ハイプビーストが女性向けの「ハイプベイ ジャパン」立ち上げ ECとゴルフメディアも開設しビジネス拡大図る

 香港発のオンラインメディア「ハイプビースト(HYPEBEAST)」の日本法人ハイプビースト ジャパン(HYPEBEAST JAPAN)は、新たに女性向けメディア「ハイプベイ ジャパン(HYPEBAE JAPAN)」を立ち上げた。またオンラインストア「HBX ジャパン(HBX JAPAN)」とゴルフメディア「ハイプゴルフ ジャパン(HYPEGOLF JAPAN)」も開設した。専門性を高めた事業を通じて、ビジネスの拡大を図るという。

 「ハイプベイ ジャパン」は、20~30代前半の女性をターゲットに、国内外のストリートファッションやアート、カルチャーのほか、ビューティの情報も発信する。

 「HBX ジャパン」では、本国の「HBX」で得た日本人顧客の情報をローカライズし、パーソナルショッピングなど日本独自のサービスを提供する。商品はメンズやウィメンズ、キッズのファッションアイテムやライフスタイル雑貨を取り扱う。

 「ハイプゴルフ ジャパン」は、世界第2位のゴルフコース保有国である日本のニーズに応えるために開設した。若年層に向けた新たなゴルフカルチャーとライフスタイルを提案し、ゴルフ業界の活性化を促す情報を発信する。

 「ハイプビースト」のケヴィン・マ(Kevin Ma)最高経営責任者は「日本人はカルチャーへの情熱やモノづくりに対する姿勢が素晴らしい。それらを『ハイプビースト』のコミュニティーや新たなプラットフォームを通じて世界に発信していきたい」とコメントした。

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益若つばさプロデュースの「バンビシリーズ ワンデー」がリニューアル “ちゅるん”とした瞳をかなえる

 コンタクトレンズ事業やコスメ事業を手掛けるティーガーデンは、人気カラーコンタクトブランド「エンジェルカラー」から登場した、益若つばさデザインプロデュースの“バンビシリーズ ワンデー”(全6色、各10枚入り、各1680円)をリニューアルした。

 リニューアルにより、全6色(アーモンド、チョコレート、ミルクベージュ、クリームピンク、カシスブラウン、パーリーグレイ)のレンズスペックを統一(DIA14.4mm、着色外径13.7mm、BC8.5mm)。旧商品と見ためのサイズ感や色みはそのままに見えるよう目指し、これまでより瞳になじみやすく、つけ心地が柔らかい高含水率レンズを採用した。

 同時に、同シリーズで人気の高い“アーモンド”で、うるっと艶感の出る明るいブラウンカラーを採用。これまで以上に瞳を“ちゅるん”とかわいく見せるカラーに進化した。

 リニューアルのために新しく撮り下ろしたビジュアルには、「ファッションやメイク、その日の気分によってさまざまなカラーの“バンビシリーズ”を楽しんでほしい」という思いを込めた。益若つばさの、レンズのカラーによって異なる表情が印象的なビジュアルに仕上がっている。

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バレエ用品「チャコット渋谷本店」が22年2月末で閉店 代官山の新旗艦店に移転

 バレエ用品のチャコット(東京、馬場昭典社長)は、旗艦店であるチャコット渋谷本店を2022年2月に閉め、新しい旗艦店を代官山に同年3月に開く。渋谷の公園通りにある渋谷本店は1978年にオープン。アールヌーボーの個性的なファサードと、トゥシューズをはじめとしたバレエ用品やダンス用品の豊富な品そろえで、ダンサーはだけでなく多くの人の目に止まる店舗だった。渋谷本店に併設し、バレエ教室などを開いていた直営スタジオも代官山に移転する。

 新しい旗艦店と位置付ける「チャコット代官山」は、チャコットの親会社であるオンワードホールディングス(HD)が運営する複合施設「カシヤマ ダイカンヤマ」にオープンする。デジタルやカスタマイズなどの新しい要素を取り入れたダンス文化の発信基地を目指す。柱であるバレエを充実させるだけでなく、ウエルネス提案の「チャコット・バランス」、今年4月にリニューアルする「チャコット・コスメティクス」も強化していく。

 チャコットは1950年創業の老舗でバレエ・ダンス用品の国内最大手。直営店27店舗と直営スタジオ10店舗を運営し、20年2月期の売上高は108億円だった。

 オンワードHDは11日、チャコット渋谷本店およびオンワード樫山名古屋支店の土地・建物を売却すると発表した。22年3〜5月期に固定資産売却益を約48億円計上する見通し。

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バレエ用品「チャコット渋谷本店」が22年2月末で閉店 代官山の新旗艦店に移転

 バレエ用品のチャコット(東京、馬場昭典社長)は、旗艦店であるチャコット渋谷本店を2022年2月に閉め、新しい旗艦店を代官山に同年3月に開く。渋谷の公園通りにある渋谷本店は1978年にオープン。アールヌーボーの個性的なファサードと、トゥシューズをはじめとしたバレエ用品やダンス用品の豊富な品そろえで、ダンサーはだけでなく多くの人の目に止まる店舗だった。渋谷本店に併設し、バレエ教室などを開いていた直営スタジオも代官山に移転する。

 新しい旗艦店と位置付ける「チャコット代官山」は、チャコットの親会社であるオンワードホールディングス(HD)が運営する複合施設「カシヤマ ダイカンヤマ」にオープンする。デジタルやカスタマイズなどの新しい要素を取り入れたダンス文化の発信基地を目指す。柱であるバレエを充実させるだけでなく、ウエルネス提案の「チャコット・バランス」、今年4月にリニューアルする「チャコット・コスメティクス」も強化していく。

 チャコットは1950年創業の老舗でバレエ・ダンス用品の国内最大手。直営店27店舗と直営スタジオ10店舗を運営し、20年2月期の売上高は108億円だった。

 オンワードHDは11日、チャコット渋谷本店およびオンワード樫山名古屋支店の土地・建物を売却すると発表した。22年3〜5月期に固定資産売却益を約48億円計上する見通し。

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フラワークリエイター集団AMKKが「エヴァンゲリオン」とコラボ Tシャツやパーカー、MA-1など

 フラワーアーティストの東信とボタニカルフォトグラファーの椎木俊介が主宰するAMKKと、「エヴァンゲリオン」シリーズのコラボレーションアイテムが3月8日に発売された。「トキオン(TOKION)」オフィシャルECと、東京・渋谷のミヤシタパークにあるトキオン ザ ストア(TOKION THE STORE)で取り扱う。

 AMKKは作品制作を通して花の新たな価値観や死生観を追求するフラワークリエイター集団で、過去には数々の国内外ラグジュアリーブランドとも協業している。

 今回のコラボレーションでは、AMKKが劇中の “初号機”“零号機”“2号機”“8号機”をもとに、各機の特徴的な色使いをもとにした花束と、“汎用人型決戦兵器”であるエヴァンゲリオンが武器を花に持ち替えた2種類のビジュアルを制作した。Tシャツ(8000円)や長袖Tシャツ(1万円)、パーカ(1万5000円)のほか、「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」のMA-1(4万5000円)や「スブ(SUBU)」の秋冬用サンダル(6000円)などをラインアップする。

 またトキオン ザ ストアでは今回のコラボレーションを記念したインスタレーションを開催。AMKKが「エヴァンゲリオン」の巨大フィギュアに大量の花を活けて制作したフラワーキューブを3月28日(予定)まで展示する。

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ポーラ・オルビスHDとANAHD、島根県が連携協定を締結 “美肌県しまね”で「美肌ウェルネスツーリズム」を推進

 ポーラ・オルビスホールディングス(以下、ポーラ・オルビスHD)、ANAホールディングス(以下、ANAHD)、島根県は、美容を切り口とした観光事業「美肌ウェルネスツーリズム」の本格展開を目指し、3月11日に連携協定を結んだ。島根県における美肌ウェルネスをコンセプトとする観光事業を3者が連携して推進し、島根県観光振興を図るとともに、肌・体・心が美しくなる豊かなライフスタイルの普及を試みる。ツアーの販売は2021年5月以降を予定する。

 今回の取り組みは、宇宙ビジネスアイディアコンテスト「S-Booster2019」において、ポーラ・オルビスHDが「美肌ウェルネスツーリズム」を提案し、ANAHD賞を獲得したことが契機となった。島根県はポーラが主催する「美肌県グランプリ」でこれまでに第1位を最多の5回獲得した実績を誇り、美肌を育む気候環境なども整っていることから「美肌観光」を県として推進している。

