コシノジュンコ氏デザインのタカラベルモント万博ユニホーム 「anan」スペシャルエディション版の表紙に採用

タカラベルモントは、4月13日に開幕する2025関西・大阪万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」に協賛・出展する展示ブース内で、スタッフが着用するコシノジュンコ氏デザインのユニホームが、4月2日発売の雑誌「anan」(マガジンハウス)2441号 塩野瑛久スペシャルエディションの表紙に採用されたことを発表した。

タカラベルモントが1970年の大阪万博に出展した際も、ユニホームをコシノジュンコ氏がデザイン。同社は、今回の大阪・関西万博で2度目のタッグを組む唯一の企業となる。1970年は「anan」が創刊。創刊号にはコシノジュンコ氏もイラストコメントを寄せている。55年の時を経た2回目の万博イヤーで、かつ大阪・関西万博開幕を約10日後に控えるタイミングでの記念すべき表紙に、同氏デザインの万博ユニホームが採用された。中面では撮り下ろしカットや、万博について語る同氏のインタビューも掲載している。

表紙でユニホームを着用したのは、俳優の塩野瑛久さん。性別や年齢を問わないというユニホーム最大の特徴を体現し、大阪・関西万博で体感できる“未来”を感じさせる表紙になっている。

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コシノジュンコ氏デザインのタカラベルモント万博ユニホーム 「anan」スペシャルエディション版の表紙に採用

タカラベルモントは、4月13日に開幕する2025関西・大阪万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」に協賛・出展する展示ブース内で、スタッフが着用するコシノジュンコ氏デザインのユニホームが、4月2日発売の雑誌「anan」(マガジンハウス)2441号 塩野瑛久スペシャルエディションの表紙に採用されたことを発表した。

タカラベルモントが1970年の大阪万博に出展した際も、ユニホームをコシノジュンコ氏がデザイン。同社は、今回の大阪・関西万博で2度目のタッグを組む唯一の企業となる。1970年は「anan」が創刊。創刊号にはコシノジュンコ氏もイラストコメントを寄せている。55年の時を経た2回目の万博イヤーで、かつ大阪・関西万博開幕を約10日後に控えるタイミングでの記念すべき表紙に、同氏デザインの万博ユニホームが採用された。中面では撮り下ろしカットや、万博について語る同氏のインタビューも掲載している。

表紙でユニホームを着用したのは、俳優の塩野瑛久さん。性別や年齢を問わないというユニホーム最大の特徴を体現し、大阪・関西万博で体感できる“未来”を感じさせる表紙になっている。

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北青山のTWO ROOMSがエンターテインメントダイニングとしてリニューアル 帽子職人トム・オブライアンとのコラボルームも

2009年に開業した北青山のTWO ROOMSが4月2日、エンターテイメントダイニングとしてリニューアルオープンする。16年間で築いてきたコンセプトをアップデートし、インテリアや料理、音楽、アートなど、多彩なコンテンツでもてなす新たなホスピタリティー空間を提供する。

まるで世界を旅するような気分にさせるフュージョン料理は、オーストラリア出身のマシュー・クラブ(Matthew Crabbe)シェフが率いるチームによるもの。新メニューには和牛タルタルやウニ、キャビアなどを包み込んだ“海苔ラップ”や鰹の藁焼きを菜の花と合わせて仕立てた“鰹の藁焼きカルパッチョ-菜の花&カラスミ(高知)”などをラインアップ。シグネチャーの“TWO ROOMS シーザーサラダ”や、シェフのこだわりが詰まった“クラブケーキボール”など、長年愛され続けてきたメニューも並ぶ。マシューシェフは「TWO ROOMSはこれまでも洗練されたダイニング体験を提供してきたが、今回のリニューアルで更なる進化を遂げる。日本の美意識や職人技にインスパイアされた新たなコンセプトは、料理の精緻さ、季節感、そして芸術性を大切にしながら最高の食材をシンプルかつ洗練されたスタイルで提供することを目指す」とコメントした。

内装は、テラスや大きな窓から望む外景との調和、上質さと軽やかさのバランスを意識した空間にデザイン。ライトサンドやキャメル、ハンターグリーンなどの柔らかな色彩と、御影石、真鍮、レザーなどの自然素材を融合し、都心の風景と自然光と共に感じられる情調を重視した造りになっている。シーンに合わせ、洗練されたエレガントがテーマの“アトリエ246”、デジタルアクティベーションで現代的なエッセンスを加えた“ヴィスタラウンジ”の2つの空間を楽しめる。さらに“ヴィスタラウンジ”のワインセラーの奥には、創造性、ファッション、クラフツマンシップを讃える新たなプライベートダイニングルームが登場。ここにはオーストラリア出身で、東京を拠点に展開するハットーメーカー「ボナ・カペロ(BONA CAPELLO)」を展開するトム・オブライアンとのコラボレーションにより、世界の帽子文化の進化を表現したインスタレーションが掲示されている。

また毎週金曜日には、ジャズの生伴奏を聴きながらディナーを楽しめるほか、22時以降は世界で活躍するDJを迎えたパフォーマンスも披露。エンターテインメントダイナーとして、よりイマーシブな体験を提供していくという。

◼︎TWO ROOMS
オープン日:4月2日
住所:東京都港区北青山3-11-7 AO ビル 5階
営業時間:月~火曜日11:30~26:00、水~金曜日11:30~27:00、土曜日11:00~27:00、日曜日11:00~24:00

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北青山のTWO ROOMSがエンターテインメントダイニングとしてリニューアル 帽子職人トム・オブライアンとのコラボルームも

2009年に開業した北青山のTWO ROOMSが4月2日、エンターテイメントダイニングとしてリニューアルオープンする。16年間で築いてきたコンセプトをアップデートし、インテリアや料理、音楽、アートなど、多彩なコンテンツでもてなす新たなホスピタリティー空間を提供する。

まるで世界を旅するような気分にさせるフュージョン料理は、オーストラリア出身のマシュー・クラブ(Matthew Crabbe)シェフが率いるチームによるもの。新メニューには和牛タルタルやウニ、キャビアなどを包み込んだ“海苔ラップ”や鰹の藁焼きを菜の花と合わせて仕立てた“鰹の藁焼きカルパッチョ-菜の花&カラスミ(高知)”などをラインアップ。シグネチャーの“TWO ROOMS シーザーサラダ”や、シェフのこだわりが詰まった“クラブケーキボール”など、長年愛され続けてきたメニューも並ぶ。マシューシェフは「TWO ROOMSはこれまでも洗練されたダイニング体験を提供してきたが、今回のリニューアルで更なる進化を遂げる。日本の美意識や職人技にインスパイアされた新たなコンセプトは、料理の精緻さ、季節感、そして芸術性を大切にしながら最高の食材をシンプルかつ洗練されたスタイルで提供することを目指す」とコメントした。

内装は、テラスや大きな窓から望む外景との調和、上質さと軽やかさのバランスを意識した空間にデザイン。ライトサンドやキャメル、ハンターグリーンなどの柔らかな色彩と、御影石、真鍮、レザーなどの自然素材を融合し、都心の風景と自然光と共に感じられる情調を重視した造りになっている。シーンに合わせ、洗練されたエレガントがテーマの“アトリエ246”、デジタルアクティベーションで現代的なエッセンスを加えた“ヴィスタラウンジ”の2つの空間を楽しめる。さらに“ヴィスタラウンジ”のワインセラーの奥には、創造性、ファッション、クラフツマンシップを讃える新たなプライベートダイニングルームが登場。ここにはオーストラリア出身で、東京を拠点に展開するハットーメーカー「ボナ・カペロ(BONA CAPELLO)」を展開するトム・オブライアンとのコラボレーションにより、世界の帽子文化の進化を表現したインスタレーションが掲示されている。

また毎週金曜日には、ジャズの生伴奏を聴きながらディナーを楽しめるほか、22時以降は世界で活躍するDJを迎えたパフォーマンスも披露。エンターテインメントダイナーとして、よりイマーシブな体験を提供していくという。

◼︎TWO ROOMS
オープン日:4月2日
住所:東京都港区北青山3-11-7 AO ビル 5階
営業時間:月~火曜日11:30~26:00、水~金曜日11:30~27:00、土曜日11:00~27:00、日曜日11:00~24:00

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しまむら、中計を上方修正 25年2月期の好業績を受け

しまむらは、2027年2月期を最終年度とする連結の中期経営計画を上方修正すると31日に発表した。売上高は7250億円(当初計画は7190億円)、営業利益は665億円(同660億円)、ROE(自己資本比率)は9.0%以上(同8.0%程度)にそれぞれ目標値を上げる。売上高では特にEC売上高を180億円(同110億円)へと大幅に引き上げる。既存店の競争力を高めるため、3年間の改装店舗数も当初計画の150店舗を250店舗に増やす。

中計の初年度である25年2月期の好業績を受けて決定した。しまむらの2025年2月期連結業績は、売上高が前期比4.8%増の6653億円、営業利益が同7.1%増の592億円、純利益が同4.5%増の418億円だった。全項目で過去最高を更新した。引き続きPB(プライベートブランド)やJB(ジョイントデベロップメントブランド)などの自社開発商品、中でもキャラクターやインフルエンサーとの協業品がよく売れた。

EC売上高は129億円で、中計の目標を初年度で達成している。とはいえ、売上高に占めるEC化率は2.0%に過ぎず、伸び代は大きいと見る。

主力業態「ファッションセンターしまむら」の既存店ベースの売上高が同4.3%増だった。客数は同2.9%増、客単価は同1.4%増。PB「クロッシー」「クロッシープレミアム」やJBの付加価値の高い商品の動きがよく、値引きが抑制された。

31日にオンラインで開催された決算説明会で、3月1日に就任した高橋維一郎社長は営業畑が長い自身のキャリアを紹介し、「自分の強みは変革する力。常に変化を続けるマーケットに対し、商品や販促で変革を実践してきた。今後は組織の変革に取り掛かりたい」と抱負を述べた。

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しまむら、中計を上方修正 25年2月期の好業績を受け

しまむらは、2027年2月期を最終年度とする連結の中期経営計画を上方修正すると31日に発表した。売上高は7250億円(当初計画は7190億円)、営業利益は665億円(同660億円)、ROE(自己資本比率)は9.0%以上(同8.0%程度)にそれぞれ目標値を上げる。売上高では特にEC売上高を180億円(同110億円)へと大幅に引き上げる。既存店の競争力を高めるため、3年間の改装店舗数も当初計画の150店舗を250店舗に増やす。

中計の初年度である25年2月期の好業績を受けて決定した。しまむらの2025年2月期連結業績は、売上高が前期比4.8%増の6653億円、営業利益が同7.1%増の592億円、純利益が同4.5%増の418億円だった。全項目で過去最高を更新した。引き続きPB(プライベートブランド)やJB(ジョイントデベロップメントブランド)などの自社開発商品、中でもキャラクターやインフルエンサーとの協業品がよく売れた。

EC売上高は129億円で、中計の目標を初年度で達成している。とはいえ、売上高に占めるEC化率は2.0%に過ぎず、伸び代は大きいと見る。

主力業態「ファッションセンターしまむら」の既存店ベースの売上高が同4.3%増だった。客数は同2.9%増、客単価は同1.4%増。PB「クロッシー」「クロッシープレミアム」やJBの付加価値の高い商品の動きがよく、値引きが抑制された。

31日にオンラインで開催された決算説明会で、3月1日に就任した高橋維一郎社長は営業畑が長い自身のキャリアを紹介し、「自分の強みは変革する力。常に変化を続けるマーケットに対し、商品や販促で変革を実践してきた。今後は組織の変革に取り掛かりたい」と抱負を述べた。

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北京発スタートアップ企業が仕掛ける服やインテリアの「オンディマンド生産」を堪能【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は友人の起業家が仕掛けるファッション×オンディマンドの新ビジネスについて。次々と新ビジネスが生まれる中国の雰囲気が伝わってきます。

起業、売却、留学を経て
ファッション×テックのオンデマンド起業を設立

PROFILE: 詹金艳(ジャン・ジン・イェン)/「アート・ジャーニー」ファウンダー

詹金艳(ジャン・ジン・イェン)/「アート・ジャーニー」ファウンダー
PROFILE: 1978年9月22日生まれ、重慶出身。四川大学外語系英語専業本科を卒業後、2002年に厦門藍芒科技有限公司の最高執行責任者(COO)に就任。08年に同社を世纪互連に売却し、世纪互連にジョイン。10年間にわたりクラウドコンピューティング事業やIDC事業などを担当。12年には世纪互連がナスダックに上場した。2017年にパリへ留学し、IFAでラグジュアリーマネジメントを学ぶ。24年4月に「アートジャーニー」の運営会社を設立。15年以上にわたり、世界中でアートやファッションのコレクションを収集・出品するコレクターでもある

今回のお話は北京より。私の友人であるJoss(ジョス)が始めた、とてもキュートでエキサイティングな事業について紹介しよう。

ジョスこと重慶出身の詹金艳(ジャン・ジン・イェン、46歳)の情熱とビジョンから生まれたブランド「アートジャーニー(ArtJourney以下、AJ)」は、「誰でもデザイナーになれる」、まさにAIが後押しする「プリント・オン・デマンド」のブランドだ。

彼女がこのブランドを立ち上げたきっかけは、娘が幼少期から描いていた独創的な絵を形に残したいという思いだった。その思いが、誰でも簡単に自分だけのデザインを作れるプラットフォームの構築へとつながった。

Jossは四川大学外語系英語専業本科を卒業後、2002年にアプリ開発会社のCOOとしてキャリアをスタート。起業、売却、そしてNASDAQ上場まで経験した。一方で、彼女は15年以上にわたりアートとファッションの交差する領域に深い関心を持ち、世界各地で貴重なコレクションを収集してきた。2017年にはフランスに渡り、パリのファッションとマーケティングの専門学校である「IFAパリ」でラグジュアリーマネジメントを学び、本格的にファッション・アート業界へ転身。その経験を活かし、2018年にはファッション留学支援ビジネスもスタート。中国のファッション企業家たちをパリ、ミラノ、ロンドン、東京といった国際都市に導き、ファッションを学ぶ機会を提供した。

コロナ禍により海外渡航は難しくなったが、「IFA」で生徒として紡績やプリント技術などを持つサプライヤーに出逢ったことも今回起業する上で、大きな手助けとなっている。

24年2月に満を持して起業
写真やアートを気軽に服やインテリアに

そして2023年初頭、児童アート作品からインスピレーションを受け、娘のオリジナル作品をモチーフにした親子お揃いのファッションやホームインテリアシリーズを制作。これが2023年4月「AJ」誕生のきっかけとなり、2024年4月に会社を設立した。

「AJ」は生成AI技術を駆使して、オンライン上でアパレルやインテリアデザインを瞬時に作成できるプラットフォームだ(現在は微信内のミニプログラムでオーダー可能)。また、都市中心部には300㎡規模のオフライン体験型店舗を設置し、来店者がその場でデザインし、即座にプリントできる環境も整えている。

現在展開しているアイテムは携帯ケース、Tシャツ、スウェット、水筒、マグカップ、バッグ、スケートボード、ベッドカバー、カーテン〜高級オーダーメイドファッションなど、多岐にわたる。例えばスウェットだけでも10種類ほどのデザインや価格帯があり、好みに合ったものを選びやすい。Jossが起業したため、デザイン性や品質へのこだわりも格別だ。

他国にも類似のサービスは存在するが、例えばアメリカではオンラインショップのみだったり、日本だとユニクロの類似のサービスだと「UTme」になるが、オフライン店舗での提供のみであり、どちらも限られたデザインの中から選ぶスタイルになる。一方で「AJ」は、完全にオリジナルのデザインを自由に作成できる点で圧倒的な違いがある。

私も実際に「AJ」のサイトを試してみたが、その自由度と使いやすさには驚いた。まず、自分の作品となる絵や写真をアップロードし、購入したい商品を選ぶ。画像は自由に拡大・縮小・回転ができ、「AJ」オリジナルのパターンとも組み合わせられる。私は家の猫をデザインしたマグカップを作ってみた。通常の配送で約3〜5日、エクスプレスなら1〜2日で届く。北京在住なら、店舗で直接プリントアウトすることも可能だ。

ちょうどビデオインタビュー中に来店していた14歳の女子中学生は、「クラスメイトに聞いて来た」と言い、自作のイラストをTシャツにプリントしてもらっていた。完成した商品は可愛らしい「AJ」オリジナルボックスに入れられ、手渡しされる。

ゴン・リーやチャン・ツィイーら中国トップ女優を輩出した名門・中央戯劇学院のギフトショップでのアパレル展開や、中央バレエ団との衣装製作、さらには国内外のアーティストとのコラボレーションなど、アプリの枠を超えたクリエイティブな挑戦も加速している。

まだ立ち上がったばかりのブランドだが、日本進出の計画もあるという。日本にはオリジナリティを重視するクリエイティブな層が多く、不景気でラグジュアリーブランドは手が届かなくても、自分だけのデザインを手に入れられるなら、それこそが何よりの贅沢に感じられるかもしれない。実際、Jossが私に送ってくれたTシャツには私の名前が入っており、それだけで特別な気分になった。

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北京発スタートアップ企業が仕掛ける服やインテリアの「オンディマンド生産」を堪能【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は友人の起業家が仕掛けるファッション×オンディマンドの新ビジネスについて。次々と新ビジネスが生まれる中国の雰囲気が伝わってきます。

起業、売却、留学を経て
ファッション×テックのオンデマンド起業を設立

PROFILE: 詹金艳(ジャン・ジン・イェン)/「アート・ジャーニー」ファウンダー

詹金艳(ジャン・ジン・イェン)/「アート・ジャーニー」ファウンダー
PROFILE: 1978年9月22日生まれ、重慶出身。四川大学外語系英語専業本科を卒業後、2002年に厦門藍芒科技有限公司の最高執行責任者(COO)に就任。08年に同社を世纪互連に売却し、世纪互連にジョイン。10年間にわたりクラウドコンピューティング事業やIDC事業などを担当。12年には世纪互連がナスダックに上場した。2017年にパリへ留学し、IFAでラグジュアリーマネジメントを学ぶ。24年4月に「アートジャーニー」の運営会社を設立。15年以上にわたり、世界中でアートやファッションのコレクションを収集・出品するコレクターでもある

今回のお話は北京より。私の友人であるJoss(ジョス)が始めた、とてもキュートでエキサイティングな事業について紹介しよう。

ジョスこと重慶出身の詹金艳(ジャン・ジン・イェン、46歳)の情熱とビジョンから生まれたブランド「アートジャーニー(ArtJourney以下、AJ)」は、「誰でもデザイナーになれる」、まさにAIが後押しする「プリント・オン・デマンド」のブランドだ。

彼女がこのブランドを立ち上げたきっかけは、娘が幼少期から描いていた独創的な絵を形に残したいという思いだった。その思いが、誰でも簡単に自分だけのデザインを作れるプラットフォームの構築へとつながった。

Jossは四川大学外語系英語専業本科を卒業後、2002年にアプリ開発会社のCOOとしてキャリアをスタート。起業、売却、そしてNASDAQ上場まで経験した。一方で、彼女は15年以上にわたりアートとファッションの交差する領域に深い関心を持ち、世界各地で貴重なコレクションを収集してきた。2017年にはフランスに渡り、パリのファッションとマーケティングの専門学校である「IFAパリ」でラグジュアリーマネジメントを学び、本格的にファッション・アート業界へ転身。その経験を活かし、2018年にはファッション留学支援ビジネスもスタート。中国のファッション企業家たちをパリ、ミラノ、ロンドン、東京といった国際都市に導き、ファッションを学ぶ機会を提供した。

コロナ禍により海外渡航は難しくなったが、「IFA」で生徒として紡績やプリント技術などを持つサプライヤーに出逢ったことも今回起業する上で、大きな手助けとなっている。

24年2月に満を持して起業
写真やアートを気軽に服やインテリアに

そして2023年初頭、児童アート作品からインスピレーションを受け、娘のオリジナル作品をモチーフにした親子お揃いのファッションやホームインテリアシリーズを制作。これが2023年4月「AJ」誕生のきっかけとなり、2024年4月に会社を設立した。

「AJ」は生成AI技術を駆使して、オンライン上でアパレルやインテリアデザインを瞬時に作成できるプラットフォームだ(現在は微信内のミニプログラムでオーダー可能)。また、都市中心部には300㎡規模のオフライン体験型店舗を設置し、来店者がその場でデザインし、即座にプリントできる環境も整えている。

現在展開しているアイテムは携帯ケース、Tシャツ、スウェット、水筒、マグカップ、バッグ、スケートボード、ベッドカバー、カーテン〜高級オーダーメイドファッションなど、多岐にわたる。例えばスウェットだけでも10種類ほどのデザインや価格帯があり、好みに合ったものを選びやすい。Jossが起業したため、デザイン性や品質へのこだわりも格別だ。

他国にも類似のサービスは存在するが、例えばアメリカではオンラインショップのみだったり、日本だとユニクロの類似のサービスだと「UTme」になるが、オフライン店舗での提供のみであり、どちらも限られたデザインの中から選ぶスタイルになる。一方で「AJ」は、完全にオリジナルのデザインを自由に作成できる点で圧倒的な違いがある。

私も実際に「AJ」のサイトを試してみたが、その自由度と使いやすさには驚いた。まず、自分の作品となる絵や写真をアップロードし、購入したい商品を選ぶ。画像は自由に拡大・縮小・回転ができ、「AJ」オリジナルのパターンとも組み合わせられる。私は家の猫をデザインしたマグカップを作ってみた。通常の配送で約3〜5日、エクスプレスなら1〜2日で届く。北京在住なら、店舗で直接プリントアウトすることも可能だ。

ちょうどビデオインタビュー中に来店していた14歳の女子中学生は、「クラスメイトに聞いて来た」と言い、自作のイラストをTシャツにプリントしてもらっていた。完成した商品は可愛らしい「AJ」オリジナルボックスに入れられ、手渡しされる。

ゴン・リーやチャン・ツィイーら中国トップ女優を輩出した名門・中央戯劇学院のギフトショップでのアパレル展開や、中央バレエ団との衣装製作、さらには国内外のアーティストとのコラボレーションなど、アプリの枠を超えたクリエイティブな挑戦も加速している。

まだ立ち上がったばかりのブランドだが、日本進出の計画もあるという。日本にはオリジナリティを重視するクリエイティブな層が多く、不景気でラグジュアリーブランドは手が届かなくても、自分だけのデザインを手に入れられるなら、それこそが何よりの贅沢に感じられるかもしれない。実際、Jossが私に送ってくれたTシャツには私の名前が入っており、それだけで特別な気分になった。

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アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任

ゲス(GUESS)のデニムブランド「ゲス ジーンズ(GUESS JEANS)」は、日本人アーティストのVERDY(ヴェルディ)とのクリエイティブ・パートナーシップを発表した。同ブランドは、これにより日本での存在感を高めることを目指す。

「ゲス ジーンズ」のニコライ・マルシアーノ(Rafael Pavarotti)=最高新規事業開発責任者は、「長年にわたりVERDYと友人として交流し、彼の親切な人柄や、関わるもの全てに楽しさや遊び心を吹き込む能力に感銘を受けてきた」と語る。「日本における戦略を『ゲス ジーンズ』を中心としたものへと大幅にシフトする中、ブランドの新章にVERDYを迎えたいと強く思った」。

2023年より同ブランドと協業してきたVERDYは、「『ゲス ジーンズ』および親しい友人のニコライとの仕事を心から楽しみにしている。彼らがブランドに注ぎ込んできた情熱には、常に敬意を抱いてきた。歴史とカルチャーのあるゲスの一員となれることをうれしく思う」と語った。

VERDYはこれまでに、「ナイキ(NIKE)」「ケンゾー(KENZO)」「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」などとコラボレーションをしてきた。また、22年のコンプレックスコン ロングビーチ(ComplexCon Long Beach)や24年のコンプレックスコン香港(ComplexCon Hong Kong)、そして23年に終了したブラックピンク(BLACK PINK)の「Born Pink」ツアーでは、芸術監督を務めた。

なお「ゲスジーンズ」のブランドアンバサダーには、俳優のジュード・ロウ(Jude Law)を父親に持ち、自身も俳優やモデルとして活躍するアイリス・ロウ(Iris Law)が24年に就任している。

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アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任

ゲス(GUESS)のデニムブランド「ゲス ジーンズ(GUESS JEANS)」は、日本人アーティストのVERDY(ヴェルディ)とのクリエイティブ・パートナーシップを発表した。同ブランドは、これにより日本での存在感を高めることを目指す。

「ゲス ジーンズ」のニコライ・マルシアーノ(Rafael Pavarotti)=最高新規事業開発責任者は、「長年にわたりVERDYと友人として交流し、彼の親切な人柄や、関わるもの全てに楽しさや遊び心を吹き込む能力に感銘を受けてきた」と語る。「日本における戦略を『ゲス ジーンズ』を中心としたものへと大幅にシフトする中、ブランドの新章にVERDYを迎えたいと強く思った」。

2023年より同ブランドと協業してきたVERDYは、「『ゲス ジーンズ』および親しい友人のニコライとの仕事を心から楽しみにしている。彼らがブランドに注ぎ込んできた情熱には、常に敬意を抱いてきた。歴史とカルチャーのあるゲスの一員となれることをうれしく思う」と語った。

VERDYはこれまでに、「ナイキ(NIKE)」「ケンゾー(KENZO)」「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」などとコラボレーションをしてきた。また、22年のコンプレックスコン ロングビーチ(ComplexCon Long Beach)や24年のコンプレックスコン香港(ComplexCon Hong Kong)、そして23年に終了したブラックピンク(BLACK PINK)の「Born Pink」ツアーでは、芸術監督を務めた。

なお「ゲスジーンズ」のブランドアンバサダーには、俳優のジュード・ロウ(Jude Law)を父親に持ち、自身も俳優やモデルとして活躍するアイリス・ロウ(Iris Law)が24年に就任している。

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オーガニックコスメ「ドゥーナチュラル」のスキンケアアイテムがパッケージ刷新 ブランド初のリフィルも

ゆらぎ肌に寄り添うオーガニックコスメブランド「ドゥーナチュラル(DO NATURAL)」は4月1日、化粧水3種をリニューアル発売する。成分と処方、価格はそのままにパッケージを刷新。加えて、化粧水をはじめ乳液、美容液、メイク落としの7品からブランド初となるリフィルが登場する。ドラッグストアや百貨店、ちふれグループの公式ECなどで取り扱う。

リニューアルするのは、“オイル バランシング ローション”(150mL、2750円/リフィル140mL、2530円)と“ハイドレーティング ローション[モイスチャー]”(150mL、2420円/リフィル140mL、2200円)、“同[ディープ モイスチャー]”(150mL、2420円/リフィル140mL、2200円)の化粧水3種。パッケージは、グリーンを基調とする落ち着いたカラーリングに統一した。片手で使いやすく、詰め替えに適したポンプタイプの容器を採用するほか、バージンシールの外装に変更することでプラスチック使用量を削減する。米由来の角質バリア成分や天然保湿成分など天然由来成分90%以上配合のナチュラル処方はそのままに、異なるテクスチャーで“滑らか”“しっとり”“もっちり”した肌にそれぞれ導く。

化粧水3種をはじめ、植物オイルでメイクを落とす“クラリファイング クレンジング オイル”(150mL、2200円/リフィル140mL、1980円)、柔らかく艶のある肌に整える乳液“ナリッシング エマルジョン[モイスチャー]”(115mL、2640円/リフィル105mL、2365円)、とろみのある感触でみずみずしい肌に整える美容液“インテンシブ エッセンス[モイスチャー]”(40mL、2860円/リフィル40mL、2640円)、こっくり濃厚な感触で弾むような肌に仕上げる美容液“インテンシブ エッセンス[ディープ モイスチャー]”(40mL、2860円/リフィル40mL、2640円)の7品からリフィルが登場する。

なお、乳液、美容液2種、メイク落としのスキンケア4品も順次新パッケージに切り替える。今後はスキンケアラインに注力する予定で、3月中旬以降順次メイクアップラインの店頭販売を終了している。

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「ロンシャン」2025-26年秋冬コレクション

「ロンシャン(LONGCHAMP)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「CFCL」5年の歩みをたどる展覧会 “ニットウエア”を革新し続けるクリエイションの源泉に迫る

高橋悠介クリエイティブ・ディレクターによる「CFCL」は、ブランド設立5周年を記念し、展覧会「CFCL:KnitwearからKnit-wareへ」を開催中だ。場所は「CFCL 表参道店」が入る複合施設「ジャイル(GYRE)」3階の「ジャイル ギャラリー(GYRE GALLERY)」で、会期は4月28日まで。

同展覧会では、来場者は4つのテーマの小部屋を巡回する形で、同ブランドのクリエイションの歩みをたどる。実際のウエア、映像作品、写真作品を展示するインスタレーションだ。高橋クリエイティブ・ディレクターのモノ作りの原点となった学生時代の作品を深掘りながら、サステナビリティーに真正面から向き合うブランドとしての生産背景、シグネチャーであるニットの編み地のバリエーション、写真家の蓮井幹生によるポートレートプロジェクト「シルエット(SILHOUETTE)」を紹介する。

高橋クリエイティブ・ディレクターによれば、同展を開催するに至った目的は3つあるという。1つ目は、「CFCL」だからできることを明確にすること。同氏1人で工場探しやInstagramのアカウント管理など、全てを手掛けていた5年前に比べると、会社が大きくなるにつれてできることも増えており、ブランドのアイデンティティーを改めて提示する必要性を感じた。2つ目は、クリエイションに注目してもらうためだ。今でも“サステナビリティーブランド”という世間の認識は強いものの、パリ・ファッション・ウィークへの参加を経て、海外のバイヤーやジャーナリストからデザインや服自体の完成度の高さなどクリエイションへの評価も高まっている。3つ目は、ドレスに特有のふわりとしたシルエットのオリジナルが「CFCL」にあると表明することだ。「われわれは社会的なインパクトを与える存在でありたい。今後、『CFCL』の影響力が世界規模になるにあたり、その源泉がここにあると知ってもらう必要があると考えた」と話す。

高橋クリエイティブ・ディレクターは、5年を振り返り、「他のラグジュアリーブランドが100年単位の歴史を持つ中で、『CFCL』はほんのわずかな年数しか重ねていない。ただ、これからもブレずにニットに注力し続けることで、ブランドの存在意義を確立していけたら」と意気込んだ。

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ジーユー柚木治社長が退任 在任15年、ファストリの「第二の柱」築く

ファーストリテイリング傘下ジーユーの柚木治社長が、あす4月1日付で退任する。2010年から約15年にわたって同社を率い、「ジーユー(GU)」を「ユニクロ(UNIQLO)」に続くグループの第二の柱に育て上げた。ファーストリテイリングのグループ上席執行役員職は続投し、同社のコーポレートサービス担当に就く。ジーユー社長の後任は、同社グローバルCOOの黒瀬友和氏。

柚木氏は1988年に一橋大学経済学部卒業後、伊藤忠商事、GEキャピタルコーポレーションを経て99年ファーストリテイリング入社。2000年に執行役員に就任し、飲食事業のエフアール・フーズ社長、ジーユー立ち上げの母体となるGOVリテイリング社長などを経て10年ジーユー社長就任。積極的なデジタルマーケティングで“マシュマロパンプス“バレルレッグジーンズ”といったヒット商品を生み出し、「ユニクロ」よりも鮮度の高いトレンド感と低価格を両立した若年層向けブランドとしてのポジションを確立させた。ジーユーは24年8月期に売上収益(売上高に相当)が3191億円(前期比8.1%増)となり、初めて3000億円を突破した。

新社長に就任する黒瀬氏は、95年にファーストリテイリングに入社。ユニクロ池袋東口店長や銀座店の初代店長を歴任し、ユニクロ台湾のCEOとして業績の回復にも貢献した。ジーユーのグローバルCOOとしては、24年9月に米ニューヨークにオープンした海外初の旗艦店設置を主導し、グローバル展開加速の端緒を作った。

ファーストリテイリングは社長交代の背景について、「当社は世界中でお客さまに最も愛されるブランドになるため、高い目標を掲げ、グローバルに事業拡大を進めている。その一環として、連結子会社であるジーユーのさらなる事業拡大に向け、経営体制を強化する」とし、「これまで以上にジーユー事業の経営の質を向上させ、ファーストリテイリンググループの第二の成長の柱として事業拡大を図る」としている。

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「ロクシタン」から春の新作が発売 優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は4月23日、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。全国の「ロクシタン」店舗や公式オンラインストアで扱うほか、オンラインでの予約も受け付け中だ。

新作は春に似合う柔らかなフローラルムスク

同フレグランスは、フローラルのやわらかなノートと繊細にブレンドしたムスクがメーンの、肌と調和するスキンフレグランスだ。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレ(50mL、8470円)と繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル(250mL、3850円)、肌に潤いを与えるボディーミルク(200mL、4730円)にハンドクリーム(30mL、1870円)を加えた計4アイテム。それぞれを重ねて使うことで、香りのレイヤードも楽しむことができる。

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「ロクシタン」から春の新作が発売 優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は4月23日、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。全国の「ロクシタン」店舗や公式オンラインストアで扱うほか、オンラインでの予約も受け付け中だ。

新作は春に似合う柔らかなフローラルムスク

同フレグランスは、フローラルのやわらかなノートと繊細にブレンドしたムスクがメーンの、肌と調和するスキンフレグランスだ。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレ(50mL、8470円)と繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル(250mL、3850円)、肌に潤いを与えるボディーミルク(200mL、4730円)にハンドクリーム(30mL、1870円)を加えた計4アイテム。それぞれを重ねて使うことで、香りのレイヤードも楽しむことができる。

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「リーバイス」×「デニム・ティアーズ」第4弾はニューオーリンズの伝統に敬意を込めたアイテムを展開

「リーバイス(LEVI'S)」は4月4日、4回目となる「デニム・ティアーズ(DENIM TEARS)」とのコラボレーションコレクションを発売する。同コレクションは「リーバイス」公式オンラインサイトおよび原宿フラッグシップストア、新宿店、大阪店、京都店で取り扱う。

ニューオーリンズの文化的多様性と
ブラック マスキング インディアンの文化に敬意を表したコレクション

同コレクションは、伝統とコンテンポラリーなストリートウエアを融合したデザインでニューオーリンズの豊かな文化的多様性とカーニバルを祝うアフリカ系アメリカ人であるブラック マスキング インディアンの文化に敬意を表した。

ビジュアルには、自由を求め奴隷化された黒人を支援したセミノール族に敬意を示すマルディグラの仮面グループ・ヤング セミノール ハンターズ(Young Seminole Hunters)とともに撮影し、同コレクションと彼らが称えるコミュニティとの間のつながりを捉えた。

ラインアップは、トラックジャケットやジーンズ、ドゥーラグなど8型だ。“フォト トラッカー”(4万8400円)と“フォト ジーンズ”(3万3000円)は、若いセミノール族が儀式で着用する衣装を写真にプリントしたもので、それぞれのプリントは、プリント時に意図的に歪みを作り、ひとつとして同じものが存在しないように作られている。ニューオーリンズの伝統からインスピレーションを得た“トラックジャケット”(4万700円)と“トラックパンツ”(3万800円)は、ミッドインディゴウオッシュにダークウオッシュのカラーブロッキングを施し、フランスの百合の紋章・フルール ド リスをコットンであしらった。

