スイス発の「ショパール(CHOPARD)」は10月5日、2019年にデビューしたラグジュアリースポーツウオッチ “アルパイン イーグル(ALPINE EAGLE)”コレクションの新作モデルをジュネーブで発表した。イーグル(ワシ)の鋭い目の虹彩から着想した文字盤や羽根からヒントを得た秒針が特徴の同コレクションは、1970年代末にカール・フリードリッヒ・ショイフレ(Karl Friedrich Scheufele)共同社長が初めて考案した“サンモリッツ(ST. MORITZ)”を現代的に再解釈したもの。その開発には、カール・フリードリッヒ共同社長と息子のカール・フリッツ(Karl Fritz Scheufele)、父のカール(Karl Scheufele)会長というショイフレ家の親子3世代が携わった。年々バリエーションを増やし、現在は33、36、41、44mm径の4サイズ展開で、クロノグラフのほか、高振動ムーブメント、フライングトゥールビヨンなどの複雑機構を備えたモデルをラインアップしている。
スイス発の「ショパール(CHOPARD)」は10月5日、2019年にデビューしたラグジュアリースポーツウオッチ “アルパイン イーグル(ALPINE EAGLE)”コレクションの新作モデルをジュネーブで発表した。イーグル(ワシ)の鋭い目の虹彩から着想した文字盤や羽根からヒントを得た秒針が特徴の同コレクションは、1970年代末にカール・フリードリッヒ・ショイフレ(Karl Friedrich Scheufele)共同社長が初めて考案した“サンモリッツ(ST. MORITZ)”を現代的に再解釈したもの。その開発には、カール・フリードリッヒ共同社長と息子のカール・フリッツ(Karl Fritz Scheufele)、父のカール(Karl Scheufele)会長というショイフレ家の親子3世代が携わった。年々バリエーションを増やし、現在は33、36、41、44mm径の4サイズ展開で、クロノグラフのほか、高振動ムーブメント、フライングトゥールビヨンなどの複雑機構を備えたモデルをラインアップしている。
「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、ヨーロッパ文化遺産の日(Journees du Patrimoine)にあたる2023年9月16、17日(現地時間)、創業者クリストバル・バレンシアガ(Christobal Balenciaga)のアーカイブ展覧会「ザ・ウーマン・ビハインド・ザ・ドレス(The Women Behind The Dress)」を開催した。フランスでは毎年9月の第3週目にヨーロッパ文化遺産の日を設け、政府機関や文化施設、美術館などを解放し、多くは無料で来場者を受け入れる。「バレンシアガ」はこの文化発展・向上を目的としたイベントのために、普段は関係者のみが入れるパリのケリング(Kering)と同メゾンの本社であるセーブル通り40番地を一般開放し、創業者が制作した未発表作品を含む30着のオートクチュールと20点の形態学的なマネキンを展示。メゾンのクライアントであったロイヤルファミリーや著名人から親しい友人まで、それぞれの身体に合わせて作られたオーダーメードの作品を通じて、女性の身体に対する創業者の特別な配慮と衣服で自己表現する方法をたたえた。
展覧会で披露されたのは、クリストバルと個人的に親交のあった顧客のために40年代後半〜60年代中盤に制作されたドレス。その顧客は、モナコ公国の公妃でアメリカ人女優だったグレース・ケリー(Grace Kelly)や、1947年から創業者が引退する68年までメゾンのディレクターを務めたマドモワゼル・レネ(Madamoiselle Renee)から、ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)が米大統領を務めていた頃にホワイトハウスにバラ園を創設したアメリカ人造園家でアートコレクターのレイチェル・L・メロン(Rachal L Mellon)、創業者の出身国であるスペインの外交官の妻まで幅広い。
「カルティエ(CARTIER)」は、ヨーロッパ文化遺産の日(Journees du Patrimoine)にあたる9月16、17日(現地時間)、パリ中心地に構えるジュエリー専門職人の研修の場「カルティエ インスティチュート(Cartier Institute)」のオープンハウスを開催した。同施設は2002年に設立され、18世紀に私邸として建てられたパリ9区の現在の場所へと16年に移転。従業員である職人に対して継続的な教育を行い、専門能力の発展をサポートすることを掲げており、フランスで働く約340名の職人のうち、毎年150〜200人がトレーニングを受けている。同施設で提供されるトレーニングは、年間4500時間に上る。
