新生「マリンピア神戸」11月26日開業 瀬戸内海を望むリゾートアウトレットへ

三井不動産が神戸市垂水区で建て替え工事を進めてきた「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」の開業日が11月26日に決まった。1999年の開業以来の刷新となり、事業地は約9万9400平方メートルと建て替え前の1.3倍に拡大する。5棟に分かれていた既存施設は全面建て替えし、アウトレット棟と新設の「ラグーンコミニティーパーク」で構成する。店舗面積は約3万2000㎡、駐車場は2800台に拡充する。

ラグーンとビーチを整備

新しいコンセプトは「マリンピアリゾート」。明石海峡大橋や淡路島を目の前に望める好立地にあることから、景観を生かしたアクティビティやグルメを満喫できる時間消費型のリゾートアウトレットを目指す。

一番の特徴は、海とつながるマリンピア神戸ならではの親水公園空間「ラグーンコミュニティパーク」を設けたこと。海水を引き込んだ約1万平方メートルのラグーン(外海から隔てられた水域)と約3600平方メートルのビーチ、ヤシの木がリゾート感を演出する。5つのエリアの一つ、アクティビティレジャーゾーンは、アスレチックやドッグランが楽しめるガーデンエリアと、カヤックなどのウォーターアクティビティやビーチスポーツが楽しめるラグーンエリアで構成。ポーネルンドは大型の遊び場「キドキド」を運営、ペットパラダイスはドッグランを併設し、ペットのためのサービスを提供する。ラグーンではさまざまなスポーツ体験プログラムと教育コンテンツも用意。水辺環境における安全教育にも積極的に取り組む。 

商業棟に隣接する全天候型イベント会場「大屋根広場」は約2000平方メートルの広さがあり、中央に大型デジタルサイネージを配置する。開放的な空間でスポーツや音楽、映画鑑賞などさまざまなエンターテインメントイベントを開催する。フォトスポット「BE KOBEゾーン」では、明石海峡大橋とヤシの木を背景に神戸のシンボルであるモニュメントを撮影できる。「神戸フードリゾートゾーン」には、神戸を代表する飲食店「トゥース・トゥース」の新たな旗艦店がオープン。ビーチを見渡す絶景のロケーションに約200席の都市型リゾートBBQパークが誕生する。 

淡路島観光で立ち寄れるアウトレット

アウトレット棟には、建て替え前から継続出店する人気店に加え、関西アウトレット初出店となる20店舗を含め、全145店舗が集結する。ファッション 43店舗、服飾雑貨 29 店舗、生活雑貨18 店舗、スポーツ・アウトドア17 店舗、キッズ 4 店舗など。国内アウトレット初出店となる「カプコンストアアネックス/カプセルラボ」や関西アウトレット初出店となる「メルセデス・ベンツ」などが出店。屋内型モールで天候に左右されない買い物環境を提供する。 

1階フードマルシェには、兵庫県初出店や商業施設初出店など注目店が多数出店。イートイン&テイクアウトエリア、食物販ゾーン、カフェ・ファストフードエリア、レストランエリアの4つのエリアに13店舗が並ぶ。2階フードコートには11店舗が出る。明石海峡大橋や淡路島、海を望みながら食事を楽しめるテラス席や小上がり席を含む850席を用意する。 

三井不動産は関西エリアでの商業施設開発に力を入れている。2022年11月に三井ショッピングパークららぽーと堺、23年4月に同門真・三井アウトレットパーク大阪門真をオープンし、現在ららぽーと5施設とアウトレットパーク2施設を営業中。ららぽーと和泉は2024年10月に10周年を迎える。 

商業施設本部リージョナル事業部の相澤宏輔氏は「新しくなったマリンピア神戸のアクティビティは他では体験できない内容なので、大阪の都市部や淡路島観光の方にも来てほしい」と話す。

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新生「マリンピア神戸」11月26日開業 瀬戸内海を望むリゾートアウトレットへ

三井不動産が神戸市垂水区で建て替え工事を進めてきた「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」の開業日が11月26日に決まった。1999年の開業以来の刷新となり、事業地は約9万9400平方メートルと建て替え前の1.3倍に拡大する。5棟に分かれていた既存施設は全面建て替えし、アウトレット棟と新設の「ラグーンコミニティーパーク」で構成する。店舗面積は約3万2000㎡、駐車場は2800台に拡充する。

ラグーンとビーチを整備

新しいコンセプトは「マリンピアリゾート」。明石海峡大橋や淡路島を目の前に望める好立地にあることから、景観を生かしたアクティビティやグルメを満喫できる時間消費型のリゾートアウトレットを目指す。

一番の特徴は、海とつながるマリンピア神戸ならではの親水公園空間「ラグーンコミュニティパーク」を設けたこと。海水を引き込んだ約1万平方メートルのラグーン(外海から隔てられた水域)と約3600平方メートルのビーチ、ヤシの木がリゾート感を演出する。5つのエリアの一つ、アクティビティレジャーゾーンは、アスレチックやドッグランが楽しめるガーデンエリアと、カヤックなどのウォーターアクティビティやビーチスポーツが楽しめるラグーンエリアで構成。ポーネルンドは大型の遊び場「キドキド」を運営、ペットパラダイスはドッグランを併設し、ペットのためのサービスを提供する。ラグーンではさまざまなスポーツ体験プログラムと教育コンテンツも用意。水辺環境における安全教育にも積極的に取り組む。 

商業棟に隣接する全天候型イベント会場「大屋根広場」は約2000平方メートルの広さがあり、中央に大型デジタルサイネージを配置する。開放的な空間でスポーツや音楽、映画鑑賞などさまざまなエンターテインメントイベントを開催する。フォトスポット「BE KOBEゾーン」では、明石海峡大橋とヤシの木を背景に神戸のシンボルであるモニュメントを撮影できる。「神戸フードリゾートゾーン」には、神戸を代表する飲食店「トゥース・トゥース」の新たな旗艦店がオープン。ビーチを見渡す絶景のロケーションに約200席の都市型リゾートBBQパークが誕生する。 

淡路島観光で立ち寄れるアウトレット

アウトレット棟には、建て替え前から継続出店する人気店に加え、関西アウトレット初出店となる20店舗を含め、全145店舗が集結する。ファッション 43店舗、服飾雑貨 29 店舗、生活雑貨18 店舗、スポーツ・アウトドア17 店舗、キッズ 4 店舗など。国内アウトレット初出店となる「カプコンストアアネックス/カプセルラボ」や関西アウトレット初出店となる「メルセデス・ベンツ」などが出店。屋内型モールで天候に左右されない買い物環境を提供する。 

1階フードマルシェには、兵庫県初出店や商業施設初出店など注目店が多数出店。イートイン&テイクアウトエリア、食物販ゾーン、カフェ・ファストフードエリア、レストランエリアの4つのエリアに13店舗が並ぶ。2階フードコートには11店舗が出る。明石海峡大橋や淡路島、海を望みながら食事を楽しめるテラス席や小上がり席を含む850席を用意する。 

三井不動産は関西エリアでの商業施設開発に力を入れている。2022年11月に三井ショッピングパークららぽーと堺、23年4月に同門真・三井アウトレットパーク大阪門真をオープンし、現在ららぽーと5施設とアウトレットパーク2施設を営業中。ららぽーと和泉は2024年10月に10周年を迎える。 

商業施設本部リージョナル事業部の相澤宏輔氏は「新しくなったマリンピア神戸のアクティビティは他では体験できない内容なので、大阪の都市部や淡路島観光の方にも来てほしい」と話す。

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メンズスキンケアブランド「ディズム」が“糖化ケア”に着目してリニューアル ブランド初となる美容家電も登場

アンファーのメンズスキンケアブランド「ディズム(DISM)」は、「美学に、医学を。」を新ブランドコンセプトにリニューアル。男性の肌の“糖化”(ごわつき、弾力が失われ硬くなった肌)に着目した、“効き肌に導くメディスキンケア”として生まれ変わった。

「ディズム」は2021年4月のローンチ以降、泡立て不要のエアゾール洗顔や1品多機能のオールインワンジェルなど、シンプル・多機能な商品を展開して支持を得てきた。同ブランドの特徴の1つは、美容クリニックと連携し、そこで得た知見を商品に反映していること。

その中で、医師が患者の肌に触った際、男性の肌は女性の肌に比べて硬く、ごわつきを感じ、薬剤が入りづらく感じることがあるという医師の意見があった。そこから着想を得て、男性の肌で起きている“糖化”という現象に着目し開発に至った。

ラインアップは、高密度の炭酸泡で汚れを落としながら潤いをもたらす“クリーミーフォームウォッシュ”(120g、1980円)。化粧水・乳液・美容液・クリーム・マスクといった機能を備えた5 in 1のクリーミージェル“オールインワンジェル モイスト [しっとりタイプ]”(90g、2420円)と“同 ライト [さっぱりタイプ]”(90g、2420円)。紫外線をカットしつつ潤いも守る“オールインワンジェル UV”(70g、2310円)。洗い流さずに浸透させるマイクロ炭酸(噴射剤の二酸化炭素)泡のポアケアマスク“GGポアケアフォームマスク”(50g、2750円)。皮脂トラブルにアプローチする美容液発想のオイルコントロールクリーム“AZオイルコントロールクリーム”(20g、2750円)。速攻浸透ナノ化ピュアレチノール(保湿成分のレチノール)が目元・口元を上向き印象に整える美容クリーム“RETIリンクアップクリーム”(10g、3410円)。以上の7アイテムだ。

また10月23日には、初の美容家電となる“EMS EER メディスキンケアデバイス”(3万5200円)を発売する。これはEMS・エレクトロポレーション・ラジオ波を同時に行い、男性の肌の糖化にアプローチするデバイス。EMS表情筋刺激リフトモード、EERうるおい浸透モード、MCR引き締めモードで働きかけるほか、美顔器に慣れていない男性でも感覚的に使用できるように、T字剃刀とほぼ同じサイズ感にしたことも特徴的だ。

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メンズスキンケアブランド「ディズム」が“糖化ケア”に着目してリニューアル ブランド初となる美容家電も登場

アンファーのメンズスキンケアブランド「ディズム(DISM)」は、「美学に、医学を。」を新ブランドコンセプトにリニューアル。男性の肌の“糖化”(ごわつき、弾力が失われ硬くなった肌)に着目した、“効き肌に導くメディスキンケア”として生まれ変わった。

「ディズム」は2021年4月のローンチ以降、泡立て不要のエアゾール洗顔や1品多機能のオールインワンジェルなど、シンプル・多機能な商品を展開して支持を得てきた。同ブランドの特徴の1つは、美容クリニックと連携し、そこで得た知見を商品に反映していること。

その中で、医師が患者の肌に触った際、男性の肌は女性の肌に比べて硬く、ごわつきを感じ、薬剤が入りづらく感じることがあるという医師の意見があった。そこから着想を得て、男性の肌で起きている“糖化”という現象に着目し開発に至った。

ラインアップは、高密度の炭酸泡で汚れを落としながら潤いをもたらす“クリーミーフォームウォッシュ”(120g、1980円)。化粧水・乳液・美容液・クリーム・マスクといった機能を備えた5 in 1のクリーミージェル“オールインワンジェル モイスト [しっとりタイプ]”(90g、2420円)と“同 ライト [さっぱりタイプ]”(90g、2420円)。紫外線をカットしつつ潤いも守る“オールインワンジェル UV”(70g、2310円)。洗い流さずに浸透させるマイクロ炭酸(噴射剤の二酸化炭素)泡のポアケアマスク“GGポアケアフォームマスク”(50g、2750円)。皮脂トラブルにアプローチする美容液発想のオイルコントロールクリーム“AZオイルコントロールクリーム”(20g、2750円)。速攻浸透ナノ化ピュアレチノール(保湿成分のレチノール)が目元・口元を上向き印象に整える美容クリーム“RETIリンクアップクリーム”(10g、3410円)。以上の7アイテムだ。

また10月23日には、初の美容家電となる“EMS EER メディスキンケアデバイス”(3万5200円)を発売する。これはEMS・エレクトロポレーション・ラジオ波を同時に行い、男性の肌の糖化にアプローチするデバイス。EMS表情筋刺激リフトモード、EERうるおい浸透モード、MCR引き締めモードで働きかけるほか、美顔器に慣れていない男性でも感覚的に使用できるように、T字剃刀とほぼ同じサイズ感にしたことも特徴的だ。

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「ドリス」にも影響受けた働き方 「テルマ」のコレクションができるまで【アトリエツアー】

中島輝道/「テルマ(TELMA)」デザイナー

アントワープ王⽴芸術アカデミー在学中の卒業コレクションが評価され、「Christine Mathys賞」および「Louis賞」を歴代、かつ日本人として初めてダブル受賞。同コレクションがアントワープ市内にあるセレクトショップLOUISのウィンドーディスプレーを飾った。2010年の卒業後は「ドリス ヴァン ノッテン」に入社し、アシスタントデザイナーとしてウィメンズデザインを担当。その後、⽇本的なモノづくりを学ぶために帰国し、14年に「イッセイ ミヤケ」 へ⼊社後は独⾃のシルエット表現と国内産地との素材開発を学んだ。22年に「テルマ」を設立。 

2022年に始動したウィメンズブランド「テルマ(TELMA)」の中島輝道デザイナーのアトリエを訪問した。中島デザイナーは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」で経験を積んだ実力者。ファッションを好きになったきっかけやインスピレーション源、学生時代や「ドリス ヴァン ノッテン」でのエピソードなどを、アトリエの紹介やブランド初のショーに向けた生地製作やフィッティングに密着しながら聞いた。

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スタイリスト視点で選ぶ、NYコレのベストショー&実用的ルック

9月6〜11日に開催された2025年春夏ニューヨーク・ファッション・ウイークは、今季もリアルクローズの参考になるヒントが満載だった。NY在住の人気スタイリスト、渡辺いつかに今季のベストショーとともに気になったスタイリング、売れると感じたトレンドについて聞いた。

アライア(ALAIA)

Q.印象に残ったショーの場面は?

A.会場の
グッゲンハイム美術館のスロープを活かしたショー演出は、アライアの構築的なデザインと見事に調和していました。モデルたちがゆっくりスロープを下りてくる時間も特別な空間を作り出し、非常に贅沢で印象的でした。



Q.気になったコレクションピースは?


A.レザーのスクエアバッグをウエストに巻くスタイルやボディバッグ風に斜め掛けするデザインが機能的で、とてもすてきでした。ジュエリーもさりげなく、チェーンのネックレスかと思っていたのですが、実際はイヤカフやピアスで、視覚的にいいアクセントになっていました。


Q.実際にこれは売れそう、スタイリングの参考になると感じたルックは?



A.エレガントなケミカルウォッシュデニムは大人の女性が取り入れやすく、カジュアルすぎない点が魅力的でした。バンドゥブラも今シーズンは他のブランドでも見ており、スタイリングに取り入れたいアイテムとして注目しています。


プロエンザ スクーラー
(PROENZA SCHOULER)


Q.印象に残ったショーの場面は?

A.
ニューヨークファッションウィークのオープニングを飾るショーをライブ配信で視聴しました。日差しの差し込むインダストリアルな会場が、「プロエンザ」らしさを保ちながらも、新しい始まりを感じさせるような爽やかな印象を受けました。



Q.気になったコレクションピースは?


A.マリンパンツやフリンジスカートなど落ち着いたトーンのマリンスタイルアイテムが新鮮で目を引きました。股上の深いパンツやフリンジの動きが独特で、全体的に気になるピースが多かったです。



Q.実際にこれは売れそう、スタイリングの参考になると感じたルックは?

A.先述の通り、マリンルックが新鮮でした。先シーズンのラガーシャツのトレンドからよく見ていましたが、強めのボーダーストライプは今シーズンも取り入れたいアイテムです。ピッチの違うボーダー柄の取り入れ方、ジャケットをタックイン、パンツの前ボタンを開けて着崩すアイデアは参考になります。



ケイト(KHAITE)


Q.印象に残ったショーの場面は?


A.前回よりも小さな会場だったので、ウオーキングするモデルが来場者の近くを通り、オーガンジー素材の柔らかさが引き立っていました。ニュートラルなカラーパレットに差し込まれたペールピンクや赤のルックがとても印象的でした。



Q.気になったコレクションピースは?


A.ジュエリーは控えめでしたが、バッグの多彩なラインナップが目立ちました。デザインやサイズが豊富で、普段使いにも適しているアイテムが多く、非常に実用性が高そうでした。



Q.実際にこれは売れそう、スタイリングの参考になると感じたルックは?


A.メンズライクなオーバーサイズジャケットやオーガンジー素材のパンツは、スタイリングのバランスが絶妙でした。クロップドジャケットにボリュームのあるドレスや、シアー素材のレイヤードスタイルも参考にしたいです。

渡辺いつか/スタイリスト
PROFILE:岐阜生まれ。2010年にオーストラリア・メルボルン大学を卒業後、ファッションPR、スタイリストアシスタントを経て独立。ファッション誌を中心に広告やタレントのスタイリングなど幅広い分野で活動し、2024年に米国へ活動拠点を移す


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【2024年クリスマスコフレ】「バンフォード」は「イングリッシュ・ガーデン」がテーマ 限定の香りやベストセラーアイテムを集めたセットなど11種

英国発プレミアムオーガニックライフスタイルブランド「バンフォード(BAMFORD)」は11月1日、2024年のホリデーコレクションを発売する。「イングリッシュ・ガーデン」をテーマに、ブランドベストセラーのアイテムを集めたギフトセットや限定の香りのアイテムなど11種を展開。パッケージには、イラストレーターのニーナ・フーガ(Nina Fuga)が描いたガーデンに住む動物のイラストをあしらった。10月16日から阪急うめだ本店で先行販売する。

“ゼラニウムデュオクリスマスギフト”

セット内容:
“ゼラニウム ハンド&ボディ ウォッシュ”(現品、250mL)
“ゼラニウム ハンド&ボディ ローション”(現品、250mL)

“ゼラニウムデュオクリスマスギフト”(1万1000円)は、ゼラニウムの香りのボディーケアセット。現品サイズの“ハンド&ボディーウォッシュ”と“ハンド&ボディーローション”を組み合わせた。

“クリスマスクラッカーギフト”

セット内容:
“ゼラニウム ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)
“ローズ ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)
“ジャスミン ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)
“シトラス ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)
“セージ ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)

“バンフォード クリスマスクラッカーギフト”(6600円)は、“ハンド&ボディ ウォッシュ”のミニサイズ5種をクリスマスクラッカーに詰め合わせたセット。日本未発売の“シトラス”“セージ”のほか、“ゼラニウム”“ローズ”“ジャスミン”の香りをそろえた。

“クリスマスツリーギフト”

セット内容:
“ゼラニウム ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)
“セージ ハンド&ボディ ウォッシュ”(ミニサイズ、50mL)

“クリスマスツリーギフト”(3960円)は、“ハンド&ボディ ウォッシュ”のミニサイズ2種をツリー型のパッケージに詰め合わせたセット。“ゼラニウム”“セージ”の香りをラインアップする。

“ビー サイレント ピローミスト”

睡眠がテーマの“ビー サイレント(b SILENT)”シリーズの“ビー サイレント ピローミスト”(50mL、4950円)が、スペシャルボックスに入って登場。ラベンダー、マジョラム、フランキンセンスをブレンドしたミストの穏やかな香りが良質な眠りに導く。

“クリスマスミニソープトリオ”

セット内容:
“ゼラニウムぺブルソープ”(ミニサイズ、40g×3個)
“ハート型のソープディッシュ”

“クリスマスミニソープトリオ(1万1000円)”は、ハート形の小石をイメージしたハンドソープ“ゼラニウム ペブルソープ”のミニサイズ3個と、ソープディッシュのセット。ハンドソープは、手の中にすっぽり収まる泡立てやすいサイズ感に仕上げた。ソープディッシュは、ハンドソープと同じハート型だ。

“クリスマス ビーサイレントギフト”

セット内容:
“ビー サイレント キャンドル”(ミニサイズ、150g)
“ビー サイレント ピローミスト”(50mL、現品)

“クリスマス ビーサイレントギフト”(1万4300円)は、“ビーサイレント”シリーズから、24年に発売した“キャンドル”のミニサイズと、“ピローミスト”の現品サイズを組み合わせたセット。サンタとトナカイのイラストが描かれたボックス入りで登場する。

“クリスマスアドベントカレンダー”

“クリスマスアドベントカレンダー”(4万4000円)は、バス&ボディー、ホームフレグランスのヒーローアイテム12品を詰め込んだ。バスオイルやハンド&ボディーウォッシュ、キャンドル、オードバルファンなど、香りにこだわったアイテムを日付入りの引き出しにセットする。

クリスマス限定の香りのディフューザー&キャンドル

“ディフューザー”(各250mL、各1万5400円)と“キャンドル”(各140g、各8800円)から、クリスマス限定の香り2種が登場する。“ファー&ユーカリ”は、モミの木のグリーンとユーカリのノートに、ジュニパー、カシミア、パチョリをブレンド。“シナモン&クローブ”は、シナモンとシダーウッドに、ピリッとしたシトラスピールとアロマティックなクローブが絡み合う。パッケージにはリボンのイラストをあしらい、“開けて驚く”箱にアップデートした。

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「ステラ マッカートニー」2025年春夏コレクション

「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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「ステラ マッカートニー」2025年春夏コレクション

「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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「YSL」のフレグランス“リブレ”にスパイシーフローラルの新作

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は10月4日、アイコンフレグランス“リブレ”の新作“リブレ オーデパルファム フローラル”を発売する。現在公式オンラインブティックと表参道のフラッグシップブティックで先行販売中だ。調香師は“リブレ オーデパルファム”を手掛けたアン・フリッポ(Anne Flipo)とカルロス・ベナイム(Carlos Benaim)で、創業者イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が愛した花、リリーにオマージュを捧げた。

クリーミーな甘さにリリーの強さを宿す香り

高貴なリリーフラワーアコードと、クリーミーな温かみを感じさせるパームツリーフラワーによって生み出された新作は、トップノートにベルガモットやラバンディンハートを、ミドルノートにリリーフラワーアコード、パームツリーフラワー、ディーバラベンダーハート、 オレンジブロッサム アプソリュ、チュベローズハートを据えた。ラストノートはバニラバーボンインフュージョン、アンバーグリス、ムスクで、クリーミーな甘さにリリーの強さを宿すスパイシーフローラルに仕上げている。

ボトルにはフローラルの概念を覆すゴールデンサンドカラーのジュースを採用し、ボトルのシャープな角度に沿って折り曲げ、ガラスに鋲止めしたカサンドラロゴをあしらった。ブラックのキャップには角度をつけ、アシンメトリーを演出している。

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【2024年クリスマスコフレ】「ヴァレンティノ ビューティ」から限定コレクション 新作リップに新色も

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は11月6日、ホリデーコレクション“パーティー イン ピンク”を発売する。新作リップスティックの新色やアイコン香水のセットなど、ここでしか楽しめないラインアップとなっている。

限定アイテム

10月4日に発売する“スパイク ヴァレンティノ” (7250円/レフィル5280円)からルビーカラーの新色“510R イッツ ルビー タイム”が登場。さらに、チーク“ヴァレンティノ アイ2チーク ザ ゴールド”(8140円)に輝くゴールドの新色”600 プット ア スパイク オン イット“が仲間入りし、人気カラー“04 スイート レベル”とともに新パッケージで登場する。

ギフトセット

ホリデー限定ギフトセットとして、フローラルウッディの香りの“ヴァレンティノ ドンナ ボーン イン ローマ オードパルファン セット”(2万2000円)や3種類の香りをセットにした“ヴァレンティノ ドンナ ボーン イン ローマ ディスカバリー セット”(1万7050円)など香水セット全5種と、新作リップを鮮やかなピンクポーチとセットにした“ヴァレンティノ スパイク ヴァレンティノ&レフィルセット 123R +100Rレフィル”(1万2540円)を発売する。

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10月4日に「WWDBEAUTY」がオンラインで美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2024-25FW」を開催(視聴無料)

「WWDBEAUTY」は10月4日(金)20~21時、オンラインで美容師向け“ヘア&メイク トレンドセミナー2024-25FW”を開催し、ユーチューブでライブ配信します。主に全国の美容師に向け、2024-25年秋冬シーズンのコレクションルックを見ながら、村上要「WWDJAPAN」編集長が、最旬のヘア&メイクトレンドを分かりやすく解説します。

第2部では「どう思う? 部活ヘア」と題して、マンダムがプロデュースする「部活ヘア」に関する番組をお届けします。「坊主でなければいけない」「ツーブロック禁止」など、いまだに何かと規制の多い部活ヘア。その現状について、現役大学生が集まり座談会を行いました。MCを務めたのは、「メリケンバーバーショップ トーキョー(MERICAN BARBERSHOP TYO)」クリエイティブディレクターのヌマタユウトさん。ヌマタさんはサッカー部の“フィーリングコーチ”(選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように髪型の面からサポートするコーチ)も務めており、番組内では「放課後のための簡単ヘアアレンジ」のデモンストレーションなども披露しています。

第3部では、“集客に役立つ「カウンセリング動画」の作り方”をお届けします。最近は「カウンセリング動画をうまく活用している美容師は集客に成功している」と言われており、取り組む美容師が増えています。ここでは、カウンセリング動画により顧客数を伸ばしている田中悠佑「ロンドヴァリー(Lond vallee)渋谷店」店長と、ゆうだい「コア(COA)銀座」スタイリストが出演。カウンセリング動画の実例や作り方を公開します。

第4部では、今注目のヘア関連ブランド(企業)をピックアップ。イチオシアイテムなどを動画で紹介します。

—CONTENTS—

■美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2024-25FW」~ヘアスタイルと多様性を考える~

<日時>
2024年10月4日(金)20~21時

【第1部】
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2024-25FW」(約25分)
■登壇者
村上要/「WWDJAPAN」編集長

【第2部】
「どう思う? 部活ヘア」 トップスタイリストと大学生が本音で語る(約10分)
■出演者
ヌマタユウト/「メリケンバーバーショップ トーキョー(MERICAN BARBERSHOP TYO)」クリエイティブディレクターほか(VTR出演)

【第3部】
集客に役立つ「カウンセリング動画」の作り方(約15分)
■登壇者
田中悠佑/「ロンドヴァリー(Lond vallee)渋谷店」店長、ゆうだい/「コア(COA)銀座」スタイリスト、村上要/「WWDJAPAN」編集長ほか

【第4部】
今注目のヘア関連ブランド(企業)をピックアップ(約10分)

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「ジュリーク」と日本初のグルメホテル「フォションホテル京都」がクリスマスコラボ

オーガニックコスメブランド「ジュリーク(JURLIQUE)」は11月25日から、パリ発祥の美食ブランド「フォション」による、日本初のグルメホテル「フォションホテル京都」と3つのクリスマスコラボレーション体験の提供を開始する。

1.コラボレーション クリスマスアフタヌーンティー

11月25日から12月25日まで「フォションホテル京都」10階の「サロン ド テ フォション」で、クリスマスアフタヌーンティー(8000円)を提供する。気分踊るクリスマスをテーマに、ローズやラベンダーなど、「ジュリーク」農園で咲き乱れるボタニカルな花々からインスピレーションを受けたスイーツとセイボリーがアフタヌーンティースタンドに勢ぞろい。クリスマス期間にだけ食べられる伝統菓子シュトーレンは、クランベリーが入った可愛らしいピンク色で登場。また、期間中はパフェの代わりにクリームが添えられた温かいフレンチトーストも用意する。さらにアフタヌーンティーを体験した人へのプレゼントとして、「ジュリーク」のミニサイズハンドクリーム(ローズ/ラベンダー)をプレゼントする。

2.スイートルームで「ジュリーク」商品体験

「フォションホテル京都」のスイートルーム(全14室)に、クリスマス期間(11月25日~12月25日)限定で「ジュリーク」アメニティーを設置する。限定アメニティーには、ジュリークの代表的なスキンケアをメイク落としからクリームまでトータルで用意。 マルチで使用できる大人気の美容オイルもセットしている。

3.「ペストリー&ブティック フォション」で「ジュリーク」クリスマスキット販売

「フォションホテル京都」の「ペストリー&ブティック フォション」にて、期間限定で「ジュリーク」のクリスマスキット(4840円)と、定番ハンドクリームなどを販売する。

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「モルトンブラウン」がニコラス・デイリーらとコラボ アートの解釈で表現

「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」は、ブランドの新コンセプト“Artists of Note”に合わせ3人のアーティストとのコラボレーションをスタートした。今回起用したのは“パンク詩人”とも評されるジョン・クーパー・クラーク(Dr. John Cooper Clarke)、ロンドンを拠点とするファッションデザイナーのニコラス・デイリー(Nicholas Daley )、ジュエリーデザイナーの ガーラ・コリヴェット・デニンソン(Gala Colivet Dennison)で、「モルトンブラウン」のアイコンフレグランスを題材に、独自の解釈でアーティスティックなビジュアルを作り上げている。

