寝前の体や部屋着、寝具などにつける寝香水としても楽しめる。

ローズとサンダルウッドで夜の静けさを演出

香りはアーユールヴェーダでマインドをオープンにするといわれるローズと、瞑想の儀式にも使用さあれるサンダルウッドをブレンドした。ラストノートまで、身につける人の肌のpH値や体温によって香り方が変化する仕様で、自然由来指数96.9%で、オーガニックの小麦を原料とするエタノールをベースにしたビーガン処方に仕上げている。

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「ウカ」が寝香水としても使える新“プチューム”を発売 ローズ×サンダルウッドの癒し

「ウカ(UKA)」は10月10日、“プチューム”シリーズの新作“ナイティナイト”(15mL、7150円)をブランド公式オンラインストアなどで発売する。製品名はぐっすり眠れるようにという願いを込め、子どもに「おやすみなさい」と伝える時のあかちゃん言葉から名づけた。夜の静けさを思わせるようなゆったりと穏やかな気分に導く香りで、日中はもちろんのこと就寝前の体や部屋着、寝具などにつける寝香水としても楽しめる。

ローズとサンダルウッドで夜の静けさを演出

香りはアーユールヴェーダでマインドをオープンにするといわれるローズと、瞑想の儀式にも使用さあれるサンダルウッドをブレンドした。ラストノートまで、身につける人の肌のpH値や体温によって香り方が変化する仕様で、自然由来指数96.9%で、オーガニックの小麦を原料とするエタノールをベースにしたビーガン処方に仕上げている。

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「リファ」の人気ヘアブラシにマリンブルーの新色が登場

「リファ(REFA)」は10月22日、ヘアブラシ“リファエールブラシ”(3800円)の新色として、寒色系のマリンブルーをMTGオンラインショップや専門店で発売する。新カラーの発売でカラーバリエーションは全5色となった。

髪のまとまりと艶感をかなえるブラシ

“リファエールブラシ”は2023年6月に販売を開始。頭の丸みにフィットしつつワイドに深く髪をとらえてこぼさずとかす形状が特徴で、“ほぐし”と“みがき”を同時にかなえる3段構造のピンは先端を丸く加工。頭皮を心地よく刺激つつ、髪の絡まりをとかし艶を出す。これら工夫により「一気にとかせて、髪がまとまり艶が出る」「まとめ髪に使いやすい」などの声が寄せられているといい、新たなカラーバリエーションの追加でユーザーの選択肢をさらに広げる。

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「N.ハリウッド」×「チャンピオン」の第8弾“ニューウィーブ” 全7型を用意

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、「チャンピオン(CHAMPION)」とコラボレーションしたカプセルコレクション“ニューウィーブ(NEW WEAVE)”の第8弾を10月3日に発売する。両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、「N.ハリウッド」の直営店やミスター ハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)の東京店と大阪店、チャンピオン ブランドハウス(CHAMPION BRANDHOUSE)の渋谷店と大阪店などで取り扱う。

スエットシリーズの5型と天竺シリーズの2型を展開

“ニューウィーブ”は2021年のローンチ以来、「チャンピオン」の過去のプロダクトを新たな解釈で実験的に再構築・デザインしたアイテムを発表している。第8弾となる今回は、スエットシリーズの5型と天竺シリーズの2型をあわせた全7型を用意した。スエットシリーズは、フルジップアップフーディーとフーディー、ハイネックのジップアップシャツ、クルーネック、パンツをそろえ、全てのアイテムに「チャンピオン」の代表的な製法“リバースウィーブ(REVERSE WEAVE)”で使用する11.5オンスの裏起毛素材を用いた。一方天竺シリーズは、肌触りの良いコットン100%のロングスリーブTシャツとイージーパンツをラインアップ。そして、どのトップス類も短めの着丈と長めの裄丈が特徴的なボックスシルエットに仕上げ、パンツはワイドなストレートシルエットを採用し、随所に専用タグや「チャンピオン」の“Cロゴ”をあしらっている。

価格は、スエットシリーズのフルジップアップフーディーが4万700円、フーディーが3万8500円、ハイネックのジップアップシャツが3万7400円、クルーネックが3万5200円、パンツが3万4100円、天竺シリーズのロングスリーブTシャツが2万900円、イージーパンツが1万9800円だ。

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「ロクシタン」から夜用頭皮美容液が誕生 南仏産ラベンダーと海藻エキスを配合

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、頭皮のかゆみやフケをケアする夜用頭皮美容液“ナイトディフェンス アドバンストスカルプセラム”(50mL、5280円)を一部店舗とロクシタン公式通販サイト限定で発売した。フケやかゆみが気になる人のほか、季節の変わり目で起こる頭皮のゆらぎにアプローチする。

頭皮の美肌菌バランスを整える海藻由来成分を配合

製品には南仏産のラベンダーエッセンシャルオイルを配合。また、海藻由来のマリンプレバイオティックが頭皮の美肌菌バランスを整え、乾燥やかゆみ、フケの対策にアプローチするほか、頭皮を潤いで満たすライスエキスも取り入れた。みずみずしく素早く浸透するオイルインセラムテクスチャーとラベンダーのリラクシーな香りが特徴となっている。

同ブランドは2023年にヘアケア製品で初の医薬部外品となる育毛美容液“薬用 メディカル アンチヘアロスセラム”を発売し好評を得た実績がある。新たな製品で睡眠中の頭皮ケアニーズに応える。

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「ロクシタン」から夜用頭皮美容液が誕生 南仏産ラベンダーと海藻エキスを配合

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、頭皮のかゆみやフケをケアする夜用頭皮美容液“ナイトディフェンス アドバンストスカルプセラム”(50mL、5280円)を一部店舗とロクシタン公式通販サイト限定で発売した。フケやかゆみが気になる人のほか、季節の変わり目で起こる頭皮のゆらぎにアプローチする。

頭皮の美肌菌バランスを整える海藻由来成分を配合

製品には南仏産のラベンダーエッセンシャルオイルを配合。また、海藻由来のマリンプレバイオティックが頭皮の美肌菌バランスを整え、乾燥やかゆみ、フケの対策にアプローチするほか、頭皮を潤いで満たすライスエキスも取り入れた。みずみずしく素早く浸透するオイルインセラムテクスチャーとラベンダーのリラクシーな香りが特徴となっている。

同ブランドは2023年にヘアケア製品で初の医薬部外品となる育毛美容液“薬用 メディカル アンチヘアロスセラム”を発売し好評を得た実績がある。新たな製品で睡眠中の頭皮ケアニーズに応える。

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「ジョルジオ アルマーニ」2026年春夏コレクション

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「ジョルジオ アルマーニ」2026年春夏コレクション

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「アルベルタ フェレッティ」2026年春夏コレクション

「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「アルベルタ フェレッティ」2026年春夏コレクション

「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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ロレアル、米国支社の会長職を新設し現CEOが昇格 後任はマス部門プレジデント

ロレアルグループ(L’OREAL GROUPE)は、米国法人であるロレアルUSAの会長職を新設し、2026年1月1日付でデビッド・グリーンバーグ(David Greenberg)最高経営責任者(CEO)兼北米プレジデントを昇格させ、後任としてアレクシス・ペラキス・ヴァラット(Alexis Perakis-Valat)=ロレアル コンシューマー プロダクツ事業本プレジデントを任命すると発表した。

ペラキス・ヴァラット新CEOは、ロレアル グループ最大の事業部門であるコンシューマー プロダクツ事業本部のプレジデントとして「ロレアル パリ(L’OREAK PARIS)」をはじめ、「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」「ガルニエ(GARNIER)」「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYXPROFESSIONAL MAKEUP)」などを率いてきた。同職の後任には現グローバル グロース オフィサーのファブリス・メガルバーヌ(Fabrice Megarbane)が就く。

ロレアルグループのニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)CEOは声明で、「今回新設するロレアルUSA会長職は、米国市場が当社の将来の成長にとっていかに戦略的に重要であるかを示すものだ。グリーンバーグのCEOおよび北米プレジデントとしての変革的リーダーシップは、卓越した業績、先見性、そして人材への情熱によって際立っていた」と述べた。

就任後、グループ最大の海外子会社へ

グリーンバーグ新会長は32年間ロレアルに在籍し、22年3月にステファン・リンデルクネッシュ(Stephane Rinderknech)の後任としてロレアルUSAのCEOに就任した。就任当時、米国事業の売上高は約80億ユーロ(約1兆3920億円)だったが、現在は約120億ユーロ(約2兆880億円)に達し、ロレアル最大の海外子会社へと成長させた。米国事業を率いる初のアメリカ人CEOとなった同氏は、コロナ禍からの回復期に舵を取り、SNS主導のビューティ需要拡大や、スキンケア、フレグランス市場の成長を背景に急速な業績拡大を実現した。「当初は顧客と従業員の安全を最優先していたが、その後はSNSの拡散力、スキンケアやフレグランス需要、体験型消費の復活により成長の好循環が回り始めた」と振り返った。同氏は今後、新設された会長職に就き米国パーソナルケア製品評議会の会長を続投しつつ、外部関係や渉外・対外交渉、政府、学界、小売り業界とのパートナーシップ構築に注力する。「私たちは記録的な成長を遂げてきた。今後はスムーズな経営移行を実現したい」とコメントした。

