「東京クリエイティブサロン 2025」が開幕 “ハラカド”拠点に10エリアで体験型イベント

国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン 2025(Tokyo Creative Salon 2025 以下、TCS 2025)」が3月13日に開幕した。6回目のテーマは、日本が誇る知恵や技術、そして美意識を「再発見し、再定義」することを目的とした「QUEST|さがそう~創造性・美意識の探求~」。前回に続き、丸の内と日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿の東京10のエリアで、東京のクリエイティブな魅力と出合えるさまざまなイベントを行う。会期は23日まで。

各エリアではデベロッパーや百貨店などが実行委員となり、独自のコンテンツ企画やイベントを開催する。“GINZA QUEST”をテーマにする銀座の松屋では、街を回遊する謎解きイベントや広島の山陽染工によるリバティプリントの抜染デニムのウインドーディスプレーなどを実施。日本橋高島屋S.C.では、初協賛する伊藤園と「有松鳴海絞り」の「スズサン(SUZUSAN)」によるお茶セミナーや「有松鳴海絞り」が体験できるワークショップを予定している。原宿エリアでは「アンリアレイジ オム 原宿」や「ビームス ウィメン 原宿」「ジャーナル スタンダード表参道レディース店」など20店舗をめぐるスタンプラリーを楽しむことができる。初参画する小田急SCディベロップメントは、3校の服飾学生が“新宿”をテーマにしたファッションショーイベント「新宿コレクション」を開催する予定だ。

今年のTCSは、東急プラザ原宿“ハラカド”の4階ハラッパに「クエストベース(QUEST BASE)」というメーン会場を設ける。各エリアのコンテンツ紹介や新進クリエイター発掘のコンテスト「TCS オープンコール2025」の受賞作品の展示、国内外のデザイナーやクリエイターによる地方創生や未来のクリエイティブに関するトークイベントを連日行う。また各エリアには、東京のクリエイティブなスポットの魅力を再発見できる「東京クエストガチャ」を設置。ウェブ検索やSNSでは知ることができない未体験をゲーム感覚で体験することができる。TCSの昨年の来場者はのべ120万人、今年は150万人を見込む。

13日のオープニングイベントでは、TCSの統括クリエイティブディレクターを務める齋藤精一パノラマティクス主宰が登壇した。「東京は世界のクリエイティブ都市として、注目度は高いものの、日本人がクリエイティビティに自信があるかと聞かれて『YES』と答える人は極めて低い。伝統工芸や先進的技術があふれる東京はクリエイティブ産業が盛んだ。その意識を高めるためにも日本中のコンテンツを集め、共創的に作り上げる都市型イベントとして位置付けたい」。

TCS実行委員会の廣内武会長は、「イベントは楽しくなければだめ。来場者にはもちろん、参加するクリエイターの皆さんにも楽しい気持ちでクリエイティブにのぞんでいることを発信してほしい。お手本は、知名度も集客力もある家具見本市の『ミラノサローネ』。TCSはまだ課題はあるが、東京を世界一のクリエイティブシティにすること掲げ、さらに盛り上げていきたい」と語った。

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ドナテラ・ヴェルサーチェ退任、30年に渡り兄のブランドを統括 後任は「ミュウミュウ」のディレクター

「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)がチーフ・ブランド・アンバサダーに就き、クリエイションはダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)がチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任すると発表した。2人は4月1日、それぞれの職務に就く。ドナテラはブランドの慈善事業などを担当する予定だ。

ダリオは直近まで「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていた。

「ヴェルサーチェ」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)のジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者は、「1997年以降、ドナテラはクリエイティブなビジョンでブランドを導き、カプリのグローバルな成功に貢献してくれた。今後も重要な役割を担い続けるだろう。一方、ダリオの参画がさらなる成功をもたらすことも信じている」とコメント。

ドナテラは、「次世代のデザイナーを讃えることが重要。ダリオの参画にワクワクしている。30年間私を支えてくれたデザインチームや関係者にも感謝したい。兄ジャンニ(Gianni)の伝説を継承できたことを心から誇りに思っている。今後もアンバサダーとして、『ヴェルサーチェ』最大の支援者であり続けたい」と話した。

ダリオは、「パワフルなブランドに参画できて光栄に思う。私のビジョンや知識で、今後の成長に貢献したい」と話した。

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始動から1年が経った「サシコギャルズ」 ブランドではなくプロジェクトとした真意

PROFILE: 藤原新/ムーンショット代表

藤原新/ムーンショット代表
PROFILE: (ふじわら・あらた)1978年8月16日、東京都新宿区生まれ。法政大学法学部卒業。法律に携わる仕事をしながら2010年に自身のブランド「イッシン(1sin)」をスタート。2012年4月に「デザインによる社会的課題の解決」を理念にムーンショット(MOONSHOT)を設立。16年に石橋真一郎をデザイナーとした「クオン(KUON)」を立ち上げ。ニューヨーク・ファッション・ウィークなどに参加。24年3月から「サシコギャルズ」を始動し、運営に携わる。

始動から1年が経った「サシコギャルズ(SASHIKO GALS)」は、日本だけでなく海外メディアにも注目され、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)から刺し子スニーカーがオーダーされるまでになった。2024年3月11日、存続の危機に陥っていた復興支援事業「大槌刺し子(大槌復興刺し子プロジェクト)」は、「サシコギャルズ」として新たにスタートした。発起人は、「クオン(KUON)」を運営するムーンショット(MOONSHOT)代表の藤原新。クラウドファンディング開始直後にインタビューを行った際、藤原は「ブランド化することが大事」と語っていた。しかし、今は違う思いを抱いている。なぜ世界に認知されたのか、どのような事業がビジネスとして育ってきたのか。立ち上げから現在に至るまで「サシコギャルズ」に何が起きたのか、藤原に聞いた。

「サシコギャルズ」が海を超えて知られるようになった背景

――始動から1年を経て、現在「サシコギャルズ」は「ハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)」や「エッセンス(SSENSE)」など海外のメディアや企業からも取材されています。海外から注目されるようになったきっかけは?

藤原新ムーンショット代表(以下、藤原):ニューヨークを拠点に、ストリートウエアを中心としたカルチャーを発信する「ヒドゥン ニューヨーク(HIDDEN NY)」が、インスタグラムで「サシコギャルズ」のポストを紹介したことがきっかけだと思います。「ヒドゥン ニューヨーク」からの注目を受け、昨年末から今年にかけて反応が急速に広がり、関心が高まったように感じます。

――海外にまで反響が広がった要因として、刺し子スニーカーのインパクトが大きかったのでしょうか?

藤原:スニーカーは多くの人たちが興味ある分野です。トレンドの写鏡ともいえるアイテムに、日本の伝統技術である刺し子でカスタムしたことは、やはりインパクトが大きかったのではないでしょうか。でも、まずはストーリーです。

――ストーリーとは?

藤原:海外の方たちは、刺し子のスニーカーに興味を持ち、その背景を知ると驚きます。震災を経験した40代から80代の女性たちが手がけていることを知ると、「こんなママたちが?」と驚くんです。ハイプなスニーカーに超絶技巧の刺し子が施され、それを作っているのが彼女たちという意外性が、強いストーリーとなって大きな反響を生んだのだと思います。

――現在、どのような人たちに支持されていますか?

藤原:普通はブランドの支持層は1つだと思いますが、「サシコギャルズ」に関しては、3つの人たちに支持されています。まずはスニーカーなどハイプが好きな人たち。この人たちがおそらく35から40%ほど。同じ割合で、クラフトを好きな人たちが関心を持ってくれています。

――残りの20%から30%は?

