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ファッションで“汚い“を”かっこいい“に変える 世界一ピカピカな清掃集団OPTの軌跡

ボクは日本一かっこいいトイレ清掃員」(岩波ジュニア新書)が6月15日に刊行した。著者は、東京・奥多摩を拠点に活動するトイレ清掃のプロ集団OPT(オピト)のリーダー大井朋幸だ。町に点在する公衆トイレの便器の隅々まできれいにし、床も雑巾掛けをすることで“寝転がれる“レベルまで磨き上げる。その徹底した姿勢が国内外のメディアの目に止まり、全国の学校や地域イベントでの講演、清掃ワークショップなど、活動の幅が広がっている。

大井にとって清掃は単純な作業ではなく表現だという。ストライプシャツに赤いスニーカー、シッポのキーホルダーを身につけ、現場に立ち続け、チームには「奥多摩ピカピカトイレ=OPT」という名を授け、清掃にファッションと遊び心、そして誇りを掛け合わせてきた。「ピカピカの哲学」はどこから来て、どこへ向かうのかをたずねた。

PROFILE: 大井朋幸/OPT代表

大井朋幸/OPT代表
PROFILE: 1974年生まれ。小学校5年から高校卒業まで奥多摩町で暮らす。高校卒業後,料理人として働いた後、2017年に「奥多摩総合開発」の清掃事業部門入社。公衆トイレ清掃の責任者となり清掃チームをOPT(オピト、オクタマ・ピカピカ・トイレの略)と名付け、日本一きれいなトイレを目指してトイレ清掃に励む。その活動は国内外のメディアでも多数取り上げられ、学校での講演や地域イベントへの参加、清掃の技術や価値を次世代に伝える活動にも尽力。25年、OPTを立ち上げる

清掃を通してその地域の観光価値を高める

WWD:起業と書籍出版を経て、活動の広がりをどのように実感されていますか?

大井朋幸(以下、大井):正直、起業も執筆もまったく考えていませんでした。まさか、自分がトイレ清掃で独立して、本を出すなんて想像もしていなくて。でも、数年前から「うちのトイレもお願いできませんか?」と、他の市町村や公園から声が届くようになってきたんです。当時は奥多摩に根ざして活動していましたが、次第に他の地域にも関わりたい気持ちが芽生えました。会社員のままでは限界があると感じ、独立する道を選びました。

トイレをピカピカにするのは当たり前。清掃を通してその地域の観光価値を高めたい、そして何よりもそこに暮らす人たちをもっと輝かせたい。そんな思いを込めて、「OPT」を立ち上げました。

WWD:OPTの活動の中で印象に残った出来事はありますか?

大井:自分で言うのもなんですが、僕たちが担当しているトイレはけっこうきれいなんですよ。だからこそ、生活の場になってしまうことがあるんです。赤い鍵がロックされたままノックしても返事はないけど、何日か誰かがここで暮らしてる気配がある。そういうときは町や警察に報告するんですが、以前、海外メディアから「トイレがきれいすぎると、逆に治安が悪化する。人が溜まりやすくなって、薬物を使う場所になることもある」と言われたことがあります。たしかに、それも現実の1つ。だからといって僕は、きれいなトイレを諦めたくはないんです。

「トイレがきれいになった」という声をよくいただきますが、僕らの活動を知った自治体や個人から「OPTを知ってから、うちのトイレも変わりました」と連絡をいただくこともあって、本当にうれしいですね。

WWD:YouTubeで「仕事は本気で遊ぶけど、遊びは仕事にしない」と話しているのが印象的でした。

大井:本気で仕事を遊ぶとは、「どうすればもっと楽しくなるか」を自然に考えることです。工夫や研究を重ねながら清掃していると便器や床がどんどん輝きます。時間もあっという間に過ぎて、「もうこんな時間?」と感じるほど夢中になれるんです。真剣に遊ぶように仕事ができれば、会社も従業員も満足でき、長く続けられます。

ファッションから始まる「OPT」のコミュニケーション

WWD:ファッションにこだわることは、「仕事は本気で遊ぶ」ことにつながるのでしょうか?

大井:僕は何事も形から入るタイプです。だから清掃員として働き始めた時から、身だしなみにこだわっていました。ただ、それがきっかけでファッション誌や海外メディアから取材を受けるようになるとは思ってもみませんでした。一時はファッションが嫌いになり、誰にも会いたくないし、見られたくもなかった時期もありましたが、やはりファッションは大切だと改めて感じています。

「衣・食・住」の中で「衣」が一番最初に来るのは、身体を守るという意味もあると思います。トイレ清掃という汚いというイメージをもたれてしまうことがある仕事でも、ファッションを変えるだけで子どもたちが寄ってくるようになる。いつも付けている尻尾キーホルダーは“お守り“のようなもので、子どもたちに触られすぎて今でもう4代目です(笑)。

WWD:「トイレは人間の縮図だ」とおっしゃっていましたね。

大井:トイレを汚してしまうことが多いのは女性の方ですが、それはマナーが悪いわけではありません。むしろ、美意識が高いからこそ、自分を清潔に保つためにゴミをトイレ内に置いたり、髪を整えたりするんです。ゴミを持ちながらショッピングをしたくない気持ちはわかりますよね。でも、トイレはゴミ箱ではありません。そこはしっかり意識してほしいと思います。

WWD:利用者を信じるとはどのような感覚ですか?

大井:信じることで、使う人も清掃する人も“仲間“になれると思っています。公衆トイレの清掃は、清掃員だけでは決して完璧にはできません。利用者の協力があって初めて成り立つんです。利用者が「信じてもらっている」と感じてもらえたら、「きれいに使おう」と思う人も増えるはずです。苦情を言うよりも信じて、仲間になってもらうことが、トイレをきれいに保つ一番の方法だと考えています。

たとえば、雨の日でも清掃作業をすると、周りからは「そこまでする必要ある?」とか「どうせまた汚れるんだから」と言われることがある。でも、僕にとってはそれが普通。雨水で滑るから怖いけど続ける。自分にとっては当たり前でも、実はみんなそこまでやっていないと気づいたときにちょっと驚いたんですよね。

世界を舞台に活躍する仲間、後継者と共に、OPTはその先へ

WWD:長く続けるために心がけていることを教えてください。

大井:「誰かのために」とか「お金のために」という気持ちでやっているわけではありません。自分が気持ちいいかどうか、ワクワクするか、納得できるか、それがすべてです。

会社を立ち上げてもその考え方は全然変わらなかった。「稼がなきゃ」と焦るかと思いきや、そうでもなくて。これでいいのかなと思いますけど、自分らしく生きてるんだと思います。

今の一番の目標は「生き続けること」ですね。去年できたことが、今年は体力的につらいときがある。だからこそ、後継者を育てたい。育てるというより、出会いたい。そんな感じです。

WWD:後継者はどんな人が向いてると思いますか?

大井:やっぱりファッションに興味があって、自分をプロデュースできる人がいい。自分に似合う服や髪型を理解してる人。メディア対応やSNS、YouTubeに出ることもあるだろうし。目立つことを嫌がらず、でも派手なだけじゃない、芯がある人がいい。僕も別に目立ちたがり屋じゃないけど、ファッションは好き。ギャップがあるからこそインパクトが生まれるんです。

「OPT」の制服を、土色の作業着からストライプ柄のかわいいシャツに赤い靴へと変えたとき、コワモテの先輩も刺青のある人も、そのシャツを着て鏡の前で照れている姿がとてもかわいらしかったです。制服がきっかけで、子どもからシニアまで多くの人に声をかけてもらえるようになりました。見た目と中身のギャップで人の心が動くなら、それはもう大きな武器です。綺麗なトイレを目指すには、そうしたコミュニケーションや心の動きが何より大切だと思います。

WWD:10年後の「OPT」のビジョンを教えてください。

大井:世界に羽ばたいていると思います。2年後、3年後にはすでに動き出しているかもしれません。後継者は世界を舞台に活躍しているでしょう。もしかしたら、トイレ清掃で宇宙に行っているかも!

と言いながらも僕は、今と変わらず10年後も現場でトイレをきれいにしていたい。場所は奥多摩でももっと遠くでもいい。やっぱり現場が好きなんですよ。健康でいて、今日と同じように現場に立てていることが何よりの幸せだと思います。

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マッシュの社員向けサステナ研修 東京・四ツ谷の本社に770人が大集合

マッシュホールディングス(以下、マッシュHD)はこのほど、社員向けのサステナブルカンファレンスを実施した。東京・四ツ谷の本社に770人、オンラインに160人が集まった。

同社は、「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」など、数多くの人気ブランドを抱える国内のウィメンズアパレルのリーディングカンパニー。トレンドだけでなく、サステナビリティにも本気で向き合ってきた。22年にはサステナブル推進委員会を発足し、全社をあげてCO2削減に取り組んでいる。

カンファレンスは、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の名スピーチで幕を開けた。「無限の消費と発展を求める社会は、人々を、地球環境を疲弊させる。発展は幸福のためになされなければならない」。ムヒカ大統領の語り口は、創業当初から「ウェルネスデザイン」を企業理念として掲げ、事業活動を通してより良い社会、地球環境を実現しようとする近藤広幸社長のそれと重なる。

マッシュHDが束ねるマッシュグループの2024年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円だった。営業利益の詳細数字は非公開としたが、同社として初めて100億円を突破した。そんな勢いあるマッシュHDの社員から、「売り上げとサステナは両立できるのか?」と鋭い質問が挙がる。近藤社長は次のように答えた。「マーケットシェアを伸ばすということは、私たちが思う“正しいこと”を広げられるということ。売り上げを上げれば上げるほど、サステナビリティを社会に浸透させられる」。対談相手の東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授も、「ファッションはメッセージ性を帯びている。他の業界と比べても、社会的役割を果たしやすい」とうなずく。

一際大きな歓声を持って出迎えられたのは、デザイナーの篠原ともえだ。当時は歌手・タレントであり、デザイン科に通う高校生でもあった篠原がけん引した、1990年代の“シノラーファッション”を語った。「人前で着たい服がなかった。だから自分で作った。ただただファッションを楽しむ私の姿を、ファンがポジティブに受け取ってくれた。そうしたら“シノラーファッション”なんて言葉がついてきた」。ムーブメントを広げるには、受け手の共感が欠かせない。その点、社会現象を巻き起こした篠原からは、マッシュHDも学べることが多いはずだ。

社員からは、「『自分の行動が未来に影響する』という意識を持つことの大切さを学べた」「企業として課題に取り組む意義を再認識できた。目の前のできることから取り組み、いずれは大きなムーブメントにつなげられるようにしたい」といった感想が集まった。

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マッシュの社員向けサステナ研修 東京・四ツ谷の本社に770人が大集合

マッシュホールディングス(以下、マッシュHD)はこのほど、社員向けのサステナブルカンファレンスを実施した。東京・四ツ谷の本社に770人、オンラインに160人が集まった。

同社は、「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」など、数多くの人気ブランドを抱える国内のウィメンズアパレルのリーディングカンパニー。トレンドだけでなく、サステナビリティにも本気で向き合ってきた。22年にはサステナブル推進委員会を発足し、全社をあげてCO2削減に取り組んでいる。

カンファレンスは、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の名スピーチで幕を開けた。「無限の消費と発展を求める社会は、人々を、地球環境を疲弊させる。発展は幸福のためになされなければならない」。ムヒカ大統領の語り口は、創業当初から「ウェルネスデザイン」を企業理念として掲げ、事業活動を通してより良い社会、地球環境を実現しようとする近藤広幸社長のそれと重なる。

マッシュHDが束ねるマッシュグループの2024年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円だった。営業利益の詳細数字は非公開としたが、同社として初めて100億円を突破した。そんな勢いあるマッシュHDの社員から、「売り上げとサステナは両立できるのか?」と鋭い質問が挙がる。近藤社長は次のように答えた。「マーケットシェアを伸ばすということは、私たちが思う“正しいこと”を広げられるということ。売り上げを上げれば上げるほど、サステナビリティを社会に浸透させられる」。対談相手の東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授も、「ファッションはメッセージ性を帯びている。他の業界と比べても、社会的役割を果たしやすい」とうなずく。

一際大きな歓声を持って出迎えられたのは、デザイナーの篠原ともえだ。当時は歌手・タレントであり、デザイン科に通う高校生でもあった篠原がけん引した、1990年代の“シノラーファッション”を語った。「人前で着たい服がなかった。だから自分で作った。ただただファッションを楽しむ私の姿を、ファンがポジティブに受け取ってくれた。そうしたら“シノラーファッション”なんて言葉がついてきた」。ムーブメントを広げるには、受け手の共感が欠かせない。その点、社会現象を巻き起こした篠原からは、マッシュHDも学べることが多いはずだ。

社員からは、「『自分の行動が未来に影響する』という意識を持つことの大切さを学べた」「企業として課題に取り組む意義を再認識できた。目の前のできることから取り組み、いずれは大きなムーブメントにつなげられるようにしたい」といった感想が集まった。

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「ゲス ジーンズ」が展示会を開催 東京フラッグシップ店オープンを記念して

「ゲス ジーンズ(GUESS JEANS)」は7月4〜12日まで、原宿・ヨドバシJ6ビルディングで“ザ ネクスト 40 イヤーズ オブ デニム(THE NEXT 40 YEARS OF DENIM)”の展示会を開催する。フィレンツエ、アムステルダムと世界各地を巡回してきた本展示は、東京の「ゲス ジーンズ」フラッグシップ店のオープンを記念して実施する。

会場は、ブランドの象徴的なデニムの歴史を体験する回顧展示からスタートし、水や電力の消費を抑えてストーンウオッシュ加工と同様の風合いを表現するサステナブルな新技術“ゲス エアーウオッシュ(GUESS AIRWASH)”を日本初公開する。実際に稼働している“デニム ラボ(DENIM LAB)”では、デニム制作の過程を現物の展示やデジタルスクリーンで紹介する。

来場者限定デニムトートバッグ&刻印サービス

さらに、展示の最後“カスタマイズエリア(CUSTOMIZATION AREA)”では、来場者全員に限定のデニムトートバッグをプレゼントし、その場でレーザーを使用したオリジナルデザイン刻印の体験を提供する。

■「ゲス ジーンズ」“ザ ネクスト 40 イヤーズ オブ デニム”開催概要
日程:7月4〜12日
時間:月〜木・日曜日 11:00〜20:00 / 金・土曜日 11:00〜21:00
場所:ヨドバシJ6ビル
住所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
入場料:無料
※7月4日の営業時間は13:00〜

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「クレイグ グリーン」2026年春夏メンズ・コレクション

「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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百貨店の免税売上高3〜4割減 6月も大手4社苦戦

百貨店大手4社の6月度の売上高速報が出そろい、全社が前年同月の実績を下回った。円高に転じた3月以降、インバウンド(訪日客)による高額消費が落ち込んでおり、免税売上高は引き続き大幅な減収で推移した。

6月度の売上高は三越伊勢丹が前年同月比9.1%減、高島屋が同2.2%減、大丸松坂屋百貨店が同4.5%減、阪急阪神百貨店が同12.0%減だった。国内顧客は微増もしくは微減で収まっているものの、訪日客による免税売上高が大幅に落ちている。

免税売上高は三越伊勢丹が同38.6%減、高島屋が同35.9%減、大丸松坂屋が同31.4%減だった。阪急阪神百貨店の旗艦店である阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)は、同5割減と振るわなかった。訪日客が買い支えてきたラグジュアリーブランドや時計・宝飾といった高額品の動きが引き続き鈍い。一方、化粧品などの消耗品は堅調に売れている。

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「マムート」がドイツ発のスニーカーブランド「フラワーズ フォー ソサイエティ」と初コラボ エッジの効いた2型を用意

「マムート(MAMMUT)」は7月14日、ドイツ発のスニーカーブランド「フラワーズ フォー ソサイエティ(FLOWERS FOR SOCIETY)」との初めてのコラボレーションシューズを、マムート渋谷で先行発売する。ラインアップは“エナジー ウルトラ シード ロー メン”(25.5cm〜28.5cm、2万9700円)と“エナジー マウンテン シード ロー メン”(全2色/25.5cm〜28.5cm、2万6400円)の全2型だ。

都会的なデザインと機能性が融合したローシューズ

「マムート」が持つアルプスの伝統とアウトドアの機能性が、「フラワーズ フォー ソサイエティ」の都会的でエッジの効いたデザインと融合した今回のコラボレーション。今シーズンの「マムート」新作シューズの“エナジー ウルトラ ロー”と“エナジー マウンテン ロー”をベースに、アウトソールは安定したグリップ力で動作をアシストするイタリアのソールメーカー、ヴィブラム(VIBRAM)社の“メガグリップ”を採用した。

「フラワーズ フォー ソサイエティ」は、2021年に設立されたドイツのフットウエアブランド。透明性、コミュニティー、持続可能性、履き心地の良さに根差した同ブランドは、オンデマンド生産や3Dデザインツールを重視するなど、従来のスニーカー製造の枠組みを打ち破るクリエイションを行う。

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「マムート」がドイツ発のスニーカーブランド「フラワーズ フォー ソサイエティ」と初コラボ エッジの効いた2型を用意

「マムート(MAMMUT)」は7月14日、ドイツ発のスニーカーブランド「フラワーズ フォー ソサイエティ(FLOWERS FOR SOCIETY)」との初めてのコラボレーションシューズを、マムート渋谷で先行発売する。ラインアップは“エナジー ウルトラ シード ロー メン”(25.5cm〜28.5cm、2万9700円)と“エナジー マウンテン シード ロー メン”(全2色/25.5cm〜28.5cm、2万6400円)の全2型だ。

都会的なデザインと機能性が融合したローシューズ

「マムート」が持つアルプスの伝統とアウトドアの機能性が、「フラワーズ フォー ソサイエティ」の都会的でエッジの効いたデザインと融合した今回のコラボレーション。今シーズンの「マムート」新作シューズの“エナジー ウルトラ ロー”と“エナジー マウンテン ロー”をベースに、アウトソールは安定したグリップ力で動作をアシストするイタリアのソールメーカー、ヴィブラム(VIBRAM)社の“メガグリップ”を採用した。

「フラワーズ フォー ソサイエティ」は、2021年に設立されたドイツのフットウエアブランド。透明性、コミュニティー、持続可能性、履き心地の良さに根差した同ブランドは、オンデマンド生産や3Dデザインツールを重視するなど、従来のスニーカー製造の枠組みを打ち破るクリエイションを行う。

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「ジンズ」と沖縄ファミマのコラボサングラスが登場 旅先のうっかり忘れも解消

「ジンズ(JINS)」は、沖縄ファミリーマートとコラボレーションした“沖縄ファミマ限定 ジンズ サングラス”を7月7日に沖縄県のファミリーマート限定で発売する。ソフトケース付き5種の販売で、価格は3500円。ジンズ店舗、オンラインでは販売しない。

旅行中のサングラス忘れを解消するために販売が実現。軽量樹脂を使⽤し疲れにくいフレームにウエリントン型をベースにした顔馴染みの良い、細すぎず太すぎないフレームデザインが特徴だ。沖縄県内のファミリーマートの愛称として知られる“ファミンチュ”をネーミングに取り入れたグリーン、ホワイト、ネイビーの3色の“ファミマカラー”アイテムも用意する。

“ファミンチュ グリーン”と同ホワイトは表⾯が鏡のように加⼯され光を反射する個性的でスタイリッシュな⾒た⽬のミラーレンズを使⽤しており、ファッショナブルな着こなしがかなう。“アクア ブラック” “リーフ ブラウン デミ” “ファミンチュ ネイビー”はそれぞれのフレームカラーに合わせたカラーレンズが装着されているため、その⽇のファッションに合わせて使い分けが可能だ。全レンズが紫外線を99%以上カットする。

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ゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス」、ソックスなど一部商品値上げ

ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は8月1日から、一部商品を値上げする。「原材料価格や人件費を含む製造コスト、物流コスト等の上昇により、価格維持が困難な状況となっている」ため。

現在税込で2万6000円の“ビッグウォールパンツ”は2万8000円に、1万5000円の“サーマルバーサグリッドフーディー”は1万6000円に、1700円の“TNFジャカードロゴ3Pクルー”は1800円に、3600円の“Bヌプシレッグウォーマー&ソックスセット”は4500円に、1500円の“K TNFジャカードロゴ3Pクルー” は1800円になる。

