東京都がファッション産業を後押しする理由 コンクール「NFDT」「SFDA」いよいよ最終審査

2022年度から東京都が主催するファッションコンクール「ネクスト ファッション デザイナー オブ トウキョウ(Next Fashion Designer of Tokyo以下、NFDT)」および「サステナブル ファッション デザイン アワード(Sustainable Fashion Design Award 以下、SFDA)」は、今年度で4回目の実施を行う。本コンクールは東京都におけるファッション・アパレル産業の振興を目的とし、「NFDT」には「フリー部門」「インクルーシブデザイン部門」、「SFDA」には「ウェア部門」「ファッショングッズ部門」を設け、3月29日に虎ノ門ヒルズでの最終審査を控える。両コンクール、全ての部門において、大賞受賞者は100万円、優秀賞、特別選抜賞受賞者は50万円の賞金のほか、都内商業施設などでの巡回展示、ブランディング支援、パリ・ファッション・ウイーク期間中のパリでのコレクション発表など、さまざまなサポートが受けられるのが魅力だ。

さらに東京都ではこれら2つのコンクールのほか、若手デザイナーの育成プログラムとして「ファッション デザイナーズ アクセラレーター トウキョウ(Fashion Designers Accelerator Tokyo以下、FDAT)」にも取り組み、昨年は同プログラムの出身者である中里昌男さん、柿沼昌一さんによるブランド「オフライン(OFFLINE.)」が銀座に店舗を構えた。

これらの取り組みを牽引する左古将典東京都産業労働局 商工部 事業推進担当課長は「東京がパリやミラノ、ニューヨークなどのファッションの都市に並ぶことを期待している」と語る。最終審査を控えた今、これまでの取り組みについて話を聞いた。

WWD:東京都がファッション業界における若手育成に力を入れる背景とは?

左古将典・東京都産業労働局 商工部 事業推進担当課長(以下、左古):ファッション=ものづくりだけではなく、サービスや観光など、各方面への波及効果があると考えている。東京都の都市の魅力を高める可能性を持っていることから、この産業に力を入れていきたいと立ち上げたのがコンクール「NFDT」「SFDA」や、若手デザイナー育成プロジェクト「FDAT」だ。

1980年代と現在を比較すると、日本経済の低迷、コロナ禍などを経て、ファッション産業の盛り上がりは縮小している。そして三宅一生、山本耀司など、世界で活躍するデザイナーが昔ほど輩出できていないのが課題だ。そういった背景を受け、クリエイティブに挑戦する若手の才能を引き出し、育成していくことで、世界で活躍するデザイナーを輩出していきたいという思いからこの取り組みがはじまった。

WWD:今回で4回目の開催となるが、感じている変化や印象的だった出来事は?

左古課長:年々、ユニークな作品が多く見られるようになったと感じる。着物の生地にダウン素材を組み合わせていたり、3Dプリンターでドレスを制作する応募者が出てきたりなど、時代に合わせて作品性も多様になってきた。審査員たちからも「年々レベルが上がっている」とうれしい反響がある。

個人的に言えば、今年度の「NFDT」の「インクルーシブデザイン部門」一次審査後のワークショップでの、特別アドバイザーの加藤さくらさん(本人は健常者であり、福山型先天性筋ジストロフィー疾患を持つ娘を持つ)による、車椅子で生活する人のための服に対してのコメントが印象的だった。

車椅子の利用者は座ったままの同じ姿勢でいることが多いため、服の縫い目が不快感につながることが多いそうだ。「車椅子の利用者を想定した、座る部分に縫い目がない服を着用してみたところ、飛行機の長距離移動でもとても快適に過ごせた」と話しており、始まりは“障害者のため”に作った服だったものが、より幅広い人が幸せになれる服になった。本当の意味のインクルーシブがかない、われわれにとってもとてもうれしい発見だった。

WWD:たくさんのファッションコンクールがある中で、「NFDT」「SFDA」2つのコンクールの特徴とは?

左古課長:“育成”だ。コンクールの期間中にも応募者のクリエイティビティーを育てるためのワークショップを行い、さらに受賞者にもより学びの機会が与えられる点だ。一次審査後には、審査員の森永邦彦「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナー等から課題に対するフィードバックや次の選考に向けてのアドバイスをもらえる。さらに「SFDA」では着物を使う応募者も多いことから、須藤玲子テキスタイルデザイナーが生地の扱い方や歴史的背景などのレクチャーを行った。

また受賞者に対しても、賞金だけではなく、将来のビジネス展開に役立つようなセミナーの受講や、都内での展示会への参加などを含め、ブランドの立ち上げ支援を1年かけて行う。さらにその翌年、パリ・ファッション・ウイーク期間中のパリで作品発表の場を提供する。実際に25年1月には、初年度の受賞者がパリに渡航した。

WWD:若手デザイナー育成プロジェクト「FDAT」ではどのようなことを行っているのか?

左古課長:多くの若手デザイナーはクリエイティブに長けているものの、ビジネスに関しての知見が弱かったり、誰に相談すれば良いのかわからなかったりする。これらの課題に対して「FDAT」を実施した。この取り組みでは「意識啓発プログラム」と題し、ビジネススキルに関するセミナーを行う。昨年は講師として中章「アキラナカ(AKIRANAKA)」クリエイティブディレクターや神谷将太・三越伊勢丹ホールディングス サステナビリティ推進部らが参加した。また、セミナー受講者のうち最大5人に、ビジネス計画の実現のための経費50万円を助成する販路開拓支援も行う。

第二審査を終え、現在は3月の最終審査に向けてワークショップを実施している。これから応募者たちがどのように才能を伸ばし、どんな作品が生まれていくのか期待が高まる。

■「NFDT」「SFDA」2026 最終審査 ファッションショー

日程:3月29日
時間:14:30開場、15:00スタート
入場料:無料 ※事前予約不要(ライブ配信あり)
会場:虎ノ門ヒルズ ステーションアトリウム
住所:東京都港区虎ノ門2丁目6−2

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【スナップ】XG、2度目のワールドツアー「THE CORE」横浜初日 XG愛あふれる“ALPHAZ”の個性派スタイル

HIPHOP/R&B アーティストグループのXGは2月6日、Kアリーナ横浜での日本公演を皮切りに、2度目のワールドツアー「XG WORLD TOUR: THE CORE」をスタートした。2025年5月に開催した初のワールドツアーでのスナップ企画に続き、今回も横浜初日公演に駆けつけたファン“アルファズ(ALPHAZ)”をキャッチ。XGへの愛をファッションに落とし込んだ、個性あふれる“アルファズ”たちのリアルなスタイルをお届けする。

会場周辺には、トレンドに左右されず、個性爆発で自分の“好き”を身にまとったファンが集まった。ブラックやダメージ加工を基調にしたモードなルックやY2Kムード漂うストリートスタイル、メンバーの衣装を意識したリンクコーデなど、着こなしは実に多彩だ。XGのツアーTシャツやパーカー、グッズを取り入れた着こなしも多く、それぞれが推しへの思いを自由に表現していた。

今年はロリータ風ファッションも

今回特に目立ったのは、ロリータ風ファッションだ。メンバーのヒナタ(HINATA)がロリータ好きとして知られていることもあり、それに影響を受けたファンの姿が多く見られた。さらに、ジュリン(JURIN)と同じレッドヘアに染めて来場する“アルファズ”の姿も。推しの好みに寄せたスタイルで参戦すれば、ライブ中にファンサービスがもらえたり、ステージ上から見つけてもらえるかもしれない――そんな期待も込められているようだ。

XGとコラボした「スカルパンダ」を“じゃら付け”!

25年のトレンドでもある“じゃら付けチャーム”もよく見かけた。XGとコラボレーションした人気キャラクター「スカルパンダ(SKULLPANDA)」のぬいぐるみペンダントや、XGを象徴するオオカミの尻尾をモチーフにしたテイルチャームといった公式グッズをはじめ、フォトケースにメンバーの写真を入れたチャームなど、アレンジはさまざま。バッグやベルトループに取り付けて、コーディネートにアクセントを加えていた。

メイクでは、引き続きラインストーンが人気。「シーイン(SHEIN)や100円ショップで購入した」という声も多く、つけまつ毛やアイラインを大胆に引いた強めのアイメイクに、ラインストーンを散りばめたスタイルが目立った。ネイルにもこだわりが感じられ、色鮮やかで大胆なゴテゴテネイルや、爪先にパールをあしらった個性的なデザインなど、コーディネートに合わせたネイルを楽しむ人が多く、それぞれのセンスが光っていた。

XGという存在を中心に、それぞれの“好き”が交差する会場。音楽とファッションを通してつながる“アルファズ”たちの熱量が、会場全体を包み込んでいた。

PHOTOS:SHUHEI TAKEMOTO

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1位は、「ナイキ」がエア マックス 95 “シティパック” コレクションを発売|週間アクセスランキング TOP10(1月29日〜2月4日)

1位は、「ナイキ」がエア マックス 95 “シティパック” コレクションを発売|週間アクセスランキング TOP10(1月29日〜2月4日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、1月29日(木)〜2月4日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ナイキ」がエア マックス 95 “シティパック” コレクションを発売

01月30日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は2月19日、誕生から30年たった象徴的なシルエットのフットウエアとアパレルをそろえる “エアマックス 95 シティ パック コレクション”を発売する。公式アプリ「SNKRS」および一部の「ナイキ」取り扱い店舗で購入可能だ。

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- 2位 -
「リーバイス」×「ジョーダン ブランド」が再タッグ “エア ジョーダン 3“の新作を含むコラボコレクションを発売

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「リーバイス(LEVI'S)」は「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」と再びタッグを組み、スニーカー“エア ジョーダン 3”の新カラーを含む最新コラボレーションコレクションを発表した。クラフツマンシップとスポーツカルチャーの融合をテーマに、フットウエア3型とアパレル&アクセサリー9型の全12型を展開する。

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- 3位 -
TWICEモモが「オニツカタイガー」の新キャンペーンに登場 デニムをまとい七変化を披露

02月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は2月2日、ブランドアンバサダーであるTWICEのモモ(MOMO)を起用した、“デニヴィータ”キャンペーンビジュアルを作成した。本ビジュアルはブランドオフィシャルSNSで公開しているほか、インスタグラムでは撮影の裏側を収めたムービーを、TikTokでは限定のイメージムービーも掲載する。

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- 4位 -
「ホワイトマウンテニアリング」がカシオの “プロトレック”と第2弾コラボ デザインと実用性を融合したモデル

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は2月20日、カシオ計算機の“プロトレック(PRO TREK)”とコラボレーションしたウオッチ(14万800円)を数量限定で発売する。一部のカシオ流通店および「ホワイトマウンテニアリング」直営店で取り扱う。

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- 5位 -
新作「ユニクロ:シー」や「サカイ」×「カーハート WIP」など! 来週発売のファッショアイテム9選【2/2〜2/8】

01月31日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」の新作が2月6日に発売になります。スタイリングによる絶妙なカラーリングのコーディネートに唸ります。

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- 6位 -
キャンパスとゾフ、レンズ包装紙を再生したアップサイクルノートを共同開発

01月30日公開 / 文・WWD STAFF

 コクヨは、ノートブランド「キャンパス(Campus)」において、メガネブランド「ゾフ(Zoff)」を展開するインターメスティックと共同で、レンズ包装紙を再利用したアップサイクルプロジェクトを実施する。「ゾフ」の店舗で役目を終えたレンズ用包装紙を回収し、ノート表紙の一部に再生した特別仕様の「Zoff × Campus」オリジナルキャンパスノートを開発した。2月2日から全国の「ゾフ」店舗で、商品を購入した学生を対象に数量限定のノベルティとして配布される。

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- 7位 -
「フェイラー」が初のランドセルを発売 大峽製鞄とコラボ

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェイラー(FEILER)」は、1935年創業のランドセルトップメーカーである大峽製鞄とコラボレーションしたランドセルを5月に発売する。同ブランドがランドセルを手掛けるのは初めて。アイテムは「フェイラー」限定の“<大峽製鞄×「フェイラー」ランドセル(ネイビー)&チャームポーチ”(11万円)と、ランドセルとリンクした“『ハイジ』ランドセルカバー”(4400円)で、ほか三越伊勢丹オリジナル商品としてラベンダー、ピンク、キャメルカラーのランドセルも販売する。

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- 8位 -
「バレンシアガ」の名作“トリプル S”が“S.2”へ進化 ダッドスニーカーブームの火付け役をピエールパオロが再構築

01月31日公開 / 文・本橋 涼介

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、ダッドスニーカーブームをけん引した名作“トリプル S(TRIPLE S)”をアップデートした新作スニーカー“トリプル S.2 スニーカー(TRIPLE S.2 SNEAKER)”(予定価格15万1800円)を発売する。公式ECではプレオーダーの受付をすでに開始しており、日本では2月4日から一部店舗で先行販売する。グローバル発売は3月。メンズ・ウィメンズサイズで展開する。2017年の初代発売から約9年の時を経て、ピエールパオロ・ピッチョーリ=現クリエイティブ・ディレクターの元で現代的にアップデートした。

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- 9位 -
「カネボウ」が“皮脂の悪玉化”をケアする新フェイスクリームを発売 プリズムカラーの“生命感ルージュ”も

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「カネボウ(KANEBO)」は4月10日、2026年春のスキンケアアイテムとメイクアップアイテムを発売する。ベタつきと乾燥の両方に悩む複雑な肌状態にアプローチする新モイスチャライザー“スキン コンダクター”をはじめ、人気の美容液ルージュ“ルージュスターヴァイブラント”や“ルージュスターブリーズ”の限定色、透明感とエッジのきいたメタリックカラーのアイライナーなどをラインアップする。

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- 10位 -
「リファ」がレースチーム発足の発表を予告

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 MTGが展開する「リファ(REFA)」は3日、インスタグラムおよびXに新アカウントを開設し、レースチーム発足の発表を予告した。

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「ロエベ」が京都の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とコラボした日本限定のカプセルコレクションを発売

「ロエベ(LOEWE)」は、藤田匠平と山野千里による京都の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とコラボレーションした日本限定のカプセルコレクションを発売した。

同コレクションでは、手描きによる小さな情景を紡ぎ出す「スナ・フジタ」の独創的な世界観が「ロエベ」のバッグや革小物、アクセサリーと融合し、アイコニックなデザインと物語的なディテール、そして精緻なクラフトが表現されている。

コラボアイテム

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「ロエベ」が京都の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とコラボした日本限定のカプセルコレクションを発売

「ロエベ(LOEWE)」は、藤田匠平と山野千里による京都の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とコラボレーションした日本限定のカプセルコレクションを発売した。

同コレクションでは、手描きによる小さな情景を紡ぎ出す「スナ・フジタ」の独創的な世界観が「ロエベ」のバッグや革小物、アクセサリーと融合し、アイコニックなデザインと物語的なディテール、そして精緻なクラフトが表現されている。

コラボアイテム

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「カンペールラボ」×「ジュンヤワタナベ」&「ジュンヤワタナベマン」がコラボ それぞれアプローチの異なる2型のシューズを発売

「カンペールラボ(CAMPERLAB)」は2月6日、「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」、「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」とのコラボシューズ“MIL 1978”(10万7800円)と“TOSSU”(5万8300円)を発売した。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」青山などを含む全国の「ジュンヤ ワタナベ」、「ジュンヤ ワタナベ マン」取り扱い店舗と「カンペール」新宿フラッグスおよび公式オンラインストアで取り扱う。

「カンペールラボ」×「ジュンヤ ワタナベ」
“MIL 1978”

コラボアイテムは、「カンペールラボ」のシューズをベースに、メンズとウィメンズで全く異なるアプローチで展開する。ウィメンズラインの「ジュンヤ ワタナベ」は、1970年代にインスピレーションを得たクラシックなモデル“MIL 1978”をベースに採用。独特なフォームとボリューム感が特徴的な同モデルに、職人が1足ずつブラックグリッターを施し、特別な一足に仕上げた。また、アッパー、ソール、インソールまで全てブラックで統一し、極細のシューレースで上品さも演出した。

「カンペールラボ」×「ジュンヤ ワタナベ マン」
“TOSSU”

「ジュンヤ ワタナベ マン」からは、1990年代のクラシックなスニーカーにインスパイアされた “TOSSU(トス)”のスペシャルエディションが登場。“TOSSU”は、フィンランドの古い田舎のスラングで、“スリッパ”を意味し、生産工程での廃棄物ゼロ、必要最初限の材料を原則にデザインしたモデルだ。今回登場するモデルは、2025年6月にパリで行った「ジュンヤ ワタナベ マン」2026年春夏メンズ・コレクションのランウエイショーで初披露し、“温故知新”の考え方を起点にしたコレクションと見事に調和した。

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「カンペールラボ」×「ジュンヤワタナベ」&「ジュンヤワタナベマン」がコラボ それぞれアプローチの異なる2型のシューズを発売

