「トニーアンドガイ ジャパン」による学生フォトコンテスト「STUDENT IMAGE OF THE YEAR 2025」結果発表

人気ヘアサロン「トニーアンドガイ ジャパン(TONI&GUY JAPAN)」は昨年末、美容学生のフォトコンテスト「トニーアンドガイ ジャパン スチューデント イメージ オブ ザ イヤー 2025」を実施。この度結果発表を行った。

グランプリに輝いたのは、鹿児島県理容美容専門学校の滿園(みつぞの)彩可さんの作品。準グランプリは国際文化理容美容専門学校渋谷校の井手歩夢さん、3位は鹿児島県理容美容専門学校の藤﨑雲雀さんがそれぞれ受賞した。なお準グランプリの井手歩夢さんの作品は、INFASパブリケーションズ賞も同時受賞した。

なお同コンテストを振り返り、「トニーアンドガイ ジャパン」の雑賀英敏CEOは「今の時代、学生のうちからクリエイションや撮影に力を入れることは本当に大切。毎年作品を見させていただいているが、一昨年、去年と、年々皆さんのレベルが上がっているのを肌で感じている。私は審査の際、さまざまなテイストがある中でも、まず“髪の毛に一番インパクトがあるか”という点から順に見るようにしている。最初の一歩を踏み出して作品を出すのは、とても勇気がいること。しかし、最初から完璧を求めるよりも、まずはどんどん手を動かして数をこなしていく。それこそが上達への一番の近道。皆さんにはぜひ、恐れずにどんどん新しいものを作り、作品作りを続けていってほしいと願っている」とコメントした。

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「ヨウジヤマモト」が現代社会で闘う男たちに贈る、体と心を守る“鎧”

「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」 の2026-27年秋冬メンズ・コレクションは、この複雑な現代社会で闘う男性たちを静かに鼓舞する応援歌のようだった。山本耀司デザイナーは今季、ミリタリーと土や泥にまみれる仕事から着想。“プロテクティブ(保護的)”な服の役割に目を向け、体と心を守る服のあり方を探求した。

ショーは中島みゆきの「ファイト」のカバーで幕を開け、モデルたちはゆっくりと歩きながら、ランウエイの中間に設置された2つのパンチングボールに向き合う。それを拳や手の平で叩いたり、そっと撫でたり。敬意を込めてお辞儀をしたり、額を当てたりする姿も見られた。

コレクションは、体を包むようなゆったりしたシルエットのアウターが充実。メタルボタンを配したオフィサーコートやピーコートからフィールドジャケット、ダッフルコート、薄いパディングを入れたワークジャケットまでがそろう。アウター2着をレイヤードした着こなしも多く、そこにボイラースーツ(つなぎ)やベルトで裾を絞ったパンツなどを織り交ぜた。素材は、重厚なメルトンウールや温かみのあるフランネル、コーデュロイから、アブストラクト柄の生地や液体のような光沢のテクニカル素材まで。中盤にはビジネスマンにとっての“鎧”とも言えるスーツスタイルも登場した。

最後に披露したのは、黒い無地のコートにクラシックなヘリンボーンやチェック、ピンストライプなどの端切れをランダムにパッチワークした3体のルック。ところどころが剥がれ落ちたようなデザインには、たとえ傷ついてボロボロになっても諦めないという不屈の精神が込められているように感じられた。

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LISAが「シセイドウ」“アルティミューン”のグローバルアンバサダーに就任 コラボ限定キットも発売

資生堂は、グローバルブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」の代表製品“アルティミューン”シリーズのグローバルアンバサダーに、世界的に活躍するアーティストのLISA(Lalisa Manobal)を起用した。公式インスタグラムやXアカウントではLISAが登場する“アルティミューン”のキャンペーンを公開しているほか、アンバサダー就任を記念したポップアップやコラボキットの発売を行う。LISAは「私は以前から、『シセイドウ』の大ファンでした。このたび、グローバルアンバサダーを務めることを光栄に思います。“アルテミューン”は、私にとって頼りになる存在です。その価値を世界中の人々に、私自身のユニークな方法で伝えることを楽しみにしています」とコメントを寄せている。

LISAを起用した独占コンテンツを配信

キャンペーンムービーはLISAがスキンケアの旅と情熱を共有する3部のフィルムで構成。彼女のビューティールーティンやファンへのメッセージなども収録した。藤原憲太郎資生堂社長CEOは、「“アルティミューン”は、1872年に銀座・東京で創業された資生堂のDNAを受け継ぐ製品だ。アジアにルーツを持ち、今や世界で成功を収めているLISAは、私たちのブランドと“アルティミューン”を体現する存在だ」とLISAの起用について説明。エコー・ロー(Echo Lo)=「シセイドウ」ディビジョンオフィサー グローバルブランドプレジデントは「彼女は常に、自分を再定義し、アジアを代表するグローバルアーティストとして、ユニークで比類のない美しさを表現している。LISAと共に“アルティミューン”のエキサイティングな物語を始めることを嬉しく思っている」と述べている。

期間限定ポップアップや限定キットを用意

LISAのアンバサダー就任を記念し、全国百貨店および「シセイドウ」取り扱い店舗でポップアップを行うほか、LISAとコラボレーションした限定キットも用意した。LISAのサインデザインをあしらったオリジナルミラーを付けた“アルティミューン オンラインスト限定キット”は全国百貨店やアットコスメ(@COSME)で、ポートをセットにした“アルティミューン オンラインスト限定キット”はオンライン限定で3月1日に発売。5月1日には全国「シセイドウ」取り扱い店舗でミニバッグ付きのセット“アルティミューンスペシャルキット”を発売する。各キットの取り扱い店舗や日程等の詳細は2月下旬ごろに公開する予定だ。

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「スマイソン」と「サカイ」がコラボレーション ハンドル付きのパスポートケースやノートなど3種

「スマイソン(SMYTHSON)」と「サカイ(SACAI)」は2月13日、パスポートカバーとポーチ、チェルシーノートブックという3つのコラボレーション・アイテムを発売する。「サカイ」がクリエイティブの中核を担い、「スマイソン」のシグネチャーであるクロスグレイン加工を施したブラックのパナマレザーを使用。いずれのアイテムにも「スマイソン」のブリーフケースやラゲージから着想を得たハンドルをあしらい、クラシックなデザインに意外性のある再解釈を加えることで「サカイ」のアイデンティティを表現した。

「サカイ」の阿部千登勢クリエイティブ・ディレクターは、長年にわたり「スマイソン」のトラベルアクセサリーやダイヤリーを愛用してきたという。阿部ディレクターは、「『スマイソン』のプロダクトには、日常をより豊かにしてくれる魅力がある。『サカイ』もまた、日常の延長線上にあるクリエイションを大切にしている。互いの根底にある考え方をベースに、『スマイソン』が培ってきた伝統と、『サカイ』の要素を重ねることで、新たな日常を生み出すことができた」とコメント。また「スマイソン」のパオロ・ポルタ(Paolo Porta)最高経営責任者(CEO)は、「『スマイソン』を代表するアイコニックなプロダクトが、『サカイ』の視点を通して新たに生まれ変わる姿を見て、大変嬉しい」と話した。

コレクションは、「スマイソン」の伊勢丹新宿本店メンズ館と銀座三越店、日本橋三越本店の店舗と、公式オンラインストアで発売。「サカイ」では青山店のほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、伊勢丹新宿本店、銀座三越本店、阪急うめだ本店、阪急メンズ東京、渋谷スクランブル、心斎橋パルコ、名古屋松坂屋、阪急メンズ大阪(期間限定のポップアップを開催)の各店舗と、オンラインストアで販売する。

「スマイソン」は1887年、イギリス・ロンドンで創業したステーショナリー&レザーグッズのブランド。王室御用達に称号を持ち、イギリス王室をはじめ、世界中の著名人に愛されてきた。日本ではルックが手掛けている。

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「スマイソン」と「サカイ」がコラボレーション ハンドル付きのパスポートケースやノートなど3種

「スマイソン(SMYTHSON)」と「サカイ(SACAI)」は2月13日、パスポートカバーとポーチ、チェルシーノートブックという3つのコラボレーション・アイテムを発売する。「サカイ」がクリエイティブの中核を担い、「スマイソン」のシグネチャーであるクロスグレイン加工を施したブラックのパナマレザーを使用。いずれのアイテムにも「スマイソン」のブリーフケースやラゲージから着想を得たハンドルをあしらい、クラシックなデザインに意外性のある再解釈を加えることで「サカイ」のアイデンティティを表現した。

「サカイ」の阿部千登勢クリエイティブ・ディレクターは、長年にわたり「スマイソン」のトラベルアクセサリーやダイヤリーを愛用してきたという。阿部ディレクターは、「『スマイソン』のプロダクトには、日常をより豊かにしてくれる魅力がある。『サカイ』もまた、日常の延長線上にあるクリエイションを大切にしている。互いの根底にある考え方をベースに、『スマイソン』が培ってきた伝統と、『サカイ』の要素を重ねることで、新たな日常を生み出すことができた」とコメント。また「スマイソン」のパオロ・ポルタ(Paolo Porta)最高経営責任者(CEO)は、「『スマイソン』を代表するアイコニックなプロダクトが、『サカイ』の視点を通して新たに生まれ変わる姿を見て、大変嬉しい」と話した。

コレクションは、「スマイソン」の伊勢丹新宿本店メンズ館と銀座三越店、日本橋三越本店の店舗と、公式オンラインストアで発売。「サカイ」では青山店のほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、伊勢丹新宿本店、銀座三越本店、阪急うめだ本店、阪急メンズ東京、渋谷スクランブル、心斎橋パルコ、名古屋松坂屋、阪急メンズ大阪(期間限定のポップアップを開催)の各店舗と、オンラインストアで販売する。

「スマイソン」は1887年、イギリス・ロンドンで創業したステーショナリー&レザーグッズのブランド。王室御用達に称号を持ち、イギリス王室をはじめ、世界中の著名人に愛されてきた。日本ではルックが手掛けている。

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苦境のランバン グループ、傘下の伊メンズウエアメーカーを売却 金額は非公開

「ランバン(LANVIN)」「ウォルフォード(WOLFORD)」「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」などを擁するランバン グループ(LANVIN GROUP)は2月6日、同じく傘下に持つ伊メンズウエアメーカーのラファエレ・カルーゾ(RAFFAELE CARUSO)を、アラブ首長国連邦の持株会社モンディーボ・グループ(MONDEVO GROUP)の子会社モンデヴィータ・イタリー(MONDEVITA ITALY)に売却した。金額は非公開。

取引後もラファエレ・カルーゾの経営陣は続投

ラファエレ・カルーゾは、1964年創業。イタリア・エミリア=ロマーニャ州を本拠地とし、メンズウエアブランド「カルーゾ(CARUSO)」などを展開している。2013年に中国のフォースン ファッション グループ(FOSUN FASHION GROUP、現ランバン グループ)が株式の35%を取得し、21年に支配株主となった。なお、今回の取引後もラファエレ・カルーゾのマルコ・アンジェローニ(Marco Angeloni)会長兼最高経営責任者(CEO)をはじめとする経営陣とマックス・キバルディン(Max Kibardin)「カルーゾ」クリエイティブ・ディレクターは続投する。

ランバン グループは業績が悪化

ランバン グループは業績が悪化しており、24年12月期の売上高は前期比22.9%減の3億2900万ユーロ(約608億円)、25年1〜6月期(上半期)は前年同期比22.0%減の1億3339万ユーロ(約246億円)。このため、以前から傘下ブランドのいずれかを売却するのではないかとの憶測が浮上していた。また、「セルジオ ロッシ」のポール・アンドリュー(Paul Andrew)=クリエイティブ・ディレクターは、1月29日付で退任を発表している。

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苦境のランバン グループ、傘下の伊メンズウエアメーカーを売却 金額は非公開

「ランバン(LANVIN)」「ウォルフォード(WOLFORD)」「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」などを擁するランバン グループ(LANVIN GROUP)は2月6日、同じく傘下に持つ伊メンズウエアメーカーのラファエレ・カルーゾ(RAFFAELE CARUSO)を、アラブ首長国連邦の持株会社モンディーボ・グループ(MONDEVO GROUP)の子会社モンデヴィータ・イタリー(MONDEVITA ITALY)に売却した。金額は非公開。