そのほか、花柄のギンガムプリントとダークグリーンの七分袖の組み合わせで家族の集いと共生の祝祭を象徴する南部のテーブルクロス柄を連想させる“ベースボールティー”(1万6500円)や、文化と慣習に敬意を表したアクセサリーなどを展開する。

アイテム概要

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「リーバイス」×「デニム・ティアーズ」第4弾はニューオーリンズの伝統に敬意を込めたアイテムを展開

「リーバイス(LEVI'S)」は4月4日、4回目となる「デニム・ティアーズ(DENIM TEARS)」とのコラボレーションコレクションを発売する。同コレクションは「リーバイス」公式オンラインサイトおよび原宿フラッグシップストア、新宿店、大阪店、京都店で取り扱う。

ニューオーリンズの文化的多様性と
ブラック マスキング インディアンの文化に敬意を表したコレクション

同コレクションは、伝統とコンテンポラリーなストリートウエアを融合したデザインでニューオーリンズの豊かな文化的多様性とカーニバルを祝うアフリカ系アメリカ人であるブラック マスキング インディアンの文化に敬意を表した。

ビジュアルには、自由を求め奴隷化された黒人を支援したセミノール族に敬意を示すマルディグラの仮面グループ・ヤング セミノール ハンターズ(Young Seminole Hunters)とともに撮影し、同コレクションと彼らが称えるコミュニティとの間のつながりを捉えた。

ラインアップは、トラックジャケットやジーンズ、ドゥーラグなど8型だ。“フォト トラッカー”(4万8400円)と“フォト ジーンズ”(3万3000円)は、若いセミノール族が儀式で着用する衣装を写真にプリントしたもので、それぞれのプリントは、プリント時に意図的に歪みを作り、ひとつとして同じものが存在しないように作られている。ニューオーリンズの伝統からインスピレーションを得た“トラックジャケット”(4万700円)と“トラックパンツ”(3万800円)は、ミッドインディゴウオッシュにダークウオッシュのカラーブロッキングを施し、フランスの百合の紋章・フルール ド リスをコットンであしらった。

そのほか、花柄のギンガムプリントとダークグリーンの七分袖の組み合わせで家族の集いと共生の祝祭を象徴する南部のテーブルクロス柄を連想させる“ベースボールティー”(1万6500円)や、文化と慣習に敬意を表したアクセサリーなどを展開する。

アイテム概要

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藤田ニコル「遠回りして見つけた、“かわいい”の近道」 100歳になってもギャルマインドで突き進む

PROFILE: 藤田ニコル/モデル・タレント

PROFILE: (ふじた・にこる)1998年2月20日生まれ。オスカープロモーション所属。愛称は「にこるん」。2009年「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得し、専属モデルとなる。14年からは雑誌「Popteen(ポップティーン)」で活動し、バラエティー番組などでも活躍。17年からは「ViVi」の専属モデルを務める。2023年に結婚。アパレルブランド「カルナムール(CALNAMUR)」、コスメブランド「シーメル(cimer)」などをプロデュースし、24年からはパーソナルジム「スイ(sui)」も経営している。 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

2025年3月、7年半務めた「ViVi(ヴィヴィ)」の専属モデルを卒業する藤田ニコル。同誌との最後の大きな試みとして美容本「私が垢抜けた82の方法」を制作した。これまで、写真集やスタイルブックなどの書籍を出版してきたが、美容をテーマとした1冊は初とのこと。

「私が垢抜けた82の方法」では美容遍歴を振り返り、メイクからスキンケア、ボディーメイクなどに加え、今回初めて語ったという美容医療からSNSで話題をさらった“花嫁メイク”まで、余すことなく出し切った。「あか抜けには必須」と藤田が語るマインド面についても掘り下げ、新しい門出にふさわしい充実の1冊が完成した。藤田にその読みどころと今後の展望を聞く。

本には今まで話してこなかった美容医療や歯のことまで

WWD:「私が垢抜けた82の方法」を出版した背景は?
藤田ニコル(以下、藤田):卒業前に「ViVi」チームと一緒に本を作りたいと思い、美容本「私が垢抜けた82の方法」の制作をスタートしました。これまでの人生を振り返ると、見た目も内面も「あか抜けた」と自分で感じたことから、テーマは美容がいいと提案しました。ファンからも、ファンじゃない方からも「最近かわいくなった」という声をもらうことが増えたんです。

WWD:「82」という数字に何か意味があるのか。
藤田:本を作るために20時間インタビューを受けたのですが……(笑)、美容にまつわることを数えたら82個だったんです。本当は100個と言いたいところですが、82個がリアル。自分が日常でやっていたことが、気付けば美容法になっていて、マインドの部分などは「こういう性格だったんだ」と自分を改めて知れた部分もありました。

WWD:美容本だからこそ明かしたことも?
藤田:今まで話したことがないパートもあります。本なら買って開いてくれる方だけが見てくれるので、全部さらけ出してもいいかもって思ったんです。SNSだといろいろな人が見てるので、何を言われるか分からないですから。これまであえて言っていなかったことも赤裸々に全部書いたし、特に内面について触れている部分は読んでもらいたいな。

WWD:美容医療や審美歯科についても率直な感想が書かれてあり、読者にとっては大変参考になる。
藤田:美容医療のことは友達同士で話したりするけれど、別に隠していたわけじゃない。わざわざ言うことでもないと思って、SNSでは発信していませんでした。でも、自分の美容を振り返ったときに、やっぱり美容医療や審美歯科がターニングポイントになっている。良いことも悪いことも全部みんなに教えた方が、美容本として正直だと思ったので取り上げました。

ちなみに、好きなエピソードは自分の前歯。写真で分かりやすく第1形態から第3形態まで並べているページがあるのですが、歯の印象でどんどんあか抜けていったのが分かると思います。

WWD:最短ルートであか抜けたい人に、おすすめなことを一つ挙げるとしたら。
藤田:まずは、清潔感。これを意識してヘアメイク、身だしなみを整えるだけでも印象が大きく変わると思います。メイクは道具も何も変えなくていいし、明日からできる。いつもの工程を丁寧に、まつ毛は1本でもダマになっていないか、眉毛は左右対称か、ファンデーションはむらなくきれいに塗れているか。細かなことを意識すると、あか抜けて見えるのでトライしてみてほしい。

WWD:あか抜けに直結したことが具体的に書いてある。
藤田:いろいろな失敗や経験を経て、今の私があるんです。別に今も完璧じゃなくて、常にかわいいを更新し続けていきたい。だから「私が垢抜けた82の方法」には、私が遠回りして見つけた“かわいい”の近道を詰め込みました。

モデルは新しい自分を見つける場、テレビはビジュアル研究の場

WWD:モデルとして撮影に臨むときは、自分のアイデアやリクエストもヘアメイクに伝える?
藤田:モデルの仕事はブランドの世界観や商品の魅力を伝えることが一番大切なので、自分の意見は言いません。その企画に合ったファッションやメイクが、私の中では“正解”だと思っています。自分の意見を伝えてしまうとコンセプトとずれてしまったりして、ヘアメイクさんを困らせてしまうので、自分が盛れていなくても気にしないです。

あと、いつもの盛れるスタイルに誘導しちゃうと、新しい自分に出会えないから。モデルの現場は新しい自分を引き出してもらえるチャンスなので、プロに委ねます。「盛れてないな〜」と思う日もありますが(笑)、企画が成り立っているなら問題ないし、それも経験の一つです。

WWD:テレビでは?
藤田:テレビ収録は、ビジュアル研究の場にしています。自分でコスメを持参してヘアメイクさんに使ってもらったり、試してみたいビジュアルに挑戦したりしています。そうすると、SNSでみんなが「盛れてる」「髪形かわいい」とか、「そうでもない」「もっとこうしたらかわいいのに」などの声を投稿してくれるので、「なるほど!」と思って意見を参考にすることもあります。誹謗中傷のコメントはスルーするけどね。

パーソナルカラーは全無視「ときめきでお買い物をしよう」

WWD:コスメはどこで購入している?
藤田:オンラインはもちろん、原宿の「アットコスメトーキョー」やドン・キホーテに行ってお買い物をしています。最新のものやSNSでバズっている商品は絶対にゲットしないと気が済まなくて、メイクやファッションを楽しむには、いかにミーハーであるかが大事だと思っています。本にも書いたのですが、リップの色見本がECサイトとかSNSに載っていると思うんですけど、あの発色は信じないこと。みんなそれぞれ唇の色は違うから、塗っても全く同じにはならないからね!

WWD:最近は自分のパーソナルカラーを認識している人が増えていて、それを基準にショッピングする場合も多いと思いますが。
藤田:私はイエベ春ですが、パーソナルカラーは全無視でコスメを買っています。ほしい!と思ってときめいたコスメが買えないなんてしんどい。だから、合わないとされているカラーでもビビッと来たら買うようにしています。

自分に似合わないかも?と思う色味を取り入れるときはコツがあって、ほかのパーツのメイクでバランスを取るんです。私は青みピンクが好きなんですけど、似合わないとされているので、ブルーの化粧下地で肌色から青み系に寄せてみたり、カラーコンタクトをグレー系にしたりと、統一感を出すんです。似合わないからと諦めるのではなく、自分にハマるように持っていくんです。

SNSの情報が多すぎて、(使う前に)否定された気分になってしまうと思うけれど、みんな「ときめき」でお買い物をしようよ。その気持ちを大切にしてほしい。

WWD:みんな正解を求めすぎている?
藤田:そうだと思います。「私似合わないから」とみんな口癖のように言うけれど、じゃあいつもの顔のままで、新しい自分を発見できなくてもいいの?って。お気に入りの一軍コスメに新しいエッセンスを入れていかなきゃ、つまらないよ。

「100歳になってもギャルマインドでいたい」

WWD:2023年8月に結婚を発表。SNSで発信した花嫁美容は、話題になっていた。
藤田:結婚式のときは、人生史上最高にビジュアルが良かった。たくさんの反響があって、正直「こんなに需要があるのか!」とびっくりしました。コスメや美容が好きなことは公言していたけど、みんなまねしてくれるんだと思ってうれしかったし、自信にもつながりました。

WWD:2月で27歳になりましたが、これまでと変わらない点は?
藤田:(即答で)ギャルマインド!50歳、100歳になってもこの気持ちで突き進みます。自分で考えて行動して、どうにかできるのがギャル。私は仕事でもプライベートでもギャルを経験したことが良かったし、今の自分にも生きていると思います。

WWD:この本の出版のきっかけでもある「ViVi」の卒業について、心境は?
藤田:7年半という長さに私自身もびっくりしています。どの雑誌の専属モデルよりも長く、寂しい気持ちはあるけれど、悔いはないし、やり切ったという気持ちが一番ですね。

WWD:最も印象に残っている撮影は?
藤田:初登場が表紙だったので、プレッシャーで震えましたね。大人になりたいギャルマインド全開の私が、かっこよくて、かわいくて、きれいで、一人一人の個性も立っていた「ViVi」モデルの中に飛び込んで。最初は否定的な声も届いたけれど、結果的に読者の皆さんに認めてもらえて7年半も頑張れました。ちゃんと「ViVi」に貢献できていたと思います。

WWD:ディレクターを務めているファッションブランド「カルナムール」も新宿ルミネエストがオープンして1年が経過。振り返ってみて。
藤田:新宿ルミネエストにお店を構えたことで、たくさんの人に「カルナムール」を知ってもらえた1年だった。だからこそ、これからも皆さんに来たいと思ってもらえるお店作りをもっと頑張りたいです。服作りは本当に大変ですが、それが楽しい。ゆくゆくは、自分の名前がなくても売れるブランドになるよう、まだまだ育てていきたいと思います。

WWD:今後の展望を教えてください。
藤田:ここまで全力疾走で駆け抜けてきたので、まずは充電したいかな。これからも大好きなモデルの仕事は軸にしつつ、まだ考えている途中ですが、皆さんがびっくりするようなプランを練る期間にしたいです。

これまでインスピレーションを得る時間がすごく少なくて、新しい刺激に触れてなかったので、4月からはいろんなものを吸収しに出掛けたり、旅行したりしたい!結果仕事のためなんですけど、さまざまなことをインプットして、もうワンランク成長した藤田ニコルになりたいです。

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藤田ニコル「遠回りして見つけた、“かわいい”の近道」 100歳になってもギャルマインドで突き進む

PROFILE: 藤田ニコル/モデル・タレント

PROFILE: (ふじた・にこる)1998年2月20日生まれ。オスカープロモーション所属。愛称は「にこるん」。2009年「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得し、専属モデルとなる。14年からは雑誌「Popteen(ポップティーン)」で活動し、バラエティー番組などでも活躍。17年からは「ViVi」の専属モデルを務める。2023年に結婚。アパレルブランド「カルナムール(CALNAMUR)」、コスメブランド「シーメル(cimer)」などをプロデュースし、24年からはパーソナルジム「スイ(sui)」も経営している。 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

2025年3月、7年半務めた「ViVi(ヴィヴィ)」の専属モデルを卒業する藤田ニコル。同誌との最後の大きな試みとして美容本「私が垢抜けた82の方法」を制作した。これまで、写真集やスタイルブックなどの書籍を出版してきたが、美容をテーマとした1冊は初とのこと。

「私が垢抜けた82の方法」では美容遍歴を振り返り、メイクからスキンケア、ボディーメイクなどに加え、今回初めて語ったという美容医療からSNSで話題をさらった“花嫁メイク”まで、余すことなく出し切った。「あか抜けには必須」と藤田が語るマインド面についても掘り下げ、新しい門出にふさわしい充実の1冊が完成した。藤田にその読みどころと今後の展望を聞く。

本には今まで話してこなかった美容医療や歯のことまで

WWD:「私が垢抜けた82の方法」を出版した背景は?
藤田ニコル(以下、藤田):卒業前に「ViVi」チームと一緒に本を作りたいと思い、美容本「私が垢抜けた82の方法」の制作をスタートしました。これまでの人生を振り返ると、見た目も内面も「あか抜けた」と自分で感じたことから、テーマは美容がいいと提案しました。ファンからも、ファンじゃない方からも「最近かわいくなった」という声をもらうことが増えたんです。

WWD:「82」という数字に何か意味があるのか。
藤田:本を作るために20時間インタビューを受けたのですが……(笑)、美容にまつわることを数えたら82個だったんです。本当は100個と言いたいところですが、82個がリアル。自分が日常でやっていたことが、気付けば美容法になっていて、マインドの部分などは「こういう性格だったんだ」と自分を改めて知れた部分もありました。

WWD:美容本だからこそ明かしたことも?
藤田:今まで話したことがないパートもあります。本なら買って開いてくれる方だけが見てくれるので、全部さらけ出してもいいかもって思ったんです。SNSだといろいろな人が見てるので、何を言われるか分からないですから。これまであえて言っていなかったことも赤裸々に全部書いたし、特に内面について触れている部分は読んでもらいたいな。

WWD:美容医療や審美歯科についても率直な感想が書かれてあり、読者にとっては大変参考になる。
藤田:美容医療のことは友達同士で話したりするけれど、別に隠していたわけじゃない。わざわざ言うことでもないと思って、SNSでは発信していませんでした。でも、自分の美容を振り返ったときに、やっぱり美容医療や審美歯科がターニングポイントになっている。良いことも悪いことも全部みんなに教えた方が、美容本として正直だと思ったので取り上げました。

ちなみに、好きなエピソードは自分の前歯。写真で分かりやすく第1形態から第3形態まで並べているページがあるのですが、歯の印象でどんどんあか抜けていったのが分かると思います。

WWD:最短ルートであか抜けたい人に、おすすめなことを一つ挙げるとしたら。
藤田:まずは、清潔感。これを意識してヘアメイク、身だしなみを整えるだけでも印象が大きく変わると思います。メイクは道具も何も変えなくていいし、明日からできる。いつもの工程を丁寧に、まつ毛は1本でもダマになっていないか、眉毛は左右対称か、ファンデーションはむらなくきれいに塗れているか。細かなことを意識すると、あか抜けて見えるのでトライしてみてほしい。

WWD:あか抜けに直結したことが具体的に書いてある。
藤田:いろいろな失敗や経験を経て、今の私があるんです。別に今も完璧じゃなくて、常にかわいいを更新し続けていきたい。だから「私が垢抜けた82の方法」には、私が遠回りして見つけた“かわいい”の近道を詰め込みました。

モデルは新しい自分を見つける場、テレビはビジュアル研究の場

WWD:モデルとして撮影に臨むときは、自分のアイデアやリクエストもヘアメイクに伝える?
藤田:モデルの仕事はブランドの世界観や商品の魅力を伝えることが一番大切なので、自分の意見は言いません。その企画に合ったファッションやメイクが、私の中では“正解”だと思っています。自分の意見を伝えてしまうとコンセプトとずれてしまったりして、ヘアメイクさんを困らせてしまうので、自分が盛れていなくても気にしないです。

あと、いつもの盛れるスタイルに誘導しちゃうと、新しい自分に出会えないから。モデルの現場は新しい自分を引き出してもらえるチャンスなので、プロに委ねます。「盛れてないな〜」と思う日もありますが(笑)、企画が成り立っているなら問題ないし、それも経験の一つです。

WWD:テレビでは?
藤田:テレビ収録は、ビジュアル研究の場にしています。自分でコスメを持参してヘアメイクさんに使ってもらったり、試してみたいビジュアルに挑戦したりしています。そうすると、SNSでみんなが「盛れてる」「髪形かわいい」とか、「そうでもない」「もっとこうしたらかわいいのに」などの声を投稿してくれるので、「なるほど!」と思って意見を参考にすることもあります。誹謗中傷のコメントはスルーするけどね。

パーソナルカラーは全無視「ときめきでお買い物をしよう」

WWD:コスメはどこで購入している?
藤田:オンラインはもちろん、原宿の「アットコスメトーキョー」やドン・キホーテに行ってお買い物をしています。最新のものやSNSでバズっている商品は絶対にゲットしないと気が済まなくて、メイクやファッションを楽しむには、いかにミーハーであるかが大事だと思っています。本にも書いたのですが、リップの色見本がECサイトとかSNSに載っていると思うんですけど、あの発色は信じないこと。みんなそれぞれ唇の色は違うから、塗っても全く同じにはならないからね!

WWD:最近は自分のパーソナルカラーを認識している人が増えていて、それを基準にショッピングする場合も多いと思いますが。
藤田:私はイエベ春ですが、パーソナルカラーは全無視でコスメを買っています。ほしい!と思ってときめいたコスメが買えないなんてしんどい。だから、合わないとされているカラーでもビビッと来たら買うようにしています。

自分に似合わないかも?と思う色味を取り入れるときはコツがあって、ほかのパーツのメイクでバランスを取るんです。私は青みピンクが好きなんですけど、似合わないとされているので、ブルーの化粧下地で肌色から青み系に寄せてみたり、カラーコンタクトをグレー系にしたりと、統一感を出すんです。似合わないからと諦めるのではなく、自分にハマるように持っていくんです。

SNSの情報が多すぎて、(使う前に)否定された気分になってしまうと思うけれど、みんな「ときめき」でお買い物をしようよ。その気持ちを大切にしてほしい。

WWD:みんな正解を求めすぎている?
藤田:そうだと思います。「私似合わないから」とみんな口癖のように言うけれど、じゃあいつもの顔のままで、新しい自分を発見できなくてもいいの?って。お気に入りの一軍コスメに新しいエッセンスを入れていかなきゃ、つまらないよ。

「100歳になってもギャルマインドでいたい」

WWD:2023年8月に結婚を発表。SNSで発信した花嫁美容は、話題になっていた。
藤田:結婚式のときは、人生史上最高にビジュアルが良かった。たくさんの反響があって、正直「こんなに需要があるのか!」とびっくりしました。コスメや美容が好きなことは公言していたけど、みんなまねしてくれるんだと思ってうれしかったし、自信にもつながりました。

WWD:2月で27歳になりましたが、これまでと変わらない点は?
藤田:(即答で)ギャルマインド!50歳、100歳になってもこの気持ちで突き進みます。自分で考えて行動して、どうにかできるのがギャル。私は仕事でもプライベートでもギャルを経験したことが良かったし、今の自分にも生きていると思います。

WWD:この本の出版のきっかけでもある「ViVi」の卒業について、心境は?
藤田:7年半という長さに私自身もびっくりしています。どの雑誌の専属モデルよりも長く、寂しい気持ちはあるけれど、悔いはないし、やり切ったという気持ちが一番ですね。

WWD:最も印象に残っている撮影は?
藤田:初登場が表紙だったので、プレッシャーで震えましたね。大人になりたいギャルマインド全開の私が、かっこよくて、かわいくて、きれいで、一人一人の個性も立っていた「ViVi」モデルの中に飛び込んで。最初は否定的な声も届いたけれど、結果的に読者の皆さんに認めてもらえて7年半も頑張れました。ちゃんと「ViVi」に貢献できていたと思います。

WWD:ディレクターを務めているファッションブランド「カルナムール」も新宿ルミネエストがオープンして1年が経過。振り返ってみて。
藤田:新宿ルミネエストにお店を構えたことで、たくさんの人に「カルナムール」を知ってもらえた1年だった。だからこそ、これからも皆さんに来たいと思ってもらえるお店作りをもっと頑張りたいです。服作りは本当に大変ですが、それが楽しい。ゆくゆくは、自分の名前がなくても売れるブランドになるよう、まだまだ育てていきたいと思います。

WWD:今後の展望を教えてください。
藤田:ここまで全力疾走で駆け抜けてきたので、まずは充電したいかな。これからも大好きなモデルの仕事は軸にしつつ、まだ考えている途中ですが、皆さんがびっくりするようなプランを練る期間にしたいです。

これまでインスピレーションを得る時間がすごく少なくて、新しい刺激に触れてなかったので、4月からはいろんなものを吸収しに出掛けたり、旅行したりしたい!結果仕事のためなんですけど、さまざまなことをインプットして、もうワンランク成長した藤田ニコルになりたいです。

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映画「バトル・ロワイアル」のリバイバル上映が決定 コラボTシャツも72時間限定で販売

国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「フィルマークス(Filmarks)は、公開25周年を記念し「バトル・ロワイアル」を4月4日から2週間限定で、全国でリバイバル上映する。また、同作とのコラボレーションTシャツ(3種、各6930円)を4日正午から7日正午まで72時間限定で、オンラインストアで受注販売する。

コラボTシャツ

今回のデザインは3種。ダークな世界観を表現するためにボディは黒に統一し、プリントにもこだわって表現している。

“コラージュVer.”

“コラージュVer.”は、教師・キタノが本作冒頭で黒板に書いた、新世紀教育改革法の通称である“BR法”を背面に大きくプリントし、前面胸元にもワンポイントでバトル・ロワイアルの文字をプリントしている。

“鎌Ver.”

“鎌Ver.”は、本作の中でも非常に象徴的で冷酷な存在であり、柴咲コウが演じた"相馬光子"に支給された"鎌"をモチーフとして、前面センターに大きくプリントしている。

“BRロゴVer.”

“BRロゴVer.”は、バトル・ロワイアルのロゴを前面に配置し、隣には生徒たちの戦いのきっかけとなったBR法制定の背景を英文でプリントしている。

リバイバル上映

■「バトル・ロワイアル」
公開日:2025年4月4日から2週間限定上映
公開劇場:75館
レイティング:R15+
公開劇場などはこちらから確認
https://filmaga.filmarks.com/articles/320915/

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映画「バトル・ロワイアル」のリバイバル上映が決定 コラボTシャツも72時間限定で販売

国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「フィルマークス(Filmarks)は、公開25周年を記念し「バトル・ロワイアル」を4月4日から2週間限定で、全国でリバイバル上映する。また、同作とのコラボレーションTシャツ(3種、各6930円)を4日正午から7日正午まで72時間限定で、オンラインストアで受注販売する。

コラボTシャツ

今回のデザインは3種。ダークな世界観を表現するためにボディは黒に統一し、プリントにもこだわって表現している。

“コラージュVer.”

“コラージュVer.”は、教師・キタノが本作冒頭で黒板に書いた、新世紀教育改革法の通称である“BR法”を背面に大きくプリントし、前面胸元にもワンポイントでバトル・ロワイアルの文字をプリントしている。

“鎌Ver.”

“鎌Ver.”は、本作の中でも非常に象徴的で冷酷な存在であり、柴咲コウが演じた"相馬光子"に支給された"鎌"をモチーフとして、前面センターに大きくプリントしている。

“BRロゴVer.”

“BRロゴVer.”は、バトル・ロワイアルのロゴを前面に配置し、隣には生徒たちの戦いのきっかけとなったBR法制定の背景を英文でプリントしている。

リバイバル上映

■「バトル・ロワイアル」
公開日:2025年4月4日から2週間限定上映
公開劇場:75館
レイティング:R15+
公開劇場などはこちらから確認
https://filmaga.filmarks.com/articles/320915/

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「ローラ メルシエ」のフェイスパレットが限定復刻 きらめく艶肌を作る3色をイン!

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は4月11日、きらめく艶肌を作る人気のフェイスパウダーパレット、“シマー アンド グロウ フェイス パレット”(8030円)を数量限定で復刻発売する。

同製品には、ハイライター、チーク、ブロンザーの限定3色をセット。微粒子化されたピグメントが肌トーンを問わずナチュラルになじみ、均一に発色して陰影を作り立体感を演出する。また、マルチディメンショナルパールを配合で、肌を美しく輝かせ、明るくヘルシーな印象に彩る。タルクフリーかつウェット・ドライ使用が可能だ。

パッケージは、夜空の星のような艶めくゴールドで用意する。

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【バックステージ】「カミヤ」2025-26年秋冬コレクション

「カミヤ(KAMIYA)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ZOZO「WEAR」がリアルイベントを開催、100人超の「WEARISTA」らファッショニスタが集結

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは3月某日、東京都内でファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO(ウェア バイ ゾゾ、以下WEAR)」の公認ユーザー「WEARISTA(ウェアリスタ)」ら総勢100名以上を招いたクローズドパーティーを行った。Z世代を筆頭に多彩なジャンル&年代のファッショニスタが集結し、1800万以上のダウンロードと1400万件以上のコーディネート投稿を誇る「WEAR」の強みを印象付けた。ZOZOは今後「ウェアリスタ」への活動支援も強化する。

幅広く多彩なジャンル&世代の
「ウェアリスタ」、
カリスマと若手との交流も

この日のドレスコードは「あなただけのパーティースタイル」。100名超の「ウェアリスタ」をはじめとした公認ユーザーは、思い思いのスタイルで来場。会場はプロのフォトグラファー撮影によるフォトブースを設置し、「WEAR」をあしらったフードとドリンクの提供、DJ LUIによるBGM、来場者投票により当日のオシャレコーディネートNo.1を決める「ファッションアワード」でパーティーを盛り上げた。

パーティーでは長い活動歴を持つカリスマインフルエンサーが、若い「ウェアリスタ」からの記念撮影のお願いに気軽に応え、その後も談笑して盛り上がる姿も多く、世代間を超えた交流が活発に繰り広げられた。多彩な年代とファッションジャンルを横断した「WEAR」らしいイベントになった。

実は「ウェアリスタ」の
浅野忠信も降臨!
来場者のファッションをチェック

オープニングには、実は2014年1月から「WEAR」を利用しているという俳優の浅野忠信(104万フォロワー)が降臨。革ジャンとダメージジーンズ、中学生時代から大事に愛用してきたというネルシャツで登場し、会場を沸かせた。

この日は「WEAR」で92万超のフォロワーを誇るげんじや、「ゾゾタウン」で自身のブランドを展開している犬飼京、高芦あかりらを筆頭に、大人顔負けのオシャレキッズのyo-yoら100人以上の「ウェアリスタ」をはじめとした公認ユーザーが集結し、交流を楽しんだ。

「WEAR」の戦略的位置付けが高まる中
ZOZOは「ウェアリスタ」の活動を
さらに後押し

同イベントを開催した狙いを、ZOZOの藤本真美WEAR推進部ディレクターは「コーディネートを投稿できるアプリは多数あるが、『WEAR』はファッションに特化しており、ユーザーにはモデルやタレント、デザイナーといった著名人だけでなく、公認ユーザーの『ウェアリスタ』を筆頭に、熱量の高いファッション好きが集まっている。昨年5月のリニューアルでアクセス数の増加がより高まる中で、新規ユーザー、特に若年層が増加している。スタートから12年目を迎える『WEAR』は、幅広い世代・年代がユーザーになっているのも魅力の一つ。オフラインイベントで『ウェアリスタ』をはじめとした公認ユーザー同士の交流を深め、『WEAR』の熱量をさらに高めたかった」という。

リニューアルに成功した「WEAR」が戦略的な重みを増す中で、ZOZOにとっても、「WEAR」の価値の中核を担う「ウェアリスタ」の重要度が高まっている。そのためZOZOは今後さらに、積極的に「ウェアリスタ」の活動を後押しする。「ファッション好きの『WEAR』ユーザーに支持を得ているウェアリスタは、一般生活者に近い目線を持ちながら、ファッション好きへの訴求力も非常に高い。例えばブランドが企画などで『ウェアリスタ』を起用すれば、ゾゾタウンに加え、『WEAR』やその他の媒体を経由したトラフィックも期待できる。『WEAR』の場合は、ゾゾタウンで販売しているアイテムを投稿するとそのコーディネート画像がゾゾタウンの商品ページにも表示されるので、ゾゾタウンでの売り上げに寄与することも期待できる」。

昨年5月のリニューアルで新機能を搭載したことで、「『WEAR』は今後、ファッション感度と購買意欲の高いファッション好きの若年層との接点をさらに生み出しやすい場に進化する。AIやARなどのさまざまなファッションテックとの掛け合わせで、これまでよりもさらに広い需要に応えながら、新しい自分が見つかる、探しやすくなるサービスへと進化させたい」。

累計1800万DLの「WEAR」
「ゾゾタウン」連携も強化

「WEAR」は13年10月にサービス開始。24年12月末時点で1800万ダウンロードを突破し、1400万件以上のコーディネートが投稿されているファッションコーディネートアプリ。幅広いジャンルのユーザーによる1400万件以上の投稿から、AIによる診断を基に、ユーザーが「似合う」コーディネートや最新トレンドが探せる。ほかにノウハウ動画やメイク投稿、フルメイクAR機能など、メイクを含む豊富なファッション情報も手に入る。

24年5月にリニューアルし、新たな機能としてAIを活用したファッションジャンル診断を導入した。ファッションの「好みのジャンル傾向」を診断でき、ユーザーはより自分の好みに近いコーディネートと出合いやすくなった。

また、リニューアル後は「ゾゾタウン」とのシームレスな連携も強化。「ゾゾタウン」のIDと連携させることで、「ゾゾタウン」上のお気に入り登録しているブランドやショップのコーディネート、過去に購入・お気に入り登録したアイテムを使用したコーディネートを簡単に探すことも可能になっている。

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO
問い合わせ先
WEARお問い合せページ
https://wear.jp/contact/

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“持続可能な製品”の大賞は能登のジャムと鎌倉のコーヒー豆 ソーシャルプロダクツ・アワード2025が発表

持続可能な社会の実現に向け、社会性と製品性の両面を評価するソーシャルプロダクツ・アワード(以下、SPA)はこのほど、2025年度の受賞製品を発表した。本年度のテーマである「令和6年度能登半島地震からの震災復興につながる商品・サービス」の大賞には石川県能登町でブルーベリーを栽培するひらみゆき農園のジャム「ごろごろ果実の能登ブルーベリー」が受賞。毎年共通の「自由テーマ」である「生活者が『持続可能な社会』づくりに参加できる商品・サービス」は、企業(三本珈琲、国分首都圏)・市民(鎌倉エシカルラボ)・行政(鎌倉市)が協働で展開する珈琲豆「鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド」が賞を勝ち取った。

SPAは東日本大震災をきっかけに持続可能な社会の実現に向けて2012年にスタート。対象は生活者が購入可能なソーシャルプロダクツで、食品や住宅、旅行、金融製品などジャンルを問わない。審査員が製品・サービスの社会性、製品性、ストーリーを応募書類と実物から審査する。大賞、優秀賞、生活者審査員賞、環境大臣特別賞、審査員特別賞、ソーシャルプロダクツ賞を年度・自由テーマごとに選定する。

年度テーマで大賞を受賞した「ごろごろ果実の能登ブルーベリー」の平美由記ひらみゆき農園代表は「ブルーベリーは生で出荷できる時期が6〜8月と短い。それ以外でもブルーベリーを味わってほしいとジャムを17年から手がけている。ブルーベリーは、年間で1トン8000キログロムの収穫量があるが、そのうち約4割が規格外になる。それを活用して作っている。農園は高齢化が進んでいるが、私たち若手メンバーが産地を守っていきたいという思いが評価されてうれしい」とコメントした。

自由テーマの大賞「鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド」の岩渕泰行・三本珈琲品質管理室課長兼研究・開発室は、「2050年に気候変動によりアラビカ種のコーヒー栽培適地が現在の50%にまで減少するという“コーヒーの2050年問題”がある。価格が高騰したり、美味しいコーヒーが飲めなくなったりすることを解決するための一つの手段として、全国に販路を持つ国分首都圏、鎌倉市のサポートにより24年8月にフェアトレード認証農園から調達したコーヒー豆を発売した。コーヒーを1杯飲むことで鎌倉市の緑地保全にも貢献できる仕組みも作っている。こうした3者連携に評価を得られた」と語った。

年度テーマ・自由テーマの生活者審査員賞には伊藤園のとろみつきのユニバーサルデザイン緑茶飲料「とろり緑茶」、ウテナの高知県北川村のゆずの種から抽出したオイルを配合したヘアケアシリーズ「ゆず油」シリーズが受賞。優秀賞は自由テーマのみで、デンソーの地域情報サービス「ライフビジョン」が選ばれた。年度テーマ・自由テーマの環境大臣特別賞に加賀木材の能登ヒバの端材を使用した100%天然成分のエッセンシャルウォーター「ノトヒバカラ エッセンシャルウォーター」、スリーピングトーキョーの国産有機大豆100%を使用した大豆ミート「ラベジ オーガニック」。ソーシャルプロダクツ賞はトヨクモの緊急時の安否確認から対策指示まで一括で活用できるシステム「安否確認サービス2」、ヘアサロンU+のカラーリング剤のプラスチックキャップをアップサイクルしたヘアブラシ「トク」などが獲得した。

中間玖幸SPA専務理事は「授賞式は毎年開催しているが、そこでは伝えきれない思いがあった。今回初めて製品の背景を発信できる場としてプレゼンの機会を設けた。社会全体にその思いが伝わることを願っている」と語った。

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“持続可能な製品”の大賞は能登のジャムと鎌倉のコーヒー豆 ソーシャルプロダクツ・アワード2025が発表

持続可能な社会の実現に向け、社会性と製品性の両面を評価するソーシャルプロダクツ・アワード(以下、SPA)はこのほど、2025年度の受賞製品を発表した。本年度のテーマである「令和6年度能登半島地震からの震災復興につながる商品・サービス」の大賞には石川県能登町でブルーベリーを栽培するひらみゆき農園のジャム「ごろごろ果実の能登ブルーベリー」が受賞。毎年共通の「自由テーマ」である「生活者が『持続可能な社会』づくりに参加できる商品・サービス」は、企業(三本珈琲、国分首都圏)・市民(鎌倉エシカルラボ)・行政(鎌倉市)が協働で展開する珈琲豆「鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド」が賞を勝ち取った。

