【セイコーウオッチ 内藤昭男社長】日本の時計として存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大へ

PROFILE: 内藤昭男/社長

内藤昭男/社長
PROFILE: (ないとう・あきお)1960年11月9日生まれ、茨城県出身。84年に上智大学を卒業し、同年、服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。セイコー・オーストラリア社長、セイコーHD(現セイコーグループ)法務部長、常務取締役、セイコー・アメリカ社長などを経て、2019年12月にセイコーウオッチの副社長に就任。21年4月から現職 PHOTO : KENTARO OSHIO

セイコーウオッチは「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」として、スイス・ジュネーブの時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ」に2022年から継続して出展。また昨年は、北米にも「グランドセイコー」の専門ブティックを開店した。その成果もあり、日本国内外でジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチの地位を確立している。24年の世界戦略や国内外での商況はどうだったのか。内藤昭男社長に話を聞く。

「グランドセイコー」で
高級時計市場に風穴を

WWD:2024年は、セイコーウオッチにとってどんな年だったか。

内藤昭男社長(以下、内藤):昨年は「セイコー(SEIKO)」ブランドが誕生してちょうど100年という記念すべき年。「贅沢な旅行ができない代わりに高級品を購入する」という“コロナ消費”が終わり、国内外でラグジュアリービジネス全体が厳しい状況だった。そのため時計業界も、あまり良い状況ではない。しかし当社は、数字はまだ第3四半期までしか出ていないが、「グランドセイコー」と「セイコー」ブランド全体を合わせて、また国内市場と海外市場を合わせて、セイコーウオッチの創業以来、最高益を達成している。海外でも売り上げは堅調だが、インバウンド需要の高まりもあり、特に国内での売り上げが非常に好調で、逆境の中でも良い1年だった。

WWD:逆境の中でも好調の理由は?

内藤:ここ数年、「グランドセイコー」を中心に、世界的に推進してきたラグジュアリー化戦略の成果だと考えている。具体的には、22年に始まった欧州の老舗・名門ブランドのみが出展する国際的な時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、WWG)」への出展。また流通面においては「グランドセイコー」の取扱店舗を、優秀な販売員を配し上顧客を持つ小売店に限定したこと。さらには富裕層顧客に直接リーチするイベントの開催などだ。WWGへの出展は円安・スイスフラン高という為替レートの問題もあり莫大な費用を要するが、こうしたブランドイメージの向上に取り組んだ結果、かつては知名度が低かった「グランドセイコー」が「本当にラグジュアリーな時計ブランド」として評価を得て、国内でも海外でもスイスの名門ブランドと同等の扱いをしていただけるようになってきた。国内でもこれまで「グランドセイコー」を取り扱ってこなかった時計販売店から「『グランドセイコー』をぜひ」といわれている。

WWD:国内市場で注目していることは?

内藤:インバウンド需要の内容が、かつてのピークだった15年とはまったく違うものになっている状況に注目している。当時、インバウンドのお客さまは中国の方が中心で、価格帯では手頃な製品がよく売れ、「グランドセイコー」はほぼゼロだった。だが現在は欧米の方が中心で、「グランドセイコー」が売り上げのメーンだ。特にアメリカのお客さまは、インバウンド需要の半分を占めている。現場からは「日本に来たから『グランドセイコー』を買いたい」と来店された方が多いと聞く。これも海外での「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」戦略の成果だ。

WWD:海外市場の状況は? 24年は北米市場に加えてヨーロッパでも「グランドセイコー」を「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」として発展させるのが目標だった。

内藤:海外市場の状況は、地域により大きく違う。金利の上昇とインフレでラグジュアリービジネスが苦境に陥っているのは確かで、海外での売り上げは実は少し下がっている。だが、中国市場のように厳しいところがある一方で、好調な地域も多い。たとえばインドのように、2ケタで伸びていて、今後も大きな成長が期待できるところもある。また、昨年の大きな目標だったヨーロッパでの「グランドセイコー」の販売拡大については、不況の影響から時計販売店が仕入れ予算を削っているため、残念ながら計画通りに進んでいない。だが北米でもヨーロッパでも、直営ブティックでの「グランドセイコー」の売り上げが絶好調。昨年はアメリカ・ニューヨークのマンハッタンに売り場面積580㎡の直営ブティックをオープンしたが、ここでの売り上げも期待を大きく超えた。今後も、直営ブティックを、ヨーロッパをはじめ世界中の主要都市の中でも厳選されたエリアでオープンしていく。

WWD:25年の国内、海外での戦略と目標は?

内藤:昨年に続き、日本発の「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウォッチブランド」である「グランドセイコー」を中心に、「日本の時計」としての存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大を図る。この戦略でカギになるのが、かつての「異質なもの」から、マンガや食文化を通じて「素晴らしいもの」へと変わった“日本のイメージ”だ。このイメージを徹底的に活用することで、「グランドセイコー」でも「セイコー」ブランドでも、さらなる販売の拡大が図れると確信している。また、日本文化の魅力をクリエイターと発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」などを通して、時計にこれまで興味がなかった人々、特に若い人々に興味を持っていただきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『時計サロンを作りたい』

メーカーの技術者や独立時計師ら、世界中の時計技術を志向する人たちが垣根を越えて集まり、交流し、ともに勉強して、一緒に全く新しい時計を作ることを目指せるような「時計サロン」を作りたい。

COMPANY DATA
セイコーウオッチ

セイコーは1881年、服部金太郎が時計の小売りと修理を生業とする服部時計店を創業し、外国商館から信用を得て発展するところから始まる。92年には小売業の成功を背景に精工舎を設立し、壁掛け時計の製造を開始。95年には懐中時計、1913年には国産初の腕時計“ローレル”を発売した。32年には現在のセイコーハウスにあたる銀座四丁目時計塔を竣工。60年、「グランドセイコー」を発売。2001年、純粋持株会社に移行して腕時計事業部門を分社化。セイコーウオッチを設立した

INTERVIEW& TEXT: YASUHITO SHIBUYA
問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
0120-061-012

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【セイコーウオッチ 内藤昭男社長】日本の時計として存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大へ

PROFILE: 内藤昭男/社長

内藤昭男/社長
PROFILE: (ないとう・あきお)1960年11月9日生まれ、茨城県出身。84年に上智大学を卒業し、同年、服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。セイコー・オーストラリア社長、セイコーHD(現セイコーグループ)法務部長、常務取締役、セイコー・アメリカ社長などを経て、2019年12月にセイコーウオッチの副社長に就任。21年4月から現職 PHOTO : KENTARO OSHIO

セイコーウオッチは「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」として、スイス・ジュネーブの時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ」に2022年から継続して出展。また昨年は、北米にも「グランドセイコー」の専門ブティックを開店した。その成果もあり、日本国内外でジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチの地位を確立している。24年の世界戦略や国内外での商況はどうだったのか。内藤昭男社長に話を聞く。

「グランドセイコー」で
高級時計市場に風穴を

WWD:2024年は、セイコーウオッチにとってどんな年だったか。

内藤昭男社長(以下、内藤):昨年は「セイコー(SEIKO)」ブランドが誕生してちょうど100年という記念すべき年。「贅沢な旅行ができない代わりに高級品を購入する」という“コロナ消費”が終わり、国内外でラグジュアリービジネス全体が厳しい状況だった。そのため時計業界も、あまり良い状況ではない。しかし当社は、数字はまだ第3四半期までしか出ていないが、「グランドセイコー」と「セイコー」ブランド全体を合わせて、また国内市場と海外市場を合わせて、セイコーウオッチの創業以来、最高益を達成している。海外でも売り上げは堅調だが、インバウンド需要の高まりもあり、特に国内での売り上げが非常に好調で、逆境の中でも良い1年だった。

WWD:逆境の中でも好調の理由は?

内藤:ここ数年、「グランドセイコー」を中心に、世界的に推進してきたラグジュアリー化戦略の成果だと考えている。具体的には、22年に始まった欧州の老舗・名門ブランドのみが出展する国際的な時計フェア「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(以下、WWG)」への出展。また流通面においては「グランドセイコー」の取扱店舗を、優秀な販売員を配し上顧客を持つ小売店に限定したこと。さらには富裕層顧客に直接リーチするイベントの開催などだ。WWGへの出展は円安・スイスフラン高という為替レートの問題もあり莫大な費用を要するが、こうしたブランドイメージの向上に取り組んだ結果、かつては知名度が低かった「グランドセイコー」が「本当にラグジュアリーな時計ブランド」として評価を得て、国内でも海外でもスイスの名門ブランドと同等の扱いをしていただけるようになってきた。国内でもこれまで「グランドセイコー」を取り扱ってこなかった時計販売店から「『グランドセイコー』をぜひ」といわれている。

WWD:国内市場で注目していることは?

内藤:インバウンド需要の内容が、かつてのピークだった15年とはまったく違うものになっている状況に注目している。当時、インバウンドのお客さまは中国の方が中心で、価格帯では手頃な製品がよく売れ、「グランドセイコー」はほぼゼロだった。だが現在は欧米の方が中心で、「グランドセイコー」が売り上げのメーンだ。特にアメリカのお客さまは、インバウンド需要の半分を占めている。現場からは「日本に来たから『グランドセイコー』を買いたい」と来店された方が多いと聞く。これも海外での「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」戦略の成果だ。

WWD:海外市場の状況は? 24年は北米市場に加えてヨーロッパでも「グランドセイコー」を「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」として発展させるのが目標だった。

内藤:海外市場の状況は、地域により大きく違う。金利の上昇とインフレでラグジュアリービジネスが苦境に陥っているのは確かで、海外での売り上げは実は少し下がっている。だが、中国市場のように厳しいところがある一方で、好調な地域も多い。たとえばインドのように、2ケタで伸びていて、今後も大きな成長が期待できるところもある。また、昨年の大きな目標だったヨーロッパでの「グランドセイコー」の販売拡大については、不況の影響から時計販売店が仕入れ予算を削っているため、残念ながら計画通りに進んでいない。だが北米でもヨーロッパでも、直営ブティックでの「グランドセイコー」の売り上げが絶好調。昨年はアメリカ・ニューヨークのマンハッタンに売り場面積580㎡の直営ブティックをオープンしたが、ここでの売り上げも期待を大きく超えた。今後も、直営ブティックを、ヨーロッパをはじめ世界中の主要都市の中でも厳選されたエリアでオープンしていく。

WWD:25年の国内、海外での戦略と目標は?

内藤:昨年に続き、日本発の「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウォッチブランド」である「グランドセイコー」を中心に、「日本の時計」としての存在感を世界にアピールし、国内外で販売拡大を図る。この戦略でカギになるのが、かつての「異質なもの」から、マンガや食文化を通じて「素晴らしいもの」へと変わった“日本のイメージ”だ。このイメージを徹底的に活用することで、「グランドセイコー」でも「セイコー」ブランドでも、さらなる販売の拡大が図れると確信している。また、日本文化の魅力をクリエイターと発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」などを通して、時計にこれまで興味がなかった人々、特に若い人々に興味を持っていただきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『時計サロンを作りたい』

メーカーの技術者や独立時計師ら、世界中の時計技術を志向する人たちが垣根を越えて集まり、交流し、ともに勉強して、一緒に全く新しい時計を作ることを目指せるような「時計サロン」を作りたい。

COMPANY DATA
セイコーウオッチ

セイコーは1881年、服部金太郎が時計の小売りと修理を生業とする服部時計店を創業し、外国商館から信用を得て発展するところから始まる。92年には小売業の成功を背景に精工舎を設立し、壁掛け時計の製造を開始。95年には懐中時計、1913年には国産初の腕時計“ローレル”を発売した。32年には現在のセイコーハウスにあたる銀座四丁目時計塔を竣工。60年、「グランドセイコー」を発売。2001年、純粋持株会社に移行して腕時計事業部門を分社化。セイコーウオッチを設立した

INTERVIEW& TEXT: YASUHITO SHIBUYA
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0120-061-012

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【ZOZO澤田宏太郎 社長兼CEO】ファッションECの盟主が語る「AI × 新しい売り方」

PROFILE: 澤田宏太郎社長兼CEO

澤田宏太郎社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学 理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO 取締役、19年9月から現職。趣味は釣り PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

ゾゾタウン開設20周年を迎えたZOZOは、今年さらに進化する。来期に新たな取り組みの発表を予定し、事業領域の拡大のためM&Aにも積極的に取り組む。2026年ごろには独自開発のAI(人工知能)を用いてパーソナライズされた“似合う”を提案する次世代店舗のオープンを検討するなど、野心的で先進的な構想の実現に向け、アクセルを踏む。

「ゾゾタウン」開設20周年
来期に新たな取り組みを発表

WWD:2024年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):ファッション業界全般に言えることだと思うが、天候には苦しめられた。3月は気温が上がらず春物が動かず、かと思えば4月以降に急に暖かくなり、それが10月、11月まで続いた。

WWD:いわゆる「長い夏」だが、対策は?

澤田:気温の変化に対してネットならではのスピード感で対応した。「ウェザーニュース」とのAPI連携やスマホのGPSと連携して、ユーザーの地域の気温に応じてプロモーションやリコメンドのアイテムを変えるような仕組みをスタートさせた。いわゆるパーソナライズだが、9月のように全国的に暑いと、それすらも効かない(苦笑)。ただ、天候に関しては万能で強力な解決策はない。0.01%でも改善できるような施策を10個、20個と積み上げていく。

WWD:抜本的な解決策はないものか?

澤田:そのアンサーの一つが、「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」のような受注生産の仕組みだ。売れたものを素早く作ってお客さまに提供する、いわゆる無在庫モデルだ。現在の「メイドバイゾゾ」の仕組みをもっと磨き上げる必要があるが、結局はそこに行き着くと感じている。

WWD:コスメ販売の「ゾゾコスメ」は?

澤田:順調に拡大している。取扱高が100億円を超えた時点で日本最大級のコスメECにはなっていて、上期(24年4〜9月)も2ケタ増で推移している。ファッションとの併せ買いということもあってメイクアップが特に強い。ただ本来ECと相性が良く、収益にもつながるスキンケアをもっと伸ばしたい。コスメはこれまで培ってきたアパレルの施策やノウハウが生きる部分とそうでない部分は分かってきた。今はコスメならでは、ZOZOならではの施策や売り方を確立するステージだ。

WWD:26年ごろのお披露目を示唆している、AIと組み合わせた次世代店舗「シン・似合うラボ」の進捗は?

澤田:構想動画で見せた世界に一歩二歩くらいは近づいた。ただ、裏側のテクノロジーはかなり進んでいる。当社のAIエンジンは、基盤となる汎用AIに独自開発のAIを組み合わせて開発しているが、汎用AIが文字通り日進月歩で進化して、やれることが広がる。AIはとにかく進化が早い。動画で示唆した「“似合う”を提案する次世代店舗」は、実はかなり野心的な構想だったが、現在はかなり現実に近いものになっている。今のAIの進化のスピードを見ていると、いずれは誰かが実現する。そんな世界になりつつある。だから一番近い立ち位置にいるわれわれが最初にやらないと。売るための大まかなスキームは、ほぼ見えてきた。実装の際は、開発中のAIエンジンによる商品リコメンドだけでなく、ユーザーに対しておすすめする理由などを説明する「おしゃべりbot」のような機能も必要になりそうなことが分かってきた。すでにこの「おしゃべりbot」の開発にも着手している。

WWD:AIエンジンの実装はいつごろになりそうか?

澤田:開発中のAIエンジンは、「似合うラボ」店舗だけでなく、「ゾゾタウン」や「WEAR」も含めた全事業の基盤になる。ロードマップはあるが、公表する段階ではない。ただ、この数年で「ゾゾタウン」の売り方や使い方、見え方が大きく変わることになるだろう。

WWD:今後、服の売り買いはどう変わる?

澤田:人間が頭の中に浮かんだワードを検索するという時代は終わり、ユーザーをよく理解し、ユーザーに代わって行動する、あるいは相談相手になるような「AIエージェント」「パーソナルエージェント」の時代が近づいていることを実感している。ただ、一つの汎用AIが何でもする、とはならず、ファッションやビューティ分野にはそのアルゴリズムや特性を深く理解した特化型AIが必要になるだろう。この数年「ファッションの『こと』ならZOZO」と言い続けてきたが、AIでも同じことだ。

WWD:04年12月に開設した「ゾゾタウン」は20周年。25年をどう位置づける?

澤田:「ゾゾタウン」開設20周年を機に、来期から新しいサービスや機能、新企画など、派手に打ち出していく予定だ。この数年は「WEAR」のリニューアルや受注生産プラットフォーム「メイドバイゾゾ」などを通してファッション購買の上流から下流を強化してきた。いわば事業領域を縦に延ばしてきた。20周年の新たな取り組みは、もっと横に、つまりもっとウィングを広げ、新しいユーザーを取り込みたい。その一環でもあるが、M&Aも積極的に行う。専門組織をつくり、国内外の企業をリサーチしている。ファッションが中心になるとは思うが、今は特定の領域に絞らず、幅広く情報を集めている。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハイエースで全国放浪』

ハイエースにバイク、自転車、釣り道具を積み込んで、全国を放浪したい。CEOになってからは、何も考えない時間がとても貴重に感じている。好きなものを全部積み込んで一人気ままに過ごしたい。

COMPANY DATA
ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。24年3月期の業績は商品取扱高5743億円、売上高1970億円、営業利益600億円、経常利益597億円、純利益443億円。従業員数は1681人(平均年齢33.8歳、24年3月末時点)


問い合わせ先
ZOZO
https://corp.zozo.com/contact/

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【ZOZO澤田宏太郎 社長兼CEO】ファッションECの盟主が語る「AI × 新しい売り方」

PROFILE: 澤田宏太郎社長兼CEO

澤田宏太郎社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学 理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO 取締役、19年9月から現職。趣味は釣り PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

ゾゾタウン開設20周年を迎えたZOZOは、今年さらに進化する。来期に新たな取り組みの発表を予定し、事業領域の拡大のためM&Aにも積極的に取り組む。2026年ごろには独自開発のAI(人工知能)を用いてパーソナライズされた“似合う”を提案する次世代店舗のオープンを検討するなど、野心的で先進的な構想の実現に向け、アクセルを踏む。

「ゾゾタウン」開設20周年
来期に新たな取り組みを発表

WWD:2024年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):ファッション業界全般に言えることだと思うが、天候には苦しめられた。3月は気温が上がらず春物が動かず、かと思えば4月以降に急に暖かくなり、それが10月、11月まで続いた。

WWD:いわゆる「長い夏」だが、対策は?

澤田:気温の変化に対してネットならではのスピード感で対応した。「ウェザーニュース」とのAPI連携やスマホのGPSと連携して、ユーザーの地域の気温に応じてプロモーションやリコメンドのアイテムを変えるような仕組みをスタートさせた。いわゆるパーソナライズだが、9月のように全国的に暑いと、それすらも効かない(苦笑)。ただ、天候に関しては万能で強力な解決策はない。0.01%でも改善できるような施策を10個、20個と積み上げていく。

WWD:抜本的な解決策はないものか?

澤田:そのアンサーの一つが、「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」のような受注生産の仕組みだ。売れたものを素早く作ってお客さまに提供する、いわゆる無在庫モデルだ。現在の「メイドバイゾゾ」の仕組みをもっと磨き上げる必要があるが、結局はそこに行き着くと感じている。

WWD:コスメ販売の「ゾゾコスメ」は?

澤田:順調に拡大している。取扱高が100億円を超えた時点で日本最大級のコスメECにはなっていて、上期(24年4〜9月)も2ケタ増で推移している。ファッションとの併せ買いということもあってメイクアップが特に強い。ただ本来ECと相性が良く、収益にもつながるスキンケアをもっと伸ばしたい。コスメはこれまで培ってきたアパレルの施策やノウハウが生きる部分とそうでない部分は分かってきた。今はコスメならでは、ZOZOならではの施策や売り方を確立するステージだ。

WWD:26年ごろのお披露目を示唆している、AIと組み合わせた次世代店舗「シン・似合うラボ」の進捗は?

澤田:構想動画で見せた世界に一歩二歩くらいは近づいた。ただ、裏側のテクノロジーはかなり進んでいる。当社のAIエンジンは、基盤となる汎用AIに独自開発のAIを組み合わせて開発しているが、汎用AIが文字通り日進月歩で進化して、やれることが広がる。AIはとにかく進化が早い。動画で示唆した「“似合う”を提案する次世代店舗」は、実はかなり野心的な構想だったが、現在はかなり現実に近いものになっている。今のAIの進化のスピードを見ていると、いずれは誰かが実現する。そんな世界になりつつある。だから一番近い立ち位置にいるわれわれが最初にやらないと。売るための大まかなスキームは、ほぼ見えてきた。実装の際は、開発中のAIエンジンによる商品リコメンドだけでなく、ユーザーに対しておすすめする理由などを説明する「おしゃべりbot」のような機能も必要になりそうなことが分かってきた。すでにこの「おしゃべりbot」の開発にも着手している。

WWD:AIエンジンの実装はいつごろになりそうか?

澤田:開発中のAIエンジンは、「似合うラボ」店舗だけでなく、「ゾゾタウン」や「WEAR」も含めた全事業の基盤になる。ロードマップはあるが、公表する段階ではない。ただ、この数年で「ゾゾタウン」の売り方や使い方、見え方が大きく変わることになるだろう。

WWD:今後、服の売り買いはどう変わる?

澤田:人間が頭の中に浮かんだワードを検索するという時代は終わり、ユーザーをよく理解し、ユーザーに代わって行動する、あるいは相談相手になるような「AIエージェント」「パーソナルエージェント」の時代が近づいていることを実感している。ただ、一つの汎用AIが何でもする、とはならず、ファッションやビューティ分野にはそのアルゴリズムや特性を深く理解した特化型AIが必要になるだろう。この数年「ファッションの『こと』ならZOZO」と言い続けてきたが、AIでも同じことだ。

WWD:04年12月に開設した「ゾゾタウン」は20周年。25年をどう位置づける?

澤田:「ゾゾタウン」開設20周年を機に、来期から新しいサービスや機能、新企画など、派手に打ち出していく予定だ。この数年は「WEAR」のリニューアルや受注生産プラットフォーム「メイドバイゾゾ」などを通してファッション購買の上流から下流を強化してきた。いわば事業領域を縦に延ばしてきた。20周年の新たな取り組みは、もっと横に、つまりもっとウィングを広げ、新しいユーザーを取り込みたい。その一環でもあるが、M&Aも積極的に行う。専門組織をつくり、国内外の企業をリサーチしている。ファッションが中心になるとは思うが、今は特定の領域に絞らず、幅広く情報を集めている。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハイエースで全国放浪』

ハイエースにバイク、自転車、釣り道具を積み込んで、全国を放浪したい。CEOになってからは、何も考えない時間がとても貴重に感じている。好きなものを全部積み込んで一人気ままに過ごしたい。

COMPANY DATA
ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。24年3月期の業績は商品取扱高5743億円、売上高1970億円、営業利益600億円、経常利益597億円、純利益443億円。従業員数は1681人(平均年齢33.8歳、24年3月末時点)


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ZOZO
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【バロックジャパンリミテッド 村井博之 社長】“ニッチ”を突き詰め、再成長へ地盤固めの一年に

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS 香港 社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職

成長のエンジンだった中国事業が不況で低迷し、屋台骨の国内SC事業もさえない。バロックジャパンリミテッドの村井博之社長は、そんな2024年を苦しい1年だったと振り返るが、表情に悲観の色は見えない。「25年は再出発の年になる」。“バロックらしさ”に立ち返り、商品企画の抜本的見直しで浮上を期す。

「不本意でもどかしい」24年からの再出発

WWD:24年を振り返って。

村井博之社長(以下、村井):不本意でもどかしい1年だった。中国は、ついさっきまで晴れていた空から急に雨が降ってきたような状況。それも1、2年で降り止まない大雨だ。(中国事業を)諦めるつもりはないが、いったんは北京、上海などの都心店を残しながらスクラップ&ビルドを進める。タフで我慢が必要な戦いになるだろう。

日本もかつてはバブル崩壊の不況の中から、渋谷109がけん引するギャルカルチャーが生まれ、バロックもその中心にいた。悲観的な状況の中でも前向きなパワーを生み出すのがファッション。中国でも今のどん底の状況から、また新しいカルチャーが萌芽するはずだ。現地の10〜30代のライフスタイルを常に観察し続け、変化の機微を捉えていく。

WWD:「アズールバイマウジー」を中心とする主力のSC事業が停滞している。

村井:マーケットがしぼんだのではなく、作り手である当社の問題。「アズール」の主戦場であるマス市場では、ファストファッションをはじめ競合との競争が苛烈さを増している。われわれの業績のふがいなさは、「バロックらしさとは?」に対する答えが提示できていないことの表れ。モノ作り、MD、価格設定を含めて、「自分たちが正しい」という思い込みを捨てて抜本的に変える。大胆なテコ入れも必要と考えている。

WWD:どんな方向性に変える?

村井:一つ言えるのは、「バロックじゃなくてもできるもの」は作らなくてもいいということ。かつてバロックのブランドというのは、どれをとっても“ニッチ”だった。売り上げの多寡ではなく、商品や店舗運営のスタイルが尖っていた。芸能人やモデルがこぞってバロックブランドを着用し、それに憧れる若い女の子の親御さんからは、「娘に着せたくない」という声も上がったくらい(笑)。少々のハレーションが起こるくらいのエッジィさが私たちの持ち味でもある。他の店でも手に入るような服なら、うちに置く必要はない。「路面店だから」「SC店だから」というふうにMDをはめ込んでいくから、店が面白みを失っていく。既成概念を取り払って、ゼロから品ぞろえを考える。

WWD:原宿の旗艦店「ザ・シェルター トーキョー」は免税売上高が前期比15%増と好調だ。

村井:入店客の約40%を海外のお客さまが占めている。欧米・アジアがメインだが、実は中東からのお客さまも一定数いらっしゃる。われわれの想像の範疇になかったビジネスチャンスを見出す場にもなっている。今後は、国内のお客さまにもさらなる面白みを提供したい。これまでは1階の明治通り側の区画で外部ブランドを誘致したポップアップ企画を実施してきたが、3層(地下1階〜地上2階)の空間を生かし、より大きなスケールでキュレーション展開する。ポップアップのスパンもより短サイクルにして、常に鮮度のある店を作りたい。

WWD:「ブラックバイマウジー」の今春での休止が発表された。SNSでは惜しむ声も多かった。

村井:近い将来、お客さまをあっと言わせる形での新しい展開を考えている。しっかりとしたファンダムがあることが分かっているからこそ、現在のコアな規模から、よりスケールアップした形で出直す。25年内には具体的な発表ができるはずだ。ブランド名は変わる。デニム軸のスタイリング提案というコンセプトにも捉われず、大人がより自分らしいファッションを楽しんでいただけるよう提案する。休止前は実店舗は2つだったが、より大きな規模で展開したい。
アパレルはデザイナー、販売員などあらゆる業種で“人”ありきのビジネスだ。限られた人材を最大限に生かすという意味では、「ブラックバイマウジー」に限らず、小規模なプロジェクトをある程度整理・統合していく必要があると考えている。

WWD:25年の展望は?

村井:再成長に向けた地盤を固める。好材料の一つが「マウジー」の25周年だ。手前味噌だが、ここまで長くお客さまの心を掴めるブランドはそうそうない。ずっとファンでいてくださるお客さまが年齢を重ねる一方、あるメディアの調査によれば、服飾系専門学生の「よく買うブランド」のランキング上位に食い込んでいる。後押ししているのがレトロブームによる渋谷109のリバイバルで、館の店舗も売り上げ好調だ。大人層からの人気商品とはまた違った商品を手に取り、自由にスタイリングを楽しむ若いお客さまがおり、ブランドにとって大いに刺激になっている。周年施策は、大人も若いお客さまも心から楽しんでいただけるものにしたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『財団からノーベル賞を輩出!』

2020年に設立したバロック村井博之財団では、若者の進学や研究に資金援助している。私自身にとっても、アパレルと違う世界の学問に触れることは大いに刺激になる。近い将来、財団からノーベル賞受賞者が生まれたら。

COMPANY DATA
バロックジャパンリミテッド

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。24年2月期の売上高は前期比2.5%増の602億円、営業利益は同9.1%減の19億円


問い合わせ先
バロックジャパンリミテッド
03-5738-5775

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【バロックジャパンリミテッド 村井博之 社長】“ニッチ”を突き詰め、再成長へ地盤固めの一年に

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS 香港 社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職

成長のエンジンだった中国事業が不況で低迷し、屋台骨の国内SC事業もさえない。バロックジャパンリミテッドの村井博之社長は、そんな2024年を苦しい1年だったと振り返るが、表情に悲観の色は見えない。「25年は再出発の年になる」。“バロックらしさ”に立ち返り、商品企画の抜本的見直しで浮上を期す。

「不本意でもどかしい」24年からの再出発

WWD:24年を振り返って。

村井博之社長(以下、村井):不本意でもどかしい1年だった。中国は、ついさっきまで晴れていた空から急に雨が降ってきたような状況。それも1、2年で降り止まない大雨だ。(中国事業を)諦めるつもりはないが、いったんは北京、上海などの都心店を残しながらスクラップ&ビルドを進める。タフで我慢が必要な戦いになるだろう。

日本もかつてはバブル崩壊の不況の中から、渋谷109がけん引するギャルカルチャーが生まれ、バロックもその中心にいた。悲観的な状況の中でも前向きなパワーを生み出すのがファッション。中国でも今のどん底の状況から、また新しいカルチャーが萌芽するはずだ。現地の10〜30代のライフスタイルを常に観察し続け、変化の機微を捉えていく。

WWD:「アズールバイマウジー」を中心とする主力のSC事業が停滞している。

村井:マーケットがしぼんだのではなく、作り手である当社の問題。「アズール」の主戦場であるマス市場では、ファストファッションをはじめ競合との競争が苛烈さを増している。われわれの業績のふがいなさは、「バロックらしさとは?」に対する答えが提示できていないことの表れ。モノ作り、MD、価格設定を含めて、「自分たちが正しい」という思い込みを捨てて抜本的に変える。大胆なテコ入れも必要と考えている。

WWD:どんな方向性に変える?