三者三様の解釈と表現力

クラークはシグネチャーフレグランスである“サイプレス&シーフェンネル”を選んだ。潮風とクールなスパイスの爽やかなマリンノートをクラークの特徴であるリズミカルなスタイルの詩で表現。クラークは「フレグランスの世界を言葉で表現するというのが、どれほど難しく不自由なものであるか、ただただ驚くばかりです」とコメントしている。

デイリーはウッディ・シトラスのアイコンフレグランス“ブラックペッパー”を、自身のブランド「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」のシグネチャーである手編みのニットデザインを通して表現した。デイリーの母親の編み物グループとのコラボレーション作品でもあり、「色、テクスチャー、香りの相乗効果」を意識したという。「このフレグランスで私が特に惹かれたのは何といっても、オークウッドのような、とても深いペッパーの香りです」とデイリーは述べている。

メタルワークと天然石のコントラストが特徴的はデニンソンの作品は、華麗でスパイシーな調香が魅力の“ローズデューン”を直観で捉え表現したもの。「今回の制作では、織りのプロセスを取り入れたいと思いました。“織り”の技法には無限の可能性があります。また、織るという行為から想起するイメージには、ローズデューンのテーマでもある、砂や砂漠から得られるインスピレーションと類似しているところがあると思います」とデニソンは語っている。

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【スナップ】グダグダの「アヴァヴァヴ」はゲストもノールール 自由自在の個性

ウィットに富んだ演出とコレクションが毎回話題になる「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」2025年春夏コレクションは、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションに合わせて陸上競技場をショー会場に選んだ。ランウェイに見立てたトラックでは、運動音痴なランナーによるグダグダ短距離走を繰り広げた。

自由な「アヴァヴァヴ」の会場には、ルール度外視の個性豊かな来場者が集まった。異様なプロポーションや、古布をつなぎ合わせたようなパッチワーク、手作り風の帽子やヘアアクセサリーなど、アイテム一つ一つの個性が強い。スタイリングもいい意味でまとまりがなく、自由自在だ。ファッションをゲームのように楽しむブランドの精神が、ランウエイだけでなく来場者からも感じられた。

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しまむら3〜8月期、最終利益5.5%増 PBの夏服が売れる

しまむらの2024年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の3305億円、営業利益が同4.1%増の314億円、純利益が同5.5%増の221億円だった。上半期としてはいずれも過去最高を更新した。引き続きPB(プライベートブランド)およびJB(ジョイント・プライベートブランド)が好調で、特に夏物の下着やカジュアルウエア、インフルエンサーとの協業企画がよく売れた。

店舗数は純増7の2236店舗。主力の「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同3.9%増だった。PBおよびJBで話題性のある比較的高めの価格帯が活発に動いた。PBの「クロッシープレミアム」では接触冷感素材のキャミソールやTシャツの下着がヒット商品になった。またインフルエンサーと組んだ商品も人気で、田中里奈さんによるデニム、MUMUさんと開発したブラジャーやショーツも好調だった。

人手不足対策として店舗スタッフの賃上げを実施したため人件費が同7.9%増えたが、「店舗の作業の遅れが解消され、その分、売り上げが上向いた」(鈴木誠社長)。チラシ配布を抑制し、デジタル販促への切り替えを進めたため広告宣伝費は同0.8%減らした。販管費率は25.2%で前年同期並に抑えた。

上期の好決算を受けても25年2月期の予想は据え置く。売上高6596億円(前期比3.9%増)、営業利益563億円(同1.9%増)、純利益401億円(同0.3%増)を見込む。

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マッシュがニュージーランド発のキッズ&ベビー服「ジェイミーケイ」を国内展開  表参道ヒルズに1号店

マッシュスタイルラボは今秋から、ニュージーランド発キッズ&ベビー服ブランド「ジェイミーケイ(JAMIE KAY)」の取り扱いをスタートする。日本における販売とライセンス契約を結び、本国商品の輸入販売とオリジナル商品の企画・販売を行う。10月25日に表参道ヒルズ地下2階にブランドとして世界初の実店舗をオープンし、数年内に8〜10店舗程度のリアル出店を計画する。

「ジェイミーケイ」は2013年、デザイナーのジェイミー・ケイが2人目の息子の誕生を機にスタート。高品質なオーガニックコットンと、シンプルで愛着のわくデザイン、値ごろな価格にこだわる。SNS上でのファンコミュニティーの結び付きが強く、毎月投入する限定アイテムは争奪戦になるほどの人気。現状はECのみの展開に関わらず、年商は50億円以上に達している。

日本企画ならではの細やかな配慮

マッシュスタイルラボの日本企画のライセンス商品は、MD全体の3割程度となる見込みだ。現状、日本の企画チーム全員が子育て経験者の女性。「例えばベビー服では首のすわっていない赤ちゃんのためにボタンが前開きになっていたり、保育園には安全への配慮のためフード付のアイテムを着ていけなかったり。日本企画ならでは細やかな配慮を行き届かせた商品を作っていきたい」と話す。親子でリンクコーデを楽しめるハンドバッグやポーチなどの雑貨類も展開する。

表参道ヒルズ店は、“おじいちゃんの書斎をこども部屋にリノベーションした”イメージのナチュラルな空間を作る。天井や壁面はブランドのオリジナルプリント柄をあしらう。オープン記念として、1点以上購入で隣接の「ジェラートピケ カフェ」でのミニパフェ無料券、1万1000円以上購入でオリジナルトートバッグをプレゼントする。また、7日間限定でお買い得なコーディネートセットを販売する。

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箱根に美肌の湯あり! ポーラが芦之湯、宮ノ下、仙石原で3種の美肌泉質を確認

ポーラ・オルビスホールディングスの美肌温泉プロデュースタスクフォースは、温泉地として知られる箱根エリアの湯を調査し、3地域で3種の異なる美肌泉質があることを確認した。今回調査をしたのは芦之湯、宮ノ下、仙石原の3エリアで、それぞれ温泉宿1カ所で浴槽に注がれるお湯を採取し分析。その結果、不要な皮脂を取り除くクレンジング作用、不要な角層細胞が剥がれるクレンジング作用、潤い力が高まる作用などを確認したという。

今回調査した箱根は、全国的に見ても変化に富んだ火山地形で多数の特徴ある泉質の温泉が湧いている点に着目し実施した。角層細胞への作用についての分析は41℃の温泉水または精製水をろ紙に含ませて腕に10分間置いたのち、角層細胞を粘着テープで採取し染色、観察。皮脂への作用については皮脂成分の一つであるオレイン酸を付着させたろ紙を41℃の温泉水または精製水に16~18時間浸し、ろ紙に残った油分を染色、観察している。

タイプの異なる泉質を確認

芦之湯の泉質は不要な皮脂を取り除く「メルティング浄化温泉」タイプで、硫酸イオンの少なさもその作用を高めていると考えられるという。宮ノ下は不要な角層細胞をはがしてくれる「ほぐしブースター温泉」タイプ、仙石原では角層細胞のはがれ具合を調整しうるおい力を高める「バリア・オアシス温泉」タイプだった。

美肌温泉プロデュースタスクフォースは、各地の温泉地で浴槽に注がれる温泉水の肌への作用を研究・評価するプロジェクト。化粧品会社として培った肌分析技術により温泉水の角層や皮脂への作用に注目した分析を重ね、これまでに国内で7種の美肌泉質を見つけている。

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【スナップ】レザーが濡れてもお構いなしの「エルメス」ゲスト 雨の日に魅せる“ロックエレガンス”

「エルメス(HERMES)」は9月28日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。気まぐれな秋の空に左右されることのない来場者は、ブランドの真骨頂である贅沢なレザーを身につけて来場。女性らしい体の曲線を描く構築的なアウター、機能性に加えて装飾としても取り入れたジッパーやベルト、スタッズの装飾とワークブーツで、今季は洗練された大人のスタイルにロックテイストが織り交ぜられているのが特徴だ。

数あるアイコンバッグの中で、今季は“バーキン“の所持率が高い。ランウエイでのモデルさながらに、脇に抱えてあえてラフに持つ仕草も多く見られた。温かみあるブラウンのカラーパレットが、パリに本格的な秋の訪れを告げていた。

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ヘアサロン「ノーヴァン」などを展開するmunicoが新コスメブランド「アノイ」をスタート

ヘアサロン「ノーヴァン(NOVAN)」などを展開するmunicoは、新コスメブランド「アノイ(ANOI)」をスタートし、1stコレクションとして、“アイブロウ スタイリング グロウ”(3種、各3530円)を発売した。公式サイトなどで販売中で、10月14日には東京・表参道でポップアップを開催する。

「アノイ」のコンセプトは「枠に捉われず、自分らしい美しさを愉しむ」。機能性と美を融合し、エッセンシャルかつコンテンポラリーなメイクアップアイテムを提案する。

“アイブロウ スタイリング グロウ”は、眉に洗練された美しさをもたらすアイブロウジェル。傾斜のあるヘッドで眉にフィットするコンパクトブラシで、心地よい塗布感でムラなく眉に密着し、毛流れをキープする。“01:Sing You”は、大人の遊び心がきいた、繊細な輝きのパールを配合したクリアジェル。どんな肌色にもナチュラルに溶け込み、抜け感のある眉へ。“02:That Night”は夜空の星屑を切り取ったようなクリアブラックカラー。ファイバー配合でボリューム感のある仕上がりに。“03:Way Back”は魅惑的なニュアンスを演出するマルーンピンク。パールを配合し、美しい発色で上品な仕上がりをかなえる。

■「アノイ」ポップアップ
来店予約をした人優先でディレクター本人がアイテム提案する。
日程:10月14日
時間:11:00~17:30(最終入場 17:15)
住所:東京都港区北青山3-8-13 青山ゆまにてアトリエビル2F、3F

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ヘアサロン「ノーヴァン」などを展開するmunicoが新コスメブランド「アノイ」をスタート

ヘアサロン「ノーヴァン(NOVAN)」などを展開するmunicoは、新コスメブランド「アノイ(ANOI)」をスタートし、1stコレクションとして、“アイブロウ スタイリング グロウ”(3種、各3530円)を発売した。公式サイトなどで販売中で、10月14日には東京・表参道でポップアップを開催する。

「アノイ」のコンセプトは「枠に捉われず、自分らしい美しさを愉しむ」。機能性と美を融合し、エッセンシャルかつコンテンポラリーなメイクアップアイテムを提案する。

“アイブロウ スタイリング グロウ”は、眉に洗練された美しさをもたらすアイブロウジェル。傾斜のあるヘッドで眉にフィットするコンパクトブラシで、心地よい塗布感でムラなく眉に密着し、毛流れをキープする。“01:Sing You”は、大人の遊び心がきいた、繊細な輝きのパールを配合したクリアジェル。どんな肌色にもナチュラルに溶け込み、抜け感のある眉へ。“02:That Night”は夜空の星屑を切り取ったようなクリアブラックカラー。ファイバー配合でボリューム感のある仕上がりに。“03:Way Back”は魅惑的なニュアンスを演出するマルーンピンク。パールを配合し、美しい発色で上品な仕上がりをかなえる。

■「アノイ」ポップアップ
来店予約をした人優先でディレクター本人がアイテム提案する。
日程:10月14日
時間:11:00~17:30(最終入場 17:15)
住所:東京都港区北青山3-8-13 青山ゆまにてアトリエビル2F、3F

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洋服の形さえ逸脱する「コム デ ギャルソン」 揺れる思いを「透明性を持って」表現

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の2025年春夏コレクションは、ついに洋服の範疇を超え、彫刻のようなオブジェまで登場した。デザイナーの川久保玲は、混沌とした世の中を憂いつつ、「透明性を持ってクリエイションしたら、何かが見えるかもしれない」と話す。

コレクションの中で何度か登場したのは、モデルの体に布などを詰め込んだオーガンジーの球体をいくつも取り付けたドレスだ。ある球体は、白いチュールを黒いオーガンジーで包んだもの。別の球体は血飛沫のような白と赤の布地を同じく白や赤のオーガンジーで覆っている。また、「SOS」などの文字が見える球体もあった。クシャクシャっと丸めた布を詰め込んだ球体は、心の中のモヤモヤの表現だったり、なかなか外には吐露できない魂の叫び、もしくは、すでに傷ついてしまった心の痛みを表現しているのだろう。

中盤はウエディングケーキのような形の柱状のオブジェ、そして後半にも円錐などの立体と、時には洋服という概念から逸脱さえしているルックも現れた。もはや洋服のような形にさえ収斂しない、常にうごめく心情を表現しているのだろうか?

一方、白と赤を基調とした終盤からは祝祭のようなムード、そして終盤の白い巨大なルックからは希望の光が広がっていくような雰囲気を感じた。

ここ数年、「コム デ ギャルソン」は、現代社会を憂いつつも、あくまで希望を忘れない、一筋の光に価値を見出すようなメッセージを発信している。きっと今回も、悲嘆するのみならず、それでもポジティブに歩みを進めようというメッセージを送っているのだろう。

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洋服の形さえ逸脱する「コム デ ギャルソン」 揺れる思いを「透明性を持って」表現

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の2025年春夏コレクションは、ついに洋服の範疇を超え、彫刻のようなオブジェまで登場した。デザイナーの川久保玲は、混沌とした世の中を憂いつつ、「透明性を持ってクリエイションしたら、何かが見えるかもしれない」と話す。

コレクションの中で何度か登場したのは、モデルの体に布などを詰め込んだオーガンジーの球体をいくつも取り付けたドレスだ。ある球体は、白いチュールを黒いオーガンジーで包んだもの。別の球体は血飛沫のような白と赤の布地を同じく白や赤のオーガンジーで覆っている。また、「SOS」などの文字が見える球体もあった。クシャクシャっと丸めた布を詰め込んだ球体は、心の中のモヤモヤの表現だったり、なかなか外には吐露できない魂の叫び、もしくは、すでに傷ついてしまった心の痛みを表現しているのだろう。

中盤はウエディングケーキのような形の柱状のオブジェ、そして後半にも円錐などの立体と、時には洋服という概念から逸脱さえしているルックも現れた。もはや洋服のような形にさえ収斂しない、常にうごめく心情を表現しているのだろうか?

一方、白と赤を基調とした終盤からは祝祭のようなムード、そして終盤の白い巨大なルックからは希望の光が広がっていくような雰囲気を感じた。

ここ数年、「コム デ ギャルソン」は、現代社会を憂いつつも、あくまで希望を忘れない、一筋の光に価値を見出すようなメッセージを発信している。きっと今回も、悲嘆するのみならず、それでもポジティブに歩みを進めようというメッセージを送っているのだろう。

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大根仁が語る「地面師たち」と「演出家の仕事」 「50代以降は誰かのためになるような仕事をしたい」

PROFILE: 大根仁/映像ディレクター

大根仁/映像ディレクター
PROFILE: (おおね・ひとし)1968年生まれ、東京都出身。「アキハバラ@DEEP」(2006)、「湯けむりスナイパー」(09)、「モテキ」(10)など、ドラマや舞台、CM、MVを数々手掛けたのち、映画「モテキ」(11)で映画監督デビュー。主な演出作に、「まほろ駅前番外地」(13)、「リバースエッジ 大川端探偵社」(14)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(19)、「エルピス —希望、あるいは災い—」(22)などのドラマ作品。監督作に、「恋の渦」(13)、「バクマン。」(15)、「DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~」(15)、「SCOOP!」(16)、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(18)などがある。Netflixシリーズ「地面師たち」が初の世界同時配信作となる。Netflixと5年独占契約を結び、新作のシリーズ・映画を複数制作することが9月30日に発表された。

「湯けむりスナイパー」や「まほろ駅前番外地」といった深夜ドラマから、映画「モテキ」や「バクマン。」などの脚本・監督、そして、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」やドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」では演出を務めた大根仁の最新作、Netflixの配信ドラマ「地面師たち」が大ヒットしている。本作は2017年に起きた実際の地面師詐欺事件をもとにした小説「地面師たち」(著:新庄耕)を原作に、大根自らが映像化を企画、キャスティング案から脚本・監督までを手がけた意欲作。これまでのキャリアの総決算ともいえる本作の制作過程を中心に、ここに至るまでのディレクター人生についても話を聞いた。

Netflixが広く普及した今だからこそのヒット

——7月25日に配信されたNetflixシリーズ「地面師たち」が、日本におけるNetflix週間TOP10で長らく首位をキープするなど、反響の大きさについてはどう受け止めていますか。

大根仁(以下、大根):これまで自分が関わってきた作品とはまったく感触が違いますね。例えば、2022年に放送された「エルピス」とか、もっと前だと深夜ドラマから映画になった「モテキ」とか、業界内だったり一部の層の間ではある程度の話題になった感覚はありますけど、「地面師たち」はそういう規模じゃないんですよ。大げさじゃなく、飲み屋とかいろんな店で客が話題にしているのを耳にするし、飛行機に乗ったらタブレットで観ている人も見かけるし。

つい先日も、ヒットしたお祝いでリリー(・フランキー)さんに銀座の高級クラブに連れていってもらったら、入れ替わるお姉さんたち10人くらいが全員観てるって。店に来るお客さんたちも全員観てるって言ってました。そういう店ではお客さんとの話題づくりのためっていうのもあるとは思うけど、全員が観てるっていうのはすごいなと。今日なんかは五反田のサウナに入ってたら、若者とかではなく、人生の先輩たち……まぁ言っちゃえばそこらへんのじいさんたちが「あの『地面師たち』ってのはヤバいな」とか話してましたから。

ただこれは、作品に力があるのは前提としても、いまやNetflixが多くの人にとって手軽に観られるメディアになっている、というのが関係しているんだと思います。誰かにすすめられた時に、テレビドラマや映画を観るにはそれなりのステップが必要だけど、Netflixならスマホで帰りの電車の中でも観られるわけで。そういう視聴環境の要因は強く感じています。

——Netflixの普及がヒットの下地になっていると。

大根:「地面師たち」をきっかけに加入した人もけっこうな数いるでしょうから、そのへんはギャラとは別にボーナスという形でもらえるのかなって期待してますけど(笑)。あとは数字の話だと、映画だったら興行収入、テレビだったら今はもうだいぶあやしいとはいえ視聴率という明確な数字が出ますが、Netflixはよく分からないんですよ。日本のNetflix週間TOP10で何週間連続1位とか言われても、それがどういう数字なのか。

——メディアからの取材についても、映画なら公開前、ドラマなら放送前が定石ですが、配信ドラマだとタイミングに関係なく受けられますし。

大根:テレビドラマは放送が終わったらそれまでですし、映画でも公開後に話題になったから取材が増えるっていうのもほとんどないですからね。今回の場合、配信前よりも、配信後の方が3倍くらい多く取材を受けてますよ。「地面師たち」が数字を持っているのか、俺がペラペラ何でもしゃべると思われているのか分かりませんが(笑)。

あらゆる面で非常に人道的な制作現場

——Netflix作品ということでの最大の特異点は?

大根:表現の自由度が高い、というのは言わずもがなですが、制作の現場目線でいうと、一番は労働環境の真っ当さですかね。余裕のある制作期間が設けられた中で、1日の撮影時間もきっちり決まっていて、間に休みが必ずあって、あらゆる面で非常に人道的でした。僕自身、かつてはそういう時代だったとはいえ、鉄火場みたいな現場を散々渡り歩いてきて、タイトなスケジュールは当たり前、低予算こそ正義くらいに思っていた時期もありましたし、だからこそ生まれたような作品にも立ち会ってきましたけど、時間も予算もあるに越したことはないですからね。

——制作体制の規模が大きくなることで、意思の疎通に時間と手間がかかったりなどの不都合もなく?

大根:不都合はとくに感じませんでした。この例えが適切かどうか分からないけど、山下達郎さんが、ライブハウスの観客をちゃんと盛り上げることができたら、どんなに会場が大きくなっても大丈夫、でもその逆はない、というようなことを言っていて。そういう感じなのかな。これまでと変わらず現場で判断することは当然あるし、感覚を曲げることもなかったし、予算やスタッフの人数が増えたからといって柔軟性がなくなった、とかもなかったですね。それはこの「地面師たち」が自分の立ち上げた企画で、脚本と監督の両方をやれている、という出発点が大きいのかもしれませんが。

——「表現の自由度」ということでいえば、本作には暴力シーンやセックスシーンもありました。

大根:一部の人たちから「セックスシーンでなぜ服を着てるんだ」「リアルじゃない」みたいな反応がありましたけど、正直そこはもっと想像力を働かせてほしいなと思いましたね。別にあえて演出の意図を話す必要はないんだけど、もう言ってもいいかなと思って言うようにしているので言いますが、まず住職の川井菜摘がホストたちと複数プレイをしているシーンは、お目当てのホストの楓という男がその場にいて、自分以外のホストとのセックスでは脱がせない、裸になるのは俺とセックスする時だけだ的な、ある種の焦らしプレイという意図があっての着衣です。もう一つ、デベロッパーの青柳が服も脱がずに行為に及んでいるのは、彼のキャラクターを考えれば、そういうのが好きな男に決まってるでしょ。こんな野暮なこと言いたくないですが、とりあえず「Netflixから規制がかかってる」とか「コンプライアンスを意識してひよってる」とかの憶測は筋違いです。まあネットのそういう反応は想定内だし、観た人が何を言おうが自由ですけど、少なくとも作り手はその何千倍も考えて作ってますよと、そのくらいは想像してねって感じですかね。

そもそも演出家としての自分は、総合格闘家みたいなものだと思っていて、キックがダメとか寝技がダメというルールならそれに従いますし、何でもありならそれに相応しい試合をするだけ。そういう意味でNetflixは、限りなく何でもありに近い環境でしたよ。

フィクションの中で悪行を魅力的に描くことの倫理観

——本作は犯罪ものであり、企業ものでもあり、刑事ものでもあるという、ジャンルのミックスが感じられました。

大根:これまで自分はストレートな犯罪ものや企業もの、刑事ものをやったことがなくて、いつかそういうジャンルもののミクスチャーはやりたいと思っていたので、「地面師たち」の原作小説を読んだ時に、この作品ならできると思ったんですよね。

——ジャンルのミクスチャー感だけではなく、それぞれのシーンや描写ごとに、ここはリアルに忠実に、一方で、ここはファンタジックに、というような加減もミックスされているように見えました。

大根:おそらく原作小説の段階でもそういったイメージを持って書かれていたと思います。著者である新庄耕先生は、事件のことを散々調べた結果、実際の事件や現実がどうだったのか、例えば、詐欺師たちがどんな服装で、どんな場所に集まっていたかとかは、ある程度分かってはいたはずで。ただ、エンターテインメントである以上、Netflix作品であるということも含めて、そのへんのリアルを追求することだけが正解なのか。もちろん、シーンによってはリアリティーを重視した部分もありますが、ケイパー(犯罪映画のサブジャンル。泥棒、詐欺などを犯人側の視点で描くのが特徴)ものならではのケレン味だったりの見せ方の方を意識した部分も多くあります。

ただ、青柳のキャラクターは原作からもだいぶデフォルメしたのですが、実際に不動産会社で働いている知り合いが観たあとに連絡をくれて、「ああいうやついました」って(笑)。なので、いくらデフォルメしてファンタジーに寄せたとしても、ちゃんと刺さるものはあるんだろうなと思いますね。それは「半沢直樹」とかの、僕が勝手に「サラリーマン時代劇」と呼んでいる作品も同じで。

——登場人物たちを魅力的に描く、という点で意識したことは?

大根:今回のキャスティングが成功した時点で、もう十分に魅力的な作品になるだろうとは分かっていたので、そこからさらに演出なりでキャラクターをどうこう、というのはあんまり考えなかったですね。物語の性質上、観た人に憧れを抱かせたり、「こういう人になりたい」とか思われても困りますし(笑)。

——その点でいうと、物語の根幹である詐欺はもちろん、作中の暴力や殺人といった悪行の数々を魅力的に描くことの倫理観については、どう捉えていますか。
 
大根:基本的に自分の考えとしては、こう言うと語弊があるかもしれないけど、犯罪や悪事を扱うエンターテインメント作品においては、表現は自由でいい、と思っています。犯罪行為も暴力もファンタジーの一要素として存在させる以上、そこはとことん追求するべきだっていう考えです。中途半端な嘘で嫌な気分にさせるよりは、振り切ってファンタジーとして魅力的に描いた方がいい。今回の暴力や殺人のシーンなんて、リアリティーという意味では全然リアルじゃないでしょう。

そもそも、現実の地面師たちは殺人までは犯してないわけで、そこを突いて、本物の地面師は殺人を犯してないのにおかしい、サイコパスな人間は詐欺師にはならない、みたいな批評を見かけましたけど、この作品はフィクションでありエンターテインメントですよ、っていう。地面師詐欺事件のリアルを追求した作品ではないですからね。まあこれもまた観た人の自由ですけど、それなりに批評性がある識者とされている人がその程度のことを言ってるとガッカリはしますよね。

「瀧さんは詐欺師役です」「じゃあやる」

——本作ではインティマシーコーディネーターとして浅田智穂さんが入っていますが、大根さんは以前にドラマ「エルピス」でもご一緒されています。

大根:「エルピス」の時はそこまでセクシャルなシーンはなかったのですが、プロデューサーの佐野亜裕美さんがインティマシーコーディネーターを入れたいというので、参加してもらいました。個人的にはその「エルピス」の現場が初めてで、非常にやりやすかったですね。

それで、今回の現場でも改めて感じたのですが、インティマシーコーディネーターというと、役者の側に立つ人というイメージを持っている人が多いかもしれませんけど、実際は基本的に監督の側にも立ってくれる人です。どういったシーンを撮りたいかの意図を汲みながら、役者とコミュニケーションをとる、という役割。もし役者が演出意図に対して「それはちょっと……」ということがあれば、間に入って緩衝材になりつつ、撮影を進めてくれる。なので、もし“現場の敵”みたいなネガティブなイメージを持たれている方がいるのであれば、それはまったく違います。

——現場における演出家の仕事については、どういう役割だと捉えていますか。

大根:演出の仕事って、究極は2つしかないと思っていて。一つは脚本よりおもしろく撮ること。もう一つは、役者を魅力的に撮ること。テクニカルなことも最終的にはそのどちらかに内包されていくんですよね。

——今回は原作の小説を読みながらキャスティングを考えて、脚本もご自身で書いたということで、ほぼ当て書きだったと。

大根:そうですね。キャスティングについては、これまでに何回か一緒にやったことがある役者は当然として、初めての人だとしても、過去の作品を観たりすると、その役者のポテンシャルも分かるし、リミッターがどこにあるのかもなんとなく分かります。その上で、どういうタイプの芝居だったらリミッターをはずせるのか、感覚として掴めるんですよね。その勘を利かせることも演出家としては大事だと思うので、それが今回はうまくいったのかな。この先もしその勘が鈍くなったら、演出家としては潮時なのかもしれません。

——そして本作では、大根さんが監督を務めた「DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜」に限らず、公私ともに関係の深い電気グルーヴが2人そろって参加しています。ピエール瀧さんは詐欺師役、石野卓球さんが音楽(劇伴)と。

大根:瀧さんの芝居が話題として大きく取り上げられているのも誇らしいですけど、卓球さんの音楽もかなり重要な要素を占めています。もともと世界的なDJとして、聴衆を飽きさせることなく6時間とかの長いセットを組める人ですから、その感じで全7話の音楽をやってもらいました。

瀧さんが役者として出演する作品に卓球さんが参加するっていうパターンは今までなかったので、最初どうかなと思ったんですけど、話をしに行った時に「悪い奴ばっかり出てくるひどい話で、これなら卓球さんの音楽がばっちりハマります」「瀧さんは詐欺師役です」って伝えたら、「じゃあやる」って。そこから楽曲のイメージを伝えて、脚本を読んでもらい、デモ曲を何曲か作ってもらったのですが、もう最初から素晴らしかったですよ。

自分が一番喜ぶ仕事は40代で終わった

——大根さんのこれまでのキャリアを振り返ると、数々の深夜ドラマを手がけていた時期をへて、企画から参加するような映画の脚本・監督の仕事が中心となり、そのあとは演出家として依頼を受ける形で参加するタイプの仕事が続き……という変遷がありますが、ターニングポイントはありましたか。

大根:「モテキ」の映画化が2011年で、それ以降テレビから映画の方へ比重が移って、18年の「SUNNY 強い気持ち・強い愛」で脚本と監督をやったあとくらいかな、この先、同じ方向性で仕事を続けていっても、縮小再生産になるような危機感があったんですよね。作品単体の出来や良し悪しではなく、自分の中で「この手法は前にも使ったよな」みたいなことが気になる感じ。それが50になる年だったので、このまま50代を乗り切るのはきついぞって思ってました。