SPAは東日本大震災をきっかけに持続可能な社会の実現に向けて2012年にスタート。対象は生活者が購入可能なソーシャルプロダクツで、食品や住宅、旅行、金融製品などジャンルを問わない。審査員が製品・サービスの社会性、製品性、ストーリーを応募書類と実物から審査する。大賞、優秀賞、生活者審査員賞、環境大臣特別賞、審査員特別賞、ソーシャルプロダクツ賞を年度・自由テーマごとに選定する。

年度テーマで大賞を受賞した「ごろごろ果実の能登ブルーベリー」の平美由記ひらみゆき農園代表は「ブルーベリーは生で出荷できる時期が6〜8月と短い。それ以外でもブルーベリーを味わってほしいとジャムを17年から手がけている。ブルーベリーは、年間で1トン8000キログロムの収穫量があるが、そのうち約4割が規格外になる。それを活用して作っている。農園は高齢化が進んでいるが、私たち若手メンバーが産地を守っていきたいという思いが評価されてうれしい」とコメントした。

自由テーマの大賞「鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド」の岩渕泰行・三本珈琲品質管理室課長兼研究・開発室は、「2050年に気候変動によりアラビカ種のコーヒー栽培適地が現在の50%にまで減少するという“コーヒーの2050年問題”がある。価格が高騰したり、美味しいコーヒーが飲めなくなったりすることを解決するための一つの手段として、全国に販路を持つ国分首都圏、鎌倉市のサポートにより24年8月にフェアトレード認証農園から調達したコーヒー豆を発売した。コーヒーを1杯飲むことで鎌倉市の緑地保全にも貢献できる仕組みも作っている。こうした3者連携に評価を得られた」と語った。

年度テーマ・自由テーマの生活者審査員賞には伊藤園のとろみつきのユニバーサルデザイン緑茶飲料「とろり緑茶」、ウテナの高知県北川村のゆずの種から抽出したオイルを配合したヘアケアシリーズ「ゆず油」シリーズが受賞。優秀賞は自由テーマのみで、デンソーの地域情報サービス「ライフビジョン」が選ばれた。年度テーマ・自由テーマの環境大臣特別賞に加賀木材の能登ヒバの端材を使用した100%天然成分のエッセンシャルウォーター「ノトヒバカラ エッセンシャルウォーター」、スリーピングトーキョーの国産有機大豆100%を使用した大豆ミート「ラベジ オーガニック」。ソーシャルプロダクツ賞はトヨクモの緊急時の安否確認から対策指示まで一括で活用できるシステム「安否確認サービス2」、ヘアサロンU+のカラーリング剤のプラスチックキャップをアップサイクルしたヘアブラシ「トク」などが獲得した。

中間玖幸SPA専務理事は「授賞式は毎年開催しているが、そこでは伝えきれない思いがあった。今回初めて製品の背景を発信できる場としてプレゼンの機会を設けた。社会全体にその思いが伝わることを願っている」と語った。

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【スナップ】山下智久や吉沢亮らが来場 「ディオール」が東京ミッドタウンでリップイベントを開催中

「ディオール(DIOR)」は、東京ミッドタウン芝生広場で“ディオール アディクト ヌード &ローズ コレクション”と“チュチュ コレクション"の発売を記念してポップアップイベント“ディオール アディクト ファクトリー”を開催中だ。オープニングイベントには、「ディオール」ビューティアンバサダーを務める山下智久や、吉沢亮、新木優子、Cocomiらが来場した。

桜に囲まれた会場では、“ディオール アディクト リップスティック”が誕生する舞台裏のファクトリーツアーが体験できる。また同イベントでは、カフェを併設し、シグネチャードリンクやドーナツなどの特別メニューを用意する。

同イベントにはそのほか&TEAMのTAKIとMAKIや波瑠、桐谷美玲、比嘉愛美、三吉彩花、吉川愛ら豪華ゲストが来場した。

◼️“ディオール アディクト ファクトリー”

期間:3月27日〜4月16日
時間:11:00〜20:00(最終入場19:15)
場所:東京ミッドタウン芝生広場
住所:東京都港区赤坂9-7-1
入場:無料(一部予約制)

来場者スナップ

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【スナップ】山下智久や吉沢亮らが来場 「ディオール」が東京ミッドタウンでリップイベントを開催中

「ディオール(DIOR)」は、東京ミッドタウン芝生広場で“ディオール アディクト ヌード &ローズ コレクション”と“チュチュ コレクション"の発売を記念してポップアップイベント“ディオール アディクト ファクトリー”を開催中だ。オープニングイベントには、「ディオール」ビューティアンバサダーを務める山下智久や、吉沢亮、新木優子、Cocomiらが来場した。

桜に囲まれた会場では、“ディオール アディクト リップスティック”が誕生する舞台裏のファクトリーツアーが体験できる。また同イベントでは、カフェを併設し、シグネチャードリンクやドーナツなどの特別メニューを用意する。

同イベントにはそのほか&TEAMのTAKIとMAKIや波瑠、桐谷美玲、比嘉愛美、三吉彩花、吉川愛ら豪華ゲストが来場した。

◼️“ディオール アディクト ファクトリー”

期間:3月27日〜4月16日
時間:11:00〜20:00(最終入場19:15)
場所:東京ミッドタウン芝生広場
住所:東京都港区赤坂9-7-1
入場:無料(一部予約制)

来場者スナップ

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「ユニクロ」が大阪・関西万博の国連パビリオンにユニホームを提供 展示になじむプレッピースタイル

「ユニクロ(UNIQLO)」は3月31日、大阪・関西万博で国連パビリオンのアテンダントユニホームの提供を発表した。提供ユニホームは国連パビリオンになじむ伝統的なプレッピースタイルをベースに、シルエットやディテール、素材感を現代的なスタイルへアップデートした。万博開催の6か月間、アテンダントがより美しく快適に仕事ができるよう上質で機能的な素材を採用した。

ジャケットとパンツは軽量、伸縮、速乾が特徴の、ブランドで人気の“感動ジャケット”“感動パンツ”の素材を用いたほか、メンズは、高品質な極細糸を使用したなめらかで上質な生地ながら、布帛のように見える“ジャージーシャツ”、ウィメンズには、国連をイメージしたさわやかなブルーとホワイトのシャツを用意する。

オリジナルアイテムも制作
ブルーベースのロゴ入りジャケットやネクタイ

ほか、国連パビリオンユニホームのためのオリジナルロゴ入りアイテムも制作。ジャケット、ネクタイ、スカーフの3型も提供する。ジャケットは、胸元にグローバルブランド「メイドフィフティワン(MADE51)」が手掛けた、SDGsのゴールカラーを配したオリーブの枝を運ぶ白い鳩を施したワッペンをあしらった。同ワッペンは、アフガニスタン難民を中心にした職人が制作したもので、この取り組みを通じて難民の自立支援に貢献したいという思いを込めた。

男性アテンダントが着用するネクタイは、国連ロゴをあしらったブルーベースのレジメンタルタイ、女性アテンダントが着用するスカーフには、平和の鳩をモチーフした国連オリジナルスカーフをリバイバルしたデザインの国連パビリオンロゴをあしらった。いずれも素材は上質なシルク100%。

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングの取締役でグループ上席執行役員の柳井康治は、「このたび、2025年大阪・関西万博において、国連パビリオンを服のチカラでサポートできることを光栄に思う。国連パビリオンのユニホームにふさわしいモダンで洗練されたスタイルを、シンプルで高品質、高機能な『LifeWear』で実現した。このユニホームが、6カ月に渡る開催期間中、アテンダントの皆さまの任務を快適に支え、国連パビリオンで表現される平和と安全のメッセージを広く世界に発信するための一助となることを願っている」とコメントした。

国連パビリオンでは35の国連諸機関および、15の国連事務局の部局が一丸となり、“人類は団結したとき最も強くなる。(United for a Better Future)”というテーマで、様々な展示やプログラムを行う。

提供アイテム一覧

◼️メンズ

“ジャケット”(ネイビー)※国連パビリオンオリジナル、“感動パンツ ライト”(ナチュラル)、“スーパーノンアイロンジャージーシャツ”(ブルー)、“ドライノンアイロンジャージーシャツ 半袖”(ブルー)、“ネクタイ”(ブルー)※国連パビリオンオリジナル、“レザーコンビネーションメッシュベルト”(ブラウン)、“50色ソックス”(グレー)

◼️ウィメンズ

“ジャケット”(ネイビー)※国連パビリオンオリジナル、“コットンシャツ”(ブルー、ホワイト)、“パンツ”(ナチュラル)、“スカーフ”(カラー)※国連パビリオンオリジナル、“メッシュロングベルト”(ブラウン)、“ショートソックス”(ホワイト)

◼️ユニセックス

“スウェードコンビネーションスニーカー”(オフホワイト)

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ラストは可憐な「シャネル」に、淑女な「ミュウミュウ」、ミニマルに誇張する「サンローラン」 25-26年秋冬パリコレ日記最終回

9日間のパリ・ファッション・ウイークも、ついに最終日です。コレクション取材は本当に体力勝負なので、今回も体調を崩すことなく、取材を終えられそうで一安心。今シーズンもパリコレ日記にお付き合いいただきありがとうございました!それでは、朝イチの可憐な「シャネル(CHANEL)」から、少女から淑女に転じた「ミュウミュウ(MIU MIU)」、トリを飾ったミニマルでありながらダイナミックな「サンローラン(SAINT LAURENT)」まで、最終日の模様をどうぞ。

メゾンコードに裏付けられた
安定感ある「シャネル」

藪野淳「WWDJAPAN」欧州通信員:朝は「シャネル」のショーのためにグラン・パレへ。ガラス屋根と装飾的が施された鉄の柱が特徴の身廊は、いつ来ても壮観。広々とした空間に今回は、巨大な黒のリボンをモチーフにしたインスタレーションが用意されていました。そういえば、ホテルに届いたインビテーションも黒のサテンリボンでしたが、そんな「シャネル」のメゾンコードの一つであるリボンはコレクションのカギにもなりました。

アーティスティック・ディレクターに就くマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)は4月に着任し、10月にデビューを予定しているため、今季も社内のクリエイション・スタジオ(デザインチーム)によるコレクションです。トップ不在となると、まとまりがなく方向性が見えづらいクリエイションになることも多いですが、そこはブレないメゾンコードが確立された「シャネル」。前述のリボンのほか、ツイードをはじめとする象徴的なジャケットやスーツ、黒と白のカラーリング、パール、コスチュームジュエリーといったコードを再解釈することで、現代的かつ若々しいコレクションに仕上げました。象徴的なのは、ミニ丈で仕上げたツイードスーツやコートの上にチュールのケープをレイヤードしたルック。さらに象徴的なスーツスタイルは、コンパクトなジャケットにラップスカートとフレアパンツを重ねて組み合わせたり、ニットのトロンプルイユで表現したり。リボンはボウタイをはじめ、袖口やスカートの装飾からプリント、ニットの立体モチーフ、カットアウト、ベルト、ヘアアクセサリーにまで採用。一方、パールはジュエリーやウエアの装飾だけでなく、ネックレスを巨大化したようなバッグやシューズのヒールとしても登場しました。可憐でありながらココ・シャネル(Coco Chanel)に通じる自立した女性像を描いた提案は、リアルで顧客から支持されそうです。

ただ、そんな安定感のあるメゾンのスタイルに新たな視点やフレッシュな感覚をもたらすことを期待されているのが、マチューです。彼は「シャネル」のコードや傘下のアトリエによる芸術的な職人技とどのように向き合い、どんなコレクションを生み出していくのか?これからが楽しみですね。

「ルイ・ヴィトン」の新作香水は
冒険者のような女性をイメージ

藪野:続いては、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の新作フレグランスの展示会へ。今回発表されたのは、フランス語で「彼女たち」を意味する「elles」から名付けられたという「eLVes ルイ・ヴィトン」。マスター・ パフューマーのジャック·キャヴァリエ·ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)さんは、メゾンの豊かな旅の歴史をインスピレーション源に、自らの道を自分で切り拓いていく冒険者のような女性をイメージしたといいます。奇しくも、今シーズン浮上した力強い女性像にもリンクします。

それを香りでどう表現したかというと、「21世紀の官能性とエレガンスの典型」というアンバーを基調に、バラとスズランのフローラルノートをミックス。色は、綺麗なパープルカラーで仕上げられています。展示会の会場には、新作フレグランスのカギとなる3つの香りをそれぞれ試すことができる仕掛けが用意されていたほか、調香用の特製トランクも展示されていました。

また、「ルイ・ヴィトン」といえば、秋にビューティラインを始動することを先日発表して話題になりましたね。ちなみに、第1弾はリップスティックなんと55色!!に加え、リップバーム10種、アイパレット8種をラインアップするそう。開発に4年を費やしたそうで、満を持してという感じですね。そんなビューティラインについては、下記の記事でご覧ください。

“とっ散らかる“「キコ」は、
他とは違うダンサーの装い

村上要「WWDJAPAN」編集長:「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」のウィメンズって、不思議ですよね?スタイリングも含めて、実験的というか、DIYっぽいというか、“生っぽい“というか、ものすごく生きている人間の“あやふや“な感じがあります。

今シーズンは、オーストラリア出身のダンサー、ヴァリ・マイヤーズ(Vali Myers)がインスピレーションの1つ。1950年代のパリのボヘミアンな夜を舞台に、服を脱ぎ捨て、シャンパンを飲みながら夜通し踊り続けた彼女の姿からコレクションを生み出しています。薄手の下着の上にコートを羽織るだけの、「着ている」とも「脱いでいる」とも言えない曖昧な美しさの表現を試みました。

ダンサーに着想源を得て、アンダーウエアの上にコートを羽織る、って、最近は他のブランドも同じようなことをしているんです。でも、なぜこんなに違うんでしょう(笑)。確かに序盤は、チュールやハイゲージニットを用いたレオタードにレッグ&アームウォーマーの装い。そこにフェザーのベストやコルセット風のベルトをプラスして、「着ている」とも「脱いでいる」とも言えないスタイルです。でも、この段階で既に他のブランドとは全然違う。他のブランドは、素材や色数をしぼったり、少なくとも1つの世界観の中で収まっているのに、「キコ コスタディノフ」のウィメンズを手掛けるローラ・ファニング(Laura Fanning)とディアナ・ファニング(Deanna Fanning)は、絶対1つの世界の中に収まらないんです(笑)。50年代のテディ・ガール風のボーイッシュなムードを取り入れたり、そもそもコルセットにあしらったベルトはオリエンタルなムードだったり、ハイパーミックスがスゴい。その後も、確かにハイゲージニットで作るトップスがダンサーの面影は残しつつも、ピンストライプのスカートで英国の紳士調、バラクラバで中東風なスタイルが現れ、中盤以降は「え、ダンサーはどこに!?」なビンテージライクなフォーマルスタイルに転換します。

“とっ散らかってる“と思う人もいるでしょうし、ランウエイのスタイルをなかなかリアルに着こなせる人は少ないでしょう。でも、「うげっ」とは思わなかったり、嫌いになれないのはナゼなのか(笑)?私は、そこに「好きなものを、好きなように着ればいい」というファッションの本質や、「1つのテーマに絞れるほど、人生って単純じゃないでしょう?」という人間の本懐があるからでは?と思うのですが、いかがですか?

「ミュウミュウ」の次の一手は
捻りを効かせた淑女スタイル

藪野:さて、たくさんのセレブが来場する「ミュウミュウ」のお時間です。ということで、会場到着後はまず自分たちの席を確認してから、エントランスの中と外に分かれてセレブの到着を待ちます。隣には、同じミッションに取り組む“戦友“のエディターの方々。一人じゃないと、待つのも苦になりません。日本のソーシャルエディターから来ていたリクエストは計4人。今回は、TWICEのモモ、(G)I-DLEのミニー、MEOVVのエラは撮影成功、IVEのウォニョンは撮り逃してしまったので3勝1敗と思っていましたが、まさかのショー後に編集長がバッチリ押さえてくれたので無事ミッションクリアです。

コレクションは、半年前の少女のようなイノセントでガーリーなスタイルから一転!1950年代ムード漂う古き良きレディーライクな着こなしをベースに、「ミュウミュウ」らしい違和感を加え、新たな一手を見せてくれました。例えば、幅広い肩のマスキュリンなウールコートやジャケットはえり抜きしたようなシルエットや胸の下に斜めに入れたダーツで柔らかくカーブを表現。また、タイトなセーターに先の尖ったコーンブラを合わせて胸を強調したり、カーディガンをオフショルダーで着崩して中のランジェリーライクなアイテムを見せたり。今季も違和感を生むスタイリングは、ロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)が手掛けています。

これまでもさまざまな視点で「女性らしさ」を解釈しているミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)はショー後の囲み取材で「この困難な時代には、私たちの気分を上げてくれるフェミニニティーが必要」とコメント。腕にかけたファーストールやハンドバッグ、大ぶりのブローチやジュエリー、クローシュハットといった、まさに女性らしさ満点のアイテムがスタイルの決め手となっていたのにも納得しました。

今回はこう来たか!という感じでしたが、村上さんはいかがでしたか?

村上:ミウッチャのコメントを聞いて会場を出ようとした時、「あのテンガロンハットは、絶対セレブに違いない!」と条件反射的に撮影したら、ウォニョンでした(笑)。グッジョブ、自分です。

 

それはさておき、コレクションは“レトロマダム感“さえ漂うレディーライク、淑女感でしたね(笑)。この辺りのルックは、「あたくしのぼっちゃまは、3つもお稽古に通っているんでございますのよ〜」って言い出しそうな淑女感、というよりママ感。帰り際は藪野さんと「〜ざます」口調で話し合ってしまいましたが、ここにフェミニニティーを見出し、それを増幅させることで違和感はありつつも、「なんか、いいかも」って思わせるんだから、さすがです。正直洋服と言うよりは、ドレスの胸元を少しだけはだけて見せたり、ファーのストールやハンドバッグを腕にかけたり、そこに大ぶりのジュエリーをあしらったりというスタイリングやアティチュードでフェミニニティーを表現している感じですが、それこそミウッチャがずっと言い続けている「フェミニニティーは、誰の中にもある」ってことですよね?「ミュウミュウ」を着なくちゃフェミニンになれないワケじゃなく、でも「ミュウミュウ」を着たらフェミニンをもっと自由に楽しめるかもしれない、そんなムードを感じさせるのが上手いな、と思いました。

とはいえ、次のシーズンはこんな教育ママ風のセレブが会場に集結するのでしょうか?それはそれで楽しみ(笑)。なかなか値段が高騰しているブランドですが、アイウエアはすっごく売れそうな気がします。次の秋冬は、みんな「〜ざます」感を漂わせているかもしれません(笑)。

学生時代に思いをはせた
「ウジョー」のプレッピー

藪野:「ウジョー(UJOH)」の今季の出発点は、西崎暢デザイナーがファッションに目覚めた10代の頃。厳しい校則に抗いながら自分らしさを表現するために着崩す制服に着目し、レイヤードやカッティング、アシンメトリーなシルエットが特徴のテーラードスタイルにミックスしました。「ウジョー」らしいスタイルに新鮮さをもたらすのは、オーバーサイズのライン入りニットや、ミニ丈のプリーツスカートパーツを合わせたアシンメトリースカート、セーラーカラー風の付け襟、ルーズソックス風のレッグウォーマー。自分の高校は制服はあるけれど私服通学もOKで規定は緩かったのですが、制服に合わせるためににオーバーサイズのカーディガンを買いに行ったな〜と懐かしい気持ちになりました。そして、ルールの多いテーラリングを新たな視点で解釈する「ウジョー」の姿勢と、規定を破るか破らないかのギリギリを攻めるように制服をアレンジする学生たちのマインドには、共通する部分を感じます。

フィナーレにはモデルが数人ずつ、手を繋いだり、手を振ったりしながら登場。ランウエイに置かれた教室を思い起こさせる椅子に座って、談笑します。そんな休み時間や放課後のような演出もハートウォーミングでした。

ラストは「サンローラン」の
一筆描き風のミニマリズム

村上:さて、今シーズンのフィナーレは、「サンローラン」。今シーズンは、メゾンにおける1つの理想型、まるで一筆描きのようにシンプルなシルエットを追求しました。

それでも「サンローラン」としてのエレガンスや華やかさは維持しなければならないーー。そこでアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)は、生地とパターン、そしてカッティングに徹底的にこだわりました。用いたのは、シルクのダッチェスサテンなど。極彩色のジュエルカラーを纏わせ、ハイカラーとパワーショルダー、比翼仕立てが特徴のジャケットやボウブラウスを提案します。鮮やかさを一段と際立てるのは、色違いの帯ベルト。タイトスカートもトップスとは色を変え、鮮烈な色同士のぶつかり合いを楽しみました。キャリアウーマンのスタイルのように見えつつ、その色と大ぶりのジュエリーでイヴニングのスタイルとしても通用しそう。中盤以降は、素材をフローラルプリントのシリコンや、ギュピールセールに変え、終盤はネグリジェのような上半身に対して下半身はクリノリンで大きく膨らむドレスにレザーのブルゾンを合わせました。

まさにシンプルながら、エレガンス。先シーズンの「ヴァレンティノ(VALENTINO)」に代表されるよう、マキシマリズムな装飾主義がカムバックしていると評するバイヤーもいますが、「サンローラン」の誇張って、こういうことなんだな、と学びました。

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LVMHアルノー会長の次男、「モンクレール」取締役会メンバーの候補に 4月の株主総会で決議

モンクレール(MONCLER)は、4月16日に開催する株主総会に向けて、取締役会メンバーの候補者リストを発表した。その中には、同社を率いるレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)に加えて、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOの次男であるアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMHワイン&スピリッツ部門副CEOも含まれている。

LVMHとモンクレールの縁とは

LVMHは2024年9月、ルッフィーニ会長兼CEOの持株会社であるルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING以下、RPH)と提携し、RPHが保有する投資会社ダブルR(DOUBLE R)の株式の10%を取得した。このパートナーシップ契約に基づき、ダブルRは18カ月をかけてモンクレールの株式を買い増し、保有比率を最大18.5%まで増やす。取引時点でのダブルRの持分は15.8%で、現在では16.9%となっている。

一連の取引は、モンクレールの筆頭株主であるルッフィーニ会長兼CEOの立場をさらに強化するもので、LVMHはダブルRの「安定した長期的な少数株主」として同氏を支えていくという。なお、この取引に伴い、LVMHはダブルRの取締役会のメンバー2人と、モンクレールの取締役会のメンバー1人を任命する権利を獲得していた。

ほかの候補者は?

また、同株主総会では、取締役会のメンバーを現在の12人から15人に増やす議案の決議も行う。候補者のリストには、ほかにスー・Y・ナビ(Sue Y. Nabi)=コティ(COTY)CEO、ジェフロイ・ヴァン・ラムドンク(Geoffroy van Raemdonck)前ニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)CEO、フランソワ・アンリ・ベナミアス(Francois Henry Bennahmias)前オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)CEOらの名前が挙げられている。

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「アシックス スポーツスタイル」から国井栄之が手掛けた新作スニーカー 黒豹に着想

「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」は4月5日、東京・上野のスニーカーショップ「ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)」でクリエイティブ・ディレクターを務める国井栄之とコラボレーションしたスニーカー“ゲルライトⅢ OG GTX ゴアテックス 黒豹(GEL-LYTE Ⅲ OG GTX GORE-TEX 黒豹)”(2万6400円)を発売する。「アシックス」の公式オンラインストア及び直営店、「ミタスニーカーズ」などで取り扱う。

本アイテムは、2024年7月にスタートした「アシックス スポーツスタイル」と国井氏による日本発信のスペシャルプロジェクトの最終弾となる。

伝統とモダンのバランスを追求したデザイン

ボディーカラーには、2010年に発売した黒豹がテーマの“ゲルライトⅢ OG GTX”と、17年に発売した“ゲルマイ(GEL-MAI)のデザインコンセプトを踏襲した色味を採用。都会的なムードを醸し出すモノトーンでまとめながら、レオパード柄のプリントを施したナイロンと鮮やかな色彩のヒールタブでアクセントを加えた。

優れた防水透湿性を発揮するゴアテックス(GORE-TEX)を搭載するほか、ジップ仕様の“スプリットタン”やキルティング、TPUメッシュ、プルタブ、パイピング、金網に“東京改”を組み合わせたグラフィック入りインナーソールなど、同店コラボ馴染みのディテールを散りばめた。サイズは23.0〜29.0、30.0cmで展開する。

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敏腕PRディレクター南奈未が説くファッション業界の道標 【PR職の流儀】

PROFILE: 南奈未

南奈未
PROFILE: (みなみ・なみ)アメリカの大学でマーケティングを専攻し卒業。米国や日本にて外資系企業などを経て、クリスチャン・ディオールに入社。その後ダミアーニ、ドルチェ&ガッバーナに転職。2004年に「ルイ・ヴィトン」で、ウィメンズとメンズのPRを担当。12年、マイケル・コースのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーに就任。17年、ドルチェ&ガッバーナに復職し、PR&コミュニケーション ディレクターに就く。24年10月退職 PHOTO:MAKOTO NAKAGAWA(magNese) HAIR&MAKE UP:KIKKU(Chrysanthemum)
ファッション業界において、花形職とされるPR。そのトップに就くPRディレクターは、ブランドの“縁の下の力持ち”や“影の立役者”として認識されるほど、目立たずともブランドの大きな役割と責任を担っている。特にラグジュアリーブランドにおいては、常にVIP顧客やメディア、デザイナーやチームの中核的存在だ。交渉術やコミュニケーション能力も必要とされる。南奈未さんは約20年間、ファッションシーンをリードする数々の海外ブランドの日本法人のPRを統括。日本はもちろん、グローバルでその手腕を発揮してきた言わずと知れた人物だ。この10年でデジタルやマーケティングの概念が多様化する中、ファッションラグジュアリーの世界は大きく様変わりしているという。この連載では数回に分けて、南さんが培ってきたファッションPRの仕事そしてその裏側について語る。1回目は、ラグジュアリーPRという仕事の流儀について。

華やかなファッション業界の酸いも甘いも噛み分けて

まずは南さんのこれまでのキャリアから。アメリカの大学でマーケティングを専攻し、外資系企業などでキャリアをスタート。その後、フランスを代表するブランドである「クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)」(当時)から、ファッション業界に飛び込むことに。さらにイタリアの「ダミアーニ(DAMIANI)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でPRとしての経験を積み、2004年には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」に入社し、8年間ウィメンズとメンズのPRに。当時2000年頃はラグジュアリー業界でも黄金の時代と呼ばれ、多くのファッションブランドがメガイベントを日本で開催し輝いていた。「ルイ・ヴィトン」もシャンゼリゼのオープンやパリ以外で初めて行う東京夢の島公園でのファッションショー、アーティストとのコラボレーション等、業界でも先駆けとなるさまざまなプロジェクトを実現させ、前人未到の道を突き進んでいた。また、南さんに大きな影響を与えた日本における海外ラグジュアリーブランドPRの第一人者といわれる齋藤牧里さんに出会ったのもこの時。彼女から、本国と日本の架け橋となるPRのあり方やクリエイティブな仕事をする大切さを多く学んだ。

その後、12年に米国ニューヨークの「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」でPRのトップに就き、4年で日本での大幅なビジネス拡大およびブランド復活に貢献。17年、「ドルチェ&ガッバーナ」にPR&コミュニケーション ディレクターとして復帰。デザイナー来日による伊勢丹新宿本店やイタリア大使館でのファッションショーやTVアニメ「呪術廻戦」とのコラボレーションを実現し、デジタルキャンペーンをはじめ渋谷のど真ん中にポップアップを展開するマーケティング戦略など話題を呼んだ。TVアニメ「呪術廻戦」のキャラクターたちが「ドルチェ&ガッバーナ」の服を着た広告ビジュアルは、出版社の垣根を超えてオン/オフラインメデイアに掲載され、日本雑誌広告賞の経済産業大臣賞(グランプリ)を受賞した。

と、これまでの経歴を振り返ると華やかできらびやかなファッションシーンにおいて、すばらしいクリエイションに間近で触れながらも、その裏側で時にドキッと時にヒヤッとしながら、酸いも甘いも噛み分け、PRの修行を積んできてかれこれ20年。普段はなかなか知ることのできないラグジュアリーファッションの世界、そしてPRという仕事について南さんのキャリアから紐解いていく。

きらびやかな世界で“黒子”に徹する超多忙な日々

南奈未:フランスの代表的ブランド「ルイ・ヴィトン」は、いわゆる最高峰を指すラグジュアリーブランドと呼ばれていて、世界中に多くのファンを抱え、夢や憧れを今もなお人々に与えていると思います。本国の基盤も大きく、店舗数や顧客数も多い分、企業としてもスケール感が異なり仕事もセグメントされていて上手に組織化されています。一方、規模やスケールが小さいブランドは、プロセスがスピーディーで風通しが良いのが利点ですが、ダブルワークやトリプルワークを担うことはよくあります。なので、これは「私の仕事ではないです」と明確な線引きは難しく、マルチタスクで常にブランドの立場に立って効率よく物事を進めないといけません。あとは信頼できる同じベクトルを持った少数精鋭チームを作ることも必須ですね。

デジタル施策を積極的に取り入れていた「マイケル・コース」では、PRや広告以外にもデジタルマーケティング、ソーシャルやイベントの企画などのさまざまな業務を担っていました。入社した時は「ルイ・ヴィトン」と売り上げも文化も何もかもが違いすぎて苦労しましたが、本社の人たちも聞く耳は持っていて、協力的だったのが救いでした。日本ではまだ珍しかったSNSを使った取り組みを仕掛け、デザイナーのマイケル・コース本人(Michael Kors)や当時日本で女神級に人気だったモデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)が来日して、ファッションメディア以外にテレビ局も(NHK以外全部来た気がする……)大々的に取り上げていただきました。当時は会場の確認からメディアやインフルエンサーのアテンド、本国チームやプロダクションとのやりとりまで、全てが終わるまで気が抜けなかったのを今でも鮮明に覚えています。終わった瞬間、ホテルのエレベーターに倒れ込んだこともまだ記憶に新しいほど(笑)。でもそれをキッカケに“王道セレブから注目されているブランド”のイメージが印象づき順調に売れていった気がします。チーム一丸となって同じ方向を向いた結果ですね。

PRは基本的に裏方に徹する存在。華やかな世界の舞台裏で、主役は常にブランドであり、デザイナーのクリエイション。私たちは5分ごとに起こる“事件”に日々葛藤し、対応しなければなりません。そのために日ごろからチーム力を育て、方向性の是非を嗅ぎ分けたり、瞬時に決断が出来るよう判断力を養い、ブランドを良くすることに手間暇を惜しまない。最も大切なのは、自分がそのブランドの一番のファンでいること。下積み時代からそうした黒子の役割を教えられてきましたが、それは今も変わらないこと。多言語を話せて、海外でのマナーを知っていることも大切ですが当たり前のことを、相手の立場になって考えることをプロとしてできること。それこそが、PRとしての何より重要な仕事だと心得ています。

ブランドは街や歴史など人々の暮らしを通して理解する

同じファッションというフィールドとはいえ、国ごとに歴史も文化もトレンドも異なります。PRとして最初のステップは、ブランドを包括的に知ること。直近の業績からプレスリリース、経営陣やデザイナーのインタビュー記事、同僚からの情報まで、ブランドの最新動向を熟知することはもちろん、ブランドの会社や文化をいちはやく体得する、仲間として認めてもらうことが大切なのかもしれません。今向き合うべきブランドがどんな文化や背景で出来上がったのかを知る為に、滞在中に一人で街を散策し、タクシーや地下鉄に乗り、話題のレストランなどに行く。その拠点の空気を吸って、頭と体で体験することは必ず実行しています。

「ドルチェ&ガッバーナ」に移ったときも、世界最大の司教区といわれるミラノのドゥオーモ(大聖堂)を訪れました。隣接している博物館では、ラピス石の顔料を用いた繊細なテクニックを要する絵画や、キラキラの宝石や金をふんだんに使った美しい福音書のカバーを見て、ものすごく感動したんです。デザイナー2人が、イタリアの文化や伝統的なクラフツマンシップの精神に通ずるハンドメードの技術を長年大事にしてきたことに理解を深めることができましたね。

刺激と自由の感性に満ちた街、ニューヨークでもそう。どうしてサラダのためにあんなに並ぶの?じゃあ並んでみよう。って、現地の人と同じことをとにかく体験してみます。ブランドが発祥の地でどのような環境や風土で育ち、どう支持されているのか。その土地の人々や暮らしについて体験し、知識を深めネットで調べても実感できないブランドの魅力を再発見していきます。

やりたいことをただ主張してはダメ。本国チームとの理解と連携が大事

スタッフの仕事の進め方も国によって結構違うんですよね。儀礼的な日本やビジネス文化のアメリカの場合、ミーティングが始まればすぐに本題に入ります。一方でヨーロッパは、まず信頼関係を築くことから。初顔合わせなら自己紹介やこれまでの経歴など、その人のパーソナリティーを知ることを優先にしています。年数回の対面ミーティングでも、メンバーの近況を聞くウォーミングアップの時間をあえて設けることで、仕事を円滑に進めやすいし、パフォーマンス力も高まりやすいなと感じます。信頼関係構築の近道はイベントや大きなプロジェクトで同じ苦労を共にすることですね。大変なことを乗り越える中で互いに思いやること、そして私や日本チームのみんなを仲間として認めてもらうことが、PRディレクターとしても大事な立ち位置になるし、日本の存在感も高めていく重要なアプローチになります。

国によってファッションショーやイベントの枠組、プロモーションの考え方も違います。日本発信の企画について本国チームの了承を得ることは、PRにとって大きなミッション。例えば、渋谷のスクランブル交差点で大型広告を打ち出そうとするなら、ニューヨーカーにとって想像し易いタイムズスクエアを例に説明したりしたことも。どうしてもカルチャーや面白さの捉え方の相違はあるし、前例のないことを提案するので、何らかの壁はあります。私たちの主張やアイデアを一方的に伝えるよりも、分かりやすい例えを交えて相手の立場になりながら、短時間で理解を深めて進めていきます。ただやりたいことを主張してはダメ。各国のカルチャートレンドやマーケティングの観点の違いを念頭に、ブランドを盛り上げたいという思いがつながれば、それまでにないシナジーも生めるはず。経験も必要だけど、同僚に共通したランゲージと感覚を持っている人を見つけられるかが、同じベクトルで仕事をする上ですごく大事なことだと思っているんです。

他国メンバーとの信頼関係の話でいうと、ファッションショーのような緊張と楽しさが入り混じるドタバタの1日は、同僚のサポートのおかげで“命拾い”するようなトラブル回避もたくさんありました。例えば自国のセレブをショーに招待するとき、どうしても本国メンバーが彼らの顔を認知していなくて、ショー会場入り口のセキュリティゲートをなかなか通れないなんてことも。そうした時に、「奈未のゲストだから」とすぐにフォローしてくれて助かった!終始バタバタとしている会場で、少しでもトラブルを増やしたくないのはみんなの願い(笑)。ニューヨークでは、ショーのスタッフにインターン生がつくことも多くて、当時、大御所の元仏「ヴォーグ(VOGUE)」編集長だったカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)を認識できない若いスタッフが会場入口で彼女を足止めしているなんてことがあって、さあ大変!それほどの著名人なら、インビテーションを持っていなくても“顔パス”ですぐに通すのが、PRのお作法なんです。UK担当者にトランシーバーで連絡をすると、可哀想に血相を変えて入口に向かって全力疾走してました。ヒヤヒヤしながらも楽しいエピソードもありますよ。それはまた次回に。