ペラキス・ヴァラット新CEOの経歴

一方、ペラキス・ヴァラット新CEOはフランスとギリシャの国籍を持つベテラン経営者で、1995年にロレアルに入社。黒人向けヘアケアブランドを展開するソフトシーン・カーソン(SOFTSHEEN CARSON)の米国マネージングディレクター、ロレアル ドイツのゼネラルマネジャー、ロレアル中国のCEO、アジア太平洋地域エグゼクティブ バイス プレジデントなどを歴任し、2016年10月からコンシューマープロダクツ事業本部プレジデントを務めた。在任中に同部門の売上高は120億ユーロ(約2兆880億円)から160億ユーロ(約2兆7840億円)へと拡大した。イエロニムスCEOは「ペラキス・ヴァラットは変革的なリーダーシップと戦略的洞察力の体現者だ。16年以降、彼のビジョンと推進力はコンシューマープロダクツ部門を根本的に変革し、美の民主化、成長加速、新興市場での2ケタ成長を実現した」と高く評価した。

ペラキス・ヴァラット新CEOは、大衆市場でも高度な美容習慣を手の届く価格で提供する戦略を推進してきた。彼の在任中、ヘアケア製品では「ロレアル パリ」の“エルセーヴ グリコリック グロス”やメイクアップ製品では“パノラマ マスカラ”、「メイベリン ニューヨーク」の“スーパー ステイ テディ ティント”、スキンケア製品では「ロレアル パリ」の“ブライト リヴィール”といったヒット製品を生み出した。また、生成AIを活用したパーソナル・ビューティアシスタント“ビューティ ジーニアス”の導入などデジタル領域を拡充し、新興国市場の開拓にも注力。24年は同部門の成長の50%をラテンアメリカ、インド、東南アジア、アフリカ、中東などの新興市場がけん引した。

同氏はM&A分野でも手腕を発揮し、24年12月に韓国発スキンケアブランド「ドクタージー(DR. G)」をスイス小売り大手ミグロ(MIGROS)から買収。アジア全域での存在感と世界的な成長ポテンシャルを取り込んだ。さらにパリ・ファッション・ウイークでの「ロレアル パリ」のファッションショーを通じた女性のエンパワーメント発信や、ストリートハラスメント防止キャンペーン“スタンドアップ”を拡大し、世界で350万人以上をトレーニングプログラムを提供するなど社会的影響力の強化にも取り組んできた。サステナビリティ面でもプラスチック使用量を60%削減したヘアケア用詰め替えパウチの導入など、環境配慮型パッケージを推進している。

地政学的リスクが続く中、ロレアルのコンシューマープロダクツ部門は堅調に成長を続け、25年上半期は売上高が報告ベースで前年同期比1.1%増、既存店ベースで同2.8%増の84億1300万ユーロ(約1兆4638億円)を記録した。今回の人事により、ロレアルは米国市場での成長戦略をさらに強化し、グローバルでの変革と新興市場開拓を加速させる構えだ。

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ロレアル、米国支社の会長職を新設し現CEOが昇格 後任はマス部門プレジデント

ロレアルグループ(L’OREAL GROUPE)は、米国法人であるロレアルUSAの会長職を新設し、2026年1月1日付でデビッド・グリーンバーグ(David Greenberg)最高経営責任者(CEO)兼北米プレジデントを昇格させ、後任としてアレクシス・ペラキス・ヴァラット(Alexis Perakis-Valat)=ロレアル コンシューマー プロダクツ事業本プレジデントを任命すると発表した。

ペラキス・ヴァラット新CEOは、ロレアル グループ最大の事業部門であるコンシューマー プロダクツ事業本部のプレジデントとして「ロレアル パリ(L’OREAK PARIS)」をはじめ、「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」「ガルニエ(GARNIER)」「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYXPROFESSIONAL MAKEUP)」などを率いてきた。同職の後任には現グローバル グロース オフィサーのファブリス・メガルバーヌ(Fabrice Megarbane)が就く。

ロレアルグループのニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)CEOは声明で、「今回新設するロレアルUSA会長職は、米国市場が当社の将来の成長にとっていかに戦略的に重要であるかを示すものだ。グリーンバーグのCEOおよび北米プレジデントとしての変革的リーダーシップは、卓越した業績、先見性、そして人材への情熱によって際立っていた」と述べた。

就任後、グループ最大の海外子会社へ

グリーンバーグ新会長は32年間ロレアルに在籍し、22年3月にステファン・リンデルクネッシュ(Stephane Rinderknech)の後任としてロレアルUSAのCEOに就任した。就任当時、米国事業の売上高は約80億ユーロ(約1兆3920億円)だったが、現在は約120億ユーロ(約2兆880億円)に達し、ロレアル最大の海外子会社へと成長させた。米国事業を率いる初のアメリカ人CEOとなった同氏は、コロナ禍からの回復期に舵を取り、SNS主導のビューティ需要拡大や、スキンケア、フレグランス市場の成長を背景に急速な業績拡大を実現した。「当初は顧客と従業員の安全を最優先していたが、その後はSNSの拡散力、スキンケアやフレグランス需要、体験型消費の復活により成長の好循環が回り始めた」と振り返った。同氏は今後、新設された会長職に就き米国パーソナルケア製品評議会の会長を続投しつつ、外部関係や渉外・対外交渉、政府、学界、小売り業界とのパートナーシップ構築に注力する。「私たちは記録的な成長を遂げてきた。今後はスムーズな経営移行を実現したい」とコメントした。

ペラキス・ヴァラット新CEOの経歴

一方、ペラキス・ヴァラット新CEOはフランスとギリシャの国籍を持つベテラン経営者で、1995年にロレアルに入社。黒人向けヘアケアブランドを展開するソフトシーン・カーソン(SOFTSHEEN CARSON)の米国マネージングディレクター、ロレアル ドイツのゼネラルマネジャー、ロレアル中国のCEO、アジア太平洋地域エグゼクティブ バイス プレジデントなどを歴任し、2016年10月からコンシューマープロダクツ事業本部プレジデントを務めた。在任中に同部門の売上高は120億ユーロ(約2兆880億円)から160億ユーロ(約2兆7840億円)へと拡大した。イエロニムスCEOは「ペラキス・ヴァラットは変革的なリーダーシップと戦略的洞察力の体現者だ。16年以降、彼のビジョンと推進力はコンシューマープロダクツ部門を根本的に変革し、美の民主化、成長加速、新興市場での2ケタ成長を実現した」と高く評価した。

ペラキス・ヴァラット新CEOは、大衆市場でも高度な美容習慣を手の届く価格で提供する戦略を推進してきた。彼の在任中、ヘアケア製品では「ロレアル パリ」の“エルセーヴ グリコリック グロス”やメイクアップ製品では“パノラマ マスカラ”、「メイベリン ニューヨーク」の“スーパー ステイ テディ ティント”、スキンケア製品では「ロレアル パリ」の“ブライト リヴィール”といったヒット製品を生み出した。また、生成AIを活用したパーソナル・ビューティアシスタント“ビューティ ジーニアス”の導入などデジタル領域を拡充し、新興国市場の開拓にも注力。24年は同部門の成長の50%をラテンアメリカ、インド、東南アジア、アフリカ、中東などの新興市場がけん引した。

同氏はM&A分野でも手腕を発揮し、24年12月に韓国発スキンケアブランド「ドクタージー(DR. G)」をスイス小売り大手ミグロ(MIGROS)から買収。アジア全域での存在感と世界的な成長ポテンシャルを取り込んだ。さらにパリ・ファッション・ウイークでの「ロレアル パリ」のファッションショーを通じた女性のエンパワーメント発信や、ストリートハラスメント防止キャンペーン“スタンドアップ”を拡大し、世界で350万人以上をトレーニングプログラムを提供するなど社会的影響力の強化にも取り組んできた。サステナビリティ面でもプラスチック使用量を60%削減したヘアケア用詰め替えパウチの導入など、環境配慮型パッケージを推進している。

地政学的リスクが続く中、ロレアルのコンシューマープロダクツ部門は堅調に成長を続け、25年上半期は売上高が報告ベースで前年同期比1.1%増、既存店ベースで同2.8%増の84億1300万ユーロ(約1兆4638億円)を記録した。今回の人事により、ロレアルは米国市場での成長戦略をさらに強化し、グローバルでの変革と新興市場開拓を加速させる構えだ。

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「ヒロインメイク」の“天まで届け!”マスカラに限定くすみブラウンが登場

「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は10月8日、“天まで届け!”をキャッチコピーに掲げる人気のマスカラ“ロングUPマスカラ スーパーWP”(1320円)から、数量限定色のくすみブラウンを発売する。

“ロングUPマスカラ スーパーWP”は、カールキープ&にじみに強いマスカラ。塗り重ねるほどに長く伸び、セパレートしたロングまつ毛1本をかなえるロングEXファイバーを配合している点が特徴だ。

限定色の“オールドテディベア”は、黄みを含んだダークなくすみブラウンで、温かみのあるナチュラルな目元を演出する。

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「ヒロインメイク」の“天まで届け!”マスカラに限定くすみブラウンが登場

「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は10月8日、“天まで届け!”をキャッチコピーに掲げる人気のマスカラ“ロングUPマスカラ スーパーWP”(1320円)から、数量限定色のくすみブラウンを発売する。

“ロングUPマスカラ スーパーWP”は、カールキープ&にじみに強いマスカラ。塗り重ねるほどに長く伸び、セパレートしたロングまつ毛1本をかなえるロングEXファイバーを配合している点が特徴だ。

限定色の“オールドテディベア”は、黄みを含んだダークなくすみブラウンで、温かみのあるナチュラルな目元を演出する。

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「スタジオニコルソン」と「マッキントッシュ」が初コラボ 手作業で制作した全3型を用意