村井:一つ言えるのは、「バロックじゃなくてもできるもの」は作らなくてもいいということ。かつてバロックのブランドというのは、どれをとっても“ニッチ”だった。売り上げの多寡ではなく、商品や店舗運営のスタイルが尖っていた。芸能人やモデルがこぞってバロックブランドを着用し、それに憧れる若い女の子の親御さんからは、「娘に着せたくない」という声も上がったくらい(笑)。少々のハレーションが起こるくらいのエッジィさが私たちの持ち味でもある。他の店でも手に入るような服なら、うちに置く必要はない。「路面店だから」「SC店だから」というふうにMDをはめ込んでいくから、店が面白みを失っていく。既成概念を取り払って、ゼロから品ぞろえを考える。

WWD:原宿の旗艦店「ザ・シェルター トーキョー」は免税売上高が前期比15%増と好調だ。

村井:入店客の約40%を海外のお客さまが占めている。欧米・アジアがメインだが、実は中東からのお客さまも一定数いらっしゃる。われわれの想像の範疇になかったビジネスチャンスを見出す場にもなっている。今後は、国内のお客さまにもさらなる面白みを提供したい。これまでは1階の明治通り側の区画で外部ブランドを誘致したポップアップ企画を実施してきたが、3層(地下1階〜地上2階)の空間を生かし、より大きなスケールでキュレーション展開する。ポップアップのスパンもより短サイクルにして、常に鮮度のある店を作りたい。

WWD:「ブラックバイマウジー」の今春での休止が発表された。SNSでは惜しむ声も多かった。

村井:近い将来、お客さまをあっと言わせる形での新しい展開を考えている。しっかりとしたファンダムがあることが分かっているからこそ、現在のコアな規模から、よりスケールアップした形で出直す。25年内には具体的な発表ができるはずだ。ブランド名は変わる。デニム軸のスタイリング提案というコンセプトにも捉われず、大人がより自分らしいファッションを楽しんでいただけるよう提案する。休止前は実店舗は2つだったが、より大きな規模で展開したい。
アパレルはデザイナー、販売員などあらゆる業種で“人”ありきのビジネスだ。限られた人材を最大限に生かすという意味では、「ブラックバイマウジー」に限らず、小規模なプロジェクトをある程度整理・統合していく必要があると考えている。

WWD:25年の展望は?

村井:再成長に向けた地盤を固める。好材料の一つが「マウジー」の25周年だ。手前味噌だが、ここまで長くお客さまの心を掴めるブランドはそうそうない。ずっとファンでいてくださるお客さまが年齢を重ねる一方、あるメディアの調査によれば、服飾系専門学生の「よく買うブランド」のランキング上位に食い込んでいる。後押ししているのがレトロブームによる渋谷109のリバイバルで、館の店舗も売り上げ好調だ。大人層からの人気商品とはまた違った商品を手に取り、自由にスタイリングを楽しむ若いお客さまがおり、ブランドにとって大いに刺激になっている。周年施策は、大人も若いお客さまも心から楽しんでいただけるものにしたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『財団からノーベル賞を輩出!』

2020年に設立したバロック村井博之財団では、若者の進学や研究に資金援助している。私自身にとっても、アパレルと違う世界の学問に触れることは大いに刺激になる。近い将来、財団からノーベル賞受賞者が生まれたら。

COMPANY DATA
バロックジャパンリミテッド

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。24年2月期の売上高は前期比2.5%増の602億円、営業利益は同9.1%減の19億円


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「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗

ブルーボトルコーヒージャパンは3月27日、新店舗「ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ」(以下、「高輪カフェ」)を、同日にオープンする「ニュウマン高輪」内の「ザ リンクピラー ワン サウス」2階にオープンする。

「高輪カフェ」は、「タイムレス」をコンセプトにしたカフェスタンド。カフェデザインを手がけたのは、「ブルーボトルコーヒー 梅田茶屋町カフェ」の設計も担ったI IN(アイイン)で、カフェのデザインと共に「ザ リンクピラー ワン サウス」2階のエントランス部分とオープンスペースのデザインも手がけ、一体感を生み出した空間となっている。

「高輪カフェ」は、「ゲート」をテーマに、100年以上も前から使われてきた素材や建造物の形状を現代版にアップデートしてデザイン。オーダー、スタンバイ、ピックアップのそれぞれの空間で、ゲストとバリスタが向き合って会話を楽しんだり、バリスタが美しい所作でコーヒーを淹れている様子や香りを楽しめるように設計されている。カフェとしての席はないカフェスタンドだが、同エリアにあるオープンスペースでコーヒーやフードをゆったり楽しむことができる。

メニュー

丁寧にハンドドリップしたコーヒーやエスプレッソドリンクに加え、「高輪カフェ」先行発売となるグルテンフリーの“バナナパウンドケーキ”や、創業時からのアイコンメニューである“リエージュ ワッフル”などのペイストリーを用意する。

“リユーザブルバッグ(シルバー)”

また、高輪カフェのオープンを記念して、アメリカ・カリフォルニア発の人気バッグブランド「バグゥ(BAGGU)」と共に製作した“リユーザブルバッグ(シルバー)”(4290円)をリバイバルアイテムとして先行発売する。

■ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ
オープン日:2025年3月27日
住所:東京都港区高輪 2-21-2 ニュウマン高輪 South 2F
営業時間:11:00~17:00 ※グランドオープン日の3月27日は12:00にオープン
※2025年秋 LINKPILLAR 1の全面開業以降変更の可能性あり

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「ブルーボトルコーヒー」が新店「高輪カフェ」を3月27日にオープン カフェスタンド式店舗

ブルーボトルコーヒージャパンは3月27日、新店舗「ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ」(以下、「高輪カフェ」)を、同日にオープンする「ニュウマン高輪」内の「ザ リンクピラー ワン サウス」2階にオープンする。

「高輪カフェ」は、「タイムレス」をコンセプトにしたカフェスタンド。カフェデザインを手がけたのは、「ブルーボトルコーヒー 梅田茶屋町カフェ」の設計も担ったI IN(アイイン)で、カフェのデザインと共に「ザ リンクピラー ワン サウス」2階のエントランス部分とオープンスペースのデザインも手がけ、一体感を生み出した空間となっている。

「高輪カフェ」は、「ゲート」をテーマに、100年以上も前から使われてきた素材や建造物の形状を現代版にアップデートしてデザイン。オーダー、スタンバイ、ピックアップのそれぞれの空間で、ゲストとバリスタが向き合って会話を楽しんだり、バリスタが美しい所作でコーヒーを淹れている様子や香りを楽しめるように設計されている。カフェとしての席はないカフェスタンドだが、同エリアにあるオープンスペースでコーヒーやフードをゆったり楽しむことができる。

メニュー

丁寧にハンドドリップしたコーヒーやエスプレッソドリンクに加え、「高輪カフェ」先行発売となるグルテンフリーの“バナナパウンドケーキ”や、創業時からのアイコンメニューである“リエージュ ワッフル”などのペイストリーを用意する。

“リユーザブルバッグ(シルバー)”

また、高輪カフェのオープンを記念して、アメリカ・カリフォルニア発の人気バッグブランド「バグゥ(BAGGU)」と共に製作した“リユーザブルバッグ(シルバー)”(4290円)をリバイバルアイテムとして先行発売する。

■ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ
オープン日:2025年3月27日
住所:東京都港区高輪 2-21-2 ニュウマン高輪 South 2F
営業時間:11:00~17:00 ※グランドオープン日の3月27日は12:00にオープン
※2025年秋 LINKPILLAR 1の全面開業以降変更の可能性あり

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大谷翔平選手出演の「雪肌精」日焼け止めCM最新作 演技力を求められる内容も余裕の振る舞い

コーセー「雪肌精」は2月10日から、グローバル広告契約を結んでいるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を起用した新CMの放送を開始する。新作は太陽が降り注ぐロサンゼルスの街やロッカールームで大谷選手が「雪肌精」を配り歩く内容で、大谷選手はこまかな動きや表情にも対応し、撮影時にもリラックスした姿を見せていたという。

撮影もお手のもの!? 現場の裏話

新CMでは「雪肌精」を受け取った真っ白なTシャツ姿の大谷選手が、ロサンゼルスの街を歩きながら通行人に製品を配るシーン、ロッカールームでチームメイトのロッカー店にボトルを置いていくシーンなどを撮影した。カメラに向かってポーズを決めるシーンでは1テイクごとにさまざまな表情やポーズを披露し、スタッフからは「Oh!」「ファンタスティック!」「ベリーナイス!」と歓声が。撮影の合間にはスタジオに流れるアップテンポな曲に合わせて体を揺らしたり、スタッフと談笑したりとリラックスした様子を見せていたという。

振り向きざまに製品をカメラに向かって放り投げるシーンでは、抜群のコントロールでカメラ脇のスタッフへアンダートスをしたり、ロッカールームに製品を並べていくシーンでは撮影角度もテンポも文句なしの動きを見せるなど、終始スタッフを驚かせていた。

サイングッズが当たるキャンペーンを実施

新CMの放送を記念し、対象製品を購入しキャンペーンサイトから応募すると大谷選手の直筆サイン入りボールなどが抽選で当たるキャンペーンや、期間中に対象製品を購入するとオリジナルグッズを進呈する企画を実施する。期間は5月30日23時59分までで、サイングッズのプレゼントは「雪肌精」のUVケア製品1品と、UVケア以外で税込1000円以上の「雪肌精」製品 1品を購入したレシートで応募が可能。オリジナルグッズの進呈企画は3月17日〜5月30日、店頭またはオンラインショップで「雪肌精」UVケア製品を1品以上購入すると、1購入につき1枚、プリントサイン入りのオリジナルクリアファイルを先着順でプレゼントする。

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低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】

専門店チェーン、セレクトショップの2025年1月度業績(既存店ベース)は、気温低下に後押しされ、好調だったという声が目立つ。一方で、アダストリアは前年同月比3.0%減と、やや変調が見える。

国内ユニクロの売上高は前年同月比8.6%増だった。「特に月前半の気温が低かったことで、ハイブリッドダウン、シームレスダウン、パフテックアウター、カシミヤニットなどの冬物の防寒衣料がよく売れた」と広報担当者。年始が長期連休となったこともあり、新年祭商戦も好調だったという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(24年12月21日〜25年1月20日)は同4.6%増。PBの防寒機能性肌着が好調だったことに加え、「Tシャツやパンツ、肌着や靴下が大きく売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同11.3%増と2ケタ増。中でも衣服・雑貨カテゴリーは同15.5%増となった。これで、12カ月連続前年実績超えを達成、他社が暖冬に苦しんだ24年10月も、売上高全体と衣服・雑貨カテゴリー共に、前年実績を超えていた。

ユナイテッドアローズは同8.7%増で、13カ月連続の前年実績超え。「セール売り上げが前年を下回ったものの、冬物、春物共に定価販売が好調だった」(発表資料から)。売れ筋はシャツ、カットソートップス、パンツ、ブラウス、ジャケットなど。

アダストリアは同3.0%減と、24年10以来の前年割れを記録。「春物の立ち上がりは好調だったが、冬物在庫が不足し、販売が伸び悩んだ」(発表資料から)。客単価は同4.2%増だったが、客数が同6.9%減だった。

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低気温でユニクロ、無印、しまむら、アローズ好調も、アダストリア3%減 【専門店25年1月度】

専門店チェーン、セレクトショップの2025年1月度業績(既存店ベース)は、気温低下に後押しされ、好調だったという声が目立つ。一方で、アダストリアは前年同月比3.0%減と、やや変調が見える。

国内ユニクロの売上高は前年同月比8.6%増だった。「特に月前半の気温が低かったことで、ハイブリッドダウン、シームレスダウン、パフテックアウター、カシミヤニットなどの冬物の防寒衣料がよく売れた」と広報担当者。年始が長期連休となったこともあり、新年祭商戦も好調だったという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(24年12月21日〜25年1月20日)は同4.6%増。PBの防寒機能性肌着が好調だったことに加え、「Tシャツやパンツ、肌着や靴下が大きく売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同11.3%増と2ケタ増。中でも衣服・雑貨カテゴリーは同15.5%増となった。これで、12カ月連続前年実績超えを達成、他社が暖冬に苦しんだ24年10月も、売上高全体と衣服・雑貨カテゴリー共に、前年実績を超えていた。

ユナイテッドアローズは同8.7%増で、13カ月連続の前年実績超え。「セール売り上げが前年を下回ったものの、冬物、春物共に定価販売が好調だった」(発表資料から)。売れ筋はシャツ、カットソートップス、パンツ、ブラウス、ジャケットなど。

アダストリアは同3.0%減と、24年10以来の前年割れを記録。「春物の立ち上がりは好調だったが、冬物在庫が不足し、販売が伸び悩んだ」(発表資料から)。客単価は同4.2%増だったが、客数が同6.9%減だった。

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「ロクシタンカフェ」から春限定のイチゴをふんだんに使ったメニューが登場

「ロクシタン(L'OCCITANE)」が渋谷と軽井沢で展開する「ロクシタンカフェ」は2月5日から、イチゴなど旬の食材を使った春を五感で楽しめる食事やデザートの限定メニューを提供する。

イチゴを贅沢に使ったパフェやティラミス

今回春限定で登場する“ストロベリー & ラベンダーパフェ”(渋谷限定、1780円)はたっぷりのイチゴとイチゴのアイスクリームに加え、ラベンダー風味のベリーソースとゼリー、レアチーズケーキ、アーモンドクランブル、ホイップクリームを詰め込み、食べ進めるごとに変わっていく味のコントラストを楽しめるデザートに仕上げた。

同じく限定登場する“クロワッサンワッフル ストロベリー&ショコラショー”(1780円)はクロワッサンワッフルにホイップクリーム、バニラアイス、スライスしたイチゴを贅沢にトッピング。さらに食べる直前にショコラショーをたっぷりかけていただくデザートメニューだ。そのほか、イチゴをふんだんに乗せた“ストロベリー ティラミス”(1280円)など春を感じるデザートメニューが多数登場する。

渋谷店限定で春を感じる食事メニューも

さらに渋谷店限定で、草原に花が咲いたような南仏プロヴァンスの春の訪れを華やかに表現した “ローストベーコンと半熟卵、シェーブルチーズのサラダ”(1780円)が登場する。香ばしいベーコンとキノコ、半熟卵、爽やかなハーブのマリアージュを楽しめる。

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「エトヴォス」がUV化粧下地を発売 敏感肌用ジェル美容液もリニューアル

「エトヴォス(ETVOS)」は2月5日、美白ケア“ホワイトニングクリアライン”から美白ケア、日焼け止め、化粧下地として使えるUV下地 “薬用 UVホワイトニングクリアセラム”[SPF35・PA+++](4400円)と、毛穴、ざらつき、乾燥にアプローチするジェル美容液、“バランシングVCクリアエッセンス”(3300円)を発売する。

美白ケアしながら使えるUV化粧下地

“薬用 UVホワイトニングクリアセラム”は、微細で青い光をコントロールして肌へ透明感をもたらす紫外線散乱剤を採用し、紫外線から肌を守りながら透明感のある肌に仕上げる敏感肌のための日中用オールインワン下地。配合したトラネキサム酸がメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。ほか、くすみへアプローチする10の保湿成分も配合した。

敏感肌用ジェル美容液

“バランシングVCクリアエッセンス”は、整肌成分の“ベニノキ種子エキス”を新たに配合してリニューアル。アゼライン酸誘導体原液や保湿成分グリシルグリシンも配合し、乾燥による毛穴の目立ちをケアするほか、ヒト型セラミドが保湿をサポートし、清潔感のある印象の健やかな肌に導く。また、オイルフリーの透明ジェルタイプのため、メイクの上からでも使用できる。

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「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン

「バイレード(BYREDO)」は東京初のフラッグシップストアを表参道にオープンした。店内では、フレグランスメイクアップ、ボディーケア、ホームアイテムなどの全アイテムに加え、機能と造形の対話を広げる“バイプロダクト“(BYPRODUCT)の厳選したアイテムも展開する。

同店舗のデザインは、職人技へのオマージュを盛り込んだ。天井には、スウェーデンのアーティスト・ミリアム・エクロフ(Miriam Eklof)、ヘムクルター(Hemqultur)と、アシスタントペインターのウルリカ・スヴェンソン(Ulrika Svensson)、イカス・クルチュールモレリ(Ikas Kulturmaleri)の手書きのペイントが施されている。ほか、店内にはマーッタ・モース=フィェッテルストロム(Märta Maas-Fjetterstrom)のタペストリーや地元の職人が手がけたルートウッドのテーブルなどが、研磨仕上げの黒御影石の床やグレーのハンマード加工を施した家具と調和しながら、独自の空間を作り上げている。

同店のオープンに「バイレード」ファウンダー兼クリエイティブディレクターのベン・ゴーラム(Ben Gorham)は「東京は常に私を魅了してきました。この街は、未来と伝統が共存するコントラストに満ちています。この店舗では、その緊張感を反映し、モダンなデザインと時を超えたクラフツマンシップを融合させることを目指しました。手描きの天井やビンテージのタペストリーに至るまで、すべてのディテールには物語が込められています。これらの要素は単なる装飾ではなく、伝統や技術を生き生きと表現し、意図と意味に満ちた空間を創り出しています」とコメントしている。

店舗概要

◼️バイレード トウキョウ オモテサンドウ
場所:マハール表参道 1階
住所:東京都渋谷区神宮前5-1
営業時間:11:00〜20:00

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「バイレード」のフラッグシップストアが表参道にオープン

「バイレード(BYREDO)」は東京初のフラッグシップストアを表参道にオープンした。店内では、フレグランスメイクアップ、ボディーケア、ホームアイテムなどの全アイテムに加え、機能と造形の対話を広げる“バイプロダクト“(BYPRODUCT)の厳選したアイテムも展開する。

同店舗のデザインは、職人技へのオマージュを盛り込んだ。天井には、スウェーデンのアーティスト・ミリアム・エクロフ(Miriam Eklof)、ヘムクルター(Hemqultur)と、アシスタントペインターのウルリカ・スヴェンソン(Ulrika Svensson)、イカス・クルチュールモレリ(Ikas Kulturmaleri)の手書きのペイントが施されている。ほか、店内にはマーッタ・モース=フィェッテルストロム(Märta Maas-Fjetterstrom)のタペストリーや地元の職人が手がけたルートウッドのテーブルなどが、研磨仕上げの黒御影石の床やグレーのハンマード加工を施した家具と調和しながら、独自の空間を作り上げている。

同店のオープンに「バイレード」ファウンダー兼クリエイティブディレクターのベン・ゴーラム(Ben Gorham)は「東京は常に私を魅了してきました。この街は、未来と伝統が共存するコントラストに満ちています。この店舗では、その緊張感を反映し、モダンなデザインと時を超えたクラフツマンシップを融合させることを目指しました。手描きの天井やビンテージのタペストリーに至るまで、すべてのディテールには物語が込められています。これらの要素は単なる装飾ではなく、伝統や技術を生き生きと表現し、意図と意味に満ちた空間を創り出しています」とコメントしている。

店舗概要

◼️バイレード トウキョウ オモテサンドウ
場所:マハール表参道 1階
住所:東京都渋谷区神宮前5-1
営業時間:11:00〜20:00

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ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)と、K-POPグループのATEEZ(エイティーズ)のソンファ(Seonghwa)をモデルに起用した2025年春夏キャンペーンビジュアルを発表した。

本キャンペーンでは長年にわたりブランドのフレンドであるケイト・モスが再び登場。ケイトはブランドの女性像を体現する存在で、彼女のシグネチャースタイルは、存在感のあるレザージャケットからブラックレザーの新作“アルタイ(Altay)”バッグまでを魅力的に表現する。

また、メンズコレクションではATEEZのソンファを起用。1990年代のアイコンと20年代のK-POPスターが出会い、「イザベル マラン」が文化や時代を超えて結びつけることができる力を持つことを象徴している。タイムレスなスタイルと現代の若者の感性が共鳴する、「イザベル マラン」ならではの世界観を描き出す。

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ケイト・モスとATEEZのソンファが「イザベル マラン」の25年春夏キャンペーンに登場

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)と、K-POPグループのATEEZ(エイティーズ)のソンファ(Seonghwa)をモデルに起用した2025年春夏キャンペーンビジュアルを発表した。

本キャンペーンでは長年にわたりブランドのフレンドであるケイト・モスが再び登場。ケイトはブランドの女性像を体現する存在で、彼女のシグネチャースタイルは、存在感のあるレザージャケットからブラックレザーの新作“アルタイ(Altay)”バッグまでを魅力的に表現する。

また、メンズコレクションではATEEZのソンファを起用。1990年代のアイコンと20年代のK-POPスターが出会い、「イザベル マラン」が文化や時代を超えて結びつけることができる力を持つことを象徴している。タイムレスなスタイルと現代の若者の感性が共鳴する、「イザベル マラン」ならではの世界観を描き出す。

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ヘラルボニーが銀座に常設店舗をオープン  “障害に関する価値観が変わる”体験を提供 

知的障がいを持つ作家の作品を自社製品やライセンスなどに活用するヘラルボニーは3月15日、東京・銀座レンガ通り沿いにヘラルボニー初となる都内の常設店舗、ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ(HERALBONY LABORATORY GINZA)をオープンする。同店舗は、来場者が作家や作品と出会うことを通じて、“障害に関する価値観が変わる”体験を提供する。

実験室を意味する“ラボラトリー(LABORATORY)”という名称には、銀座の街を実験室として、異彩を放つ作家とともに、社会の価値観の変容を目指すヘラルボニーの思想を発信する場にしたいという想いを込めた。

作家や作品との出会いを生み出す空間

同店舗にはショップとギャラリーを併設する。作家のアトリエスペースを常設設置したショップでは、製品の販売のほか、ヘラルボニー契約作家創作活動に触れることができる機会も用意する。また、ギャラリーでは、アートの展示販売に加えて、今後さまざまな展示企画を予定している。

松田崇弥、松田文登ヘラルボニー共同代表 は、「“いつか銀座に出店できたらどうする?”双子で夢想していた言葉が、ついに現実になります。頬をつねると、ちゃんと痛い、夢ではないことに安堵しています。これは経済的に成功したから実現できることではありません。小さな地方発ブランドによる大きなリスクを背負った挑戦です。異彩を放つ作家と共にド真ん中で勝負する意思表明です。挑まなければ、すべて可能性のまま終わる。自分の、福祉の、社会の、想像を常に追い抜いていけますように」とコメントした。

店舗概要

◾️ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ

オープン予定日:3月15日
住所:東京都中央区銀座2-5-16 銀冨ビル1階

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「ジョー マローン ロンドン」から“エレおじ”の感性をくすぐる香り 映画「キングスマン」の舞台と協業した装いと香りのペアリング

ミラノ・パリメンズで話題になった“エレおじ”にぴったりのフレグランスが2月14日、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)以下、ジョー マローン」から登場する。新作“ハンツマン コレクション(以下、ハンツマン)”は、映画「キングスマン(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)」の舞台であるロンドン・サヴィル・ローの高級テーラー「ハンツマン(HUNTSMAN)」とコラボレーションしたもの。「ハンツマン」は、王侯貴族やセレブリティーが選ぶ老舗名門テーラーで、映画で登場人物が着用しているスーツが「ハンツマン」のものだ。18歳から同ブランドのスーツを愛用している監督のマシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)が、映画で名門テーラーを現代に蘇らせた。日本では、「カインドウエア(KINDWARE)」を手掛ける老舗高級テーラーのWATAKIが「ハンツマン」を展開している。

“ビスポーク”がキーワードの装いと香りのコラボ

「ジョー マローン」は、ビスポークスーツのようにテーラーメードされた香りを届けるブランド。“ビスポーク”という共通のキーワードから生まれたのが“ハンツマン”コレクションだ。男性なら一度は、スパイ映画に登場するピシッとしたスーツに身を包んだ主人公に憧れたことがあるはず。そんな男性たちへ、紳士の装いと香りのペアリングを提案するのが新作コレクションだ。同ブランドが新作発表の場に選んだのは、東京・南青山の「カインドウエア」旗艦店。店内は「ハンツマン」のロンドンの店舗を彷ふつとさせる重厚な内装だ。イベントでは、スタイリストやエディターとして活躍する青柳光則さんが、英国紳士の装いについて解説しながら“ハンツマン”4種類の香りに合うスタイリングを指南。英国紳士らしい香りとウエアのペアリングを披露した。

“エレおじ”の好奇心をくすぐる香りに似合うスタイリングを指南

ハンツマン”コレクションは、1日のさまざまなシーンを彩る4種類のコロンで構成されている。エレガントな夜にぴったりのアンバー&パチョリ コロン”。ほのかな甘みにスモーキーさと湿った土のようなアーシーさが加わった落ち着いた香りだ。英国紳士の夜の外出の定番は、ネイビーのスーツにホワイトシャツ、足元は英国製ブラックのシューズ。青柳さんいわく、「彼らの日中の定番はグレイのスーツにブルーのシャツ。だから、ミッドナイトブルーのビジネススーツは究極の装いがふさわしい」。映画の登場人物でいえば、マーリン役のマーク・ストロング(Mark Strong)といったところだろうか。

“アッサム&グレープフルーツ コロン”は、1日の始まりにぴったりな清々しい香り。柑橘に紅茶の奥深さや甘さとカルダモンの清涼感が加わりまろやかな仕上がりだ。この香りに合わせるのは、ウールなどの自然素材を用いたスモーキーグリーンのスーツ。「ラウンドカラーのオックスフォードシャツを、足元は、Uチップの英国靴を合わせる。イメージは、ギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)だ」。私は、リーダー役アーサーを演じる名優マイケル・ケーン(Michael Caine)を押したい。

4種類の中で、最も個性的、伝統と反逆精神が融合したイギリスらしい香りが“バーチ&ブラックペッパー コロン”だ。温かみのある白樺(バーチ)の香りにインクアコードとスパイシーなペッパーが加わり見事なコントラストを描く。青柳さんがこの香りのために選んだのは、ディナージャケットにピンタックのシャツ、ブルーデニムにエナメルのシューズを合わせたセミフォーマルな装い。ベレー帽やスカーフなどでアレンジしてもOKだ。「タキシードもこのように着こなせば、汎用性が高い。キース・リチャード(Keith Richard)が似合いそうなスタイリングだ」と青柳さん。映画では、今どきの英国紳士を演じる主役のタロン・エガートン(Taron Egerton)がイメージにぴったりだ。

最近人気のお酒系の香りもある。“ウィスキー&シダーウッド コロン”は、夜のくつろぎタイムを象徴する香りだ。ウィスキーにワックスがけされた木の香り融合したノスタルジックな雰囲気が漂い、ピリリとしたピメントのアクセントが香りに深みをプラス。青柳さんは、パッチポケットがカジュアルなダブルのリネンジャケットを中心に、バカンスなどのリラックスした場所でも、さりげなく英国の格調高さを漂わせるコーディネートを提案。この上級ペアリングにふさわしいのは、ガラハッド役のコリン・ファース(Colin Firth)だろう。
 
英国紳士の美学をそのまま香りで表現したような「ジョー マローン」の“ハンツマン”。香りをきっかけに、イメージをふくらませてファッションに反映してみるのも面白いかもしれない。

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ビオトープが「リーバイス」に別注 昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場

ジュンが運営するセレクトショップのビオトープは2月14日、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。価格は2万2000円で、1月31日に公式オンラインストアで予約を開始した。ビオトープ白金台店、大阪店、福岡店および公式オンラインストアに加え、アダム エ ロペ オムの一部店舗でも取り扱う。

同アイテムは、昨年発売したエクスクルーシブモデル“タイプⅡ トラッカー”をブラックデニムに変更したもので、現代風に落とし込んだリラックスフィットモデルが特徴だ。洗いをかけたコットンとヘンプのネック感のある生地に別注した。ヘンプを使用することで生産時の水の使用量を抑えたサステナブルなプロダクトだ。さらに、ブラックデニムに加工を施すことでビンテージのフェードブラックを表現した。

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「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー

「アミリ(AMIRI)」は2月8日、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とコラボレーションした限定スニーカーを発売する。ホワイトとブラックの2色展開で価格は13万2000円。「アミリ トーキョー」と世界の一部「アミリ」店舗および「メゾン ミハラヤスヒロ」東京店をはじめ、「マイ フット プロダクツ(MY FOOT PRODUCTS)」大阪店・福岡店でのみ取り扱う。

同アイテムは、「アミリ」の“スケル トップ ロー”(SKEL TOP LOW)と「メゾン ミハラヤスヒロ」のヘリテージにインスピレーションを得た。「メゾン ミハラヤスヒロ」の粘土を使って手作業で型取ったオリジナルソールを使用し、「アメリ」のシグネチャーであるナッパレザーの“ボーンズ”(BONES)ワッペンをキャンバスのボディに組み合わせた。シュータンとヒールには両ブランドのロゴを刺しゅうした特徴的な手触りのウーブンラベルをあしらった。

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「アミリ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」がコラボ 両ブランドのアイコンを融合したスニーカー

「アミリ(AMIRI)」は2月8日、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とコラボレーションした限定スニーカーを発売する。ホワイトとブラックの2色展開で価格は13万2000円。「アミリ トーキョー」と世界の一部「アミリ」店舗および「メゾン ミハラヤスヒロ」東京店をはじめ、「マイ フット プロダクツ(MY FOOT PRODUCTS)」大阪店・福岡店でのみ取り扱う。

同アイテムは、「アミリ」の“スケル トップ ロー”(SKEL TOP LOW)と「メゾン ミハラヤスヒロ」のヘリテージにインスピレーションを得た。「メゾン ミハラヤスヒロ」の粘土を使って手作業で型取ったオリジナルソールを使用し、「アメリ」のシグネチャーであるナッパレザーの“ボーンズ”(BONES)ワッペンをキャンバスのボディに組み合わせた。シュータンとヒールには両ブランドのロゴを刺しゅうした特徴的な手触りのウーブンラベルをあしらった。

