バイヤー向けのアンテナサイトです。

「アヴィレックス」が「ファイナルファンタジー VII リメイク」とコラボ ジャケットやキャップなど

TSIホールディングスの「アヴィレックス(AVIREX)」は1月1日、スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)のRPG作品「ファイナルファンタジーVII リメイク」とのコラボレーションアイテムを発売する。「アヴィレックス」直営店舗および公式オンラインストアで取り扱う。一部店舗では2日から販売の場合もあり。

機能性と物語性を融合させたアイテム

本コラボは、「アヴィレックス」のミリタリーヘリテージと「ファイナルファンタジーVII リメイク」の重厚で象徴的な世界観を融合させたアイテムがそろう。ラインアップは、フライトジャケットをはじめ、キャップやバッグなど多数のアイテムをそろえる。

「アヴィレックス」公式サイト

The post 「アヴィレックス」が「ファイナルファンタジー VII リメイク」とコラボ ジャケットやキャップなど appeared first on WWDJAPAN.

化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に

日用品・化粧品の卸商社のあらたはこのほど、「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」を展開するmshなどを傘下に持つMAPホールディングスを買収すると発表した。26年1月21日に全株式を取得し、完全子会社する。買収額は約67億円。ブランド価値の向上や物流の効率化などシナジー効果の創出を狙う。

MAPホールディングスは、化粧品や化粧品雑貨の卸売りを主力とし、子会社4社を展開している。mshのほか、卸商社機能を担うPolite(ポライト)、イガリシノブ氏が手掛けるメイクアップブランド「フーミー(WHOMEE)」などを展開するNuzzle(ナズル)、メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」などを扱うAQUA・NOA(アクアノア)を擁する。今回の買収対象はmshとPoliteの2社で、NuzzleとAQUA・NOAの株式は株式譲渡実行日までに第三者へ譲渡される予定だ。

MAPホールディングスの25年8月期の売上高は148億円、営業損益が1億8000万円、純損益が14億円だった。なお、MAPホールディングス、Nuzzle、Politeの単純合算では、売上高が137億円、営業利益が6億1000万円、純利益が2億2000万円となる。

mshは、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」やミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」などを展開する。Politeは、バラエティーショップ向けを中心に、化粧品や化粧雑貨の卸売りを手掛けている。

あらたは、2030年の“ありたい姿”を実現するために、卸事業のさらなる成長や、商品調達・企画・開発機能の強化を掲げている。25年3月期の売上高は前年同期比4.5%増の9862億円、営業利益が同3.3%増の149億円、純利益が同0.4%増の103億円。26年3月期中間決算では、売上高が同2.4%増の5032億円と11期連続で過去最高を更新した一方で、コスト増の影響で各利益は前年同期を下回った。

The post 化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に appeared first on WWDJAPAN.

化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に

日用品・化粧品の卸商社のあらたはこのほど、「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」を展開するmshなどを傘下に持つMAPホールディングスを買収すると発表した。26年1月21日に全株式を取得し、完全子会社する。買収額は約67億円。ブランド価値の向上や物流の効率化などシナジー効果の創出を狙う。

MAPホールディングスは、化粧品や化粧品雑貨の卸売りを主力とし、子会社4社を展開している。mshのほか、卸商社機能を担うPolite(ポライト)、イガリシノブ氏が手掛けるメイクアップブランド「フーミー(WHOMEE)」などを展開するNuzzle(ナズル)、メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」などを扱うAQUA・NOA(アクアノア)を擁する。今回の買収対象はmshとPoliteの2社で、NuzzleとAQUA・NOAの株式は株式譲渡実行日までに第三者へ譲渡される予定だ。

MAPホールディングスの25年8月期の売上高は148億円、営業損益が1億8000万円、純損益が14億円だった。なお、MAPホールディングス、Nuzzle、Politeの単純合算では、売上高が137億円、営業利益が6億1000万円、純利益が2億2000万円となる。

mshは、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」やミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」などを展開する。Politeは、バラエティーショップ向けを中心に、化粧品や化粧雑貨の卸売りを手掛けている。

あらたは、2030年の“ありたい姿”を実現するために、卸事業のさらなる成長や、商品調達・企画・開発機能の強化を掲げている。25年3月期の売上高は前年同期比4.5%増の9862億円、営業利益が同3.3%増の149億円、純利益が同0.4%増の103億円。26年3月期中間決算では、売上高が同2.4%増の5032億円と11期連続で過去最高を更新した一方で、コスト増の影響で各利益は前年同期を下回った。

The post 化粧品卸のあらた、MAPホールディングスを買収 「ラブ・ライナー」のmshを傘下に appeared first on WWDJAPAN.

「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は2026年1月14日、メイクキープ下地“アクアグルー プライマー”をリニューアルし、名称新たに“アクアグルー プライマー N”(2200円)として発売する。9日には、新宿三丁目ロフトで先行販売を行う。

“アクアグルー プライマー”は、次に塗布するファンデーションなどを肌に密着させ、潤いと化粧持ちをアップさせる化粧下地。肌になじませるとペタペタとしてくる、のりのような使用感が特徴で、“メイクの接着剤”と称されている。

リニューアルポイントは、5種のセラミドを新たに配合したこと。皮脂を抑制しながら肌に潤いを与え、メイクキープをかなえる。また、パッケージも水色の爽やかな印象から、ブランドのキーカラーであるピンクへと変更した。

The post 「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合 appeared first on WWDJAPAN.

「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は2026年1月14日、メイクキープ下地“アクアグルー プライマー”をリニューアルし、名称新たに“アクアグルー プライマー N”(2200円)として発売する。9日には、新宿三丁目ロフトで先行販売を行う。

“アクアグルー プライマー”は、次に塗布するファンデーションなどを肌に密着させ、潤いと化粧持ちをアップさせる化粧下地。肌になじませるとペタペタとしてくる、のりのような使用感が特徴で、“メイクの接着剤”と称されている。

リニューアルポイントは、5種のセラミドを新たに配合したこと。皮脂を抑制しながら肌に潤いを与え、メイクキープをかなえる。また、パッケージも水色の爽やかな印象から、ブランドのキーカラーであるピンクへと変更した。

The post 「ウォンジョンヨ」の下地“アクアグルー プライマー”が進化 5種のセラミドを新配合 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は2026年2月6日、限定コレクション“スパークリング デザイアーズ(SPARKLING DESIRES)”を発売する。シルバーとローズピンクで愛のきらめきを表現した同コレクションは、アイシャドウやリップなど全5アイテムをラインアップする。1月28日からは、「イヴ・サンローラン」公式オンラインストアおよび表参道フラッグシップ ブティックで先行発売を開始する。

愛のきらめきを表現したコレクション

“クチュール ミニ クラッチ“

ジュエリーのようにきらめくブランドのアイコンアイシャドウの“クチュール ミニ クラッチ“(限定、1万1660円)からは、情熱的なローズピンクと繊細なきらめきの温かくも洗練された仕上がりをかなえる限定色が登場する。柔らかなクリームベージュの大粒ラメによる“スパークルヌード”、ダスティローズピンクにホワイトをプラスした“ソフトローズ”、モーブピンクのベースにシルバーグリッターが輝く“シルバーモーブ”、深みのあるセンシュアルなローズにピュアピンクのラメを加えた“センシュアルローズ”の4色で構成する。

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“(限定、6600円)は、艶、プランプ、トーンアップをかなえる3イン1リップ。“#2 ヘルシーグロウ”は、ピュアな唇を演出する透明ピンクシェードで、ベージュ系のリップやグロスも映える唇に仕上げる。

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”(限定、5940円)は、じんわりと湿度を含んだように滲み出る艶と、唇に溶け込むように発色する血色カラーが特徴だ。“#44B ヌード ラヴァリエール”は、人気のシグネチャーカラーで、さまざまなメイクに使用できる万能なミルキーピンクカラーだ。2種のバターとフルーツエキスを配合し、むっちりとした唇へ導く。

“ラディアントタッチ グロウインパクト“

“ラディアントタッチ グロウインパクト“[SPF50+・PA++++](限定2色、各1万2320円)は、艶が特徴のクッションファンデーションの限定パッケージ。紫外線防御効果を備え、メッシュ構造テクスチャーでカバー力と潤いを実現した。ボタニカルの恵みを贅沢に配合し、潤いに満ちた肌をかなえる。

“YSL ザ スリム リップスティック”

“YSL ザ スリム リップスティック”(限定2色、各7480円)は、ひと塗りで唇を演出するマットシップ。高発色で大胆なカラーがクチュールファブリックのようにすばやくしなやかになじみ, 唇の存在感を引き立てる。限定パッケージとして登場する同アイテムでは、創業者のムッシュ イヴ・サンローラン(Monsieur Yves Saint Laurent)の純真な気持ちと情熱を表現したクールなテラコッタレッドの“#1936 ファイアリー エラ”とミューズへオマージュしたシックなピンクヌードの“#1988 ヌード アトリエ”の2色が登場する。同アイテムは、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」限定で発売する。

限定セットや限定ラッピングも登場

2月18日からは、アイコニックなフレグランスを詰め込んだ“YSL リブレ ギフトセット”(限定、2万7500円)と、“YSL MYSLF ギフトセット”(限定、1万9250円)を発売する。

「YSL」公式オンラインストアと表参道フラッグシップブティック限定で登場する“YSL リブレ ギフトセット”は、フローラルラベンダーの香りの人気フレグランス“リブレ”を楽しめるセット。同フレグランスの10mLと50mLとリップモチーフのミラーをセットにした。一方の“YSL MYSLF ギフトセット”は、公式オンラインストア限定セットで、人気メンズフレグランスの“MYSLF”の40mLと10mLを詰め込んだ。

さらに2月27日には、ラブに満ちた限定ラッピング(440円)が登場する。クチュールインスパイアされた限定デザインのバックやリボンもそろえる。

The post 【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は2026年2月6日、限定コレクション“スパークリング デザイアーズ(SPARKLING DESIRES)”を発売する。シルバーとローズピンクで愛のきらめきを表現した同コレクションは、アイシャドウやリップなど全5アイテムをラインアップする。1月28日からは、「イヴ・サンローラン」公式オンラインストアおよび表参道フラッグシップ ブティックで先行発売を開始する。

愛のきらめきを表現したコレクション

“クチュール ミニ クラッチ“

ジュエリーのようにきらめくブランドのアイコンアイシャドウの“クチュール ミニ クラッチ“(限定、1万1660円)からは、情熱的なローズピンクと繊細なきらめきの温かくも洗練された仕上がりをかなえる限定色が登場する。柔らかなクリームベージュの大粒ラメによる“スパークルヌード”、ダスティローズピンクにホワイトをプラスした“ソフトローズ”、モーブピンクのベースにシルバーグリッターが輝く“シルバーモーブ”、深みのあるセンシュアルなローズにピュアピンクのラメを加えた“センシュアルローズ”の4色で構成する。

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“

“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ“(限定、6600円)は、艶、プランプ、トーンアップをかなえる3イン1リップ。“#2 ヘルシーグロウ”は、ピュアな唇を演出する透明ピンクシェードで、ベージュ系のリップやグロスも映える唇に仕上げる。

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”(限定、5940円)は、じんわりと湿度を含んだように滲み出る艶と、唇に溶け込むように発色する血色カラーが特徴だ。“#44B ヌード ラヴァリエール”は、人気のシグネチャーカラーで、さまざまなメイクに使用できる万能なミルキーピンクカラーだ。2種のバターとフルーツエキスを配合し、むっちりとした唇へ導く。

“ラディアントタッチ グロウインパクト“

“ラディアントタッチ グロウインパクト“[SPF50+・PA++++](限定2色、各1万2320円)は、艶が特徴のクッションファンデーションの限定パッケージ。紫外線防御効果を備え、メッシュ構造テクスチャーでカバー力と潤いを実現した。ボタニカルの恵みを贅沢に配合し、潤いに満ちた肌をかなえる。

“YSL ザ スリム リップスティック”

“YSL ザ スリム リップスティック”(限定2色、各7480円)は、ひと塗りで唇を演出するマットシップ。高発色で大胆なカラーがクチュールファブリックのようにすばやくしなやかになじみ, 唇の存在感を引き立てる。限定パッケージとして登場する同アイテムでは、創業者のムッシュ イヴ・サンローラン(Monsieur Yves Saint Laurent)の純真な気持ちと情熱を表現したクールなテラコッタレッドの“#1936 ファイアリー エラ”とミューズへオマージュしたシックなピンクヌードの“#1988 ヌード アトリエ”の2色が登場する。同アイテムは、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」限定で発売する。

限定セットや限定ラッピングも登場

2月18日からは、アイコニックなフレグランスを詰め込んだ“YSL リブレ ギフトセット”(限定、2万7500円)と、“YSL MYSLF ギフトセット”(限定、1万9250円)を発売する。

「YSL」公式オンラインストアと表参道フラッグシップブティック限定で登場する“YSL リブレ ギフトセット”は、フローラルラベンダーの香りの人気フレグランス“リブレ”を楽しめるセット。同フレグランスの10mLと50mLとリップモチーフのミラーをセットにした。一方の“YSL MYSLF ギフトセット”は、公式オンラインストア限定セットで、人気メンズフレグランスの“MYSLF”の40mLと10mLを詰め込んだ。

さらに2月27日には、ラブに満ちた限定ラッピング(440円)が登場する。クチュールインスパイアされた限定デザインのバックやリボンもそろえる。

The post 【2026年春コスメ】「YSL」から“LOVE”を詰め込んだ人気アイテムの限定色が登場 フレグランスのセットも appeared first on WWDJAPAN.

「ロクシタン」のフレグランスシリーズ“ピオニー”が限定復刻 トワレや日本限定のボディークリームなど 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、惜しまれながら廃盤となった人気のフレグランスシリーズ“ピオニー”を2026年1月7日に限定発売する。オードトワレに加え、ブランドを代表する保湿成分のシアとピオニーを初めて組み合わせた日本限定のボディークリームとハンドクリームも用意した。現在、全国のロクシタン店舗や公式通販サイトにて予約を受け付けている。

“保湿の王様”シアバターとピオニーの初顔合わせ

香りはピオニーとシトラスが織りなすフェミニンなフレッシュブーケで、ラインアップは“ピオニー オードトワレ”(50mL、8470円)と、ブランドを代表する保湿成分のシアとピオニーを初めて組み合わせた日本限定の“カリテコンフォート スノーシア ボティクリーム”(175mL、5500円)、“カリテコンフォート スノーシア ハンドクリーム”(30mL、1870円)の3品。“保湿の王様”とも呼ばれるシアバターは「ロクシタン」が1980年から研究を重ねている素材で、今回の限定品でもシアバターを高配合しつつもべたつきを抑え、さらりと心地よいテクスチャーを実現している。

The post 「ロクシタン」のフレグランスシリーズ“ピオニー”が限定復刻 トワレや日本限定のボディークリームなど  appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも

テレビ東京で2025年12月22日から25日まで四夜連続で放送し、大きな話題となった「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」のTVerでの全話無料配信が開始した。

本作は「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太が監督を務め、プロデューサーとして大森時生(テレビ東京)、「フェイクドキュメンタリーQ」の寺内康太郎、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地が参加している。

近藤亮太監督コメント

今回、TVerでの配信に合わせ、新たに近藤亮太監督のコメントも発表された。

「いわゆるオカルトや幽霊、UFOなどを信じる人のことを『ビリーバー』と呼ぶことがあります。『UFO山』はいわばビリーバーたちの物語です。UFOとは未確認飛行物体を指します。未確認であり続けることがUFOのアイデンティティであり、空を飛ぶ未確認の何かを追うという意味では、ビリーバーたちはこの世に未確認の領域があることを認めている人々でもあります。ぜひ『UFO山』において一人一人が『何を信じたのか』そしてあなた自身が『何を・なぜ信じるのか』を見つけてください。きっと私たちはみんな何かのビリーバーなのです」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第4弾「UFO山」

◾️TXQ FICTION第4弾「UFO山」
TVer
https://tver.jp/series/srog0v9atu

テレ東HP(ネットもテレ東)
https://video.tv-tokyo.co.jp/txqfiction/

The post テレ東「TXQ FICTION」第4弾の「UFO山」 TVerでの全話無料配信が開始 近藤亮太監督のコメントも appeared first on WWDJAPAN.

“ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点

“ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点

スコットランド発祥のブレンデッド・スコッチ・ウィスキーブランド「ジョニーウォーカー(JOHNNIE WALKER)」の最高峰“ジョニーウォーカー ブルーラベル”が12月13〜14日、原宿のクレインズ6142で体験型ポップアップイベント”ザ・アート・オブ・レアリティ(The Art of Rarity)”を開催した。

「1/10000の奇跡」をテーマに掲げた同イベントは、およそ1万樽に1樽の割合でしか選ばれない希少な原酒のみを独自のブレンド技術でした“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の希少さを伝える。会場のアートワークは、昨年6月に開催したイベント“ブレンド・オブ・アーティストリー(Blend of Artistry)”に続き、アーティストの河村康輔が手掛け、コラボレーションボトルやTシャツも制作した。

テーマは「1/10000の奇跡」
“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の歴史をめぐるインスタレーション

“ジョニーウォーカー ブルーラベル(以下、ブルーラベル)”を象徴するのは、“Cask”“Character”“Craftsmanship”。同イベントでは来場者が“探求者”となり、この3つの“C”をたどる。

1つ目は「Rare Cask”誕生の記憶”」。”ザ・アート・オブ・レアリティ”で河村が手掛けたアートワーク、そして今回のために制作したスペシャルムービー、新旧2つのアートとともに“ブルーラベル”の過去から現在、「ジョニーウォーカー」の約200年の歴史をめぐる。

2つ目は「Rare Character “味わいとの遭遇”」。ここでは、“ブルーラベル”の多層的な味わいと香りを体験できる。ストレート、オン・ザ・ロック、ハイボールという“ブルーラベル”のスタンダードな楽しみ方に加え、世田谷代田のクオーター・ルーム(Quarter room)のオーナーバーテンダー、野村空人が開発したオリジナルカクテル“ドロップ・オブ・ブルー”も提供した。「1/10000」をテーマに開発したこのカクテルは、数千本の花からわずかしか採取できないサフランの香りを重ねた奥行きのある味わいだ。

最後のゾーンは「Rare Craftsmanship“継承の軌跡”」。200年以上続く「ジョニーウォーカー」のブレンディング技術と“ブルーラベル”の“青の哲学”をテーマに河村が制作したスペシャルムービーを展開。

1階は少しリズムを感じさせるような音、2階は樽の中をイメージした少しこもったような音が聞こえ、2つの音の重なり合いが“探求者”をより没入感のある体験へと引き込んだ。さらに会場では、河村康輔がデザインしたコラボレーションボトルやTシャツの販売も行った。

河村康輔が語る
ブレンディングとコラージュの共通点

今回のアートワークは、“ブルーラベル”の歴史を捉えた写真素材から構成する。その細部をよく見ると、それぞれの写真は細かなドットで描かれ、そのうちの1つが輝いているのが印象的だ。河村に制作のコンセプトや意図を聞いた。

WWD:“ブルーラベル”に対してどのようなイメージを持っていた?

河村康輔(以下、河村):元々「ジョニーウォーカー」そのものは知っていたのですが、韓国の友人が“ブルーラベル”とコラボレーションをした時にそのボトルを送ってくれたことがありました。実際に手に取ると美しくラグジュアリーなパッケージで、その希少性についても新たな発見があったのを覚えています。

WWD:前回の“アート・オブ・レアリティー”に続く今回のコラボレーション。どのように作品が生まれたのか。

河村:僕は普段から、昔の雑誌を用いて作品を制作することが多いのですが、当時の雑誌をスキャンして拡大すると、その写真やイラストは無数のドットで構成されています。

今回のアート制作にあたり提供してもらった“ブルーラベル”にまつわる写真も、同じように拡大するとドットの集合体になる。各アート2枚ずつの写真をコラージュさせ、かつこの無数のドットの中の1つを輝かせることで、“ブルーラベル”の「1/10000の奇跡」を表現できるのではと思い、今回の作品が生まれました。

WWD:イベント内では1階、2階それぞれでスペシャルムービーを放映した。作品のこだわりとは?

河村:くつろぎながらお酒を体験してもらう空間にしたかったので、前回の“アート・オブ・レアリティ”よりゆったりとした映像を作ろうと考えました。

特に1階のムービーは、お酒を楽しむ前後にアートを見て「何か変わっているような気がする」と違和感、錯覚のようなものを感じさせたいと思い、一瞬静止画のように見えるほどコラージュをゆっくりと動かしています。

WWD:「ジョニーウォーカー」が誇るブレンディング技術と、河村氏のコラージュという手法。2つに通ずるのは、さまざまな要素を融合することのように感じるが、その難しさとは?

河村:コラージュ作品では、いろいろなものを単純に足し算をしていけば良いわけではなく、絶妙なバランスで引き算をしなければならない。一気に作り上げたその日は良いと思っても、数日後に見ると「ちょっと違うかも」と思うことがよくあり、さらに手を加えたり、削ぎ落としてみたりして、細かな調整をします。

足すのは簡単ですが、どこまで引くのが正解なのかーーその難しさはウィスキーのブレンディングもきっと同じで、いくつもの要素を掛け合わせたとしても、それが美味しくなるとは限らない。精密に調整を重ねたからこそ生まれるのが“ブルーラベル”の奥深さなのだと思います。

豪華景品が当たるカプセルトイも
レセプションパーティーを開催

ポップアップイベントの前日、12月12日にはレセプションパーティーを開催した。会場ではエレクトロニックアーティストのausによるパフォーマンスを実施したほか、コラボレーションボトルやTシャツなど、豪華アイテムが当たるカプセルトイも用意。来場者たちはウィスキーを楽しみながら、“ジョニーウォーカー ブルーラベル”の世界観を体験する特別な一夜を過ごした。

PHOTOS:SHUHEI SHINE
問い合わせ先
ディアジオジャパン
03-3470-8287

The post “ジョニーウォーカー ブルーラベル”×河村康輔 ウィスキーとコラージュに通ずる共通点 appeared first on WWDJAPAN.

デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催

デサントは、参加者のランニング姿をプロのカメラマンが撮影して提供するイベント「ラングラフィー(RUN GRAPHY)」を1月31日(土)に神戸で開く。早朝に実施し、朝焼けの光の中を走るフォトジェニックな光景を撮る。長距離レースの強豪・富士通陸上部の選手が伴走し、フォームなどをアドバイスする。特別な体験を通して、「デサント」ブランドの顧客との関係性を深める。

サッカーのヴィッセル神戸、ラグビーのコベルコ神戸スティーラーズのホームグランドであるノエビアスタジアム神戸をスタートし、神戸の街を約10km走る。スタジアムでは通常は選手しか入ることができない入場ゲートやピッチに立てる。朝日を浴びながらのランニング姿をカメラマンがカッコよく撮影する。走った後は旧居留地に11月オープンしたばかりの直営店「デサント神戸」に移動し、朝食をとりながら参加者同士が交流する。6時に集合し、10時に解散する。

1月5日まで応募を受け付けている。対象はデサントの専用アプリをダウンロードした人および「クラブデサント」会員で、参加枠は20人に限る。参加費は2万円。

The post デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催

デサントは、参加者のランニング姿をプロのカメラマンが撮影して提供するイベント「ラングラフィー(RUN GRAPHY)」を1月31日(土)に神戸で開く。早朝に実施し、朝焼けの光の中を走るフォトジェニックな光景を撮る。長距離レースの強豪・富士通陸上部の選手が伴走し、フォームなどをアドバイスする。特別な体験を通して、「デサント」ブランドの顧客との関係性を深める。

サッカーのヴィッセル神戸、ラグビーのコベルコ神戸スティーラーズのホームグランドであるノエビアスタジアム神戸をスタートし、神戸の街を約10km走る。スタジアムでは通常は選手しか入ることができない入場ゲートやピッチに立てる。朝日を浴びながらのランニング姿をカメラマンがカッコよく撮影する。走った後は旧居留地に11月オープンしたばかりの直営店「デサント神戸」に移動し、朝食をとりながら参加者同士が交流する。6時に集合し、10時に解散する。

1月5日まで応募を受け付けている。対象はデサントの専用アプリをダウンロードした人および「クラブデサント」会員で、参加枠は20人に限る。参加費は2万円。

The post デサント、走る姿を美しく撮影するランニングイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

ジュエリーの芸術性が融合した「ティファニー」の時計の世界 “ハイ・ジュエリー・ウオッチ”にも時計のノウハウ 

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の時計が存在感を増している。ブランドは2021年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に仲間入りすると、時計のラインアップを根本的に見直し、ジュエリーに着想を得た時計の開発をスタート。170年を超える高級時計の製造に関するノウハウを詰め込み、“ファイン・ジュエリー・ウオッチ”と呼ぶ、「ティファニー」でなければなし得ない、ジュエリーとウオッチの遺産を融合したコレクションを生み出した。その姿勢は、より手が届きやすい価格帯の時計にも及び、若い世代にも人気の“ティファニー ハードウェア”も時計へと姿を変え、人々の手元を彩っている。なぜ「ティファニー」は、わずか数年で時計ビジネスを刷新し、魅力的なコレクションを次々と生み出すブランドへの進化を遂げられたのだろう?

LVMHグループへの加入以降ブランドを統括するアンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「我々の時計はいずれも、高級時計の製造に関する専門の知識と『ティファニー』の象徴的なデザイン、そしてジュエリーの芸術性が完璧に融合している。『ティファニー』の時計は、ジュエリー・コレクションとの一貫性を持ち、そのシンボリックなモチーフを時計に昇華することで、伝統と革新を体現しつつ、歴史的な遺産とも言えるコレクションにおける新しい魅力にもなっている。今の時計コレクションは新しいものばかりだが、『ティファニー』をご存じの方なら、その由来がすぐに分かるだろう」と話す。

ジュエリーを着想源としつつ、時計製造の伝統的なヘリテージを融合させる役割を担ったのは、ファイン・ジュエリーと高級時計双方のビジネスを手掛けるブランドでの経験が豊かなニコラ・ボー(Nicolas Beau)=ティファニー オルロシュリー(時計製作部門)担当ヴァイス プレジデントだ。ボー ヴァイス プレジデントも、「『ティファニー』のウオッチ・メイキングは、ジュエリーから着想を得るとともに、伝統あるヘリテージとも結び付いている」と話す。例えば2022年に発表した“バード オン ア ロック”は、伝説的なデザイナー、ジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger )を讃える一連の“ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー”のウオッチ・コレクション。美しいファセットの宝石とダイヤモンドの鳥は、まるで青空のように鮮やかなブルーのターコイズの文字盤と複雑機構のフライング・トゥールビヨンを搭載した文字盤の上を優雅に飛翔。ジェムストーンのマルケトリー(象嵌細工)やゴールドの彫刻、ダイヤモンドのセッティングなど、精緻な技を組み込んだ文字盤は、時計業界で初めてというファセットカットのサファイヤクリスタルのドームの下に収められている。この時計には、848石(合計3.9カラット)のダイヤモンドを100時間以上を費やしてセット。サファイヤクリスタルのケースバックから見える2枚のプレートにも143石(合計0.55カラット)のダイヤモンドをメタル部分がほとんど見えないようにスノーセッティングで配した他、リューズには「ティファニー セッティング」から着想を得た0.42カラットのソリティア ダイヤモンドをあしらった。時計とジュエリー、二つの世界の技術と美意識の融合という「ティファニー」の時計の精神を象徴する。

この“バード オン ア ロック”コレクションには、文字盤上の回転リングの上で羽根を休めている鳥が手首の動きに合わせて優雅に回転するシリーズも。 手首の動きに合わせて大空を回旋するかのような鳥の動きは、独自開発のボールベアリングに正確な重みを加えることで実現している。最高峰のジュエリー技術を継承する職人たちと、時計製造に関する現代の革新的な技術が融合した。

2羽の飛躍する小鳥で表現するハイジュエリーと高級時計の融合

“バード オン ア フライング トゥールビヨン”は、「ティファニー」を象徴する“バード オン ア ロック”ブローチが着想源で、ハイジュエリーと高級時計の製造技術が見事に融合している。文字盤上を小鳥2羽が飛び回る時計には、ブランド初のフライング トゥールビヨンを搭載。文字盤のマルケトリー(象嵌)、ムーブメントに施されたダイヤモンドのスノーセッティングなど、360度どこから見ても美しく、隅々にまで精緻な職人技が息づいている。

タイムレスな新アイコン“ティファニー ハードウェア”が時計に

ニューヨークのスピリットを表現した“ティファニー ハードウェア”。その洗練されたタイムレスなデザインを採用したのがこの時計だ。アイコニックなゲージ リンクをブレスレットに使用しているのでジュエリー感覚で着用できる。マザー オブ パールのダイヤル、“ザ ティファニー ダイヤモンド”を想起させるファセットカットのサファイヤクリスタルが目を引くデザインで、同シリーズのジュエリーと重ね着けしても楽しめるジュエリーウオッチだ。

二つのアイコンが文字盤の上で出合う“バード オン ア ロック レガシー”

1965年に誕生した“バード オン ア ロック”ブローチは、デザイナーのジャン・シュランバージェが手掛けたアイコンジュエリーだ。この長年愛され続ける小鳥とさまざまなカラーストーンを組み合わせた楽観的なスタイルが時計にも登場。文字盤の主役である小鳥がたたずむのは、初代ジェモロジストのジョージ・フレデリック・クンツが発見した“モルガナイト”だ。小さな文字盤にブランドのアイコン二つを閉じ込めた夢のあるデザインになっている。

ダイヤモンドの権威「ティファニー」を象徴する大胆なデザイン

“ティファニー エタニティ”は、さまざまなシェイプのダイヤモンドのエンゲージメントリングを提案した1960年代の広告がイメージソースだ。ラウンドブリリアントをはじめ、バゲットやハート、ペアなど12種類の形のダイヤモンドをインデックスに使用し、リューズには“ティファニー®セッティング”から着想を得たデザインを採用。ブレスレットにもシェブロン状にダイヤモンドをセット。「ティファニー」ならではの大胆かつユニークなスタイルが特徴だ。

伝説のダイヤモンドを究極のジュエリーウオッチで表現

伝説的な128カラットの“ザ ティファニー ダイヤモンド”に敬意を示した“カラット 128”。風防には、そのダイヤモンドを想起させるようなカットを施した35カラットのアクアマリンを使用。ブレスレットには、大きさの異なるダイヤモンドにアイコニックな“ティファニー セッティング”を施し連ね、華麗に仕上げている。「ティファニー」のDNAの一つであるダイヤモンドの魅力を最大限に生かした究極のハイジュエリーウオッチだ。

革新的なムーブメントと職人技で紡ぐ新時代のラグジュアリー

「ティファニー」の精巧なクラフツマンシップと革新性を象徴する新作時計が登場した。ジャン・シュランバージェを代表するモチーフである“ロープ”にフォーカスしたデザイン。ロープのしなやかさを緻密な金細工で表現し、分針のモチーフにも用いるなどディテールにこだわっている。また、ブランド初のソーラー ムーブメントを搭載。ラ・ジュ・ペレ社と協働開発したこのムーブメントは、太陽光を浴びなくても約8カ月持続する革新的なものだ。

The post ジュエリーの芸術性が融合した「ティファニー」の時計の世界 “ハイ・ジュエリー・ウオッチ”にも時計のノウハウ  appeared first on WWDJAPAN.

「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現

「ジバンシイ(GIVENCHY)」はブランドを象徴するアイコニックなフレグランス“イレジスティブル”から、スイーツのような甘さや香ばしさをイメージした新フレグランス“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”(35mL、1万2540円/50mL、1万6720円/80mL、1万9910円)を2026年1月2日に発売する。公式オンラインショップでは1月5日から取り扱いを開始する。香調はフローラル・ウッディ・グルマンで、調香はアン・フリッポ(Anne Flipo)、ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)、キャロリーヌ・デュミュール(Caroline Dumur)の3人が手がけた。

スイーツのような幸福感を表現した香り

“イレジスティブル”の新作は、パリのパティスリーを訪れた時に漂うクリームやメレンゲの心ときめく甘さや焼き菓子の香ばしさをイメージした香りが特徴。トップノートはフレッシュできらめくようなネロリ エッセンスに、ビターアーモンド エッセンスやアンブレット アブソリュ、プチグレン エッセンスを重ね、ミドルノートにローズ エッセンシャルやローズ ウォーター、リビングローズ スウィートレディ、オーリスで華やかな花の香りを演出した。ラストはピスタチオ アコードやウッディバニラ アコード、ムスクで甘美なスイーツのような余韻を残す。

官能的な曲線を描くスクエアなボトルは、虹色の光沢をまとった優美なデザイン。宝石のようにファセットカットされたガラスがほのかなライラック色に染まり、その美しさを際立たせている。ピンクメタリックのキャップがフェミニンなボトルデザインに大胆なアクセントを加え、ボトルネックに結ばれたピンクリボンがさらにその魅力を引き立てる。

発売に合わせ、特別なキットも用意した。“イレジスティブル キット”(1万6720円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(50mL)と、「イレジスティブル オーデパルファム」のミニサイズ(8mL)をセットにした。“イレジスティブル アイコニック キット”(1万7820円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(35mL)に、“PFCT・セラム・リップオイル No.00”の現品(7.5mL)と、非売品の「イレジスティブル オーデパルファム」ミニサイズ(8mL)をそろえる。ほか、発売を記念したキャンペーンも1月2日から開始。“イレジスティブル”シリーズを含む1万5000円以上を購入すると、“イレジスティブル オーデパルファム”のミニサイズ(8mL)を先着順でプレゼントする。

The post 「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現 appeared first on WWDJAPAN.