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「グラストンベリー・フェスティバル」にオリヴィア・ロドリゴ、チャーリー・XCXが登場

イギリス最大級の野外音楽フェス、「グラストンベリー・フェスティバル2025」が6月26〜30日(現地時間、以下同)、サマセット州のピルトンで開催された。今年は、オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)やチャーリー・XCX(Charlie XCX)らが登場し、特異なスタイルとファッションセンスを見せつけた。

チャーリー・XCX

 

チャーリー・XCXは28日、「マックイーン(McQUEEN)」のカスタムルックでパフォーマンスを行った。シルクシフォンジョーゼットに骸骨をプリントした黒のスカーフをトップスにまとい、同じく黒のレザーのショートパンツを合わせた。さらに、ライラックとバーガンディーカラーの骸骨のシルクシフォンスカーフとレザーのブーツでルックを仕上げた。

オリヴィア・ロドリゴ

 

オリヴィア・ロドリゴは29日、自身のアルバム「ガッツ」と「サワー」からメドレーを披露。胸元とスカートにレースがついた白のコルセットミニドレスを着用し、お気に入りの黒の網タイツ、ニーハイブーツを合わせた。

 

メイクアップは、パンクな印象を与えた濃いレッドリップに彼女のシグネチャーである跳ね上げラインで仕上げた。

フェススナップ

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「MCM」がレトロフューチャーを意識した25年秋冬キャンペーン第1章を発表

ドイツ発の「エムシーエム(MCM)」は、2025年秋冬キャンペーンコレクション“From Munich to Mars”を発表した。レトロフューチャリズムに着想を得た同コレクションでは、デジタル時代を自由に生きる“サイバー・ギャラクティック・ノマド”たちに向けて、未来とクラフツマンシップが融合した新しいスタイルを提案。アイテムは、ブランドのアイコンであるモノグラム柄“ヴィセトス”を表現したレザーバッグやデニムジャカードのバッグ、シャツなど全10型を用意する。

深海と宇宙が交差する“ブルー・ヴィセトス”

全3章がそれぞれ異なる要素で展開される同コレクションの第1章である今回は、25年春夏コレクションで表現した“深海”の世界観と今季のテーマ“宇宙”が融合した“ブルー・ヴィセトス”を展開。ボストンバッグ(13万900円)やトップジップショッパー(9万3500円)などのバッグは、鮮やかなブルーで染めたレザーで個性を際立たせ、アレン マルチバッグパック(24万900円)にはデニム素材を使用し、質感と奥行きをプラス。機能美と素材感のコントラストが新たな存在感を生み出す。ほか、モノグラムシャツ(3サイズ、8万6900円)、モノグラムショートパンツ(3サイズ、8万300円)、クラシックキャップ(全2色、4万9500円)、ベルトバッグ(10万4500円)、マルチショッパーバッグ(14万8500円)、ホーボー(13万7500円)をそろえる。

また同コレクションのキャンペーンビジュアルは、写真家のイズ・キッドとディレクターのカタリーナ・コルビュンのコラボレーションにより実現した。パリ13区のブルータリズム建築を舞台に、繰り返しの美学とAI技術を融合させた、重力から解放されたかのような幻想的なビジュアルを展開した。

今後、続く第2章、第3章も順次公開予定だ。

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「ウィリー チャヴァリア」2026年春夏コレクション

「ウィリー チャヴァリア(WILLY CHAVARRIA)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「ウィリー チャヴァリア」2026年春夏コレクション

「ウィリー チャヴァリア(WILLY CHAVARRIA)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「ウィリー チャヴァリア(WILLY CHAVARRIA)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「フェンディ」、キム・ジョーンズの後任候補としてウィリー・チャヴァリアと面談か

情報筋の話によれば、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドである「フェンディ(FENDI)」は、ウィメンズの新たなアーティスティック・ディレクターの候補として、「ウィリー チャヴァリア(WILLY CHAVARRIA)」のウィリー・チャヴァリア創業デザイナーと面談を行ったようだ。

2020年9月から「フェンディ」のオートクチュール、ウィメンズ、ファーコレクションを手掛けていたキム・ジョーンズ(Kim Jones)前アーティスティック・ディレクターは、24年10月に退任。これに伴い、同ブランドは後任を探すため、24年12月に「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を去ったジョン・ガリアーノ(John Galliano)や、やはりLVMHが擁する「ディオール(DIOR)」のウィメンズを25年5月まで率いたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、6月に「マルニ(MARNI)」を離れたばかりのフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)らさまざまなデザイナーと面談をしているといわれている。「フェンディ」に10年在籍し、その後「ヴァレンティノ(VALENTINO)」を長年にわたって率いたピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)も候補の一人として名前が挙がっていたようだが、同氏はケリング(KERING)が擁する「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の新たなクリエイティブ・ディレクターに7月10日付で就任する。

なお、後任の選定はまだ予備的な段階にあると見られている。本件に関し、チャヴァリア創業デザイナーからのコメントは得られなかった。

「フェンディ」は創業100周年

1925年創業の「フェンディ」は、今年100周年を迎えた。2月に発表した25-26年秋冬コレクションでは、フェンディ家の3代目で現在はメンズとアクセサリーを手掛けるシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)=アーティスティック・ディレクターがウィメンズも担当し、合同ショーを開催。6月の26年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークへの参加は見送ったものの、9月には再びメンズとウィメンズの合同ショーを行う予定となっている。

チャヴァリア創業デザイナーについて

チャヴァリア創業デザイナーは、1967年カリフォリニア州フレズノ郡生まれ。メキシコ系アメリカ人の父を持ち、農業に従事する移民の多い地域で育ったという。20代でサンフランシスコに移り、アカデミー・オブ・アート大学(Academy of Art University)でグラフィックデザインを学んだ。99年に「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」で働き始め、その後「アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」のデザイン・ディレクターに。2015年、自身の名を冠したブランド「ウィリー チャヴァリア」を立ち上げた。21年には、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のデザイン部門シニア・バイス・プレジデントに就任している。

メキシコ系アメリカ人としてのルーツやそのカルチャーを表現した大胆なスーツや、洗練されたワークウエアに定評があり、22年にはアメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)による「CFDAアワード(CFDA Awards)」のメンズウエア・デザイナー部門のファイナリストに選ばれ、23年と24年には同部門のグランプリを受賞する栄誉に輝いた。また、フランス国立モード芸術開発協会が主催する25年の「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award)」ではファイナリストに選出されている。

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「セリーヌ」が西武池袋本店でポップアップ 人気ラウンドシェイプバッグの新色など

「セリーヌ(CELINE)」は、7月9日から11月中旬まで、西武池袋本店にポップアップストアをオープンする。同ポップアップでは、ウィメンズのバッグやスモールレザーグッズを中心に、アクセサリー、オート パ フューマリーコレクションを展開。また、先シーズンに発表されたラウンドシェイプのバッグ“ルル”の新色(27万5000円)をはじめ、2025年フォールコレクションの新作をラインアップする。

ポップアップ概要

◾️“セリーヌ フォール & ウィンター 25 コレクション ポップアップ”
日程:7月9日~11月中旬
場所:西武池袋本店 3階 イベントスペース“ニュース”
住所:豊島区南池袋1-28-1

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日本でどうなる合成ダイヤモンド市場  「スタージュエリー」と「ネクスト ダイヤモンド ニューヨーク」とに聞くラボグロウンの未来

デビアスによるラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド、以下、ラボグロウン)ジュエリー「ライトボックス(LIGHTBOX)」が終了する。同ブランドは、2018年に創業。ここ数年でラボグロウンの製造企業が増えて市場価格が急落し、ブランド終了になった。日本での展開はないが、ここ数年日本でもラボグロウンを使用したジュエリーが増えている。ラボグロウンを使用したジュエリー「エスジェイエックス ダブリュー(SJX W)」を展開するスタージュエリーとラボグロウン中心のジュエリーを展開する「ネクスト ダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK)」(以下、ネクストダイヤモンド)に話を聞いた。

ブライダルかアクセサリーの2極化を予測

「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」では、ラボグロウンを使用したジュエリーの展開はない。しかし、実験的なジュエリーを提供するサブブランドの「SJX W」では20年のブランド誕生時からラボグロウンジュエリーを提案している。同ブランドは、多くのアスリートやセレブから支持されている「SJX」から派生。ジェンダーレスなデザインのジュエリーを「高感度な大人の女性にも楽んでほしい」とスタートした。渡辺美穂スタージュエリー執行役員マーケティング本部 本部長は、「サステナブルがテーマの1つだったのでラボグロウンを採用。デビューから1年後にカスタマイズできるシリーズに拡大した」と話す。コロナ禍やウクライナ戦争の影響により、ラボグロウンの安定供給が難しかった時期もあった。技術革新と製造業社の増加と競争激化により、ラボグロウン価格が下落している今、「ここ最近になって、価格が想定内に収まっている印象だ」と渡辺部長。しかし、基幹である「スタージュエリー」ブランドでは、今後もラボグロウンの展開予定はないという。同部長は、「今後日本でも、さらにラボグロウンが浸透すると思われるが、量産されるアクセサリーか、ブライダルを含む中高価格帯の二極化が進むと思う」と話す。さらに、ラボグロウンジュエリーを販売するにあたり必要になる付加価値があるという。「サステナビリティの観点から、ラボグロウン製造における再生可能エネルギーの使用率をはじめ、あらゆる面から新たな認証システムが必要になるはずだ」。

“敢えて選ばれる”存在になるために必要な信頼性

「ネクスト ダイヤモンド」はニューヨークが拠点のブランドで2021年に日本に上陸した。松屋に常設店があり、日本各地でポップアップを開催。米市場に詳しい二宮美生ネクストダイヤモンド社長は、「アメリカにおけるラボグロウン市場は、成熟期にあり、安価だから選ばれるものではなく敢えて選ばれる存在へと進化した。『ライトボックス』の撤退は、ラボグロウンを“天然より安い代替品”と位置付けるビジネスモデルの限界を象徴している」と話す。現在のラボグロウン市場における課題については「品質のばらつきと宝石に関する知見のないブランドの乱立だ」と二宮社長。最近では、“安くジュエリーを作れる”という点だけに注目してラボグロウン市場に参入するブランドも多いそうだ。宝石やダイヤモンドに対する知識が十分にないため、誤解やトラブルが発生するケースもあるという。同社長は、「日本は発展途上だからこそ、お客さまのラボグロウンに対する目は厳しく、信頼性と品質が需要視される。確かな専門性のあるブランドが取り扱えば、市場は広がるだろう」と話す。「ネクストダイヤモンド」は、百貨店内に店舗を構え、信頼できる品質、透明性のある価格でラボグロウンジュエリーを提供し、顧客から支持を得ている。「ジュエリーの本質的な価値と向き合い、“ラボグロウン”の“敢えて選ぶ価値”を素材の背景やストーリーも含めて伝えていくのが重要だ」。

正しい知識と付加価値の創造が市場成長の鍵に

エシカルな観点とコスパから今後、ラボグロウンを選ぶ消費者は増えると思われる。
アクセサリー感覚でラボグロウンを楽しみたい人はデザインと価格重視、一方で、ブライダルで選ぶ人にとっては、確かな品質保証と共感するブランドストーリーが必要になってくるだろう。天然ダイヤモンドの代替品ではなく、新たな選択肢として広がりつつあるラボグロウン。発展途上の日本市場においては、まず、ブランドも消費者もラボグロウンについての正しい知識を持つべきだ。ラボグロウンは天然と違って希少性はないが、素性は全く同じだ。天然が、ブランド品だとしたら、ラボグロウンは全く同じ商品のノンブランド。同じものだったら。ノンブランドを選ぶ人もいるだろう。だが、ラボグロウン市場が成長するためには、そこにデザイン性やブランドストーリーといった付加価値をどれだけ付けられるかが鍵になってくる。

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日本でどうなる合成ダイヤモンド市場  「スタージュエリー」と「ネクスト ダイヤモンド ニューヨーク」とに聞くラボグロウンの未来

デビアスによるラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド、以下、ラボグロウン)ジュエリー「ライトボックス(LIGHTBOX)」が終了する。同ブランドは、2018年に創業。ここ数年でラボグロウンの製造企業が増えて市場価格が急落し、ブランド終了になった。日本での展開はないが、ここ数年日本でもラボグロウンを使用したジュエリーが増えている。ラボグロウンを使用したジュエリー「エスジェイエックス ダブリュー(SJX W)」を展開するスタージュエリーとラボグロウン中心のジュエリーを展開する「ネクスト ダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK)」(以下、ネクストダイヤモンド)に話を聞いた。

ブライダルかアクセサリーの2極化を予測

「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」では、ラボグロウンを使用したジュエリーの展開はない。しかし、実験的なジュエリーを提供するサブブランドの「SJX W」では20年のブランド誕生時からラボグロウンジュエリーを提案している。同ブランドは、多くのアスリートやセレブから支持されている「SJX」から派生。ジェンダーレスなデザインのジュエリーを「高感度な大人の女性にも楽んでほしい」とスタートした。渡辺美穂スタージュエリー執行役員マーケティング本部 本部長は、「サステナブルがテーマの1つだったのでラボグロウンを採用。デビューから1年後にカスタマイズできるシリーズに拡大した」と話す。コロナ禍やウクライナ戦争の影響により、ラボグロウンの安定供給が難しかった時期もあった。技術革新と製造業社の増加と競争激化により、ラボグロウン価格が下落している今、「ここ最近になって、価格が想定内に収まっている印象だ」と渡辺部長。しかし、基幹である「スタージュエリー」ブランドでは、今後もラボグロウンの展開予定はないという。同部長は、「今後日本でも、さらにラボグロウンが浸透すると思われるが、量産されるアクセサリーか、ブライダルを含む中高価格帯の二極化が進むと思う」と話す。さらに、ラボグロウンジュエリーを販売するにあたり必要になる付加価値があるという。「サステナビリティの観点から、ラボグロウン製造における再生可能エネルギーの使用率をはじめ、あらゆる面から新たな認証システムが必要になるはずだ」。

“敢えて選ばれる”存在になるために必要な信頼性

「ネクスト ダイヤモンド」はニューヨークが拠点のブランドで2021年に日本に上陸した。松屋に常設店があり、日本各地でポップアップを開催。米市場に詳しい二宮美生ネクストダイヤモンド社長は、「アメリカにおけるラボグロウン市場は、成熟期にあり、安価だから選ばれるものではなく敢えて選ばれる存在へと進化した。『ライトボックス』の撤退は、ラボグロウンを“天然より安い代替品”と位置付けるビジネスモデルの限界を象徴している」と話す。現在のラボグロウン市場における課題については「品質のばらつきと宝石に関する知見のないブランドの乱立だ」と二宮社長。最近では、“安くジュエリーを作れる”という点だけに注目してラボグロウン市場に参入するブランドも多いそうだ。宝石やダイヤモンドに対する知識が十分にないため、誤解やトラブルが発生するケースもあるという。同社長は、「日本は発展途上だからこそ、お客さまのラボグロウンに対する目は厳しく、信頼性と品質が需要視される。確かな専門性のあるブランドが取り扱えば、市場は広がるだろう」と話す。「ネクストダイヤモンド」は、百貨店内に店舗を構え、信頼できる品質、透明性のある価格でラボグロウンジュエリーを提供し、顧客から支持を得ている。「ジュエリーの本質的な価値と向き合い、“ラボグロウン”の“敢えて選ぶ価値”を素材の背景やストーリーも含めて伝えていくのが重要だ」。

正しい知識と付加価値の創造が市場成長の鍵に

エシカルな観点とコスパから今後、ラボグロウンを選ぶ消費者は増えると思われる。
アクセサリー感覚でラボグロウンを楽しみたい人はデザインと価格重視、一方で、ブライダルで選ぶ人にとっては、確かな品質保証と共感するブランドストーリーが必要になってくるだろう。天然ダイヤモンドの代替品ではなく、新たな選択肢として広がりつつあるラボグロウン。発展途上の日本市場においては、まず、ブランドも消費者もラボグロウンについての正しい知識を持つべきだ。ラボグロウンは天然と違って希少性はないが、素性は全く同じだ。天然が、ブランド品だとしたら、ラボグロウンは全く同じ商品のノンブランド。同じものだったら。ノンブランドを選ぶ人もいるだろう。だが、ラボグロウン市場が成長するためには、そこにデザイン性やブランドストーリーといった付加価値をどれだけ付けられるかが鍵になってくる。

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「バレンシアガ」がデムナの10年間を振り返る展覧会を開催 パリのケリング本社で

 

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は7月9日まで、デムナ(Demna)の10年間の軌跡を振り返る展覧会をパリのケリング本社で開催している。来場登録は特設サイトで受け付けている。

同展はデムナの最後のプレタポルテコレクションとなった2026年春コレクションを発展させ、デムナのコレクションのデザインコード、ボリューム、シルエット、アティチュードを体現する。会場では、「バレンシアガ」のコレクションへの招待状として使用されたオブジェクトや、デムナが10年間で手掛けた30のコレクションから、デムナ自身がキュレーションした101点を展示する。パリのガリエラ美術館から貸し出された2点も含む。

展示品は特製の台や専用ディスプレイに配置し、特製マネキンや、実際にそのアンサンブルを着用したモデルの彫刻、ドライクリーニング店風のハンガー、アーカイブスタイルを並べる両面架台なども設置した。

一部の展示品は、「バレンシアガ」の“アート イン ストアズ(Art in Stores)”プロジェクトに参加したアーティストとのコラボレーション作品として登場する。アメリカ人アーティストのマーク・ジェキンス(Mark Jenkins)は、22年夏コレクションのプレゼンテーションでデムナが着用したルックを再解釈し、ヒューマノイドスカルプチャーに仕立てた。6種のシューズとアクセサリーは、アンドリュー J. グリーン(Andrew J. Greene)の「Timeless Symbols(タイムレス シンボルズ)」シリーズの作品と融合し、ステンレススチールの支柱の上に設置され、内蔵モーターによって回転する。

 

ファッション雑誌風にデザインしたカタログには、同カタログのために制作したビジュアルも掲載した。また展示品のうち50点には、デムナがそれぞれの作品に込めた意味と創作プロセスを解説する専用のオーディオナレーションがつく。

特設サイト

イベント概要

◾️バレンシアガ バイ デムナ エキシビション

日程:〜7月9日
場所:ケリング本社
住所:パリ 7 区セーヴル通り 40 番地

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「バレンシアガ」がデムナの10年間を振り返る展覧会を開催 パリのケリング本社で

 

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は7月9日まで、デムナ(Demna)の10年間の軌跡を振り返る展覧会をパリのケリング本社で開催している。来場登録は特設サイトで受け付けている。

同展はデムナの最後のプレタポルテコレクションとなった2026年春コレクションを発展させ、デムナのコレクションのデザインコード、ボリューム、シルエット、アティチュードを体現する。会場では、「バレンシアガ」のコレクションへの招待状として使用されたオブジェクトや、デムナが10年間で手掛けた30のコレクションから、デムナ自身がキュレーションした101点を展示する。パリのガリエラ美術館から貸し出された2点も含む。

展示品は特製の台や専用ディスプレイに配置し、特製マネキンや、実際にそのアンサンブルを着用したモデルの彫刻、ドライクリーニング店風のハンガー、アーカイブスタイルを並べる両面架台なども設置した。

一部の展示品は、「バレンシアガ」の“アート イン ストアズ(Art in Stores)”プロジェクトに参加したアーティストとのコラボレーション作品として登場する。アメリカ人アーティストのマーク・ジェキンス(Mark Jenkins)は、22年夏コレクションのプレゼンテーションでデムナが着用したルックを再解釈し、ヒューマノイドスカルプチャーに仕立てた。6種のシューズとアクセサリーは、アンドリュー J. グリーン(Andrew J. Greene)の「Timeless Symbols(タイムレス シンボルズ)」シリーズの作品と融合し、ステンレススチールの支柱の上に設置され、内蔵モーターによって回転する。

 

ファッション雑誌風にデザインしたカタログには、同カタログのために制作したビジュアルも掲載した。また展示品のうち50点には、デムナがそれぞれの作品に込めた意味と創作プロセスを解説する専用のオーディオナレーションがつく。