取引後もラファエレ・カルーゾの経営陣は続投

ラファエレ・カルーゾは、1964年創業。イタリア・エミリア=ロマーニャ州を本拠地とし、メンズウエアブランド「カルーゾ(CARUSO)」などを展開している。2013年に中国のフォースン ファッション グループ(FOSUN FASHION GROUP、現ランバン グループ)が株式の35%を取得し、21年に支配株主となった。なお、今回の取引後もラファエレ・カルーゾのマルコ・アンジェローニ(Marco Angeloni)会長兼最高経営責任者(CEO)をはじめとする経営陣とマックス・キバルディン(Max Kibardin)「カルーゾ」クリエイティブ・ディレクターは続投する。

ランバン グループは業績が悪化

ランバン グループは業績が悪化しており、24年12月期の売上高は前期比22.9%減の3億2900万ユーロ(約608億円)、25年1〜6月期(上半期)は前年同期比22.0%減の1億3339万ユーロ(約246億円)。このため、以前から傘下ブランドのいずれかを売却するのではないかとの憶測が浮上していた。また、「セルジオ ロッシ」のポール・アンドリュー(Paul Andrew)=クリエイティブ・ディレクターは、1月29日付で退任を発表している。

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「ニューエラ」が2026 WBC、ネットフリックスとトリプルコラボ 日本限定コレクションを発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は2月12日、「2026 ワールドベースボールクラシック(World Baseball Classic)」(以下、2026 WBC)、ネットフリックス(Netflix)とのトリプルコラボレーション全6アイテムを発売する。日本国内では3月5日に開幕する本大会の全47試合をネットフリックスで配信することを受けたコラボレーションだ。全国の「ニューエラ」取り扱い店舗、公式オンラインストアで取り扱う。

2026 WBCのロゴとネットフリックスを象徴するストリームライン

同コレクションでは4種のキャップと2種のTシャツをラインアップ。各アイテムには“NETFLIX”とWBCのロゴを添えた。

“ナインフィフティー”(9FIFTY、各8250円)は立体的なフォームとアジャスタブル仕様による安定したフィット感が特徴だ。つば裏にはネットフリックスを象徴するストリームラインを配し、“ナインサーティ”(9THIRTY、各6050円)にもリアのアジャスター部分に同デザインをあしらった。さらに、“ショート スリーブ コットン ティー”(各7700円) には襟の内側に同様のモチーフを取り入れた。

>公式オンラインストア

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【一粒万倍日】3月5日は最強開運日 「ディオール」は四つ葉をあしらった日本限定ウオレットセレクション

3月5日は天赦日、一粒万倍日、寅の日、大安の全てが重なる「四重吉日」で、2026年における最強開運日だ。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。「ディオール(DIOR)」は、厳選されたスモールレザーグッズのセレクションを日本限定で発売する。

本セレクションは、四つ葉のクローバーのデザインをウオレットに落とし込んだ“ロータス ウオレット”(14万円〜)や“ブルーム ウオレット”(8万7000円)、“グリシン ウオレット”(12万5000円)を展開する。一部のアイテムには、イエローのてんとう虫を配している。さらに、パステルピンクの“レディディオール”(13万5000円)ミニバージョンもラインアップする。

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【一粒万倍日】3月5日は最強開運日 「ディオール」は四つ葉をあしらった日本限定ウオレットセレクション

3月5日は天赦日、一粒万倍日、寅の日、大安の全てが重なる「四重吉日」で、2026年における最強開運日だ。“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。「ディオール(DIOR)」は、厳選されたスモールレザーグッズのセレクションを日本限定で発売する。

本セレクションは、四つ葉のクローバーのデザインをウオレットに落とし込んだ“ロータス ウオレット”(14万円〜)や“ブルーム ウオレット”(8万7000円)、“グリシン ウオレット”(12万5000円)を展開する。一部のアイテムには、イエローのてんとう虫を配している。さらに、パステルピンクの“レディディオール”(13万5000円)ミニバージョンもラインアップする。

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革靴が苦戦 「リーガル」が希望退職者を募集、製造子会社を清算へ

靴のリーガルコーポレーション(千葉県浦安市、青野元一社長)は9日、業績不振を受けて構造改革を実施すると発表した。希望退職者を50人程度募るとともに、生産子会社チヨダシューズの操業を停止する。主力である革製のビジネスシューズの市場縮小に歯止めがかからないため、抜本的なリストラが必要と判断した。

希望退職者の募集は、退職日の4月30日時点で満50歳以上の社員および63歳以下の再雇用社員で、グループ会社の出向者も含む。2月12日から3月11日まで募集する。

100%子会社のチヨダシューズは1924年に設立された老舗靴工場で新潟県加茂市に拠点を構える。主に「リーガル(REGAL)」ブランドをグッドイヤーウエルト式製法で製造しており、高度な職人技に定評があった。全従業員63人。2月28日で操業停止し、清算に向けた手続きに入る。

リーガルコーポレーションは、チヨダシューズを含めて国内生産子会社3社を有している。同社によると「(近年は)生産能力が販売予想量を上回っており、抜本的な生産拠点の再編・生産能力の削減が緊急の課題」になっていたという。

今回の構造改革によるリーガルコーポレーションとチヨダシューズの退職者の合計は113人程度になる見通し。

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“コーチ プレイ 京都”がオープン パーソナライズ体験や店頭限定スタンプラリーも

「コーチ(COACH)」は2月17日、京都に体験型コンセプトストア“コーチ プレイ 京都(COACH PLAY KYOTO)”をオープンする。2023年に誕生した“コーチプレイ”はブランドのクラフツマンシップと遊び心を融合し、各地域の個性や文化を取り入れてその土地独自の体験を表現する。原宿、大阪に続く本店は、コーチ初のリードデザイナーであるボニー・カシン(Bonnie Cashin)のカラフルな世界観に敬意を示し、彼女のアーカイブを現代的な感覚で楽しめる空間だ。

コーチ プレイ 京都 限定商品

最新コレクションに加え「コーチ」の循環型プログラム “コーチ リラブド(COACH (Re)Loved )” のアイテムを展開し、修復・再構築・クリエイティブなアップサイクルなどを通じて新たな魅力を与えられたユニークな限定バッグを販売する。 “コーチ クリエイト(COACH Create)” では、ハングタグの刻印、バッグチャームやストラップのカスタマイズなどパーソナライズ体験を用意。また、店頭限定のスタンプラリーを開催し、ボニー・カシンのスケッチが描かれたポストカードにスタンプを集めると、エレベーターのグラフィックをモチーフにしたスペシャルステッカーをプレゼントする。

エントランスには1970年代のアーカイブを再解釈したシグネチャーCのハードウェアとモダンなシルエットのアイコンバッグ“タビー(Tabby)”が迎え、エレベーターのドアには京都の伝統的な美しさ、ニューヨークの活気、コーチのシグネチャーモチーフ、マスコットのレキシーを組み合わせたレイヤードグラフィックが描かれる。

店舗情報

◼️コーチ プレイ 京都
オープン日:2月17日
時間:10:00〜20:00
場所:コーチプレイ京都
住所:京都府京都市中京区河原町通四条上る米屋町393番

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「エックスガール」が原点に立ち返り“USコレクション”を発売 原宿のグレイトでポップアップも

ビーズインターナショナルが運営する「エックスガール(X-GIRL)」は、“US コレクション スプリング/サマー2026(US COLLECTION SPRING/SUMMER2026)”を発売する。アメリカで企画・デザインされた本コレクションはUSストリートシーンに着想し、これまで掲げてきた“リアル ガールズ クロージング(REAL GIRL’S CLOTHING)”の原点に立ち返りフェミニズム、ストリート、反骨精神を表現する。

2月20日から日本国内の「エックスガール」店舗(X-girlストア・大阪・名古屋・福岡店限定)およびUS公式サイトで販売する。

発売記念イベントを開催

発売に先駆け、13日から原宿のX-girl ストアB1階でコレクションの世界観を表現したインスタレーションを開催する。また、20〜22日の3日間は一般参加型のローンチイベントを開催し、フォトブースや、ぱくちーひとみ氏監修のカスタムキーチェーンワークショップなど体験型コンテンツを用意する。また、原宿のセレクトショップ、グレイト(GR8)では、13〜15日の3日間限定でポップアップストアを開きコレクションのフルラインアップを先行販売する。期間中はコレクションアイテムの購入で「エックスガール」×グレイトのオリジナルプリントトートバッグをプレゼントする。期間中はコレクションアイテムの購入で「エックスガール」×グレイトのオリジナルプリントトートバッグをプレゼントする。

イベント概要

▪️「エックスガール」US コレクション スプリング/サマー 2026 ポップアップ
日程:2026年2月13〜15日
場所:グレイト(GR8)
住所:東京都渋谷区明治神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿2.5階

▪️「エックスガール」US コレクション スプリング/サマー 2026 ローチングイベント
日程:2026年2月20〜22日
場所:X-girlストア
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-28 1階・B1階

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「モンクレール」が提供したミラノ冬季五輪ブラジル代表チームのユニホームが話題に 国旗をモチーフにデザイン

ブラジルオリンピック委員会のオフィシャルスポンサーである「モンクレール(MONCLER)」はミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式でブラジル代表チームが着用したユニホームを手掛けた。本社をイタリアに構える「モンクレール」にとってミラノ・コルティナ冬季五輪はホームグラウンドでの開催だ。同ブランドとオリンピックのコラボレーションはフランス・グルノーブル冬季五輪以来、約60年ぶり。

開会式で旗手を務めた「モンクレール・グルノーブル(MONCLER GRENOBLE)」のブランドアンバサダーであるルーカス・ピニェイロ・ブラーテン(Lucas Pinheiro Braathen)とニコル・シウベイラ(Nicole Silveira)はブラジル国旗をインターシャで表現したライニングのホワイトのカスタムケープを着用した。開会式でケープのフロントを国旗の旗のように広げて歩く姿がSNSでも話題となった。その他のブラジル代表チームはブルーとグリーンのアンサンブルを着用した。

ブラジル国旗に由来するカラーのユニホーム

本コラボレーションはレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)と「モンクレール」、ブラジルを代表するクリエイター、オスカー・メッツァヴァット(Oskar Metsavaht)が共同でデザインし、同ブランドを代表するジャケット“カラコルム”を再解釈した。

内側のブラジル国旗が特徴的なホワイトのケープはダブルボタンのフロント、チェストポケット、山岳登山ウエアの防雪構造に着想を得たフードなど“カラコルム”の象徴的なディティールを継承している。

同ブランドのシグネチャーであるパファージャケットは、男性はショーツ、女性はスカートを合わせた。さらにホワイトとブルーのカラーで再解釈した、“モンクレール アルティブ ウィンター ブーツ”を採用した。

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「ステュディオス」と「ニードルズ」がコラボ 限定素材やカラーを使用したスエットやトラックパンツなど

「ステュディオス(STUDIOUS)」は「ニードルズ(NEEDLES)」とのコラボレーションコレクションを発売した。「ステュディオス」の「ニードルズ」取り扱い全店舗、公式通販サイトで取り扱う。限定カラーかつ厚手のスエット生地を使用した「ニードルズ」の人気アイテム、“トラックパンツ”やセットアップ、ジャケットなど全7型をそろえる。

「ニードルズ」の定番アイテムを限定仕様に

同コレクションでは限定カラーで厚手のスエット生地に変更した「ニードルズ」の定番アイテム、“トラックパンツ”(3万3000円)や限定カラーの“トラックジャケット”(3万4100円)、“カウボーイジャケット”(3万9600円)、“カウボーイパンツ”(3万3000円)、“ドルマンスリーブトラックジャケット”(2万6400円)、限定のダメージ加工、色褪せ加工、刺しゅうを施した“スエットプルオーバー”(2万7500円)、“スエットパンツ”(3万3300円)をそろえる。

>公式サイト

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「メイベリン」がジャパンアンバサダーに山田涼介を指名 ファンの前では「素肌感を意識」

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は2月9日、ジャパンアンバサダーにHey! Say! JUMP(ヘイセイジャンプ)の山田涼介を指名したと発表した。同日、都内で発表会を開催し、山田本人が登壇。就任について「1年を通して『メイベリン』の魅力をたくさんの方に届けていきたい」と意気込みを語った。

今回リニューアルした“メイベリン SPステイ ルミマット リキッド ファンデーション”は、より軽やかなテクスチャーに進化。パッケージにも「AIR」をキーワードに取り入れ、“羽のような軽さ”を視覚的にも表現した。コンセプトは「ノーファンデ感覚なのに、素肌美、爆盛れ」に刷新。カバー力がありながらも薄膜な仕上がりと、長時間崩れにくいステイ力で、自然な美肌をかなえる。

