「アダム エ ロペ」×「ハンター」 コラボ第1弾 “ローファーミュール”を発売

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ハンター(HUNTER)」とのコラボレーションアイテム第1弾として、“ローファーミュール”(2万7500円)を3月5日に発売する。本アイテムは、2月5日から、ジュンの公式オンラインショッピングストア「ジャドール ジュン オンライン」で予約を開始した。

今回のコラボでは、アッパー部分に配された「ハンター」のアイコンともいえる赤フレームのロゴを、ブラックフレームに変更したローファーミュールを制作。耐水性レザーを使用したアッパーと、ポリエステル素材のライニングで、季節や天候に左右されずに着用が可能。さらに、軽量化を実現したEVA100%のチャンキーソールは、履き心地の良さをかなえる。ウィメンズは23.0〜25.0cm、メンズは26.0〜28.0cmを展開する。

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「アダム エ ロペ」×「ハンター」 コラボ第1弾 “ローファーミュール”を発売

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ハンター(HUNTER)」とのコラボレーションアイテム第1弾として、“ローファーミュール”(2万7500円)を3月5日に発売する。本アイテムは、2月5日から、ジュンの公式オンラインショッピングストア「ジャドール ジュン オンライン」で予約を開始した。

今回のコラボでは、アッパー部分に配された「ハンター」のアイコンともいえる赤フレームのロゴを、ブラックフレームに変更したローファーミュールを制作。耐水性レザーを使用したアッパーと、ポリエステル素材のライニングで、季節や天候に左右されずに着用が可能。さらに、軽量化を実現したEVA100%のチャンキーソールは、履き心地の良さをかなえる。ウィメンズは23.0〜25.0cm、メンズは26.0〜28.0cmを展開する。

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IMP.が「ハリアス」で初のテレビCM出演 「大人の魅力が詰まったIMP.をぜひ楽しんで」

コスメブランド「ハリアス(HARIAS)」は、ブランドを代表する製品“薬用クッションファンデーション”(全4色、各3520円)のCMキャラクターに男性アイドルグループIMP.(アイエムピー)を起用したと発表した。これに伴い、2月4日にCMキャラクター就任発表会を開催した。

佐藤新はCMのためにヘアカラーをチェンジ

IMP.は、今回が初のテレビCM出演となる。“最高のキミに、会いたい。”篇の動画は、クールな表情でメンバーそれぞれが美肌をアピールするという内容で、メンバーの佐藤新はこのCM撮影のために金髪から黒髪にイメージチェンジしたそうで、「気合を入れた作品だったので、このような初テレビCMという形で皆さんに見ていただけることがうれしいです!」とコメントした。

また、CMの見どころについて松井奏は、「CMのタイトルにもなっている『最高のキミに、会いたい』というメッセージが好きで気に入っています。大人の魅力が詰まったIMP.をぜひ楽しんでほしいし、コンサートではファンの“PINKY.”のことも見ているので、そのときには『ハリアス』を使って、最高の状態でライブに遊びに来てほしい!」と紹介した。

HARIAS社長「IMP.と共に未来を切り拓く」

「ハリアス」の“薬用クッションファンデーション”は、2月にパッケージとブランドロゴのリニューアルを行った。パッケージはブルーのデザインから、CMキャラクターを務めるIMP.のスタイリッシュな魅力を反映したデザインに変更し、より洗練された佇まいに仕上げた。

発表会に登壇した池田みどりHARIAS社長は、「『今日よりもっと美しく、キレイのその先へ』という想いは誕生以来変わることはありませんが、より力強く、確かなブランドとして新しい一歩を踏み出すという意思を込めてパッケージとブランドロゴを刷新しました。IMP.の皆さんの起用は、ブランドが新たなステージへ進む決意を示し、共に未来を切り拓いていきたいという思いを込めたものです」と述べた。

渋谷でポップアップも開催

同ブランドは2月7~9日、渋谷ヒカリエでポップアップを開催する。予約必須で、入場料は無料となる。リニューアルした“薬用クッションファンデーション”などをタッチアップおよび購入できるほか、IMP.の等身大パネルなどを展示し、“推し活”できる空間に仕上げている。

▪️最高のキミに、会いたい。- HARIAS ×IMP. Special POP UP-
日時:2月7〜9日
時間:11:00〜20:00(7日のみ12時に開場)
場所:渋谷ヒカリエホール ホールB
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9階
入場料:無料、LINEで予約必須

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「アニエスベー」も使った廃棄漁網のリサイクルナイロン「ミューロン」とは? 開発者に聞く課題や夢

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

前回に引き続きゲストには、アパレル資材を扱う商社モリトアパレルの船崎康洋サステナブルデザイン室室長代理です。モリトアパレルが開発した漁網を原料にしたリサイクルナイロン「ミューロン」とは。開発背景や「ミューロン」を通して実現したい夢を語ってもらいました。



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「ランコム」90周年記念の限定フレグランスが登場 ラズベリーリキュール香るベルベットフローラル

「ランコム(LANCOME)」は創業90周年を記念し、フレグランス“ラヴィエベル”の限定製品“ラヴィエベル レクストレ”(30mL、1万2430円)を2月7日に発売する。公式オンラインショップでは現在先行販売を行っている。

ベルベットのように優雅で滑らかな香り

調香師はクリストフ・レイノー(Christophe Raynaud)とアントワーヌ・メゾンデュー(Antoine Maisondieu)で、ラズベリーリキュール アコードとヴァイオレットリーフ​アプソリュ、カカオバター​アプソリュによる、ベルベットのように優雅で滑らかな香りが特徴だ。

ラズベリーのような魅惑的なカラーを彩るボトルはスーザン・ダルトン(Susan Dalton)によるもので、シャープなスクエアカットの中に浮かび上がる、なめらかで優美な曲線が目を引くデザインに仕上げている。

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「ディオール」が俳優アンナ・サワイをアンバサダーに起用 ドラマ「SHOGUN 将軍」でエミー賞

「ディオール(DIOR)」は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターによるウィメンズコレクションのアンバサダーに、俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)を起用した。

俳優アンナ・サワイとは?

サワイは1992年6月11日生まれ、ニュージーランド出身。真田広之が主演とプロデューサーを務めたドラマ「SHOGUN 将軍」で戸田鞠子役を演じ、第76回エミー賞でアジア人初となる主演女優賞を獲得。そのほか映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」(原題「F9」)の出演などでも知られる。

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「スイサイ」の酵素洗顔パウダーにニキビ対策タイプ&混合肌タイプが登場 肌悩み別に選べる全5種に

カネボウ化粧品のスキンケアブランド「スイサイ(SUISAI)」は3月22日、洗顔パウダー“ビューティクリア パウダーウォッシュ”シリーズから、ニキビ対策向けの“グリーン”と、かさつくのにテカる混合肌向けの“ピンク”を発売する。価格は編集部調べで、32個入りは1980円、15個入りのトライアルサイズは990円となる。

“パウダーウォッシュ”シリーズは、2種類の酵素やアミノ酸系の洗浄成分を配合した個包装タイプの洗顔料を展開。潤いを守りながら毛穴の黒ずみ、角栓、ざらつき、古い角質をさっぱりと取り除き、洗うたびに透明感がアップする。今回新たに2種が加わり、肌悩み別に選べる全5種となる。

ニキビ対策タイプのグリーン

“グリーン”はCICAモイスチャー成分を配合した洗顔料で、ニキビのできにくい肌に導く。過剰な皮脂や古い角質をオフする。ざらつきが気になる肌をさっぱりと仕上げる。

混合肌タイプのピンク

“ピンク”は、余分な皮脂を取り除く皮脂吸着パウダーやザクロ果実エキスなどの保湿成分を配合した混合肌タイプ。水分と油分のバランスを整え、しっとり滑らかな素肌に洗い上げる。

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マルタン・マルジェラの大規模オークションが落札総額3億円を記録 約1600万円のアイテムも

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の創業者であるデザイナー、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の史上最大規模のオークションが、2025年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークの初日である25年1月27日(現地時間)、パリ11区のヴォルテール大通り沿いにある廃墟で開催された。このオークションは、パリのモーリス オークション(MAURICE AUCTION)とロンドンのケリー テイラー オークションズ(KERRY TAYLOE AUCTIONS)の共催で、昨年末にアナウンスされるとSNSを中心に大きな話題となり、開催前に行われた展示会には2日間で約2000人が来場。また、関係者を招いたカクテルパーティーも開かれ、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール(DIOR)」ウィメンズ アーティスティック ディレクターや、アードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)「モスキーノ(MOSCHINO)」クリエイティブ・ディレクター、ジョバンナ・バッタリア・エンゲルバート(Giovanna Battaglia Engelbert)「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリエイティブ・ディレクターらが姿を見せた。

全ての出品物は、イタリアで高級ブランドのアパレル生産や自社ブランドを展開するキャスター(CASTER)のアンジェラ(Angela Picozzi)とエレナ・ピコッツィ(Elena Picozzi)創業者姉妹の私物だ。彼女たちは、イタリアファッション界の重要人物として知られ、当時無名だったマルタンを1980年代後半から支援していた母親グラツィエラ・ピコッツィ(Graziella Picozzi)の影響により、何十年にもわたって彼の作品を収集してきた。

アンジェラは、「出品物は、ファッション史の重要な一部であり、保護すべきものだと常に考えてきた。そして、時間が経つにつれ、マルタンの才能とビジョンがより広く知られ、研究され、語られ、そして着用されるべきだと感じるようにもなった。だからこそ、私たちは収集物を販売することを決めた」と語り、モーリス オークションの競売人サロメ・ピルソン(Salome Pirson)は「マルタン・マルジェラの世界観を反映した廃墟でのオークションの開催は、これまでのオークションにはないユニークな体験となった。多くの来場者とバイヤーに受け入れられたことを大変嬉しく思う」とコメントした。

出品物の多くは、オリジナルのパッケージに保管されているデッドストックや当時は店頭に並ばなかった非売品、さらにはマルタンが1988~89年に手掛けていたグラツィエラらとのコラボブランド「!」のアイテムまで、博物館に展示されるにふさわしいような初期作品だ。「!」は、“名前のないブランド”というコンセプトのもと4つのコレクションが制作され、88年のジャケットとベスト、ネクタイのセットや、70点のオリジナル手描きスケッチが入ったフォルダなどが出品された。また、「メゾン マルタン マルジェラ」89年春夏コレクションのジャケット制作時に使われたオリジナルの型紙や、ファックスで送られた初期コレクションのスケッチをまとめたフォルダなども登場。マルジェラは通常、スケッチを製造業者にファックスで送ることはなかったため、これらは非常に貴重な資料といえる。

だが、数ある出品物の中でも目玉は「メゾン マルタン マルジェラ」90年春夏コレクションのアイテムで、ペイントキャンバス製ブレザージャケットやパニアバッグ付きのパンツ、取り外し可能な袖が付いたスーツ、ガーゼ素材を使用したドレスのように着用するビッグベスト、複数の方法で着用可能なクリアビニールトップ、ジャボ風のブラなどは、1200~5000ユーロ(約19万~79万円)での落札が見込まれていた。

しかし、結果は予想を大幅に上回る形となり、同シーズンのブラック&ホワイトの水玉模様のウールスーツは10万1400ユーロ(約1612万円)で落札され、マルジェラの作品としては史上最高額を樹立。これに続く高額落札作品も、同シーズンのペイントキャンバス製ブレザージャケットの9万1000ユーロ(約1446万円)、パニアバッグ付きのパンツの8万5800ユーロ(約1364万円)、グレーウールジッパージャケット&パンツの6万5000ユーロ(約1033万円)、ホワイトコットンメッシュドレスの6万2400ユーロ(約992万円)だった。最終的には全270点が落札され、売上総額はフランスで開催されたファッションオークション史上最高額となる188万9000ユーロ(約3億円)を記録した。

モーリス オークションとケリー テイラー オークションズは、年に2回ファッションオークションを共催しており、これまで数々の世界記録を更新している。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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「スナイデル ビューティ」からオードトワレとチークが登場 揺れ動く繊細な心を表現

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は3月3日に100%自然由来の香料を使用したオードトワレ“ヌーン ムーン”(30mL、5170円)を、14日にパウダーチーク“ユーフォリック グロウ ブラッシュ”(全5色、各3300円)を発売する。オードトワレは2月18日から、チークは28日から店舗及び公式オンラインストアで先行予約を受け付ける。

気持ちとフュージョンするオードトワレ

“希望の兆し”とも言われるお昼の月を表す“ヌーン ムーン”の名を冠した本アイテムは、肌に溶け込み、揺れ動く心に寄り添うようなオードトワレ。刻々と変化する気持ちのように予期できないフローラルの香りで、心にそっと響く特別な香り体験をかなえる。

デザイナー角田陽太が手掛けたパッケージデザインは、女性の揺らぐ気持ちに着想した緩やかな曲線による柔らかなフォルムが特徴。ミルクガラスのような質感とニュアンスの異なるピンクの2トーンで甘さ、柔らかさ、可愛さを宿し、ブランドらしい雰囲気に仕上げた。

魅力を引き立てる“表情ブースト”チーク

“ユーフォリック グロウ ブラッシュ”は、ひと塗りで揺らぐ心の機微を映し出す新感覚の“表情ブースト”チーク。掴みどころのない曖昧な気持ちをイメージし、ブランド初の日本語名を採用した全5色で展開する。

偏光パールやガラスパールをふんだんに使いながらも、表面を滑らかに処理した微細粉体を合わせることで、シルクのようなテクスチャーを実現。さらに水性の高い粉体を使うことで、鮮やかな彩りと色持ちを高めた。パッケージデザインには、オードトワレと同じく大自然の営みの中で時間をかけて磨き抜かれた小石を思わせるフォルムを使用することで、唯一無二の個性の美しさを表現した。

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「スナイデル ビューティ」からオードトワレとチークが登場 揺れ動く繊細な心を表現

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は3月3日に100%自然由来の香料を使用したオードトワレ“ヌーン ムーン”(30mL、5170円)を、14日にパウダーチーク“ユーフォリック グロウ ブラッシュ”(全5色、各3300円)を発売する。オードトワレは2月18日から、チークは28日から店舗及び公式オンラインストアで先行予約を受け付ける。

気持ちとフュージョンするオードトワレ

“希望の兆し”とも言われるお昼の月を表す“ヌーン ムーン”の名を冠した本アイテムは、肌に溶け込み、揺れ動く心に寄り添うようなオードトワレ。刻々と変化する気持ちのように予期できないフローラルの香りで、心にそっと響く特別な香り体験をかなえる。

デザイナー角田陽太が手掛けたパッケージデザインは、女性の揺らぐ気持ちに着想した緩やかな曲線による柔らかなフォルムが特徴。ミルクガラスのような質感とニュアンスの異なるピンクの2トーンで甘さ、柔らかさ、可愛さを宿し、ブランドらしい雰囲気に仕上げた。