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敏腕PRディレクター南奈未が説くファッション業界の道標 【PR職の流儀】

PROFILE: 南奈未

南奈未
PROFILE: (みなみ・なみ)アメリカの大学でマーケティングを専攻し卒業。米国や日本にて外資系企業などを経て、クリスチャン・ディオールに入社。その後ダミアーニ、ドルチェ&ガッバーナに転職。2004年に「ルイ・ヴィトン」で、ウィメンズとメンズのPRを担当。12年、マイケル・コースのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーに就任。17年、ドルチェ&ガッバーナに復職し、PR&コミュニケーション ディレクターに就く。24年10月退職 PHOTO:MAKOTO NAKAGAWA(magNese) HAIR&MAKE UP:KIKKU(Chrysanthemum)
ファッション業界において、花形職とされるPR。そのトップに就くPRディレクターは、ブランドの“縁の下の力持ち”や“影の立役者”として認識されるほど、目立たずともブランドの大きな役割と責任を担っている。特にラグジュアリーブランドにおいては、常にVIP顧客やメディア、デザイナーやチームの中核的存在だ。交渉術やコミュニケーション能力も必要とされる。南奈未さんは約20年間、ファッションシーンをリードする数々の海外ブランドの日本法人のPRを統括。日本はもちろん、グローバルでその手腕を発揮してきた言わずと知れた人物だ。この10年でデジタルやマーケティングの概念が多様化する中、ファッションラグジュアリーの世界は大きく様変わりしているという。この連載では数回に分けて、南さんが培ってきたファッションPRの仕事そしてその裏側について語る。1回目は、ラグジュアリーPRという仕事の流儀について。

華やかなファッション業界の酸いも甘いも噛み分けて

まずは南さんのこれまでのキャリアから。アメリカの大学でマーケティングを専攻し、外資系企業などでキャリアをスタート。その後、フランスを代表するブランドである「クリスチャン・ディオール(CHRISTIAN DIOR)」(当時)から、ファッション業界に飛び込むことに。さらにイタリアの「ダミアーニ(DAMIANI)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でPRとしての経験を積み、2004年には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」に入社し、8年間ウィメンズとメンズのPRに。当時2000年頃はラグジュアリー業界でも黄金の時代と呼ばれ、多くのファッションブランドがメガイベントを日本で開催し輝いていた。「ルイ・ヴィトン」もシャンゼリゼのオープンやパリ以外で初めて行う東京夢の島公園でのファッションショー、アーティストとのコラボレーション等、業界でも先駆けとなるさまざまなプロジェクトを実現させ、前人未到の道を突き進んでいた。また、南さんに大きな影響を与えた日本における海外ラグジュアリーブランドPRの第一人者といわれる齋藤牧里さんに出会ったのもこの時。彼女から、本国と日本の架け橋となるPRのあり方やクリエイティブな仕事をする大切さを多く学んだ。

その後、12年に米国ニューヨークの「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」でPRのトップに就き、4年で日本での大幅なビジネス拡大およびブランド復活に貢献。17年、「ドルチェ&ガッバーナ」にPR&コミュニケーション ディレクターとして復帰。デザイナー来日による伊勢丹新宿本店やイタリア大使館でのファッションショーやTVアニメ「呪術廻戦」とのコラボレーションを実現し、デジタルキャンペーンをはじめ渋谷のど真ん中にポップアップを展開するマーケティング戦略など話題を呼んだ。TVアニメ「呪術廻戦」のキャラクターたちが「ドルチェ&ガッバーナ」の服を着た広告ビジュアルは、出版社の垣根を超えてオン/オフラインメデイアに掲載され、日本雑誌広告賞の経済産業大臣賞(グランプリ)を受賞した。

と、これまでの経歴を振り返ると華やかできらびやかなファッションシーンにおいて、すばらしいクリエイションに間近で触れながらも、その裏側で時にドキッと時にヒヤッとしながら、酸いも甘いも噛み分け、PRの修行を積んできてかれこれ20年。普段はなかなか知ることのできないラグジュアリーファッションの世界、そしてPRという仕事について南さんのキャリアから紐解いていく。

きらびやかな世界で“黒子”に徹する超多忙な日々

南奈未:フランスの代表的ブランド「ルイ・ヴィトン」は、いわゆる最高峰を指すラグジュアリーブランドと呼ばれていて、世界中に多くのファンを抱え、夢や憧れを今もなお人々に与えていると思います。本国の基盤も大きく、店舗数や顧客数も多い分、企業としてもスケール感が異なり仕事もセグメントされていて上手に組織化されています。一方、規模やスケールが小さいブランドは、プロセスがスピーディーで風通しが良いのが利点ですが、ダブルワークやトリプルワークを担うことはよくあります。なので、これは「私の仕事ではないです」と明確な線引きは難しく、マルチタスクで常にブランドの立場に立って効率よく物事を進めないといけません。あとは信頼できる同じベクトルを持った少数精鋭チームを作ることも必須ですね。

デジタル施策を積極的に取り入れていた「マイケル・コース」では、PRや広告以外にもデジタルマーケティング、ソーシャルやイベントの企画などのさまざまな業務を担っていました。入社した時は「ルイ・ヴィトン」と売り上げも文化も何もかもが違いすぎて苦労しましたが、本社の人たちも聞く耳は持っていて、協力的だったのが救いでした。日本ではまだ珍しかったSNSを使った取り組みを仕掛け、デザイナーのマイケル・コース本人(Michael Kors)や当時日本で女神級に人気だったモデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)が来日して、ファッションメディア以外にテレビ局も(NHK以外全部来た気がする……)大々的に取り上げていただきました。当時は会場の確認からメディアやインフルエンサーのアテンド、本国チームやプロダクションとのやりとりまで、全てが終わるまで気が抜けなかったのを今でも鮮明に覚えています。終わった瞬間、ホテルのエレベーターに倒れ込んだこともまだ記憶に新しいほど(笑)。でもそれをキッカケに“王道セレブから注目されているブランド”のイメージが印象づき順調に売れていった気がします。チーム一丸となって同じ方向を向いた結果ですね。

PRは基本的に裏方に徹する存在。華やかな世界の舞台裏で、主役は常にブランドであり、デザイナーのクリエイション。私たちは5分ごとに起こる“事件”に日々葛藤し、対応しなければなりません。そのために日ごろからチーム力を育て、方向性の是非を嗅ぎ分けたり、瞬時に決断が出来るよう判断力を養い、ブランドを良くすることに手間暇を惜しまない。最も大切なのは、自分がそのブランドの一番のファンでいること。下積み時代からそうした黒子の役割を教えられてきましたが、それは今も変わらないこと。多言語を話せて、海外でのマナーを知っていることも大切ですが当たり前のことを、相手の立場になって考えることをプロとしてできること。それこそが、PRとしての何より重要な仕事だと心得ています。

ブランドは街や歴史など人々の暮らしを通して理解する

同じファッションというフィールドとはいえ、国ごとに歴史も文化もトレンドも異なります。PRとして最初のステップは、ブランドを包括的に知ること。直近の業績からプレスリリース、経営陣やデザイナーのインタビュー記事、同僚からの情報まで、ブランドの最新動向を熟知することはもちろん、ブランドの会社や文化をいちはやく体得する、仲間として認めてもらうことが大切なのかもしれません。今向き合うべきブランドがどんな文化や背景で出来上がったのかを知る為に、滞在中に一人で街を散策し、タクシーや地下鉄に乗り、話題のレストランなどに行く。その拠点の空気を吸って、頭と体で体験することは必ず実行しています。

「ドルチェ&ガッバーナ」に移ったときも、世界最大の司教区といわれるミラノのドゥオーモ(大聖堂)を訪れました。隣接している博物館では、ラピス石の顔料を用いた繊細なテクニックを要する絵画や、キラキラの宝石や金をふんだんに使った美しい福音書のカバーを見て、ものすごく感動したんです。デザイナー2人が、イタリアの文化や伝統的なクラフツマンシップの精神に通ずるハンドメードの技術を長年大事にしてきたことに理解を深めることができましたね。

刺激と自由の感性に満ちた街、ニューヨークでもそう。どうしてサラダのためにあんなに並ぶの?じゃあ並んでみよう。って、現地の人と同じことをとにかく体験してみます。ブランドが発祥の地でどのような環境や風土で育ち、どう支持されているのか。その土地の人々や暮らしについて体験し、知識を深めネットで調べても実感できないブランドの魅力を再発見していきます。

やりたいことをただ主張してはダメ。本国チームとの理解と連携が大事

スタッフの仕事の進め方も国によって結構違うんですよね。儀礼的な日本やビジネス文化のアメリカの場合、ミーティングが始まればすぐに本題に入ります。一方でヨーロッパは、まず信頼関係を築くことから。初顔合わせなら自己紹介やこれまでの経歴など、その人のパーソナリティーを知ることを優先にしています。年数回の対面ミーティングでも、メンバーの近況を聞くウォーミングアップの時間をあえて設けることで、仕事を円滑に進めやすいし、パフォーマンス力も高まりやすいなと感じます。信頼関係構築の近道はイベントや大きなプロジェクトで同じ苦労を共にすることですね。大変なことを乗り越える中で互いに思いやること、そして私や日本チームのみんなを仲間として認めてもらうことが、PRディレクターとしても大事な立ち位置になるし、日本の存在感も高めていく重要なアプローチになります。

国によってファッションショーやイベントの枠組、プロモーションの考え方も違います。日本発信の企画について本国チームの了承を得ることは、PRにとって大きなミッション。例えば、渋谷のスクランブル交差点で大型広告を打ち出そうとするなら、ニューヨーカーにとって想像し易いタイムズスクエアを例に説明したりしたことも。どうしてもカルチャーや面白さの捉え方の相違はあるし、前例のないことを提案するので、何らかの壁はあります。私たちの主張やアイデアを一方的に伝えるよりも、分かりやすい例えを交えて相手の立場になりながら、短時間で理解を深めて進めていきます。ただやりたいことを主張してはダメ。各国のカルチャートレンドやマーケティングの観点の違いを念頭に、ブランドを盛り上げたいという思いがつながれば、それまでにないシナジーも生めるはず。経験も必要だけど、同僚に共通したランゲージと感覚を持っている人を見つけられるかが、同じベクトルで仕事をする上ですごく大事なことだと思っているんです。

他国メンバーとの信頼関係の話でいうと、ファッションショーのような緊張と楽しさが入り混じるドタバタの1日は、同僚のサポートのおかげで“命拾い”するようなトラブル回避もたくさんありました。例えば自国のセレブをショーに招待するとき、どうしても本国メンバーが彼らの顔を認知していなくて、ショー会場入り口のセキュリティゲートをなかなか通れないなんてことも。そうした時に、「奈未のゲストだから」とすぐにフォローしてくれて助かった!終始バタバタとしている会場で、少しでもトラブルを増やしたくないのはみんなの願い(笑)。ニューヨークでは、ショーのスタッフにインターン生がつくことも多くて、当時、大御所の元仏「ヴォーグ(VOGUE)」編集長だったカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)を認識できない若いスタッフが会場入口で彼女を足止めしているなんてことがあって、さあ大変!それほどの著名人なら、インビテーションを持っていなくても“顔パス”ですぐに通すのが、PRのお作法なんです。UK担当者にトランシーバーで連絡をすると、可哀想に血相を変えて入口に向かって全力疾走してました。ヒヤヒヤしながらも楽しいエピソードもありますよ。それはまた次回に。

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「タトラス」の人気“パールホワイト”コレクションが今年も登場 アウターやワンピースなど全19型

「タトラス(TATRAS)」は3月28日、ウィメンズ向けのカプセルコレクション“パールコレクション”を発売した。パールホワイトを着想源に、洗練されたホワイトカラーに特化した全19型をそろえる。直営店と公式ECサイトで販売中だ。

毎年人気の同コレクションは今回で3シーズン目を迎え、春夏では初となる。特別ながらも普遍的なパールが持つ優しさや柔らかさ、強さをアパレルアイテムに落とし込み、「タトラス」が考えるスポーティーとラグジュアリーを融合した都会的なコレクションに仕上げた。シンプルな中にも優雅な気品を感じとることができる、洗練されたエレガンスを提案している。

メインアイテムのアウター(17万6000円)は、コレクションを象徴するクラシックなイタリアンレースをモチーフに、オリジナルデザインで構築。定番のモッズコートに大胆なギャザーをたっぷりと施し、長めの着丈とオーバーシルエットに仕立てることで、メンズライクな雰囲気を演出した。ほか、ナイロンとレースを取り入れ軽快さと上品さを兼ね備えたワンピース(8万3600円)や、生地のハリ感を活かしたリラックス感のあるワイドパンツ(4万8400円)などを販売する。

今回は、パールが際立つスペシャルなアクセサリーも登場する。イミテーションパールがエレガントなアクセントを添えるマクラメレースストール(8万8000円)と、職人の手仕事によって丁寧に編み上げられたパールビーズ付きのつけ衿(11万円)を用意した。アウターやTシャツなどのさまざまなアイテムと相性が良く、コーディネートに1点加えるだけでワンランク上のスタイルが完成する。


問い合わせ先
タトラス 銀座
03-6228-7770

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究極のアートウオッチ「ジャケ・ドロー」日本事業終了の背景 時計熱はまだ高い中、なぜ?

「オメガ(OMEGA)」や「ブレゲ(BREGUET)」「ブランパン(BLANCPAIN)」「ロンジン(LONGINES)」「ティソ(TISSOT)」など、19の時計ブランドを傘下に置く世界最大の時計スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が3月26日、最もハイエンドな時計ブランドのひとつ「ジャケ・ドロー(JAQUET DORZ)」の、2002年から続けてきた日本における事業終了を発表した。この決定の背景には何があるのか。筆者は1990年代のインベストコープ(INVESTCORP)によるブランド復興、2000年のスウォッチ グループによるブランド買収から一貫してウォッチしてきたので、撤退に至った理由を考察してみたい。

「ジャケ・ドロー」は、オートマタで
究極のウオッチアートを追求

「ジャケ・ドロー」は、時計の歴史に燦然と輝くブランドだ。創業者のピエール=ジャケ・ドロー(Pierre Jaquet-Droz)と息子のアンリ=ルイ(Henri-Louis)は、時計史上最高の天才時計師アブラアン=ルイ・ブレゲ(Abraham-Louis Breguet)と並び称せられる存在。1738年、わずか17歳でピエール・ジャケ・ドローは故郷ラ・ショー・ド・フォンに自身最初の時計工房を設立。精巧なグランドファーザークロックの製作を出発点に、息子アンリ=ルイとジャン=フレデリック・レショー(Jean-Frederic Leschot)と共に、人を驚かせ感動させる仕掛けを備えた芸術的な時計、オートマタ(自動人形=機械仕掛けの人形やからくり装置)でヨーロッパの王侯貴族から絶大な人気と信頼を得て、不動の名声を確立した。中でも74年に発表した、ぜんまいと歯車で動く人間型オートマタ「ライター」(文字を書く)と「ドローイングマン」(絵を書く)、「ミュージシャン」(音楽を演奏する)は、世界の技術史、工芸史に残る傑作として人々を魅了し続けている。

ただ89年のフランス革命勃発直後に続いたジャケ・ドロー父子の相次ぐ死などで、19世紀から20世紀までブランドは約200年間休眠状態に。しかし、「ブレゲ」を復活・再生させた実績を持つフランソワ・ボデ(Francois Bodet)氏とインベストコープの資金力で1989年、「ジャケ・ドロー」は復活を果たす。そして2000年にスウォッチ グループ傘下となって以降、価格戦略は幾度か変更されたが、この数年は“パイヨンエナメル”のようなエナメル装飾の最高峰技術を活用した腕時計や、ぜんまいで駆動する微小なエアポンプと笛で鳥の鳴き声を、ゴールドやエナメル装飾で動く鳥の姿を再現した「シンギングバード」ウオッチなど、創業者が得意としたオートマタ機構を腕時計に組み込んだ超絶モデルで“ウオッチアート”の究極を追求。特にここ数年はローリング・ストーンズ(Rolling Stones)やボン・ジョヴィ(Bon Jovi)らのミュージシャンと彼らの音楽をテーマにしたオートマタウオッチが一般の人々の間でも話題となった。

「ジャケ・ドロー」終了
考えられる3つの理由

その中で突然の、日本での事業終了には誰もが驚いたはず。ただ筆者は2021年にブランドの運営体制が代わってから、「もしかしたら」と考えていた。今回の決断には、おそらく3つの背景がある。

ひとつの背景は、主力市場である中国を筆頭に起きている高級時計の景気後退によるスウォッチ グループの厳しい事業状況だ。固定為替レートでのグループの2024年度の総売上高は、前年比マイナス14.6%。時計・宝飾品部門(生産部門を除く)は、売上高が大幅に減少し、それに伴い営業利益率も10.6%と前年度の17.2%と比べて低水準となった。その中でも特に深刻なのは「ブレゲ」「ブランパン」など、傘下の中でも高級な時計宝飾ブランドの不振だ。同様かそれ以上のポジションに位置する「ジャケ・ドロー」の事業終了は、この高級時計ブランド不振に対する対応策、世界的な事業展開の見直し、経費削減の一貫だと考えられる。

もうひとつの背景。それは「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」「リシャール・ミル(RICHARD MILLE)」など、一部の超高級時計ブランドで進んでいる卸売りから直営ブティックへと転換する戦略。さらにもうひとつがネット社会の発展で起きているD to C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)というビジネススタイルの導入だ。

最低でも数百万円、主力製品は1000万円を超え、生産数の少ない時計ブランドは常に品薄状態。そこでブランドロイヤリティが高い顧客、常に新作を待ち望み継続的に購入する顧客が育っている高級時計ブランドでは、新規顧客の開拓は常に必要だとしても、富裕層へのダイレクトなマーケティング&セールスが主体になっている。

「ジャケ・ドロー」も21年にアラン・デラムラ(Alain Delamuraz)がCEOに就任してから、リテールビジネス部門を廃止し、100万円台のエントリーラインのコレクションを廃止。スイスのラ・ショー・ド・フォンにあるジャケ・ドローのマニュファクチュールと顧客がダイレクトにつながり、顧客と工房が共同でユニークピースを作り出していくという新しい方向性を打ち出してきた。

DTC環境では、実店舗や各国ごとの事業部門は必ずしも必要ではない。ふだんの顧客対応は基本デジタルで行い、リアルなマーケティング&セールスは年に数回の特別展示会や、顧客へのダイレクトなプレゼンテーションを行う体制にすれば、日本での事業本部は不要ともいえる。今回の事業終了宣言は、本社直轄のD to C体制への移行宣言だろう。

日本では「オメガ」「ロンジン」
「ハリー・ウィンストン」など好調

「ジャケ・ドロー」の日本における事業は終了するが、スウォッチ グループ全体が低調とは限らない。

024年度の年次報告書によれば、米国、日本、インド、中東の主要市場は、現地通貨ベースで過去最高の売上高を達成しているし、中国に次ぐ最大の時計市場である米国では「オメガ」「ロンジン」「スウォッチ(SWATCH)」が好調で、「ティソ」は初めて1億ドル(約150億円)の売り上げを超えた。またスイス時計にとって3番目に大きな輸出市場の日本では「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」「オメガ」「ロンジン」「ティソ」が特に好調で、2ケタ台の高い成長を達成している。

日本を筆頭に世界の時計市場は今、世界的な景気後退の影響で、販売の主体は従来よりも価格が低い時計ブランドに移っている。加えて時代を超越したクラシックデザインで、プライス・パフォーマンスが高い、価格以上の価値がある時計ブランドにシフトしている。そのシフト先になっているのが「ロンジン」と「ティソ」だ。また「オメガ」も伝統的なスタイルと最も先進的なメカニズムを両立したブランドとして高い評価を受け、やはり価格以上の価値を実現している。高級ブランドの「ブレゲ」と「ブランパン」は不振だが、落ち込みは全世界的には大きくない。「ブランパン」は「スウォッチ」とのコラボでは成功している。

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「アダム エ ロペ」が「ラコステ」に別注 アイコニックなポロシャツやTシャツを発売 

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は4月25日、「ラコステ(LACOSTE)」と制作した別注のポロシャツやTシャツを発売する。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始しており、オンラインでの配送は5月中旬頃を予定している。

ウィメンズ

ウィメンズは、メンズのサイジングをベースにオリジナルパターンで制作したポロシャツ2種(各2万900円)をラインアップ。「アダム エ ロペ」だけの配色のボーダー柄は、シックさとクリーンさを兼ね備えたカラーリングで、クリーム、ブルー、ボルドーの3色を用意する。無地のポロシャツは、ゆったりとしたシルエットながら、少し短めの着丈で仕上げ、ラコステ社シーズンカラーの中から春らしいピンクと、モードにも仕上がるチャコールの2色をセレクトした。

メンズ

 

メンズは、ウィメンズと同じボーダー柄のTシャツ(各1万4300円)を、春らしいエクリュと涼しげなサックス、シックなボルドーの3色で用意する。

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「アダム エ ロペ」が「ラコステ」に別注 アイコニックなポロシャツやTシャツを発売 

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は4月25日、「ラコステ(LACOSTE)」と制作した別注のポロシャツやTシャツを発売する。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始しており、オンラインでの配送は5月中旬頃を予定している。

ウィメンズ

ウィメンズは、メンズのサイジングをベースにオリジナルパターンで制作したポロシャツ2種(各2万900円)をラインアップ。「アダム エ ロペ」だけの配色のボーダー柄は、シックさとクリーンさを兼ね備えたカラーリングで、クリーム、ブルー、ボルドーの3色を用意する。無地のポロシャツは、ゆったりとしたシルエットながら、少し短めの着丈で仕上げ、ラコステ社シーズンカラーの中から春らしいピンクと、モードにも仕上がるチャコールの2色をセレクトした。

メンズ

 

メンズは、ウィメンズと同じボーダー柄のTシャツ(各1万4300円)を、春らしいエクリュと涼しげなサックス、シックなボルドーの3色で用意する。

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「ロアリブ」“お米が主役”のエイジングスキンケアラインを発売 構想から3年、生産者の思いを紡ぐ

「ロアリブ(ROALIV)」は、オーガニック米のパワーを取り入れた新エイジングケアシリーズ“ジェネラス”を発売する。4月24日に拭き取り用先行乳液(150mL、5500円)、化粧水(200mL、5500円)、クリーム(50g、7150円)の3品が登場する。

“GE コンストラクトリファイナー”(150mL、5500円)は拭き取り用の先行乳液で、角質ケアをかなえてハリのある艶肌に導く。コットンに2プッシュほど出し拭き取ることで、硬くなった肌を柔らかくときほぐし、次に使用するスキンケアアイテムの浸透をサポートする。“GE アドバンテージハイドレーター”(200mL、5500円)は、潤い保持を助けるヒト型セラミド3種を配合した化粧水。しっとりとした濃密なテクスチャーながらも、肌にすっとなじむ使用感が特徴だ。“GE アドバンテージコンク”(50g、7150円)は、リッチな使用感の朝夜兼用のフェイスクリームで、エイジングケアに大切な潤い保持成分をぜいたくに取り入れ、ハリ不足などにアプローチする。

香りは、使うたびに深呼吸したくなるようなグリーンフローラルムスク“コンフォートセンツ”の香りを採用した。

岩手県一関市で出合った
「オーガニックコメヌカ水」と「コメ発酵液」

構想から3年を経て完成した“ジェネラス”シリーズ。吹附由里子(たづき・ゆりこ)「ロアリブ」ブランドプロデューサーは開発にあたり核となる素材探しからスタート。辿り着いたのは岩手県一関市だった。

有機米農家・小島幸喜さんのオーガニック米から蒸留&抽出した「オーガニックコメヌカ水」と、創業108年の歴史を持つ磐乃井酒造の杜氏・佐藤竜矢さんが作る「コメ発酵液」に出合い、これらをシリーズ共通の化粧品原料として配合した。吹附ブランドプロデューサーも実際一関市に出向き、小島さん指導のもと、オーガニック米の田植えや稲刈りを体験。こういった取り組みを通じて生産者の思いを受け取り、製品化に挑んだそう。

“ジェネラス”シリーズは、化粧品製造において欠かせない水をこの「オーガニックコメヌカ水」に置き換えて処方を組んだ。コメヌカは、バリア機能の向上やターンオーバーの促進などをサポートする役割を果たすため、さまざまな悩みを抱える大人肌に広くアプローチする。

ほかにも自社オリジナル原料のハナマスエキスや、ブランドのキー成分である北海道のアカシアハチミツなどの9種の共通成分を配合し、確かな“効果実感”を目指した。

パッケージは重厚感のあるマットなグレーブラックで勝負

「ロアリブ」はこれまで白を基調としたパッケージが特徴だったが、今回のシリーズは一味違う。「『ロアリブ』は元々、『ハニーロア』というブランド名であり、2024年11月にジェンダーレスなビューティブランドとしてリブランディングした。今回はそんなブランドコンセプトを象徴するような、男性も気軽に手に取ってもらえるマットなグレーブラックカラーを採用した。重厚感のある装いながらも、手になじむ質感に仕上げた」と、吹附ブランドプロデューサー。容器にバイオマスプラスチックを一部使用し、サステナブルも意識している。

今後もスキンケアカテゴリーに注力し、“ジェネラス”シリーズの製品ラインアップ拡充はもちろんのこと、新シリーズの開発も検討しているという。

製品一覧

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ナイキと巨人が女子のスポーツ活動を助成 ロールモデルにイモトアヤコや田中美羽選手ら 

ナイキは2025年、読売巨人軍(以下、ジャイアンツ)と協同し、「スポーツを通じて子どもたち、特に女の子を助成する」(発表資料から)プログラムとして、「KARADAKARA(カラダカラ)」をスタートする。3月28日に東京ドームで行われたジャイアンツの開幕戦(対ヤクルト)で、プログラムを発表。同プログラムの「ロールモデル」を務める、ジャイアンツ所属の田中美羽選手、タレントのイモトアヤコさん、「エテ」のオーナーシェフの庄司夏子さんが、開幕戦前のファーストピッチに登場した。

「KARADAKARA」は、体を動かすことを通じて、子どもたちの成長をサポートする活動を行っている団体に対する助成プログラム。「女の子をはじめ、すべての子どもたちがスポーツの喜びを知り、心身共に健やかに育つための機会や環境作りを応援する」ことを目的とする。3月28日から助成への応募をウェブ上で開始しており、締め切りは5月17日17時。

助成対象とするのは、東京都に主な事務所を置く、2年以上の活動実績のある民間非営利団体の活動。未就学児や保護者、小中高などに運動機会を提供するプロジェクトのほか、スポーツハラスメント防止のための指導者向けプログラムも対象とする。審査のうえ、1件につき50万〜250万円の助成を実施する。応募基準などの詳細はウェブ上で公表している。助成に関する実務は日本NPOセンターが協力している。

ファーストピッチに登場した3人は、囲み取材にも対応。田中選手は「小さなころから野球を通して、できないことができるようになる喜びを体験し、できないことにもチャレンジしようという気持ちが湧いたし、仲間とプレーすることのすばらしさを知った。中学、高校に入学すると女子だけで野球をする環境がなくなったが、それでも野球が好きで続けてきた。今回のプロジェクトを通して、私にとっての野球のようなスポーツに、みんなが出合える環境作りをしていきたい」とコメント。

陸上部やハンドボール部を経験したというイモトさんは、「仕事では過酷なこともあるが、小中高と厳しい運動部できたえられてきたから、自分を鼓舞できる。一口に運動といってもいろいろあるから、自分は運動が苦手と思い込まず、まずやってみてほしい」、テニス部出身という庄司さんは、「部活は目上の人と接する最初の機会。社会に出ると、目上の人と折衝していく機会は多い。大人になってから大切なことを、子どものころにスポーツの場で学ぶことができる」とコメントした。

同プロジェクトの「ロールモデル」は3人のほか、ブレイクダンサーでパリ五輪金メダリストのAMI(湯浅亜実)さんも務める。AMIさんは海外遠征のため欠席だった。ナイキはジャイアンツのオフィシャルパートナーであり、開幕戦はナイキの冠試合「NIKE DAY 2025」として開催した。

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ナイキと巨人が女子のスポーツ活動を助成 ロールモデルにイモトアヤコや田中美羽選手ら 

ナイキは2025年、読売巨人軍(以下、ジャイアンツ)と協同し、「スポーツを通じて子どもたち、特に女の子を助成する」(発表資料から)プログラムとして、「KARADAKARA(カラダカラ)」をスタートする。3月28日に東京ドームで行われたジャイアンツの開幕戦(対ヤクルト)で、プログラムを発表。同プログラムの「ロールモデル」を務める、ジャイアンツ所属の田中美羽選手、タレントのイモトアヤコさん、「エテ」のオーナーシェフの庄司夏子さんが、開幕戦前のファーストピッチに登場した。

「KARADAKARA」は、体を動かすことを通じて、子どもたちの成長をサポートする活動を行っている団体に対する助成プログラム。「女の子をはじめ、すべての子どもたちがスポーツの喜びを知り、心身共に健やかに育つための機会や環境作りを応援する」ことを目的とする。3月28日から助成への応募をウェブ上で開始しており、締め切りは5月17日17時。

助成対象とするのは、東京都に主な事務所を置く、2年以上の活動実績のある民間非営利団体の活動。未就学児や保護者、小中高などに運動機会を提供するプロジェクトのほか、スポーツハラスメント防止のための指導者向けプログラムも対象とする。審査のうえ、1件につき50万〜250万円の助成を実施する。応募基準などの詳細はウェブ上で公表している。助成に関する実務は日本NPOセンターが協力している。

ファーストピッチに登場した3人は、囲み取材にも対応。田中選手は「小さなころから野球を通して、できないことができるようになる喜びを体験し、できないことにもチャレンジしようという気持ちが湧いたし、仲間とプレーすることのすばらしさを知った。中学、高校に入学すると女子だけで野球をする環境がなくなったが、それでも野球が好きで続けてきた。今回のプロジェクトを通して、私にとっての野球のようなスポーツに、みんなが出合える環境作りをしていきたい」とコメント。

陸上部やハンドボール部を経験したというイモトさんは、「仕事では過酷なこともあるが、小中高と厳しい運動部できたえられてきたから、自分を鼓舞できる。一口に運動といってもいろいろあるから、自分は運動が苦手と思い込まず、まずやってみてほしい」、テニス部出身という庄司さんは、「部活は目上の人と接する最初の機会。社会に出ると、目上の人と折衝していく機会は多い。大人になってから大切なことを、子どものころにスポーツの場で学ぶことができる」とコメントした。

同プロジェクトの「ロールモデル」は3人のほか、ブレイクダンサーでパリ五輪金メダリストのAMI(湯浅亜実)さんも務める。AMIさんは海外遠征のため欠席だった。ナイキはジャイアンツのオフィシャルパートナーであり、開幕戦はナイキの冠試合「NIKE DAY 2025」として開催した。

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1位は、「ユニクロ」タマタカ店がロンハーマンとコラボしたTシャツ即日完売で急きょ追加生産 1人5点まで受注開始|週間アクセスランキング TOP10(3月20日〜26日)

1位は、「ユニクロ」タマタカ店がロンハーマンとコラボしたTシャツ即日完売で急きょ追加生産 1人5点まで受注開始|週間アクセスランキング TOP10(3月20日〜26日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月20日(木)〜3月26日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ユニクロ」タマタカ店がロンハーマンとコラボしたTシャツ即日完売で急きょ追加生産 1人5点まで受注開始

03月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、3月20日にオープンした「ユニクロ」タマタカ店限定で発売したロンハーマン(RON HERMAN)とコラボレーションしたTシャツが即日完売したことを受け、追加生産を行うことを発表した。3月21~28日までの期間、玉川髙島屋S・C 南館 1階プラザ口で、1人5点まで受注を受け付け、5月以降に商品を購入できる。受付をした全ての分を用意するという。なお、電話での注文は不可。オンラインストアでの販売はない。

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- 2位 -
「コンバース」×「グラフペーパー」 “ジャックパーセル”をベースにしたローファータイプのスニーカー発売

03月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」は3月29日、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボレーションし、“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”をベースにしたローファータイプのスニーカーを発売する。

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- 3位 -
「ジーユー」が「ロク」との2シーズン目のコラボを4月4日発売 メンズも仲間入り

03月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジーユー(GU)」は4月4日、ロック・ファン(Rok Hwang)が手掛ける「ロク(ROKH)」とのコラボレーションコレクションを発売する。2024年10月に発売したファーストシーズンに続く2シーズン目のコラボとなり、ウィメンズ14型に加え、今季はメンズ5型もそろえる。

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- 4位 -
「リーバイス」から1920年代の“ロット 201 ジーンズ”と“ロット 213 ジャケット”が復刻

03月25日公開 / 文・WWD STAFF

 「リーバイス(LEVI'S)」は3月28日、過去作を忠実復刻するコレクション“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI'S VINTAGE CLOTHING)”から1920年代の希少なシリーズを復刻した“ロット 213 ジャケット”(6万6000円)と“LVC 1920s ロット201 ジーン”(6万500円)を発売する。「リーバイス」原宿フラッグシップストア、新宿、大阪、京都で取り扱う。3月27日には、公式オンラインサイトで先行販売を行う。

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- 5位 -
ビームスが「セイコー プロスペックス」に別注した“モンスター”を300本限定発売 派手やかなカラーに

03月24日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームス(BEAMS)は4月18日、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチ“SBDY136”を発売する。価格は8万2500円、一部を除く全国のビームス店舗および、公式オンラインストアで扱う。また現在、オンラインでは予約を受付中だ。

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- 6位 -
横⼭健が「ヴァンズ」の“オールドスクール”のキャンペーンに登場 愛⽤カラーのネイビーを履いて

03月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ヴァンズ(VANS)」は、スニーカー“オールドスクール(OLD SKOOL)”のルーツを表現する「Feel Something New. - いま感じる新しさ。」キャンペーンで、Ken Yokoyama、Hi-STANDARDとして活動する横⼭健を起⽤した。

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- 7位 -
NewJeans改めNJZの活動休止で広告起用はどうなる? 花王「エッセンシャル」は現状継続

03月26日公開 / 文・本橋 涼介

 韓国のガールズグループ「NJZ(旧NewJeans)」が活動休止を宣言した。ファッション&ビューティ業界でも彼女たちを広告塔として起用している企業・ブランドは多くあり、今後のプロモーション戦略への影響は避けられない。

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- 8位 -
「ニューバランス」から“メイド イン USA”春夏コレクション “990”シリーズやウエアなど

03月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、“メイド イン USA(MADE IN USA)”春夏コレクションを3月27日から順次発売する。「ニューバランス」一部店舗および公式オンラインなどで販売する。

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- 9位 -
大谷翔平と村上隆が貢献 MLB東京シリーズでグッズ売り上げ約59億円を記録

