白髪染めの市場規模は前年から424億円増の6485億円 物価高の時代の優良サロンメニューに

リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、全国の20~69歳の男女を対象に“白髪・グレイヘアに関する意識調査2026”*1を実施した。

結果、白髪染め*2の市場規模推計は6485億円で、前年の6061億円から424億円の増加となった。内訳はサロン染めが4889億円(前年差+435億円)で約1割増加、自宅染めは1596億円(前年差−11億円)で微減となった。

年代別に見ると、増加額が大きいのは40代(前年差+169億円)と50代(前年差+131億円)で、次いで60代(前年差+95億円)。20代はほぼ横ばい(前年差−1億円)だった。市場規模そのものは60代(2130億円)、50代(1996億円)、40代(1664億円)の順に大きく、40代以上が市場の中心を担う構図は変わっていない。

サロン染めにかける平均金額が上昇

サロン染めを利用している人の推計人口は1281万人(前年1258万人)と大きくは変わらない一方、サロン染めにかける平均金額は月3180円(前年2950円)と上昇している。

「昨今の物価高の影響により、直近1年間の白髪ケア・白髪対策に変化があったか」を聞いたところ、「特に物価高による変化はない」が52.7%と半数を超えた。一方、「理美容室やサロンの利用をやめ、自宅で染めるよう切り替えた」は6.8%にとどまった。

この結果について、「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員の田中公子さんは「サロン染め利用者の裾野は、前年から大きく広がっているわけではなく、サロンに通い続ける人が支出を増やした結果、市場規模が拡大したと考えられる。物価高の中でも“サロンで染める”ことを継続している様子がうかがえる。『物価高の影響により、直近1年間のあなたの白髪ケアもしくは白髪対策について、何か変化はありましたか』の質問では、半数以上が『特に物価高による変化はない』と回答。物価高の中でも白髪ケア・白髪対策の機会は減少していないようだ。変化があった中でのトップは『全体染めではなく、根元染め(リタッチ)にする回数が増えた』となった。施術範囲を絞るという工夫により、サロン利用を続けていることが分かる」とコメントしている。

*1 調査手法:インターネットリサーチ 調査期間:<スクリーニング調査>2026年7月15日~2026年7月27日<本調査>2026年7月29日~2026年8月3日 調査対象:<スクリーニング調査>5万人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け<本調査>1031人(全国20~69歳男女、理美容室の利用頻度が3カ月に1回以上で、現在白髪があり白髪を気にしている、白髪染めをしている人)
*2 白髪染め:「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト(白髪を生かし、ハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくする)」

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白髪染めの市場規模は前年から424億円増の6485億円 物価高の時代の優良サロンメニューに

リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、全国の20~69歳の男女を対象に“白髪・グレイヘアに関する意識調査2026”*1を実施した。

結果、白髪染め*2の市場規模推計は6485億円で、前年の6061億円から424億円の増加となった。内訳はサロン染めが4889億円(前年差+435億円)で約1割増加、自宅染めは1596億円(前年差−11億円)で微減となった。

年代別に見ると、増加額が大きいのは40代(前年差+169億円)と50代(前年差+131億円)で、次いで60代(前年差+95億円)。20代はほぼ横ばい(前年差−1億円)だった。市場規模そのものは60代(2130億円)、50代(1996億円)、40代(1664億円)の順に大きく、40代以上が市場の中心を担う構図は変わっていない。

サロン染めにかける平均金額が上昇

サロン染めを利用している人の推計人口は1281万人(前年1258万人)と大きくは変わらない一方、サロン染めにかける平均金額は月3180円(前年2950円)と上昇している。

「昨今の物価高の影響により、直近1年間の白髪ケア・白髪対策に変化があったか」を聞いたところ、「特に物価高による変化はない」が52.7%と半数を超えた。一方、「理美容室やサロンの利用をやめ、自宅で染めるよう切り替えた」は6.8%にとどまった。

この結果について、「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員の田中公子さんは「サロン染め利用者の裾野は、前年から大きく広がっているわけではなく、サロンに通い続ける人が支出を増やした結果、市場規模が拡大したと考えられる。物価高の中でも“サロンで染める”ことを継続している様子がうかがえる。『物価高の影響により、直近1年間のあなたの白髪ケアもしくは白髪対策について、何か変化はありましたか』の質問では、半数以上が『特に物価高による変化はない』と回答。物価高の中でも白髪ケア・白髪対策の機会は減少していないようだ。変化があった中でのトップは『全体染めではなく、根元染め(リタッチ)にする回数が増えた』となった。施術範囲を絞るという工夫により、サロン利用を続けていることが分かる」とコメントしている。

*1 調査手法:インターネットリサーチ 調査期間:<スクリーニング調査>2026年7月15日~2026年7月27日<本調査>2026年7月29日~2026年8月3日 調査対象:<スクリーニング調査>5万人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け<本調査>1031人(全国20~69歳男女、理美容室の利用頻度が3カ月に1回以上で、現在白髪があり白髪を気にしている、白髪染めをしている人)
*2 白髪染め:「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト(白髪を生かし、ハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくする)」

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西武渋谷店が閉店 「ファッションの街」を作った店が58年の歴史に幕

西武渋谷店は30日夜、営業を終了した。1968年の開店以降、同じセゾングループだった渋谷パルコとともに、渋谷を「ファッションの街」「若者の街」に発展させる重要な役割を担った。だが近年は販売低迷が続き、58年の歴史に幕を下ろす

最終日にはあいにくの雨にもかかわらず、大勢の客が訪れた。建物の外観や店内の様子をカメラやスマートフォンに収めたり、馴染みのスタッフに別れの挨拶をしたりする姿があちこちで見られた。閉店セールも終始ごった返していた。

午後8時の閉店時刻が近づくと、スクランブル交差点に近いA館の正面入り口は通行できないほどの人で埋め尽くされた。西武渋谷店は混乱を想定し、店長の挨拶などのセレモニーを行わないと方針ととり、つつがなく閉店させた。それでもシャッターが降り、「SEIBU」の照明が消えると、拍手が沸き起こった。

新宿区に住む60代の女性は「もともと近くの神宮前(原宿)に住んでいたため、亡くなった主人と日常的によく訪れていた。特にデパ地下はスーパーのように利用していた。今は引越して足が遠のいてしまったが、ここに来ると主人のことを思い出す」と話してくれた。40代の女性は「若い頃にボーナスでたくさん服を買った。自分の青春がなくなるようで寂しい」と語った。

売上高はピーク時の半分以下に

西武渋谷店はA館、B館、パーキング館(駐車場で一部店舗)、ロフト館、モヴィーダ館(テナントとして「無印良品」が入る)の5館体制で営業。今回の閉店は百貨店部分のA館、B館、パーキング館の3館で、他は営業を継続する。1990年には5館体制(モヴィーダ館は当時はシード館)で売上高957億円だったが、2025年には約400億円に縮小していた。

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【スナップ】「サンディー リアン」の会場は“永遠の少女”でいっぱい 大人は甘さをどう着こなす?

「サンディー リアン(SANDY LIANG)」は、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場には、すっかりおなじみとなった「サンディー リアン」の世界観を体現する、甘くロマンチックな装いの来場者が集結した。パステルカラーにリボンやレース、フリルといった少女的な要素を詰め込んだコーディネートを、大人たちはどう着こなしていたのか?

パステルカラーに柄と柄、リボンにレースを重ねるなど、“甘さに甘さを重ねる”着こなしも目を引いたが、これぞ「サンディー リアン」愛に満ちた来場者ならでは。それでも大人の装いとして成立するのは、甘さを引き算するのではなく、シルエットや小物、肌の見せ方で抜けをつくる絶妙なバランス感覚があるからこそ。幼い頃におしゃれをすることに胸を躍らせた感覚を呼び覚ますような、ポップで華やかなスタイルが会場を埋め尽くした。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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炭酸美容の「メグリー」が初のエイジングケアライン 乳液も初投入、コア顧客を深掘り

MTGが展開する炭酸スキンケアブランド「メグリー(MEGLY)」は、ブランド初のエイジングケアラインを立ち上げた。第1弾として9月2日に化粧水“サイクルゼロ”(60mL、3300円)を発売し、11月11日にはブランド初の乳液“ルミヴェール ミルク”(60mL、4620円)を投入する。ECで取り扱う。

“サイクルゼロ”は、ブランドの化粧水で販売数1位(2022年4月〜26年6月)だった“ナンバーゼロ”をエイジングケア向けの処方に刷新したもの。ハス葉由来の植物由来PDRNや麹発酵由来の複合ペプチド、ビタミンA・C・Eなどを配合した。炭酸とともに微細な粒子として噴霧し、成分を角層まで届ける。

ブランド初の乳液となる“ルミヴェール ミルク”も同様に専用デバイスにセットして使用する。手で乳液を塗り広げる際、キメや毛穴など肌の凹凸に塗りムラが生じる「閉じ残し」に着目。平均約10μmの微細な粒子を噴霧し、肌の凹凸に沿って均一な膜を形成する設計を採用した。ナイアシンアミドを高配合したほか、ビタミン類やハトムギ発酵液などを配合する。

「今のコア層を刺したい」

「メグリー」は、専用デバイス(2万5380円)と専用化粧水を組み合わせ、炭酸ガスとともに微細な粒子を噴霧するスキンケアブランド。肌悩みや好みに応じて6種の化粧水を展開してきた。

中心顧客は30代後半〜50代前半で、たるみやくすみといったエイジング悩みへのアプローチに好反応を得ていた。今回、明確にエイジングケアラインとして投入することで「今のコア層により刺さることを狙った」と担当者は説明する。初の乳液を加え、1台のデバイスで化粧水から乳液まで完結する習慣を提案し、ロイヤリティ向上を図る。

販路はECが中心だが、百貨店でのポップアップも不定期で実施しており、今後はリアルでの接点も広げる。26年4月にはシャンプーを発売するなどスキンケアに限らない製品展開も進めており、今後も炭酸美容を軸に製品ラインアップを拡充する意向だ。

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【スナップ】テイラー・スウィフトやBLACKPINKのLISAらが登場 米MTV主催の音楽の祭典「VMA」の注目レッドカーペットルック

米ロサンゼルスのピーコックシアターで9月27日(現地時間)、「2026 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2026 MTV Video Music Awards)」が開催された。2017年以来初となる西海岸での開催となった本授賞式には、豪華アーティストたちが華やかなレッドカーペットルックで登場した。授賞式で圧倒的な存在感を放った、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)やBLACKPINKのリサ(LISA)の注目スタイルをハイライトする。

テイラー・スウィフト

ジョセフ・カッセル・ファルコナー(Joseph Cassell Falconer)がスタイリングを手掛けたテイラー・スウィフトは、「タマラ・ラルフ(TAMARA RALPH)」2026年秋冬オートクチュールコレクションのドレスで登場した。ホルターネックの黒いトップスと、対照的なきらめくシルバースカートを組み合わせたデザインで、スカートには大胆なスリットが施されている。アクセサリーには、「レヴィエフ(LEVIEV)」のダイヤモンドのダングルイヤリングと「エト・マリア(ETHO MARIA)」のダイヤモンドリングをチョイスし、全体の輝きを統一した。

リサ

BLACKPINKのメンバーであり、「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン3への出演でも話題を集めるLISAは、「ジ アティコ(THE ATTICO)」のクリムゾンレッドのドレスと「クワイン リ(QUINE LI)」の大ぶりなコートによる全身赤のワントーンルックを披露した。ドレスは、シアーなメッシュ素材を用いた上半身とペンシルスカートのコンビネーションが際立った。コートは、大ぶりの下襟と長く引く裾に加え、ファー素材によるボリューム感のある襟や袖が視線を奪う、コーディネートの主役となる一着だ。足元には、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の鮮やかな赤のエナメル調のパンプスを合わせている。なお、授賞式で「ベスト・ポップ」を受賞した際には、「ダニイル・アンツィフェロフ(DANIIL ANTSIFEROV)」の黒のベルベットスカートとレザートップにチェンジし、違った表情を見せた。

来場者スナップ

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漁具がTシャツになって、使っていた漁師のもとへ戻ってきた

ILLUSTRATION: NATSUMI OGAWA[/caption]

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関するトピックスをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、記者の木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今回は、9月28日発売の「WWDJAPAN」最新号の特集「循環を、日本から」をご紹介します。表紙に立っているのは、金目鯛が大きくプリントされたTシャツを着て笑うベテラン漁師の豊倉さんです。ファッション専門紙の表紙に、なぜ漁師なのでしょうか。銚子の港で集められた漁具がリサイクルナイロンの糸ミューロン(MURON)に生まれ変わり、ダブレット(doublet)のTシャツになって、その漁具を使っていた本人のもとへ戻ってきました。番組では、この表紙ができるまでと、特集の読みどころをお話しします。話は、国内のファッション・テキスタイル・小売企業へのアンケートから見えてきた、各社が課題と可能性を同じ場所に見ているという結果へと展開してゆきます。

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「リンシュウ」2027年春夏コレクション

「リンシュウ(RYNSHU)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「リンシュウ」2027年春夏コレクション

「リンシュウ(RYNSHU)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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新作の韓国コスメを試して、選んで、持ち帰る 渋谷「Qoo10 サンプルハウス」を先行リポート

ECモール「キューテン(Qoo10)」は10月1日、渋谷に人気ブランドの新商品や日本未上陸のコスメが試せて、もらえるサンプル商品体験店舗「キューテン サンプルハウス(Qoo10 SAMPLE HOUSE)」をオープンする。

店内には約100ブランドのコスメやインナーケアアイテムがそろい、気になる商品をテスターで試しながら、最大7アイテムをセレクト。さらに、受け取った商品のレビューを書くことを条件に、サンプルを持ち帰ることが可能だ。

一体どんな商品がもらえるの?現品サイズがもらえるかもって本当?一足先に会場を訪れたエディターが、実際の体験をレポートする。

店内をリポート

1階は人気ブランドがずらり

まずは事前の準備として、「キューテン」会員への登録と来場予約が必須だ。申し込みが完了した時間に合わせて会場へ向かい、1階で受け付けを済ませたら、さっそくアイテムのタッチアップ&サンプル選びスタートする。

1階にはスキンケア、メイクアップ、ヘア&ボディーケアを中心に約20ブランドが並びます。SNSでバズっている商品から、まだ見たことのない韓国ブランドまでさまざま。中央には、日本でも絶大な人気を誇る「アヌア(ANUA)」や「メディキューブ(MEDICUBE)」の製品がずらりと並び、壁側には日本未上陸のブランドまでそろう。

ここから試してみたい5アイテムのサンプルカードをピックアップするのだが、種類が豊富でうれしい悩みのタネに……。しかし、全アイテムにテスターが用意されているので、実際にテクスチャーや香りを確かめながらじっくり選ぶことができる。

カードを5枚選んで受け付けに渡すと、番号札がもらえるので、順番が呼ばれたら商品を受け取って完了。かわいらしい限定仕様のショッパーに入れてくれるのも、テンションがアップする。

2階では気鋭のネクストブレイクブランドをお試し

続いて2階に上がり、ここでもサンプルカードを2枚選べる。2階には約80ブランドがラインアップ。1階の有名ブランドに比べ、こちらは気鋭のネクストブレイクブランドが充実している印象だった。壁一面に広がるコスメの数々に、美容好きならテンションが上がること間違いなし。

また、最近「キューテン」でも売り上げ構成比が高まっているというインナーケアアイテムも用意。食品扱いとなるため、一部のティーなどは香りが試せるサシェが用意されているのもリアルなイメージが湧いて安心だ。

サンプルは“現品”がもらえることも!?

アイテムを選び終わったら、いよいよ持ち帰ったサンプルを開封する。合計7アイテムのサンプルをもらうことができた。

これからの季節を見据えて、1階では乾燥対策のスキンケアを中心にセレクトした。「メディキューブ」の新作美容液“プラセンタビタセラム”や「アヌア」のクリーム“デイリーモイスチャライザー”、「ディント(DINTO)」のリップティントといった人気ブランドの定番に加え、日本でまだ見たことのない「フローロドラ(FLORODORA)」の“ディープブルーシーセラム”や「アヌコ(ANUKO)」の“ナーリッシングヘアバター”といった、レアなアイテムも欲張ってチョイス。

さらに2階では、テスターの香りやテクスチャーの面白さに惹かれた「モルバニー(MOLVANY)」のジェルクレンザーと、「オールマシル(ALLMASIL)」のヘアマスクを手に取ってみた。

そんなワクワクのラインアップを袋から出してみると……なんと、「メディキューブ」の美容液は、まさかの現品サイズ。ジェルクレンザーやフェイスクリームも約1週間はしっかり使えるサイズ感で、大満足のボリュームだった。また、ミニサイズのアイテムは旅行が多い私にとってありがたい大きさ!

サンプルが現品かミニサイズかは「ブランドの判断」とのことなので、中身を開けたときに現品サイズのアイテムが飛び込んできたときのラッキー気分は、思わず声が出てしまうほど格別だった。

最後にレビューを書いて完了

サンプルをもらって終わりではない。「キューテン サンプルハウス」で商品を受け取ってから30日以内に、商品のレビューを記入することがルールのひとつ。会員ページから簡単にアナウンスに沿って対応すれば完了する。ちなみに、レビューを忘れてしまうと「キューテン サンプルハウス」の予約が一時できなくなるなどのペナルティーがあるので要注意だ。

ちなみに、店舗の商品はシーズンごと(約3カ月)にラインアップが入れ替わる。同じシーズン中の再訪問はできないが、季節が変わればまた新たなコスメとの出合いを楽しみに予約することが可能となる。

「キューテン サンプルハウス」はなぜオープンした?

大満足の「キューテン サンプルハウス」だが、気になった商品をその場で“購入できない”のが少し残念かも?と感じた。しかし、今回の店舗の狙いについて担当者はこう話す。

「売り上げを目的としたものではなく、レビュー数増加を目的とした新しい体験型ショップを目指した。ブランドの出店者さまは、特にレビューを大切にしている。実際、レビューが多いほど購買につながるという実績もあり、購入の際の信頼材料になる。また、『キューテン』はオンラインを主戦場としているが、リアルでもユーザーの皆さんとコミュニケーションが取れる場がほしかったため、この『キューテン サンプルハウス』をオープンした」。この言葉を聞いて納得。今回の目的は商品レビューを集めることにあり、直接的な購入につなげることではないというのが明確に分かった。

サンプルを自分で選べる楽しさ

「キューテン サンプルハウス」の予約はすでにスタートしているが、1日あたり700人、月間約2万人の来場を見込む。シーズン1の直近2週間の予約枠はすでに埋まりつつあるとのこと。

これまでのコスメイベントで手に入るサンプルといえば、すでに組まれているセットをもらうのが一般的なイメージ。せっかくもらったけれど、「自分の肌質には合わないかも」「私の肌トーンには浮いてしまう」と、少しもどかしさを感じることがあった。

その点、「キューテン サンプルハウス」は数多くのブランドの中から“自分で見て、触って、自由に選べる”という点がとても新鮮だ。ずらりと並ぶ化粧品を眺めながら「どれにしようかな」とカードを選んでいく時間は、まるでマーラータン(麻辣湯)の具材を選んでいるときのようなワクワク感がある。自分の今の肌悩みや気分にとことん向き合ってカスタムできる体験は、コスメ好きにとってたまらないご褒美時間になりそう。自分の気になっていた商品がレビューを書くだけで無料でもらえるので、ぜひ一度遊びに行ってみてはいかが?

店舗詳細

◾️Qoo10 SAMPLE HOUSE

住所:渋谷区神南1-11-1 渋谷市野ビル 1〜2階
営業時間:11:00〜20:00
費用:無料(先着順)
応募条件:Qoo10会員
参加条件:「サンプルハウス」で受け取ったサンプル商品はレビューが必須。また、レビュー作成は受け取った日から30日以内に作成が必要となる。

> Qoo10 SAMPLE HOUSEの詳細はこちら

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新作の韓国コスメを試して、選んで、持ち帰る 渋谷「Qoo10 サンプルハウス」を先行リポート

ECモール「キューテン(Qoo10)」は10月1日、渋谷に人気ブランドの新商品や日本未上陸のコスメが試せて、もらえるサンプル商品体験店舗「キューテン サンプルハウス(Qoo10 SAMPLE HOUSE)」をオープンする。

店内には約100ブランドのコスメやインナーケアアイテムがそろい、気になる商品をテスターで試しながら、最大7アイテムをセレクト。さらに、受け取った商品のレビューを書くことを条件に、サンプルを持ち帰ることが可能だ。

一体どんな商品がもらえるの?現品サイズがもらえるかもって本当?一足先に会場を訪れたエディターが、実際の体験をレポートする。

店内をリポート

1階は人気ブランドがずらり

まずは事前の準備として、「キューテン」会員への登録と来場予約が必須だ。申し込みが完了した時間に合わせて会場へ向かい、1階で受け付けを済ませたら、さっそくアイテムのタッチアップ&サンプル選びスタートする。

1階にはスキンケア、メイクアップ、ヘア&ボディーケアを中心に約20ブランドが並びます。SNSでバズっている商品から、まだ見たことのない韓国ブランドまでさまざま。中央には、日本でも絶大な人気を誇る「アヌア(ANUA)」や「メディキューブ(MEDICUBE)」の製品がずらりと並び、壁側には日本未上陸のブランドまでそろう。

ここから試してみたい5アイテムのサンプルカードをピックアップするのだが、種類が豊富でうれしい悩みのタネに……。しかし、全アイテムにテスターが用意されているので、実際にテクスチャーや香りを確かめながらじっくり選ぶことができる。

カードを5枚選んで受け付けに渡すと、番号札がもらえるので、順番が呼ばれたら商品を受け取って完了。かわいらしい限定仕様のショッパーに入れてくれるのも、テンションがアップする。

2階では気鋭のネクストブレイクブランドをお試し

続いて2階に上がり、ここでもサンプルカードを2枚選べる。2階には約80ブランドがラインアップ。1階の有名ブランドに比べ、こちらは気鋭のネクストブレイクブランドが充実している印象だった。壁一面に広がるコスメの数々に、美容好きならテンションが上がること間違いなし。

また、最近「キューテン」でも売り上げ構成比が高まっているというインナーケアアイテムも用意。食品扱いとなるため、一部のティーなどは香りが試せるサシェが用意されているのもリアルなイメージが湧いて安心だ。

サンプルは“現品”がもらえることも!?

アイテムを選び終わったら、いよいよ持ち帰ったサンプルを開封する。合計7アイテムのサンプルをもらうことができた。

これからの季節を見据えて、1階では乾燥対策のスキンケアを中心にセレクトした。「メディキューブ」の新作美容液“プラセンタビタセラム”や「アヌア」のクリーム“デイリーモイスチャライザー”、「ディント(DINTO)」のリップティントといった人気ブランドの定番に加え、日本でまだ見たことのない「フローロドラ(FLORODORA)」の“ディープブルーシーセラム”や「アヌコ(ANUKO)」の“ナーリッシングヘアバター”といった、レアなアイテムも欲張ってチョイス。

さらに2階では、テスターの香りやテクスチャーの面白さに惹かれた「モルバニー(MOLVANY)」のジェルクレンザーと、「オールマシル(ALLMASIL)」のヘアマスクを手に取ってみた。

そんなワクワクのラインアップを袋から出してみると……なんと、「メディキューブ」の美容液は、まさかの現品サイズ。ジェルクレンザーやフェイスクリームも約1週間はしっかり使えるサイズ感で、大満足のボリュームだった。また、ミニサイズのアイテムは旅行が多い私にとってありがたい大きさ!

サンプルが現品かミニサイズかは「ブランドの判断」とのことなので、中身を開けたときに現品サイズのアイテムが飛び込んできたときのラッキー気分は、思わず声が出てしまうほど格別だった。

最後にレビューを書いて完了

サンプルをもらって終わりではない。「キューテン サンプルハウス」で商品を受け取ってから30日以内に、商品のレビューを記入することがルールのひとつ。会員ページから簡単にアナウンスに沿って対応すれば完了する。ちなみに、レビューを忘れてしまうと「キューテン サンプルハウス」の予約が一時できなくなるなどのペナルティーがあるので要注意だ。

ちなみに、店舗の商品はシーズンごと(約3カ月)にラインアップが入れ替わる。同じシーズン中の再訪問はできないが、季節が変わればまた新たなコスメとの出合いを楽しみに予約することが可能となる。

「キューテン サンプルハウス」はなぜオープンした?

大満足の「キューテン サンプルハウス」だが、気になった商品をその場で“購入できない”のが少し残念かも?と感じた。しかし、今回の店舗の狙いについて担当者はこう話す。

「売り上げを目的としたものではなく、レビュー数増加を目的とした新しい体験型ショップを目指した。ブランドの出店者さまは、特にレビューを大切にしている。実際、レビューが多いほど購買につながるという実績もあり、購入の際の信頼材料になる。また、『キューテン』はオンラインを主戦場としているが、リアルでもユーザーの皆さんとコミュニケーションが取れる場がほしかったため、この『キューテン サンプルハウス』をオープンした」。この言葉を聞いて納得。今回の目的は商品レビューを集めることにあり、直接的な購入につなげることではないというのが明確に分かった。

サンプルを自分で選べる楽しさ

「キューテン サンプルハウス」の予約はすでにスタートしているが、1日あたり700人、月間約2万人の来場を見込む。シーズン1の直近2週間の予約枠はすでに埋まりつつあるとのこと。

これまでのコスメイベントで手に入るサンプルといえば、すでに組まれているセットをもらうのが一般的なイメージ。せっかくもらったけれど、「自分の肌質には合わないかも」「私の肌トーンには浮いてしまう」と、少しもどかしさを感じることがあった。

その点、「キューテン サンプルハウス」は数多くのブランドの中から“自分で見て、触って、自由に選べる”という点がとても新鮮だ。ずらりと並ぶ化粧品を眺めながら「どれにしようかな」とカードを選んでいく時間は、まるでマーラータン(麻辣湯)の具材を選んでいるときのようなワクワク感がある。自分の今の肌悩みや気分にとことん向き合ってカスタムできる体験は、コスメ好きにとってたまらないご褒美時間になりそう。自分の気になっていた商品がレビューを書くだけで無料でもらえるので、ぜひ一度遊びに行ってみてはいかが?

店舗詳細

◾️Qoo10 SAMPLE HOUSE

住所:渋谷区神南1-11-1 渋谷市野ビル 1〜2階
営業時間:11:00〜20:00
費用:無料(先着順)
応募条件:Qoo10会員
参加条件:「サンプルハウス」で受け取ったサンプル商品はレビューが必須。また、レビュー作成は受け取った日から30日以内に作成が必要となる。

> Qoo10 SAMPLE HOUSEの詳細はこちら

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「ラルフ ローレン」が新イベント“ポロ フェス”を世界初開催 第1回は東京・原宿で

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は10月23〜25日、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の魅力や歴史を体感するイベント“ポロ フェス”(PoloFest)を渋谷区・原宿で開催する。ブランドの60年間の影響力を称えるグローバル展開の皮切りとして、記念すべき第1回目の開催地に東京が選ばれた。なお、入場は無料だが、公式サイトからの事前チケット予約が必要となる。

世界中のコレクターやファンが東京に集結

本イベントは、世界中からビンテージポロのコレクターやアーティスト、ファンが一堂に会し、ブランドと、それが育んできたコミュニティを称えるために企画された。2027年に創業60周年を迎えるブランドの歴史に焦点を当て、希少でアイコニックな「ポロ ラルフ ローレン」のアーカイブ展示をはじめ、トークセッション、世界各地から集まるコレクターやディーラーによるヴィンテージマーケットを展開する。

出店者には、ブロードウェイ俳優からビンテージコレクターへ転身したレアード・マッキントッシュ(Laird Mackintosh)らを含めた海外の著名ディーラーをはじめ、国内からも東京・高円寺などを拠点に展開するビンテージショップ、サファリ(SAFARI)のオーナーの村山嘉昭ら、国内外を代表するビンテージショップやコレクターが多数名を連ねる。さらに、地元のアーティストが制作した一点ものの“アップサイクル・ポロ”など、限定アイテムの販売も予定されている。

デヴィッド・ローレン副会長が語る“ポロ フェス”に込めた想い

デヴィッド・ローレン(David Lauren)・ラルフ ローレン コーポレーションの副会長兼最高ブランディング責任者は、「これほど長く続き、これほど一貫性を保ち続けているブランドはごくわずかだ。日本での“ポロ フェス”は、服への情熱はもちろん、私たちが約60年にわたって築いてきたカルチャーや哲学、感性、そしてコミュニティーに共感する、世代を超えた人々をつなぐ。『ラルフ ローレン』は単なる洋服ではなく、生き方そのものであり、私たちが紡ぐ思い出や物語の証しだ。“ポロ フェス”はファッションの枠を超え、世界中のポロが育んできた情熱や絆、コミュニティーそのものを祝う祭典となる」と語る。

同社が東京を初開催の地に選んだのは、1976年に日本での展開を始めて以来、ブランドが絶大な人気を誇り、世代を超えて熱狂的なコレクターを生み出してきた背景があるから。今後は開催地に合わせたテーマで順次イベントが実施される予定だという。

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【スナップ】NYイチおしゃれなヤツら 若手デザイナーのショーに集った超奔放なブルックリンスタイル

若手デザイナーを支援する合同ランウエイ企画「ザ ピープルズ ランウェイ(The People’s Runway)」がこのほど、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に開催された。「キッドスーパー(KIDSUPER)」を手掛けるコルム・ディレイン(Colm Dillane)が、ブルックリン区と共同で実施した。

会場に集まったのは、「キッドスーパー」のファンに加え、参加した若手デザイナーたちの発表を目当てに訪れた来場者たち。鮮やかな色のアイテムを大胆に取り入れた装いが目を引く一方で、ブルックリン発の「キッドスーパー」らしく、ストリートやアートの空気を取り込んだ自由なミックススタイルも際立った。ブランドのアイテムにビンテージやスポーツのユニフォームを掛け合わせたり、異なるテイストや色、素材を思い思いに組み合わせたりと、そこに決まったルールはない。オーバーサイズも絶妙なバランスで着こなし、シルエットに遊びを加えていた。自分の好きなものを知っているからこそ成立する、個性豊かなミックススタイルが会場を彩った。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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LVMH、アルノー家の支配権をさらに盤石に 複数の持株会社をまとめる計画を発表

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、複数の持株会社をまとめて合理化する計画を明らかにした。同社を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)一族の支配権をさらに盤石にすることが狙いとみられる。

アルノー家の主な持株会社には、アガシュ(AGACHE)とその投資子会社であるフィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)、およびその傘下であるクリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)がある。2024年12月末の時点で、フィナンシエール・アガシュはクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を、クリスチャン ディオールSEはLVMHの株式資本の42%を保有。これらを通じ、アルノー家はLVMHを支配下に置いている。

新会社は議決権の65.55%を保有

計画では、まずアガシュとフィナンシエール・アガシュを合併。これをクリスチャン ディオールSEが吸収し、株式合資会社に転換後、社名をアガシュに変更する。この新会社はLVMHの株式の49.76%を直接保有するほか、議決権の65.55%を保有することとなる。新会社のマネージング・パートナー(パートナーシップ制の組織における最高責任者)には、アルノー会長兼CEOが就任する。

一連の変更に伴い、アルノー家はクリスチャン ディオールSEの株式の未保有分2.44%について、現金での株式公開買付を行う予定。これは9月中旬の時点で16億3000万ユーロ(約2901億円)に相当する。なお強制的な買付はしないため、株主は持分を維持し、新会社アガシュの株主となることも可能だ。

計画の実施には株主および関連当局の承認が必要となる。株主による投票は12月頃、株式公開買付は27年1~3月頃になる見込み。

LVMHの株価は年初から38%以上の下落

アルノー家は最近の株安傾向を受けて自社株を買い増しており、2月にはLVMHの株式資本の50.01%と過半数を保有していることが明らかになった。ラグジュアリー市場の減速の影響で同社の株価は年初から38%以上下落し、25年4月15日の時価総額は2441億ユーロ(約43兆円)だったが、26年9月15日には約2010億ユーロ(約35兆円)に。ロレアル(L’OREAL)の約2030億ユーロ(約36兆円)を下回り、フランス最大の上場企業の座を譲ることとなった。その後も低調に推移し、30日時点でのLVMHの時価総額は1951億ユーロ(約34兆円)だった。

これに伴い、アルノー会長兼CEOの資産も減少している。一時はブルームバーグ(BLOOMBERG)が独自に算出する長者番付のビリオネア指数(Bloomberg Billionaires Index)で首位の座についていたが、9月10日にはトップ10から脱落し11位に。30日には12位となっている。

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「マックスマーラ」から新作“レディ コート” ピュアキャメルヘアを用いたラップコート

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、新作“レディ コート”を発売した。

“レディ”は、ピュアキャメルヘアを使用したベルト付きのラップコート。ラグランスリーブで、テーラリングの端正さと軽やかさを兼ね備えたシルエットに仕上げた。ウエストベルトがシルエットを引き立てる。

同ブランドを代表するベルト付きコート“マニュエラ”がライニングを施したピュアキャメルヘアであるのに対し、“レディ”はダブルフェイス仕立てを採用した。

また、“レディ”は「マックスマーラ」の新作フレグランス“マックスマーラ ル パルファム”のボトルデザインにも着想を与えた。キャメルカラーのベルトにステッチを施したほか、スプレーキャップのトップにボタンをあしらうなど、コートのディテールを反映している。

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ワコールが米国に「人間科学研究開発センター」を設立 グローバルな商品やサービス開発を強化

ワコールホールディングス(HD)の米国子会社である米国ワコールは10月1日、米ニューヨークに研究開発拠点「米国人間科学研究開発センター」を設立する。同施設では、「ワコール人間科学研究開発センター(ワコール人科研)」が1964年の創設以来培ってきた知見と米市場で得られるデータや知見を融合し、次世代のグローバルな商品・サービス開発につなげる。

「ワコール人科研」は設立以来、約4万5000人以上の女性の人体を計測。体形変化やライフステージごとの身体特性に関するデータを商品開発やサイズ設計に活用してきた。米国では、これら研究資産を生かしながら米市場における体の特性や顧客理解を深め、商品開発を進めるほか、大学や研究機関、スポーツや医療分野の専門家とも連携することで研究開発力及びブランド力向上を図る。

