ユニクロが“映画のチカラ”で難民の声を世界へ。支援した「難民映画基金」支援5作品が国際映画祭で世界初上映

オランダ・ロッテルダムで開かれた第55回ロッテルダム国際映画祭において、難民の映画作家による短編映画5作品が、「難民映画基金(Displacement Film Fund、以下DFF)」の支援のもとワールドプレミア上映された。映画という表現手段を通じて、避難や亡命という経験を当事者の視点から描いた作品群は、国際映画祭の場で大きな注目を集めている。

「DFF」は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使を務めるケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)と、ロッテルダム国際映画祭内のヒューバート・バルス(Hubert Bals)基金が共同で創設した基金。避難を余儀なくされた映画制作者、または避難民としての経験を描いてきた実績のある映画制作者の活動を支援・助成することを目的に設立された。創設パートナーには、オランダの文化支援財団ドローム・エン・ダード(Droom en Daad)や難民支援NGOのアマホロ連合(Amahoro Coalition)の他に、20年以上にわたって難民支援に取り組んできたユニクロ(UNIQLO)も参画。創設パートナーは10万ユーロ(約1850万円)を寄付し、同基金は難民の背景を持つ5人の映画制作者に対し、短編映画制作費として1人当たり10万ユーロを助成した。

短編映画助成制度のパイロットプログラムとして、昨年1月のロッテルダム国際映画祭で構想が発表された「DFF」は、わずか1年で支援作品のワールドプレミア上映に至った。5人の映画作家とともに記者会見に登壇したブランシェットは、「これほど早いスピードで実現したことは、私にとって驚きであると同時に、大きな希望でもある。避難を強いられている状況では、絶望している暇はない。上映までの実現の早さは、緊急性に強く共鳴し、『DFF』を支援してくれた人々の愛情と献身の結晶」だと述べ、創設パートナーや関係者への感謝を強調。加えて、「DFF」の支援の意義と展望については、「母国から離れるよう強いられた人々の経験は、驚きに満ち、生命力があり、希望にあふれ、勇気に満ちた物語がある。UNHCRと10年以上にわたり活動するなかで、私が出会ってきた難民や避難民の人たちは、計り知れない希望を与えてくれた。そんな彼らの声を増幅させ、観客に届ける方法を見つけることを誓い『DFF』を立ち上げた。物語を語るという行為そのものが、人と人、そして自分自身の外にある経験をつなぐものだから。次に必要なのは勇気ある配給者」とした上で、本年度も支援プログラムの第2弾を実施することを発表した。創設パートナーのユニクロも、10万ユーロの寄付を継続することを表明している。

難民支援といえば、これまでは人道支援や生活支援、雇用創出などが中心とされてきたが、映画という芸術表現の領域で、当事者による語りを国際的な文化プラットフォームへと届ける取り組みは極めて異例であり、先駆的な試みといえる。加えて「DFF」の支援プログラムでは、テーマや表現方法に制約を設けておらず、物語の構築はすべて映画作家に委ねられている。その結果、上映された5作品はいずれも“難民”という一つの枠組みや固定化されたイメージに押し込められることなく、多層的で新たな視点を観客にもたらしていた。

多層的で新たな視点をもたらす
5つの“難民”映画とは?

例えば、アフガニスタン出身のシャフルバヌ・サダト(Shahrbanoo Sadat)による「Super Afghan Gym」は、アフガニスタン・カブール中心部にあるジムを舞台に、世代の異なる女性たちが雑談を交わしながらエクササイズに励む様子を映し出す。一見すると穏やかで平和な日常風景を切り取った作品だが、その背後には、女性は外出を制限され、自由に身体を動かせる時間や場所さえも極めて限られている現実が浮かび上がる。一日のうち女性がジムを利用できるたった一時間に、夫への不満や体型の悩み、日々の暮らしについて語り合う彼女たちの姿は、抑圧された状況下においても続いていく連帯やユーモアを映し出す。同じく女性を主人公としたウクライナ出身マリナ・エル・ゴルバチ(Maryna Er Gorbach)による「Rotation」では、市民生活から兵役へと日常が一変した若いウクライナ女性が、トラウマや新たな現実と向き合うために体験する催眠療法の儀式が描かれる。戦争という非常事態のなかで揺らぐ個人の内面に焦点を当て、身体と記憶、精神の関係性を掘り下げていく作品だ。一方、感情そのものを主題として掘り下げていく点では、イラン出身モハマド・ラスロフ(Mohammad Rasoulof)の作品「Sense of Water」が際立つ。イランからドイツへ亡命した現実のなかで母国語から切り離された作家が、異国の言語を通して愛や怒り、悲しみといった感情を再発見していく過程を描き、言葉と感情、記憶の結びつきを内省的に描いている。これらとは対照的に、感情を顔に出さない寡黙な男性を主人公に据えたソマリア出身モ・ハラウェ(Mo Harawe)の「Whispers of a Burning Scent」は、観る者の視点によって解釈や結論が大きく揺れ動く作品だろう。35歳の男性が75歳の女性と恋に落ちるという設定を軸に、裁きや忠誠心、内に抱えた罪悪感が交錯するなかで、彼の心の内は明確には語られない。5作品の中で唯一のドキュメンタリー作品となったのが、シリア出身ハサン・カッタン(Hassan Kattan)による「Allies in Exile」。14年にわたり戦争と制作の時間を共にしてきた友人とともにイギリスの亡命希望者施設での生活を記録する本作は、目を覆いたくなるようなシリアでの爆撃の映像と、亡命先で延々と続く待機や書類手続きに追われる日常とを対比させる。5作品を通して浮かび上がるのは、難民という立場や国籍を越えて共有される、表現することと生きることの切実な関係性だ。記者会見に登壇した5人の映画作家はいずれも、映画制作そのものがトラウマや喪失と向き合うための癒やしのプロセスであり、自らの存在と生きる尊厳を取り戻す行為であると語った。

第55回ロッテルダム国際映画祭の会期中、1月30日(現地時間)に行われたワールドプレミア上映には、「DFF」に携わるファーストリテイリングの柳井康治取締役も出席した。柳井取締役は、23年のカンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞した、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督作「パーフェクト・デイズ(PERFECT DAYS)」のプロデューサーを務めた人物でもある。「DFF」を通じて難民の映画作家たちと交流を深めてきた柳井取締役は、印象的なエピソードを語ってくれた。「ハラウェ氏は、作品を観た友人から『全然面白くない』と言われたこともあるそう。ラブストーリーとして受け取る人もいれば、コメディとして観る人もいる。彼の身近な人でさえ、解釈が大きく分かれるという話がとても興味深かった。また、サダト氏の作品では、どの国にもありそうな主婦たちの井戸端会議が繰り広げられ、僕らと何も変わらない日常の風景に見える。一方で、難民という立場ゆえに非常に制限された生活を送っている現実という、その両方を感じられる作品だった。どの作品も映画作家それぞれのパーソナリティが色濃く反映されていて、同じ難民という背景を持ちながらも、作品のトーンも視点もまったく違う。それこそが、今回の5作品の面白さであり、映画という表現の力だと思う」。

柳井取締役は、映画は
「計り知れない、感じるメディア」

難民支援に注力するユニクロだが、「DFF」に投資する今回の取り組みには、従来の支援の枠組みを拡張し、文化や表現を通じて社会と向き合おうとする明確な意志がある。柳井取締役は個別取材に対し、「支援を受けた5人の映画作家が、作品を発表することだけが目的ではない。彼らの物語を起点に、国や文化を越えて広がり、観る者一人ひとりの想像力や感情に働きかけていく。その循環こそが『DFF』が目指す支援の本質であり、ユニクロの思想にも深く共鳴する」と語った。さらに「映画は感情や感覚に働きかけ、難民という問題に“感じる”形で触れる機会をつくるメディア。教育支援や職業訓練といった直接的な難民支援と異なるのは、数値化や即時的な成果では測れない、エモーショナルな側面での連鎖的な影響こそが可能性である点。作品を通じて、一人でも多くの人が何かを感じ取ることができれば、その広がりは計り知れない。そうした考えのもと、他の難民支援の取り組みと同様に『DFF』への支援も継続していきたい」と語った。映画という表現を通じたこの試みは、難民支援の新たな可能性を示すと同時に、企業が社会問題とどう向き合うかという問いを投げかけている。ロッテルダムで始まったこれらの物語が、今後どのように世界へと広がっていくのか?その行方を引き続き注視したい。

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1位は、【スナップ】XG、2度目のワールドツアー「THE CORE」横浜初日 XG愛あふれる“ALPHAZ”の個性派スタイル|週間アクセスランキング TOP10(2月5日〜11日)

1位は、【スナップ】XG、2度目のワールドツアー「THE CORE」横浜初日 XG愛あふれる“ALPHAZ”の個性派スタイル|週間アクセスランキング TOP10(2月5日〜11日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月5日(木)〜2月11日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
【スナップ】XG、2度目のワールドツアー「THE CORE」横浜初日 XG愛あふれる“ALPHAZ”の個性派スタイル

02月06日公開 / 文・戸松 沙紀

 HIPHOP/R&B アーティストグループのXGは2月6日、Kアリーナ横浜での日本公演を皮切りに、2度目のワールドツアー「XG WORLD TOUR: THE CORE」をスタートした。2025年5月に開催した初のワールドツアーでのスナップ企画に続き、今回も横浜初日公演に駆けつけたファン“アルファズ(ALPHAZ)”をキャッチ。XGへの愛をファッションに落とし込んだ、個性あふれる“アルファズ”たちのリアルなスタイルをお届けする。

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- 2位 -
革靴が苦戦 「リーガル」が希望退職者を募集、製造子会社を清算へ

02月09日公開 / 文・林 芳樹

 靴のリーガルコーポレーション(千葉県浦安市、青野元一社長)は9日、業績不振を受けて構造改革を実施すると発表した。希望退職者を50人程度募るとともに、生産子会社チヨダシューズの操業を停止する。主力である革製のビジネスシューズの市場縮小に歯止めがかからないため、抜本的なリストラが必要と判断した。

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- 3位 -
2026年グラミー賞にレディー・ガガ、ヘイリー・ビーバー、テヤナ・テイラーらが集結 米「WWD」によるベスト&ワーストドレッサーは?

02月06日公開 / 文・米国版WWD

 第68回グラミー賞が、2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。会場には、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)、チャペル・ローン(Chappell Roan )、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish )ら多くのセレブリティーが集結した。

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- 4位 -
「フェティコ」2026-27年秋冬コレクション

02月10日公開 / 文・米国版WWD

 「フェティコ(FETICO)」が2026-27年秋冬コレクションを発表した。

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- 5位 -
「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン」の2026年春夏コレクションは軽やかに遊ぶカレッジスタイル

02月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」と協業した「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン」を2月27日から順次販売する。Tラインアップは、メンズ15型、ウィメンズ14型、グッズを3アイテム展開する。フルラインアップは、「ユニクロ」78店舗およびオンラインストアで取り扱い、一部商品を国内全店舗で展開する。

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- 6位 -
「RRL」と「ビームス プラス」がコラボ “Tバック”など大戦期のディティールを再現したジャケット&デニムを発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 ラルフ ローレンの「ダブル アール エル(RRL)」は2月7日、「ビームスプラス(BEAMS PLUS)」とのコラボアイテム2型を発売する。ビームスプラス原宿をはじめとする一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

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- 7位 -
「アニエスベー」×「ネイバーフッド」コラボ第2弾発売 映画「レザボア・ドッグス」から着想を得た4型

02月09日公開 / 文・WWD STAFF

 「アニエスベー(AGNES B.)」は2月13日、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」とのコラボレーションコレクション第2弾を発売する。今回はクエンティン・タランティーノが脚本・監督を務めた1992年の映画「レザボア・ドッグス」の劇中で登場人物たちが着用していたスーツから着想を得たアイテム4型を展開する。

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- 8位 -
XGのCOCONAが「グッチ」のブランドアンバサダーに就任

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「グッチ(GUCCI)」は、HIPHOP/R&B アーティストグループXGのCOCONA(ココナ)をブランドアンバサダーに起用した。同氏は、今後さまざまなイベントや取り組みに参加する。

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- 9位 -
【スナップ】Koki,、内田理央、f5veらが来場 「インティミッシミ」が青山の新店舗でオープニングレセプションを開催

02月09日公開 / 文・WWD STAFF

 イタリア発のランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」は2月4日、東京・青山店のオープンを記念し、オープニングレセプションを開催した。当日は、ローカルアンバサダーのKoki,をはじめ、内田理央、f5veらのゲストが来場した。

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- 10位 -
ミラノ冬季五輪の各国ユニホーム&開会式衣装が集結 大会直前イベントで選手がファッションショー

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 国際オリンピック委員会(IOC)はミラノ・コルティナ冬季五輪の直前イベントとして、ミラノにある公式ホスピタリティー会場のクラブハウス26で冬季オリンピックファッションショーケースを行った。同イベントでは各国の競技用ウエアや開会式衣装などをまとい、選手たちがランウエイを歩く姿を披露。ブレラ美術アカデミーファッションデザイン修士課程の学生たちによる特別限定コレクションも紹介し、ファッションの街・ミラノらしい直前イベントで会場を盛り上げた。大会は2月6日(現地時間)から22日まで実施。開会式は日本時間の7日未明にスタートする。

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- 1位 -
【スナップ】XG、2度目のワールドツアー「THE CORE」横浜初日 XG愛あふれる“ALPHAZ”の個性派スタイル

02月06日公開 / 文・戸松 沙紀

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革靴が苦戦 「リーガル」が希望退職者を募集、製造子会社を清算へ

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- 3位 -
2026年グラミー賞にレディー・ガガ、ヘイリー・ビーバー、テヤナ・テイラーらが集結 米「WWD」によるベスト&ワーストドレッサーは?

02月06日公開 / 文・米国版WWD

 第68回グラミー賞が、2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。会場には、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)、チャペル・ローン(Chappell Roan )、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish )ら多くのセレブリティーが集結した。

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- 4位 -
「フェティコ」2026-27年秋冬コレクション

02月10日公開 / 文・米国版WWD

 「フェティコ(FETICO)」が2026-27年秋冬コレクションを発表した。

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「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン」の2026年春夏コレクションは軽やかに遊ぶカレッジスタイル

02月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」と協業した「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン」を2月27日から順次販売する。Tラインアップは、メンズ15型、ウィメンズ14型、グッズを3アイテム展開する。フルラインアップは、「ユニクロ」78店舗およびオンラインストアで取り扱い、一部商品を国内全店舗で展開する。

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「RRL」と「ビームス プラス」がコラボ “Tバック”など大戦期のディティールを再現したジャケット&デニムを発売

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- 7位 -
「アニエスベー」×「ネイバーフッド」コラボ第2弾発売 映画「レザボア・ドッグス」から着想を得た4型

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 「アニエスベー(AGNES B.)」は2月13日、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」とのコラボレーションコレクション第2弾を発売する。今回はクエンティン・タランティーノが脚本・監督を務めた1992年の映画「レザボア・ドッグス」の劇中で登場人物たちが着用していたスーツから着想を得たアイテム4型を展開する。

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- 8位 -
XGのCOCONAが「グッチ」のブランドアンバサダーに就任

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「グッチ(GUCCI)」は、HIPHOP/R&B アーティストグループXGのCOCONA(ココナ)をブランドアンバサダーに起用した。同氏は、今後さまざまなイベントや取り組みに参加する。

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- 9位 -
【スナップ】Koki,、内田理央、f5veらが来場 「インティミッシミ」が青山の新店舗でオープニングレセプションを開催

02月09日公開 / 文・WWD STAFF

 イタリア発のランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」は2月4日、東京・青山店のオープンを記念し、オープニングレセプションを開催した。当日は、ローカルアンバサダーのKoki,をはじめ、内田理央、f5veらのゲストが来場した。

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- 10位 -
ミラノ冬季五輪の各国ユニホーム&開会式衣装が集結 大会直前イベントで選手がファッションショー

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 国際オリンピック委員会(IOC)はミラノ・コルティナ冬季五輪の直前イベントとして、ミラノにある公式ホスピタリティー会場のクラブハウス26で冬季オリンピックファッションショーケースを行った。同イベントでは各国の競技用ウエアや開会式衣装などをまとい、選手たちがランウエイを歩く姿を披露。ブレラ美術アカデミーファッションデザイン修士課程の学生たちによる特別限定コレクションも紹介し、ファッションの街・ミラノらしい直前イベントで会場を盛り上げた。大会は2月6日(現地時間)から22日まで実施。開会式は日本時間の7日未明にスタートする。

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ワコールHD9~12月期は減収増益 米中市場が苦戦、国内は「CW-X」や「ごこち」が伸長

ワコールホールディングス(HD)の2025年9~12月期(第3四半期)連結決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比2.4%減の1303億4400万円、営業利益が同104%増の226億7300万円、純利益が同51.1%増%の137億9100万円だった。主力市場でインナーウエア販売が伸び悩み不採算事業を一部売却した結果減収、営業利益は、新京都ビルなどの固定資産売却金(185億7600円)が寄与した。

国内ワコールの売上高は、同0.4%減の684億7200万円、営業利益は固定資産売却益の計上が寄与し、同134.6%増の216億5900万円だった。実店舗の閉店や来店客数の減少が見られた一方で、EC事業が自社・他社共に堅調に推移。コンディショニングウエアの「シーダブリューエックス(CW-X)」をはじめ、高額ラインの「サルート(SALUTE)」、ノンワイヤーブラ中心の「ゴコチ(GOCOCI)」、シンクロブラトップがヒットした「ウイング(WING)」は前年同期を上回った。一方で、直営店中心に展開する「アンフィ(AMPHI)」や販売会社のウンナナクールやランジェノエルは低調に推移した。