「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現

「ジバンシイ(GIVENCHY)」はブランドを象徴するアイコニックなフレグランス“イレジスティブル”から、スイーツのような甘さや香ばしさをイメージした新フレグランス“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”(35mL、1万2540円/50mL、1万6720円/80mL、1万9910円)を2026年1月2日に発売する。公式オンラインショップでは1月5日から取り扱いを開始する。香調はフローラル・ウッディ・グルマンで、調香はアン・フリッポ(Anne Flipo)、ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)、キャロリーヌ・デュミュール(Caroline Dumur)の3人が手がけた。

スイーツのような幸福感を表現した香り

“イレジスティブル”の新作は、パリのパティスリーを訪れた時に漂うクリームやメレンゲの心ときめく甘さや焼き菓子の香ばしさをイメージした香りが特徴。トップノートはフレッシュできらめくようなネロリ エッセンスに、ビターアーモンド エッセンスやアンブレット アブソリュ、プチグレン エッセンスを重ね、ミドルノートにローズ エッセンシャルやローズ ウォーター、リビングローズ スウィートレディ、オーリスで華やかな花の香りを演出した。ラストはピスタチオ アコードやウッディバニラ アコード、ムスクで甘美なスイーツのような余韻を残す。

官能的な曲線を描くスクエアなボトルは、虹色の光沢をまとった優美なデザイン。宝石のようにファセットカットされたガラスがほのかなライラック色に染まり、その美しさを際立たせている。ピンクメタリックのキャップがフェミニンなボトルデザインに大胆なアクセントを加え、ボトルネックに結ばれたピンクリボンがさらにその魅力を引き立てる。

発売に合わせ、特別なキットも用意した。“イレジスティブル キット”(1万6720円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(50mL)と、「イレジスティブル オーデパルファム」のミニサイズ(8mL)をセットにした。“イレジスティブル アイコニック キット”(1万7820円)は、“イレジスティブル オーデパルファム ネクター”の現品(35mL)に、“PFCT・セラム・リップオイル No.00”の現品(7.5mL)と、非売品の「イレジスティブル オーデパルファム」ミニサイズ(8mL)をそろえる。ほか、発売を記念したキャンペーンも1月2日から開始。“イレジスティブル”シリーズを含む1万5000円以上を購入すると、“イレジスティブル オーデパルファム”のミニサイズ(8mL)を先着順でプレゼントする。

The post 「ジバンシイ」が“イレジスティブル” の新フレグランスを発売 スイーツの甘美な甘さを表現 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、バレンタインデーおよびホワイトデーに向けたスペシャルアソートメントを期間限定で販売する。阪急百貨店オンラインストアで1月21日に発売し、通常販売に先駆けて、12月28日〜1月20日には予約販売を行う。店頭販売では、1月21日〜3月14日に阪急うめだ本店限定で販売する。なくなり次第終了。

ホワイトデーにもぴったりな限定チョコレート

本チョコレートは、トム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬“ヘクター”をはじめ、ブランドを象徴するシグネチャーモチーフをデザインに取り入れている。アイコンであるトリコロールをハートカラーで表現した。また、バレンタインデーおよびホワイトデー限定のスペシャルカードが付属する。

ラインアップは、2個入り(2700円)が2種、12個入り(7400円)が1種、24種個入り(1万2830円)が1種の全4種を展開し、定番チョコレートに加え、スペシャルデザインとして“4 バー タグ(ソルテッド ピスタチオ)”、“レッドハート(ストロベリークリーム)”、“ホワイトハート(コーヒー)”、“ブルーハート(キャラメルマキアート)”の4種をそろえる。

◾️販売スケジュール
・予約販売(オンライン販売)
受付期間:12月28日〜1月20日
12月25日に商品ページで公開予定
発送開始:2月1日以降、順次発送

・通常販売(オンライン販売)
販売期間:1月21日〜3月14日
2月4日までの注文は、2月14日までに配送

・店頭販売
販売期間:1月21日〜3月14日
取り扱い店舗:阪急うめだ本店

The post 【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、バレンタインデーおよびホワイトデーに向けたスペシャルアソートメントを期間限定で販売する。阪急百貨店オンラインストアで1月21日に発売し、通常販売に先駆けて、12月28日〜1月20日には予約販売を行う。店頭販売では、1月21日〜3月14日に阪急うめだ本店限定で販売する。なくなり次第終了。

ホワイトデーにもぴったりな限定チョコレート

本チョコレートは、トム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬“ヘクター”をはじめ、ブランドを象徴するシグネチャーモチーフをデザインに取り入れている。アイコンであるトリコロールをハートカラーで表現した。また、バレンタインデーおよびホワイトデー限定のスペシャルカードが付属する。

ラインアップは、2個入り(2700円)が2種、12個入り(7400円)が1種、24種個入り(1万2830円)が1種の全4種を展開し、定番チョコレートに加え、スペシャルデザインとして“4 バー タグ(ソルテッド ピスタチオ)”、“レッドハート(ストロベリークリーム)”、“ホワイトハート(コーヒー)”、“ブルーハート(キャラメルマキアート)”の4種をそろえる。

◾️販売スケジュール
・予約販売(オンライン販売)
受付期間:12月28日〜1月20日
12月25日に商品ページで公開予定
発送開始:2月1日以降、順次発送

・通常販売(オンライン販売)
販売期間:1月21日〜3月14日
2月4日までの注文は、2月14日までに配送

・店頭販売
販売期間:1月21日〜3月14日
取り扱い店舗:阪急うめだ本店

The post 【2026年バレンタイン】「トム ブラウン」がスペシャルアソートメントを発売 限定フレーバー4種が登場 appeared first on WWDJAPAN.

吉田カバンの魅力に迫る

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号からの抜粋です)

村上:創業90周年の吉田カバンを特集しました。アイコンシリーズ“タンカー”を昨年サステナ素材に切り替え、海外進出にも意欲的です。高付加価値なモノ作りは、業界にとってヒントになるのでは?と考え、企画しました。

津布久:中学生の時に自分が欲しいと思って初めて買ったバッグも、最初のビジネスバッグも「ポーター」です。普段は広告制作が主ですが、本紙で初めて作る特集が吉田カバンで、うれしかったです。

村上:思った以上に“浅草橋のカバン屋”で驚きました。カッコいい人たちが働いているし、魅力的なコラボレーションも目白押しですが、オフィスの2階には山積みの段ボールの中で作業している人たちがいて。昔バッグ担当として浅草橋の老舗メーカーを取材していたときを思い出しました。今年の夏にスタイル(旧ヨシナガ)が事業停止するなど、浅草橋界隈のプレーヤーは確実に減っているのに、吉田は進化と発展を続けています。聞けばいまだに卸の方が多いそうで、“浅草橋のカバン屋”的商売も脈々と続いています。

社員全員に
“職人第一”イズム

津布久:78年間、吉田のカバンを作り続けている93歳の職人を取材しましたが、「モノを作るのが楽しい」と語っていたのが印象的でした。“タンカー”の企画から入っていた人で、吉田では社員全員に“職人第一”イズムが継承されているそうです。

村上:90周年の展覧会のテーマは“伝統と革新の継承”でした。その使命は、見たことのないカバンを作ること。「植物製ナイロンを使ったカバンを作ってみたい!」から、“タンカー”を刷新し、「もしカバンに香りがあったら?」「持ち手が柔らかくなればストレスが軽減できる?」など、売れるモノを考えるのではなく、今なお“まだ見ぬカバン”は生み出せるに違いないと思って開発しています。クラフツマンシップの伝統と真摯なモノ作りだからこそ生まれる革新が継承されているんですよね。

津布久:「ポーター」は訪日客にも人気ですが、特に欧州の人に好かれているのは納得です。

村上:最近はメンズ・ファッション・ウイーク期間中にパリで展示会をしていて、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」創業者のラムダン・トゥアミや「セシリー バンセン」とコラボするなど、職人文脈がありながらもやっぱりオシャレです。日本発のグローバルブランドとしても期待です。

The post 吉田カバンの魅力に迫る appeared first on WWDJAPAN.

「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は12月26日、2026年の新年限定コレクションを国内79店舗および公式オンラインストアで発売する。飛躍の象徴である馬をモチーフに、バスボムやマッサージバー、シャワージェルなど全6種をそろえる。

目玉となる“ギャロップトゥサクセス”(1020円)は、お湯に溶かすとゴールド・赤・オレンジのマーブル模様が広がるバスボムで、ベルガモットとオレンジフラワーの香りが優しく広がる。輝きを放つプラスチックフリーのラメは、天然鉱物からつくられた合成マイカを使用。新年の幕開けを華やかに彩るバスタイムを演出する。

ほか、シナモンとオレンジが香るマッサージバー(75g、2250円)、ビタミンCを豊富に含むブラッドオレンジジュースを配合したシャワージェル (100g、1660円/250g、3320円/500g、5550円)、コメ発酵液などが潤いのある肌へと導く黒ゴマとバニラの甘い香り特徴のフェイスパック(75g、1990円)、バスボムとシャワージェルをボックスに詰め込んだ年賀にぴったりなギフトセット(3100円)、ベトナム出身のイラストレーター・Jillが手掛けたコラボデザインのギフトラッピング(1300円)を用意した。

The post 「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は12月26日、2026年の新年限定コレクションを国内79店舗および公式オンラインストアで発売する。飛躍の象徴である馬をモチーフに、バスボムやマッサージバー、シャワージェルなど全6種をそろえる。

目玉となる“ギャロップトゥサクセス”(1020円)は、お湯に溶かすとゴールド・赤・オレンジのマーブル模様が広がるバスボムで、ベルガモットとオレンジフラワーの香りが優しく広がる。輝きを放つプラスチックフリーのラメは、天然鉱物からつくられた合成マイカを使用。新年の幕開けを華やかに彩るバスタイムを演出する。

ほか、シナモンとオレンジが香るマッサージバー(75g、2250円)、ビタミンCを豊富に含むブラッドオレンジジュースを配合したシャワージェル (100g、1660円/250g、3320円/500g、5550円)、コメ発酵液などが潤いのある肌へと導く黒ゴマとバニラの甘い香り特徴のフェイスパック(75g、1990円)、バスボムとシャワージェルをボックスに詰め込んだ年賀にぴったりなギフトセット(3100円)、ベトナム出身のイラストレーター・Jillが手掛けたコラボデザインのギフトラッピング(1300円)を用意した。

The post 「ラッシュ」が2026年の”午年”をモチーフにした新春バスアイテムを発売 appeared first on WWDJAPAN.

賛否を越えて定着へ? “第3のボトムス”、優美系レギンス&ボディースーツ

世間で賛否両論を巻き起こしたレギンス・スタイル。ボディーラインを強調するレギンスは、さまざまな意見が飛び交いつつも、素肌にピッタリとなじむ“極薄ボトムス”として支持を広げています。2025-26年秋冬シーズンは、ラグジュアリーブランドがドレッシーな着こなしでレギンス・スタイルを相次いで提案。優美なシルエットに加え、しなやかなボディースーツも登場しています。かつてのアスレジャーとは異なる、格上げスタイルのキーアイテムとして、艶やかなレギンスは特別なポジションを占めつつあるようです。

例えば「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、モカ系カラーのボディースーツのボトムス部分をレギンスライクに仕上げました。同系色のロングコートを羽織って、落ち感とヘルシーな見え具合を両立。ウエストに添えた黒のダブルバッグが、腰から下のすっきり感を引き立てています。パリとミラノで発表された2025-26年秋冬コレクションから、レギンスやボディースーツのお手本ルックを選り抜きました。

同色マント×ボディースーツ

素肌になじむボディースーツは、つなぎ目がない構造が伸びやかなシルエットを描き出します。伸縮性に富んだリブ編みのニットウエアと合わせることで、リラクシングな着心地を実現。穏やかなカラーを選べば、上品なワントーン・ルックに仕上がります。

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のボディースーツは、マントを組み合わせたスタイリングが特徴。ロング丈のマントが、美しい落ち感を際立たせています。人気のブラウンカラーで全身を包み込み、やさしげな雰囲気を演出。パンツの裾をブーツインして、レッグラインをシャープに引き締めました。

“ピタ×ふわ”でコントラストを強調

真冬にボディースーツを取り入れるなら、防寒用のアウターは欠かせません。ボリュームのあるアウターを合わせることで、肌に沿うボディースーツのすっきりとしたシルエットが、より一層際立ちます。色や質感のコントラストを効かせたスタイリングが効果的です。

ニットのボディースーツにふわもこコートを組み合わせたのは、「バルマン(BALMAIN)」。スポーティーなフード付きグレーのボディースーツの上に、ボリューム感とドレープを備えたファーコートを重ね、朗らかで柔らかな表情を添えました。

王道の黒はフェティッシュ&クールに

タイトなシルエットのレギンスは、黒を選ぶとさらに引き締まった印象が強まります。フェティッシュでクールなムードをまとえるのも、ブラックレギンスならではの魅力です。全体をダークトーンでまとめれば、レギンスが悪目立ちせず、洗練されたバランスに整います。

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、黒のボディースーツでスレンダーなシルエットを描き出しました。フェティッシュなムードを高めているのが、グローブ、ベルト、ブーツによる“レザー三重奏”。異素材を組み合わせることで艶感に奥行きを持たせ、レッグラインを美しく引き立てています。

冬小物でも応用できる立体バランス

上半身にボリュームを持たせると、レギンスのすっきりとした印象が際立ちます。逆三角形のような構図が、ダイナミックな見え具合に。ケープやマフラーを生かせる冬のルックにも、無理なくなじむスタイリングです。

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、黒を基調とした装いに、グレーの斜め掛けタイプのトップスを重ねました。ボディーを横切るたっぷりのボリュームによって、レギンスが一段とすっきり見えます。艶感のあるレザーベルトでしっかりとウエストマークし、足元にはエレガントなパンプスを合わせてフェミニンさを添えています。

同色スタイリングは上下の濃淡が鍵

アクティブなイメージの強いレギンスを、ファニーにまとう提案も登場しています。ピンクやイエローといったカラーを取り入れることで、弾むような気分を表現。レトロやドリーミーなテイストとも相性が良く、遊び心のある着こなしが楽しめます。

ピンクを基調にまとめた「イッセイ ミヤケ(ISSEY-MIYAKE)」のルックは、朗らかでキュートなムードが印象的です。トップスには淡いトーンを、レギンスにはやや濃いピンクを配し、濃淡のコントラストで装いに動きを添えています。上下でトーンをずらす場合は、レギンス側に濃い色を使うのが効果的。レッグラインが引き締まり、タイトなシルエットが際立ちます。

レオタードの延長線上にあるイメージが強かった従来のアスレジャーとは違って、進化系レギンスはドレッシーやクールなど、表現の幅が多彩になっています。着こなしの選択肢も増えて、スカートやパンツに続く“第3のボトムス”と呼べそうです。動きやすさに加え、すっきりとした見え方やヘルシーさを兼ね備えた新世代のレギンスは、春以降さらに活躍の場を広げていきそうです。

The post 賛否を越えて定着へ? “第3のボトムス”、優美系レギンス&ボディースーツ appeared first on WWDJAPAN.

【2026年バレンタイン】伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」、過去最多153ブランド集結 サブレのセレクションボックスも初登場

伊勢丹新宿本店は2026年1月15日〜2月15日、毎年恒例のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2026」を開催する。24回目を迎える今年のテーマは、「コード&モード 美味しさの秘密、クリエーションの流儀」。「コード」は、シェフたちが長年の経験の上でたどり着いたおいしさの設計図や、彼らのバックグラウンドに潜んだ秘密を意味し、「モード」はデザインやスタイルといった表現に関わる独自のクリエイションの流儀を指す。昨年に続き3部構成を採用し、計18ブランドが新規出店。24カ国から、過去最多となる153ブランドのショコラやスイーツを届ける。

第1〜3部の概要

1月15〜20日に開催する第1部は「カカオ」と題し、カカオの栽培からチョコレート作りまでを行っているビーントゥバーブランドや、自社農園で栽培するカカオの魅力を発信しているブランドなどを集める。「カカオ×トロピカルフルーツ」をテーマにしたコラボレーション・デセールも登場する。和菓子と洋菓子の境界を超えた菓子作りで知られる「昆布屋孫兵衛」は、「サロン・デュ・ショコラ」初出店となる「ミネコ カトウ(MINEKO KATO)」と協業。また、デセールやパフェでも注目を集めるショコラトリー「ロンポワン(ROND-POINT)」は、アシェットデセールの名手「エンメ(EMME)」とタッグを組む。

1月24〜29日に開催する第2部「アルチザン」には、新進気鋭の若手シェフからますます存在感を高めるベテランシェフ、スターシェフまで、世界から27ブランドが参加。顧客のリクエストに応え、「ピーナッツ&ピスタチオ特集」を実施する。長年にわたり築いてきたシェフとの関係性も、「サロン・デュ・ショコラ」の強みの一つだ。広報担当者は、「世界のシェフたちも日本のバレンタイン市場を理解し、毎年『サロン・デュ・ショコラ』を楽しみにしてくれている。長年の信頼関係があるからこそ、『ベルナシオン(BERNACHON)』や『フィリップ・ベル(PHILIPPE BEL)』は、イベントのために特集テーマに沿った新作を用意してくれた」と話す。また25年に「世界のベストレストラン50」で世界最優秀パティシエの称号を獲得した、「プラン クール(PLEIN COEUR)」のマキシム・フレデリックが今回初めて来場する。

1月31日〜2月4日、7〜15日に開催する第3部「ネクスト」では、注目される日本の才能に焦点を当て、バリエーション豊かなブランドをそろえる。「ブルー ポピー ベーカリー(BLUE POPPY BAKERY)」による“アリバカカオとレバーパテのクロワッサン”(1080円)や、「アマゾニア(AMAZOONIA)」初のクッキー缶“アマゾニアショコラクッキー缶”(4501円)などが登場。さらに柑橘ピールやギモーブとチョコレートを掛け合わせた製品なども取り扱う。

例年人気を誇る「パトリック・ロジェ(PATRICK ROGER)」は、日本のファンにより広く行き渡るようにというシェフの意向から、今回はオンラインのみで取り扱う。

サブレのセレクションボックスが登場

サブレの人気が高まる中、「いろいろな味のサブレを少しずつ試したい」という顧客の声を反映し、「サロン・デュ・ショコラ」史上初、サブレに特化したセレクションボックス“セレクション サブレ”(6ブランド各3枚入り、9720円)を発売する。「カンタン・バイィ(QUENTIN BAILLY)」「アルバン・ギルメ(ALBAN GUILMET)」など、世界の人気シェフ6人が作る渾身のサブレを詰め込んだ。さらに、日本を代表する8つのブランドの新作やスペシャリテを集めた新コンセプトのセレクションボックス“セレクション ジャポネ”(8ブランド各1個入り、5616円)も用意する。

初登場の注目ブランド

「レタンプリュス(LES TEMPS PLUS)」のオーナーシェフ熊⾕治久が1月にスタートした「カラティール(CALATIR)」は、ペルー産やエクアドル産カカオ豆を使った自家製プラリネと厳選した素材を合わせ、黒豆・黒糖、蕎麦すだち、ココナッツバニラなど8種のアソート“プラリネ アソート ボックス”(8個入り、3888円)や、クッキー、テリーヌを販売する。

世界最高峰のチョコレート専門コンクール「ワールド・チョコレート・マスターズ(WCM)」のベルギー代表としてファイナリストに選ばれた経歴を持つ「ショコラティエ マサール バイ トウゴ マツダ(CHOCOLATIER MASALE BY TOGO MATSUDA)」は、こぶみかんが香る代表作キャラメルアグリュームのほか、生姜風味のプラリネジャンジャンブルやベルギー菓子スペキュロスのプラリネなどを詰め込んだ“ボンボンショコラボックス トーゴ”(8個入り、5400円)を用意する。

「サロン・デュ・ショコラ」では、次の世代を発掘することも重要なミッションの一つとしている。その象徴が、フランス現地のシェフたちから注目を集める2つの若手ブランド「べジア・フレール(BEZIAT FRERES)」と「メゾン アンリ(MAISON HENRY)」だ。「べジア・フレール」のロイック・べジアは10代の頃からフランス全土で修行をし、18年にフランス主催の国別対抗国際製菓コンクール「モンディアル・デ・ザール・シュクレ」の飴細工部門で金賞を受賞。23年には、厳選された世界トップクラスのパティシエやショコラティエで構成する「ルレ・デセール」の会員となった。今回は、ロット・エ・ガロンヌ産ヘーゼルナッツのプラリネやミント、ライム、コーヒーのガナッシュなどのボンボンショコラを詰め合わせた“アソルティマン 12P”(12個入り、5832円)を披露。「メゾン アンリ」のマキシム・アンリは、フランス・ラングルに代々続くパティスリーの3代目。「フィリップ・ベル」でスーシェフを務め、19年に実家パティスリーを引き継いだ。フルールドセル入りのアーモンド&ヘーゼルナッツ、4種のスパイス、トンカ豆、ココナッツなど、さまざまな食感や香り、味わいを楽しめる9種のプラリネ“コフレ プラリネ”(9個入り、5940円)を販売する。

会場で楽しめるイートイン

「アマゾンカカオ(AMAZON CACAO)」は、鶏出汁とココナッツミルクのベースに国産牛と国産豚の煮込みやナッツなどを加え、最後にカカオペーストを削りかけた“アマゾンカカオ フォー”(2970円)を販売する。スープにカカオが溶け出すことで、徐々にコクが深まる。「パティスリー イーズ(PATISSERIE EASE)」は、アマゾンバニラをぜいたくに使った繊細な口溶けのスフレ“アマゾンバニラのスフレ”(2401円)を用意。フルーティーな酸味が特徴の温かいアマゾンカカオのソースをかけることで、味わいが変化する。

「サロン・デュ・ショコラ 2025」でカカオを取り入れた創作中華が好評だった「オーツー(O2)」は、“2種の焼売とカカオヌードルセット”(3850円)を提供する。都内の名店「ル パティシエ タカギ(LE PATISSIER TAKAGI)」「アサコイワヤナギ(ASAKO IWAYANAGI)」で研さんを積み、21年にオープンしたクレープ専門店「イクアリー(EQUALLY)」は、フランス産発酵バターとたっぷりのチョコレートをまぶし、それぞれのフレーバーをトッピングした熱々トロトロのクレープ“ホットクレープ・ショコラ”(フランボワーズショコラ/トロワショコラ/コーヒースモア/ミルクショコラオランジュ、各2200円)を販売する。

>公式サイト

The post 【2026年バレンタイン】伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」、過去最多153ブランド集結 サブレのセレクションボックスも初登場 appeared first on WWDJAPAN.

セシリー・バンセンが振り返るデビューからの10年 ロマンチック&フェミニンを核に世界観を広げるブランドの進化とこれから

PROFILE: セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー
PROFILE: デンマーク出身。2007年にコペンハーゲンのデザイン学校を卒業。衣装デザイナーのアニャ・ヴァン・クラーウのアシスタントとしてデンマーク王立劇場のオペラ衣装の制作やフリーランスとして「ディオール」のプロジェクトに携わった後、「ジョン ガリアーノ」でのインターンを経て、アシスタント・プリントデザイナーを務める。10年、英ロイヤル・カレッジ・ オブ・アートでウィメンズウエアの修士号を修了。「アーデム」のデザインチームで3年間経験を積む。15年に故郷へ戻り、「セシリー バンセン」を設立。17年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMHプライズ)」のファイナリストに選出され、22-23年秋冬からコレクション発表の場をコペンハーゲンからパリ・ファッション・ウイークに移した。25年8月、初の直営店をコペンハーゲンにオープン

2015年にデンマーク・コペンハーゲンで誕生した「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は、この10年で北欧ブランドの枠を超え、グローバルな存在感を確立した。そのスタイルを象徴するのは、ふんわりとした立体的なシルエットと手仕事を生かしたテキスタイルが特徴のドレスやスカート。そんなフェミニンでロマンチックなムードあふれるアイテムを軸にしながら、「アシックス(ASICS)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ポーター(PORTER)」などとの協業を通して世界観を拡張し、支持層を広げてきた。

設立10周年を迎えた今年は、パリ・ファッション・ウイークでの新作コレクション発表やコラボレーションのローンチに加え、コペンハーゲンでのアニバーサリーショー開催や初の直営店オープン、ゲストキュレーターとしての「Aマガジン(A MAGAZINE)」の制作もあった。節目にふさわしい活動が続いた1年間、多忙な日々を送ってきたデザイナーのセシリー・バンセン(Cecilie Bahnsen)に、自身の歩みを振り返ってもらいつつブランドの現在地とこれからについて聞いた。

WWD:この10年間を振り返って、特に大きな転機だったと感じる出来事は?

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー(以下、セシリー):いくつか大きな転機がありました。まずは、2015年にロンドンのショールームで発表した最初のコレクションです。そこでドーバー ストリート マーケット(DSM)が私たちのコレクションを見つけてくれて、ロンドンとニューヨークの店で初めて取り扱われることになりました。最初の1年間はDSMのエクスクルーシブでスタートを切ったのですが、それがブランドに対する自信につながったのを覚えています。

そして次の転機は、17年。締め切り間際に応募した「LVMHプライズ」で最終審査まで残ったことにより、ブランドの認知度が一気に高まりました。この年にコペンハーゲン・ファッション・ウイークで初めてランウエイショーも開いたのですが、ルックブックだけでなくショーという表現方法を手にしたことは、とても大きかったですね。そこからはオーガニックに成長していったように感じています。

WWD:クリエイティブ面とビジネス面の両面で、この10年で変わったこと、そして変わらないことは何か?

セシリー:まず変わったことを挙げると、私一人で始めた初期から現在は30人規模のチームにまで成長したこと。世界中から才能が集まり、コペンハーゲンのオフィスで働いています。卸売だけでなくEC、プライベートアポイントメント、そしてコペンハーゲンの店舗運営を始めたことで、ブランドの世界観をより広く、より深く届けられるようになりました。また昨年、CEOが加わったことで私は再びクリエイションに集中できるようになり、ブランドとしても大きな転換期を迎えました。シューズやアクセサリーなど、表現の幅が広がったことも大きな変化と言えますね。一方、シルエットやボリューム、そしてクラフツマンシップへの情熱は、設立当初から変わっていません。

故郷とパリでのショーに込めた思い

WWD:8月には10周年を記念し、アーカイブを再構築したアニバーサリーショーをコペンハーゲンで行った。その背景にあった思いとは?

セシリー:コペンハーゲンはブランドのホームであり、原点でもあります。自分たちがどこから来たのかを忘れず、街に恩返しもしたいという気持ちがありました。夏のコペンハーゲンはとても美しく、屋外のロケーションも選べますし、ショーに自転車で来るようなカジュアルで自然体の空気がブランドらしいと感じています。また、アーカイブピースの再構築でコレクションを作り上げるという試みは、これまでの10年を振り返りつつ新しいものを生み出すということ。次のステップやこの先の10年も守っていくものを考える、とても有意義なプロセスでもありました。

WWD:そして、10月には23年から継続して参加しているパリ・ファッション・ウイークで26年春夏コレクションを発表した。

セシリー:10周年記念ショーや「Aマガジン」の制作など大きなプロジェクトが続いた後、とてもパーソナルで “心” に近いテーマがしっくりときて、「ハートフェルト(Heartfelt)」と題しました。そこには、クリエイションに対する愛情やチームのつながりからブランドを着てくださる女性たちとの関係まで、全てへの思いが込められています。“鼓動“を表現するかのようにモデルの胸にあるハートが光っていたのは、複雑な世界に美しさと喜びを届けたいという想いの象徴です。

WWD:コレクションはシーズンごとに全く異なるものを提案するわけではなく、核を大切にしなが進化し続けていくアプローチを大切にしているように感じる。中でも、毎回クラフトのディテールが目を引くが、今季新たに挑戦したことは?

セシリー:今季は、一つの花のモチーフを多様な手法で表現することに取り組みました。素材開発に重きを置いたことで、シルエットへの意識がより高まり、それがより立体的で弾むようなフォルムにつながったと言えます。そしてラストを飾ったマゼンタのルックは、まずオーガンジーに刺しゅうを施し、それを折り重ねて陰影を作ったもの。とてもクチュール的な手法ですが、スポーティーな素材や鮮やかな色を掛け合わせることで、新しいバランスを生まれました。「Aマガジン」で取り組んだ「ザ・ノース・フェイス」とのアップサイクル企画からも、ユーティリティーのディテールが潜む白いドレスなどのショーピースへのヒントを得ています。

WWD:新しいコレクションを制作する際のスタート地点は?デザインやクリエイティブ・ディレクションにおいて最も大切にしているのは?

セシリー:一つ前のコレクションを見返して、次のシーズンに必要な色を考えるところから始め、テキスタイルの開発に着手します。そして刺しゅうや織りが進む中、ボディーにドレーピングしていく。そういった多層的なプロセスで制作に取り組んでいます。私は、とてもディテールにこだわる性格。なので、色のトーンや生地の厚みまで気を配ります。ただそれだけでなく、モデルが着たときに生まれる動きやアイテムのレイヤード、ボリュームの対比も重要。ドローイングからドレーピングまで、それぞれの工程の間に生まれる“対話“を大切にしています。

WWD:「セシリー バンセン」を象徴するデザイン哲学でもある「フェミニニティー」や「ロマンス」は、価値観が多様化する現代においてどのように捉えている?

セシリー:「フェミニニティー」や「ロマンス」の概念は、女性としての私自身の成長と深く結び付いています。若い頃にブランドを始めましたが、今では母にもなり、“どんなフェミニティーをまといたいか“という感覚も変化してきました。

コレクションは幅広い女性が自分のスタイルを表現できるようにデザインしているので、ショーでもさまざまな年齢や背景の女性をキャスティングしています。同じ服でも、まとう人によってまったく異なる表情を見せる。そのための余白を残し、それぞれの個性やフェミニニティーをかき消してしまわないことが、とても大切だと考えています。

コラボを通して伝える“リアルな着こなし方”

WWD:「アシックス」や「ポーター」「ザ・ノース・フェイス」など多様なブランドと協業している。一見遠い存在のようなアウトドアやよりテクニカルなブランドと取り組むことが、「セシリー バンセン」に新しい視点をもたらしている。

セシリー:コラボレーションは、デザイナーとして学ぶことが多いだけでなく、より幅広いお客さまとのタッチポイントにもなっています。特に「アシックス」は最初の大きな協業相手でしたが、自分でも驚くほどの反響がありました。実は私自身、フラットシューズやスニーカーをコレクションのアイテムに合わせるのが好きですし、自然に囲まれたコペンハーゲンで生活しているのでアウトドアの機能性はとても身近な存在なんです。さまざまなコラボレーションを通して、「セシリー バンセン」の“リアルな着こなし方“を伝えることができるようになったと感じています。

WWD:そんなコラボレーションのパートナーを選ぶ際の基準は?

セシリー:大前提となるのは、私たちと同じレベルでクラフツマンシップに向き合っていること、そして学びのある相手であること。単なる色替えのような“表層的“なコラボレーションは行いませんし、“一緒に開発し、ハートを込めて作ることができるか?“がとても重要だと思っています。

WWD:これまで日本ブランドとのコラボに加え、ホンマタカシやイマノフミコといった日本人クリエイターとも取り組んできた。度々来日もしているが、日本に対する印象は?

セシリー:少なくとも年1回は日本を訪れていますが、日本はブランドにとって特別な存在です。日本の皆さんは設立初期から熱心にサポートしてくれていて、街で着用されている姿を見ると本当に感動します。感性やミニマリズム、クラフトへの敬意はデンマーク人との共通性を感じますし、自然とのつながりを大切にするという点もそうですよね。私自身、来日した際には東京だけでなく、温泉地や山へ行くことをいつも楽しみにしています。

ビジネス面では、日本はアメリカに次ぐ2番目に大きな市場です。日本での常設店に関しては、まずはポップアップやショップ・イン・ショップの展開を続けながら、最適な形を探っていきたいと考えています。

WWD:この時代にインディペンデント・ブランドとして10年続けることは簡単ではない。ブランドを続けていくための秘訣は?

セシリー:自分を支えてくれる強いチームを持つこと、そして未来を見据えた戦略を立てることでしょう。また、ショーのスペクタクルだけでなく、実際に女性が着たいと思う服を作ることを大切にしています。お客さまの声を聞くことは、何よりのインスピレーション。コペンハーゲン・ファッション・ウイーク期間中にスタジオを一般開放した時も外の世界との対話が大きな学びになりましたし、ポップアップやコペンハーゲンのお店に来るお客さまの着こなしからヒントを得ることもあります。

WWD:次の10年を見据えて、今考えていることは?

セシリー:まずはコペンハーゲンのお店を“クリエイティブ・ラボ“、つまり音楽や空間、ムードなど全てを通してブランドの世界観を体験できる場に育てていきたいですね。また、ブランドの核に忠実でありつつもジュエリーやオリジナルのバッグを通して、提案するワードローブをさらに広げていきたいとも考えています。

The post セシリー・バンセンが振り返るデビューからの10年 ロマンチック&フェミニンを核に世界観を広げるブランドの進化とこれから appeared first on WWDJAPAN.

「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

The post 「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型 appeared first on WWDJAPAN.

「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

The post 「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型 appeared first on WWDJAPAN.

「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

The post 「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に appeared first on WWDJAPAN.

「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

The post 「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に appeared first on WWDJAPAN.

アユニ・Dが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: アユニ・D/アーティスト

PROFILE: (あゆに・でぃー)10月12日生まれ、北海道出身。ガールズグループBiSH(ビッシュ)の元メンバーで、現在はバンドプロジェクトPEDRO(ペドロ)のベースボーカルを務めている。9月にミニアルバム「ちっぽけな夜明け」をリリースし、10月〜12月にかけて全国18都市19公演を回るライブツアー「I am PEDRO TOUR」を開催した。来年4月から対バンツアーPEDRO TOUR 2026「ROCK STEP JUMP TOUR」の開催が決定している。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒したアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載第4回は、メッセージ性のある歌詞とパワフルなサウンドで聴く人を魅了し続ける歌手のアユニ・Dが登場。ステージとは少し違う彼女の“現在地”がにじみ出る、25年使い倒してきた3品を語る。

アユニ・Dが選んだベスト3

BEST1:
歌になる前の「本音」を閉じ込めた日記帳

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

アユニ・D:今年の9月末頃から書き始めた日記帳です。仕事のときもプライベートのときも、肌身離さず持ち歩いています。

——日記を始めようと思ったきっかけを教えてください。

アユニ・D:作曲・作詞のために、頭を動かしながら書き留めようと思ったのがきっかけです。忘れっぽいので、参考資料として残しておきたかったんです。

——楽曲制作のアイデアにつながっているのですね。

アユニ・D:はい、かなり活用しています。あとで歌詞を書くときに読み返して、「この言葉いいな」って拾うことが多いかな。思い出を振り返るというより、完全に“仕事用”ですね(笑)。

——気になったのが、A4サイズのキャンパスノート。かわいい手帳でないところが、アユニさんらしいチョイスだと思いました。

アユニ・D:たまたま家にあったから使っているだけなんです(笑)。でも、わざわざおしゃれなものを買うと「せっかく買ったから書かなきゃ」って思ってしまいそうで。義務になるのが嫌なので、書けるときに書く、というスタンスでいます。A4サイズのノートなのですが、楽しくなって気づいたら2〜3ページ書いていることもあります。

——具体的に、どんなことを書いているのでしょうか。

アユニ・D:日々の気づきや出来事、うれしかったこと、「次はこうしよう」と反省したことなどなど。特別なことじゃなくて、自分の感情に嘘をつかずに、そのまま思ったことを書いています。歌詞のヒントになりそうな言葉もしっかりメモするようにしていますね。

——ふっと降りてきた言葉が意外と大事だったりしますよね。印象に残っているページはありますか?

アユニ・D:たくさんありますけど、最近だとプライベートで動物園に行った日のページですね。来場記念のスタンプなんか押しちゃったりして。珍しい動物を知ることができて、新しい発見がたくさんあって楽しかったです。

——その反対に、だらけて1日が終わる日もあると思います。

アユニ・D:もちろんあります。でも、人間って無意識のうちに何かを感じたり、選択したりしているじゃないですか。だから、本当は「何もない日」なんて1日もない。些細なことでもちゃんとできたことを書き留めておくと、小さな達成感が生まれるのでおすすめです。

例えば、1日寝て終わる日。後悔してしまう人が多いと思いますが、日記に「しっかり寝て体力が回復した」とか「できたこと」を書くだけで、いいことしたなって気持ちになりませんか?

みんな他人と比べて頑張りすぎだと思うので、小さなことから自分を褒めてあげてください。

——すてきな考えですね。日記を書き始めて、心境に変化はありましたか?

アユニ・D:一番大きな変化は、人に自分の気持ちを伝えやすくなったことです。昔は自分の感情が分からなくて、聞かれても「分からない」って逃げてばかりでした。日記で感情を言語化するようになってからは、「悩みも不安も、意外とシンプルだったんだな」って気づけるようになって。生きるのがすごく楽になりました。

日記を始めてから、自分にとってメリットばかりなんです。来年もゆる〜っと、書き続けたいと思います。

BEST2:
気分を替える、小さな鎧のリメイク帽子

——2つ目のアイテムを教えてください。

アユニ・D:帽子です。髪型をあまり変えないので、帽子を被れば簡単に気分転換できるから好き。1点もののリメイクアイテムがお気に入りで、ほぼ毎日被っています。ラフォーレ原宿の1階にあるセレクトショップ「シープ(SHEEP)」でよく購入しています。

——中でもお気に入りは?

アユニ・D:最近は寒くなってきたので、ニット帽かな。楽さとかわいさ、どちらも欲張れるところが好きです。

——全て個性的なデザインですが、帽子選びの基準は?

アユニ・D:一目惚れが多いですが、サイズ感と丈夫さは絶対条件!どんなにかわいくても、サイズやシルエットが自分に合わなかったら買いません。

——リメイクだと、それなりにいいお値段なのではないでしょうか。

アユニ・D:2万円前後のアイテムが多いですね。でも、高くても妥協はしたくない。本当にほしいものを長く大切に使いたいし、手作業で作られていると思うと愛着が湧きます。もう同じものには出合えない、1点ものという希少性に心惹かれますね。

——来年ほしい帽子があれば、教えてください。

アユニ・D:編み物が趣味なのですが、自分でニット帽を作れるようになりたいです。音楽活動が一息ついたら時間ができそうなので、トライしてみようかなと思います。

BEST3:
失敗した日に手を差し伸べてくれた“歪”なリング

——最後の3つ目は?