それで、自分発信の企画や得意ジャンルの仕事はいったん休んで、別の角度からアイデアだったり手法や技術を学べるような仕事をしたいと思っていたところに、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」のオファーが来たんです。大河ドラマはこれまでとはまったく違う方向性だし、でも脚本は宮藤官九郎さんだったので自分なりにできることもあるし、これはちょうどいいっていう。

あとは、17年からキリン一番搾りのCMの演出をやっていて、それが意外と自分の中では大きいです。CMの仕事は、ドラマや映画とは目的からしてまったく違うものなので、演出家としての自由度は少ないのですが、スタッフィングはそれなりに自由にできるんですよ。なので、これまで頼みたかったけど機会がなかった撮影監督や照明技師の人たちとCMの現場で初めて仕事をすることができて、だいぶいい経験になってますね。

——「地面師たち」で再び企画から脚本・監督までを務めたのは、依頼仕事をしていく中で、もう一度企画から最後まで自分が関わる仕事をしたい、という思いがあったからでしょうか。

大根:いや、正直なところ、きれいごとに聞こえるかもしれませんが、自分が一番喜べる仕事はもう40代で終わっていて、50代以降は誰かのためになるような仕事をしたいと思ってやっているんです。「地面師たち」は自分から企画を持ち込んだので、結果的に自分も喜ぶ形にはなりましたけど、それよりも、日本発のNetflix作品が国内だけではなくグローバルレベルでヒットしているという祭りに乗っかっている意識の方が強いんですよね。今のヒットしている状況は大変うれしいですが、それもNetflixのためというか、配信メディアがもっと盛り上がった方が、映像業界全体が活気づくんじゃないかという、どこか冷静に見ている感じではあるんです。

——ドラマや映画に限らず、ミュージックビデオやライブ映像の演出、若い頃にはバラエティー番組まで、幅広く雑食的に仕事をしてきたことは、どう今につながっているでしょうか。それこそ、大根さんのディレクターデビューは宮沢りえのデビュー曲「ドリームラッシュ」のカラオケビデオという。

大根:そうそう、小室哲哉プロデュースの曲。しかもミュージックビデオじゃなく、カラオケで流れるビデオの方っていうね。若い頃はそういうカラオケビデオだけじゃなく、クイズ番組から健康番組まで、人がやりたがらない仕事もたくさんやってましたよ。そこからドラマや映画の監督になるっていうのはなかなか考えづらい道のりだけど、当時そういう仕事を下積みだったと感じていたかといえば、そうでもないんですよね。誰からも見向きもされないような仕事だったとしても、一つくらいは得るものがあったと今では思えるんです。いいスタッフと出会ったとか、いいロケ地が見つかったとか、些細なことでいいので、得たものがあればのちのち仕事に生かすことができる。

あとは、ドブ板仕事をやりながらも、好きなものを追いかけることはやめなかったというのがよかったのかもしれません。どうしても抜けないサブカル気質があるせいで、どんなに忙しくてもライブに行ったり、新作をチェックしたり、それだけは続けていました。当時は「いつかこの人たちと仕事するぞ」とかも思ってないし、ただ好きだから追いかけていただけですけど、結果的にそのことが今になってつながっているのは確かですね。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

■Netflixシリーズ「地面師たち」
Netflixにて独占配信中
全7話
出演:綾野剛、豊川悦司
北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、染谷将太
松岡依都美、吉村界人、アントニー、松尾諭、駿河太郎、マキタスポーーツ
池田エライザ、リリー・フランキー、山本耕史
監督・脚本:大根仁
原作:新庄耕「地面師たち」(集英社文庫刊)
音楽:石野卓球
製作:Netflix
制作プロダクション:日活 ブースタープロジェクト
©新庄耕/集英社
「地面師たち」作品ページ

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大根仁が語る「地面師たち」と「演出家の仕事」 「50代以降は誰かのためになるような仕事をしたい」

PROFILE: 大根仁/映像ディレクター

大根仁/映像ディレクター
PROFILE: (おおね・ひとし)1968年生まれ、東京都出身。「アキハバラ@DEEP」(2006)、「湯けむりスナイパー」(09)、「モテキ」(10)など、ドラマや舞台、CM、MVを数々手掛けたのち、映画「モテキ」(11)で映画監督デビュー。主な演出作に、「まほろ駅前番外地」(13)、「リバースエッジ 大川端探偵社」(14)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(19)、「エルピス —希望、あるいは災い—」(22)などのドラマ作品。監督作に、「恋の渦」(13)、「バクマン。」(15)、「DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~」(15)、「SCOOP!」(16)、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(18)などがある。Netflixシリーズ「地面師たち」が初の世界同時配信作となる。Netflixと5年独占契約を結び、新作のシリーズ・映画を複数制作することが9月30日に発表された。

「湯けむりスナイパー」や「まほろ駅前番外地」といった深夜ドラマから、映画「モテキ」や「バクマン。」などの脚本・監督、そして、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」やドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」では演出を務めた大根仁の最新作、Netflixの配信ドラマ「地面師たち」が大ヒットしている。本作は2017年に起きた実際の地面師詐欺事件をもとにした小説「地面師たち」(著:新庄耕)を原作に、大根自らが映像化を企画、キャスティング案から脚本・監督までを手がけた意欲作。これまでのキャリアの総決算ともいえる本作の制作過程を中心に、ここに至るまでのディレクター人生についても話を聞いた。

Netflixが広く普及した今だからこそのヒット

——7月25日に配信されたNetflixシリーズ「地面師たち」が、日本におけるNetflix週間TOP10で長らく首位をキープするなど、反響の大きさについてはどう受け止めていますか。

大根仁(以下、大根):これまで自分が関わってきた作品とはまったく感触が違いますね。例えば、2022年に放送された「エルピス」とか、もっと前だと深夜ドラマから映画になった「モテキ」とか、業界内だったり一部の層の間ではある程度の話題になった感覚はありますけど、「地面師たち」はそういう規模じゃないんですよ。大げさじゃなく、飲み屋とかいろんな店で客が話題にしているのを耳にするし、飛行機に乗ったらタブレットで観ている人も見かけるし。

つい先日も、ヒットしたお祝いでリリー(・フランキー)さんに銀座の高級クラブに連れていってもらったら、入れ替わるお姉さんたち10人くらいが全員観てるって。店に来るお客さんたちも全員観てるって言ってました。そういう店ではお客さんとの話題づくりのためっていうのもあるとは思うけど、全員が観てるっていうのはすごいなと。今日なんかは五反田のサウナに入ってたら、若者とかではなく、人生の先輩たち……まぁ言っちゃえばそこらへんのじいさんたちが「あの『地面師たち』ってのはヤバいな」とか話してましたから。

ただこれは、作品に力があるのは前提としても、いまやNetflixが多くの人にとって手軽に観られるメディアになっている、というのが関係しているんだと思います。誰かにすすめられた時に、テレビドラマや映画を観るにはそれなりのステップが必要だけど、Netflixならスマホで帰りの電車の中でも観られるわけで。そういう視聴環境の要因は強く感じています。

——Netflixの普及がヒットの下地になっていると。

大根:「地面師たち」をきっかけに加入した人もけっこうな数いるでしょうから、そのへんはギャラとは別にボーナスという形でもらえるのかなって期待してますけど(笑)。あとは数字の話だと、映画だったら興行収入、テレビだったら今はもうだいぶあやしいとはいえ視聴率という明確な数字が出ますが、Netflixはよく分からないんですよ。日本のNetflix週間TOP10で何週間連続1位とか言われても、それがどういう数字なのか。

——メディアからの取材についても、映画なら公開前、ドラマなら放送前が定石ですが、配信ドラマだとタイミングに関係なく受けられますし。

大根:テレビドラマは放送が終わったらそれまでですし、映画でも公開後に話題になったから取材が増えるっていうのもほとんどないですからね。今回の場合、配信前よりも、配信後の方が3倍くらい多く取材を受けてますよ。「地面師たち」が数字を持っているのか、俺がペラペラ何でもしゃべると思われているのか分かりませんが(笑)。

あらゆる面で非常に人道的な制作現場

——Netflix作品ということでの最大の特異点は?

大根:表現の自由度が高い、というのは言わずもがなですが、制作の現場目線でいうと、一番は労働環境の真っ当さですかね。余裕のある制作期間が設けられた中で、1日の撮影時間もきっちり決まっていて、間に休みが必ずあって、あらゆる面で非常に人道的でした。僕自身、かつてはそういう時代だったとはいえ、鉄火場みたいな現場を散々渡り歩いてきて、タイトなスケジュールは当たり前、低予算こそ正義くらいに思っていた時期もありましたし、だからこそ生まれたような作品にも立ち会ってきましたけど、時間も予算もあるに越したことはないですからね。

——制作体制の規模が大きくなることで、意思の疎通に時間と手間がかかったりなどの不都合もなく?

大根:不都合はとくに感じませんでした。この例えが適切かどうか分からないけど、山下達郎さんが、ライブハウスの観客をちゃんと盛り上げることができたら、どんなに会場が大きくなっても大丈夫、でもその逆はない、というようなことを言っていて。そういう感じなのかな。これまでと変わらず現場で判断することは当然あるし、感覚を曲げることもなかったし、予算やスタッフの人数が増えたからといって柔軟性がなくなった、とかもなかったですね。それはこの「地面師たち」が自分の立ち上げた企画で、脚本と監督の両方をやれている、という出発点が大きいのかもしれませんが。

——「表現の自由度」ということでいえば、本作には暴力シーンやセックスシーンもありました。

大根:一部の人たちから「セックスシーンでなぜ服を着てるんだ」「リアルじゃない」みたいな反応がありましたけど、正直そこはもっと想像力を働かせてほしいなと思いましたね。別にあえて演出の意図を話す必要はないんだけど、もう言ってもいいかなと思って言うようにしているので言いますが、まず住職の川井菜摘がホストたちと複数プレイをしているシーンは、お目当てのホストの楓という男がその場にいて、自分以外のホストとのセックスでは脱がせない、裸になるのは俺とセックスする時だけだ的な、ある種の焦らしプレイという意図があっての着衣です。もう一つ、デベロッパーの青柳が服も脱がずに行為に及んでいるのは、彼のキャラクターを考えれば、そういうのが好きな男に決まってるでしょ。こんな野暮なこと言いたくないですが、とりあえず「Netflixから規制がかかってる」とか「コンプライアンスを意識してひよってる」とかの憶測は筋違いです。まあネットのそういう反応は想定内だし、観た人が何を言おうが自由ですけど、少なくとも作り手はその何千倍も考えて作ってますよと、そのくらいは想像してねって感じですかね。

そもそも演出家としての自分は、総合格闘家みたいなものだと思っていて、キックがダメとか寝技がダメというルールならそれに従いますし、何でもありならそれに相応しい試合をするだけ。そういう意味でNetflixは、限りなく何でもありに近い環境でしたよ。

フィクションの中で悪行を魅力的に描くことの倫理観

——本作は犯罪ものであり、企業ものでもあり、刑事ものでもあるという、ジャンルのミックスが感じられました。

大根:これまで自分はストレートな犯罪ものや企業もの、刑事ものをやったことがなくて、いつかそういうジャンルもののミクスチャーはやりたいと思っていたので、「地面師たち」の原作小説を読んだ時に、この作品ならできると思ったんですよね。

——ジャンルのミクスチャー感だけではなく、それぞれのシーンや描写ごとに、ここはリアルに忠実に、一方で、ここはファンタジックに、というような加減もミックスされているように見えました。

大根:おそらく原作小説の段階でもそういったイメージを持って書かれていたと思います。著者である新庄耕先生は、事件のことを散々調べた結果、実際の事件や現実がどうだったのか、例えば、詐欺師たちがどんな服装で、どんな場所に集まっていたかとかは、ある程度分かってはいたはずで。ただ、エンターテインメントである以上、Netflix作品であるということも含めて、そのへんのリアルを追求することだけが正解なのか。もちろん、シーンによってはリアリティーを重視した部分もありますが、ケイパー(犯罪映画のサブジャンル。泥棒、詐欺などを犯人側の視点で描くのが特徴)ものならではのケレン味だったりの見せ方の方を意識した部分も多くあります。

ただ、青柳のキャラクターは原作からもだいぶデフォルメしたのですが、実際に不動産会社で働いている知り合いが観たあとに連絡をくれて、「ああいうやついました」って(笑)。なので、いくらデフォルメしてファンタジーに寄せたとしても、ちゃんと刺さるものはあるんだろうなと思いますね。それは「半沢直樹」とかの、僕が勝手に「サラリーマン時代劇」と呼んでいる作品も同じで。

——登場人物たちを魅力的に描く、という点で意識したことは?

大根:今回のキャスティングが成功した時点で、もう十分に魅力的な作品になるだろうとは分かっていたので、そこからさらに演出なりでキャラクターをどうこう、というのはあんまり考えなかったですね。物語の性質上、観た人に憧れを抱かせたり、「こういう人になりたい」とか思われても困りますし(笑)。

——その点でいうと、物語の根幹である詐欺はもちろん、作中の暴力や殺人といった悪行の数々を魅力的に描くことの倫理観については、どう捉えていますか。
 
大根:基本的に自分の考えとしては、こう言うと語弊があるかもしれないけど、犯罪や悪事を扱うエンターテインメント作品においては、表現は自由でいい、と思っています。犯罪行為も暴力もファンタジーの一要素として存在させる以上、そこはとことん追求するべきだっていう考えです。中途半端な嘘で嫌な気分にさせるよりは、振り切ってファンタジーとして魅力的に描いた方がいい。今回の暴力や殺人のシーンなんて、リアリティーという意味では全然リアルじゃないでしょう。

そもそも、現実の地面師たちは殺人までは犯してないわけで、そこを突いて、本物の地面師は殺人を犯してないのにおかしい、サイコパスな人間は詐欺師にはならない、みたいな批評を見かけましたけど、この作品はフィクションでありエンターテインメントですよ、っていう。地面師詐欺事件のリアルを追求した作品ではないですからね。まあこれもまた観た人の自由ですけど、それなりに批評性がある識者とされている人がその程度のことを言ってるとガッカリはしますよね。

「瀧さんは詐欺師役です」「じゃあやる」

——本作ではインティマシーコーディネーターとして浅田智穂さんが入っていますが、大根さんは以前にドラマ「エルピス」でもご一緒されています。

大根:「エルピス」の時はそこまでセクシャルなシーンはなかったのですが、プロデューサーの佐野亜裕美さんがインティマシーコーディネーターを入れたいというので、参加してもらいました。個人的にはその「エルピス」の現場が初めてで、非常にやりやすかったですね。

それで、今回の現場でも改めて感じたのですが、インティマシーコーディネーターというと、役者の側に立つ人というイメージを持っている人が多いかもしれませんけど、実際は基本的に監督の側にも立ってくれる人です。どういったシーンを撮りたいかの意図を汲みながら、役者とコミュニケーションをとる、という役割。もし役者が演出意図に対して「それはちょっと……」ということがあれば、間に入って緩衝材になりつつ、撮影を進めてくれる。なので、もし“現場の敵”みたいなネガティブなイメージを持たれている方がいるのであれば、それはまったく違います。

——現場における演出家の仕事については、どういう役割だと捉えていますか。

大根:演出の仕事って、究極は2つしかないと思っていて。一つは脚本よりおもしろく撮ること。もう一つは、役者を魅力的に撮ること。テクニカルなことも最終的にはそのどちらかに内包されていくんですよね。

——今回は原作の小説を読みながらキャスティングを考えて、脚本もご自身で書いたということで、ほぼ当て書きだったと。

大根:そうですね。キャスティングについては、これまでに何回か一緒にやったことがある役者は当然として、初めての人だとしても、過去の作品を観たりすると、その役者のポテンシャルも分かるし、リミッターがどこにあるのかもなんとなく分かります。その上で、どういうタイプの芝居だったらリミッターをはずせるのか、感覚として掴めるんですよね。その勘を利かせることも演出家としては大事だと思うので、それが今回はうまくいったのかな。この先もしその勘が鈍くなったら、演出家としては潮時なのかもしれません。

——そして本作では、大根さんが監督を務めた「DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜」に限らず、公私ともに関係の深い電気グルーヴが2人そろって参加しています。ピエール瀧さんは詐欺師役、石野卓球さんが音楽(劇伴)と。

大根:瀧さんの芝居が話題として大きく取り上げられているのも誇らしいですけど、卓球さんの音楽もかなり重要な要素を占めています。もともと世界的なDJとして、聴衆を飽きさせることなく6時間とかの長いセットを組める人ですから、その感じで全7話の音楽をやってもらいました。

瀧さんが役者として出演する作品に卓球さんが参加するっていうパターンは今までなかったので、最初どうかなと思ったんですけど、話をしに行った時に「悪い奴ばっかり出てくるひどい話で、これなら卓球さんの音楽がばっちりハマります」「瀧さんは詐欺師役です」って伝えたら、「じゃあやる」って。そこから楽曲のイメージを伝えて、脚本を読んでもらい、デモ曲を何曲か作ってもらったのですが、もう最初から素晴らしかったですよ。

自分が一番喜ぶ仕事は40代で終わった

——大根さんのこれまでのキャリアを振り返ると、数々の深夜ドラマを手がけていた時期をへて、企画から参加するような映画の脚本・監督の仕事が中心となり、そのあとは演出家として依頼を受ける形で参加するタイプの仕事が続き……という変遷がありますが、ターニングポイントはありましたか。

大根:「モテキ」の映画化が2011年で、それ以降テレビから映画の方へ比重が移って、18年の「SUNNY 強い気持ち・強い愛」で脚本と監督をやったあとくらいかな、この先、同じ方向性で仕事を続けていっても、縮小再生産になるような危機感があったんですよね。作品単体の出来や良し悪しではなく、自分の中で「この手法は前にも使ったよな」みたいなことが気になる感じ。それが50になる年だったので、このまま50代を乗り切るのはきついぞって思ってました。

それで、自分発信の企画や得意ジャンルの仕事はいったん休んで、別の角度からアイデアだったり手法や技術を学べるような仕事をしたいと思っていたところに、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」のオファーが来たんです。大河ドラマはこれまでとはまったく違う方向性だし、でも脚本は宮藤官九郎さんだったので自分なりにできることもあるし、これはちょうどいいっていう。

あとは、17年からキリン一番搾りのCMの演出をやっていて、それが意外と自分の中では大きいです。CMの仕事は、ドラマや映画とは目的からしてまったく違うものなので、演出家としての自由度は少ないのですが、スタッフィングはそれなりに自由にできるんですよ。なので、これまで頼みたかったけど機会がなかった撮影監督や照明技師の人たちとCMの現場で初めて仕事をすることができて、だいぶいい経験になってますね。

——「地面師たち」で再び企画から脚本・監督までを務めたのは、依頼仕事をしていく中で、もう一度企画から最後まで自分が関わる仕事をしたい、という思いがあったからでしょうか。

大根:いや、正直なところ、きれいごとに聞こえるかもしれませんが、自分が一番喜べる仕事はもう40代で終わっていて、50代以降は誰かのためになるような仕事をしたいと思ってやっているんです。「地面師たち」は自分から企画を持ち込んだので、結果的に自分も喜ぶ形にはなりましたけど、それよりも、日本発のNetflix作品が国内だけではなくグローバルレベルでヒットしているという祭りに乗っかっている意識の方が強いんですよね。今のヒットしている状況は大変うれしいですが、それもNetflixのためというか、配信メディアがもっと盛り上がった方が、映像業界全体が活気づくんじゃないかという、どこか冷静に見ている感じではあるんです。

——ドラマや映画に限らず、ミュージックビデオやライブ映像の演出、若い頃にはバラエティー番組まで、幅広く雑食的に仕事をしてきたことは、どう今につながっているでしょうか。それこそ、大根さんのディレクターデビューは宮沢りえのデビュー曲「ドリームラッシュ」のカラオケビデオという。

大根:そうそう、小室哲哉プロデュースの曲。しかもミュージックビデオじゃなく、カラオケで流れるビデオの方っていうね。若い頃はそういうカラオケビデオだけじゃなく、クイズ番組から健康番組まで、人がやりたがらない仕事もたくさんやってましたよ。そこからドラマや映画の監督になるっていうのはなかなか考えづらい道のりだけど、当時そういう仕事を下積みだったと感じていたかといえば、そうでもないんですよね。誰からも見向きもされないような仕事だったとしても、一つくらいは得るものがあったと今では思えるんです。いいスタッフと出会ったとか、いいロケ地が見つかったとか、些細なことでいいので、得たものがあればのちのち仕事に生かすことができる。

あとは、ドブ板仕事をやりながらも、好きなものを追いかけることはやめなかったというのがよかったのかもしれません。どうしても抜けないサブカル気質があるせいで、どんなに忙しくてもライブに行ったり、新作をチェックしたり、それだけは続けていました。当時は「いつかこの人たちと仕事するぞ」とかも思ってないし、ただ好きだから追いかけていただけですけど、結果的にそのことが今になってつながっているのは確かですね。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

■Netflixシリーズ「地面師たち」
Netflixにて独占配信中
全7話
出演:綾野剛、豊川悦司
北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、染谷将太
松岡依都美、吉村界人、アントニー、松尾諭、駿河太郎、マキタスポーーツ
池田エライザ、リリー・フランキー、山本耕史
監督・脚本:大根仁
原作:新庄耕「地面師たち」(集英社文庫刊)
音楽:石野卓球
製作:Netflix
制作プロダクション:日活 ブースタープロジェクト
©新庄耕/集英社
「地面師たち」作品ページ

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アダストリア、自社ECを「アンドエスティ」に改称 「外部ブランドも使いやすいプラットフォームへ」

アダストリアが、会員数約1860万人(8月末時点)に育った自社ECモールのプラットフォーム化を加速する。10月23日付で、自社ECのサービス名称を「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。それに先駆けて9月末から、「ワコール(WACOAL)」「ファンケル(FANCL)」など15ブランドが、順次同ECに乗り入れを開始する。

「アダストリアの『ドットエスティ』としては既に一定の知名度があるが、(自社だけでなく)外部の企業やブランドがもっと使いやすいサービスにしていきたい」と、木村治社長は改称の理由を説明。また、「“ドット”という言葉はデジタルのイメージが強いが、OMOとしてリアル店舗の力もさらに生かした、モノを売る場というだけではないサービスにしていく」と続ける。

「ドットエスティ」は2022年から、他社ブランドの乗り入れ=オープン化を進めてきた。現時点では、ソックスの「靴下屋」、シューズの「オリエンタルトラフィック(ORIENTAL TRAFFIC)」、美容機器の「ヤーマン(YA-MAN)」など、外部8〜9ブランドが参画しているが、ここに24年年末にかけて15ブランドが新たに加わることになる。

「ドットエスティ」の最大の強みは、アダストリアの販売員らが参加するスタイリング投稿コンテンツ“スタッフボード”だ。社内で教育制度を整えるなどし、同コンテンツに参加する販売員は24年2月末時点で約4100人にまで育った。彼らが「ドットエスティ」に乗り入れる外部ブランドの商品についても投稿し、フォロワーを多数抱える人気スタッフは協業で外部ブランドの商品デザインなどにも取り組むことによって、他社にとっても魅力的と感じられるECのあり方を追求している。

「ファウンドグッド」は
「すべてがうまくいっているとは言わない」

アダストリアは9月30日に、3〜8月期業績も発表した。売上高が前年同期比8.5%増の1442億円、営業利益が同3.8%減の99億円、純利益が同2.0%減の69億円だった。減益ながら計画は上回っているとして、通期目標は据え置く。

基幹の「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「ラコレ(LAKOLE)」などがけん引し、アダストリア単体は堅調だったものの、100%子会社の飲食のzetton、EC専業のBUZZWITなどが利益を押し下げた。「シーイン(SHEIN)」が猛威を振るうヤングマーケットで気を吐いてきたBUZZWITについては、「ビジネスモデルの転換が必要。今までは(子会社として)任せてきたが、アダストリアから営業責任者も着任し、てこ入れを進める」。

イトーヨーカドーと取り組む「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」など、BtoB事業のシェアが増えていることも粗利を押し下げることになった。2月にスタートした「ファウンドグッド」は「すべてがうまくいっているとは言わない」と木村社長。「展開するイトーヨーカドーの店舗によって求められる価格帯も違い、(もともとは食品フロアの30〜40代客との買い周りを目指していたが)実際の売り場には60〜80代客も多く、そうしたお客さまをどう取り込むかなどが課題になっている」。修正を重ね、25年2月期に掲げている売上高60億円を目指す。

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アダストリア、自社ECを「アンドエスティ」に改称 「外部ブランドも使いやすいプラットフォームへ」

アダストリアが、会員数約1860万人(8月末時点)に育った自社ECモールのプラットフォーム化を加速する。10月23日付で、自社ECのサービス名称を「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。それに先駆けて9月末から、「ワコール(WACOAL)」「ファンケル(FANCL)」など15ブランドが、順次同ECに乗り入れを開始する。

「アダストリアの『ドットエスティ』としては既に一定の知名度があるが、(自社だけでなく)外部の企業やブランドがもっと使いやすいサービスにしていきたい」と、木村治社長は改称の理由を説明。また、「“ドット”という言葉はデジタルのイメージが強いが、OMOとしてリアル店舗の力もさらに生かした、モノを売る場というだけではないサービスにしていく」と続ける。

「ドットエスティ」は2022年から、他社ブランドの乗り入れ=オープン化を進めてきた。現時点では、ソックスの「靴下屋」、シューズの「オリエンタルトラフィック(ORIENTAL TRAFFIC)」、美容機器の「ヤーマン(YA-MAN)」など、外部8〜9ブランドが参画しているが、ここに24年年末にかけて15ブランドが新たに加わることになる。

「ドットエスティ」の最大の強みは、アダストリアの販売員らが参加するスタイリング投稿コンテンツ“スタッフボード”だ。社内で教育制度を整えるなどし、同コンテンツに参加する販売員は24年2月末時点で約4100人にまで育った。彼らが「ドットエスティ」に乗り入れる外部ブランドの商品についても投稿し、フォロワーを多数抱える人気スタッフは協業で外部ブランドの商品デザインなどにも取り組むことによって、他社にとっても魅力的と感じられるECのあり方を追求している。

「ファウンドグッド」は
「すべてがうまくいっているとは言わない」

アダストリアは9月30日に、3〜8月期業績も発表した。売上高が前年同期比8.5%増の1442億円、営業利益が同3.8%減の99億円、純利益が同2.0%減の69億円だった。減益ながら計画は上回っているとして、通期目標は据え置く。

基幹の「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「ラコレ(LAKOLE)」などがけん引し、アダストリア単体は堅調だったものの、100%子会社の飲食のzetton、EC専業のBUZZWITなどが利益を押し下げた。「シーイン(SHEIN)」が猛威を振るうヤングマーケットで気を吐いてきたBUZZWITについては、「ビジネスモデルの転換が必要。今までは(子会社として)任せてきたが、アダストリアから営業責任者も着任し、てこ入れを進める」。

イトーヨーカドーと取り組む「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」など、BtoB事業のシェアが増えていることも粗利を押し下げることになった。2月にスタートした「ファウンドグッド」は「すべてがうまくいっているとは言わない」と木村社長。「展開するイトーヨーカドーの店舗によって求められる価格帯も違い、(もともとは食品フロアの30〜40代客との買い周りを目指していたが)実際の売り場には60〜80代客も多く、そうしたお客さまをどう取り込むかなどが課題になっている」。修正を重ね、25年2月期に掲げている売上高60億円を目指す。

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ミケーレはミケーレのまま 洋服が祖業の「ヴァレンティノ」のスタイルに着想し、装飾主義全開

ミケーレ・イズ・バック! バイバイ・クワイエット・ラグジュアリー!

新クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の2025年春夏コレクションは、「ヴァレンティノ」というメゾン自体の一つの時代の終了と新たな時代の始まりを印象付けるにとどまらず、ここ数年ファッション業界を席巻していたクワイエット・ラグジュアリーの流れの(少なくともラグジュアリーやデザイナーズの世界における)終了を決定づけた。ミラノからパリを通して、一捻りした定番をコーディネイトの妙で新鮮に見せるクワイエット・ラグジュアリー一辺倒なムードは収束に向かっている印象だったが、トレンドやムードは再び変わりそうな気配だ。

新しい「ヴァレンティノ」の1ページは、賛否両論あるだろうが、まさに我々が「グッチ(GUCCI)」で見たアレッサンドロ・ミケーレそのものだった。デニムなどのカジュアルアイテムは数点出てくるものの、イヴニングドレスとジャケットを骨子に据え、その全ての余白に上書きをするような感覚で鮮やかな色とさまざまな柄、そして豪華な装飾を施し、ターバンやノーズリング、リップアクセサリーなどを加える。大きな特徴は、小さな蝶ネクタイでタイドアップしたシャツ&ジレからノーカラーのジャケット、そしてスタンドカラーの水玉模様のパフスリーブブラウスなどの首元にあしらった波打つペプラムのつけ襟や、ボタンの代わりにジャケットに加えたリボン、そしてレースのカラータイツなど。フリルとラッフル、そしてペプラム、レースにチュール、そしてオーガンジー、タッセルにリボン、そして蝶ネクタイ、肩にかけたフェイクファーのストールやフリンジのバッグ、そしてメリージェーンのパンプス。ロココ調やバロック調など、いにしえのスタイルに着想を得たムードも健在だ。ダマスク織の素材に代表される中東のムードや、ターバンが表現するインドなどの南アジア、そしてシノワズリな東アジアのムードも交え、和洋折衷なのも彼らしい。男女においてスタイルの境界線が存在しない多様性やジェンダー感も、「グッチ」時代と同じだ。

「グッチ」ではブランドのモチーフ
「ヴァレンティノ」ではスタイルを融合

「グッチ」との違いは、メゾンコード、ブランドのアイデンティティの表現方法にある。振り返れば「グッチ」では、緑・赤・緑のウェブストライプや、GGのイニシャル、そしてロゴなど、モチーフを取り込むことで「グッチ」らしさを表したが、「ヴァレンティノ」ではハンドバッグに小さくあしらったVのロゴを除き、こうしたアイコニックなシンボルには頼らない。代わりにミケーレは、創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)の1960〜80年代前半までのスタイル全般にインスピレーションを得たという。例えば、上述した波打つフリルのつけ襟は、ガラヴァーニが1980年初頭に発表したドレスのネックラインのよう。ドレスからブラウスまで繰り返し現れるパフスリーブやペプラムを加えてフレアに仕上げた袖口などは、60年代後半に度々現れたディテールのようだ。実際ミケーレは大きな帽子と、そこに加えたクジャクの羽は、ガラヴァーニの往年のクリエイションをモダンにアレンジしたものと話す。「つばの広い帽子に驚いた人もいるかもしれないが、(創業者)ヴァレンティノの帽子は、もっともっと大きかったんだ(笑)」とミケーレは話す。

ミケーレは、「グッチ」でトップを務めた7年の間で売上高を3倍近くまで伸ばしたものの、コロナ禍以降、経済の停滞が続く中国市場で減速。これを受け、よりシンプルなクリエイションを求めたブランドとの目指す方向性の違いから退任した、と言われている。そんな彼が、退任からわずか2年足らずでカムバックし、変わらないどころかパワーアップしたかのように思えるクリエイションを発表したことについては、否定的な意見も存在する。ただ創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニは、1957年に会社を設立して、2007年に勇退するまでの間、オートクチュールとプレタポルテで、あらゆる美に刺激を受け、時代も地域も超越した洋服を生み出し続けてきた人物。今改めて考えれば、ミケーレのクリエイションは、トランクなどのラゲージを祖業とする「グッチ」よりも、50年もの間洋服を生み出し続けた「ヴァレンティノ」の方がフィットするのかもしれない。

良くも悪くもミケーレはミケーレのままだったが、「グッチ」よりも自身のクリエイションに共鳴しそうな「ヴァレンティノ」で、思いっきり羽を伸ばしたクリエイションに期待したい。彼の次なる試金石であり、彼自身すでに「時間が足りないくらい」と話して楽しみにしているだろうビッグイベントは、1月に発表するであろうオートクチュール・コレクションだ。

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「フェイラー」×「ファミリア」のコラボ第2弾が再販 コラボ限定デザイン計18種類

「フェイラー(FEILER)」は、8月に行った「ファミリア(FAMILIAR)」とのコラボレーション第2弾“ハイジアップルフォレスト”のアイテムをオンライン限定で再販売する。「フェイラー」の公式オンラインストアは10月21日12時、「ファミリア」の公式オンラインストアは10月22日10時から取り扱い、1人につき各商品1点までの購入制限を設ける。なお、今回が最終の販売となり今後の再入荷はないという。

8月12日「ハイジの日」を記念した同コラボでは、「フェイラー」の人気デザイン“ハイジ”にクマちゃんやリンゴのアートを落とし込んだコラボレーション限定デザインを制作。「ファミリア」は内生地に赤系ファミリアチェックを使ったアイテムを計7種類、「フェイラー」は内生地に青系チェックを使ったアイテムを計11種類ラインアップする。

アイテム一覧

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オーディオテクニカが原宿・梅田・天神で屋外広告を実施! ヘアサロン「SCREEN」と“頭からのおしゃれ”を提案

オーディオテクニカは9月30日〜10月6日、東京・原宿、大阪・梅田茶屋町、福岡・博多天神の3都市でワイヤレスヘッドホン“ATH-S300BT”の屋外広告を打ち出す。8人のモデルが各々のスタイルに合わせてヘッドホンをファッションアイテムとして楽しむ姿を表現した。

屋外広告では「オシャレは足元から。なんて、寂しいこと言わないでくれ」「自分らしさを自分らしく」の2つのメッセージを展開。ヘッドホンを含めた頭・髪からのスタイリングの提案や、自身で決めたスタイルやスタンスで日々を自由に楽しんでほしいという思いから考案した。

広告に起用したモデルのスタイリングは、東京と神戸を拠点とするヘアサロン「SCREEN」が手掛けた。国内外のヘアショーで活躍し、多数のコンペティションで受賞経験のあるスタイリストたちが在籍するサロンだ。屋外広告の展開と同時に、ワイヤレスヘッドホン“ATH-S300BT”を購入した人を対象に、「SCREEN」とコラボレーションした期間限定キャンペーンを実施する。「SCREEN」に電話予約する際に“ATH-S300BT”の持ち込みを伝えると、会計が30%OFFになったり特別なヘアスタイリングを提案したりしてくれる。先着順で対応する。

オーディオテクニカはレコード用カートリッジメーカーとして1962年に日本で創業。現在はオーディオアクセサリーメーカーとして音響機器や映像関連アクセサリーなどを販売する。完全ワイヤレスイヤホンが主流となりつつある今、オーディオテクニカはヘッドホンを選ぶ行為を自己表現と捉え、身につける人のスタイルを際立たせるヘッドホンとして“ATH-S300BT”(1万6500円)を開発した。装着時にヘッドバンドやアームが広がらないように設計し、頭に沿うようにフィットすることで⼀体感のあるスタイルにまとまる。ロゴの印字も薄く小さくし、つけている人が主役となるアイテムを目指した。

問い合わせ先
オーディオテクニカ カスタマーサービス
0120-773-417

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マイケル・コースのCEO、親会社の買収に関する裁判で“正直すぎる”発言を連発

現在、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)による、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の親会社カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)の買収に関する裁判が進行中だ。結論が出るのはまだ先のことと思われるが、裁判の過程で詳らかになったカプリや「マイケル・コース」の実情が、業界関係者の間で話題となっている。

タペストリーは2023年8月、カプリを85億ドル(約1兆2155億円)で買収することに合意。24年末までに取引が完了する予定だったが、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴した。9月9日に開廷した同裁判では、“アクセシブル ラグジュアリー(Accessible luxury)”市場の独占に関する懸念が大きな争点となっており、これまでにジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼最高経営責任者(CEO)や、ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)=タペストリーCEOらが出廷している。

マイケル・コースのCEOによる赤裸々な証言

しかし、業界や市場関係者の耳目を最も集めたのは、12日に出廷したセドリック・ウィルモット(Cedric Wilmotte)=マイケル・コースCEOの証言だろう。

22年3月に退任したジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)前CEO(現バーバリーCEO)の後任として、23年4月にヴェルサーチェの最高執行責任者から現職に就いたウィルモットCEOは、「『マイケル・コース』は、当時から苦境に陥っていた」とコメント。法廷には、同氏が妻に送付したメールが提出されたが、そこには「(カプリと『マイケル・コース』の)米国市場は悲惨な状態だが、これは全て“JI”が売り上げを伸ばそうとして値引きばかりして、ブランド強化に力を入れないせいだ」と歯に衣を着せぬ文言が並ぶ。この“JI”は、アイドル会長兼CEOを指しているという。

なお、カプリの24年3月期決算は、売上高が前期比8.0%減の51億7000万ドル(約7393億円)、営業損益は前年の6億7900万ドル(約970億円)の黒字から2億4100万ドル(約344億円)の赤字に、純損益も6億1900万ドル(約885億円)の黒字から2億2900万ドル(約327億円)の赤字となっている。ブランド別に見ると、特にアジア太平洋地域や南北アメリカで不調だった「マイケル・コース」の売上高は同9.2%減の35億2200万ドル(約5036億円)だった。

マイケル・コースの業績悪化の要因とは?

法廷には、さまざまな内部資料も提出された。それには、マイケル・コースの業績悪化の要因として、値引きによるブランド毀損、希少性の低さ、類似した価格帯のブランドとの熾烈な競争、二次流通市場の隆盛に加えて、店舗のリニューアルを怠ったことによる“時代遅れ感”、「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」と「マイケル マイケル・コース(MICHAEL MICHAEL KORS)」の差別化不足、社員やスタッフの間に徒労感が蔓延している恐れがあることなど、数多くの問題点が挙げられている。

こうした事態を受け、ウィルモットCEOは、「マイケル・コース」のリブランディング、デザインや商品開発の強化、店舗のリニューアル、“手が届く価格帯”の中での高級化、“どこでも売っている”状況を脱するための販売網の見直しなどの戦略を打ち出したが、「実行できているとは言い難い」と説明。「設備投資やマーケティングの予算が大幅にカットされたこともあり、多くの施策が停滞している。当社の変革は、タペストリーに委ねたほうがいいように思う。消費者のデータ分析など、さまざまな面で彼らは私たちの何光年も先を行っている」と心情を吐露した。

今回の証言が裁判の行方に与える影響は未知数だが、9月30日(現地時間)に本セクションの最終弁論が行われる予定だ。

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「リップス」が“手のスタイリング”という新たな価値を提案するハンドクリームを発売

「リップス(LIPPS)」は“リップス ハンドスタイリングクリーム”(50g、1760円)を、10月11日からヘアサロン「リップスヘアー(LIPPS hair)」、公式ECサイト「リップスオンライン」、アマゾン(Amazon)、ロフト(LOFT)の一部店舗で販売する。

「リップス」は、手や指先も印象を左右する重要なパーツであると考え、“手のスタイリング”という新たな価値を提案したいという思いいから、同アイテムの発売に至ったという。“リップス ハンドスタイリングクリーム”はヒアルロン酸などの保湿成分により、しっかり保湿しながらもさらっとした使用感で、油分を感じやすい男性でも使いやすい設計にしている。また、肌のキメを整え、艶を与える成分も配合。さらに加水分解ケラチン(羊毛/保護)配合で爪を縦ジワや乾燥ダメージから守り、自信溢れる指先に導く。

パッケージデザインは、ブランドのコミュニケーションコンセプトである「TOKYO STREET STYLING.」を表現した。「STYLING」の文字を、スニーカーの結び目のような遊び心を感じる配置に。商品名は洋服のタグを彷彿とさせる英字ラベルのシールにすることで、ストリート感を演出している。曖昧さのあるくすんだマットカラーに、ころんと丸みを帯びた独特なフォルムに仕上げた。

香りは、爽やかに香りながらも深みのある、シトラスウッディー系のユニセックスな香り。洗練された雰囲気がありながらも心地よくリラックスでき、何度も嗅ぎたくなる香りに思わず気分も高まる。

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【スナップ】BLACKPINKロゼ、水原希子らが来場「サンローラン」2025年夏コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は現地時間の9月24日、パリで2025夏ウィメンズコレクションを発表した。

会場には、アンバサダーを務めるBLACKPINKのロゼ(ROSE)、水原希子、ケイト・モス(Kate Moss)に加え、リナ・サワヤマ、ASTROのチャウヌ(Eunwoo Cha)、ゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)ら多くのセレブリティーが来場した。

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【スナップ】BLACKPINKロゼ、水原希子らが来場「サンローラン」2025年夏コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は現地時間の9月24日、パリで2025夏ウィメンズコレクションを発表した。

会場には、アンバサダーを務めるBLACKPINKのロゼ(ROSE)、水原希子、ケイト・モス(Kate Moss)に加え、リナ・サワヤマ、ASTROのチャウヌ(Eunwoo Cha)、ゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)ら多くのセレブリティーが来場した。

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コーエンがきれい目市場狙い新たな一手 推しは5489円の“マイシル パンツ”

ユナイテッドアローズ子会社のコーエン(COEN)は、新レーベル「ロネル(RONEL)」を2024年秋冬シーズンに立ち上げた。8月下旬から公式オンラインストアなどで販売している。楽な着心地と手入れのしやすさにこだわりながら、オンのシーンに活躍するメンズとウィメンズのウエアをそろえ、「コーエン」ブランドでは取りきれていない“きれい目市場”にアプローチする。

苦戦が続くコーエンの新たな柱に

「コーエン」は値頃感のあるカジュアルファッションを軸に2008年に始動。顧客層の拡大に伴い、行き過ぎた商品価格の値下げやブランディングに苦戦。コロナ以降、業績は右肩下がりで、2024年3月期の売上高は、前期比10.6%減の95億円で減収減益だった。

建て直しを図る「コーエン」の新たな一手が「ロネル」だ。事業責任者の星洋輔コーエン営業本部本部長は、「コーエン社としての売り上げ目標値を達成するには、『コーエン』だけの成長では足りないと判断した。『コーエン』の出店も進めるものの、全く新しい世界観のブランドでも攻めていく必要がある。市場を俯瞰すればきれい目のゾーンがまだまだ熱い。カジュアルなスタイルが好きな人でも、きれい目なファッションが必要になる場面はある。そうした層を狙い、『コーエン』の生産背景を強みにカジュアル目線のきれい目スタイルを『ロネル』で提案していきたい」と話す。価格帯は「コーエン」の1.2〜1.5倍程度に設定した。

コンセプトは「知性を感じる大人のデイリースタイル」

ブランドの顔として打ち出したのは、通年販売予定の“マイシル パンツ“と名付けたテーパードパンツだ。通常S・M・Lのサイズ展開のところ、“マイシル パンツ“は0〜4サイズをそろえる。0、1はオフィスやセレモニーなどきちんとしたシーンに適したすっきりとしたシルエット、2、3はシーンを問わない今っぽいスタイル、4はよりリラックス感のあるメンズライクなルーズシルエットで着られるように設計している。ストレッチ性に優れ、シワになりにくく、家で洗えるといった機能面も売りだ。価格は5489円。

シーズン商品は「知性を感じる大人のデイリースタイル」をコンセプトに掲げて企画した。商品企画担当者は、「働き方が多様化し、ビジネスライクなウエアが必要なシーンは広がっている。さまざまなオンのシーンに着られる汎用性を意識した」と説明する。

例えば、ツイード風の生地を用いたセンタープレス入りのサロペット(1万2100円)には共地のダブルブレストのジャケット(1万4300円)を合わせ、ひねりを効かせたセットアップスタイルを提案する。コーデュロイ素材のショートジャケット(9889円)は、タックで袖にボリュームを出し、首回りは程よく肌を露出するノーカラーにすることで、カジュアルときれい目のバランスを取った。アウターはレイヤードしやすい、ゆったりとしたサイジングのリバーコート(2万9700円)や、ヒップをカバーするミドル丈のダウンジャケット(3万800円)などをそろえる。

また、10月2日にはスタイリストの大草直子とのコラボレーションアイテムを発売予定で、新規客へのリーチを狙う。アイテムはワンピース3型とオールインワン1型、ジャケット1型の全5型と、大草が愛用しているアイウエアブランド「イジピジ(IZIPIZI)」とのトリプルコラボ商品2型。

メンズはスーツライクなビジネス群と、ミリタリー要素を取り入れたカジュアル群の2軸で企画した。特にビジネス群のテーラードジャケット(1万3200円)は伸縮性のあるポリエステル糸を採用したり、スラックス(7689円)は、ウエストベルトの内側にゴムテープを配したりして、ストレスフリーな着心地を実現。スーツ工場で仕立てた端正な見た目と、機能性を両立させている。

カジュアル群ではパッチポケットを配したフェイクレザーのブルゾン(1万8150円)やスタンドカラーの中綿ベスト(1万6500円)などを企画。同社担当者によると発売以降、女性客からの評判も良いという。

「ロネル」は、来年度をめどに都心のショッピングセンターなどへの出店を計画中だ。

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コーエンがきれい目市場狙い新たな一手 推しは5489円の“マイシル パンツ”

ユナイテッドアローズ子会社のコーエン(COEN)は、新レーベル「ロネル(RONEL)」を2024年秋冬シーズンに立ち上げた。8月下旬から公式オンラインストアなどで販売している。楽な着心地と手入れのしやすさにこだわりながら、オンのシーンに活躍するメンズとウィメンズのウエアをそろえ、「コーエン」ブランドでは取りきれていない“きれい目市場”にアプローチする。

苦戦が続くコーエンの新たな柱に

「コーエン」は値頃感のあるカジュアルファッションを軸に2008年に始動。顧客層の拡大に伴い、行き過ぎた商品価格の値下げやブランディングに苦戦。コロナ以降、業績は右肩下がりで、2024年3月期の売上高は、前期比10.6%減の95億円で減収減益だった。

建て直しを図る「コーエン」の新たな一手が「ロネル」だ。事業責任者の星洋輔コーエン営業本部本部長は、「コーエン社としての売り上げ目標値を達成するには、『コーエン』だけの成長では足りないと判断した。『コーエン』の出店も進めるものの、全く新しい世界観のブランドでも攻めていく必要がある。市場を俯瞰すればきれい目のゾーンがまだまだ熱い。カジュアルなスタイルが好きな人でも、きれい目なファッションが必要になる場面はある。そうした層を狙い、『コーエン』の生産背景を強みにカジュアル目線のきれい目スタイルを『ロネル』で提案していきたい」と話す。価格帯は「コーエン」の1.2〜1.5倍程度に設定した。

コンセプトは「知性を感じる大人のデイリースタイル」

ブランドの顔として打ち出したのは、通年販売予定の“マイシル パンツ“と名付けたテーパードパンツだ。通常S・M・Lのサイズ展開のところ、“マイシル パンツ“は0〜4サイズをそろえる。0、1はオフィスやセレモニーなどきちんとしたシーンに適したすっきりとしたシルエット、2、3はシーンを問わない今っぽいスタイル、4はよりリラックス感のあるメンズライクなルーズシルエットで着られるように設計している。ストレッチ性に優れ、シワになりにくく、家で洗えるといった機能面も売りだ。価格は5489円。

シーズン商品は「知性を感じる大人のデイリースタイル」をコンセプトに掲げて企画した。商品企画担当者は、「働き方が多様化し、ビジネスライクなウエアが必要なシーンは広がっている。さまざまなオンのシーンに着られる汎用性を意識した」と説明する。

例えば、ツイード風の生地を用いたセンタープレス入りのサロペット(1万2100円)には共地のダブルブレストのジャケット(1万4300円)を合わせ、ひねりを効かせたセットアップスタイルを提案する。コーデュロイ素材のショートジャケット(9889円)は、タックで袖にボリュームを出し、首回りは程よく肌を露出するノーカラーにすることで、カジュアルときれい目のバランスを取った。アウターはレイヤードしやすい、ゆったりとしたサイジングのリバーコート(2万9700円)や、ヒップをカバーするミドル丈のダウンジャケット(3万800円)などをそろえる。

また、10月2日にはスタイリストの大草直子とのコラボレーションアイテムを発売予定で、新規客へのリーチを狙う。アイテムはワンピース3型とオールインワン1型、ジャケット1型の全5型と、大草が愛用しているアイウエアブランド「イジピジ(IZIPIZI)」とのトリプルコラボ商品2型。

メンズはスーツライクなビジネス群と、ミリタリー要素を取り入れたカジュアル群の2軸で企画した。特にビジネス群のテーラードジャケット(1万3200円)は伸縮性のあるポリエステル糸を採用したり、スラックス(7689円)は、ウエストベルトの内側にゴムテープを配したりして、ストレスフリーな着心地を実現。スーツ工場で仕立てた端正な見た目と、機能性を両立させている。

カジュアル群ではパッチポケットを配したフェイクレザーのブルゾン(1万8150円)やスタンドカラーの中綿ベスト(1万6500円)などを企画。同社担当者によると発売以降、女性客からの評判も良いという。

「ロネル」は、来年度をめどに都心のショッピングセンターなどへの出店を計画中だ。

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東京・大手町タワーで「森の市」開催 40以上のショップと“エシカルマインド”を育む

東京建物は10月24〜26日、大手町駅直結の大手町タワーでマーケットイベント「森の市」を開催する。40以上のショップが並ぶほか、バラエティーに富んだワークショップなどを提供する。

同イベントは、都市再生と自然共生の空間として、豊かな自然環境を育む「大手町の森」で開催する。約3600㎡もの敷地に、ビンテージバイクショップ「モータースタンド(MOTOR STAND)」や創作和食の「東京十月」、天然酵母パンが楽しめる「コンビニエンスストア高橋」など、国内選りすぐりのショップがそろう。各ショップは、環境への配慮や持続可能な素材の使用、地域に根ざした生産者との協力を大切にしており、マーケットを楽しみながら、“倫理的な生き方(エシカルマインド)”を体感できる。

ショップに加え、多種多様なワークショップも用意する。リサイクルレザーを使った小物を取り扱う「マコー(MAKKO)」では、アーティストMougiとのコラボレーションを実現し、自分だけのオリジナルイラストをバッグに描くワークショップを開催する。また、移動式花屋「グイフラワー(GUI FLOWER)」では、花農家「フォーピースフラワーズ(FOUR PEAS FLOWERS)」が育てた“スローフラワー”(環境に負担のない手法で育てられ、産地に近い場所で消費される花)を用い、アレンジブーケ作りを体験できる。

■森の市
開催日:10月24〜26日
開催時間:24・25日/11:00〜21:00、26日/11:00〜19:00
会場:東京都千代田区大手町1-5-5 大手町タワー 1階 2階 3階

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【スナップ】宇多田ヒカルやNCTジャニー、ウィロー・スミスらが来場 「アクネ ストゥディオズ」2025年春夏コレクション

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、パリで2025年春夏コレクションを発表した。

豪華セレブらが登場 来場者スナップ

会場には、2024年春夏キャンペーンに起用したK-POPグループ、ILLIT(アイリット)のメンバーや歌手の宇多田ヒカル、NCTのジャニー(JOHNNY)のほか、歌手のウィロー・スミス(WILLOW SMITH)、俳優のアマンドラ・ステンバーグ(AMANDLA STENBERG)、サッシャ・カジェ(SASHA CALLE)、ジュリエット・ビノシュ(JULIETTE BINOCHE)ら多くのセレブリティーが来場し、最新コレクションを盛り上げた。

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「ハリー・ポッター」と「クロックス」がコラボ ホグワーツを象徴する4つの寮をイメージ

「クロックス(CROCS)」は10月1日、映画「ハリー・ポッター」とのコラボアイテムを発売する。渋谷と名古屋パルコ内クロックス店舗、一部店舗を除く全国のクロックス取り扱い店舗、ABCマート グランドステージ池袋、銀座、ダイバーシティ東京プラザ、渋谷109、ラゾーナ川崎、あべのキューズモール、キャナルシティオーパ店、ABCマート新戎橋店、および「クロックス」とABCマートのオンラインストアで取り扱う。

ホグワーツを象徴する4つの寮、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンをイメージしたデザインが特徴の“クラシック クロッグ”を販売する。サイズは20〜31cmで価格は各1万1000円、同シリーズのキッズサイズは18〜24cmで価格は各8250円だ。それぞれのクロッグに寮のカラーやエンブレム、テーマに沿ったジビッツチャームをあしらい、「ハリー・ポッター」の世界感を表現した。好みでクロッグをカスタマイズできる別売りのビジッツチャームも用意。シングル5パック(2420円)やハリー・ポッター(715円)、ゴールデン スニッチ(770円)、グリフィンドール(715円)、スリザリン(715円)、レイブンクロー(715円)、ハッフルパフ(715円)、ソーティング スピナー(770円)を取りそろえる。

アイテム一覧

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クリスチャン ディオール クチュール、「ミュウミュウ」のCEOをマネージング・ディレクターに任命

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)は、新たなマネージング・ディレクターとして、プラダ グループ(PRADA GROUP)が擁するミュウミュウ(MIU MIU)のベネデッタ・ペトルッツォ(Benedetta Petruzzo)前最高経営責任者(CEO)を任命した。

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターは、LVMH内で別の役職に就くシャルル・ドゥラパルム(Charles Delapalme)=マネージング・ディレクターの後任として、10月15日に就任する。

クリスチャン ディオール クチュールのデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)会長兼CEOは、「ベネデッタの才能やリーダーシップ、またラグジュアリー市場に関する専門的な知識は、当社の事業や国際的な影響力を引き続き開発し、ブランドの魅力と成功を拡大するために大いに役立つものと確信している。また、18年にクリスチャン ディオール クチュールに加わって以来、揺るぐことなくコミットし、大いに貢献してくれたシャルルに深く感謝する」と語った。

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターの経歴

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターは、イタリア・ミラノのボッコーニ大学(Bocconi University)を卒業。金融業界でキャリアをスタートし、米コンサルティング会社ベイン&カンパニー(BAIN & COMPANY)で小売とラグジュアリーセクターを担当した。その後、ケリング アイウエア(KERING EYEWEAR)に加わり、北米事業のエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めた。2020年2月にジェネラル・マネージャーとしてミュウミュウに入社し、23年3月にCEOに昇格した。なお、ミュウミュウにおける同氏の後任は、現時点では未定のようだ。

ドゥラパルム=マネージング・ディレクターは、グランゼコールであるパリ国立高等鉱業学校(Ecole des Mines de Paris)とパリ政治学院(Institut d'etudes politiques de Paris)、そしてINSEAD(欧州経営大学院)を卒業後、米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)でキャリアをスタートした。05年にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に入社。12年にはやはりLVMHが擁するフェンディ(FENDI)に移り、要職を歴任した。18年から現職。引き継ぎ後に退任し、新たな役職は近日中に発表する。

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クリスチャン ディオール クチュール、「ミュウミュウ」のCEOをマネージング・ディレクターに任命

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)は、新たなマネージング・ディレクターとして、プラダ グループ(PRADA GROUP)が擁するミュウミュウ(MIU MIU)のベネデッタ・ペトルッツォ(Benedetta Petruzzo)前最高経営責任者(CEO)を任命した。

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターは、LVMH内で別の役職に就くシャルル・ドゥラパルム(Charles Delapalme)=マネージング・ディレクターの後任として、10月15日に就任する。

クリスチャン ディオール クチュールのデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)会長兼CEOは、「ベネデッタの才能やリーダーシップ、またラグジュアリー市場に関する専門的な知識は、当社の事業や国際的な影響力を引き続き開発し、ブランドの魅力と成功を拡大するために大いに役立つものと確信している。また、18年にクリスチャン ディオール クチュールに加わって以来、揺るぐことなくコミットし、大いに貢献してくれたシャルルに深く感謝する」と語った。

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターの経歴

ペトルッツォ新マネージング・ディレクターは、イタリア・ミラノのボッコーニ大学(Bocconi University)を卒業。金融業界でキャリアをスタートし、米コンサルティング会社ベイン&カンパニー(BAIN & COMPANY)で小売とラグジュアリーセクターを担当した。その後、ケリング アイウエア(KERING EYEWEAR)に加わり、北米事業のエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めた。2020年2月にジェネラル・マネージャーとしてミュウミュウに入社し、23年3月にCEOに昇格した。なお、ミュウミュウにおける同氏の後任は、現時点では未定のようだ。

ドゥラパルム=マネージング・ディレクターは、グランゼコールであるパリ国立高等鉱業学校(Ecole des Mines de Paris)とパリ政治学院(Institut d'etudes politiques de Paris)、そしてINSEAD(欧州経営大学院)を卒業後、米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)でキャリアをスタートした。05年にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に入社。12年にはやはりLVMHが擁するフェンディ(FENDI)に移り、要職を歴任した。18年から現職。引き継ぎ後に退任し、新たな役職は近日中に発表する。

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「パリヤ」が京都の老舗とコラボ 京都店1周年を記念して

「パリヤ(PARIYA)」は京都のパリヤ デリカテッセン 京都店のオープン1周年を記念し、西京味噌醸造元の本田味噌本店と木樽で二度熟成させる再仕込醤油で定評の澤井醤油本店、千枚漬を生み出した千枚漬本家大藤とコラボしたシリーズ“LIFE IN KYOTO”をパリヤ全店で販売する。