海外ワコールは、売上高が前年同期並み500億400万円、営業利益は同79.3%減の3億2700万円だった。米ワコールは、百貨店の不調や大手取引先の閉店影響があり苦戦したが、自社ECはプラットフォームの刷新が奏功し売上高が前年同期を上回った。欧州ワコールは、2024年に買収したブラビッシモ・グループの売上高が寄与した。一方で、25年6月物に流倉庫で発生した火災により停止していた自社ECの出荷を9月に再開したが、在庫不足など機会損失が見られた。 中国ワコールは、店舗のイメージ刷新やタレントを起用した販促を実施したものの、実店舗、EC共に厳しい状況だった。

ピーチ・ジョンの売上高は、同7%増の83億9900万円、営業利益は同513%増の1億4100万円。新規顧客獲得に注力した結果、EC中心に全てのチャネルで伸長。定番のベストセラーに加え、タレントを起用した“リボンモチーフブラ”やナイトウエアなども堅調に売り上げを伸ばした。

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ワコールHD9~12月期は減収増益 米中市場が苦戦、国内は「CW-X」や「ごこち」が伸長

ワコールホールディングス(HD)の2025年9~12月期(第3四半期)連結決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比2.4%減の1303億4400万円、営業利益が同104%増の226億7300万円、純利益が同51.1%増%の137億9100万円だった。主力市場でインナーウエア販売が伸び悩み不採算事業を一部売却した結果減収、営業利益は、新京都ビルなどの固定資産売却金(185億7600円)が寄与した。

国内ワコールの売上高は、同0.4%減の684億7200万円、営業利益は固定資産売却益の計上が寄与し、同134.6%増の216億5900万円だった。実店舗の閉店や来店客数の減少が見られた一方で、EC事業が自社・他社共に堅調に推移。コンディショニングウエアの「シーダブリューエックス(CW-X)」をはじめ、高額ラインの「サルート(SALUTE)」、ノンワイヤーブラ中心の「ゴコチ(GOCOCI)」、シンクロブラトップがヒットした「ウイング(WING)」は前年同期を上回った。一方で、直営店中心に展開する「アンフィ(AMPHI)」や販売会社のウンナナクールやランジェノエルは低調に推移した。

海外ワコールは、売上高が前年同期並み500億400万円、営業利益は同79.3%減の3億2700万円だった。米ワコールは、百貨店の不調や大手取引先の閉店影響があり苦戦したが、自社ECはプラットフォームの刷新が奏功し売上高が前年同期を上回った。欧州ワコールは、2024年に買収したブラビッシモ・グループの売上高が寄与した。一方で、25年6月物に流倉庫で発生した火災により停止していた自社ECの出荷を9月に再開したが、在庫不足など機会損失が見られた。 中国ワコールは、店舗のイメージ刷新やタレントを起用した販促を実施したものの、実店舗、EC共に厳しい状況だった。

ピーチ・ジョンの売上高は、同7%増の83億9900万円、営業利益は同513%増の1億4100万円。新規顧客獲得に注力した結果、EC中心に全てのチャネルで伸長。定番のベストセラーに加え、タレントを起用した“リボンモチーフブラ”やナイトウエアなども堅調に売り上げを伸ばした。

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「ルルレモン」京都店がオープン 地元のラン文化にも着目しコミュニティー戦略を深化

ルルレモンジャパンはこのほど、京都バル3階に京都初の直営店「ルルレモン京都BALストア」をオープンした。関西では4店舗目、日本では13店舗目の出店となる。約340平方メートルの開放的な売り場はウィメンズとメンズに分かれ、ヨガ、トレーニング、ランニング、アクセサリーのカテゴリー別にフルラインを展開。グローバルで展開する新ストアデザインを日本で初めて採用し、京都店独自のコンセプトメッセージ「Kyoto. Pause to Feel.」を掲げる。

レジ背面にも掲げたコンセプトメッセージは、ブランドのタグライン「Made to Feel」を基に、京都という街が持つ静けさや穏やかな時間の流れから着想を得たもの。「忙しい日常の中で一度立ち止まり、自身の呼吸や身体感覚に向き合う」という思いが込められているという。店舗を通じて商品販売のみならず、マインドフルな時間を体験できる場として機能させる。

店舗デザインも京都らしさを意識した。丸みを帯びた什器や空間の緩やかな切り替えが軽やかなリズムを生み、来店客がリラックスして回遊できる環境を作り出した。店舗の奥には、日本初導入となる「コミュニティボード」を設置。これは昨年、韓国・江南とニューヨーク・ソーホーの店舗に導入された仕組みで、店舗周辺のヨガスタジオやフィットネスジム、ランニングルート、カフェなどの情報を視覚的に紹介し、イベント告知も書き込む。京都出身のヨガインストラクター「RYOCO」さんがアンバサダーとして参画。地域のウェルネスネットワークを可視化する役割を担う。

同社は、スタッフが周辺スタジオやジムのプログラムを体験しながら関係を築く独自のコミュニティー形成を重視する。「京都店でも開業数カ月前からスタジオ訪問やコミュニティー参加を進めており、今後はランニングやトレーニングなど領域横断型のネットワークづくりを目指す」と広報担当者。特に京都は鴨川沿いのランニング文化が根付いており、同社はヨガ中心だったブランドイメージを広げる重要市場と位置付ける。

メンズ市場の拡大も京都店の重要テーマだ。ルルレモンは女性向けブランドのイメージが強いが、同店ではメンズ商品を視認性の高い場所に配置。男性客に対してもスタッフとの対話を重視することでコミュニティー参加への誘導につなげている。

イベント施策では、大阪の店舗で培った実績を京都にも応用する。大阪ではフィットネス競技イベント「HYROX」開催時に合わせたランニング企画やランニンググループと連動したイベントを展開。京都店でもイベント開催を計画しており、内容はコミュニティーボードを通じて発信していく予定だ。

ルルレモンは2017年に日本上陸。これまで東京を中心に出店を重ね、関西では大阪3店舗を展開してきたが、今回の京都進出は同社が掲げるコミュニティー戦略をさらに深化させる象徴的な取り組みとなる。

ルルレモン京都BALストアは、京都バルが2025年秋に打ち出したアクティブウエア強化策の一環として誘致された。京都バルには、ロンハーマンやトゥモローランドなど人気ショップが集結。「街場の装いは提案できているが、フィットネスや健康志向が高まる中でアクティブシーンを表現する選択肢が足りなかった」と、中澤ホールディングス取締役執行役員営業本部店舗開発部の山本健太氏は振り返る。

そこで、ルルレモンのほか、フランス発のアウトドアブランド「サロモン」と日本発アウトドアブランド「アンドワンダー」をそろえるアクティブウェアのフロアを新設。いずれのブランドも機能性とファッション性を兼ね備えたブランドで、シーンごとに装いを変えたいという生活者ニーズの受け皿として対応する。アクティブウェアフロアの新設で来店動機を増やし、既存フロアとの相互送客を狙う考えだ。

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「ルルレモン」京都店がオープン 地元のラン文化にも着目しコミュニティー戦略を深化

ルルレモンジャパンはこのほど、京都バル3階に京都初の直営店「ルルレモン京都BALストア」をオープンした。関西では4店舗目、日本では13店舗目の出店となる。約340平方メートルの開放的な売り場はウィメンズとメンズに分かれ、ヨガ、トレーニング、ランニング、アクセサリーのカテゴリー別にフルラインを展開。グローバルで展開する新ストアデザインを日本で初めて採用し、京都店独自のコンセプトメッセージ「Kyoto. Pause to Feel.」を掲げる。

レジ背面にも掲げたコンセプトメッセージは、ブランドのタグライン「Made to Feel」を基に、京都という街が持つ静けさや穏やかな時間の流れから着想を得たもの。「忙しい日常の中で一度立ち止まり、自身の呼吸や身体感覚に向き合う」という思いが込められているという。店舗を通じて商品販売のみならず、マインドフルな時間を体験できる場として機能させる。

店舗デザインも京都らしさを意識した。丸みを帯びた什器や空間の緩やかな切り替えが軽やかなリズムを生み、来店客がリラックスして回遊できる環境を作り出した。店舗の奥には、日本初導入となる「コミュニティボード」を設置。これは昨年、韓国・江南とニューヨーク・ソーホーの店舗に導入された仕組みで、店舗周辺のヨガスタジオやフィットネスジム、ランニングルート、カフェなどの情報を視覚的に紹介し、イベント告知も書き込む。京都出身のヨガインストラクター「RYOCO」さんがアンバサダーとして参画。地域のウェルネスネットワークを可視化する役割を担う。

同社は、スタッフが周辺スタジオやジムのプログラムを体験しながら関係を築く独自のコミュニティー形成を重視する。「京都店でも開業数カ月前からスタジオ訪問やコミュニティー参加を進めており、今後はランニングやトレーニングなど領域横断型のネットワークづくりを目指す」と広報担当者。特に京都は鴨川沿いのランニング文化が根付いており、同社はヨガ中心だったブランドイメージを広げる重要市場と位置付ける。

メンズ市場の拡大も京都店の重要テーマだ。ルルレモンは女性向けブランドのイメージが強いが、同店ではメンズ商品を視認性の高い場所に配置。男性客に対してもスタッフとの対話を重視することでコミュニティー参加への誘導につなげている。

イベント施策では、大阪の店舗で培った実績を京都にも応用する。大阪ではフィットネス競技イベント「HYROX」開催時に合わせたランニング企画やランニンググループと連動したイベントを展開。京都店でもイベント開催を計画しており、内容はコミュニティーボードを通じて発信していく予定だ。

ルルレモンは2017年に日本上陸。これまで東京を中心に出店を重ね、関西では大阪3店舗を展開してきたが、今回の京都進出は同社が掲げるコミュニティー戦略をさらに深化させる象徴的な取り組みとなる。

ルルレモン京都BALストアは、京都バルが2025年秋に打ち出したアクティブウエア強化策の一環として誘致された。京都バルには、ロンハーマンやトゥモローランドなど人気ショップが集結。「街場の装いは提案できているが、フィットネスや健康志向が高まる中でアクティブシーンを表現する選択肢が足りなかった」と、中澤ホールディングス取締役執行役員営業本部店舗開発部の山本健太氏は振り返る。

そこで、ルルレモンのほか、フランス発のアウトドアブランド「サロモン」と日本発アウトドアブランド「アンドワンダー」をそろえるアクティブウェアのフロアを新設。いずれのブランドも機能性とファッション性を兼ね備えたブランドで、シーンごとに装いを変えたいという生活者ニーズの受け皿として対応する。アクティブウェアフロアの新設で来店動機を増やし、既存フロアとの相互送客を狙う考えだ。

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UKポスト・パンクの新星、ハートワームスが初来日で語る「音楽遍歴」と「ゴシックの美学」

父親側にアフガニスタン/パキスタン系、母親側にデンマーク/中国系のルーツをもち、10代の頃から路上演奏を行い、生計を立てていたというロンドン出身のアーティスト、ジョジョ・オーム(Jojo Orme)のソロプロジェクト、ハートワームス(HEARTWORMS)。アート系の大学進学をへて現在の原型となるバンドを結成後、ロンドンのブリクストンにある名門ヴェニュー「The Windmill」でライブを重ねる中で頭角を現した彼女は、ブラック・ミディやブラック・カントリー・ニュー・ロードらに続く「英国ポスト・パンクの新星」として位置付けられる存在といっていい。そして、セイント・ヴィンセントやザ・キルズのサポート・アクトを務めるなど活動の場を広げ、シーンの後見人的なプロデューサーであるダン・キャリーのプロデュースのもと、デビュー・アルバムとなる「Glutton for Punishment」を2025年2月にリリースした。

ポスト・パンクの緊張感とゴシック・ロックの陰鬱さを基調に、ダンス・パンクやエレクトロニックの要素を融合し、フォーキーな音色やクラシック音楽のモチーフも取り込んだサウンドは、ミニマリズムとビルドアップの対比が生み出すジャンル横断的かつオペラティックな高揚感が魅力。さらに、孤独や恋愛の執着といったパーソナルな記憶と歴史的/社会的なメタファーを重ね合わせた歌詞のテーマと相まって、「ディストピア的」と彼女が表現する感情の表出がカタルシスをもたらし鮮烈な印象を残すものだ。

加えて、ハートワームスといえば目を引くのが、アルバム・ジャケットからMVに至るまでモノクロームで統一されたアートワークと、ジョジョいわく「Gothic , Military , Fairy」と定義するビンテージ・ライクなルック。パティ・スミスやオスカー・ワイルドといったアイコンからインシピレーションを得たビジュアル・イメージとその美学がサウンドと相乗効果を生み出し、ハートワームスという“アート”全体を形づくっている。

「“色”は音楽の中にあるし、感情の中にあるから」――そう語る彼女に話を聞いたのは、初来日となるジャパン・ツアーの初日公演が行われた25年12月1日、川崎クラブチッタ。開演前の楽屋で、自身の音楽観や審美眼をめぐるエピソードを語ってもらった。

小島秀夫との関係性


——インスタグラムに、ゲームクリエイターの小島秀夫さんとのツーショットをアップされていましたね。

ジョジョ・オーム(以下、ジョジョ):東京のスタジオにも連れて行ってもらいました。といっても仕事ではなく、友人同士として一緒に時間を過ごしただけなんですけど、それがとても心地よくて、楽しかったです。

彼とはインスタグラムでつながったんです。向こうが私をフォローしてくれて、音楽を気に入ってくれたのがきっかけでした。そもそも、私が今の契約に至ったのも、ダン・キャリーにインスタグラムで見つけてもらったことが始まりで。インスタグラムは、ハートワームスというプロジェクトにとって“エネルギー源”みたいな存在なんです。MVを撮ってくれているギルバート・トレホ(※俳優ダニー・トレホの息子)と知り合ったのもインスタグラムでした。

——ジョジョさんから見て、小島さんの印象は?

ジョジョ:たぶん、私たちは音楽の趣味が似ているんだと思います。どちらも黒が好きで、ちょっと変わったタイプというところも共通していて。そういう感覚の近さがあって、自然と仲良くなっていきました。

——他に東京の街をまわる時間はありましたか。

ジョジョ:いろいろ見てまわりました。でも、時差ボケがかなりひどくて……。行きたかったビンテージ・ショップはまだ巡れてないんですけど、それでも渋谷には行ったし、スクランブル交差点も2回渡りました(笑)。

それと私、足がとても小さいんです。「ユニクロ」の靴下が好きなんですが、イギリスではサイズが大きすぎて合わなくて。日本ではサイズがぴったりだったので、靴下は大量に買って帰りました(笑)。

——2025年は飛躍の年になりましたが、振り返っていかがですか。

ジョジョ:正直、「2025年」という感覚がほとんどなくて。全部がぼんやりしている感じなんです。覚えているのは、その時々に起きた出来事だけで、それが今年だったのか、去年だったのか、あるいは一昨年だったのかも曖昧で。

ただ、一つだけはっきりしているのは、2025年にアルバムをリリースしたということ。そもそも、自分がアルバムを書けるなんて思ってもいなかったし、それを実際に書いて、完成させて、世に出したわけで……ああ、そうだった! グラストンベリーのステージは本当に素晴らしくて、ショーもセットもすごくよかった。他にもいろいろあったはずなんですけど……今は、そのあとに何をしてきたのかを思い出そうとしているところです(笑)。

デビュー・アルバムへの想い

——デビュー・アルバムの「Glutton for Punishment」がリリースされて少し時間が経ちましたが、今のジョジョさんの中ではどんな手応えや実感がありますか。

ジョジョ:あのアルバムが好きかと聞かれると、実は、あまり好きじゃないんです(笑)。たぶん、何度も何度も演奏しすぎたからだと思う。私は、同じことを繰り返しすぎると続けられなくなってしまうタイプで。だから今は、新しい曲を書いて、先に進むことがすごく楽しみなんです。

でも同時に、あのアルバムをつくった“過去の自分”には、すごく誇りを感じています。あの作品があったからこそ、日本にも来られたし、いろんな場所に辿り着くことができた。だから当時の自分には、「よくやったね」って肩をたたいてあげたい気持ちです。

——印象的なアルバム・タイトル(「Glutton for Punishment」、嫌なことや厳しいことをあえて好んでやる人」を意味する英語の慣用句)ですが、制作過程はどのような経験になりましたか。

ジョジョ:私はもともと、過去を振り返る癖があって、それ自体が自分の精神にとって、ある種の“罰”のように感じられることがあるんです。自分でも少しマゾヒスティックだなと思うことがあるんですけど。人との出会いや経験について話すのは、どうしても言葉にするのが難しくて……ただ、当時の私は本当にかなり暗い状態にいました。すみません、軽々しく話したくなくて、どう表現すべきか考えながら話しています。

このアルバムは、かなり短い時間で書き上げたんです。もともとあった曲は2曲だけで、残りは「すぐにアルバムを書いてほしい」とレーベルに言われて、部屋にこもって一気に仕上げました。それはある意味、自分に課した“罰”のようでもあって、同時に“discipline(自己鍛錬)”でもありました。当時はいろいろなことを抱えていて、私自身も、周りの人たちも落ち着かない状態で。外に出て過ごすことも多かったと思います。ただ……ごめんなさい、これ以上詳しく話すのは難しいです。この質問には、ここまでしかきちんと答えられそうにありません。

影響を受けた音楽は?