バートン=クリエイティブ・ディレクターは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校在学中の1996年に同ブランドでインターンを始め、卒業後に入社。ファッション界の“異端児”と呼ばれた創業者のリー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)のパーソナルアシスタントになり、2000年にはウィメンズウエアのヘッドデザイナーに昇進した。10年2月にリーが自殺によって40歳でこの世を去った後、同年5月に現職に就任。彼女が初めて一から手掛けた11年春夏は「アレキサンダー・マックイーン」らしい美学にフェミニンな要素を加えたコレクションで好評を博し、その後もリーのシャープなテーラリングとダークかつグラマラスな美学に忠実なコレクションを提案し続けてきた。11年に英国王室のキャサリン妃のウエディングドレスを手掛けたことでも知られ、同年にブリティッシュ・ファッション・アワード (現ザ・ファッション・アワード)でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。12年には、ファッション業界への貢献が認められ、チャールズ皇太子(当時・現在は国王)から大英帝国勲章(OBE)が授与された。
退任に際し、バートンは「『アレキサンダー・マックイーン』で取り組んできたことと素晴らしいチームを誇りに思っている。彼らは私の家族であり、26年間ここは自分にとってのホームだった。私を信じ、この素晴らしい機会を与えてくれたフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)(=ケリング会長兼CEO)に感謝したい。そして、何よりも多くのことを教えてくれたリーへの感謝の思いを忘れることはない。私は未来と自分の次の章を楽しみにしているし、このかけがえのない時間を胸に抱き続けていくだろう」と述べた。
BLACKPINK(ブラックピンク)のLISA(リサ)はパリ・ファッション・ウイーク期間中の9月28〜30日、ジョルジュサンク通りにある世界的に有名なキャバレー、クレイジー・ホース(CRAZY HORSE)のショーにゲスト出演する。以前からそのユニークなスタイルのファンだったというLISAは“クレイジー・ガール”の一員になり、「But I Am a Good Girl」や「Crisis? What Crisis?」など同キャバレーを代表するオリジナルナンバーのパフォーマンスを披露する予定だ。衣装は、個人的なアレンジを加えながらもショーで使われる通常のものを着用するという。なお、公式サイトで1枚250ユーロ(約3万9500円)で発売された3夜限定5公演のチケットは、すでに完売している。
1951年に開業したクレイジー・ホースは、これまでも俳優のアリエル・ドンバール(Arielle Dombasle)やパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)、歌手のコンチータ・ヴルスト(Conchita Wurst)、バーレスクダンサーのディタ・フォン・ティース(Dita von Teese)といったゲストスターを迎えた公演を行ってきた。また、その芸術的なアプローチで高く評価されており、衣装やセットのデザインのために、シューズ界を代表するクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)やランジェリーデザイナーのシャンタル・トーマス(Chantal Thomass)といったゲスト・アーティスティック・ディレクターを起用したこともある。
なお、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)の会長であり、7月に設立20周年を記念したオートクチュールをパリで披露したトム・ブラウン(Thom Browne)率いる「トム ブラウン(THOM BROWNE)」はNYFW期間中の発表を予定しておらず、「今後、NYと海外の両方でブランドの20周年を祝う一連の取り組みを計画している」としている。
LONDON
「バーバリー」2023-24年秋冬コレクション
9月15〜19日に開かれるロンドン・ファッション・ウイークは、若手から中堅の復帰組が多数。「アシッシュ(ASHISH)」や「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「ステファン クック(STEPHANE COOKE)」「ハルパーン(HALPERN)」「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」「フィービー イングリッシュ(PHOEBE ENGLISH)」「スプリヤ レーレ(SUPRIYA LELE)」「ノウルズ(KNWLS)」などがロンドンのランウエイに戻ってくる。また16日には、英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)による若手デザイナー育成・支援プログラム「ニュージェン(NEWGEN)」の30周年を記念した展覧会「リベル:ロンドンファッションの30年(REBEL:30 Years of London Fashion)」も、デザインミュージアムで開幕。同プログラムから巣立ち、人気ブランドに成長した「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は16日、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」は17日にそれぞれ新作を発表する。さらに「バーバリー(BURBERRY)」は、18日にダニエル・リー(Daniel Lee)就任後2回目のショーを行う予定だ。
MILAN
「トッズ」2023-24年秋冬コレクション