「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」は、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」と初めてコラボレーションしたカプセルコレクションを10月3日に発売する。両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、「スタジオニコルソン」の青山店と渋谷パルコ店、「マッキントッシュ」のドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)店で取り扱う。

全3型はどれも完全防水仕様

今回のコラボは、「スタジオニコルソン」の“ファブリック ファースト(素材重視)”のアプローチと、「マッキントッシュ」のクラフツマンシップを融合させたレインコートとジャケット、パンツの全3型からなる。レインコート“エトリック(ETTRICK)”は膝丈のリラックス感のあるシルエットに仕上げたほか、ジャケット“テヴィオット(TEVIOT)”はブラックのテープ仕上げの裾が印象的なウエスト丈の作りで、パンツ“テイ(TAY)”はストレートレッグとモモ部分に隠しスリップポケットが付いているのが特徴だ。そして、どれも英国国内で1点ずつ手作業で制作した完全防水仕様となっている。

価格は、レインコートが28万6000円、ジャケットが24万2000円、パンツが10万4500円だ。なお、パンツのみ「マッキントッシュ」のドーバー ストリート マーケット ギンザ店では取り扱わない。

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「スタジオニコルソン」と「マッキントッシュ」が初コラボ 手作業で制作した全3型を用意

「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」は、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」と初めてコラボレーションしたカプセルコレクションを10月3日に発売する。両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、「スタジオニコルソン」の青山店と渋谷パルコ店、「マッキントッシュ」のドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)店で取り扱う。

全3型はどれも完全防水仕様

今回のコラボは、「スタジオニコルソン」の“ファブリック ファースト(素材重視)”のアプローチと、「マッキントッシュ」のクラフツマンシップを融合させたレインコートとジャケット、パンツの全3型からなる。レインコート“エトリック(ETTRICK)”は膝丈のリラックス感のあるシルエットに仕上げたほか、ジャケット“テヴィオット(TEVIOT)”はブラックのテープ仕上げの裾が印象的なウエスト丈の作りで、パンツ“テイ(TAY)”はストレートレッグとモモ部分に隠しスリップポケットが付いているのが特徴だ。そして、どれも英国国内で1点ずつ手作業で制作した完全防水仕様となっている。

価格は、レインコートが28万6000円、ジャケットが24万2000円、パンツが10万4500円だ。なお、パンツのみ「マッキントッシュ」のドーバー ストリート マーケット ギンザ店では取り扱わない。

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ジョルジオ・アルマーニによる子どもたちのための国際プロジェクト始動 3大陸6カ国の子ども施設へ教育支援

PROFILE: ジョルジオ・アルマーニ

ジョルジオ・アルマーニ
PROFILE: 1934年7月11日、イタリア・ピアチェンツァ生まれ。75年にジョルジオ・アルマーニ社を設立。81年に「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」、91年に「AlXアルマーニ・エクスチェンジ(ARMANI EXCHANGE)」を発表。20世紀を代表する世界的デザイナーとして活躍を続けた後、2025年9月4日、ミラノで死去。享年91

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、子どもたちとその教育の権利を支援する国際プロジェクト“カーサ・マリウ”を発表した。会社設立50周年の節目に、ジョルジオ・アルマーニの理念を継承する同プロジェクトは、アフリカ、南米、東南アジアの3大陸6カ国にわたる8つの子ども施設を対象に、教員給与への資金拠出、教育資材および学用品の提供、子どもたちやその家族が安全かつ安定して学習し成長できる環境やツールの整備など、具体的かつ目的に即した形で提供する。

プロジェクトは、世界中で弱い立場のコミュニティーを支援し子どもの権利推進に具体的に取り組んでいる、イタリア・ミラノのカリタス・アンブロジアーナ財団(FONDAZIONE CARITAS AMBROSIANA)と共に考案され、PIME(海外宣教神学院)の宣教師およびオペラツィオーネ・マト・グロッソ(Operazione Mato Grosso)とパートナーシップを結び、協働する。具体的には、カメルーンで0〜3歳の60人の子どもに医療・栄養支援、タイで理学療法や奨学金などの提供、バングラデシュで学校と寮の改修支援や障がいのある子どもへの教育・社会・医療支援などを行う。その他にもフィリピン、ニカラグア、ペルーでさまざまな支援や環境を提供する。

ジョルジオ・アルマーニの生前からの思いを受け継ぐ

ジョルジオ・アルマーニは生前、「全ての子どもが理想的な幸福を享受することには制限があるが、発達過程や安定した環境、家族や学校を中心とした生活基盤がよりよい未来の実現につながると信じ、多くの子どもやその家族に前向きな影響が与えられることを願う」と語った。またカリタス財団のルチアーノ・グアルゼッティー ディレクターは、「教育と学習は私たちの使命の中核であり、知識や技能の習得なくして貧困や基本的人権侵害などの諸問題からの脱却は困難だ。この理念に賛同し、アルマーニ氏が支援してくださったことに深く感謝する」と述べた。

カリタス・アンブロジアーナ財団は、1974年にミラノ大司教によって設立された、国内外における慈善、社会的イニシアチブの推進と調整の公式機関。地域共同体の慈善の証を促進し、時代やニーズに応じた方法で平等かつ平和な社会を目指した教育的機能を持つことを理念に、緊急時の対応や全人的発展の支援を行っている。

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ジョルジオ・アルマーニによる子どもたちのための国際プロジェクト始動 3大陸6カ国の子ども施設へ教育支援

PROFILE: ジョルジオ・アルマーニ

ジョルジオ・アルマーニ
PROFILE: 1934年7月11日、イタリア・ピアチェンツァ生まれ。75年にジョルジオ・アルマーニ社を設立。81年に「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」、91年に「AlXアルマーニ・エクスチェンジ(ARMANI EXCHANGE)」を発表。20世紀を代表する世界的デザイナーとして活躍を続けた後、2025年9月4日、ミラノで死去。享年91

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、子どもたちとその教育の権利を支援する国際プロジェクト“カーサ・マリウ”を発表した。会社設立50周年の節目に、ジョルジオ・アルマーニの理念を継承する同プロジェクトは、アフリカ、南米、東南アジアの3大陸6カ国にわたる8つの子ども施設を対象に、教員給与への資金拠出、教育資材および学用品の提供、子どもたちやその家族が安全かつ安定して学習し成長できる環境やツールの整備など、具体的かつ目的に即した形で提供する。

プロジェクトは、世界中で弱い立場のコミュニティーを支援し子どもの権利推進に具体的に取り組んでいる、イタリア・ミラノのカリタス・アンブロジアーナ財団(FONDAZIONE CARITAS AMBROSIANA)と共に考案され、PIME(海外宣教神学院)の宣教師およびオペラツィオーネ・マト・グロッソ(Operazione Mato Grosso)とパートナーシップを結び、協働する。具体的には、カメルーンで0〜3歳の60人の子どもに医療・栄養支援、タイで理学療法や奨学金などの提供、バングラデシュで学校と寮の改修支援や障がいのある子どもへの教育・社会・医療支援などを行う。その他にもフィリピン、ニカラグア、ペルーでさまざまな支援や環境を提供する。

ジョルジオ・アルマーニの生前からの思いを受け継ぐ

ジョルジオ・アルマーニは生前、「全ての子どもが理想的な幸福を享受することには制限があるが、発達過程や安定した環境、家族や学校を中心とした生活基盤がよりよい未来の実現につながると信じ、多くの子どもやその家族に前向きな影響が与えられることを願う」と語った。またカリタス財団のルチアーノ・グアルゼッティー ディレクターは、「教育と学習は私たちの使命の中核であり、知識や技能の習得なくして貧困や基本的人権侵害などの諸問題からの脱却は困難だ。この理念に賛同し、アルマーニ氏が支援してくださったことに深く感謝する」と述べた。

カリタス・アンブロジアーナ財団は、1974年にミラノ大司教によって設立された、国内外における慈善、社会的イニシアチブの推進と調整の公式機関。地域共同体の慈善の証を促進し、時代やニーズに応じた方法で平等かつ平和な社会を目指した教育的機能を持つことを理念に、緊急時の対応や全人的発展の支援を行っている。

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NYコレに復活の「アレキサンダーワン」はイサマヤ·フレンチがメイク パンクなアルファ·フィメール像を表現

イギリス人メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)は現地時間9月12日(日本時間13日)に、2026年春夏シーズンのニューヨーク·ファッション·ウィークで発表した「アレキサンダーワン(ALEXANDERWANG)」のメイクアップを手掛けた。同ブランドは、創設20周年を機に公式スケジュールへ復帰。節目の舞台をイサマヤのクリエイションが彩った。

“アルファ·フィメール(強き女性像)”をオマージュし、パワードレッシングを象徴したスーツやボンディングジャケットなどが多用された今季のルックに合わせて、反骨心や力強さに満ちたグラフィカルなメイクを施した。ポイントとなったのは大胆なオーバーラインを描いたアイメイク。翼のように跳ね上げた特大のウィングド·アイライナーをまぶた全体にジェルアイライナーで描き、自身が手掛けるコスメブランド「イサマヤ ビューティ(ISAMAYA BEAUTY)」のマルチスティック“スカルプティング スティック”で輪郭を整え、質感に柔らかさを加えた。