アユニ・D:「ヒデカ カナマル(HIDEKA KANAMARU)」のシルバーリングです。「I LOVE YOU」と刻まれている文字が手彫りのようなデザインになっていたり、形がちょっと歪だったり。そんな手作り感が愛くるしくてたまらないんです。

——出合いを教えてください。

アユニ・D:ライブツアー中に気に入っていた「ハルタ(HARUTA)」のローファーをなくしてしまって……落ち込んで大阪の百貨店を歩いていたときに、ふらっと入ったセレクトショップで一目惚れしたんです。靴をなくした罪悪感を帳消しにしてくれた、救世主的な存在でした。

——リメイク帽子もそうですが、店舗で購入することが多いのですね。

アユニ・D:BiSH時代はあまり外出できなかったのでネットショッピングが多かったのですが、今は実店舗派。実際に見て、試して、ビビッときたものを手に取るようにしています。買い物で失敗したくないというのもあるのですが、予期せぬ出合いもすてきだし、友だちと一緒に悩めるのも楽しい。

——リングをはじめ、アクセサリーには特別な思いが宿る気がしませんか?

アユニ・D:あまり意識したことがなかったのですが、言われてみればそうかも。今日のリングは友だちからもらったものと、ファンの方からもらったものをつけています。くれた人が近くにいてくれるような気がして、パワーをもらえますね。

このリングも、買った日を思い出すと「失敗した日もいいことあるかも」なんて思えます。

——来年狙っているアイテムがあれば教えてください。

アユニ・D:リングは結構集まったので、今はピアスがほしいです。毎日付けていられるような普遍的なデザインのもの。でも、ピアスホールのお手入れが面倒くさいな……じっくり悩みたいと思います(笑)。

「素直」「勇気」「自覚」を学んだ2025年

——今年はどんな1年でしたか?

アユニ・D:ライブと曲作りにどっぷり浸かった1年でした。今年はライブツアー2回、ミニアルバム「ちっぽけな夜明け」のリリース、ワンマンライブと……毎年そんな感じではあるんですけど、改めて振り返るとありがたい環境で音楽に集中させてもらっているなと思います。

——そんな25年を、言葉で表すとしたら?

アユニ・D:「素直」「勇気」「自覚」の3つの言葉がしっくりくる1年でした。私は昔から自分の気持ちを人に伝えるのがすごく苦手で、そのまま大人になってしまった感覚があったんです。曲作りをしていたときに、どこか不完全というか、自分の思いを出し切れていない感覚がずっとあって。「まだ自分に嘘をついているな」という後ろめたさがありました。

そんな中で人と話しているうちに、「自分で自分を殺しているかも」って気づかせてもらって。そこから、素直さや勇気、そして自覚が足りなかったんだなって思うようになりました。

——どんな変化があったのでしょうか。

アユニ・D:自分の気持ちや状況を、素直に伝えられるようになりました。今までちゃんと人とコミュニケーションを取れていなかったんだなって、ようやくハッとしたんです。手を伸ばすと、みんなちゃんと手を握り返してくれるんですよね。こんなにも真剣に人って向き合ってくれるんだって、初めて実感しました。

——きっかけになった出来事は?

アユニ・D:プロデューサーから「いきなり、明日変わってもいいんじゃない?」って言われた言葉は大きな衝撃でした。急に変わるのって怖いし、恥ずかしいじゃないですか。

でも、大人になったからって変わるのをためらうのも違うなと思って。そこから急にマネージャーに長文ラインを送ったり、ずっと受け身だった私が友だちを遊びに誘うようになったり、そういうことを意識し始めて、気づいたら変われていたんです。

——いい意味で、「人間らしくなってきた」ということでしょうか。

アユニ・D:面白いくらい(笑)。基本待ちの姿勢だったんですけど、この1年は自分から声を掛けるようになりました。あとはファンの方との距離感。「パフォーマーと観客」というより、「今を一緒に生きている仲間」だと感じることが増えました。「救われました」って言ってもらうこともあるけれど、私自身も本当にファンの方々に救われているんです。

——忙しいと思いますので、立ち止まりたいと思ったこともあるはず。

アユニ・D:ないですね。自分はマグロだと思っているので、止まったら死ぬんじゃないかな(笑)。ずっと走らせてもらえる環境が本当にありがたいし、そうじゃないと生きていけないタイプなんだと思います。

その原動力は、間違いなく仲間の存在。昔は何も言わずに全部一人でやろうとして、誰も付いてきてくれなかったんです。でも、ちゃんと「こうしたい」って言葉にするようになってから、周囲に仲間が増えて。やっぱり言葉にして伝えるって、大事なんだなと考えさせられた1年でした。

2026年の目標は「人と仲良くなる」!?

——では、2026年に向けて抱負を教えてください。

アユニ・D:勇気を出して動いてきたことを、来年は頑張らなくても自然にできるようになりたいです。1回できたから終わり、じゃなくて、ちゃんと身に付けられるまで続けたい。

それと、もっともっといい曲を作りたいですね。「ちっぽけな夜明け」の曲を制作したときに、今まで以上に時間も熱量もかけた分、ちゃんと数字や反応として返ってきて。丁寧に作れば作るほどちゃんと届くんだと学んだので、それを続けていきたいです。あとは、たくさんの人と仲良くなりたいですね。

——「人と仲良くなる」というのは、アユニさんにとって大きなテーマになりそう。

アユニ・D:そうですね。今までは自分のことに精一杯で、人との関係に時間を割くのが億劫になっていたところがあって。来年はそれを打破したい。遅すぎるかもしれないけれど(笑)、最近は打ち上げにもちゃんと行くようになって、PEDROの絆が深まってきた感覚があります。

——BiSH時代を振り返って、今の自分と違うなと感じるところはありますか?

アユニ・D:前より自然体になれたと思います。BiSH時代はキャラクターをかなり意識していて、人前では明るく振る舞ったり、ちょっと斜に構えた態度を取ったり。今振り返ると、あれは素直な自分ではなかったのかもしれないし、正直少し反省しています。

今はPEDROのフロントマンとして、人を引っ張らなきゃいけない、チームをまとめなきゃいけない。だからこそ、自分の本音をちゃんと知り、それを言葉でアウトプットすることが大事だと思っています。

——26年も忙しくなりそうですね。

アユニ・D:はい、うれしいことに。絶賛新曲も作っていますし、来年、再来年のライブの計画も少しずつ動き始めています。私と一緒に走ってくれている方々への恩返しを形にしていきたい。25年は「気づいた年」だったので、26年はそれを「ちゃんと生かす年」にしたいです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

The post アユニ・Dが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3 appeared first on WWDJAPAN.

「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

The post 「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用 appeared first on WWDJAPAN.

「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

The post 「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用 appeared first on WWDJAPAN.

「ベッドフォード」と「シックストックス」が再コラボ アーガイルソックスに新色が登場

山岸慎平が手掛けるメンズファッションブランド「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」とソックスブランド「シックストックス(CHICSTOCKS)」からコラボソックス“アーガイル”(3520円)に新色が登場した。「ベッドフォード」直営店および取り扱い店舗、両ブランドオンラインストアで取り扱い中だ。

明るいカラー3色が登場

本コラボアイテムは、鮮やかな配色と存在感のあるラメが特徴だ。今回は、ベージュ、グリーン、レッドの3色展開でそろえる。サイズ展開はS(22.0〜24.0cm)、L(26.0〜28.0cm)。

シックストックスは、“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトのもと、2017年にスタートした。デザインだけではなく、履き心地にこだわった靴下を、国が定める基準を満たした医療用ソックスを先生さんする日本の工場で組み立て、仕上げまでを手掛ける。

The post 「ベッドフォード」と「シックストックス」が再コラボ アーガイルソックスに新色が登場 appeared first on WWDJAPAN.

「アディダス オリジナルス」がランニングシューズ“アディスター”をストリートへ再構築 原宿ポップアップストアで先行発売

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、2026年春夏シーズンの最新“アディスター(ADISTAR)”シリーズの発売に先駆け、1月30日〜2月1日の3日間、東京・原宿で期間限定ポップアップストア「アディスタリウム(ADISTARIUM)」をオープンする。会場では、新作の“アディスター XLG2.0(ADISTAR XLG2.0)”と“アディスター コントロール 5(ADISTAR CONTROL 5)”を先行発売。一般販売は2月3日から、アディダス公式アプリのひとつ「コンファームド(CONFIRMED)」やアディダス直営店で実施する。

“アディスター”は、1970年代に陸上競技用スパイクとして誕生したランニングモデルをルーツに持つ。時代とともにマラソンやウルトラランといった長距離走のニーズに応え、クッション性や安定性を進化させてきた系譜は、50年近い歴史の中でアディダスのパフォーマンスを象徴する存在となっている。近年では、その機能美と存在感のあるシルエットが再評価され、ストリートでの注目度も高まっている。

今回登場する“アディスター XLG 2.0(1万9800円)”は、2000年代のランニングスタイルを想起させるボリューム感のあるアウトソールが特徴。メッシュアッパーにRPU成型ケージを組み合わせ、デザイン性とフィット感を両立した。ヒールにはadiPRENEクッションを搭載し、日常使いでも快適な履き心地を実現している。

一方の“アディスター コントロール 5(ユニセックスモデル1万5400円、ウィメンズモデル1万6500円)”は、2000年代後半に登場したモデルをベースに再構築。オンロードでの安定性を高めるFORMOTIONテクノロジーをはじめ、adiPRENE+ミッドソールやトルションバーを採用し、当時のパフォーマンス思想を現代的にアップデートした。メタリックオーバーレイとオープンメッシュの組み合わせが、Y2Kムードを際立たせる。

近年、“アディスター”はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とのコラボレーションによる“ジェリーフィッシュ(JELLYFISH)”でも話題を集めている。クラシックな“アディスター”のパフォーマンスDNAを起点に、彫刻的とも言えるミッドソールや流動的なフォルムで再構築された同モデルは、ランニングシューズの枠を超えたライフスタイル表現として高い評価を獲得。ファレルの出身地に由来する「VIRGINIA」というコンセプトを軸に、“機能と想像力のあいだ”を行き交うアプローチは、“アディスター”が半世紀にわたり培ってきた技術と、現代のストリートカルチャーをつなぐ象徴的な試みと言える。こうした流れの中で、“アディスター”ファミリーはパフォーマンスとファッションの両軸から再び注目を集めている。

ポップアップストア「アディスタリウム」では、“アディスター”ファミリーの世界観を、インスタレーションとともに体感できる空間に加え、購入者特典として限定ノベルティーを用意。コーヒースタンドも併設し、原宿の街に新たなランニングカルチャーの発信拠点をつくる。

問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033

The post 「アディダス オリジナルス」がランニングシューズ“アディスター”をストリートへ再構築 原宿ポップアップストアで先行発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ビオトープ」が“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新

ジュンが運営する「ビオトープ(BIOTOP)」は2026年1月10日、「アヴィレックス(AVIREX)」のエクスクルーシブコレクション“アヴィレックス7522(AVIREX7522)”に初の別注を行った“アヴィレックス7522 フォー ビオトープ MA-1 EX (AVIREX7522 for BIOTOP | MA-1 EX)”(9万6800円)を発売。「ビオトープ」の白金台、大阪、福岡、神戸、オンラインストアで販売する。また、12月30日から「ビオトープ」オンラインで予約販売を開始する。

今回別注したのは、“アヴィレックス7522”の中でも高い人気を誇るMA-1。1953〜60年に製作されていたMA-1をベースにアップデートしたモデルで、程よくボリュームのあるシルエットと、着丈の短いボックスシルエットが特徴だ。カラーは、インラインでは24年秋冬シーズンから初登場したブラックを採用。インラインモデルでは真鍮のゴールドジップを使用しているのに対し、別注モデルではアルミのシルバージップに変更し、ブラックボディーとのコントラストで、よりクリーンでモダンな印象に仕上げた。ジップカラーのみを変更するシンプルなアプローチながら、MA-1本来の表情を大きく変え、「ビオトープ」らしい洗練された佇まいを実現している。

素材には、ビンテージレプリカに定評のあるブランドが採用する「66ナイロン」を使用。中綿にはリサイクル素材やウールモッサの端材をパイル状にした特殊素材を用い、袖リブには国内でも限られた台数しか稼働していない織機で編み立てたウール100%のチューブリブを採用した。また、「アヴィレックス7522」の全アイテムに付属するドッグタグネックレスも同梱される。

アイテム画像

The post 「ビオトープ」が“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ】「M・A・C」は新感覚リップや人気アイテムの限定復刻色など

「M・A・C」は2026年1月9日と2月6日、春の新作を発売する。1月9日には、艶でもマットでもない新感覚のリップスティックとリキッドリップ&チークが、2月6日には大人フェアリーな春限定コレクション“メタモーフォシス”が登場する。1月9日発売にアイテムは12月26日から、「M・A・C」公式オンラインストアおよびアットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)で、1月7日から大丸心斎橋店で先行販売を行う。

2026年1月9日発売

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”(全24色うち新12色、各3.5g、各4840円)は、保湿オイルを含んだソフト フォーカス パウダーが、バームのように伸びるのが特徴だ。サンゴ草エキスを新配合し、乾燥を防ぎながら長時間潤いをキープする。カラーラインアップは、唇に溶け込み洗練された印象に導くヌーディなニュアンスシェードを展開し、人気カラーに加えて、1990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新12色を用意する。

“パウダー キス リップ+チーク ムース”

リップとしてもチークとしても使用できる“パウダー キス リップ+チーク ムース”(全28色うち新5色、各5mL、各4840円)は、空気を含んだホイップムースのようなテクスチャーが唇にふわりと溶け込み、軽やかなパウダリー質感に変化する。ビタミンEとパウダーをブレンドしたフォーミュラで、長時間潤いを保ち、乾燥を防ぐ。カラーラインアップは、“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”同様人気カラーに加えて、990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新5色を用意する。

2026年2月6日発売

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”(限定、8g、8800円)は、チーク、ハイライト、アイシャドウとマルチに使えるフェイス&アイパレットだ。クリーミーな質感を含む、限定6色をセットした。シアーなラベンダーやビビッドなコーラルなど春の自然にインスパイアされたカラーを詰め込んだ。

“プリズマティカ リキッド アイライナー”

“プリズマティカ リキッド アイライナー”(限定2色、各2mL、各4290円)は、春コレクションのために作られた限定のリキッドアイライナー。角度によってニュアンスが変化するホログラフィックのピグメントが輝き、目元を演出する。

“マキシマル シルキー マット リップスティック”

“マキシマル シルキー マット リップスティック”(限定3色うち新2色、各3.5g、各4400円)は、滑らかな質感のオイルインマットリップ。自然由来のシアバターやココアバター、ココナッツオイル配合で鮮やかな発色と付け心地をかなえる。限定カラーとして登場するのは、花びらを閉じ込めたようなピンクヌードとラズベリーカラーだ。

“リップガラス ブロウ”

“リップガラス ブロウ”(限定、5mL、4180円)は、オイルケアしながらぷっくりとした唇に仕上げる人気のリップオイルプランパー。今回限定色として登場するのは、ホログラフィックなゴールドカラーで、リップスティックと重ね使いもできる。

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”(限定2色、各3.14g、各3960円)は、洒落っ気と血色感を両立した「M・A・C」ならではのリップにもチークにも使えるリップバーム。春にぴったりのフローラルな限定色が登場する。

“リップ ペンシル”

“リップペンシル”(限定3色うち新1色・復刻2色、各1.45g、各3740円)は、スムーズでクリーミーなタッチで唇の輪郭を綺麗に描く「M・A・C」のロングセラーアイテム。スパイシーなブラウンの新色と、プラムベリーの復刻限定色を含むモードな春カラーをそろえる。

“フィックス+フレッシュカット”

“フィックス+フレッシュカット”(限定、100mL、4290円)は、メイクをセットし化粧をキープしながら、スプレーが均一に広がり、肌の潤いもキープする。フルーティでフローラルなスプリングコレクション限定の香り付きで用意する。

The post 【2026年春コスメ】「M・A・C」は新感覚リップや人気アイテムの限定復刻色など appeared first on WWDJAPAN.

体験創造のプロフェッショナル集団、博展とは? 事例とともに強みを解き明かす

博展は、1967年の創業から50年以上にわたり“体験”を通じたコミュニケーションデザインを基盤に事業を広げてきた。クリエイティブや実現力などの強みを発揮し、現在はイベント領域だけにとどまらず、街づくりやIP、エンターテインメント領域のビジネスにも挑戦している。同社の成長をけん引するBtoCマーケティング事業のトップに、博展が基軸にする「エクスペリエンスマーケティング」とその現在地、そして未来の展望を聞いた。

博展のルーツは歌舞伎の舞台装飾

博展の成り立ちについて、BtoC事業を率いる木島大介さんは「歌舞伎の舞台装飾をルーツに持ち、展示会や大規模見本市のブース装飾の大工仕事から始まった会社で、施工だけでなくブースのデザインや設計までを手掛けるようになり、展示会ビジネスと共に成長してきた」と説明する。企業の展示ブースというBtoBマーケティング事業のほか、現在はBtoCマーケティング、行政・自治体事業と街づくり、商環境事業の4本の柱で事業を構成している。

 掲げるパーパスは“人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる”。「創業以来、クライアントワークを通してその先の消費者に対して体験を届けてきた。現在、社員数はグループ全体で600人を超える規模になった。体験デザインがクライアント企業だけでなく、その先の社会を動かす未来に向けた原動力になるという思いを込めている」と語る。

 事業拡大の鍵となったのが、BtoC領域、つまり企業が消費者向けに行うポップアップやイベントへの本格参入だった。「10数年前は事業の9割が展示会だったが、BtoC領域が大きく伸長し、事業の一翼を担うまでに成長した。事業を広げるうえで重要なキーワードが、エクスペリエンスマーケティングだった」と振り返る。

 「人は読んだことの10%しか覚えていないが、体験したことの90%は忘れない」と言われている。そこから「人の記憶に90%残る体験価値を生かし、ブランドのファンを増やすことを目指した」という。こうした考えのもと、さまざまな企業やブランドの“体験”をデザインする事業の領域を拡大してきた。

一気通貫の社内体制

成長を支えるのは、博展が持つ3つの強みだ。1つ目はクリエイティブ。競合に大手広告代理店がひしめく業界内で、9割以上のクライアント企業と直接取引し、企画からデザイン、制作、運営まで一気通貫で担う。「社内には約130人のクリエイターが在籍する。空間デザイナーをはじめ、“体験デザイン”に特化した専門性を持ったクリエイターが集まる点が特徴だ」。

 2つ目は実現力。「モノ作りのルーツが唯一無二の実現力につながっている」。東京・辰巳に大規模な制作スタジオ「HAKUTEN T-BASE」を構え、「“制作拠点から共創拠点へ”をコンセプトに、外部クリエイターと自社の大工が共に制作する環境を整えている」。

 3つ目はサステナビリティだ。「会期を終えると設備は全て廃棄されるイベントビジネスは、サステナビリティとは対極にあった。このままではビジネスの持続性がないと考えた」と振り返る。そこで、会場作りから携わる強みを生かし、リサイクル素材や環境負荷の少ないマテリアルの活用を推進。2030年には「100%資源循環型のイベントの達成」を目標に掲げている。

 近年では、コスメブランドの使用期限を迎えた香水の廃ガラスを新たなプロダクトに生まれ変わらせる取り組みなど、クライアントの製品づくりにおける製造工程で出る廃棄物から新たなプロダクトを開発する、製品開発の共創領域にまで踏み込み始めている。

 また、目下注力し始めているのが分析と効果検証だ。体験プロモーションは、費用対効果の可視化が難しいという課題がある。「課題だからこそ、大きな可能性がある」と捉え、イベントDXを加速させるサービスや、ブランドごとに異なったターゲット層の行動分析を伴った事前の集客広告やイベントのLP制作、イベント終了後の行動分析など、イベントのROI(投資対効果)の可視化に向けた仕組み作りに挑戦している。行動分析に加え、集客の告知やLP制作までを含めたパッケージ化に取り組むことで「将来的には独自の体験データを指標化し、クライアントへフィードバックできる仕組みの構築とサービス提供を目指す」と意気込む。

Z世代クリエイターの感性と「実現力」

博展の社員の平均年齢は若く、20代の若手が中心となり活躍している。新卒採用に積極的な文化が事業の成長を加速させてきた。「ブランドは未来の購買層である若者の視点を求めている。当事者の世代が携わり、深く考察した顧客インサイトに基づく新しい体験を生み出す点が評価されている」。デジタルネイティブな若い世代ならではのアイデアやこだわりを、社内のベテランや大工らが精度高く空間や“体験”に落とし込む。「プロの制作・施工管理が支える『実現力』があるから、若手が新しい発想を積極的に生み出し、早くから活躍できる」と続ける。

 社内には、専門性に特化したクリエイティブ・コレクティブも擁する。「会社の規模が大きくなると総合力が高まり、発想が丸くなる危機感があった。より専門性の高い尖ったクリエイティビティーを発揮すべく発足した」。サステナビリティに特化した「サーキュラーデザインルーム」やZ世代のみで構成する「Intangible Studio」など、専門性を強めた個性豊かなコレクティブが活動している。

“体験といえば博展”

木島さんは今後注力する領域として「IP・エンターテインメント領域」を挙げた。今まで企業やブランドの世界観を体現する体験デザインの設計力と実現力を武器に、漫画、アニメ、キャラクターなどのIP領域に本格的に参入する。

 キーとなるのは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの開業前から参画しているTOKYO NODE LABだ。「新たな都市体験を生み出すには、そこに関わるクリエイターや企業が重要」との考えから、テクノロジー、アート、エンターテインメントを融合させた「新しい都市体験」を創出するプロジェクトを数多く推進している。

 博展はTOKYO NODE LABではリアル領域のプレーヤーとして参画しており、開業後に行われてきた数々の企画展に携わってきた。「来年はIP・エンターテインメント領域の専門事業部を立ち上げ、強化していく。TOKYO NODEで2026年1月末から3カ月間開催される『攻殻機動隊展』もその取り組みとなる」。

 今後については「“体験の博展”という立ち位置を市場で確立したい」と展望を明かした。「広告業界における当社の存在感はまだ大きくない。デザインのアワードは数々受賞しているが、広告賞はまだ獲得できていない。イベントROIへの挑戦もその一環だ。体験価値をメディアと捉え、存在感を発揮していく」。リアルな体験というコミュニケーションを軸に、博展の挑戦は続く。

木島大介(きじま・だいすけ)/博展エクスペリエンスマーケティング事業ユニット#2 ユニット長:2009年、新卒入社。以来、主に展示会や主催イベント等数々の案件に従事。15年から現在のBtoC領域の事業部に異動し、プロデュース部署の部長を経て24年に事業責任者に就任。TOKYO NODE LAB参画プロデューサーも務めている。「人は体験したことの90%は忘れない」を信念とし、日々体験価値を追求している
TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
博展

The post 体験創造のプロフェッショナル集団、博展とは? 事例とともに強みを解き明かす appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」“カプチュール”から目元ケア品&クリームが登場 京都大学iPS細胞研究所との共同開発で生まれた成分を配合

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、エイジングケアライン“カプチュール”から目元用美容液“ディオール カプチュール プロ コラジェンショット”、目元用クリーム“ディオール カプチュール アイ クリーム”(各15mL、1万2980円)と、フェイス用クリーム“ディオール カプチュール クレーム リッシュ”(50mL、1万7270円/50mLリフィル、1万4630円)を発売する。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)のクヌート・ウォルツェン(Knut Woltjen)准教授との共同研究を通じて生み出した、25歳から90歳までの間に40%減少する幹細胞の呼吸機能に着目したテクノロジー“OX-Cトリートメント”を配合した。

目元専用の2製品が登場

97%自然由来成分で作り上げた“プロ コラジェンショット”は、美容医療のリコンビナントコラーゲン注射からインスピレーションを得た製品だ。次世代コラーゲンフラグメントを配合して浸透力を高め、コラーゲンの生成をサポートする。特許取得済みの冷感金属製アプリケーターを搭載した。“アイ クリーム”は、目元のくすみやクマに特化した。チャーガ(カバノアナタケ)エキスやピュアカフェインが血行を促進し目元のクマケアをかなえる。

高保湿クリームがラインアップに追加

オレオ セラミド コンプレックスを配合した高保湿クリーム“クレーム リッシュ”は、年齢を重ねることで25%減少するセラミドNPの減少抑制と肌のバリア機能強化を目指し作り上げた。“OX-Cトリートメント”テクノロジーに加え、再生力のあるリリーエキス、肌密度を高めるジペプチド、ふっくらとした肌へと導くヒアルロン酸デュオを配合。リッチでありながらべたつきを残さないテクスチャーを実現した。

The post 「ディオール」“カプチュール”から目元ケア品&クリームが登場 京都大学iPS細胞研究所との共同開発で生まれた成分を配合 appeared first on WWDJAPAN.

「キス」が「コロンビア」とのコラボコレクションを発売 「オークリー」とのゴーグルなどもラインアップ

ニューヨーク発のロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)が手掛けるライフスタイルブランド「キス(KITH)」は12月29日11時、「コロンビア(COLUMBIA)」とのコラボレーションアイテムを発売する。「キス」全店舗およびオンラインストア、アプリで取り扱う。

山岳環境に対応するアイテムが多数登場

本コレクションは、“ニッポン スノー エクスペディション”のアートワークをあしらったウィンタースポーツ向けのアパレル、アクセサリー、フットウエアをラインアップする。日本の伝統的なモチーフや、北海道をはじめ、特に日本の山岳風景に代表する羊蹄山に着想を得ている。アイテムには、紅茶やタンチョウやヒグマなどの野生動物をモチーフに、刺しゅうやプリントであしらった。各アイテムの販売価格や、カラー展開、サイズ等は発売まで非公開。

アパレルでは高い機能性を備えた“3L インターチェンジ ジャケット”をラインアップし、防水・透湿性を備えたフルシーム仕様のアウターシェルに、スキーグローブやグローブ用ポケットを搭載した。さらに、中綿とデザイン性のあるキルティングを施したリバーシブルライナーを組み合わせた2レイヤー構造のジャケットだ。

アクセサリーには、複数のハンドルポケットを備えたキャリーオール仕様のダッフルバッグを展開する。多様な持ち運びに対応する設計に加え、中身を安全に収納できるポケット、収納可能なストラップ、カスタムアートワークを採用している。さらに、本コレクションではフットウエアも登場する。過去のコレクションで展開した“ニュートン リッジ”をベースにしたハイキングブーツ“ニュートン アルパイン”を採用し、ウィンター仕様にアップデートした。パッケージには、メーンコレクションのアートワークを落とし込んだ総柄プリントが施されている。

スキーとスノーボードに向けたアイテムも登場

さらに「キス」と「コロンビア」は、「キャピタ(CAPITA)」、「ノルディカ(NORDICA)」、「ユニオン バインディング(UNION BINDING)」とパートナーシップを組み、山岳環境でのパフォーマンスを追求したカスタムスキーおよびスノーボードギアの初コレクションを発表する。アパレルコレクションに着想を得たアートワークを全面に配した2種類のデザインでそろえる。加えて、あらゆるレベルのスキーヤーに向けて、キス フォー ノルディカ エンフォーサー 94” および “アンリーシュド 106”のスキーセットをラインアップする。クロスカントリーからアルペンまで幅広いシーンに対応するようにオールマウンテンロッカー構造を採用した。さらに、“フリーライド スキープロ”や“アンリミテッド スキー ポールズ”、「キス」初のスキーブーツを2色で展開する。「ユニオン バインディング」との協業で誕生した“ストラダ バインディング”からは、「キス」限定の2色が登場する。

「オークリー」とコラボしたアクセサリーラインも発売

また、「キス」は長年のパートナーである「オークリー(OAKLEY)」と共に、本コレクションに合わせたアクセサリーラインも発表する。フルアジャスタブル仕様の“MOD5 ヘルメット”をはじめ、“フロー スケープ ゴーグル”や“アイジャケット リダックス”などのサングラスシルエットを「キス」限定カラーで展開。3色展開の“アイコン バッグパック”は、メディアポケットやクロージャーなどを備えている。さらに“キス フォー オークリー”のラインアップは、ガントレットミトンおよびグローブ、ニットバラクラバ、フリースネックゲイター、メリノブランドの“パトロール ソックス”をそろえる。

The post 「キス」が「コロンビア」とのコラボコレクションを発売 「オークリー」とのゴーグルなどもラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

「ニューエラ」がプレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなどを発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は1月8日、ゲーム機のプレイステーション(PLAY STATION)との初のコラボアイテムを発売する。全国の「ニューエラ」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。店舗によって一部展開のないアイテムもあり。

本コラボでは、プレイステーションのロゴやコントローラーの“△◯×□”マークをフィーチャーした“59フィフティー”(各6600円)や、架空のeスポーツチームのユニフォームをイメージしたデザインのTシャツなどをそろえる。さらにポーチやバッグなどの幅広いバリエーションのアイテムを展開し、キッズサイズのアイテムもラインアアップする。

商品ラインアップ一覧

The post 「ニューエラ」がプレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなどを発売 appeared first on WWDJAPAN.

オランダ発ライフスタイルブランド「リチュアルズ」が日本撤退 26年1月31日に販売終了

オランダ発ライフスタイルブランド「リチュアルズ(RITUALS)」は、2026年1月31日をもって日本市場から撤退する。撤退の理由について同ブランドを日本で展開するリチュアルズ・ジャパンは、「オランダのリチュアルズ・コスメティックスとの慎重な協議の下、日本におけるリテールパートナーシップを終了することに合意した」と発表。この決定は、日本市場での長期的な事業運営モデルおよび将来的な成長の可能性について、両社で包括的かつ協働的に戦略検討を行った結果に基づくとしている。「リチュアルズ」製品の日本市場における販売は、一部の特別販売店舗を除き1月31日をもって終了する。

同ブランドは24年9月に日本に上陸し、日本1号店となる路面店を青山にオープンした。今年でブランド誕生25周年を迎え、「毎日のルーティンを幸せなひとときに変える」をコンセプトに、ボディーやバス、ホームケア製品を販売。世界36カ国に1300以上の店舗、4000以上のショップインショップ、8つのマインドオアシス(古代からの技術と知恵、科学の力を組み合わせた呼吸法や瞑想、深い休息と現代のテクノロジーに浸り、ユニークなセッションを体験できる店舗)を展開している(25年5月時点)。日本国内では青山のほか有楽町マルイ、テラスモール湘南、東京ミッドタウン日比谷など8店舗を構え、出店を強化していた。

The post オランダ発ライフスタイルブランド「リチュアルズ」が日本撤退 26年1月31日に販売終了 appeared first on WWDJAPAN.

快進撃続く「アミ パリス」の革新と不変 ニコラス・サンティ・ウェイルCEOが語るビジネス戦略

ハートと“A”を組み合わせたロゴマーク“アミ ドゥ クール”をシンボルに、グローバルでファンを拡大し続ける「アミ パリス(AMI PARIS)」。東京・表参道でもこの11月末から、2回目となるカフェ併設型ポップアップをスタートし、連日反響を呼んでいる。前回の好評を受け、今回は1年間の長期開催だ。ポップアップを通じて届けたいメッセージや今後のビジネスの方向性について、ニコラス・サンティ・ウェイルCEOに聞いた。

WWD:今回の表参道ポップアップで届けたいメッセージや世界観について、改めて教えてほしい。

ニコラス・サンティ・ウェイル=「アミ パリス」CEO(以下、サンティ・ウェイル):昨年に続き、日本の顧客に向けて「アミ パリス」ならではの体験を届けたいと考えた。典型的なフレンチカフェ「ル カフェ アミ」とポップアップストアを融合させ、最新コレクションとホリデーカプセルを紹介している。前回は当初の予定を2カ月から4カ月に延長するほど大きな反響があった。今年は長期間の開催となるため、季節ごとにファサードやメニューを刷新し、常に新しい表情を見せていくつもりだ。

WWD:日本でのビジネスはここ数年で規模を急拡大してきたが、成長は続いているか。

サンティ・ウェイル:現在も安定した成長を続けており、日本は「アミ パリス」にとって最大のリテールマーケットとなった。今後も国内各地で新店舗やポップアップの展開を予定している。特に好調なのはウィメンズウエアとアクセサリーだ。バッグやレザーグッズは著しい成長を見せている。

WWD:ポップアップは、ブランドのコミュニティー戦略とどう接続しているのか。

サンティ・ウェイル:ポップアップは、「アミ パリス」の世界観や価値観を体感できる“入り口”のような存在だ。フレンドシップ、オーセンティシティー(本物であること)、そして日常に寄り添う服やアクセサリーといった、ブランドのコアバリューを共有する場でもある。同時に、パリのライフスタイルやサヴォアフェール(匠の技)を世界中に伝える重要なコミュニケーション手段だと捉えている。

WWD:グローバルでのビジネスの状況は?

サンティ・ウェイル:グローバルでも着実に成長しており、近年ではベルギーのブリュッセル、カナダのトロントに初の直営店をオープンした。現在、実店舗およびオンラインを含むDTC(直販)事業が売り上げの約3分の2を占めている。これにより、ブランドの成長戦略をより主体的にコントロールできる体制が整った。一方でホールセールに関しては、ブランドのポジショニングを尊重しない取引先との関係を見直し、「アミ パリス」のウィメンズウエアの可能性に共感するパートナーとの協業を強化している。

WWD:ブランドが世界的に支持されている理由について、改めてどう考えるか。

サンティ・ウェイル:最も大切にしているのは、服そのもののクオリティーだ。長く愛用でき、次世代へ受け継ぐこともできる丁寧な服作りをしている。その一方で、価格は常に適正であることを意識している。多くのラグジュアリーブランドが価格を大幅に引き上げる中で、品質と価格のバランスが取れている点は、今の時代において一層の価値を持っているはずだ。また、ポジティブなメッセージの発信やオリジナリティーあふれる体験を通じて、人々の気持ちを前向きにすることを目指している。「アミ パリス」の服をまとうことで、喜びや幸福感、エレガンスを感じてもらえるなら、それ以上に誇らしいことはない。

WWD:今年2月にオープンしたパリ・マレ地区の新旗艦店は大規模だが、今後も主要都市に旗艦店を構えていく?日本での計画は?

サンティ・ウェイル:マレ地区の新旗艦店は、現在の「アミ パリス」を象徴する存在だ。メンズ、ウィメンズ、アクセサリーまでを網羅するブランドの全体像を表現するために不可欠なロケーションだった。その成功を受け、今後はブリュッセルに続き、世界の主要都市での旗艦店展開も検討している。もちろん、日本についても候補地の検討を進めているところだ。

WWD:新規層への入り口としてのロゴアイテムと、ブランドの深みを伝えるコレクションアイテム。どのようにバランスを取っているのか。

サンティ・ウェイル:若い世代は、まず視認性の高いロゴアイテムを通じてブランドと出合うことが多い。ロゴは「アミ パリス」の価値観を象徴し、コミュニティーへの帰属意識を示すものだ。その後、ブランドとともに成熟するにつれて、より深い魅力を持つコレクションピースへと関心が広がっていく。素材やクラフトマンシップへの感度が高い日本の顧客は、こうしたコレクションの価値を的確に理解してくれている。

WWD:現在特に伸びている、あるいは伸ばしたいカテゴリーは?

サンティ・ウェイル:日本ではウィメンズウエアとアクセサリーが引き続き高い成長を遂げている。特にレザーバッグは、今後の成長をけん引する重要カテゴリーだ。ウィメンズは比較的新しい取り組みだが、その分大きな可能性を秘めており、今後も重点的に強化していく。

WWD:デビュー以来、急速なスピードで成長してきた。これから「変えないこと」と「変えること」は何か。

サンティ・ウェイル:創設以来、私たちが最も大切にしてきたのは「エンゲージメント」「クリエイティビティ」「自信」「オプティミズム(楽観主義)」という4つの価値観だ。これらはすべての活動の基盤であり、決して変えることはない。常にビジネスとクリエイションの最適なバランスを追求し、対話を重ねながら意思決定を行っている。

一方で、成長を支えるための変化も必要だ。現在はサプライチェーンの再構築や新たなセントラルウェアハウス(データの中央集中システム)への移行を進めるとともに、業務効率とデータ管理を強化するための新たなツールやソフトウェアへの投資も積極的に行っている。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-4563-9380

The post 快進撃続く「アミ パリス」の革新と不変 ニコラス・サンティ・ウェイルCEOが語るビジネス戦略 appeared first on WWDJAPAN.