藤原:いわゆるソーシャルビジネスやサステナビリティ、SDGsに関心のある人たちが占めています。もちろん、それらがクロスオーバーする層も多くいます。支持母体とまでは言えませんが、多様な層に受け入れられたことが、広がりを生んだ背景の1つではないでしょうか。

――さまざまな人たちが関心を持ち、そこからさらに枝分わかれして広がっていったんですね。

藤原:もう1つの大きな要因は、日本文化へのリスペクトです。海外の人たちは純粋に日本文化が大好きで、刺し子という伝統技術がスニーカーやぬいぐるみに取り入れられたことに、おもしろさを感じているのは間違いありません。ただ、それ以上に日本をもっと知りたい、尊敬しているという気持ちが想像以上に強いです。

――国内ではNHKにも取材されましたが、国内外から注目されている今の状況に職人のみなさんはどんな反応を?

藤原:素直に喜んでいます。ただ、全員が自分たちの状況を完全に把握しているわけではなく、「インスタを見ていると、外国の方からたくさんのコメントがあるな」と感じる職人もいれば、「サシコギャルズ」のマネジメントを担う職人のように、そうした状況を把握している人もいます。職人それぞれが様々に感じながら、多くのメディアに取材される機会が増え、自分たちの仕事が多くの人に喜ばれていることを実感して嬉しく思っていますし、驚いていますね。

――インスタグラム以外で、認知を広げるために行ったアプローチがあれば教えてください。特に効果的だった方法はなんでしょうか?

藤原:現在の職人の人数では刺し子スニーカーをたくさん作ることができないという事情もあったのですが、「ヒドゥン ニューヨーク」などが取り上げてくれた以降は、必要以上に情報を開示しませんでした。これが正しいのかはかわかりませんが、みなさんが興味をもってもらえる状態に維持していた面はあるかもしれません。

――情報が少ないとなると、自分でもどんどん調べたくなります。

藤原:そこで、メディアのみなさんが制作した記事が重要でした。綺麗な写真を撮影し、記事にしていただいたことで、興味を持ってくれた人たちがもっと詳しく知ることができる。そして、震災から始まったストーリーが明らかになります。

――自ら調べて知ることで、さらに興味が強くなります。

藤原:そうだと思います。同時に、フィジカルで会った人に熱意を持って語る。これがやっぱり大事なんですよね。関心を持ってもらえると話題にしてくれて、人から人へとさらに広がっていきます。すごくシンプルなことですが、直接伝えることの大切さを実感しました。

これからの柱になっていく二つの事業

――これまで取り組んできた国内外のプロジェクトで、特に印象的なものやエピソードは?

藤原:「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」の日本上陸30周年を記念したプロジェクトがおもしろかったです。 「ザ・コンランショップ」は、イギリス発祥の素晴らしい家具やグッズを扱う、世界最高峰のライフスタイルショップだと僕は思っています。そのプロジェクトの一つとして、イタリアの名作ソファ「マレンコ(MARENCO)」に「サシコギャルズ」が刺し子を加え、数量限定の受注生産で展開しました。さらに、ツールで有名な「Yチェア」にも職人たちの刺し子を施し、「ザ・コンランショップ」各店舗で販売するプロジェクトも実施しました。どちらも非常に面白い取り組みでしたね。

――刺し子スニーカーを主役にしたプロジェクトはありましたか?

藤原:昨年10月に香港で、「ニューバランス(NEW BALANCE)」のサポートで開催したエキシビションも印象に残っています。初日に300〜400人ほどの人たちが来られて、みなさんが美術館のように展示された刺し子スニーカーを写真に撮ってくれ、オーダーが一瞬で埋まり抽選になったんです。その光景には、なにか熱狂のようなものを感じました。

――現在、「サシコギャルズ」の事業の柱は何でしょうか?やはりスニーカーのプロジェクトでしょうか?

藤原:「サシコギャルズ」を始めてからまだ1年しか経っていないので、ビジネスの観点から言ったらまだ先行投資の部類だと思います。プロダクト部門、もしくはサービス部門といったらいいのでしょうか、刺し子のカスタムサービスを通じた企業やブランドとのコラボレーション事業が一つの軸です。そしてもう一つの軸が文化発信事業と呼べるもので、刺し子というこの素晴らしい伝統技術を、企業やブランドと一緒にチームアップをして発信する事業になります。

――文化発信事業で現在取り組まれていることは?

藤原:詳細をまだお伝えすることはできないのですが、盛岡の歴史ある企業と、2026年に向けて東北を盛り上げるプロジェクトを進行中です。いわゆる「モノを作らない」という事業は、「サシコギャルズ」にとってこれから重要になってくるだろうと考えています。

――1年前に計画されたビジネスプランがあると思いますが、この1年で想定外だった出来事や驚いたことは?

藤原:もう驚きの連続ですよね。「想定の何倍ですか?」と聞かれたら「10倍」と答えます。現在、「サシコギャルズ」のインスタグラムはフォロワーが約6万7000人ですが、当初は5000人ぐらいになれば、すごいと考えていましたから。まさかジャスティン・ティンバーレイクさんから、刺し子スニーカーのオーダーが来るとは想像もしませんでした(笑)。

現在の課題を解決し、ブランドではなくプロジェクトに

――1年間進めてきた中で、現在課題と感じるものは何でしょうか?その課題に対してどんな解決策を考えていますか?

藤原:課題としては組織です。「サシコギャルズ」はもともと震災を契機に始まったもので、組織だって設立されたものではありません。今からビジネスとして担っていくには、組織運営に力を入れなくてはと考えています。特に大切なことは担い手のところです。

――人材の育成ということですか?

藤原:現在、職人は15人いますが、これがたとえば30人にまで増えれば実現できることも大きく変わってきます。担い手のところをちゃんと整備していきたいと考えていて、その一端が釜石商工高校との取り組みです。

――刺し子を体験した高校生たちはどんな反応を?

藤原:「就職が決まっていなかったら、やってみたかった」、「将来、刺し子をやりたい」と言う子たちもいましたし、学校からは来年以降も続けてほしいと言われています。「サシコギャルズ」に入りたいという人たちも多くて、担い手を育成しながら地場の人たちとも繋がっていきたいですね。今、全国の小学校で朝の5分間読書というものをやっていますが、たとえば朝の5分間に刺し子で手を動かす授業が実現できたら、すごく素敵なことなんじゃないかと思います。

――「サシコギャルズに入りたい」という声は、地元の大槌町から?

藤原:いえ、日本全国からです。ここで、「大槌刺し子」から「サシコギャルズ」に名前を変えたことが初めて活きてくるんです。僕らは大槌だけでやっているわけではありません。刺し子は大槌だけのものではないですし、隣町の釜石市の人たちも参加できるし、東京の人たちも「サシコギャルズ」には入れます。地域を限定しない「サシコギャルズ」という名前にしたことで、全国各地、様々な場所に組織として展開できます。

――広がりの可能性を考えたネーミングだったということですか?

藤原:やはり応援の幅を広げてもらうことは絶対大事だと思うんですよ。

――今後の新しいプロジェクト、新たに計画している刺し子アイテムは?

藤原:直近では、3月中に「東京クリエイティブサロン」でイベントを開催します。このイベントは、地域や民間企業と連携し、ファッションやアートなどのクリエイティブを発信するものです。今回は丸の内エリアで刺し子スニーカーの展示を行うほか、「サシコギャルズ」が実際に来場し、刺し子のワークショップも開催します。

――アイテム面での新プロジェクトはいかがですか?

藤原:当社のブランド「クオン」と「サシコギャルズ」初めての協業ライン「クオン アトリエ バイ エスジー(KUON Atelier by SG)」を3月15日に発表します。東日本大震災から14年間にわたり、「クオン」は大槌刺し子と共にモノづくりに取り組んできました。「サシコギャルズ」がスタートしてちょうど1年の節目になるこのタイミングで、「クオン」との正式な協業ラインを立ち上げられることは、1年間の活動が形になった証でもあり、感慨深いです。

――最後に、前回の取材と同じ質問をさせてください。常に新しさを求めるファッションと伝統技術の大槌刺し子を結びつけ、現代のプロダクトとして制作する際に重要視していることはなんですか?「サシコギャルズ」の始動から1年が経過し、この質問に対して今ならどう答えますか?

