経産省「グローバルファッションIP創出プログラム」成果発表開催 地域資源から世界を見据える


経済産業省が推進する補助事業「グローバルファッションIP創出プログラム」の最終成果発表会「UNFOLDING(アンフォールディング)」が、2026年1月16日に京都、同31日に東京の2会場で開催される。

同プログラムは、世界市場で通用する独自性の高い「ファッションIP」の創出を目的に、2025年度からスタート。公募により選ばれた10組のクリエイターに対し、約1年にわたり事業化支援、レクチャー、メンタリングを行ってきた。

京都では事業計画を、東京では“形”を見せる二部構成

1月16日に開催される京都会場「UNFOLDING ~成果プレゼンテーション~」では、各採択クリエイターが事業成果と今後のグローバル展開に向けた事業計画を発表。会場は国立京都国際会館だ。一方、1月31日の東京会場「UNFOLDING ~成果エキシビジョン~」では、事業期間中に制作された製品や素材のプロトタイプを展示。会場は天王洲のWHAT CAFEで、来場者は実物を通して各プロジェクトの思想と技術に触れることができる。参加はいずれも無料(要事前申し込み)。

本プログラムが一貫して重視してきたのは、単なるプロダクト開発ではなく、文化や技術を“資源”として捉え直し、クリエイター自身の解釈を通じて再構築すること。そのプロセス自体が、グローバルで通用するファッションIPの核になるという考え方だ。「UNFOLDING」は、グローバル展開を志すクリエイターはもちろん、新たな才能との事業連携や協業を模索するファッション業界、さらには異業種企業にとっても、次世代のものづくりとIP戦略を考える場を目指す。

■「グローバルファッションIP創出プログラム」最終成果発表会「UNFOLDINGS」

京都開催|UNFOLDING ~成果プレゼンテーション~
日時:2026年1月16日(金)13:00~18:30
会場:国立京都国際会館(京都市左京区)
内容:事業成果および今後のグローバル展開に向けた事業計画のプレゼンテーション
参加費:無料(要申し込み)

東京開催|UNFOLDING ~成果エキシビジョン~
日時:2026年1月31日(土)10:00~18:00
会場:WHAT CAFE(東京都品川区・天王洲)
内容:製品・素材のプロトタイプ展示
参加費:無料(要申し込み)

染料、デニム、レース、ジャカード、3Dプリント 10組の多様な挑戦

採択されたのは、染色、デニム、レース、ウール、広告素材の再生、3Dプリントなど、多様な領域から集まった10組。いずれも「日本的資源」を起点にしながら、事業としての持続性と国際性を視野に入れた取り組みが並ぶ。

デノボストラクチャー

「9-jour.(クジョー)輸出大作戦」
植物由来100%の染料を用い、化学薬品ゼロ、廃水ゼロを実現する「新万葉染め」を軸にしたプロジェクト。全国各地の職人と連携し、21色のカラーデニムを展開。「色をまとうこと=文化をまとうこと」と捉え、日本独自の色彩文化を体験として世界に届けることを目指す。

ディスカバーリンクせとうち

「COREMO DENIM(コレモ デニム)〜デニムの産地から生まれる新しいスタンダードウェア〜」
ONOMICHI DENIM PROJECT(オノミチ・デニム・プロジェクト)やREKROW(リクロー)によるプロダクト開発、HITOTOITO(ヒトトイト)が取り組む作り手育成など、デニムを通じて「作り、伝え、継ぐ」活動を続けてきた。同プロジェクトでは、繊維産地でものづくりを行う意味をあらためて問い直し、地域の時代性や風土をたどりながら、新ブランド「Ki(キ)」として新たなスタンダードウェアの構築に挑んでいる。

EUCHRONIA(ユークロニア)

「EUCHRONIA 2026SS/AW」
記憶とレースを結びつけた表現を特徴とするブランドである。本事業では、26年春夏、26-27年秋冬コレクションの制作と並行し、レース産地との新たな関係構築を進めた。手作業によるボビンレースをはじめ、産地と共に制作するコミュニティ形成にも取り組み、レースの循環を支える基盤づくりを行った。

波取

「デジタルツール、織機への接続ソフトを通じたアルゴリズミック・ジャカードテキスタイル設計と衣服への実装」
ファッションレーベル「ハトラ(HATRA)」とアーティスト古舘健によるテキスタイルプロジェクトである。アルゴリズムを用いた複雑なジャカード組織の設計と、その組織を生かした衣服デザインに取り組んだ。あわせて、布地製作に必要となるコンピュータープログラムの開発も行い、デジタルと織機を接続する新たな設計手法を提示している。

KoH T(コーティー)

「コーティー(KOH T) グローバルヴィジョン2025 産地間連携による高付加価値ファッションブランドのIP確立」
西陣織の伝統美と現代ファッションの感性を融合し、洋服用生地および商品の創出を目指す。複数産地との協業によって価値を高め、国内外での認知拡大と市場展開を推進。京都およびパリ・マレ地区でのポップアップ開催を通じて、KoH Tの世界観を国際的に発信してきた。

マイクロバイオファクトリー

「リサイクルインジゴ染料を使用した生地・製品開発」
デニム製造工程で発生する廃繊維からインジゴ染料を抽出し、再び染料として活用する「リサイクルインジゴ」に取り組む。広島・岡山のデニム産地企業と連携し、サステナブル時代に適応した新たな染料コンセプトの普及を視野に入れた製品開発を進めてきた。

三星毛糸

「− THE BISHU Project(ザ・ビシュウ・プロジェクト)− 尾州ウール産地を代表するファクトリーブランドの立ち上げ」
三星毛糸が展開するファクトリーブランド「MITSUBOSHI 1887(ミツボシ1887)」を、単品中心の展開から脱却させ、グローバル市場で通用するコレクション型IPとして確立することを目的とする。尾州ウール産地の技術と背景を、世界観として発信するブランド構築に取り組んでいる。

ペーパーパレード

「OOH再生プロジェクト」
再生可能でありながら廃棄されてきたOOH(屋外広告)素材に着目。広告に付随する権利を覆い隠すという独自のアプローチによって、循環可能な素材へと転換する試みである。耐久性に優れたOOH再生素材と日本の伝統技術を掛け合わせ、新たな素材価値の可能性を探っている。

Team NOBIRO(チーム・ノビロ)

「3Dプリント子供靴の開発」
子供の足の成長に合わせてサイズが変化する可変システムを備えた靴の開発を行う。成長期の子供に多い「靴サイズの不一致」という健康課題に向き合い、試作と概念モデルを具現化。本展示では、助成事業を活用して特許出願まで完了した可変構造の初期プロトタイプを複数展示する。

吉勝制作所

「Foraged Colors(フォレージド・カラーズ)— 顔料製造や印刷などのインフラストラクチャーを現代的にチューニングする」
生物や鉱石、産業副産物から「色」を生み出し、社会へ届ける研究開発プロジェクトである。本事業では、顔料製造、印刷、テキスタイルプリントといった既存インフラに対し技術的なチューニングを実施。事業化に向けたビジネスプランとともに、その成果を提示する。

The post 経産省「グローバルファッションIP創出プログラム」成果発表開催 地域資源から世界を見据える appeared first on WWDJAPAN.

「ダイスケ タナベ」が伊勢丹新宿店で初ポップアップ ジェイムス・ブレイクの楽曲が着想源の2026年春夏コレクションを販売

「ダイスケ タナベ(DAISUKE TANABE)」は1月14〜20日、伊勢丹新宿メンズ本館の6階売り場(メンズクリエーターズ)で初のポップアップを開催する。2026年春夏コレクション「season 03 "x"」のアイテムを販売する予定だ。

本コレクションのテーマは、“情報があふれる現代社会への問いかけ”。英ミュージシャンのジェイムス・ブレイク(James Blake)の楽曲「Like the End」に着想を得ていて、「不要な関心の増幅が、結果として社会全体の無関心を生む」という感覚を起点としている。コレクションタイトル「x」は、情報過多の現代社会において真実の不確かさを象徴するもの。また映画「関心領域」にも通じる、見えないものの気配や緊張感といった視覚表現をデザインに落とし込んだ。

アイテム一覧

アイテムは、シルバー芯のゴートレザーと最軽量コットン素材“ベンタイル”を組み合わせたリバーシブル仕様のマウンテンパーカ(38万5000円)や、きめ細かさとドレープ感をもつニュージーランド原革のベビーカーフをあしらったジャケット(27万5000円)とパンツ(29万7000円)をラインアップ。さらに、1950年代のビンテージデニムの経年変化をスキャンデータで再構築し、ジャカード織で表現したデニムジャケット(8万8000円)とパンツ(7万7000円)も用意する。

会期中はメンズ本館の6階売り場に加え、本館3階の自主編集売り場「リ・スタイル」でもユニセックスで着用できる一部アイテムを販売する。

◾️ポップアップ
期間:1月14〜20日
場所:伊勢丹新宿メンズ本館6階 メンズクリエーターズ、本館3階「リ・スタイル」
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

The post 「ダイスケ タナベ」が伊勢丹新宿店で初ポップアップ ジェイムス・ブレイクの楽曲が着想源の2026年春夏コレクションを販売 appeared first on WWDJAPAN.

「ダイスケ タナベ」が伊勢丹新宿店で初ポップアップ ジェイムス・ブレイクの楽曲が着想源の2026年春夏コレクションを販売

「ダイスケ タナベ(DAISUKE TANABE)」は1月14〜20日、伊勢丹新宿メンズ本館の6階売り場(メンズクリエーターズ)で初のポップアップを開催する。2026年春夏コレクション「season 03 "x"」のアイテムを販売する予定だ。

本コレクションのテーマは、“情報があふれる現代社会への問いかけ”。英ミュージシャンのジェイムス・ブレイク(James Blake)の楽曲「Like the End」に着想を得ていて、「不要な関心の増幅が、結果として社会全体の無関心を生む」という感覚を起点としている。コレクションタイトル「x」は、情報過多の現代社会において真実の不確かさを象徴するもの。また映画「関心領域」にも通じる、見えないものの気配や緊張感といった視覚表現をデザインに落とし込んだ。

アイテム一覧

アイテムは、シルバー芯のゴートレザーと最軽量コットン素材“ベンタイル”を組み合わせたリバーシブル仕様のマウンテンパーカ(38万5000円)や、きめ細かさとドレープ感をもつニュージーランド原革のベビーカーフをあしらったジャケット(27万5000円)とパンツ(29万7000円)をラインアップ。さらに、1950年代のビンテージデニムの経年変化をスキャンデータで再構築し、ジャカード織で表現したデニムジャケット(8万8000円)とパンツ(7万7000円)も用意する。

会期中はメンズ本館の6階売り場に加え、本館3階の自主編集売り場「リ・スタイル」でもユニセックスで着用できる一部アイテムを販売する。

◾️ポップアップ
期間:1月14〜20日
場所:伊勢丹新宿メンズ本館6階 メンズクリエーターズ、本館3階「リ・スタイル」
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

The post 「ダイスケ タナベ」が伊勢丹新宿店で初ポップアップ ジェイムス・ブレイクの楽曲が着想源の2026年春夏コレクションを販売 appeared first on WWDJAPAN.

国井栄之が手掛ける 「アシックス スポーツスタイル」の“ゲル イエティトウキョウ ハイ GTX ゴアテックス“シューズが再販

「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」は1月2日、 “ゲル イエティトウキョウ ハイ”シリーズ第2弾目のシューズ“ゲル イエティトウキョウ ハイ GTX ゴアテックス”(3万4100円)をリローンチする。東京・上野のスニーカーショップ、ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)と「アシックス」の直営店、ヘリテージフットウエアで取り扱う。

本アイテムは、ミタスニーカーズと虎ノ門ヒルズ内のフットウエア専門店「ヘリンボーン フットウェア(HERRINGBONE FOOTWEAR)」でクリエイティブ・ディレクターを務める国井栄之がディレクションしたスニーカーだ。「アシックス」が2000年に発売したトレイルランニングの競技後に足をリラックスさせるためのアフターシューズ“ゲル イエティ”をベースにしている。当時のデザイン要素を取り入れたシルエットがストリートシーンで注目を集め、2003年にライフスタイル用として展開された。第2弾になる本作は、脱ぎはぎのしやすさとフィッティングを重視したストッパー付きシューレースやコルク製インナーソールを採用してアップデートした。また、雨の日も足元を快適にする“ゴア テックス”を搭載。サイズ展開は、23.0〜30.0cm。

The post 国井栄之が手掛ける 「アシックス スポーツスタイル」の“ゲル イエティトウキョウ ハイ GTX ゴアテックス“シューズが再販 appeared first on WWDJAPAN.

西洋と東洋の融合を掲げ創業したユナイテッドアローズ 「和文化グランプリ」に「UA賞」新設

一般社団法人日本和文化振興プロジェクトによる「第5回 日本和文化グランプリ」の授賞式がこのほど、東京・六本木の国際文化会館で開催された。今年は協賛企業による企業賞として「ユナイテッドアローズ賞」が新設され、森工芸による「RAYS PLATE 藍漆」が同賞を受賞した。

同プロジェクトは、ユナイテッドアローズ創業者の重松理・名誉会長が設立に携わり、日本の伝統文化と現代の技術・芸術を融合させた取り組みを顕彰している。審査員長の三田村有純東京藝術大学名誉教授はじめ、審査員にはLVMHモエヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長やモデルの秋元梢らも参加する。

今回「ユナイテッドアローズ賞」を受賞した「RAYS Plate Round 藍漆」は、木材を薄くスライスしたツキ板を貼り合わせ、中心から放射状に広がる光線のような模様を描く「光線貼り」の技法を用いた丸皿。藍と漆を掛け合わせた「藍漆」で仕上げ、藍染め由来の深い青色に漆特有の艶が重なり、光の角度によって表情が変化するのも魅力だ。「ユナイテッドアローズ賞」受賞においては、工芸品でありながら日常使いを前提とした実用性を備えている点が評価された。

ユナイテッドアローズは第3回から同プロジェクトに特別協賛として参画。重松名誉会長は、「そもそもユナイテッドアローズは西洋と東洋の融合を掲げて創業した。今、より足元を掘り下げ、残すべき和文化を次世代に継承する活動に意義を感じている」と話す。創業時の思いを引き継ぎ同社は、今年4月に原宿旗艦店を衣・食・住を横断した最高級のライフスタイル提案を掲げる新業態「タバヤ ユナイテッドアローズ(TABAYA UNITEDARROWS)」にリニューアル。和文化の発信も重要な柱に据え、今回の受賞作を含め、森工芸が手掛けるさまざまな木工作品を販売する計画だ。

森工芸のツキ張り職人、森寛之は「これまでとは異なる層の生活者に作品を手に取ってもらえる機会になることに期待している」とコメントした。

なお、グランプリには能登地震の被災地復興を目的とした「工藝的復興」活動「小さな木地屋さん再生プロジェクト」が輝いた。

The post 西洋と東洋の融合を掲げ創業したユナイテッドアローズ 「和文化グランプリ」に「UA賞」新設 appeared first on WWDJAPAN.

西洋と東洋の融合を掲げ創業したユナイテッドアローズ 「和文化グランプリ」に「UA賞」新設

一般社団法人日本和文化振興プロジェクトによる「第5回 日本和文化グランプリ」の授賞式がこのほど、東京・六本木の国際文化会館で開催された。今年は協賛企業による企業賞として「ユナイテッドアローズ賞」が新設され、森工芸による「RAYS PLATE 藍漆」が同賞を受賞した。

同プロジェクトは、ユナイテッドアローズ創業者の重松理・名誉会長が設立に携わり、日本の伝統文化と現代の技術・芸術を融合させた取り組みを顕彰している。審査員長の三田村有純東京藝術大学名誉教授はじめ、審査員にはLVMHモエヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長やモデルの秋元梢らも参加する。

今回「ユナイテッドアローズ賞」を受賞した「RAYS Plate Round 藍漆」は、木材を薄くスライスしたツキ板を貼り合わせ、中心から放射状に広がる光線のような模様を描く「光線貼り」の技法を用いた丸皿。藍と漆を掛け合わせた「藍漆」で仕上げ、藍染め由来の深い青色に漆特有の艶が重なり、光の角度によって表情が変化するのも魅力だ。「ユナイテッドアローズ賞」受賞においては、工芸品でありながら日常使いを前提とした実用性を備えている点が評価された。

ユナイテッドアローズは第3回から同プロジェクトに特別協賛として参画。重松名誉会長は、「そもそもユナイテッドアローズは西洋と東洋の融合を掲げて創業した。今、より足元を掘り下げ、残すべき和文化を次世代に継承する活動に意義を感じている」と話す。創業時の思いを引き継ぎ同社は、今年4月に原宿旗艦店を衣・食・住を横断した最高級のライフスタイル提案を掲げる新業態「タバヤ ユナイテッドアローズ(TABAYA UNITEDARROWS)」にリニューアル。和文化の発信も重要な柱に据え、今回の受賞作を含め、森工芸が手掛けるさまざまな木工作品を販売する計画だ。

森工芸のツキ張り職人、森寛之は「これまでとは異なる層の生活者に作品を手に取ってもらえる機会になることに期待している」とコメントした。

なお、グランプリには能登地震の被災地復興を目的とした「工藝的復興」活動「小さな木地屋さん再生プロジェクト」が輝いた。

The post 西洋と東洋の融合を掲げ創業したユナイテッドアローズ 「和文化グランプリ」に「UA賞」新設 appeared first on WWDJAPAN.

明治大学デザイン研究部によるファッションショー「めぐる」 「未完成の完成」を表現

明治大学デザイン研究部(DE.KE.NN、以下、デケン)は、12月6日にファッションショー「めぐる」をPLAT SHIBUYA で開催した。本ショーは、11月1日の学園祭「生明祭」で行ったファッションショーをアップデート。3ルック増やし、ジュエリーアトリエ「ジュエラーズ アトリエ(JEWELLERS ATELIER)」と共同製作した指輪をコレクションに取り入れたほか、会場ではルックブックを配布するなど、ショーコンセプトの1つである「未完成の完成」を表現したという。

建築デザインを研究する団体として設立した当団体にはさまざまな趣味嗜好の学生が集い、現在はファッションやアートなどを含むデザイン研究部として活動を行うデケン。古着アイテムをリメイクしたルック制作を活動の主軸としており、今回のショーのタイトル「めぐる」には廃棄される服が多い中、その服を新たなものへとリメイクし、循環させることに着想を得たという。今回のショーでは着物を含む古着をリメイクしたルックのほか、網戸の網を使用したものも見られた。

学園祭とは異なり、部員たちで会場をリサーチしたり、照明や空間のコントロールも自由度が上がった今回のショー。自身もモデルとして出演した代表の池田安喜さんは「学園祭を経て、部員たちがショーに対するアプローチ方法を明確に持つことができた。プログラミングが得意な部員が音と連動する映像を制作し放映、立体造形に長けた部員が小道具を用意するなど、各々の得意分野を活かして工夫を凝らした」と語る。

続けて「私自身もモデルとして出演したためショーを客観視することは出来ないが、来場者からは良い反応が得られ、自分たちができる中で最もクオリティーが高いショーを届けることができた。部員にとっても充足感に浸り、満足気な表情が印象的だった」とショー後を振り返る。

「例年ファッションショーを行っていたが、ショーのノウハウについての知識も浅く、コロナ禍の影響もあり部内の体制が整っていなかったこともあり、苦労する点もたくさんあった。代表としてこの1年間、部内の基盤を整えながらショーを作ることに奔走した。明治大学生のみで構成され、ファッションに関する専門的な技術や知識がないながらも、“人に魅せる”作品作りに尽力できたと思う。また、ショーを通じて多くの企業や学外のファッションサークルの人たちとも交流することができた。たくさんの人に私たちの活動を支援してもらったことに感謝し、今後は後輩たちにも部内外で色々な出会いがあることを願っている」。

PHOTOS:RYOHEI HASHIMOTO

The post 明治大学デザイン研究部によるファッションショー「めぐる」 「未完成の完成」を表現 appeared first on WWDJAPAN.

Posted in 未分類

野村不動産が木材調達の新基準を策定 「サプライチェーン上での森林破壊ゼロ」目標に

野村不動産ホールディングスは12月25日、「木材調達におけるサプライチェーン上での森林破壊・土地転換ゼロ」を2030年までに達成することを目標に掲げた「木材調達ガイドライン」を策定した。生物多様性を重点課題(マテリアリティ)の一つに位置付ける同社が、国際的な要請やネイチャーポジティブの潮流を踏まえ、木材調達の在り方を明確化した。

同ガイドラインは、24年4月に策定した「生物多様性方針」で掲げた目標を具体化するもの。策定にあたっては、国際環境NGOであるWWFジャパンの監修を受け、環境保全に関する専門知見やグローバルなサステナビリティ基準を反映した。木材を多く使用する不動産・建設分野において、調達段階から森林や生態系への影響に向き合う姿勢を明確に示した形だ。

ガイドラインの適用範囲は、同社グループのサプライチェーン上で調達されるすべての木材および木材製品。直接取引先に限らず、間接的な取引先も含めたサプライチェーン全体に適用し、サプライヤーと協働しながら持続可能な木材調達を進める。

具体的な目標として掲げるのは大きく三つ。第一に、30年度までに調達するすべての木材・木材製品についてリスク評価手法を確立し、持続可能性に配慮した木材利用100%を目指す。第二に、原産地まで遡れるトレーサビリティを30年度までに100%確保する。第三に、森林破壊や土地転換、人権といったリスクを評価し、高リスク地域からの調達については、サプライヤーとの対話や追加調査、国際的に信頼性の高い認証の活用などを通じて段階的なリスク低減を図る。

同社は、ガイドラインの実効性を高めるため、事業部門において木材利用の実態把握や社内ルールの整備にも着手。現場と連動した運用を通じ、理念にとどまらない実装を目指すとしている。また、既存の「調達ガイドライン」も一部改定し、木材に関する事項は新たな「木材調達ガイドライン」を参照する形に整理。調達基準をより明確化した。

不動産開発を通じて自然資源と深く関わる同社にとって、木材調達は生物多様性や気候変動対策と直結するテーマだ。サプライチェーン全体を視野に入れた森林破壊・土地転換ゼロへのコミットメントは、建設・不動産業界におけるネイチャーポジティブ経営の一つの指標となりそうだ。

The post 野村不動産が木材調達の新基準を策定 「サプライチェーン上での森林破壊ゼロ」目標に appeared first on WWDJAPAN.

競争激化の25年化粧品市場、26年の成長軸は? 市場調査会社ミンテルに聞く

PROFILE: (はせがわ・れいこ)東京都出身。幼少期を2〜10歳まで米国で過ごす。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのファッション・プロモーション学科文学士(優等)を卒業後、英国発のトレンド予測会社WGSNで約7年間ジャパン・コレスポンデントを務める。その後、外資系化粧品メーカーでリサーチャーとして勤務し、フリーランスのライターおよび翻訳者としても活動。2019年にミンテルへ入社し、24年から現職。日本の美容市場におけるトレンド分析とインサイトの提供を担当し、「イン・コスメティクス・コリア」などの展示会やグローバル展開する大手美容ブランドに向けた講演実績を持つ PHOTO : KOJI SHIMAMURA

ミンテルは、日用消費財に特化した市場調査会社だ。ロンドンに本社を置き、韓国やインド、シンガポールなどアジアを中心に、アメリカやブラジルなどにも拠点を構える。世界86の国・地域で毎月発売される4万点以上の日用消費財(食品・飲料、美容・化粧品、家庭用品、ヘルスケア、ペットケアなど)の新製品を検索できるデータベース(Mintel GNPD)と、各国で実施している消費者調査を組み合わせてトレンドを分析したリポートを発行し、世界中のメーカーに提供している。長谷川怜子ミンテルジャパン 美容・化粧品部門 プリンシパルアナリストに、2025年の化粧品市場の動向と26年のトレンド予測を聞いた。

25年の化粧品市場を特徴づけるキーワードは「競争の激化」

WWD:25年の化粧品市場を象徴するキーワードは?

長谷川怜子ミンテルジャパン 美容・化粧品部門 プリンシパルアナリスト(以下、長谷川):去年から継続して、各国で共通して見られた重要なテーマの一つが「競争の激化」だった。日本市場でも韓国コスメやD2Cブランドの参入が相次ぐ中、持続的なイノベーションを含め、いかに差別化を図っていくかが課題として挙げられた。

「サステナビリティ」も、毎年欠かさず議論されるテーマとなっている。一方で、各国のデータを見ると、「サステナブルな製品であっても、現状より高い価格は払いたくない」との声が多数を占める。サステナビリティと価格の両立が今後の課題といえる。

WWD:今年の消費者行動で、特徴的だった動きは?

長谷川:アメリカや中国を含む主要国で経済の先行き不透明感が強まる中、消費者は価格に対して一層慎重になっている。類似製品では、価格の安い方を選ぶトレードダウンの傾向が顕著に見られた。同様の理由から、アメリカでは“デュープ(模倣品)”文化も拡大。デパコスに類似する安価な代替品を検索・比較できるウェブサイトが、今年は特に存在感を高めた。

WWD:日本の消費者はどうか?

長谷川:日本の消費者は他国と比べて、もともと価格に対する感度が高い傾向にある。事前に製品をリサーチし、店頭で実際に試してから購入する行動が一般的だ。今年は、生活必需品では節約を徹底する一方、趣味や娯楽など自身の充実感につながる分野では積極的な消費を行う“メリハリ消費”が目立った。この動きは今後も継続すると予測している。

WWD:どのような製品が投資の対象となったのか?

長谷川:化粧品カテゴリーで特に注目されたのは、高機能・高付加価値のスキンケア製品だ。韓国ブランドも、従来はカラーコスメが中心だったが、24年11月のデータではスキンケアへの関心がそれを上回った。成分理解が進む中で、その価値を分かりやすく打ち出した製品が支持を集めている。

こうした動きを裏付けるように、コロナ禍前の23年に日本で行った調査では認知度が非常に低かった「シカ」成分も、年々理解が進んでいることが分かっている。より肌の奥まで届く成分や、有効成分そのものへの関心が高まっている点も特徴だ。

全カテゴリーに広がる「スキンケア化」

WWD:今年注目を集めたイノベーションは?

長谷川:日焼け止め(サンケア)分野の進化が際立った。例えば、韓国最大手のビューティ企業アモーレパシフィックが展開する「アイオペ(IOPE)」の日焼け止め美容液“UVシールド サン アンプール”[SPF50+・PA+++](40mL、28.95ドル=約4500円)は、紫外線防御にとどまらず、美白やシワ予防、肌のバリア機能へのアプローチといったスキンケア発想を取り入れている。日本市場でも、紫外線対策とスキンケア効果を両立させた製品が相次いで登場している。

WWD:カテゴリーを横断して共通していたキーワードは?

長谷川:頻出したのは「スキニフィケーション(スキンケア化)」だ。サンケアに加え、メイクアップからヘアケア、ボディーケアまで、スキンケア発想の広がりが見られた。足元では保湿や美白といった分かりやすい訴求が中心だが、今後はより科学的エビデンスを強化した製品が増えていくだろう。

WWD:カテゴリー別で特に変化を感じた領域は?

長谷川:スキンケア分野での変化が特に大きかった。これまで主流だったエイジングサインへの対処から一歩進み、肌の健康寿命を延ばす「ロンジェビティ」という概念が、各国で活発に議論された。現段階では大手メーカーの動きが中心だが、今後はヘアケアなど周辺カテゴリーにも波及する可能性が高い。

また韓国最大級のヘルス&ビューティ専門店オリーブヤング(OLIVE YOUNG)は、「健康的な美しさ」というビジョンを体現するウェルネス特化型プラットフォーム「オリーブベター(OLIVE BETTER)」を来年第1四半期に立ち上げると発表した。実店舗2店とオンラインを組み合わせ、インナーケアやアロマセラピー、睡眠・メンタルケア、ダーマコスメなど、“体の内側から整える”ライフスタイル全般を取り扱う構想だ。ウェルネスをどのように消費者に浸透させていくのか、その戦略が問われる。

WWD:成分面で進化を感じたポイントは?

長谷川:PDRNのグローバルな広がりだ。韓国では美容医療の現場で使われる成分として早くから浸透していたが、日本では「サーモン由来DNA」というインパクトのある訴求が認知拡大を後押しした。現在は植物由来成分も登場し、スキンケア以外のカテゴリーにも応用が進んでいる。今後は、他の成分やデリバリー技術と組み合わせた処方開発が加速すると予想している。

ミニコスメやChatGPTが切り開く新たな購買導線

WWD:今年広がりを見せた販売チャネルや売り方の変化は?

長谷川:コンビニエンスストアで展開されるミニコスメの存在感が高まった。韓国ブランドの参入が相次ぐ中、12月12日には中国コスメ「ジュディードール(JUDYDOLL)」もファミリーマートでの販売を開始した。手に取りやすい価格とサイズ感、かわいらしいパッケージが特徴で、まずは試し、気に入れば通常サイズを購入するという導線ができている。ブランドにとっても、全国規模で展開でき、消費者の反応を測るテストマーケティングの場として機能している。

さらに11月には、ChatGPTにショッピングアシスタント機能が導入され、新たな購買導線として注目されている。これまで消費者は、Google検索やブランドのSNSアカウントを起点にECサイトへ遷移するケースが一般的だったが、今後はChatGPT上で製品を比較・検討し、そのまま購入行動につながる可能性も広がる。メーカーにとっても、こうした新たな接点を意識した取り組みが求められそうだ。

WWD:市場の競争が激化し、韓国コスメの勢いも強まる中、日本企業の課題は?

長谷川:日本と韓国の化粧品メーカーの大きな違いは、開発スピードだ。韓国のメーカーは短期間で製品化し、新製品を次々と市場に投入しながらトライアンドエラーを重ね、消費者行動の変化に柔軟に対応している。一方、日本のメーカーは開発に時間をかける分、技術力や研究水準は高いが、その強みを消費者に十分に伝えきれていない。世界に向けた発信力の強化が求められている。

26年を読み解く三つのキーワード

WWD:26年のトレンド予測は?

長谷川:26年のトレンドを読み解く上で、まず挙げたいキーワードが「代謝から見る美容」だ。「ウェルネス」や「予防」という考え方がさらに進化し、細胞レベルの健康に焦点を当て、最先端のテクノロジーを取り入れる動きが広がっている。バイオマーカー(体の状態を示す生体指標)の検査や代謝のモニタリング、バイオインテリジェンス技術の発展により、家庭でも自分の体の状態を把握し、エネルギー補給や水分バランス、細胞修復を最適化する個別ケアが可能になりつつある。

次に注目したいのが、「五感の相乗効果」だ。美容はもともと、香りや質感、色といった五感に訴える体験と密接に結びついてきたが、これまでは副次的な要素として扱われることが多かった。しかし、「どのような体験を得られるか」が価値の中心となる中で、感覚を刺激すること自体が、購買動機となりつつある。メンタルヘルスへの関心の高まりを背景に、香りで気分を整える機能性フレグランスや、神経科学の応用、VRなどの没入型テクノロジーといった新しい発想が、日々の美容習慣をより豊かで五感に響く体験へと変えていくだろう。

そして三つ目が、「アルゴリズムを超えて:人間らしさの革命」だ。消費者はアルゴリズムが生み出す“完璧さ”に疲れを感じ始め、人間らしさや感情、不完全さを含んだ「リアルな美しさ」に価値を見いだしている。製品開発においても、全てをAIに委ねることで個性が失われるリスクがあり、人の感性との協業が重要になる。過度に計算されたマーケティングから、テクノロジーと人間らしさのバランスを取り戻す動きが加速していくと予想される。

本文中の円換算レート:1ドル=156円、1リンギット=38円

The post 競争激化の25年化粧品市場、26年の成長軸は? 市場調査会社ミンテルに聞く appeared first on WWDJAPAN.

なぜファーストリテイリングはスコープ3排出量削減目標を30%に引き上げたのか

ファーストリテイリングは11月19日に開催した説明会「LifeWear=新しい産業」で、サプライチェーン全体(スコープ3)における温室効果ガス排出量削減目標を、2030年までに30%へと引き上げる方針を発表した。スコープ3は原材料、生産、物流など外部要因の占める割合が大きく、一般に売り上げ成長との両立が難しいとされる領域だ。多くの企業が慎重な姿勢を崩せない中で、なぜ同社はこの最も難易度の高い目標を引き上げる判断ができたのか。

読み解く鍵は、削減努力の量ではなく、排出量をどう扱ってきたかにある。一般にスコープ3の排出量は、年度末に集計される「結果」として把握されがちだ。一方、同社では、排出量情報を生産や調達の意思決定と連動させる体制づくりを進めてきた。

象徴的なのが、「無駄なものを作らない、運ばない、売らない」を掲げて全社改革として進めている有明プロジェクトだ。同社は原材料、工場、物流それぞれの排出量について、実績だけでなく予測値までを可視化し、生産量、素材選択、販売計画と連動させてきた。どの素材をどれだけ使うか、どの工場で生産するかといった意思決定の時点で、排出量への影響を把握できる。スコープ3は「後から減らす対象」ではなく、「作る前に管理する変数」として扱える領域へと位置づけが変わりつつある。

「サステナブル素材」の再定義が、スコープ3を動かす

同社はこれまで、30年までに19年8月期比で20%削減する目標を掲げてきた。この目標に対し、24年8月期までに18.6%の削減を達成。当初の目標を期限前に達成できる見込みとなったことから、30年までの目標を30%へと引き上げた。

スコープ3目標を30%へと引き上げる判断に影響した要因の一つが、「サステナブル素材」の再定義だ。同社は25年9月、新たな原材料調達ガイドラインを策定し、素材評価の枠組みを更新した。温室効果ガス排出量を重要な軸としつつも、それだけでは不十分だと明確に線を引き、水使用量、土地利用、生物多様性、人権、動物福祉といった観点を含め、素材ごとに定性的・定量的な基準を設定している。

重要なのは、評価軸を増やしたこと自体ではない。原材料をスコープ3削減の「起点」として捉えた点にある。スコープ3の排出量は、製品段階で調整できる余地が限られている一方、どの原材料を選ぶかは排出量に大きな影響を与えうる。素材選択が、スコープ3の構造を左右する重要な要素になっているからだ。

その象徴が、リジェネラティブコットンの位置づけだ。環境再生型農法によって栽培されるこのコットンは、土壌の健全性や生態系の回復をめざしつつ、従来型コットンと比べて温室効果ガス排出量を約2割削減できる可能性が示されている。同社はこれを新たに定義した「サステナブル素材」の一つとして正式に組み込み、今後の商品への採用を拡大する方針を示した。

この再定義によって、素材は「環境に良いかどうか」を後から評価される対象ではなく、「どの素材を選択すれば、スコープ3削減にどの程度寄与し得るか」という経営判断の要素として位置づけられる。さらにこの基準は取引先工場とも共有され、主要素材ごとに個別目標を設定する計画だ。素材選択の段階から、サプライチェーン全体を巻き込んだ削減設計が可能になっていく。

工場・物流まで踏み込んだ削減方針

スコープ3目標を30%へと引き上げる判断を支えたのは、素材や設計思想だけではない。工場・物流といった領域にまで踏み込んだ削減の積み上げも大きい。

同社は少数の取引先工場との長期パートナーシップを前提に、21年からほぼすべての縫製工場・素材工場に環境パフォーマンス評価ツールを導入し、エネルギー使用量を把握できる体制を整えてきた。各工場とは30年までの温室効果ガス排出量削減計画を策定し、3カ月ごとの進捗報告と現地訪問による確認を重ねている。削減計画は、生産量や商品構成の変化に応じて定期的に見直されてきた。

特筆すべきは、削減を「要請」にとどめず、実行を支える支援まで含めて進めている点だ。高効率ボイラーの導入支援や再生可能エネルギーベンダーの紹介、工業団地単位でのエネルギー源転換など、工場側が単独では踏み出しにくい領域にまで関与している。25年からは、同社が費用を負担する形で専門家によるエネルギー診断も開始し、過剰なエネルギー使用の原因特定と、コスト削減と排出削減の両立を後押ししている。

物流領域でも同様だ。工場から各国倉庫への船輸送では、出荷日や納期の近い商品を集約することで、コンテナ本数を年間で約15%削減。国内輸送では、有明プロジェクトを通じて、店舗の荷受け時間拡大や共同配送、段ボールの積載効率向上などを進めてきた。さらに一部の国・地域では、船舶燃料にバイオ燃料を採用し、物流業界の脱炭素を推進する国際的な取り組みにも参画している。

成長前提でも成立するロードマップ

もう一つ見逃せないのが、成長前提を崩していない点である。売り上げが拡大する一方で、生産枚数の前提は抑制し、無駄を作らない設計を進める。脱石炭、再生可能エネルギーへの転換、エネルギー効率改善、低GHG素材の拡大を積み上げることで、30年に30%削減を見込むロードマップを描いた。この「成長と削減の同時成立」が現実的に見通せたことが、目標引き上げを後押しした背景にある。

こうした判断の土台には、説明会冒頭で柳井康治取締役 グループ上席執行役員が示した「LifeWear=新しい産業」という考え方がある。服を製品単位ではなく、原材料調達から使用、循環までを含む産業システムとして捉える視点だ。その構想を、数値と実装で具体化したのが、会中盤に新田幸弘グループ執行役員が発表をしたスコープ3目標30%への引き上げだったといえる。

スコープ3の30%削減は、環境姿勢を示すための宣言ではない。排出量を経営の中核に組み込み、服づくりを「産業」として再設計してきた結果、目標引き上げという判断が現実的な選択肢として浮上した。この一連の取り組みからは、ファーストリテイリングが現在どの地点に立っているのか、そして他社との差がどこに生まれつつあるのかが見えてくる。

The post なぜファーストリテイリングはスコープ3排出量削減目標を30%に引き上げたのか appeared first on WWDJAPAN.

大型ディールが相次いだ2025年 海外ビューティ業界M&Aまとめ

2025年、ビューティ業界のM&A(合併・買収)は力強く回復した。昨年が極端に静かな年だった反動もあり、強い逆風や市場の警戒感が残る中でも、企業の評価額は再び“ユニコーン”と呼ばれる10億ドル(約1570億円)規模に回復した。

米国の関税、ドル安、地政学的緊張といった障害が立ちはだかったものの、取引のペースは加速。25年の締めくくりは、10月19日に発表された、ロレアル(L’OREAL)による約40億ユーロ(約7360億円)でのケリング(KERING)のビューティ事業買収という、業界を揺るがすものとなった。

ロレアルは「クリード」獲得で
高級香水市場の地位を確立

M&A支援を専門とする米ザ・セージ・グループグループ(THE SAGE GROUP)のマネージング・ディレクターで、ビューティ&パーソナルケア部門責任者のマリッサ・レポー(Marissa Lepor)は、「年初はM&Aへの期待感が非常に高かったものの、関税やマクロ経済の逆風により一時的にブレーキがかかった。だが後半は、かなり活発だった。経営体制に余力のある企業と、そうでない企業の間で淘汰が起きた。結果として、マクロ経済の変化はブランドと企業としての真価を問う試金石となり、それを乗り越えた企業は一層輝きを放った」と話す。

ロレアルがM&Aの先頭を走ったが、戦略的投資家を含む多くのプレイヤーが買収に積極的で、カテゴリーを問わず評価額を10億ドル(約1570億円)規模へと押し上げた。ロレアルは、あらゆるセグメントで数多くの取引を行ったが、中でもケリングとの取引はゲームチェンジャーとなった。元ロスチャイルド・アンド・コー(ROTHCHILD & CO.)で、M&A支援を手掛ける100アリーズ(100 ALLIES)のネンナ・オヌバ(Nnenna Onuba)創業者は、「この取引は、業界のパワーバランスを完全に変えた。セクター全体に下振れ方向の影響が及ぶだろう。小売り業者、投資家、創業者まで、誰もがその重みを感じることになる」と語っている。

ロレアルとケリングによる約40億ユーロ(約7360億円)の戦略的パートナーシップは、プレステージからニッチフレグランス、ラグジュアリービューティ、ウェルネスにまで及ぶ。特に「クリード(CREED)」の買収により、ロレアルはフレグランス分野における明確なリーダーとなった。

ロレアルは美容医療と
ヘアケア領域も強化

ロレアルのその他の買収では、12月初旬、美容医療領域であるフェイシャル・インジェクタブル市場大手のスイス・ガルデルマ(GALDERMA)への出資比率を10%から20%へ倍増すると発表。急成長する美容医療市場への注力を鮮明にした。取引条件は非公開だが、10%分の持分は約39億スイスフラン(約7722億円)と評価されている。両社はこの合意の一環として、現在の科学的パートナーシップの強化についても検討していく。

またロレアルは6月、プレミアムスキンケアブランド「メディケイト(MEDIK8)」の過半数株式を取得。買収額は非公開だが、評価額は約10億ユーロ(約1840億円)と報じられており、25年におけるビューティ業界初の企業価値10億ドル(約1570億円)規模の評価への回帰を示す取引となった。ロレアルは今後、「メディケイト」の少数株主を買い取る権利も保有する。

業界関係者によれば、6月下旬にロレアルが買収契約を結んだ英国発プロフェッショナルヘアケアブランド「カラー ワウ(COLOR WOW)」も、10億ドル(約1570億円)規模の評価を目指していたという。この買収により、ロレアルはヘアケア及びスタイリング分野での地位を一段と強化した。「カラー ワウ」は、連続起業家のゲイル・フェデリッチ(Gail Federici)創業者兼最高経営責任者(CEO)が12年前に立ち上げたブランドで、看板製品は“ドリーム・コート・スーパーナチュラル・スプレー”だ。1本28ドル(約4300円)の同製品は、4.4秒に1本のペースで販売されているという。
 
また、ロレアルUSAは3月、10年間保有していた米国発のナチュラルヘアケアブランド「キャロルズドーター(CAROL’S DAUGHTER)」を匿名の独立系ビューティ起業家に売却した。創業者のリサ・プライス(Lisa Price)は社長に就任し、株式も保有する。その他の条件は非公開だ。

キンバリー・クラークはケンビュー、
E.L.F.ビューティは「ロード」を買収

一方で、ロレアルのケリング ボーテ(KERING BEAUTE)買収をはるかに上回る規模の取引もあった。ティッシュペーパー「クリネックス(KLEENEX)」や紙おむつ「ハギーズ(HUGGIES)」などを手掛ける米日用品大手キンバリー・クラーク(KIMBERLY CLARK) は11月、「ニュートロジーナ(NETROGENAへ)」「アビーノ(AVEENO)」「オージーエックス(OGX)」「タイレノール(TYLENOL)」などを擁するケンビュー(KENVUE)を、約487億ドル(約7兆6459億円)で買収すると発表。この取引は規制当局の承認を条件に、26年後半の完了が見込まれており、世界的なヘルス&ウェルネスの巨大企業を創出する狙いだ。

24年とはまったく異なる年になる可能性を、業界に意識させた最初の大型取引は、5月に成立した。イー・エル・エフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)が、モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛けるビューティブランド「ロード(RHODE)」を、評価額10億ドル(約1570億円)で買収することに合意した。その後、「ロード」は、北米セフォラ(SEPHORA)で展開を開始。イー・エル・エフ ビューティのタラン・アミン(Tarang Amin)CEOによれば、同社史上最大のローンチとなった。

“選択と集中”を進めるユニリーバ、
「スキン・バイ・キム」は「スキムス」が買収

消費財大手ユニリーバ(UNILEVER)も、3月1日にCEOが交代したばかりにもかかわらず、M&Aに積極的だった。4月には、英国のサステナブルなデオドラントブランド「ワイルド(WILD)」を金額非公開で買収し、6月には米プライベートエクイティ(未公開株投資)ファンドのサミット・パートナーズ(SUMMIT PARTNERS)から、男性向けパーソナルケア&グルーミングブランド「ドクター・スクワッチ(DR. SQUATCH)」を取得した。一方でユニリーバは売却側にも回り、スキンケアブランド「ケイト・サマービル(KATE SOMERVILLE)」を米ビューティ企業のレア・ビューティ・ブランズ(RARE BEAUTY BRANDS)に譲渡。ロサンゼルスを拠点とするエステティシャン、ケイト・サマービルが創業した同ブランドは、革新性と高い効果で知られていた。ユニリーバは15年に同社を買収したが、近年は競争激化の中で存在感を維持するのに苦戦していた。

3月には、もう一つの注目取引があった。数カ月にわたる憶測の末、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補整下着・アパレルブランド「スキムス(SKIMS)」が、キム・カーダシアン及びコティ(COTY)からコスメブランド「スキン・バイ・キム(SKKN BY KIM)」を買収。コティは21年に「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式の20%を2億ドル(約314億円)で取得していた。その後、6月末に「スキン・バイ・キム」は終了。今後、カーダシアンのビューティ事業は「スキムス」名義で再始動するとみられている。

8月には、ハンドサニタイザーブランドを巡る大型取引も実現。チャーチ&ドワイト(CHURCH & DWIGHT)が「タッチランド(TOUCHLAND)」を条件付きで最大8億8000万ドル(約1381億円)で買収した。

海外展開強めるアルタビューティ
アマゾン、TikTok、小売り環境は変化

小売り分野でも注目の取引があった。米化粧品専門店大手アルタビューティ(ULTA BEAUTY)は7月、投資会社マンザニータ・キャピタル(MANZANITA CAPITAL以下、マンザニータ)から英高級化粧品小売り、スペースNK(SPACE NK)を買収。新CEOのケシア・スティールマン(Kecia Steelman)のもとで、大胆な動きを続けている。取引条件は非公開だが、24年の報道では、マンザニータは3億〜4億ポンド(約570億〜760億円)規模の評価を求めていたとされる。

ビューティ業界のM&Aが減速する兆しはなく、26年に向けても多くの動きが控えている。
米投資ファンド、プレリュード・グロース・パートナーズ(PRELUDE GROWTH PARTNERS)のアリシア・ソンタグ(Alicia Sontag )共同創業者兼マネージング・パートナー 「ビューティカテゴリーの最もエキサイティングな点は、そのダイナミズムにある。小売りは変化している。アマゾン(AMAZON)、TikTokを見れば明らかだ。戦略も変わり、ケリングはロレアルへ、ケンビューはキンバリー・クラークへと向かった。最終的な勝者は、長く続くことを前提に築かれたブランドだ」と語った。

The post 大型ディールが相次いだ2025年 海外ビューティ業界M&Aまとめ appeared first on WWDJAPAN.