「トム ブラウン」から日本製セルビッジデニムを使用したアイテムが発売 ジャケット、パンツ、キャップなど

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は12月27日、日本製のセルビッジデニムを使用したデニムアイテムを発売する。今回は、ジャケット、パンツ、シャツ、メンズスカートに加え、キャップも展開。現代的な視点で再構築された本デニムは、「トム ブラウン」ならではのデザインコードを随所に取り入れ、ユニホームという概念に新たな解釈を加えている。

素材には、本格的な13.75オンスの日本製セルビッジデニムを採用。リジッドな質感が魅力のロウインディゴに、ビンテージ仕様のチェーンステッチで裾を仕上げることで、高い耐久性と実用性を兼ね備えた。アイコニックなバックストラップをはじめとする「トム ブラウン」のシグネチャーディテールは、モダンなシルエットと融合し、洗練されたテーラリングの美しさと、ワークウエアならではの力強さをバランスよく表現。ストレートシルエットでの着用はもちろん、裾を折り返してトリコロールをさりげなく見せるスタイリングもおすすめ。

アイテム画像

ウィメンズ

メンズ

キャップ

The post 「トム ブラウン」から日本製セルビッジデニムを使用したアイテムが発売 ジャケット、パンツ、キャップなど appeared first on WWDJAPAN.

パリに日本のブランドを扱う隠れ家サロン 富裕層を虜にするメード・イン・ジャパンの価値とは?

PROFILE: ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者

ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者
PROFILE: ギニアで生まれ育ち、進学を機にパリへ移住。金融業界でのキャリアを経て、ファッションへの情熱を形にするため、23年にオンラインサイト「ニメッテ」を設立。その2年後に、ルーフトップを備えた約200平米の完全予約制プライベートサロンを構え、日本の独立系デザイナーによる希少なピースを紹介している

パリで日本のファッションに特化した秘匿性の高いショッピングサロンが、富裕層の間で評判を呼んでいる。完全予約制のショールーム兼ショッピングスペース「ニメッテ(NIMETTE)」だ。ラグジュアリーブランドの旗艦店が立ち並ぶ高級ショッピングストリートのサントノーレ通りに25年5月に開業。取り扱うのは、パリ・ファッション・ウイークで発表する「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ターク(TAAK)」をはじめ、「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「オサケンタロウ(OSAKENTARO)」、さらに「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のヴィンテージピースまで約20ブランドの男女のアイテム。設立者ニマ・クリングス(Nima Krings)が日本への度重なる旅の中で出合った、希少で手仕事に根ざしたブランドを紹介している。

原点にあるのは、夫ピエール・クリングス(Pierre Krings)が共同創業した企業プライスミニスター(PriceMinister)を10年、日本のEC大手の楽天に売却したことだ。彼女は日本で過ごす時間を重ねる中で、「日本のファッションとクラフツマンシップに深い敬意を抱くようになった」と語る。顧客は、ファッションやカルチャーへの感度が高い富裕層コミュニティにおける口コミで広がっている。従来のブティックとは異なるショッピング体験を提供する「ニメッテ」設立者のクリングスに取り組みや、日本発ブランドの価値について聞いた。

現代のファッションはあまりにも速すぎる。
慎み深く、信頼あるプライベートサロンを作りたかった

WWD:「ニメッテ」のコンセプトとは?
ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者(以下、クリングス創業者):時代を超えた価値を持つ、希少で意味のある製品を扱う、完全予約制のプライベート・ファッションサロン。単なるブティックではなく、服が“個人的な表現の領域”となるよう、キュレーションした環境を提供している。プライベートアポイントメントを基本に、パーソナルスタイリング、フィッティング、必要に応じたお直し、さらには長期的な視点でのワードローブのオーガナイズまでを行う。すべては、親密で思慮深い空間の中で完結する。

WWD:従来型のブティックではなく、プライベートサロンという形式を選んだ理由は?
クリングス創業者:私はギニアで生まれ、幼い頃から母に付き添って仕立て屋に通っていた。インディゴやバティック、バザンといった生地を選び、着る人の身体や個性に合わせて服が一着ずつ仕立てられていく光景を日常として見て育った。その経験を携えてパリに暮らす中、デザイナーとクラフツマンシップを“物語”として伝えられる物理的な空間を作りたいという思いが強くなった。「ニメッテ」は、私自身の旅の延長線上にあり、記憶と文化、そして現代的表現が交差する場所だと感じている。
一方で、現代のファッションはあまりにも速すぎる。対話や意味、発見のための余白は、ほとんど残されていない。だからこそ私たちの使命は、大量消費型の創造的消耗から距離を置き、よりサステナブルで思慮深いファッション体験を生み出すことにある。プライベートサロンという形式は、慎み深さ、信頼、そして深みを可能にする。顧客の時間とデザイナーの仕事の双方を尊重し、価値が消費されるのではなく守られる文脈を提供したい。

WWD:サントノーレ通りにプライベートサロンを構えたきっかけは?
クリングス創業者:「ニメッテ」は23年10月にオンラインショップとしてスタートした。ただ、私はずっと触れられる体験、そして物語を共有できる場を作りたいと思っていた。転機になったのは、夫が関わる会社のオフィスが空いたことだった。ラグジュアリーブランドのショーの舞台装飾も手掛ける著名なインテリアデザイナー、マリー・アンヌ・デルヴィル(Marie-Anne Derville)の協力を得て、無機質だったオフィスを光に満ちたファッションの“繭”へと変貌させた。顧客は、テラスを備えた静かで落ち着いた空間で、極めてパーソナルなショッピング体験に没入することができる。
COMME DES GARCONS
WWD:顧客に対するキュレーションはどのように進めている?
クリングス創業者:すべては会話から始まる。顧客のライフスタイルと個性、服との関係性をヒアリングすることに時間をかけている。来訪時はトレンドやシーズン関係なく“物語の一部”として提案する、個々に合わせてキュレートした洋服を並べる。フィッティングも急かされることなく、意図的にゆっくりと行う。イメージは、ウエディングドレスサロンに近いかもしれない。私たちが目指すのは、顧客が既存のワードローブを昇華させ、感情的に共鳴し、時間とともに自然に育っていく服を迎え入れること。

日本のクラフツマンシップに宿る規律、
謙虚さ、そして精度に強く惹かれている

WWD:日本発ブランドを中心に扱っている理由は?
クリングス創業者:日本のブランドには、素材と技術、ディテールに対する深い敬意がある。個人的にも、日本のクラフツマンシップに宿る規律、謙虚さ、そして精度に強く惹かれている。デザインは厳格でありながら、どこか詩的である点も特徴的だ。なかでも私が敬愛しているのは、トレンドからの独立性。彼らは季節的なノイズに応答するのではなく、感情的にも物理的にも長く持続する服を生み出している。ビジネスの視点から見ても日本のブランドは、限定生産と卓越した素材、真摯なストーリーテリングという「ニメッテ」の哲学と完全に一致している。

WWD:バイイングやブランド選定は、どのように行っている?
クリングス創業者:年に4〜5回は日本を訪れ、必ずデザイナー本人と会い、制作プロセスや価値観、地域に根ざした技術を理解するよう努めている。取り扱うすべてのブランドには、明確なアイデンティティと存在する理由が求められる。トレンドは意図的に避け、一貫性、持続性、そして着るたびに新しい表情を見せる服であるかどうかを主な選定基準としている。各アイテムは一点ずつ買い付けるが、その背景にあるのは、希少性を保つこと以上に服に宿る物語や時間を丁寧に伝え、顧客との一つひとつの出合いを大切にしたいという考え。

日本ブランドに触れ、最初は驚き、
好奇心、そして深い愛着へと変化する

WWD:日本発ブランドに触れた顧客の反応は?
クリングス創業者:多くの場合、最初は驚き、そこから好奇心、そして深い愛着へと変化していく。生地やカッティング、服に込められた意図の違いを、顧客は非常に敏感に感じ取っている。一度このレベルのデザインを体験すると、ファッションに対する期待そのものが変わる。特に支持が高い「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、カッティングの正確さと服としての完成度の高さが際立っている。「アンリアレイジ」は独創性とテクニカルなアプローチで強い印象を残し、「フェティコ(FETICO)」は現代的で力強い女性像を体現しており共感を集めている。顧客は、自分だけでは出合えなかっただろうブランドや、これまで挑戦しなかったスタイリングを受け入れながら、ファッションへの愛情と感性を深化させている。

WWD:「ニメッテ」で取り扱われるは、ブランド側にとってどんなメリットになり得る?
クリングス創業者:多くのインディペンデントブランドにとって、パリという競争の激しい市場で可視性を得ることは容易ではない。「ニメッテ」は、彼らに文脈と守られた場を提供する存在。量ではなく、意味のある出合いを生み出すこと、クライアントとクリエイターの間に関係性と信頼を築くことこそが、私たちの役割。

WWD:「ニメッテ」の展望は?
クリングス創業者:今後も慎重かつ選択的に成長していきたい。日本のデザイナーはこれからも中心であり続けるが、クラフツマンシップとタイムレスさ、真正性への同じコミットメントを共有するのであれば、他の地域の才能も紹介したい。世界中の本物の技と物語を誠実に伝え続けることが「ニメッテ」の一貫した理念だから。

The post パリに日本のブランドを扱う隠れ家サロン 富裕層を虜にするメード・イン・ジャパンの価値とは? appeared first on WWDJAPAN.

経営権を取り戻した「アンブッシュ」のYOONが渋谷から再出発 「ホームカミング」なコレクションで凱旋

PROFILE: YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター

YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 2008年にVERBALと「アンブッシュ」を設立。ポップアートにインスパイアされたデザインで、東京の美意識を捉えた実験的なジュエリーラインを手がけている。15年にはパリでデビューを果たし、17年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のファイナリストに選出された。18年にはキム・ジョーンズがYOONを「ディオール」のメンズ・ジュエリー・ディレクターに選び、19年春夏コレクションで発表。16年9月に東京初の旗艦店をオープンし、19年には2号店も構えた。22年には上海にもショップをオープン。今年、イタリアのアパレル企業ニューガーズグループから20年に売却した経営権を取り戻している

YOONとVERBALが手掛ける「アンブッシュ(AMBUSH)」は今春、イタリアのアパレル企業ニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)から、ブランドの完全な所有権を再取得した。同ブランドは2020年、当時「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」や「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のライセンス生産を手掛けていたNGGに過半数株式を売却して海外進出などを加速。ところがNGGの親会社である高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)が経営難に陥いると、NGGも24年11月には日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請。これを機に「アンブッシュ」は経営権を取り戻している。

YOON & VERBALの「アンブッシュ」も経営権を再取得 瓦解するニューガーズグループから

当時YOON 共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターは「完全なオーナーシップを取り戻したことで、価値観やビジョンを最大限に表現できる。この新たな章と目の前に広がる可能性に今、大きなエネルギーを感じている」とコメント。踏まえ25-26年秋冬コレクションは「ホームカミング」と題して、ブランドのインスピレーションの源やサブカルチャーの聖地である渋谷への凱旋を表現。「アグ(UGG)」とのコラボレーションは渋谷の街へ贈る「ラブレター」と位置づけ、ヒールブーツを含む全5アイテムを発売した。経営権を取り戻したYOONはなぜ、渋谷という街を再出発の舞台に選んだのか?25-26年秋冬コレクションに込めた思いを聞いた。

まさに故郷に帰省するのに
ふさわしいタイミング

WWD:25-26年秋冬コレクションの舞台に渋谷を選んだのは?
YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター(以下、YOON):社内でも多くの変化が起こっていたが、きっかけは1年半ほど前、(アメリカの出版社の)リッゾーリ(RIZZOLI)と本の制作を始めたこと(書籍は、今春発売した)。さまざまな人たちと築き上げてきた10年間を振り返りつつも、すべてを東京に戻し、まさに故郷に帰省するかのようなストーリーを語るのにふさわしいタイミングだと思った。渋谷は私たちの原点で、10周年や再出発を祝う場所。私にとって渋谷は、住まいもオフィスもある街で、ブランドのオリジン。そしてここ最近はまるで外を旅しつつ、自分たちの居場所を探しているような感覚だった。故郷を忘れていたわけじゃない。でも若い頃は世界を探検して、行きたい場所を見つけたいと願うんだと思う。結果、今は故郷に戻るのにちょうどいいタイミングだった。

WWD:渋谷の何に魅力を感じる?なぜ渋谷が好き?
YOON:渋谷に住んで、もう20年以上。街全体の変化、おそらく2、3世代の変化を見てきた。最初のパルコがあった頃から、この街をずっと見ている。歩いてどこにも行けて、いつでも街のエネルギーを感じられる。だから渋谷に住んで、渋谷でブランドを始めた。引っ越したいと思ったことなんて一度もない。どこが好きかではなく、常にいろんなものが行き来しているエネルギーが好き。住んでいる人はそんなに多くないかもしれないけれど、渋谷にいれば人々のエネルギーや新しい情報が次々と入ってくる。そしてさまざまなシーンの中で、たくさんの文化交流が生まれている。

渋谷のエネルギーに焦点を当て、
普遍的・国際的なコレクションを目指した

WWD:今シーズンは、そのエネルギーをコレクションだけでなく、ビジュアルでも表現した?
YOON:渋谷を表現したと言うよりは、そんなエネルギーやインスピレーションが私に与えてくれるものを表現したつもり。「アンブッシュ」ではギャルをテーマにしたこともあるけれど、彼女たちの似顔絵を作ろうとしたのではなく、あくまでエネルギーや雰囲気をどう取り入れるか?に興味がある。例えば今シーズンは、人々が渋谷で実際着ているもの、私が「ああ、素敵だな」って思うもの、「アンブッシュ」の世界の一部にしたいと思うものを取り入れた。マルキューにカリスマ販売員がいた頃から、渋谷では個性的ながら地域に根ざした文化が生まれ、同じような現象は今、世界中で起こっている。私が好きなのは、古いものと新しいものが融合している街のエネルギー。まるで過去と未来が交差する場所にいるような感覚は、インスピレーションの源でもある。そういうエネルギーに焦点を当てれば、渋谷のスタイルにフォーカスする以上にコレクションが普遍的になるのでは?と考えた。

WWD:それはつまり渋谷が国際的という意味?確かに多くの観光客を引き寄せている。
YOON:「渋谷が国際的」というよりは、「渋谷は国際的な場所」。渋谷という場所の魂は変わっていなけれど、その中で起こっていることは変化している。感覚的に言えば、いろんなことが独自に変化するのではなく、渋谷というハードウエアの中で変化しているカンジかな?新しい建物が建つ一方、未だ開拓されきっていない懐かしい部分もたくさんある。そういうものすべてを「アンブッシュ」に取り入れて、自分たちの視点で伝えたい。

WWD:そもそも渋谷に住み始めた理由は?
YOON:単純に人が好きだから。私は、静かな場所には住めない。だから渋谷に引っ越してきたとき、いつも何かが流れていて、すごく好きになった。海外では、ニューヨークやロンドンみたいな場所が好き。常に多くの文化が融合している感じがするから。建物から出れば、すぐにどこかに行ける街がある。私はとにかく都会派。だから、渋谷が大好き。今でも「わぁ、こんなお店があるなんて知らなかった」って思う。それが、この場所の本当に好きなところ。

WWD:渋谷に拠点を移して、モノ作りも変化していると思う?
YOON:以前はイタリアで洋服を作っていたので、日本の職人やクリエイターと仕事が一緒にできず寂しかった。もっと五感を駆使して、触れて、話して、みんなと一緒に作業できる感覚を味わいたかった。今はそれが叶って、とても嬉しい。日本の職人はとても細かく、あらゆることにとても熱心。今のファッション業界は全てが慌ただしいけれど、プロは商品をより良くする努力を惜しまない。たとえ1時間でも、彼らとゆっくり話をするなど、これまでよりゆったりしたペースで作業を進めていけるのが嬉しい。

WWD:「アグ」とのコラボレーションの経緯は?
YOON:ファーブーツが欲しかった。日本のY2Kの時代、ヒップホップが流行っていた頃、みんなが履いていたような“ワラビー”みたいな靴が欲しかった。そこで渋谷やギャルに少しだけインスピレーションを得て撮影した。当時のヒップホップクラブやバックパッカーを思い出した。ちょっとノスタルジックなムードを取り入れたかった。ギャルは、あの頃から堂々としている。海外でも真似しようというムーブメントがあるのは、そんな自信を感じるからだと思う。

最近は「正直、ペースが速すぎた」
今後は、「私がブランドを完全にコントロール」

WWD:今後の展望は?
YOON:まずはアイテムを意識的に絞り込んで、よりコンパクトで強いコレクションにしたい。以前は多くの商品を作る必要があったけれど、今は数より質と深みが重要。だから自分たちのペースで進めていきたい。ジュエリーには、もっと力を入れるつもり。私たちはジュエリーブランドとしてスタートしたから。パリでは「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」に挑戦して、17年からは「ディオール(DIOR)」で働きながら「アンブッシュ」も手掛けていた。ストリートウエアがヨーロッパのファッションに進出し、システムの一部になるまでの全ての過程に関わってきたと思う。正直、ペースが速すぎた。そして今、多くのブランドが苦境に立っている理由も分かってきた。大事なのは、私がブランドを完全にコントロールできること。「みんなやっているから」という理由で合わせるのではなく、自分たちのやり方で直接進めていきたい。それは誰にとっても、すべてのブランドにとっても、最も重要な次のステップだと思う。

WWD:世間では、「ストリートはもう終わった」という人もいる。
YOON:ファッションメディアにおける「ストリートウエア」という言葉は、どちらかと言うとハイプな、派手なスタイルを指している。でも若いデザイナーには、ストリートウエアさえリアルクローズ。本当に丁寧に作られたリアルクローズも多い。そして私は、「ストリートウエア」という言葉を恥ずかしいとも思っていない。みんなが街で着たいと思う、本物の服を作っているから。

The post 経営権を取り戻した「アンブッシュ」のYOONが渋谷から再出発 「ホームカミング」なコレクションで凱旋 appeared first on WWDJAPAN.

「V.A.」がマーク・ゴンザレスのポップアップを開催 Tシャツやキーホルダーなど8型

ジュンが運営し、全体のディレクションを藤原ヒロシが手掛けるコンセプトストア「V.A.(ヴイエー)」は1月3日、マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)とのコラボアイテムをそろえたポップアップストアをオープンする。

マーク・ゴンザレスは、現代のストリート・スケートボードのスタイルに多大な影響を及ぼしたライダーであり、アーティストだ。アメリカ・ロサンゼルス生まれで10代の頃から階段や手すりなどの都市の構造物を使ったトリックを生み出し、現代ストリートスケートの礎を築いた存在だ。

アートワークをデザインに落とし込んだアイテム

本コラボレーションでは、マーク・ゴンザレスの象徴的な“Angel”のアートワークをそのまま3Dで表現したキーホルダー(4950円)をはじめに、傘(2750円)やレインコート(3万8500円)、グローブ(1万7650円)などを展開する。また、ピースマークを上下で表現した「V.A.」に見立てたグラフィックTシャツ(7700円)や、アワードジャケット(9万9000円)、スエット(1万7600円)、ステッカー(3300円)などもそろえる。Tシャツやスエット、ジャケットのウエアのサイズ展開は、M〜XL。

◾️ポップアップストア
オープン日:1月3日
営業時間:10:00〜20:00
場所:V.A.
住所:東京都渋谷区神宮前6-1-9

オンラインサイト

The post 「V.A.」がマーク・ゴンザレスのポップアップを開催 Tシャツやキーホルダーなど8型 appeared first on WWDJAPAN.

野球日本代表・侍ジャパンの新ユニホーム公開 テーマは「正銘」 2026年の「WBC」で着用

「ミズノ(MIZUNO)は、侍ジャパンが「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC(ワールド・ベースボール・クラシック」(以下、「WBC」)で着用する限定デザインのユニホームを製作した。

新ユニホームのテーマは「正銘」。デザインは、11月に東京ドームで開催された「日本 vs 韓国」の際に着用した通常デザインに、連覇へ向けて頂点を目指すという意味を込めて、襟元と袖にゴールドのラインなどを加えた。また、選手が着用するオーセンティックユニホームには、ミズノ独自の汗処理機能を向上させた生地を新たに採用し、選手のパフォーマンス維持をサポートする。新ユニホームは2026年3月1日の公式練習日から「WBC」大会終了まで着用する。

ホームユニホームは、白を基調にした2本ストライプを組み合わせたツインストライプ。1本はこれまで受け継いできた伝統と誇り。もう1本はこれから次世代へと託していく未来を表している。2本の線がらせんを描きながら交わるデザインは、世代を超えて受け継がれていく日本野球の姿を表現している。ビジターユニホームは、従来と同じく伝統的な紺をベースに日本の象徴である赤の組み合わせでデザイン。投げる、打つ、走る、野球の基本動作一つひとつに宿る美しさを軌道として表現し、躍動する選手の力強さを引き立てる。

レプリカユニホーム

新デザインの選手レプリカユニホーム(ホーム&ビジター、選手名と背番号入り、各2万円)などのオフィシャルグッズは、26年2月下旬から順次ミズノ公式オンライン、全国のミズノ野球品取扱店、侍ジャパンオフィシャルサイト、「WBC」オフィシャルオンラインストアで販売。また一部商品は先行予約を実施する。

The post 野球日本代表・侍ジャパンの新ユニホーム公開 テーマは「正銘」 2026年の「WBC」で着用 appeared first on WWDJAPAN.

「エミリー、パリへ行く」新シーズン公開で話題 リリー・コリンズの最新コーデをチェック!

ネットフリックスの人気シリーズ「エミリー、パリへ行く」待望のシーズン5が現在配信中だ。本作の醍醐味といえばリリー・コリンズ(Lily Collins)演じる主人公、エミリー・クーパー(Emily Cooper)をはじめとする登場人物らのファッションだが、コリンズ本人もプレミアやイベントに登場し、エミリーを思わせる華やかな装いを連日披露してきた。ここでは、最新ルックをまとめて紹介する。

幾何学模様のシアールック

 

コリンズは12月9日(ニューヨーク現地時間)、「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演し、ビンテージなシアースタイルを披露。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のデザインによる「フェンディ(FENDI)」1997-98年秋冬コレクションから、シアーな要素が特徴的な黒のドレスに身を包んだ。ブーツも同ブランドのもので、ラガーフェルドらしいエッジの効いたアクセントを強調した。アクセサリーには指輪と小さなイヤリングをチョイスし、ミニマルな輝きをコーデに添えた。

大胆な色使いがまさに“エミリー”なカラフルコーデ

 

10日には、ビンテージの「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のコートとサンダルを身に着けた。大胆にプリントしたジラフ柄が印象的なコートには、「フェンディ」のスパンコールが輝く紫の“バゲット”バッグ、サングラスを合わせた。

シックなスリーピース

 

14日(パリ現地時間)、パリの滞在ホテルから出発する際には、「マックイーン(McQUEEN)」のカントリーチェックラインからスリーピーススーツを着用。ハイライズウール製のストレートパンツ、ベスト、シングルブレストジャケットで構成し、それぞれ、ミュートブラウン地に赤とピンクの線を入れた“プリンスオブウェールズ”というチェック柄が使用された。ベストはゴールドメタルのボタンが並び、パンツはパンプスを覆うほどの長さでリラックスした印象を与えた。さらに、黒のレザークラッチバッグ、小さなフープイヤリング、細身の指輪でコーデをまとめ、シャープかつシンプルに仕上げた。

煌びやかなプレミアルック

 

15日にパリで開催されたプレミアでは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」2025-26年秋冬オートクチュール・コレクションから、黒のドレスをまとって登場した。全体にクリスタルで刺しゅうを施し、ウエストの大きなリボンと深く開いたVネックのラインが目を引くゴージャスなデザインだ。アクセサリーには、「カルティエ(CARTIER)」のイヤリングとネックレスを合わせた。

The post 「エミリー、パリへ行く」新シーズン公開で話題 リリー・コリンズの最新コーデをチェック! appeared first on WWDJAPAN.

「エトヴォス」がUVケアラインを刷新 毛穴ケアと紫外線防御を両立した3アイテムや限定アイテムの定番化など

「エトヴォス(ETVOS)」は2026年3月4日、UVケアライン“プロテクト&ケアライン”を刷新し、UVパウダーの“ミネラルUVパウダーAZ”[SPF50・PA++++](全4色、各5g、各3630円/詰め替え、2970円)とUVベールの“ミネラルUVシームレスベールAZ” [SPF50・PA++++](全2色、各9g、各3740円)、パックUVの“ミネラルUVアクサセラム50+”[SPF50+・PA++++](30g、3960円)を発売する。また同日、2025年夏に限定発売し、好評を博した、UV下地の“ミネラルUVシルキーフィットプライマー” [SPF50・PA++++](30g、4180円)も定番化する。

今回の刷新では、「エトヴォス」史上初となる2種のアゼライン酸誘導体を配合した。皮脂を抑制するアゼロイルジグリシンKと抗炎症をかなえるアゼラミドプロピルジメチルアミンの組み合わせに、毛穴を目立ちにくくするグリシルグリシンを掛け合わせることで、潤いと皮脂のバランスを調整し、夏の毛穴と皮脂のバランスを管理する。

アップグレードしたUVラインで夏の毛穴と皮脂のバランスを管理

“ミネラルUVパウダーAZ”

“ミネラルUVパウダーAZ”は、累計販売個数60万個をこえる人気UVパウダーをバージョンアップした。粉なのにしっとりとした質感で、保湿成分でコーティングしたミネラルとサラサラな皮脂吸着パウダーを絶妙なバランスでブレンドした。赤色光透過ミネラルやソフトフォーカスパウダーによってクリアな素肌感をキープする。また、5種のヒト型セラミド、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸Naなどの保湿成分を贅沢に配合し、日中の肌をケアする。

カラーラインアップは、ニキビ跡などの赤みをカバーする“ペールミント”と、自然に明るくナチュラルな肌を演出する“ピンクベージュ”、くすみを払って透明感のある肌に導く“ペールラベンダー”、上品な艶感でワントーン明るく仕上げる“スノーホワイト”の4色をそろえる。

“ミネラルUVシームレスベールAZ”

“ミネラルUVシームレスベールAZ”は、「追いUV」と「追い美白」をかなえるUVベール。ひとはけで溶け込むようにフィットし、薄づきでありながら毛穴や色ムラをカバーする。朝の仕上げのほか、メイク直しやファンデーションとしても使用可能だ。自然に明るいナチュラルな仕上がりの“ナチュラルベージュ”と肌の赤みや色ムラに応える“ソルベイエロー”の2色を展開する。

“ミネラルUVアクサセラム50+”

“ミネラルUVアクサセラム50+”は、紫外線吸収剤不使用でしっかりとUVケアをしながら、まるでパックをしているかのような心地よさを実現した。ジェルによる水分キープ膜が肌を包み込み、潤いで守られているような快適さをキープする。

ベタつかない新たなオイル使いと、きしまないスラリー分散技術による粉仕込み、潤うポリマー仕立ての「エトヴォス」独自処方の3つのポイントで、水を瞬時に抱え込むポリマーが肌に触れた瞬間肌へ溶け込むような心地よい使用感をかなえる。

“ミネラルUVシルキーフィットプライマー”

2025年夏に限定登場し人気を博した“ミネラルUVシルキーフィットプライマー”は、素肌感とカバー力を両立する絶妙な屈折率をもつソフトフォーカスミネラルで、毛穴や肌の凹凸をカバーしつつ素肌感をキープする。くすみを飛ばすナチュラルなベージュカラー,色ムラをカバーする赤の偏光パール,ほどよいツヤを生み出すオイルコンプレックスなどが,ヘルシーな肌感を演出する。

毛穴の目立ちに対応するノイバラ果実エキスや皮脂によるテカリに応えるプランクトンエキス、エアコンによる乾燥など夏の肌悩みにアプローチする5種のヒト型セラミドやヒアルロン酸などの美容成分を厳選して配合し、肌を演出しながら整える。

The post 「エトヴォス」がUVケアラインを刷新 毛穴ケアと紫外線防御を両立した3アイテムや限定アイテムの定番化など appeared first on WWDJAPAN.

「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

The post 「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に appeared first on WWDJAPAN.

「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

The post 「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に appeared first on WWDJAPAN.

「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

The post 「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に appeared first on WWDJAPAN.

進化するレオパード柄 出番を増やす新解釈コーデ

ワイルドなイメージのレオパード柄をドレッシーにまとうスタイリングが盛り上がってきました。グラマラスなトレンドを反映した華やかな着こなしが広がり、表現の幅も一段と広がりを見せています。

例えば「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、未来的な透明パテント素材を重ねることで、アニマルな印象を艶やかにトーンダウンしました。レオパードに定評のあるブランドならではのアレンジです。今回は、上品でエレガントなムードにひねりを加える提案が相次ぐ、ネクスト・レオパードルックをピックアップしました。

ウエスタン×レオパードの共鳴

インパクトの強いレオパード柄には、同じくアイキャッチーなアイテムを合わせるのが好相性。視線が分散されることで全体が中和され、適度なバランスを保ちやすくなります。単体では取り入れにくいアイテムも、スタイリングの中で自然に映る点が大きなメリットです。

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のルックは、レオパード柄のアウターが主役。ロングフリンジをなびかせたウエスタン風のアレンジで、存在感を際立たせました。インナーにはブラトップを重ね、程よく素肌をのぞかせました。ブラトップが主張しすぎないのは、レオパード柄のおかげ。足元はニーハイソックスとロングブーツを合わせ、スパイシーにまとめています。

小ぶりサイズで、穏やかにまとう

大ぶりのレオパード柄は主張が強くなりがちですが、モチーフのサイズを小さくすれば、ぐっと穏やかな表情に変わります。着用シーンが増えるのも、“プチ・レオパード”ならではの魅力です。

コートとパンツのセットアップを提案したのは、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」。一見シックな小紋柄に見えて、実はレオパード柄という仕掛けです。軽く起毛させた素材がレトロなムードを醸し出し、パンツの裾はロングブーツにインして表情をプラス。ベレー帽で、ノスタルジックな雰囲気を添えました。

主張を抑えた、知的なレオパード使い

ワイルドなイメージの強いレオパード柄を、エレガントに落とし込むのが今シーズンのスタイリングです。アウターやパンツといったボリュームの多いアイテムを避け、控えめに取り入れると主張を抑えられます。ウエアに限らず、小物や靴で効かせるのもスマートな取り入れ方です。

「ケイト(KHAITE)」は、黒の半袖シャツにレオパード柄のビスチェをレイヤードしました。ボディーから浮かび上がる立体的な構造にクチュール感が漂います。ハンサムな黒パンツを合わせてレオパード柄をシックに引き立て、レザーのロンググローブでレディーなムードを添えることで、Tシャツスタイルを格上げしています。

黒と小物で導くエレガントなバランス

ミニマルな装いとアニマル柄は相反するムードに思われがちですが、くどさを抑えたレオパード柄なら適度なアクセントをも添えてくれます。シンプルなルックに黒系のトーンでまとめるのが上手な整え方です。

「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」は、シンプルな黒ニットトップスで大人のミニマルルックを印象付けました。肩や袖にゆとりを持たせたボリューム感が、落ち着いたシルエットを演出します。スカートにはこぶりなレオパード柄を配し、上下のコントラストを強調。上品なバッグとシューズを合わせ、エレガントにまとめています。

全身で放つ、パワフルな存在感

パンチの効いたレオパード柄を大胆にまとうなら、ファーなどのアウターが絶好の落としどころです。全身を包むロングコートなら面積も広く、柄の存在感をしっかりと主張できます。堂々と振る舞う着こなしが、装いにパワーをもたらします。

「ヴァケラ(VAQUERA)」のファーコートはボリュームたっぷりで、リッチな印象を放ちます。全身を包むシルエットは、装いに安心感をもたらす“プロテクション”のトレンドにもマッチしています。アニマルモチーフならではの強いキャラクターをまとうスタイリングは、今の時代感覚にもなじみます。

レオパード柄は定番モチーフとして進化を重ね、多彩なデザインや着こなしが提案されています。ドレッシーにもパワフルにも振れる表現がの幅が広がった今こそ、その魅力を再発見するチャンスです。

The post 進化するレオパード柄 出番を増やす新解釈コーデ appeared first on WWDJAPAN.

「ラブブ」が検索数1位に 「メルカリ」が2025年トレンドワードを発表

メルカリは2025年のトレンドを発表し、検索キーワードランキング、取引数急上昇アイテム、出品トレンドワードマップを公開した。

検索キーワードランキング1位は、2019年に香港出身のアーティスト、カシン・ロン (Kasing Lung)が生み出したキャラクター 「ラブブ」だ。24年にインフルエンサーの発信を機に人気が急上昇し、25年の新語・流行語大賞にノミネートする。「ポケモンや」や、「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ワンピース」のキャラクターや漫画に関連したキーワードが多く入るほか、 “訳あり”が5位にランクインする。10位は、「ボンボンドロップシール」だ。SNS公式アカウントの総フォロワー数は21万人を超え、平成女児ブームを背景に人気の商品になる。

メルカリショップは物価高騰の対策として、りんご、みかん、きゅうりなど、農家直送の野菜や、果物が多く取引された。

取引数急上昇アイテムは、トレーディングカードが1位2位を占めた。名探偵コナンとVTuberグループ「ホロライブ」がランクイン。3位に「コサージュ」、8位に「ヘッドドレス」など、ウエディングの場面で活用するアイテムがランクインするほか、「学習テキスト」や「移動ポケット」など、子ども関連アイテムに加え、「洗濯ボール」や「パンツ」などの生活に関わるアイテムも増加傾向にある。

出品トレンドワードマップは、検索キーワードランキングと同じく「ラブブ」がトップに。続いて韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERの日本3rdアルバム「Starkissed」が挙がった。韓国アイドルグループの関連ワードは、「BURSTDAY」「BOYNEXTDOOR」「RIIZE」「ZEROBASEONE」「Hollow」など、上位10ワードのうち60%を占める結果になる。 また、ポケモンカードにおける高レアリティカードを表すSAR(スペシャルアートレアカード)や、ポケモンのアーケードゲームである「ポケモンフレンダ」といったIP関連も多く挙がった。

The post 「ラブブ」が検索数1位に 「メルカリ」が2025年トレンドワードを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ラブブ」が検索数1位に 「メルカリ」が2025年トレンドワードを発表

メルカリは2025年のトレンドを発表し、検索キーワードランキング、取引数急上昇アイテム、出品トレンドワードマップを公開した。

検索キーワードランキング1位は、2019年に香港出身のアーティスト、カシン・ロン (Kasing Lung)が生み出したキャラクター 「ラブブ」だ。24年にインフルエンサーの発信を機に人気が急上昇し、25年の新語・流行語大賞にノミネートする。「ポケモンや」や、「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ワンピース」のキャラクターや漫画に関連したキーワードが多く入るほか、 “訳あり”が5位にランクインする。10位は、「ボンボンドロップシール」だ。SNS公式アカウントの総フォロワー数は21万人を超え、平成女児ブームを背景に人気の商品になる。

メルカリショップは物価高騰の対策として、りんご、みかん、きゅうりなど、農家直送の野菜や、果物が多く取引された。

取引数急上昇アイテムは、トレーディングカードが1位2位を占めた。名探偵コナンとVTuberグループ「ホロライブ」がランクイン。3位に「コサージュ」、8位に「ヘッドドレス」など、ウエディングの場面で活用するアイテムがランクインするほか、「学習テキスト」や「移動ポケット」など、子ども関連アイテムに加え、「洗濯ボール」や「パンツ」などの生活に関わるアイテムも増加傾向にある。

出品トレンドワードマップは、検索キーワードランキングと同じく「ラブブ」がトップに。続いて韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERの日本3rdアルバム「Starkissed」が挙がった。韓国アイドルグループの関連ワードは、「BURSTDAY」「BOYNEXTDOOR」「RIIZE」「ZEROBASEONE」「Hollow」など、上位10ワードのうち60%を占める結果になる。 また、ポケモンカードにおける高レアリティカードを表すSAR(スペシャルアートレアカード)や、ポケモンのアーケードゲームである「ポケモンフレンダ」といったIP関連も多く挙がった。

The post 「ラブブ」が検索数1位に 「メルカリ」が2025年トレンドワードを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ロペピクニック」とハローキティのコラボ第2弾 インパクト大の“フェイス”ミニバッグなど7型を発売

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は2026年1月1日、サンリオのキャラクター、ハローキティとコラボレーション第2弾アイテムを、「ロペピクニック」店舗とジュン公式オンラインストア「ジャドール ジュン オンライン」で発売する。一般発売に先駆け、「ジャドール ジュン オンライン」では12月26日正午から先行予約を開始する。

今回のコラボレーションでは、“Hello New Me. ずっと、ハローキティと一緒に。”をテーマに、新年を彩るハローキティとのスペシャルアイテム全7型を展開。インパクトのあるハローキティ」フェイス型ミニバッグをはじめ、合成皮革のミドルトートバッグ、リラックス感のあるサイジングのジャガードニットなどをラインアップ。

また、ハローキティの友だちのタイニーチャムがデザインされたアイテムも販売する。 お気に入りのハローキティの服や小物と一緒に、新しい年に少しだけ気分を変えて、私らしく今日をはじめよう”という思いを込めた、日常にも取り入れやすいコレクションに仕上げた。またキッズアイテムあるので、親子で一緒に楽しめるコレクションとなっている。

第2弾コラボアイテム

2WAYストラップ付きミニバッグ

ハローキティのフェイス型のミニバッグ。チェーンショルダーとストラップが付いた2WAY仕様で、存在感のあるデザイン。スマホやリップなど、必要なものがすっきり収まるちょうどいいミニサイズ。

アクリルチャーム付きトートバッグ

ハローキティが大きくプリントされたミドルサイズのトートバッグ。素材感はなめらかな合成皮革、リボンやハートは立体的なエナメル仕様に。キュートながらも大人が使いやすいデザイン。

エコバッグ

コンパクトに折りたためるエコバッグ。内側のポケットにハローキティとタイニーチャムがプリントされ、畳んでもかわいいデザイン。カラビナがついているので畳んだ状態で、バッグにつけることも可能。

タオルハンカチ

ふわふわとしたタオル生地に、ハローキティの刺しゅうをあしらったハンカチ。カラー毎にデザインが異なるアソート仕様で、ギフトにもおすすめ。

ジャガードニット

ハローキティのリボンをモチーフにした刺繍をデザインした、リラックス感のあるサイジングのジャガードニット。デニムにもスカートにも合わせやすい。

ボートネック裏毛プルオーバー

カラーでデザインが変わるアソート仕様。ワイドパンツや、スカートにも合わせやすいクロップド丈と、ネック周りがキレイに見えるボートネックを採用した。

【KIDS】発砲プリント裏毛プルオーバー

キッズ用の裏毛プルオーバー。肩にフリルをあしらったキュートなデザイン。袖口にはリボンの刺しゅうを施し、プリントは立体感のある発砲プリントで、大人とのリンクコーデも可能。

The post 「ロペピクニック」とハローキティのコラボ第2弾 インパクト大の“フェイス”ミニバッグなど7型を発売 appeared first on WWDJAPAN.