藤原:まだ1年しか経ってないという気持ちが正直あります。1年ぐらいで何かを成し遂げたことはないと思いますし、1年前とそんなに変わってないと思う一方で、僕らはやっぱり「モノを売るビジネス」ではないなと。

――1年前は「ブランド化することが大事」とおっしゃっていましたが、活動していく中で新しい発見があったのでしょうか?

藤原:ブランドといえば自分たちでモノを作る存在ですが、「サシコギャルズ」はやはり“人”が中心のプロジェクトだと思うようになりました。モノを作る人やブランドをリスペクトし、「サシコギャルズ」が持つ唯一無二のストーリーと、刺し子という素晴らしい伝統技術の力によって、依頼をくださった企業やブランド、個人の価値を高めていくこと。これこそが、僕たちの役割ではないかと。当社には、「クオン」のように服づくりを行うブランドもあり、モノづくりそのものを大切に思っています。「サシコギャルズ」は、そうしたブランドやクリエイターと共に、新しい価値を生み出していきたいです。

PHOTOS:DAIKI ENDO

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「ボンジュールレコード」が「エル・エル・ビーン」に別注したコンパクトなトートバック発売

ジュンが運営する「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、アウトドアブランド「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したレコードトートバック(6600円)を、「ボンジュールレコード」代官山店および「ジャドール ジュン オンライン」で3月28日に発売する。また、3月14日からジャドール ジュン オンライン」で予約受付を開始する。

今回はグローサリー・トートの新型。別注ならではのポイントとして、通常のグローサリー・トートよりもコンパクトな、レコードバッグとしても使用可能なサイズ感となっている。内側には小さなポケットを施し、ハンドルは肩掛けでも手持ちでもバランスよく持てる長さに仕上げ、コンパクトながらも使い勝手の良さにこだわった。カラーは定番のオフホワイトと、春を意識したピンクの2色を展開する。

アイテム画像

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【スナップ】「プラダ」ガールは“ミスマッチ”で個性を発揮 レトロもフェミニンも自由自在

「プラダ(PRADA)」2025-26年秋冬コレクションのショー来場者は、同ブランドが提案する、時代もテイストも異なるアイテムを掛け合わせ、感性のままに楽しむ“ミスマッチ“なスタイリングで自己表現した。

ボトムスは、ミドル丈のスクールガール風のプリーツスカートやマイクロ丈のコンパクトなスカート、ビジューが敷き詰められた装飾的なスカートなど、スカートに多くの支持が集まった。合わせるベルトは、使い古した風合いのレザーにシルバーメタルの装飾が施されたタイプで、昨今のコレクションで存在感を放つピースでもある。バッグも、ベルトモチーフがあしらわれた、“バックル(Buckle)“が人気だった。スニーカーはほとんど見られず、ポインテッドトーのパンプスやスリングバックで、足元からフェミニニティーを醸し出す。1950〜60年代風のレトロなシルエットやアイテムを軸にしながら、ヒーローのキャラクターを連想させる色の組み合わせをカラータイツで取り入れたり、宇宙人風のユニークな形状のサングラスでアクセントを利かせたりと、一貫性のない組み合わせが特徴だ。同ブランドが重きを置く、個々の感性に委ねた無秩序な装いに、“人間らしさ“が表現されていた。

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「プラダ(PRADA)」2025-26年秋冬コレクションのショー来場者は、同ブランドが提案する、時代もテイストも異なるアイテムを掛け合わせ、感性のままに楽しむ“ミスマッチ“なスタイリングで自己表現した。

ボトムスは、ミドル丈のスクールガール風のプリーツスカートやマイクロ丈のコンパクトなスカート、ビジューが敷き詰められた装飾的なスカートなど、スカートに多くの支持が集まった。合わせるベルトは、使い古した風合いのレザーにシルバーメタルの装飾が施されたタイプで、昨今のコレクションで存在感を放つピースでもある。バッグも、ベルトモチーフがあしらわれた、“バックル(Buckle)“が人気だった。スニーカーはほとんど見られず、ポインテッドトーのパンプスやスリングバックで、足元からフェミニニティーを醸し出す。1950〜60年代風のレトロなシルエットやアイテムを軸にしながら、ヒーローのキャラクターを連想させる色の組み合わせをカラータイツで取り入れたり、宇宙人風のユニークな形状のサングラスでアクセントを利かせたりと、一貫性のない組み合わせが特徴だ。同ブランドが重きを置く、個々の感性に委ねた無秩序な装いに、“人間らしさ“が表現されていた。

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ローソンの「アンド バイ ロムアンド」から大人女性向けの新ライン 魅力を引き出す6品

韓国コスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」とローソンが共同開発するコンビニコスメブランド「アンド バイ ロムアンド(&ND BY ROM&ND)」は3月28日、30代以上の大人女性向け新ライン“グレージュ(GREIGE)”をローンチする。全国のローソン店舗で販売する。

“グレージュ”では、大人女性が悩むくすみやシミなどの肌悩みをカバーするハイクオリティなベースメイクアイテムを中心に、上品で美しい肌をかなえるアイテムを展開する。

“日常の中の小さなご褒美”6アイテム

ファンデーションには、紫外線をカットしながらさらふわ生地のような肌へと導く“コンフォートベルベット プレスパウダーファンデーション” [SPF27・PA++](全2色、各1320円)と、乳液のようになめらかなテクスチャーで外側はさらっと内側はしっとりな肌をかなえる“メロウスキンリキッドファンデーション” [SPF38・PA++](全2色、各1320円)の2タイプを用意。

そのほか、乳液のような優しいテクスチャーの“メロウカバーコンシーラー” [SPF27・PA++](全2色、各880円)や、微細パールが油分を抑えながら輝くさらさら肌を演出する“コンフォートルースパウダー”(990円)、シアーな質感でしっとりと潤いを保つリップスティック“シアリーカラースティック”(全4色、各935円)、上品なパール入りの“メロウタッチシングルアイシャドウ”(全3色、各770円)をラインアップする。

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ローソンの「アンド バイ ロムアンド」から大人女性向けの新ライン 魅力を引き出す6品

韓国コスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」とローソンが共同開発するコンビニコスメブランド「アンド バイ ロムアンド(&ND BY ROM&ND)」は3月28日、30代以上の大人女性向け新ライン“グレージュ(GREIGE)”をローンチする。全国のローソン店舗で販売する。

“グレージュ”では、大人女性が悩むくすみやシミなどの肌悩みをカバーするハイクオリティなベースメイクアイテムを中心に、上品で美しい肌をかなえるアイテムを展開する。

“日常の中の小さなご褒美”6アイテム

ファンデーションには、紫外線をカットしながらさらふわ生地のような肌へと導く“コンフォートベルベット プレスパウダーファンデーション” [SPF27・PA++](全2色、各1320円)と、乳液のようになめらかなテクスチャーで外側はさらっと内側はしっとりな肌をかなえる“メロウスキンリキッドファンデーション” [SPF38・PA++](全2色、各1320円)の2タイプを用意。

そのほか、乳液のような優しいテクスチャーの“メロウカバーコンシーラー” [SPF27・PA++](全2色、各880円)や、微細パールが油分を抑えながら輝くさらさら肌を演出する“コンフォートルースパウダー”(990円)、シアーな質感でしっとりと潤いを保つリップスティック“シアリーカラースティック”(全4色、各935円)、上品なパール入りの“メロウタッチシングルアイシャドウ”(全3色、各770円)をラインアップする。

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「アシックス」が“ゲルニンバス27”で皇居ランイベント開催 初心者中心に30人が参加

「アシックス(ASICS)」は3月8日、ランニングイベント「MEET YOUR COMFORT RUN 3.8 TOKYO in MARUNOUCHI」を開催した。ランニングシューズ“ゲルニンバス(GEL-NIMBUS)”シリーズの最新作“ゲルニンバス27”(2万900円)の発売に合わせたもので、ランニング初心者を中心とした約30人が参加。東京・丸の内の店舗「アシックスラン東京丸の内(ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI)」をスタートし、皇居周辺の約5キロメートルを“ゲルニンバス27”を履いて走った。