——では、アルバムのサウンド面——多様な影響源を窺わせるハートワームスのエクレクティックな音楽性の成り立ちについて教えてください。

ジョジョ:影響について挙げ始めたら本当にきりがなくて、音楽を初めて聴いた子どもの頃からずっと続いています。母が家でよく曲をかけていたのは、マイケル・ジャクソンやプリンス、ホット・チョコレートみたいな偉大なアーティストたち。それにアラビック・ミュージックまで、本当にいろいろ流れていました。母が留学生を受け入れていたことも大きくて、家には日本や韓国、中国、サウジアラビアなど、さまざまな国の人たちが出入りしていました。彼らはいつも、自分たちの好きな音楽を持ってきてくれて。そういう環境の中で育ったので、子どもの頃から自然と多様な音楽に触れていて、そのあとで少しずつ自分の好みを見つけていったんです。

“ポップ・パンク期”もあって、パラモアやユー・ミー・アット・シックス(You Me At Six)を聴いていたこともあるし、なぜかラップにハマっていた時期もあって、Jmeを聴いていたり。なぜああいうフェーズがあったのかはよく分からないんですけど、たぶん当時付き合っていた人の影響だったのかもしれない(笑)。

そんなふうにいろいろな時期を経て、ザ・シンズに出会いました。彼らのアルバム「Heartworms」から自分の名前を取ったくらい、私にとっては決定的な存在です。そこから、音楽に対する“純粋な愛”みたいなものが一気に開いた感覚がありました。インターポールやレディオヘッドもそうだし、挙げていけば本当にきりがない。だからこそ、私のサウンドは作品ごとに違って聴こえるんだと思う。曲を書くときも「こういうジャンルっぽくしよう」と考えることはなくて、とにかく自分にとって良い音にするだけ。結果的にポスト・パンクっぽく聴こえることもあれば、まったく違うものに感じられることもある。あとは聴く人が自由に判断してくれればいいと思っています。

——「Warplane」や「Just To Ask A Dance」などの曲で顕著なインダストリアルやゴシックのテイストは、ジョジョさんの音楽的なルーツのどの辺りに紐づいているのでしょうか。

ジョジョ:昔一緒にやっていた最初のドラマーの父親がゴシックやポスト・パンクにすごく詳しくて、キリング・ジョークやザ・カルトを教えてくれて。デペッシュ・モードはもともと知っていたんですけど、その人のおかげで改めて深くハマることができたんです。人生の中で、同じ音楽でも”誰と聴くか”によってまったく違って聴こえる瞬間ってありますよね。彼はまさにそういう存在でした。そこから、ポスト・パンクに強く共鳴していったんだと思います。

それに、ブリクストンの「The Windmill」のシーンでも、周りの人たちがみんなそういう音楽に傾倒していたので、自分がどれほどポスト・パンクに影響を受けているかをあまり意識しないまま、自然と流れに入っていった感じでした。

“インダストリアル”というジャンルについては、正直よく分からなくて……ナイン・インチ・ネイルズはそうなのかな? あと、クラフトワークは大学に入ったばかりの頃によく聴いていました。彼らの名前自体はもっと幼い頃から知っていて、きっかけはイライジャ・ウッドのインタビューでした(笑)。12歳くらいの頃、俳優に夢中になる時期があって、彼が「好きな音楽はクラフトワーク」って言っているのを見て聴いてみたんです。そのときは全然ピンと来なかったんですけど、大人になってから改めて聴いたら「めちゃくちゃカッコいいじゃん!」ってなって(笑)。

——今話に出た「The Windmill」は、ハートワームスが活動を始めた頃にキャリアの足がかりを築いた場所でもあります。その頃のエピソードが聞きたいです。

ジョジョ:私が初めて「The Windmill」に行ったとき、ちょうどマーダー・キャピタルが演奏していて、サポートアクトがItalia 90でした。Italia 90は本当に素晴らしいバンドで、ファンキーでシンプルなベースラインと、サウス・ロンドンの”濃いアクセント”で歌うスタイルが印象的で。なんというか、どこかフットボール流れの不良グループみたいな見た目なんですけど(笑)、すぐに夢中になりました。

それと、〈Speedy Wunderground〉(※ハートワームスの所属レーベル)がレコーディングを手がけているBorough Councilという3人組のバンド。彼らの演奏を観てすごくインスピレーションを受けたし、ダンが「The Windmill」に来ていた頃は一緒にモッシュしたり、創作について刺激的な話をしたりしていました。

それで、そんなふうにライブを観ていたら、ふとデクラン・マッケンナ(※イギリスのシンガー・ソングライター)が横を通り過ぎて。「え、今のデクラン・マッケンナ?」って。思い切って外に出て自己紹介したら、彼はかなり酔っていたけど(笑)、私が若い頃に聴いていた大好きなミュージシャンの一人だったので、すごく印象に残っています。初めて「The Windmill」に行った夜にあんな出来事が起きたことは、今でも鮮明に覚えています。忘れられない思い出です。

ファッションのこだわり

——音楽以外にもさまざまなリファレンスを窺わせるハートワームスの表現ですが、そのスタイルを形作っている要素として「ファッション」が占める位置は大きいように思います。その点について、どんな哲学や美学をもっていますか。

ジョジョ:私はあまり派手な色が好きじゃないんです。自分の普段の気分とあまりにも“逆”だから。たいていはもっと内省的で、沈んだ感じなので。でも、帽子だけは別なんです。母もいつも帽子をかぶっていたし、叔父も弟も帽子好きで、家族全員が帽子をかぶるタイプなんです。私たちにとって帽子は、ある意味“安心アイテム”みたいなもので、だから私も子どもの頃からずっと帽子が好きでした。最初に持っていた帽子の一つは、確かカラフルなビーニーだったと思うけど(笑)。

ファッションで影響を受けたアーティストで言えば、マイケル・ジャクソン、プリンス、ボブ・ディラン、パティ・スミス、そしてベック。特にベックは本当に大好きです。インターポールもそうですね。ポール・バンクスが2000年代にしていたファッションは、今思えばかなり「?」がつくスタイルだったけれど、それでもすごくクールだった。シャツにネクタイをして、その上からTシャツを重ねる、みたいな……うん、かなり大胆ですよね(笑)。それと、文学からの影響も大きいです。エドガー・アラン・ポーやオスカー・ワイルドが好きで、オスカー・ワイルドに影響されて、靴下をパンツの中にタックインするようになったくらい。そういう細かいスタイルの引用が好きなんです。

ハートワームスのビジュアルについては、ギルバート・トレホがイメージづくりを助けてくれました。「これいいよ、着てみて」「うん、それも合う」みたいに、全体のバランスを見ながらアドバイスしてくれて。例えば、パラシュートのようなストラップがついたトップスがあって、それはセックス・ピストルズが着ていたことでも知られる、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のとても有名なデザインで。私たちが初めて会った頃、ギルバートがちょうどそれを集めていて。結果的に、彼とつくった最初のMV(「Warplame」)でそれを着ることになりました。ああいう“パンク”の美学は、私にとって大きな刺激でした。ヴィヴィアン・ウエストウッドは本当に偉大だと思います。

——アーティスト写真で身につけている、籠のような形のヘッドピースは、どういうものなんですか。

ジョジョ:あれは、ギルバートと一緒に「意味は分からないけど、“Punishment(罰)”というテーマに合う、何かクレイジーなことをやろう」という話から生まれたものです。「Scold's Bridle」と呼ばれる、中世の拷問具に着想を得ていて、女性が“女性らしくない”とされる振る舞い――例えば、おしゃべりやゴシップなどをしたときに処罰としてつけさせられた道具なんです。装着すると舌が押さえつけられて、自由に動かせなくなるような構造になっていて。

ただ、私たちの場合は、あくまでシンボリックに使っただけで、実際に口を締め付けたりしているわけではありません。安全のため、チェーンで吊るように固定していました。そうしないと頭が押しつぶされてしまうので。だから……あれをステージで着けるつもりはありません(笑)。

——ちなみに、初期のハートワームスのファッションのコンセプトは「Gothic , Military , Fairy(妖精)」だったそうですね。

ジョジョ:今は少し変わったかもしれない。あの頃はいつも黒ばかり着ていたけれど、最近は少しだけ色を混ぜるようになっていて。それにしても、我ながらあの頃の私は言葉の選び方がうまかったと思います(笑)。ただ、今はもう“Military”の要素はあまりないかな。

——では、今の自分のスタイルを言い表すとしたら?

ジョジョ:うーん……どうだろう。

同席したマネージャー:「Gothic , Victorian(ヴィクトリア期), Playwright(劇作家)」とか?

ジョジョ:ああ、それ! イエス、イエス、イエス! 私のこと、よく分かってるね(笑)。それより、日本に来て気づいたことがあって。コートの襟がすごく高いデザイン、多いですよね。あれが本当に好きなんです。私はハイネックが大好きで、それだけでクールに見えるし、強さも感じられるから。

——そういえば、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」の2025年の春夏のキャンペーンで、ハートワームスのアルバムがサウンドトラックとして使われて、さらにジョジョさん自身が作成したプレイリストも提供されていましたね。あれはどのような経緯で生まれたコラボレーションだったのでしょうか。

ジョジョ:ブランドの人たちが私を見つけたのは、たぶんセイント・ヴィンセントのサポートでロイヤル・アルバート・ホールに出演したときだと思います。そのショーのあとにキャンペーンへの参加を打診してくれたんです。

——マックイーンについては、90年代初期に発表された「Jack the Ripper Stalks His Victims」というコレクションが好きだったそうですね。

ジョジョ:はい、特に印象に残っています。タイトルも含めて惹かれたし、少しグロテスクで、ダークなものにどうしても心を引かれてしまうんです。ファッションに詳しいわけではないけれど、あのコレクションは特別に目立っていました。ラフで、”破れた”ような質感があって、他のコレクションとは明らかに違っていた。どこかティム・バートン的というか、シルエットがイラストみたいで、ヴィクトリア朝の雰囲気もあって。すごく記憶に残っています。

今のマックイーンを率いているデザイナーはショーン・マクギアー(Sean McGirr)ですよね。彼のビジョンは本当に素晴らしいと思います。今のマックイーンの方向性はとても魅力的で、どこかハートワームスの美学とも通じるところがあると思います。大きく張り出した肩、印象的な帽子、鋭く角張ったシルエット。あの“Jack the Ripper”的な、突出した感覚。ゴシックで、ヴィクトリアンで、強度のある造形――あれが最高なんです。だからこそ、彼をとても尊敬しています。マックイーンが持っていた大胆なビジョンを、ちゃんと受け継いでいると感じるから。

——最近はどんなブランド、アイテムが気になっていますか。

ジョジョ:最近の自分の気分を振り返ると、たぶんローマでの経験が大きいですね。新婚旅行とツアーで行ったんですが、街にいる人たち——特に年配の男性たちの服装を見て「これ、完全に私のスタイルだ!」って思ったんです。本当に格好よくて。それ以来、イタリアのブランド全般にすごく好感があります。全体的にセンスがいいし、自分のスタイルにもどこかイタリア的なものがある気がする。

特に好きなのは「COLANGELO STUDIO」。ツアーのときに衣装を提供してくれたブランドです。とても小さなブランドなんですが、信じられないくらいクールで。少し破れていたり、粗野でざらついた質感があって、そこが本当に好きなんです。正直、私が知っているイタリアのブランドはそれくらい。ただ、イタリアの人たちの着こなし――特に昔ながらの“良いスタイル”にはずっと惹かれています。「イタリアの農民みたいだね」って、あなた(同席したマネージャー)が言ってたけど、まさにそんな感じ。そう、「Gothic , Italian , Peasan(農民)」ね(笑)。

モノクロの美学

——今日のファッションもそうですが、ハートワームスといえばモノクロにこだわったビジュアル・イメージも印象的です。

ジョジョ:活動を始めた当初、白黒のビジュアルにこだわっていた理由は、実はすごく単純で……ただの怠惰です(笑)。色のことを考えたくなかった。音楽を出すことに集中したい時に、色で迷うのが嫌だったんです。だから白黒にした。ただそれだけで。

でも、それが結果的に特別なものになりました。色がない分、人は形やトーン、質感に集中する。余計なノイズがなくなるんです。ある意味で、「音楽とはこういうものだ」と示している感覚もあって。それに、私にとっては、色よりも白黒のほうがはるかに多くの感情を宿している。

そこから、「いかに白黒で強く、美しく見せるか」を探求するようになりました。ロゴもそうです。パンデミックのロックダウン中に、100ポンド払ってデザインを依頼したんですが、たくさん案を描いてくれて。その中に、すごく美しい星のモチーフがあって、「これだ!」と思いました。しかも描きやすい。どこへ行っても自分で描けるし、それが楽しいんです。

そういう意味で、ハートワームスが生み出すものには白黒が完璧にフィットする。“色”は音楽のなかにあるし、感情のなかにあるから。

——そのビジュアル・イメージとサウンド、そして感情のあいだにあるコントラストが、ハートワームスの表現全体を形づくっている。

ジョジョ:ただ、そもそも私は、ファッションについて深く考えるタイプじゃないんです。そういうことを考えるのがあまり好きじゃなくて。ただ着たいものを着るだけ。ファッション・ブランドの一部になるために音楽をつくっているわけではない。声をかけてくれる人がいたら応じる、というくらいの距離感です。誰かに服を“着せられる”のは、あまり好きじゃありません。自分で選びたい。むしろ、自分自身が一つのスタイルでありたいから音楽をやっている。ハートワームスにはハートワームスのスタイルがあるし、私自身にも私のスタイルがあるんです。

だから、普段はビンテージ・ショップやチャリティー・ショップに行くことが多いですね。自分の目で探して、自分で選ぶ、という感覚が好きなんです。今着ているこのブラウスもそう。1940年代、第二次世界大戦中の女性用ブラウスで、イギリスのブレッチリー・パークで買いました。あそこでは、1940年代の装いをするフェスティバルがあって、そのマーケットで見つけたんです。これは100ポンド以上したので、私にとってはかなり高い(笑)。でも、「これは唯一無二だ」と感じたときだけ買うようにしています。

「アレキサンダー・マックイーン」も本当に大好きです。「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」も大好き。心から尊敬しています。すごくクールだと思う。ただ……正直に言うと、私にはとても手が届かない。買えないものに執着しすぎるとつらくなってしまうから、意識的に距離を取るようにもしています。でも、それでも憧れはあるし、そういう存在があるからこそ、“じゃあ自分は何を着たいんだろう”って考えるきっかけにもなるんだと思います。だから、もし誰かが無料でくれるなら……喜んで(笑)、ですね。

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UKポスト・パンクの新星、ハートワームスが初来日で語る「音楽遍歴」と「ゴシックの美学」

父親側にアフガニスタン/パキスタン系、母親側にデンマーク/中国系のルーツをもち、10代の頃から路上演奏を行い、生計を立てていたというロンドン出身のアーティスト、ジョジョ・オーム(Jojo Orme)のソロプロジェクト、ハートワームス(HEARTWORMS)。アート系の大学進学をへて現在の原型となるバンドを結成後、ロンドンのブリクストンにある名門ヴェニュー「The Windmill」でライブを重ねる中で頭角を現した彼女は、ブラック・ミディやブラック・カントリー・ニュー・ロードらに続く「英国ポスト・パンクの新星」として位置付けられる存在といっていい。そして、セイント・ヴィンセントやザ・キルズのサポート・アクトを務めるなど活動の場を広げ、シーンの後見人的なプロデューサーであるダン・キャリーのプロデュースのもと、デビュー・アルバムとなる「Glutton for Punishment」を2025年2月にリリースした。

ポスト・パンクの緊張感とゴシック・ロックの陰鬱さを基調に、ダンス・パンクやエレクトロニックの要素を融合し、フォーキーな音色やクラシック音楽のモチーフも取り込んだサウンドは、ミニマリズムとビルドアップの対比が生み出すジャンル横断的かつオペラティックな高揚感が魅力。さらに、孤独や恋愛の執着といったパーソナルな記憶と歴史的/社会的なメタファーを重ね合わせた歌詞のテーマと相まって、「ディストピア的」と彼女が表現する感情の表出がカタルシスをもたらし鮮烈な印象を残すものだ。

加えて、ハートワームスといえば目を引くのが、アルバム・ジャケットからMVに至るまでモノクロームで統一されたアートワークと、ジョジョいわく「Gothic , Military , Fairy」と定義するビンテージ・ライクなルック。パティ・スミスやオスカー・ワイルドといったアイコンからインシピレーションを得たビジュアル・イメージとその美学がサウンドと相乗効果を生み出し、ハートワームスという“アート”全体を形づくっている。

「“色”は音楽の中にあるし、感情の中にあるから」――そう語る彼女に話を聞いたのは、初来日となるジャパン・ツアーの初日公演が行われた25年12月1日、川崎クラブチッタ。開演前の楽屋で、自身の音楽観や審美眼をめぐるエピソードを語ってもらった。

小島秀夫との関係性


——インスタグラムに、ゲームクリエイターの小島秀夫さんとのツーショットをアップされていましたね。

ジョジョ・オーム(以下、ジョジョ):東京のスタジオにも連れて行ってもらいました。といっても仕事ではなく、友人同士として一緒に時間を過ごしただけなんですけど、それがとても心地よくて、楽しかったです。

彼とはインスタグラムでつながったんです。向こうが私をフォローしてくれて、音楽を気に入ってくれたのがきっかけでした。そもそも、私が今の契約に至ったのも、ダン・キャリーにインスタグラムで見つけてもらったことが始まりで。インスタグラムは、ハートワームスというプロジェクトにとって“エネルギー源”みたいな存在なんです。MVを撮ってくれているギルバート・トレホ(※俳優ダニー・トレホの息子)と知り合ったのもインスタグラムでした。

——ジョジョさんから見て、小島さんの印象は?