同シリーズの販売期間は10月1〜28日までで、メイン料理、サラダ、サイドディッシュ、替わりごはん、スープ、ジェラートに各店の調味料や漬物を使った特別メニューを複数用意する。

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「パリヤ」が京都の老舗とコラボ 京都店1周年を記念して

「パリヤ(PARIYA)」は京都のパリヤ デリカテッセン 京都店のオープン1周年を記念し、西京味噌醸造元の本田味噌本店と木樽で二度熟成させる再仕込醤油で定評の澤井醤油本店、千枚漬を生み出した千枚漬本家大藤とコラボしたシリーズ“LIFE IN KYOTO”をパリヤ全店で販売する。

同シリーズの販売期間は10月1〜28日までで、メイン料理、サラダ、サイドディッシュ、替わりごはん、スープ、ジェラートに各店の調味料や漬物を使った特別メニューを複数用意する。

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「フィアンセ」からオードトワレとホイップクリームのような限定ハンドクリーム

「フィアンセ(FIANCEE)」は10月2日、フレグランスシリーズからオードトワレ2種と、ホイップクリームのようなテクスチャーが特徴の限定ハンドクリーム2種を発売する。

フレグランスは、“オードトワレ ダスクアロマ”と“同ルーフトップオアシス”(各30mL、各1320円)をラインアップする。“ダスクアロマ”は、柑橘やユーカリの香りをベースに、アロマやスパイス、ウッディー、ムスクと移り変わる。2023年に発売したボディーミストをより長く香る処方に変更した。“ルーフトップオアシス”は、ビターな柑橘にバジルやフェンネルのハーバル、大人っぽい甘さのアンバーを組み合わせたスマートで爽やかな香り。

ハンドクリームは、ふわふわとしたクリームが肌に溶ける“フレグランスホイップハンドクリーム”(各50g、各825円)から、ラベンダー精油配合の“星空の香り”と、甘く爽やかな“ピュアシャンプーの香り”を用意する。“星空の香り”はラベンダーカラー、“ピュアシャンプーの香り”はパール入りのピンクベージュカラーで、透明感のある綺麗な手肌に仕上げる。美容液成分約90%配合で高保湿とベタつかない使用感をかなえる。

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「フィアンセ」からオードトワレとホイップクリームのような限定ハンドクリーム

「フィアンセ(FIANCEE)」は10月2日、フレグランスシリーズからオードトワレ2種と、ホイップクリームのようなテクスチャーが特徴の限定ハンドクリーム2種を発売する。

フレグランスは、“オードトワレ ダスクアロマ”と“同ルーフトップオアシス”(各30mL、各1320円)をラインアップする。“ダスクアロマ”は、柑橘やユーカリの香りをベースに、アロマやスパイス、ウッディー、ムスクと移り変わる。2023年に発売したボディーミストをより長く香る処方に変更した。“ルーフトップオアシス”は、ビターな柑橘にバジルやフェンネルのハーバル、大人っぽい甘さのアンバーを組み合わせたスマートで爽やかな香り。

ハンドクリームは、ふわふわとしたクリームが肌に溶ける“フレグランスホイップハンドクリーム”(各50g、各825円)から、ラベンダー精油配合の“星空の香り”と、甘く爽やかな“ピュアシャンプーの香り”を用意する。“星空の香り”はラベンダーカラー、“ピュアシャンプーの香り”はパール入りのピンクベージュカラーで、透明感のある綺麗な手肌に仕上げる。美容液成分約90%配合で高保湿とベタつかない使用感をかなえる。

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「バウム」が10月8日の“木の日”に向けポップアップ メディアデーには安藤桃⼦らのトークショーも

「樹木との共生」をテーマに掲げるスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」は10月5日までポップアップイベント「TREEDAY 2024 - BAUM とひのきの森の、美しい循環 - 」を東京・西麻布でカリモク家具が運営するギャラリースペース、カリモク コモンズ トウキョウで開催中だ。10月8日の“木の日”にちなんだもので、10月1日に発売する2024 ツリーデー(TREEDAY)限定商品や限定商品の木製パーツに使用されているスノーピークの家具「TUGUCA」を紹介。「ひのきと森の美しい循環」にテーマにした映画監督の安藤桃⼦さんやアーティストの安野⾕昌穂のビジュアルや作品の展示なども行なっている。

「バウム」は毎年10月8日の“木の日”に合わせて、多様な森の美しさや樹木の素晴らしさを伝える取り組み「バウム ツリーデー(BAUM TREEDAY)」を実施する。今年はひのきの木製パーツを用いたツリーデー限定商品の“ハイドロ エッセンスローションn(限定パッケージ ひのき)”(150mL、7150円)、“モイスチャライジング オイルn(同)”(60mL、8800円)や、カリモク家具がアップサイクルした家具「TUGUCA」、アーティストの安野⾕昌穂の作品展示販売、ブランドが植樹活動を行う「BAUMひのきの森」に安藤桃子が訪れた様子などを展示している。

9月27日に行なったメディア向けイベントには安藤桃子と安野⾕昌穂のトークショーを実施。安藤は愛知県にある「BAUMひのきの森」で植樹活動を体験し「植樹したひのきは50年ほどかかって生育し、後世に引き継がれていく。それに関われたことが愛おしくて仕方のない時間でした。そこから『バウム』のプロダクトが生まれていくのは、自然から全てをいただいている気持ちになって感動しきりでした」と語った。安野⾕も「バウム」のスタッフとひのきが自生する高知県の白髪山に入り「山を登る際は裸足になります。足で土を掴めるし、不安定な石があっても瞬間的に察知することができます。野生動物みたいな感じになるんですよ」と笑顔を浮かべながら述べた。トークショー後は安野⾕によるライブペインティングも実施した。

10月1日には[TTNE]サウナ師匠の秋山大輔氏と熊野亘プロダクトデザイナーのトークショーも実施する。

▪️「BAUMとひのきの森の、美しい循環」
日時:9月28日〜10月5日
場所:カリモク コモンズ トウキョウ(東京都港区西麻布2丁目22-5)
時間:12:00~18:00

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「ブラックアイパッチ」が渋谷を象徴する「兆楽」「天津甘栗」「三千里薬品」とコラボ

「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」は、“SHIBUYA HUSTLERS”と題し、渋谷を象徴する存在の「兆楽」「天津甘栗」「三千里薬品」の3ショップとコラボTシャツを発売する。今回3店舗のロゴや各ショップの商品、お店や位置場所をグラフィック化した。バックプリントのメッセージは、「ブラックアイパッチ」が本来持ち合わせているHIPHOP カルチャーにおけるハスラーマインドから想起されたものだ。

同アイテムは、9月30日から「ブラックアイパッチ」の公式オンラインストアおよび、旗艦店「ブラックアイパッチ 原宿」、「ブラックアイパッチ 大阪」、全国の「ブラックアイパッチ」取扱店で販売する。

CHORAKU IN THE HOOD TEE

中華料理屋「兆楽」とのコラボではあれば、バックに“THE BEST IN THE HOOD(兆楽がフッドで一番美味い)”のタイポグラフィをプリント。また、「兆楽」の看板メニューでもある"ルースチャーハン"を大胆に皿にプリントを施した特別仕様の飾り皿も販売する。

SANZENRI PHARMACY TEE

昭和37年からスクランブル交差点を見つめる、薬局「三千里薬品」には“SHIBUYA SCRAMBLE”、“YOU KNOW IT”(スクランブルの三千里薬品。もちろん知ってるよね)というメッセージがプリントされている。

AMAGURI HUSTLE TEE

甘栗ショップ「天津甘栗」は、“BUY’EM KILOS SELL’EM GRAMS”(キロで仕入れてグラムで捌く)というブランドオリジナルのショップステートメントを表現した。

Tシャツのほか、“シブヤ ジャック キーチェーン”や“ステッカー”なども販売する。

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思わずウルッときたドリスのいない「ドリス」、「ザ・ロウ」と「クレージュ」でミニマルについて考える 2025年春夏パリコレ日記Vol.2

ニューヨーク、ロンドン、ミラノが終わり、コレクションの舞台は、いよいよパリへ。朝から晩まで取材づくしの怒涛の日々が始まります。公式スケジュールだけでなく、それ以外でも気になるブランドやイベントが多い今季は、取材チーム2人で回りきれるのか?そんなドタバタを日記でお届けします。

藪野淳「WWDJAPAN」欧州通信員(以下、藪野):今日は、8月の「人気再燃」特集でも取り上げた「クレージュ(COURREGES)」のショーから取材スタートです。「クレージュ」の会場は、いつも四角い箱のような白い空間で、その真ん中に仕掛けが用意されていますが、今回は床に巨大なオーシャンドラムのような大きな円盤。ショーが始まると、その中で無数の小さなメタルボールが緩やかな傾斜によって流れ、波を想起させる心地よい音を生み出します。

7月には「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のオートクチュールも手がけ喝采を浴びたニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)は今季、メビウスの帯から着想を得て、反復と削減の原則を探求。インビテーションもシルバーのメタルでできたメビウスの帯でした。ランウエイに登場したのは、創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)による1962 年のオートクチュールからヒントを得たという背中と一体化した大きなフード付きのケープに始まり、背中を大胆に開いたホルターネックのミニドレスやトップスにバンドゥートップを合わせるスタイル、胸だけが検閲バーさながらの黒い生地で覆われたように見えるメッシュのバンドゥートップ、腿のサイドや膝部分にスリットを配した細身のパンツ、斜めにカットした1枚の布をそれぞれの足に絡めるようにして作ったアシンメトリーなドレスやスカートなど。ミニマルかつセンシュアルな世界観の中で、自身の確立したデザインや新しいアイデアを発展させています。

村上要「WWDJAPAN」編集長:ビニールジャケットのリバイバルからまだ数年しか経過していないけれど、あっという間にモードの世界で再び存在感を確立した感がありますよね。思うにサヴォアフェール(長い歴史の中で培った独自の審美眼)やクラフツマンシップではラグジュアリー・ブランドと勝負できないから、極限までミニマルな、でも、意味をたくさん詰め込んだ洋服を生み出し、結果“頑張れば買える“価格帯で商品が提供できているから、買うものに対して自分なりの理由がほしい若い世代の支持を得ているように思います。昔はラグジュアリー・ストリートも同じような考え方でクリエイションしていたけれど、気づけばどんどん華美になってしまいました。そんな中「クレージュ」は、もちろん最終的な洋服からニコラスの考えを感じ取ることはできないことも多いけれど、諦めずにいろんな意味で、哲学を盛り込んでいる。なのに超ミニマル。「クレージュ」の熱狂を体感するたび、ラグジュアリー・ストリートが失ってしまったものを考えることがしばしばです。

個人的には、後半のドレスにセンスを感じました。藪野さんがいう通り、本当に1枚の布、大きなクレープ生地を斜めに裁断した後、ラップドレスのように体に巻き付けてあるだけなんだれど、すごく斬新かつ美しく見えました。

「デルヴォー」には、ボタン1つで色が変わるバッグも

お次の「デルヴォー(DELVAUX)」は、前回“出し惜しみ“した分、今回は“出し切った“感がありますね。あんなにいっぱい見せちゃって、半年後大丈夫なのかしら(笑)?同じベルギー出身のルネ・マグリット(Rene Magritte)に敬意を表したコレクションでは、パイプの下に「これはパイプではない」という文字を入れた“パイプの裏切り“という作品を細かなステッチワークで表現。“パン トイ“は、大中小の3サイズがマトリョーシカのように1つになっていて、取り外せるけれど、3個セットじゃないと買えないとか(笑)。アール・ヌーヴォーの世界では、レザーでペタル(花弁)を作り、それでバッグを覆い尽くして芍薬のように見せました。

極め付けは、Amazonの“キンドル“でお馴染みの電子ペーパーを開発したE Ink社とのコラボレーション。コード化された紙状の素材とレザーを編み込み、バッグの内側にあるボタン1つで色が変わる画期的なプロトタイプまで開発しています。E Ink社によると、ファッション分野での協業は初めてとのこと。ボタン1つでドラスティックにカラーパレットが変わるプロトタイプは、マグリットの作品に通ずる、錯覚を生み出すようなシュールなデザインで、美術館とかに展示されたらウケ間違いなしです。

藪野:そんな新たな取り組みは、いわば「デルヴォー」の未来。それに対して、会場にはブリュッセルに保管されているアーカイブの中から選んだ26点を展示した部屋も。そのデザインを見ると、豊かな歴史やデザインソースがあることが、未来が作っていく力になっているのだと感じました。

「ザ・ロウ」は今季も撮影NG ミニマルの背景にある力強さを感じる

村上:その後、私は「ザ・ロウ(THE ROW)」へ。引き続き、洋服を肉眼で見てほしいとの思いから、会場内では写真も動画も撮影NG。代わりにノートと鉛筆が置いてあるというのは、ニクいですね。

よく「ザ・ロウ」はミニマルなブランドと言われます。最近では「クワイエット・ラグジュアリー」の代表格と捉えられているでしょう。でも私は、それは結果の話であって、アシュリー・オルセン(Ashley Olsen)とメアリー・ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)姉妹は、決してそれを目指そうと思っていないように感じています。むしろ彼女たちが求めているのは、自由。時に周囲は「そんなカッコするの!?」とビックリするかもしれないけれど、2人は自分たちが着たいものを作っている。そして単純に、ロゴや華美な装飾をあしらった洋服は、着たくないだけ。そんな気がするのです。

今回のコレクションでは、序盤のTシャツとロンTの重ね着スタイルに、そんなアティチュードが現れているように思います。TシャツとロンTと言いましたが、それぞれはおそらくカシミヤで作られている上、シワクチャです。それを本当にTシャツとロンTの感覚で重ね着すると、ラグジュアリーではあるけれど、実に自由な、日常生活に即したスタイルに仕上がるのだと思います。

他のアイテムも全てそう。洋服の「こうなったらいいのに」を改良し、着たい洋服を着たいように着る。その姿勢は決して「ミニマル」や「控えめ」なんて言葉だけで語られるものではなく、むしろ意志が介在する力強さを感じます。だからこそ、デザイナーズブランド足りえているのではないか?そんな風に思うんです。と、画像がないので、洋服の紹介というより、私の思いをお話させていただきました(笑)。

「ロシャス」では1ルックしか見られずガックリ

藪野:その間、僕は「ロシャス」のプレゼンテーションへのために、昨日の「アランポール(ALAINPAUL)」と同じシャトレ座へ。劇場に入ると、すでに舞台の上には人だかりがあり、ミニショーが始まっているようでした。人混みの先にモデルが見えたので、ギリギリ間に合った〜と思ったのも束の間。登場した写真を撮ったら、それがラストルックだったようで、フィナーレもなくクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ヴィジランテ(Alessandro Vigilante)が登場。次のアポが迫っていたので、ミニショーを待つ時間はなく、会場を後にしました。

そして向かったのは、ジュエリーブランド「パンドラ(PANDORA)」のインタビュー。こちらの内容は後日別途アップしますが、チアフルなクリエイティブ・ディレクターの2人にブランドの今について、色々聞いてきました。

村上:「ゾマー(ZOMER)」は、百花繚乱です。大輪の花々をプリントしたノースリーブドレスに始まり、ペタルのような布を腰回りにぐるりと一周パッチワークしたキュロット、シフォンの花々をアプリケしたカーディガン、まさに花のような円形の生地を繋いだロングスカート、裾がラッパスイセンのように膨らんだカフタンシルエットのドレスなどが登場。わかりやすく、みんなが笑顔だったのが印象的でした。

思わずウルッとした、ドリスのいない「ドリス」

そして「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」です。詳しくは、こちらの記事をご覧いただければと思います。にしたって、記事にも書きましたが、2025年春夏コレクションを最後に第一線を退いた本人が、客席からショーを見て、フィナーレでは泣いていたなんて、感動しませんか?私も、デザインチームの14人が出てきたフィナーレではウルッとしてしまいました。早くこの14人が、新しい指揮官のもとで活躍できるといいな。ラグジュアリーやデザイナーズの世界では、クリエイターが変わると、デザインチームはもちろん、PRやマーケティングのスタッフまで総入れ替えになるケースが多いけれど、「ドリス ヴァン ノッテン」はそんな変革を望んではいないでしょう。ちなみに、「シャネル(CHANEL)」もきっと同じ。そして「ドリス ヴァン ノッテン」には、素晴らしいチームが既に存在していることを改めて認識できたコレクションでした。

「セシリー バンセン」はホンマタカシの雪山写真から着想

村上:次の「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は、変わらないガーリーなシルエットを飽きさせずに見せ続けるのが本当に上手ですね。今回は何より、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」コラボに代表されるアウトドアなムードと、雪山を思わせるアイスブルーなどのカラーパレット、でしょうか?

藪野:そうですね。セシリーはデンマーク出身だし、雪山が身近なのかなと思ったら、実は以前から親交のある写真家のホンマタカシさんが撮った東京近郊の山の写真が着想源になっているそうです。会場にもホンマさんが撮影した雪山の写真が展示されていましたし、まさかのショー音楽の生パフォーマンスもされていましたね。

コレクションはお馴染みのベビードールやフレアシルエットのドレスが主軸なのですが、リップストップポリエステルやナイロンなどを使ったウインドブレーカーやアウトドアジャケット、ショーツ、ダッフルバッグなどが加わることで、新鮮な印象に。何より「ザ・ノース・フェイス」と制作したアイテムは可愛すぎ!売り切れ必至のコラボになりそうです。「アシックス」との協業も継続していますが、「セシリー バンセン」のようなガーリーなブランドとのコラボレーションは、普段スポーツやアウトドアブランドを買わないような新たな顧客を開拓できそうです。

「ラバンヌ」はメタルの質感を追求

村上:お次は「ラバンヌ(RABANNE)」。テーマは、「マテリアル・ガール」。元々はマドンナ(Madonna)の曲ですが、ジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)は、「ラバンヌ」らしいメタルというマテリアルの質感を追求。当然、メタリックな硬質感や冷たさを布帛やウエアでどのように追求するのか?がフォーカスポイントです。

コレクションは、ベビーピンクならぬベビーブルー、メタルに通じる涼やかさがありつつも、メタルとは異なる優しさを感じさせる色合いのシャツやデニムで始まりました。シャツ地で作ったアノラックにも、アイスブルーのようなベビーブルーのストライプを加えます。今シーズンは、レースの中でも最高峰とされるギュピールレースをふんだんに使いました。でも、それだけでは「ラバンヌ」らしさが表現できません。そこでジュリアンは、ギュピールレースなど、さまざまなファブリックに銀箔をプリント。ジャケットとシャツ、それにケーブルニットなどのプレッピーや装いにメタリックな質感をプラスしました。プリーツスカートは、プリーツを畳んだ状態で銀箔プリントするので、アイスブルーとシルバーが交互に並びます。今シーズンやたらと見かけるルレックス(金属糸)のニットは、お手のもの。ボックスシルエットのジャケットには、錦糸で刺繍を施し、タンクトップにはメタルスタッズを大量に打ち込みます。

もちろん、幾百、時には数千のメタルパーツを幾何学的に組み合わせたミニドレスも健在です。

そして、雨が降り続ける中「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」への移動を始めますが、大渋滞でなかなか前に進まない(笑)。右岸から左岸への大移動にヤキモキしましたが、藪野さんが先に到着してくれて、ILLITパパラッチを終えてくれましたね(笑)。

ILLITの目の前で見る「アクネ ストゥディオズ」の違和感あるデザイン

藪野:すごい雨でしたよね……。そんな天候でも会場前はファンが大勢集まって、ほんとに熱を感じます。今シーズンもちょうど会場に着いた時に後ろからすごい歓声が上がったと思ったら、NCTのジャニーが到着。その直後にILLITも来たので、すんなり撮影できて、とりあえず第一ミッションクリアです。しかもラッキーなことに日本のメディア席はILLITの目の前で、しっかり手も振ってもらえました。ただ、ず〜っと愛想良くにこやかに皆さんに対応していて、疲れてしまわないか、老婆心で心配にしてしまいました。

コレクションの着想源は「ねじれた家庭の情景」。クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)は、古典的な家庭のルールが実際にファッションに置き換えられるのかを自問自答したといいます。結果生まれた服は、カーテンから着想したドレープドレス、ビニール加工されたテーブルクロスのような生地のトップス、素朴なクロシェ編みを用いたドレスなど家にあるものにつながる表現から、歪んだり縮んだり膨らんだりといった違和感あるシルエットのアイテムまで。レザージャケットやデニムは、発泡スチロールをボンディングすることでぷっくりと膨らんだようなシルエットに。テーラードジャケットもボンディング加工することで構築的に仕上げています。一方、リブニットはボディーラインにぴったりフィット。モヘアのセーターは間違って乾燥機に入れてしまったかのように縮んじゃって、ところどころに虫食いのような穴が空いています。

村上:お母さん渾身のかぎ針編みのクロップド丈トップスとミニスカート、ありきたりなネルシャツの生地で作ったビッグリボン、同じくハギレをグルグル巻いたコルセットなど?DIY感が愛らしかったですね。

藪野:僕はその後、「レヴァリー バイ キャロライン フー(REVERIE BY CAROLINE HU)」へ。今回はミニショーでの発表です。コレクションは得意のシャーリングなどの手仕事を生かしたロマンチックなデザインに加え、ボーンやワイヤーを入れたり、枕のようなパーツを組み合わせたりして構築的シルエットを描いたドレスをラインアップ。コレクションピース自体に正直リアリティーはないのですが、継続する「アディダス(ADIDAS)」とのコラボスニーカーや新たな「ケスティファイ(CASETIFY)」とのスマホケースにも自身の美学を落とし込んでいて、それが可愛かったです。

20ルックもなくショーがあっさり終わったと思ったら、ラストのモデルがコンテンポラリーダンスのパフォーマンスをスタート。途中から客席に座っていた男性ダンサーも加わり、実際のショー時間よりも長く難解なパフォーマンスが繰り広げられて、頭の中は「一体、何を見せられているのか」と?マークでいっぱいになりました(笑)。その一部をお届けします。

「バルマン」はコレクションを通して香水をプロモーション

本日のフィナーレは、「バルマン(BALMAIN)」。こちらの記事にある通り、最近日本でも若い世代の購買意欲を刺激しているプレミアム・フレグランスをローンチしたブランドは、この香水“レ・エテルネル・ドゥ・バルマン“とメイクアップを大々的にプロモーションするコレクションを発表です。

ファーストルックは、 クリスタルを全面に敷き詰めて、 真っ赤なリップと真っ赤なネイルの女性を描いたドレス。その後も、新しい香水のボトルを模したクラッチバッグや、アイシャドウをつなげたようなベルト、香水のボトルの形状をシルエットに落とし込んだドレスなど、なかなかの商魂逞しさでした(笑)。

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アッシュ・ペー・フランスが企業再生プラットフォームBrighten Japanの完全子会社に

企業再生企業のBrighten Japan(以下、BRTNJ)は8月、アッシュ・ペー・フランス(以下、HPF)の全株式を取得し、完全子会社化した。HPFは1985年に村松考尚氏が創業。フランスを中心に、ファッションやジュエリー、小物類などを販売するセレクトショップの運営をはじめ、合同展示会「rooms」の主催などを通して多岐にわたりライフスタイルやカルチャーを発信する事業を展開してきた。しかし経営が悪化し、2023年2月に東京地裁へ会社更生法の適用を申請。業績回復と財務改善が進行中で、BRTNJが支援サポーターとして選出された。

BRTNJは2023年に三井住友銀行の元専務執行役員の澤田渉氏が設立。国内の中小企業を対象に事業改善の支援を行っており、HPFはその第一号案件として選ばれた。

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「カントリー&ストリーム」から目元美容液とラベンダー・ハチミツの香りのハンドクリーム

ナチュラルコスメブランドの「カントリー&ストリーム(COUNTRY&STREAM)」は10月2日、目元美容液“薬用ホワイトVCアイロールオン”(15mL、1320円)と限定の香りのハンドクリーム“トリートメントハンドクリーム L(ハチミツとラベンダー)”(50g、660円)を発売する。

“薬用ホワイトVCアイロールオン”は、目元のための薬用美白ケア美容液。浸透しやすいオイル状の美容液でくすみの気になる目元の肌にアプローチする。美白有効成分ビタミンC誘導体がメラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぎながら、潤いと透明感を与える。ひんやりと心地良いステンレスボールのローラーを採用。チューブタイプで量を調整しやすい。

“トリートメントハンドクリーム L(ハチミツとラベンダー)”は、心安らぐラベンダーにハチミツの香りを忍ばせたハンドクリーム。セラミドや7種の植物性オイルが手肌に潤いを与えながら、柔らかく整える。

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「カスバ」が高橋ららとのコラボTシャツ発売 チェリーのような心臓モチーフ

恵比寿の会員制バーによるファッションレーベル「カスバ(CASBA)」は、モデルの高橋ららとのコラボレーションでTシャツを9月28日に発売した。東急プラザ原宿ハラカドG階「コーナーショップ バイ カスバ」のみの限定販売だ。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」デザイナーの高橋盾を父に持つららは、幼少期から「カスバ」オーナーの増田令子と交友関係があったという。Tシャツは、モチーフのチェリーを2つの心臓と骨で大胆に表現した、ららオリジナルのイラストと、「カスバ」のロゴがプリントされている。ホワイトとブラックの2色でS、M、L、XLの4サイズ展開。価格は9900円だ。

増田令子は1963年生まれで文化服装学院卒業。芝浦のディスコ「ゴールド」で会員制のラウンジ「YOSHIWARA」の女将を経て、96年にフランス語で「危険地帯」を意味する会員制バー「カスバ」をオープン。“東京ナイトクルーズの終着地点”と言われ、数多くの著名人やファッションデザイナーが世界中から集う。「コーナーショップ バイ カスバ」は、バーとは一味違ったブランドの世界観を体感できるショップとして、4月17日にオープンした。

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「カスバ」が高橋ららとのコラボTシャツ発売 チェリーのような心臓モチーフ

恵比寿の会員制バーによるファッションレーベル「カスバ(CASBA)」は、モデルの高橋ららとのコラボレーションでTシャツを9月28日に発売した。東急プラザ原宿ハラカドG階「コーナーショップ バイ カスバ」のみの限定販売だ。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」デザイナーの高橋盾を父に持つららは、幼少期から「カスバ」オーナーの増田令子と交友関係があったという。Tシャツは、モチーフのチェリーを2つの心臓と骨で大胆に表現した、ららオリジナルのイラストと、「カスバ」のロゴがプリントされている。ホワイトとブラックの2色でS、M、L、XLの4サイズ展開。価格は9900円だ。

増田令子は1963年生まれで文化服装学院卒業。芝浦のディスコ「ゴールド」で会員制のラウンジ「YOSHIWARA」の女将を経て、96年にフランス語で「危険地帯」を意味する会員制バー「カスバ」をオープン。“東京ナイトクルーズの終着地点”と言われ、数多くの著名人やファッションデザイナーが世界中から集う。「コーナーショップ バイ カスバ」は、バーとは一味違ったブランドの世界観を体感できるショップとして、4月17日にオープンした。

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「サロニア」のドライヤーやヘアアイロンに限定色登場 キュートなくすみピンク&パープルに変身!

I-neの美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」は10月1日、定番のドライヤーとヘアアイロンから、“マイ ニュアンス”をテーマにした2024年秋冬の限定色、くすみピンクとパープルのニュアンスカラー2色を発売する。公式オンラインストアや全国の家電量販店、アマゾン(Amazon)などで取り扱う。

商品は、定番の“スピーディーイオンドライヤー”(各5918円)やロングセラーの“ストレートヘアアイロン”(各3828円)、ヘアアレンジを思いのままに楽しめる“セラミックカールヘアアイロン”(全2種、各3828円)、1台でストレートとカールをかなえる“2WAYストレート&カールヘアアイロン”(各3828円)の4品。“マイ ニュアンス”のテーマに合わせ、2024年のトレンドカラーであるくすんだピンクとパープルを採用した。ヘアアイロンは、バレルとプレートをピンクメタリックに統一した特別仕様だ。

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「サロニア」のドライヤーやヘアアイロンに限定色登場 キュートなくすみピンク&パープルに変身!

