「ピージージー(PGG)」が2021–22年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ピージージー(PGG)」が2021–22年秋冬コレクションを発表した。
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ビームスがデザインしたユニホームに身を包み、車いすバスケットボール男子が東京パラリンピックの決勝に臨む。車いすバスケットボール日本代表の決勝進出は男女合わせて初。
ユニホームの公式サプライヤーは「チャンピオン(CHAMPION)」で、デザインをビームスが担当した。初夢に見ると縁起が良いとされる“一富士二鷹三茄子”から着想を得て、前向頃に大きく富士山を、後ろ身頃に羽ばたく鷹をあしらい、襟ネームに茄子を描いた。レプリカユニホーム(税込1万6500円)や応援Tシャツ(同5500円)も作成し、ビームスおよび「チャンピオン」の公式オンラインショップで販売している。
設楽洋ビームス社長は、「日本固有のめでたいモチーフをちりばめたユニホームを着用し、各選手が遺憾なく力を発揮してほしい」と話す。なおビームスには、東京パラリンピックで6位となった車いすバスケットボール女子の網本麻里が所属する。
決勝は9月5日12時半から。有明アリーナでアメリカと対戦する。
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ビームスがデザインしたユニホームに身を包み、車いすバスケットボール男子が東京パラリンピックの決勝に臨む。車いすバスケットボール日本代表の決勝進出は男女合わせて初。
ユニホームの公式サプライヤーは「チャンピオン(CHAMPION)」で、デザインをビームスが担当した。初夢に見ると縁起が良いとされる“一富士二鷹三茄子”から着想を得て、前向頃に大きく富士山を、後ろ身頃に羽ばたく鷹をあしらい、襟ネームに茄子を描いた。レプリカユニホーム(税込1万6500円)や応援Tシャツ(同5500円)も作成し、ビームスおよび「チャンピオン」の公式オンラインショップで販売している。
設楽洋ビームス社長は、「日本固有のめでたいモチーフをちりばめたユニホームを着用し、各選手が遺憾なく力を発揮してほしい」と話す。なおビームスには、東京パラリンピックで6位となった車いすバスケットボール女子の網本麻里が所属する。
決勝は9月5日12時半から。有明アリーナでアメリカと対戦する。
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2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が5日に閉幕しました。「WWDJAPAN DIGITAL」は、読者投票で日記No.1ブランドを決める“T-1グランプリ”を開催!編集部が選んだ全20の候補から、あなたが思うベストブランドに投票してください!ノミネートブランドの確認と、投票フォームには以下からアクセス!
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今季リアルショーのトリを飾った「カラー」に圧倒されました。招待状に書かれた集合場所は京急線品川駅の改札口だったので、駅構内でショーをするのかと思いきや、ランウエイは車内!貸切電車は蒲田駅に進み、到着した駅のプラットホームからモデルが乗り込む形でショーがスタートしました。電車や駅という日常の景色が舞台となって、非日常化するところが心地よい。服は6月にパリメンズで発表したもので、大胆なミックス感、ベーシックカラーとビビットカラーの掛け合わせに“らしさ”が強く出ています。海外コレクションも歩く一流モデルたちがまとって、颯爽と駆け抜ける姿がとてもかっこよかったです。ショー後には、ダイアの関係で40分ほど車内で待機することになったのですが、ゲストにはいなり寿司やポテチ、水出し緑茶、アイスキャンディーが提供されました。リアルならではの特別感とおもてなしを楽しませていただきました。約160人の学生も招待し、彼らには貴重な体験になったはずです。個人的に降車前の「『カラー』2022年春夏コレクションにご乗車ありがとうございました」という駅員さんのアナウンスに感激でした(笑)。緊急事態宣言下の開催となった東コレでしたが、この1週間は一球入魂のクリエイションに向き合うことができてとても楽しかったです。感染対策を万全にしながらも、スケールの大きいショーで締めくくってくれた「カラー」に拍手。(リポーター大杉)
デジタル発表が浸透して数シーズン。2〜3分で洋服を見せる映像も多い中、20分の超大作が届きました。「せっかくデジタルでやるんなら、ストーリーのある短編映画に挑戦したい」という長嶺信太郎デザイナーの強い意思で実現したもので、俳優の唐田えりか、吉村界人らが出演し、監督は小林達夫という本気っぷり。ジンの編集者が憧れのバンドを取材し、大事なものに気づかされるストーリーがめちゃくちゃ面白いし、音楽やストリートとのつながりが強いブランドの世界観ともマッチしています。ウエアは、スカルと十字架を散りばめた透け感のあるボウシャツや炎のようなペイントを施したセットアップスタイルなど、センシュアルなひねりを加えたロックテイスト。映画だから同じウエアが何回出てきても違和感はないし、ぶっちゃけショーより記憶に残りました。世界観を作り込み、洋服を効果的に見せられるのは、デジタル最大の強みですね。(デジタル担当・美濃島)
今シーズンのテーマは“Another Dimension-時空を超えて”。100台以上の4Kカメラを使って洋服をスキャンし、バーチャルショーに挑戦しました。驚くほど精巧なジャングル柄のテキスタイルのセットアップや、スパンコールのようなキラキラ素材を全面に散りばめたワンピースなど、クチュールの技術を駆使したゴージャスなリゾートスタイルが目白押しです。さらに故・芦田淳デザイナーが手掛けたアーカイブをアレンジしたカクテルドレスやイブニングドレスも登場。新しい表現に挑戦しつつ、ブランドの普遍性も両立するクリエイションに脱帽です。(デジタル担当・美濃島)
古着やデッドストックアイテムのリメイクを中心とした一点モノのブランド。植木沙織デザイナーが1着ずつ素材を選んでおり、愛情を感じるモノ作りが魅力です。私のお気に入りのルックは、ロングヘアが美しいメンズモデルのKEITAが着用していた、パールを施したジャケットとショートパンツのセットアップ。「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCON)」のコラボが火付け役となり、メンズに向けたパールネックレスがブームになりつつありましたが、装飾でも素敵ですね。甘すぎず、程よくぬけ感もあり、洗練された印象。またデザインスタジオ「アントレース(UNTRACE)」とのコラボレーションも発表し、今後も楽しみです。(リポーター大杉)
東京コレクション初参加で台湾人デザイナーのヅゥチン・シン(Tzu Chin Shen)が2017年に立ち上げたウィメンズブランド。コロナ禍でデザイナーの来日が叶わなかったため、本番は遠隔で指示を出しながらショーを実現させたそう。リアルショーを実現することも簡単ではなくなった今、生で見られる喜びを改めて感じるとともに、見る側の責任も増しているなと気が引き締まりました。コレクションは近未来の世界で潜入捜査する“名もなき秘密捜査官”をテーマに、コロナ禍で必需品となったマスクの代わりになる目出し帽を数体のモデルが着用。そのほかプリーツワンピースとトレンチコートを合わせたボリュームのあるアウターや、至るところをカットアウトしたインナーなどが斬新で面白かったです。フィナーレでは、台湾にコロナワクチンを無償提供した日本に対する感謝と東コレに参加できた喜びを「THANK YOU JAPAN WE ARE FROM TAIWAN」のメッセージにしてTシャツに乗せました。僕のお気に入りはシャープなシルエットから裾にかけてボリュームが出る、膝上から切り替えしたレギンスパンツ。来年の夏はこれでスナップされたい!(現場担当・大澤)
長らく「はっ水や防水・防風のアーバンウエア以外に、もう1つアイデンティティが欲しいなぁ」と思っていたけれど、「ニッポン」の要素が加わり独自性が備わってきました。真っ白なシャツドレスなどにブロッキングしたマリンブルーの生地には、大海原の穏やかな波模様を描いた青海波(せいがいは)モチーフ。何より「ニッポン」の漁師や釣り人のスタイル、水産合羽や“釣ジャン”をタウンウエアに昇華‼︎ウエイトベルト風のボディバッグなど、アクセサリーも工夫していて、フィッシングの「ダイワ(DAIWA)」から生まれたアパレルブランドらしさ、が出てきました!(編集長・村上)
「リロト」立ち上げメンバーでもある富塚尚樹デザイナーが2020年にスタート。東コレ参加は2回目です。今季は、得意とするフリルとギャザーのドレスをオールグリーンで制作しました。グリーンバックを使った合成技術“クロマキー”に着目し、「着る人の思い出を風景として落とし込む」ためのドレスだそう。斬新なアイデアはもちろん、襟に見立てたフリルや、テープのように縦方向にあしらったフリル、メリハリを生む腰のカットアウトなど、ドレス自体がかわいいから説明抜きでも惹かれます。映像では、実際に服の一部に街の風景を合成!「洋服でもこんなにきれいに映るのか」と感心しちゃいました。(デジタル担当・美濃島)
テーラリングに定評のある同ブランド。ここ数シーズンはリラックスしたテーラードがトレンドの中、硬さのあるジャケットとコートが連続する攻めの姿勢です。でもインナーにレースを忍ばせたり、淡いストライプのショーツを合わせたりと、絶妙な足し引きで柔らかさを加えます。特にこのロングコートのレイヤードスタイルは、今日の真似したいルックナンバーワン。無造作ヘアも抜け感があっていいです。ちなみにウィメンズモデルも登場しますが、あくまでメンズとしての提案だそう。(デジタル担当・美濃島)
1日中PCとにらめっこして「そろそろ疲れたな」と思っていたら、ゴリゴリの音楽に乗って「ネグレクトアダルトペイシェンツ」のショーが開幕。トラックスーツやロゴフーディーなど「アンチ アダルト」を掲げる同ブランドらしいアイテムが続く中、有名音楽家の肖像画をキッス風メイクでオマージュしたアイテムがチラホラ。顔の下には “初版(ショパン)”“米藤 勉(ベートーヴェン)”“猛津 アルト(モーツァルト)”と日本人風の名前が書かれていて「芸が細かい」と爆笑しました。現場の熱量を伝えづらいデジタルで、視聴者を笑わせるってすごい。BiSHによる恒例の“麺食い”演出もバッチリ決まっていました。気になる方は動画もチェックして!(デジタル担当・美濃島)
今季も抜群に素敵だったのですが、同時にブランドとしての底力も感じました。今季の東コレは1月半ほど時期が前倒しになり、参加を断念するウィメンズブランドも多かったのですが、「ハイク」がちゃんと今回の東コレにも間に合わせてきたのに驚きました。同ブランドのように、素材開発にもこっていて規模の大きいブランドが、発表時期を1月半もずらすことは容易ではないはずなので、まずそこに敬意を表します。撮影はレールを使った本格的なドリー撮影!高さやアングルも変わってルックが見られるのが面白い。特に目立ったプロップを用意するわけではなく、シンプルな演出ではありますが、毎回ちゃんと既視感が出ないように撮影技法をガラッと変えるところも素晴らしい。服は袖コンシャスと、ポップなピーコックカラーも新鮮でした。「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションも披露。ブランドらしいミリタリーのヘルメットバッグは、斜めがけにできるタイプやトートタイプなど、洗練されていて実用的。即完必至になりそうですね。また継続している「チャコリ(CHACOLI)」とは巾着バッグが新登場し、これまたかわいかったです。(リポーター大杉)
テーマは「マインドセット・レボリューション」。「自分で定めた自分の限界、無難で定番の安心感 そんなパターンから抜け出して、新しい風に乗ってみる」。そんな言葉を84歳のヒロコ先生から聞いた瞬間、ワクチン接種でグロッキーだった僕も「副反応どころじゃな〜い!」と元気になりました(笑)。言葉通り、風に乗れそうなボリュームシルエット。そしてメンズモデルも登場のジェンダーレスなアートシャツ‼︎鮮やかなカラーパレットにも、心が洗われました!(編集長・村上)
「フェイス エージェー」は、日本とアフリカのクリエイティブ産業をつなぐプロジェクト。今回はアフリカのニットブランド「マコサ アフリカ(MAXHOSA AFRICA)」と「東京ニット(TOKYO KNIT)」のコラボレーションを発表しました。女性の勇敢さや強さから着想したコレクションは、コサ族の伝統的なビーズワークの繊細な柄や、派手好きな僕も驚くパワフルなカラーリング。日本人の感覚ではなかなか作れないデザインにひかれました。特にコサ族の人物の肖像画をプリントしたカーディガンやプリーツスカートは元気が出そうで、一度着てみたい!(現場担当・大澤)
アヴァンギャルドでガーリーなクリエイションが特徴の「ペイデフェ」は、ブランド独特の世界観に心が洗われました。朝藤りむデザイナーは「ファッション業界では、強い服や表現を求められがちだが、レースやプリーツの存在を改めて表明したかった」と話すように、プリーツを多用したコレクションが多数。なかでもカッティングされたミニスカートに両面プリントのプリーツスカートのドッキングが素晴らしかった。そのほか小説家の稲垣足穂の物語をアニメーション化した絵本を服に付けたスペシャルピースが圧巻。(現場担当・大澤)
久しぶりに東コレに戻ってきた「ベッドフォード」が、雨上がりの夕暮れの八芳園でロマンチックなショーを見せてくれました。席に着くと、コレクションのテキスタイルで作られた造花が配られて、キュン。ショーでは、透け感のあるグラデーションのコートや、ラメ糸の入ったジャカードのジャケットなどがライトに照らされて輝き、とても美しかったです。女性モデルが着こなすシャツのルックも上品でハンサム。葉っぱや花などの自然のモチーフも、秋に近付く自然を見渡せるロケーションにぴったりでした。naomi tokyo parisの生演奏にもうっとり…。ブランドの印象に強くある儚さを体感でき、リアルで発表する利点が最大限に生かされていたショーでした。(リポーター大杉)
9年ぶりとなる東京でのショーを無観客で生配信。都会の喧騒を忘れられる新宿御苑を舞台に、本来ゲストが座るはずだった60脚のウッドチェアを道に並べてランウエイを作った。ブラックやカーキを中心に、メッシュ、機能素材などを用いた、軽快で都会的なブランドらしいアウトドアウエアをそろえた。フィナーレでは、15年間のコレクション発表の場が記載されたTシャツをモデル全員が着用して再登場した。(リポーター大杉)
昨シーズンはスカート男子のルックが超かっこよくて、今季もファーストルックから大ぶりのイヤリングにプリーツスカート&スラックスという振り切りっぷり。「エレガンスに男女の境はない!」という姿勢をひしひしと感じます。デザイナーが手描きした田園のグラフィックでスーツ地のシャツを切り替えたり、大理石のグラフィックをドレープのきれいなワンピースにあしらったりと、“都会と田園”というテーマの表現手法もおもしろかった。音楽と照明の緊張感ある演出も洋服を際立たせてましたし、リアルショーで見たかったな(泣)。(デジタル担当・美濃島)
東京のファッション・ウイークへの参加は5年ぶり。海外での発表経験を経て、リアルとデジタルという垣根を超えて、あらゆる表現方法にどん欲に挑んでいる姿がかっこいいなと思っています。今シーズンは僧兵を意味する“ウォーリアー・モンク”をコンセプトに掲げ、日本のミリタリーを独自に解釈しました。相手を威かくするためのオーバーサイズや、竹で迷彩を作った“バンブーカモフラージュ”柄、かつて僧兵たちが興じていた将棋の駒をモチーフに使うなど、和を深く掘り下げたスタイルが連続。実はショー前の展示会で服自体は見ていたのですが、やはり人が着て歩くと別物です。ブランドが得意とするパターンワークを、結んだりひねったりするスタイリングでアピールし、どういう構造なのかと改めて気になり身を乗り出してしまいました。そしてリアルならではの驚きは、自分のスマホでは見ない日はないTikTok発のスターモデル、大平修蔵さんを生で見られたこと。実在していたんだ!と服とは全然関係ないところでも感動しました。(副編集長・大塚)
上田安子服飾専門学校のトップクリエイター学科の3年生、総勢13人が手掛けたコレクション。開幕4日目までに、計10ブランド以上のプロデザイナーのコレクションを見てきた僕は、正直甘く見ていました。今季は兵庫県の播州織や群馬県の桐生ジャカード、愛知県の有松鳴海絞り形状加工などをしたオリジナル素材に、大胆なカッティングやドレープ、アシンメトリー加工を施したり、数パターンの着こなしが楽しめる変形型シルエットにしたり。ブラックとホワイトのカラーが、より素材の良さとシルエットを際立たせます。学生たちのレベルの高さに唖然としました。すみませんでした。ほとんどの学生は今後、パリ・コレクションを目指し活動していくそう。日本の未来に乾杯です。(現場担当・大澤)
広島生まれ、25歳の新星デザイナーのデビューショー。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了したばかりですが、文化庁の支援を受けて東コレ初参加でランウエイショーに挑みました。左右対称で立体的な縄文土器をイメージした“JOMONJOMON”シリーズは、自然の脅威を感じながら、自然の恩恵を願うという土器に込められた人々の思いからインスパイアされたもの。リブ素材の軽量ニットにボーンを入れた、圧倒的な造形美のアート作品です。 “祈り”を中心にしたスピリチュアルなテーマで、先の見えない混沌とした現在の状況下に響くものがありました。(リポーター大杉)
正直、ダークホースでした。リアルのショーが復活している中で、映像でここまで印象に残るとは。しかも、国立京都国際会館のきれいなロケーションやカメラワークといった水谷太郎さんの演出もさることながら、服がめちゃくちゃ強い。「レインメーカー」って、数年前まで和の伝統を継承する“ザ・男服”な印象でしたが、最近は硬さが取れてとってもしなやかで軽快。でも根底にある深みや骨太感は残っているという、まさに“進化”という言葉がぴったりのクリエイションを見せてくれました。玄人っぽい色使いは好みが分かれそうですが、アーティストと協業したテキスタイルや強めのディテールはキャッチーなので、スタイリングが楽しそうです(副編集長・大塚)
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創業50周年を迎えた英国のフレグランスブランド「モルトン ブラウン(MOLTON BROWN)」は、「オピュレントコレクションズ」を発売する。2種の香りをラインアップし、“ネオンアンバー”は10月15日、“ラブダナムダスク”は9月10日に発売する。
“ネオンアンバー”は、フレグランス業界で象徴的な調和の一つである“アンバー83”に、新世代のパフューマーとされるジェローム・ド・マリノ(Jerome Di Marino)がひねりを加えた新作。バニラ、シスタス、ラブダナム、パチョリを中心に構成される“アンバー83”の典型的なバニラノートに代わり、新しいバニラと呼ばれる“トンカ アブソリュート”を多く加え、クリーミーで複雑なハートノートに仕上げた。「心を奪われる斬新さ、審美的でクリーミーなトンカビーンを多く配合しモダンさを醸し出すことで、ダークアンバー系かつマスキーウッディなアンブロキサンにアクセントを与えます」とジェローム。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)、“オードトワレ”(100mL、同1万5400円)、“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)、“ボディローション”(300mL、同5940円)の4種をそろえる。
“ラブダナムダスク”は、“ロックローズ”とも呼ばれるインセンスや香水に古くから使われる樹脂、ラブダナムを使用したアンバーウッディのフレグランス。ナタリー・クーブス(Natalie Koobus)シニアパフューマーは、ラブダナムが持つレザースモーキーな香りを強調するため、シグネチャーノートに希少な天然のウードを加えたほか、アーシーノートとして青々としたシプリオールとシダーウッドを採用した。「水たばこの煙が夕暮れに漂う中東の地をイメージして作ったこのフレグランスは、魅力的なラブダナムを現代的にアレンジしたものです。アーシーウッドと組み合わせて、スモーキーさを表現しました」と語る。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)と“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)をラインアップする。
The post 「モルトン ブラウン」からアンバーを基調とした甘く官能的な香りが登場 appeared first on WWDJAPAN.
創業50周年を迎えた英国のフレグランスブランド「モルトン ブラウン(MOLTON BROWN)」は、「オピュレントコレクションズ」を発売する。2種の香りをラインアップし、“ネオンアンバー”は10月15日、“ラブダナムダスク”は9月10日に発売する。
“ネオンアンバー”は、フレグランス業界で象徴的な調和の一つである“アンバー83”に、新世代のパフューマーとされるジェローム・ド・マリノ(Jerome Di Marino)がひねりを加えた新作。バニラ、シスタス、ラブダナム、パチョリを中心に構成される“アンバー83”の典型的なバニラノートに代わり、新しいバニラと呼ばれる“トンカ アブソリュート”を多く加え、クリーミーで複雑なハートノートに仕上げた。「心を奪われる斬新さ、審美的でクリーミーなトンカビーンを多く配合しモダンさを醸し出すことで、ダークアンバー系かつマスキーウッディなアンブロキサンにアクセントを与えます」とジェローム。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)、“オードトワレ”(100mL、同1万5400円)、“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)、“ボディローション”(300mL、同5940円)の4種をそろえる。
“ラブダナムダスク”は、“ロックローズ”とも呼ばれるインセンスや香水に古くから使われる樹脂、ラブダナムを使用したアンバーウッディのフレグランス。ナタリー・クーブス(Natalie Koobus)シニアパフューマーは、ラブダナムが持つレザースモーキーな香りを強調するため、シグネチャーノートに希少な天然のウードを加えたほか、アーシーノートとして青々としたシプリオールとシダーウッドを採用した。「水たばこの煙が夕暮れに漂う中東の地をイメージして作ったこのフレグランスは、魅力的なラブダナムを現代的にアレンジしたものです。アーシーウッドと組み合わせて、スモーキーさを表現しました」と語る。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)と“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)をラインアップする。
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「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」が4日、さいたまスーパーアリーナを会場に無観客で行われ、LINE LIVEとYouTubeユーチューブの公式チャンネルで無料配信を行った。前々回(2021年春夏)から通じて3度目となる無観客・配信形式での開催となった。
今回はリアルショーに合わせてスマホアプリ「バーチャルTGC」をローンチし、VR空間でも同時配信した。仮想空間に再現されたアリーナを、観客のアバターが埋め尽くす盛り上がりを見せた。ショーの合間にはバーチャル空間内で人気モデルのトークショーを挟むなど、TGCらしいエンタメ要素も光った。
ファッションショーはニューノーマルを見据えたリアルトレンドとして「実用性」を前面に打ち出した。モデルがまとう服は、どれもゆったりとしたシルエットや、肌触りのよさそうな素材感で、ファッション性と着心地の両立を画面越しにアピールする。1つのアイテムで複数の着回しも提案した。
ビデオ通話やSNSなど、オンラインがコミュニケーション手法としてますます重要視される中、自分をドラマティックに演出する“セルフィーファッション”もキーワードだ。スタイリングが重くなりがちな秋冬だからこそ明るいカラーの服をふんだんに取り入れ、メイクではアイラインやマスカラを濃くしたり、目尻にワンポイントでグリッターを乗せたりと、第一印象ではっと目を引くテクニックを提案した。
沢田結衣氏のスタイリングで、再生ポリエステルやオーガニックコットンのアイテムのみで構成する“脱炭素”をテーマとしたスペシャルショーも実施した。
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8月30日に始まった2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が本日開幕しました。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。最終日のノミネートブランドはこの3つだ!
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見どころ:今季リアルショーのトリを飾った「カラー」に圧倒されました。招待状に書かれた集合場所は京急線品川駅の改札口だったので、駅構内でショーをするのかと思いきや、ランウエイは車内!貸切電車は蒲田駅に進み、到着した駅のプラットホームからモデルが乗り込む形でショーがスタートしました。電車や駅という日常の景色が舞台となって、非日常化するところが心地よい。服は6月にパリメンズで発表したもので、大胆なミックス感、ベーシックカラーとビビットカラーの掛け合わせに“らしさ”が強く出ています。海外コレクションも歩く一流モデルたちがまとって、颯爽と駆け抜ける姿がとてもかっこよかったです。ショー後には、ダイアの関係で40分ほど車内で待機することになったのですが、ゲストにはいなり寿司やポテチ、水出し緑茶、アイスキャンディーが提供されました。リアルならではの特別感とおもてなしを楽しませていただきました。約160人の学生も招待し、彼らには貴重な体験になったはずです。個人的に降車前の「『カラー』2022年春夏コレクションにご乗車ありがとうございました」という駅員さんのアナウンスに感激でした(笑)。緊急事態宣言下の開催となった東コレでしたが、この1週間は一球入魂のクリエイションに向き合うことができてとても楽しかったです。感染対策を万全にしながらも、スケールの大きいショーで締めくくってくれた「カラー」に拍手。
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見どころ:東京コレクション初参加で台湾人デザイナーのヅゥチン・シン(Tzu Chin Shen)が2017年に立ち上げたウィメンズブランド。コロナ禍でデザイナーの来日が叶わなかったため、本番は遠隔で指示を出しながらショーを実現させたそう。リアルショーを実現することも簡単ではなくなった今、生で見られる喜びを改めて感じるとともに、見る側の責任も増しているなと気が引き締まりました。コレクションは近未来の世界で潜入捜査する“名もなき秘密捜査官”をテーマに、コロナ禍で必需品となったマスクの代わりになる目出し帽を数体のモデルが着用。そのほかプリーツワンピースとトレンチコートを合わせたボリュームのあるアウターや、至るところをカットアウトしたインナーなどが斬新で面白かったです。フィナーレでは、台湾にコロナワクチンを無償提供した日本に対する感謝と東コレに参加できた喜びを「THANK YOU JAPAN WE ARE FROM TAIWAN」のメッセージにしてTシャツに乗せました。僕のお気に入りはシャープなシルエットから裾にかけてボリュームが出る、膝上から切り替えしたレギンスパンツ。来年の夏はこれでスナップされたい!