ジョジョ:たぶん、私たちは音楽の趣味が似ているんだと思います。どちらも黒が好きで、ちょっと変わったタイプというところも共通していて。そういう感覚の近さがあって、自然と仲良くなっていきました。

——他に東京の街をまわる時間はありましたか。

ジョジョ:いろいろ見てまわりました。でも、時差ボケがかなりひどくて……。行きたかったビンテージ・ショップはまだ巡れてないんですけど、それでも渋谷には行ったし、スクランブル交差点も2回渡りました(笑)。

それと私、足がとても小さいんです。「ユニクロ」の靴下が好きなんですが、イギリスではサイズが大きすぎて合わなくて。日本ではサイズがぴったりだったので、靴下は大量に買って帰りました(笑)。

——2025年は飛躍の年になりましたが、振り返っていかがですか。

ジョジョ:正直、「2025年」という感覚がほとんどなくて。全部がぼんやりしている感じなんです。覚えているのは、その時々に起きた出来事だけで、それが今年だったのか、去年だったのか、あるいは一昨年だったのかも曖昧で。

ただ、一つだけはっきりしているのは、2025年にアルバムをリリースしたということ。そもそも、自分がアルバムを書けるなんて思ってもいなかったし、それを実際に書いて、完成させて、世に出したわけで……ああ、そうだった! グラストンベリーのステージは本当に素晴らしくて、ショーもセットもすごくよかった。他にもいろいろあったはずなんですけど……今は、そのあとに何をしてきたのかを思い出そうとしているところです(笑)。

デビュー・アルバムへの想い

——デビュー・アルバムの「Glutton for Punishment」がリリースされて少し時間が経ちましたが、今のジョジョさんの中ではどんな手応えや実感がありますか。

ジョジョ:あのアルバムが好きかと聞かれると、実は、あまり好きじゃないんです(笑)。たぶん、何度も何度も演奏しすぎたからだと思う。私は、同じことを繰り返しすぎると続けられなくなってしまうタイプで。だから今は、新しい曲を書いて、先に進むことがすごく楽しみなんです。

でも同時に、あのアルバムをつくった“過去の自分”には、すごく誇りを感じています。あの作品があったからこそ、日本にも来られたし、いろんな場所に辿り着くことができた。だから当時の自分には、「よくやったね」って肩をたたいてあげたい気持ちです。

——印象的なアルバム・タイトル(「Glutton for Punishment」、嫌なことや厳しいことをあえて好んでやる人」を意味する英語の慣用句)ですが、制作過程はどのような経験になりましたか。

ジョジョ:私はもともと、過去を振り返る癖があって、それ自体が自分の精神にとって、ある種の“罰”のように感じられることがあるんです。自分でも少しマゾヒスティックだなと思うことがあるんですけど。人との出会いや経験について話すのは、どうしても言葉にするのが難しくて……ただ、当時の私は本当にかなり暗い状態にいました。すみません、軽々しく話したくなくて、どう表現すべきか考えながら話しています。

このアルバムは、かなり短い時間で書き上げたんです。もともとあった曲は2曲だけで、残りは「すぐにアルバムを書いてほしい」とレーベルに言われて、部屋にこもって一気に仕上げました。それはある意味、自分に課した“罰”のようでもあって、同時に“discipline(自己鍛錬)”でもありました。当時はいろいろなことを抱えていて、私自身も、周りの人たちも落ち着かない状態で。外に出て過ごすことも多かったと思います。ただ……ごめんなさい、これ以上詳しく話すのは難しいです。この質問には、ここまでしかきちんと答えられそうにありません。

影響を受けた音楽は?

——では、アルバムのサウンド面——多様な影響源を窺わせるハートワームスのエクレクティックな音楽性の成り立ちについて教えてください。

ジョジョ:影響について挙げ始めたら本当にきりがなくて、音楽を初めて聴いた子どもの頃からずっと続いています。母が家でよく曲をかけていたのは、マイケル・ジャクソンやプリンス、ホット・チョコレートみたいな偉大なアーティストたち。それにアラビック・ミュージックまで、本当にいろいろ流れていました。母が留学生を受け入れていたことも大きくて、家には日本や韓国、中国、サウジアラビアなど、さまざまな国の人たちが出入りしていました。彼らはいつも、自分たちの好きな音楽を持ってきてくれて。そういう環境の中で育ったので、子どもの頃から自然と多様な音楽に触れていて、そのあとで少しずつ自分の好みを見つけていったんです。

“ポップ・パンク期”もあって、パラモアやユー・ミー・アット・シックス(You Me At Six)を聴いていたこともあるし、なぜかラップにハマっていた時期もあって、Jmeを聴いていたり。なぜああいうフェーズがあったのかはよく分からないんですけど、たぶん当時付き合っていた人の影響だったのかもしれない(笑)。

そんなふうにいろいろな時期を経て、ザ・シンズに出会いました。彼らのアルバム「Heartworms」から自分の名前を取ったくらい、私にとっては決定的な存在です。そこから、音楽に対する“純粋な愛”みたいなものが一気に開いた感覚がありました。インターポールやレディオヘッドもそうだし、挙げていけば本当にきりがない。だからこそ、私のサウンドは作品ごとに違って聴こえるんだと思う。曲を書くときも「こういうジャンルっぽくしよう」と考えることはなくて、とにかく自分にとって良い音にするだけ。結果的にポスト・パンクっぽく聴こえることもあれば、まったく違うものに感じられることもある。あとは聴く人が自由に判断してくれればいいと思っています。

——「Warplane」や「Just To Ask A Dance」などの曲で顕著なインダストリアルやゴシックのテイストは、ジョジョさんの音楽的なルーツのどの辺りに紐づいているのでしょうか。

ジョジョ:昔一緒にやっていた最初のドラマーの父親がゴシックやポスト・パンクにすごく詳しくて、キリング・ジョークやザ・カルトを教えてくれて。デペッシュ・モードはもともと知っていたんですけど、その人のおかげで改めて深くハマることができたんです。人生の中で、同じ音楽でも”誰と聴くか”によってまったく違って聴こえる瞬間ってありますよね。彼はまさにそういう存在でした。そこから、ポスト・パンクに強く共鳴していったんだと思います。

それに、ブリクストンの「The Windmill」のシーンでも、周りの人たちがみんなそういう音楽に傾倒していたので、自分がどれほどポスト・パンクに影響を受けているかをあまり意識しないまま、自然と流れに入っていった感じでした。

“インダストリアル”というジャンルについては、正直よく分からなくて……ナイン・インチ・ネイルズはそうなのかな? あと、クラフトワークは大学に入ったばかりの頃によく聴いていました。彼らの名前自体はもっと幼い頃から知っていて、きっかけはイライジャ・ウッドのインタビューでした(笑)。12歳くらいの頃、俳優に夢中になる時期があって、彼が「好きな音楽はクラフトワーク」って言っているのを見て聴いてみたんです。そのときは全然ピンと来なかったんですけど、大人になってから改めて聴いたら「めちゃくちゃカッコいいじゃん!」ってなって(笑)。

——今話に出た「The Windmill」は、ハートワームスが活動を始めた頃にキャリアの足がかりを築いた場所でもあります。その頃のエピソードが聞きたいです。

ジョジョ:私が初めて「The Windmill」に行ったとき、ちょうどマーダー・キャピタルが演奏していて、サポートアクトがItalia 90でした。Italia 90は本当に素晴らしいバンドで、ファンキーでシンプルなベースラインと、サウス・ロンドンの”濃いアクセント”で歌うスタイルが印象的で。なんというか、どこかフットボール流れの不良グループみたいな見た目なんですけど(笑)、すぐに夢中になりました。

それと、〈Speedy Wunderground〉(※ハートワームスの所属レーベル)がレコーディングを手がけているBorough Councilという3人組のバンド。彼らの演奏を観てすごくインスピレーションを受けたし、ダンが「The Windmill」に来ていた頃は一緒にモッシュしたり、創作について刺激的な話をしたりしていました。

それで、そんなふうにライブを観ていたら、ふとデクラン・マッケンナ(※イギリスのシンガー・ソングライター)が横を通り過ぎて。「え、今のデクラン・マッケンナ?」って。思い切って外に出て自己紹介したら、彼はかなり酔っていたけど(笑)、私が若い頃に聴いていた大好きなミュージシャンの一人だったので、すごく印象に残っています。初めて「The Windmill」に行った夜にあんな出来事が起きたことは、今でも鮮明に覚えています。忘れられない思い出です。

ファッションのこだわり

——音楽以外にもさまざまなリファレンスを窺わせるハートワームスの表現ですが、そのスタイルを形作っている要素として「ファッション」が占める位置は大きいように思います。その点について、どんな哲学や美学をもっていますか。

ジョジョ:私はあまり派手な色が好きじゃないんです。自分の普段の気分とあまりにも“逆”だから。たいていはもっと内省的で、沈んだ感じなので。でも、帽子だけは別なんです。母もいつも帽子をかぶっていたし、叔父も弟も帽子好きで、家族全員が帽子をかぶるタイプなんです。私たちにとって帽子は、ある意味“安心アイテム”みたいなもので、だから私も子どもの頃からずっと帽子が好きでした。最初に持っていた帽子の一つは、確かカラフルなビーニーだったと思うけど(笑)。

ファッションで影響を受けたアーティストで言えば、マイケル・ジャクソン、プリンス、ボブ・ディラン、パティ・スミス、そしてベック。特にベックは本当に大好きです。インターポールもそうですね。ポール・バンクスが2000年代にしていたファッションは、今思えばかなり「?」がつくスタイルだったけれど、それでもすごくクールだった。シャツにネクタイをして、その上からTシャツを重ねる、みたいな……うん、かなり大胆ですよね(笑)。それと、文学からの影響も大きいです。エドガー・アラン・ポーやオスカー・ワイルドが好きで、オスカー・ワイルドに影響されて、靴下をパンツの中にタックインするようになったくらい。そういう細かいスタイルの引用が好きなんです。

ハートワームスのビジュアルについては、ギルバート・トレホがイメージづくりを助けてくれました。「これいいよ、着てみて」「うん、それも合う」みたいに、全体のバランスを見ながらアドバイスしてくれて。例えば、パラシュートのようなストラップがついたトップスがあって、それはセックス・ピストルズが着ていたことでも知られる、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のとても有名なデザインで。私たちが初めて会った頃、ギルバートがちょうどそれを集めていて。結果的に、彼とつくった最初のMV(「Warplame」)でそれを着ることになりました。ああいう“パンク”の美学は、私にとって大きな刺激でした。ヴィヴィアン・ウエストウッドは本当に偉大だと思います。

——アーティスト写真で身につけている、籠のような形のヘッドピースは、どういうものなんですか。

ジョジョ:あれは、ギルバートと一緒に「意味は分からないけど、“Punishment(罰)”というテーマに合う、何かクレイジーなことをやろう」という話から生まれたものです。「Scold's Bridle」と呼ばれる、中世の拷問具に着想を得ていて、女性が“女性らしくない”とされる振る舞い――例えば、おしゃべりやゴシップなどをしたときに処罰としてつけさせられた道具なんです。装着すると舌が押さえつけられて、自由に動かせなくなるような構造になっていて。

ただ、私たちの場合は、あくまでシンボリックに使っただけで、実際に口を締め付けたりしているわけではありません。安全のため、チェーンで吊るように固定していました。そうしないと頭が押しつぶされてしまうので。だから……あれをステージで着けるつもりはありません(笑)。

——ちなみに、初期のハートワームスのファッションのコンセプトは「Gothic , Military , Fairy(妖精)」だったそうですね。

ジョジョ:今は少し変わったかもしれない。あの頃はいつも黒ばかり着ていたけれど、最近は少しだけ色を混ぜるようになっていて。それにしても、我ながらあの頃の私は言葉の選び方がうまかったと思います(笑)。ただ、今はもう“Military”の要素はあまりないかな。

——では、今の自分のスタイルを言い表すとしたら?

ジョジョ:うーん……どうだろう。

同席したマネージャー:「Gothic , Victorian(ヴィクトリア期), Playwright(劇作家)」とか?

ジョジョ:ああ、それ! イエス、イエス、イエス! 私のこと、よく分かってるね(笑)。それより、日本に来て気づいたことがあって。コートの襟がすごく高いデザイン、多いですよね。あれが本当に好きなんです。私はハイネックが大好きで、それだけでクールに見えるし、強さも感じられるから。

——そういえば、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」の2025年の春夏のキャンペーンで、ハートワームスのアルバムがサウンドトラックとして使われて、さらにジョジョさん自身が作成したプレイリストも提供されていましたね。あれはどのような経緯で生まれたコラボレーションだったのでしょうか。

ジョジョ:ブランドの人たちが私を見つけたのは、たぶんセイント・ヴィンセントのサポートでロイヤル・アルバート・ホールに出演したときだと思います。そのショーのあとにキャンペーンへの参加を打診してくれたんです。

——マックイーンについては、90年代初期に発表された「Jack the Ripper Stalks His Victims」というコレクションが好きだったそうですね。

ジョジョ:はい、特に印象に残っています。タイトルも含めて惹かれたし、少しグロテスクで、ダークなものにどうしても心を引かれてしまうんです。ファッションに詳しいわけではないけれど、あのコレクションは特別に目立っていました。ラフで、”破れた”ような質感があって、他のコレクションとは明らかに違っていた。どこかティム・バートン的というか、シルエットがイラストみたいで、ヴィクトリア朝の雰囲気もあって。すごく記憶に残っています。

今のマックイーンを率いているデザイナーはショーン・マクギアー(Sean McGirr)ですよね。彼のビジョンは本当に素晴らしいと思います。今のマックイーンの方向性はとても魅力的で、どこかハートワームスの美学とも通じるところがあると思います。大きく張り出した肩、印象的な帽子、鋭く角張ったシルエット。あの“Jack the Ripper”的な、突出した感覚。ゴシックで、ヴィクトリアンで、強度のある造形――あれが最高なんです。だからこそ、彼をとても尊敬しています。マックイーンが持っていた大胆なビジョンを、ちゃんと受け継いでいると感じるから。

——最近はどんなブランド、アイテムが気になっていますか。

ジョジョ:最近の自分の気分を振り返ると、たぶんローマでの経験が大きいですね。新婚旅行とツアーで行ったんですが、街にいる人たち——特に年配の男性たちの服装を見て「これ、完全に私のスタイルだ!」って思ったんです。本当に格好よくて。それ以来、イタリアのブランド全般にすごく好感があります。全体的にセンスがいいし、自分のスタイルにもどこかイタリア的なものがある気がする。

特に好きなのは「COLANGELO STUDIO」。ツアーのときに衣装を提供してくれたブランドです。とても小さなブランドなんですが、信じられないくらいクールで。少し破れていたり、粗野でざらついた質感があって、そこが本当に好きなんです。正直、私が知っているイタリアのブランドはそれくらい。ただ、イタリアの人たちの着こなし――特に昔ながらの“良いスタイル”にはずっと惹かれています。「イタリアの農民みたいだね」って、あなた(同席したマネージャー)が言ってたけど、まさにそんな感じ。そう、「Gothic , Italian , Peasan(農民)」ね(笑)。

モノクロの美学

——今日のファッションもそうですが、ハートワームスといえばモノクロにこだわったビジュアル・イメージも印象的です。

ジョジョ:活動を始めた当初、白黒のビジュアルにこだわっていた理由は、実はすごく単純で……ただの怠惰です(笑)。色のことを考えたくなかった。音楽を出すことに集中したい時に、色で迷うのが嫌だったんです。だから白黒にした。ただそれだけで。

でも、それが結果的に特別なものになりました。色がない分、人は形やトーン、質感に集中する。余計なノイズがなくなるんです。ある意味で、「音楽とはこういうものだ」と示している感覚もあって。それに、私にとっては、色よりも白黒のほうがはるかに多くの感情を宿している。

そこから、「いかに白黒で強く、美しく見せるか」を探求するようになりました。ロゴもそうです。パンデミックのロックダウン中に、100ポンド払ってデザインを依頼したんですが、たくさん案を描いてくれて。その中に、すごく美しい星のモチーフがあって、「これだ!」と思いました。しかも描きやすい。どこへ行っても自分で描けるし、それが楽しいんです。

そういう意味で、ハートワームスが生み出すものには白黒が完璧にフィットする。“色”は音楽のなかにあるし、感情のなかにあるから。

——そのビジュアル・イメージとサウンド、そして感情のあいだにあるコントラストが、ハートワームスの表現全体を形づくっている。

ジョジョ:ただ、そもそも私は、ファッションについて深く考えるタイプじゃないんです。そういうことを考えるのがあまり好きじゃなくて。ただ着たいものを着るだけ。ファッション・ブランドの一部になるために音楽をつくっているわけではない。声をかけてくれる人がいたら応じる、というくらいの距離感です。誰かに服を“着せられる”のは、あまり好きじゃありません。自分で選びたい。むしろ、自分自身が一つのスタイルでありたいから音楽をやっている。ハートワームスにはハートワームスのスタイルがあるし、私自身にも私のスタイルがあるんです。

だから、普段はビンテージ・ショップやチャリティー・ショップに行くことが多いですね。自分の目で探して、自分で選ぶ、という感覚が好きなんです。今着ているこのブラウスもそう。1940年代、第二次世界大戦中の女性用ブラウスで、イギリスのブレッチリー・パークで買いました。あそこでは、1940年代の装いをするフェスティバルがあって、そのマーケットで見つけたんです。これは100ポンド以上したので、私にとってはかなり高い(笑)。でも、「これは唯一無二だ」と感じたときだけ買うようにしています。

「アレキサンダー・マックイーン」も本当に大好きです。「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」も大好き。心から尊敬しています。すごくクールだと思う。ただ……正直に言うと、私にはとても手が届かない。買えないものに執着しすぎるとつらくなってしまうから、意識的に距離を取るようにもしています。でも、それでも憧れはあるし、そういう存在があるからこそ、“じゃあ自分は何を着たいんだろう”って考えるきっかけにもなるんだと思います。だから、もし誰かが無料でくれるなら……喜んで(笑)、ですね。

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「マラミュート」から改名後初のショーを開催 「オダカ」が示す、目に見えない揺らぎ

小高真理デザイナーによるウィメンズブランド「オダカ(ODAKHA)」はこのほど、2026-27年秋冬コレクションをショー形式で発表した。23年に前身ブランド「マラミュート(MALAMUTE)」から改名以降は展示会形式での発表を続けてきたが、今季は「歩いた時に揺れるニットの動きを見てほしい」と3年ぶりにランウエイを開催。東京・神楽坂の東京日仏学院で、20体のルックを公開した。

今季のテーマは「still life」。静物画を意味する用語だが、小高デザイナーはこれを「動く前の状態」として解釈した。「何も起きていないようで、それでも確かに内側では何かが起きている」。そうした目に見えない変化を、体との関係の中で形を更新していくニットの特性に重ねて表現した。

今季を象徴するルックは、タータンチェックの構築的なドレス。スコットランドで目にした伝統的な柄を解体し、立体的に編み上げてニットジャガードに仕立てた。ポリエステル素材で編むことで、段階的に入れたエッジや立体感が動きを強調する。