11月からはボディスキャナーサービス「スキャンビー(SCANBE)」を稼働する予定だ。「ワコール人科研」の研究資産と計測データを組み合わせ、多様な体形や体の特性に対応した商品設計やサイズ展開、サービス開発に活用する。特にコンディショニングウエア「CW-X」の米市場拡販に向け、現地の人種や体の特性に合わせた商品設計や機能の検証を進めるほか、あらゆる人種のボディーデータ収集にも取り組む。同センターは、日本、中国に続く世界で3つ目の研究開発拠点となる。

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【無料アーカイブ配信開始】「売るEC」から「ブランドを体験するEC」へ ~TSI、パルから学ぶLTVを高める新常識

9月17日に開催した『「売るEC」から「ブランドを体験するEC」へ ~TSI、パルから学ぶLTVを高める新常識』セミナーのアーカイブ動画の配信(期間限定)を開始いたしました。
ECは今や販売チャネルのひとつではなく、ブランドと顧客が継続的な関係を築くための重要な接点となっています。顧客との長期的な関係を築くためには、ブランドの価値やフィロソフィーを商品だけでなく、コンテンツや接客、購入体験を通じて一貫して伝えることが求められます。そして、その体験は購入時だけで終わるものではありません。返品や交換といった購入後のプロセスも、ブランドへの信頼やロイヤルティを左右する重要な顧客接点です。本セミナーでは、セッション1で小野田 剛TSIホールディングス執行役員を迎え、ブランドアイデンティティをEC上でどのように実装し、「顧客体験」を設計しているのか。続くセッション2では、事業成長に繋がる「購入体験」をテーマに、堀田 覚 株式会社パル取締役専務執行役員にお話をお伺いしながら、顧客満足とLTV向上を両立させるための新たな視点について迫ります。下記ボタンよりご視聴ください。


インフォメーション

視聴期間

2026年10月29日 17:00 まで

アーカイブ視聴料金

無料

注意事項

・Recustomer株式会社に、お名前・メールアドレス・所属企業・部門・役職の情報提供にご同意いただける方のみご参加ください。
・申し込み時のメールアドレスは個人メールアドレスではなく、勤務先ドメインのメールアドレスをご入力ください。
・同業者/競合企業の参加はお断りする場合があります。
・メールアドレスに誤りがある場合、メールが届かない可能性がございます。
・個人情報の取扱いについて以下をご確認ください。ご不明な点がございましたら、プライバシーポリシーをご確認いただくか、直接お問い合わせください。本セミナーにお申し込みいただく際にご提供いただく個人情報は、株式会社INFASパブリケーションズおよびRecustomer株式会社の両社で共同して利用させていただきます。これにより、両社のマーケティング活動および採用活動を目的として情報を共有いたします。お申し込みをもって、以下のプライバシーポリシーに同意いただいたものとみなします。
・株式会社INFASパブリケーションズのプライバシーポリシーは、こちら。
・Recustomer株式会社のプライバシーポリシーは、こちら。


プログラム

【Session#1】(45分)

ブランドの世界観を、ECでどう伝える?
― ブランド価値を伝え、選ばれ続けるECの「顧客体験」設計

ECサイトは、ブランドの価値や世界観を伝え、顧客に「このブランドだから選びたい」と感じてもらうための重要な接点です。
複数のブランドを展開するTSIのmix.tokyoでは、それぞれのブランドらしさを大切に、デジタル上では商品情報やコンテンツ、サイト体験、データ活用などは1つの傘に収めながら、多様な顧客接点を通じて、ブランドアイデンティティをどのように表現しているのか。

本セッションでは、TSIのデジタルビジネスを率いる小野田剛様をお迎えし、企業とブランドの価値を「伝える」ためのECのあり方について考えます。


ゲストスピーカー:小野田 剛/株式会社TSIホールディングス執行役員 兼 株式会社TSIデジタルビジネス統括部長
PROFILE:日本大学 国際関係学部 国際文化学科卒業。キャロウェイアパレル株式会社代表取締役、TSIグルーヴアンドスポーツ株式会社取締役等を歴任。ゴルフ・スポーツアパレル領域におけるブランド立ち上げ、事業成長、経営、海外事業、組織改革など幅広い経験を有する。現在はTSIホールディングス執行役員・デジタルビジネス事業統括部長として、EC・デジタル事業および海外事業の成長を推進。
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
PROFILE:1977年7月7日生まれ。東北大学教育学部卒業後、地元の静岡新聞社で社会部記者を務める。退職後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・ジャーナリズムを含むファッション・コミュニケーションを専攻。2度目の大学卒業後、現地でのファッション誌アシスタントを経て帰国。タイアップ制作、「WWDビューティ」デスク、「WWDモバイル」デスク、「ファッションニュース」編集長、「WWDJAPAN.com」編集長を経て、2021年4月から現職

 

【Session#2】(50分)

ブランドとの関係を終わらせない顧客接点とは?
―「購入体験」から考える、顧客満足とLTV向上

顧客との関係は、商品が購入された瞬間に終わるものではありません。
購入後のプロセスもまた、ブランドへの信頼や次の購買を左右する重要な接点です。

本セッションでは、パルにおいてEC、WEBシステム、プロモーション、SNS、CRM、DBマネジメントなどを統括する堀田覚様をお迎えし、顧客がストレスなく買い物を楽しみ、安心して次の購買につながるためには何が必要なのか。
これからのECに求められる購入体験と、顧客満足・ロイヤルティ・LTVを高めるための新たな視点を探ります。


ゲストスピーカー:堀田 覚/株式会社パル 取締役専務執行役員 兼 プロモーション推進部部長 兼 WEB事業推進室室長 兼 コミュニケーションデザイン室室長
PROFILE:大学卒業後、三陽商会に入社、婦人服の営業にはじまりVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)やMD、ブランド責任者を経験。2009年、ハースト婦人画報社に入社。メディアコマースサイト「ELLE SHOP」の立ち上げとMDとマーケティング責任者として事業の成長に注力。2014年 パルに入社。現在は、取締役専務執行役員であり、パルプロモーション推進部部長 WEB事業推進室室長 コミュニケーションデザイン室室長EC、WEBシステム、プロモーション、SNS、CRM、DBマネジメントなどを管掌。
ゲストスピーカー:藤井崇善/株式会社パル WEB事業推進室 CXグループ長
ゲストスピーカー:辻野 翔大/Recustomer株式会社 代表取締役COO
PROFILE:Apple Japanにてテクニカルサポート業務を経験後、株式会社リクルートマーケティングパートナーズへ入社し、営業に従事。2017年、在籍中に代表・柴田とともにANVIE株式会社を創業。ANVIE株式会社では受託開発のセールス・ディレクション・Shopify事業におけるマーケティングを担当。2021年よりEC事業者向け購入体験プラットフォーム「Recustomer」を開発し、同年8月に社名をRecustomer(リカスタマー)株式会社へ変更。現在は新規事業の戦略構築・実行をメインに担当している。
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

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「クロノス」が大阪・心斎橋に“西の旗艦店” インバウンドを足掛かりに海外へ

アクティブウエアブランド「クロノス(CRONOS)」はこのほど、大阪・心斎橋筋商店街に「クロノス 心斎橋店」をオープンした。心斎橋エリアへの出店は初で、店舗面積は約293平方メートル。国内最大級の売り場面積を持つ大型店として、メンズとウィメンズのトレーニングウエアやライフスタイルウエア、アクセサリーのほか、タレントのユージがディレクターを務めるゴルフライン「クロノス ブラック(CRONOS BLACK)」などをそろえる。

「クロノス」は、全国でフィットネスジム「ビヨンド(BEYOND)」などを展開するワールドフィットが2018年に立ち上げた。筋力トレーニングに取り組む層に向けた高機能なフィットネスウエアからスタートし、現在は日常でも着用できるアスレジャーへと領域を拡大している。25年5月には東京・表参道に初の旗艦店をオープン。当時、ワールドフィットの林哲也・執行役員 アスレジャー事業本部本部長は、表参道店を海外展開に向けた「第一歩」と位置付けるとともに、西日本での旗艦店オープンも視野に入れていた。

表参道に続く“西の旗艦店”

それから約1年3カ月。林本部長は心斎橋店を「表参道が東の旗艦店なら、心斎橋は西の旗艦店」と位置付ける。出店の狙いの一つが、インバウンドを通じた海外での認知拡大だ。これまでは目的来店が中心となる路面店を多く出店してきたが、今回は通行量の9割をインバウンド客が占めるという心斎橋筋商店街を選定。国内のライト層への浸透と、海外進出への足掛りを狙う。

心斎橋店は、そうした海外客への発信を意識し、日本発のブランドであることを前面に押し出す。ブランドが店舗やモノ作りで掲げる「クール、ラグジュアリー、スマート、近未来」というキーワードに、“和”の要素を融合した。

“竹取物語”から着想した店舗

その象徴が、店舗デザインの着想源の一つとなった「竹取物語」だ。「『竹取物語』は月や宇宙につながるSF的な物語でもある。われわれが大切にしている近未来感と、和の要素を掛け合わせたらどうなるかを考えた」と林本部長。店内には竹の節をイメージした什器や柱を配置し、ブラックを基調にガラスや光を組み合わせた。

さらに、エントランスで強烈な存在感を放つのが、特注で製作した直径約2mの巨大な和太鼓だ。ブランドが掲げるメッセージ「さあ、やろうか。」とリンクさせた。林本部長は「『さあ、やろうか。』は、何かに挑戦するときの“よーいドン”の号砲のようなイメージ。何かへの挑戦を始めるときに、心の中で響くメッセージとして発信している。海外の方々に『クロノス』を知っていただくきっかけや、来店する動機になれば」と期待する。

「健康になるためのウエア」で挑戦を後押し

「クロノス」が掲げるもう一つの軸が、挑戦する人を応援することだ。運営会社のワールドフィットは、パーソナルジムをはじめ、ボクササイズやピラティスなど健康を軸に事業を展開しており、「クロノス」もその一翼を担う。

林本部長は、「健康には、悪くなったものを治すことと、そもそも病気にならない体を作ることの2つがある。われわれは圧倒的に後者。トレーニングやランニングなど、人々が健康になるためのウエアを提供することが、挑戦する人への後押しになる」と話す。今後は店舗をランニングイベントの起点にするなど、健康にまつわるコミュニティー作りも構想しているという。

心斎橋店ではオープンを記念し、ブラック×レッドのジップフーディー(2万900円)やスエット(1万4850円)、スキニーパンツ(1万8700円)、ホワイトを基調としたブルゾン(1万8700円)とロングパンツ(1万8700円)などの限定商品も用意。ウィメンズではレッドとブラックのロングスリーブ(9900円)を展開する。

市原隼人、黒木メイサらが語る“挑戦”

グランドオープンに先駆けて行われたイベントには、市原隼人、黒木メイサ、鈴木伸之、佐田真由美らが来場。ブランドが掲げる“挑戦”についてそれぞれがコメントした。

市原は「何かに挑戦することによって、自分を発見するきっかけになる。そして、挑戦というものは単なる通過点の一つだと思っている」とコメント。「自分の理想や夢、求める環境に近づくために、これからもいろいろなものに挑戦していきたい」と続けた。

黒木は「挑戦することは、進化することなのかな」と話す。「環境を変えたり、新しいことを始めたりするには勇気がいる。年齢を重ねるほど難しくなると思うけれど、そこで止まってしまうと人生がもったいない」と語り、自身も新たに水泳に挑戦したいという。

鈴木は俳優として「毎回出会う役は初めてというか、今までにない仕事。芝居をさらに追求する挑戦をしたい」とコメント。自身にとって挑戦とは「生きがい」といい、「挑戦することで見えてくるものや、新しい出会いもある。人生そのもののような気がしている」と語った。

佐田は「挑戦は細胞の活性化だと思っている。挑戦している人はみんな若々しいし、エネルギッシュ」と表現。現在は新たな挑戦に向けて学校に通っていることも明かし、「毎日が新しいことだらけですごく充実している。学ぶことは、新たな世界を堪能すること」と話した。

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プラダ・グループの海洋保全プロジェクトは教育から始まる さかなクンと育む次世代の好奇心

プラダ・グループは常に時代に鋭いまなざしを向け、「よりよく生きるとは何か」をファッションを通じて私たちに問いかけてきた。環境問題に取り組むこともまた、社会やその変化を見つめ、私たちのあり方を考える営みの1つなのだろう。同グループが持続可能性と海洋保護に対する意識向上を目的に、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)とのパートナーシップで取り組んでいる「シー ビヨンド(SEA BEYOND)」プロジェクトはその実践の一例だ。2025年からは魚類学者であり、東京海洋大学の客員教授でもあるさかなクンと連携し、日本の子どもたちと共に海や自然への好奇心を育む活動を広げている。

ナイロンから海へ
広がるプラダ・グループの問い

「プラダ」と海をつなげた背景には、ブランドを象徴する素材であるナイロンがある。「プラダ」は1980年代、工業用ナイロンを用いたバッグなどを発表し、当時ラグジュアリーとは縁遠かったナイロンをファッションの世界に持ち込んだ。2019年には世界中の海から回収されたプラスチック、漁網、埋め立てごみ、繊維くずを再利用、浄化して作られた再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」を用いる「プラダ リナイロン」をローンチした。

同年にスタートしたのが「シー ビヨンド」だ。「シー ビヨンド」は、教育を活動の中心に据え、海とその資源に対して、より責任ある行動をとることの重要性に対する意識向上を目指している。20年以降毎年実施している若年世代を対象にした教育モジュールには、これまでに世界中から3万8000人以上の学生が参加した。海洋環境について知識を得るだけでなく、参加者自らが課題を見つけ、具体的なアクションへとつなげるところまでを一連の学びとしている。モジュールの最後には、各校がその成果をプロジェクトとして発表し、国際的な審査員団が優秀作を選出。優勝校には、資金の提供を通じてその後の活動を支援している。

そのほかにも23年には、ヴェネツィアの幼児を対象に、ラグーンの生態系を屋外で体験しながら学ぶ「ラグーン幼稚園」も実施。近年は氷河地帯での科学的なミッションやサンゴ礁の再生などの海洋に関する科学調査、コミュニティー交流活動、政策提唱に対する支援を、新たな重点分野としている。

CSR部門ヘッドを務めるロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「次世代のオーシャン・リテラシーを高めることが、このプロジェクトの最大の目的だ。2019年に始まり、すでに若い参加者たちの熱意や好奇心、情熱という形で、その前向きな影響が表れている」「これは長期的な取り組みだ。なぜなら、海洋リテラシーを通じて力を与えられた子ども一人ひとりが、より持続可能で意識の高い未来へと私たちを一歩近づけてくれるからだ」とコメントした。

さかなクンと組み
日本の海を知る活動へ

「シー ビヨンド」はグローバルで展開してきた海洋教育活動を、各国のコミュニティーに根ざしたローカル施策へと発展させている。日本では25年から、さかなクンがキャプテンを務める一般社団法人SD BlueEarthの「さかなクン探究隊」とパートナーシップを組んだ。次世代の探究心を育むという、共通した教育観が両者をつないだ。

2026年度は、応募の中から選ばれた小学4〜6年生20人が参加し、約1年をかけ自分自身の「好き」や疑問を起点に探究を深めていく。プログラムは、東京海洋大学の教授による講義や東京湾や東京近郊でのフィールドワークのほか、東京湾の生態系を学んだり、低利用魚を調理して味わったり、さまざまな角度から海への好奇心を育む内容になっている。

このほかにも全国から参加者を募り、国連大学とのトークセッションを開催するほか、新聞社主催の約600人規模のイベントでも、海について学び、考えるきっかけを届けている。深く探究する場と、広く伝える場。その両方から、海への好奇心を次の世代へと広げている。

さかなクンが語る
“ギョ感”を育むという教育観

「どんな専門書を読むよりも“ギョ感”で得る喜びに勝るものはないです。私たちが子どもたちにできるのは、きっかけを提供すること。そこからは一人一人の感受性で、知的好奇心のままに進まれますから!」とさかなクンは語る。

さかなクンの教育観の原点は、自身の幼少期にあると振り返る。「自分自身が、神奈川県の綾瀬市という、海からすっギョく遠いところで育ったんです。でも、タコちゃんにどうしても会いたくて近所のお魚屋さんに行きました。ゆでダコちゃんを見て『かわいいな。次は元気な姿を見たいな』と思って、今度は水族館さんに行きました。『わあ、元気なタコちゃんに会えたぞ!』。でもガラスの壁があって握手ができない。触れられない。『じゃあ、やっぱり海だ!』と思い立ち、夏休みには房総半島に住む親戚の家に泊まらせてもらっていました。朝日とともに海へ行き日が暮れるまで海に夢中。マダコちゃんや図鑑を見て憧れていたお魚に出会えて感動が大漁!!でも時には溺れそうになって『ギョエー!』ってなったり(笑)。クラゲちゃんやハオコゼちゃんにふれてその毒によってすさまじく痛い思いをしたり。海の怖さも知りましたし、自分で生き物に触れて、『こんなにすギョい毒の威力があるんだ!』と知ることもありました。

やっぱり、自分で見て、触れて、体験して得たことってすっギョく大きいんですね。大好きになると、『もっと見たい』『もっとこの場所に行ってみたい』『もっと調べて描いてみたい』という探究心や冒険心がどんどん湧いてきて、世界が広がっていくと思うんです」。

知的好奇心から広がる
海との接点

8月には「シー ビヨンド」と「さかなクン探究隊」の特別プログラムとして、東京大学名誉教授の養老孟司らをゲストスピーカーに迎えた公開トークイベントが東京・青山の国際連合大学で行われた。テーマは、「能登の自然のひみつ」。能登に生息する生き物の生態や、震災後に自然環境に起きた変化について、子どもたちと共に学びを深めた。

さかなクンは、好奇心や探究心こそ環境保全の第一歩につながると考える。「『自然を守ろう』『自然を大切にしよう』という言葉を見聞きする機会は多いと思います。でも、何を守らなければいけないのかという事は自分の目で見て、肌で感じないことにはピンとこないと思うんです。この山にはこんな生き物がいる、この川にはこんなお魚がいる、と知れば知るほど、『こんなにたくさんの生き物が暮らしているんだ』『こんなすばらしい自然があってこそなんだ』と自然環境の尊さを知り、汚さないように壊さないようにという思いにつながります。また、震災や気候変動などにより、私たちの周りの環境の変化や深刻な事態に向き合う気持ちや行動力につながります。けど、さかなクンはお魚の世界を通して楽しい、面白い、ワクワクすることを大切にしています。そうした感情を原動力にすることで、元気に長く活動を継続できます!」。

昨年には中国・上海で開催された「シー ビヨンド」のイベントにも参加し、現地の子どもたちと交流したという。「言葉は全然通じなかったけれど、お魚の絵を描くとみんな目を輝かせて興味を示してくれました。その後、わくわくとみなさまが絵を描く様子や描いた絵を拝見しました。『海の生き物が大好き』という気持ちが伝わってきました。この知的好奇心が未来につながっていくと強く思いました」。

プラダ・グループは今「さかなクン探究隊」の活動に伴走しながら、海との接点を国や世代を越えて広げている。さかなクンは、「プラダ・グループの皆々様が、さかなクンも大好きな海の環境を大切に、壊さないようにするギョ活動を長年続けられていることに非常に感銘を受けます。その活動に私も参加させていただけることが、とても幸せです!」と語った。

PHOTO:TAMEKI OSHIRO
問い合わせ先
プラダ クライアントサービス
0120-45-1913

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プラダ・グループの海洋保全プロジェクトは教育から始まる さかなクンと育む次世代の好奇心

プラダ・グループは常に時代に鋭いまなざしを向け、「よりよく生きるとは何か」をファッションを通じて私たちに問いかけてきた。環境問題に取り組むこともまた、社会やその変化を見つめ、私たちのあり方を考える営みの1つなのだろう。同グループが持続可能性と海洋保護に対する意識向上を目的に、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)とのパートナーシップで取り組んでいる「シー ビヨンド(SEA BEYOND)」プロジェクトはその実践の一例だ。2025年からは魚類学者であり、東京海洋大学の客員教授でもあるさかなクンと連携し、日本の子どもたちと共に海や自然への好奇心を育む活動を広げている。

ナイロンから海へ
広がるプラダ・グループの問い

「プラダ」と海をつなげた背景には、ブランドを象徴する素材であるナイロンがある。「プラダ」は1980年代、工業用ナイロンを用いたバッグなどを発表し、当時ラグジュアリーとは縁遠かったナイロンをファッションの世界に持ち込んだ。2019年には世界中の海から回収されたプラスチック、漁網、埋め立てごみ、繊維くずを再利用、浄化して作られた再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」を用いる「プラダ リナイロン」をローンチした。

同年にスタートしたのが「シー ビヨンド」だ。「シー ビヨンド」は、教育を活動の中心に据え、海とその資源に対して、より責任ある行動をとることの重要性に対する意識向上を目指している。20年以降毎年実施している若年世代を対象にした教育モジュールには、これまでに世界中から3万8000人以上の学生が参加した。海洋環境について知識を得るだけでなく、参加者自らが課題を見つけ、具体的なアクションへとつなげるところまでを一連の学びとしている。モジュールの最後には、各校がその成果をプロジェクトとして発表し、国際的な審査員団が優秀作を選出。優勝校には、資金の提供を通じてその後の活動を支援している。

そのほかにも23年には、ヴェネツィアの幼児を対象に、ラグーンの生態系を屋外で体験しながら学ぶ「ラグーン幼稚園」も実施。近年は氷河地帯での科学的なミッションやサンゴ礁の再生などの海洋に関する科学調査、コミュニティー交流活動、政策提唱に対する支援を、新たな重点分野としている。

CSR部門ヘッドを務めるロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「次世代のオーシャン・リテラシーを高めることが、このプロジェクトの最大の目的だ。2019年に始まり、すでに若い参加者たちの熱意や好奇心、情熱という形で、その前向きな影響が表れている」「これは長期的な取り組みだ。なぜなら、海洋リテラシーを通じて力を与えられた子ども一人ひとりが、より持続可能で意識の高い未来へと私たちを一歩近づけてくれるからだ」とコメントした。

さかなクンと組み
日本の海を知る活動へ

「シー ビヨンド」はグローバルで展開してきた海洋教育活動を、各国のコミュニティーに根ざしたローカル施策へと発展させている。日本では25年から、さかなクンがキャプテンを務める一般社団法人SD BlueEarthの「さかなクン探究隊」とパートナーシップを組んだ。次世代の探究心を育むという、共通した教育観が両者をつないだ。

2026年度は、応募の中から選ばれた小学4〜6年生20人が参加し、約1年をかけ自分自身の「好き」や疑問を起点に探究を深めていく。プログラムは、東京海洋大学の教授による講義や東京湾や東京近郊でのフィールドワークのほか、東京湾の生態系を学んだり、低利用魚を調理して味わったり、さまざまな角度から海への好奇心を育む内容になっている。

このほかにも全国から参加者を募り、国連大学とのトークセッションを開催するほか、新聞社主催の約600人規模のイベントでも、海について学び、考えるきっかけを届けている。深く探究する場と、広く伝える場。その両方から、海への好奇心を次の世代へと広げている。

さかなクンが語る
“ギョ感”を育むという教育観

「どんな専門書を読むよりも“ギョ感”で得る喜びに勝るものはないです。私たちが子どもたちにできるのは、きっかけを提供すること。そこからは一人一人の感受性で、知的好奇心のままに進まれますから!」とさかなクンは語る。

さかなクンの教育観の原点は、自身の幼少期にあると振り返る。「自分自身が、神奈川県の綾瀬市という、海からすっギョく遠いところで育ったんです。でも、タコちゃんにどうしても会いたくて近所のお魚屋さんに行きました。ゆでダコちゃんを見て『かわいいな。次は元気な姿を見たいな』と思って、今度は水族館さんに行きました。『わあ、元気なタコちゃんに会えたぞ!』。でもガラスの壁があって握手ができない。触れられない。『じゃあ、やっぱり海だ!』と思い立ち、夏休みには房総半島に住む親戚の家に泊まらせてもらっていました。朝日とともに海へ行き日が暮れるまで海に夢中。マダコちゃんや図鑑を見て憧れていたお魚に出会えて感動が大漁!!でも時には溺れそうになって『ギョエー!』ってなったり(笑)。クラゲちゃんやハオコゼちゃんにふれてその毒によってすさまじく痛い思いをしたり。海の怖さも知りましたし、自分で生き物に触れて、『こんなにすギョい毒の威力があるんだ!』と知ることもありました。

やっぱり、自分で見て、触れて、体験して得たことってすっギョく大きいんですね。大好きになると、『もっと見たい』『もっとこの場所に行ってみたい』『もっと調べて描いてみたい』という探究心や冒険心がどんどん湧いてきて、世界が広がっていくと思うんです」。

知的好奇心から広がる
海との接点

8月には「シー ビヨンド」と「さかなクン探究隊」の特別プログラムとして、東京大学名誉教授の養老孟司らをゲストスピーカーに迎えた公開トークイベントが東京・青山の国際連合大学で行われた。テーマは、「能登の自然のひみつ」。能登に生息する生き物の生態や、震災後に自然環境に起きた変化について、子どもたちと共に学びを深めた。

さかなクンは、好奇心や探究心こそ環境保全の第一歩につながると考える。「『自然を守ろう』『自然を大切にしよう』という言葉を見聞きする機会は多いと思います。でも、何を守らなければいけないのかという事は自分の目で見て、肌で感じないことにはピンとこないと思うんです。この山にはこんな生き物がいる、この川にはこんなお魚がいる、と知れば知るほど、『こんなにたくさんの生き物が暮らしているんだ』『こんなすばらしい自然があってこそなんだ』と自然環境の尊さを知り、汚さないように壊さないようにという思いにつながります。また、震災や気候変動などにより、私たちの周りの環境の変化や深刻な事態に向き合う気持ちや行動力につながります。けど、さかなクンはお魚の世界を通して楽しい、面白い、ワクワクすることを大切にしています。そうした感情を原動力にすることで、元気に長く活動を継続できます!」。

昨年には中国・上海で開催された「シー ビヨンド」のイベントにも参加し、現地の子どもたちと交流したという。「言葉は全然通じなかったけれど、お魚の絵を描くとみんな目を輝かせて興味を示してくれました。その後、わくわくとみなさまが絵を描く様子や描いた絵を拝見しました。『海の生き物が大好き』という気持ちが伝わってきました。この知的好奇心が未来につながっていくと強く思いました」。

プラダ・グループは今「さかなクン探究隊」の活動に伴走しながら、海との接点を国や世代を越えて広げている。さかなクンは、「プラダ・グループの皆々様が、さかなクンも大好きな海の環境を大切に、壊さないようにするギョ活動を長年続けられていることに非常に感銘を受けます。その活動に私も参加させていただけることが、とても幸せです!」と語った。

PHOTO:TAMEKI OSHIRO
問い合わせ先
プラダ クライアントサービス
0120-45-1913

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「マティエ フェカル」2027年春夏コレクション

「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「マティエ フェカル」2027年春夏コレクション

「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「エスト」から冬のメイクアップシリーズが登場 4色アイシャドウの限定カラーなど3品

「エスト(EST)」は11月6日、冬のメイクアップシリーズ“トランスフィア メイク オブ スノー ライト”を数量限定で発売する。アイカラーとリップ、アイライナーの3品をそろえ、価格帯は3630〜6490円。

4色アイシャドウパレット“トランスフィア アイカラー”(全2種、各6490円)から、ラベンダーとブラウンカラーの2種が登場。目元にきらめきと華やかさをプラスしながら、透明感を演出する。

“トランスフィア リキッドルージュ EX”(全3色、各4070円)は、艶と立体感を与えるリキッドルージュ。厚みのある使用感で縦ジワをカバーしながら、ぷるんとした仕上がりをかなえる。カラーは、ピンクとローズ、ピンクベージュの3色展開。しっかりと色付くティントタイプで、血色感をキープする。

“ジェルアイライナー”(3630円)は、滑らかな描き心地と、線の太さを自在に操れる楕円芯が特徴だ。ダークグレージュのくすみカラーがトレンド感のある目元に仕上げる。

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ヴォートレイル(旧 大阪文化服装学院)の学生4ブランド、和歌山ニットと共同開発 阪急メンズ大阪などで販売

ヴォートレイル ファッションアカデミー(旧 大阪文化服装学院)のスーパーデザイナー学科で学ぶ学生たちが手掛ける4ブランドが、和歌山ニット産地と共同開発したオリジナル商品を発売する。9月30日から10月6日まで、阪急メンズ大阪のガラージュ D.エディットと高島屋大阪店のCSケーススタディの2店舗で展開する。

産地との協働から生まれた共同開発商品

今回の取り組みでは、学生たちが和歌山ニットの工房を実際に訪ね、職人との対話を通じて産地の技術への理解を深めた上で、それぞれのクリエイションに生かす生地を選定し、各ブランドの世界観に落とし込んだオリジナルアイテムを制作した。6月のブランド選出から始まり、工房訪問や商品制作、百貨店との販売準備を経て今回の会期を迎えている。売場では、共同開発商品に加えて各ブランドの通常アイテムも並び、4ブランドそれぞれの個性豊かな世界観を一度に楽しむことができる。

若きクリエイターを共創する“ROOT C”の取り組み

本企画は、関西発の若きクリエイターを支援し、未来への第一歩を共創するコミュニティ“ROOT C”の一環として実施されるもので、阪急メンズ大阪、高島屋大阪店、和歌山ニット産地、そして学校が一体となり、学生たちに商業の現場での実践機会を提供するとともに、産地が培ってきた技術を広く社会へ発信することを目指している。

出展する4つの学生ブランド

「セコ バイ イツキ セコ(SEKO by ITSUKI SEKO)」

「セコ バイ イツキ セコ(SEKO by ITSUKI SEKO)」は、デザイナーの世古樹が日常の中で見過ごされがちな価値や構造を独自の視点で捉え直し緻密な構造と技術で衣服として再構築する。阪急メンズ大阪 5階 ガラージュ D.エディットで展開する。

「ツバサ ダイコク(TSUBASA DAIKOKU)」

「ツバサ ダイコク(TSUBASA DAIKOKU)」は、デザイナーの大黒翼が「自分のヒーローになる」を掲げ、多層に重ねたグラフィックで着る人の背中を押す一着を届ける。阪急メンズ大阪 5階 ガラージュ D.エディットで展開する。

「リョウタ ウダカ(RYOTA UDAKA)」

「リョウタ ウダカ(RYOTA UDAKA)」は、デザイナーの宇髙稜太が「主人公として生きる」をテーマに、手作業の加工で一点ずつ表情の異なる服を生み出す。高島屋大阪店 3階 CSケーススタディで展開する。

「コゾノ テルヒサ(KOZONO TERUHISA)」

「コゾノ テルヒサ(KOZONO TERUHISA)」は、デザイナーの小薗輝久が「語らないアイデンティティ」を掲げ、手織りのディテールで世界観を綴る。高島屋大阪店 3階 CSケーススタディで展開する。

百貨店バイヤー・ショップマネージャーからのコメント

岸田昂大・阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディットのバイヤーは、「初回選考プレゼンから学生の皆様の真剣な眼差しやクリエイションに毎度驚かされた。工場訪問から創り出されたアイテムと店頭での熱い接客を楽しみにしている」とコメントを寄せた。また、小池佑歩・高島屋大阪店 CSケーススタディのショップマネジャーは、「未来を担うクリエイターとの取り組みは良い刺激となった。お客様に熱意が伝わるのが待ち遠しい」と期待を語った。

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ヴォートレイル(旧 大阪文化服装学院)の学生4ブランド、和歌山ニットと共同開発 阪急メンズ大阪などで販売

ヴォートレイル ファッションアカデミー(旧 大阪文化服装学院)のスーパーデザイナー学科で学ぶ学生たちが手掛ける4ブランドが、和歌山ニット産地と共同開発したオリジナル商品を発売する。9月30日から10月6日まで、阪急メンズ大阪のガラージュ D.エディットと高島屋大阪店のCSケーススタディの2店舗で展開する。

産地との協働から生まれた共同開発商品

今回の取り組みでは、学生たちが和歌山ニットの工房を実際に訪ね、職人との対話を通じて産地の技術への理解を深めた上で、それぞれのクリエイションに生かす生地を選定し、各ブランドの世界観に落とし込んだオリジナルアイテムを制作した。6月のブランド選出から始まり、工房訪問や商品制作、百貨店との販売準備を経て今回の会期を迎えている。売場では、共同開発商品に加えて各ブランドの通常アイテムも並び、4ブランドそれぞれの個性豊かな世界観を一度に楽しむことができる。

若きクリエイターを共創する“ROOT C”の取り組み

本企画は、関西発の若きクリエイターを支援し、未来への第一歩を共創するコミュニティ“ROOT C”の一環として実施されるもので、阪急メンズ大阪、高島屋大阪店、和歌山ニット産地、そして学校が一体となり、学生たちに商業の現場での実践機会を提供するとともに、産地が培ってきた技術を広く社会へ発信することを目指している。

出展する4つの学生ブランド

「セコ バイ イツキ セコ(SEKO by ITSUKI SEKO)」

「セコ バイ イツキ セコ(SEKO by ITSUKI SEKO)」は、デザイナーの世古樹が日常の中で見過ごされがちな価値や構造を独自の視点で捉え直し緻密な構造と技術で衣服として再構築する。阪急メンズ大阪 5階 ガラージュ D.エディットで展開する。

「ツバサ ダイコク(TSUBASA DAIKOKU)」

「ツバサ ダイコク(TSUBASA DAIKOKU)」は、デザイナーの大黒翼が「自分のヒーローになる」を掲げ、多層に重ねたグラフィックで着る人の背中を押す一着を届ける。阪急メンズ大阪 5階 ガラージュ D.エディットで展開する。

「リョウタ ウダカ(RYOTA UDAKA)」

「リョウタ ウダカ(RYOTA UDAKA)」は、デザイナーの宇髙稜太が「主人公として生きる」をテーマに、手作業の加工で一点ずつ表情の異なる服を生み出す。高島屋大阪店 3階 CSケーススタディで展開する。

「コゾノ テルヒサ(KOZONO TERUHISA)」

「コゾノ テルヒサ(KOZONO TERUHISA)」は、デザイナーの小薗輝久が「語らないアイデンティティ」を掲げ、手織りのディテールで世界観を綴る。高島屋大阪店 3階 CSケーススタディで展開する。

百貨店バイヤー・ショップマネージャーからのコメント

岸田昂大・阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディットのバイヤーは、「初回選考プレゼンから学生の皆様の真剣な眼差しやクリエイションに毎度驚かされた。工場訪問から創り出されたアイテムと店頭での熱い接客を楽しみにしている」とコメントを寄せた。また、小池佑歩・高島屋大阪店 CSケーススタディのショップマネジャーは、「未来を担うクリエイターとの取り組みは良い刺激となった。お客様に熱意が伝わるのが待ち遠しい」と期待を語った。

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「ジュリー ケーゲルス」2027年春夏コレクション

「ジュリー ケーゲルス(JULIE KEGELS)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「カロリイ」の小林稜が五本指ソックスブランド「ファイブトゥ ラボ」を始動 

体格の良い男性に向けたブランド「カロリイ(CARORIE)」のディレクターなどで知られる小林稜はこのほど、五本指ソックスブランド「ファイブトゥ ラボ(FIVETOE LAB)」を立ち上げた。現在、第1弾アイテム“FTL-001(SAMPLE)”を「ファイブトゥ ラボ」の公式オンラインストアで販売中だが、購入には公式インスタグラムのストーリーズで公開されるアクセスパスワードが必要となる。

継続的にユーザーからのフィードバックを反映

「ファイブトゥ ラボ」は、小林氏がお気に入りのスニーカーを少しでも長く快適に履くため五本指ソックスを使い始めたことに加え、こだわりを持って靴下を履いている人が決して多くないことに気付き、五本指ソックスの再設計を掲げて始動。そして、“顧客と一緒に理想の靴下を探したい”という考えのもと、継続的にユーザーからのフィードバックをアイテムに反映していくことが特徴だという。

第1弾アイテム“FTL-001(SAMPLE)”は、国内生産にこだわり、 一般的なソックスよりもやや厚みを持たせた設計のほか、足裏全体が吸水性に優れたパイル仕様で、左右を気にせず履ける“ノー ヒール”を採用。価格は3300円で、25.0〜27.0cmと27.0〜29.0cmの2サイズとあわせて、レギュラーとロングを展開する。

なお小林氏は今月、「カロリイ」のブランド終了とともに、ビッグサイズ・オーバーサイズのメンズウエアを展開する新たなブランド「エイロラック(EIRORAC)」の立ち上げを発表した。

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「カロリイ」の小林稜が五本指ソックスブランド「ファイブトゥ ラボ」を始動 

体格の良い男性に向けたブランド「カロリイ(CARORIE)」のディレクターなどで知られる小林稜はこのほど、五本指ソックスブランド「ファイブトゥ ラボ(FIVETOE LAB)」を立ち上げた。現在、第1弾アイテム“FTL-001(SAMPLE)”を「ファイブトゥ ラボ」の公式オンラインストアで販売中だが、購入には公式インスタグラムのストーリーズで公開されるアクセスパスワードが必要となる。

継続的にユーザーからのフィードバックを反映

「ファイブトゥ ラボ」は、小林氏がお気に入りのスニーカーを少しでも長く快適に履くため五本指ソックスを使い始めたことに加え、こだわりを持って靴下を履いている人が決して多くないことに気付き、五本指ソックスの再設計を掲げて始動。そして、“顧客と一緒に理想の靴下を探したい”という考えのもと、継続的にユーザーからのフィードバックをアイテムに反映していくことが特徴だという。

第1弾アイテム“FTL-001(SAMPLE)”は、国内生産にこだわり、 一般的なソックスよりもやや厚みを持たせた設計のほか、足裏全体が吸水性に優れたパイル仕様で、左右を気にせず履ける“ノー ヒール”を採用。価格は3300円で、25.0〜27.0cmと27.0〜29.0cmの2サイズとあわせて、レギュラーとロングを展開する。

なお小林氏は今月、「カロリイ」のブランド終了とともに、ビッグサイズ・オーバーサイズのメンズウエアを展開する新たなブランド「エイロラック(EIRORAC)」の立ち上げを発表した。

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伊勢丹新宿メンズ館の「プレイ・コム デ ギャルソン」期間限定店、初日の事前抽選に300人超 目玉は「ルイス」コラボのライダース!