“ゲルニンバス”シリーズは、「アシックス」のランニングシューズの中でも特にクッション性を重視したモデルで、“NIMBUS”はラテン語で雲の意味。雲の上を走るような柔らかなクッション性と弾むような感覚を打ち出している。最新モデル“ゲルニンバス27”では、近年主流となっている厚底シューズの進化を反映し、ミッドソールに高分子素材を使用することで軽量性も確保。着地の安定感を向上し、膝や足首への負担を最小限に抑えるという。

「初心者にも最適なシューズ」

イベントでは参加者を二組に分け、アシックスのコーチ陣が先導。この日、午後には雪の予報が出るほどの寒さだったが、ランニングにはベストとも言えるコンディションだった。ランナーたちは“ゲルニンバス27”を試しながら、皇居周辺の景色を楽しみつつ快適なペースで走った。

小谷浩コーチは、「“ゲルニンバス27”はクッション性が高く足への負担が少ないため、初心者にも最適なシューズ。石畳のある皇居ランでもしっかりと安定感があり、着地の衝撃を和らげる」と説明する。池田美穂コーチも、「イベントには、普段は一人で走る方や初心者の方が多く参加してくれた。皇居ランの魅力は、景色を楽しみながら気軽に走れること。途中で立ち止まって写真を撮ることもできるため、ランニングと観光を兼ねた楽しみ方もある。ランニングは、一人でストイックに続けるだけのもので決してなく、みんなで楽しく続けられるスポーツ。イベントに参加することで、仲間と一緒に走る楽しさを感じてもらえたらうれしい」と語った。

走った後は交流会も開催

ランニング終了後は、丸の内にあるビストロ「ランプラント」に場所を移して交流会も開催。フードやドリンクを参加者に振る舞ったほか、プロカメラマンによるフォトブースでの写真撮影や、「アシックス」のランニングアクセサリーが当たるハズレなしのくじ引きも実施した。

渋谷区から参加したという30代女性は、「普段はゆっくり走る程度だが、初心者向けのランニングイベントだったので、自分でも参加できると思った。シューズの買い替えに迷っており、厚底シューズを試せたのも良かった。実際に履いてみると、クッション性が高く、長距離でも疲れにくそう」とコメント。また、皇居周辺に住んでいるという20代女性は、「ランニングは始めてからまだ2カ月。フランス・ボルドーで、ワインを飲みながら走る大会『メドックマラソン』のことを知り、それに参加するために始めた。普段から1人で皇居周辺を走っているが、イベントだと知らない人とも自然に話せるのが楽しい。ランニング仲間が増えたので、また次回も参加したい。1人では続けられないかもと思っていたが、こうしたイベントに参加することでモチベーションが上がる」と語った。練馬区から参加した40代夫婦は「昨年秋から夫婦でランニングを始めた。ランニングが習慣化してきたころに、膝に痛みを感じることが増え、クッション性の高いシューズを探していた」という。

「アシックスラン東京丸の内」では、定期的にランニングイベントを開催。4月6日には、今回のイベントを拡大した特別ランニングイベントの開催も予定している。

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P&Gジャパンが社長交代 木葉慎介シニアバイスプレジデントが就任

P&Gジャパンは、4月1日付でP&Gグループの木葉慎介・ファブリックケア 日本・韓国事業統括責任者 シニア バイスプレジデントが社長に就任することを発表した。現任のヴィリアム・トルスカ社長は、同日付けでP&Gグループ アジア太平洋・中東・アフリカ地域・エンタープライズマーケット グルーミング事業部のシニア バイスプレジデントに就任し、アラブ首長国連邦・ドバイ首長国に赴任する。

木場新社長は、1977年生まれの48歳。2001年にプロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク(現・P&Gジャパン)に入社し、主にマーケティング関連のキャリアを積んできた。20年にシニア バイスプレジデントに就任して以降、主力事業の1つであるファブリック&ホームケア事業をけん引している。

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「オン」と韓国発「ポスト アーカイブ ファクション」コラボ第3弾 3月19日発売

スイス発スポーツブランド「オン(ON)」は3月19日、韓国のファッションブランド「ポスト アーカイブ ファクション(POST ARCHIVE FACTION以下、PAF)」とのコラボレーションコレクション最新作“カレント フォーム 2.0+(CURRENT FORM 2.0+)”を自社ECサイトで発売する。20日からは、原宿・キャットストリートの「オン」直営店や、一部取り扱い店舗で販売する。

「オン」と「PAF」のコラボは、24年4月、10月に続く第3弾。「ランニングギアの機能性を日常に取り入れる」(ドンジュン・リム=PAFファウンダー)ことを意識したコラクションだ。シューズは、「オン」を代表するロードランニングシューズ“クラウドモンスター2(Cloudmonster 2)”を未来的にアレンジした“クラウドモンスター2 PAF”と、トレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー ピーク(Cloudventure Peak)”をベースにした“クラウドベンチャー ピーク PAF”の2型。シューズとのトータルコーディネートを意識したハーフジップトップスやパンツもラインアップする。

原宿・キャットストリートの「オン」直営店では抽選販売を実施する。また、国内の卸先はアトモス、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、グレイト、ヘリンボーン、キス トウキョウ、ミタスニーカーズ、ヌビアン、リステア、ジ・エレファント。

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ユーグレナから機能特化型スキンケアブランド「コンク ラボ」誕生 第1弾はマイクロニードル美容液2種

ユーグレナは、エイジングケアブランド「コンク(CONC)」の姉妹ブランド「コンク ラボ(CONC LABO)」を立ち上げる。第1弾は“リッチショット”シリーズから、マイクロニードルを使用した美容液2種を3月15日に発売する。取り扱いは全国のバラエティーショップなど。3月17日から、楽天とYahoo!ショッピングでも販売する。

同社は「コンク」からノック注入型マイクロニードル美容液“リンクルインジェクション”を2023年6月に発売。同製品は販売開始5カ月で年度販売目標数約2倍を記録するヒット製品となった。好調の背景には、消費者の美容医療に対する興味や製品の使用実感、継続意向の高さがあると分析。加えて、近年、美容内科・美容皮膚科・美容外科などを利用するハードルが下がったことで、施術を受けた人は美容医療の効果維持のために高機能な“日常ケア”の化粧品を、施術を受けていない人は美容医療を意識した高機能な“スペシャルケア”の化粧品を求める傾向にあるという調査結果(※22年1月14~16日@cosmeのプロデュースメンバー1万290人を対象としたWEB調査「美容に関するアンケート」調べ)を受け、今回の製品を開発。“注入”のスペシャルケアをより身近に、高濃度成分を手軽に取り入れやすくすることで、いつものケアをアップデートする。

“リッチショット”シリーズは、注入型のマイクロニードルで肌に直接美容成分を届ける部分用美容液。毛穴やくすみをケアする高濃度ビタミンC配合の“コンク トリプルC リッチショット”と、ごわつきやハリにアプローチする高濃度コラーゲン・ペプチド配合の“コンク PCリッチショット”の2種を展開する。容量と価格はどちらも2.5mL、4378円。容器先端の針部を肌悩みの気になる部分に押し当てて尾部のボタンを1回ノックすることで、ニードルから染み出た美容液をピンポイントで肌に注入することができる。針部には、医療用マイクロニードルから着想した注入型マイクロニードルを採用。長さ200マイクロメートル、太さ100マイクロメートルの極細針で痛みを感じにくい構造だ。

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ユーグレナから機能特化型スキンケアブランド「コンク ラボ」誕生 第1弾はマイクロニードル美容液2種

ユーグレナは、エイジングケアブランド「コンク(CONC)」の姉妹ブランド「コンク ラボ(CONC LABO)」を立ち上げる。第1弾は“リッチショット”シリーズから、マイクロニードルを使用した美容液2種を3月15日に発売する。取り扱いは全国のバラエティーショップなど。3月17日から、楽天とYahoo!ショッピングでも販売する。