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見どころ:「リロト」立ち上げメンバーでもある富塚尚樹デザイナーが2020年にスタート。東コレ参加は2回目です。今季は、得意とするフリルとギャザーのドレスをオールグリーンで制作しました。グリーンバックを使った合成技術“クロマキー”に着目し、「着る人の思い出を風景として落とし込む」ためのドレスだそう。斬新なアイデアはもちろん、襟に見立てたフリルや、テープのように縦方向にあしらったフリル、メリハリを生む腰のカットアウトなど、ドレス自体がかわいいから説明抜きでも惹かれます。映像では、実際に服の一部に街の風景を合成!「洋服でもこんなにきれいに映るのか」と感心しちゃいました。
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8月30日に始まった2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が本日開幕しました。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。最終日のノミネートブランドはこの3つだ!
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見どころ:今季リアルショーのトリを飾った「カラー」に圧倒されました。招待状に書かれた集合場所は京急線品川駅の改札口だったので、駅構内でショーをするのかと思いきや、ランウエイは車内!貸切電車は蒲田駅に進み、到着した駅のプラットホームからモデルが乗り込む形でショーがスタートしました。電車や駅という日常の景色が舞台となって、非日常化するところが心地よい。服は6月にパリメンズで発表したもので、大胆なミックス感、ベーシックカラーとビビットカラーの掛け合わせに“らしさ”が強く出ています。海外コレクションも歩く一流モデルたちがまとって、颯爽と駆け抜ける姿がとてもかっこよかったです。ショー後には、ダイアの関係で40分ほど車内で待機することになったのですが、ゲストにはいなり寿司やポテチ、水出し緑茶、アイスキャンディーが提供されました。リアルならではの特別感とおもてなしを楽しませていただきました。約160人の学生も招待し、彼らには貴重な体験になったはずです。個人的に降車前の「『カラー』2022年春夏コレクションにご乗車ありがとうございました」という駅員さんのアナウンスに感激でした(笑)。緊急事態宣言下の開催となった東コレでしたが、この1週間は一球入魂のクリエイションに向き合うことができてとても楽しかったです。感染対策を万全にしながらも、スケールの大きいショーで締めくくってくれた「カラー」に拍手。
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見どころ:東京コレクション初参加で台湾人デザイナーのヅゥチン・シン(Tzu Chin Shen)が2017年に立ち上げたウィメンズブランド。コロナ禍でデザイナーの来日が叶わなかったため、本番は遠隔で指示を出しながらショーを実現させたそう。リアルショーを実現することも簡単ではなくなった今、生で見られる喜びを改めて感じるとともに、見る側の責任も増しているなと気が引き締まりました。コレクションは近未来の世界で潜入捜査する“名もなき秘密捜査官”をテーマに、コロナ禍で必需品となったマスクの代わりになる目出し帽を数体のモデルが着用。そのほかプリーツワンピースとトレンチコートを合わせたボリュームのあるアウターや、至るところをカットアウトしたインナーなどが斬新で面白かったです。フィナーレでは、台湾にコロナワクチンを無償提供した日本に対する感謝と東コレに参加できた喜びを「THANK YOU JAPAN WE ARE FROM TAIWAN」のメッセージにしてTシャツに乗せました。僕のお気に入りはシャープなシルエットから裾にかけてボリュームが出る、膝上から切り替えしたレギンスパンツ。来年の夏はこれでスナップされたい!
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見どころ:「リロト」立ち上げメンバーでもある富塚尚樹デザイナーが2020年にスタート。東コレ参加は2回目です。今季は、得意とするフリルとギャザーのドレスをオールグリーンで制作しました。グリーンバックを使った合成技術“クロマキー”に着目し、「着る人の思い出を風景として落とし込む」ためのドレスだそう。斬新なアイデアはもちろん、襟に見立てたフリルや、テープのように縦方向にあしらったフリル、メリハリを生む腰のカットアウトなど、ドレス自体がかわいいから説明抜きでも惹かれます。映像では、実際に服の一部に街の風景を合成!「洋服でもこんなにきれいに映るのか」と感心しちゃいました。
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上下がそろった“セットアップ”の人気が止まりません。支持される理由は、素材や色が統一されているので、きれいにまとまるうえ、コーディネートを考える手間がいらないから。そんな中、秋に向けて有力ブランドから相次いで打ち出されているのは、総柄のセットアップ。モチーフの選び方次第で、異なるイメージをまとえそう。気分を上げたいならカラフルな柄、シャープに見せたいなら幾何学柄、落ち着いた気分でまといたいならチェック柄など、バリエーションもさまざま。シルエットや素材の提案も豊富で、セットアップは新たなステージに入ったようです。
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のパンツのセットアップは、レザーとアイコニックなグレカモチーフをドッキングした変形のライダースジャケットが目を引きます。モチーフの配置も、全体に均等ではなく、襟の折り返しや袖の内側など、ディテールに凝った仕掛け。円筒形バッグも同じモチーフでそろえて、グラマラスな印象に。クラシカルでありながら、どこか近未来的な雰囲気も漂っています。今回は、2021-22年秋冬コレクションから、最新の柄セットアップをピックアップしました。
ルールがはっきりしたパンツスーツに比べ、トップスとパンツのセットアップは表現が自由で多彩。スーツの場合は、正統派のジャケットが相棒ですが、セットアップであれば、シャツやブルゾン、ベストなども上半身に迎えることができます。
「コルヴィル(COLVILLE)」のパンツのセットアップは、着丈が長いチュニック風のシャツとのコンビネーション。大ぶりの柄を生かした、アートライクなスタイリングに仕上がっています。ジャケットよりも軽快に見えるのが、シャツとのセットアップの持ち味。大ぶりな花柄でロマンチックなムードを醸し出す一方、3色のトリコロールでまとめたストライプ&ボーダー柄でシャープな印象も強めています。
セットアップの解釈が広がり、コート×ボトムスのセットアップもお目見え。コートならではの着丈の長さが生きて、落ち感を帯びた印象に仕上がるのは、この組み合わせのいいところです。無地と比べて、柄ならではの華やかさがあるのもメリットです。
「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」は色鮮やかなフラワーモチーフのコートとパンツのセットアップを披露しました。同じ柄でも、ベースカラーをコートはパウダーブルー、パンツはパウダーピンクとずらすことで、かっちりした印象を遠ざけ、ニュアンスのある着こなしに。トレンドの大襟や裾広がりのパンツが装いにめりはりをもたらしています。さらに、トップスにムードの違うチェック柄を取り入れて、多様な柄ミックスに仕上げました。
プルオーバーをセットアップに取り入れれば、伸びやかなムードを呼び込めます。上半身がコンパクトにまとまる分、たっぷりとしたボリュームのボトムスを迎えるのが、コントラストを際立たせるコツです。
たくさんの鳥モチーフをセットアップに配したのは、柄使いに定評のある「ケンゾー(KENZO)」。大空を自由に舞う鳥たちは、開放的な気分を誘うモチーフです。鳥柄をちりばめたプルオーバーと、ふわりとしたシルエットが魅力の3段のティアードスカートで、ナチュラルなムードを演出しています。
ニット素材のセットアップは“ニットアップ”と呼ばれ、日本でも人気が広がってきました。優しげな質感に加え、ニットならではの楽な着心地もニットアップが支持される理由です。
「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、立体的なフラワーモチーフをあちこちに配したニットアップを提案しました。ハンドメイドの愛くるしいかぎ針編みの花モチーフがポイントで、ニット特有のソフトな風合いとノスタルジックな花柄が見事に調和しています。不ぞろいに散らした花柄のレイアウトが、リラクシングな雰囲気を演出。ほのかにビンテージなムードも漂うニットアップスタイルが生まれました。
ミニスカートを取り入れたセットアップは、キュートで小気味よいスタイリングに整います。ミニはブルゾンとも好バランスなので、ミニ復活の流れに乗りやすい、トレンド感の高い組み合わせです。
「ディースクエアード(DSQUARED2)」が提案したのは、英国調のチェック柄を全体にあしらった、コンパクトなブルゾンとミニスカートのセットアップ。ブルゾンに施されたトリミングが動きを添えています。白の柄入りタイツにソックスを重ねばきして、レッグラインをアピール。ブルゾンの内側から真っ赤なハイネックのニットトップスをのぞかせて、差し色もプラスしています。チェック柄のセットアップで視線を体の中央に集めて、存在感を引き立てました。
無地が多いスーツに対して、セットアップは柄で遊べるのも魅力の一つ。柄入りのセットアップは、統一感が出せる一方、かしこまって見えにくいため、出番を選びません。秋冬のルックにドラマチックな印象を添えて、コーディネートを弾ませてくれそうです。さらに単品使いもできるから、重宝することこの上なし。メリットが多い柄入りセットアップを、秋からの着こなしに加えてみては。
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上下がそろった“セットアップ”の人気が止まりません。支持される理由は、素材や色が統一されているので、きれいにまとまるうえ、コーディネートを考える手間がいらないから。そんな中、秋に向けて有力ブランドから相次いで打ち出されているのは、総柄のセットアップ。モチーフの選び方次第で、異なるイメージをまとえそう。気分を上げたいならカラフルな柄、シャープに見せたいなら幾何学柄、落ち着いた気分でまといたいならチェック柄など、バリエーションもさまざま。シルエットや素材の提案も豊富で、セットアップは新たなステージに入ったようです。
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のパンツのセットアップは、レザーとアイコニックなグレカモチーフをドッキングした変形のライダースジャケットが目を引きます。モチーフの配置も、全体に均等ではなく、襟の折り返しや袖の内側など、ディテールに凝った仕掛け。円筒形バッグも同じモチーフでそろえて、グラマラスな印象に。クラシカルでありながら、どこか近未来的な雰囲気も漂っています。今回は、2021-22年秋冬コレクションから、最新の柄セットアップをピックアップしました。
ルールがはっきりしたパンツスーツに比べ、トップスとパンツのセットアップは表現が自由で多彩。スーツの場合は、正統派のジャケットが相棒ですが、セットアップであれば、シャツやブルゾン、ベストなども上半身に迎えることができます。
「コルヴィル(COLVILLE)」のパンツのセットアップは、着丈が長いチュニック風のシャツとのコンビネーション。大ぶりの柄を生かした、アートライクなスタイリングに仕上がっています。ジャケットよりも軽快に見えるのが、シャツとのセットアップの持ち味。大ぶりな花柄でロマンチックなムードを醸し出す一方、3色のトリコロールでまとめたストライプ&ボーダー柄でシャープな印象も強めています。
セットアップの解釈が広がり、コート×ボトムスのセットアップもお目見え。コートならではの着丈の長さが生きて、落ち感を帯びた印象に仕上がるのは、この組み合わせのいいところです。無地と比べて、柄ならではの華やかさがあるのもメリットです。
「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」は色鮮やかなフラワーモチーフのコートとパンツのセットアップを披露しました。同じ柄でも、ベースカラーをコートはパウダーブルー、パンツはパウダーピンクとずらすことで、かっちりした印象を遠ざけ、ニュアンスのある着こなしに。トレンドの大襟や裾広がりのパンツが装いにめりはりをもたらしています。さらに、トップスにムードの違うチェック柄を取り入れて、多様な柄ミックスに仕上げました。
プルオーバーをセットアップに取り入れれば、伸びやかなムードを呼び込めます。上半身がコンパクトにまとまる分、たっぷりとしたボリュームのボトムスを迎えるのが、コントラストを際立たせるコツです。
たくさんの鳥モチーフをセットアップに配したのは、柄使いに定評のある「ケンゾー(KENZO)」。大空を自由に舞う鳥たちは、開放的な気分を誘うモチーフです。鳥柄をちりばめたプルオーバーと、ふわりとしたシルエットが魅力の3段のティアードスカートで、ナチュラルなムードを演出しています。
ニット素材のセットアップは“ニットアップ”と呼ばれ、日本でも人気が広がってきました。優しげな質感に加え、ニットならではの楽な着心地もニットアップが支持される理由です。
「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、立体的なフラワーモチーフをあちこちに配したニットアップを提案しました。ハンドメイドの愛くるしいかぎ針編みの花モチーフがポイントで、ニット特有のソフトな風合いとノスタルジックな花柄が見事に調和しています。不ぞろいに散らした花柄のレイアウトが、リラクシングな雰囲気を演出。ほのかにビンテージなムードも漂うニットアップスタイルが生まれました。
ミニスカートを取り入れたセットアップは、キュートで小気味よいスタイリングに整います。ミニはブルゾンとも好バランスなので、ミニ復活の流れに乗りやすい、トレンド感の高い組み合わせです。
「ディースクエアード(DSQUARED2)」が提案したのは、英国調のチェック柄を全体にあしらった、コンパクトなブルゾンとミニスカートのセットアップ。ブルゾンに施されたトリミングが動きを添えています。白の柄入りタイツにソックスを重ねばきして、レッグラインをアピール。ブルゾンの内側から真っ赤なハイネックのニットトップスをのぞかせて、差し色もプラスしています。チェック柄のセットアップで視線を体の中央に集めて、存在感を引き立てました。
無地が多いスーツに対して、セットアップは柄で遊べるのも魅力の一つ。柄入りのセットアップは、統一感が出せる一方、かしこまって見えにくいため、出番を選びません。秋冬のルックにドラマチックな印象を添えて、コーディネートを弾ませてくれそうです。さらに単品使いもできるから、重宝することこの上なし。メリットが多い柄入りセットアップを、秋からの着こなしに加えてみては。
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「ナイキ(NIKE)」は、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボレーションしたスニーカー“ナイキ × フラグメント デザイン ダンク ハイ”(税込1万8150円)を9月5日に発売する。スニーカー専用EC「スニーカーズ(SNKRS)」をはじめ、ナイキ原宿、ナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。
同スニーカーは2010年に登場した「フラグメント ダンク “シティーパック(City Pack)”」のニューヨーク、ロンドン、北京の3種類の“ダンク”のうち、北京のモデルをアップデートしたもの。日本限定デザインとしてネイビーとブラックを組み合わせたカラーを用意した。対称になったカラーブロックや、ミッドソールに配した当時のスタイルナンバーが特徴だ。左右のヒールには、オリジナルと同じく「フラグメント デザイン」のサンダーロゴをエンボス加工している。
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数年前から、「カラー(KOLOR)」大好きだ。
理由はイロイロある。一番の理由は、“吹っ切れた“ように思えるチャレンジ・スピリットがデザイナーズブランドらしいから。5年ほど前だろうか?「カラー」は、古着の解体を思わせる脱構築とハイブリッドの要素を強め、“ちょうどいい大人のブランド”から“ちょっとだけ挑戦して、新しい自分を見つけたい人のブランド”に変わったように思う。それは、簡単なようで難しい。ファンタジーとリアルのバランスは、ラグジュアリーやデザイナーズブランドにとって永遠の命題だ。リアルに傾倒し過ぎれば飽きられ、ファンタジー一辺倒ではビジネスが成り立たない。「カラー」のように、ファンタジーにシフトしてビジネスが成長するのは、決して容易なことではない。
楽天 ファッション ウイーク東京における、楽天による日本発のブランドの支援プロジェクト「by R」の枠組みで開催したイベントは、まさに「カラー」が絶妙に行き来するファンタジーとリアルが交差したファッションショーだった。
会場は、貸し切った4両編成の京急車両と、その電車が品川駅を出て到着した京急蒲田駅のプラットホーム。電車が京急蒲田駅に到着するとドアが開き、パリメンズでデジタル発表した2022年春夏コレクションに身を包んだモデルが乗り込んでくる。解体したニットベストを取り付けたシルバーのドレスから、襟元だけ異素材をハイブリッドしたニットトップスまで、濃淡さまざまなグラデーションでファンタジーとリアルをミックスしたスタイルのモデルが、京急車両と京急蒲田駅のプラットホームという超リアルで日常的な空間で、ファンタジーな非日常のファッションショーを見せた。
品川駅を出た京急車両からショーを見たのは、バイヤーやメディアの関係者。一方、京急蒲田駅のプラットホームには学生が並び、電車からホームへ、ホームから電車へとすれ違いながら移動するモデルが着る最新コレクションを楽しんだ。阿部潤一デザイナーは、前回のファッションショーでも学生を呼びたかったそうだが、今はコロナ禍。前回は残念ながら、場所の都合で叶わなかったという。
今、「カラー」が大好きな2つ目の理由は、“じんわりアツい想い”を学生を含めた私たちにカッコよく届けてくれるからだ。
昨年末には、名古屋のセレクトショップ「ミッドウエスト」で学生限定のセールを開いた。開催に先駆けて発信したコメントには、コロナ禍で外出もままならずオンライン授業を強いられている学生への想い、彼らには「カラー」は決して安くないという事実、だからこそ、過去のコレクションではあるがセール価格で販売したいという素直な気持ちが記されていた。「“カッコいいセール”って、できるんだ」と感心した。阿部潤一デザイナーは、「熱血‼︎」というタイプでは無いと思う。じんわりアツい。京急蒲田駅のプラットホームでパリコレブランドのクリエイションに向き合った学生には、そんな想いが伝わっただろうか?
貸し切った京急車両は、広告まで「カラー」仕様だった。中吊りは、満員電車の風景や、疲れて眠りに落ちたオジさんのビジュアル。そして窓上には、「品川⇄⁇」や「行き19分」「帰り36分」の文字。何気ない日常生活の風景、その中で当たり前のように使う言葉なのに、カッコよく見える。窓上の広告の中には、「さぁ、行こう」「さぁ、楽しもう」そして「ここから始まる」というメッセージもあった。“じんわりアツい”メッセージを電車というリアルな空間で投げかけ、ファンタジーの世界に誘いつつ、若い世代にエールを贈る。
やっぱり、今の「カラー」は大好きだ。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のスイスの時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」は、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)ともコラボ曲を発表するフランス人ミュージシャンのDJスネイク(DJ SNAKE)と初めて協業し、ブランドのアイコンモデルである“ビッグ・バン”をベースに“ビッグ・バン DJスネイク”を製作、9月3日に全世界で発売した。DJスネイク本人とリカルド・グアダルーペ(Ricardo Guadalupe)=ウブロ最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。
WWD:“ビッグ・バン DJスネイク”において、最もあなたらしさが表現できている部分は?
DJスネイク:ダイアル上に描いた世界地図だ。旅をして、さまざまな文化や音楽を学ぶことへの僕の情熱を表した。僕は音楽と向き合う際、ルールや既成概念は意識しない。自分の直感を信じ、自分らしいアプローチで音楽にする。“ビッグ・バン DJスネイク”のデザインに関しても同じことが言える。“僕にしか作れないもの”を実現するために最善を尽くした。結果として、「ウブロ」のアイコンモデルの上で僕の情熱が表現され、とても光栄に感じている。
WWD:パープルを主とするカラーリングに込めた思いとは?
DJスネイク:“ビッグ・バン DJスネイク”では虹のようにさまざまな色が介在し、それぞれが主張する。ある言語によるボーカル、そこに全く異なる文化の音を重ねることで生まれる僕の音楽のように表現した。
WWD:DJをプレーする際にも時計は着用する?
DJスネイク:もちろん、いつも「ウブロ」を着用している(笑)。
WWD:本コラボにおいて、DJスネイクに期待したこととは?
リカルド・グアダルーペ=ウブロCEO(以下、グアダルーペ):DJスネイクには、2018年からブランドアンバサダーを務めてもらっている。彼は本物のアーティストであり、彼の創造性には限界がない。だからこそ彼のイメージを忠実に具現化し、ひと目でそれと分かる時計を作る必要があった。時間はかかったが、成果はご覧の通りだ。
WWD:「ウブロ」は“アート・オブ・フュージョン”の哲学のもと、さまざまなミュージシャン、アーティストとコラボしている。
グアダルーペ:われわれのアクションは単に彼らのサインを裏蓋に刻んだり、文字盤にアートワークをプリントしたりするだけではない。例えば、村上隆とタッグを組んだ際には彼の代表作である“お花”を時計に組み込むためにムーブメントを全面的に作り直したし、リチャード・オーリンスキー(Richard Orlinski)との協業時には多面的な彫刻を表現するためにケースを再設計した。「ウブロ」がコラボレーションにおいて重要視するのは、彼らとブランド、双方の世界観を文字通り融合させることだ。
WWD:これまでの「ウブロ」の時計にはない、“ビッグ・バン DJスネイク”の特別性とは?