大型ディールが相次いだ2025年 海外ビューティ業界M&Aまとめ

2025年、ビューティ業界のM&A(合併・買収)は力強く回復した。昨年が極端に静かな年だった反動もあり、強い逆風や市場の警戒感が残る中でも、企業の評価額は再び“ユニコーン”と呼ばれる10億ドル(約1570億円)規模に回復した。

米国の関税、ドル安、地政学的緊張といった障害が立ちはだかったものの、取引のペースは加速。25年の締めくくりは、10月19日に発表された、ロレアル(L’OREAL)による約40億ユーロ(約7360億円)でのケリング(KERING)のビューティ事業買収という、業界を揺るがすものとなった。

ロレアルは「クリード」獲得で
高級香水市場の地位を確立

M&A支援を専門とする米ザ・セージ・グループグループ(THE SAGE GROUP)のマネージング・ディレクターで、ビューティ&パーソナルケア部門責任者のマリッサ・レポー(Marissa Lepor)は、「年初はM&Aへの期待感が非常に高かったものの、関税やマクロ経済の逆風により一時的にブレーキがかかった。だが後半は、かなり活発だった。経営体制に余力のある企業と、そうでない企業の間で淘汰が起きた。結果として、マクロ経済の変化はブランドと企業としての真価を問う試金石となり、それを乗り越えた企業は一層輝きを放った」と話す。

ロレアルがM&Aの先頭を走ったが、戦略的投資家を含む多くのプレイヤーが買収に積極的で、カテゴリーを問わず評価額を10億ドル(約1570億円)規模へと押し上げた。ロレアルは、あらゆるセグメントで数多くの取引を行ったが、中でもケリングとの取引はゲームチェンジャーとなった。元ロスチャイルド・アンド・コー(ROTHCHILD & CO.)で、M&A支援を手掛ける100アリーズ(100 ALLIES)のネンナ・オヌバ(Nnenna Onuba)創業者は、「この取引は、業界のパワーバランスを完全に変えた。セクター全体に下振れ方向の影響が及ぶだろう。小売り業者、投資家、創業者まで、誰もがその重みを感じることになる」と語っている。

ロレアルとケリングによる約40億ユーロ(約7360億円)の戦略的パートナーシップは、プレステージからニッチフレグランス、ラグジュアリービューティ、ウェルネスにまで及ぶ。特に「クリード(CREED)」の買収により、ロレアルはフレグランス分野における明確なリーダーとなった。

ロレアルは美容医療と
ヘアケア領域も強化

ロレアルのその他の買収では、12月初旬、美容医療領域であるフェイシャル・インジェクタブル市場大手のスイス・ガルデルマ(GALDERMA)への出資比率を10%から20%へ倍増すると発表。急成長する美容医療市場への注力を鮮明にした。取引条件は非公開だが、10%分の持分は約39億スイスフラン(約7722億円)と評価されている。両社はこの合意の一環として、現在の科学的パートナーシップの強化についても検討していく。

またロレアルは6月、プレミアムスキンケアブランド「メディケイト(MEDIK8)」の過半数株式を取得。買収額は非公開だが、評価額は約10億ユーロ(約1840億円)と報じられており、25年におけるビューティ業界初の企業価値10億ドル(約1570億円)規模の評価への回帰を示す取引となった。ロレアルは今後、「メディケイト」の少数株主を買い取る権利も保有する。

業界関係者によれば、6月下旬にロレアルが買収契約を結んだ英国発プロフェッショナルヘアケアブランド「カラー ワウ(COLOR WOW)」も、10億ドル(約1570億円)規模の評価を目指していたという。この買収により、ロレアルはヘアケア及びスタイリング分野での地位を一段と強化した。「カラー ワウ」は、連続起業家のゲイル・フェデリッチ(Gail Federici)創業者兼最高経営責任者(CEO)が12年前に立ち上げたブランドで、看板製品は“ドリーム・コート・スーパーナチュラル・スプレー”だ。1本28ドル(約4300円)の同製品は、4.4秒に1本のペースで販売されているという。
 
また、ロレアルUSAは3月、10年間保有していた米国発のナチュラルヘアケアブランド「キャロルズドーター(CAROL’S DAUGHTER)」を匿名の独立系ビューティ起業家に売却した。創業者のリサ・プライス(Lisa Price)は社長に就任し、株式も保有する。その他の条件は非公開だ。

キンバリー・クラークはケンビュー、
E.L.F.ビューティは「ロード」を買収

一方で、ロレアルのケリング ボーテ(KERING BEAUTE)買収をはるかに上回る規模の取引もあった。ティッシュペーパー「クリネックス(KLEENEX)」や紙おむつ「ハギーズ(HUGGIES)」などを手掛ける米日用品大手キンバリー・クラーク(KIMBERLY CLARK) は11月、「ニュートロジーナ(NETROGENAへ)」「アビーノ(AVEENO)」「オージーエックス(OGX)」「タイレノール(TYLENOL)」などを擁するケンビュー(KENVUE)を、約487億ドル(約7兆6459億円)で買収すると発表。この取引は規制当局の承認を条件に、26年後半の完了が見込まれており、世界的なヘルス&ウェルネスの巨大企業を創出する狙いだ。

24年とはまったく異なる年になる可能性を、業界に意識させた最初の大型取引は、5月に成立した。イー・エル・エフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)が、モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛けるビューティブランド「ロード(RHODE)」を、評価額10億ドル(約1570億円)で買収することに合意した。その後、「ロード」は、北米セフォラ(SEPHORA)で展開を開始。イー・エル・エフ ビューティのタラン・アミン(Tarang Amin)CEOによれば、同社史上最大のローンチとなった。

“選択と集中”を進めるユニリーバ、
「スキン・バイ・キム」は「スキムス」が買収

消費財大手ユニリーバ(UNILEVER)も、3月1日にCEOが交代したばかりにもかかわらず、M&Aに積極的だった。4月には、英国のサステナブルなデオドラントブランド「ワイルド(WILD)」を金額非公開で買収し、6月には米プライベートエクイティ(未公開株投資)ファンドのサミット・パートナーズ(SUMMIT PARTNERS)から、男性向けパーソナルケア&グルーミングブランド「ドクター・スクワッチ(DR. SQUATCH)」を取得した。一方でユニリーバは売却側にも回り、スキンケアブランド「ケイト・サマービル(KATE SOMERVILLE)」を米ビューティ企業のレア・ビューティ・ブランズ(RARE BEAUTY BRANDS)に譲渡。ロサンゼルスを拠点とするエステティシャン、ケイト・サマービルが創業した同ブランドは、革新性と高い効果で知られていた。ユニリーバは15年に同社を買収したが、近年は競争激化の中で存在感を維持するのに苦戦していた。

3月には、もう一つの注目取引があった。数カ月にわたる憶測の末、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補整下着・アパレルブランド「スキムス(SKIMS)」が、キム・カーダシアン及びコティ(COTY)からコスメブランド「スキン・バイ・キム(SKKN BY KIM)」を買収。コティは21年に「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式の20%を2億ドル(約314億円)で取得していた。その後、6月末に「スキン・バイ・キム」は終了。今後、カーダシアンのビューティ事業は「スキムス」名義で再始動するとみられている。

8月には、ハンドサニタイザーブランドを巡る大型取引も実現。チャーチ&ドワイト(CHURCH & DWIGHT)が「タッチランド(TOUCHLAND)」を条件付きで最大8億8000万ドル(約1381億円)で買収した。

海外展開強めるアルタビューティ
アマゾン、TikTok、小売り環境は変化

小売り分野でも注目の取引があった。米化粧品専門店大手アルタビューティ(ULTA BEAUTY)は7月、投資会社マンザニータ・キャピタル(MANZANITA CAPITAL以下、マンザニータ)から英高級化粧品小売り、スペースNK(SPACE NK)を買収。新CEOのケシア・スティールマン(Kecia Steelman)のもとで、大胆な動きを続けている。取引条件は非公開だが、24年の報道では、マンザニータは3億〜4億ポンド(約570億〜760億円)規模の評価を求めていたとされる。

ビューティ業界のM&Aが減速する兆しはなく、26年に向けても多くの動きが控えている。
米投資ファンド、プレリュード・グロース・パートナーズ(PRELUDE GROWTH PARTNERS)のアリシア・ソンタグ(Alicia Sontag )共同創業者兼マネージング・パートナー 「ビューティカテゴリーの最もエキサイティングな点は、そのダイナミズムにある。小売りは変化している。アマゾン(AMAZON)、TikTokを見れば明らかだ。戦略も変わり、ケリングはロレアルへ、ケンビューはキンバリー・クラークへと向かった。最終的な勝者は、長く続くことを前提に築かれたブランドだ」と語った。

The post 大型ディールが相次いだ2025年 海外ビューティ業界M&Aまとめ appeared first on WWDJAPAN.

美絽 × 池端杏慈 × 蒼戸虹子 注目の若手3人が共演 映画「白の花実」で向き合った10代の喪失と希望

PROFILE: 左:蒼戸虹子/モデル、中:美絽/モデル、俳優 池端杏慈/モデル、俳優

PROFILE: 中:(みろ)2008年生まれ、東京都出身。スカウトを機にデビューし、サントリー天然水「スパークリングレモン」などの多数のCMやBUMP OF CHICKENの「Gravity」、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「星の夜、ひかりの街(feat.Rachel&OMSB)」など話題のMVに出演。その瑞々しい演技と独特な存在感で注目を集めた。モデルとして雑誌や多彩な広告に数多く出演。本作が映画初出演にして初主演となる。 右:(いけはた・あんじ)2007年生まれ、東京都出身。21年にファッション誌「ニコラ」のオーディションでグランプリを獲得し、専属モデルを務めた。23年には、ポカリスエットのCMキャラクターに抜擢され、その後25年には、「ゼクシィ」15代目CMガール、第104回全国高校サッカー選手権大会応援マネージャーに起用され、注目を集める。ドラマ「オールドルーキー」(22/TBS)で俳優デビューを果たし、映画「矢野くんの普通の日々」(24/新城毅彦監督)で、映画初出演。10月に公開された映画「ストロベリームーン」(25/酒井麻衣監督)では主人公の親友・高遠麗を演じた。 左:(あおと・にこ)2009年生まれ、ハワイ出身。モデルとして活動後、24年から俳優活動を開始。シリーズ横溝正史短編集Ⅳ「悪魔の降誕祭」(24/NHKBS)でデビュー後、「DOPE 麻薬取締部特捜課」(25/TBS)では主人公の妹・結衣役を演じ、連続ドラマ初出演を果たす。RADWIMPS「正解」MVも話題になるなど、多岐にわたり活躍。

ティーンエイジャーの抱える繊細な感情と、生と死、そして友情の危うい美しさを描いた映画「白の花実」が12月26日に公開される。同作は坂本悠花里監督の初長編作品。周囲に馴染めず転校を繰り返してきた杏菜(美絽)とルームメイトになったのは、美しく完璧で誰からも好かれる存在の莉花(蒼戸虹子)。ある日、莉花が自ら命を絶つことで、莉花の幼なじみの栞(池端杏慈)と杏菜は、距離を縮めていく。その姿を「ファントム・ファンタジー」として描く本作に出演する美絽、池端杏慈、蒼戸虹子の3人を迎え、作品の世界観、役作りへの向き合い方、そして「生きる」ことへのそれぞれの視点を聞いた。モデルとしても活躍する彼女たちが、スクリーンを通して見せる、瑞々しくも力強い表現に迫る。

分からないままの葛藤をそのまま演じる

——脚本を読まれて、作品の世界観について、どのような心象を抱かれましたか?

美絽:一番大きく感じたのは喪失感です。10代の葛藤や悩みというものが、本当に繊細に描かれていると感じました。

池端杏慈(以下、池端):脚本を読んだ時に、セリフがない部分のト書きが、その時の情景がふっと浮かんでくるように美しかったのを覚えています。特に湖畔で踊る少女たちの描写などを読んでいた時に、撮影への期待が高まった記憶があります。

蒼戸虹子(以下、蒼戸):私はこの脚本を読んで、分からないとか、答えがないということがすごく面白いなと思いました。自分と向き合ったり、葛藤しながら、杏菜や栞が新しいステージに向かっていく姿に希望を感じました。

——この印象的なタイトルが冠された本作で、それぞれの役柄を通して、ティーンエイジャーの女性が持つどのような内面や葛藤を表現しようと努めましたか? 

美絽:10代は、私自身もそうですが、多くのことに悩む時期だと思います。学校、友人、親のことなど、さまざまな悩みがある中で、そうした悩みは「自分だけなのかな」と感じている10代の方がいたら、「そうではないよ」というメッセージが伝わればいいなと思っています。そのような思いを表現できたらと考えていました。

池端:学生時代は、学校生活が世界のほぼ全てになると思います。学校で何かあったり、少し嫌なことがあったりすれば、それで一喜一憂するのが当たり前の毎日です。そのため、そうした経験や感情にしっかりと向き合い、自分自身の経験も活かしてこの芝居に挑みました。共感できる部分も多かったと感じています。

蒼戸:私が演じた莉花は、友人、同級生、親、先生など周囲から見られる姿と、実際に自分が抱えている寂しさや辛さ、そのギャップに揺れていたのではないか、と思っています。そうした揺らぎや危うさ、自分を見失ってしまうような感覚や将来への不安など、そういうものを自分なりに表現できるように役と向き合っていきました。

体を動かす楽しさを学んだワークショップ

——撮影前のワークショップはどのようなものでしたか?

蒼戸:ダンスのワークショップは、振り付けというよりは、体の使い方や仕組み、動かし方を知るところから始まりました。特に印象に残っているのが、指導の寺杣先生が「雨」「ボール」などの名前を言ったら、それになりきって体を動かしてみるというもの。ほかにも、みんなそれぞれ、例えば「豆腐の上を歩いてみよう」と言われた後に、すぐにその動きをする、というもので、それぞれの性格がすごく出ていて、面白かったです。私は全体的に跳ねがちで、美絽は逆にどんどん重心が低くなっていく感じで(笑)。

美絽:そうだったね(笑)。

池端:あとは「マグマの上を歩いている感じで」とか。熱さや冷たさ、匂いといった五感をしっかり使って、今いる空間を使い、とにかくたくさん動いてみるということをやりました。難しかったですが、3人で一緒にやっていて楽しかったです。

——演技について、監督とはどのようなディスカッションを重ねましたか?

蒼戸:たくさん監督と自分の役について話す時間を作っていただきました。監督は具体的な指示を与えるというよりは、「なぜ莉花はここでこうするんだろう?」「この余白には何があったのだろう?」ということを、私たちにも問いかけながら一緒に考えてくれました。そのおかげで、役を深められることができたと思います。

池端:監督の演出で印象的だったのは、特に2人でセリフを読む際に、「一度棒読みで読んでみてほしい」と言われたことです。フラットな状態で何も考えず、そこにある文字をただ声に出して発する。そこから徐々に色付けをしていくという進め方でした。それは初めての演出方法でしたが、逆に考えすぎずに、役と目の前のことに集中できたため、新鮮味がありました。

美絽:私が監督からいただいた言葉で最も心に残っているのは、「この映画では莉花が自死を選ぶけど、もし莉花がしていなかったら、もしかしたら杏菜がしていたかもしれない」というお話です。その言葉が、杏菜という役を理解するための大きな軸となりました。

——モデル経験などを経て、俳優として一人の人間を演じることで得られた気付きを教えてください。

美絽:一人の人間を完全に理解することは非常に難しいと感じました。やはり表面上の外見と内側の心の中は全く異なりますし、見た目だけで決めつけてはいけないと改めて思いました。

池端:役を演じている時は、オンとオフの切り替えが非常に難しかったです。自分が演じる瞬間は限られていますし、今となっては一年前の自分が向き合っていたことなので、やはり少し寂しさを感じます。この仕事は、別れが最も大きな要素だと感じています。一つの作品でキャストやスタッフと深く関わっても、またゼロに戻って新しい役や作品に挑むという難しさを、今回改めて強く感じました。

蒼戸:演技をしてみて、答えがないことが非常に多いなと感じました。答えのない問いに対して向き合う時間が長く、そこが難しかったです。だけどその答えを探して、考えて向き合っていく過程が、この仕事の魅力なのかな、感じています。

死は遠いものではなく、生と向き合って生まれるもの

——作品を通して、生や死について考える時間が多かったと思います。今はどのように考えていますか?

美絽:死を意識した時に初めて「生きる」ということが分かるのではないかと考えるようになりました。普段生活していて、「今、生きている」と強く実感する瞬間はあまりありません。生と死は真逆の概念ですが、深いところで繋がっているものだと感じています。10代というのは直線軸でいうと死は確かに遠いものですが、そんなに遠くない時期でもあると思っています。すごく悩んで、「もう起きるのしんどい」と思うこともあると思うので。

池端:今を生きる人々の多くが、何らかの悩みを抱えているのではないかと思っています。特に仕事をしていると、悔しいことや、どうしても我慢しなければならないといった側面も出てきます。でもそうした綺麗な部分だけではない現実を受け入れながらも、日常のちょっとした幸せや喜びといった「発見」を全て自分の生活の中で受け止めることこそが、生きる意義に繋がるのだと思っています。生きることは、困難に負けずに立ち向かい、地にしっかりと根を張る力のようなものなのかなと考えたりしました。

蒼戸:莉花は死という選択を選んだ役ですが、他者からの評価と自分の内面のギャップに、うまく向き合えなかったのだと思っています。普段の生活でも、悔しい思いをしたり、落ち込んだり、そんな瞬間が誰にでもあるんじゃないかって。だけど、どこかで自分と向き合わなければならないタイミングがきっと来るのだと思います。

——本作を観ていて、危うさや繊細さの中にある「美しさ」を感じました。3人にとって、美しさの定義はなんですか? どういうものを美しいと感じますか?

池端:私は、自分らしさをそのまま貫いている人は、すごく格好良く、美しいと感じます。もちろん、ある程度のマナーや礼儀は必要ですが、「自分はこうだ」という軸を確立されている方は素敵です。しっかり自分の足で立っている人やもの、そして自分の存在を輝かせて放っている人は、本当に美しいなと思います。

美絽:私も自分の軸がある人は美しいと感じます。それは強さでもありますね。多くの経験を通して、自分の意思や意見をしっかりと持っている人は、内側から強さが滲み出るじゃないですか。そういった点に美しさを感じます。私はまだまだ軸が少し揺れてしまっていますね。

蒼戸:これは莉花を演じて思ったことでもあるのですが、外側から見られる姿や、他人から考えられる姿にとらわれてしまう瞬間は、私にもあると思っています。でも、単純に日常を過ごす中で、「ここが心地いいな」と感じる瞬間や、内側から湧き出てくるものこそ大切にしていきたいなと感じています。

3人で食べに行ったもんじゃ焼き

——撮影中、3人はどんなコミュニケーションをとっていましたか?

池端:3人でいる時は結構話していたよね。

美絽:好きな映画の話とか。

蒼戸:あと、撮影が終わったら何を食べに行こうか、とか。

池端:ずっと3人で遊ぼうねって話をしてたので。この前ももんじゃ焼きを食べに行きました。

蒼戸:私がもんじゃを作るのが得意なので(笑)。

美絽:作ってもらっちゃった。

池端:本当においしかった!

——最後に、最近気になっているファッションアイテムを教えてください。

蒼戸:最近は新しいコートを探しています。今着ているのが中学生の時に購入したコートなので、そろそろ卒業して、違うデザインのものを手に入れたいなと思っています。特に、襟元まであるデザインがかわいくて気になっています。

美絽:私は帽子が好きで、最近はさまざまなものを探しています。普段の服装は比較的シンプルなのですが、今の時期は特に、耳当て付きのかわいいニット帽を身に着けたいです。

池端:私は古着やボーイッシュなスタイルが好きなんですけど、今はブーツが欲しいと思っていて。冬に向けてかわいい一足が欲しいですね。普段はダボっとしたスエットにトラックジャケットなどを合わせるのが好きで、カジュアルになりすぎないよう、小物でバランスを取るようにしています。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:[MIRO & ANJI IKEHATA] NAOTO ISHIKAWA(dust free production)、[NICO AOTO]SHOH SASAKI
HAIR&MAKEUP:[MIRO]YUKA TOYAMA、[ANJI IKEHATA]ERI ITO、[NICO AOTO]NAOKI ISHIKAWA

[MIRO]ワンピース 4万9500円/ミュベール(ミュベール 03-5615-8605)、シューズ 2万6400円/メゾン・マヴェリック・プレゼンツ(メゾン・マヴェリック・プレゼンツ 03-6804-5913)、その他スタイリスト私物 [ANJI IKEHATA]ジャケット 7万1500円、サロペット 6万8200円/共にフミエタナカ(ドール 03-4361-8240)、その他スタイリスト私物 [NICO AOTO]トップス 3万5200円、ドレス 5万8300円/ともにリツコカリタ(ritsukokarita@gmail.com)、イヤリング 97万5700円、リング 347万1600円/共にタサキ(タサキ 0120-111-446)

「白の花実」

◾️映画「白の花実」
12月26日から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
出演:美絽 池端杏慈 蒼戸虹子
河井青葉 岩瀬亮 山村崇子 永野宗典 田中佐季
伊藤歩 吉原光夫
門脇麦
監督·脚本·編集:坂本悠花里
プロデューサー:山本晃久
製作・配給:ビターズ・エンド
制作プロダクション:キアロスクロ
©2025 BITTERS END/CHIAROSCURO
https://www.bitters.co.jp/kajitsu/

The post 美絽 × 池端杏慈 × 蒼戸虹子 注目の若手3人が共演 映画「白の花実」で向き合った10代の喪失と希望 appeared first on WWDJAPAN.

ジル・サンダーによる日本限定復刻ユニクロ「+J」が元日に発売! 年末年始発売のファッションアイテム22選【12/29〜1/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月29〜1月11日の年末年始に発売するアイテムを紹介します。特に元日には多くの新作アイテムがラインアップ!中でも注目なのは日本限定で復刻するジル・サンダーが手掛けたユニクロ「+J」。ダウンジャケットやMA-1、シャツが発売になります。

そして「ニコアンド(NIKO AND...)」からは、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションアイテムが発売になります。同作品の最終章が盛り上がりを見せている中、アパレルとのコラボも多数登場しています。お気に入りのアイテムを着て年末年始に自宅でゆっくり鑑賞したいですね。

【12月29日発売】
キス
(KITH)

山岳環境に対応するアイテムが多数登場

ニューヨーク発のロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)が手掛けるライフスタイルブランド「キス(KITH)」は、「コロンビア(COLUMBIA)」とのコラボレーションアイテムをそろえる。さらに、「オークリー(OAKLEY)」とのコラボアイテムも展開する。各アイテムの販売価格や、カラー展開、サイズ等の詳細情報は現在非公開だ。

■商品詳細

“3L インターチェンジ ジャケット”
“シェーパー ハーパー ジャケット”
“ウォナ スエッター”
“2L スキー ビブ”
“ダッフル”
“ニュートン アルパイン ブーツ”
“キス フォー ノルディカ エンフォーサー 94”
“アンリーシュド 106”
“スピードマシーン 3 130S スキー ブーツ”
“アイジャケット リダックス”
“アイロン バッグパック”

【1月1日発売】
アヴィレックス
(AVIREX)

「ファイナルファンタジー VII リメイク」とコラボ

TSIホールディングスの「アヴィレックス(AVIREX)」は1月1日、スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)のRPG作品「ファイナルファンタジーVII リメイク」とのコラボレーションアイテムをそろえる。「アヴィレックス」のミリタリーヘリテージと「ファイナルファンタジーVII リメイク」の重厚で象徴的な世界観を融合させた。

■商品詳細

フライトジャケット
トートバッグ
キャップ
Tシャツ
MA-1
フーディー
リング

【1月1日発売】
ロペピクニック
(ROPE PICNIC)

ハローキティのコラボ第2弾 
インパクト大の“フェイス”ミニバッグなど7型

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、“Hello New Me. ずっと、ハローキティと一緒に。”をテーマに、新年を彩るハローキティとのスペシャルアイテム全7型を展開。インパクトのあるハローキティ」フェイス型ミニバッグをはじめ、合成皮革のミドルトートバッグ、リラックス感のあるサイジングのジャガードニットなどをラインアップ。

■商品詳細

2WAYストラップ付きミニバッグ(4994円)
アクリルチャーム付きトートバッグ(5489円)
エコバッグ(2189円)
タオルハンカチ(1320円)
ジャガードニット(5995円)
【KIDS】発砲プリント裏毛プルオーバー(4070円)

【1月1日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

昨年即完のミリタリーブルゾン

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”からは、昨年即完した、「アルファ・インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」コラボの“ミリタリーブルゾン”が登場。

■商品詳細

“ミリタリーブルゾン”(8万3600円)

【1月1日発売】
ドクターマーチン
(DR.MARTENS)

定番ブーツとシューズが新年を祝う特別仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を用意する。ブーツとシューズをそろえ、それぞれ馬具をイメージしたハーネスなどをあしらい馬の力強い躍動感を表現した。

■商品詳細

“1460 イヤー オブ ザ ホース”(3万5200円)
“1461 イヤー オブ ザ ホース”(3万800円)

【1月1日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

「ストレンジャー・シングス」コラボ第2弾

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションアイテムを用意する。2回目となる同コラボは、最終章となるシーズン5のアートワークを中心にデザインに落とし込み、レトロポップなデザインで「ニコアンド」が展開するウィメンズ、メンズ、生活雑貨、飲食の全カテゴリーからアイテムを展開する。

■商品詳細

“アソートコーチジャケット”(全3色、各1万3000円)
“缶バッチ付きパーカー”(全4色、各7000円)
“アソートモチーフニット”(全2色、各7000円)
“ハンドウォーマー”(全3色、各3990円)
“アソート2Pソックス”(全2色、各2200円)
“ウオッシュ加工キャップ”(全3色、各3520円)
など全32型

【1月1日発売】
エミ
(EMMI)

“メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は、「オニツカタイガー」との別注スニーカーをラインアップする。「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジをあしらった。

■商品詳細

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)

【1月1日発売】
ファミリーマート

「コンビニエンスウェア」から“ラインソックス”
初のラメ入りなどお得なセット

ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、新年限定の福袋を展開する。同アイテムは、新年にぴったりな縁起の良い富士山デザインのハンドタオルとラメ入り仕様の“ラインソックス”、ソックス各種に使える429円分の割引券を詰め込んだ。袋には、2026年の干支である午をデザインした。

■商品詳細

“福袋二〇二六”(1260円)

【1月1日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

ジル・サンダーが手掛けたユニクロ「+J」が日本限定で復刻

「ユニクロ(UNIQLO)」は、2009年に登場したデザイナーのジル・サンダー(Jil Sander)とのコラボレーションコレクション「+J」の人気アイテムの復刻版を日本限定で発売する。アイテムは、アウター、シャツなど全3型を用意する。

■商品詳細

“ダウンボリュームジャケット”(全3種、各1万7900円)
“ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1”(全2種、各1万4900円)
“ブロードシャツ/レギュラーカラー”(全3種、各3990円)
“ブロードシャツ/ストライプ/レギュラーカラー”(3990円)

【1月1日発売】
リー
(LEE)

“101”のジェームズ・ディーンモデルを復刻

「リー(LEE)」は、“101”の100周年と101周年という節目に合わせた限定モデル“Lee 101-Z 1955”(3万3000円)を制作。1950年代、アメリカで若者たちのカリスマ的存在だったジェームズ・ディーン(James Dean)が、映画「理由なき反抗」で着用したモデルを復刻した。「リー」直営店および「エドウィン(EDWIN)」オンラインモールで取り扱う。

■商品詳細

“Lee 101-Z 1955”(3万3000円)

【1月2日発売】
エディー・バウアー
(EDDIE BAUER)

10周年の「タイオン」とコラボしたダウンジャケット2型

水甚が運営する米国発のアウトドアブランド「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」からは、10周年を迎えたインナーダウン専業ブランド「タイオン(TAION)」とのコラボアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“スカイライナー ダウンジャケット ライト”(1万9800円)
“スカイライナー ダウンジャケット スタンダード”(1万9800円)

【1月2日発売】
キス
(KITH)

「ノンネイティブ」と再タッグ

ニューヨーク発のライフスタイルブランド「キス(KITH)」は、ブランド創設15周年を記念し、日本のブランドとして初めて「キス」とコラボレーションした藤井隆行が手掛ける「ノンネイティブ(NONNATIVE)」と再びパートナーシップを組み、カプセルコレクションを用意する。

■商品詳細

“キス フォー ノンネイティブ ハンター ウール ツイル ジャケット ウィズ ウィンドストッパー”
“キス フォー ノンネイティブ マイナー C/P タイプライター ストレッチ プルオーバー シャツ ジャケット ウィズ ウィンドストッパー”
“キス フォー ノンネイティブ ウール ツイル トルーパー 6p トラウザー”
“ザ 8th st ワラビー バイ ロニー ファイグ&ノンネイティブ フォー アディダス オリジナルス&クラークス オリジナルス”

【1月2日発売】
ディオール
(DIOR)

カラフルなリボン型のレザーバッグ

「ディオール(DIOR)」から、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける2026年春夏コレクションの新しいアクセサリーとして“ディオール ボウ”が登場。本アイテムは、スモールとミディアムの2サイズ展開で、スムース、メタリック、クリンクルドレザーなどの様々な素材で登場する。

■商品詳細

“「ボウ」バッグ ミディアム”(69万5000円)
“「ボウ」バッグ スモール”(63万円〜)

【1月2日発売】
ビームス ジャパン

「テーラー東洋」に別注した映画「ゴジラ」モチーフのスカジャン

ビームス ジャパンからは、春の50周年スタートに先駆けたスペシャルアイテムとして、スーベニアジャケットを仕立てる「テーラー東洋」にジャケットの型からイラストまで完全別注した映画「ゴジラ」シリーズモチーフのスカジャンが登場する。

■商品詳細

スカジャン(9万200円)

【1月2日発売】
ニューエラ

「ピーナッツ」スヌーピーの
“MLB”をフィーチャーしたキャップなど

「ニューエラ(NEW ERA)」は1月2日、今年75周年のスヌーピーなどで知られる漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」との最新コラボアイテムを展開する。過去にタッグを組んできた両者のコラボとしては初めて、MLB(メジャーリーグベースボール)をフィーチャーしたアイテムがそろう。

■商品詳細

“59 フィフティー”(各7150円)
“9 フォーティー”(各4950円)
“9 トゥエンティー”(各4950円)

【1月3日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

「機動戦士ガンダム」コラボの
地球連邦軍やジオン公国軍をモチーフにした全12型

「ニューエラ(NEW ERA)」は、「機動戦士ガンダム」とのコラボコレクションをそろえる。今回のコラボでは、地球連邦軍やジオン公国軍をモチーフにした““59フィフティー(59FIFTY)”や“9フィフティー”、Tシャツなど、全12アイテムを展開する。

■商品詳細

59FIFTY(全2種、各6600円)
9FIFTY(6380円)
9FORTY A-Frame Trucker(全2種、各4620円)
9TWENTY(全4種、各4950円)
S/S Cotton Tee(全4種、各7150円)
Cap Keyholder(2750円)

■商品詳細

スカジャン(9万200円)

【1月3日発売】
マーク ゴンザレス
(MARK GONZALES)

コラボ限定のTシャツやキーホルダーなど8型

本コラボレーションでは、マーク・ゴンザレスの象徴的な“Angel”のアートワークをそのまま3Dで表現したキーホルダーをはじめに、ピースマークを上下で表現した「V.A.」に見立てたグラフィックTシャツや、アワードジャケット、スエットなどをそろえる。

■商品詳細

“ゴンズ プラッシュ キーチェーン”(全2色、各4950円)
“ゴンズ ティー”(全2色、各7700円)
“ゴンズ スエット シャツ”(全2色、1万7600円)
“ゴンズ スエット シャツ”(全2色、1万7600円)
“ゴンズ アワード ジャケット”(9万9000円)
“ゴンズ レインコート”(3万8500円)
“ゴンズ アンブレラ”(2750円)
“ゴンズ グローブ”(1万7650円)
“ゴンズ ステッカー”(3300円)

【1月8日発売】
BLACKPINK×「フラグメント デザイン」

「フラグメント」とのアパレルコレクション

ガールズグループのBLACKPINKと藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」は、アパレルコラボレーションアイテムをそろえる。同コラボは、BLACKPINKのワールドツアー日本公演を記念したものだ。

■商品詳細

スタジアムジャケット(13万2000円)
Tシャツ(8800円)
スエット(1万5400円)
フーディー(1万7600円)
スエットパンツ(1万5400円)
キャップ(8800円)など

【1月8日発売】
読売ジャイアンツとFC東京

BLACKPINKドームツアー記念コラボアイテムが登場

ファナティクス・ジャパンから、4人組ガールズグループBLACKPINKのワールドツアー“DEADLINE”東京ドーム公演を記念して、読売ジャイアンツおよびFC東京とBLACKPINKのコラボグッズが登場。

■商品詳細

“Tシャツ”(全2色、各1万3000円)
“ユニフォーム クロップド”(全2色、各1万1000円)
“スタジアム ジャケット”(2万5000円)
“Tシャツ”(全2色、5900円)
“ロゴ フーディー”(全2色、9900円)
“カラーボール”(2900円)
“ボールチェーン型キーホルダー”(1600円)
【FC東京】“コンフィットTシャツ”(全2色、各7900円)
【FC東京】“ロゴ フーディー”(全2色、各9900円)
【FC東京】“ジャガータオルマフラー”(全2色、各2800円)
【FC東京】“ボールチェーン型キーホルダー”(1600円)

【1月8日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

プレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなど

「ニューエラ(NEW ERA)」からゲーム機のプレイステーション(PLAY STATION)との初のコラボアイテムが登場。本コラボでは、プレイステーションのロゴやコントローラーの“△◯×□”マークをフィーチャーした帽子や、架空のeスポーツチームのユニフォームをイメージしたデザインのTシャツなどをそろえる。

■商品詳細

“59フィフティー”(全2種、各6600円)
“9フィフティー”(全2色、各6380円)
“9フォーティー”(全2色、5500円)
“9サーティー”(全4色、4620円)
“9トゥエンティー”(全4色、各4620円)
“バケット01”(全2色、各5060円)
“ビーニー”(全4色、各3960円)
“ショート スリーブ オーバーサイズド コットン ティー”(5940円)
“ロング スリーブ オーバーサイズド コットン ティー”(全2色、各7150円)
“オーバーサイズド トラック ジャケット”(1万2100円)
“オーバーサイズド トラック パンツ”(1万2100円)
“スエット プル オーバーフーディー”(1万450円)
“ショルダー ポーチ”(4950円)
“マルチ ポーチ”(3850円)
“ユース 9フィフティー”(全2色、各4620円)
“ユース 9トゥエンティー”(全2色、各3960円)
“ユース ロング スリーブ ティー”(全2種、各4950円)

【1月9日発売】
レスポートサック
(LESPORTSAC)

定番のモデルに別注カラーが登場

「レスポートサック(LESPORTSAC)」から、定番モデルに「フリークスストア」別注カラーが登場する。今回の別注カラーは、「レスポートサック」が過去に展開していたブラウンを参考にクラシックなムードを再現した。ブラックはユニセックスで取り入れやすいカラーとして、ブラック地にデニムカラーの差し色を加えた配色に仕上げた。

■商品詳細

“ミニ ダッフル クロスボディー”(1万7600円)
“クラシック エブリデイ BP”(2万6400円)
“デラックス イージー キャリー トート”(1万4300円)
“ヘリテージ ベルト バッグ”(1万5400円)
“コスメティック クラッチ W/ストラップ”(6490円)
“キー カード ホルダー”(4620円)

1月10日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新 

ジュンが運営する「ビオトープ(BIOTOP)」は、「アヴィレックス(AVIREX)」のエクスクルーシブコレクション“アヴィレックス7522(AVIREX7522)”に初の別注を行った“アヴィレックス7522 フォー ビオトープ MA-1 EX (AVIREX7522 for BIOTOP | MA-1 EX)”をラインアップする。

■商品詳細

“アヴィレックス7522 フォー ビオトープ MA-1 EX ”(9万6800円)

The post ジル・サンダーによる日本限定復刻ユニクロ「+J」が元日に発売! 年末年始発売のファッションアイテム22選【12/29〜1/11】 appeared first on WWDJAPAN.

“モンチッチバズ”を巻き起こしたユーマ・カーダシアンが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: ユーマ・カーダシアン/ファッションインフルエンサー

PROFILE: 1995年8月20日生まれ、兵庫県出身。2016年神戸ファッション専門学校卒業。オーストラリアでの生活を経て、4年前に帰国。アパレルブランド「パーバーズ(PERVERZE)」でショップ店員として働きながら、ファッションインフルエンサーとして活動をスタートした。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年リアルに使い倒したアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

第6回は、ストリートやY2K、90’sを大胆にミックスしたポップなスタイルで、一躍人気ファッションインフルエンサーになったユーマ・カーダシアン(Yuma Kardasian)が登場。大きなバズを産んだ「モンチッチ」のネックレスをはじめ、毎日のように身につけ、使い込み、生活の一部になった3つのアイテムを語る。

ユーマ・カーダシアンが選んだベスト3

BEST1:
一目惚れから毎日の相棒に
「ンニット」の厚底シューズ

ーー1つ目は、シューズですね。

ユーマ・カーダシアン(以下、ユーマ):「ンニット(NKNIT)」の展示会で一目惚れしました。厚底のソールがかわいい上に、身長も盛れちゃう!オーバーサイズのパンツと合わせるといい感じのバランスになります。パートナーとおそろいで履くほど、お気に入りです。

ーーユーマさんといえば、色鮮やかなコーデのイメージ。黒はちょっと意外でした。

ユーマ:トップスに派手な色を合わせることが多いから、足元はシンプルな黒を重宝しています。素材感がカジュアルすぎないから、どんなコーデでも、どんなシーンでも合わせやすいんです。あとは、とにかく履きやすい。着脱も楽ちんだし、見た目ほど重くないから仕事や旅行で海外に行くときにも履いています。

ーー今年は厚底のシューズがトレンドでしたね。

ユーマ:たまたまこのシューズが厚底だったというだけかも。普段はスニーカーを履くことが多いんです。シューズボックスはカラーパレットのようにカラフルなシューズがあふれています。SNSに日々コーデをアップしているから、見てくれている人が飽きないようにいろんなものを履くように心がけています。でも撮影しない日は、ついつい、この「ンニット」を履いちゃいます。

BEST2:
ルービックキューブで「デジタルから離れる」

ーー2つ目は?

ユーマ:ルービックキューブです。

ーーなぜ今、ルービックキューブ?

ユーマ:夏にお祭りの景品でいただいたのがきっかけです。久しぶりにやってみて、一面はそろえられたものの、全面そろえるのが難しくて。そろえるための法則をTikTokなどで調べて、練習しました。スマホや画面を見ている時間が長いので、「デジタルデトックスにもなるかも」と触り始めたら夢中になりました。リビングのテレビの前に置いていて、視界に入ったらやっています。

ーー法則が分かると、全面そろえられるようになるのでしょうか。

ユーマ:一定のやり方があるので、その通りに回すとちゃんとそろうんです。初めてできたときは、涙が出るぐらい嬉しかった(笑)。今では2分ぐらいで全面そろえられますよ。

ーールービックキューブは競技にもなっていますよね。

ユーマ:そこまでは目指してないです(笑)。ムキになると、息抜きにならないので。

ーー無意識に触っているぐらいがちょうどいいのかもしれません。

ユーマ:倖田來未さんのライブグッズにルービックキューブがあるんです。ライブ会場で購入して、「そろえられるから崩していいよ」と自信満々で友人に言ったのに、なかなかそろえられなくなってしまって……。各面にくうちゃんの写真やロゴがプリントしてされていて上下も正しい位置に並べないといけないから、無地のものよりはるかに難しいんです。2〜3日かけてなんとか全面そろえました。

ーーほかにもデジタルデトックスのためにしていることはありますか?

ユーマ:筋トレを毎日必ず1時間しています。けれども途中でスマホを見ながらやっているから、デジタルデトックスになっているかは分かりません(笑)。車を運転しているときのほうが、デジタルデトックスと言えるかも。休日は友人と郊外に出かけて、古着屋巡りをしています。助手席は飽きちゃうから、運転したい派なんです。あっという間に時間が過ぎて楽しいし、天気の良い日に高速道路を走ると最高に気持ちいいですね。それ以外の時間は、ずっとスマホや画面を見てますね。

ーー動画の撮影・編集や情報収集のためですか?

ユーマ:もともとYouTubeが大好きなんです。自宅のテレビでいつも流しています。海外の「ハ シスターズ(Ha Sisters)」や「ミスタービースト(Mr.beast)」といったチャンネルをよく観ています。東京で暮らす前はオーストラリアに住んでいたのでコロナ禍によく観るようになりました。「ミスタービースト」はアマゾン・プライム(Amazon Prime)でリアリティ番組としてコンテンツ化もされていて、とても面白いんです。26年1月からシーズン2が始まるから楽しみです。

BEST3:
“私といえばモンチッチ”。世界をつないだトレードマーク

ーー3つ目は「モンチッチ」ですね。好きになったきっかけは?

ユーマ:2年ほど前に彼から初めてもらったプレゼントが「モンチッチ」のキーチェーンだったんです。それ以来、自分で集めるようになりました。

ーー「モンチッチ」のネックレスは、ユーマさんが大きくバズったきっかけともいえますね。

ユーマ:香港の「アテリア(ATELIER)」というジュエリーブランドと「スワロフスキー(SWAROVSKI)」がコラボしているアイテムです。ほかでは見たことがなかったので、SNSにあげてみたら、大バズり。世界中から反響がありました。いくつか持っていますが、今回はみつばちの限定「モンチッチ」をつけてきました。

ーー今では、ユーマさんのトレードマークとも言える存在かもしれません。

ユーマ:毎日違う子を身につけています。「今日の『モンチッチ』は?」と聞かれるほど、“私といえばモンチッチ”。“モンチッチといえば私”。それは言い過ぎ(笑)?

バッグにも必ずつけていて、今日はイエローで合わせました。ミュージアムができるぐらい「モンチッチ」のマスコットを持っているので、コーディネートに合わせて選んでいます。頑張りたい日やご機嫌な日は、4つぐらいつけちゃったり。

@yumakardasian Sawad dee ka???? #fyp #おくっく大先生 #モンチッチ #monchichi ♬ オリジナル楽曲 - Yuma Kardasian【YOUTUBE】

ーーいつかコラボできるといいですね。

ユーマ:できたらいいですね。セキグチ本社の近くにあるモンチッチ公園に遊びに行ったり、タイの雑貨ブランド「シープ(SHEEP)」とのコラボコレクションの発表会にお邪魔したりと、少しずつお近づきになれるよう頑張っているんです(笑)。

「モンチッチ」がきっかけで私をフォローしてくれる人も多くて、自分でリサーチしなくても、ファンの方からコラボ情報やかわいいアイテムをDMで教えてもらえることもあります。「おそろいにしたよ」と報告してくれる方もいて、すごくうれしいですね。セキグチさんの目に留まるよう、これからも“モンチッチ愛”を伝えていきたいと思います。

スタイルを貫き
ファッション&ビューティに活躍の場を広げる

ーー2025年はどのような1年でしたか。

ユーマ:ライフスタイルが大きく変わった1年でした。ありがたいことにたくさんのお声掛けをいただき、ファッションインフルエンサーとしての仕事1本に専念することができるようになりました。

ーーちなみに、ユーマさんのキャリアを教えてください。

ユーマ:ワーキングホリデーがきっかけでオーストラリアに3年ほど住んでいました。4年前に帰国して、東京に住むように。兵庫県出身なので知り合いも友達もいない土地で1からのスタートでした。とにかくいろんな場所に出向きましたよ。数カ月してからアパレルブランドで働き始めました。「パーパーズ(PERVERZE)」は、立ち上げのタイミングで声をかけてもらって働くことになったんです。

ーーSNSで発信する上で心がけていることはある?

ユーマ:メルボルンにはおしゃれな人がたくさんいて、ファッションショーを見ているかのような毎日でした。個性を出してなんぼな世界です。そういったカルチャーに触れて、もともとは紐とか、もう意味が分からない服を着ていたんです。

それだと動画にならないから、好きなテイストをベースにストリート感強めで、重ね着するようなスタイリングを意識しています。発信する上では見てくれるみんなの反応も気になるので、自分の色の出し方は悩むところ。動画や写真のために服を着るのではなく、自分の服を着たいですよね。

ーー2026年はどんなスタイルにチャレンジしたいですか?

ユーマ:今の自分らしいスタイルを貫きながら、そこにラグジュアリーブランドのアイテムをミックスするとか。ファッションの幅をもっと広げていけたらいいですね。

ーーチャレンジしたいこともあれば教えてください。

ユーマ:メイクやスキンケアも大好きなので、ファッションだけじゃなくて、ビューティの分野にも少しずつ関わっていけたらうれしいです。プライベートでは引越しかな(笑)。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

The post “モンチッチバズ”を巻き起こしたユーマ・カーダシアンが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3 appeared first on WWDJAPAN.