03月24日公開 / 文・米国版WWD

 3月18・19日、東京ドームで、MLB開幕戦としてシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの「MLB東京シリーズ by グッゲンハイム(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)」が開催され、第1試合では、日本史上最多の視聴者数2500万人を記録した。これは2019年シリーズでの記録を1900万人以上上回り、2017年のワールドシリーズで行われたドジャース対ヒューストン・アストロズ第7試合の視聴者数2820万人に次ぐ記録だった。

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- 10位 -
「アナ スイ」とIS:SUEがコラボ もぎたて果実のようなリップティント発売に合わせ

03月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は“ティント ルージュ”(各3300円)新色発売に合わせ、ガールズグループIS:SUE(イッシュ)とコラボレーションを行う。IS:SUEのメンバーは新色を含めた全7色をポイントにしたメイクルックのモデルを務めるほか、4月30日からブランド公式オンラインやSNSを中心にさまざまな情報を公開していく。

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1位は、「ユニクロ」タマタカ店がロンハーマンとコラボしたTシャツ即日完売で急きょ追加生産 1人5点まで受注開始|週間アクセスランキング TOP10(3月20日〜26日)

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「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月20日(木)〜3月26日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ユニクロ」タマタカ店がロンハーマンとコラボしたTシャツ即日完売で急きょ追加生産 1人5点まで受注開始

03月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、3月20日にオープンした「ユニクロ」タマタカ店限定で発売したロンハーマン(RON HERMAN)とコラボレーションしたTシャツが即日完売したことを受け、追加生産を行うことを発表した。3月21~28日までの期間、玉川髙島屋S・C 南館 1階プラザ口で、1人5点まで受注を受け付け、5月以降に商品を購入できる。受付をした全ての分を用意するという。なお、電話での注文は不可。オンラインストアでの販売はない。

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- 2位 -
「コンバース」×「グラフペーパー」 “ジャックパーセル”をベースにしたローファータイプのスニーカー発売

03月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」は3月29日、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボレーションし、“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”をベースにしたローファータイプのスニーカーを発売する。

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- 3位 -
「ジーユー」が「ロク」との2シーズン目のコラボを4月4日発売 メンズも仲間入り

03月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジーユー(GU)」は4月4日、ロック・ファン(Rok Hwang)が手掛ける「ロク(ROKH)」とのコラボレーションコレクションを発売する。2024年10月に発売したファーストシーズンに続く2シーズン目のコラボとなり、ウィメンズ14型に加え、今季はメンズ5型もそろえる。

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- 4位 -
「リーバイス」から1920年代の“ロット 201 ジーンズ”と“ロット 213 ジャケット”が復刻

03月25日公開 / 文・WWD STAFF

 「リーバイス(LEVI'S)」は3月28日、過去作を忠実復刻するコレクション“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI'S VINTAGE CLOTHING)”から1920年代の希少なシリーズを復刻した“ロット 213 ジャケット”(6万6000円)と“LVC 1920s ロット201 ジーン”(6万500円)を発売する。「リーバイス」原宿フラッグシップストア、新宿、大阪、京都で取り扱う。3月27日には、公式オンラインサイトで先行販売を行う。

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- 5位 -
ビームスが「セイコー プロスペックス」に別注した“モンスター”を300本限定発売 派手やかなカラーに

03月24日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームス(BEAMS)は4月18日、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチ“SBDY136”を発売する。価格は8万2500円、一部を除く全国のビームス店舗および、公式オンラインストアで扱う。また現在、オンラインでは予約を受付中だ。

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- 6位 -
横⼭健が「ヴァンズ」の“オールドスクール”のキャンペーンに登場 愛⽤カラーのネイビーを履いて

03月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ヴァンズ(VANS)」は、スニーカー“オールドスクール(OLD SKOOL)”のルーツを表現する「Feel Something New. - いま感じる新しさ。」キャンペーンで、Ken Yokoyama、Hi-STANDARDとして活動する横⼭健を起⽤した。

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- 7位 -
NewJeans改めNJZの活動休止で広告起用はどうなる? 花王「エッセンシャル」は現状継続

03月26日公開 / 文・本橋 涼介

 韓国のガールズグループ「NJZ(旧NewJeans)」が活動休止を宣言した。ファッション&ビューティ業界でも彼女たちを広告塔として起用している企業・ブランドは多くあり、今後のプロモーション戦略への影響は避けられない。

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- 8位 -
「ニューバランス」から“メイド イン USA”春夏コレクション “990”シリーズやウエアなど

03月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、“メイド イン USA(MADE IN USA)”春夏コレクションを3月27日から順次発売する。「ニューバランス」一部店舗および公式オンラインなどで販売する。

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- 9位 -
大谷翔平と村上隆が貢献 MLB東京シリーズでグッズ売り上げ約59億円を記録

03月24日公開 / 文・米国版WWD

 3月18・19日、東京ドームで、MLB開幕戦としてシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの「MLB東京シリーズ by グッゲンハイム(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)」が開催され、第1試合では、日本史上最多の視聴者数2500万人を記録した。これは2019年シリーズでの記録を1900万人以上上回り、2017年のワールドシリーズで行われたドジャース対ヒューストン・アストロズ第7試合の視聴者数2820万人に次ぐ記録だった。

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- 10位 -
「アナ スイ」とIS:SUEがコラボ もぎたて果実のようなリップティント発売に合わせ

03月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は“ティント ルージュ”(各3300円)新色発売に合わせ、ガールズグループIS:SUE(イッシュ)とコラボレーションを行う。IS:SUEのメンバーは新色を含めた全7色をポイントにしたメイクルックのモデルを務めるほか、4月30日からブランド公式オンラインやSNSを中心にさまざまな情報を公開していく。

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「ディオール」「ジバンシイ」「カネボウ」の新リップでワンランク上の唇を! 今週発売のビューティーアイテム9選【3/31〜4/6】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月31〜4月6日に発売するアイテムを紹介します。今週は新メイクカラーが目白押し!「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップスティック”からはヌード&ローズの新10色が、「ジバンシイ(GIVENCHY)」は“ローズ・パーフェクト”から艶感とプランプ感を備えた新シリーズが登場します。「カネボウ(KANEBO)」からも、柔らかな仕上がりが長時間続く“ルージュスターブリーズ”と、生命感溢れる美容液ルージュの“ルージュスターヴァイブラント”からそれぞれ限定3色が登場。新たなカラーで唇を彩って。ほか、ブランドのアイコンであるデイジーをかたどった「マリークヮント(MARY QUANT)」6色チークパレットや「RMK」の単色アイシャドウも注目です。

【4月1日発売】
パーフェクトワンフォーカス
(PERFECT ONE FOCUS)

10種のビタミン配合のシートマスクが登場

「パーフェクトワンフォーカス(PERFECT ONE FOCUS)」は、“パーフェクトワンフォーカス VCチャージ スムースマスク”(7枚入り、880円)を発売する。同商品は、 APPSやナイアシンアミドなどの10種のビタミンをはじめ、毛穴ケアに効果的な成分を配合したシートマスク。乾燥が気になる肌や紫外線を浴びた肌に潤いを与える、

■商品詳細

“パーフェクトワンフォーカス VCチャージ スムースマスク”(7枚入り、880円)

【4月2日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

デイジー柄の限定チークパレット

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、ブランドのアイコンであるデイジーをかたどった6色チークパレット“チアリー カラーズ フォー チークス”を発売する。カラーは、華やかな血色感を与える“スウィート フラワー”、明るく生き生きとした印象を与える“ラディアント フラワー”、ピュアな透明感を宿す“ピュア フラワー”の全3種。

■商品詳細

“チアリー カラーズ フォー チークス”(全3種、各6050円)

【4月2日発売】
スリー
(THREE)

レモングラス精油配合の日焼け止め

「スリー(THREE)」は、熊本県南阿蘇産のオリジナルレモングラス精油配合のUVカットクリーム“バランシング プロテクティブ UV クリーム”を発売する。竹由来の強くしなやかなバンブーファイバーが“バンブーUVヴェール”を形成。紫外線や空気中の飛散物質などの外的刺激から肌を守り、乾燥や肌荒れを防ぐ。

■商品詳細

“バランシング プロテクティブ UV クリーム”[SPF40・PA+++ UV耐水性★★](30g、4620円)

【4月4日発売】
ジバンシイ
(GIVENCHY)

艶感と輝きにフォーカスした新シリーズリップ

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は、リップスティック“ローズ・パーフェクト”シリーズから艶感と輝きにフォーカスした新シリーズ“ローズ・パーフェクト・シャイン”を発売する。従来の高発色はそのままに、オイル・コンプレックスと、新処方のトリプル・コンプレックスを配合などを配合し艶感とプランプ感を備えた。

■商品詳細

“ローズ・パーフェクト・シャイン”(全9色、各5060円)

【4月4日発売】
RMK

3種の質感のアイシャドウ&マスカラ

「RMK」は、単色アイシャドウ“インフィニシェイド シングル アイシャドウ”を発売する。ほか、ミラー付きの“カスタム パレット”も登場。4つのパレットをセット可能で、アイシャドウやブラッシュを組み合わせることができる。なお同日、“羽のようなまつ毛”をかなえるマスカラ2種も発売する。

■商品詳細

“インフィニシェイド シングル アイシャドウ”(全24色うち限定2色、各3080円※セット価格)
“カスタム パレット”(1760円)
“フェザー ウィスプ マスカラ”(全4色、各4180円)
“フェザー ウィスプ ロング マスカラ”(全3色、各4180円)

【4月4日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

人気保湿シリーズからボディー用乳液

「クリニーク(CLINIQUE)」は、“保水美肌”をかなえる“モイスチャー サージ”シリーズから、ボディー用乳液“モイスチャー サージ ボディ ハイドレーター”を発売する。コラーゲンの密度を高める独自の保湿成分アロエ発酵コンプレックスが水分を閉じ込め潤いで満たし、グリセリンがバリア機能を高め理想の柔らかな肌へと導く。

■商品詳細

“モイスチャー サージ ボディ ハイドレーター”(200mL、5720円)

【4月4日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

パウダリーなアイリスの香水 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、フレグランスコレクション“アルマーニ プリヴェ レゾー”から夕闇前の空に広がる無数の青と無限の静けさを具現化した香りの“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”を発売する。パッケージには繊細で爽快感のあるブルーのスクエアボトルを採用した。

■商品詳細

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”(50mL、2万3100円/100mL、3万3000円)

【4月4日発売】
ディオール
(DIOR)

人気リップにヌード&ローズの新10色 

「ディオール(DIOR)」は、定番製品の“ディオール アディクト リップスティック”から、ピンクを秘めたウォームヌードや女性らしさと大胆さのバランスをかなえるクールローズウッド、メゾンのクチュールスタイルを象徴するブライトローズなど新10色を発売する。

■商品詳細

“ディオール アディクト リップスティック”(セット価格、各5720円/リフィル、各4620円)

【4月4日発売】
カネボウ
(KANEBO)

“生命感ルージュ”に限定色

「カネボウ(KANEBO)」は、柔らかな仕上がりが長時間続く“ルージュスターブリーズ”と、生命感溢れる美容液ルージュの“ルージュスターヴァイブラント”からそれぞれ限定3色を発売する。“ルージュスターブリーズ”には香り立つフルーティーカラーを、“ルージュスターヴァイブラント”には波間に揺れる陽射しのようなウオータリーカラーを用意する。

■商品詳細

“ルージュスターブリーズ” (各4620円)
“ルージュスターヴァイブラント”(各4620円)

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「ディオール」「ジバンシイ」「カネボウ」の新リップでワンランク上の唇を! 今週発売のビューティーアイテム9選【3/31〜4/6】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月31〜4月6日に発売するアイテムを紹介します。今週は新メイクカラーが目白押し!「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップスティック”からはヌード&ローズの新10色が、「ジバンシイ(GIVENCHY)」は“ローズ・パーフェクト”から艶感とプランプ感を備えた新シリーズが登場します。「カネボウ(KANEBO)」からも、柔らかな仕上がりが長時間続く“ルージュスターブリーズ”と、生命感溢れる美容液ルージュの“ルージュスターヴァイブラント”からそれぞれ限定3色が登場。新たなカラーで唇を彩って。ほか、ブランドのアイコンであるデイジーをかたどった「マリークヮント(MARY QUANT)」6色チークパレットや「RMK」の単色アイシャドウも注目です。

【4月1日発売】
パーフェクトワンフォーカス
(PERFECT ONE FOCUS)

10種のビタミン配合のシートマスクが登場

「パーフェクトワンフォーカス(PERFECT ONE FOCUS)」は、“パーフェクトワンフォーカス VCチャージ スムースマスク”(7枚入り、880円)を発売する。同商品は、 APPSやナイアシンアミドなどの10種のビタミンをはじめ、毛穴ケアに効果的な成分を配合したシートマスク。乾燥が気になる肌や紫外線を浴びた肌に潤いを与える、

■商品詳細

“パーフェクトワンフォーカス VCチャージ スムースマスク”(7枚入り、880円)

【4月2日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

デイジー柄の限定チークパレット

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、ブランドのアイコンであるデイジーをかたどった6色チークパレット“チアリー カラーズ フォー チークス”を発売する。カラーは、華やかな血色感を与える“スウィート フラワー”、明るく生き生きとした印象を与える“ラディアント フラワー”、ピュアな透明感を宿す“ピュア フラワー”の全3種。

■商品詳細

“チアリー カラーズ フォー チークス”(全3種、各6050円)

【4月2日発売】
スリー
(THREE)

レモングラス精油配合の日焼け止め

「スリー(THREE)」は、熊本県南阿蘇産のオリジナルレモングラス精油配合のUVカットクリーム“バランシング プロテクティブ UV クリーム”を発売する。竹由来の強くしなやかなバンブーファイバーが“バンブーUVヴェール”を形成。紫外線や空気中の飛散物質などの外的刺激から肌を守り、乾燥や肌荒れを防ぐ。

■商品詳細

“バランシング プロテクティブ UV クリーム”[SPF40・PA+++ UV耐水性★★](30g、4620円)

【4月4日発売】
ジバンシイ
(GIVENCHY)

艶感と輝きにフォーカスした新シリーズリップ

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は、リップスティック“ローズ・パーフェクト”シリーズから艶感と輝きにフォーカスした新シリーズ“ローズ・パーフェクト・シャイン”を発売する。従来の高発色はそのままに、オイル・コンプレックスと、新処方のトリプル・コンプレックスを配合などを配合し艶感とプランプ感を備えた。

■商品詳細

“ローズ・パーフェクト・シャイン”(全9色、各5060円)

【4月4日発売】
RMK

3種の質感のアイシャドウ&マスカラ

「RMK」は、単色アイシャドウ“インフィニシェイド シングル アイシャドウ”を発売する。ほか、ミラー付きの“カスタム パレット”も登場。4つのパレットをセット可能で、アイシャドウやブラッシュを組み合わせることができる。なお同日、“羽のようなまつ毛”をかなえるマスカラ2種も発売する。

■商品詳細

“インフィニシェイド シングル アイシャドウ”(全24色うち限定2色、各3080円※セット価格)
“カスタム パレット”(1760円)
“フェザー ウィスプ マスカラ”(全4色、各4180円)
“フェザー ウィスプ ロング マスカラ”(全3色、各4180円)

【4月4日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

人気保湿シリーズからボディー用乳液

「クリニーク(CLINIQUE)」は、“保水美肌”をかなえる“モイスチャー サージ”シリーズから、ボディー用乳液“モイスチャー サージ ボディ ハイドレーター”を発売する。コラーゲンの密度を高める独自の保湿成分アロエ発酵コンプレックスが水分を閉じ込め潤いで満たし、グリセリンがバリア機能を高め理想の柔らかな肌へと導く。

■商品詳細

“モイスチャー サージ ボディ ハイドレーター”(200mL、5720円)

【4月4日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

パウダリーなアイリスの香水 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、フレグランスコレクション“アルマーニ プリヴェ レゾー”から夕闇前の空に広がる無数の青と無限の静けさを具現化した香りの“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”を発売する。パッケージには繊細で爽快感のあるブルーのスクエアボトルを採用した。

■商品詳細

“アルマーニ プリヴェ イリス ブルー”(50mL、2万3100円/100mL、3万3000円)

【4月4日発売】
ディオール
(DIOR)

人気リップにヌード&ローズの新10色 

「ディオール(DIOR)」は、定番製品の“ディオール アディクト リップスティック”から、ピンクを秘めたウォームヌードや女性らしさと大胆さのバランスをかなえるクールローズウッド、メゾンのクチュールスタイルを象徴するブライトローズなど新10色を発売する。

■商品詳細

“ディオール アディクト リップスティック”(セット価格、各5720円/リフィル、各4620円)

【4月4日発売】
カネボウ
(KANEBO)

“生命感ルージュ”に限定色

「カネボウ(KANEBO)」は、柔らかな仕上がりが長時間続く“ルージュスターブリーズ”と、生命感溢れる美容液ルージュの“ルージュスターヴァイブラント”からそれぞれ限定3色を発売する。“ルージュスターブリーズ”には香り立つフルーティーカラーを、“ルージュスターヴァイブラント”には波間に揺れる陽射しのようなウオータリーカラーを用意する。

■商品詳細

“ルージュスターブリーズ” (各4620円)
“ルージュスターヴァイブラント”(各4620円)

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「ヴァレンティノ ビューティ」のクッションファンデがピンクベルベットの限定ケースで登場

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は4月9日、人気クッションファンデーション“GO クッション グロウ”を、ロマンティックなモーブピンクのベルベットパッケージに変身させた“GO クッション グロウ ベルベットモーブ” [SPF50+・PA++++](全2色、各1万2980円)を数量限定で発売する。

“GO クッション グロウ”は、肌に立体的な輝きとクチュールな艶を与えるクッションファンデーション。万華鏡のように美しく反射するローマの光に着想を得た独自の多層構造パール“ローマライトコンプレックス”により、肌ノイズをカバーし理想の艶肌を演出する。

モーヴピンクの幻想的なデザイン

限定パッケージには、セミマットメタリックとベルベットの異なる2つの素材を採用。中央に配したピンクスタッズの“Dロゴ”と「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のコードを反映した落ち着いたカラーパターンで、メゾンの最新コレクションと調和したデザインに仕上げた。ファンデーションのカラーは、明るめのニュートラル色“LN2”とイエロー寄りでシックな印象の“LA1”の全2色で展開する。

4月中旬から各店舗で、“ヴァレンティノ グロウ ワンダーランド”をテーマにしたキャンペーンビジュアルを公開する。ロマンティックなモーブピンク色のドールハウスを舞台に、光と質感、リアルと幻想、そして懐かしくかつ現代的でもある折衷的な要素を表現した、ノスタルジックでドリーミーな世界観に仕上がっている。

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「ランバン」が「ニコライ バーグマン ノム 青山」でコラボカフェをオープン 新作香水の発売を祝して

「ランバン(LANVIN)」は4月4〜15日の間、新作フレグランス“モダン プリンセス イン ジーンズ”の発売を記念して、表参道のカフェ「ニコライ バーグマン ノム 青山(Nicolai Bergmann NOMU AOYAMA)」の店内で、期間限定のコラボカフェをオープンする。同店では、新作フレグランスの世界観に浸りながら、オリジナルスイーツやドリンクを堪能できる。

香り豊かなコラボスイーツ&ドリンク

コラボカフェでは、「ニコライ バーグマン ノム」が同フレグランスのフレッシュで遊び心のある世界観を期間限定のメニューで表現。しっとりとした生地にジャスミン茶のシロップを染み込ませた、香り豊かな“ベルガモット パウンドケーキ”や爽やかなビジュアルの“ブルーレモネード”などを用意する。

また、期間中に同店で飲食をした人には“モダン プリンセス イン ジーンズ オードパルファム”のミニスプレーサンプル(2mL)を数量限定でプレゼントする。

カジュアルな女性の2面性を
イメージした新作フレグランス

今回発売した新作フレグランス“モダン プリンセス イン ジーンズ”(30mL、9130円/60mL、1万2870円/90mL、1万7270円)は、ブランドで人気の“モダン プリンセス”をよりモダンにアップデート。ナタリー・ローソン(Nathalie Lorson)とコラリー・スピシャー(Coralie Spicher)が調香を担当した同フレグランスは、ブルーヒヤシンスとジャスミンをメーンに使用し、官能的で滑らかな香りに仕上げた。ボトルは、デニムを彷ふつとさせるブルーで色付けしたイブニングドレス型のものを採用し、ネックの部分にはチェーンのモチーフを配した。

取り扱い店舗は百貨店のフレグランスコーナーや、ブルーベル・ジャパンの「ラトリエ デ パルファム」など。詳細は公式サイトで紹介している。

取り扱い店舗詳細

コラボカフェ概要

日程:4月4〜15日
時間:10:00〜19:00
場所:ニコライ バーグマン ノム 青山
住所:東京都港区南青山5-7-2

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「ラデュレ」がハローキティとコラボ 日比谷店でアフタヌーンティー開催

「ラデュレ(LADUREE)」は4月25日〜7月31日の期間「ラデュレ」日比谷店で、サンリオのキャラクターハローキティとコラボレーションしたスペシャルイベントを開催する。限定コラボスイーツやアフタヌーンティーなど、ハローキティの世界を体験できる特別なコンテンツを展開する。

日比谷店限定コラボスイーツ

苺のジュレに苺のクリームと苺のソース、パールクラッカン、バニラクリーム、苺のソルベ、赤い果実、シブーストを重ねた“パルフェハローキティ”(2970円)が登場。トップには、ローズ風味のフランボワーズコンフィチュール、フランボワーズのパールクラッカン、エアインチョコレートを入れたハローキティ型のホワイトチョコレートと、メゾンの頭文字“L”を模ったチョコレートを装飾し、オブジェのような特別感を演出した。

さらに、「ラデュレ」でショッピングを楽しむハローキティの姿をプリントした“ハローキティ苺ラテ”(1980円)も用意。苺のシロップに、甘酸っぱいフランボワーズブリゼをアクセントに加えた苺のコールドラテとなっている。

どちらも、4月25日〜6月30日の期間限定で販売する。

限定マカロンボックス

4月25日から公式オンラインストアを含む「ラデュレ」全店舗で、愛らしいハローキティをパッケージにデザインしたマカロンボックス“ハローキティ”(6個入り、4104円〜/9個入り、5616円〜)を販売する。

さらに4月25日から7月31日の期間、人気スイーツ“マカロン・ヴァニーユ”に3種類のハローキティの姿をプリントした、プリントマカロン“ハローキティ”(全3種、各540円)を公式オンラインストアを含む「ラデュレ」全店舗で販売する。

“ハローキティアフタヌーンティー”

4月25日〜6月30日の期間、「ラデュレ」日比谷店でハローキティをイメージしたマカロンやパティスリー、セイボリー、ドリンクを楽しめる“ハローキティアフタヌーンティー”を開催する。価格は2人で1万6500円。追加料金3300円でミニパルフェ2人分を、6600円でミニパルフェと“ハローキティ苺ラテ”2人分セットを楽しむことができる。17時以降の夜のプランでは、ハローキティーのステッカーを1人につき2枚プレゼントする。

◾️“ハローキティアフタヌーンティー”

日程:4月25日~6月30日
場所:「ラデュレ」日比谷店
住所:東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ1階
料金:1万6500円(2人分)

今回のコラボレーションの第2弾としてサブレ缶とミニトートバッグを6月に発売するほか、熊本、博多、名古屋など全国の都市でのポップアップの開催を予定している。日程や場所などの詳細は、公式ホームページ及びSNSで告知する。

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「アナ スイ」から“ドールスキン”をかなえる薬用美白フェイスパウダー 限定シルバーカラーのコンパクトも

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は4月1日、美白メイクパウダー“ブライトニング ルース フェイス パウダー”(ケース・レフィル17g、7150円/コンパクト・ミニレフィル6g、4400円※セット価格)を発売する。2つのサイズのレフィルをそろえ、パフ付きのケース“ルース フェイス パウダー ケース”(2200円)とコンパクト“ルース フェイス パウダー コンパクト”(1100円)はそれぞれ別売りで用意する。

“ブライトニング ルース フェイス パウダー”はキメ細かな“ドールスキン”に仕上げる薬用美白フェイスパウダー。美白有効成分ビタミンC誘導体配合のパウダーをベースに、滑らかに肌に密着するセラミドコーティングパウダー、肌の凹凸をぼかしてカバーする3種のパウダーなどを組み合わせた。さらっとした使い心地で余分な皮脂を吸着し、キメや毛穴をカバー。過剰なメラニン生成を抑制し、シミやソバカスを防ぐ。明るくまっさらなブライトホワイトカラーで、ブルーに光るパールと艶のあるパールを配合。肌の色ムラとくすみを補整しながらトーンアップをかなえ、澄んだ印象の肌に導く。

なお同日、パフ付きの持ち歩き用コンパクト“ルース フェイス パウダー コンパクト”(1100円)からシルバーの限定色を発売する。既存品の“ルース フェイス パウダー(ミニ)”もセット可能だ。

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「アナ スイ」から“ドールスキン”をかなえる薬用美白フェイスパウダー 限定シルバーカラーのコンパクトも

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は4月1日、美白メイクパウダー“ブライトニング ルース フェイス パウダー”(ケース・レフィル17g、7150円/コンパクト・ミニレフィル6g、4400円※セット価格)を発売する。2つのサイズのレフィルをそろえ、パフ付きのケース“ルース フェイス パウダー ケース”(2200円)とコンパクト“ルース フェイス パウダー コンパクト”(1100円)はそれぞれ別売りで用意する。

“ブライトニング ルース フェイス パウダー”はキメ細かな“ドールスキン”に仕上げる薬用美白フェイスパウダー。美白有効成分ビタミンC誘導体配合のパウダーをベースに、滑らかに肌に密着するセラミドコーティングパウダー、肌の凹凸をぼかしてカバーする3種のパウダーなどを組み合わせた。さらっとした使い心地で余分な皮脂を吸着し、キメや毛穴をカバー。過剰なメラニン生成を抑制し、シミやソバカスを防ぐ。明るくまっさらなブライトホワイトカラーで、ブルーに光るパールと艶のあるパールを配合。肌の色ムラとくすみを補整しながらトーンアップをかなえ、澄んだ印象の肌に導く。

なお同日、パフ付きの持ち歩き用コンパクト“ルース フェイス パウダー コンパクト”(1100円)からシルバーの限定色を発売する。既存品の“ルース フェイス パウダー(ミニ)”もセット可能だ。

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「BPQC」「コスメキッチン」のけん引者、小木充が化粧品業界に提言Vol.1 「コスメのレッドオーシャン市場、どうする?」

PROFILE: 小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント

小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント
PROFILE: (おぎ・みつる)1997年伊勢丹入社、2000年にオープンしたBPQC(現、伊勢丹新宿本店ビューティアポセカリー)の立ち上げに参画。10年よりマッシュビューティーラボの副社長/クリエイティブディレクターとして「コスメキッチン」の運営や自社製品の開発に注力。21年末に退社し独立、ビューティ・ファッション企業のコンサルティングを行う。23年8月ナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「ニュースケープ」を開始

空前の訪日客消費に沸いているのは化粧品業界も同様。とはいえ市場を見てみると、相変わらず元気がいいのはハイファッションコスメと韓国コスメ。日本のコスメブランドには何が足りていない? ビューティ・ジャーナリストの木津由美子が今回話を伺うのは、小売りの現場に長らく携わってきた小木充氏。現在はニュースケープ代表も務めるその独自目線から、5回にわたって提言をいただく。

――:昨年あたりから化粧品のプレス発表会が非常に増えていて、毎日5〜6件というのが当たり前になっています。新ブランドや新製品、あるいは今まで発表会というものをやっていなかったブランドがやり始めたりしていて、まさに化粧品業界のレッドオーシャンを日々体感しています。

小木充(以下、小木):“レッドオーシャン”というのは化粧品業界の人の主観のように思うんですよね。どのブランドもマーケティングの仕方が結構似ているから。例えばR&Dに投資して、幹細胞やレチノールといった話題の成分で注目を集める。それが「ポーラ(POLA)」の“リンクルショット”みたいに大きな生命線につながることもある。他の業界から見ると簡単そうと思って参入して、でもやってみたら難しいという壁にぶち当たっているように見えますね。

――:それは同感ですね。特にファッション業界から参入したブランドの多くはファッション同様に感覚的なアプローチが多くて、こちらから見ると差別化戦略が見えない。キー成分が違うか、アンバサダーが違うかといった程度。

小木:そう思いますよね。前職の場合、マッシュビューティーラボ(以下、MBL)という子会社を作って、経験や知見、チャレンジ精神のあるスタッフをそろえ、大手企業では成し得ないスピード感やエンパワーメントといったなかで作り上げてきました。でもファッション企業の人たちは専門の子会社やチームを作らずになんとなくコンサルだけ入れている。あるいは販売員をブランドの中核に据えたりするんだけど、製品企画・生産管理・営業などの経験がない。その人に才覚があっていろんなディレクションができればいいけれど、そこまでじゃない。社内でコスメに一番詳しいのはこの人と決めて進めていくやり方が多い。あとはアパレルブランドのファッションディレクターが「化粧品はよく分からないけどこんなの作りたいです」という、製品ターゲットを想定した他社ブランドの同ターゲット製品だけを持って打ち合わせして完全に外部に丸投げ、ということが多いように感じます。

――:そうしてうまくいったら3年後ぐらいにブランド売却、という目的が透けて見えたりします。

小木:yutoriというアパレル企業が上場1年を経て、化粧品に詳しいi.Dと組んでプチプラコスメ「ミニュム(MINUM)」を昨春立ち上げました。ドラッグストアを中心に販路を広げ、昨年末にはyutoriが事業を買い取っています。発案から製品発売までほぼほぼ1カ月半というスピード感で出してきているのが面白い。こういう他業種がいろんな発想でスピード感を持って進めるところが出てこないと、レッドオーシャンと思われている硬直化した化粧品業界に刺激がないんじゃないかな。

――:確かに韓国コスメがここまで急速に台頭した理由の一つに“スピード感”はありますね。渋谷ロフトに韓国コスメを入れているディストリビューターが言っていましたが、最初は“韓国コスメコーナー”というポップアップ展開で目立たせる必要があったが、そのうちそんなことをする必要もなくなり、日本のコスメと一緒に棚で展開しても売れていく、今では日本仕様のパッケージに変更せずハングル文字を残したほうが人気ということで、売り方もスピーディに対応しているようです。

小木:ただ、韓国コスメの購買客は高校生、大学生、新社会人あたりが多く、コスメ歴が浅く自分に合うものを知らない世代。成分が自分に合う・合わない、良い・悪いの判断がつかずに使っているから、それによって今、肌荒れ問題が起きていますよね。その揺り戻しが必ずあるだろうと考えたときに、広告施策やミューズの立て方、SNS戦略が韓国コスメほど上手くないがゆえに埋もれている、でもモノがいい国産ブランド、特にスキンケアブランドは闘えるだろうなと思うわけです。Yutoriが展開するブランドははまだメイクアップ中心ですが、これから新ブランドを続々と立ち上げてそこそこの中価格帯のブランドを出したときに、今の韓国コスメに肉薄するような売れ行きのものが出てくるんじゃないかな。ファッションだけでなくインテリア業界などから新規参入が続くと面白いことが起きると思いますね。

――:でも異業種参入やインフルエンサーコスメなどが急増していて業界に活気があるように見えながら、実は売れ残り廃棄ゴミを増やしているように感じるんですよね。成功しているブランドが思いつかないので。

小木:そう思われるブランドに携わっている人たちは、「なんとかなるだろう」と、どこか他人事に考えているのでは。少なくとも、自分ごとになっていないように感じます。化粧品を作るときはまず、こういう女性像を描いているとか、どうやってキレイになってもらいたいか、あるいは自分や家族にこんな悩みがあったからなど、コスメを通じて問題解決や前向きな生き方につながるような、一生かけてやっていこうというビジョンや哲学があるべきでしょう。ところが化粧品会社に入社したときはちょっとはあったかもしれない理想や夢も薄らいでいき、その後の配属以降一つ一つがセクショナリズムの理論優先で組織の歯車と感じるような部門を渡り歩くキャリア形成の中で、部署異動があったとしても年齢を重ねないとブランド全体を見ることができない。全ての化粧品会社とは言わないけれど、ブランド全体をディレクションできるような人間が育たないような人事の仕組みになっているように思います。僕は化粧品ブランドを作ったことはなかったけれど、MBLでは一人でブランドコンセプトからチームビルディングを請け負うほかないという状況で「トーン(to/one)」をつくりスタートすることで、化粧品ブランドにありがちなセクショナリズムに翻弄されずにブランドを成長させることができたと感じています。あるいは「セルヴォーク(CELVOKE)」の立ち上げ時期では、本当に使いたいと思えるファッション性が高くてカッコイイブランドが「スリー(THREE)」しかない、でも「スリー」よりもっとかっこいいブランドができるんじゃないか、とディレクターやチームが信じていたから誕生させることができた。yutoriも今だったら勝てると思うから参入している、でもこれからさらに育つには、強い芯があるかどうか。そんなところに注目したいですね。

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第12話:ついに欠品を防ぐ策が見つかる? 店長説得に向けて動き出す4人

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

欠品を防ぐ鍵は、地域倉庫に店舗在庫の多くを預けてしまうこと。倉庫から店舗への供給時間は1日であり、焦って大量の在庫を店舗に確保せずとも、必要な時に必要な分だけ取り寄せられる。そう店長に理解してもらえれば話は早いと、あい、徹、蓮也、加地の4人はプレゼンの準備をし始めた。果たして、彼らは無事に店長を説得できるのか——?

登場人物紹介

第十二話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第12話:ついに欠品を防ぐ策が見つかる? 店長説得に向けて動き出す4人

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

欠品を防ぐ鍵は、地域倉庫に店舗在庫の多くを預けてしまうこと。倉庫から店舗への供給時間は1日であり、焦って大量の在庫を店舗に確保せずとも、必要な時に必要な分だけ取り寄せられる。そう店長に理解してもらえれば話は早いと、あい、徹、蓮也、加地の4人はプレゼンの準備をし始めた。果たして、彼らは無事に店長を説得できるのか——?