グアダルーペ:DJスネイクも話した通り、虹のような発色だ。チタニウムパーツに、本モデルのために開発した“ニュートンリング加工”を施している。これによって光の加減や見る角度によって、さまざまな視覚的効果が得られる。
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カラーズが手がけるマツモトキヨシのプライベートブランド「アルジェラン(ARGELAN)」は9月11日、初のスタイリング剤としてヘアバームを発売する。セット力を発揮するシアバターとミツロウをベースに艶を出す植物オイルをブレンドし、キープ力と香りの持続性にこだわった。価格は32g、税込1870円。
「アルジェラン」は2012年の誕生以来、ヘアケア、ボディーケア、スキンケア、リップの4カテゴリーを展開。その中でもヘアケアの愛用者が多く、「スタイリング剤が欲しい」という声を受けてヘアバーム“モイストグロー ヘアバーム”の開発に着手した。国産原料を採用し、天然由来成分98%以上を配合。天然のベルガモット精油とカモミール精油をブレンドした心地よい香りが持続する。髪だけでなくホディーやハンドケアにも使用可能だ。
同日、天然由来成分100%の“カラーリップスティック”から限定色が登場する。くすみ感のあるオレンジをベースにしたメロウポピー(キャメルオレンジ)(税込712円)を数量限定で発売する。
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東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が共催するファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」の第7回受賞者が9月4日、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」のメーン会場の渋谷ヒカリエで発表された。
今年は「シュガーヒル(SUGARHILL)」「ダイリク(DAIRIKU)」「キディル(KIDILL)」「ヨーク(YOKE)」「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」「ピリングス(PILLINGS)」「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」「マラミュート(MALAMUTE)」が受賞。
これまで、パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中のサポートを主にしてきたが、今回からはウィメンズ・ウイーク期間中の支援も開始。サポートも6ブランドから、ウィメンズ4ブランド、メンズ4ブランドの8組に拡大し、応募数は過去最高だった。昨年はコロナ禍で支援ブランドの選出を見送ったため、同アワードも2年ぶりの開催となった。
受賞者は22年1月、2月、6月、9月にパリのファッション・ウイーク期間中にショールームでの展示会開催の支援を受ける。また3月には22-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」で凱旋イベントを行う。
受賞者は以下の通り
メンズ
林陸也/「シュガーヒル(SUGARHILL)」
岡本大陸/「ダイリク(DAIRIKU)」
末安弘明/「キディル(KIDILL)」
寺田典夫/「ヨーク(YOKE)」
ウィメンズ
石田栄莉子&清水亜樹/「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」
村上良太/「ピリングス(PILLINGS)」
村田晴信/「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」
小髙真理/「マラミュート(MALAMUTE)」
審査員は以下の通り
サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)/「JUST AN IDEA」創設者
ニック・ウースター(Nick Wooster)/ウースター コンサルティング(WOOSTER CONSULTING)クリエイティブ・ディレクター
宮本智美/阪急阪神百貨店 ファッションマーケティング部 メンズファッションディレクション部ディレクター 兼 ファッションMD開発促進 バイヤー
山外拓海 /阪急阪神百貨店 阪急うめだ本店 モードファッション販売部 D-LAB バイヤー
石田修平/三越伊勢丹 クロージング&アクセサリーIIグループ 新宿紳士営業部 ブランドショップ担当クロージング スーパーバイザー
﨑谷由衣/三越伊勢丹 伊勢丹新宿店 クロスMD営業部 TOKYOクローゼット バイヤー
中根大樹/TOKYO BASE メンズバイヤー
澤之井頌子/TOKYO BASE ウィメンズバイヤー
増田晋作/ユナイテッドアローズ 第一事業本部 メンズ商品部 商品1課 UNITED ARROWS & SONS バイヤー
浅子智美/ユナイテッドアローズ 第一事業本部 ウィメンズ商品部 商品1課 UNITED ARROWS バイヤー
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「カルマンソロジー(CALMANTHOLOGY)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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三陽商会のサンヨーソーイング青森ファクトリー(青森県上北群七戸町)が作った「本藍染コート」が、応援購入サービス「マクアケ」で大きな反響を呼んでいる。
コートは地元のあおもり藍産業協同組合と協業で企画した。8月20日にプロジェクトを開始したところ、初日に限定30着の早割20%の返礼品が完売し、その2日後には15%割の50着も売り切れた。9月2日時点で107着を販売し、応援購入総額は目標を大きく上回る約800万円に達している。青森駅前の「A-FACTORY」に続き、8月25日からは伊勢丹新宿本店のマクアケスペースでも試着・展示会を開催した。定価1着8万円の高価格にもかかわらず、予想以上に好調で、来店客からは「実物も色がきれい」「軽くて着やすい」といった声が多く届いているという。
三陽商会の子会社サンヨーソーイングはコート専業50年の歴史があり、とりわけ綿ギャバジンを使ったトレンチコートの生産技術については高い評価を得ている。ところが、昨今のアパレル不振でコートの消費量も減少傾向にあり、新たな付加価値のコートが求められていた。
同社青森ファクトリーの工場長、青木豪氏は、本藍染コート開発の理由をこう語る。「日本にはもともと着物を裂織りにして着るなどモノを大切にする文化があった。それを昇華させて今の洋服文化に取り入れれば、おもしろいものができるのではとずっと考えてきた。クラファンに挑戦することで、一般の人にもあおもり藍や当社の生産技術を知ってもらいたい」
一方、青森の藍は江戸時代に津軽藩士たちの生業として発展したが、明治期以降、衰退の一途をたどってきた。2003年からあおもり藍産業協同組合が研究をスタートし、06年には、乾燥した藍葉をパウダー化することで職人の勘に頼らない独自の染色法を確立。14年から始めた大学との共同研究でさまざまな効能が解明され、抗菌スプレーやお茶、スイーツなど他分野への活用が進んでいる。10年にはJAXAに宇宙飛行士の船内着として採択された。
今回のプロジェクトでは両者の技術力を駆使し、メイド・イン・青森ならではのモノ作りに挑戦した。工場の閑散期である1~2月に生産し、4月の桜のシーズンに着用できるよう、半裏仕様でゆったりめのコートを開発した。
デザインは、あおもり藍の特徴である美しい発色を引き立たせるシンプルなステンカラータイプ。合成染料を使わず藍と天然由来の触媒で染める本藍染めで、明るい「空色」と濃い「藍色」の2色を用意した。4メートルの着分を手でなでるようにして染め、すずき、乾燥を複数回繰り返して染め上げる。
「染色については均一な色に染めるのが難しかったが、縫い縮みを起こさずにストンと落ちるシルエットが当社の得意とするところなので、その強みを引き出せるやり方にした」(青木氏)。天然本水牛のオリジナルボタンもあおもり藍で染色したほか、生地にはっ水加工を施すことで、軽い雨の日なら安心して着られるという。
他にも、本藍染コートには、コート専業50年で培ってきた技術力と矜持が細部にわたって見られる。同社では独自の工業化パターン技術で緻密なパターンを作成。縫製過程で生じる歪みやサイズ感のズレを防ぎ、設計通りのサイズとシルエットに仕上げている。
縫製では「上下の糸のテンションを合わせることからこだわり、美しいステッチワークにつなげている。さらに、縫い縮みが起こらないよう引き縫いをしてストンと落ちるシルエットを生み出している」(青木氏)。衿の内側は手作業のまつり縫いにし、柔らかく首に沿いやすい衿に仕上げた。
マクアケでの応援購入期間は、9月29日18時まで。来年3月末の納品予定で、4月からは新たに受注生産を開始する。あおもり藍とのコラボ第2弾も構想中。青木氏は「インベーションされた藍染を使ったインパクトのあるものでないと作る意味がない」と言い、新たな技術や機能の開発に今後も挑戦する考えだ。
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「ネイルズインク(NAILS INC)」は9月7日、73%植物由来成分で作られたビーガンネイルカラー“プラント パワー ネイルポリッシュ”(全21色、各14mL、各税込2530円)を発売する。サトウキビやキャッサバ、綿、とうもろこしなどの植物原料を用い、自然で軽いつけ心地に、みずみずしい艶と鮮やかな発色をかなえた。また保湿効果の高いスーパーフードであるケールやクロロフィルを配合し、潤いを与え健康的な爪に導く。
10月7日にはナチュラルで柔かな色味を特徴とする“イッツ オンリー ニュートラル ネイルポリッシュ”(全4色、各14mL、各税込2200円)が登場する。11月3日には大理石のような表情を指先にもたらすアートネイル“マーベル アット ザ マーブル ネイルポリッシュ デュオ キット”(14mLx2色、税込3905円)、レオパード柄を簡単に作ることができるアートネイル“アズ パー レオパード ネイルポリッシュ デュオ キット”(14mLx2色、税込3905円)を発売する。さらに、磁石をかざすことで自由自在にデザインができるメタリックなネイル“ゲット マグネタイズド ネイルポリッシュ デュオ キット”(14mLx2色、税込3905円)も登場する。
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「LOVE=好きの先の幸せ」は、伊藤忠ファッションシステムを辞めて心機一転の川島蓉子ジャーナリストが毎回ゲストを招き、「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。
今回のゲストは、「ビームス」のサーフ&スケートバイヤーも務める加藤忠幸「SSZ」ディレクターです。「SSZ」と言えば、長年発行し続けるZINE。加藤ディレクターが語る、ZINEに込める思い、モデルとして登場した息子さんとの撮影秘話、さらには設楽洋社長の愛らしい応援エピソードは、立ち会った広報まで大笑いするほど。笑い過ぎにはご用心ください。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている
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英国発ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は9月10日、循環型容器返却プログラム「ブリング・イット・バック(BRING IT BACK)」に新たなプランを加える。容器1個につき30円として利用を可能とするもので、消費者が本プログラムに参加する機会の選択肢を増やし容器返却率向上を目指す。対象は全国75店舗。また10月1日から紙袋の有料化も実施する予定だ。
同ブランドは、2008年から100%リサイクル素材を使用したプラスチック容器の使用を開始。10年から空き容器を回収し、PP(ポリプロピレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)の3種類を材質ごとに分別し、それを材料として製品の容器として再生させる循環型のリサイクルプログラムを展開する。昨年度(20年7月〜21年6月)の容器返却率は、販売した全容器商品に対し19.4%で、数量に換算すると約62万個だった。
新たなプランを導入することで、未返却容器約8割の回収を狙う。ブランドが製品を販売した後にも責任を持ち、資源の循環利用に貢献していく。
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2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!
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見どころ:今シーズンのテーマは“Another Dimension-時空を超えて”。100台以上の4Kカメラを使って洋服をスキャンし、バーチャルショーに挑戦しました。驚くほど精巧なジャングル柄のテキスタイルのセットアップや、スパンコールのようなキラキラ素材を全面に散りばめたワンピースなど、クチュールの技術を駆使したゴージャスなリゾートスタイルが目白押しです。さらに故・芦田淳デザイナーが手掛けたアーカイブをアレンジしたカクテルドレスやイブニングドレスも登場。新しい表現に挑戦しつつ、ブランドの普遍性も両立するクリエイションに脱帽です。
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見どころ:「フェイス エージェー」は、日本とアフリカのクリエイティブ産業をつなぐプロジェクト。今回はアフリカのニットブランド「マコサ アフリカ(MAXHOSA AFRICA)」と「東京ニット(TOKYO KNIT)」のコラボレーションを発表しました。女性の勇敢さや強さから着想したコレクションは、コサ族の伝統的なビーズワークの繊細な柄や、派手好きな僕も驚くパワフルなカラーリング。日本人の感覚ではなかなか作れないデザインにひかれました。特にコサ族の人物の肖像画をプリントしたカーディガンやプリーツスカートは元気が出そうで、一度着てみたい!
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見どころ:「ハイク」は今季も抜群に素敵だったのですが、同時にブランドとしての底力も感じました。今季の東コレは1月半ほど時期が前倒しになり、参加を断念するウィメンズブランドも多かったのですが、「ハイク」がちゃんと今回の東コレにも間に合わせてきたのに驚きました。同ブランドのように、素材開発にもこっていて規模の大きいブランドが、発表時期を1月半もずらすことは容易ではないはずなので、まずそこに敬意を表します。撮影はレールを使った本格的なドリー撮影!高さやアングルも変わってルックが見られるのが面白い。特に目立ったプロップを用意するわけではなく、シンプルな演出ではありますが、毎回ちゃんと既視感が出ないように撮影技法をガラッと変えるところも素晴らしい。服は袖コンシャスと、ポップなピーコックカラーも新鮮でした。「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションも披露。ブランドらしいミリタリーのヘルメットバッグは、斜めがけにできるタイプやトートタイプなど、洗練されていて実用的。即完必至になりそうですね。また継続している「チャコリ(CHACOLI)」とは巾着バッグが新登場し、これまたかわいかったです。
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古着店を運営するベルベルジン(東京、山田和俊社長)は9月4日、東京・原宿のキャットストリートに「ベルベルジン遊歩道」をオープンする。同社にとって、とんちゃん通りのベルベルジン(本店)や渋谷パルコ店に続く6店舗目となる。売り場面積は約65平方メートルで、品ぞろえは映画やバンド、NFLやNBAといったアメリカンスポーツにまつわるTシャツやパーカが中心。客層は20代、客単価は2万円ほどを想定する。
蒔田康介ディレクターは、「人気の『チャンピオン(CHAMPION)』の“リバースウィーブ”、それも希少価値の高い黒をこれだけたくさん集められることは今後もないかもしれない」と自信を見せ、「遊歩道店のラインアップは、アジアを中心とする外国人客にも人気なもの。コロナ収束後には、いっそうの売り上げ増が期待できる」と続けた。
■BERBERJIN YUHODO
オープン日:9月4日
時間:13:00〜19:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-33
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古着店を運営するベルベルジン(東京、山田和俊社長)は9月4日、東京・原宿のキャットストリートに「ベルベルジン遊歩道」をオープンする。同社にとって、とんちゃん通りのベルベルジン(本店)や渋谷パルコ店に続く6店舗目となる。売り場面積は約65平方メートルで、品ぞろえは映画やバンド、NFLやNBAといったアメリカンスポーツにまつわるTシャツやパーカが中心。客層は20代、客単価は2万円ほどを想定する。
蒔田康介ディレクターは、「人気の『チャンピオン(CHAMPION)』の“リバースウィーブ”、それも希少価値の高い黒をこれだけたくさん集められることは今後もないかもしれない」と自信を見せ、「遊歩道店のラインアップは、アジアを中心とする外国人客にも人気なもの。コロナ収束後には、いっそうの売り上げ増が期待できる」と続けた。
■BERBERJIN YUHODO
オープン日:9月4日
時間:13:00〜19:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-33
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“染める”という選択肢がもっと身近だと、自分の洋服に新しい可能性を見出してあげられるかもしれない。
洋服を買う時、“色“で選ぶことがあっても、“染め“を気にする人は少ないだろう。でも“染め”は、サステナブルな未来に対して取り組むべき大切な文化。水と直接関わるからこそ、自然と調和する素材や資源を使っているのか考えたい。最近は、草木染めと言われるボタニカルダイや食品ロスの素材で染めたTシャツなどを見かけるようになった。そしてジャパニーズ・ブルーと言われる藍染は、世界でも高く評価される日本独自の文化が生み出した大切な伝統。こうした“染め”で私たちは、サステナブルな未来を描かなければならないのだ。
私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS)」も、環境に配慮した素材や染め方を大切にしている。「カルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)」の1店舗のユニフォームを特別製作しており、店舗で生まれたコーヒーの出がらしからエプロンを染めるという循環に取り組んでいる。鎌倉山にある蕎麦店「檑亭」の庭に咲き乱れる紫陽花の花で染めた前帆掛けもまた、その場所での自然の循環をコンセプトにしたものだ。
藍染に初めて出合ったのは、2017年の夏頃。徳島の「武相荘(ぶあいそう)」という藍染チームに会いに行った時だ。そこで日本全国の素晴らしい文化が、彼らのようにスタイリッシュに受け継がれたらと願うようになった。9月24~28日には、阪急メンズ大阪で行われるSDGsをテーマにした企画に参加し、再び藍の大切さや文化に触れる。「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」と共に、藍染を取り入れたサステナブルなアイテムを製作した。「自然由来だから」と語りながら、藍染の液をすくって少し舐めてみせる職人の姿に信頼を寄せ、藍染の自然との繋がりを感じた。
染めるときの水の使用量や、地球と調和しない染料による地球への負荷はかなり高い。だからこそ生産者や企画者は、サステナブルな観点を持ち、生産背景を整え・選ばなくてはならない。こうして消費者が、サステナブルな観点で安心できるモノを求め続けられることが大切だ。
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デザイナーの岡崎龍之祐は、1995年に広島に生まれた25歳。クリエイターの支援と育成のための奨学金制度「クマ財団」の4期生。今季は藝大在学時代から最新作までの23作を「000」コレクションと題して披露した。暗闇の中を囲うようにライトを配置したシンプルな会場に、人種や性別もバラバラのモデルたちが、有機的な形をした、巨大でカラフルなドレスをまとって次々に登場した。
岡崎のルーツは、生まれ育った広島にある。平和教育を受けてきたことから、幼少期から平和についての考えや、祈りの行為に向き合い、その精神性に関心を持ってきたという。初期の作品である、広島に贈られる折り鶴の再生紙を織り上げてできたドレスが象徴している。
今季のショーで目立ったのは、左右対称で立体的な縄文土器をイメージした“JOMONJOMON”シリーズだ。自然の脅威を感じながら、自然の恩恵を願うという土器に込められた人々の思いからインスパイアされた。素材は、伸縮性のあるリブ素材の軽量ニット。ボーンを入れており、歩くたびに弾むように揺れ動く。花びらをまとうようなドレスなどは、自然崇拝から着想した“Nature’s Contours”シリーズ。植物や昆虫、動物などをカラフルな色使いで感じさせる。自由でプレイフルなクリエイションの裏にある、“祈り”を中心にしたスピリチュアルなテーマは、先の見えない混沌とした現在の状況下に響くものがあった。
昨今はサステナブルであることが重要視され、“いかに環境にいい物作りができるのか”“売れるものだけを作る”ということに関心が集まっている。それは未来を考えると大事なことだが、個性とクリエイションが伴わなければそれこそが持続可能ではない。「リュウノスケオカザキ」の服は着て、消費することが目的ではない。1着数十万円とする1点モノのアートであり、コレクションピースだ。ファッション産業が進化を続けるためには、人々に感動を与えられるデザインの可能性にチャレンジするデザイナーの存在が必要だ。岡崎龍之祐がその担い手であることが、このショーで証明されただろう。
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「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とのコラボコレクション第6弾を9月4日に発売する。コム デ ギャルソン大阪内のインショップ「ベイプストア コム デ ギャルソン大阪」限定で取り扱う。
アイテムは、Tシャツ2型(税込1万1000円)とシャツ(同2万5300円)、フーディージャケット(同3万800円)、バケットハット(同1万2100円)、ソックス(同2640円)、スニーカー(同2万7500円)の計7型。
コレクションはモノトーンが基調で、Tシャツは両ブランドのロゴをネオンカラーでデザインしている。スニーカーのモデルは“ベイプ スタ(BAPE STA)”で、同コレクションオリジナルのカモフラージュ柄“CDG CAMO”を使用した。
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「ディプティック(DIPTYQUE)」はこのほど、創業60周年を記念し世界旅をイメージした限定コレクション“ル・グラン・トゥール(Le Grand Tour)”を発売した。パリ、ベネチア、ミリエス、京都、ビブロスと世界の都市にインスパイアされたフレグランスアイテムをそろえる。
パリをイメージしたキャンドル(190g、税込1万3530円)は、土手に並ぶしだれ柳やアンティークショップの木製品、古本、セーヌ河岸沿いの散歩の香りをほうふつとさせる。キャンドルの上にはオブジェが添えられ、パリにオマージュを捧げた羅針図デザインが刻まれている。ベネチアは菜園の緑や地中海のそよ風、早朝の新鮮な植物が織りなすグリーンな香りのフレグランスをそろえる。バジルや青ピーマン、ベチバー、トマトなどをブレンドしたトラベルサイズのフレグランスのコフレ(7.5mL x 3本、税込1万1880円)になっている。ギリシャ・ミリエスをイメージした固形フレグランス(35g、税込9900円)は同地域に咲くイモーテルやイチジクの木の香りを再現し、そこにシプレやアンブロクサンをブレンド。さらにフレグランスの周りを波しぶきのブルーとホワイトのセラミックや大理石模様のビーズ、フリンジが飾りつける。京都をイメージしたフレグランス(100mL、税込2万4970円)は、生花の三才「天、地、人」に思いを馳せた。インセンス、バラ、ベチバーの絶妙なバランスをとった香水を製作し、京都をイメージした風呂敷で包んだ。大旅行の最後を飾る目的地は、レバノン・ビブロス。東洋への旅のルートにある世界最古の港町であるビブロスをイメージしたキャンドル(300g、税込2万1120円)は、市場に漂うコーヒーの香りにアトラスシダー、ホワイトムスク、カルダモンエッセンスを組み合わせた。
また同コレクションの発売を記念し、国際的に有名な5人のアーティストとコラボした。世界各国でポップアップストアを開催し、それぞれのアーティストの作品を展示しながら製品を販売する。日本は9月10日〜10月10日、東京・表参道のジャイルで開催する。
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「ノアールエトフ(NOIR ETOFFE)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」は、2022年春夏コレクションを東京・中目黒の本社で発表した。東京のファッション・ウイークへの参加は5年ぶり。コロナ禍で厳重体制のなか、小規模な会場でより多くの人に見てもらうため、ショーは計3回に分けて行われた。招待状には、約150人の招待客それぞれに久保嘉男デザイナーのメッセージムービーが添えられた。全て撮り終えるのに10時間は掛かったという。会場に足を運んだ招待客は、笑顔で待つ「ヨシオ クボ」ファミリーに迎えられながら席に着いた。
本番前のバックステージは、久保デザイナーの明るいキャラクターもあり、終始和やかなムードだった。一日にリアルショーを3回も行い、会場スタッフやモデルたちは疲れているだろうと想像していたが、久しぶりのリアルショーを楽しんでいる姿が見られた。3シーズンぶりとなるリアルショーの本番前でも、久保デザイナーはいつも通りノリのいい関西弁で表情は明るく、ベテランデザイナーの余裕がうかがえた。「まだまだデジタルでは伝えられない部分があるから、ファッションショーは続くんじゃないかな。ファッションショーはオリンピックや競技の臨場感に近い。もしかしたらモデルがコケるハプニングが起きるかもしれないし、リアルでしか見られない何かを求める以上はなくならない。素材の質感や色はもちろん、一番は来場者が自分の好きな角度で服を見られるところ。広い会場で派手に着飾るよりも、服を近くで見られる方がいいし、ショーはもともと服を売るためにやるもの。そこを勘違いしがち」。自分のクリエイションを見せて満足するのではなく、その先のビジネスに向き合う経営者としての一面があるから、ブランドを18年間継続してきたのだろう。
コレクションは僧兵を意味する“ウォーリアー・モンク”をテーマに、日本のミリタリーに近年のリラックスムードや機能性をプラスして独自に再解釈した。相手を威かくするためのオーバーサイズや顔まで覆うフード付きブルゾンのほか、僧兵が昔、奈良の山寺でしていた将棋のグラフィックや竹をカモフラージュ柄に見立てたセットアップ、久保デザイナーが得意とする左右にツイストさせたジャケットや、4つの素材を切り替えたトラックパンツも登場。中でも目を引いたのが、妖怪の“般若”や“天狗”、マルや三角形の“笠”のヘッドピースの数々。これらはヘアメイクアーティストの奥平正芳が手掛けたという。「早いものは3時間ほどで完成します」。その再現度の高さと製作スピードには驚きを隠せなかった。またショーの音楽はDJのLicaxxxが、スタイリングは三田真一が担当し、モデルには大平修蔵らを起用し、全16体32ルックを発表した。「ヨシオ クボ」は、20年春夏コレクションから“和”をテーマにしたコレクションを発表している。「日本人は、よくアメリカのミリタリーアイテムを着ているけど、日本のミリタリーのことはみんな知らない。僕も日本の文化で知らないことっていっぱいある。だから神戸ファッション美術館ライブラリーに1週間通って、朝から夕方まで資料を読み込んだ。インターネットに載っている情報はバレるし使わない。特にインフルエンサーブランドは、インスタグラムで情報が止まっているから、同じような服で溢れかえっている。それはファッション業界のためにも絶対に良くないし、僕はやったらいけないと思う」。その言葉からは、「ヨシオ クボ」の信念である“唯一無二の存在”を常に追う姿が垣間見えた。単に“バズる”“流行に乗る”だけが全てではなく、プロのデザイナーとしての覚悟とコレクションに対する熱量の高さを強く感じた。
最後は二児の父親としての一面も見せた。「次女が僕のファッションショーを生で見たことがなかったから、今日は連れてきた」。デザイナー歴18年目を迎え、ベテランの域に達してきた48歳は愛娘のために、そして「ヨシオ クボ」スタッフのためにこれからも“カッコいいパパ”“憧れのデザイナー・社長”として、第一線を走り続けてほしい。
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「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」と「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の国内ビジネスを手掛ける合同会社PVHジャパンは、尾郷高志エグゼクティヴ ヴァイス プレジデント 最高財務責任者(CFO)&最高業務責任者(COO)がトップのプレジデントに昇格する人事を発表した。前任のトム・チュー(Tom Chu)は、兼任していたPVHアジア パシフィックのプレジデント職に専念する。
尾郷・新プレジデントは2010年にトミー ヒルフィガー ジャパンのCFOとして入社。財務とIT、サプライチェーンを統括してきた。16年のトミー ヒルフィガー ジャパンからPVHジャパンへの移行においても、中心的な役割を果たした。
PVHジャパンは今秋、カルバン・クラインのメンズ&ウィメンズの新しいアパレルブランドを立ち上げる。
またPVHジャパンの親会社にあたる米PVHコープは今夏、同社の名前の一部にもなっているアパレルブランドの「ヴァン ヒューゼン(VAN HEUSEN)」の知的財産権やその他の資産を売却している。
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イタリア・ミラノ発ジュエラー「ポメラート(POMELLATO)」は9月17〜23日、東京・表参道ヒルズのスペース オーで、ブランド初となるエキシビション「ポメラート展 熟練の職人技とミラネーゼデザイン(Pomellato: Fine Craftsmanship and Milanese Design Since 1967)」を開催する。最新のハイジュエリー“ラ・ジョイア”や日本で初公開のアーカイブピースなどを展示。
「ポメラート」は1967年、ピノ・ラボリーニ(Pino Rabolini)がミラノで創業し、当時は保守的だったジュエリーの世界に革新をもたらした。ブランド名はラボリーニの父からの言葉「人生を切り開くためには、勝ち馬を選ぶべきだ」をきっかけに、イタリア語でダップルグレーの珍しい馬を表す「ポメラート」とした。70年代には、ゴールドを基調としたデイリーに楽しめる“ミラネーゼ”スタイルのジュエリーを提案し、80年代にブランドのアイコンの一つであるゴールドチェーンが誕生した。90年代には、カボションカットのカラフルな色石を使用したジュエリーで知られるようになる。今でも、ミラノ本社のアトリエでは約100人の金細工職人が一つ一つ手仕事でジュエリーを仕上げている。
「ポメラート」の究極のアイコン“ヌード”は2001年に誕生。ガーネット、アクアマリン、ペリドット、アイオライト、レッドトルマリンを使用したファーストコレクションは瞬く間に完売したという。カラフルな色石、その着け心地のよさと重ね付けできる楽しみから世界中で愛されている。女優のカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)も「ポメラート」のファン。是枝裕和監督による映画「真実」の中で彼女がまとうジュエリーの多くは私物の「ポメラート」で、ブルーとパープルの色石を使用した“ヌード”リングを重ね着けしている。
サビーナ・ベッリ(Sabina Belli)ポメラート グループ最高経営責任者は、「カーサ・ポメラート(ポメラートの家)へようこそ。『ポメラート』は創立以来、ジュエリーの“プレタポルテ”として多くの人に喜びをもたらしてきた。鮮やかでカラフルな金細工の伝統が見せるさまざまな表情を楽しんでほしい」と述べている。ミラネーゼスタイルを体現するジュエリー「ポメラート」のエキシビションは必見だ。
■ 「ポメラート展 熟練の職人技とミラネーゼデザイン(Pomellato: Fine Craftsmanship and Milanese Design Since 1967)」
会期: 9月17〜23日
会場:表参道ヒルズ本館 地下3階 スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
入場料無料。要事前登録
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「ユニクロ(UNIQLO)」を運営するファーストリテイリングは、「繊維・縫製産業における健康と安全のための国際協定(International Accord for Health and Safety in the Textile and Garment Industry以下、新協定)」に署名した。新協定は9月1日付で発効し、2023年10月まで継続する。同協定は9月2日時点で91社が署名しており、うち日本企業はファストリのみ。
新協定は、「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh以下、旧協定)」の枠組みを引き継ぐもの。旧協定はバングラデシュの首都ダッカで2013年4月に発生し、死者1100人、負傷者2500人以上の被害を出した縫製工場ビル崩落事故をきっかけに締結された。ファストリは同年8月に旧協定に署名している。旧協定は21年5月末が失効期限だったが、労働者を取り巻く環境が改善されない状況を危惧した人権アクティビストやNPO、ブランドなどからの要請を受け、期限が8月末まで延長されていた。
新協定は旧協定の内容を引き継ぎ、法的拘束力を持つが、対象をバングラデシュだけに限らず、人権監視団体が “高リスク”と見なす他のアパレル生産国にも拡大する考えがあるという。ファストファッションブランドの下請け工場が多い中国、インド、マレーシア、パキスタンなどがこれに当てはまる。
ファストリ以外ではスウェーデンのH&Mや、「ザラ(ZARA)」を擁するスペインのインディテックス(INDITEX)、仏カルフール(Carrefour)、英マークス&スペンサー(Marks & Spencer)などが署名している。米国企業ではPVH、アメリカンイーグルアウトフィッターズ(American Eagle Outfitters)などが署名しているが、全体的に欧州企業が中心。旧協定は13年時点で200社以上の署名が集まったのに対し、今回は法的拘束力がより強まったことなどで署名の数がまだまだ少ないことを問題視する声もある。
The post ファストリ、縫製労働者の人権を守るための国際協定に署名 appeared first on WWDJAPAN.