新CMは、羽を使ってファンデーションの“軽さ”を表現する内容。冒頭では山田が息を吹きかけ、羽を軽やかに舞わせる印象的なシーンが描かれている。撮影は現場で生まれたアイディアを取り入れたそうで、山田は「監督と会話しながら進める珍しいスタイルで、最後のシーンの笑顔も自然に出た表情。普段の僕に近い姿をお届けできたと思います」と振り返った。

厚塗り感のないメイクにこだわり

山田がメイクで大切にしているのは、厚塗り感を出しすぎないこと。ライブなどのファンと直接会う場では特に「素肌のようにきれいな肌だな、と思ってもらえたらうれしい」と語り、そうしたシーンでは“メイベリン SPステイ ルミマット リキッド ファンデーション”を使用し、長時間崩れにくいナチュラルな仕上がりを意識しているという。

イベントでは羽にちなみ、プライベートで“羽を伸ばす時間”についてもトーク。「最近は朝のランニングにハマっています。ランニングマシンで3〜5キロほど走っていて、1日のスタートを少しハードにすると、その後の時間がすごく軽く感じる」と、ストイックな一面ものぞかせた。

新CMは2月9日から全国で放映開始。渋谷・原宿エリアを中心に屋外広告や店頭展開も順次スタートする。最後に山田は「ぜひこの軽さを体感してほしい。一度手に取ってもらえたらうれしいです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

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【三菱地所・サイモン 山岸正紀社長】顧客、テナント、地域と共に 新しい価値創造に挑む

PROFILE: 山岸正紀/社長

山岸正紀/社長
PROFILE: (やまぎし・まさき)1963年3月12日生まれ。一橋大学経済学部卒業後、85年に三菱地所入社。都市開発業務部長を経て、執行役員広報部長として企業広報からIRまでの業務を担当、また執行役員生活産業不動産業務企画部長(当時)として商業施設を管轄した。2019年4月から現職 PHOTO : SHUHEI SHINE

三菱地所・サイモンは「プレミアム・アウトレット(PO)」の屋号で全国10カ所のアウトレットモールを運営する。2000年に1号施設として開業した御殿場PO(静岡県)は、今や売上高1409億円(25年3月期)で日本最大のショッピングセンターに発展した。

プレミアム・アウトレットの
魅力を磨き上げる年に

WWD:2025年はPO上陸25年の節目だった。

山岸正紀社長(以下、山岸):御殿場POとりんくうPO(大阪府)が25周年を迎えた。さまざまな催しを行い、多くの新しいテナントに出店いただいた。特に御殿場は他に類を見ないブランドラインアップとなった。また、POの根源的な価値を訴えるためのキャラバンイベントを、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台の5大都市で行った。POはブランド品を購入するだけの場所ではない。家族、友人、恋人同士など多様なお客さまが訪れ、一日中楽しんで、素敵な思い出を作って帰る。POに行ったことのない方々、しばらく訪れていない方々に改めて魅力をアピールした。

WWD:25年といえば世代が一つ進む年月だ。

山岸:子供の頃に両親に連れられて御殿場POに来ていた人が、自分の家庭を持ち、今度は子供、祖父母の3世代で再訪する。夫婦と子供がショッピングしている間、祖父母は敷地内の日帰り温泉施設「木の花の湯」でリフレッシュする。年月を重ねてお客さまの層が広がった。施設側も合わせて進化する。

WWD:消費市場においてPOはどんな存在か。

山岸:全国10施設のPOの25年3月期の売上高合計は4345億円(前期比6.8%増)。国内アウトレットモールの市場規模は約1兆円と推定されており、4〜5割のトップシェアとなる。上陸当時は、米国で成功していても日本では難しいと見られていた。歴代関係者の努力の積み重ねで、新しい消費文化を浸透させたと自負している。POは都心から100kmほど離れた立地で、超広域商圏から集客する商業施設。ブランド品をお得な価格で購入できる強さ、非日常感を演出するファシリティー、スタッフによるホスピタリティーが一体となって、遠方でも「訪れる価値がある」と思っていただけている。

WWD:今期(26年3月期)の売上高の見通しは?

山岸:極めて好調だった25年3月期を起点にすると、伸ばすのはとても大変だが、どうにか前年クリアを目指したい。さいわい旗艦の御殿場PO、りんくうPO、神戸三田PO(兵庫県)はもちろん、鳥栖PO(佐賀県)なども順調だ。1〜3月の売上高シェアが大きいため、目標達成に向けて今が勝負時だ。

WWD:来期(27年3月期)はどう挑む?

山岸:28年を最終年度にした中期経営計画の3年目に当たる。「戦略的なリニューアルとテナントとの共創による既存施設の強化」「新たな成長機会の獲得」「社員の働きがいと成長性を高める組織力の向上」を柱に据え、新たな価値創造に取り組んでいる。今年は開業や増床の計画はないため、既存施設を磨き上げる年になる。昨年は御殿場POのヒルサイドエリア(20年の4期増床エリア)のブランドが大きく貢献してくれた。また鳥栖POではフードコートを改装し、九州の地元人気店を誘致したことが集客につながった。こうした磨き上げで地力を高める。

WWD:地域カラーもPOの特徴だ。

山岸:POはお客さま、取引先(テナント)、地域社会に支えられている。地元からの期待は高い。昨年、あみPO(茨城県)に「あみ観光物産館 ami colle!」が開店した。オープニングイベントには元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方も出席した。二所ノ関部屋の開所に伴い、阿見町を相撲で盛り上げていこうという機運がある。POはそんな地域発信の拠点になれる。他県など広域から人が集まるからだ。

WWD:御殿場POでは空飛ぶクルマの実証実験を始めた。

山岸:三菱地所およびAirXと共同で昨年10月にデモフライトを実施した。離着陸場を整備し、将来の実装化を見据えている。空飛ぶクルマは、渋滞回避や交通空白地域での移動手段、災害時の利用などに加え、移動時間の短縮や観光などの新たな体験価値の提供など、幅広い展開が期待されている。御殿場POはすでにヘリコプターによる遊覧飛行サービスを提供しているが、空の移動において先鞭をつける。これも地域社会のハブとしての価値創造である。

WWD:顧客のエンゲージメントを高めるためにどんな手を打つか。

山岸:市場は体験価値を起点に、再来訪意欲を高める施策を通じて、ロイヤルティー向上とファン化を図る方向へとシフトしつつあり、施設運営でも「お客さま価値を軸とした判断」がこれまで以上に求められている。そこで23年に導入したアプリ決済サービス「PO PAY(ピーオーペイ)」が基軸プラットフォームとしての重要な役割を果たす。「理解→施策→改善→再理解」の循環でお客さま価値の理解度を高め、「再来訪の創出」「購買頻度の向上」に努めていく。

個人的に今注目している人

サッカー日本代表監督 森保一さん

6月開幕のサッカーW杯北中米大会で侍ジャパンの指揮をとる森保一監督を応援している。リーダーシップで言えば、支配型というよりも対話を通じて行動を促すサーバント型。強烈なプロ意識を持つ選手たちの共感を集め、しっかり結果を出している。私が目指すリーダーシップのあり方も、共通する気がする。森保さんに重ねるのは口幅ったいけれど。

COMPANY DATA
三菱地所・サイモン

三菱地所と米国で「プレミアム・アウトレット(PO)」を展開するサイモン・プロパティ・グループの合弁会社。1999年に設立され、2000年開業の御殿場プレミアム・アウトレットを皮切りに、りんくうPO、神戸三田POなど全国で10施設を運営する。テナントの合計売上高は4345億円でアウトレットモールで国内首位。11番目の施設となる(仮称)京都城陽POを計画している(開業年は未定)


問い合わせ先
三菱地所・サイモン
https://mes.premiumoutlets.co.jp/contact/

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【msh 藤田智美代表取締役】国内で磨いた強みを武器に 海外展開を加速

PROFILE: 藤田智美/代表取締役

藤田智美/代表取締役
PROFILE: (ふじた・ともみ)東京理科大学薬学部卒業後、1999年に住商リテイルストアーズ(現トモズ)に入社。調剤、店舗業務を経て化粧品バイヤーを務める。化粧品全般のMD業務に加え、プライベートブランドの企画開発、ラグジュアリーコスメセレクトショップ「インクローバー」などの新規業態開発・運営、マネジメントと幅広い経験を積む。2020年4月にmshに入社し、同年7月から現職 PHOTO : SHUHEI SHINE

mshは2025年、体験型プロモーションやIPコラボを通じて顧客接点を広げ、新ブランド「ザ・フラワーショップ(THE FLOWER SHOP)」を投入した。海外展開を進める主力アイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」は、今春に海外仕様のパッケージで本格発売を予定する。国内での長期的なブランド育成やファンマーケティングの知見を蓄積しつつ、海外市場でも日本発ブランドとしての存在感を高め、さらなる飛躍を目指す。

体験とIPコラボを起点に
海外成長フェーズへ

WWD:2025年の体験型プロモーションの成果は?

藤田智美代表取締役(以下、藤田):24年末から25年にかけて表参道ヒルズで「ラブ・ライナー」のポップアップを実施した。通常、店頭では製品を通じて顧客と接するが、ポップアップではブランドの世界観を直接届けられる。当社が展開する他ブランドも紹介できて、有意義な施策だった。2月19日に発売した、モデル・女優の佐田真由美さんがプロデュースするメイクブランド「ザ・フラワーショップ」のポップアップも渋谷で開催した。こうした直接的な接点は、既存チャネルでは得られなかった新たな経験であり、顧客理解にもつながった。

WWD:新規客との接点は広がったか?

藤田:「ザ・フラワーショップ」は発売から1年未満だが、佐田さんのファンからも支持を得て、ファンマーケティングの効果を感じた。いわゆる“推し活”のPRが機能する時代であり、ファンのエンゲージメントの高さを改めて実感した。

WWD:「ラブ・ライナー」は28年に20周年を迎える。

藤田:20年も続くこと自体が資産であり、売り場に残る日本ブランドの多くも、長期的に支持されてきたものが多い。主力のリキッドアイライナーは昨年5回目のリニューアルを行い、顧客からのフィードバックを反映して改善を加えた。リニューアルは2〜3年周期で行っており、前回のリニューアルから3年目に当たる25年前半は売り上げが伸び悩んだが、「ちいかわ」や「ポケモン」とのコラボレーションにより増収となった。些細な要素も含め、改善を積み重ね続ける姿勢こそが、ブランドが生き残る条件だ。

WWD:IPコラボ施策の成果は?

藤田:25年は「ちいかわ」「ポケモン」「ブレイクマイケース」などとのコラボレーション製品を発売した。ファン層にはデザインやブランドの世界観が高く評価され、短期的な売り上げ以上にブランド価値の向上に寄与した。IPコラボは市場の流れや周年などを見越して2年ほど前から準備を進める必要がある。即時的に流行に飛びつくのではなく、長期的な視点で計画することが重要で、常に複数の構想を並行して進めている。

WWD:海外展開の戦略と進捗は?

藤田:「ラブ・ライナー」は24年から現行パッケージで進出していたが、海外では環境配慮や棚効率の観点からパッケージのスリム化が不可欠だった。海外仕様のパッケージの製作とEU薬事登録を経て、26年春に本格展開を予定している。25年12月にはパリで最も歴史ある百貨店の一つサマリテーヌでも販売を開始し、その他小売店とも交渉中だ。ニューヨークでもポップアップを開催し、ギフティング施策を実施した。反応は良好で、特に若年層へのリーチ拡大につながっている。欧米市場は難易度が高いが、Jビューティブランドへの注目度は確実に高まっており、製品の品質にも自信がある。パッケージも含めて準備が整ったので、26年は海外展開をさらに加速する方針だ。

WWD:海外売り上げの目標は?

藤田:数年以内に売り上げの海外比率を10%程度まで引き上げることを目指している。人口減少のフェーズへ突入している日本市場において、マーケットの拡大は見込みにくい。韓国コスメをはじめとした外資ブランドも多く参入しており、競争は激化している。現状の海外売り上げは1ケタ台だが、訪日客や海外市場と向き合い、可能性を広げることが重要だ。25年10月には中東でもポップアップを行い、反応は良好だった。アメリカ市場では、現行パッケージでアジア系ショップを中心に展開しているが、セフォラやアルタビューティへの進出に向け戦略を練っている。

WWD:25年の業績は?

藤田:25年は増収減益となり、成長の一方で収益構造の改善が課題として見えてきた。IPコラボはブランド基盤の強化に寄与し、ファン層の広がりなど新規客の可能性を示した。今後は、より戦略的なコラボ施策を通じて顧客接点を拡張し、知見の蓄積と中長期的な成長につなげていく。

WWD:26年に注力することは?