さらに、強調されたアイラインを際立たせるようにアイブロウは完全にオフ。全モデル44人の眉にブリーチを施した。リップは、「イサマヤ ビューティ」の新色であるグレージュトープのリップライナーを唇の輪郭を縁取りながら全体にのせ、できるだけヌーディーに仕上げている。肌は極めてヘルシーに保ちつつ、コンシーラーの“ファイブ ポイント リフト”と色補正ピグメントを配合した美容液“カラー コレクティング セラム”で肌のくすみや赤みをおさえ、艶感と透明感のある洗練された肌を完成させた。

「コンセプトは、ちょっと意地悪な“ミーンガール”。アレックス(デザイナーのアレキサンダー·ワン=Alexander Wang)がいくつかのリファレンスを送ってくれて、ブランドの真骨頂であるハードコアなムードを軸に、2人でメイクのイメージを作り上げていった。当初は立体的なフェザーアイラッシュを使用する予定だったけど、最終的には潔いシンプルなブラックアイラインがよりインパクトを与えるという結論に行き着いた」とイサマヤ。

ここ数シーズン担当している同ブランドについて、「アレックスは常に女性像やヘアメイクについても強いビジョンを持っている。今回のショーもそれは明確で、女性が持つパワーを祝福したいという意図があった。彼のチームと仕事することはとても刺激的で楽しいの」。

バックステージでは、アレキサンダー·ワン=デザイナーをメイクするシーンも見られた。「アレックスの肌はもともと透明感があるので、少しコンシーラーとパウダーをのせた程度よ」。

「あなたのメイク哲学は?」と聞くと、「そんなのないわ(笑)」と笑うイサマヤだったが、その自然体なキャラクターと革新的·芸術的な表現力で活躍の勢いはとどまることをしらない。今季は「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」や「オフ ホワイト(OFF-WHITE)」など数々のショーでもメイクをリードし、手腕をふるっていた。

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NYコレに復活の「アレキサンダーワン」はイサマヤ·フレンチがメイク パンクなアルファ·フィメール像を表現

イギリス人メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)は現地時間9月12日(日本時間13日)に、2026年春夏シーズンのニューヨーク·ファッション·ウィークで発表した「アレキサンダーワン(ALEXANDERWANG)」のメイクアップを手掛けた。同ブランドは、創設20周年を機に公式スケジュールへ復帰。節目の舞台をイサマヤのクリエイションが彩った。

“アルファ·フィメール(強き女性像)”をオマージュし、パワードレッシングを象徴したスーツやボンディングジャケットなどが多用された今季のルックに合わせて、反骨心や力強さに満ちたグラフィカルなメイクを施した。ポイントとなったのは大胆なオーバーラインを描いたアイメイク。翼のように跳ね上げた特大のウィングド·アイライナーをまぶた全体にジェルアイライナーで描き、自身が手掛けるコスメブランド「イサマヤ ビューティ(ISAMAYA BEAUTY)」のマルチスティック“スカルプティング スティック”で輪郭を整え、質感に柔らかさを加えた。

さらに、強調されたアイラインを際立たせるようにアイブロウは完全にオフ。全モデル44人の眉にブリーチを施した。リップは、「イサマヤ ビューティ」の新色であるグレージュトープのリップライナーを唇の輪郭を縁取りながら全体にのせ、できるだけヌーディーに仕上げている。肌は極めてヘルシーに保ちつつ、コンシーラーの“ファイブ ポイント リフト”と色補正ピグメントを配合した美容液“カラー コレクティング セラム”で肌のくすみや赤みをおさえ、艶感と透明感のある洗練された肌を完成させた。

「コンセプトは、ちょっと意地悪な“ミーンガール”。アレックス(デザイナーのアレキサンダー·ワン=Alexander Wang)がいくつかのリファレンスを送ってくれて、ブランドの真骨頂であるハードコアなムードを軸に、2人でメイクのイメージを作り上げていった。当初は立体的なフェザーアイラッシュを使用する予定だったけど、最終的には潔いシンプルなブラックアイラインがよりインパクトを与えるという結論に行き着いた」とイサマヤ。

ここ数シーズン担当している同ブランドについて、「アレックスは常に女性像やヘアメイクについても強いビジョンを持っている。今回のショーもそれは明確で、女性が持つパワーを祝福したいという意図があった。彼のチームと仕事することはとても刺激的で楽しいの」。

バックステージでは、アレキサンダー·ワン=デザイナーをメイクするシーンも見られた。「アレックスの肌はもともと透明感があるので、少しコンシーラーとパウダーをのせた程度よ」。

「あなたのメイク哲学は?」と聞くと、「そんなのないわ(笑)」と笑うイサマヤだったが、その自然体なキャラクターと革新的·芸術的な表現力で活躍の勢いはとどまることをしらない。今季は「コリーナ ストラーダ(COLLINA STRADA)」や「オフ ホワイト(OFF-WHITE)」など数々のショーでもメイクをリードし、手腕をふるっていた。

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日本発アウトドアブランド「ティートンブロス」がロゴ刷新 創業17年目の挑戦で目指す次のビジョン

PROFILE: 鈴木紀行/ティートンブロス社長

鈴木紀行/ティートンブロス社長
PROFILE: (すずき・のりゆき)1966年生まれ、埼玉県出身。体育大学を卒業後に渡米し、超上級者向けスキーエリアとして知られるワイオミング州ジャクソンホールでスキーやアウトドアのインストラクターを務める。帰国後は米スキーウエアブランド「スパイダー」の輸入総代理業などを経て、2007年に自身でブランド「ティートンブロス」を立ち上げ、08年に創業。現在、社員は自身を含め8人。夏は山だけでなくサーフィンも楽しむ。鈴木社長の横に掛かるマークが、新たに採用した“ループロゴ” PHOTO:SHUHEI SHINE

日本発のアウトドアブランド「ティートンブロス(TETON BROS.)」が2025年秋冬、リブランディングを打ち出した。08年の創業から17年、冬山でも夏山でも“マウンテンライオン”のブランドロゴを見掛けることが増え、山好きの間では年々知名度を高めてきたが、そのロゴも刷新。定着してきたロゴを変えるというのは、なかなか勇気のいる決断だ。なぜリブランディングするのか、なぜ今なのかを、鈴木紀行ティートンブロス社長に聞いた。

WWD:リブランディングを決めた背景は。

鈴木紀行ティートンブロス社長(以下、鈴木):17年間ブランドを運営してきて、人に支えられてブランドが成長してきたことを実感しています。フィールドテストに参加してくれている山のガイドやパトロールなどの仲間たち、素材メーカー、縫製工場、卸先、お客さまなど、本当に多くの人に支えられている。でも、「『ティートンブロス』はどんなブランド?」と聞かれた時に、「ファウンダーである僕がスキーエリアである米国のジャクソンホールに行って……」といった、旧ロゴの“マウンテンライオン”に紐づく創業のストーリーを説明すると、それはもうブランドではなく僕個人の説明になってしまう。個人ではなくブランドとして独り立ちするために、リブランディングを決めました。コンセプトを変えるわけではなく、僕らは今までやってきたことを今後も続けていく。ブランドとして変わらないために、次のフェーズに行こうとロゴも変えました。

WWD:“ループロゴ”と呼ぶ、新ロゴにはどのような意図を込めたのか。

鈴木:“ループロゴ”にはさまざまな意味を込めています。素材開発に力を入れているブランドとして、経糸と横糸を織っていく様子や、継続的にフィールドテストを繰り返し、改善を続けるというわれわれの終わりのないモノ作りの姿勢、自然界の循環、雪面に描く(スキーやスノーボードの)シュプールや波の上の(サーフィンの)ラインといったものです。旧ロゴの“マウンテンライオン”は線の1つ1つに目標や意味を込めていました。それを全てつなげたものが“ループロゴ”です。形は見えなくなりますが、“ループロゴ”の中に“マウンテンライオン”に込めた思いも全て入っています。

WWD:現在グローバルで急成長中の、新興スポーツブランドに携わってきたデザイナーがディレクションに関わっていると聞いた。

鈴木:セバスチャン・マルスカ(Sebastian Maluska)のことですね。フリースタイルスキーの元ドイツ代表で、現在はスイスに住んでいます。友人の紹介で知り合って、スキーやサーフィンを一緒に楽しみながらいいモノを作っていこうと契約しました。彼から、ブランドの良さをもっと幅広く伝えていくためにリブランディングしないかという提案を受けて、2年かけて今に至っています。彼はバックパックの“アマウティ(AMAUTI)”をはじめ製品デザインにも携わっていますし、マーケティング関連のクリエイティブにも関わっている。客観的に見て、今ブランドに足りないものをアドバイスしてくれています。

彼と契約するときに、「年間2カ月は日本に来て、僕と一緒に活動する」といった内容を盛り込みました。前回来日した時は僕がよく行くサーフスポットに連れて行きましたが、波乗りしすぎて風邪をひいてしまって、仕事にならなかった(笑)。でも、こういうブランドを手掛ける以上は、それぐらい自分も(アクティビティーを)やっていないとね。

WWD:彼のほかにも世界中にアウトドアアクティビティーを愛するブランドの仲間がいて、一緒に仕事をしている。

鈴木:今朝もそうでしたが、海外のデザイン事務所とオンラインでミーティングをしていたら、30分も経たないうちに「リブランディングにあたって、こういうことをすると絶対いいよね」というアイデアが形になっていきました。もちろんお互いにビジネスとしてやり取りしていますが、言外の端々に「(こういうスペシャルな仕事をするんだから)日本に行ったら、必ずいいところ(バックカントリーフィールドなど)に連れて行ってね」というのがにじんでいる。みんな自分が好きなことや人生で大切なことを分かっていて、選んでその仕事に就いている。(自分と同じ価値観を共有でき)実にいい奴らだなって思いますよ(笑)。