また、コレクションピースとしてラストに登場したラベンダーのニットドレスは、ホールガーメントで編んだカットスリーブのドレスにハンドニットを重ねた。異なるニットの重なりが造形や重心に変化を生み、固有の動きをもたらす。靴は、3度目となる「スブ(SUBU)」とのコラボレーションアイテムだ。

今季の着想源は、アイルランドとスコットランドへの旅だった。「滞在中に感じた、曇り空に太陽がパーっと差し込んではすぐ消えていく情景」。これを再現すべく、アイルランドで見た石垣を思わせる建築を会場に選択。当日は、穏やかな日差しが差し込み、垂らした紐が揺れ動く中、羊文学の塩塚モエカによるアコースティックギターの音が流れた。

小高デザイナーはニットを「身体に触れ、引き伸ばされ、 動きに応じて姿を変え続ける素材」と表現する。ニットの特性と今季のテーマはいずれも、「固定された答えを提示するのではなく、更新を前提とする」という姿勢に通じる。改名後の現在地を示しつつ、そこに固執せずに揺らぎや変化を許容するブランドの姿勢を印象づけた。

改名にはブランドの海外展開を見据えた意図もあり、「オダカ」は21年に東京ファッションアワードを受賞して以降、パリで展示会を継続して実施してきた。今回も3月に出展予定だ。アメリカやカナダ、香港のバイヤーからの引き合いもあり、定番のフレアスリーブのニットシリーズやコレクションピースに関心が寄せられているという。今後はヨーロッパへの販路拡大も視野に入れており、ショー形式での発表についても継続に意欲を示した。

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「マラミュート」から改名後初のショーを開催 「オダカ」が示す、目に見えない揺らぎ

小高真理デザイナーによるウィメンズブランド「オダカ(ODAKHA)」はこのほど、2026-27年秋冬コレクションをショー形式で発表した。23年に前身ブランド「マラミュート(MALAMUTE)」から改名以降は展示会形式での発表を続けてきたが、今季は「歩いた時に揺れるニットの動きを見てほしい」と3年ぶりにランウエイを開催。東京・神楽坂の東京日仏学院で、20体のルックを公開した。

今季のテーマは「still life」。静物画を意味する用語だが、小高デザイナーはこれを「動く前の状態」として解釈した。「何も起きていないようで、それでも確かに内側では何かが起きている」。そうした目に見えない変化を、体との関係の中で形を更新していくニットの特性に重ねて表現した。

今季を象徴するルックは、タータンチェックの構築的なドレス。スコットランドで目にした伝統的な柄を解体し、立体的に編み上げてニットジャガードに仕立てた。ポリエステル素材で編むことで、段階的に入れたエッジや立体感が動きを強調する。

また、コレクションピースとしてラストに登場したラベンダーのニットドレスは、ホールガーメントで編んだカットスリーブのドレスにハンドニットを重ねた。異なるニットの重なりが造形や重心に変化を生み、固有の動きをもたらす。靴は、3度目となる「スブ(SUBU)」とのコラボレーションアイテムだ。

今季の着想源は、アイルランドとスコットランドへの旅だった。「滞在中に感じた、曇り空に太陽がパーっと差し込んではすぐ消えていく情景」。これを再現すべく、アイルランドで見た石垣を思わせる建築を会場に選択。当日は、穏やかな日差しが差し込み、垂らした紐が揺れ動く中、羊文学の塩塚モエカによるアコースティックギターの音が流れた。

小高デザイナーはニットを「身体に触れ、引き伸ばされ、 動きに応じて姿を変え続ける素材」と表現する。ニットの特性と今季のテーマはいずれも、「固定された答えを提示するのではなく、更新を前提とする」という姿勢に通じる。改名後の現在地を示しつつ、そこに固執せずに揺らぎや変化を許容するブランドの姿勢を印象づけた。

改名にはブランドの海外展開を見据えた意図もあり、「オダカ」は21年に東京ファッションアワードを受賞して以降、パリで展示会を継続して実施してきた。今回も3月に出展予定だ。アメリカやカナダ、香港のバイヤーからの引き合いもあり、定番のフレアスリーブのニットシリーズやコレクションピースに関心が寄せられているという。今後はヨーロッパへの販路拡大も視野に入れており、ショー形式での発表についても継続に意欲を示した。

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「マラミュート」から改名後初のショーを開催 「オダカ」が示す、目に見えない揺らぎ

小高真理デザイナーによるウィメンズブランド「オダカ(ODAKHA)」はこのほど、2026-27年秋冬コレクションをショー形式で発表した。23年に前身ブランド「マラミュート(MALAMUTE)」から改名以降は展示会形式での発表を続けてきたが、今季は「歩いた時に揺れるニットの動きを見てほしい」と3年ぶりにランウエイを開催。東京・神楽坂の東京日仏学院で、20体のルックを公開した。

今季のテーマは「still life」。静物画を意味する用語だが、小高デザイナーはこれを「動く前の状態」として解釈した。「何も起きていないようで、それでも確かに内側では何かが起きている」。そうした目に見えない変化を、体との関係の中で形を更新していくニットの特性に重ねて表現した。

今季を象徴するルックは、タータンチェックの構築的なドレス。スコットランドで目にした伝統的な柄を解体し、立体的に編み上げてニットジャガードに仕立てた。ポリエステル素材で編むことで、段階的に入れたエッジや立体感が動きを強調する。

また、コレクションピースとしてラストに登場したラベンダーのニットドレスは、ホールガーメントで編んだカットスリーブのドレスにハンドニットを重ねた。異なるニットの重なりが造形や重心に変化を生み、固有の動きをもたらす。靴は、3度目となる「スブ(SUBU)」とのコラボレーションアイテムだ。

今季の着想源は、アイルランドとスコットランドへの旅だった。「滞在中に感じた、曇り空に太陽がパーっと差し込んではすぐ消えていく情景」。これを再現すべく、アイルランドで見た石垣を思わせる建築を会場に選択。当日は、穏やかな日差しが差し込み、垂らした紐が揺れ動く中、羊文学の塩塚モエカによるアコースティックギターの音が流れた。

小高デザイナーはニットを「身体に触れ、引き伸ばされ、 動きに応じて姿を変え続ける素材」と表現する。ニットの特性と今季のテーマはいずれも、「固定された答えを提示するのではなく、更新を前提とする」という姿勢に通じる。改名後の現在地を示しつつ、そこに固執せずに揺らぎや変化を許容するブランドの姿勢を印象づけた。

改名にはブランドの海外展開を見据えた意図もあり、「オダカ」は21年に東京ファッションアワードを受賞して以降、パリで展示会を継続して実施してきた。今回も3月に出展予定だ。アメリカやカナダ、香港のバイヤーからの引き合いもあり、定番のフレアスリーブのニットシリーズやコレクションピースに関心が寄せられているという。今後はヨーロッパへの販路拡大も視野に入れており、ショー形式での発表についても継続に意欲を示した。

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ナイキ傘下の「コンバース」が人員削減か 社員に在宅勤務を指示と海外メディアが報じる

ナイキ(NIKE)が擁する「コンバース(CONVERSE)」は、人員削減を伴う組織再編のため、従業員に在宅勤務を指示したようだ。米ブルームバーグ(BLOOMBERG)の報道によれば、同ブランドのアーロン・ケイン(Aaron Cain)最高経営責任者(CEO)は2月9日、今週は在宅勤務をするよう指示する社内メールを送信。一部の従業員を対象とした新たな役職の設置やチーム異動などの可能性があることも併せて通知したという。本件に関し、ナイキの担当者はコメントを差し控えるとした。

親会社ナイキでも続く人員削減

ナイキはここ数年、業績不振が続いており、2025年5月期決算の売上高は前期比10%減の463億900万ドル(7兆2242億円)、純利益は同44%減の32億1900万ドル(5021億円)と厳しい結果に。同社はコスト削減策の一環として、24年2月に従業員の2%程度にあたる約1600人の解雇を打ち出したほか、25年5月および6月にもテクノロジー部門で人員整理を実施。同年8月には全従業員の1%程度を削減する計画を明らかにし、26年1月にはテネシー州とミシシッピー州の物流センター業務を統合することで約770人を解雇することを発表している。

「コンバース」は全ての市場で減収

なお、直近の26年9~11月期(第2四半期)の売上高は前年同期比0.6%減の124億2700万ドル(約1兆9386億円)と微増だったものの、純利益は同31.9%減の7億9200万ドル(約1235億円)と大幅な減益だった。ブランド別で見ると、全ての市場で減収だった「コンバース」の売上高は同30.1%減の3億ドル(約468億円)と引き続き苦戦している。

コンバースは、23年5月に就任したジャレッド・カーヴァー(Jared Carver)前CEOが25年7月に退任。それに伴い、同月には21年にわたってナイキに在籍するベテランのケインCEOが就任した。

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【2026年バレンタイン】「プラダ」がギフトセレクションを発売 ウィメンズ・メンズのアイテムを多数用意

「プラダ(PRADA)」は、バレンタインシーズンに向けたギフトセレクションを発売した。ウィメンズ、メンズともに「プラダ」店舗および公式オンラインサイトで現在取り扱い中だ。

アイテム一覧

ウィメンズ

ウィメンズは、アーカイブに着想を得たディテールとパステルトーンの大胆さと優雅さを融合したアイテムをそろえる。ミニバッグや“キスマーク”をあしらったバッグ、リップモチーフのアクセサリー、キーチャーム、ウオレットなどをラインアップする。

メンズ

メンズでは、清潔感のあるラインと控えめなエレガンスを軸に、フォームとバランスを追求したセレクションを提案する。レザー小物やバッグ、ウオレット、帽子、スマホケースなどを用意する。

>公式サイト

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ヨウジヤマモトの「サイト」と「GDC」コラボ第2弾 反骨精神を落とし込んだ新作コレクションを発売

ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)の「サイト(S’YTE)」は2月19日、熊谷 隆志がディレクターを務める「GDC(ジーディーシー)」とのコラボコレクション第2弾を発売する。「サイト」渋谷パルコ店をはじめとする一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「GDC」の哲学を落とし込んだ
ボンバージャケットやパンツなど

本コラボでは、すべてのアイテムに“S’YTE×GDC”のロゴと、「GDC」の哲学を象徴する一節“A rolling stone gathers no moss”をシルバー箔でプリント。着用していくうちに箔がひび割れ、剥がれていく様子に儚さや退廃美を表現した。また、同じく全てのアイテムに記したグレーのネームタグ“A rolling stone gathers no moss” はあえて見える位置に配置し、両ブランドの背景にある反骨精神をデザインに落とし込んだ。

アイテムは、ダブルジップ仕様でユニセックスに着用できる“ボンバージャケット”(4万4000円)をはじめ、U.S.ミリタリーM-65とU.K.発祥のテクノパンツをベースに、ワイドフォルムに再構築した“アーミーテクノパンツ”(3万9600円)や、丈夫さと光沢を併せ持つウエポンクロスで仕立てた5ボタン仕様の“テーラードジャケット”(4万8400円)をラインアップ。さらに、コットンブロードを使用し、ルーズフィットに設計した“レギュラーカラー シャツ”(2万9700円)のほか、裾のドローコードを調整することでAラインシルエットとバルーンシルエットの2つの表情を楽しめる“ハカマ バルーン パンツ”(3万8500円)も登場する。

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ロレアル、2025年12月期は増収減益 営業増益も為替逆風が最終利益圧迫 

ロレアル(L’OREAL)の2025年12月期決算は、売上高が前期比1.3%増の440億5200万ユーロ(約8兆1055億円)、営業利益が同2.3%増の88億9100万ユーロ(約1兆6359億円)、純利益が同4.3%減の61億2700万ユーロ(約1兆1273億円)の増収減益だった。為替や関税の逆風に加え、フランス政府による公的財政の立て直しを名目とする大企業向けの特別付加税が負担となり、最終利益を押し下げた。一方で、営業利益率は改善し過去最高を更新するなど、本業の収益力は向上した。

部門別の売上高は、プロフェッショナル プロダクツ事業本部が同5.7%増の51億6300万ユーロ(約9499億円)と増収。「ケラスターゼ(KERASTASE)」などでプレミアムヘアケアがけん引したほか、オムニチャネル戦略が奏功し、初めて50億ユーロ(約9200億円)の大台を超え、最も高い伸び率を示した。コンシューマープロダクツ事業本部は北米を中心に下半期に成長が加速し、同0.7%増の160億8900万ユーロ(約2兆9600億円)となった。ヘアケアが最大の成長ドライバーとなったほか、メイクアップはヒット製品により回復した。

リュクス事業本部はフレグランスが成長エンジンとなり、高級市場が減速する状況下で前年並みの155億9500万ユーロ(約2869億円)を確保した。ダーマトロジカル ビューティ事業本部は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」がけん引し、同2.5%増の72億400万ユーロ(約1兆3255億円)だった。成長分野として安定的に拡大した。

地域別の売上高は、欧州が同4.6%増の148億6400万ユーロ(約2兆7349億円)、北米が同0.7%減の117億1800万ユーロ(約2兆1561億円)、北アジアが同2.2%減の100億7500万ユーロ(約1兆8538億円)、南アジア太平洋・中東・北アフリカ・サブサハラアフリカ(SAPMENA-SSA)が同6.5%増の41億1400万ユーロ(約7569億円)、ラテンアメリカが同0.7%減の32億7900万ユーロ(約6033億円)だった。

欧州が堅調市場を上回る成長を維持し、特にフレグランスを中心としたリュクス部門がけん引した。北米は市場環境の改善を背景に下半期に大きく加速し、全部門が成長に寄与した。北アジアは通期では減収となったが、下半期は中国本土の回復により持ち直した。最も高い伸びを示したのはSAPMENA-SSAで、中南米もヘアケアを中心に力強い成長を維持するなど、新興国が全体の拡大を下支えした。

ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)最高経営責任者(CEO)は声明で、25年を「決定的な年」と位置付け「オーガニックベースの売上高は3四半期連続で成長が加速した。新製品の投入計画の強化と、徐々に改善しているビューティ市場に支えられた結果だ。特筆すべきは、最大市場である米国と中国で下半期に力強い回復を実現したことだ。同時に、新興市場の開拓も継続した。効率性向上に注力したことで、為替や関税の逆風を相殺し、粗利益率と営業利益率はいずれも過去最高を更新した」と述べた。

イエロニムスCEOはまた、同社が昨年、大きな変革を遂げたと強調。AI(人工知能)の進展、研究開発力の強化、ITトランスフォーメーションの推進を進めたほか、ケリング ボーテ(KERING BEAUTE)との取り引きによる大型M&A、ガルデルマ(GALDERMA)への出資比率引き上げを通じて、ラグジュアリーおよび美容医療分野での競争力を一段と強化したと説明。「26年はマクロ経済の不確実性があるものの、世界のビューティ市場の見通しには楽観的であり、複数部門の戦略により、引き続き市場を上回る成長を達成できると確信している」と述べた。

投資銀行バークレイズ(BARCLAYS)のウォーレン・アッカーマン(Warren Ackerman)欧州コンシューマーステープル担当アナリストはリポートで、「最も重要なのは、ロレアルが26年のグローバル化粧品市場をどう見ているかだ」と指摘。「当社は26年に市場成長率が過去30年平均の4.5%へ回帰すると予想している(25年は3%)。この見通しは、米国および中国市場の改善が前提だ」との見方を示した。

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石井杏奈と「カルティエ」が導く、匠の美学──イベント「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS」で体感するサヴォアフェール

石井杏奈と「カルティエ」が導く、匠の美学──イベント「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS」で体感するサヴォアフェール

「カルティエ(CARTIER)」は2月23日まで、「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS─カルティエのサヴォアフェール」を開催中だ。同イベントは、「カルティエ」が銀座2丁目ブティックを“メゾン ドゥ パンテール(Maison de Panthere)“と名付け、ブランドの象徴である“パンテール(ヒョウ)”をテーマに展開してきたイベントの最終章になる。技の研鑽と継承に情熱を注ぎ、貴重な素材に命を吹き込むアルチザンたちの存在を浮き彫りにする芸術の数々を、俳優の石井杏奈と巡る。

パリのアトリエが舞台
川内倫子が切り取る静ひつな瞬間

ドラマや映画を中心に幅広く活躍している石井杏奈には、プライベートな時間に熱中する趣味がある。それは手芸や裁縫、自らの手を使った創作だ。かねてより“手仕事”に高い関心を示してきた彼女の目には、「カルティエ」の想像的な活動を支える職人たちの存在がひときわ輝いているように映る。

まずは会場1階に展示された写真家・川内倫子の作品から。34点に及ぶ写真と映像で捉えたのは、アトリエ内のりんとした空気感と職人たちの手元だ。「カルティエ」のハイジュエリーピースは、徹底した集中力を発揮する熟練工たちの正確な技術を集結しても、1点を完成させるまでに何年もの歳月が費やされる。

川内の作品と対峙しながら石井は、「“パンテール”の宝石使いは特に美しく、引き込まれる魅力がある。こうして人の手から生まれる様子にじっくりと触れられることで、その尊さが改めて実感できる」と、卓越した職人の技術力に思いをはせる。さらに石井は、「カルティエ」のジュエリーやウオッチが多くの女性にとって憧れの対象と前置きした上で、「こうした機会はとても貴重。ものづくりの背景に身と心を寄せることで、新たな視点につながるはず」と表現した。

「カルティエ」の伝統と革新
クラフツマンシップの真髄に迫る

「カルティエ」は、そのクリエイションに必要不可欠な職人技を自社工房に擁する、数少ないメゾンの1つだ。制作工程は作品の構想から完成に至るまで、熟練工たちが何世代にもわたって継承してきた伝統技術と、革新性を常に追求する精神が重なり合う。2階では、そんな「カルティエ」のサヴォアフェールを支える人の手、アルチザンたちの存在にさまざまな角度からスポットが当てられている。

自信に満ちあふれた女性職人たちのポートレート、古来から伝わる伝統技法のグリプティック、職人の能力開発と技術を未来に継承する役割を担うカルティエ ジュエリー インスティテュートによるワークショップ。「カルティエ」が守り抜いてきたいくつもの制作工程を追体験しながら、石井は「表現に至るまでのプロセスがいかに大切か」を実感する。