9月19〜25日に開催予定のミラノ・ファッション・ウイークで注目すべきは、やはりアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の後任としてクリエイティブ・ディレクターに就任したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)による新生「グッチ」、そしてNYからミラノに発表の場を移し、創業者の後を継いだピーター・ホーキングス(Peter Hawkings)による「トム フォード」のデビューだ。「グッチ」は22日15時、「トム フォード」は21日21時にショーを開催する。また、「バリー(BALLY)」も2シーズンで退任したルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)であるシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)が手掛ける初のコレクションを23日17時からお披露目する。
新クリエイティブ・ディレクターによるデビューショーは、「ラコステ(LACOSTE)」を率いてきたルイーズ・トロッター(Louise Trotter)が就任し、5年ぶりにパリのランウエイに復帰する「カルヴェン(CARVEN)」と、わずか半年でブランドを去ったルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)の後任として内部昇進した27歳のステファノ・ガリーチ(Stefano Gallici)が手掛ける「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」。どちらも9月30日にショーを開催予定だ。一方、「クロエ(CHLOE)」はパーパス・ドリブンなブランドへの改革の立役者となったガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)による最後のコレクションを28日に発表する。
資産運用大手アライアンス・バーンスタイン(ALLIANCE BERNSTEIN)はこのほど、ラグジュアリーブランドや業界に精通したルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストによるリポート「未来の高級品消費者(Luxury Goods Consumer of the Future)」を発表した。市場の動向について、彼は「新型コロナウイルスのパンデミックが明けた幸福感の中で、消費者は高級商材に溺れた後、“冷静さ”を取り戻す可能性が高い。そして、ラグジュアリーの成長はゆるやかになり、このセクターは周期的なパターンに戻るだろう」と分析。ただし、「富裕層とエントリー層という異なる顧客セグメントを取り込めるポジショニングにあるメガブランドの見通しは引き続き明るい」と続ける。
リポートでは、パンデミック後の幸福感による2年半の再興を経て落ち着いたアメリカ市場をラグジュアリーセクター正常化の先駆けとして捉えており、その(一時的な)成長の流れを中国市場が引き継いだと見ている。そして、「日本など、コロナによる規制解除が遅かった国の人々は今でもYOLO(You Only Live Onceの略、“人生は一度きりだから思い切り楽しもう”という意味合いの言葉)モードだ。アメリカ人と比べると、ヨーロッパ人さえ、もっと楽観的だ」という。
また、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が年1回のクチュールを発表するほか、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はパリから車で2時間ほどの場所にあるシャンティイ城でのショーを計画。おなじみになったゲストデザイナーによる「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は、「ラバンヌ(RABANNE、旧パコ ラバンヌ)」を率いるジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)が今季のコレクションを手掛ける。
ファイロは2021年7月、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)を少数株主として独立したブランドを立ち上げ、4年のブランクを経てファッション界に復帰することを発表。当時、彼女は「卓越した品質とデザインに根差した」服とアクセサリーを作ることを掲げ、「私は、自分の顧客や世界中の人々と再び触れ合うことをとても楽しみにしている。独立して、自分の責任のもとブランドを運営していくことは私にとって非常に重要なこと」と語っていた。しかし、それ以降はメディアと距離を置いてきた。その後、今年2月に公式インスタグラムアカウントを開設。7月に登録を開始するとともに、9月に初のコレクションを公式ウェブサイトで公開・発売する旨を発表した。情報筋によれば、ファイロがランウエイに復帰するのは少なくとも1年後で、店舗のオープンは26年以降になるという。