「素材開発がわれわれの強み」

WWD:今秋は、カルチャー的側面も強い米国のアウトドアマガジン「アドベンチャージャーナル」にも広告を出した。リブランディングをきっかけに、海外販売を強化していくのか。

鈴木:ブーストをかけて一気に海外で売り上げを伸ばすということはなく、既に取り引きのあるディストリビューターの取り扱い量を少しずつ増やしたり、販売する国が少しずつ増えていったりするようなイメージです。現在、米国、ニュージーランド、韓国、香港、台湾、中国本土にディストリビューターがいて、他にいくつか交渉している国があります。アルゼンチンにもわれわれに興味があるという会社があって、9月に僕自身がアルゼンチンに行ってきました。正直に言って、ビジネスとして戦略的に拡大してきた国や地域はありません。それよりもまず、自分が行きたい山やフィールドを見つけてくる。台湾はサーフィンをしたいからディストリビューターを見つけたし、今回のアルゼンチンも現地を熟知しているスキーヤーをガイドにして山を滑ってきました。僕らみたいなブランドは、うちの製品やアクティビティーを本当に好きな人と、グラスルーツでつながって広げていくのが一番いい。

WWD:自分のやりたいことがそのまま仕事になっている鈴木社長の生き方に、憧れる人は多そうだ。

鈴木:周りから見たら遊んでいるだけのように見えるかもしれませんが、作りたい製品があって、それを作り続けていくためにはどうすればいいか、どうしたらブランドとして皆に振り向いてもらえるかを考えてきました。自分たちが納得しない製品は作りたくない。ブランドとして規模が小さかった頃は使いたい素材もなかなか使えませんでしたが、今はほしい生地や糸を素材メーカーと組んで、オリジナルで開発できるようになりました。

素材を独自で開発していることは、われわれの本当に大きな強みです。素材メーカーは、研究室での(この素材が何にどれだけ耐性があるかといった)数字は持っていますが、実際にシビアな自然環境下で着用したらどうなるかといったデータは喉から手が出るほど欲している。そういったフィールドテストはわれわれが担保できます。当社はニュージーランドにもディストリビューターがいるので、日本が夏の間に冬物のテストをしてもらうことも可能です。

WWD:欧州には創業100年を超える山岳ブランドがいくつもある。そういった存在を目指すのか。

鈴木:100年経つころには僕はいませんが、ブランドがしっかり確立されていて、独り立ちしていれば、あとは携わる人間がどう運営していくかです。そのためにも、いま土台を固める。素材から縫製までしっかりサプライチェーンを築いていたら、継続できるはずです。開発ドリブンのあり方は変えずに、組織をあまり大きくしないで製品が世の中に広がっていくような形がブランドの理想。自分たちが作りたいモノ、欲しいモノを作るという姿勢は昔と変わりませんが、スタッフやサポートするアスリートなどが増える中で、自分たちの欲しいモノが広がっている。それが「ティートンブロス」のフィルターを通して作れるのであれば作ります。

あまり知られていませんが、通常の製品とは脈絡がないけれど、自分たちの「どうしても欲しい」を形にした“セルフィッシュ”というカテゴリーがあるんです。例えば(鋼鉄よりも強いと言われる)「ケブラー」繊維でオーバーオールを作りました。これは僕が薪割りをするときに欲しかった。来春は山菜採りから製品名をつけたトレッキングパンツ“山菜パンツ”を出します。卸先からは何百とオーダーがつきました。アイデアを出してもボツになることもありますが、サンプルができてしまえば僕にとってはしめたもの(笑)。こういった遊びが、ブランドとしての色気につながると思っています。

「4〜5年かけて
開発姿勢を知ってもらう」

WWD:現在の国内の卸先は何社にまで広がっているのか。

鈴木:ドア数で、春夏と秋冬合わせて140店弱でしょうか。ここ数年は国内売り上げははぼ変わらず、海外がプラスオンする形です。秋冬のスキーやスノーボードウエアがブランドの原点ですが、(トレッキングやトレイルランニングなどの春夏ニーズも伸びて)秋冬と春夏の売り上げもほぼ同じくらいに育ってきました。元々、必要以上にブランドを大きくしたいと思っていたわけではありません。工場に無理な値下げを要求せず、常にフェアな取引をして、経済ロットを成り立たせることを目標としてきました。ガレージブランドの規模のままでは使いたい素材も使えないし、クオリティーの高い縫製工場とも組めない。ある程度の規模にならなければ、目指すような製品は作れません。そういう点で、今ぐらいのサイズ感がブランドとしてちょうどいいと思っています。

WWD:リブランディングを機に目指す次のフェーズとは、どんなあり方なのか。

鈴木:僕らとしては、ブランドとして十分に皆さんに知っていただけているという気持ちでいました。でも、実際はまだまだ「どこで売っているの?」「どんなブランドなの?」と聞かれるような段階。素材から独自開発することをブランドとして重視していますが、それも伝わりきっていません。例えばウールのハイブリッド素材の「アクシオ」は、今は多くのアウトドアブランドが使うようになっています。しかし、「ティートンブロス」はニッケテキスタイルと尾州のウールの職人たちと共同で糸から開発して、独自で生地を編み立てているので、他社のものとは全く違うんです。そういう違いは世の中にはほぼ浸透していません。

(多くの人にとって便利であることを目指した)最大公約数のような素材はたくさんありますが、僕たちは製品ごとに目指している機能性のレベルやゴールがあって、それを実現するために素材から独自で作っている。世の中にもうちょっと深く、うちの製品やこうした開発姿勢を知っていただくことを、ここから4〜5年かけてやっていきます。海外に対しては、日本のクラフツマンシップやモノ作りの緻密さを伝えていきたい。海外のアウトドアブランドも日本の素材を数多く使っていますが、それはあまり知られていませんよね。こんなふうに地道に積み重ねていくことが、ブランドを成長させる一番いい方法だと思っています。

WWD:「製品ごとに目指す機能性のゴールがある」ということだが、例えばブランドの第1号アイテムで看板製品である“TBジャケット”であっても、今も目指しているゴールに届いていないということか。

鈴木:たとえ10年改善し続けても、100点ということはないでしょうね。マイナーチェンジを重ねつつ、毎年、現段階での100点を目指して17年間作ってきました。近年はPFAS(有機フッ素化合物)フリーが進む中で、国ごとにPFASに対するレギュレーションも異なっており、激動と言える状況にあります。素材のスペックが変われば、付随してデザインも変える必要が出てくる。PFASフリーの流れではっ水加工だけ従来と変えようとしても、生地自体から見直さなければならない。PFASは環境残留性が高く悪だというイメージがありますが、本当にシビアな環境下でウエアを着用する山のプロたちにとっては、PFASの不使用が命取りにもなりかねない。PFASフリーのメンブレンで、PFAS並みの機能性のものを開発することを今進めています。1、2年先に各国のレギュレーションがどうなるかは常に追いながら、その時使用できる最高の素材を使うようにしています。

全国6箇所でトランクショーも開催

WWD:コロナ禍以降、アウトドアウエアを日常でも着用する流れが加速している。ライフスタイル領域を拡大する考えはあるか。

鈴木:山や自然の中で使用して、本当にいい素材、いい製品は、街で使ってもやはり快適です。そういう考え方はありですが、街で着られるものを作って、それを山に持っていくようなことはまずやらないですね。まずF1カーを作ってから、一般の乗用車に落としていくのと一緒です。ブランドが100年続くためには、ロイヤルカスタマーも非常に大切。ブランドを好きでいてくれて、サポートしながらモノを買っていただけるお客さまをどれだけ増やせるか。街で着るカジュアルアイテムとして製品を買う流動層が客のほとんどだと、売り上げは一時的に伸びたとしても下がってしまう。そこはあまりターゲットとしては考えていません。

WWD:リブランディングに合わせて、いくつかの卸先ではトランクショーも予定している。

鈴木:10月から11月にかけて、長野の「ハイク」、愛知の「ムース」、兵庫の「スカイハイ マウンテン ワークス」、新潟の「ウエスト 長岡店」、北海道の「秀岳荘 北大店」で予定しています。東京はアトリエそばのワインバーで行います。われわれがホームマウンテンとしている福島・檜枝岐村や北海道で昨冬に撮ったブランドムービーや、ゲストを招いてのトークイベントなどを開催する予定です。

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「カルティエ」が“ラブ“の新作ジュエリーを発売 CMOが語るアイコンの重要性と“憧れ“を生むコミュニケーション

「カルティエ(CARTIER)」は9月29日、「愛のシンボル」として知られるアイコンコレクション“ラブ(LOVE)“の最新作“ラブ アンリミテッド(LOVE UNLIMITED)“を発売する。1969年にデザイナーのアルド・チプロ(Aldo Cipullo)が手掛け、リジッドな(硬い)楕円シェイプ、ビスのモチーフ、専用スクリュードライバーを使って着脱する構造でジュエリーに革命をもたらした“ラブ“ブレスレットを大胆に再解釈した新作は、手首になじむリボンのようにしなやかさが最大の特徴だ。デザインは、ゴドロン装飾(古代ギリシャの柱やアール・デコ建築に見られた丸ひだ装飾)を表現するように200の精細なパーツをつなぎ合わせ、そこに象徴的なビスをプラス。一見クラスプとは分からないインビジブルな開閉システムを採用することでより着脱しやすくなり、クラスプで複数のブレスレットをつなぐこともできる。価格は149万1600円(イエローゴールド、ピンクゴールド)と159万7200円(ホワイトゴールド)。また、ブレスレットのデザイン要素を落とし込んだリジッドなリング(イエローゴールドとピンクゴールドは42万9000円、ホワイトゴールドは45万6500円)もラインアップする。

言うまでもなく「カルティエ」には不朽のアイコンコレクションがいくつもあるが、長い歴史の中でそれらの再解釈を続けている。近年では、3本のリングが絡み合う“トリニティ“の100周年を記念してクッションシェイプ(角の丸い四角形)のモデルが登場したことも記憶に新しい。「『カルティエ』には創造性やスタイルの限界を押し広げる力があり、絶えず自らを変革し続けるメゾンだ」と語るアルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=最高マーケティング責任者(CMO)に、新作の制作背景やアイコンの重要性、ブランディングやコミュニケーション、日本市場に対する考えまでを聞いた。

アイコンを育み続けるともに創造性と大胆さを追求

 

WWD:まず、“トリニティ“”パンテール“”ジュスト アン クル“など「カルティエ」の数あるアイコンの中で、“ラブ“はどのような位置付けか?