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ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示

「ルーヴル美術館は7月21日まで総合的なファッションの展覧会、“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”を開催中だ。

同展覧会は、アクセサリーやテキスタイル、タペストリーなどと、65のデザインが装飾美術部門の約9000平方メートルの広さのギャラリー全体に展示され、1947年のニュールックから現在に至るまで、ファッションデザインのレンズを通して 装飾芸術とファッションの類似性を描く。「シャネル(CHANEL)」のほか、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER )」、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などのメゾンの作品が並んでいる。トム ブラウン(THOM BROWNE)」はメンズ・ウィメンズの2020年春夏アーカイブルックを展示している。

ルーヴル美術館は、「これらの無数のつながりは、美術史とファッション史の分野に共通する方法論です。先祖伝来の技術、視覚文化、そして美術館のカタログ・レゾネからファッション界 のムードボードに至るまで、参考文献として相互に作用し合っている知識でしょう。ルーヴル・クチュールは、現代のファッション・デザインというプリズムを通して、装飾芸術に新たな視点を提供すると考えます」 とコメントした。付属のカタログには、キュレーターによるエッセイと参加デザイナーのインタビューが掲載されており、同展覧会のテーマについて詳しく解説が書かれている。

イベント概要

◾️ “ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”

日程:〜7月21日
場所:ルーブル美術館
住所:Musee du Louvre 75001 Paris

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ルーブル美術館でファッション展覧会が開催 「シャネル」「バレンシアガ」「トム ブラウン」などを展示

「ルーヴル美術館は7月21日まで総合的なファッションの展覧会、“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”を開催中だ。

同展覧会は、アクセサリーやテキスタイル、タペストリーなどと、65のデザインが装飾美術部門の約9000平方メートルの広さのギャラリー全体に展示され、1947年のニュールックから現在に至るまで、ファッションデザインのレンズを通して 装飾芸術とファッションの類似性を描く。「シャネル(CHANEL)」のほか、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER )」、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などのメゾンの作品が並んでいる。トム ブラウン(THOM BROWNE)」はメンズ・ウィメンズの2020年春夏アーカイブルックを展示している。

ルーヴル美術館は、「これらの無数のつながりは、美術史とファッション史の分野に共通する方法論です。先祖伝来の技術、視覚文化、そして美術館のカタログ・レゾネからファッション界 のムードボードに至るまで、参考文献として相互に作用し合っている知識でしょう。ルーヴル・クチュールは、現代のファッション・デザインというプリズムを通して、装飾芸術に新たな視点を提供すると考えます」 とコメントした。付属のカタログには、キュレーターによるエッセイと参加デザイナーのインタビューが掲載されており、同展覧会のテーマについて詳しく解説が書かれている。

イベント概要

◾️ “ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、 オブジェ・ド・モード”

日程:〜7月21日
場所:ルーブル美術館
住所:Musee du Louvre 75001 Paris

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「ロエベ」が新作スニーカー“バレエランナー 2.0”を発売 70年代のランニングシューズのデザイン

「ロエベ(LOEWE)」は、新作スニーカー“バレエランナー 2.0”を発売した。同スニーカーは、2019年に登場しランニングシューズとフラットシューズを組み合わせたスニーカー“バレエランナー”を再創造した新モデル。

“バレエランナー 2.0”は、「ロエベ」ならではのアシンメトリーなトゥシェイプと1970年代のランニングシューズを組み合わせたデザイン。そのほか、クォーター部分の「L」のモノグラムとタンにエンボス加工されたアナグラムのデザイン、トゥキャップまで延びる波状のラバーアウトソールなどを刷新した。

洗練されたサケット構造(ライニングとインソールを縫い合わせることで、靴の内側に靴下のような構造を生み出す)を採用することで柔軟性と快適性を高めた。ライニングとインソールには柔らかなレザーを採用。インジェクション成形による新しいラバーロゴを施したカーフスキンのヒールタブは、カラーバリエーションにより同系色またはコントラストの効いたカラーになっている。

現在、ナイロン&カーフスキンバージョンはブラック/ホワイト、ホワイト/ブラック、ブラウン/イエロー/ブルー、ライラック/ホワイト/グレー、ネイビー/オレンジ/ターコイズ、ホワイト/レッド/ブルー(オンライン限定)を展開中。ブラック、ホワイト、シナモンのソフトレザーを全体にあしらったバージョンをはじめ、他のカラーも順次登場する予定だ。

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米国発ヘアケアブランド「インナーセンス」から“髪のクレンジング”用ヘアマスク

米国発ヘアケアブランド「インナーセンス(INNERSENSE)」は4月11日、毛髪専用クレンジングマスク“ピュアクラリファイングマスク”(177mL、4400円)を発売する。

同製品は、まっさらな“すっぴん髪”に導くクレンジング用ヘアマスク。花粉、黄砂、PM2.5の微粒子汚れや油溶性の汚れ、カラーダメージの残留などの蓄積汚れに着目し、意識的に落とすヘアケアの新習慣“ディープクレンジング”を提案する。炭とクレイがキューティクルに絡まった微細な汚れや酸化した皮脂を優しく取り除き、ホワイトビネガーがpHバランスを整え、ふんわりと軽い健やかな髪に導く。イランイランとラベンダー、クラリセージの香り。

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マッシュスタイルラボの企画・MD・PR職で働く醍醐味を知る 「WWDJAPAN」と学生向け就活セミナーを開催

「WWDJAPAN」はこのほど、マッシュスタイルラボ(以下、マッシュ)の採用活動の一環として、学生向けセミナーを開催した。同社は、「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」など多数の人気ブランドを抱える国内アパレルメーカーのリーディングカンパニー。セミナーにはアパレル業界への就職を目指す服飾学生など80人が参加し、関心の高さをうかがわせた。近藤広幸マッシュホールディングス社長や企画・MD・PR部門で働く社員が登壇し、グループの成り立ちや同社で働く醍醐味、求める人物像について語った。


 

デザイン事務所がルーツ 根幹にはモノ作りの情熱がある

マッシュグループのルーツは、近藤社長が1998年に立ち上げた小さなグラフィックデザイン事務所にある。当時は建築空間やグラフィックなどを自ら手を動かして制作しており、元来「クリエーター気質だ」という近藤社長。東京コレクションで使用するCG映像なども手掛ける中で、「自分が作ったものを人に見て欲しいという気持ちがあふれていった。その対象は車でも建築でもよかったが、やはり昔からずっと好きだったファッションを作ることに決めた」。売上高1200億円以上(24年8月期)もの一大企業となったとなった今も、グループの根幹には、近藤社長のモノ作りへの情熱がある。

2005年に「スナイデル」を立ち上げたときは、「アパレルについては全くの素人で、展示会という言葉も知らなかった」という。ブランドを確立させる過程では、商品デザインだけでなく、シンプルで伝わりやすいコンセプトが何よりも大切であることに気付いていった。近藤社長はそれを「花を咲かせるには、しっかりと根を張らないといけない」という言葉で例える。「今でこそ当たり前かもしれないが、『スナイデル』はコーディネート提案のミックス&マッチを若い女性に向けて、他に先駆け提案していた。“ストリートフォーマル”をコンセプトに、系統の異なるアイテムを組み合わせたコーデに挑戦した。はじめは取引先やお客さまにもなかなか受け入れてもらえなかったが、“理解されるまでやる”ことが大事だった」と振り返る。

対談相手となったのは、村上要「WWDJAPAN」編集長。同質化と過当競争化が進むウィメンズアパレル市場においても、マッシュのブランドが支持される一番の勝因は、「若い女性が“リアルに”欲しいものを的確に作ることができていること」とコメント。その秘けつについて近藤社長に聞くと、「マッシュの社員は作るだけではなく、売ること・届けることにも貪欲。今あるものに満足せず、“もう少し”を足して、自分たちが本当に着たいものをデザインしようという情熱があるからだと思う」と答えた。

近藤社長は創業当初から「ウエルネスデザイン」を企業理念に掲げ、事業活動を通じてよりよい社会、地球環境を実現していこうというビジョンを社内に浸透させている。日々のモノ作りを通じて、社会や地球へ貢献しているという実感を得られるのは、マッシュの一員として働く意味にもなる。ここ数年は海外ブランドとのパートナーシップによるライセンス事業を戦略的に拡大し、2023年には池袋に「セサミストリートマーケット(SESAME STREET MARKET)」のオフィシャルショップを出店。翌年には豊洲に2号店をオープンした。マッシュの企画力を生かした魅力的なアパレルや雑貨などの商品を並べ、作品に通底する「多様性」という価値観を伝えている。近藤社長は、「今後もウエルネスデザインという会社としての軸はブレることなく、若い世代の力を借りながら成長していきたい。ブランドを作るのも育てるのも、日本一の会社でありたい」と話す。

クリエイションを担う企画部門の魅力とは?

第2部はデザイナー、MD、PRといったブランドの企画部門を支える現場責任者、若手社員によるセッションが行われた。日々の働き方や他社との違い、やりがいや大変さなども聞きながら、マッシュのモノ作りの現場で働く解像度を高めた。

マッシュの服作りは、トレンド会議から始まる。各ブランドのトレンドマーケターやデザイナー、MDが資料をまとめ、ブランドの枠を超えた全体会議で次のトレンドについて話し合う。

トレンド会議の後は、各職種がそれぞれの役割を全うしていく。デザイナーは、前季の反省を交えながら打ち出す商品について話し合い、チーフデザイナーが中心となって商品化を進めていく。マッシュグループのアパレル事業の立ち上げメンバーであり、現在は企画本部を統括している楠神あさみマッシュスタイルラボ取締役副社長は、「もともと建築デザイナーとして働いていたため、始めたての頃は服を作れただけでうれしかった。その後も、自分がデザインした服を着た人を見た。雑誌に掲載された。そんなふうに、仕事をする喜びは日々アップデートされていった。そして、プレイヤーだった自分がチームをマネジメントする立場になった今では、メンバーが楽しそうに働く環境を作るのがやりがい」と語る。

一方、店頭売り上げ動向や納品スケジュールと日々向き合いながら、商品投入などを緻密に管理するのがMDのミッションだ。マッシュのMDも例に漏れず、トレンド会議をもとに、アイテムごとの型数を決定。注力する商品画像をまとめたマップのような資料作り、予算にあった発注や投入時期の戦略など、その後も数字を扱う業務が続く。実際に手を動かして服を作るデザイナーと比べると、仕事内容や面白さがイメージしにくい仕事でもあるが、もう一人の立ち上げメンバーであり、MD本部を統括する前田知佐マッシュスタイルラボ取締役は「MDは、時代の流れとともにやるべきことが変化する。毎日を新鮮に感じられるのが魅力」と語った。

マッシュでは、商品を形にして終わりではなく、「届ける」までを一気通貫する体制がある。その上では、就活生の人気ポジションでもあるPR職が重要な役割を果たしている。山浦まりな「スナイデル」チーフプレスは、「PRの仕事もコロナ禍を境に大きく変わった」と振り返る。かつてのPRの仕事といえば、テレビや雑誌掲載を目的としたメディアリレーションやリース業務が主だった。ただコロナ禍で店舗がクローズし、顧客接点が失われる中で、自社メディアやSNSを駆使して発信する重要性が増した。今では「いつ、何を、どう届けるか?」を考え、デザイナーやMD、営業部等他部署と積極的に連携しながら新作商品やコーデなどのコンテンツを練っているという。「PRという仕事は、いわばブランドの歴史を作っていくような仕事。最近では作品撮りなどクリエイティブな仕事が全体の8割を占めており、仕事の幅の広がりに充実感も感じている」(山浦チーフプレス)。

知識や技術よりも「向上心」

同社の企画本部では、働き始めてから早ければ1年ほどでデザインに関わるチャンスがある。「市場からの注目度が高く、多店舗展開しているブランドが多いのは、マッシュならでは。その分プレッシャーは大きいが、評価を得られたときの達成感は比べものにならないはず」(楠神副社長)。入社して5年の山浦チーフプレスは「マッシュは経験の浅い社員にも第一線で活躍するチャンスをくれる。やりたいことを口に出すと必ず聞いてくれる人がいる」。必ずしも、学生の頃に服作りの専門知識を学んでおく必要はないという。「技術より向上心が大切。マッシュは、デザインの専門知識を持たずに入社した人も多い。エネルギッシュに仕事に取り組める人が輝ける環境だと思う」(前田MD本部長)。3人は、情熱と能力さえあれば「若いうちから裁量と責任のある仕事に携われる環境だ」と口をそろえ、就活生たちも話に真剣に聞き入っていた。

セミナー後には座談会を実施。先輩社員を囲み、同社で働く醍醐味や就活の悩みなどを積極的に聞く学生の姿が目立った。

 

問い合わせ先
WWDJAPAN EDUCATIONS
お問い合わせフォームはこちら

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「ユニクロ:シー」が2025年春夏コレクションを発売 スポーティーなシャツやジャケットなど 

「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は2月28日、2025年春夏コレクションを発売する。「ユニクロ」74店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、軽く涼やかなナイロン生地を活かしたスポーティーな雰囲気と、鮮やかなオレンジをはじめとしたコントラストに富んだカラーリングが特徴だ。

ウィメンズ29アイテム・メンズ18アイテム

ウィメンズは、機能性と着心地を重視したナイロン素材を採用したワンピースやフルジップベスト、ギアショーツのほか、ポプリン生地を使用し、深いネイビーとピンストライプ柄で仕立てたフーデッドプルオーバーシャツなどをそろえる。価格は、アウター(3990〜1万2900円)、スカート&パンツ(2990〜5990円)、シャツ(2990円)、ニット(2990〜5990円)、インナー(2290円)、ドレス(4990〜6990円)、バッグ&シューズ(2990〜3990円)。

メンズは、軽量・伸縮性・速乾性を備えた感動ジャケット、同素材のバミューダパンツやワイドパンツなどを用意。価格は、アウター(6990〜1万2900円)、パンツ(2990〜4990円)、シャツ(2990〜3990円)、カットソー(3990円)、ニット(2990円)、バッグ&シューズ(3990〜4990円)。

アクセサリーには、ソフトパフィーショルダーバック、ストラップサンダル、ナイロン素材を使用したスライサンダルなどをラインアップする。

世界最速でコレクション全貌をライブ配信

ユニクロアプリで配信する「UNIQLO LIVE STATION」で全アイテムレビューを配信する。2月4日20時からウィメンズアイテム、5日20時からはメンズアイテム、発売前日の27日20時には、人気ランキングを紹介する。同配信では、気になるアイテムについて出演キャストに質問することもできる。

ウィメンズアイテム一覧

メンズアイテム一覧

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「ティンバーランド」からジ・アパートメントの別注第3弾 「ゴアテックス」搭載のフィールドブーツ

「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、東京・吉祥寺のセレクトショップ、ジ・アパートメント(THE APARTMENT)の別注ブーツ“ビブラム マッシュ フィールド ブーツGTX"(3万6300円)を発売する。2月8日からジ・アパートメントの店舗と公式オンラインストア、21日から代官山のティンバーランド ブティック トウキョウで取り扱う。

レトロなフォームに“ゴアテックス”を搭載した一足

第3弾となる今回は、1983年に誕生しアイコンとして愛され続ける“フィールドブーツ”の派生版である“マッシュ フィールド”をベースにした。レトロなフォームにビブラムソールと防水・透湿素材“ゴアテックス”を搭載した。素材には、毛足の長いヘアリースエードや登山靴を思わせる平紐のシューレースが付属し、レザーインソールとハングタグにはジ・アパートメントとのダブルネームのロゴをあしらった。

アイテム詳細

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日焼け止め「サンカット」が恒例の限定デザイン品発売 今年はブランド初のサンリオコラボ

コーセーコスメポートの日焼け止めブランド「サンカット(SUNCUT)」は2月3日、毎年恒例の限定パッケージ製品を全国の量販店、ドラッグストアなどで発売した。今年はブランド初のサンリオコラボで、ハローキティ、ポムポムプリン、シナモロール、クロミ、ポチャッコをデザインしている。

ジェルもスプレーもミストも限定デザインに

対象アイテムは全5種で、スプレータイプの“プロテクトUV スプレー”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★](60g、767円※編集部調べ、以下同)はハローキティ、“パーフェクトUV スプレー”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](60g、877円)はポムポムプリンをデザインした。

水色のパッケージにシナモロールを描いた“パーフェクトUV ジェル”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](80g、877円)やすみれ色のボディーにクロミをデザインした“プロテクトUV ミスト”(60mL、968円)もラインアップ。ポチャッコをあしらった“パーフェクトUV エッセンス”[SPF50+・PA++++/UV耐水性★★](80g、877円)はマツモトキヨシグループ・ココカラファイングループ、PPIHグループでの限定販売になる。

SNSではぬいぐるみポーチのセットアイテムが当たるキャンペーンを実施

今回の限定コラボ発売を記念し、インスタグラムとXでは3月31日まで各キャラクターの顔型ポーチと限定デザイン製品をセットにしたアイテムが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。当選者は各100人で、公式アカウントのフォローおよび「いいね」またはリツイートで応募完了となる。

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“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は2月8日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボしたパーカ(4万9500円)とスエット(4万4000円)を発売する。同アイテムは、ミスターハリウッドと「N.ハリウッド」の店舗および、公式オンラインストアのほか、「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店、ゾゾヴィラで扱う。

今回は、約100年前まで使用していたビンテージの米式起毛機を再稼働させ、アイテムを製作。ビンテージスエット特有のふっくらと柔らかい質感と高い保温性を実現した。

ビンテージの起毛機で当時の手触りを再現したコラボアイテム2型

パーカ

パーカは、市場に出回ることが極めて少ないビンテージスエットにデザインを着想。クルーネックのリブとフードを一緒に縫い留めた、“後付けパーカー”を再現した。さらに先の尖ったフードや、スエット生地を2重に重ねたサイドパネル、フードの内側に配置したタグ、中央にステッチが入ったカンガルーポケットなど、各年代のビンテージスエットからディテールを踏襲した。

スエット

スエットは、1970年代のアメリカ合衆国空軍士官学校(USAFA)のアイテムにインスピレーションを得た。スエット生地を2重に重ねたサイドパネルは当時のディテールに倣ったほか、前身頃にはVガゼットを配した。シルエットは身幅を広く取り、着丈は短めに設定した。

両アイテムの左袖には同コラボ専用のカラーで製作した「ループウィラー」のタグをあしらう。

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“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス”×「ループウィラー」 約100年前の起毛機を使用したスエット2型

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は2月8日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボしたパーカ(4万9500円)とスエット(4万4000円)を発売する。同アイテムは、ミスターハリウッドと「N.ハリウッド」の店舗および、公式オンラインストアのほか、「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店、ゾゾヴィラで扱う。

今回は、約100年前まで使用していたビンテージの米式起毛機を再稼働させ、アイテムを製作。ビンテージスエット特有のふっくらと柔らかい質感と高い保温性を実現した。

ビンテージの起毛機で当時の手触りを再現したコラボアイテム2型

パーカ

パーカは、市場に出回ることが極めて少ないビンテージスエットにデザインを着想。クルーネックのリブとフードを一緒に縫い留めた、“後付けパーカー”を再現した。さらに先の尖ったフードや、スエット生地を2重に重ねたサイドパネル、フードの内側に配置したタグ、中央にステッチが入ったカンガルーポケットなど、各年代のビンテージスエットからディテールを踏襲した。

スエット

スエットは、1970年代のアメリカ合衆国空軍士官学校(USAFA)のアイテムにインスピレーションを得た。スエット生地を2重に重ねたサイドパネルは当時のディテールに倣ったほか、前身頃にはVガゼットを配した。シルエットは身幅を広く取り、着丈は短めに設定した。

両アイテムの左袖には同コラボ専用のカラーで製作した「ループウィラー」のタグをあしらう。

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「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売

「ジンズ(JINS)」は、人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターのダース・ベイダーとヨーダをイメージした、日常でもサウナでも使えるメガネ“ジンズ サウナ/スターウォーズ デザイン”(1万9900円)を「風呂の日」の2月6日にあわせて発売する。同アイウエアは、「ジンズ」の一部店舗および、公式オンラインストアで扱う。

さりげなくモチーフをあしらった初のキャラクターモデル

“ジンズ サウナ”は2023年2月に登場した、フレームとレンズには耐熱温度120℃の素材を使用し、レンズにはくもり止め加工を施した水陸両用ならぬ“サ陸両用”のアイウエア。

今回はシリーズ初となるキャラクターモデルとして、「スター・ウォーズ」からダース・ベイダーとヨーダをイメージしたモデルを用意する。“ジンズ サウナ”の機能性はそのままに、ファンには嬉しい意匠をあしらった同モデルは、テンプルの外側に「スターウォーズ」ロゴ、内側には両キャラクターの名言をレーザー刻印し、作品の世界観を演出する。

また、同アイウエアにはサウナハットが付属。後部にメガネを収納できるポケットを搭載し、被るとキャラクターのシルエットを彷ふつとさせるデザインに仕上げた。

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「ジンズ」のサ陸両用メガネ“ジンズ サウナ”から映画「スターウォーズ」モチーフのモデルが発売

「ジンズ(JINS)」は、人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターのダース・ベイダーとヨーダをイメージした、日常でもサウナでも使えるメガネ“ジンズ サウナ/スターウォーズ デザイン”(1万9900円)を「風呂の日」の2月6日にあわせて発売する。同アイウエアは、「ジンズ」の一部店舗および、公式オンラインストアで扱う。

さりげなくモチーフをあしらった初のキャラクターモデル

“ジンズ サウナ”は2023年2月に登場した、フレームとレンズには耐熱温度120℃の素材を使用し、レンズにはくもり止め加工を施した水陸両用ならぬ“サ陸両用”のアイウエア。

今回はシリーズ初となるキャラクターモデルとして、「スター・ウォーズ」からダース・ベイダーとヨーダをイメージしたモデルを用意する。“ジンズ サウナ”の機能性はそのままに、ファンには嬉しい意匠をあしらった同モデルは、テンプルの外側に「スターウォーズ」ロゴ、内側には両キャラクターの名言をレーザー刻印し、作品の世界観を演出する。

また、同アイウエアにはサウナハットが付属。後部にメガネを収納できるポケットを搭載し、被るとキャラクターのシルエットを彷ふつとさせるデザインに仕上げた。

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フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

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フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

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ビヨンセがゴールドドレスで最優秀アルバム賞に輝く 第67回グラミー賞授賞式

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、各部門の受賞者が発表された。主要4部門のうち、最優秀アルバム賞はビヨンセ(Beyonce)の「COWBOY CARTER」、最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞はケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の「Not Like Us」、最優秀新人賞はチャペル・ローン(Chappell Roan)が受賞した。

最優秀アルバム賞受賞のビヨンセ

最優秀アルバム賞と最優秀カントリー・アルバム賞を獲得したビヨンセは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のオートクチュールのゴールドドレスで登場した。ビーズが輝くドレスにはバンダナを想起させるウエスタンスタイルのペイズリー柄のステッチが施され、ペイズリー型のカットアウト部分にクリスタルを散りばめたパールが飾られている。

ビヨンセは最優秀カントリー・アルバム賞の受賞スピーチで、「本当に予想していなかったです。長い年月が経っても大好きなことをし続けられていることに感謝したいです」と驚きと感謝を表した。

また、「このアルバムを受け入れてくれた全ての素晴らしいカントリー・アーティストたちに感謝したいです。私たちは本当に一生懸命やってきました。時々、ジャンルとは、アーティストとしての居場所を留まらせるための冷たい言葉だと感じます。自分が情熱的に取り組めることをやり、諦めない人々を勇気づけたいです。私の美しい家族にありがとうと言いたいです…。まだ驚いています」と続けた。

ビヨンセの「COWBOY CARTER」は音楽業界だけでなくファッション業界にもムーブメントをもたらし、ボロタイからケンタッキータイ、ウエスタンベルトのバックルに至るまで、ウエスタンスタイルのアイコニックなモチーフの売り上げを押し上げた。

シャキーラは「エトロ」でゴージャスに

最優秀ポップ・ラテン・アルバム賞を受賞したシャキーラ(Shakira)は「エトロ(ETRO)」のドレスを着用。オレンジのボディースに、スカート部分でシアーなレースに変わるブラックのフローラルパターンが施されている。イヤリング、カフブレスレット、リングは「ポメラート(POMELLATO)」のもの。

プレゼンターは、「ステファン ローラン(STEPHANE ROLLAND)」のアンサンブルに身を包んだジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が務めた。

サブリナ・カーペンターもゴールドにチェンジ

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、最優秀リミックス・レコーディング賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞。授賞式では、キラキラと輝くゴールドのドレスに、ダイヤモンドのペンダントネックレスを合わせた。

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マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現

マザーハウス(MOTHERHOUSE)の山口絵理子代表がデザイナーを務める「エリコ ヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」はこのほど、2025年春夏コレクションをランウエイショー形式で発表した。22年に山口デザイナーが「自分の世界観を表現したい」という思いから立ち上げたユニセックスブランドであり、国籍や性別、年齢などの差異に捉われずに着用できる服作りを目指す。バングラデシュやネパール、インドなどの途上国に自社工場を持つマザーハウスの強みを生かし、アジア各国の素材や職人の伝統技術をもとにモノ作りを行う。

今シーズンのテーマは“ビート オブ ネイチャー(the beat of nature)”。山口デザイナーは洋服に用いる天然素材に触れながらクリエイションを考えることが多いといい、「素材はまるで呼吸しているかのよう。いつも同じ糸を使っていたとしても、毎シーズン違うものみたいに感じることがある」と話す。また、彼女にとってランウエイショーに最も大事な要素が音楽であるため、「エリコ ヤマグチ」ではバンドの生演奏をBGMに採用するのが定番になっているが、今回のテーマの理由も「人間の鼓動と音楽、そして洋服が一体になって欲しかったから」という。この日の演奏は山口デザイナーが長年ファンだという打楽器アンサンブルバンド、オムトン(OMU-TONE)が行った。

ゆったりとしたシルエットとベーシックな色使い、天然素材がブランドのキーワードだ。ジュートリネンを用いたワンピースやブルゾン、シルクを混ぜて滑らかな手触りに仕上げたショート丈ニット、インド綿を手紡ぎ且つ手織りした伝統的なファブリック「カディ」によるシャツなど、軽やかで涼しげなアイテムは「エリコ ヤマグチ」の得意技。西インドのアーメダバードの職人が手掛けたというデニムは、春夏コレクションらしく爽やかなブルーが印象的だ。また、ブランドのシグネチャーであり、大きな立ち襟とドロップショルダーが特徴の“マトウコート”は、デニム地やコットンチノのポンチョや、マルチカラーのアブストラクトパターンをシルクスクリーンプリントを重ねたコートにアレンジ。今季はギャザーでシルエットを変形させるテクニックを散りばめ、裾にギャザーを寄せてスカラップヘムラインに仕立てたワンピースや、垂直にギャザーを走らせてたわませたスカート、放射状にギャザーを作ってサルエルのように見せるパンツなど、バリエーションの幅広さで観客を飽きさせなかった。

バングラ出身の取締役発案
ブランド初のシューズ

また、ブランド初となるシューズアイテムであり、2月3日に販売開始した“ザ ウォーカー(THE WALKER)”もランウエイで披露した。夜明け前の空と明けゆく空のグラデーションを表現した“ダークナイト”と“ブルーナイト”の2色展開で、アッパーにはスムースレザーを使用する。マザーハウスがバングラデシュに持つバッグ工場「マトリゴール」で工場長を務めるムハンマド・アブドゥル・アル・マムン(Mohammad Abdullah Al Mamun)取締役による発案で開発がスタートしたという。コロナ禍で同国内のバッグや皮小物の工場の生産が止まる中、靴工場は稼働が続いていた様子を見て、同氏は「靴を作れるようになることで、われわれの工場もさらに成長できるのでは」と考えた。「エリコ ヤマグチ」の東急プラザ銀座店と大阪店、ECサイトに加え、「マザーハウス」旗艦店と「マザーハウス メンズ」店で取り扱う。

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マザーハウス代表による「エリコ ヤマグチ」25年春夏 “人と服、音楽の一体化”を表現

マザーハウス(MOTHERHOUSE)の山口絵理子代表がデザイナーを務める「エリコ ヤマグチ(ERIKO YAMAGUCHI)」はこのほど、2025年春夏コレクションをランウエイショー形式で発表した。22年に山口デザイナーが「自分の世界観を表現したい」という思いから立ち上げたユニセックスブランドであり、国籍や性別、年齢などの差異に捉われずに着用できる服作りを目指す。バングラデシュやネパール、インドなどの途上国に自社工場を持つマザーハウスの強みを生かし、アジア各国の素材や職人の伝統技術をもとにモノ作りを行う。

今シーズンのテーマは“ビート オブ ネイチャー(the beat of nature)”。山口デザイナーは洋服に用いる天然素材に触れながらクリエイションを考えることが多いといい、「素材はまるで呼吸しているかのよう。いつも同じ糸を使っていたとしても、毎シーズン違うものみたいに感じることがある」と話す。また、彼女にとってランウエイショーに最も大事な要素が音楽であるため、「エリコ ヤマグチ」ではバンドの生演奏をBGMに採用するのが定番になっているが、今回のテーマの理由も「人間の鼓動と音楽、そして洋服が一体になって欲しかったから」という。この日の演奏は山口デザイナーが長年ファンだという打楽器アンサンブルバンド、オムトン(OMU-TONE)が行った。

ゆったりとしたシルエットとベーシックな色使い、天然素材がブランドのキーワードだ。ジュートリネンを用いたワンピースやブルゾン、シルクを混ぜて滑らかな手触りに仕上げたショート丈ニット、インド綿を手紡ぎ且つ手織りした伝統的なファブリック「カディ」によるシャツなど、軽やかで涼しげなアイテムは「エリコ ヤマグチ」の得意技。西インドのアーメダバードの職人が手掛けたというデニムは、春夏コレクションらしく爽やかなブルーが印象的だ。また、ブランドのシグネチャーであり、大きな立ち襟とドロップショルダーが特徴の“マトウコート”は、デニム地やコットンチノのポンチョや、マルチカラーのアブストラクトパターンをシルクスクリーンプリントを重ねたコートにアレンジ。今季はギャザーでシルエットを変形させるテクニックを散りばめ、裾にギャザーを寄せてスカラップヘムラインに仕立てたワンピースや、垂直にギャザーを走らせてたわませたスカート、放射状にギャザーを作ってサルエルのように見せるパンツなど、バリエーションの幅広さで観客を飽きさせなかった。