「ユニクロ(UNIQLO)」を運営するファーストリテイリングは、「繊維・縫製産業における健康と安全のための国際協定(International Accord for Health and Safety in the Textile and Garment Industry以下、新協定)」に署名した。新協定は9月1日付で発効し、2023年10月まで継続する。同協定は9月2日時点で91社が署名しており、うち日本企業はファストリのみ。
新協定は、「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh以下、旧協定)」の枠組みを引き継ぐもの。旧協定はバングラデシュの首都ダッカで2013年4月に発生し、死者1100人、負傷者2500人以上の被害を出した縫製工場ビル崩落事故をきっかけに締結された。ファストリは同年8月に旧協定に署名している。旧協定は21年5月末が失効期限だったが、労働者を取り巻く環境が改善されない状況を危惧した人権アクティビストやNPO、ブランドなどからの要請を受け、期限が8月末まで延長されていた。
新協定は旧協定の内容を引き継ぎ、法的拘束力を持つが、対象をバングラデシュだけに限らず、人権監視団体が “高リスク”と見なす他のアパレル生産国にも拡大する考えがあるという。ファストファッションブランドの下請け工場が多い中国、インド、マレーシア、パキスタンなどがこれに当てはまる。
ファストリ以外ではスウェーデンのH&Mや、「ザラ(ZARA)」を擁するスペインのインディテックス(INDITEX)、仏カルフール(Carrefour)、英マークス&スペンサー(Marks & Spencer)などが署名している。米国企業ではPVH、アメリカンイーグルアウトフィッターズ(American Eagle Outfitters)などが署名しているが、全体的に欧州企業が中心。旧協定は13年時点で200社以上の署名が集まったのに対し、今回は法的拘束力がより強まったことなどで署名の数がまだまだ少ないことを問題視する声もある。
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「チノ(CINOH)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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トータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」は、小児がんの啓発活動である“ゴールドリボン”活動に参加。“世界小児がん啓発月間”の9月に合わせ、限定ネイルポリッシュ“uka ネイルポリッシュ ゴールドリボン”(10mL、税込3300円)を発売した。
製品価格から1500円を、がんについての啓発イベントや養成講座、認定試験などの教育事業を実施するNPO法人キャンサーネットジャパンへ寄付する。
小児がんの啓発カラーは世界共通でゴールド。貴重な金属であるゴールドには、子どもたちが社会全体の宝物であるという思い、そして小児がんに苦しむ子どもたちと、彼らに必要な医療やケアと研究に輝かしい光を当てるという意味が込められている。
限定ポリッシュのカラーもゴールド。たくさんの光輝く微細なラメをポリッシュに入れた。同製品には小児がん啓発グッズ、ゴールドリボンのピンバッジが付いてくる。「ゴールドをまとうことで、ゴールドリボンという活動を考え、理解し、そして大切な人にも伝え広げてほしい。みんなの思いで未来を作る子どもたちの世界がキラキラと輝くように」という願いを込めている。
小児がんは、15歳未満の子どもが罹るがんの総称で、日本では年間2000~2500人(約1万人に1人の割合)が小児がんと診断されている。成長の途中で強い治療を受けるため、治療後にさまざまな合併症が発症することがあり、成長に合わせたフォローアップが必要とされている。
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「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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ACROは9月16日、今年3周年を迎えるプレミアムオーガニックスキンケア「イトリン(ITRIM)」の基幹ライン“エレメンタリー”を刷新する。大人の肌を取り巻く環境を総合的にとらえ、肌のバリア機能やターンオーバー、肌密度など多角的なアプローチで大人の肌印象を高める洗顔からクリームまで全6品を展開する。価格帯は税込8800~3万3000円。
新生“エレメンタリー”は、国産の有機栽培によるバラ葉と米麹を掛け合わせた「イトリン」のオリジナル成分を新たに配合。優れた保湿や明るい肌印象に導く美肌効果を期待できる。また、共通成分として肌を落ち着かせて潤いを与えるオリジナルのビワ葉エキス、肌を整えるエレミ油、肌を清潔に整えるアルカナ根エキスを配合。香りは安らぎを与えるオリエンタル ハーバルグリーンを採用した。
“ITRIM エレメンタリー フェイシャルローション”(125mL、税込1万9800円)は、肌のバリア機能を改善するブドウ発酵エキスやターンオーバーを促すミツイシエキスなどを配合。しなやかなハリと透明感のある肌に導く。“エレメンタリー フェイシャルエマルジョン”(75mL、税込2万2000円)は、保湿効果のある独自成分のテンダイウヤク葉エキスやエイジング効果が期待できるモモ果実エキスを配合し、ハリと弾力のあるふっくらとした肌に整える。“エレメンタリー フェイシャルクリーム”(25g、税込3万3000円)は、コラーゲン生成を促す働きを持つ独自成分のヤマブシタケエキスなどを配合し、濃密な潤いを与えながら立体的でシャープな肌印象に導く。
そのほか、いちごジャムのようなテクスチャーのクレンジング“エレメンタリー フェイシャルクレンジングバーム”(90g、税込1万3200円)、セラム効果のある目元・口元のリムーバー“エレメンタリー アイ&リップ メイクアップリムーバーセラム”(35mL、税込8800円)、透明感のある肌に導く固形石けん“エレメンタリー フェイシャルクリアソリッドソープ”(標準重量80g、税込1万1000円)をそろえる。
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RX Japanは9月29日~10月1日、大阪市のインテックス大阪で西日本最大級の化粧品専門展「第2回 国際 化粧品展[大阪] -COSME OSAKA 2021-」を開催する。
同展は、国内外から最新コスメが一堂に集結し、コスメの仕入れ・選定、代理店交渉に関する商談が活発に行われる国際商談展。第2回目となる今回は、話題のCBD製品やメンズコスメをはじめ、実力派のドクターズコスメやサロン向け化粧品、世界各国の最新コスメがそろうほか、「サステナブル・オーガニックコスメゾーン」を新設し、ニーズの高いカテゴリーをより一層充実させる。また同日、原料や容器、パッケージ、OEM、研究機器、販促品など化粧品の研究・企画開発に関する製品・サービスが一堂に出展する「化粧品 開発展[大阪] -COSME Tech 2021 [OSAKA]-」も開催し、2展で計200社、約9000点の製品やサービスが出展する。来場者数は、前回(COSME OSAKA 2020)の8304人を上回る見込みだ。
海外の最新コスメが集結
海外からは、中国、韓国、イギリス、フランス、ポーランドなどが出展。各国の最新ビューティトレンドを知ることができると同時に、日本未上陸ブランドをいち早くチェックできる点も特徴だ。今回初上陸となる韓国大手百貨店の新世界から誕生した「ストーンブリック(STONE BRICK)」を展開するシースクェアをはじめ、韓国発の「ホリカホリカ(HOLIKA HOLIKA)」(マックプランニング)や「ビーバース(VIVUS)」(ウィゴージャパン)、中国コスメ「ズーシー(ZEESEA)」を展開するスターデザインなど、話題の韓国・中国コスメが勢揃いする。
サステナブル&オーガニック
コスメゾーンを新設
今年は、世界中で注目されているサステナブルコスメとオーガニックコスメゾーンを新設。ハラル認証やエコサート認証を取得した製品、ビーガンコスメなどトレンド製品がそろう。
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韓国化粧品を取り扱うモリエイチビーシー(MORIHBC)が展開する「ナシフィック(NACIFIC)」は、持続的な化粧品に対する研究と開発を目標にし、自然から抽出した成分で肌に安らぎを提供できる製品をラインアップする。
シスタイル サーベージ ジャパン(Sistyle Savage Japan)が展開するビーガンスキンケア「ランカ オーガニック(LANKA ORGANIC)」の“セサミ シリーズ”。スリランカで全て手作業で丁寧に作られたアーユルヴェーダのオイルをホームケアとして提供する。
敏感肌向け化粧品を開発、販売するイーリスは敏感肌コスメ「オールビー(ALLBE)」から1つで7役の高機能オールインワンクリーム“オールビー 7インワンクリーム”を紹介する。ワンランク上のエイジングケアで魅せるハリ艶肌へ導く。抗シワ効能評価試験済みで7つの無添加処方。
天然100%ヘナの老舗メーカー「グリーンノート」は主力ブランドである天然100%ヘナ&ハーブの白髪染め「オーガニータ(ORAGANITA)」に加え、天然由来100%の原料でエコサートコスモス認証を取得した「オーガニックUVミルク」を紹介する。
美容と健康の製品を販売するアレンは、ヘアスタイリストがつくったサロン専売ヘアコスメ「キメハ(KIMEHA)」を紹介する。羽毛・羊毛のダブルケラチン、加水分解シルク、コラーゲン、セラミドなどの有効成分が髪の内側に作用してゴールデンバランスを作り、スタイリングしやすい髪質に導く。
ビューティトレンドが学べる
セミナーを実施
同イベントでは企業の担当者や分野のスペシャリストを招いた全80講演を予定している。製品開発やブランド戦略、化粧品業界におけるデジタルトランスフォーメーションについての解説、コスメのトレンド、アジア市場における戦略など、現在のビューティ業界を取り巻く事象や企業戦略、消費者の動向など本会場以外でのコンテンツも充実している。
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ファンケルは創業以来、「無添加、安心、安全」にこだわり、安心・安全を追求していく中で、顧客に対して新たな価値を提供するためにサイエンスに基づいた価値創出を行ってきた。「無添加」でありながら、その効果を実感できる研究開発の事例とともに、現在取り組んでいる独自の「アンチエイジング研究」について紹介する。
ロート製薬の基幹ブランド「肌ラボ」の環境への配慮をはじめ、エシカルな観点から顧客の共感を呼ぶチャレンジや流通を巻き込んだ新しい取り組みについて、具体的事例を紹介する。
「シロ(SHIRO)」は、「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という想いからスタートしたコスメブランド。自社内に開発から販売まで全ての機能を持ち、素材の力を最大限に引き出すプロダクトを提案する。創設時から続く、プロダクトを原点としたブランド運営と今後のビジョンについて語る。
人々の暮らし方や働き方にも大きな変化が起きている今、消費者は何を求めているのか、また、どんなアイテムがヒットしていくのか。売れているアイテムから読み解き、注目すべき新しい潮流や今後のトレンドについて紹介する。
新型コロナウイルス
感染予防対策も万全
コロナ禍での実施にあたり、全来場者のマスク着用の徹底やサーモグラフィ検温、全参加者へ手指の消毒を徹底、セミナー会場の消毒、医師・看護師が会場内に常駐するなど感染防止策を徹底する。
期間:2021年9月29日~10月1日
時間:10:00~17:00
会場:インテックス大阪
住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-5-102
入場料:招待券持参者は無料(招待券がない場合は5000円)
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「コンダクター(EL CONDUCTORH)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「コンダクター(EL CONDUCTORH)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「アディクション」は2021年ホリデーコレクション「スパークル カラー コレクション」(全3種、税込各5940円)を10月15日に発売する。クリアベースのスパークルな輝きで、まぶたや唇、指先を彩る。“ザ アイシャドウ スパークル”と”リップ オイル プランパー”、“ザ ネイルポリッシュ”の3アイテムをセットする。
“ザ アイシャドウ スパークル”で圧倒的な人気を誇る3色に着想を得て、リップオイルとネイルポリッシュは限定色をラインアップ。カラーは、月光を思わせる青みバイオレットと夕焼けをほうふつとさせるローズレッド、暖かな輝きを放つペールピンクがそろう。
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「アディクション」は2021年ホリデーコレクション「スパークル カラー コレクション」(全3種、税込各5940円)を10月15日に発売する。クリアベースのスパークルな輝きで、まぶたや唇、指先を彩る。“ザ アイシャドウ スパークル”と”リップ オイル プランパー”、“ザ ネイルポリッシュ”の3アイテムをセットする。
“ザ アイシャドウ スパークル”で圧倒的な人気を誇る3色に着想を得て、リップオイルとネイルポリッシュは限定色をラインアップ。カラーは、月光を思わせる青みバイオレットと夕焼けをほうふつとさせるローズレッド、暖かな輝きを放つペールピンクがそろう。
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ファーストリテイリング(以下、ファストリ)は8月5日付で、傘下の米ロサンゼルスのプレミアムデニムブランド「Jブランド(J BRAND)」の事業会社、J Brand Holdings, LLCを清算した。21年夏物から卸販売を中止し、ファストリグループ内での販売に切り替えていた。事業はファストリグループ内に移管しており、今後もブランドを継続する。清算は、「国内外で『Jブランド』の存在感を強め、将来の可能性につなげる」(広報担当者)ための措置という。
同ブランドは本国のアメリカや日本など世界20カ国以上の百貨店やセレクトショップに卸販売していた。21年夏物以降、ファストリグループの「プラステ(PLST)」での販売に切り替えた(「プラステ」店舗があるのは国内のみ)。
在庫消化のために、今夏から22年春にかけて全国5カ所のアウトレットモールで長期ポップアップストアも実施している。価格はウィメンズ、メンズ全商品一律で、元来の価格から8割ほど安い4990円。三井アウトレットパーク木更津は5月28日にスタートし、8月下旬で終了。三井アウトレットパーク幕張は6月11日から12月下旬まで、あみプレミアム・アウトレットは6月11日から22年4月下旬まで、神戸三田プレミアム・アウトレットは6月25日から11月下旬まで、御殿場プレミアム・アウトレットは10月8日から22年4月下旬までを予定している。
「Jブランド」は05年にロサンゼルスで創業し、スキニージーンズがヒットして00年代のプレミアムデニムブームをけん引した。その後、投資会社による買収を経て、12年11月にファーストリテイリングが株式の80.1%を2億9000万米ドル(今日現在の為替レートで316億円)で取得していた。
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今回は「グラードンとカイオーガの争いを治めたという伝説が残されている」レックウザから着想を得て制作。レックウザが持つ流線的なボディーのつながりを鱗のような編み込みで繊細に表現。特徴的なグリーンやレッドをヘアメイクに取り入れて、鮮やかな色調に仕上げた。
原田トップヘアメイクアップアーティストはコレクションや宣伝広告などのヘアメイクにとどまらず、これまでにも人気漫画やキャラクターのビジュアル化といったさまざまなビューティの表現に挑戦し続けて来た。「ポケモンシャツ」とのコラボでは、ポケットモンスターのキャラクターをヘアメイクアップとファッションでビジュアル化し、ビューティ表現の可能性に挑戦している。
「ポケモンシャツ」は、ポケットモンスターをプロデュースするポケモンと、オンラインカスタムシャツを販売するOriginal Inc.が連携し、2019年2月から展開する自分だけのポケモンシャツが注文できるサービス。この度「ポケットモンスター ルビー・サファイア」第4弾として、空で活躍するポケモンたちを中心に追加。「てんくうポケモン」レックウザや、「むげんポケモン」ラティアス・ラティオス、「DNAポケモン」デオキシスの柄など新たに35種が登場する。これにより「ポケットモンスター ルビー・サファイア」の全ポケモン135匹の柄が集結する。これらの柄はマスクやバンダナ用としても選ぶことができる。
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「無印良品」を運営する良品計画は9月1日、通年採用を開始した。対象は専門学校、短大、大学、大学院に在学中の学生と、30歳未満の既卒者。同社は9月にスタートした新中期経営計画で“第2創業”を掲げ、2030年8月期までに国内外2500店体制(21年5月末時点では994店)を目標としている。そのために、22年8月期末までに国内では年間純増50店、その後は国内同100店増、中国同50店増ペースを目指すと発表しており、「出店加速に向けて積極的に採用を進める」と広報担当者。
近年の採用実績は、20年度が200人、21年度が29人だった。「今後は採用人数を増やしていく」が、「コロナ禍の影響もあり、毎年決まった人数を採用していたわけではない」こともあって、通年採用導入によって採用人数をどれだけ増やすのかについては非公表。9月1日に社長に就いた堂前宣夫氏は、19年の良品計画入社以来、若手社員が3年で店長になる人材育成の仕組み作りに注力してきた。
同社は従来は3月卒業の学生に合わせ、新卒一括採用を行ってきた。今回スタートした通年採用の募集コースは2つ。1つ目は、学年を問わず在学中の学生を対象にした、卒業年度の4月1日に入社する「定時入社コース」だ。「就職活動時期に縛られず、学年に関係なく自身のタイミングで働くことについて考え、行動を起こす学生からの応募を期待」する。2つ目は、30歳未満の既卒者を対象にした「既卒者随時入社コース」。就業経験を問わず、採用が決まり次第入社する形で、「早い段階で店舗経営を任せることを想定している」。
両コースとも常時エントリー可能で、毎月月末までに本エントリーを済ませると、翌月に選考を実施。「最短でエントリーから1カ月後に入社が可能になる」採用フローだ。通年採用開始に合わせて、オンライン企業説明会を9月から月1回のペースで開催する。初回は9月23日で、堂前宣夫社長らが登壇予定。以降、毎月第3木曜日に実施予定だ。
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コーセーは、メイクブランド「ヴィセ(VISEE)」から人気のアイシャドウ“グロッシーリッチ アイズ N”21年秋冬の新作が9月16日に登場するのに合わせ、新ブランドミューズにNiziUを起用すると発表した。NiziUを起用した広告ビジュアルやWEB ムービーは9月3日から公式SNS及び“グロッシーリッチ アイズ N”スペシャルサイトで先行公開し、16日から全国のドラッグストアや量販店、オンラインショップなどで順次展開する。
“グロッシーリッチ アイズ N”は、内側から輝くような艶とクリアな発色が目元を魅力的に演出する全8色のアイカラー。21年秋冬の新作は、“多面性”をテーマに情熱を表すパッションレッド系と洗練を表すカームピンク系の2色が登場する。
NiziUを起用したビジュアルテーマは、「見つけて。あなただけの色」。可能性を狭めずにさまざまな色や組み合わせにチャレンジすれば、自分にぴったりの色が見つかるという思いが込められている。ビジュアルではNiziU のメンバーがそれぞれのテーマカラーをイメージしたメイクを施しており、“グロッシーリッチ アイズ N”を使用したいつものキュートさとは違う表情が楽しめる。
NiziUはブランドミューズとして姉妹ブランド「ヴィセ アヴァン(VISEE AVANT)」のシーズン限定ビジュアルにも登場。今シーズンは MAYUKA、NINAを起用する。また、メンバーとおそろいのメイクを楽しめる「#NiziUとリンクメイク」オリジナルムービーも TikTokブランド公式アカウント及び“グロッシーリッチ アイズ N”スペシャルサイトで展開予定。
なお、“グロッシーリッチ アイズ N”メンバー使用アイテムは、MIIHI(PK-10 カームピンク系 ※21年秋冬限定色)、MAKO(OR-2 ブラウニッシュオレンジ系)、AYAKA(RD-6 ブラウニッシュレッド系)、MAYUKA(GR-7 ウォームカーキ系)、RIMA(RD-9 パッションレッド系 ※21年秋冬限定色)、NINA(BL-8 スモーキーネイビー系)、RIKU(BE-1 ライトベージュ系)、MAYA(PK-3 バーガンディ系)、RIO(PK-4 モーヴピンク系)。
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美容師向けサービスを行うHairlieはこのほど、CtoCプラットフォームを提供するC2C PTE. LTD.と協働で、美容師とユーザーをつなぐウェブアプリ「ヘアリー(HAIRLIE)」のベータ版のサービスを開始した。気になるヘアカタログやスタイリストからサロンを検索でき、予約から支払いまで全てアプリ内で完結できるサービスとなる。またスタイリストが独自のページを作成できるため、各々が自由にヘアスタイルをPRし、集客につなげることが可能だ。
既存の大手予約サイトは認知度も高く安心感がある一方、毎月の固定広告費や競合過多による安価な打ち出し価格、キャンセルリスクなどは小規模サロンからするとハイリスクだった。また大手サロンにおいてもサイトの運営や集客に関して店長へ業務が一極集中してしまっていた。こうした現状に着目し「ヘアリー」を開発した。
「ヘアリー(HAIRLIE)」は従来の定額型サービスとは異なる小規模サロンにもうれしい成果報酬型。また事前決済システムのためキャンセルリスクを回避でき、店舗での手間も軽減することが可能だ。さらにユーザーにとっても、画像検索で見つけたヘアスタイルは該当スタイリストが担当するため、施術後のギャップが生まれにくいというメリットもある。
Hairlieは、全国271店舗を有する美容室「オーブヘア(AUBE HAIR)」の副社長やアイラッシュサロン、エステサロン経営などの経験を持つ松田孝志Hairlie社長が2020年6月に設立。自身の美容師経験を元に「美容師の負荷を軽減させたい」という思いからサービスを展開する。今秋にはモバイル版のリリースも予定している。
The post 美容師とユーザーを結ぶCtoCマッチングアプリ「ヘアリー」が誕生 美容師が独自に情報発信できる成果報酬型サービス appeared first on WWDJAPAN.
美容師向けサービスを行うHairlieはこのほど、CtoCプラットフォームを提供するC2C PTE. LTD.と協働で、美容師とユーザーをつなぐウェブアプリ「ヘアリー(HAIRLIE)」のベータ版のサービスを開始した。気になるヘアカタログやスタイリストからサロンを検索でき、予約から支払いまで全てアプリ内で完結できるサービスとなる。またスタイリストが独自のページを作成できるため、各々が自由にヘアスタイルをPRし、集客につなげることが可能だ。
既存の大手予約サイトは認知度も高く安心感がある一方、毎月の固定広告費や競合過多による安価な打ち出し価格、キャンセルリスクなどは小規模サロンからするとハイリスクだった。また大手サロンにおいてもサイトの運営や集客に関して店長へ業務が一極集中してしまっていた。こうした現状に着目し「ヘアリー」を開発した。
「ヘアリー(HAIRLIE)」は従来の定額型サービスとは異なる小規模サロンにもうれしい成果報酬型。また事前決済システムのためキャンセルリスクを回避でき、店舗での手間も軽減することが可能だ。さらにユーザーにとっても、画像検索で見つけたヘアスタイルは該当スタイリストが担当するため、施術後のギャップが生まれにくいというメリットもある。
Hairlieは、全国271店舗を有する美容室「オーブヘア(AUBE HAIR)」の副社長やアイラッシュサロン、エステサロン経営などの経験を持つ松田孝志Hairlie社長が2020年6月に設立。自身の美容師経験を元に「美容師の負荷を軽減させたい」という思いからサービスを展開する。今秋にはモバイル版のリリースも予定している。
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2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!