藤田:20年の社長就任以来、ポートフォリオの改善を目指してきた。ブランドを育てるコストは当時と比べて明確に上がっており、筋肉質な運営が求められる。「ラブ・ライナー」を軸に、他カテゴリーの成長余力を引き出し、その原資を新規ブランドの育成に充てる。また売り上げ規模の拡大にとどまらず、社員全体で利益意識を共有し、収益性を伴ったより健全なブランド運営を継続する。

個人的に今注目している人

内閣総理大臣 高市早苗さん

女性が国のリーダーを務める姿はガラスの天井を破る象徴で、率直にうれしい。私自身、ビューティ業界の課題を解決すべく、ロビー活動なども行っているので、高市さんの合理的な判断で運営を進め、自身の意見を明確に語る点にも共感している。政治に距離のあった層や若年層にも問題意識を促し、考えるきっかけを与えており、影響力は大きい。夢や希望を持つ契機を示した点に刺激を受けている。

COMPANY DATA
msh

2008年にアイメイクブランド「ラブ・ライナー」を立ち上げ、化粧品の企画・販売、輸出入、海外ブランドの輸入代理を手掛ける。ミネラルコスメブランド「タイムシークレット」やニューヨーク発のスキンケアブランド「スーパーエッグ」など、現在9ブランドを展開。社名は“make someone happy(いつも誰かをハッピーに)”の頭文字から取り、幸せが循環する社会の実現を目指す


問い合わせ先
msh
0120-131-370

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【スピック 芝田崇行社長】専門家と連携し地盤強化 体験を軸にウェルネスを世界へ

PROFILE: 芝田崇行/社長

芝田崇行/社長
PROFILE: (しばた・たかゆき)1973年生まれ、神奈川県出身。中央大学哲学専攻を卒業後、1996年にスピックに入社。2007年に取締役社長に就任。10年から現職。幼少の頃からヨットに親しんでおり、江の島ヨットクラブ理事、日本セーリング連盟環境委員副委員長を務めるという顔も持つ PHOTO : KOJI SHIMAMURA

スピックは、主力のサプリメント「リポシー(LYPO-C)」を軸に、ジムやサロン、クリニックの運営を通じてパーソナルケアを提案する。ブランドを代表する“リポ・カプセル ビタミンC”は発売から10年を迎え、サプリメントの枠を超えた体験型ウェルネスブランドへと進化。2025年は海外展開を加速させるとともに、スポーツやスキンケアといった周辺領域にも事業を拡張した。今年はユーザーとの直接的な接点を増やし、新規客の獲得に注力する方針だ。

医師と共創する“体験型ウェルネス”の現在地

WWD:2024年に海外事業部を立ち上げたが、昨年の海外展開をどう振り返る?

芝田崇行社長(以下、芝田):24年は、東南アジアを中心に海外展開を本格化させた年だった。25年には、台湾、タイ、フィリピン、シンガポールをはじめ、各国の医療関係者から非常に前向きな反応を得られた。「製品を扱いたい」という声以上に、その先にいる患者や生活者の健康課題について、各国の医師と深い対話ができたことが大きな収穫だった。国ごとに求められる“体験”は全く異なる。だからこそ、短期的な販売拡大を目的にするのではなく、医師と共に学びながら、その国に合った“健康体験”をどう届けるかを重視している。

WWD:昨年8月には、シンガポールのウェルネススパチェーン、ケンコーホールディングスを買収した。

芝田:医療規制が厳しい同国においては、医療ではなく“健康”の領域からアプローチすることが重要だと考えた。今年は新店舗の出店も計画しており、生活者と直接つながる体験接点を増やしていく。現在正式に製品を展開しているのは台湾、シンガポール、韓国だ。フィリピンではクリニックでの体験導入や現場での評価が進んでおり、現地当局に販売許可を申請中だ。これらの許認可が前進してくれば、各国の医師のニーズに応える体制を整えられるはずだ。海外代理店からの関心も高まっており、1〜2カ国で新たな商流開拓も視野に入れている。

WWD:「体験・体感」を重視する理由は?

芝田:「リポシー」はクリニックやエステサロンを中心に、医師や美容の専門家から提案いただく形で広がってきた。だからこそ、まずは現場で実際に試してもらい、体調の変化や実感を得ていただくことが欠かせない。その体感があって初めて、患者や生活者への提案に説得力が生まれる。論文や数値だけではなく、専門家自身が“自分ごと化”して勧められるかどうかが重要だ。日本市場で成果を上げてきたこのアプローチは海外でも有効だと考えている。

WWD:25年は新製品の投入も相次いだ。スポーツ領域に特化した「リポシー フォー スポーツ(LYPO-C FOR SPORTS)」を開発した背景は?

芝田:アスリートにとって、体調管理はパフォーマンスに直結する。既存の「リポシー」を愛用してくれている選手も多かった一方で、ドーピング判定のリスクを懸念する声もあった。サプリメント業界として、“アンチドーピング”というテーマにどう向き合うべきか。その姿勢を示すために開発した。特定ロットを第三者機関で検査し、アンチドーピング認証を取得した製品のみを展開している。資格剥奪が将来を左右しかねないジュニア世代や、大会を控えるアスリートにとって、安心して選べる選択肢を用意することには大きな意味がある。発売以降、アスリートとの対話も深まり、将来的には協業や共創による製品開発も検討している。

WWD:10月には、スキンケアブランド「リポシー スキンビューティ(LYPO-C SKINBEAUTY)」を発売した。

芝田:誘導体ではない“ピュアビタミンC”をリポソーム化し、安定化させることが最大の課題だった。3年の開発期間を経て、その壁を乗り越えられたことで発売に至った。内側から肌をサポートする「リポシー」と同じ思想で、外側からもアプローチする。現場での評価が広がり、25年末までに22件のベストコスメを受賞した。10年目を迎えた「リポシー」にとって、一つの到達点になったと感じている。

WWD:25年の業績は?

芝田:24年に続き、増収を達成した。主力の“リポ・カプセル ビタミンC”に加え、昨年から本格展開している“リポ・カプセル ビタミン C+D”が成長をけん引した。ビタミンD不足への社会的な関心が高まり、「Cを取るならDも一緒に」という意識が浸透してきたことが追い風になった。

WWD:26年に注力することは?

芝田:ただ製品を増やすのではなく、プロフェッショナルと連携しながら、確かなウェルネス体験を届けることを重視している。今年は百貨店や商業施設でのポップアップを積極的に行い、ユーザーとの直接的な接点を通じて新規客の獲得に注力する。私たちが大切にしているのは、ウェルビーイングを概念として語ることではなく、製品を通じて実際に体感される幸福や満足度だ。今後も医師や美容、ウェルネスの現場と連携し、その先にいるユーザーの実感に寄り添う製品作りを一貫して続けていく。

個人的に今注目している人

サイバーエージェント代表執行役員 会長
藤田晋さん

同い年の経営者ということもあり、以前から注目してきたが、後継者を定め、次のステージへとかじを切る姿勢に強い刺激を受けている。今年、当社でも30代の若手に新製品のブランドマネジメントを任せた。思想を継承しながら成果を出せたことは、大きな手応えとなっている。企業の将来や次世代の成長をどう支えるか。日本、そして海外を見据えながら、世代を超えて成り立つ経営を考え続けていきたい。

COMPANY DATA
スピック

1972年に建築設計事務所として創業。デザイン設計の思想を生かし、77年に美容室やクリニック向けの経営コンサルタント事業を開始。2015年に主力サプリメント「リポシー」を発売。「未来の健康を、つくる」を使命に、パーソナルな健康づくりをサポートする。サプリメント事業のほか、ジムやサロン、クリニックの運営、人材育成、予防医療を社会に浸透させるための環境整備にも注力している。社名は“Style”“Personal”“Image”“Creator”の頭文字に由来する

TEXT : NAOMI SAKAI
問い合わせ先
「リポシー」カスタマーサポート
0120-663-337

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「アニエスベー」×「ネイバーフッド」コラボ第2弾発売 映画「レザボア・ドッグス」から着想を得た4型

「アニエスベー(AGNES B.)」は2月13日、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」とのコラボレーションコレクション第2弾を発売する。今回はクエンティン・タランティーノが脚本・監督を務めた1992年の映画「レザボア・ドッグス」の劇中で登場人物たちが着用していたスーツから着想を得たアイテム4型を展開する。

映画「レザボア・ドッグス」の登場人物が着用していたスーツのデザインを採用したジャケット(7万7000円)には、内側のライナーには映画の象徴的なシーンを大胆にプリント。パンツは(4万4000円)は、ややゆったり仕上げたシックなテーパードパンツとなっている。その他、「アニエスベー」の定番モデルをベースにして、「レザボア・ドッグス」の名シーンをフロントにプリントしたコラボレーションTシャツ(1万6500円)やネクタイ(1万2100円)もそろえる。

同コレクションは、「アニエスベー」国内13店舗と公式オンラインブティック、「ネイバーフッド」直営店と公式オンラインサイトで販売する。

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【スナップ】Koki,、内田理央、f5veらが来場 「インティミッシミ」が青山の新店舗でオープニングレセプションを開催

イタリア発のランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」は2月4日、東京・青山店のオープンを記念し、オープニングレセプションを開催した。当日は、ローカルアンバサダーのKoki,をはじめ、内田理央、f5veらのゲストが来場した。

エレガントでフェミニンなムードの空間

オープニングレセプション当日、Koki,はカルツェドニアジャパンのカントリーマネジャー、アンドレア・ジェンティーレ(Andrea Gentile)と共にテープカットセレモニーに参加した。本会場は、ドリンクやフードも花やハーブのエッセンスを取り入れた演出を実施し、音楽の生演奏が流れる中、ブランドの世界観を体験できる空間に仕上げた。

会場には、すみれ、Taki、なごみ、伊原葵、加治ひとみ、加藤順子、黒瀬ひな、山賀琴子、大屋夏南、藤井サチも来場した。

また、来場ゲストに、青山限定デザインのトートバッグとブランド「ソー グッド シスターズ(SO GOOD SISTERS)」によるカラフルなキーチャームをプレゼントした。アンドレア・ジェンティーレ=カントリーマネジャーは新店舗について、「このたび青山という特別なエリアに新店舗をオープンできたことを、大変嬉しく思う。日本の感性と技術を取り入れた新しいリテールデザインを通して、ブランドならではの洗練されたスタイルと世界観を、より深く体験できる空間を用意した」と述べた。

◾️「インティミッシミ」青山店

営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山5-5-21

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「ルイ・ヴィトン」モノグラム生誕130周年 ゼンデイヤら世界的アイコンを起用した新キャンペーンを展開 

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、モノグラム誕生130周年を記念して、世界的なセレブリティーやメゾンのアンバサダーを起用したキャンペーンを展開中だ。

本キャンペーンは、カメラマンのグレン・ルックフォード(Glen Luchford)と、ロマン・コッポラ(Roman Coppola)監督がタッグを組み制作した。メゾンのアンバサダーを務めるゼンデイヤ(Zendaya)、リウ・イーフェイ(Liu Yifei)、ホヨン(Hoyeon)のほか、俳優のカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve )が出演し、愛用するモノグラムのバッグとともに登場する。フィーチャーされるのは、1930年代初頭に誕生した“スピーディー”、92年に発表された“アルマ、32年に誕生した”ノエ“、2007年に発表された”ネヴァーフル“で、出演者が語るパーソナルな逸話を通してその魅力を描いた。

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「エスティ ローダー」と「フェイラー」が再コラボ 人気スキンケアと限定ハンカチのセット

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は、ドイツ発ライフスタイルブランド「フェイラー(FEILER)」とコラボレーションし、ブランドのベストセラーアイテムをモチーフにした限定ハンカチを含む特別セットを発売する。2025年のコラボレーションが好評だったことを受け、多くの声に後押しされる形で2度目の協業が実現した。2月13日から「エスティ ローダー」公式オンラインショップで数量限定で先行販売を行い、14日から全国百貨店の「エスティ ローダー」コーナーで発売する。

人気スキンケアと限定ハンカチのセット

今回は、「エスティ ローダー」を代表するベストセラーアイテムをモチーフにした限定オリジナルハンカチを主役に、人気スキンケア製品を組み合わせた2種のセットをラインアップ。日本発の医薬部外品スキンケアシリーズ“アクア チャージ”の現品を中心に構成したセットと、ベストセラー美容液“アドバンス ナイト リペア”をメインにしたセットを用意する。