同社は「コンク」からノック注入型マイクロニードル美容液“リンクルインジェクション”を2023年6月に発売。同製品は販売開始5カ月で年度販売目標数約2倍を記録するヒット製品となった。好調の背景には、消費者の美容医療に対する興味や製品の使用実感、継続意向の高さがあると分析。加えて、近年、美容内科・美容皮膚科・美容外科などを利用するハードルが下がったことで、施術を受けた人は美容医療の効果維持のために高機能な“日常ケア”の化粧品を、施術を受けていない人は美容医療を意識した高機能な“スペシャルケア”の化粧品を求める傾向にあるという調査結果(※22年1月14~16日@cosmeのプロデュースメンバー1万290人を対象としたWEB調査「美容に関するアンケート」調べ)を受け、今回の製品を開発。“注入”のスペシャルケアをより身近に、高濃度成分を手軽に取り入れやすくすることで、いつものケアをアップデートする。

“リッチショット”シリーズは、注入型のマイクロニードルで肌に直接美容成分を届ける部分用美容液。毛穴やくすみをケアする高濃度ビタミンC配合の“コンク トリプルC リッチショット”と、ごわつきやハリにアプローチする高濃度コラーゲン・ペプチド配合の“コンク PCリッチショット”の2種を展開する。容量と価格はどちらも2.5mL、4378円。容器先端の針部を肌悩みの気になる部分に押し当てて尾部のボタンを1回ノックすることで、ニードルから染み出た美容液をピンポイントで肌に注入することができる。針部には、医療用マイクロニードルから着想した注入型マイクロニードルを採用。長さ200マイクロメートル、太さ100マイクロメートルの極細針で痛みを感じにくい構造だ。

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「GU」と「アンダーカバー」の新ライン“UG”が誕生! ローンチパーティーには高橋盾の娘ララや窪塚愛流が来場

「ジーユー(GU)」はこのほど、高橋盾デザイナーが手掛ける「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のチームとコラボレーションした新ライン“ユージー(UG)”を発表した。記念すべきファーストコレクション(全19型、590〜6990円)は3月14日に、セカンドコレクション(全8型、1990〜2990円)は4月18日に発売し、「ジーユー」全店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「ジーユー」と「アンダーカバー」は、2021年から協業をスタート。これまでに4つのコレクションを展開してきたが、両者の共創を新たな次元に進化させるべく、「アンダーカバー」チームがデザインのみならず、フィッティングやキービジュアルの制作など、全ての工程に携わる“ユージー”が立ち上がった。新ラインのコンセプトは、“SILENT/NOISE”。日常のファッションにささやかな違和感やサプライズをもたらす遊びの効いたデザインや自由なスタイリングを、「ジーユー」の価格で提案していく。

ファーストコレクションは、“スウェT”やオープンカラーシャツ、ユーティリティパンツといった「ジーユー」の定番商品を再解釈した実用性の高いメンズアイテムで構成。どれも同コレクション内だけでなく、「ジーユー」のインラインとも合わせやすいデザインを意識したそうだ。

その中でも、オーバーサイズのジャケットとワイドシルエットのテーパードパンツのセットアップは、切りっ放しの袖口や縫いしろを表に出した背広など、「アンダーカバー」らしいエッジの効いたディテールを取り入れており、高橋デザイナーのお気に入りだという。また、牙のデザインを施したオリジナル柄のファングカモをはじめ、高橋デザイナーが描き下ろした架空のハンバーガーショップ「ノイズバーガーショップ」のグラフィックやアップルモチーフのイラストなど、ならではのデザインも注目だ。

「『アンダーカバー』では、私にしかできない強いデザインを目指している。一方で“ユージー”は、その『アンダーカバー』の強いデザインを日常着に溶け込ませるほどそぎ落としたもの。ほとんどの商品をユニセックスで着られることを意識して作っているので、女性もメンズと同じ雰囲気でカジュアルに着こなせるはず。新ラインということで、より多くの人々へ“ノイズの効いた日常着”が届くことを期待し、アイテムを着用することで日常に心地よい刺激が生まれたらうれしい」と高橋盾デザイナー。

発売記念パーティーには
多彩なゲストが来場

3月11日には、ファーストコレクションの発売を記念したレセプションパーティーが東京・表参道の「ギャラリー シーン(GALLERY SEEEN)」で開催された。Mars89らDJ陣がBGMを担当した会場には、ひと足先に本コレクションのアイテムを着用したモデルの柴田紗希や高橋アラン、お笑いトリオ四千頭身の都築拓紀、大阪発3ピースロックバンドのブランデー戦記、シンガーソングライターのidom、ビートメイカー兼プロデューサーのBIG-8など、関係者やインフルエンサーらゲストが多数来場。とりわけ目を引いたのは、全身“ユージー”コーデで姿を見せた高橋デザイナーの娘でモデルの高橋ララと、窪塚洋介の息子で俳優の窪塚愛流だ。高橋ララはキービジュアルを飾ったチュニックシャツにグリーンのソックスとデッキシューズを合わせ、窪塚愛流はユーティリティブルゾン&パンツにオーバーサイズジャケットを羽織る、華麗な着こなしを見せた。

なお3月23日まで、「ジーユー」マロニエゲート銀座店、名古屋ゲートタワー店、渋谷店、銀座店では特別なウインドー装飾を展開している。

TEXT : RIKU OGAWA
問い合わせ先
ジーユーカスタマーセンタ―
0120-856-452

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「デュラン ランティンク」2025-26年秋冬コレクション

「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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ユニクロ「UT」がさまざまなジャンルとのコラボを予定 今春夏から新たにリラックスフィットが仲間入り

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、“あらゆる世代のあらゆるお客様に、グラフィックTシャツを楽しんでもらう”をテーマとする2025年の新キャンペーン“Live it up!This is UT!”をスタートする。

同キャンペーンでは、画家のパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をはじめ、「ディズニー」「ピーナッツ」「サンリオ」などの人気キャラクターや、日本を代表するアニメ、ゲーム、相撲絵などをモチーフにしたデザイン、有名美術館とのコラボコレクションなど、さまざまなジャンルとの協業を予定する。

ボディーに新たなシルエットが登場

2025年春夏シーズンは、「UT」のボディーに“リラックスシルエット”が新たに仲間入りする。従来の“レギュラーフィット”と“オーバーサイズ”の間を取ったようなサイズ感で、ボックスシルエットが特徴だ。

コマーシャルには「UT」オリジナル楽曲を使用

同キャンペーンのウェブコマーシャルには、アーティストのAyumu Imazu(アユム イマヅ)が作詞、作曲を手掛けリリースした「UT」のオリジナル楽曲「LIVE IT UP!」を起用。同楽曲の作詞、作曲には「ユニクロ」のショップスタッフ経験もあるアーティスト、Furui Riho(フルイ リホ)も参加し、“グラフィックTシャツを着る楽しさ”を表現した。同コマーシャルは、全国の「ユニクロ」店舗および、公式オンラインストアで放送中だ。

制作秘話が詰まったオリジナルコンテンツも充実

「ユニクロ」は現在、2025年シーズンの立ち上がりを凝縮した雑誌「UT magazine 2025 SPRING SUMMER Vol.12」を全国の旗艦店で配布中だ。同冊子では「UT」と初のコラボレーションとなるフランス美術界の巨匠、アンリ・マティス(Henri Matisse)をメーンに特集したほか、藍師・染師BUAISOUの工房取材や、漫画「うずまき」「寄生獣」「ベルセルク」の作者らへのインタビューなども掲載。同冊子はオンラインマガジンとしても随時更新する。

また3月14日からは、約200ものデザインをラインアップしたカタログ「UTラインナップカタログ 2025 Spring」を全国の店舗で配布。さらにカタログに掲載しきれなかったフルラインアップは、公式オンラインストアで掲載する。同カタログの第2弾は、6月上旬ごろに配布予定だ。