「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」は9月30日、伊勢丹新宿店メンズ館1階のザ・ステージに、期間限定店「マーケット プレイ(MARKET PLAY)」をオープンした。10月13日まで。「プレイ」のハートマークを、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のシグニチャーアイテムと融合させた、18型の限定アイテムが目玉だ。

ハートをあしらった「プレイ」ファン垂涎の品々

会場は木の骨組みに波板を張った屋台のようなブースを並べ、壁一面に赤と緑のハートのオブジェを配した。争奪戦になりそうなのは「ルイスレザーズ(LEWIS LEATHERS)」とのコラボレーションによるハート柄のライダースジャケットで、メッセージを背面に入れたもの(59万8400円)と左袖に入れたもの(58万800円)の2型がある。サイズは38、40、42。そのほかのアウターはコーチジャケット(1万9800円)、メッシュのコーチジャケット(3万800円)、スタッフコート(5万7200円)、キルティングブルゾン(5万9400円)の4型。

限定デザインのTシャツもバリエーションが豊富だ。“LIVE FREE”“MY ENERGY”のメッセージを配したもの(各1万2100円)、チェーンやネックレスをプリントしたもの(各1万3200円)、“WEAR WITH FEELING”のTシャツ(1万2100円)とロングスリーブTシャツ(1万4300円)など。ボーダーのロングスリーブTシャツ(1万6500円)や“LIVE FREE”のフーディー(3万6300円)も用意し、いずれもXXS〜XXLの7サイズで展開する。小物はメッセンジャーバッグ(2万7500円、黒・白)、ナイロントートバッグ(1万1000円、黒・赤・緑・白)、ボーダーとチェッカーフラッグ柄のマフラー(各8800円)をそろえる。

事前抽選に殺到

初日の9月30日は、正午までの入場をWEBでの事前抽選制とした。担当者によると、申し込みは300人以上に上り、当選したのは約90人だった。初日の正午以降と10月1日の開店時は、入場順を決める抽選を店頭で実施する。コム デ ギャルソンの広報担当者は「『プレイ』は『コム デ ギャルソン』の中でも一番門戸が広いブランドという立ち位置。ただ今回のポップアップでは、ファッション性の高い限定商品も多く取りそろえたためか、メインラインのファンを含めたファッションフリークにも響いている」と手応えを語る。

混雑緩和のため購入数を制限し、ライダースジャケットは1人各型1点、ナイロントートバッグは各色1点、その他のアイテムは各型2点までとする。エムアイカードで税込13万2000円以上を購入し、かつ三越伊勢丹アプリのクーポンを提示した先着100人には、「CDG」と「プレイ・コム デ ギャルソン」のコラボレーションTシャツ(メンズMサイズのみ)をプレゼントする。

会期終了後は規模を縮小し、福岡の岩田屋本店でも開催する予定だ。

■「マーケット プレイ」
期間:9月30日〜10月13日
場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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伊勢丹新宿メンズ館の「プレイ・コム デ ギャルソン」期間限定店、初日の事前抽選に300人超 目玉は「ルイス」コラボのライダース!

「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」は9月30日、伊勢丹新宿店メンズ館1階のザ・ステージに、期間限定店「マーケット プレイ(MARKET PLAY)」をオープンした。10月13日まで。「プレイ」のハートマークを、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のシグニチャーアイテムと融合させた、18型の限定アイテムが目玉だ。

ハートをあしらった「プレイ」ファン垂涎の品々

会場は木の骨組みに波板を張った屋台のようなブースを並べ、壁一面に赤と緑のハートのオブジェを配した。争奪戦になりそうなのは「ルイスレザーズ(LEWIS LEATHERS)」とのコラボレーションによるハート柄のライダースジャケットで、メッセージを背面に入れたもの(59万8400円)と左袖に入れたもの(58万800円)の2型がある。サイズは38、40、42。そのほかのアウターはコーチジャケット(1万9800円)、メッシュのコーチジャケット(3万800円)、スタッフコート(5万7200円)、キルティングブルゾン(5万9400円)の4型。

限定デザインのTシャツもバリエーションが豊富だ。“LIVE FREE”“MY ENERGY”のメッセージを配したもの(各1万2100円)、チェーンやネックレスをプリントしたもの(各1万3200円)、“WEAR WITH FEELING”のTシャツ(1万2100円)とロングスリーブTシャツ(1万4300円)など。ボーダーのロングスリーブTシャツ(1万6500円)や“LIVE FREE”のフーディー(3万6300円)も用意し、いずれもXXS〜XXLの7サイズで展開する。小物はメッセンジャーバッグ(2万7500円、黒・白)、ナイロントートバッグ(1万1000円、黒・赤・緑・白)、ボーダーとチェッカーフラッグ柄のマフラー(各8800円)をそろえる。

事前抽選に殺到

初日の9月30日は、正午までの入場をWEBでの事前抽選制とした。担当者によると、申し込みは300人以上に上り、当選したのは約90人だった。初日の正午以降と10月1日の開店時は、入場順を決める抽選を店頭で実施する。コム デ ギャルソンの広報担当者は「『プレイ』は『コム デ ギャルソン』の中でも一番門戸が広いブランドという立ち位置。ただ今回のポップアップでは、ファッション性の高い限定商品も多く取りそろえたためか、メインラインのファンを含めたファッションフリークにも響いている」と手応えを語る。

混雑緩和のため購入数を制限し、ライダースジャケットは1人各型1点、ナイロントートバッグは各色1点、その他のアイテムは各型2点までとする。エムアイカードで税込13万2000円以上を購入し、かつ三越伊勢丹アプリのクーポンを提示した先着100人には、「CDG」と「プレイ・コム デ ギャルソン」のコラボレーションTシャツ(メンズMサイズのみ)をプレゼントする。

会期終了後は規模を縮小し、福岡の岩田屋本店でも開催する予定だ。

■「マーケット プレイ」
期間:9月30日〜10月13日
場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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松屋銀座が「婦人画報」と高級冷食 銀座の名店の味を詰め合わせてコース料理に

松屋銀座は、雑誌「婦人画報」(世界文化社)と協業した高級冷凍食品を10月1日から発売する。銀座の名店レストランの味を自宅で楽しめるように、各店の料理を組み合わせたセット(2人前)を3万9960円で販売する。政府が食品について消費税の引き下げ方針を掲げる中、自宅で食べる中食の事業拡大を目指す。

30日に行われた発表会に登壇した松屋銀座の今井克俊・冷凍食品事業責任者は「冷凍食品は時間と空間の制約を超えて、たくさんのお客さまに届けられる。コース料理で銀座の名店を体験してほしい」と述べた。「家庭画報」の平澤香苗編集長は「全国の皆さまに豊かな食体験を提供したい」と抱負を語った。

「家庭画報」との協業による「銀ぶら コース仕立てセット」は、銀座吉澤の黒毛和牛ローストビーフ&マッシュポテト、銀座みかわやのオニオングラタンスープ、アワビのグラタン(芝海老入り)、銀座日東コーナー1948のロールキャベツトマトソース、銀座ピエス・モンテの並木通りの銀座はちみつケーキ、それにオリジナルの銀座はちみちヨーグルト&生ソフトクリームアイスを詰め合わせる。これ以外にも銀座の6店舗の酒のつまみ(アペロ)を詰め合わせにした「銀ぶら アペロセット」(1〜2人前、2万4840円)も用意する。

これらの商品は10月1日発売の「婦人画報」11月号の別冊付録・銀座特集で詳しく紹介し、オンラインサイト「婦人画報ショッピングサロン」でも販売する。銀座松屋では地下2階の冷凍食品コーナー「ギンザフローズングルメ」で扱う。販売期間は11月中旬までを予定するが、数量限定につき、なくなり次第終了する。

松屋は2022年から自主企画の高級冷凍食品「ギンザフローズングルメ」をデパ地下および他店への卸売りで販売する。売上高は約1億円に達している。

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「ユニクロ」が車いすバスケ連盟とパートナーシップ 男子プロバスケ「Bリーグ」に続き

「ユニクロ(UNIQLO)」が一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(以下、JWBF)とパートナーシップ契約を締結した。期限は2029年3月31日まで。オフィシャルスポンサー兼オフィシャルサプライヤーとして、日本代表選手団やU23男子、U25女子をサポートすると共に、ユニホームなどを提供する。「ユニクロ」は9月に、男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ(B.LEAGUE)」とのパートナーシップ締結も発表していた。

パートナーシップの締結は、2009年に「ユニクロ」初のグローバルアンバサダーに就任した国枝慎吾氏がきっかけだった。車いすテニス界のレジェンドである同氏だが、現役時代からバスケットボールをプレーしていたという。会見で「テニスを始めるタイミングで、実はバスケットボールのチームも調べていたんです。そうしたら、車で2時間くらいかかるところにしかなくて。語弊があったら申し訳ないですが、泣く泣くテニスを選んでいた(笑)」と軽妙に語った。23年に現役を引退した後、同年にJWBFの理事に就任。昨年には、仲間内でチームも立ち上げていた。

「ユニクロ」は長年にわたり、スポーツ選手や競技団体を支援してきた。パラスポーツも例外ではなく、国枝氏のほか、17年には男子車いすのゴードン・リード選手をグローバルアンバサダーに迎えた。14年からは、国際テニス連盟が主催するパラスポーツのワールドツアー「ユニクロ車いすテニスツアー」のタイトルスポンサーを務めている。

車いすバスケならではのユニホーム

新しいユニホームのコンセプトは「ライジング・サン」で、昇る太陽をモチーフにしたグラフィックをあしらった。選手らの前向きな姿勢と、未来へ向かって飛躍していく姿を表現した。JAPANロゴは線を太くすると共に、前傾姿勢でもしっかりと見えるよう配置を工夫した。JWBFの田中晃会長は「ユニクロらしい、シンプルで力強いユニホーム」と評した。

選手へのヒアリングを重ね、車いすバスケットボール特有の動きに対応したユニホームを開発した。車いすバスケットボールは長時間座りながら動くため、蒸れるという声が多い。汗をかいてもさらりとした着心地を保てるよう、「ユニクロ」のドライ機能素材を採用した。また、ベルトで太ももを固定するため、伸縮性も追求した。車いすとの接触による引っかかりを防ぐため、トップス・パンツともにスリットをなくした。

9月9日にカナダ・オタワで開幕した「2026 IWBF世界選手権大会」では、男子日本代表は6位、女子日本代表は8位の結果だった。来月には「愛知・名古屋 2026アジアパラ競技大会」を控えており、同大会が新ユニホームでの初陣となる。

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【スナップ】TWICEモモや山下智久らも来場 レトロドレス×スニーカーの「オニツカタイガー」流ミックススタイル

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は9月23日(現地時間)、2027年春夏コレクションをミラノで発表した。会場にはTWICEのモモをはじめ、俳優の山下智久、磯村勇斗らが来場した。シューズを原点に、スポーツウエアを得意としてきた同ブランドだが、そのスタイルはシーズンを追うごとに拡張している。

今季の会場で目を引いたのは、男女ともに取り入れたテーラードスタイル。リラックスムードのジャケットやスーツセットアップを軸に、タータンチェック柄のシャツやマルチボーダーのロングスリーブTシャツを合わせ、クラシックとスポーティーを軽やかに融合させた。

さらに女性ゲストの間では、フリルやリボンをあしらった1950年代風のレトロなドレスの着用率も高く、スポーツの枠に収まらないモードなカテゴリーの広がりを強く感じさせた。足元も、パイソン柄のアイコン“メキシコ 66”から、スニーカーとスリングバックを融合させたハイブリッドシューズ、重厚なボクサーブーツまで多彩だ。

スナップ一覧

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「ホダコヴァ」2027年春夏コレクション

「ホダコヴァ(HODAKOVA)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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牛乳石鹸から新ブランド「アカ」誕生 美肌菌着目のスキンケア

牛乳石鹸共進社は10月1日、新スキンケアブランド「アカ(AKA)」を立ち上げる。第1弾として、洗顔石けんと化粧水、乳液の3品をそろえ、価格帯は1540〜3080円。同社の公式ECのほか、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどの一部ECモールで取り扱う。

同ブランドは、皮ふに常在する美肌菌に着目した。セラミドNPをはじめ、浸透型ヒアルロン酸やホホバオイル、スクワランなどの美容保湿成分を配合。「整える・補う・守る」の3ステップを通じて、美肌菌を残す保湿ケアを提案する。

ラインアップは、健やかな肌に整える洗顔石けん“バランシングソープ”(80g、1540円)、潤いを補い透明感を与える化粧水“バランシングローション”(150mL、3080円)、キメを整え小ジワを目立たなくする乳液“バランシングミルク”(100g、3080円)の3品。洗顔石けんには独自の洗浄成分「美肌作り素地」を、化粧水と乳液にはビタミンC誘導体を配合した。天然香料を使用したフレッシュフローラルの香りで、パラベンや石油系界面活性剤、アルコールなどは不使用。

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「コブラ プーマ ゴルフ」が「サタデーズ ニューヨークシティ」とコラボ レオパード柄の“クライド”やアパレルを発売

「プーマ(PUMA)」のゴルフライン“コブラ プーマ ゴルフ(COBRA PUMA GOLF)”は10月2日、「サタデーズ ニューヨークシティ(SATURDAYS NYC)」とのコラボコレクションを発売する。ラインアップは、レオパード柄の“プーマ クライド ゴルフ”を軸に、デザインを連動させたアパレルを用意。「プーマ」公式アプリ、両者の直営店および公式オンラインストア、一部の取扱店で取り扱う。

“プーマ クライド ゴルフ”(1万4300円)

本モデルは、「プーマ」のスニーカー“クライド(CLYDE)”をゴルフ仕様にアップデートした“プーマ クライド ゴルフ(PUMA CLYDE GOLF)”をベースに、「サタデーズ ニューヨークシティ」ならではの感性をプラス。存在感のあるレオパード柄を、クラシックかつモダンな表情に仕上げている。

街着にも馴染む高機能アパレル

アパレルには、シューズと調和するカラーやディティールを取り入れ、「サタデーズ ニューヨークシティ」のリラックス感のあるデザインとコブラ プーマ ゴルフの機能性を融合。オンコースと街のスタイルのいずれにも馴染むコレクションに仕上げている。ラインアップは、“スエット”(1万9800円)、“ポロシャツ”(1万7600円)、“ベスト”(2万4200円)、“2タックパンツ”(2万2000円)、“キャップ”(7150円)を用意する。

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「コブラ プーマ ゴルフ」が「サタデーズ ニューヨークシティ」とコラボ レオパード柄の“クライド”やアパレルを発売

「プーマ(PUMA)」のゴルフライン“コブラ プーマ ゴルフ(COBRA PUMA GOLF)”は10月2日、「サタデーズ ニューヨークシティ(SATURDAYS NYC)」とのコラボコレクションを発売する。ラインアップは、レオパード柄の“プーマ クライド ゴルフ”を軸に、デザインを連動させたアパレルを用意。「プーマ」公式アプリ、両者の直営店および公式オンラインストア、一部の取扱店で取り扱う。

“プーマ クライド ゴルフ”(1万4300円)

本モデルは、「プーマ」のスニーカー“クライド(CLYDE)”をゴルフ仕様にアップデートした“プーマ クライド ゴルフ(PUMA CLYDE GOLF)”をベースに、「サタデーズ ニューヨークシティ」ならではの感性をプラス。存在感のあるレオパード柄を、クラシックかつモダンな表情に仕上げている。

街着にも馴染む高機能アパレル

アパレルには、シューズと調和するカラーやディティールを取り入れ、「サタデーズ ニューヨークシティ」のリラックス感のあるデザインとコブラ プーマ ゴルフの機能性を融合。オンコースと街のスタイルのいずれにも馴染むコレクションに仕上げている。ラインアップは、“スエット”(1万9800円)、“ポロシャツ”(1万7600円)、“ベスト”(2万4200円)、“2タックパンツ”(2万2000円)、“キャップ”(7150円)を用意する。

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「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」「スズサン」が受賞 「プレミアム ジャパン アワード」初開催 

一般社団法人日本文化発信機構は、日本文化の新たな価値を国内外に発信する「プレミアム ジャパン アワード(PREMIUM JAPAN AWARD)2026」の授賞式を9月29日にギンザシックスの観世能楽堂で開催した。

初開催となる今回は、伝統芸術や現代文化、食文化など幅広い領域から、日本らしさを体現し文化の継承や革新に取り組む個人・団体、プロジェクトなどを選出。大賞にはNPO法人日本料理アカデミーが監修する「日本料理大全」が輝いた。ファッション領域では「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」や「スズサン(SUZUSAN)」などが受賞した。

「プレミアム ジャパン アワード」は、伝統芸術、現代文化、食文化などの領域で日本らしさを体現し、顕著な貢献をした個人・団体、プロデューサー・キュレーター、特定プロジェクトを表彰するアワード。クオリティーや国際的な視点、革新性、継続性・将来性、日本らしさなどを審査基準とし、「プレミアム ジャパン(PREMIUM JAPAN)」編集部を中心に審査、日本文化発信機構理事会の承認を経て受賞者を決定した。

日本文化を“背景”まで世界へ
日本文化発信機構が運営

「プレミアム ジャパン アワード」を企画、運営するのは、2024年11月に設立された一般社団法人日本文化発信機構(以下、JCCO)。訪日旅行者が増え、日本への関心が高まる一方、日本文化について海外に伝わる情報が表面的なものにとどまっているとの課題意識から、日本の伝統文化や現代文化、文化産業について、その背景にあるストーリーまで含めて国内外へ発信することを目的に設立された。アワードの運営に加え、調査・研究、情報発信、セミナー、人材育成、企業間の事業連携などにも取り組む。

代表理事を務めるのは、エルメスジャポン社長、エルメス本社副社長を歴任した経歴を持つ齋藤峰明シーナリーインターナショナル代表。専務理事には、オンラインメディア「プレミアム ジャパン」を運営する島村美緒プレミアムジャパン代表取締役兼編集長が就く。

さらに、村田吉弘菊乃井社長、前田育男マツダ シニアフェロー ブランドデザイン、市川篤志・三井住友信託銀行顧問、臼井重雄パナソニック ホールディングス グループCCO兼ブランド・コミュニケーション戦略グループ長、庭崎紀代子・和光社長、方健太郎エクサ イノベーション スタジオ代表、福永浩貴ザ・リョカン・コレクション代表、尾上菊之丞・尾上流 三代目家元ら、錚々たるメンバーが理事として名を連ねる。

大賞を受賞した「日本料理大全」は、日本料理の技法や歴史、文化を体系化し、次世代や世界へ伝えるプロジェクト。料理人に加え、科学者や歴史学者らが参画し、包丁技術や出汁などの調理技法から、日本の自然や風土、歴史、美意識、年中行事との関係までを多角的にまとめている。料理人の経験や感覚によって継承されてきた暗黙知を科学的な視点から検証・体系化し、技術だけでなく背景にある歴史や文化、精神性まで記録している点が評価された。

特定プロジェクト賞に「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」
宮前義之が登壇

ファッション領域では、宮前義之率いるエンジニアリングチーム「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」が特定プロジェクト賞を受賞した。同ブランドは、「A-POC(A Piece Of Cloth)=一枚の布」の思想を受け継ぎながら、素材や技術、製造方法を研究し、衣服の新たな可能性を追求している。

企業や研究者、クリエイターなど異分野との協業を通して、受け継いだ技術や思想を現代のテクノロジーや新たな発想と結び付けてきた点などが評価された。

宮前は受賞について、「このような特別な賞をいただき、とても光栄です。私たちは、三宅一生が長年ものづくりで貫いてきた精神を継承しながら、未来へ発展させていきたいという思いで活動しています。日本には、長い時間をかけて培われてきた素晴らしい技術や人々の知恵があります。デザイナーの役割は、人と技術をつなぎながら、まだない美しいものを作っていくことだと考えています。今回、そうした活動を評価していただけたことを非常にうれしく思います。チームや、ものづくりを支えてくださる職人の方々と、この喜びを分かち合いたいです」とコメントした。

有松鳴海絞りを世界へ発信
「スズサン」も受賞

個人・団体賞には「スズサン」が選出。同ブランドは400年以上の歴史を持つ有松鳴海絞りの技術を、カシミヤやシルクなどの素材に応用。CEO兼クリエイティブディレクターの村瀬弘行は、守るべきものを「技術」と捉えながら現代的なデザインへと昇華し、現在は29カ国80都市へ展開している。

伝統技法を海外へ発信するだけでなく、若い作り手が有松に集まる環境を生み出すなど産地再生にも取り組む。さらに、各産地の経験や知見を共有する「from local, to local」という構想を掲げ、技術を産業として次代へつなぐ活動が評価された。

日本料理から工芸、歌舞伎、ウイスキー、日本酒など

個人・団体賞にはこのほか、宮城県丸森町の「伊達冠石」をアートやデザイン、建築へと展開する「大蔵山スタジオ」、山口県・長門湯本温泉の老舗旅館「大谷山荘」、歌舞伎俳優の中村隼人、彫刻家の樂雅臣が選ばれた。

特定プロジェクト賞には「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」に加え、富山県砺波市でウイスキー造りを行う「三郎丸蒸留所」、海藻の栽培技術の研究から新たな食文化の創造までを手掛ける「シーベジタブル」、歌舞伎俳優・坂東玉三郎の舞台衣裳を紹介する「坂東玉三郎衣裳展」が選出。

プロデューサー/キュレーター賞には、青山和平が主宰する東京・表参道の現代美術ギャラリー「A Light House Called Kanata」が選ばれた。日本の現代作家を発掘し、海外のコレクターや美術館、アートマーケットへ紹介してきたキュレーション力やプロデュース力が評価された。

また、スポンサーによる特別賞では、ひらまつ賞に「御昆布司奥井海生堂」、星野リゾート賞に「喜如嘉芭蕉布協同組合」、ルミネ賞に越前和紙問屋「杉原商店」、SAKE HUNDRED賞に東京・神楽坂の日本料理店「ふしきの」、和光賞には、28年間「ドン ペリニヨン(DOM PERIGNON)」で醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロワ(Richard Geoffroy)が手掛ける日本酒「イワ(IWA)」の「白岩」が選出された。

授賞式では、日本舞踊家の尾上菊之丞と能楽師狂言方の茂山逸平による「逸青会」が「三番三」を披露した。「三番三」は式楽「翁」の中で狂言方が勤める五穀豊穣を寿ぐ舞で、今回は両者による「逸青会版」を上演した。

齋藤峰明シーナリーインターナショナル代表
「日本文化を未来へつなげる力に」

JCCOの齋藤峰明代表理事は、同機構とアワード設立の背景について、次のように語る。「今、伝統工芸や和食、芸能、デザイン、地域文化など、日本人の暮らしの中で長い年月をかけて育まれ、受け継がれてきた文化に世界中から熱い視線が注がれています。一方で、日本人にとってあまりにも身近だからこそ見過ごされている美しいものや、当たり前のように受け継がれてきたために注目されていない貴重なものも、まだ数多くあるのではないでしょうか。

世界が日本に注目する今だからこそ、そうした本質的かつ普遍的な価値を国内外へしっかり伝えることが、日本文化を未来へつなげる力になると考えています。JCCOでは、日本文化の価値を発見し、国内外へ発信するとともに、その価値を体現する優れた人や技、活動に光を当てていきます。文化を通じて人と人、企業と社会、そして日本と世界が出会う機会を生み出し、日本文化の新しい可能性と未来をつくっていきたいと考えています」。

>一般社団法人日本文化発信機構(JCCO)公式サイト
>「プレミアム ジャパン アワード」公式サイト

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【スナップ】黒に染まった「ケイト」のショー会場 静かな色気をまとうヒントはここにあり


八木通商とのパートナーシップの下、日本でも本格的な展開がスタートした「ケイト(KHAITE)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場となったブルックリンのネイビーヤードの倉庫には、黒を基調に都会的で洗練された着こなしの来場者たちが集結した。

スタイリングの主役となったのは、「ケイト」の代名詞とも言えるレザージャケット。パワーショルダーのブルゾンからショート丈、ウエストを絞ったベルテッドタイプ、型押しレザーまで、さまざまなシルエットが見られた。合わせるボトムスはシンプルに抑えながらも、全体を洗練されたたたずまいに仕上げているのが「ケイト」の来場者たちの特徴だ。

今季はクールなレザーの着こなしに加え、レースや透け感のあるシアー素材をさらりと取り入れたスタイルも目立った。それでも全体はあくまでミニマルに。肌見せや繊細な素材を効かせながら、大人の色気を静かにのぞかせるフェミニンな装いへと着地していた。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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【スナップ】黒に染まった「ケイト」のショー会場 静かな色気をまとうヒントはここにあり


八木通商とのパートナーシップの下、日本でも本格的な展開がスタートした「ケイト(KHAITE)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場となったブルックリンのネイビーヤードの倉庫には、黒を基調に都会的で洗練された着こなしの来場者たちが集結した。

スタイリングの主役となったのは、「ケイト」の代名詞とも言えるレザージャケット。パワーショルダーのブルゾンからショート丈、ウエストを絞ったベルテッドタイプ、型押しレザーまで、さまざまなシルエットが見られた。合わせるボトムスはシンプルに抑えながらも、全体を洗練されたたたずまいに仕上げているのが「ケイト」の来場者たちの特徴だ。

今季はクールなレザーの着こなしに加え、レースや透け感のあるシアー素材をさらりと取り入れたスタイルも目立った。それでも全体はあくまでミニマルに。肌見せや繊細な素材を効かせながら、大人の色気を静かにのぞかせるフェミニンな装いへと着地していた。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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「サンローラン」2027年春夏コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「サンローラン」2027年春夏コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「メゾン マルジェラ」2027年春夏コレクション

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「メゾン マルジェラ」2027年春夏コレクション

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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【スナップ】「バーバリー」ゲストが証明する不朽の名作 世界共通語“トレンチコート”を自分らしく

「バーバリー(BURBERRY)」は9月21日(現地時間)、2027年サマーコレクションをロンドンで発表した。会場であるロンドン芸術大学に来場したゲストの装いは、今季も例に漏れずトレンチコートが主役だ。

撥水性のあるギャバジンで仕立てた王道クラシックから、ウォッシュドデニムやレザー、ショールカラーを配してバスローブのように仕上げたデザインまで、そのバリエーションは実に幅広い。2026-27年秋冬コレクションで打ち出したラッフルカラーをあしらったトレンチコートを、イブニングドレスさながらにまとったゲストの姿もあった。日本から来場したSnow Man向井康二は、片袖に取り外し可能なファーを備えた、パファージャケットとトレンチコートを融合したハイブリッドな一着を着用。世界中から集まったゲストの装いが、性別や世代、国籍を問わないトレンチコートの普遍性を改めて物語っていた。

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「マメ クロゴウチ」2027年春夏コレクション

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「マメ クロゴウチ」2027年春夏コレクション

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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「ディオール」2027年春夏コレクション

「ディオール(DIOR)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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【スナップ】ロンドン・ファッション・ウイークに見る、ブルーデニムのストリートスタイル

2027年春夏ロンドン・ファッション・ウイークで、ファッショニスタたちがリアルに愛用していたのがブルーデニムだ。実用性と着回し力に優れたデニムを主役に、レイヤードやルーズなシルエット、個性的なプリントや加工で自分らしさを表現したストリートスタイルに迫る。

変わりやすい天候への定番テクニックとなったのがレイヤードスタイルだ。セーターやベストにブルージーンズを合わせたスタイルをはじめ、1990年代風ストレートレッグジーンズには、レザーのボンバージャケットと赤のボタンダウンシャツを合わせてアクセントを効かせている。さらに、オーバーサイズのブルーのボタンダウンシャツに太めのジーンズを合わせ、リラックス感漂う姿も目を引いた。

リラックス感と個性が共存するスタイル

また、ゆったりとした大きめのサイズ感が存在感を放った。靴の上で生地がたわむほどルーズなビンテージ風ジーンズに、ゆったりとしたブレザー、大ぶりのトートバッグとサングラスを合わせた上級者や、「アルワリア(AHLUWALIA)」のレーザープリントジーンズの裾をあえて地面に引きずらせながら歩く姿など、リラックス感と個性が共存するスタイルが際立った。

今季は、プリントやウオッシュ、装飾使いのディテールも見逃せない。「アフルワリア」のランウエイショー会場周辺では、ブランドの代名詞ともいえるプリントデニムのセットアップが人気を集めたほか、水面のようにうねる渦巻き模様のジーンズも登場した。色落ち加工では、はっきりとしたコントラストが映えるインディゴや、細い縦線が浮かぶ色あせた黒が視線を集めた。一方で、ブラウンといったアースカラーを取り入れたベルト付きワークウエアジャケットやリラックスフィットのジーンズなど支持を集めている。

さらに、生地の縁や縫い目などの細かい装飾でひねりを利かせるスタイルも目を引いた。ハイスリットが入ったデニムスカートには裾にデニムの編み込みが施され、デニムパンツのウエストラインには黒いタッセルがあしらわれるなど、細部までこだわり抜いたデニムスタイルがロンドンの街を彩った。

ストリートスナップ一覧

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【スナップ】ロンドン・ファッション・ウイークに見る、ブルーデニムのストリートスタイル

2027年春夏ロンドン・ファッション・ウイークで、ファッショニスタたちがリアルに愛用していたのがブルーデニムだ。実用性と着回し力に優れたデニムを主役に、レイヤードやルーズなシルエット、個性的なプリントや加工で自分らしさを表現したストリートスタイルに迫る。