特設サイト

イベント概要

◾️バレンシアガ バイ デムナ エキシビション

日程:〜7月9日
場所:ケリング本社
住所:パリ 7 区セーヴル通り 40 番地

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「ユーミュージック」×「インターナショナルギャラリー ビームス」のコラボ第2弾 ナズとデ・ラ・ソウルのTシャツ4型

ユニバーサルミュージックのファッションライン「ユーミュージック(U/MUSIC)」と、「インターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)」とのコラボレーション企画“UNDERSONG(伴奏)”の第2弾が、7月4日に発売される。今回は「HIP HOP」をテーマに、アメリカを代表するヒップホップアーティスト「ナズ(Nas)」(1型)と「デ・ラ・ソウル(De La Soul)」(3型)をフィーチャーした全4型のグラフィックTシャツをラインアップする。

2025年春夏シーズンを通じて進行中の“UNDERSONG”プロジェクトは、「POP」「HIP HOP」「ROCK」の3部構成。4月に発売された第1弾「POP」に続き、今回の第2弾ではヒップホップカルチャーの象徴的存在であるナズとデ・ラ・ソウルのアイコニックなビジュアルを採用した。ボディー全体にパウダー加工を施し、ビンテージTシャツのような柔らかく風合い豊かな質感を再現した。

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「ナーズ」新作のパウダーハイライターは“仕込む”が肝

「ナーズ(NARS)」は7月18日、ブランドを代表する“ライトリフレクティング”シリーズから、新作のハイライター“ライトリフレクティング ルミナイジングパウダー”(全5色、各6050円)を発売する。美容成分をギュッと固めたパウダータイプで、新感覚なハイブリッドフォーミュラに仕上げた。

フェイスパウダーの前に「仕込んで」

一般的なパウダーハイライトは、ベースメイクの“仕上げ”に艶や立体感を加えるために使われることが多いが、この“ライトリフレクティング ルミナイジングパウダー”は「フェイスパウダーを塗布する前に、“仕込む”のがおすすめ」とSada Ito「ナーズ」グローバル アーティストリー ディレクターは提案する。

具体的に、化粧下地→ファンデーション→“ライトリフレクティング ルミナイジングパウダー”→フェイスパウダーの順で使用するのがおすすめだという。「レイヤードすることで、内側からにじみ出るような自然な艶を演出。ファンデーションを塗布したしっとり肌にピタッと密着し、仕上げにパウダーを重ねることで、美しい仕上がりが長時間かなう」(Itoディレクター)。

筆者も試してみたところ、フェイスパウダーを重ねても艶が失われることはなく、力強いシャープな艶が、肌になじんで“じゅわっ”とにじむような柔らかな艶に変化した。もちろん、仕上げとしても使えるハイライターなので、華やかなパーティーシーンでは“仕上げ”に、日常使いでは“仕込む”といったように、シーンに応じて使い分けるのも良いだろう。

カラーは全5色。中でもPR担当のイチ推しは、ローズゴールドの“ヘブンリー(HEAVENLY)”で「これ1つで、柔らかな血色感と生っぽい艶を同時に演出できる。発表会でもゲストからの反応が特に良く、一般販売でも多くのお客さまにご好評いただけそう」と期待を寄せた。

“リフ粉”だけじゃない、“ライトリフレクティング”の現在地

“ライトリフレクティング”シリーズはこれまで、“リフ粉”の愛称で親しまれているスターアイテム“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”をはじめ、化粧下地やクッションファンデーションなど、毎シーズンのように新製品を投入してきた。

木村桂子「ナーズ ジャパン」PRマネージャーは、「各製品がベストコスメを受賞するなど、SNSでも話題を集め、ブランドの売り上げを支える主力シリーズへと成長した」と手応えを語る。「今後もラインアップを拡充する予定。『ナーズ』のベースメイクが良い、ではなくて、『ナーズ』の“ライトリフレクティング”シリーズが良い、と思ってもらえるような存在に育てていきたい」と意気込んだ。

カラー展開

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「セザンヌ」が“大人の唇悩み”に寄り添う新リップスティック発売 ティント&リップライナーの新色も

「セザンヌ(CEZANNE)」は8月下旬、新製品の“ラスティングステイリップカラー”(全3色、各715円)や、みずみずしい濡れツヤティント“ウォータリーティントリップ”(660円)、細芯リップライナー“影色リップメイカー”(660円)の新色を発売する。

“ラスティングステイリップカラー”は、ロングセラーの“ラスティングリップカラー”シリーズの新作リップスティックだ。大人が悩む唇のシミやくすみをカバーし、ピタッと密着して色むらのないきれいな唇に整える。カラーはローズ系、ブラウン系、コーラルピンク系の使いやすい3色をそろえた。5種のセラミドをはじめとする計17種の美容保湿成分を配合し、溶け込むような質感でしっとりと潤いが持続する。

“ウォータリーティントリップ”の新色

みずみずしい濡れ艶が特徴の“ウォータリーティントリップ”に、透明感のある新色のピオニーピンクが仲間入りする。ひと塗りでぷるんと立体感のある艶膜を形成し、透明感あふれる唇に仕上げる。色落ちしにくいティントタイプだが、みずみずしいテクスチャーで塗り心地が良い。

“影色リップメイカー”の新色

“影色リップメイカー”は、影色を落とし込んだこだわりの色設計で、唇の形を自在にデザインできるペンシルタイプのリップライナー。新色は、白桃のような明るさのあるコーラルカラーで、唇の輪郭補正はもちろん、オーバーリップや人中短縮などマルチに使うことができる。

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「アニエスべー」2026年春夏コレクション

「アニエスベー(AGNES B.)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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アマゾン創業者の豪華結婚式でセレブは何を着た? カーダシアン一家やイヴァンカのドレスをチェック

アマゾン共同創業者で取締役会長を務めるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)と元ニュースキャスターで実業家のローレン・サンチェス(Lauren Sanchez)の結婚式が伊ベネチアで6月26〜28日(現地時間、以下同)の3日間にわたって行われた。会場には、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)やキム・カーダシアン(Kim Kardashian)、イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)ら多数のセレブリティーが駆けつけた。

25日にベネチアに到着したサンチェスは、「マックイーン(McQUEEN)」の2003年春夏コレクションから、ビーズのストライプが入ったブラックのワンショルダードレスで登場した。

26日には、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」25年春夏オートクチュール・コレクションから、ゴールドのストラップドレスを着用。このドレスは、バルコネットブラに着想を得たネックラインが特徴で、バスト部分とスカートに、同ブランドのアイコニックな目のモチーフを含むブルーとグリーンの刺しゅうを施した。また、ウエストはぎゅっと絞り、砂時計のようなフォームを強調させた。

27日には、構造的なシルエットにノッチドラペル、ブラックのボタンをつけた砂時計のようなフォームのブレザーに、膝丈のクリーム色のペンシルスカートを合わせた。アクセサリーには「トム フォード(TOM FORD)」の大きなサングラスとシルクのヘッドスカーフをチョイスし、ビンテージ風にコーディネートした。

カーダシアン一家も勢ぞろい

カーダシアン一家は、アニマル柄のドレスなどでスタイリングし、そろっていつものように大胆な装いを見せた。

母親のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)はパートナーのコーリー・ギャンブル(Corey Gamble)とともに来場。スクエアネックとメッシュ地のバルーンネックが特徴のドレスにパールのイヤリングを合わせ、ヘアスタイルは前髪を作りアップでまとめ、映画「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)を彷ふつとさせるルックを披露した。

一方、26日の夜には、髪はクラシックな外ハネのボブスタイルにまとめ、オールブラックのパフスリーブドレスに身を包んだ。

キム・カーダシアンは、木曜日の朝、自身がアンバサダーを務める「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のチューブトップにミディ丈のスカート、「アミナ・モアディ(AMINA MUADDI)」のスネークスキンブーツを身につけていた。

その後、蛇柄プリントを施したグレー、ブラック、メタリックなトーンのボディコンドレスに着替えた。このドレスは、大きく開いた胸元のラインと、デコラティブなチェーンが目を引いた。

クロエ・カーダシアン(Khloe kardashian)は、キム・カーダシアンがプロデュースする「スキムス(SKIMS)」と「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のコラボレーションコレクションから、豹柄のドレスを着用。その後、全体的にカットアウトを施したメタリックなシルバーとブラックのボディコンドレスに着替えた。

ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)は、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」01年春夏コレクションから、ロマンチックなピンクの薔薇と緑の葉をプリントしたホルターネックのドレスをチョイスした。カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は、レースを全面にあしらったゴールドイエローのストラップレスドレスを身にまとった。

イヴァンカ・トランプは、「トニー ワード クチュール(TONY WARD COUTURE)」のペールピンクのドレスで登場した。

来場者スナップ

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メルカリが新メディア「サーキュラーエコノミー総研」を公開 調査・研究機能も

メルカリは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)実現のための調査・研究機能を持つメディア「サーキュラーエコノミー総研 by mercari」(以下、CE総研)を公開した。

同メディアはフリマアプリの社会的影響、二次流通市場の可能性を探る「メルカリ総合研究所」とリコマース市場の影響を探求してきた「リコマース総合研究所」の活動を統合・発展させたもの。サーキュラーエコノミーを社会全体で本格的に推進するべく、事業者、行政、研究者、生活者といった多様なステークホルダーと連携する。また客観的かつ多角的な調整・研究を推進するため、初期の共同パートナーとして京都大学大学院医学研究科社会疫学分野の近藤尚己教授と慶應義塾大学商学部の山本晶教授を迎える。捨てるを減らし、持続可能な社会を実現するための知見を発信していく。

メルカリ、ニッセイ基礎研究所共同調査によれば、日本の家庭に眠る不要品、いわゆる「隠れ資産」は推計約66兆円に上るという。

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休止した「ブラックバイマウジー」元デザイナーの新ブランドが始動

2025年プレスプリングをもって休止した「ブラックバイマウジー(BLACK BY MOUSSY)」の元クリエイティブデザイナー・行者陽子はこのほど、新ブランド「アイアワク(iAWAK)」をローンチした。2025-26年秋冬コレクションがデビューコレクションとなる。

「ブラックバイマウジー」はジーンズが主力商品で、大人の女性が気になる腰回りにゆとりを持たせるなど、ヤング向けの「マウジー(MOUSSY)」のかっこよさに、細やかな配慮を加えたアイテムが人気だった。「アイアワク」のデビューは、そんな行者が得意とするジーンズ、ウールニットやカーディガン、セットアップ、スエットパーカー、リメイクアイテムの全15型が飾る。価格帯は、トップスで1万1000〜2万3000円、ボトムスで1万9000〜2万6000円、リメイクアイテムは1万6000〜2万2000円。

「i」は英語で“私”、「AWAK」はマレー語で“あなた”を意味する。“私”と“あなた”の日常にそっと寄り添うような、暮らしに自然と溶け込むようなファッションの提案を目指す。

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「WWDJAPAN」6月30日号、絶対読んでくれよな:記者談話室vol.183

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

183回目のテーマは「WWDJAPAN 6月30日号」です。10数年続く長寿&人気特集の「繊維商社特集」であり、「WWDJAPAN」史上初めてロゴやタイトルも含め表紙を編地で制作した同号の魅力を3人で熱く語ります。同号は繊維商社だけでなく、最近超話題のスパイバーの関山和秀社長も登場。その裏側についても明かしています。

「記者談話室」ではみなさまからのお便りをお待ちしております。ご感想ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、danwashitu@infaspub.co.jp です。


この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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「シャネル」が“ガブリエル シャネル”からボディーミストとオイルを発売 香りのレイヤリングをかなえる

「シャネル(CHANEL)」は8月1日、ブランド創業者の名前を冠したフレグランスライン “ガブリエル シャネル”からボディーミスト“フレグランス プライマー”(150mL、1万8480円)と“ボディ オイル”(150mL、1万8480円)を発売する。

“フレグランス プライマー”は、ミルキーなテクスチャーのミストが肌を軽やかなベールで包み込み、爽やかな感覚と潤いを与える。ジャスミンやイランイラン、オレンジ ブロッサム、グラース産チュベローズのブーケが香る。普段香りをまとうところにアーチを描きながらスプレーし、しばらく待ってなじませる。その後に“ガブリエル シャネル”のフレグランスを重ねれば、香りに深みをもたらす。宝石のようなカッティングを施したボトルは、オパールを思わせるゴールドベージュを採用した。

“ボディ オイル”はほのかな香りと潤いを届けながら、滑らかに肌を包み込む。“ガブリエル シャネル”の各フレグランスを彷彿させる、4つのホワイトフラワーの香り。“フレグランス プライマー”と同様、フレグランスを重ねて使用することも可能。

“ガブリエル シャネル”について

“ガブリエル シャネル”は、「なりたい自分になると決めた。それが今の私」というガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)創業者の力強い言葉からインスパイアされて2017年に生まれたフレグランスライン。4つのフレグランスとバス&ボディー製品、ヘアミストをそろえる。

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「アナ スイ」から毛穴カバーとトーンアップを両立するパウダーファンデーションが登場

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は9月1日、毛穴カバーとトーンアップをかなえる“ローズ パウダー ファンデーション”[SPF30・PA+++](コンパクト、レフィル、スポンジ付き、全4種、各7150円)を発売する。コンパクト(スポンジ付き、1650円)、レフィル(5500円)、スポンジ(550円)はそれぞれ単体でも販売する。

同製品は、4種のパウダーをバランス良く配合し、ナチュラルな“ドールスキン”をかなえるパウダーファンデーション。板状・球状パウダーが光を反射し、毛穴をぼかしながら色ムラをカバー。ブルーパールが肌のくすみを飛ばして明るさを演出する。さらに、皮脂吸着パウダーがメイク崩れを防いで美しい仕上がりをキープ。オイル配合で溶け込むように密着し、滑らかな肌に仕上げる。カラーは、“00 フェアオークル”“10 ライトオークル”“20 ナチュラルオークル”“30 ウォームオークル”の4色展開。パウダーは、バラと蝶を形どったデザインを採用した。

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「エトヴォス」が保湿ケアライン刷新 ヒト型セラミドを共通配合し潤いに満ちた肌へ

「エトヴォス(ETVOS)」は、保湿ケアの“モイスチャー”ラインを刷新する。化粧水“モイスチャライジングローション”(150mL、3630円)と、美容液“モイスチャライジングセラム”(50mL、4620円)、クリーム“モイスチャライジングクリーム”(30g、4290円)の3品を8月6日にリニューアル発売する。シリーズ共通成分としてヒト型セラミドを配合、増量する。容量、価格は全品据え置き。

今回のリニューアルでは、保湿成分のヒト型セラミド5種を同ライン全品に共通配合した。美容液とクリームは継続配合し増量、化粧水には新配合する。肌への浸透力を高める「リポソーム型」と、潤いを抱き込む「ラメラ型」をダブル採用。バリア機能をサポートしながら、健やかで潤いに満ちた滑らかな肌に導く。

ほか、肌本来が持つ天然保湿因子(NMF)の主な成分であるアミノ酸に加え、グリセリンやヒアルロン酸を配合。肌の潤いを保ち、肌荒れしにくい肌に導く。アルコールをはじめ、パラベンや石油系界面活性剤、シリコンなど7つの成分を使用せず、敏感肌でも使いやすい。

“モイスチャライジングローション”はとろみのあるテクスチャーが特徴の化粧水。肌にみずみずしく伸び広がり、肌のキメを整える。“モイスチャライジングセラム”は美容液と乳液の2役を兼ね備え、弾むような滑らかな肌に仕上げる。“モイスチャライジングクリーム”は潤いを閉じ込めるクリーム。こっくりとした感触のバームが体温でとろけて肌を包み、みずみずしくふっくらとしたハリをもたらす。

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「コスメデコルテ」の“ゼン ウェア”からパウダーファンデ誕生 肌に溶け込むしっとり質感

「コスメデコルテ(DECORTE)」は8月21日、人気のファンデシリーズ“ゼン ウェア(ZEN WEAR)”から、“ゼン ウェア パウダーファンデーション”[SPF20・PA++](各7700円)を発売する。薄膜カバー&ラスティング力はそのままに、パウダーなのに粉っぽさを感じさせない艶やかで品格のある肌に仕上げる。カラーは、肌になじむ全10色を用意した。

同製品は肌にしっとりと密着するパウダーファンデーションで、くすみや色むら、毛穴の凹凸をカバーして透明感のある美肌を演出する。“ゼン ウェア”シリーズ共通の技術“スミテクノロジー(SUMI TECHNOLOGY)”をベースに、粉っぽさを極限まで減らす“スミテクノロジー(SUMI POWDER CRAFT)”を新たに採用。すずりで墨を磨るように粉体を細かく粉砕し、オイルを高配合したことで肌に溶け込む滑らかな質感をかなえた。

さらに、リキッドタイプの“ゼン ウェア グロウ”にも含まれている独自複合成分“3D グロウ トリプレックス”をアレンジした“3D グロウパウダー トリプレックス”を配合。これにより、上品な艶と高い化粧持ちを両立する。

カラー展開

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「シャネル」が洗顔フォームをリニューアル “カメリア セラミド”を新配合

「シャネル(CHANEL)」は7月4日、洗顔フォーム“ムース ネトワイヤント”(150mL、7700円)をリニュアルし、“ラ ムース”(150mL、8470円)を発売する。リッチなテクスチャーのクリームを水と合わせて泡立てると、濃密な泡が完成する。肌表面に残る汚れを取り除き、明るくクリアな肌へ導く。

新たにカメリア セラミドを配合した同洗顔フォームは、肌の潤いを保ち、肌本来のバリア機能の強化にアプローチする。すっきりと心地良い洗い上がりが特徴。自然由来成分を91%以上配合した。

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シートマスク前に使う“導入クリーム”をスキンケアブランド「ココチ」が発売

日本発のスキンケアブランド「ココチ(COCOCHI)」は8月18日、シートマスクの機能をサポートする導入クリーム“シートマスク アプデ ブースター”(15g、1100円)を発売する。東京・表参道のフラッグシップストア「ココチ オモテサンドウ(COCOCHI OMOTESANDO)」や公式ECサイト、全国のドラッグストアなどで取り扱う。

同製品はシートマスクを使う前に塗布することで、肌を柔らかく整え、マスクの浸透をサポートするブースターアイテム。CICAをはじめとする数種の保湿成分を配合し、潤いを与えながらマスク着用中の不快感を軽減する。どんなシートマスクでも合うよう、みずみずしく肌にすっとなじむテクスチャーに仕上げた。香りはふわっと立ち昇るフレッシュフローラルで、心地よいスキンケアタイムに導く。

「ココチ」は、コンセプトに“自分をいつくしむここちいい時間”を掲げ、2017年に誕生した。24年には、ブランド初の旗艦店を表参道にオープン。製品は化粧水や乳液、クリームなどのベーシックケアはもちろん、シートマスクやアイケア、クリームマスクなどのスペシャルケアアイテムも用意している。

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「資生堂パーラー」が旬のフルーツをたっぷり使った“真夏のパフェフェア”を開催

資生堂パーラーの銀座本店サロン・ド・カフェは7月1~31日、“真夏のパフェフェア”第1弾を開催する。ブルーベリーやアップルマンゴー、マスカット、桃など、こだわりの旬のフルーツをソースにまで使用した、見た目も華やかなパフェを4種を用意する。

フルーツの濃厚な風味を堪能する4つのメニュー

甘酸っぱいブルーベリーとミルクアイスクリームのマリアージュを楽しめる“岐阜県産ブルーベリーのパフェ(3000円)”は、大粒のブルーベリーをたっぷり使用。“沖縄県産アップルマンゴーのプレミアムパフェ(4500円)”は沖縄の温暖な気候で育ったアップルマンゴーの柔らかく濃厚な果肉を使い、華やかに盛りつけた。“岡山県産“マスカット・オブ・アレキサンドリア”のパフェ(3000円)”は、“ぶどうの女王”とも呼ばれる種ありぶどう特有の芳醇な香りを楽しめる。和歌山県のブランド桃“あら川の桃”を使用した“和歌山県 紀の川市産“あら川の桃”のパフェ(3200円)”は、ギリギリまで完熟させ収穫したブランド桃の、風味豊かな果汁が魅力となっている。