バングラ出身の取締役発案
ブランド初のシューズ

また、ブランド初となるシューズアイテムであり、2月3日に販売開始した“ザ ウォーカー(THE WALKER)”もランウエイで披露した。夜明け前の空と明けゆく空のグラデーションを表現した“ダークナイト”と“ブルーナイト”の2色展開で、アッパーにはスムースレザーを使用する。マザーハウスがバングラデシュに持つバッグ工場「マトリゴール」で工場長を務めるムハンマド・アブドゥル・アル・マムン(Mohammad Abdullah Al Mamun)取締役による発案で開発がスタートしたという。コロナ禍で同国内のバッグや皮小物の工場の生産が止まる中、靴工場は稼働が続いていた様子を見て、同氏は「靴を作れるようになることで、われわれの工場もさらに成長できるのでは」と考えた。「エリコ ヤマグチ」の東急プラザ銀座店と大阪店、ECサイトに加え、「マザーハウス」旗艦店と「マザーハウス メンズ」店で取り扱う。

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「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

同製品はドライヤーの風を集める独自のウイング構造や、静電気を軽減して美しい仕上がりをサポートするピン設計、頭の形にフィットするラウンドフィット形状を採用したヘアブラシだ。頭皮までしっかりと風を送り込み、根本からブラッシングすることで速乾と艶髪の両方をかなえる。

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「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

同製品はドライヤーの風を集める独自のウイング構造や、静電気を軽減して美しい仕上がりをサポートするピン設計、頭の形にフィットするラウンドフィット形状を採用したヘアブラシだ。頭皮までしっかりと風を送り込み、根本からブラッシングすることで速乾と艶髪の両方をかなえる。

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【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。予約は3月21日に受け付けを開始する。

新商品のマスカラは“咲き誇る花”のようなまつ毛を演出

新商品のマスカラ“ブルーミングブラッシュ フィルムカーラー”(各3300円)は、華やかな上向きまつ毛に仕上げ、咲き誇る花のように濃密で美しいまつ毛を演出する。繊細なロングまつ毛をかなえる糸を引くような成分と、メイクしたてのカールを長時間持続させるブルーミングカール成分を配合した。カラーはブラックやブラウン、グレーの定番3色に加え、深みのあるネイビーの限定色をラインアップする。

人気アイパレットからは新色&限定色が登場

人気の5色アイパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(各6380円)からは、限定色(2種)と新色(2種)が登場する。限定色はパープルピンク系とコーラル系の夏らしい色味で、パッケージデザインは既存のデザインをよりきらびやかに仕上げたブルーカラーを採用した。新色はひまわりをイメージしたコーラルピンク系と、バーベナのようなパープルピンク系を用意し、生き生きとした目元を彩る。

きらびやかなフェイスカラーは限定2品を用意

フェイスカラーは2品の限定アイテムが登場。“ニュアンスパール ハイライター”(2860円)は真珠のようにイノセントな輝きをまとえる限定品で、ホワイトやピンク、ペールブルーの3色のパウダーをプレストした。さらに、大小の異なるパールを取り入れたことで、艶のある肌に導く。定番の2色グラデチーク“パステルペタル ブラッシュ”(各4620円)からは、幻想的な海の風景を表したパープルブルーと、日向に咲くデイジーを思わせるコーラルイエローの2種。コンパクトケースはミルキーブルーのゆらめく波をイメージした限定色に仕上げた。

さらに、艶のある唇に仕上げるリップスティック“リップブロッサム グロウ”(各3520円)と、ふっくらとした唇に整えるリップバーム“リップブロッサム バーム”(各3520円)からそれぞれ限定2色が、ネイルポリッシュ“フレグラント ネイルラッカー”(各2200円)からは新3色がお目見えする。

商品一覧

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【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。予約は3月21日に受け付けを開始する。

新商品のマスカラは“咲き誇る花”のようなまつ毛を演出

新商品のマスカラ“ブルーミングブラッシュ フィルムカーラー”(各3300円)は、華やかな上向きまつ毛に仕上げ、咲き誇る花のように濃密で美しいまつ毛を演出する。繊細なロングまつ毛をかなえる糸を引くような成分と、メイクしたてのカールを長時間持続させるブルーミングカール成分を配合した。カラーはブラックやブラウン、グレーの定番3色に加え、深みのあるネイビーの限定色をラインアップする。

人気アイパレットからは新色&限定色が登場

人気の5色アイパレット“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(各6380円)からは、限定色(2種)と新色(2種)が登場する。限定色はパープルピンク系とコーラル系の夏らしい色味で、パッケージデザインは既存のデザインをよりきらびやかに仕上げたブルーカラーを採用した。新色はひまわりをイメージしたコーラルピンク系と、バーベナのようなパープルピンク系を用意し、生き生きとした目元を彩る。

きらびやかなフェイスカラーは限定2品を用意

フェイスカラーは2品の限定アイテムが登場。“ニュアンスパール ハイライター”(2860円)は真珠のようにイノセントな輝きをまとえる限定品で、ホワイトやピンク、ペールブルーの3色のパウダーをプレストした。さらに、大小の異なるパールを取り入れたことで、艶のある肌に導く。定番の2色グラデチーク“パステルペタル ブラッシュ”(各4620円)からは、幻想的な海の風景を表したパープルブルーと、日向に咲くデイジーを思わせるコーラルイエローの2種。コンパクトケースはミルキーブルーのゆらめく波をイメージした限定色に仕上げた。

さらに、艶のある唇に仕上げるリップスティック“リップブロッサム グロウ”(各3520円)と、ふっくらとした唇に整えるリップバーム“リップブロッサム バーム”(各3520円)からそれぞれ限定2色が、ネイルポリッシュ“フレグラント ネイルラッカー”(各2200円)からは新3色がお目見えする。

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【シロ 福永敬弘社長】モノ作りの価値基準を寛容に 廃棄物ゼロで地球環境を改善

PROFILE: 福永敬弘/社長

福永敬弘/社長
PROFILE: (ふくなが・たかひろ)1973年生まれ、広島県出身。大学卒業後、リクルートに入社。雑誌編集長やメディアプロデュース責任者などを経て、2014年にシロに入社。経営全般の戦略立案や、新規・海外事業の実行を担当。16年、専務に就任。21年から現職

ブランド誕生から15周年を迎えた2024年、モノ作りと店舗作りの両軸で、全ての資源の価値を見つめ直す「15年目の宣言」を表明した。廃棄物ゼロを目指し、化粧品の枠にとらわれない取り組みを実行する。

“廃棄ゼロ”を実現
モノ作りの未来を描く

WWD:24年をどのように振り返るか。

福永敬弘社長(以下、福永):売上高は前年比26%増を記録し、店舗が同32%増、ECが同8%増とどちらも前年並みの成長率を維持している。中でもスキンケアが同81%増となり、数量限定の“旬”シリーズが成長を支える大きな柱となった。あらためて社員教育に力を注ぎ、スキンケアに対する熱量を上げたことも成果を生んだ。まずはアイテムを使うことを徹底し、実体験に基づいた感想を自身の言葉でお客さまに伝えることを重視している。

WWD:“旬”シリーズを続けるのは大変ではないか?

福永:“旬”シリーズは、旬の素材を肌や髪にも届けたいという想いから誕生した。原料となる植物を最適な状態で収穫して製品化するため、発売日や販売本数があらかじめ決まらないという特殊な形態を取っている。自社工場だからできることだが、スケジュールも極めてタイトだ。最短で発売日の6日前に工場から出荷し、4日前に倉庫に到着するというスピーディーかつ緻密な流通計画が必要となる。現場にとっては常に緊張感を伴う取り組みでもあるが、そこを上回るシロらしい価値を創造する製品であり、お客さまも楽しみに待っていてくださる。

WWD:循環型の未来を描く「廃棄物ゼロ」に向けたアクションの成果は。

福永:24年8月にスタートした「シロ リユースプロジェクト」のPoC(概念実証)を行い、店頭でシロの使用済みガラス容器約1万本を回収できた。その容器を洗浄してリユースできる状態にし、リニューアル前に余剰となった香料や手元にある資材を活用した限定フレグランス“ゼロ コレクション フレグランス”として新たな命を吹き込んだ。同製品は24年11月に渋谷パルコで開催したポップアップイベント「シロ ウィズ パスト」で2400本を販売した。今回の取り組みで、ガラス容器の回収、洗浄、充填、製品化といった一連のプロセスを内製化するおよその見通しが立った。一方で衣類は4カ月間で回収したのが3000着、販売は150着で課題が残った。今後の展開についてはより慎重に検討していく。

WWD:廃棄物ゼロに向けた次のアクションは?

福永:弊社は製品だけでなく、香料も含め資材の棚卸しも精緻に行っている。次のマーケティングカレンダーに反映させ活用するのが“ゼロ コレクション フレグランス”だ。他社も巻き込み、廃棄せざるを得ない資材を譲り受けて製品化していくというのが、25年のフェーズ。自分たちだけがゴミを出さなければそれでいいというわけではない。

WWD:利益の追求と廃棄物ゼロは両立できるか。

福永:両立するには自社工場は必須だ。OEMだけに依存していたら資材まで管理できないし、単価を下げるために量を作らざるを得ない。欠品は避けなければならないが、資材を有効活用して小ロットで作れば、利益を大きく損なうことはない。ただ、ガラス容器の再利用も余った資材の活用も、09年からエシカルなモノ作りにこだわってきた「シロ」というブランドの根っこがあるから理解していただけるのだと感じている。

WWD:海外での拡販も順調に進行している。

福永:海外での売り上げは3倍に伸びたが、シェアは2%程度。春には韓国の聖水(ソンス)に路面店のオープンを計画している。顧客体験も品ぞろえも現地に寄り添った内容にし、ゆくゆくは限定のスキンケア製品も作っていきたい。また、4月には昨今の為替レートに合わせて海外価格の値下げを行う予定だ。

WWD:昨年11月に北海道栗山町と協定を結び、森林作り活動にも着手している。

福永:森林を守りながら資源を活用することに取り組むが、今はそのために森の中の道を整備している。栗山町に自生するふきのとうを、23年に発売したフェイスミスト“ふき2023”で使わせていただいたこともある。ゆくゆくは、そういった栗山町の資源を使用した製品を栗山町のふるさと納税の返礼品とし、税収につなげていただき、森が良くなる循環を作っていきたい。われわれが目指すのは町が自走すること。現在は砂川市、栗山町、足寄町で行っているが、シロはさまざまな地域の産物を利用している。このような市や町との連携は今後も拡大し継続していきたい。

WWD:シロが未来に見据える「可能性」とは?

福永:日本人の価値基準を寛容にしたい。日本のモノ作りはすごく繊細かつ正確で安全・安心。それによって国際競争力を上げてきたが、裏を返せば、その厳しい基準がゴミを出しているという現実がある。そのスイッチをどこかのタイミングで切り替えないと、地球環境は改善していかない。パッケージのキズや容器の再利用などはもっと寛容になれる未来を作りたい。影響力を持つにはわれわれのビジネスをもっと拡大する必要があるが、既に原料調達にも影響が出るほど地球環境は悪化しており、待っている時間はない。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『小説家デビュー』

幼少の頃から夢は小説家。大好きな白石一文さんのような文章を書ける人になりたかった。書きたいテーマは自伝でもビジネス書でもなくヒューマンストーリー。まだ書き始めてもいないが構想は常に頭の片隅にある。いつか上梓したい。

COMPANY DATA
シロ

国内外で見つけた素材の力を最大限に引き出す、スキンケア、メイク、フレグランスを提案。自社内に製品の開発から販売まで全ての機能を持ち、創業当初からエシカルな信念に基づくモノ作りを続ける。日本全国に直営店舗を展開するほか、ロンドンや台湾に実店舗を構え、米国では自社EC、中国では越境ECでの販売を行う。23年創業の地である北海道砂川市に新工場と付帯施設を含む「みんなの工場」をオープン。食のセレクト「シロ ライフ」や宿泊施設「メゾン シロ」なども手掛ける


問い合わせ先
シロ カスタマーサポート
info@shiro-shiro.jp

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【マッシュビューティーラボ 豊山YAMU陽子社長】既存店を磨き上げ戦略を武器に客数最大化

PROFILE: 豊山YAMU陽子/社長

豊山YAMU陽子/社長
PROFILE: (とよやま・やむ・ようこ)2005年にマッシュスタイルラボのファッション事業の立ち上げに参加し、「スナイデル(SNIDEL)」「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「エミ(EMMI)」といった主力ファッションブランドの成長・拡大に寄与。マッシュスタイルラボ取締役を経て、23年4月1日から現職。リテール企画本部長を兼任し、「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」「ビープル(BIOPLE)」など小売業態の売り場編集力と企画力の底上げを図る PHOTO : SHUNICHI ODA

2023年4月にマネジメント層を中心に組織を刷新。24年は新体制の下あらためてナチュラル&オーガニックの裾野を広げるため、店頭ツールからウェブ施策、コラボレーションに至るまで新たな策を講じ、実績につなげた。今年はその勢いを加速させ、チーム一丸となり客数最大化に挑む。

エンターテインメント性で
ナチュラル&オーガニックを訴求

WWD:社長就任2年目の手応えは?

豊山YAMU陽子社長(以下、豊山):24年8月期決算は売上高が前期比2%増で着地。直近の9〜11月の売上高は同21%増と、ここ数年の踊り場を脱しリテールもプライベートブランド(以下、PB)も好調に推移している。社長就任1年目は、基盤作りに注力した。組織が固まったことで、2年目は売り上げを生み出すことにフォーカスでき、ナチュラル&オーガニックのハードルを下げる施策を積み上げられた。コスメキッチンとして20年間、実直にナチュラル&オーガニックを伝えてきた一方で、お客さまにとってはまだまだ入り口の狭さや選択の難しさもあったと思う。24年はさまざまなチャレンジが実を結び、ファーストオーガニックとしてコスメキッチンやビープルの製品を手にしてくださるお客さまが増えた。

WWD:方向性を明確にして成果が表れた。

豊山:チーム全体が同じ方向に進む指針となったのが、24年にマッシュグループ全体で掲げた「シンク エンターテインメント」というスローガンだ。私たちのエンターテインメント性でナチュラル&オーガニックをお客さまの生活の一部にしていくことを決意し、可能性を引き出せた。その具体策の一つがコラボレーション。シーズンごとのテーマやイベントに多くのメーカーが賛同し、オリジナルパッケージやキットを作って訴求できたことは大きかった。

WWD:店頭でのエンターテインメント性の表現は?

豊山:初心に立ち返り、ショップのVMD設計を基礎から見直して改革に取り組んだ。選択肢の多さに悩むお客さま全員を、店頭で必ず接客できるわけではない。そんなとき入店の動機作りや商品購買のきっかけとなるのが店頭ディスプレイやPOPだ。何気なく思えるPOPの1つ1つの言葉に吟味を重ね、フォント選びやサイズまで徹底したクリエイティブを追求するほか、リアルな声を届ける手書きPOPも同時に再注力した。また、それに合わせてリテールの圧倒的なマーケティング力や、PBのクリエイティブを強化。製品のさらなる魅力を引き立たせることで、確固たるファンの獲得に寄与するなど、多角的に「お客さまへのアプローチ」を見直したことが成果につながった。

WWD:とくに注力したカテゴリーは?

豊山:ヘアケアの24年8月期の売上高は前期比13%増、9、10月はさらに動きが良く、前年同期比50%増で推移。同じくインナーケアは前期比37%増で、9、10月は前年の2倍の売り上げとなっている。また、5〜9月に力を入れたミストローションなどのクール商材は前期比150%増で、戦略的にSKUも数量も積んだことが功を奏した。このクール商材のように、お客さまの悩みを深掘りしたオンタイム対応によるシーズンプロモーションがはまった。

WWD:仕掛けが数字となって顕著に表れている。

豊山:戦略をしっかり組み立て、それに対して店頭、EC、VMD、PRとチーム全体が一つの方向に向かって全力を注いだ結果が数字に表れ、自信にもつながっている。それぞれの部署がどう「シンク エンターテインメント」していくのか、お客さまとどう会話して行くかを真剣に考え丁寧に実行したら、着実に数字として返ってくるという成功体験を重ねられた年だった。その過程でスタッフの士気と結束力が高まり、社内の雰囲気が変わったのを感じた。

WWD:「シンク エンターテインメント」があらゆる面で反映されている。

豊山:大きな催しとなったのが、6月と11月に開催した「ザ オーガニックデイズ」だ。「ナチュラル&オーガニック=難しい」ではなく、自分らしく楽しむ選択肢の1つとして取り入れてほしいとの思いから生まれたオーガニックの祭典で、限定キットやベストコスメの発表、オリジナルコンテンツを提供した。ECを中心としたイベントだが、店舗の売り上げに影響を与えず、相乗効果となって店舗の新客獲得に貢献した。今年もさらに拡大して開催する予定だ。

WWD:3年目となる25年のチャレンジは?

豊山:最優先は既存店を磨き上げること。既存店の売り上げは1.5〜2倍に成長させられると思っている。世界からお客さまが絶えない店にしたいし、長年愛してくださるお客さまには世界を旅しているような店、毎回新しい発見がある店、トレンドをキャッチできる店でありたい。さらにリテール事業では客数最大化を目指す。そして、PBもエクスクルーシブブランドも強化・拡大。現在、お客さまのニーズを捉えた自社企画製品や各メーカーとの共同開発に精力的に取り組んでいる。いずれの戦略も、若い世代のスタッフに期待しているし、そこから生まれるケミストリーが楽しみだ。「この会社で働きたい」と思ってもらえる企業No.1を目指し、環境に対してはもちろん、事業・企業としてのサステナビリティも追求していきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ホテル・旅館の女将』

挑戦してみたいのは、ただのリトリートではなく、世界のウェルネスなツーリストたちが集まるような場。健康・美容に向き合い、恋愛・エンタメまで楽しめるような活力溢れる宿や高齢者向けの新感覚施設を作ってみたい。

COMPANY DATA
マッシュビューティーラボ

マッシュグループの傘下として2010年に設立。ナチュラル&オーガニックコスメのセレクトショップ「コスメキッチン」や、コスメに加え食品やインナーケアアイテムをそろえる「ビープル」を運営する。「セルヴォーク(CELVOKE)」「トーン(TO/ONE)」「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」などプライベートブランドも充実し、22年に発表した「ミティア オーガニック(MITEA ORGANIC)」ではファミリーマートと協業するほか、日本における総代理店として「ミー トゥデイ(ME TODAY)」「トリロジー(TRILOGY)」「インナーセンス(INNERSENSE)」などを展開

TEXT : YOSHIE KAWAHARA

問い合わせ先
マッシュビューティーラボ
https://mashgroup.jp/contact/index.html

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【ポーラ 小林琢磨社長】ブランド価値や現場資産を活用 独自性で経営を“サイエンス”

PROFILE: 小林琢磨/社長

小林琢磨/社長
PROFILE: (こばやし・たくま)1977年9月1日生まれ。2002年にポーラ化粧品本舗(現ポーラ)に入社した後、10年にディセンシアの社長に就任して同社を急成長させた。18年にオルビスの社長に就任し、リブランディングによる構造改革により数々のヒット製品を生み出すとともに、リアルとデジタルを融合したCX戦略などをけん引して成果を創出。25年1月1日付でポーラの社長に就任 PHOTO : TAMEKI OSHIRO

2025年1月1日付でポーラの社長に就任した小林琢磨社長は、これまでディセンシア、オルビスの事業構造を改革し大きな成果を創出している。ポーラでもその手腕を生かし、さらなるブランド価値向上と中長期的な顧客基盤構築推進のため経営を“サイエンス”していく。

「Science. Art. Love.」を合言葉に
ブランド価値を最大化

WWD:24年の取り組みとその成果は。

小林琢磨(以下、小林):直近まで経営をしたオルビスは、非常に好調な1年だった。売り上げ比率が高いスキンケアの中で最も高価格帯の製品が、売り上げや販売個数、客数の面で突出した成果を挙げることができた。中価格帯を主戦場とするオルビスにとって、一番高い製品が売れているのはとても稀有なこと。これはお客さまにブランドの付加価値を認められている証ともいえる。特に高価格ラインの“オルビスユー ドット”を中心に、高付加価値の美容液などのクロスセルが奏功。これにより全体の売り上げが大きく伸長した。また、エイジングケアシリーズ“ショットプラス”を立ち上げ、ドラッグストア市場への参入を果たした。オルビスはこれまで、ダイレクトマーケティングを主軸に展開してきたが、同シリーズはスキンケアラインとして初めて直販を行わない形態を採用。社内でも議論を呼んだが、生活者の購入生活圏に直接アプローチする必要性を考慮し決断した。

WWD:オルビスは18年から「量より質」のリブランディングで構造改革を行い、成果を出している。ポーラではどう取り組んでいく考えか?

小林:基幹ブランドの「ポーラ」は、24年9月までの実績では販売チャネルの店舗数減少による顧客接点の縮小が響き、国内事業全体で前年を下回る業績だ。加えて、海外事業においても中国大陸を中心に景気減速の影響が続き、売上高・営業利益共に前年を下回る厳しい状況となっている。しかし、“現場の強さ”は当社の競争優位の源泉。ポーラの合言葉でもある企業理念「Science. Art. Love.」は、その精神を的確に表現している。コロナ禍を経て生活者の価値観や購買行動が変化した一方、化粧品市場におけるEC比率の上昇は約2割にとどまった。このようにリアル店舗で購入したい人が大半の中、当社で活躍する地域に根付いた約2万3000人のビューティディレクター(BD)の存在は大きな財産である。「日本はおもてなしの国」と言われているが、人口減少による人手不足でAIの投入や隙間時間に働けるバイトアプリも盛んになり、満足な接客は受けられなくなりつつある。その中でブランドと共に何十年もの間歩み続けてきた愛を持ったBD組織を有することは、大きな強みだ。汗と資源の上に成り立つ差別性が独自性となる。

WWD:ダイレクトセリングの強みをさらに生かしていくためには。

小林:ポーラは創業からダイレクトセリングでブランドポートフォリオを築いてきたため、直接つながるお客さまとの解像度が高い状態。OMO戦略を推進し、新規顧客獲得から高LTV(顧客生涯価値)化までの転換促進を実現するブランド体験「One POLAモデル」の構築に注力している。23年から全チャネルを対象とするメンバーシッププログラム「ポーラ プレミアム パス」を始動し、顧客IDを統合したことにより国内で共通のサービス体験の提供が可能となった。この先は、一本化したIDから次に何を生み出すべきかを課題としている。

WWD:どのような構想か。

小林:ダイレクトマーケティングでは顧客のRFM分析(Recency=最終購入日、Frequency=購買回数、Monetary=購買金額)を実施しているが、例えばレスポンス率が下がっている場合、どこに手を打つか、どこを訪問すべきかなどを現場責任者であるコンサルタントと本社が一緒になり考えていくべき。ポーラのすごい点は、業績が下がっている時もブランドの資産価値は下がっていないこと。これは、製品の技術価値やクリエイティビティ、そして強い製品知識と愛を持って活動する販売現場の強さなど積み重ねてきた独自性があるから。これらのベースをもとに一本化した顧客IDを生かしながらコンサルタントと本社が一丸となり経営をサイエンスしていくことが重要だと考えている。

WWD:製品やブランドポートフォリオにおける課題は。

小林:すでに製品企画の開発力が非常に高く、ブランドの資産価値も高い。この強みは変えずにさらに強化していくことに注力するべきだと考えている。また、ハイプレステージブランド「B.A」については、グローバル市場で十分に競争力を発揮できる水準に達している。加えて、国内市場では若年層の富裕層が増加しており、ここにもチャンスがあるとみている。

WWD:25年は強みを伸ばしていくことに注力する。

小林:生かしきれていなかったブランド資産価値や現場の資産を高めていく。これを前提に、経営やマーケティングを“サイエンス”していく。ダイレクトセリングの強みを生かしてきたことはオルビスで経験済み。この得意分野をポーラでも築き上げていきたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『映画マニアによる映画監督』

学生時代は東宝でバイトし、年間200本以上を観る映画マニア。紀里谷和明監督の引退作「世界の終わりから」の制作総指揮を務めた経験を持つ。かつてはクリエイティブの才能がないと諦めたが、また映画監督や映像制作に挑戦したい。

COMPANY DATA
ポーラ

1929年に静岡市で創業。企業理念である「Science. Art. Love.」を軸として、「B.A」「リンクルショット」「ホワイトショット」「アペックス」などのスキンケアやメイクブランド、エステなどの美容サービスを展開。創業者の「最上のものを一人一人にあったお手入れとともに直接お手渡ししたい」という思いを大切に、一人一人の顧客と向き合い、美を提供


問い合わせ先
ポーラお客さま相談室
0120-117111

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【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化

PROFILE: 川部将士/社長

川部将士/社長
PROFILE: (かわべ・まさし)1972年生まれ、神奈川県出身。95年一橋大学社会学部卒業後、住友商事に入社。99年住商リテイルストアーズ(現トモズ)へ出向、2008年バーニーズ ジャパンへ出向、16年住商ブランドマネジメントに出向して社長就任、18年フェイラージャパンに出向して社長就任、22年9月に住友商事に帰任して11月に退職。同年12月にストライプホールディングスに入社し、23年2月から現職。学生時代はラグビーに注力 PHOTO:SHUHEI SHINE

商社出身の川部将士氏が社長に就任して2年。ファンドとの二人三脚のもと、トップダウン型のオーナー企業といったかつての姿から脱皮し、社員一人ひとりが主体的に考えて実行する組織のあり方を構築中だ。その成果がじわじわと表れ始めている。

ベトナム子会社の基盤強化
現地で2ブランド約180店を運営

WWD:社長就任から2年。2024年をどう振り返るか。

川部将士社長(以下、川部):22年からティーキャピタルと組んで再建を進めており、当初から3〜5年以内の株式上場を掲げてきた。上場を目指す中でグループ経営の意識が強まり、私自身もストライプインターナショナル社長としてよりも、持株会社ストライプホールディングス社長としての役割が増している。従来は傘下企業がそれぞれに頑張る組織のあり方だったが、この1年で傘下企業がお互いにサポートしつつ、グループ全体として成長していくという考えが浸透してきた。当社は本業からスピンアウトする形で子会社ができたわけではなく、成り立ちも強みも異なる企業が加わってグループができている。だからこそ、多様な可能性があると実感している。

WWD:グループ全体としての成長を目指す中で、特に注力しているのは。

川部:海外の事業会社は私が直接ビジネスを見ている。「ネム」「バスカラ」の2ブランドで180店前後を出店するベトナムには、月1回出張して経営基盤を整えているところだ。両ブランドとも、オフィスで働く女性が対象だ。人口増加著しい東南アジアは勢いがあるが、一言で東南アジアと言っても文化や宗教は国ごとに違う。例えばイスラム系住民も多いインドネシアなどは、肌を露出する韓国系ファッションよりも、日本のかわいらしいファッションが支持される可能性がある。国内のことで言えば、ストライプインターナショナルとキャンの間で経営基盤の連携を強めている。外部から優秀なリーダーの登用も進み、両社の幹部同士が意見交換しながら、グループに横ぐしを通す形に変わってきた。一例として、従来は事業部ごとに行っていたサプライチェーン管理は、全社一括の部門を23年に新設。(取引先工場を指す)スコープ3まで含めたCO2排出量の把握が25年の早期に可能になる。かつてのオーナー企業体質に代えて、各々が自分で考え実行する姿勢が、まず幹部から浸透してきた。

WWD:24年9月には、グループ全体としての提供価値を「グッドサプライズ創造業」と定めた。

川部:社内でワークショップを行うと共に、お客さまの声も聞き、当社がやってきたこと、今やっていること、今後やるべきことを考えて決めた。グッドサプライズ創造とは、日々の暮らしの中で「今日この服を着ていてよかったな」と感じられるような、ちょっとしたプラスを生み出すこと。アパレルビジネスは、従来は価格の上げ下げや発注量の増減、セール時期をいつにするかといった要素で語られることが多かった。しかし、気候も考え方も従来とは変わっている時代に、果たしてお客さまはそこに価値を求めているのか。何が価値なのかをもう一度考えないといけない。生活衣料を扱う企業として、お客さまが日々抱えている悩みに対する解決策となるような、より良い商品、より良いサービスを追求する。例えば、忙しい暮らしの中で時短が叶う商品などもそれに当たる。

WWD:個別のブランドの状況に目を向けると、「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」が復調し、好調だ。

川部:リブランディングが奏功している。当社も暖冬で苦労したが、24-25年秋冬も前年比2ケタ増に近い数字で推移し、デベロッパーからの注目度も上がってきている。みなが自分で考えて実行する組織に変わってきた結果であり、これを根気強く継続していく。最大規模の「グリーンパークス(GREEN PARKS)」は前年に引き続き、高い収益性で全社を押し上げている。事業部の若返りが進み、経験が人を大きくしていく。課題もしっかり見えているので、さらに伸びる。「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」は24年、非常に好調で利益がしっかり残せるようになった。従来は一律で全商品をセールするといった荒っぽいことをしていた。商品の魅力を店頭POPやSNSで伝えるなど、より良い商品、より良い購買体験への取り組みが進行中。企業全体としてかつてのタイムセールのイメージが強いかもしれないが、売り上げを稼ぐためだけのセールはしないと、既に社内に浸透している。