「UT」のクリエイティブ・ディレクターを務める河村康輔は、今回のキャンペーンについて「グラフィックTシャツはその絵柄を知らなくても、グラフィックが可愛いとかかっこいいとか、自分の着たいものをその日、その時の気分でライトに楽しめるものだと思っている。2025年も自信をもって世界中からカルチャーを選び、Tシャツとして高い完成度のグラフィックを目指した。ぜひ自分の感性に刺さるグラフィックTシャツを選んでほしいと思っている」とコメントした。

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ユニクロ「UT」がさまざまなジャンルとのコラボを予定 今春夏から新たにリラックスフィットが仲間入り

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、“あらゆる世代のあらゆるお客様に、グラフィックTシャツを楽しんでもらう”をテーマとする2025年の新キャンペーン“Live it up!This is UT!”をスタートする。

同キャンペーンでは、画家のパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をはじめ、「ディズニー」「ピーナッツ」「サンリオ」などの人気キャラクターや、日本を代表するアニメ、ゲーム、相撲絵などをモチーフにしたデザイン、有名美術館とのコラボコレクションなど、さまざまなジャンルとの協業を予定する。

ボディーに新たなシルエットが登場

2025年春夏シーズンは、「UT」のボディーに“リラックスシルエット”が新たに仲間入りする。従来の“レギュラーフィット”と“オーバーサイズ”の間を取ったようなサイズ感で、ボックスシルエットが特徴だ。

コマーシャルには「UT」オリジナル楽曲を使用

同キャンペーンのウェブコマーシャルには、アーティストのAyumu Imazu(アユム イマヅ)が作詞、作曲を手掛けリリースした「UT」のオリジナル楽曲「LIVE IT UP!」を起用。同楽曲の作詞、作曲には「ユニクロ」のショップスタッフ経験もあるアーティスト、Furui Riho(フルイ リホ)も参加し、“グラフィックTシャツを着る楽しさ”を表現した。同コマーシャルは、全国の「ユニクロ」店舗および、公式オンラインストアで放送中だ。

制作秘話が詰まったオリジナルコンテンツも充実

「ユニクロ」は現在、2025年シーズンの立ち上がりを凝縮した雑誌「UT magazine 2025 SPRING SUMMER Vol.12」を全国の旗艦店で配布中だ。同冊子では「UT」と初のコラボレーションとなるフランス美術界の巨匠、アンリ・マティス(Henri Matisse)をメーンに特集したほか、藍師・染師BUAISOUの工房取材や、漫画「うずまき」「寄生獣」「ベルセルク」の作者らへのインタビューなども掲載。同冊子はオンラインマガジンとしても随時更新する。

また3月14日からは、約200ものデザインをラインアップしたカタログ「UTラインナップカタログ 2025 Spring」を全国の店舗で配布。さらにカタログに掲載しきれなかったフルラインアップは、公式オンラインストアで掲載する。同カタログの第2弾は、6月上旬ごろに配布予定だ。

「UT」のクリエイティブ・ディレクターを務める河村康輔は、今回のキャンペーンについて「グラフィックTシャツはその絵柄を知らなくても、グラフィックが可愛いとかかっこいいとか、自分の着たいものをその日、その時の気分でライトに楽しめるものだと思っている。2025年も自信をもって世界中からカルチャーを選び、Tシャツとして高い完成度のグラフィックを目指した。ぜひ自分の感性に刺さるグラフィックTシャツを選んでほしいと思っている」とコメントした。

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「ロレアル パリ」がライムの香り漂うヘアオイルを復活&定番化

「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」は3月29日、ヘアオイルシリーズ“エクストラオーディナリーオイル”(100mL、2290円)から2022年に限定発売した“クリアライム”の香りを定番製品として発売する。

同製品は、つけた瞬間にライムとミントがふんわりと香り、動くたびに爽やかな香りが広がる。保湿成分で知られるセイヨウハッカ油とレモン果皮油のボタニカルオイル配合で、パサつく髪を1本ずつ保護し、軽やかな仕上がりをかなえる。タオルドライ後の髪はもちろん、スタイリングにも使用できる。

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「ロレアル パリ」がライムの香り漂うヘアオイルを復活&定番化

「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」は3月29日、ヘアオイルシリーズ“エクストラオーディナリーオイル”(100mL、2290円)から2022年に限定発売した“クリアライム”の香りを定番製品として発売する。

同製品は、つけた瞬間にライムとミントがふんわりと香り、動くたびに爽やかな香りが広がる。保湿成分で知られるセイヨウハッカ油とレモン果皮油のボタニカルオイル配合で、パサつく髪を1本ずつ保護し、軽やかな仕上がりをかなえる。タオルドライ後の髪はもちろん、スタイリングにも使用できる。

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「1%」の衝撃から、美容市場の正しい競争を考える

「配合率1%」──その表記を見て、思わず目を疑った。

ネイチャーラボのヘアケアブランド「マイブースターズ(MYBOOSTARS)」から、3月15日にヘマチン配合の新シリーズが発売されるという。シャンプー、トリートメント、ミストの3製品をそろえ、価格帯は1430〜1980円。驚いたのは、高級毛髪補修成分である「ヘマチン」の配合率と、それに全く釣り合わない価格の「安さ」だ。

シャンプーはヘマチン「1%」配合で400mL/1694円。この価格設定のスゴさを語る前に、まずヘマチンそのものについて解説したい。

「ヘマチン」には、毛髪の主成分「ケラチン」と結合してダメージを補修し、髪にハリ・コシを与え、キューティクルを整える働きがある。ただその調達方法が少々特殊で、動物の血液から精製・抽出する必要がある。調達コストが高く、それゆえ3000円以上クラスのサロン専売品に配合されることがほとんどだ。記者も、サロン専売品以外で「ヘマチン」が高配合されているヘアケア製品はあまり目にしないし、今回の「マイブースターズ」の新製品のように、1500円そこそこの製品においては皆無といっていい。

破格の価格設定を“検証”

以前、あるヘアケア製品の処方担当をしている研究員に、製品原料についてあれこれ質問したことがある。その際、高級な毛髪補修成分についても聞いたのだが、リピジュア(保湿)やフラーレン(抗酸化作用)と共に挙がったのが、ヘマチンだった。ヘマチンの業務用原料の市場価格について聞いてみると、バラツキはあるが、およそ「1000mLで20万円程度」とのことだった。

ここでは、彼の証言を基に【ヘマチン1mL=200円】として、「マイブースターズ」の価格設定を検証してみる。まず単純計算で、シャンプー(400mL)に表記通り1%の「ヘマチン」が配合されているとすると、「ヘマチン」は4mL。つまり先ほどの計算式に当てはめてみると、200(円)×4(mL)=800円。ヘマチンだけで、シャンプーの原価率は50%近くに達する。

「たった1%」と思われたかもしれないが、この数字にはそれだけのインパクトがあるのだ。

大量仕入れと処方の工夫で実現?