「カンペールラボ(CAMPERLAB)」は2月6日、「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」、「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」とのコラボシューズ“MIL 1978”(10万7800円)と“TOSSU”(5万8300円)を発売した。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」青山などを含む全国の「ジュンヤ ワタナベ」、「ジュンヤ ワタナベ マン」取り扱い店舗と「カンペール」新宿フラッグスおよび公式オンラインストアで取り扱う。

「カンペールラボ」×「ジュンヤ ワタナベ」
“MIL 1978”

コラボアイテムは、「カンペールラボ」のシューズをベースに、メンズとウィメンズで全く異なるアプローチで展開する。ウィメンズラインの「ジュンヤ ワタナベ」は、1970年代にインスピレーションを得たクラシックなモデル“MIL 1978”をベースに採用。独特なフォームとボリューム感が特徴的な同モデルに、職人が1足ずつブラックグリッターを施し、特別な一足に仕上げた。また、アッパー、ソール、インソールまで全てブラックで統一し、極細のシューレースで上品さも演出した。

「カンペールラボ」×「ジュンヤ ワタナベ マン」
“TOSSU”

「ジュンヤ ワタナベ マン」からは、1990年代のクラシックなスニーカーにインスパイアされた “TOSSU(トス)”のスペシャルエディションが登場。“TOSSU”は、フィンランドの古い田舎のスラングで、“スリッパ”を意味し、生産工程での廃棄物ゼロ、必要最初限の材料を原則にデザインしたモデルだ。今回登場するモデルは、2025年6月にパリで行った「ジュンヤ ワタナベ マン」2026年春夏メンズ・コレクションのランウエイショーで初披露し、“温故知新”の考え方を起点にしたコレクションと見事に調和した。

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エスティ ローダーの25年7〜12月期、黒字転換

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)の2025年7〜12月期決算は、売上高が前年同期比4.6%増の77億1000万ドル(約1兆1873億円)、営業損益が前年同期の7億100万ドル(約1079億円)の赤字から5億7000万ドル(約877億円)の黒字、純損益が同7億4600万ドル(約1148億円)の赤字から2億900万ドル(約321億円)の黒字となった。これを受けて、26年6月期通期の売上高予想の下限を上方修正し、1〜3%増とした。

カテゴリー別の売上高では、スキンケアが前年同期比5.1%増の36億2900万ドル(約5588億円)、メイクアップは同0.2%増の21億9400万ドル(約3378億円)、フレグランスは同11.5%増の15億3300万ドル(約2360億円)、ヘアケアは前年同期並みの2億9700万ドル(約457億円)だった。スキンケアとフレグランスが引き続き成長の柱となり、ヘアケアも堅調に推移した。一方で、世界的なメイクアップ需要はやや足踏みするカテゴリーも一部で見られ、同社はチャネルの最適化や新製品の投入による改善を進めている。

地域別での売上高は、米州が同0.5%減の23億9200万ドル(約3683億円)、欧州・中東・アフリカは同6.7%増の(約3209億円)、アジア太平洋は同4.6%増の17億7300万ドル(約2730億円)、中国本土は同11.2%増の14億6000万ドル(約2248億円)だった。

最大の成長ドライバーとなった中国本土市場は、2四半期連続で2ケタ成長を達成。スキンケアなど主要カテゴリー全てで小売りの売上高が伸長し、「ラ・メール(LA MER)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ル ラボ(LE LABO)」などのブランドが市場シェアを拡大した。

また、日本市場では「M・A・C」や「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」のメイクアップをはじめ「ル ラボ」などフレグランスブランドが好調で、米国、中国、日本などの主要市場でプレミアムビューティ分野でのシェアを押し上げた。米国や西欧主要国でもスキンケア、フレグランス、ヘアケアが伸び、全地域でバランスの取れた成長を示した。

ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリー(Stephane de la Faverie)最高経営責任者(CEO)は声明で、「26年度第2四半期は強固な売り上げ成長と利益率の改善を伴う実績を残し、第1四半期と併せた上半期としても堅調な業績となった」と述べ、26年度通期の見通しについて「新戦略の成果が着実に現れている。売り上げの成長を回復させ、営業利益率の拡大を実現できると確信している」とした。なお、同社は新戦略ビジョン「ビューティ リイマジンド(Beauty Reimagined)」および「プロフィット・リカバリー・アンド・グロース・プラン(Profit Recovery and Growth Plan)」のもと業績の立て直しに取り組んでいる。大規模な組織再編、文化変革と消費者向けの投資を進めており、今年度は4年ぶりの売上高成長と利益率改善を見込んでいる。

ただ、今回の発表に対して投資家の反応は分かれており、リストラ費用や関税をめぐる不透明感への懸念から株価は一時的に下落する局面も見られた。同社は関税関連の逆風が26年度通期の収益性に約1億ドル(約154億円)の影響を及ぼすと見込んでおり、その大半は下半期に集中するとしている。

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エスティ ローダーの25年7〜12月期、黒字転換

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)の2025年7〜12月期決算は、売上高が前年同期比4.6%増の77億1000万ドル(約1兆1873億円)、営業損益が前年同期の7億100万ドル(約1079億円)の赤字から5億7000万ドル(約877億円)の黒字、純損益が同7億4600万ドル(約1148億円)の赤字から2億900万ドル(約321億円)の黒字となった。これを受けて、26年6月期通期の売上高予想の下限を上方修正し、1〜3%増とした。

カテゴリー別の売上高では、スキンケアが前年同期比5.1%増の36億2900万ドル(約5588億円)、メイクアップは同0.2%増の21億9400万ドル(約3378億円)、フレグランスは同11.5%増の15億3300万ドル(約2360億円)、ヘアケアは前年同期並みの2億9700万ドル(約457億円)だった。スキンケアとフレグランスが引き続き成長の柱となり、ヘアケアも堅調に推移した。一方で、世界的なメイクアップ需要はやや足踏みするカテゴリーも一部で見られ、同社はチャネルの最適化や新製品の投入による改善を進めている。

地域別での売上高は、米州が同0.5%減の23億9200万ドル(約3683億円)、欧州・中東・アフリカは同6.7%増の(約3209億円)、アジア太平洋は同4.6%増の17億7300万ドル(約2730億円)、中国本土は同11.2%増の14億6000万ドル(約2248億円)だった。

最大の成長ドライバーとなった中国本土市場は、2四半期連続で2ケタ成長を達成。スキンケアなど主要カテゴリー全てで小売りの売上高が伸長し、「ラ・メール(LA MER)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ル ラボ(LE LABO)」などのブランドが市場シェアを拡大した。

また、日本市場では「M・A・C」や「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」のメイクアップをはじめ「ル ラボ」などフレグランスブランドが好調で、米国、中国、日本などの主要市場でプレミアムビューティ分野でのシェアを押し上げた。米国や西欧主要国でもスキンケア、フレグランス、ヘアケアが伸び、全地域でバランスの取れた成長を示した。

ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリー(Stephane de la Faverie)最高経営責任者(CEO)は声明で、「26年度第2四半期は強固な売り上げ成長と利益率の改善を伴う実績を残し、第1四半期と併せた上半期としても堅調な業績となった」と述べ、26年度通期の見通しについて「新戦略の成果が着実に現れている。売り上げの成長を回復させ、営業利益率の拡大を実現できると確信している」とした。なお、同社は新戦略ビジョン「ビューティ リイマジンド(Beauty Reimagined)」および「プロフィット・リカバリー・アンド・グロース・プラン(Profit Recovery and Growth Plan)」のもと業績の立て直しに取り組んでいる。大規模な組織再編、文化変革と消費者向けの投資を進めており、今年度は4年ぶりの売上高成長と利益率改善を見込んでいる。

ただ、今回の発表に対して投資家の反応は分かれており、リストラ費用や関税をめぐる不透明感への懸念から株価は一時的に下落する局面も見られた。同社は関税関連の逆風が26年度通期の収益性に約1億ドル(約154億円)の影響を及ぼすと見込んでおり、その大半は下半期に集中するとしている。

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2026年グラミー賞にレディー・ガガ、ヘイリー・ビーバー、テヤナ・テイラーらが集結 米「WWD」によるベスト&ワーストドレッサーは?

第68回グラミー賞が、2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。会場には、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)、チャペル・ローン(Chappell Roan )、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish )ら多くのセレブリティーが集結した。

主要な映画賞などが集中するアワードシーズンの中でも、グラミー賞のレッドカーペットは群を抜いて自由で挑戦的な舞台であり続けてきた。その歴史を振り返ると、シェール(Cher)やレディー・ガガ、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)、カーディ・B(Cardi B)といった象徴的な存在が思い浮かぶ。1970年代、シェールは長年の友人であるデザイナー、ボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けた大胆な露出度の高いドレスを着用し、レッドカーペットを文化的なメッセージの発信地へと変えた。80年代には、グレース・ジョーンズが彫刻的なレザールックに大胆なハットを合わせて登場し、レッドカーペットをパフォーマンスアートへと昇華させた。

レディー・ガガもまた、グラミー賞に数々の名場面を刻んだ一人だ。2010年には、クリスタルや折り紙に着想した彫刻的な装飾を施した「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のドレスで登場。翌11年には、巨大なラテックス製の卵型カプセルの中に入ったまま登場し、ステージ上で“孵化”するという衝撃的な演出を披露するなど、“マザー・モンスター”像を確固たるものにした。

2000年にジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が着用したグリーンの「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドレスは、セレブリティーとファッション、そしてインターネットの関係性を一変させた。2001年には、アメリカの女性R&Bグループ、デスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)が「ヴェルサーチェ」のゴールドのお揃いコーデで登場し、統一感のあるセクシーなスタイリングでグループとしての存在感を強く印象づけた。さらに2019年、カーディ・Bは「ミュグレー(MUGLER)」の彫刻的なビンテージドレスにパールを効かせたルックで登場。グラミー賞が重視する“ファッションはパフォーマンスである”という価値観を体現し、ファッションやビンテージへの深い理解そのものを欠かせない重要な要素へと押し上げた。

米「WWD」による2026年グラミー賞のベストドレッサー&ワーストドレッサーは?

ベストドレッサー

グラミー賞における“ベストドレッサー”の基準は、上品さや洗練ではない。何より重視されるのは、自己表現と個性、そしてアーティスト本人や音楽、作品の世界観と結び付いた明確なアイデンティティだ。ドラマ性や演出力は歓迎される一方で、仕立てやサイズ感といった完成度も不可欠。ファッション業界で“グラミーのレッドカーペットらしい”と称されるルックには、常にコンセプトやメッセージ性が内包されている。

米「WWD」による今年のベストドレッサーには、「トム フォード(TOM FORD)」を着用したテヤナ・テイラー、「アライア(ALAIA)」を着用したヘイリー・ビーバー、「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」を着用したレディー・ガガ、「ヴァレンティノ」を着用したソンバー、「ミュグレー」を着用したチャペル・ローンらを選出した。

ワーストドレッサー

一方、“ワーストドレッサー”とされがちなのは、本物らしさに欠ける衣装である。アーティストが自らの創造性を表現するのではなく、ただ着飾っているだけに見えたり、無難でありきたりなスタイルや完成度の伴わない大胆さ、やり過ぎたコーディネートは評価されにくい。これまで以上にファッションへの理解が高まった現代では、完成度の低いルックは瞬時に見抜かれてしまう。ワーストドレッサーに挙がったのは、スコット・ホーイング(Scott Hoying)、マーク・ホーイング(Mark Hoying)、モリー・タトル(Molly Tuttle)、エマ・オハロラン(Emma O'Halloran)らのルックであった。

以下、来場者のスナップ一覧である。ベスト、ワーストに選ばれたルック以外も含め、会場を彩った多彩なスタイルを紹介する。

来場者スナップ一覧

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2026年グラミー賞にレディー・ガガ、ヘイリー・ビーバー、テヤナ・テイラーらが集結 米「WWD」によるベスト&ワーストドレッサーは?

第68回グラミー賞が、2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。会場には、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)、チャペル・ローン(Chappell Roan )、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish )ら多くのセレブリティーが集結した。

主要な映画賞などが集中するアワードシーズンの中でも、グラミー賞のレッドカーペットは群を抜いて自由で挑戦的な舞台であり続けてきた。その歴史を振り返ると、シェール(Cher)やレディー・ガガ、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)、カーディ・B(Cardi B)といった象徴的な存在が思い浮かぶ。1970年代、シェールは長年の友人であるデザイナー、ボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けた大胆な露出度の高いドレスを着用し、レッドカーペットを文化的なメッセージの発信地へと変えた。80年代には、グレース・ジョーンズが彫刻的なレザールックに大胆なハットを合わせて登場し、レッドカーペットをパフォーマンスアートへと昇華させた。

レディー・ガガもまた、グラミー賞に数々の名場面を刻んだ一人だ。2010年には、クリスタルや折り紙に着想した彫刻的な装飾を施した「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のドレスで登場。翌11年には、巨大なラテックス製の卵型カプセルの中に入ったまま登場し、ステージ上で“孵化”するという衝撃的な演出を披露するなど、“マザー・モンスター”像を確固たるものにした。

2000年にジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が着用したグリーンの「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドレスは、セレブリティーとファッション、そしてインターネットの関係性を一変させた。2001年には、アメリカの女性R&Bグループ、デスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)が「ヴェルサーチェ」のゴールドのお揃いコーデで登場し、統一感のあるセクシーなスタイリングでグループとしての存在感を強く印象づけた。さらに2019年、カーディ・Bは「ミュグレー(MUGLER)」の彫刻的なビンテージドレスにパールを効かせたルックで登場。グラミー賞が重視する“ファッションはパフォーマンスである”という価値観を体現し、ファッションやビンテージへの深い理解そのものを欠かせない重要な要素へと押し上げた。

米「WWD」による2026年グラミー賞のベストドレッサー&ワーストドレッサーは?

ベストドレッサー

グラミー賞における“ベストドレッサー”の基準は、上品さや洗練ではない。何より重視されるのは、自己表現と個性、そしてアーティスト本人や音楽、作品の世界観と結び付いた明確なアイデンティティだ。ドラマ性や演出力は歓迎される一方で、仕立てやサイズ感といった完成度も不可欠。ファッション業界で“グラミーのレッドカーペットらしい”と称されるルックには、常にコンセプトやメッセージ性が内包されている。

米「WWD」による今年のベストドレッサーには、「トム フォード(TOM FORD)」を着用したテヤナ・テイラー、「アライア(ALAIA)」を着用したヘイリー・ビーバー、「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」を着用したレディー・ガガ、「ヴァレンティノ」を着用したソンバー、「ミュグレー」を着用したチャペル・ローンらを選出した。

ワーストドレッサー

一方、“ワーストドレッサー”とされがちなのは、本物らしさに欠ける衣装である。アーティストが自らの創造性を表現するのではなく、ただ着飾っているだけに見えたり、無難でありきたりなスタイルや完成度の伴わない大胆さ、やり過ぎたコーディネートは評価されにくい。これまで以上にファッションへの理解が高まった現代では、完成度の低いルックは瞬時に見抜かれてしまう。ワーストドレッサーに挙がったのは、スコット・ホーイング(Scott Hoying)、マーク・ホーイング(Mark Hoying)、モリー・タトル(Molly Tuttle)、エマ・オハロラン(Emma O'Halloran)らのルックであった。

以下、来場者のスナップ一覧である。ベスト、ワーストに選ばれたルック以外も含め、会場を彩った多彩なスタイルを紹介する。

来場者スナップ一覧

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大阪文化服装学院が4月に校名を変更 記念に「タナカダイスケ」とのコラボTシャツを発売

大阪文化服装学院は、2026年4月に校名をVOUTRAIL THE FASHION ACADEMY(ヴォートレイル ファッション アカデミー)へ変更することを発表した。これを記念して、同校卒業生であり、国内外から注目を集めるファッションブランド「タナカダイスケ(TANAKADAISUKE)」とのコラボTシャツ(1万1000円)を50枚限定で発売。4月1日から、同校が運営するECショップで取り扱う。また、2月11日に開催する「大阪文化服装学院 卒業作品発表会2026」で先行販売を行う。販売予定枚数が完売次第終了となる。

「タナカダイスケ」コラボ
独自の世界観を落とし込んだTシャツ

本アイテムは、「タナカダイスケ」で人気のビジューエイド(Bijou Aid )Tシャツをベースにした特別仕様で、細かなラインストーンやビジューで絆創膏のモチーフを表現し、さらにメタルパーツを散りばめた同アイテムの世界観を生かしながら、新校名「VOUTRAIL」のロゴを刺しゅうで施した限定デザインに仕上げた。

ブランドの代名詞とも言えるビジューや刺しゅうの表現を通して、“VOGUE(流行)”と“TRAILBLAZER(開拓者)”を掛け合わせた新たな学校名“VOUTRAIL”に込めた世界観を可視化した一着。カラーはブラックとホワイトの2色で展開し、サイズはS、M、XLを用意する。