アルノー・カレズ=カルティエCMO(以下、カレズ):「カルティエ」には独自のコレクションポートフォリオがある。ジュエリーやウオッチの分野において、これほど豊かで多様なアイコンコレクションを有するメゾンは他にないだろう。その中でも“ラブ“は、最も重要かつ基準となるジュエリーコレクションの一つであり、メゾンの価値観を反映するもの。売り上げとブランドイメージの両面で中心的な存在として特別な役割を担っている。

WWD:“ラブ アンリミテッド“を制作することになった背景やデザインにおけるこだわりは?

カレズ:制作に取り組むのは自然な流れだった。私たちは、新しいデザインや「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢さんとのコラボレーションのような特別なプロジェクトを通じて、象徴的なコレクションを育み続けるともに創造性と大胆さを追求してきた。“ラブ アンリミテッド“はその姿勢を体現し、既存のコレクションに新鮮さをもたらすもの。全く新しい解釈でありながら、象徴的なデザインやビスモチーフといった“ラブ“の本質につながっていて、ひと目で“ラブ“と分かる。従来は2つの半円形のパーツを組み合わせたリジッドなバングルで、誰かの手助けを必要とする構造だったが、今回はそこに予想外のアプローチを取り入れた。

WWD:アイコンに新たな解釈やアレンジを加える際に重要なこととは?

カレズ:第一に大切なのは、既存のコレクションに確かな価値をもたらすことだ。その価値とは、短期的な成功ではなく、メゾンと顧客にとっての長期的な意義を指す。私たちが常に重視しているのは、長期的な継続性と一貫性。新たなデザインを加える際には、ブランドやコレクションのイメージを高めるものであることが求められ、独自性と美しさを備え、現代の感性に合致することが欠かせない。そして、私たちにとって“現代的な関連性“は基本となる要素だ。というのも、「カルティエ」の製品はジュエリーやウオッチ、レザーグッズであると同時に、人生の節目を祝うシンボルとしても選ばれることが多いものだから。たとえば、“ラブ“ブレスレットを購入したり贈ったりすることは自分自身や大切な人との強い結びつきを示す行為であり、エモーショナルな意味を持つ。そんな製品に結び付く象徴的な価値を守り続けることが、私たちの使命だと考えている。

WWD:多様なアイコンを有することは、「カルティエ」にとってどんな意味を持っているか?

カレズ:「カルティエ」は1847年の創業以来、ジュエラーとしての伝統を守り抜き、今は「The Jeweler of Styles(スタイルのジュエラー)」を掲げている。「The Jeweler」はジュエリー分野のリーダーとしての地位を示し、「of Styles」は多彩な表現の幅を意味する言葉だ。“ラブ“のようなコレクションがエッセンシャルなデザインを表現する一方で、“パンテール“や”クロコダイル“といった大胆で華やかなテーマのコレクションもある。そんなスタイルの幅広さは非常に重要であり、それこそが「カルティエ」を多様な顧客層に応える普遍的なメゾンたらしめている。私たちが望むのは、個性やスタイル、唯一無二の存在感を表現する一助になることだ。

逆風の中でも優先すべきは長期的な価値

WWD:現代は生活者のニーズや趣向も多様化している。幅広い層に「カルティエ」の価値を伝える上で大切にしていることは?

カレズ:最も大切なのは、イメージと憧れ。それらを生み出し維持するためには、「カルティエ」が明確なアイデンティティーと価値を持ち、ブランドの中にも外にも共有することが不可欠だ。加えて重要なのは、信頼関係。信頼を得るには長い時間を要するが、失うのはあっという間。製品の品質、伝えるメッセージ、コミュニケーションのあり方など、全てが信頼に直結している。だからこそ、「カルティエ」はブランディング、そして顧客との長期的な信頼関係を重視している。不確実性の高い時代にあって、人々が求めているのは安心感や信頼、そしてブランドとの真摯な対話であり、それに応える存在でありたいと考えている。

WWD:逆風が吹く現在のラグジュアリー市場をどのように分析している?

カレズ:外部環境において、地政学的、経済的、社会的に不確実性が高まっているのは事実だ。ラグジュアリーブランドは逆風を乗り切らねばならないが、それは多くの業界に共通すること。その中で私たちが目指すのは、長期的な価値を築くことにほかならない。サイクルが以前より短くなる中、一時的な問題があったとしても、優先すべきはブランドの長期的な価値だ。

WWWD:カレズCMOはかつて日本でも働いていたことがあるが、日本市場をどのように捉えているか?

カレズ:約5年間を過ごしたが、日本での経験はとても素晴らしいものだった。日本は今なお世界における主要市場の一つ。その事実を私自身もうれしく感じているし、日本はイノベーションの拠点であると同時に伝統と遺産への深い理解を併せ持つ場所だと考えている。日本人の顧客に対して今でも感銘を受けるのは、その洗練度やエレガンス。彼らはブランドへのロイヤルティーが高いだけでなく、ジュエリーやウオッチの職人技や品質、技術的な部分に関する知識と理解を持っている。細部へのこだわりは、私たちにも深く共鳴するものがあると思う。昨年には日本進出50年の節目を祝ったが、歴史的なつながりは年々豊かさを増している。パリのカルティエ現代美術財団でも、これまで三宅一生や北野武をはじめとする多くの日本人アーティストの展示を行ってきた。またメゾンのアーカイブとカルティエ財団が有するアート作品を組み合わせた東京国立博物館での展覧会をはじめ、日本は常に新しいアイデアやプロジェクトを受け入れる市場であるとともに、今もメゾンの大きなインスピレーション源になっている。実は世界で初めてEコマースを導入したのも日本だった。

WWD:今月には日本のクリエイターや俳優を起用したアニメーション作品「ラ パンテール ドゥ カルティエ(LA PANTHERE DE CARTIER)」を公開し、話題を集めた。現代、そしてこれからのコミュニケーション戦略におけるカギと考えるのは何か?

カレズ:本質は大きくは変わらない。メディア環境が変化したとしても、コミュニケーションの役割は“憧れ“を生み出すこと。メゾンの世界観を表現し、クリエイティビティーと大胆さを伝えることが重要だ。新しい点を挙げるとすれば、顧客との接点がかつてより増えたことだろう。デジタルネットワークの発展によって手法やコンテンツは変化するが、目指す方向性は常に一貫している。ブランドイメージを高め、予想を超える体験を提供すること。それが「カルティエ」のコミュニケーションのカギだ。

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「カルティエ」が“ラブ“の新作ジュエリーを発売 CMOが語るアイコンの重要性と“憧れ“を生むコミュニケーション

「カルティエ(CARTIER)」は9月29日、「愛のシンボル」として知られるアイコンコレクション“ラブ(LOVE)“の最新作“ラブ アンリミテッド(LOVE UNLIMITED)“を発売する。1969年にデザイナーのアルド・チプロ(Aldo Cipullo)が手掛け、リジッドな(硬い)楕円シェイプ、ビスのモチーフ、専用スクリュードライバーを使って着脱する構造でジュエリーに革命をもたらした“ラブ“ブレスレットを大胆に再解釈した新作は、手首になじむリボンのようにしなやかさが最大の特徴だ。デザインは、ゴドロン装飾(古代ギリシャの柱やアール・デコ建築に見られた丸ひだ装飾)を表現するように200の精細なパーツをつなぎ合わせ、そこに象徴的なビスをプラス。一見クラスプとは分からないインビジブルな開閉システムを採用することでより着脱しやすくなり、クラスプで複数のブレスレットをつなぐこともできる。価格は149万1600円(イエローゴールド、ピンクゴールド)と159万7200円(ホワイトゴールド)。また、ブレスレットのデザイン要素を落とし込んだリジッドなリング(イエローゴールドとピンクゴールドは42万9000円、ホワイトゴールドは45万6500円)もラインアップする。

言うまでもなく「カルティエ」には不朽のアイコンコレクションがいくつもあるが、長い歴史の中でそれらの再解釈を続けている。近年では、3本のリングが絡み合う“トリニティ“の100周年を記念してクッションシェイプ(角の丸い四角形)のモデルが登場したことも記憶に新しい。「『カルティエ』には創造性やスタイルの限界を押し広げる力があり、絶えず自らを変革し続けるメゾンだ」と語るアルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=最高マーケティング責任者(CMO)に、新作の制作背景やアイコンの重要性、ブランディングやコミュニケーション、日本市場に対する考えまでを聞いた。

アイコンを育み続けるともに創造性と大胆さを追求

 

WWD:まず、“トリニティ“”パンテール“”ジュスト アン クル“など「カルティエ」の数あるアイコンの中で、“ラブ“はどのような位置付けか?