ほか、7月限定メニューとして希少な宮崎県児湯郡産のライチや、フレッシュな桃を添えた“ジャスミンのブリュレとフレッシュな宮崎県産ライチ 月桃のアイスクリームとともに(2700円)”や、“あら川の桃”をコンポートとフレッシュの2種でふんだんに使用した“和歌山県 紀の川市産“あら川の桃”のピーチメルバ ミルクアーモンドアイスクリームを添えて(2700円)”なども用意。これらメニューはコーヒー、紅茶、ハーブティーの中から選べるドリンクが付く。

なお、パフェフェアはサロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店でも開催する予定だ。

◼️2025“真夏のパフェフェア”第1弾

日程:7月1~31日
時間:火~土曜日 11:00~21:00(L.O.20:30)/日曜日・祝日 11:00~20:00(L.O.19:30)
場所:資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階
定休日:月曜日(祝日は営業)
※予約不可

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「ランコム」から美容液感覚のリップグロスが登場 艶感のあるぷっくり唇へ

「ランコム(LANCOME)」は7月4日、新世代リップグロス“リップ イドル ジューシー トリート”(全9色、各5500円)を発売する。公式オンラインショップでは現在先行発売中だ。カラーラインアップは全9色で、クリエイティブディレクターのリサ・エルドリッジ(Lisa Eldridge)が監修した“#10 ピンク ウララ”は、ブランドを象徴するピンクをベースに、唇のpH値に合わせて色が変化する仕様に仕上げた。なお、グローバルキャンペーンのビジュアルには、ブランドアンバサダーを務めるシンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)を起用している。

メントールの清涼感と長時間続く保湿力

本アイテムはメントールと長時間続く保湿効果で唇をケアし、立体的で艶感のある唇へと導く。豊富なカラーバリエーションで唇を彩るだけでなく、美容液のようにケアする新感覚リップグロスに仕上げた。ラインアップは“#10 ピンク ウララ”のほか、艶と輝きを引き立てる“#00 クリアリー オブセスト”、深みをプラスするクリアパープルの“#18 ベリー ヤミー”、素の唇の色を引き立てるヌーディピンクの“#33 イドル ヌード”など、カラーリップと組み合わることでニュアンスが変化するシアーカラーも豊富にそろえた。

さりげない華やかさを添えるコーラルレッドの“#27 メロン トリート”、高発色ローズレッドの“#37 レディー オア ノット”、くすみレッドの“#40 オール ザ ティー”、リッチで深みのあるくすみベリーカラー“#60 ミリオンダラーベリー”など単品使いでも唇を華やかに彩るアイテムのほか、公式オンラインショップ限定のカラー“#12チェリー リシャス”も用意している。

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「ランコム」から美容液感覚のリップグロスが登場 艶感のあるぷっくり唇へ

「ランコム(LANCOME)」は7月4日、新世代リップグロス“リップ イドル ジューシー トリート”(全9色、各5500円)を発売する。公式オンラインショップでは現在先行発売中だ。カラーラインアップは全9色で、クリエイティブディレクターのリサ・エルドリッジ(Lisa Eldridge)が監修した“#10 ピンク ウララ”は、ブランドを象徴するピンクをベースに、唇のpH値に合わせて色が変化する仕様に仕上げた。なお、グローバルキャンペーンのビジュアルには、ブランドアンバサダーを務めるシンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)を起用している。

メントールの清涼感と長時間続く保湿力

本アイテムはメントールと長時間続く保湿効果で唇をケアし、立体的で艶感のある唇へと導く。豊富なカラーバリエーションで唇を彩るだけでなく、美容液のようにケアする新感覚リップグロスに仕上げた。ラインアップは“#10 ピンク ウララ”のほか、艶と輝きを引き立てる“#00 クリアリー オブセスト”、深みをプラスするクリアパープルの“#18 ベリー ヤミー”、素の唇の色を引き立てるヌーディピンクの“#33 イドル ヌード”など、カラーリップと組み合わることでニュアンスが変化するシアーカラーも豊富にそろえた。

さりげない華やかさを添えるコーラルレッドの“#27 メロン トリート”、高発色ローズレッドの“#37 レディー オア ノット”、くすみレッドの“#40 オール ザ ティー”、リッチで深みのあるくすみベリーカラー“#60 ミリオンダラーベリー”など単品使いでも唇を華やかに彩るアイテムのほか、公式オンラインショップ限定のカラー“#12チェリー リシャス”も用意している。

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初の「カラー」を発表した堀内太郎が語る 阿部潤一に誘われた時の気持ちと「財産」に自分がなすべきこと

「カラー(KOLOR)」は6月28日、創業した阿部潤一デザイナーに変わり、堀内太郎クリエイティブ・ディレクターが全権を担った2026年春夏コレクションをパリで発表した。デザイナーズブランドのトップ交代は、海外では「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」など一般的だが、日本では珍しい。加えて、解体と再構築、ドッキングを主とする足し算が真骨頂の阿部と、ミニマルを信条とする堀内というアプローチの違いを心配する声も少なくはなかった。

そんな中で堀内が見せたのは、解体と再構築、ドッキングする洋服にニュアンスを加えたコレクション。個人的には「もう少し“堀内らしさ”を加えてもいいのでは?」と思ったが、「カラー」を継承するものとして上々のスタートを切ったと言えるだろう。ショーの翌日、パリのショールームに堀内を訪ね、改めて「カラー」のクリエイティブ・ディレクターに就任した時の気持ちから、ファースト・コレクションについて聞いた。

PROFILE: 堀内太郎「カラー」クリエイティブ・ディレクター

堀内太郎「カラー」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: (ほりうち・たろう)東京都出身。15歳でイギリスに渡英。ロンドンのキングストン大学で学んだ後、写真科を専攻。2003年にアントワープ王立芸術学院ファッション科に入学。07年、同校修士課程を修了。10年春夏に自身の名前を冠した「タロウ ホリウチ」でデビューコレクションを発表。12年、第30回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。ちなみにこの時の大賞受賞者は、阿部潤一だった。18-19年秋冬から、"日常における普遍性の追求”をコンセプトにメンズブランド 「ティーエイチプロダクツ」をスタート。26年春夏から「カラー」のクリエイティブ・ディレクターを務めている PHOTO:KOJI HIRANO

WWD:「カラー」での初めてのファッションショーが終わった今の率直な感想は?

堀内太郎「カラー」クリエイティブ・ディレクター(以下、堀内):すでに次のコレクションを考えている。自分の役割は、継続して良いコレクションを生み出し続けること。「カラー」のDNAや、「カラー」らしさと自分らしさのバランスを意識しながら、この仕事を続けていきたい。

WWD:改めて「カラー」を創業した阿部潤一さんから打診を受けたときは、どう思ったのか?

堀内:当然、めちゃめちゃ驚いた。「カラー」のアトリエで働き始めた時に思い出したのは、阿部さんとの出会いは2007年。アントワープ王立芸術学院の在学時、先輩デザイナーのベルンハルト・ウィルヘルム(Bernhard Willhelm)の展示会に行ったとき、隣で展示会場の設営をしていたのが阿部さんだった。後で聞くと、あれが「カラー」で初めてのパリコレだったという。自分は、(阿部が「カラー」の前に手がけていた)「ppcm」は知っていたが、当時「カラー」は知らなかった。12年の(阿部が大賞を、堀内が新人賞・資生堂奨励賞を受賞した)毎日ファッション大賞まで会うことはなかったが、海外から友人のデザイナーが来日すると「『カラー』を見にいきたい」と言われることが多く、「海外でも人気があるんだな」と思っていた。打診を受けたのは、12年以降ときどきご一緒していた食事会のとき。いつも通りの食事会だと思って少し遅れて行ったら、「実は……」という話だった。阿部さんはまだ60歳になる前だったから、ブランドの継承なんて考えているとは思っていなくて、驚いた。

WWD:それでも、阿部さんの打診を引き受けた。

堀内:自分は、好奇心が強いタイプ。コレクションブランドで働いた経験もあるし、これまでもさまざまなプロジェクトに携わってきた。阿部さんの打診は、自分のこれまでのキャリアとは矛盾しない。さまざまなプロジェクトに携わり感じたのは、全ては、やってみなくちゃわからないこと。だから挑戦した。

足し算の美学にも触れてきたから
「カラー」はできないとは考えなかった

WWD:特に近年の「カラー」は、洋服を解体・再構築してからドッキングする“足し算“のクリエイションだ。ミニマリズムをベースとしてきた堀内さんとは、クリエイションの方向性が真逆に近い。だからこそ「カラー」のクリエイティブ・ディレクターに就任することは驚いたが、不安はなかった?

堀内:全くなかった。自分の趣味・志向には削ぎ落としていく美学があるが、ファッションを学ぶ中では、さまざまな足し算の美学にも触れてきた。「これはできない」という考えは全く浮かばなかった。

WWD:「カラー」における、現段階の一番のミッションは?

堀内:もちろんブランドに新しさをもたらすべく、これまでにない提案もしていきたい。ただ同時に、自分自身もっと「カラー」を理解しなければならないし、マーケットの要求に応える必要もある。バランスや全体の調和を意識しながら、変化していくことが大きなテーマだと思う。

WWD:これまでの「カラー」をどう捉えている?

阿部:「カラー」は、阿部さんの洋服に対する知識量が核にあってこそ。キャラクターを決定づけているのは、ユーモアだと思う。テーラリングを中心とする知識とユーモアをアイデンティティにしながら、どのように自分らしい新しさを加えていくか?そう考えた時の自分らしさは、「理解力」や「咀嚼力」だと思った。こうした力があるからこそ、「デサント(DESCENTE)」(スポーツウエアの機能性を搭載したハイスペックなテックウエアを開発)や「ムジ(MUJI)」(”ムジ ラボ”のラインを監修)にも携わることができたから。

WWD:そんな咀嚼力のあるデザイナーにブランドを託し、クリエイションをアップデートするという戦略は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の「ディオール(DIOR)」しかり、海外では当たり前なのに、日本では珍しい。

堀内:だからこそ、初めて打診を受けた時は驚いたが、今は日本のブランドも海外勢のように進化できるのか?に自分自身関心を寄せている。

阿部さんの財産に意味を
加えていくのが重要

WWD:実際26年春夏コレクションでは、「カラー」らしさと自分らしさをどう融合させた?率直に言えば、今回は予想以上にこれまでの「カラー」だった。これまでの「カラー」らしさと新しさのバランスで言えば、2:8とか3:7くらいのイメージ。

堀内:アーカイブを見直してインプットしながら気づいたのは、阿部さんも僕も洋服が好きで、知識もあり、カルチャーへの造詣もそれなりに深いと思っているが、阿部さんはより洋服に傾倒し、一方の自分はカルチャーに興味や関心を寄せていること。阿部さんの「カラー」がテーラリングを中心とする知識とユーモアを7:3とか6:4で融合しているとしたら、自分はよりカルチャーをミックスしたい。知識とカルチャーのバランスで言えば、4:6くらいかな?と思っている。

阿部さんの「カラー」はシーズンテーマを持たず、ゆえにそれぞれのアイテムが異なる年代に由来していたり、異なるものが集まることでシーズンの特徴が形作られていったように思うが、自分は(コレクションのたびにインスピレーション源を集める)ムードボードを作るタイプ。テーマは、今まで以上に集約されるだろう。あくまで服を中心とする阿部さんと、世界観を重んじる自分の掛け算が魅力になる。

例えば26年春夏は、「2001年宇宙の旅」を想像しながら時間の経過を考えた。阿部さんの退任や自分の就任など、「カラー」でも時間が経過し、過去から現在、そして未来に向けて変容を続けている。だからこそ、今シーズンは洋服の一部を切り抜き、異素材を飛び出させる阿部さんらしいクリエイションに「脱皮」のような意味を込めた。

ファーストルックのインナーは、小説「オーランドー」を記したヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の晩年期をドットで描いたもの。ジェンダーの境界が薄れつつある今、男性性と女性性の間で、時間と共に揺れうごいた主人公を記したヴァージニア・ウルフを、これまでの「カラー」らしいテクニックでデザインに落とし込んでいる。その上に羽織ったのは、ピュアホワイトのジャケット。"色のない”「カラー」を纏うことで、新しい時代に向かうことを表現した。ハイテク素材の外付けポケットをあしらったジャケットは、その外付けポケットを切り込みポケットの中に入れると、ジャケットがコルセットのようなシルエットに変容する。昔から存在するコルセットを現代のジャケットと融合させつつ、未来を思わせるハイテク素材を用いた。こうして、阿部さんの財産に意味や文脈を加えていくのが重要だと思っている。

WWD:確かにこれまでの「カラー」は良い意味で最終形態、商品としての洋服に最大の注意を払ってきた印象がある。それが生まれるまでの文脈や意味などが伝われば、これまでと違う形に進化できるかもしれない。

堀内:(これまでの自分とは)違うブランドのDNAをいかに料理し、それを楽しむか?が自分のミッション。僕の仕事は、デザイナーというよりディレクター。(母校の)アントワープでは、服作りにはビジョンが必要だと叩き込まれてきた。一方の阿部さんは、文化服装学院でパターンを学び、業界に羽ばたいた。僕でさえ「この服は、どうやって作っているんだろう?」と思うことさえある。服を見ただけではパターンを理解できない「カラー」の服に、ビジョンを融合したい。

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【2025年秋コスメ】「MIMC」が2色アイシャドウなどの新色を発売 光と温もりのハーモニーを表現

「エムアイエムシー(MIMC)」は8月5日、やさしさと強さのハーモニーを表現した“トランス ハーモニティ(Trans Harmonity)”をテーマに、2025年秋コレクションを発売する。定番製品の2色アイシャドウやアイライナー、リキッドルージュ、チークの4品に新色が加わる。

“ビオモイスチュアシャドー”&“ミネラルスマッジアイライナー”

スキンケア発想の2色アイシャドウ“ビオモイスチュアシャドー”(4180円)から、洗礼されたウォームピンクと、鮮やかさと温もりを秘めたスパイシーオレンジの2色を組み合わせた“アバンダンス”が登場。光と華やかさをまとう、秋らしいアイメイクを演出する。自由自在にラインを描ける“ミネラルスマッジアイライナー”(3300円)には、軽やかで抜け感のある“ディープブラウン”が仲間入りする。

“ミネラルリキッドルージュ”

“ミネラルリキッドルージュ”(3520円)は、使うたびに潤うスキンケア処方のリキッドリップで、透け感のある発色と上品な艶が特徴だ。さりげない血色感を与えるヌーディーな“ジョイフルピンク”と、凛とした美しさをまとえるベリーレッド“プレシャスレッド”の新2色を用意した。

“ミネラルスティックチーク”

“ミネラルスティックチーク”(4180円)は、紫外線を浴びやすい頬をケアする植物オイル数種を配合したチークカラー。新色“アライブ”は透明感のある柔らかなフレッシュピンクで、内側からにじむような血色艶を与える。

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「ジョー マローン ロンドン」が表参道でポップアップを開催 夏の新作“ラズベリーリップル”を限定発売

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は7月4〜6日まで、表参道でポップアップイベントを開催する。同ポップアップは、夏の新作フレグランス“ラズベリーリップル”の発売を記念したもので、“ラズベリー リップル コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)と、ブランド人気の香り”ウッド セージ&シーソルト コロン“(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)の限定デザインボトルを数量限定で発売する。

英国のシーサイドのような遊び心ある空間

英国のシーサイドを思わせる同ポップアップは、アイスクリームに夢中になった幼い頃の夏の記憶を呼び起こすような、遊び心のある世界観を演出した。会場では、プレミアムチョコジェラテリア「ヴェンキ(VENCHI)」とのスペシャルコラボも行い、夏だけの特別なひとときを提供する。

また、会場限定の購入特典として購入者全員に”ウッド セージ&シーソルト コロン サンプル“(1.5mL)を、1万4300円以上の購入で”ピオニー&ブラッシュ スエード コロン“(9mL)、2万2000円以上購入でアイスモチーフのキャンバストート、ミニサイズのコロン、ボディークリームを数量限定でプレゼントする。

▪️“ラズベリー リップル” ポップアップイベント

日程:7月4〜6日
時間:11:00〜20:00 ※最終日のみ〜19:00
場所:OMOTESANDO CROSSING PARK
住所:東京都港区南青山5-1-1

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【2026年秋コスメ】「江原道」の冬季限定フェイスパウダーがリニューアル スキンケア成分と機能性を強化

「江原道(KOH GEN DO)」は、毎年人気の冬季限定フェイスパウダー“シアー モイスト パウダー”(6g、2860円/12g、4840円)をリニューアルし、9月1日に数量限定で発売する。新たにスキンケア成分を加えたほかパウダーとしての機能性も強化した。ベルメゾンやゾゾタウン(ZOZOTOWN)、アットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)ほか、「江原道」正規取り扱い店で販売する。

艶と透明感をアップして今年も登場

ベールをまとったような仕上がりに導く同アイテムは、2種の球体パウダーによる光の乱反射で毛穴の影や小ジワをぼかし目立ちにくくするフェイスパウダーだ。軽やかに伸び広がるほか汗や皮脂に濡れても艶があり、時間が経ってもつけたての仕上がりを持続する。

今回のリニューアルではスキンケアパウダーやローズヒップ果実エキス、ゴールデンシルクエキスの保湿成分と、ソメイヨシノ葉エキス、グリチルリチン酸ジカリウムの肌荒れを防ぐ美容成分、肌をなめらかに整えるハトムギ種子エキスの6種の美容成分を追加。ほか、植物性T3オイルをはじめとするオイル成分と5種の保湿成分も配合し、なめらかな肌感触のアミノ酸系パウダーが軽やかに伸び、乾燥する時期にもしっとりとした使い心地が続く。

そのほか、パウダーの機能性のアップデートした。凹凸補整拡散パウダーが肌の凹部分に入り込み、あらゆる角度からの光を乱反射するほか、肌への密着力や分散力が高いコーティングパウダーも採用。均等だった5色のパールの配合率も変更し、ブルーとレッドを増量したことで透明感をアップさせている。

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【2026年春夏メンズコレリポートVol.4】「プラダ」のブルマーは流行るのか?そして、Snow Manラウールは撮れたのか?