魅力を引き立てる“表情ブースト”チーク

“ユーフォリック グロウ ブラッシュ”は、ひと塗りで揺らぐ心の機微を映し出す新感覚の“表情ブースト”チーク。掴みどころのない曖昧な気持ちをイメージし、ブランド初の日本語名を採用した全5色で展開する。

偏光パールやガラスパールをふんだんに使いながらも、表面を滑らかに処理した微細粉体を合わせることで、シルクのようなテクスチャーを実現。さらに水性の高い粉体を使うことで、鮮やかな彩りと色持ちを高めた。パッケージデザインには、オードトワレと同じく大自然の営みの中で時間をかけて磨き抜かれた小石を思わせるフォルムを使用することで、唯一無二の個性の美しさを表現した。

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フレグランス大手コティが日本のダイレクトビジネス事業に本腰 「バーバリー」「クロエ」などを直接輸入・流通・販売へ

フレグランス大手コティ(COTY)は、日本のダイレクトビジネスモデルを拡大する。日本市場で輸入、販売、マーケティング事業を新たに展開。

7月1日以降、同社を代表する「バーバリー(BURBERRY)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「クロエ(CHLOE)」「グッチ(GUCCI)」などのビューティ製品を直接輸入、流通、販売する。これに伴いコティジャパンは、日本におけるプレステージ部門ライセンスフレグランス製品の輸入販売に関するブルーベル・ジャパンとの契約を6月30日付で終了する。ダイレクトビジネス事業の拡大は、急成長する日本市場の消費者トレンドに、機敏かつ長期的に対応することが狙いだ。

キャロライン・アンドレオッティ(Caroline Andreotti)=コティ プレステージ部門チーフコマーシャルオフィサーは、「日本は高い品質と革新性を重要視する市場と知られており、この特質はコティの象徴的なブランドの多様なポートフォリオと完全に一致する。この重要な市場において、コティが持つダイレクトビジネスモデルを拡大することで、各ブランドの存在感を強化し、顧客とのつながりを深め、ポートフォリオを日本全国に拡大することを目指す」とコメント。

山盛省作コティジャパン 職務執行者社長は、「この戦略的な動きは、日本市場の可能性に対する当社の献身と信念の表れだ。プレステージとコンシューマービューティの両部門で、よりエキサイティングなブランドや製品、体験を導入し、さまざまな消費者へ届けることを楽しみにしている」と述べた。

コティとは

コティはフレグランスやカラーコスメ、スキンケア、ボディーケアなど、アイコニックなブランドのビューティライセンスを所有する世界最大級のビューティ企業。1904年にフランス・パリで設立した。125を超える国と地域でプレステージやマス向け製品を販売する。直近では「スワロフスキー(SWAROVSKI)」や「ジル サンダー(JIL SANDER)」などとライセンス契約を結んでいる。

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フレグランス大手コティが日本のダイレクトビジネス事業に本腰 「バーバリー」「クロエ」などを直接輸入・流通・販売へ

フレグランス大手コティ(COTY)は、日本のダイレクトビジネスモデルを拡大する。日本市場で輸入、販売、マーケティング事業を新たに展開。

7月1日以降、同社を代表する「バーバリー(BURBERRY)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「クロエ(CHLOE)」「グッチ(GUCCI)」などのビューティ製品を直接輸入、流通、販売する。これに伴いコティジャパンは、日本におけるプレステージ部門ライセンスフレグランス製品の輸入販売に関するブルーベル・ジャパンとの契約を6月30日付で終了する。ダイレクトビジネス事業の拡大は、急成長する日本市場の消費者トレンドに、機敏かつ長期的に対応することが狙いだ。

キャロライン・アンドレオッティ(Caroline Andreotti)=コティ プレステージ部門チーフコマーシャルオフィサーは、「日本は高い品質と革新性を重要視する市場と知られており、この特質はコティの象徴的なブランドの多様なポートフォリオと完全に一致する。この重要な市場において、コティが持つダイレクトビジネスモデルを拡大することで、各ブランドの存在感を強化し、顧客とのつながりを深め、ポートフォリオを日本全国に拡大することを目指す」とコメント。

山盛省作コティジャパン 職務執行者社長は、「この戦略的な動きは、日本市場の可能性に対する当社の献身と信念の表れだ。プレステージとコンシューマービューティの両部門で、よりエキサイティングなブランドや製品、体験を導入し、さまざまな消費者へ届けることを楽しみにしている」と述べた。

コティとは

コティはフレグランスやカラーコスメ、スキンケア、ボディーケアなど、アイコニックなブランドのビューティライセンスを所有する世界最大級のビューティ企業。1904年にフランス・パリで設立した。125を超える国と地域でプレステージやマス向け製品を販売する。直近では「スワロフスキー(SWAROVSKI)」や「ジル サンダー(JIL SANDER)」などとライセンス契約を結んでいる。

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庵野秀明が企画・プロデュースする「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」が西武渋谷店で開催

西武渋谷店は3月15日から31日まで、庵野秀明が企画・プロデュースする、放送50周年記念「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」を開催する。

本企画展は、「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、今の自分はなかった」と語る庵野が企画・プロデュースを手がけ、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)協力の元、ここでしか見ることができない、初公開の貴重な原画や設定資料などを展示。資料は、立ち上げ当時の幻の企画書に始まり、さまざまな設定資料や背景画、セル画などの中間資料をテレビシリーズの29万6000光年の航路を26話のエピソードに沿って展示。作品を追体験しながら、アニメ史の礎を築いた名作の原点を魅力を感じられる展示となっている。

紙資料のほかにも、1974年の初代のヤマトから現在上映されているリメイクシリーズに至るまでの「宇宙戦艦ヤマト」の歴史を大年表空間で時系列に紹介。当時のレコードや懐かしのアイテムをはじめ、巨大ヤマト艦の模型を展示する。

さらに会場限定のオリジナル商品を多数販売する予定だ。

庵野秀明 コメント

庵野は本企画について、「日本の『アニメ』は、半世紀前の1974年10月6日に放映された『宇宙戦艦ヤマト』から始まりました。その時『宇宙戦艦ヤマト』というエポックな作品に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。その「ヤマト」に多大な恩と人生に影響を受けた感謝と敬意と恩返しを込めて、『宇宙戦艦ヤマト』の現存している資料を可能な限り後世に遺し、全記録展のような形でより多くの人に、観て、知って、心に感動を記憶し、広く世界に伝えていただければ幸いです。先ずはこの3月、東京渋谷から始めていきたいと思います。よろしくお願い致します」とコメントする。

■「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」
会期:3月15~31日
会場:A館2階・7階=特設会場
企画・プロデュース:庵野秀明
主催:株式会社東北新社
著作総監修:西崎彰司
企画:カラー/アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)/乃村工藝社
制作:乃村工藝社/東北新社
http://tfc-chara.net/yamato50th/

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「ジョンマスターオーガニック」ホリデー限定のヘアオイルが定番化

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は3月13日、2024年のホリデーコレクションで登場したヘアオイル“L&Pヘアオイル”(56mL、4400円)を定番製品として発売する。直営店とブランド公式ECで取り扱う。

同製品は、軽やかな使い心地で髪に潤いと自然な艶を与えるヘアオイル。ヒマワリ種子油やホホバ種子油など、さらりとしたテクスチャーの植物オイルを配合し、高保湿ながらサラサラの仕上がりをかなえる。海浜植物由来の保湿成分やヘアコンディショニング成分、セラミド、アルガンオイルなどのなじみの良い植物オイルを配合。髪の内部まで潤いで満たし、外部刺激による乾燥ダメージから髪を守りながら、指通り滑らかな艶髪に導く。ラベンダーやパルマローザ、クラリセージ、ジュニパーベリーなど6種の精油をブレンドした爽やかで奥深いグリーンフローラルの香り。

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「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」共同企画の第3弾が2月19日に発売

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス×ハイク(TNFH THE NORTH FACE× HYKE)”がサードシーズンを発表した。

ビジュアル

同プロジェクトは、「ザ・ノース・フェイス」が長年培ってきたトレイルランニングに特化したプロダクトデザインと機能性に、「ハイク」独自のデザインスタイルを融合させるというコンセプトのもと展開する。

第3弾となる今回は、「ザ・ノース・フェイス」の定番防水シェル素材“ゴアテックス プロダクツ(GORE-TEX PRODUCTS)”を採用するアウターシェルやリサイクルナイロンを使用したトレイルパンツ(3万800円)、柔らかい履き心地の厚底トレイルランニングシューズ(4万700円)、メッシュキャップ(1万1000円)などメンズ、ウィメンズ、ユニセックスをそろえる。

2月19日からザ・ノース・フェイス スフィアと全国のザ・ノース・フェイス プラス(グランフロント大阪、サッポロファクトリー、キャナルシティ博多店)、伊勢丹新宿本店本館3階「リ・スタイル」、東京・渋谷の「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」(シューズのみ販売)、両ブランドと三越伊勢丹のオンラインストアで販売する(オンラインは10時からの販売)。

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「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」共同企画の第3弾が2月19日に発売

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス×ハイク(TNFH THE NORTH FACE× HYKE)”がサードシーズンを発表した。

ビジュアル

同プロジェクトは、「ザ・ノース・フェイス」が長年培ってきたトレイルランニングに特化したプロダクトデザインと機能性に、「ハイク」独自のデザインスタイルを融合させるというコンセプトのもと展開する。

第3弾となる今回は、「ザ・ノース・フェイス」の定番防水シェル素材“ゴアテックス プロダクツ(GORE-TEX PRODUCTS)”を採用するアウターシェルやリサイクルナイロンを使用したトレイルパンツ(3万800円)、柔らかい履き心地の厚底トレイルランニングシューズ(4万700円)、メッシュキャップ(1万1000円)などメンズ、ウィメンズ、ユニセックスをそろえる。

2月19日からザ・ノース・フェイス スフィアと全国のザ・ノース・フェイス プラス(グランフロント大阪、サッポロファクトリー、キャナルシティ博多店)、伊勢丹新宿本店本館3階「リ・スタイル」、東京・渋谷の「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」(シューズのみ販売)、両ブランドと三越伊勢丹のオンラインストアで販売する(オンラインは10時からの販売)。

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I-neから新ヘアケアブランド「ソラミー」がデビュー 紫外線による髪ダメージに着目

I-neは2月28日、紫外線による髪ダメージのアフターケアに特化したビューティーブランド 「ソラミー(SOLAMY)」をローンチする。公式オンラインストアや全国のバラエティーショップ、ドラッグストアなどで28日から順次販売を開始する。

アイテムのラインアップは、シャンプー、トリートメント、ヘアオイル、トライアルセット、詰め替え用シャンプー(420mL、1210円)、詰め替え用トリートメント(420g、1210円)の全6アイテム。

髪も紫外線ケアの新習慣

“ソラミー UVアフターリペアシャンプー”(470mL、1540円)と“ソラミー UVアフターリペアトリートメント”(470g、1540円)は、紫外線による乾燥を防ぎ、肌を健やかに保つインバスアイテム。UVダメージのための毛髪補修成分シールドフラーレンと、日中受けたダメージを補修するシルクプロテインが髪をケアして水分保持力の低下を抑えつつ、洗髪による退色を防ぐアビシニアンオイルがキューティクルを整え美しい髪色をキープする。清潔感のあるアクアティックベリーの香りで用意した。

“ソラミー UVプロテクトヘアオイル”(50mL、1760円)は、スタイリングと同時にUVケアをかなえ、日中も潤いあふれる艶髪をキープするヘアオイル。シールドフラーレンとシルクプロテインに加え、サンブロック成分と5種の植物オイルを配合したシャイニーダメージリペア処方で、きしまず指通りの良いしっとりとした仕上がりを実現する。華やかさ広がるアクアティックガーデンの香りで用意した。

“ソラミー UVアフターリペア ヘアケアトライアルセット”(2178円)は、シャンプー(400mL)とトリートメント(400g)をセットにしたお得なトライアルセット。数量限定で販売する。

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国井栄之が手掛ける「アシックス スポーツスタイル」の新作スニーカー“ゲル イエティトウキョウ”から「ゴアテックス」搭載モデルが登場

「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」は、新作スニーカー“ゲル イエティトウキョウ ハイ GTX ゴアテックス(GEL YETITOKYO HI GTX GORE-TEX)”を2月8日に発売する。価格は3万4100円で、東京・上野のスニーカーショップ、ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)と「アシックス」の直営店、一部の「アシックス スポーツスタイル」の直営店で取り扱う。

“ゲル イエティトウキョウ ハイ GTX ゴアテックス”は、ミタスニーカーズと虎ノ門ヒルズ内のフットウエア専門店「ヘリンボーン フットウェア(HERRINGBONE FOOTWEAR)」でクリエイティブ・ディレクターを務める国井栄之がディレクションしたスニーカーだ。「アシックス」が2000年に発売したトレイルランニングの競技後に足をリラックスさせるためのアフタースポーツ用シューズ“ゲル イエティ”を復刻した形で、1月に発売された“ゲル イエティトウキョウ ハイ マッシュルーム(GEL YETITOKYO HI MUSHROOM)”に続く第2弾モデルとなる。

全体をブラックカラーで統一し、アッパーに「ゴアテックス(GORE-TEX)」を搭載することで防水性に優れた1足に仕上げている。また第1弾モデル同様、復刻に伴い着脱の容易さとフィッティングを重視したストッパー付きシューレースや、抗菌・消臭・調湿効果のあるコルク製インナーソールを新たに採用した。

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BLACKPINKジェニーのショー来場ファッションをチェック! 「ジャンポール・ゴルチエ」や「シャネル」を着こなす

 

BLACKPINKのジェニー(Jennie)は1月29日(現地時間)、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」2025年春夏オートクチュールコレクションのショーに来場した。

ジェニーは、同ブランドの2008年春夏オートクチュールコレクションから、ヌードカラーにビーズを散りばめた幻想的なドレスをチョイス。胸元で十字に交差したストラップが特徴的なドレスには、同じくビーズをあしらった細長いネイルを合わせた。同ブランドの最新コレクションは、ルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)のデザインによるもの。

ジェニーの最近のスタイリングは、1月28日(現地時間)に開催された「シャネル(CHANEL)」のショーを含め、パク・ミンヒ(Park Min Hee)が担当している。ヘア・メイクアップは(Gabe Sin)が担当し、ブラックヘアをふんわりと纏め、薄めのアイシャドウとリップグロスでミニマムに仕上げていた。

「シャネル」のショーでジェニーは、米「WWD」に対して、リリース予定のソロアルバム「Ruby」について、「圧倒されています。ご存知の通り、アルバムがリリースされるまで、旅をしているんです。ここまで全てが素晴らしい旅でしたし、これからの展開にももっとワクワクしています」と話していた。

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「セント マイケル」が「攻殻機動隊」と「ベルベルジン」とのコラボアイテムを発売