WWD:改めて、25年の注力ポイントは。

川部:社長就任1年目の23年は利益重視で黒字転換を果たし、営業利益率4%台後半を達成した。2年目の24年は、将来の成長を見据えて積極的に投資を行った。それゆえ、収益性は1年目に比べて若干落ちたが、想定内だ。3年目となる25年は、見出した可能性を実行に移していく。グループ経営を強めることで、収益性はもっと高められる。国内でも、お客さまの毎日をグッドサプライズにあふれたものにしていくことで当社の可能性は広がるし、マーケット自体が成長している海外の可能性は言うまでもない。経営基盤を固める中で、社員みなが成長していこうと思えるあり方にすべく、25年から人事評価制度も変更した。グループ全体の環境整備が自分の仕事だ。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『歴史好きを生かし、文筆業に挑戦』

歴史や哲学が好きで、会議でもついつい歴史上の出来事や教訓を話しがち。特に、近隣の有力者を束ねて力をつけていった戦国武将・毛利元就の、周囲への細やかな気遣いに共感。歴史や人間について考える視点を生かし、何か文章を残したい。

COMPANY DATA
ストライプホールディングス

1994年に岡山県でセレクトショップとして開業。95年にクロスカンパニー設立、99年に「アース ミュージック&エコロジー」を立ち上げてSPA企業に転換。2012年キャンをグループ化、16年ストライプインターナショナルに社名変更。22年持株会社ストライプホールディングスを設立し、ストライプインターナショナル、キャン、海外子会社などを傘下に持つ。ストライプインターナショナルの24年1月期は売上高が前期比0.4%増の609億円、純損益が22億円の黒字(前期は15億円の赤字)


問い合わせ先
ストライプホールディングス
03-6773-7064

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【ストライプホールディングス 川部将士社長】上場に向けグループ経営 組織に横ぐし通し効率化

PROFILE: 川部将士/社長

川部将士/社長
PROFILE: (かわべ・まさし)1972年生まれ、神奈川県出身。95年一橋大学社会学部卒業後、住友商事に入社。99年住商リテイルストアーズ(現トモズ)へ出向、2008年バーニーズ ジャパンへ出向、16年住商ブランドマネジメントに出向して社長就任、18年フェイラージャパンに出向して社長就任、22年9月に住友商事に帰任して11月に退職。同年12月にストライプホールディングスに入社し、23年2月から現職。学生時代はラグビーに注力 PHOTO:SHUHEI SHINE

商社出身の川部将士氏が社長に就任して2年。ファンドとの二人三脚のもと、トップダウン型のオーナー企業といったかつての姿から脱皮し、社員一人ひとりが主体的に考えて実行する組織のあり方を構築中だ。その成果がじわじわと表れ始めている。

ベトナム子会社の基盤強化
現地で2ブランド約180店を運営

WWD:社長就任から2年。2024年をどう振り返るか。

川部将士社長(以下、川部):22年からティーキャピタルと組んで再建を進めており、当初から3〜5年以内の株式上場を掲げてきた。上場を目指す中でグループ経営の意識が強まり、私自身もストライプインターナショナル社長としてよりも、持株会社ストライプホールディングス社長としての役割が増している。従来は傘下企業がそれぞれに頑張る組織のあり方だったが、この1年で傘下企業がお互いにサポートしつつ、グループ全体として成長していくという考えが浸透してきた。当社は本業からスピンアウトする形で子会社ができたわけではなく、成り立ちも強みも異なる企業が加わってグループができている。だからこそ、多様な可能性があると実感している。

WWD:グループ全体としての成長を目指す中で、特に注力しているのは。

川部:海外の事業会社は私が直接ビジネスを見ている。「ネム」「バスカラ」の2ブランドで180店前後を出店するベトナムには、月1回出張して経営基盤を整えているところだ。両ブランドとも、オフィスで働く女性が対象だ。人口増加著しい東南アジアは勢いがあるが、一言で東南アジアと言っても文化や宗教は国ごとに違う。例えばイスラム系住民も多いインドネシアなどは、肌を露出する韓国系ファッションよりも、日本のかわいらしいファッションが支持される可能性がある。国内のことで言えば、ストライプインターナショナルとキャンの間で経営基盤の連携を強めている。外部から優秀なリーダーの登用も進み、両社の幹部同士が意見交換しながら、グループに横ぐしを通す形に変わってきた。一例として、従来は事業部ごとに行っていたサプライチェーン管理は、全社一括の部門を23年に新設。(取引先工場を指す)スコープ3まで含めたCO2排出量の把握が25年の早期に可能になる。かつてのオーナー企業体質に代えて、各々が自分で考え実行する姿勢が、まず幹部から浸透してきた。

WWD:24年9月には、グループ全体としての提供価値を「グッドサプライズ創造業」と定めた。

川部:社内でワークショップを行うと共に、お客さまの声も聞き、当社がやってきたこと、今やっていること、今後やるべきことを考えて決めた。グッドサプライズ創造とは、日々の暮らしの中で「今日この服を着ていてよかったな」と感じられるような、ちょっとしたプラスを生み出すこと。アパレルビジネスは、従来は価格の上げ下げや発注量の増減、セール時期をいつにするかといった要素で語られることが多かった。しかし、気候も考え方も従来とは変わっている時代に、果たしてお客さまはそこに価値を求めているのか。何が価値なのかをもう一度考えないといけない。生活衣料を扱う企業として、お客さまが日々抱えている悩みに対する解決策となるような、より良い商品、より良いサービスを追求する。例えば、忙しい暮らしの中で時短が叶う商品などもそれに当たる。

WWD:個別のブランドの状況に目を向けると、「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」が復調し、好調だ。

川部:リブランディングが奏功している。当社も暖冬で苦労したが、24-25年秋冬も前年比2ケタ増に近い数字で推移し、デベロッパーからの注目度も上がってきている。みなが自分で考えて実行する組織に変わってきた結果であり、これを根気強く継続していく。最大規模の「グリーンパークス(GREEN PARKS)」は前年に引き続き、高い収益性で全社を押し上げている。事業部の若返りが進み、経験が人を大きくしていく。課題もしっかり見えているので、さらに伸びる。「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」は24年、非常に好調で利益がしっかり残せるようになった。従来は一律で全商品をセールするといった荒っぽいことをしていた。商品の魅力を店頭POPやSNSで伝えるなど、より良い商品、より良い購買体験への取り組みが進行中。企業全体としてかつてのタイムセールのイメージが強いかもしれないが、売り上げを稼ぐためだけのセールはしないと、既に社内に浸透している。

WWD:改めて、25年の注力ポイントは。

川部:社長就任1年目の23年は利益重視で黒字転換を果たし、営業利益率4%台後半を達成した。2年目の24年は、将来の成長を見据えて積極的に投資を行った。それゆえ、収益性は1年目に比べて若干落ちたが、想定内だ。3年目となる25年は、見出した可能性を実行に移していく。グループ経営を強めることで、収益性はもっと高められる。国内でも、お客さまの毎日をグッドサプライズにあふれたものにしていくことで当社の可能性は広がるし、マーケット自体が成長している海外の可能性は言うまでもない。経営基盤を固める中で、社員みなが成長していこうと思えるあり方にすべく、25年から人事評価制度も変更した。グループ全体の環境整備が自分の仕事だ。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『歴史好きを生かし、文筆業に挑戦』

歴史や哲学が好きで、会議でもついつい歴史上の出来事や教訓を話しがち。特に、近隣の有力者を束ねて力をつけていった戦国武将・毛利元就の、周囲への細やかな気遣いに共感。歴史や人間について考える視点を生かし、何か文章を残したい。

COMPANY DATA
ストライプホールディングス

1994年に岡山県でセレクトショップとして開業。95年にクロスカンパニー設立、99年に「アース ミュージック&エコロジー」を立ち上げてSPA企業に転換。2012年キャンをグループ化、16年ストライプインターナショナルに社名変更。22年持株会社ストライプホールディングスを設立し、ストライプインターナショナル、キャン、海外子会社などを傘下に持つ。ストライプインターナショナルの24年1月期は売上高が前期比0.4%増の609億円、純損益が22億円の黒字(前期は15億円の赤字)


問い合わせ先
ストライプホールディングス
03-6773-7064

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【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する

PROFILE: 木村治/社長

木村治/社長
PROFILE: (きむら・おさむ)1969年生まれ、茨城県出身。90年に福田屋洋服店(現アダストリア)に入社し、店長などを経験。2001年に独立してワークデザイン設立。同社は07年にドロップ(トリニティアーツの前身)と経営統合し、11年にトリニティアーツ社長に就任。16年にアダストリア常務、18年副社長を経て21年取締役社長、22年から代表取締役社長 PHOTO:SHUHEI SHINE

中長期的な目標として、アパレル小売業からプラットフォーマーへの転換を掲げているアダストリア。国内外約1500の実店舗と公式ウェブストア「アンドエスティ」の両輪での成長や、30ブランドを超すマルチブランド戦略が独自性を生んでいる。

25年春、銀座に
「グローバルワーク」旗艦店出店

WWD:2024年2月期は過去最高業績を記録。原料高が続き、暖冬も厳しかったが、この1年をどう評価するか。

木村治社長(以下、木村):掲げてきたマルチブランド・マルチカテゴリー戦略が好調につながっている。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」という基幹4ブランドで、売上高約1300億円を計上していることが当社の事業全体の基盤になっている。特に「グローバルワーク」は30周年を迎え、テレビCMの効果もあって、マス層での認知が非常に高まってきた。30年までにブランド単独売上高1000億円(24年2月期実績は516億円)を目指し、25年は春に銀座に旗艦店を出店する。同時に「グローバルワーク」で、進出済みの台湾、香港に加え、東南アジアへの出店も進める。そのためにも、銀座の旗艦店で知名度を上げる必要がある。

WWD:24年は公式ウェブストア運営を子会社に移管し、名称も「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。30年に流通総額1000億円を目指すと発表した。

木村:24年は「小売業からプラットフォーマーに変わるための準備の年」と位置付けていたが、子会社アンドエスティにEC運営を移管したことで、ひとまず24年の目標は達成した。ありがたいことに、「アンドエスティ」への出店を希望する他社ブランドは徐々に増えている。出店ブランドの数を追求すると、他ECモールとの差別化が難しくなる。「アンドエスティ」とシナジーが出せるブランドに出店いただきたい。例えば、「アンドエスティ」購入商品を実店舗で受け取るといったOMO戦略が一緒に取れるブランドだ。「アンドエスティ」は、今後5〜6年は積極投資で越境ECも拡大する。単にモノを売るだけではなく、さまざまなサービスを開発し、外部とのポイント連携も進め、出店ブランドやスタッフ、お客さまとの濃いつながりを作っていく。OMO型ストアの「アンドエスティストア」で、25年春には原宿駅前に出店も予定する。

WWD:海外事業では、中国本土の景気減速が目立つ。

木村:中国本土は24年は我慢の年だった。恐らく25年も同様だろう。ただし、24年末に蘇州に「ニコアンド」の新店をオープンしたし、上海に「アンドエスティ」と連動したOMO型店舗も出店した。中国本土の商売をやめる気は全くなく、今後も市場状況を分かっている場所では、スローダウンはしても出店を続けていく。一方で、台湾と香港事業は引き続き絶好調だ。台湾は出店開始から20年が経ち、日本と同じくマルチブランド戦略が奏功している。売上高は約70億円に育った。香港はコロナ禍で一時は退店もあったが、再出店で成長している。また、12月にはフィリピン・マニラに「ニコアンド」の1号店を出店し、タイ・バンコクには24年に「ニコアンド」2号店をオープンした。両国では今後さらに出店を重ねる。中国本土が厳しい分、東南アジアにシフトしているが、1国に集中することなく各国でデータを取り、検証を重ねていく。

WWD:海外出店などキーワードが既にいくつか出たが、改めて25年の注力ポイントは何か。

木村:軸は変わらない。マルチブランド・マルチカテゴリー戦略のもと、主力ブランドを成長させていくという面では、前述の「グローバルワーク」銀座出店にかなり力を入れる。また、「グローバルワーク」に次ぐ規模の「ニコアンド」は、雑貨や家具を扱い、野外イベントも行うなど、ライフスタイルを全般的に提案できており、好調な他社の雑貨業態に対しても差別化ができている。「ニコアンド」と「スタディオクリップ」、急成長中の「ラコレ(LAKOLE)」、24年にウェルカムから買収した「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」「ジョージズ(GEORGE'S)」を合わせれば、アダストリア単体では雑貨・服飾雑貨の売上構成比は4分の1ほどにまで高まっている。24年は10月の高気温に悩まされたが、雑貨は気温変化に関係なく売れる。雑貨業態は引き続き出店を強化していく。

WWD:今後の自社の可能性をどう考えているか。

木村:日本の少子高齢化は、アパレル業界や世の中が考えている以上に急速に進んでいる。例えば物流は、人手不足で滞るようになってきた。ここに対してもう少し迅速に対処しないと取り返しがつかなくなる。また、あらゆるコストが上がり、われわれのような企業規模でも利益を出すのが難しくなっている。このように日本市場の成熟が進む中では、海外、特に成長性の大きい東南アジアで種まきを行っていることは、当社の可能性の一つだ。新卒採用は当社は業界内では恵まれており、中途でもすばらしい人材が入ってきてくれている。それもわれわれの大きな可能性だ。福田(三千男会長)の時代から現場スタッフ第一を掲げ、23、24年は2年続けて平均6%の賃上げも行った。経営幹部が現場スタッフの声を直接聞くタウンミーティングも毎年続けている。社員みなにとって働きやすい環境作りを、今後もたゆまず追求していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『1カ月バカンス』

まとまった休みが取りづらいので、何もしない休みを堪能したい。スマホも見ず、ホテルにこもる。普段は海外出張のフライトが比較的ゆっくりできる時間で、そこで浮かぶアイデアも多い。1カ月休んだらいいアイデアが浮かぶはず!

COMPANY DATA
アダストリア

1953年に茨城・水戸で福田屋洋服店として創業。93年にポイントに商号変更。2013年にアダストリアホールディングスとしてトリニティアーツなどをグループ化。15年にアダストリアホールディングス、ポイント、トリニティアーツを統合し、アダストリアに社名変更。主要ブランドは「グローバルワーク」「ニコアンド」など。24年2月期は売上高が前期比13.6%増の2755億円、営業利益が同56.4%増の180億円だった


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アダストリア
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【アダストリア 木村治社長】東南アジアで種まき加速 プラットフォーマーへ進化する

PROFILE: 木村治/社長

木村治/社長
PROFILE: (きむら・おさむ)1969年生まれ、茨城県出身。90年に福田屋洋服店(現アダストリア)に入社し、店長などを経験。2001年に独立してワークデザイン設立。同社は07年にドロップ(トリニティアーツの前身)と経営統合し、11年にトリニティアーツ社長に就任。16年にアダストリア常務、18年副社長を経て21年取締役社長、22年から代表取締役社長 PHOTO:SHUHEI SHINE

中長期的な目標として、アパレル小売業からプラットフォーマーへの転換を掲げているアダストリア。国内外約1500の実店舗と公式ウェブストア「アンドエスティ」の両輪での成長や、30ブランドを超すマルチブランド戦略が独自性を生んでいる。

25年春、銀座に
「グローバルワーク」旗艦店出店

WWD:2024年2月期は過去最高業績を記録。原料高が続き、暖冬も厳しかったが、この1年をどう評価するか。

木村治社長(以下、木村):掲げてきたマルチブランド・マルチカテゴリー戦略が好調につながっている。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」という基幹4ブランドで、売上高約1300億円を計上していることが当社の事業全体の基盤になっている。特に「グローバルワーク」は30周年を迎え、テレビCMの効果もあって、マス層での認知が非常に高まってきた。30年までにブランド単独売上高1000億円(24年2月期実績は516億円)を目指し、25年は春に銀座に旗艦店を出店する。同時に「グローバルワーク」で、進出済みの台湾、香港に加え、東南アジアへの出店も進める。そのためにも、銀座の旗艦店で知名度を上げる必要がある。

WWD:24年は公式ウェブストア運営を子会社に移管し、名称も「ドットエスティ(.st)」から「アンドエスティ(and ST)」に変更。30年に流通総額1000億円を目指すと発表した。

木村:24年は「小売業からプラットフォーマーに変わるための準備の年」と位置付けていたが、子会社アンドエスティにEC運営を移管したことで、ひとまず24年の目標は達成した。ありがたいことに、「アンドエスティ」への出店を希望する他社ブランドは徐々に増えている。出店ブランドの数を追求すると、他ECモールとの差別化が難しくなる。「アンドエスティ」とシナジーが出せるブランドに出店いただきたい。例えば、「アンドエスティ」購入商品を実店舗で受け取るといったOMO戦略が一緒に取れるブランドだ。「アンドエスティ」は、今後5〜6年は積極投資で越境ECも拡大する。単にモノを売るだけではなく、さまざまなサービスを開発し、外部とのポイント連携も進め、出店ブランドやスタッフ、お客さまとの濃いつながりを作っていく。OMO型ストアの「アンドエスティストア」で、25年春には原宿駅前に出店も予定する。

WWD:海外事業では、中国本土の景気減速が目立つ。

木村:中国本土は24年は我慢の年だった。恐らく25年も同様だろう。ただし、24年末に蘇州に「ニコアンド」の新店をオープンしたし、上海に「アンドエスティ」と連動したOMO型店舗も出店した。中国本土の商売をやめる気は全くなく、今後も市場状況を分かっている場所では、スローダウンはしても出店を続けていく。一方で、台湾と香港事業は引き続き絶好調だ。台湾は出店開始から20年が経ち、日本と同じくマルチブランド戦略が奏功している。売上高は約70億円に育った。香港はコロナ禍で一時は退店もあったが、再出店で成長している。また、12月にはフィリピン・マニラに「ニコアンド」の1号店を出店し、タイ・バンコクには24年に「ニコアンド」2号店をオープンした。両国では今後さらに出店を重ねる。中国本土が厳しい分、東南アジアにシフトしているが、1国に集中することなく各国でデータを取り、検証を重ねていく。

WWD:海外出店などキーワードが既にいくつか出たが、改めて25年の注力ポイントは何か。

木村:軸は変わらない。マルチブランド・マルチカテゴリー戦略のもと、主力ブランドを成長させていくという面では、前述の「グローバルワーク」銀座出店にかなり力を入れる。また、「グローバルワーク」に次ぐ規模の「ニコアンド」は、雑貨や家具を扱い、野外イベントも行うなど、ライフスタイルを全般的に提案できており、好調な他社の雑貨業態に対しても差別化ができている。「ニコアンド」と「スタディオクリップ」、急成長中の「ラコレ(LAKOLE)」、24年にウェルカムから買収した「トゥデイズスペシャル(TODAY'S SPECIAL)」「ジョージズ(GEORGE'S)」を合わせれば、アダストリア単体では雑貨・服飾雑貨の売上構成比は4分の1ほどにまで高まっている。24年は10月の高気温に悩まされたが、雑貨は気温変化に関係なく売れる。雑貨業態は引き続き出店を強化していく。

WWD:今後の自社の可能性をどう考えているか。

木村:日本の少子高齢化は、アパレル業界や世の中が考えている以上に急速に進んでいる。例えば物流は、人手不足で滞るようになってきた。ここに対してもう少し迅速に対処しないと取り返しがつかなくなる。また、あらゆるコストが上がり、われわれのような企業規模でも利益を出すのが難しくなっている。このように日本市場の成熟が進む中では、海外、特に成長性の大きい東南アジアで種まきを行っていることは、当社の可能性の一つだ。新卒採用は当社は業界内では恵まれており、中途でもすばらしい人材が入ってきてくれている。それもわれわれの大きな可能性だ。福田(三千男会長)の時代から現場スタッフ第一を掲げ、23、24年は2年続けて平均6%の賃上げも行った。経営幹部が現場スタッフの声を直接聞くタウンミーティングも毎年続けている。社員みなにとって働きやすい環境作りを、今後もたゆまず追求していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『1カ月バカンス』

まとまった休みが取りづらいので、何もしない休みを堪能したい。スマホも見ず、ホテルにこもる。普段は海外出張のフライトが比較的ゆっくりできる時間で、そこで浮かぶアイデアも多い。1カ月休んだらいいアイデアが浮かぶはず!

COMPANY DATA
アダストリア

1953年に茨城・水戸で福田屋洋服店として創業。93年にポイントに商号変更。2013年にアダストリアホールディングスとしてトリニティアーツなどをグループ化。15年にアダストリアホールディングス、ポイント、トリニティアーツを統合し、アダストリアに社名変更。主要ブランドは「グローバルワーク」「ニコアンド」など。24年2月期は売上高が前期比13.6%増の2755億円、営業利益が同56.4%増の180億円だった


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アダストリア
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【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA

2024年8月期に営業利益が初めて100億円を突破したマッシュグループ。盤石の強さを見せる主力ブランドに加え、メンズ、キッズ&ベビー、ライセンスといったチャレンジ領域も順調に成長。25年には伊藤忠商事と日本事業を共同運営する「レスポートサック」のアパレルを始動するなど挑戦を続ける一方、ネクストステップのカギは、「人の力を最大限に生かすこと」だと近藤広幸社長は話す。

組織、個人のKPIを見直し
さらなる伸び代を作る

WWD:営業利益が初めて100億円を突破した。

近藤広幸社長(以下、近藤):「ジェラート ピケ」(24年8月期売上高は前期比9%増)、「リリー ブラウン」(同5%増)といったブランドに加え、「スナイデル」から誕生した「スナイデル ホーム」(同35%増)、「スナイデル ビューティ」(同50%増)も成長を続け、本当によくやっている。

昨年は試練もあった。西武池袋本店の改装をはじめ、私たちにはどうすることもできない環境要因によって、当社の中でも売り上げトップクラスの店舗を一気に失ったダメージはとてつもなく大きい。出店コストも高騰する中で、そういった優良店をまた一から作るためには膨大な時間とエネルギーが必要になる。

ただ社員の努力があったからこそ、一つの目安としていた「営業利益100億円」という壁を打ち崩すことにつながったのだろうし、コロナ禍で試行錯誤しながら成長してきた総決算と言える。すでに現場では一人一人が「限界」といえるレベルまで奮闘してくれている。さらなる伸び代を作るには、経営として組織のあり方、個々のKPIを改めて考え直す必要があるとも感じている。

WWD:その具体的な考えは。

近藤:個人の力が十二分に事業に反映されるよう、適材適所の考え方で、もう一度組織を見直す。やりがいと責任のあるポジションを増やして、それぞれの持つ個性や強みをより輝かせていく。例えばだが、神奈川県のファッションの消費額はものすごく高い。これまでのように「関東」という大枠で見るのではなく、神奈川県を統括する営業責任者を立て、3カ年計画を作って戦略的に売り上げを作ったらどうか。そんなふうに既成概念を外して考えれば、ビジネスチャンスはいくらでも見出せる。才能ある若手や中堅を責任者に抜擢すれば、成長のチャンスになるし、ゆくゆくは会社の明るい未来を作っていく存在になる。

WWD:24年はライセンス事業への投資も活発だった。

近藤:ニュージーランドのベビー&キッズ「ジェイミーケイ」や米ラグジュアリーヘアケア「インナーセンス」、伊ラゲージの「FPM」を新規導入した。すでに22年から展開している「バブアー」は、私たちならではの企画力やコーディネート提案力によって女性ファンを大幅に増やすことができている。池袋サンシャインシティに出店した「セサミストリート マーケット」は、作品に通底する多様性を私たちらしい商品やストアデザインで表現し、連日盛況だ。こういった成功事例により、取引先からの商談が次々と舞い込んでいて、今年も新規導入の計画がある。ただしやみくもに数を増やすのではなく、私たちのウェルネスデザインの理念とマッチしているかが前提条件。私たちも共感とリスペクトを持ってブランドを育てていけば、お客さまも必ずついてきていただけるはずだ。

WWD:米ライフスタイルブランド「レスポートサック」の日本事業を伊藤忠商事と共同運営する。

近藤:主力はバッグだが、これまでのMDにはなかったアパレルを自社オリジナルで企画し、秋に導入する。「フレイ アイディー」を率いてきたディレクターを新たにチーフデザイナーに据える。女性の心をつかむデザイン力や感性を生かして、マッシュらしいウェルネスウエアに落とし込む。私としても、どんな化学反応が起こるか楽しみだ。

WWD:サステナビリティ推進の進捗は?

近藤:当社では22年にサステナブル推進委員会を発足し、全社でCO2削減の取り組みを進めている。アパレル製造を依頼している中国の取引先工場に対しては、環境への配慮について当社独自の監査基準でランク付けし、S・Aランクの工場には「エコファクトリー」の認定証をお渡ししている。すでに認定証を発行した取引先は100社にのぼり、そこを目標として努力していただいている工場も出てきた。エコファクトリーへの意識改革の流れを生み出せている手応えがある。他にも、昨春は「エミ」が環境にやさしい植物由来の素材「プラックス」を用いたコレクションを発表し、CO2排出削減量を数値化・開示した。こういった取り組みは他ブランドに水平展開していく。

WWD:25年のファッション業界をどう読む?

近藤:今は気候、特に猛暑対応が経営課題として立ちはだかっているが、その中でも守りに回らず「どう個性を出すか」というプラスワンの発想ができるかどうかで差がつく。コロナという大波を乗り越えたアパレル業界には、世の中に必要とされながら強かに生き残っていく企業が数多くあることを、改めて感じている。そういったプレーヤーと競い合いながら、私たちにとっても本当の実力が試される「勝負の年」になるだろう。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『子供たちに希望を与えられる漫画を』

マッシュグループは子供たちの未来を作る企業活動を続けているが、私個人として思い描いているのが漫画のプロデュース。子供たちに夢と希望を与えられるような作品を世に送り出せたら。

COMPANY DATA
マッシュホールディングス

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げ、ファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。24年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円。国内事業が前期比6%増の1087億円で、内訳はファッションが同8%増の866億円、ビューティが同2%増の176億円。海外事業は同5%増の115億円だった。今期売上高は1300億円を計画する


問い合わせ先
マッシュホールディングス
https://mashgroup.jp/

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【マッシュホールディングス 近藤広幸社長】営業利益100億円の先へ “人の力”を生かす組織で進む

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA

2024年8月期に営業利益が初めて100億円を突破したマッシュグループ。盤石の強さを見せる主力ブランドに加え、メンズ、キッズ&ベビー、ライセンスといったチャレンジ領域も順調に成長。25年には伊藤忠商事と日本事業を共同運営する「レスポートサック」のアパレルを始動するなど挑戦を続ける一方、ネクストステップのカギは、「人の力を最大限に生かすこと」だと近藤広幸社長は話す。

組織、個人のKPIを見直し
さらなる伸び代を作る

WWD:営業利益が初めて100億円を突破した。

近藤広幸社長(以下、近藤):「ジェラート ピケ」(24年8月期売上高は前期比9%増)、「リリー ブラウン」(同5%増)といったブランドに加え、「スナイデル」から誕生した「スナイデル ホーム」(同35%増)、「スナイデル ビューティ」(同50%増)も成長を続け、本当によくやっている。

昨年は試練もあった。西武池袋本店の改装をはじめ、私たちにはどうすることもできない環境要因によって、当社の中でも売り上げトップクラスの店舗を一気に失ったダメージはとてつもなく大きい。出店コストも高騰する中で、そういった優良店をまた一から作るためには膨大な時間とエネルギーが必要になる。

ただ社員の努力があったからこそ、一つの目安としていた「営業利益100億円」という壁を打ち崩すことにつながったのだろうし、コロナ禍で試行錯誤しながら成長してきた総決算と言える。すでに現場では一人一人が「限界」といえるレベルまで奮闘してくれている。さらなる伸び代を作るには、経営として組織のあり方、個々のKPIを改めて考え直す必要があるとも感じている。

WWD:その具体的な考えは。

近藤:個人の力が十二分に事業に反映されるよう、適材適所の考え方で、もう一度組織を見直す。やりがいと責任のあるポジションを増やして、それぞれの持つ個性や強みをより輝かせていく。例えばだが、神奈川県のファッションの消費額はものすごく高い。これまでのように「関東」という大枠で見るのではなく、神奈川県を統括する営業責任者を立て、3カ年計画を作って戦略的に売り上げを作ったらどうか。そんなふうに既成概念を外して考えれば、ビジネスチャンスはいくらでも見出せる。才能ある若手や中堅を責任者に抜擢すれば、成長のチャンスになるし、ゆくゆくは会社の明るい未来を作っていく存在になる。

WWD:24年はライセンス事業への投資も活発だった。

近藤:ニュージーランドのベビー&キッズ「ジェイミーケイ」や米ラグジュアリーヘアケア「インナーセンス」、伊ラゲージの「FPM」を新規導入した。すでに22年から展開している「バブアー」は、私たちならではの企画力やコーディネート提案力によって女性ファンを大幅に増やすことができている。池袋サンシャインシティに出店した「セサミストリート マーケット」は、作品に通底する多様性を私たちらしい商品やストアデザインで表現し、連日盛況だ。こういった成功事例により、取引先からの商談が次々と舞い込んでいて、今年も新規導入の計画がある。ただしやみくもに数を増やすのではなく、私たちのウェルネスデザインの理念とマッチしているかが前提条件。私たちも共感とリスペクトを持ってブランドを育てていけば、お客さまも必ずついてきていただけるはずだ。

WWD:米ライフスタイルブランド「レスポートサック」の日本事業を伊藤忠商事と共同運営する。

近藤:主力はバッグだが、これまでのMDにはなかったアパレルを自社オリジナルで企画し、秋に導入する。「フレイ アイディー」を率いてきたディレクターを新たにチーフデザイナーに据える。女性の心をつかむデザイン力や感性を生かして、マッシュらしいウェルネスウエアに落とし込む。私としても、どんな化学反応が起こるか楽しみだ。

WWD:サステナビリティ推進の進捗は?