変わりやすい天候への定番テクニックとなったのがレイヤードスタイルだ。セーターやベストにブルージーンズを合わせたスタイルをはじめ、1990年代風ストレートレッグジーンズには、レザーのボンバージャケットと赤のボタンダウンシャツを合わせてアクセントを効かせている。さらに、オーバーサイズのブルーのボタンダウンシャツに太めのジーンズを合わせ、リラックス感漂う姿も目を引いた。

リラックス感と個性が共存するスタイル

また、ゆったりとした大きめのサイズ感が存在感を放った。靴の上で生地がたわむほどルーズなビンテージ風ジーンズに、ゆったりとしたブレザー、大ぶりのトートバッグとサングラスを合わせた上級者や、「アルワリア(AHLUWALIA)」のレーザープリントジーンズの裾をあえて地面に引きずらせながら歩く姿など、リラックス感と個性が共存するスタイルが際立った。

今季は、プリントやウオッシュ、装飾使いのディテールも見逃せない。「アフルワリア」のランウエイショー会場周辺では、ブランドの代名詞ともいえるプリントデニムのセットアップが人気を集めたほか、水面のようにうねる渦巻き模様のジーンズも登場した。色落ち加工では、はっきりとしたコントラストが映えるインディゴや、細い縦線が浮かぶ色あせた黒が視線を集めた。一方で、ブラウンといったアースカラーを取り入れたベルト付きワークウエアジャケットやリラックスフィットのジーンズなど支持を集めている。

さらに、生地の縁や縫い目などの細かい装飾でひねりを利かせるスタイルも目を引いた。ハイスリットが入ったデニムスカートには裾にデニムの編み込みが施され、デニムパンツのウエストラインには黒いタッセルがあしらわれるなど、細部までこだわり抜いたデニムスタイルがロンドンの街を彩った。

ストリートスナップ一覧

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「Tシャツ屋」からIPアパレルへ グラニフ村田昭彦社長に聞く、2大キャラで65億円のIP戦略

PROFILE: 村田昭彦グラニフ社長

村田昭彦グラニフ社長
PROFILE: (むらた・あきひこ)1967年生まれ。90年明治大学卒業後、オンワード樫山に入社。ネットプライス、カフェグローブ・ドット・コム取締役COOを経て2007年ベイクルーズへ。EC事業を担当し、売上高を12年8月期の58億円から17年8月期の280億円に伸ばし、EC躍進の立役者に。18年9月にオンワードホールディングス常務執行役員、19年10月に退社。20年9月から現職 PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

グラニフ(GRANIPH)の村田昭彦社長は2020年9月、コロナ禍のただ中で社長に就いた。店舗の採算に苦しんだ2年間に、思い切って事業の軸をアパレルからIPへ振り切った。オリジナルキャラクターの「ビューティフルシャドー」と「イカク」は2つで65億円と主力IPに育ち、26年4月には東北新社の傘下に入った。台湾で意外な人気を掴んだ「日本独自のキャラクター」の正体、ヒューマンメイドに重ねる勝算、そして「バトンタッチした方がいい」と語る本音まで、6年間の舵取りと次の5年の構想を聞いた。

Tシャツを捨て、IPに舵を切った

WWD:社長就任から6年。まず率直な手応えを聞きたい。

村田昭彦グラニフ社長(以下、村田):就任は2020年9月、ちょうどコロナ禍が始まった時期だった。当時のグラニフはリアル店舗主体だったから、2年くらい厳しい時期が続いた。ただ、厳しかったからこそ、どこで勝負するブランドであるべきかを問い直せた。グラフィックを使ったTシャツは大手も含めて参入が相次いでいたから、その競争からどう回避するかを徹底的に考えた。自社の強みを生かせて、なおかつ成長余地のある市場はどこか。そこでIP関連商品の市場を見つけられた。苦しい2年間の最大の収穫だ。

WWD:事業ドメインをアパレルからIPへ移した。

村田:我々はIPの企業になる、と大きく舵を切った。昨年度(25年6月期)の売上高は134億4700万円、前期(24年6月期)の125億2500万円から107.4%の伸びとなった。日本基準だとのれんが乗るので(営業)利益はトントンに見えるが、国際会計基準で見ると営業利益率は12%。まずまずと言えるし、収益基盤は整ってきた。ただ、方針転換は正解だったと思う一方、転換には思ったより時間がかかった。社員の意識、ものづくり、店づくり、ブランディング。そこに時間がかかってしまったのが、この5年の素直な実感だ。

WWD:時間がかかった理由は。

村田:会社で一番難しいのは人を動かすことで、トップの仕事の半分はそこだ。それまでのグラニフは、グラフィックデザインのクオリティーをかなり重視したアート思考の会社だった。IPカンパニーにシフトするということは、愛着や歴史のあるキャラクターだったとしても、人気がなければデザインを見直したり、廃盤にしたりすることもある。重要なのは人気のあるIPを増やし、育成することだからだ。スタッフも頭では理解はできるけれど、愛着のあるキャラクターへの情もあるし、それまで手掛けたことのなかったバッグや雑貨、日用品にアイテムを広げる不安もあった。

WWD:就任時のインタビューでは、26年に売上高300億円、いずれはIPOも目指すと話していた。

村田:当初はアイテムのカテゴリーを増やし、店舗のサイズも大きくすることでトップライン(売上高)を伸ばす、という戦略だった。ただ、コロナ禍とIPシフトへの移行が思っていたより長く時間がかかったことで、計画が大きく崩れた。

WWD:東北新社とのシナジーはどう描く?

村田:具体的な青写真はこれからで、現時点で決まったことはない。東北新社は映像作品やIPの部分で非常に強い。一方でグラニフも「IP×物販」という部分でユニークな立ち位置にあり、シナジーは大きいはずだ。

WWD:「IP×物販」におけるグラニフの強みとユニークなポジションとは?

村田:重点戦略の1つはオリジナルIPとライセンスIPの両輪による高付加価値化で、売上総利益率は昨年度61%になった。他のアパレル企業と比べれば高い水準だ。当社で一番売れているのは「ビューティフルシャドー」と「イカク」の2大キャラクターで、商標も取ってグッズも作り、昨年度はこの2つで47億円。今期は65億円くらいになる。自社IPでしっかり利益を作れるようになった。

2大キャラで65億円、育成の裏側

WWD:いろいろ試した結果、この2つが残った?

村田:そうだ。この2つが圧倒的に売れた。それまで人気や知名度という意味では他にも競るキャラクターはいたものの、アイテムがTシャツ以外にも広がる中で、多すぎるキャラクターを絞る必要もあった。

WWD:IPを育てるノウハウは。

村田:昔は絵から始まっていたが、いまはコンセプトやパーソナリティーを考えてから絵に起こし、立体物にする。ただ、IPを生み出せても、どう育成するかはまだノウハウがない。絵本にしたり、ソーシャルアカウントで漫画的なものを配信したり、試行錯誤している。サンリオのような企業と比べれば、グローバルで人気化させるノウハウも資本力もこれからだ。

WWD:マルチカテゴリー化の成果は。

村田:キャラクターやIPの世界は缶バッジやアクスタ、ぬいぐるみが中心だが、我々はライフスタイル全般、日常の中でIPを届けるというコンセプトだ。結果、非アパレルの売り上げシェアは社長就任前の0%から昨年度で20%まで拡大し、大型店では30%を超える。顧客層も広がった。男性シェアは昨年度で31%。もともと20%くらいだったが、洋服以外の雑貨が増えて取り入れやすくなった。年齢も30〜50代中心から20代・30代が上がり、いまは2割、3割、3割、2割とバランス良く広がっている。

会員売上7割超の裏側

WWD:OMOと直営シフトも進めた。

村田:ECはモール出店を全部やめた。顧客基盤が作れないチャネルはやめましょう、と。会員売り上げは全体の73%を占めるまでになった。ECだけなら91%だ。今期は全体で8割近くになる。売り上げの3分の2が店舗、3分の1がEC。外部環境に左右されず、自分たちの顧客基盤で売り上げを作れるようになった。

WWD:売り上げの7割超が会員とはすごい。店頭を巻き込まなければこの数字にはならない。

村田:自分が入社した頃は20〜25%しかなかった。顧客基盤の拡大は毎年掲げる重点戦略の1つで、成長エンジンにすると言い続けてきた。自分もオープン日には店頭に立つが、レジが並んでいる間にスタッフがお客さまを案内し、会員登録の特典を説明して、一緒にスマホを開いてもらう。アプリで買われて店頭売り上げが減るのではという危機感は普通あると思うが、そういうことは考えずに愚直にやってくれている。会員化すれば直接コンタクトが取れるし、データも蓄積できる。

WWD:逆に、やり残していることは。

村田:店舗の大型化と新規出店のペースだ。相手先があるので思ったように進められなかった。商品カテゴリーの拡大も、企画開発の体制づくりや初めて作るアイテムの精度を高めるのに想定より時間がかかった。実行スピードが想定通りではなかった。成果は出たが、もっと早くやりたかった。

出店ペースは緩めない

WWD:出店は?

村田:ペースを落とすつもりはない。むしろ伸ばしたい。いまは店舗の大型化も進めており、最近は100坪くらいが多い。キャラクターをフルラインナップでそろえると、キャラクター数×カテゴリー数で膨大になる。減らせばパワーが落ちるし、近隣に大きい店があれば客は必ずそちらに来る。会員数は昨年度で226万人、直近1年間に購入履歴のあるアクティブ会員が65万人。特に東京は弱いので、原宿のように思い切った面積の店を都内にもっと出したい。

WWD:ポップマートは意識しているか。

村田:かなり前からベンチマークしている。グラニフに来る前に、あるとき海外でものすごい行列ができているのを見て、これは何だと思った。正直、いまはまだ当社が競合と言えるような水準ではないし、事業の構造も違う。彼らの主力の事業ドメインはトイやフィギュアだし、一番違うのは購買動機だ。ポップマートのお客さまは集める、所有することが大きいように思うが、我々のお客さまはその要素もありつつ、着る、使う、日常に溶け込ませるという実用が中心だ。

だから、ものづくりも大変だ。缶バッジなら絵をそのまま使えるが、洋服やバッグに溶け込ませるには創意工夫がいる。単純なものにすればIPの強さだけの勝負になる。商品の強さとIPの強さ、両方が必要だ。

WWD:ファッション業界から離れていく、という見方もある。

村田:離れたいわけではない。これからのファッションの捉え方が違うということだ。より、カルチャー寄りになる。ファッション業界の中でものすごく成功しているところを見ると、ヒューマンメイドが上がってくる。あれも一緒でIPビジネスじゃないか。従来のファッション企業からは生まれない発想と収益性だと思う。IPやキャラクターのTシャツをひたすら売っているところが昔から強いというのは、実は分かっている。

海外展開、そして次の世代へ

WWD:5年後のグラニフの姿とは?

村田:IPやエンタメは、日本が世界で戦える数少ない領域だ。その一翼を担える存在でありたい。IP商品のリーディングカンパニーを目指すビジョンを掲げている。そのためにはオリジナルキャラクターの認知を高めてファンを増やすこと、そして海外展開を本格的に加速させることだ。これを5年でやる。人気の漫画やアニメなら世界中にファンがいるが、当社のようなキャラクターも台湾やインバウンドのお客さまに好評だ。台湾でも2トップは国内と同じ。自国にいないキャラクターで、日本独自のカルチャーが刺さる余地がある。

WWD:海外はハードルが高いのでは。

村田:デジタル施策はゼロベースで考えることになるが、知識として学べばできる。一番大変なのは海外の人にも刺さる商品を作ることで、そこはすでにクリアできている。プロモーションもしていないのに台湾でものすごく売れていて、周りのブランドと比べても日本以上の成績だ。昨年台湾に1号店を出してうまくいったので、今年は2号店を出す。台湾以外のエリアにも出ていきたい。

WWD:後任については。

村田:実はなるべく早く次の世代にバトンタッチした方がいいと思っている。グラニフの社員にはカルチャーに対する圧倒的な熱がある。だからこそ、お客さまもIPが好きという純粋な感情でものを買い、集めてくれる。グラニフや商品とお客さまの間には強い結び付きがあり、至らない点があっても、逆に応援してくれるお客さまが少なくない。説明は難しいがこの部分が、感覚でわかる人じゃないと、グラニフの経営は難しい。私の場合はアパレル経験が長かったからこそ、この感覚がわかった部分もある。

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「バーバリー」170周年キャンペーンにライラ・モスやクラッシュら登場 4都市170人がアウターウエアをまとう

「バーバリー(BURBERRY)」は9月28日(現地時間)、創業170周年を記念した新キャンペーン“170: THE ANNIVERSARY PORTRAITS(170周年:アニバーサリーポートレート)”を発表した。世代を超えて愛される同ブランドのアウターウエアに着目し、世界4都市から参加した170人が、代表モデル10型をそれぞれのスタイルで着こなしている。

ライラ・モスら豪華キャストやグローバルチームが集結

本キャンペーンは、2009年に発表し話題を呼んだプロジェクト「Art of the Trench(アート・オブ・ザ・トレンチ)」に着想を得たもの。撮影はジャック・デイ(Jack Day)、映像監督はヘクター・アポニサス(Hector Aponisas)が務めた。

ロンドン、ニューヨーク、ソウル、上海の4都市のストリートでキャスティングした人々に加え、各界で活躍するキャストが参加した。モデルのライラ・モス(Lila Moss)をはじめ、アーティストのクラッシュ(Crush)、演出家のジェイミー・ロイド(Jamie Lloyd)、バスケットボールプレイヤーのOG・アヌノビー(OG Anunoby)、元バレーボール韓国代表のキム・ヨンギョン(Yeonkoung Kim)らが登場。さらに、長年ブランドを支えてきたグローバルチームのメンバーも参加した。

キャンペーン内では、“ロング ケンジントン”や“ロング ウォータールー”といった象徴的なトレンチコートをはじめ、比翼仕立ての“ミッドレングス カムデン カーコート”、上質なナッパレザーを用いた“レザー ケンジントン トレンチジャケット”、カシミア素材のトレンチコートやケープ、モダンなパファージャケット、繊細なステッチを施したキルティングコートなどが登場した。

チーフ・クリエイティブ・オフィサーのダニエル・リー(Daniel Lee)は本キャンペーンについて、「170年にわたり、『バーバリー』のアウターウエアは英国の気候に寄り添いながら、人々の装いとともに進化してきた。それぞれ異なるスタイルのポートレートが集まることで、一人ひとりの個性と自分らしい表現を映し出している」とコメントした。

ポートレート一覧

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「バーバリー」170周年キャンペーンにライラ・モスやクラッシュら登場 4都市170人がアウターウエアをまとう

「バーバリー(BURBERRY)」は9月28日(現地時間)、創業170周年を記念した新キャンペーン“170: THE ANNIVERSARY PORTRAITS(170周年:アニバーサリーポートレート)”を発表した。世代を超えて愛される同ブランドのアウターウエアに着目し、世界4都市から参加した170人が、代表モデル10型をそれぞれのスタイルで着こなしている。

ライラ・モスら豪華キャストやグローバルチームが集結

本キャンペーンは、2009年に発表し話題を呼んだプロジェクト「Art of the Trench(アート・オブ・ザ・トレンチ)」に着想を得たもの。撮影はジャック・デイ(Jack Day)、映像監督はヘクター・アポニサス(Hector Aponisas)が務めた。

ロンドン、ニューヨーク、ソウル、上海の4都市のストリートでキャスティングした人々に加え、各界で活躍するキャストが参加した。モデルのライラ・モス(Lila Moss)をはじめ、アーティストのクラッシュ(Crush)、演出家のジェイミー・ロイド(Jamie Lloyd)、バスケットボールプレイヤーのOG・アヌノビー(OG Anunoby)、元バレーボール韓国代表のキム・ヨンギョン(Yeonkoung Kim)らが登場。さらに、長年ブランドを支えてきたグローバルチームのメンバーも参加した。

キャンペーン内では、“ロング ケンジントン”や“ロング ウォータールー”といった象徴的なトレンチコートをはじめ、比翼仕立ての“ミッドレングス カムデン カーコート”、上質なナッパレザーを用いた“レザー ケンジントン トレンチジャケット”、カシミア素材のトレンチコートやケープ、モダンなパファージャケット、繊細なステッチを施したキルティングコートなどが登場した。

チーフ・クリエイティブ・オフィサーのダニエル・リー(Daniel Lee)は本キャンペーンについて、「170年にわたり、『バーバリー』のアウターウエアは英国の気候に寄り添いながら、人々の装いとともに進化してきた。それぞれ異なるスタイルのポートレートが集まることで、一人ひとりの個性と自分らしい表現を映し出している」とコメントした。

ポートレート一覧

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【スナップ】“優等生プレッピー”なのに退屈じゃない 自分流に着る「トミー ヒルフィガー」は世代を超える

「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場となったホテル「ザ・プラザ(The Plaza)」のペントハウスは、かつてトミー・ヒルフィガー自身が家族と暮らした思い出の場所。会場には多くのセレブリティーも駆けつけ、にぎわいを見せた。

来場者の装いもプレッピー一色だった。トミーらしい“優等生プレッピー”のイメージをベースにしながらも、多彩なアイテムを掛け合わせ、それぞれが自分らしいスタイリングを楽しんでいた。幅広い世代のゲストが集まるなか、誰もが自分に似合うトミーの着こなしを心得ているように見えたのも印象的だ。世代を超えて愛されるブランドであることを、改めて感じさせる光景だった。

スクールガール風のミニスカート、紺ブレザーにデニムを合わせた正統派スタイル、大胆なブランドロゴを配したニットやデニムジャケットを主役にした着こなし、さらにはシャツをさらりと主役に取り入れたシンプルなコーディネートまで、その表現はさまざま。“優等生プレッピー”なのに退屈に見えないのは、来場者たちが自分の個性を理解した上で、トミーらしさを自在に取り入れているからだろう。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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【スナップ】“優等生プレッピー”なのに退屈じゃない 自分流に着る「トミー ヒルフィガー」は世代を超える

「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場となったホテル「ザ・プラザ(The Plaza)」のペントハウスは、かつてトミー・ヒルフィガー自身が家族と暮らした思い出の場所。会場には多くのセレブリティーも駆けつけ、にぎわいを見せた。

来場者の装いもプレッピー一色だった。トミーらしい“優等生プレッピー”のイメージをベースにしながらも、多彩なアイテムを掛け合わせ、それぞれが自分らしいスタイリングを楽しんでいた。幅広い世代のゲストが集まるなか、誰もが自分に似合うトミーの着こなしを心得ているように見えたのも印象的だ。世代を超えて愛されるブランドであることを、改めて感じさせる光景だった。

スクールガール風のミニスカート、紺ブレザーにデニムを合わせた正統派スタイル、大胆なブランドロゴを配したニットやデニムジャケットを主役にした着こなし、さらにはシャツをさらりと主役に取り入れたシンプルなコーディネートまで、その表現はさまざま。“優等生プレッピー”なのに退屈に見えないのは、来場者たちが自分の個性を理解した上で、トミーらしさを自在に取り入れているからだろう。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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「アンプルール」の化粧水&美容乳液ゲルが2倍以上の大容量サイズで登場

「アンプルール(AMPLEUR)」はこのほど、ブライトニング化粧水“ブライトAOローションN”(250mL、9900円)と美容乳液ゲル“ブライトエマルジョンゲルN”(120g、9130円)から、大容量サイズを数量限定で発売した。いずれも通常サイズの2倍以上の容量で、顔や首、デコルテの保湿ケアをかなえる。

“ブライトAOローションN”は、透明感と艶のある肌に導く高保湿化粧水。独自のブライトニング成分「高浸透ホワイトハイドロキノン」のほか、グルタチオンやセラミド4種、発酵エキスなどの保湿・整肌成分を配合した。とろみのあるテクスチャーですっとなじみ、肌を潤いで満たす。

“ブライトエマルジョンゲルN”は、美容液と乳液、クリームの機能を兼ね備える。美容液成分98.6%で、リポソーム型ビタミンCやセラミドカプセル型ヒアルロン酸、NMFペプチドなどの保湿・整肌成分を配合。肌の潤いを閉じ込めながら、明るさとハリを引き出す。

発売に合わせ、数量限定キット2種をブランド公式ECで展開している。“ビッグ白玉スキンケアセット”(1万8500円)には今回登場した大容量サイズ2品を、“ビッグ白玉美白プレミアムセット”(4万円)には“クレンジングミルクN”(200mL)と“ウォッシングフォームN”(130g)、“ルミナスHQブースター”(40mL)、“薬用アクティブクリアD”【医薬部外品】(30mL)を加えた6品をセットした。ほか、ECでの注文1回につき1万8000円以上の購入で、フェイス・ボディー用石けん“ブライトニングバー”をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。キット・キャンペーンともに、なくなり次第終了となる。

初代発売以来、“ブライトAOローションN”は累計販売本数100万本、“ブライトエマルジョンゲルN”は累計販売個数150万個を超える。今年2月にリニューアルし、6月にも大容量サイズを数量限定で展開した。

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【スナップ】レザーの日常使いと“愛着プレッピー” 「コーチ」のショー来場者に見る2つの潮流

創業85周年を迎えた「コーチ(COACH)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。

ゲストの多くが「コーチ」のバッグを携えて来場するなど、ブランドを象徴するレザーアイテムはすっかりおなじみの存在だが、今季はバッグだけでなく、装いにもレザーをさらりと取り入れる人々が目立った。レザージャケットはもちろん、ショーツやスカートといったアイテムで全身をまとめても重たく見せず、あくまで自然体。レザーを日常着として取り入れた、肩の力の抜けた大人のスタイルが印象的だった。

その一方で存在感を放っていたのが、クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)が近年提案してきた、どこか“愛着”を感じさせるプレッピースタイルだ。着古したような風合いに、カレッジやスポーツ、チェック柄、ビンテージの要素を重ね、まるで長く大切に着続けてきたかのようなたたずまいに仕上げる。アップサイクルや環境に配慮した素材使いを通して、受け継がれていくものの価値を新たなラグジュアリーとして提示してきた「コーチ」らしい感覚が、来場者の着こなしにも色濃く表れていた。

PHOTOS : KAZUSHI TOYOTA

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「スリー」から“月の光”をイメージした香りの限定コレクション 100%天然精油フレグランスなど3品

「スリー(THREE)」はこのほど、月と睡眠をテーマにした香りのコレクション“ドリーミング ムーン”を期間限定で発売した。オードトワレとハンドクリーム、ボディースクラブの3品をそろえ、価格帯は3850〜6160円。

香りはサンダルウッドとネロリ、オレンジ、フランキンセンスを組み合わせた”SQブレンド精油“をベースとした。SQは睡眠の質を指す“Sleep Quality”の頭文字を取ったもので、「良質な睡眠」に着目し開発。今回さらに精油をプラスすることで、月の光をイメージした安らぎのある香りに仕上げた。

100%天然精油のオードトワレ“エッセンシャルセンツ R”(10mL、6160円)と、手肌と爪の両方をケアする“エッセンシャルセンツ トリートメント ハンド&ネイル クリーム”(40g、3850円)は、カモミールとジャスミンを加えたシトラスフローラルが香る。オードトワレは、就寝前の“寝香水”としても使用可能だ。ハンド&ネイルクリームは、バクチオールやパンテノール、ラケシスを配合し、手肌にハリを与えながら爪を保護する。

“エッセンシャルセンツ スムージング オイルソルト MN”(40g×6包、3960円)は、ローズマリーやラベンダーを加えたハーバルシトラスフローラルの香調で、ボディースクラブ・バスソルトとして使用できる。オーストラリア産の海塩にホホバ油やユズ種子油などの植物オイルをブレンドした。優しい肌あたりで古い角質をオフしながら、しっとり滑らかな肌に導く。

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ラグジュアリーブランドが「フリーズ・ソウル」に集結するワケ アート・マーケティングの最前線リポート

アートフェア「フリーズ・ソウル(FRIEZE SOUL)」が9月2〜5日、韓国・ソウルで開催された。第5回となる今年は、世界30カ国・地域から130を超えるギャラリーが参加。4日間の来場者数は7万人を超え、25カ国・地域から178の美術館や文化機関の関係者が来場するなど、いずれも過去最多を記録した。「フリーズ・ソウル」は、アジアと欧米のアートマーケットをつなぐ国際的な商談の場へと存在感を広げている。「ハウザー&ワース」「ガゴシアン」「ペース」「ホワイト・キューブ」などの国際的トップギャラリーに加え、「ククジェ・ギャラリー」「ギャラリー・ヒュンダイ」「PKMギャラリー」など韓国を代表するギャラリーも参加。内覧会では、個性豊かな装いの来場者が行き交い、アートとファッションが交差する華やかな熱気に包まれた。

新コレクターの台頭により動くアートマネー

期間中は、活発な取り引きが相次いだ。「ククジェ・ギャラリー」が取り扱ったユ・ヨングクの作品は22億〜25億ウォン(約2億6400万 〜3億円)で販売され、韓国人作家としてフェア史上最高額を更新。「ハウザー&ワース」はラシッド・ジョンソンの絵画を120万ドル(約1億8800万円)で販売した。「ガゴシアン」は、タデウス・ロパックの作品を100万ドル(約1億5700万円)以上で販売するなど、大型取り引きが多数成立し、アジア各地の美術館や財団に作品が収蔵されたという。一方で、若手アーティストやギャラリーの販売も堅調だった。ソウルの「ジェイソン・ハーム」は、若手韓国人作家モカ・リーの作品を20万ドル(約3100万円)で販売。また、初参加となった日本の「マキギャラリー」の多田圭介のブースは、作品が完売した。 注目すべきは、買い手の新しい顔ぶれだ。「ジ・アート・ニュースペーパー」によると、「フリーズ・ソウル」と同時開催される韓国最大級のアートフェア「キアフ・フリーズ」の直近3年間の会員は、最も多いのが40代、次いで30代だという。彼らは価格帯を問わず幅広く作品を購入する新コレクターとして台頭しており、アートを「一部の富裕層の趣味」ではなく「カルチャーやライフスタイルの一部」として捉えている。

街で広がるアートとラグジュアリーの接点

こうしてアートマネーが活発に動く場所には、ラグジュアリーブランドも集まる。可処分所得が高く、文化への関心も高いアートコレクターは、ラグジュアリーブランドにとっても重要な顧客だからだ。「フリーズ・ソウル」会期中は、ソウル市内各所で顧客を招いたパーティーが開かれた。「ネイバーフッド・ナイト」というプログラムが深夜まで繰り広げられ、ギャラリーやブランドが趣向を凝らしたレセプションで、コレクターやキュレーター、アーティストを迎えた。ラグジュアリーメゾンによる一部関係者を招いたパーティーも開催され、フェアの熱気は会場の外へと広がっていた。会場では作品を売り、街では人との接点をつくる。コレクター、アーティスト、キュレーター、そしてラグジュアリーブランドの顧客が同じ場に集い、交流することで、新たな関係が生まれる。「フリーズ・ソウル」は単なるアートフェアにとどまらず、ラグジュアリー産業にとって重要なマーケティングの舞台だ。

ブランドの間で活発化するメセナ活動

ラグジュアリーブランドと「フリーズ・ソウル」の関わりは、華やかなパーティーだけではない。ブランドによるメセナ支援は以前から積極的に行われているが、「フリーズ・ソウル」でもその動きが見られる。例えば、「ブルガリ(BVLGARI)」は、フェア発足当初から4年連続で「フリーズ・ソウル・アーティスト・アワード」を支援している。今年はソウル拠点のアーティストコレクティブ、ヤグァンの新作「ファサード・ゾーン」をサポートし、韓国の中堅アーティストを長期的に支援するプラットフォームを支えている。また、顧客を招いてヤグァンのアーティストトークを開催し、作品を介して顧客とアーティストが交流する場を設けた。「シャネル(CHANEL)」は、アートや文化を支援する「シャネル カルチャー ファンド」の一環として、リウム美術館が3年間にわたり展開してきたパブリックプログラム「イデア・ミュージアム」の集大成となる展覧会「イデア・ミュージアム アフター トゥモロー」を開催。11月29日まで、リウム美術館のオーディトリアム・ラウンジで無料公開する。また、韓国の伝統工芸を支援するイェオル基金と協業し、伝統工芸の発信も行っており、10月16日まで「ザ プロジェクト:イェオルxシャネル-アーティザン. オブ ザ イヤー ヤング クラフツマンシップ オブ ザ イヤー」で、ソモクジャン(木工芸)職人のチョ・ボクレと陶芸家のペク・ギョンウォンの作品を展示する。「ロエベ(LOEWE)」は、9月20日までカサロエべ ソウルで展示やトークイベントを開催。中心となったのは、「ロエベ基金クラフトプライズ 2026」で大賞を受賞した陶芸家ジョンジン・パクの個展「ストラータ オブ タイム」。磁器のスリップ(泥漿)を塗った紙を何層にも重ねて焼成する独自の技法を用いた作品22点を展示した。

「フリーズ・ソウル」を起点に、ラグジュアリーブランドは顧客との交流だけでなく、展覧会や作家支援、伝統工芸の継承にも関わっている。アートとの接点を一過性のイベントで終わらせず、文化との関係を長期的に築いていくことも、アート・マーケティングの形といえそうだ。

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ラグジュアリーブランドが「フリーズ・ソウル」に集結するワケ アート・マーケティングの最前線リポート

アートフェア「フリーズ・ソウル(FRIEZE SOUL)」が9月2〜5日、韓国・ソウルで開催された。第5回となる今年は、世界30カ国・地域から130を超えるギャラリーが参加。4日間の来場者数は7万人を超え、25カ国・地域から178の美術館や文化機関の関係者が来場するなど、いずれも過去最多を記録した。「フリーズ・ソウル」は、アジアと欧米のアートマーケットをつなぐ国際的な商談の場へと存在感を広げている。「ハウザー&ワース」「ガゴシアン」「ペース」「ホワイト・キューブ」などの国際的トップギャラリーに加え、「ククジェ・ギャラリー」「ギャラリー・ヒュンダイ」「PKMギャラリー」など韓国を代表するギャラリーも参加。内覧会では、個性豊かな装いの来場者が行き交い、アートとファッションが交差する華やかな熱気に包まれた。

新コレクターの台頭により動くアートマネー

期間中は、活発な取り引きが相次いだ。「ククジェ・ギャラリー」が取り扱ったユ・ヨングクの作品は22億〜25億ウォン(約2億6400万 〜3億円)で販売され、韓国人作家としてフェア史上最高額を更新。「ハウザー&ワース」はラシッド・ジョンソンの絵画を120万ドル(約1億8800万円)で販売した。「ガゴシアン」は、タデウス・ロパックの作品を100万ドル(約1億5700万円)以上で販売するなど、大型取り引きが多数成立し、アジア各地の美術館や財団に作品が収蔵されたという。一方で、若手アーティストやギャラリーの販売も堅調だった。ソウルの「ジェイソン・ハーム」は、若手韓国人作家モカ・リーの作品を20万ドル(約3100万円)で販売。また、初参加となった日本の「マキギャラリー」の多田圭介のブースは、作品が完売した。 注目すべきは、買い手の新しい顔ぶれだ。「ジ・アート・ニュースペーパー」によると、「フリーズ・ソウル」と同時開催される韓国最大級のアートフェア「キアフ・フリーズ」の直近3年間の会員は、最も多いのが40代、次いで30代だという。彼らは価格帯を問わず幅広く作品を購入する新コレクターとして台頭しており、アートを「一部の富裕層の趣味」ではなく「カルチャーやライフスタイルの一部」として捉えている。

街で広がるアートとラグジュアリーの接点

こうしてアートマネーが活発に動く場所には、ラグジュアリーブランドも集まる。可処分所得が高く、文化への関心も高いアートコレクターは、ラグジュアリーブランドにとっても重要な顧客だからだ。「フリーズ・ソウル」会期中は、ソウル市内各所で顧客を招いたパーティーが開かれた。「ネイバーフッド・ナイト」というプログラムが深夜まで繰り広げられ、ギャラリーやブランドが趣向を凝らしたレセプションで、コレクターやキュレーター、アーティストを迎えた。ラグジュアリーメゾンによる一部関係者を招いたパーティーも開催され、フェアの熱気は会場の外へと広がっていた。会場では作品を売り、街では人との接点をつくる。コレクター、アーティスト、キュレーター、そしてラグジュアリーブランドの顧客が同じ場に集い、交流することで、新たな関係が生まれる。「フリーズ・ソウル」は単なるアートフェアにとどまらず、ラグジュアリー産業にとって重要なマーケティングの舞台だ。

ブランドの間で活発化するメセナ活動

ラグジュアリーブランドと「フリーズ・ソウル」の関わりは、華やかなパーティーだけではない。ブランドによるメセナ支援は以前から積極的に行われているが、「フリーズ・ソウル」でもその動きが見られる。例えば、「ブルガリ(BVLGARI)」は、フェア発足当初から4年連続で「フリーズ・ソウル・アーティスト・アワード」を支援している。今年はソウル拠点のアーティストコレクティブ、ヤグァンの新作「ファサード・ゾーン」をサポートし、韓国の中堅アーティストを長期的に支援するプラットフォームを支えている。また、顧客を招いてヤグァンのアーティストトークを開催し、作品を介して顧客とアーティストが交流する場を設けた。「シャネル(CHANEL)」は、アートや文化を支援する「シャネル カルチャー ファンド」の一環として、リウム美術館が3年間にわたり展開してきたパブリックプログラム「イデア・ミュージアム」の集大成となる展覧会「イデア・ミュージアム アフター トゥモロー」を開催。11月29日まで、リウム美術館のオーディトリアム・ラウンジで無料公開する。また、韓国の伝統工芸を支援するイェオル基金と協業し、伝統工芸の発信も行っており、10月16日まで「ザ プロジェクト:イェオルxシャネル-アーティザン. オブ ザ イヤー ヤング クラフツマンシップ オブ ザ イヤー」で、ソモクジャン(木工芸)職人のチョ・ボクレと陶芸家のペク・ギョンウォンの作品を展示する。「ロエベ(LOEWE)」は、9月20日までカサロエべ ソウルで展示やトークイベントを開催。中心となったのは、「ロエベ基金クラフトプライズ 2026」で大賞を受賞した陶芸家ジョンジン・パクの個展「ストラータ オブ タイム」。磁器のスリップ(泥漿)を塗った紙を何層にも重ねて焼成する独自の技法を用いた作品22点を展示した。