限定ハンカチには、美容液“アドバンス ナイト リペア”や“アクア チャージ”の人気薬用ミルキークリーム、ファンデーション“ダブル ウェア”、リップスティックやフラグランスなどのモチーフを、創業者であるミセス エスティ ローダーが愛した花々と共にあしらった。「フェイラー」独自のシュニール織は、熟練の職人による幾重にも及ぶ工程を経て仕上げられ、厚みと柔らかさを併せ持つ心地よい肌触りと高い吸水性・速乾性を実現。使い込むほどに手になじみ、長く愛用できる点も魅力だ。

“アクア チャージ セット”

“アクア チャージ セット”(1万2100円)は、“アクア チャージ”の人気製品“薬用 ミルキー クリーム”【医薬部外品】(50mL、現品)をメインに、旅行にも便利な同クリームのミニサイズ(7mL)や“薬用 トリートメント ローション”【医薬部外品】(30mL)、柔らかなパープルの限定ハンカチ1枚をセットにした。

“アドバンス ナイト リペア セット”

“アドバンス ナイト リペア セット”(1万9250円)は、“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”(50mL、現品)を主役に、同美容液のミニサイズ(7mL)、“アクア チャージ”シリーズの薬用ミルキークリーム【医薬部外品】(7mL)と薬用トリートメント ローション【医薬部外品】(30mL)、限定ハンカチを組み合わせた。

さらに、購入場所に応じてアイテムが付属し、百貨店店舗で購入すると“アドバンス ナイト クレンジング ジュレ”(30mL)と“ダブル ウェア セカンド スキン クリーム プライマー”(15mL)が、公式オンラインショップで購入すると“アドバンス ナイト クレンジング ジュレ”(15mL)と“マイクロ エッセンス ローション BF”(15mL)がもらえる。

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【ワールド・モード・ホールディングス 加福真介社長】人の成長と企業文化醸成で100年企業としての土台作りを

PROFILE: 加福真介/社長

加福真介/社長
PROFILE: (かふく・しんすけ)先代が設立した人材会社を起点に、「人の想い」や「企業の歴史」を重視する共感型M&Aを通じて事業を拡大してホールディングス化を実現した。人材紹介・派遣をはじめ、マーケティング、教育研修、店舗運営代行、空間デザイン、ブランドコンサルティングなど多角的な事業を展開し、ファッション・ビューティ業界の発展に寄与している PHOTO : KAZUO YOSHIDA


人材サービスを祖業に、教育、店舗運営代行、マーケティング、空間デザイン、海外展開支援まで、ファッション・ビューティ産業の現場を横断的に支えるワールド・モード・ホールディングス(以下、WMH)。国内7事業会社と海外に7拠点を擁する同社は今、“人的資本経営”を軸に事業領域の連携を加速させ、産業の基盤そのものを強化していくフェーズに入った。加福真介社長に、現在地と次の一手を聞いた。

“人的資本経営”で
ファッション・ビューティ産業の
プロフェッショナル集団に

WWD:2025年の業界をどう振り返る?

加福真介社長(以下、加福):小学生の甥が「今年の漢字は“熊”でなく“高”だ」と言っていたが、確かに、高市早苗首相誕生、物価高による市場の二極化、高気温によるMDの変化、高機能商材の伸長など、複数の“高”が連なる年だった。美しさだけではなく、機能性を備えたプロダクトが評価される傾向は、ファッションでもビューティでもより明確になった。中でも注目する変化はAIの台頭だ。これからさらに一般化し、仕事や生活に深く浸透していく。今後AIを店頭や業務の生産性向上に生かし、顧客への付加価値と収益性の両立につなげることを目指す。

WWD:WMHが掲げる“人的資本経営”の核となる考え方とは?

加福:ファッション・ビューティ産業に貢献するプロフェッショナル集団でありたい。核になるのは、企業理念の内外への浸透だ。パーパスやビジョンを通して社員、顧客、パートナーの思いを一つに束ね、大きな目的の実現に向かう。そこから人の成長やブランドの形成が生まれる。ファッションは人の暮らしを豊かにする産業であり、人が生き生き働くこと自体が価値になる。AIの時代だからこそ、人にしかできない仕事や共感の力がより重要になる。人への投資こそが、産業の未来を明るくすると信じている。

WWD:祖業の人材サービスではラグジュアリー店頭領域で70%の市場シェアを築いた。

加福:基幹システムや転職サイト「MyBRANDS」への投資もしてきたが、シェアを高めた最大の理由は、人材の専門性とマッチングの精度だ。この業界に貢献したいという意欲の高い人材を集め、ブランドに寄り添い続けてきた。単なる人材紹介ではなく、成長の場を作り、育成し、業界に定着してもらうところまで関わる。近年は、業務委託、新卒採用、スポットワークなど、人材や雇用機会の多角化も進め、採用側にも、働く側にもメリットが生まれる仕組みを整えてきた。また、店舗運営代行事業も拡大しており、ポップアップの運営代行支援も好評だ。市場環境や求められるスキルが目まぐるしく変わる中で、事業と人材に深く寄り添う提案が求められている。26年は、専門人材や経営人材の提供に一層注力する。

WWD:マーケティング領域では、14年にAIADを、23年には双葉通信社という2つの広告代理店をグループに迎えた。両社の関係性は?

加福:デジタルに強いAIADと、外資ブランドを支えてきた双葉通信社の知見が融合した。両社が緊密に連携をとりながら、クライアントの課題解決を起点にサービスを設計し、EC開発やSNS運用、CRM、PRなど、広告に着地しない案件も含めて事業成果に向き合っている。既存の広告代理店モデルを脱却し、顧客へのソリューション提供を第一に据えることで、自社グループ内の人材、教育、空間デザイン、店舗運営事業とも自然に連携が進む。クライアントの事業全体を良くしようという視点が、結果として収益性の向上につながっている。

WWD:かねてからAPAC地域での海外事業に投資を続けてきた。手応えを感じる点は?

加福:日本企業の海外進出における店舗運営サポート事業だ。ブランドの方針を守りながら自社運営に近い形で展開したいというニーズは強い。販売代行も含めて、国内で培ったモデルを海外に持ち込んだことで評価された。特にシンガポールでは、政府関連機関との協業で、販売員の地位向上と教育を目的とした研修プログラムを構築し、それを導入した紹介予定派遣が助成対象にもなっている。日本の高いサービスレベルを広める事業であり、今後他国にも展開していきたい。

WWD:WMHが「Bコープ」認証を目指す意義は?

加福:ファッション・ビューティ業界の持続的な成長のためには、人と仕事の質を高めることが不可欠。その前提として、私たち自身が“正しい会社”である必要がある。「Bコープ」への申請は、その姿勢を明確に示すためのもの。認証取得が目的ではなく、プロセスを通じて自社の基準と提供価値を高め、サステナブルな価値を業界に還元していきたい。

WWD:上場を視野に入れた上で、喫緊の目標は?

加福:上場は目的ではなく手段だ。海外で事業を拡大する上で必要だと考えている。しかし“人的資本経営”の土台が整い、パーパスが社内外に浸透し、社会とのつながりが明確になってからでなければ意味がない。人の成長と文化醸成こそ至上命題だ。100年続く企業の基盤を作りたい。

個人的に今注目している人

サイバーエージェント
創業者 会長 藤田晋さん

藤田晋さんの「勝負眼 『押し引き』を見極める思考と技術」を購入した。サイバーエージェントは、若手社員が活躍しやすく、様々な事業を社員が立ち上げていて勢いがある。WMH も多くの経営人材や業界でも際立つスペシャリストが集まり育つ会社にしたいと思っている。藤田さんの経営哲学に触れてみたいので、講演会などの機会があれば、ぜひ足を運びたい。

COMPANY DATA
ワールド・モード・ホールディングス

ワールド・モード・ホールディングスは、ファッションおよびビューティ領域に特化したソリューショングループ。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO、双葉通信社の国内7社とベトナム1社で構成し、国内27拠点、海外7拠点で展開。1600社を超える国内外のクライアントに対し、各事業の強みを生かした統合的なソリューションを提供している


問い合わせ先
ワールド・モード・ホールディングス
03-3374-8107

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【ワールド・モード・ホールディングス 加福真介社長】人の成長と企業文化醸成で100年企業としての土台作りを

PROFILE: 加福真介/社長

加福真介/社長
PROFILE: (かふく・しんすけ)先代が設立した人材会社を起点に、「人の想い」や「企業の歴史」を重視する共感型M&Aを通じて事業を拡大してホールディングス化を実現した。人材紹介・派遣をはじめ、マーケティング、教育研修、店舗運営代行、空間デザイン、ブランドコンサルティングなど多角的な事業を展開し、ファッション・ビューティ業界の発展に寄与している PHOTO : KAZUO YOSHIDA


人材サービスを祖業に、教育、店舗運営代行、マーケティング、空間デザイン、海外展開支援まで、ファッション・ビューティ産業の現場を横断的に支えるワールド・モード・ホールディングス(以下、WMH)。国内7事業会社と海外に7拠点を擁する同社は今、“人的資本経営”を軸に事業領域の連携を加速させ、産業の基盤そのものを強化していくフェーズに入った。加福真介社長に、現在地と次の一手を聞いた。

“人的資本経営”で
ファッション・ビューティ産業の
プロフェッショナル集団に

WWD:2025年の業界をどう振り返る?

加福真介社長(以下、加福):小学生の甥が「今年の漢字は“熊”でなく“高”だ」と言っていたが、確かに、高市早苗首相誕生、物価高による市場の二極化、高気温によるMDの変化、高機能商材の伸長など、複数の“高”が連なる年だった。美しさだけではなく、機能性を備えたプロダクトが評価される傾向は、ファッションでもビューティでもより明確になった。中でも注目する変化はAIの台頭だ。これからさらに一般化し、仕事や生活に深く浸透していく。今後AIを店頭や業務の生産性向上に生かし、顧客への付加価値と収益性の両立につなげることを目指す。

WWD:WMHが掲げる“人的資本経営”の核となる考え方とは?

加福:ファッション・ビューティ産業に貢献するプロフェッショナル集団でありたい。核になるのは、企業理念の内外への浸透だ。パーパスやビジョンを通して社員、顧客、パートナーの思いを一つに束ね、大きな目的の実現に向かう。そこから人の成長やブランドの形成が生まれる。ファッションは人の暮らしを豊かにする産業であり、人が生き生き働くこと自体が価値になる。AIの時代だからこそ、人にしかできない仕事や共感の力がより重要になる。人への投資こそが、産業の未来を明るくすると信じている。

WWD:祖業の人材サービスではラグジュアリー店頭領域で70%の市場シェアを築いた。

加福:基幹システムや転職サイト「MyBRANDS」への投資もしてきたが、シェアを高めた最大の理由は、人材の専門性とマッチングの精度だ。この業界に貢献したいという意欲の高い人材を集め、ブランドに寄り添い続けてきた。単なる人材紹介ではなく、成長の場を作り、育成し、業界に定着してもらうところまで関わる。近年は、業務委託、新卒採用、スポットワークなど、人材や雇用機会の多角化も進め、採用側にも、働く側にもメリットが生まれる仕組みを整えてきた。また、店舗運営代行事業も拡大しており、ポップアップの運営代行支援も好評だ。市場環境や求められるスキルが目まぐるしく変わる中で、事業と人材に深く寄り添う提案が求められている。26年は、専門人材や経営人材の提供に一層注力する。

WWD:マーケティング領域では、14年にAIADを、23年には双葉通信社という2つの広告代理店をグループに迎えた。両社の関係性は?

加福:デジタルに強いAIADと、外資ブランドを支えてきた双葉通信社の知見が融合した。両社が緊密に連携をとりながら、クライアントの課題解決を起点にサービスを設計し、EC開発やSNS運用、CRM、PRなど、広告に着地しない案件も含めて事業成果に向き合っている。既存の広告代理店モデルを脱却し、顧客へのソリューション提供を第一に据えることで、自社グループ内の人材、教育、空間デザイン、店舗運営事業とも自然に連携が進む。クライアントの事業全体を良くしようという視点が、結果として収益性の向上につながっている。

WWD:かねてからAPAC地域での海外事業に投資を続けてきた。手応えを感じる点は?

加福:日本企業の海外進出における店舗運営サポート事業だ。ブランドの方針を守りながら自社運営に近い形で展開したいというニーズは強い。販売代行も含めて、国内で培ったモデルを海外に持ち込んだことで評価された。特にシンガポールでは、政府関連機関との協業で、販売員の地位向上と教育を目的とした研修プログラムを構築し、それを導入した紹介予定派遣が助成対象にもなっている。日本の高いサービスレベルを広める事業であり、今後他国にも展開していきたい。

WWD:WMHが「Bコープ」認証を目指す意義は?