2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークが繰り広げています。久々にメンズコレクションサーキットに戻ってきた編集長・村上と、初参戦のヘッドリポーター・本橋が、ヨーロッパを覆う熱波に負けないアツいリポートをお届け。今回はミラノコレのラスト、3・4日目。

“未完成の美”からもう一歩!
朝イチは「シモン クラッカー」

本橋涼介「WWDJAPAN」ヘッドリポーター(以下、本橋):ブランド名の由来であろう“クラッキング=壊す・割る”、つまりファッションの既成概念を壊すという思想が、まさにストレートに体現されていた「シモン クラッカー(SIMON CRACKER)」。デッドストックやアップサイクル素材を使い、タグの露出や断ち切り、手書きの文字など、DIY的かつパーソナルなニュアンスが満載で、朝イチからお腹いっぱいです。

モデルもおそらくプロではなく、一般人を起用。“未完成の美”をそのまま肯定し、最終的な完成形は着る人に委ねようという意図がしっかり伝わってきました。

ただ、この手法自体はすでに広く認知されているもの。だからこそ、コンセプトの深化や、もう一段上のクリエイションを期待したくなります。

創業デザイナーの遺志を継ぎ
緊張感を取り戻したい「カシミ」

本橋:急逝した創業者ハリド・アル・カシミ(Khalid Al Qasimi)の後を継ぎ、双子の妹がデザイナーに就任してから、ブランドの空気感は確実に変わりました。

今回の「カシミ」は、軽やかなウールで仕立てたエプロンシャツなど、クラシックな素材使いに静かな祈りのような中東的ムードが漂っていて、穏やかな品格を感じました。ただ、かつてのようなフューチャリスティックなテキスタイル使いや、攻めたシルエットを知っている身としては、少しだけ物足りなさも。

一時期は北千住の「アマノジャク」などイケてるセレクトショップでも見かけましたが、今は国内での露出も落ち着いた印象。今の静けさの中に、あの頃の張り詰めた緊張感が少し戻ってくるといいなと、個人的には思います。

「エトロ」は原点回帰?魂のレベルで
共感できるテーマの再来を願う

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):一方の私は「エトロ(ETRO)」からスタート。メンズもウィメンズもマルコ・デ・ヴィンツェンツォ(Marco De Vincenzo)が手がけているハズですが、ずいぶんこの頃と印象が変わりましたね。

良く言えば、マルコによって突然若返ったことに戸惑った男性は、お気に入りが見つかりそう。一方苦言を呈するとしたら、随分コンサバでちょっとマルコっぽくはないカンジ。かつてのメンズに回帰した印象です。シルエットの遊びが格段に減って、王道回帰。ジャストサイズのジャケットにショーツのセットアップ、ブルゾンに、カラフルなシルクシャツやスカーフを合わせます。

原点に立ち返るのは、アリだと思います。しかしかつてメンズを手掛けていたキーン・エトロ(Kean Etro)は、地産地消や動物との共生など、本能に近い直感でテーマを導き、心や魂のレベルで共感するスタイルを生み出していました。スタイルだけでは、あのときの共感は得られません。「今、洋服を通して伝えたいこと」が想像できるメンズ服がまた生まれることを願います。

「アルテア」は爽やかなリゾートスタイル

村上:お次は、「アルテア(ALTEA)」。パイル地だったり、飾り編みだったりのスキッパータイプのポロシャツがイチオシです。ボタニカルモチーフの開襟シャツは、リネンなどで作ったサファリジャケットやワークブルゾン、グルカ風のパンツを合わせて、爽やかなリゾートスタイルにまとめました。

「ゼニア」もパジャマでノンシャラン
異国情緒盛り込みユニバーサルなムード

村上:昨日拝見した「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE &GABBANA)」の展示会の後は、同じく「ゼニア(ZEGNA)」の展示会へ。

今回はミラノを離れ、他に先んじてドバイで2026年春夏コレクションを発表しています。今シーズンは、多くのアイテムに洗いをかけたり、シワ加工を施したり。パジャマのようなシャツやパンツにリネン混のシャツジャケットや紙のように薄いスエードのノースリーブなどを合わせます。アプローチは、「ドルチェ&ガッバーナ」に似ているのかも。パジャマスタイルを計算し尽くして着こなすのはダサいので、ノンシャラン、あまり気取らず無作為に洋服を選んだり重ねたりのムードを演出というアプローチです。そこに加えるのが、圧倒的な技術力の洋服。細く切ったスエードを編み込んだカーディガン、織り柄をトロンプルイユ(だまし絵)したスエードブルゾンをさらりと羽織れば、ノンシャランでもスタイリッシュなのです。

「プラダ」メンズに女性が夢中の
「ミュウミュウ」ブルマー登場

本橋:今回の「プラダ(PRADA)」は、「フェミナイズ=女性化」がキーワード。ラフィアの帽子をはじめ、ウィメンズのようなアイテムが数多く登場し、全体的にはマイルドな印象でした。「ジェンダーレス」ではなく「フェミナイズ」。つまり男性服の女性化の中でも目立っていたのは、ブルマー。ウィメンズでは「ミュウミュウ(MIU MIU)」で市民権を得たスタイルですが、それをメンズでやるとは。ショーツラバーの村上さんからして、これはどうなんでしょう?

ラフとミウッチャは「これまでで最もスムーズで簡単だったコレクション」と語っていましたが、着る側からすると、なかなかそう簡単にはいかない気もします(笑)。

村上:「A CHANGE OF TONE」をテーマにしたコレクションは、まずメッセージや思いの発信方法を変えた印象でした。無論、その根底には反戦や世界平和という願いがあるのだろうと思いますが、以前ならそれに通じるメッセージを声高に叫んでいたところ、今回は「声高なメッセージこそ対立の火種なのでは?」と考えて、先鋭的になるより、ありのままの自然体を表現したような印象です。本橋さんが言う「トーンダウン」は、そんな表現の結果だったんじゃないかな?

それをラフ・シモンズ(Raf Simons)が加入して以降の「プラダ」らしく、アイコニックなアイテムのアップデートで表現している印象を受けました。問題の(⁉︎)ブルマーは、既に他のブランドよりも一際短かかったショートパンツの「フェミナイズ」なアップデート。マルチポケットのサファリシャツなどもロング丈になって、気分はウィメンズのワンピースです。ダブルのジャケットにスリムなトラックスーツのスタイルも、かつての「プラダ」のアップデートを思わせます。レザーブルゾンは今季、シボ感のあるレザーのビンテージ加工ではなく、ムラ染めした後にステッチワークを加えるなどしてクラフツマンシップを表現しました。

そして、カラフルなマルチストライプや大ぶりの花柄などで、1970年代のヒッピーなムードを表現。女性らしいムードやヒッピーのようにピースフルを願う気持ちから、声高には主張しないものの、不安で不穏な世界に語りかけるようです。

Snow Manラウールの初ミラノ
デビューは「サウル ナッシュ」

本橋:ブランド名でピンとくる人はまだ少ないかもしれませんが、今回のミラノで最も“話題をさらった”のはここだったかもしれません。

なにせ、Snow Manのラウールが海外ブランドで初めてランウエイを歩いたショーだったから。これまで「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「メゾン ミハラ ヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」など日本ブランドのショーに出演してきたラウールですが、ついに海外ブランド&ミラノデビュー。モデルとしても着々とアップデートを重ねていますね。

SNSでも数字を持ってる男なだけに、ショーが始まってからは「いつ出る?どこで出る?」と、暗がりのクラブハウスのような会場で僕も血眼。記憶も記録も、ラウール一色です。ショーの後、会場の外で無事キャッチできたときは、心底ホッとしました。

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「ビュリー」から菜園の香りを運ぶポストカードが登場 二子玉川 蔦屋家電でポップアップも

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」(以下、ビュリー)は7月18日、“レ ジェルダン フランセ”コレクションのみずみずしい香りを放つポストカード“カルト・ポスタル・パルフュメ”(全6種、各1320円)を発売する。また、7月18〜31日には東京・世田谷区の二子玉川 蔦屋家電でポップアップを開催する。

菜園の香りの魅力を表現した6種

簡易化するチャットやメールによって手紙で思いを伝えることが少なくなったことに着目した同アイテムは、心遣いの伝わる手書きの書簡に込められた思いを、緑豊かな菜園の香りと共にポストカードで伝えることを目的に誕生。ラインアップはトマトやビーツ、クレソン、パセリ、キュウリ、ミント、バジルのほか、ニンジンやサツマイモなどの菜園の香りの魅力魅力を表現した6種類をそろえた。

同アイテムの発売を記念して、二子玉川 蔦屋家電で開催するポップアップでは代筆と郵便サービスを展開する。また、ポップアップイベントで製品を購入すると、「ビュリー」二子玉川店で大理石のフレグランスキャンドルポットに収めたトマトの苗木などのギフトを数量限定で進呈する企画も行う。

■ポップアップ

日程:7月18〜31日
場所:二子玉川 蔦屋家電 1階ポップアップスペース
住所:東京都世田谷区玉川1-14-1

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【スナップ】アナ・ウィンターとファッション界の39年間を58枚の写真で振り返る

アナ・ウィンター(Anna Wintour)=米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長は6月26日、1988年以来務めてきた同誌における編集トップの座を退任することを発表した。ファッション界の重鎮として君臨してきた彼女の37年間をアイコニックなモーメントを押さえた全58枚の写真で振り返る。

なお、ウィンターは、兼務しているコンデナスト(CONDE NAST)のチーフ・コンテンツ・オフィサーと「ヴォーグ」のグローバル・エディトリアル・ディレクターとしての職務は今後も継続する。

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【スナップ】アナ・ウィンターとファッション界の39年間を58枚の写真で振り返る

アナ・ウィンター(Anna Wintour)=米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長は6月26日、1988年以来務めてきた同誌における編集トップの座を退任することを発表した。ファッション界の重鎮として君臨してきた彼女の37年間をアイコニックなモーメントを押さえた全58枚の写真で振り返る。

なお、ウィンターは、兼務しているコンデナスト(CONDE NAST)のチーフ・コンテンツ・オフィサーと「ヴォーグ」のグローバル・エディトリアル・ディレクターとしての職務は今後も継続する。

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アイスタイルがインナーケア市場に参入 新ブランド「アットコスメプラス」始動

「アットコスメ(@cosme)」を運営するアイスタイルは、インナーケア事業に本格的に乗り出す。傘下のアイスタイルプロダクツ(2024年設立)がインナーケアブランド「アットコスメプラス(@cosme+)」を立ち上げ、7月1日に第1弾製品として顆粒タイプのサプリメントを発売する。ブランド公式オンラインストアと全国のアットコスメストアで取り扱う。

新製品“ザ ベーシック サプリメント(The Basic Supplement)”は、多くの肌悩みの原因となる”乾燥”に着目。セラミドと7種のビタミン(A、B1、B2、B6、C、E、ナイアシン)を配合した顆粒タイプのサプリメントで、ピュアセラミド、フレッシュピーチ、ビターオレンジの3フレーバーをそろえる。製造は、岡山の医薬品・健康食品OEMメーカーの備前化成が担当。

価格は10包入りが1144円(店頭限定)、30包入りが3262円。ブランド公式オンラインストアではサブスクリプションも用意し、30包2980円で提供する。

インナーケア市場への参入背景について寺田麻佑子ブランドティレクターは、「インナーケアは従来、健康目的で捉えられてきたが、今後は美容目的での活用も当たり前になっていく」と説明。近年、美と健康のための栄養素が足りていない“現代型栄養失調”が課題となる中、「効率的かつ手頃に栄養を取り入れたいという声に応えるべく、私たちとしてもしっかりとサポートをしていきたい」と意欲を見せる。

ブランドの立ち上げに先立ち、24年11月には公式インスタグラムを開設し、コミュニティー「プラスメンバーズ」を形成。ライブ配信や体験イベント、サンプル配布などを通じてユーザーとの接点を増やしてきた。25年1月には限定的な先行販売も実施した。

寺田ブランドディレクターは「単に製品を売るだけではなく、無理なく続けられる“日常のインナーケア”として定着させたい」と、今後もコミュニティー活動も広げながら、ユーザーの声を生かした製品開発やサービスの展開を目指す。

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「アシックス スポーツスタイル」×「ジョウンド」の新作スニーカー“ゲル クォンタム 360 1 AMP”が発売

アシックスの「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」は、カナダ・モントリオール発の「ジョウンド(JJJJOUND)」とコラボレーションした新作スニーカーを7月3日に発売する。価格は3万3000円で、「アシックス」の公式オンラインストアと東京・原宿にあるフラッグシップストア、一部のスニーカーショップで取り扱う。

今作は、2015年に発売された「アシックス」のスニーカー“ゲル クォンタム 360(GEL-QUANTUM 360)”が今年で誕生10周年を迎えることを記念し、新たにインラインモデルに加わる“ゲル クォンタム 360 1 AMP”をベースモデルに採用した。アッパーからアウトソール、シューレースまでをオールホワイトに統一しながら、ミッドソールの一部をクリームイエローに配色。そして、コラボを示すロゴをインソールにのみプリントすることで、「ジョウンド」らしいミニマルな哲学を体現した1足に仕上がっている。

なお、インラインモデルの“ゲル クォンタム 360 1 AMP”と素材をアップデートした“ゲル クォンタム 360”が、4日から順次販売される。

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【2025夏コスメ】ネイルブランド「OPI」が夏コレクションを発売 透明感のあるジェリーネイルなど

米ロサンゼルス発のネイルブランド「OPI」は、今夏に向けた新作コレクション“メイク エム ジェリー!”を発売した。透明感のあるジェリーネイルやクリームカラー、グリッターなどポップで遊び心あふれるカラーラインアップを展開する。

ジェリーやグリッターなど質感の異なる
カラーバリエーション豊富なラインアップ

同コレクションは、“ネイルラッカー”(全12色、各15mL、各1650円※編集部調べ、以下同)と“インフィニットシャイン” (全12色、各15mL、各2420円)の2シリーズから12色ずつラインアップした。“ネイルラッカー”では、フェミニンなベールピンクからパッションピンク、コバルトブルーなど鮮やかなカラーバリエーションを用意。速乾タイプの“インフィニットシャイン”は、グリーンやピンクなどのグリッターや、コーラルレッド、コットピンクなど幅広くカラーを集めた。

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【2025夏コスメ】ネイルブランド「OPI」が夏コレクションを発売 透明感のあるジェリーネイルなど

米ロサンゼルス発のネイルブランド「OPI」は、今夏に向けた新作コレクション“メイク エム ジェリー!”を発売した。透明感のあるジェリーネイルやクリームカラー、グリッターなどポップで遊び心あふれるカラーラインアップを展開する。

ジェリーやグリッターなど質感の異なる
カラーバリエーション豊富なラインアップ

同コレクションは、“ネイルラッカー”(全12色、各15mL、各1650円※編集部調べ、以下同)と“インフィニットシャイン” (全12色、各15mL、各2420円)の2シリーズから12色ずつラインアップした。“ネイルラッカー”では、フェミニンなベールピンクからパッションピンク、コバルトブルーなど鮮やかなカラーバリエーションを用意。速乾タイプの“インフィニットシャイン”は、グリーンやピンクなどのグリッターや、コーラルレッド、コットピンクなど幅広くカラーを集めた。

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スマパンやソニック・ユースなどのTシャツを販売するポップアップが伊勢丹新宿店で開催 

デイトナ・インターナショナルは、「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」渋谷店に併設するギャラリー「オープンスタジオ(OPEN STUDIO)」がキュレーションするポップアップイベント「オルタナティブ・ロックと写真、アートの関係性」を、7月2〜10日、伊勢丹新宿本店で開催する。

同イベントでは、伊勢丹新宿店で先行発売を含めたスマッシング・パンプキンズ(SMASHING PUMPKINS)のTシャツ(6型、各1万4850円)のほか、ソニック・ユース(SONIC YOUTH)のTシャツ(全6型、各1万4850円)、ダイナソーJr.(Dinosaur Jr.)のTシャツ(全4型、各1万4850円)、写真家のチャールズ・ピーターソン(CHARLES PETERSON)のTシャツ(全4型、各1万3750円)、同じく写真家のジョセフ・スザボ(JOSEPH SZABO)のTシャツ全2型、各1万3750円)などを販売する。サイズはそれぞれM、L、XLを用意。さらには、ダニエル・ジョンストン(Daniel Johnston)やシアトルのインディーズレーベル「SUB POP(サブ・ポップ)」の輸入グッズも販売する。

オルタナティブ・ロックバンドの
Tシャツが多数

昨年に続き2度目の開催となる同イベントは、90年代の“オルタナティブ・ロック”を軸に、音楽、写真、アートの結び付きや、ファッションの潮流に与えた影響をひもとく特別展だ。Tシャツには、90年代のプリンタブルTシャツの雰囲気とディテールを再現し、無加工でもどこか古着の雰囲気を感じさせる質感を実現した。

▪️ポップアップイベント「オルタナティブ・ロックと写真、アートの関係性」

日程:7月2〜10日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿店 本館3階 ステージ3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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スマパンやソニック・ユースなどのTシャツを販売するポップアップが伊勢丹新宿店で開催 

デイトナ・インターナショナルは、「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」渋谷店に併設するギャラリー「オープンスタジオ(OPEN STUDIO)」がキュレーションするポップアップイベント「オルタナティブ・ロックと写真、アートの関係性」を、7月2〜10日、伊勢丹新宿本店で開催する。

同イベントでは、伊勢丹新宿店で先行発売を含めたスマッシング・パンプキンズ(SMASHING PUMPKINS)のTシャツ(6型、各1万4850円)のほか、ソニック・ユース(SONIC YOUTH)のTシャツ(全6型、各1万4850円)、ダイナソーJr.(Dinosaur Jr.)のTシャツ(全4型、各1万4850円)、写真家のチャールズ・ピーターソン(CHARLES PETERSON)のTシャツ(全4型、各1万3750円)、同じく写真家のジョセフ・スザボ(JOSEPH SZABO)のTシャツ全2型、各1万3750円)などを販売する。サイズはそれぞれM、L、XLを用意。さらには、ダニエル・ジョンストン(Daniel Johnston)やシアトルのインディーズレーベル「SUB POP(サブ・ポップ)」の輸入グッズも販売する。

オルタナティブ・ロックバンドの
Tシャツが多数

昨年に続き2度目の開催となる同イベントは、90年代の“オルタナティブ・ロック”を軸に、音楽、写真、アートの結び付きや、ファッションの潮流に与えた影響をひもとく特別展だ。Tシャツには、90年代のプリンタブルTシャツの雰囲気とディテールを再現し、無加工でもどこか古着の雰囲気を感じさせる質感を実現した。

▪️ポップアップイベント「オルタナティブ・ロックと写真、アートの関係性」

日程:7月2〜10日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿店 本館3階 ステージ3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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40周年の「ジュリーク」がオリジナルローズ使用のミスト化粧水とハンドクリームを発売

「ジュリーク(JURLIQUE)」は7月1日、誕生40周年を記念して開発したローズの“インテンスローズ”を使用したミスト化粧水、“バランシングミスト”(100mL、5500円)と“ハンドクリーム”(100mL、5500円)を発売する。同ブランド公式サイトや全国の取扱店舗で約2カ月間の期間・数量限定で販売する。

“インテンスローズ”は、つぼみから収穫までの時間の経過で色が変化するオリジナル品種だ。両製品ともに香りは、ベースにアンバーとセダールウッド、ミドルにバイオレット、トップにローズを配合し、 “インテンスローズ”の“しなやかな気品”をイメージして仕上げた。また、自然由来成分100%、自然由来香料100%の処方を採用している。

新種ローズの成分を配合した限定アイテム

“バランシングミスト”は、みずみずしく細かなミストで肌を覆い、肌の潤いとバランスを整える化粧水で、メイクの上からや、エアコンによる乾燥対策としても使用できる。“ハンドクリーム”は、乾燥で固くなった手肌に潤いを与え、柔らかく整える。

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バイヤー片山久美子とスタイリストの高木千智が新ブランド 色で遊ぶモードなカシミヤ

「シティショップ(CITY SHOP)」コンセプターで現在はフリーランスのクリエイティブ・ディレクターとして活動する片山久美子と、スタイリストの高木千智が新ブランド「イーヨ(Y YO)」を2025-26年秋冬シーズンに立ち上げた。「モードなカシミヤブランド」をコンセプトに、モンゴル産の上質なカシミヤを用いたアイテムを展開する。ファーストシーズンは、ホワイトカシミヤの柔らかで上品な発色を生かした、色鮮やかなウエア9型と雑貨5型。「ロンハーマン(RON HERMAN)」や「シップス(SHIPS)」「イエナ(IENA)」「プラージュ(PLAGE)」などで取り扱う。2人にブランドに込めた想いを聞いた。

WWD:ブランド立ち上げの経緯は?

PROFILE: 高木千智

高木千智
PROFILE: 2011年に独立後、スタイリストとして活動。その後ニューヨークに3年間留学。帰国後「GISELe」「oggi」などの女性誌や女優、タレント、広告、ブランドのカタログなどのスタイリストとして活動する PHOTO:KAZUO YOSHIDA

高木千智(以下、高木):モンゴルのカシミヤ農場と長年付き合いのあるアパレルメーカーのクリケットウェブと出合ったことがきっかけでした。私は出産を機に、肌に触れるものの心地良さや、上質な服の価値を再認識していたタイミングで、カシミヤにはとても興味があったんです。でも私の好みのファッションは、白Tシャツにデニムのような超ベーシック。世の中にはすでに、ベーシックなカシミヤブランドはたくさんあります。きっと私ひとりで作っても、シンプルすぎて面白みに欠けてしまう。新しいブランドを作るなら、私とは真逆の遊び心のある人と組みたいと思い、まず頭に浮かんだのがかねてより友人の片山さんでした。

PROFILE: 片山久美子

片山久美子
PROFILE: 2016年から「シティショップ」コンセプターとして、国海外でのバイイング、シーズンごとのテーマ打ち出し、オリジナルや別注アイテム企画を指揮し、総合的なディレクションを手掛ける。2023年に独立。現在はビンテージの壺や花器、ジュエリーをキュレーションするプロジェクト「katakuriko」なども手掛ける PHOTO:KAZUO YOSHIDA

片山久美子(以下、片山):私はバイヤーとして20年以上ファッション業界に携わってきましたが、過剰にモノを生み出すことに少し疲れを感じていました。だからこそ、もしブランドをやるなら、きちんと意味のあるプロジェクトにしたいと思っていたんです。話を聞くと、パートナー企業であるカシミヤ農場の生産背景がすごく魅力的でした。カシミヤは過放牧が原因で、砂漠化につながるとも言われています。その農場は、中国政府や現地の大学とも協業しながら、カシミヤヤギの健全な生育環境を守ると同時に持続可能な放牧を現地の遊牧民に指導するといった取り組みをしています。飼育から紡績まで自社工場で一貫生産していて高い透明性もある。こうした背景があるならば、と参加を決めました。その農場が組んでいる遊牧民の数が1140。ブランド名は、1140の語呂合わせで名付けました。

WWD:「イーヨ」ならではの強みは?