登場人物紹介

第十二話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ジーユー」と「ロク」のコラボや「マルニ」×「ホカ」のシューズなど! 来週発売のファッションアイテム8選【3/31〜4/6】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月31〜4月6日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、「ロク(ROKH)」とのコラボアイテムを4月4日に発売します。コラボ2シーズン目でメンズアイテムも新たに加わります。今シーズンは「“ブリティッシュガーデン”の要素も加えて、それらをミックスして面白いものを作りたい」というロック・ファン「ロク」デザイナーのコメントにあるように、小花柄などをあしらったワンピースがラインアップしています。

「マルニ(MARNI)」からは、「ホカ(HOKA)」とのコラボシューズが3日に発売になります。ラバー加工されたパデッドのポリエステル素材を用いた、ふかふかとした見た目はボリューミーでマシュマロのような可愛らしさです。

【4月1日発売】
スウォッチ
(SWATCH)

「オメガ」と再び協業
ピンクを基調とした限定ウオッチ

「スウォッチ(SWATCH)」は、「オメガ(OMEGA)」と協業したウオッチ“ミッション トゥ ザ ピンク ムーンフェーズ(MISSION TO THE PINK MOONPHASE)”を限定で発売する。年に1度のピンクムーンを祝したカラーリングを配し、バッテリーカバーには月を描いた。クロノグラフ機能とムーンフェイズ表示を備える。

■商品詳細

ウオッチ(4万6200円)

【4月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

数量限定バッグ
本体に再生ナイロン素材

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“トラベルバッグ”を数量限定で発売する。“グローバル・リサイクル・スタンダード”認証取得の再生ナイロン素材を本体の生地に採用、内側にはPVC加工を施し、汚れや水濡れに配慮したほか、肩掛けと手持ち用に2本のハンドルをあしらった。バッグをコンパクトに収納する専用ポーチが付属する。

■商品詳細

バッグ(5280円)

【4月1日発売】
ホカ
(HOKA)

ランニングシューズ“クリフトン”
10代目モデル

「ホカ(HOKA)」は、ランニングシューズ“クリフトン 10(CLIFTON 10)”(1万9800円)を発売する。ドロップを3ミリ厚くし、履き心地と走る推進力を向上、またかかとのフィット感を強めて蹴り出しをスムーズにし、ソールの厚みを高め、ミッドソールの形状を改良したことで、安定感のある走りを目指した。

■商品詳細

ランニングシューズ“クリフトン 10”(1万9800円)

【4月1日先行発売】
セヴシグ
(SEVESKIG)

手塚治虫作品をテーマに
TAPPEIがアートを制作

「セヴシグ(SEVESKIG)」は、漫画「ジャングル大帝」の連載から75周年を記念し、手塚治虫作品をテーマにしたアイテムを発表した。4月1〜7日の期間、ラフォーレ原宿で開催のポップアップで先行販売する。タトゥーアーティストのTAPPEIが手塚作品を独自の視点で再解釈し、描き下ろしアートを制作。ロンTやTシャツ、キーチェーンなどをラインアップするほか、“「セヴシグ」vs LEO vs「ゴーヤ怪獣」”ソフビの抽選販売も行う。

■商品詳細

ロンT/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(1万6500円/各色25着限定)
Tシャツ/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(1万2100円〜/各色25着限定)
Tシャツ/「セヴシグ」×テヅカ ワールド(1万1000円/各色10着限定)
キーチェーン/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(3850円/各色100個限定)
キーチェーン/「セヴシグ」×テヅカ ワールド(1320円/200個限定)
※一部商品

【4月2日発売】
3.1 フィリップ リム
(3.1 PHILLIP LIM)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
限定ブラウスとTシャツ

「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は4月2〜8日の期間、ブランド20周年を記念したポップアップを伊勢丹新宿本店でオープンする。会場では、2025年スプリング・コレクションに加えて、今回のために制作した限定アイテム2型を用意。2007年のランウエイコレクションに登場したアイコニックなモチーフ“ロゼッタ”をあしらったブラウスとTシャツを販売する。

■商品詳細

ブラウス(12万1000円)
Tシャツ(3万8500円)

【4月2日先行発売】
C.P. カンパニー
(C.P. COMPANY)

「サシコギャルズ」コラボ
限定15着のジップシャツ

「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」は、「サシコギャルズ(SASHIKO GALS)」とコラボした“オーバーシャツ イン クローム R サシコ”を限定15着のみ発売する。「C.P. カンパニー」のオリジナルファブリック“クローム R”を採用したシャツに、「サシコギャルズ」の職人が手作業で刺し子を施した。4月2〜9日に伊勢丹新宿本店メンズ館のポップアップで先行販売する。

■商品詳細

コラボシャツ(11万5500円/15着限定)

【4月3日発売】
マルニ
(MARNI)

「ホカ」コラボ
ふかふかアッパーのシューズ4色

「マルニ(MARNI)」は、「ホカ(HOKA)」とのコラボシューズ“ボンダイ B3LS(BONDI B3LS)”を発売する。ラバー加工されたパデッドのポリエステル素材を用い、特徴的なアッパーに仕上げた。ソールは高反発なラバー製を採用し、中にはクッション性のある“EVA インソール”を配した。

■商品詳細

コラボシューズ(7万1500円)

【4月4日発売】
ジーユー
(GU)

「ロク」コラボ再び
メンズもラインアップ

「ジーユー(GU)」は、「ロク(ROKH)」とのコラボアイテムを発売する。“Play in Style”をテーマに掲げ、ワンピースやシャツ、ショート丈のトレンチコート、花柄のバケットハット、クロッグシューズ、ソックスなどのウィメンズ14型に加え、今季はユーティリティーショーツやニットポロなどメンズ5型もそろえる。

■商品詳細

コラボアイテム(590円〜)

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「ジーユー」と「ロク」のコラボや「マルニ」×「ホカ」のシューズなど! 来週発売のファッションアイテム8選【3/31〜4/6】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月31〜4月6日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、「ロク(ROKH)」とのコラボアイテムを4月4日に発売します。コラボ2シーズン目でメンズアイテムも新たに加わります。今シーズンは「“ブリティッシュガーデン”の要素も加えて、それらをミックスして面白いものを作りたい」というロック・ファン「ロク」デザイナーのコメントにあるように、小花柄などをあしらったワンピースがラインアップしています。

「マルニ(MARNI)」からは、「ホカ(HOKA)」とのコラボシューズが3日に発売になります。ラバー加工されたパデッドのポリエステル素材を用いた、ふかふかとした見た目はボリューミーでマシュマロのような可愛らしさです。

【4月1日発売】
スウォッチ
(SWATCH)

「オメガ」と再び協業
ピンクを基調とした限定ウオッチ

「スウォッチ(SWATCH)」は、「オメガ(OMEGA)」と協業したウオッチ“ミッション トゥ ザ ピンク ムーンフェーズ(MISSION TO THE PINK MOONPHASE)”を限定で発売する。年に1度のピンクムーンを祝したカラーリングを配し、バッテリーカバーには月を描いた。クロノグラフ機能とムーンフェイズ表示を備える。

■商品詳細

ウオッチ(4万6200円)

【4月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

数量限定バッグ
本体に再生ナイロン素材

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“トラベルバッグ”を数量限定で発売する。“グローバル・リサイクル・スタンダード”認証取得の再生ナイロン素材を本体の生地に採用、内側にはPVC加工を施し、汚れや水濡れに配慮したほか、肩掛けと手持ち用に2本のハンドルをあしらった。バッグをコンパクトに収納する専用ポーチが付属する。

■商品詳細

バッグ(5280円)

【4月1日発売】
ホカ
(HOKA)

ランニングシューズ“クリフトン”
10代目モデル

「ホカ(HOKA)」は、ランニングシューズ“クリフトン 10(CLIFTON 10)”(1万9800円)を発売する。ドロップを3ミリ厚くし、履き心地と走る推進力を向上、またかかとのフィット感を強めて蹴り出しをスムーズにし、ソールの厚みを高め、ミッドソールの形状を改良したことで、安定感のある走りを目指した。

■商品詳細

ランニングシューズ“クリフトン 10”(1万9800円)

【4月1日先行発売】
セヴシグ
(SEVESKIG)

手塚治虫作品をテーマに
TAPPEIがアートを制作

「セヴシグ(SEVESKIG)」は、漫画「ジャングル大帝」の連載から75周年を記念し、手塚治虫作品をテーマにしたアイテムを発表した。4月1〜7日の期間、ラフォーレ原宿で開催のポップアップで先行販売する。タトゥーアーティストのTAPPEIが手塚作品を独自の視点で再解釈し、描き下ろしアートを制作。ロンTやTシャツ、キーチェーンなどをラインアップするほか、“「セヴシグ」vs LEO vs「ゴーヤ怪獣」”ソフビの抽選販売も行う。

■商品詳細

ロンT/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(1万6500円/各色25着限定)
Tシャツ/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(1万2100円〜/各色25着限定)
Tシャツ/「セヴシグ」×テヅカ ワールド(1万1000円/各色10着限定)
キーチェーン/「セヴシグ」×テヅカ ワールド×TAPPEI(3850円/各色100個限定)
キーチェーン/「セヴシグ」×テヅカ ワールド(1320円/200個限定)
※一部商品

【4月2日発売】
3.1 フィリップ リム
(3.1 PHILLIP LIM)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
限定ブラウスとTシャツ

「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は4月2〜8日の期間、ブランド20周年を記念したポップアップを伊勢丹新宿本店でオープンする。会場では、2025年スプリング・コレクションに加えて、今回のために制作した限定アイテム2型を用意。2007年のランウエイコレクションに登場したアイコニックなモチーフ“ロゼッタ”をあしらったブラウスとTシャツを販売する。

■商品詳細

ブラウス(12万1000円)
Tシャツ(3万8500円)

【4月2日先行発売】
C.P. カンパニー
(C.P. COMPANY)

「サシコギャルズ」コラボ
限定15着のジップシャツ

「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」は、「サシコギャルズ(SASHIKO GALS)」とコラボした“オーバーシャツ イン クローム R サシコ”を限定15着のみ発売する。「C.P. カンパニー」のオリジナルファブリック“クローム R”を採用したシャツに、「サシコギャルズ」の職人が手作業で刺し子を施した。4月2〜9日に伊勢丹新宿本店メンズ館のポップアップで先行販売する。

■商品詳細

コラボシャツ(11万5500円/15着限定)

【4月3日発売】
マルニ
(MARNI)

「ホカ」コラボ
ふかふかアッパーのシューズ4色

「マルニ(MARNI)」は、「ホカ(HOKA)」とのコラボシューズ“ボンダイ B3LS(BONDI B3LS)”を発売する。ラバー加工されたパデッドのポリエステル素材を用い、特徴的なアッパーに仕上げた。ソールは高反発なラバー製を採用し、中にはクッション性のある“EVA インソール”を配した。

■商品詳細

コラボシューズ(7万1500円)

【4月4日発売】
ジーユー
(GU)

「ロク」コラボ再び
メンズもラインアップ

「ジーユー(GU)」は、「ロク(ROKH)」とのコラボアイテムを発売する。“Play in Style”をテーマに掲げ、ワンピースやシャツ、ショート丈のトレンチコート、花柄のバケットハット、クロッグシューズ、ソックスなどのウィメンズ14型に加え、今季はユーティリティーショーツやニットポロなどメンズ5型もそろえる。

■商品詳細

コラボアイテム(590円〜)

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ユナイテッドアローズが多摩電⼦⼯業と協業したモバイルバッテリー 全国のローソンで発売

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、モバイル周辺機器メーカーの多摩電⼦⼯業と協業して製作した、モバイルバッテリーとカラビナ付きケーブルの3アイテムを発売した。全国のローソンを主な販路とし、ユナイテッドアローズの店舗および、公式オンラインストアでは取り扱わない。

不足の事態でもすぐ手に入る
シンプルで使いやすいモバイルバッテリー

今回は、日常的に使用するアイテムをもっとおしゃれに、充電不足という緊急事態にコンビニで充電器具が買えるように、という両者の思いのもと、協業が実現。パワーデリバリー対応の5000mAhモバイルバッテリー(3980円)と、カラビナ付きケーブル2種(USB-C to C、1780円/USB-C to Lightning、2680円)をそろえる。

ユナイテッドアローズは、アイテム本体のデザインを監修。無機質なものが多いガジェット機器を柔らかな2トーンのカラーを用いて、さまざまなシーンになじむ雰囲気に仕上げた。パッケージは、ユナイテッドアローズのブランドカラーをベースに、ブランドらしさとビジュアルのわかりやすさにこだわった。

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【バックステージ】「リブ ノブヒコ」2025-26年秋冬コレクション

「リブ ノブヒコ(RIV NOBUHIKO)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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現代アーティストの作家性と向き合う“ゴヨウ ギャラリー”が天王洲に移転

アーティストの作家性に向き合い、ソロショーを中心に企画・運営を行う“ゴヨウ ギャラリー”(GOYO GALLERY)は4月12日、事業拡張に伴い東京・東品川のテラダ アート コンプレックスⅡ(TERRADA ART COMPLEXⅡ)に移転オープンする。

ファッションストアのアート企画のアドバイザーとしても活躍するギャラリー

新しいギャラリーは、天高のあり広くなった空間で、大型作品をより美しく展示でき、さまざまなインスタレーション作品に対応可能となった。オープン展示では、特別企画として関係性を築いている現代アーティスト9人が参加する。また、オープニング特典として、来場者のうちインスタグラムまたはXに指定のハッシュタグをつけて投稿した人に先着で3種類の中から好きなステッカーを進呈する。(なくなり次第終了)

現代アーティストの海外展開もサポートしている同ギャラリーは、その枠を超えてファッションストアのアート企画や展示にもアドバイザーとして関わっている。

開催概要

◼️ゴヨウ ギャラリー エキシビション “オープニング“
日程:4月12〜26日
時間:11:00〜19:00
休館日:日、月
入場料:無料
場所:テラダ アート コンプレックスⅡ 3階
住所:東京都品川区東品川1-32-8
参加アーティスト:NKSIN、タカハシマホ、新埜康平、橋爪悠也、ヨコサカタツヤ、谷敷謙、土屋仁応、丸山純子、西村昂祐

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ハリウッド ランチ マーケット×「ゴジラ」再び レトロタッチのゴジラをTシャツとソックスに

聖林公司が運営するハリウッド ランチ マーケット(HOLLYWOOD RANCH MARKET)(以下、HRM)は、特撮怪獣映画「ゴジラ」とのコラボレーションアイテムの第2弾を発売した。同アイテムは、「HRM」、「ブルーブルー」「聖林堂」の店舗および、聖林公司の公式オンラインストアで扱う。

レトロなタッチでゴジラを描いたコラボアイテム

今回は、Tシャツ(1万2100〜1万3200円)3型にソックス(3080円)を加えた計4型をラインアップ。各アイテムには、両者のロゴや、ゴジラが「HRM」のショップを破壊する姿などを大胆にデザインした。

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「エル・エル・ビーン」からカモ柄の“ボート・アンド・トート” 国内限定“ジャパン・ロング・ハンドル”モデルも

「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、バッグ“ボート・アンド・トート”のカモ柄デザインを発売した。価格は8250円〜。「エル・エル・ビーン」公式オンラインなどで取り扱う。

誕生から80余年
カモ柄デザインを発売

“ボート・アンド・トート”は、今年で誕生から81年目を迎え、このほど“カタディン・ロゴ”をあしらう、カモ柄デザインを制作した。また肩掛けしやすい長めのハンドルを配した、国内限定の“ジャパン・ロング・ハンドル”モデルもラインアップする。

“ボート・アンド・トートは、電気冷蔵庫が普及する以前のアメリカで使用された、氷で庫内を冷やす木箱“アイス・チェスト”に氷を運搬するための“ビーンズ・アイス・キャリア”をルーツとし、アメリカ・メイン州の自社工場で現在も生産されている。素材は、アメリカン・コットンで折り上げた24オンス・キャンバスを用い、ボトムスはキャンバスで補強、縫い目は頑丈なT69ボンデッド・ナイロン糸のダブル・ステッチで仕上げている。

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【2025年夏コスメ】「トーン」が4色アイパレットの新色&“ガラスパール”入りグロスの限定色を発売

「トーン(TO/ONE)」は4月18日、2025年夏コレクションを発売する。“SunKissed Petals”をテーマに、胸が高鳴る色とムードを楽しむカラーアイテム4品を用意した。全国の店舗および公式ECサイトなどで取り扱う。

“ペタル フロート アイパレット”

“トーン ペタル フロート アイパレット”(4180円)は、花びらをイメージした形が特徴の4色アイシャドウパレットで、目元に自然な陰影とニュアンスを生み出す。新色は、儚く優しい雰囲気のピンク系“03 エターナルペタル”、ライトグリーンがアクセントを与えるウォーム系“04 スイートソルベ”、グリッターのきらめきが美しいグロウ系“05 ラグーンサンセット”の爽やかかつプレイフルな3種。グリッターやサテン、マットの異なる質感と色で、夏らしい色と光の重なりが楽しめる。

“ペタル フロート ブラッシュ”

パウダーチーク“トーン ペタル フロート ブラッシュ”(3300円)の新色は、優しい血色を与えるローズピンク“05 ローズティント”と、微細な偏光パールを配合したハイライトにも使えるローズベージュ“06 センシュアルサテン”の2色だ。ふんわり発色し、シームレスになじむチークがさりげなく骨格まで引き立てる。

“カラー ブロッサム”

花々のように美しく口元を彩るリップスティック“トーン カラー ブロッサム”(リフィル、2200円)には、鮮やかな色味が仲間入り。洗練された印象に導くローズベージュ“15 シトラスサンド”と、上品さと可愛さを兼ね備えたキャンディーピンク“16 キャンディーローズ”をラインアップし、太陽の熱をじんわり感じるような唇を演出する。

“ペタル ブルーミング グロス”

ふっくらとしたハリ感と艶感をかなえる“トーン ペタル ブルーミング グロス”(全3色、各2750円)は、ガラスパールがきらめく限定の3色が登場する。クリアベージュ、クリアレッド、ラベンダーグロウで、みずみずしい艶とクリアな発色が特徴だ。さまざまな色と大小異なるパールの多彩な輝きが、立体感のある唇を演出する。

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【ARISAK Labo vol.3】アーティスト・CYBER RUIに息づく“青”のDNA

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.3となる今回は、2021年にABEMA「ラップスタア誕生!」で脚光を浴び、スターダムへと駆け上がるアーティスト・CYBER RUI(サイバー・ルイ)をフィーチャー。最近ではABEMA「警視庁麻薬取締課 Mogura」で俳優デビューするなど躍進が止まらない彼女と、自身のキーカラーである“青”をテーマに撮り下ろした。

Paint it Blue
CYBER RUIに息づく“青の”DNA

CYBER RUIといえば、エッジが効いたファッションスタイルとメイクアップ、そしてブルーヘアの印象が強い。彼女がこんなにも“青”にこだわる理由とは。「中学生頃から、気付いたら青のものばかり集めていたんです。優しくて落ち着く色でもあり、尖っている色でもあるというところが自分にフィットしているように感じる。最近気付いたんですが、幼少期の写真を見ても青の服ばっかり着ていて。しかもエンジェルカラーみたいなの調べたら、それも青だったんですよ(笑)。理由はわからないけど、『青に満たされたい』みたいな感じなんだと思います」。

今回の撮影では“Pant it Blue”をテーマに、CYBER RUIが長い間夢見ていた“全身をブルーでペイントする”撮影を実行。顔の中心から少しずつ全身に青が広がっていく様を撮り下ろした。「ずっと全身青で撮影してみたいと思っていて、撮ってもらうなら絶対ARISAKさんだなって。イメージ画像をお互いシェアしたりして、今回のビジュアルへと辿り着きました」。

「あんなに全身を塗ることってこの先もないと思う。もう夢のようで、最初は実感がなさすぎて、自分がどんな気持ちなのかもよくわからないくらいでした(笑)」とCYBER RUI。「エアブラシで徐々に全身が塗られていく、ひんやりした感覚も面白かったです。あとは、普段の撮影ではあまりやらないような表情やポーズもしてみたりして、自分の中にある感覚を表現できた気がしています」。

これまでの連載を振り返ったARISAKは「個人的には前回の作品から今回の作品では心境的変化としてのつながりが表現できたと思っています。フゥジ君と作り上げた愛憎的で赤が際立つVol.2のビジュアル、そこから雨が降ったように静まったような心情を、今回ルイちゃんと青で作ることができました。彼女の中にあるブルーのDNAを映し出せたと思います」と締めくくった。

CREDIT
LOOK1:TOPS & SKIRT / GYOEM, CAP / GNASTY
LOOK2:TOPS / GNASTY, HEAD PIECE / JINKI NAOMATSU, OTHERS / MODEL OWN
LOOK3:TOPS / GYOEM , OTHERS / MODEL OWN

Inside stories of
CYBER RUI × ARISAK

PROFILE: サイバールイ(CYEBR RUI)/ラッパー

サイバールイ(CYEBR RUI)/ラッパー
PROFILE: 2002年11月18日生まれ、大阪府出身。幼少期からバレエを始め、現在はラッパーとして活躍。2021年のABEMA「ラップスタア誕生2021!」ではファイナルまで残り、その実力が認められる。昨年はABEMA「警視庁麻薬取締課 MOGURA」で俳優デビューした

出会いのきっかけはラッパー・OZworld

撮影を終えて、ARISAKとサイバールイ、2人の出会いのきっかけについて尋ねた。「これまでに何度か、ラッパーのOZworld(オズワルド)君のビジュアルを撮影したことがあるのですが、たまたまルイちゃんがそのビジュアルについて『こういう世界観を作ってみたい』って言ってくれている動画を見つけたんです。うれしくて私からDMを送り、その後彼女がライブをするときに誘ってくれて直接会うことになりました」とARISAK。サイバールイも「これまでも思い描くビジュアルはたくさんあっても、なかなかしっくり来る写真家さんに出会える機会がなく。そんな時にDMをもらえたので、これは何か面白いことができそうだと思って」と振り返った。

その後、アルバムのジャケットや雑誌で何度か撮影を共にし、更に意気投合したという2人。ARISAKは「私はフィギュアスケート、ルイちゃんはバレエっていう、近しい世界にいたこともあり、お互いの根底にある感覚が似ていたのかもしません。バレエからラップの世界に行くっていうギャップも素敵だなって思うし、撮影中のポージングにもどこかエレガントさが滲み出たりするのも好きです」と彼女の魅力を語る。

バレエからラップの道へ
サイバールイの次なる挑戦

3歳からバレエに邁進していたというCYBER RUI。なぜ音楽の道に進んだのか。「14歳くらいの時、身の回りで色々なことが起きて、自分の中のバランスが崩れてしまって。バレエもその時に辞めてしまい、息苦しさを感じていた時に癒しになったのが音楽でした。家や地元に居場所を感じられなかった同士の友達とたむろしたり、カラオケに行ったりする中で音楽に興味を持ち始めて、最初はギターを買って弾き語りをしていたこともあります」。

今やアーティストとして活躍しながらも、トラック作りやミュージックビデオの制作までも手掛けている彼女。ABEMA「警視庁麻薬取締課 Mogura」ではラッパー集団“9門”のメンバー・Haruを演じ、俳優デビューを飾った。初の演技の仕事について「めちゃめちゃ楽しかった。緊張したし、セリフはもちろんあるけど、自分らしくいないと違和感が出るだろうと思ってなるべく普段通りの自分らしくいることを心掛けました。過去の映像を使ってくれたのもうれしかったです。演技の中で自分と向き合うことができて、今の自分をもっと許せるようになったと思う」と自身の変化を語る。

俳優業を通じて更にパワーアップした彼女の今後の目標は「全部セルフプロデュースでやること」。「最近、本当に時代が変わる時が来ているんじゃないかって考えたりするんです。そんな中で人間として生きる意味をずっと提示していきたいーーどんな形でも自分を表現することをやめたくない。今もトラックやミュージックビデオを自分で作ることはあるけど、いつか全てにおいて自分でプロデュースしてみたいですね」。

DIRECTION & PHOTOS:ARISAK
MODEL:CYBER RUI
HAIR & MAKEUP:MARI ENDA
STYLING:JINKI
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA
SPECIAL THANKS:TIGHT, YUVIE

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ワコールがJ R京都駅八条口の新京都ビルを売却

ワコールホールディングス(HD)は、新京都ビルを国内法人に売却する。譲渡日は5月27日予定。同ビルはJR京都駅の八条口に程近く、2016年に竣工した。ワコールのオフィスおよび、1〜2階に“美”について学べる「ワコールスタディホール京都」の開設により、図書館や展覧会、コワーキングスペースなどを設けていた。構造改革の一環で、浅草橋ビルや旧福岡事業所跡地などの売却に続くものだ。

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韓国コスメ「フィー」がチャーム型アイパレット&チークパレットを発売 “3Dボリューミンググロス”の新色も

韓国コスメ「フィー(FWEE)」は3月28日、チャーム型の“ポケットチークパレット”(全4種、各2475円)と、“ポケットアイパレット”(全5種、各2310円)をキューテン(Qoo10)で発売した。

“ポケットチークパレット”&“ポケットアイパレット”

“ポケットチークパレット”は手のひらに収まるコンパクトなサイズ感のアイテムで、チーク4色をセットにした。もちっとした柔らかなテクスチャーで、肌に溶け込み色むらなくナチュラルに血色を与える。カラーはピンク&ソーダ、ストロベリー&レモン、ポメロ&ピーチ、グレープ&ベリーの4種を用意した。

“ポケットアイパレット”は5色構成のアイシャドウパレットで、目元に密着するソフトな質感が特徴だ。カラーは青みピンク系、ピーチ系、白みピンク系、キャラメルブラウン系、グレーピンク系の5種。アクセントになるポイントカラーやグリッターも取り入れ、華やかな目元に導く。

また、両製品共に手のひらに収まるコンパクトなサイズ感で、バッグやベルトループなどに通して楽しめるキーリングが付いてくる。持ち運びに適しているだけでなく、ファッションアイテムとしても活用できる。

“3Dボリューミンググロス”

同日、人気のリップグロス“3Dボリューミンググロス”(各1760円)からも新色を発売する。1つのカラーに対して「淡い発色の30%、鮮明な発色の70%」と2種類の濃度展開があるが、今回はシロップのような光沢のある艶が特徴の濃度70%のピーチ、ロージー、ライチ、ヨーグルト、タロの5色が仲間入りする。パッケージはこれまで透明だったが、今回はメタリックな装いで特別感を演出している。

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「ルイ・ヴィトン」×村上隆の歴代コラボをアート・バーゼル香港で展示

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月30日(現地時間)まで、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催の「アート・バーゼル・香港(Art Basel Hong Kong)」で、村上隆とのコラボレーションを記念した展示を行う。

「ルイ・ヴィトン」のトランクのようなメタリックなブースに入ると、パリの「ルイ・ヴィトン」財団のパーマネント・コレクションが所有する村上のキャラクター“ゾウチョウクン(Zoucho-Kun)”、“タモンクン(Tamon-Kun)”の大きな彫像と、“スーパーフラット ジェリーフィッシュ アイズ 1(Superflat Jellyfish Eyes 1)”が来場者を迎える。

彫像やテキスタイル、ビデオが表すのは、村上が2000年に提唱した、“ハイ”と“ロウ”、ファインアートと大衆芸術・商業美術、日本と西洋の美学の境界を曖昧にする“スーパーフラット理論”だ。

 

同展覧会は、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が当時クリエイティブ・ディレクターを務めていた「ルイ・ヴィトン」03年春夏コレクションで発表された“モノグラム・マルチカラー”に始まる、村上と同ブランドのコラボアイテムも扱う。

03年に製作された33色のモノグラムが施された33個の“モノグラム マリリン トランク”や、08年発表の“モノグラモフラージュ”パターンのキャンバスと“キーポールバッグ”などを展示している。

「ルイ・ヴィトン」との“スーパーフラット”な試み

12月に米「WWD」のインタビューに応じた村上は、当時のアプローチは破壊的だと考えられていたと語っていた。「モノグラムそのものをキャンバスの上に描き、絵画として見せようとしていました。特に批判は受けませんでしたが、コラボをした恐らく1年後くらいから、オークションに出品した私の作品の価格が下がっていることに気が付きました。当時の現代アートの世界で、評判が良かったとは今でも思いません」と話した。

近年の村上にとって、「ルイ・ヴィトン」とのコラボはなくてはならない要素の1つだ。去年京都市京セラ美術館で開催した展覧会のため、村上は、「ルイ・ヴィトン」の“モノグラム マルチカラー トランク”を“お花の親子”像と一緒に展示することを提案していた。ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=「ルイ・ヴィトン」会長兼CEOは、即座に村上のアイデアに賛同したという。

村上はこれについて、「日本では、現代アートはマイナーですが、ファッションは皆が本当に本当に関心を寄せるものだからです。(『ルイ・ヴィトン』の展示)は、日本人の興味を惹くのに良いものだと思いました」と語っていた。

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「シピシピ」と「ロムアンド」が初コラボ こだわりを詰め込んだ「ロムシピ」10色アイパレットなど発売

ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」と、韓国のコスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」がコラボレーションする。4月25日にアイシャドウパレット、クッションファンデーション、リップグロスの3品を数量限定で発売する。

今回の日韓ブランド協業はふくれなと「ロムアンド」の“コスメを愛する気持ち”が共鳴し、実現した。“ピンクレシピ”をテーマに両ブランドの魅力を詰め込み、「ロムシピ(ROM&CIPI)」の名で展開する。

“ロムシピ レシピパレット”

“ロムシピ レシピパレット ベリーピンクスムージー”(3190円)は、柔らかなピンクをひとさじプラスしたピンク系の10色パレット。落ち着いた血色感のある色味をセットしたことで、甘すぎない魅力的な目元を演出する。上段5色は「シピシピ」が、下段5色は「ロムアンド」が色味をセレクトした。

“ロムシピ レシピクッション”

“ロムシピ レシピクッション”[SPF50+ PA+++](各2750円)は、「シピシピ」の人気クッションファンデーションを「ロムシピ」仕様にアップデートした商品だ。“フィットスキンクッション”の既存色に少量ピンクをプラスした限定の2色で、ほんのりと血色を帯びた肌に導く。

“ロムシピ レシピグロス”

“ロムシピ レシピグロス”(各1320円)は、「シピシピ」のリップ“ガラスプランパー”の容器に、「ロムアンド」のリップ“グラスティングカラーグロス”を入れたグロスで、ベタつきのないもちっとした付け心地が特徴だ。カラーはフレッシュなピーチピンク、使う人を選ばないニュートラルピンク、クールベリーピンクの3色を用意した。

先行販売を行うポップアップも

4月11〜20日には、同コラボレーションを祝し、東京・日本橋のイベントスペース「0th Hub Nihonbashi」でポップアップストア“ロムシピ ポップアップ”を開催する。コラボアイテムの先行販売を行うほか、SNSフォローなどで会場限定のカラーグロスを贈呈したり、購入特典なども用意した。

◾️「ロムシピ ポップアップ」
期間:4月11~20日
時間:11:00~20:00
会場:0th Hub Nihonbashi
住所:東京都中央区日本橋2-9-10 L.Biz日本橋2階

製品一覧

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注目のミュージシャン、ファビアナ・パラディーノが語る「音楽ルーツ」から「ファッションのこだわり」まで

伝説的ベーシストのピノ・パラディーノを父にもち、兄はイギリスのジャズ・シーンで活躍するロッコ・パラディーノという、音楽一家に育ったファビアナ・パラディーノ(Fabiana Palladino)。彼女が昨年発表したデビュー・アルバム「Fabiana Palladino」は、そんな出自もうなずかせる、タイムレスで洗練された魅力にあふれる作品だった。

幼い頃から彼女が親しんだ1980〜90年代のR&Bやソウル・ミュージックのエッセンスを現代に甦らせ、なめらかなグルーブと情感豊かなメロディーが織りなす奥深いサウンド。そして、アコースティックな楽器と交差するシンセサイザーの鋭いエレクトロニックの響きが、ソングライターであり「プロデューサー」としての彼女の革新性を強く印象づける。SBTRKT(サブトラクト)やサンファ(Sampha)らのセッション・ミュージシャンを務める中で身につけた生演奏のダイナミズムと、共同で制作を手掛けたジェイ・ポール(Jai Paul)との化学反応がもたらした直感的な音づくりのアプローチ。そうしてクラシックなスタイルに新たな息吹が吹き込まれ、枠を超えた自由な創造性が「Fabiana Palladino」には結実している。

コロナ禍の孤独とノスタルジーの中で生まれた「Fabiana Palladino」の楽曲たち。そこには、音楽が持つストーリーテリングの力が、彼女の手によって鮮やかに描き出される瞬間が捉えられている。アルバムのアートワークは、そんな内省的な心情を映し出す鏡であり、自身も制作に携わったミュージック・ビデオは、彼女のクリエイティブな冒険心が癒しへと昇華されるプロセスに視覚的な深みを与えている。そのサウンドや、ファッションも含めたビジュアル表現によって形づくられた彼女の独自のスタイルについて、今年1月に行われた来日公演2日目のステージ前に話を聞いた。

デビューアルバムにみる音楽的影響

——デビューアルバム「Fabiana Palladino」で、1980年代や90年代のR&B、ソウル・ミュージックのエッセンスを取り入れた音楽をつくろうとしたのはどうしてだったのでしょうか。

ファビアナ・パラディーノ(以下、ファビアナ):このアルバムをつくっているとき、子どものころに聴いていた音楽をよく思い出していたんです。特に、成長期から10代、20代にかけて夢中だったソウル・ミュージックやR&Bについて。ああいう音楽はずっと私の身近にあって、いつか自分でもそんな音楽をつくりたいって思っていました。だから私にとってはすごく自然な流れだったし、こういうサウンドこそが私が表現したい音楽そのものだったんです。

——他のインタビューではジャネット・ジャクソンや80年代にジャム&ルイスが手がけた作品からの影響について話されていましたが、例えば、その大好きだったR&Bやソウル・ミュージックの中にはシャーデー(Sade)も入っていたりしますか。

ファビアナ:シャーデーは大好きです。ただ、ちゃんと聴くようになったのはここ2、3年です。彼女の音楽はもちろん、その雰囲気やルックス、そしてミュージシャンとしてのエネルギーにとても惹かれます。彼女からはたくさんの刺激やインスピレーションをもらっているし、私にとって間違いなく大きな存在ですね。

——デビュー・アルバムの「Fabiana Palladino」ではさまざまなアコースティック楽器と並んで、シンセサイザーが効果的に使われているのが印象的です。いわゆるエレクトロニック・ミュージックと呼ばれる音楽とはどのように接してこられたのか、興味があります。

ファビアナ:私はエレクトロニック・ミュージックをそれほどたくさん聴いてきたわけではないけれど、好きなアーティストの中にはエレクトロニック・サウンドを取り入れて“遊んでいた”時期がある人がいます。その代表格がプリンスで、彼は80年代にドラムマシンやシンセサイザーを活用していました。ただ、私がそうした音楽に興味を持つようになったのは、実際に自分で音楽をつくり始めてからで、一緒に仕事をしたアーティストたちからの影響が大きいと思います。

例えばSBTRKTはその一人です。前(2014年)に彼のバンド・メンバーとして「フジロック」に出演したことがあるのですが、その経験を通じて、エレクトロニック・ミュージックへのアプローチの仕方や、ソングライティングと融合させる方法を学びました。さらに、サンファのようなアーティストをフィーチャリングする現場——特にアルバム「Wonder Where We Land」(14年)の制作過程――を間近で見ることで、多くのインスピレーションをもらいました。なので、SBTRKTからは間違いなく大きな影響を受けていますね。

——SBTRKTと制作を共にした中で特に印象的だったことはなんですか。

ファビアナ:彼のライブをつくり上げるアプローチやショーの構成は、本当に刺激的で独特なものでした。というのも、彼の音楽ではたくさんのことが“起こっている”からです。たくさんのドラム、たくさんのシンセ、たくさんのボーカルが織り交ざり、それらをまとめてライブで表現する方法を見つけるのはものすごく複雑な作業でした。でも、彼はそれを驚くほど見事にやってのけた。それも全て生演奏で。バックトラックに頼ることなく、全てのシンセがライブで演奏されていて、とても難易度が高い。成功させるまでには何度も試行錯誤が必要でしたが、彼が最終的につくり上げたものは本当にエキサイティングで、斬新で、大きな影響力があったと思います。