加福:ファッション・ビューティ業界の持続的な成長のためには、人と仕事の質を高めることが不可欠。その前提として、私たち自身が“正しい会社”である必要がある。「Bコープ」への申請は、その姿勢を明確に示すためのもの。認証取得が目的ではなく、プロセスを通じて自社の基準と提供価値を高め、サステナブルな価値を業界に還元していきたい。

WWD:上場を視野に入れた上で、喫緊の目標は?

加福:上場は目的ではなく手段だ。海外で事業を拡大する上で必要だと考えている。しかし“人的資本経営”の土台が整い、パーパスが社内外に浸透し、社会とのつながりが明確になってからでなければ意味がない。人の成長と文化醸成こそ至上命題だ。100年続く企業の基盤を作りたい。

個人的に今注目している人

サイバーエージェント
創業者 会長 藤田晋さん

藤田晋さんの「勝負眼 『押し引き』を見極める思考と技術」を購入した。サイバーエージェントは、若手社員が活躍しやすく、様々な事業を社員が立ち上げていて勢いがある。WMH も多くの経営人材や業界でも際立つスペシャリストが集まり育つ会社にしたいと思っている。藤田さんの経営哲学に触れてみたいので、講演会などの機会があれば、ぜひ足を運びたい。

COMPANY DATA
ワールド・モード・ホールディングス

ワールド・モード・ホールディングスは、ファッションおよびビューティ領域に特化したソリューショングループ。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO、双葉通信社の国内7社とベトナム1社で構成し、国内27拠点、海外7拠点で展開。1600社を超える国内外のクライアントに対し、各事業の強みを生かした統合的なソリューションを提供している


問い合わせ先
ワールド・モード・ホールディングス
03-3374-8107

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【ワールド・モード・ホールディングス 加福真介社長】人の成長と企業文化醸成で100年企業としての土台作りを

PROFILE: 加福真介/社長

加福真介/社長
PROFILE: (かふく・しんすけ)先代が設立した人材会社を起点に、「人の想い」や「企業の歴史」を重視する共感型M&Aを通じて事業を拡大してホールディングス化を実現した。人材紹介・派遣をはじめ、マーケティング、教育研修、店舗運営代行、空間デザイン、ブランドコンサルティングなど多角的な事業を展開し、ファッション・ビューティ業界の発展に寄与している PHOTO : KAZUO YOSHIDA


人材サービスを祖業に、教育、店舗運営代行、マーケティング、空間デザイン、海外展開支援まで、ファッション・ビューティ産業の現場を横断的に支えるワールド・モード・ホールディングス(以下、WMH)。国内7事業会社と海外に7拠点を擁する同社は今、“人的資本経営”を軸に事業領域の連携を加速させ、産業の基盤そのものを強化していくフェーズに入った。加福真介社長に、現在地と次の一手を聞いた。

“人的資本経営”で
ファッション・ビューティ産業の
プロフェッショナル集団に

WWD:2025年の業界をどう振り返る?

加福真介社長(以下、加福):小学生の甥が「今年の漢字は“熊”でなく“高”だ」と言っていたが、確かに、高市早苗首相誕生、物価高による市場の二極化、高気温によるMDの変化、高機能商材の伸長など、複数の“高”が連なる年だった。美しさだけではなく、機能性を備えたプロダクトが評価される傾向は、ファッションでもビューティでもより明確になった。中でも注目する変化はAIの台頭だ。これからさらに一般化し、仕事や生活に深く浸透していく。今後AIを店頭や業務の生産性向上に生かし、顧客への付加価値と収益性の両立につなげることを目指す。

WWD:WMHが掲げる“人的資本経営”の核となる考え方とは?

加福:ファッション・ビューティ産業に貢献するプロフェッショナル集団でありたい。核になるのは、企業理念の内外への浸透だ。パーパスやビジョンを通して社員、顧客、パートナーの思いを一つに束ね、大きな目的の実現に向かう。そこから人の成長やブランドの形成が生まれる。ファッションは人の暮らしを豊かにする産業であり、人が生き生き働くこと自体が価値になる。AIの時代だからこそ、人にしかできない仕事や共感の力がより重要になる。人への投資こそが、産業の未来を明るくすると信じている。

WWD:祖業の人材サービスではラグジュアリー店頭領域で70%の市場シェアを築いた。

加福:基幹システムや転職サイト「MyBRANDS」への投資もしてきたが、シェアを高めた最大の理由は、人材の専門性とマッチングの精度だ。この業界に貢献したいという意欲の高い人材を集め、ブランドに寄り添い続けてきた。単なる人材紹介ではなく、成長の場を作り、育成し、業界に定着してもらうところまで関わる。近年は、業務委託、新卒採用、スポットワークなど、人材や雇用機会の多角化も進め、採用側にも、働く側にもメリットが生まれる仕組みを整えてきた。また、店舗運営代行事業も拡大しており、ポップアップの運営代行支援も好評だ。市場環境や求められるスキルが目まぐるしく変わる中で、事業と人材に深く寄り添う提案が求められている。26年は、専門人材や経営人材の提供に一層注力する。

WWD:マーケティング領域では、14年にAIADを、23年には双葉通信社という2つの広告代理店をグループに迎えた。両社の関係性は?

加福:デジタルに強いAIADと、外資ブランドを支えてきた双葉通信社の知見が融合した。両社が緊密に連携をとりながら、クライアントの課題解決を起点にサービスを設計し、EC開発やSNS運用、CRM、PRなど、広告に着地しない案件も含めて事業成果に向き合っている。既存の広告代理店モデルを脱却し、顧客へのソリューション提供を第一に据えることで、自社グループ内の人材、教育、空間デザイン、店舗運営事業とも自然に連携が進む。クライアントの事業全体を良くしようという視点が、結果として収益性の向上につながっている。

WWD:かねてからAPAC地域での海外事業に投資を続けてきた。手応えを感じる点は?

加福:日本企業の海外進出における店舗運営サポート事業だ。ブランドの方針を守りながら自社運営に近い形で展開したいというニーズは強い。販売代行も含めて、国内で培ったモデルを海外に持ち込んだことで評価された。特にシンガポールでは、政府関連機関との協業で、販売員の地位向上と教育を目的とした研修プログラムを構築し、それを導入した紹介予定派遣が助成対象にもなっている。日本の高いサービスレベルを広める事業であり、今後他国にも展開していきたい。

WWD:WMHが「Bコープ」認証を目指す意義は?

加福:ファッション・ビューティ業界の持続的な成長のためには、人と仕事の質を高めることが不可欠。その前提として、私たち自身が“正しい会社”である必要がある。「Bコープ」への申請は、その姿勢を明確に示すためのもの。認証取得が目的ではなく、プロセスを通じて自社の基準と提供価値を高め、サステナブルな価値を業界に還元していきたい。

WWD:上場を視野に入れた上で、喫緊の目標は?

加福:上場は目的ではなく手段だ。海外で事業を拡大する上で必要だと考えている。しかし“人的資本経営”の土台が整い、パーパスが社内外に浸透し、社会とのつながりが明確になってからでなければ意味がない。人の成長と文化醸成こそ至上命題だ。100年続く企業の基盤を作りたい。

個人的に今注目している人

サイバーエージェント
創業者 会長 藤田晋さん

藤田晋さんの「勝負眼 『押し引き』を見極める思考と技術」を購入した。サイバーエージェントは、若手社員が活躍しやすく、様々な事業を社員が立ち上げていて勢いがある。WMH も多くの経営人材や業界でも際立つスペシャリストが集まり育つ会社にしたいと思っている。藤田さんの経営哲学に触れてみたいので、講演会などの機会があれば、ぜひ足を運びたい。

COMPANY DATA
ワールド・モード・ホールディングス

ワールド・モード・ホールディングスは、ファッションおよびビューティ領域に特化したソリューショングループ。iDA、BRUSH、AIAD、AIAD LAB、フォーアンビション、VISUAL MERCHANDISING STUDIO、双葉通信社の国内7社とベトナム1社で構成し、国内27拠点、海外7拠点で展開。1600社を超える国内外のクライアントに対し、各事業の強みを生かした統合的なソリューションを提供している


問い合わせ先
ワールド・モード・ホールディングス
03-3374-8107

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【エスモードアート 祢宜裕貴CEO】組織を固め、攻めに転じる 新事業のグローバルな展開も

PROFILE: 祢宜裕貴/CEO

祢宜裕貴/CEO
PROFILE: (ねぎ・ひろき)1978年6月28日生まれ、大阪府出身。関西学院大学大学院の経営戦略科を修了。新聞社の広告局で勤務し、ファッションイベントの運営や協賛営業、大手流通会社の広告営業を担当した。その後PR 企業に転職し、CMをはじめとするメディア戦略や、タレント・モデルとの商品開発コンサルティング業に従事。2012年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を創業し、21年にエスモードアートを設立 PHOTO : SHUHEI SHINE

創業5年目のエスモードアートは2025年、独自の行動指針を策定し、組織の足元を固める「内なる改革」に注力した。祢宜裕貴CEOが描く26年は、グローバルな新事業やコミュニティー形成による「攻め」の展開だ。事業成長と同時に、社員のウェルビーイングや社会的意義を追求する次なるビジョンを聞いた。

抹茶ブランドのグローバル展開を計画

WWD:2025年はどのような1年だったか。

祢宜裕貴CEO(以下、祢宜):足元の組織強化と土台固めに注力した1年だった。事業拡大のスピードに耐えうる強固な地盤を作るため、あえて社内のインナーブランディングに焦点を当てた。

WWD:社内体制の強化に踏み切った理由は?

祢宜:エスモードアートも創業5年目を迎え、組織が拡大する過渡期にあると感じたからだ。私自身が大切にする価値観や考え方、会社としての在り方、そして社員に期待するマインドセットを、改めて浸透させる必要があった。そこで、ミッション・ビジョン・バリューから事業戦略、行動指針までを網羅した冊子「SCS(S mode art Culture Standard)」を策定した。これを全社員に配布し、共通言語として定着を図っている。「SCS」を通して、“考え”“マーケティング”“アート思考”“ソーシャルグッド”、この4つを備えた人材を育成していきたい。併せて評価制度の刷新や既存事業の見直しを行い、次の成長フェーズへ進むための準備を着実に整えた。

WWD:社員の意見も反映させた?

祢宜:組織が大きくなれば、多様な視点が生まれる。自分自身も偏っている部分はあるだろう。多様な価値観を理解するためにも、社員の意見を踏まえて自分の考え方を見つめ直し、冊子にも反映させた。

WWD:事業面でのトピックは?

祢宜:ジュエリーブランド「ステラハリウッド(STELLAR HOLLYWOOD)」は 、スタイリストの風間ゆみえさんにシーズンビジュアルのディレクションに関わっていただいた。彼女独自の視点が追加されたことで、感度の高い層へ向けたブランド訴求力が格段に向上した。ビーガンフードショップ「ザ ビー(THE B)」では、廃棄されてしまう食材を活用したメニュー開発を行うことでフードロス削減に貢献したり、近年深刻化している放置竹林を活用した商品を販売したりするなど、環境課題の解決に直結する取り組みを強化した。当社の強みであるファンマーケティングの領域では、国内外で活躍する赤西仁さんおよび錦戸亮さんとの共同プロジェクトによるジュエリーブランド「ジェラージェン(JERAGEN)」を発表し、大きな反響を得た。

WWD:社名の「エス(S)」には、“サステナブル”や“セーブ・ザ・フューチャー”などに加え、“ソーシャルグッド”という意味も込められている。この観点ではどんな活動を行ったか?

祢宜:難病と闘う子どもたちの夢をかなえる公益財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」との取り組みが印象深い。この団体を通じて、「自分でデザインした服を着てがんの啓蒙活動を行いたい」という夢を持つ大輝くんに出会った。デザインから服の制作、撮影を含めたルックブックの作成までを一気通貫で支援した。今後も会社として何ができるかを考え続け、社会に貢献する活動を継続していきたい。

WWD:現在の課題は?

祢宜:AI活用の定着とリテラシーの向上だ。私自身を含め、全社的なリテラシーの向上が必須だと痛感している。すでに外部講師を招いたセミナーなどは実施しているが、座学だけでは不十分だ。一人ひとりが業務の中で真に使いこなせるレベルに到達するよう、より実践的な教育の場や、浸透のための工夫が必要だと考えている。

WWD:26年の展望は?