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大阪文化服装学院が4月に校名を変更 記念に「タナカダイスケ」とのコラボTシャツを発売

大阪文化服装学院は、2026年4月に校名をVOUTRAIL THE FASHION ACADEMY(ヴォートレイル ファッション アカデミー)へ変更することを発表した。これを記念して、同校卒業生であり、国内外から注目を集めるファッションブランド「タナカダイスケ(TANAKADAISUKE)」とのコラボTシャツ(1万1000円)を50枚限定で発売。4月1日から、同校が運営するECショップで取り扱う。また、2月11日に開催する「大阪文化服装学院 卒業作品発表会2026」で先行販売を行う。販売予定枚数が完売次第終了となる。

「タナカダイスケ」コラボ
独自の世界観を落とし込んだTシャツ

本アイテムは、「タナカダイスケ」で人気のビジューエイド(Bijou Aid )Tシャツをベースにした特別仕様で、細かなラインストーンやビジューで絆創膏のモチーフを表現し、さらにメタルパーツを散りばめた同アイテムの世界観を生かしながら、新校名「VOUTRAIL」のロゴを刺しゅうで施した限定デザインに仕上げた。

ブランドの代名詞とも言えるビジューや刺しゅうの表現を通して、“VOGUE(流行)”と“TRAILBLAZER(開拓者)”を掛け合わせた新たな学校名“VOUTRAIL”に込めた世界観を可視化した一着。カラーはブラックとホワイトの2色で展開し、サイズはS、M、XLを用意する。

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ミラノ冬季五輪直前イベントで学生デザイナーによるショーを開催 “スポーツとファッションの融合”をテーマに

ミラノ・コルティナ冬季五輪の直前イベントとして、国際オリンピック委員会(IOC)は冬季オリンピックファッションショーケースをミラノにある公式ホスピタリティー会場のクラブハウス26で開催した。同イベントでは各国の選手たちが競技用ウエアや開会式衣装などをまとってランウエイを闊歩したほか、ブレラ美術アカデミーファッションデザイン修士課程の生徒たちによる特別限定コレクションも披露。ウィンタースポーツに着想を得て次世代のファッションデザイナーを目指す学生が作り上げたルックを披露した。

ミラノのブレラ美術アカデミーは1776年に設立された歴史的な国立大学で、今大会のメダル授与式で関係者が着用するユニホームも手掛けている。今回の企画はミラノ・コルティナ2026のレガシープロジェクトによるもので、イタリアファッションの未来を担う学生たちに冬季オリンピックに着想を得た作品をデザイン、発表する機会を提供した。26のデザインはウインタースポーツの動きに見られる影や形、パターンに加え、1956年に開催されたコルティナダンペッツォ冬季五輪大会のポスターや伝統的なユニホームなどからインスピレーションを得て制作。これらの作品はミラノのMDモデルアカデミーの学生たちが着用した。

ルック&バックステージ一覧

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ミラノ冬季五輪直前イベントで学生デザイナーによるショーを開催 “スポーツとファッションの融合”をテーマに

ミラノ・コルティナ冬季五輪の直前イベントとして、国際オリンピック委員会(IOC)は冬季オリンピックファッションショーケースをミラノにある公式ホスピタリティー会場のクラブハウス26で開催した。同イベントでは各国の選手たちが競技用ウエアや開会式衣装などをまとってランウエイを闊歩したほか、ブレラ美術アカデミーファッションデザイン修士課程の生徒たちによる特別限定コレクションも披露。ウィンタースポーツに着想を得て次世代のファッションデザイナーを目指す学生が作り上げたルックを披露した。

ミラノのブレラ美術アカデミーは1776年に設立された歴史的な国立大学で、今大会のメダル授与式で関係者が着用するユニホームも手掛けている。今回の企画はミラノ・コルティナ2026のレガシープロジェクトによるもので、イタリアファッションの未来を担う学生たちに冬季オリンピックに着想を得た作品をデザイン、発表する機会を提供した。26のデザインはウインタースポーツの動きに見られる影や形、パターンに加え、1956年に開催されたコルティナダンペッツォ冬季五輪大会のポスターや伝統的なユニホームなどからインスピレーションを得て制作。これらの作品はミラノのMDモデルアカデミーの学生たちが着用した。

ルック&バックステージ一覧

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「マリメッコ」のニットバッグシリーズに“ケイダス”のプリントが登場 新型のミニハンドバッグも発売

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のニットバックシリーズから、“ケイダス(KEIDAS)”のプリントが登場する。2月20日に全国の「マリメッコ」店舗および公式オンラインストアで発売する。インポート商品のため、入荷が遅れる場合もある。

2026年春コレクションで、新たに登場する“ケイダス”は、1967年にアンニカ・リマラ(Annika Rimala)がユースカルチャーのエネルギーに着想を得た、リズミカルで装飾的なデザインだ。本コレクションには、ラージバッグ(4万8400円)やショルダーバッグ(3万4100円)、ミニショルダーバッグ(3万1900円)に加え、新たにフォルムが愛らしいミニハンドバッグ(2万9700円)が登場する。

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「マリメッコ」のニットバッグシリーズに“ケイダス”のプリントが登場 新型のミニハンドバッグも発売

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のニットバックシリーズから、“ケイダス(KEIDAS)”のプリントが登場する。2月20日に全国の「マリメッコ」店舗および公式オンラインストアで発売する。インポート商品のため、入荷が遅れる場合もある。

2026年春コレクションで、新たに登場する“ケイダス”は、1967年にアンニカ・リマラ(Annika Rimala)がユースカルチャーのエネルギーに着想を得た、リズミカルで装飾的なデザインだ。本コレクションには、ラージバッグ(4万8400円)やショルダーバッグ(3万4100円)、ミニショルダーバッグ(3万1900円)に加え、新たにフォルムが愛らしいミニハンドバッグ(2万9700円)が登場する。

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リーバイス、25年は4%増収 非中核事業の整理やコスト削減で利益も確保

リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)の2025年11月期決算は、売上高が前期比4.1%増の62億8200万ドル(約9734億円)、営業利益は約2.5倍(同157.9%増)の6億7760万ドル(約1050億円)、純利益も約2.5倍以上(同174.5%増)の5億7810万ドル(約896億円)だった。なお営業利益と純利益が大幅に増加している理由として、事業再編費用や、のれんおよび無形資産の減損費用が24年と比べて大幅に減少したことなどが挙げられる。

地域別での売上高は、南北アメリカが同3.0%増の32億9700万ドル(約5110億円)、欧州は同5.0%増の16億9930万ドル(約2633億円)、アジアは同4.8%増の11億3440万ドル(約1758億円)といずれも増収。販売チャネル別で見ると、卸の売上高が同0.5%減の32億520万ドル(約4968億円)、小売は同9.5%増の30億7680万ドル(約4769億円)だった。

25年7月に「ドッカーズ」を約480億円で売却

同社はここ数年、生産性向上およびブランド力のさらなる強化のため、非中核事業の整理やECの内製化、小売りへのシフトを進めている。その一環として、25年7月には傘下のカジュアルウエアブランド「ドッカーズ(DOCKERS)」のIP(知的財産)と北米事業を米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)に3億1100万ドル(約482億円)で売却。その他の地域における事業の売却は、2月末までに取引が完了する見込み。

また、引き続きウィメンズの強化とヨガウエアブランド「ビヨンド ヨガ(BEYOND YOGA)」の開発に取り組んだ。同ブランドはまだ小規模ではあるものの、25年の売上高は同15.4%増の1億5130万ドル(約234億円)と好調だった。

なお、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の影響について同社は、「業績が好調なことに加え、効率性の向上や購買ボリュームが非常に大きいことの強みなどにより、関税に関するコストは相殺できている」とコメントした。

約20年ぶりにスーパーボウル中にCMを放送

ミシェル・ガス(Michelle Gass)社長兼最高経営責任者は、「ここ数年、当社は小売り優先かつ完全なるデニムのライフスタイルブランドとなるべく、大胆な改革を行ってきた。焦点を絞り、業務運用を改善することで、より機敏に動ける組織になった。その結果『リーバイス』ブランドの収益性が向上し、25年の業績もそれを反映したものとなっている。26年も、この力強い歩みを緩めることなく進んでいく」と語った。

なお、2月8日にはアメリカンフットボールの頂点を決める米国最大級のスポーツイベント「第60回スーパーボウル(Super Bowl 2026)」が開催される。今年はリーバイスの本拠地サンフランシスコ近隣にあるリーバイス・スタジアム(Levi's Stadium)が会場となっていることもあり、同社はおよそ20年ぶりにスーパーボウル中にCMを放送するという。また、当日に向けてさまざまなコラボレーション商品の販売やポップアップイベントなどを行っている。

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リーバイス、25年は4%増収 非中核事業の整理やコスト削減で利益も確保

リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)の2025年11月期決算は、売上高が前期比4.1%増の62億8200万ドル(約9734億円)、営業利益は約2.5倍(同157.9%増)の6億7760万ドル(約1050億円)、純利益も約2.5倍以上(同174.5%増)の5億7810万ドル(約896億円)だった。なお営業利益と純利益が大幅に増加している理由として、事業再編費用や、のれんおよび無形資産の減損費用が24年と比べて大幅に減少したことなどが挙げられる。

地域別での売上高は、南北アメリカが同3.0%増の32億9700万ドル(約5110億円)、欧州は同5.0%増の16億9930万ドル(約2633億円)、アジアは同4.8%増の11億3440万ドル(約1758億円)といずれも増収。販売チャネル別で見ると、卸の売上高が同0.5%減の32億520万ドル(約4968億円)、小売は同9.5%増の30億7680万ドル(約4769億円)だった。

25年7月に「ドッカーズ」を約480億円で売却

同社はここ数年、生産性向上およびブランド力のさらなる強化のため、非中核事業の整理やECの内製化、小売りへのシフトを進めている。その一環として、25年7月には傘下のカジュアルウエアブランド「ドッカーズ(DOCKERS)」のIP(知的財産)と北米事業を米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)に3億1100万ドル(約482億円)で売却。その他の地域における事業の売却は、2月末までに取引が完了する見込み。

また、引き続きウィメンズの強化とヨガウエアブランド「ビヨンド ヨガ(BEYOND YOGA)」の開発に取り組んだ。同ブランドはまだ小規模ではあるものの、25年の売上高は同15.4%増の1億5130万ドル(約234億円)と好調だった。

なお、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の影響について同社は、「業績が好調なことに加え、効率性の向上や購買ボリュームが非常に大きいことの強みなどにより、関税に関するコストは相殺できている」とコメントした。

約20年ぶりにスーパーボウル中にCMを放送

ミシェル・ガス(Michelle Gass)社長兼最高経営責任者は、「ここ数年、当社は小売り優先かつ完全なるデニムのライフスタイルブランドとなるべく、大胆な改革を行ってきた。焦点を絞り、業務運用を改善することで、より機敏に動ける組織になった。その結果『リーバイス』ブランドの収益性が向上し、25年の業績もそれを反映したものとなっている。26年も、この力強い歩みを緩めることなく進んでいく」と語った。

なお、2月8日にはアメリカンフットボールの頂点を決める米国最大級のスポーツイベント「第60回スーパーボウル(Super Bowl 2026)」が開催される。今年はリーバイスの本拠地サンフランシスコ近隣にあるリーバイス・スタジアム(Levi's Stadium)が会場となっていることもあり、同社はおよそ20年ぶりにスーパーボウル中にCMを放送するという。また、当日に向けてさまざまなコラボレーション商品の販売やポップアップイベントなどを行っている。

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「フレッドペリー」がクリス・ヴァン・アッシュと初コラボ “ユースカルチャーのユニホーム”を再構築

英国発のファッションブランド「フレッドペリー(FRED PERRY)」は2月20日、ベルギー出身のデザイナー、クリス・ヴァン・アッシュ(KRIS VAN ASSCHE)との新たなコラボレーションコレクションを発売する。販売は「フレッドペリーショップ」東京・大阪・名古屋および公式オンラインストアで行う。

初のコラボレーションとなる今回のコレクションでは、ユースカルチャーのユニホームを再定義してアップデートすることを目指し、スポーツとストリートの文脈を持つ「フレッドペリー」のクラシカルなアイテムを独自の視点で再構築した全12型を展開する。

象徴的なアイテムの一つが、“フレッドペリー シャツ”だ。鮮やかなレッドのボディーに、クリス・ヴァン・アッシュのプライベートコレクションから選ばれた花の写真を用いた3つのバッジを付属。植物のモチーフは彼のキャリアを通じて繰り返し登場するテーマであり、本作でも重要なスタイリングディテールとして機能する。

また、ブランド定番のコットンピケ素材を用いた“ピケ シャツ”も登場。ホワイトボディーにブラックのツインティップとブラックボタンを配し、プリタイド仕様で調整可能なブラックタイを付属することで、テーラードシャツのような佇まいを演出する。

トラックスーツは“スーツ”へと昇華。クラシックなトラックジャケットとトラックパンツをベースに、ブラック×ホワイトのピンストライプで仕立てたほか、同素材のトラックスカートもラインアップする。さらに、ブレザーとショーツのセットアップや、スエットとシャツの要素を融合したハイブリッドな“スエット・シャツ”、トロンプルイユ表現を取り入れたニットウエアなど、両者のアイコニックなディテールが交差するアイテムをそろえる。アクセサリーとしては、ブラックのキャップを用意。スポーツのルーツを想起させながら、スーツスタイルを程よくドレスダウンさせるキーアイテムとして提案する。

クリス・ヴァン・アッシュは、「ディオール オム(DIOR HOMME)」のアーティスティック・ディレクターを11年間務め、その後「ベルルッティ(BERLUTI)」でもテーラリングとカルチャーを融合させた表現で高い評価を得てきた。本人が語る「既存のルールを打ち破ることが好き」という姿勢が、「フレッドペリー」の反骨精神と共鳴し、今回のパートナーシップが実現した。

ローンチパーティー

発売日の2月20日には、「フレッドペリーショップ」東京でローンチパーティーを開催。クリス・ヴァン・アッシュ本人に加え、スタイリスト/ファッションディレクターのTEPPEI、お笑いトリオ・四千頭身の都筑拓紀が登壇し、トークセッションを行う予定だ。

■ローンチパーティー概要
日時:2026年2月20日19:00〜21:00
会場:「フレッドペリー」ショップ東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-6
入場:無料(※混雑時は入場制限の可能性あり)

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「4℃ オムプラス」から新作ブレスレットコレクションが登場 自然な美しさで日常に寄り添うミニマルジュエリー

「4℃ オムプラス(4℃ HOMME+)」は2月6日、ミニマルなデザインで洗練されたシルエットが特徴のコレクション“Raw line”を発売する。一部の「4℃(ヨンドシー)」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「4℃ オムプラス」新作ジュエリー
自分に合ったスタイルが見つかる3つのコレクション

アイテムは、シンプルで洗練された佇まいのコレクションと、繊細さと重厚さを併せ持つコレクション、マグネットジョイントを採用した機能的なコレクションの3つを軸に、全10種類で展開する。

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ルーヴル美術館から盗難された王冠、無惨な姿でも「修復可能」 「カルティエ」など5大ジュエラーが協力

ルーヴル美術館で発生した盗難事件で盗まれていたウジェニー皇后、フランス皇帝ナポレオン3世の皇后の王冠について、同美術館は現場近くで回収された王冠は大きな損傷を受けて激しく形が変わっているが、完全な修復が可能になるとの見解を発表した。

この王冠は、昨年10月19日に総額8800万ユーロ(約161億円)相当の歴史的宝飾品が強奪された事件で紛失していたが、翌日に発見されていた。

美術館によると、王冠は展示ケースから取り外された際に変形し、輪が外れ、そのうちの1つは既に展示室で紛失、その後は激しい衝撃により押し潰されたという。当初は8つのダイヤモンドとエメラルドと、8つの金の鷲が交互に配置されていが、現在鷲は1羽のみが失われており、4羽は台座から外れ、一部は変形している。一方、ダイヤモンドとエメラルドは無傷で、王冠の枠にしっかりと固定されており、欠けた部分はなかった。元々56個のエメラルドで構成されていた王冠は現在も全て残り、1354個のダイヤモンドのうち、台座の縁を飾る非常に小さなダイヤモンドが約10個失われ、9個は外れたものの保存されている。したがって再建や再製作に頼ることなく、枠の形状を変更するだけで完全な修復が可能と判断した。