ジェイ・ポールとの協業

——ちなみに、ファビアナさんはクラブに行ったりしますか。

ファビアナ:ノー(笑)。めったに行かないですね。

——今作であなたと共同プロデューサーを務めているジェイ・ポールといえば、アンダーグラウンドなクラブ/エレクトロニック・ミュージックのイメージがありますが、彼とはどのようにして出会ったのでしょうか。

ファビアナ:出会ったのはクラブとは全く関係ない場所でした(笑)。彼からメールが届いたんです。私は彼のことを知らなかったし、共通の友人もいなかったのですが、彼はSoundCloudで私の音楽を聴いたことがあったそうで。彼が制作中の音楽でボーカルを探しているという話を聞いて、なんとなく会うことになったんです。そのころ、彼は次に何をしようか考えていた時期で、兄(A. K.ポール)と一緒にレーベル(「Paul Institute」)を立ち上げることを決めたばかりでした。それで、一緒に仕事をするアーティストを探していて。だから、私にとっては全てが絶妙なタイミングで重なった瞬間だったんです。

私は彼の音楽の大ファンで、彼を通じてアンダーグラウンドな音楽からも影響を受けているのを感じます。彼の音楽はとても折衷的ですが、その中に“ソングライター”としての要素がしっかりあって、単なるアンダーグラウンドにとどまらない音楽性も持ち合わせている。そこが彼の音楽の好きなところだし、私にとって刺激的なんです。

——実際に彼と一緒に作業してみてどうでしたか。

ファビアナ:ジェイってとても本能的な人です。私が彼と一緒にやり始めたころには、すでにほとんどの曲を自分で書いてて、6、7割くらいは自分でプロデュースしてたんです。それで彼に曲を聴かせたら、すぐにドラムマシンをいじり始めたり、ギターを弾いたり、いろんな楽器を次々と演奏しだして。彼って直感でどんどん音を重ねていくタイプなんです。だから私たちの間では特に話し合う必要もなく、自然と何か面白いものが生まれてくる感じでした。

彼のアイデアって、いつも私の音楽を引き上げてくれるんです。彼は私とは違ったアンダーグラウンドなエレクトロニック・ミュージックのアプローチを持っていて、私よりずっと実験的です。私はどちらかというとクラシックなスタイルだから、彼みたいな人と一緒にやることで、すごくいい化学反応が起きてるし、うまくハマってる気がします。

——ちなみに、ジェイ・ポールは素性がミステリアスな印象が強いですが、彼の人となりが分かるようなエピソードはありますか。

ファビアナ:たくさんありますよ(笑)。ジェイはとても愉快で、ユーモアのある人です。彼の音楽には独特な……なんというか、イギリス的なユーモアが詰まっていて。例えば「ハリー・ポッター」のサンプルを使ったり、挑発的で不遜な雰囲気があるんです。だから、一緒に仕事をしていて本当に楽しい。彼は気取らない人で、尊大な態度を取らない。何でも試してみるし、くだらないことだってやってみる。彼にとって音楽はとても大切なものだけど、いつも真面目にやっているわけじゃない。だからこそ、彼の音楽には遊び心が感じられて軽快なんだと思います。

MV、アートワークについて

——アルバム収録曲の「I Can't Dream Anymore」のMVでは、ファビアナさんが「コンセプター」としてクレジットされています。海や船上のシーンと、船内やベッドルームのシーンとの対比がとても印象的ですが、制作の背景について教えてください。

ファビアナ:その曲をつくったのはロックダウン中で、隔離された状態で1人、夜遅くまで作業していました。その時に、ラジオで「Shipping Forecast(船舶気象予報)」を聴いていたんです。昔から続いている番組で、船乗りやボートを持つ人たちに向けて海の情報を放送しているものなんですけど、あの時の私はそれを聴くことが心の癒しになっていて。実は私以外にも、深夜にリラックスするために聴いている人が結構いたみたいなんです。

それで、母がその放送を曲に入れるアイデアを思いついたんです。そして、そのことを母に話したら「船の上でビデオを撮るべきよ」って言われて。すると母は「Radio Caroline」のことを教えてくれました。それは60年代にあったイギリスの伝説的なラジオ局で、海賊ラジオの元祖だったそうです。そこから少し調べてみて、レーベルの人にそのアイデアを話したところ、(ラジオ局が置かれていた)当時の船がまだ一つ残っているのを探し出してくれて、そこで撮影できることになったんです。とても楽しくてエキサイティングな経験でした。視覚的にも曲の世界を表現できた素晴らしい作品になったと思います。

——ビデオでのファビアナさんはとても自然体に見えましたが、実際はどうでしたか。

ファビアナ:いや、とても不自然だったと思います(笑)。そうならざるを得なかったというか、経験がないことだったので難しかったですね。でも、演技の楽しさを味わうためにベストを尽くしました(笑)。

——音楽一家で育ったファビアナさんですが、音楽以外で自分を形づくったアート、映画や小説でも何かあったら教えてください。

ファビアナ:音楽ほどではないけれど、視覚的な要素は間違いなく私にとって重要なものです。例えば、「Paul Institute」からリリースされた最初の3枚のシングルはSFの影響を受けていて、それは彼ら(ジェイとA. K.ポール)との共通の趣味でもあります。私はずっとSFやファンタジーが大好きで、そうした作品に登場する、ちょっと過激で独特なビジュアルに惹かれていたんです。その影響がアルバムに直接的に反映されているわけではないけれど、シンセサイザーを使ってそうした世界観を音でつくり出そうとしたり、間接的な形で反映されている部分はあると思います。

——ちなみに、どんなファンタジーやSF作品が好きなんですか。

ファビアナ:エイリアン・シリーズが大好きなんです。特に「エイリアン」と「エイリアン2」にはとても影響を受けました。他にも好きな作品があって、ここ数年で観た中では、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」や「DUNE/デューン 砂の惑星」が特に印象に残っています。とても衝撃を受けた作品ですね。

——デビュー・アルバムはアートワークもとても印象的です。ベルリン時代のデヴィッド・ボウイや、グレイス・ジョーンズの作品も連想させる、無機質さとセンシュアルな魅力を併せ持ったイメージに惹かれます。

ファビアナ:(アートワークでは)曲の雰囲気や、アルバムをつくっていた当時の気持ちを表現したかったんです。その時期は、COVID-19の影響でかなり孤立していて、それ以外にも個人的な理由があって、内省したり過去を振り返ったりする時間でもありました。だから、アルバムのサウンドを反映したものにしたかったし、ノスタルジックな感じを取り入れながらもモダンな雰囲気を残して、その2つを融合させるようなアプローチを目指したんです。

それで、“孤独な人物像”について考え始めたとき、すぐにフィルム・ノワールや1940年代のミステリアスな深夜の街の映像が頭に浮かびました。それが最初のコンセプトだったんです。そして、グレイス・ジョーンズやデヴィッド・ボウイは間違いなく私のイメージボードにありました。彼らはロールモデルのような存在で、特にボウイの「ロウ(Low)」のような雰囲気は意識していました。とても印象的で大胆でありながら、どこかミステリアスなものにしたかったんです。

ファッションのこだわり

——アートワークと同様に、アーティスト写真やステージでの「ファッション」も、音楽や作品の世界観を形づくる大事な要素ですよね。その辺り、どんなこだわりがありますか?

ファビアナ:ステージで何を着るかは、今も試行錯誤しているところです。自分らしさを保ちつつ、より洗練された、進化した自分を見せたい。でも、コスチュームっぽくなるのは嫌なんです。私はファッションが大好きだから、ファッションとコスチュームをうまくミックスさせたいと思っていて、そういうことをよく考えています。どうやったらうまくまとめられるか、ずっと模索してますね。ただ、快適さも大事で。暑すぎたり寒すぎたりするのはダメで、そのバランスを取るのが難しい。だから、いろんなアーティストを参考にしてきてて、例えばPJハーヴェイはとても素晴らしいと思う。彼女のスタイルは本当にユニークで、ファッションとコスチュームが見事にミックスされている。特に90年代の彼女のスタイルが大好きで、過去にやってきたことや今やっていることにもすごく惹かれます。

——ファビアナさんというと、スーツ姿の印象が強くあります。

ファビアナ:そう、そこについては、ある意味でジェンダーに関係しているんです。私は、すごく女性的でも、すごく男性的でもなくて、ちょうどその中間なんです。アンドロジニー(両性具有)のような感覚にずっと共感してきました。時にはおてんば娘のようになりたいと思うこともあれば、フェミニンでいたい時もある。その2つをミックスするのが好きなんです。スーツは男性的な象徴でありながら、ビジュアル的にも力強くて、ステージ映えする。ステージに立つと、パワフルで強い自分を感じることができる。それが(スーツを着る)理由ですね。

——アンドロジニーという話は、先ほど名前をあげたボウイやグレイス・ジョーンズともつながるところですね。

ファビアナ:そうですね。2人ともインスピレーションを与えてくれるアーティストです。特にボウイは私にとって大きな存在です。

——音楽的な部分でもボウイから受けた影響は大きいですか。

ファビアナ:そうですね。彼は私が13歳か14歳のころからずっと大好きなアーティストの1人だったんですが、この半年くらい、彼のライブ映像を見たり、インタビューや晩年の作品をたくさんチェックして、改めてハマってしまいました。ずっと好きだったのに、今まで聴いたことのない曲や知らなかった一面もたくさんあって、知るたびに本当にすごいなって。これまで以上に彼を深く知ることができて貴重な経験になっているし、インスパイアされてますね。

——ちなみに、オフのファッションのこだわり、最近買ったお気に入りのワードローブを教えてください。

ファビアナ:昨夜のステージでも着た「ガニー(GANNI)」のジャケットを買いました。「ガニー」は好きなブランドで、このジャケットはシンプルで着心地が良くて気に入っています。あと、「ディーゼル(DIESEL)」のブルーのベルベットパンツもお気に入りです。それから靴は……そう、「アディダス(ADIDAS)」のテコンドーシューズ。これが大好きなんです。「アディダス」とかスポーツウエアが好きで、「Paul Institute」のスタイルにも通じる雰囲気があるんです。着心地が良くて生地もいいものが好きで、年齢を重ねるにつれて品質にもこだわるようになりました。だから、少しずつ質の良いブランドのものを集めたいなって思っています(笑)。

坂本龍一の大ファン

——ところで、ファビアナさんにとって「日本の音楽」というとどんなイメージをお持ちですか。「日本」から連想する音楽は?

ファビアナ:坂本龍一さんの大ファンなんです。昨夜のセットでは、彼の「Rain」を少しだけ演奏しました。他に好きなアーティストだと、小さいころから聴いて育った阿川泰子さん。それから、私の友人の何人かが(宇多田)ヒカルさんのツアーで彼女のバンドに参加しているので、最近は彼女の音楽もチェックしています。

——坂本龍一の音楽とはどのように出会ったんですか。

ファビアナ:きっかけは父なんです。父は90年代に坂本龍一さんの「Heartbeat」というアルバムでベースを弾いていて。ミュージシャンの友人たちも坂本龍一さんにすごく影響を受けていて、それで私も改めて彼のことを知るきっかけになりました。昨年公開された坂本龍一さんの最後のパフォーマンスを記録した映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」も観に行きました。本当に素晴らしい映画でした。

——最後に、デビュー・アルバムをセルフタイトルにした理由について改めて教えてください。

ファビアナ:そう……タイトルを決めるのは本当に難しかったですね。いくつか他の候補も考えたんですが、どれもしっくりこなくて、結局セルフ・タイトルに落ち着きました。でも、これが私の初めてのアルバムにふさわしい気がしたんです。完成するまでにとても時間がかかったし、すごく個人的で内省的な作品になったから。なので、自分の名前をつけることに意味があるって思ったんです。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

デビュー・アルバム「Fabiana Palladino」

■ Fabiana Palladino
release: 2024年4月5日
TRACKLISTING:
01. Closer
02. Can You Look In The Mirror?
03. I Can’t Dream Anymore
04. Give Me A Sign
05. I Care
06. Stay With Me Through The Night
07. Shoulda
08. Deeper
09. In The Fire
10. Forever
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13882

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ファミマ「コンビニエンスウェア」から新商品 デニムショートパンツやポロシャツなど

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は4月1日から順次、デニムショートパンツやポロシャツなど、各種新商品を発売する。ファミリーマート一部店舗で販売する。

新商品を多数ラインアップ 
タンクトップやUVカットのキャップも

アイテムは、11.5オンスの素材を用いたデニムショートパンツ(2990円)、USAコットンの厚手素材で仕上げたスエットショートパンツ(1998円)、綿とナイロンの混紡糸を用いたショートパンツ(1998円)、UVカット機能付きのキャップ(1998円)とハット(1998円)、リジェネラティブ・オーガニック認証を受けたオーストラリアコットンを使ったポロシャツ(2990円)、USAコットンのリブタンクトップ(1290円)をラインアップする。

落合宏理デザイナーは、「春の第2弾のリリースはオーバーサイズのポロシャツとデニムショートパンツ、今までにないアイテムが展開される。全国展開をして5年目で『コンビニエンスウェア』が持つ可能性を感じ、よりアパレルらしい商品のラインアップを展開する。みなさまの日常の中に、ファミリーマートで洋服を買う文化が定着するとうれしいです」と語っている。

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石川に日本最大の「観光できる繊維工場」、カジグループが社運をかけ70億円を投じたワケ

カジグループは4月10日、石川県かほく市に70億円を投じた新工場「カジファクトリーパーク(KAJI FACTORY PARK)」を稼働させる。同社は極薄のナイロン織物で世界でトップクラスの実力を持つ企業だが、企業規模は年商で数百億円の前半と見られる。そう考えると、70億円を投じて工場を新設すること自体が、かなり異例だ。加えてクラフトツーリズム(産業観光)型の工場として位置付け、4.3万㎡の敷地に織物生産工場のほか同社が展開するトラベル雑貨ブランドの「トゥー アンド フロー(TO&FRO)」、ファクトリーブランドの「ケースリービー(K−3B)」の店舗、レストラン、北陸産の漆器や雑貨などを集めたセレクトショップを集積する。敷地内には子ども用の遊具や樹齢1000年のオリーブの木、多数のベンチなども配置する。

大手企業ですら繊維事業から撤退するなど日本の繊維産業自体が苦戦する中、同社はなぜ新工場を新設したのか。梶政隆・社長に聞いた。

繊維では異例の観光できる工場「ファクトリーパーク」
樹齢1000年のオリーブの木も

WWD:「ファクトリーパーク」と銘打って、建物の中にはセレクトショップやレストラン、敷地内には樹齢1000年のオリーブや子どもの遊具、多数のベンチも設置した。

梶政隆カジグループ社長(以下、梶):いいでしょ。とてもワクワクしている。お客用の駐車場の隣には「ウェルカムガーデン」。ここは子ども用の遊具をたくさん作った。夏になるとグルグル動き回る10数個のウォータージェットが出るようになってて、水遊びができる。そのままスロープを上がると、南イタリア産の樹齢1000年とスペイン産の樹齢500年のオリーブの木のある「オリーブガーデン」。晴れた日にはベンチに座ってコーヒーを飲みながら立山連峰を眺めると気持ちいいんだ。

WWD:斜陽と言われる繊維産業の中で、70億円を投じて工場を新設した。投資の原資は?

梶:大半が銀行からの借り入れだ。実は当社はかなり財務体質が良かったが、工場の新設でだいぶ悪化した。

WWD:なのに樹齢1000年のオリーブの木など、繊維工場としては異例づくめの作りだ。なぜこのような工場を?

梶:このオリーブの木一つで織機が3台買えてしまう。だが、工場を観光地のように常に人が集まる場所にしたかった。「なぜファクトリーパークにしたか?」ということへのアンサーは、まさに「斜陽」と言われる繊維産業のイメージを変えたかったからだ。10年先、30年先を考えると、「雇用問題」はまさに経営危機と直結する。ただでさえ人手不足なのに、「斜陽」というイメージがあればさらに人は来ない。当社は2034年で創業100年を迎えるが、このまま何もしなければ人手不足に陥るのは目に見えている。特に当社は極細のナイロンを使って1メートルで10グラム前後という極薄織物が得意で、扱う糸が細いため、目のいい若い人が定期的に入ってこないと、事業自体が立ち行かなくなる。そういった危機感が強い。

WWD:以前からテキスタイルのブランディングに力を入れてきたが。

梶:もう一つの狙いはブランディングだ。当社はグループ内に糸加工や繊維機械の企業を所有しており、細かい工夫を積み重ねて極薄のナイロン生地を製造している。ナイロンの極薄生地に関しては、今なお世界のトップクラスのポジションにいると自負している。ただ、いくら世界でトップレベルのナイロン生地を作れる、と言ってもなかなか売値には跳ね返ってこない。最終消費者へのリーチが足りなていないからだ。2012年からトラベルグッズブランドの「トゥー アンド フロ-
」、19年にはファクトリーブランドの「K−3B」を立ち上げ、20年にはテキスタイルブランド「カジフ(KAJIF)」もスタートした。全てブランドを通じて直接、消費者にテキスタイルの付加価値の高さをアピールしたかったからだ。

WWD:「ファクトリーパーク」の構想はいつから?

梶:工場の新設自体は2017年ごろから考えていたが、当初はサステナブル対応の工場にしようかな、くらいの感じだった。ただ、縁があってこのかほく市の1万坪の敷地を見た瞬間に、ぱっととひらめいた。ずっと頭を悩ませていた人手不足やテキスタイルのブランディング、工場の新設が有機的につながって「パーク構想」が見えた。

WWD:トータルディレクターにはメソッドの山田遊代表、植栽・ガーデンにはプラントハンターの西畠清順氏、内装には佛願忠洋(ぶつがん・ただひろ)ABOUT代表とクリエイターを巻き込んだ。

梶:ファクトリーパーク構想がひらめいてから、一人ひとり個別に私の方から声をかけた。ファクトリーパーク構想を実現する上で、鋳物の能作が仕掛ける富山県の高岡市、スイーツのたねやによる「ラコリーナ近江八幡」、コスメ大手のSHIROの手掛ける北海道の砂川など、日本の産業観光の主だったところにはすべて足を運んで回って、勉強しながら、クリエイターたちと一緒に中身を練った。ブルネロ・クチネリのソロメオ村も直接行ったことはないが、ネットや本など手に入る情報にはすべて目を通した。

WWD:目指すのは?

梶:工場自体は2024年12月に織機が全部入って稼働しており、年明けからはすぐにフル稼働になった。延床面積は工場や店舗、レストランなどを含め2層で1万1219㎡。165台のウォータジェット織機を新たに導入した。ここから車で10分の距離にある高松工場(織機250台)も含めると、年産の織物生産は1000万㎡になる。

梶:新工場の設立を機にDX投資もかなり行った。今は高松工場も含めて織機も1台単位で稼働率をモニタリングできるようになっている。実は生産効率の面でかなり大きく、投資の返済原資はこの部分の粗利の増加分だ。

梶:ビジネスの面で言えば、テキスタイルのブランディングに成功したら、例えば当社の生地の平均単価900円が100円上がれば、年間1000万mの当社からするとそれだけで収益は10億円アップする。借金なんてすぐに返せる(笑)。

梶:これまでずっと、当社に限らず、テキスタイル、あるいは日本の繊維業界のイメージアップのため、何をすればいいのか考え続けてきた。繊維は衣・食・住の一つを担う重要な産業で、しかも日本の繊維は世界的にも高い技術や競争力を持つ。なのに、全然アピールができていない。この新工場は、「斜陽」みたいなイメージを払拭し、重要な産業であることを日本全体にアピールするの試金石だ。ここからいろんなモノ・コトを仕掛けていく。すでにいくつかのブランドとは協業して一緒に展示会やファッションショー、フェスをやろうという話が進んでいる。繊維やファッションだけでなく、エンタメやエレクトロニクスなどこれまで当社として接点のなかった異業種コラボレーションにもぜひ取り組みたい。目指すは、多彩な人が行き交う「イノベーションのハブ」。

こうしたイベントなどを仕掛けるため、新たに10人の専任スタッフで「産業観光部」も発足した。当社は24時間操業だが、正月とお盆などの工場が休みの日には、寿司や焼き肉などのマルシェを開いたっていい。

かほく市自体が実はとても素敵なところだが、宿泊施設などが少ない。工場のすぐ裏が海辺になっていて、とても気持ちのいい場所があり、そこにレストランや小さなホテルを誘致して、かほく市自体をもっと盛り上げたいとも思っている。今回は多彩なクリエイター後からも借りた。そうしたクリエイターも含め、この工場をハブにしてかほく市を盛り上げ、いずれは市全体のGDPを上げる。本気だ。

WWD:今後は?

梶:100年先も生き残るための投資と考えれば、70億円も100で割ったら大したことではない。繊維はまだまだ可能性はある。先ほど異業種交流と言ったが、実は繊維産地同士の交流だってまだまだ少ない。他の繊維産地とも一緒にぜひコラボレーションしたい。まずはぜひ工場を見に来てほしい。当社は何も隠さないオープンファクトリーでもある。これから先、現時点では僕が想像できないことがどんどん起こる。それに本当にワクワクしている。

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「アシックス」が「アー・ペー・セー」とコラボ プレッピーなテニスコレクション

「アシックス(ASICS)」は4月5日、「アー・ペー・セー(A.P.C.)」とコラボレーションしたテニスコレクションを発売する。「アシックス」公式オンラインストア及び原宿旗艦店などで順次販売を開始する。

本コレクションは、オンコートとオフコートそれぞれのシーンに合わせた全18型で構成。「アー・ペー・セー」のシグネチャーであるモノクロームの美学を忠実に表現した鮮やかなブルーとホワイトのカラーパレットと、1970年代のプレッピースタイルを落とし込んだユニセックスなデザインが魅力だ。

オンコートアイテム

オンコートコレクションでは、「アシックス」のパフォーマンステクノロジーと「アー・ペー・セー」の洗練されたスタイルを融合したアイテムを展開。ウィメンズにはクルードレス(全2色、1万5950円)、クルースリーブレストップ(全2色、各9900円)、ショーツ(全2色、各9900円)、ロングラインブラ(7150円)、スプリンターショーツ(7150円)の全5アイテムを、メンズにはクルーショートスリーブトップ(全2色、各9900円)、クルースリーブレストップ(全2色、各9900円)、ショーツ(全2色、各8250円)の全3アイテムをラインアップする。

クルードレス、クルースリーブレストップ、ショーツには、日本の重ね着の技法“重ね”や統一を象徴する円形のモチーフ“円相”、日本の伝統的な絞り染めの技法“絞り”に着想したデザインを採用。「アシックス」発祥の地である日本ならではの、伝統美を追求したシルエットとなっている。

さらに、テニスシューズ“ゲルレゾリューションX × アー・ペー・セー(GEL-RESOLUTION X × A.P.C.)”(2万2000円)と“ソリューションスピードエフエフ3 × アー・ペー・セー(SOLUTION SPEED FF 3 × A.P.C.)”(1万9800円)がそれぞれウィメンズとメンズサイズで登場。

ウィメンズはどちらも22.5〜26.0cmで、メンズの“ゲルレゾリューションX×アー・ペー・セー”は25.0〜29.0、30.0cmで、“ソリューションスピードエフエフ3 × アー・ペー・セー”は25.0〜29cmで展開する。

そのほか、キャップ(3850円)、リストバンド(1650円)、クルーソックス(全2種、各2420〜2640円)の小物もラインアップする。

オフコートアイテム

オフコートコレクションには、「アー・ペー・セー」のジュディス・トゥイトゥ(Judith Touitou)=クリエイティブ・ディレクターがデザインを手がけた特別仕様のスニーカー“ゲルカヤノ14 ×アー・ペー・セー(GEL-KAYANO 14 × A.P.C.)”(全2色、各3万5200円)が登場。カラーは“ホワイト×ピュアシルバー”と“ミッドナイト×インディゴフォグ”の全2色で、それぞれ23.0〜29.5cmで展開する。

本アイテムは、「アシックス」ファミリーのアスリートである、内島萌夏選手やアレックス・デミノー(Alex De Minaur)選手、ボルナ・チョリッチ(Borna Coric)選手、ロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti)選手、ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)選手、ハリエット・ダート(Harriet Dart)選手、ジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini)選手らがコート上で着用する予定だ。

トゥイトゥは本コレクションについて「『アシックス』のアスリートたちが成功に向かう過程で生み出すスポーツの美しい動きに焦点を当てるため、洗練されたシルエットをめざした。また、この考え方をあらゆる人々のライフスタイルに反映させたいと考え、私たちのグラデーションプリントを施すなど遊び心を加えた」と語っている。

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ヤギが環境配慮素材ブランド「ユナ・イト」で見せた「サステナぶらないサステナブル」

繊維商社のヤギは3月、環境配慮型素材ブランドのリブランディング活動である「ユナ・イト プロジェクト(UNITO project)」の展示会を東京都内で行った。ヤギは昨年11月、素材や用途で分散していた環境配慮型素材のブランドを「ユナ・イト」に統合。オーガニックコットン「ユナ・イト オーガニック(UNITO ORGANIC)」とリサイクル100%を追求したコットン素材「ユナ・イト リサイクル 100(UNITO RECYCLE 100)」、リサイクルポリエステル「ユナ・イト ポリエステル(UNITO POLYESTER)」、リサイクルポリエステルにテクノロジーや機能を加えた「ユナ・イト プラス(UNITO PLUS)」、日本を代表する合繊テキスタイル産地である北陸の技術力を活用したリサイクルナイロン「ユナ・イト ナイロン(UNITO NYLON)」という5つのラインに集約した。

日本最大級の質・量を誇るオーガニックコットンでは、オーガニックテキスタイルの国際基準を取得しているほか、約9割をトレーサビリティーシステム「コットン・アイディー(COTTON ID)」と連動し、綿花農場から紡績までをトレース管理できる体制にしている。また、ヤギと一般財団法人PBPコットンで共同運営するPBPヤーンプロジェクトを通じ、オーガニックコットン糸の出荷ケース単位で寄付金を積み立て、インドの綿花農家のオーガニックへの転換支援や自立支援、就学・奨学支援も行っている。

コットンのリサイクル100%を追求した「ユナ・イト リサイクル100」では、革新的な最新鋭機を持つインドの有力企業とタッグを組み、紡績工場や生地工場で出た糸くずや生地のハギレを原料にして糸を生産。リサイクル原料の国際認証も取得している。いずれの「ユナ・イト」コットン素材でもパーカやカットソー、スエット、カジュアルなシャツなど、糸の特性を生かした製品を開発している。

「ユナ・イト ポリエステル」「ユナ・イト ナイロン」は、いずれも世界で今なお高い競争力を誇る北陸産地の企業とタッグを組み、リサイクル原料の国際認証も取得している。「ユナ・イト ポリエステル」は使用済みPETをリサイクルしたもの。卓越した技術力を持つ北陸企業で仮撚り加工やカバーリングを行い、差別化したテキスタイルを生産する。こちらはフリースやユニフォームといったアパレル以外にカーシートなどの産業資材でも展開する。

「ユナ・イト ナイロン」は工場内から出た糸くずを収集しリサイクルしている。こちらも北陸で撚糸や仮撚り加工を行い、差別化したテキスタイルに仕上げる。

ヤギは「ユナ・イト」プロジェクトの中で、「サステナぶらないサステナブル」を掲げ、環境負荷の軽減や生産者の保護など、それぞれの素材の特性に応じた本質的な「サステナブル」を追求する。「言葉ではなく、行動とモノ作りで未来を変えていく」と意気込む。

問い合わせ先
ヤギ
06-6266-7895

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「ホワイトマウンテニアリング」と「リーボック」のコラボ第2弾スニーカー チャコールとブラウンの2色

「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は4月11日、「リーボック(REEBOK)」とのコラボレーション第2弾スニーカーを発売する。カラーはチャコールとブラウンの2色で、サイズは22.5〜31.0cmを展開。価格は3万1900円で「ホワイトマウンテニアリング」の直営店、両ブランドのオンラインストア、「リーボック」の渋谷、原宿、心斎橋、博多などで販売する。

今回は「リーボック」の代表作でもある“クラシックレザー(Classic Leather)”をベースにアレンジ。オリジナルのトライアングルパターンをグラデーションで表現したアッパーと上品なカラーリング、パーツごとに異なる素材使いでどんなスタイル、シーンでもフィットするシューズに仕上げた。

アイテム画像

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「アレキサンダーワン」ギンザ シックス店がコンセプトを新たに改装 記念の限定アイテムやノベルティーも

「アレキサンダーワン(ALEXANDERWANG)」はこのほど、ギンザ シックス店をブランドの最新ストアコンセプトを取り入れニューアルオープンした。同店では、リニューアル記念のアイテム3型を発売するほか、数量限定のノベルティーも用意する。

シルバーで統一したモダンな店内
商品のディスプレーもバリエーション豊かに

新たな店内は、什器をステンレスのシルバーパイプを用いたもので統一し、モダンな雰囲気を演出。壁面のディスプレースペースを拡大し、バッグやシューズなどのアイテムを以前よりも豊かなバリエーションで展開する。

同店限定のアイテムやノベルティーを用意

同店では、リニューアルオープンを記念して、ブランドのアイコンであるクリスタルをあしらったハートモチーフが特徴の“beiress リストレット”(19万2500円)“ハート リストレット”(9万6800円)“ハートアイマスク”(4万9500円)の3型を限定商品として発売。さらに3月22日〜4月20日までの間、税込8万8000円以上の商品を購入した人には、オリジナルロゴ入りのトートバッグを数量限定でプレゼントする。

店舗概要

◼️「アレキサンダーワン」ギンザ シックス店

時間:10:30〜20:30
場所:ギンザ シックス 3階
住所:東京都中央区銀座6-10-1

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「アレキサンダーワン」ギンザ シックス店がコンセプトを新たに改装 記念の限定アイテムやノベルティーも

「アレキサンダーワン(ALEXANDERWANG)」はこのほど、ギンザ シックス店をブランドの最新ストアコンセプトを取り入れニューアルオープンした。同店では、リニューアル記念のアイテム3型を発売するほか、数量限定のノベルティーも用意する。

シルバーで統一したモダンな店内
商品のディスプレーもバリエーション豊かに

新たな店内は、什器をステンレスのシルバーパイプを用いたもので統一し、モダンな雰囲気を演出。壁面のディスプレースペースを拡大し、バッグやシューズなどのアイテムを以前よりも豊かなバリエーションで展開する。

同店限定のアイテムやノベルティーを用意

同店では、リニューアルオープンを記念して、ブランドのアイコンであるクリスタルをあしらったハートモチーフが特徴の“beiress リストレット”(19万2500円)“ハート リストレット”(9万6800円)“ハートアイマスク”(4万9500円)の3型を限定商品として発売。さらに3月22日〜4月20日までの間、税込8万8000円以上の商品を購入した人には、オリジナルロゴ入りのトートバッグを数量限定でプレゼントする。

店舗概要

◼️「アレキサンダーワン」ギンザ シックス店

時間:10:30〜20:30
場所:ギンザ シックス 3階
住所:東京都中央区銀座6-10-1

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【2025年夏コスメ】「アルマーニ ビューティ」のサテンルージュにヌードカラー3色が限定登場

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は4月25日、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)を数量限定で発売する。

同リップは、サテンドレスをまとったような光沢感と鮮やかな美発色が続く、色移りしづらいリキッドルージュ。潤い感や付け心地の良さをもたらす水性ジェルと、唇と一体化するような密着感と色持ちをもたらす無水ジェルをダブルで配合した “ダブルジェルテクノロジー”を採用している。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

“肌の延長”のようなロージーブラウンカラー

カラーは、ロージーブラウンにピーチを効かせたオーセンティックな“ヌード シエナ”、唇本来の色に血色感をプラスした柔らかな“ヌード ローズウッド”、太陽の日差しを浴びたようにヘルシーに輝く口元を演出するスパイシーなブラウン、“ヌード シナモン”の3色をラインアップ。まるで肌の延長のようなヌードカラーで、ナチュラルに肌を輝かせる。

マットなローズブラウンカラーを施したエレガントな限定パッケージには、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のモノグラムをシルバーであしらった。

製品一覧

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【2025年夏コスメ】「アルマーニ ビューティ」のサテンルージュにヌードカラー3色が限定登場

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は4月25日、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)を数量限定で発売する。

同リップは、サテンドレスをまとったような光沢感と鮮やかな美発色が続く、色移りしづらいリキッドルージュ。潤い感や付け心地の良さをもたらす水性ジェルと、唇と一体化するような密着感と色持ちをもたらす無水ジェルをダブルで配合した “ダブルジェルテクノロジー”を採用している。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

“肌の延長”のようなロージーブラウンカラー

カラーは、ロージーブラウンにピーチを効かせたオーセンティックな“ヌード シエナ”、唇本来の色に血色感をプラスした柔らかな“ヌード ローズウッド”、太陽の日差しを浴びたようにヘルシーに輝く口元を演出するスパイシーなブラウン、“ヌード シナモン”の3色をラインアップ。まるで肌の延長のようなヌードカラーで、ナチュラルに肌を輝かせる。

マットなローズブラウンカラーを施したエレガントな限定パッケージには、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のモノグラムをシルバーであしらった。

製品一覧

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新ブランド「フラクション」が伊勢丹メンズ館でポップアップ クロコダイルのジャケットを特別販売

「フラクション(FRACTION)」は4月1日までの期間、伊勢丹新宿本店メンズ館6階でポップアップをオープンする。

伊勢丹特別アイテム
クロコダイルジャケットを販売

ポップアップでは、クロコダイルを使用したジャケットを同店特別アイテムとして販売する。「フラクション」は、1990年生まれの中野皓デザイナーが、2025年春夏コレクションから開始。ブランド名は、“わずかな”や“一部”を意味し、取るに足らない社会の一部である自分たちの反映をテーマとする。

■ポップアップ
日程:3月25日〜4月1日
場所:伊勢丹新宿本店 メンズ館6階
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ロエベ」でのジョナサン・アンダーソンの集大成に感動 25-26年秋冬パリコレ日記vol.7

2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイークも、いよいよあと2日。終わりが見えてきました!今日は朝イチからパリで大人気の「セザンヌ(SEZANE)」の創業者であるモルガン・セザロリー(Morgane Sezalory)さんのインタビューをしてから、コレクション取材をスタート。今季も今の気分を巧みに表現した「サカイ(SACAI)」やパリ北駅に隣接する元駅舎が舞台の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のショーに加え、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の集大成となる「ロエベ(LOEWE)」のプレゼンテーションが行われた8日目をリポートします。

藪野淳「WWDJAPAN」欧州通信員:パリコレ終盤に行われる「サカイ」のショーは、いつもシーズン中になんとなく自分が感じていたムードが表現されていて、腹落ちする感じがあります。今季も混沌とした時代に対する一つのメッセージとして感じていた安らぎを求める気持ちを、体を包み込むようなスタイルでの連打でとても明確にリアルな形で見せてくれました。コレクションの詳細や阿部さんの思いは別途リポートしていますので、下記をご覧ください。

無骨さや強さの中にエレガンスを感じる
若手ブランド「ヴォートレイト」

藪野:続いてやって来たのは、2021年に設立された若手ブランド「ヴォートレイト(VAUTRAIT)」のショー。以前から生で見たいと思っていたのですが、なかなかスケジュールが合わず、今回初めてショーを見ることができました。デザイナーのヨナサン・カーメル(Yonathan Carmel)は、伝統的な技術や手仕事をカギに、時間の経過によって新たな個性や魅力が生まれるようなコレクションを手掛けています。連続性のあるストーリーに目を向ける彼は今季、全く新しい作品を生み出すのではなく、アーカイブやビンテージアイテムを作り変えました。ボリュームのあるドラマチックなウエアは、ユーズド感のあるレザーやムートンのライダースジャケットやミリタリーアウター、幅広い肩が特徴的なパワフルなテーラリングなどの脱構築が主軸。無骨さや強さの中に丸みのあるシルエットや布のドレープで生む柔らかさを加え、エレガンスを感じるアイテムに仕上げているのが印象的でした。

「マリーン セル」も
「ガブリエラ ハースト」もアニマル

村上要「WWDJAPAN」編集長:「マリーン セル(MARINE SERRE)」のショー会場は、パリ造幣局博物館。そこで貨幣ではなく、お守りとしてのコインをキーモチーフにしたコレクションを発表しました。ワークシャツやチェスターコートのボタンをコインに変えたり、もちろんコインモチーフのネックレスなどを提案したり。お守りの力を備えた女性は、パワフルです。「マリーン セル」らしいセカンドスキンはストレッチレザーに変わり、大人っぽいコートやサテンスカートのスタイルには虎柄のボディースーツを合わせます。ビンテージ加工のレザーブルゾン、オーバーサイズのMA-1、フェイクファーの襟が存在感抜群のピーコートなど、力強いアイテムが続々。そこに官能的なスリップドレスを合わせるのは、昨今の鉄板とも言えるポピュラーなアイデアですね。

お次の「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、サステナブルなアプローチで、地球という星を司っているのか、もしくはその恩恵を享受している女神を描きました。

ボリュームたっぷりのカシミヤムートン(果たして一体おいくら⁉︎)や、象嵌細工でシェブロン柄を描いたようなフェイクファーコート、フェイクファーを編み込んだケーブルニット、そして蛇というよりは大蛇を思わせるパイソン柄のライダースブルゾンと貫頭衣のようなドレスなど、“動物からの贈り物”をありがたく享受して、洋服として長らく着用している古代の女神のような雰囲気です。こうした素材をエシカルに調達したり、代替素材を選んだりしているのもポイントですね。

ただメッセージ性が強いからこその“野生味”は、毎回少し気になるところです。蛇柄のウロコは大きすぎ&リアルすぎて、そしてそれだけで大きなトートやビスチェトップスを作るので、正直ちょっと近寄りがたい雰囲気。“動物からの贈り物”を賜っているというより、“蛇を狩った”というムードで、本能的に「素敵」と思える女性は少ないかも。体のラインを拾う大好きなロングドレス含めて、かなり自分に自信のある女性じゃないと着こなせないイメージを、いかに女性のエンパワーメントという文脈でコミュニケーションできるか?が問われそうです。

渾身の作品が並ぶ「ロエベ」
ジョナサン・アンダーソンの集大成

「ロエベ」は今回、ショーではなくプレゼンテーション形式でウィメンズとメンズのコレクションを一緒に発表しました。3月17日、正式にジョナサン・アンダーソンがブランドを去ることが発表されましたが、すでにほぼ確実と言える噂が出回っていたので、皆これが彼が「ロエベ」で手掛けるコレクションだと分かっていて…。ちょっと複雑な気持ちで会場に向かいました。

会場は、最近ファッションショーの会場として使われることもあるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の元邸宅。入ると、そこには2022-23年秋冬のショー会場やキャンペーンビジュアルで見たアンシア・ハミルトン(Anthea Hamilton)によるカボチャのオブジェが置かれていて、すでに懐かしい気持ちになります。2フロアからなる17の部屋には、過去にショーやキャンペーンで協業してきたアーティストの作品がトルソーに着せた新作や制作過程の展示と共に並べられ、まさにアートやクラフトを愛し、その価値をメゾンに浸透させてきたジョナサンの11年の軌跡を見ているかのようです。

そして、「アイデアのスクラップブック」として構想したというコレクションにも、複数のアイテムを一体化したトロンプルイユや比率を変えて生み出す独創的なプロポーション、ツイストされたシルエット、大胆なシェイプやボリューム、男女で共有する世界観、アーティストとの協業など、ジョナサンがこれまでに確立してきたデザインコードが存分に生かされています。美しいレザーをはじめとする上質な素材とクラフト的な手仕事や職人技術を生かして作り上げられたアイテムは、まさに渾身の作品。特に、細いチューブ状のオーガンジーの中にパールを入れ、熱を加えて粒の形状をつけた後にパールを抜いて軽やかに仕上げた鮮やかなドレスや、袖や身頃にスラッシュを入れることで中を覗かせた滑らかなナパレザーのブルゾンやトレンチコート、ジョセフ&アニ・アルバース財団(Josef & Anni Albers Foundation)の協力のもと制作されたアート作品とファッションが融合したコートやバッグが目を引きました。細かい部分までこだわりが感じられるアイテムは、見応えたっぷり。ツアーで一通り説明を受けた後も時間が許す限り会場を何周もして、じっくり見直してしまうほど素敵なプレゼンテーションでした。

そんなジョナサンのクラフトへの情熱やメゾンの歴史は、ちょうど明日から5月11日まで、東京・原宿で開催される展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」で見ることができます!