「高い技術や豊富な経験はもちろん、そこに込めた感情や物語が重なることで、長く語り継がれる作品が生まれていくのだと思います。生身の人間が関わるからこそ、強く訴えかけてくるものがある。役者という立場ですが、『カルティエ』の姿勢と自分が共鳴できる部分は多いように感じます」。

7人の職人が形にするメゾンの美学
サヴォアフェールを間近で体験

3階では、イベント期間中に来日する7人のアルチザンが集い、それぞれの分野における独自のクラフツマンシップを披露。“パンテール”をはじめとする象徴的なモチーフを用いた芸術表現を通じて、これまで「カルティエ」がいかにして著名なアルチザンやアーティストたちとともに追求してきた創造性と革新に触れられる。

「カルティエ」のサヴォアフェールとは、ジュエリーやウオッチを製作する高度な技術のみにとどまらず、美に対する揺るぎないビジョン、才能と技能の融合、そして人の手によって作品を形にする創造的な活動そのものだ。それが伝統の尊重と革新を追求し続ける、世界有数のメゾンたるゆえんでもある。

会場中に散りばめられたさまざまな手仕事に触れた最後に、石井は「サヴォアフェールとは“愛”」だと振り返る。「製作のための費やされる時間も、完成したジュエリーも、全てが愛おしく感じました。人の手によって形作られたものが誰かの手へとわたるまでには、たくさんの愛が存在しています。『カルティエ』を支える職人たちが込めた愛を、たくさんの方に感じてほしいですね」。

INFORMATION
「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS ―カルティエのサヴォアフェール」

期間:2月23日まで ※16日は1・2階のみの営業
時間:11:00~19:00(18:30最終入場)
場所:「Maison de Panthere」カルティエ 銀座2丁目ブティック
住所:東京都中央区銀座2-6-12
入場方法:無料。予約優先で案内

<CARTIER JEWELLERY INSTITUTE WORKSHOP>
ワックスカービング:2月11日、13日、15日、18日
メタルソーイング:2月12日、14日、17日
所要時間:約60分
対象年齢:18歳以上
参加方法:無料。事前予約は「カルティエ」LINE公式スペシャルサイトで可能
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。

PHOTOS: KAZUSHI TOYOTA
TEXT&INTERVIEW:KEISUKE HONDA
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00

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石井杏奈と「カルティエ」が導く、匠の美学──イベント「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS」で体感するサヴォアフェール

石井杏奈と「カルティエ」が導く、匠の美学──イベント「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS」で体感するサヴォアフェール

「カルティエ(CARTIER)」は2月23日まで、「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS─カルティエのサヴォアフェール」を開催中だ。同イベントは、「カルティエ」が銀座2丁目ブティックを“メゾン ドゥ パンテール(Maison de Panthere)“と名付け、ブランドの象徴である“パンテール(ヒョウ)”をテーマに展開してきたイベントの最終章になる。技の研鑽と継承に情熱を注ぎ、貴重な素材に命を吹き込むアルチザンたちの存在を浮き彫りにする芸術の数々を、俳優の石井杏奈と巡る。

パリのアトリエが舞台
川内倫子が切り取る静ひつな瞬間

ドラマや映画を中心に幅広く活躍している石井杏奈には、プライベートな時間に熱中する趣味がある。それは手芸や裁縫、自らの手を使った創作だ。かねてより“手仕事”に高い関心を示してきた彼女の目には、「カルティエ」の想像的な活動を支える職人たちの存在がひときわ輝いているように映る。

まずは会場1階に展示された写真家・川内倫子の作品から。34点に及ぶ写真と映像で捉えたのは、アトリエ内のりんとした空気感と職人たちの手元だ。「カルティエ」のハイジュエリーピースは、徹底した集中力を発揮する熟練工たちの正確な技術を集結しても、1点を完成させるまでに何年もの歳月が費やされる。

川内の作品と対峙しながら石井は、「“パンテール”の宝石使いは特に美しく、引き込まれる魅力がある。こうして人の手から生まれる様子にじっくりと触れられることで、その尊さが改めて実感できる」と、卓越した職人の技術力に思いをはせる。さらに石井は、「カルティエ」のジュエリーやウオッチが多くの女性にとって憧れの対象と前置きした上で、「こうした機会はとても貴重。ものづくりの背景に身と心を寄せることで、新たな視点につながるはず」と表現した。

「カルティエ」の伝統と革新
クラフツマンシップの真髄に迫る

「カルティエ」は、そのクリエイションに必要不可欠な職人技を自社工房に擁する、数少ないメゾンの1つだ。制作工程は作品の構想から完成に至るまで、熟練工たちが何世代にもわたって継承してきた伝統技術と、革新性を常に追求する精神が重なり合う。2階では、そんな「カルティエ」のサヴォアフェールを支える人の手、アルチザンたちの存在にさまざまな角度からスポットが当てられている。

自信に満ちあふれた女性職人たちのポートレート、古来から伝わる伝統技法のグリプティック、職人の能力開発と技術を未来に継承する役割を担うカルティエ ジュエリー インスティテュートによるワークショップ。「カルティエ」が守り抜いてきたいくつもの制作工程を追体験しながら、石井は「表現に至るまでのプロセスがいかに大切か」を実感する。

「高い技術や豊富な経験はもちろん、そこに込めた感情や物語が重なることで、長く語り継がれる作品が生まれていくのだと思います。生身の人間が関わるからこそ、強く訴えかけてくるものがある。役者という立場ですが、『カルティエ』の姿勢と自分が共鳴できる部分は多いように感じます」。

7人の職人が形にするメゾンの美学
サヴォアフェールを間近で体験

3階では、イベント期間中に来日する7人のアルチザンが集い、それぞれの分野における独自のクラフツマンシップを披露。“パンテール”をはじめとする象徴的なモチーフを用いた芸術表現を通じて、これまで「カルティエ」がいかにして著名なアルチザンやアーティストたちとともに追求してきた創造性と革新に触れられる。

「カルティエ」のサヴォアフェールとは、ジュエリーやウオッチを製作する高度な技術のみにとどまらず、美に対する揺るぎないビジョン、才能と技能の融合、そして人の手によって作品を形にする創造的な活動そのものだ。それが伝統の尊重と革新を追求し続ける、世界有数のメゾンたるゆえんでもある。

会場中に散りばめられたさまざまな手仕事に触れた最後に、石井は「サヴォアフェールとは“愛”」だと振り返る。「製作のための費やされる時間も、完成したジュエリーも、全てが愛おしく感じました。人の手によって形作られたものが誰かの手へとわたるまでには、たくさんの愛が存在しています。『カルティエ』を支える職人たちが込めた愛を、たくさんの方に感じてほしいですね」。

INFORMATION
「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS ―カルティエのサヴォアフェール」

期間:2月23日まで ※16日は1・2階のみの営業
時間:11:00~19:00(18:30最終入場)
場所:「Maison de Panthere」カルティエ 銀座2丁目ブティック
住所:東京都中央区銀座2-6-12
入場方法:無料。予約優先で案内

<CARTIER JEWELLERY INSTITUTE WORKSHOP>
ワックスカービング:2月11日、13日、15日、18日
メタルソーイング:2月12日、14日、17日
所要時間:約60分
対象年齢:18歳以上
参加方法:無料。事前予約は「カルティエ」LINE公式スペシャルサイトで可能
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。

PHOTOS: KAZUSHI TOYOTA
TEXT&INTERVIEW:KEISUKE HONDA
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00

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ポーラ、160人の希望退職募集 構造改革で14億円特損計上

ポーラ・オルビスホールディングスは13日、ポーラで160人の希望退職者を募集すると発表した。一定の年齢や勤続年数など所定の条件を満たす従業員が対象となる。募集期間は3月16〜27日の期間で、退職日は6月30日。通常の退職金に加えて特別支援金を支給し、希望者には再就職支援サービスを提供する。

今回の施策に伴い、2026年12月期に約14億円の特別損失を計上する見込みだ。

同社の基幹ブランド「ポーラ(POLA)」は、化粧品市場の構造変化や競争環境の激化といった外部環境の変化に直面している。こうした状況を踏まえ、中長期的な成長軌道への回帰を目指し、事業構造やコスト構造の見直しを含む構造改革を推進している。その一環として、希望退職制度「ネクストキャリア特別支援策」を実施する。

ポーラ・オルビスHDの2025年12月期の連結決算は、売上高が前年並みの1702億円、営業利益が前年比13.6%増の156億円、純利益が同2%増の94億円と増益を確保した。一方、ポーラ事業は売上高が同2.6%減の903億円、営業利益が同12.5%減の86億円と減収減益だった。

ポーラの国内事業では、委託販売チャネルにおける成長店舗群の売り上げ拡大やその他チャネルの強化に取り組んだ。成長店舗群やその他チャネルは堅調に推移したが、ブランディング強化を目的とした二次流通向け出荷抑制の精度向上などの影響により、国内全体では前年を下回った。

海外では重点市場の中国でハイプレステージ顧客層との接点拡充やCRM強化を進めたが、中国を中心とした一部アジア地域の景気減速が響き、海外事業も前年割れとなった。

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「シンヤコヅカ」と「シュタイン」を選出 LVMHプライズ、2026年度セミファイナリスト

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、13回目となる2026年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリスト20組を発表した。

ウィメンズ&メンズは4ブランド、ウィメンズは7ブランド、メンズが3ブランド、ジェンダーレスは6ブランドを選出。日本からは、小塚信哉による「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」と浅川喜一朗による「シュタイン(SSSTEIN)」のメンズブランドが選ばれている。

今年のセミファイナリストは、初めてジョージアやケニア、タイを含む、計17カ国のデザイナーが選出された。デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者は、「彼らのコレクションは、モダンエレガンスから大胆なデザイン、さらには一点物の作品まで多岐にわたる。職人技と素材研究がクリエイションの核となっている」とコメント。

セミファイナリストは、26-27年秋冬パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月4、5日に行われる審査会で、雑誌編集長やスタイリストなどの80人を超える専門家にプレゼンテーションを行う。LVMH本社ビル改修工事にともない、同社が擁する百貨店、サマリテーヌ(La Samaritaine)で開催予定。加えて4〜8日には、オンラインで一般投票も受け付け、その後、8組のファイナリストが発表される予定だ。

26年度「LVMHプライズ」セミファイナリスト一覧

セミファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。

ウィメンズ&メンズ
・「アイアムイシゴ(IAMISIGO)」ブブ・オギシ(Bubu Ogisi)/ナイジェリア
・「カーティック リサーチ(KARTIK RESEARCH)」カーティック・クマーラ(Kartik Kumra)/インド
・「リー(LII)」ゼイン・リー(Zane Li)/中国
・「ポンテ(PONTE)」ハリー・ポンテフラクト(Harry Pontefract)/英国

ウィメンズ
・「コリーン アレン(COLLEEN ALLEN)」コリーン・アレン/米国
・「デ・ピノ(DE PINO)」ガブリエル・フィゲイレド(Gabriel Figueiredo)/フランス
・「ゴルシャー(GOLSHAAH)」ゴルナー・アフマディアン(Golnar Ahmadian)/イラン
・「ジュリー・ケゲルス(JULIE KEGELS)」ジュリー・ケゲルス、ベルギー
・「マズ マヌエラ・アルバレス(MAZ MANUELA ALVAREZ)」マヌエラ・アルバレス(Manuela Alvarez)/コロンビア
・「ペトラ・ファーゲルストローム(PETRA FAGERSTROM)」ペトラ・ファーゲルストローム/スウェーデン
・「ヨシタ 1967(YOSHITA 1967)」アニル・パディア(Anil Padia)/ケニア

メンズ
・「デリック(DERRICK)」ルーク・デリック(Luke Derrick)/英国
・「シンヤコヅカ」小塚信哉/日本
・「シュタイン」浅川喜一朗/日本

ジェンダーレス
・「アクト N.1(ACT N.1)」ルカ・リン(Luca Lin)/イタリア
・「インスティテューション(INSTITUTION)」ガリブ・ガサノフ(Galib Gassanoff)/ジョージア
・「キンヤン・ラム(KINYAN LAM)」キンヤン・ラム、中国
・「ノンラック(NONG RAK)」チェリー・W・レイン=プアンフアン(Cherry W. Rain-Phuangfueang)/米国、ティーラパット・プアンフアン(Teerapat Phuangfueang)/タイ
・「ザ・ヴァリー(THEVXLLEY)」ダニエル・デル・バジェ・フェルナンデス(Daniel del Valle Fernandez)/スペイン
・「ティスカル・エスパダス(TISCAR ESPADAS)」ティスカル・エスパダス/スペイン、ケヴィン・コーラー(Kevin Kohler)/スイス

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自然と共に遊び、学ぶ ゴールドウインが富山で描く「PLAY EARTH PARK 」構想とは?

ゴールドウインは富山県南砺市の約40ヘクタールの敷地に、多様な原体験を提供する“未来のネイチャーパーク” 「Play Earth Park Naturing Forest(以下、Play Earth Park)」 を開く。開業予定は2027年初夏。子どもから大人まで自然と遊び・学びを通じて感性を育む場として、「ガーデンエリア」「パークエリア」「フォレストエリア」の3つのエリアを中心に、複数の建築物と体験空間で構成する。

自然観察から遊び、宿泊、飲食、物販まで多彩な体験を創出するべく、国内外8組の設計者と協業。同社にとって初となるこの大規模開発事業は、21年より掲げる「Play Earth」コンセプトの実現を目指す。

「Play Earth(=地球と遊ぶ)」は、同社が「コトづくり」と「環境づくり」を横断して展開するプロジェクトだ。ワークショップや自然体験といった“コト”を起点に、人々の暮らしや子どもの感性へと視点を広げ、衣食住休遊知美をつなぐ体験価値を描いている。飲食や宿泊まで含めた場づくりは、自然と過ごす時間そのものをコンテンツへと昇華する試みであると同時に、環境負荷を抑える取り組みやエネルギーの循環、地域との共創という大きなチャレンジも担っているという。ここでは、現在進行形で開業に向けて進む「Play Earth Park」の魅力を、「Play Earth」の具体的なプロジェクト事例を交えてひもとく。

27年初夏に富山県南砺市に開業する
「Play Earth Park Naturing Forest」

ゴールドウインに通底する哲学のひとつに、「自然から学ぶ」という姿勢がある。自然の原理に学び、人がアウトドアで遊ぶためのウエアやギアを開発し、自然と向き合うアスリートの声を製品づくりへと還元してきた。

その思想を“場”として具現化する拠点として選んだのは、創業の地である富山だった。「Play Earth Park」の舞台となる富山県南砺市は、山と海、川、平野が連なる豊かな自然環境の中で、人と自然がバランスを取り合い寄り添って生きる「土徳」という考え方が根付く土地でもある。

「Play Earth Park」の拠点は桜ヶ池エリアに位置し、23年から南砺市と連携して周辺開発を推進。すでに24年秋から事業用地内で試験植栽を始めており、四季の変化がはっきり感じられる富山の気候のもと、植物の生育や環境条件を実地で検証している。自然を理解し、対話を重ねながら環境を育てていく姿勢がこのプロジェクトの根幹にある。

自然に触れ、子どもも大人も
好奇心や探究心を広げる

「Play Earth」は子どもの「遊び」と「学び」を切り離さず、自然に触れる体験そのものを成長のきっかけとして設計している。その具体例が、子ども向けワークショップイベント「Moth Hunt Club(モス ハント クラブ)」だ。日常で見かける身近な昆虫の蛾にフォーカスし、夜の森での採集と標本制作、リサーチを専門家とともに行うことで、命の多様性や美しさに向き合う体験の場を作った。

参加した子どもたちからは「最初は怖かったけれど楽しくなった」「こんなに蛾の種類が多いことを初めて知った」といった声が寄せられ、保護者からも「子どもの興味関心と成長に驚いた」「この機会がなければ知ることができなかった世界に触れた」と反響があったという。遊びの延長線上で気づきと学びが深まり、子どもたちの探究心や好奇心をさらに広げる豊かな体験設計こそが、「Play Earth」ならではの独自の価値となっている。

日本初の環境認証取得を目指す
リジェネラティブな取り組み

「リジェネラティブ」とは直訳すると「再生」。自然環境が本来持つ生成力を活かしながら、社会や生態系をより良い状態へと再生・循環させていく考え方だ。「自然から学ぶ」という哲学を事業として具現化する「Play Earth Park」は、この思想を環境開発のスケールで実践する。

40ヘクタールに及ぶ広大な土地を舞台に掲げるテーマは、「自然環境の再生」と「世界中から人が訪れる賑わい」という、一見すると相反する二つの要素の両立。その象徴的な存在が、施設の中心となる複合施設「プラザ」だ。

煙突がシンボルのプラザ棟は、「ガーデンエリア」「パークエリア」「フォレストエリア」をつなぐ玄関口として機能し、約15mの高低差を活かしたダイナミックな構成が特徴。訪れる人が自然との関係を五感で実感できる場を目指す。自然の構造に学び、最小限の素材で最大限の効果を引き出す木造建築で、内装や家具には富山県産木材を活用する。雨水利用やソーラー発電のほか、地域資材を再利用することによって環境負荷を抑え、日本初となる「リビング・ビルディング・チャレンジ(Living Building Challenge以下、LBC)」取得に挑む。

「LBC」とは、建築が植物のように機能し、エネルギーや水を循環させながら生態系を豊かにする「再生」を目指す、世界で最も厳格な環境認証制度の一つ。建物完成後も、実際の運用を通じて1年間にわたる審査が求められる。商業施設としての魅力と最高レベルの環境性能を両立させる、同社にとって前例のない大きな挑戦だ。

地球と遊び
衣食住休遊知美を体験できる

人と自然の新たな関係性を探求する未来のネイチャーパーク「Play Earth Park」。その世界観を体感できるもう一つの要素が、建築を通じた体験作りだ。国内外で活躍する8組の設計者が、各エリアの特性を生かした空間と体験をデザインしている。