この時点ですでに製品化が現実的ではないように思われたが、さまざまな可能性を考えてみた。

一つ考えられるのは、廉価なヘマチンの大量仕入れによるコスト削減だ。ヘマチンは精製の度合いによって純度が変わり、純度が低いものほどリーズナブルになる。「マイブースターズ」では、比較的安価なものを使い、さらに仕入れのスケールメリットによって極限までコストを減らしているのかもしれない。また、他の成分の原価を抑え、何とかバランスをとっていることも考えられる。シャンプーの成分表を見てみると、例えば基材の洗浄成分には、ドラッグストア系シャンプーなどでよく見られる、比較的安価な成分であるオレフィン(C14-16)スルホン酸が使われている。

これらは、推測の域を出ない。ただそもそも、ヘアケア製品の適正な原価率は10〜30%と言われている。すでにヘマチンだけでこの基準を超えてしまいそうな中で、果たして帳尻を合わすことができるのだろうか……。疑問を抱えながらリリースを読み返していると、ヘマチンの配合率の部分に添えられた、小さな注釈が目に入った。

「化粧品原料(水、エタノール、ヘマチン、フェノキシエタノール)として」。

つまり、ヘマチンの配合率と思われた「1%」は、実は純粋なヘマチンではなく、水やエタノールなどと混ぜた「ヘマチン入り溶液」の配合率だったのだ。その溶液にはどのくらいの割合でヘマチンが含まれているかは、記載がない。

純粋なヘマチン配合率は不明も
完成度と市場拡大に期待

このことに、若干がっかりしてしまったのは否めない。ただ、「マイブースターズ」は既存の“ケラチン”や“コラーゲン”シリーズを使用してみて、価格以上の完成度の高さを感じたのも事実。だからこそ“ヘマチン”シリーズもぜひ使ってみたいと思っているし、その使用感には大いに期待している。また、「マイブースターズ」からヘマチン入りを大々的にうたうシャンプーが登場したことで、これまでサロン専売品などに限られていたヘマチン入りシャンプーがドラッグストア市場に広がり、新しい価値をもたらすかもしれない。

ただ「ヘマチン」の原価からして、ドラッグストアの商品にそこまで高配合率のものは望めないとも、消費者は知っておくべきだろう。これから、ヘマチンの濃度を競って「10%」や、それ以上の配合率をうたうものも、もしかしたら出てくるかもしれない(もちろん何かしらの注釈付きになるはず)。美容知識がなければ、そういった宣伝文句に踊らされてしまいかねないし、過度な期待をしてしまうと満足感は得られないだろう。

消費者のリテラシーを養い
健全な市場競争を

景品表示法では、「商品の品質や効果などを、実際よりも優れているように見せかける」ような“優良誤認表示”を禁止しているが、現実には、抵触スレスレと思われる攻めた宣伝文句も常套手段になっている。競合製品がインパクトのある数字を使ってきたら、それに対抗して、もっとインパクトのある数字を打ち出すしかない。それが例え、消費者が受けるであろう印象と、製品の内容が乖離していてもだ。

化粧品会社による誇大広告ギリギリのマーケティングと消費者のリテラシーの戦いは、SNSが普及して以降、ずっと続いてきた。有象無象のインフルエンサーが、誇大マーケティングに加担し、一方で専門家の指摘から炎上に繋がるケースもあった。消費者は、ただ振り回されるばかりだった。

誇大マーケティングの応酬を止めるには、消費者たちがそれらに惑わされないためのリテラシーを獲得するほかない。ただ、これは消費者だけの問題ではない。企業側も、いつまでも誇大マーケティング合戦を繰り広げていたら、ゆくゆくは美容業界全体の信用が失墜してしまう。

企業は短期的な売り上げを優先するのか、それとも業界の信頼を守るために正しい競争を選ぶのか。業界の健全な発展につなげていくためにも、長い目で見て、正しい美容のリテラシーを広げていく企業努力も必要だろう。

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「1%」の衝撃から、美容市場の正しい競争を考える

「配合率1%」──その表記を見て、思わず目を疑った。

ネイチャーラボのヘアケアブランド「マイブースターズ(MYBOOSTARS)」から、3月15日にヘマチン配合の新シリーズが発売されるという。シャンプー、トリートメント、ミストの3製品をそろえ、価格帯は1430〜1980円。驚いたのは、高級毛髪補修成分である「ヘマチン」の配合率と、それに全く釣り合わない価格の「安さ」だ。

シャンプーはヘマチン「1%」配合で400mL/1694円。この価格設定のスゴさを語る前に、まずヘマチンそのものについて解説したい。

「ヘマチン」には、毛髪の主成分「ケラチン」と結合してダメージを補修し、髪にハリ・コシを与え、キューティクルを整える働きがある。ただその調達方法が少々特殊で、動物の血液から精製・抽出する必要がある。調達コストが高く、それゆえ3000円以上クラスのサロン専売品に配合されることがほとんどだ。記者も、サロン専売品以外で「ヘマチン」が高配合されているヘアケア製品はあまり目にしないし、今回の「マイブースターズ」の新製品のように、1500円そこそこの製品においては皆無といっていい。

破格の価格設定を“検証”

以前、あるヘアケア製品の処方担当をしている研究員に、製品原料についてあれこれ質問したことがある。その際、高級な毛髪補修成分についても聞いたのだが、リピジュア(保湿)やフラーレン(抗酸化作用)と共に挙がったのが、ヘマチンだった。ヘマチンの業務用原料の市場価格について聞いてみると、バラツキはあるが、およそ「1000mLで20万円程度」とのことだった。

ここでは、彼の証言を基に【ヘマチン1mL=200円】として、「マイブースターズ」の価格設定を検証してみる。まず単純計算で、シャンプー(400mL)に表記通り1%の「ヘマチン」が配合されているとすると、「ヘマチン」は4mL。つまり先ほどの計算式に当てはめてみると、200(円)×4(mL)=800円。ヘマチンだけで、シャンプーの原価率は50%近くに達する。

「たった1%」と思われたかもしれないが、この数字にはそれだけのインパクトがあるのだ。

大量仕入れと処方の工夫で実現?

この時点ですでに製品化が現実的ではないように思われたが、さまざまな可能性を考えてみた。

一つ考えられるのは、廉価なヘマチンの大量仕入れによるコスト削減だ。ヘマチンは精製の度合いによって純度が変わり、純度が低いものほどリーズナブルになる。「マイブースターズ」では、比較的安価なものを使い、さらに仕入れのスケールメリットによって極限までコストを減らしているのかもしれない。また、他の成分の原価を抑え、何とかバランスをとっていることも考えられる。シャンプーの成分表を見てみると、例えば基材の洗浄成分には、ドラッグストア系シャンプーなどでよく見られる、比較的安価な成分であるオレフィン(C14-16)スルホン酸が使われている。

これらは、推測の域を出ない。ただそもそも、ヘアケア製品の適正な原価率は10〜30%と言われている。すでにヘマチンだけでこの基準を超えてしまいそうな中で、果たして帳尻を合わすことができるのだろうか……。疑問を抱えながらリリースを読み返していると、ヘマチンの配合率の部分に添えられた、小さな注釈が目に入った。

「化粧品原料(水、エタノール、ヘマチン、フェノキシエタノール)として」。

つまり、ヘマチンの配合率と思われた「1%」は、実は純粋なヘマチンではなく、水やエタノールなどと混ぜた「ヘマチン入り溶液」の配合率だったのだ。その溶液にはどのくらいの割合でヘマチンが含まれているかは、記載がない。

純粋なヘマチン配合率は不明も
完成度と市場拡大に期待

このことに、若干がっかりしてしまったのは否めない。ただ、「マイブースターズ」は既存の“ケラチン”や“コラーゲン”シリーズを使用してみて、価格以上の完成度の高さを感じたのも事実。だからこそ“ヘマチン”シリーズもぜひ使ってみたいと思っているし、その使用感には大いに期待している。また、「マイブースターズ」からヘマチン入りを大々的にうたうシャンプーが登場したことで、これまでサロン専売品などに限られていたヘマチン入りシャンプーがドラッグストア市場に広がり、新しい価値をもたらすかもしれない。

ただ「ヘマチン」の原価からして、ドラッグストアの商品にそこまで高配合率のものは望めないとも、消費者は知っておくべきだろう。これから、ヘマチンの濃度を競って「10%」や、それ以上の配合率をうたうものも、もしかしたら出てくるかもしれない(もちろん何かしらの注釈付きになるはず)。美容知識がなければ、そういった宣伝文句に踊らされてしまいかねないし、過度な期待をしてしまうと満足感は得られないだろう。