シルエットの探求を続ける「ロク」
そろそろ次の一手に期待

藪野:「ジーユー(GU)」とのコラボ第2弾も4月に発売予定のロック・ファン(Rok Hwang)による「ロク(ROKH)」は、自身のコレクションではシルエットと装飾的な手仕事の探求を継続。今季は、陶芸家ルーシー・リー(Lucie Rie)の作品に見られるダイナミックな輪郭からインスピレーションを得ました。ベースとなるのは、ブランドを象徴するトレンチコートやテーラリング。そこに柔らかな布のドレープで作る体を包み込むように膨らむバルーンシェイプをはじめ、シルエットに変化を加えるボタン開閉や縦横に走るファスナー、花の立体装飾、幾重にも重ねたフリル、バックルがたくさんついたベルト、袖やスカートのパフやドレープが生むボリュームを取り入れて、構築性と流動性が入り混じるスタイルを作り上げています。

「ロク」らしさをとても感じられるコレクションではありますが、既視感のあるデザインが多いという印象も否めず。すでに「ロク」らしいスタイルは十分に確立されているので、そろそろ次の一手も見てみたいと思いました。

村上:本日のラストは、「ルイ・ヴィトン」。ショー会場が発表の直前まで明かされず、ゲストはパリ・ファッション・ウイークの期間中ずっと「どこでやるの⁉︎」とウワサしていましたが、パリ北駅に隣接する駅舎として使われていた空間でした。

ショーのレビューは、こちらをご覧ください。

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「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)=ウオッチ&ファインジュエリー部門アーティスティック・ディレクターが退任したことが明らかになった。本件に関し、「ルイ・ヴィトン」のコメントは得られなかった。

同氏は、「『ルイ・ヴィトン』のジュエリーおよびハイジュエリー・コレクションを手掛ける機会を与えられたことを、深く感謝している。7年にわたる素晴らしい経験をした後、心から誇らしく思うコレクションとレガシーを残し、私は新たにエキサイティングな冒険に旅立つ。その内容については近日中に発表する」と語った。

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターの経歴

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターは東京生まれで、ロンドンの名門校セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)で学んだ。詳しい経歴は明らかにしていないが、ロンドンのほかにも、ローマ、モスクワ、ニューヨークと世界のさまざまな都市で暮らしたことがあるという。2013年には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で女性として初のデザイン・ディレクターに就任。アイコニックな“ティファニー T(Tiffany T)”や“ティファニー ハードウェア(Tiffany Hardwear)”コレクションのほか、ハイジュエリーの“ブルー ブック(Blue Book)”コレクションなどを手掛けた。18年1月に退任し、同年4月に「ルイ・ヴィトン」に移籍。ジュエリー、ハイジュエリー、ウオッチのデザインを統括し、ハイジュエリー・コレクションの“ライダーズ・オブ・ザ・ナイツ(Riders of the Knights)”や"アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ(Awakened Hands, Awakened Minds)”などを発表した。24年3月には、メンズのファインジュエリーラインをローンチ。ブランドの創業者の孫であるガストン・ルイ・ヴィトン(Gaston Louis Vuitton)にオマージュを捧げた、“レ ガストン ヴィトン(Les Gastons Vuitton)”コレクションを披露した。

なお、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、20年12月に「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆3542億円)で買収している。

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「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)=ウオッチ&ファインジュエリー部門アーティスティック・ディレクターが退任したことが明らかになった。本件に関し、「ルイ・ヴィトン」のコメントは得られなかった。

同氏は、「『ルイ・ヴィトン』のジュエリーおよびハイジュエリー・コレクションを手掛ける機会を与えられたことを、深く感謝している。7年にわたる素晴らしい経験をした後、心から誇らしく思うコレクションとレガシーを残し、私は新たにエキサイティングな冒険に旅立つ。その内容については近日中に発表する」と語った。

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターの経歴

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターは東京生まれで、ロンドンの名門校セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)で学んだ。詳しい経歴は明らかにしていないが、ロンドンのほかにも、ローマ、モスクワ、ニューヨークと世界のさまざまな都市で暮らしたことがあるという。2013年には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で女性として初のデザイン・ディレクターに就任。アイコニックな“ティファニー T(Tiffany T)”や“ティファニー ハードウェア(Tiffany Hardwear)”コレクションのほか、ハイジュエリーの“ブルー ブック(Blue Book)”コレクションなどを手掛けた。18年1月に退任し、同年4月に「ルイ・ヴィトン」に移籍。ジュエリー、ハイジュエリー、ウオッチのデザインを統括し、ハイジュエリー・コレクションの“ライダーズ・オブ・ザ・ナイツ(Riders of the Knights)”や"アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ(Awakened Hands, Awakened Minds)”などを発表した。24年3月には、メンズのファインジュエリーラインをローンチ。ブランドの創業者の孫であるガストン・ルイ・ヴィトン(Gaston Louis Vuitton)にオマージュを捧げた、“レ ガストン ヴィトン(Les Gastons Vuitton)”コレクションを披露した。

なお、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、20年12月に「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆3542億円)で買収している。

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三宅健の写真展が渋谷パルコで4月11日から開催 「THE iDOL 三宅 健 写真集」の刊行を記念して

渋谷パルコの4階にある「パルコミュージアム トーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で、三宅健の写真展「KEN MIYAKE PHOTO EXHIBITION “THE iDOL”」が4月11日から5月6日まで開催される。

今回の写真展は「THE iDOL 三宅 健 写真集」の刊行を記念して開催される。写真集のテーマは“虚像とリアルの狭間“。三宅自身がクリエイティブディレクションを行い、撮影は小見山峻と草野庸子が、スタイリングはTEPPEIが手掛け、デビュー以降第一線を走り続ける三宅健の原点である「アイドル」を再解釈し、アーティストとしての新たな魅力を探る一冊となっている。A4判変型の大判サイズで上製本、128ページで、アート・カルチャーに造詣の深い三宅健こだわりの仕様となっている。

写真展では、写真集収録の撮り下ろし作品に加えて未公開カットも展示されるほか、グッズなども販売予定だ。写真展の入場には、入場券(1000円)の購入が必要で、前売り券は4月5日18:00からイープラスで販売が開始される。当日券は入場可能枠に空きがある日時のみ販売する。特典として入場時に、限定クリアファイルを1枚プレゼント。クリアファイルの絵柄は全2種で、前期(4月11〜23)と後期(4月24日〜5月6日)で切り替わる。特典はなくなり次第終了となる。

■「KEN MIYAKE PHOTO EXHIBITION “THE iDOL”」
会期:2025年4月11日〜5月6日
会場:パルコミュージアム トーキョー
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4F
入場料:1000円(入場特典付)
時間: 11:00〜21:00 (最終日は11:00〜18:00)
※4月15、19、27日はお渡し会開催のため、一般入場不可。
※入場は閉場時間の30分まで(20:30に入場締切。最終日は17:30に入場締切)
※事前予約・日時指定制。詳細は「入場券情報」で要確認。未就学児入場無料。大人1人につき未就学児1人まで無料入場可能。小学生以下の子どもは必ず保護者同伴(18歳以上)で入場(同伴の保護者有料)。
https://art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=1678

お渡し会について

また、「三宅健ファンクラブ」会員向けに三宅による写真集のお渡し会も、4月15、19、27日の3日間、会場で実施される。

■「THE iDOL 三宅 健 写真集」写真集お渡し会
日程: 2025年4月15、19、27日
会場:パルコミュージアム トーキョー(渋谷パルコ4階)
時間:各日(お渡し会)14:30〜17:30、(展示鑑賞・グッズ購入)11:30〜13:30、18:00〜21:00
※お渡し会、「展示鑑賞・グッズ購入」は、日時指定で30分ごとの入替入場制。
※お渡し会の実施日時ごとに、「展示鑑賞・グッズ購入」の時間は指定。
※当日は整理番号順で案内。
※スケジュールは急遽変更となる可能性もあり。
料金:6500円 ※入場料(展示鑑賞・グッズ購入)1000円、写真集代5500円を含む。

詳細や申し込みはTOBE公式ホームページで要確認。
https://tobe-official.jp/artists/kenmiyake/news/1057

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「YSL」の“オールアワーズ”シリーズから初のハイライター 奥行きのある輝き放つ全3色

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は6月13日、理想のルミナスマット肌をかなえる“オールアワーズ”シリーズから初のハイライター“オールアワーズ ハイパールミナイザー”(全3色、各9350円)を発売する。4日から公式オンラインストア及び表参道旗艦店で先行販売を行う。

大胆に輝くのにどこまでも繊細

“オールアワーズ ハイパールミナイザー”は、独自の“マイクロパールコンプレックス”配合で、光を纏うように繊細で奥行きのあるまばゆい輝きを作り出すハイライター。透明度の高い繊細なパールが全方位から光を捉え、透き通るような肌印象と美しい表情をかなえる。

テクスチャーには、肌と一体化するかのような軽やかな使い心地を追及した“クリーミーウェットテクノロジー”を採用。オイル成分を配合したスキンケア発想のフォーミュラで、まるで内側から輝くような理想の肌へと導く。

カラーは、透明感のある輝きを放つピュアホワイト“リバティーン ライト”、華やかな輝きを放つハニーベージュ“ヒプノティック ハニー”、血色感あふれる輝きを放つローズピンク“ロージーサンド”の3色で展開する。

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「YSL」の“オールアワーズ”シリーズから初のハイライター 奥行きのある輝き放つ全3色

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は6月13日、理想のルミナスマット肌をかなえる“オールアワーズ”シリーズから初のハイライター“オールアワーズ ハイパールミナイザー”(全3色、各9350円)を発売する。4日から公式オンラインストア及び表参道旗艦店で先行販売を行う。

大胆に輝くのにどこまでも繊細

“オールアワーズ ハイパールミナイザー”は、独自の“マイクロパールコンプレックス”配合で、光を纏うように繊細で奥行きのあるまばゆい輝きを作り出すハイライター。透明度の高い繊細なパールが全方位から光を捉え、透き通るような肌印象と美しい表情をかなえる。

テクスチャーには、肌と一体化するかのような軽やかな使い心地を追及した“クリーミーウェットテクノロジー”を採用。オイル成分を配合したスキンケア発想のフォーミュラで、まるで内側から輝くような理想の肌へと導く。

カラーは、透明感のある輝きを放つピュアホワイト“リバティーン ライト”、華やかな輝きを放つハニーベージュ“ヒプノティック ハニー”、血色感あふれる輝きを放つローズピンク“ロージーサンド”の3色で展開する。

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「45R」の「藍職人いろいろ45」NY店開店5カ月、客単価26.6万円・新規客30%で計画通りに推移

フォーティファイブアールピーエムスタジオが手掛ける「藍職人いろいろ45」の海外1号店であるニューヨーク・クロスビーストリート店がオープンから5カ月が経った。「10月24日から3月までの売上高は計画通りに予算をクリアしている。予想外だったのは新規客が30%を占める点で新規ファンを獲得できている」と海外店舗を統括する同社あっぱれ部の栃澤千尋副部長は話す。ニューヨーク店の顧客層は30~50代で日本国内の40~60代よりもやや若く、客単価は1787ドル(約26万6000円)。売れ筋は1232ドル(約18万3000円)のデニムパンツと740ドル(約11万円)のスーピマオーガニックコットンガーゼのクルーネックTシャツで、、50万円を超える製品が並ぶ中ではエントリーアイテムになりつつある。「藍の価値を理解してくださっているお客さまが多い」。

「藍いろいろ職人45」のデリバリーは年に4回と決して多くはないが、コンスタントに売れているという。「新規アイテムがない中でスタッフが店頭での打ち出しを考えて工夫して接客している。その結果、例えば真冬にレザーサンダルが売れている」。

24年3月にオープンした「藍いろいろ職人45」1号店の阪急梅田店は計画比が約130%と好調に推移している。日本での客単価は約15万円で人気アイテムはレースのブラウスだという。

現在、全国の藍染め職人たちと協働して製品づくりに取り組む。藍染めは個体差が魅力でもあるが、人によって持つイメージが異なることは多い。「当社では手仕事が伝わるむら感を大事にしており、そのことは各職人に伝えて意思疎通しながら進めている」と栃澤副部長はいう。現在、フォーティファイブアールピーエムスタジオでは藍の栽培から発酵、染めまで行う職人が社内に1人いる。安定的な生産に向けて「今後は自社職人を増やし、東北にある倉庫に工房を作る計画がある」。

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「45R」の「藍職人いろいろ45」NY店開店5カ月、客単価26.6万円・新規客30%で計画通りに推移

フォーティファイブアールピーエムスタジオが手掛ける「藍職人いろいろ45」の海外1号店であるニューヨーク・クロスビーストリート店がオープンから5カ月が経った。「10月24日から3月までの売上高は計画通りに予算をクリアしている。予想外だったのは新規客が30%を占める点で新規ファンを獲得できている」と海外店舗を統括する同社あっぱれ部の栃澤千尋副部長は話す。ニューヨーク店の顧客層は30~50代で日本国内の40~60代よりもやや若く、客単価は1787ドル(約26万6000円)。売れ筋は1232ドル(約18万3000円)のデニムパンツと740ドル(約11万円)のスーピマオーガニックコットンガーゼのクルーネックTシャツで、、50万円を超える製品が並ぶ中ではエントリーアイテムになりつつある。「藍の価値を理解してくださっているお客さまが多い」。

「藍いろいろ職人45」のデリバリーは年に4回と決して多くはないが、コンスタントに売れているという。「新規アイテムがない中でスタッフが店頭での打ち出しを考えて工夫して接客している。その結果、例えば真冬にレザーサンダルが売れている」。

24年3月にオープンした「藍いろいろ職人45」1号店の阪急梅田店は計画比が約130%と好調に推移している。日本での客単価は約15万円で人気アイテムはレースのブラウスだという。

現在、全国の藍染め職人たちと協働して製品づくりに取り組む。藍染めは個体差が魅力でもあるが、人によって持つイメージが異なることは多い。「当社では手仕事が伝わるむら感を大事にしており、そのことは各職人に伝えて意思疎通しながら進めている」と栃澤副部長はいう。現在、フォーティファイブアールピーエムスタジオでは藍の栽培から発酵、染めまで行う職人が社内に1人いる。安定的な生産に向けて「今後は自社職人を増やし、東北にある倉庫に工房を作る計画がある」。

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能登発ビューティ&ヘルスケアブランド「ナイア」刷新 自然素材を生かし復興と持続可能な未来を目指す

ファインケミカル、ヘルスビューティケア、食品、医薬、化学品を取り扱うアステナホールディングスは、自然の力とサイエンスを融合したスキンケアブランド「ナイア(NAIA)」をリブランディングする。“澄んだ透明感とハリ。能登で生まれる新しい美しさ。”を新コンセプトに掲げ、能登発のネイチャーサイエンスコスメブランドとして生まれ変わる。バスソルトのパッケージをリニューアルし、エイジングケアの化粧水と乳液、新しい香りの洗顔フォームの3品とともに4月1日に発売する。

「ナイア」は、同社が能登の地方創生事業に取り組む中で、能登の自然素材に高い美容効果やヘルスケア効果を見出したことで誕生したビューティ&ヘルスケアブランド。ブランド名は、“能登の自然(NATURE OF NOTO”)、“職人の技(ARTISANSHIP)”、職人の技は生態系の一部であるという思いを表す“包括性と循環(INCLUSIVITY ITERATION)”、“本物の価値(AUTHENTICITY)”の頭文字4つを組み合わせたもの。石川県を拠点に開発と製造を行い、能登の自然素材を活用したアイテムを展開。2024年1月に発生した震災の復興と能登の持続可能な未来の実現を目指す。

製品には、コメヌカエキス、熟成酒粕超濃縮エキス、熟成酒粕パウダー、菊炭、海洋深層水、海塩、ヒバ精油など能登産の美容成分をそれぞれ配合する。原料には、アステナホールディングスが石川県珠洲市を拠点に取り組む農業や林業などで得た副産物を活用。コメヌカエキスには同社が珠洲市で有機栽培した米のコメヌカを、熟成酒粕超濃縮エキスと熟成酒粕パウダーには珠洲市で100年以上の歴史を持つ「櫻田酒造」の酒粕を、菊炭は珠洲市で炭焼きを営む「ノトハハソ」の炭を使用した。ほか、海洋深層水は珠洲市の近くで採取し、ヒバ精油は石川県の県木である能登ヒバに着目。廃材を削りチップにするところから、蒸留し、精油と蒸留水を生成するまでの加工を奥能登地域の農産物・水産物・木材を使った製品の企画開発、製造を行う「奥能登元気プロジェクト」に依頼する。

コメヌカエキスは、ビタミンと海風のミネラルを豊富に含み、肌のターンオーバーを促すとともに潤いと透明感を高める。熟成酒粕超濃縮エキスと熟成酒粕パウダーは、栄養価の高い酒粕を熟成・加工し、アミノ酸と日本酒の発酵で生まれる「α-EG」を濃縮・凝縮した。「α-EG」は旨味成分でありながら保湿や肌荒れ改善や、線維芽細胞の活性化やコラーゲン、エラスチンの産生促進作用を持ち、肌を“全方位”からケアする。菊炭は手焼きの炭で粒子が細かく多孔質であることから、その穴に皮脂や古い角質、角栓などを効率良く吸着し、肌の潤いを保ちながら洗い上げる。海洋深層水はカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルをバランス良く含み肌のバリア機能を整え、海塩はミネラル豊富で発汗・保湿作用をもたらす。ヒバ精油は高い抗菌効果と爽やかでウッディな香りが特徴だ。

今回新たに登場するのは、化粧水“酒粕 クリアエッセンスローション”(120mL、4300円)と、乳液“コメヌカ プレシャスセラムエマルション”(50mL、5100円)のエイジングケアアイテム2品。精製水のベースを能登の海洋深層水に置き換えるほか、能登産コメヌカエキスと能登産熟成酒粕超濃縮エキスを配合する。化粧水には美容成分のイロハモミジ葉エキスやグリチルリチン酸2K、植物由来エイジングケア成分4種を配合し、米と発酵の力で潤いをサポートする。乳液には透明感を与えるパイナップルセラミドとマンダリンオレンジ果皮エキス、エイジングケア成分のフェルラ酸などを配合し、自然素材と発酵の力でハリと滑らかさにアプローチする。

肌の汚れを落としながら潤いを与える“菊炭&酒粕配合 洗顔フォーム”(全2種、各100g、各3300円)には、クスノキの新しい香りが仲間入り。既存のラベンダーの香りに加え全2種展開となる。能登産菊炭、能登産熟成酒粕パウダーなどの配合成分はそのままに、穏やかな香りのクスノキ精油をブレンドした。“能登ヒバ バスソルト”(480g、4400円)はパッケージデザインを新たに登場。能登ヒバやユーカリ、クスノキ、ラベンダーなどの精油を組み合わせ、ウッディでスパイシーな香りに仕上げた。

なお同日、新発売のアイテムを詰め合わせたトライアルキットを発売する。“酒粕 クリアエッセンスローション”(30mL)、“コメヌカ プレシャスセラムエマルション”(15mL)、“菊炭&酒粕配合 洗顔フォーム”(クスノキ、15g)の3品を各7日分のミニサイズでセットした。能登ヒバのチップとアロマソルトの入った香り袋付きで、価格は1500円。

アステナホールディングスは、1914年に創業。東京・日本橋で薬種問屋としてスタートし、2021年6月から能登半島の中でも過疎化が進む石川県珠洲市を拠点に、地域の伝統や文化を活かした新事業を開始した。地元の農家や自治体、酒蔵と協力し、有機米の栽培やその有機米を用いた日本酒の製造、林業などの取り組みを進める中で、玄米を精米するときに出るコメヌカや、酒造りの酒粕、ヒバの樹木の廃材などの副産物を化粧品の素材に活用できないかと考え、2024年5月「ナイア」の立ち上げに至った。

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「アンテプリマ」はアートの力で前進 現代アーティストの加藤泉とコラボ

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」がミラノで発表した2025-26年秋冬コレクションは、現代アーティストの加藤泉をコラボレーターに迎えた。デフォルメした人物や生命体のモチーフを素朴なタッチで表現するモダン・プリミティブな加藤の世界観を基盤に、アートとファッションの融合で生まれる新しいクリエイションを披露した。

加藤のインスピレーションの引き出しを
自由に開けて制作

「アンテプリマ」の荻野いづみクリエイティブ・ディレクターは、これまでも現代アートから多くのインスピレーションを得てきた。アーティストの田島美加を全面的にフィーチャーした昨シーズンに続き、ブランドのクリエイションとアートの関係性はますます深まっている。「ファッションには人を呼び込む力がある。デザイナーとしてその力を最大限に生かしつつ、広い壁になったようなつもりでアーティストを世界に紹介していきたい」と荻野は語る。

2025-26年秋冬コレクションは、注目の現代アーティストの加藤泉とタッグを組んだ。「彼の作品を初めて見た時、その独特な世界観に驚いた。最初は正直、大きな違和感として印象に残ったが、実際に作品を家に飾ってみるとどこかかわいらしさがある。作品と向き合ううちに、すっかり彼の世界観のとりこになっていた」と荻野は振り返る。

「加藤氏のたくさんのインスピレーションの引き出しを自由に開けながら作り上げた」というコレクションは、加藤のプリミティブな世界観を、思わず触れたくなるようなシャギーニットやコーデュロイといった素材で表現した。そこに乗せるブルーやダークブラウン、ディープパープルなど、鮮やかでありながらダークなカラーパレットが今季を印象付ける。荻野は「秋冬の色を考え始めた時、アンリ・ルソーの色にひかれた。そこで加藤氏の絵画を見直すと、そこにはルソーがいた」と話す。オーバーサイズのニットとバミューダショーツ、太いカーゴパンツといったボーイッシュなスタイリングは、加藤の普段の着こなしに着想を得た。その結果、年齢やジェンダーを問わない普遍的なワードローブが完成している。色の重ねを楽しむ自由なレイヤードスタイルもブランドらしい。加藤のアートワークは、アルパカを混紡したニットに色彩豊かな風合いで落とし込んだり、リブニットを使用したコートにツートーンのシェニール糸を用いて透け感のあるポインテール編みで表現したり、ナイロンブルゾンの背面に繊細に刺しゅうしたりと職人技が光る。

目指したのは「ウエアラブルアート」

「コレクションをアーティストの宣伝の場にしたら面白いのではないかと思ったのがきっかけだった。アーティストの力を借りることで、私たちも新鮮な視点が得られるし、アーティスト本人も想像していないようなクリエイションが生まれる。双方にとってウィンウィンな新しい支援の形ができたのではないか」と荻野。目指すは、ファッションとアートを融合した「ウエアラブルアート」領域の開拓だ。「例えば、着終わった後には壁に掛けて鑑賞することもできる。ファッションとアート双方の側面を持つことで、モノとしての価値が高まる。そうして、長く大事に手元に置いてもらえるものを作ることが究極のサステナブルだと考える」。

「アンテプリマ」は今、シグネチャーのワイヤーバッグのリバイバルによって若年層にファンが広がっている。昨年改装した渋谷スクランブルスクエア店では、日本でのアパレルの販売を本格的に再始動。世代を問わずに感性に訴えかけるアートの力で、エイジレスな魅力が増している。

「ただのコピーで終わらない、
作品が良い意味で素材として使われていた」

WWD:荻野クリエイティブ・ディレクターとの出会いは?

加藤泉(以下、加藤):元々荻野さんとは香港のアートセンター「CHAT」を通じて知り合った。今回コラボのオファーを受けた時は安心して引き受けられた。荻野さんの、はっきりした性格を知っていたので「好きに作品を選んで作ってみてください」とお伝えし、自由なデザインで表現してもらった。

WWD:コレクションを見た感想は?

加藤:正直、最初はどんな部分に親和性があるのか分からなかったが、出来上がったサンプルを見たら「大丈夫なんだな」と安心した。実際にコレクションの中では、作品が良い意味で素材として使われていた。ただ作品をコピーして使うのではない姿勢が、自分の作品作りの姿勢とも似ていてうれしかった。グラフィックの解釈も「こういう風に感じてるんだな」と知ることができ、面白くて新鮮だった。またこの機会に、シグネチャーのワイヤーバッグは全て職人の手仕事で編まれていると知り、好感を持った。

WWD:「アンテプリマ」はアーティストの支援に積極的だ。

加藤:素晴らしい活動だと思う。ファッションとアートは共に専門職だと思うが、お互いにリスペクトある関係性が重要で、それがあれば、新しい何かが始まるはずだ。

アートプライズ立ち上げで
アーティストを支援

「アンテプリマ」は昨年、香港のアートセンターCHATとの協業でテキスタイルアートの新たなプライズを立ち上げた。さまざまなテキスタイル、技術、テクノロジーを駆使し、現代社会に共鳴するクリエイティブなコンセプトと、先見性に富んだアイデアの展開を促進することを目的とする。また、特にアジアの視点からテキスタイルアートの世界を探求し、新たな着眼点を生み出すことを目指している。

問い合わせ先
アンテプリマジャパン
0120-03-696

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「アンテプリマ」はアートの力で前進 現代アーティストの加藤泉とコラボ

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」がミラノで発表した2025-26年秋冬コレクションは、現代アーティストの加藤泉をコラボレーターに迎えた。デフォルメした人物や生命体のモチーフを素朴なタッチで表現するモダン・プリミティブな加藤の世界観を基盤に、アートとファッションの融合で生まれる新しいクリエイションを披露した。

加藤のインスピレーションの引き出しを
自由に開けて制作

「アンテプリマ」の荻野いづみクリエイティブ・ディレクターは、これまでも現代アートから多くのインスピレーションを得てきた。アーティストの田島美加を全面的にフィーチャーした昨シーズンに続き、ブランドのクリエイションとアートの関係性はますます深まっている。「ファッションには人を呼び込む力がある。デザイナーとしてその力を最大限に生かしつつ、広い壁になったようなつもりでアーティストを世界に紹介していきたい」と荻野は語る。

2025-26年秋冬コレクションは、注目の現代アーティストの加藤泉とタッグを組んだ。「彼の作品を初めて見た時、その独特な世界観に驚いた。最初は正直、大きな違和感として印象に残ったが、実際に作品を家に飾ってみるとどこかかわいらしさがある。作品と向き合ううちに、すっかり彼の世界観のとりこになっていた」と荻野は振り返る。

「加藤氏のたくさんのインスピレーションの引き出しを自由に開けながら作り上げた」というコレクションは、加藤のプリミティブな世界観を、思わず触れたくなるようなシャギーニットやコーデュロイといった素材で表現した。そこに乗せるブルーやダークブラウン、ディープパープルなど、鮮やかでありながらダークなカラーパレットが今季を印象付ける。荻野は「秋冬の色を考え始めた時、アンリ・ルソーの色にひかれた。そこで加藤氏の絵画を見直すと、そこにはルソーがいた」と話す。オーバーサイズのニットとバミューダショーツ、太いカーゴパンツといったボーイッシュなスタイリングは、加藤の普段の着こなしに着想を得た。その結果、年齢やジェンダーを問わない普遍的なワードローブが完成している。色の重ねを楽しむ自由なレイヤードスタイルもブランドらしい。加藤のアートワークは、アルパカを混紡したニットに色彩豊かな風合いで落とし込んだり、リブニットを使用したコートにツートーンのシェニール糸を用いて透け感のあるポインテール編みで表現したり、ナイロンブルゾンの背面に繊細に刺しゅうしたりと職人技が光る。

目指したのは「ウエアラブルアート」

「コレクションをアーティストの宣伝の場にしたら面白いのではないかと思ったのがきっかけだった。アーティストの力を借りることで、私たちも新鮮な視点が得られるし、アーティスト本人も想像していないようなクリエイションが生まれる。双方にとってウィンウィンな新しい支援の形ができたのではないか」と荻野。目指すは、ファッションとアートを融合した「ウエアラブルアート」領域の開拓だ。「例えば、着終わった後には壁に掛けて鑑賞することもできる。ファッションとアート双方の側面を持つことで、モノとしての価値が高まる。そうして、長く大事に手元に置いてもらえるものを作ることが究極のサステナブルだと考える」。

「アンテプリマ」は今、シグネチャーのワイヤーバッグのリバイバルによって若年層にファンが広がっている。昨年改装した渋谷スクランブルスクエア店では、日本でのアパレルの販売を本格的に再始動。世代を問わずに感性に訴えかけるアートの力で、エイジレスな魅力が増している。

「ただのコピーで終わらない、
作品が良い意味で素材として使われていた」

WWD:荻野クリエイティブ・ディレクターとの出会いは?

加藤泉(以下、加藤):元々荻野さんとは香港のアートセンター「CHAT」を通じて知り合った。今回コラボのオファーを受けた時は安心して引き受けられた。荻野さんの、はっきりした性格を知っていたので「好きに作品を選んで作ってみてください」とお伝えし、自由なデザインで表現してもらった。

WWD:コレクションを見た感想は?

加藤:正直、最初はどんな部分に親和性があるのか分からなかったが、出来上がったサンプルを見たら「大丈夫なんだな」と安心した。実際にコレクションの中では、作品が良い意味で素材として使われていた。ただ作品をコピーして使うのではない姿勢が、自分の作品作りの姿勢とも似ていてうれしかった。グラフィックの解釈も「こういう風に感じてるんだな」と知ることができ、面白くて新鮮だった。またこの機会に、シグネチャーのワイヤーバッグは全て職人の手仕事で編まれていると知り、好感を持った。

WWD:「アンテプリマ」はアーティストの支援に積極的だ。

加藤:素晴らしい活動だと思う。ファッションとアートは共に専門職だと思うが、お互いにリスペクトある関係性が重要で、それがあれば、新しい何かが始まるはずだ。

アートプライズ立ち上げで
アーティストを支援

「アンテプリマ」は昨年、香港のアートセンターCHATとの協業でテキスタイルアートの新たなプライズを立ち上げた。さまざまなテキスタイル、技術、テクノロジーを駆使し、現代社会に共鳴するクリエイティブなコンセプトと、先見性に富んだアイデアの展開を促進することを目的とする。また、特にアジアの視点からテキスタイルアートの世界を探求し、新たな着眼点を生み出すことを目指している。

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