「ロッキング・オン ソニック2026」が1月4日に開催 ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールド、話題のニーキャップが出演

ロッキング・オンと、「サマーソニック」を主催するクリエイティブマンによる洋楽フェス「ロッキングオンソニック(rockin’on sonic)」(以下、「ロキソニ」)。今年の1月4日と5日に幕張メッセで開催されて、多くの洋楽ファンを楽しませた。

来年も「ロキソニ 2026」が1月4日に幕張メッセで開催される。今回は、ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールドを筆頭に、トラヴィス、ウルフ・アリス、話題のラップトリオのニーキャップ、ブロッサムズ、ジャスト・マスタード、そして唯一の邦楽アーティスト・ずっと真夜中でいいのに。の計8組が出演。ベテランから新星まで、幅広いアーティストを楽しむことができる。

タイムテーブルも2ステージで1日8アクトが被りなしで全て観られるのも「ロキソニ」の特徴だ。チケットは現在発売中。

ニーキャップの単独は
1月5日に開催

また、翌日1月5日には、ニーキャップの単独公演が東京の「EXシアター六本木」で開催される。今年8月には半自伝的映画「KNEECAP/ニーキャップ」も公開されるなど、注目のアイルランドのラップトリオ。初来日のタイミングで、ぜひ観ておきたいアーティストだ。

開催概要

◾️「ロッキングオンソニック 2026」

2026年1月4日  幕張メッセ国際展示場
開場 12:00 /開演 13:30
https://rockinonsonic.com/

チケット:(前売り)1万9500円/(当日)2万1000円
https://rockinonsonic.com/tickets/

◾️ニーキャップ 単独公演

2026年1月5日 EXシアター六本木
開場 18:00/開演19:00
チケット:スタンディング 8800円 指定席 9800円
※未就学児入場不可/別途1ドリンクオーダー
https://www.creativeman.co.jp/event/kneecap_rosonicextra/

The post 「ロッキング・オン ソニック2026」が1月4日に開催 ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールド、話題のニーキャップが出演 appeared first on WWDJAPAN.

「ロッキング・オン ソニック2026」が1月4日に開催 ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールド、話題のニーキャップが出演

ロッキング・オンと、「サマーソニック」を主催するクリエイティブマンによる洋楽フェス「ロッキングオンソニック(rockin’on sonic)」(以下、「ロキソニ」)。今年の1月4日と5日に幕張メッセで開催されて、多くの洋楽ファンを楽しませた。

来年も「ロキソニ 2026」が1月4日に幕張メッセで開催される。今回は、ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールドを筆頭に、トラヴィス、ウルフ・アリス、話題のラップトリオのニーキャップ、ブロッサムズ、ジャスト・マスタード、そして唯一の邦楽アーティスト・ずっと真夜中でいいのに。の計8組が出演。ベテランから新星まで、幅広いアーティストを楽しむことができる。

タイムテーブルも2ステージで1日8アクトが被りなしで全て観られるのも「ロキソニ」の特徴だ。チケットは現在発売中。

ニーキャップの単独は
1月5日に開催

また、翌日1月5日には、ニーキャップの単独公演が東京の「EXシアター六本木」で開催される。今年8月には半自伝的映画「KNEECAP/ニーキャップ」も公開されるなど、注目のアイルランドのラップトリオ。初来日のタイミングで、ぜひ観ておきたいアーティストだ。

開催概要

◾️「ロッキングオンソニック 2026」

2026年1月4日  幕張メッセ国際展示場
開場 12:00 /開演 13:30
https://rockinonsonic.com/

チケット:(前売り)1万9500円/(当日)2万1000円
https://rockinonsonic.com/tickets/

◾️ニーキャップ 単独公演

2026年1月5日 EXシアター六本木
開場 18:00/開演19:00
チケット:スタンディング 8800円 指定席 9800円
※未就学児入場不可/別途1ドリンクオーダー
https://www.creativeman.co.jp/event/kneecap_rosonicextra/

The post 「ロッキング・オン ソニック2026」が1月4日に開催 ペット・ショップ・ボーイズやアンダーワールド、話題のニーキャップが出演 appeared first on WWDJAPAN.

「幽☆遊☆白書」衣装デザイナーが新ブランド設立 エレガンスと破壊を表現

デザイナーの深民尚は2026年春夏より新ブランド「ニューローズ(NEWROSE)」をローンチ、全17ルックを公開した。

深民は1971年生まれ静岡県出身のデザイナー。99年に「ダイエットブッチャースリムスキン(DIET BUTCHER SLIM SKIN)」を設立、2012年、シンガポールのメンズファッションウィークに招待デザイナーとして参加。14年より、パリのメンズコレクションにて発表をスタートするなど世界的に活動の幅を広げ、音楽とファッションの深いつながりを表現した。その後21年に「ミシェル(71MICHAEL)」を設立するが25年に退任し、「ニューローズ」をローンチした。

30年以上のキャリアを通じてジェンダーを越えたシルエット、繊細な刺繍技術、青い薔薇のアイコニックなモチーフで知られていた深民にとって、本ブランドは自身の集大成と言えるもの。エレガンスとパンクの融合の美学を表現している。

また、深民は岡村靖幸、大塚愛、L'Arc〜en〜Ciel、矢沢永吉、H ZETT M、氷室京介、嵐、渋谷龍太、ネットフリックス版「幽☆遊☆白書」などの衣装デザイナーとしても知られる。

The post 「幽☆遊☆白書」衣装デザイナーが新ブランド設立 エレガンスと破壊を表現 appeared first on WWDJAPAN.

東洋&西洋占術から見る2026年上半期の「開運コスメ」【スピリチュアル消費】

社会構造も人々の意識も多様化する中で、2026年はどんな1年となり、何が注目されるのだろうか。フォーチュン メンターのカノン・ベル氏に「東洋占術」と「西洋占星術」の観点から、26年上半期の世の中の流れを聞いた。あわせて、新作コスメから運気を後押しするアイテムを提案する。

東洋占術では「火」と「水」が両立する年
独立開業の一方で、チームワークも重要に

10年以上の鑑定歴を持ち、東洋と西洋の占術に精通するカノン・ベル氏に、まずは東洋占術の観点から26年の上半期を紐解いてもらった。

「『四柱推命』において26年2月4日以降は、『丙午(ひのえうま)』の年にあたります。丙が象徴するのは『火』で季節は夏。まるで太陽のように、自身が中心となって活動すること、さらに疾走する馬のように、スピーディな行動がよしとされます」。

丙午は「比肩劫財(ひけんごうざい)」の年でもある。「比肩」は、隣の人と肩を並べ、我先に抜きん出ようとすること。「劫財」は、したたかに周囲を動かしながら主張を通していく状態を指す。

「競争心に火がつきやすく、独立や起業を志す人も一定数いるでしょう。対人面が活性化するため、経済活動にはプラスの面もありますが、その分出費がかさむ傾向も。総じて丙午は火の勢が強い1年ですが、非常に興味深いのは、もう1つの東洋占術『九星気学』において、26年は『一白水星』の年にあたることです」。

「一白水星」が象徴するのは、文字通り「水」で季節は冬。水のように形や感情にこだわらず、状況に合わせることが開運の鍵となる。

「九星気学では25年は土の年。ここで培った人脈や信頼関係が、水の年である26年に動き出すイメージです。立ち止まらず、流れに乗って、柔軟に行動するとよいでしょう。火と水という正反対の要素が両立した年であり、リーダーシップを発揮して自分を押し出す人と、周囲と協調しながら奉仕的に過ごす人に、二極化されるかもしれません」。

西洋占星術において26年上半期は
蟹座の「共感性」が熟成されていく

次に、西洋占星術の観点から、26年上半期の世相を聞いた。世の中のムードを司る、拡大の星・木星は、25年6月10日より「蟹座」に滞在している。

「蟹座が象徴する、家族や身近な友人・コミュニティが注目される期間が約半年続いた上で、26年上半期は、『守る』『共感する』という意識が、より熟成されていくように感じます。例えば、身近な人へのサポートから気づきを得て、社会に貢献する活動に参加するという風に、共感の意識が広範囲に広がるのではないでしょうか」。

ちなみに、西洋占星術における1年のスタートは「春分」とされている。26年春分のホロスコープを見ると、「家庭」や「基盤となる場所」「国家」などを象徴する位置に、天体が集中しているという。

「国内政治において、よりよい方向を模索する第一歩という感じもします。若い世代が社会に関心を持ち、SNSで発信していくかもしれません。一方で生活全般や、家族支援を求める声が強くなったり、国際社会においては『自国主義』が強調されそうです。西洋占星術的にも、皆で助け合うマインドを持つ人と、自分がよければいいという人に、二極化されるかもしれません」

上半期の開運コスメ、キーワードは
「朱赤」「パール」「UVケア」

そんな26年上半期に、幸運を引き寄せるコスメとはどんなものだろうか。「丙午は太陽のエネルギーが最も高まる年ですから、強い日差しから肌を守るケアが必須です。紫外線で乾燥しやすくなるため、一白水星が象徴する『水』の力を取り入れた、保湿力豊かなUVケアが注目されるでしょう。さらに丙午は朱赤を象徴するため、唇に赤のリップをまとうと、自信を持って意見を述べる後押しをしてくれそうです」。

その一方で語調が強くなりすぎないように、ここでも一白水星の水の力「保湿力」豊かなリップを選びたい。

「目元には、蟹座が象徴するパールの質感や、一白水星が象徴するクールな色調を取り入れると、穏やかなまなざしや冷静な視点を持つ助けになるでしょう。丙午の年は勢いがつきやすいため、相手への共感や冷静さを失わないことが大切です」。

カノン・ベル氏のアドバイスを元に、新年登場する新作コスメの中からセレクトした開運コスメを紹介する。

隙のない紫外線防御と潤いを両立したUVケア

26年2月16日に「コスメデコルテ(DECORTE)」から誕生する“UV コンフォート ウォータリースムース”は、国内最高基準の紫外線防御効果と、みずみずしい感触を両立したUVケア。低融点の成分により体温で溶け消えるようなフィット感を実現し、シロキクラゲ多糖体などの美容成分が、1日中肌をしっとり保つ。太陽の力が強い丙午の年に、頼もしい味方となってくれるはず。

厚みのある膜で、ハリ感と鮮やかな発色を叶えるリップ

カネボウ化粧品のグローバルプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」から26年3月4日に登場予定の“モイスチャーインテンスリップスティック”は、厚みのある塗膜に、高発色のカラーと潤いを閉じ込めたリップ。唇の動きに追従するネットワーク構造により、ハリに満ちた、つややかな質感が持続する。全12色の中で、MI04は丙午に最適な情熱的な赤。意志ある表情へと導いてくれるだろう。

唇をほんのり赤に染める、トリートメントバーム

26年1月23日に「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」から登場する“エクストラ リップ ティンテッド バーム”は、スキンケア成分84%で構成されたトリートメントバーム。オリーブ油やホホバ種子油などのエモリエント成分を豊富に配合し、唇のpHに反応してほんのり色づくのが特長だ。全15色の中で、203は丙午を象徴する鮮やかなレッド。実際に塗ると透明感に優れ、フレッシュな質感の唇へと導く。

月光のように繊細な輝きで、クールなまなざしに

「RMK」から26年1月9日に登場する“リッド インプレッション リクイド アイシャドウ”は、濡れたようなつやめきと自然な陰影を叶える、リクイドタイプのアイシャドウ。全6色の中で04は月光を思わせるアクアシルバー。蟹座を象徴する「パール」と、蟹座の守護天体である「月」に関係する、上半期のラッキーカラーといえる。クールなまなざしで、物事を冷静に見つめる後押しをしてくれそうだ。

カノン・ベル氏曰く、西洋占星術では26年6月30日に木星が蟹座から「獅子座」に移動するという。丙午の運気と合わせて、26年下半期はさらに「火の勢い」が強くなりそうだ。その前段階の26年上半期は、自身の考えを主張しながら、周囲に味方を増やすことが大切。開運コスメを取り入れて、飛躍の土台を作りたい。

The post 東洋&西洋占術から見る2026年上半期の「開運コスメ」【スピリチュアル消費】 appeared first on WWDJAPAN.

2025年をCEOの就退任で振り返る ラグジュアリーブランドや海外アパレルなどのトップ人事まとめ

2025年、海外のファッション業界では米国市場など一部でやや回復の兆しが見え始めているものの、ここ数年続いている地政学上の先行き不透明感や中国市場の景気回復の遅れなどの影響により、全般に業績が芳しくない企業が多かった。ラグジュアリーブランドの不振も続いており、中でも主力「グッチ(GUCCI)」が長らく苦戦しているケリング(KERING)は人事を刷新し、立て直しを急ぐ。こうした経済的な要因のほか、世代交代などの理由により、今年もさまざまな企業で最高経営責任者(CEO)の交代が見られた。ここでは、ラグジュアリー各社をはじめ、主要なブランドにおけるCEOの就任(IN)と退任(OUT)をまとめて振り返る。

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン

(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)

LVMHファッショングループ

OUT:シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)
IN:ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)
※2026年1月1日付で就任し現職と兼任

アメリカ事業

IN:マイケル・バーク(Michael Burke)

ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)

OUT:ダミアン・ベルトラン(Damien Bertrand)
IN:フレデリック・アルノー(Frederic Arnault)

ケリング(KERING)

ケリング

OUT:フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault) 
※9月15日付で会長職に専念
IN:ルカ・デメオ(Luca de Meo)

グッチ(GUCCI)

OUT:ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)
IN:フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)

コンパニー フィナンシエール リシュモン
(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)

パネライ(PANERAI)

OUT:ジャンマルク・ポントルエ(Jean-Marc Pontroue)
IN:エマニュエル・ペラン(Emmanuel Perrin)

ダンヒル(DUNHILL)

IN:マシュー・アイブス(Matthew Ives)

プラダ グループ(PRADA GROUP)

プラダ(PRADA)

OUT:ジャンフランコ・ダティス(Gianfranco D’Attis)

ミュウミュウ(MIU MIU)

IN:シルヴィア・オノフリ(Silvia Onofri)

OTB

ジル サンダー(JIL SANDER)

OUT:セルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)

エルメネジルド ゼニア グループ
(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)

グループ

OUT:エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)
※26年1月1日付でエグゼクティブ・チェアマンに就任
IN:ジャンルカ・タリアブーエ(Gianluca Tagliabue)

ゼニア(ZEGNA)

IN:エドアルド・ゼニア(Edoardo Zegna)、アンジェロ・ゼニア(Angelo Zegna)

トム ブラウン(THOM BROWNE)

OUT:ロドリゴ・バザン(Rodrigo Bazan)
IN:サム・ロバン(Sam Lobban)

▼以下、アルファベット順▼

クリスチャン ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)

OUT:ニコラ・トピオル(Nicolas Topiol)

ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)

IN:ジュゼッペ・マルソッチ(Giuseppe Marsocci)

ラコステ(LACOSTE)

OUT:ティエリー・ギベール(Thierry Guibert)
IN:エリック・ヴァラ(Eric Vallat)

ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA)

OUT:カルバン・マクドナルド(Calvin McDonald)
※26年1月31日付

パンドラ(PANDORA)

OUT:アレクサンドル・ラシック(Alexander Lacik)
IN:ベルタ・デ・パブロバルビエ(Berta de Pablos-Barbier)
※26年1月1日付

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)

OUT:マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)

OUT:アマンディーヌ・オハヨン(Amandine Ohayon)
IN:トム・メンデルホール(Tom Mendenhall)

ヴァレンティノ(VALENTINO)

OUT:ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)
IN:リカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellin)

ウォルマート(WALMART)

OUT:ダグ・マクミロン(Doug McMillon)
※26年1月31日付
IN:ジョン・ファーナー(John Furner)
※26年2月1日付

ウールリッチ インターナショナル(WOOLRICH INTERNATIONAL)

OUT:ステファノ・サッコーネ(Stefano Saccone)
IN:ロレンツォ・フラミニ(Lorenzo Flamini)

The post 2025年をCEOの就退任で振り返る ラグジュアリーブランドや海外アパレルなどのトップ人事まとめ appeared first on WWDJAPAN.

店内に20mの陸上競技トラック アシックスが大阪に西日本最大店オープン

アシックスは、大阪・梅田に直営店「ASICS GRAND FRONT OSAKA(アシックス グランフロント大阪)」を27日にリニューアルオープンする。店舗面積は約548平方メートルで西日本最大規模。同店は2013年4月のグランフロント大阪の開業時に、国内4店舗目、西日本では初の直営店「アシックスストア」としてオープンしていた。今回のリニューアルでは従来のランニング商品に加えて、新たにテニス、バスケットボール用品、“アシックススポーツスタイル”のスニーカー、アパレルなどを拡充する。

目玉は、実際に走って履き心地を確認できる約20mのトラック仕様の走行スペース。路面に近い環境でシューズの走行時のフィット感やクッション性、グリップ力を試すことできる。また足形を計測する“ASICS FOOT ID 3D(アシックスフットアイディスリーディー)”のサービスも提供する。4台のカメラで1度に両足を撮影し、足長、足高、アーチ高、足囲、かかと幅の5つの項目を約15秒で計測できる。事前予約は不要で、無料で測定できる。

東京・丸の内店に続き、“アシックスコンシェルジュサービス”を導入した。ランニングコーチやスタッフがマン・ツー・マンで対応し、 一人ひとりのニーズに合わせた商品選びをトータルでサポートできるサービス(90分/3300円)だ。

より詳細な測定を希望する顧客に向けては、ランニングのスペシャリストによる“アシックスランニングラボ”での測定・分析を有料で実施する(要予約)。アシックスのスポーツ工学に関する知見と技術を生かし、普段走っていない人や初心者でもフルマラソンの予測タイムを高精度で算出し、既に走っているランナーには最適なトレーニング強度を提示できる。

アシックス執行役員でアシックスジャパン社長の阿部雅氏は「大阪の中心地という立地を生かし、商品購入だけでなく体を動かし走りたくなるように設計した」と従来のスポーツ愛好家だけでなく幅広い顧客層にアプローチしたいと意欲をのぞかせた。

リニューアルオープンに先駆け、今年6月4日から10月13日までの約5カ月間限定でブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body(サウンドマインドサウンドボディ)」を体現する体験型アクティビティ「DISCOVER. by ASICS(ディスカバーバイアシックス)」を同フロアで開催した。来場者の中心は20代から40代で、日常的にスポーツをしない方が多く来場し、延べ1万7252人が体験し好評を博した。今後もブランド理念に基づいたライフスタイルブランドとして新たな顧客層を獲得していく狙いだ。

The post 店内に20mの陸上競技トラック アシックスが大阪に西日本最大店オープン appeared first on WWDJAPAN.

ベルト1本でスタイルを格上げ 着こなしを更新する新提案

秋のおしゃれを、たった1本で格上げしてくれるお助け小物がベルトです。2025-26年秋冬シーズンは、久しぶりにベルトが主役級アイテムとして復活。ウエストのメリハリを生むスタイリングから、ムードをずらすアクセント使いまで、多彩な提案が出そろいました。

例えば「セオリー(THEORY)」は、レザージャケットの上から黒ベルトをオン。アウターの上からウエストマークすることで、メリハリが強調され、装いに立体感が生まれます。ミニマルなお仕事仕様のデザインによって、全体がシックで落ち着いた印象にまとまっています。今回は、国内外の2025-26年秋冬コレクションから、多彩なベルト使いを選り抜いて紹介します。

屋内スタイルを軽やかに整える
オーバーシャツ×ベルト

屋内スタイルで取り入れたいベルトテクニックが、“シャツの上から巻き”です。シャツの前を開けて裾を出し、ジャケット風に羽織った上からベルトを巻く着こなしです。ジャケットよりも軽やかな印象なので、暖房の効いた室内に適しています。ウエストに自然なメリハリを与えられる点も魅力です。

「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」は、ブラウンのシャツをライトアウター感覚でまといました。オーバーサイズシャツの前を開け、束ねたベルトの先を長く垂らし、落ち感を演出。横に走るブルーがさりげないアクセントとなり、イエローのVネックトップスとのカラーブロッキングも際立っています。

シンプルスタイルを引き締める
主役級ベルト

シンプルな装いに奥行きを加えるアクセサリーとしても、ベルトは重宝する存在です。視線が集まる位置でルック全体を支える好バイプレーヤーだけに、使いこなし次第で印象を大きく左右します。

黒×白のすっきりとしたスタイリングを披露したのは、「ニアーニッポン(NEAR.NIPPON)」。黒パンツに巻いたベルトは、バックルがビンテージ調のアクセサリーのような佇まいで、ミニマルなパンツスタイルにクラス感を添えています。装飾的なディテールを盛り込んだブラウスがシャープなパンツと好対照を成し、真逆のテイストの上下をベルトが巧みに仲立ちしています。

シルエットを際立たせる
極太ベルトの存在感

強さのあるスタイリングが台頭する中、極太ベルトがキーピースとして存在感を高めています。真正面の目立つ位置で主張できるため、くびれを強調し、砂時計のようなシルエットを引き立てる効果が期待できます。

「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」は、オールインワンの上から極太ベルトを巻きました。シャツ仕立ての白いウエアに黒ベルトを合わせ、ウエストをしっかりマーク。鳩目が4列に並んだベルトはパワフルなたたずまいで、シルエットの起伏を一層際立たせます。

タイトシルエットを彩る
細ベルトの妙

一方で、細ベルトは華奢でしなやかな雰囲気を演出するのに役立ちます。ドレッシーなボトムスになじみやすい点が細ベルトの魅力。中でも、タイトスカートとは好相性です。

「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」のボトムスは、スレンダーなシルエットが流れ落ちるかのよう。細長いベルトを二重に巻き、気負わずウエストをマーク。素肌をさりげなくのぞかせつつ、ロンググローブを合わせることで、センシュアルなムードを漂わせています。

印象を切り替える
ムードチェンジベルト

目を引くベルトは、装いのムードチェンジャーとして力を発揮します。着こなしのポイントは、ボトムスの印象とは異なるタイプを選ぶこと。ガーリーとマニッシュ、エレガンスとワイルドといった“ずらし”がこなれ感を高めます。

フェミニンとタフさをねじり合わせたのが、「フミカ_ウチダ(FUMIKA_UCHIDA)」。ローライズのミニスカートに、ワークウエア風の白ベルトをオン。余った先を無造作に遊ばせることで、気負いのない表情に仕上げました。フィット感のあるトップスや、ウエストに垂らしたレースのディテールがチャーミングさを添え、ベルトの持つムードと交差しながら、ルックに奥行きを生んでいます。

ベルトの選択肢が広がるにつれ、スタイリングのアレンジもますます多彩になっています。シャツやアウターの上から巻けば、シルエットを自在に操れます。おすすめは、表情の異なるベルトを使い分け、装いに別のムードを呼び込むアレンジ。マンネリに陥りがちな冬 の着こなしだからこそ、ベルトで「一本勝ち」を狙ってみてはいかがでしょうか。

The post ベルト1本でスタイルを格上げ 着こなしを更新する新提案 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「スック」は“桜梅桃李”の花々で彩る 新作の湿感リキッドチークなど

「スック(SUQQU)」は2026年1月23日、春の新作カラーコレクション“桜梅桃李(おうばいとうり)”を発売する。古来より伝わる“桜梅桃李”に着想した同コレクションは、桜、梅、桃、すもも、それぞれの花が持つ個性を色で表現。リキッドチークやアイシャドウ、リップ、ネイルポリッシュなど、多彩なアイテムがそろう。

続く2月6日には、質感を選べる2種類の新作ルースパウダーと、日本画家・通木菜々絵とコラボレーションした人気の日焼け止め“プロテクティング デイ クリーム”の限定パッケージを発売する。

第1弾:1月23日発売

花びらを溶かしたような色と艶の湿感チーク

“コンプレクション フェイス カラー”(全6色うち限定1色、各4950円)は、花びらを溶かし込んだような色と艶が肌にシームレスに色付くリキッドタイプのチークカラー。複数のオイルと水分を絶妙なバランスで配合した滑らかな湿感テクスチャーが乾燥しやすい肌にもなじみ、軽やかな伸びと密着感をかなえる。顔料の配合量を抑えることで内側からにじむような血色感を演出し、薄膜で色むらなく重ねづけできる。

カラーは、限定1色を含む全6色。繊細なピンクパールがクリアな奥行きと血色感のある艶をもたらすペールラベンダー“初心色 -UBUIRO”、柔らかなコットンピンクで大人の頬にさりげない甘さを添える“綿香 -WATAKAORI”、桃の花を思わせるピーチピンクで高揚感とピュアな印象を演出する“桃心地 -MOMOGOKOCHI”、肌トーンを自然に整える万能カラーのコーラルベージュ“優纏 -YUUMATOI”、ブラッディレッドと微細パールの共存が知性とセンシュアリティーを感じさせる“棘苺 -TOGEICHIGO”、華やかな多幸感で満たすフレッシュピンクの限定色“惚々 -HOREBORE”を用意する。

美しい色艶×シームレスの単色アイシャドウ

美しい色艶×シームレスで上質なテクスチャーのシングルアイシャドウ“モノ ルック アイズ”からは、静かな艶と陰影で透明感を引き出す新艶感“メロウシャイン”と、こぼれそうなまばゆい輝き“ラスター”の限定3色が登場する。

新艶感“メロウシャイン”の“モノ ルック アイズ e”(全4色、各4290円)は、弾力のあるジェル質感がとろけるようにまぶたになじみ、濡れたような輝きとヌーディーな陰影で目元を際立たせる。カラーは4色。大粒パールを集めたシルクのような品格のホワイトベージュ“絹紗 -KINUSA”、 ゴールドを主体に多色パールを散りばめたシマーブラウン“澪茶 -MIOCHA”、ピンクパールを散りばめた柔らかなピーチベージュ“光静 -HIKARISHIZUKA”、パープルとゴールドパールの煌めきでドラマティックに仕上げるボルドー“麗朱 -URUWAAKA”を用意する。艶を仕込むアイシャドウベースとしても活躍するアイテムだ。

ひと塗りで大粒パールが眼差しを照らす“ラスター”の限定色は3種。クリスタルのように冴えた輝きでクールな印象を放つセレストブルー“天織 -AMAORI”、春の訪れを告げるグリーン“翠衣 -SUIKOROMO”、多彩なパールが濡れたように輝きシックな華やぎを灯すシャイニーベージュ“透灯 -SUKEAKARI”をラインアップする。

“桜梅桃李”4種の開花を描いた限定“シグニチャー カラー アイズ

“シグニチャー カラー アイズ 151 花盛 -HANAZAKARI”(7700円)は、“桜梅桃李”をモチーフに、桜、梅、桃、すももの花を閉じ込めた限定の4色アイシャドウパレット。左上にゴールドやピンクの大粒パールを閉じ込めた桃、右上にシアーな発色とひと匙の青みで透明感を与える桜、左下に深みのあるピンクの中にシルバーパールが輝きを添える梅、そして右下のピンクパールを秘めたメタリックなゴールドのすももをイン。大粒パールやメタリックな質感で春らしい多幸感を表現する。

淡い発色と澄んだ艶で光を集めるハイライター

“ブラーリング カラー ハイライター 101 夢見艶 -YUMEMITSUYA”(限定、6600円)は、春の夢舞台を彩るように幻想的な2色をグラデーションで楽しめるハイライター。カラーパールが血色感を添えるシュガーピンクとホワイトシルバーが輝く透け感ブルーが頬に幻想的な光を集め、透明感と澄んだ艶で肌を染める。

温かみと明るさを兼ね備えた高発色リップ

“ベルベット フィット リップスティック”(全2色、各5830円)は、ふんわりと軽やかな温もりカラーとベルベットのような艶で唇に気品を添えるリップスティック。輪郭を描きやすい細さと、ひと塗りで均一な厚膜に仕上がるなめらかなテクスチャーが特徴だ。カラーは、多幸感に満ちたフラワーピンク“恋綴 -KOITSUZURI”と抜け感のある血色感のウォームベージュ“想秘 -OMOIHIME”をそろえる。 別売りで、リフィル(4840円)と専用ケース(990円)も用意。

濃密な艶と大粒パールの限定バームリップ

“モイスチャー グレイズ リップスティック”(限定2色、各5830円)は大粒パールが輝くバームリップで、唇に濃密な艶とみずみずしさをプラスする。春の限定色は、赤と緑のパールが華麗に煌めくフレッシュなブライトピンク“蜜咲 -MITSUZAKI”、ゴールドパールが立体的に煌めくシックなモーヴブラウン“意装 -KOKOROYOSOI”をそろえる。リフィル(4840円)と専用ケース(990円)も用意する。

ネイルで“桜梅桃李”を表現

“ネイル カラー ポリッシュ”(限定3色、各2750円)は、桜、梅、すももの艶やかなカラーを指先で表現するネイル。カラーは限定3色。ピンク、ブルー、シルバーの大粒パールが混ざる透明感の桜色“168 爛桜 -RANZAKURA”、ゴールドパールの繊細な輝きで透け感のあるコーラルレッド“169 梅和 -UMENODOKA”、春の装いにときめきを添えるミルキーなアプリコット“170 李香 -SUMOMOKOU” がそろう。

第2弾:2月6日発売

肌の艶感を日ごとに選べる2種類の新ルースパウダー

2月6日には、肌の艶感を日ごとに選べる2種類の新作ルースパウダーが登場する。濃密なオイル感で満たされた濡れ艶パウダーと、みずみずしい水面のような繊細な艶パウダーをラインアップ。装いを変えるように、シーンや気分に合わせて異なる艶をまとえる。

“オイル リッチ グロウ ルース パウダー e 01”(パフ付き、7150円)は、密着度の高いオイルでコーティングしたパウダーがしっとりと肌に吸いつくようになじむため、乾燥しやすい肌でも長時間美しい艶をキープする。大小異なるホワイトクリアパールとグロウパウダーを配合し、肌になじみつつ華やかにきらめく。メロウベージュカラーが肌を自然にトーンアップし、透明感と濡れ艶を両立した上品な仕上がりをかなえる。

“シアー ルース パウダー e 01”(パフ付き、7150円)は、澄んだ水のような清潔感ある肌へ導くパウダーだ。毛穴を目立たなくさせるソフトフォーカス効果と透き通るような透明感を両立した球状粉体を採用。さらさらとしたきめ細やかなパウダーが軽やかに肌に密着し、化粧ヨレやテカリを抑えて化粧もちをアップさせる。涼しげな印象のフレッシュベージュカラーが、柔らかくトーンアップしながら清潔感のある肌印象を完成させる。

人気UVクリームが日本画家アーティスト・通木菜々絵とコラボ

同日、高い紫外線カット力に加え、滑らかなテクスチャー、艶ヴェール効果などで人気のUVクリーム“プロテクティング デイ クリーム”が、日本画家アーティスト・通木菜々絵とコラボレーションし、限定パッケージで登場。容量50gのビッグサイズだ。

同製品は、高い紫外線カット力と心地よい使用感を両立させるため、潤いでコーティングした紫外線散乱剤をブレンド。肌に薄く均一に伸び広がり、光を反射する艶ヴェールを形成することで、ベースメイクの仕上がりも美しくみせる。植物由来エキスなど7種の美容保湿成分配合で、くすみの原因となる乾燥から肌を守る。

アーティストの通木氏は、岩絵具や胡粉、和紙といった日本画の画材を用い、固定概念にとらわれず自由な発想で作品を制作している。今回パッケージに採用した作品“ゆめのなかで”は、眠った時に見る夢の中の世界を表現し、優しく幸福に満ちた空間や安寧の地をイメージしている。

商品一覧

The post 【2026年春コスメ】「スック」は“桜梅桃李”の花々で彩る 新作の湿感リキッドチークなど appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「スック」は“桜梅桃李”の花々で彩る 新作の湿感リキッドチークなど

「スック(SUQQU)」は2026年1月23日、春の新作カラーコレクション“桜梅桃李(おうばいとうり)”を発売する。古来より伝わる“桜梅桃李”に着想した同コレクションは、桜、梅、桃、すもも、それぞれの花が持つ個性を色で表現。リキッドチークやアイシャドウ、リップ、ネイルポリッシュなど、多彩なアイテムがそろう。

続く2月6日には、質感を選べる2種類の新作ルースパウダーと、日本画家・通木菜々絵とコラボレーションした人気の日焼け止め“プロテクティング デイ クリーム”の限定パッケージを発売する。

第1弾:1月23日発売

花びらを溶かしたような色と艶の湿感チーク

“コンプレクション フェイス カラー”(全6色うち限定1色、各4950円)は、花びらを溶かし込んだような色と艶が肌にシームレスに色付くリキッドタイプのチークカラー。複数のオイルと水分を絶妙なバランスで配合した滑らかな湿感テクスチャーが乾燥しやすい肌にもなじみ、軽やかな伸びと密着感をかなえる。顔料の配合量を抑えることで内側からにじむような血色感を演出し、薄膜で色むらなく重ねづけできる。

カラーは、限定1色を含む全6色。繊細なピンクパールがクリアな奥行きと血色感のある艶をもたらすペールラベンダー“初心色 -UBUIRO”、柔らかなコットンピンクで大人の頬にさりげない甘さを添える“綿香 -WATAKAORI”、桃の花を思わせるピーチピンクで高揚感とピュアな印象を演出する“桃心地 -MOMOGOKOCHI”、肌トーンを自然に整える万能カラーのコーラルベージュ“優纏 -YUUMATOI”、ブラッディレッドと微細パールの共存が知性とセンシュアリティーを感じさせる“棘苺 -TOGEICHIGO”、華やかな多幸感で満たすフレッシュピンクの限定色“惚々 -HOREBORE”を用意する。

美しい色艶×シームレスの単色アイシャドウ

美しい色艶×シームレスで上質なテクスチャーのシングルアイシャドウ“モノ ルック アイズ”からは、静かな艶と陰影で透明感を引き出す新艶感“メロウシャイン”と、こぼれそうなまばゆい輝き“ラスター”の限定3色が登場する。

新艶感“メロウシャイン”の“モノ ルック アイズ e”(全4色、各4290円)は、弾力のあるジェル質感がとろけるようにまぶたになじみ、濡れたような輝きとヌーディーな陰影で目元を際立たせる。カラーは4色。大粒パールを集めたシルクのような品格のホワイトベージュ“絹紗 -KINUSA”、 ゴールドを主体に多色パールを散りばめたシマーブラウン“澪茶 -MIOCHA”、ピンクパールを散りばめた柔らかなピーチベージュ“光静 -HIKARISHIZUKA”、パープルとゴールドパールの煌めきでドラマティックに仕上げるボルドー“麗朱 -URUWAAKA”を用意する。艶を仕込むアイシャドウベースとしても活躍するアイテムだ。

ひと塗りで大粒パールが眼差しを照らす“ラスター”の限定色は3種。クリスタルのように冴えた輝きでクールな印象を放つセレストブルー“天織 -AMAORI”、春の訪れを告げるグリーン“翠衣 -SUIKOROMO”、多彩なパールが濡れたように輝きシックな華やぎを灯すシャイニーベージュ“透灯 -SUKEAKARI”をラインアップする。

“桜梅桃李”4種の開花を描いた限定“シグニチャー カラー アイズ

“シグニチャー カラー アイズ 151 花盛 -HANAZAKARI”(7700円)は、“桜梅桃李”をモチーフに、桜、梅、桃、すももの花を閉じ込めた限定の4色アイシャドウパレット。左上にゴールドやピンクの大粒パールを閉じ込めた桃、右上にシアーな発色とひと匙の青みで透明感を与える桜、左下に深みのあるピンクの中にシルバーパールが輝きを添える梅、そして右下のピンクパールを秘めたメタリックなゴールドのすももをイン。大粒パールやメタリックな質感で春らしい多幸感を表現する。

淡い発色と澄んだ艶で光を集めるハイライター

“ブラーリング カラー ハイライター 101 夢見艶 -YUMEMITSUYA”(限定、6600円)は、春の夢舞台を彩るように幻想的な2色をグラデーションで楽しめるハイライター。カラーパールが血色感を添えるシュガーピンクとホワイトシルバーが輝く透け感ブルーが頬に幻想的な光を集め、透明感と澄んだ艶で肌を染める。

温かみと明るさを兼ね備えた高発色リップ

“ベルベット フィット リップスティック”(全2色、各5830円)は、ふんわりと軽やかな温もりカラーとベルベットのような艶で唇に気品を添えるリップスティック。輪郭を描きやすい細さと、ひと塗りで均一な厚膜に仕上がるなめらかなテクスチャーが特徴だ。カラーは、多幸感に満ちたフラワーピンク“恋綴 -KOITSUZURI”と抜け感のある血色感のウォームベージュ“想秘 -OMOIHIME”をそろえる。 別売りで、リフィル(4840円)と専用ケース(990円)も用意。

濃密な艶と大粒パールの限定バームリップ

“モイスチャー グレイズ リップスティック”(限定2色、各5830円)は大粒パールが輝くバームリップで、唇に濃密な艶とみずみずしさをプラスする。春の限定色は、赤と緑のパールが華麗に煌めくフレッシュなブライトピンク“蜜咲 -MITSUZAKI”、ゴールドパールが立体的に煌めくシックなモーヴブラウン“意装 -KOKOROYOSOI”をそろえる。リフィル(4840円)と専用ケース(990円)も用意する。

ネイルで“桜梅桃李”を表現

“ネイル カラー ポリッシュ”(限定3色、各2750円)は、桜、梅、すももの艶やかなカラーを指先で表現するネイル。カラーは限定3色。ピンク、ブルー、シルバーの大粒パールが混ざる透明感の桜色“168 爛桜 -RANZAKURA”、ゴールドパールの繊細な輝きで透け感のあるコーラルレッド“169 梅和 -UMENODOKA”、春の装いにときめきを添えるミルキーなアプリコット“170 李香 -SUMOMOKOU” がそろう。

第2弾:2月6日発売

肌の艶感を日ごとに選べる2種類の新ルースパウダー

2月6日には、肌の艶感を日ごとに選べる2種類の新作ルースパウダーが登場する。濃密なオイル感で満たされた濡れ艶パウダーと、みずみずしい水面のような繊細な艶パウダーをラインアップ。装いを変えるように、シーンや気分に合わせて異なる艶をまとえる。

“オイル リッチ グロウ ルース パウダー e 01”(パフ付き、7150円)は、密着度の高いオイルでコーティングしたパウダーがしっとりと肌に吸いつくようになじむため、乾燥しやすい肌でも長時間美しい艶をキープする。大小異なるホワイトクリアパールとグロウパウダーを配合し、肌になじみつつ華やかにきらめく。メロウベージュカラーが肌を自然にトーンアップし、透明感と濡れ艶を両立した上品な仕上がりをかなえる。

“シアー ルース パウダー e 01”(パフ付き、7150円)は、澄んだ水のような清潔感ある肌へ導くパウダーだ。毛穴を目立たなくさせるソフトフォーカス効果と透き通るような透明感を両立した球状粉体を採用。さらさらとしたきめ細やかなパウダーが軽やかに肌に密着し、化粧ヨレやテカリを抑えて化粧もちをアップさせる。涼しげな印象のフレッシュベージュカラーが、柔らかくトーンアップしながら清潔感のある肌印象を完成させる。

人気UVクリームが日本画家アーティスト・通木菜々絵とコラボ

同日、高い紫外線カット力に加え、滑らかなテクスチャー、艶ヴェール効果などで人気のUVクリーム“プロテクティング デイ クリーム”が、日本画家アーティスト・通木菜々絵とコラボレーションし、限定パッケージで登場。容量50gのビッグサイズだ。

同製品は、高い紫外線カット力と心地よい使用感を両立させるため、潤いでコーティングした紫外線散乱剤をブレンド。肌に薄く均一に伸び広がり、光を反射する艶ヴェールを形成することで、ベースメイクの仕上がりも美しくみせる。植物由来エキスなど7種の美容保湿成分配合で、くすみの原因となる乾燥から肌を守る。

アーティストの通木氏は、岩絵具や胡粉、和紙といった日本画の画材を用い、固定概念にとらわれず自由な発想で作品を制作している。今回パッケージに採用した作品“ゆめのなかで”は、眠った時に見る夢の中の世界を表現し、優しく幸福に満ちた空間や安寧の地をイメージしている。

商品一覧

The post 【2026年春コスメ】「スック」は“桜梅桃李”の花々で彩る 新作の湿感リキッドチークなど appeared first on WWDJAPAN.

慶應大学発ファッションサークルが提案する、新たな花嫁像 Part.3

慶應大学発の学生服飾団体Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)は、常にファッションを通じて疑問を投げかけ、新たな社会の形を模索してきた。毎年9月に発行するルックブックでは、所属学生がグループに分かれ、衣装作りからビジュアル制作までを一貫して行う。

今年のルックブックのテーマは、「アンチ-ロマンス(ANTI-ROMANCE)」。純白のウエディングドレスや満面の笑顔といった、美徳や幸福の象徴として伝統を確立してきた今までの花嫁を伝統から解き放ち、新しく再構築する。全3回にわたる本連載では、各グループに所属するデザイナーに取材を行い、それぞれが描く新たな花嫁像について聞く。今回はグループ5、6のデザイナーに話を聞いた。

グループ1
「家蜘蛛」
自らの住処として巣を張る蜘蛛をイメージ

Keio Fashion Creator取材担当(以下、KFC):メーンテーマとなった「花嫁像の解体と再構築」に関して意識した点を教えてください。

藤まいか(以下、藤):ルック制作にあたって従来の花嫁のイメージを挙げていった際、一般的に想像されるような華々しい姿とは反対の「家庭に閉じ込められる女性像」が浮かびました。

家事労働、育児、介護など、家庭におけるケア労働の多くは女性が担わなくてはならない場合が多い印象を受けます。私個人は自分のキャリアを追求したいという気持ちもあるため、家庭に縛り付けられることで自分の選択肢が狭まってしまうような未来は避けたいと思った所からアイデアを広げていきました。自らの住処として巣を張る蜘蛛をモチーフに、家という枠組みの中で己を貫こうと足掻く花嫁像を仕上げました。

たまき ゆーご(以下たまき):テーマが「花嫁像の解体」であるため逆に伝統的な花嫁像を意識しました。全く新しい花嫁像ではなく、対照的な表現として提示することを目指しました。

八ツ田ジュディ(以下八ツ田):私は今回、「女性として自立した花嫁」という新たな花嫁像を提示しました。「花嫁」という言葉をよく見ると「花」は女性らしさを連想させ、「嫁」は家にいる女という意味を表していると思います。「花嫁」という言葉自体から従来の女性らしさや男性権威主義的なニュアンスが感じられます。今回のルックは、そのような社会的圧力から女性を解放したいという思いで制作しました。

KFC:今回、解釈した新しい花嫁像とは?

藤:簡単に表すと「家父長制からの解放を求めて足掻く花嫁」です。大きくある「家」としての家庭の中で、母でも嫁でもない、1人の自分として生きたいという姿も既存の花嫁にあると解釈し、作品に昇華させました。

KFC:制作において苦労した点、こだわった点は?

藤:こだわったのはデザインにおける不気味さとかわいらしさのバランスです。チームでの制作にあたって意見の相違が生じたため、私はそれらをまとめてデザイン画に落とし込むところを担当しました。「蜘蛛」というモチーフの不気味さ、繊細さと、花嫁のドレスのような華やかさが共に活きるよう、脚の造形に重きをおいたルックにしました。その過程で全員の意見を反映することやグループでの作業分担に苦戦しましたが、デザイン画通りのかわいいルックになったと思います。

たまき:工夫した点は、石膏で実寸大模型を作り、それをもとにパターンをひき、蜘蛛の足の構造を保つために針金を配筋した点ですね。合皮の扱いも大変でした。

八ツ田:私は主に、ブーツカバーの制作を担当していたのですが、フェイクレザーをミシンで縫い合わせたり、黒のレースを手縫いで付けたりする作業に少し苦労しました。撮影の際は、なるべく蜘蛛の足を広げてセッティングすることでシルエットがより蜘蛛に近づくように心掛けました。

KFC:ルックを作り終えて感じたことを教えてください。

藤:脚部分の構造のインパクトやモデルの表情が、私たちのグループの思想をよく反映したものに仕上がったので、見ていただけると嬉しいです。家や花嫁、理想の女性像とはどういうものなのか考えるきっかけになるように願っています。

八ツ田:結婚して家庭に入ったまま一生を終えるのではなく、仕事も家庭も両立できるような自立した強い女性になりたいとあらためて感じました!

グループ6
「人工的な純白」
期待と不安が交錯する葛藤の象徴

KFC:メーンテーマが「花嫁像の解体と再構築」と伺いましたが、意識した点を教えてください

宮本彩華(以下、宮本):一般的に「花嫁」という単語はめでたい、美しい、幸せなどといった語句を連想させるポジティブな言葉として捉えられます。一方、別の視点に立って考えると、不倫から花嫁になった人、自分の意思ではなく花嫁になった人や、花嫁になった後の苦労などというネガティブな面もあります。そこで私は、既存の花嫁の解釈自体を解体し、新たな視点から再構築しました。

荒木愛香(以下、荒木):今回私たちが提示した「新しい花嫁像」は、純白で幸福に満ち溢れた存在ではなく、矛盾や葛藤を抱えるリアルな人間としての花嫁です。社会がつくりあげた理想像をまといながらも、胸の奥には個々の選択やそれに伴う不安が潜んでいる。そこに美しさがあると思いました。純白のドレスを記号ではなく空白として扱い、誰もが自身の感情や生き方を投影できるような余白を残しました。

青木瑠璃(以下青木):私は花嫁を、「期待と不安が交錯する葛藤の象徴」として解釈しました。コンセプトから頭に浮かんだのは、「花嫁って本当に幸せなのだろうか?」という素朴な疑問でした。私自身にも結婚願望がありますが、結婚したい理由を問われると明確な理由を言葉にすることが難しく感じられました。

その背景には、自分が年齢を重ねるにつれて見えてきた現実の問題──金銭的な不安、愛の形の変化など──があるのだと思います。そうした現実的な問題が頭に浮かび、理想のイメージに影を落としているのです。

とはいえ、未だ結婚とは縁のない自分の中で、幼い頃に描いた花嫁像は、今も心の奥に息づいています。そのような憧れ自体を否定したくはない、という気持ちも確かにあります。

だからこそ私は、理想や憧憬とそれ自体が内包する不安、その両方を抱えながら揺れる「矛盾した存在」としての花嫁こそが、最も人間らしく美しいのではないかと考えました。

KFC:今回、解釈した新しい花嫁像とは?