「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」は6月1日、同ブランドのメンズウエアデザイナーとして経験を積んだステファノ・ガリーチ(Stefano Gallici)を新たなクリエイティブ・ディレクターに任命した。就任からわずか半年でブランドを去ったルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)の後任となる。2024年春夏パリ・ファッション・ウイーク期間中の9月30日にデビューショーを開く予定だ。
なお、ドリス ヴァン ノッテンの社長職は、18年6月にプーチ(PUIG)傘下に入って以降、ビジネス面での初の戦略的な動きとして設けられたポジション。創業デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は引き続き、同社の少数株主であるとともに、チーフ・クリエイティブ・オフィサー兼会長を務める。
コロナ禍の昨年9月に行われた「ルイ・ヴィトン」2021年春夏コレクションのショー PHOTO BY LOUIS VUITTONコロナ禍の昨年9月に行われた「シャネル」2021年春夏コレクションのショー PHOTO BY OLIVIER SAILLANTコロナ禍の昨年9月に行われた「ヨウジヤマモト」2021年春夏コレクションのショー PHOTO BY ELISE TOIDE
フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は9月14日、2022年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)の最終スケジュールを発表した。9月27から10月5日までの9日間に、97ブランドがコレクションを披露する。そのうち、37ブランドがリアルショーを計画。39ブランドは、デジタル発表に加え、現地でのプレゼンテーションを行う。
イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、9月21〜27日に開催される2022年ミラノ・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。ショースケジュールに掲載された63ブランドのうち、40組がリアル発表を予定。ウエアやバッグ、シューズなどのプレセンテーションや、カクテルパーティーなども計画されているが、コロナ禍での開催となる今季は招待客を限定して開かれることになりそうだ。また、イタリア政府の決定により、全てのイベントに参加するには、“グリーンパス”(ワクチン接種を終えていることやコロナからの回復済みであること、48時間以内に受けた検査で陰性だったことを証明するQRコード、正式名称は“EUデジタルCOVID証明書”)の提示が必要になる。
ダイヨン兄弟:私たちが目指すのは、ファッションとラグジュアリーの世界において、「ソニア リキエル」にふさわしいポジションを維持すること。そのためには、革新とともに驚きをもたらし、その価値を守り続けていくことが重要だ。フランス国内だけでなく、世界中でブランドを輝かせたいと考えているが、最高のロケーションで展開していくために、ディストリビューションは質重視でコントロールしていく。また、メンズラインとセカンドラインの「ソニアバイ ソニア リキエル(SONIA BY SONIA RYKIEL)」も再始動したい。いつか、ブランドのデザインコードとアーカイブで飾られた“ホテルリキエル”をつくる日がくるかもしれない。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
さらに3日午後(現地時間)には、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)もワクチン接種に関する声明を発表。ニューヨーク市の屋内施設利用時におけるワクチン接種証明提示の義務化に伴い、NYコレの全イベントで観客やスタッフなど会場内にいる全員にワクチン接種証明を求めることを明らかにした。マスク着用などのより詳しいガイドラインは、8月中旬に発表する。この声明に関する同団体のインスタグラムの投稿には、拍手の絵文字などで支持を示すコメントがある一方で、「人々の分断をさらに広げることになる」や「ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染している人はたくさんいる。入場時に検査しないと意味がない」といった否定的な意見も多く書き込まれている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
さらに3日午後(現地時間)には、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)もワクチン接種に関する声明を発表。ニューヨーク市の屋内施設利用時におけるワクチン接種証明提示の義務化に伴い、NYコレの全イベントで観客やスタッフなど会場内にいる全員にワクチン接種証明を求めることを明らかにした。マスク着用などのより詳しいガイドラインは、8月中旬に発表する。この声明に関する同団体のインスタグラムの投稿には、拍手の絵文字などで支持を示すコメントがある一方で、「人々の分断をさらに広げることになる」や「ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染している人はたくさんいる。入場時に検査しないと意味がない」といった否定的な意見も多く書き込まれている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