 「美肌ウエルネスツーリズム」では、美肌を「肌の美しさだけではなく、心身も生き生きとして美しいこと」と捉え、旅行者が肌や体調をケアしながら、その地域ならではの観光資産に出合うことのできるサービスを構想する。ポーラ・オルビスHDは保有する肌・体に関する知見や高水準の美容技術・化粧品と、地域の食や温泉、自然・芸術・文化などの観光資源を組み合わせることで、一連のストーリー性のある体験とパーソナルアドバイスを提供できるサービスを予定する。

 参加者には特別に設計された美肌ウェルネスの体験験・学習を提供し、その後のライフスタイルがより楽しく彩りのあるものにつなげる。島根県に対しては、観光振興・地方創生への寄与を目指す。

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「ザラ」親会社、21年1月期は28%減収 欧州のロックダウンが打撃に

 「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)の2021年1月期決算は、売上高が前期比27.8%減の204億200万ユーロ(約2兆6318億円)、営業利益が同68.4%減の15億700万ユーロ(約1944億円)、純利益が同69.6%減の11億600万ユーロ(約1426億円)だった。

 同社はスペインを含むヨーロッパが売り上げの63.3%を占めており、長期にわたるロックダウンが大きな打撃となった。20年2月は前年同期比8%増だったものの、3月は同50%減、4月は72%減、5月は51%減と大きく落ち込んだ。なお、同社の第1四半期(2〜4月期)は4億900万ユーロ(約527億円)の赤字だった。

 ブランド別では「ザラ ホーム」を含む「ザラ」が同27.7%減の141億2900万ユーロ(約1兆8226億円)、「ベルシュカ」が同25.6%減の17億7200万ユーロ(約2285億円)、「プル&ベアー」が同27.6%減の14億2500万ユーロ(約1838億円)だった。

 同社は店舗の統廃合により効率化を推進している。店舗数は前期末から640店減少し、6829店。売り場面積は同5%減だった。21年1月31日の時点でも店舗の30%がロックダウンで休業しており、52%が営業時間を短縮していた。

 一方、コロナ下でオンライン売上高は大きく伸長。導入を進めてきた在庫統合管理システムも奏功し、現地通貨ベースで前期比77%増の66億ユーロ(約8514億円)だった。

 21年2月も平均して店舗の21%が休業し、売上高は前年同期比15%減。3月8日の時点でも15%が一時休業しているが、7日までの売上高は同4%減だった。「店舗が再開された9月と10月は、制限があったにもかかわらず、売り上げは前年と同じレベルに戻っていた」とパブロ・イスラ(Pablo Isla)=エグゼクティブ・チェアマン。「在庫統合管理システムは、店舗が再開した際にさらに強さを発揮するだろう」。4月12日までには全店が再開する予定だ。

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「アメリ」が渋谷パルコの「ポップ バイ ジュン」に登場 3月20日から

 ECを主販路にするウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は3月20日から4 月4日まで、渋谷パルコ1階でジュンが運営するポップアップスペース「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」に出店する。3月20日に発売する藤原ヒロシ主宰の「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とのコラボ商品をそろえるとともに、写真家の永瀬沙世とのコラボ商品も先行販売する。

 コラボ商品に加えて、「アメリ」のオリジナル商品もそろえる。また、永瀬沙世の作品の展示や販売も予定している。

■「AMERI VINTAGE POP BY JUN」
開催期間:3月20日~4月4日
場所:渋谷パルコ1階「ポップ バイ ジュン」
住所:東京都渋谷区宇田川町151

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ベルサイユ宮殿でファンタジーを見せた「ディオール」や新生「ジバンシィ」の初ショー パリコレ対談Vol.3

 2021-22年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)が3月10日までオンライン上で開催されました。ここでは7日と8日に発表された中から厳選した6ブランドをご紹介。長年ウィメンズコレクションを取材する向千鶴「WWDジャパン」編集長とベルリン在住の藪野淳ヨーロッパ通信員が対談形式でリポートします。

アフターコロナを前向きに見据える「ジル サンダー」

藪野:ウィメンズでは初のパリコレ公式スケジュールでの発表となる「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、1月に発表されたメンズ同様の世界観の映像でした。あえて粗い画質やボケを取り入れたノスタルジックな映像は、素材の質感やデザインを細かく見せるというよりも雰囲気重視。その背景には先シーズンにインタビューした時に聞いた「アイテムの持つエモーションを伝えたい」というルーシー&ルーク・メイヤーの思いがありそうです。

向:「アイテムの持つエモーションを伝えたい」とは、実に2人らしく、同時に日本では共感を得やすい言葉ですね。万物に魂や宿るという思想が日本には根付いているから。神仏につながる特別なモノではなく、日常生活で使用する物に対してもそうですよね。ファッション業界の人はサンプルを“あの子”と言ったりするし(笑)。「ジル サンダー」の素材選びや繊細なパターンなど一つ一つにその考えが反映されていると思う。そしてこの物としての服に真摯に向き合うデザイナーの態度は今季の全体傾向のひとつですね。

薮野:コレクションはというと、21年春夏シーズンはソフトな素材や体に寄り添いつつ締め付けないデザインのデイウエアを意識していました。一方、今シーズンはニットのボディースーツやウエストをニットで切り替えたドレス、ゆったりとしたブラウスでそういった流れを引き継ぎつつ、コンパクトウールやレザーのジャケットとコートや縦のラインを強調するシルエットも多かったですね。「意外性のある要素を組み合わせたレイヤード」というのが、キーワードの一つになっているようです。

向:今季のリリースにあった「変わるためには前向きさが必要」や「服で遊ぶこと。服を組み替えることの楽しさ」という言葉も印象的。アフターコロナの日常やファッションを照らすポジティブな言葉です。全身に使う幾何学柄や鮮やかな色使い、大振りのアクセサリーなどいつも以上に大胆な要素が多いのはそういう思いから来ているようですね。蝶々のプリントは復活の象徴だそう。

藪野:そうですね。もうファッション・ウイーク終盤ですが、今季はポジティブな気持ちでコレクション制作に取り組み、ファッションの楽しさや喜びを伝えたいと考えているデザイナーが本当に多いです。ヨーロッパではまだロックダウンや外出制限中の国が多いですが、デザイナーたちは前向きにその先を見据えています。そういう思いで作られたコレクションや映像を見ていると、ドレスアップしたり、友達とご飯に行ったりしたいな〜という気持ちが高まります!

まるでファンタジー映画な「トム ブラウン」

藪野:「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、バンクーバーオリンピックのアルペンスキー女子滑降で金メダルを獲得した元プロ選手のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)を主役に迎えた銀世界でのファンタジー感あふれるショートフィルムを見せてくれました。ところどころ、「オズの魔法使い」を想起させる要素が入っていましたね。

向:すごく好きでした。トムのユーモアと、アスリートのち密さや大胆さが掛け合わさって見たことがない世界観を描いていました。この「見たことがない、しかも身に着けることができる新しい世界観」ってファッションデザイナーが世の中に提供できる最高のギフトだと思う。最初にリンゼイと登場する謎のキャラクターの動きに始まりオチの一言まで毎秒が面白い。ティザー動画では「トム ブラウン」を着たアスリートが実際にスキージャンプをして空を飛んでいました。プリーツスカートが風になびく姿はコロナで鬱屈する心を開放してくれましたよ。ショー開催以上にお金がかかってそうです。

薮野:もはや映画を作る意気込みですよね。NY版「WWD」のレビューでもトムの創造性を評価し、「いつか彼の作る長編映画が見てみたい」と書かれていました。コレクションは、シグネチャーのテーラリングをベースに、クラシックなイブニングドレスやアルペンのフォークロア的装飾、ダウン、ドローコードといったスポーツウエアの要素を融合。「NAGANO」「BEIJING」「SALT LAKE CITY」「OSLO」など冬季オリンピック開催都市名のワッペンが飾られたルックもかわいかったです。

マシューの「ジバンシィ」が初のランウエイショー

藪野:お次はマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M Williams)による「ジバンシィ(GIVENCHY)」です。昨年9月のデビューコレクションはルックブックでのお披露目だったので、今回が初のランウエイショーになりました。会場は、無観客の巨大なスタジアム。ステージ衣装からファッションのキャリアを積み、ミュージシャンとの親交が深い彼らしいチョイスです。マシューが「ジバンシィ」で描こうとしているタフでクール、そしてラグジュアリーなイメージがさらに明確になりました。