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見どころ:東京のファッション・ウイークへの参加は5年ぶり。海外での発表経験を経て、リアルとデジタルという垣根を超えて、あらゆる表現方法にどん欲に挑んでいる姿がかっこいいなと思っています。今シーズンは僧兵を意味する“ウォーリアー・モンク”をコンセプトに掲げ、日本のミリタリーを独自に解釈しました。相手を威かくするためのオーバーサイズや、竹で迷彩を作った“バンブーカモフラージュ”柄、かつて僧兵たちが興じていた将棋の駒をモチーフに使うなど、和を深く掘り下げたスタイルが連続。実はショー前の展示会で服自体は見ていたのですが、やはり人が着て歩くと別物です。ブランドが得意とするパターンワークを、結んだりひねったりするスタイリングでアピールし、どういう構造なのかと改めて気になり身を乗り出してしまいました。そしてリアルならではの驚きは、自分のスマホでは見ない日はないTikTok発のスターモデル、大平修蔵さんを生で見られたこと。実在していたんだ!と服とは全然関係ないところでも感動しました。
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見どころ:デジタル発表が浸透して数シーズン。2〜3分で洋服を見せる映像も多い中、20分の超大作が届きました。「せっかくデジタルでやるんなら、ストーリーのある短編映画に挑戦したい」という長嶺信太郎デザイナーの強い意思で実現したもので、俳優の唐田えりか、吉村界人らが出演し、監督は小林達夫という本気っぷり。ジンの編集者が憧れのバンドを取材し、大事なものに気づかされるストーリーがめちゃくちゃ面白いし、音楽やストリートとのつながりが強いブランドの世界観ともマッチしています。ウエアは、スカルと十字架を散りばめた透け感のあるボウシャツや炎のようなペイントを施したセットアップスタイルなど、センシュアルなひねりを加えたロックテイスト。映画だから同じウエアが何回出てきても違和感はないし、ぶっちゃけショーより記憶に残りました。世界観を作り込み、洋服を効果的に見せられるのは、デジタル最大の強みですね。
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見どころ:コレクションは、上田安子服飾専門学校のトップクリエイター学科の3年生、総勢13人が手掛けました。開幕4日目までに、計10ブランド以上のプロデザイナーのコレクションを見てきた僕は、正直甘く見ていました。今季は兵庫県の播州織や群馬県の桐生ジャカード、愛知県の有松鳴海絞り形状加工などをしたオリジナル素材に、大胆なカッティングやドレープ、アシンメトリー加工を施したり、数パターンの着こなしが楽しめる変形型シルエットにしたり。ブラックとホワイトのカラーが、より素材の良さとシルエットを際立たせます。学生たちのレベルの高さに唖然としました。すみませんでした。ほとんどの学生は今後、パリ・コレクションを目指し活動していくそう。日本の未来に乾杯です。
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DHCは9月1日、韓国事業から撤退すると韓国法人DHCコリアの公式サイトを通じて発表した。同オンラインストアは9月15日14時に閉鎖するという。現在アクセスが集中しており、繋がりにくい状態が続いている(2日22時時点)。
DHCコリアの公式サイトでは「良い製品とサービスでお客さまに満足していただくように努力したが、残念ながら国内営業終了を決定しました」と表明。撤退の理由に関しては明記していないが、20年12月、創業者の吉田嘉明会長が自社サイトで公開した文章が在日韓国・朝鮮人に対して差別的なのではないかと問題視され、韓国では不買運動が拡大していた。
DHCは1972年に委託翻訳業務を中心に創業。DHCは「大学翻訳センター」のローマ字表記の頭文字から由来している。化粧品や健康食品のほか、アパレル、リゾート、出版事業など多岐に渡り展開。海外事業においては、1995年にアメリカと台湾、2002年に韓国、03年に中国、06年にイギリスに進出している。
なお、20年度の売上高はWWD推定で前期比25.2%減の約356億4000万円(約3億3390万ドル)。海外におけるJビューティの需要の高まりを受け、米国と英国では2ケタ台の成長を遂げた。一方で日本では、202の直営店と7万2000店以上の量販店で販売しているが、売り上げは前年割れとなった。
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DHCは9月1日、韓国事業から撤退すると韓国法人DHCコリアの公式サイトを通じて発表した。同オンラインストアは9月15日14時に閉鎖するという。現在アクセスが集中しており、繋がりにくい状態が続いている(2日22時時点)。
DHCコリアの公式サイトでは「良い製品とサービスでお客さまに満足していただくように努力したが、残念ながら国内営業終了を決定しました」と表明。撤退の理由に関しては明記していないが、20年12月、創業者の吉田嘉明会長が自社サイトで公開した文章が在日韓国・朝鮮人に対して差別的なのではないかと問題視され、韓国では不買運動が拡大していた。
DHCは1972年に委託翻訳業務を中心に創業。DHCは「大学翻訳センター」のローマ字表記の頭文字から由来している。化粧品や健康食品のほか、アパレル、リゾート、出版事業など多岐に渡り展開。海外事業においては、1995年にアメリカと台湾、2002年に韓国、03年に中国、06年にイギリスに進出している。
なお、20年度の売上高はWWD推定で前期比25.2%減の約356億4000万円(約3億3390万ドル)。海外におけるJビューティの需要の高まりを受け、米国と英国では2ケタ台の成長を遂げた。一方で日本では、202の直営店と7万2000店以上の量販店で販売しているが、売り上げは前年割れとなった。
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コスメブランド「シロ(SHIRO)」を展開するシロは9月24日、メイクアップコレクションをリニューアルする。ブランドが重要視するエシカルな視点を尊重したパッケージとカラーを採用し、長く最後まで使用することにこだわった製品群に生まれ変わる。
同ブランドのメイクアップコレクションは2017年2月からスタート。スキンケア同様に国内外で生産された規格外の素材や副産物などを原料にして、口紅やアイシャドウなどを扱ってきた。地球環境に考慮した取り組みを加速するため、これまで同様に素材をあますことなく使用するモノ作りは継続しながら、製品に使用するプラスチック量の削減や付属ブラシの廃止、カラーごとの量の調整を行った。
人気の“ジンジャーアイシャドウパレット”(全4色、各税込7480円、箱なし製品各税込7256円)はカラーもパッケージも一新する。指で馴染ませやすい質感に仕上げることで付属のブラシを廃止。スリムなデザインに変更することで、パッケージに使用するプラスチックの量も減らした。パレット内の4色は色ごとに量を調整することで、最後まで使い切りやすくした。
“ジンジャーリップカラープライマー”(全2色、各税込4180円、箱なし製品各4055円)はパッケージを一新し、21年春の限定色シャインスカーレットを定番として発売する。
そのほか、“ジンジャーリップスティック”や“亜麻ネイル”などの新色も打ち出す。
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セレクトショップのイザ(IZA)は、「イザ ウィズ フレンズ(IZA WITH FRIENDS)」と題したポップアップストアを9月22日まで表参道ヒルズ1階で開いている。モデル・タレントの紗栄子や人気美容師の奈良裕也「シマ ハラジュク(SHIMA HARAJUKU)」アートディレクターらといった、田中タキ代表取締役と親交のある人物やブランドが出店している。
店内では、イザで取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「ニナリッチ(NINA RICH)」「パトゥ(PATOU)」「セルフポートレート(SELF-PORTRAIT)」などのファッションブランドのほか、「シマ(SHIMA)」のオリジナルヘアケア商品やCBDブランドの「H シンク(H THINK)」の商品などが並ぶ。物販のほか、紗栄子が経営している那須ファームビレッジ(NASU FARM VILLAGE)のドリンクメニューを提供するカフェスペースも併設。期間中、新たなブランドや企画を随時追加する予定だ。
また、「コロナ禍で頑張る若い企業家を応援したい」という思いから、新興のフェムテックブランドも扱う。田中代表は、ライフワークとして乳がんの啓蒙活動に積極的に取り組んできた。その延長で、女性の健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの分野にも以前から興味があったという。田中代表は「2007年からチャリティイベントを主催し、女性の内側の豊かさや幸せを応援したいという気持ちが明確になってきた。ファッションを楽しむ場が限られている今、別の形で女性を幸せにできる新たなチャネルとして、フェムテックをイザから発信したい」と話す。今年始動したフェムテックブランド「リネ(RINE)」の吸水ショーツとブラを、「ニナリッチ」のアイテムと組み合わせたプレゼンテーションもイザならでは。また店内一部では、フェムテック専⾨店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」による海外のプレジャートイや膣トレアイテムなども販売している。
イザでは今後も継続的にフェムテック商材を取り扱う。10月のピンクリボン月間に合わせ、女性企業家2人によるランジェリーブランド「アルバージュ ランジェリー(ALBAGE LINGERIE)」とコラボし、乳がんサバイバーに向けたブラジャーも開発する予定だ。
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セレクトショップのイザ(IZA)は、「イザ ウィズ フレンズ(IZA WITH FRIENDS)」と題したポップアップストアを9月22日まで表参道ヒルズ1階で開いている。モデル・タレントの紗栄子や人気美容師の奈良裕也「シマ ハラジュク(SHIMA HARAJUKU)」アートディレクターらといった、田中タキ代表取締役と親交のある人物やブランドが出店している。
店内では、イザで取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「ニナリッチ(NINA RICH)」「パトゥ(PATOU)」「セルフポートレート(SELF-PORTRAIT)」などのファッションブランドのほか、「シマ(SHIMA)」のオリジナルヘアケア商品やCBDブランドの「H シンク(H THINK)」の商品などが並ぶ。物販のほか、紗栄子が経営している那須ファームビレッジ(NASU FARM VILLAGE)のドリンクメニューを提供するカフェスペースも併設。期間中、新たなブランドや企画を随時追加する予定だ。
また、「コロナ禍で頑張る若い企業家を応援したい」という思いから、新興のフェムテックブランドも扱う。田中代表は、ライフワークとして乳がんの啓蒙活動に積極的に取り組んできた。その延長で、女性の健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの分野にも以前から興味があったという。田中代表は「2007年からチャリティイベントを主催し、女性の内側の豊かさや幸せを応援したいという気持ちが明確になってきた。ファッションを楽しむ場が限られている今、別の形で女性を幸せにできる新たなチャネルとして、フェムテックをイザから発信したい」と話す。今年始動したフェムテックブランド「リネ(RINE)」の吸水ショーツとブラを、「ニナリッチ」のアイテムと組み合わせたプレゼンテーションもイザならでは。また店内一部では、フェムテック専⾨店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」による海外のプレジャートイや膣トレアイテムなども販売している。
イザでは今後も継続的にフェムテック商材を取り扱う。10月のピンクリボン月間に合わせ、女性企業家2人によるランジェリーブランド「アルバージュ ランジェリー(ALBAGE LINGERIE)」とコラボし、乳がんサバイバーに向けたブラジャーも開発する予定だ。
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オーシャンズワールドは、ヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」から、“オーシャントリコモイスト アンサー”シリーズを9月10日に全国のロフトで先行発売する。
「オーシャントリコ」は、日本最大級のヘアコンテストで3年連続日本一を獲得し、殿堂入りした人気メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド。
“オーシャントリコモイスト アンサー”シリーズは、15種類の補修・保湿成分を贅沢に配合し、プロが作る“潤いヘア”を自宅でかなえるシリーズ。アミノ酸由来の洗浄成分とヤシ由来の洗浄成分をバランスよく配合し、濃密な泡で優しく洗い上げる“オーシャントリコモイスト アンサーシャンプー”(400mL、税込1650円)、まとまりを与え、しっとりと潤いのある髪に仕上げる“オーシャントリコモイスト アンサートリートメント”(400mL、税込1650円)などをラインアップする。
同シリーズのイメージキャラクターに、映画や舞台、モデル、レゲエシンガー、執筆活動など幅広く活躍する俳優の窪塚洋介を起用。高木琢也「オーシャントーキョー」代表と共演したムービーをユーチューブなどで公開している。
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オールシーズンで使えるジレ(ベスト)の人気がじわじわと高まっています。ロング丈やアウター兼用などタイプはさまざまですが、人気の理由は、1枚羽織るだけで様になるところ。温度調節しやすいのも、スリーブレスなウエアの長所。残暑時期は、Tシャツの上からサラリと羽織れば、きちんとした印象も演出できます。秋冬にはコートより軽やかに着こなせるので、ほぼ通年で着回しが利くアイテムです。
たとえば、「ウジョー(UJOH)」の2021-22年秋冬コレクションでは、トレンチコートの袖なしバージョンを披露しました。全身をおおわないロングジレは、レイヤードにうってつけ。チェック柄のジャケットが袖からしっかりのぞき、深みのある表情に。秋以降、本格的に出番が増えそうなジレのおすすめルックをまとめてみました。
シーズンレスな装いを提案したのは、「ハーヴェル スタジオ(HAVEL STUDIO)」。黒のノースリーブの上から襟付きのロングジレを羽織って、縦長のイメージを強調しています。ジレの襟がきちんした印象も演出。パンプスと合わせた装いは、ちょっとしたオフィシャルなシーンにも対応できそう。ジレより着丈の長いウエアに重ねるのが、レイヤードを際立たせるコツです。
2枚目の写真の「ミドラ(MIDDLA)」は、黒の長袖トップスとチェック柄のスカートというベーシックなコーデに、キルティングのジレを重ねて、意外性をプラス。ボトムスの裾をチラ見せできるぐらいの着丈を選べば、すっきりとした印象が強まります。袖がない分、インナーの黒い袖が全体を引き締め、コントラストも生きています。異なる素材のレイヤードでまとめることで、味わい深いルックに仕上がっています。
腰丈のジャケット風ジレも、シーズンレスに着回せるアイテムです。「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」は、デニムジャケットの上から黒のジレをオン。マニッシュなパンツと合わせて、ジェンダーレスにまとめています。これまで、ジレといえばジャケットの中に着込むのが一般的でしたが、近年はアウターの上に重ねるレイヤードが盛り上がっています。おすすめは、ジャケットの襟がのぞくノーカラーのジレです。
メンズのベストはボタンを留めるのがマナーとされますが、ウィメンズでは前を開けることで、着こなしのバリエーションが広がります。2枚目の「スタンブリー(STUMBLY)」は、淡いブルーのジレが涼やかな印象。黒いチュニックの上から重ねて、クールに着こなしています。前を開けて、ブラックを多めに露出している点もポイントです。暑いうちは前を開け、秋以降は閉じて着るなど使い分けすることで見え方も変えられるので、通年使いには効果的です。
ウールやニット素材が多かったジレに、新たな素材が相次いで仲間入りしています。秋冬に重宝する温かい素材のジレなら、ロングシーズンで着回せます。「ヴェニット(VENIT)」は、もふもふのボア素材でロングジレを提案しました。袖がないので着ぶくれも避けられます。同系色のスエットパーカの上から重ねたことで、全体に立体感がプラスされています。
菱形状の縫い目が印象的なキルティングは、秋冬によく見られる素材です。最近では、裏地のライナーをあえて表に出したような使い方も広がってきました。2枚目の「タクター(TACTOR)」は、リラクシングなトップス&パンツの上から、キルティングのジレを羽織って、伸びやかな装いに。前を全開にして、ふわっと広がるシルエットを印象づけています。ライナー風のたたずまいが、アクティブなムードも漂わせています。
袖がない分、腕周りがすっきり見えるのに加え、全体がすらりと映るので、ロング丈のジレは上手に着こなしたいアイテムです。正統派ジレなら、カジュアルなTシャツやニットトップスと合わせても、落ち着いたムードを添えてくれます。ジャケットやアウターの上から重ねるスタイリングも、手持ちウエアの新たな表情を引き出せます。コーディネートの相性を選ばないうえ、ロングシーズンにわたって使えるスグレモノなだけに、今から手なずけておくのが賢い秋支度です。
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専門店チェーン、セレクトショップの2021年8月度(既存店ベース)は、悪天候とコロナ拡大のダブルパンチで、前年実績を割り込んだという声が中心だった。前年から1割前後落ち込んだという店が多い。前年8月が絶好調だったユニクロは38.9%減という落ち込みだった。
ユニクロの前年8月は、一昨年同月に対し29.8%増という大幅な伸びだった。「昨年は猛暑だったことにも助けられたが、大雨、五輪による外出減、緊急事態宣言で、今年は客数が前年同月比35.2%減となった。月全体を通し、思った以上に厳しかった」と広報担当者。
しまむらの「ファッションセンターしまむら」(7月21日〜8月20日)は同5.7%減。他社に比べると数字はよいものの、「夏物の売れ行きが不調だった」(発表資料より)。ただし、「強化しているサプライヤーとの共同開発ブランドや、インフルエンサーの企画商品の秋物立ち上がりは好調」だったという。
良品計画の「無印良品」は同9.9%減。レトルトカレーを中心に、食品は引き続き同16.6%増と好調なものの、悪天候とコロナ禍で衣服・雑貨が同23.1%減と苦戦。7月末から順次実施している価格改定により値下げした「体にフィットするソファ」や「羽根まくら」などは「好調に推移した」(発表資料より)という。
アダストリアは同11.5%減だった。「天候不順、コロナ拡大による客数減で、月の半ば、下旬にかけてより厳しい状況となった」と広報担当者。実店舗の客数が減ったことで、もともとEC売上比率の高い「ハレ(HARE)」「レピピアルマリオ(REPIPI ARMARIO)」「エルーラ(ELURA)」などが比較的堅調だったという。
ユナイテッドアローズは、同12.8%減。悪天候とコロナにより「実店舗売り上げは厳しく、ECも前年のセール施策の反動で同9.6%減と前年を割り込んだ」(発表資料より)。
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「モンクレール(MONCLER)」は、セルジオ・ザンボン(Sergio Zambon)をゲストデザイナーに迎えた“2 モンクレール 1952 マン(2 MONCLER 1952 MAN)”の2021-22年秋冬コレクションから、日本発のアウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」とのコラボレーションアイテムを9月2日に発売する。同シーズンは東京の街から着想を得たコレクションで、「モンクレール」の一部直営店と公式オンラインサイトで扱う。
ニットのトラックスーツやリブパンツ、ブランケットをヘムにあしらったダウン、街でも履けるスリッパなど、“都会での休息”をテーマにデザインした。ダウンアイテムには、「アンドワンダー」と共同開発した軽量リフレクター素材を採用。文京区をイメージしたコンクリートグレーや、清瀬市を意識したグリーン、ブラウン、ベージュの組み合わせなど、東京の街並みをイメージしたカラーパレットも特徴だ。また、アーティストのカロ・アクポキエール(Karo Akpokiere)を起用し、「モンクレール」のロゴや新聞記事を漫画風にしたグラフィックを制作。ダウンなどにグラフィックを落とし込み、コレクションにポップなムードを加えた。その他「スイコック(SUICOKE)」とのコラボサンダルやパデッドバッグ、テディフリースのハットなどアクセサリーも豊富にそろえる。
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狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.7。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「毛づくろい」。猫にとって健康のバロメーターともいわれる毛づくろいは、人間にとっても美と若さを維持するうえで重要な行為。かつてないスピードで老化が進んでいく今こそ、猫に倣って美しい毛艶とフサフサの毛並みを手に入れよう!