「フリーズ・ソウル」を起点に、ラグジュアリーブランドは顧客との交流だけでなく、展覧会や作家支援、伝統工芸の継承にも関わっている。アートとの接点を一過性のイベントで終わらせず、文化との関係を長期的に築いていくことも、アート・マーケティングの形といえそうだ。

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ラグジュアリーブランドが「フリーズ・ソウル」に集結するワケ アート・マーケティングの最前線リポート

アートフェア「フリーズ・ソウル(FRIEZE SOUL)」が9月2〜5日、韓国・ソウルで開催された。第5回となる今年は、世界30カ国・地域から130を超えるギャラリーが参加。4日間の来場者数は7万人を超え、25カ国・地域から178の美術館や文化機関の関係者が来場するなど、いずれも過去最多を記録した。「フリーズ・ソウル」は、アジアと欧米のアートマーケットをつなぐ国際的な商談の場へと存在感を広げている。「ハウザー&ワース」「ガゴシアン」「ペース」「ホワイト・キューブ」などの国際的トップギャラリーに加え、「ククジェ・ギャラリー」「ギャラリー・ヒュンダイ」「PKMギャラリー」など韓国を代表するギャラリーも参加。内覧会では、個性豊かな装いの来場者が行き交い、アートとファッションが交差する華やかな熱気に包まれた。

新コレクターの台頭により動くアートマネー

期間中は、活発な取り引きが相次いだ。「ククジェ・ギャラリー」が取り扱ったユ・ヨングクの作品は22億〜25億ウォン(約2億6400万 〜3億円)で販売され、韓国人作家としてフェア史上最高額を更新。「ハウザー&ワース」はラシッド・ジョンソンの絵画を120万ドル(約1億8800万円)で販売した。「ガゴシアン」は、タデウス・ロパックの作品を100万ドル(約1億5700万円)以上で販売するなど、大型取り引きが多数成立し、アジア各地の美術館や財団に作品が収蔵されたという。一方で、若手アーティストやギャラリーの販売も堅調だった。ソウルの「ジェイソン・ハーム」は、若手韓国人作家モカ・リーの作品を20万ドル(約3100万円)で販売。また、初参加となった日本の「マキギャラリー」の多田圭介のブースは、作品が完売した。 注目すべきは、買い手の新しい顔ぶれだ。「ジ・アート・ニュースペーパー」によると、「フリーズ・ソウル」と同時開催される韓国最大級のアートフェア「キアフ・フリーズ」の直近3年間の会員は、最も多いのが40代、次いで30代だという。彼らは価格帯を問わず幅広く作品を購入する新コレクターとして台頭しており、アートを「一部の富裕層の趣味」ではなく「カルチャーやライフスタイルの一部」として捉えている。

街で広がるアートとラグジュアリーの接点

こうしてアートマネーが活発に動く場所には、ラグジュアリーブランドも集まる。可処分所得が高く、文化への関心も高いアートコレクターは、ラグジュアリーブランドにとっても重要な顧客だからだ。「フリーズ・ソウル」会期中は、ソウル市内各所で顧客を招いたパーティーが開かれた。「ネイバーフッド・ナイト」というプログラムが深夜まで繰り広げられ、ギャラリーやブランドが趣向を凝らしたレセプションで、コレクターやキュレーター、アーティストを迎えた。ラグジュアリーメゾンによる一部関係者を招いたパーティーも開催され、フェアの熱気は会場の外へと広がっていた。会場では作品を売り、街では人との接点をつくる。コレクター、アーティスト、キュレーター、そしてラグジュアリーブランドの顧客が同じ場に集い、交流することで、新たな関係が生まれる。「フリーズ・ソウル」は単なるアートフェアにとどまらず、ラグジュアリー産業にとって重要なマーケティングの舞台だ。

ブランドの間で活発化するメセナ活動

ラグジュアリーブランドと「フリーズ・ソウル」の関わりは、華やかなパーティーだけではない。ブランドによるメセナ支援は以前から積極的に行われているが、「フリーズ・ソウル」でもその動きが見られる。例えば、「ブルガリ(BVLGARI)」は、フェア発足当初から4年連続で「フリーズ・ソウル・アーティスト・アワード」を支援している。今年はソウル拠点のアーティストコレクティブ、ヤグァンの新作「ファサード・ゾーン」をサポートし、韓国の中堅アーティストを長期的に支援するプラットフォームを支えている。また、顧客を招いてヤグァンのアーティストトークを開催し、作品を介して顧客とアーティストが交流する場を設けた。「シャネル(CHANEL)」は、アートや文化を支援する「シャネル カルチャー ファンド」の一環として、リウム美術館が3年間にわたり展開してきたパブリックプログラム「イデア・ミュージアム」の集大成となる展覧会「イデア・ミュージアム アフター トゥモロー」を開催。11月29日まで、リウム美術館のオーディトリアム・ラウンジで無料公開する。また、韓国の伝統工芸を支援するイェオル基金と協業し、伝統工芸の発信も行っており、10月16日まで「ザ プロジェクト:イェオルxシャネル-アーティザン. オブ ザ イヤー ヤング クラフツマンシップ オブ ザ イヤー」で、ソモクジャン(木工芸)職人のチョ・ボクレと陶芸家のペク・ギョンウォンの作品を展示する。「ロエベ(LOEWE)」は、9月20日までカサロエべ ソウルで展示やトークイベントを開催。中心となったのは、「ロエベ基金クラフトプライズ 2026」で大賞を受賞した陶芸家ジョンジン・パクの個展「ストラータ オブ タイム」。磁器のスリップ(泥漿)を塗った紙を何層にも重ねて焼成する独自の技法を用いた作品22点を展示した。

「フリーズ・ソウル」を起点に、ラグジュアリーブランドは顧客との交流だけでなく、展覧会や作家支援、伝統工芸の継承にも関わっている。アートとの接点を一過性のイベントで終わらせず、文化との関係を長期的に築いていくことも、アート・マーケティングの形といえそうだ。

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「ロムアンド」の“ジューシーラスティングティント”に10周年限定カラーが登場 まろやかなミルク系の3色

韓国のコスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」は10月10日、ブランドローンチ10周年を記念し、定番アイテム“ザ ジューシーラスティングティント”(各1320円)から限定3色を発売する。

“ザ ジューシーラスティングティント”は、ブランドの代名詞ともいえるティントリップ。2025年にリニューアルし、高発色・色持ち・艶感がさらにパワーアップした。コーティングしたような艶やかな光沢感を唇に宿す。

限定色はミルクにイチゴシロップを一滴足したようなナチュラルピンクの“45 ミルクベリー”、ぶどうにたっぷりのミルクを加えたピンクベージュの“46 ミューグレープ”、アップルとシナモンを掛け合わせたようなレッドブラウンの“47 シナモンアップル”の3色を用意した。ブランド誕生10周年記念プロジェクト「Dear Bestie(大切な親友へ)」の一環として登場する。

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「バイオヒールボ」“3Dリフティング”アンバサダーにJO1白岩瑠姫を起用 新商品投入で認知を拡大

韓国最大級のヘルス&ビューティ専門店オリーブヤング(OLIVE YOUNG)のプライベートブランド「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」は11月1日、ハリ弾力ケアに特化したライン“3Dリフティング”から“プロバイオダーム 3Dリフティング クレンジングオイル”(150mL、2200円)と“プロバイオダーム 3Dリフティング クリームインバブルセラム”(110mL、2750円)を発売する。また、同ラインのアンバサダーにグローバルボーイズグループJO1の白岩瑠姫を起用したと発表した。

“3Dリフティング”ラインは、独自成分プロバイオダームやペプチドなどを配合し、年齢とともに変化する肌悩みに対応する。“プロバイオダーム 3Dリフティング クリーム”(50mL、3300円)は、韓国語で「弾力がある」を意味する“タンタン”クリームの愛称で親しまれ、累計販売数625万個(2018年10月~25年10月、「オリーブヤング」調べ)を超える。新たにクレンジングオイルと美容液を追加し、洗浄から保湿まで、3ステップで完結するスキンケアルーティンを提案する。

“プロバイオダーム 3Dリフティング クレンジングオイル”は、ハリ、弾力の低下に関わる糖化に着目し、落とすケアと肌を整えるケアの両立にこだわった。ダブル洗顔不要で、メイクや汚れをすっきりと落としながら、プロバイオダームやPDRN、高純度のペプチドを配合することで、洗い上がりの肌を健やかに整える。

液だれしにくく肌に密着する泡状の美容液“プロバイオダーム 3Dリフティング クリームインバブルセラム”は、導入、化粧水、美容液の3つの機能を備えたマルチアイテムだ。独自のバブルディープデリバリー工法を採用し、美容液成分を含んだバブルが肌の上ではじけ、潤いで包み込む。肌を滑らかに整える角質ケア成分と、ハリ弾力と潤いをケアする成分を組み合わせることで、キメの整ったふっくらとした印象に導く。

JO1の白岩瑠姫を“3Dリフティング”ラインのアンバサダーに起用

JO1の白岩瑠姫のアンバサダー起用について、CJオリーブヤング ジャパンの関野亜貴子マーケティングチームリーダーは、「ステージ上での圧倒的な存在感の裏にあるストイックさとプロ意識、その積み重ねが自信と輝きを作るという白岩さんの姿勢がブランドの価値と重なり、起用に至った」とコメント。起用を記念し、白岩が出演する動画とビジュアルを公開した。

CJオリーブヤングは2024年に日本法人を設立。25年にはアメリカに現地法人を設立し、翌年、カリフォルニア州パサデナに1号店をオープンした。26年には、インナービューティに特化した新業態「オリーブベター(OLIVE BETTER)」のオープンや、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の化粧品専門セフォラ(SEPHORA)とのパートナーシップ締結など、カテゴリーの拡大とグローバル展開を加速している。

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松岡茉優がNetflix「ダウンタイム」で向き合った美とルッキズム 30代で手放した「他人のものさし」

PROFILE: 松岡茉優/俳優

PROFILE: (まつおか・まゆ)1995年、東京都出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で注目を集める。日本アカデミー賞では「勝手にふるえてろ」(17)、「蜜蜂と遠雷」(19) 、「騙し絵の牙」(21)で優秀主演女優賞、「万引き家族」(18)で優秀助演女優賞を受賞。その確かな演技力が高く評価されている。その他の主な出演作に映画「愛にイナズマ」(23)、ドラマ「ギークス/GEEKS」(24)、「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(23)などがある。今後の出演作に、映画「男ともだち」(11月6日公開)が控えている。

美容整形の表と裏、そして「美醜の呪縛」に翻弄される現代人の葛藤を、華やかに、かつ苛烈に描き出す医療ヒューマンドラマ、Netflixシリーズ「ダウンタイム」が9月17日から配信された。

本作で、ある葛藤を胸に形成外科から美容外科へと身を投じる主人公・沼田文を演じるのは、俳優・松岡茉優だ。30代を迎え、他者の“ものさし”を手放し、自らの「心地よさ」を基準に選ぶようになったと語る松岡。今作における徹底的な役作りから、共演の仲里依紗との間で起きた“真逆の化学反応”、そして表現者として抱く倫理観にいたるまで、その現在地を深く掘り下げた。

短所の洗い出しでキャラクター像を固める

——今作「ダウンタイム」は、美容整形業界の光と闇を極めてリアルに描いた医療ヒューマンドラマでありながら、私たちの日常に潜む生きづらさに深く切り込んでいます。松岡さんは、この作品の出発点についてどのようにお聞きしていましたか。

松岡茉優(以下、松岡):約3年前に、映画「ひとよ」(2019年公開)でご一緒させていただいた(Netflixの)髙橋信一プロデューサーと久しぶりにお会いして、今作のオファーをいただいたんです。その時に髙橋さんが仰っていたのが、ご自身が携わった別の作品において、出演者さんの見た目に対してたくさんの賛否があり、「美しいとか、他者の評価軸ってなんなんだろう?」という思いから、今作を構想し始めたとのお話でした。

「美とは一体何なのか。美は主観的なものであるはずなのに、なぜこれほどまでに他者から評価され、縛られなければならないのか」。その根源的な疑問から、美容整形、ひいては現代のルッキズムをテーマにしたオリジナル企画がスタートしたそうです。その後、女性たちが共闘していく「シスターフッド」の物語として構想が鮮やかになっていった段階で、私もオファーをいただきました。

——松岡さんが演じる主人公の医師・沼田文は、決して分かりやすいヒーローではありません。口が悪く、偏見も持っていて、自分が納得できることでしか動かない。この複雑なキャラクターをどのように捉え、アプローチされたのでしょうか。

松岡:その時のお話ですでに髙橋さんの中で「ヒーローでもダークヒーローでもない人物像」というものが明確にあって。お話し合いを重ねる内に、私の中でも文さんの輪郭がはっきりしていきました。

実際に脚本を読み、現場に入ってみると、文さんは私が思っていた以上に愛のある人であると同時に、愛せない側面もたくさん持っている人でした。私は役をいただいた際、必ずその子の短所を見つけるようにしていて。長所は物語を追っていくとおのずと分かることが多いけれど、短所は演じる私が分かっていてあげないと、聖人君子になってしまうこともあるのかなと。

特に今回は、テーマである“美容整形”を主人公である文さんが否定派という姿勢からスタートするので、もし文さんがめちゃめちゃ格好いい人になってしまうと、整形は悪、みたいな方向に物語が偏ってしまうのかなって。そういう意味でも、もしかしたら最後まで文さんを好きになれなかった、という人がいてもいいかもな、とも思っていました。

仲里依紗との「真逆の化学反応」

——今作において最も惹きつけられるのは、アプローチも価値観も全く異なる文(松岡)と凜(仲)が、激しく対立しながらも、ある種の共闘関係へと至るシスターフッドのプロセスです。仲里依紗さんとの共演はいかがでしたか。

松岡:今回が初共演で、お会いするのも初めてだったんです。お互い人見知りで数カ月はささやかなやりとりが続きましたが、轟役の田中みな実さんが共通のお友達だったこともあって、終盤にはずっとおしゃべりしていたくらい、楽しく撮影させていただきました。今では「里依紗ちゃん」と呼ばせてもらっています。

現場での佇まいも、お芝居のアプローチも、すごくピュアな方です。私が想定していたシーンよりも、何層も深く潜れる感覚がありました。相性がいいというのは、よく聞く言葉ですが、対峙するシーンなどではお腹の底から湧いてくるような感情が何度もあって。凜と文として、この物語に関われたことを心から有難く思います。

——劇中、文は「命を救う医療」を信条とし、整形に対して批判的な立場を取る一方で、凜は「外見を変えることでしか救われない心があり、それこそが美容外科医の使命だ」という異なる論を提示します。2人の対立と対話を通して、ご自身の価値観が揺さぶられた部分はありましたか。

松岡:私自身、昔から「正論タイプ」で、文ちゃんとは手を握り合えていた部分も多かったなと思います。「正論の何が悪いんだ」って未だに思ってしまうところもあるし(笑)。もちろん、大人として生きる中で、日常生活でも現場でも「正論だけでは解決しないこと」があるのは分かっているのですが、かつては「正論しか勝たん」と頑なに信じ込んでいた時期が長かった。

でも正論同士の衝突って、じゃんけんで言うと「チョキとチョキ」で出し合っている状態なのかなって。同じチョキでも見ているものが違うなら、一度手を引っ込めて「あいこでしょ」と出し直さなければいけない 。まっすぐ生きる者同士がぶつかった時こそ、話し合って互いに緩め合うことが生きていく上で必要なんだと、この作品に教えてもらいました 。

30代、自分軸がもたらす解放

——ファッションやビューティの領域において、私たちは常に「他者からの評価」や「外見の批評」という無言の圧力にさらされています。特に人前に立つ俳優という職業において、そのプレッシャーは計り知れないものだと思いますが、松岡さんはどのようにしてご自身の心と折り合いをつけてこられたのでしょうか。

松岡:かつては、いわゆる「みんなが良しとする、総合評価の高いルックス」に自分を持っていかなければいけない、という意識が常にありました。特に20代の中頃までは、みなさんに不快に思われないような服装やメイクを心がけて、スタイリストさんやヘアメイクさんにお願いしていたんです。

でも、30代を迎え、何より本作に出会ったことで、「もう、いっか」と、ふっと肩の力を抜くことができるようになりました。人生100年時代、この先まだ70年近くあるかもしれない中で、今日の自分が一番若い。他人の目を気にするよりも、自分が本当に楽しい、心地いい、好きだと思える選択をした方が、対峙する相手にとっても絶対に気持ちがいいはずだって、心から思えるようになったんです。

誰かを傷つけるエンタメへの自覚

——ルッキズムや美容整形といったセンシティブなテーマを扱うにあたり、表現の倫理や作品の向き合い方として、松岡さんがプロデューサー陣に求めたことや大切にされた姿勢はありますか。

松岡:今回、このお仕事をお引き受けする際、プロデューサーの髙橋さんから「何か不安なことはありますか」と聞かれた時にお願いしたのが、「整形前後の登場人物を、別の俳優さんに変えないでほしい」ということでした。髙橋さんは「それは当然です。最初からそのつもりでした」と真っ直ぐ目をみて、当たり前のこととして伝えてくれて。きっとこの作品において、不安はないな、と思えました。

今作ではAmazing JIRO さん率いる特殊メイクチームが、素晴らしい技術と取材で同じキャストが演じることを可能にしてくれました。お仕事のクオリティーは作品も見ていただけたら感じてもらえるかと思うのですが、お支度もすごく速かったんです。俳優部の負担をできる限り抑えて現場入りさせてくださることは、見つめる身として有難かったです。また、三宅はるえプロデューサーの発案で現場には心理士の先生もついてくれていました。キャスト、スタッフが、美容整形というかなりセンシティブな題材に挑む事で生じる心のケアをしてくださるプロフェッショナルが近くにいることがとても有難かったです。インティマシーコーディネーターの浅田智穂さんとも密にやりとりをさせていただける環境だったので、例えば手術のシーンでも、クローズドセットとして最小限のスタッフで撮影したり。当事者ではなくとも、関わる側の私も深く安心して撮影に挑めることが分かり、とても勉強になりました。

——社会問題を扱う作品に出演される際、松岡さんは観客や視聴者が「どう傷つき、どう救われるか」という安全配慮や倫理観をとても大切にされている印象があります。ルッキズムやジェンダー、美容整形という、触れるだけで誰かの傷口を開きかねない極めてデリケートなテーマを扱う本作で、俳優として作品に関わる「可能性」と「責任」をどのように捉えていますか?

松岡:そうですね。例えば、どんなにみんなが好きでワクワクするような作品であっても、中にはその作品にトラウマを抱えている人もゼロではないと思います。エンターテインメントに携わっている以上、「誰一人傷つけずに仕事をすること」は不可能だと受け止めています。

作品を届ける以上、意図せず誰かを傷つけてしまう可能性があるからこそ、私たちは表現がもたらす暴力に対して自覚的でなければいけないと思います。例えば、このセリフを読み上げた時に傷つく人があきらかに、多数いるなと感じた場合などは表現の変更をご相談することもあります。物語上必要な言葉もあるし、難しいけれど。

自分自身の心身の「黄色信号」を見つける

——メイクや衣装というすべての鎧を脱ぎ去ったあとに残る、人間本来の美しさとは、何だと思いますか。

松岡:難しいですね、今作がまさに描いている部分だなと思います。個人的なことを言うと、整合性が取れている人が美しいなと感じます。いつも、自分軸があって、ブレない人。そう言う意味では今作で文さんを演じる上で、気にしていたことかもしれません。

——タイトルでもある「ダウンタイム(美容整形の術後から回復までの期間)」にかけて、精神的にすり減ったり、疲れてしまったりした時、松岡さんご自身はどのようにして心身を回復させているのでしょうか。

松岡:私のオススメは自分の黄色信号を見つけること。私なら、衣食住のチョイスがどうでも良くなったら黄色信号。お腹空いたけど何も食べたくないな、とか、今日着る服をどうでもいいなと思ったりとか。人それぞれ黄色信号ってあると思うんです。

私は黄色信号の対策として、何もしないお休みを月に一度はなるべく作るようにしていて。スケジュールに余裕があると予定を詰め込んでしまうタイプなので、何も入れない日をつくる。お友達とはしゃぐ日も大切だけど、ただただオフにする日、があることで、黄色信号を回避できているかな、と思います。

PHOTOS:SEITA MARUI
STYLING:SATSUKI ASAI
HAIR & MAKEUP:CHIKA UENO

ジャケット 25万4650円、パンツ 15万6200円、シューズ 参考商品/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー ジャパン 03-6427-7013)、リング(左手人差し指)4万9500円、リング(左手中指) 6万500円/イー・エム(イー・エム アオヤマ 03-6712-6797)

Netflixシリーズ「ダウンタイム」

◾️Netflixシリーズ「ダウンタイム」
全8話 Netflixで世界独占配信中
出演:松岡茉優 仲里依紗
間宮祥太朗 田中みな実 萩原利久 長井短 渡辺大知 中川家礼二 シシド・カフカ
永作博美 渡部篤郎
監督:Yuki Saito
エグゼクティブプロデューサー:髙橋信一(Netflix)
プロデューサー:三宅はるえ 茂木克仁
脚本:池上純哉
企画プロデューサー:工藤伸一
制作プロダクション:K2 Pictures
企画・製作:Netflix
「ダウンタイム」公式サイト

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松岡茉優がNetflix「ダウンタイム」で向き合った美とルッキズム 30代で手放した「他人のものさし」

PROFILE: 松岡茉優/俳優

PROFILE: (まつおか・まゆ)1995年、東京都出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で注目を集める。日本アカデミー賞では「勝手にふるえてろ」(17)、「蜜蜂と遠雷」(19) 、「騙し絵の牙」(21)で優秀主演女優賞、「万引き家族」(18)で優秀助演女優賞を受賞。その確かな演技力が高く評価されている。その他の主な出演作に映画「愛にイナズマ」(23)、ドラマ「ギークス/GEEKS」(24)、「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(23)などがある。今後の出演作に、映画「男ともだち」(11月6日公開)が控えている。

美容整形の表と裏、そして「美醜の呪縛」に翻弄される現代人の葛藤を、華やかに、かつ苛烈に描き出す医療ヒューマンドラマ、Netflixシリーズ「ダウンタイム」が9月17日から配信された。

本作で、ある葛藤を胸に形成外科から美容外科へと身を投じる主人公・沼田文を演じるのは、俳優・松岡茉優だ。30代を迎え、他者の“ものさし”を手放し、自らの「心地よさ」を基準に選ぶようになったと語る松岡。今作における徹底的な役作りから、共演の仲里依紗との間で起きた“真逆の化学反応”、そして表現者として抱く倫理観にいたるまで、その現在地を深く掘り下げた。

短所の洗い出しでキャラクター像を固める

——今作「ダウンタイム」は、美容整形業界の光と闇を極めてリアルに描いた医療ヒューマンドラマでありながら、私たちの日常に潜む生きづらさに深く切り込んでいます。松岡さんは、この作品の出発点についてどのようにお聞きしていましたか。

松岡茉優(以下、松岡):約3年前に、映画「ひとよ」(2019年公開)でご一緒させていただいた(Netflixの)髙橋信一プロデューサーと久しぶりにお会いして、今作のオファーをいただいたんです。その時に髙橋さんが仰っていたのが、ご自身が携わった別の作品において、出演者さんの見た目に対してたくさんの賛否があり、「美しいとか、他者の評価軸ってなんなんだろう?」という思いから、今作を構想し始めたとのお話でした。

「美とは一体何なのか。美は主観的なものであるはずなのに、なぜこれほどまでに他者から評価され、縛られなければならないのか」。その根源的な疑問から、美容整形、ひいては現代のルッキズムをテーマにしたオリジナル企画がスタートしたそうです。その後、女性たちが共闘していく「シスターフッド」の物語として構想が鮮やかになっていった段階で、私もオファーをいただきました。

——松岡さんが演じる主人公の医師・沼田文は、決して分かりやすいヒーローではありません。口が悪く、偏見も持っていて、自分が納得できることでしか動かない。この複雑なキャラクターをどのように捉え、アプローチされたのでしょうか。

松岡:その時のお話ですでに髙橋さんの中で「ヒーローでもダークヒーローでもない人物像」というものが明確にあって。お話し合いを重ねる内に、私の中でも文さんの輪郭がはっきりしていきました。

実際に脚本を読み、現場に入ってみると、文さんは私が思っていた以上に愛のある人であると同時に、愛せない側面もたくさん持っている人でした。私は役をいただいた際、必ずその子の短所を見つけるようにしていて。長所は物語を追っていくとおのずと分かることが多いけれど、短所は演じる私が分かっていてあげないと、聖人君子になってしまうこともあるのかなと。

特に今回は、テーマである“美容整形”を主人公である文さんが否定派という姿勢からスタートするので、もし文さんがめちゃめちゃ格好いい人になってしまうと、整形は悪、みたいな方向に物語が偏ってしまうのかなって。そういう意味でも、もしかしたら最後まで文さんを好きになれなかった、という人がいてもいいかもな、とも思っていました。

仲里依紗との「真逆の化学反応」

——今作において最も惹きつけられるのは、アプローチも価値観も全く異なる文(松岡)と凜(仲)が、激しく対立しながらも、ある種の共闘関係へと至るシスターフッドのプロセスです。仲里依紗さんとの共演はいかがでしたか。

松岡:今回が初共演で、お会いするのも初めてだったんです。お互い人見知りで数カ月はささやかなやりとりが続きましたが、轟役の田中みな実さんが共通のお友達だったこともあって、終盤にはずっとおしゃべりしていたくらい、楽しく撮影させていただきました。今では「里依紗ちゃん」と呼ばせてもらっています。

現場での佇まいも、お芝居のアプローチも、すごくピュアな方です。私が想定していたシーンよりも、何層も深く潜れる感覚がありました。相性がいいというのは、よく聞く言葉ですが、対峙するシーンなどではお腹の底から湧いてくるような感情が何度もあって。凜と文として、この物語に関われたことを心から有難く思います。

——劇中、文は「命を救う医療」を信条とし、整形に対して批判的な立場を取る一方で、凜は「外見を変えることでしか救われない心があり、それこそが美容外科医の使命だ」という異なる論を提示します。2人の対立と対話を通して、ご自身の価値観が揺さぶられた部分はありましたか。

松岡:私自身、昔から「正論タイプ」で、文ちゃんとは手を握り合えていた部分も多かったなと思います。「正論の何が悪いんだ」って未だに思ってしまうところもあるし(笑)。もちろん、大人として生きる中で、日常生活でも現場でも「正論だけでは解決しないこと」があるのは分かっているのですが、かつては「正論しか勝たん」と頑なに信じ込んでいた時期が長かった。

でも正論同士の衝突って、じゃんけんで言うと「チョキとチョキ」で出し合っている状態なのかなって。同じチョキでも見ているものが違うなら、一度手を引っ込めて「あいこでしょ」と出し直さなければいけない 。まっすぐ生きる者同士がぶつかった時こそ、話し合って互いに緩め合うことが生きていく上で必要なんだと、この作品に教えてもらいました 。

30代、自分軸がもたらす解放

——ファッションやビューティの領域において、私たちは常に「他者からの評価」や「外見の批評」という無言の圧力にさらされています。特に人前に立つ俳優という職業において、そのプレッシャーは計り知れないものだと思いますが、松岡さんはどのようにしてご自身の心と折り合いをつけてこられたのでしょうか。

松岡:かつては、いわゆる「みんなが良しとする、総合評価の高いルックス」に自分を持っていかなければいけない、という意識が常にありました。特に20代の中頃までは、みなさんに不快に思われないような服装やメイクを心がけて、スタイリストさんやヘアメイクさんにお願いしていたんです。

でも、30代を迎え、何より本作に出会ったことで、「もう、いっか」と、ふっと肩の力を抜くことができるようになりました。人生100年時代、この先まだ70年近くあるかもしれない中で、今日の自分が一番若い。他人の目を気にするよりも、自分が本当に楽しい、心地いい、好きだと思える選択をした方が、対峙する相手にとっても絶対に気持ちがいいはずだって、心から思えるようになったんです。

誰かを傷つけるエンタメへの自覚

——ルッキズムや美容整形といったセンシティブなテーマを扱うにあたり、表現の倫理や作品の向き合い方として、松岡さんがプロデューサー陣に求めたことや大切にされた姿勢はありますか。

松岡:今回、このお仕事をお引き受けする際、プロデューサーの髙橋さんから「何か不安なことはありますか」と聞かれた時にお願いしたのが、「整形前後の登場人物を、別の俳優さんに変えないでほしい」ということでした。髙橋さんは「それは当然です。最初からそのつもりでした」と真っ直ぐ目をみて、当たり前のこととして伝えてくれて。きっとこの作品において、不安はないな、と思えました。

今作ではAmazing JIRO さん率いる特殊メイクチームが、素晴らしい技術と取材で同じキャストが演じることを可能にしてくれました。お仕事のクオリティーは作品も見ていただけたら感じてもらえるかと思うのですが、お支度もすごく速かったんです。俳優部の負担をできる限り抑えて現場入りさせてくださることは、見つめる身として有難かったです。また、三宅はるえプロデューサーの発案で現場には心理士の先生もついてくれていました。キャスト、スタッフが、美容整形というかなりセンシティブな題材に挑む事で生じる心のケアをしてくださるプロフェッショナルが近くにいることがとても有難かったです。インティマシーコーディネーターの浅田智穂さんとも密にやりとりをさせていただける環境だったので、例えば手術のシーンでも、クローズドセットとして最小限のスタッフで撮影したり。当事者ではなくとも、関わる側の私も深く安心して撮影に挑めることが分かり、とても勉強になりました。

——社会問題を扱う作品に出演される際、松岡さんは観客や視聴者が「どう傷つき、どう救われるか」という安全配慮や倫理観をとても大切にされている印象があります。ルッキズムやジェンダー、美容整形という、触れるだけで誰かの傷口を開きかねない極めてデリケートなテーマを扱う本作で、俳優として作品に関わる「可能性」と「責任」をどのように捉えていますか?