前例のない修復に際しては、専門の諮問委員会を設置し、ルーヴル美術館のロレンス・デ・カール(Laurence des Cars)館長を委員長として、以下の6人を委員に任命した。アンヌ・ディオン(Anne Dion)=ルーヴル美術館美術品部門副部長、ミシェル・ウーゼ(Michele Heuze)宝飾史研究者、オルセー美術館で第二帝政期の装飾美術を担当するアナイス・アルシュ(Anais Alchus)学芸員、フランソワ・ファルジュ(Francois Farges)鉱物学者・国立自然史博物館教授、エマニュエル・プレ(Emmanuel Ple)=フランス美術館研究修復センター装飾美術部門・歴史的金属工房責任者、オリヴィエ・ガベ(Olivier Gabet)=ルーヴル美術館美術工芸品部門ディレクター。

委員に加え、「メレリオ(MELLERIO)」「ショーメ(CHAUMET)」「カルティエ(CARTIER)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」という王冠と深く関わりのあるフランスの5大ジュエリーブランドから工房長や職人が代表として参加する。

本文中の円換算レート:1ユーロ=184円

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マスターマインド ア ベイシング エイプ®が6年ぶりに日本再上陸 伊勢丹新宿メンズ館でポップアップ 

2018年に香港で誕生した「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)と「マスターマインド・ジャパン(MASTERMIND JAPAN)」によるコンセプトショップの“マスターマインド ア ベイシング エイプ®(mastermind A BATHING APE®)”は、約6年ぶりに日本に再上陸し、2月11〜17日に伊勢丹新宿メンズ館でポップアップストアをオープンする。またこれに際して、最新コレクション“mastermind A BATHING APE®︎ 18TH”を同時発売する。

“mastermind A BATHING APE®”新作コレクション
ロゴを重ねた新たなモチーフが登場

本コレクションは、“パンク”の反骨の美学に着想を得て制作し、DIY精神や反体制の姿勢をグラフィックとして再構築。アイテムは、両者のイニシャルである“M”と“B”をスプレーペイントで表現したモチーフや、ロゴを重ね合わせた新たなデザイン“mastermind BAPE®︎ LOGO”をあしらった“Tシャツ”2型(3万3000〜3万6300円)、“ボンバージャケット”(10万4500円)、“カーゴパンツ”(6万500円)をラインアップするほか、フロントにクロスボーンスカル、バックに“エイプ ヘッド”をブリーチ加工で表現した“クルーネックスエット”(5万2800円)や、アッパーに牛革を使用し、上品に仕上げた “ベイプ スタ”(5万5000円)も用意する。

ポップアップ概要

■mastermind A BATHING APE®
日程:2月11〜17日
場所:伊勢丹新宿本店メンズ館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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クリエイティブディレクターNIGO®によるファミマの新ロゴを公開 今夏に旗艦店オープン

ファミリーマートのクリエイティブディレクターであるデザイナー・NIGO®は2月5日、自身の公式インスタグラムで、今年の夏にオープンを予定している旗艦店「FAMIMA」の新ロゴデザインを初公開した。

“NIGOの日”に待望の旗艦店ロゴを公開

今年の2月5日“NIGOの日”、クリエイティブディレクター就任の発表からちょうど1年を迎えた。NIGO®デザイナーは、次世代店舗および戦略商品カテゴリーのクリエイティブディレクター、マーケティングキャンペーンの監修、店舗内に設置のデジタルサイネージメディア“ファミリーマートビジョン(FAMILYMARTVISION)”による次世代マーケティングの開発など、ファミリーマートと幅広い分野での協業してきた。

本ロゴは、同氏が今回のプロジェクトのために特別にデザインしたものだ。また、新ロゴを使用した限定商品を発売する。同アイテムは、今夏オープンする都内の旗艦店での展開も予定している。詳細な時期やアイテムラインアップについては、順次アップデートしていく。

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クリエイティブディレクターNIGO®によるファミマの新ロゴを公開 今夏に旗艦店オープン

ファミリーマートのクリエイティブディレクターであるデザイナー・NIGO®は2月5日、自身の公式インスタグラムで、今年の夏にオープンを予定している旗艦店「FAMIMA」の新ロゴデザインを初公開した。

“NIGOの日”に待望の旗艦店ロゴを公開

今年の2月5日“NIGOの日”、クリエイティブディレクター就任の発表からちょうど1年を迎えた。NIGO®デザイナーは、次世代店舗および戦略商品カテゴリーのクリエイティブディレクター、マーケティングキャンペーンの監修、店舗内に設置のデジタルサイネージメディア“ファミリーマートビジョン(FAMILYMARTVISION)”による次世代マーケティングの開発など、ファミリーマートと幅広い分野での協業してきた。

本ロゴは、同氏が今回のプロジェクトのために特別にデザインしたものだ。また、新ロゴを使用した限定商品を発売する。同アイテムは、今夏オープンする都内の旗艦店での展開も予定している。詳細な時期やアイテムラインアップについては、順次アップデートしていく。

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【プラザスタイル 鈴木努カンパニーエグゼクティブプレジデント】利便性と店頭の魅力を追求し、60周年を「変化」の年に

PROFILE: 鈴木努/カンパニーエグゼクティブプレジデント

鈴木努/カンパニーエグゼクティブプレジデント
PROFILE: (すずき・つとむ)大手ファッション企業でブランド責任者や支店長、執行役員を歴任。2022年8月にプラザスタイルカンパニーに入社し、23年6月から現職 PHOTO : TAMEKI OSHIRO

スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーが運営するライフスタイルストア「プラザ(PLAZA)」は、今年60周年を迎える。スローガン「HEARTS UP!」を合言葉に、オムニチャネル化や新規格の店舗開発、キャラクタービジネスの新提案、ショップのメディア化などのさまざまな施策で、アニバーサリーイヤーにさらなる進化を目指す。

ワクワクの“見える化”で
合言葉「HEARTS UP!」の浸透を

WWD:25年の市場の変化をどう見る?

鈴木努カンパニーエグゼクティブプレジデント(以下、鈴木):トレンドの移り変わりが年々早くなっていると実感する。一瞬で盛り上がり、すぐに収束する。サイクルが速くなったことで、バイヤーは次のトレンドの発見に一層難しさを感じている。製品面での差別化も厳しくなっていることから、25年は「プラザ」の魅力を上げる土台づくりに注力した。

WWD:「土台づくり」とは。

鈴木:8月には全国63店舗で、ECで購入した製品を店頭で受け取れるサービスを開始した。駅ビルなどのトラフィックが多い立地にある店舗の優位性を生かしたサービスで、導入初月の利用件数は800件、翌月には1800件と順調に伸長している。送料もかからないので、家で届くのを待つよりも帰路に受け取りたいといったニーズをすくい上げている。受け取りに来店したお客さまのうちの2割は別の買い物をしており、タッチポイントの増加にも寄与している。また、LINEギフトにも参画した。1000円からギフト券を用意し、店頭での利用も可能にしている。ECと店舗を分けて考える企業が多いが、われわれは1つに考えており、これらのサービスも店舗への送客を増やす“援護射撃”という立ち位置だ。オムニチャネル化によって店頭とECの両方を使っていただくお客さまを増やすことを重視している。実際、両方を使用するお客さまの客単価は片方のみと比較し、4倍になっている。

WWD:24年に行ったリブランディングの進捗は?

鈴木:新卒の面接時に「キャッチコピーに引かれた」という声を聞くなど、社内外でその浸透を実感している。次なるステップとして、その“ワクワク”を数値化して可視化することに着手する。お客さまから言われた「ありがとう」の数でも、完売した製品の数でもなんでも構わない。「HEARTS UP!」の“見える化”により、その合言葉のさらなる浸透と持続につなげたい。まずは次回の店長会議で店舗ごとの記録を発表してもらう予定だ。

WWD:25年の売り上げをけん引したアイテムは?

鈴木:スキンケアやメイクの堅調に加え、ヘアケアが好調だった。特にけん引したのが「リファ(REFA)」だ。「プラザ」では売れ筋が毎週変動するが、“リファハートコーム アイラ”は2970円という価格もギフト向きで、常に上位だった。もう一つは「ポップマート(POPMART)」のブラインドボックス。ぬいぐるみキーリングもトレンド感があり人気だった。7月に売り出したポーチやトートバッグなど「ハワイアン航空」とのコラボは、発売初日の朝は行列ができ、ECもあっという間に完売した。レトロ感のあるヘリテージロゴとグラフィックを今っぽくアレンジできた点が人気の要因と分析している。面白くて話題性のあるコラボこそが「プラザ」の王道だとあらためて気づかされた。

WWD:手応えを感じた新店は?

鈴木:11月にオープンした、三井アウトレットパーク岡崎店が非常に好調だ。アウトレットはもはや在庫処分の場ではなく、エンターテインメントの場。その変化が「プラザ」の売り場の魅力とマッチしている。また、10月にオープンした名古屋サカエチカ店も絶好調。全国で一番小さい32坪の店舗だが「プラザ」の魅力がギュッと詰まっている。この成功事例から、今年は30坪程度の狭小店舗をトラフィックの多い場所に積極的に増やしていく計画だ。冒頭に話した、ECで購入した製品の受け取りサービスにもマッチしている。一方で、歳時期に合わせて変化する心踊るMDを面でしっかり見せられる300坪程度の超大型店もつくりたいと思っている。

WWD:今年は創業60周年を迎える。

鈴木:まずは、店舗スタッフの制服を刷新する。現在、若手社員を中心とするプロジェクトチームが「自分たちが着たい制服」をキーワードに制作を進めている。3月の展示会でお披露目し、今秋には切り替える予定だ。ビジネス面では、店頭のメディア化に取り組む。トレンドに敏感なZ世代が集まる「プラザ」の空間をより多くの企業に活用してもらいたい。たとえば、Z世代に向けた新保険サービスの紹介など、現在の取引先の枠を超えた企業と一緒に面白い取り組みを実施したい。また、キャラクターの常設店オープンもいくつか予定している。さまざまな施策を用意しているので、26年は大きく変化する年になるはずだ。その変化を社員とともに楽しんでいきたい。

個人的に今注目している人

内閣総理大臣 高市早苗さん

日本国内だけでなく、彼女の言動と行動に世界が注目している。G20サミットでのイタリア メローニ首相とのハグなど、外交の場での立ち居振る舞いを見ても、あれをやれる日本の首相はこれまでいなかった。その言動や行動からは、過去にやってきたことの継続ではなく、「私の代で変えていく」という変化を目指す強い意志が感じられ、私自身も共感する。政治家の家に生まれたわけではなく、努力で今の地位まで駆け上がったというのも尊敬するし、純粋に応援したい。

COMPANY DATA
スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー

1966年創立。スタイリングライフ グループの雑貨小売事業を展開する。同年、米国スタイルのドラッグストアとして、東京・銀座のソニービルに日本初の輸入生活雑貨店「プラザ」(当時ソニープラザ)第1号店をオープン。2024年2月、創業60周年を前にリブランディングを実施し「HEARTS UP!」を新たなスローガンとして日常の心拍数を上げる「ライフモチベートブランド」へとアップデートした。現在は直営店事業、フランチャイズ事業、ライセンス事業を展開する

TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
スタイリングライフ・ホールディングス
プラザスタイル カンパニー
https://www.plazastyle.com/contents/contact/

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【I-ne 大西洋平社長】第3・第4の柱が成長 “種”に投資し、太い柱へ

PROFILE: 大西洋平/社長

大西洋平/社長
PROFILE: (おおにし・ようへい)2005年、立命館大学在学中にアパレルモバイル通販事業とインターネット広告代理事業の個人事業主としてY.B.Oを創業。07年3月にI-neを設立。デジタルを中心とするマーケティング戦略が奏功し、数々のヒットコスメを世に送り出している PHOTO : KOJI SHIMAMURA

ヒットを生み出す巧みな製品開発と挑戦を続ける“ベンチャー精神”を武器にビューティ業界で着実に存在感を強めているのがI-neだ。ヘアケアや美容家電のみにとどまらず、近年はスキンケアやインナーケア、ライフスタイルなど多様なカテゴリーにも進出する。主力に次ぐ、第3、第4の柱が着実に育ちつつあり、成長の裾野を広げている。

「原点回帰と進化」で
I-neらしさをもう一度

WWD:2025年は多領域でブランドを立ち上げた。

大西洋平社長(以下、大西):ビューティカンパニーとして「多種多様なカテゴリーでイノベーションを起こす」という指針の下、今一度アクセルを踏んだ。ヘアケアと美容家電の二本柱だった事業構造から、すでに3本目の柱が立ち上がり、4本目の芽も出始めている。弊社では、ヘアケアと美容家電以外のカテゴリーをまとめて“スキンケアその他”と定義しているが、25年はここが想定以上に成長し、売り上げ構成比が約20%にまで拡大した。

WWD:好調だったブランドは。

大西:柔軟剤の「リウェア(REWEAR)」、機能性飲料の「ティーフレックス(TEAFLEX)」、コラーゲン配合プロテインの「コラテイン(COLLATEIN)」など、新たに立ち上げたブランドはどれも好調に推移した。また、24年10月に買収したスキンケアブランド「トゥヴェール(TOUT VERT)」もカテゴリーの成長に大きく貢献している。

WWD:ヘアケアや美容家電はどうか。

大西:ヘアケアは、「ボタニスト(BOTANIST)」と「ヨル(YOLU)」という弊社の2大ブランドがトップシェアを維持できた。「ボタニスト」は25年9月に発売したパロサントの香りの“サンタル”シリーズも好調に寄与した。美容家電は、市場全体で中価格帯が伸長していることから、低価格帯に軸を置いてきた「サロニア(SALONIA)」も価格幅を広げたことで利益率が改善した。24年にアルテミスを買収したことで自社グループ内で設計・開発が可能になった点も、利益率の改善に大きく寄与している。ただ、成長率で見るとこの2カテゴリーはやや伸び悩んでいる。立て直しの余地があり、ここを再成長軌道に乗せることが26年の課題だ。

WWD:成長鈍化の背景は。

大西:2年前の組織変更で当社独自の開発フレーム「IPTOS(イプトス)」を高度に最適化することに時間を要したことが一因だと見ている。25年初頭に運用プロセスを見直したことで現在は再成長に向けての兆しをとらえはじめている。再構築後に投入した「ヨル」の新シリーズ“メロウナイトリペア”は、直近のドラッグストアにおける中価格帯製品の中でトップ3に入るなど、好調な立ち上がりを見せた。新体制で開発した製品は26年下期以降に本格的に市場へ投入される見通しで、そこではヒットを着実に積み重ねていきたい。また、ヘアケア市場ではプレミアム化が加速しており、特に機能性を重視するトレンドは引き続き強いが、当社としてはその流れを捉えた製品の投入がやや出遅れた部分もあった。25年に発表した「日本美科学研究所(JBIST)」は、研究開発機能を強化し、より付加価値の高い製品を生み出すために設立した、当社初の研究拠点だ。理想的な連携体制が構築できており、唯一性が高く品質のいい製品開発が可能になると考えている。これからの展開に期待してほしい。

WWD:EC事業はどうか。

大西:オンラインは非常に好調だった。売り上げは前年比で53~56%増と大幅に成長し、オンライン売り上げ比率も前期の32%から44%まで上昇した。特に、オンライン限定で展開している3倍の大容量サイズが好調で、ヘアケア製品の店頭で製品を知り、よりお得な大容量製品をオンラインで購入するという理想的な流れができている。

WWD:海外事業の進捗は。

大西:現在は親和性の高いアジア市場を中心に慎重に可能性を探っている段階で、テストフェーズにある。商材はほぼヘアケアで、主に「ヨル」。大きなマーケティング投資は行わず、SKUは増やしながら徐々に広げていく考えだ。海外は不確定要素が大きいため、数値目標を強く置くより、親和性の高い市場でテストを重ね、勝算があると判断したタイミングでしっかり投資したい。将来的にグローバルカンパニーを目指す思いは強いが、まずは慎重に可能性やタイミングを見極めていく。

WWD:組織づくりで重視する点は。

大西:前例がなくても挑戦する文化は当社の大きな強みだ。組織拡大に伴う課題もあったが、現在はスモールチーム化と迅速な意思決定を重視した体制に見直している。規模が大きくなってもスピード感や挑戦しやすい環境づくりは引き続き大切にしたい。

WWD:売上高1000億円という目標に向けて、来年はどんな年になりそうか。

大西:美容家電とヘアケアをしっかり立て直しながら、好調なスキンケアなどの「種」に投資し、柱を太くする。組織面では、今年掲げた「原点回帰と進化」の考え方を貫く。階層を増やさずスピーディーに挑戦する。そうしたI-neらしさをもう一度強くしていきたい。

個人的に今注目している人

盆栽プロデューサー 小島鉄平さん

日本の盆栽文化を現代的にアップデートし、海外へ発信しながらファンを増やしていく姿に強く影響を受けている。僕自身も盆栽が趣味で、30~40鉢ほどコレクションしているが、盆栽は毎日手をかけなければならない、生きるアート。水をあげ過ぎても足りな過ぎても枯れてしまうし、形づくりの答えが出るのは数年後だ。何百年ものあいだ人の手で命をつないできた、歴史にロマンを感じる。日本の文化を世界に広げていくという点で、I-neが目指すJビューティへの挑戦とも通じると感じている。