デザイナーの細川雄太とグラフィックアーティストのカリ・デウィット(Cali DeWitt)が手掛けるブランド「セント マイケル(©SAINT Mxxxxxx)」は、2025年春夏コレクションの2ndドロップを2月8日に発売する。アイテムは全国の正規取扱店舗で販売する。

2ndドロップでは、セットアップとして着用可能なスエットプルオーバーとスエットパンツをはじめ、スエットシャツと2型のロングスリーブTシャツの全5型をそろえる。どれも「セント マイケル」らしいグラフィックが落とし込まれ、数回にわたって異なる濃度でプリントを施し、プルオーバーはアーム部分を太くして着丈を短くするなど、ディテールワークが光るアイテムに仕上げた。

また、1995年に公開されたアニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」と、東京・原宿の古着屋「ベルベルジン(BERBERJIN)」とコラボレーションしたアイテムもラインアップする。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」とは、Tシャツと3型のスエットプルオーバーの全4型を用意。映画のキービジュアルに使用された3種類のグラフィックを採用し、色落ちや日焼け加工に加え、一点一点手作業でダメージ加工を施している。一方「ベルベルジン」とのコラボアイテムは、1型のスエットシャツのみを展開。藤原裕「ベルベルジン」ディレクターの提案により、イレギュラープリントが施された希少な1950年代のカレッジテイストのビンテージスエットに着想し、ユーモアあふれるデザインをフロントに配した。なおイメージビジュアルは、藤原ディレクター本人がモデルを務め、フォトグラファーRKにより「ベルベルジン」本店で撮り下ろされた。

価格は、スエットプルオーバーが6万9300円、スエットパンツが4万8400円、スエットシャツが5万2800円、ロングスリーブTシャツが3万1900~4万7300円。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」とのスエットシャツが6万6000~7万2600円、Tシャツが4万7300円。「ベルベルジン」とのスエットシャツが6万500円だ。

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中国政府、「カルバン・クライン」の親会社PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加

中国政府は2月4日、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)を“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを2024年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

中国の“信頼できない事業体のリスト”とは

中国商務省は19年、“信頼できない事業体のリスト”を作成することを明らかにし、20年9月に公布。外国の企業やその他の組織および個人が、中国の主権、安全、発展の利益を害したり、中国企業や組織に差別的な措置を取りその権益を損ねたりした場合などに掲載の対象になるとしている。措置内容としては、中国と関係する輸出入活動や中国内での投資の制限あるいは禁止、関連する人員や運輸手段の入境を制限あるいは禁止、中国内での滞在資格や就業許可の制限あるいは取り消しのほか、罰金を科される場合もあり、状況の軽重により措置が異なるという。なお、これまで同リストの対象となったのはハイテク企業や軍事企業が多いようだ。

PVHは最悪のシナリオでは中国撤退も?

PVHは今回の事態を受け、「中国商務省の決定にとても驚き、非常に残念に思っている。当社は20年にわたって中国で事業を運営し、消費者に仕えてきた。また、全ての関連した法律や規制を厳に順守し、業界基準や慣例に基づいて事業を行っている。関連当局と引き続き連絡を取り、前向きに解決できるよう尽力する」との声明を発表した。なお、中国市場は、23年度におけるPVHの売上高のおよそ6%を、同じくEBIT(利払前・税引前利益)の15%程度を占めている。

また、PVHは米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)に提出した文書で、中国商務省による措置がどの程度のものになるのかは現時点で不明であり、その影響を推し量るのは難しいと説明。「措置内容によっては、中国内での生産、卸、小売事業に加えて、投資すら難しくなる可能性がある。その結果として中国市場から完全に撤退せざるを得なくなった場合には、余剰在庫や売掛債権の回収難など、さまざまな問題が浮上することが考えられる」と述べている。

株式市場は今回の事態を嫌気し、PVHの株価は一時3.5%安となったが、その後持ち直し、4日終値は前日比1.0%安の82.51ドル(約1万2789円)となった。

再び激化しつつある米中の貿易摩擦

今回の中国政府による動きを、米国への牽制の一環と見る専門家も多い。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、自ら“関税男”と名乗る通り、以前から関税を政治の交渉カードに用いている。直近では、メキシコとカナダに課すとしていた25%の関税措置を1カ月停止することで両国と合意したことを明らかに。一方、中国に対する10%の追加関税は4日に発動。これに対し、中国は報復措置として米国の石炭や液化天然ガスなどに最大15%の追加関税を課すことを発表するなど、両国間の貿易摩擦は第1次トランプ政権時に続いて再び激化しつつある。なお、トランプ大統領と中国の習近平主席は近日中に会談を行うと見られている。

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「SHOGUN 将軍」で脚光、穂志もえかがドクターシーラボのアンバサダーに

ドクターシーラボは2月5日、エミー賞で史上最多の18冠を達成したドラマ「SHOGUN 将軍」に出演した俳優、穂志もえかのアンバサダー起用を発表した。ブランドのアイコニックな製品“VC100エッセンスローションEX”(150mL、5390円)のアップデートに合わせ、25日からは穂志が出演するCMの放送を開始する。

「リミットレス」な姿勢に共感し起用

穂志は1995年8月23日生まれ、千葉県出身。映画「少女邂逅」「街の上で」「窓辺にて」やドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(Netflix)、「TRUE COLORS」(NHK BS)に出演してきた。「SHOGUN 将軍」では吉井虎永の忠臣・戸田広松の孫娘、宇佐見藤役を熱演。誇り高く聡明な姿が支持を集め、Forbes JAPANの「30 UNDER 30」でエンタテインメント部門に選出されるなど注目を集めている。

ドクターシーラボは2月から「リミットレス」をキーワードにリブランドキャンペーンを行っており、ブランドの目指すイメージと、国内外で活躍の場を広げ挑戦し続ける穂志のリミットレスな姿が重なりアンバサダーの起用を決定した。CMでは17日から発売する新“VC100エッセンスローションEX”を手に、さまざまな表情を見せている。

穂志は今回のアンバサダー就任について「私自身も今まで透明感ってどういうことなんだろうって思っていたんですけれども、今回ドクターシーラボさんの商品を使って、“生き生きとした透明感、輝きのあるお肌ってこういうことなのかも”という気づきがありました。多くの方にこの経験をしてほしいなと思います。一緒に今までに体験したことのない透明感を手に入れましょう」とコメントしている。

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「SHOGUN 将軍」で脚光、穂志もえかがドクターシーラボのアンバサダーに

ドクターシーラボは2月5日、エミー賞で史上最多の18冠を達成したドラマ「SHOGUN 将軍」に出演した俳優、穂志もえかのアンバサダー起用を発表した。ブランドのアイコニックな製品“VC100エッセンスローションEX”(150mL、5390円)のアップデートに合わせ、25日からは穂志が出演するCMの放送を開始する。

「リミットレス」な姿勢に共感し起用

穂志は1995年8月23日生まれ、千葉県出身。映画「少女邂逅」「街の上で」「窓辺にて」やドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(Netflix)、「TRUE COLORS」(NHK BS)に出演してきた。「SHOGUN 将軍」では吉井虎永の忠臣・戸田広松の孫娘、宇佐見藤役を熱演。誇り高く聡明な姿が支持を集め、Forbes JAPANの「30 UNDER 30」でエンタテインメント部門に選出されるなど注目を集めている。

ドクターシーラボは2月から「リミットレス」をキーワードにリブランドキャンペーンを行っており、ブランドの目指すイメージと、国内外で活躍の場を広げ挑戦し続ける穂志のリミットレスな姿が重なりアンバサダーの起用を決定した。CMでは17日から発売する新“VC100エッセンスローションEX”を手に、さまざまな表情を見せている。

穂志は今回のアンバサダー就任について「私自身も今まで透明感ってどういうことなんだろうって思っていたんですけれども、今回ドクターシーラボさんの商品を使って、“生き生きとした透明感、輝きのあるお肌ってこういうことなのかも”という気づきがありました。多くの方にこの経験をしてほしいなと思います。一緒に今までに体験したことのない透明感を手に入れましょう」とコメントしている。

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「タカヒロミヤシタザソロイスト.」×「ニューエラ」 本コラボ初のスタジャンやパーカなど

「ニューエラ(NEW ERA)」は2月8日、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」とのコラボアイテムを発売する。「ニューエラ」公式オンラインおよび「タカヒロミヤシタザソロイスト.」直営店舗で取り扱う。

コラボアイテム再び
キャップやウエアなど4型

コラボアイテムは、キャップ“ナインサーティー(9THIRTY)”(1万890円)とビーニー(6699円)のほか、両ブランドのコラボ初となるスタジャン(3万2890円)とジップアップパーカ(1万890円)をラインアップする。アイテムには、「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の宮下貴裕デザイナーの生まれ年にちなんだ“73”や、カレッジライクな反転した“SOLOIST”の文字などをあしらう。

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【スナップ】藤田ニコル、よしミチらが来場 アリアナ・グランデ×「スワロフスキー」コレクションローンチイベント 

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は1月31日、スワロフスキー銀座で同ブランドグローバル・ブランドアンバサダーのアリアナ・グランデ(Ariana Grande)と共同で製作した“アリアナ・グランデ×スワロフスキー カプセル コレクション”のローンチイベントを行った。会場には、藤田ニコル、よしあき、ミチ、古畑星夏、GYUTAE、南雲奨馬らセレブリティー、インフルエンサーが来場した。

同コレクションは、音符やハートのモチーフを取り入れ、自己表現の喜びを称え、音楽への深い愛を表現している。

DJプレイはAMIAYAが担当し、音楽への深い愛を表したジュエリーに相応しい空間を演出した。ゲストらは、“古き良き時代のハリウッド”をテーマにした同コレクションに合わせたドレスアップをして集まった。

来場者スナップ

インスタレーションを実施

スワロフスキー銀座では4月7日まで、同コレクションのインスタレーションを行っている。また、2月9日までは同店舗の2階で温かいドリンクのサービスも行っている。

イベント概要

◾️ “アリアナ・グランデ×スワロフスキー カプセル コレクション” インスタレーション

日程:〜4月7日
場所:スワロフスキー銀座
住所:東京都中央区銀座8-9-15 ジュエルボックス銀座1・2階
営業時間:11:00〜20:00

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“ランウェイコレクション”発売でマーク本人が来店! 「マーク ジェイコブス」伊勢丹新宿店ポップアップ 

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12から18日の期間、伊勢丹新宿本店で2025年スプリングコレクションを一同にそろえたポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。ポップアップ初日の12日には同ブランドのデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が来店する。

“マークのおうちを”がテーマの創造性と遊び心溢れる空間

会場では、現在ニューヨークのバーグドルフ・グッドマン限定で展開している“ランウェイコレクション”を日本復活販売するほか、故アーティストのスティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とのコラボレーションアイテム“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”(9万9000円)をポップアップ限定で世界先行販売する。

さらに、最新コレクションやツイードシリーズのポップアップ限定色、シグネチャーバッグ“ザ デュアル バッグ”にチャームをあしらった限定アイテムなどもラインアップ。「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」で人気のサブレ3種をオリジナルのボックスとアーカイブファブリックの風呂敷で包んだ“マーク ジェイコブス x ピエール・エルメ・パリ サブレ セット”(8580円)も数量限定で登場する。

ポップアップ概要

◼️“ザ ハウス オブ マークジェイコブス“

日程:2月12〜18日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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“ランウェイコレクション”発売でマーク本人が来店! 「マーク ジェイコブス」伊勢丹新宿店ポップアップ 

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12から18日の期間、伊勢丹新宿本店で2025年スプリングコレクションを一同にそろえたポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。ポップアップ初日の12日には同ブランドのデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が来店する。

“マークのおうちを”がテーマの創造性と遊び心溢れる空間

会場では、現在ニューヨークのバーグドルフ・グッドマン限定で展開している“ランウェイコレクション”を日本復活販売するほか、故アーティストのスティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とのコラボレーションアイテム“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”(9万9000円)をポップアップ限定で世界先行販売する。

さらに、最新コレクションやツイードシリーズのポップアップ限定色、シグネチャーバッグ“ザ デュアル バッグ”にチャームをあしらった限定アイテムなどもラインアップ。「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」で人気のサブレ3種をオリジナルのボックスとアーカイブファブリックの風呂敷で包んだ“マーク ジェイコブス x ピエール・エルメ・パリ サブレ セット”(8580円)も数量限定で登場する。

ポップアップ概要

◼️“ザ ハウス オブ マークジェイコブス“

日程:2月12〜18日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ウォンジョンヨ」からブランド初のプレストパウダー 薄膜ベールの“陶器肌”をかなえる

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は2月21日、ブランド初のプレストパウダー“エアリーフィルターパクト”(全2色、各2200円)を発売する。取り扱いはブランド公式ECや、Amazon、Qoo10、楽天、アットコスメ、ハンズ、プラザ、マツモトキヨシ、ロフトなど。2月7〜11日まで、公式ECで先行予約販売する。

同製品は、“毛穴レス”な陶器肌をかなえるプレストパウダー。トーンアップフィルター処方を採用し、肌全体のトーンを明るくしながら透明感を演出する。さらさらとしたパウダーが光の効果で毛穴や肌の凹凸をぼかし、しっかりとカバー。肌の色むらを補正し、薄膜のベールをまとったような均一で滑らかな肌に仕上げる。保湿成分2種のほか、オイルブロックパウダーを配合。余分な皮脂を吸着して毛穴落ちを防ぎ、美しい仕上がりをキープする。カラーは、血色感をプラスするウォームピンク“01 プレーンピンク”と、黄みを抑え透明感をアップするクールラベンダー“02 プレーンラベンダー”の2色展開。

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「N.ハリウッド」が「ニューバランス」に別注 “1906U”の新色を発売

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン「N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)」は2月11日、昨年発売した「ニューバランス(NEW BALANCE)」と台湾のセレクトショップ、インビンシブル(INVINCIBLE)の3者でコラボしたスニーカーの素材を踏襲した“1906U”を「ニューバランス」に別注した新色で発売する。価格は、3万3000円。ミスターハリウッド(東京、大阪)、「N.ハリウッド直営店舗」および公式オンライン、ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)、楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)で販売する。

ニューバランスを代表する、ハイパフォーマンスランニングシューズ“1906R”のアッパーデザインをアップデートした“1906U””の新色。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで構築した。ストッパー付きのシューレースほか、結び目がほどけにくい「ニューバランス」オリジナルのシューレースを付属する。

アイテム詳細

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NIGO®がファミリーマートのクリエイティブディレクターに就任 次世代店舗、戦略商品、キャンペーンなどの監修を担う

ファミリーマートは、デザイナーのNIGO®をクリエイティブディレクターに起用したと発表した。

ファミリーマートは、次世代店舗および戦略商品カテゴリーのクリエイティブディレクター、マーケティングキャンペーンの監修、店舗内に設置のデジタルサイネージメディア“ファミリーマートビジョン(FAMILYMARTVISION)”による次世代マーケティングの開発など、NIGO®デザイナーと幅広い分野での協業を予定。プロジェクトチームを発足の上、2026年春のデビューを目指す。