松岡:そうですね。例えば、どんなにみんなが好きでワクワクするような作品であっても、中にはその作品にトラウマを抱えている人もゼロではないと思います。エンターテインメントに携わっている以上、「誰一人傷つけずに仕事をすること」は不可能だと受け止めています。

作品を届ける以上、意図せず誰かを傷つけてしまう可能性があるからこそ、私たちは表現がもたらす暴力に対して自覚的でなければいけないと思います。例えば、このセリフを読み上げた時に傷つく人があきらかに、多数いるなと感じた場合などは表現の変更をご相談することもあります。物語上必要な言葉もあるし、難しいけれど。

自分自身の心身の「黄色信号」を見つける

——メイクや衣装というすべての鎧を脱ぎ去ったあとに残る、人間本来の美しさとは、何だと思いますか。

松岡:難しいですね、今作がまさに描いている部分だなと思います。個人的なことを言うと、整合性が取れている人が美しいなと感じます。いつも、自分軸があって、ブレない人。そう言う意味では今作で文さんを演じる上で、気にしていたことかもしれません。

——タイトルでもある「ダウンタイム(美容整形の術後から回復までの期間)」にかけて、精神的にすり減ったり、疲れてしまったりした時、松岡さんご自身はどのようにして心身を回復させているのでしょうか。

松岡:私のオススメは自分の黄色信号を見つけること。私なら、衣食住のチョイスがどうでも良くなったら黄色信号。お腹空いたけど何も食べたくないな、とか、今日着る服をどうでもいいなと思ったりとか。人それぞれ黄色信号ってあると思うんです。

私は黄色信号の対策として、何もしないお休みを月に一度はなるべく作るようにしていて。スケジュールに余裕があると予定を詰め込んでしまうタイプなので、何も入れない日をつくる。お友達とはしゃぐ日も大切だけど、ただただオフにする日、があることで、黄色信号を回避できているかな、と思います。

PHOTOS:SEITA MARUI
STYLING:SATSUKI ASAI
HAIR & MAKEUP:CHIKA UENO

ジャケット 25万4650円、パンツ 15万6200円、シューズ 参考商品/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー ジャパン 03-6427-7013)、リング(左手人差し指)4万9500円、リング(左手中指) 6万500円/イー・エム(イー・エム アオヤマ 03-6712-6797)

Netflixシリーズ「ダウンタイム」

◾️Netflixシリーズ「ダウンタイム」
全8話 Netflixで世界独占配信中
出演:松岡茉優 仲里依紗
間宮祥太朗 田中みな実 萩原利久 長井短 渡辺大知 中川家礼二 シシド・カフカ
永作博美 渡部篤郎
監督:Yuki Saito
エグゼクティブプロデューサー:髙橋信一(Netflix)
プロデューサー:三宅はるえ 茂木克仁
脚本:池上純哉
企画プロデューサー:工藤伸一
制作プロダクション:K2 Pictures
企画・製作:Netflix
「ダウンタイム」公式サイト

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「アディダス」×「ミタスニーカーズ」×「オフスプリング」が“ZX 8000”のデザインコンペを開催

「アディダス(ADIDAS)」のグローバルプロジェクト「アディダス コンソーシアム(ADIDAS CONSORTIUM)」はこのほど、東京・上野を拠点とするスニーカーショップ「ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)」と、ロンドンを拠点とするスニーカーショップ「オフスプリング(OFFSPRING)」とトリプルコラボレーションしたプロジェクト「ZX8000 コミュニティー ボート」を発表した。

一般投票で発売モデルを決定

「ZX8000 コミュニティー ボート」は、独自のスニーカーカルチャーを築いてきた「ミタスニーカーズ」と「オフスプリング」によるスニーカーのデザインコンペだ。ベースモデルには、1989年に当時の最先端技術“トルションシステム”を初めて搭載して発売されたランニングシューズ“ZX 8000”を採用し、異なる経歴やバックグラウンドを持つ6人がデザインした6モデルを用意。10月1日7時59分まで「アディダス」のショッピングアプリ「コンファームド(CONFIRMED)」で一般投票を行っており、選ばれた1モデルが「アディダス」×「ミタスニーカーズ」×「オフスプリング」のトリプルコラボモデルとして後日発売される予定だ。

なお「ミタスニーカーズ」と「オフスプリング」は、2023年2月に「アディダス」が開催したフットウエアの世界的デザインコンペ「コンソーシアム カップ(CONSORTIUM CUP)」を機に交流を深め、25年10月にトリプルコラボ“ZX 8000”を発表している。

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「アニヤ・ハインドマーチ」が独自の“ユニバーサル バッグ”第3弾を発売 ミニ&レギュラーの2サイズセットで登場

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は10月1日、再生プラスチックを使用したエコバッグ“ユニバーサルバッグ”のブランド独自バージョン第3弾を発売する。同日10時から「アニヤ・ハインドマーチ」の公式オンラインストアで取り扱う。なお、実店舗での販売は実施しない。

“ザ・ユニバーサル・バッグ”は、2021年に英国のスーパーマーケットチェーン数社とのコラボレーションを皮切りに、さまざまなスーパーマーケットとのコラボレーションを展開。プラスチック廃棄削減に向けた意識改革を促すプロジェクトとして、長期間繰り返し使える耐久性を備えるだけでなく、役目を終えたバッグを回収・リサイクルする仕組みを取り入れている。 

ワインレッド×ブルーの限定カラー

今回は、レギュラーサイズ(高さ40×幅35×マチ19cm)とミニサイズ(高さ24.5×幅21×マチ11cm)がそれぞれ1点ずつ入ったセット(7040円)で展開する。カラーはワインレッドとブルーを組み合わせたストライプテープの1色。購入は1人2セットまでとなる

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「リモワ」が銀座で“ライフ サイクルズ”を開催 ユーズドのスーツケースを世界初展示、カスタマイズサービスも世界先行で展開

「リモワ(RIMOWA)」は10月16〜18日、銀座ソニーパーク(GINZA SONY PARK)でポップアップイベント“ライフ サイクルズ(LIFE CYCLE)”を開催する。本イベントは、“スーツケースは生涯にわたって愛用され、次の世代へと受け継がれるように作られるべきである”という「リモワ」が考えるスーツケースのあり方を純粋に表現したものだ。すべての傷やステッカー、汚れの跡をスーツケースに宿るストーリーの一部と捉え、その物語を保存し、未来へと引き継ぐことを目指す。

日本を皮切りに今後世界を巡回する本イベントでは、「リモワ」の循環型プログラム“リ-クラフテッド”を世界で初めて実展示するほか、スーツケースのメンテナンスを間近で見られる“ケアセンター”を設置する。また、新たなカスタマイズサービス“オリジナル ユニーク”の世界先行発売やガイドツアー、イベント限定商品をそろえるギフトショップなど、多様なコンテンツを用意する。

ベアトリーチェ・モングイディ(Beatrice Monguidi)=「リモワ」社長は、本イベント開催について「『リモワ』は、日本市場に参画して以来約50年にわたり、クラフツマンシップとデザインに深い理解のある日本の皆様に支持され続けてきました。私自身もかつて暮らしたことがある、魅力あふれる街、東京。この東京で、世界初となる“ライフ サイクルズ”を開催することは私にとってとても意味深いものです。 ものを長く大切に使い、その価値を次世代へと受け継いでいく美意識が深く根づく日本で、当社の生涯保証やクラフツマンシップについてご紹介できることを大変嬉しく思います」と述べた。

循環型プログラム“リ-クラフテッド”を世界初展示

2023年にスタートした“リ-クラフテッド”は、「リモワ」製のユーズドアルミニウムスーツケースを回収し、旅を重ねてきた傷やステッカーなどの痕跡を残しながら、職人が機能面を細部まで修復して次のオーナーへと受け継ぐ循環型プログラムだ。これまで、年に数回、オンラインのみで販売してきたこのプログラムを本イベントでは、世界で初めて実展示する。会場では、毎日異なる30点の個性豊かなスーツケースを展示し、来場者は希望するスーツケースの購入権を得るための抽選に応募することができる。

職人技を間近で見られる“ケア センター”を設置

会場内に設けた“ケア センター”では、専門技術者による修理の実演を通じて、「リモワ」のスーツケースが備える耐久性や修復性を間近で見ることができる。また、対象モデルのアルミニウム製スーツケースの所有者は、事前予約をすれば無料のメンテナンスサービスを受けられる。

新サービス“オリジナル ユニーク”を世界先行発売

「リモワ」のアイコンである“オリジナル”コレクションのスーツケースをカスタマイズできる“オリジナル ユニーク”が世界に先駆けて登場する。会場では、ハンドルセット(5万600円)、ホイールセット(2万7500円)、ラゲージタグ(1万5400円)を全10色の定番カラーからセレクトでき、自分だけの特別な1点を作り上げることが可能だ。

128年の歴史をたどるガイドツアーや限定アイテムも

会期中は、約20分間の少人数制ガイドツアーも予約制で開催する。ブランドの卓越性とサヴォアフェール(職人技・専門技術)を紹介するLVMHグループの取り組み“レ・ジュルネ・パルティキュリエール”の一環として開催される本ツアーでは、「リモワ」が創業以来128 年にわたり受け継いできた、ブランドの歴史やクラフツマンシップ、デザイン哲学について紹介する。また、本イベントのために世界各地から集められたセレブリティーの私物スーツケースなど特別な展示ピースにまつわるストーリー についても触れる。

ほか、本ポップアップイベントのためにセレクトされたアイテムをラインアップするギフトショップも登場する。東京の空港コード“TYO”をデザインした本イベント限定チャームをはじめ、ラゲージラグおよびスーツケースを購入した人対象に限定デザインのホットスタンプなどを用意する。

◾️イベント概要
日時:10月16〜18日
営業時間:10:00〜19:00(最終入場 18:30)
※10月16日のみ10:00〜18:00(最終入場 17:00)
会場:銀座ソニーパーク
住所:東京都中央区銀座5-3-1
入場:無料
>イベント特設サイト
注意事項:要事前予約。予約・入場には「リモワ」LINE公式アカウントの友だち追加とID連携が必要
※イベント来場時の注意事項や予約詳細については、イベント特設サイトの事前確認が必須だ。

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「コーチ」2027年春夏コレクション 創立85周年、時間と記憶が紡ぐ「愛着」を未来へ

「コーチ」2027年春夏コレクション
1941年の創立から85周年を迎えた「コーチ(COACH)」が、ニューヨークで2027年春夏コレクションを発表した。スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)=クリエイティブ・ディレクターが今季描いたのは、ブランドの歴史を振り返るだけではなく、時間と共に深まる「愛着」を祝うコレクション。華やかな祝祭のムードに、使い込むほどに生まれる傷やシワ、色あせといった時間の痕跡を重ね、「コーチ」が85年にわたり育んできたオーセンティシティーを新たな時代へとつないでいく。「コーチ」にとって1つの節目となるランウエイショーを、最新バッグや会場を彩ったセレブリティと共に、その全貌を紹介する。

2027年春夏コレクションは
歴史を振り返るだけでなく、新たな時代を描く

「コーチ」2027年春夏コレクション
1941年の創立から85周年という大きな節目を迎えた「コーチ」。ニューヨークのダウンタウンで発表された2027年春夏コレクションでヴィヴァースが目を向けたのは、ブランドの歴史そのものではなく、長い時間を共に過ごしたものに宿る「記憶」と「愛着」だった。

「『コーチ』の 85 周年にあたり、私は“記憶”と長く親しんできたものが、共に時を重ねるなかでどのように変化して いくのかについて考えました。過去を振り返るコレクションにはしたくありませんでした。85 年という歴史があるからこそ、自信を持って新たな未来を描いていくことができるのです」とヴィヴァースは語る。

その言葉がデザインや素材、風合いへと息を吹き込むように、ルック1つ1つに体現されていく。ファーストルックを飾ったのは、細身のシルエットがクラシックなムードを漂わせるテーラリング。シャープなショルダーラインやすっきりとしたスリーブ、流れるようなパンツなど、端正なシルエットがコレクションの軸となっている。

一方で、その仕立てには意外性が潜む。本来なら服の内側に隠れる裏地や芯地をあえて露出させるインサイドアウトの手法を取り入れ、ライニングに使われる生地を表地として採用し、クラシックなテーラリングに新たな解釈を加えた。さらに今季、ヴィヴァースが着目したのが、長く使い続けることで生まれる色あせやシワ、傷といった時間の痕跡だ。レザーにはゴールドやシルバーの金属箔を手作業で擦り込んだ“ラブド レザー(LOVED LEATHER)”を用い、紙吹雪やグリッターなどを重ねることで、1点1点異なる風合いを生み出した。また、ビンテージのレザーウエアやデニムを再構築するなど、すでに時間を重ねてきた素材にも新たな価値を与えた。

記憶の風景を映した、
華やかなパーティームード

ショー後半には、空気がパーティームードへ変わる。モデルたちはレザーで仕立てた王冠やとんがり帽子、ギフトボックスを携えて登場。パーティーを象徴するユーモラスなモチーフを、ウエアと同じ手仕事で仕立てるという遊び心が光った。さらに、シルバーから淡いピンク、玉虫色へと移ろうスパンコールがクロップド丈のトップスからロングドレスまでを覆い、フローラルプリントのスーツやジョーゼットのドレスには、かすみのような花々が舞う。流れるようなバイアスカットのドレスや、シルク、サテンの艶やかな質感も相まって、ランウエイは一気に華やぎを増していった。

華やかな素材もただきらびやかに見せるだけではない。スパンコールには縫製後に製品染めとウォッシュ加工を施すことで、光沢や輪郭をあえて柔らかくした。どこか時間を経たようなニュアンスを加え、懐かしさを漂わせている。さらにメタリックフォイルや紙吹雪、グリッター、リボンといったパーティーを思わせる装飾も随所にちりばめた。ドレスアップの華やかさと、どこか手仕事の温もりを感じさせるディテールが混ざり合い、「コーチ」らしい遊び心のあるパーティースタイルへと仕上げている。

カラーパレットにはヴィヴァース自身の記憶に残るニューヨークの風景も反映した。彼が婚姻届を出した日のシティー・ホールの大理石や、歩道に散らばる紙吹雪から着想を得て、ダブグレーやソフトブラウン、ペリウィンクル、ミントなど、どこかあせたような色調で構成した。

傷やシワも個性に。
コーチが描く新作バッグ
“コラージュ タビー”“ターンロック トート”

2027年春夏の新作バッグ
今季のバッグでひときわ目を引いたのが、過去のディテールをコラージュした“タビー”だ。アイコンバッグの“タビー”をベースに、ビンテージのポーチやコインパース、ハングタグなどを組み合わせた。縫い留めた古いポーチのクリード(品質表示)には、「傷やシワこそが革の個性である」と刻んだ。

自由なスタイルを提唱するベストセラーの“ブルックリン”は、内ポケットが飛び出したインサイドアウトのデザインに。1970年代のアーカイブとボニー・カシンが生み出したターンロックに着想した新作“ターンロック トート”が登場するなど、「コーチ」を象徴するバッグにも新たな解釈が加えられた。

そもそも「コーチ」のレザーバッグの原点は、使い込まれた野球グローブのしなやかさから着想を得たグラブタン・レザーにある。傷やシワを隠すのではなく、使う人と過ごした時間によって変化していくことを受け入れる。そんなブランドの原点にある価値観と、自分らしい個性やパーソナルな価値を大切にするZ世代の感覚が時代を超えて重なり合った。

幾田りらや山中柔太朗ら
豪華ゲストがショーに集結

日本からは、グローバルアンバサダーである歌手の幾田りらをはじめ、アイドルの山中柔太朗、アーティストのKOHARU、俳優の福原遥が来場した。幾田は「グローバルアンバサダーを務めて1年。私がアーティストとしても自分自身としても持っている考えをいつも尊重してくれ、初めての経験だったシューティングやファッションウイークへの参加なども、とても楽しく臨めています」とコメント。ブラックを基調とした艶やかなレザー素材のアウターを身にまとい、ストリートなムードを漂わせていた。

山中はクラシックなジャケットスタイルにデニムを組み合わせた、ビンテージライクなブルックリンの雰囲気で登場した。KOHARUはポップなレッドカラーのスカジャンのユニホームスタイルで、シワ加工が施されたバッグ“タビー”に思いを馳せていた。福原はブラックレザーのスカートとブーツを合わせてモードな印象に。ホワイトのハーフジップトップスを合わせ、抜け感を演出している。それぞれがニューヨークスタイルを楽しむようなスタイリングを披露した。

85周年記念カクテルパーティー
「Coach Club 85」

ショーが終了すると、カーテンの向こうに“Coach Club 85”が出現した。ピンクの光と装飾に包まれ、音楽とダンスで人々がつながり合う、人間らしさを感じさせる空間へと誘った。

今季のコレクションに込めたメッセージは「Love Is the Message(愛こそがメッセージ)」。人の手によって丁寧に作られ、それをまた人が身にまとう。そこから生まれる物語は平坦なものではなく、晴れた日もあれば雨が続く日もある。その人生そのものを愛と捉えた「コーチ」のまなざしは、1人1人が重ねてきた時間へと向けられている。

TEXT : SAKI SHIBATA
問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750

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倉田佳子が2010年代のファッションを捉え直す展覧会「login to the self」を開催 限定冊子の販売も

エイベックス・クリエイター・エージェンシーは10月1〜24日、東京・西麻布のギャラリー「WALL_alternative」で展覧会「login to the self」を開催する。プロデューサーやライターとして活動する倉田佳子が初めて企画を手掛ける展覧会で、これまで十分に整理されてこなかった文化を捉え直して体系化するプロジェクトの第1弾として、2010〜15年の日本のファッションに焦点を当てる。

「バルムング」「ルルムウ」などの貴重なコレクションを展示

2010年代初頭は、スマートフォンやSNSの普及によってファッションやカルチャーの接点がストリートからインターネットへと拡大し、個人やブランドが直接発信を行うなど大きな転換期を迎えた。本展では、こうした時代背景のもとで登場した「バルムング(BALMUNG)」「クロマ(CHLOMA)」「ハトラ(HATRA)」「ルルムウ(RURUMU:)」の貴重なコレクションを展示。また、「ボディソング(BODYSONG.)」やスタイリストの小山田孝司らの協力のもと、2000〜10年代の古着も部屋のような空間に配置する。さらにアート、音楽、パフォーマンスといった多様な領域から作品や表現を紹介し、当時のファッションやカルチャーの変化を体系的に提示する。

RATらDJ3組によるオープニングレセプション

会期初日の10月1日にはオープニングレセプションを実施し、RAT、telematic visions、Yurushite Nyanの3組がDJとして出演する。翌10月2日の20〜23時には、楊いくみ監修のパフォーマンスを開催する。

また会場では、「TOKYO CULTURE RESEARCH UNIT」が自主出版する冊子「vol. 1 "login to the self"」を販売する。出展デザイナーへのインタビューを収録し、インターネット上に残されていない2010年代の記録を当時の当事者たちの言葉でひも解く内容に仕上げている。

■「login to the self」
会期:10月1〜24日
時間:18:00〜24:00
定休日:日曜日
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1階

■オープニングレセプション
日時:10月1日 18:00〜21:00(21時以降は通常営業)
※事前申込制、入場無料・ワンドリンク制

>申し込みフォーム

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倉田佳子が2010年代のファッションを捉え直す展覧会「login to the self」を開催 限定冊子の販売も

エイベックス・クリエイター・エージェンシーは10月1〜24日、東京・西麻布のギャラリー「WALL_alternative」で展覧会「login to the self」を開催する。プロデューサーやライターとして活動する倉田佳子が初めて企画を手掛ける展覧会で、これまで十分に整理されてこなかった文化を捉え直して体系化するプロジェクトの第1弾として、2010〜15年の日本のファッションに焦点を当てる。

「バルムング」「ルルムウ」などの貴重なコレクションを展示

2010年代初頭は、スマートフォンやSNSの普及によってファッションやカルチャーの接点がストリートからインターネットへと拡大し、個人やブランドが直接発信を行うなど大きな転換期を迎えた。本展では、こうした時代背景のもとで登場した「バルムング(BALMUNG)」「クロマ(CHLOMA)」「ハトラ(HATRA)」「ルルムウ(RURUMU:)」の貴重なコレクションを展示。また、「ボディソング(BODYSONG.)」やスタイリストの小山田孝司らの協力のもと、2000〜10年代の古着も部屋のような空間に配置する。さらにアート、音楽、パフォーマンスといった多様な領域から作品や表現を紹介し、当時のファッションやカルチャーの変化を体系的に提示する。

RATらDJ3組によるオープニングレセプション

会期初日の10月1日にはオープニングレセプションを実施し、RAT、telematic visions、Yurushite Nyanの3組がDJとして出演する。翌10月2日の20〜23時には、楊いくみ監修のパフォーマンスを開催する。

また会場では、「TOKYO CULTURE RESEARCH UNIT」が自主出版する冊子「vol. 1 "login to the self"」を販売する。出展デザイナーへのインタビューを収録し、インターネット上に残されていない2010年代の記録を当時の当事者たちの言葉でひも解く内容に仕上げている。

■「login to the self」
会期:10月1〜24日
時間:18:00〜24:00
定休日:日曜日
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1階

■オープニングレセプション
日時:10月1日 18:00〜21:00(21時以降は通常営業)
※事前申込制、入場無料・ワンドリンク制

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体格の良い男性に向けた「カロリイ」が終了 同時に新ブランド「エイロラック」をスタート

体格の良い男性に向けたブランド「カロリイ(CARORIE)」はこのほど、ブランドを終了することを発表した。同時に、ビッグサイズ・オーバーサイズのメンズウエアを展開する新たなブランド「エイロラック(EIRORAC)」を立ち上げ、10月1日からファーストコレクションの受注生産を開始する。

ターゲットを再設定した新ブランド

「カロリイ」は、スニーカーメディア「足元倶楽部」やメンズファッションメディア「SNS世代」を運営する、小林稜いいね社長がディレクターを務めたD2Cブランドだ。小林ディレクター自身の「自分の体型でも、本当に着たいと思える服をつくりたい」という思いから2020年6月に始動し、体格の良い男性の魅力を引き出すデザインを約6年にわたり提案してきた。

そして「エイロラック」は、「カロリイ」がブランド名を変更したのではなく、より広い視点で洋服を展開する新ブランドという立ち位置だ。「カロリイ」のコンセプトを受け継ぎながら、高身長の男性やビッグシルエットを好む層もターゲットに設定。ファーストコレクションは、コーデュロイ素材のシャツジャケットとバレルパンツなど、全4型を展開するという。

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カンペールジャパンがBコープ認証取得 81点から見えた強みと課題

カンペールジャパンがこのほど、Bコープ認証を取得した。スコアは81点。内訳はガバナンス7.7点、従業員22.7点、コミュニティ8.9点、環境39.7点、顧客1.7点だった。スペイン本社は2022年に先んじてBコープ認証を取得し、現在のスコアは97.8点。グローバル本社が認証を取得しても日本法人が取得するケースは多くはない。日本法人はなぜ独自に取得を目指したのか。そして81点という結果から、どのような強みと課題が見えてきたのか。坂下修社長に、取得までの経緯と今後について聞いた。

なぜ日本法人もBコープを取得したのか

マヨルカ島で知った「単なる靴屋ではない」カンペール

――Bコープ取得するに至った理由は?

坂下修社長(以下、坂下):カンペールは単なる靴屋ではなく、環境や地域社会との関係まで考えている企業で、その背景には明確な思想がある。正直に言うと、拠点のスペイン・マヨルカ島を訪れるまでは、私自身も店舗で商品を販売することが仕事の中心だった。でも、マヨルカ島で彼らの取り組みを目の当たりにし、その姿勢に衝撃を受けた。この経験から、日本でもできる限り本国と同じ方向を向きたいと考えるようになった。

もちろん、マヨルカ島で取り組んでいることを、そのまま日本で実践できるわけではない。それでも、本国の考え方と足並みをそろえながら、日本でできることを可能な限り実践していきたい。それが、日本法人としてBコープ取得を目指した理由の一つだ。

もう一つ、後押ししたのが、本国の担当ディレクターの言葉だった。何気なく「Bコープってどうなの?」と尋ねたところ、「取得は非常に大変だったが、そのプロセスを通じて今後改善すべきことが可視化できた。Bコープは単なる認証制度ではなく、会社をこれからどうしていけばいいのかを示す道しるべなんだ」と返ってきた。

実際に取り組んでみると、その意味がよく分かった。Bコープの評価対象は環境だけではない。会社の方針や制度、従業員の労働環境、地域社会への貢献など幅広い領域に及ぶ。アセスメントを進めることで、自分たちができていることだけでなく、これまで見えていなかった課題も具体的に可視化された。

――スペイン本社は97.8点(初回は83点)、日本法人は81点だった。この約17点の差をどのように捉えているか。日本法人特有の課題や、今後本国から取り入れたい仕組みはあるか。

坂下:Bコープは、小規模な企業の方が取得しやすい面があり、企業規模が大きくなるほど難易度も上がる。本国と日本法人では企業規模などによって評価カテゴリーも異なる可能性があるため、スコアを単純に比較することはできない。その前提でいうと、日本法人に足りなかったのは地域コミュニティへの貢献だ。

われわれのビジネスは、スペインのブランドを日本で販売することが基本的な成り立ちで、日本や東京といった地域に対してどのようなアクションを起こすかという点では、これまで十分に取り組めていなかった。例えば、寄付や地域貢献に関する項目ではほとんど点を取ることができず、ここは一つの反省点だ。

一方、本国はマヨルカ島に根ざした企業だ。例えば、売り上げの1%を地中海の再生・保護に取り組む団体「Save the Med」に寄付するほか、障害者支援団体エスメント(ESMENT)とパートナーシップを組むなど、地域に根ざした活動を続けている。コロナ禍には、障害者支援団体に社員食堂のスペースを開放したり、靴を寄付したりしたほか、アウトソールの試作などに使う3Dプリンターでフェイスガードを製作し、病院へ寄付した。自分たちが持つ設備やリソースを、地域のために活用してきた。

カンペールはファミリー企業でもあり、短期的な株主還元や費用対効果だけにとらわれず、地球や地域にとってより良いことに取り組む姿勢が非常に進んでいると感じる。その背景には、マヨルカ島という土地も大きく関係していると思う。

以前、本国の人から「島に暮らしていると、環境の変化をとても身近に感じる」と聞いたことがある。海への漂着物が変わったり、以前なら雪が残っていた時期に残らなくなったり、身近に生えている植物が変わったりする。そうした変化を日常の中で実感するという。「パリやロンドンにいたら気づかなかったかもしれない。でも、われわれは自然がすぐ目の前にある場所にいるから、その変化を身近に感じる。だから環境問題もわれわれにとってとても身近なものなんだ」と説明されて、なるほどと思った。カンペールが環境への取り組みを重視する背景には、自然との距離の近さがあるのだと思う。

また、カンペールはマヨルカ島の街づくりにも関わってきた。かつて1990年代頃に栄えたものの、その後衰退し、治安も悪化していたエリアを、創業者のロレンス・フルーシャ(Lorenzo Fluxá、ミゲル・フルーシャ現CEOの父)がフルーシャファミリーの事業として、一角の7ブロックを買い取り、建築事務所とともに再生に取り組んだ。建物を7つの色に塗り分け、レストランやショップを誘致するなどして、夜にも明かりがともり、安全で人が集まる場所へと変えていった。その結果、次第に治安が改善し、エリアに再び活気が戻っていったという。

カンペールはマヨルカ島で、単に靴を作り、販売するだけではなく、地域との関係を築きながら、さまざまな課題に向き合ってきた。日本法人には、まだそうした地域との関係性が十分にない。今回のBコープのアセスメントによって、その違いが改めて見えた。

環境39.7点を支えた、循環型のものづくり

素材を替えるだけではない、「分解できる靴」の発想

――環境分野は39.7点と全体の約半分を占めている。具体的にどのような取り組みが評価されたのか。

坂下:カンペールは環境に配慮したものづくりを進めており、そこをしっかり評価していただけたのは大きかった。単に「環境配慮型の素材に切り替える」のではなく、分解や再資源化、修理を前提とした設計そのものをデザインに落とし込み、それを商品の新たな価値につなげている点が評価された。カンペールはサステナビリティをデザイン上の制約として捉えるのではなく、新しいデザインを生み出す起点とするアプローチを以前から進めている。

靴業界が抱える大きな課題の一つが、使用後の靴をどう再資源化するかだ。靴は歩行時に大きな力が加わるため、一般的には強力な接着剤を使ってさまざまな素材を接合している。簡単に剥がれない一方、使用後に素材ごとに分解することが難しく、日本では焼却、海外では埋め立てられるケースも多い。

そこでカンペールが取り組んでいるのが、製品を作る段階から、使用後の分解と再資源化を前提に設計することだ。日本ではまだ十分なリサイクル環境が整っていないが、「5年後、10年後にお客さまが履き終える頃には、分別やリサイクルの技術が進んでいるかもしれない。そのときに再資源化できるようにしておく」という考え方だ。

例えば「ロク(ROKU)」は、接着剤を使わず、6つのパーツを組み合わせた構造で、ユーザー自身でも分解できる。それぞれのパーツには単一素材を用いており、履き終えた後に素材ごとに分別することで、将来的な水平リサイクルにつなげることを想定している。

「ジャンクション(JUNCTION)」も、使用後に分解できるという基本的な考え方は同じ。面白いのは、同じデザイナーが同じコンセプトから発想しながら、「ロク」とは全く異なるデザインに落とし込んでいる点だ。パーツを360度ステッチで縫い合わせ、接着剤をほとんど使わない。仮止めに一部水のりを使用するものの、基本的にはステッチで接合しているため、使用後は糸を切ることでパーツごとに分解できる。レザーはレザー、それ以外はそれぞれの素材に分け、リサイクルにつなげることを想定している。すでにリサイクル素材を採用しているパーツも、さらに次のリサイクルへ回す考えだ。

シリコーン製のトゥキャップにも、同じ思想が反映されている。通常であれば、素材をディッピングすることで同様の意匠を表現する方法もあるが、それでは分解が難しくなる。そこで、あえて取り外し可能なトゥキャップとして設計した。キャップは単体でも販売しており、交換することでデザインを変えることができる。ほかのパーツも色を選んだり交換したりでき、すり減った場合にはその部分だけを取り替えて修理することも可能だ。

81点から見えた、日本法人の次の課題

「やっている」を可視化し、次の改善へ

――日本企画のバッグも、本国と同じレギュレーションやガイドラインに沿って開発している。今回、どのように評価されたか。

坂下:本国と同じ基準でものづくりをしていても、日本ではトレーサビリティーや計測の仕組みが十分に整っていない部分があり、バッグに関する一部の項目では評価につながらなかった。実際に取り組んでいることと、それをデータによって証明できることは別だということだ。

2017年からGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)やLWG(レザー・ワーキング・グループ)の認証を得た素材への切り替えを進め、また、素材だけでなく製造工程も含めて見直してきており、日本では先駆者だという自負はある。

――そもそも17年の時点で認証素材を国内で調達するのは難しかったのでは?

安蔵雅大プロダクトディビジョン・バッグMDチームマネジャー:当初は本国の担当者も「ステップ・バイ・ステップで進めていこう」と言ってくれていたので、まずは可能な範囲から対応していった。しかし、1シーズン、2シーズンと重ねるうちに、「基本的なレギュレーションはきちんと守ろう」という方針が明確になっていった。つまり、たとえデザインに制約が生じても、サステナビリティの基準を優先するということ。そうなると、当初は日本で使える素材が限られ、どうしても似たような素材が多くなってしまう。コレクションの奥行きやバリエーションが大きく失われたというのが正直なところだった。試行錯誤を続ける中で、すごく印象に残っているのが、リサイクル素材の選択肢が少しずつ増えていったことだ。それまで平織りしかなかったところに綾織の生地が登場したときは、「ついに綾織りが出てきた!」とうれしくなった。織物としてはごく基本的なバリエーションだが、それほど当初は使える素材の選択肢が限られていた。

Bコープを、経営を変える「道しるべ」に

――Bコープ認証取得で気づいた改善点でまず取り組むことは?

坂下:シューズでは評価されて得点につながった一方、バッグでは十分に評価されなかった。その大きな理由が、素材のトラッキングや計測だ。計測や追跡の仕組みを整備することで、今後さらに改善できる余地がある。今回のアセスメントを通じて、自分たちに何が足りないのかが具体的に見えたことは大きかった。例えば、サンプルを作る前、縫製する前の段階で素材の重量を一度計測してデータ化しておけば、その後の追跡にもつなげられる。そうした仕組みを整えていこうという話をちょうど今日もしていた。

もう一つ、今回の認証取得を通じて強く感じたのが、透明性や情報開示の重要性だ。アセスメントを受けてみると、「実際にはやっているけれど、明示していない」ということがとても多かった。自分たちにとってはごく当たり前にやっていることなので、わざわざ伝える必要もないと思っていた。でも、明文化されていなかったり、社外に公表していなかったりすると、取り組みとして評価されない。これからは、実際にやっていることをきちんと言葉にし、社外にも伝えていく必要があると感じている。

ただ、Bコープの評価が全てとは考えていない。大切なのは、本国と同じ方向を向きながら、地球や社会にとってより良いことがあれば実践していくこと。一方で、企業である以上、ビジネスとして成立させなければならない。環境や社会にとってより良い選択と、コストを含めた事業性とのバランスをどう取っていくか。そこが難しいところだ。

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カンペールジャパンがBコープ認証取得 81点から見えた強みと課題

カンペールジャパンがこのほど、Bコープ認証を取得した。スコアは81点。内訳はガバナンス7.7点、従業員22.7点、コミュニティ8.9点、環境39.7点、顧客1.7点だった。スペイン本社は2022年に先んじてBコープ認証を取得し、現在のスコアは97.8点。グローバル本社が認証を取得しても日本法人が取得するケースは多くはない。日本法人はなぜ独自に取得を目指したのか。そして81点という結果から、どのような強みと課題が見えてきたのか。坂下修社長に、取得までの経緯と今後について聞いた。

なぜ日本法人もBコープを取得したのか

マヨルカ島で知った「単なる靴屋ではない」カンペール

――Bコープ取得するに至った理由は?

坂下修社長(以下、坂下):カンペールは単なる靴屋ではなく、環境や地域社会との関係まで考えている企業で、その背景には明確な思想がある。正直に言うと、拠点のスペイン・マヨルカ島を訪れるまでは、私自身も店舗で商品を販売することが仕事の中心だった。でも、マヨルカ島で彼らの取り組みを目の当たりにし、その姿勢に衝撃を受けた。この経験から、日本でもできる限り本国と同じ方向を向きたいと考えるようになった。

もちろん、マヨルカ島で取り組んでいることを、そのまま日本で実践できるわけではない。それでも、本国の考え方と足並みをそろえながら、日本でできることを可能な限り実践していきたい。それが、日本法人としてBコープ取得を目指した理由の一つだ。

もう一つ、後押ししたのが、本国の担当ディレクターの言葉だった。何気なく「Bコープってどうなの?」と尋ねたところ、「取得は非常に大変だったが、そのプロセスを通じて今後改善すべきことが可視化できた。Bコープは単なる認証制度ではなく、会社をこれからどうしていけばいいのかを示す道しるべなんだ」と返ってきた。

実際に取り組んでみると、その意味がよく分かった。Bコープの評価対象は環境だけではない。会社の方針や制度、従業員の労働環境、地域社会への貢献など幅広い領域に及ぶ。アセスメントを進めることで、自分たちができていることだけでなく、これまで見えていなかった課題も具体的に可視化された。

――スペイン本社は97.8点(初回は83点)、日本法人は81点だった。この約17点の差をどのように捉えているか。日本法人特有の課題や、今後本国から取り入れたい仕組みはあるか。

坂下:Bコープは、小規模な企業の方が取得しやすい面があり、企業規模が大きくなるほど難易度も上がる。本国と日本法人では企業規模などによって評価カテゴリーも異なる可能性があるため、スコアを単純に比較することはできない。その前提でいうと、日本法人に足りなかったのは地域コミュニティへの貢献だ。

われわれのビジネスは、スペインのブランドを日本で販売することが基本的な成り立ちで、日本や東京といった地域に対してどのようなアクションを起こすかという点では、これまで十分に取り組めていなかった。例えば、寄付や地域貢献に関する項目ではほとんど点を取ることができず、ここは一つの反省点だ。

一方、本国はマヨルカ島に根ざした企業だ。例えば、売り上げの1%を地中海の再生・保護に取り組む団体「Save the Med」に寄付するほか、障害者支援団体エスメント(ESMENT)とパートナーシップを組むなど、地域に根ざした活動を続けている。コロナ禍には、障害者支援団体に社員食堂のスペースを開放したり、靴を寄付したりしたほか、アウトソールの試作などに使う3Dプリンターでフェイスガードを製作し、病院へ寄付した。自分たちが持つ設備やリソースを、地域のために活用してきた。

カンペールはファミリー企業でもあり、短期的な株主還元や費用対効果だけにとらわれず、地球や地域にとってより良いことに取り組む姿勢が非常に進んでいると感じる。その背景には、マヨルカ島という土地も大きく関係していると思う。

以前、本国の人から「島に暮らしていると、環境の変化をとても身近に感じる」と聞いたことがある。海への漂着物が変わったり、以前なら雪が残っていた時期に残らなくなったり、身近に生えている植物が変わったりする。そうした変化を日常の中で実感するという。「パリやロンドンにいたら気づかなかったかもしれない。でも、われわれは自然がすぐ目の前にある場所にいるから、その変化を身近に感じる。だから環境問題もわれわれにとってとても身近なものなんだ」と説明されて、なるほどと思った。カンペールが環境への取り組みを重視する背景には、自然との距離の近さがあるのだと思う。

また、カンペールはマヨルカ島の街づくりにも関わってきた。かつて1990年代頃に栄えたものの、その後衰退し、治安も悪化していたエリアを、創業者のロレンス・フルーシャ(Lorenzo Fluxá、ミゲル・フルーシャ現CEOの父)がフルーシャファミリーの事業として、一角の7ブロックを買い取り、建築事務所とともに再生に取り組んだ。建物を7つの色に塗り分け、レストランやショップを誘致するなどして、夜にも明かりがともり、安全で人が集まる場所へと変えていった。その結果、次第に治安が改善し、エリアに再び活気が戻っていったという。

カンペールはマヨルカ島で、単に靴を作り、販売するだけではなく、地域との関係を築きながら、さまざまな課題に向き合ってきた。日本法人には、まだそうした地域との関係性が十分にない。今回のBコープのアセスメントによって、その違いが改めて見えた。

環境39.7点を支えた、循環型のものづくり

素材を替えるだけではない、「分解できる靴」の発想

――環境分野は39.7点と全体の約半分を占めている。具体的にどのような取り組みが評価されたのか。

坂下:カンペールは環境に配慮したものづくりを進めており、そこをしっかり評価していただけたのは大きかった。単に「環境配慮型の素材に切り替える」のではなく、分解や再資源化、修理を前提とした設計そのものをデザインに落とし込み、それを商品の新たな価値につなげている点が評価された。カンペールはサステナビリティをデザイン上の制約として捉えるのではなく、新しいデザインを生み出す起点とするアプローチを以前から進めている。

靴業界が抱える大きな課題の一つが、使用後の靴をどう再資源化するかだ。靴は歩行時に大きな力が加わるため、一般的には強力な接着剤を使ってさまざまな素材を接合している。簡単に剥がれない一方、使用後に素材ごとに分解することが難しく、日本では焼却、海外では埋め立てられるケースも多い。

そこでカンペールが取り組んでいるのが、製品を作る段階から、使用後の分解と再資源化を前提に設計することだ。日本ではまだ十分なリサイクル環境が整っていないが、「5年後、10年後にお客さまが履き終える頃には、分別やリサイクルの技術が進んでいるかもしれない。そのときに再資源化できるようにしておく」という考え方だ。

例えば「ロク(ROKU)」は、接着剤を使わず、6つのパーツを組み合わせた構造で、ユーザー自身でも分解できる。それぞれのパーツには単一素材を用いており、履き終えた後に素材ごとに分別することで、将来的な水平リサイクルにつなげることを想定している。

「ジャンクション(JUNCTION)」も、使用後に分解できるという基本的な考え方は同じ。面白いのは、同じデザイナーが同じコンセプトから発想しながら、「ロク」とは全く異なるデザインに落とし込んでいる点だ。パーツを360度ステッチで縫い合わせ、接着剤をほとんど使わない。仮止めに一部水のりを使用するものの、基本的にはステッチで接合しているため、使用後は糸を切ることでパーツごとに分解できる。レザーはレザー、それ以外はそれぞれの素材に分け、リサイクルにつなげることを想定している。すでにリサイクル素材を採用しているパーツも、さらに次のリサイクルへ回す考えだ。

シリコーン製のトゥキャップにも、同じ思想が反映されている。通常であれば、素材をディッピングすることで同様の意匠を表現する方法もあるが、それでは分解が難しくなる。そこで、あえて取り外し可能なトゥキャップとして設計した。キャップは単体でも販売しており、交換することでデザインを変えることができる。ほかのパーツも色を選んだり交換したりでき、すり減った場合にはその部分だけを取り替えて修理することも可能だ。

81点から見えた、日本法人の次の課題

「やっている」を可視化し、次の改善へ

――日本企画のバッグも、本国と同じレギュレーションやガイドラインに沿って開発している。今回、どのように評価されたか。

坂下:本国と同じ基準でものづくりをしていても、日本ではトレーサビリティーや計測の仕組みが十分に整っていない部分があり、バッグに関する一部の項目では評価につながらなかった。実際に取り組んでいることと、それをデータによって証明できることは別だということだ。

2017年からGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)やLWG(レザー・ワーキング・グループ)の認証を得た素材への切り替えを進め、また、素材だけでなく製造工程も含めて見直してきており、日本では先駆者だという自負はある。

――そもそも17年の時点で認証素材を国内で調達するのは難しかったのでは?