片山:私も高木さんもデザイナーではありません。スタイリストとバイヤーの私たちだからこそ提案できる面白さって何だろうと思い付いたのが、色で遊ぶというアプローチです。1つ1つのアイテムはシンプルですが、組み合わせ次第で新しい魅力が生まれるように工夫しました。また、使っているのは“ホワイトカシミヤ“と呼ばれる、白い山羊から採れる原毛です。ホワイトカシミヤならではの上品な発色だからこそ、年齢問わず幅広い人に手に取ってもらえると思います。

高木:実際に展示会では、モードからコンサバまで想像していた以上に色々な方たちに楽しんでもらえました。デザインは、私が好きな1960年代や90年代のメンズのファッション写真をインスピレーション源にしました。

片山:ミリタリーウエアに着想を得たオーバーサイズのヘンリーネックのニットや、60年代のスキーウエアをヒントにしたコンパクトなシルエットのニット、ケーブル編みの甘さのあるVネックニットなどもあります。私が着ているニットは、肩パッドを入れてモードな印象に仕上げました。グローブやフード付きストールなど、小物でも色合わせを楽しんでもらいたいですね。私はずっとバイヤーとして、売上目標ありきでモノ作りを考えるのが当たり前だった。高木さんの「これがすてき」と、感覚的にすごく自由な発想で提案してくるその姿勢がとても新鮮でした。最終的に長く愛される商品は、やっぱり自分たちが「本当に可愛い」「これを着たい」と思えるものから生まれるんですよね。そのことを、あらためて学ばせてもらいました。

WWD:今後の展開は?

片山:春夏は作らず、秋冬のワンシーズンだけ新作を出します。必要な分だけ生産し、セールはしません。ブランドとして規模の拡大を目指すというより、生産も販売も自分たちの手の届く範囲で、誠実に取り組みたい。コロナを経て、ファッションにより「意味」を求めるようになりました。ブランドにどんな背景があり、なぜそれを良いと思うのかを、お客さまにきちんと提示することを心がけています。「イーヨ」もずっと大切にしてもらえるような意味のある服を届けていきたい。

高木:大人になるとファッションも守りに入りがち。普段カラーアイテムに手を出さない人たちにも、「これだったら私も着られるかも」「ちょっと遊んでみようかな」って思ってもらえるとうれしいですね。

片山:高木さんは本当にモノを買わない人なんです。「これは!」と思った時にしか手を伸ばさない。まさに高木さんのような人に届いたらと思っています。

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細尾が初めて伝統的な和柄に挑む ディモーレスタジオとの協働で切り拓く新たな表現

西陣織の細尾は8月10日まで、京都の旗艦店2階の細尾ギャラリーで「The Hemispheres」と題した展示を行っている。本展はイタリア・ミラノを拠点とする建築・デザインスタジオ「ディモーレスタジオ(DIMORESTUDIO)」との協働から生まれた33点の新作コレクションを日本で初めて公開するもので、細尾が持つ約2万点の帯図案のアーカイブをもとに、「伝統の継承と現代の創造性を融合する」ことに挑んだ。

「Hemispheres」とは、古代ギリシャ語に由来する「半球」を意味し、本コレクションのコンセプト「東洋と西洋、伝統と現代、静と動といった対照的な価値が互いに響き合いながら一つの世界を形成する」を象徴する言葉として採用した。4月に開催されたミラノ・デザイン・ウィークで初披露し、話題となった新作はどのように生まれたのか。細尾真孝社長にプロジェクトの経緯と展望を聞いた。

PROFILE: 細尾真孝/細尾12代目、社長

細尾真孝/細尾12代目、社長
PROFILE: (ほそお・まさたか)1978年生まれ。音楽活動とジュエリー業界を経て2008年に細尾入社。12年、京都の伝統工芸を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成。16年からMITメディアラボ・ディレクターズフェロー。17年、ミラノデザインアワードベストストーリーテリング賞受賞。24年に「Forbes JAPAN日本の起業家ランキング特別賞」、「BoF 500」に選出

WWD:初めて和柄に取り組んだ経緯を教えてほしい。

細尾真孝社長(以下、細尾):海外に出れば出るほど「自分たちは何者か」というバックグラウンドを示したいという気持ちが強くなっていた。一方、和柄のアーカイブを海外で提案したいと取り組んではいたものの、自分たちだけで取り組むと結局「帯」になってしまい「ホソオ(HOSOO)」として提案するに至っていなかった。帯という枠を超えて、インテリアやファッションの素材としても成立する“和柄の再構築”を試みることーーそれが今回の展示の出発点だった。

WWD:コレボレーション相手にディモーレスタジオを選んだ理由は?

細尾:彼らの“装飾×装飾”の感覚、つまり装飾性を突き詰める美意識に以前から惹かれていた。2023年にミラノに開設した「ホソオ」のショールームが偶然にもディモーレスタジオのオフィスの2ブロック先の場所で、以前から「彼らと何か一緒にできたら」と思っていたところ昨年会う機会があった。日本人が持つ感性はどちらかというとミニマルで、彼らのような色合わせやスタイリングは苦手。彼らの魔法がかかるようなクリエイティブのセンスで、自分たちのアーカイブがどのように変化するのかを試してみたいと考えた。

WWD:制作はどのように行ったか。

細尾:当社が保有する約2万点の帯の図案アーカイブを13年前から京都芸術大学と連携してデジタルアーカイブ化しており、1万4000点が完了していた。そのアーカイブを彼らに見てもらい、色を細かく指示してもらい、その色に対してどのような織組織が最適かというディスカッションを重ねた。何十通りも試作をしながらフィードバックをもらう形で進めた。この工程はまさに配色と構造の革新に挑んだと言える。当初20パターンを作る予定だったのが、結果33パターンに増えた。昨年夏には京都に来てもらい、アーカイブを見てもらいつつ、京都の文化を体験してもらった。

WWD:「配色と構造の革新」とは具体的にどのようなことを指すのか。

細尾:図案は完成品ではなく、織物にするための設計図にすぎない。私たちはそれを“余白の図案”と呼び、色のない図案にその時代の色と構造を加えることで、現代の形として完成させていくという発想で進めた。ディモーレはその余白に圧倒的なセンスで色とスタイルを注ぎ込んだ。図案にあるアウトラインやカスレ、炭での汚れや破れまでも織りに落とし込むことで、経年美と退廃の美学が交錯するような独自の世界観を生み出した。

WWD:海外のデザインスタジオと組んだからこそ得られた視点は?

細尾:長年越えられなかった和柄の壁を越える機会になった。長年の呪いが解けたというか(笑)。日本人だとどうしても“良い組み合わせ”を探してしまいがちだが、ディモーレは想定外のことをどんどん持ち込んだことで、伝統的な和柄に新しい解釈を加え、タイムレスでありながら現代的な図案を生み出すことができた。また、海外に日本の工芸の奥深さを伝える重要な機会にもなったと感じている。

WWD:ミラノ・デザイン・ウィークでの展示も好評だったとか。

細尾:ブロンズアーティストのオザンナ・ヴィスコンティ(Osanna Visconti)のアトリエで展示を行ったところ、単なる展示を超えた芸術的な空間体験として高く評価されたと感じている。サローネへの登録がなかったのにもかかわらず(ショールームの展示は登録)、連日入場のために1時間以上の列ができるほど反響があった。古い家に住んでいるかのような雰囲気で、壁は何層も塗装して剥がすことで経年変化を表現するなど、映画のワンセットのような没入感のある空間をつくった。

WWD:今後、伝統柄や和柄をどのように展開していくか?

細尾:今回の経験を通じて、“余白の図案”という考え方に確信を持てた。自分たちのヘリテージとさまざまなクリエイティブをあわせて新しいものをつくっていきたい。それがある意味で着物を更新することになるのではないか。着物の更新――実は一番ハードルが高いところだと感じているから。

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細尾が初めて伝統的な和柄に挑む ディモーレスタジオとの協働で切り拓く新たな表現

西陣織の細尾は8月10日まで、京都の旗艦店2階の細尾ギャラリーで「The Hemispheres」と題した展示を行っている。本展はイタリア・ミラノを拠点とする建築・デザインスタジオ「ディモーレスタジオ(DIMORESTUDIO)」との協働から生まれた33点の新作コレクションを日本で初めて公開するもので、細尾が持つ約2万点の帯図案のアーカイブをもとに、「伝統の継承と現代の創造性を融合する」ことに挑んだ。

「Hemispheres」とは、古代ギリシャ語に由来する「半球」を意味し、本コレクションのコンセプト「東洋と西洋、伝統と現代、静と動といった対照的な価値が互いに響き合いながら一つの世界を形成する」を象徴する言葉として採用した。4月に開催されたミラノ・デザイン・ウィークで初披露し、話題となった新作はどのように生まれたのか。細尾真孝社長にプロジェクトの経緯と展望を聞いた。

PROFILE: 細尾真孝/細尾12代目、社長

細尾真孝/細尾12代目、社長
PROFILE: (ほそお・まさたか)1978年生まれ。音楽活動とジュエリー業界を経て2008年に細尾入社。12年、京都の伝統工芸を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成。16年からMITメディアラボ・ディレクターズフェロー。17年、ミラノデザインアワードベストストーリーテリング賞受賞。24年に「Forbes JAPAN日本の起業家ランキング特別賞」、「BoF 500」に選出

WWD:初めて和柄に取り組んだ経緯を教えてほしい。

細尾真孝社長(以下、細尾):海外に出れば出るほど「自分たちは何者か」というバックグラウンドを示したいという気持ちが強くなっていた。一方、和柄のアーカイブを海外で提案したいと取り組んではいたものの、自分たちだけで取り組むと結局「帯」になってしまい「ホソオ(HOSOO)」として提案するに至っていなかった。帯という枠を超えて、インテリアやファッションの素材としても成立する“和柄の再構築”を試みることーーそれが今回の展示の出発点だった。

WWD:コレボレーション相手にディモーレスタジオを選んだ理由は?

細尾:彼らの“装飾×装飾”の感覚、つまり装飾性を突き詰める美意識に以前から惹かれていた。2023年にミラノに開設した「ホソオ」のショールームが偶然にもディモーレスタジオのオフィスの2ブロック先の場所で、以前から「彼らと何か一緒にできたら」と思っていたところ昨年会う機会があった。日本人が持つ感性はどちらかというとミニマルで、彼らのような色合わせやスタイリングは苦手。彼らの魔法がかかるようなクリエイティブのセンスで、自分たちのアーカイブがどのように変化するのかを試してみたいと考えた。

WWD:制作はどのように行ったか。

細尾:当社が保有する約2万点の帯の図案アーカイブを13年前から京都芸術大学と連携してデジタルアーカイブ化しており、1万4000点が完了していた。そのアーカイブを彼らに見てもらい、色を細かく指示してもらい、その色に対してどのような織組織が最適かというディスカッションを重ねた。何十通りも試作をしながらフィードバックをもらう形で進めた。この工程はまさに配色と構造の革新に挑んだと言える。当初20パターンを作る予定だったのが、結果33パターンに増えた。昨年夏には京都に来てもらい、アーカイブを見てもらいつつ、京都の文化を体験してもらった。

WWD:「配色と構造の革新」とは具体的にどのようなことを指すのか。

細尾:図案は完成品ではなく、織物にするための設計図にすぎない。私たちはそれを“余白の図案”と呼び、色のない図案にその時代の色と構造を加えることで、現代の形として完成させていくという発想で進めた。ディモーレはその余白に圧倒的なセンスで色とスタイルを注ぎ込んだ。図案にあるアウトラインやカスレ、炭での汚れや破れまでも織りに落とし込むことで、経年美と退廃の美学が交錯するような独自の世界観を生み出した。

WWD:海外のデザインスタジオと組んだからこそ得られた視点は?

細尾:長年越えられなかった和柄の壁を越える機会になった。長年の呪いが解けたというか(笑)。日本人だとどうしても“良い組み合わせ”を探してしまいがちだが、ディモーレは想定外のことをどんどん持ち込んだことで、伝統的な和柄に新しい解釈を加え、タイムレスでありながら現代的な図案を生み出すことができた。また、海外に日本の工芸の奥深さを伝える重要な機会にもなったと感じている。

WWD:ミラノ・デザイン・ウィークでの展示も好評だったとか。

細尾:ブロンズアーティストのオザンナ・ヴィスコンティ(Osanna Visconti)のアトリエで展示を行ったところ、単なる展示を超えた芸術的な空間体験として高く評価されたと感じている。サローネへの登録がなかったのにもかかわらず(ショールームの展示は登録)、連日入場のために1時間以上の列ができるほど反響があった。古い家に住んでいるかのような雰囲気で、壁は何層も塗装して剥がすことで経年変化を表現するなど、映画のワンセットのような没入感のある空間をつくった。

WWD:今後、伝統柄や和柄をどのように展開していくか?

細尾:今回の経験を通じて、“余白の図案”という考え方に確信を持てた。自分たちのヘリテージとさまざまなクリエイティブをあわせて新しいものをつくっていきたい。それがある意味で着物を更新することになるのではないか。着物の更新――実は一番ハードルが高いところだと感じているから。

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「恐怖心展」に近藤亮太とダ・ヴィンチ・恐山が新たにスタッフとして参加 雪下まゆによるポスターも公開

7月18日から8月31日まで開催する体験型展覧会「恐怖心展」のオルタナティブポスターが発表された。同展覧会は、東京・名古屋で約10万人が来場した展覧会「行方不明展」を手がけた、気鋭のホラー作家・梨と、闇、「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」などで知られるテレビ東京プロデューサー・大森時生によるもの。

今回、発表されたオルタナティブポスターは、雪下まゆがイラストを、大島依提亜がデザインを担当した。また、あわせて「MADドラえもん」などで知られるFranz K Endo(フランツ・ケー・エンドー)によるティザー動画も公開された。

さらに「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」のヒットが記憶に新しく、「〇〇式」が現在公開中の近藤亮太監督、作家のダ・ヴィンチ・恐山も同展覧会にスタッフとして参加することも発表された。

スタッフコメント第2弾

「念の為ですが、お化け屋敷ではありません。お化け屋敷ではないので、出たら終わりとも限りません」(ダ・ヴィンチ・恐山/品田遊)。

「恐怖は、なるべく目を逸らしてやり過ごすものとして扱われがちです。けれど、その感情の奥をじっと見つめてみると、無意識や記憶が静かに輪郭を見せはじめます。この展示で、どんな恐怖と出会えるのかをとても楽しみにしています」(雪下まゆ)。

「本当に扁桃体のせいなのか、よく考えたいです」(Franz K Endo)。

「恐怖心展」とは

「恐怖心展」は、「恐怖心」(あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安)に関する展覧会。恐怖心は、命の危険や苦痛を伴うものだけでなく、一見して恐怖の対象とは思えないものにも生じることがあり、これらの恐怖は、時に説明のつかない不合理さを伴う。そうした考えのもと、展示は、「先端」「閉所」「視線」といった、さまざまなものに対して抱く「恐怖心」をテーマに展開する。

「恐怖心展」概要

◾️「恐怖心展」
会期:2025年7月18日〜8月31日
会場:BEAMギャラリー
住所:東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4F
時間:11:00〜20:00(最終入場19:30)※観覧所要時間:約90分
入場料:2300円 ※小学生以上有料
主催:闇、テレビ東京、ローソンエンタテインメント
https://kyoufushin.com

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「恐怖心展」に近藤亮太とダ・ヴィンチ・恐山が新たにスタッフとして参加 雪下まゆによるポスターも公開

7月18日から8月31日まで開催する体験型展覧会「恐怖心展」のオルタナティブポスターが発表された。同展覧会は、東京・名古屋で約10万人が来場した展覧会「行方不明展」を手がけた、気鋭のホラー作家・梨と、闇、「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」などで知られるテレビ東京プロデューサー・大森時生によるもの。

今回、発表されたオルタナティブポスターは、雪下まゆがイラストを、大島依提亜がデザインを担当した。また、あわせて「MADドラえもん」などで知られるFranz K Endo(フランツ・ケー・エンドー)によるティザー動画も公開された。

さらに「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」のヒットが記憶に新しく、「〇〇式」が現在公開中の近藤亮太監督、作家のダ・ヴィンチ・恐山も同展覧会にスタッフとして参加することも発表された。

スタッフコメント第2弾

「念の為ですが、お化け屋敷ではありません。お化け屋敷ではないので、出たら終わりとも限りません」(ダ・ヴィンチ・恐山/品田遊)。

「恐怖は、なるべく目を逸らしてやり過ごすものとして扱われがちです。けれど、その感情の奥をじっと見つめてみると、無意識や記憶が静かに輪郭を見せはじめます。この展示で、どんな恐怖と出会えるのかをとても楽しみにしています」(雪下まゆ)。

「本当に扁桃体のせいなのか、よく考えたいです」(Franz K Endo)。

「恐怖心展」とは

「恐怖心展」は、「恐怖心」(あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安)に関する展覧会。恐怖心は、命の危険や苦痛を伴うものだけでなく、一見して恐怖の対象とは思えないものにも生じることがあり、これらの恐怖は、時に説明のつかない不合理さを伴う。そうした考えのもと、展示は、「先端」「閉所」「視線」といった、さまざまなものに対して抱く「恐怖心」をテーマに展開する。

「恐怖心展」概要

◾️「恐怖心展」
会期:2025年7月18日〜8月31日
会場:BEAMギャラリー
住所:東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4F
時間:11:00〜20:00(最終入場19:30)※観覧所要時間:約90分
入場料:2300円 ※小学生以上有料
主催:闇、テレビ東京、ローソンエンタテインメント
https://kyoufushin.com

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堀内太郎の「カラー」は、解体と再構築、ドッキングにニュアンスを加える 色のない「カラー」で幕開け

ブランドを創業した阿部潤一デザイナーが一線を退き、後任に堀内太郎クリエイティブ・ディレクターが就いた「カラー(KOLOR)」が2026年春夏コレクションを発表した。堀内ディレクターの就任を発表した際、阿部デザイナーは「サブとしてぴったりくっついていく」と発言。その言葉通り、堀内クリエイティブ・ディレクターによる初の「カラー」は“らしさ“を失わず、さまざまなブランドのデザイナー交代を見てきた身からすると「もう少し変わってもいいのでは?」とさえ思えるほどだったが、一方で新たなニュアンスも加わった。

ファーストルックは純白のジャケット、色のない「カラー」の洋服で始まった。これから「カラー」を新たなキャンバスに描いていこうという堀内クリエイティブ・ディレクターの意気込みを物語るよう、彼らしいミニマルかつジェンダーレスな仕上がりだ。ここに合わせたのは、ドット柄で小説「オーランドー」を描いたヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の晩年期を描いた Tシャツと、シルバーフォイルと鮮やかな黄緑をハイブリッドしたショートパンツ。ベーシックにユーモアを効かせながら、解体と再構築、ドッキングを繰り返してきた阿部デザイナーのクリエイション、つまり“「カラー」らしさ”を感じさせる。阿部デザイナーのクリエイションを軸や芯として、そこに堀内デザイナーが上描きして、新しい「カラー」を紡いでいこうとする決意のように思えた。ちなみにシルバーフォイルは、阿部デザイナーが「アディダス(ADISAS)」と取り組んだ「アディダス バイ カラー(ADIDAS BY KOLOR)」の初期に頻繁に登場してきた素材のように見えた。