北欧発のポップ・ガール、シグリッド(Sigrid)が語る「ポップの魅力」とアデルやチャペル・ローンへの共感

ノルウェー西岸の港町オーレスン出身のシンガー・ソングライターで、いまや北欧発のポップ・アーティストを象徴するアーティストとなったシグリッド(Sigrid)。怒りや自己主張をまっすぐに描く等身大の歌詞と、エネルギッシュなエレクトロ・ポップ・サウンドが多くの支持を集め、デビュー・アルバム「Sucker Punch」(2019年)はイギリスでもプラチナ・レコードに輝くなど(本国ではダブル・プラチナに認定)、近年のグローバルな音楽シーンで際立った存在感を示し続けている。東京でのレコーディングも行われた今年リリースの最新アルバム「There's Always More That I Could Say」は、ディスコ〜クラブ・ポップの要素を大胆に取り入れた前作「How to Let Go」(22年)の方向性を受け継ぎつつ、同国のオーロラも手がけるアシェル・ソルストランドやジェームス・フォードとともに自身も共同プロデューサーとしてより深く制作に関わることで、サウンドの多層性とプロダクションの構築力が大きく進化。パンデミック期の内省を経てたどり着いた“解放”や“再起”、“希望”といったテーマも印象的で、「このアルバムには自分の好きな要素を全部詰め込んだ」と自身が語るように、今作は彼女の現在地を力強く示す充実したポップ・アルバムとなっている。

そんな彼女は、自らのことを迷いなく“ポップ・ガール”と呼ぶ。彼女にとって“ポップ”とは、単なる音楽ジャンルではなく、自身のアイデンティティーをかたちづくる核であり、自由に、自然体のまま、自分らしさを解き放つための表現そのもの。そこにあるのは、10代で音楽活動を始めてロックやヒップホップ、フォークといった多様なジャンルに親しんできたボーダレスな感覚と、「ポップにルールブックはない」と言い切る現代のポップを担う者としての強い自負。そして、チャペル・ローンやロザリアといった同時代のポップ・アーティストへの共感が伺える。

2年ぶりの来日公演となったジャパン・ツアーの東京公演が行われた11月19日。会場となった恵比寿ザ・ガーデンホールの楽屋で彼女に話を聞いた。

2度目の来日公演
初めての大阪

——今回は2度目の来日公演になりますが、大阪でライブをやったのは昨日(11月18日)が初めてですよね?

シグリッド:そう、だから観客の皆さんにとっても“初めてのシグリッド”だったと思います(笑)。大阪の観客は本当に素晴らしくて、これまでの公演の中でもトップクラスでした。とても親密で遊び心があって、温かい雰囲気なのにものすごくエネルギーをくれたんです。

——ライブ前に街を見て回る時間はありましたか。

シグリッド:(大阪の)箕面の滝に行ったんですが、ちょうど紅葉の時期で、木々がとても美しくて。食べ物も最高で……あれ、なんて言うんでしたっけ? (日本語で)“ヤキニク”をたくさん食べました。それからお寿司も(笑)。少し買い物もして、ビンテージ(古着)も手に入れることができたし、大阪は本当に美しい街ですね。

——今夜は東京公演ですが、ニュー・アルバムの「There's Always More That I Could Say」に収録されている「Two Years」は東京で制作されたんですよね?

シグリッド:はい。音楽制作のためにこんなに遠くまで旅をしたのは今回が初めてで。普段はロンドンやノルウェーで曲を書いていて、ロサンゼルスに行ったこともあるけど、でも今回のアルバムについて考え始めたときに「どこか遠くへ行ってみたい」って思ったんです。自分が“最高にクールだ”と思える場所に行きたかった。それで、今回のアルバムのプロデューサーのアシェル(・ソルストランド)と話して、日本にしようと決めました。2人とも日本が大好きなので。それで下北沢の「Echo and Cloud Studio」というスタジオを2週間借りて制作しました。とても素晴らしい経験で、その滞在中に2曲書き上げたんです。ちなみにアシュエルは今、日本で自分のアルバム制作もしていて、今夜のライブにも来る予定なんです。

好きな日本のカルチャーは?

——ちなみに、親しみのある日本のカルチャーはありますか。

グリッド:日本の文化って——きっとよく言われることだと思うんですけど——とてもユニークですよね。ノルウェーの文化って、どこか他の国と似ている部分が多いんです。例えば日本と韓国に共通点があるように。でも、世界の反対側から来た私にとって、日本の文化は本当に唯一無二に感じられる。特に大好きなのが、文化のあちこちにちょっとした“遊び心”や“風変わりさ”が感じられるところで。ジブリ映画のような、あの独特の世界観——あれはまさに日本的な魅力だと思います。

日本の音楽も、とても多様ですよね。時々思うんですけど、「ABBAは日本の音楽から影響を受けているんじゃないか」って(笑)。日本の音楽って、構造はすごく複雑なのに、同時にとてもキャッチーで、そのバランスが似ている気がするんです。

文学も同じで、私は村上春樹が大好きなんですが、彼の文章って“決してやりすぎない”んですよね。エレガントでタイムレスで、でも独特で、全然退屈じゃない。常に不思議なひねりがあって、非現実的でシュールな世界に自然と入っていける。その感覚が本当に魅力的です。

そして、これは“自然とのつながり”と関係しているのかもしれない。大阪で滝を見に行ったとき、自然との精神的なつながりについて話を聞いたんですが、とても美しい考え方だと思いました。私はノルウェーの自然豊かな場所で育ったので、自然はいつも身近な存在でした。でも、“ものに名前を与える”とか、“日常の中に小さな魔法が宿っている”ように感じる日本のスピリチュアルな世界の見方はまた全然違っていて。とても素敵で、すごくインスピレーションを受けます。

——東京のセッションにはSEKAI NO OWARIのNakajinさんが参加されていたそうですが、他に気になる日本ミュージシャンはいますか。

シグリッド:藤井風さんが大好きです。最高ですよね。fox capture planもクールだし、本当にいいアーティストだと思う。あと、Spotifyで「シティ・ポップ」のプレイリストを流すこともよくあります。いつ聴いてもバイブスが最高だなって。

——藤井風の音楽はどんなところが好きですか。

シグリッド:実は今朝も、大阪から東京に向かう新幹線の中で聴いていたんです(笑)。彼の音楽ってポップではあるけれど、どこか複雑で、良い意味でオタクっぽい(Geeky)感じがある。そのバランスがすごく好きで、キャッチーなのに常に新しい発見があるんです。

プロデューサーとしてのこだわり

——今回のアルバムでは初めて全ての曲にプロデューサーとして関われていますが、その過程でどんな発見や学びがありましたか。

シグリッド:アシュエルとの共同プロデュースという形なんですけど、とてもクールな経験でした。彼とはもう何年も一緒に音楽をつくってきていて、初めての曲は「Dynamite」(19年)で、場所は(ノルウェーの首都)ベルゲンでした。それ以来、もちろん他の作家やプロデューサーともたくさん仕事をしてきたけれど、アシュエルとの時間にはいつも“遊び場”みたいな感覚があるんです。まるで“人でいっぱいの部屋にいる2人の子ども”みたいに自由に遊べるというか、何もかもが自然で、音楽を始めた頃の感覚に戻れる。キャリアを積むほど業界にはいろんなノイズが増えて、アルバムを重ねるプレッシャーも大きくなるけれど、原点に戻れる時間は本当に貴重で楽しい。

で、プロデュースの話に戻ると(笑)、私はこれまでもずっと“共同プロデューサー”として制作に深く関わってきました。もちろん、自分がやっていないことの手柄を取るつもりはないけど、私にとってプロデュースとは“音の設計”すべてなんです。「ベースはどんなラインを弾くべきか」「音色はどうする?」「ドラムはどこから入る?」「ベースとドラムはどんな会話をするのか?」——そういう決定の積み重ね。コンピューターに触ることだけがプロデュースではないし、そうした音づくりの工程が私は大好きなんです。

私は“誰のアイデアか”にこだわらない。良いものなら、それでいい。でも今回のアルバムでは、とても明確に「私も共同プロデューサーだ」と言える。それを若い女性や若いクリエイターに示せたことが本当に嬉しいんです。「プロデュースにはいろんな形があって、チームでつくるものなんだ」って(と、胸元でハートマークをつくる)。

——例えばその“共同プロデューサー”という部分も含めて、今のシグリッドさんにとってロールモデルとなるアーティストというと誰になるのでしょうか。

シグリッド:ロールモデルは本当にたくさんいます。例えばフローレンス・アンド・ザ・マシーンのキャリアにはずっと憧れてきました。彼女は、ある人には“ポップ”と言われ、別の人には“オルタナティブ・フォーク・ロック”と分類されるような存在だけれど、常に自分らしさを貫いている。私自身もジャンルに関してはわりと流動的(fluid)で、ライブでも多彩な要素を混ぜるんですが、その“芯の強さ”にとても影響を受けています。

アデルもそう。アデルは私が音楽を始めた“理由”なんです。子どもの頃、世界で一番憧れていたアーティストで、とても大きなインスピレーションを受けてきました。そしてコールドプレイ。彼らの何が一番好きかというと、キャリアを通して大胆に変化しているところ。「X&Y」の時期も、「Magic」の頃も、「Higher Power」も、BTSとコラボした「My Universe」も同じくらい好き。でも、どれだけ変化しても“これはコールドプレイだ”とわかる。そこが本当に魅力的なんです。

私自身、作品ごとにいろんなことに挑戦して、音楽性もかなり変えてきました。でも、“自分”は変わっていない。アーティストとしての軸は同じまま。その上で、ポップという枠の中でさまざまな表現を探っていく──それが“私らしさ”なんだと思っています。

「“ポップ”にルールブックは存在しない」

——シグリッドさんはかねてから自身のことを“ポップ・ガール”と謳われてきていて。最近のインタビューでは「“ポップ”にルールブックは存在しない」とも発言されてましたね。

シグリッド:この業界で学んだことがあるとすれば——“ポップをつくる”というだけで、いろんな期待や固定観念がまとわりつく、ということなんです。ポップ・ミュージックをつくっているだけで、急に「ポップ・アーティストとはこうであるべき」という箱がいくつも現れてくる。でも私が自分を“ポップ・ガール”だと称するときは、単に「私はポップをつくっていて、それが大好き」という意味であって、それ以外の部分はもっと自由で流動的なんです。

今、私にとってポップはとても“開かれた”ジャンルです。ストリーミングの影響もあって、世界中から本当に多様なアーティストが出てきているし、どこにでもファン・ベースがつくれる。アーティストとして成功するのが“難しいようで簡単でもある”という、不思議な時代だと思います。でも良いのは、ポップというジャンルそのものが大きく広がったこと。

例えば昨年もっとも存在感があったアーティストの一人がチャーリー・XCXで、彼女はもともと“ハイパーポップのサブジャンルの人”と見られていた。でも今や完全にメインストリームのポップの中心にいる。逆にチャペル・ローンのように、フォーク寄りだったり、カントリーの気配がある“別のタイプのポップ”も同じように支持されている。こうした例を見ていると、今のポップがどれだけ多様でオープンかよく分かると思います。

——チャペル・ローンといえば、シグリッドさんが彼女の「Subway」をカバーした映像が最近公開されましたね。

シグリッド:本当に大好きな曲なんです。この夏の間もずっと聴いていて。実はTikTokでバズっているのを知らなくて、正式に曲が出たときに初めて聴いたんですよ(※24年にバイラルヒット、正式リリースは今年7月)。「ああ、これがみんなが話してた曲か!」って(笑)。私、チャペルの大ファンなんです。一度だけ話す機会があって、とても優しくて、しかも私の音楽を好きだと言ってくれて。「えっ!?……本当に!」って、かなり驚きました。

そのあと、BBC Radio 1の「Piano Sessions」でこの曲をカバーしたんですが、実はまったくリハーサルしてなくて、サウンドチェックでなんとなく弾いていたら、ミックスルームのスタッフが「ちょっと待って、録音しよう!」と言い出して。通常は“カバー1曲+自分の曲”というルールなんですが、「2曲カバーしちゃおう!(※もう一曲はレディオヘッドの「High and Dry」)」と(笑)。練習なしで勢いだけで録ったので、ちゃんと曲の良さを表現できていたらいいんだけど。

——チャペル・ローンにも通じる話ですが、同じ時代を生きる“ポップ・アーティスト”として、例えばロザリアについてシグリッドさんがどう見ているのか、興味があります。

シグリッド:(胸の前で両手を重ねて、天を仰いで)ロザリアって、もう“ポップ”のクイーンですよね。本当に素晴らしいアーティストだと思います。彼女はポップの中にクラシックの要素を大胆に取り入れて、ジャンルそのものを前に押し進めている。まさに“真のアーティスト”という感じです。私も家族も大ファンで、妹がマドリードに住んでいるので、向こうでは当然みんなロザリアに夢中なんです(笑)。

——ニュー・アルバムの「LUX」はどうでしたか。

シグリッド:特に好きなのは、あの3曲目——「Divinize」。2曲目の「Reliquia」もゴージャスでとても美しい。クラシックの影響が濃くて、オーケストラも入っていて。どこかアイスランドの音楽にも通じる感じがして……ちょっとシガー・ロスを思い出しました。

私は“ポップの人”ではあるけれど、“心をつかまれるものなら全部好き”というタイプなんです。だからロザリアのこういう曲にもすごく惹かれるんです。良い音楽なら、ジャンルなんて本当に関係ないと思っています。

ファッションのこだわり

——今日はとてもカジュアルなスタイルですが、ファッションのこだわりはありますか。自分らしさを感じられるスタイルは?

シグリッド:うーん……ちょっと考えてみたんですが、旅先での私のファッションって、本当にシンプルなんです。ジーンズにスニーカー、フーディーにシャツ。“とにかく快適であること”。それが一番大事。スーツケースで移動するのでそもそも多くの服を持っていけないし、凝ったおしゃれよりどうしても実用性を選んでしまうタイプなんです。

その感覚は、きっと私の出身地とも関係していると思います。私はノルウェーのオーレスンという、とても小さな町の出身なんですが、そこは“一日のうちに四季が全部くる”ような場所で。朝起きたら雪、昼は雨、そのあと快晴になって、夕方にはまた嵐……みたいな(笑)。だから自然と“何が起きてもいいように備えておく”という意識が身についたんだと思います。子どもの頃はダンス、演劇、歌、ピアノと習い事も多くて、どこへ行くにも自転車移動でした。だから常に“天気に耐えられる服”でいる必要があった。そういう背景が、今の実用的なスタイルにもつながっているんだと思う。

とはいえ、ファッションそのものは大好きなんです。アートフォームとしてのファッションを見るのが本当に好きで、パリのランウェイなら何時間でも観ていられるし、実際にパリでは「セリーヌ(CELINE)」のショーをフロントロウで観ることもできました。あれは最高の体験でした。ただ、自分の普段の生活では“落ち着いたシンプルさ”を保ちたい。玄関を出るときに考えることをひとつ減らして、別のことに集中できるようにしておきたいんです。

自分のスタイルをあえて言葉にすると──クラシックで、ベースはとてもシンプル。でも小さなかわいいディテールを入れるのが好きなんです。今日の赤いリップもすごく気に入っているし、昨日大阪で買った小さなバッグもちょっと“クセ”があってかわいい。少しだけ「Whimsical(遊び心)」なニュアンスがあるのが、自分らしいのかなと思います。

——「There's Always More That I Could Say」のジャケットでは、ドレスアップしたスタイルも印象的です。

シグリッド:それを聞いてくれてありがとう(笑)。というのも、ファッションについては私もレーベルも意識的に考えてきた部分なので。スタイリストはいるけど、ツアー中はあえてつけていないんです。以前、一度ツアーでスタイリングしてもらったら、毎晩の衣装を考えるのがすごくストレスになってしまって。

アートワークで着ているのは、自分で選んだもの。ビンテージの「プラダ(PRADA)」で、上に重ねているのは……多分ビンテージの「クレージュ(COURREGES)」だったか、フランスのブランドだと思います。確信はないんですけど(笑)。でも、“いいもの”であることは確かで、カジュアルなのに少し“ポップ・スターらしさ”もあって、とても気に入っています。

——シグリッドさんの表情も最高ですよね。

シグリッド:今作が抱えている感情の幅広さをすごくよく表していると思う。“なぜ叫んでいるのか”が一見して分からないところが、すごく好きなんです。例えば「Jellyfish」のように喜びからきているのかもしれないし、「Two Years」や「Have You Heard This Song Before」のようにフラストレーションが渦巻いているのかもしれない。「Kiss the Sky」で見せるいたずらっぽいニュアンスなのか、「Fort Knox」のような激しい怒りなのか、「There’s Always More That I Could Say」に漂う悲しみなのか……。あるいは「Hush Baby, Hurry Slowly」のように、心がふっと軽くなって叫び出したくなる瞬間なのかもしれない。いろんな感情が入り混じっていて、一つの言葉では分類できない。そこがこのアルバムらしくて、とても気に入っているところなんです。

“子どものような喜び”だけは失いたくない

——シグリッドさんは20代の初めにデビューして、これまで3枚のアルバムを発表し、世界的な音楽フェスティバルのステージにも数々立ってきました。とても順調にキャリアを歩まれている印象がありますが、年齢や経験を重ねて、ライフ・ステージが移り変わる中で、音楽との向き合い方やキャリア観に変化はありましたか。

シグリッド:本当にいい質問ですね。日本でプロモーションをすると、毎回“一番深い質問”をもらえる気がします。これ、社交辞令じゃなくて本当に。初めて日本に来たのが3年くらい前だったと思うんですが、その時に驚いたんです。「自分の国以外で、こんなに“家みたいに”感じる場所があるんだ」って。地理的にはすごく離れているのに、ようやく落ち着ける場所に来たような感覚がありました。

で、今何が変わったのか、ですよね。うーん……難しいのは、それが“アーティストとして経験を積んだから”なのか、それとも“ただ大人になっただけ”なのか、自分でも区別がつかないところなんです。

ちょうどいい例があります。2018年、私が21歳の頃にオーストラリアでツアーをしたんですが、そこで出会った現地担当のニックという人が、私たちバンド全員に言ったんです。「その喜びを絶対に失わないで。君たちは長く活動するだろうけど、“初めての驚き”を失うのはすごく簡単だから」って。

あれは今でも胸に残っている言葉です。この業界って、正直言うと、人を“硬く”してしまうところがあるんです。ガードが固くなったり、自分を守らなきゃいけない場面が増えたり。もちろん素晴らしい人たちもたくさんいて、私はチームに本当に恵まれているけど、注目が集まるプロジェクトになると、人も情報も一気に増えて、境界線や戦略を明確に示さないといけない瞬間が増える。それでも、ニックが言った“子どものような喜び”だけは失いたくなかった。

——ええ。

シグリッド:今回のアルバム制作では、その感覚を本当に取り戻せた気がします。アシュリーとスタジオにいる時間は、もう本当に楽しかったし、UKのレーベルもすごく支えてくれました。社長のルイスと話したとき、私が「もっと音楽つくりりたい」と言ったら、彼がこう言ったんです。「いいよ。むしろ“変”なくらいがちょうどいい。とにかく自由に楽しんでおいで」と。

その“変な方が面白い”っていうムードは、今のポップの空気にもすごく合っている気がします。だからこのアルバムには、心から誇りを感じています。感情的に深い曲もあれば、馬鹿みたいにくだらない曲もあって――その混ざり具合が、まさに20代後半って感じなんですよね。感情のジェットコースターみたいで、でも時々「まあいっか」って笑える瞬間もある。長く活動してきた経験や、29歳になった今の生活が全部ぎゅっと詰まっていて、それがこの作品の“リアルさ”になっていると感じています。

——チャペル・ローンが今年のグラミー賞の受賞スピーチで、音楽業界に対してアーティストの労働環境の改善を強く訴えたことが大きな反響を呼びました。自分がデビューした頃やこれまでのキャリアを振り返ってみて、何か思うことや感じることはありますか。

シグリッド:まず、チャペル・ローンが訴えたことについてはは全面的に支持します。そういう意味でも、私はこれまでずっと“支えられている”と感じてきました。

ただ同時に、アーティストを支える側の立場って本当に難しいと思うんです。そばで見守ること自体が大きな支えになる一方で、“どう助ければいいか”には正解がない。特に若いアーティストは成長の途中にいるし、“アーティストだから”“有名だから”といって人生の課題から免除されるわけじゃない。誰にでも起きるプライベートな出来事が、有名であるというだけで何倍にも増幅されてしまう。そういうことを、一つずつ乗り越えていかなきゃいけないんですよね。

——はい。

シグリッド:その点で、私は本当に家族に恵まれていると思います。家族とはとても近い距離でいられているし、ノルウェーにいるマネジメントの存在もすごく支えになっている。ロンドンのチームは野心的で、とにかくハードワークで、才能が集まっていて、みんなで“最高”を目指している。その感じがすごく好きなんです。

私は16歳でオーレスンの実家でピアノを弾きながら曲を書き始めた頃から、“ノルウェーの首都に行く”という発想はまったくなくて。むしろ最初から“ノルウェーの外に出る”ことを決めていました。どこからその自信が来たのか自分でも分からないけれど、「私はグローバルに活動する」と疑わなかった。その意味でも、(現在の活動拠点である)ロンドンにいることはすごく自然なんです。

とはいえ、ノルウェーのマネジメントがいてくれる安心感は大きい。みんな野心的だけど、同時にノルウェーらしくワークライフ・バランスをちゃんと大事にしてくれる。この国でワークライフ・バランスの話をするのは恐縮ですが(笑)。でも本当に、そのバランスをどう取るかは重要なんです。大きなステージに立ちたいなら競争は避けられないし、それでも何とか自分を保つ方法を見つけていかないといけないから。

2025年のベスト・アルバムは?

——ありがとうございます。では、最後はカジュアルな質問です。シグリッドさんにとっての2025年のベスト・アルバム、また個人的によく聴いた音楽を教えてください。

ジグリッド:ちょっと携帯を取ってきてもいいですか? プレイリストを見たほうが思い出しやすいので。これは私にとって“最重要テーマ”なんです(笑)。

まず、アイリス・カルトウェイト(Iris Caltwait)。ノルウェーのアーティストで友人なんですが、彼女のアルバム「Again, for the First Time」は本当に素晴らしい。それから、リリー・アレンの「West End Girls」も最高。何度聴いたか分からないくらいです。

ホイットニー(Whitney)の新作(「Small Talk」)もとても良かったし、サブリナ・カーペンターはほぼ毎日のように聴いています。あのアルバム(「Man's Best Friend」)は本当に名作だと思う。それからThe 1975は、もう言うまでもなく私の定番。ずっと寄り添ってきた音楽です。

ロンドン周辺のアーティストでは、アナトール・マスターの「Hopecore」もよく聴いたし、テーム・インパラの「Deadbeat」もクールでした。ビリー・マーテンの「Dog Eared」もお気に入りです。

そして忘れちゃいけないのが、私の大親友でノルウェーのフェイ・ウィルトハーゲン(Fay Wildhagen)の「Let's Keep It in the Family」。はい……これで全部かな(笑)。

PHOTOS:YOKO KUSANO

「There’s Always More That I Could Say」

◾️シグリッド「There’s Always More That I Could Say」
配信中
https://umj.lnk.to/Sigrid_TAMTICS

The post 北欧発のポップ・ガール、シグリッド(Sigrid)が語る「ポップの魅力」とアデルやチャペル・ローンへの共感 appeared first on WWDJAPAN.

SNSで話題のクリエイター・grapeが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: grape/クリエイター

PROFILE: (グレープ)山梨県生まれ。メイクアップやスキンケアなどビューティ領域における動画発信を得意としているクリエイター。商品やブランドの世界観を上品に描き出すスタイルで注目を集めている。ラグジュアリーブランドをはじめ、多くの韓国のコスメブランドとのコラボレーション実績も多数。InstagramやTikTokでは、ビューティを軸に、ファッションやライフスタイルを絡めたショートムービーを継続的に発信。コンテンツは日本語と英語の両言語で展開されており、国内外のビューティブランドやフォロワーから厚い支持を得ている。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒しアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載の第3回は、日本語と英語の両方でメンズメイクなどのコンテンツを発信し、SNSで注目を集めているクリエイターのgrape(グレープ)が登場。ミニマルな中に確かな“審美眼”が光る、愛用アイテムを3つ教えてもらった。

grapeが選ぶベスト3

BEST1:
1年悩み抜いた「ボッテガ・ヴェネタ」の“ラージ ホップ”

——今年、一番使い倒したアイテムを教えてください。

grape(グレープ):「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の“ラージ ホップ”です。バッグは「これしか使ってない!」というくらい、毎日持ち歩いていました。

——購入した経緯は?

grape:24年の僕の誕生日に、自分へのご褒美として奮発して購入。パソコンが入るレザーバッグを探していて、「モノの出し入れのしやすさ」「サイズ感」「レザーの質感」を総合的に考えた結果、この“ホップ”にたどり着いたんです。

——ビッグバッグは他ブランドにもたくさんあったはず。なぜ「ボッテガ・ヴェネタ」を?

grape:もちろん、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「プラダ(PRADA)」、「ザ・ロウ(THE ROW)」などのメゾンブランドは全部見て回りました。でも、もともと「ボッテガ・ヴェネタ」が大好きで、ずっと憧れていたブランドでした。

実は「ほしい!」と思ってから約1年間じっくり検討しました。ピンタレスト(Pinterest)などでスタイリングを調べたり、クローゼットの中にあるアイテムとの相性を考えたり……。その上で「一生使うならこれだ」と思えたのが“ラージ ホップ”でした。高い買い物だから、自分が納得するまで悩みたいんですよね。

——実際に使ってみて感じた変化は?

grape:使えば使うほど、レザーが柔らかくなって自分の体にフィットしてくるんです。購入当初は結構硬くて、気をつけないと電車の中でバッグの角が人に当たってしまうほど(笑)。でも、荷物を入れて使い続けるうちに自然となじんできて、今では肩にも体にもピタッと密着。全くずり落ちてこないんです。「物を入れれば入れるほど形がよくなる」と聞いていましたが、まさにその通りでした。

——どんなシーンで使っていますか?

grape:仕事からプライベート、撮影までほぼ毎日です。パソコン、水筒、財布、サングラス、撮影用の三脚、カメラなど、私はとにかく荷物が多い。それでも余裕で入るし、存在感があるのでアクセサリー感覚で使えちゃうんです。

——バッグトレンドは毎年変わるイメージがありますが、grapeさんも流行を意識してビッグバッグを選ばれたのでしょうか?

grape:実は、あまりトレンドは意識していないんです。少し前まではミーハーで、派手な髪型に厚底のカラフルなシューズを合わせたり、今とは真逆のスタイリングをしていました。でも一周回って、今はシンプルなスタイルに落ち着きました。

年齢を重ねるにつれて、「いいモノをきちんと選び、大切に長く使いたい」という気持ちが自然と芽生えてきて。シンプルで上質なものはトレンドに左右されにくく、結果的に長く使える。価格が高いものほど、自分の中で「大切に使おう」という意識も生まれます。だから私にとって、“高価であること”は、実はとても重要なんです。

——昨今はファストファッションも人気ですが。

grape:「ファストファッションで服を買うべきではない」とは、言いません。ファッションは本来、それぞれが自由に楽しむものですから。ただ、私はユーザーに情報を発信する「クリエイター」という立場として、企業によるチャイルドレイバー(児童労働)などの問題を無視できなくなりました。

価格やデザインだけでなく、そのブランドがサステナビリティにどう向き合っているのか、どんな姿勢でモノづくりをしているのか。そういった背景を知った上で、きちんとした取り組みをしているブランドを応援したいと思っています。

——grapeさんらしいすてきな考えです。“ラージ ホップ”は、一生使い続けたいアイテムの1つになりそうですね。

grape:来年も、再来年もずっと使い続けます。購入からまだ1年しか経っていないけれど、使うたびに表情が変わっていくレザーを見ていると、一緒に人生を歩んでいるような気がするんです。これから更に使い倒して、どんな変化を見せてくれるのかが楽しみで仕方がないです。

BEST2:
「メディキューブ」の美顔器は“元取る精神”で継続

——2つ目は?

grape:韓国のコスメブランド「メディキューブ(MEDICUBE)」の美顔器“ブースタープロ”です。ギフトでいただいたのをきっかけに、約1年間愛用しています。撮影前やデート前など、“ビジュ”を盛りたいときは、特に入念に朝晩使っています。

——メンズメイクを発信しているgrapeさんならではのチョイスですね。

grape:美意識はかなり高い方だと思います。ファンデーションなどで肌悩みを隠すこともできるのですが、やっぱり土台作りが大事。この“ブースタープロ”は、スキンケアの浸透をサポートする「ブースターモード」や、毛穴ケアの「エアショットモード」など4種のモードがありますが、私はむくみやすい体質なので肌の引き締めをケアする「ダーマショットモード」をよく使っています。

——どんな使い方をしているのでしょうか。

grape:基本は朝、むくみが気になるとき。余裕があれば朝晩2回使います。フェイスラインのもたつきが気になるので、顎〜首周りを重点的に。5分ほどで顔周りがスッキリして、目の開きが良くなる気がします。使った日は「盛れてる」「スッキリした」と言われることが多いですね。

——正直、美顔器は続かないという人が多いと思います。

grape:スマホをぼーっといじりながらできるので、意外と続きますよ。まさに“ながら美容”をかなえてくれるアイテムだと思っていて、いかに日常のルーティンに組み込めるかがポイントだと思います。

あと、私の場合は「これ以上肌状態を悪くしたくない」という気持ちが、継続につながっているのかもしれません。どんなに良いスキンケアアイテムを使っていてもやっぱり限界はあるので、家で本格ケアができる美顔器は心強い存在。価格が高い分、「元を取らなきゃ」という気持ちも働きます(笑)。

BEST3:
もう手放せない、相棒の皮脂崩れ防止下地

——最後に3つ目のアイテムを教えてください。

grape:僕の動画に何度も登場している「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」の皮脂崩れ防止下地“スキンプロテクトベース”の超オイリー肌用です。約3年愛用していて、今年も大活躍。おそらく4本目ですね。混合肌でTゾーンのテカリが気になる肌質なのですが、これを使えば日本の酷暑でも、さらさらセミマット肌になれるので手放せません。

——ということは、夏に出番の多い化粧下地なんですね。

grape:夏だけでなく、春夏秋冬、ほぼ毎日使っています!なんならメイクをしない日も。というのも、私は朝もがっつりスキンケアをするので、これを仕込んでおけばTゾーンのテカリも終日防げて安心です。夕方の化粧直しの仕上がりがきれいなのも、この下地のおかげです。

——冬は乾燥が気になりませんか?

grape:全顔に塗ると乾燥するので、テカリの気になる部分だけに塗るのがおすすめです。中はしっとり、外はサラサラという不思議な仕上がりに。艶肌が好きだけどベタつきは嫌、という方にぴったりです。

——Tゾーンのほかに塗るところは?

grape:意外と見落としがちな生え際です。スキンケアは生え際まで塗るのに、下地は塗らない人が多い。すると皮脂が溜まりやすいので、生え際だけ不自然にテカって見えてしまうことがあります。ここにも薄く仕込んでおくだけで清潔感がぐっと出ますし、汗をかいてもきれいな状態を保ちやすくなります。

——なるほど、その使い方は思いつきませんでした。この製品は、オイリー肌用化粧下地のパイオニア的な存在だと認識しています。

grape:本当にそう思います。浮気しても、結局これに戻ってくるんです。皮脂の多い男性には、特におすすめ!メイクをしない人でも、この皮脂崩れ防止下地を塗るだけでテカリを抑えられるので、清潔感が格段にアップするんです。コスパも良く、ほんのりトーンアップして肌印象も整えてくれる。26年も酷暑が予想されるので、活躍間違いなしですね。

2025年はリキッドチークを初監修

——プライベートで印象に残っている出来事は?

grape:親孝行に母を宮古島に連れて行ったことです。私の家族はあまり旅行をするタイプではなく、母もこれまできれいな海を実際に見たことがありませんでした。旅番組が好きで、テレビを見ながら「行ってみたいね」と話していた宮古島の青い海を、どうしても見せてあげたかったんです。

——実際に連れて行ったときの反応は?

grape:最初は乗り気じゃなかったのですが(笑)、伊良部大橋を渡った瞬間やホテルのロビーにオーシャンビューが広がったときはとても感動していました。最後は泣いてしまうほど。今でも写真を飾ってくれていて、連れて行って本当によかったと思います。

——すてきなお話ですね。では、仕事面はどうでしたか?ファッションやビューティなど、仕事の幅がぐっと広がった1年だったと思います。

grape:動画クリエイターとして活動を始めて2年目の年でした。配信を始める前から憧れていたブランドとのお仕事が実現したり、韓国のコスメブランド「ハウス オブ ハー(HOUSE OF HUR)」とコラボレーションしてリキッドチークの新色を開発したりと、大きな挑戦が続いた1年でした。

特に「ハウス オブ ハー」とのコラボをきっかけに、フォロワーの方々と直接お会いできるイベントを開催できたことは、忘れられない思い出です。多くの方に支えられていることを改めて実感し、充実した時間を過ごすことができました。

——初の化粧品監修でしたが、大変なことも多かったのでは?

grape:何もかもが初めてで、本当に大変でした(笑)。準備期間は約半年で、韓国と日本を行き来したり、ほぼ毎日チャットをしたりと、色味や仕様を何度も調整しました。サンプルも10本以上作り、最終的には「自分が本当に使いたい色」にこだわって、“10 グレープヒート”と“11 ピーチミューズ”の2色に絞りました。

——韓国ブランドとの仕事で印象的だったことは?

grape:日本の企業とは大きく違うなと感じたのは、スピード感とモノづくりに対する考え方です。韓国は大胆で「ラストミニッツでも形にする」という文化があり、日本のように細かく段取りを重ねていく慎重派なスタイルとは対照的でした。柔軟さや決断の速さは、大きな学びになりました。

——ラグジュアリーブランドとの関わりも増えてきていますね。

grape:そうですね、この1年でさまざまなブランドとご一緒する機会が増えました。どのお仕事も印象的で、今でも「本当に私でいいんですか?」って思います(笑)。でも、自分が発信するコンテンツには自信がある。アイテムそのものだけでなく、そのブランドが歩んできた歴史や背景、作り手の思いを乗せて発信することを意識していますし、それがとても好きなんです。

——grapeさんが発信するコンテンツはどれも丁寧で、愛が伝わってきます。

grape:以前、PRやマーケティングの仕事をしていたこともあり、イベントに行って広報やデザイナーの方のお話を直接聞く時間が本当に楽しくて。表面的に魅力を伝えるのではなく、「なぜこのアイテムが生まれたのか」というストーリーまで含めて届けたい、という思いが強くあります。だから愛があふれてしまうんでしょうね。

こうした貴重で素敵な経験ができているのも、いつも応援してくださっているフォロワーの皆さまのおかげ。この1年は、改めて感謝の気持ちでいっぱいになった年でもありました。

2026年は“日本発”を世界に届ける

——コラボチークをきっかけに、今後は商品開発にも挑戦したいと考えていますか?

grape:自分で0から商品を作ることは、今のところ考えていないかな。それよりも、すでに世の中にある“誰かが強い熱量を注いで生み出したもの”を見つけ、その背景や魅力を丁寧に伝える役割でありたいと思っています。

——26年は「これがほしい!」というものがあれば教えてください。

grape:「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」の腕時計“レベルソ”を狙っています。老舗の時計ブランドなので、信頼できますし、1本持っておくと自分に自信が持てる気がして。クラシックな佇まいがかっこよくて、今のムードに合っている気がするんです。

——最後に、26年の抱負は?

grape:活動の場を、日本に限らず海外にも広げていきたいと考えています。欧米やアジアなどさまざまな国でブランドやクリエイターと関わりながら、世界に向けて発信していくことが目標です。英語を強みに、メード・イン・ジャパンの良いものをグローバルに届けたいですね。それが2026年のテーマです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

The post SNSで話題のクリエイター・grapeが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3 appeared first on WWDJAPAN.