早いものでもう9月。夏を超えるたびに「また一つ老けたな……」と絶望するのだが、ここ最近はマスクを外すたびに肌が老けていく実感があり、この生活がまだ続くのかと思うと暗たんたる気持ちになる。肌の老化はもはや夏のせいにはできず、何かしらの手を打たなければ5年後、10年後の私の見た目年齢は……想像するのも恐ろしい。
このように人間はかつてない深刻さで肌老化の危機に瀕しているわけだが、猫はどうか。被毛に覆われているため皮膚の変化は分からないが、猫の老化度合いは、毛を見れば大体分かる。子猫の毛は細く柔らかく、たんぽぽの綿毛のようにふわふわ。成猫の毛は生き生きとしてハリがあり艶やかだ。しかし老猫になると、だんだん白髪交じりになり、質感もボサボサになって艶や滑らかさが失われていく。人間の髪のエイジング現象と似ている。
猫はあらゆる動物の中でも、とりわけ頻繁に毛づくろいを行う生き物だ。「猫の毛づくろいは健康のバロメーター」といわれるが、老猫になるとだんだん毛づくろいができなくなるため、毛並みが乱れがちになるのである。白髪は仕方ないにしても、猫の毛質の変化は、お手入れするかしないかの差といっても過言ではない。
人間だってそう。加齢とともに頭皮がたるんで毛穴がゆがみ、うねりのある髪が生えるようになるし、度重なるカラーやパーマ、紫外線ダメージで乾燥が進んでパサつきやゴワつきも進みやすくなる。頭皮ケアを習慣化したり、パーマやカラーをするときはトリートメントもセットで行ったり、髪にもUVケアをするなど、顔と同じぐらい手をかけなければ“おば髪”まっしぐら。
猫はウ○コをしてても白目で寝てても主人に爪を立て血祭りにあげてもいとおしいから、年老いたぐらいでかわいさが減ることはない。しかし、うねり・ゴワつき・パサつきを野放しにした人間はかわいさとは程遠い。最近は、「アンチエイジングではなく、ポジティブエイジングで行こう」というような風潮になってきて、それは大変良いことだと思うが、髪となると話は別。薄毛で白髪まみれでうねり切ったチリ毛よりも、豊かで艶やかで白髪レスなゴージャスヘアでいられるなら、そっちの方が良いに決まっている。少し手をかけるだけでも差がつくパーツだからこそ、人間も猫を見習って、もっと熱量を持って毛づくろいを。
人間も毛並みを整えておくことが、見た目の若さ・美しさのカギに。「猫の毛づくろい=人間でいうところのブラッシング」ということで、ハリ・コシ・艶・潤い・滑らかな手触りをかなえるヘアケアアイテムをご紹介。
まるで猫の手でなでられているかのような感覚を味わえる、猫の手をかたどったデザインの「貝印(KAI)」ヘアブラシ。軽量かつ小ぶりで使いやすく、ブラッシング初心者におすすめ。適度なクッション性とブラシの先端の丸みが、髪と頭皮を心地よく刺激。シャンプー前後のブラッシング、ブローやスタイリングにぴったりだ。外出先でも使えるポーチインサイズだったり、シックな配色になっていたりと、大人の猫変態のニーズを満たすこだわりもうれしい。
ワンランク上の頭皮&ヘアケアをかなえたいなら、「コイズミ(KOIZUMI)」の音波振動磁気ブラシにTRY。いつものようにブラッシングするだけで、柔らかエアークッションとメタルピンで頭皮を心地よく刺激して、髪に帯電した静電気を抑制。約2000ガウスの強力磁気と約6000回の音波振動で、髪をいたわりながらサラ艶な美髪へと導いてくれる。「ポール & ジョー」のクリエイティブ・ディレクター、ソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)の愛猫ヌネット柄ももん絶級のかわいさだ。
ブラッシングは正しく行わないと、逆に頭皮を傷つけたり髪のキューティクルを乱したりすることにもなりかねないので要注意。ヘアミストもセットで取り入れて、ブラッシングダメージを防ごう。天然のシリコーンと呼ばれるブロッコリー種子油が、キューティクルを整え自然な輝きをON。さらに加水分解大麦タンパクが髪に潤いを与え、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪をガードして、指通り抜群のサラ艶髪へと導いてくれる。
猫の毛といえば、毛柄の違いも魅力の一つ。人間でいうところのカラーリングやヘアスタイルといったところか。毛の質の良しあしだけでは図れない清潔感やセンスが浮き彫りになる部分で、このあたりも猫から学ぶことが大いにありそうだ。その話は、またいつか。
サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き
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「ナーズ(NARS)」は今秋、リップアイテムのキャンペーンモデルに歌手のLiSAを起用する。9月17日に新たに3色を発売する“パワーマットリップピングメント”(全21色、各税込4070円)、ブランド設立時からロングセラーの“リップスティック”(全72色、同3630円)、そしてブランド20周年を記念した“オーデイシャスリップスティック”(全25色、同4290円)を9月からプロモーションする。
「ナーズ」の考える“強さ”として、しなやかで凛とした心を持ち、パワフルなだけでなく内に秘めた自己肯定感を体現していることからLiSAの起用に至ったという。12色のリップスティックから始まった同ブランドの代名詞ともいえるリップアイテムを、自身の願望をかなえることを後押ししてくれるものとしてLiSAを通じて発信していく。起用にあたってLiSAは「『ナーズ』は年齢に関係なく、幅広い方に楽しんでもらえるのが魅力。年齢問わず楽しめて、ちゃんと発色しつつも上品な仕上がりになるのが好きです」とコメントした。
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「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、東京・銀座の中央通りに構えた期間限定のコンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」から、さまざまな映像コンテンツをオンライン配信している。最新コンテンツのゲストは、プロスケートボーダーの四十住さくら選手。「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」のスペシャルサポーターを務める四十住選手が「ラルフ ローレン 銀座」を訪れ、8月末まで同店に設けられたスケートボードランプでライディングを披露。インタビューでは、練習中も頻繁に着用した「ポロ ラルフ ローレン」の魅力や、ブーツさえ初挑戦というウエスタンなプレ・フォール・コレクションに身を包んだ感想、そして、将来の夢などを語っている。
お気に入りの「ポロ スポーツ」のランプは、
「持ち帰りたいくらい(笑)」
1 / 5
四十住選手は8月中旬、「ラルフ ローレン」が「ラルフ ローレン 銀座」で開催したプレスイベントに登場した。当日は、背面にさくら色で「SAKURA 1」と書かれた白いTシャツに、スエット、イエローのケーブルニットのコーディネート。全て「ポロ ラルフ ローレン」だ。四十住選手は「将来は、子どもにスケートボードの魅力を伝えたい。子どもが大好きだから、頑張っているみんなを応援したい。そして私も、みんなに憧れてもらえる存在になれたら」などと話した。イベントでは、自身も設計に携わった「ポロ スポーツ(POLO SPORT)」のスケートボードランプでライディングも披露した。「『ポロ』のランプを作ってもらえて、すごく嬉しい。サイズ感や高さもちょうど良く、とても満足。(『ポロ ラルフ ローレン』の洋服だけでなく)このランプも地元に持ち帰りたい(笑)」と話し、会場を沸かせた。「ラルフ ローレン 銀座」は8月まで、プロスケーターらが指導するスケートボードスクールを開催。四十住選手の活躍で、期間中の受講生の募集はあっという間に定員に達したという。
「『ポロ ラルフ ローレン』に支えていただき、
本当に嬉しかった」
店内の「RL NEWS STATION」で行ったインタビューでは、「ポロ スポーツ」のブルゾンにブラックのパンツ姿で、普段のスタイルや、「ポロ ラルフ ローレン」との思い出などについて語った。「ポロ ラルフ ローレン」のスペシャルサポーターに就任した時を「こんなに大きなブランドにサポートしていただけて、本当に嬉しかった」と振り返り、以降はさまざまなアイテムを着用し練習していると仲間のスケートボーダーや家族から羨ましがられることも多かったと笑う。さまざまな洋服に袖を通してきた中でのお気に入りは、ポロベアのアイテム。インタビューでは、勝負カラーや、最近のスケートボードシーンなどについても話している。
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「ラルフ ローレン 銀座」1階のカフェ「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」には、「ポロ ラルフ ローレン」の2021年プレ・フォール・コレクション姿で現れた。ニットカーディガンにネルシャツ、ピュアホワイトのコットンスカート&ブーツという「ラルフ ローレン」らしいウエスタン&ボヘミアンなスタイルだ。さくら色のロングヘアが、ピンクも混じる淡い色彩のカーディガンとマッチしている。Tシャツやポロシャツ、スエットなどの普段着とは全く違う装いについては、「スカートもあんまり履いたことがなく、ブーツはまだ履きづらいけれど(笑)、こんなスタイルでいろんなところに出かけてみたい」という。
「ラルフ ローレン 銀座」独自の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」では、今後もさまざまなコンテンツをオンライン配信。デジタルを通して、ブランドの世界観やメッセージをダイレクトに届ける予定だ。
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ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、東京・銀座の中央通りに構えた期間限定のコンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」から、さまざまな映像コンテンツをオンライン配信している。最新コンテンツのゲストは、プロスケートボーダーの四十住さくら選手。「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」のスペシャルサポーターを務める四十住選手が「ラルフ ローレン 銀座」を訪れ、8月末まで同店に設けられたスケートボードランプでライディングを披露。インタビューでは、練習中も頻繁に着用した「ポロ ラルフ ローレン」の魅力や、ブーツさえ初挑戦というウエスタンなプレ・フォール・コレクションに身を包んだ感想、そして、将来の夢などを語っている。
お気に入りの「ポロ スポーツ」のランプは、
「持ち帰りたいくらい(笑)」
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四十住選手は8月中旬、「ラルフ ローレン」が「ラルフ ローレン 銀座」で開催したプレスイベントに登場した。当日は、背面にさくら色で「SAKURA 1」と書かれた白いTシャツに、スエット、イエローのケーブルニットのコーディネート。全て「ポロ ラルフ ローレン」だ。四十住選手は「将来は、子どもにスケートボードの魅力を伝えたい。子どもが大好きだから、頑張っているみんなを応援したい。そして私も、みんなに憧れてもらえる存在になれたら」などと話した。イベントでは、自身も設計に携わった「ポロ スポーツ(POLO SPORT)」のスケートボードランプでライディングも披露した。「『ポロ』のランプを作ってもらえて、すごく嬉しい。サイズ感や高さもちょうど良く、とても満足。(『ポロ ラルフ ローレン』の洋服だけでなく)このランプも地元に持ち帰りたい(笑)」と話し、会場を沸かせた。「ラルフ ローレン 銀座」は8月まで、プロスケーターらが指導するスケートボードスクールを開催。四十住選手の活躍で、期間中の受講生の募集はあっという間に定員に達したという。
「『ポロ ラルフ ローレン』に支えていただき、
本当に嬉しかった」
店内の「RL NEWS STATION」で行ったインタビューでは、「ポロ スポーツ」のブルゾンにブラックのパンツ姿で、普段のスタイルや、「ポロ ラルフ ローレン」との思い出などについて語った。「ポロ ラルフ ローレン」のスペシャルサポーターに就任した時を「こんなに大きなブランドにサポートしていただけて、本当に嬉しかった」と振り返り、以降はさまざまなアイテムを着用し練習していると仲間のスケートボーダーや家族から羨ましがられることも多かったと笑う。さまざまな洋服に袖を通してきた中でのお気に入りは、ポロベアのアイテム。インタビューでは、勝負カラーや、最近のスケートボードシーンなどについても話している。
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「ラルフ ローレン 銀座」1階のカフェ「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」には、「ポロ ラルフ ローレン」の2021年プレ・フォール・コレクション姿で現れた。ニットカーディガンにネルシャツ、ピュアホワイトのコットンスカート&ブーツという「ラルフ ローレン」らしいウエスタン&ボヘミアンなスタイルだ。さくら色のロングヘアが、ピンクも混じる淡い色彩のカーディガンとマッチしている。Tシャツやポロシャツ、スエットなどの普段着とは全く違う装いについては、「スカートもあんまり履いたことがなく、ブーツはまだ履きづらいけれど(笑)、こんなスタイルでいろんなところに出かけてみたい」という。
「ラルフ ローレン 銀座」独自の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」では、今後もさまざまなコンテンツをオンライン配信。デジタルを通して、ブランドの世界観やメッセージをダイレクトに届ける予定だ。
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「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は9月1日、ブランドミューズの田中みな実のプロデュースによるガードルの先行受注を開始した。このガードルは、「おしりをきれいに多くの女性にガードルの着用を習慣にして欲しい」という田中の思いから誕生。窮屈で苦しいというガードルの固定概念を覆すつけ心地の良さとファッション性にこだわった。
田中は、「30歳を過ぎたころにガードルに出合いその魅力を知っていた。『もっと早くからはいていればよかったと後悔』」とコメント。彼女はヒップのトレーニングをしているし、ガードルは必要ないと思っていたようだ。だが、肉質は変化して重力に負けるということを実感して、「若いうちからガードルを習慣にしてもらいたい」という思いで開発したという。“田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル”はブラックとベージュの2色で税込5478円。1日から先行受注をスタートし、10月20日にピーチ・ジョンの店舗と公式ECで販売をスタートする。
ムック本「田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル ブック」は限定色ラベンダーのガードルと田中が責任編集を務めた「丸ごとおしりブック」がセットで税込価格6490円。1日から電子書店で予約を受け付け、10月20日に発売する。
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「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は9月1日、ブランドミューズの田中みな実のプロデュースによるガードルの先行受注を開始した。このガードルは、「おしりをきれいに多くの女性にガードルの着用を習慣にして欲しい」という田中の思いから誕生。窮屈で苦しいというガードルの固定概念を覆すつけ心地の良さとファッション性にこだわった。
田中は、「30歳を過ぎたころにガードルに出合いその魅力を知っていた。『もっと早くからはいていればよかったと後悔』」とコメント。彼女はヒップのトレーニングをしているし、ガードルは必要ないと思っていたようだ。だが、肉質は変化して重力に負けるということを実感して、「若いうちからガードルを習慣にしてもらいたい」という思いで開発したという。“田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル”はブラックとベージュの2色で税込5478円。1日から先行受注をスタートし、10月20日にピーチ・ジョンの店舗と公式ECで販売をスタートする。
ムック本「田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル ブック」は限定色ラベンダーのガードルと田中が責任編集を務めた「丸ごとおしりブック」がセットで税込価格6490円。1日から電子書店で予約を受け付け、10月20日に発売する。
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「ネイプ(NAPE_)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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ビューティクリエイターの吉川康雄が手がけるメイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」は9月1日、新製品“アイラッシュライナー”(全2色、各税込1650円)と“モイスチャーリップスティック グロウ”、“モイスチャーリップスティック ステイン”の新色“フルーティー”(各税込3960円)を発売した。同ブランドはシーズンごとのコレクションなどは発表しない意向で、吉川クリエイターの「本当に必要なものや自分に合ったもの、好きなものをいつでも安心して使えるプロダクトをそろえていく」という思いから、継続品のみの展開だ。
“アイラッシュライナー”は、まつ毛(アイラッシュ)を強調するために発色や質感にこだわって開発した新発想のアイライナーだ。メイクしていることを感じさせない薄付きで自然な仕上がりが特徴で、独特の芯の硬さと滑らかな描き心地が透けるような薄付きの発色をかなえ、艶のある質感がまつ毛と肌になじんでアイラインが悪目立ちすることなく目元を際立てる。カラーは日本人のまつ毛の色と同化してやさしい表情を演出する“01ソフトブラック”と、フェミニンなレッドに深いくすみを加えることでまつ毛となじみやすくした“02 バーガンディー”の2色。
吉川クリエイターは「素顔の良さを損なわずに目元を強調する “見えないアイライナー”を作りたいと思った。限りなく薄く、かすれさせるようにアイラインを描くテクニックはプロの現場ではよく使われるが、一般の人でも簡単に再現できるのが今回のプロダクト。“かすれて付く”を再現する発色と使い心地をかなえるために、硬さと滑りの良さにこだわった。重ねれば濃く発色させることもできるので、簡単に仕上がりを調整できる」と独自の製品特徴について述べた。まつ毛の間を埋めやすい芯の太さも追求し、1.5mmにたどり着くまでに何度も試作を重ねたという。硬さをもたせたことで極細芯でありながら折れにくいのも魅力だ。さらに、保湿成分や美容液成分を配合し、まつ毛のケアにも配慮。涙や汗に強いウォータープルーフ、擦れに強いスマッジプルーフも備えた。
「価格はプチプラと言われる低価格帯に設定した。普段百貨店ブランドのコスメを使っている人もアイライナーだけはドラッグストアなどで買える低価格帯のものを購入することが多い。どんなにこだわって作っても、価格が高いとお客さまに届かない。手に取りやすい価格にすることで、より多くの人に製品の良さを知ってもらいたい」と語った。今後はアイメイク製品など、順次プロダクトを拡充していく予定だという。
なお、10月からは“モイスチャーリップスティック グロウ”の新色を順次発売する。10月1日に“ブラックチェリー”、11月1日に“ピンクミンク”、1月15日に“ピュアピンク”、2月15日に“ピーチ”を発売する。
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ビューティクリエイターの吉川康雄が手がけるメイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」は9月1日、新製品“アイラッシュライナー”(全2色、各税込1650円)と“モイスチャーリップスティック グロウ”、“モイスチャーリップスティック ステイン”の新色“フルーティー”(各税込3960円)を発売した。同ブランドはシーズンごとのコレクションなどは発表しない意向で、吉川クリエイターの「本当に必要なものや自分に合ったもの、好きなものをいつでも安心して使えるプロダクトをそろえていく」という思いから、継続品のみの展開だ。
“アイラッシュライナー”は、まつ毛(アイラッシュ)を強調するために発色や質感にこだわって開発した新発想のアイライナーだ。メイクしていることを感じさせない薄付きで自然な仕上がりが特徴で、独特の芯の硬さと滑らかな描き心地が透けるような薄付きの発色をかなえ、艶のある質感がまつ毛と肌になじんでアイラインが悪目立ちすることなく目元を際立てる。カラーは日本人のまつ毛の色と同化してやさしい表情を演出する“01ソフトブラック”と、フェミニンなレッドに深いくすみを加えることでまつ毛となじみやすくした“02 バーガンディー”の2色。
吉川クリエイターは「素顔の良さを損なわずに目元を強調する “見えないアイライナー”を作りたいと思った。限りなく薄く、かすれさせるようにアイラインを描くテクニックはプロの現場ではよく使われるが、一般の人でも簡単に再現できるのが今回のプロダクト。“かすれて付く”を再現する発色と使い心地をかなえるために、硬さと滑りの良さにこだわった。重ねれば濃く発色させることもできるので、簡単に仕上がりを調整できる」と独自の製品特徴について述べた。まつ毛の間を埋めやすい芯の太さも追求し、1.5mmにたどり着くまでに何度も試作を重ねたという。硬さをもたせたことで極細芯でありながら折れにくいのも魅力だ。さらに、保湿成分や美容液成分を配合し、まつ毛のケアにも配慮。涙や汗に強いウォータープルーフ、擦れに強いスマッジプルーフも備えた。
「価格はプチプラと言われる低価格帯に設定した。普段百貨店ブランドのコスメを使っている人もアイライナーだけはドラッグストアなどで買える低価格帯のものを購入することが多い。どんなにこだわって作っても、価格が高いとお客さまに届かない。手に取りやすい価格にすることで、より多くの人に製品の良さを知ってもらいたい」と語った。今後はアイメイク製品など、順次プロダクトを拡充していく予定だという。
なお、10月からは“モイスチャーリップスティック グロウ”の新色を順次発売する。10月1日に“ブラックチェリー”、11月1日に“ピンクミンク”、1月15日に“ピュアピンク”、2月15日に“ピーチ”を発売する。
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「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。
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山岸慎平が手掛ける「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」は、2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に参加し、東京・白金台の八芳園でランウエイショーを1日に行った。東京のファッション・ウイークへの参加は2年ぶりで、会場には約140人の招待客が足を運んだ。屋外でのショーながら、当日は季節外れの肌寒さで小雨がぱらつくあいにくの悪天候。ただこの日の「ベッドフォード」は、雨や灰色の空、薄暗さなどの全てを味方につけた。
本番前のバックステージはとてもリラックスしており、正直意外な光景だった。山岸慎平はただまっすぐに「かっこいい」を信じ、追求するデザイナー。その純粋でストイックな姿勢は、時として人を寄せ付けないこともあり、ショー前はきっとナーバスになっているだろうと想像していたからだ。しかし、この日の山岸デザイナーは誰よりもモデルやスタッフに対して積極的にコミュニケーションをとり、緊張を和ませているように見えた。コートを閉めるか閉めないか、バックルの向きを変えるか変えないか、といったスタイリングの微調整でピリッと引き締まった後は、笑顔でモデルと会話を交わす。そしてふと衣装ラックに目をやると、それぞれのラックにかかったスタイリング見本の写真の裏側に、山岸デザイナーによるモデル一人一人に向けたメッセージが書かれていることに気付いた。「一番色気があるこのルックは君にピッタリです。今日という瞬間を楽しんでもらえればと!」「今季のメンズで一番の正統派ルック。ハンサム担当でお願いします」「幸せな瞬間を共有できることを本当にうれしく思います。Thank Youです!」――会場の隅々に至るまで、ショーにかけるチームの思いが込められていた。
本番がスタートすると、小粒だった雨が霧雨に変わり、冷たい空気が会場を包んだ。「絵日記のようなコレクション」と語る今シーズンは、自身の周辺で起こる出来事や湧き上がる感情に丁寧に向き合ったクリエイション。その思いを象徴するのが、各ルックに添えた一輪の布製の花である。前シーズンの展示会後、パンデミックによって苦しむ取引先に一輪の花を送ると、想像以上の反響に胸を打たれたという。大切な人たちから受け取った思いを受け継ぐために、布製の花を新たなブランドシグネチャーとして、今シーズンから個々のアイテムに付ける決意を固めた。写真家・岩本幸一郎の作品を乗せて美しい風景が浮かび上がる耽美的なコートをはじめ、シルバーの糸を色彩豊かな生地にミックスさせたり、ボタニカルモチーフを描いたり、透け感のある生地を重ねてチェック柄を表現したりと、個々のアイテムに繊細な美しさを織り交ぜた。柔らかいテーラリングに採用した鮮やかなレッドやブルーが、霧雨と緑に包まれた空間の中で鮮明に際立つ。ほかにも、繊維大手の小松マテーレと組んだ伸縮性の高い生地を使ったアイテムや、「リー(LEE)」とコラボレーションしたジーンズ、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とのスニーカーなど、キャッチーなアイテムも登場。ヤン アンド ナオミ(jan and naomi)のナオミによる生演奏が神秘的なムードを一層引き立て、気がつけば全身に鳥肌が立っていた。
「地味じゃないですかね?でも着ると面白いんですよ」。この山岸デザイナーのショー前の言葉が、現在の「ベッドフォード」の成熟したクリエイションを象徴している。初めてランウエイショーを開催した5年前は、今よりも強いカラーリングやモチーフ使い、素材、カットアウトの多用など、瞬間的に分かりやすいデザインが多かった。繊細なニュアンスで勝負する根底こそ変わっていないものの、「見せつけてやる」という主張が強かったように思う。その血気盛んな時期を経て、山岸デザイナーは海外でのショーを経験し、長引くコロナ禍で苦悩し、私生活でも変化があった。自身と素直に向き合う今のクリエイションは決して無難ではなく、地味でもない。デザイナー自身の人生が深みを増しているからこそ、それを投影した服に例え華美な装飾はなかったとしても、袖を通せば心に響く魅力がある。そして真っ直ぐにファッションと人を愛する男の人生はこれからさらに深まり、その生き様が服に刻まれていくだろう。世界でメジャーに上り詰めるためには、もっと派手で分かりやすいデザインが必要だと言われるかもしれない。だが瞬間的なものは消費され、深みのあるものは残っていく。この日の舞台を目の当たりにし、山岸デザイナーにはこのまま真っ直ぐ進んでほしいと思った。瞬間的なインパクトを与えるショーは数あれど、ここまで余韻の残るショーはめったにない。
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山岸慎平が手掛ける「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」は、2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に参加し、東京・白金台の八芳園でランウエイショーを1日に行った。東京のファッション・ウイークへの参加は2年ぶりで、会場には約140人の招待客が足を運んだ。屋外でのショーながら、当日は季節外れの肌寒さで小雨がぱらつくあいにくの悪天候。ただこの日の「ベッドフォード」は、雨や灰色の空、薄暗さなどの全てを味方につけた。
本番前のバックステージはとてもリラックスしており、正直意外な光景だった。山岸慎平はただまっすぐに「かっこいい」を信じ、追求するデザイナー。その純粋でストイックな姿勢は、時として人を寄せ付けないこともあり、ショー前はきっとナーバスになっているだろうと想像していたからだ。しかし、この日の山岸デザイナーは誰よりもモデルやスタッフに対して積極的にコミュニケーションをとり、緊張を和ませているように見えた。コートを閉めるか閉めないか、バックルの向きを変えるか変えないか、といったスタイリングの微調整でピリッと引き締まった後は、笑顔でモデルと会話を交わす。そしてふと衣装ラックに目をやると、それぞれのラックにかかったスタイリング見本の写真の裏側に、山岸デザイナーによるモデル一人一人に向けたメッセージが書かれていることに気付いた。「一番色気があるこのルックは君にピッタリです。今日という瞬間を楽しんでもらえればと!」「今季のメンズで一番の正統派ルック。ハンサム担当でお願いします」「幸せな瞬間を共有できることを本当にうれしく思います。Thank Youです!」――会場の隅々に至るまで、ショーにかけるチームの思いが込められていた。
本番がスタートすると、小粒だった雨が霧雨に変わり、冷たい空気が会場を包んだ。「絵日記のようなコレクション」と語る今シーズンは、自身の周辺で起こる出来事や湧き上がる感情に丁寧に向き合ったクリエイション。その思いを象徴するのが、各ルックに添えた一輪の布製の花である。前シーズンの展示会後、パンデミックによって苦しむ取引先に一輪の花を送ると、想像以上の反響に胸を打たれたという。大切な人たちから受け取った思いを受け継ぐために、布製の花を新たなブランドシグネチャーとして、今シーズンから個々のアイテムに付ける決意を固めた。写真家・岩本幸一郎の作品を乗せて美しい風景が浮かび上がる耽美的なコートをはじめ、シルバーの糸を色彩豊かな生地にミックスさせたり、ボタニカルモチーフを描いたり、透け感のある生地を重ねてチェック柄を表現したりと、個々のアイテムに繊細な美しさを織り交ぜた。柔らかいテーラリングに採用した鮮やかなレッドやブルーが、霧雨と緑に包まれた空間の中で鮮明に際立つ。ほかにも、繊維大手の小松マテーレと組んだ伸縮性の高い生地を使ったアイテムや、「リー(LEE)」とコラボレーションしたジーンズ、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とのスニーカーなど、キャッチーなアイテムも登場。ヤン アンド ナオミ(jan and naomi)のナオミによる生演奏が神秘的なムードを一層引き立て、気がつけば全身に鳥肌が立っていた。