宮本:私たちが子どもの頃に想像していた花嫁は、美しく幸せで汚れひとつない白のドレスを着ていたと思います。ですが、大人になるにつれてさまざまな物事を経験すると、汚れひとつない純白など本当に存在するのだろうか、という疑問が生まれます。今回、本当の意味での“純白”などあるのだろうか、という問いをルックで表現しました。

荒木:子どもの頃に描き夢見たプリンセスのような花嫁像も大切にしたいと思いました。理想的で無垢な花嫁姿を、子供部屋の片隅に眠るように残すことで、不安や暗さを抱えながらもどこかで憧れを手放せない、そんな様子を表現しました。理想と現実、その間にある揺らぎこそが、今回表現した「新しい花嫁像」です。

KFC:ルックの制作にあたって苦労した点、こだわった点について教えてください。

宮本:ボックスプリーツを入れ、立った時にプリーツの中の色を見せないようにした点です。全体的にデザインはシンプルなので、どう構成したら見る側にインパクトを与えられるのかについてよく考えました。

荒木:理想と現実それぞれの花嫁像を、1つのルックの中でどう共存させるか悩みました。美しいのにどこか不安げで、不安そうなのにどこかで憧れを手放せない。その狭間にある違和感を表現するために、試行錯誤を重ねました。

青木:かわらしいシルエットに隠れる葛藤、不安といったネガティブな感情ををどう表現するか悩みました。ボックスプリーツの中にチュールやレースを不規則に配置し、無造作にギャザーを寄せたり、裂いたり、ビーズをつけたりして、陽と陰の感情が入り混じる様相をどのように表現するか模索しながら制作しました。

KFC:ルックを作り終えて感じたことを教えてください

宮本:母は、親であることよりも1人の女性として花嫁に憧れていたんだと実感しました。毒を持っているものこそ外見が美しく見えるんだなと、花嫁に対して思ってしまいます。花嫁になる前に自分や自分の子ども、大切な人と共に幸せになれる方をきちんと選んで欲しいし、自分以外の人をも傷つけうることも分かってほしいです。

青木:憧れと不安、理想と現実の間にある気持ちをまっすぐに見つめて、作品として昇華できたので、幼い頃の世界観や、凛とした姿の裏に隠れる不安な表情、かわらしいシルエットに隠されたディティールからそれらを感じとってもらえるとうれしいです。将来、自分が花嫁になり、たくさんの壁を乗り越えなきゃいけないとき、この作品が自分の背中をそっと押してくれる気がしています。

荒木:私は純白の中にある花嫁の不安や揺らぎを見つめながらも、どうしても子どもの頃の花嫁への憧れを手放したくありませんでした。完璧ではない、矛盾を抱えながらも美しくあろうとする姿。一人の人間としての花嫁を、この作品で感じて欲しいです。見る人それぞれが、自分の中の“純白”を重ねてもらえたら嬉しいです。

Keio Fashion Creatorについて

2002年発足、服飾専門学校 ESMOD JAPONと提携し、2010年からファッションショーを毎年開催している学生団体。ルックのデザインから縫製、ファッションショーの演出までを毎年自分たちで行い、社会に対する問いかけや主張を「服」や「ファッションショー」を通じて表現する。
Instagram:@Keio_fashioncreator
X:@keio_fc

■Keio Fashion Creator 2025 Collection

日程:12月21日
時間:1stショー/17:00会場、17:30開始、2ndショー/19:00開場、19:30開始
開場:テレコムセンター アトリウム
住所:東京都江東区青海2-5-10
観覧料:無料

The post 慶應大学発ファッションサークルが提案する、新たな花嫁像 Part.3 appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」“アディクト”の新艶感リップオイル&フレグランスが誕生 伊勢丹新宿本店でイベントも実施

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、“ディオール アディクト”から新たに生まれ変わった"リップ グロウ オイル"(全14色、各4950円)と、3種のフレグランス(全30mL、各9460円/全50mL、各1万5180円)を全国で発売する。ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップス(Peter Philips)とパフューム クリエイション ディレクターのフランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が、メイクとフレグランスという2のクリエイションを“ディオール アディクト”の世界観で表現した。発売を記念し、1月2〜8日には伊勢丹新宿本店で限定アイテムも取り扱うイベントを開催する。

チェリーオイル配合の高機能ケア処方

“ディオール アディクト リップ グロウ オイル”(全14色、各4950円)

"リップ グロウ オイル"は、チェリーオイルを配合した高機能なケア処方で生まれ変わった。唇のpHレベルに反応して自分だけの血色感をかなえるカラー リバイバル テクノロジーを搭載し、厚膜のぷっくりとした艶を実現する。仕上がりは3種類で、フレッシュなみずみずしさがあふれる艶やかなジューシー フィニッシュのほか、甘く弾けるようにきらめくスパークリー フィニッシュ、発色と艶が溶け合うグレイズド フィニッシュが新たに加わった。

シェードには001 ピンク、012 ローズウッド、015 チェリー、074 ジェリー、077 ロージー キャンディ、087 スパイシー、086 ミンティーなど全14色。パッケージデザインはディオールの象徴であるオブリーク ロゴ モチーフと、CDのイニシャルを刻印したシルバーパールのスティックトップを施した。わたあめのようにふわっとした感触のコットン キャンディ アプリケーターは、適量のフォーミュラを唇に届け、ひと塗りで美しい艶と長時間続く厚膜のぷっくりとした艶を実現する。

花々に秘められた果実の甘さが輝くフレグランス

“ディオール アディクト ロージー グロウ/パープル グロウ/ピーチー グロウ”(全30mL、各9460円/全50mL、各1万5180円)

フランシス・クルジャンが手がけた“ディオール アディクト”のフレグランスは、「ディオール」が特別に大切にしてきた3つの花、ローズ、アイリス、ジャスミンから作られた“花”のフレグランスだ。ローズに秘められた甘いライチの果肉を見出し、クリーミーなジャスミンに漂うピーチ、アイリスの中で輝くラズベリーを表現。エレガントで甘く艶やかな花々の、センシュアルさを併せ持つ香りとなった。

“ロージー グロウ”は、ダマスクローズのなめらかな花びらに秘められたフルーツノートで、シュガーコーティングしたライチにバニラホイップをのせた、甘さ弾けるローズの香り。“パープル グロウ”はキャンディのようにシックでパウダリーなトスカーナ産アイリスが特徴で、キャンディのように艶めく甘酸っぱいラズベリーにバニラホイップを乗せた、魅惑的なアイリスの香りだ。“ピーチー グロウ”は、ジャスミンが放つ、甘いピーチの果皮を思わせるノートを表現。とろけるシロップをかけたピーチにバニラホイップを乗せた、幸せに満ちたジャスミンの香りに仕上げた。ボトルは大きなリップスティックのような形。フルーツのような透明感のあるカラーをポップにまとめつつ、シックなクリアキャップとシルバーのオブリークロゴがエレガントに輝く。

なお、同製品の発売に合わせ、俳優でモデルのアニャ・テイラー=ジョイ(Anya Taylor-Joy)、ガールズグループBLACKPINKのジス(JISOO)、歌手で俳優のウィロー・スミス(Willow Smith)をフレグランスのアンバサダーに起用している。

伊勢丹新宿本店で期
間限定イベントを開催

製品の発売を記念して1月2〜8日に新宿伊勢丹本店で行う期間限定イベント“ディオール アディクト キャンディショップ”では新製品のほか、イベント限定アイテムとして、伊勢丹新宿本店数量限定品の“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ748 キャンディフロス シマーç”(8140円)、展開店舗数量限定色の“ディオールショウサンク クルール 151 マシュマロ”(9570円)、“ディオール アディクト リップスティック 121 シュガークラッシュç”(5720円)の販売も行う。会場はキャンディのように甘くカラフルで、スイートな色と香りの世界を提供する。

◼︎INSIDE THE DIOR ADDICT SWEET SHOP ディオール アディクト キャンディ ショップ

日程:2026年1月2〜8日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
特設サイト>>

製品ラインアップ

The post 「ディオール」“アディクト”の新艶感リップオイル&フレグランスが誕生 伊勢丹新宿本店でイベントも実施 appeared first on WWDJAPAN.

1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日)

1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、12月18日(木)〜12月24日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、2026年3月以降に入社する新卒社員の初任給を37万円に引き上げると発表した。現行から4万円の引き上げになる。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
NHK朝ドラ「風、薫る」のW主演に抜擢 若手最注目の俳優・上坂樹里が語る「俳優業への挑戦」

12月20日公開 / 文・須永 貴子

 2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」で、見上愛とともにW主演を務めることが発表されている上坂樹里(こうさか・じゅり)。17年に、小学6年生で受けたオーディションをきっかけに現在の事務所に所属し、高校生で「セブンティーン」の専属モデルとなった。25年は夜ドラ「いつか、無重力の宙で」(NHK)で日比野ひかりの高校時代を演じ、大人パートを演じる森田望智との調和の取れた演技に注目が集まった。ティーンが憧れる存在から、ドラマや映画ファンにとって気になる俳優へと変貌中の上坂に話を聞いた。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
【2026年福袋】ファミマの「コンビニエンスウェア」から“ラインソックス“初のラメ入りなどお得なセットを発売

12月24日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は2026年1月1日、新年限定の福袋“福袋二〇二六”(1260円)を発売する。一部店舗を除く全国のファミリーマート約1万3500店で取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
孫正義氏の長女がスパイバーを支援、巨額の借入金の返済延長へ

12月23日公開 / 文・横山 泰明

 スパイバーは12月23日、投資ファンド及びブランディングを行うBOLDの川名麻耶CEOとの間で事業支援契約を締結したと発表した。川名CEOは2026年上期をメドに所定の条件をクリアした段階で事業支援を行う。川名CEOは慶応義塾大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券を経て19年12月にBOLDを設立した。本日の発表資料の中で、孫正義氏の長女であると明かし、「本来的には不要な、自身の出自を公表することに致しましたのは、企業売却やIPOといった短期的なキャピタルゲインを前提とせず、世界のバイオベンチャーシーンを代表する企業として育て上げるための本質的な取り組みに集中できる立場であること、そして、そのための意思決定を迅速に行える環境にあることを、明確にお伝えするためです」とコメントしている。川名氏とスパイバーの関山和秀・代表執行役はともに慶応幼稚舎出身。川名氏はあえて孫氏の長女という出自を明かすことで、銀行団や債権者に、今年末に返済期限が迫る約350億の借入金の返済期限の延長や整理などを促す狙いがあると見られる。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
ビルケンシュトックの2026年福袋はどこで買える? 今年も“選べる福袋”が登場

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は、2026年福袋を12月24日から公式オンラインショップ限定で発売する。販売期間は2025年12月24日から2026年1月11日までで、数量限定のため、なくなり次第終了となる。価格は、キッズ福袋が1万1000円、アリゾナ福袋が2万5000円、ボストン福袋が2万9900円、チューリッヒ福袋が2万6000円、シューズ福袋が2万8000円。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
「レスポートサック」と「フリークス ストア」が初コラボ バッグやポーチなど6型を発売

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「レスポートサック(LESPORTSAC)」は1月9日、「フリークスストア(FREAK'S STORE)」との初コラボレーションアイテムを発売する。また一般発売に先駆けて、12月23日から公式オンラインストア「デイトナ パーク」で先行予約販売をスタートする。

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
「キャンメイク」が“ゆめかわ”リッププランパーを発売 キラめくパールをイン

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「キャンメイク(CANMAKE)」は1月下旬、キラめくパールをぜいたくに配合した新作のリッププランパー“トゥインクルジュエリープランパー”(全3種、各880円)を発売する。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
「エディー・バウアー」が10周年の「タイオン」とコラボ ダウンジャケット2型を発売

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 水甚が運営する米国発のアウトドアブランド「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」は1月2日12時、10周年を迎えたインナーダウン専業ブランド「タイオン(TAION)」とのコラボアイテムを発売する。「エディー・バウアー」店舗、ゾゾタウンおよび両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
映画「ゴジラ」がスカジャンに ビームス ジャパンが「テーラー東洋」に別注

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームス ジャパンは2026年1月2日、2026年春のビームス50周年スタートに先駆けたスペシャルアイテムとして、スーベニアジャケットを仕立てる「テーラー東洋」にジャケットの型からイラストまで完全別注した映画「ゴジラ」シリーズモチーフのスカジャン(9万200円)を発売する。サイズはS、M、L、XL、XXLを用意。ビームスジャパン 新宿、渋谷、京都でのみ取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「マキアージュ」史上最強のくずれ防止下地に“万能カラー”が限定登場 マツキヨココカラと共同開発

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 資生堂ジャパンとマツキヨココカラ&カンパニーは、共同企画としてトータルメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」のくずれ防止下地“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”[SPF50+・PA++++]から、限定色のバターイエロー(25mL、2970円※編集部調べ)を2026年2月21日に発売する。一部店舗を除く全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗とマツキヨココカラオンラインストアで限定で取り扱う。パーソナルカラーにとらわれずナチュラルな補正力とトーンアップをかなえる万能カラーとして、資生堂のヘアメイクアップアーティストが幅広い肌色になじみ使いやすい色調を開発した。

> 記事の続きはこちら

The post 1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日) appeared first on WWDJAPAN.

1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日)

1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、12月18日(木)〜12月24日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、2026年3月以降に入社する新卒社員の初任給を37万円に引き上げると発表した。現行から4万円の引き上げになる。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
NHK朝ドラ「風、薫る」のW主演に抜擢 若手最注目の俳優・上坂樹里が語る「俳優業への挑戦」

12月20日公開 / 文・須永 貴子

 2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」で、見上愛とともにW主演を務めることが発表されている上坂樹里(こうさか・じゅり)。17年に、小学6年生で受けたオーディションをきっかけに現在の事務所に所属し、高校生で「セブンティーン」の専属モデルとなった。25年は夜ドラ「いつか、無重力の宙で」(NHK)で日比野ひかりの高校時代を演じ、大人パートを演じる森田望智との調和の取れた演技に注目が集まった。ティーンが憧れる存在から、ドラマや映画ファンにとって気になる俳優へと変貌中の上坂に話を聞いた。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
【2026年福袋】ファミマの「コンビニエンスウェア」から“ラインソックス“初のラメ入りなどお得なセットを発売

12月24日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は2026年1月1日、新年限定の福袋“福袋二〇二六”(1260円)を発売する。一部店舗を除く全国のファミリーマート約1万3500店で取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
孫正義氏の長女がスパイバーを支援、巨額の借入金の返済延長へ

12月23日公開 / 文・横山 泰明

 スパイバーは12月23日、投資ファンド及びブランディングを行うBOLDの川名麻耶CEOとの間で事業支援契約を締結したと発表した。川名CEOは2026年上期をメドに所定の条件をクリアした段階で事業支援を行う。川名CEOは慶応義塾大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券を経て19年12月にBOLDを設立した。本日の発表資料の中で、孫正義氏の長女であると明かし、「本来的には不要な、自身の出自を公表することに致しましたのは、企業売却やIPOといった短期的なキャピタルゲインを前提とせず、世界のバイオベンチャーシーンを代表する企業として育て上げるための本質的な取り組みに集中できる立場であること、そして、そのための意思決定を迅速に行える環境にあることを、明確にお伝えするためです」とコメントしている。川名氏とスパイバーの関山和秀・代表執行役はともに慶応幼稚舎出身。川名氏はあえて孫氏の長女という出自を明かすことで、銀行団や債権者に、今年末に返済期限が迫る約350億の借入金の返済期限の延長や整理などを促す狙いがあると見られる。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
ビルケンシュトックの2026年福袋はどこで買える? 今年も“選べる福袋”が登場

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は、2026年福袋を12月24日から公式オンラインショップ限定で発売する。販売期間は2025年12月24日から2026年1月11日までで、数量限定のため、なくなり次第終了となる。価格は、キッズ福袋が1万1000円、アリゾナ福袋が2万5000円、ボストン福袋が2万9900円、チューリッヒ福袋が2万6000円、シューズ福袋が2万8000円。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
「レスポートサック」と「フリークス ストア」が初コラボ バッグやポーチなど6型を発売

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「レスポートサック(LESPORTSAC)」は1月9日、「フリークスストア(FREAK'S STORE)」との初コラボレーションアイテムを発売する。また一般発売に先駆けて、12月23日から公式オンラインストア「デイトナ パーク」で先行予約販売をスタートする。

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
「キャンメイク」が“ゆめかわ”リッププランパーを発売 キラめくパールをイン

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「キャンメイク(CANMAKE)」は1月下旬、キラめくパールをぜいたくに配合した新作のリッププランパー“トゥインクルジュエリープランパー”(全3種、各880円)を発売する。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
「エディー・バウアー」が10周年の「タイオン」とコラボ ダウンジャケット2型を発売

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 水甚が運営する米国発のアウトドアブランド「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」は1月2日12時、10周年を迎えたインナーダウン専業ブランド「タイオン(TAION)」とのコラボアイテムを発売する。「エディー・バウアー」店舗、ゾゾタウンおよび両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
映画「ゴジラ」がスカジャンに ビームス ジャパンが「テーラー東洋」に別注

12月23日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームス ジャパンは2026年1月2日、2026年春のビームス50周年スタートに先駆けたスペシャルアイテムとして、スーベニアジャケットを仕立てる「テーラー東洋」にジャケットの型からイラストまで完全別注した映画「ゴジラ」シリーズモチーフのスカジャン(9万200円)を発売する。サイズはS、M、L、XL、XXLを用意。ビームスジャパン 新宿、渋谷、京都でのみ取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「マキアージュ」史上最強のくずれ防止下地に“万能カラー”が限定登場 マツキヨココカラと共同開発

12月22日公開 / 文・WWD STAFF

 資生堂ジャパンとマツキヨココカラ&カンパニーは、共同企画としてトータルメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」のくずれ防止下地“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”[SPF50+・PA++++]から、限定色のバターイエロー(25mL、2970円※編集部調べ)を2026年2月21日に発売する。一部店舗を除く全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗とマツキヨココカラオンラインストアで限定で取り扱う。パーソナルカラーにとらわれずナチュラルな補正力とトーンアップをかなえる万能カラーとして、資生堂のヘアメイクアップアーティストが幅広い肌色になじみ使いやすい色調を開発した。

> 記事の続きはこちら

The post 1位は、ユニクロ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増|週間アクセスランキング TOP10(12月18〜24日) appeared first on WWDJAPAN.

ジャケット×デニムパンツ 定番を更新するひとひねり

シンプルながら洗練された印象を演出できる、ジャケット×デニムパンツの組み合わせが、改めて注目を集めています。“きちんと感”のあるジャケットと、カジュアルの定番であるデニムパンツが生み出すバランスは汎用性が高く、合わせ方次第で季節を問わず活躍。ありきたりに見せないためには、さりげないひねりやアレンジを加えることがポイントです。

上の写真の女性ように、ジャケットとシャツを黒で統一し、スタイリッシュなムードにまとめる着こなしも好例です。ジャケットの前を開けてラフに羽織り、スレンダーなパンツとのボリュームコントラストを際立たせています。足元にはレディーライクなヒールを合わせ、全体に優美さをプラスしました。パリとニューヨークのファッションウイークでキャッチされたスナップを参考に、ジャケット×デニムパンツの着こなしを深掘りします。

ジャケットでムードを操る、デニムスタイル

デニムパンツのコンビネーションでは、色や柄のバリエーションが豊富なジャケットがムードメーカーとして機能します。ボトムスにカジュアルやストリートの要素がにじむ分、トップスには異なるテイストを重ねるのが賢いバランス。ロングトレンドが続くトラッドを取り入れるのも、有効な選択肢の一つです。

写真の女性は、ビンテージライクなチェック柄のジャケットで、装い全体に穏やかなムードを添えています。レトロやノスタルジーといった流れにも寄り添う一着です。フレアシルエットのデニムパンツからは、1970年代のヒッピー気分がほのかに香ります。きれいめな白ニットトップスは裾をウエストインし、コンパクトにまとめています。仕上げにキャメルの細ベルトを添え、装いを上品に引き締めています。

定番プレッピーを更新する、崩しのテクニック

ブレザーとデニムパンツは、プレッピースタイルの定番です。もともと英国由来のトラッドを学生気分で程よくゆるめたのがプレッピー。その着こなしをもう一段ラフに崩すのが今の気分です。ポイントとなるのは、襟元や袖まわりのディテールで、適度なルーズさを演出することにあります。


写真のスタイルは、トラッド崩しの小技を随所に盛り込んでいます。シャツの襟は広めに開け、袖は深く折り返してジャケットの袖口にかぶせる一方、裾はきっちりとウエストイン。黒の細ベルトで全体を引き締めました。ややフレア気味のデニムパンツに白のローテクスニーカーを合わせ、ヘルシーな抜け感を引き出しています。

人気のレザージャケットで異素材ミックス

レザーが、あらためて存在感を高めています。ジャケットとして取り入れれば、装いにシックな艶を添えられるのが魅力。デニムパンツと合わせたときに異素材のコントラストが際立つ点も、レザージャケットならではの強みです。

白いタートルネックの上からブラウンのレザージャケットを羽織ったこちらの女性は、その好例。タートルネックの上に華奢なネックレスを重ね、さりげなくエレガンスをプラスしました。ボトムスにはスリムなデニムパンツを選び、全体をシャープな印象に。ニット、レザー、デニムを掛け合わせた異素材ミックスが、装いに奥行きをもたらしています。足元は定番の白のローテクスニーカー、トップスとのバランスを整えました。

タフさを味方にする、ブラックレザーの選択

黒革のレザージャケットにはタフなムードが宿り、ジェンダーレスな雰囲気を醸し出します。デニムパンツとのなじみもよく、全体をクールな印象にまとめられるのが魅力。黒×青のツートーンで仕上げるのが好判断です。

写真の女性は、ブラックのレザージャケットに、色落ち感のあるワイドストレートデニムを合わせています。ポイントとなっているのは、アーガイル柄のニットトップス。コンパクトなショート丈で、ヘルシーに肌見せ。足元にはボリューム感のある白スニーカーを合わせ、縦長のバランスを強調しています。

印象を操る、トップスのひとひねり

ジャケットとデニムパンツという定番の組み合わせに、アグレッシブな味付けを試みるおしゃれ達人が現れています。フェティッシュやエレガンスといった、これまでは縁遠いと思われていたテイストを忍び込ませるのが鮮度を高めるコツです。

写真の女性は、ブラックレザーのジャケットにワイドシルエットのデニムパンツをマッチさせた、一見ワイルドな装いですが、大胆な肌見せでセンシュアルな風情に。シャツのボタンを一番上だけ留めて、三角形に裾をオープン。ブラトップをのぞかせました。一方、足元はヒール靴でエレガントに。ワイルド×エレガントなミックステイストの着こなしです。

シャツのあしらいやベルト使い、ローテクスニーカーなどのアレンジを駆使すれば、見慣れたジャケット×デニムパンツの印象が様変わりします。復活が目覚ましいレザージャケットは、クールでマニッシュな雰囲気を加えるムードチェンジャーにぴったり。通年スタイルになりつつあるスタイルにアレンジを注ぎ込んで、コーディネートを進化させてみてはいかがでしょう。

The post ジャケット×デニムパンツ 定番を更新するひとひねり appeared first on WWDJAPAN.

ジャケット×デニムパンツ 定番を更新するひとひねり

シンプルながら洗練された印象を演出できる、ジャケット×デニムパンツの組み合わせが、改めて注目を集めています。“きちんと感”のあるジャケットと、カジュアルの定番であるデニムパンツが生み出すバランスは汎用性が高く、合わせ方次第で季節を問わず活躍。ありきたりに見せないためには、さりげないひねりやアレンジを加えることがポイントです。

上の写真の女性ように、ジャケットとシャツを黒で統一し、スタイリッシュなムードにまとめる着こなしも好例です。ジャケットの前を開けてラフに羽織り、スレンダーなパンツとのボリュームコントラストを際立たせています。足元にはレディーライクなヒールを合わせ、全体に優美さをプラスしました。パリとニューヨークのファッションウイークでキャッチされたスナップを参考に、ジャケット×デニムパンツの着こなしを深掘りします。

ジャケットでムードを操る、デニムスタイル

デニムパンツのコンビネーションでは、色や柄のバリエーションが豊富なジャケットがムードメーカーとして機能します。ボトムスにカジュアルやストリートの要素がにじむ分、トップスには異なるテイストを重ねるのが賢いバランス。ロングトレンドが続くトラッドを取り入れるのも、有効な選択肢の一つです。

写真の女性は、ビンテージライクなチェック柄のジャケットで、装い全体に穏やかなムードを添えています。レトロやノスタルジーといった流れにも寄り添う一着です。フレアシルエットのデニムパンツからは、1970年代のヒッピー気分がほのかに香ります。きれいめな白ニットトップスは裾をウエストインし、コンパクトにまとめています。仕上げにキャメルの細ベルトを添え、装いを上品に引き締めています。

定番プレッピーを更新する、崩しのテクニック

ブレザーとデニムパンツは、プレッピースタイルの定番です。もともと英国由来のトラッドを学生気分で程よくゆるめたのがプレッピー。その着こなしをもう一段ラフに崩すのが今の気分です。ポイントとなるのは、襟元や袖まわりのディテールで、適度なルーズさを演出することにあります。


写真のスタイルは、トラッド崩しの小技を随所に盛り込んでいます。シャツの襟は広めに開け、袖は深く折り返してジャケットの袖口にかぶせる一方、裾はきっちりとウエストイン。黒の細ベルトで全体を引き締めました。ややフレア気味のデニムパンツに白のローテクスニーカーを合わせ、ヘルシーな抜け感を引き出しています。

人気のレザージャケットで異素材ミックス

レザーが、あらためて存在感を高めています。ジャケットとして取り入れれば、装いにシックな艶を添えられるのが魅力。デニムパンツと合わせたときに異素材のコントラストが際立つ点も、レザージャケットならではの強みです。

白いタートルネックの上からブラウンのレザージャケットを羽織ったこちらの女性は、その好例。タートルネックの上に華奢なネックレスを重ね、さりげなくエレガンスをプラスしました。ボトムスにはスリムなデニムパンツを選び、全体をシャープな印象に。ニット、レザー、デニムを掛け合わせた異素材ミックスが、装いに奥行きをもたらしています。足元は定番の白のローテクスニーカー、トップスとのバランスを整えました。

タフさを味方にする、ブラックレザーの選択

黒革のレザージャケットにはタフなムードが宿り、ジェンダーレスな雰囲気を醸し出します。デニムパンツとのなじみもよく、全体をクールな印象にまとめられるのが魅力。黒×青のツートーンで仕上げるのが好判断です。

写真の女性は、ブラックのレザージャケットに、色落ち感のあるワイドストレートデニムを合わせています。ポイントとなっているのは、アーガイル柄のニットトップス。コンパクトなショート丈で、ヘルシーに肌見せ。足元にはボリューム感のある白スニーカーを合わせ、縦長のバランスを強調しています。

印象を操る、トップスのひとひねり

ジャケットとデニムパンツという定番の組み合わせに、アグレッシブな味付けを試みるおしゃれ達人が現れています。フェティッシュやエレガンスといった、これまでは縁遠いと思われていたテイストを忍び込ませるのが鮮度を高めるコツです。

写真の女性は、ブラックレザーのジャケットにワイドシルエットのデニムパンツをマッチさせた、一見ワイルドな装いですが、大胆な肌見せでセンシュアルな風情に。シャツのボタンを一番上だけ留めて、三角形に裾をオープン。ブラトップをのぞかせました。一方、足元はヒール靴でエレガントに。ワイルド×エレガントなミックステイストの着こなしです。

シャツのあしらいやベルト使い、ローテクスニーカーなどのアレンジを駆使すれば、見慣れたジャケット×デニムパンツの印象が様変わりします。復活が目覚ましいレザージャケットは、クールでマニッシュな雰囲気を加えるムードチェンジャーにぴったり。通年スタイルになりつつあるスタイルにアレンジを注ぎ込んで、コーディネートを進化させてみてはいかがでしょう。

The post ジャケット×デニムパンツ 定番を更新するひとひねり appeared first on WWDJAPAN.

トム・ブラウンが語る、ファッションショーという“ドラマ”と尽きぬ情熱

米国のファッションシーンを代表するブランドの一つ、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」。

その出自は、2001年にニューヨークで開店したメイド・トゥー・メジャーのスーツ店にある。2004年にレディ・トゥ・ウエアのコレクションをスタートすると、アメリカントラディショナルを基盤にしながら、着丈や袖丈を極端に短くした“シュランケン・スーツ”、くるぶし丈のパンツ、グレーフランネル素材といった、テーラリングの既成概念を覆すアイコニックなスタイルを次々に打ち出した。一躍脚光を浴びたトム・ブラウンは、その後20年以上にわたり、米国ファッションの前線をけん引し続けている。

今年は、そんなトム・ブラウン=デザイナーの半生を追ったドキュメンタリー映画「トム・ブラウン:ザ・マン・フー・テイラーズ・ドリームス」が制作された。このほど特別上映も行われ、銀座の新旗艦店にトム・ブラウン本人も記念来日。これまでの歩みと今後について話を聞いた。

WWD:ご自身のドキュメンタリー映画について、率直な感想を教えてください。

トム・ブラウン=「トム ブラウン」デザイナー(以下、トム):あの映画は、「物語を伝えること」、そして「すべての人にユニークな体験を提供すること」をテーマにした作品です。観客の皆さんには、服そのものだけでなく、そこに至るまでの“ストーリー”にも注目してほしい。私たちが、単なる洋服ではなく、「特別な体験」を届けようとしているということを感じてもらえたらうれしいですね。

WWD:映画の中のあなたは、どこか少年のような無邪気さが印象的でした。アトリエやショーで見かける姿も含めて、作られたものではなく「あなた自身」だと感じました。

トム:間違いなく。ただ、ドキュメンタリーを撮影する以上、どうしてもカメラの存在は意識してしまいましたが(笑)。それでも、作品づくりに向き合う姿勢や、チームと一緒に働いている様子は、とても自然なものだと思います。

映画はこれまでのキャリアを振り返る内容ですが、一方で私はまだまだ「やるべきことがたくさんある」と感じています。だから、あのドキュメンタリーで見られるのは、“トム・ブラウン”というデザイナーの半分くらい。少なくとも、残りの半分は、これから創っていくものだと思っています。

WWD:これまで発表してきたショーは、常にドラマのような構成が印象的です。一貫している哲学やメッセージは?

トム:私はいつも、人々がこれまで見たことのないような、面白いアイデアをコレクションを通して見せたいと考えています。情報があふれるこの世界の中で、私自身が提示したいアプローチやビジョンが、どれほどユニークなものなのかを伝えたい。その一点に集中しています。

WWD:パリで発表した2026年春夏コレクションは、1700年から3000年までを行き来する壮大な物語で構成され、宇宙を超越するような世界観でした。このアイデアはどこから?

トム:出発点はとてもシンプルで、ジャケットとスカートの新しいシェイプ、そしてそのプロポーションでした。コレクションは、そこから始まっています。

「宇宙から来たもの」というアイデアについては、私自身の中でほとんど“ジョーク”のような感覚から生まれました。私は独自の世界観を作るのが好きですが、今回は特に、純粋なファンタジーとして、パッと思いついたアイデアだったんのです。

WWD:2018年にゼニア グループに加わったことは、コレクション制作にどのような影響を与えていますか?

トム:今回のコレクションでは、コレクションのために開発したまったく新しい生地を使用しています。ゼニアから提供される素材やリソースの品質は、常に最高レベルです。ただ、それ以前から私は常にそのクオリティを前提にものづくりをしてきました。

ですから単純に「より良くなった」だけではなく、使えるリソースが増えたことで、アイデアの幅が広がっているのは確かです。

WWD:今年のメットガラでは、ジャネール・モネイが「トム ブラウン」のドレスを着用し、大きな話題になりました。レッドカーペットでの表現と、ファッションショーでの表現に違いはありますか?

トム:メットガラも、それ自体が「一つのショー」だと捉えています。瞬間=モーメントを作り出すという意味では同じですし、私にとっては、一つの小さなコレクションを作るような感覚で向き合っています。

WWD:ショーピースとレディ・トゥ・ウエア、それぞれの制作における考え方の違いは?

トム:レディ・トゥ・ウエアとショーは、非常に強い相互関係にあります。ショーピースのエッセンスが既製服に落とし込まれることもあれば、その逆もあります。

また、非常に長い時間を生き続けてきたクラシックなグレースーツのような、タイムレスなアイデアやピースこそが、実は私のすべてのショーの発想源になっています。

WWD:トレンドのサイクルが加速する中でも、「トム ブラウン」のスタイルは一貫しています。独自性を維持し続ける秘訣は?

トム:その方が、私らしいから。私はトレンドや、周囲で何が起きているかには、あまり関心がありません。ただ、自分が何をしたいのか、それをどうやりたいのか、人々に何を見せたいのかに集中していたい。それが、私にとってはいちばん“簡単”なんです。

ただ、私がキャリアを始めた頃に比べると、人々が「異なるアイデア」や「より多様な表現」に対して、ずっとオープンになっているとは感じますね。

WWD:日本の顧客について伺います。日本と世界の違いを感じることは?

トム:日本のお客さまは、世界でもトップクラスに、コレクションの中にある「より面白いもの」を求めてくれていると思います。クラシックな要素と先鋭的なアイデアをミックスして着こなす感性が、本当に優れている。

それに、日本人の「完璧さの追求」は特別です。あらゆる物事に対する配慮のレベルは、世界のどこよりも高いと感じています。

WWD:最後に、あなたを突き動かし続けるモチベーションとは?

トム:「ショー」と「コレクション」です。私は、コレクションとショーを作ることが、本当に大好きなんです。

The post トム・ブラウンが語る、ファッションショーという“ドラマ”と尽きぬ情熱 appeared first on WWDJAPAN.

2025年のビューティ業界を振り返ろう:#今さらビューティ部 Vol.12

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「#今さらビューティ部」は、長年美容業界で活躍する美容コーディネーターの弓気田みずほさんと、「WWDJAPAN」ビューティ担当の若手記者2人が、同業界の今さら聞けない話や最新の売り場・製品情報をお届けします。

第12回では、2025年のビューティ業界を総括しました。ロレアルとケリングによる提携の発表や国内ビューティ業界における勢力図の変化など、業界構造の転換点を振り返りました。あわせて、フレグランス市場の拡大や韓国ブランドの存在感の高まりなどの変化についても整理しています。

さらに、「ロンジェビティ」や「マインドフルネス」といったキーワードを軸に、25年のビューティ業界を特徴づける潮流を改めて確認しました。

「#今さらビューティ部」は皆さまからのお便りをお待ちしております。ご感想・ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、beautybu@wwdjapan.comです。


この配信は以下のアプリでもご利⽤いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post 2025年のビューティ業界を振り返ろう:#今さらビューティ部 Vol.12 appeared first on WWDJAPAN.

2025年のビューティ業界を振り返ろう:#今さらビューティ部 Vol.12

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「#今さらビューティ部」は、長年美容業界で活躍する美容コーディネーターの弓気田みずほさんと、「WWDJAPAN」ビューティ担当の若手記者2人が、同業界の今さら聞けない話や最新の売り場・製品情報をお届けします。

第12回では、2025年のビューティ業界を総括しました。ロレアルとケリングによる提携の発表や国内ビューティ業界における勢力図の変化など、業界構造の転換点を振り返りました。あわせて、フレグランス市場の拡大や韓国ブランドの存在感の高まりなどの変化についても整理しています。

さらに、「ロンジェビティ」や「マインドフルネス」といったキーワードを軸に、25年のビューティ業界を特徴づける潮流を改めて確認しました。

「#今さらビューティ部」は皆さまからのお便りをお待ちしております。ご感想・ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、beautybu@wwdjapan.comです。


この配信は以下のアプリでもご利⽤いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post 2025年のビューティ業界を振り返ろう:#今さらビューティ部 Vol.12 appeared first on WWDJAPAN.

ニッカ“竹鶴ピュアモルト”が13日間限定のバーをオープン 五感で体験するフルコースを提供

アサヒビールとニッカウヰスキーは12月9日〜21日までの13日間限定で、“竹鶴ピュアモルト”の世界観を体験できるバー「ザ タケツル エクスペリエンス(The TAKETSURU experience)」を「トランクハウス カグラザカ(TRUNK(HOUSE)Kagurazaka)」にオープンした。完全予約制の同バーは、ニッカウヰスキーを代表するブランド“竹鶴ピュアモルト”と料理のペアリングによるオリジナルコースやカクテルを提供するほか、展示や空間演出を通じ、創業者である竹鶴政孝がウイスキー作りに込めた哲学を五感で体験する空間だ。

“竹鶴ピュアモルト”は 創業者の竹鶴政孝の名を冠したウイスキーとして2000年に誕生。シェリー樽熟成の“余市モルト”と“宮城峡モルト”、リメード樽熟成の“宮城峡モルト”をキーモルトに採用し、“余市モルト”と“宮城峡モルト”という異なる個性の原酒を、ニッカウヰスキーが培ってきたブレンド技術によって調和させている。華やかでフルーティーな香り、滑らかな口当たり、重厚なモルトの甘みとコク、そしてやわらかい余韻が特徴だ。

「竹」と「鶴」に包まれた空間

今回のバー「ザ タケツル エクスペリエンス」の空間では、玄関のライトやスタッフの制服など、いたる所で「竹」と「鶴」をモチーフにした装飾が見られた。これらは、創業者の竹鶴政孝が生前、「竹」や「鶴」の模様が入ったグラスや灰皿を好んで使っていたことにちなんだもの。今回、竹鶴が実際に愛用していた私物も特別に展示していた。

“香る 海苔と林檎”

五感で味わう“竹鶴ピュアモルト”のフルコース

体験のメーンとなるのは“竹鶴ピュアモルト”と料理を合わせ、「五感」をテーマに構成したフルコースだ。「香る」「触れる」「視る」「聴く」「味わう」の5つをキーワードに、“竹鶴ピュアモルト”のさまざまな魅力を体験できる内容となっている。

コースの最初は、「香る」をテーマに“竹鶴ピュアモルト”のブレンドを構成する“シングルモルト余市”と“シングルモルト宮城峡”の原酒をテイスティング。海に近い余市蒸溜所由来の力強くスモーキーな香りと、山あいの宮城峡蒸溜所で生まれるフルーティーで軽やかな香りの違いを感じた後、それらを融合させた“竹鶴ピュアモルト”の香りを味わう。料理は生海苔のジュレとリンゴのフォームを組み合わせた一皿。海と山という異なる環境で作られる2つの原酒をブレンドして生まれる“竹鶴ピュアモルト”を表現した。

続いて「触れる」では魚介の旨味を凝縮したコンソメスープとともに、“竹鶴ピュアモルト”の水割りと湯割りを味わう。鯛のアラやホタテ、香味野菜を10時間ほど煮詰めたスープは、温かいものと冷たいものの2種類。ウイスキーは前割りで仕込んだ水割りと1対3で割った湯割りが提供された。温度の違いによって生まれる口当たりの変化やまろやかさ、味の感じ方の違いをスープとともに感じられるペアリングだ。

「見る」をテーマにしたパートでは、ワインに近い度数に調整した“竹鶴ピュアモルト”の水割りをワイングラスで提供。飲む直前にグラスに宮城峡蒸溜所限定の香りをスプレーで加え、フルーティーさと華やかさを際立たせた。合わせるのは、青森県産の鴨のリエットを最中に載せた一皿。豆腐、人参、マスタード、バルサミコ、味噌の5種のソースが添えられた。

次なる「聴く」で味わうのは、しっかりと冷やした“竹鶴ピュアモルト”のソーダ割りに“余市”のシングルモルトを数滴加え、スモーキーさと力強さを際立たせた一杯だ。料理は、炭火で焼き目を付けた黒胡麻の胡麻豆腐。石炭をイメージした盛り付けと、 店内に流れる余市蒸溜所で石炭をくべる音により、味覚と聴覚の両方から楽しめる内容となっていた。

最後の「味わう」では、ストレートの“竹鶴ピュアモルト”に自身でスポイトで水を加えながら、香りの広がりや味わいの変化を楽しむ。低温で火入れし、“竹鶴ピュアモルト”を漬け込んださつまいもに、黒糖のショコラガナッシュを添えたデザートでコースは締めくくられた。

ニッカウヰスキーは、昨年迎えた創業90周年を機に、新たなコミュニケーション・コンセプトを「生きるを愉しむウイスキー」に策定。このコンセプトは竹鶴政孝の「英国人がウイスキー相手にじっくり生を愉しむように、酔うためでなく愉しむために飲んでほしい」という思いが込められている。

25年はウイスキーを将来にわたって安定的に供給するため、約70億円を投じて設備投資を実施。余市蒸溜所の製樽棟や高層貯蔵庫、混和棟の建設に着工した。今後も継続的な設備投資をベースに、ニッカウヰスキーの強みを生かした商品開発やウイスキーの多様な楽しみ方を提案していくという。

The post ニッカ“竹鶴ピュアモルト”が13日間限定のバーをオープン 五感で体験するフルコースを提供 appeared first on WWDJAPAN.

ニッカ“竹鶴ピュアモルト”が13日間限定のバーをオープン 五感で体験するフルコースを提供

アサヒビールとニッカウヰスキーは12月9日〜21日までの13日間限定で、“竹鶴ピュアモルト”の世界観を体験できるバー「ザ タケツル エクスペリエンス(The TAKETSURU experience)」を「トランクハウス カグラザカ(TRUNK(HOUSE)Kagurazaka)」にオープンした。完全予約制の同バーは、ニッカウヰスキーを代表するブランド“竹鶴ピュアモルト”と料理のペアリングによるオリジナルコースやカクテルを提供するほか、展示や空間演出を通じ、創業者である竹鶴政孝がウイスキー作りに込めた哲学を五感で体験する空間だ。

“竹鶴ピュアモルト”は 創業者の竹鶴政孝の名を冠したウイスキーとして2000年に誕生。シェリー樽熟成の“余市モルト”と“宮城峡モルト”、リメード樽熟成の“宮城峡モルト”をキーモルトに採用し、“余市モルト”と“宮城峡モルト”という異なる個性の原酒を、ニッカウヰスキーが培ってきたブレンド技術によって調和させている。華やかでフルーティーな香り、滑らかな口当たり、重厚なモルトの甘みとコク、そしてやわらかい余韻が特徴だ。

「竹」と「鶴」に包まれた空間

今回のバー「ザ タケツル エクスペリエンス」の空間では、玄関のライトやスタッフの制服など、いたる所で「竹」と「鶴」をモチーフにした装飾が見られた。これらは、創業者の竹鶴政孝が生前、「竹」や「鶴」の模様が入ったグラスや灰皿を好んで使っていたことにちなんだもの。今回、竹鶴が実際に愛用していた私物も特別に展示していた。

“香る 海苔と林檎”

五感で味わう“竹鶴ピュアモルト”のフルコース

体験のメーンとなるのは“竹鶴ピュアモルト”と料理を合わせ、「五感」をテーマに構成したフルコースだ。「香る」「触れる」「視る」「聴く」「味わう」の5つをキーワードに、“竹鶴ピュアモルト”のさまざまな魅力を体験できる内容となっている。

コースの最初は、「香る」をテーマに“竹鶴ピュアモルト”のブレンドを構成する“シングルモルト余市”と“シングルモルト宮城峡”の原酒をテイスティング。海に近い余市蒸溜所由来の力強くスモーキーな香りと、山あいの宮城峡蒸溜所で生まれるフルーティーで軽やかな香りの違いを感じた後、それらを融合させた“竹鶴ピュアモルト”の香りを味わう。料理は生海苔のジュレとリンゴのフォームを組み合わせた一皿。海と山という異なる環境で作られる2つの原酒をブレンドして生まれる“竹鶴ピュアモルト”を表現した。

続いて「触れる」では魚介の旨味を凝縮したコンソメスープとともに、“竹鶴ピュアモルト”の水割りと湯割りを味わう。鯛のアラやホタテ、香味野菜を10時間ほど煮詰めたスープは、温かいものと冷たいものの2種類。ウイスキーは前割りで仕込んだ水割りと1対3で割った湯割りが提供された。温度の違いによって生まれる口当たりの変化やまろやかさ、味の感じ方の違いをスープとともに感じられるペアリングだ。

「見る」をテーマにしたパートでは、ワインに近い度数に調整した“竹鶴ピュアモルト”の水割りをワイングラスで提供。飲む直前にグラスに宮城峡蒸溜所限定の香りをスプレーで加え、フルーティーさと華やかさを際立たせた。合わせるのは、青森県産の鴨のリエットを最中に載せた一皿。豆腐、人参、マスタード、バルサミコ、味噌の5種のソースが添えられた。

次なる「聴く」で味わうのは、しっかりと冷やした“竹鶴ピュアモルト”のソーダ割りに“余市”のシングルモルトを数滴加え、スモーキーさと力強さを際立たせた一杯だ。料理は、炭火で焼き目を付けた黒胡麻の胡麻豆腐。石炭をイメージした盛り付けと、 店内に流れる余市蒸溜所で石炭をくべる音により、味覚と聴覚の両方から楽しめる内容となっていた。

最後の「味わう」では、ストレートの“竹鶴ピュアモルト”に自身でスポイトで水を加えながら、香りの広がりや味わいの変化を楽しむ。低温で火入れし、“竹鶴ピュアモルト”を漬け込んださつまいもに、黒糖のショコラガナッシュを添えたデザートでコースは締めくくられた。

ニッカウヰスキーは、昨年迎えた創業90周年を機に、新たなコミュニケーション・コンセプトを「生きるを愉しむウイスキー」に策定。このコンセプトは竹鶴政孝の「英国人がウイスキー相手にじっくり生を愉しむように、酔うためでなく愉しむために飲んでほしい」という思いが込められている。

25年はウイスキーを将来にわたって安定的に供給するため、約70億円を投じて設備投資を実施。余市蒸溜所の製樽棟や高層貯蔵庫、混和棟の建設に着工した。今後も継続的な設備投資をベースに、ニッカウヰスキーの強みを生かした商品開発やウイスキーの多様な楽しみ方を提案していくという。

The post ニッカ“竹鶴ピュアモルト”が13日間限定のバーをオープン 五感で体験するフルコースを提供 appeared first on WWDJAPAN.