祢宜:世界に通用するブランドを育てることを、今年も変わらず目標にしている。具体的には、「ザ ビー」で培ったノウハウを生かして京都・宇治の茶畑をM&Aし、抹茶ブランドのグローバル展開を計画する。そのための準備が昨年完了し、ようやくスタートラインに立った。本格的に海外でチャレンジするのは27年からになるだろう。「ザ ビー」自体も、現在の形態とは少し形を変えてファッションビルでも展開する。また、事業戦略の鍵となるのが「コミュニティー作り」だ。現在も「ザ ビー」主催でシティークリーンイベントを開催し、店舗スタッフとお客さまが一丸となって街の清掃活動を行い社会貢献に取り組んでいる。これはあくまで一例だが、他の事業においても顧客を積極的に巻き込みファンを増やし、熱量の高いコミュニティーを形成していきたい。加えて、お客さまの満足や社会的意義の追求と同時に、エスモードアートの社員が心身ともに「幸福」であることも、当社の存在価値だと考えている。現在も、福利厚生の一環として「ザ ビー」のサラダランチを無料で提供したり、コーチングをはじめとする社内研修を導入したりするなど、あらゆる側面から支援をしているが、今後もこうした支援を拡充し、社員の心身の幸福を追求していきたい。

個人的に今注目している人

松葉屋創業者兼CEO 小島鉄平さん

盆栽事業「トラッドマンズ ボンサイ」を率いる小島鉄平さんに注目している。元々はセレクトショップのバイヤーだったが盆栽に魅了されて起業した人物。ラグジュアリーブランドなどともコラボレーションしている。日本の伝統産業は良くも悪くも“本流”を重んじる傾向が強い。だが、彼のように異業種から参入し、伝統に新しい風を吹き込む存在は非常に貴重だ。SNSの活用や自身のキャラクター作りを含め、「非本流」であることすらも独自のブランド価値へと昇華させている。

COMPANY DATA
エスモード アート

2021年に祢宜裕貴CEOが設立。12年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を、18年にビーガンフードショップ「ザ ビー」を立ち上げたことから、両ブランドを運営する企業として始まった。重盛さと美、吉野北人、窪塚愛流、山中柔太朗ら、タレントやインフルエンサーとのコラボブランドも多く実現してきた。現在の社員数は38人、売上高は非公表

TEXT : YU HIRAKAWA


問い合わせ先
エスモードアート
03-6712-6461

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【エスモードアート 祢宜裕貴CEO】組織を固め、攻めに転じる 新事業のグローバルな展開も

PROFILE: 祢宜裕貴/CEO

祢宜裕貴/CEO
PROFILE: (ねぎ・ひろき)1978年6月28日生まれ、大阪府出身。関西学院大学大学院の経営戦略科を修了。新聞社の広告局で勤務し、ファッションイベントの運営や協賛営業、大手流通会社の広告営業を担当した。その後PR 企業に転職し、CMをはじめとするメディア戦略や、タレント・モデルとの商品開発コンサルティング業に従事。2012年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を創業し、21年にエスモードアートを設立 PHOTO : SHUHEI SHINE

創業5年目のエスモードアートは2025年、独自の行動指針を策定し、組織の足元を固める「内なる改革」に注力した。祢宜裕貴CEOが描く26年は、グローバルな新事業やコミュニティー形成による「攻め」の展開だ。事業成長と同時に、社員のウェルビーイングや社会的意義を追求する次なるビジョンを聞いた。

抹茶ブランドのグローバル展開を計画

WWD:2025年はどのような1年だったか。

祢宜裕貴CEO(以下、祢宜):足元の組織強化と土台固めに注力した1年だった。事業拡大のスピードに耐えうる強固な地盤を作るため、あえて社内のインナーブランディングに焦点を当てた。

WWD:社内体制の強化に踏み切った理由は?

祢宜:エスモードアートも創業5年目を迎え、組織が拡大する過渡期にあると感じたからだ。私自身が大切にする価値観や考え方、会社としての在り方、そして社員に期待するマインドセットを、改めて浸透させる必要があった。そこで、ミッション・ビジョン・バリューから事業戦略、行動指針までを網羅した冊子「SCS(S mode art Culture Standard)」を策定した。これを全社員に配布し、共通言語として定着を図っている。「SCS」を通して、“考え”“マーケティング”“アート思考”“ソーシャルグッド”、この4つを備えた人材を育成していきたい。併せて評価制度の刷新や既存事業の見直しを行い、次の成長フェーズへ進むための準備を着実に整えた。

WWD:社員の意見も反映させた?

祢宜:組織が大きくなれば、多様な視点が生まれる。自分自身も偏っている部分はあるだろう。多様な価値観を理解するためにも、社員の意見を踏まえて自分の考え方を見つめ直し、冊子にも反映させた。

WWD:事業面でのトピックは?

祢宜:ジュエリーブランド「ステラハリウッド(STELLAR HOLLYWOOD)」は 、スタイリストの風間ゆみえさんにシーズンビジュアルのディレクションに関わっていただいた。彼女独自の視点が追加されたことで、感度の高い層へ向けたブランド訴求力が格段に向上した。ビーガンフードショップ「ザ ビー(THE B)」では、廃棄されてしまう食材を活用したメニュー開発を行うことでフードロス削減に貢献したり、近年深刻化している放置竹林を活用した商品を販売したりするなど、環境課題の解決に直結する取り組みを強化した。当社の強みであるファンマーケティングの領域では、国内外で活躍する赤西仁さんおよび錦戸亮さんとの共同プロジェクトによるジュエリーブランド「ジェラージェン(JERAGEN)」を発表し、大きな反響を得た。

WWD:社名の「エス(S)」には、“サステナブル”や“セーブ・ザ・フューチャー”などに加え、“ソーシャルグッド”という意味も込められている。この観点ではどんな活動を行ったか?

祢宜:難病と闘う子どもたちの夢をかなえる公益財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」との取り組みが印象深い。この団体を通じて、「自分でデザインした服を着てがんの啓蒙活動を行いたい」という夢を持つ大輝くんに出会った。デザインから服の制作、撮影を含めたルックブックの作成までを一気通貫で支援した。今後も会社として何ができるかを考え続け、社会に貢献する活動を継続していきたい。

WWD:現在の課題は?

祢宜:AI活用の定着とリテラシーの向上だ。私自身を含め、全社的なリテラシーの向上が必須だと痛感している。すでに外部講師を招いたセミナーなどは実施しているが、座学だけでは不十分だ。一人ひとりが業務の中で真に使いこなせるレベルに到達するよう、より実践的な教育の場や、浸透のための工夫が必要だと考えている。

WWD:26年の展望は?

祢宜:世界に通用するブランドを育てることを、今年も変わらず目標にしている。具体的には、「ザ ビー」で培ったノウハウを生かして京都・宇治の茶畑をM&Aし、抹茶ブランドのグローバル展開を計画する。そのための準備が昨年完了し、ようやくスタートラインに立った。本格的に海外でチャレンジするのは27年からになるだろう。「ザ ビー」自体も、現在の形態とは少し形を変えてファッションビルでも展開する。また、事業戦略の鍵となるのが「コミュニティー作り」だ。現在も「ザ ビー」主催でシティークリーンイベントを開催し、店舗スタッフとお客さまが一丸となって街の清掃活動を行い社会貢献に取り組んでいる。これはあくまで一例だが、他の事業においても顧客を積極的に巻き込みファンを増やし、熱量の高いコミュニティーを形成していきたい。加えて、お客さまの満足や社会的意義の追求と同時に、エスモードアートの社員が心身ともに「幸福」であることも、当社の存在価値だと考えている。現在も、福利厚生の一環として「ザ ビー」のサラダランチを無料で提供したり、コーチングをはじめとする社内研修を導入したりするなど、あらゆる側面から支援をしているが、今後もこうした支援を拡充し、社員の心身の幸福を追求していきたい。

個人的に今注目している人

松葉屋創業者兼CEO 小島鉄平さん

盆栽事業「トラッドマンズ ボンサイ」を率いる小島鉄平さんに注目している。元々はセレクトショップのバイヤーだったが盆栽に魅了されて起業した人物。ラグジュアリーブランドなどともコラボレーションしている。日本の伝統産業は良くも悪くも“本流”を重んじる傾向が強い。だが、彼のように異業種から参入し、伝統に新しい風を吹き込む存在は非常に貴重だ。SNSの活用や自身のキャラクター作りを含め、「非本流」であることすらも独自のブランド価値へと昇華させている。

COMPANY DATA
エスモード アート

2021年に祢宜裕貴CEOが設立。12年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を、18年にビーガンフードショップ「ザ ビー」を立ち上げたことから、両ブランドを運営する企業として始まった。重盛さと美、吉野北人、窪塚愛流、山中柔太朗ら、タレントやインフルエンサーとのコラボブランドも多く実現してきた。現在の社員数は38人、売上高は非公表

TEXT : YU HIRAKAWA


問い合わせ先
エスモードアート
03-6712-6461

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【エスモードアート 祢宜裕貴CEO】組織を固め、攻めに転じる 新事業のグローバルな展開も

PROFILE: 祢宜裕貴/CEO

祢宜裕貴/CEO
PROFILE: (ねぎ・ひろき)1978年6月28日生まれ、大阪府出身。関西学院大学大学院の経営戦略科を修了。新聞社の広告局で勤務し、ファッションイベントの運営や協賛営業、大手流通会社の広告営業を担当した。その後PR 企業に転職し、CMをはじめとするメディア戦略や、タレント・モデルとの商品開発コンサルティング業に従事。2012年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を創業し、21年にエスモードアートを設立 PHOTO : SHUHEI SHINE

創業5年目のエスモードアートは2025年、独自の行動指針を策定し、組織の足元を固める「内なる改革」に注力した。祢宜裕貴CEOが描く26年は、グローバルな新事業やコミュニティー形成による「攻め」の展開だ。事業成長と同時に、社員のウェルビーイングや社会的意義を追求する次なるビジョンを聞いた。

抹茶ブランドのグローバル展開を計画

WWD:2025年はどのような1年だったか。

祢宜裕貴CEO(以下、祢宜):足元の組織強化と土台固めに注力した1年だった。事業拡大のスピードに耐えうる強固な地盤を作るため、あえて社内のインナーブランディングに焦点を当てた。

WWD:社内体制の強化に踏み切った理由は?

祢宜:エスモードアートも創業5年目を迎え、組織が拡大する過渡期にあると感じたからだ。私自身が大切にする価値観や考え方、会社としての在り方、そして社員に期待するマインドセットを、改めて浸透させる必要があった。そこで、ミッション・ビジョン・バリューから事業戦略、行動指針までを網羅した冊子「SCS(S mode art Culture Standard)」を策定した。これを全社員に配布し、共通言語として定着を図っている。「SCS」を通して、“考え”“マーケティング”“アート思考”“ソーシャルグッド”、この4つを備えた人材を育成していきたい。併せて評価制度の刷新や既存事業の見直しを行い、次の成長フェーズへ進むための準備を着実に整えた。

WWD:社員の意見も反映させた?

祢宜:組織が大きくなれば、多様な視点が生まれる。自分自身も偏っている部分はあるだろう。多様な価値観を理解するためにも、社員の意見を踏まえて自分の考え方を見つめ直し、冊子にも反映させた。

WWD:事業面でのトピックは?

祢宜:ジュエリーブランド「ステラハリウッド(STELLAR HOLLYWOOD)」は 、スタイリストの風間ゆみえさんにシーズンビジュアルのディレクションに関わっていただいた。彼女独自の視点が追加されたことで、感度の高い層へ向けたブランド訴求力が格段に向上した。ビーガンフードショップ「ザ ビー(THE B)」では、廃棄されてしまう食材を活用したメニュー開発を行うことでフードロス削減に貢献したり、近年深刻化している放置竹林を活用した商品を販売したりするなど、環境課題の解決に直結する取り組みを強化した。当社の強みであるファンマーケティングの領域では、国内外で活躍する赤西仁さんおよび錦戸亮さんとの共同プロジェクトによるジュエリーブランド「ジェラージェン(JERAGEN)」を発表し、大きな反響を得た。

WWD:社名の「エス(S)」には、“サステナブル”や“セーブ・ザ・フューチャー”などに加え、“ソーシャルグッド”という意味も込められている。この観点ではどんな活動を行ったか?

祢宜:難病と闘う子どもたちの夢をかなえる公益財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」との取り組みが印象深い。この団体を通じて、「自分でデザインした服を着てがんの啓蒙活動を行いたい」という夢を持つ大輝くんに出会った。デザインから服の制作、撮影を含めたルックブックの作成までを一気通貫で支援した。今後も会社として何ができるかを考え続け、社会に貢献する活動を継続していきたい。

WWD:現在の課題は?