NIGO®デザイナーは、「世界中から日本が注目される中で、日本のカルチャーとライフスタイルを最も体現できるのはコンビニだ。ファミリーマートはクリエイティブをリスペクトし、常に新しいことにチャレンジし続けている。そんなファミリーマートと25年2月5日にパートナーシップの発表ができたことは大変光栄だ。これからファミリーマートと共に、日本そして世界の人々の日常を楽しく出来たらと思っている」と語っている。

またファミリーマートの細見研介社長は、「多彩なクリエイティブ活動で世界から注目されるNIGO®︎氏とのパートナーシップは、“チャレンジするほうのコンビニ!”を標榜するファミリーマートにとって大きな喜びだ。日本独自のセンスやエスプリをNIGO®︎氏と共に深化させ、未来の日常生活でも“あなたとコンビに”を実現し世界中のお客さまからファミリーのように愛されるコンビニを目指す」とコメントしている。

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【2025年春コスメ】安達祐実の「ウプト」からチークパレットやリップ、日焼け止めが登場

俳優の安達祐実がプロデュースするブランド「ウプト(UPT)」は2月28日、“フラッフィーチークパレット”(全2色、各2200円)、“モイストUVエッセンス”[SPF50+・PA++++](2420円)、“グロッシーリップセラム”(1320円)、“ウォータリーシアーリップ”(新2色、各1980円)を公式オンラインストアで発売する。

2色チークパレット

“フラッフィーチークパレット”は、微細パール入りで透け感ある発色のグロウと、白み発色のマットをブレンドして内側から滲むような血色感を演出する。真球状のクッションパウダーによりソフトな感触を実現し、頬の凹凸に入り込んでフラットで毛穴レスな仕上がりをかなえる。また、ワセリンでパウダーをコーティングしているため、パウダーが頬に密着し長時間崩れにくい。美容保湿成分としてヒアルロン酸やホホバオイルを配合した。

カラーは、こなれた印象に仕上げるオレンジベージュの“カームビーチ”と、透明感を引き出すローズピンクの“ミスティックアワー”をそろえる。

保湿UVエッセンス

“モイストUVエッセンス”は、ベージュがかった色味で、肌を自然にトーンアップし透明感を演出する。9種類の美容保湿成分を配合した美容液のような塗り心地で伸ばすと透明になって肌になじみ白浮きを防ぐほか、石鹸でオフできる簡便性も魅力だ。

リップセラム・スティック

ふっくら艶感が続くリップセラム

“グロッシーリップセラム”は、唇に密着して潤いを逃さないラッピング処方。2種類のオイル成分とジェル成分を配合し、テクスチャーは伸びが良くベタつきにくい。プランパー成分も配合し、微細な偏光ピンクパールがリップメイクを引き立てる。

リップスティックには新色が登場

“ウォータリーシアーリップ”は、艶と塗りたての色味が長時間持続するリップスティック。オイルが唇の水分に反応してジェル膜に変化し、色味をキープしたまま唇の表面に密着する。さらに、粘性のあるオイルとすべりの良いオイルをバランスよく配合することで、なめらかでスルスル塗れる質感を実現した。

新色は春らしいリップメイクを楽しめる2色を用意。“タフィーモア”は、血色感を与えるコーラルオレンジで、“ロージーデュー”は、華やかで上品なローズピンクだ。

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よーじやグループが化粧雑貨販売とカフェを融合した新業態店舗 “脱・観光依存”で京都・四条河原町にオープン

よーじやグループは2月27日、京都・四条河原町に新業態店をオープンする。同社は肌ケアアイテムや化粧雑貨の小売事業とカフェ事業を分けて運営しているが、小売り事業ではインバウンドを含む観光客が多くを占めているため日常的に訪れる顧客が少なかった。また、カフェ事業は観光地の出店が多くアクセスしやすい環境の提供に課題を抱えていたことから、“脱・観光依存”を目標に掲げ、京都府民を含めた幅広い顧客の獲得を目指す。

カフェ運営と「よーじや」製品知識を兼ね備えた
二刀流の店舗スタッフも

新業態店は、肌ケアブランド「よーじや」とよーじやカフェを融合させた店舗で、化粧品や雑貨などの製品販売のほか、ランチからディナーまで気軽に利用できる街中カフェとしての側面を持たせた。店舗スタッフにはカフェ運営に加え、「よーじや」の商品知識を備えるなど、事業の枠を超えたスタッフも配置する。

カフェでは、19種類の生パスタと7種類のパフェの豊富なメニューを展開する。粉の配合からこだわった自家製生パスタは、リングイーネとフィットチーネに加えショートパスタのリガトーニの3種を用意する。よーじやカフェでお馴染みの“顔パフェ”は、定番6種と期間限定メニュー1種をそろえる。オリジナルの濃厚抹茶アイスがポイントの“抹茶パフェ”をはじめ、フルーツパフェやカプチーノパフェなどを幅広い世代が楽しめるラインアップだ。

よーじや新業態店 詳細

◼️よーじや 四条河原町店

オープン日:2月27日
住所:京都府京都市下京区御旅町30
営業時間:10:00〜22:00(入店および注文は21:00まで)

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「ファンケル」から“水を味方に”肌の潤いを守る洗顔料 乾燥・肌荒れ・くすみを予防

「ファンケル(FANCL)」は3月18日、洗顔時の潤い流出を防ぐ“スキンコンディショニング洗顔”(90g、1595円)を発売する。通信販売や直営店舗で取り扱う。

同製品は、肌の乾燥リスクが高まる“洗うときのケア”に着目した洗顔クリーム。アミノ酸系の洗浄成分が水と混ざることで“保水膜”に変化し、洗顔時に失われがちな潤いを守り、肌コンディションを整える。潤いメンテナンス成分やターゲティング洗浄成分のほか、保湿成分、ヒト型セラミド、肌荒れ防止成分などのスキンケア成分を配合。きめ細かく弾力のある泡が不要な汚れや皮脂を落とし、乾燥や肌荒れ、くすみを防ぎながらバリア機能をサポートし、潤いと透明感のある滑らかな肌に導く。

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「スリー」がブランド15周年で“摂る香り”領域に参入 第1弾はグミやノンアルコールジンなど

ポーラ・オルビスホールディングス傘下のACROは、「スリー(THREE)」がブランド誕生15周年を迎えるのを機に新領域“摂る香り”に参入する。第1弾は口の中で香りを楽しむ“口中香”に着目し、ジンとグミ、深呼吸サポートデバイスを3月26日に限定発売する。精油を使用したフレグランス“エッセンシャルセンツ”からは国産精油のみで構成した15周年限定コレクションを3月20日に発売する。

「スリー」はブランド誕生以来、ニュートラルな心と体へ導く“ファインド ユア バランス(FIND YOUR BALANCE)”をメッセージに掲げ、精油を軸に“嗅ぐ”“塗る”スキンケアアイテムなどを手がけてきた。これまでのメッセージを大切にしながら「多様で複雑化した価値観が渦巻く時代に合わせて価値転換し、再スタートをきる。科学的根拠に基づいた精油と香りによって創出する革新的な自然体験を通して、ビューティにとどまらない世界のウェルネス領域へ挑戦する」と宮崎稔章ACRO社長と語る。新たに化粧品の枠を超えた新たな香り分野となる飲食カテゴリー“センティッドアルケミー(SCENTED ALCHEMY)” を展開する。

“センティッドアルケミー”は香りを“摂る”ことにフォーカスしたシリーズ。第1弾は飲む、食べる、吸い込むアイテムを展開する。香りを飲むカテゴリーでは精油同様に植物の蒸留から生まれるジンを酒製造販売メーカーの越後薬草と共同開発。レモングラスやラベンダー、エルダーフラワーなど9種のハーブを使用したノンアルコールジン“センティッドアルケミー ディスティルド ノンアルコール ジン”(500mL、8640円)とアルコールジン“同 ディスティルド ジン” (500mL、8800円)をそろえる。香りを食べるカテゴリーではマリン由来コラーゲンのゼラチンで作られたハードグミ“同 チューンズ”(全3種、各3240円)を扱う。辛、涼、酸の要素を取り入れたハーブとスパイスを組み合わせ、気分の切り替えにも使えるチューニングフードとしても提案する。

香りの吸うカテゴリーは、呼吸市場の開拓者でデバイスを手がけるブリーザーと共同開発したハーブを水蒸気に閉じ込めた深呼吸サポートデバイス“同 イントゥフロー バイ フリーザー”(全3種、各3300円)を扱う。吸口を咥えて息を吸い込むとローズマリーやレモンバームなどの香り成分を含んだ水蒸気が発生し、気分転換や副交感神経のスイッチを入れることができる。いずれも限定販売となり、公式オンラインショップや関西国際空港の免税店、宮下パーク内の直営店、リバイブ キッチン スリー日比谷、神戸BAL店で扱う。

国産精油100%のフレグランス

“エッセンシャルセンツ”からは15周年を記念し、「時」をグラデーションした香りを展開する。熊本県南阿蘇村と佐賀県唐津市に有する自社農園で栽培したレモングラスやペパーミント、ゼラニウムなどから抽出した21種の国産精油を用いて、薄明(日の出前、日没後の薄明るい時間帯)、残夜(明け方の時間帯)、宵(日没後の間もない時間帯)をイメージした自然由来指数100%のオードトワレ(全3種、各9mL、各1万6500円)を限定発売する。

同社は今後も国産原料の開発や精油にこだわることから、ハーブ系の植物を栽培する南阿蘇、樹木系の植物を栽培する唐津に加え、新たに広島で柑橘系を栽培する自社農園を運営する。さらに7月には体験型の精油蒸留所「スリー アロマ ディスティラリー」を佐賀県唐津呼子町にオープンする予定だ。

「スリー」のネクストビジョンは人間の本能に響く革新的な自然体験の創出。「人間起点、精油の力、香りの科学、ウェルネス拡張、日本発世界展開をキーワードに、世界中の都市型生活者のウェルネスを実現する」と宮崎社長は前を見据える。

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「シャネル」が今秋、専門アトリエの複合施設「le19M」による芸術的手仕事の展覧会開催 

「シャネル(CHANEL)」は9月30日から10月20日まで、六本木ヒルズ(東京・港区)上層の森アーツセンターギャラリーと東京シティビューで、同ブランドのファッションにおけるメティエダール(芸術的な手仕事)の中心を担う、専門アトリエが集結する複合施設「le19M」に関するエキシビジョンを開催する。「le19M」は、パリの19区に「シャネル」が構えた、サポートする11のアトリエが集結する施設。ここで働く約700 人の職人は、工房ごとに刺しゅうやプリーツ、金細工、羽根細工などに携わり、「シャネル」の洋服を彩りながらサヴォアフェール(ノウハウや匠のわざ)を体現。「シャネル」のみならず、他ブランドの洋服やインテリアの装飾にも携わっている。エキシビジョンは、刺しゅうのアトリエで1924年に誕生したルサージュの100周年を振り返る回顧展と、5人のクリエイティブなゲストが監修するアトリエと日本の職人技による専門技術の紹介の2部構成で、情熱を持った職人たちが技術を伝承する意味を発信する。会場は、田根剛率いる ATTA が手掛ける予定だ。

「le19M」のプレジデントも務めるブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)、シャネル ファッション部門兼シャネル SAS プレジデントは、「大切なのは、専門技術を持ったアトリエにふさわしい空間を提供し、製品に魂を吹き込む職人の存在を可視化すること。それは、新たな人々や若い世代を引きつけるだろう」とコメント。一方で「le 19Mを構えて多くのメゾンダール(アトリエのこと)を集めたのは、その独自性を示すのみならず、意見交換することで進化すれば、メゾンダールは今以上の存在感を発揮できると考えたから」として、le19Mのメティエダールと、日本の職人や職人技との対話や融合を試みる。

そこでメティエダールと日本の職人技による技術の展示は、異なる分野で活躍する5人のクリエイティブなゲストが監修。映画監督の安藤桃子キネマ ミュージアム代表、マガジンハウスが発行する「カーサ ブルータス(Casa BRUTUS)」の西尾洋一編集長、緒方慎一郎SIMPLICITY 創業者兼クリエイティブディレクター、キュレーターの德田佳世、そしてle 19Mに拠点を置く刺しゅうのメゾンダール、モンテックスのアスカ ヤマシタ・アーティスティックディレクターが、le 19Mと共鳴する日本の職人技を監修する役割を担う。伝統と、その現代的な解釈の双方を楽しむことができるワークショップなども催す予定だ。

Le19Mによる国際的なエキシビジョンは、2023年のダカールに続いて2回目。ダカールでは、前年に開催したメティエダール・コレクションのファッションショーに次ぐ形で、3カ月にわたりle19Mの展示会を開催した。ブルーノ・プレジデントは、「我々はダカールで、人々が交わり、文化が交わり、アイデアが交換されるからこそ、人間は刺激を受け、メティエダールを含む文化は進化するという感覚を得た。きっと、日本でも同じような化学的反応が生まれるだろう」とコメント。来場者にメティエダールの価値を伝えるのみならず、「モンテックスのアスカ(アーティスティックディレクター)も、ダカールでは地元の文化や伝統を学び、その価値はもちろん、継承している人たちの想いまで感じとった。一連の刺激はインスピレーションになって、日々の仕事をより豊かなものにしている」とle19Mの更なる活性化にも期待を寄せる。

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エリザベスの“粘膜生成ティントリップ“から新色が登場 上品な血色感のプラムピンク

エリザベスは3月19日、“リップガーディアン”シリーズの粘膜のような艶をかなえる、粘膜生成ティントリップ“リップガーディアン メロウラッピングルージュ”から新色“05 ピオニームーン”(1540円)を発売する。アインズ&トルペ(AINZ&TULPE)、ドン・キホーテなど全国のバラエティーショップで取り扱う。2月25日からロフトとイセタン オンラインストアで先行販売する。

“リップガーディアン メロウラッピングルージュ”は塗ってしばらくすると唇や息の水分と反応して色素を取り込んだジェルコート膜を形成し、色、艶、潤いをキープしてつけたての仕上がりを守る。今回新たに登場する“05 ピオニームーン”は上品な血色感の粘膜プラムピンクだ。

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ビギがメンズ・ビギを吸収合併 シナジー見込む

ビギホールディングス(HD)は5日、傘下のビギ(東京、中野仁社長)が子会社メンズ・ビギ(清水英幸社長)を4月1日付で合併すると発表した。ビギを存続会社とする吸収合併で、メンズ・ビギは解散する。販路によってウィメンズとメンズの垣根が低くなっていることを鑑み、効率化と相乗効果を見込む。

メンズ・ビギは、1970年設立のビギのメンズ部門を独立させるかたちで75年に設立した。デザイナー菊池武夫氏の作る服で一世を風靡した。今年が設立50周年の節目だった。現在は「メンズ・ビギ」「ユニオンステーション」「ラトルトラップ」などを運営する。両社の24年2月期の売上高は、ビギが121億円、メンズ・ビギが43億円。

またビギHDは、同じく傘下のメルローズの子会社で「ジョンスメドレー」などを輸入販売するリーミルズエージェンシー(東京、楫野敏正社長)を4月1日付で完全子会社にする。ビギHDの完全子会社への移行で、新規海外ブランドの導入などを機動的に行えるようにする。リーミルズエージェンシーの24年2月期の売上高は20億円だった。

今回の再編によって、ビギHDは傘下にビギ、メルローズ、パパス、リーミルズエージェンシー、ビートレーディングの5社が並ぶ事業体制になる。

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【ミルボン 坂下秀憲 社長】付加価値創造を支援し、プライシング力を高める

PROFILE: 坂下秀憲/社長

坂下秀憲/社長
PROFILE: (さかした・ひでのり)1976年2月3日生まれ、千葉県出身。2001年に中央大学大学院の理工学研究科修士課程を修了後、同年にミルボンに入社。マーケティング部商品企画課や経営企画室マネージャーなどを経て、10年にミルボンUSAの社長に。帰国後18年に経営戦略部長に就任し「milbon:iD」の立ち上げに関わる。22年に取締役 経営戦略部長・コスメティクス企画・情報企画担当に就任、24年1月から現職  PHOTO : SHUNICHI ODA

サロン専売化粧品最大手のミルボン社長に坂下秀憲氏が就任して1年。自ら立ち上げた「milbon:iD」やスマートサロンなどの製品販売に関するインフラ整備、新たな教育コンテンツの導入などによって、美容師と美容室の付加価値創造を支援する。

付加価値向上、インフラ整備、ビューティソムリエの3つで
客数減少時代の成長戦略を描く

WWD:就任1年目に注力したことは?