今季の出発点は、ローマの映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)の詩情あふれる作品。その世界を通して、フェンディの本拠地であるローマを探求したようです。「パゾリーニは近代化していくローマを目の当たりにした。時代をつなぎ、古きものと新しきもの、過去と現在を結びつけること、そこにこそ私は興味を引かれる」とキムが語るように、コレクションのポイントは異なる時代を重ね合わせるような手法です。例えば、1800年台半ばや1920年代に作られたドレスのファーやファブリックをスキャンして、シルクジャカードで表現。カットアウトやクリスタルビーズの刺しゅうを施し、新たなアイテムを生み出しています。また、「フェンディ」の象徴でもあるファーアイテムは、大半が再生されたものを使用しているそうで、タイルのような小さなファーパーツを並べたデザインも印象的でした。
ちなみに美しい映像は、映画「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」や「ミラノ、愛に生きる(Io sono l'amore)」で知られるルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)監督が手掛けたもの。スローなカメラワークや意味深にカメラを見つめるモデル、神秘的かつ壮大な音楽でノーブルな雰囲気を演出しつつ、クローズアップを効果的に取り入れることで贅を尽くした服のディテールを伝えています。
最後のアポは、レバノン・ベイルート発の「エリー サーブ(ELIE SAAB)」。2月中旬〜3月初旬に発表された2021-22年秋冬のプレタポルテで台頭した“オプティミスティック(楽観的で前向きな感覚)”で明るい未来への希望を込めたようなクリエイションは、クチュールでも顕著で、こちらもテーマは“希望の芽(Bud of Hope)”でした。ただ新型コロナウイルスだけでなく、20年8月に起こったベイルート港の巨大爆発事故による被害などレバノンが抱える苦難を乗り越えた先をイメージしたそうです。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
朝一番に訪れたのは、オランダ大使館。アムステルダムを拠点にする「RVDK ロナルド ファン デル ケンプ(RVDK RONALD VAN DER KEMP)」のプレゼンテーションを見に行ってきました。エントランスには注射器が置かれていたのですが、今季のテーマは“マインド ワクチン(Mind Vaccine)”。デザイナーのロナルドは、ヨーロッパでは新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、皆が解放感を感じると共に急速に元の生活に戻ろうとしていることを不安にも感じたそう。そこで、実際に気持ちを落ち着かせてくれるCBDオイルベースのペーストを開発。限定販売するらしく、「史上初のデザイナードラッグだよ。でも、合法でエシカルなやつね(笑)」と話していました。
ユーモアやアイロニーを感じるテーマを掲げることが多い「ヴィクター&ロルフ」ですが、今シーズンのテーマは“ザ ニュー ロイヤル(The New Royal)”。体裁を保ちながらも人間らしさが垣間見える新世代のロイヤルファミリーから着想を得たそう。「ファッション業界にも確固たるヒエラルキーがあり、それは王室や階級制に通じる。あえて“フェイク”と呼ばれるものを使って、高揚感のあるコレクションを作りたかった」とヴィクターは話していました。その言葉通り、上流階級を象徴するようなスタイルを、人工ファー(生分解可能なものだそう)やラフィア、キッチュなビジューやパール、「メリッサ(MELISSA)」とのコラボバッグやシューズなど伝統的なクチュールとはかけ離れた素材や装飾で解釈しているところが、“ファッション・アーティスト”と呼ばれる彼ららしいですね。“SIZE QUEEN”や“Don’t be Drag just be a QUEEN”など、コートの上にかけたサッシュのフレーズもウィットに富んでいます。
ちなみにショー中盤の音楽が日本語っぽく聞こえるなーと思っていたら、1983年に岩本清顕が発表した「Love Will Tear Us Apart」を、大阪を拠点に活動する2人組ミュージシャンの千紗子と純太が2020年にリワークした楽曲が使われていました。まさか本人たちも「シャネル」のショーに使われるなんて、想像もしていなかったでしょうね〜。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
会場は、かつて創業者アズディン・アライアが暮らし、今でもアトリエや本店を構えるマレ地区のムシー通り「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA
オランダ発の「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」は、実際に見られることを楽しみにしていたブランドの一つだったのですが、パリにはコレクションを持ってこないことになったそうで、残念ながら映像で見ることに。手仕事とテクノロジーを掛け合わせて作られる彼女の服には、いつも異世界の生物のような神秘的な美しさや生々しさが漂います。今季の映像は、そんな服にマッチする壮大な岩山を舞台に撮影。スローモーションを生かして、羽衣のような生地が風をはらむ様子や神々しい雰囲気が存分に表現されていました。そしてラストには、なんとスカイダイバーが登場!繊細なクチュールを着てスカイダイビングだなんて、前代未聞ですよね(笑)。このドレスは時速300kmでの降下という負荷に耐えられるように何度もテストを重ねて作られ、4回ダイビングを行って撮影されたそうです。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢をゲストデザイナーに迎えた「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER 以下、ゴルチエ)」の2021-22年オートクチュール・コレクションが、1年の延期を経て、7月7日に発表された。会場は、同メゾンの本社。数々のアイコニックなデザインを生み出してきた「ゴルチエ」と、ハイブリッドスタイルで日本から世界へと羽ばたいた「サカイ」という2つの世界が共鳴するように溶け合い、美しく力強いコレクションが誕生した。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA「アライア」2022年冬春コレクション COURTESY OF ALAIA
「アライア(ALAIA)」はオートクチュール・ファッション・ウイーク開幕前日の7月4日夜、ピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)新クリエイティブ・ディレクターによる初のコレクションを発表した。創業者のアズディン・アライア(Azzedine Alaia)がまだ健在だった2017年に開かれた17-18年秋冬オートクチュールから4年ぶりとなる今回のショーで披露されたのは、22年冬春のオートクチュールとプレタポルテ。かつてアズディンが暮らし、今でもアトリエや本店を構えるマレ地区のムシー通りにランウエイを設け、アズディンの生涯のパートナーだったクリストフ・フォン・ウェイエ(Christoph von Weyhe)や親友カルラ・ソッツァーニ(Carla Sozzani)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)らが見守る中、デビューを飾った。
座席に置かれていたのは、「This collection is intended as a tribute to thank you(このコレクションは、あなたへの感謝の気持ちを込めたものです)」という一文から始まるピーターがアズディンに宛てた感謝の手紙。そこからは、彼の温かい人柄が伝わってくるとともに、アズディンが築き上げたレガシーを受け継いでいく決意が感じられる。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
イタリアのイスキア島で開催された「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクションのショー Courtesy of Max Maraイタリアのイスキア島で開催された「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクションのショー Courtesy of Max Maraイタリアのイスキア島で開催された「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクションのショー Courtesy of Max Maraイタリアのイスキア島で開催された「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクションのショーショー会場のホテル メッツァトーレ Courtesy of Max Maraイアン・グリフィス「マックスマーラ」クリエイティブ・ディレクター Courtesy of Max Mara
「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara「マックスマーラ」2022年リゾート・コレクション Courtesy of Max Mara
ベージュやキャメル、白、黒といった落ち着いたカラーパレットに彩りを添えるのは、鮮やかな赤やフューシャ、そして優しいベビーピンク。「喜びに満ちた高揚感のある色合いは、“スワン”がパリで滞在していたオテル プラザ アテネ(Hotel Plaza Athenee)の外観を象徴するとともに、リサーチする中で彼女たちの写真にもよく写っていたゼラニウムのグラデーションからとったもの。それは、イスキア島のいたるところに見られる花々にも通じる」。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=デザイナーは、「この1年は自分たちらしくいることの大切さを実感したし、みんなとファッションを楽しむ瞬間を共有したかった。今回のコレクションは、より多様な環境に適応するモダンで柔軟なアプローチへの移行を示すもの。僕たちが目指しているのは、発表から製品化までの間、コレクションの熱量を保ち続けることだ」とコメント。「僕たちにとって、これはより身近で現実的に感じられるアプローチ。