向:いや~強かったね。マシューがラグジュアリーをけん引するネクストリーダーであることは間違いないと思います。黒、白、赤。テーラード、スキニーなボトムスやドレス、ダウンジャケット。艶のあるレザー、レース、ボタンではなくファスナー。極太チェーンアクセサリーやニット帽に見るキャラクター性。ヨーロッパのブランドには必須なセクシーの要素とスポーツ&ストリートの要素を巧みに取り入れているし、バッグやアクセサリーに展開しやすいアイデアも豊富。マシューはアートディレクター的感覚が優れているよね。女性モデルのバストを見せちゃたのはナシ、とは思いましたが。

藪野:ですね。以前のミラノコレでも村上要「WWDJAPAN.com」編集長がコラムを書いていましたが、特にデジタル発表になり、限られた招待客だけでなく多くの人の目に触れたり、インターネットやSNSで拡散されたりする時代ですし、マシューは若者たちから支持されているデザイナーです。僕も若いモデルたちへの配慮が必要だと感じました。

リッチな若者たちにフォーカスした「ランバン」

藪野:「ランバン(LANVIN)」は、貴族の邸宅を改築した5つ星ホテルのシャングリ・ラ ホテル パリ(Shangri-La Hotel Paris)が舞台。リッチな若者たちが集まって、買ってきた服を着て見せ合ったり、踊ったりといった楽しげな雰囲気でした。そのままですが、使われていた曲もラッパーのイヴ(Eve)をフィーチャリングしたグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)の「Rich Girl」でしたね。夢見る少年のような世界観の印象が強かったブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)ですが、今シーズンは大きくクリエイションをシフトしたように感じました。ウィメンズはグラマラスなドレスやコートとテーラリングが中心。一方、メンズはリラックス感のあるテーラリングとスポーツ&ストリートウエアのミックスでした。この変化を向さんはどう見られましたか?

向:アフターコロナの開放された世界を楽観的に描いたそうで、突き抜けていましたね。第1次世界大戦後の1920年代や第2次世界大戦後の40年代はファッションが一気に華やいだし、コロナ後はファビラスな世界が戻ってくるのかも。ただ、こんな風に“ガンガン消費する”価値観が2020年代に戻ってくるのかは疑問。「ランバン」は中国企業の傘下にあるし、ブランドの戦略としては中国の若い新興富裕層にフォーカスを当てているのかな。これほどバブリーなムードをリアルに体現できるのは中国くらいだと思う。創業デザイナーであるジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)と娘のマルグリットをモチーフにしたロゴが効果的でしたね。

夜のベルサイユ宮殿で見せる「ディオール」のファンタジー

藪野:「ディオール( DIOR)」は、20-21年秋冬や21年春夏のクチュール・コレクションの映像でも表現していたようなファンタジーの世界とファッションショーの融合を見せました。ショーの舞台は、なんとべルサイユ宮殿(Palais de Versailles)内の鏡の間。マリア・グラツィアはリアルショーのセットをアーティストのシルヴィア・ジアンブローネ(Silvia Giambrone)に依頼していたのですが、ショーが開けないことになり、そのために作られたトゲが飛び出た14枚の大きな鏡のようなオブジェを宮殿に運び込んだそうです。今シーズン、マリア・グラツィア・キウリが探求したのは、おとぎ話の世界。パフスリーブのブラウスやミニ丈のエプロンドレスなど前半のいつもよりガーリーなテイストが新鮮でした。

向:スケールの大きさが桁違いですね。京都御所にオブジェを持ち込んでショーを開くようなものですから。日中に訪れと黄金色がまばゆい鏡の間ですが、夜にショーを開いたのでしょうか、ほの暗く落ち着いた演出でしたね。そしてキーカラーは赤。月明かりが赤い服に影を落とし、また「赤ずきん」のようなフード使いもありミステリアスでした。今季のインスピレーションの一つに先日、「ディオール」のファッション&ビューティのグローバルアンバサダーに就任したBLACKPINKのJISOO(ジス)の名前が上がっていたのでその要素を探しながら見たけど、今一つ分からず。彼女のちょっと影を感じる部分かな?

藪野: うーん……そうですね。その点は僕も結局分かりませんでした。

モデルが天井を歩く!?「アンリアレイジ」

藪野:リアルショーでもいつも驚きの仕掛けや演出を用意して楽しませてくれる「アンリアレイジ(ANREALAGE)」ですが、今回はリアルでは絶対できない見せ方でしたね。セットはシンプルなファッションショーの会場なんですが、大半のモデルがランウエイではなく天井を歩いているような演出でした。

向:「アンリアレイジ」はデジタルコレクションになって輝きを増していると思う。デジタルという制約を受けたことでメッセージがシンプルかつクリアになって受け取りやすくなりました。頭が下に来るルックはリンゴの木から落ちたリンゴの柄がネック回りに散らばっているとか、重力に忠実なところが単純に面白い。ただ三半規管が弱い私は途中でちょっと“ウッ”となりました。これって写真を掲載する場合はやはい頭が下ですよね?

薮野:はい、そうです。パッと見間違いかと思われそうですが、それが正解です。でも結局、ルック写真がスマホの画面を逆にして見てしまいました(笑)。

飛行機の翼をランウエイにした「バルマン」

藪野:さて、8日のトリ「バルマン(BALMAIN)」です。先シーズンはパリでのリアルショーを行いましたが、その際はフロントローにスクリーンが並んでいて、そこに渡仏できなかったセレブや有名エディターたちがショーを見ているような映像が流れるというユニークな演出でした。今季も「バルマン(BALMAIN)」の演出は、ぶっ飛んでいます(笑)。飛行機の非常口からモデルが登場して翼の上を歩いたり、飛行機の真下をグループで闊歩したり。最後は合成ですが宇宙にまで行っちゃいました。

向:「エールフランス(AIR FRANCE)」だったね。夢を見させてくれたし、翼の上は歩けるのだ、ということを知りました(笑)。「バルマン」のお客さんはジェットセッターのセレブリティが多いだろうから、これを見て旅情をかき立てられたと思う。自家用飛行機で真似しちゃう人もいるんじゃないかな。登場した服も飛行機乗りの制服やカーゴパンツなどいつも以上にスポーティー。ハンドワークはもちろんたくさん使われているのだろうけど、その存在を主張せず、軽やかでした。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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堀内太郎の「ティーエイチ」がウィメンズを始動 「タロウホリウチ」は20-21年秋冬で休止

 堀内太郎が手掛ける「ティーエイチ(TH)」は、2021-22年秋冬から新たにウィメンズをスタートさせる。20-21年秋冬をもってウィメンズブランド「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」は休止しており、「ティーエイチ」に専念する。

 定番のウールギャバジンのテーラリングシリーズにスカートとワンピースを加えるほか、各アイテムに女性向けサイズを用意してジェンダーレスなコレクションにする。「メンズとウィメンズの境界はどんどん無くなっている。僕自身ウィメンズのデニムを当たり前に履くし、メンズ向けだった『ティーエイチ』を日常使いする女性客も多かった。性別を意識せず、良いと思った洋服を作るだけ」と堀内デザイナー。

 21-22年秋冬は、モールスキン素材のシャツコートやフレンチビンテージをイメージしたデニムアイテムなど、ビンテージに着想したアイテムも増やした。「年代に関係なく、プロダクトとして価値のあるものを提案したい。膨大な古着のアーカイブからピックアップし、ディテールやシルエットを変えて現代的にアップデートするのが僕の仕事だ」。浅草の工房と協業したレザーグッズや、福井・鯖江の工場と組んだアイウエアなど雑貨もそろえ、「コレクションの間口を広げてより多くの人に届けたい」。

 「ティーエイチ」は、堀内デザイナーが「自分自身が着たいと思える服が作りたい」と考えて18年に設立した。黒や白、グレーを基調とし、テーラリングをベースとしたミニマルなクリエイションが持ち味だ。日本製にこだわり、コートで12万円前後、ジャケットで5〜9万円、パンツで3〜5万円という価格帯で、立ち上げから3年で約35アカウントまで拡大している。休止する「タロウホリウチ」は約45アカウントに卸していたが、「『ティーエイチ』は性別を超えて支持されるポテンシャルがある。休止した売り上げもカバーできる」と自信を見せた。

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堀内太郎の「ティーエイチ」がウィメンズを始動 「タロウホリウチ」は20-21年秋冬で休止

 堀内太郎が手掛ける「ティーエイチ(TH)」は、2021-22年秋冬から新たにウィメンズをスタートさせる。20-21年秋冬をもってウィメンズブランド「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」は休止しており、「ティーエイチ」に専念する。