安蔵雅大プロダクトディビジョン・バッグMDチームマネジャー:当初は本国の担当者も「ステップ・バイ・ステップで進めていこう」と言ってくれていたので、まずは可能な範囲から対応していった。しかし、1シーズン、2シーズンと重ねるうちに、「基本的なレギュレーションはきちんと守ろう」という方針が明確になっていった。つまり、たとえデザインに制約が生じても、サステナビリティの基準を優先するということ。そうなると、当初は日本で使える素材が限られ、どうしても似たような素材が多くなってしまう。コレクションの奥行きやバリエーションが大きく失われたというのが正直なところだった。試行錯誤を続ける中で、すごく印象に残っているのが、リサイクル素材の選択肢が少しずつ増えていったことだ。それまで平織りしかなかったところに綾織の生地が登場したときは、「ついに綾織りが出てきた!」とうれしくなった。織物としてはごく基本的なバリエーションだが、それほど当初は使える素材の選択肢が限られていた。

Bコープを、経営を変える「道しるべ」に

――Bコープ認証取得で気づいた改善点でまず取り組むことは?

坂下:シューズでは評価されて得点につながった一方、バッグでは十分に評価されなかった。その大きな理由が、素材のトラッキングや計測だ。計測や追跡の仕組みを整備することで、今後さらに改善できる余地がある。今回のアセスメントを通じて、自分たちに何が足りないのかが具体的に見えたことは大きかった。例えば、サンプルを作る前、縫製する前の段階で素材の重量を一度計測してデータ化しておけば、その後の追跡にもつなげられる。そうした仕組みを整えていこうという話をちょうど今日もしていた。

もう一つ、今回の認証取得を通じて強く感じたのが、透明性や情報開示の重要性だ。アセスメントを受けてみると、「実際にはやっているけれど、明示していない」ということがとても多かった。自分たちにとってはごく当たり前にやっていることなので、わざわざ伝える必要もないと思っていた。でも、明文化されていなかったり、社外に公表していなかったりすると、取り組みとして評価されない。これからは、実際にやっていることをきちんと言葉にし、社外にも伝えていく必要があると感じている。

ただ、Bコープの評価が全てとは考えていない。大切なのは、本国と同じ方向を向きながら、地球や社会にとってより良いことがあれば実践していくこと。一方で、企業である以上、ビジネスとして成立させなければならない。環境や社会にとってより良い選択と、コストを含めた事業性とのバランスをどう取っていくか。そこが難しいところだ。

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しまむら上期売上高が過去最高 キャラクター商品が売れる

しまむらの2026年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.0%増の3572億円、営業利益が同5.3%増の331億円、純利益が同5.6%増の241億円だった。売上高・利益ともに上期として過去最高を更新した。夏場は天候不順だったものの、キャラクター商品やプライベートブランド(PB)の充実で集客が落ちなかった。

売上高の7割強を占める「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同2.8%増だった。3〜5月期に同7.2%増と好調で、6〜8月期の同1.1%減の苦戦を補った。低温や雨が多かったため盛夏衣料の動きは鈍かったものの、この間、「トイ・ストーリー」「スティッチ」「北斗の拳」「ガリガリ君」といったキャラクター商品の雑貨やTシャツを強化したことが奏功した。キャラクター商品の売上高は同13.4%増だった。

通期(27年2月期)の業績予想は変更なしで、売上高で前期比4.2%増の7291億円、営業利益で同8.7%増の668億円、純利益で同6.4%増の473億円を見込む。

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しまむら上期売上高が過去最高 キャラクター商品が売れる

しまむらの2026年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.0%増の3572億円、営業利益が同5.3%増の331億円、純利益が同5.6%増の241億円だった。売上高・利益ともに上期として過去最高を更新した。夏場は天候不順だったものの、キャラクター商品やプライベートブランド(PB)の充実で集客が落ちなかった。

売上高の7割強を占める「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同2.8%増だった。3〜5月期に同7.2%増と好調で、6〜8月期の同1.1%減の苦戦を補った。低温や雨が多かったため盛夏衣料の動きは鈍かったものの、この間、「トイ・ストーリー」「スティッチ」「北斗の拳」「ガリガリ君」といったキャラクター商品の雑貨やTシャツを強化したことが奏功した。キャラクター商品の売上高は同13.4%増だった。

通期(27年2月期)の業績予想は変更なしで、売上高で前期比4.2%増の7291億円、営業利益で同8.7%増の668億円、純利益で同6.4%増の473億円を見込む。

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「アンテプリマ」2027年春夏コレクション

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」が2027年春夏コレクションを発表した。

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2027年春夏パリコレ開幕 今季の新デザイナーデビューは「クレージュ」と「カルヴェン」

2027年春夏パリ・ファッション・ウイークが9月28日、開幕した。10月6日までの9日間、公式スケジュールでは101ブランドがショーやプレゼンテーションを行う。公式スケジュールに名を連ねるブランド数自体はほぼ変わらないものの、近年のパリへの集中を物語るように、オフスケジュールのショーやプレゼンテーション、展示会、イベント、ポップアップは増えている印象だ。

今季は、新デザイナーのデビューが2つある。1つは、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」でキャリアをスタートした後、、「JWアンダーソン(JW ANDERSON)」やダニエル・リー(Daniel Lee)による「バーバリー(BURBERRY)」「フィービー ファイロ(PHOEBE PHILO)」、マイケル・ライダー(Michael RIder)による「セリーヌ」で経験を積んだドリュー・ヘンリー(Drew Henry)がアーティスティック・ディレクターに就任した「クレージュ(COURRGES)」。現地時間9月30日10時30分(日本時間同日17時30分)からショーを開く。もう1ブランドは、「カルヴェン(CARVEN)」。「サンローラン(SAINT LAURENT)」でウィメンズウエアのヘッドデザイナーを務めていたカイ・ラファエル・ネセルラート(Kai Raffael Nesselrath)新デザイン・ディレクターによるコレクションを現地時間10月1日12時30分(日本時間同日19時30分)からショー形式で披露する。

また先シーズンは他国でショーを開いた「ヴァレンティノ(VALENTINO)」と「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」、そしてショーをスキップした「サカイ(SACAI)」や「カサブランカ(CASABLANCA)」などが復帰。アフリカの伝統的なモチーフをモダンに解釈する南アフリカ発の「マコサ アフリカ(MAXHOSA AFRICA)」、元ファッションジャーナリストが手掛ける仏カシミアニットブランド「アレクサドラ ゴロヴァノフ(ALEXANDRA GOLOVANOFF)」、アゼルバイジャンにルーツを持つ英セント・マーチンズ卒のデザイナーが手掛ける「フィダン ノヴルゾヴァ(FIDAN NOVRUZOVA)」も、新たに公式スケジュールに加わった。

初日は新進ブランドが活躍

新進ブランドや初参加勢のショーやプレゼンテーションが中心となる初日は、「LVMHプライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でグランプリに輝いた「ジュリー ケーゲルス(JULIE KEGELS)からスタートした。今季は「重力」を起点に、股上が極端に深いテーラードパンツやタイツ、ずり落ちたようなビスチエドレス、スーパードロップショルダーのニット、メタルボールの重りによってアシンメトリーなドレープを描くドレス、そしてドレスを上下に引き裂いたようなストラップパーツとスカートに分かれたデザインなどを提案。「falling(落ちる)」という言葉に基づく実験的アイデアを日常的なワードローブに取り入れ、遊び心と違和感のあるシルエットを探求した。

1日の最後を飾った「マティエ フェカル(MATIÈRES FÉCALES)は、レピュブリック広場のマリアンヌ像の周りを封鎖し、個性豊かな99人のモデルが登場する3部構成の壮大なショーを開催。彫刻的なシルエットのスーツやスレンダーなドレスから、ミリタリーやパンクの要素を取り入れたダークなストリートスタイル、そしてさながらクチュールのドレスまでを披露した。

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デレク・ラムが「デレク ラム テンクロスビー」に復帰 3年前に離れた自身のブランドを再始動する理由とは

米アパレル会社NYCアライアンス(NYC ALLIANCE)は9月28日、傘下に持つ「デレク ラム テンクロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」のクリエイティブ・ディレクターとして、3年前にブランドを離れたデレク・ラム(Derek Lam)創業デザイナーが復帰することを発表した。同氏によるコレクションは2027年秋に披露する予定。

紆余曲折が続いた「デレク ラム」と「デレク ラム テンクロスビー」

ラム創業デザイナーは03年、パートナーのヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO、当時)と「デレク ラム(DEREK LAM)」をニューヨークで設立。11年にディフュージョンラインの「デレク ラム テンクロスビー」を立ち上げた。14年には、両ブランドの親会社デレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の少数株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム テンクロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。20年に米アパレル会社パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)が同社を買収。これに伴い、サンドブリッジ・キャピタルとシュロットマンCEOはそれぞれの持分を手放し、ラム創業デザイナーはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。しかし、同氏は23年にブランドを離れ、24年にイタリアのブランド「カラス ミラノ(CALLAS MILANO)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。26年4月、NYCアライアンスが「デレク ラム テンクロスビー」を買収した。

「デレク ラム」はロバート・ロドリゲスが続投

メーンブランドである「デレク ラム」は、引き続きPCCが保有している。25年11月にブランドの復活を発表し、クリエイティブ・ディレクターとしてロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)「ロバート ロドリゲス(ROBERT RODRIGUEZ)」創業デザイナーを任命した。今後も、同氏がクリエイティブを手掛ける。

「ブランド獲得当初から、デレクの復帰を視野に入れていた」

NYCアライアンスのウェン・フアン(Wen Huang)=ブランディング&マーケティング責任者は、「『デレク ラム テンクロスビー』を獲得した当初から、デレクの復帰を視野に入れたビジョンを描いていた。創業者以上に、ブランドのヘリテージやデザイン哲学を理解している人物はいないからだ。デレクのリーダーシップの下、オリジナルのDNAを尊重し、信頼性と真正性をもって、現在の消費者に合ったプロダクトを提供していく。彼とともにブランドの次章を構築していくことを楽しみにしている」と語った。

一度離れたブランドに復帰した理由は?

ラム創業デザイナーは、「『デレク ラム テンクロスビー』に復帰できることをうれしく思う。クリエイティブ・ディレクターとしてNYCアライアンスのチームと働くこと、またブランドのデザイン哲学を基盤としつつ、次章に向けてフレッシュな視点を加えることを楽しみにしている」と述べた。

同氏はまた、復帰を決断したことについて「変化がほしい、少し休みたい、と感じて3年前にブランドを離れた。しかし、NYCアライアンスが当時の仕事を評価して連絡してくれたことをとてもうれしく思ったし、何か新たなことを加えて再始動できるのではと興味を引かれた」と話した。なお、同氏はブランドを離れた際にパリに移住しているため、当面は必要に応じてニューヨークに行く形を取る。また、「カラス ミラノ」のクリエイティブも引き続き手掛けるという。

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デレク・ラムが「デレク ラム テンクロスビー」に復帰 3年前に離れた自身のブランドを再始動する理由とは

米アパレル会社NYCアライアンス(NYC ALLIANCE)は9月28日、傘下に持つ「デレク ラム テンクロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」のクリエイティブ・ディレクターとして、3年前にブランドを離れたデレク・ラム(Derek Lam)創業デザイナーが復帰することを発表した。同氏によるコレクションは2027年秋に披露する予定。

紆余曲折が続いた「デレク ラム」と「デレク ラム テンクロスビー」

ラム創業デザイナーは03年、パートナーのヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO、当時)と「デレク ラム(DEREK LAM)」をニューヨークで設立。11年にディフュージョンラインの「デレク ラム テンクロスビー」を立ち上げた。14年には、両ブランドの親会社デレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の少数株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム テンクロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。20年に米アパレル会社パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)が同社を買収。これに伴い、サンドブリッジ・キャピタルとシュロットマンCEOはそれぞれの持分を手放し、ラム創業デザイナーはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。しかし、同氏は23年にブランドを離れ、24年にイタリアのブランド「カラス ミラノ(CALLAS MILANO)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。26年4月、NYCアライアンスが「デレク ラム テンクロスビー」を買収した。

「デレク ラム」はロバート・ロドリゲスが続投

メーンブランドである「デレク ラム」は、引き続きPCCが保有している。25年11月にブランドの復活を発表し、クリエイティブ・ディレクターとしてロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)「ロバート ロドリゲス(ROBERT RODRIGUEZ)」創業デザイナーを任命した。今後も、同氏がクリエイティブを手掛ける。

「ブランド獲得当初から、デレクの復帰を視野に入れていた」

NYCアライアンスのウェン・フアン(Wen Huang)=ブランディング&マーケティング責任者は、「『デレク ラム テンクロスビー』を獲得した当初から、デレクの復帰を視野に入れたビジョンを描いていた。創業者以上に、ブランドのヘリテージやデザイン哲学を理解している人物はいないからだ。デレクのリーダーシップの下、オリジナルのDNAを尊重し、信頼性と真正性をもって、現在の消費者に合ったプロダクトを提供していく。彼とともにブランドの次章を構築していくことを楽しみにしている」と語った。

一度離れたブランドに復帰した理由は?

ラム創業デザイナーは、「『デレク ラム テンクロスビー』に復帰できることをうれしく思う。クリエイティブ・ディレクターとしてNYCアライアンスのチームと働くこと、またブランドのデザイン哲学を基盤としつつ、次章に向けてフレッシュな視点を加えることを楽しみにしている」と述べた。

同氏はまた、復帰を決断したことについて「変化がほしい、少し休みたい、と感じて3年前にブランドを離れた。しかし、NYCアライアンスが当時の仕事を評価して連絡してくれたことをとてもうれしく思ったし、何か新たなことを加えて再始動できるのではと興味を引かれた」と話した。なお、同氏はブランドを離れた際にパリに移住しているため、当面は必要に応じてニューヨークに行く形を取る。また、「カラス ミラノ」のクリエイティブも引き続き手掛けるという。

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パナソニック×SISI 1年でヘアケアブランド「ユナイト!」を生み出した“奇跡”のコラボの舞台裏

PROFILE: (右)中村正治/パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長 (左)澤田実加/SISI 代表取締役CEO

(右)中村正治/パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長<br />
(左)澤田実加/SISI 代表取締役CEO
PROFILE: (なかむら・まさはる)メンズシェーバーの設計からキャリアをスタートし、社内初となる3D開発を推進。社内ベンチャー制度を活用して新組織を立ち上げるなど、技術を起点に新たな価値創出に挑んできた。海外工場の総経理としてマネジメントを経験し、現在はビューティ・パーソナルケア事業部の責任者を務める。美容家電の枠を超え、化粧品も含めたトータルな美容体験の価値創出を推進している (さわだ・みか)岡山県出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。REVAMP(経営コンサルティング会社)を経て、MARS JAPAN LIMITED(外資系消費財メーカー)にてブランドマーケティングを担当。その後、スタートアップ・大企業のマーケティング戦略立案、TVCM開発、ブランド開発など複数のプロジェクトをリード。会社員時代にスキンケアブランドの立ち上げを経験し、「誰もが自分を大切にできる美容ブランドを作りたい」という思いから、2020年3月にSISIを設立 PHOTOS:NANAKO ARAIE

パナソニックと、スキンケアブランド「シシ(SISI)」などを展開するSISIが手を組み、ヘアケアブランド「ユナイト!(UNITE!)」を共同開発。シャンプー・トリートメント・ヘアミルクの3アイテムを、11月6日に発売する。SISIは2025年10月、パナソニックからの資金調達を実施し、協業に向けたパートナーシップを発表しており、その流れを受けた取り組みだ。美容家電の雄とスキンケアスタートアップという異色の組み合わせが、なぜヘアケアという新領域に挑んだのか。パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長の中村正治氏と、SISI代表の澤田実加氏に、出会いから商品完成までの1年間を振り返ってもらった。

WWD:コラボレーションに至った経緯は?

中村正治事業部長(以下、中村):私たちはパナソニックビューティとして、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容家電を通じてお客さまの髪や肌の悩みに向き合ってきました。単に家電を提供するのではなく、お客さま一人一人がなりたい美しさに前向きに、楽しく近づけるかにこだわってきました。次のステージとして、価値領域をもっと広げていきたいと考えたとき、家電の枠だけにとらわれず、化粧品も含めた一連のお客さまの所作の中で価値を届けることを模索していた。そこで澤田さんと出会ったのが始まりです。

澤田実加CEO(以下、澤田):当社への出資という形でご縁をいただきました。パナソニックさんはCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)をお持ちで、そちらからお声掛けいただいたんです。出資の検討を進めていく過程の中で協業の話も生まれ、何をやるかを議論しながら方向性を絞り、出資していただいたうえで一緒に事業開発を進めていきました。

WWD:出会ってからわずか1年での商品ローンチは異例のスピード。

澤田:大企業との協業はよくあるようで、実はローンチまで至らないこともあると聞いています。何をやるか決めないまま始まって、お金を投じたけれど結局何も発表しない、というケースも見てきました。でもパナソニックさんには、実はベンチャースピリットが溢れていて、皆さんが本当に前向きに「やっていこう」という気持ちを持っている方が多い。承認の段階は大変だったと思いますが、その姿勢があったから1年で実現できたんだと思います。

なぜヘアケアなのか。“トータル設計”という発想

WWD:SISIとのコラボであるなら、スキンケア領域という選択肢もあった中で、なぜヘアケアを第一弾に選んだ?

中村:私たちの美容家電の中で最も認知され、貢献できている柱は何かと言えば、やはり“ヘアードライヤー ナノケア”です。ドライヤーを単に乾かすための道具ではなく、髪をケアする時間に変えたいという思いで商品開発をしてきました。ただ、お客さまの視点で見ると、シャンプーで洗い、トリートメントで整え、ドライヤーで乾かして仕上げるという一連の所作がある。その全体をトータルで設計した商品がないよね、という問いが出発点でした。SISIさんと一緒に、その全体設計に挑んでみようということです。

澤田:当社はもともとスキンケアが強みで、ヘアケアはやりたいと思いながらも手を出しにくい領域でした。競争が激しく、他社と同じ戦い方では勝ち目がない。でも今回の取り組みは、乾かすデバイスを起点にして、そこから逆算してヘアケアを設計するというアプローチです。純粋なシャンプーのアプローチとは全然違う領域になるので、チャレンジしてみたいと思いました。また、“ヘアードライヤー ナノケア”の出荷台数はスキンケアデバイスよりもはるかに大きい。その主力事業の部分を一緒にやらせてもらえるというのは、本当にありがたいことでした。発想の根幹はスキンケアにあるので、そのエッセンスをヘアケアに持ち込む形で作っています。

エビデンスを主軸にすえたこだわり

WWD:激戦のヘアケア市場における後発組として、差別化した最大のポイントは?

澤田:市場調査として、日本に流通している主なシャンプーを“全て”と言っても過言ではないくらい買い集めて試しました。最近は価格帯も上がり、予算をかけられるようになり、質もどんどん良くなっている。その中で、他にない「ユナイト!」ならではの特徴は、“全体設計”でアプローチすること。だからこそ、処方設計の軸に“エビデンス”を置こうと決めました。“ヘアードライヤー ナノケア”とこのシャンプー・トリートメント・ヘアミルクを合わせて使うことで、髪にどういう効果が出るのか。そのエビデンスをしっかり時間をかけて取ることを最優先にしています。

WWD:成分や処方の具体的なこだわりは?

澤田:2つの特許技術を採用しています。1つは、ダメージの空洞部分にだけ選択的に補修効果をもたらす技術です。全体に補修してしまうと、使い続けているうちに成分が蓄積してしまう“ビルドアップ”という現象が起きて、髪が重くなったり褪色しやすくなったりする。それを防ぐために、傷んでいるところだけに必要な補修を施す設計にしています。もう1つが“ボンドケア”です。髪には4つの結合があり、ダメージを受けるとその結合が乱れてしまう。その結合を整えることで、使い続けることで髪が強くなり、質感が変わっていく。しかも、水素結合だけはヘアケア剤単体ではなかなか補修できない。ドライヤーの力が必要なんです。だからこそ、“ヘアードライヤー ナノケア”とシャンプー・トリートメント・ヘアミルクというアウトバスまでのトータルで使うことで、4大結合すべてに対応できる設計になっている。これが最もユニークな点だと思います。

WWD:香りにもこだわった。

澤田:脳波試験を行いました。世界中のラボで、香りが人間の脳や気持ちにどのような作用をするかを研究している機関があります。今回は海外の専門家を招いて脳波の測定を行い、“エナジャイジング”と“フレッシュネス”のスコアが高い香りを選んでいます。美容メディアの方にお話しすると「新しい」と言っていただける部分です。

彦根の工場から降りてきたインスピレーション

WWD:ブランド名「ユナイト!(UNITE!)」にはどういった意味が?

澤田:3つの意味があります。ボンドケアの「結びつく」、材とデバイスが「1つになる」、そして毎日新しく生まれ変わっている自分を「再構築する」。その3つを込めた名前です。実はこの名前の着想は、滋賀・彦根にあるパナソニックさんのナノイーデバイス製造工場を見学させていただいたときに生まれました。空気中から集めた水分に高電圧を加え、ナノサイズの微細な水粒子へとつくり変え、それが髪に水分を与えたりキューティクルを引き締めたりするという話を聞いて、「世の中のほとんどのものは実は原子と分子なんだ」というインスピレーションが湧いたんです。それをデザイナーに伝え続けていたら、ピクセルという概念、小さなものが集まって1つの形になるというモチーフからデザインが生まれました。ロゴの書体がピクセル的に見えるのもそのためです。

WWD:パッケージのピンクが印象的。

澤田:当社の最初の商品がピンクで、パナソニックさんにも象徴的なピンクのドライヤーがある。お互いの商品へのリスペクトを込めてピンクを選びました。機能も感じてほしいし、でも最終的には“アガるデザイン”であることが大事。その両方を取れる着地点として、このデザインになっています。

開発の現場。異なる文化が交わる苦労と成果

WWD:コラボの難しさは感じた?

澤田:化粧品と家電では、開発の流れが全然違います。いつまでに処方を固めないといけないかというスケジュール感が、お互いにとって「そうなの?」という驚きの連続でした。現場で一緒に動いてくれたメンバーには、本当に苦労をかけたと思います。

中村:我々のほうは専用モニターというか、ドライヤーで乾かした後の髪の手触り感を見るエンジニアがいて、その人たちに実際に使ってもらいました。きしみ感、洗っているときの指通り感など細かい評価項目ごとにスコアリングし、何十人分のデータを集計してフィードバックしました。滋賀にいる研究者がリードし、ラボでの評価試験もお願いしました。

澤田:そのフィードバックが非常に精緻で、最終的に取れたエビデンスのデータがめちゃくちゃきれいだったんです。シャンプー・トリートメントをして乾かすという工程での髪のデータがしっかり出て、“ヘアードライヤー ナノケア”との相性がいい剤系が開発できたと実感しています。

販路と今後。ドライヤーとシャンプーが並ぶ「業界初」の景色

WWD:販路は?

中村:ドライヤーとシャンプー・トリートメントをセットにしたバンドル品を、一部の量販店で販売する予定です。パナソニックとして、これは間違いなく初めての試みです。ただ、メインの販路はSISIさん側の顧客接点を活用していく形で考えています。

WWD:今後の展開は?

中村:今回はあくまでスタートだと思っています。ヘアケアにおけるトータル美髪ケアとは何かを、一連で設計し直すという試みを始めたにすぎません。スキンケア領域や、昨今関心が高まる男性美容など、まだまだやりたいことは多くあります。具体的に次が何かはお答えできませんが、この「ユナイト!」をしっかり世の中に送り出し、育てていきたい。それが今一番大切なことだと思っています。

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パナソニック×SISI 1年でヘアケアブランド「ユナイト!」を生み出した“奇跡”のコラボの舞台裏

PROFILE: (右)中村正治/パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長 (左)澤田実加/SISI 代表取締役CEO

(右)中村正治/パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長<br />
(左)澤田実加/SISI 代表取締役CEO
PROFILE: (なかむら・まさはる)メンズシェーバーの設計からキャリアをスタートし、社内初となる3D開発を推進。社内ベンチャー制度を活用して新組織を立ち上げるなど、技術を起点に新たな価値創出に挑んできた。海外工場の総経理としてマネジメントを経験し、現在はビューティ・パーソナルケア事業部の責任者を務める。美容家電の枠を超え、化粧品も含めたトータルな美容体験の価値創出を推進している (さわだ・みか)岡山県出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。REVAMP(経営コンサルティング会社)を経て、MARS JAPAN LIMITED(外資系消費財メーカー)にてブランドマーケティングを担当。その後、スタートアップ・大企業のマーケティング戦略立案、TVCM開発、ブランド開発など複数のプロジェクトをリード。会社員時代にスキンケアブランドの立ち上げを経験し、「誰もが自分を大切にできる美容ブランドを作りたい」という思いから、2020年3月にSISIを設立 PHOTOS:NANAKO ARAIE

パナソニックと、スキンケアブランド「シシ(SISI)」などを展開するSISIが手を組み、ヘアケアブランド「ユナイト!(UNITE!)」を共同開発。シャンプー・トリートメント・ヘアミルクの3アイテムを、11月6日に発売する。SISIは2025年10月、パナソニックからの資金調達を実施し、協業に向けたパートナーシップを発表しており、その流れを受けた取り組みだ。美容家電の雄とスキンケアスタートアップという異色の組み合わせが、なぜヘアケアという新領域に挑んだのか。パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長の中村正治氏と、SISI代表の澤田実加氏に、出会いから商品完成までの1年間を振り返ってもらった。

WWD:コラボレーションに至った経緯は?

中村正治事業部長(以下、中村):私たちはパナソニックビューティとして、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容家電を通じてお客さまの髪や肌の悩みに向き合ってきました。単に家電を提供するのではなく、お客さま一人一人がなりたい美しさに前向きに、楽しく近づけるかにこだわってきました。次のステージとして、価値領域をもっと広げていきたいと考えたとき、家電の枠だけにとらわれず、化粧品も含めた一連のお客さまの所作の中で価値を届けることを模索していた。そこで澤田さんと出会ったのが始まりです。

澤田実加CEO(以下、澤田):当社への出資という形でご縁をいただきました。パナソニックさんはCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)をお持ちで、そちらからお声掛けいただいたんです。出資の検討を進めていく過程の中で協業の話も生まれ、何をやるかを議論しながら方向性を絞り、出資していただいたうえで一緒に事業開発を進めていきました。

WWD:出会ってからわずか1年での商品ローンチは異例のスピード。

澤田:大企業との協業はよくあるようで、実はローンチまで至らないこともあると聞いています。何をやるか決めないまま始まって、お金を投じたけれど結局何も発表しない、というケースも見てきました。でもパナソニックさんには、実はベンチャースピリットが溢れていて、皆さんが本当に前向きに「やっていこう」という気持ちを持っている方が多い。承認の段階は大変だったと思いますが、その姿勢があったから1年で実現できたんだと思います。

なぜヘアケアなのか。“トータル設計”という発想

WWD:SISIとのコラボであるなら、スキンケア領域という選択肢もあった中で、なぜヘアケアを第一弾に選んだ?

中村:私たちの美容家電の中で最も認知され、貢献できている柱は何かと言えば、やはり“ヘアードライヤー ナノケア”です。ドライヤーを単に乾かすための道具ではなく、髪をケアする時間に変えたいという思いで商品開発をしてきました。ただ、お客さまの視点で見ると、シャンプーで洗い、トリートメントで整え、ドライヤーで乾かして仕上げるという一連の所作がある。その全体をトータルで設計した商品がないよね、という問いが出発点でした。SISIさんと一緒に、その全体設計に挑んでみようということです。

澤田:当社はもともとスキンケアが強みで、ヘアケアはやりたいと思いながらも手を出しにくい領域でした。競争が激しく、他社と同じ戦い方では勝ち目がない。でも今回の取り組みは、乾かすデバイスを起点にして、そこから逆算してヘアケアを設計するというアプローチです。純粋なシャンプーのアプローチとは全然違う領域になるので、チャレンジしてみたいと思いました。また、“ヘアードライヤー ナノケア”の出荷台数はスキンケアデバイスよりもはるかに大きい。その主力事業の部分を一緒にやらせてもらえるというのは、本当にありがたいことでした。発想の根幹はスキンケアにあるので、そのエッセンスをヘアケアに持ち込む形で作っています。

エビデンスを主軸にすえたこだわり

WWD:激戦のヘアケア市場における後発組として、差別化した最大のポイントは?

澤田:市場調査として、日本に流通している主なシャンプーを“全て”と言っても過言ではないくらい買い集めて試しました。最近は価格帯も上がり、予算をかけられるようになり、質もどんどん良くなっている。その中で、他にない「ユナイト!」ならではの特徴は、“全体設計”でアプローチすること。だからこそ、処方設計の軸に“エビデンス”を置こうと決めました。“ヘアードライヤー ナノケア”とこのシャンプー・トリートメント・ヘアミルクを合わせて使うことで、髪にどういう効果が出るのか。そのエビデンスをしっかり時間をかけて取ることを最優先にしています。

WWD:成分や処方の具体的なこだわりは?

澤田:2つの特許技術を採用しています。1つは、ダメージの空洞部分にだけ選択的に補修効果をもたらす技術です。全体に補修してしまうと、使い続けているうちに成分が蓄積してしまう“ビルドアップ”という現象が起きて、髪が重くなったり褪色しやすくなったりする。それを防ぐために、傷んでいるところだけに必要な補修を施す設計にしています。もう1つが“ボンドケア”です。髪には4つの結合があり、ダメージを受けるとその結合が乱れてしまう。その結合を整えることで、使い続けることで髪が強くなり、質感が変わっていく。しかも、水素結合だけはヘアケア剤単体ではなかなか補修できない。ドライヤーの力が必要なんです。だからこそ、“ヘアードライヤー ナノケア”とシャンプー・トリートメント・ヘアミルクというアウトバスまでのトータルで使うことで、4大結合すべてに対応できる設計になっている。これが最もユニークな点だと思います。

WWD:香りにもこだわった。

澤田:脳波試験を行いました。世界中のラボで、香りが人間の脳や気持ちにどのような作用をするかを研究している機関があります。今回は海外の専門家を招いて脳波の測定を行い、“エナジャイジング”と“フレッシュネス”のスコアが高い香りを選んでいます。美容メディアの方にお話しすると「新しい」と言っていただける部分です。

彦根の工場から降りてきたインスピレーション

WWD:ブランド名「ユナイト!(UNITE!)」にはどういった意味が?