今は、シーズンにとらわれないことにフォーカスしている。自分たちの独立精神に誠実でありつつ、挑戦と改革に取り組んでいきたい」と続ける。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=デザイナーは、「この1年は自分たちらしくいることの大切さを実感したし、みんなとファッションを楽しむ瞬間を共有したかった。今回のコレクションは、より多様な環境に適応するモダンで柔軟なアプローチへの移行を示すもの。僕たちが目指しているのは、発表から製品化までの間、コレクションの熱量を保ち続けることだ」とコメント。「僕たちにとって、これはより身近で現実的に感じられるアプローチ。今は、シーズンにとらわれないことにフォーカスしている。自分たちの独立精神に誠実でありつつ、挑戦と改革に取り組んでいきたい」と続ける。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
本格的なファッションショーの再開にあたり、リアルイベントにおける環境問題への配慮が話題に上っている。そんな中、数年前からこの問題に取り組んできたフランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)参加ブランドが環境への影響を測定するための2つの新たなデジタルツールを発表した。フランス服飾開発推進委員会(DEFI)の出資を受け、サンディカと共に開発を担当したのは世界的な会計コンサルティング企業のプライスウォーターハウスクーパース(PRICEWATERHOUSECOOPERS)。今年秋の本格ローンチを計画している。
もう一つは、企業が業界のバリューチェーン全体の環境的及び社会的影響を測定できるようにすることで、コレクションのエコデザインを支援する管理ツール。あらゆる規模のブランドがエコデザインのアプローチを全面的に取り入れられるようになるという。同ツールはフランス・モード研究所(Institut Francais de la Mode、IFM)と共同開発によるもので、ローンチ前にいくつかのメゾンが試験的に導入。技術委員会には、DEFIやフランス・ウィメンズプレタポルテ連合会(Federation Francaise du Pret a Porter Feminin)などの業界団体、素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(Premiere Vision)などが名を連ねる。まずはサンディカ加盟ブランド向けに提供されるが、将来的にはアパレル業界で幅広く利用される可能性もあるという。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
また、フランスでも政府からの許可が下り、6月22〜27日のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)と7月5〜8日の21-22年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイーク(以下、クチュール)は、リアルのショーやプレゼンテーションが可能になった。各ブランドがどのような形式で発表を行うかはまだ明らかになっていないが、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は「衛生状況の変化によるが、リアルイベントでは公的機関が定める対策やルールに従って、観客を迎えられるだろう」とコメント。リアルとデジタルのハイブリッド開催になるという。パリメンズの暫定スケジュールには、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMES)」から「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTTEN)」「ヴェトモン(VETEMENTS)」まで、計72ブランドがラインアップ。日本からは、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「カラー(KOLOR)」「ファセッタズム(FACETASM)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「サルバム(SULVAM)」など10ブランドが参加する。また期間中の25〜27日には、合同展「トラノイ(TRANOI)」もパレ・ド・トーキョーで開催される予定だ。
秋の海外コレクションサーキットのトップバッターとなる9月8〜12日のニューヨーク・ファッション・ウイーク(以下、NYコレ)は、コロナからの復活を感じられるものになりそうだ。同イベントについて、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA 以下、CFDA)は、衛生ガイドラインに準拠したリアルショーが再開されると共に、デジタルでの発表も継続されるだろうと推測。「トム フォード(TOM FORD)」や「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」など、すでにリアルショー開催の意向を示しているブランドも多い。