ミニマリズムとフェティッシュを“実験的“に編集する 「フラクション」が提示するテーラリング

2025年春夏コレクションでデビューした新ブランド「フラクション(FRACTION)」は、ファッションの構造や見えづらくなくなった身体性や文化の断片といった、その周辺に潜む価値を丁寧に拾い上げるモノづくりで、デビュー直後から業界のクリエイター層を中心に注目を集めている。

ブランドを形成するのは、中野皓デザイナーの少年時代から培われたカルチャーの蓄積だ。高校時代を過ごした“新宿“の街の空気感、エクスペリメンタルな音楽やアート、文学など、ファッション業界の“順当なキャリア像“とは対極にある刺激が多い。こうした多層的なバックグラウンドが、ブランドの世界観の土台になっている。今回はその背景から現在に至るまでの歩み、そして未来への展望までを聞いた。

PROFILE: 中野皓/「フラクション(FRACTION)」デザイナー

中野皓/「フラクション(FRACTION)」デザイナー
PROFILE: (ナカノ・コウ)1990年生まれ。上智大学文学部在学中に「リック・オウエンス」でリテールを経験した後、「メゾン ミハラヤスヒロ」の海外セールスやビジュアル撮影などに携わりながら、フリーで写真、映像制作、靴製作にも従事。ブランドビジネスからクリエイティブワークまで幅広く横断する経験を重ねる一方、フリーランスの映像作家としても活動する。2019年に独立。24年に「フラクション(FRACTION)」を立ち上げる。 PHOTO:MACIEJ KUCIA

キャリアを横断して得たビジネス観

――ファッション業界に入ったきっかけを教えてください。

中野皓(以下、中野):まず、海外ブランドで働くきっかけとなったのは、20代前半の学生時代、歌謡歌手の渚ようこさんがやっていたバー、「汀」がゴールデン街にあって、そこの常連だったんですよ。しばらく通った後、「汀」でミトグラフの三戸(心平)さんと飲んでいる時にたまたま歴史好きな人たちと仲良くなりました。大学時代に史学を専攻していて、歴史好きなこともあって意気投合したんです。それが、モンスターコープの屋敷(秀治)さんとディレクターの千葉(悟)さんで、後日、三戸さん経由で「リック・オウエンス(RICK OWENS)」でのアルバイトのお誘いがあったという経緯です。その後、19年にフリーランスになった後に「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」で海外セールスとコレクション撮影を担当しました。

もう1つ、19年から5年間、「ローリング ダブトリオ(ROLLING DUB TRIO)」のサンダルライン「トーキョーサンダル(TOKYO SANDAL)」で靴のデザインと制作、アートディレクションも担当しました。デザイナーの徳永(勝也)さんを初め、自社工場で職人と一緒に取り組んだ経験が今を形作っています。絵型を書いて、仕様書を作って、完成品を確認する以前に、工場で自分が裁断をして加工もする。現在のプロダクトデザインの基礎はここにあると思います。

――「フラクション」の立ち上げまでの経緯は?

中野:学生の頃から「いつかブランドをやってみたい」という気持ちはありましたが、当時のファッションへの憧れは現実味を帯びないぼんやりとしたものでした。転機となったのは、最初に勤めた会社の同僚と久しぶりに再会したときに、在職中にも度々話題に出た「レーベルを立ち上げたいな」という話になったことがきっかけです。時間を経て、具体性を持てた瞬間でしたね。もう1つ大きかったのが、学生時代に遊び半分で行って、その後の仕事でもよく訪れたパリでの経験です。学生時代に初めて渡仏した際は、デヴィッド・リンチ(David Lynch)がデザインしたシレンシオ(Silencio)がオープンしたばかりの頃で、エッジの効いたクラブだったんですよ。そこでファッション関係の人たちと知り合う機会も多くて、刺激を受けました。業界に入る最初のきっかけとも言えますね。

結局、「リック・オウエンス」で約5年間、リテールを担当しながら、インハウスのクリエイティブにも関わらせてもらいました。その後はフリーで「メゾン ミハラ ヤスヒロ」で海外セールス、コレクション撮影などに携わりながら、「トーキョーサンダル」でデザインやアートディレクションを担当しました。トータルで10年ほど、さまざまな職種を経験したことになります。

――セールスとクリエイティブの兼務で得たこととは?

中野:三原(康弘)さんが「利己的ではなく利他的に」と話していたことが心に残っています。当たり前のことですが、忘れられがちな考えを30年近くも一貫して大切にしてきた。関わる人すべてをハッピーにするという前提です。その時にセールスとクリエイティブを兼務する必要があると感じましたね。それと、浅草で開催した2022-23年秋冬に浅草で行ったショーを覚えていますか?

――ショーの途中に三原さん本人が警察官に扮して、パトカーが乱入した。

中野:そうです。あのショーはちょっとしたハプニング的な演劇のようでした。参加していた人たちみんなが純粋に楽しんでいたと思います。同時にある種の問題提起も感じました。その時に自分が学生時代から過ごしてきた “新宿“の街や影響を受けたカルチャーとつながった感覚がありました。

根底にある10代からの文化的ルーツ

――そもそも、学生時代にはどんなカルチャーから影響を受けたんですか?

中野:ファッションを好きになったきっかけは音楽ですね。中学生のときにピストルズ(Sex Pistols)に衝撃を受けて、その後、ブックオフでビデオを買って、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)やマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)を知ってさらに、洋服や思想も含めてハマっていきました。

完全に後追いでしたけど、ピストルズの後にストゥージズ(The Stooges)にも惹かれてイギー・ポップを聞くようになりました。他にはラモーンズ(Ramones)、クラッシュ(The Clash)、ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)等。当時は2000年代初期から中期だったので、アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)やストロークス(The Strokes)なども聴いていました。

――メジャーなパンクバンドが多いですけど、そこからフリージャズやノイズ、実験音楽などにどうつながっていくのでしょうか?

中野:音楽と同時に映画にも関心があって、特に若松孝二監督の作品が好きでした。高校生の時に観た「エンドレス・ワルツ」は衝撃で、町田町蔵(現・町田康)が演じる阿部薫や全体に漂う退廃的で、どこかロマンティックな映像の世界観に強く影響を受けました。そこからフリージャズや、新宿の街にも興味を持つようになりました。新宿区内の高校に通っていて、新宿駅も徒歩圏内だったため当時の生活ともリンクしていたのだと思います。

その後は、大島渚や吉田喜重、篠田正浩監督の松竹ヌーベルバーグと呼ばれるジャンルの作品はほぼ観ましたね。あの時代の映画や本に触れたことは、社会のちょっとしたはぐれ者的な存在に目を向けるきっかけの1つになった気がします。多くの作品がそうした存在を描いていましたし、当時、堕落した生活を送っていた自分ともどこか重なる部分がありました。

――新宿のどこにハマっていったのでしょうか?

中野:当時、阿部薫とは別に寺山修司の本も読んでいて、学生運動とか風月堂のフーテン、状況劇場や森山大道、中平卓馬などの写真家にも自然に興味を抱いたんです。一方でそういうムードから一歩引いた村上春樹のような作家もいましたよね。新宿の欲望に満ちたエネルギーと相反する曖昧さみたいな雰囲気が心地よかったんだと思います。高校時代から20年ほど新宿にいて、街も人も変わりましたけど、ある意味独特のフェティシズムを持っている人が僕の周りに多く、今でも好きな街です。

――学校でそのジャンルの話題になることはあったんですか?

中野:話題に上がることはなかったですね(笑)。父と話すことが多かったです。父は書家で大学講師でもある研究者でした。小さい頃から美術館にもしょっちゅう連れていかれたし、祖父も書家で、実家にも祖父の家にも大量の本があったので、おのずと古い文学とか映画に傾倒したように思います。

――ルーツといえる音楽やサブカルの世界観と「フラクション」はどのように結びついていったのでしょうか?

中野:モノ作りでは、どこか忘れられているようなものにフォーカスしています。過去には当然のようにしてあったけれど、現代では形骸化しているような価値観であったり、どこか厳かになりすぎているように感じるものだったりもします。「フラクション(FRACTION)」には“一部“だったり、“わずか“という意味があるのですが、自分自身は取るに足らない社会の一部ですし、好きになったカルチャーがメジャーな文化とは異なる局地的な人たちに支持されていることも反映されています。

“文脈“から始まるモノ作りのプロセス

――実際に洋服やプロダクトを作る時に最初に何を考えますか?

中野:コンセプトや文脈としては、部分的であったり、形骸化していると感じるものを扱い、ブランドのボキャブラリーやリソースを技術的な面でも増やしたいと考えています。その上で、世の中がどういう反応するかということに興味があり、モノづくりの最初のプロセスでもあります。

最初のコレクションでは、有機性と無機性を起点としました。洋服を考え人体に行き着き、もう少し具象性を持たせるために考察した結果、自分が足の指や鎖骨、身体の左右差、猫背、反り腰といった骨格フェチでもあることを再認識したのですが、ただ、それだけだと伝わりにくいので、再考察し、敬愛するエゴン・シーレ(Egon Schiele)をテーマにしました。シーレの鋭く神経質な輪郭線や人体の描き方、内面を写しとる作風が好きで、表現としても伝わりやすい。素材は、レザーやコットン、ウールなど有機素材と金属などの無機的要素の関係性を探り、最終的には人間が完全にコントロールすることは不可能だという結論に至りました。

――影響を受けたデザイナーはいるんですか?

中野:リック・オウエンス、三原さん、「ローリング ダブトリオ」と「トーキョーサンダル」の徳永さんといったアーティザナルな仕事をされている方に影響されてきました。ただ、その中でもヘルムート・ラング(HELMUT LANG)の仕事は何度も見返しましたね。当時の「ヘルムート ラング」では、ストイックなラインにワークやミリタリーといったディテールとテーラードの新しい関係性を見出した一方で、ボンデージやアンダーウエアなどフェティッシュで実験的な要素を取り入れたアイテムも多かった。例えば、クラシックなシャツにハーネスを付けたり、すごくシンプルな手法でアヴァンギャルドさを表現していましたよね。フェティッシュなディティールを用いてファッションを再編集する感覚には驚きました。

――「フラクション」のモノ作りの骨子は?

中野:現在、目指しているのは、クラシックな仕立てです。テーラードジャケットなら、芯地の素材選びや袖の付き方、パッドや裄綿(ゆきわた)の素材まで、細かい部分を作り込む。そこから初めて、ズレや不完全さを考えられると思っています。それと、できるだけ「情報のない服」を作りたいんです。だからスーツが好きなんですよね。着ている人の趣味や背景が分かりにくいし、テーラードジャケットは情報が少ない。逆説的に言うと、だからこそ着る人のパーソナリティがより反映される。「フラクション(FRACTION)」のアイテムもテーラリングへのこだわりを感じていただけたら嬉しいですが、それ以外の情報はほとんどありません。

――象徴的なアイテムとこだわりをそれぞれ教えてください

中野:1つ目はテーラードジャケットで、現在クラシコをベースに取り組んでいます。もともとは「キートン(KITON)」や「ブリオーニ(BRIONI)」、クラシコと形容はしませんが「キャロル クリスチャン ポエル(CAROL CHRISTIAN POELL)」のような、仕立ての美しいブランドが好きでした。着物文化である日本的で平面的仕立てを、天然素材の芯地やパッドを使ってどう立体的に仕上げるか、を起点としています。

もう1つはレザーです。レザーは靴の製作経験を背景にデザインを考えるのが新鮮で楽しいですね。そして、テーラード同様に平面と立体のバランスを意識しています。今期のドリズラーは型押しではなく有機的な線やシワが出やすいリアルなシュリンクレザーを使い、革の持つ独特な性質をいかした立体に仕上げました。着込むことで表情が変わり、その人だけの一着になる。そういった着る人のストーリーを感じられるようなモノ作りを意識しています。

――先ほど話していた、イギーポップやニック・ケイヴといったアーティストの名前がついたアイテムも面白かったです。

中野:“ケイヴ・ブレザー“”ケイヴ・トラウザー“ですね。匿名性を追求しつつもプロダクトのネームにはアーティストの名前を付けるという、パラドックスのような遊びを意図しています。他にはルー・リードや松田優作さんなど、憧れた方々を中心に名付けています。ただし、あくまでその方々が着ていたものを忠実に再現するのではありません。例えば超好きなイギーが履いている細身のパンツや、ベルボトムを作ろうと思った時に優作さんをイメージする、といった程度です。その通りにはなっていないですし、それぞれの解釈で着ていただきたいと思っています。

――現状の課題は?

中野:今年3月から販売をスタートして、現在の取り扱いは東京ではリステア、アマノジャク、関西のファシネイト、ザ アール、福岡のアブサードです。伊勢丹新宿本店メンズ館ではポップアップも行いました。今後の課題は、半年に1回のペースで少しずつアイテムの幅を広げていくこと。現状で売上が好調なテーラードジャケットやレザーアイテムにどんな要素を足していくのか、実際の消化率を見ながら進めていく必要があると考えています。

――これから「フラクション」をどういうブランドにしていきたいですか?

中野:自己表現を前面に出したり、代表作を追求するよりも、いろいろな実験を重ねる中で、ブランドの輪郭が自然とはっきりとしていくのが理想です。その先に、ブランドならでは、と言われる長く続いていくプロダクトが生まれたら嬉しいです。

キング・クリムゾンのロバート・フリップが、ジャズからメタルまでジャンルを軽々と横断し、さらには Windows の起動音まで手掛けたように、枠に収まらない姿勢に強い共感があります。その姿勢を投影するように「フラクション(FRACTION)」を媒介に多様な価値への興味を喚起したいと考えています。

デビューシーズンでは、江戸時代に生産されていた合金・四分一(朧銀)のボタンを自社鋳造で再現しましたが、こうしたニッチな領域へのこだわりも広げて、工藝作家が伝統技術を継承するように、ファッションを通した実験と継承を続けていきたい。

将来的にはコレクションピースも手掛けたいですが、どのような物に取り組むにせよ、お客さんや取引先、仕事仲間が喜んでくれるものでありたい。ズレや変化は常に意識しつつ、ただ奇抜なだけにはしたくないので、今はブランドのボキャブラリーやリソースを蓄積している段階です。うちの洋服を着てデートに行ったらうまくいった、とか聞けたら最高ですよね。うまくいかなかったら弊社宛にご連絡ください(笑)。

The post ミニマリズムとフェティッシュを“実験的“に編集する 「フラクション」が提示するテーラリング appeared first on WWDJAPAN.

芸人・ひょうろくが2025年に“使い倒した”私物ベスト3

PROFILE: ひょうろく/芸人・俳優

PROFILE: 1987年7月7日生まれ、鹿児島県出身。2012年から20年12月まで、お笑いコンビ「ジュウジマル」として活動。コンビ解散後はピン芸人としてフリーで活動しながら、俳優としても活躍中。TBS系「水曜日のダウンタウン」への出演をきっかけに、独特なリアクションと不思議なキャラクターが話題となりブレイク。さらば青春の光のYouTube企画でも注目を集める。YouTubeチャンネル「もち、ひょうろく」も好評配信中。25年はドラマ「コンシェルジュの水戸倉さん」(BS日テレ)でドラマ初主演。他にも、大河ドラマ「べらぼう」(NHK)や「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ)にも出演。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒しアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載の5回目は、25年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされた話題のピン芸人・ひょうろくが登場。バラエティーだけでなく、大河ドラマ「べらぼう」や「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」など、ドラマでも活躍するひょうろくが今年使い倒したアイテムベスト3を語る。

ひょうろくが選ぶベスト3

BEST1:
ブリーチ加工のハイウエストなブラックデニム

——まずは1つ目、デニムパンツですね。

ひょうろく:YouTubeの企画で、さらば青春の光の森田さんに買っていただいたジーパンです。表参道のマダムショップみたいなところで。いや、それは失礼かも。若者のお客さんもいらっしゃると思います。とても素敵なお店でした。

——レディースですか?

ひょうろく:だと思います。古着や雑貨も売っていましたが、これは新品で、ブランドとかは分かりません。

——タグにも「DENIM」としか書いていませんね。

ひょうろく:服を見たりするのは好きなんですけど、ブランドとかは全然分からないんですよね。生地とか着心地とか、ものが良いから値段が高いのはいいんですけど、ブランドの名前にお金を払うのが好きじゃないというか、嫌なんです。

——こちらのデニムはどのへんが気に入っていますか?

ひょうろく:とにかく生地が柔くて、すごく履きやすいんです。今年はかなり履きました。

——全体のブリーチ加工と、ダブルのハイウエストがポイントですね。

ひょうろく:え……あ、そういうのはちょっと分からないです、すみません。

——ひょうろくさんは身長も高いですが、レディースをよく着用されていますよね。

ひょうろく:身長は177センチなんですけど、レディースが多いですね。サイズが合えば、そのへんは気にしません。

——今日のファッションも、上下ともにレディースものですか?

ひょうろく:たぶんそうですね。ピチピチが好きなんですけど、色の組み合わせは分からないので、基本ズボンは黒で、上は派手な色のほうがいいかな、という感じで。変ですか?

——とっても素敵です。今のようなスタイルになったきっかけは?

ひょうろく:テレビのお仕事で知り合いのヘアメイクさんとご一緒した時に、衣装は用意されていなくて、私服で出ることになっていたので、「何か服貸してください」と言ったら、その方の私服を貸してくれたんです。それがすごく好みで、その方向で服を選んでいくうちに、だんだん今の感じになっていきました。その時、ヘアメイクさんに貸してもらった服も一応持ってきました。

——「G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)」のカットソーですね。

ひょうろく:はい。これはブランドの名前も覚えました。

——好みのブランドを覚えれば、服も選びやすくなるのでは?

ひょうろく:あぁ……それは盲点でしたね……なるほど。

BEST2:
THE CHERRY COKE$のグッズ“DRUNX DAY PACK”

——2つ目は、バックパックです。

ひょうろく:THE CHERRY COKE$(ザ・チェリーコークス)さんというバンドのグッズです。今年のはじめに、これもさらばさんのつながりでいただきました。

——THE CHERRY COKE$のボーカル・カツヲさんは、グラフィックデザイナーとしても活動、さらば青春の光のツアーグッズも手がけています。

ひょうろく:あ、詳しくは分からないんですけど、たぶんそうです。


——お気に入りのポイントは?

ひょうろく:外ポケットの内側が銀色のパリパリで、保冷になっているんです。僕は保冷目的では使ってないんですけど、荒く使ってもふにゃふにゃにならない丈夫なところが気に入ってます。

——常にバッグの中に入れているものは?

ひょうろく:マスクと、口が臭くなるので口臭予防のもの。これがないと不安になるんです。

——バンドのグッズを身につけていると、ファンから声かけられたりしませんか?

ひょうろく:たまにありますね。ただそれよりも、YouTubeとかテレビに映る時も常にこのリュックを背負っているので、フードで頭を隠していても、背中でバレるんです。それで声かけられたりはしますね。

BEST3:
「tk.TAKEO KIKUCHI」のミュール

——そして3つ目は、シューズ。

ひょうろく:夏前くらいにメルカリで買いました。

——形としてはミュールですかね。

ひょうろく:え、ミュ……ちょっと分からないです。これ、サンダルじゃないんですか?

——いや、サンダルです、すみません。

ひょうろく:ドラマのお仕事をするようになり、撮影中は靴を脱いだり履いたりすることが多くて。かといって、僕のようなペーペーがサンダルで現場に行くわけにもいかないし。それで、サンダルみたいに脱ぎ履きがしやすいけど、だらしなく見えないものを探していて、メルカリで見つけました。

——レザー素材で、ヒールもあるので、きちんと見えますね。ブランド名はインソールに「ティーケー タケオキクチ(TK.TAKEO KIKUCHI)」と書いてあります。

ひょうろく:あ、そういうブランドなんですか。今初めて知りました。

——メリカリはよく利用しますか?

ひょうろく:けっこう使いますね。とにかくお店が分からないないので。

——ほかにメルカリで買ったものでいうと?

ひょうろく:今日着てきたダウンジャケットもメルカリです。スポーツブランドのほうが機能的にあったかいのかなと思って、「アディダス(ADIDAS)」を買いました。

——「アディダス」と「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のコラボ(「アディダス バイ ステラマッカートニー(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY)」)のやつですね。

ひょうろく:「ステラ」? 「アディダス」とは違うんですか?

——「アディダス」とブランドのコラボレーションです。

ひょうろく:あ、これブランドの名前だったんですか。「アディダス」以外にも何か書いてあるなと思ってたんですけど。へぇ、そうですか。

——定価だと9万円くらいしますよ。

ひょうろく:え〜、そんなに……。メルカリで1万5千円くらいでした。

2025年は大作ドラマにも出演
名前が「新語・流行語大賞」にノミネート

——ここからは2025年の振り返りを。どんな1年でしたか?

ひょうろく:今年はいろいろドラマにも出させていただいて、中でもやっぱり、NHKの大河ドラマ「べらぼう」と、三谷幸喜さん脚本の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の反響が大きかったですね。

——テレビのバラエティー番組やYouTubeとは違う?

ひょうろく:テレビだと「水曜日のダウンタウン」さん、YouTubeだとさらば青春の光さんのチャンネルが一番反響は大きいのですが、ドラマの場合は違う層の方、もっと年配の方にも見ていただけました。

——演技のお仕事は楽しくやれていますか?

ひょうろく:どうなんでしょう……。現場で監督の方に演技指導というか、「こういう感じでやってみて」と言われて、実際やってみるのですが、それを見た途端「ごめん。なかったことに」って言われちゃうんです。だから、僕の引き出しは一つしかないのかなぁって。

——それだけひょうろくさんのキャラクターが強いのかもしれないですね。

ひょうろく:よく言えばそうなんですかね。きっと脚本の段階で、僕に合わせて書いてくださってるんだろうなって思います。それしかできないので。

——現場で共演の役者さんとコミュニケーションをとったりは?

ひょうろく:「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」では、小林薫さんが店主の喫茶店で働いている店員の役なので、小林さんに「次のシーンどうしたらいいですかね」と相談したことがあるんですけど、「お前、映ってないよ」って言われちゃいました。「誰もお前のこと見てないから、気にしなくていいよ」って。

——メイクやスタイリングをしてもらう、モデルのお仕事もありました。

ひょうろく:「anan」さんと「東京カレンダー」さんですね。あれはもう、プロの方々に言われるがままで……。誌面を見たら「うわっ、かっこいい」って思ったんですけど、冷静に鏡を見たら全然違う人間が写っていたので、まぁそうだよなって。



——さらに、2025年の「新語・流行語大賞」に「ひょうろく」がノミネート。個人名としては異例ということです。

ひょうろく:あぁ……でも……正直、あんまり反響はないですね。

——ご自身として、達成感とかもない?

ひょうろく:大変ありがたいとは思うんですけど、この1年間、死にもの狂いで寝る間も惜しんで仕事した、っていう感じでもないですし。前に比べたらお仕事いただいていますけど、そこまで有名になったわけでもないですし……。

肩書きは自称「ひょうろく」

——芸人としてのお仕事が軌道に乗るまでは、アルバイトしながら?

ひょうろく:そうですね。37歳までずっとアルバイトしていて、辞めたのは2024年の夏くらいです。

——どんなアルバイトを?

ひょうろく:マッサージ師です。自分がマッサージを受けた時に、なんて気持ちがいいんだ……って感動しまして。自分もやってみたいなと。

——資格を取ったりしたんですか?

ひょうろく:いや、そういうのはしてないです。なので、お客さんから「こいつ下手だな」みたいなリアクションをされたりすることもありました。やっぱり、人にしてもらうのと、自分が人にするのは全然違うんだなって。

——今は芸人として、ネタはやらないのでしょうか?

ひょうろく:もう「お笑い芸人」というのは諦めています。肩書きは自称「ひょうろく」です。

——ブレイクのきっかけとなった、さらば青春の光とはどのように出会ったのですか?

ひょうろく:テレビとかを見ていて、さらば青春の光さんが好きだったんです。当時はまだ事務所に所属して、コンビも組んでいたんですけど、もう解散しちゃいそうで。さらばさんにお笑いについて教えてもらいたくて、とりあえず事務所に行ったんですよね。

——アポなし、面識もなし、で?

ひょうろく:はい。そうしたら、さらばさんはいなくて、マネージャーさんがいらっしゃったんですけど、ものすごい怒られまして……。「大人のやることじゃない」って。よく考えたら、いきなりアポなしで事務所へ行くのも失礼だし、悩んでいるならまず自分の所属している事務所の先輩やお世話になっている方に相談するのが当たり前なのに、それをしないで他の事務所に行くっていうのは、よくないことだって。言われてから、あとになって気がつきました。

——とはいえ、そこから交流が始まった?

ひょうろく:いや、そこから1年くらいは音沙汰ありませんでした。その後、さらばさんのYouTubeで「30分以内に事務所に来た芸人さんには自腹でギャラ1万円差し上げます」という企画があって。その時に事務所へ行ったら、マネージャーさんが覚えていてくださって。交流が始まったのはそこからです。

2026年は野生のオランウータンを見に行きたい

——来年の目標は?

ひょうろく:ない……ですね。来年と言わず、いつ仕事がなくなってもおかしくないと思って生きているので。オファーをいただけるうちはやって、なくなったらしょうがない、というか。僕はネタもないし、ライブに出たりとかもできないので、オファーが来た時しか仕事がないんです。自分から仕事を生み出すことができない。なので、今さらですけど、なんてこわい職業なんだってしみじみ思ってます。

——ネタは難しいとしても、自分発信でYouTubeをやったりは?

ひょうろく:あんまりうまくできないんですよね。営業のお仕事とかも、1分とかならまだしも、それ以上はできないのでお断りしています。こんなこと言ったら失礼かもしれないですけど、感覚としては、派遣のお仕事みたいな感じなんです。

——プライベートでやってみたいことは?

ひょうろく:野生のオランウータンを見に行きたいです。

——野生のオランウータン!?

ひょうろく:野生の猿系の動物が気になっていて。でも、ゴリラとかチンパンジーを見に行くのは難しそうだから、オランウータンなら行けるかなって。ちゃんと調べてはいないんですけど。

——何か趣味はありますか?

ひょうろく:趣味と言っていいのか分かりませんが、お風呂は好きですね。家にずっといる時は1日に何回も入ります。

——お気に入りの入浴剤があったり?

ひょうろく:そういうのはないですね。ただのお湯に何回も入ります。

——体型維持のためにやっていることは?

ひょうろく:特にないですけど、家では厚揚げをよく食べてます。厚揚げって安いんですよ。あと納豆も安いのでよく食べます。

——外食はあまりしない?

ひょうろく:自分では行きませんが、おごっていただける時は行きます。行って、お肉でもなんでもめっちゃ食べます。

——2025年に食べて、おいしかったものは?

ひょうろく:かぼちゃ。

——どんなかぼちゃですか?

ひょうろく:普通の喫茶店で食べたんですけど、ものすごくおいしくて。かぼちゃってこんなにおいしかったんだ、って感動しました。

——最後に。ファッションについてのこだわりがあれば教えてください。

ひょうろく:こだわりは……ないですね。あ、でも、外を歩く時はフードを被りたいので、フード付きの服は好きです。帽子をかぶっていると、「ひょうろくのくせに変装するんだ」的なことを言われたりするので、フードならいいかなって。

——あまりバレたくない?

ひょうろく:というか、無意識のうちにどこでモラル違反をしているか分からないので。そういう理由で身を隠しています。

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

The post 芸人・ひょうろくが2025年に“使い倒した”私物ベスト3 appeared first on WWDJAPAN.

書道家の万美が個展「和敬清寂」をPHILLIPS TOKYOで開催

書道家の万美は、2026年1月9〜15日に、個展「和敬清寂」を、東京・六本木のPHILLIPS TOKYOで開催する。

「和敬清寂(わけいせいじゃく)」」は、茶道の精神に由来する言葉で、互いを尊重し、調和の取れた清らかな空間を大切にする心を意味する。本展では、その精神性をテーマに、万美が長年探究してきた書の本質と、現代的な感覚の交差を表現した作品を展示する。

万美は東京を拠点に活動する書道家。9歳から書道を学び、グラフィティと書道を同じ視覚的言語芸術として捉えた“Calligraf2ity”が注目を浴びる。DJやラッパーとの協業、国内外のブランドとのコラボレーションのほか、25年にはMLBのシーズン開幕プロモーションムービーや、NHK放送100年特集ドラマ「火星の女王」の題字を手掛ける。

■万美 個展「和敬清寂」
日程:2026年1月9日〜15日
時間:13:00〜20:00 ※開催初日は18:00から
場所:PHILLIPS TOKYO
住所:東京都港区六本木6丁目6-9 ピラミデビル4階
入場料:無料

The post 書道家の万美が個展「和敬清寂」をPHILLIPS TOKYOで開催 appeared first on WWDJAPAN.

書道家の万美が個展「和敬清寂」をPHILLIPS TOKYOで開催

書道家の万美は、2026年1月9〜15日に、個展「和敬清寂」を、東京・六本木のPHILLIPS TOKYOで開催する。

「和敬清寂(わけいせいじゃく)」」は、茶道の精神に由来する言葉で、互いを尊重し、調和の取れた清らかな空間を大切にする心を意味する。本展では、その精神性をテーマに、万美が長年探究してきた書の本質と、現代的な感覚の交差を表現した作品を展示する。

万美は東京を拠点に活動する書道家。9歳から書道を学び、グラフィティと書道を同じ視覚的言語芸術として捉えた“Calligraf2ity”が注目を浴びる。DJやラッパーとの協業、国内外のブランドとのコラボレーションのほか、25年にはMLBのシーズン開幕プロモーションムービーや、NHK放送100年特集ドラマ「火星の女王」の題字を手掛ける。

■万美 個展「和敬清寂」
日程:2026年1月9日〜15日
時間:13:00〜20:00 ※開催初日は18:00から
場所:PHILLIPS TOKYO
住所:東京都港区六本木6丁目6-9 ピラミデビル4階
入場料:無料

The post 書道家の万美が個展「和敬清寂」をPHILLIPS TOKYOで開催 appeared first on WWDJAPAN.

「ジャーナル スタンダード」が漫画「ろくでなしBLUES」とのコラボスエット発売 前田太尊、大場浩人、海老原昌利などをデザイン

ベイクルーズが運営する「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」は、漫画「ろくでなしBLUES」とのコラボスエットを発売する。販売は2026年1月上旬からの予定で、現在オンラインストアで予約を受け付けている。

「ろくでなしBLUES」は1988年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、累計発行部数6000万部を超える名作漫画。今回のコラボでは、前田太尊、大場浩人、海老原昌利といった作中でも特に人気の高いキャラクターにフォーカスし、実際に漫画で使用された原画を用いた全5型のスエットを展開する。サイズは各型MとLを展開し、価格は各1万4300円。

最終話「LIKE A ROLLING STONE」や「ROLLING ON」、「No one shall be held in slavery」など、物語の節目で使われたタイトルとともに描かれたビジュアルも採用し、作品が持つ時代性や空気感をそのまま落とし込んだ。原画の線の力強さや表情のニュアンスを最大限に生かすため、ボディーカラーはブラックとホワイトのみを採用。余計な装飾を排し、作品が持つ存在感そのものを楽しめる仕上がりとなっている。

コラボスエット

The post 「ジャーナル スタンダード」が漫画「ろくでなしBLUES」とのコラボスエット発売 前田太尊、大場浩人、海老原昌利などをデザイン appeared first on WWDJAPAN.

ジョナサン・アンダーソンによる初のコレクションが伊勢丹新宿本店のポップアップで発表 限定バッグやシューズが登場

「ディオール(DIOR)」のクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)による初の2026年春夏シーズンのコレクションが、1月2日からいよ全国の「ディオール」ブティックと公式オンラインブティックにてローンチし、1月14〜20日には新宿伊勢丹本店のポップアップで展開する。

コレクションは、ニットやレザーグッズ、アクセサリー、シューズまでをラインアップ。同ポップアップの限定アイテムとして、ウィメンズはフローラルなロゴがあしらわれた“ディオール ブックトート”や鮮やかなイエローが際立つサンダル“ディオール ブルーム”が、メンズは“ディオール ブックトート”やスニーカー“ディオール ローディー”“ディオール ソルトウィンド”、バッグチャームのセレクションもそれぞれ展開する。

さらに、人気の文学作品の表紙をモチーフにしたアイテムでは、ギュスターヴ・フローベール(Gustave Flaubert)の代表作「ボヴァリー夫人」と、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の英語版自叙伝「Dior by Dior」のTシャツやニットなどもそろう。メンズではビンテージブラウンとトーンオントーンのブラックを用いたジャカードキャンバスを採用した“ディオール ジェット”からメッセンジャーとバックパックも登場する。

これらのアイテムは、2026年春夏コレクションのランウエイに訪れた、ディオール ジャパン アンバサダーの新木優子や映画監督で写真家のシャーロット・コルバート、俳優のソフィー・ワイルド等が着用したことでも話題になった。

◼️ディオール 2026年春夏 コレクション ポップアップ
日程:2026年1月14〜20日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

問い合わせ先
クリスチャン ディオール
0120-02-1947

The post ジョナサン・アンダーソンによる初のコレクションが伊勢丹新宿本店のポップアップで発表 限定バッグやシューズが登場 appeared first on WWDJAPAN.

阪急うめだ本店に「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「エルメス」大型旗艦店 国内外の富裕層呼ぶ

阪急阪神百貨店は26日、阪急うめだ本店で改装工事中の5・6階を新コンセプトフロア「HUNKYU LUXURY」として来年3月20日オープンすると発表した。これまで特選が集積されていた5階に加えて、婦人服が中心だった6階にもラグジュアリーブランドの大型店を入れる。特に「ルイ・ヴィトン」「シャネル」は5・6階の2フロアのメゾネットの旗艦店になり、2階にあった「エルメス」は6階に移設して国内最大規模に増床する。特選の圧倒的な品ぞろえとサービスで国内外の富裕層を集客する。

いわゆる特選売り場は改装前の1.6倍の1万3246平方メートルに増床され、ブランド数は67になる。ファッションを中心にした「インターナショナルブティックス」、宝飾品の「ジュエリーギャラリー」、時計の「ウオッチギャラリー」の3つのゾーンで構成する。

上記の3ブランドは他店と差別化すべく阪急ならではの大型店にする。「ルイ・ヴィトン」はテーブルウエアをはじめとするホームコレクションなど、ライフスタイル領域を拡充する。「シャネル」はファッションとジュエリーが一体化した新しい売り場になる。「エルメス」もファッションからホームコレクションまで幅広くそろえる。それぞれがVIPルームを設け、上顧客を手厚くもてなす。

ダニエル・ローズベリーがアーティスティックディレクターを務める「スキャパレリ」が来年上期に日本初上陸する。パリの高級レザーブランド「レトランジュ」も日本初出店となる。京都の280年以上の歴史を持つ帯の老舗「誉田屋源兵衛(ごんだやげんべい)」も出店する。また買い物の合間に利用できるカフェやダイニングも充実させた。「アランデュカス」「ブルガリ・イルカフェ」が入る。

今回の阪急うめだ本店の改装は2012年に建て替え開業して以来の大規模なものとなる。約120億円を投じ、MD、サービス、環境全てのおいて突き抜けた“グローバルデパートメントストア”を目指す。24年度に阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)の売上高は3653億円だったが、26年度には4000億円の大台に乗せる計画だ。

The post 阪急うめだ本店に「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「エルメス」大型旗艦店 国内外の富裕層呼ぶ appeared first on WWDJAPAN.

ミラノ・コルティナ冬季五輪 イタリア代表は今回も「エンポリオ アルマーニ」を着用

2026年2月6日にイタリアのミラノとコルティナダンペッツォで開幕するミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック。イタリア代表は今回も「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツライン「EA7 エンポリオ アルマーニ(EA7 EMPORIO ARMANI)」を着用する。同ブランドは創業者ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)氏のスポーツへの愛を受け2004年に誕生。“EA7”の「7」はバスケットボール、テニス、ゴルフ、ウオータースポーツ、ウインタースポーツ、アウトドア、トレーニングの7つを表している。

2012年から続くスポーツとの縁

イタリア代表と「エンポリオ アルマーニ」の縁は2012年のイタリアとスイスのスキースクールとのコラボレーションから始まった。以来、有名な山岳リゾートを訪れるウインターツアーなどのイベントを通じて、スポーツとエンタテインメントを融合した取り組みを続けている。オリンピックユニホームは12年ロンドン、16年リオ、20年東京の夏季オリンピック、14年ソチ、18年平昌、22年北京の冬季オリンピックと10年以上提供し続けており、22年から今回のミラノ・コルティナオリンピック・パラリンピックまではイタリア冬季スポーツ連盟(FISI)のオフィシャルテクニカルアウトウエアとのコラボレーション契約も結んでいる。

22年当時、アルマーニ氏はFISIとの取り組みについて「私が深く信じている価値観であるチームスピリット、ハードワーク、敬意、忠誠心など、が存在するスポーツの世界は、私を常に鼓舞し、興奮させてくれます。このコラボレーションは、ミラノ・コルティナオリンピックに向けたもので、数年前に着手し、多くの満足感と偉大なアスリートと関わる機会をもたらしてくれました。また、ウインタースポーツは、環境に新たな焦点を当てながら、スタイルとパフォーマンスを試すことができる素晴らしい場でもあります」とコメントを寄せていた。

オリンピック精神とブランドのエレガントを融合

それら取り組みの集大成でもある今回の大会。オフィシャルアウトフィッターとしてデザインした公式ウエアは、クリーンなライン、高機能素材、イタリアのアイデンティティと誇りを表現するディテールを取り入れ、オリンピック精神と「エンポリオ アルマーニ」のスポーティーエレガンスを体現した。ダウンジャケットを備えたスキーセット、スキースーツ、ジャケットはミルキーホワイトの色調で、背中には“Italia”の文字を入れたほか、グリーン、ホワイト、レッドのインサートやトリミングを施した。グローブ、ベルト、帽子、バッグ、トロリーケース、バックパックなどのアクセサリーと、テクニカルな防水スニーカーで選手たちの装いをコーディネートする。

ミラノ・コルティナオリンピックは2026年2月6〜22日、パラリンピックは3月6〜15日に開催。オリンピックの開会式では今年10月4日に91歳で逝去したアルマーニ氏へのトリュビュートが行われる予定だ。

The post ミラノ・コルティナ冬季五輪 イタリア代表は今回も「エンポリオ アルマーニ」を着用 appeared first on WWDJAPAN.

「アークテリクス」がニセコで“学びの山小屋” バックカントリーの拠点となる体験型ポップアップ

カナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」は、北海道・ニセコで体験型ポップアップ「アークテリクス ニセコ ハット(ARC’TERYX NISEKO HUT)」を2026年3月29日まで開催している。近年人気が高まるバックカントリー(管理されていない山を自分の足で登って滑るスキーやスノーボード)を見据え、山の本質と向き合う拠点を目指す。プロダクトやワークショップを通じて、雪山を安全かつ快適に楽しむための学びと交流の場を提供する。

変わりつづける山に、静かに応える
「アークテリクス」レイヤリング哲学

「アークテリクス」は近年、ファッションアイテムとしての注目も高いが、そのルーツは1989年にカナダ・バンクーバーで誕生したアウトドアブランドにある。山岳地帯で培った開発思想を背景に、クライミングやスキー、バックカントリーといった本格的な山岳アクティビティー向けプロダクトで、機能性とクラフツマンシップを追求してきた。そうした知見を生かして提唱するのが、レイヤリング理論 “システム オブ ドレス(System of Dress)”だ。ポップアップでは、この思想を知識と実体験を交えながら理解できる構成としている。

会場は「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」スキー場の麓に位置し、山小屋を思わせる2つのテントが並ぶ。左手の「パフォーマンス ラボ(PERFORMANCE LAB)」は、プロダクトを試せる体験型展示スペースだ。バックカントリー向けに設計した“ラッシュ ジャケット”“ラッシュ ビブ パンツ”に加え、ミッドレイヤーの中核を担う“プロトン フーディー”“アトム フーディー”の計4型をラインアップ。“システム オブ ドレス”を解説したパネルも展示する。

より軽く、より強くアップデートした“ラッシュ ジャケット”は、PFASフリーで製造した「ゴアテックス プロ ePE」素材を新たに採用。しなやかな質感でありながら高い耐久性と軽量性を両立した。登りでは蒸れを抑え、下りでは防風性を発揮する設計だ。ブレイズ×キャンバス、オリーブモス×ブリスなど、真っ白な雪山に映えるカラーで、メンズとウィメンズの新色を展開する。“ラッシュ ビブ パンツ”は、効率的な登りを支える立体裁断と、足全体にゆとりを持たせたシルエットが特徴。サスペンダーアタッチメントを改良し、着用時の安定性を高めた。

体温調整を担うミッドレイヤーの“プロトン フーディー”は、透湿性に優れたインサレーションを採用し、運動量の多いバックカントリーでも快適な着用感を保つ。軽量性と耐久性を両立し、立体構造パターンによって動きやすさも確保。高い汎用性を発揮する。

“アトム フーディー”もミッドレイヤーとしてはもちろん、クライミングなど幅広いアウトドアシーンに対応する汎用性の高さが魅力。「アークテリクス」独自のコアロフト™︎断熱材を採用し、ダウンに匹敵する保温性に加え、はっ水性や高い通気性、軽量性を備える。年間を通して活躍する1着だ。

これらのプロダクトは展示・販売だけでなく、「アークテリクス」主催のバックカントリーツアー(要予約)でのフィールドテストも可能だ。レイヤリングの重要性やプロダクトの機能性を実体験できる。

バックカントリー後にくつろぐ
学びと余韻のラウンジ

向かい側のテント「マウンテン ラウンジ(MOUNTAIN LOUNGE)」は、バックカントリーを終えた後に立ち寄るためのラウンジスペースだ。心地良い音楽が流れる中、疲れた体を休めながら、ゆったりと過ごすことができる。スペース内のライブラリーには、「アークテリクス」がコレクションする山やトレイルに関する書籍がそろい、ニセコの自然や山岳文化への理解を深められる。また、ニセコ周辺のトレイルを紹介するマップも展示し、滞在そのものが学びのひとときとなる設えだ。

併設したキッチンカーでは、ホットサンドやクラムチャウダーをはじめ、地元ロースタリーのコーヒー豆を使ったコーヒー、地元ブリュワリーのクラフトビール、ホットワインなどを販売する。ニセコのシンボル羊蹄山をイメージした抹茶のかき氷も用意し、「アークテリクス」のロゴを刻印したオリジナルの枡で提供。冬山で過ごした一日の余韻を仲間と分かち合いながら、くつろぎの時間を過ごすことができる。

■ARC’TERYX NISEKO HUT
会期:12月20日〜2026年3月29日
時間:12:00〜20:00(予定)
住所:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条3丁目3-2
※天候やコンディションで変更となる可能性あり

The post 「アークテリクス」がニセコで“学びの山小屋” バックカントリーの拠点となる体験型ポップアップ appeared first on WWDJAPAN.

「レインメーカー」地元京都で初のリアルショー 光と影が交錯する独自の美学を追求

京都を拠点に活動するファッションブランド「レインメーカー(RAINMAKER)」はこのほど、京都コンサートホールで2026-27年秋冬コレクションのランウェイショーで発表した。ブランドの立ち上げから12年目にして初めて地元・京都で開催し、地元客300人が駆けつけた。リアルショーはコロナ禍前の20年春夏コレクション以来、6年ぶり。

渡部宏一デザイナーは久々のショー会場に京都を選んだ理由を「京都という土地が持つ時間の深さと精神性に自分たちのモノづくりの原点があるから」と話す。歴史や伝統を大切にしながらも、懐古的ではなく、現在進行形のモノづくりを追求。改めて京都の地で自分たちの行為を可視化することで、ブランドの輪郭がより明確になると考えた。

26-27年秋冬に掲げたテーマは、文豪・谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」とバロック期の画家・カラヴァッジョ。両者は、東洋と西洋という異なる文化圏にありながら、光と闇が交錯する場所に美を見出す点で共通している。「ただ、谷崎が語るのは日本らしい間接的で抑制された光であり、対してカラヴァッジョは深い闇に赤や緑などの色を合わせ、劇的な明暗の対比で人間の内面を表現している。2人の異なるアプローチを『レインメーカー』なりに解釈した」。

ショーは、水辺にたたずむ1本の松の木を象徴的に描くモノクロ映像から静かにスタートした。能舞台の鏡板を想起させる松の木は、目に見えない世界との境界線を意味し、東洋と西洋の共存、柔らかさと強さ、伝統と現代といった境界線を探り続ける「レインメーカー」の世界観と美意識を投影した。クリエイティブディレクションは写真家の水谷太郎氏。冒頭に5分間の映像を流すことで、観客がショーの世界に没入できるような演出効果を狙った。

ランウエイには、光と影が交錯する美しさを素材や構造、ディテールに落とし込んだルックなど35点が登場した。マットな素材とグロッシーな素材のコントラストや、通常の8〜10倍近い深いタックが生む陰影。透け感のあるリップストップナイロン生地の下には、黒の裏地を配し、光が透過することによってリップストップの格子が淡く浮かび上がる。内部にロープを仕込んで凹凸を作り、見る角度によって影が揺れるコートも観客の目を惹きつけた。

さらに、目を引いたのが3層ボンディング素材。表面にウールジャージー、裏面にコットンジャージーを配し、その間に3ミリ厚のウレタンシートをはさんだもの。この素材がジャケットに膨らみと共に、素材の反発性によってシルエットに動きを与え、影が自然と生まれる。また、化学繊維の可能性を探究する「レインメーカー」らしく、袴に着想を得たパンツやテーラードジャケットなどにはポリエステルを採用し、ウオッシャブル対応にすることで機能性と快適性、シルエットの美しさを両立させた。

カラーは黒、白、グレー、茶、緑を基調に、日本家屋の原風景から抽出した静かなトーンを軸に据えた。そのうえで、日本では高貴な色であり、カラヴァッジョに着想を得た紫を差しこんだ。

地元・京都の工芸との
コラボレーションが

地元・京都の工芸との共創にも力を入れる。鋳造や絞り染めといった伝統工芸とコラボレーションして創造した現代的なファッションアイテムが今回のショーでも目を引いた。京都の老舗「ホソオ(HOSOO)」のテキスタイルを用いたスカートやシューズのほか、仏具や茶道具など金属工芸品を製造する「山崎蝋型工芸」と共同製作したバングルやイヤーカフ、フライトジャケットのポケットには老舗茶筒屋「開化堂」と作ったマネークリップを装飾的にあしらった。さらに、絞り染めの老舗「片山文三郎商店」と、バッグブランド「オル(ORR)」との三者コラボで製作した巾着型バッグは、伝統技法を使いながら日本古来の道具である魚籠をモチーフにしたモダンなデザインが印象的だ。

伝統工芸とのコラボについて、渡部デザイナーは「『伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない』という音楽家・グスタフ・マーラーの言葉に感銘を受け、自分のモノづくりも常にそうありたいと思っている。伝統や歴史に敬意を払いながらも、現代に生きる人間として少し未来を向いたものでありたいと考えている」と話す。たとえば、モノづくりの方法論にもその姿勢がうかがえる。表層的には洋服に見えていても和装構造だったり、逆に、和装のような襟がついていても洋装の構造だったりと、独自のアプローチが「レインメーカー」らしさを生み出している。

現在、京都・室町の直営店を拠点に、取引先は国内外に広がっている。今月の東京展に続き、来月にはパリの合同展にも出展する予定だ。「海外はまだ伸びしろがある。日本や京都の美意識を大切にしながら、世界の文化や慣習と対話し続けるブランドでありたい」(渡部デザイナー)。リアルなショーの開催については「必然性を感じたときに、また京都でやりたい」と笑顔で答えた。

The post 「レインメーカー」地元京都で初のリアルショー 光と影が交錯する独自の美学を追求 appeared first on WWDJAPAN.