 定番のウールギャバジンのテーラリングシリーズにスカートとワンピースを加えるほか、各アイテムに女性向けサイズを用意してジェンダーレスなコレクションにする。「メンズとウィメンズの境界はどんどん無くなっている。僕自身ウィメンズのデニムを当たり前に履くし、メンズ向けだった『ティーエイチ』を日常使いする女性客も多かった。性別を意識せず、良いと思った洋服を作るだけ」と堀内デザイナー。

 21-22年秋冬は、モールスキン素材のシャツコートやフレンチビンテージをイメージしたデニムアイテムなど、ビンテージに着想したアイテムも増やした。「年代に関係なく、プロダクトとして価値のあるものを提案したい。膨大な古着のアーカイブからピックアップし、ディテールやシルエットを変えて現代的にアップデートするのが僕の仕事だ」。浅草の工房と協業したレザーグッズや、福井・鯖江の工場と組んだアイウエアなど雑貨もそろえ、「コレクションの間口を広げてより多くの人に届けたい」。

 「ティーエイチ」は、堀内デザイナーが「自分自身が着たいと思える服が作りたい」と考えて18年に設立した。黒や白、グレーを基調とし、テーラリングをベースとしたミニマルなクリエイションが持ち味だ。日本製にこだわり、コートで12万円前後、ジャケットで5〜9万円、パンツで3〜5万円という価格帯で、立ち上げから3年で約35アカウントまで拡大している。休止する「タロウホリウチ」は約45アカウントに卸していたが、「『ティーエイチ』は性別を超えて支持されるポテンシャルがある。休止した売り上げもカバーできる」と自信を見せた。

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「ゾゾタウン」がビッグメゾンやデザイナーズを集積したエリアを開設 「ロエベ」や「ドリス」など90ブランド

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、高級ブランドやデザイナーズブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」を3月18日に開設する。「ロエベ(LOEWE)」や「クロエ(CHLOE)」、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」、「ラフ・シモンズ」、「カラー ビーコン(KOLOR BEACON)」など国内外の90ブランドを扱う。「ゾゾヴィラ」は2010年に開設したが、14年から「ゾゾタウン」に統合されていた。

 「ゾゾヴィラ」は、“服好きな全ての人が楽しめる場を”という思いのもと、これまで「ゾゾタウン」に限定出店や単独出店経験のあるブランドや、新規で扱う気鋭ブランドなど、約1万4000品番を用意する。またシーズンごとの注目ブランドやアイテムの特集をはじめ、ファッション、シューズ、コスメのカテゴリーにフォーカスした企画など、6つのコンテンツを発表する予定だ。

 キービジュアルは、現代アーティストの井田幸昌氏が手掛けた。オープンを記念して、同氏の直筆サイン入りポスター(15万円、税込)を100部限定で3月18日12時に予約販売する。

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三陽商会がEC支援の子会社ルビー・グループを売却

 三陽商会は11日、連結子会社でEC支援サービスのルビー・グループ(東京、三枝明大社長)の全株式をソニーグループのSMN(東京、石井隆一社長)に売却する発表した。売却額は16億円。三陽商会はEC事業の強化を掲げてルビー・グループを2018年4月に買収した。一定の成果を出してきたものの、コロナ禍での事業環境の変化を鑑みて手放すことを決めた。

ルビー・グループは11年、外資系のラグジュアリー・ブランドを中心にECの戦略立案やサイト構築運営、コンサルティングを行う企業として設立。プロモーションや在庫管理、デリバリー、カスタマーサポート、返品対応までワンストップで提供するクラウド型のECサービスを強みとしてきた。三陽商会傘下での20年2月期(決算期変更に伴う14カ月決算)業績は、売上高が17億円、純利益が1億3400万円だった。

 SMNはネットでの広告配信サービスなどを展開する東証一部上場企業。ルビー・グループのEC支援サービスとの相乗効果を期待する。

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気鋭のコラージュ作家ヤビク・エンリケ・ユウジ ファッション界も注目する23歳 Youth in focus Vol.2

 ミレニアルズやZ世代と呼ばれる若者たちは今何を考え、ファッションやビューティと向き合い、どんな未来を描いているのだろうか。U30の若者たちにフォーカスした連載「ユース イン フォーカス(Youth in focus)」では、業界に新たな価値観を持ち込み、変化を起こそうと挑戦する若者たちを紹介する。連載の2回目は、23歳のコラージュアーティスト、ヤビク・エンリケ・ユウジ(Yabiku Henrique Yudi)にフォーカスする。

 ヤビクはブラジル・サンパウロで生まれ、11歳で日本に移住。文化服装学院でファッションを学びながら“情熱を持って取り組める何か”を探し、19歳でコラージュアートと出合った。オカモトレイジ主催の展覧会「ヤギ エキシビション(YAGI EXHIBITION)」を皮切りに、ファッションブランドとのコラボやファッション誌への作品提供など活動の幅を広げ、2019年には初の個展「ファーストインプレッション(FIRST IMPRESSION)」を開催し、雑誌「ゼム マガジン(Them magazine)」に「ヴァレンティノ(VALENTINO)」とのコラボ作品を掲載。現在、東京・渋谷の「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」で自身最大規模の個展「モーション(MOTION)」を5月13日まで開催中だ。ますます勢いを増す彼に自身のルーツや同展の見どころなどについて聞いた。

WWD:ブラジルではどんな幼少期を過ごした?

ヤビク・エンリケ・ユウジ(以下、ヤビク):小さいころから絵を描くことが好きで、よく模写をしていました。でもそのころは、アーティストを目指そうとは考えてもいませんでした。周りに芸術関係の仕事をしている人もいなかったので、家族は今も驚いています。

WWD:ファッションを学んでいた理由は?

ヤビク:「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」などモードの世界に憧れて、文化服装学院で服作りを学びました。ファッション業界を目指していたというより、漠然と好きなことに打ち込みたかったんです。服飾は少し違うなと思い1年で辞めましたが、文化で学んだことは今も生かされています。

WWD:コラージュアートとの出合いは?

ヤビク:文化の授業でコラージュが課題に出されたこともありましが、当時はあまり興味が湧かず、むしろ提出が遅れて単位を落とされたんです(笑)。本当の意味でコラージュに出合ったのは、休学中のことでした。将来について模索していた時期に、古本屋で手に取った昔の雑誌のグラフィックやフォントに衝撃を覚え、無意識に買い集めていました。ある時、久しぶりに何かモノ作りをしようと、家に積まれていた古雑誌でコラージュしてみたんです。そしたら意外とうまくできて(笑)。謎の自信が湧いてきて2作目、3作目と作り、インスタグラムに投稿しました。すると友達以外の人からも良い反応が返ってきた。それから間もなくしてオカモトレイジさんが主催する「ヤギ エキシビション(以下、ヤギ)」への出展の案内が届きました。

WWD:アーティストの道に進もうと決意したのはいつ?

ヤビク:「ヤギ」は自分の作品が初めて多くの人の目に触れる機会でした。遊びの延長で作っていたつもりが展覧会以降、ブランドのビジュアルや雑誌の仕事などの依頼が届くようになりました。最初は「こうやってお金が稼げるんだ」と新鮮でしたが、そのころはまだバイトもしていたし、「今できることはやっておこう」くらいの気持ちでしたね。ちゃんとアーティストになろうと決めたのは19年に初めて個展を開催したことが大きかったです。

WWD:影響を受けた人物は?

ヤビク:コラージュアーティストの河村康輔さんです。ちょうど個展を開催したころに、「アディダス(ADIDAS)」の店で河村さんの作品展示を見ました。河村さんが大きな企業を相手に幅広く仕事をしているのを見て「コラージュアートでそこまで行けるんだ」と驚いたんです。僕もそこにたどり着けるように頑張りたいと思いました。河村さんにはたまにお会いしていろいろ教えてもらっています。

ブラジルの混沌とした風景、生々しい現実の違和感

WWD:作品を制作する上で大切にしていることは?

ヤビク:作品を見た瞬間にはてなマークが浮かぶような、違和感を大切にしています。コラージュはもともと別の場所にあったモノ同士が合わさることで新しい価値観を生み出します。きちんと合わせようとするとあまりうまくいかないので、見た人が「ん?」と思うようなちょっとした違和感がありながら一つの作品として成立するくらいのバランスが好きです。

WWD:ブラジルで育った経験は作品にどう反映されている?

ヤビク:ブラジルはとにかく街がごちゃごちゃしています。いろんな人種の人がいて、貧富の差もすごい。お金持ちの女性が歩いている通りにホームレスの人がいたり、美しい建物の隣に古い建物があったり、矛盾だらけなんです。その生々しい現実の違和感があって一つの国として成立している。僕の作品も、異なる材質のものが融合して美しく見えた時が手を止めるタイミングなんです。子どものころはそんなふうに景色を見ているつもりはありませんでしたが、振り返ると今の作品に通ずるところがあります。

WWD:ブラジルと比べて、東京の風景は整頓されすぎているのでは?