近藤:当社では22年にサステナブル推進委員会を発足し、全社でCO2削減の取り組みを進めている。アパレル製造を依頼している中国の取引先工場に対しては、環境への配慮について当社独自の監査基準でランク付けし、S・Aランクの工場には「エコファクトリー」の認定証をお渡ししている。すでに認定証を発行した取引先は100社にのぼり、そこを目標として努力していただいている工場も出てきた。エコファクトリーへの意識改革の流れを生み出せている手応えがある。他にも、昨春は「エミ」が環境にやさしい植物由来の素材「プラックス」を用いたコレクションを発表し、CO2排出削減量を数値化・開示した。こういった取り組みは他ブランドに水平展開していく。

WWD:25年のファッション業界をどう読む?

近藤:今は気候、特に猛暑対応が経営課題として立ちはだかっているが、その中でも守りに回らず「どう個性を出すか」というプラスワンの発想ができるかどうかで差がつく。コロナという大波を乗り越えたアパレル業界には、世の中に必要とされながら強かに生き残っていく企業が数多くあることを、改めて感じている。そういったプレーヤーと競い合いながら、私たちにとっても本当の実力が試される「勝負の年」になるだろう。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『子供たちに希望を与えられる漫画を』

マッシュグループは子供たちの未来を作る企業活動を続けているが、私個人として思い描いているのが漫画のプロデュース。子供たちに夢と希望を与えられるような作品を世に送り出せたら。

COMPANY DATA
マッシュホールディングス

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げ、ファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。24年8月期連結売上高は、前期比6%増の1202億円。国内事業が前期比6%増の1087億円で、内訳はファッションが同8%増の866億円、ビューティが同2%増の176億円。海外事業は同5%増の115億円だった。今期売上高は1300億円を計画する


問い合わせ先
マッシュホールディングス
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TaiTanさんと「歩く」を考える:記者談話室vol.163

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

163回目の今回は、ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTanさんをゲストに迎えたスペシャル版です。人気ポッドキャスト番組「奇奇怪怪」「脳盗」「流通空論」のパーソナリティーとして知られるTaiTanさんは、実は「記者談話室」のヘビーリスナーでもあります。このたびマイクブランド「シュア」とのコラボレーションでオリジナルスニーカーを企画したTaiTanさんに、ポッドキャスターにとって大切な「歩く」をテーマに話を聞きました。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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百貨店1月度 東西1番店は初売りセールよりもインバウンドにわく

百貨店主要4社の2025年1月度売上高は、おしなべて1割程度の増収だった。各社で年始営業を後ろ倒しにする動きがあったものの、業績にマイナス影響はほとんど見られない。業績を押し上げたのは富裕層やインバウンド。彼らの目覚ましい購買力の前に、初売りセールの存在感はどんどん小さくなっている。

各社の業績は、三越伊勢丹が前年同月比18.8%増、高島屋が同8.1%増、大丸松坂屋百貨店が同12.2%増、阪急阪神百貨店が同6.1%増。

阪急阪神百貨店の阪急本店の1月度売上高は、前年同月比12.3%増。 同社は15店舗中、11店舗で年始休業を1日増やした。阪急本店も、初売りが前年から1日後ろ倒しとなり、1月3日に営業開始した。同日は開店前に長蛇の並び列となったため、予定より30分早めて開店。3、4日の累計来店客数は、前年の初動2日間(2、3日)と比較して1割増、売上高は2割増だった。ただし、売り上げの嵩上げ要因となったのは「クリアランスセール品よりも定価商品」(同社)であり、免税売上高は前年同月比1.5倍、100万円以上の高額品の売り上げは同約40%増だった。

三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店は、前年同月比25.3%増。内訳は、国内売上高が同22.7%増、免税売上高が同38.9%増だった。やはり、高単価商品の好調とインバウンドの旺盛な購買が支える構図は変わらない。全体の客数は同微減ながら、客単価が23.9%増と大きく伸びた。初売りの4日間(2〜5日)の売り上げは、前年同期比28%増。クリアランスセール品よりも「プロパー(正価品)がけん引した」(同社広報)という。

大丸松坂屋百貨店も初売りを例年より1日遅くスタートしたことで、営業日数では1日分のマイナス影響があったが、免税客売上高が前年同月比87.5%と、単月として過去最高を更新する好調ぶりでカバーした。高島屋も年始営業は3日からで営業日を1日減らすも、免税売上高の好調(同45.7%)で補った。

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【ARISAK Labo vol.2】メイクアップインフルエンサー・フゥジと表現する“内なる自分”

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.2となる今回は、メイクアップインフルエンサーのフゥジとコラボレーション。特殊メイクアーティストのAmazing JIROを招き、自身の感情の変化を、合計3ルックを通じて表現した。撮影時間は約16時間にも及んだという作品を通じ、2人が伝えたい思いとは?

フゥジのビューティ・ヒストリー

男女ともに参考にしやすいナチュラルなメイクアップから、奇抜なドラァグクイーンまで、多彩なメイクアップをSNSで発信するフゥジ。しかし最初は、メイクをして外に出ることに抵抗があったと言う。「中学生の頃から眉毛を描き始めて、高校生になって本格的にメイクをするようになりました。最初はカラコンをつけたり、BBクリームを塗るくらいでしたが、それでも外に出るのが恥ずかしくて。人の目を気にするというよりは、完璧主義すぎて自分のメイクが正解なのかわからず、人から見られた時に完璧じゃないと思われるのが怖かったんです」。まだ男性がメイクすることは今ほど浸透していなかった約10年前。なるべくナチュラルに仕上げられるかを追求した経験が、今の彼のスキルにつながっている。

男性でも取り入れやすい自然なメイクで腕を上げた彼だが、今ではカットクリースやウイッグを用いた奇抜な姿でも知られるように。特に、SNSで流行っていた“半顔メイク”に女装メイクを取り入れた時には、大きな反響があった。「誰かに憧れを持っていたというわけではなく、シンプルに女性メイクに好奇心があったんです。当時『ル・ポールのドラァグ・レース』が流行っていたこともあり、少し影響を受けたのかもしれません」とフゥジ。

そんな彼にメイクのこだわりを聞くと、「すごくトレンドを追いかけるというよりは、その日の環境や衣装に合わせて『どんなメイクが合うかな?』とチューニングしていくこと」と語る。実際に最近訪れた「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」のイベントでは、アイウエアに合わせて目元にビジューを散りばめた。

常に新たなメイクを発信している彼だが、メイクトレンドは“あまり追いかけない派”だと言う。「SNSが発達してからトレンドも多様化してきていて、ひと口に“トレンド”を語れない時代ですよね。トレンドが他のトレンドと融合してまた新たなトレンドが生まれて……そのサイクルもすごく早いし、『今みんながこのメイクをしている』と言えるものってあまりないようにも感じます」と語る。さまざまなアイデアやSNSでのメイクトレンドを自身のフィルターを通じて昇華するからこそ、オリジナリティーあふれるメイクアップが完成するのだ。

大学時代は京都の大学に通い、アルバイトをしながらメイクアップインフルエンサーとして活動するようになったフゥジ。当時は毎週東京に通い、多忙な生活を送っていたと言う。大学卒業とともに上京し、本格的にインフルエンサー活動をスタートし、現在に至る。そんな中、約2年ほど前にARISAKからDMを受け取ったのが2人の出合いだ。当時のことや、今回の撮影について2人に話を聞いた。

「抑えていた自分が爆発する」
ARISAKとの出合いから撮影まで

WWD:2人の出合いは?

ARISAK:普段から、気になる人には私からDMを送って作品撮りをすることが多いです。2022年の夏頃、私からフゥジくんにDMを送って、実際に会って話してみることに。私にとってのフゥジくんのイメージって、最初は“柔らかくて少しファンシーな空気感を持っている人”という感じだったんですが、色々話していくうちに本当はもっとハードなテイストが好きなんだと知って意気投合しました。

フゥジ:当時、必要以上に気を遣ってしまうこととか、本来やりたいことができず苦い思いをした経験がたくさんあって。色々なことが重なっていた時期だったので、「このままでいたらいつか爆発するんだろうな」と思ってました。そんな時にARISAKさんに出合い、すごく真剣に話を聞いてくれたんです。そして僕もARISAKさんも今までに興味を持ってきたものがとても似ていて、特にクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)の「Your Body」というMVの話で盛り上がり。最初はそういった世界観で撮影ができたら、と盛り上がりました。そこから話し合いをするたびにやりたいことがたくさん出てきて、最終的に今回のような撮影に至りました。

全眼カラコンに20cmヒール
16時間に及ぶ撮影に

WWD:撮影にはどれくらいの時間がかかった?

フゥジ:ヘアメイク、衣装チェンジも含めたらおそらく16時間くらい。全ての撮影が終わった頃には、深夜の3時を回っていました。でもARISAKさんをはじめ、特殊メイクのAmazing JIROさんなどプロの方々が集まっている現場でたくさん刺激を受けて、疲れを感じることもありませんでした。コルセットをかなりきつく締めていて、全眼コンタクトをつけいたから視界もぼやけて、20cmヒールを履いて。そんな状態で、動画撮影では回転台に乗ったりしたので結構大変でした(笑)。

WWD:特殊メイクをしたのは今回が初めて?

フゥジ:はい。JIROさんのことは元々知っていたし、「いつか特殊メイクをしてもらいたい」という気持ちはずっとあったので、今回のような機会でご一緒できてとてもうれしいです。撮影の日にはアトリエを見せてくださり、中には僕が見てきた作品もあって「これもJIROさんが手掛けたんだ!」と感動しました。JIROさんのメイクはとても繊細で、もはやアートの領域。エアスプレーで血管を描いたり、ツノを生やしたり。「こんなメイクの仕方があるんだ」という衝撃がたくさんありました。最後のルックはJIROさんの即興アイデアで、“封印”をイメージして赤いペイントを施してくれました。JIROさんの学校に通ってみたいですし、僕が特殊メイクにチャレンジする日も来るかもしれません。

WWD:衣装を手がけたのは?

ARISAK:コスチュームデザイナーの田中優(Yu Tanaka)さんです。他の人には作れないようなユニークなドレスをたくさん作っていて。今回の撮影テーマにもぴったり合っていました。

WWD:撮影全体を通した感想は?

フゥジ:みんな自分が好きなことを貫いてきた、バイタリティー溢れる人が集まった撮影だったので、とても刺激的でした。こんなにも、それぞれの人が一つになって好きを追求している現場ってこれまであまりなかったので、本当に楽しかったです。僕自身、メイクをしている時って人を待たせてしまうことにプレッシャーを感じることがあるのですが、今回の撮影ではみんながクリエイティブに対してストイックに向き合っていたからこそ、そういったプレッシャーをあまり感じずに集中できました。

“Love and hate are the two sides of the coin”
メイクを通じて表現した内なる感情

WWD:今回の撮影のテーマとは?

ARISAK:“Love and hate are the two sides of the coin(=愛と憎しみは表裏一体)”です。フゥジ君との会話の中で、本当に自分が好きなことを表現している自分と、普段の自分、どっちも自分で表裏一体だという話になって。表も裏も自分で、どちらの自分も“本当”。「本当の自分を愛してほしい」みたいなフゥジくんの言葉から、“一刀両断”をテーマに、少しずつ内側の別の姿が現れていくことを表現しました。

フゥジ:当時、自分の中に“2番目の感情”というものがあったんです。「自分がやってみたい、欲しい、されたい」といった気持ちにいつも蓋をして、自分自身をいつも2番手にしている。でもそうだとしたら、「誰が自分自身を1番にしてあげられるのか」と思うようになり、自分を閉じ込めないで出してあげるというルックを作りたいと思いました。1ルック目は一見、普段の僕のようなイメージですが、おでこにヒビが入っていて、そこから目の色が変わったりツノが生えたりして。最後のルックでは鬼をイメージして、自分の好きを全部出せるように意識しました。

ARISAK:彼の経験や思いは、私にも重なる部分がたくさんあったんです。「もし人に見せていない内側の自分を外に出した時、そんな部分も含めて自分のことを愛してくれるのか」みたいなことを考えたことがあって。自分にとっては、自分の内面にある憎しみに近い感情を表現した作品なんだと思います。そして、そういった長い間うまく消化できずにいた思いを、作品を通じて消化できるのはアーティストとして本望です。そしてこういったダークな世界観の撮影は久しぶりだったので、すごく懐かしい気持ちにもなりました。

WWD:作品を通じて伝えたい思いとは?

ARISAK:「自分に正直にいてほしい」「自分が嫌だと思っているなら我慢しないでほしい」ということですね。自分の感情を抑える人って多いと思うし、逆に抑え込まなかったら人が離れていくことって絶対あると思います。それでも、自分の中に気持ちを閉じ込めて苦しくなってしまう時が来る。私自身こんなことを言いながら、我慢して言えないこともたくさんある。それでも、私みたいに作品を通じて表現をするって道もあるので、色々な形で気持ちを消化してほしいです。

フゥジ:今回の3ルックにはそれぞれ異なる自分が表現されていますが、僕は感情を抑えている自分も、モヤモヤしている自分も、感情を爆発させている自分も好きなんです。自分が感情を抑えているのは、他者への配慮でもある。だから僕は、そんな“抑えている自分”も好き。どんな状態であっても、自分の感情を認めてあげることが大事なんじゃないかな。

PROFILE: フゥジ/メイクアップインフルエンサー

フゥジ/メイクアップインフルエンサー
PROFILE: 1997年1月22日、兵庫県生まれ。東京を拠点に活動するメイクアップインフルエンサー。ナチュラルなメンズメイクからドラァグクイーンメイクまで、幅広いメイクをSNSで発信する

BEHIND THE SCENE

DIRECTION & PHOTOS:ARISAK
MODEL & MAKEUP:FUUJI
SPECIAL MAKEUP:AMAZING JIRO
STYLING:YUUKA AKAISHI
HAIR:MIKI
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA
SPECIAL THANKS:KOTOHA

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「ストレンジャー・シングス」× Jun Oson × 台湾ブランド「フィルター017」によるコラボアイテム発売

台湾のデザインブランド「フィルター017(FILTER017)」が、Netflixのドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス (Stranger Things) 」と公式ライセンス契約を結び、日本のアーティストJun Osonと共同でプロジェクトを始動し、コラボアイテムを制作。台湾、日本など、アジア各地でポップアップツアーを開催する。

本プロジェクトは、「ストレンジャー・シングス」第4シーズンの中心キャラクターとストーリーのテーマである「友情」からインスピレーションを受け、1980年代のアメリカン・クラシックなスタイルとSF要素を融合。Jun Osonのアイコニックな「ピーナッツ顔」キャラクターをフィルターとしてアートイラストや立体造形に変換し、アパレルやコレクションアイテム、アクセサリーなどを販売する。

日本では「ビームス T」の原宿をはじめ、渋谷・横浜・仙台・梅田・博多の旗艦店で2月8日から販売する。原宿では全商品を展開する。

コラボアイテム

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「ストレンジャー・シングス」× Jun Oson × 台湾ブランド「フィルター017」によるコラボアイテム発売

台湾のデザインブランド「フィルター017(FILTER017)」が、Netflixのドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス (Stranger Things) 」と公式ライセンス契約を結び、日本のアーティストJun Osonと共同でプロジェクトを始動し、コラボアイテムを制作。台湾、日本など、アジア各地でポップアップツアーを開催する。

本プロジェクトは、「ストレンジャー・シングス」第4シーズンの中心キャラクターとストーリーのテーマである「友情」からインスピレーションを受け、1980年代のアメリカン・クラシックなスタイルとSF要素を融合。Jun Osonのアイコニックな「ピーナッツ顔」キャラクターをフィルターとしてアートイラストや立体造形に変換し、アパレルやコレクションアイテム、アクセサリーなどを販売する。

日本では「ビームス T」の原宿をはじめ、渋谷・横浜・仙台・梅田・博多の旗艦店で2月8日から販売する。原宿では全商品を展開する。

コラボアイテム

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伊勢丹新宿本店の化粧品売り場と化粧品ECサイトの呼称変更 「イセタン ビューティ」に統一

伊勢丹新宿本店は、化粧品売り場と化粧品オンラインストアのミーコ(MEECO)を「イセタン ビューティ(ISETAN BEAUTY)」へ呼称変更する。今後、伊勢丹新宿店 本館1階・2階 化粧品売り場は「イセタン ビューティ コスメティクス(ISETAN BEAUTY COSMETICS)」、本館地下2階 ビューティアポセカリーは「イセタン ビューティ アポセカリー(ISETAN BEAUTY APOTHECARY)」、ミーコは「イセタン ビューティ オンライン(ISETAN BEAUTY ONLINE)」となる。

三越伊勢丹グループは「館業」から「個客業」に変革している。その中で化粧品領域においても「個客」を「集客・識別・利用拡大」し「生涯顧客化」することに注力する。その一環として総称名を設け、各チャネルの強みを組みあわせたサービスを進化させこれまで以上に顧客体験の向上を図る。

すでに昨年8月に、化粧品売り場とミーコ、セミセルフ業態のイセタン ミラー メイク&コスメティクス(ISETAN MIRROR MAKE & COSMETICS、以下イセタン ミラー)で連携した取り組みを実施。ミーコでは単一の取り組みとして過去最高の売り上げを達成するなど、連携の実績を得ている。今後も3事業の連携を強めていくほか、将来的にはイセタン ミラーの呼称変更も視野に入れる。

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伊勢丹新宿本店の化粧品売り場と化粧品ECサイトの呼称変更 「イセタン ビューティ」に統一

伊勢丹新宿本店は、化粧品売り場と化粧品オンラインストアのミーコ(MEECO)を「イセタン ビューティ(ISETAN BEAUTY)」へ呼称変更する。今後、伊勢丹新宿店 本館1階・2階 化粧品売り場は「イセタン ビューティ コスメティクス(ISETAN BEAUTY COSMETICS)」、本館地下2階 ビューティアポセカリーは「イセタン ビューティ アポセカリー(ISETAN BEAUTY APOTHECARY)」、ミーコは「イセタン ビューティ オンライン(ISETAN BEAUTY ONLINE)」となる。

三越伊勢丹グループは「館業」から「個客業」に変革している。その中で化粧品領域においても「個客」を「集客・識別・利用拡大」し「生涯顧客化」することに注力する。その一環として総称名を設け、各チャネルの強みを組みあわせたサービスを進化させこれまで以上に顧客体験の向上を図る。

すでに昨年8月に、化粧品売り場とミーコ、セミセルフ業態のイセタン ミラー メイク&コスメティクス(ISETAN MIRROR MAKE & COSMETICS、以下イセタン ミラー)で連携した取り組みを実施。ミーコでは単一の取り組みとして過去最高の売り上げを達成するなど、連携の実績を得ている。今後も3事業の連携を強めていくほか、将来的にはイセタン ミラーの呼称変更も視野に入れる。

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【2025年春コスメ】「マリークヮント」のセカンドブランド「デイジードール バイ マリークヮント」から春カラーのチークが登場

「マリークヮント(MARY QUANT)」のセカンドブランド「デイジードール バイ マリークヮント(DAISY DOLL BY MARY QUANT)」は2月14日、“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”(全5色うち新3色、各1650円)の新色を発売する。公式オンラインショップ“クラブコスメオンライン”や全国のロフト、ドン・キホーテなどのバラエティショップ、アマゾンで取り扱う。

寒さの中に暖かみを感じる新色2色

“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”は、高密着パウダー配合で色とびや毛穴落ちしにくい仕上がりが特徴のチークだ。3種の美容オイルとシリカやヒアルロン酸の潤い持続パウダー配合でメイクをしながら肌に潤いを与える。

今回は春を彩る、寒さの中に暖かみを感じる新色として、パーソナルカラーを問わずに使えるコーラルオレンジ系の“03 ハニーオランジュ”、ローズピンク系の“04 アドケナローズ”を発売する。また、“デイジードール パウダー ブラッシュ”の一番人気カラー“PK-02”の艶感と密着度をアップデートし、“05 ライラックピンク”として“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”に加える。

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2025年の「ジョンマスターオーガニック」は事業拡大のフェーズへ アジア事業とパートナーシップ事業を強化

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」を展開するジョンマスターオーガニックグループは2025年、核である国内事業に注力しつつ、アジア事業とパートナーシップ事業を拡大する。製品ラインアップの拡充や人材育成に力を注いで固めた基盤をもとに、事業拡大のフェーズに入る。

土台固めが奏功し、24年の売り上げは前年超え

現在、ジョンマスターオーガニックグループの指揮を取る大滝雄一郎社長はアパレル企業を経て22年7月に同社に参画した。「当時はコロナ明けの真っ只中。それからの2年半はマーケットや経営環境の変化が目まぐるしく、それに対する工夫や対応を繰り返してきた」とこれまでを振り返る。

就任して以降、消費者のニーズや悩みの多様化に対応すべく、新製品や限定製品を拡大。ファッションブランドとの協業も増やし、ライフスタイルブランドとしての価値提案にも注力した。価格の裾野や製品ラインアップのカテゴリーを広げて新規客にアプローチすることを目的に、24年11月には新ライン“ミー ジョンマスターオーガニック”を発売した。

そのほか、頭皮スコープを使った提案を徹底するなど、リテールスタッフの人材育成も強化した。これらの取り組みが奏功し、24年は前年を超える売り上げを積み上げた。「地道な人材育成と新製品の投入を増やして顧客に合った製品提案につなげることが形になった」と大滝社長は自負する。

25年はアジア事業とパートナーシップビジネスを拡大

ジョンマスターオーガニックグループは現在、米国と日本の2拠点で事業活動をしているが、25年は米国法人の機能の一部を日本に移管する。円安やインフレによるコスト増の抑制に加え、成長市場と見込むアジアでの事業展開の加速が主目的だ。サプライチェーンの効率化を日本主導で実施し、そのリソースをアジアの成長に回していく。

すでに昨年、台湾とマレーシアでは販売拡大に向けて契約を締結しており、順次販売を開始している。アジアを中心にほかの国も現在交渉中でさらに拡大する予定だ。現在、海外では14カ国で展開しており、ヨーロッパは既存の販売代理店とのパートナーシップを維持して事業を強化。米国はオフラインの販売は縮小し、オンラインでの販売に注力する。

製品開発や製造においては、USDA認証を取得する米国製は残しつつ、日本の強みや柔軟性を生かした製品開発や製造にシフト。アジアでの展開も意識し、効果効能を意識した製品開発を進める。

また、ブランドの価値向上と生活者とのタッチポイント拡大を目的にパートナーシップ事業にも注力する。国内外のホテルや宿泊施設、航空機などのアメニティー事業を強化し、グローバルでの認知拡大につなげる。

事業拡大に備え、7年ぶりにパーパスとバリューを刷新した。パーパスは「世界を飾らない美しさで満たす」、バリューには「オーガニックコスメを革新する」を掲げた。「これまでの財産は守り磨く一方で、新しいチャレンジをしていきたい」と大滝社長は意気込む。

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2025年の「ジョンマスターオーガニック」は事業拡大のフェーズへ アジア事業とパートナーシップ事業を強化

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」を展開するジョンマスターオーガニックグループは2025年、核である国内事業に注力しつつ、アジア事業とパートナーシップ事業を拡大する。製品ラインアップの拡充や人材育成に力を注いで固めた基盤をもとに、事業拡大のフェーズに入る。

土台固めが奏功し、24年の売り上げは前年超え

現在、ジョンマスターオーガニックグループの指揮を取る大滝雄一郎社長はアパレル企業を経て22年7月に同社に参画した。「当時はコロナ明けの真っ只中。それからの2年半はマーケットや経営環境の変化が目まぐるしく、それに対する工夫や対応を繰り返してきた」とこれまでを振り返る。

就任して以降、消費者のニーズや悩みの多様化に対応すべく、新製品や限定製品を拡大。ファッションブランドとの協業も増やし、ライフスタイルブランドとしての価値提案にも注力した。価格の裾野や製品ラインアップのカテゴリーを広げて新規客にアプローチすることを目的に、24年11月には新ライン“ミー ジョンマスターオーガニック”を発売した。

そのほか、頭皮スコープを使った提案を徹底するなど、リテールスタッフの人材育成も強化した。これらの取り組みが奏功し、24年は前年を超える売り上げを積み上げた。「地道な人材育成と新製品の投入を増やして顧客に合った製品提案につなげることが形になった」と大滝社長は自負する。

25年はアジア事業とパートナーシップビジネスを拡大

ジョンマスターオーガニックグループは現在、米国と日本の2拠点で事業活動をしているが、25年は米国法人の機能の一部を日本に移管する。円安やインフレによるコスト増の抑制に加え、成長市場と見込むアジアでの事業展開の加速が主目的だ。サプライチェーンの効率化を日本主導で実施し、そのリソースをアジアの成長に回していく。

すでに昨年、台湾とマレーシアでは販売拡大に向けて契約を締結しており、順次販売を開始している。アジアを中心にほかの国も現在交渉中でさらに拡大する予定だ。現在、海外では14カ国で展開しており、ヨーロッパは既存の販売代理店とのパートナーシップを維持して事業を強化。米国はオフラインの販売は縮小し、オンラインでの販売に注力する。

製品開発や製造においては、USDA認証を取得する米国製は残しつつ、日本の強みや柔軟性を生かした製品開発や製造にシフト。アジアでの展開も意識し、効果効能を意識した製品開発を進める。

また、ブランドの価値向上と生活者とのタッチポイント拡大を目的にパートナーシップ事業にも注力する。国内外のホテルや宿泊施設、航空機などのアメニティー事業を強化し、グローバルでの認知拡大につなげる。

事業拡大に備え、7年ぶりにパーパスとバリューを刷新した。パーパスは「世界を飾らない美しさで満たす」、バリューには「オーガニックコスメを革新する」を掲げた。「これまでの財産は守り磨く一方で、新しいチャレンジをしていきたい」と大滝社長は意気込む。

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デニムブランド「リー」が“101”の誕生100周年を記念したアニバーサリーコレクションを発売

デニムブランド「リー(LEE)」は、1925年に誕生した“101”の100周年を記念し、アニバーサリーコレクションを発表した。同コレクションは、プレミアムラインとベーシックラインの2軸で展開。「リー」直営店舗と「エドウイン」オンラインモールで販売する。

プレミアムライン

プレミアムラインは100周年を記念するアニバーサリーモデル。細部にまでこだわったアイテムを展開。「リー」ではジーンズにおいて、一般的に左綾を用いることが多いが、44年以前は右綾デニムを使用していた史実を基に今回、特別モデルとして右綾デニムを採用。ピュアインディゴで深く青い色落ちが楽しめる。また、メンズ・ウィメンズモデル共通で、セルビッジに「101 Lee 100th」の文字が織られておりアニバーサリーモデルを象徴するディテールとなっている。

101-J RIDERS JACKET

カウボーイジャケットからライダースに移行した40年代のモデルをベースに ディテールを踏襲。 オリジナルの“101”刻印のドーナツ型ボタンが付く。左胸にはプレミアムライン限定の缶バッジが付き、カスタムも楽しめる。

101 COWBOY PANTS

30年代のカウボーイパンツをベースとしたワイドフィットシルエット。 ヘアオンハイドラベルやシンチバック、ボタンフライなど当時のアイコニックなディ テールを踏襲。アニバーサリーモデルを象徴する「101 Lee 100th」セルビッジ仕様。 (左)メンズ価格:¥24,200税込 / USED¥33,000税込 (中)ウィメンズ価格:¥24,200税込 / USED¥33,000税込

101-Z RIDERS JEAN

カウボーイパンツからライダースへの40年代の移行期をモデルベースにルー ズフィットに落とし込んだ1本。 レイジーSステッチ、シンチバック、ジッパーフライなど過渡期ならではの混在したディテールとなっている。 アニバーサリーモデルを象徴する「101 Lee 100th」セルビッジ仕様。

101 BASIC LINE

“101”を現代的に解釈し、トレンド感を取り入れたライン。“101”のDNAを受け継ぎながらも、現代のライフスタイルにフィットするデザインに仕上げた。「リー」の史実を基にアニバーサリーモデルとして13オンスの右綾デニムを採用。しっかりとした生地ながらも軽やかな着心地で、トレ ンドの中にも個性を感じられる仕上がりになっている。生地感やシルエットのバランスにこだわり、ビンテージとモダンの融合を体現するラインアップ。

RIDERS 101 STRAIGHT LEG

クラシックな直線的シルエットをベースに、ほどよいゆとりのあるフィット感にアップデート。デイリーウエアとしての汎用性が高く、着こなしに幅を持たせられる一本。

RIDERS 101 WIDE LEG

トレンドのワイドシルエットで全体的にゆったりとしたつくりながらも、 練された一本。カジュアルスタイルにアクセントを与える。

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「エへカソポ」が「魔法の天使 クリィミーマミ」とコラボ アパレルと推し活グッズが登場

キャンが運営するカジュアルブランド「エへカソポ(EHKA SOPO)」は2月6日、1980年代のテレビアニメ「魔法の天使 クリィミーマミ」とコラボレーションしたアイテムを発売する。全国の「エへカソポ」店舗および自社ECサイトのキャン オンラインショップ、ゾゾタウン、楽天ファッション、アンドモール、マガシークで取り扱う。

同コラボは、主人公の“クリィミーマミ”を主役にしたレトロポップなアパレルと雑貨アイテムをそろえる。アパレルアイテムは、サンドウォッシュ加工のスエット(全3色、各4290円)やラメでキャラクターのサインを施したロンT(全3色、各3190円)、猫の格好をした使い魔“ネガ”と“ポジ”をポップなカラーでプリントした総柄カットソー(全3色、各3850円)を展開する。

雑貨では、アイドル歌手の“クリィミーマミ”にちなみ、推し活アイテムが登場する。うちわや双眼鏡の入るポケット付きトートバッグ(全3色、各5390円)や、変身アイテムの“まほうのステッキ”がデザインされたペンライトポーチ(3190円)を用意した。また、日常でも使いやすいマルチポーチ(全3色、各4290円)には変身アイテムの“ルミナスター”のキーホルダーをあしらった。

アイテム一覧

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「ブリオーニ」銀座が銀座中央通りへ移転 イタリアと日本の文化が調和する新店に