「エトヴォス」が人気アイテムを詰め込んだスペシャルキットを数量限定で発売

「エトヴォス(ETVOS)」は2026年1月1日、人気アイテムを詰め込んだ“ラシャススキンベースメイクスペシャルキット”(6380円)を数量限定で発売する。公式オンラインストアでは5日に発売する。

“ラシャススキンベースメイクスペシャルキット”

当製品は、スキンケアからベースメイクまで、「エトヴォス」のアイテムをお手頃に体験できるキットだ。使うたびに素肌に潤いを与える“ラシャススキンシリーズ”から、“ミネラルインナートリートメントベース”のラベンダーベージュ現品サイズをはじめ、そのほか人気色をセットにした。さらに、リキッドファンデーション、フェイスパウダーのミニサイズをそろえる。

また、今年8月にリニューアルしたヒト型セラミド配合の敏感肌用“モイスチャーライン”のローションとセラムを10日分試せるサイズも詰め込んだ。さらに、ケースが持ち手に変身し、多様なベースメイクにマルチ対応する“フラットチェンジブラシ”も付属する。

The post 「エトヴォス」が人気アイテムを詰め込んだスペシャルキットを数量限定で発売 appeared first on WWDJAPAN.

「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズ コンテスト」開催

「WWDBEAUTY」の表紙を作ろう!

「WWDBEAUTY」のフォトコンテスト「WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」の第9回を開催します。全国の美容師の皆さまから、モデルを使ったモードなヘアデザイン作品を募集し、グランプリを決定します。

APPLICATION REQUIREMENTS
<募集要項>

Theme <テーマ>

2025〜26年のコレクション(NY、パリ、ミラノ、ロンドン)におけるファッションやビューティのトレンドを意識した作品

Qualification <応募資格>

美容師・理容師免許を取得した方

Requirement <応募作品の規定>

❶ モデル(男女は問わない)を起用したヘアスタイルの写真作品
❷ ヘアデザイン・メイクが分かるもの
❸ 1人3作品まで応募可

*他媒体で発表した作品、他のコンテストで受賞した作品、生成AI・CG等で加工・作成した作品は不可となります。
*応募作品はご返却できませんのでご了承ください。
*受賞作品は次回の作品募集の際に、編集して使わせていただくことがあります。

Judging Criteria <審査基準>

著名美容師、メイクアップアーティスト、「WWDJAPAN」編集長など各分野のプロフェッショナルが、ヘア、メイク、ファッション*をトータルに審査して各賞を決定します。

*ファッション業界からの視点で審査しますが、服を審査するわけではありません。 よって、モデルが服を身に着けていない作品、顔に寄っていて服が写っていない作品でも問題なく、減点にはなりません。

Judge <審査員>

COMING SOON

Application Method <応募方法>

テーマに沿った作品写真を、Googleフォーム、データ、紙焼きのいずれかでお送りください。

Googleフォームの場合
下記のGoogleフォームより必要項目を入力の上、フォーム内で画像のアップロードをお願いいたします。

データ(メール)の場合
❶ 氏名・肩書き
❷ サロン名・サロン住所
❸ ご応募者さまの電話番号・メールアドレス
❹ 作品の解説(100文字以内)
❺コンテストを知ったきっかけ(美容ディーラー●●からの紹介、当社ホームページを見て、など)
メール本文に上記❶~❺を明記し、 作品データ(JPEGデータで2MB以上、解像度350dpi以上)をメールに添付(もしくは「ギガファイル便」などのオンラインストレージサービスを利用)し、下記のメールフォームよりお送りください。

紙焼き(郵送)の場合
作品をキャビネットサイズ(2Lサイズ)にプリントし、上記❶~❺を記入した用紙(どんな用紙でも可)とともに封筒に入れ、下記宛に郵送してください。

宛先:
〒106-0032 東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木4F
「WWDJAPAN」編集部 ヘアデザイナーズコンテスト係

Award <賞>

グランプリ受賞者(1名)
賞品(トロフィー・スパチケット)に加え、「WWDBEAUTY」2026年3月23日号および「WWDJAPAN.com」に応募作品とインタビュー記事を掲載します。さらに「WWDBEAUTY」プロデュースのもと、3月23日号の表紙を飾る作品を作ってもらいます。

準グランプリ受賞者(2名)
賞品(トロフィー・スパチケット)に加え、「WWDBEAUTY」2026年3月23日号および「WWDJAPAN.com」に応募作品を掲載します。

メイクアップアーティスト部門受賞者(1名)
賞品(トロフィー)に加え、「WWDBEAUTY」2026年3月23日号および「WWDJAPAN.com」に応募作品を掲載します。

また、優秀作品(40作品程度を予定)も「WWDBEAUTY」2026年3月23日号に掲載します。

応募者特典
応募者に、「WWDJAPAN」1カ月分(2026年4月6日号~4月27日号までの4号の予定)を無料でお送りします。

*1サロン1部まで、先着500サロンまでとさせていただきます。

Application period <応募期間>

2025年12月26日(金)~ 2026年2月16日(月)必着

※優秀40作品の中から「一般投票部門グランプリ」を決める一般投票において、作品の並び順は「作品の到着順」になります。

Publication of Results <結果発表>

「WWDBEAUTY」2026年3月23日号(3月23日発売)紙面および「WWDJAPAN.com」にて発表*

*グランプリ受賞者のみ事前に通知します。

Information <お問い合わせ>

「WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」係
TEL:03-5786-4007
MAIL:wwdbeauty-contest@infaspub.co.jp

The post 「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズ コンテスト」開催 appeared first on WWDJAPAN.

在原みゆ紀が「スプリナージュ」で魅せる“質感の美”  新感覚※1テクスチャーでケア&スタイルをかなえる2アイテムが誕生

アリミノが展開する、ケア&スタイリングブランド「スプリナージュ(SPRINAGE)」から2026年1月20日(一般向け発売)、髪の質感をメイクする2アイテムが新登場する。「スプリナージュ」とは、スキンケア発想から自然由来成分をぜいたくに配合し、髪と地肌をいたわりながら美しさをかなえるブランド。今回登場する新アイテムは、自然由来の力を閉じ込めた新感覚※1のテクスチャーで、ダメージケアしながら“質感の美”をかなえる。

“スプリナージュ ウォータリー リペアオイル”は、潤いチャージで髪を芯から補修し、毛先までするんとまとまるヘアオイル。シコン(毛髪補修のムラサキ根エキス)の“貯湿”力で潤いを保持し、しなやかな質感を作り出す。“同 シアーグロス ジェリー”は、内側から潤い、柔らかく揺れ動く“ツヤメイク”を実現するスタイリングジェリー。シコンの“貯湿”力でダメージをケアしながら、髪のスタイリングをキープする。いずれも髪になじみやすい新感覚※1のテクスチャーで、髪に芯からの潤いをもたらし、“スタイリング剤をつけた感”を感じさせずに素髪の美しさを引き出す。

同ブランドを高く評価するのが、人気ヘアサロン「ホドス(hodos)」の山下純平代表だ。ここでは山下代表と、同代表の長年の顧客でもあるファッションモデルの在原みゆ紀さんが共演。「スプリナージュ」の新2アイテムを使ってケア&スタイリングをし、在原さんが持つ素肌美、素髪の美しさを引き立てる。

スタイリング剤をつけている間も
“ヘアケアしている”という感覚になれる

モデルとして活躍する在原さんと、彼女が絶大な信頼を寄せる山下代表を迎え、「スプリナージュ」新製品を使った撮影を終えたばかりの2人に、新製品の魅力やプロならではの視点、そして普段のヘアケアについて聞いた。

WWD:普段はどのようなヘアケアやスタイリングをしている?

在原みゆ紀(以下、在原):いつも山下さんがいい感じに切ってくれるので、最低限のスタイリング剤をつけるくらいです。最近は、山下さんのアドバイス通りに軽くヘアオイルをつけています。

山下純平(以下、山下):僕自身、あまり作り込むタイプの美容師ではないんです。その人が持っているものを生かしながら、無理なく続けられるスタイルを提案しています。

WWD:ヘアオイルをつけるポイントは?

山下:たっぷりつけ過ぎると、一日過ごすうちに出てくる皮脂などの油分もあり、どんなオイルでも重くなってしまいます。ですので、軽い質感のオイルを選ぶことと、つけ過ぎないことが大事です。

WWD:今日の最初のスタイリング(上記のルック)は“ウォータリー リペアオイル”で仕上げたが、素髪感があって自然な感じ。

山下:軽いのに、ほどよくまとまるのが“ウォータリー リペアオイル”の良い所。日本人の髪は、乾燥しやすくペタッとしやすいのに、日本では重めの質感が好まれる傾向があります。このオイルは、そのあたりのバランスがすごく良くて、いいとこ取りをしている感じがします。

WWD:在原さんは実際に使ってみてどう?

在原:私は、オイルを手に広げた時のベタつきが苦手なのですが、これは水みたいなテクスチャーなのにちゃんとまとまるので、そのギャップにやられました。あと、しっかり閉まるキャップを採用していることも、海外によく行く私にとっては心強い。重くないし、液漏れの心配も少ない。私にとっては全ての条件がそろったアイテムだと思います。

顔周りと浮き毛と毛先に。
“シアーグロス ジェリー”1個で抑えやすい

WWD:2カット目(上記のルック)では“シアーグロス ジェリー”を使って、髪を耳に掛けたスタイルにした。

在原:私、耳が大きいので、髪を下ろしていても出てきてしまうんです。ですので、普段から基本的には耳に掛けていますね。

山下:耳に掛けるほかにも、例えば髪を結んだ時に後れ毛をまとめたいとか、浮き毛を抑えたい、というニーズは必ずあります。そういう時に、もみあげなどにオイルをベタベタつけるのはイメージと違いますよね。このジェリーのように、みずみずしくて洗い流しやすいタイプはすごく使いやすいです。固め過ぎず、髪なじみのいいセット力というのが絶妙です。

WWD:在原さんは“シアーグロス ジェリー”を使った?

在原:はい。実は一度試してから、ずっとこれを使っています。今まではオイルをつけた後に浮き毛ケアのアイテムを使っていたのですが、これ1個で抑えやすいんです。顔周りのうぶ毛にも、オイルはちょっと違うなと思っていたのですが、このジェリーはちょうどよく抑えてくれる。

WWD:ボブやショートスタイルには、“シアーグロス ジェリー”はどのような使い方がおすすめ?

山下:このジェリーは“水との相性”がキーワード。髪を軽く濡らして自然なクセを出した時、一般的なオイルだと時間経過で乾いてしまいますが、水と相性のいいこのジェリーをつけると、きれいなウェット感が保たれるんです。ダメージがある部分はウェット感が残るけど、根元の方が乾いてパサついてしまう、という悩みも解決できます。濡れた髪にまずオイルをつけて、もう少し重さが欲しい毛先にだけジェリーを足す、という使い方も良さそう。

WWD:このオイルとジェリーに共通した特徴は?

山下:ヘアケアの範囲内でスタイリングがしやすい。スタイリング剤をつけている間もヘアケアしている、という感覚。これはお客さまにも薦めやすいです。そして、洗い流しやすいという点も重要。使い心地はもちろん、使った後のことまで考えられていて、「毎日使いたくなる」ところまでちゃんと設計できているのは、さすがだなと思います。

“無重力※2なまとまり”をかなえる
みずみずしい新アイテム2品

水のように軽やかなテクスチャーで、傷んだ髪の表面の凹凸にも素早くなじみ、内側まで潤いをチャージするヘアオイル“スプリナージュ ウォータリー リペアオイル”。「素髪っぽいのに保水されている」「重くならずにまとまる」といった質感を求める人に最適だ。

“同 シアーグロス ジェリー”は、とろけるようにみずみずしいテクスチャーで、ナチュラルな濡れ艶感を作れるジェリー。「ふんわり感を保ちながらリッジを出したい」「弾力のある束感がほしい」といったスタイリングニーズをかなえる。

「スプリナージュ」のケア&
スタイリングをかなえる3つのこだわり

「スプリナージュ」の新2アイテムに共通するこだわりは、主に3つ。1つは成分のこだわり。髪を満たすシコン※3、傷んだ箇所を補修するボタニカルプロテイン※4という、髪のダメージケアと指通りを同時にかなえる2つの自然由来の成分を配合し、髪を芯から保湿する。

2つ目は処方のこだわり。“ウォータリー リペアオイル”には「ディープブースト処方」、“シアーグロス ジェリー”には「モイストコンポート処方」という、髪を内側から贅沢に満たす特化した処方を採用。独自の処方で“貯湿”に導く。

3つ目はテクスチャーのこだわり。髪になじみやすい新感覚※1テクスチャーで、お客さまにとって“気持ちいい使い心地”で、理想のトレンドスタイルを実現できる。

※1 : 「スプリナージュ」において
※2 : 髪の軽やかな仕上がりを無重力で表現
※3 : ムラサキ根エキス(毛髪補修)
※4 : セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク(毛髪補修)
タンクトップ1万4300円(フローレ フローレ/スーパー エー マーケット 青山)
ピークドラペルのダブルブレストジャケット15万4000円(バウト/BOWT),Tシャツ3枚パック2640円(ヘインズ/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター),デニムトラウザーズ4万1800円(LE/全てレショップ青山店),チョーカー1万6500円、ピアス1万5400円(全てシシ ジョイア/Filg Showroom)
PHOTOS : ANNA MIYOSHI(TRON)
MAKE-UP : kika
STYLING : KAZUAKI SANBON
問い合わせ先
アリミノ お客さま窓口
9:00~17:00(祝日、年末年始を除く月~金曜日)
0120-945-334

The post 在原みゆ紀が「スプリナージュ」で魅せる“質感の美”  新感覚<sup>※1</sup>テクスチャーでケア&スタイルをかなえる2アイテムが誕生 appeared first on WWDJAPAN.

在原みゆ紀が「スプリナージュ」で魅せる“質感の美”  新感覚※1テクスチャーでケア&スタイルをかなえる2アイテムが誕生

アリミノが展開する、ケア&スタイリングブランド「スプリナージュ(SPRINAGE)」から2026年1月20日(一般向け発売)、髪の質感をメイクする2アイテムが新登場する。「スプリナージュ」とは、スキンケア発想から自然由来成分をぜいたくに配合し、髪と地肌をいたわりながら美しさをかなえるブランド。今回登場する新アイテムは、自然由来の力を閉じ込めた新感覚※1のテクスチャーで、ダメージケアしながら“質感の美”をかなえる。

“スプリナージュ ウォータリー リペアオイル”は、潤いチャージで髪を芯から補修し、毛先までするんとまとまるヘアオイル。シコン(毛髪補修のムラサキ根エキス)の“貯湿”力で潤いを保持し、しなやかな質感を作り出す。“同 シアーグロス ジェリー”は、内側から潤い、柔らかく揺れ動く“ツヤメイク”を実現するスタイリングジェリー。シコンの“貯湿”力でダメージをケアしながら、髪のスタイリングをキープする。いずれも髪になじみやすい新感覚※1のテクスチャーで、髪に芯からの潤いをもたらし、“スタイリング剤をつけた感”を感じさせずに素髪の美しさを引き出す。

同ブランドを高く評価するのが、人気ヘアサロン「ホドス(hodos)」の山下純平代表だ。ここでは山下代表と、同代表の長年の顧客でもあるファッションモデルの在原みゆ紀さんが共演。「スプリナージュ」の新2アイテムを使ってケア&スタイリングをし、在原さんが持つ素肌美、素髪の美しさを引き立てる。

スタイリング剤をつけている間も
“ヘアケアしている”という感覚になれる

モデルとして活躍する在原さんと、彼女が絶大な信頼を寄せる山下代表を迎え、「スプリナージュ」新製品を使った撮影を終えたばかりの2人に、新製品の魅力やプロならではの視点、そして普段のヘアケアについて聞いた。

WWD:普段はどのようなヘアケアやスタイリングをしている?

在原みゆ紀(以下、在原):いつも山下さんがいい感じに切ってくれるので、最低限のスタイリング剤をつけるくらいです。最近は、山下さんのアドバイス通りに軽くヘアオイルをつけています。

山下純平(以下、山下):僕自身、あまり作り込むタイプの美容師ではないんです。その人が持っているものを生かしながら、無理なく続けられるスタイルを提案しています。

WWD:ヘアオイルをつけるポイントは?

山下:たっぷりつけ過ぎると、一日過ごすうちに出てくる皮脂などの油分もあり、どんなオイルでも重くなってしまいます。ですので、軽い質感のオイルを選ぶことと、つけ過ぎないことが大事です。

WWD:今日の最初のスタイリング(上記のルック)は“ウォータリー リペアオイル”で仕上げたが、素髪感があって自然な感じ。

山下:軽いのに、ほどよくまとまるのが“ウォータリー リペアオイル”の良い所。日本人の髪は、乾燥しやすくペタッとしやすいのに、日本では重めの質感が好まれる傾向があります。このオイルは、そのあたりのバランスがすごく良くて、いいとこ取りをしている感じがします。

WWD:在原さんは実際に使ってみてどう?

在原:私は、オイルを手に広げた時のベタつきが苦手なのですが、これは水みたいなテクスチャーなのにちゃんとまとまるので、そのギャップにやられました。あと、しっかり閉まるキャップを採用していることも、海外によく行く私にとっては心強い。重くないし、液漏れの心配も少ない。私にとっては全ての条件がそろったアイテムだと思います。

顔周りと浮き毛と毛先に。
“シアーグロス ジェリー”1個で抑えやすい

WWD:2カット目(上記のルック)では“シアーグロス ジェリー”を使って、髪を耳に掛けたスタイルにした。

在原:私、耳が大きいので、髪を下ろしていても出てきてしまうんです。ですので、普段から基本的には耳に掛けていますね。

山下:耳に掛けるほかにも、例えば髪を結んだ時に後れ毛をまとめたいとか、浮き毛を抑えたい、というニーズは必ずあります。そういう時に、もみあげなどにオイルをベタベタつけるのはイメージと違いますよね。このジェリーのように、みずみずしくて洗い流しやすいタイプはすごく使いやすいです。固め過ぎず、髪なじみのいいセット力というのが絶妙です。

WWD:在原さんは“シアーグロス ジェリー”を使った?

在原:はい。実は一度試してから、ずっとこれを使っています。今まではオイルをつけた後に浮き毛ケアのアイテムを使っていたのですが、これ1個で抑えやすいんです。顔周りのうぶ毛にも、オイルはちょっと違うなと思っていたのですが、このジェリーはちょうどよく抑えてくれる。

WWD:ボブやショートスタイルには、“シアーグロス ジェリー”はどのような使い方がおすすめ?

山下:このジェリーは“水との相性”がキーワード。髪を軽く濡らして自然なクセを出した時、一般的なオイルだと時間経過で乾いてしまいますが、水と相性のいいこのジェリーをつけると、きれいなウェット感が保たれるんです。ダメージがある部分はウェット感が残るけど、根元の方が乾いてパサついてしまう、という悩みも解決できます。濡れた髪にまずオイルをつけて、もう少し重さが欲しい毛先にだけジェリーを足す、という使い方も良さそう。

WWD:このオイルとジェリーに共通した特徴は?

山下:ヘアケアの範囲内でスタイリングがしやすい。スタイリング剤をつけている間もヘアケアしている、という感覚。これはお客さまにも薦めやすいです。そして、洗い流しやすいという点も重要。使い心地はもちろん、使った後のことまで考えられていて、「毎日使いたくなる」ところまでちゃんと設計できているのは、さすがだなと思います。

“無重力※2なまとまり”をかなえる
みずみずしい新アイテム2品

水のように軽やかなテクスチャーで、傷んだ髪の表面の凹凸にも素早くなじみ、内側まで潤いをチャージするヘアオイル“スプリナージュ ウォータリー リペアオイル”。「素髪っぽいのに保水されている」「重くならずにまとまる」といった質感を求める人に最適だ。

“同 シアーグロス ジェリー”は、とろけるようにみずみずしいテクスチャーで、ナチュラルな濡れ艶感を作れるジェリー。「ふんわり感を保ちながらリッジを出したい」「弾力のある束感がほしい」といったスタイリングニーズをかなえる。

「スプリナージュ」のケア&
スタイリングをかなえる3つのこだわり

「スプリナージュ」の新2アイテムに共通するこだわりは、主に3つ。1つは成分のこだわり。髪を満たすシコン※3、傷んだ箇所を補修するボタニカルプロテイン※4という、髪のダメージケアと指通りを同時にかなえる2つの自然由来の成分を配合し、髪を芯から保湿する。

2つ目は処方のこだわり。“ウォータリー リペアオイル”には「ディープブースト処方」、“シアーグロス ジェリー”には「モイストコンポート処方」という、髪を内側から贅沢に満たす特化した処方を採用。独自の処方で“貯湿”に導く。

3つ目はテクスチャーのこだわり。髪になじみやすい新感覚※1テクスチャーで、お客さまにとって“気持ちいい使い心地”で、理想のトレンドスタイルを実現できる。

※1 : 「スプリナージュ」において
※2 : 髪の軽やかな仕上がりを無重力で表現
※3 : ムラサキ根エキス(毛髪補修)
※4 : セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク(毛髪補修)
タンクトップ1万4300円(フローレ フローレ/スーパー エー マーケット 青山)
ピークドラペルのダブルブレストジャケット15万4000円(バウト/BOWT),Tシャツ3枚パック2640円(ヘインズ/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター),デニムトラウザーズ4万1800円(LE/全てレショップ青山店),チョーカー1万6500円、ピアス1万5400円(全てシシ ジョイア/Filg Showroom)
PHOTOS : ANNA MIYOSHI(TRON)
MAKE-UP : kika
STYLING : KAZUAKI SANBON
問い合わせ先
アリミノ お客さま窓口
9:00~17:00(祝日、年末年始を除く月~金曜日)
0120-945-334

The post 在原みゆ紀が「スプリナージュ」で魅せる“質感の美”  新感覚<sup>※1</sup>テクスチャーでケア&スタイルをかなえる2アイテムが誕生 appeared first on WWDJAPAN.

「バブアー」原宿キャットストリート店が好スタート 月商1億円、20〜30代のカップル呼び込む

9月にオープンした「バブアー(BARBOUR)」原宿キャットストリート店が好スタートを切った。11月に月商1億円を達成し、12月も24日時点で予算比10%増と好調に推移している。

同ブランドの日本事業は2022年より、マッシュホールディングスが100%出資するバブアー パートナーズ ジャパンが運営している。同店はアジアの旗艦店として、本国が「エナジーストア」と定義する重要店舗(2層約260平方メートル)に位置付ける。

男女比は6:4

好調の主因は、気温の低下に伴い主力のワックスジャケットやキルトジャケット、ノンワックスの中綿アウターなどの動きが活発化したことにある。客層は20~30代が中心で、男性が6割、女性が4割。男女の垣根なく買い回れるユニセックスな商品構成や、ブランドを知らない層の関心を引くキャッチーなVMDも奏功し、若年層やカップルの来店につながっている。

1階ではバッグや雑貨を主役に配置し、キャットストリートにちなんだキャラクター「バブアーキャット」の限定商品も用意して、新規客やインバウンドの購買を喚起。今後はジャケットのカスタマイズイベントや、Tシャツ、ニットなどの限定アイテムの発売も予定している。

The post 「バブアー」原宿キャットストリート店が好スタート 月商1億円、20〜30代のカップル呼び込む appeared first on WWDJAPAN.

「バブアー」原宿キャットストリート店が好スタート 月商1億円、20〜30代のカップル呼び込む

9月にオープンした「バブアー(BARBOUR)」原宿キャットストリート店が好スタートを切った。11月に月商1億円を達成し、12月も24日時点で予算比10%増と好調に推移している。

同ブランドの日本事業は2022年より、マッシュホールディングスが100%出資するバブアー パートナーズ ジャパンが運営している。同店はアジアの旗艦店として、本国が「エナジーストア」と定義する重要店舗(2層約260平方メートル)に位置付ける。

男女比は6:4

好調の主因は、気温の低下に伴い主力のワックスジャケットやキルトジャケット、ノンワックスの中綿アウターなどの動きが活発化したことにある。客層は20~30代が中心で、男性が6割、女性が4割。男女の垣根なく買い回れるユニセックスな商品構成や、ブランドを知らない層の関心を引くキャッチーなVMDも奏功し、若年層やカップルの来店につながっている。

1階ではバッグや雑貨を主役に配置し、キャットストリートにちなんだキャラクター「バブアーキャット」の限定商品も用意して、新規客やインバウンドの購買を喚起。今後はジャケットのカスタマイズイベントや、Tシャツ、ニットなどの限定アイテムの発売も予定している。

The post 「バブアー」原宿キャットストリート店が好スタート 月商1億円、20〜30代のカップル呼び込む appeared first on WWDJAPAN.

「無印良品」“薬用リンクルブライト乳液”を返金対応 香りへの指摘を受け

良品計画は26日、「無印良品」の“薬用リンクルブライト乳液”(200mL、2990円/詰替用180mL、2690円/携帯用50mL、750円)の返金対応を行うと発表した。ここ数日、同製品の香りに対し、購入サイトのレビューやSNSで否定的な指摘が相次いだことへの対応だ。

同社は物議を醸した “薬用リンクルブライト乳液”の香りについて、「天然由来成分のみを使用している特性上、原料そのものが持つ香りがあり、収穫時期や原料状態などにより、香りに違いが生じる場合がある」と説明。同時に、今回の騒動に対して「香りの感じ方には個人差があるが、ご使用時に香りがご期待に添わない場合があることを重く受け止めた」とコメントした。

一方で、調査の結果、成分や安全性は「問題ないと確認した」とし、香りの特性を理解した上での継続した使用は推奨している。

返金の対象製品は、本品、詰替用、携帯用に加え、“薬用リンクルブライトお試しセット”(20mL×3本、1690円)の4品。返品・返金を希望する場合は、最寄りの店舗に当該商品の容器を持参すれば、対応を行う。

The post 「無印良品」“薬用リンクルブライト乳液”を返金対応 香りへの指摘を受け appeared first on WWDJAPAN.

イトーキ、農水省と木材利用促進協定 オフィス空間などに国産材を5年で3250㎥活用

イトーキはこのほど、農林水産省と「建築物木材利用促進協定」を締結した。同社は協定に基づき、自社で設計・施工を手掛ける非住宅空間の内装において原則として国産材を使用し、今後5年間で国産材の利用量を大幅に拡大する。協定期間は2025年12月18日から2030年12月31日まで。

国産材の利用量は、2021~25年の5年間で計726㎥だったが、2026~30年には計3250㎥へと増やす計画で、過去実績の約4.5倍に相当する。内装の木質化にあたっては、床や壁面などの内装材に加え、机や椅子、テーブル、収納棚といった家具や什器にも積極的に木材を活用する。

協定締結の背景には、カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向け、国産材の利用拡大を後押しする動きが強まっていることがある。建築分野における木造化・木質化は、木材への炭素固定に加え、森林資源の適切な管理や循環利用につながる点が期待されている。

イトーキはこれまでも、オフィス空間や施設内装への木材活用を進め、働く人のウェルビーイング向上や生産性向上、空間価値の向上に取り組んできた。今回の協定を通じ、森林資源の循環と社員の生産性・創造性・健康を支える職場環境づくりの両立を強化する考えだ。

なお、内装木質化に使用する木材については、「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」に基づく合法性確認木材等を採用する。農林水産省は、イトーキに対して技術的助言や活用可能な補助事業に関する情報提供を行うほか、意見交換や木材利用に関する相談窓口、専門家の紹介などを通じて協定の推進を支援する。

The post イトーキ、農水省と木材利用促進協定 オフィス空間などに国産材を5年で3250㎥活用 appeared first on WWDJAPAN.

イトーキ、農水省と木材利用促進協定 オフィス空間などに国産材を5年で3250㎥活用

イトーキはこのほど、農林水産省と「建築物木材利用促進協定」を締結した。同社は協定に基づき、自社で設計・施工を手掛ける非住宅空間の内装において原則として国産材を使用し、今後5年間で国産材の利用量を大幅に拡大する。協定期間は2025年12月18日から2030年12月31日まで。

国産材の利用量は、2021~25年の5年間で計726㎥だったが、2026~30年には計3250㎥へと増やす計画で、過去実績の約4.5倍に相当する。内装の木質化にあたっては、床や壁面などの内装材に加え、机や椅子、テーブル、収納棚といった家具や什器にも積極的に木材を活用する。

協定締結の背景には、カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向け、国産材の利用拡大を後押しする動きが強まっていることがある。建築分野における木造化・木質化は、木材への炭素固定に加え、森林資源の適切な管理や循環利用につながる点が期待されている。

イトーキはこれまでも、オフィス空間や施設内装への木材活用を進め、働く人のウェルビーイング向上や生産性向上、空間価値の向上に取り組んできた。今回の協定を通じ、森林資源の循環と社員の生産性・創造性・健康を支える職場環境づくりの両立を強化する考えだ。

なお、内装木質化に使用する木材については、「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」に基づく合法性確認木材等を採用する。農林水産省は、イトーキに対して技術的助言や活用可能な補助事業に関する情報提供を行うほか、意見交換や木材利用に関する相談窓口、専門家の紹介などを通じて協定の推進を支援する。

The post イトーキ、農水省と木材利用促進協定 オフィス空間などに国産材を5年で3250㎥活用 appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃、クリスマス礼拝は「ブレーズ ミラノ」のコートなどイタリアンブランドをセレクト

チャールズ国王(King Charles III)をはじめとする英王室メンバーは12月25日、イングランド東部のノーフォーク・サンドリンガムにあるセント・メアリー・マグダレン教会で行われる恒例のクリスマス礼拝に出席した。

現地の報道によれば、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は伊アパレルブランド「ブレーズ ミラノ(BLAZE MILANO)」のチェック柄のコートに、「グッチ(GUCCI)」のプリーツスカート、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のスエードブーツをコーディネート。イタリアンブランドでまとめた中に、ロンドン発のサステナブルなアクセサリーブランド「デメリエー(DEMELLIER)」のバッグを合わせた。

ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)は濃紺のコートにカラフルなマフラーをチョイス。ジョージ王子(Prince George of Wales)とルイ王子(Prince Louis of Wales)はネイビーのスーツを、シャーロット王女(Princess Charlotte of Wales)はライトブラウンのコートを着用した。

チャールズ国王とカミラ王妃の装いは?

チャールズ国王はダブルブレストのキャメルのコートを、カミラ王妃(Queen Camilla)は鮮やかなレッドの帽子とコートをセレクト。

故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の次男、ヨーク公爵アンドルー王子(Prince Andrew, Duke of York)の長女であるベアトリス王女(Princess Beatrice)もチェック柄のコートとスエードのブーツを着用し、アクセントにワインレッドの帽子をプラス。夫のエドアルド・マペッリ・モッツィ(Edoardo Mapelli Mozzi)はネイビーのコート姿で参加した。

The post キャサリン妃、クリスマス礼拝は「ブレーズ ミラノ」のコートなどイタリアンブランドをセレクト appeared first on WWDJAPAN.

能登の自然と伝統の色を重ねて 写真家・阿部裕介が撮る「リモワ」“エッセンシャル”最新カラー

ドイツ発のラグジュアリーラゲージブランド「リモワ(RIMOWA)」の人気シリーズ“エッセンシャル(Essential)”から、限定色の"クレイ”と“テラコッタ”が登場した。太陽が照りつける大地や土の温もり、窯で焼かれた陶器ーー自然や伝統文化が持つ美しさが、この2色の着想源。これらの色からインスピレーションを得て、学生時代から国内外をめぐり、その土地の物語を撮り続けてきた写真家、阿部裕介が能登半島へ旅立った。

自然界の普遍的な美しさ

“Essential チェックインL”(クレイ、17万9300円)、“Essential キャビン”(クレイ、14万3000円)/以上、リモワ(リモワ クライアントサービス)
歴史を感じる街並みや文化が色濃く残る能登半島。最初に足を運んだのは、江戸時代後期から明治時代中期にかけて全盛を極めた黒島町だ。地域固有の歴史的風致を守り続けてきたこの町は、国から伝統的建造物群保存地区に選定されている。

かつて海運業で栄えた黒島漁港にあるのは、地盤が力強く隆起した岩や、海風になでられた白い砂、穏やかに陽の光を反射する波と地平線ーー能登の里山里海は、2011年に世界農業遺産に認定された。“クレイ”のやわらかな色味が、ここにある自然のエネルギーに調和した。
どんなシーンにも溶け込み、持つ人の個性を静かに際立たせる「リモワ」の“クレイ”が表現するのは、生粘土の自然な色と風合い。土が持つ温もりや、時と共に姿を変えながらも在り続ける美にインスパイアされた色が放つのは、ミニマリズムの中にある普遍的な存在感だ。

時代を超越する職人技

“Essential トランク プラス”(テラコッタ、22万6600円)、“Essential キャビン”(テラコッタ、14万3000円)/以上、リモワ(リモワ クライアントサービス)
多くの伝統、文化が眠る能登半島。その全ては、職人が幾つもの工程を経て生み出し、人々が過去から現在へと守り継いできたもの。

黒島漁港から車で30分ほどの場所にあるのは、築170年もの歴史が宿る茅葺庵。苔がむした茅葺屋根の修復作業に参加した阿部が、能登に訪れるのは今回で6回目。文化や歴史、自然、人々ーー新たな出合いを重ねるたび、この地への思いは増す。
古代から伝わる窯で焼かれた陶器に着想を得て生まれた、限定色の"テラコッタ"。どんな時代も生活を彩る深みのある赤、軽くて丈夫なラゲージは、阿部に「日本最高峰の漆器」と名高い輪島塗を想起させた。

輪島地の粉で作られる艶やかなその器は、100年以上使えるといわれるほど耐久性が高い。この地で生まれた料理人が、先祖から受け継いだという輪島塗の合鹿椀(ごうろくわん)を見せてくれた。軽くてやさしく手になじみ、時代をさかのぼるようなたたずまいーー能登に秘められた文化はこうして、人々の思いを乗せながら次の世代へと続いていく。
それぞれのもの、ことに自分だけの物語があるように、「リモワ」のラゲージには持つ人のかけがえない物語が宿る。思い出を未来へとつなげていくために、「リモワ」では生涯保証サービスを提供(2022年7月25日以降に購入のラゲージが対象)。耐久性のあるラゲージを製造するというブランドの信念と使命のもと、商品寿命が続く限り修理を行う。
1898年に創業して以来、品質と機能性に富んだラゲージ作りを続けてきた「リモワ」。時代を超えて支持されるブランドの根底には、熟練工による伝統と革新が根付いている。

ポリカーボネート素材を採用した“エッセンシャル”は、軽量性、耐久性に優れたブランドの定番シリーズ。このほど発売した限定色“クレイ”と“テラコッタ”は、自然と文化が持つ美しさへの敬愛が込められた旅のパートナーだ。
阿部裕介(あべ・ゆうすけ)/写真家
PROFILE:1989年、東京生まれ。青山学院大学経営学部卒業。人と風景のあいだに立ち上がる物語を追いながら、国内外を巡り撮影を続ける。これまで手掛けた写真集は、高知のよさこい祭りを記録した「ヨサリコイ」、今井浜海岸で家族を撮った「Moments Will Fade」、インドを旅した「Relagaadee」「Shanti Shanti」。俳優・仲野太賀、映像作家・上出遼平とともに「Midnight Pizza Club」を主宰する

「リモワ」“Essential”シリーズ
“クレイ”“テラコッタ”一覧

INFORMATION

「リモワ」公式LINEアカウントでは1月中旬まで、初の占い企画「リモワ方位占い」を実施中。琉球風水志のシウマ監修により、旅の運気を高める“ハッピー方位“を占う。詳細は「リモワ」の公式LINEをチェック。

PHOTOS:YUSUKE ABE(YARD)
SPECIAL THANKS:mebuki-芽吹-,
のと復耕ラボ,
TOGISO 能登古民家宿,
TOGIZO
問い合わせ先
リモワ クライアントサービス
03-6733-9850

The post 能登の自然と伝統の色を重ねて 写真家・阿部裕介が撮る「リモワ」“エッセンシャル”最新カラー appeared first on WWDJAPAN.

「ニューエラ」が「ピーナッツ」スヌーピーとコラボ “MLB”をフィーチャーしたキャップなど

「ニューエラ(NEW ERA)」は1月2日、今年75周年を迎えたスヌーピーなどで知られる漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」との最新コラボアイテムを発売する。「ニューエラ」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。店舗によって一部展開のないアイテムもあり。

野球がモチーフになったデザイン

過去にタッグを組んできた両者のコラボとしては初めて、MLB(メジャーリーグベースボール)をフィーチャーしたアイテムがそろう。「ニューヨーク・ヤンキース」、「ロサンゼルス・ドジャース」、「サンディエゴ・パドラス」のキャップを被ったスヌーピーや、グローブやキャップを着用したウッドストックをあしらった“59 フィフティー”(各7150円)、“9 フォーティー”(各4950円)、“9 トゥエンティー”(各4950円)の全9種を展開する。ほかにも、バケットハットやウエアなど多数のアイテムを展開する。

コレクション一覧

The post 「ニューエラ」が「ピーナッツ」スヌーピーとコラボ “MLB”をフィーチャーしたキャップなど appeared first on WWDJAPAN.

「アヴィレックス」が「ファイナルファンタジー VII リメイク」とコラボ ジャケットやキャップなど

TSIホールディングスの「アヴィレックス(AVIREX)」は1月1日、スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)のRPG作品「ファイナルファンタジーVII リメイク」とのコラボレーションアイテムを発売する。「アヴィレックス」直営店舗および公式オンラインストアで取り扱う。一部店舗では2日から販売の場合もあり。

機能性と物語性を融合させたアイテム

本コラボは、「アヴィレックス」のミリタリーヘリテージと「ファイナルファンタジーVII リメイク」の重厚で象徴的な世界観を融合させたアイテムがそろう。ラインアップは、フライトジャケットをはじめ、キャップやバッグなど多数のアイテムをそろえる。

「アヴィレックス」公式サイト

The post 「アヴィレックス」が「ファイナルファンタジー VII リメイク」とコラボ ジャケットやキャップなど appeared first on WWDJAPAN.

化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に

日用品・化粧品の卸商社のあらたはこのほど、「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」を展開するmshなどを傘下に持つMAPホールディングスを買収すると発表した。26年1月21日に全株式を取得し、完全子会社する。買収額は約67億円。ブランド価値の向上や物流の効率化などシナジー効果の創出を狙う。

MAPホールディングスは、化粧品や化粧品雑貨の卸売りを主力とし、子会社4社を展開している。mshのほか、卸商社機能を担うPolite(ポライト)、イガリシノブ氏が手掛けるメイクアップブランド「フーミー(WHOMEE)」などを展開するNuzzle(ナズル)、メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」などを扱うAQUA・NOA(アクアノア)を擁する。今回の買収対象はmshとPoliteの2社で、NuzzleとAQUA・NOAの株式は株式譲渡実行日までに第三者へ譲渡される予定だ。

MAPホールディングスの25年8月期の売上高は148億円、営業損益が1億8000万円、純損益が14億円だった。なお、MAPホールディングス、Nuzzle、Politeの単純合算では、売上高が137億円、営業利益が6億1000万円、純利益が2億2000万円となる。

mshは、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」やミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」などを展開する。Politeは、バラエティーショップ向けを中心に、化粧品や化粧雑貨の卸売りを手掛けている。

あらたは、2030年の“ありたい姿”を実現するために、卸事業のさらなる成長や、商品調達・企画・開発機能の強化を掲げている。25年3月期の売上高は前年同期比4.5%増の9862億円、営業利益が同3.3%増の149億円、純利益が同0.4%増の103億円。26年3月期中間決算では、売上高が同2.4%増の5032億円と11期連続で過去最高を更新した一方で、コスト増の影響で各利益は前年同期を下回った。

The post 化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に appeared first on WWDJAPAN.

化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に

日用品・化粧品の卸商社のあらたはこのほど、「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」を展開するmshなどを傘下に持つMAPホールディングスを買収すると発表した。26年1月21日に全株式を取得し、完全子会社する。買収額は約67億円。ブランド価値の向上や物流の効率化などシナジー効果の創出を狙う。

MAPホールディングスは、化粧品や化粧品雑貨の卸売りを主力とし、子会社4社を展開している。mshのほか、卸商社機能を担うPolite(ポライト)、イガリシノブ氏が手掛けるメイクアップブランド「フーミー(WHOMEE)」などを展開するNuzzle(ナズル)、メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」などを扱うAQUA・NOA(アクアノア)を擁する。今回の買収対象はmshとPoliteの2社で、NuzzleとAQUA・NOAの株式は株式譲渡実行日までに第三者へ譲渡される予定だ。

MAPホールディングスの25年8月期の売上高は148億円、営業損益が1億8000万円、純損益が14億円だった。なお、MAPホールディングス、Nuzzle、Politeの単純合算では、売上高が137億円、営業利益が6億1000万円、純利益が2億2000万円となる。

mshは、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」やミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」などを展開する。Politeは、バラエティーショップ向けを中心に、化粧品や化粧雑貨の卸売りを手掛けている。

あらたは、2030年の“ありたい姿”を実現するために、卸事業のさらなる成長や、商品調達・企画・開発機能の強化を掲げている。25年3月期の売上高は前年同期比4.5%増の9862億円、営業利益が同3.3%増の149億円、純利益が同0.4%増の103億円。26年3月期中間決算では、売上高が同2.4%増の5032億円と11期連続で過去最高を更新した一方で、コスト増の影響で各利益は前年同期を下回った。

The post 化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に appeared first on WWDJAPAN.

「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は2026年1月14日、メイクキープ下地“アクアグルー プライマー”をリニューアルし、名称新たに“アクアグルー プライマー N”(2200円)として発売する。9日には、新宿三丁目ロフトで先行販売を行う。

“アクアグルー プライマー”は、次に塗布するファンデーションなどを肌に密着させ、潤いと化粧持ちをアップさせる化粧下地。肌になじませるとペタペタとしてくる、のりのような使用感が特徴で、“メイクの接着剤”と称されている。

リニューアルポイントは、5種のセラミドを新たに配合したこと。皮脂を抑制しながら肌に潤いを与え、メイクキープをかなえる。また、パッケージも水色の爽やかな印象から、ブランドのキーカラーであるピンクへと変更した。

The post 「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合 appeared first on WWDJAPAN.