坂下秀憲社長(以下、坂下):24年は初心者マークをつけて、二度と経験できない社長1年目を過ごした。創業者や先代の社長同様に行ったのは市場を回ること。国内外のサロン訪問300店、取引会社訪問30社、投資家面談30回、採用の最終面接100人以上を行った。これは毎年のレギュラーだが、さらに24年は全国20の営業所を回り、フィールドパーソン(営業・以下、FP)とわれわれの強みと課題についてディスカッションした。その結果、課題は社内にあることがよく分かった。これは5、10年後も同じかもしれないが、課題を現場と経営陣が共有し理解することが大切。社長2年目は他の部門でも同じことをやる。その積み重ねが自らの思考となり、社長としての使命感となる。

WWD:ディスカッションから見えてきた強みと課題は?

坂下:各自が個店対応し、課題を聞き出し、それを解決するのが弊社の営業スタイル。このやり方は時間がかかる面もあるが、うちの強みでもある。FP同士の会話の中で、担当美容室の入社1、2年目のスタッフの名前が出てくるのは、BtoBでも一般的な会社ではなかなかないと思う。一方で、教育担当の女性社員が結婚してからも仕事を続けるのが難しいという声も。今年はその課題を解決しつつ弊社の強みも出せる入店教育に力を入れる。

WWD:入店教育とは?

坂下:通常、美容室は閉店後に講習会などを開くことが多いが、営業時間中に入店して店の隅で講習やアドバイスを行う。海外では普通だが、日本では浸透していない。お客さまに実際に接している営業時間中だからこそ課題が発見できるし、その課題を解決することもできる。最近はヘアカラーを学ぶのもオンライン講習が主流。効率はいいが、アウトプットの検証ができない課題が残る。以前はそれを閉店後に行っていたが、働き方改革や家庭を持つ美容師が増え、残業が難しくなった今、営業時間中の入店教育はそれらを解決する方法だ。すでにやり始めているが、あらためて言語化して年始に発表し、多くの賛同を得た。結果的に美容室の業務メニューの付加価値向上となる。

WWD:好調な業績をけん引した製品は?

坂下:うねり毛髪に悩む人向けのアウトバストリートメント「エルジューダ(ELUJUDA)」の“フリッズフィクサー”が、画期的な製品としてヒットした。韓国の艶髪ブームが追い風となったため、今年は韓国の人気美容室と組んだ韓流ヘアのセミナーやコンテンツ発信も計画している。美髪への関心の高まりからスカルプケアにも注目が集まり、「オージュア(AUJUA)」の“プレセディア”も好調だった。オーガニックブランド「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」のヘアカラー人気も根強く、付加価値向上に貢献している。

WWD:今後の美容室経営は厳しいという見方もある。

坂下:人口減少によって客数が減れば集客コストが高まり、働き手が減れば採用コストが高まる。さらにインフレで全てのコストが上がると予測できる。そういう時代に採るべき戦略は、業務メニューに高い付加価値をつけてプライシング力を高めること。先ほど話した入店教育もその支援の一つだ。できる挑戦はまだある。

WWD:その変化に対応しようとする美容室も多い。

坂下:そういった美容室に寄り添っていきたい。公式オンラインストア「milbon:iD」然り、スマートサロン然り、弊社の戦略がそうなっている。これは未来に向けた成長戦略であり、製品販売を最大化するためのインフラだ。「milbon:iD」は契約美容室がストア内にECサイトを出店し販売するもので、売り上げは美容室に計上され、サイト運営や物流業務を弊社が受託する。現在、会員数87万人で流通金額は43億円となり(24年12月現在)、昨年に比べ約6億5000万円増となっている。また、ミルボン社員やゲストが出演するライブコマースも、年間1億8000万円の流通金額と貢献した。お客さまが美容室内で手軽にサロン専売品を手に取り体験できるスマートサロンは50都市62店舗となった。今年はスマートサロンの交通広告の出稿なども考えている。

WWD:新たな試みが成功する美容室の要因は?

坂下:それらのインフラは整えたが、成長戦略の主役はあくまで美容師。力を発揮してもらうための美容師育成制度「ビューティソムリエ」を展開している。これは、技術、製品知識、提案力、カウンセリング力などを総合的に取得していることを認定するもので、今年もその育成に注力する。価格競争は根本的な解決策にはならないため、いずれ終焉するだろうし、プライシング力がなければ美容室経営は立ち行かなくなる。業務の付加価値向上、製品販売のインフラ整備、主役となるビューティソムリエ、この3つがそろうことで、客数減少時代の成長戦略が描ける。その成長戦略を美容室と共に進めていく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『「万葉倶楽部」プラチナ会員へ』

近所の「万葉の湯」は体を癒やしながら考えごとを整理するのに最適。2024年はゴールド会員になれたので、25年はさらに上のプラチナ会員を狙う。今年、研修センターが小田原に移転するが、その近くにも同施設があるため目標達成できるかも(笑)。

COMPANY DATA
ミルボン

1960年、業務用ヘア化粧品の専売メーカーとしてユタカ美容化学が創立。65年、社名をミルボンに変更。2001年、東証一部銘柄に指定。04年にはニューヨークに連結子会社を設立するなど、積極的なグローバル展開を行う。17年にはコーセーとの合弁会社コーセー ミルボン コスメティクスを設立。24年12月期第3四半期累計売上高は前期比8.3%増の369億9300万円となった

TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ミルボンお客様窓口
0120-658-894

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【ミルボン 坂下秀憲 社長】付加価値創造を支援し、プライシング力を高める

PROFILE: 坂下秀憲/社長

坂下秀憲/社長
PROFILE: (さかした・ひでのり)1976年2月3日生まれ、千葉県出身。2001年に中央大学大学院の理工学研究科修士課程を修了後、同年にミルボンに入社。マーケティング部商品企画課や経営企画室マネージャーなどを経て、10年にミルボンUSAの社長に。帰国後18年に経営戦略部長に就任し「milbon:iD」の立ち上げに関わる。22年に取締役 経営戦略部長・コスメティクス企画・情報企画担当に就任、24年1月から現職  PHOTO : SHUNICHI ODA

サロン専売化粧品最大手のミルボン社長に坂下秀憲氏が就任して1年。自ら立ち上げた「milbon:iD」やスマートサロンなどの製品販売に関するインフラ整備、新たな教育コンテンツの導入などによって、美容師と美容室の付加価値創造を支援する。

付加価値向上、インフラ整備、ビューティソムリエの3つで
客数減少時代の成長戦略を描く

WWD:就任1年目に注力したことは?

坂下秀憲社長(以下、坂下):24年は初心者マークをつけて、二度と経験できない社長1年目を過ごした。創業者や先代の社長同様に行ったのは市場を回ること。国内外のサロン訪問300店、取引会社訪問30社、投資家面談30回、採用の最終面接100人以上を行った。これは毎年のレギュラーだが、さらに24年は全国20の営業所を回り、フィールドパーソン(営業・以下、FP)とわれわれの強みと課題についてディスカッションした。その結果、課題は社内にあることがよく分かった。これは5、10年後も同じかもしれないが、課題を現場と経営陣が共有し理解することが大切。社長2年目は他の部門でも同じことをやる。その積み重ねが自らの思考となり、社長としての使命感となる。

WWD:ディスカッションから見えてきた強みと課題は?

坂下:各自が個店対応し、課題を聞き出し、それを解決するのが弊社の営業スタイル。このやり方は時間がかかる面もあるが、うちの強みでもある。FP同士の会話の中で、担当美容室の入社1、2年目のスタッフの名前が出てくるのは、BtoBでも一般的な会社ではなかなかないと思う。一方で、教育担当の女性社員が結婚してからも仕事を続けるのが難しいという声も。今年はその課題を解決しつつ弊社の強みも出せる入店教育に力を入れる。

WWD:入店教育とは?

坂下:通常、美容室は閉店後に講習会などを開くことが多いが、営業時間中に入店して店の隅で講習やアドバイスを行う。海外では普通だが、日本では浸透していない。お客さまに実際に接している営業時間中だからこそ課題が発見できるし、その課題を解決することもできる。最近はヘアカラーを学ぶのもオンライン講習が主流。効率はいいが、アウトプットの検証ができない課題が残る。以前はそれを閉店後に行っていたが、働き方改革や家庭を持つ美容師が増え、残業が難しくなった今、営業時間中の入店教育はそれらを解決する方法だ。すでにやり始めているが、あらためて言語化して年始に発表し、多くの賛同を得た。結果的に美容室の業務メニューの付加価値向上となる。

WWD:好調な業績をけん引した製品は?

坂下:うねり毛髪に悩む人向けのアウトバストリートメント「エルジューダ(ELUJUDA)」の“フリッズフィクサー”が、画期的な製品としてヒットした。韓国の艶髪ブームが追い風となったため、今年は韓国の人気美容室と組んだ韓流ヘアのセミナーやコンテンツ発信も計画している。美髪への関心の高まりからスカルプケアにも注目が集まり、「オージュア(AUJUA)」の“プレセディア”も好調だった。オーガニックブランド「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」のヘアカラー人気も根強く、付加価値向上に貢献している。

WWD:今後の美容室経営は厳しいという見方もある。

坂下:人口減少によって客数が減れば集客コストが高まり、働き手が減れば採用コストが高まる。さらにインフレで全てのコストが上がると予測できる。そういう時代に採るべき戦略は、業務メニューに高い付加価値をつけてプライシング力を高めること。先ほど話した入店教育もその支援の一つだ。できる挑戦はまだある。

WWD:その変化に対応しようとする美容室も多い。

坂下:そういった美容室に寄り添っていきたい。公式オンラインストア「milbon:iD」然り、スマートサロン然り、弊社の戦略がそうなっている。これは未来に向けた成長戦略であり、製品販売を最大化するためのインフラだ。「milbon:iD」は契約美容室がストア内にECサイトを出店し販売するもので、売り上げは美容室に計上され、サイト運営や物流業務を弊社が受託する。現在、会員数87万人で流通金額は43億円となり(24年12月現在)、昨年に比べ約6億5000万円増となっている。また、ミルボン社員やゲストが出演するライブコマースも、年間1億8000万円の流通金額と貢献した。お客さまが美容室内で手軽にサロン専売品を手に取り体験できるスマートサロンは50都市62店舗となった。今年はスマートサロンの交通広告の出稿なども考えている。

WWD:新たな試みが成功する美容室の要因は?

坂下:それらのインフラは整えたが、成長戦略の主役はあくまで美容師。力を発揮してもらうための美容師育成制度「ビューティソムリエ」を展開している。これは、技術、製品知識、提案力、カウンセリング力などを総合的に取得していることを認定するもので、今年もその育成に注力する。価格競争は根本的な解決策にはならないため、いずれ終焉するだろうし、プライシング力がなければ美容室経営は立ち行かなくなる。業務の付加価値向上、製品販売のインフラ整備、主役となるビューティソムリエ、この3つがそろうことで、客数減少時代の成長戦略が描ける。その成長戦略を美容室と共に進めていく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『「万葉倶楽部」プラチナ会員へ』

近所の「万葉の湯」は体を癒やしながら考えごとを整理するのに最適。2024年はゴールド会員になれたので、25年はさらに上のプラチナ会員を狙う。今年、研修センターが小田原に移転するが、その近くにも同施設があるため目標達成できるかも(笑)。

COMPANY DATA
ミルボン

1960年、業務用ヘア化粧品の専売メーカーとしてユタカ美容化学が創立。65年、社名をミルボンに変更。2001年、東証一部銘柄に指定。04年にはニューヨークに連結子会社を設立するなど、積極的なグローバル展開を行う。17年にはコーセーとの合弁会社コーセー ミルボン コスメティクスを設立。24年12月期第3四半期累計売上高は前期比8.3%増の369億9300万円となった

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【タカラベルモント 吉川秀隆会長兼社長】堅調な国内を基盤にヘッドスパカルチャーを海外へ

PROFILE: 吉川秀隆/会長兼社長

吉川秀隆/会長兼社長
PROFILE: (よしかわ・ひでたか)1949年生まれ、大阪市出身。日本大学経済学部卒業後、自動車販売会社勤務。74年に祖父の吉川秀信が創業したタカラベルモントに経理担当で入社した後、デンタル・メディカル機器の営業および製品企画、理美容機器の営業を担当。85年に東京支社長に就任。89年に40歳で社長就任後、99年から会長を兼務している PHOTO : SHUNICHI ODA

タカラベルモントは、理容室・美容室の設備機器、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニックの業務用設備機器や化粧品などを製造販売している。昨年は堅調な国内市場を基盤とし、グローバルな成長が見込める美容室の設備機器や“ヘッドスパ”の浸透に注力した。

変化するヘアサロン業界の需要に
マッチする機器が好調

WWD:2024年はどんな1年だったか。

吉川秀隆会長兼社長(以下、吉川):24年は本格的にコロナ禍が明けて世の中が活発に動いた。コロナ禍を経てリモートという選択肢もできたが、だからこそフェイストゥフェイスのコミュニケーションの重要度が増している。そういった思いがあり、100周年を迎えた21年から自分自身で全ての営業所や工場に足を運んでいる。現場には必ず気づきがある。展示会やヘアサロンで聞く理美容師の皆さんの声は大切にしているし、それを形に変えていくのがわれわれメーカーの役割だ。