祢宜:AI活用の定着とリテラシーの向上だ。私自身を含め、全社的なリテラシーの向上が必須だと痛感している。すでに外部講師を招いたセミナーなどは実施しているが、座学だけでは不十分だ。一人ひとりが業務の中で真に使いこなせるレベルに到達するよう、より実践的な教育の場や、浸透のための工夫が必要だと考えている。

WWD:26年の展望は?

祢宜:世界に通用するブランドを育てることを、今年も変わらず目標にしている。具体的には、「ザ ビー」で培ったノウハウを生かして京都・宇治の茶畑をM&Aし、抹茶ブランドのグローバル展開を計画する。そのための準備が昨年完了し、ようやくスタートラインに立った。本格的に海外でチャレンジするのは27年からになるだろう。「ザ ビー」自体も、現在の形態とは少し形を変えてファッションビルでも展開する。また、事業戦略の鍵となるのが「コミュニティー作り」だ。現在も「ザ ビー」主催でシティークリーンイベントを開催し、店舗スタッフとお客さまが一丸となって街の清掃活動を行い社会貢献に取り組んでいる。これはあくまで一例だが、他の事業においても顧客を積極的に巻き込みファンを増やし、熱量の高いコミュニティーを形成していきたい。加えて、お客さまの満足や社会的意義の追求と同時に、エスモードアートの社員が心身ともに「幸福」であることも、当社の存在価値だと考えている。現在も、福利厚生の一環として「ザ ビー」のサラダランチを無料で提供したり、コーチングをはじめとする社内研修を導入したりするなど、あらゆる側面から支援をしているが、今後もこうした支援を拡充し、社員の心身の幸福を追求していきたい。

個人的に今注目している人

松葉屋創業者兼CEO 小島鉄平さん

盆栽事業「トラッドマンズ ボンサイ」を率いる小島鉄平さんに注目している。元々はセレクトショップのバイヤーだったが盆栽に魅了されて起業した人物。ラグジュアリーブランドなどともコラボレーションしている。日本の伝統産業は良くも悪くも“本流”を重んじる傾向が強い。だが、彼のように異業種から参入し、伝統に新しい風を吹き込む存在は非常に貴重だ。SNSの活用や自身のキャラクター作りを含め、「非本流」であることすらも独自のブランド価値へと昇華させている。

COMPANY DATA
エスモード アート

2021年に祢宜裕貴CEOが設立。12年にジュエリーブランド「ステラハリウッド」を、18年にビーガンフードショップ「ザ ビー」を立ち上げたことから、両ブランドを運営する企業として始まった。重盛さと美、吉野北人、窪塚愛流、山中柔太朗ら、タレントやインフルエンサーとのコラボブランドも多く実現してきた。現在の社員数は38人、売上高は非公表

TEXT : YU HIRAKAWA


問い合わせ先
エスモードアート
03-6712-6461

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【エムスタイルホールディングス 稲冨幹也社長】科学的裏付けでツバメの巣が持つ力を世界に広める

PROFILE: 稲冨幹也/社長

稲冨幹也/社長
PROFILE: (いなとみ・みきや)1974年生まれ、福岡県出身。19歳で起業し多角経営にて社長業を行うも「金を追って夢を追っていない自分」に気づき、世界15カ国以上を巡る自分探しの旅に出る。36歳のときマレーシアでツバメの巣に出合い未知なる成分と無限の可能性に気づき、自らの人生を捧げてツバメの巣で世界を変えようと決意。2011年から「ビース」ブランドを立ち上げ、ツバメの巣ハンターとしても活躍する PHOTO : SHUHEI SHINE

エムスタイルホールディングスはツバメの巣で世界中に驚きと幸せを生み出すことを企業理念に掲げている。100%天然アナツバメの巣を活用したインナーケア・コスメブランド「ビース(BI-SU)」とペット向けブランド「ミラネスト(MIRANEST)」を展開し、相乗効果でビジネスを加速させている。科学的な裏付けによって信頼を獲得し、2027年には売上高100億円を目指して、世界へとツバメの巣の魅力を打ち出す。

科学的エビデンスとブランド体験
2軸での市場開拓

WWD:2025年で象徴的な成果は?

稲冨幹也社長(以下、稲冨):私がツバメの巣に興味を持ったのは、マレーシアで治療に使われているのを見たことがきっかけだ。「中華圏で1500年にわたり食べられてきたツバメの巣を医療・治療のために使いたい」「天然原料の効果効能が客観的データで裏付けられることで、品質への信頼を高めたい」。そんな思いで研究を進めてきて、昨年はさまざまな成果が得られ、幾つかの特許を取得することができた。

WWD:具体的にどのような研究成果が得られたか。

稲冨:「ビース」の顧客から寄せられた「アトピー性皮膚炎の症状が改善した」という声を受け、「ツバメの巣はアトピーに効果を発揮するのではないか?」という仮説から国立大学と共同研究を行った結果、天然アナツバメの巣エキスが、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の増強を促す可能性を突き止めた(特許取得)。その過程で、細胞内のミトコンドリアも増強させることがわかり、筋肉の修復と増強を促す可能性も示唆された。また昨年は、抗がん剤治療による造血幹細胞へのダメージ軽減につながる可能性が見え、国際特許を出願。天然アナツバメの巣エキスががん治療に貢献できるのではないかと考え、医療機関や専門機関との共同プロジェクトを今年からスタートする。ツバメの巣を食べて病気を治すというビジョンに向かって前進している。さらなる投資により、ツバメの巣から抽出されるシアル酸の濃度を高める機械の発明や製造工場の強化に注力する。

WWD:消費者に対してはどのようなアプローチをしているか。

稲冨:戦略は二つある。一つはアカデミックな戦略で、ツバメの巣の効果効能に対して科学的な裏付けをする。もう一つはブランド戦略だ。百貨店でのポップアップや外商との連携を大切にした。美や健康、環境、動物福祉の精神を持つお客さまにブランドを認知してもらいたいし、共感を得られると考えている。「何も傷つけない、お客様を加害者にしない」という当社のポリシーに興味を持ってもらい、全国の百貨店と外商をターゲットに限定のイベントにも取り組むことができた。

WWD:出店も視野に入れている?

稲冨:2月には伊勢丹新宿本店イセタン ビューティ アポセカリーに出店する。加えて、年内には京都と福岡に路面店を開業する。京都にはツバメの巣を使ったメニューを提供するカフェバーを併設する。1000年以上の歴史がある京都は日本でも特別な街の一つだ。世界中からセレブが訪れる土地でもあるので、力を入れてアピールしたい。創業地である福岡には3階建ての商業施設を建設している。「ミラネスト」を軸にカフェやペットホテル、動物病院、スパを展開する予定だ。かっこよく、スタイリッシュに発信することで、街と人、動物(ペット)が共存する新たなカルチャーを創り、これからは病院ではなくミラネストカフェで治す時代を作っていきたい。

WWD:「ミラネスト」の進捗はどうか。

稲冨:「ミラネスト」は国内だけでなく、ドイツ、アメリカで展開を進めている。日本に比べ、海外ではペットや犬に対するリテラシーが高く、サステナブルや動物福祉の価値感と親和性が高いと感じている。また実は動物病院を訪れる動物の6〜7割が犬といわれている。犬は皮膚病にかかりやすく、とくに原因不明で治療が確立されていない難病、アロぺシアXという脱毛病に悩む飼い主が多い。「ミラネスト」を与えたところ、アロぺシアXが改善したという口コミが広がり、25年はとくにアメリカで伸長した。ケミカルに依存した治療が当たり前とされる中で、天然物で予防リテラシーを高めてゲームチェンジャーになりたい。今年は「ミラネスト」を10億円規模のブランドへと成長させる。さらに愛犬が病を克服した感動体験をきっかけにツバメの巣への関心を引き、海外市場での「ビース」の展開を加速させたい。

WWD:相乗効果で国内外での成長を狙う。

稲冨:「ビース」を立ち上げてから15年、地道に成長してきたが、本当の成長期は昨年から始まった。25年の売上高は前年比35%増だった。2年後には100億円を目指す。「ミラネスト」をフックに「ビース」の世界戦略がようやく形になってきた。

WWD:どのような姿勢でビジネスに取り組むか。

稲冨:1500年もの間、心ない密猟者によって卵やヒナが犠牲となる乱獲が繰り返されてきた。それでもなお、人類に恩恵を与え続けてきたアナツバメを、絶滅させるわけにはいかない。アナツバメをはじめ、マレーシアのジャングル全体を守るという精神と活動を忘れず、まい進していく。

個人的に今注目している人

米テスラCEO イーロン・マスクさん

火星への人類移住計画を最終目標に掲げ、人類存続のために戦い続けている姿に感銘を受けている。誰も目をつけていないところに目をつけて、0から1を創り出すチャレンジ精神には脱帽だ。私自身ツバメに着目して、「ツバメ王になる!」と言って、周囲に笑われながら挑戦し続けてきた。一挙手一投足が注目されるマスク氏が、自分が正しいと信じ、人類のために夢や使命に向かって進む姿にいつも胸を打たれている。

COMPANY DATA
エムスタイルホールディングス

2010年設立、本社は福岡県。自然環境に一切負担をかけないサステナブルな理念を掲げ、採取から研究・製造まで生態系全体への影響を考慮した一貫体制のもと、稲冨幹也社長自らマレーシア・ボルネオ島で採取した100%天然アナツバメの巣のみを活用したインナーケアや美容コスメ「ビース」の販売を行う。16年にはペット用栄養補助食品を提供するブランド「ミラネスト」を立ち上げた

TEXT : NATSUMI YONEYAMA
問い合わせ先
エムスタイルホールディングス
0120-128-213

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ミラノ冬季五輪 スピードスケート日本代表選手のレーシングスーツはミズノが製作

ミズノは、イタリアで開催中の「ミラノ・コルティナ 2026 冬季オリンピック」に参加し、現在熱戦を繰り広げるスピードスケート日本代表選手のレーシングスーツを手掛けた。

前回大会モデルから空気抵抗を平均約3%削減

今回のレーシングスーツは、公益財団法人日本スケート連盟とJSCハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センターと共同開発したものだ。ミズノテクニクス氷上工場でサンプルを縫製・生産し、大会や合宿地などで選手の要望に応じた微調整などを行い、選手の要望にタイムリーに対応できる体制を整えたことで、最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポート。前回大会モデルから設計を大きく見直し、強度の高いウレタンラミネート素材と新たに開発したニット素材を採用するなどしたことで、風速12~16m/sにおける空気抵抗を平均約3%削減することを実現するという。デザインは、ホワイトとブラックをベースに、フード部と脚部には情熱が燃え上がる瞬間を表したグラフィックを施し、ゴールドの“JAPAN”のロゴは枯山水とストライプをミックスしたデザインとなっている。

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三越伊勢丹HD、四半期営業利益が過去最高266億円 25年10〜12月期

三越伊勢丹ホールディングス(HD)の2025年4〜12月期連結決算は、総額売上高が前年同期比1.8%減の9606億円、営業利益が同3.1%減の580億円、当期純利益が同10.3%増の512億円だった。中国・香港を中心とした訪日客が減少したことで累計期間では減収・営業減益となったが、第3四半期(10〜12月)単体では日本人顧客向け売上高が伸長し、同期間の営業利益は266億円と四半期単位で過去最高となった。

百貨店業の4〜12月期総額売上高は前年同期比2.0%減の8918億円だった。主要店舗の総額売上高は、伊勢丹新宿本店が同1.2%減の3111億円、三越銀座店が同1.7%減の912億円となった一方、三越日本橋本店は同3.3%増の1267億円と前年を上回った。岩田屋三越、名古屋三越、札幌丸井三越などの地域主要5社については、10〜12月の売り上げが前年同期比3.0%減で、上期(4〜9月、前年比4.1%減)の水準からは回復基調にある。

10〜12月期の営業利益の押し上げには、客単価上昇と販管費削減が両輪で寄与した。アプリ会員や外商客など、同社が戦略的に注力する「個客」に向けたCRM施策を国内・海外双方で強化。独自の「世界アプリ」や海外外商の奏功により、海外顧客の客単価も前年を上回って推移した。コスト面では、物価上昇による22億円の経費増に対し、人件費や地代家賃を中心とした経費構造改革を推進。これにより、販管費全体を前年から34億円削減し、利益を確保した。

12月以降のインバウンド需要の減速を踏まえ、通期の連結業績予想を修正した。総額売上高は11月時点の予想から50億円引き下げ、1兆3000億円とした。一方、利益面では、機動的な販管費コントロールや第3四半期における持分法投資利益の拡大を反映。営業利益は前回公表の780億円を維持し、純利益は前回予想から30億円増の650億円に引き上げた。これらを達成すれば、営業利益・純利益ともに過去最高益を更新する。

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