オートクチュールデザイナーの中里唯馬が語る 環境問題が知識から実感に変わったケニアの旅

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

年内最終回は、前回に引き続き中里唯馬「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーをゲストに迎えます。中里デザイナーは約3年前、衣服の最終到達点ともいわれるケニアを訪れました。その体験について、「知識として知っていた環境問題が、実感へと変わった瞬間だった」と振り返ります。昨年はそのケニアの旅の様子を収めたドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」を発表。同作では、「衣服を作ること」や「デザイナーとしての役割」を自問する中里デザイナーの姿が描かれています。では、その経験を経た今、何を思うのか。中里デザイナーに聞きました。



この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。​
Apple Podcast
Spotify

The post オートクチュールデザイナーの中里唯馬が語る 環境問題が知識から実感に変わったケニアの旅 appeared first on WWDJAPAN.

浜崎あゆみがMFCストアとコラボ カウントダウンライブに先立ちラフォーレ原宿でポップアップを開催

自分たちの好きなもの、着たいものをコンセプトとするセレクトショップのMFCストア(MFC STORE)は、アーティストの浜崎あゆみとのコラボレーションアイテムを発売する。同アイテムは、東京・ラフォーレ原宿で12月27日から2026年1月4日まで開催する“エムエフシーストア×アユミ ハマサキ ポップアップストア”で取り扱う。

スエットやビーニーなど10型

同コラボでは、初となるリバーシブルジャケット(2万6400円)やスエットパンツ(全2色、各1万9800円)、ハーフジップスエット(全2色、各1万8700円)をはじめ、キャップ(全9色、各7700円)やビーニー(全4種、各7150円)など全10型のアイテムをそろえる。

また、初披露となるMFCストアのアイコンである“MS ロゴ”を浜崎あゆみ仕様にアレンジしたアイテムやMFCストアのディレクターを務めるBBが描き下ろしたデザインを落とし込んだソックス(3960円)なども展開する。

ワークショップの開催やノベルティーの進呈も

ポップアップの開催に合わせ、東京を拠点に活動する刺しゅうスタジオのスタジオ33全面協力のもと、12月27日から5日間限定で、ワークショップを開催する。ワークショップでは、持ち込んだTシャツやスエット、キャップなどのアイテムにロゴの刺しゅうを施すことができる。ほか、会場では、浜崎あゆみの衣装の展示も行う予定だ。

さらに、ノベルティーとして購入金額1万円ごとにステッカー1枚、1万5000円以上の購入で限定コラボレーションショッパーを進呈する。いずれも数量限定だ。

開催概要

■エムエフシーストア×アユミ ハマサキ ポップアップストア

期間:12月27日〜2026年1月4日
場所:ラフォーレ原宿 コンテナ
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿2階
時間:11:00〜20:00

■アユミ ハマサキ×エムエフシーストア スタジオ33 エンブロイダリー ワークショップ

期間:12月27〜31日
場所:エムエフシーストア ラフォーレ原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿3階
時間:11:00〜20:00
対象アイテム:持参
金額:刺しゅう大、4400円/刺しゅう中3300円(刺しゅう糸カラーにより変動あり)

The post 浜崎あゆみがMFCストアとコラボ カウントダウンライブに先立ちラフォーレ原宿でポップアップを開催 appeared first on WWDJAPAN.

浜崎あゆみがMFCストアとコラボ カウントダウンライブに先立ちラフォーレ原宿でポップアップを開催

自分たちの好きなもの、着たいものをコンセプトとするセレクトショップのMFCストア(MFC STORE)は、アーティストの浜崎あゆみとのコラボレーションアイテムを発売する。同アイテムは、東京・ラフォーレ原宿で12月27日から2026年1月4日まで開催する“エムエフシーストア×アユミ ハマサキ ポップアップストア”で取り扱う。

スエットやビーニーなど10型

同コラボでは、初となるリバーシブルジャケット(2万6400円)やスエットパンツ(全2色、各1万9800円)、ハーフジップスエット(全2色、各1万8700円)をはじめ、キャップ(全9色、各7700円)やビーニー(全4種、各7150円)など全10型のアイテムをそろえる。

また、初披露となるMFCストアのアイコンである“MS ロゴ”を浜崎あゆみ仕様にアレンジしたアイテムやMFCストアのディレクターを務めるBBが描き下ろしたデザインを落とし込んだソックス(3960円)なども展開する。

ワークショップの開催やノベルティーの進呈も

ポップアップの開催に合わせ、東京を拠点に活動する刺しゅうスタジオのスタジオ33全面協力のもと、12月27日から5日間限定で、ワークショップを開催する。ワークショップでは、持ち込んだTシャツやスエット、キャップなどのアイテムにロゴの刺しゅうを施すことができる。ほか、会場では、浜崎あゆみの衣装の展示も行う予定だ。

さらに、ノベルティーとして購入金額1万円ごとにステッカー1枚、1万5000円以上の購入で限定コラボレーションショッパーを進呈する。いずれも数量限定だ。

開催概要

■エムエフシーストア×アユミ ハマサキ ポップアップストア

期間:12月27日〜2026年1月4日
場所:ラフォーレ原宿 コンテナ
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿2階
時間:11:00〜20:00

■アユミ ハマサキ×エムエフシーストア スタジオ33 エンブロイダリー ワークショップ

期間:12月27〜31日
場所:エムエフシーストア ラフォーレ原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿3階
時間:11:00〜20:00
対象アイテム:持参
金額:刺しゅう大、4400円/刺しゅう中3300円(刺しゅう糸カラーにより変動あり)

The post 浜崎あゆみがMFCストアとコラボ カウントダウンライブに先立ちラフォーレ原宿でポップアップを開催 appeared first on WWDJAPAN.

アイブロウコスメブランド「パリブロウ」が“印象美”を軸に進化 2026年春の新シリーズは佐伯裕介氏監修のパレットも登場

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

パリジェンヌ ビューティ グループ傘下のパリスドットが展開するアイブロウコスメブランド「パリブロウ(PARISBROW)」が、2026年にブランドの方向性を拡張する。従来は“眉を整える”機能に特化してきたが、新たに“顔全体の印象をデザインする”領域へと踏み込む。その転換点として、2026年春コレクション「ブルーミング グロウ(Blooming Glow)」を1月7日に発売する。ブランドとして蓄積してきた眉デザインの知見に加え、パーツ間の調和や立体感などより広い観点での印象設計を提案するラインナップで、顧客接点の拡張を狙う。

“ブルーミング グロウ”は肌になじみ
くすみを飛ばす血色ニュアンスを実現

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

「パリブロウ」はこれまでの“眉を整える”機能にとどまらず、“顔全体の印象をデザインする”ブランドへと進化する。空気感や質感、色のニュアンスまで含めた総合的な「印象美」を日常に届けることを掲げ、自分らしさを“描く”のではなく“引き出して魅せる”ことをブランドの核心に据える。

この新たな方向性を象徴するのが、新シリーズ「ブルーミング グロウ」だ。春のやわらかな光をまとうような艶と透明感に焦点を当て、血色感と澄んだ光が肌に溶け込むような“印象設計”の5つのアイテムをそろえる。それぞれ眉やまなざしの魅力を引き出す絶妙なニュアンスカラーに加え、プロの現場での声をもとに生まれた、絶妙な色味と繊細なツール設計が特徴。素肌の透明感を際立たせ、顔全体の印象を自然に底上げする提案を強める。

澄んだ透明感を引き出す
色設計を採用

「ブルーミング グロウ」は、“影を描く”従来のアイブロウ発想から一歩進み、肌の上で浮かずに馴染む血色ニュアンスにフォーカスした。くすみを払い、自然な立体感を生む色設計により、眉と目元の印象をやわらかく整える。メイクアップアーティストの佐伯裕介氏がプロデュースしたパレットをはじめ、アイブロウペンシル、眉マスカラ、コントゥアリングペンシルを展開する。いずれも春の柔らかな光を含んだような艶と透明感を意識し、内側からにじむような明度のコントロールを可能にした。

ツールでは、ブランドのブラシシリーズ14本目となる“スリムポイントブラシ”を投入する。計算された毛質と筆先で、眉毛1本1本を繊細かつ自然に仕上げる操作性を確保。プロユースの精度をそのまま再現できる。

メイクアップアーティストの
佐伯裕介氏監修
「ヘルシーな艶」と「透明感」を
パレットに凝縮

メイクアップアーティストの佐伯裕介氏がプロデュースした“パーフェクト アイ&ブロウ パレット”(06 ブルーミングピンク、4400円)は、透明感・軽さ・ニュアンスを重視する現代のメイク潮流に寄り添い、「パリブロウ」のブランドイメージを刷新する象徴的アイテムとして位置づける。

同パレットは、26年に向けたキーワードである「ヘルシーな艶」と「透明感」を1つの設計思想に集約した。眉・アイシャドウ・チークの3役に対応し、いずれのパーツにも自然に溶け込む色設計を採用。重ねても濁らず、“必ずきれいに仕上がる”再現性を追求している。カラー設計では、イエローベース・ブルーベースを問わず、あらゆる肌トーンの上で透明感が現れるバランスを重視。「軽やかさ」「清潔感」「透明感」の3要素を基軸に調色を繰り返した。とりわけハイライトは、発売直前まで細部の調整を続けるほどこだわったという。

パッケージは“ニュアンスホワイト”を採用

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

今回のコレクションでは、鮮やかなカラーと軽やかでシアーな質感を前面に打ち出し、ブランドが掲げる“印象設計”の方向性を明確にした。パッケージデザインも刷新され、従来の黒基調から“ニュアンスホワイト”をキーネームとする白を基調に変更。軽さ・透明感・清潔感を視覚的に訴求する、新たな世界観を体現するデザインに仕上げた。今だけの特別仕様で、洗練された印象をまとわせる。

白を軸としたデザインは、同コレクションが象徴する「進化」と「洗練」を直感的に伝える役割を担う。プロダクトの質感や色のニュアンスを際立たせ、ブランドが目指す“印象美”の再構築をパッケージからも後押しする構成となっている。

問い合わせ先
Paris.
03-6277-2812

The post アイブロウコスメブランド「パリブロウ」が“印象美”を軸に進化 2026年春の新シリーズは佐伯裕介氏監修のパレットも登場 appeared first on WWDJAPAN.

アイブロウコスメブランド「パリブロウ」が“印象美”を軸に進化 2026年春の新シリーズは佐伯裕介氏監修のパレットも登場

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

パリジェンヌ ビューティ グループ傘下のパリスドットが展開するアイブロウコスメブランド「パリブロウ(PARISBROW)」が、2026年にブランドの方向性を拡張する。従来は“眉を整える”機能に特化してきたが、新たに“顔全体の印象をデザインする”領域へと踏み込む。その転換点として、2026年春コレクション「ブルーミング グロウ(Blooming Glow)」を1月7日に発売する。ブランドとして蓄積してきた眉デザインの知見に加え、パーツ間の調和や立体感などより広い観点での印象設計を提案するラインナップで、顧客接点の拡張を狙う。

“ブルーミング グロウ”は肌になじみ
くすみを飛ばす血色ニュアンスを実現

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

「パリブロウ」はこれまでの“眉を整える”機能にとどまらず、“顔全体の印象をデザインする”ブランドへと進化する。空気感や質感、色のニュアンスまで含めた総合的な「印象美」を日常に届けることを掲げ、自分らしさを“描く”のではなく“引き出して魅せる”ことをブランドの核心に据える。

この新たな方向性を象徴するのが、新シリーズ「ブルーミング グロウ」だ。春のやわらかな光をまとうような艶と透明感に焦点を当て、血色感と澄んだ光が肌に溶け込むような“印象設計”の5つのアイテムをそろえる。それぞれ眉やまなざしの魅力を引き出す絶妙なニュアンスカラーに加え、プロの現場での声をもとに生まれた、絶妙な色味と繊細なツール設計が特徴。素肌の透明感を際立たせ、顔全体の印象を自然に底上げする提案を強める。

澄んだ透明感を引き出す
色設計を採用

「ブルーミング グロウ」は、“影を描く”従来のアイブロウ発想から一歩進み、肌の上で浮かずに馴染む血色ニュアンスにフォーカスした。くすみを払い、自然な立体感を生む色設計により、眉と目元の印象をやわらかく整える。メイクアップアーティストの佐伯裕介氏がプロデュースしたパレットをはじめ、アイブロウペンシル、眉マスカラ、コントゥアリングペンシルを展開する。いずれも春の柔らかな光を含んだような艶と透明感を意識し、内側からにじむような明度のコントロールを可能にした。

ツールでは、ブランドのブラシシリーズ14本目となる“スリムポイントブラシ”を投入する。計算された毛質と筆先で、眉毛1本1本を繊細かつ自然に仕上げる操作性を確保。プロユースの精度をそのまま再現できる。

メイクアップアーティストの
佐伯裕介氏監修
「ヘルシーな艶」と「透明感」を
パレットに凝縮

メイクアップアーティストの佐伯裕介氏がプロデュースした“パーフェクト アイ&ブロウ パレット”(06 ブルーミングピンク、4400円)は、透明感・軽さ・ニュアンスを重視する現代のメイク潮流に寄り添い、「パリブロウ」のブランドイメージを刷新する象徴的アイテムとして位置づける。

同パレットは、26年に向けたキーワードである「ヘルシーな艶」と「透明感」を1つの設計思想に集約した。眉・アイシャドウ・チークの3役に対応し、いずれのパーツにも自然に溶け込む色設計を採用。重ねても濁らず、“必ずきれいに仕上がる”再現性を追求している。カラー設計では、イエローベース・ブルーベースを問わず、あらゆる肌トーンの上で透明感が現れるバランスを重視。「軽やかさ」「清潔感」「透明感」の3要素を基軸に調色を繰り返した。とりわけハイライトは、発売直前まで細部の調整を続けるほどこだわったという。

パッケージは“ニュアンスホワイト”を採用

パリブロウ,PARISBROW,ブルーミング グロウ,Blooming Glow

今回のコレクションでは、鮮やかなカラーと軽やかでシアーな質感を前面に打ち出し、ブランドが掲げる“印象設計”の方向性を明確にした。パッケージデザインも刷新され、従来の黒基調から“ニュアンスホワイト”をキーネームとする白を基調に変更。軽さ・透明感・清潔感を視覚的に訴求する、新たな世界観を体現するデザインに仕上げた。今だけの特別仕様で、洗練された印象をまとわせる。

白を軸としたデザインは、同コレクションが象徴する「進化」と「洗練」を直感的に伝える役割を担う。プロダクトの質感や色のニュアンスを際立たせ、ブランドが目指す“印象美”の再構築をパッケージからも後押しする構成となっている。

問い合わせ先
Paris.
03-6277-2812

The post アイブロウコスメブランド「パリブロウ」が“印象美”を軸に進化 2026年春の新シリーズは佐伯裕介氏監修のパレットも登場 appeared first on WWDJAPAN.

「フローラノーティス ジルスチュアート」×「アフタヌーンティー」 両ブランドのアイコニックな香りを掛け合わせた香りの4アイテム

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は2026年2月20日、サザビーリーグが運営する「アフタヌーンティー(AFTERNOON TEA)」とコラボレーションしたコレクション“チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド”を発売する。「フローラノーティス ジルスチュアート」全店舗および公式オンラインストア、「アフターヌーンティー」公式オンラインストア、「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」の一部店舗で取り扱う。なお、1月23日からは予約受け付けを開始する。

同コレクションは、ほんのり上気したような高揚感をもたらす「フローラノーティス ジルスチュアート」の“チェリー ブロッサム”の香りと、20年以上愛され変わらない美味しさの「アフタヌーンティー」オリジナルの紅茶“アフタヌーンティーブレンド”をブレンドしたフローラルフルーティな香りの4アイテムとポーチ2種をそろえる。

フローラルフルーティな香りの4アイテムとポーチ2種

“フローラーノーティス ジルスチュアート
チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド オードパルファン ローラーボール”

“フローラーノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド オードパルファン ローラーボール”(10mL、3300円)は、持ち運びやすいサイズでいつでも香りをまとえるロールオンフレグランスだ。

“フローラーノーティス ジルスチュアート
チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド リペアヘアオイル”

“フローラーノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド リペアヘアオイル”(50mL、4180円)は、植物オイルとフラワーエッセンスをブレンドするヘアオイルで、髪をみずみずしい質感に導くエッセンそうとダメージを補修し、艶をかなえるオイル層の2層構造に仕上げた。

“フローラーノーティス ジルスチュアート
チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド ハンドクリーム”

“フローラーノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド ハンドクリーム”(30g、2200円)は、心地よいタッチで、肌にみずみずしい潤いを与えるハンドクリームだ。美容液のようなエッセンスが乾燥しがちな手肌にも心地よくなじむ。

“フローラーノーティス ジルスチュアート
チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド ピロー&ルームミスト”

“フローラーノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム&アフタヌーンティーブレンド ピロー&ルームミスト”(80mL、3520円)は、夜のリラックスしたい時や香りを楽しみたい時に、吹きかけることで、心地よい就寝時間を演出する。消臭効果のあるユーカリと除菌効果のあるグレープフルーツ種子抽出物配合で、気になる臭いもケアする。

“ハンドクリームチャーム”&“スクエアポーチ”

ほか、ハンドクリームの持ち運びに便利な桜を描いた“ハンドクリームチャーム”(2640円)と、華やかさと使いやすさを両立した自立型メイクポーチの“スクエアポーチ”(3300円)も登場する。

The post 「フローラノーティス ジルスチュアート」×「アフタヌーンティー」 両ブランドのアイコニックな香りを掛け合わせた香りの4アイテム appeared first on WWDJAPAN.

「手話美容師」として働く中で見えてきた美容室の”当たり前” 海老名の美容師が起こす小さな変化

PROFILE: 加納郁子/「アンヒュッテ」スタイリスト

加納郁子/「アンヒュッテ」スタイリスト
PROFILE: (かのう・いくこ)1983年生まれ。スタイリスト歴15年。2024年4月にInstagramで投稿したろう者の方とのリールが話題を呼び、SNSでの発信を本格的にスタート。Instagram:@anhutte_kano PHOTO:KOJI SHIMAMURA

神奈川・海老名の美容室「アンヒュッテ」で働く加納郁子さんは、手話を用いて接客を行う“手話美容師”だ。手話を体得したのは美容師としてキャリアを積んで13年目のこと。きっかけは子どもからの何気ない一言からだったが、現在は手話なしの美容師人生は考えられないという。その変化を通して得た気づきから現場で見えてきた課題、そして美容師業界の構造的課題までを聞いた。

手話が変えた美容師人生

WWD:手話を体得した経緯は?
加納:
2年前、自治体が主催する手話入門講座で勉強しました。きっかけは、子どもから「手話できないの?」と聞かれたこと。コロナ禍の当時、小学校は音楽の授業で歌う代わりに手話歌を実施しており、子どもにとって手話が当たり前になっていて。ろう者が登場するドラマの影響もあり、気軽な気持ちで始めてみました。実際はかなり本格的な講座で、週1回、1年間通いました。文法から、ろう者がどう世界を認識しているかまで教えてもらいました。

WWD:仕事につなげる思いはあった?
加納:
最初は「接客用語が分かれば」程度の気持ちでした。というのも、ろう者が来店されるのは1年に1回あるかないか。SNSで手話の接客動画を発信し始めたところ、来店者が増え、「勉強しなきゃ」とさらに勉強を重ね、気付いたら多くの人が来店してくださるようになりました。

WWD:その中での気付きは?
加納:
一番驚いたのが、「話している様子が楽しそうでうらやましかった」と言われたこと。ケアの方法を手話で説明すると「そんなことまで教えてくれるんだ」と喜んでくれました。

WWD:筆談では賄いきれない部分に美容室で施術を受ける喜びがあった。
加納:
筆談は手が止まってしまうので、お互いにどこかでできる範囲を決めて妥協してしまう。伝えたいことも伝えられず、聞きたいことも聞けない。美容師側も時間内に施術を終えなければという焦りもあると思います。

「やりたい髪形が伝わらない」と自分で切る人も多いです。口の形で言葉を理解することもあり、マスクが前提となったコロナ禍は特に自分で切る人が多かったようです。3年間美容室に行ってなかった人に「月1回来るね」と言われたときはうれしかったです。

WWD:施術の上での違いはある?
加納:
雑談と施術を同時にできないがゆえの違いはあります。最初は会話を目的に来店してくれていることもあり、手を止めながらになって、カットに2時間かかるときもありました。今は、カット中はカットに徹し、カラーの放置時間に話すなど、切り替えています。あとは、触れるときやシャンプー台を動かすときは必ず肩を叩くなどを意識しています。

WWD:程度の感覚はどう共有する?
加納:
聞こえる人も聞こえない人も一緒で、写真で確認します。本来、「少し」がどの程度かも人によって違いますよね。それは手話も一緒。顔の表情も大切で、話している内容と合っているかどうかで伝わりやすさが変わります。認識共有やすり合わせの難しさ自体は変わらなくて、手段が違うだけだと思っています。

WWD:仕事観は変化した?
加納:
最初は手話美容師が自分の代名詞になると思っていませんでした。発信を始めたときは正直、差別化になればという気持ちもありました。美容師として、技術で特別なところがあるわけではない。友人に「手話美容師の第一人者だね」と言われたこともありますが、発信していないだけで、そういう人はきっとたくさんいると思っています。

WWD:美容業界とろう者の間にある課題は。
加納:
時間を要することを許容する土壌がまだ育っていないと思います。そもそも、ろう者の存在やその多さに気付いていない。ろう者側のハードルと美容師側の認識の両方の影響で、互いに見えていない状況があり、「対応しよう」という動きが生まれにくいと感じます。

また、美容師側にろう者が少ないという話もよく聞きます。ろう学校に美容科はありますが、理容師になるケースが多いようです。ろう者の子から「美容師になりたい」とDMで相談を受けたこともあります。その子は学校の先生から、美容師学校に通うハードルやその後の美容室での働き方を考えると「難しい」と言われたそうです。

ろう者と接する機会が増える中で、「聞こえない人に特化したサロンがあれば」と考えることが増えました。実は、来年からろう者の美容師の子と一緒に働く予定です。彼女は私がいるから「この店で働きたい」と思ってくれました。彼女の存在によって、ろう者のお客さまにさらに心地良い美容室体験を届けられるはずで、今からとても楽しみです。

The post 「手話美容師」として働く中で見えてきた美容室の”当たり前” 海老名の美容師が起こす小さな変化 appeared first on WWDJAPAN.

キース・ヘリングのアートにインスパイアされた白衣とスクラブが登場 クラシコが発売

メディカルアパレルの企画・開発・販売を行うクラシコは、1980年代のアメリカを代表するアーティスト、キース・ヘリング(Keith Haring)の作品を配した白衣(3万2890円)とスクラブ(全4色、各1万3090円)を発売した。公式オンラインストアおよび直営店舗で取り扱い中だ。

随所に作品を配したポップなデザイン

同アイテムは、“スクラブをキャンバスに。もっと楽しく。”をコンセプトに掲げるクラシコのスクラブライン“スクラブ キャンバス クラブ”との取り組みだ。キース・ヘリングが表現する“自由と希望”は、ユニホームに特別な意味を与え、日々の現場にエネルギーをもたらす重要なピースになるという願いをこめた。

The post キース・ヘリングのアートにインスパイアされた白衣とスクラブが登場 クラシコが発売 appeared first on WWDJAPAN.

イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ」 新CEOが語るオールハンドメードで届ける唯一無二の価値と選択的ビジネス戦略

PROFILE: ニコラス・ルフジンガー / ブチェラッティCEO

 ニコラス・ルフジンガー / ブチェラッティCEO
PROFILE: スイス生まれ。大学で法律を学ぶ。オークションハウスのクリスティーズで10年間活躍。2006年、ヴァン クリーフ&アーペルに入社し。小売りやアーカイブのディレクターなどの要職を歴任後、18年にアジア太平洋地域の社長に就任。24年から現職

イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ(BUCCELLATI)」が昨年イタリア・ベネチアで開催したエキシビション「ザ・プリンス・オブ・ゴールドスミス-クラシックの再発見」の巡回展が上海で2026年1月5日まで開催中だ。同メゾンは1919年、ミラノでマリオ・ブチェラッティが創業。エキシビション名は、 36年に作家のガブリエーレ・ダヌンツィオがマリオに贈った呼び名“彫金の王子”からきている。同ブランドのジュエリーは、ルネサンスやイタリア建築に着想を得た繊細な透かし彫り(オープンワーク)とシルクのようなしなやかな着用感で知られ、現在でも創業一族がマリオの美学と技術を受け継ぎ、全てハンドメードのジュエリーを提案。創業100年を迎えた2019年には、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下に入り、伝統と革新を融合しながらグローバル展開している。巡回展の見どころをはじめ、「ブチェラッティ」の今後の戦略についてニコラス・ルフジンガー=ブチェラッティ最高経営責任者(CEO)に聞いた。

ジュエリーとシルバーウエアで表現するイタリア式ライフスタイル

ルフジンガーCEOは、「(昨年のエキシビション)は、メゾンのことを知る絶好の機会だった」と語る。オークションハウスやジュエリーメゾンで豊富な経験を持つ彼がCEOに就任したのは昨年4月。エキシビションを巡回するにあたり、まず最初に選んだ場所が上海だった。「上海は洗練され成熟した文化的都市。そして、展示会を開催するには大きなスペースが必要だから」と話す。上海展は、ベネチアよりさらにパワーアップ。アーカイブ作品と共にメゾンの歴史や一族のストーリー、そしてメゾンの核となるクラフツマンシップが美しいデジタルサイネージと見事に融合した没入感のある展示になっている。「ジュエリーだけでなくシルバーウエアもある『ブチェラッティ』はイタリア式ライフスタイルを体現するメゾンだ」と同CEO。会場には、ウサギや小鳥が遊ぶ森の風景や海洋生物の生き生きとした姿を彫金技術を駆使しポエティックに表現したシルバーウエアの展示も見られた。「ブチェラッティ」は、ジュエリーだけでなくテーブルウエアなどにも彫金を施し、芸術的な価値を加えている。

創業一族と共に守り続けるオールハンドメード

ブランドバリューについてルフジンガーCEOは、「一目見て『ブチェラッティ』と分かること。誰もが認識できる独特なスタイルがある。それを支えているのが職人たちだ。全てハンドメードでジュエリーを制作するのはとてもチャレンジングなこと」と話す。ビジネスを成長させるためには、生産量を増やさなければならない。多くのブランドが効率化を図る中で、「ブチェラッティ」は全ての工程で手仕事にこだわり続けている。 エキシビションでは、各工程で使われる工具が展示され、実際に職人が彫金を施す様子を見ることができる。

もう一つの価値は、一族の存在だ。「今回のエキシビションには一族6人が集まった。3世代にわたりメゾンを支えてきた歴史は掛け替えのないもので、4代目もビジネスに参画している。一族には数えきれないストーリーがある」。100年以上の歴史があり、今だに一族がビジネスに携わっているジュエラーはわずか。会社を売却したらビジネスから離れる創業一族がほとんどだ。「一族はマリオが始めたメゾンに誇りを持ち、それぞれが製品開発からコミュニケーションまで実務に携わっている」。現在では、3代目のアンドレアがクリエイティブ・ディレクター兼名誉会長、彼の妹であるマリア・クリスティーナがグローバル・コミュニケーション・ディレクター、弟のルカがVIP中心のセールスディレクターをしながらアーカイブの編纂を担当。4代目のルクレツィアやフィリッポもメゾンのビジネスに参加している。「一族はビジョンを持ったメゾンの守護者。リシュモンと一族をつなぐのが私の役割だ。ファミリーメンバーを正しい方向に導き、それぞれの立場で輝いてもらいたい」。

ニッチブランドとしてグローバルに選択的拡大を目指す

リシュモン傘下になってから投資も増え、年商は約5年で4倍に成長した。ルフジンガーCEOは、「ビジネスは成長しているが、需要と供給のバランスを考えながら、どのように”ニッチブランド”としてのポジションをキープするかが重要だ」と話す。現在14カ国50店舗で展開しているが、全てハンドメードのため大量生産はできない。人気商品は、納品まで数カ月、ハニカム構造の“チュール”や精緻な彫刻が施される“マクリ”は1年〜1年半かかることもある。「ウェイティングリストは長くなるばかり。今の一番の課題は、工房を大きくすることだ。品質を保つためには、それに適した職人を確保して育成する必要がある」。オープンワークやハニカムといった非常に細やかな金細工は長年の訓練を経た職人だけができる技だ。同ブランドでは、自社内の教育機関で職人の育成を行うだけでなく、ミラノの専門学校と提携し金細工のマスターコースを創設し、イタリア特有の技術の継承と職人の育成に注力している。

全てハンドメードにこだわるが故にグローバルの成長戦略は、規模よりも、選択的で意味のある拡大を目指すという。「非常にセレクティブで、状況を見ながらフレキシブルに対応する。出店に関しても、ロケーションはもちろんタイミングを見ながら慎重に行う。今まで培ってきた体験を生かして、ビジネス構造を見直してより効率的にしていく」。また、エキシビションでも展示したシルバーウエアの展開も強化していくようだ。「シルバーウエアはジュエリー以外にもメゾンを知ってもらえるきっかけになる。コラボレーションやデザインウイークへの参加などを通して、イタリア式ライフスタイルを提案したい」。

The post イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ」 新CEOが語るオールハンドメードで届ける唯一無二の価値と選択的ビジネス戦略 appeared first on WWDJAPAN.

イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ」 新CEOが語るオールハンドメードで届ける唯一無二の価値と選択的ビジネス戦略

PROFILE: ニコラス・ルフジンガー / ブチェラッティCEO

 ニコラス・ルフジンガー / ブチェラッティCEO
PROFILE: スイス生まれ。大学で法律を学ぶ。オークションハウスのクリスティーズで10年間活躍。2006年、ヴァン クリーフ&アーペルに入社し。小売りやアーカイブのディレクターなどの要職を歴任後、18年にアジア太平洋地域の社長に就任。24年から現職

イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ(BUCCELLATI)」が昨年イタリア・ベネチアで開催したエキシビション「ザ・プリンス・オブ・ゴールドスミス-クラシックの再発見」の巡回展が上海で2026年1月5日まで開催中だ。同メゾンは1919年、ミラノでマリオ・ブチェラッティが創業。エキシビション名は、 36年に作家のガブリエーレ・ダヌンツィオがマリオに贈った呼び名“彫金の王子”からきている。同ブランドのジュエリーは、ルネサンスやイタリア建築に着想を得た繊細な透かし彫り(オープンワーク)とシルクのようなしなやかな着用感で知られ、現在でも創業一族がマリオの美学と技術を受け継ぎ、全てハンドメードのジュエリーを提案。創業100年を迎えた2019年には、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下に入り、伝統と革新を融合しながらグローバル展開している。巡回展の見どころをはじめ、「ブチェラッティ」の今後の戦略についてニコラス・ルフジンガー=ブチェラッティ最高経営責任者(CEO)に聞いた。

ジュエリーとシルバーウエアで表現するイタリア式ライフスタイル

ルフジンガーCEOは、「(昨年のエキシビション)は、メゾンのことを知る絶好の機会だった」と語る。オークションハウスやジュエリーメゾンで豊富な経験を持つ彼がCEOに就任したのは昨年4月。エキシビションを巡回するにあたり、まず最初に選んだ場所が上海だった。「上海は洗練され成熟した文化的都市。そして、展示会を開催するには大きなスペースが必要だから」と話す。上海展は、ベネチアよりさらにパワーアップ。アーカイブ作品と共にメゾンの歴史や一族のストーリー、そしてメゾンの核となるクラフツマンシップが美しいデジタルサイネージと見事に融合した没入感のある展示になっている。「ジュエリーだけでなくシルバーウエアもある『ブチェラッティ』はイタリア式ライフスタイルを体現するメゾンだ」と同CEO。会場には、ウサギや小鳥が遊ぶ森の風景や海洋生物の生き生きとした姿を彫金技術を駆使しポエティックに表現したシルバーウエアの展示も見られた。「ブチェラッティ」は、ジュエリーだけでなくテーブルウエアなどにも彫金を施し、芸術的な価値を加えている。

創業一族と共に守り続けるオールハンドメード

ブランドバリューについてルフジンガーCEOは、「一目見て『ブチェラッティ』と分かること。誰もが認識できる独特なスタイルがある。それを支えているのが職人たちだ。全てハンドメードでジュエリーを制作するのはとてもチャレンジングなこと」と話す。ビジネスを成長させるためには、生産量を増やさなければならない。多くのブランドが効率化を図る中で、「ブチェラッティ」は全ての工程で手仕事にこだわり続けている。 エキシビションでは、各工程で使われる工具が展示され、実際に職人が彫金を施す様子を見ることができる。

もう一つの価値は、一族の存在だ。「今回のエキシビションには一族6人が集まった。3世代にわたりメゾンを支えてきた歴史は掛け替えのないもので、4代目もビジネスに参画している。一族には数えきれないストーリーがある」。100年以上の歴史があり、今だに一族がビジネスに携わっているジュエラーはわずか。会社を売却したらビジネスから離れる創業一族がほとんどだ。「一族はマリオが始めたメゾンに誇りを持ち、それぞれが製品開発からコミュニケーションまで実務に携わっている」。現在では、3代目のアンドレアがクリエイティブ・ディレクター兼名誉会長、彼の妹であるマリア・クリスティーナがグローバル・コミュニケーション・ディレクター、弟のルカがVIP中心のセールスディレクターをしながらアーカイブの編纂を担当。4代目のルクレツィアやフィリッポもメゾンのビジネスに参加している。「一族はビジョンを持ったメゾンの守護者。リシュモンと一族をつなぐのが私の役割だ。ファミリーメンバーを正しい方向に導き、それぞれの立場で輝いてもらいたい」。

ニッチブランドとしてグローバルに選択的拡大を目指す

リシュモン傘下になってから投資も増え、年商は約5年で4倍に成長した。ルフジンガーCEOは、「ビジネスは成長しているが、需要と供給のバランスを考えながら、どのように”ニッチブランド”としてのポジションをキープするかが重要だ」と話す。現在14カ国50店舗で展開しているが、全てハンドメードのため大量生産はできない。人気商品は、納品まで数カ月、ハニカム構造の“チュール”や精緻な彫刻が施される“マクリ”は1年〜1年半かかることもある。「ウェイティングリストは長くなるばかり。今の一番の課題は、工房を大きくすることだ。品質を保つためには、それに適した職人を確保して育成する必要がある」。オープンワークやハニカムといった非常に細やかな金細工は長年の訓練を経た職人だけができる技だ。同ブランドでは、自社内の教育機関で職人の育成を行うだけでなく、ミラノの専門学校と提携し金細工のマスターコースを創設し、イタリア特有の技術の継承と職人の育成に注力している。

全てハンドメードにこだわるが故にグローバルの成長戦略は、規模よりも、選択的で意味のある拡大を目指すという。「非常にセレクティブで、状況を見ながらフレキシブルに対応する。出店に関しても、ロケーションはもちろんタイミングを見ながら慎重に行う。今まで培ってきた体験を生かして、ビジネス構造を見直してより効率的にしていく」。また、エキシビションでも展示したシルバーウエアの展開も強化していくようだ。「シルバーウエアはジュエリー以外にもメゾンを知ってもらえるきっかけになる。コラボレーションやデザインウイークへの参加などを通して、イタリア式ライフスタイルを提案したい」。

The post イタリア発ジュエラー「ブチェラッティ」 新CEOが語るオールハンドメードで届ける唯一無二の価値と選択的ビジネス戦略 appeared first on WWDJAPAN.