WWD:昨今のヘアサロン業界をどう見ているか。

吉川:サロンビジネスの在り方はここ10年で大きく変化している。24年も美容室の倒産件数は過去最多を更新し、大型チェーンの時代から個人店やフリーランスの時代に移行した。自宅を改造して1人で営むなど、開業手段のバリエーションも増えている。そのような背景も相まって、24年は23年7月に発売したシャンプー機器“ミニマルサロンユニット ワン”が順調に売り上げを積み上げた。スタイリングチェアとシャンプー台が一体となり、省スペースとフレキシブルな施術対応をかなえる機器で、人材不足という昨今の業界の課題解決につながったことも好調要因だ。

WWD:化粧品はどうか。

吉川:22年2月にローンチした髪質ケアシリーズ「ヒタ(HITA)」が好調だ。悩みが深く、複雑化するクセ毛マーケットにアプローチできないかという思いで製品開発がスタートした。悩みが深いぶん、自宅でケアを継続したいという需要も高く、店販が売れている。

WWD:美容室事業の柱でもあるシャンプー機器“YUMEシャンプー”はどうか。

吉川:国内では導入サロンが5万軒を超え、今は海外の導入店舗数を増やす段階にある。国内と同様、欧米でも中間層以上の美容室で支持を獲得しており、24年、ヨーロッパにおける“YUMEシャンプー”の売り上げは前期の2倍を超えた。ヨーロッパでは、シャンプーにリラクゼーションを求める文化が浸透しておらず、洗い流すだけの場合も多いため、心地よい場所でシャンプーをする体験はより新鮮味が増す。弊社の理・美容用椅子に座っていただくと違いがはっきりする。首が痛かったり、顔周りが濡れたり、座り心地が悪かったりするマイナスポイントを解消しており、そのまま眠ってしまうほど心地よい。そのような体験をした顧客からリピートの要望が増えれば、導入する美容室も増えていく。その流れで今後も浸透すると踏んでいるが、シャンプーメニューが客単価アップにつながると気づいていないオーナーも多いため、導入のメリットを同時に伝える必要がある。また、ヨーロッパの美容学校ではシャンプー教育にあまり重きが置かれていない。そのため、弊社の教育担当がシャンプーやヘッドスパの技術を伝授している。

WWD:海外に“YUMEシャンプー”が広がればヘッドスパサービスも同様に広がる。

吉川:導入店舗の増加とともに、“ジャパニーズヘッドスパ”としてヨーロッパで広がっている。24年9月に香港でホリスティックビューティブランド「エステシモ(ESTESSIMO)」をローンチした。この2つを弊社が提案するヘッドスパメニューとして今後アジアでも広げていきたい。国内でも、コロナ禍のリラックス需要がけん引し、ヘッドスパメニューが伸長した。訪日客の体験としても需要が高く、国内外ともにさらなる成長が見込める。

WWD:医療事業も持つからこその強みはあるか。

吉川:免疫力を高めることは肌や髪の美しさにつながると言われている。両者は相関関係があると考えており、そういったわれわれの融合が形になるのが25年の大阪・関西万博だ。美容と医療を融合して提案する美が30年、40年、50年先にどうなるかをイメージできる展示を予定している。例えば、宇宙での暮らしも夢じゃない時代に、シャンプーやトリートメント、ヘアスタイルがどう変化しているかなどの想像が膨らむ内容だ。

WWD:25年に注力することは。

吉川:万博を主軸に既存のベースアップが事業のポイントになる。55年前の大阪万博に参加した際、世界中の人にタカラベルモントを知ってもらい、それを機に弊社は飛躍していった。今回も世界中から来る人にタカラベルモントを知ってもらい、次なる飛躍のきっかけとしたい。また、24年10月にフランスの美容家具ブランドの商標権を取得。60年の歴史があり、海外のチェーン店とコネクションを持つブランドだ。これまではわれわれの製品がチェーンの美容室に広がっていなかったが、この変化がヨーロッパに弊社の製品が広がる起爆剤となることを期待する。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『5m級のカジキを釣りたい』

アウトドアの趣味が多く、釣りは30〜40年前からやっている。特に海釣りが好きで、和歌山の海に船で行くことが多い。2023年に、和歌山の海で4m40cmのカジキを釣り上げた。今年は、5m級のカジキを釣りたい。

COMPANY DATA
タカラベルモント

1921年に鋳物工場としてスタート。31年に理容椅子の製造を開始し理容・美容業界に進出。56年にニューヨークに現地法人を構え、海外事業をスタート。67年に歯科・医療機器の製造を開始。73年に日本に初めて機器を使用したエステティックを紹介し、77年に自社化粧品ブランド(現ルベル)を立ち上げる。82年には基礎化粧品の発売をスタート。2021年に創業100周年を迎えた

TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
タカラベルモント広報室
06-7636-0856

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【タカラベルモント 吉川秀隆会長兼社長】堅調な国内を基盤にヘッドスパカルチャーを海外へ

PROFILE: 吉川秀隆/会長兼社長

吉川秀隆/会長兼社長
PROFILE: (よしかわ・ひでたか)1949年生まれ、大阪市出身。日本大学経済学部卒業後、自動車販売会社勤務。74年に祖父の吉川秀信が創業したタカラベルモントに経理担当で入社した後、デンタル・メディカル機器の営業および製品企画、理美容機器の営業を担当。85年に東京支社長に就任。89年に40歳で社長就任後、99年から会長を兼務している PHOTO : SHUNICHI ODA

タカラベルモントは、理容室・美容室の設備機器、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニックの業務用設備機器や化粧品などを製造販売している。昨年は堅調な国内市場を基盤とし、グローバルな成長が見込める美容室の設備機器や“ヘッドスパ”の浸透に注力した。

変化するヘアサロン業界の需要に
マッチする機器が好調

WWD:2024年はどんな1年だったか。

吉川秀隆会長兼社長(以下、吉川):24年は本格的にコロナ禍が明けて世の中が活発に動いた。コロナ禍を経てリモートという選択肢もできたが、だからこそフェイストゥフェイスのコミュニケーションの重要度が増している。そういった思いがあり、100周年を迎えた21年から自分自身で全ての営業所や工場に足を運んでいる。現場には必ず気づきがある。展示会やヘアサロンで聞く理美容師の皆さんの声は大切にしているし、それを形に変えていくのがわれわれメーカーの役割だ。

WWD:昨今のヘアサロン業界をどう見ているか。

吉川:サロンビジネスの在り方はここ10年で大きく変化している。24年も美容室の倒産件数は過去最多を更新し、大型チェーンの時代から個人店やフリーランスの時代に移行した。自宅を改造して1人で営むなど、開業手段のバリエーションも増えている。そのような背景も相まって、24年は23年7月に発売したシャンプー機器“ミニマルサロンユニット ワン”が順調に売り上げを積み上げた。スタイリングチェアとシャンプー台が一体となり、省スペースとフレキシブルな施術対応をかなえる機器で、人材不足という昨今の業界の課題解決につながったことも好調要因だ。

WWD:化粧品はどうか。

吉川:22年2月にローンチした髪質ケアシリーズ「ヒタ(HITA)」が好調だ。悩みが深く、複雑化するクセ毛マーケットにアプローチできないかという思いで製品開発がスタートした。悩みが深いぶん、自宅でケアを継続したいという需要も高く、店販が売れている。

WWD:美容室事業の柱でもあるシャンプー機器“YUMEシャンプー”はどうか。

吉川:国内では導入サロンが5万軒を超え、今は海外の導入店舗数を増やす段階にある。国内と同様、欧米でも中間層以上の美容室で支持を獲得しており、24年、ヨーロッパにおける“YUMEシャンプー”の売り上げは前期の2倍を超えた。ヨーロッパでは、シャンプーにリラクゼーションを求める文化が浸透しておらず、洗い流すだけの場合も多いため、心地よい場所でシャンプーをする体験はより新鮮味が増す。弊社の理・美容用椅子に座っていただくと違いがはっきりする。首が痛かったり、顔周りが濡れたり、座り心地が悪かったりするマイナスポイントを解消しており、そのまま眠ってしまうほど心地よい。そのような体験をした顧客からリピートの要望が増えれば、導入する美容室も増えていく。その流れで今後も浸透すると踏んでいるが、シャンプーメニューが客単価アップにつながると気づいていないオーナーも多いため、導入のメリットを同時に伝える必要がある。また、ヨーロッパの美容学校ではシャンプー教育にあまり重きが置かれていない。そのため、弊社の教育担当がシャンプーやヘッドスパの技術を伝授している。

WWD:海外に“YUMEシャンプー”が広がればヘッドスパサービスも同様に広がる。

吉川:導入店舗の増加とともに、“ジャパニーズヘッドスパ”としてヨーロッパで広がっている。24年9月に香港でホリスティックビューティブランド「エステシモ(ESTESSIMO)」をローンチした。この2つを弊社が提案するヘッドスパメニューとして今後アジアでも広げていきたい。国内でも、コロナ禍のリラックス需要がけん引し、ヘッドスパメニューが伸長した。訪日客の体験としても需要が高く、国内外ともにさらなる成長が見込める。

WWD:医療事業も持つからこその強みはあるか。

吉川:免疫力を高めることは肌や髪の美しさにつながると言われている。両者は相関関係があると考えており、そういったわれわれの融合が形になるのが25年の大阪・関西万博だ。美容と医療を融合して提案する美が30年、40年、50年先にどうなるかをイメージできる展示を予定している。例えば、宇宙での暮らしも夢じゃない時代に、シャンプーやトリートメント、ヘアスタイルがどう変化しているかなどの想像が膨らむ内容だ。

WWD:25年に注力することは。

吉川:万博を主軸に既存のベースアップが事業のポイントになる。55年前の大阪万博に参加した際、世界中の人にタカラベルモントを知ってもらい、それを機に弊社は飛躍していった。今回も世界中から来る人にタカラベルモントを知ってもらい、次なる飛躍のきっかけとしたい。また、24年10月にフランスの美容家具ブランドの商標権を取得。60年の歴史があり、海外のチェーン店とコネクションを持つブランドだ。これまではわれわれの製品がチェーンの美容室に広がっていなかったが、この変化がヨーロッパに弊社の製品が広がる起爆剤となることを期待する。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『5m級のカジキを釣りたい』

アウトドアの趣味が多く、釣りは30〜40年前からやっている。特に海釣りが好きで、和歌山の海に船で行くことが多い。2023年に、和歌山の海で4m40cmのカジキを釣り上げた。今年は、5m級のカジキを釣りたい。

COMPANY DATA
タカラベルモント

1921年に鋳物工場としてスタート。31年に理容椅子の製造を開始し理容・美容業界に進出。56年にニューヨークに現地法人を構え、海外事業をスタート。67年に歯科・医療機器の製造を開始。73年に日本に初めて機器を使用したエステティックを紹介し、77年に自社化粧品ブランド(現ルベル)を立ち上げる。82年には基礎化粧品の発売をスタート。2021年に創業100周年を迎えた

TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
タカラベルモント広報室
06-7636-0856

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【セイコーウオッチ 内藤昭男社長】日本の時計として存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大へ

PROFILE: 内藤昭男/社長

内藤昭男/社長
PROFILE: (ないとう・あきお)1960年11月9日生まれ、茨城県出身。84年に上智大学を卒業し、同年、服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。セイコー・オーストラリア社長、セイコーHD(現セイコーグループ)法務部長、常務取締役、セイコー・アメリカ社長などを経て、2019年12月にセイコーウオッチの副社長に就任。21年4月から現職 PHOTO : KENTARO OSHIO

セイコーウオッチは「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」として、スイス・ジュネーブの時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ」に2022年から継続して出展。また昨年は、北米にも「グランドセイコー」の専門ブティックを開店した。その成果もあり、日本国内外でジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチの地位を確立している。24年の世界戦略や国内外での商況はどうだったのか。内藤昭男社長に話を聞く。

「グランドセイコー」で
高級時計市場に風穴を

WWD:2024年は、セイコーウオッチにとってどんな年だったか。

内藤昭男社長(以下、内藤):昨年は「セイコー(SEIKO)」ブランドが誕生してちょうど100年という記念すべき年。「贅沢な旅行ができない代わりに高級品を購入する」という“コロナ消費”が終わり、国内外でラグジュアリービジネス全体が厳しい状況だった。そのため時計業界も、あまり良い状況ではない。しかし当社は、数字はまだ第3四半期までしか出ていないが、「グランドセイコー」と「セイコー」ブランド全体を合わせて、また国内市場と海外市場を合わせて、セイコーウオッチの創業以来、最高益を達成している。海外でも売り上げは堅調だが、インバウンド需要の高まりもあり、特に国内での売り上げが非常に好調で、逆境の中でも良い1年だった。

WWD:逆境の中でも好調の理由は?

内藤:ここ数年、「グランドセイコー」を中心に、世界的に推進してきたラグジュアリー化戦略の成果だと考えている。具体的には、22年に始まった欧州の老舗・名門ブランドのみが出展する国際的な時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、WWG)」への出展。また流通面においては「グランドセイコー」の取扱店舗を、優秀な販売員を配し上顧客を持つ小売店に限定したこと。さらには富裕層顧客に直接リーチするイベントの開催などだ。WWGへの出展は円安・スイスフラン高という為替レートの問題もあり莫大な費用を要するが、こうしたブランドイメージの向上に取り組んだ結果、かつては知名度が低かった「グランドセイコー」が「本当にラグジュアリーな時計ブランド」として評価を得て、国内でも海外でもスイスの名門ブランドと同等の扱いをしていただけるようになってきた。国内でもこれまで「グランドセイコー」を取り扱ってこなかった時計販売店から「『グランドセイコー』をぜひ」といわれている。

WWD:国内市場で注目していることは?

内藤:インバウンド需要の内容が、かつてのピークだった15年とはまったく違うものになっている状況に注目している。当時、インバウンドのお客さまは中国の方が中心で、価格帯では手頃な製品がよく売れ、「グランドセイコー」はほぼゼロだった。だが現在は欧米の方が中心で、「グランドセイコー」が売り上げのメーンだ。特にアメリカのお客さまは、インバウンド需要の半分を占めている。現場からは「日本に来たから『グランドセイコー』を買いたい」と来店された方が多いと聞く。これも海外での「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」戦略の成果だ。

WWD:海外市場の状況は? 24年は北米市場に加えてヨーロッパでも「グランドセイコー」を「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」として発展させるのが目標だった。

内藤:海外市場の状況は、地域により大きく違う。金利の上昇とインフレでラグジュアリービジネスが苦境に陥っているのは確かで、海外での売り上げは実は少し下がっている。だが、中国市場のように厳しいところがある一方で、好調な地域も多い。たとえばインドのように、2ケタで伸びていて、今後も大きな成長が期待できるところもある。また、昨年の大きな目標だったヨーロッパでの「グランドセイコー」の販売拡大については、不況の影響から時計販売店が仕入れ予算を削っているため、残念ながら計画通りに進んでいない。だが北米でもヨーロッパでも、直営ブティックでの「グランドセイコー」の売り上げが絶好調。昨年はアメリカ・ニューヨークのマンハッタンに売り場面積580㎡の直営ブティックをオープンしたが、ここでの売り上げも期待を大きく超えた。今後も、直営ブティックを、ヨーロッパをはじめ世界中の主要都市の中でも厳選されたエリアでオープンしていく。

WWD:25年の国内、海外での戦略と目標は?