アルノー・カレズ=カルティエCMO(以下、カレズ):「カルティエ」には独自のコレクションポートフォリオがある。ジュエリーやウオッチの分野において、これほど豊かで多様なアイコンコレクションを有するメゾンは他にないだろう。その中でも“ラブ“は、最も重要かつ基準となるジュエリーコレクションの一つであり、メゾンの価値観を反映するもの。売り上げとブランドイメージの両面で中心的な存在として特別な役割を担っている。

WWD:“ラブ アンリミテッド“を制作することになった背景やデザインにおけるこだわりは?

カレズ:制作に取り組むのは自然な流れだった。私たちは、新しいデザインや「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢さんとのコラボレーションのような特別なプロジェクトを通じて、象徴的なコレクションを育み続けるともに創造性と大胆さを追求してきた。“ラブ アンリミテッド“はその姿勢を体現し、既存のコレクションに新鮮さをもたらすもの。全く新しい解釈でありながら、象徴的なデザインやビスモチーフといった“ラブ“の本質につながっていて、ひと目で“ラブ“と分かる。従来は2つの半円形のパーツを組み合わせたリジッドなバングルで、誰かの手助けを必要とする構造だったが、今回はそこに予想外のアプローチを取り入れた。

WWD:アイコンに新たな解釈やアレンジを加える際に重要なこととは?

カレズ:第一に大切なのは、既存のコレクションに確かな価値をもたらすことだ。その価値とは、短期的な成功ではなく、メゾンと顧客にとっての長期的な意義を指す。私たちが常に重視しているのは、長期的な継続性と一貫性。新たなデザインを加える際には、ブランドやコレクションのイメージを高めるものであることが求められ、独自性と美しさを備え、現代の感性に合致することが欠かせない。そして、私たちにとって“現代的な関連性“は基本となる要素だ。というのも、「カルティエ」の製品はジュエリーやウオッチ、レザーグッズであると同時に、人生の節目を祝うシンボルとしても選ばれることが多いものだから。たとえば、“ラブ“ブレスレットを購入したり贈ったりすることは自分自身や大切な人との強い結びつきを示す行為であり、エモーショナルな意味を持つ。そんな製品に結び付く象徴的な価値を守り続けることが、私たちの使命だと考えている。

WWD:多様なアイコンを有することは、「カルティエ」にとってどんな意味を持っているか?

カレズ:「カルティエ」は1847年の創業以来、ジュエラーとしての伝統を守り抜き、今は「The Jeweler of Styles(スタイルのジュエラー)」を掲げている。「The Jeweler」はジュエリー分野のリーダーとしての地位を示し、「of Styles」は多彩な表現の幅を意味する言葉だ。“ラブ“のようなコレクションがエッセンシャルなデザインを表現する一方で、“パンテール“や”クロコダイル“といった大胆で華やかなテーマのコレクションもある。そんなスタイルの幅広さは非常に重要であり、それこそが「カルティエ」を多様な顧客層に応える普遍的なメゾンたらしめている。私たちが望むのは、個性やスタイル、唯一無二の存在感を表現する一助になることだ。

逆風の中でも優先すべきは長期的な価値

WWD:現代は生活者のニーズや趣向も多様化している。幅広い層に「カルティエ」の価値を伝える上で大切にしていることは?

カレズ:最も大切なのは、イメージと憧れ。それらを生み出し維持するためには、「カルティエ」が明確なアイデンティティーと価値を持ち、ブランドの中にも外にも共有することが不可欠だ。加えて重要なのは、信頼関係。信頼を得るには長い時間を要するが、失うのはあっという間。製品の品質、伝えるメッセージ、コミュニケーションのあり方など、全てが信頼に直結している。だからこそ、「カルティエ」はブランディング、そして顧客との長期的な信頼関係を重視している。不確実性の高い時代にあって、人々が求めているのは安心感や信頼、そしてブランドとの真摯な対話であり、それに応える存在でありたいと考えている。

WWD:逆風が吹く現在のラグジュアリー市場をどのように分析している?

カレズ:外部環境において、地政学的、経済的、社会的に不確実性が高まっているのは事実だ。ラグジュアリーブランドは逆風を乗り切らねばならないが、それは多くの業界に共通すること。その中で私たちが目指すのは、長期的な価値を築くことにほかならない。サイクルが以前より短くなる中、一時的な問題があったとしても、優先すべきはブランドの長期的な価値だ。

WWWD:カレズCMOはかつて日本でも働いていたことがあるが、日本市場をどのように捉えているか?

カレズ:約5年間を過ごしたが、日本での経験はとても素晴らしいものだった。日本は今なお世界における主要市場の一つ。その事実を私自身もうれしく感じているし、日本はイノベーションの拠点であると同時に伝統と遺産への深い理解を併せ持つ場所だと考えている。日本人の顧客に対して今でも感銘を受けるのは、その洗練度やエレガンス。彼らはブランドへのロイヤルティーが高いだけでなく、ジュエリーやウオッチの職人技や品質、技術的な部分に関する知識と理解を持っている。細部へのこだわりは、私たちにも深く共鳴するものがあると思う。昨年には日本進出50年の節目を祝ったが、歴史的なつながりは年々豊かさを増している。パリのカルティエ現代美術財団でも、これまで三宅一生や北野武をはじめとする多くの日本人アーティストの展示を行ってきた。またメゾンのアーカイブとカルティエ財団が有するアート作品を組み合わせた東京国立博物館での展覧会をはじめ、日本は常に新しいアイデアやプロジェクトを受け入れる市場であるとともに、今もメゾンの大きなインスピレーション源になっている。実は世界で初めてEコマースを導入したのも日本だった。

WWD:今月には日本のクリエイターや俳優を起用したアニメーション作品「ラ パンテール ドゥ カルティエ(LA PANTHERE DE CARTIER)」を公開し、話題を集めた。現代、そしてこれからのコミュニケーション戦略におけるカギと考えるのは何か?

カレズ:本質は大きくは変わらない。メディア環境が変化したとしても、コミュニケーションの役割は“憧れ“を生み出すこと。メゾンの世界観を表現し、クリエイティビティーと大胆さを伝えることが重要だ。新しい点を挙げるとすれば、顧客との接点がかつてより増えたことだろう。デジタルネットワークの発展によって手法やコンテンツは変化するが、目指す方向性は常に一貫している。ブランドイメージを高め、予想を超える体験を提供すること。それが「カルティエ」のコミュニケーションのカギだ。

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「オン」はなぜ急成長できたのか 来日した共同創業者&イノベーション担当に聞く

スイス発のスポーツブランド「オン(ON)」は、世界陸上に合わせて東京・原宿で開催していたブランド体験スペース「オン ラブズ トウキョウ(On Labs Tokyo)」の来場者が、9月13〜21日の9日間で延べ8764人だったと発表した。同スペースで目玉としていたのは、スニーカーアッパー製造の新技術「LightSpray」のお披露目。ここでは、同スペースで行った「オン」の共同創業者オリヴィエ・ベルンハルト(Olivier Bernhard)氏と、「LightSpray」のディレクター、パブロ・エラト(Pabro Erat)氏のインタビューを掲載する。

オリヴィエ・ベルンハルト
オン共同創業者
「オンはイノベーションカンパニー」

WWD:改めて「オン」が重視する価値観を教えてほしい。

オリヴィエ・ベルンハルト オン共同創業者(以下、ベルンハルト):われわれはイノベーションカンパニーであり、イノベーションを通して、パフォーマンス領域で成果を上げることが第一だ。「LightSpray」で製造したシューズで、契約アスリートのヘレン・オビリ選手が24年のボストンマラソンを制し、続くパリ五輪の女子マラソンで銅メダルを獲得した。ただし、「LightSpray」はアスリートだけのものではない。コミュニティー全体に落とし込んでいく。「LightSpray」はサステナビリティ面でも産業に革命を起こすものだ。

WWD:3年間で売上規模2倍を目指すという高成長の中にある。成長痛はないのか。

ベルンハルト:状況を注意深く把握し、トラブルを避ける。そして、時にはノーと言う勇気を持つ。いろんなチャンスが転がっているが、全ての機会に手を伸ばすわけではない。われわれは“プレミアムスポーツブランド”として常に正直でありたい。高品質なデザインとモノ作りにこだわり、それが常にイノベーションと紐づいていることが重要だ。長期的な視点を持ち、むやみやたらとチャンスには飛びつかないが、機会や可能性にあふれているアジア市場は例外だ。アジアで売り上げばかりに目をやるのではなく、さまざまな国のコミュニティーと一体となって活動していきたい。

WWD:スイスという、スポーツシューズ産業が元々盛んでない土地で創業し、15年という短期間でこれだけ大きくなれた秘訣は。

ベルンハルト:人生では、知らないからこそできることもある。待ち受ける困難を予想していたら、むしろ踏み出せなかっただろう。私はシューズ作りの素人だったからこそ好奇心を持って果敢に挑戦できたし、「ランニングに新しい感覚をもたらしたい」「アスリートをより速くするシューズを作りたい」という強い信念があった。今はこの画期的な技術を、アスリートだけでなくより多くの人に届けたいと強く思っている。