ヤビク:いいえ。むしろ東京はサンパウロを凝縮した感じです。特に原宿は外国から来る人もたくさんいるし、モード系やメイド系のファッションをした人が同じ道を歩いていますよね。いろんなカルチャーがごちゃごちゃしているけど、それが素敵です。

ペインティングやインスタレーションまで 空間自体をコラージュ

WWD:今回の展示の見どころは?

ヤビク:アナログのコラージュ以外にも、プリントやインスタレーション、ペインティングなどさまざまな手法を用いた作品を展示しています。いろんな素材が同じ会場に集合し、それぞれが自分の持ち場に収まりつつ、空間自体をコラージュしているイメージです。フラワーベースは、現在一緒にクリエイティブチームとして活動する同い年のアーティスト、トトキサクラと制作しました。

WWD:トトキさんと組んだ理由は?

ヤビク:彼女の無機質でミニマルな作風に引かれてアプローチしました。正反対なスタイルですが、その中間くらいを目指して何かを作りたかったんです。フラワーベースは彼女が形をデザインし、僕がそこにテクスチャーやグラフィックでストリートの要素を混ぜました。インスタレーションは、スケーターが息抜きしている縁側をイメージしています。お互いここまで大きいものを作ったことがなかったので、すごいドキドキでした。会場で完成した状態を初めて見た時はホッとしました。今後もミニマルとストリートの融合をテーマにした作品を一緒に制作していきます。

WWD:同世代のアーティストやその道を志す人に伝えたいことは?

ヤビク:僕たちの世代はSNSのおかげで、たくさんのチャンスに恵まれています。僕もインスタグラムがなかったらアーティスト活動はしていなかったかもしれない。一方で、常にいろんな情報にアクセスできる分、選択肢がありすぎて一つに絞ることが難しい。僕も飽き性で、バイトは1年以上続いたことがありません。そんな僕でも、コラージュに出合った時の「あ、これ面白い」という直感を信じることができたから、今こうして継続できています。理由は分からないけど、ときめく感覚に敏感でいることや、なんとなく面白そうというアイデアを大切にしてほしいです。直感から生まれるものにはものすごいパワーがあるんです。その中にもしかしたら今後の人生に影響を与える何かがあるかもしれないと信じ、夢中になれることを見つけてほしいです。

WWD:今後の目標は?

ヤビク:河村さんも手掛けていたような店舗の内装など、形として残るモノや常に人の目に触れるモノを作れたら面白いですね。作品のクオリティーを上げ、新しい手法を発見しながら、いずれは河村さんのように海外でもきちんと評価されたいです。

■「MOTION」
会期:2月13日〜5月13日
場所:DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1階
入場料:無料

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「ウンナナクール」から1週間着回しできるルームウエアが登場 女優 の三戸なつめがデザイン

 ワコールの「ウンナナクール(UN NANA COOL)」は3月11日、コラボレーション企画「コミューン プロダクツ」の第1弾として女優の三戸なつめがデザインした数量限定ルームウエアセットをワコールウェブストアで予約受付を開始した。

 三戸が描いたデザイン画をもとに商品化されたルームウエアのキーワードは“も〜ど”。ゆったりとした着心地で1週間着回しができるルームウエアセットは、ガウンワンピース、エプロン付きワンピース、トップス、ハラマキ付きレギンス、カップ付きタンクトップ、かぼちゃパンツ、ナップサック、チャーム付き手紙の全8点で2万円。4月下旬から納品する。

 また、ガウンワンピース(6000円)、ハラマキ付きレギンス(2200円)、カップ付きタンクトップ(3000円)は4月22日から「ウンナナクール」の店舗、ワコールウェブストア、ゾゾタウン、楽天ファッション、アマゾンで販売予定だ。

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中国が輸入化粧品の動物実験義務化を撤廃

 中国は5月1日付で、輸入化粧品の動物実験の義務化を撤廃する。中国国家薬品監督管理局(National Medical Products Administration)が発表した書類によると、対象は一般化粧品で、安全検査の実施や製造管理・品質管理に関する書類の提出が必須となる。なお、ニキビ治療薬やエイジングケア製品など特定の効果効能をうたう“特殊化粧品”は引き続き動物実験が必要となる。

 今回の法改正により、これまで動物実験の義務化で進出を断念した化粧品ブランドが一気に製品を中国に輸出することが予測される。特に中国のビューティ市場は新型コロナウイルスからV字回復を達成し、成長し続けているため、多くの企業にとってビジネスチャンスになる。2020年12月付のゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)の調査によると、中国本土の美容市場は19年において4250億人民元(約6兆8000億円)にのぼるとされている。また同社は中国国内の化粧品消費率は19〜25年で12%伸張し、市場規模は1兆人民元(約16兆円)にまで拡大すると予測する。

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中国「H&M」のサーバーがダウン シモーネ・ロシャとのコラボアイテム発売にアクセス殺到で

 「H&M」の中国オンラインサイトが11日、シモーネ・ロシャ(Simone Rocha)とのコラボカプセルコレクションの発売直後にサーバーダウンした。販売開始の0時の時点で予想を超えるアクセスが集中し、「H&M」の公式ウェブサイトをはじめとして、ブランド公式アプリやウィーチャット(微信、WeChat)内の専用プログラムへつながらなくなる問題が発生した。不具合は2時間ほどで解決したが、支払い画面に進むことができなかったり、メンテナンス中と表示されるページへリダイレクトされたりしたという。

 「H&M」によるデザイナーコレボレーション企画は毎年恒例となっており、2021年はアイルランドと中国にルーツを持つロシャとタッグを組んだ。“HM x Simone Rocha”のハッシュタグは11日現在、ウェイボー(微博、WEIBO)で225万回閲覧されている。パールビーズ装飾やレース使いが特徴の同コラボカプセルコレクションは、日本国内でも11日から、5店とECで計100アイテムを販売している。

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国産CBDブランド「ワララ」 合法大麻ビジネスは日本でも浸透するのか

 新型コロナウイルスによるパンデミックは、ウェルネス市場の拡大を後押ししている。中でも注目を集めているのがCBD含有製品だ。CBDとは、大麻草に含まれる成分カンナビジオールの略称で、ストレスの緩和や不安の軽減や精神疾患などに有効と言われている。依存性や精神活性作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、CBDの安全性と有効性については世界保健機関(WHO)も認めている。CBD関連のビジネスは“グリーンラッシュ”と呼ばれ、主に米国で驚異的なスピードで成長を続けている。米国調査会社ジェネシス・マーケット・インサイツ(Genesis Market Insights)のデータによれば、2017年約1兆9000億円だった世界のCBD市場が、23年には約6兆6000億円に伸びると予想されている。

 日本では大麻取締法でTHCは違法だが、CBDは茎と種子由来であれば違法ではない。日本に進出する外資系企業も増えており、小売店でCBDを含むオイルの販売や、エステやヘアサロンでCBD含有製品を使ったメニューが取り入れられ始めている。「実際のところ、法的にグレーな製品が多い」と語るのは、日本でCBDブランド「ワララ(WALALA)」を立ち上げた柴田マイケル空也だ。昨年10月には米国大手CBDオイル企業の製品に微量のTHCが検出され、日本での販売が停止された実例もあり、「日本のCBD市場は未開拓で、品質や生産背景を曖昧にした企業も存在するからだ」と続ける。柴田は東京生まれ、カリフォルニア州育ち。米国のCBD市場の成長を見てきた経験を生かし、ヘルス&ウェルネス文化を日本で広めるためCBD製品を生産している。現在の販路は公式ECサイトと美容室への卸が中心。東京・白金台のトータルビューティサロン「サン(SUN)」では、CBDクリーム発売開始から1カ月半で3度完売し、予想以上にリピートされたという。柴田に「ワララ」立ち上げまでの経緯やCBDの効能、日本での合法大麻市場の可能性について聞いた。

丸の内ビジネスマンからの転身

ーーなぜCBDに注目したのか?