「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は2026年1月14日、メイクキープ下地“アクアグルー プライマー”をリニューアルし、名称新たに“アクアグルー プライマー N”(2200円)として発売する。9日には、新宿三丁目ロフトで先行販売を行う。

“アクアグルー プライマー”は、次に塗布するファンデーションなどを肌に密着させ、潤いと化粧持ちをアップさせる化粧下地。肌になじませるとペタペタとしてくる、のりのような使用感が特徴で、“メイクの接着剤”と称されている。

リニューアルポイントは、5種のセラミドを新たに配合したこと。皮脂を抑制しながら肌に潤いを与え、メイクキープをかなえる。また、パッケージも水色の爽やかな印象から、ブランドのキーカラーであるピンクへと変更した。

The post 「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は2026年2月6日、限定コレクション“スパークリング デザイアーズ(SPARKLING DESIRES)”を発売する。シルバーとローズピンクで愛のきらめきを表現した同コレクションは、アイシャドウやリップなど全5アイテムをラインアップする。1月28日からは、「イヴ・サンローラン」公式オンラインストアおよび表参道フラッグシップ ブティックで先行発売を開始する。

愛のきらめきを表現したコレクション

“クチュール ミニ クラッチ“

ジュエリーのようにきらめくブランドのアイコンアイシャドウの“クチュール ミニ クラッチ“(限定、1万1660円)からは、情熱的なローズピンクと繊細なきらめきの温かくも洗練された仕上がりをかなえる限定色が登場する。柔らかなクリームベージュの大粒ラメによる“スパークルヌード”、ダスティローズピンクにホワイトをプラスした“ソフトローズ”、モーブピンクのベースにシルバーグリッターが輝く“シルバーモーブ”、深みのあるセンシュアルなローズにピュアピンクのラメを加えた“センシュアルローズ”の4色で構成する。

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“(限定、6600円)は、艶、プランプ、トーンアップをかなえる3イン1リップ。“#2 ヘルシーグロウ”は、ピュアな唇を演出する透明ピンクシェードで、ベージュ系のリップやグロスも映える唇に仕上げる。

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”(限定、5940円)は、じんわりと湿度を含んだように滲み出る艶と、唇に溶け込むように発色する血色カラーが特徴だ。“#44B ヌード ラヴァリエール”は、人気のシグネチャーカラーで、さまざまなメイクに使用できる万能なミルキーピンクカラーだ。2種のバターとフルーツエキスを配合し、むっちりとした唇へ導く。

“ラディアントタッチ グロウインパクト“

“ラディアントタッチ グロウインパクト“[SPF50+・PA++++](限定2色、各1万2320円)は、艶が特徴のクッションファンデーションの限定パッケージ。紫外線防御効果を備え、メッシュ構造テクスチャーでカバー力と潤いを実現した。ボタニカルの恵みを贅沢に配合し、潤いに満ちた肌をかなえる。

“YSL ザ スリム リップスティック”

“YSL ザ スリム リップスティック”(限定2色、各7480円)は、ひと塗りで唇を演出するマットシップ。高発色で大胆なカラーがクチュールファブリックのようにすばやくしなやかになじみ, 唇の存在感を引き立てる。限定パッケージとして登場する同アイテムでは、創業者のムッシュ イヴ・サンローラン(Monsieur Yves Saint Laurent)の純真な気持ちと情熱を表現したクールなテラコッタレッドの“#1936 ファイアリー エラ”とミューズへオマージュしたシックなピンクヌードの“#1988 ヌード アトリエ”の2色が登場する。同アイテムは、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」限定で発売する。

限定セットや限定ラッピングも登場

2月18日からは、アイコニックなフレグランスを詰め込んだ“YSL リブレ ギフトセット”(限定、2万7500円)と、“YSL MYSLF ギフトセット”(限定、1万9250円)を発売する。

「YSL」公式オンラインストアと表参道フラッグシップブティック限定で登場する“YSL リブレ ギフトセット”は、フローラルラベンダーの香りの人気フレグランス“リブレ”を楽しめるセット。同フレグランスの10mLと50mLとリップモチーフのミラーをセットにした。一方の“YSL MYSLF ギフトセット”は、公式オンラインストア限定セットで、人気メンズフレグランスの“MYSLF”の40mLと10mLを詰め込んだ。

さらに2月27日には、ラブに満ちた限定ラッピング(440円)が登場する。クチュールインスパイアされた限定デザインのバックやリボンもそろえる。

The post 【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は2026年2月6日、限定コレクション“スパークリング デザイアーズ(SPARKLING DESIRES)”を発売する。シルバーとローズピンクで愛のきらめきを表現した同コレクションは、アイシャドウやリップなど全5アイテムをラインアップする。1月28日からは、「イヴ・サンローラン」公式オンラインストアおよび表参道フラッグシップ ブティックで先行発売を開始する。

愛のきらめきを表現したコレクション

“クチュール ミニ クラッチ“

ジュエリーのようにきらめくブランドのアイコンアイシャドウの“クチュール ミニ クラッチ“(限定、1万1660円)からは、情熱的なローズピンクと繊細なきらめきの温かくも洗練された仕上がりをかなえる限定色が登場する。柔らかなクリームベージュの大粒ラメによる“スパークルヌード”、ダスティローズピンクにホワイトをプラスした“ソフトローズ”、モーブピンクのベースにシルバーグリッターが輝く“シルバーモーブ”、深みのあるセンシュアルなローズにピュアピンクのラメを加えた“センシュアルローズ”の4色で構成する。

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“(限定、6600円)は、艶、プランプ、トーンアップをかなえる3イン1リップ。“#2 ヘルシーグロウ”は、ピュアな唇を演出する透明ピンクシェードで、ベージュ系のリップやグロスも映える唇に仕上げる。

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”(限定、5940円)は、じんわりと湿度を含んだように滲み出る艶と、唇に溶け込むように発色する血色カラーが特徴だ。“#44B ヌード ラヴァリエール”は、人気のシグネチャーカラーで、さまざまなメイクに使用できる万能なミルキーピンクカラーだ。2種のバターとフルーツエキスを配合し、むっちりとした唇へ導く。

“ラディアントタッチ グロウインパクト“

“ラディアントタッチ グロウインパクト“[SPF50+・PA++++](限定2色、各1万2320円)は、艶が特徴のクッションファンデーションの限定パッケージ。紫外線防御効果を備え、メッシュ構造テクスチャーでカバー力と潤いを実現した。ボタニカルの恵みを贅沢に配合し、潤いに満ちた肌をかなえる。

“YSL ザ スリム リップスティック”

“YSL ザ スリム リップスティック”(限定2色、各7480円)は、ひと塗りで唇を演出するマットシップ。高発色で大胆なカラーがクチュールファブリックのようにすばやくしなやかになじみ, 唇の存在感を引き立てる。限定パッケージとして登場する同アイテムでは、創業者のムッシュ イヴ・サンローラン(Monsieur Yves Saint Laurent)の純真な気持ちと情熱を表現したクールなテラコッタレッドの“#1936 ファイアリー エラ”とミューズへオマージュしたシックなピンクヌードの“#1988 ヌード アトリエ”の2色が登場する。同アイテムは、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」限定で発売する。

限定セットや限定ラッピングも登場

2月18日からは、アイコニックなフレグランスを詰め込んだ“YSL リブレ ギフトセット”(限定、2万7500円)と、“YSL MYSLF ギフトセット”(限定、1万9250円)を発売する。

「YSL」公式オンラインストアと表参道フラッグシップブティック限定で登場する“YSL リブレ ギフトセット”は、フローラルラベンダーの香りの人気フレグランス“リブレ”を楽しめるセット。同フレグランスの10mLと50mLとリップモチーフのミラーをセットにした。一方の“YSL MYSLF ギフトセット”は、公式オンラインストア限定セットで、人気メンズフレグランスの“MYSLF”の40mLと10mLを詰め込んだ。

さらに2月27日には、ラブに満ちた限定ラッピング(440円)が登場する。クチュールインスパイアされた限定デザインのバックやリボンもそろえる。

The post 【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも appeared first on WWDJAPAN.

「ロクシタン」のフレグランスシリーズ“ピオニー”が限定復刻 トワレや日本限定のボディークリームなど 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、惜しまれながら廃盤となった人気のフレグランスシリーズ“ピオニー”を2026年1月7日に限定発売する。オードトワレに加え、ブランドを代表する保湿成分のシアとピオニーを初めて組み合わせた日本限定のボディークリームとハンドクリームも用意した。現在、全国のロクシタン店舗や公式通販サイトにて予約を受け付けている。

“保湿の王様”シアバターとピオニーの初顔合わせ

香りはピオニーとシトラスが織りなすフェミニンなフレッシュブーケで、ラインアップは“ピオニー オードトワレ”(50mL、8470円)と、ブランドを代表する保湿成分のシアとピオニーを初めて組み合わせた日本限定の“カリテコンフォート スノーシア ボティクリーム”(175mL、5500円)、“カリテコンフォート スノーシア ハンドクリーム”(30mL、1870円)の3品。“保湿の王様”とも呼ばれるシアバターは「ロクシタン」が1980年から研究を重ねている素材で、今回の限定品でもシアバターを高配合しつつもべたつきを抑え、さらりと心地よいテクスチャーを実現している。

The post 「ロクシタン」のフレグランスシリーズ“ピオニー”が限定復刻 トワレや日本限定のボディークリームなど  appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

“ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点

“ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点

スコットランド発祥のブレンデッド・スコッチ・ウィスキーブランド「ジョニーウォーカー(JOHNNIE WALKER)」の最高峰“ジョニーウォーカー ブルーラベル”が12月13〜14日、原宿のクレインズ6142で体験型ポップアップイベント”ザ・アート・オブ・レアリティ(The Art of Rarity)”を開催した。

「1/10000の奇跡」をテーマに掲げた同イベントは、およそ1万樽に1樽の割合でしか選ばれない希少な原酒のみを独自のブレンド技術でした“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の希少さを伝える。会場のアートワークは、昨年6月に開催したイベント“ブレンド・オブ・アーティストリー(Blend of Artistry)”に続き、アーティストの河村康輔が手掛け、コラボレーションボトルやTシャツも制作した。

テーマは「1/10000の奇跡」
“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の歴史をめぐるインスタレーション

“ジョニーウォーカー ブルーラベル(以下、ブルーラベル)”を象徴するのは、“Cask”“Character”“Craftsmanship”。同イベントでは来場者が“探求者”となり、この3つの“C”をたどる。

1つ目は「Rare Cask”誕生の記憶”」。”ザ・アート・オブ・レアリティ”で河村が手掛けたアートワーク、そして今回のために制作したスペシャルムービー、新旧2つのアートとともに“ブルーラベル”の過去から現在、「ジョニーウォーカー」の約200年の歴史をめぐる。

2つ目は「Rare Character “味わいとの遭遇”」。ここでは、“ブルーラベル”の多層的な味わいと香りを体験できる。ストレート、オン・ザ・ロック、ハイボールという“ブルーラベル”のスタンダードな楽しみ方に加え、世田谷代田のクオーター・ルーム(Quarter room)のオーナーバーテンダー、野村空人が開発したオリジナルカクテル“ドロップ・オブ・ブルー”も提供した。「1/10000」をテーマに開発したこのカクテルは、数千本の花からわずかしか採取できないサフランの香りを重ねた奥行きのある味わいだ。

最後のゾーンは「Rare Craftsmanship“継承の軌跡”」。200年以上続く「ジョニーウォーカー」のブレンディング技術と“ブルーラベル”の“青の哲学”をテーマに河村が制作したスペシャルムービーを展開。

1階は少しリズムを感じさせるような音、2階は樽の中をイメージした少しこもったような音が聞こえ、2つの音の重なり合いが“探求者”をより没入感のある体験へと引き込んだ。さらに会場では、河村康輔がデザインしたコラボレーションボトルやTシャツの販売も行った。

河村康輔が語る
ブレンディングとコラージュの共通点

今回のアートワークは、“ブルーラベル”の歴史を捉えた写真素材から構成する。その細部をよく見ると、それぞれの写真は細かなドットで描かれ、そのうちの1つが輝いているのが印象的だ。河村に制作のコンセプトや意図を聞いた。

WWD:“ブルーラベル”に対してどのようなイメージを持っていた?

河村康輔(以下、河村):元々「ジョニーウォーカー」そのものは知っていたのですが、韓国の友人が“ブルーラベル”とコラボレーションをした時にそのボトルを送ってくれたことがありました。実際に手に取ると美しくラグジュアリーなパッケージで、その希少性についても新たな発見があったのを覚えています。

WWD:前回の“アート・オブ・レアリティー”に続く今回のコラボレーション。どのように作品が生まれたのか。

河村:僕は普段から、昔の雑誌を用いて作品を制作することが多いのですが、当時の雑誌をスキャンして拡大すると、その写真やイラストは無数のドットで構成されています。

今回のアート制作にあたり提供してもらった“ブルーラベル”にまつわる写真も、同じように拡大するとドットの集合体になる。各アート2枚ずつの写真をコラージュさせ、かつこの無数のドットの中の1つを輝かせることで、“ブルーラベル”の「1/10000の奇跡」を表現できるのではと思い、今回の作品が生まれました。

WWD:イベント内では1階、2階それぞれでスペシャルムービーを放映した。作品のこだわりとは?

河村:くつろぎながらお酒を体験してもらう空間にしたかったので、前回の“アート・オブ・レアリティ”よりゆったりとした映像を作ろうと考えました。

特に1階のムービーは、お酒を楽しむ前後にアートを見て「何か変わっているような気がする」と違和感、錯覚のようなものを感じさせたいと思い、一瞬静止画のように見えるほどコラージュをゆっくりと動かしています。

WWD:「ジョニーウォーカー」が誇るブレンディング技術と、河村氏のコラージュという手法。2つに通ずるのは、さまざまな要素を融合することのように感じるが、その難しさとは?

河村:コラージュ作品では、いろいろなものを単純に足し算をしていけば良いわけではなく、絶妙なバランスで引き算をしなければならない。一気に作り上げたその日は良いと思っても、数日後に見ると「ちょっと違うかも」と思うことがよくあり、さらに手を加えたり、削ぎ落としてみたりして、細かな調整をします。

足すのは簡単ですが、どこまで引くのが正解なのかーーその難しさはウィスキーのブレンディングもきっと同じで、いくつもの要素を掛け合わせたとしても、それが美味しくなるとは限らない。精密に調整を重ねたからこそ生まれるのが“ブルーラベル”の奥深さなのだと思います。

豪華景品が当たるカプセルトイも
レセプションパーティーを開催

ポップアップイベントの前日、12月12日にはレセプションパーティーを開催した。会場ではエレクトロニックアーティストのausによるパフォーマンスを実施したほか、コラボレーションボトルやTシャツなど、豪華アイテムが当たるカプセルトイも用意。来場者たちはウィスキーを楽しみながら、“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の世界観を体験する特別な一夜を過ごした。

PHOTOS:SHUHEI SHINE
問い合わせ先
ディアジオジャパン
03-3470-8287

The post “ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点 appeared first on WWDJAPAN.

デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催

デサントは、参加者のランニング姿をプロのカメラマンが撮影して提供するイベント「ラングラフィー(RUN GRAPHY)」を1月31日(土)に神戸で開く。早朝に実施し、朝焼けの光の中を走るフォトジェニックな光景を撮る。長距離レースの強豪・富士通陸上部の選手が伴走し、フォームなどをアドバイスする。特別な体験を通して、「デサント」ブランドの顧客との関係性を深める。

サッカーのヴィッセル神戸、ラグビーのコベルコ神戸スティーラーズのホームグランドであるノエビアスタジアム神戸をスタートし、神戸の街を約10km走る。スタジアムでは通常は選手しか入ることができない入場ゲートやピッチに立てる。朝日を浴びながらのランニング姿をカメラマンがカッコよく撮影する。走った後は旧居留地に11月オープンしたばかりの直営店「デサント神戸」に移動し、朝食をとりながら参加者同士が交流する。6時に集合し、10時に解散する。

1月5日まで応募を受け付けている。対象はデサントの専用アプリをダウンロードした人および「クラブデサント」会員で、参加枠は20人に限る。参加費は2万円。

The post デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催

デサントは、参加者のランニング姿をプロのカメラマンが撮影して提供するイベント「ラングラフィー(RUN GRAPHY)」を1月31日(土)に神戸で開く。早朝に実施し、朝焼けの光の中を走るフォトジェニックな光景を撮る。長距離レースの強豪・富士通陸上部の選手が伴走し、フォームなどをアドバイスする。特別な体験を通して、「デサント」ブランドの顧客との関係性を深める。

サッカーのヴィッセル神戸、ラグビーのコベルコ神戸スティーラーズのホームグランドであるノエビアスタジアム神戸をスタートし、神戸の街を約10km走る。スタジアムでは通常は選手しか入ることができない入場ゲートやピッチに立てる。朝日を浴びながらのランニング姿をカメラマンがカッコよく撮影する。走った後は旧居留地に11月オープンしたばかりの直営店「デサント神戸」に移動し、朝食をとりながら参加者同士が交流する。6時に集合し、10時に解散する。

1月5日まで応募を受け付けている。対象はデサントの専用アプリをダウンロードした人および「クラブデサント」会員で、参加枠は20人に限る。参加費は2万円。

The post デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

ジュエリーの芸術性が融合した「ティファニー」の時計の世界 “ハイ・ジュエリー・ウオッチ”にも時計のノウハウ 

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の時計が存在感を増している。ブランドは2021年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に仲間入りすると、時計のラインアップを根本的に見直し、ジュエリーに着想を得た時計の開発をスタート。170年を超える高級時計の製造に関するノウハウを詰め込み、“ファイン・ジュエリー・ウオッチ”と呼ぶ、「ティファニー」でなければなし得ない、ジュエリーとウオッチの遺産を融合したコレクションを生み出した。その姿勢は、より手が届きやすい価格帯の時計にも及び、若い世代にも人気の“ティファニー ハードウェア”も時計へと姿を変え、人々の手元を彩っている。なぜ「ティファニー」は、わずか数年で時計ビジネスを刷新し、魅力的なコレクションを次々と生み出すブランドへの進化を遂げられたのだろう?

LVMHグループへの加入以降ブランドを統括するアンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「我々の時計はいずれも、高級時計の製造に関する専門の知識と『ティファニー』の象徴的なデザイン、そしてジュエリーの芸術性が完璧に融合している。『ティファニー』の時計は、ジュエリー・コレクションとの一貫性を持ち、そのシンボリックなモチーフを時計に昇華することで、伝統と革新を体現しつつ、歴史的な遺産とも言えるコレクションにおける新しい魅力にもなっている。今の時計コレクションは新しいものばかりだが、『ティファニー』をご存じの方なら、その由来がすぐに分かるだろう」と話す。

ジュエリーを着想源としつつ、時計製造の伝統的なヘリテージを融合させる役割を担ったのは、ファイン・ジュエリーと高級時計双方のビジネスを手掛けるブランドでの経験が豊かなニコラ・ボー(Nicolas Beau)=ティファニー オルロシュリー(時計製作部門)担当ヴァイス プレジデントだ。ボー ヴァイス プレジデントも、「『ティファニー』のウオッチ・メイキングは、ジュエリーから着想を得るとともに、伝統あるヘリテージとも結び付いている」と話す。例えば2022年に発表した“バード オン ア ロック”は、伝説的なデザイナー、ジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger )を讃える一連の“ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー”のウオッチ・コレクション。美しいファセットの宝石とダイヤモンドの鳥は、まるで青空のように鮮やかなブルーのターコイズの文字盤と複雑機構のフライング・トゥールビヨンを搭載した文字盤の上を優雅に飛翔。ジェムストーンのマルケトリー(象嵌細工)やゴールドの彫刻、ダイヤモンドのセッティングなど、精緻な技を組み込んだ文字盤は、時計業界で初めてというファセットカットのサファイヤクリスタルのドームの下に収められている。この時計には、848石(合計3.9カラット)のダイヤモンドを100時間以上を費やしてセット。サファイヤクリスタルのケースバックから見える2枚のプレートにも143石(合計0.55カラット)のダイヤモンドをメタル部分がほとんど見えないようにスノーセッティングで配した他、リューズには「ティファニー セッティング」から着想を得た0.42カラットのソリティア ダイヤモンドをあしらった。時計とジュエリー、二つの世界の技術と美意識の融合という「ティファニー」の時計の精神を象徴する。

この“バード オン ア ロック”コレクションには、文字盤上の回転リングの上で羽根を休めている鳥が手首の動きに合わせて優雅に回転するシリーズも。 手首の動きに合わせて大空を回旋するかのような鳥の動きは、独自開発のボールベアリングに正確な重みを加えることで実現している。最高峰のジュエリー技術を継承する職人たちと、時計製造に関する現代の革新的な技術が融合した。

2羽の飛躍する小鳥で表現するハイジュエリーと高級時計の融合

“バード オン ア フライング トゥールビヨン”は、「ティファニー」を象徴する“バード オン ア ロック”ブローチが着想源で、ハイジュエリーと高級時計の製造技術が見事に融合している。文字盤上を小鳥2羽が飛び回る時計には、ブランド初のフライング トゥールビヨンを搭載。文字盤のマルケトリー(象嵌)、ムーブメントに施されたダイヤモンドのスノーセッティングなど、360度どこから見ても美しく、隅々にまで精緻な職人技が息づいている。

タイムレスな新アイコン“ティファニー ハードウェア”が時計に

ニューヨークのスピリットを表現した“ティファニー ハードウェア”。その洗練されたタイムレスなデザインを採用したのがこの時計だ。アイコニックなゲージ リンクをブレスレットに使用しているのでジュエリー感覚で着用できる。マザー オブ パールのダイヤル、“ザ ティファニー ダイヤモンド”を想起させるファセットカットのサファイヤクリスタルが目を引くデザインで、同シリーズのジュエリーと重ね着けしても楽しめるジュエリーウオッチだ。

二つのアイコンが文字盤の上で出合う“バード オン ア ロック レガシー”

1965年に誕生した“バード オン ア ロック”ブローチは、デザイナーのジャン・シュランバージェが手掛けたアイコンジュエリーだ。この長年愛され続ける小鳥とさまざまなカラーストーンを組み合わせた楽観的なスタイルが時計にも登場。文字盤の主役である小鳥がたたずむのは、初代ジェモロジストのジョージ・フレデリック・クンツが発見した“モルガナイト”だ。小さな文字盤にブランドのアイコン二つを閉じ込めた夢のあるデザインになっている。

ダイヤモンドの権威「ティファニー」を象徴する大胆なデザイン

“ティファニー エタニティ”は、さまざまなシェイプのダイヤモンドのエンゲージメントリングを提案した1960年代の広告がイメージソースだ。ラウンドブリリアントをはじめ、バゲットやハート、ペアなど12種類の形のダイヤモンドをインデックスに使用し、リューズには“ティファニー®セッティング”から着想を得たデザインを採用。ブレスレットにもシェブロン状にダイヤモンドをセット。「ティファニー」ならではの大胆かつユニークなスタイルが特徴だ。

伝説のダイヤモンドを究極のジュエリーウオッチで表現

伝説的な128カラットの“ザ ティファニー ダイヤモンド”に敬意を示した“カラット 128”。風防には、そのダイヤモンドを想起させるようなカットを施した35カラットのアクアマリンを使用。ブレスレットには、大きさの異なるダイヤモンドにアイコニックな“ティファニー セッティング”を施し連ね、華麗に仕上げている。「ティファニー」のDNAの一つであるダイヤモンドの魅力を最大限に生かした究極のハイジュエリーウオッチだ。

革新的なムーブメントと職人技で紡ぐ新時代のラグジュアリー

「ティファニー」の精巧なクラフツマンシップと革新性を象徴する新作時計が登場した。ジャン・シュランバージェを代表するモチーフである“ロープ”にフォーカスしたデザイン。ロープのしなやかさを緻密な金細工で表現し、分針のモチーフにも用いるなどディテールにこだわっている。また、ブランド初のソーラー ムーブメントを搭載。ラ・ジュ・ペレ社と協働開発したこのムーブメントは、太陽光を浴びなくても約8カ月持続する革新的なものだ。

The post ジュエリーの芸術性が融合した「ティファニー」の時計の世界 “ハイ・ジュエリー・ウオッチ”にも時計のノウハウ  appeared first on WWDJAPAN.

「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現

「ジバンシイ(GIVENCHY)」はブランドを象徴するアイコニックなフレグランス“イレジスティブル”から、スイーツのような甘さや香ばしさをイメージした新フレグランス“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”(35mL、1万2540円/50mL、1万6720円/80mL、1万9910円)を2026年1月2日に発売する。公式オンラインショップでは1月5日から取り扱いを開始する。香調はフローラル・ウッディ・グルマンで、調香はアン・フリッポ(Anne Flipo)、ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)、キャロリーヌ・デュミュール(Caroline Dumur)の3人が手がけた。

スイーツのような幸福感を表現した香り

“イレジスティブル”の新作は、パリのパティスリーを訪れた時に漂うクリームやメレンゲの心ときめく甘さや焼き菓子の香ばしさをイメージした香りが特徴。トップノートはフレッシュできらめくようなネロリ エッセンスに、ビターアーモンド エッセンスやアンブレット アブソリュ、プチグレン エッセンスを重ね、ミドルノートにローズ エッセンシャルやローズ ウォーター、リビングローズ スウィートレディ、オーリスで華やかな花の香りを演出した。ラストはピスタチオ アコードやウッディバニラ アコード、ムスクで甘美なスイーツのような余韻を残す。

官能的な曲線を描くスクエアなボトルは、虹色の光沢をまとった優美なデザイン。宝石のようにファセットカットされたガラスがほのかなライラック色に染まり、その美しさを際立たせている。ピンクメタリックのキャップがフェミニンなボトルデザインに大胆なアクセントを加え、ボトルネックに結ばれたピンクリボンがさらにその魅力を引き立てる。

発売に合わせ、特別なキットも用意した。“イレジスティブル キット”(1万6720円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(50mL)と、「イレジスティブル オーデパルファム」のミニサイズ(8mL)をセットにした。“イレジスティブル アイコニック キット”(1万7820円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(35mL)に、“PFCT・セラム・リップオイル No.00”の現品(7.5mL)と、非売品の「イレジスティブル オーデパルファム」ミニサイズ(8mL)をそろえる。ほか、発売を記念したキャンペーンも1月2日から開始。“イレジスティブル”シリーズを含む1万5000円以上を購入すると、“イレジスティブル オーデパルファム”のミニサイズ(8mL)を先着順でプレゼントする。

The post 「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現 appeared first on WWDJAPAN.

「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現

「ジバンシイ(GIVENCHY)」はブランドを象徴するアイコニックなフレグランス“イレジスティブル”から、スイーツのような甘さや香ばしさをイメージした新フレグランス“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”(35mL、1万2540円/50mL、1万6720円/80mL、1万9910円)を2026年1月2日に発売する。公式オンラインショップでは1月5日から取り扱いを開始する。香調はフローラル・ウッディ・グルマンで、調香はアン・フリッポ(Anne Flipo)、ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)、キャロリーヌ・デュミュール(Caroline Dumur)の3人が手がけた。

スイーツのような幸福感を表現した香り

“イレジスティブル”の新作は、パリのパティスリーを訪れた時に漂うクリームやメレンゲの心ときめく甘さや焼き菓子の香ばしさをイメージした香りが特徴。トップノートはフレッシュできらめくようなネロリ エッセンスに、ビターアーモンド エッセンスやアンブレット アブソリュ、プチグレン エッセンスを重ね、ミドルノートにローズ エッセンシャルやローズ ウォーター、リビングローズ スウィートレディ、オーリスで華やかな花の香りを演出した。ラストはピスタチオ アコードやウッディバニラ アコード、ムスクで甘美なスイーツのような余韻を残す。

官能的な曲線を描くスクエアなボトルは、虹色の光沢をまとった優美なデザイン。宝石のようにファセットカットされたガラスがほのかなライラック色に染まり、その美しさを際立たせている。ピンクメタリックのキャップがフェミニンなボトルデザインに大胆なアクセントを加え、ボトルネックに結ばれたピンクリボンがさらにその魅力を引き立てる。

発売に合わせ、特別なキットも用意した。“イレジスティブル キット”(1万6720円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(50mL)と、「イレジスティブル オーデパルファム」のミニサイズ(8mL)をセットにした。“イレジスティブル アイコニック キット”(1万7820円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(35mL)に、“PFCT・セラム・リップオイル No.00”の現品(7.5mL)と、非売品の「イレジスティブル オーデパルファム」ミニサイズ(8mL)をそろえる。ほか、発売を記念したキャンペーンも1月2日から開始。“イレジスティブル”シリーズを含む1万5000円以上を購入すると、“イレジスティブル オーデパルファム”のミニサイズ(8mL)を先着順でプレゼントする。

The post 「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、バレンタインデーおよびホワイトデーに向けたスペシャルアソートメントを期間限定で販売する。阪急百貨店オンラインストアで1月21日に発売し、通常販売に先駆けて、12月28日〜1月20日には予約販売を行う。店頭販売では、1月21日〜3月14日に阪急うめだ本店限定で販売する。なくなり次第終了。

ホワイトデーにもぴったりな限定チョコレート

本チョコレートは、トム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬“ヘクター”をはじめ、ブランドを象徴するシグネチャーモチーフをデザインに取り入れている。アイコンであるトリコロールをハートカラーで表現した。また、バレンタインデーおよびホワイトデー限定のスペシャルカードが付属する。

ラインアップは、2個入り(2700円)が2種、12個入り(7400円)が1種、24種個入り(1万2830円)が1種の全4種を展開し、定番チョコレートに加え、スペシャルデザインとして“4 バー タグ(ソルテッド ピスタチオ)”、“レッドハート(ストロベリークリーム)”、“ホワイトハート(コーヒー)”、“ブルーハート(キャラメルマキアート)”の4種をそろえる。

◾️販売スケジュール
・予約販売(オンライン販売)
受付期間:12月28日〜1月20日
12月25日に商品ページで公開予定
発送開始:2月1日以降、順次発送

・通常販売(オンライン販売)
販売期間:1月21日〜3月14日
2月4日までの注文は、2月14日までに配送

・店頭販売
販売期間:1月21日〜3月14日
取り扱い店舗:阪急うめだ本店

The post 【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、バレンタインデーおよびホワイトデーに向けたスペシャルアソートメントを期間限定で販売する。阪急百貨店オンラインストアで1月21日に発売し、通常販売に先駆けて、12月28日〜1月20日には予約販売を行う。店頭販売では、1月21日〜3月14日に阪急うめだ本店限定で販売する。なくなり次第終了。

ホワイトデーにもぴったりな限定チョコレート

本チョコレートは、トム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬“ヘクター”をはじめ、ブランドを象徴するシグネチャーモチーフをデザインに取り入れている。アイコンであるトリコロールをハートカラーで表現した。また、バレンタインデーおよびホワイトデー限定のスペシャルカードが付属する。

ラインアップは、2個入り(2700円)が2種、12個入り(7400円)が1種、24種個入り(1万2830円)が1種の全4種を展開し、定番チョコレートに加え、スペシャルデザインとして“4 バー タグ(ソルテッド ピスタチオ)”、“レッドハート(ストロベリークリーム)”、“ホワイトハート(コーヒー)”、“ブルーハート(キャラメルマキアート)”の4種をそろえる。

◾️販売スケジュール
・予約販売(オンライン販売)
受付期間:12月28日〜1月20日
12月25日に商品ページで公開予定
発送開始:2月1日以降、順次発送

・通常販売(オンライン販売)
販売期間:1月21日〜3月14日
2月4日までの注文は、2月14日までに配送

・店頭販売
販売期間:1月21日〜3月14日
取り扱い店舗:阪急うめだ本店

The post 【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場 appeared first on WWDJAPAN.

吉田カバンの魅力に迫る

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号からの抜粋です)

村上:創業90周年の吉田カバンを特集しました。アイコンシリーズ“タンカー”を昨年サステナ素材に切り替え、海外進出にも意欲的です。高付加価値なモノ作りは、業界にとってヒントになるのでは?と考え、企画しました。

津布久:中学生の時に自分が欲しいと思って初めて買ったバッグも、最初のビジネスバッグも「ポーター」です。普段は広告制作が主ですが、本紙で初めて作る特集が吉田カバンで、うれしかったです。

村上:思った以上に“浅草橋のカバン屋”で驚きました。カッコいい人たちが働いているし、魅力的なコラボレーションも目白押しですが、オフィスの2階には山積みの段ボールの中で作業している人たちがいて。昔バッグ担当として浅草橋の老舗メーカーを取材していたときを思い出しました。今年の夏にスタイル(旧ヨシナガ)が事業停止するなど、浅草橋界隈のプレーヤーは確実に減っているのに、吉田は進化と発展を続けています。聞けばいまだに卸の方が多いそうで、“浅草橋のカバン屋”的商売も脈々と続いています。

社員全員に
“職人第一”イズム

津布久:78年間、吉田のカバンを作り続けている93歳の職人を取材しましたが、「モノを作るのが楽しい」と語っていたのが印象的でした。“タンカー”の企画から入っていた人で、吉田では社員全員に“職人第一”イズムが継承されているそうです。

村上:90周年の展覧会のテーマは“伝統と革新の継承”でした。その使命は、見たことのないカバンを作ること。「植物製ナイロンを使ったカバンを作ってみたい!」から、“タンカー”を刷新し、「もしカバンに香りがあったら?」「持ち手が柔らかくなればストレスが軽減できる?」など、売れるモノを考えるのではなく、今なお“まだ見ぬカバン”は生み出せるに違いないと思って開発しています。クラフツマンシップの伝統と真摯なモノ作りだからこそ生まれる革新が継承されているんですよね。

津布久:「ポーター」は訪日客にも人気ですが、特に欧州の人に好かれているのは納得です。

村上:最近はメンズ・ファッション・ウイーク期間中にパリで展示会をしていて、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」創業者のラムダン・トゥアミや「セシリー バンセン」とコラボするなど、職人文脈がありながらもやっぱりオシャレです。日本発のグローバルブランドとしても期待です。

The post 吉田カバンの魅力に迫る appeared first on WWDJAPAN.

「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は12月26日、2026年の新年限定コレクションを国内79店舗および公式オンラインストアで発売する。飛躍の象徴である馬をモチーフに、バスボムやマッサージバー、シャワージェルなど全6種をそろえる。

目玉となる“ギャロップトゥサクセス”(1020円)は、お湯に溶かすとゴールド・赤・オレンジのマーブル模様が広がるバスボムで、ベルガモットとオレンジフラワーの香りが優しく広がる。輝きを放つプラスチックフリーのラメは、天然鉱物からつくられた合成マイカを使用。新年の幕開けを華やかに彩るバスタイムを演出する。

ほか、シナモンとオレンジが香るマッサージバー(75g、2250円)、ビタミンCを豊富に含むブラッドオレンジジュースを配合したシャワージェル (100g、1660円/250g、3320円/500g、5550円)、コメ発酵液などが潤いのある肌へと導く黒ゴマとバニラの甘い香り特徴のフェイスパック(75g、1990円)、バスボムとシャワージェルをボックスに詰め込んだ年賀にぴったりなギフトセット(3100円)、ベトナム出身のイラストレーター・Jillが手掛けたコラボデザインのギフトラッピング(1300円)を用意した。

The post 「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は12月26日、2026年の新年限定コレクションを国内79店舗および公式オンラインストアで発売する。飛躍の象徴である馬をモチーフに、バスボムやマッサージバー、シャワージェルなど全6種をそろえる。

目玉となる“ギャロップトゥサクセス”(1020円)は、お湯に溶かすとゴールド・赤・オレンジのマーブル模様が広がるバスボムで、ベルガモットとオレンジフラワーの香りが優しく広がる。輝きを放つプラスチックフリーのラメは、天然鉱物からつくられた合成マイカを使用。新年の幕開けを華やかに彩るバスタイムを演出する。

ほか、シナモンとオレンジが香るマッサージバー(75g、2250円)、ビタミンCを豊富に含むブラッドオレンジジュースを配合したシャワージェル (100g、1660円/250g、3320円/500g、5550円)、コメ発酵液などが潤いのある肌へと導く黒ゴマとバニラの甘い香り特徴のフェイスパック(75g、1990円)、バスボムとシャワージェルをボックスに詰め込んだ年賀にぴったりなギフトセット(3100円)、ベトナム出身のイラストレーター・Jillが手掛けたコラボデザインのギフトラッピング(1300円)を用意した。

The post 「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売 appeared first on WWDJAPAN.

賛否を越えて定着へ? “第3のボトムス”、優美系レギンス&ボディースーツ

世間で賛否両論を巻き起こしたレギンス・スタイル。ボディーラインを強調するレギンスは、さまざまな意見が飛び交いつつも、素肌にピッタリとなじむ“極薄ボトムス”として支持を広げています。2025-26年秋冬シーズンは、ラグジュアリーブランドがドレッシーな着こなしでレギンス・スタイルを相次いで提案。優美なシルエットに加え、しなやかなボディースーツも登場しています。かつてのアスレジャーとは異なる、格上げスタイルのキーアイテムとして、艶やかなレギンスは特別なポジションを占めつつあるようです。

例えば「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、モカ系カラーのボディースーツのボトムス部分をレギンスライクに仕上げました。同系色のロングコートを羽織って、落ち感とヘルシーな見え具合を両立。ウエストに添えた黒のダブルバッグが、腰から下のすっきり感を引き立てています。パリとミラノで発表された2025-26年秋冬コレクションから、レギンスやボディースーツのお手本ルックを選り抜きました。

同色マント×ボディースーツ

素肌になじむボディースーツは、つなぎ目がない構造が伸びやかなシルエットを描き出します。伸縮性に富んだリブ編みのニットウエアと合わせることで、リラクシングな着心地を実現。穏やかなカラーを選べば、上品なワントーン・ルックに仕上がります。

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のボディースーツは、マントを組み合わせたスタイリングが特徴。ロング丈のマントが、美しい落ち感を際立たせています。人気のブラウンカラーで全身を包み込み、やさしげな雰囲気を演出。パンツの裾をブーツインして、レッグラインをシャープに引き締めました。

“ピタ×ふわ”でコントラストを強調

真冬にボディースーツを取り入れるなら、防寒用のアウターは欠かせません。ボリュームのあるアウターを合わせることで、肌に沿うボディースーツのすっきりとしたシルエットが、より一層際立ちます。色や質感のコントラストを効かせたスタイリングが効果的です。

ニットのボディースーツにふわもこコートを組み合わせたのは、「バルマン(BALMAIN)」。スポーティーなフード付きグレーのボディースーツの上に、ボリューム感とドレープを備えたファーコートを重ね、朗らかで柔らかな表情を添えました。

王道の黒はフェティッシュ&クールに

タイトなシルエットのレギンスは、黒を選ぶとさらに引き締まった印象が強まります。フェティッシュでクールなムードをまとえるのも、ブラックレギンスならではの魅力です。全体をダークトーンでまとめれば、レギンスが悪目立ちせず、洗練されたバランスに整います。

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、黒のボディースーツでスレンダーなシルエットを描き出しました。フェティッシュなムードを高めているのが、グローブ、ベルト、ブーツによる“レザー三重奏”。異素材を組み合わせることで艶感に奥行きを持たせ、レッグラインを美しく引き立てています。

冬小物でも応用できる立体バランス

上半身にボリュームを持たせると、レギンスのすっきりとした印象が際立ちます。逆三角形のような構図が、ダイナミックな見え具合に。ケープやマフラーを生かせる冬のルックにも、無理なくなじむスタイリングです。

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、黒を基調とした装いに、グレーの斜め掛けタイプのトップスを重ねました。ボディーを横切るたっぷりのボリュームによって、レギンスが一段とすっきり見えます。艶感のあるレザーベルトでしっかりとウエストマークし、足元にはエレガントなパンプスを合わせてフェミニンさを添えています。

同色スタイリングは上下の濃淡が鍵

アクティブなイメージの強いレギンスを、ファニーにまとう提案も登場しています。ピンクやイエローといったカラーを取り入れることで、弾むような気分を表現。レトロやドリーミーなテイストとも相性が良く、遊び心のある着こなしが楽しめます。

ピンクを基調にまとめた「イッセイ ミヤケ(ISSEY-MIYAKE)」のルックは、朗らかでキュートなムードが印象的です。トップスには淡いトーンを、レギンスにはやや濃いピンクを配し、濃淡のコントラストで装いに動きを添えています。上下でトーンをずらす場合は、レギンス側に濃い色を使うのが効果的。レッグラインが引き締まり、タイトなシルエットが際立ちます。

レオタードの延長線上にあるイメージが強かった従来のアスレジャーとは違って、進化系レギンスはドレッシーやクールなど、表現の幅が多彩になっています。着こなしの選択肢も増えて、スカートやパンツに続く“第3のボトムス”と呼べそうです。動きやすさに加え、すっきりとした見え方やヘルシーさを兼ね備えた新世代のレギンスは、春以降さらに活躍の場を広げていきそうです。

The post 賛否を越えて定着へ? “第3のボトムス”、優美系レギンス&ボディースーツ appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」、過去最多153ブランド集結 サブレのセレクションボックスも初登場

伊勢丹新宿本店は2026年1月15日〜2月15日、毎年恒例のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2026」を開催する。24回目を迎える今年のテーマは、「コード&モード 美味しさの秘密、クリエーションの流儀」。「コード」は、シェフたちが長年の経験の上でたどり着いたおいしさの設計図や、彼らのバックグラウンドに潜んだ秘密を意味し、「モード」はデザインやスタイルといった表現に関わる独自のクリエイションの流儀を指す。昨年に続き3部構成を採用し、計18ブランドが新規出店。24カ国から、過去最多となる153ブランドのショコラやスイーツを届ける。

第1〜3部の概要

1月15〜20日に開催する第1部は「カカオ」と題し、カカオの栽培からチョコレート作りまでを行っているビーントゥバーブランドや、自社農園で栽培するカカオの魅力を発信しているブランドなどを集める。「カカオ×トロピカルフルーツ」をテーマにしたコラボレーション・デセールも登場する。和菓子と洋菓子の境界を超えた菓子作りで知られる「昆布屋孫兵衛」は、「サロン・デュ・ショコラ」初出店となる「ミネコ カトウ(MINEKO KATO)」と協業。また、デセールやパフェでも注目を集めるショコラトリー「ロンポワン(ROND-POINT)」は、アシェットデセールの名手「エンメ(EMME)」とタッグを組む。

1月24〜29日に開催する第2部「アルチザン」には、新進気鋭の若手シェフからますます存在感を高めるベテランシェフ、スターシェフまで、世界から27ブランドが参加。顧客のリクエストに応え、「ピーナッツ&ピスタチオ特集」を実施する。長年にわたり築いてきたシェフとの関係性も、「サロン・デュ・ショコラ」の強みの一つだ。広報担当者は、「世界のシェフたちも日本のバレンタイン市場を理解し、毎年『サロン・デュ・ショコラ』を楽しみにしてくれている。長年の信頼関係があるからこそ、『ベルナシオン(BERNACHON)』や『フィリップ・ベル(PHILIPPE BEL)』は、イベントのために特集テーマに沿った新作を用意してくれた」と話す。また25年に「世界のベストレストラン50」で世界最優秀パティシエの称号を獲得した、「プラン クール(PLEIN COEUR)」のマキシム・フレデリックが今回初めて来場する。

1月31日〜2月4日、7〜15日に開催する第3部「ネクスト」では、注目される日本の才能に焦点を当て、バリエーション豊かなブランドをそろえる。「ブルー ポピー ベーカリー(BLUE POPPY BAKERY)」による“アリバカカオとレバーパテのクロワッサン”(1080円)や、「アマゾニア(AMAZOONIA)」初のクッキー缶“アマゾニアショコラクッキー缶”(4501円)などが登場。さらに柑橘ピールやギモーブとチョコレートを掛け合わせた製品なども取り扱う。

例年人気を誇る「パトリック・ロジェ(PATRICK ROGER)」は、日本のファンにより広く行き渡るようにというシェフの意向から、今回はオンラインのみで取り扱う。

サブレのセレクションボックスが登場

サブレの人気が高まる中、「いろいろな味のサブレを少しずつ試したい」という顧客の声を反映し、「サロン・デュ・ショコラ」史上初、サブレに特化したセレクションボックス“セレクション サブレ”(6ブランド各3枚入り、9720円)を発売する。「カンタン・バイィ(QUENTIN BAILLY)」「アルバン・ギルメ(ALBAN GUILMET)」など、世界の人気シェフ6人が作る渾身のサブレを詰め込んだ。さらに、日本を代表する8つのブランドの新作やスペシャリテを集めた新コンセプトのセレクションボックス“セレクション ジャポネ”(8ブランド各1個入り、5616円)も用意する。

初登場の注目ブランド

「レタンプリュス(LES TEMPS PLUS)」のオーナーシェフ熊⾕治久が1月にスタートした「カラティール(CALATIR)」は、ペルー産やエクアドル産カカオ豆を使った自家製プラリネと厳選した素材を合わせ、黒豆・黒糖、蕎麦すだち、ココナッツバニラなど8種のアソート“プラリネ アソート ボックス”(8個入り、3888円)や、クッキー、テリーヌを販売する。

世界最高峰のチョコレート専門コンクール「ワールド・チョコレート・マスターズ(WCM)」のベルギー代表としてファイナリストに選ばれた経歴を持つ「ショコラティエ マサール バイ トウゴ マツダ(CHOCOLATIER MASALE BY TOGO MATSUDA)」は、こぶみかんが香る代表作キャラメルアグリュームのほか、生姜風味のプラリネジャンジャンブルやベルギー菓子スペキュロスのプラリネなどを詰め込んだ“ボンボンショコラボックス トーゴ”(8個入り、5400円)を用意する。

「サロン・デュ・ショコラ」では、次の世代を発掘することも重要なミッションの一つとしている。その象徴が、フランス現地のシェフたちから注目を集める2つの若手ブランド「べジア・フレール(BEZIAT FRERES)」と「メゾン アンリ(MAISON HENRY)」だ。「べジア・フレール」のロイック・べジアは10代の頃からフランス全土で修行をし、18年にフランス主催の国別対抗国際製菓コンクール「モンディアル・デ・ザール・シュクレ」の飴細工部門で金賞を受賞。23年には、厳選された世界トップクラスのパティシエやショコラティエで構成する「ルレ・デセール」の会員となった。今回は、ロット・エ・ガロンヌ産ヘーゼルナッツのプラリネやミント、ライム、コーヒーのガナッシュなどのボンボンショコラを詰め合わせた“アソルティマン 12P”(12個入り、5832円)を披露。「メゾン アンリ」のマキシム・アンリは、フランス・ラングルに代々続くパティスリーの3代目。「フィリップ・ベル」でスーシェフを務め、19年に実家パティスリーを引き継いだ。フルールドセル入りのアーモンド&ヘーゼルナッツ、4種のスパイス、トンカ豆、ココナッツなど、さまざまな食感や香り、味わいを楽しめる9種のプラリネ“コフレ プラリネ”(9個入り、5940円)を販売する。

会場で楽しめるイートイン

「アマゾンカカオ(AMAZON CACAO)」は、鶏出汁とココナッツミルクのベースに国産牛と国産豚の煮込みやナッツなどを加え、最後にカカオペーストを削りかけた“アマゾンカカオ フォー”(2970円)を販売する。スープにカカオが溶け出すことで、徐々にコクが深まる。「パティスリー イーズ(PATISSERIE EASE)」は、アマゾンバニラをぜいたくに使った繊細な口溶けのスフレ“アマゾンバニラのスフレ”(2401円)を用意。フルーティーな酸味が特徴の温かいアマゾンカカオのソースをかけることで、味わいが変化する。

「サロン・デュ・ショコラ 2025」でカカオを取り入れた創作中華が好評だった「オーツー(O2)」は、“2種の焼売とカカオヌードルセット”(3850円)を提供する。都内の名店「ル パティシエ タカギ(LE PATISSIER TAKAGI)」「アサコイワヤナギ(ASAKO IWAYANAGI)」で研さんを積み、21年にオープンしたクレープ専門店「イクアリー(EQUALLY)」は、フランス産発酵バターとたっぷりのチョコレートをまぶし、それぞれのフレーバーをトッピングした熱々トロトロのクレープ“ホットクレープ・ショコラ”(フランボワーズショコラ/トロワショコラ/コーヒースモア/ミルクショコラオランジュ、各2200円)を販売する。

>公式サイト

The post 【2026年バレンタイン】伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」、過去最多153ブランド集結 サブレのセレクションボックスも初登場 appeared first on WWDJAPAN.