I-neの美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」は10月1日、定番のドライヤーとヘアアイロンから、“マイ ニュアンス”をテーマにした2024年秋冬の限定色、くすみピンクとパープルのニュアンスカラー2色を発売する。公式オンラインストアや全国の家電量販店、アマゾン(Amazon)などで取り扱う。

商品は、定番の“スピーディーイオンドライヤー”(各5918円)やロングセラーの“ストレートヘアアイロン”(各3828円)、ヘアアレンジを思いのままに楽しめる“セラミックカールヘアアイロン”(全2種、各3828円)、1台でストレートとカールをかなえる“2WAYストレート&カールヘアアイロン”(各3828円)の4品。“マイ ニュアンス”のテーマに合わせ、2024年のトレンドカラーであるくすんだピンクとパープルを採用した。ヘアアイロンは、バレルとプレートをピンクメタリックに統一した特別仕様だ。

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「ディオール ビューティー アンバサダー」に就任した中谷美紀が語る、スキンケアルーティンやエイジングケアとの向き合い方

ディオール,DIOR,中谷美紀

「ディオール(DIOR)」はこのほど、ディオール ビューティー アンバサダーに俳優の中谷美紀を起用した。ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目して開発したプレミアム エイジングケア“ディオール プレステージ”の公式イメージや動画に登場する。同ラインを愛用してきたという中谷美紀に、商品の魅力やスキンケアルーティン、エイジングケアとの向き合い方について聞いた。

アンバサダー就任の心境

ディオール,DIOR,中谷美紀

WWD:ファイン ジュエリー & タイムピーシズに加え、ディオール ビューティー アンバサダー起用のオファーを聞いて、どう感じた?

中谷美紀(以下、中谷):ムッシュ ディオールが暮らした生家の意匠や庭からインスパイアされたジュエリーたちに加え、彼が愛した自然の恵みを惜しみなく用いたラグジュアリーな化粧品の魅力を伝える媒介になれることを誇りに思います。

WWD:“ディオール プレステージ”の商品の魅力は?

中谷:何よりも、グランヴィル ローズのかぐわしい香りに癒やされます。また、年齢を重ねた肌をいたわる素晴らしいテクスチャーと、ディオール サイエンスの極みでもあるぜいたくな成分の処方に感服しました。

信じる力で
スキンケアの効果はさらなる高みへ

WWD:毎日欠かさないスキンケアルーティンは?

中谷:朝は、「今日もお肌がツヤツヤ輝いている」と、鏡の中の自分を鼓舞する言葉を唱え、1日のモチベーションを上げます。夜は、「今日も良い1日にしてくれてありがとう」と、自分自身と肌を褒めることで、就寝前に脳をポジティブな状態に導きます。医学研究の世界におけるプラセボ効果は、信じることで効果を発揮するといいます。ディオール サイエンスの確かな効果に、信じる力が加われば、さらに効果が高まると確信しています。

WWD:スキンケアを選ぶ際に重視している点は?

中谷:自然由来の成分をふんだんに用いたスキンケア商品が好きです。“ディオール プレステージ”は自然由来成分が高いので、まさに探していた理想的な化粧品でした。

WWD:年を重ねるにつれ、スキンケアにかける思いに変化はある?

中谷:かつてはスキンケアをおっくうに感じていましたが、年齢とともにその大切さが身に染みて理解できるようになりました。敏感肌なので赤みやかゆみが出やすく、手なずけることに苦労しましたが、“ディオール プレステージ”はそんな私の肌も優しく守ってくれるのでスキンケアが楽しくなり、何度でも、いつまででもスキンケアをしていたいと思えるほどです。

WWD:「年齢に応じたケア」を意味するエイジングケアとはどのように向き合っている?

中谷:20代のころは敏感肌と大人ニキビに悩まされ、とても不安定でした。シワやシミは多少増えたとしても、むしろ今の方が肌のコンディションが良好だと感じています。「ディオール」のドレスをまとい、フレグランスに身を包むヨーロッパの女性たちのように、年齢を重ねてこそ醸し出せるマチュアなエレガンスや魅力を身に付けたいと若いころから願っていたので、スキンケアで最大限のケアを続けながらも、エイジングを楽しみたいです。

グランヴィル ローズの
類いまれなる生命力

“ディオール プレステージ”は、ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目し、2000年に誕生したプレミアム エイジングケア ライン。グランヴィル ローズは、ダマスク ローズの2倍の生命力、オールド ブラッシュ ローズの2倍の耐性、センティフォリア ローズの7倍の抗酸化力、風速100km/hの風にも2時間折れずに耐えられる抵抗力を持っている。ディオール サイエンスは、バラの花びらだけでなく、つぼみや果実、茎など、さまざまな部位が持つ有用性を研究。微量要素は健康の維持にも重要な成分だが、食事から取れるのはわずか2%だという。グランヴィル ローズの花びらには、肌機能の回復に必要なオメガ脂肪酸を含む、美しい肌に必要な22種類の微量栄養素がバランス良く、豊富に含まれている。

中谷美紀は、「私にとって“ディオール プレステージ”とは、艶のある上質な肌へと導いてくれるお守りのような存在です。“プレステージ”に出合ったことで、スキンケアの時間が、短縮すべき煩わしいものではなく、心にゆとりを与える貴重なひとときに変化しました。手をかければ、肌は確実に応えてくれることを、“プレステージ”のアンバサダーとして、お伝えできればと思っています」とコメントを寄せた。

問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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「ディオール ビューティー アンバサダー」に就任した中谷美紀が語る、スキンケアルーティンやエイジングケアとの向き合い方

ディオール,DIOR,中谷美紀

「ディオール(DIOR)」はこのほど、ディオール ビューティー アンバサダーに俳優の中谷美紀を起用した。ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目して開発したプレミアム エイジングケア“ディオール プレステージ”の公式イメージや動画に登場する。同ラインを愛用してきたという中谷美紀に、商品の魅力やスキンケアルーティン、エイジングケアとの向き合い方について聞いた。

アンバサダー就任の心境

ディオール,DIOR,中谷美紀

WWD:ファイン ジュエリー & タイムピーシズに加え、ディオール ビューティー アンバサダー起用のオファーを聞いて、どう感じた?

中谷美紀(以下、中谷):ムッシュ ディオールが暮らした生家の意匠や庭からインスパイアされたジュエリーたちに加え、彼が愛した自然の恵みを惜しみなく用いたラグジュアリーな化粧品の魅力を伝える媒介になれることを誇りに思います。

WWD:“ディオール プレステージ”の商品の魅力は?

中谷:何よりも、グランヴィル ローズのかぐわしい香りに癒やされます。また、年齢を重ねた肌をいたわる素晴らしいテクスチャーと、ディオール サイエンスの極みでもあるぜいたくな成分の処方に感服しました。

信じる力で
スキンケアの効果はさらなる高みへ

WWD:毎日欠かさないスキンケアルーティンは?

中谷:朝は、「今日もお肌がツヤツヤ輝いている」と、鏡の中の自分を鼓舞する言葉を唱え、1日のモチベーションを上げます。夜は、「今日も良い1日にしてくれてありがとう」と、自分自身と肌を褒めることで、就寝前に脳をポジティブな状態に導きます。医学研究の世界におけるプラセボ効果は、信じることで効果を発揮するといいます。ディオール サイエンスの確かな効果に、信じる力が加われば、さらに効果が高まると確信しています。

WWD:スキンケアを選ぶ際に重視している点は?

中谷:自然由来の成分をふんだんに用いたスキンケア商品が好きです。“ディオール プレステージ”は自然由来成分が高いので、まさに探していた理想的な化粧品でした。

WWD:年を重ねるにつれ、スキンケアにかける思いに変化はある?

中谷:かつてはスキンケアをおっくうに感じていましたが、年齢とともにその大切さが身に染みて理解できるようになりました。敏感肌なので赤みやかゆみが出やすく、手なずけることに苦労しましたが、“ディオール プレステージ”はそんな私の肌も優しく守ってくれるのでスキンケアが楽しくなり、何度でも、いつまででもスキンケアをしていたいと思えるほどです。

WWD:「年齢に応じたケア」を意味するエイジングケアとはどのように向き合っている?

中谷:20代のころは敏感肌と大人ニキビに悩まされ、とても不安定でした。シワやシミは多少増えたとしても、むしろ今の方が肌のコンディションが良好だと感じています。「ディオール」のドレスをまとい、フレグランスに身を包むヨーロッパの女性たちのように、年齢を重ねてこそ醸し出せるマチュアなエレガンスや魅力を身に付けたいと若いころから願っていたので、スキンケアで最大限のケアを続けながらも、エイジングを楽しみたいです。

グランヴィル ローズの
類いまれなる生命力

“ディオール プレステージ”は、ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目し、2000年に誕生したプレミアム エイジングケア ライン。グランヴィル ローズは、ダマスク ローズの2倍の生命力、オールド ブラッシュ ローズの2倍の耐性、センティフォリア ローズの7倍の抗酸化力、風速100km/hの風にも2時間折れずに耐えられる抵抗力を持っている。ディオール サイエンスは、バラの花びらだけでなく、つぼみや果実、茎など、さまざまな部位が持つ有用性を研究。微量要素は健康の維持にも重要な成分だが、食事から取れるのはわずか2%だという。グランヴィル ローズの花びらには、肌機能の回復に必要なオメガ脂肪酸を含む、美しい肌に必要な22種類の微量栄養素がバランス良く、豊富に含まれている。

中谷美紀は、「私にとって“ディオール プレステージ”とは、艶のある上質な肌へと導いてくれるお守りのような存在です。“プレステージ”に出合ったことで、スキンケアの時間が、短縮すべき煩わしいものではなく、心にゆとりを与える貴重なひとときに変化しました。手をかければ、肌は確実に応えてくれることを、“プレステージ”のアンバサダーとして、お伝えできればと思っています」とコメントを寄せた。

問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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「名古屋城マーケット」にパルコが参戦、全国のパルコから30店舗が出店

パルコは10月5〜6日に名古屋城で開催される「ソーシャルキャッスルマーケット2024(SOCIAL CASTLE MARKET 2024)」に初めて参加する。同イベントは2日間で3万人を動員する同イベントに、パルコは名古屋だけでなく札幌店や仙台店、池袋店などの全国の若手スタッフが店舗をコーディネートし、30店舗のショップが出店するほか、同じくパルコスタッフが推薦するアーティスト8組がライブを行う。

パルコエリアに出店する店舗は「パクトリー(PACTORY)」(札幌、印刷)、「グレイ(GRAY)」(東京、古着)、「モール ファクトリー(MOLE FACTORY)」(名古屋、シルクスクリーンTシャツ)、「ボビーボブズ クラブ(BOBBY BOB'S CLUB)」(広島、ファッション)、「パーク(PARQ)」(福岡、ファッション)」など。出演アーティストは空音やPARKGOLF・BUDDHAHOUSE、澤部渡、スーパー登山部ら。

「ソーシャルキャッスルマーケット2024」は、10時〜16時30分まで。観覧料は大人500円、市内高齢者100円、中学生以下無料。

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「名古屋城マーケット」にパルコが参戦、全国のパルコから30店舗が出店

パルコは10月5〜6日に名古屋城で開催される「ソーシャルキャッスルマーケット2024(SOCIAL CASTLE MARKET 2024)」に初めて参加する。同イベントは2日間で3万人を動員する同イベントに、パルコは名古屋だけでなく札幌店や仙台店、池袋店などの全国の若手スタッフが店舗をコーディネートし、30店舗のショップが出店するほか、同じくパルコスタッフが推薦するアーティスト8組がライブを行う。

パルコエリアに出店する店舗は「パクトリー(PACTORY)」(札幌、印刷)、「グレイ(GRAY)」(東京、古着)、「モール ファクトリー(MOLE FACTORY)」(名古屋、シルクスクリーンTシャツ)、「ボビーボブズ クラブ(BOBBY BOB'S CLUB)」(広島、ファッション)、「パーク(PARQ)」(福岡、ファッション)」など。出演アーティストは空音やPARKGOLF・BUDDHAHOUSE、澤部渡、スーパー登山部ら。

「ソーシャルキャッスルマーケット2024」は、10時〜16時30分まで。観覧料は大人500円、市内高齢者100円、中学生以下無料。

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かわにしみきの「ミュアイス」がくまカバーに特化したコンシーラー“クマメンテパウダー”を発売

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は11月1日、くま隠しに特化したパウダーコンシーラー“クマメンテパウダー”(全2色、各990円)や、秋冬の乾燥が気になる季節にぴったりの保湿系化粧下地“デイリースキンプライマー”[SPF50+・PA++](1045円)、定番のリップグロス“ちゅるリップランパー”(各990円)の2024年秋冬の限定2色を発売する。

“クマメンテパウダー”は、気になるくまや色むらにひと塗りするだけで肌悩みをナチュラルにカバーするコンシーラー。きめ細かなパールを配合したことで、ハイライトのような艶や明るさを与え、くみすを飛ばす。カラーは肌色に合わせて選べる2色で、ライトベージュとベージュを用意した。

皮脂崩れを防止する既存のメイク下地“ツヤピッタプライマー”から、保湿力をアップした“デイリースキンプライマー”が登場。穏やかにトーンアップするベージュカラーで、テクスチャーは伸びが良く肌になじみやすい。

定番“ちゅるリップランパー”から秋冬限定のこっくりカラー

定番のリップグロス“ちゅるリップランパー”からは、2024年秋冬の限定色としてドライローズに白を一滴足したくすみピンク“パウダーローズ”と、レディーライクなプラムブラウン“カシスルビー”の2色を発売する。両カラー共に女性らしいセンシュアルな色味に仕上げた。

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「次世代富裕層」の心をつかむ秘けつ 絶好調の松屋銀座と「レオン」編集長が伝授

「WWDJAPAN」は2024年度、月に1回の頻度で「セミナー」を実施している。8月に実施したテーマは「次世代富裕層」。若くして1億円以上の資産を稼ぐ層は増加傾向を続けており、彼・彼女たちを顧客として獲得することはファッション・ビューティ業界の命題だ。セミナーでは、「WWDJAPAN」記者がラグジュアリーブランドや百貨店の取材を通して得た知見に加え、富裕層顧客の拡大を追い風に業績を急伸させる百貨店の松屋、富裕層の男性が熱狂するファンコミュニティーを形成する男性誌「レオン」のノウハウを紹介。次世代富裕層の実像と心を動かすためのヒントを探った。

 

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年8月28日(水)23:59まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

セミナーは3部構成。1部では、若くして1億円以上の資産を有する「次世代富裕層」の性質や趣向などに関する基本知識を村上要「WWDJAPAN」編集長、百貨店ビジネスなどを担当領域とする林芳樹シニアエディターが解説。若者層の中で起業や投資へのモチベーションが活性化していることが「次世代富裕層」の増加に直結しているとし、「若い層は、(お金を)稼いではいるものの、これみよがしではない『豊かな暮らし』をしている。かつそれを包み隠さず発信する“インフルエンサー”になっている」(村上編集長)と分析した。また、三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店や阪急阪神百貨店の寧波阪急など、富裕層ビジネスを追い風とする百貨店の外商戦略や上顧客向け販売会の様相の変化、ラグジュアリーブランドの“知的好奇心”を満たすエクスクルーシブイベントの盛り上がりなどについても触れた。

松屋銀座本店の服部延弘副店長が登壇した第2部は、このほど年間売上高が1000億円を突破(24年2月期)した同店の好調の背景にある「ID顧客」との関係深耕のメカニズム、外商部門へのリソース投下による強化とその成果、インバウンド戦略を盛り込んだ。さらには足元商圏である銀座を中心とした中央・江東区のポテンシャルについても詳述した。

読者のファンコミュニティーを構築し囲い込みに成功しているのは男性誌「レオン(LEON)」。石井洋編集長らが登壇した第3部は、会員コミュニティーサイト「クラブレオン」を核とした編集部員と読者、さらにはラグジュアリーブランドなどを巻き込みながら盛り上げる「アペリティーボレオン」「ディスコレオン」といったイベントの仕掛けなど、ファンを飽きさせないコミュニティーと絆作りを語った。石井編集長は軽妙なトークを交えて来場者を引き込み、ファンとの深いつながりを生む秘けつを「また会いたい!と思ってもらえる共犯意識」であると言い切った。「つまり本音で、飾らない、ユーモアにあふれたチャーミングなスタンスで、ファンにとって気のおけない存在であり続けること。時にはめを外して、共感以上の意識を醸成することが重要だ」と語った。

 

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視聴期限:2025年8月28日(水)23:59まで
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「セーラームーン」の変身アイテムをモチーフにした限定フェイスパウダー登場

バンダイが展開する化粧品ブランド「ミラクルロマンス」は、「美少女戦士セーラームーンSuperS」の作中で月野うさぎが使用する変身アイテム「クライシスムーンコンパクト」をモチーフにした限定版フェイスバウダー“ミラクルロマンス シャイニングムーンパウダー 2025 Limited Edition”(1万8150円)の予約受付を9月30日13時からバンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」で開始する。予約受付は10月22日23時まで。商品の発送は25年2月を予定している。

2018年から始まった「シャイニングムーンパウダー」シリーズは今回が7作目で、シリーズ初となる「クライシスムーンコンパクト」をモチーフに、クレマチスの花と羽を細やかにあしらったデザイン。中央の石にはキュービックジルコニアを使用、シルバーゴールドメッキと共に上品に輝き、クリアパーツの内側からは万華鏡のようなホログラムがきらめく。コンパクト中央下には、「2025」の刻印が入っていて、内側にも曲線的なモチーフとセーラー5戦士の守護星マークをあしらい、コンパクトを開くたび、繊細で美しい刻印が目に入る。

パウダーは、誰でも使いやすいクリアカラーフィニッシュパウダーを採用。ソフトフォーカス効果のある球状パウダー配合で、ベールをまとったような自然に美しい肌へ導く。板状粉体と球状粉体を組み合わせたパウダーは、なめらかな塗り心地ながら、ぴたっとした密着感をかなえる。

「美少女戦士セーラームーン」オフィシャルファンクラブ“Pretty Guardians”会員限定で、原作イラストを使用した特装パッケージを用意。特装パッケージのデザインは後日公開予定となっている。

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「セーラームーン」の変身アイテムをモチーフにした限定フェイスパウダー登場

バンダイが展開する化粧品ブランド「ミラクルロマンス」は、「美少女戦士セーラームーンSuperS」の作中で月野うさぎが使用する変身アイテム「クライシスムーンコンパクト」をモチーフにした限定版フェイスバウダー“ミラクルロマンス シャイニングムーンパウダー 2025 Limited Edition”(1万8150円)の予約受付を9月30日13時からバンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」で開始する。予約受付は10月22日23時まで。商品の発送は25年2月を予定している。

2018年から始まった「シャイニングムーンパウダー」シリーズは今回が7作目で、シリーズ初となる「クライシスムーンコンパクト」をモチーフに、クレマチスの花と羽を細やかにあしらったデザイン。中央の石にはキュービックジルコニアを使用、シルバーゴールドメッキと共に上品に輝き、クリアパーツの内側からは万華鏡のようなホログラムがきらめく。コンパクト中央下には、「2025」の刻印が入っていて、内側にも曲線的なモチーフとセーラー5戦士の守護星マークをあしらい、コンパクトを開くたび、繊細で美しい刻印が目に入る。

パウダーは、誰でも使いやすいクリアカラーフィニッシュパウダーを採用。ソフトフォーカス効果のある球状パウダー配合で、ベールをまとったような自然に美しい肌へ導く。板状粉体と球状粉体を組み合わせたパウダーは、なめらかな塗り心地ながら、ぴたっとした密着感をかなえる。

「美少女戦士セーラームーン」オフィシャルファンクラブ“Pretty Guardians”会員限定で、原作イラストを使用した特装パッケージを用意。特装パッケージのデザインは後日公開予定となっている。

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「ヴィヴィアーノ」“大人らしさ”を手に入れ新境地へ 服とバラに愛を込めて

ヴィヴィアーノ・スー(Viviano Sue)=デザイナーによる「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」が勢いづいている。ウィメンズの2025年春夏コレクションは、武器である“かわいい”クリエイションに大人のムードが加わり、ブランドの世界観をさらに強固にしつつある。ショー会場はスペイン様式の建築が美しい小笠原伯爵邸で、BGMはエディット・ピアフ(Édith Piaf)の「La Vie en rose」(邦訳:バラ色の人生)だ。

ガーデニングと服作りの共通項
天塩にかけて育てる愛

前シーズンは、自身の生い立ちに向き合い、生まれ故郷である中国のエッセンスを落とし込んだ。続く今季は、ヴィヴィアーノ=デザイナー自身の庭を着想源にしており、コレクションテーマも“My Garden”と直球だ。「大好きなバラを育てる中で、植物を育てることと、服作りはとても似ていると気づいた。適切な形で愛を注ぐほど、どちらも良い結果を返してくれる」。全33ルックのうちコレクションピースは3体で、8色のグリーンのチュールを使用したガウンは、葉や木々のグラデーションを表現。ラッフルが胸元を飾るパステルピンクのドレスは、木々の中に佇む一輪のバラを、ホワイトドレスは、人間と自然の調和を表したという。

コレクションには、さまざまな形でバラのモチーフを散りばめる。シルクのバラをあしらったウールコートや、朝露のような小粒のパールが全面に付くチュールブラウス、白地に金色のバラをジャカードで描いたパフスリーブドレス、ピンクのバラをプリントしたチュールドレスなどは、「ヴィヴィアーノ」らしい華やかさ。中でも、「この生地かわいいでしょう?」とデザイナーが推すのは、グリーンのミニドレスに用いた、スパンコールをチュールで挟んだ生地だ。

大人なかわいさへ脱皮
ビジネス拡大を視野に

新たに加わった大人のムードは、ベストやパンツ、ジャケットをドッキングしたフリルドレスなど。フォーマルな要素も差し込むことで、持ち前のロマンチックな世界観を拡張し、強く磨き上げた。7月にスタートしたメンズラインとも呼応するアプローチは、ビジネスを意識したもの。「“かわいい”だけでは取り扱ってくれないショップもあるから、そうではない一面も加えなきゃと思った」とヴィヴィアーノ=デザイナー。現在の卸先は約30で、近年は売り上げを倍々のペースで伸ばしているという。

デザイナーは誰よりもショーを愛し、ゲストを楽しませようとする意識が強い。そのポジティブな姿勢が好調なビジネスにも影響しているのだろう。ショー前のリハーサルでも、モデルに前向きな言葉をかけ続ける。「Just enjoy the show!You guys are beautiful!(ショーを楽しむことに集中して。みんなきれいだよ)」。

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「ヴィヴィアーノ」“大人らしさ”を手に入れ新境地へ 服とバラに愛を込めて

ヴィヴィアーノ・スー(Viviano Sue)=デザイナーによる「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」が勢いづいている。ウィメンズの2025年春夏コレクションは、武器である“かわいい”クリエイションに大人のムードが加わり、ブランドの世界観をさらに強固にしつつある。ショー会場はスペイン様式の建築が美しい小笠原伯爵邸で、BGMはエディット・ピアフ(Édith Piaf)の「La Vie en rose」(邦訳:バラ色の人生)だ。

ガーデニングと服作りの共通項
天塩にかけて育てる愛

前シーズンは、自身の生い立ちに向き合い、生まれ故郷である中国のエッセンスを落とし込んだ。続く今季は、ヴィヴィアーノ=デザイナー自身の庭を着想源にしており、コレクションテーマも“My Garden”と直球だ。「大好きなバラを育てる中で、植物を育てることと、服作りはとても似ていると気づいた。適切な形で愛を注ぐほど、どちらも良い結果を返してくれる」。全33ルックのうちコレクションピースは3体で、8色のグリーンのチュールを使用したガウンは、葉や木々のグラデーションを表現。ラッフルが胸元を飾るパステルピンクのドレスは、木々の中に佇む一輪のバラを、ホワイトドレスは、人間と自然の調和を表したという。

コレクションには、さまざまな形でバラのモチーフを散りばめる。シルクのバラをあしらったウールコートや、朝露のような小粒のパールが全面に付くチュールブラウス、白地に金色のバラをジャカードで描いたパフスリーブドレス、ピンクのバラをプリントしたチュールドレスなどは、「ヴィヴィアーノ」らしい華やかさ。中でも、「この生地かわいいでしょう?」とデザイナーが推すのは、グリーンのミニドレスに用いた、スパンコールをチュールで挟んだ生地だ。

大人なかわいさへ脱皮
ビジネス拡大を視野に

新たに加わった大人のムードは、ベストやパンツ、ジャケットをドッキングしたフリルドレスなど。フォーマルな要素も差し込むことで、持ち前のロマンチックな世界観を拡張し、強く磨き上げた。7月にスタートしたメンズラインとも呼応するアプローチは、ビジネスを意識したもの。「“かわいい”だけでは取り扱ってくれないショップもあるから、そうではない一面も加えなきゃと思った」とヴィヴィアーノ=デザイナー。現在の卸先は約30で、近年は売り上げを倍々のペースで伸ばしているという。

デザイナーは誰よりもショーを愛し、ゲストを楽しませようとする意識が強い。そのポジティブな姿勢が好調なビジネスにも影響しているのだろう。ショー前のリハーサルでも、モデルに前向きな言葉をかけ続ける。「Just enjoy the show!You guys are beautiful!(ショーを楽しむことに集中して。みんなきれいだよ)」。

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嘘をつくぐらいだったら「嫌われてもいい」 漫画編集者・林士平がポッドキャスト番組でこぼす本音とヒット作の舞台裏

PROFILE: 林士平/漫画編集者

林士平/漫画編集者
PROFILE: 2006年に集英社に入社。「月刊少年ジャンプ」「ジャンプ SQ.」の編集者を歴任し、現在は株式会社ミックスグリーン代表取締役・「少年ジャンプ+」編集部員。現在の担当作品は「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」「HEART GEAR」「ダンダダン」「幼稚園WARS」「BEAT&MOTION」「ケントゥリア」「おぼろとまち」「さらしもの」「クニゲイ〜大國大学藝術学部映画学科〜」。過去の立ち上げ作品は「ファイアパンチ」「左ききのエレン」「地獄楽」「カッコカワイイ宣言!」「ルックバック」「さよなら絵梨」など。アニメ・舞台・イベントの監修やプロデュース、アプリ「World Maker」企画なども手掛けている。

「少年シャンプ+」の編集者・林士平。これまで自身が担当してきた作品は「チェンソーマン」「SPY×FAMILY」「ダンダダン」などヒット作ばかりだ。ネット上では度々「有能」と形容される林が、7月から「Amazon Music」独占配信ポッドキャスト番組「イナズマフラッシュ」を開始した。各界のトップランナーをゲストに呼び、作品の舞台裏や仕事の悩みなどを赤裸々に展開しているが、なぜ「ポッドキャスト」を始めたのだろうか。番組で吐露されてきた漫画編集者としての葛藤や、音声メディアならではの「こぼれ話」についても聞いた。

目、疲れてませんか? 音声メディアの活路

——どういうきっかけでポッドキャスト番組を始めることになったのでしょうか?

林士平(以下、林):以前、この番組のプロデューサーの石井玄さんとイベントでご一緒させてもらった時に、楽屋で「ポッドキャストの番組をやりませんか」と声をかけていただきました。それで流されるように始まったというか、音声メディアに興味があったので、良い機会なので挑戦しよう、と思った次第です。1人しゃべりが苦手なのでもう少しトークの腕を磨きたいなと、課題感を持って挑んでいます。あと、ゲストを呼べるので、自分が会ってみたい人に会える機会だと捉えています。

個人的に音声メディアに期待している点は、「ながら」でインプットできることです。仕事でもプライベートでもディスプレイを使う時間が長いので目が疲れている。まず、聴く側として可能性を感じていました。

僕は動画配信のサブスクリプションはほぼ全部入ってるものの、見る時間が取れてないんです。ダウンロードして細切れになんとか……みたいな。大好きな読書も集中力を要するので積ん読が増えていくばかり。Kindleの本棚にある冊数を数えてみたら2万冊買ってることが判明して(笑)、最近は「Audible」を聴くことも多いです。

——「イナズマフラッシュ」のメインビジュアルは「SPY×FAMILY」の遠藤達哉さん、サウンドは牛尾憲輔さんが担当していますが、これは林さんからのオファーですか?

林:プロデューサーの石井さんからの提案でした。遠藤達哉先生には私から打診させていただき、ご快諾いただけました。サウンドの牛尾さんは、石井さんからソニーミュージックさんに依頼していただいた、と伺っております。素晴らしい絵と、キャッチーで耳に残る音楽で彩っていただいて、メチャうれしいです。

——「イナズマフラッシュ」では「これ話しちゃっていいの⁉︎」という所まで語ってますよね。

林:まだ手探りなところが大きいですけど、初回ゲストとして出ていただいた津田健次郎さんがすごかったですね(笑)。声のカッコよさだけでなく、トーク力の高さにも感服しました。ゲストに話を引き出していただいてしまいました。

——実際に番組を始めてみて、手応えは?