COMPANY DATA
I-ne

2007年3月設立。消費者の潜在的ニーズを製品開発に反映し「ボタニスト」などのヒットブランドを生み出す。アイデア→企画→検証→EC販売→本格展開をたどる独自のブランドマネジメントシステム「IPTOS」を運用し、新規分野や海外にも事業を広げる。20年9月、東証マザースに上場。23年に東証プライムへ市場区分を変更した。24年は100億円でトゥヴェールを買収し、話題に。24年12月期の連結売上高は450億円。25年12月期の売上高は前期比15.5%増の520億円を見込む

TEXT : NAOMI SAKAI
問い合わせ先
I-ne
0120-333-476

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【アイスタイル 遠藤宗社長 COO】好業績に安住せず次の変革へ踏み出す

PROFILE: 遠藤宗/社長 COO

遠藤宗/社長 COO
PROFILE: (えんどう・はじめ)1973年9月10日生まれ、静岡県出身。ヤナセ、船井総合研究所、たしろ薬品などを経て、2007年「アットコスメストア」の開業に伴い設立されたコスメネクスト(現アイスタイルリテール)取締役に就任し、アイスタイルグループに参画。2014年コスメネクスト社長を経て、22年9月から現職 PHOTO : HIRONORI SAKUNAGA

香港での旗艦店開業や共創型イベント「トーキョービューティーウィーク(TOKYO BEAUTY WEEK)」の立ち上げなど、2025年はアイスタイルにとって次の成長に向けた布石を打つ一年となった。一方で、足元の好調さに安住することなく、中長期の「非連続な成長」をいかに実現するか。意識はすでに、未来を切り開く次の一手へと向けられている。

次の10年を見据えた変革フェーズへ

WWD:2025年は大型の取り組みが相次いだ。

遠藤宗社長COO(以下、遠藤):直近では香港での旗艦店の開業をはじめ、次の一歩を踏み出した年となった。各事業はいずれも成長を遂げ、中長期計画に沿って順調に推移しているという手応えもある。一方で、中核事業である「アットコスメ(@COSME)」を含め、現状のビジネスモデルの延長で、10年後も本当に成長していられるのか、経営として改めて問い直す局面にきている。海外の旗艦店の出店は大きな挑戦ではあるが、あくまで想定内の取り組みだ。持続的な成長を実現するためには、既存の延長線ではなく、どこかで非連続的な成長を描く必要がある。こうした課題意識を踏まえ、26年は「変化」に向けて本格的に動き出す。

WWD:11月に開催したビューティイベント「トーキョービューティーウィーク」はこれまでにない挑戦となった。

遠藤:ブランドや行政など、多様なステークホルダーが協働する「トーキョービューティーウィーク」は、共創型の枠組みで次の時代のビューティカルチャーを世界に発信することを目的としている。「ビューティの東京」という構想のもと、日本のビューティ産業全体の底上げを図る取り組みだ。今回は準備期間が短かったが、来場者、参加ブランドの双方からポジティブな反応が得られた。26年は初頭から準備を進め、完成度を高めていきたい。ファッションとビューティの距離をどう縮めるか、異業種や街を巻き込んだ議論についてもさらに深めていく。

WWD:コンサル事業にも本腰を入れる。

遠藤:「アットコスメ」には膨大で有用な口コミデータが蓄積されている。B2Bの新サービス「アットコスメ コパイロット」は、そうしたデータの中から、口コミに特化したAI分析ができ、マーケティングの意思決定に活用できる形で可視化するツールだ。その上で、さらに踏み込んだ分析や示唆が必要な領域については、コンサルティングで対応するという流れを構築していく。単なる業務効率化ツールではなく、「誰に、何を、どのタイミングで届けるのが最適か」を判断するための基盤にしたい。

WWD:AI活用を強めていく方針か。

遠藤:AIに任せるべき業務は確実に存在しており、いま改めてその活用領域を見極めるフェーズに入っている。特に社内オペレーションの効率化において、AIは非常に有効な手段だ。一方で、情報の真偽が判別しにくくなっているという課題も無視できない。アイスタイルのビジネスは、ユーザーやブランドパートナーとの信頼の上に成り立っている。その信頼を裏切るようなAIの使い方は、絶対にしない。生活者とのフロントにどのように導入するかについては、慎重に判断していく。店頭のポップや演出といったライブ感は人が生み出すものだ。リアルな世界観はAIでは代替できない。ウェブとリアル店舗の両方を持つことは、奪われない価値である。

WWD:26年の重点テーマは。

遠藤:足元で優先度が高いのは引き続き、B2Bビジネスの進化だ。「アットコスメ コパイロット」やコンサルティングサービスはもちろん、蓄積された生活者の行動データをもとに個々のユーザーに必要な情報を適切に届けるCRM的なサービスを、ブランドと生活者双方にとって有益な形で実現したい。

WWD:店やECの在り方を、どう描いているか。

遠藤:店舗については、新規出店や既存店の売り場面積の拡張を進める。前述の通り、これまでの定石にこだわらず、フレグランスやヘアケアなど新たなカテゴリーの強化や、より進化した体験を作っていく必要がある。ECも同様で、抜本的な進化が必要だ。中のシステムは長く変わっておらず、基幹システムの刷新にすでに動き出している。成長を受け止める受け皿が弱ければ、成長そのものが止まってしまう。次に狙う成長は、これまでの受け皿では受けきれない。守りを固めながら攻める、その両立が不可欠だ。

WWD:組織文化の課題は。

遠藤:もっと「変えていい」という意識を組織に根付かせたい。アイスタイルにとってユーザーやブランドからの信頼はなにより重要だが、それが必要な変化を妨げる盾になってはいけない。よりよいサービスや事業を目指すために必要であれば、これまで守ってきたルールも変えて良いし、変えるべきだ。そのためには、経営側も変わる姿勢を示さなければならない。AIの活用などによって人がやらなくていい仕事を減らし、その分、変革に向き合う仕事に時間を使える状態をつくる。26年は、組織・事業の両面で次の10年を見据えた変革の端緒としたい。

個人的に今注目している人

YouTuber たそがれもーどさん

温泉が好きで月に一度は必ず訪れている。その中でYouTubeで温泉と食を軸にした旅を発信する「たそがれもーど」に注目しており、次はどこを訪れるのか、その行き先を追うこと自体を楽しんでいる。実際に温泉選びの参考にすることも多く、昨年は北海道・養老牛温泉の源泉掛け流し宿「湯宿だいいち」を訪れたが、泉質が最高だった。

COMPANY DATA
アイスタイル

化粧品メーカーに勤務していた山田メユミ(現取締役)が自身のメルマガをきっかけにコスメ・美容の総合サイト「アットコスメ」を開設。事業化のため吉松徹郎(現会長CEO)と共同で1999年7月にアイスタイルを設立。2002年にEC事業、07年に店舗事業を開始。12年に東証一部上場。25年6月期の業績は売上高が687億円、純利益が23億円だった。従業員数は539人(単体、25年6月末時点)

問い合わせ先
アイスタイル
https://business.cosme.net/contact

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MY FIRST STORYのHiroと「コンバース」がコラボ “NX360”をベースに2モデル発売

チヨダ(CHIYODA)は、マガジン・マガジンが発行しているメンズファッションメディア「ルードウエブ(RUDOWEB)」の特別コラボレーション企画として、ロックバンドMY FIRST STORYのボーカルHiroと「コンバース(CONVERSE)」とのコラボスニーカー(1万780円)を3月に発売する。シュープラザ(SHOE PLAZA)および公式オンラインショップの「カツ ドットコム(KATSU.COM)」で取り扱う。

代表モデルがベースのコラボスニーカー

MY FIRST STORY は、2011年夏に東京・渋谷で結成されたロックバンド。23年には東京ドームでのイベントも実現。バンドのフロントマンであるHiroは、バンド活動のほか、ソロアーティストとしても活動し、自らが手掛けるファッションブランド「ルール ザ フェイト(RULE THE FATE)」のクリエイティブディレクターも務めている。

今回コラボするスニーカーのベースは、「コンバース」の代表モデルである“シェブロン&スター”ロゴをサイドに配したコートタイプのスニーカー“NX360”だ。2モデル展開し、サイズ展開は、22.5〜29.0cm。生地や素材、カラーリングなど打ち合わせを重ね、Hiroのこだわりや感性が込められている。

現在公開中の「ルードウエブ」では、Hiroがコラボスニーカーについて語るインタビューも掲載している。本コラボスニーカーの販売方法やスケジュールは、特設サイトで随時発表する。

>掲載ページ

>特設サイト

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TWICEモモを起用した「タサキ」初の“メタル ジュエリー コレクション”  “バランス シグネチャー”を再解釈

「タサキ(TASAKI)」は、デザイナーのタクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)が手掛ける“タサキ コレクション ライン”からアイコンシリーズをメタルで表現した初の“メタル ジュエリー コレクション”を発売した。また、ブランドパートナーであるTWICEのモモ(MOMO)のビジュアルと共に展開している。

“メタル ジュエリー コレクション”

新たに加わるのは、「タサキ」のアイコンである“バランス シグネチャー”を、メタルで再解釈した“バランス シェイプ シグネチャー”(27万5000円〜)だ。5つのメタルボールを連ねて、夜空に輝く星のように仕上げた。

さらに、ミニマルな表情が際立つ3つのメタルボールを配した“バランス シェイプ ネオ”(27万5000円〜)やしなやかな指先を美しく包み込む“デインジャー ホーン プラス”(47万3000円)も登場する。重ね付けによって自在に表情を変え、さまざまなジュエリーとともに調和するデザインに仕上げた。

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「ファミリア」がネスカフェと初コラボ クマちゃんデザインの“ふわラテ”やバッグが当たるキャンペーンも

「ファミリア(FAMILIAR)」は3月1日、ネスレ日本とコラボレーションしたオリジナルパッケージの“ネスカフェ ふわラテ ファミリア アソートパック 15本入り”を順次発売する。全国の主要スーパーマケットや通販サイト、ネスカフェ 原宿、ネスカフェ 三宮で取り扱う。「ファミリア」での販売はなし。また、オリジナルパッケージの発売を記念して2月14日から一部「ファミリア」店舗で試供品をプレゼントする。

本コラボレーションは、子どもとその家族の未来のため、ホッとするひとときを届けるとともに、環境に配慮した取り組みを行いたいという両社の想いが重なり、実現した。“ネスカフェ ふわラテ”の「ファミリア」オリジナルパッケージの販売をはじめ、「ファミリア」店舗で試供品の提供、アップサイクル素材を使用したオリジナルバッグが当たるキャンペーン、コーヒー染めの素材を使用した親子で楽しめるワークショップなど、多数のコンテンツを用意する。

ラインアップ概要

オリジナルパッケージ

“ファミリアチェック”を使用した“ネスカフェ ふわラテ”シリーズは、お湯を注ぐだけでふわっとした泡とクリーミーな味わいが楽しめるスティックミックス製品だ。今回のオリジナルパッケージは、“カフェインレス”“ハーフ&ハーフ”“ふんわりキャラメルラテ”の3つの味をそろえた15本入り。スティックはコラボレーション限定のオリジナル柄で、フレーバーに合わせて3色のオリジナルチェックをあしらった。

サンプリング

オリジナルパッケージを記念して、来場者にスティックサンプルをプレゼントする。対象店舗は、「ファミリア」神戸本店、代官山店、芦屋モンテメール店、宝塚店、高島屋新宿店、高島屋玉川店、丸の内ビル店、高島屋横浜店、広尾店、松坂屋名古屋店、広島ミナモア店、福岡岩田屋店だ。各店無くなり次第、終了とする。

キャンペーン

ファミリアオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンを実施する。対象商品を購入し、応募者全員にオリジナル壁紙を配布する。さらに、対象商品を3点以上購入すると、抽選で300人にオリジナルバッグをプレゼントする。応募期間は、3月1日〜6月15日。オリジナルバッグの表地は、“ネスカフェ”や“キットカット”など廃棄される紙パッケージを再利用して作られたアップサイクル素材だ。やわらかな印象で、丈夫かつ使いこむことに経年変化も楽しめる。アートは、おうちでラテを楽しむクマたちを表現した。“ネスカフェ”のロゴやカップにはアクサンマークをあしらった。

イベント

“世界にひとつだけのオリジナルエプロン”をつくるワークショップを開催する。コーヒー染めのアップサイクル素材に、好きなデコレーションパーツを組み合わせて、自分だけのモチーフをデザインできる体験イベントだ。場所は、ネスカフェ 三宮とネスカフェ 原宿で開催する。

◾️ワークショップ概要

開催日:ネスカフェ 三宮は3月7、8、14、15、21、22日
ネスカフェ 原宿は4月4、5、11、12、18、19、25、26日
対象年齢:4歳〜小学生 
※希望の場合、大人用サイズも用意あり
参加費:3300円

予約方法はこちら
>ネスカフェ 三宮
>ネスカフェ 原宿

※サイトオープン日は2月28日
※「ファミリア」での実施はなし

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「ファミリア」がネスカフェと初コラボ クマちゃんデザインの“ふわラテ”やバッグが当たるキャンペーンも

「ファミリア(FAMILIAR)」は3月1日、ネスレ日本とコラボレーションしたオリジナルパッケージの“ネスカフェ ふわラテ ファミリア アソートパック 15本入り”を順次発売する。全国の主要スーパーマケットや通販サイト、ネスカフェ 原宿、ネスカフェ 三宮で取り扱う。「ファミリア」での販売はなし。また、オリジナルパッケージの発売を記念して2月14日から一部「ファミリア」店舗で試供品をプレゼントする。

本コラボレーションは、子どもとその家族の未来のため、ホッとするひとときを届けるとともに、環境に配慮した取り組みを行いたいという両社の想いが重なり、実現した。“ネスカフェ ふわラテ”の「ファミリア」オリジナルパッケージの販売をはじめ、「ファミリア」店舗で試供品の提供、アップサイクル素材を使用したオリジナルバッグが当たるキャンペーン、コーヒー染めの素材を使用した親子で楽しめるワークショップなど、多数のコンテンツを用意する。

ラインアップ概要

オリジナルパッケージ

“ファミリアチェック”を使用した“ネスカフェ ふわラテ”シリーズは、お湯を注ぐだけでふわっとした泡とクリーミーな味わいが楽しめるスティックミックス製品だ。今回のオリジナルパッケージは、“カフェインレス”“ハーフ&ハーフ”“ふんわりキャラメルラテ”の3つの味をそろえた15本入り。スティックはコラボレーション限定のオリジナル柄で、フレーバーに合わせて3色のオリジナルチェックをあしらった。

サンプリング

オリジナルパッケージを記念して、来場者にスティックサンプルをプレゼントする。対象店舗は、「ファミリア」神戸本店、代官山店、芦屋モンテメール店、宝塚店、高島屋新宿店、高島屋玉川店、丸の内ビル店、高島屋横浜店、広尾店、松坂屋名古屋店、広島ミナモア店、福岡岩田屋店だ。各店無くなり次第、終了とする。

キャンペーン

ファミリアオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンを実施する。対象商品を購入し、応募者全員にオリジナル壁紙を配布する。さらに、対象商品を3点以上購入すると、抽選で300人にオリジナルバッグをプレゼントする。応募期間は、3月1日〜6月15日。オリジナルバッグの表地は、“ネスカフェ”や“キットカット”など廃棄される紙パッケージを再利用して作られたアップサイクル素材だ。やわらかな印象で、丈夫かつ使いこむことに経年変化も楽しめる。アートは、おうちでラテを楽しむクマたちを表現した。“ネスカフェ”のロゴやカップにはアクサンマークをあしらった。

イベント

“世界にひとつだけのオリジナルエプロン”をつくるワークショップを開催する。コーヒー染めのアップサイクル素材に、好きなデコレーションパーツを組み合わせて、自分だけのモチーフをデザインできる体験イベントだ。場所は、ネスカフェ 三宮とネスカフェ 原宿で開催する。

◾️ワークショップ概要

開催日:ネスカフェ 三宮は3月7、8、14、15、21、22日
ネスカフェ 原宿は4月4、5、11、12、18、19、25、26日
対象年齢:4歳〜小学生 
※希望の場合、大人用サイズも用意あり
参加費:3300円

予約方法はこちら
>ネスカフェ 三宮
>ネスカフェ 原宿

※サイトオープン日は2月28日
※「ファミリア」での実施はなし

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子供服「ミキハウス」次期社長に竹田氏 創業者・木村氏は会長に