澤田:3つの意味があります。ボンドケアの「結びつく」、材とデバイスが「1つになる」、そして毎日新しく生まれ変わっている自分を「再構築する」。その3つを込めた名前です。実はこの名前の着想は、滋賀・彦根にあるパナソニックさんのナノイーデバイス製造工場を見学させていただいたときに生まれました。空気中から集めた水分に高電圧を加え、ナノサイズの微細な水粒子へとつくり変え、それが髪に水分を与えたりキューティクルを引き締めたりするという話を聞いて、「世の中のほとんどのものは実は原子と分子なんだ」というインスピレーションが湧いたんです。それをデザイナーに伝え続けていたら、ピクセルという概念、小さなものが集まって1つの形になるというモチーフからデザインが生まれました。ロゴの書体がピクセル的に見えるのもそのためです。

WWD:パッケージのピンクが印象的。

澤田:当社の最初の商品がピンクで、パナソニックさんにも象徴的なピンクのドライヤーがある。お互いの商品へのリスペクトを込めてピンクを選びました。機能も感じてほしいし、でも最終的には“アガるデザイン”であることが大事。その両方を取れる着地点として、このデザインになっています。

開発の現場。異なる文化が交わる苦労と成果

WWD:コラボの難しさは感じた?

澤田:化粧品と家電では、開発の流れが全然違います。いつまでに処方を固めないといけないかというスケジュール感が、お互いにとって「そうなの?」という驚きの連続でした。現場で一緒に動いてくれたメンバーには、本当に苦労をかけたと思います。

中村:我々のほうは専用モニターというか、ドライヤーで乾かした後の髪の手触り感を見るエンジニアがいて、その人たちに実際に使ってもらいました。きしみ感、洗っているときの指通り感など細かい評価項目ごとにスコアリングし、何十人分のデータを集計してフィードバックしました。滋賀にいる研究者がリードし、ラボでの評価試験もお願いしました。

澤田:そのフィードバックが非常に精緻で、最終的に取れたエビデンスのデータがめちゃくちゃきれいだったんです。シャンプー・トリートメントをして乾かすという工程での髪のデータがしっかり出て、“ヘアードライヤー ナノケア”との相性がいい剤系が開発できたと実感しています。

販路と今後。ドライヤーとシャンプーが並ぶ「業界初」の景色

WWD:販路は?

中村:ドライヤーとシャンプー・トリートメントをセットにしたバンドル品を、一部の量販店で販売する予定です。パナソニックとして、これは間違いなく初めての試みです。ただ、メインの販路はSISIさん側の顧客接点を活用していく形で考えています。

WWD:今後の展開は?

中村:今回はあくまでスタートだと思っています。ヘアケアにおけるトータル美髪ケアとは何かを、一連で設計し直すという試みを始めたにすぎません。スキンケア領域や、昨今関心が高まる男性美容など、まだまだやりたいことは多くあります。具体的に次が何かはお答えできませんが、この「ユナイト!」をしっかり世の中に送り出し、育てていきたい。それが今一番大切なことだと思っています。

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YKKがインド南部に新工場 チェンナイ近郊に225億円を投資

YKKがインド南部に初めて工場を構える。YKKインド社は9月25日、タミル・ナドゥ州チェンナイ近郊のオリジンズ・チェンナイ工業団地で、新工場の安全祈願祭を執り行った。YKKインドの出口仁社長ら関係者約40人が出席した。

同社の設立は1995年9月。新工場はインドで3拠点目。これまでの生産は北部ハリアナ州の2工場で行っていた。新工場の土地面積は14万9936㎡、建屋面積は7万4658㎡で、投資額は土地と建屋、機械装置などを含め1億5000万ドル(約225億円)。建屋の完成は2028年2月を予定する。

YKKは6月に、インドを世界有数の繊維・衣料品の生産国と位置づけ、内需と加工輸出の両市場に応える最新鋭工場とする方針を示していた。

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YKKがインド南部に新工場 チェンナイ近郊に225億円を投資

YKKがインド南部に初めて工場を構える。YKKインド社は9月25日、タミル・ナドゥ州チェンナイ近郊のオリジンズ・チェンナイ工業団地で、新工場の安全祈願祭を執り行った。YKKインドの出口仁社長ら関係者約40人が出席した。

同社の設立は1995年9月。新工場はインドで3拠点目。これまでの生産は北部ハリアナ州の2工場で行っていた。新工場の土地面積は14万9936㎡、建屋面積は7万4658㎡で、投資額は土地と建屋、機械装置などを含め1億5000万ドル(約225億円)。建屋の完成は2028年2月を予定する。

YKKは6月に、インドを世界有数の繊維・衣料品の生産国と位置づけ、内需と加工輸出の両市場に応える最新鋭工場とする方針を示していた。

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【スナップ】ロンドンには今も社交界が存在する! リチャード クイン会場前を舞踏会に変えた現代貴族たちの絢爛たるドレスアップ

「リチャード クイン(RICHARD QUINN)」は9月19日(現地時間)、2027年春夏コレクションをロンドンで発表した。若手デザイナー発掘の地として知られるロンドンだが、同ブランドはロンドン社交界の栄光を現代に蘇らせるビスポーククチュールとして、唯一無二の存在感を放つ。会場周辺に足を踏み入れると、そこには「ロンドンには今も、選ばれし者たちの社交界が確実に存在する」と確信させる、圧倒的にドラマチックな光景が広がっていた。

ゲストの装いでは、シグネチャーである大胆なフラワープリントが健在だが、伝統的なクチュールの技巧へと傾倒するムードも色濃い。立体的な花の装飾や大ぶりのリボンでより華やかに着飾るスタイルが目を引いた。中でも印象的だったのは、白と黒に徹したカラーパレット。色を削ぎ落とすことで、緻密なカッティングや構築的なシルエット、手作業による装飾が一層際立つ。鮮やかな花柄からストイックなモノトーンまで、ドラマチックな装いをためらわないゲストたちが、ロンドンの街角を非日常の華やぎで満たしていた。

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「ジミー チュウ」30周年特別号 サンドラ・チョイが語るブランドの現在地とこれから

「WWDJAPAN」は、2026年に創業30周年を迎える「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の特別号を9月29日に発行しました。本号では、サンドラ・チョイ(Sandra Choi)「ジミー チュウ」クリエイティブ・ディレクターへのインタビューを中心に、ブランドを象徴するシューズやバッグを厳選した「ザ・ワードローブ コレクション(The Wardrobe Collection)」を全8ページで紹介しています。

1996年にロンドンで創業した「ジミー チュウ」は、シューズを起点にバッグやメンズへとカテゴリーを拡大し、現在は世界200以上のブティックを展開するラグジュアリーブランドへと成長しました。26年にはサンドラがOBE(大英帝国勲章オフィサー)を受章したほか、BFC主催のザ・ファッションアワードで特別功労賞にも選出されています。

インタビューでは、この30年を振り返り「これまで成し遂げてきたことに大きな誇りを感じている」と語るサンドラ。ブランドが女性たちに届けてきたものとして「グラマー、自信、高揚感」を挙げ、「ふさわしい一足を履いた瞬間、人は立ち姿も、歩き方も、自信までも変わる」と話します。女性がシューズに求めるものについても、「この30年でよかった変化の一つは、選択の自由」と、多様な自己表現を歓迎する思いを語りました。紙面では、このような思いを反映したコレクションを、“SIGNATURE”“TIMELESS”“INSTINCTIVE”“EFFORTLESS”という4つの視点からブランドを象徴するシューズやバッグを紹介しています。

30年にわたるブランドの歩みと、サンドラが見つめる「これから」を知ることができる1冊です。

※特別号は送料のみで入手可能


【2026年秋コスメ】「オペラ」の“シアーマットリップスティック”に限定色シナモンブラウンが登場

「オペラ(OPERA)」は9月30日、しっとり透けるマットリップ“シアーマットリップスティック”から、2026年秋の限定色“106 シナモンブラウン”(1980円)を発売する。

“シアーマットリップスティック”は、すりガラスのような質感の保護膜で唇を包み、指でぼかしたようにふわりと色づくマットリップ。艶とマットの中間の絶妙なテクスチャーで、絶妙なヌードリップをかなえる。限定色の“シナモンブラウン”は、温もりのある血色感をひとさじ加えた深みのあるブラウンに、透けふわヌード質感を掛け合わせた粘膜ブラウンカラーだ。全国のバラエティーストアと、イミュ公式オンラインストアで取り扱う。

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「トミー ヒルフィガー」2027年春夏はNYの歴史的ホテル「ザ・プラザ」で発表 自由な着こなしで紡ぐアメリカン・プレッピーの新章

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、ニューヨーク・ファッション・ウイーク初日の9月10日(現地時間)、2027年春夏コレクションを発表した。会場となったのは、ニューヨークを象徴する歴史的ホテルの一つ「ザ・プラザ(The Plaza)」だ。

これまでもニューヨーカーの自由な着こなしからインスピレーションを得てきたトミー・ヒルフィガー=プリンシパル・デザイナーは、「グランド・セントラル・オイスター・バー」やブルックリン・ブリッジを望むイーストリバーの船上など、街を象徴する場所をコレクションの舞台にしてきた。中でも「ザ・プラザ」は、トミー自身がかつて家族とペントハウスで暮らした思い出深い場所でもある。ブランド設立から40年以上を経た今シーズン、いわば自身の“ホーム”ともいえる場所に戻り、アメリカン・プレッピーの原点を改めて見つめ直した。

荘厳なホテルに流れる生演奏、
邸宅に招かれるようなおもてなし

ショーの舞台となったのは、ホテルを象徴する「パームコート」と「テラス・ルーム」だ。ウェルカムシャンパンとクラシックの生演奏で迎える演出は、まるでトミー自身がゲストを自邸へ招き入れるような“おもてなし”にも感じられた。

「40年間、私はニューヨーカーがクラシックなものを自分らしく着こなす姿からインスピレーションを得てきた」とヒルフィガー。ファッション、音楽、スポーツなど異なるカルチャーを背景に持つ人々が行き交うザ・プラザは、まさにそんなニューヨークの多様性を映し出す場所でもある。

プレッピーのアイコンを“再編集”する

今季は、40年以上にわたるブランドの歴史を振り返りながら、「トミー ヒルフィガー」らしいプレッピーを、より洗練された現代のワードローブへと再解釈したシーズンだ。ブランドを象徴するクラシックなコードはそのままに、シルエットや素材、スタイリングによって今の空気を吹き込んだ。

ファーストルックを飾ったジジ・ハディッドは、ゆったりとしたワイドパンツを軸にリラックスしたプロポーションを披露。ほかにも腰位置を低く設定したパンツやオーバーサイズのラガーシャツなど、身体からほどよく離れるシルエットが目立ち、端正なプレッピースタイルに肩の力を抜いたムードを加えた。また、サテン調の光沢素材や透け感のあるシアー素材を随所に取り入れることで、春夏らしい軽やかさを演出。異なる柄を重ねたり、大胆なカラーブロッキングを取り入れたりと、スタイリングにもこれまで以上に自由な感覚が表れていた。

ブランドが長年培ってきたプレッピーのアイコンも、今季らしくアップデートされた。ラガーシャツやオックスフォードシャツ、タータンチェック、ポロシャツ、チノパンツ、ローファーといったおなじみの要素を、単に復刻するのではなく“再編集”している。サイズ感や丈、色、素材を大胆に変え、襟を立てたり、ホットパンツと合わせたりと、クラシックなアイテムをあえて崩して着ることで新鮮さを生み出した。90年代を思わせるスケートシューズや、レザーに置き換えたプールスライドも、新旧を自由にミックスする今季のムードを後押しする。

ファッションや音楽、スポーツ界の超一流ゲストたち
自由な着こなしで会場を彩る

伝統的なプレッピーのルールにとらわれず、それぞれが自分らしく組み合わせ、着崩していく。その自由さは、多様なカルチャーや価値観が共存するニューヨークの街、そして既存のスタイルの境界にとらわれない現代の着こなしとも重なる。

それは客席にも表れていた。フロントロウには、俳優の中島裕翔、モデルのケイト・モス、歌手のカミラ・カベロ、BLACKPINKのジスらが集結。さらに、今年53年ぶりにNBA王者に輝きニューヨーク中を沸かせたニューヨーク・ニックスから、主力選手のジョシュ・ハート、カール=アンソニー・タウンズ、マイルズ・マクブライドが来場した。活躍する分野も世代も異なる面々が、それぞれの解釈でフォールコレクションを身にまとい、自由な着こなしで会場を彩った。

ショー終了後には、サプライズゲストのポップアーティスト、スレイターがパフォーマンスを行った。レッドのシャツにクロップドショーツ、ブラックのニーハイブーツを合わせたスタイリングで、エネルギッシュなポップアンセム「Dance」を披露。そのパフォーマンスは、常に時代のトップアーティストと共にカルチャーをけん引し、人々を魅力し続けてきた「トミー ヒルフィガー」というブランドの姿勢を象徴するものだった。

「ザ・プラザは私たちの遊び場だ」
インスピレーションの原点から紡ぐ新章

「ザ・プラザは私たちの遊び場。『トミー』のアイコンが、今の時代に向けてリミックスされ、洗練される場所だ」とトミーは語る。家族と暮らした年月のなかで、このホテルが持つ歴史と熱気、そして行き交う人々の並外れた多様性は、彼にとって絶え間ないインスピレーションの源だった。今季はその記憶を、“クラシック・アメリカン・クール”の新たな章としてページを紡いだシーズンでもある。クラシックを軸にしながら、時代の空気を柔軟に取り入れていくーー設立から40年以上を経てもなお、「トミー ヒルフィガー」のプレッピーが新鮮に映る理由を示すコレクションとなった。
TEXT:REIKO SUGA
問い合わせ先
トミー ヒルフィガー カスタマーサービス
0120-266-484

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「セフォラ」が欧州で“静かな買い物時間”導入 照明や音を抑え感覚刺激に配慮

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の仏発ビューティ専門店「セフォラ(SEPHORA)」は、ニューロダイバーシティ(脳や神経の特性の違いを多様性として捉える考え方)や、感覚刺激に敏感な顧客に配慮した取り組み「クワイエット・アワー」を欧州で本格導入した。8市場32店舗での試験導入を経て展開を拡大する。店内の照明や音量などを抑え、より落ち着いた環境で買い物できる時間帯を設けるもので、同社によるとグローバルのビューティ小売りとして初の取り組みだという。

同プログラムの開発にあたり、「セフォラ」はニューロダイバージェントや感覚刺激に敏感な顧客から直接意見を収集した。インクルーシブデザインなどを手掛けるオープン・インクルージョン(OPEN INCLUSION)のクリスティン・ヘンフィル(Christine Hemphill)創業者兼マネージング・ディレクターは、「彼らの体験が『クワイエット・アワー』の開発につながり、多くの人にとって、より利用しやすく快適な環境をつくることができた」と説明。「幅広い視点に耳を傾けることで、『セフォラ』のような顧客志向のブランドが、あらゆる消費者のニーズを考慮した空間やサービス体験を設計できることを示す好例だ。これが小売りの未来だ」と述べた。

「自分のペースで買い物」、幅広いニーズに対応

デボラ・イェ(Deborah Yeh)=セフォラ グローバル最高マーケティング責任者は、「『クワイエット・アワー』では穏やかな環境を提供し、顧客が歓迎されていると感じながら、自分のペースで買い物をし、気に入った商品を見つけて購入できるようにする」とコメント。「従業員や顧客、コミュニティーにとって、より受け入れられていると感じられる環境をつくるための意義ある一歩だ。一方で、私たちにはまだ学び、取り組むべきことが多くある。今後もコミュニティーの声に耳を傾け、共に学び、成長していきたい」と続けた。

カトリーヌ・スピンドラー(Catherine Spindler)=セフォラ 欧州・中東地域プレジデントは、「照明から音量まで店内環境を丁寧に調整することで、ニューロダイバージェントのコミュニティーだけでなく、より落ち着いた環境での買い物を好む全ての顧客の具体的なニーズに応える。誰にとっても利用しやすく快適な店舗を目指す、私たちの継続的な取り組みを反映したものだ」と語った。

90%が「よりインクルーシブ」と回答

「セフォラ」によると、試験導入ではニューロダイバージェントの買い物客の大半が、「クワイエット・アワー」によって店内での体験が大きく改善したと回答した。また、全顧客の90%が、この取り組みによって「セフォラ」が誰にとってもよりインクルーシブで、歓迎されていると感じられる場所になったと答えたという。ビューティアドバイザーからも好意的な反応が寄せられた。

コンサルティング会社パーパスフル・フューチャーズ(PURPOSEFUL FUTURES)のクロエ・マタル(Chloe Matharu)=インクルージョン&インパクト戦略コンサルタントは、「世界のニューロダイバージェントのビューティファンのニーズに応えることから始まった取り組みが、実店舗の環境に困難を感じる多くの人にとって、小売り体験そのものを見直す機会へと広がった」と説明。「グローバルのビューティ小売りとして初めて『クワイエット・アワー』を導入することで、『セフォラ』は業界に新たな基準を示している。誰もが利用しやすい環境を目指すことが、小売りに大きな変化をもたらすイノベーションにつながることを示している」と述べた。

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「セフォラ」が欧州で“静かな買い物時間”導入 照明や音を抑え感覚刺激に配慮

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の仏発ビューティ専門店「セフォラ(SEPHORA)」は、ニューロダイバーシティ(脳や神経の特性の違いを多様性として捉える考え方)や、感覚刺激に敏感な顧客に配慮した取り組み「クワイエット・アワー」を欧州で本格導入した。8市場32店舗での試験導入を経て展開を拡大する。店内の照明や音量などを抑え、より落ち着いた環境で買い物できる時間帯を設けるもので、同社によるとグローバルのビューティ小売りとして初の取り組みだという。

同プログラムの開発にあたり、「セフォラ」はニューロダイバージェントや感覚刺激に敏感な顧客から直接意見を収集した。インクルーシブデザインなどを手掛けるオープン・インクルージョン(OPEN INCLUSION)のクリスティン・ヘンフィル(Christine Hemphill)創業者兼マネージング・ディレクターは、「彼らの体験が『クワイエット・アワー』の開発につながり、多くの人にとって、より利用しやすく快適な環境をつくることができた」と説明。「幅広い視点に耳を傾けることで、『セフォラ』のような顧客志向のブランドが、あらゆる消費者のニーズを考慮した空間やサービス体験を設計できることを示す好例だ。これが小売りの未来だ」と述べた。

「自分のペースで買い物」、幅広いニーズに対応

デボラ・イェ(Deborah Yeh)=セフォラ グローバル最高マーケティング責任者は、「『クワイエット・アワー』では穏やかな環境を提供し、顧客が歓迎されていると感じながら、自分のペースで買い物をし、気に入った商品を見つけて購入できるようにする」とコメント。「従業員や顧客、コミュニティーにとって、より受け入れられていると感じられる環境をつくるための意義ある一歩だ。一方で、私たちにはまだ学び、取り組むべきことが多くある。今後もコミュニティーの声に耳を傾け、共に学び、成長していきたい」と続けた。

カトリーヌ・スピンドラー(Catherine Spindler)=セフォラ 欧州・中東地域プレジデントは、「照明から音量まで店内環境を丁寧に調整することで、ニューロダイバージェントのコミュニティーだけでなく、より落ち着いた環境での買い物を好む全ての顧客の具体的なニーズに応える。誰にとっても利用しやすく快適な店舗を目指す、私たちの継続的な取り組みを反映したものだ」と語った。

90%が「よりインクルーシブ」と回答

「セフォラ」によると、試験導入ではニューロダイバージェントの買い物客の大半が、「クワイエット・アワー」によって店内での体験が大きく改善したと回答した。また、全顧客の90%が、この取り組みによって「セフォラ」が誰にとってもよりインクルーシブで、歓迎されていると感じられる場所になったと答えたという。ビューティアドバイザーからも好意的な反応が寄せられた。

コンサルティング会社パーパスフル・フューチャーズ(PURPOSEFUL FUTURES)のクロエ・マタル(Chloe Matharu)=インクルージョン&インパクト戦略コンサルタントは、「世界のニューロダイバージェントのビューティファンのニーズに応えることから始まった取り組みが、実店舗の環境に困難を感じる多くの人にとって、小売り体験そのものを見直す機会へと広がった」と説明。「グローバルのビューティ小売りとして初めて『クワイエット・アワー』を導入することで、『セフォラ』は業界に新たな基準を示している。誰もが利用しやすい環境を目指すことが、小売りに大きな変化をもたらすイノベーションにつながることを示している」と述べた。

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ビームスの「SSZ」が「ダブルタップス」と5年ぶりにコラボ “日本の古き良きビジネスマン”着想の全7型

ビームスのサーフ&スケート部門のバイヤーを務める加藤忠幸が手掛けるブランド「エス エス ズィー(SSZ)」は10月3日、西山徹が手掛ける「ダブルタップス(WTAPS)」との2度目となるコラボレーションコレクションを発売する。ビームス 原宿および「ダブルタップス」フラッグシップショップのダブルタップス(W_ラボ)、ダブルタップス(W_ラボ)キョウト、「ダブルタップス」公式オンラインストア、「フッズ(HOODS)」各店舗で取り扱う。

両ブランドのコラボレーションは、2021年に「ダブルタップス」の25周年と「エス エス ズィー」の5周年という節目のタイミングで始まった。今回は、「ダブルタップス」の30周年および「エス エス ズィー」の10周年という双方の次なるアニバーサリーを記念し、5年ぶりに再びタッグを組む。

自分らしさを引き立てるトータルコーディネートを提案

本コレクションは、“日本の古き良きビジネスマン”のムードをリファレンスした全7型を展開する。Yシャツをベースにしたシルエットのオールドのチェックシャツや、ストレートに落ちるボトムスのラインなど、ノスタルジックなルックを完成させるアパレルをラインアップ。ギャザーローファー、クリップベルトといった単体でアクセントになる小物も、ボトムスにトップスをタックインするシルエットによって、どこかレトロながらもフォーマルとカジュアルの境目を行き来する自由さを体現する。

ラインアップは、オンオフともに着用できる清涼感のある白シャツ(2万7500円)とチェック柄のシャツ(3万800円)をはじめ、タフで上品なトラウザーズ(3万6300円)を用意する。さらに、どこか懐かしいホールドシステムを採用したベルト(1万6500円)、スマートな着用感に独特のフォームが特徴の革靴(4万9500円)、身幅と丈感のバランスを追求したポケットTシャツ(1万6500円)、スタイルにアクセントを加える大判のバンダナ(4400円)をそろえる。サイズはウエアが01〜04、ローファーがUS6〜9、ベルトが02、03を展開する。

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東京発「PCKL」がプロ・ピックルボール選手の三好健太&吉冨愛子と契約 日本人初のPPAプロ夫妻をサポート

東京発のピックルボール・ライフスタイルブランド「PCKL(ピーシーケーエル)」を展開するPCKL studioは、プロ・ピックルボール選手の三好健太、吉冨愛子とマネジメント契約を締結した。2人は今年、世界最高峰のプロツアーPPAと、日本人夫妻として初めてプロ契約を結び、アジアと米国を転戦している。「PCKL」は今後、2人の競技活動を支えるとともに、スポンサーシップ、メディア、イベント、プロダクトを横断したマネジメントを担う。

「PCKL」は、ピックルボールを通して新しいカルチャーを創造することを掲げ、アパレルや空間デザイン、イベントを軸に、ピックルボールを1つのライフスタイルとして東京から発信してきた。世界の頂点を目指しながら、競技の楽しさや自分らしくプレーする自由を体現する三好と吉冨の姿勢が、同ブランドの目指す方向性と重なったことから、今回の契約に至った。

日本人夫妻として初めてPPAとプロ契約

三好は2025年のPPAツアー オーストラリア ニュージーランドオープン男子シングルスで優勝し、PPA部門で日本人初の金メダルを獲得。吉冨は26年にPPAと日本人女性として初めてプロ契約し、MLPにも日本人女性として初めて選出された。8月24日付の“ワールド ピックボール ランキング”では、夫妻そろって日本人1位を記録している。

スタイリストとしても活躍する有本祐輔PCKL studio代表取締役は、「『PCKL』は、ピックルボールを通して新しいカルチャーを創造するために生まれたブランドです。三好選手と吉冨選手は、世界の頂点を目指しながら、この競技の楽しさと、自分らしくプレーする自由を誰よりも体現している2人です」とコメント。今後は、2人が世界のツアーに集中できる環境を整えるとともに、国内外からパートナーを募り、アパレルやプロダクトの共同開発、イベントやクリニック、映像・コンテンツ制作など、ピックルボールを起点とした新たな協業を提案していく。

三好は「ピックルボールを、子どもたちが『かっこいい』『自分もやってみたい』と思えるスポーツにしたい。そして、この競技で世界を目指すことが、1つの夢になる未来をつくりたいと思っています。初めて『PCKL』を見たとき、純粋に『かっこいい』と感じました。競技としての強さだけでなく、ファッションやライフスタイルも含めて、ピックルボールそのものをかっこいいカルチャーにしていく。その未来を、『PCKL』と一緒につくっていきたいと強く思い、今回の契約に至りました」とコメントした。

吉冨は「世界の大会で感じる、ピックルボールの自由で楽しい空気が大好きです。プレーもファッションも、自分らしさを表現している選手が多いことも、私がこのスポーツに惹かれる理由の1つ。私自身も、ピックルボールをしているときに『これが自分らしい』と感じることができました。テニスから転向し、世界一を目指しながら、ピックルボールで取り戻した自分らしさと、好きなものを自由に表現する楽しさを、たくさんの人に届けたい。『PCKL』と一緒に、日本の日常にピックルボールがある景色を描いていきたいと思います」とコメントした。

>PCKL studio公式サイト

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家族と共に透明性のあるメード・イン・イタリーを追求する「ロレーナ アントニアッツィ」 季節に縛られない“ノーシーズン”に本腰

有名ラグジュアリーブランドのニット製品も生産するイタリアのシュテルネ インターナショナル(STERNE INTERNATIONAL)のウィメンズウエアブランド「ロレーナ アントニアッツィ(LORENA ANTONIAZZI)」は、ファミリーの絆を大切にしながら、30年以上ニットウエアを中心とした質の高いモノ作りに取り組み続けている。もともとデザイナーのロレーナ・アントニアッツィ(Lorena Antoniazzi)と夫のジャンルカ・ミラバッシ(Luca Mirabassi)最高経営責任者(CEO)が1993年に立ち上げた同ブランドは、ドイツ市場向けに作った30着のニットからスタート。ドイツで成功を収めた後、パリでの展示会でも評判を呼び、販路を世界へと広げた。ビジネスが拡大した現在は、2人の息子も家業に従事。長男のアンドレア(Andrea)はミラノを拠点に最高商務責任者(CCO)として営業やマーケティングを総括し、次男のニコラ(Nicola)はペルージャをベースに最高執行責任者(COO)として生産を監督している。また、ミラバッシCEOは社員のことも家族のメンバーと考え、働きやすい環境づくりや若い職人の育成にも力を入れている。

「ロレーナ アントニアッツィ」では現在、自社工場で職人の手仕事とテクノロジーを組み合わせて生み出すニットを核に据えつつ、布帛製品も含めたトータルコレクションを提案している。その特徴は100%メード・イン・イタリーへのこだわり、そしてトレーサブル(追跡可能)であることだ。2013年に特許を取得したシステムを活用し、専用のQRコードで各製品の生産工程をたどることができるようになっている。

そんなブランドのモノ作りへの姿勢を発展させたのが、時代や季節という枠を超えて長く受け継がれていく製品を生み出すことを目指すプロジェクト“ノーシーズン”だ。25年に「サステナビリティ」と「リサーチ」を柱にローンチした同プロジェクトでは、GOTSなどの認証を受けた素材とサプライチェーンを生かした持続可能な生産方法を採用。コットンやカシミア、シルクなどを用いたニットウエアを中心に、季節を問わず人生のあらゆる瞬間を彩るワードローブを提案している。ウールン商会がインポーターを務める日本では、“ノーシーズン”のコンセプトを広めるため、10月7〜13日の阪急うめだ本店を皮切りに大阪高島屋、藤崎、帝国ホテル東京、札幌三越でイベントを開催予定だ。

今回「WWDJAPAN」では、イタリア・ウンブリア州のペルージャにある本社と工場を訪問。ミラバッシCEOに、イタリアでのモノ作りへのこだわりや“ノーシーズン“誕生の背景から業界の現状への考え、今後の展望までを聞いた。

30年以上貫くモノ作りの哲学

WWD:創業から30年以上が経つが、服作りにおいて大切にしていることは?

ジャンルカ・ミラバッシ=シュテルネ インターナショナルCEO(以下、ミラバッシ):創業当初から私たちは他のブランドを参考にするのではなく、自分たちの感性を大切にしてきた。だからこそ市場にあるものとは少し違うニットを提案できたのではないかと考えている。服作りにおいて、まず大切なのは高い品質だ。そして着心地が良く、仕事などの日常生活でも着やすいものであること。さらに、その服を着ることで女性が自分自身を美しいと感じられるものでなくてはならない。現在の市場には似通った商品があふれていて、ファストファッションの登場によって、その傾向はさらに加速したのではないかと感じている。その中でも私たちの哲学は変わらず、流行を追いかけるのではなく、自分たちが本当に作りたいものを生み出すことに取り組み続けている。

WWD:ブランドの核であるニットにおける強みは?

ミラバッシ:人気があるのは、オリジナルのブランド糸を組み合わせて生み出す特別なニットだ。例えば、「ロレーナ(LORENA)」と名付けたニットはカリアッジ(CARIAGGI、イタリア高級紡績メーカー)が製造したウール、シルク、カシミアを組み合わせた糸を用いたもの。そのため、カシミアだけを使う場合と比べて価格を抑えることができる一方で、肌触りはとても良い。品質の高い商品を適切な価格で提供することも大切だと考えている。

WWD:シーズンごとのコレクションとは別に提案する“ノーシーズン”生まれた背景とその特徴は?

ミラバッシ:2024年からサステナビリティに関する取り組みをさらに進め、自分たちだけでなく一緒に仕事をしている企業も含めて、生産体制を見直している。その取り組みから生まれたのが、糸から最終製品に至るまで、サステナビリティに関する認証を重視した“ノーシーズン”だ。通常のシーズンコレクションとは異なる考え方で制作し、年間約8カ月間着用できるアイテムを年1回発表している。また毎回全く異なる素材を使うのではなく、同じ素材を継続して使用していくことにより素材自体の無駄をなくし、セールも行わない。まだ始まったばかりのプロジェクトではあるが、今後のコレクションの在り方はここにあると思う。

100%イタリア製を支える透明性と職人技

WWD:「ロレーナ アントニアッツィ」では独自のシステムによって100%イタリア製であることを明確に示しているが、ファッションの世界で「メード・イン・イタリー」という言葉が濫用されているように感じる。その信頼性が揺らぎ、生産背景について議論が起こっている現状をどのように見ているか?

ミラバッシ:イタリアのファッション業界は今、大きな危機に直面している。イタリアだけの話ではないが、価格は非常に高くなっている一方、品質が伴っていない製品も多い。メード・イン・イタリーに関して言うと、現在の制度では2割の工程がイタリアであれば「メード・イン・イタリー」と名乗ることができてしまう。しかし、海外でほとんど生産した製品を輸入し、ラベル付けやアイロンがけなどの最終工程だけをイタリア国内で行うことは、本当の意味でのイタリア製ではない。実際に手に取り、使ってもらえれば、その差は分かるだろう。また、今の若い世代はインターネットを通じてさまざまな情報を得ている。商品の生産背景についても理解するようになっていて、単に「メード・イン・イタリー」と記されているだけでは、その価値を認めなくなっているのではないだろうか。

WWD:モノ作りの現場では高齢化が進み、技術の継承も課題になっている。職人の育成にも取り組んでいるというが、具体的にはどのようなことを行っているのか?

ミラバッシ:多くのイタリア企業が生産拠点を海外に移す中で、熟練の職人が引退してしまうと、その技術を受け継ぐ次の世代がいなくなってしまう問題が起きた。一方、私は以前からこうした状況になることを懸念していたため、13年から若い世代を育成するための取り組みとしてニットウエアのコースを始め、地元の技術高校などに出向いて学生たちに仕事について話すとともに、その親にも職人という仕事の価値を伝えることに努めてきた。親としては子どもに大学を卒業してほしいと考えることも多く、職人という道を理解してもらうのは簡単ではなかった。しかし、ここで働き始めた若者たちが自身の経験を友人に伝えることで、徐々にその輪が広がっている。そんな若者たちは、私の誇りでもある。そして私は社員を家族のメンバーだととらえていて、工場の中を歩きながら困っていることがないかを聞き、常に何か改善できることはないかを考えている。働く場所は、楽しく仕事ができる環境でなくてはならないというのが、私の哲学だ。

目指すのは実店舗を軸にした販路拡大

WWD:ビジネスが拡大する中、ブランドにとって重要な市場は?

ミラバッシ:現在は21カ国に製品を輸出しているが、この5年ほどで市場は大きく変化した。私たちにとって重要な市場は広がっているが、特に韓国や台湾、中国を含むアジアは大きく成長している。また近年、中東にも進出した。一方で、戦争や政治情勢の変化によって市場の動きにブレーキがかかるなど、先行きを予測しにくい状況でもあると思う。以前からビジネスを行ってきた市場である日本についても、変化の時期を迎えているように感じる。ビッグブランドは路面店を増やしている一方で、私たちのような中規模のブランドには、それとは異なる新しいビジネスモデルが必要になるだろう。時間はかかるかもしれないが、日本のパートナーであるウールン商会と今後の展開について話し合いながら広げていきたい。

WWD:今後、グローバル市場でブランドをさらに確立していく上での戦略や展望は?

ミラバッシ:私たちは実店舗の存在を大切にしている。というのも、製品そのものだけではなく、それを理解し本当に愛してくれる人が、お客さまに価値を伝えることが重要だからだ。今後は直営店を増やすことに加え、フランチャイズやショップ・イン・ショップなどを通して拡大していくことを目指している。

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