続くのは、シャツドレスに共布のコート。シャツには、異素材やバックル付きのベルトを縫い付けたビブのようなパーツをドッキングした。シャツの身頃は堀内クリエイティブ・ディレクターの世界、そしてドッキングしたパーツは阿部デザイナーの真骨頂。今度は1着の洋服の中で、2人の世界が融合していることを表現する。シャツとコートを着こなしたモデルが背中にかけるのは、阿部デザイナーの時代を思わせるバックパック。以降は終始、ミニマルを信条としてきた堀内クリエイティブ・ディレクターのこれまでを考えると「過剰」にも思える解体と再構築、ドッキングなどのプロセスが加わっている。この辺りから、「変わらない」との印象を抱くものもいるだろう。しかしドッキングするのは、ドレープが効いた付け襟や、タックを効かせたスカートの一部のようなパーツ。そこは、これまでのアプローチとは少し異なっている。これまで解体と再構築、ドッキングにおいて用いられがちだったのは、ハリのあるスーツ地や反対にスポーティなペーパーナイロンなどだった。色や柄に染まったものも多く、ドレープやタックを効かせつつもミニマルなパートを加えていくアプローチは珍しかったように思う。「カラー」は、着実に変わろうとしているのだ。

新旧の世界の融合には、幾許かの違和感は付きものだ。例えば、たっぷり仕込んだチュールが後ろ側から溢れ出すバルーンスカートなどは、既存のファンには少し唐突かつリアルからは遠いかもしれない。そこは、リアルクローズの集合体としてのコレクションではなく、ステートメントピースも交えたランウエイショーという新旧デザイナーのコレクションやパリメンズという舞台の捉え方による違いなのだろう。

1ファンとして失ってほしくないのは、洋服が好きで、ゆえに細部にまで夢中になり、だからこそ解体や再構築、ドッキングなどの高度なテクニックをリアルクローズに繋げてきた阿部デザイナーの洋服愛やテクニック、洋服に関する知識量だ。そんな創業デザイナーの洋服への愛を引き継ぎ、クリエイションは少し変化しても拍手喝采を浴びたのは、ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)による「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」だろう。だからこそ堀内クリエイティブ・ディレクターには来季、もう一歩大胆に、自分の洋服愛を「カラー」にぶつけてほしい。

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堀内太郎の「カラー」は、解体と再構築、ドッキングにニュアンスを加える 色のない「カラー」で幕開け

ブランドを創業した阿部潤一デザイナーが一線を退き、後任に堀内太郎クリエイティブ・ディレクターが就いた「カラー(KOLOR)」が2026年春夏コレクションを発表した。堀内ディレクターの就任を発表した際、阿部デザイナーは「サブとしてぴったりくっついていく」と発言。その言葉通り、堀内クリエイティブ・ディレクターによる初の「カラー」は“らしさ“を失わず、さまざまなブランドのデザイナー交代を見てきた身からすると「もう少し変わってもいいのでは?」とさえ思えるほどだったが、一方で新たなニュアンスも加わった。

ファーストルックは純白のジャケット、色のない「カラー」の洋服で始まった。これから「カラー」を新たなキャンバスに描いていこうという堀内クリエイティブ・ディレクターの意気込みを物語るよう、彼らしいミニマルかつジェンダーレスな仕上がりだ。ここに合わせたのは、ドット柄で小説「オーランドー」を描いたヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の晩年期を描いた Tシャツと、シルバーフォイルと鮮やかな黄緑をハイブリッドしたショートパンツ。ベーシックにユーモアを効かせながら、解体と再構築、ドッキングを繰り返してきた阿部デザイナーのクリエイション、つまり“「カラー」らしさ”を感じさせる。阿部デザイナーのクリエイションを軸や芯として、そこに堀内デザイナーが上描きして、新しい「カラー」を紡いでいこうとする決意のように思えた。ちなみにシルバーフォイルは、阿部デザイナーが「アディダス(ADISAS)」と取り組んだ「アディダス バイ カラー(ADIDAS BY KOLOR)」の初期に頻繁に登場してきた素材のように見えた。

続くのは、シャツドレスに共布のコート。シャツには、異素材やバックル付きのベルトを縫い付けたビブのようなパーツをドッキングした。シャツの身頃は堀内クリエイティブ・ディレクターの世界、そしてドッキングしたパーツは阿部デザイナーの真骨頂。今度は1着の洋服の中で、2人の世界が融合していることを表現する。シャツとコートを着こなしたモデルが背中にかけるのは、阿部デザイナーの時代を思わせるバックパック。以降は終始、ミニマルを信条としてきた堀内クリエイティブ・ディレクターのこれまでを考えると「過剰」にも思える解体と再構築、ドッキングなどのプロセスが加わっている。この辺りから、「変わらない」との印象を抱くものもいるだろう。しかしドッキングするのは、ドレープが効いた付け襟や、タックを効かせたスカートの一部のようなパーツ。そこは、これまでのアプローチとは少し異なっている。これまで解体と再構築、ドッキングにおいて用いられがちだったのは、ハリのあるスーツ地や反対にスポーティなペーパーナイロンなどだった。色や柄に染まったものも多く、ドレープやタックを効かせつつもミニマルなパートを加えていくアプローチは珍しかったように思う。「カラー」は、着実に変わろうとしているのだ。

新旧の世界の融合には、幾許かの違和感は付きものだ。例えば、たっぷり仕込んだチュールが後ろ側から溢れ出すバルーンスカートなどは、既存のファンには少し唐突かつリアルからは遠いかもしれない。そこは、リアルクローズの集合体としてのコレクションではなく、ステートメントピースも交えたランウエイショーという新旧デザイナーのコレクションやパリメンズという舞台の捉え方による違いなのだろう。

1ファンとして失ってほしくないのは、洋服が好きで、ゆえに細部にまで夢中になり、だからこそ解体や再構築、ドッキングなどの高度なテクニックをリアルクローズに繋げてきた阿部デザイナーの洋服愛やテクニック、洋服に関する知識量だ。そんな創業デザイナーの洋服への愛を引き継ぎ、クリエイションは少し変化しても拍手喝采を浴びたのは、ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)による「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」だろう。だからこそ堀内クリエイティブ・ディレクターには来季、もう一歩大胆に、自分の洋服愛を「カラー」にぶつけてほしい。

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【2025年秋コスメ】犬の可愛さを表現したネイル3色!タカラベルモントのネイルブランド「ノイロ」が発売

タカラベルモントが運営するネイル・ハンドケアブランドの 「ノイロ(NOIRO)」は9月3日、犬のふとした瞬間の可愛さをテーマにした秋冬の新3色(各11mL、各1980円※編集部調べ)を、ネイル専門店、ネイルサロン、ロフト、アットコスメショッピングなどで発売する。

同製品は、ふわふわな毛並み、輝くまなざしなどをそれぞれネイルカラーで表現した。“プラッフィーフォーン”は、ずっと撫でていたくなるような、大きな犬の毛並みを思わせるフィグブラウン、“タイニーパウズ”は小型犬のあどけない仕草や小さなぬくもりをイメージしたピーチブラウンだ。“ブリンクパピー”は、無邪気な子犬のまなざしをイメージしたシアーモーヴラメで、オーロララメがキラキラと輝く。

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【2025年秋コスメ】犬の可愛さを表現したネイル3色!タカラベルモントのネイルブランド「ノイロ」が発売

タカラベルモントが運営するネイル・ハンドケアブランドの 「ノイロ(NOIRO)」は9月3日、犬のふとした瞬間の可愛さをテーマにした秋冬の新3色(各11mL、各1980円※編集部調べ)を、ネイル専門店、ネイルサロン、ロフト、アットコスメショッピングなどで発売する。

同製品は、ふわふわな毛並み、輝くまなざしなどをそれぞれネイルカラーで表現した。“プラッフィーフォーン”は、ずっと撫でていたくなるような、大きな犬の毛並みを思わせるフィグブラウン、“タイニーパウズ”は小型犬のあどけない仕草や小さなぬくもりをイメージしたピーチブラウンだ。“ブリンクパピー”は、無邪気な子犬のまなざしをイメージしたシアーモーヴラメで、オーロララメがキラキラと輝く。

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デンマークのバイオ企業がEUから約13億円調達 化粧品向け石油代替素材の商業化で

デンマーク発のバイオベンチャー企業セルジー(CELLUGY)はこのほど、欧州委員会から環境・気候変動対策を支援するためのLIFEプログラムを通じて810万ユーロ(約13億円)の助成金を受領した。対象となったのは同社の「バイオケア・フォー・ライフ(BIOCARE4LIFE)」プロジェクトで、今回の資金調達により、石油代替原料となる新素材“エコフレクシー(EcoFLEXY)”の生産体制を増強し、商業化を本格化させる。

バイオ由来の新素材
“エコフレクシー”の革新性

セルジーが開発した新素材“エコフレクシー”は、セルロースをベースとしたレオロジー調整材(質感の調整や安定化のために添加する成分)で、化粧品業界で広く使用されるマイクロプラスチックと石油由来原料に代わるサステナブルな選択肢を提供する。完全バイオベースの同素材は、生分解性と競争力のある価格を持つ高性能なレオロジー調整材として開発した。

同社は声明で、「“エコフレクシー”は、有害なマイクロプラスチックとして知られる合成高分子ポリマーのカルボマーを置き換えられるように設計した。化粧品産業における有害化学物質使用と環境負荷を大幅に減らすことができる。優れた性能と質感により、サステナビリティとイノベーションの観点で急速に変化するニーズに対応し、大量生産可能で高効率の製造プロセスを実現している」とコメントした。

マイクロプラスチックに広がる懸念
調整材市場の約70%が石油由来に依存

同社は続けて、「フェイシャルスクラブや液体石けんなどパーソナルケア製品の多くは、マイクロプラスチックを放出する可能性があり、環境汚染に悪影響を及ぼしている。最近の研究では、マイクロプラスチックが吸入や経口摂取、皮膚接触を通じて人体に侵入する可能性が示唆されており、その影響について懸念が広がっている」と説明した。しかし同社は、全てのパーソナルケア製品にレオロジー調整剤が不可欠だといい、28億ユーロ(約4731億円)規模のレオロジー調整剤市場で、約70%が欧州連合(EU)の化学物質管理規制であるリーチ(REACH)規則が指定する石油由来のカルボマーとアクリレートに依存していると指摘した。

“エコフレクシー”は、「バイオケア・フォー・ライフ」プロジェクトの完了までに年間259トンのマイクロプラスチック放出を防止し、34年までに同1289トンの削減まで拡大する見込みだという。セルジーは、EUのマイクロプラスチック添加製品の販売禁止措置と米国のPFAS(永久に残る化学物質)規制により、ビューティ業界が約120億ユーロ(約2兆277億円)の損失を受ける可能性があるとの報告を踏まえ、(代替原料に切り替える)タイミングが重要だと述べた。

化粧品業界の変革には
石油由来を上回る性能が課題

セルジーのイザベル・アルヴァレス・マルトス(Isabel Alvarez-Martos)共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「単に持続可能性を追求するだけでは不十分だ。真の課題はテクスチャーや機能性、ユーザー体験などの性能において石油化学製品を上回るソリューションを提供し、同時に大量生産可能で運用効率の高いものを実現しなければならない。意図が良いだけでは業界の変革は起こらない。“エコフレクシー”のような高品質な代替品が必要で、化粧品ブランドが持続可能性を選択するのを容易にすることが重要だ。バイオベース素材が伝統的な原料の性能と経済性を同等か上回るまで、人間の健康と地球を守るための変革は実現しない」と語った。

「バイオケア・フォー・ライフ」プロジェクトは、専門家からなるコンソーシアムが“エコフレクシー”の商業化を目的に運営する。参画企業には、循環型経済ソリューションと環境影響評価に特化したコンサルティング会社のザ・フットプリント・ファーム(THE FOOTPRINT FIRM)や、データ管理と機械学習、AI駆動型プロセス最適化を手掛けるスタートアップのサイ・トゥー・サイ(SCI2SCI)が名を連ねる。

ザ・フットプリント・ファームのウィル・ナーン(Will Nunn)=マネージャーは、「このプロジェクトは、パーソナルケア業界におけるよりサステナブルな製造への真の進展を示している。プロジェクトの技術革新と持続可能性の検証を組み合わせたアプローチは、“エコフレクシー”の市場参入における優位性を強固にし、EUのより資源効率の高い経済への移行を支後押しする」と述べた。サイ・トゥー・サイのアンジェリーナ・レスニコワ(Angelina Lesnikova)CEOは、「バイオテクノロジーソリューションのスケールアップは簡単ではないが、そこに真の価値が生まれる。われわれは、サステナブルな“化学”を、経済的に魅力があり環境的に不可欠なものにする可能性を持っている」と述べた。

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「キコ コスタディノフ」2026年春夏メンズ・コレクション

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「キコ コスタディノフ」2026年春夏メンズ・コレクション

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「ランバン オン ブルー」と「ハルタ」が初コラボ 洗練された雰囲気のローファーを発売

「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、日本の老舗シューズブランド「ハルタ(HARUTA)」との初となるコラボレーションローファーを発売する。ブラウンとブラックの2色展開で、価格は各2万4200円。8月1日から同ブランドの全店舗、オフィシャルオンライン、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」、「エル ショップ(ELLE SHOP)」で予約をスタートする。

本商品は、アイコニックなタッセルパーツとライニングのキャメルカラーで、クラシカルで洗練された雰囲気のローファー。ゆったりとした履き心地ながら、きちんと感のある細身シルエットでさまざまなスタイルにマッチする一足。

履き込むほど足になじむ上品な光沢のあるガラス加工レザーを使用しつつ、アウトソールには滑りにくいラバー素材を採用し、安定感のある履き心地を実現する。

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「ランバン オン ブルー」と「ハルタ」が初コラボ 洗練された雰囲気のローファーを発売

「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、日本の老舗シューズブランド「ハルタ(HARUTA)」との初となるコラボレーションローファーを発売する。ブラウンとブラックの2色展開で、価格は各2万4200円。8月1日から同ブランドの全店舗、オフィシャルオンライン、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」、「エル ショップ(ELLE SHOP)」で予約をスタートする。

本商品は、アイコニックなタッセルパーツとライニングのキャメルカラーで、クラシカルで洗練された雰囲気のローファー。ゆったりとした履き心地ながら、きちんと感のある細身シルエットでさまざまなスタイルにマッチする一足。

履き込むほど足になじむ上品な光沢のあるガラス加工レザーを使用しつつ、アウトソールには滑りにくいラバー素材を採用し、安定感のある履き心地を実現する。

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Stray Kidsのリノが「グッチ」のグローバル・ブランドアンバサダーに就任

「グッチ(GUCCI)」は、K-POPグループ、ストレイキッズ(Stray Kids)のリノをグローバル・ブランドアンバサダーに起用した。同氏は今後、さまざまなプロジェクトやイベントに参加する。

リノは、今回の起用について、「グッチは、伝統と現代的なクリエイティビティーを通じて、過去と現在をつなぐブランドだと思います。このヴィジョンに満ちた旅の仲間として迎えられることを心から光栄に思います」とコメントしている。

リノは、1998年、韓国生まれ。K-POPボーイズグループ、ストレイキッズのメンバーで、パフォーマーだけでなく、作詞や作曲も担当している。同氏は、昨年ロンドンで開催された「グッチ」の2025年クルーズ ファッションショーにも出席した。

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インバウンド消費が急失速 高島屋の営業利益27%減、3〜5月

インバウンド(訪日客)の高額品消費の減速で、大手百貨店の業績が悪化している。30日に2025年3〜5月期連結業績を発表した高島屋とJ.フロント リテイリング(JFR)は、主に免税売上高の落ち込みで減益になった。

高島屋は小売業の売上高に相当する総額売上高が前年同期比5.7%減の2412億円、営業利益が同26.9%減の126億円だった。国内百貨店事業の店頭売上高で国内顧客が同1%増だったものの、訪日客が同30%減に落ち込んだ。訪日客による免税売上高は前年度期に比べて100億円少ない229億円に終わった。前年同期の為替(米ドル/円)が155円だったの対し、当期は145円と円高にふれたことが痛手になった。過半以上のシェアを占めるラグジュアリーブランドなどの高額品の免税売上高は41%も減少した。

JFR(国際会計基準)は総額売上高が前年同期比2.6%増の3074億円、事業利益が同15.4%減の138億円だった。大丸松坂屋百貨店による国内百貨店事業は、総額売上高が同2.5%減の1925億円、事業利益が同21.8%減の82億円だった。免税売上高は同24%減で、客数が14%増えたにもかかわらず客単価が33%減少している。

高島屋はインバウンド失速を受けて通期(26年2月期)の業績予想を下方修正した。免税売上高は期初計画では1100億円(前期は1160億円)を想定していたが、円安基調を考慮して820億円に下げる。

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インバウンド消費が急失速 高島屋の営業利益27%減、3〜5月

インバウンド(訪日客)の高額品消費の減速で、大手百貨店の業績が悪化している。30日に2025年3〜5月期連結業績を発表した高島屋とJ.フロント リテイリング(JFR)は、主に免税売上高の落ち込みで減益になった。

高島屋は小売業の売上高に相当する総額売上高が前年同期比5.7%減の2412億円、営業利益が同26.9%減の126億円だった。国内百貨店事業の店頭売上高で国内顧客が同1%増だったものの、訪日客が同30%減に落ち込んだ。訪日客による免税売上高は前年度期に比べて100億円少ない229億円に終わった。前年同期の為替(米ドル/円)が155円だったの対し、当期は145円と円高にふれたことが痛手になった。過半以上のシェアを占めるラグジュアリーブランドなどの高額品の免税売上高は41%も減少した。

JFR(国際会計基準)は総額売上高が前年同期比2.6%増の3074億円、事業利益が同15.4%減の138億円だった。大丸松坂屋百貨店による国内百貨店事業は、総額売上高が同2.5%減の1925億円、事業利益が同21.8%減の82億円だった。免税売上高は同24%減で、客数が14%増えたにもかかわらず客単価が33%減少している。

高島屋はインバウンド失速を受けて通期(26年2月期)の業績予想を下方修正した。免税売上高は期初計画では1100億円(前期は1160億円)を想定していたが、円安基調を考慮して820億円に下げる。

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「ショット」が「パリミキ」と共同開発 アメリカンビンテージがルーツのアイウエア3型

パリミキは、レザーブランド「ショット(SCHOTT)」の世界観を体現するアイウエアコレクションを発売した。パリミキ、オプティックパリミキの一部店舗およびパリミキオンラインショップで販売中だ。

「ショット」の世界観を体現したアメリカらしさを感じるアイテム

同コレクションは、夏らしい軽やかなライトカラーレンズとアメリカらしさを感じるクラシックなフレームカラーを採用したアイテムをそろえる。スタイリングに爽やかさを加えながらシーズンムードを高めるアイウエアに仕上げた。

ラインアップは、モダンの先端に施されたスタースタッズがポイントの“スリム”(全2色、各2万900円)と1950年代のUSアイウエアの雰囲気を醸し出す丸リベットの“オリバー”(全2色、各2万900円)、異素材を組み合わせることで質感を高めた“ルーカス”(7月中旬発売、全2色、各2万5300円※編集部調べ)の3型を展開する。

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ZOZOがマッチングアプリ、ファッションで恋愛の相性判断 先着10万人に1000円分のポイントプレゼント

ZOZOは6月30日、マッチングアプリ「ZOZOマッチ」をリリースする。AIを駆使したファッションジャンル診断などの情報をもとに「好みの雰囲気」の相手を紹介する。リリースに際してZ世代の恋愛・マッチングアプリに関するアンケート」も実施しており、回答者の97.5%が「自分の恋愛対象かどうかを、ファッションを含む全身の雰囲気から直感で判断することがある」と回答し、参入を決めた。利用料は女性無料で、男性は月々3,480円から。毎月500円分のZOZOポイントがキャッシュバックされるという。

ZOZOはこの数年、アプリやECサイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」に実装すべく「似合う」を判断できる独自のAI開発に多額の資金を投入してきた。コーディネートアプリ「WEAR」には、「ファッションジャンル判断」機能を実装しており、今回の「ZOZOマッチ」にもこうした最新のAI技術を活用する。

リリース記念として先着10万人に、「ゾゾタウン」で使用できる1000円分のZOZOポイントをプレゼントするほか、通知設定をオンんしたユーザーにも先着3万人にも追加で1000円分のポイントをプレゼントする。

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「ロペピクニック」とハローキティが初コラボ 日焼けしたキティのTシャツやエコバッグなど