子供服の「ミキハウス」を運営する三起商行(大阪府八尾市)は、6月1日付で次期社長に竹田欣克(たけだ・かつよし)取締役グローバル事業部長(51)が昇格するトップ人事を発表した。創業者の木村皓一社長(80)は代表権のある会長に就く。同社のグローバル戦略をけん引してきた竹田氏へと世代交代し、海外市場での事業拡大を加速させる

同社は木村氏が1971年に創業。高品質で知られる子供服「ミキハウス」は近年、高級化ラインを出すとともに、海外市場へと販路を広げてきた。現在、営業する約200店舗のうち、108店舗が海外になる。25年2月期の売上高は182億円だった。

竹田氏は1998年に東京大学法学部を卒業後、新卒で三起商行に入社。人事、商品、社長室、ボストン大学留学などを経て、2004年に開設されたミキハウス・ニューヨーク駐在員事務所に所長に就き、11年に設立された米国法人の社長になった。現在まで20年以上米国で勤務し、グローバル事業部長として海外17カ国の108店舗を統括する。創業家との間に親族関係はない。

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子供服「ミキハウス」次期社長に竹田氏 創業者・木村氏は会長に

子供服の「ミキハウス」を運営する三起商行(大阪府八尾市)は、6月1日付で次期社長に竹田欣克(たけだ・かつよし)取締役グローバル事業部長(51)が昇格するトップ人事を発表した。創業者の木村皓一社長(80)は代表権のある会長に就く。同社のグローバル戦略をけん引してきた竹田氏へと世代交代し、海外市場での事業拡大を加速させる

同社は木村氏が1971年に創業。高品質で知られる子供服「ミキハウス」は近年、高級化ラインを出すとともに、海外市場へと販路を広げてきた。現在、営業する約200店舗のうち、108店舗が海外になる。25年2月期の売上高は182億円だった。

竹田氏は1998年に東京大学法学部を卒業後、新卒で三起商行に入社。人事、商品、社長室、ボストン大学留学などを経て、2004年に開設されたミキハウス・ニューヨーク駐在員事務所に所長に就き、11年に設立された米国法人の社長になった。現在まで20年以上米国で勤務し、グローバル事業部長として海外17カ国の108店舗を統括する。創業家との間に親族関係はない。

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ユナイテッドアローズ、中国とタイに新店 アジアを拠点に海外事業を拡大

ユナイテッドアローズは、アジアを軸に海外事業を拡大する。3月には中国大陸2店舗目となる「ユナイテッドアローズ 深圳万象天地店」を出店する。25年1月に出店した「ユナイテッドアローズ 上海静安嘉里中心店」に続く新拠点で、出店先の商業施設「深圳万象天地」を足掛かりに、華南エリアでの認知度向上を狙う。3月〜夏にかけてタイ・バンコクでも2店舗の出店を計画。台湾では国内15店舗目となる「グリーンレーベル リラクシング」の新店を3月に出店するなど、アジアでの店舗網を広げる方針だ。

深圳店では、上海店で手応えのあった「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「ユナイテッドアローズ アンド サンズ(UNITED ARROWS & SONS)」「エイチ ビューティー&ユース(H BEAUTY&YOUTH)」「イウエン マトフ(AEWEN MATOPH)」を中心に構成。ローカルブランド「ローリングワイルド(ROARINGWILD)」との別注商品も企画する。

4〜12月は増収増益
アウター偏重のMD見直し

同社の25年4月〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比9.4%増の1236億円、営業利益が同9.1%増の87億円と増収増益だった。単体の既存店売上高は同6.5%増だった。中国事業においては、EC売り上げは想定を下回ったものの上海店は計画を上回り好スタートを切っている。

国内は、秋冬商材の定価販売が粗利改善に寄与した。特に10〜12月は、冬物アウター偏重からの商品構成見直し、気温に影響されづらいジャケットやブラウス、パンツなどのオフィス需要に応えるアイテムを拡充。さらにシューズやバッグを中心とした服飾雑貨の品ぞろえも充実させたことが結果につながった。また、アウターやニット、マフラーなどの防寒衣料は気温が低下するタイミングを的確に見極めて商品を投入し前年を上回る実績となった。

連結業績予想は据え置き、売上高は前期比9.8%増の1656億万円、営業利益は同12.7%増の90億円を見込む。なお、子会社コーエンは3月2日付でジーイエットに全株式を譲渡する。

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【和光 庭崎紀代子社長】売り場刷新を起点に全方向に広がる好循環

PROFILE: 庭崎紀代子/和光 社長

庭崎紀代子/和光 社長
PROFILE: (にわさき・きよこ)1986年に服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。2001年からセイコーウオッチにて、主力ブランドである「グランドセイコー」などのグローバル・マーケティングをけん引。20年以降は、セイコーグループおよび和光の役員として、セイコーハウスを発信拠点とするグループのブランディング施策をリードするほか、和光の成長戦略策定とその推進に深く携わる。23年11月から現職 PH0TO : KAZUO YOSHIDA


 売り場刷新を経て、顧客層の広がりと社内外の循環が加速した2025年の和光。初来店客の増加や若年層の流入、サプライヤーやクリエイターとの協業深化など、変化は多方面に及ぶ。就任3年目となる庭崎紀代子社長は、社員の意識変化を起点とした好循環が新たな企画や体験価値を生むと語る。

和光の強みを生かした施策で各者を繋ぐ

WWD:2025年はどんな年だったか。

庭崎紀代子社長(以下、庭崎):2025年は非常に良い年だった。特にお客さまの広がりを強く実感した。従前からのお客さまに加え、初来店の方が明らかに増えた。また、サプライヤーやブランドから「一緒に取り組みたい」という声を多くいただいたことも印象的だった。売り場が刷新され、和光が目指す方向性を可視化できたことが功を奏した。

WWD:他に売り場の刷新がもたらしたものは?

庭崎:売り場の変化は、社員、商品、お客さまの順に波及するもの。環境が変わることで社員の意識が前向きになり、扱う商品にも広がりが出る。結果的に、お客さまが買い物を楽しんでくださるようになった。その循環の中で、クリエイターやブランドが集まり、新たな企画が生まれている。私自身も積極的に外に出て、国内外のサプライヤーを訪ねる機会が増えた。それがさらに循環を促している。

WWD:顧客層の変化について。

庭崎:「従来のお客さまとの関係は引き続き重要であり、その質の高さは和光の財産だ。一方で、地階のリニューアルをきっかけに、比較的若い方が増えたことは大きい。「グランドセイコー」の好調もあり、引き続き海外のお客さまも多い。為替の影響はあるが、品ぞろえの良さが評価されている。

WWD:店内での回遊性も高まっているという。

庭崎:これまではフロア単位での提案が中心だったが、現在は社員が階層にとらわれず自由に動き、お客さまの関心に応じて複数のカテゴリーを提案している。その結果、買い回りが増えた。多角的な提案力は今後さらに磨いていきたい。

WWD:サプライヤーから見た和光の強みはどこにあると考えるか。

庭崎:立地や建物の歴史もあるが、最大の強みはオリジナリティーあるビジネスモデルだと考えている。和光で展開することで、ブランドの背景や思想をきちんと伝えられると感じていただいている点は大きい。販売スタッフの間にブランドや作り手のストーリーを理解する姿勢が根付いていることも特徴だ。単なる販売にとどまらず、背景を含めて伝える点は、特に海外ブランドとの親和性が高い。

WWD:25年を象徴する取り組みは?

庭崎:定番商品であるアショカダイヤモンドの展示販売だ。6階ホールを使用し、1年以上かけて皆で企画を練り上げた。トークショーやジャズコンサート、フードとの連動に加え、禁酒法時代のニューヨークを想起させるスピークイージー風のバーを作るなど、遊び心を交えながら世界観全体を体験として提示した。売り上げも計画を大きく上回り、メディアやサプライヤーからの反応も良かった。

WWD:地階では人の交流も生まれている。

庭崎:アーツ&カルチャーを担う地階は単なる売り場ではなく、文化や人が交差する場にしたいと考えてきた。実際に、出店したクリエイター同士が交流し、新たな協業につながるケースも出てきている。

WWD:10月にはパリでポップアップストアも開催した。手応えは?

庭崎:正直なところ、立地的に分かりやすい場所ではなかったので、不安もあったが想定以上の反応があった。重要なのは、現地での売り上げそのものよりも、和光を知ってもらうきっかけを作れたこと。パリでの展示を通じて「銀座に行ったら和光を見てみたい」と思ってもらえる動線を作ることを目指す。海外展開は、一気に広げるものではなく、段階的に積み重ねていくものだ。

WWD:3回目となった「和光サステナビリティ・マンス」について。和光にとってのサステナビリティとは?

庭崎:和光にとってのサステナビリティは、良いものを長く使っていただくこと。購入した工芸やジュエリーは日常の中で使ってほしい。そのために、修理やアフターサービスなどのサポートをしっかり行うことが私たちの役割だ。世代を超えて使い続けられるものを扱っているからこそ、一過性ではない価値をどう伝えるかが重要になる。

WWD:今後、強化したい分野はどこか。

庭崎:地階のアーツ&カルチャーは引き続き注力したい。ハンドバッグやジュエリーもさらに伸ばしていきたいし、時計も、新たな取り組みを予定している。

WWD:現時点での課題は。

庭崎:和光という存在を、国内外でもっと知ってもらう必要がある。特に海外では認知が十分とは言えない。地階を入口に、店内での回遊や体験を通じて、銀座の和光の価値を伝えていきたい。小規模だからこそ可能な取り組みを積み重ね、日本のラグジュアリーの可能性を示していければ。

個人的に今注目している人

大蔵山スタジオ 代表 山田能資さん

近年は、日本の文化や技術、素材を海外へ広げようとする若い世代の作り手に関心がある。中でも注目しているのは、イサム・ノグチの晩年の作品にも多く用いられていた伊達冠石を、プロダクトやアートピースとして開発する大蔵山スタジオの山田さん。伝統的な素材の新たな可能性を提示する視点の新しさが印象的だ。伝統を守るだけでなく、使い方や文脈を更新しようとする姿勢に、これからの日本のモノ作りの可能性を感じている。

COMPANY DATA
和光

1881年創業の服部時計店の小売り部門を継承し、1947年に設立。銀座のランドマークとして知られる時計塔のある建物で、時計をはじめ、宝飾品、紳士・婦人用品、美術工芸品など、多岐にわたる品物を取り扱う。顧客の声を取り入れて独自に開発したオリジナルアイテムや、国内外から厳しい目で選び抜いた高品質の品物が店頭に並ぶ。長い歴史と伝統の中で培ってきた上質へのこだわりと、おもてなしの精神を大切にしている


問い合わせ先
和光
03-3562-2111

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【和光 庭崎紀代子社長】売り場刷新を起点に全方向に広がる好循環

PROFILE: 庭崎紀代子/和光 社長

庭崎紀代子/和光 社長
PROFILE: (にわさき・きよこ)1986年に服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。2001年からセイコーウオッチにて、主力ブランドである「グランドセイコー」などのグローバル・マーケティングをけん引。20年以降は、セイコーグループおよび和光の役員として、セイコーハウスを発信拠点とするグループのブランディング施策をリードするほか、和光の成長戦略策定とその推進に深く携わる。23年11月から現職 PH0TO : KAZUO YOSHIDA


 売り場刷新を経て、顧客層の広がりと社内外の循環が加速した2025年の和光。初来店客の増加や若年層の流入、サプライヤーやクリエイターとの協業深化など、変化は多方面に及ぶ。就任3年目となる庭崎紀代子社長は、社員の意識変化を起点とした好循環が新たな企画や体験価値を生むと語る。

和光の強みを生かした施策で各者を繋ぐ

WWD:2025年はどんな年だったか。

庭崎紀代子社長(以下、庭崎):2025年は非常に良い年だった。特にお客さまの広がりを強く実感した。従前からのお客さまに加え、初来店の方が明らかに増えた。また、サプライヤーやブランドから「一緒に取り組みたい」という声を多くいただいたことも印象的だった。売り場が刷新され、和光が目指す方向性を可視化できたことが功を奏した。

WWD:他に売り場の刷新がもたらしたものは?

庭崎:売り場の変化は、社員、商品、お客さまの順に波及するもの。環境が変わることで社員の意識が前向きになり、扱う商品にも広がりが出る。結果的に、お客さまが買い物を楽しんでくださるようになった。その循環の中で、クリエイターやブランドが集まり、新たな企画が生まれている。私自身も積極的に外に出て、国内外のサプライヤーを訪ねる機会が増えた。それがさらに循環を促している。

WWD:顧客層の変化について。

庭崎:「従来のお客さまとの関係は引き続き重要であり、その質の高さは和光の財産だ。一方で、地階のリニューアルをきっかけに、比較的若い方が増えたことは大きい。「グランドセイコー」の好調もあり、引き続き海外のお客さまも多い。為替の影響はあるが、品ぞろえの良さが評価されている。

WWD:店内での回遊性も高まっているという。

庭崎:これまではフロア単位での提案が中心だったが、現在は社員が階層にとらわれず自由に動き、お客さまの関心に応じて複数のカテゴリーを提案している。その結果、買い回りが増えた。多角的な提案力は今後さらに磨いていきたい。

WWD:サプライヤーから見た和光の強みはどこにあると考えるか。

庭崎:立地や建物の歴史もあるが、最大の強みはオリジナリティーあるビジネスモデルだと考えている。和光で展開することで、ブランドの背景や思想をきちんと伝えられると感じていただいている点は大きい。販売スタッフの間にブランドや作り手のストーリーを理解する姿勢が根付いていることも特徴だ。単なる販売にとどまらず、背景を含めて伝える点は、特に海外ブランドとの親和性が高い。

WWD:25年を象徴する取り組みは?

庭崎:定番商品であるアショカダイヤモンドの展示販売だ。6階ホールを使用し、1年以上かけて皆で企画を練り上げた。トークショーやジャズコンサート、フードとの連動に加え、禁酒法時代のニューヨークを想起させるスピークイージー風のバーを作るなど、遊び心を交えながら世界観全体を体験として提示した。売り上げも計画を大きく上回り、メディアやサプライヤーからの反応も良かった。

WWD:地階では人の交流も生まれている。

庭崎:アーツ&カルチャーを担う地階は単なる売り場ではなく、文化や人が交差する場にしたいと考えてきた。実際に、出店したクリエイター同士が交流し、新たな協業につながるケースも出てきている。

WWD:10月にはパリでポップアップストアも開催した。手応えは?

庭崎:正直なところ、立地的に分かりやすい場所ではなかったので、不安もあったが想定以上の反応があった。重要なのは、現地での売り上げそのものよりも、和光を知ってもらうきっかけを作れたこと。パリでの展示を通じて「銀座に行ったら和光を見てみたい」と思ってもらえる動線を作ることを目指す。海外展開は、一気に広げるものではなく、段階的に積み重ねていくものだ。

WWD:3回目となった「和光サステナビリティ・マンス」について。和光にとってのサステナビリティとは?

庭崎:和光にとってのサステナビリティは、良いものを長く使っていただくこと。購入した工芸やジュエリーは日常の中で使ってほしい。そのために、修理やアフターサービスなどのサポートをしっかり行うことが私たちの役割だ。世代を超えて使い続けられるものを扱っているからこそ、一過性ではない価値をどう伝えるかが重要になる。

WWD:今後、強化したい分野はどこか。

庭崎:地階のアーツ&カルチャーは引き続き注力したい。ハンドバッグやジュエリーもさらに伸ばしていきたいし、時計も、新たな取り組みを予定している。

WWD:現時点での課題は。

庭崎:和光という存在を、国内外でもっと知ってもらう必要がある。特に海外では認知が十分とは言えない。地階を入口に、店内での回遊や体験を通じて、銀座の和光の価値を伝えていきたい。小規模だからこそ可能な取り組みを積み重ね、日本のラグジュアリーの可能性を示していければ。

個人的に今注目している人

大蔵山スタジオ 代表 山田能資さん

近年は、日本の文化や技術、素材を海外へ広げようとする若い世代の作り手に関心がある。中でも注目しているのは、イサム・ノグチの晩年の作品にも多く用いられていた伊達冠石を、プロダクトやアートピースとして開発する大蔵山スタジオの山田さん。伝統的な素材の新たな可能性を提示する視点の新しさが印象的だ。伝統を守るだけでなく、使い方や文脈を更新しようとする姿勢に、これからの日本のモノ作りの可能性を感じている。

COMPANY DATA
和光

1881年創業の服部時計店の小売り部門を継承し、1947年に設立。銀座のランドマークとして知られる時計塔のある建物で、時計をはじめ、宝飾品、紳士・婦人用品、美術工芸品など、多岐にわたる品物を取り扱う。顧客の声を取り入れて独自に開発したオリジナルアイテムや、国内外から厳しい目で選び抜いた高品質の品物が店頭に並ぶ。長い歴史と伝統の中で培ってきた上質へのこだわりと、おもてなしの精神を大切にしている


問い合わせ先
和光
03-3562-2111

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【トリート 山城葉子代表取締役 クリエイティブディレクター】世界観をゼロから見直し ウエディングの装い提案を更新

PROFILE: 山城葉子/代表取締役 クリエイティブディレクター

山城葉子/代表取締役 クリエイティブディレクター
PROFILE: (やましろ・ようこ)東京都出身。ウエディングプランナーとしてプラン・ドゥー・シーに入社後、2005年に海外ブランドのセレクトドレスショップ「トリート」(旧「ザ トリート ドレッシング」)を立ち上げる。12年にYOKO YAMASHIRO Designsを設立し、プロデューサー業に加え、多方面の幅広いデザインの分野で活躍中。20年1月にドレスショップ「ナンバー5(NUMBER 5)」、23年5月に子ども服ブランド「ケチャップ(CATCHUP)」を設立。ラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーブランド「YON」のクリエイティブディレクターも務める。24年4月、5年ぶりに復帰し、現職 PHOTO : KOJI SHIMAMURA

結婚式という人生の重要な節目をラグジュアリーに彩るドレスを豊富に扱うウエディング専門のセレクトショップが「トリート(TREAT)」だ。運営するのは、プラン・ドゥー・シー グループのトリート。東京・表参道をはじめ、全国に9店を展開する。創業者である山城葉子氏が復帰して1年。原点に立ち返りながら、サービスをアップデートし、上昇気流に乗る。

20周年記念の全社イベントで士気高まる

WWD:トリートのサービスの特徴と強みとは?