内藤:昨年に続き、日本発の「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウォッチブランド」である「グランドセイコー」を中心に、「日本の時計」としての存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大を図る。この戦略でカギになるのが、かつての「異質なもの」から、マンガや食文化を通じて「素晴らしいもの」へと変わった“日本のイメージ”だ。このイメージを徹底的に活用することで、「グランドセイコー」でも「セイコー」ブランドでも、さらなる販売の拡大が図れると確信している。また、日本文化の魅力をクリエイターと発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」などを通して、時計にこれまで興味がなかった人々、特に若い人々に興味を持っていただきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『時計サロンを作りたい』

メーカーの技術者や独立時計師ら、世界中の時計技術を志向する人たちが垣根を越えて集まり、交流し、ともに勉強して、一緒に全く新しい時計を作ることを目指せるような「時計サロン」を作りたい。

COMPANY DATA
セイコーウオッチ

セイコーは1881年、服部金太郎が時計の小売りと修理を生業とする服部時計店を創業し、外国商館から信用を得て発展するところから始まる。92年には小売業の成功を背景に精工舎を設立し、壁掛け時計の製造を開始。95年には懐中時計、1913年には国産初の腕時計“ローレル”を発売した。32年には現在のセイコーハウスにあたる銀座四丁目時計塔を竣工。60年、「グランドセイコー」を発売。2001年、純粋持株会社に移行して腕時計事業部門を分社化。セイコーウオッチを設立した

INTERVIEW& TEXT: YASUHITO SHIBUYA
問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
0120-061-012

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【セイコーウオッチ 内藤昭男社長】日本の時計として存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大へ

PROFILE: 内藤昭男/社長

内藤昭男/社長
PROFILE: (ないとう・あきお)1960年11月9日生まれ、茨城県出身。84年に上智大学を卒業し、同年、服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。セイコー・オーストラリア社長、セイコーHD(現セイコーグループ)法務部長、常務取締役、セイコー・アメリカ社長などを経て、2019年12月にセイコーウオッチの副社長に就任。21年4月から現職 PHOTO : KENTARO OSHIO

セイコーウオッチは「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」として、スイス・ジュネーブの時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ」に2022年から継続して出展。また昨年は、北米にも「グランドセイコー」の専門ブティックを開店した。その成果もあり、日本国内外でジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチの地位を確立している。24年の世界戦略や国内外での商況はどうだったのか。内藤昭男社長に話を聞く。

「グランドセイコー」で
高級時計市場に風穴を

WWD:2024年は、セイコーウオッチにとってどんな年だったか。

内藤昭男社長(以下、内藤):昨年は「セイコー(SEIKO)」ブランドが誕生してちょうど100年という記念すべき年。「贅沢な旅行ができない代わりに高級品を購入する」という“コロナ消費”が終わり、国内外でラグジュアリービジネス全体が厳しい状況だった。そのため時計業界も、あまり良い状況ではない。しかし当社は、数字はまだ第3四半期までしか出ていないが、「グランドセイコー」と「セイコー」ブランド全体を合わせて、また国内市場と海外市場を合わせて、セイコーウオッチの創業以来、最高益を達成している。海外でも売り上げは堅調だが、インバウンド需要の高まりもあり、特に国内での売り上げが非常に好調で、逆境の中でも良い1年だった。

WWD:逆境の中でも好調の理由は?

内藤:ここ数年、「グランドセイコー」を中心に、世界的に推進してきたラグジュアリー化戦略の成果だと考えている。具体的には、22年に始まった欧州の老舗・名門ブランドのみが出展する国際的な時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、WWG)」への出展。また流通面においては「グランドセイコー」の取扱店舗を、優秀な販売員を配し上顧客を持つ小売店に限定したこと。さらには富裕層顧客に直接リーチするイベントの開催などだ。WWGへの出展は円安・スイスフラン高という為替レートの問題もあり莫大な費用を要するが、こうしたブランドイメージの向上に取り組んだ結果、かつては知名度が低かった「グランドセイコー」が「本当にラグジュアリーな時計ブランド」として評価を得て、国内でも海外でもスイスの名門ブランドと同等の扱いをしていただけるようになってきた。国内でもこれまで「グランドセイコー」を取り扱ってこなかった時計販売店から「『グランドセイコー』をぜひ」といわれている。

WWD:国内市場で注目していることは?

内藤:インバウンド需要の内容が、かつてのピークだった15年とはまったく違うものになっている状況に注目している。当時、インバウンドのお客さまは中国の方が中心で、価格帯では手頃な製品がよく売れ、「グランドセイコー」はほぼゼロだった。だが現在は欧米の方が中心で、「グランドセイコー」が売り上げのメーンだ。特にアメリカのお客さまは、インバウンド需要の半分を占めている。現場からは「日本に来たから『グランドセイコー』を買いたい」と来店された方が多いと聞く。これも海外での「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」戦略の成果だ。

WWD:海外市場の状況は? 24年は北米市場に加えてヨーロッパでも「グランドセイコー」を「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」として発展させるのが目標だった。

内藤:海外市場の状況は、地域により大きく違う。金利の上昇とインフレでラグジュアリービジネスが苦境に陥っているのは確かで、海外での売り上げは実は少し下がっている。だが、中国市場のように厳しいところがある一方で、好調な地域も多い。たとえばインドのように、2ケタで伸びていて、今後も大きな成長が期待できるところもある。また、昨年の大きな目標だったヨーロッパでの「グランドセイコー」の販売拡大については、不況の影響から時計販売店が仕入れ予算を削っているため、残念ながら計画通りに進んでいない。だが北米でもヨーロッパでも、直営ブティックでの「グランドセイコー」の売り上げが絶好調。昨年はアメリカ・ニューヨークのマンハッタンに売り場面積580㎡の直営ブティックをオープンしたが、ここでの売り上げも期待を大きく超えた。今後も、直営ブティックを、ヨーロッパをはじめ世界中の主要都市の中でも厳選されたエリアでオープンしていく。

WWD:25年の国内、海外での戦略と目標は?

内藤:昨年に続き、日本発の「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウォッチブランド」である「グランドセイコー」を中心に、「日本の時計」としての存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大を図る。この戦略でカギになるのが、かつての「異質なもの」から、マンガや食文化を通じて「素晴らしいもの」へと変わった“日本のイメージ”だ。このイメージを徹底的に活用することで、「グランドセイコー」でも「セイコー」ブランドでも、さらなる販売の拡大が図れると確信している。また、日本文化の魅力をクリエイターと発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」などを通して、時計にこれまで興味がなかった人々、特に若い人々に興味を持っていただきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『時計サロンを作りたい』

メーカーの技術者や独立時計師ら、世界中の時計技術を志向する人たちが垣根を越えて集まり、交流し、ともに勉強して、一緒に全く新しい時計を作ることを目指せるような「時計サロン」を作りたい。

COMPANY DATA
セイコーウオッチ

セイコーは1881年、服部金太郎が時計の小売りと修理を生業とする服部時計店を創業し、外国商館から信用を得て発展するところから始まる。92年には小売業の成功を背景に精工舎を設立し、壁掛け時計の製造を開始。95年には懐中時計、1913年には国産初の腕時計“ローレル”を発売した。32年には現在のセイコーハウスにあたる銀座四丁目時計塔を竣工。60年、「グランドセイコー」を発売。2001年、純粋持株会社に移行して腕時計事業部門を分社化。セイコーウオッチを設立した

INTERVIEW& TEXT: YASUHITO SHIBUYA
問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
0120-061-012

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【ZOZO澤田宏太郎 社長兼CEO】ファッションECの盟主が語る「AI × 新しい売り方」

PROFILE: 澤田宏太郎社長兼CEO

澤田宏太郎社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学 理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO 取締役、19年9月から現職。趣味は釣り PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

ゾゾタウン開設20周年を迎えたZOZOは、今年さらに進化する。来期に新たな取り組みの発表を予定し、事業領域の拡大のためM&Aにも積極的に取り組む。2026年ごろには独自開発のAI(人工知能)を用いてパーソナライズされた“似合う”を提案する次世代店舗のオープンを検討するなど、野心的で先進的な構想の実現に向け、アクセルを踏む。

「ゾゾタウン」開設20周年
来期に新たな取り組みを発表

WWD:2024年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):ファッション業界全般に言えることだと思うが、天候には苦しめられた。3月は気温が上がらず春物が動かず、かと思えば4月以降に急に暖かくなり、それが10月、11月まで続いた。

WWD:いわゆる「長い夏」だが、対策は?

澤田:気温の変化に対してネットならではのスピード感で対応した。「ウェザーニュース」とのAPI連携やスマホのGPSと連携して、ユーザーの地域の気温に応じてプロモーションやリコメンドのアイテムを変えるような仕組みをスタートさせた。いわゆるパーソナライズだが、9月のように全国的に暑いと、それすらも効かない(苦笑)。ただ、天候に関しては万能で強力な解決策はない。0.01%でも改善できるような施策を10個、20個と積み上げていく。

WWD:抜本的な解決策はないものか?

澤田:そのアンサーの一つが、「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」のような受注生産の仕組みだ。売れたものを素早く作ってお客さまに提供する、いわゆる無在庫モデルだ。現在の「メイドバイゾゾ」の仕組みをもっと磨き上げる必要があるが、結局はそこに行き着くと感じている。

WWD:コスメ販売の「ゾゾコスメ」は?

澤田:順調に拡大している。取扱高が100億円を超えた時点で日本最大級のコスメECにはなっていて、上期(24年4〜9月)も2ケタ増で推移している。ファッションとの併せ買いということもあってメイクアップが特に強い。ただ本来ECと相性が良く、収益にもつながるスキンケアをもっと伸ばしたい。コスメはこれまで培ってきたアパレルの施策やノウハウが生きる部分とそうでない部分は分かってきた。今はコスメならでは、ZOZOならではの施策や売り方を確立するステージだ。

WWD:26年ごろのお披露目を示唆している、AIと組み合わせた次世代店舗「シン・似合うラボ」の進捗は?

澤田:構想動画で見せた世界に一歩二歩くらいは近づいた。ただ、裏側のテクノロジーはかなり進んでいる。当社のAIエンジンは、基盤となる汎用AIに独自開発のAIを組み合わせて開発しているが、汎用AIが文字通り日進月歩で進化して、やれることが広がる。AIはとにかく進化が早い。動画で示唆した「“似合う”を提案する次世代店舗」は、実はかなり野心的な構想だったが、現在はかなり現実に近いものになっている。今のAIの進化のスピードを見ていると、いずれは誰かが実現する。そんな世界になりつつある。だから一番近い立ち位置にいるわれわれが最初にやらないと。売るための大まかなスキームは、ほぼ見えてきた。実装の際は、開発中のAIエンジンによる商品リコメンドだけでなく、ユーザーに対しておすすめする理由などを説明する「おしゃべりbot」のような機能も必要になりそうなことが分かってきた。すでにこの「おしゃべりbot」の開発にも着手している。

WWD:AIエンジンの実装はいつごろになりそうか?

澤田:開発中のAIエンジンは、「似合うラボ」店舗だけでなく、「ゾゾタウン」や「WEAR」も含めた全事業の基盤になる。ロードマップはあるが、公表する段階ではない。ただ、この数年で「ゾゾタウン」の売り方や使い方、見え方が大きく変わることになるだろう。

WWD:今後、服の売り買いはどう変わる?

澤田:人間が頭の中に浮かんだワードを検索するという時代は終わり、ユーザーをよく理解し、ユーザーに代わって行動する、あるいは相談相手になるような「AIエージェント」「パーソナルエージェント」の時代が近づいていることを実感している。ただ、一つの汎用AIが何でもする、とはならず、ファッションやビューティ分野にはそのアルゴリズムや特性を深く理解した特化型AIが必要になるだろう。この数年「ファッションの『こと』ならZOZO」と言い続けてきたが、AIでも同じことだ。

WWD:04年12月に開設した「ゾゾタウン」は20周年。25年をどう位置づける?

澤田:「ゾゾタウン」開設20周年を機に、来期から新しいサービスや機能、新企画など、派手に打ち出していく予定だ。この数年は「WEAR」のリニューアルや受注生産プラットフォーム「メイドバイゾゾ」などを通してファッション購買の上流から下流を強化してきた。いわば事業領域を縦に延ばしてきた。20周年の新たな取り組みは、もっと横に、つまりもっとウィングを広げ、新しいユーザーを取り込みたい。その一環でもあるが、M&Aも積極的に行う。専門組織をつくり、国内外の企業をリサーチしている。ファッションが中心になるとは思うが、今は特定の領域に絞らず、幅広く情報を集めている。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハイエースで全国放浪』

ハイエースにバイク、自転車、釣り道具を積み込んで、全国を放浪したい。CEOになってからは、何も考えない時間がとても貴重に感じている。好きなものを全部積み込んで一人気ままに過ごしたい。

COMPANY DATA
ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。24年3月期の業績は商品取扱高5743億円、売上高1970億円、営業利益600億円、経常利益597億円、純利益443億円。従業員数は1681人(平均年齢33.8歳、24年3月末時点)


問い合わせ先
ZOZO
https://corp.zozo.com/contact/

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【ZOZO澤田宏太郎 社長兼CEO】ファッションECの盟主が語る「AI × 新しい売り方」

PROFILE: 澤田宏太郎社長兼CEO

澤田宏太郎社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学 理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO 取締役、19年9月から現職。趣味は釣り PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

ゾゾタウン開設20周年を迎えたZOZOは、今年さらに進化する。来期に新たな取り組みの発表を予定し、事業領域の拡大のためM&Aにも積極的に取り組む。2026年ごろには独自開発のAI(人工知能)を用いてパーソナライズされた“似合う”を提案する次世代店舗のオープンを検討するなど、野心的で先進的な構想の実現に向け、アクセルを踏む。

「ゾゾタウン」開設20周年
来期に新たな取り組みを発表

WWD:2024年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):ファッション業界全般に言えることだと思うが、天候には苦しめられた。3月は気温が上がらず春物が動かず、かと思えば4月以降に急に暖かくなり、それが10月、11月まで続いた。

WWD:いわゆる「長い夏」だが、対策は?