WWD:チャレンジできる企業風土が大切だと繰り返し語っている。そういう風土はどう創るのか。

ベルンハルド:オンは自分を含め3人で創業したが、少なくとも常にそのうちの1人は、自由な発想に耳を傾けてきた。何かアイデアが出たらチャンスを与える。人を巻き込み、チーム皆で夢を育てていく。そうすれば、最初は小さな火種だったアイデアが大きなエネルギーになり得る。「LightSpray」だってそうだ。出来上がったものを見たら「簡単そうだ」と思うかもしれない。でも、誰もやっていないことに挑戦し、不可能を可能にすることが大切だ。

WWD:世界陸上には60人以上の契約アスリートが参加した。アスリートと取り組むことはブランドにどんな価値をもたらすのか。

ベルンハルト:アスリートは全ての中心だ。アスリートは、単にブランドを宣伝するためのスタッフではない。彼らからのフィードバックがあって、われわれは製品開発ができる。大会で成果を出すこともすばらしいが、負けたり、ケガをしたりするアスリートもいる。しかし、そういった本当の物語をコミュニティーに伝えることで、アスリートはブランドとコミュニティーを橋渡ししてくれる。われわれは方向を示すコンパスのように、栄養学、引退後のキャリア、事故にあった時の対処などアスリートにさまざまなサポートを提供しており、それも彼らからの支持につながっている。

パブロ・エラト
オン LightSpray ディレクター
来年アジアでLightSpray工場が稼働

WWD:「LightSpray」の意義や役割は。

パブロ・エラト オン LightSpray ディレクター(以下、エラト):2つある。最高峰のパフォーマンスシューズを生産していくという産業的な役割と、イノベーションラボとして、製造においてもサステナビリティにおいても革新を起こしていくという役割だ。「LightSpray」の意義は、革新的な製品にあるのではなく、製造工程に革命を起こすことにある。

WWD:「LightSpray」で生産するシューズを、現状の1型から今後は拡大していくと公表した。

エラト:ハイパフォーマンスモデルもライフスタイルシューズも、今後3年間で生産していく。

WWD:7月にスイス・チューリッヒに「LightSpray」の小規模工場を設けた。アジアで準備中という「LightSpray」の工場も、今後2〜3年のうちに完成するのか。

エラト:もっと早期にオープンする。来年にはできる。規模としては、ロボットアーム4台を備えるチューリッヒ工場の約8倍になる。アジア工場での1日の生産量がどれくらいになるかはまだ言えない。

WWD:製品輸送にかかるCO2排出量を減らすため、将来的には世界各地に「LightSpray」工場を作っていくのか。

エラト:最適化された工場をまずアジアで作り、それを他の主要マーケットにコピーしていくのが目標だ。将来的に世界で何箇所の工場を設けるかは需要による。(ロボットアームによる自動化によって)人件費が高い地域においても労働集約型産業のシューズ生産が成り立ち、最高品質のシューズが量産できる。しかもCO2も削減できる。サステナビリティとビジネスは両立すると証明したい。

WWD:「LightSpray」に続くイノベーションとして、今はどんな研究しているのか。

エラト:5年後には、「LightSpray」をプラットフォームにして新しいイノベーションがどんどん生まれるだろう。将来的に「オン」の靴が全て「LightSpray」製になるというわけではない。大半のシューズは引き続き従来通りの製法で作られるものだろうが、我々の成長は「LightSpray」から得られる部分が多い。

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「オン」はなぜ急成長できたのか 来日した共同創業者&イノベーション担当に聞く

スイス発のスポーツブランド「オン(ON)」は、世界陸上に合わせて東京・原宿で開催していたブランド体験スペース「オン ラブズ トウキョウ(On Labs Tokyo)」の来場者が、9月13〜21日の9日間で延べ8764人だったと発表した。同スペースで目玉としていたのは、スニーカーアッパー製造の新技術「LightSpray」のお披露目。ここでは、同スペースで行った「オン」の共同創業者オリヴィエ・ベルンハルト(Olivier Bernhard)氏と、「LightSpray」のディレクター、パブロ・エラト(Pabro Erat)氏のインタビューを掲載する。

オリヴィエ・ベルンハルト
オン共同創業者
「オンはイノベーションカンパニー」

WWD:改めて「オン」が重視する価値観を教えてほしい。

オリヴィエ・ベルンハルト オン共同創業者(以下、ベルンハルト):われわれはイノベーションカンパニーであり、イノベーションを通して、パフォーマンス領域で成果を上げることが第一だ。「LightSpray」で製造したシューズで、契約アスリートのヘレン・オビリ選手が24年のボストンマラソンを制し、続くパリ五輪の女子マラソンで銅メダルを獲得した。ただし、「LightSpray」はアスリートだけのものではない。コミュニティー全体に落とし込んでいく。「LightSpray」はサステナビリティ面でも産業に革命を起こすものだ。

WWD:3年間で売上規模2倍を目指すという高成長の中にある。成長痛はないのか。

ベルンハルト:状況を注意深く把握し、トラブルを避ける。そして、時にはノーと言う勇気を持つ。いろんなチャンスが転がっているが、全ての機会に手を伸ばすわけではない。われわれは“プレミアムスポーツブランド”として常に正直でありたい。高品質なデザインとモノ作りにこだわり、それが常にイノベーションと紐づいていることが重要だ。長期的な視点を持ち、むやみやたらとチャンスには飛びつかないが、機会や可能性にあふれているアジア市場は例外だ。アジアで売り上げばかりに目をやるのではなく、さまざまな国のコミュニティーと一体となって活動していきたい。

WWD:スイスという、スポーツシューズ産業が元々盛んでない土地で創業し、15年という短期間でこれだけ大きくなれた秘訣は。

ベルンハルト:人生では、知らないからこそできることもある。待ち受ける困難を予想していたら、むしろ踏み出せなかっただろう。私はシューズ作りの素人だったからこそ好奇心を持って果敢に挑戦できたし、「ランニングに新しい感覚をもたらしたい」「アスリートをより速くするシューズを作りたい」という強い信念があった。今はこの画期的な技術を、アスリートだけでなくより多くの人に届けたいと強く思っている。

WWD:チャレンジできる企業風土が大切だと繰り返し語っている。そういう風土はどう創るのか。

ベルンハルド:オンは自分を含め3人で創業したが、少なくとも常にそのうちの1人は、自由な発想に耳を傾けてきた。何かアイデアが出たらチャンスを与える。人を巻き込み、チーム皆で夢を育てていく。そうすれば、最初は小さな火種だったアイデアが大きなエネルギーになり得る。「LightSpray」だってそうだ。出来上がったものを見たら「簡単そうだ」と思うかもしれない。でも、誰もやっていないことに挑戦し、不可能を可能にすることが大切だ。

WWD:世界陸上には60人以上の契約アスリートが参加した。アスリートと取り組むことはブランドにどんな価値をもたらすのか。

ベルンハルト:アスリートは全ての中心だ。アスリートは、単にブランドを宣伝するためのスタッフではない。彼らからのフィードバックがあって、われわれは製品開発ができる。大会で成果を出すこともすばらしいが、負けたり、ケガをしたりするアスリートもいる。しかし、そういった本当の物語をコミュニティーに伝えることで、アスリートはブランドとコミュニティーを橋渡ししてくれる。われわれは方向を示すコンパスのように、栄養学、引退後のキャリア、事故にあった時の対処などアスリートにさまざまなサポートを提供しており、それも彼らからの支持につながっている。

パブロ・エラト
オン LightSpray ディレクター
来年アジアでLightSpray工場が稼働

WWD:「LightSpray」の意義や役割は。

パブロ・エラト オン LightSpray ディレクター(以下、エラト):2つある。最高峰のパフォーマンスシューズを生産していくという産業的な役割と、イノベーションラボとして、製造においてもサステナビリティにおいても革新を起こしていくという役割だ。「LightSpray」の意義は、革新的な製品にあるのではなく、製造工程に革命を起こすことにある。

WWD:「LightSpray」で生産するシューズを、現状の1型から今後は拡大していくと公表した。

エラト:ハイパフォーマンスモデルもライフスタイルシューズも、今後3年間で生産していく。

WWD:7月にスイス・チューリッヒに「LightSpray」の小規模工場を設けた。アジアで準備中という「LightSpray」の工場も、今後2〜3年のうちに完成するのか。

エラト:もっと早期にオープンする。来年にはできる。規模としては、ロボットアーム4台を備えるチューリッヒ工場の約8倍になる。アジア工場での1日の生産量がどれくらいになるかはまだ言えない。

WWD:製品輸送にかかるCO2排出量を減らすため、将来的には世界各地に「LightSpray」工場を作っていくのか。

エラト:最適化された工場をまずアジアで作り、それを他の主要マーケットにコピーしていくのが目標だ。将来的に世界で何箇所の工場を設けるかは需要による。(ロボットアームによる自動化によって)人件費が高い地域においても労働集約型産業のシューズ生産が成り立ち、最高品質のシューズが量産できる。しかもCO2も削減できる。サステナビリティとビジネスは両立すると証明したい。

WWD:「LightSpray」に続くイノベーションとして、今はどんな研究しているのか。

エラト:5年後には、「LightSpray」をプラットフォームにして新しいイノベーションがどんどん生まれるだろう。将来的に「オン」の靴が全て「LightSpray」製になるというわけではない。大半のシューズは引き続き従来通りの製法で作られるものだろうが、我々の成長は「LightSpray」から得られる部分が多い。

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