ジュンが運営する「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、ハローキティと初のコラボレーションアイテム全6型を発売する。日焼けしたハローキティをあしらったリゾート感あふれる限定ラインアップだ。ジュン公式オンラインストア、ジャドール ジュン オンラインで7月1日から先行予約を開始、ロペピクニック直営店で7月11日から販売する。

“いつもよりちょっと自由に、ちょっとごきげんに”をテーマに、オーバーシルエットのTシャツ(4994円)やアロハシャツのような回襟シャツ(5489円)をはじめ、防水スマホショルダーケース(2530円)やパッカブルポケット付きエコバッグ(1650円)、刺しゅうタオル(1100円)、キッズのスパンコールトップス(3850円)を用意。夏を彩る特別なコレクションに仕上げた。

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【受講受付中】「CFCL」に学ぶクリエイションとビジネスを両立するブランド運営論

「何のために服をつくり、売るか?」を突き詰める2トップによる
ブランド哲学と持続可能な事業成長、市場創造の未来論

このような人におすすめ

・世界を相手に戦うブランド戦略を考えるアパレル・ビューティブランドの経営者・責任者
・「サステナビリティ」や「ステークホルダー」などの社会的キーワードを収益に繋げたいビジネスパーソン
・異業種の出身者ら多彩な人材を取り入れ組織に多様なビジネス視点を組み込みたい人事・マネージメント層
・ソーシャルグッドなブランドやファッション業界への就職を視野に入れる学生

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インフォメーション

日時

2025年7月16日(水)13:00〜16:00
※講座開始30分前から会場受付開始

実施方法

会場 または オンライン受講
※受講前日17時と当日9時を目安に、ご案内メールをお送りしますので、ご入力にお間違いがないようご注意ください。セミナー当日は受付でメールをご提示ください。
※オンライン受講の方は、ご案内メールに視聴用URLを記載しております。また、OneStreamでの配信を予定しています。
※ご案内メールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※セミナー終了後、会場&オンライン受講者へのアーカイブ配信の案内はありませんのでご了承ください。後日アーカイブ動画は、単体で購入することが可能です。

会場

株式会社ヤプリ
東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 41階

募集人数

会場:先着50名
オンライン:100名

募集期間

2025年6月12日(木)〜 2025年7月15日(火)12時まで

受講料金

一般価格:16,500円
スタンダードプラン:11,550円 30%OFF
ライトプラン:14,850円 10%OFF
※表示価格は全て1名様分、税込です。
※他のクーポンとの併用はできません。

 

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。




プログラム

 

今、最も注目すべきファッションブランドの1つ「CFCL」は、2020年に高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターが設立。次世代のリーダーは「社会貢献と事業成長の両立」や「ステークホルダーへの価値提供」などを目指し、投資ファンド・ペルミラ出身の松浦直彦代表取締役副社長兼COOとタッグを組みました。以降、毎シーズンのコレクションのみならず、実践的な組織づくりもクリエイトしています。業界ではサステナビリティのイメージが強いですが、パーパスドリブンなクリエイションと経営は、設立5年で国内外200以上の卸先をもつ“パリコレブランド”へと結実しています。
本セミナーでは、高橋・松浦の2トップが、ブランド哲学から、社会性と収益性を実現するクリエイション、組織論、実践例までを紹介。皆さんに、新たな知見や具体的なアクションに繋がるヒントを伝授します。

【Introduction】13:00~13:10(10分)

社会課題に向き合うブランドは、いかにして持続的な競争優位性を築いているのか?

オープニングは、「WWDJAPAN」編集長の村上要がサステナビリティを筆頭とする社会課題をCSR(企業の社会的責任)と捉えるのではなく、持続的な競争優位性につなげている企業・ブランドを紹介。離職率の低下やエンゲージメントの強化&コミュニティーの醸成、結果、売り上げの拡大につなげ、事業の拡大が更なるアクションを導いているポジティブなサイクルが存在し得ることをお伝えしたのち、特集の制作を踏まえ、「ファッションを社会装置と捉えてファンを生み出している『CFCL』」の概要をリポートします。

スピーカー:村上 要/WWDJAPAN編集長
PROFILE:(むらかみ・かなめ)1977年7月7日生まれ。東北大学教育学部卒業後、地元の静岡新聞社で社会部記者を務める。退職後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・ジャーナリズムを含むファッション・コミュニケーションを専攻。2度目の大学卒業後、現地でのファッション誌アシスタントを経て帰国。タイアップ制作、「WWDビューティ」デスク、「WWDモバイル」デスク、「ファッションニュース」編集長、「WWDJAPAN.com」編集長を経て、2021年4月から現職

 

【Session#1】13:10~13:50(40分)

なぜ『CFCL』は、社会貢献と事業成長の両立を目指すのか?

第1部は、高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターが登壇し、「公益性」と定義するソーシャルグッドをブランドの世界に持ち込んだ理由を話します。ブランド立ち上げの頃の社会に思いを馳せながら、「なぜ、世界で戦うには社会性が必要と考えたのか?」はもちろん、「その社会性を、どのようなデザイン哲学で表現するのか?」「公益性は、どのような形で独自性や優位性につながっているのか?」など、これまでファッションの世界が解決できなかった消費者のペインや業界の課題を踏まえながら、「CFCL」のブランド哲学の根幹を開陳します。また「公益性」を追求するには「多様性」が必要との考えに至った背景のほか、意思決定や組織運営に活かしている「資本経営」というビジネス理論も伺います。

ゲストスピーカー:高橋 悠介/代表兼クリエイティブディレクター
PROFILE:(たかはし・ゆうすけ)1985年生まれ、東京都出身。文化ファッション大学院大学修了後、2010年三宅デザイン事務所入社。13年に「イッセイミヤケ メン」のデザイナーに就任し、6年にわたりチームを率いる。20年同社を退社後、CFCLを設立。21年、第39回毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞及びFASHION PRIZE OF TOKYO 2022を受賞。2022年よりパリ・ファッションウィークに参加。2024年、Vogue Business 100 Innovators: Sustainability thought leaders の1人に選出された。
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Session#2】13:50~14:30(40分)

社会貢献できるブランド事業を加速する組織運営論

第2部は、松浦直彦代表取締役副社長兼COOが登壇。前職で痛感した日本ブランドが直面する“スケールの壁”を踏まえ、高橋代表兼クリエイティブディレクターが思い描くブランド哲学を経営、特にグローバルなビジネスへと拡張できる可能性の視点で解釈しながら、組織をどのように構築しているのか?などを伺います。特に異業種からの参画と、それゆえの教育システム、公平性のある報酬体系などは、ファッション好きの頑張りに依存しすぎている業界人にとって必聴の内容。さまざまな取り組みの結果のES(従業員満足度)や直面する課題などを正直に語りながら、理想のブランドを目指すための、理想の組織作りのアクションを考えます。

ゲストスピーカー:松浦 直彦/代表取締役副社長兼COO
PROFILE:(まつうら・なおひこ)1982年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学卒業後、2005年メリルリンチ日本証券に入社、東京およびニューヨークで8年間投資銀行業務を担当。13年以降、カーライル・グループ、日本成長投資アライアンス、ペルミラ・アドバイザーズにて9年間プライベート・エクイティ業務に従事。投資先企業において取締役、監査役、執行役員を歴任。22年にCFCLに入社
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Crosstalk】14:40~15:10(30分)

100年後に“社会を変えたブランド”と語られるための、今後のビジョン

最後のパートは、高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターと松浦直彦代表取締役副社長兼COOのクロストーク。公益性を目指した様々な取り組みは現状、ステークホルダー全般にどう捉えられているのか?を起点に、立て続けに発表したオーダーメイドや二次流通ビジネスなどのビジョン(哲学)と実践方法(ビジネス)を語っていただきます。また、最終的なビジョンの1つである分散型モデルのビジョンとメリットを語りながら、業界の永遠の課題であるクリエイションとビジネスのシナジーの生み出し方に迫ります。

ゲストスピーカー:高橋 悠介/代表兼クリエイティブディレクター
ゲストスピーカー:松浦 直彦/代表取締役副社長兼COO
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

※講義内容やタイトルは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
【Extra】ミートアップ:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の皆様はセミナー終了後、ミートアップにご参加いただきます。高橋・松浦の両トップはもちろん、「CFCL」のスタッフにもご参加いただきます。2人のビジョンを従業員がどう受けとめ、どのようにやりがいへと繋げているのかなど、お聞きください。学生の皆さんは、未来の先輩の働き方に耳を傾けてみては?

 

特典

 

注意事項

・受講料は会場とオンライン同額です。
・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・申し込み完了後のキャンセルは受け付けておりません。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。

 

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。

 

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
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【受講受付中】「CFCL」に学ぶクリエイションとビジネスを両立するブランド運営論

「何のために服をつくり、売るか?」を突き詰める2トップによる
ブランド哲学と持続可能な事業成長、市場創造の未来論

このような人におすすめ

・世界を相手に戦うブランド戦略を考えるアパレル・ビューティブランドの経営者・責任者
・「サステナビリティ」や「ステークホルダー」などの社会的キーワードを収益に繋げたいビジネスパーソン
・異業種の出身者ら多彩な人材を取り入れ組織に多様なビジネス視点を組み込みたい人事・マネージメント層
・ソーシャルグッドなブランドやファッション業界への就職を視野に入れる学生

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インフォメーション

日時

2025年7月16日(水)13:00〜16:00
※講座開始30分前から会場受付開始

実施方法

会場 または オンライン受講
※受講前日17時と当日9時を目安に、ご案内メールをお送りしますので、ご入力にお間違いがないようご注意ください。セミナー当日は受付でメールをご提示ください。
※オンライン受講の方は、ご案内メールに視聴用URLを記載しております。また、OneStreamでの配信を予定しています。
※ご案内メールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※セミナー終了後、会場&オンライン受講者へのアーカイブ配信の案内はありませんのでご了承ください。後日アーカイブ動画は、単体で購入することが可能です。

会場

株式会社ヤプリ
東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 41階

募集人数

会場:先着50名
オンライン:100名

募集期間

2025年6月12日(木)〜 2025年7月15日(火)12時まで

受講料金

一般価格:16,500円
スタンダードプラン:11,550円 30%OFF
ライトプラン:14,850円 10%OFF
※表示価格は全て1名様分、税込です。
※他のクーポンとの併用はできません。

 

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プログラム

 

今、最も注目すべきファッションブランドの1つ「CFCL」は、2020年に高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターが設立。次世代のリーダーは「社会貢献と事業成長の両立」や「ステークホルダーへの価値提供」などを目指し、投資ファンド・ペルミラ出身の松浦直彦代表取締役副社長兼COOとタッグを組みました。以降、毎シーズンのコレクションのみならず、実践的な組織づくりもクリエイトしています。業界ではサステナビリティのイメージが強いですが、パーパスドリブンなクリエイションと経営は、設立5年で国内外200以上の卸先をもつ“パリコレブランド”へと結実しています。
本セミナーでは、高橋・松浦の2トップが、ブランド哲学から、社会性と収益性を実現するクリエイション、組織論、実践例までを紹介。皆さんに、新たな知見や具体的なアクションに繋がるヒントを伝授します。

【Introduction】13:00~13:10(10分)

社会課題に向き合うブランドは、いかにして持続的な競争優位性を築いているのか?

オープニングは、「WWDJAPAN」編集長の村上要がサステナビリティを筆頭とする社会課題をCSR(企業の社会的責任)と捉えるのではなく、持続的な競争優位性につなげている企業・ブランドを紹介。離職率の低下やエンゲージメントの強化&コミュニティーの醸成、結果、売り上げの拡大につなげ、事業の拡大が更なるアクションを導いているポジティブなサイクルが存在し得ることをお伝えしたのち、特集の制作を踏まえ、「ファッションを社会装置と捉えてファンを生み出している『CFCL』」の概要をリポートします。

スピーカー:村上 要/WWDJAPAN編集長
PROFILE:(むらかみ・かなめ)1977年7月7日生まれ。東北大学教育学部卒業後、地元の静岡新聞社で社会部記者を務める。退職後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・ジャーナリズムを含むファッション・コミュニケーションを専攻。2度目の大学卒業後、現地でのファッション誌アシスタントを経て帰国。タイアップ制作、「WWDビューティ」デスク、「WWDモバイル」デスク、「ファッションニュース」編集長、「WWDJAPAN.com」編集長を経て、2021年4月から現職

 

【Session#1】13:10~13:50(40分)

なぜ『CFCL』は、社会貢献と事業成長の両立を目指すのか?

第1部は、高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターが登壇し、「公益性」と定義するソーシャルグッドをブランドの世界に持ち込んだ理由を話します。ブランド立ち上げの頃の社会に思いを馳せながら、「なぜ、世界で戦うには社会性が必要と考えたのか?」はもちろん、「その社会性を、どのようなデザイン哲学で表現するのか?」「公益性は、どのような形で独自性や優位性につながっているのか?」など、これまでファッションの世界が解決できなかった消費者のペインや業界の課題を踏まえながら、「CFCL」のブランド哲学の根幹を開陳します。また「公益性」を追求するには「多様性」が必要との考えに至った背景のほか、意思決定や組織運営に活かしている「資本経営」というビジネス理論も伺います。

ゲストスピーカー:高橋 悠介/代表兼クリエイティブディレクター
PROFILE:(たかはし・ゆうすけ)1985年生まれ、東京都出身。文化ファッション大学院大学修了後、2010年三宅デザイン事務所入社。13年に「イッセイミヤケ メン」のデザイナーに就任し、6年にわたりチームを率いる。20年同社を退社後、CFCLを設立。21年、第39回毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞及びFASHION PRIZE OF TOKYO 2022を受賞。2022年よりパリ・ファッションウィークに参加。2024年、Vogue Business 100 Innovators: Sustainability thought leaders の1人に選出された。
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Session#2】13:50~14:30(40分)

社会貢献できるブランド事業を加速する組織運営論

第2部は、松浦直彦代表取締役副社長兼COOが登壇。前職で痛感した日本ブランドが直面する“スケールの壁”を踏まえ、高橋代表兼クリエイティブディレクターが思い描くブランド哲学を経営、特にグローバルなビジネスへと拡張できる可能性の視点で解釈しながら、組織をどのように構築しているのか?などを伺います。特に異業種からの参画と、それゆえの教育システム、公平性のある報酬体系などは、ファッション好きの頑張りに依存しすぎている業界人にとって必聴の内容。さまざまな取り組みの結果のES(従業員満足度)や直面する課題などを正直に語りながら、理想のブランドを目指すための、理想の組織作りのアクションを考えます。

ゲストスピーカー:松浦 直彦/代表取締役副社長兼COO
PROFILE:(まつうら・なおひこ)1982年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学卒業後、2005年メリルリンチ日本証券に入社、東京およびニューヨークで8年間投資銀行業務を担当。13年以降、カーライル・グループ、日本成長投資アライアンス、ペルミラ・アドバイザーズにて9年間プライベート・エクイティ業務に従事。投資先企業において取締役、監査役、執行役員を歴任。22年にCFCLに入社
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

 

【Crosstalk】14:40~15:10(30分)

100年後に“社会を変えたブランド”と語られるための、今後のビジョン

最後のパートは、高橋悠介代表兼クリエイティブディレクターと松浦直彦代表取締役副社長兼COOのクロストーク。公益性を目指した様々な取り組みは現状、ステークホルダー全般にどう捉えられているのか?を起点に、立て続けに発表したオーダーメイドや二次流通ビジネスなどのビジョン(哲学)と実践方法(ビジネス)を語っていただきます。また、最終的なビジョンの1つである分散型モデルのビジョンとメリットを語りながら、業界の永遠の課題であるクリエイションとビジネスのシナジーの生み出し方に迫ります。

ゲストスピーカー:高橋 悠介/代表兼クリエイティブディレクター
ゲストスピーカー:松浦 直彦/代表取締役副社長兼COO
モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長

※講義内容やタイトルは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
【Extra】ミートアップ:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の皆様はセミナー終了後、ミートアップにご参加いただきます。高橋・松浦の両トップはもちろん、「CFCL」のスタッフにもご参加いただきます。2人のビジョンを従業員がどう受けとめ、どのようにやりがいへと繋げているのかなど、お聞きください。学生の皆さんは、未来の先輩の働き方に耳を傾けてみては?

 

特典

 

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・受講料は会場とオンライン同額です。
・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・申し込み完了後のキャンセルは受け付けておりません。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。

 

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「サムソナイト」が銀座にアジア最大の“サムソナイト・ブラックレーベル” 旗艦店をオープン

ラゲッジブランド「サムソナイト(SAMSONITE)」を運営するサムソナイト・ジャパンは6月27日、プレミアムライン“サムソナイト・ブラックレーベル”の旗艦店を東京・銀座にオープンした。店舗面積はアジア最大となる約253平方メートル。

同店は、ショッピングの場としてだけではなく、日本の美意識とブランドの価値観が融合する特別な空間を目指した。店舗デザインには「和」の要素を取り入れ、ファサードには和紙をイメージした素材、エントランスには障子を想起させる格子を採用。店内中央の盆栽や枯山水をモチーフにした設えも特徴的だ。サムソナイトのスブラタ・デュッタ=アジア太平洋地域および中東担当プレジデントは「革新的でありながら地域文化を尊重した店舗体験は、日本市場の繊細な感性に応えるもの。アジアにおける当社の成長を牽引する指標となる」と語る。

店内にはキャリーケースのホイール機構「エアロ トラック サスペンションホイール」の構造を視覚的に示すウォールディスプレーや、刻印サービスを提供する「パーソナライゼーションバー」も併設。ラゲッジタグへの刻印は無料で、銀座店限定デザインも用意する。

またオープンに合わせて銀座店限定モデルも発売する。トラベル用のスーツケース“リッチモンド 2”は、シルバーカラーの本体にレザーのハンドルとラゲッジタグを合わせ、内装には光沢のあるブラックペイズリー柄の裏地を採用した。価格は8万1400円(スピナー55)から10万3400円(スピナー76トランク)。一方、ビジネスコレクションのブリーフケース “ホクストン”はグレーレザーに“リッチモンド2”と同じナチュラルタンカラーのハンドルとパーツを合わせた。2型展開で価格は8万3600円と9万3500円。

◼️サムソナイト・ブラックレーベル 銀座店
営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座三丁目4番12号 文祥堂銀座ビル1階

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「サムソナイト」が銀座にアジア最大の“サムソナイト・ブラックレーベル” 旗艦店をオープン

ラゲッジブランド「サムソナイト(SAMSONITE)」を運営するサムソナイト・ジャパンは6月27日、プレミアムライン“サムソナイト・ブラックレーベル”の旗艦店を東京・銀座にオープンした。店舗面積はアジア最大となる約253平方メートル。

同店は、ショッピングの場としてだけではなく、日本の美意識とブランドの価値観が融合する特別な空間を目指した。店舗デザインには「和」の要素を取り入れ、ファサードには和紙をイメージした素材、エントランスには障子を想起させる格子を採用。店内中央の盆栽や枯山水をモチーフにした設えも特徴的だ。サムソナイトのスブラタ・デュッタ=アジア太平洋地域および中東担当プレジデントは「革新的でありながら地域文化を尊重した店舗体験は、日本市場の繊細な感性に応えるもの。アジアにおける当社の成長を牽引する指標となる」と語る。

店内にはキャリーケースのホイール機構「エアロ トラック サスペンションホイール」の構造を視覚的に示すウォールディスプレーや、刻印サービスを提供する「パーソナライゼーションバー」も併設。ラゲッジタグへの刻印は無料で、銀座店限定デザインも用意する。

またオープンに合わせて銀座店限定モデルも発売する。トラベル用のスーツケース“リッチモンド 2”は、シルバーカラーの本体にレザーのハンドルとラゲッジタグを合わせ、内装には光沢のあるブラックペイズリー柄の裏地を採用した。価格は8万1400円(スピナー55)から10万3400円(スピナー76トランク)。一方、ビジネスコレクションのブリーフケース “ホクストン”はグレーレザーに“リッチモンド2”と同じナチュラルタンカラーのハンドルとパーツを合わせた。2型展開で価格は8万3600円と9万3500円。

◼️サムソナイト・ブラックレーベル 銀座店
営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座三丁目4番12号 文祥堂銀座ビル1階

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