林:パーソナリティー側として感じるのは、リスナーとの近さ。顔が見えないからかな? 肩肘を張らないでいい空気を感じてます。独特のコミュニティーを感じることがあって、ついとりとめもない話をしてしまいます。今後の課題ですね。テンポ良く、リスナーの皆さまに面白い、役立つと思ってもらえるトークの濃度を上げていきたいです!あと、リスナーの皆さまからのメールもすごくありがたいので、どしどし待ってます。

素晴らしい声優さんや、コンテンツを作っている社長さん、脚本家さん、歌手の方や俳優さん、芸人さん、実写・アニメの監督など、第一線のさまざまな職種の方とお話ししていこうと企画中なので、全てのトークが、編集者としての糧になっている、いくであろうと実感しております!

——第2回では、アップル(Apple)から電話がかかってきたという話もされてました。

林:アメリカから電話があった話もしてましたね。内容は、マンガの表現についてでした。この手の表現の規制がこれからも広がっていくと厳しいことになるやも、と少し危惧しております。それでも「ジャンプ+」のアプリケーション自体が海外のプラットフォームに乗ってる限りは彼らのルールに従わなくてはいけないので複雑ですね。

——番組では、バナーの画像で胸の谷間の線を描くのも厳しいと苦言を呈されていて……。

林:ありましたね。「ジャンプ+」の場合は、7〜8カ国言語ぐらいで同時翻訳されているのですが、国によってもNGラインは全然違う。多少のローカライズは仕方がないと思っています。各国に適した表現に微調整しながらも、可能な限り全世界に作品をお届けするのも大事だと思います。

ただ、ローカライズで各国のルールに従うことは許容だとしても、日本において「日本人向け」に展開する表現のラインを他国に手渡すのは違うと思います。もっと議論していければいいんですけれど。

——難しさに直面する一方で、海外市場の可能性は大きそうです。番組ではロンドンの図書館に「ルックバック」が置いてあったと話されていて驚きました。

林:僕も驚いて、思わず写真を撮りました(笑)。売り上げで言うとフランスが大きいので、今度渡仏した際は書店さんだけでなく、図書館にも行ってみようかと思います。

「ダンダダン」は巻数が浅い時にフランスの一等地に広告を打っていただきました。フランスは日本のマンガをたくさん売ろうという意気込みが強くてありがたいです。フランス一カ国だけで、日本国内よりも売り上げている作品もありますよ。印税も日本より高いので、海外からの印税で暮らしている作家さんも増えています。

毎年、漫画の読者が世界中で増えている実感があるので、夢を見られる産業だと思います。いろいろな作品が売れて、お客さんと一緒に育っている。一方で日本の読者にまず受け入れてもらわないと意味がないので、現段階では最初から世界を狙って企画を始めることはありません。

常務にLINEで人事異動?

——林さんは「ジャンプ+」の編集者としてのイメージが強いのですが、この部署への異動は、ご自身で希望されたそうですね。

林:僕はもともと「月刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.」にいたんですけれど、なんだろうなぁ……面白いと思う作品がなかなか会議で通らなくて、自分に限界を感じていたんです。

自分の力不足が大きいですが、当時の編集方針下では「ファイアパンチ」は複数回会議に落ちましたし、「地獄楽」もなかなか通りませんでした。だんだんと、これまでとは違う場所でボールを投げてみたいと思うようになり、当時の常務にLINEをしました。

——人事ではなく?

林:常務とはお酒を一緒に飲むことが多かったので距離が近かったんです。常務に「お話があるんですけど、お時間ください」と送ったら、顔を合わせた途端「辞めるのか?」と聞かれました(笑)。「辞めたいのではなく、別の媒体でチャレンジしたい」と伝え、異動の希望を伝えました。

「ジャンプ+」に僕が入った時は、人手も作品も足りていなかったので、楽しく全力全方位で仕事をさせていただきました。あれもこれもやらないと回らない。そういう忙しさが自分には合っていたんだと思います。

——デジタルの部署になって作家さんの働き方も変わったそうですね。

林:そうですね。「ジャンプ+」の場合は、クオリティーが落ちたり健康を害したりするんだったら休む提案ができます。もちろん、休載すると読者はがっかりする。その点も踏まえて作家さんと相談しながら判断をしています。あと、作家さんや作品ごとに、週刊や月刊など連載ペースを選べますし、読み切りを365日掲載できる点も好きですね。

嘘をつくぐらいだったら「嫌われてもいい」

——漫画家さんへのフィードバックで気をつけていることは何でしょう?

林:思ったことは全部伝えちゃってます。ロジックで説明できることはみなさん納得してくれますし、分かりにくかった場合は「どうしてこの流れに?」と質問して議論すればいい。

「面白い」「つまらない」は感性によるので、「こうした方が面白いと思う」と提案はしつつ、相手に委ねます。ただ、描いたものが「つまらない」と言われたら大抵の人は傷つくので、言い方に気をつけつつも、ある程度は、敬意を持ってお伝えしているのであれば、作家さんも受け止めてくれると思っております。

逆に「面白い」と思っていないのに、お世辞を言う方がひどい気がします。お世辞は自分が作家さんに嫌われないためにつく嘘とも言えるじゃないですか。1回嘘をついたら永遠に続けないといけないのでコミュニケーションのカロリーも高い。僕は作品を良くするのが仕事なので、最悪……真摯に向き合った結果なのであれば、作家さんから嫌われてもいいんです。

あ、でも締め切りの嘘はあります(笑)。新年会などで先生たちが集合する時はヒヤヒヤしています。「ジャンプ+」では毎月5000ページを刷ってるので、入稿校了をズラさないと運営が厳しい事情もあるのですが。

——健康面やメンタル面はどうやってサポートされてますか?

林:「食べてます? 寝てます?」は打ち合わせでよく聞きます。漫画稼業は、スポーツ選手と似ているので身体のメンテナンスは大事。不健康だとメンタルにも支障が出てしまいます。

作家さんたちのスケジュールを見て、整体や鍼の予約案内をすることもありますし、この前は連載作家さんと2人でピラティスに行きました。プロだからこそ身体のケアも大事な仕事だと思ってます。

——編集者の仕事として、アニメ、舞台、映画などの監修もカロリーが高くなっていると伺いました。

林:作家さんによって関わり方はそれぞれです。「SPY×FAMILY」の遠藤先生は、隔週連載しながらアニメの脚本・美術設定・絵コンテなどを全部確認していましたし、全面的に託してくださる方もいます。

メディア展開する際は、原作の中で守らなくてはいけないことと、各メディアの約束事の落とし所をいつも探してます。昔からアフレコの現場には全話行ってましたし、最近はミュージカル脚本の調整もやりました。

——「SPY×FAMILY」ですね。

林:はい。スケジュール的に遠藤先生の監修が厳しかったこともあり、企画書を見せた上でオーディションなどは見ていただきましたが、「ここからの監修はお預けします」となりました。僕らもミュージカルの監修は初めてだったので、正直言ってかなり不安でした。ミュージカルは歌が多いし、短い時間の中で物語全てを追うのも難しい。歌が随所にあるので、自然な盛り上がりも必要です。とはいえ、物語の核となる部分が伝わらないのであれば「SPY×FAMILY」でやる意味がないし、登場人物が絶対しない言動があると、そのキャラクターが死んでしまう。脚本家や演出家の方々とは丁寧に議論を重ねました。遠藤先生には初日公演に来ていただいたのですが、緊張しながら観た記憶があります。結果的に皆さんにご満足いただけたので安心しました。

漫画における表現

——ポッドキャストで、「昔は若い時はよく怒っていた」と話されていて驚きました。林さんは順風満帆に見えるので。

林:あはは。怒りの感情は決して悪いものだけではないですからね。良い仕事を生み出すエネルギーに転換できるか、が大事だと、個人的には捉えております。

——先ほどの「アップル」の話に通じますが、表現を妥協すると物語の強度が落ちますね。表現のNGラインは曖昧な部分も多そうです。

林:そうですね。90年代によく見られた表現とか一部のギャグは、もう描けなくなってきていますよね。「今は大丈夫」でも未来はどうなるのか分からない。だからこそ「今の感性」で作ろうと思ってます。

誰も傷つかない表現は……多分、無理なんじゃないでしょうか。いたずらに誰かを傷つけるつもりはなくても、絵とストーリーがある時点で、どうしたって誰かを傷つけてしまう可能性がある。でも、傷つく範囲はどれくらいで、どういう傷なのかを自覚すること、そこの折り合いを探すのも編集者の仕事なのかなと思っています。自分ができることは「気をつけ続ける努力」しかないと思っています。

逆に「今までの普通」で傷ついてきた側の物語が出やすいのが漫画でもあるような気もしています。恋愛感情を抱かないセクシュアリティの「アロマンティック」を題材にした作品を担当させてもらったこともありますが、名前がついているだけで解決していない問題はたくさんある。こういう作品も世に出していきたいとも思っています。

——今後やりたいことは?

林:目先の話だと、あまたあるポッドキャスト番組の中で「イナズマフラッシュ」の存在感をしっかり出して、リスナーに届く番組にしていきたいです。また、ゲストの皆さまと、この場だけでなく、番組から生まれる何か、をお届けしていけたらうれしいなと願っています。

編集者としては、あと5年……10年は走り続けたいですね。あとは「イナズマフラッシュ」もそうですが、いろんな仕事ができるようになったので、毎日刺激で溢れてます。全部、漫画に生かせていければと思います。

PHOTOS:MIKAKO KOZAI(L MANAGEMENT)

■林士平のイナズマフラッシュ
毎週月曜日午前6時に最新エピソードを配信
メインビジュアル:遠藤達哉
サウンド:牛尾憲輔(agraph)
プロデューサー:石井玄(玄石)
制作:ニッポン放送
https://www.amazon.co.jp/inazumaflash

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【2024年クリスマスコフレ】かじえり「エナモル」が初のホリデーアイテム“ハイライト&シェーディングパレット”を発売

ユーチューバーのかじえり(KAJIERI)がプロデュースするコスメブランド「エナモル(ENAMOR)」は11月20日、初のホリデー限定アイテムとして、ハイライターとシェーディングをセットにしたパレット“ジュエリーグロウニュアンスマルチシェード”(限定2種、各2750円)を公式オンラインサイト限定で発売する。予約は11月1日に受け付けを開始する。

同商品は、濡れたような水艶をかなえる人気の“ジュエリーグロウハイライター”と、ブラウンやグレー、ブラックの影色をバランス良く配合したシェードカラーをセットにした2色フェイスパレット。カラーは大人っぽくヘルシーに仕上げるゴールド系の“シャンパンクォーツ×シェード”と、かわいらしい印象と透明感を与えるピンク系の“ローズクォーツ×シェード”の2種で、シェーディングは両カラー共通だ。パッケージはホリデーらしい黒とゴールドで特別感を演出している。

かじえりは、「一般的にハイライトとシェーディングは『カラーアイテムよりそんなに大きく印象を変えられないだろう』と重要視されないことが多いが、実は逆。印象を大きく変えられる必須アイテムはハイライト&シェーディングのコントゥアリングであり、まさにメイクの"影の主人公"。光と影を操ることで立体感を演出し、本来の自分を何倍も底上げしてくれる」とコメントした。

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「ギャップ」からディズニー限定コレクション 90年代カレッジライクなウエアと小物

「ギャップ(GAP)」は、ディズニーのキャラクターをモチーフとした、限定コレクションを発売した。「ギャップ」公式オンライン、また10月8日までオープンする、ジェイアール京都伊勢丹でのイベント「ディズニー・ザ・マーケット」期間限定店舗などで、順次取り扱う。

90年代カレッジライクな
ウエアや小物をラインアップ

本コレクションは、1990年代のバーシティースタイルに着想を得て、ミッキーをはじめとするキャラクターと「ギャップ」ロゴを配し、キッズサイズを含むウエアや小物をラインアップする。アイテムは、ミッキーを散りばめたデニムジャケット(1万9900円)やカーキ色のパンツ(9990円)、Vネックセーター(7990円)、バックポケットに大きくミッキーをあしらったバギージーンズ(1万4900円)、背面にキャラクターが勢ぞろいしたオックスフォードシャツ(1万2900円)、グラフィックを敷き詰めたパーカ(1万2900円)とスエットパンツ(9900円)、トートバッグ(1万2900円)、クロップド丈のカレッジ風スエット(8990円)、リボン柄を配したデニムスカート(8990円)キャップ(3990円)などのほか、キッズサイズとベビー向けのアイテムもラインアップする。

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「ギャップ」からディズニー限定コレクション 90年代カレッジライクなウエアと小物

「ギャップ(GAP)」は、ディズニーのキャラクターをモチーフとした、限定コレクションを発売した。「ギャップ」公式オンライン、また10月8日までオープンする、ジェイアール京都伊勢丹でのイベント「ディズニー・ザ・マーケット」期間限定店舗などで、順次取り扱う。

90年代カレッジライクな
ウエアや小物をラインアップ

本コレクションは、1990年代のバーシティースタイルに着想を得て、ミッキーをはじめとするキャラクターと「ギャップ」ロゴを配し、キッズサイズを含むウエアや小物をラインアップする。アイテムは、ミッキーを散りばめたデニムジャケット(1万9900円)やカーキ色のパンツ(9990円)、Vネックセーター(7990円)、バックポケットに大きくミッキーをあしらったバギージーンズ(1万4900円)、背面にキャラクターが勢ぞろいしたオックスフォードシャツ(1万2900円)、グラフィックを敷き詰めたパーカ(1万2900円)とスエットパンツ(9900円)、トートバッグ(1万2900円)、クロップド丈のカレッジ風スエット(8990円)、リボン柄を配したデニムスカート(8990円)キャップ(3990円)などのほか、キッズサイズとベビー向けのアイテムもラインアップする。

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【スナップ】モノトーンに染まる「ギャルソン」ラバー 全身からあふれ出すブランドへの愛

「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は9月28日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。純白のラストルック以外を黒が占めた昨シーズンの“怒り“の感情を起点としたコレクションのムードが今季のショー会場周辺に広がり、白黒モノトーンのグラフィカルな装いの来場者が集まった。

「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーは安定した高い着用率を誇る。さらに、同日にショーが行われた「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」の「リーボック(Reebok)」との新作コラボスニーカーや、「コム デ ギャルソン」2024年春夏コレクションで協業した「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」のトー部分が分裂したダービーシューズを履きこなす強者も現れた。川久保玲デザイナーを想起させる、切りっぱなしボブのヘアスタイルもあふれんばかりの“ギャルソン愛“を醸し出していた。

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毒気復活の「ミューラル」 全てはファンと産地と自身のために

「ミューラル(MURRAL)」の2025年春夏シーズンは、村松祐輔と関口愛弓のデザイナー2人の実直さを映し出したコレクションだった。自分自身と産地、そしてファンに向き合うモノづくりをさらに強く意識した結果、クリエイションにさらなる深みを与えたようだ。

「ミューラル」は、“日常に少々のドラマチックを”をコンセプトにしてきた。前シーズンは洗練されたコレクションを意識したが、「きれいにまとまり過ぎてしまった」と村松デザイナーは言い、今季は着る人の気分を高揚させる洋服の美しさを再考した。デザイナー2人が好きなものを改めて突き詰め、美しさの中に潜む“アク”を見いだしたという。インスピレーション源は、ドイツ人植物学者カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt)による植物図鑑「芸術の原型」。モノクロの色調で、花のクローズアップをひたすら掲載した作品であり、グロテスクなほどに植物の構造を観察することができる。

ひと癖あるディテールの連続
退廃感や不気味さを仕込む

ファーストルックは、種をイメージしたメッシュキャップに、花柄のようなペイントがにじんだロングスリーブドレスだ。関口デザイナーのオイルペインティングで描いたモチーフをプリントしたもので、同柄のオールインワンやキャミソールドレスも続いた。ほかにも、コレクション全体を通して花のディテールを落とし込んだ。アブストラクト柄のニットドレスが、実は花柄だったモチーフを削り出して作ったものだったり、バルーンシルエットのミニドレスは奇妙な釣鐘型の花の形を模していたものだったり、ひと癖あるディテールを加える。タンクトップを彩るコード刺しゅうは植物のツタを、チンツ加工でレザー調にしたサテンのボレロは艶かしい花の艶感に着想しており、単なるフラワーモチーフの再現に終わらない点が「ミューラル」らしさを強めている。カラーパレットにブラックを多用したのは、「芸術の原型」がモノクロのためで、退廃感と不気味さを表現したからだ。

アクセサリーにも「ミューラル」らしい“ドラマチック”を盛り込んだ。ブランド初となるレザーバッグはスクエア型のボディーで、日常使いするアイテムだからこそ、得意とする繊細な刺しゅうで華やかにデコレーションした。チェーンとガラスビーズで作る人気のボディージュエリーは、艶消し加工のマットビーズで スカートやミニドレスを編み上げ、“着るジュエリー”にアップデートした。

デザイナー肝入りの産地協業
「ここにしかない技術」で作ったフラワーモチーフ

また、今シーズンも産地との協業を積極的に行い、新潟のニットや京都のプリント技術を用いた。中でも、村松デザイナーが「どうしてもみなさんに知ってほしい」と熱量を注いだのが、オーガンジーのドレスやスカートだ。フラワーモチーフの刺しゅうは、石川県のとある機屋が手掛けたもの。今年1月の能登半島地震で被害を受け、経営存続の危機だったところ、2人は無理を承知で協力を依頼した。花のデザインにはコード糸とコットン糸、レーヨン糸、かすり染め糸の4種類を使っている。特にコード糸はかなりの太さで、国内では同工場のミシンでしか縫い付けができないという。「時間と手間がかかる技術だが、これからの服作りにつながるものを一緒に作りたかった。この機屋の存在をできるだけ多くの人に伝えたい」。

多額の予算を投じてまでショー形式での発表を続けるのは、ビジネスのためであり、ファンのためでもある。「ただファッションが好きで、ブランドを愛してくれる人に伝えたいし、楽しんでほしいから。僕たちのショーのゲストは、一般の顧客さまが4割で、ここまで多いブランドはなかなかないと思う」。ショーを通じて届けるファンや作り手への愛情の強さは、フィナーレでのデザイナー2人の深々としたお辞儀が証明していた。

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高園あずさが自身のブランド立ち上げ インフルエンサーブランドとの違いは

マークスタイラー「アングリッド(UNGRID)」の元クリエイティブ・ディレクター、高園あずさが9月1日、自身のブランド「ジゼルフ(JSELF)」を立ち上げた。「そのまま」を意味する「as it is.」をコンセプトに、「まとうことで心地よく自信につながるもの」を軸としたオリジナルのアパレルやライフスタイルグッズなどを提案。ブランド名には、年を重ねながら仕事や家庭、子育てに追われる毎日でも「Just be Myself」、「自分らしく、自分自身の人生も諦めずに歩もう」というメッセージを込めた。

デビューコレクションでは、アパレル15型に加え、スキンケアブランド「ソエル(SOEL)」とコラボレーションした天然由来成分100%のマルチバームと2色のカラーリップ、佐賀県を代表する伊万里鍋島焼窯元「畑萬陶苑」による陶器のリップケースを発表する。アパレルは、高園が得意とするデニムのショート丈ジャケット(3万800円)やストレートルーズパンツ(2万7500円)、シアー素材に金糸と綿糸の刺しゅうやスパンコールをデザインしたブラウス(2万9700円)やラップスカート&パンツ(同)などがそろう。

こだわりは、「一つのアイテムを何通りも楽しめて、いろんな自分を表現できるという奥行きを持たせていること」と高園。例えば、裏表の色の変化だけでなく、パターンにもこだわったリバーシブルのジャケットや重ね着も別々の着用もできるスカートとパンツのセット、コンシールファスナーを仕込ませて3〜4通りも着回せるダウンコートなど、1枚にさまざまな仕掛けと工夫を取り入れた。「ファッション以外にもお金を費やす現代において、1着何を買うかにすごく悩む方が多いと思うんです。クローゼットに15型しか並ばないのであれば、それらでシーズンをどう乗り越えられるのか、個性をどう表現できるのか、楽しめるのかを考えた時に、特徴的なデザインではなく、1着1着を突き詰めることで『ジゼルフ』の価値を高めていくことを意識しました」。

リップマニアの高園が生み出した渾身のレッドとベージュ

企業やブランドとのコラボレーションも積極的に実施する。まずは「ずっと美容の仕事をしたかった」とコスメを作ることを決め、「ソエル」とカラーリップ2種とマルチバームを制作。中でもカラーリップは、多くて15本、最低5本は持ち歩くほどリップ好きの高園が選び抜いたレッドとベージュを作った。「大好きなコスメの中でも、シーンで使いやすいレッドとベージュは私の鉄板カラー。でもいつも“これ!”という色がなく、複数を混ぜて使っていたんです。今回オリジナルを作るにあたって、1色1本で決まる渾身の2色を考えました。ブランドの女性像を表現する色です」。そして、そのカラーリップのデザインと合わせて制作したという陶器のリップケースは、高園の地元である佐賀で伊万里鍋島焼の窯元として98年の技術を伝承する「畑萬陶苑」と協業。老舗の伝統とセンスに惹かれたこと、そして過疎化が進む地元の魅力を発信していきたいという思いから実現した。

インフルエンサー・ブランドではなく、デザイナーズ・ブランドとして

「ジゼルフ」のコンセプトは、「全てオリジナルで発信していくこと」。アパレルは高園のこれまでの経験や知識を活かしたアイテムをまずは15型に限定して展開する。それ以外にブランドの要とするのが、毎シーズン発表するコラボレーショングッズだ。あらゆる分野のプロとタッグを組むことで、本質を追求した新しいモノ作りを掲げる。「経験のないアパレル以外については他ブランドからセレクトするのではなく、コラボレーションすることで、ブランド全アイテムをオリジナルで発信していくことに価値を置いています。私自身、30代半ばになり、これから自分が使い続けたいものって品質や成分など信頼できるものだなって。であれば、ビューティや陶器などその道のプロと一緒に作ることで、本物の価値をブランドとして見出せていけると思ったんです」。

「アングリッド」時代から抱える高園のインスタグラムのフォロワー数は14万を超える。彼女のような大手アパレル企業のブランドディレクター出身で独立し、自身のブランドを立ち上げるインフルエンサーは今やめずらしくないが、そうしたブランドとは一線を置く。「広告は一切うたず、従来のプロモーションもせず、できるだけ私が前に立つ形で商品を発信することもしないつもりです。あくまで主役は商品。モノ自体やブランドの思いを通じて商品を買ってもらえるよう育てていきたいし、デザイナーズブランドとして届けられるようになっていきたいと考えています」。

来年には、セレクトショップや地方ショップへの卸を始める計画で、3年以内には西と東に1つずつ旗艦店を構えたいと話す。「デリバリーはまず月2回ですが、数も増やしながら、向かうべき方向に一つ一つ進めていきたいと考えています」。

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高園あずさが自身のブランド立ち上げ インフルエンサーブランドとの違いは

マークスタイラー「アングリッド(UNGRID)」の元クリエイティブ・ディレクター、高園あずさが9月1日、自身のブランド「ジゼルフ(JSELF)」を立ち上げた。「そのまま」を意味する「as it is.」をコンセプトに、「まとうことで心地よく自信につながるもの」を軸としたオリジナルのアパレルやライフスタイルグッズなどを提案。ブランド名には、年を重ねながら仕事や家庭、子育てに追われる毎日でも「Just be Myself」、「自分らしく、自分自身の人生も諦めずに歩もう」というメッセージを込めた。

デビューコレクションでは、アパレル15型に加え、スキンケアブランド「ソエル(SOEL)」とコラボレーションした天然由来成分100%のマルチバームと2色のカラーリップ、佐賀県を代表する伊万里鍋島焼窯元「畑萬陶苑」による陶器のリップケースを発表する。アパレルは、高園が得意とするデニムのショート丈ジャケット(3万800円)やストレートルーズパンツ(2万7500円)、シアー素材に金糸と綿糸の刺しゅうやスパンコールをデザインしたブラウス(2万9700円)やラップスカート&パンツ(同)などがそろう。

こだわりは、「一つのアイテムを何通りも楽しめて、いろんな自分を表現できるという奥行きを持たせていること」と高園。例えば、裏表の色の変化だけでなく、パターンにもこだわったリバーシブルのジャケットや重ね着も別々の着用もできるスカートとパンツのセット、コンシールファスナーを仕込ませて3〜4通りも着回せるダウンコートなど、1枚にさまざまな仕掛けと工夫を取り入れた。「ファッション以外にもお金を費やす現代において、1着何を買うかにすごく悩む方が多いと思うんです。クローゼットに15型しか並ばないのであれば、それらでシーズンをどう乗り越えられるのか、個性をどう表現できるのか、楽しめるのかを考えた時に、特徴的なデザインではなく、1着1着を突き詰めることで『ジゼルフ』の価値を高めていくことを意識しました」。

リップマニアの高園が生み出した渾身のレッドとベージュ

企業やブランドとのコラボレーションも積極的に実施する。まずは「ずっと美容の仕事をしたかった」とコスメを作ることを決め、「ソエル」とカラーリップ2種とマルチバームを制作。中でもカラーリップは、多くて15本、最低5本は持ち歩くほどリップ好きの高園が選び抜いたレッドとベージュを作った。「大好きなコスメの中でも、シーンで使いやすいレッドとベージュは私の鉄板カラー。でもいつも“これ!”という色がなく、複数を混ぜて使っていたんです。今回オリジナルを作るにあたって、1色1本で決まる渾身の2色を考えました。ブランドの女性像を表現する色です」。そして、そのカラーリップのデザインと合わせて制作したという陶器のリップケースは、高園の地元である佐賀で伊万里鍋島焼の窯元として98年の技術を伝承する「畑萬陶苑」と協業。老舗の伝統とセンスに惹かれたこと、そして過疎化が進む地元の魅力を発信していきたいという思いから実現した。

インフルエンサー・ブランドではなく、デザイナーズ・ブランドとして

「ジゼルフ」のコンセプトは、「全てオリジナルで発信していくこと」。アパレルは高園のこれまでの経験や知識を活かしたアイテムをまずは15型に限定して展開する。それ以外にブランドの要とするのが、毎シーズン発表するコラボレーショングッズだ。あらゆる分野のプロとタッグを組むことで、本質を追求した新しいモノ作りを掲げる。「経験のないアパレル以外については他ブランドからセレクトするのではなく、コラボレーションすることで、ブランド全アイテムをオリジナルで発信していくことに価値を置いています。私自身、30代半ばになり、これから自分が使い続けたいものって品質や成分など信頼できるものだなって。であれば、ビューティや陶器などその道のプロと一緒に作ることで、本物の価値をブランドとして見出せていけると思ったんです」。

「アングリッド」時代から抱える高園のインスタグラムのフォロワー数は14万を超える。彼女のような大手アパレル企業のブランドディレクター出身で独立し、自身のブランドを立ち上げるインフルエンサーは今やめずらしくないが、そうしたブランドとは一線を置く。「広告は一切うたず、従来のプロモーションもせず、できるだけ私が前に立つ形で商品を発信することもしないつもりです。あくまで主役は商品。モノ自体やブランドの思いを通じて商品を買ってもらえるよう育てていきたいし、デザイナーズブランドとして届けられるようになっていきたいと考えています」。

来年には、セレクトショップや地方ショップへの卸を始める計画で、3年以内には西と東に1つずつ旗艦店を構えたいと話す。「デリバリーはまず月2回ですが、数も増やしながら、向かうべき方向に一つ一つ進めていきたいと考えています」。

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「ヴァレンティノ」2025年春夏コレクション

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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民藝の美をウエアで表現する「ソサエティ オブ ローカル アーツ」 が高島屋横浜店でポップアップを開催

民藝をテーマにしたファッションや小物を手掛ける「ソサエティ オブ ローカル アーツ(SOCIETY OF LOCAL ARTS)」は10月1〜8日、高島屋横浜店でポップアップストアを開催する。これは、高島屋横浜店65周年の記念イベントの一環で、民藝界で人気の島根・出雲の「出西窯」からインスピレーションを得たカプセルコレクションを販売する。

釉薬の美しいグラデーションを表現

カプセルコレクションのテーマは、“職人たちの質感”で、窯元で出会う職人たちのワークウエアから着想を得ている。ウエアには、静岡・浜松市で生産され染められたフェード感のある表地や京都手捺染の久山染工でオリジナル制作された素材を使用。「出西窯」の器の特徴である “呉須(ごす)”という青色の釉薬の美しいグラデーションを表現したウエアや小物をそろえる。価格は、ウエアが 3万800〜9万3500円、小物が7700円〜。

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回転寿司チェーン5位「元気寿司」を展開するゲンキGDC、逆輸入の高級寿司業態「京都千両」センス良し!インバウンド客をワシ掴み

【記事のポイント】 ●回転ずしチェーン業態売上5位、「元気寿司」「魚べい」などを展開する株式会社Genki Global Dining Concepts(旧社名:元気寿司株式会社/東京都台東区、代表取締役:東 光法氏)が9月13日、JR京都駅前に高級寿司業態「京都千両」をオープンした。インバウンドに全振り。ほか新業態の予定あり。ゲームチェンジからの下剋上となるか?
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回転寿司チェーン5位「元気寿司」、逆輸入の高級寿司業態「京都千両」センス良し!インバウンド客をワシ掴み