「EA7 エンポリオ アルマーニ」がスキー&スノーボードウエアを発売 優れた体温調節機能を備える素材を採用

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツラインブランド「EA7 エンポリオ アルマーニ(EA7 EMPORIO ARMANI)」は、競技用ウエアで培ったテクニックをファッションに取り入れた、テクニカルファブリックが特徴のアイテムを発売した。

テクニカルファブリックを採用したデザイン性と機能性を備えたアイテム

ペットボトルをリサイクルして生まれた体温調節機能を備えた特殊なマイクロファイバーである“ストラタム7”を使用し、防水性、通気性、ストレッチ性に優れた、高性能のソフトシェル素材で仕立てたメンズ用スキージャケットや、長時間にわたり水分の侵入を防ぐ“プロテクタム7”でジャケット部分を仕立てたウィメンズ用テクニカル スキースーツなどをラインアップする。

The post 「EA7 エンポリオ アルマーニ」がスキー&スノーボードウエアを発売 優れた体温調節機能を備える素材を採用 appeared first on WWDJAPAN.

「EA7 エンポリオ アルマーニ」がスキー&スノーボードウエアを発売 優れた体温調節機能を備える素材を採用

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツラインブランド「EA7 エンポリオ アルマーニ(EA7 EMPORIO ARMANI)」は、競技用ウエアで培ったテクニックをファッションに取り入れた、テクニカルファブリックが特徴のアイテムを発売した。

テクニカルファブリックを採用したデザイン性と機能性を備えたアイテム

ペットボトルをリサイクルして生まれた体温調節機能を備えた特殊なマイクロファイバーである“ストラタム7”を使用し、防水性、通気性、ストレッチ性に優れた、高性能のソフトシェル素材で仕立てたメンズ用スキージャケットや、長時間にわたり水分の侵入を防ぐ“プロテクタム7”でジャケット部分を仕立てたウィメンズ用テクニカル スキースーツなどをラインアップする。

The post 「EA7 エンポリオ アルマーニ」がスキー&スノーボードウエアを発売 優れた体温調節機能を備える素材を採用 appeared first on WWDJAPAN.

「アンブッシュ」から新年恒例のだるまと干支モチーフのネックレスが登場 

「アンブッシュ(AMBUSH)」は12月27日、2026年の干支である馬をモチーフにしたネックレスとオリジナルのだるまを発売する。アウトレットを除く「アンブッシュ」の各店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

ネックレスは馬のひづめをユニークにデザイン

馬のひづめであるホースシューをブランドロゴのUの文字にユニークにデザインしたネックレスは、シンプルなプレート型の“アンブッシュ ホースシュー チャーム ネックレス”(全2色、各3万5200円)とクリスタルのパヴェをあしらった“アンブッシュ ホースシュー チャーム ネックレス クリスタル”(全2色、各4万9500円)の2型を用意する。それぞれゴールドとシルバーの2色で展開する。

また「アンブッシュ」の新年アイテムとして恒例のだるまは、小ぶりなサイズ感でゴールドの“アンブッシュ ダルマ”(2万8600円)とブラックの“アンブッシュ ステッカー ダルマ”(2万6400円)の2種類をそろえる。“アンブッシュ ダルマ”には、ブランド名を漢字にした“亜夢舞酒”の文字をあしらい、“アンブッシュ ステッカー ダルマ”には、カスタマイズできるステッカーセットを同封する。だるまは、縁起だるまとして名高い群馬県高崎市で制作し、ブランドロゴが入った専用の桐箱と目玉シールと共に販売する。

The post 「アンブッシュ」から新年恒例のだるまと干支モチーフのネックレスが登場  appeared first on WWDJAPAN.

コティ、スー・ナビCEOが退任 暫定CEOに元P&Gのマーカス・ストローベル氏

コティ(COTY)は22日(現地時間)、2026年1月1日付でスー・Y・ナビ(Sue Y Navi)最高経営責任者(CEO)が退任し、暫定CEOにマルクス・ストローベル(Markus Strobel)氏が就任すると発表した。ストローベル氏は取締役会のエグゼクティブ・チェアマンにも指名され、引退するピーター・ハーフ(Peter Harf)=エグゼクティブ・チェアマンの後を引き継ぐ。ナビCEOは約5年間、ハーフ=エグゼクティブ・チェアマンは30年以上にわたる取締役の在任期間を経て退任する。

ストローベル氏は、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE以下、P&G)で33年間キャリアを積んだ後、コティに入社。直近は、P&Gのグローバル・スキンケア及びパーソナルケア事業のプレジデントを務めていた。在任中は、ファインフレグランス、ヘアケア、グルーミングなどの分野で要職を歴任。フレグランス部門では、「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」「ドルチェ&ガッバーナ (DOLCE&GABBANA)」「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」「ヒューゴ ボス (HUGO BOSS)」などのプレステージブランドを率いた経験を持つ。ストローベル氏は声明で「この重要な局面でコティに加わることをうれしく思う。コティが築いてきた強固な基盤を土台に成長を加速させ、プレステージ及びマスビューティにおける地位を強化し、世界中の株主、パートナー、消費者に持続的な価値を提供できる大きな可能性があると考えている」と述べた。

ナビCEOの退任条件と報酬の内訳

米証券取引委員会(以下、SEC)への提出書類によると、ストローベル暫定CEOの年俸は125万ドル(約1億9625万円)で、暫定CEOを離任した時点で100万ドル(約1億5700万ドル)に減額される。また、同社の株式報酬・長期インセンティブ計画に基づく株式付与に加え、94万ドル(約1億4758万円)のサインオンボーナス(入社一時金)を受け取る権利を得る。ナビCEOは、2023年時点で総報酬額が1億4940万ドル(約234億5580万円)に達し、米国ビューティ業界で最高額報酬を得た経営者となった。14年にラグジュアリースキンケアブランド「オルヴェーダ(ORVEDA)」を立ち上げる以前は、ロレアル(L’OREAL)に20年間勤務していた。退任に伴い、ナビCEOは基本給6カ月分に相当する約174万ドル(約2億7318万円)の一時金を受け取る権利を有する。さらに、分離契約により約208万3333株の制限付き株式ユニット(RSU)の権利が確定する。退任時点で未確定だったその他全ての株式報酬は失効する。SEC提出書類によれば、ナビCEOはこれらの条件と引き換えに会社に対する請求権の放棄に同意し、機密保持義務や引き抜き禁止義務を含む既存の競業避止義務を再確認した。

逆風強まるコティ

今回の経営陣交代は、コティにとって厳しい局面で行われる。同社は主力である「グッチ」のフレグランス及びビューティのライセンスを28年に失う予定だ。大手投資銀行の調査部門エバーコア ISI(EVERCORE ISI)によれば、「グッチ」はコティの売上高の約8%、利益では約11%を占めているという。このライセンス移管は、ロレアルと「グッチ」の親会社であるケリング(KERING)との戦略提携の一環として10月に発表された。

コティは同時に、9月に発表した通りマス向けカラーメイクアップ事業及びブラジル事業の戦略的見直しを進めている。対象は「カバーガール(COVERGIRL)」「リンメル(RIMMEL)」「サリーハンセン(SALLY HANSEN)」「マックス ファクター(MAX FACTOR)」を含む売上高12億ドル(約1884億円)規模のマス向けカラーメイクアップ事業と、現地ブランドで構成する売上高4億ドル(約628億円)規模のブラジル事業(現地ブランド群)だ。米金融大手シティグループ(CITIGROUP)が担当するこの見直しでは、提携、事業売却、分社化などあらゆる選択肢が検討される。

さらにコティは12月19日、ヘアケア大手ウエラ(WELLA)の残る25.8%の株式を投資会社のKKRに売却した。この取引により、コティは7億5000万ドル(約1177億5000万ドル)の現金を即時受領し、加えてKKRの優先リターン達成後、ウエラの追加売却やIPOによる収益の45%を受け取る権利を取得する。本取引による税引き後の現金収入は、コティの短期及び長期債務の返済に充てられる予定だ。

暫定CEOに課される再建の重責

投資銀行レイモンド・ジェームズ(RAYMOND JAMES)のアナリスト、オリビア・トン(Olivia Tong)は今回の人事について、「ストローベル氏の経歴は再建を主導するのに適している。コティはポートフォリオの選択と集中、イノベーション、マーケティングの強化を優先するだろう。一方で、同社がプレステージフレグランスへの依存を強める可能性が高い中、『グッチ』のライセンス喪失を含むカテゴリー及びライセンス集中リスクは引き続き懸念材料であり、新CEOにはより限定されたカテゴリーの中でのイノベーション、ブランド健全性、多角化を管理する重責がのしかかる」とコメントしている。

The post コティ、スー・ナビCEOが退任 暫定CEOに元P&Gのマーカス・ストローベル氏 appeared first on WWDJAPAN.

コティ、スー・ナビCEOが退任 暫定CEOに元P&Gのマーカス・ストローベル氏

コティ(COTY)は22日(現地時間)、2026年1月1日付でスー・Y・ナビ(Sue Y Navi)最高経営責任者(CEO)が退任し、暫定CEOにマルクス・ストローベル(Markus Strobel)氏が就任すると発表した。ストローベル氏は取締役会のエグゼクティブ・チェアマンにも指名され、引退するピーター・ハーフ(Peter Harf)=エグゼクティブ・チェアマンの後を引き継ぐ。ナビCEOは約5年間、ハーフ=エグゼクティブ・チェアマンは30年以上にわたる取締役の在任期間を経て退任する。

ストローベル氏は、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE以下、P&G)で33年間キャリアを積んだ後、コティに入社。直近は、P&Gのグローバル・スキンケア及びパーソナルケア事業のプレジデントを務めていた。在任中は、ファインフレグランス、ヘアケア、グルーミングなどの分野で要職を歴任。フレグランス部門では、「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」「ドルチェ&ガッバーナ (DOLCE&GABBANA)」「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」「ヒューゴ ボス (HUGO BOSS)」などのプレステージブランドを率いた経験を持つ。ストローベル氏は声明で「この重要な局面でコティに加わることをうれしく思う。コティが築いてきた強固な基盤を土台に成長を加速させ、プレステージ及びマスビューティにおける地位を強化し、世界中の株主、パートナー、消費者に持続的な価値を提供できる大きな可能性があると考えている」と述べた。

ナビCEOの退任条件と報酬の内訳

米証券取引委員会(以下、SEC)への提出書類によると、ストローベル暫定CEOの年俸は125万ドル(約1億9625万円)で、暫定CEOを離任した時点で100万ドル(約1億5700万ドル)に減額される。また、同社の株式報酬・長期インセンティブ計画に基づく株式付与に加え、94万ドル(約1億4758万円)のサインオンボーナス(入社一時金)を受け取る権利を得る。ナビCEOは、2023年時点で総報酬額が1億4940万ドル(約234億5580万円)に達し、米国ビューティ業界で最高額報酬を得た経営者となった。14年にラグジュアリースキンケアブランド「オルヴェーダ(ORVEDA)」を立ち上げる以前は、ロレアル(L’OREAL)に20年間勤務していた。退任に伴い、ナビCEOは基本給6カ月分に相当する約174万ドル(約2億7318万円)の一時金を受け取る権利を有する。さらに、分離契約により約208万3333株の制限付き株式ユニット(RSU)の権利が確定する。退任時点で未確定だったその他全ての株式報酬は失効する。SEC提出書類によれば、ナビCEOはこれらの条件と引き換えに会社に対する請求権の放棄に同意し、機密保持義務や引き抜き禁止義務を含む既存の競業避止義務を再確認した。

逆風強まるコティ

今回の経営陣交代は、コティにとって厳しい局面で行われる。同社は主力である「グッチ」のフレグランス及びビューティのライセンスを28年に失う予定だ。大手投資銀行の調査部門エバーコア ISI(EVERCORE ISI)によれば、「グッチ」はコティの売上高の約8%、利益では約11%を占めているという。このライセンス移管は、ロレアルと「グッチ」の親会社であるケリング(KERING)との戦略提携の一環として10月に発表された。

コティは同時に、9月に発表した通りマス向けカラーメイクアップ事業及びブラジル事業の戦略的見直しを進めている。対象は「カバーガール(COVERGIRL)」「リンメル(RIMMEL)」「サリーハンセン(SALLY HANSEN)」「マックス ファクター(MAX FACTOR)」を含む売上高12億ドル(約1884億円)規模のマス向けカラーメイクアップ事業と、現地ブランドで構成する売上高4億ドル(約628億円)規模のブラジル事業(現地ブランド群)だ。米金融大手シティグループ(CITIGROUP)が担当するこの見直しでは、提携、事業売却、分社化などあらゆる選択肢が検討される。

さらにコティは12月19日、ヘアケア大手ウエラ(WELLA)の残る25.8%の株式を投資会社のKKRに売却した。この取引により、コティは7億5000万ドル(約1177億5000万ドル)の現金を即時受領し、加えてKKRの優先リターン達成後、ウエラの追加売却やIPOによる収益の45%を受け取る権利を取得する。本取引による税引き後の現金収入は、コティの短期及び長期債務の返済に充てられる予定だ。

暫定CEOに課される再建の重責

投資銀行レイモンド・ジェームズ(RAYMOND JAMES)のアナリスト、オリビア・トン(Olivia Tong)は今回の人事について、「ストローベル氏の経歴は再建を主導するのに適している。コティはポートフォリオの選択と集中、イノベーション、マーケティングの強化を優先するだろう。一方で、同社がプレステージフレグランスへの依存を強める可能性が高い中、『グッチ』のライセンス喪失を含むカテゴリー及びライセンス集中リスクは引き続き懸念材料であり、新CEOにはより限定されたカテゴリーの中でのイノベーション、ブランド健全性、多角化を管理する重責がのしかかる」とコメントしている。

The post コティ、スー・ナビCEOが退任 暫定CEOに元P&Gのマーカス・ストローベル氏 appeared first on WWDJAPAN.

「レクサス」新型“RZ”試乗レポート  バッテリーEV新時代の幕開けを告げる先駆車

トヨタ自動車の「レクサス(LEXUS)」は24日、クロスオーバー型のバッテリーEV(以下、BEV)“RZ”シリーズの新型を発売した。航続距離の向上などの改良を施した“RZ350e バージョンL”(FWD)、“RZ500e バージョンL”(AWD)に加え、日本市場初導入となる操舵システムや、走りの楽しさを追求する新機能を搭載した“RZ550e Fスポーツ”、同車の走行性能をさらに磨き上げた特別仕様車“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”(2026年3月2日発売予定)を新たにラインアップする。これを記念して17日に、千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗会を開催。筆者は“RZ500e バージョンL”と“RZ550e Fスポーツ”の公道試乗、“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”のサーキット試乗に参加した。同シリーズのエクステリアやインテリア、走行性能のほか、世界で2例目となる、日本初導入の操舵システム“ステアバイワイヤシステム”と、走りの楽しさを追い求めた新機能“インタラクティブマニュアルドライブ”の真価をひもとく。

「レクサス」唯一の BEV専用車“RZ”

“RZ”は、23年に発売した「レクサス」唯一のバッテリーEV(以下、BEV)専用シリーズだ。エクステリアデザインは“シームレス Eモーション”をコンセプトに、BEVならではのシームレスな加速感と力強さを着想源に、同車が備える機能とパフォーマンスを車体全体で表現したという。

最大の特徴は、塊感あふれるフロントフェイスだ。「レクサス」最新のアイデンティティーの1つである“スピンドルボディ”は、内燃機関搭載車ではボディーとグリルの開口部がグラデーションのようにつながるデザインが特徴だが、BEVの“RZ”にはエンジン冷却用のラジエーターがなく、空気を取り込むための大きな開口部を必要としない。そのため、バッテリーなどを冷却するための最小限の開口部を残し、“スピンドル形状(中央がくびれた形)“をシンプルに落とし込んでいる。同車の“EVっぽさ”や未来的な印象を感じる理由は、この要素の影響が大きいだろう。

サイドの上下に走るプレスラインや、リヤのディテール造形は直線的で、クロスオーバーらしく力強い。リヤに配した“LEXUS”のバラ文字や横一文字テールライトも今っぽく、性能を造形に溶け込ませ、現代的かつ先進的なデザインでまとめている印象だ。

エクステリアに関しては、旧型の“RZ”から大きな変更点はないものの、新たに追加するグレードの“RZ550e Fスポーツ”にはブレーキの冷却性能を高めるブレーキダクトやリアスポイラー、エアロホイールなど細かな空力パーツを追加。さらに特別仕様車の“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”には、“空のF1”と称されるエアレースで活躍する室屋義秀選手を開発陣に迎え、航空機の空力技術を応用したツインスポイラーやターニングベインなど、カーボンを使った17点の専用パーツを備えるほか、最高出力を313kWまで向上。車高も通常モデルより20mm下げ、より安定した走りのためにパッケージ面も見直した。

なお、“Fスポーツ”や“Fスポーツ パフォーマンス”は、「レクサス」のスポーツグレードの名称。“Fスポーツ”はスポーティーな走りと個性を誰もが楽しめることを目指したモデルで、“Fスポーツ パフォーマンス”はさらにそれを磨き上げ、パワートレイン自体も強化したモデルだ。

“人中心”の思想が息づく
先進的かつ上質なインテリア

インテリアは、シートやドアトリムに採用した東レのウルトラスエードが、ブランドらしい上品な質感を表現するなか、BEVの“ハイテク”なイメージを裏切らない、運転席中心のコックピット感あふれるレイアウトが広がる。レクサス独自の設計思想である“Tazuna Concept”を継承し、ヘッドアップディスプレーからメーター、インパネ中央にあるタッチディスプレーまでスムーズな視線移動ができる配置を意識。人が馬を操る“手綱”のように、手元の最小限の動きで操作ができるように各種部品を配置した。

17インチのタッチディスプレーは、そのコンセプトを体現する装備の一つだ。ステアリング周辺から伸びるように隣接したパーツ配置がされており、ドライバーに向けて角度をつけている。走行中、目を向けている際の不安感は不思議と少ない。画面の大きさからして、全ての機能をタッチ操作に集約するレイアウトもありえたと思うが、頻繁に使用する音量や空調調整の物理ボタンを残したところには、先進性を見せつけるよりも“人”を中心に据える「レクサス」らしさがにじむ。個人的には、走りを追求するBEVとして、走行モードも物理的な操作で選びたいところだ。

内装の改良では、調光機能付パノラマルーフの鮮明度や遮光性の向上、レーザー加工を施したドアトリムのグラフィック、従来のイルミネーションランプのモーション追加などの細かな変更を施した。一際存在感を放つのは、“RZ550e Fスポーツ”と“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”に新たに搭載したヨーク形状のステアリングだ。これは“ステアバイワイヤシステム”の採用に伴うもので、ステアリングの最大切角の最適化によって、従来の持ち替えを前提とした円形ではなく、飛行機の操縦桿のような横長形状を実現した。結果的にメーターも見やすくなり、膝周りもスッキリして乗降もしやすくなった。

BEVらしい走りを
より静かに、長く、安定的に昇華

試乗は、袖ヶ浦フォレストレースウェイを起点としたコースで行った。サーキットのほか、道幅の狭い山道やワインディング、高速道路など、日常使いからスポーツ走行まで、多彩なシチュエーションがそろう約40kmのルートだ。

まずは“RZ500e バージョンL”で、ベースとなる走行性能を公道で試す。やはり魅力はシームレスな加速感だろう。アクセルを踏み込んだ瞬間に“グッ”と押し出されるような加速感で、変速ショックなしの力強い伸びは、トランスミッションを介さず、停止状態からすぐに最大トルクを出せるBEVならでは。加速感について新型“RZ”開発担当者は、「あえて“飛び出すような感覚”には仕立てていない」という。「気持ちの良い急加速感は、長く乗ると疲れに変わる。いたずらに加速感を強調せず、踏んだ分だけ素直に加速する“リニア感”を備えることは、人としての感覚に寄り添うことでもあり、レクサスのBEVらしい味付けでもある」と話す。

走行状況によって4輪の駆動力を配分する駆動システム”DIRECT4“も優秀だ。カーブでは、曲がり始めはフロント寄りに、立ち上がりはリア寄りに駆動力を分配。路面をガッチリと掴みながら押し出してくれる感覚が心地よい。高速域のカーブでは横に振られる感覚は多少あるものの、新型“RZ”ではシステムの特性も見直され、挙動全体の安定感は抜群に良く、安心して身を預けられる印象だ。

また、車内にみちる静けさも魅力の1つ。一般的に「BEVは静か」と思われがちだが、エンジン音のあるガソリン車では気にならなかったわずかな異音や振動が、ほぼ無音のBEVでは逆に際立ってしまう。開発陣はこの“静けさの罠”に向き合った。後席下やドアトリムに防音材を追加したほか、荷室に装着したトノカバー内部に吸音材を仕込み、リアタイヤ周辺から伝わるノイズを軽減したり、高減衰接着剤を使用し不快な振動を抑えたりするなど、細部にまで手を加えた。

今回の改良のメーンとも言える走りの面では、BEVシステム全体を見直すことで、基本性能を底上げしている。新開発の大容量リチウムイオンバッテリーによる出力特性の向上や、モーターの高出力化など多岐にわたるが、バッテリーパックの構造も再設計し、“RZ”の弱点であった短い航続距離の延伸(“RZ350e”では575kmで約20%向上、“RZ500e”では500kmで約14%向上)と、低温環境下を含む急速充電時間の短縮といった、日常での使いやすさに大きく貢献する改良も多く施した。

自動車の未来を示す
2つの先進的システム

“RZ”の進化を語る上で欠かせないのが、“ステアバイワイヤシステム”と“インタラクティブマニュアルドライブ”。“RZ550e Fスポーツ”の公道試乗、“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”のサーキット試乗で、その新しい走りを体感する。

“ステアバイワイヤシステム”は、従来のシャフトを介してステアリングと駆動輪が物理的に連動していた機構を廃し、電子信号のみで操舵を行う最新技術だ。ロックトゥーロック(左右最大操舵角)は約200度に設定しており、速度や走行状況に応じてステアリングギア比を調整し、舵角に対するタイヤの切角を最適化する。低速域では少ない舵角で大きくタイヤを切ることができ、取り回しやすさが向上。高速域ではステアリングの反応を穏やかにし、優れた直進安定性を確保する。これまでのステアリングギア比可変機構では難しかった広い調整幅を実現し、ギア比は最小から最大まで約2.5倍にも及ぶ。また、路面からの不快な振動は直接ステアリングに伝わらないため、快適性に寄与する一方、縁石通過時の感触や横Gなど、運転に必要な情報と手応えは選別し、操舵反力を作り出す機能も備える。将来的にステアリングを自由な位置に配置できたり、ドライバーの好みに応じて操舵特性をパーソナライズできたりする可能性を秘めた構造であるのも特徴だ。

はじめに公道で試乗した“RZ500e バージョンL”のステアリングのロックトゥーロックは約1080度。同システムの舵角はその5分の1ほどになるのだから、差は歴然だ。サーキット駐車場内でのテスト走行では、走り出しの低速域はかなり機敏な反応だと感じたものの、数分でその違和感は快適さへと変わる。90度程度のカーブは持ち替えなしでスムーズに旋回し、公道試乗での右左折も、ゲームのコントローラーのような操作性をシミュレーター感覚で楽しめていた。ステアリングとタイヤがリニアにつながる感覚があるのは、従来の機構と異なり、ステアリングを何度も回転させる必要がなく、どんな時でも舵角がそのまま旋回方向を示しているからだろう。

社内での本格的な開発が始まった18年から約7年、プロドライバーやモータージャーナリストなどによる試乗のフィードバックを経て改善し、実装に至った。開発当初はロックトゥーロックを150度とし、応答性の良さを重視していたが、「反応が鋭すぎて繊細な操作が難しい」との声が寄せられ、最終的には200度に設定。試乗では特に低速域で、90度以上の断続的なカーブでは腕が突っ張ってしまい、ステアリングの持つ場所をずらす必要があったため、筆者個人としては150度の舵角でよかったのでは?と感じたが、この点については、当初社内でも意見が分かれたという。「通常のステアリング機構との共存が必要な中、現代のユーザーにとって“自然で安全なハンドリング”を提供するため、調整を重ねた結果」だと “ステアバイワイヤシステム”開発担当者は話す。

シャフトを介さない操舵システムは、13年に“ダイレクト アダプティブ ステアリング”という名称で「日産」の“スカイライン”が量産車として世界初搭載した。しかし非常時のためにシャフトは残されていたため、軽量化やステアリング配置の自由さなどの可能性を見出せない構造だった。完全なる“ステアバイワイヤ”を目指した「レクサス」は、システムを構成するモーター、電子制御ユニット、通信ケーブルまで全てを2系統備え、万が一どちらかのシステムに不具合が起きても、もう一方が即座にバックアップとして機能するよう設計し、安全性を確保した。

完全に物理的なつながりを廃した操舵システムを備えた量産車は、「テスラ(TESLA)」の“サイバートラック”に続いて世界で2例目。日本初導入のシステムのため規制制度も整備されておらず、規制当局との連携しながらの開発も、実装までに時間を要した理由だという。

サーキットでの高速走行では、“インタラクティブマニュアルドライブ”の楽しさを存分に味わえる。このシステムは、8速の仮想ギアを手元のパドルシフトで変速し、加速に応じたサウンドや変速時の物理的なフィードバックも体感でき、MTのような操作感と高揚感を楽しめる

ATに備わるマニュアルモードは、パドルシフトやシフトノブで変速操作ができるが、ドライバーが完全にコントロールできるわけではなく、スポーツ走行時でもやや介入感が残る。従来モデルもパドルシフト風の部品は搭載していたものの、回生ブレーキの効きを調節する機能のみを割り当てていた。しかし、“M MODE”ボタンを押せば、擬似的なタコメーターが表示され、変速操作をすべてドライバー自身で行えるMT車に早変わり。レッドゾーン手前、レッドゾーン内、レブリミットでの変速で、シフトショックの大きさも明確に差別化しており、変速時の回転数に応じた物理的な応答を体全体で感じられる。自動でシフト操作が行われないため、レブリミットまで回しきることもでき、速度とサウンドは一定の高さから上がらず、オーバーレブ時の挙動も再現している。エンジン搭載車であればためらう操作だが、同車に備わるエンジンはあくまで“仮想”。やりたい放題だ。アクセル開度合わせてトルクも変化するBEVの特性をあえて変質させ、ガソリン車同様にレッドゾーン手前で最もトルクが発生するように非実用的な調整を加えていることからも、走りの楽しさへのこだわりがうかがえる。

興味深いのは、サウンドの作り込みだ。ガソリン車のエンジン音とも、BEV特有の電子音とも違う、“コオオオ”という飛行機のジェットエンジンを彷彿とさせる聞き馴染みのない音だ。「従来のエンジン音は整数倍の周波数(倍音)で構成されるが、今回のサウンドはあえて自然界に存在しない非整数の倍音を織り交ぜた。一つの個性だと捉えてほしい」と“インタラクティブマニュアルドライブ”開発担当者。

仮想変速機能を量産BEVに搭載した例も、世界的に見て極めて限定的。先行例として知られるのが、「ヒョンデ(HYUNDAI)」が24年に発売した“アイオニック5 N”だ。同車のシステムはエンジン音を模したものを含む3種類のサウンドを備えており、好みに合わせて変更が可能。それに比べ、選択肢を提供できていない点で言えば遅れをとっているものの、あえて最初に“どこにも属さない音”一つで勝負した“インタラクティブマニュアルドライブ”には、エンジン車のみを懐かしむ懐古的な思考でなく、BEVとして新たな価値を築こうとする姿勢を感じる。

今後、OTA(通信によるソフトウェア更新)の開発が進めば、ステアリングギア比や操舵フィールをサーキット向けにカスタマイズできたり、サウンドを好みに合わせて調整できたりと、走る楽しみすらもパーソナライズできる車になることも夢ではない。

BEVは“ドライバーとの対話”を再設計する時代へ

筆者は試乗会に、V8NAエンジンを搭載する“LC500”で向かった。BEVとは対極にあるパワートレインを体感した直後だったからこそ、BEVが抱える“走りのフィードバックの乏しさ”が際立った。アクセルを踏み込めば、変速を介さず一気に高速域へ駆け上がる。その静かさと容易さは快適である一方、返ってくる情報は少なく、操っている実感は希薄。内燃機関車では振動や音が走行状態を伝えてきたが、BEVでは、そのようなフィードバックは自然に生まれない。そんなドライバーとBEVの非接続感を補うため、各自動車ブランドはアクセル開度に合わせた音の演出をはじめとする工夫を凝らし始めている。

本改良で導入した2つのシステムは、それぞれが世界初の技術ではないが、両者をいち早く組み合わせて実装した点に、自動車の未来を示す先進性が凝縮している。新型“RZ”は、走りの楽しさとともに、ドライバーと自動車の対話を2つの視点から再設計した、BEVの新時代を象徴する先駆車と言えるだろう。

◼️車両情報
“RZ350e バージョンL”
価格:790万円
駆動方式:FWD
システム最高出力:165kW(224PS)
最大トルク:268Nm(eAxle単体)
全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
100km/h 加速:7.5秒

“RZ500e バージョンL”
価格:850万円
駆動方式:AWD
システム最高出力:250kW(340PS)
最大トルク:268Nm(eAxle単体、前後2基)
全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
100km/h 加速:5.3秒

“RZ550e Fスポーツ”
価格:950万円
駆動方式:AWD
システム最高出力:300kW(407PS)
最大トルク:268Nm(eAxle単体、前後2基)
全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
100km/h 加速:4.4秒

“RZ600e Fスポーツ パフォーマンス”
価格:1216万5000〜1244万円
駆動方式:AWD
システム最高出力:313kW(425PS)
最大トルク:268Nm(eAxle単体、前後2基)
全長×全幅×全高:4860×1965×1615mm
0-100km/h 加速:4.4秒

The post 「レクサス」新型“RZ”試乗レポート  バッテリーEV新時代の幕開けを告げる先駆車 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年福袋】ファミマの「コンビニエンスウェア」から“ラインソックス“初のラメ入りなどお得なセットを発売

ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は2026年1月1日、新年限定の福袋“福袋二〇二六”(1260円)を発売する。一部店舗を除く全国のファミリーマート約1万3500店で取り扱う。

ソックスとタオル、割引券をセットに

同アイテムは、新年にぴったりな縁起の良い富士山デザインのハンドタオルとラメ入り仕様の“ラインソックス”、ソックス各種に使える429円分の割引券を詰め込んだ。袋には、2026年の干支である午をデザインした。

ソックスは累計販売数3000万枚、ハンドタオルは累計販売数1000万枚

「コンビニエンスウェア」は、ファッションデザイナーの落合宏理氏との共同開発のもと、「いい素材、いい技術、いいデザイン。」のコンセプトを掲げ、展開しているファミリーマートオリジナルアパレルブランド。2025年は「ブラウェア」や「サングラス」などブランド初のアイテムを発売したほか、3月にはブランド単独の展示会、9月には初のサテライトショップを「ブルーフロント芝浦」にオープンした。ソックスは累計販売数3000万枚、ハンドタオルは累計販売数1000万枚を売り上げた。

The post 【2026年福袋】ファミマの「コンビニエンスウェア」から“ラインソックス“初のラメ入りなどお得なセットを発売 appeared first on WWDJAPAN.

【2026年春コスメ特集】春らしいカラーの限定アイテムなどがズラリ!プチプラからデパコスまで一挙紹介【随時更新】

寒い日が続きますが、ビューティ業界は続々と春らしいアイテムが登場。明るいカラーやパッケージの人気アイテムや復刻アイテムなど、春が待ち遠しくなるアイテムが勢ぞろいします。メイクアップ、フレグランスなどプチプラからデパコスまで、注目ブランドの春の新作を一挙にご紹介します!