セシリー・バンセンが振り返るデビューからの10年 ロマンチック&フェミニンを核に世界観を広げるブランドの進化とこれから

PROFILE: セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー
PROFILE: デンマーク出身。2007年にコペンハーゲンのデザイン学校を卒業。衣装デザイナーのアニャ・ヴァン・クラーウのアシスタントとしてデンマーク王立劇場のオペラ衣装の制作やフリーランスとして「ディオール」のプロジェクトに携わった後、「ジョン ガリアーノ」でのインターンを経て、アシスタント・プリントデザイナーを務める。10年、英ロイヤル・カレッジ・ オブ・アートでウィメンズウエアの修士号を修了。「アーデム」のデザインチームで3年間経験を積む。15年に故郷へ戻り、「セシリー バンセン」を設立。17年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMHプライズ)」のファイナリストに選出され、22-23年秋冬からコレクション発表の場をコペンハーゲンからパリ・ファッション・ウイークに移した。25年8月、初の直営店をコペンハーゲンにオープン

2015年にデンマーク・コペンハーゲンで誕生した「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は、この10年で北欧ブランドの枠を超え、グローバルな存在感を確立した。そのスタイルを象徴するのは、ふんわりとした立体的なシルエットと手仕事を生かしたテキスタイルが特徴のドレスやスカート。そんなフェミニンでロマンチックなムードあふれるアイテムを軸にしながら、「アシックス(ASICS)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ポーター(PORTER)」などとの協業を通して世界観を拡張し、支持層を広げてきた。

設立10周年を迎えた今年は、パリ・ファッション・ウイークでの新作コレクション発表やコラボレーションのローンチに加え、コペンハーゲンでのアニバーサリーショー開催や初の直営店オープン、ゲストキュレーターとしての「Aマガジン(A MAGAZINE)」の制作もあった。節目にふさわしい活動が続いた1年間、多忙な日々を送ってきたデザイナーのセシリー・バンセン(Cecilie Bahnsen)に、自身の歩みを振り返ってもらいつつブランドの現在地とこれからについて聞いた。

WWD:この10年間を振り返って、特に大きな転機だったと感じる出来事は?

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー(以下、セシリー):いくつか大きな転機がありました。まずは、2015年にロンドンのショールームで発表した最初のコレクションです。そこでドーバー ストリート マーケット(DSM)が私たちのコレクションを見つけてくれて、ロンドンとニューヨークの店で初めて取り扱われることになりました。最初の1年間はDSMのエクスクルーシブでスタートを切ったのですが、それがブランドに対する自信につながったのを覚えています。

そして次の転機は、17年。締め切り間際に応募した「LVMHプライズ」で最終審査まで残ったことにより、ブランドの認知度が一気に高まりました。この年にコペンハーゲン・ファッション・ウイークで初めてランウエイショーも開いたのですが、ルックブックだけでなくショーという表現方法を手にしたことは、とても大きかったですね。そこからはオーガニックに成長していったように感じています。

WWD:クリエイティブ面とビジネス面の両面で、この10年で変わったこと、そして変わらないことは何か?

セシリー:まず変わったことを挙げると、私一人で始めた初期から現在は30人規模のチームにまで成長したこと。世界中から才能が集まり、コペンハーゲンのオフィスで働いています。卸売だけでなくEC、プライベートアポイントメント、そしてコペンハーゲンの店舗運営を始めたことで、ブランドの世界観をより広く、より深く届けられるようになりました。また昨年、CEOが加わったことで私は再びクリエイションに集中できるようになり、ブランドとしても大きな転換期を迎えました。シューズやアクセサリーなど、表現の幅が広がったことも大きな変化と言えますね。一方、シルエットやボリューム、そしてクラフツマンシップへの情熱は、設立当初から変わっていません。

故郷とパリでのショーに込めた思い

WWD:8月には10周年を記念し、アーカイブを再構築したアニバーサリーショーをコペンハーゲンで行った。その背景にあった思いとは?

セシリー:コペンハーゲンはブランドのホームであり、原点でもあります。自分たちがどこから来たのかを忘れず、街に恩返しもしたいという気持ちがありました。夏のコペンハーゲンはとても美しく、屋外のロケーションも選べますし、ショーに自転車で来るようなカジュアルで自然体の空気がブランドらしいと感じています。また、アーカイブピースの再構築でコレクションを作り上げるという試みは、これまでの10年を振り返りつつ新しいものを生み出すということ。次のステップやこの先の10年も守っていくものを考える、とても有意義なプロセスでもありました。

WWD:そして、10月には23年から継続して参加しているパリ・ファッション・ウイークで26年春夏コレクションを発表した。

セシリー:10周年記念ショーや「Aマガジン」の制作など大きなプロジェクトが続いた後、とてもパーソナルで “心” に近いテーマがしっくりときて、「ハートフェルト(Heartfelt)」と題しました。そこには、クリエイションに対する愛情やチームのつながりからブランドを着てくださる女性たちとの関係まで、全てへの思いが込められています。“鼓動“を表現するかのようにモデルの胸にあるハートが光っていたのは、複雑な世界に美しさと喜びを届けたいという想いの象徴です。

WWD:コレクションはシーズンごとに全く異なるものを提案するわけではなく、核を大切にしなが進化し続けていくアプローチを大切にしているように感じる。中でも、毎回クラフトのディテールが目を引くが、今季新たに挑戦したことは?

セシリー:今季は、一つの花のモチーフを多様な手法で表現することに取り組みました。素材開発に重きを置いたことで、シルエットへの意識がより高まり、それがより立体的で弾むようなフォルムにつながったと言えます。そしてラストを飾ったマゼンタのルックは、まずオーガンジーに刺しゅうを施し、それを折り重ねて陰影を作ったもの。とてもクチュール的な手法ですが、スポーティーな素材や鮮やかな色を掛け合わせることで、新しいバランスを生まれました。「Aマガジン」で取り組んだ「ザ・ノース・フェイス」とのアップサイクル企画からも、ユーティリティーのディテールが潜む白いドレスなどのショーピースへのヒントを得ています。

WWD:新しいコレクションを制作する際のスタート地点は?デザインやクリエイティブ・ディレクションにおいて最も大切にしているのは?

セシリー:一つ前のコレクションを見返して、次のシーズンに必要な色を考えるところから始め、テキスタイルの開発に着手します。そして刺しゅうや織りが進む中、ボディーにドレーピングしていく。そういった多層的なプロセスで制作に取り組んでいます。私は、とてもディテールにこだわる性格。なので、色のトーンや生地の厚みまで気を配ります。ただそれだけでなく、モデルが着たときに生まれる動きやアイテムのレイヤード、ボリュームの対比も重要。ドローイングからドレーピングまで、それぞれの工程の間に生まれる“対話“を大切にしています。

WWD:「セシリー バンセン」を象徴するデザイン哲学でもある「フェミニニティー」や「ロマンス」は、価値観が多様化する現代においてどのように捉えている?

セシリー:「フェミニニティー」や「ロマンス」の概念は、女性としての私自身の成長と深く結び付いています。若い頃にブランドを始めましたが、今では母にもなり、“どんなフェミニティーをまといたいか“という感覚も変化してきました。

コレクションは幅広い女性が自分のスタイルを表現できるようにデザインしているので、ショーでもさまざまな年齢や背景の女性をキャスティングしています。同じ服でも、まとう人によってまったく異なる表情を見せる。そのための余白を残し、それぞれの個性やフェミニニティーをかき消してしまわないことが、とても大切だと考えています。

コラボを通して伝える“リアルな着こなし方”

WWD:「アシックス」や「ポーター」「ザ・ノース・フェイス」など多様なブランドと協業している。一見遠い存在のようなアウトドアやよりテクニカルなブランドと取り組むことが、「セシリー バンセン」に新しい視点をもたらしている。

セシリー:コラボレーションは、デザイナーとして学ぶことが多いだけでなく、より幅広いお客さまとのタッチポイントにもなっています。特に「アシックス」は最初の大きな協業相手でしたが、自分でも驚くほどの反響がありました。実は私自身、フラットシューズやスニーカーをコレクションのアイテムに合わせるのが好きですし、自然に囲まれたコペンハーゲンで生活しているのでアウトドアの機能性はとても身近な存在なんです。さまざまなコラボレーションを通して、「セシリー バンセン」の“リアルな着こなし方“を伝えることができるようになったと感じています。

WWD:そんなコラボレーションのパートナーを選ぶ際の基準は?

セシリー:大前提となるのは、私たちと同じレベルでクラフツマンシップに向き合っていること、そして学びのある相手であること。単なる色替えのような“表層的“なコラボレーションは行いませんし、“一緒に開発し、ハートを込めて作ることができるか?“がとても重要だと思っています。

WWD:これまで日本ブランドとのコラボに加え、ホンマタカシやイマノフミコといった日本人クリエイターとも取り組んできた。度々来日もしているが、日本に対する印象は?

セシリー:少なくとも年1回は日本を訪れていますが、日本はブランドにとって特別な存在です。日本の皆さんは設立初期から熱心にサポートしてくれていて、街で着用されている姿を見ると本当に感動します。感性やミニマリズム、クラフトへの敬意はデンマーク人との共通性を感じますし、自然とのつながりを大切にするという点もそうですよね。私自身、来日した際には東京だけでなく、温泉地や山へ行くことをいつも楽しみにしています。

ビジネス面では、日本はアメリカに次ぐ2番目に大きな市場です。日本での常設店に関しては、まずはポップアップやショップ・イン・ショップの展開を続けながら、最適な形を探っていきたいと考えています。

WWD:この時代にインディペンデント・ブランドとして10年続けることは簡単ではない。ブランドを続けていくための秘訣は?

セシリー:自分を支えてくれる強いチームを持つこと、そして未来を見据えた戦略を立てることでしょう。また、ショーのスペクタクルだけでなく、実際に女性が着たいと思う服を作ることを大切にしています。お客さまの声を聞くことは、何よりのインスピレーション。コペンハーゲン・ファッション・ウイーク期間中にスタジオを一般開放した時も外の世界との対話が大きな学びになりましたし、ポップアップやコペンハーゲンのお店に来るお客さまの着こなしからヒントを得ることもあります。

WWD:次の10年を見据えて、今考えていることは?

セシリー:まずはコペンハーゲンのお店を“クリエイティブ・ラボ“、つまり音楽や空間、ムードなど全てを通してブランドの世界観を体験できる場に育てていきたいですね。また、ブランドの核に忠実でありつつもジュエリーやオリジナルのバッグを通して、提案するワードローブをさらに広げていきたいとも考えています。

The post セシリー・バンセンが振り返るデビューからの10年 ロマンチック&フェミニンを核に世界観を広げるブランドの進化とこれから appeared first on WWDJAPAN.

「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

The post 「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型 appeared first on WWDJAPAN.

「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

The post 「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型 appeared first on WWDJAPAN.

「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

The post 「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に appeared first on WWDJAPAN.

「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

The post 「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に appeared first on WWDJAPAN.

アユニ・Dが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: アユニ・D/アーティスト

PROFILE: (あゆに・でぃー)10月12日生まれ、北海道出身。ガールズグループBiSH(ビッシュ)の元メンバーで、現在はバンドプロジェクトPEDRO(ペドロ)のベースボーカルを務めている。9月にミニアルバム「ちっぽけな夜明け」をリリースし、10月〜12月にかけて全国18都市19公演を回るライブツアー「I am PEDRO TOUR」を開催した。来年4月から対バンツアーPEDRO TOUR 2026「ROCK STEP JUMP TOUR」の開催が決定している。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒したアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載第4回は、メッセージ性のある歌詞とパワフルなサウンドで聴く人を魅了し続ける歌手のアユニ・Dが登場。ステージとは少し違う彼女の“現在地”がにじみ出る、25年使い倒してきた3品を語る。

アユニ・Dが選んだベスト3

BEST1:
歌になる前の「本音」を閉じ込めた日記帳

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

アユニ・D:今年の9月末頃から書き始めた日記帳です。仕事のときもプライベートのときも、肌身離さず持ち歩いています。

——日記を始めようと思ったきっかけを教えてください。

アユニ・D:作曲・作詞のために、頭を動かしながら書き留めようと思ったのがきっかけです。忘れっぽいので、参考資料として残しておきたかったんです。

——楽曲制作のアイデアにつながっているのですね。

アユニ・D:はい、かなり活用しています。あとで歌詞を書くときに読み返して、「この言葉いいな」って拾うことが多いかな。思い出を振り返るというより、完全に“仕事用”ですね(笑)。

——気になったのが、A4サイズのキャンパスノート。かわいい手帳でないところが、アユニさんらしいチョイスだと思いました。

アユニ・D:たまたま家にあったから使っているだけなんです(笑)。でも、わざわざおしゃれなものを買うと「せっかく買ったから書かなきゃ」って思ってしまいそうで。義務になるのが嫌なので、書けるときに書く、というスタンスでいます。A4サイズのノートなのですが、楽しくなって気づいたら2〜3ページ書いていることもあります。

——具体的に、どんなことを書いているのでしょうか。

アユニ・D:日々の気づきや出来事、うれしかったこと、「次はこうしよう」と反省したことなどなど。特別なことじゃなくて、自分の感情に嘘をつかずに、そのまま思ったことを書いています。歌詞のヒントになりそうな言葉もしっかりメモするようにしていますね。

——ふっと降りてきた言葉が意外と大事だったりしますよね。印象に残っているページはありますか?

アユニ・D:たくさんありますけど、最近だとプライベートで動物園に行った日のページですね。来場記念のスタンプなんか押しちゃったりして。珍しい動物を知ることができて、新しい発見がたくさんあって楽しかったです。

——その反対に、だらけて1日が終わる日もあると思います。

アユニ・D:もちろんあります。でも、人間って無意識のうちに何かを感じたり、選択したりしているじゃないですか。だから、本当は「何もない日」なんて1日もない。些細なことでもちゃんとできたことを書き留めておくと、小さな達成感が生まれるのでおすすめです。

例えば、1日寝て終わる日。後悔してしまう人が多いと思いますが、日記に「しっかり寝て体力が回復した」とか「できたこと」を書くだけで、いいことしたなって気持ちになりませんか?

みんな他人と比べて頑張りすぎだと思うので、小さなことから自分を褒めてあげてください。

——すてきな考えですね。日記を書き始めて、心境に変化はありましたか?

アユニ・D:一番大きな変化は、人に自分の気持ちを伝えやすくなったことです。昔は自分の感情が分からなくて、聞かれても「分からない」って逃げてばかりでした。日記で感情を言語化するようになってからは、「悩みも不安も、意外とシンプルだったんだな」って気づけるようになって。生きるのがすごく楽になりました。

日記を始めてから、自分にとってメリットばかりなんです。来年もゆる〜っと、書き続けたいと思います。

BEST2:
気分を替える、小さな鎧のリメイク帽子

——2つ目のアイテムを教えてください。

アユニ・D:帽子です。髪型をあまり変えないので、帽子を被れば簡単に気分転換できるから好き。1点もののリメイクアイテムがお気に入りで、ほぼ毎日被っています。ラフォーレ原宿の1階にあるセレクトショップ「シープ(SHEEP)」でよく購入しています。

——中でもお気に入りは?

アユニ・D:最近は寒くなってきたので、ニット帽かな。楽さとかわいさ、どちらも欲張れるところが好きです。

——全て個性的なデザインですが、帽子選びの基準は?

アユニ・D:一目惚れが多いですが、サイズ感と丈夫さは絶対条件!どんなにかわいくても、サイズやシルエットが自分に合わなかったら買いません。

——リメイクだと、それなりにいいお値段なのではないでしょうか。

アユニ・D:2万円前後のアイテムが多いですね。でも、高くても妥協はしたくない。本当にほしいものを長く大切に使いたいし、手作業で作られていると思うと愛着が湧きます。もう同じものには出合えない、1点ものという希少性に心惹かれますね。

——来年ほしい帽子があれば、教えてください。

アユニ・D:編み物が趣味なのですが、自分でニット帽を作れるようになりたいです。音楽活動が一息ついたら時間ができそうなので、トライしてみようかなと思います。

BEST3:
失敗した日に手を差し伸べてくれた“歪”なリング

——最後の3つ目は?

アユニ・D:「ヒデカ カナマル(HIDEKA KANAMARU)」のシルバーリングです。「I LOVE YOU」と刻まれている文字が手彫りのようなデザインになっていたり、形がちょっと歪だったり。そんな手作り感が愛くるしくてたまらないんです。

——出合いを教えてください。

アユニ・D:ライブツアー中に気に入っていた「ハルタ(HARUTA)」のローファーをなくしてしまって……落ち込んで大阪の百貨店を歩いていたときに、ふらっと入ったセレクトショップで一目惚れしたんです。靴をなくした罪悪感を帳消しにしてくれた、救世主的な存在でした。

——リメイク帽子もそうですが、店舗で購入することが多いのですね。

アユニ・D:BiSH時代はあまり外出できなかったのでネットショッピングが多かったのですが、今は実店舗派。実際に見て、試して、ビビッときたものを手に取るようにしています。買い物で失敗したくないというのもあるのですが、予期せぬ出合いもすてきだし、友だちと一緒に悩めるのも楽しい。

——リングをはじめ、アクセサリーには特別な思いが宿る気がしませんか?

アユニ・D:あまり意識したことがなかったのですが、言われてみればそうかも。今日のリングは友だちからもらったものと、ファンの方からもらったものをつけています。くれた人が近くにいてくれるような気がして、パワーをもらえますね。

このリングも、買った日を思い出すと「失敗した日もいいことあるかも」なんて思えます。

——来年狙っているアイテムがあれば教えてください。

アユニ・D:リングは結構集まったので、今はピアスがほしいです。毎日付けていられるような普遍的なデザインのもの。でも、ピアスホールのお手入れが面倒くさいな……じっくり悩みたいと思います(笑)。

「素直」「勇気」「自覚」を学んだ2025年

——今年はどんな1年でしたか?

アユニ・D:ライブと曲作りにどっぷり浸かった1年でした。今年はライブツアー2回、ミニアルバム「ちっぽけな夜明け」のリリース、ワンマンライブと……毎年そんな感じではあるんですけど、改めて振り返るとありがたい環境で音楽に集中させてもらっているなと思います。

——そんな25年を、言葉で表すとしたら?

アユニ・D:「素直」「勇気」「自覚」の3つの言葉がしっくりくる1年でした。私は昔から自分の気持ちを人に伝えるのがすごく苦手で、そのまま大人になってしまった感覚があったんです。曲作りをしていたときに、どこか不完全というか、自分の思いを出し切れていない感覚がずっとあって。「まだ自分に嘘をついているな」という後ろめたさがありました。

そんな中で人と話しているうちに、「自分で自分を殺しているかも」って気づかせてもらって。そこから、素直さや勇気、そして自覚が足りなかったんだなって思うようになりました。

——どんな変化があったのでしょうか。

アユニ・D:自分の気持ちや状況を、素直に伝えられるようになりました。今までちゃんと人とコミュニケーションを取れていなかったんだなって、ようやくハッとしたんです。手を伸ばすと、みんなちゃんと手を握り返してくれるんですよね。こんなにも真剣に人って向き合ってくれるんだって、初めて実感しました。

——きっかけになった出来事は?

アユニ・D:プロデューサーから「いきなり、明日変わってもいいんじゃない?」って言われた言葉は大きな衝撃でした。急に変わるのって怖いし、恥ずかしいじゃないですか。

でも、大人になったからって変わるのをためらうのも違うなと思って。そこから急にマネージャーに長文ラインを送ったり、ずっと受け身だった私が友だちを遊びに誘うようになったり、そういうことを意識し始めて、気づいたら変われていたんです。

——いい意味で、「人間らしくなってきた」ということでしょうか。

アユニ・D:面白いくらい(笑)。基本待ちの姿勢だったんですけど、この1年は自分から声を掛けるようになりました。あとはファンの方との距離感。「パフォーマーと観客」というより、「今を一緒に生きている仲間」だと感じることが増えました。「救われました」って言ってもらうこともあるけれど、私自身も本当にファンの方々に救われているんです。

——忙しいと思いますので、立ち止まりたいと思ったこともあるはず。

アユニ・D:ないですね。自分はマグロだと思っているので、止まったら死ぬんじゃないかな(笑)。ずっと走らせてもらえる環境が本当にありがたいし、そうじゃないと生きていけないタイプなんだと思います。

その原動力は、間違いなく仲間の存在。昔は何も言わずに全部一人でやろうとして、誰も付いてきてくれなかったんです。でも、ちゃんと「こうしたい」って言葉にするようになってから、周囲に仲間が増えて。やっぱり言葉にして伝えるって、大事なんだなと考えさせられた1年でした。

2026年の目標は「人と仲良くなる」!?

——では、2026年に向けて抱負を教えてください。

アユニ・D:勇気を出して動いてきたことを、来年は頑張らなくても自然にできるようになりたいです。1回できたから終わり、じゃなくて、ちゃんと身に付けられるまで続けたい。

それと、もっともっといい曲を作りたいですね。「ちっぽけな夜明け」の曲を制作したときに、今まで以上に時間も熱量もかけた分、ちゃんと数字や反応として返ってきて。丁寧に作れば作るほどちゃんと届くんだと学んだので、それを続けていきたいです。あとは、たくさんの人と仲良くなりたいですね。

——「人と仲良くなる」というのは、アユニさんにとって大きなテーマになりそう。

アユニ・D:そうですね。今までは自分のことに精一杯で、人との関係に時間を割くのが億劫になっていたところがあって。来年はそれを打破したい。遅すぎるかもしれないけれど(笑)、最近は打ち上げにもちゃんと行くようになって、PEDROの絆が深まってきた感覚があります。

——BiSH時代を振り返って、今の自分と違うなと感じるところはありますか?

アユニ・D:前より自然体になれたと思います。BiSH時代はキャラクターをかなり意識していて、人前では明るく振る舞ったり、ちょっと斜に構えた態度を取ったり。今振り返ると、あれは素直な自分ではなかったのかもしれないし、正直少し反省しています。

今はPEDROのフロントマンとして、人を引っ張らなきゃいけない、チームをまとめなきゃいけない。だからこそ、自分の本音をちゃんと知り、それを言葉でアウトプットすることが大事だと思っています。

——26年も忙しくなりそうですね。

アユニ・D:はい、うれしいことに。絶賛新曲も作っていますし、来年、再来年のライブの計画も少しずつ動き始めています。私と一緒に走ってくれている方々への恩返しを形にしていきたい。25年は「気づいた年」だったので、26年はそれを「ちゃんと生かす年」にしたいです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

The post アユニ・Dが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3 appeared first on WWDJAPAN.

「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

The post 「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用 appeared first on WWDJAPAN.

「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

The post 「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用 appeared first on WWDJAPAN.

「ベッドフォード」と「シックストックス」が再コラボ アーガイルソックスに新色が登場

山岸慎平が手掛けるメンズファッションブランド「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」とソックスブランド「シックストックス(CHICSTOCKS)」からコラボソックス“アーガイル”(3520円)に新色が登場した。「ベッドフォード」直営店および取り扱い店舗、両ブランドオンラインストアで取り扱い中だ。

明るいカラー3色が登場

本コラボアイテムは、鮮やかな配色と存在感のあるラメが特徴だ。今回は、ベージュ、グリーン、レッドの3色展開でそろえる。サイズ展開はS(22.0〜24.0cm)、L(26.0〜28.0cm)。

シックストックスは、“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトのもと、2017年にスタートした。デザインだけではなく、履き心地にこだわった靴下を、国が定める基準を満たした医療用ソックスを先生さんする日本の工場で組み立て、仕上げまでを手掛ける。

The post 「ベッドフォード」と「シックストックス」が再コラボ アーガイルソックスに新色が登場 appeared first on WWDJAPAN.

「アディダス オリジナルス」がランニングシューズ“アディスター”をストリートへ再構築 原宿ポップアップストアで先行発売

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、2026年春夏シーズンの最新“アディスター(ADISTAR)”シリーズの発売に先駆け、1月30日〜2月1日の3日間、東京・原宿で期間限定ポップアップストア「アディスタリウム(ADISTARIUM)」をオープンする。会場では、新作の“アディスター XLG2.0(ADISTAR XLG2.0)”と“アディスター コントロール 5(ADISTAR CONTROL 5)”を先行発売。一般販売は2月3日から、アディダス公式アプリのひとつ「コンファームド(CONFIRMED)」やアディダス直営店で実施する。

“アディスター”は、1970年代に陸上競技用スパイクとして誕生したランニングモデルをルーツに持つ。時代とともにマラソンやウルトラランといった長距離走のニーズに応え、クッション性や安定性を進化させてきた系譜は、50年近い歴史の中でアディダスのパフォーマンスを象徴する存在となっている。近年では、その機能美と存在感のあるシルエットが再評価され、ストリートでの注目度も高まっている。

今回登場する“アディスター XLG 2.0(1万9800円)”は、2000年代のランニングスタイルを想起させるボリューム感のあるアウトソールが特徴。メッシュアッパーにRPU成型ケージを組み合わせ、デザイン性とフィット感を両立した。ヒールにはadiPRENEクッションを搭載し、日常使いでも快適な履き心地を実現している。

一方の“アディスター コントロール 5(ユニセックスモデル1万5400円、ウィメンズモデル1万6500円)”は、2000年代後半に登場したモデルをベースに再構築。オンロードでの安定性を高めるFORMOTIONテクノロジーをはじめ、adiPRENE+ミッドソールやトルションバーを採用し、当時のパフォーマンス思想を現代的にアップデートした。メタリックオーバーレイとオープンメッシュの組み合わせが、Y2Kムードを際立たせる。

近年、“アディスター”はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とのコラボレーションによる“ジェリーフィッシュ(JELLYFISH)”でも話題を集めている。クラシックな“アディスター”のパフォーマンスDNAを起点に、彫刻的とも言えるミッドソールや流動的なフォルムで再構築された同モデルは、ランニングシューズの枠を超えたライフスタイル表現として高い評価を獲得。ファレルの出身地に由来する「VIRGINIA」というコンセプトを軸に、“機能と想像力のあいだ”を行き交うアプローチは、“アディスター”が半世紀にわたり培ってきた技術と、現代のストリートカルチャーをつなぐ象徴的な試みと言える。こうした流れの中で、“アディスター”ファミリーはパフォーマンスとファッションの両軸から再び注目を集めている。

ポップアップストア「アディスタリウム」では、“アディスター”ファミリーの世界観を、インスタレーションとともに体感できる空間に加え、購入者特典として限定ノベルティーを用意。コーヒースタンドも併設し、原宿の街に新たなランニングカルチャーの発信拠点をつくる。

問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033

The post 「アディダス オリジナルス」がランニングシューズ“アディスター”をストリートへ再構築 原宿ポップアップストアで先行発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ビオトープ」が“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新

ジュンが運営する「ビオトープ(BIOTOP)」は2026年1月10日、「アヴィレックス(AVIREX)」のエクスクルーシブコレクション“アヴィレックス7522(AVIREX7522)”に初の別注を行った“アヴィレックス7522 フォー ビオトープ MA-1 EX (AVIREX7522 for BIOTOP | MA-1 EX)”(9万6800円)を発売。「ビオトープ」の白金台、大阪、福岡、神戸、オンラインストアで販売する。また、12月30日から「ビオトープ」オンラインで予約販売を開始する。

今回別注したのは、“アヴィレックス7522”の中でも高い人気を誇るMA-1。1953〜60年に製作されていたMA-1をベースにアップデートしたモデルで、程よくボリュームのあるシルエットと、着丈の短いボックスシルエットが特徴だ。カラーは、インラインでは24年秋冬シーズンから初登場したブラックを採用。インラインモデルでは真鍮のゴールドジップを使用しているのに対し、別注モデルではアルミのシルバージップに変更し、ブラックボディーとのコントラストで、よりクリーンでモダンな印象に仕上げた。ジップカラーのみを変更するシンプルなアプローチながら、MA-1本来の表情を大きく変え、「ビオトープ」らしい洗練された佇まいを実現している。

素材には、ビンテージレプリカに定評のあるブランドが採用する「66ナイロン」を使用。中綿にはリサイクル素材やウールモッサの端材をパイル状にした特殊素材を用い、袖リブには国内でも限られた台数しか稼働していない織機で編み立てたウール100%のチューブリブを採用した。また、「アヴィレックス7522」の全アイテムに付属するドッグタグネックレスも同梱される。

アイテム画像

The post 「ビオトープ」が“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「M・A・C」は新感覚リップや人気アイテムの限定復刻色など

「M・A・C」は2026年1月9日と2月6日、春の新作を発売する。1月9日には、艶でもマットでもない新感覚のリップスティックとリキッドリップ&チークが、2月6日には大人フェアリーな春限定コレクション“メタモーフォシス”が登場する。1月9日発売にアイテムは12月26日から、「M・A・C」公式オンラインストアおよびアットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)で、1月7日から大丸心斎橋店で先行販売を行う。

2026年1月9日発売

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”(全24色うち新12色、各3.5g、各4840円)は、保湿オイルを含んだソフト フォーカス パウダーが、バームのように伸びるのが特徴だ。サンゴ草エキスを新配合し、乾燥を防ぎながら長時間潤いをキープする。カラーラインアップは、唇に溶け込み洗練された印象に導くヌーディなニュアンスシェードを展開し、人気カラーに加えて、1990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新12色を用意する。

“パウダー キス リップ+チーク ムース”

リップとしてもチークとしても使用できる“パウダー キス リップ+チーク ムース”(全28色うち新5色、各5mL、各4840円)は、空気を含んだホイップムースのようなテクスチャーが唇にふわりと溶け込み、軽やかなパウダリー質感に変化する。ビタミンEとパウダーをブレンドしたフォーミュラで、長時間潤いを保ち、乾燥を防ぐ。カラーラインアップは、“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”同様人気カラーに加えて、990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新5色を用意する。

2026年2月6日発売

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”(限定、8g、8800円)は、チーク、ハイライト、アイシャドウとマルチに使えるフェイス&アイパレットだ。クリーミーな質感を含む、限定6色をセットした。シアーなラベンダーやビビッドなコーラルなど春の自然にインスパイアされたカラーを詰め込んだ。

“プリズマティカ リキッド アイライナー”

“プリズマティカ リキッド アイライナー”(限定2色、各2mL、各4290円)は、春コレクションのために作られた限定のリキッドアイライナー。角度によってニュアンスが変化するホログラフィックのピグメントが輝き、目元を演出する。

“マキシマル シルキー マット リップスティック”

“マキシマル シルキー マット リップスティック”(限定3色うち新2色、各3.5g、各4400円)は、滑らかな質感のオイルインマットリップ。自然由来のシアバターやココアバター、ココナッツオイル配合で鮮やかな発色と付け心地をかなえる。限定カラーとして登場するのは、花びらを閉じ込めたようなピンクヌードとラズベリーカラーだ。

“リップガラス ブロウ”

“リップガラス ブロウ”(限定、5mL、4180円)は、オイルケアしながらぷっくりとした唇に仕上げる人気のリップオイルプランパー。今回限定色として登場するのは、ホログラフィックなゴールドカラーで、リップスティックと重ね使いもできる。

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”(限定2色、各3.14g、各3960円)は、洒落っ気と血色感を両立した「M・A・C」ならではのリップにもチークにも使えるリップバーム。春にぴったりのフローラルな限定色が登場する。

“リップ ペンシル”

“リップペンシル”(限定3色うち新1色・復刻2色、各1.45g、各3740円)は、スムーズでクリーミーなタッチで唇の輪郭を綺麗に描く「M・A・C」のロングセラーアイテム。スパイシーなブラウンの新色と、プラムベリーの復刻限定色を含むモードな春カラーをそろえる。

“フィックス+フレッシュカット”

“フィックス+フレッシュカット”(限定、100mL、4290円)は、メイクをセットし化粧をキープしながら、スプレーが均一に広がり、肌の潤いもキープする。フルーティでフローラルなスプリングコレクション限定の香り付きで用意する。

The post 【2026年春コスメ】「M・A・C」は新感覚リップや人気アイテムの限定復刻色など appeared first on WWDJAPAN.

体験創造のプロフェッショナル集団、博展とは? 事例とともに強みを解き明かす

博展は、1967年の創業から50年以上にわたり“体験”を通じたコミュニケーションデザインを基盤に事業を広げてきた。クリエイティブや実現力などの強みを発揮し、現在はイベント領域だけにとどまらず、街づくりやIP、エンターテインメント領域のビジネスにも挑戦している。同社の成長をけん引するBtoCマーケティング事業のトップに、博展が基軸にする「エクスペリエンスマーケティング」とその現在地、そして未来の展望を聞いた。

博展のルーツは歌舞伎の舞台装飾

博展の成り立ちについて、BtoC事業を率いる木島大介さんは「歌舞伎の舞台装飾をルーツに持ち、展示会や大規模見本市のブース装飾の大工仕事から始まった会社で、施工だけでなくブースのデザインや設計までを手掛けるようになり、展示会ビジネスと共に成長してきた」と説明する。企業の展示ブースというBtoBマーケティング事業のほか、現在はBtoCマーケティング、行政・自治体事業と街づくり、商環境事業の4本の柱で事業を構成している。

 掲げるパーパスは“人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる”。「創業以来、クライアントワークを通してその先の消費者に対して体験を届けてきた。現在、社員数はグループ全体で600人を超える規模になった。体験デザインがクライアント企業だけでなく、その先の社会を動かす未来に向けた原動力になるという思いを込めている」と語る。

 事業拡大の鍵となったのが、BtoC領域、つまり企業が消費者向けに行うポップアップやイベントへの本格参入だった。「10数年前は事業の9割が展示会だったが、BtoC領域が大きく伸長し、事業の一翼を担うまでに成長した。事業を広げるうえで重要なキーワードが、エクスペリエンスマーケティングだった」と振り返る。

 「人は読んだことの10%しか覚えていないが、体験したことの90%は忘れない」と言われている。そこから「人の記憶に90%残る体験価値を生かし、ブランドのファンを増やすことを目指した」という。こうした考えのもと、さまざまな企業やブランドの“体験”をデザインする事業の領域を拡大してきた。

一気通貫の社内体制

成長を支えるのは、博展が持つ3つの強みだ。1つ目はクリエイティブ。競合に大手広告代理店がひしめく業界内で、9割以上のクライアント企業と直接取引し、企画からデザイン、制作、運営まで一気通貫で担う。「社内には約130人のクリエイターが在籍する。空間デザイナーをはじめ、“体験デザイン”に特化した専門性を持ったクリエイターが集まる点が特徴だ」。

 2つ目は実現力。「モノ作りのルーツが唯一無二の実現力につながっている」。東京・辰巳に大規模な制作スタジオ「HAKUTEN T-BASE」を構え、「“制作拠点から共創拠点へ”をコンセプトに、外部クリエイターと自社の大工が共に制作する環境を整えている」。

 3つ目はサステナビリティだ。「会期を終えると設備は全て廃棄されるイベントビジネスは、サステナビリティとは対極にあった。このままではビジネスの持続性がないと考えた」と振り返る。そこで、会場作りから携わる強みを生かし、リサイクル素材や環境負荷の少ないマテリアルの活用を推進。2030年には「100%資源循環型のイベントの達成」を目標に掲げている。

 近年では、コスメブランドの使用期限を迎えた香水の廃ガラスを新たなプロダクトに生まれ変わらせる取り組みなど、クライアントの製品づくりにおける製造工程で出る廃棄物から新たなプロダクトを開発する、製品開発の共創領域にまで踏み込み始めている。

 また、目下注力し始めているのが分析と効果検証だ。体験プロモーションは、費用対効果の可視化が難しいという課題がある。「課題だからこそ、大きな可能性がある」と捉え、イベントDXを加速させるサービスや、ブランドごとに異なったターゲット層の行動分析を伴った事前の集客広告やイベントのLP制作、イベント終了後の行動分析など、イベントのROI(投資対効果)の可視化に向けた仕組み作りに挑戦している。行動分析に加え、集客の告知やLP制作までを含めたパッケージ化に取り組むことで「将来的には独自の体験データを指標化し、クライアントへフィードバックできる仕組みの構築とサービス提供を目指す」と意気込む。

Z世代クリエイターの感性と「実現力」

博展の社員の平均年齢は若く、20代の若手が中心となり活躍している。新卒採用に積極的な文化が事業の成長を加速させてきた。「ブランドは未来の購買層である若者の視点を求めている。当事者の世代が携わり、深く考察した顧客インサイトに基づく新しい体験を生み出す点が評価されている」。デジタルネイティブな若い世代ならではのアイデアやこだわりを、社内のベテランや大工らが精度高く空間や“体験”に落とし込む。「プロの制作・施工管理が支える『実現力』があるから、若手が新しい発想を積極的に生み出し、早くから活躍できる」と続ける。

 社内には、専門性に特化したクリエイティブ・コレクティブも擁する。「会社の規模が大きくなると総合力が高まり、発想が丸くなる危機感があった。より専門性の高い尖ったクリエイティビティーを発揮すべく発足した」。サステナビリティに特化した「サーキュラーデザインルーム」やZ世代のみで構成する「Intangible Studio」など、専門性を強めた個性豊かなコレクティブが活動している。

“体験といえば博展”

木島さんは今後注力する領域として「IP・エンターテインメント領域」を挙げた。今まで企業やブランドの世界観を体現する体験デザインの設計力と実現力を武器に、漫画、アニメ、キャラクターなどのIP領域に本格的に参入する。

 キーとなるのは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの開業前から参画しているTOKYO NODE LABだ。「新たな都市体験を生み出すには、そこに関わるクリエイターや企業が重要」との考えから、テクノロジー、アート、エンターテインメントを融合させた「新しい都市体験」を創出するプロジェクトを数多く推進している。

 博展はTOKYO NODE LABではリアル領域のプレーヤーとして参画しており、開業後に行われてきた数々の企画展に携わってきた。「来年はIP・エンターテインメント領域の専門事業部を立ち上げ、強化していく。TOKYO NODEで2026年1月末から3カ月間開催される『攻殻機動隊展』もその取り組みとなる」。

 今後については「“体験の博展”という立ち位置を市場で確立したい」と展望を明かした。「広告業界における当社の存在感はまだ大きくない。デザインのアワードは数々受賞しているが、広告賞はまだ獲得できていない。イベントROIへの挑戦もその一環だ。体験価値をメディアと捉え、存在感を発揮していく」。リアルな体験というコミュニケーションを軸に、博展の挑戦は続く。

木島大介(きじま・だいすけ)/博展エクスペリエンスマーケティング事業ユニット#2 ユニット長:2009年、新卒入社。以来、主に展示会や主催イベント等数々の案件に従事。15年から現在のBtoC領域の事業部に異動し、プロデュース部署の部長を経て24年に事業責任者に就任。TOKYO NODE LAB参画プロデューサーも務めている。「人は体験したことの90%は忘れない」を信念とし、日々体験価値を追求している
TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
博展

The post 体験創造のプロフェッショナル集団、博展とは? 事例とともに強みを解き明かす appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」“カプチュール”から目元ケア品&クリームが登場 京都大学iPS細胞研究所との共同開発で生まれた成分を配合

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、エイジングケアライン“カプチュール”から目元用美容液“ディオール カプチュール プロ コラジェンショット”、目元用クリーム“ディオール カプチュール アイ クリーム”(各15mL、1万2980円)と、フェイス用クリーム“ディオール カプチュール クレーム リッシュ”(50mL、1万7270円/50mLリフィル、1万4630円)を発売する。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)のクヌート・ウォルツェン(Knut Woltjen)准教授との共同研究を通じて生み出した、25歳から90歳までの間に40%減少する幹細胞の呼吸機能に着目したテクノロジー“OX-Cトリートメント”を配合した。

目元専用の2製品が登場

97%自然由来成分で作り上げた“プロ コラジェンショット”は、美容医療のリコンビナントコラーゲン注射からインスピレーションを得た製品だ。次世代コラーゲンフラグメントを配合して浸透力を高め、コラーゲンの生成をサポートする。特許取得済みの冷感金属製アプリケーターを搭載した。“アイ クリーム”は、目元のくすみやクマに特化した。チャーガ(カバノアナタケ)エキスやピュアカフェインが血行を促進し目元のクマケアをかなえる。

高保湿クリームがラインアップに追加

オレオ セラミド コンプレックスを配合した高保湿クリーム“クレーム リッシュ”は、年齢を重ねることで25%減少するセラミドNPの減少抑制と肌のバリア機能強化を目指し作り上げた。“OX-Cトリートメント”テクノロジーに加え、再生力のあるリリーエキス、肌密度を高めるジペプチド、ふっくらとした肌へと導くヒアルロン酸デュオを配合。リッチでありながらべたつきを残さないテクスチャーを実現した。

The post 「ディオール」“カプチュール”から目元ケア品&クリームが登場 京都大学iPS細胞研究所との共同開発で生まれた成分を配合 appeared first on WWDJAPAN.

「キス」が「コロンビア」とのコラボコレクションを発売 「オークリー」とのゴーグルなどもラインアップ

ニューヨーク発のロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)が手掛けるライフスタイルブランド「キス(KITH)」は12月29日11時、「コロンビア(COLUMBIA)」とのコラボレーションアイテムを発売する。「キス」全店舗およびオンラインストア、アプリで取り扱う。

山岳環境に対応するアイテムが多数登場

本コレクションは、“ニッポン スノー エクスペディション”のアートワークをあしらったウィンタースポーツ向けのアパレル、アクセサリー、フットウエアをラインアップする。日本の伝統的なモチーフや、北海道をはじめ、特に日本の山岳風景に代表する羊蹄山に着想を得ている。アイテムには、紅茶やタンチョウやヒグマなどの野生動物をモチーフに、刺しゅうやプリントであしらった。各アイテムの販売価格や、カラー展開、サイズ等は発売まで非公開。

アパレルでは高い機能性を備えた“3L インターチェンジ ジャケット”をラインアップし、防水・透湿性を備えたフルシーム仕様のアウターシェルに、スキーグローブやグローブ用ポケットを搭載した。さらに、中綿とデザイン性のあるキルティングを施したリバーシブルライナーを組み合わせた2レイヤー構造のジャケットだ。

アクセサリーには、複数のハンドルポケットを備えたキャリーオール仕様のダッフルバッグを展開する。多様な持ち運びに対応する設計に加え、中身を安全に収納できるポケット、収納可能なストラップ、カスタムアートワークを採用している。さらに、本コレクションではフットウエアも登場する。過去のコレクションで展開した“ニュートン リッジ”をベースにしたハイキングブーツ“ニュートン アルパイン”を採用し、ウィンター仕様にアップデートした。パッケージには、メーンコレクションのアートワークを落とし込んだ総柄プリントが施されている。

スキーとスノーボードに向けたアイテムも登場

さらに「キス」と「コロンビア」は、「キャピタ(CAPITA)」、「ノルディカ(NORDICA)」、「ユニオン バインディング(UNION BINDING)」とパートナーシップを組み、山岳環境でのパフォーマンスを追求したカスタムスキーおよびスノーボードギアの初コレクションを発表する。アパレルコレクションに着想を得たアートワークを全面に配した2種類のデザインでそろえる。加えて、あらゆるレベルのスキーヤーに向けて、キス フォー ノルディカ エンフォーサー 94” および “アンリーシュド 106”のスキーセットをラインアップする。クロスカントリーからアルペンまで幅広いシーンに対応するようにオールマウンテンロッカー構造を採用した。さらに、“フリーライド スキープロ”や“アンリミテッド スキー ポールズ”、「キス」初のスキーブーツを2色で展開する。「ユニオン バインディング」との協業で誕生した“ストラダ バインディング”からは、「キス」限定の2色が登場する。

「オークリー」とコラボしたアクセサリーラインも発売

また、「キス」は長年のパートナーである「オークリー(OAKLEY)」と共に、本コレクションに合わせたアクセサリーラインも発表する。フルアジャスタブル仕様の“MOD5 ヘルメット”をはじめ、“フロー スケープ ゴーグル”や“アイジャケット リダックス”などのサングラスシルエットを「キス」限定カラーで展開。3色展開の“アイコン バッグパック”は、メディアポケットやクロージャーなどを備えている。さらに“キス フォー オークリー”のラインアップは、ガントレットミトンおよびグローブ、ニットバラクラバ、フリースネックゲイター、メリノブランドの“パトロール ソックス”をそろえる。

The post 「キス」が「コロンビア」とのコラボコレクションを発売 「オークリー」とのゴーグルなどもラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

「ニューエラ」がプレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなどを発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は1月8日、ゲーム機のプレイステーション(PLAY STATION)との初のコラボアイテムを発売する。全国の「ニューエラ」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。店舗によって一部展開のないアイテムもあり。

本コラボでは、プレイステーションのロゴやコントローラーの“△◯×□”マークをフィーチャーした“59フィフティー”(各6600円)や、架空のeスポーツチームのユニフォームをイメージしたデザインのTシャツなどをそろえる。さらにポーチやバッグなどの幅広いバリエーションのアイテムを展開し、キッズサイズのアイテムもラインアアップする。

商品ラインアップ一覧

The post 「ニューエラ」がプレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなどを発売 appeared first on WWDJAPAN.