「ガーデンエリア」は、世界的ガーデンデザイナーのダン・ピアソンと高野ランドスケーププランニングが、四季の移ろいを感じられるナチュラリスティックな庭園を計画。多様な植物が共生する風景の中で、自然そのものの美しさを五感で味わえる空間を目指す。

3つのエリアをつなぐ玄関口「プラザ棟」は、川島範久建築設計事務所による設計。環境負荷を抑えた木造建築の中にショップやデリを備え、人が集い自然と出会う拠点となる。前述のとおり国内初となるLBC取得に挑む、プロジェクトの象徴的な建築だ。

「フォレストエリア」では、リナ・ゴットメ・アーキテクチャによる展望台やコテージが点在。高台から砺波平野を見渡したり、地下で土中の世界を観察したりと、自然の不思議を多角的に体験できる。

さらに「パークエリア」では、萬代基介建築設計事務所が地形を生かした遊びの建築を計画。シンボリックな周遊できる円形の遊び空間が出迎える。イギリスの建築家コレクティブで建築家として初めてターナー賞を受賞したアセンブルによるキャンプサイト、新素材研究所によるヴィラ、本瀬齋田建築設計事務所によるアクティビティセンターなどが加わり、自然・遊び・生活を横断する体験を創出する。多様な設計者の視点を重ね、衣食住休遊知美にわたる体験価値を編み上げていく。

TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
ゴールドウイン カスタマー サービス

0120-307-560

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「ブルックス ブラザーズ」×「アイ ジュンヤ ワタナベ マン」 ジャケットやトラウザーズなど4型を数量限定で発売

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は、2026春夏シーズンも「アイ ジュンヤ ワタナベ マン(EYE JUNYA WATANABE MAN)」とのコラボコレクションを発売する。2月14日から、全国の「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」取り扱い店舗と「ブルックスブラザーズ」の表参道店、大阪店で順次取り扱う。

「ブルックス ブラザーズ」の定番を
モダンにアップデートした4型

本コラボコレクションでは、「ブルックス ブラザーズ」の定番アイテムであるボマージャケットをベースに、両肘のエルボーパッチやヨーク上に施したロッカーループなどワークウエアを連想させるディテールを配した“ジャケット”(11万円)をはじめ、ジャケットと同素材を使用し、ゆったりとしたワイドシルエットで腰回りのダーツやヒップポケットのデザインが特徴的な“トラウザーズ”(7万4800円)が登場。さらに、スーピマコットンのオックスフォード生地を使用し、「アイ ジュンヤ ワタナベ マン」のパターンで仕上げた“ボタンダウンシャツ”(6万500円)のほか、フロントに「ブルックス ブラザーズ」のシンボルマークである“ゴールデン フリース”、バックに“eYe”とBrooks Brothers”のロゴをプリントした“Tシャツ”(3万8500円)もラインアップする。なお、Tシャツは5月入荷予定となる。

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「ブルックス ブラザーズ」×「アイ ジュンヤ ワタナベ マン」 ジャケットやトラウザーズなど4型を数量限定で発売

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は、2026春夏シーズンも「アイ ジュンヤ ワタナベ マン(EYE JUNYA WATANABE MAN)」とのコラボコレクションを発売する。2月14日から、全国の「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」取り扱い店舗と「ブルックスブラザーズ」の表参道店、大阪店で順次取り扱う。

「ブルックス ブラザーズ」の定番を
モダンにアップデートした4型

本コラボコレクションでは、「ブルックス ブラザーズ」の定番アイテムであるボマージャケットをベースに、両肘のエルボーパッチやヨーク上に施したロッカーループなどワークウエアを連想させるディテールを配した“ジャケット”(11万円)をはじめ、ジャケットと同素材を使用し、ゆったりとしたワイドシルエットで腰回りのダーツやヒップポケットのデザインが特徴的な“トラウザーズ”(7万4800円)が登場。さらに、スーピマコットンのオックスフォード生地を使用し、「アイ ジュンヤ ワタナベ マン」のパターンで仕上げた“ボタンダウンシャツ”(6万500円)のほか、フロントに「ブルックス ブラザーズ」のシンボルマークである“ゴールデン フリース”、バックに“eYe”とBrooks Brothers”のロゴをプリントした“Tシャツ”(3万8500円)もラインアップする。なお、Tシャツは5月入荷予定となる。

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「マイケル・コース」2026-27年秋冬コレクション

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」が2026-27年秋冬コレクションを発表した。

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「マイケル・コース」2026-27年秋冬コレクション

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」が2026-27年秋冬コレクションを発表した。

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【一粒万倍日】3月5日は最強開運日 「ルイ・ヴィトン」は日本限定カラーのラッキーチャーム付きウオレット

3月5日は天赦日、一粒万倍日、寅の日、大安の全てが重なる「四重吉日」で、2026年における最強開運日だ。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、日本限定カラーやラッキーチャームをあしらった新作ウィメンズウオレットを発売した。

ラインアップ一覧

“ポルトフォイユ・ヴィトリーヌ”

日本限定の“スーパーラッキーデー”コレクションとして登場した“ポルトフォイユ・ヴィトリーヌ”(11万7700円)は、鮮やかなレザーで仕上げ、同様に鮮やかなライニングを異なる色合いで施した。コインやカード、紙幣を安全に保管できる複数の収納が特徴だ。“幸運の引き寄せ”をテーマにしたゴールドカラーのクローバー形チャームをプラスした。

“ポルトフォイユ・リサ”

ブランドを象徴するモノグラム・アンプラント レザーをパステルカラーで再解釈した“ポルトフォイユ・リサ”(11万6600円)は、日本限定の“スーパーラッキーデー”コレクションに登場したアイテムだ。小ぶりなバッグやクラッチにも収まるサイズで、ファスナー引き手に添えたクローバーシェイプのチャームをはじめ、ゴールドカラーの金具がポイントだ。内装にはコントラストの引き立つライニングを施し、コインや紙幣を整理できる複数のポケットと4つのカードスロットを配した。

“ポルト フォイユ・クレア”

シトラスの色合いで仕上げた日本限定のステートメントアイテム“ポルト フォイユ・クレア”(14万3000円)。モノグラム・アンプラント レザーを使用した本モデルをクローバー形のファスナー引き手で彩り、焼印の技法でおそろいのモチーフを描いた。内装にはスカイブルーのライニングをあしらい、貴重品を収納できるポケットとスロットを備えた。

“ポルトフォイユ・イリス XS”
“ポルトフォイユ・イリス コンパクト”

日本限定の“ポルトフォイユ・イリス XS”(12万1000円)と“ポルトフォイユ・イリス コンパクト”(13万6400円)は、マヒナ・レザーに「ルイ・ヴィトン」のモノグラム・パターンをパフォーレーションであしらった。内装にはシトラスカラーのライニングが施され、ゴールドカラーの金具で仕上げた。ポルトフォイユ·イリス XSは、4つのカードスロットと2つのポケット付きだ。

“ポルトフォイユ・クレア”

スカイブルーの色合いで仕上げた日本限定“ポルトフォイユ・クレア”(13万4200円)は、シルバーカラーの金具をあしらったコンパクトなデザインで、貴重品を整理できる複数のポケットや紙幣用コンパートメントを備えた。マヒナ・レザーを使用し、内装にシトラスカラーのライニングを施している。

“ポルトフォイユ・カプシーヌ コンパクト”

日本限定“ポルトフォイユ・カプシーヌ コンパクト”(19万4700円)は、シトラスカラーで再解釈した。トリヨンレザーに上質なパイソンレザーのトリミングを施した鮮やかな色合いのアイテムで、シグネチャーの“LV”イニシャルをゴールドカラーであしらった。クローバーモチーフの焼印と複数のポケットやカードスロットを備えている。

“ポルトフォイユ・カプシーヌ タイニー”

鮮やかなシトラスイエローで彩られた日本限定“ポルトフォイユ・カプシーヌ タイニー”(13万9700円)は、内装にシルバーカラーのレザーライニングを施した。“LV”イニシャルをはじめとする、ゴールドカラーの金具で仕上げた。

“ポルトフォイユ・カプシーヌ”

ジェイドグリーンの色合いで仕上げた“ポルトフォイユ・カプシーヌ”(23万1000円)は、トリヨンレザーにパイソンレザーのトリミングを施した。

“ジッピー・ウオレット”

日本限定“ジッピー・ウオレット”(16万6100円)は、モノグラム・アンプラント レザーで仕上げた。貴重品を収納できる複数のポケットとスロットを備えている。

“ジッピー・ウオレット”

“スウィート・エスケープ”コレクションの一部として、バイカラーの色合いで再解釈した“ジッピーウオレット”(18万400円)も登場する。内装には、コインや紙幣を収納できる複数のポケットや12のカードスロットなど3つのコンパートメントを配した。

>公式サイト

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パルコ主要店の店長が一斉交代、渋谷や池袋、名古屋など

パルコは3月1日付で、主要な「パルコ」の店長が交代する。渋谷店は及川寛太・渋谷パルコ営業課マネジャーが昇格するほか、池袋パルコには店舗事業戦略室の越川小百合氏が、名古屋パルコは高桑英之・人事・総務部 部長が、浦和パルコは濵信吾・松坂屋名古屋店 店舗戦略運営部長がそれぞれ店長に就任する。初夏にオープン予定の「ハエラ(HAERA)」の店長には、斎藤栄二郎・名古屋栄新店準備室 室長が就く。なお、渋谷パルコの平松有吾・現店長の異動先は現時点では未公表という。

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エルメス、25年は5.5%増収と堅調 日本は10%増収と2ケタ成長を維持

エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2025年12月期決算は、売上高が前期比5.5%増の160億200万ユーロ(約2兆9603億円)、営業利益は同6.8%増の65億6900万ユーロ(約1兆2152億円)、純利益は同1.7%減の45億2400万ユーロ(約8369億円)だった。

地域別の売上高は、フランスが同8.8%増の15億7500万ユーロ(約2913億円)、フランス以外の欧州は同10.0%増の23億6200万ユーロ(約4369億円)だった。いずれも引き続き地元の顧客および観光客による需要が好調だった。北米、南米ともに堅調だった南北アメリカは同7.3%増の30億7500万ユーロ(約5688億円)、景気停滞が続く中国を抱える日本以外のアジア太平洋地域は同0.8%増の67億200万ユーロ(約1兆2398億円)で着地。忠誠心の高い地元顧客が多い日本は、同10.7%増の15億1900万ユーロ(約2810億円)と2ケタ増収を維持した。

カテゴリー別での売上高は、主力のレザーグッズが同9.5%増の70億7000万ユーロ(約1兆3079億円)、衣料・アクセサリーは同2.7%増の45億2500万ユーロ(約8371億円)、シルク・テキスタイルは同1.5%増の9億6400万ユーロ(約1783億円)と増収。ほかのカテゴリーと比べて卸先への依存度が高い香水・ビューティは同8.6%減の4億8900万ユーロ(約904億円)、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税政策の影響を受けたウオッチは同4.9%減の5億4900万ユーロ(約1015億円)と減収だった。

「26年も自信を持って進んでいく」とCEO

アクセル・デュマ(Axel Dumas)=エグゼクティブ・チェアマンは、アナリスト向けの決算説明会で、「質が高くエクスクルーシブな販売網と、垂直統合された堅牢な生産体制に基づいた事業戦略“エルメスモデル”が成功の秘訣であることが今回も証明された。この独特の戦略により、安定した成長と力強い業績を上げることができてうれしく思う。妥協のない品質の追求にコミットしているチームと、忠誠心の高い顧客に心から感謝する。不安定な環境の中、26年もクリエイティビティーとサヴォアフェール(受け継がれる匠の技)に裏打ちされた、確固たる自信を持って進んでいく」と語った。

同氏はまた、中国市場のラグジュアリー消費動向はマクロ経済とはあまり関連性がないと指摘。「『エルメス』のコア顧客(である富裕層)の消費意欲は、国内総生産(GDP)よりも不動産市場や株式市場の上下に左右されているように思う」と述べた。また中間層の“ラグジュアリー離れ”について「確かにフランスではその傾向があるが、世界中でそうだというわけではない」と分析し、米国市場の回復や、南アジアおよび南米における中間層の可処分所得の成長を前向きに捉えていると話した。

1月に5~6%の値上げを実施

なお、「エルメス」は1月に5~6%の値上げを実施している。これについてエリック・デュ・アルグエ(Eric du Halgouet)最高財務責任者は、「原材料の値上がりなど、生産コストの上昇をカバーするために行った」と説明した。

競合LVMHの25年度は減収減益

ラグジュアリーセクターは24年から全体に減速しており、25年はその傾向がさらに強まった。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」など多数の高級ブランドを擁し、“ラグジュアリー帝国”とも称されるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)においても、25年12月期決算は売上高が同4.6%減の808億700万ユーロ(約14兆9492億円)、純利益は同13.3%減の108億7800万ユーロ(約2兆124億円)と減収減益。

主力「グッチ(GUCCI)」の不調が続くケリング(KERING)は、売上高が同13.0%減の146億7500万ユーロ(約2兆7148億円)、純利益は同93.6%減の7200万ユーロ(約133億円)と減収に加えて大幅な減益となった。

これまで破竹の勢いで成長してきたエルメスもやはり減速傾向にあるものの、こうした競合と比べると、増収を維持している同社の強さは注目に値するだろう。

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「ゴールドウイン 0」が2026年春夏コレクションを発表 両義的な視点からコレクションを構築

ゴールドウインの環境に配慮したプロジェクト「ゴールドウイン 0(GOLDWIN 0)」は、2026年春夏コレクションを発表した。2月14日にオープンするゴールドウイン韓国店で世界先行販売後、20日よりゴールドウインの公式オンラインストアと日本の各直営店、ロンドン店などで取り扱う。

“露出”と“守ること”がテーマ

今季は、ヌー・アバス(Nur Abbas)「ゴールドウイン 0」クリエイティブ・ディレクターが“露出(Exposure)”と“守ること(Protection)”をテーマに掲げ、両義的な視点からコレクションを構築した。アイテムは、素材選定と構造設計の両面から、暑い季節に向けた新たな“プロテクション”と“快適性”を追求し、軽量リップストップポリエステル・シアサッカーを用いながらUPF50+の紫外線防止機能を備えたスクリーンアノラックとスクリーンパンツなどを用意。さらに、光の当たり方や角度によって控えめに反応するリフレクティブ糸を織り込んだレトロリフレクティブ・ストライプドシャツとレトロリフレクティブ・パンツど、写真の露光に着想したアイテムもラインアップする。

キャンペーンビジュアルは、アメリカの西海岸で撮影され、海岸線からモーテルの室内まで対照的な環境を用いることで、技術的な進化だけでなく環境に応じて機能する適応性や優れた着心地を表現した。

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吉田カバンの「POTR」と「ダイワ」がコラボ タウンユースでもフィッシングでも活躍する新作バッグ3型を発売

吉田カバンが展開する「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は2月14日、フィッシングブランド「ダイワ(DAIWA)」とのコラボレーションによる“デイパック”(5万7200円)、“トートバッグ”(5万3900円)、“ショルダーバッグ”(4万2900円)の3型のバッグを発売する。「ポーター(PORTER)」の各店舗と「ダイワ」阪急うめだ本店および両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

「ダイワ」×「POTR」
フィッシングに適した高機能バッグ

本コラボアイテムは、タウンユースに最適なサイズとフィッシングシーンでの実用性を両立。吉田カバンのアイテムをベースに、「ダイワ」の標準的なルアーケースを収納できるポケットや、ループ状のナイロンテープなど、フィッシングシーンでも活躍するディテールを備える。メイン素材にはコットンライクな風合いの“66ナイロン”を採用。耐摩擦・引き裂き強度に優れ、急な雨にも対応する撥水加工を施した。デザインのアクセントにもなっているナイロンテープはフィッシングのディテールを取り入れた仕様で、カラビナやキーホルダーを取り付けが可能。また、着脱可能な内装のメッシュポケットは、ポーチ単体でも使用できる。さらに、“デイパック”や“トートバック”のサイドポケットはペットボトルや折り畳み傘を収納できるサイズで、フィッシングの際にはコンパクトロッドの収納にも便利な仕様だ。

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「パレス スケートボード」がMLBサンフランシスコ・ジャイアンツとコラボ

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のサンフランシスコ・ジャイアンツとコラボレーションしたコレクションを2月14日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店、大阪店、福岡店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。価格は発売まで非公開だ。

全10型をラインアップ

今回のコラボコレクションは、サンフランシスコ・ジャイアンツの球団カラーであるブラックとオレンジ、クリームをメインカラーを落とし込んだ。アイテムは、ボンバージャケットとショーツのセットアップをはじめ、トラックスーツとトラックパンツ、フーディー、Tシャツ、キャップ、ビーニー、ソックス、ボールの全10型をラインアップ。どのアイテムにも「パレス スケートボード」のロゴとサンフランシスコ・ジャイアンツのエンブレムをあしらい、ボンバージャケットとショーツのセットアップは、ストーンウォッシュデニムを採用。また、キャップとビーニーは「ニューエラ(NEW ERA)」と、ボールはMLBに公式球を提供している「ローリングス(RAWLINGS)」とのトリプルコラボとなっている。

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「パレス スケートボード」がMLBサンフランシスコ・ジャイアンツとコラボ

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のサンフランシスコ・ジャイアンツとコラボレーションしたコレクションを2月14日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店、大阪店、福岡店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。価格は発売まで非公開だ。

全10型をラインアップ

今回のコラボコレクションは、サンフランシスコ・ジャイアンツの球団カラーであるブラックとオレンジ、クリームをメインカラーを落とし込んだ。アイテムは、ボンバージャケットとショーツのセットアップをはじめ、トラックスーツとトラックパンツ、フーディー、Tシャツ、キャップ、ビーニー、ソックス、ボールの全10型をラインアップ。どのアイテムにも「パレス スケートボード」のロゴとサンフランシスコ・ジャイアンツのエンブレムをあしらい、ボンバージャケットとショーツのセットアップは、ストーンウォッシュデニムを採用。また、キャップとビーニーは「ニューエラ(NEW ERA)」と、ボールはMLBに公式球を提供している「ローリングス(RAWLINGS)」とのトリプルコラボとなっている。