また、独自のスケジュールで発表していた「マイケル コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」、パリコレに参加していた「トム ブラウン(THOM BROWNE)」と「アルチュザラ(ALTUZARRA)」がカムバックするほか、ジェレミー・スコットの手掛ける「モスキーノ(MOSCHINO)」もミラノから参戦。アメリカ人デザイナーたちが結集し、NYコレを盛り上げる。さらに直後の13日には、メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art、MET)の衣装研究所(Costume Institute)によるアメリカファッションを掘り下げる展覧会開幕を記念したガラパーティーも予定されている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
ベルリンを拠点に「ゲーエムベーハー(GMBH)」を手掛けるセルハト・イシク(Serhat Isık)とベンジャミン・A・フゼビー(Benjamin A. Huseby)が、イタリアの老舗ブランド「トラサルディ(TRUSSARDI)」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。二人は今後、デザイン、イメージ、ブランディングのすべてを統括し、新たな方向性でブランドの再生に取り組む。デビューコレクションは、2022-23年秋冬シーズンに披露する予定だ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI「グッチ」“アリア”コレクション PHOTO: COURTESY OF GUCCI
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のメンズブランド「ベルルッティ(BERLUTI)」は、今後のコレクション発表を独自のスケジュールに改める。これに伴い、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)=アーティスティック・ディレクターは退任する。アントワン・アルノー(Antoine Arnault)最高経営責任者は声明の中で、今回の方針変更について「サヴォアフェール(受け継がれる職人技術)とイノベーション双方への深いこだわりを維持するため」と説明。今後はコラボレーションによるプロジェクトやアイテムを含む新製品の発表を独自の方法に切り替え、コレクションカレンダーに新たなアプローチをとるという。そのため、クリスの後任を指名する予定はないようだ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
知名度のあるブランドにとってファッション・ウイークを離れることがマイナスになるわけではないことはデータからも明らかだ。ソーシャルメディア分析プラットフォームのリッスンファーストによると、2020年で最も多くYouTubeの視聴数を記録したランウエイショーのライブ配信は、パリコレが終了してから約2カ月後の12月15日にアップロードされた「サンローラン」21年春夏コレクションのショーだったという。リサ・グラント・ダミコ(Lisa Grant Damico)=リッスンファースト アカウント管理ディレクターは「『サンローラン』はソーシャルメディア上に1600万のファンやフォロワーを抱えており、ファッション・ウィークのような増幅を必要とせずに、新しいコレクションに関してソーシャルメディア上でオーディエンスにリーチすることができる」と分析。「ファッション・ウイークに参加することで最も恩恵を受けているのは、ソーシャルメディアのフォロワーを構築していない小規模なブランドであり、リアルなファッション・ウィークがないために苦労している」と続ける。
一方、パリコレを主催するフランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)のラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)会長は、公式カレンダーの必要性を強調。カレンダーに則ることは、ショーがデジタルであろうとリアルであろうと、業界に共通のリズムをもたらすだけでなく、参加ブランドやデザイナーにコミュニケーションと商業化のシナジーをもたらすと説明する。「日程が決められていることで、デザイナーは与えられた時間にコレクションを披露しなければいけない。そうしなければ、クリエイティブチームは常により良いものを目指すのでコレクションは完成しないだろう」。
また、ミラノコレを主催するイタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長は、「ファッション・ウイークは、デジタルであろうとリアルであろうと、私たちのシステムに活力を与える集合的なエネルギーを生み出している」とコメント。「もしも皆がそれぞれの道を歩んでしまったら、すぐに対比や挑戦から生まれる魔法を失ってしまうだろう。若手や新しいブランドは市場へのアクセスがさらに減るリスクがあり、新たなものが脚光を浴びる機会は減り、ファッションへの関心は時間の経過とともに低下していくだろう。その関心とは、ある空間もしくは少なくとも決められた時間枠の中に同居するクリエイティブなエネルギーの結集によって増幅されるものだ」と話す。