山城葉子代表取締役クリエイティブディレクター(以下、山城):当社はウエディングドレスとタキシードのレンタルと販売が主業で、売り上げの8〜9割をレンタル事業が占めている。最大の特徴は、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」や「エリー サーブ(ELIE SAAB)」など、世界中のラグジュアリーブランドを多く扱えていることだ。メンズもイタリアのラグジュアリータキシードや小物のレンタル・販売、女性ゲスト向けにパーティードレスもレンタルしており、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のような旬のブランドも導入している。和装も白無垢はもちろん、京都の職人と半年以上かけて作ったオリジナルの色打掛やビンテージの帯、新郎新婦の両親に向けた黒留袖などもそろえている。オリジナルは全体の約30%を占めており、年に20型以上新作を発表している。ホテル向け、ガーデン向けなど、式場に応じた環境や雰囲気を踏まえ、トレンド感も加味しながら細かくデザインを変えている。インポートも含めてサイズを幅広くそろえており、1mm単位で花嫁に合わせて仕立て直している。繊細なインポート生地でも仕立て直しができるアトリエの技術は大きな武器だ。欧米のブランドにもアジア人の体形に合わせたデザインにして納品してもらうなど、フィッティングには特にこだわっている。

WWD:5年間会社を離れた後、24年4月に代表に復帰した。注力した取り組みと成果は?

山城:ホテルやレストラン、式場を多く運営するプラン・ドゥー・シーの傘下で、安定した送客があるがゆえに「挑戦しよう」という空気が薄れてしまっていた。復帰後はまずクリエイティブの再構築に着手。チームの再編成やウェブサイト、カタログ、撮影写真の刷新、店舗における五感設計など、ブランドの世界観をゼロから見直した。当社の客単価は80万円を超える。その金額に見合うラグジュアリーな体験を提供しなければならない。そこも見直した結果、サービス品質も大きく改善し、25年は提携先であるパレスホテル東京では、送客いただく率が5ポイント向上した。結婚をする人が減り、業界自体が縮小マーケットであるため、採用も非常に厳しい状況だ。人が辞めないような環境作りと、採用・教育にも注力した。

WWD:業績についてはどうか?

山城:25年10月期の売上高は59億円から62億円へと伸び、初めて“60億の壁”を突破した。利益も4.7億円から7億円に伸長し、利益率が大きく改善した。件数が減るなか、客単価を上げる努力が効いた。例えば、ブランドとコラボしたおしゃれなブライダルシューズや、新郎新婦の母親向けのフォーマルスタイルの充実、ラボグロウンダイヤモンド・ジュエリーのレンタルを導入するなど。オプションを増やしたことで、年間7000組の客単価を5万〜10万円伸ばせたことが強く寄与した。また、経営幹部が「戦略的フォーカス」を決め、それを実施していくためのコーチングベースのサービス「すごい会議」を導入。これにより非現実的に高い目標に向けてアイデアを出し続ける文化が定着した。

WWD:25年は創業20周年でもあった。

山城:12月2日には、全社員を集めて20周年記念イベントを行った。数字が伸びたので、それをちゃんとメンバーにも還元したい気持ちもあり、とにかく食事は豪華に、花火やエンターテインメントも用意して盛り上げた。歴史を振り返りながら、「メンバー一人ひとりがブランドの一部なんだよ」ということを伝えた。「これからも高い目標達成に向けて一丸となろう」と鼓舞して、涙涙の会だった。結束が強まり、メンバーが再スタートできる大きな節目になった。

WWD:26年、ビジネスで注力することは?

山城:25年11月の沖縄店に続き、横浜に出店する。店舗数は10へ増える予定だ。また、原料高騰と円安の影響を大きく受けているインポートへの依存度を下げ、オリジナル比率を4割程度へ引き上げる。制作費や生地にしっかり投資し、クオリティーをインポート並みに高めていく。沖縄店で初導入したフォトウエディング事業も強化する。記念の撮影だけでもドレスをまとう喜びを届けたい。ロケーション撮影の幅を広げていくつもりだ。同時に、新卒採用エントリー1万件獲得を目指して、PRから草の根活動まで実施する。復帰当初は「売上高70億円なんて夢でしかない」と考えていたが、26年10月期は70億円を上回る見込みだ。すでに好調な滑り出しで、利益10億円も視野に入っている。

個人的に今注目している人

「ロード」創業者、チーフ・クリエイティブ・オフィサー兼
ヘッド・オブ・イノベーション ヘイリー・ビーバーさん

自分と同世代の女性がブランドを立ち上げ、ビリオン(10億ドル)規模に成長させていることに強い刺激を受ける。ヘイリー・ビーバーさんは自身が手掛けるビューティブランド「ロード」をまさに10億ドル(約1500億円)で売却したが、ブランドを作り、価値を高め、売り切るまでのプロセスに学ぶ点が多い。自分でもブランドを運営する中で、「どうすれば価値を最大化できるか」を考えるきっかけになっている。同様にキム・カーダシアンさんにも注目している。

COMPANY DATA
トリート

2005年設立。ウエディングドレスのセレクトショップ「トリート」を東京・埼玉・長野・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡・沖縄で展開し、レンタルと販売を行う。25年10月期の売上高は62億円、利益は7億円。社員数は386人(25年10月末)


問い合わせ先
トリート
mailto:press@treat-co-ltd.co.jp

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【トリート 山城葉子代表取締役 クリエイティブディレクター】世界観をゼロから見直し ウエディングの装い提案を更新

PROFILE: 山城葉子/代表取締役 クリエイティブディレクター

山城葉子/代表取締役 クリエイティブディレクター
PROFILE: (やましろ・ようこ)東京都出身。ウエディングプランナーとしてプラン・ドゥー・シーに入社後、2005年に海外ブランドのセレクトドレスショップ「トリート」(旧「ザ トリート ドレッシング」)を立ち上げる。12年にYOKO YAMASHIRO Designsを設立し、プロデューサー業に加え、多方面の幅広いデザインの分野で活躍中。20年1月にドレスショップ「ナンバー5(NUMBER 5)」、23年5月に子ども服ブランド「ケチャップ(CATCHUP)」を設立。ラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーブランド「YON」のクリエイティブディレクターも務める。24年4月、5年ぶりに復帰し、現職 PHOTO : KOJI SHIMAMURA

結婚式という人生の重要な節目をラグジュアリーに彩るドレスを豊富に扱うウエディング専門のセレクトショップが「トリート(TREAT)」だ。運営するのは、プラン・ドゥー・シー グループのトリート。東京・表参道をはじめ、全国に9店を展開する。創業者である山城葉子氏が復帰して1年。原点に立ち返りながら、サービスをアップデートし、上昇気流に乗る。

20周年記念の全社イベントで士気高まる

WWD:トリートのサービスの特徴と強みとは?

山城葉子代表取締役クリエイティブディレクター(以下、山城):当社はウエディングドレスとタキシードのレンタルと販売が主業で、売り上げの8〜9割をレンタル事業が占めている。最大の特徴は、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」や「エリー サーブ(ELIE SAAB)」など、世界中のラグジュアリーブランドを多く扱えていることだ。メンズもイタリアのラグジュアリータキシードや小物のレンタル・販売、女性ゲスト向けにパーティードレスもレンタルしており、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のような旬のブランドも導入している。和装も白無垢はもちろん、京都の職人と半年以上かけて作ったオリジナルの色打掛やビンテージの帯、新郎新婦の両親に向けた黒留袖などもそろえている。オリジナルは全体の約30%を占めており、年に20型以上新作を発表している。ホテル向け、ガーデン向けなど、式場に応じた環境や雰囲気を踏まえ、トレンド感も加味しながら細かくデザインを変えている。インポートも含めてサイズを幅広くそろえており、1mm単位で花嫁に合わせて仕立て直している。繊細なインポート生地でも仕立て直しができるアトリエの技術は大きな武器だ。欧米のブランドにもアジア人の体形に合わせたデザインにして納品してもらうなど、フィッティングには特にこだわっている。

WWD:5年間会社を離れた後、24年4月に代表に復帰した。注力した取り組みと成果は?

山城:ホテルやレストラン、式場を多く運営するプラン・ドゥー・シーの傘下で、安定した送客があるがゆえに「挑戦しよう」という空気が薄れてしまっていた。復帰後はまずクリエイティブの再構築に着手。チームの再編成やウェブサイト、カタログ、撮影写真の刷新、店舗における五感設計など、ブランドの世界観をゼロから見直した。当社の客単価は80万円を超える。その金額に見合うラグジュアリーな体験を提供しなければならない。そこも見直した結果、サービス品質も大きく改善し、25年は提携先であるパレスホテル東京では、送客いただく率が5ポイント向上した。結婚をする人が減り、業界自体が縮小マーケットであるため、採用も非常に厳しい状況だ。人が辞めないような環境作りと、採用・教育にも注力した。

WWD:業績についてはどうか?

山城:25年10月期の売上高は59億円から62億円へと伸び、初めて“60億の壁”を突破した。利益も4.7億円から7億円に伸長し、利益率が大きく改善した。件数が減るなか、客単価を上げる努力が効いた。例えば、ブランドとコラボしたおしゃれなブライダルシューズや、新郎新婦の母親向けのフォーマルスタイルの充実、ラボグロウンダイヤモンド・ジュエリーのレンタルを導入するなど。オプションを増やしたことで、年間7000組の客単価を5万〜10万円伸ばせたことが強く寄与した。また、経営幹部が「戦略的フォーカス」を決め、それを実施していくためのコーチングベースのサービス「すごい会議」を導入。これにより非現実的に高い目標に向けてアイデアを出し続ける文化が定着した。

WWD:25年は創業20周年でもあった。

山城:12月2日には、全社員を集めて20周年記念イベントを行った。数字が伸びたので、それをちゃんとメンバーにも還元したい気持ちもあり、とにかく食事は豪華に、花火やエンターテインメントも用意して盛り上げた。歴史を振り返りながら、「メンバー一人ひとりがブランドの一部なんだよ」ということを伝えた。「これからも高い目標達成に向けて一丸となろう」と鼓舞して、涙涙の会だった。結束が強まり、メンバーが再スタートできる大きな節目になった。

WWD:26年、ビジネスで注力することは?

山城:25年11月の沖縄店に続き、横浜に出店する。店舗数は10へ増える予定だ。また、原料高騰と円安の影響を大きく受けているインポートへの依存度を下げ、オリジナル比率を4割程度へ引き上げる。制作費や生地にしっかり投資し、クオリティーをインポート並みに高めていく。沖縄店で初導入したフォトウエディング事業も強化する。記念の撮影だけでもドレスをまとう喜びを届けたい。ロケーション撮影の幅を広げていくつもりだ。同時に、新卒採用エントリー1万件獲得を目指して、PRから草の根活動まで実施する。復帰当初は「売上高70億円なんて夢でしかない」と考えていたが、26年10月期は70億円を上回る見込みだ。すでに好調な滑り出しで、利益10億円も視野に入っている。

個人的に今注目している人

「ロード」創業者、チーフ・クリエイティブ・オフィサー兼
ヘッド・オブ・イノベーション ヘイリー・ビーバーさん

自分と同世代の女性がブランドを立ち上げ、ビリオン(10億ドル)規模に成長させていることに強い刺激を受ける。ヘイリー・ビーバーさんは自身が手掛けるビューティブランド「ロード」をまさに10億ドル(約1500億円)で売却したが、ブランドを作り、価値を高め、売り切るまでのプロセスに学ぶ点が多い。自分でもブランドを運営する中で、「どうすれば価値を最大化できるか」を考えるきっかけになっている。同様にキム・カーダシアンさんにも注目している。

COMPANY DATA
トリート

2005年設立。ウエディングドレスのセレクトショップ「トリート」を東京・埼玉・長野・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡・沖縄で展開し、レンタルと販売を行う。25年10月期の売上高は62億円、利益は7億円。社員数は386人(25年10月末)


問い合わせ先
トリート
mailto:press@treat-co-ltd.co.jp

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【船場 小田切潤社長】ラジカルなイノベーションで 空間を創造していく

PROFILE: 小田切潤/社長

小田切潤/社長
PROFILE: (おだぎり・じゅん)広告代理店でアパレル、ラグジュアリーブランド、コスメ等の担当後、丸紅に入社し、ライフスタイル部門や財務部在籍中、ニューヨーク駐在中にM&A、経営企画・管理業務に従事。その後アクセンチュア戦略チームのプリンシパルディレクター、オンワードホールディングスの執行役員・戦略企画室長としてウィゴーの買収、同社取締役を兼務。2024年11月から船場に参画。早稲田大学院卒(MBA)、一橋大院卒(MBAinFinance)、HEC Paris経営大学院卒(MSc)、ハーバードビジネススクールGlobal Strategic Management Program修了。取材当日は「ジュンヤ ワタナベ マン」と「ブルックス ブラザーズ」のコラボジャケットを着用 PHOTO : KOJI SHIMAMURA

大型商業施設や店舗、飲食店といった商空間から、オフィス、教育、ヘルスケア、ホテル、余暇施設など幅広い分野において、船場は国内および海外で空間創造事業を展開する。2025年3月にアクセンチュアやオンワードホールディングスで要職を務めた小田切潤氏が社長に就任し、事業拡大に邁進する。

上場以来最高の業績達成の見通し

WWD:社長に就任して1年弱。船場の強みとは?

小田切潤社長(以下、小田切):最大の強みは“人”だ。従業員約550人のうち、一級建築士・一級建築施工管理技士などの資格者が約120人在籍しており、これが価値の源泉になっている。そして、デザイン・設計だけでなく、最終的な物件の良し悪しに影響のある施工力が圧倒的に高い。創業78年の歴史で培ったクオリティーはもちろんだが、スピード感においても評価されている。また、事業領域の幅広さも強みだ。得意とする店舗・商業施設からオフィス、ホテル、病院、空港、学校、公園、図書館まで多分野を手掛けており、異なる領域のノウハウを横断的に提案に生かせている。さらに、海外事業比率が15%程度あり、国ごとの規制や審美性の差異を熟知しながら、設計や施工ができる点も魅力だ。経営のプロとして、エキスパート集団の強みをより発揮させながら、事業を拡大していきたい。

WWD:着任してからこれまでを振り返ると?

小田切:人材強化に最も注力した期間だった。「人材戦略会議」を毎月開催し、今期約80人を新規に採用した。エキスパート人材の増強による現場の負荷軽減と売り上げ拡大のための基盤づくりと同時に、PRや海外担当などへの異業種の優秀な人材の積極採用で、コーポレート戦略機能の強化を図っている。これまで職人的文化が強く、PRに重きを置いてこなかったが、意識改革を推進し、露出を増やしたところ、新規案件獲得や採用促進、株価上昇にも寄与した。社内の経営改革賞でPR担当者が高く評価され、社内の士気も上がった。

WWD:異業種との提携発表も矢継ぎ早に行った。

小田切:多様なオフィスニーズに対応すべく、コクヨとのグローバル戦略的業務提携、グローバル大手企業向けに世界的な組織・人事コンサルティングファームのマーサージャパンとの連携を発表した。石膏ボードメーカーのチヨダウーテとは、廃石膏ボードの回収・再資源化・再利用についてより連携を深める提携をした。また、3D建築ソフトBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)開発のグローバル最大手、米オートデスクとも「戦略的提携に関する覚書」を締結した。企画・設計・施工・維持管理までの一連のプロセスをデジタルで行うべく、船場はBIMを早くから取り入れ、設計業務の高度なDXを進めてきた。提携により、BIMの普及と定着に注力するとともに、オートデスクと共にデザイン・設計におけるAIの活用も引き続き研究していく。

WWD:25年の商況や成果は?