柴田マイケル空也「ワララ」創設者(以下、柴田):僕が育ったカリフォルニア州では、20年以上前から医療目的で大麻が売買されており、18年1月から嗜好・娯楽目的での使用(21歳以上)も合法化された。米国でのCBD事業はウェルネス市場を席巻し、現在も成長を続けている。しかし大麻へのハードルがもともと低い米国だから急速に広まったわけで、文化の異なる日本で簡単に受け入れられるとは思っていない。それでも、丸の内の金融関係でサラリーマンをしていた僕の経験から、日本社会の慌ただしいライフスタイルやストレスフルな日常に、CBD製品のヘルス&ウェルネスの効能を届ければ生活を改善させられると考えた。それから退職し、米国のスタートアップ企業に携わりながら、日本のCBD事情についてのリサーチやヒアリングを重ねた。19年10月に起業してバランスド(Balanced)を設立し、20年8月に国産CBDブランド「ワララ」を立ち上げた。

ーー日本でのCBD含有製品の販売には、どんなハードルがあった?

柴田:日本の法律では大麻草の葉を使うことが禁じられており、茎と種からのみ抽出した成分でなければならない。米国から日本へ原材料を輸入するため、CBD事業を行う企業10社以上に問い合わせると「葉と穂から抽出し、茎と種は捨てている」との回答だった。CBDに関する多くの論文を読み、茎と種からはCBDはほぼ抽出できないことが分かった。その後リサーチを重ね、植物由来ではなく有機化学合成を用いることにたどり着いた。欧州は日本と同様に葉から抽出した成分は使用禁止で、主に有機化学合成のCBD成分が採用されている。安全な有機化学合成CBD原料を生産しているチェコの企業に出合って販売代理店契約を交わし、日本で100%合法のブランド「ワララ」を立ち上げることができた。全製品の研究開発、製造は日本の工場で行なう国内産ブランドであり、原材料の生産元や品質を提示し、会社として透明性が第一に重要であると考えている。

ーー昨今のスキンケアは植物由来やオーガニックがトレンドとして定着している。有機化学合成だとマイナスなイメージを持たれる可能性は?

柴田:例えばリポビタンDやレッドブルに入っているカフェインは、製薬会社の有機化学合成を使用している。ほかにもビタミンやアミノ酸などのサプリメントも有機化学合成が大半を占めており、一般消費者の身近に何百年も存在している。アメリカの場合は州によって大麻の使用が合法のため有機化学合成をわざわざ用いる必要はないが、日本や欧州では有機化学合成が植物由来の代替えであり、100%合法な選択肢だ。体の疲れを感じてビタミンAのサプリメントを摂取するように、腰の痛みを感じたらCBDクリームを塗るといった、健康補助としての認識を広めていきたい。

ーーCBD含有製品で得られる効能とは?

柴田:“マイナスをゼロに導く”のがCBDであり、不調を改善してくれる効果が期待できる。僕は趣味でブラジリアン柔術をやっていて、体に負荷をかけることが多い。だから痛みや違和感を感じる箇所にCBDクリームを塗って、緩和するために使っている。「ワララ」の製品は、デスクワークによる体の不調や睡眠時の食いしばり、ヒールシューズによるかかとの痛みなどを軽減するために推奨している。CBDはビタミンC誘導体やヒアルロン酸など美容効果の高い成分も配合しているため、美容目的として顔にも使用できる。CBD濃度の高いセラムは、顔のむくみや赤みの改善を目的に新たに開発した。

ーー立ち上げから1年経ち、日本でのCBD市場が成長する可能性は?

柴田:昨年2月に国内の上場企業2社から約4000万円の資金調達に成功し、業界からの高い関心を感じている。CBD事業が注目され始めているからこそ、合法でコンプライアンスを守っているブランドしか成長できないだろう。パンデミックを機にセルフケアの大切さに気づいた消費者は多く、ヘルス&ウェルネスな生活を目的にCBDの認知度が大いに高まっていく可能性はある。「ワララ」のコンセプト“真の美しさは心と体の安定から生まれる”に共感してくれる利用者も増えていくだろう。CBD原料の独占的代理権を持っているため、OEM事業にも乗り出した。日本でのCBD市場は芽を出し始めたばかりで、これから成長していくと期待している。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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ヨガ、太極拳、ダンス、水泳のいいとこ取りのジャイロトニックをやってみた 【爆裂!健康美容マニア道】 

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はニューヨーク発のつらくないエクササイズ「ジャイロトニック」について。

 日々、忙しく働く現代の女子たちに朗報!なんと「それ全部やりたい」が詰まったエクササイズがあるのだという。それは「ジャイロトニック」。何やらヨガ・太極拳・ダンス・水泳のいいとこ取りだという。一つ一つを習おうと思うと時間もお金もそれなりに必要だけれど、それがまとめてできるなんて。しかも、体の正しい使い方が身に付き、全身が内側から活性化、パフォーマンスも上がるという。それって一体、どういうこと?早速、体験しに行ってみた。

プロ御用達!ジャイロトニックとは?

 そもそもジャイロトニックとは、元バレエダンサーのジュリウ・ホバス(Juliu Horvath)氏が考案したニューヨーク生まれのエクササイズ。ヨガ、太極拳、ダンス、水泳の流れるような柔らかい動きを木製のマシンを使いながら行い、無理に圧をかけたり力を入れたりせず、体が持つ本来のしなやかさにアプローチするというもの。呼吸と体の動きを調和させ、背骨本来の機能や関節の可動域を、曲線的・らせん的に動かしながら高めていくという。左右対称に動くと筋力のバランスを自分で整えやすくなり、無理なく体のあらゆる機能が活性化。血液やリンパが流れやすくなり、巡りのいい土台を作ることができるそうだ。日本では認知度はまだまだ低いものの、海外ではバレエダンサーやスポーツ選手などのボディーメンテナンスやテクニック向上に活用されていたり、ヨーロッパでは病気やけがのリハビリの一環として取り入れられたりしているそう。それだけ体に優しく、効果も期待できるということか。すごいぞ、ジャイロトニック。

つらくないエクササイズ

 代々木公園近くの「スタジオナチュラルフロー」でプライベートレッスン。インストラクターの先生に指導していただきながら、まずは体の癖や可動域をチェック。名越の場合、左腰が縮んでいてうまく使えていないことが判明。重い荷物を持つときに、自然に左側ばかりに負荷をかけていたのだな、と自覚。そんなふうに自分の体に丁寧に向き合うと「え、こんなに使えていないの?」「こんなに余計な力がかかっていたのか!」とたくさんの発見がある。まだ知らぬ体のポテンシャルにわくわくしながら、いよいよエクササイズスタート。足に持ち手をかけて、マシンに装備された滑車の動きを使ってゆるやかにストレッチしていく。体の状態を見ながら先生が負荷設定を変えてくれるので、無理なく鍛えられるのがうれしい。「そう、ドルフィンのように流れるように〜」という先生の声。海を泳いでいるような、はたまたゆったりとダンスをしているような、不思議な運動。じんわり汗がにじんできてインナーマッスルにしっかりと効いている感覚はあるのだけれど、ぜんぜんつらくない。むしろ眠りそうなほど心地いいのだ。

筋肉の目覚め

 一言で表すと、「体のスイッチ・オン!」。知らず知らずについてしまった体の癖や、すっかり使うことを忘れていた筋肉に気付き、目覚めていく感覚なのだ。人間って面白いもので、意識した瞬間から不思議と筋肉は反応するし、自分の力で調整しようとする力が働く。自己流ではなく、機械がしっかりと動きをサポートしてくれるから、これまで伸ばせていなかった部分がストレッチされ、なんとも心地良い。終わった後は、体が本来の位置で動かせている感覚があって、歩いているだけなのに「ちゃんと使えているかも!」と興奮。こうやって体がきちんと機能すれば、日々の何気ない移動もきっと立派な運動になるのだな。自分の体の機能を根本的に見直したい人、違うアプローチでダイエットの土台作りをしたい人。この春、目覚めるストレッチにチャレンジしてみてほしい。

スタジオナチュラルフロー
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-11-12
アルシュ代々木ビル3・4階
TEL:03-3468-1921

名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)eスポーツと農業にも精通

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世界屈指のビンテージコレクターと協業したデニムウエアの無在庫販売ビジネスモデル

 Saleem Japan(東京都、島田浩司代表)は、パキスタン出身でタイ在住の世界的ビンテージコレクターであるサリーム・ガンチ(Saleem Ghanchi)とパートナーシップを結び、彼のコレクションを生かした体験型集客・無在庫販売ビジネスモデル「サリーム・プレゼンテーション」をスタートさせる。3月10、11日の2日間、東京・赤坂で初の展示会を開催している。