「ブリオーニ(BRIONI)」は2月7日、銀座のフラッグシップストアを同エリアの中央道通りへと移転し、リニューアルオープンする。

日本の伝統とイタリアのクラフツマンシップをミックスした新店

新店は、イタリアのクラフツマンシップと日本の伝統的な要素が調和する空間に仕上げた。店内には、船をモチーフにしたデザインが特徴で、イタリア語で「港」を意味する“RADA”と名付けられた手織りのカーペットや、ピーター・マリノ(Peter Marino)、イコ・パリージ(Ico Parisi)、フランコ・アルビニ(Franco Albini)、フランカ・ヘルグ(Franca Helg)、アントニオ・ピヴァ(Antonio Piva)など著名デザイナーらが手掛けた1950〜70年代のイタリアンビンテージ家具を配置し、イタリアのクラフツマンシップを表現。

またエントランスは、花房壽夫によるビンテージテーブルを設置するほか、店内奥側の壁には森岡督行による江戸時代の銀座の地図を描いたウオールタペストリーを飾り、日本の美意識を象徴するインテリアも用意した。

移転した「ブリオーニ」銀座では、ビスポークサービスをはじめ、フォーマル、レジャーのウエアやレザーグッズ、シューズのほか、アクセサリー、フレグランスなど、幅広くアイテムを展開。さらに、日本では同店限定となるウィメンズコレクション“ラ ドンナ(La Donna)”も取りそろえる。

店舗詳細

◼️ブリオーニ銀座

住所:東京都中央区銀座1-8-19

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デビアスによるダイヤモンド「フォーエバーマーク」の販売権がジュエリー企業の柏圭に移行

デビアスは2月末、ダイヤモンドブランド「フォーエバーマーク(FOREVER MARK)」の日本国内における販売を終了する。同社は、2021年11月にジュエリー企業の柏圭との合弁会社として「デビアス フォーエバーマーク(DEBEERS FOREVER MARK)」の事業を展開してきた。1月にはブランド名を「フォーエバーマーク」に変更。2月末の合弁会社の解消に伴い、柏圭が事業を引き継ぐ。

「フォーエバーマーク」は、“ビルディング フォーエバー(永遠を築く)”をテーマに、責任ある採掘から消費者に届くまであらゆる過程において、独自の基準を満たしたエシカルなダイヤモンドを使用したジュエリーを提案。世界各国2000店以上の認定ジュエラーで販売されている。

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デビアスによるダイヤモンド「フォーエバーマーク」の販売権がジュエリー企業の柏圭に移行

デビアスは2月末、ダイヤモンドブランド「フォーエバーマーク(FOREVER MARK)」の日本国内における販売を終了する。同社は、2021年11月にジュエリー企業の柏圭との合弁会社として「デビアス フォーエバーマーク(DEBEERS FOREVER MARK)」の事業を展開してきた。1月にはブランド名を「フォーエバーマーク」に変更。2月末の合弁会社の解消に伴い、柏圭が事業を引き継ぐ。

「フォーエバーマーク」は、“ビルディング フォーエバー(永遠を築く)”をテーマに、責任ある採掘から消費者に届くまであらゆる過程において、独自の基準を満たしたエシカルなダイヤモンドを使用したジュエリーを提案。世界各国2000店以上の認定ジュエラーで販売されている。

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「テーラーメイド」×ユナイテッドアローズ第6弾 ウィメンズアイテムを軸にしたコレクションを発売

「テーラーメイド(TAYLORMADE)」は2月21日、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)と共同開発したアパレルコレクションの第6弾を発売する。「テーラーメイド」、ユナイテッドアローズ各店で取り扱う。

第6弾となる同コレクションでは、これまでのトラディショナルを再解釈したモダンなゴルフスタイルを踏襲しながら、初めてウィメンズアイテムを軸にコレクションを構成し、英国のクラシックなテニスカルチャーにインスピレーションを得たゴルフウエアとアクセサリーを用意する。

ネイビーを基調としたアイテムをラインアップ

ゴルフウエアでは、モッズ風のスタイリングがインスピレーションとなったモッズドレス(全3色、各3万1900円)やオーバーサイズのモックネックシャツ(ユニセックス、全3色、各1万6500円)、はっ水ストレッチ素材を採用したゆとりのあるシルエットが特徴のサイドラインパンツ(ユニセックス、全3色、各2万4200円)などトレンド感のあるウエアをそろえ、一部アイテムはユニセックスとして着用ができる。

アクセサリーでは、シックなネイビーカラーとホワイトのシンプルなデザインにゴールドの金具や箔押しされたコラボレーションロゴ、ストライプ柄が施された内生地などがアクセントになったキャディバッグ(6万9300円)やショルダーベルトや内生地にストライプ柄を施したクラブケース(2万2000円)、スタイリッシュなシルエットと出し入れのしやすい巾着仕様が特徴のシューズバッグ(1万2100円)が登場する。

アイテム一覧

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「テーラーメイド」×ユナイテッドアローズ第6弾 ウィメンズアイテムを軸にしたコレクションを発売

「テーラーメイド(TAYLORMADE)」は2月21日、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)と共同開発したアパレルコレクションの第6弾を発売する。「テーラーメイド」、ユナイテッドアローズ各店で取り扱う。

第6弾となる同コレクションでは、これまでのトラディショナルを再解釈したモダンなゴルフスタイルを踏襲しながら、初めてウィメンズアイテムを軸にコレクションを構成し、英国のクラシックなテニスカルチャーにインスピレーションを得たゴルフウエアとアクセサリーを用意する。

ネイビーを基調としたアイテムをラインアップ

ゴルフウエアでは、モッズ風のスタイリングがインスピレーションとなったモッズドレス(全3色、各3万1900円)やオーバーサイズのモックネックシャツ(ユニセックス、全3色、各1万6500円)、はっ水ストレッチ素材を採用したゆとりのあるシルエットが特徴のサイドラインパンツ(ユニセックス、全3色、各2万4200円)などトレンド感のあるウエアをそろえ、一部アイテムはユニセックスとして着用ができる。

アクセサリーでは、シックなネイビーカラーとホワイトのシンプルなデザインにゴールドの金具や箔押しされたコラボレーションロゴ、ストライプ柄が施された内生地などがアクセントになったキャディバッグ(6万9300円)やショルダーベルトや内生地にストライプ柄を施したクラブケース(2万2000円)、スタイリッシュなシルエットと出し入れのしやすい巾着仕様が特徴のシューズバッグ(1万2100円)が登場する。

アイテム一覧

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「リーバイス®︎」が日本の匠の技による最高峰プレミアムライン“ブルータブ™️”を始動! 東京でローンチイベントを開催

リーバイス,LEVI'S,リーバイス ブルータブ,Levi’s Blue Tab

ジーンズのバックポケットに縫い付けられた赤い小さなタブ。“赤タブ”とも呼ばれるこのタブは、「リーバイス(LEVI'S)」を世界で最も有名なジーンズに押し上げたアイコンの一つである。そんなブランドの命とも言える目印に、2月1日から新たに青いタブが加わる。その名も“リーバイス ブルータブ(Levi’s® Blue Tab™以下、ブルータブ)”。バックパッチには日本の国旗をイメージした丸が配されており、日本製であることを象徴する。もっとも、“ブルータブ”は、ほとんどのアイテムを生地から縫製まで全て日本で生産し、世界最高峰の技術で作られるプレミアムラインだ。

1月15日、「リーバイス」はこの新しいラインの誕生を祝うために東京でエクスクルーシブなイベントを開催し、ランウエイショーを通じて、メード・イン・ジャパンのクラフツマンシップと未来に向けたイノベーションを発信。日本と世界をつなぐ“ブルータブ”のローンチに密着した。

伝統と革新が交差する
ランウエイショー

“ブルータブ”コレクションを披露するランウエイショーは、日本の4人組バンドMOKUとゲストボーカルのTillによる演奏を背景にしながら、ブルーに彩られた空間で開催された。伝統的なデニムの魅力に現代の感性を加えた“ブルータブ”のアイテムが、多様性に富んだモデルたちによって躍動感とともに紹介され、メイド・イン・ジャパンの卓越したクラフツマンシップと革新的なデザインが融合したスタイルを披露。クラシックなワークウエアを再解釈したモダンなシルエットやスタイリングからは、デニムの新しい可能性を感じさせる。会場には、海外から多くのゲストが来場。フロントローには、“ブルータブ”のアイテムを着用したRed Velvet(レッドベルベット)のスルギ(Seulgi)やTreasure(トレジャー)のASAHI、ラッパーのBeenzinoらの姿もあった。ショーがフィナーレを迎え、ランウエイに再びモデルたちが登場すると、会場には大きな拍手が湧き起こった。まさに「リーバイス」の150年を超えるレガシーを、新たな形で未来へ繋ぐ象徴的な瞬間だった。

“ブルータブ”の祝祭で
日本文化に酔いしれる

ランウエイショーを祝うため、ショーの前後には都内でパーティーが開催され、アジア各地をはじめとする海外から集まったセレブリティーや関係者ら、“リーバイスラバー”が一堂に会した。ただののりこが津軽三味線を演奏し、書道家・万美がインディゴデニムに「リーバイス」の文字を書くライブパフォーマンスを披露。また、市松模様のデニムを背景にしたフォトコールや日本文化にインスパイアされたインタラクティブな展示など、来場者は特別なひとときを過ごした。

“ブルータブ”のキーマン
ポール・オニールに聞く

“ブルータブ”のキーマンは、デザインディレクターを務めるポール・オニール(Paul O’Neill)だ。彼は歴代の“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI’S VINTAGE CLOTHING)”や“リーバイス メード イン ジャパン(LEVI’S MADE IN JAPAN)などを手掛け、日本のデニム文化にも造詣が深い。ポールに“ブルータブ”の本質を聞いた。

──“ブルータブ”は日本のデニムカルチャーに焦点を当てたものだが、改めて“ブルータブ”をスタートする意図とは?

ポール・オニール“リーバイス ブルータブ”ヘッドデザイナー(以下、ポール):僕たちは長年にわたり、日本のデニム工場と協力してきた。例えば“リーバイス® ビンテージ クロージング”のようなプレミアムラインは、生地から縫製まで、全て日本の工場で生産している。その経験から、デニムに関する専門知識が非常に高い日本で、最も高品質なデニムを追求したいと考えた。日本人は1980年代から「リーバイス」のデニムを収集していて、僕が初めて東京に来たとき、最高のデニムが日本にあることに気付いた。それ以来、日本に来ることがとても楽しみになったんだ。

──初めて日本に来たとき、どんなデニムと出合ったのか覚えている?

ポール:「リーバイス」で働き始めたころは、ヨーロッパを拠点にしていた。ロサンゼルスに出張して、ロウズボウル(全米最大級のビンテージフリーマーケット)やビンテージショップを巡り、素晴らしい「リーバイス」のジーンズを探していた。だけど、初めて東京を訪れ、原宿や代官山のショップに行ったとき、そのレベルが完全に別次元だと感じた。アメリカでは見たこともないようなとても貴重なジーンズをたくさん見つけたんだ。それ以来、日本に頻繁に訪れるようになり、多くの時間とお金を費やすことになったよ(笑)。

「日本ほど、
デニムへ情熱を燃やす国はない」

──“ブルータブ”のデザイン的な特徴は?

ポール:「リーバイス」のDNAであるアメリカの伝統やミリタリースタイル、機能的なデザインを受け継ぎながらも、現代的で新鮮なシルエットやディテールを追求している。日本の工場と協力し、美しいプレミアム生地やセルビッジデニムを使って、細部にまでこだわったプロダクトを作り上げていく。日本の職人はデニムに対する豊富な経験と知識を持ち、その技術がプロダクトに大きな価値を与えている。デニムへの情熱において、日本ほど突出した国は少ない。だからこそ、日本製のデニムは特別なんだ。

──“ブルータブ”と“レッドタブ(RED TAB)”の異なる点と、それぞれのターゲットは?

ポール:“ブルータブ”と“レッドタブ”の最も大きな違いは、使用している生地のクオリティにある。“ブルータブ”のプレミアムな生地を生かすため、よりシンプルで洗練された印象のアイテムが多くなると思う。ターゲットは少し年齢が高く、収入に余裕があり、美しい生地や控えめで洗練されたデザインを楽しめる人々。“ブルータブ”がインディゴに溶け込み、ドレッシーな着こなしも可能な一方で、“レッドタブ”は「リーバイス」を象徴するものだから、視覚的に目立つカジュアルでオプティミスティックなデザインが多い。

──今後、“ブルータブ”を世界にどのように広めていく?

ポール:具体的なプロモーションとしては、東京で撮影したキャンペーン写真(フォトグラファーのユルゲン・テラーが日本の茶室で撮影)を世界中に紹介する。各国でプロダクトローンチを行い、日本の技術や製造プロセスについても共有する。このプロダクトがいかに特別であるかを伝えることで、世界中の人々に興味を持ってもらいたい。

──最後に、日本でのローンチイベントを振り返ると?

ポール:全てがとても良い経験だった。東京でこのコレクションを発表できたこと、そして多くの人々と出会えたことをうれしく思っている。世界中から集まった「リーバイス」のスタッフたちに日本の生産工場を案内できたのも良かった。非常に満足しているよ。

EDIT&TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501

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「リーバイス®︎」が日本の匠の技による最高峰プレミアムライン“ブルータブ™️”を始動! 東京でローンチイベントを開催

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ジーンズのバックポケットに縫い付けられた赤い小さなタブ。“赤タブ”とも呼ばれるこのタブは、「リーバイス(LEVI'S)」を世界で最も有名なジーンズに押し上げたアイコンの一つである。そんなブランドの命とも言える目印に、2月1日から新たに青いタブが加わる。その名も“リーバイス ブルータブ(Levi’s® Blue Tab™以下、ブルータブ)”。バックパッチには日本の国旗をイメージした丸が配されており、日本製であることを象徴する。もっとも、“ブルータブ”は、ほとんどのアイテムを生地から縫製まで全て日本で生産し、世界最高峰の技術で作られるプレミアムラインだ。

1月15日、「リーバイス」はこの新しいラインの誕生を祝うために東京でエクスクルーシブなイベントを開催し、ランウエイショーを通じて、メード・イン・ジャパンのクラフツマンシップと未来に向けたイノベーションを発信。日本と世界をつなぐ“ブルータブ”のローンチに密着した。

伝統と革新が交差する
ランウエイショー

“ブルータブ”コレクションを披露するランウエイショーは、日本の4人組バンドMOKUとゲストボーカルのTillによる演奏を背景にしながら、ブルーに彩られた空間で開催された。伝統的なデニムの魅力に現代の感性を加えた“ブルータブ”のアイテムが、多様性に富んだモデルたちによって躍動感とともに紹介され、メイド・イン・ジャパンの卓越したクラフツマンシップと革新的なデザインが融合したスタイルを披露。クラシックなワークウエアを再解釈したモダンなシルエットやスタイリングからは、デニムの新しい可能性を感じさせる。会場には、海外から多くのゲストが来場。フロントローには、“ブルータブ”のアイテムを着用したRed Velvet(レッドベルベット)のスルギ(Seulgi)やTreasure(トレジャー)のASAHI、ラッパーのBeenzinoらの姿もあった。ショーがフィナーレを迎え、ランウエイに再びモデルたちが登場すると、会場には大きな拍手が湧き起こった。まさに「リーバイス」の150年を超えるレガシーを、新たな形で未来へ繋ぐ象徴的な瞬間だった。

“ブルータブ”の祝祭で
日本文化に酔いしれる

ランウエイショーを祝うため、ショーの前後には都内でパーティーが開催され、アジア各地をはじめとする海外から集まったセレブリティーや関係者ら、“リーバイスラバー”が一堂に会した。ただののりこが津軽三味線を演奏し、書道家・万美がインディゴデニムに「リーバイス」の文字を書くライブパフォーマンスを披露。また、市松模様のデニムを背景にしたフォトコールや日本文化にインスパイアされたインタラクティブな展示など、来場者は特別なひとときを過ごした。

“ブルータブ”のキーマン
ポール・オニールに聞く

“ブルータブ”のキーマンは、デザインディレクターを務めるポール・オニール(Paul O’Neill)だ。彼は歴代の“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI’S VINTAGE CLOTHING)”や“リーバイス メード イン ジャパン(LEVI’S MADE IN JAPAN)などを手掛け、日本のデニム文化にも造詣が深い。ポールに“ブルータブ”の本質を聞いた。

──“ブルータブ”は日本のデニムカルチャーに焦点を当てたものだが、改めて“ブルータブ”をスタートする意図とは?

ポール・オニール“リーバイス ブルータブ”ヘッドデザイナー(以下、ポール):僕たちは長年にわたり、日本のデニム工場と協力してきた。例えば“リーバイス® ビンテージ クロージング”のようなプレミアムラインは、生地から縫製まで、全て日本の工場で生産している。その経験から、デニムに関する専門知識が非常に高い日本で、最も高品質なデニムを追求したいと考えた。日本人は1980年代から「リーバイス」のデニムを収集していて、僕が初めて東京に来たとき、最高のデニムが日本にあることに気付いた。それ以来、日本に来ることがとても楽しみになったんだ。

──初めて日本に来たとき、どんなデニムと出合ったのか覚えている?

ポール:「リーバイス」で働き始めたころは、ヨーロッパを拠点にしていた。ロサンゼルスに出張して、ロウズボウル(全米最大級のビンテージフリーマーケット)やビンテージショップを巡り、素晴らしい「リーバイス」のジーンズを探していた。だけど、初めて東京を訪れ、原宿や代官山のショップに行ったとき、そのレベルが完全に別次元だと感じた。アメリカでは見たこともないようなとても貴重なジーンズをたくさん見つけたんだ。それ以来、日本に頻繁に訪れるようになり、多くの時間とお金を費やすことになったよ(笑)。

「日本ほど、
デニムへ情熱を燃やす国はない」

──“ブルータブ”のデザイン的な特徴は?

ポール:「リーバイス」のDNAであるアメリカの伝統やミリタリースタイル、機能的なデザインを受け継ぎながらも、現代的で新鮮なシルエットやディテールを追求している。日本の工場と協力し、美しいプレミアム生地やセルビッジデニムを使って、細部にまでこだわったプロダクトを作り上げていく。日本の職人はデニムに対する豊富な経験と知識を持ち、その技術がプロダクトに大きな価値を与えている。デニムへの情熱において、日本ほど突出した国は少ない。だからこそ、日本製のデニムは特別なんだ。

──“ブルータブ”と“レッドタブ(RED TAB)”の異なる点と、それぞれのターゲットは?

ポール:“ブルータブ”と“レッドタブ”の最も大きな違いは、使用している生地のクオリティにある。“ブルータブ”のプレミアムな生地を生かすため、よりシンプルで洗練された印象のアイテムが多くなると思う。ターゲットは少し年齢が高く、収入に余裕があり、美しい生地や控えめで洗練されたデザインを楽しめる人々。“ブルータブ”がインディゴに溶け込み、ドレッシーな着こなしも可能な一方で、“レッドタブ”は「リーバイス」を象徴するものだから、視覚的に目立つカジュアルでオプティミスティックなデザインが多い。

──今後、“ブルータブ”を世界にどのように広めていく?

ポール:具体的なプロモーションとしては、東京で撮影したキャンペーン写真(フォトグラファーのユルゲン・テラーが日本の茶室で撮影)を世界中に紹介する。各国でプロダクトローンチを行い、日本の技術や製造プロセスについても共有する。このプロダクトがいかに特別であるかを伝えることで、世界中の人々に興味を持ってもらいたい。

──最後に、日本でのローンチイベントを振り返ると?

ポール:全てがとても良い経験だった。東京でこのコレクションを発表できたこと、そして多くの人々と出会えたことをうれしく思っている。世界中から集まった「リーバイス」のスタッフたちに日本の生産工場を案内できたのも良かった。非常に満足しているよ。

EDIT&TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501

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「ゼロハリバートン」と「F.C.R.B」のコラボ 第3弾はアメニティー&PCケース

米国発のラゲージブランド「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」は2月7日、「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」(以下、F.C.R.B)とコラボしたアメニティーケース(9900円)、PCケース(1万8700円)を発売する。同コラボアイテムは、両ブランドの直営店および、公式オンラインストアで取り扱う。

ガジェットのようなデザインのコラボケース2型

両者のタッグは、今回で3度目。過去2回にわたって展開したコラボレーションラゲージに続き、第3弾は、「ゼロハリバートン」で人気の“ZH-コンパクト キューブ(ZH-Compact Cube)”シリーズをベースに、アメニティーケースと13.3インチ対応のPCケースを製作した。

本体は、軽量で耐久性に優れるポリカーボネートを使用し、「ゼロハリバートン」を象徴する“ダブルリブ”デザインと、両ブランドのロゴをあしらった。内部には、伸縮性に優れたメッシュ素材の仕切りを備え、小物の収納に便利な仕様に。日常からビジネスまで幅広いシーンになじむブラックカーボン調で仕上げた。

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「アンドビー ヘア」から暖色カラーをキープするクリアピンクのカラーシャンプーとトリートメントが登場

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースする「アンドビー(&BE)」は2月4日、ヘアケアライン“アンドビーヘア(&BE HAIR)から”暖色カラーの色落ちを防ぐ“アンドビー カラーシャンプー C.ピンク”(280mL、1970円)と“アンドビー カラートリートメントC.ピンク”(180g、1980円)を発売する。2月3日から公式オンラインストアで先行発売を行う。また、発売を記念して2月5〜16日の期間、日本橋“0th ハブ ニホンバシ”でポップアップを行う。

カラーを長持ちさせながらダメージ補修

同商品は、赤やピンク、オレンジなどの暖色系のヘアカラーの色持ち持続のほか、ハイトーンカラーに起こりやすい緑くすみへのケアにも着目した。色が抜けやすい毛先のカラーをキープしながら艶とまとまりのある仕上がりをかなえる。

“アンドビー カラーシャンプー C.ピンク”は、泡立ちの良さにこだわることで髪の毛全体に泡がいきわたり、色むらができにくい仕上がりを目指した。植物由来のベタイン系洗浄剤で、使い続けることで髪の毛の状態をケアする。“アンドビー カラートリートメントC.ピンク”は通常のカラーシャンプーでは染まりにくい根元や毛先集中ケアにも特化したカラートリートメントだ。髪を強くししっとりとした過食をもたらす加水分解ウールキューティクルタンパクや、ぱさつきを抑え指通りをよくするクオタニウム-33などの成分がダメージを集中補修する。

日本橋でポップアップも開催

発売を記念し開催するポップアップでは新製品や既存製品の販売のほか、“旅”テーマに「アンドビー ヘア」の世界観を楽しめる展示や体験コンテンツを用意する。会場では、SNSのフォローとアンケートの回答で新製品をイメージしたピンクカラーのオリジナルロゴステッカーを進呈する。また、3000円以上の購入でオリジナルポーチ、5000円以上の購入で「アンドビー ヘア」オリジナルの香りのルームスプレー作成体験、1万円以上の購入でオリジナルトートバッグのプレゼントを行う。さらに、2月4〜17日に渋谷ロフトで開催するポップアップと同会場では、それぞれ3000円以上の購入でオリジナルアクリルミニオブジェが当たるガチャガチャ企画も行う。

ポップアップ詳細

日程:2月5〜16日
場所:0th ハブ ニホンバシ
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.ビズ日本橋 2階
営業時間:11:00〜20:00(各日11:00、11:30の時間枠は完全予約制、12:00以降は事前予約枠とフリー入場)

事前入場予約サイト

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「アンドビー ヘア」から暖色カラーをキープするクリアピンクのカラーシャンプーとトリートメントが登場

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースする「アンドビー(&BE)」は2月4日、ヘアケアライン“アンドビーヘア(&BE HAIR)から”暖色カラーの色落ちを防ぐ“アンドビー カラーシャンプー C.ピンク”(280mL、1970円)と“アンドビー カラートリートメントC.ピンク”(180g、1980円)を発売する。2月3日から公式オンラインストアで先行発売を行う。また、発売を記念して2月5〜16日の期間、日本橋“0th ハブ ニホンバシ”でポップアップを行う。

カラーを長持ちさせながらダメージ補修

同商品は、赤やピンク、オレンジなどの暖色系のヘアカラーの色持ち持続のほか、ハイトーンカラーに起こりやすい緑くすみへのケアにも着目した。色が抜けやすい毛先のカラーをキープしながら艶とまとまりのある仕上がりをかなえる。

“アンドビー カラーシャンプー C.ピンク”は、泡立ちの良さにこだわることで髪の毛全体に泡がいきわたり、色むらができにくい仕上がりを目指した。植物由来のベタイン系洗浄剤で、使い続けることで髪の毛の状態をケアする。“アンドビー カラートリートメントC.ピンク”は通常のカラーシャンプーでは染まりにくい根元や毛先集中ケアにも特化したカラートリートメントだ。髪を強くししっとりとした過食をもたらす加水分解ウールキューティクルタンパクや、ぱさつきを抑え指通りをよくするクオタニウム-33などの成分がダメージを集中補修する。

日本橋でポップアップも開催

発売を記念し開催するポップアップでは新製品や既存製品の販売のほか、“旅”テーマに「アンドビー ヘア」の世界観を楽しめる展示や体験コンテンツを用意する。会場では、SNSのフォローとアンケートの回答で新製品をイメージしたピンクカラーのオリジナルロゴステッカーを進呈する。また、3000円以上の購入でオリジナルポーチ、5000円以上の購入で「アンドビー ヘア」オリジナルの香りのルームスプレー作成体験、1万円以上の購入でオリジナルトートバッグのプレゼントを行う。さらに、2月4〜17日に渋谷ロフトで開催するポップアップと同会場では、それぞれ3000円以上の購入でオリジナルアクリルミニオブジェが当たるガチャガチャ企画も行う。

ポップアップ詳細

日程:2月5〜16日
場所:0th ハブ ニホンバシ
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.ビズ日本橋 2階
営業時間:11:00〜20:00(各日11:00、11:30の時間枠は完全予約制、12:00以降は事前予約枠とフリー入場)

事前入場予約サイト

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「G-SHOCK」×「バービー」によるワントーンピンクのコラボウォッチ発売

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボレーションモデル “GMA-S110BE”(2万4750円)を2月14日に発売する。全国の「G-ショック」販売店舗や公式オンラインストアなどで取り扱う。

同商品は、細かなパーツを積み重ねた立体的な複雑構造の“GMA-S110”をベースモデルに採用し、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクの配色。フェイスの9時位置にハートモチーフの小針を、3時位置と遊環には「バービー」ロゴをデザイン。バンドと裏蓋には「バービー」のシンボルマークを施し、「バービー」の世界観を表現している。さらに、パッケージもバービードールの箱をイメージしたオリジナルデザインとなっている。

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ポーラの旗艦店ポーラ ギンザが今秋リニューアル 4月1日から一時休業を発表

ポーラは、銀座の旗艦店ポーラ ギンザを今秋リニューアルオープンする。それに伴い、同店は4月1日から一時休業する。

ポーラ ギンザは2009年10月、旧ポーラビルの跡地に誕生。今回、時代の変化や顧客の多様な感性に寄り添い、新たな体験価値を提供するべく、さらなる特別な場所へと生まれ変わる。休業に向け、肌分析とエステサービスを同店で初めて希望する場合の予約受け付けは、店舗・ウェブともに2月28日で締め切る。

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ポーラの旗艦店ポーラ ギンザが今秋リニューアル 4月1日から一時休業を発表

ポーラは、銀座の旗艦店ポーラ ギンザを今秋リニューアルオープンする。それに伴い、同店は4月1日から一時休業する。

ポーラ ギンザは2009年10月、旧ポーラビルの跡地に誕生。今回、時代の変化や顧客の多様な感性に寄り添い、新たな体験価値を提供するべく、さらなる特別な場所へと生まれ変わる。休業に向け、肌分析とエステサービスを同店で初めて希望する場合の予約受け付けは、店舗・ウェブともに2月28日で締め切る。

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Number_iの神宮寺勇太が「ジバンシイ」ビューティアンバサダーに就任 “4Gマーク”の撮影に緊張しながらトライ

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は2月3日、Number_iの神宮寺勇太をビューティアンバサダーに指名し、同日都内で神宮寺を招いた就任発表会を開催した。化粧品ブランドのアンバサダーは初めてだという神宮寺は、「世界中で知られているグローバルブランド『ジバンシイ ビューティー』からオファーいただけて光栄です。しっかりとブランドの魅力や製品を伝えていかなければと思いました」と意気込みを語った。

アンバサダー就任に際し、新ウェブCM「ジバンシイ"プリズム・リーブル"with 神宮寺勇太」を公開した。動画は、アイコニックな4色フェイスパウダー"プリズム・リーブル"(全5色、各8250円)や、新作の"プリズム・リーブル・グロウ・セラム・ファンデーション"(全12色、各8030円)を手にし、クールにポージングを決めるというもの。神宮寺はCM撮影を振り返り「頬に"4Gマーク"をスタンプするシーンがあるのですが、たくさんのスタッフの皆さんが見ている中失敗できないなと、緊張しながらトライしました。きれいにスタンプできた瞬間は、皆さんから拍手を頂けて、そのときはもう『今日の仕事はこれで完璧だ』と思いましたね」と笑顔を見せた。

夜のツーリングで、良い香りを町に振りまく!?