【12月発売】

ボタニスト
(BOTANIST)

恒例の春限定コレクション
今年はサクラ&バニラの香りの10アイテム

発売日…12月1日

毎年恒例の「ボタニスト(BOTANIST)」の春コレクション。今年は、アイスクリームをイメージしたサクラ&バニラの香り”のヘア&ボディーケア全10アイテムをラインアップする。

■商品詳細
“ボタニカルシャンプー サクラ&バニラの香り”(460mL、1540円)
“ボタニカルシャンプートリートメント サクラ&バニラの香り”(460g、1540円)
“ボタニカルヘアケアセット サクラ&バニラの香り”(各3080円)
“ボタニカルヘアオイル サクラ&バニラの香り(モイスト)”(80mL、1870円)“ボタニカルヘアミルク サクラ&バニラの香り(モイスト)”(80mL、1870円)
“ボタニカルボディーソープ モイスト サクラ&バニラの香り”(490mL、1100円)
“ボタニカルボディーソープフォーム モイスト サクラ&バニラの香り”(500mL、1100円)

公式サイト


フィアンセ
(FIANCEE)

春限定“さくらの香り”のボディーケア・フレグランスなど

発売日…12月30日

「フィアンセ(FIANCEE)」からは、ボディーミストとハンドクリーム、オードパルファンの3品から春限定の“さくらの香り”が登場。限定の香りは、モモとアンズ、ライチをトップノートに、サクラとスズラン、ローズのミドルノート、ムスクとアンバーのラストノートへと移り変わる。

■商品詳細
“ボディミスト”(50mL、1320円)
“ハンドクリーム”(50g、550円)
“パルファンドトワレ ロールオン”(10mL、1100円)

公式サイト


【1月発売】

ディオール
(DIOR)

スイーツのようにポップな色彩と輝きをまとったリップやアイシャドウなどの限定色

発売日…1月1日

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、お菓子を思わせる幸福感に満ちた色合いに、フューチャリスティックな感性をプラスした遊び心あふれるスプリングコレクション“ウルトラ グロウ”を発売する。

■商品詳細
“ディオール アディクト リップ グロウ オイル”(限定、4950円)
“ディオールショウ サンク クルール”(限定2種、各1万10円)
“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ ルミナイザー”(限定、8250円)
“ディオール ヴェルニ”(限定2色、各4620円)

公式サイト


セルヴォーク
(CELVOKE)

スキンケアしながら使用できる3アイテム

発売日…1月1日
予約受付開始…12月18日

「セルヴォーク(CELVOKE)」からは、リップカラー6色、アイパレット2種、リキッドハイライター2色、アイブロウマスカラ1色、アイブロウパウダー1色をラインアップする。「自由に感情をためらわず、心が躍る色を楽しむ」をコンセプトに、プレイフルで個性豊かなカラーをそろえる。

■商品詳細
“ルージュ オー ミューテッドグロウ”(各4620円)
“ヴァティック アイパレット EX20 ワンダークローゼット”(6380円)
“レクティチュード マルチ リキッド EX02 フリーダムエモーション”(3300円)
“インディケイト アイブロウマスカラ H 01 スキニーベージュ”(3080円)
“インディケイト アイブロウパウダー 12 サンドブラウン”(3850円)

公式サイト


スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

スキンケアしながら使用できる3アイテム

発売日…1月1日
予約受付開始…12月18日

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」の新作メイクアップコレクションは、「数えきれないほどの好きにときめく毎日」をテーマに、人気アイシャドウパレット“アイデザイナー n”の新色や初回限定パッケージ、パウダーチークの新色、新作の色付きリップバーム、 リップライナーの限定色などをラインアップする。

■商品詳細
“アイデザイナー n”(2種、各6600円)
“アイデザイナー n 復刻限定パッケージ 01 コーラル チャーム”(6600円)
“ユーフォリック グロウ ブラッシュ ”(全3色、各3300円)
“メルティング カラー バーム”(新2色、各3520円)
“ピュア リップ シェイパー n”(限定2色、2530円)

公式サイト


プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

スキンケアしながら使用できる3アイテム

発売日…1月1日
先行販売…12月26日(「プラダ ビューティ」トウキョウとオンライン限定)

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」から、春のベースメイクアイテムが登場。ラインアップは、「プラダ(PRADA)」のシグネチャーカラーをまとった人気のクッションファンデーション、ブランド初となるコンシーラー、2024年に数量限定で登場し瞬く間に完売したパウダーをそろえる。

■商品詳細
“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++](限定2色、各1万1330円※編集部調べ、以下同)
“ブラーリング マイクロコレクティング コンシーラー”(全4色、各6270円)
“リセット セッティング パウダー”(1万4300円)

公式サイト


シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

“ネオンピンクラメ”のアイパレットやリップ

発売日…1月1日
予約受け付け開始日…12月26日
先行販売…12月26日(表参道旗艦店とオンライン限定)

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」からは、トレンドの“きらめくネオンピンクラメ”を詰め込んだ春のメイクコレクション“スプリングビートコレクション”が。多彩なピンクを収めた限定4色アイシャドウパレットのほか、リップカラーの新色などを用意する。

■商品詳細
“アイスカルプト アッシー ローズ”(限定1種、7480円 ※編集部調べ、以下同)
“クラッシュド ジェム”(5500円)
“キヌケアグローアップ”(5170円)
“キヌケアヌード”(5170円)

公式サイト


スリー
(THREE)

ティータイムの香りと色で魅せる春

発売日…1月1日

「スリー(THREE)」は、春のメイクアップコレクション“センツ オブ ディスタンス(SCENTS OF DISTANCE)”を用意する。同コレクションは、蒸気が立ち上がるティータイムの温もりを香りと色で表現した。

■商品詳細
“セイクリッドスペース フェイスパウダー”(7480円)
“スターゲージング アイシャドウクアッド”(新2色、各7480円)
“ドリームオン アリューリング リップスティック”(新2色、各4400円)
“ネイルラッカー”(新2色、各2420円)
“エッセンシャルセンツ R”(10mL、6380円)

公式サイト


ジバンシイ
(GIVENCHY)

人気製品の限定色
“カラーコレクター”の人気色を集めたキットも

発売日…1月2日

「ジバンシイ(GIVENCHY)」からは、春の生命力に満ちた美しさを演出するスプリングコレクションとスターターキットを数量限定で登場。

■商品詳細
“ジバンシイ スターターキット”(1万4850円)
“プリズム・リーブル”(限定、4×2.5g、8250円)
“PFCT・セラム・オイル”(限定2色、各7.5mL、各5280円)
“ローズ パーフェクト シャイン”(限定、3.2g、5060円)

公式サイト


エトヴォス
(ETVOS)

春夏コレクションは2つのルックを提案
アイシャドウの新色や2WAYマスカラなど

発売日…1月7日

「エトヴォス(ETVOS)」からは、2026年春夏コレクション“ツイン・チャーム”が登場する。スキンケア発想のアイシャドウ“ミネラルクラッシィシャドー”に新色を加えるほか、新製品としてまつ毛と眉に使える2wayマスカラ“ニュアンスカラーマルチマスカラ”をそろえる。

■商品詳細
“ミネラルクラッシィシャドー”(4620円)
“ニュアンスカラーマルチマスカラ”(2970円)
“ミネラルシアールージュ”(限定)
“ミネラルシャイニーハイライト”(限定)

公式サイト


ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

新作アイカラーパレットやチーク・リップの新色と限定色

発売日…1月7日

ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、春コレクション“ドレス アップ ウィズ ブルーム”をそろえる。アイカラーパレットの新作に加え、チークやリップ、マスカラから新色と限定色が登場する。

■商品詳細
“ドレスドブルーム アイズ”(全6種うち限定2種、各6600円)
“パステルペタル ブラッシュ”(全2色うち限定1色、各4620円)
“メルティシマー ブラッシュ”(2860円)
“リップブロッサム グロウ”(限定3色、各3520円)
“ダズリング フラワーデュー グロス”(3300円)
“ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー”(全2色うち限定1色、各3300円)

公式サイト


オサジ
(OSAJI)

新作リップスティックとアイシャドウ、ハイライトなどの限定色

発売日…1月7日

「オサジ(OSAJI)」のスプリングコレクションは、自己の内面へと歩みを進める、ジャーナリングがテーマ。同コレクションは、新製品のリップスティックや人気アイテムの限定色をラインアップする。

■商品詳細
“ニュアンス ソフトエッジィ リップスティック”(新4色、各3g、各4180円)
“ニュアンス アイシャドウ デュオ”(限定2種、各4g、各4290円)
“ニュアンス ビーム スティック”(限定4色、各6g、各3960円)
“ニュアンス スキンスケッチ ファンデーション”(新色、6g、4730円)
“ニュアンス ボリューム マスカラ”(新色、7.2g、3300円)
“コンフォータブル ポイントメイクアップ リムーバー”(80mL、3300円)osajiおさおさ

公式サイト


アディクション
(ADDICTION)

“曖昧ニュアンス×洗練された艶”の新作リップグロスなど

発売日…1月9日
予約開始日…12月26日

「アディクション(ADDICTION)」のコレクションのテーマは、“モノクロマティックな揺らぎの中に浮かぶ曖昧な美しさ”。曖昧なニュアンスを含みながらも洗練されたカラーの新作リップグロスやアイシャドウ、ネイルポリッシュなどをラインアップ。

■商品詳細
“ザ リップグロス”(全11色、各4070円)
“ザ リップグロス ティント”(4070円)
“リップケース”(1980円)
“ザ シングル アイシャドウ パール”(2530円)
“ザ シングル アイシャドウ ネイキッドシアー”(限定3色、各2530円)
“ザ シングル アイシャドウ スパークル”(2530円)
“ザ ジェル アイライナー”(限定3色、各3300円)
“アイブロウマスカラ カラーニュアンス”(限定2色、各3300円)
“ザ ネイルポリッシュ +”(全5色、各2420円)
“ザ ネイル オイル セラム”(2970円)

公式サイト

ランコム
(LANCOME)

高発色マットの限定リップ2色

発売日…1月16日

「ランコム(LANCOME)」からは、限定リップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”がオンラインストア限定で登場。パリで出会う様々な愛を表現したリップで、高級感あふれるベルベットの容器に立体感のあるハートシェイプをあしらった。

■商品詳細
“ラプソリュ ルージュ ドラママット”(全2色、各7150円)

公式サイト


ナーズ
(NARS)

発売日…1月16日

「ナーズ(NARS)」は2026年1月16日、みずみずしく印象的な発色のリップと、甘いキャンディーカラーのチークを発売する。

■商品詳細
“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”(新5色、各1.5g、各4730円)
“ブラッシュ N”(新8色うち限定2色、各4.8g、各5390円)

公式サイト


ルナソル
(LUNASOL)

“ベージュで語る透明感”のアイシャドウやチーク

発売日…1月16日

「ルナソル(LUNASOL)」の春のメイクアップコレクションは、4色アイシャドウパレット、パウダーチーク、単色アイシャドウ、リップスティックの4アイテムをそろえる。同コレクションでは、ベージュを軸に肌の美しさと奥行きを引き出す洗練されたカラーをそろえ、春らしい軽やかさと上品さを演出する。

■商品詳細
“アイカラーレーションN”(全4種、各7700円)
“カラーリングブリーズ”(本体3300円/ケース1540円)
“モノアイカラーレーション”(新2色、各3520円)
“フュージングカラーリップス”(新4色、各4620円)

公式サイト


コスメデコルテ
(DECORTE)

新作ティント&プランプリップや4色アイパレットの新色

発売日…1月16日

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、新作のティント&プランプリップ、上品に肌になじむ4色アイシャドウパレット“スキンシャドウ デザイニング パレット”の新色、手肌全体を美しく魅せるスキントーンのネイルポリッシュの新2色、そして新作のポイントメイクアップリムーバーを用意する。

■商品詳細
“ルージュデコルテ ティント&プランプ”(5500円)
“スキンシャドウ デザイニング パレット”(7700円)
“スキニフィック ネイルラッカー”(3300円)
“メイクアップ リムーバー”(100mL、3300円)

公式サイト


ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

8色展開のチークとセッティングパウダー

発売日…1月16日

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は2026年春に向けて、チークとアイシャドウのハイブリッドで使用できる“カラー クラッシュ”とアジア限定のセッティングパウダー“V フィルター”を用意する。

■商品詳細
“カラー クラッシュ”(全8色、各1万2100円)
“V フィルター”(1万2100円)

公式サイト


エムアイエムシー
(MIMC)

人気アイテムの新色

発売日…1月29日

「エムアイエムシー(MIMC)」は、“ユア グレースフル プレゼンス(Your Graceful Presence)をテーマにした“2026 スプリング&サマー”コレクションをそろえる。同コレクションでは、柔らかな質感の“ミネラルデューリップ エッセンス”や透明感を演出する“ミネラルスティックチーク”などを展開する。

■商品詳細
“ミネラルデューリップ エッセンス”(新2色、各3663円)
“ミネラルスティックチーク”(新色、4180円)
“ビオモイスチュアシャドー”(限定色、4180円)
“ミネラルアイブローマスカラa”(限定、3850円)

公式サイト


デジャブュ
(DEJAVU)

人気アイテムの新色

発売日…1月29日

「デジャヴュ(DEJAVU)」からは、極細芯が特徴のクリームペンシル“ラスティンファインE 極細クリームペンシル”が、春の限定色“シアーチャコール”を数量限定で登場。限定色は、透け感のあるグレーと柔らかいブラウンを掛け合わせたチャコールカラーだ。

■商品詳細
“ラスティンファインE 極細クリームペンシル”(シアーチャコール、1320円)

公式サイト


【2月発売】

バウム
(BAUM)

限定“サクラツリー”の香りのオードトワレとハンドソープ

発売日…2月5日

スキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」のオードトワレとハンドソープからは、桜のつぼみが開く瞬間に着想した春限定の香り“サクラツリー”が登場する。“サクラツリー”は、シダーウッドなどのウッディノートをベースに、サクラブロッサムなどのグリーンとフローラルを掛け合わせた清らかで可憐なウッディフローラルの香り。

■商品詳細
“オードトワレ サクラツリー”(60mL、1万9800 円)
“アロマティック ハンドウォッシュ n サクラツリー”(300mL、4400円)

公式サイト


マリークワント
(MARY QUANT)

マルチに使えるフェイスカラーパレット全3種

発売日…2月6日

「マリークワント(MARY QUANT)」から、デイジーをかたどったフェイスカラーパレットが数量限定で登場。「マリークワント」のアイコンであるデイジーをかたどったマルチに使えるフェイスカラーパレットだ。ひとつのパレットで、フェイスパウダー、ハイライト、チーク、シェーディングが仕上げられるマルチパレット2種と、5色のハイライトカラーと1色のグリッターカラーで、透明感のある艶肌に仕上げるグロウハイライトパレット1種をそろえる。

■商品詳細
“チアリー カラーズ フォー フェイス”(全3種、各6050円)

公式サイト

hr noshade="noshade" size="1" />

ヴィセ
(VISEE)

人気リップ“ネンマクフェイク ルージュ”がリニューアル

発売日…2月16日

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ(VISEE)」は、春のメイクアップアイテムとして、リニューアルした“ネンマクフェイク ルージュ”と、2つの印象を操る5色アイパレットの限定色をそろえる。今回は“Sensual sleek allure”をテーマに、粘膜のような色と艶で色気を最大限に引き立てるアイテムとカラーをラインアップする。

■商品詳細
“ネンマクフェイク ルージュ Ⅱ”(新8色、各1650円※編集部調べ、以下同)
“ダブル ムード アイズ”(限定2種、各1540円)

公式サイト

hr noshade="noshade" size="1" />

アクア・アクア
(AQUA AQUA)

軽やかな煌めきをまとうコレクション

発売日…2月25日
先行販売…2月17日

「アクア・アクア(AQUA AQUA)」は、“スパークリング ウィム”をテーマに、遊び心と優しさを併せ持つ、軽やかな煌めきをまとうコレクションを展開する。

■商品詳細
“オーガニックデュオシャドー”(限定、トゥインクルブルー、2200円)
“オーガニックシアーグロス”(限定1色、2035円)

公式サイト


【3月発売】

The post 【2026年春コスメ特集】春らしいカラーの限定アイテムなどがズラリ!プチプラからデパコスまで一挙紹介【随時更新】 appeared first on WWDJAPAN.

「ギークス ルール」と劇場版「チェンソーマン レゼ篇」とのコラボ第2弾Tシャツ 浜辺のレゼを大胆にプリント 受注販売も

CHAINSAW MAN- The Movie: Reze Arc × GEEKS RULE 15 SILKSCREEN PRINTING T SHIRT vol.03 サイズ:M〜XXL 1万2100円

Tシャツを通してアニメ、ゲーム、映画などのカルチャーを_後世にまでしっかり伝えていくことを 目的として立ち上がった「ギークス ルール(GEEKS RULE)」は、大ヒット公開中の劇場版「チェンソーマン レゼ篇」とのコラボレーションTシャツ第2弾を発売する。サイズはM〜XXLを展開し、価格は1万2100円。

今回のコラボでは、レゼが浜辺に横たわる姿が描かれたビジュアルを採用。最大サイズのシルクスクリーン15版を使用し、フロントに大胆にプリント。特色分解、スポットカラーセパレーションによる15色分解のシルクスクリーンプリント技術を駆使しビジュアルを再現している。

本コラボTシャツは、12月25日から「TOHOシネマズ」から日比谷、新宿、海老名、梅田、なんば、池袋の6館で先行販売。また、前回の第1弾コラボ時に多くの反響があったことから、今回「ギークス ルール」オンラインで期間限定での受注販売(※1)を行う。受注期間は、12月25日12:00から29日12:00まで。発送は2026年2月上旬以降順次行う(※2)。

※1 受注販売に関しては、要望に応えられる数量のボディーを準備しているが、予想を超える数量の受注があった場合は、期間内でも受注を打ち切る可能性がある。
※2 発送は2月上旬以降で予定しているが、注文が多数の場合、発送日時が遅れる可能性もあり。その際は、公式SNSで告知する。

アイテム画像

The post 「ギークス ルール」と劇場版「チェンソーマン レゼ篇」とのコラボ第2弾Tシャツ 浜辺のレゼを大胆にプリント 受注販売も appeared first on WWDJAPAN.

「ファス」が薬用美白美容液を刷新 頑固な“居残りメラニン”に着目し透明感を強化

発酵エイジングケアブランド「ファス(FAS)」は2月18日、ブランド独自の黒米発酵液をキー成分とする“ザ ブラック”シリーズの薬用美白美容液“ブライトセラム Ⅱ”【医薬部外品】(30mL、1万2100円)をリニューアル発売する。黒米発酵液と屋久島産茶エキスを組み合わせた“モイストブライト処方”が肌に潤いを与え、光がめぐるような透明感へ導く。

“ブライトセラム”は、2024年2月にブランド初の薬用美白美容液として誕生した。「ファス」は、大人特有の“エイジングくすみ”は、肌色の均一性に加え、光を取り込み内側から放つ力の低下が複合的に影響していると捉えている。今回のリニューアルでは、肌に滞留し続ける頑固な“居残りメラニン”に着目。肌の光と色に関する研究をさらに深化させ、処方をアップデートした。

3年かけて開発した、738種もの低分子成分を含む黒米発酵液を35%配合。加えて、新たに採用した屋久島産茶エキスが角層の隅々まで潤いを届け、透明感を引き出すための“光の最大化”を目指す。色については、メラニンの生成を抑えるだけでなく、還元を促す美白有効成分のビタミンC誘導体を配合し、“居残りメラニン”にアプローチ。同じく美白有効成分のアルブチンに加え、新潟産蓮花エキスを新たに配合した。またグリチルリチン酸ジカリウムとトラネキサム酸がダメージによる肌荒れをケアし、潤いに満ちた健やかな肌へと導く。肌の上でパシャっと弾けるように広がるみずみずしいテクスチャーで、ハーバルシトラスの香り。

「ファス」について

「ファス」は、「Nオーガニック(N ORGANIC)」を手掛けるシロクが23年10月6日に発売したエイジングケアブランド。ローションとクリームの2製品でスタートし、現在はスキンケア15製品に加え、今年誕生したボディーケアの“ザ ドレープ シリーズ”4製品までラインアップを拡充している。

今年は博多阪急店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、アットコスメトーキョー店、イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷店に新規出店し、常設店舗は8店に拡大。下半期に発売した“ザ ブラック リフト アイ クリーム”(15g、1万6500円)は23冠、“ザ ドレープ シリーズ”(全4品、4400〜6930円)はシリーズ全体で15冠と多数のビューティアワードを獲得し、着実に支持を広げている。

The post 「ファス」が薬用美白美容液を刷新 頑固な“居残りメラニン”に着目し透明感を強化 appeared first on WWDJAPAN.

「ファス」が薬用美白美容液を刷新 頑固な“居残りメラニン”に着目し透明感を強化

発酵エイジングケアブランド「ファス(FAS)」は2月18日、ブランド独自の黒米発酵液をキー成分とする“ザ ブラック”シリーズの薬用美白美容液“ブライトセラム Ⅱ”【医薬部外品】(30mL、1万2100円)をリニューアル発売する。黒米発酵液と屋久島産茶エキスを組み合わせた“モイストブライト処方”が肌に潤いを与え、光がめぐるような透明感へ導く。

“ブライトセラム”は、2024年2月にブランド初の薬用美白美容液として誕生した。「ファス」は、大人特有の“エイジングくすみ”は、肌色の均一性に加え、光を取り込み内側から放つ力の低下が複合的に影響していると捉えている。今回のリニューアルでは、肌に滞留し続ける頑固な“居残りメラニン”に着目。肌の光と色に関する研究をさらに深化させ、処方をアップデートした。

3年かけて開発した、738種もの低分子成分を含む黒米発酵液を35%配合。加えて、新たに採用した屋久島産茶エキスが角層の隅々まで潤いを届け、透明感を引き出すための“光の最大化”を目指す。色については、メラニンの生成を抑えるだけでなく、還元を促す美白有効成分のビタミンC誘導体を配合し、“居残りメラニン”にアプローチ。同じく美白有効成分のアルブチンに加え、新潟産蓮花エキスを新たに配合した。またグリチルリチン酸ジカリウムとトラネキサム酸がダメージによる肌荒れをケアし、潤いに満ちた健やかな肌へと導く。肌の上でパシャっと弾けるように広がるみずみずしいテクスチャーで、ハーバルシトラスの香り。

「ファス」について

「ファス」は、「Nオーガニック(N ORGANIC)」を手掛けるシロクが23年10月6日に発売したエイジングケアブランド。ローションとクリームの2製品でスタートし、現在はスキンケア15製品に加え、今年誕生したボディーケアの“ザ ドレープ シリーズ”4製品までラインアップを拡充している。

今年は博多阪急店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、アットコスメトーキョー店、イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷店に新規出店し、常設店舗は8店に拡大。下半期に発売した“ザ ブラック リフト アイ クリーム”(15g、1万6500円)は23冠、“ザ ドレープ シリーズ”(全4品、4400〜6930円)はシリーズ全体で15冠と多数のビューティアワードを獲得し、着実に支持を広げている。

The post 「ファス」が薬用美白美容液を刷新 頑固な“居残りメラニン”に着目し透明感を強化 appeared first on WWDJAPAN.

「雪肌精」の日焼け止めがアップデート 汗や水でUV膜強化

コーセーの「雪肌精(SEKKISEI)」は、2026年春にUVケア製品3品を発売する。2月16日には、汗や水でUVブロック膜が強くなる日焼け止め“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ジェル N”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](90g、2420円※編集部調べ、以下同)と“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミルク N”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](60g、2750円)を発売。4月16日には、25年に初登場した塗り直しに便利なミストUV“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円)を限定で再販売する。

紫外線と疲労の関係に着目したタフ膜UV

2月に発売するジェルとミルクは、紫外線が肌あれやシミ、シワの原因となるだけでなく、“パフォーマンス低下”の一因であることに着目し開発。「シミも紫外線疲れも防ぐ、タフ膜UV」をコンセプトに掲げ、支持されている高い紫外線防止効果や使用感などはそのままに、美容成分や香りをアップデートした。

ジェルとミルクは汗や水に反応して水分を抱え込み、UV防御膜を強化する「抱水シールド成分」を新たに配合。美容成分は国産ハトムギエキス、ハトムギ発酵エキス、ハトムギ水といった3種のハトムギや、トウキエキス、テンニンカエキスなどの和漢植物由来成分に加え、抗酸化や保湿を紀州産南高梅由来の梅酢エキスを新採用した。香りは、パフォーマンスを向上させるという「ナチュラルフローラルのさわやかで澄んだ香り」。トップにレモンやベルガモットなどのシトラスハーバルを加え、夏の使用に適したさわやかさをプラスしている。

顔に直接吹き付けられるUVミスト

4月16日に限定再販売する“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミスト”は、コーセーで初めて顔に直接吹きかけられる処方を採用した製品だ。日中の塗り直しを手軽に行えるのが最大の特長で、メイクの上からも使用できる。油系の成分を最小限に抑えた油と水の2層タイプで、べたつかず白浮きしない軽い付け心地をかなえる。紫外線吸収剤を除くエマルジョンが美容液85%という処方で、3種のハトムギをはじめとする和漢植物由来の美容成分が肌にうるおいを与える。顔だけでなく、髪や頭皮、からだにも使用可能。

The post 「雪肌精」の日焼け止めがアップデート 汗や水でUV膜強化 appeared first on WWDJAPAN.

「雪肌精」の日焼け止めがアップデート 汗や水でUV膜強化

コーセーの「雪肌精(SEKKISEI)」は、2026年春にUVケア製品3品を発売する。2月16日には、汗や水でUVブロック膜が強くなる日焼け止め“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ジェル N”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](90g、2420円※編集部調べ、以下同)と“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミルク N”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](60g、2750円)を発売。4月16日には、25年に初登場した塗り直しに便利なミストUV“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円)を限定で再販売する。

紫外線と疲労の関係に着目したタフ膜UV

2月に発売するジェルとミルクは、紫外線が肌あれやシミ、シワの原因となるだけでなく、“パフォーマンス低下”の一因であることに着目し開発。「シミも紫外線疲れも防ぐ、タフ膜UV」をコンセプトに掲げ、支持されている高い紫外線防止効果や使用感などはそのままに、美容成分や香りをアップデートした。

ジェルとミルクは汗や水に反応して水分を抱え込み、UV防御膜を強化する「抱水シールド成分」を新たに配合。美容成分は国産ハトムギエキス、ハトムギ発酵エキス、ハトムギ水といった3種のハトムギや、トウキエキス、テンニンカエキスなどの和漢植物由来成分に加え、抗酸化や保湿を紀州産南高梅由来の梅酢エキスを新採用した。香りは、パフォーマンスを向上させるという「ナチュラルフローラルのさわやかで澄んだ香り」。トップにレモンやベルガモットなどのシトラスハーバルを加え、夏の使用に適したさわやかさをプラスしている。

顔に直接吹き付けられるUVミスト

4月16日に限定再販売する“雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミスト”は、コーセーで初めて顔に直接吹きかけられる処方を採用した製品だ。日中の塗り直しを手軽に行えるのが最大の特長で、メイクの上からも使用できる。油系の成分を最小限に抑えた油と水の2層タイプで、べたつかず白浮きしない軽い付け心地をかなえる。紫外線吸収剤を除くエマルジョンが美容液85%という処方で、3種のハトムギをはじめとする和漢植物由来の美容成分が肌にうるおいを与える。顔だけでなく、髪や頭皮、からだにも使用可能。

The post 「雪肌精」の日焼け止めがアップデート 汗や水でUV膜強化 appeared first on WWDJAPAN.

マッシュスタイルラボ、南三陸でFSC認証林の植林開始

マッシュスタイルラボはこのほど、宮城県南三陸町のFSC認証林において植林プロジェクトを開始した。南三陸町で林業を営む佐久とのパートナーシップのもと、10月に初回の植林活動を実施し、スギの苗木3300本を植樹した。

同社によると、今回の植林によって削減される二酸化炭素(CO₂)排出量は約1093トンと試算されている。これは、同社が2024年にショッピングバッグや下げ札などの副資材の製造工程で排出したと見込まれる量に相当するという。

植林が行われた森林は、15年に宮城県で初めてFSC森林認証(FM認証)を取得しており、絶滅危惧種であるイヌワシの生息地候補にも挙げられている。マッシュグループは約1年にわたるリサーチと現地でのフィールドワークを経て、本格的な植林および育林活動に踏み切った。

本取り組みは、マッシュグループが推進する環境プロジェクト「マッシュ・ゴー・グリーン・プロジェクト」の一環として実施する。森林再生活動を通じて、生態系の維持・回復を図るとともに、地域の自然環境保全への貢献を目指すとしている。

The post マッシュスタイルラボ、南三陸でFSC認証林の植林開始 appeared first on WWDJAPAN.

ビルケンシュトックの2026年福袋はどこで買える? 今年も“選べる福袋”が登場

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は、2026年福袋を12月24日から公式オンラインショップ限定で発売する。販売期間は2025年12月24日から2026年1月11日までで、数量限定のため、なくなり次第終了となる。価格は、キッズ福袋が1万1000円、アリゾナ福袋が2万5000円、ボストン福袋が2万9900円、チューリッヒ福袋が2万6000円、シューズ福袋が2万8000円。

いずれの福袋も、「ビルケンシュトック」のフットウエア2足がセットになっており、選択したモデルまたはカテゴリーの1足に加え、「お楽しみの1足」が入る構成となっている。

定番モデルからキッズまで “2足入り”の多彩なラインアップ

モデルを指定できる福袋は、「アリゾナ」「ボストン」「チューリッヒ」の3種類を用意。加えて、カテゴリーから選べる「サンダル福袋」「シューズ福袋」も展開し、福袋ならではのワクワク感を楽しめる内容となっている。

また、キッズサイズのフットウエア2足が入った「キッズ福袋」は、毎年早期に完売する人気アイテム。大人向けからキッズまで、幅広いニーズに応えるラインアップがそろう。

The post ビルケンシュトックの2026年福袋はどこで買える? 今年も“選べる福袋”が登場 appeared first on WWDJAPAN.

孫正義氏の長女がスパイバーを支援、巨額の借入金の返済延長へ

人工構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」を展開するスタートアップのスパイバーは12月23日、投資ファンド及びブランディングを行うBOLDの川名麻耶CEOとの間で事業支援契約を締結したと発表した。川名CEOは2026年上期をメドに所定の条件をクリアした段階で事業支援を行う。

川名CEOは慶応義塾大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券を経て19年12月にBOLDを設立した。本日の発表資料の中で、孫正義氏の長女であると明かし、「本来的には不要な、自身の出自を公表することに致しましたのは、企業売却やIPOといった短期的なキャピタルゲインを前提とせず、世界のバイオベンチャーシーンを代表する企業として育て上げるための本質的な取り組みに集中できる立場であること、そして、そのための意思決定を迅速に行える環境にあることを、明確にお伝えするためです」とコメントしている。

川名氏とスパイバーの関山和秀・代表執行役はともに慶応幼稚舎出身。川名氏はあえて孫氏の長女という出自を明かすことで、銀行団や債権者に、今年末に返済期限が迫る約350億の借入金の返済期限の延長や整理などを促す狙いがあると見られる。

また、リリースの中で川名氏は、「日本を代表し世界を変える可能性のある技術は『長期的に支えて育てていくべきである』という使命感と同時に、私自身が長年抱いてきたファッション産業のイノベーション構想との高い親和性があります。さらに、交渉を重ねる中で見出すことのできた、事業に対するフィロソフィーや企業カルチャー、未来への向き合い方などの価値観の近さは、ご一緒したいという思いを一層強める要因となりました」ともコメントしている。

The post 孫正義氏の長女がスパイバーを支援、巨額の借入金の返済延長へ appeared first on WWDJAPAN.

「フェニックス」が「トーガ」とコラボ 源馬大輔が春夏シーズンに古田泰子を選んだ理由は?

「雪山でつちかったアイディアを街へ」を掲げて源馬大輔がディレクションする「フェニックス(PHENIX)」が2026年春夏シーズン、「トーガ(TOGA)」とのコラボコレクションを発表した。「フェニックス」の“機能を極める知恵”と、「トーガ」が探求する“構造を再編集する美学”を融合し、アウトドア由来の発想を都市のスタイルに再解釈。黄色と緑の抽象柄は岩肌のミネラルや森に差す光、自然のノイズを表現して、プリーツやタックの動きが“流動する地層”のような立体感を生む。「フェニックス」のクリエイティブ・ディレクターを務める源馬と、「トーガ」のデザイナーを務める古田泰子にコラボレーションについて聞いた。

異常なくらいシルエットにこだわる
デザイナーと春夏は取り組みたかった

WWD:スキーウエアに始まり「雪山でつちかったアイディアを街へ」をコンセプトに掲げる「フェニックス」のみならず、アウター発祥もしくは専業のブランドにとって、春夏シーズンは難しい。秋冬ではなく、春夏シーズンに「トーガ」とコラボレーションする理由は?
源馬大輔「フェニックス」クリエイティブ・ディレクター(以下、源馬):その通り、こういうアウターをメーンとするブランドの春夏は難しい。他のブランドでも、有名なロゴを胸元にあしらったポロシャツがヒットするなどして以降、ようやく春夏シーズンのビジネスが大きくなったりしている。だから、実力のある人と一緒に取り組みたかった。デザイナーとして尊敬するのは、異常なくらいシルエットにこだわっている人。古田さんは、3層構造の生地を使っても、シルエットが美しい。ボリュームをスポーツウエアならではの機能性と共に表現できるから、サンプルを見ても納得。街中ではオーバースペックかもしれないけれど、印象的なボリュームによってアウトドア由来の発想が都市のスタイルに再解釈される取り組みは、ずっと挑戦したいと思っていた。
古田泰子「トーガ」デザイナー(以下、古田):「トーガ」もスポーツウエアにインスピレーションを得ているので、今回のプロジェクトは楽しかった。街でも着られるスポーツウエアは「フェニックス」の得意分野だし、3層構造の生地は(ハリがあるので)ボリュームを表現するのに適している。考えたのは、「トーガ」のどこを切り取るか?“らしい”と言われるメタルづかいを取り入れることもできたけれど、源馬くんから「ボリューム」という“お題”をもらっていたので、ロンドンで発表しているコレクションに通じるボリューム感を追求した。シグニチャーとも言えるメタル使いは減らし、飾りではなく、ボリュームを調整するためのファスナーのスライダーにあしらうなどしている。

源馬:ありきたりのアノラックなんて全然目新しくないし、(「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」や「ナゴンスタンス(NAGONSTANS)」とコラボレーションしたファースト・コレクションを踏まえ)名前を載せ替えただけの取り組みにはしたくなかった。となるとやはり、ウィメンズが得意で、独自のシルエットを持っている人がよかった。

重たくないドレスは、
ストレスなくドレスアップできる

古田:「トーガ」でも3層構造の生地から洋服を作ることはできるけれど、「フェニックス」との取り組みのように軽く仕上げるのは難しい。一方今回の洋服は、ラッフルなどで生地をそれなりにたくさん使っているが、重たくない。重くないドレスは、女性がストレスを感じずドレスアップできるアイテム。昨今通年で大事になっている「軽さ」や「保温性」「通気性」などの機能をあらためて意識できて楽しかった。
源馬:逆にダウンがないので、さらに軽やかに表現できている。男性デザイナーだとオーバースペックになりがちだが、今回は引き算が生きた。

古田:「トーガ」自体は装飾性が高いときも多いが、特に最近ロンドンで発表しているコレクションについては、削ぎ落とすことに興味を持っている。時々後ろ髪は引かれるけれど、「ここはデザインを削ぎ落とした方がわかりやすい」のように、デザイン性を盛り込むところはかなり意識して選択している。一方、抽象的な柄はオリジナル。街でもフィットする柄を作ってもらった。
源馬:正直今回は、僕の仕事なんて何にもなかった(笑)。

WWD:そもそもスキーはする?
古田:再開したら、また好きになった。大人になってから雪山に登ったら、あらためて白の美しさに感動した。汚いものを全て隠したり、消し去ったりしてくれる感じがした。そこからみんなのスキーウエアはチェックしているが、「フェニックス」の着用率は高いと思う。
源馬:スキーウエアでは、スウェーデンのナショナルチームのサプライヤーをしており、やはりクオリティは高い。一方自分のラインでは、レザーパンツに「チャンピオン(CHAMPION)」のスエットでスキーとか提案できたらカッコいい。いつか、実現したい。古田さんには、子ども服を作って欲しい(笑)。

「フェニックス」は2026年春夏シーズン、源馬が手掛けるラインと、宮下貴裕による「PHENIX by TKMT」、「トーガ」とのコラボラインを販売する。「トーガ」とのコレクションは、すでに予約販売を受け付けている。

The post 「フェニックス」が「トーガ」とコラボ 源馬大輔が春夏シーズンに古田泰子を選んだ理由は? appeared first on WWDJAPAN.

「ポーター」が「バズリクソンズ」とコラボ フライトジャケット4色を発売

吉田カバン創業90年を記念して「ポーター(PORTER)」は12月24日、「バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S)」とのコラボレーションアイテムを数量限定で発売する。「ポーター」店舗および吉田カバン公式オンラインストアで取り扱う。吉田カバンのオンラインストアでは12時から発売する。

機能的でユニークなフライトジャケット

1993年に誕生した「バズリクソンズ」は、糸の紡績から織り・生地の素材・各部の軍用パーツ、そして全体のフォームに至るまでこだわり抜いたフライトジャケットをつくり続けている。

本コラボレーションでは、フライトジャケットの代名詞“MA-1”に、「ポーター」を代表するシリーズ“タンカー”で採用している100%植物由来のナイロンを融合させた“バズリクソンズ×ポーター MA-1&ウオレット”(全4色、各14万3000円)をラインアップする。ジャケットの左袖に取り付けられたシガレットポケットは、着脱可能な「ポーター」のウオレットで表現し、中綿には「3M(スリーエム)」が開発した軽量かつ保温性の高いシンサレート高機能中綿素材を採用した。ライニングには、かつてのフライトジャケットにあしらっていた“トラベリングマップ”を取り入れ、柄配置はランダムになっている。

さらに、ライニングには着脱可能なストラップを取り付けられ、着用しないときは背負うことができる。袖には、バッグのディテールにも用いられる“マチ拡張”機能をベースにファスナーを取り付け、アームホールを広げることが可能だ。フロントにはファスナーとスナップボタンの2通りで開閉でき、スナップボタンを使用するとやや細身のシルエットを楽しめる。サイズ展開はS〜XL。カラーは“サージ グリーン”、“ブラック”、“アイロン ブルー”に加え、落ち着きのある色味にタンカーの持つナイロンの光沢が一体になった限定色の“コヨーテ”を展開する。

また、同アイテムには90周年限定のタグを縫い付けたオリジナル巾着が付属する。

The post 「ポーター」が「バズリクソンズ」とコラボ フライトジャケット4色を発売 appeared first on WWDJAPAN.