 「サリーム・プレゼンテーション」では、ガンチが所有するコレクションを参考にサイズサンプルを製作し、貴重なビンテージと共に展示する。オーダーを受けたら国内で生産し、約2カ月で納品する。第1弾として用意したのはジーンズ2型(各10万円)、デニムジャケット1型(15万円)だ。1型50枚から受注生産する。リプロダクションに使うのはデニム生地メーカー大手のカイハラの生地で、2022年にはカイハラと協業して、「サリーム・プレゼンテーション」オリジナルの生地を製作するという。

 サイズサンプルを見たガンチは、「予想以上にできが良い。ファッションアイテムとしては100点満点だ」と話し、「私のビンテージコレクションは、現在バンコクにミュージアムを建設中なほど豊富だ。これらを『サリーム・プレゼンテーション』でどんどん活用してほしい」と続けた。

 Saleem Japanは2020年7月に設立した合同会社。「サリーム・プレゼンテーション」の運用に加えて、ガンチのマネジメント業なども行う予定だという。

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津波が直撃した縫製工場が、泥だらけのミシンと歩んだ「再生の物語」 #あれから私は

 彼をよく知る岩手モリヤの森奥信孝社長に言わせれば、久慈ソーイングの中田利雄会長(78)は「不撓不屈(ふとうふくつ)の男」だ。

 10年前の2011年3月11日、山と海に囲まれた岩手県久慈市には高さ14メートルの津波が押し寄せ、水道や電気などの全ライフラインが止まり、死者・行方不明者6人を出した。震災から4日後、岩手モリヤの森奥社長はようやく水道が復旧したこともあって避難所から自社の工場を訪れたとき、裏手にあった久慈ソーイングを見て立ち尽くした。津波が押し寄せた同社の周辺は、眼の前の側溝に自動車がはまり込み、泥と瓦礫が散乱していた。津波が直撃した久慈ソーイングの建物も半壊状態だったが、森奥社長が立ち尽くしたのはそれだけが理由ではない。久慈会長が泥と瓦礫だらけの工場の中から、泥まみれのミシンを運び出してはホースで洗う姿を目の当たりにしたからだ。雪が降る中、久慈会長と息子で現社長の輝人氏(52)がブルブル震えながらミシンを洗っていた。「ライフラインだってようやく水道が使えるようになったばかり。うちは駐車場が水浸しになる程度で済んだけど、久慈さんのところは津波が直撃していた。普通に廃業を考えてもおかしくないよ。でも、久慈さんは直りそうもないミシンを洗っていた。ああ、もう再開のために手を動かしてる、一歩を踏み出してる。クソ、俺も負けてられるかって奮い立たされたんだ」。

 震災前、主に水着の縫製を手掛けていた久慈ソーイングには約40人ほどの従業員がいて、ミシンは約150台ほどあった。ミシンは結局、3分の1の50台がなんとか動くようになった。「ミシン業者にも、泥と海水を被ってだめに決まってるってさじを投げられたことを考えると、奇跡というほかしかないでしょ(笑)。それでも数年はときどき煙が上がったり、いきなり動かなくなったりした。まあ笑いごっちゃないんだけどね」と中田輝人・久慈ソーイング社長は話す。久慈会長は足りなくなったミシンを探すため、今度は地震と津波で廃業する縫製工場を訪ね歩き、そうした工場からミシンを引き取ってきた。

 震災から2カ月ほどで半壊状態の建物をなんとか応急処置しながら、ミシンも運び入れたものの、ストックしていた生地は全て泥で廃棄しなければならず、物流もほとんどストップしていたため、仕事ができない。久慈会長は社員の多くを解雇しなければならなかった。「従業員は解雇されれば失業手当がもらえる。彼女たちの生活を守るために必要だった」(中田社長)。だが、ここでも中田会長は諦めなかった。知人から、秋田のカジュアルシャツの工場を経営していたある人物が工場を畳み実家のある東京に戻ることを聞きつけると、その人物に頼み込み、5月から3カ月間限定で久慈ソーイングでのトレーニングを頼んだのだ。

 久慈ソーイングは現在、久慈会長が家庭菜園として使っていた別の土地で、久慈市が無償貸与という形で建設した建屋に移転している。社員は震災前の半分ほどに減ったものの、水着の縫製から撤退し、現在はカジュアルシャツの縫製がメーンになった。新工場で動かしているミシンも、半分ほどがあの“泥だらけミシン”だ。久慈会長はシャツ縫製が軌道に乗った3年前に、息子の輝人氏に社長を譲った。「朝の朝礼で、唐突に社長を僕に譲るって言ったんですよ。もちろん仕事もずっと一緒にやっていて、前から言われたこともあったけど、そのときは踏ん切りがつかず断っていたんです。その後、震災が来てずっと2人で駆け回っていましたから。でも、僕にも何も言わず、いきなり朝礼で言い出したのでびっくりしました」。

 久慈会長はいま、工場の端にミシン3台を置いた自分専用のスペースを作り、そこでひっそりと個人のツテで請け負って縫製の内職をしている。「今は最高に幸せだよね。会社も残って、一緒に働いてきた社員も一部は戻ってきてくれた。実は震災前までは、同業者と仲良くすることもなく独立独歩でやってきた。だけど震災で、死に物狂いでいろんなツテを頼って駆け回っていたら、同業者から出入りしていた取引先、市役所まで色んな人が助けてくれた。本当に感謝しかないよ」。そう言いながら、震災のときに泥を洗い落としたミシンで縫っているのは、神奈川県平塚の業者から頼まれたという白いふんどし。「これ水着時代の取引先から頼まれたんだけど、ストレッチ素材なんだよね。俺には伸びる素材を縫うのがやっぱり好きなんだ。畑仕事より、ずっと楽しいよ」。

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2021年春夏シーズン、新たにバーニーズ ニューヨークがおすすめするブランドやアイテムを不定期でスタッフ自らリコメンド!今日はウィメンズチーム アシスタントバイヤーの川畑栄利が惚れ込んだ、オーガニックコットンで作られるインナーウェアをご紹介します。

 

こんにちは。ウィメンズチームの川畑と申します。

今回は、明日3月12日(金)より銀座本店にて期間限定でご紹介する、上質なオーガニックコットンにこだわったインナーウェアブランド<スープレルース>をご紹介いたします。

“エレガントで美しい”をコンセプトに、自分を大切にするやさしい気持ちになれるウェア、自分にも環境にもやさしい商品を展開しているブランドです。

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おうち時間が増えた2020年、リラックスした洋服・インナーで過ごすことが増えた、とよく耳にします。私の場合は、子どもが1歳を過ぎたころと重なったこともあり、生活環境もガラッと変わった年でした。家でも外でも、食べこぼしやヨダレから避けられず、授乳もしていたため、寝ても起きても服やインナーを引っ張られ続ける毎日…。

そうなると丈夫でおうちでも洗えるもので、さらには子どもの肌に触れても安心、というポイントから身に着けるものを選ぶようになりました。妊娠するまで365日毎日ヒールを履いていた私ですが、フラットシューズやスニーカーで過ごすことも増えました。ブラウスやニットが大好きでしたが、カットソーやスエットも着るようになりました。

でもインナーだけは気に入るもの、気分が上がるものがなく、とりあえず今だけ…とモヤモヤにフタをし続けてきました。

そんな時ご紹介いただいたのが、<スープレルース>でした。「オーガニックコットン」というキーワードに惹かれた私でしたが、商品を見てびっくり!

こんなにおしゃれで素敵なシルエット・カラーのオーガニックコットンがあるの?