小田切:25年12月期の売上高は前期比10.5%増の320億円、営業利益は同9.5%増の21億円の見通しだ。16年の上場以来最高の業績になる。先述の人材確保によるキャパシティーの拡大、アライアンス強化、ブランディングおよび戦略的PR活性化、DX推進が奏功した。戦略・戦術の下地が1年弱でほぼ整ったので、実行フェーズに移していく。

WWD:サステナビリティにも積極的だ。

小田切:解体・施工に伴う廃棄物については1次リサイクル率94%を誇っている。“アジアNo.1のエシカル空間創造企業”を掲げており、“コンテンツ(Contents:54の世界エシカル実践調査)”“コマース(Commerce:現場への実装)”“コミュニケーション(Communication:対外発信)”の3C戦略でさらに推進する方針だ。一般公開するようになって3回目、10月に虎ノ門ヒルズで開催した「ETHICAL DESIGN WEEK」も反響が大きく、社会的評価が高まった。

WWD:26年に注力することは?

小田切:良いものを提供するには、良い人材が必須。人材開発が最重要事項であることは、まず経営の本質だ。その上で、“グローバル”“エシカル”“ラグジュアリー分野”を強化する。ホテルやオフィス、商業施設、病院、公共施設など既存領域をさらに広げたい。ワークフローのデジタル化・3D化も推進する。同時にクリエイティブ分野も強化する。日本空間デザイン賞2025で入賞した福岡空港国際線ターミナルのデザインを手掛けた平田晶を26年1月1日付でプリンシパルデザイナー(執行役員扱い)に昇格した。彼女の能力発揮の場をさらに拡張することや、外部の新進気鋭のクリエイターの起用など、クリエイティブ領域の強化を図る。また、各コミュニケーションポイントにおいても同様だ。27年12月期で今年度比25%増の売上高400億円を計画している。ラジカルな経営改革で年商1000億円を目指す中で、シナジーを生める企業とのM&Aも検討している。候補の精査も行っており、良い案件があれば、健全な財務体質を活用し積極投資をしていく考えだ。

個人的に今注目している人

「コム デ ギャルソン」デザイナー 川久保玲さん

83歳にしてなお第一線でデザインし、経営も行う稀有な存在。私自身のライフテーマである「クリエイティブ×経営の高次元融合」を最も体現している人物だ。「コム デ ギャルソン」で常にクリエイティブな商品を生み出しながら、「プレイ・コム デ ギャルソン」などのラインで収益基盤も作り、店舗とサービス力を重視する経営判断も卓越していると感じる。消費者としても“圧”を感じ続けることができるブランドで、現在も唯一無二の刺激を与えてくれる。

COMPANY DATA
船場

1947年創業。商業施設やオフィス、公共交通空間、余暇施設などのさまざまな空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでトータルサポートする。2025年9月末現在、社員数は542人。24年12月期の売上高は289億円、純利益は15億円。国内8カ所のほか、台湾、シンガポール、上海、ベトナム、マレーシアに事業所を構える


問い合わせ先
船場
03-6865-1008

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【船場 小田切潤社長】ラジカルなイノベーションで 空間を創造していく

PROFILE: 小田切潤/社長

小田切潤/社長
PROFILE: (おだぎり・じゅん)広告代理店でアパレル、ラグジュアリーブランド、コスメ等の担当後、丸紅に入社し、ライフスタイル部門や財務部在籍中、ニューヨーク駐在中にM&A、経営企画・管理業務に従事。その後アクセンチュア戦略チームのプリンシパルディレクター、オンワードホールディングスの執行役員・戦略企画室長としてウィゴーの買収、同社取締役を兼務。2024年11月から船場に参画。早稲田大学院卒(MBA)、一橋大院卒(MBAinFinance)、HEC Paris経営大学院卒(MSc)、ハーバードビジネススクールGlobal Strategic Management Program修了。取材当日は「ジュンヤ ワタナベ マン」と「ブルックス ブラザーズ」のコラボジャケットを着用 PHOTO : KOJI SHIMAMURA

大型商業施設や店舗、飲食店といった商空間から、オフィス、教育、ヘルスケア、ホテル、余暇施設など幅広い分野において、船場は国内および海外で空間創造事業を展開する。2025年3月にアクセンチュアやオンワードホールディングスで要職を務めた小田切潤氏が社長に就任し、事業拡大に邁進する。

上場以来最高の業績達成の見通し

WWD:社長に就任して1年弱。船場の強みとは?

小田切潤社長(以下、小田切):最大の強みは“人”だ。従業員約550人のうち、一級建築士・一級建築施工管理技士などの資格者が約120人在籍しており、これが価値の源泉になっている。そして、デザイン・設計だけでなく、最終的な物件の良し悪しに影響のある施工力が圧倒的に高い。創業78年の歴史で培ったクオリティーはもちろんだが、スピード感においても評価されている。また、事業領域の幅広さも強みだ。得意とする店舗・商業施設からオフィス、ホテル、病院、空港、学校、公園、図書館まで多分野を手掛けており、異なる領域のノウハウを横断的に提案に生かせている。さらに、海外事業比率が15%程度あり、国ごとの規制や審美性の差異を熟知しながら、設計や施工ができる点も魅力だ。経営のプロとして、エキスパート集団の強みをより発揮させながら、事業を拡大していきたい。

WWD:着任してからこれまでを振り返ると?

小田切:人材強化に最も注力した期間だった。「人材戦略会議」を毎月開催し、今期約80人を新規に採用した。エキスパート人材の増強による現場の負荷軽減と売り上げ拡大のための基盤づくりと同時に、PRや海外担当などへの異業種の優秀な人材の積極採用で、コーポレート戦略機能の強化を図っている。これまで職人的文化が強く、PRに重きを置いてこなかったが、意識改革を推進し、露出を増やしたところ、新規案件獲得や採用促進、株価上昇にも寄与した。社内の経営改革賞でPR担当者が高く評価され、社内の士気も上がった。

WWD:異業種との提携発表も矢継ぎ早に行った。

小田切:多様なオフィスニーズに対応すべく、コクヨとのグローバル戦略的業務提携、グローバル大手企業向けに世界的な組織・人事コンサルティングファームのマーサージャパンとの連携を発表した。石膏ボードメーカーのチヨダウーテとは、廃石膏ボードの回収・再資源化・再利用についてより連携を深める提携をした。また、3D建築ソフトBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)開発のグローバル最大手、米オートデスクとも「戦略的提携に関する覚書」を締結した。企画・設計・施工・維持管理までの一連のプロセスをデジタルで行うべく、船場はBIMを早くから取り入れ、設計業務の高度なDXを進めてきた。提携により、BIMの普及と定着に注力するとともに、オートデスクと共にデザイン・設計におけるAIの活用も引き続き研究していく。

WWD:25年の商況や成果は?

小田切:25年12月期の売上高は前期比10.5%増の320億円、営業利益は同9.5%増の21億円の見通しだ。16年の上場以来最高の業績になる。先述の人材確保によるキャパシティーの拡大、アライアンス強化、ブランディングおよび戦略的PR活性化、DX推進が奏功した。戦略・戦術の下地が1年弱でほぼ整ったので、実行フェーズに移していく。

WWD:サステナビリティにも積極的だ。

小田切:解体・施工に伴う廃棄物については1次リサイクル率94%を誇っている。“アジアNo.1のエシカル空間創造企業”を掲げており、“コンテンツ(Contents:54の世界エシカル実践調査)”“コマース(Commerce:現場への実装)”“コミュニケーション(Communication:対外発信)”の3C戦略でさらに推進する方針だ。一般公開するようになって3回目、10月に虎ノ門ヒルズで開催した「ETHICAL DESIGN WEEK」も反響が大きく、社会的評価が高まった。

WWD:26年に注力することは?

小田切:良いものを提供するには、良い人材が必須。人材開発が最重要事項であることは、まず経営の本質だ。その上で、“グローバル”“エシカル”“ラグジュアリー分野”を強化する。ホテルやオフィス、商業施設、病院、公共施設など既存領域をさらに広げたい。ワークフローのデジタル化・3D化も推進する。同時にクリエイティブ分野も強化する。日本空間デザイン賞2025で入賞した福岡空港国際線ターミナルのデザインを手掛けた平田晶を26年1月1日付でプリンシパルデザイナー(執行役員扱い)に昇格した。彼女の能力発揮の場をさらに拡張することや、外部の新進気鋭のクリエイターの起用など、クリエイティブ領域の強化を図る。また、各コミュニケーションポイントにおいても同様だ。27年12月期で今年度比25%増の売上高400億円を計画している。ラジカルな経営改革で年商1000億円を目指す中で、シナジーを生める企業とのM&Aも検討している。候補の精査も行っており、良い案件があれば、健全な財務体質を活用し積極投資をしていく考えだ。

個人的に今注目している人

「コム デ ギャルソン」デザイナー 川久保玲さん

83歳にしてなお第一線でデザインし、経営も行う稀有な存在。私自身のライフテーマである「クリエイティブ×経営の高次元融合」を最も体現している人物だ。「コム デ ギャルソン」で常にクリエイティブな商品を生み出しながら、「プレイ・コム デ ギャルソン」などのラインで収益基盤も作り、店舗とサービス力を重視する経営判断も卓越していると感じる。消費者としても“圧”を感じ続けることができるブランドで、現在も唯一無二の刺激を与えてくれる。

COMPANY DATA
船場

1947年創業。商業施設やオフィス、公共交通空間、余暇施設などのさまざまな空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでトータルサポートする。2025年9月末現在、社員数は542人。24年12月期の売上高は289億円、純利益は15億円。国内8カ所のほか、台湾、シンガポール、上海、ベトナム、マレーシアに事業所を構える


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船場
03-6865-1008

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「オークリー」が初の公式アパレルスポンサーに就任 ミラノ冬季五輪のカナダおよびフィンランド代表の一部競技選手に提供

「オークリー(OAKLEY)」はこのほど、イタリアで開催される「ミラノ・コルティナ 2026 冬季オリンピック」に参加するカナダおよびフィンランド代表フリースタイル・スノーボード連盟の公式アパレルスポンサーに就任したことを発表した。同ブランドがナショナルチームと公式アパレルスポンサーシップを契約するのは、今回が初めて。またあわせて、ニュージーランド代表フリースタイル・スキー選手にも競技専用に設計したギアを提供するという。

国代表選手のためだけに開発されたアイテム

カナダ代表のアパレルは、レッドを基調に同国を象徴するメイプルリーフをスピードと国家の誇りを表すデザインに再解釈。高い防水性とベンチレーション機能を誇るシェルパンツをはじめ、シェルジャケットやソフトシェルフーディー、カーゴパンツなど、同国代表選手のためだけに開発されたアイテムを多数そろえた。

一方フィンランド代表に対しては、スノーボードのフリースタイルとハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエア競技のための高性能アウターウエア&アクセサリーコレクション「オーラ(AURA)」を提供。どれも防水性や透湿性などの機能性を有しながら、フィンランドらしいカスタムディテールを随所に取り入れ、同国代表選手以外の“チーム オークリー”のフリースタイル・アスリートも着用予定だという。またニュージーランド代表には、シンボルであるシルバーファーン(銀シダ)やシグネチャーであるエリプスをモチーフのデザインに採用し、大胆なブラックとホワイトのグラフィックで同国のアイデンティティーを表現したフリースタイル・スキー専用のアウターウエアを用意した。

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ユナイテッドアローズが完全無償のパーソナルスタイリングサービスを開始

ユナイテッドアローズは、予約制のパーソナルスタイリングサービスを「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下UA)」の一部の店舗で開始した。スタッフが丁寧なカウンセリングを行い、ライフスタイルや体型の悩みを聞き取りながら、パーソナライズしたコーディネートを提案する。利用料は無償。予約は専用フォームから受け付ける。

全国のUA店舗から選抜した21人のスタッフが担当する。予約フォームを通じて事前にニーズを把握し、当日はヒアリングを踏まえてシーン別の提案を行う。購入後も、お直しや靴磨き、クリーニング、買取などのアフターサポートを充実させるほか、購入履歴をもとに継続的な提案を行い、顧客との長期的な関係構築を目指す狙い。

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エドウインが80年代の名作3型を限定復刻、ヒップホップFNCYとコラボMVも公開

エドウインは、世界市場向けのジーンズシリーズ「インターナショナルベーシック(INTERNATIONAL BASIC)」の45周年を記念し、1980年代を象徴する名作ジーンズ3型を限定復刻する。2月4日に予約を開始し、2月20日に一般販売する。価格はいずれも9790円(税込)。

復刻するのは、「ロンドンスリム」「クラシックストレート」「ニュートンスリム」の3モデル。いずれも1980年代にエドウインがヨーロッパ市場を見据えて打ち出したシルエット。当時ドイツで開催されたジーンズの世界見本市で披露した「ロンドンスリム」は、そのシャープなラインから“ロンドンタイプ”と呼ばれるほどの評価を得たという。その後、シリーズ名を「インターナショナルベーシック」とし、多彩なシルエットを展開。エドウインのグローバル展開を象徴するシリーズとして支持を広げた。

今回の復刻では、当時の空気感を踏襲しながら現代のスタイリングにも取り入れやすい3型をピックアップした。「ロンドンスリム」は端正なスリムライン、「クラシックストレート」は王道のストレートシルエット、「ニュートンスリム」はほどよいルーズ感を備えたシルエットが特徴だ。

あわせて、日本のヒップホップグループFNCY(ファンシー)とのコラボレーションプロモーションも実施する。ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSの3人からなるFNCYは、90年代ヒップホップのエッセンスを現代的にアップデートしたサウンドで知られるユニット。今回の取り組みでは、コラボレーションミュージックビデオ「GOOD 2 ME」を公開。約5年ぶりにスタジオ石が監督を務め、80年代のムードを引用しながら“今の自分らしさ”を表現した映像作品に仕上げた。対象商品の購入者には、FNCYの新曲「GOOD 2 ME」を収録した8cmシングルCDをノベルティとして配布する。

「インターナショナルベーシック」は、エドウインが世界市場を意識してシルエット開発に取り組んだシリーズで、1980年代〜2000年代には欧米市場でも高い人気を得ていた。45年の節目に、当時の美学を現代に再提示しつつ、海外市場の再復活を本格化する。

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2026-27年秋冬メンズ取材を終えて

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月2日号からの抜粋です)

藪野:長丁場の取材お疲れさまでした。本橋さんは今回で2回目のメンズ・ファッション・ウイークだったけれど、一番印象に残ったショーは?

本橋:うーん、悩みますが……ミラノのトップバッターだった「ラルフ ローレン」でしょうか。カジュアルな「ポロ」から、イブニングの「パープル レーベル」へと世界観がグラデーションのように移り変わっていく構成が見事でした。

藪野:メンズは、ウィメンズと比べるとアイテムの制約が多い。シャツの重ね方や、タイドアップにあえてカジュアルなブルゾンを合わせるバランス感など、「どう着るか」というスタイリングの提案が、今まで以上に重要になってきています。

本橋:藪野さんはいかがでしたか?

藪野:ジョナサン・アンダーソンの「ディオール」は、批判やリスクを恐れずにメンズウエアの既成概念を壊そうという気概のクリエイションが印象的でした。ジョナサンは5シーズン目までは毎回異なる一面を見せるらしく、次回も楽しみです。また、ジュリアン・クロスナーの「ドリス ヴァン ノッテン」も、「愛着」という今季を象徴するキーワードを若者が故郷から旅立つストーリーを通して表現していて、エモーショナル。ショー音楽が日本語だったのは、びっくりしましたけど(笑)。

本橋:今回、パリメンズには日本人デザイナーが計15人公式スケジュールに参加しました。3回目となった「シュタイン」などは、存在感を確実に高めていますね。

「サカイ」はやっぱり別格

藪野:ただ彼らの持ち味である「繊細さ」や「ミリ単位のこだわり」を、ショーだけで世界の観客に理解してもらうのは、なかなかハードルが高いとも感じます。その点、「サカイ」はやっぱり別格。クリエイションの強さも、メッセージの打ち出し方も、完全にグローバル基準です。

本橋:個人的には、(魅力が)「伝わりづらい」服は大好物なんですが(笑)。僕は37年にわたり「エルメス」のメンズを率いたヴェロニク・ニシャニアンのラストコレクションに「変わらないこと」の凄みを感じました。

藪野:彼女は時代の空気や顧客のニーズを汲み取りつつ、少しずつスタイルを深化させてきましたよね。

本橋:トレンドや話題作りが加速する今のラグジュアリーファッション界。だからこそ、腰を据えたメゾンの姿勢が素敵に感じられました。

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