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TWICEミナが「SK-II」イベントに来場 桜限定デザインボトルキットの発売を祝う

「SK-II」は、桜のモチーフをデザインした“フェイシャル トリートメント エッセンス”限定ボトルをセットにした新生活トライアルキットを発売した。発売を記念したスペシャルイベントにはグローバルブランドアンバサダーを務めるグローバルガールズグループTWICEのミナ(MINA)が来場。春らしいデザインのボトルやキットに「大切な人にギフトしたくなるくらい可愛い」と笑顔を見せ、桜コレクションの世界を体験した。

限定キットは2種類用意 ポップアップも開催

限定コフレは2種類ラインアップ。“ニューライフ 桜 トライアル キット”(1万3970円)は“フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド エディション”の75mLサイズ、“ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス”【医薬部外品】10mLサイズと、15gの“スキンパワー リニュー クリーム/エアリークリーム”を組み合わせた。“ニューライフ フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド コフレ”(2万9150円)は230mLサイズの“フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド エディション”に“ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス”【医薬部外品】の10mLサイズ、“フェイシャル トリートメント ジェントル クレンザー”20gサイズをセットにした。共に、数量限定の限定ラッピングバッグも用意している。

また、3月7日からは桜をテーマにしたポップアップ“SK-II OHADA-MI”を全国で開催する。会場では製品を自由に試せるテスターバーを用意するほか、ハズレなしの”桜ガチャ”ゲームを来場者全員が体験できる企画も実施。日程は福岡の天神きらめきスクエアが7・8日、東京・渋谷MODI店頭プラザが14・15日、名古屋・JRゲートタワー1階イベントスペースが24日、大阪・KITTE大阪1F多目的広場が28・29日、札幌・札幌駅前通地下広場 憩いの空間Wが4月18・19日となる。

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TWICEミナが「SK-II」イベントに来場 桜限定デザインボトルキットの発売を祝う

「SK-II」は、桜のモチーフをデザインした“フェイシャル トリートメント エッセンス”限定ボトルをセットにした新生活トライアルキットを発売した。発売を記念したスペシャルイベントにはグローバルブランドアンバサダーを務めるグローバルガールズグループTWICEのミナ(MINA)が来場。春らしいデザインのボトルやキットに「大切な人にギフトしたくなるくらい可愛い」と笑顔を見せ、桜コレクションの世界を体験した。

限定キットは2種類用意 ポップアップも開催

限定コフレは2種類ラインアップ。“ニューライフ 桜 トライアル キット”(1万3970円)は“フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド エディション”の75mLサイズ、“ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス”【医薬部外品】10mLサイズと、15gの“スキンパワー リニュー クリーム/エアリークリーム”を組み合わせた。“ニューライフ フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド コフレ”(2万9150円)は230mLサイズの“フェイシャル トリートメント エッセンス 桜 リミテッド エディション”に“ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス”【医薬部外品】の10mLサイズ、“フェイシャル トリートメント ジェントル クレンザー”20gサイズをセットにした。共に、数量限定の限定ラッピングバッグも用意している。

また、3月7日からは桜をテーマにしたポップアップ“SK-II OHADA-MI”を全国で開催する。会場では製品を自由に試せるテスターバーを用意するほか、ハズレなしの”桜ガチャ”ゲームを来場者全員が体験できる企画も実施。日程は福岡の天神きらめきスクエアが7・8日、東京・渋谷MODI店頭プラザが14・15日、名古屋・JRゲートタワー1階イベントスペースが24日、大阪・KITTE大阪1F多目的広場が28・29日、札幌・札幌駅前通地下広場 憩いの空間Wが4月18・19日となる。

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「ニューバランス」×「ダブルタップス」が「M1300CL」をベースにした メイド イン USA 1300を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ダブルタップス(WTAPS)」とコラボレーションした“ダブルタップス×ニューバランス メイド イン USA 1300(WTAPS×New Balance Made in USA 1300)”(サイズD/23.0~30.0cm、4万8400円)を発売する。2月20日に「ダブルタップス」直営店舗、公式オンラインストアで先行販売し、3月6日にティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)」、「ニューバランス」原宿店、六本木店、及び公式オンラインストアで一般発売する。

両者のアイデンティティーを反映したデザイン

本アイテムは、「ニューバランス」の"1000"シリーズの初代モデル“M1300”から派生した“M1300CL”をベースに、プレミアムレザーの質感が際立つブラックアッパーや、ホワイトで切り替えたヒールカウンターに「ダブルタップス」のロゴを配置した。

ベースとなる“M1300”は、1984年にテクニカルシューズとして登場し、優れたクッション性やレザーとメッシュのコンビネーションを施したデザインで、当時のランナーだけでなくファッションシーンでも注目を集め、ブランドの礎を築いた。“M1300CL”は“M1300”から派生したクラシックバージョンで、踵部分のみエンキャップ(ENCAP)構造を搭載し、前足部にシーキャップ(C-CAP)を用いた屈曲性を高めたデザインが施されている。

アイテム画像

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「ドクターマーチン」から日本限定コレクション“ザ カラーズ”が登場 3つのカラーで再解釈した“1460ブーツ”など

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2月13日、アイコニックな3型のシューズのソールとステッチを3つのカラーで再解釈した日本限定コレクション“ザ カラーズ(THE COLOR SOLES)”を発売する。全国の「ドクターマーチン」直営店および公式オンラインストアで取り扱う。

大胆なカラーアレンジを施した
“THE COLOR SOLES”コレクション

アイテムは、“1460ブーツ”(3万1900円)と“1461シューズ”(2万7500円)、“エイドリアンローファー”(2万8600円)をラインアップし、サイズは22.0〜32.0cmを用意。ブラックスムースレザーをアッパーに、レッド、ダークネイビー、ダークグリーンのカラーウェルトステッチと半透明のカラーソールで構築した。また、“1460ブーツ”と“1461シューズ”には、ブラックラウンドレースがベースとなり、フラットカラーレースが付属する。

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「ドクターマーチン」から日本限定コレクション“ザ カラーズ”が登場 3つのカラーで再解釈した“1460ブーツ”など

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2月13日、アイコニックな3型のシューズのソールとステッチを3つのカラーで再解釈した日本限定コレクション“ザ カラーズ(THE COLOR SOLES)”を発売する。全国の「ドクターマーチン」直営店および公式オンラインストアで取り扱う。

大胆なカラーアレンジを施した
“THE COLOR SOLES”コレクション

アイテムは、“1460ブーツ”(3万1900円)と“1461シューズ”(2万7500円)、“エイドリアンローファー”(2万8600円)をラインアップし、サイズは22.0〜32.0cmを用意。ブラックスムースレザーをアッパーに、レッド、ダークネイビー、ダークグリーンのカラーウェルトステッチと半透明のカラーソールで構築した。また、“1460ブーツ”と“1461シューズ”には、ブラックラウンドレースがベースとなり、フラットカラーレースが付属する。

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「トムフォード ビューティー」新作フレグランスは“冬の太陽” シトラスからムスクへと移ろう冬の物語

「トムフォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は2月20日、シグネチャーフレグランスの新作“トム フォード ソレイユ ネージュ オード パルファム スプレィ”(10mL、8800円/50mL、2万5300円/100mL、3万6300円)を全国で発売する。香調はシトラスムスクで、高価かつ稀少な成分を香水に惜しげもなく使われていた時代の華やかな歴史に着想を得ながら、現代的な感性で再解釈した。

シトラス、フローラル、ムスクが織りなす冬の太陽

作品のテーマは“冬の太陽”。スキーの高揚感からアフタースキーの温かな余韻へと移ろう、ゲレンデで過ごすスリリングな一日を想起させるシトラスの輝きとホワイトフローラルの透明感、ムスクの官能で表現した。

トップノートは、弾けるようなベルガモットが冬のグリーンのフレッシュさを呼び覚まし、冷却圧搾されたヴェール・ド・マンダリンが持続する生命感とみずみずしさをもたらす。続いてソルティ・ミネラル・アコードが澄んだ塩気のある冷たさを添え、オレンジ・ブロッサムの甘さや朝摘みのローズアブソリュートの豊潤な花の温もりなど、自然で透明感のあるホワイトフローラルの香調が冬の気分を高める。ベースノートでは陽だまりを想わせる官能的なサンキスド ムスクが、寒空の下の日なたと影のようなグラデーションを描く。

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「インウイ」の限定チークがファンに応え定番品として復活 肌になじみ立体感を添えるベージュカラー

資生堂のメイクアップブランド「インウイ(INOUI)」は4月21日、一昨年に数量限定で販売し好評だったチークカラー“インウイ チーク 04”(4.9g、6600円※編集部調べ)を利用者の声に応え定番品として新たに発売する。全国の化粧品専門店、資生堂のオンラインストアなどで取り扱う。

光を集め自然な立体感を演出

“インウイ チーク 04”は、温かみのあるソフトなベージュカラーが特徴。肌に溶け込むようになじみ、自然な血色感と調和して、やわらかな大人の魅力を引き立てる点や、ハイライトを重ねたような輝きで肌を照らし、立体感を演出する繊細なパールが支持を集めた。ニュアンスのある色調のため、他のカラーアイテムとの組み合わせで幅広いメイクを楽しめる。

肌にうるおいをあたえるケア成分を配合。くすみや薄れを防ぎ、艶やかな仕上がりが長時間持続。香りは、自信に満ちた凛とした佇まいを表現したフローラルフルーティシプレを採用した。骨格の高い位置に自然に塗布できる専用ブラシが付属する。

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「雪肌精」の日焼け止めにスティックタイプ マツキヨココカラ&カンパニーとの共同企画

コーセーのスキンケアブランド「雪肌精(SEKKISEI)」は、マツキヨココカラ&カンパニーとの共同企画で、美容液成分を配合したスティック状の日焼け止め“雪肌精 スキンケア UV エッセンス スティック”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](20g、2420円)を4月1日に発売する。全国のマツモトキヨシグループとココカラファイングループの店舗、自社オンラインストアで限定販売する。紫外線対策の重要性が広まる一方で日焼け止めの使用感やぬり直しの手間が課題となっている背景を受け、快適な使い心地と高い機能性を両立する製品として開発。片手で手軽にぬり直しができるスティックタイプに仕上げた。

うるおいとさらさら感を両立する独自処方

同製品のメーンとなる特徴は、うるおいとさらさら感、透明感をかなえる「高機能うるさらヴェール処方」だ。うるさらパウダーと透明感パウダーを組み合わせた処方を採用。肌表面は快適に保ちながら潤いを与え、なめらかで明るい透明感のある肌へと導くほか、透明感パウダーが毛穴や凹凸をソフトフォーカスし、透き通るような印象をかなえる。

容器は、持ち運びに便利なオーバル型を採用した。広い面にも細かな部分にもフィット。外出先やメイクの上からでも手軽にぬり直しができる。香りはナチュラルフローラルのさわやかで澄んだ香りを採用。保湿成分として、ハトムギオイルやセサミオイルなどの和漢植物成分とスクワランを配合している。

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少数でも豊作な26年春夏クチュール

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月9日号からの抜粋です)

村上:2026年春夏オートクチュールコレは、やっぱりマチュー・ブレイジーの「シャネル(CHANEL)」と、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の「ディオール(DIOR)」に注目が集まりました。ジョナサンからは、オートクチュールや、文化・産業としてのパリのファッションの存続に貢献しようという気概さえ感じました。

藪野:メンズでも全体的に日常のワードローブを軸にした“地に足のついた”コレクションが増える中、ジョナサンはリスクや批判を恐れずに、ファッションの可能性や未来を探求しているように感じました。歴史やアーカイブを重んじつつも、彼が考えているのは、いかにそれを現代的に表現できるか、そしてファッションを楽しめるか。今回もポール・ポワレ(Paul Poiret)のアーカイブドレスを大胆にタンクトップのようなトップスに作り替えてスキニージーンズと合わせたり、クリスチャン・ディオールを象徴する“バー”ジャケットをコンパクトなサイズ感で仕立てたりといった提案が印象的でした。

村上:マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)の「シャネル」は、ツイードの捉え方から見直すことで、逆に「ツイードをそのまま使わなければならない」という、これまでの“当たり前”から解放された印象。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は祝祭のムードに満ち溢れた例祭服のイメージで、やっぱりオートクチュールになると彼らしい装飾主義はパワフルです。全員ランウエイを背にして“のぞき窓”からコレクションを見る光景はシュールでしたが、「集中して360度、さまざまな角度から見てほしい」という願いは、彼らしいコンテクストを表現した演出になっていたとも思います。「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」はどうでしたか?

これぞクチュール!な「スキャパレリ」

藪野:ダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)は今回、「スキャパレリ」として「どうあるべきか」や「どう見えるか」を追求する姿勢から、作り手である自分たちが「どう感じるか」ということに軸足を移したと話していました。結果、「スキャパレリ」らしいシルエットやシュールレアリスムの要素はありながらも、自由にクリエイションを楽しんだことが見て取れました。アトリエの技術を駆使して、自然や動物から得たアイデアを大胆に造形や装飾に落とし込んだ作品群は創造性にあふれ、これぞクチュール!という感じでしたね。

村上:7月はここに「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」、もしかすると「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」が加わります。

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ヘラルボニー、Bコープ認証を取得 コミュニティ部門で高評価

へラルボニー(HERALBONY)はこのほど、国際認証制度「Bコープ(B CORP)」を取得した。総合スコアは100.5点で、認証基準の80点を大きく上回った。内訳はコミュニティ28.7点、従業員34.0点、顧客13.8点、ガバナンス10.7点、環境13.0点。

特に高い評価を得たのはコミュニティ面だ。同社は障がいのある作家のアートを軸に事業を展開。社員が作家や福祉施設と直接コミュニケーションを取る「担当制度」を設け、継続的な関係構築を図ってきた。創業以来掲げる「作家ファースト」の姿勢のもと、長期的視点でステークホルダーやパートナー企業との協働を進めてきた点が評価につながった。

一方、今後の強化テーマは環境面としている。2024年6月に「責任あるものづくり宣言」を公表し、原料調達から製造、物流、販売までの各工程における環境負荷低減に着手。今後はサプライチェーン全体での連携を一層強め、取り組みの実効性を高める考えだ。

松田崇弥・文登共同CEOは「認証取得はゴールではなくスタート。3年後の再認証に向け、日々の判断や行動が“誰のためか”を問い続けていきたい」とコメントした。

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ヘラルボニー、Bコープ認証を取得 コミュニティ部門で高評価

へラルボニー(HERALBONY)はこのほど、国際認証制度「Bコープ(B CORP)」を取得した。総合スコアは100.5点で、認証基準の80点を大きく上回った。内訳はコミュニティ28.7点、従業員34.0点、顧客13.8点、ガバナンス10.7点、環境13.0点。

特に高い評価を得たのはコミュニティ面だ。同社は障がいのある作家のアートを軸に事業を展開。社員が作家や福祉施設と直接コミュニケーションを取る「担当制度」を設け、継続的な関係構築を図ってきた。創業以来掲げる「作家ファースト」の姿勢のもと、長期的視点でステークホルダーやパートナー企業との協働を進めてきた点が評価につながった。

一方、今後の強化テーマは環境面としている。2024年6月に「責任あるものづくり宣言」を公表し、原料調達から製造、物流、販売までの各工程における環境負荷低減に着手。今後はサプライチェーン全体での連携を一層強め、取り組みの実効性を高める考えだ。

松田崇弥・文登共同CEOは「認証取得はゴールではなくスタート。3年後の再認証に向け、日々の判断や行動が“誰のためか”を問い続けていきたい」とコメントした。

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ヘラルボニー、Bコープ認証を取得 コミュニティ部門で高評価

へラルボニー(HERALBONY)はこのほど、国際認証制度「Bコープ(B CORP)」を取得した。総合スコアは100.5点で、認証基準の80点を大きく上回った。内訳はコミュニティ28.7点、従業員34.0点、顧客13.8点、ガバナンス10.7点、環境13.0点。

特に高い評価を得たのはコミュニティ面だ。同社は障がいのある作家のアートを軸に事業を展開。社員が作家や福祉施設と直接コミュニケーションを取る「担当制度」を設け、継続的な関係構築を図ってきた。創業以来掲げる「作家ファースト」の姿勢のもと、長期的視点でステークホルダーやパートナー企業との協働を進めてきた点が評価につながった。

一方、今後の強化テーマは環境面としている。2024年6月に「責任あるものづくり宣言」を公表し、原料調達から製造、物流、販売までの各工程における環境負荷低減に着手。今後はサプライチェーン全体での連携を一層強め、取り組みの実効性を高める考えだ。

松田崇弥・文登共同CEOは「認証取得はゴールではなくスタート。3年後の再認証に向け、日々の判断や行動が“誰のためか”を問い続けていきたい」とコメントした。

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ヘラルボニー、Bコープ認証を取得 コミュニティ部門で高評価

へラルボニー(HERALBONY)はこのほど、国際認証制度「Bコープ(B CORP)」を取得した。総合スコアは100.5点で、認証基準の80点を大きく上回った。内訳はコミュニティ28.7点、従業員34.0点、顧客13.8点、ガバナンス10.7点、環境13.0点。

特に高い評価を得たのはコミュニティ面だ。同社は障がいのある作家のアートを軸に事業を展開。社員が作家や福祉施設と直接コミュニケーションを取る「担当制度」を設け、継続的な関係構築を図ってきた。創業以来掲げる「作家ファースト」の姿勢のもと、長期的視点でステークホルダーやパートナー企業との協働を進めてきた点が評価につながった。

一方、今後の強化テーマは環境面としている。2024年6月に「責任あるものづくり宣言」を公表し、原料調達から製造、物流、販売までの各工程における環境負荷低減に着手。今後はサプライチェーン全体での連携を一層強め、取り組みの実効性を高める考えだ。

松田崇弥・文登共同CEOは「認証取得はゴールではなくスタート。3年後の再認証に向け、日々の判断や行動が“誰のためか”を問い続けていきたい」とコメントした。

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