澤田:気温の変化に対してネットならではのスピード感で対応した。「ウェザーニュース」とのAPI連携やスマホのGPSと連携して、ユーザーの地域の気温に応じてプロモーションやリコメンドのアイテムを変えるような仕組みをスタートさせた。いわゆるパーソナライズだが、9月のように全国的に暑いと、それすらも効かない(苦笑)。ただ、天候に関しては万能で強力な解決策はない。0.01%でも改善できるような施策を10個、20個と積み上げていく。

WWD:抜本的な解決策はないものか?

澤田:そのアンサーの一つが、「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」のような受注生産の仕組みだ。売れたものを素早く作ってお客さまに提供する、いわゆる無在庫モデルだ。現在の「メイドバイゾゾ」の仕組みをもっと磨き上げる必要があるが、結局はそこに行き着くと感じている。

WWD:コスメ販売の「ゾゾコスメ」は?

澤田:順調に拡大している。取扱高が100億円を超えた時点で日本最大級のコスメECにはなっていて、上期(24年4〜9月)も2ケタ増で推移している。ファッションとの併せ買いということもあってメイクアップが特に強い。ただ本来ECと相性が良く、収益にもつながるスキンケアをもっと伸ばしたい。コスメはこれまで培ってきたアパレルの施策やノウハウが生きる部分とそうでない部分は分かってきた。今はコスメならでは、ZOZOならではの施策や売り方を確立するステージだ。

WWD:26年ごろのお披露目を示唆している、AIと組み合わせた次世代店舗「シン・似合うラボ」の進捗は?

澤田:構想動画で見せた世界に一歩二歩くらいは近づいた。ただ、裏側のテクノロジーはかなり進んでいる。当社のAIエンジンは、基盤となる汎用AIに独自開発のAIを組み合わせて開発しているが、汎用AIが文字通り日進月歩で進化して、やれることが広がる。AIはとにかく進化が早い。動画で示唆した「“似合う”を提案する次世代店舗」は、実はかなり野心的な構想だったが、現在はかなり現実に近いものになっている。今のAIの進化のスピードを見ていると、いずれは誰かが実現する。そんな世界になりつつある。だから一番近い立ち位置にいるわれわれが最初にやらないと。売るための大まかなスキームは、ほぼ見えてきた。実装の際は、開発中のAIエンジンによる商品リコメンドだけでなく、ユーザーに対しておすすめする理由などを説明する「おしゃべりbot」のような機能も必要になりそうなことが分かってきた。すでにこの「おしゃべりbot」の開発にも着手している。

WWD:AIエンジンの実装はいつごろになりそうか?

澤田:開発中のAIエンジンは、「似合うラボ」店舗だけでなく、「ゾゾタウン」や「WEAR」も含めた全事業の基盤になる。ロードマップはあるが、公表する段階ではない。ただ、この数年で「ゾゾタウン」の売り方や使い方、見え方が大きく変わることになるだろう。

WWD:今後、服の売り買いはどう変わる?

澤田:人間が頭の中に浮かんだワードを検索するという時代は終わり、ユーザーをよく理解し、ユーザーに代わって行動する、あるいは相談相手になるような「AIエージェント」「パーソナルエージェント」の時代が近づいていることを実感している。ただ、一つの汎用AIが何でもする、とはならず、ファッションやビューティ分野にはそのアルゴリズムや特性を深く理解した特化型AIが必要になるだろう。この数年「ファッションの『こと』ならZOZO」と言い続けてきたが、AIでも同じことだ。

WWD:04年12月に開設した「ゾゾタウン」は20周年。25年をどう位置づける?

澤田:「ゾゾタウン」開設20周年を機に、来期から新しいサービスや機能、新企画など、派手に打ち出していく予定だ。この数年は「WEAR」のリニューアルや受注生産プラットフォーム「メイドバイゾゾ」などを通してファッション購買の上流から下流を強化してきた。いわば事業領域を縦に延ばしてきた。20周年の新たな取り組みは、もっと横に、つまりもっとウィングを広げ、新しいユーザーを取り込みたい。その一環でもあるが、M&Aも積極的に行う。専門組織をつくり、国内外の企業をリサーチしている。ファッションが中心になるとは思うが、今は特定の領域に絞らず、幅広く情報を集めている。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハイエースで全国放浪』

ハイエースにバイク、自転車、釣り道具を積み込んで、全国を放浪したい。CEOになってからは、何も考えない時間がとても貴重に感じている。好きなものを全部積み込んで一人気ままに過ごしたい。

COMPANY DATA
ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。24年3月期の業績は商品取扱高5743億円、売上高1970億円、営業利益600億円、経常利益597億円、純利益443億円。従業員数は1681人(平均年齢33.8歳、24年3月末時点)


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【バロックジャパンリミテッド 村井博之 社長】“ニッチ”を突き詰め、再成長へ地盤固めの一年に

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS 香港 社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職

成長のエンジンだった中国事業が不況で低迷し、屋台骨の国内SC事業もさえない。バロックジャパンリミテッドの村井博之社長は、そんな2024年を苦しい1年だったと振り返るが、表情に悲観の色は見えない。「25年は再出発の年になる」。“バロックらしさ”に立ち返り、商品企画の抜本的見直しで浮上を期す。

「不本意でもどかしい」24年からの再出発

WWD:24年を振り返って。

村井博之社長(以下、村井):不本意でもどかしい1年だった。中国は、ついさっきまで晴れていた空から急に雨が降ってきたような状況。それも1、2年で降り止まない大雨だ。(中国事業を)諦めるつもりはないが、いったんは北京、上海などの都心店を残しながらスクラップ&ビルドを進める。タフで我慢が必要な戦いになるだろう。

日本もかつてはバブル崩壊の不況の中から、渋谷109がけん引するギャルカルチャーが生まれ、バロックもその中心にいた。悲観的な状況の中でも前向きなパワーを生み出すのがファッション。中国でも今のどん底の状況から、また新しいカルチャーが萌芽するはずだ。現地の10〜30代のライフスタイルを常に観察し続け、変化の機微を捉えていく。

WWD:「アズールバイマウジー」を中心とする主力のSC事業が停滞している。

村井:マーケットがしぼんだのではなく、作り手である当社の問題。「アズール」の主戦場であるマス市場では、ファストファッションをはじめ競合との競争が苛烈さを増している。われわれの業績のふがいなさは、「バロックらしさとは?」に対する答えが提示できていないことの表れ。モノ作り、MD、価格設定を含めて、「自分たちが正しい」という思い込みを捨てて抜本的に変える。大胆なテコ入れも必要と考えている。

WWD:どんな方向性に変える?

村井:一つ言えるのは、「バロックじゃなくてもできるもの」は作らなくてもいいということ。かつてバロックのブランドというのは、どれをとっても“ニッチ”だった。売り上げの多寡ではなく、商品や店舗運営のスタイルが尖っていた。芸能人やモデルがこぞってバロックブランドを着用し、それに憧れる若い女の子の親御さんからは、「娘に着せたくない」という声も上がったくらい(笑)。少々のハレーションが起こるくらいのエッジィさが私たちの持ち味でもある。他の店でも手に入るような服なら、うちに置く必要はない。「路面店だから」「SC店だから」というふうにMDをはめ込んでいくから、店が面白みを失っていく。既成概念を取り払って、ゼロから品ぞろえを考える。

WWD:原宿の旗艦店「ザ・シェルター トーキョー」は免税売上高が前期比15%増と好調だ。

村井:入店客の約40%を海外のお客さまが占めている。欧米・アジアがメインだが、実は中東からのお客さまも一定数いらっしゃる。われわれの想像の範疇になかったビジネスチャンスを見出す場にもなっている。今後は、国内のお客さまにもさらなる面白みを提供したい。これまでは1階の明治通り側の区画で外部ブランドを誘致したポップアップ企画を実施してきたが、3層(地下1階〜地上2階)の空間を生かし、より大きなスケールでキュレーション展開する。ポップアップのスパンもより短サイクルにして、常に鮮度のある店を作りたい。

WWD:「ブラックバイマウジー」の今春での休止が発表された。SNSでは惜しむ声も多かった。

村井:近い将来、お客さまをあっと言わせる形での新しい展開を考えている。しっかりとしたファンダムがあることが分かっているからこそ、現在のコアな規模から、よりスケールアップした形で出直す。25年内には具体的な発表ができるはずだ。ブランド名は変わる。デニム軸のスタイリング提案というコンセプトにも捉われず、大人がより自分らしいファッションを楽しんでいただけるよう提案する。休止前は実店舗は2つだったが、より大きな規模で展開したい。
アパレルはデザイナー、販売員などあらゆる業種で“人”ありきのビジネスだ。限られた人材を最大限に生かすという意味では、「ブラックバイマウジー」に限らず、小規模なプロジェクトをある程度整理・統合していく必要があると考えている。

WWD:25年の展望は?

村井:再成長に向けた地盤を固める。好材料の一つが「マウジー」の25周年だ。手前味噌だが、ここまで長くお客さまの心を掴めるブランドはそうそうない。ずっとファンでいてくださるお客さまが年齢を重ねる一方、あるメディアの調査によれば、服飾系専門学生の「よく買うブランド」のランキング上位に食い込んでいる。後押ししているのがレトロブームによる渋谷109のリバイバルで、館の店舗も売り上げ好調だ。大人層からの人気商品とはまた違った商品を手に取り、自由にスタイリングを楽しむ若いお客さまがおり、ブランドにとって大いに刺激になっている。周年施策は、大人も若いお客さまも心から楽しんでいただけるものにしたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『財団からノーベル賞を輩出!』

2020年に設立したバロック村井博之財団では、若者の進学や研究に資金援助している。私自身にとっても、アパレルと違う世界の学問に触れることは大いに刺激になる。近い将来、財団からノーベル賞受賞者が生まれたら。

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バロックジャパンリミテッド

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。24年2月期の売上高は前期比2.5%増の602億円、営業利益は同9.1%減の19億円


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【バロックジャパンリミテッド 村井博之 社長】“ニッチ”を突き詰め、再成長へ地盤固めの一年に

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS 香港 社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職

成長のエンジンだった中国事業が不況で低迷し、屋台骨の国内SC事業もさえない。バロックジャパンリミテッドの村井博之社長は、そんな2024年を苦しい1年だったと振り返るが、表情に悲観の色は見えない。「25年は再出発の年になる」。“バロックらしさ”に立ち返り、商品企画の抜本的見直しで浮上を期す。

「不本意でもどかしい」24年からの再出発

WWD:24年を振り返って。

村井博之社長(以下、村井):不本意でもどかしい1年だった。中国は、ついさっきまで晴れていた空から急に雨が降ってきたような状況。それも1、2年で降り止まない大雨だ。(中国事業を)諦めるつもりはないが、いったんは北京、上海などの都心店を残しながらスクラップ&ビルドを進める。タフで我慢が必要な戦いになるだろう。

日本もかつてはバブル崩壊の不況の中から、渋谷109がけん引するギャルカルチャーが生まれ、バロックもその中心にいた。悲観的な状況の中でも前向きなパワーを生み出すのがファッション。中国でも今のどん底の状況から、また新しいカルチャーが萌芽するはずだ。現地の10〜30代のライフスタイルを常に観察し続け、変化の機微を捉えていく。

WWD:「アズールバイマウジー」を中心とする主力のSC事業が停滞している。

村井:マーケットがしぼんだのではなく、作り手である当社の問題。「アズール」の主戦場であるマス市場では、ファストファッションをはじめ競合との競争が苛烈さを増している。われわれの業績のふがいなさは、「バロックらしさとは?」に対する答えが提示できていないことの表れ。モノ作り、MD、価格設定を含めて、「自分たちが正しい」という思い込みを捨てて抜本的に変える。大胆なテコ入れも必要と考えている。

WWD:どんな方向性に変える?

村井:一つ言えるのは、「バロックじゃなくてもできるもの」は作らなくてもいいということ。かつてバロックのブランドというのは、どれをとっても“ニッチ”だった。売り上げの多寡ではなく、商品や店舗運営のスタイルが尖っていた。芸能人やモデルがこぞってバロックブランドを着用し、それに憧れる若い女の子の親御さんからは、「娘に着せたくない」という声も上がったくらい(笑)。少々のハレーションが起こるくらいのエッジィさが私たちの持ち味でもある。他の店でも手に入るような服なら、うちに置く必要はない。「路面店だから」「SC店だから」というふうにMDをはめ込んでいくから、店が面白みを失っていく。既成概念を取り払って、ゼロから品ぞろえを考える。

WWD:原宿の旗艦店「ザ・シェルター トーキョー」は免税売上高が前期比15%増と好調だ。

村井:入店客の約40%を海外のお客さまが占めている。欧米・アジアがメインだが、実は中東からのお客さまも一定数いらっしゃる。われわれの想像の範疇になかったビジネスチャンスを見出す場にもなっている。今後は、国内のお客さまにもさらなる面白みを提供したい。これまでは1階の明治通り側の区画で外部ブランドを誘致したポップアップ企画を実施してきたが、3層(地下1階〜地上2階)の空間を生かし、より大きなスケールでキュレーション展開する。ポップアップのスパンもより短サイクルにして、常に鮮度のある店を作りたい。

WWD:「ブラックバイマウジー」の今春での休止が発表された。SNSでは惜しむ声も多かった。

村井:近い将来、お客さまをあっと言わせる形での新しい展開を考えている。しっかりとしたファンダムがあることが分かっているからこそ、現在のコアな規模から、よりスケールアップした形で出直す。25年内には具体的な発表ができるはずだ。ブランド名は変わる。デニム軸のスタイリング提案というコンセプトにも捉われず、大人がより自分らしいファッションを楽しんでいただけるよう提案する。休止前は実店舗は2つだったが、より大きな規模で展開したい。
アパレルはデザイナー、販売員などあらゆる業種で“人”ありきのビジネスだ。限られた人材を最大限に生かすという意味では、「ブラックバイマウジー」に限らず、小規模なプロジェクトをある程度整理・統合していく必要があると考えている。

WWD:25年の展望は?

村井:再成長に向けた地盤を固める。好材料の一つが「マウジー」の25周年だ。手前味噌だが、ここまで長くお客さまの心を掴めるブランドはそうそうない。ずっとファンでいてくださるお客さまが年齢を重ねる一方、あるメディアの調査によれば、服飾系専門学生の「よく買うブランド」のランキング上位に食い込んでいる。後押ししているのがレトロブームによる渋谷109のリバイバルで、館の店舗も売り上げ好調だ。大人層からの人気商品とはまた違った商品を手に取り、自由にスタイリングを楽しむ若いお客さまがおり、ブランドにとって大いに刺激になっている。周年施策は、大人も若いお客さまも心から楽しんでいただけるものにしたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『財団からノーベル賞を輩出!』

2020年に設立したバロック村井博之財団では、若者の進学や研究に資金援助している。私自身にとっても、アパレルと違う世界の学問に触れることは大いに刺激になる。近い将来、財団からノーベル賞受賞者が生まれたら。

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バロックジャパンリミテッド

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。24年2月期の売上高は前期比2.5%増の602億円、営業利益は同9.1%減の19億円


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バロックジャパンリミテッド
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