それが私の第一印象でした。そして、実際手に触れてみるとその肌ざわりと光沢感に驚きます。

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デザイナーの廣畑美由紀さんにお話を伺うと、<スープレルース>のオーガニックコットンはブレンドされていない単一品種の綿花にこだわっていて、その中でもさらに超長綿であるス-ピマコットンを選ばれているとのこと。

『コットン100%』はよく聞きますが、そのコットンにも種類があるのは知っているようであまり知られていないのではないでしょうか。例えるなら、コーヒーに品種があるのと同じで、コーヒーの王様であるブルーマウンテンのような存在、とイメージすると分かりやすいですよね。

このようなスーピマオーガニックコットンから作られることで、

・ふんわりやさしく包まれるような肌ざわり

・つやっとした自然な光沢感

(加工をほどこしていないとは思えないほどの光沢感!繊維のなめらかさが生むものだそうです)

・吸水速乾性

を持ち合わせているのです。

そして、初めて身に着けたとき身体に程よくフィットする着心地が、長い期間継続するとのこと。天然の機能性を持ったコットンだ!とますます魅力を感じました。

また、私が目を奪われた美しいカラーは“ボタニカルダイ”という、特殊な草木染めによるもの。毎シーズン、シーズンカラーを展開されており、今シーズンのカラーは“エルダーフラワー”です。

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エルダーフラワーは初夏にたくさんの小さな白い花が咲くお花のことで、このお花にさわやかなソーダを合わせたイメージで作られたカラーとのこと。

ペールトーンのグリーンがかった色はとてもクリーンで女性らしいカラーです。

画像では伝わりにくいのが残念なほど素敵なので、ぜひ手にとってご覧いただきたいです。

今回はこのボタニカルダイのシリーズの中でも、特に人気のブラパッドキャミソール2型と、ブラやショーツなどをメインに、カラーバリエーション豊富にご用意しております。

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・ブラパッドキャミソール各種 ¥10,450(税込)

・ソフトブラ各種 ¥10,780(税込)

・ショーツ各種 ¥4,730(税込)

カラー展開: オフホワイト・ココア・ブラック・グレー・エルダーフラワー・マルベリー(上の写真はマルベリーカラーです)

※アイテムによって展開カラーは異なります。また、バーニーズ ニューヨークでのカラー表記と異なりますので店頭にておたずねください。

ギザコットンを使用したコレクションやシルク×コットン素材のアイテムもご用意しております。

また、明日3月12日(金)には、11:00から16:00まで<スープレルース>デザイナー 廣畑美由紀さんも銀座本店に来店、お客様に直接商品をご紹介いたします。

お買上げいただきますと、自然にやさしいノンプラスチックのおしゃれなボックスに入れてお渡しいたしますので、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。

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私は母の日のギフトや、出産を控えた友人へのプレゼントにも贈りたいなと考えています!

春めいてきたこの季節、新しいお洋服と一緒に肌にいいものを身に着けて、気持ちも上がっていただければと思っています。

 

POP UP STORE:

SOUPLELUZ

3/12 FRI. – 4/11 SUN. 銀座本店2F

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イッセイ ミヤケの新ブランド「アイム メン」の路面店オープン日が決定

 イッセイ ミヤケの新メンズブランド「アイム メン(IM MEN)」の東京・南青山の路面店オープン日が3月13日に決まった。同日には、宮前義之がデザインを手掛ける新ブランド「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」の路面店(東京都南青山5-3-10)も開業する。

 同ブランドは、「実用性とシンプルな機能美を追求し、現代の生活に溶け込む男性の新しい日常着」を提案する。デビューコレクションは、折りたたんでコンパクトに収納できるシンプルな“フラット メン(FLAT MEN)”シリーズをはじめ、シワになりにくい素材を使用したシリーズ“エア メン(AIR MEN)、リサイクルポリエステルとコットンをミックスして柔らかく織り上げた軽量素材の“T/Cリバー ツイル(T/C REVER TWILL)”、服を肩にかけたり、背中のポケットに丸めて収納すればバックパックとして使用したりすることができる“パッカブル PE(PACKABLE PE)”、平面的な構造が特徴な“PE フラット(PE FLAT)”の4シリーズを軸に構成する。価格帯はコート(10万~15万円)、ブルゾン(7万5000~12万円)、シャツジャケット(5万2000~5万5000円)、パンツ(3万~5万5000円)、ハーフ丈パンツ(2万4000~4万6000円)など。

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ホルモンユカちゃんは「来ていない」。営業強行店への”警告”「時短要請文書」は一体、どんな店が選ばれているの?

 緊急事態宣言が再延長された1都3県では、時短要請に反して営業を強行している店に、2月に成立した改正コロナ特別措置法に基づき、より強い要請をする文書の送付を始めている。3月8日(月)時点の都の調査では、時短営業に協力していない店舗は、1444店。どんな店が選ばれているのか? そして今後の手続きは?
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モスバーガー、総額表示で値上げ。テイクアウト需要に沸き、強気。

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:中村 栄輔)が、4月1日(木)から総額表示(税込価格表示)が義務化されることに合わせて、店内飲食・持ち帰りともに同じ税込価格とする。価格を統一し、1円単位を廃止する。
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意思・意志が滲む書き方 エディターズレター(2020年12月23日配信分)

※この記事は2020年12月23日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

意思・意志が滲む書き方

 「何度目だよっ!」と突っ込まれそうな「CEO特集」(2021年1月25日発売ですよ!!)は、取材が一段落。原稿チェックのステージに突入しました。

 原稿チェックは、正直かなり厳しいほうです。加えて今回は「CEOの意思・意志を前面に押し出したい!!」と思っているので、細かい箇所も見過ごせません(いつもそうですけれどねw)。意思や意志を前面に押し出したい文章を書きたい時って、皆さんもありますよね?特に最近は意思・意志に共感してもらう時代ですから、書き方について、試行錯誤している方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、文章を生業としている私から、皆さんにアドバイス。お役に立てたら、幸いです。

 まず一番重要なのは、できるだけ能動態で書くこと。つまり極力受動態を使わないことです。「スキンケアを発売した」という能動態には、動作をする側の意思がこもっています。一方「スキンケアが発売された」という受動態からは意思を感じにくい。むしろ抗えない何かに飲み込まれた感というか、不可抗力に逆らえなかった感を想像してしまうのは、私だけでしょうか?「CEO特集」に限らず、インタビュー記事ではできる限り能動態を使った方が、意思・意志のカケラが随所に感じられる強い原稿になるのです。

 次は、余計なモノを入れないです。例えば「さらに」や「また」などの接続詞は多くの場合、必要ありません。人は、賢い生き物です。読み進めれば、それが順接で繋がっているのか、逆接で繋がっているのかは理解できます。こと順接の接続詞は、1ページくらいの記事ではそんなに必要ないのです。「また」を多用するくらいなら、動作を表す言葉だからこそ意思・意志が滲む動詞を次々繰り出した方が「イロイロ考え、次々仕掛けている感」が醸し出せるのです。

 また「していく」という補助動詞を使った進行形っぽい表現も、文章を弱める一因だと思っています。「走っていきたい」より「走りたい」。ホラ、後者の方が強く聞こえませんか?ズバ~っと言い切っちゃった方が強いし、「走っていきたい」を「走りたい」に改めることで削減できた2文字分、ほかの何かを書いた方が良いのです。

 そして最後に「~~だと思う」は、本人がそう言っても「~~だ」で止めちゃっていいこと。断定は、やっぱりパワーの源だと思うのです(ジョーダン、「源です」w)。だから耳障りが良いだけの言葉はキライです。例えば「注目したい」ってフレーズで終わる文章は、好きになれない。だって「注目すべき」だから、記事にしているワケなのです。それを明文化する必要はありません。「注目すべき」なポイントは、記事にとことんぶっ込めば良いのです。

 「強さ」、言動の端々から滲ませたいですね。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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コロワイド、アトム株売却価格決定。売却益129億円。

株式会社コロワイド(本社:横浜市西区、代表取締役社長:野尻 公平)が売り出す、連結子会社で東証・名証 第二部の株式会社アトム(本社:名古屋市千種区、代表取締役社長:山角 豪)の株式2千万株の売却価格が 1株726.63 円に決定したと発表した。
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【月次速報2】リンガーハット、90店閉店が奏功し、復調気配。すかいらーくは「おうち」戦略でテイクアウト2.3倍

 上企業の2月月次速報第2弾。前年より営業日が1日少なかったことに加え、緊急事態宣言延長の影響も続いたが、1月と比べると、比較的客足が戻っている企業・ブランドが目立つ。その一つがリンガーハットだ。
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「”かっこいい” “ファッション”なんかじゃない。お店の世界観を追求したのでタトゥーを入れました」。フジコミュニケーションに注目

 今、水餃子、魯肉飯(ルーローハン)、炸鶏排(ザージーパイ)など、台湾ストリートフードを提供するお店が増えている。この台湾ブームを牽引しているのが、2019年3月28日に東京・江戸川橋にオープンした「FUJI COMMUNICATION」である。台湾スパイス「馬告(マーガオ)」を使用したマーガオ餃子とナチュラルワインを看板メニューに掲げ、SNSやメディアで注目を集めている。1号店のオープンから2年経った2021年2月13日、東京・白山に「also(オルソー)」をオープンした。
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大庄、カラオケ43店舗を「まねきねこ」に譲渡。赤字でも居酒屋にこだわる。

居酒屋大手の株式会社大庄(本社:東京都大田区、代表取締役社長:平 了寿)は、「カラオケまねきねこ」を展開する株式会社コシダカホールディングス(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:腰髙 博)にカラオケ事業(カラオケ店43店舗)を譲渡する。譲渡価格は非公開。
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「ヴェルサーチェ」2021-22年秋冬コレクション

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

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