「地味じゃないですかね?でも着ると面白いんですよ」。この山岸デザイナーのショー前の言葉が、現在の「ベッドフォード」の成熟したクリエイションを象徴している。初めてランウエイショーを開催した5年前は、今よりも強いカラーリングやモチーフ使い、素材、カットアウトの多用など、瞬間的に分かりやすいデザインが多かった。繊細なニュアンスで勝負する根底こそ変わっていないものの、「見せつけてやる」という主張が強かったように思う。その血気盛んな時期を経て、山岸デザイナーは海外でのショーを経験し、長引くコロナ禍で苦悩し、私生活でも変化があった。自身と素直に向き合う今のクリエイションは決して無難ではなく、地味でもない。デザイナー自身の人生が深みを増しているからこそ、それを投影した服に例え華美な装飾はなかったとしても、袖を通せば心に響く魅力がある。そして真っ直ぐにファッションと人を愛する男の人生はこれからさらに深まり、その生き様が服に刻まれていくだろう。世界でメジャーに上り詰めるためには、もっと派手で分かりやすいデザインが必要だと言われるかもしれない。だが瞬間的なものは消費され、深みのあるものは残っていく。この日の舞台を目の当たりにし、山岸デザイナーにはこのまま真っ直ぐ進んでほしいと思った。瞬間的なインパクトを与えるショーは数あれど、ここまで余韻の残るショーはめったにない。
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スイスの時計ブランド「スウォッチ(SWATCH)」は、カスタムメードサービス“スウォッチ バイ ユー(SWATCH X YOU)”に、チョコムー(CHOCOMOO)、井上純、河村康輔、オーマ(OUMA)、ヨシフォーティーセブン(YOSHI47)、透明回線、6組のアーティストのアートワークを追加した。
“スウォッチ バイ ユー”ではまずお気に入りのアートワークを選び、タッチパネル上でアートワークのどの部分を時計にプリントするかを決める。その後、ムーブメントの色をゴールド、シルバー、ブラックから選択。インデックスについては無しも選べる。また、文字盤の裏に15文字までメッセージを入れることも可能だ。オーダーした時計は当日完成し、持ち帰ることができる。
「スウォッチ」は2019年、1週間限定のポップアップイベントで6組のアーティストと協業しており、ブランド担当者は「ファンの声に応える形で再びタッグを組むことになった。アートを着用する感覚を楽しんでほしい」と話す。6月にオープンしたスウォッチストア原宿限定での提供となる。
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西武渋谷店は9月2日、パーキング館1階に“メディア型OMOストア”をうたう「チューズベース シブヤ(CHOOSEBASE SHIBUYA、以下チューズベース)」をオープンした。半年ごとに変わるテーマに沿ってD2Cブランドを集積する売り場で、オープン時は「タイムリミット」をテーマに、環境に配慮したファッションやビューティ、食品など54ブランドをそろえる。D2Cの集積売り場は近年増えているが、「意味に出合い、意志を買う」売り場を目指すという「チューズベース」は、そのどれとも毛色が異なり、「社会に対して自分はこうありたい」といった打ち出しがはっきりしている点が特徴的。それもそのはず、売り場のコンセプト策定やクリエイティブ面を担ったのは、“社会派クリエイティブ”を掲げ、報道番組のコメンテーターとしても活躍する辻愛沙子アルカCEOだ。辻CEOに、売り場に込めた思いやこれからの消費のあり方を聞いた。
WWD:そごう・西武の担当者からSNSのダイレクトメールで熱烈なラブコールを受けて、今回の取り組みが始まったと聞いた。
辻愛沙子アルカCEO(以下、辻):最初は小売りの未来について一緒に考えてほしいとお話をいただきました。小売りの未来、つまり消費の未来を考えると、もちろんDX(デジタルトランスフォーメーション)などの機能面の進化は重要ですし、「チューズベース」でもそれは要の1つです。ただ、それとは別の話で、この1、2年で社会が急激に変わったと感じます。企業がESG経営やSDGsを強く打ち出すようになっていますが、そういった流れは企業だけのものではなくて、むしろ生活者からのボトムアップによって社会が変わってきている。
そうした変化の中で、ブランドも「社会に対して何を届けるのか」ということを考えるようになっている。同時に、私自身を含め、生活者も“便利”“安い”“近い”といったこと以外の価値を消費に求めるように変わりつつあります。環境によいものとそうでないものが同じ価格で並んでいるなら、環境によいものを選びたい。なんなら、ちょっと高くてもそっちを買いたいという人が増えています。それなのに、小売りの世界は従来のままで、利便性や(テイストによる区分のような)トンマナによるカテゴライズが中心。例えば百貨店も、まず性別でフロアが決まって、そこからテイストで細分化されていきますよね。そういうカテゴライズではなくて、思想やスタンスでキュレーションされた売り場があったらいいなと思いました。バイブス近い人たちが集まっている、みたいな売り場です(笑)。
WWD:バイブスが近い人が集まる場所というのは、具体的に言うとどんなイメージか。
辻:北海道物産展とかは、北海道好きな人が集うものなので近いと思います。あとはニューヨークに住んでいたとき、日本食が食べたくなると日本のお店が集まっているエリアに行きました。そこに行けば見慣れた「チキンラーメン」があってほっとできて、しかも日本から来ている人が多い。みんな知らない人たちなんだけど、なんだか安心する。そんな感覚があります。国内でも、飲食店だと同じアイデンティティーやバイブスを持った人が集まっている場所ってありますが、商業施設にはいろんな人が来るし、それが多様性でもある。それは良いこと。ただ、私とは“ガワ”(見た目やファッション)が全く違って、マーケティング分類では絶対同じペルソナにならないような人が、実はバイブスは近いっていうことがあると思うんですよね。そういう人たちが集うお店って、個人でやっているセレクトショップとかではありますが、ある程度の規模の商業施設では私は見たことがないです。
WWD:売り場が目指すあり方を、「意味に出合い、意志を買う」場所と表現しているのが印象的だ。
辻:目指したのは、未来の社会にはどんなものが必要かというパーパス(PURPOSE)を軸にして、ブランドや生活者、メディア、KOL(インフルエンサー)などが集う場所です。そこには、お客さま、そごう・西武、ブランドというようにさまざまな主語があるんですが、みんな見ている方向は同じで、同じパーパスを共有しているという連帯がある。そんな“パーパスドリブン”なお店が出きたら面白い。商品として、機能性やデザインが優れていることは前提です。その上で、大量生産・大量消費の社会の中でなぜこの商品を作るのかというスタンスを明確にし、お客さまはただ買うのではなく、これを買うことで社会に対してどんな意味があるのかを考える。そんなふうに、意味や意志を選び取っていく場所にしたいと思っています。
ただし、説教臭い場所にはしたくない。売り場で商品からテーマに入るからこそ、「これがかわいい」とか「おしゃれ」とかが先に来て、堅苦しくならない。そこにこそ、百貨店やブランドができることがたくさんあると思います。学校とかで教える直接的な学びだけでなく、商業施設やブランドがいろんな切り口から社会に向き合うきっかけを作る。気づきの入り口のような場所になればと思います。
WWD:立ち上げ時のテーマは「タイムリミット」。「サステナビリティ」や「SDGs」といった最近よく聞く言葉ではなく、どこかフワッとした「タイムリミット」という言葉を選んだ意図は。
辻:繰り返しになりますが、テーマ設定はあくまでクエスチョニング(問いかけ)であって、それを選ぶか選ばないかはお客さまやブランドのスタンス次第です。「チューズベース」という名前の通り、「これが正解です」というアンサーベース(答えありき)の場所にはしたくない。ただ、「タイムリミット」という言葉を選ぶ際には分かりやすさとの葛藤はすごくありました。今回に限らず、「もっと説明的で分かりやすい言葉を使ってほしい」と(クライアントから)言われるケースはよくあります。でも、例えば「サステナビリティ」って言葉を出されちゃうと、もうそれが答えみたいで「はいはい大事ですね、以上、完!」みたいになってしまうんですよね。だから、「タイムリミット」という言葉で違和感を作りたかった。タイムリミットには誰にでもそれぞれの解釈があるからこそ、何を選ぶかにつながっていきます。
誰だって、できれば環境に良いことをしたいと思っています。その方がいいことはみんな分かっている。それなのになぜできないのかということがすごく大事で、耳触りのいい、聞いたことがある言葉では伝わりきらないんです。そういう言葉で伝わるものなら、地球環境の問題は既に解決しているはずですから。そこに対して、こちらが答えを出してしまうと、みんな思考停止してしまう。と言うか、一人の人間や一つの企業が答えを出せるという発想自体が、傲慢だと思います。
WWD:売り場から問いかける、という考え方は新鮮だ。ただ、日本人は社会課題などに対し、自分で考えて発信することに慣れていないともよく言われるし、SNS上ではそれをよしとしない空気もある。
辻:特に政治や宗教、社会のことについて、考えることを是としない空気感がこれまではなんとなくあった気がします。でも、議論することは当たり前だし、意見が違ったらそこで考えるっていうことがすごく大事。そのきっかけを作れたらと思っているので、私はメディアに出るときもSNSも、「チューズベース」のような仕事のアウトプットでも、問いかけることを大事にしています。私も分かんないからこそ、「みんなで考えようよ」って。「チューズベース」でブランド同士の連帯を意識しているのもそういう考えからです。
主語が一つじゃないことが、今の時代はすごく大事。誰かをアイコンや象徴にして、そこに背負わせないということ。「そごう・西武が全部作ります」じゃなくて、集まるブランドそれぞれが語って、お客さまがそのストーリーを解釈して、どう選択していくか。最近、友人が“PURPOSEHOOD”(目的意識による連帯)という言葉を使っていていいなと思いました。誰か1人をアイコンにすると、その人が折れたときに全体がガタンと(ダメに)なる。1人をアイコンにするのは平成の価値観。象徴を作らず、主語を“WE”(私たち)にしていくことがこれからはすごく大切だと思います。
WWD:そういう考え方は、売り場にはどう反映したのか。
辻:ブランドそれぞれにちゃんと光が当たるような売り場になっています。分かりやすくはあるんだけど、分かりやすさだけを極めないというのが、(お客さまやブランドに)解釈を委ねるということ。だから、店の真ん中だけにスポットライトをバーンと当てる、みたいな売り場にはしていません。スクランブル交差点じゃないですが、店内は十字の形で回遊できるようにしました。出口も入り口も正解もなく、入った人がそれぞれ感じた正解を持ち帰って、家やほかの場所で思い返して、ちょっとずつ自分の中で咀しゃくしていったほしい。それで次に歯ブラシが切れた、化粧水が切れたというときの選択肢として、戻ってきていただければと思います。
MD面の実務はそごう・西武の方が担当されましたが、テーマからブレたり、悪い意味で間口を広げたりしてしまうことはよくないと何度かお伝えしていました。ビジネスとして、どこまでテーマに対してストイックにいくかは難しい。でも、「タイムリミット」と掲げた下でお客さまが「あれ?」と思うような商品やブランドが並んでいたら、「ウソじゃん」となってしまう。それは「チューズベース」だけでなく、そのブランドにとってもよくない。最悪、炎上してしまいます。この1年でウオッシング(それっぽく装うこと)もすごく批判されるようになっているので、そういう議論はチーム内で喧々諤々と繰り返しました。
WWD:かなりゆとりのある商品陳列など、効率重視の百貨店とは大分違う店の作り方だと感じる。百貨店の中でこうした売り場を作るのは、大変だったのでは。
辻:一番しんどい部分は、チーム内のそごう・西武の社員の方に担っていただきました。私はベンチャー企業出身なので想像しかできませんが、大きな会社で新しいことをするのはすごく大変なんだと思う。ただ、会社の成り立ちというか、1980年代のセゾン文化を考えてみても、(西武は)渋谷の街を作ってきた企業だと思うんです。今ではもうグループが違う企業や業態も含め、渋谷には西武と兄弟みたいな商業施設がたくさんある。そうした下地があって、いろんな出自の人が集まっている会社だからこそ、ダイバーシティーが社内にあるのかなと勝手に感じていました。
渋谷という街で「チューズベース」をやることの意義もすごく感じています。私は渋谷区生まれ、渋谷区育ちのレペゼン渋谷(笑)。この街にはカウンターカルチャーのDNAがありますが、それでも、大量生産・大量消費の流れの中で街がどこも似てきて、渋谷にも高層ビルが次々と建っている。それも便利ではあるんですが、この街とあの街、あっちのビルとこっちのビル、何が違うんだろうと思ったりもする。街は行政が作るものではないし、「この街はこうであれ」というように上から与えられるものでもない。「俺らがこの街を作っていくんだ」みたいなマインドが大事だと思うし、そういう意識が渋谷の街にはもともとある。それは「チューズベース」のあり方にも通じるものです。
WWD:百貨店やアパレルといった業種は構造不況と言われ、コロナもあってなかなか展望を描きづらい。それでも、辻さんの話を聞いていると、やれることや可能性はまだまだたくさんあるように感じられる。レガシー的な企業や業界が未来を切り開くために、アドバイスを。
辻:何事も言うはやすしで、よそ者である私が簡単に言えるようなことはないです。業界で長らく仕事をされている方が、いろんなことを一番分かっている。それは前提として、それでも私から何かを伝えるなら大事だと思うことは2つ。1つ目はスタンスを明確にすることです。企業やブランドって個人とは大きさが違うだけで、根底は個人と同じだと思う。私は自身のスタンスを明確にし続ける人生を図らずも歩んできて、「怖くないいの?」と聞かれることもあります。(炎上などで)誰かを失うかもしれないと思うから、スタンスを明確にする前は怖い。でも、ブランドだったら明確にした先で本当のロイヤルカスタマーに出会えるかもしれない。利害関係の一致ではなく、向いている先が同じ者同士だから連帯していくという流れが今は本当に強まっているし、その流れに乗ると、いい化学反応が起こってもっといいアウトプットができるようになります。
マス一強の時代ではないからこそ、スタンスの表明はすごく大事です。もちろん、企業としてスタンスを明確にしないことも1つの選択肢ではある。ただ、「スタンスを明確にしないというスタンスを、あなたは今取っているんですよ」ということには自覚的になるべきだとは思います。
2つ目は、生活者を信じること。生活者はブランドや企業が思っている以上にいろんなことを考えていると思う。例えば環境によいブランドを選ばない人も、本当は買いたいのに、今はお金がないというだけかもしれない。買えない場合でも、ブランドのスタンスには共感してSNSでシェアしてくれるかもしれない。ブランドや企業が正解を提示しようとしたり、「分かりやすくしなきゃ」と考えたりするのは、生活者を信じていないから。それっておこがましいことです。言葉が雑になりますが、生活者も世論もバカじゃないと私は強く思っていて、信じているからこそ問いかけている。企業やブランドも同じように、スタンスを明確にして、生活者を信じることは大事だと思います。
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「パタゴニア」が渋谷店内に開いた新品を売らないポップアップストア注目を集めている。このポップアップストアは「パタゴニア」製品を長く使用するためのプラットフォーム“ウォーン ウエア”を体現するもので、製品の修理を行ったり、買い取った中古品を修繕して再販売したりするもの。パタゴニアはこれまで“プロダクト・サーキュラリティ(製品の循環性)”が重要と考え、製品全ての寿命をのばすことを目標にしてきた。また、「サステナブルな製品はアパレル産業においてはありえない。そのためサステナブルカンパニーではなくレスポンシブルカンパニーであろう」として事業を行ってきた。製品の修理は1970年代から、中古品の販売は2013年に米国で始動し、中古品はこれまで30万枚以上を販売している。中古品の販売を米国以外で行うのは今回が初めてだ。マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長にその経緯と日本での展望を聞く。
WWD:日本で“ウォーン ウエア”のポップアップストアを開くに至った理由を教えてほしい。
マーティ・ポンフレー日本支社長(以下、ポンフレー):もっと早い段階で行いたいと考えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって予定よりも実現までに時間がかかってしまった。われわれの“サーキュラリティ(循環)”戦略で非常に重要な一部を占めている。
前提としてアパレル産業は環境によくないし、アパレル企業がサステナブルであることはあり得ない。われわれには、アパレル企業として責任を負っていこうという考え方がある。ある報告書によると、アパレル産業が排出する温室効果ガスは全排気量の10%を占めると推定されている。日本国内に目を向けると、日本で購入されたアパレル製品の68%が焼却されたり、埋め立てられたりする運命にあるという数字がある。アパレル産業の作って売って買って捨てるというリニア(線形)型のモデルはうまくいかないのは明らかだ。これからは、循環型モデルのビジネスしかあり得ない。“ウォーン ウエア”は“循環型”戦略の一部だ。われわれは製品の寿命を長くして、寿命が来たものに関してはリサイクルするなり責任ある形で処分したいと考えている。
WWD:初めてのポップアップストアを渋谷店に開いた。
ポンフレー:渋谷には若いカスタマーベースがある。“ウォーン ウエア”は古着なので(古着屋が多く点在する渋谷・原宿エリアでは)アピールすることができるし、若い人でも買える価格帯でもある。新しいカスタマーに「パタゴニア」を紹介するに適切な場所だと考えた。また、渋谷店はパタゴニアの店舗の中でも大きい方で、リペアする設備があるし、正しい形で“ウォーン ウエア”を紹介できる。
WWD:ポップアップストアを開いてみての反響を教えてほしい。
ポンフレー:圧倒的にポジティブな反応だ。8月20~22日の最初の3日間は予定の3倍の売り上げで、1カ月間このプログラムを維持するためにどれだけ在庫が必要かと考えるほどだった。さらに古着を投入していきたい。
この1カ月間は学びの期間だと考えている。どのようなモデルで“ウォーン ウエア”を広げていくのがいいか、どれくらいの需要があるのかを見極めたい。このビジネスを成功させ、将来的には“ウォーン ウエア”のオンリーストアを作りたいと考えている。
WWD:現在、世界を見渡しても“ウォーン ウエア”の単独店はない。新品が並ばないストア開発に力を入れていくのか。
ポンフレー:ストア開発は初期段階にある。小規模なビジネスだ。日本はリセールのチャンスが大きいと感じている。売り上げという意味ではなく、ブランドにとって大きなチャンスになるのではないかと感じている。現在日本には2つのリペアセンターがあり、55人の技術のあるスタッフがいる。日本は品質の高い商品の需要が多い。高い技術を提供する場は限られていると思うので、古着の販売ほどではないが、リペアも日本市場では大きなチャンスだと考えている。
WWD:ダメージがひどくて中古として販売できない製品の場合、捨てるのではなく複数のダメージの大きい製品を使って、新しい衣類に作り替えた“リクラフテッド”の販売を日本で行う予定はあるのか。
ポンフレー:今戦略を練っているところだ。
WWD:“リクラフテッド”は修繕技術だけではなくデザイン性も問われる。
ポンフレー:米国ではアイコニックな製品を担当している社内デザイナーがLAにいる優れた職人とコラボレーションしてLAで生産している。“リクラフテッド”も“サーキュラリティ”ストーリーの一部だ。“リクラフテッド”は衣類だけではなく、使われているファブリックの寿命を最大限に延ばすという考え方に基づいている。
WWD:日本で“リクラフテッド”を導入する場合、どのような人材がデザインを担当するのか。
ポンフレー:日本はクラフトマンシップが優れているし、そうした考え方も浸透している。リペアセンターのスタッフのスキルを考えても“リクラフテッド”はマッチングするのではないかと考えている。リペアセンターではすでに自分の服を持ってきてアップサイクルしているスタッフもいる。
今、考えているのは、リペアセンターをサーキュラリティセンターのようなものに変えていきたいということ。全ての製品をリペアするのではなく、技術力が問われるようなもののみを行い、カスタマーに修理方法を伝えてカスタマー自身が修理できるようにしたいと考えている。パタゴニア以外のリペアのコミュニティーとパートナーシップを組み、リペアしてもらうことも考えている。パタゴニアの才能あるリペアスタッフは、より技術力が問われるものに焦点を当てて作業することができるし、そうすることによってカスタマーに付加価値を提供できるのではないかと考えている。長期的にはそういうものにしたいと考えている。
WWD:パタゴニアは創業時からフォロワー作りが上手でそういったファンたちとコミュニティーを形成して新しいカルチャーを創出してきた。
ポンフレー:マーケティング、マーケッターという言葉は好きではない。「パタゴニア」はストーリーテラーだと思っている。ストーリーを伝えることで人々の感情に訴え、訴えたことが私たちのミッションステートメントの実現につながる行動を起こしてほしいと考えている。このストーリーを伝えることによって“サーキュラリティ”ビジネスにハイライトを当てる。リペアサービスはコストと時間がかかるが、そうしたサービスを提供していることを知ってもらい、われわれはただ単に新品を売るだけの企業ではなく、リペアサービスを提供していることを訴求したい。
WWD:パタゴニアはブランドの考え方を理解している顧客が非常に多いが、それでも買って必要なくなったら捨てる、といった顧客も一定数いるとも思う。“サーキュラリティ”実現には、顧客の協力なくしては不可能だ。
ポンフレー:まず必要なのはビジネスモデルに“買って捨てる”メンタリティーを変えることが含まれていなければならない。カスタマーには使わなくなったら店舗に持ってきてほしいと伝えること。われわれは製品寿命を延ばして、捨てられることは避けたい。カスタマーには繰り返し伝えていきたい。カスタマーは考えることも多いだろうし、たくさんの情報も入ってくる。時に注意力がそがれることもあるし、混乱することもあるだろう。私たちは一貫して明確なメッセージを伝えていきたい。
これが“レスポンシブルカンパニー”としての歴史を持つ企業であり、自信を持って製品を提供し、“サーキュラリティ”ビジネスを行っているわれわれがやるべきことだと考えている。われわれが求める“サーキュラリティ”ビジネスは他社にも参加してほしいと考えている。パタゴニアは小さな企業なので、大企業と手を組み、大企業とともに地球を救うために活動していきたい。
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「パタゴニア」が渋谷店内に開いた新品を売らないポップアップストア注目を集めている。このポップアップストアは「パタゴニア」製品を長く使用するためのプラットフォーム“ウォーン ウエア”を体現するもので、製品の修理を行ったり、買い取った中古品を修繕して再販売したりするもの。パタゴニアはこれまで“プロダクト・サーキュラリティ(製品の循環性)”が重要と考え、製品全ての寿命をのばすことを目標にしてきた。また、「サステナブルな製品はアパレル産業においてはありえない。そのためサステナブルカンパニーではなくレスポンシブルカンパニーであろう」として事業を行ってきた。製品の修理は1970年代から、中古品の販売は2013年に米国で始動し、中古品はこれまで30万枚以上を販売している。中古品の販売を米国以外で行うのは今回が初めてだ。マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長にその経緯と日本での展望を聞く。
WWD:日本で“ウォーン ウエア”のポップアップストアを開くに至った理由を教えてほしい。
マーティ・ポンフレー日本支社長(以下、ポンフレー):もっと早い段階で行いたいと考えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって予定よりも実現までに時間がかかってしまった。われわれの“サーキュラリティ(循環)”戦略で非常に重要な一部を占めている。
前提としてアパレル産業は環境によくないし、アパレル企業がサステナブルであることはあり得ない。われわれには、アパレル企業として責任を負っていこうという考え方がある。ある報告書によると、アパレル産業が排出する温室効果ガスは全排気量の10%を占めると推定されている。日本国内に目を向けると、日本で購入されたアパレル製品の68%が焼却されたり、埋め立てられたりする運命にあるという数字がある。アパレル産業の作って売って買って捨てるというリニア(線形)型のモデルはうまくいかないのは明らかだ。これからは、循環型モデルのビジネスしかあり得ない。“ウォーン ウエア”は“循環型”戦略の一部だ。われわれは製品の寿命を長くして、寿命が来たものに関してはリサイクルするなり責任ある形で処分したいと考えている。
WWD:初めてのポップアップストアを渋谷店に開いた。
ポンフレー:渋谷には若いカスタマーベースがある。“ウォーン ウエア”は古着なので(古着屋が多く点在する渋谷・原宿エリアでは)アピールすることができるし、若い人でも買える価格帯でもある。新しいカスタマーに「パタゴニア」を紹介するに適切な場所だと考えた。また、渋谷店はパタゴニアの店舗の中でも大きい方で、リペアする設備があるし、正しい形で“ウォーン ウエア”を紹介できる。
WWD:ポップアップストアを開いてみての反響を教えてほしい。
ポンフレー:圧倒的にポジティブな反応だ。8月20~22日の最初の3日間は予定の3倍の売り上げで、1カ月間このプログラムを維持するためにどれだけ在庫が必要かと考えるほどだった。さらに古着を投入していきたい。
この1カ月間は学びの期間だと考えている。どのようなモデルで“ウォーン ウエア”を広げていくのがいいか、どれくらいの需要があるのかを見極めたい。このビジネスを成功させ、将来的には“ウォーン ウエア”のオンリーストアを作りたいと考えている。
WWD:現在、世界を見渡しても“ウォーン ウエア”の単独店はない。新品が並ばないストア開発に力を入れていくのか。
ポンフレー:ストア開発は初期段階にある。小規模なビジネスだ。日本はリセールのチャンスが大きいと感じている。売り上げという意味ではなく、ブランドにとって大きなチャンスになるのではないかと感じている。現在日本には2つのリペアセンターがあり、55人の技術のあるスタッフがいる。日本は品質の高い商品の需要が多い。高い技術を提供する場は限られていると思うので、古着の販売ほどではないが、リペアも日本市場では大きなチャンスだと考えている。
WWD:ダメージがひどくて中古として販売できない製品の場合、捨てるのではなく複数のダメージの大きい製品を使って、新しい衣類に作り替えた“リクラフテッド”の販売を日本で行う予定はあるのか。
ポンフレー:今戦略を練っているところだ。
WWD:“リクラフテッド”は修繕技術だけではなくデザイン性も問われる。
ポンフレー:米国ではアイコニックな製品を担当している社内デザイナーがLAにいる優れた職人とコラボレーションしてLAで生産している。“リクラフテッド”も“サーキュラリティ”ストーリーの一部だ。“リクラフテッド”は衣類だけではなく、使われているファブリックの寿命を最大限に延ばすという考え方に基づいている。
WWD:日本で“リクラフテッド”を導入する場合、どのような人材がデザインを担当するのか。
ポンフレー:日本はクラフトマンシップが優れているし、そうした考え方も浸透している。リペアセンターのスタッフのスキルを考えても“リクラフテッド”はマッチングするのではないかと考えている。リペアセンターではすでに自分の服を持ってきてアップサイクルしているスタッフもいる。
今、考えているのは、リペアセンターをサーキュラリティセンターのようなものに変えていきたいということ。全ての製品をリペアするのではなく、技術力が問われるようなもののみを行い、カスタマーに修理方法を伝えてカスタマー自身が修理できるようにしたいと考えている。パタゴニア以外のリペアのコミュニティーとパートナーシップを組み、リペアしてもらうことも考えている。パタゴニアの才能あるリペアスタッフは、より技術力が問われるものに焦点を当てて作業することができるし、そうすることによってカスタマーに付加価値を提供できるのではないかと考えている。長期的にはそういうものにしたいと考えている。
WWD:パタゴニアは創業時からフォロワー作りが上手でそういったファンたちとコミュニティーを形成して新しいカルチャーを創出してきた。
ポンフレー:マーケティング、マーケッターという言葉は好きではない。「パタゴニア」はストーリーテラーだと思っている。ストーリーを伝えることで人々の感情に訴え、訴えたことが私たちのミッションステートメントの実現につながる行動を起こしてほしいと考えている。このストーリーを伝えることによって“サーキュラリティ”ビジネスにハイライトを当てる。リペアサービスはコストと時間がかかるが、そうしたサービスを提供していることを知ってもらい、われわれはただ単に新品を売るだけの企業ではなく、リペアサービスを提供していることを訴求したい。
WWD:パタゴニアはブランドの考え方を理解している顧客が非常に多いが、それでも買って必要なくなったら捨てる、といった顧客も一定数いるとも思う。“サーキュラリティ”実現には、顧客の協力なくしては不可能だ。
ポンフレー:まず必要なのはビジネスモデルに“買って捨てる”メンタリティーを変えることが含まれていなければならない。カスタマーには使わなくなったら店舗に持ってきてほしいと伝えること。われわれは製品寿命を延ばして、捨てられることは避けたい。カスタマーには繰り返し伝えていきたい。カスタマーは考えることも多いだろうし、たくさんの情報も入ってくる。時に注意力がそがれることもあるし、混乱することもあるだろう。私たちは一貫して明確なメッセージを伝えていきたい。
これが“レスポンシブルカンパニー”としての歴史を持つ企業であり、自信を持って製品を提供し、“サーキュラリティ”ビジネスを行っているわれわれがやるべきことだと考えている。われわれが求める“サーキュラリティ”ビジネスは他社にも参加してほしいと考えている。パタゴニアは小さな企業なので、大企業と手を組み、大企業とともに地球を救うために活動していきたい。
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こんにちは。
今日は明日9月3日(キン)から横浜店を皮切りにスタートする<ピパ スモール>イベントのご紹介です。
ロンドン発のジュエリーブランド<ピパ スモール>は、色とりどりの天然石そのままの造形を生かしたデザインのジュエリーが人気です。
途上国の職業支援活動やフェアトレード、環境へ配慮したものづくりにも尽力しており、さまざまな国や地域、難民などを対象とした社会貢献活動をおこない、それによるコレクションも継続して発表しているブランドです。
そんな<ピパ スモール>の新作を一堂に集めてご紹介する年に一度のトランクショーがスタート。
マスク生活でのジュエリーづかいも考えて作られた新作も登場します。
大ぶりなストーンづかいが特徴の<ピパ スモール>ですが、ドロップタイプのピアスは長さを抑えたややコンパクトなデザインも登場。
定番のスタッドピアスはもともと小さめなサイズ感で人気のジュエリーですが、一回りほど大きな石をセットしたデザインが新登場しています。
右が今までのサイズ、左がやや大きめのサイズです。
マスクのつけ外しをする生活での使いやすさも考えられたデザインになっています。
<ピパ スモール>はバーニーズ ニューヨークでも10年以上前から毎年新作をご紹介するトランクショーを実施しており、デザイナーのピパ・スモールさんも幾度となく来店しています。
今回、ピパさんの来店はないのですが、これまでピパさんが来店された時の人気イベントとして開催していたコードネックレスのカスタマイズイベントをイベント期間中に限りご用意しました!