また、新作ファンデーションのテーマ「プリズムと美容液の新しい出合い」にちなみ、新しく出合ったモノやコトを聞かれた神宮寺は「バイクがずっと前から好きでよく乗っているのですが、バイク屋さんで見つけた"ザ・カリフォルニア"を思わせるカラーリングのバイクが頭から離れないんです」とコメント。ツーリングは「仕事終わりのスイッチを切り替えるときに、夜乗ることが多い」と語り、「香水を付けているので、めちゃくちゃいい匂いを町に降り注げれば」とビューティアンバサダーらしいジョークを飛ばし会場を沸かせていた。

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Number_iの神宮寺勇太が「ジバンシイ」ビューティアンバサダーに就任 “4Gマーク”の撮影に緊張しながらトライ

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は2月3日、Number_iの神宮寺勇太をビューティアンバサダーに指名し、同日都内で神宮寺を招いた就任発表会を開催した。化粧品ブランドのアンバサダーは初めてだという神宮寺は、「世界中で知られているグローバルブランド『ジバンシイ ビューティー』からオファーいただけて光栄です。しっかりとブランドの魅力や製品を伝えていかなければと思いました」と意気込みを語った。

アンバサダー就任に際し、新ウェブCM「ジバンシイ"プリズム・リーブル"with 神宮寺勇太」を公開した。動画は、アイコニックな4色フェイスパウダー"プリズム・リーブル"(全5色、各8250円)や、新作の"プリズム・リーブル・グロウ・セラム・ファンデーション"(全12色、各8030円)を手にし、クールにポージングを決めるというもの。神宮寺はCM撮影を振り返り「頬に"4Gマーク"をスタンプするシーンがあるのですが、たくさんのスタッフの皆さんが見ている中失敗できないなと、緊張しながらトライしました。きれいにスタンプできた瞬間は、皆さんから拍手を頂けて、そのときはもう『今日の仕事はこれで完璧だ』と思いましたね」と笑顔を見せた。

夜のツーリングで、良い香りを町に振りまく!?

また、新作ファンデーションのテーマ「プリズムと美容液の新しい出合い」にちなみ、新しく出合ったモノやコトを聞かれた神宮寺は「バイクがずっと前から好きでよく乗っているのですが、バイク屋さんで見つけた"ザ・カリフォルニア"を思わせるカラーリングのバイクが頭から離れないんです」とコメント。ツーリングは「仕事終わりのスイッチを切り替えるときに、夜乗ることが多い」と語り、「香水を付けているので、めちゃくちゃいい匂いを町に降り注げれば」とビューティアンバサダーらしいジョークを飛ばし会場を沸かせていた。

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「シャネル」が新作バッグ“シャネル 25”のキャンペーンに歌手のデュア・リパを起用 

「シャネル(CHANEL)」は、新作のハンドバッグ“シャネル 25(CHANEL 25)”のキャンペーンに歌手のデュア・リパ(Dua Lipa)を起用した。

デュア・リパが「このバッグに夢中」と語る新作

“シャネル 25”は、キルティングや、ブレードが編み込まれたチェーン、複数のポケットなど、同ブランドを象徴する要素を機能的なアプローチで再解釈した新作のバッグ。3サイズで展開し、実用性とデザイン性を兼ね備える。

キャンペーンムービーは、フォトグラファーのゴードン・ヴォン・スタイナー(Gordon Von Steiner)がディレクションを手掛けた。ファイン・ヤング・カニバルズ(Fine Young Cannibals)の楽曲「She Drives Me Crazy」を口ずさみながら、マンハッタンの街とフォトスタジオを行き来するデュア・リパの一日をイメージした。

また写真は、フォトグラファーのデヴィッド・シムズ(David Sims)が撮影を行った。同キャンペーンの全容は3月に公開する。

デュア・リパは今回のキャンペーンについて、「私にとってこのキャンペーンは、自由な動きや自己表現、そして常に前進するエネルギーを受け入れることを意味している。力強くありながらも遊び心があり、何よりも喜びに満ちたものだ。アーティストとしての私自身の精神とも通じるものがあり、さまざまなレベルで共鳴した」とコメントした。

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「シャネル」が新作バッグ“シャネル 25”のキャンペーンに歌手のデュア・リパを起用 

「シャネル(CHANEL)」は、新作のハンドバッグ“シャネル 25(CHANEL 25)”のキャンペーンに歌手のデュア・リパ(Dua Lipa)を起用した。

デュア・リパが「このバッグに夢中」と語る新作

“シャネル 25”は、キルティングや、ブレードが編み込まれたチェーン、複数のポケットなど、同ブランドを象徴する要素を機能的なアプローチで再解釈した新作のバッグ。3サイズで展開し、実用性とデザイン性を兼ね備える。

キャンペーンムービーは、フォトグラファーのゴードン・ヴォン・スタイナー(Gordon Von Steiner)がディレクションを手掛けた。ファイン・ヤング・カニバルズ(Fine Young Cannibals)の楽曲「She Drives Me Crazy」を口ずさみながら、マンハッタンの街とフォトスタジオを行き来するデュア・リパの一日をイメージした。

また写真は、フォトグラファーのデヴィッド・シムズ(David Sims)が撮影を行った。同キャンペーンの全容は3月に公開する。

デュア・リパは今回のキャンペーンについて、「私にとってこのキャンペーンは、自由な動きや自己表現、そして常に前進するエネルギーを受け入れることを意味している。力強くありながらも遊び心があり、何よりも喜びに満ちたものだ。アーティストとしての私自身の精神とも通じるものがあり、さまざまなレベルで共鳴した」とコメントした。

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Perfumeが「リーボック」アパレルのアンバサダーに就任

カイタックファミリーが運営する、日本マーケットに向けた「リーボック(REEBOK)」アパレルのアンバサダーにアーティストのPerfume(パフューム)が就任した。また、同アーティストをビジュアルに起用した2025年春夏コレクションを、2月から全国のアパレル量販店で順次販売する。なお、Perfume着用アイテムは2月初旬に「リーボック」のアイテムをメーンに扱うオンラインストア「FASTBREAK.」および、セレクトショップで順次販売予定だ。

アニバーサリーイヤーにアンバサダー就任

アンバサダーに就任したPerfumeは、今回の件について「今回 リーボック アパレルのアンバサダーに就任しましたPerfumeです。年を重ねて人生レベルアップしているように体もその分負荷をかけてスキルアップを目指して普段からそれぞれ鍛えているのですが、今回の広告に合わせてまたトレーニングして挑みました。結成25周年に初めてのスポーツブランドとのコラボレーションで、このような挑戦ができて、本当にありがたいです。今が1番楽しいと実感している私たちの姿をみていただけたら嬉しいです」と語った。

Perfumeは、広島県出身の3人組音楽ユニット。2007年にシングル楽曲「ポリリズム」がヒットし、テクノポップブームの火付け役となる。海外フェスへも多数出演を果たし、24年には香港、上海、台北、バンコクの4都市を巡るアジアツアーを開催。25年9月には、結成25周年、メジャーデビュー20周年を迎える。

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Perfumeが「リーボック」アパレルのアンバサダーに就任

カイタックファミリーが運営する、日本マーケットに向けた「リーボック(REEBOK)」アパレルのアンバサダーにアーティストのPerfume(パフューム)が就任した。また、同アーティストをビジュアルに起用した2025年春夏コレクションを、2月から全国のアパレル量販店で順次販売する。なお、Perfume着用アイテムは2月初旬に「リーボック」のアイテムをメーンに扱うオンラインストア「FASTBREAK.」および、セレクトショップで順次販売予定だ。

アニバーサリーイヤーにアンバサダー就任

アンバサダーに就任したPerfumeは、今回の件について「今回 リーボック アパレルのアンバサダーに就任しましたPerfumeです。年を重ねて人生レベルアップしているように体もその分負荷をかけてスキルアップを目指して普段からそれぞれ鍛えているのですが、今回の広告に合わせてまたトレーニングして挑みました。結成25周年に初めてのスポーツブランドとのコラボレーションで、このような挑戦ができて、本当にありがたいです。今が1番楽しいと実感している私たちの姿をみていただけたら嬉しいです」と語った。

Perfumeは、広島県出身の3人組音楽ユニット。2007年にシングル楽曲「ポリリズム」がヒットし、テクノポップブームの火付け役となる。海外フェスへも多数出演を果たし、24年には香港、上海、台北、バンコクの4都市を巡るアジアツアーを開催。25年9月には、結成25周年、メジャーデビュー20周年を迎える。

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【スナップ】サブリナ・カーペンター、テイラー・スウィフトらが来場 第67回グラミー賞レッドカーペッド【随時更新】 

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された。会場には、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)やテイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)ら多数セレブリティーらが来場。ここでは、豪華絢爛なレッドカーペッドルックをお届けする。

サブリナ・カーペンター

「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したサブリナ・カーペンターは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のパウダーブルーのサテンドレスで登場。背中が大胆に開いたドレスにフェザーでアクセントをつけ、ピープトゥーのミュール、ダイヤモンドのジュエリーでスタイリングした。

チャーリー・XCX

最優秀ダンス/エレクトリック・アルバム賞を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)は、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)=ゲストデザイナーによるカスタムドレスを着用。レースアップのコルセットに、スカートの前面に入ったスリットとフリルが特徴的なドレスには、「ブヘラ(BUCHERER)」のジュエリーを合わせた。

チャペル・ローン

チャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ジャンポール・ゴルチエ」2003年春夏オートクチュールコレクションから、カラフルなドレスをチョイス。チュールスカートには、ダンサーを描いたことで知られるエドガー・ドガ(Edgar Degas)のバレリーナがプリントされており、シアーのグローブ、羽のついたヘッドピース、レースアップブーツを合わせた。メイクアップは、おしろいを塗り、ブルーとイエローのアイシャドウ、バーガンディーのリップで仕上げた。

ビリー・アイリッシュ

ビリー・アイリッシュは、「プラダ(PRADA)」でメンズウエア風のルックを披露。ホワイトのシャツにナイロンのプルオーバートップスを合わせ、ネイビーのワイドパンツ、ブラックのセーラーキャップ、ワイヤーフレームのサングラスにブラックシューズでコーディネートした。

テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトは、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアシンメトリーなカットが施されたクチュールドレスを着用。ワンショルダーのレッドドレスには、 Tのマークをぶら下げたロザリオを連想させるレッドのジュエリーチェーンを太ももに沿わせ、レッドのイヤリング、サンダル、リップでコーデを仕上げた。

レディー・ガガ

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、「サミュエル・ルイス(SAMUEL LEWIS)」のドラマチックなドレスでヴィクトリア風のゴシックスタイルを披露。レザー調の生地で複雑なレースアップのディテールが全体に施されたハイネックラインのボディースと、ボリューミーなスカートでダークなグラマラスさを演出した。

カーディ・B

カーディ・B(Cardi B)は、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」2025年春夏コレクションからスパンコールが輝くヒョウ柄のドレスを身につけた。足元をビーズとフェザーで飾ったドレスには、「ル ビアン(LE VIAN)」のイヤリングに、蛇のカクテルリングを合わせた。

マディソン・ビアー

マディソン・ビアー(Madison Beer)は、「ミス ソヒ(MISS SOHEE)」2025年春夏オートクチュールコレクションから人魚にインスパイアされたドレスを着用。ストラップレスのドレスはボディーラインにぴったりフィットし、コルセットの骨組みが見えるシアーな素材だ。深くカットされたネックラインには、ヘムラインのデザインを模して翡翠色のアップリケがあしらわれ、背中には伝統的なレースのディテールがドレスの半分以上まで施された。

オリヴィア・ロドリゴ

オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)は、ドラマチックなカッティングが施された「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のブラックドレスを着用。このドレスは、同ブランドの2000年春夏コレクションのランウエイで、ホットピンクのカラーで登場したもの。ジュエリーは「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で、10カラット超えのダイヤモンドのイヤリング、ビクトリア・テニス・クラスターブレスレット、プラチナとダイヤモンドのビクトリア・バンドリング、ビクトリア・オルターネーティングリングを身にまとった。

来場者スナップ

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【スナップ】サブリナ・カーペンター、テイラー・スウィフトらが来場 第67回グラミー賞レッドカーペッド【随時更新】 

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された。会場には、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)やテイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)ら多数セレブリティーらが来場。ここでは、豪華絢爛なレッドカーペッドルックをお届けする。

サブリナ・カーペンター

「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したサブリナ・カーペンターは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のパウダーブルーのサテンドレスで登場。背中が大胆に開いたドレスにフェザーでアクセントをつけ、ピープトゥーのミュール、ダイヤモンドのジュエリーでスタイリングした。

チャーリー・XCX

最優秀ダンス/エレクトリック・アルバム賞を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)は、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)=ゲストデザイナーによるカスタムドレスを着用。レースアップのコルセットに、スカートの前面に入ったスリットとフリルが特徴的なドレスには、「ブヘラ(BUCHERER)」のジュエリーを合わせた。

チャペル・ローン

チャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ジャンポール・ゴルチエ」2003年春夏オートクチュールコレクションから、カラフルなドレスをチョイス。チュールスカートには、ダンサーを描いたことで知られるエドガー・ドガ(Edgar Degas)のバレリーナがプリントされており、シアーのグローブ、羽のついたヘッドピース、レースアップブーツを合わせた。メイクアップは、おしろいを塗り、ブルーとイエローのアイシャドウ、バーガンディーのリップで仕上げた。

ビリー・アイリッシュ

ビリー・アイリッシュは、「プラダ(PRADA)」でメンズウエア風のルックを披露。ホワイトのシャツにナイロンのプルオーバートップスを合わせ、ネイビーのワイドパンツ、ブラックのセーラーキャップ、ワイヤーフレームのサングラスにブラックシューズでコーディネートした。

テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトは、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアシンメトリーなカットが施されたクチュールドレスを着用。ワンショルダーのレッドドレスには、 Tのマークをぶら下げたロザリオを連想させるレッドのジュエリーチェーンを太ももに沿わせ、レッドのイヤリング、サンダル、リップでコーデを仕上げた。

レディー・ガガ

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、「サミュエル・ルイス(SAMUEL LEWIS)」のドラマチックなドレスでヴィクトリア風のゴシックスタイルを披露。レザー調の生地で複雑なレースアップのディテールが全体に施されたハイネックラインのボディースと、ボリューミーなスカートでダークなグラマラスさを演出した。

カーディ・B

カーディ・B(Cardi B)は、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」2025年春夏コレクションからスパンコールが輝くヒョウ柄のドレスを身につけた。足元をビーズとフェザーで飾ったドレスには、「ル ビアン(LE VIAN)」のイヤリングに、蛇のカクテルリングを合わせた。

マディソン・ビアー

マディソン・ビアー(Madison Beer)は、「ミス ソヒ(MISS SOHEE)」2025年春夏オートクチュールコレクションから人魚にインスパイアされたドレスを着用。ストラップレスのドレスはボディーラインにぴったりフィットし、コルセットの骨組みが見えるシアーな素材だ。深くカットされたネックラインには、ヘムラインのデザインを模して翡翠色のアップリケがあしらわれ、背中には伝統的なレースのディテールがドレスの半分以上まで施された。

オリヴィア・ロドリゴ

オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)は、ドラマチックなカッティングが施された「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のブラックドレスを着用。このドレスは、同ブランドの2000年春夏コレクションのランウエイで、ホットピンクのカラーで登場したもの。ジュエリーは「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で、10カラット超えのダイヤモンドのイヤリング、ビクトリア・テニス・クラスターブレスレット、プラチナとダイヤモンドのビクトリア・バンドリング、ビクトリア・オルターネーティングリングを身にまとった。

来場者スナップ

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オンワードが「カスハラ対策」に本腰 

オンワードホールディングス(HD)は3日、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する基本方針をホームページ上で公開した。客からの要望内容が過剰で妥当性を欠いていたり、従業員の人権が害されると判断された事案に対しては、商品やサービスの提供を取り止めたり、さらに悪質な場合は警察や弁護士に連絡して厳正に対処する。

対象となる行為の一例として「長時間の拘束」「断っているにもかかわらず、執拗に要求を続ける」「暴力、暴言、人格を否定する発言」「(SNSへの投稿などを含めて)従業員の信用を毀損したり、業務を妨害したり行為」などを挙げている。会社としての姿勢を明確にすると同時に、社内にカスハラの報告・相談体制を整備する。

近年カスハラは社会問題化しており、厚生労働省は全ての企業に対して従業員を守る対策を義務付ける方針を示している。また東京都でも「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」を4月から施行するなどの動きが見られる。高島屋やしまむらも昨年、カスハラに対する方針を打ち出した。

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丸紅ファッションリンクがアウターリミッツを買収、ブランドリテール強化

丸紅子会社で繊維商社の丸紅ファッションリンクは、「ナイジェル・ケーボン(NIGEL CABOURN)」を展開するアウターリミッツを完全子会社化した。社長には丸紅ファッションリンク出身の金子宏史氏が1月31日付で就任した。

アウターリミッツは2007年に設立。年商は約15億円で、社員数は40人。「ナイジェル・ケーボン」の日本とアジアでの商標権を有しており、中目黒の旗艦店を筆頭に全国に12店舗を展開してきた。アバハウスインターナショナルが70%、創業者の勝勇(すぐれ・いさむ)前社長が30%の株式を所有しており、丸紅ファッションリンクがすべて買い取る。買収金額は非公表。なお勝氏は引き続き取締役に留まり、同社の事業を支援する。

丸紅ファッションリンクはこれまでアウターリミッツのOEMを担っており、そのことが買収につながった。買収を機に、主力の「ナイジェル・ケーボン」を拡大させるほか、新たなブランドも獲得し、5年後に売り上げを倍増の30億円に引き上げる考え。金子社長は、「優れたモノ作りとブランド・リテールのノウハウを持つアウターリミッツを軸に、丸紅ファッションリンクの資金力やモノ作りのネットワークを融合し、ブランドビジネスを拡大する」。

金子社長は「ナイジェル・ケーボン」を「優れたモノ作りで日本だけでなくアジアでも高い知名度と人気がある」と評価した上で、「日本で販売する8割はアウターリミッツが企画・生産しており、同様の高いモノ作りの力がある。世界観を重視し、高い接客力も必要だったため、これまでは出店先はかなり絞ってきた。ただウィメンズにはまだまだ伸びしろがあり、若い世代への認知度もまだ高める余地がある。メンズ・ウイメンズの複合店やトラフィックの多いエリアの商業施設への出店を今後は積極的に検討する」と語る。

また、アジアでも中国や韓国などに卸先を有しており、中国・北京には路面店もある。中目黒の旗艦店は、円安を機にすでに4割がインバウンド売り上げになっており、今後は海外展開も強化する。

アウターリミッツは「ナイジェル・ケーボン」のほか、米国のアウトドア「フィルソン(FILSON)」なども扱っているが、25−26年秋冬向けから新たに「ベルスタッフ(BELSTAFF)」の独占輸入権も獲得した。「いずれは『ナイジェル・ケーボン』に次ぐ柱二育成したい」(金子社長)。

PROFILE: 金子宏史アウターリミッツ社長

金子宏史アウターリミッツ社長
PROFILE: (かねこ・ひろし)早稲田大学政治経済学部を卒業後、1993年丸紅に入社。ユナイテッドアローズへの出向、丸紅ミラノ支店(2005〜2013年)を経て、2016年から丸紅ファッションリンク。プロダクト・リテール部課長、ブランドマーケティング部副部長、社長付を経て、25年1月から現職

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丸紅ファッションリンクがアウターリミッツを買収、ブランドリテール強化

丸紅子会社で繊維商社の丸紅ファッションリンクは、「ナイジェル・ケーボン(NIGEL CABOURN)」を展開するアウターリミッツを完全子会社化した。社長には丸紅ファッションリンク出身の金子宏史氏が1月31日付で就任した。

アウターリミッツは2007年に設立。年商は約15億円で、社員数は40人。「ナイジェル・ケーボン」の日本とアジアでの商標権を有しており、中目黒の旗艦店を筆頭に全国に12店舗を展開してきた。アバハウスインターナショナルが70%、創業者の勝勇(すぐれ・いさむ)前社長が30%の株式を所有しており、丸紅ファッションリンクがすべて買い取る。買収金額は非公表。なお勝氏は引き続き取締役に留まり、同社の事業を支援する。

丸紅ファッションリンクはこれまでアウターリミッツのOEMを担っており、そのことが買収につながった。買収を機に、主力の「ナイジェル・ケーボン」を拡大させるほか、新たなブランドも獲得し、5年後に売り上げを倍増の30億円に引き上げる考え。金子社長は、「優れたモノ作りとブランド・リテールのノウハウを持つアウターリミッツを軸に、丸紅ファッションリンクの資金力やモノ作りのネットワークを融合し、ブランドビジネスを拡大する」。

金子社長は「ナイジェル・ケーボン」を「優れたモノ作りで日本だけでなくアジアでも高い知名度と人気がある」と評価した上で、「日本で販売する8割はアウターリミッツが企画・生産しており、同様の高いモノ作りの力がある。世界観を重視し、高い接客力も必要だったため、これまでは出店先はかなり絞ってきた。ただウィメンズにはまだまだ伸びしろがあり、若い世代への認知度もまだ高める余地がある。メンズ・ウイメンズの複合店やトラフィックの多いエリアの商業施設への出店を今後は積極的に検討する」と語る。

また、アジアでも中国や韓国などに卸先を有しており、中国・北京には路面店もある。中目黒の旗艦店は、円安を機にすでに4割がインバウンド売り上げになっており、今後は海外展開も強化する。

アウターリミッツは「ナイジェル・ケーボン」のほか、米国のアウトドア「フィルソン(FILSON)」なども扱っているが、25−26年秋冬向けから新たに「ベルスタッフ(BELSTAFF)」の独占輸入権も獲得した。「いずれは『ナイジェル・ケーボン』に次ぐ柱二育成したい」(金子社長)。

PROFILE: 金子宏史アウターリミッツ社長

金子宏史アウターリミッツ社長
PROFILE: (かねこ・ひろし)早稲田大学政治経済学部を卒業後、1993年丸紅に入社。ユナイテッドアローズへの出向、丸紅ミラノ支店(2005〜2013年)を経て、2016年から丸紅ファッションリンク。プロダクト・リテール部課長、ブランドマーケティング部副部長、社長付を経て、25年1月から現職

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「ミュウミュウ」が東京と大阪でポップアップ スポーツエアにインスパイアされた2025年春夏コレクション

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は2025年春夏コレクションの新作を取りそろえたポップアップストア“ミュウミュウ ジムナジウム(MIU MIU GYMNASIUM)”をオープンする。2月5〜11日まで伊勢丹新宿本店で、2月26日〜3月4日まで阪急うめだ本店で開催する。なお、2月11日から公式オンラインストアでも同ポップアップ展開商品を販売する。

同ポップアップでは、スポーツウエアにインスパイアされた25春夏コレクションから、テクニカルシルクのシグネチャーブルゾンやキッドモヘアのジャケット、コットンシルクのアクティブニットウエアなどユニークでエレガントなワードロープをそろえる。

アイコンバッグからは、スムースレザーやマテラッセレザーにホワイトのバイピングを合わせたデザインやウーブンレザーの新作をラインアップする。伊勢丹新宿本店では、ランウエイに登場したバックパックを先行販売する。ほか、アーカイブスタイルをモダンにアップデートした“アバンチュール”の新型ホーボー“バッグやトートバッグシリーズ“アイビー”からパッチワークデザインなどを用意する。

またフットウエアからは、1990年代に着想を得た“タイヤ”やミニマルなシルエットが特徴的な“プリューム”のほか、ランウエイで発表されたレトロなラインが特徴的な新作“ジムナジウム”からはバレリーナやサンダルに加え、同ポップアップ限定でボクサーブーツが登場する。さらに、伊勢丹新宿本店本館2階婦人靴と阪急うめだ本店では、購入したスニーカーを遊び心溢れるチャームやシューレースでカスタマイズできる“ミュウミュウ カスタム スタジオ”もオープンする。

展開アイテム一覧

開催概要

◼️“ミュウミュウ ジムナジウム(MIU MIU GYMNASIUM)”
伊勢丹新宿本店
日程:2月5〜11日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ、本館2階 婦人靴
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

阪急うめだ本店
日程:2月26日〜3月4日
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「ミュウミュウ」が東京と大阪でポップアップ スポーツエアにインスパイアされた2025年春夏コレクション

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は2025年春夏コレクションの新作を取りそろえたポップアップストア“ミュウミュウ ジムナジウム(MIU MIU GYMNASIUM)”をオープンする。2月5〜11日まで伊勢丹新宿本店で、2月26日〜3月4日まで阪急うめだ本店で開催する。なお、2月11日から公式オンラインストアでも同ポップアップ展開商品を販売する。

同ポップアップでは、スポーツウエアにインスパイアされた25春夏コレクションから、テクニカルシルクのシグネチャーブルゾンやキッドモヘアのジャケット、コットンシルクのアクティブニットウエアなどユニークでエレガントなワードロープをそろえる。

アイコンバッグからは、スムースレザーやマテラッセレザーにホワイトのバイピングを合わせたデザインやウーブンレザーの新作をラインアップする。伊勢丹新宿本店では、ランウエイに登場したバックパックを先行販売する。ほか、アーカイブスタイルをモダンにアップデートした“アバンチュール”の新型ホーボー“バッグやトートバッグシリーズ“アイビー”からパッチワークデザインなどを用意する。

またフットウエアからは、1990年代に着想を得た“タイヤ”やミニマルなシルエットが特徴的な“プリューム”のほか、ランウエイで発表されたレトロなラインが特徴的な新作“ジムナジウム”からはバレリーナやサンダルに加え、同ポップアップ限定でボクサーブーツが登場する。さらに、伊勢丹新宿本店本館2階婦人靴と阪急うめだ本店では、購入したスニーカーを遊び心溢れるチャームやシューレースでカスタマイズできる“ミュウミュウ カスタム スタジオ”もオープンする。

展開アイテム一覧

開催概要

◼️“ミュウミュウ ジムナジウム(MIU MIU GYMNASIUM)”
伊勢丹新宿本店
日程:2月5〜11日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ、本館2階 婦人靴
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

阪急うめだ本店
日程:2月26日〜3月4日
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「プーマ」が熊谷隆志のゴルフブランド「タングラム」とコラボ 全8型を用意

「プーマ(PUMA)」のゴルフライン“プーマ ゴルフ(PUMA GOLF)”は、スタイリストの熊谷隆志がディレクションするゴルフブランド「タングラム(TANGRAM)」とコラボレーションしたアイテムを2月7日に発売する。「プーマ」の公式オンラインストアと公式アプリ、一部直営店のほか、GDOゴルフショップなどでも取り扱う。

アイテムは、長袖のポロシャツをはじめ、ジャケットとチノパンツ、スエットフーディーのセットアップ、Tシャツ、キャップ、バケットハットの全8型を用意する。どれもグリーンとブラックをキーカラーに、今回のためだけに制作されたオリジナルロゴや両ブランドのロゴを大胆にあしらっている。

価格は、長袖のポロシャツが1万6500円、ジャケットが2万7500円、チノパンツが2万2000円、スエットフーディーが1万8700円、スエットパンツが1万7600円、Tシャツが1万3200円、キャップが6600円、バケットハットが7700円だ。

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「プーマ」が熊谷隆志のゴルフブランド「タングラム」とコラボ 全8型を用意

「プーマ(PUMA)」のゴルフライン“プーマ ゴルフ(PUMA GOLF)”は、スタイリストの熊谷隆志がディレクションするゴルフブランド「タングラム(TANGRAM)」とコラボレーションしたアイテムを2月7日に発売する。「プーマ」の公式オンラインストアと公式アプリ、一部直営店のほか、GDOゴルフショップなどでも取り扱う。

アイテムは、長袖のポロシャツをはじめ、ジャケットとチノパンツ、スエットフーディーのセットアップ、Tシャツ、キャップ、バケットハットの全8型を用意する。どれもグリーンとブラックをキーカラーに、今回のためだけに制作されたオリジナルロゴや両ブランドのロゴを大胆にあしらっている。

価格は、長袖のポロシャツが1万6500円、ジャケットが2万7500円、チノパンツが2万2000円、スエットフーディーが1万8700円、スエットパンツが1万7600円、Tシャツが1万3200円、キャップが6600円、バケットハットが7700円だ。

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「ニューエラ」とメトロポリタン美術館が初コラボ キャップからTシャツ、バッグまで用意

「ニューエラ(NEW ERA)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とコラボレーションしたアイテムを2月6日に発売する。「ニューエラ」の公式オンラインストアや一部店舗で取り扱う。

「ニューエラ」とメトロポリタン美術館のコラボは、今回が初めてだ。ヘッドウエアは、内側のライナーにフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の名画をプリントした“59フィフティー™(59FIFTY™)”をはじめ、MLBニューヨーク・ヤンキースおよびニューヨーク・メッツとトリプルコラボした“59フィフティー™”や、リムにレザーのストラップを採用した定番キャップ“9サーティー™(9THIRTY™)”、バケットハット、ビーニーなど全9型を用意。どれもメトロポリタン美術館のロゴ“THE MET”を刺しゅうやジャカードであしらい、複数カラーを展開する。さらに、ゴッホの自画像をプリントしたTシャツと“THE MET”のロゴTシャツ、“THE MET”の建物をプリントしたTシャツ、耐塩素加工・撥水加工を施したショーツ、トートバッグ、ショルダーポーチ、ネックポーチもラインアップする。

価格は、ヘッドウエアが3960〜6820円、Tシャツが5500〜6930円、ショーツが6930円、トートバッグが5500円、ショルダーポーチが5940円、ネックポーチが3850円だ。

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「ニューエラ」とメトロポリタン美術館が初コラボ キャップからTシャツ、バッグまで用意

「ニューエラ(NEW ERA)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とコラボレーションしたアイテムを2月6日に発売する。「ニューエラ」の公式オンラインストアや一部店舗で取り扱う。

「ニューエラ」とメトロポリタン美術館のコラボは、今回が初めてだ。ヘッドウエアは、内側のライナーにフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の名画をプリントした“59フィフティー™(59FIFTY™)”をはじめ、MLBニューヨーク・ヤンキースおよびニューヨーク・メッツとトリプルコラボした“59フィフティー™”や、リムにレザーのストラップを採用した定番キャップ“9サーティー™(9THIRTY™)”、バケットハット、ビーニーなど全9型を用意。どれもメトロポリタン美術館のロゴ“THE MET”を刺しゅうやジャカードであしらい、複数カラーを展開する。さらに、ゴッホの自画像をプリントしたTシャツと“THE MET”のロゴTシャツ、“THE MET”の建物をプリントしたTシャツ、耐塩素加工・撥水加工を施したショーツ、トートバッグ、ショルダーポーチ、ネックポーチもラインアップする。

価格は、ヘッドウエアが3960〜6820円、Tシャツが5500〜6930円、ショーツが6930円、トートバッグが5500円、ショルダーポーチが5940円、ネックポーチが3850円だ。

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