【記事のポイント】 ●回転ずしチェーン業態売上5位、「元気寿司」「魚べい」などを展開する株式会社Genki Global Dining Concepts(旧社名:元気寿司株式会社/東京都台東区、代表取締役:東 光法氏)が9月13日、JR京都駅前に高級寿司業態「京都千両」をオープンした。インバウンドに全振り。ほか新業態の予定あり。ゲームチェンジからの下剋上となるか?
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ザボディショップジャパンが本国親会社の100%子会社に 英国事業は英国投資会社が買収

イギリス発の自然派化粧品ブランド「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」を展開するザボディショップジャパンはこのほど、ザボディショップ グループ リミティッドの100%子会社になった。これは、英国のザボディショップインターナショナルリミティッドが9月6日付で英国を拠点とする投資会社アウレアグループ(AUREA GROUP)に買収され、同グループの下で再建を目指すことになったため。

同ブランドの英国事業は2月、破産管財人の管理下に入り店舗閉鎖や人員削減を進めながら買い手を探していた。その中でザボディショップジャパンは、英国法人との間に資本関係は存在せずグローバルフランチャイズ・パートナーとして「ザボディショップ」商品の日本における輸入・販売を継続していた。

英国事業は再生を図る

英国事業は今後、アウレアグループの創業者の一人であるマイク・ジャタニアがエグゼクティブ・チェアマン、最高経営責任者(CEO)に元モルトンブラウンCEOのチャールズ・デントン氏が就き、共同で再生の舵取りを行い、「ザボディショップ」が開拓したエシカル・ビューティ分野における世界的なリーダーシップとしての復活を目指す。

チャールズCEOは「長年尊敬してきた『ザボディショップ』を率いることになり、本当にわくわくしている。事業を再生するには、大胆な行動と消費者中心で商業的に機敏な考え方が必要だ。この先には持続可能な未来が待っていると信じている。経営陣と緊密に協力しながら、ブランドのユニークで価値観主導の独立精神を取り戻すことを目指す」とコメントする。

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ザボディショップジャパンが本国親会社の100%子会社に 英国事業は英国投資会社が買収

イギリス発の自然派化粧品ブランド「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」を展開するザボディショップジャパンはこのほど、ザボディショップ グループ リミティッドの100%子会社になった。これは、英国のザボディショップインターナショナルリミティッドが9月6日付で英国を拠点とする投資会社アウレアグループ(AUREA GROUP)に買収され、同グループの下で再建を目指すことになったため。

同ブランドの英国事業は2月、破産管財人の管理下に入り店舗閉鎖や人員削減を進めながら買い手を探していた。その中でザボディショップジャパンは、英国法人との間に資本関係は存在せずグローバルフランチャイズ・パートナーとして「ザボディショップ」商品の日本における輸入・販売を継続していた。

英国事業は再生を図る

英国事業は今後、アウレアグループの創業者の一人であるマイク・ジャタニアがエグゼクティブ・チェアマン、最高経営責任者(CEO)に元モルトンブラウンCEOのチャールズ・デントン氏が就き、共同で再生の舵取りを行い、「ザボディショップ」が開拓したエシカル・ビューティ分野における世界的なリーダーシップとしての復活を目指す。

チャールズCEOは「長年尊敬してきた『ザボディショップ』を率いることになり、本当にわくわくしている。事業を再生するには、大胆な行動と消費者中心で商業的に機敏な考え方が必要だ。この先には持続可能な未来が待っていると信じている。経営陣と緊密に協力しながら、ブランドのユニークで価値観主導の独立精神を取り戻すことを目指す」とコメントする。

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かつての売上高日本一、イトーヨーカドー津田沼店が9月29日で閉店 46年の歴史に幕

イトーヨーカドー津田沼店(千葉・習志野)が、9月29日で閉店した。1977年に開業してから46年にわたって営業。80〜90年代にかけては、10年以上にわたって全国のイトーヨーカドーで売上高1位を誇った有力店だ。1970年代にはイトーヨーカドーを含め、JR津田沼駅近隣にパルコ、ダイエー、高島屋、丸井などが相次いで出店し、“津田沼戦争”などと言われたが、イトーヨーカドーの閉店によって、当時からのプレーヤーは全ていなくなった。

メッセージコーナーやフォトスポットも

19時の閉店を前に18時過ぎに店舗を訪れると、地下1階の生鮮売り場は青果や鮮魚はほぼ売り切れ。精肉は最後の割引に長い行列ができていた。上階の衣料品や寝具などの売り場には「売りつくし」のビラが多数。6階の電気店「ノジマ」の売り場には、「移転閉店」の札。新京成電鉄の新津田沼駅を挟んで向かい合うイオンモール津田沼の2階に移転するという。

7階には、客からのメッセージや開業当時の写真コーナー、フォトスポットなどが設けられ、客でごった返していた。友人と3人で訪れていた60代の女性は、「津田沼に住んでいて、ヨーカドーには結婚前からずっと通っている。他にも近くにスーパーはいくつかあるが、品ぞろえや鮮度は違う。鮮魚や精肉、惣菜はヨーカドーが一番いいと感じていた」とコメント。じっくりと客のメッセージを読み込んでいた50代の男性は、千葉・柏からわざわざ来たのだという。「柏のヨーカドーも来月(10月27日)で閉まってしまう。どんな感じなのかなと思って来てみた」と話す、熱心なヨーカドーファンだ。

向かいのイオンモールに客が流出

一方で、「今日は最終日だから来てみた。普段は、お寿司を買うときを除いてほぼイオンモールに行っている」(40代女性)という声も。「イオンモールの方が売り場が新しい感じがして、食料雑貨店の『カルディ(KALDI)』なども入っていて便利」。このコメントが象徴するように、ライバルのイオンモール津田沼(03年開業)に、若年層やファミリー層が流れていた。

19時の閉店間際になると、店の最後を見届けようと、2階の正面入り口前を客が何重にも囲んだ。新津田沼駅と直結していることもあり、安全上の理由から閉店セレモニーや挨拶はなく、さっぱりとした閉店だったが、客からは何度か拍手も起こって46年を締め括った。

イトーヨーカドーは29日に、津田沼店のほか上板橋店(東京・板橋)などを閉店。23年3月時点で、26年2月期までに計33店を閉店すると発表している。

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英「10 マガジン」日本版の勝算 増田さをり編集長が渡辺三津子に語る

PROFILE: (左)増田さをり/「10 マガジン ジャパン」編集長(右)渡辺三津子/ファッション・ジャーナリスト

(左)増田さをり/「10 マガジン ジャパン」編集長(右)渡辺三津子/ファッション・ジャーナリスト
PROFILE: (ますだ・さをり)ラグジュアリーブランドのPRを経て、2005年にコンデナスト ジャパンに入社。「ヴォーグ ジャパン」編集部で要職を歴任し、08年にファッション・ディレクターに就任する。表紙撮影や海外でのファッションストーリーなどを担当したほか、多くのデザイナーインタビューも行った。23年2月に独立し、同年11月に「10 マガジン ジャパン」編集長に就任 PROFILE:(わたなべ・みつこ)資生堂「花椿」や「フィガロ ジャポン」「エル ジャポン」編集部を経て、2000年にコンデナスト ジャパンに入社。08年に現「ヴォーグ ジャパン」編集長に就任し、本誌だけでなくデジタルコンテンツの強化を13年以上にわたって進めた。22年に独立し、エディトリアル・ディレクターやファッション・ジャーナリストとしてさまざまな分野で執筆やプロデュースを行う

英国発ファッション誌「10 マガジン(10 MAGAZINE)」の日本版が9月18日に創刊した。編集長は「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」でファッション・ディレクターだった増田さをりで、出版は世界文化社が担う。メディア事業が多角化する中、新たな紙媒体を発行する狙いとは。同誌にも参画し、「ヴォーグ ジャパン」時代の盟友である渡辺三津子が聞いた。

「10 マガジン」とは

渡辺三津子(以下、渡辺):さをりさんとは「ヴォーグ ジャパン」編集部で長く一緒に仕事をしてきたので、編集長となったさをりさんと新雑誌創刊の過程をご一緒できてとてもうれしいです。まずは、「10 マガジン ジャパン」の説明をお願いします。

増田さをり(以下、増田):「10 マガジン」はソフィア・ネオフィトゥ・アポストロウ(Sophia Neophitou-Apostolou)がロンドンで2000年に創刊しました。ソフィアはもともとスタイリストで、インディペンデントマガジン激戦区のロンドンで同世代の人たちが雑誌を出すのを見て、自分が発信できるビジュアル誌を作りたいと考えたそうです。同時にスタイリストとして「ヴォーグ」でも日本や中国、ロシア版などに関わり、私はそこで知り合いました。UK版は1冊約600ページもあり、家に置いて長く楽しんでほしいという考え方で、半年に1回、ウィメンズとメンズ版両方出版されています。今回の日本版はそれを合わせた作りで、創刊号は約340ページあります。

渡辺:内容はファッション、ビューティ、ジュエリーだけでなく、カルチャー、アート、旅など多岐にわたり、ビジュアルの力強さが印象的です。

増田:ロンドンはスタイリストもフォトグラファーも面白い人が常に周りにいるので、若手のクリエイティブな人材が出てきやすい環境です。ライターもSNSで連絡してくるので、興味があればすぐ編集者が会っていますし、スージー・メンケス(Suzy Menkes)やサラ・モーア(Sarah Mower)ら業界の第一線で活躍している人々も執筆しています。

渡辺:ロンドンはファッションを学べる学校が多く、世界中から若者が集まるという背景もあるでしょうね。そのあたりは日本も学ぶべきところがあると感じます。「10 マガジン」としては、そういう個性的な才能やジャーナリスティックな視点を重要視しているのですね。

増田:ものの見方がはっきりある方に参加していただきたい。撮影に関しては、今回の創刊号では日本的あるいはアジア的、つまり「西から」ではなく、「東から見たファッション」という視点を提案したかったので、関わる方たちもそういう絞り方になりました。

渡辺:今号の全体のテーマはソフィアと話し合って決めたのですか?

増田:全体のテーマは各国共通で、“Renaissance, Renew, Rising”でした。「多様なことを同時にできる才能を持った人々が新しい時代を開拓していく」という趣旨なのですが、それぞれの国でどういう誌面を作るかは自由です。毎週4カ国の編集長とのミーティングがあり、特集のテーマなどを共有します。制作したものはドロップボックスにビジュアルとテキストが順次上がるので、すぐジャッジできます。どの国の何を選んでどうエディットするかも自由なんです。

渡辺:私が今まで経験したグローバルマガジンでは、使用に際してある程度、許可や交渉が必要でしたが手間がなくていいですね。日本制作と海外のものとの割合はどれくらいでした?

増田:半々ぐらいで、日本が少し多いです。旅やデザインのテーマも面白かったので予定より他国のものが多めになりました。それと、4カ国とも同じ9月18日発売なんです。組織が小さいから(笑)、カジュアルな良さやライトさがある。それは一つのメリットだし、新しい形なのかなと思います。

渡辺:その共有の速さと自由さは少し驚き(笑)。インディペンデントな雑誌として25年間継続しているのはすごいことですね。

増田:ソフィアが編集者であると同時にものすごくビジネスマインドを持った人だからで、続けながら学んできたのだと思います。

渡辺:最初にオファーを受けた時はどう感じたの?

増田:迷いはなかったです。実際、日本でインディペンデントマガジンを1人でできるのかはちょっと不安でしたけど。1年前に創刊した「10 マガジン」US版の編集長が、昔「ヴォーグ ジャパン」のNYオフィスにいた同僚だったことも大きな助けになりました。

渡辺:さをりさんは、「ヴォーグ ジャパン」ではファッション・ディレクターでしたが、今回は会社を立ち上げて編集長になり、どこが一番違いましたか?

増田:大変だったけど面白かったのは、この年齢になっても新しいことが学べたこと。編集作業の一つ一つが改めて楽しいと感じられました。写真を見るだけでうれしく、テキストを読んで感動して。こんな気持ちになれたのはひさびさで、最初の読者として感動できたことが一番うれしかった。

渡辺:一通りいろいろなことを経験してきた後に、さらに心が動くことに挑戦できたのは素晴らしいと思います。さをりさんはブランドのPRの経験もあり、マルチなタレントを発揮している先駆け的な1人ですよね。これは一度どこかで発表したかったのですが、さをりさんを「ヴォーグ」に呼びたいと発案したのは私なんですよ(笑)。語学の堪能さだけでなく、世界のファッション業界の人々と“同じ言語”でコミュニケーションできる希少な存在だと思ったからです。そんなさをりさんが作るグローバルマガジンの今後が楽しみです。

増田:大丈夫かな(笑)。デジタルと違い、紙の媒体はページをめくる体験ができて、考えながら戻ることもできる。雑誌にこだわって人間味や温かみのあるものを提供したいし、瞬時に消費されるのではなく何年後かに見ても面白いストーリーだったな、こういう時代だったな、と思えるものをつくれたらいいなと考えています。

インディペンデント誌の強み

渡辺:ここ数年で「10 マガジン」はさまざまな国で創刊していますが、グローバル戦略の動きがあるのですか?

増田:伝統的な出版社の動きが新しい時代への対応に追われて最近、変化してきたという背景はあるかもしれません。そこで、小回りの利く媒体の強みが生かされるのではないかと。

渡辺:なるほど。それには、オリジナリティーとクオリティーを常に高く保つ必要がありますよね。

増田:ただの情報提供ではなく、誰かの視点が大切で、それが強ければ読者の意識にも残るし、同時にその時代を反映するものになると思います。実際、UKではテキストが面白くなければリライト依頼やボツになることもある。写真家も無難にきれいに撮るのではなく、「この人でなければ撮れない写真」ということに私もこだわりました。ビジョンがなければ何かを伝えることはできないと感じます。

渡辺:ちょっと心配になりましたが、私の日本デザイナーの特集の原稿は大丈夫だったでしょうか?

増田:急に何ですか(笑)。読んですぐ面白かったって伝えたじゃないですか。

渡辺:「10 マガジン」の基準がそんなに厳しいと今知ったから(笑)。一方で編集とは別の話ですが、幅広い部数を狙う雑誌ではないからこそ、そのビジネスモデルも気になります。

増田:「10 マガジン」の営業担当は、実は世界全体でロンドンに1人だけなんですよ(笑)。やっぱり最終的にはクリエイティビティーなのだと思うんです。より強く、よりエッジィな視点で他と差別化できるコンテンツが作れるということが一番の強みになり、広告のクライアントに対するビジネスが成立するのだと感じます。

渡辺:同じようなものばかり並んでも価値は生まれません。同質化する状況に一石投じられる存在になるといいですね。

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「セルヴォーク」が阪急うめだ本店限定のアイカラーパレット発売 繊細さ&大胆さを兼ね備えたウォーム系

「セルヴォーク(CELVOKE)」は10月16日、人気の4色アイシャドウパレット"ヴァティック アイパレット”(6820円)から、阪急うめだ本店限定カラーとして"EX12 デュアリティ”を発売する。予約は2日に受け付けを開始する。

店舗限定色は、繊細さと大胆さを兼ね備えたウォーム系のパレットだ。レディーライクにも、マニッシュにも、センシュアルにも表情を彩ることができる。マットやパール、グリッターのコントラストが多面的な魅力を演出し、シーンや気分、ファッションに合わせてさまざまなメイクパターンが楽しめる。

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ポーラや「RMK」で素肌感をもっと磨く!「ジョンマスターオーガニック」×「レスポートサック」も 今週発売のビューティアイテム13選【9/30〜10/6】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は9月30日〜10月6日に発売するアイテムを紹介します。今週は素肌感強化週間になりそうなアイテムが目白押し。スキンケアは「イプサ(IPSA)」の“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】から限定ジャンボサイズが、ポーラからはシワ改善のパイオニア、ポーラ”リンクルショット”の限定キットが登場します。「RMK」のアイコンアイテム“Wトリートメントオイル”シリーズから誕生する化粧水、刷新した「オサジ(OSAJI)」の“ベーシック スキンケア”シリーズも注目です。メイクアップでも素肌をより美しく見せるアイテムが続々と。“素肌が主役になる”「江原道(KOH GEN DO)」のポイントメイクシリーズ、韓国のコスメブランド「アイムミミ( I’M MEME )」のマルチコンシーラー、“究極の輝き”を放つ「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」のマルチユースハイライターは、美肌見せのお助けアイテムになりそうです。そのほか、第1弾も話題になった「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」と「レスポートサック(LESPORTSAC)」のコラボレーションギフトセット新作がついに登場。リップやハンドクリームにポーチを組み合わせたキットやトートバッグが発売します。即完売間違いなしなので事前チェックを忘れずに!

【10月1日発売】
イプサ
(IPSA)

人気化粧水がジャンボサイズに
ブルーの限定ボトルも 

「イプサ(IPSA)」は、人気の化粧水“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】の限定ジャンボサイズを発売する。カラーは定番のクリアに加えて、ライトブルーやブリリアントブルー、ディープブルーの全4種を用意した。肌にたっぷりと潤いを届けるブランド独自の保湿成分“アクアプレゼンターⅢ”を配合し、キメを整え滑らかでみずみずしい肌へと導く。

■商品詳細

“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】の限定ジャンボサイズ(各300mL、各6050円)

【10月1日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

“素肌が主役の”新ポイントメイクシリーズ

「江原道(KOH GEN DO)」は、“素肌が主役になる”ポイントメイクシリーズを新発売する。上品な4色アイシャドウパレット、フレッシュな血色をオンするルースタイプのチーク、自然な発光感をかなえるハイライターをラインアップする。

■商品詳細

“ミネラル 3D アイシャドウ”(全2色、4400円)
“ミネラル ルース チーク”(全2色、3850円)
“ミネラル ルース ハイライター”(全2色、3850円)。

【10月1日発売】
アイムミミ
(I’M MEME)

スティックタイプのコンシーラー

韓国のコスメブランド「アイムミミ( I’M MEME )」は、マルチコンシーラー“アイムマルチスティックデュアルコレクター”[SPF30・PA++]を発売する。カラーは全3色で、血色感を与える“ソフトピンク”、赤みをカバーする“ライトグリーン”、黄ぐすみの気になる部分の明るさをアップする “パールラベンダー”をそろえる。

■商品詳細

“アイムマルチスティックデュアルコレクター001 ソフトピンク (トーンアップコレクティング)” (2420円)
“アイムマルチスティックデュアルコレクター002 ライトグリーン(レッドスポットコレクティング)” (2420円)
“アイムマルチスティックデュアルコレクター003 パールラベンダー(イエロースポットコレクティング)” (2420円)

【10月1日発売】
キス
(KISS)

“リップアーマー”から新色&限定シリーズ

伊勢半のコスメブランド「キス(KISS)」は、“ツヤ×うるおい×落ちにくい”仕上がりで人気のティントリップ“リップアーマー”から新5色と、プランプ効果のある限定シリーズ“金のリップアーマー”を発売する。“リップアーマー”は、“透明ジェル膜”を採用したウォーターティント。“金のリップアーマー”は、プランプアップ効果で唇のぷっくり感をアップするジェル膜リップだ。

■商品詳細

“リップアーマー”(新色5色、各1430円)
“金のリップアーマー”(限定2種、各1540円)

【10月1日発売】
ポーラ

 “リンクルショット”から限定キット  

ポーラのシワ研究に挑み続けるブランド”リンクルショット”は、”リンクルショット プレミアム ボックス”を数量限定で発売する。シワを改善する医薬部外品の美容液”リンクルショット メディカル セラム”本品(20g)と首もと用クリーム“WRS プロティアン ネッククリーム”(30g)をセットにした。

■商品詳細

”リンクルショット プレミアム ボックス”(1万4850円)

【10月2日発売】
オサジ
(OSAJI)

“ベーシック スキンケア”シリーズ刷新 

「オサジ(OSAJI)」は、“ベーシック スキンケア”シリーズ(全6品、2750〜4400円)を刷新する。シリーズ初となるクレンジングミルクのほか、洗顔料や化粧水、美容液、ジェル、乳液。トライアルセットやリニューアルを記念した限定セット“チューニング ファースト セット”を数量限定で用意する。刷新に伴い、揺らぎ肌が起きる頻度を抑えるため乳酸とミネラルのバランスを黄金比で配合した。

■商品詳細

“チューニング ウォッシング フォーム”(150g 、2970円)
“チューニング クレンジング ミルク”(150g、3190円)
“チューニング ハイドレイティング ローション”(150mL、3300円)
“チューニング モイスチャー ジェル”(50g、3190円)
“チューニング リペアリング セラム”(30mL、4400円)
“チューニング エモリエント クリーム”(40g、3520円)
“ニュートラル ウォッシング フォーム”(150g 、2750円)
“ニュートラル エモリエント クリーム”(40g 、3300円)
“ニュートラル クレンジング ミルク”(150g 、2970円)
“ニュートラル ハイドレイティング ローション”(150mL、3080円)
“ニュートラル モイスチャー ジェル”(50g、2970円)
“ニュートラル リペアリング セラム”(30mL、4180円)

【10月2日発売】
グッチ ビューティ
(GUCCI BEAUTY)

“究極の輝き”を放つハイライター

「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」は、パウダージェルの滑らかなテクスチャーに微細なパールを高濃度に配合した“究極の輝き”を放つマルチユースハイライター“グッチ グロウ ハイライター”を発売する。伸びがよく肌に溶け込むようにフィットするパウダータイプのハイライターで、肌に潤いとパーリーな艶感をもたらす。カラーは全5色。

■商品詳細

“グッチ グロウ ハイライター”(各8580円)

【10月3日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ジョンマスターオーガニック」×「レスポートサック」再び

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、ライフスタイルブランドの「レスポートサック(LESPORTSAC)」とコラボレーションしたギフトセット第2弾を数量限定で発売する。リップ・ハンドクリームにポーチを組み合わせたキットや、トートバッグが登場。直営店では、それぞれのキットで好きな色のポーチ・アイテムの香りを選ぶことができる。

■商品詳細

“レスポートサック×ジョンマスターオーガニック リップ ケア ギフト”(4510円)
“レスポートサック×ジョンマスターオーガニック ハンド ケア ギフト”(7370円)
“レスポートサック×ジョンマスターオーガニック ラージ エメラルド トート”(全3色、各1万3200円)

【10月4日発売】
RMK

“Wトリートメントオイル”シリーズから化粧水誕生

「RMK」は、ブランドのアイコンアイテムである“Wトリートメントオイル”から、化粧水“Wトリートメント ローション”を発売する。ヒアルロン酸やオランダガラシエキスを組み合わせた独自の保湿成分“アクアサプライコンプレックス“などを配合し、みずみずしく軽やかなテクスチャーで水分をたっぷりと与え、柔らかな艶肌へと導く。

■商品詳細

“Wトリートメント ローション”(160mL、4180円)

【10月4日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

新ライフスタイルシリーズ誕生

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ホワイトフローラル、ミルクティーブレンド、ラシャスベリーの香りをそろえた新ライフスタイルシリーズを発売する。商品ラインアップはオードトワレ、ボディーミルク、ハンドクリーム、リップマスクなど全13アイテム。気分に合わせて選べるミニサイズの"オードトワレ ローラーボール"は、3種の香りを用意した。

■商品詳細

"ホワイトフローラル オードトワレ"(50mL、4400円)
"オードトワレ ローラーボール"(10mL、各2200円)
専用ケース(新3色、各1100円)
ボディーミルク(全3種、各250mL、各3520円)
"ホワイトフローラル ハンドクリーム ディープモイスチュア"(50g、2860円)
"リップマスク"(全3種、各7g、各1980円)
ハンドクリーム(全3種、各30g、各1540円)
"ホワイトフローラル バスソルト"(300g、3520円)
"ホワイトフローラル トリートメントヘアミスト"(200mL、3080円)
"ホワイトフローラル ヘアミルク"(100mL、3080円)
"ホワイトフローラル ヘアオイル スムースリペア"(60mL、3300円)
"ホワイトフローラル ヘアオイル ディープリペア"(60mL、3300円)
"ホワイトフローラル ファブリックフレグランス"(200mL、2970円)

【10月4日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

アイシャドウとチークに新色

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、アイシャドウパレット“テイラード カラー アイズ”とチーク“スキン グロウ ブラッシュ”からルミネ新宿2店だけの限定カラー“テイラード カラー アイズ EX07”と“スキン グロウ ブラッシュ EX04”を発売する。どちらも朝の柔らかな木漏れ日をイメージしたコーラルカラーで仕上げた。

■商品詳細

“テイラード カラー アイズ EX07”(4950円)
“スキン グロウ ブラッシュ EX04”(3300円)

【10月4日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

スタッズ130個がきらめく新アイコンリップ

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新アイコンリップ“スパイク ヴァレンティノ”を発売する。“人生を跳ね上げるリップスティック”をテーマに掲げ、スタッズをあしらったゴールドのパッケージで高発色の13色を展開する。パッケージは“ヴァレンティノ ガラヴァーニ”のバッグコレクションのロックスタッズスパイクから着想した。

■商品詳細

“スパイク ヴァレンティノ”(7250円/レフィル5280円)

【10月4日発売】
アディクション
(ADDICTION)

2024年ホリデーコレクション

「アディクション(ADDICTION)」はメタリックパステルの幻想的な“ファンタジー フリーフォール(FANTASY FREEFALL)”に着想したクリスマスコレクションを発売する。ファンタジックなホリデーの世界観を淡い光のヴェールで表現した限定キット“やベースメイクアイテムを存分に楽しめる限定キットなどをラインアップする。

■商品詳細

“ホリデー アディクション ファンタジー フリーフォール”(各7040円)
“ミニ リップ トリオ ファンタジー フリーフォール”(各4950円)
“ホリデー アディクション ベースメイクアップ コレクション 2024”(各8580円)

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【2024年クリスマスコフレ】「ヴェレダ」は植物の香りとともに心と体を潤すボディーケアセット3種

「ヴェレダ(WELEDA)」は11月1日、2024年のクリスマスコフレとして、3種のボディーケアセットを数量限定で発売する。先行予約は10月12日から。植物の豊かな香りに包まれながら心と体を潤いで満たす、ぜいたくなひと時を届ける。

“ホワイトバーチ ボディオイル ギフト”(5940円)は、グレープフルーツの香りの“ホワイトバーチ ボディオイル”とローラー機能付きのオリジナル木製カッサ“ロール付きカッサ”を組み合わせた。マッサージオイルは100mLの現品サイズで用意。全身のコリをほぐしながら、気になる体のパーツの引き締めケアをかなえる。

“ボディオイル ギフト”(3300円)は、ブランドで人気のボディーオイル6種を詰め合わせた。“ホワイトバーチ ボディオイル”をはじめ、肌のハリ艶をケアする“ざくろ オイル”、潤いを与えキメを整える“ワイルドローズ オイル”、しっとり柔らかな肌に仕上げる“ラベンダー オイル”、血行を促進し体をほぐす“アルニカ マッサージオイル”、乾燥肌にアプローチする“ヒッポファンフルーティ オイル”を10mLのミニサイズで用意。気分や目的に合わせたボディーケアを楽しむことができる。

“ハンドクリーム ギフト”(2750円)は、ハンドクリーム2種と全身用集中保湿クリーム“スキンフード”の3アイテムを10mLのミニサイズで2本ずつセットする。ハンドクリームは、夜の集中ケアをかなえる“ざくろ ハンドクリーム”と、さらっとした感触で日中に使いやすい“ヒッポファンフルーティ ハンドクリーム”をラインアップする。

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「ジャンバティスタ ヴァリ」2025年春夏コレクション

「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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「ジャンバティスタ ヴァリ」2025年春夏コレクション

「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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ビームス ジャパンと象印がコラボ 懐かしの花柄デザインを施したハンドポッドなど

ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)は10月1日、象印マホービンとのコラボアイテムを発売する。ビームス ジャパン 新宿、ビームス ジャパン 渋谷、ビームス ジャパン 京都、台湾のビームス ららぽーと台中および、ビームス公式オンラインショップで扱う。

同コラボでは、ノスタルジックなデザインのハンドポッドやTシャツなど計5アイテムを用意。1960年代後半に登場し、家庭の必需品として一世を風靡した“花柄”のマホービンのデザインを施したハンドポッド(6930円)やビームス ジャパンのレーベルカラーである橙色を採用した、日本未発売の600mLサイズのステンレスマグ(5720円)に加え、象印マホービンのロゴマーク制作に携わったイラストレーターの安齋肇が新たに書き下ろしたイラストをあしらったTシャツ(5940円)やランチョンマット(3520円)、ボトルケース(3960円)などもそろえる。

アイテム一覧

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