ゴールド・ピンク・ブルーなどカラフルなワックスコードにお好みのチャームをセレクトしてご自分だけのネックレスをお作りいただけます。
コードのカラーはグリーン・ブルー・ネイビー・ゴールド・パープル・ピンクからセレクト。
長さもさまざまなので、ご自身のスタイルにあわせてお選びいただけますよ。
チャームはムーンストーン・ラブラドライト・トルマリン・アクアマリン・カイヤナイト・クンツァイト・タンザナイト・ハーキマーダイヤモンドといった天然石のほか、シェル・メタルまでさまざまな素材・サイズとカラーのなかからお選びいただけます。
ベーシックなゴールドコードはどんなチャームにもマッチします。
こちらはアクアマリンとグリーントルマリンのチャームです。同じカラートーンのチャームでも、コードのカラーが変わるとまた違った印象に。
チャームはご自身でも入れ替えることが可能です。
ピンクのハート型チャームは今回新しく到着したデザインです。一つでも存在感たっぷり!
左からピンクトルマリン・クンツァイト・ローズクォーツ。
今回のイベントでは特別にチャームのみもお求めいただけます。
これまでにお作りいただいたネックレスにチャームをプラスして楽しむこともできますよ。
チャーム・コードはすべて一点物ですので、品切れの際はご容赦ください。
※写真の色味は実際と異なる場合がございます。
TRUNK SHOW: PIPPA SMALL
9/3 FRI. – 9/8 WED. 横浜店1F
9/11 SAT. – 9/15 WED. 六本木店1F
9/18 SAT. – 9/26 SUN. 銀座本店1F
10/1 FRI. – 10/10 SUN. 西武渋谷店
「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」は、2022年春夏シーズンに新設したSDGsサポーターにタレントの長濱ねるを起用した。長濱はNHK・SDGsキャンペーン「未来へ17アクション」への参加や、ファッション誌「with」の連載でSDGsについて勉強するなど、自身も持続可能な取り組みに関心があることからサポーター就任に至った。
長濱は、「自分自身がファッションに精通して仕事をしてきたわけではないので、ファッション界に携われていることが純粋にうれしい。同世代で『もっとファッションのことを知りたい』という人たちの入り口が広くなるように役立ちたい」とコメントした。
長濱はコレクション3日目までにリアルショー4本、オンラインショー3本を視聴した。「ショーを見て、自分が『着たい』『かわいい』と思う洋服が実はSDGsに配慮していて、ファッション業界でも当たり前になりつつあるのかなと感じました」。一番印象に残ったブランドは「ミカゲ シン(MIKAGE SHIN)」だという。「ショーの照明や音楽、生地の美しさが直に伝わってきて感動した」。さらに「ショーを通して、それぞれの作り手の思いがひしひしと伝わってきた。オンライン配信が主流の今だからこそ、リアルで見られることのぜいたくさ、喜びを感じた」と続けた。また実際にSDGsサポーターとしてショーを見て、新たな気付きがあったという。「今、持っている洋服を長く着たり、洋服を購入する際に『長く着られるかどうか』の選択を慎重にしたり。環境に配慮した服を買うのも一つの手ですが、持っている服を大事に着続けることは誰にでも始められること」と、日常の意識の変化に対する重要性を述べた。
ショー会場で注目される衣装は撮影時、「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」のシャツワンピースを着用した。ブラックを基調に、取り外し可能なメッシュ地の襟や、無数に伸びたひもの数々、赤のタータンチェックを差し色に仕上げている。
長濱は、長崎県長崎市生まれの23歳。15年に女性アイドルグループの欅坂46のメンバーとしてデビュー。19年に同グループを卒業した。現在はテレビ・ラジオのMCやエッセイの執筆など、活動は多岐にわたる。
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「リッチアイ(RICH I)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!
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見どころ:長らく「はっ水や防水・防風のアーバンウエア以外に、もう1つアイデンティティが欲しいなぁ」と思っていたけれど、「ニッポン」の要素が加わり独自性が備わってきました。真っ白なシャツドレスなどにブロッキングしたマリンブルーの生地には、大海原の穏やかな波模様を描いた青海波(せいがいは)モチーフ。何より「ニッポン」の漁師や釣り人のスタイル、水産合羽や“釣ジャン”をタウンウエアに昇華‼︎ウエイトベルト風のボディバッグなど、アクセサリーも工夫していて、フィッシングの「ダイワ(DAIWA)」から生まれたアパレルブランドらしさ、が出てきました!
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見どころ:テーラリングに定評のある同ブランド。ここ数シーズンはリラックスしたテーラードがトレンドの中、硬さのあるジャケットとコートが連続する攻めの姿勢です。でもインナーにレースを忍ばせたり、淡いストライプのショーツを合わせたりと、絶妙な足し引きで柔らかさを加えます。特にこのロングコートのレイヤードスタイルは、今日の真似したいルックナンバーワン。無造作ヘアも抜け感があっていいです。ちなみにウィメンズモデルも登場しますが、あくまでメンズとしての提案だそう。
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見どころ:久しぶりに東コレに戻ってきた「ベッドフォード」が、雨上がりの夕暮れの八芳園でロマンチックなショーを見せてくれました。席に着くと、コレクションのテキスタイルで作られた造花が配られて、キュン。ショーでは、透け感のあるグラデーションのコートや、ラメ糸の入ったジャカードのジャケットなどがライトに照らされて輝き、とても美しかったです。女性モデルが着こなすシャツのルックも上品でハンサム。葉っぱや花などの自然のモチーフも、秋に近付く自然を見渡せるロケーションにぴったりでした。naomi tokyo parisの生演奏にもうっとり…。ブランドの印象に強くある儚さを体感でき、リアルで発表する利点が最大限に生かされていたショーでした。
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ネイチャーラボのファブリックケア&ライフスタイルブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」の新ミューズに、アーティスト、女優、実業家としても活躍するケイティ・ペリーが就任した。同時に9月1日から新CMを全国で順次放映する。
ケイティ・ペリーは2017年から約1年半、「ランドリン」のミューズに就任しており、今回は再就任となる。グローバルで展開する「ランドリン」は“香るセレブ ランドリン”というキャッチコピーのもと、冨永愛、道端ジェシカ、アヴリル・ラヴィーンなどグローバルで活躍する人物を起用してきた。「世界を見越してきたブランドとして“グローバルセレブ”の起用を検討した結果、ケイティ自身の『コロナ禍でも笑顔で前を向いていこう』というメッセージを届けるマインドに共感したこと、また母となり彼女のライフスタイルが変化し、より親和性が生まれたことから再起用となった」とブランド担当者。
新CM撮影はカリフォルニアにある豪邸で行われ、ケイティがダルメシアンに変身して部屋中を「ランドリン」の香りで包み込むというストーリー。おうち時間をさまざまな香りと共に笑顔で過ごしてほしいというメッセージが込められている。メイキング映像は「ランドリン」公式サイトで順次公開予定。
また、同日にはブランド人気の加湿器フレグランスウオーターの500mL大容量タイプも登場した。既存の300mLタイプは、昨年9月の発売後わずか4 カ月でドラッグストアの加湿器フレグランスウオーター年間売り上げランキング(TrueData調べ)で1位を獲得したアイテム。加湿器にごく少量を足すことでクラシックフローラルの香りを楽しむことができる。
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ネイチャーラボのファブリックケア&ライフスタイルブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」の新ミューズに、アーティスト、女優、実業家としても活躍するケイティ・ペリーが就任した。同時に9月1日から新CMを全国で順次放映する。
ケイティ・ペリーは2017年から約1年半、「ランドリン」のミューズに就任しており、今回は再就任となる。グローバルで展開する「ランドリン」は“香るセレブ ランドリン”というキャッチコピーのもと、冨永愛、道端ジェシカ、アヴリル・ラヴィーンなどグローバルで活躍する人物を起用してきた。「世界を見越してきたブランドとして“グローバルセレブ”の起用を検討した結果、ケイティ自身の『コロナ禍でも笑顔で前を向いていこう』というメッセージを届けるマインドに共感したこと、また母となり彼女のライフスタイルが変化し、より親和性が生まれたことから再起用となった」とブランド担当者。
新CM撮影はカリフォルニアにある豪邸で行われ、ケイティがダルメシアンに変身して部屋中を「ランドリン」の香りで包み込むというストーリー。おうち時間をさまざまな香りと共に笑顔で過ごしてほしいというメッセージが込められている。メイキング映像は「ランドリン」公式サイトで順次公開予定。
また、同日にはブランド人気の加湿器フレグランスウオーターの500mL大容量タイプも登場した。既存の300mLタイプは、昨年9月の発売後わずか4 カ月でドラッグストアの加湿器フレグランスウオーター年間売り上げランキング(TrueData調べ)で1位を獲得したアイテム。加湿器にごく少量を足すことでクラシックフローラルの香りを楽しむことができる。
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サンフランシスコ発のフットウエアメーカー、オールバーズ(ALLBIRDS)は8月31日、米ナスダック(NASDAQ)への新規上場(IPO)を申請した。IPOの規模は暫定的に1億ドル(約109億円)に設定されているが、今後決定する公開条件などによって変わる可能性がある。
オールバーズは、元プロサッカー選手のティム・ブラウン(Tim Brown)と、再生可能エネルギーの専門家であるジョーイ・ズウィリンガー(Joey Zwillinger)が2016年に創業。自然由来の素材を使用したミニマルなデザインが世界中で人気を博し、現在はシューズだけでなくアパレルやアンダーウエアも手掛けている。同社は21年6月末の時点で世界に27の直営店を構えているが、20年の売り上げの89%はECによるものだという。日本では20年1月に東京・原宿に初出店し、21年6月には同じく丸の内に2号店をオープンした。
同社がIPOを実施するのではないかとの憶測は、兼ねてより市場関係者の間で流れていたが、同社は21年2月の段階では「創業から5年しか経っていないことを考えると時期尚早」だとして、これを否定。しかし、4月には主幹事会社を選定していることを明かし、いずれIPOを行う計画であることを認めた。なお、同社はこれまでに累計1億4000万ドル(約152億円)以上の資金を調達している。
オールバーズが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した届出書によれば、20年12月通期の売上高は前期比13.2%増の2億1929万ドル(約239億円)だったものの、純損失は前年の1452万ドル(約15億円)から2586万ドル(約28億円)へと赤字が拡大している。また、21年1〜6月期の売上高は前年同期比26.6%増の1億1754万ドル(約128億円)と増収だったが、純損失は前年同期の950万ドル(約10億円)から2112万ドル(約23億円)へとやはり赤字が大幅に拡大している。同社によれば、これは主にマーケティングおよび営業費用が増加したことによるという。
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主要百貨店5社の2021年8月度業績は、おしなべて1割程度の減収だった。過去にない新型コロナの感染増加で外出自粛傾向が強まるとともに、8月中旬からは人流抑制のため食品フロアなどの入場制限を強いられ、客数が目減りした。
各社の前年同月と比較した売上高は、三越伊勢丹が7.2%減、高島屋が9.1%減、そごう・西武が11.8%減、大丸松坂屋百貨店が5.2%減、阪急阪神百貨店が15.6%減。三越伊勢丹は6カ月ぶりに月次売上高が前年を下回った。「外出自粛傾向が強まり、両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)を中心に客数が伸び悩んだ」(同社)。そごう・西武は衣料品が前年同月比25%減、婦人雑貨が同約20%減だった。
一方で富裕層による高額品消費は依然勢いは衰えていない。大丸松坂屋百貨店は「ラグジュアリーブランドの好調は継続している」。高島屋も特選衣料雑貨、呉服、美術カテゴリーが前年実績を上回った。
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コスプレ上等!――そう言い切るのが2011年デビューの日本ブランド「アジャスタブル・コスチューム(ADJUSTABLE COSTUME)」だ。ファストファッションの隆盛(と衰退)、ECの定着、ジェンダーレスやサステナビリティといったキーワードの台頭など、ファッションを取り巻く環境はこの10年も激動だった。その中にあって、スタイルを貫徹するのが同ブランドだ。小高一樹デザイナーに10年の歩みについて聞いた。
WWD:10年の間に客層に変化はあった?
小高一樹「アジャスタブル・コスチューム」デザイナー(以下、小高):ブランドデビュー時、僕は37歳で、顧客は僕より少し上の世代(40~50代)が中心だった。「アジャスタブル・コスチューム」は特異なブランドであると自認しており、“らしさ”を出すためにはトータルでお買い求めいただく必要がある。となると、総額は15万~20万円ほど。経済的な余裕があることも、結果として顧客の条件だった。それがこの2、3年は20代前半の顧客が増えている。
WWD:その要因は?
小高:ひとえにSNSによるものだ。“1920~40年代の、男が格好良かったころの服”を標ぼうする「アジャスタブル・コスチューム」が、同じくアメリカンクラシックを愛する理美容師の間で受け入れられ始めた。カリスマ的な人気を持つ彼らがSNSで発信してくれ、フォロワーが服装を真似するようになった。芸能人などではない、「それ、どこの服?」と店頭やDMで気軽に聞ける距離感も奏功し、ブランド認知度が高まった。SNSでの広がりは国内にとどまらず、海外のマニアなコミュニティーにも拡散していった。
WWD:それに合わせて販路も海外に拡大した?
小高:その通りだ。現在、国内外の売り上げ比率は4:6ほど。台湾、香港、中国(上海、北京)、韓国、タイ、ドイツ、スウェーデン、スイスなどに卸している。アメリカや英国の店舗とも交渉中だ。
WWD:クリエイションの着想源について教えてほしい。
小高:映画や、そのもとになった小説が多い。その後で史実を調べたり、資料や写真を集めたりする。古着やアンティーク生地から物語を創造することもある。例えば、今季のイチ押し素材であるオリジナルの“ワイルドスパンツイード”は、1900年代のフランスの貴族層がアウトドアレジャー用に作らせたフロックコートから着想し、糸から作った。これを着てどこへ出掛けたのか?、そのときの足元(靴)は?とイメージを膨らませる。
WWD:ニューノーマル下でスーツさえ非日常化するなか、「アジャスタブル・コスチューム」は次の10年もわが道をいく?
小高:そもそも「アジャスタブル・コスチューム」は、“非日常を表現しよう”とスタートした。名は体を表すではないが、ブランド名も「(アジャスタブル・)ウエア」や「(アジャスタブル・)クロージング」ではなく、「(アジャスタブル・)コスチューム」とした。コスプレの“コス”だ。つまりコスプレに対してポジティブであり、“コスプレでなにが悪いの?”“自分の気持ちを高めるためのファッション(コスプレ)でしょ?”という立場。それを各々アジャスタブル(調整)して自分なりに取り入れてほしいと、服を作り続けている。
例えば、ヒットアイテムに“サイレンスーツ”というものがある。これは英国首相を務めたウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)が発案したと言われる、スーツ生地のつなぎだ。「アジャスタブル・コスチューム」のファン、つまりコスプレ好きな方は本物志向も強い。一方で、“サイレンスーツ”はビンテージ市場でも出回らない幻の逸品だ。そこで「アジャスタブル・コスチューム」は資料や写真を徹底分析して、それに応えるものを作った。8万5800円と決して安くはないが、多くの方に満足いただいている。
これからも自信を持ってコスプレを楽しんでほしい!
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ジャパン・オーガニックは9月1日、ミレニアル世代に向けたナチュラルスキンケア「ドゥーナチュラル(DO NATURAL)」から初となるメイクラインをドラッグストアやバラエティーショップで発売する。スキンケア発想のもと天然由来成分を90%以上配合したリップ、アイカラー、チーク、マスカラ、アイライナー、アイブローをラインアップ。価格帯は税込1650~1980円。
同ブランドは2019年にデビュー。“ストレスゆらぎ肌”に着目し、石油由来原料を抑えた天然由来成分90%以上を配合した13のスキンケアをそろえる。天然由来成分が100%でない理由は「天然由来成分を増やすだけでは肌のリスクが高くなることもある。ゆらぎ肌のために、あえて化学成分を効果的に最小限配合することを選択している」という。メイクラインも同様に、天然由来成分を100%にしないことで、メイクの発色や落ちにくさを実現した。全製品が7つの無添加(石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、合成香料、アルコール、鉱物油、シリコーン)で、水や汗、皮脂やこすれに強い仕上がりにこだわった。
カラーバリエーションは、花からインスパイアされた重ね塗りでも楽しめる“ニュアンスチェンジカラー”をそろえ、それぞれ花言葉から由来したネーミングを採用。また、「ポジティブな気分を楽しんでほしい」という思いから、リップとチークには、感情を測定するテストPOMS(ポムス)検査による「幸せになる香り」に該当する100%の天然精油をブレンドしたフローラル&シトラスの香りを配合した。さらに、最後まで使い切れるようにミニマルサイズで展開。クリアケースにはリサイクルプラスチックや植物由来のプラスチックを使用する。
“アレンジメント リップスティック”(全10色、各税込1650円)は、艶めくシアータイプ(6色)と潤いが続くナチュラルタイプ(4色)の2タイプを展開する。潤うのにべたつかない滑らかなテクスチャーが特徴。詰め替え式でケースは別売り。“コーディネート アイ カラー”(全5種、各税込1980円)は、フィット感の高いパウダーと上品な艶を生み出す繊細なパールを採用した2色入りパレット。“ブルーミング チーク”(全5色、各税込1980円)はパウダー仕様で、スキンケア発想の潤いと血色感のある仕上がりを演出する。
“センシュアル マスカラ”(全2色、各税込1980円)はナチュラル処方でありながら、カールキープやにじみにくさを実現し、お湯でオフできる。グレー寄りのブラックと赤み系ブラウンの2色を揃える。“ディファイニング アイライナー ペンシル”(全4色、各税込1650円)と“スタイリング アイブロー ペンシル”(全3色、各税込1650円)は、繰り出し式のペンシルタイプ。適度な硬さの芯を採用し、描きやすさを追求した。
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ジャパン・オーガニックは9月1日、ミレニアル世代に向けたナチュラルスキンケア「ドゥーナチュラル(DO NATURAL)」から初となるメイクラインをドラッグストアやバラエティーショップで発売する。スキンケア発想のもと天然由来成分を90%以上配合したリップ、アイカラー、チーク、マスカラ、アイライナー、アイブローをラインアップ。価格帯は税込1650~1980円。
同ブランドは2019年にデビュー。“ストレスゆらぎ肌”に着目し、石油由来原料を抑えた天然由来成分90%以上を配合した13のスキンケアをそろえる。天然由来成分が100%でない理由は「天然由来成分を増やすだけでは肌のリスクが高くなることもある。ゆらぎ肌のために、あえて化学成分を効果的に最小限配合することを選択している」という。メイクラインも同様に、天然由来成分を100%にしないことで、メイクの発色や落ちにくさを実現した。全製品が7つの無添加(石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、合成香料、アルコール、鉱物油、シリコーン)で、水や汗、皮脂やこすれに強い仕上がりにこだわった。
カラーバリエーションは、花からインスパイアされた重ね塗りでも楽しめる“ニュアンスチェンジカラー”をそろえ、それぞれ花言葉から由来したネーミングを採用。また、「ポジティブな気分を楽しんでほしい」という思いから、リップとチークには、感情を測定するテストPOMS(ポムス)検査による「幸せになる香り」に該当する100%の天然精油をブレンドしたフローラル&シトラスの香りを配合した。さらに、最後まで使い切れるようにミニマルサイズで展開。クリアケースにはリサイクルプラスチックや植物由来のプラスチックを使用する。
“アレンジメント リップスティック”(全10色、各税込1650円)は、艶めくシアータイプ(6色)と潤いが続くナチュラルタイプ(4色)の2タイプを展開する。潤うのにべたつかない滑らかなテクスチャーが特徴。詰め替え式でケースは別売り。“コーディネート アイ カラー”(全5種、各税込1980円)は、フィット感の高いパウダーと上品な艶を生み出す繊細なパールを採用した2色入りパレット。“ブルーミング チーク”(全5色、各税込1980円)はパウダー仕様で、スキンケア発想の潤いと血色感のある仕上がりを演出する。
“センシュアル マスカラ”(全2色、各税込1980円)はナチュラル処方でありながら、カールキープやにじみにくさを実現し、お湯でオフできる。グレー寄りのブラックと赤み系ブラウンの2色を揃える。“ディファイニング アイライナー ペンシル”(全4色、各税込1650円)と“スタイリング アイブロー ペンシル”(全3色、各税込1650円)は、繰り出し式のペンシルタイプ。適度な硬さの芯を採用し、描きやすさを追求した。
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