消費者のリテラシーを養い
健全な市場競争を

景品表示法では、「商品の品質や効果などを、実際よりも優れているように見せかける」ような“優良誤認表示”を禁止しているが、現実には、抵触スレスレと思われる攻めた宣伝文句も常套手段になっている。競合製品がインパクトのある数字を使ってきたら、それに対抗して、もっとインパクトのある数字を打ち出すしかない。それが例え、消費者が受けるであろう印象と、製品の内容が乖離していてもだ。

化粧品会社による誇大広告ギリギリのマーケティングと消費者のリテラシーの戦いは、SNSが普及して以降、ずっと続いてきた。有象無象のインフルエンサーが、誇大マーケティングに加担し、一方で専門家の指摘から炎上に繋がるケースもあった。消費者は、ただ振り回されるばかりだった。

誇大マーケティングの応酬を止めるには、消費者たちがそれらに惑わされないためのリテラシーを獲得するほかない。ただ、これは消費者だけの問題ではない。企業側も、いつまでも誇大マーケティング合戦を繰り広げていたら、ゆくゆくは美容業界全体の信用が失墜してしまう。

企業は短期的な売り上げを優先するのか、それとも業界の信頼を守るために正しい競争を選ぶのか。業界の健全な発展につなげていくためにも、長い目で見て、正しい美容のリテラシーを広げていく企業努力も必要だろう。

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「キス」×「サウス2ウエスト8」×「コロンビア」による特別なアウトドアコレクション

ニューヨーク発の「キス(KITH)」は、「サウス2ウエスト8(SOUTH2 WEST8)」、「コロンビア スポーツウエア(COLUMBIA SPORTSWEAR)」とのトリプルコラボレーションによる、アウトドアにインスパイアされた特別なコレクションを3月14日11時に発売する。本コレクションは「キス」全店舗およびオンラインストアで販売する。

今回のコラボでは、「キス」と「サウス2ウエスト」のシグネチャーシルエットに、「コロンビア」の実用性とアウトドア機能を融合させ、各アイテムにはコラボアートワークと、トリプルブランディングのデザインが施されている。

アウターウエア、シャツ、フリース、パンツ、ショーツなどのアパレルに加えて、キャップやハット、バッグ、ソックス、バンダナなども展開する。さらに、「コロンビア」の定番ハイキングブーツ“ニュートン リッジ”をアップデートし、シュータン、ヒール、インソールにブランドのロゴを配置した2種のエクスクルーシブなカラーをラインアップする。

LOOK

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「マリメッコ」が新作ウエアを発売 フラワープリントのワンピースやデニムジャケットなど

「マリメッコ(MARIMEKKO)」はフラワープリントのワンピースやデニムジャケットなどの新作ウエアを発売する。3月21日から全国の「マリメッコ」ストアおよびオンラインストアで順次販売する。

今回発表したコレクションでは、さまざまなフラワープリントのアイテムをラインアップ。アイコニックな“ウニッコ(Unikko)”柄のシャツ(6万1600円)やベスト(4万700円)をはじめ、日本人プリントデザイナー石本藤雄によるペレッナ(Perenna)のカットソー(3万800円)やワンピース(6万6000円)、さらに次世代のプリントデザイナーロッタ・マイヤ(Lotta Maija)による“スヴィキンップ(Suvikimppu) ”のワンピース(6万8200円)などを取りそろえている。

またデニムコレクション“マリメッコ マリデニム(Marimekko Maridenim)”ではデニムジャケット“ムーロス(Murros) ”の新作(6万8200円)と新型デニムショーツ“マルッシ(Marssi) ”(4万700円)を発売する。背面に大胆な“ウニッコ”とブランドロゴを配した“ムーロス”はインディゴとオフホワイトの2色を用意。全面に“ウニッコ”がデザインされた仕上がりが特徴的な“マルッシ”はクラシックな5ポケット仕様の新型ショーツだ。

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【スナップ】ワン・イーボー、コ・ミンシ、ヤン・ミーらが来場 「ロエベ」2025-26年秋冬コレクション

「ロエベ(LOEWE)」は3月10日、2025-26年秋冬コレクションをフランス・パリのオテル・ド・メゾンで発表した。

2025-26年秋冬コレクション
ワン・イーボーやコ・ミンシらが来場

「ロエベ」2025-26年秋冬コレクションは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が“アイデアのスクラップブック”のように構想、トロンプルイユや、歪んだ比率や量感など、アートやクラフトを通して表現した。

プレゼンテーション会場には、中国の俳優、歌手のワン・イーボーや、俳優のコ・ミンシ、俳優で歌手のヤン・ミー、俳優でミュージシャンのジェイミー・ドーナンらが来場した。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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King & Prince高橋海人が「トリデン」のアンバサダーに就任 CMを放映開始

韓国スキンケアブランド「トリデン(TORRIDEN)」はこのほど、King & Princeの高橋海人をアンバサダーに起用し、新CMの放映を開始した。14日以降順次、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡などの都市部の主要駅や交差点のデジタルビジョンでもCMを放映。また、電車や駅構内にもブランドメッセージを展開する。同ブランドの日本公式輸入販売を手掛けるマルマンH&Bのチャン・キョンヨン=ビューティケア部 部長によれば、「秋には、高橋海人さんの清潔感や親しみやすさを反映した空間を作る構想もある」という。

高橋海人は、「スキンケアブランドのアンバサダーを務めるのは初めてで、かつ普段から愛用してきた『トリデン』のアンバサダーに起用されてとてもうれしいです。僕の肌は、嘘偽りなく『トリデン』製。保湿力は高いのに、ベタつかずさっぱりしたテクスチャーが『トリデン』の1番の魅力だと思います。つけていて自然体でいられる感覚がありますね。周りの人から肌の調子を褒められることも増えました」と話す。

新CM「肌に、うるおい、DIVEする。」篇で高橋海人は、日常から解き放たれ水の世界に飛び込むことで、ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”(50mL、2420円)の特徴であるみずみずしさを表現。「撮影時は、スタッフが明るく温かい雰囲気で協力してくれてうれしかったです。ブランドのことをもっと好きになったし、愛を持って撮影に挑んだので、その愛が全面に出たと思います」と語る。

スキンケアについては、「乾燥肌なので保湿を意識しています。“ダイブイン セラム”はみずみずしい感覚が心地よくて、1日に何度も使っちゃうこともあります。『トリデン』が生活を力強く支えてくれていますね。日常的に使うことで、肌の質が上がる感覚を実感できると思います」と話す。CM内で披露した「虜になれ、水のちから」というセリフにちなみ、虜になってしまう人の特徴を問われると、「自分に自信を持っている人。笑顔を絶やさなかったり、ポジティブなマインドを持っていたり......それを人にも伝染させられる力を持っている人に引かれますね。身近にある、自分に自信をつけられるものがスキンケアだと思います。皆さんにも『トリデン』の製品を試してみてもらえたらうれしいですね。今後はアンバサダーとして、『トリデン』の魅力をたくさん発信していきたいです」と締めくくった。

「トリデン」とは

「トリデン」は、スコットランド・トリドンの生態系から着想を得て2015年12月に誕生した韓国発スキンケアブランド。「YOUR SKIN IS OUR PLANET」をコンセプトに、肌にも環境にも優しいスキンケア製品を開発する。外箱にはFSC認証紙を使用し、容器はリサイクル可能なデザインを採用するなど、SDGsの取り組みを進めている。ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”は、韓国最大の美容アプリ「ファへ」のセラム部門で3年連続1位(19〜21年)を受賞。21年3月に日本に上陸した。

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King & Prince高橋海人が「トリデン」のアンバサダーに就任 CMを放映開始

韓国スキンケアブランド「トリデン(TORRIDEN)」はこのほど、King & Princeの高橋海人をアンバサダーに起用し、新CMの放映を開始した。14日以降順次、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡などの都市部の主要駅や交差点のデジタルビジョンでもCMを放映。また、電車や駅構内にもブランドメッセージを展開する。同ブランドの日本公式輸入販売を手掛けるマルマンH&Bのチャン・キョンヨン=ビューティケア部 部長によれば、「秋には、高橋海人さんの清潔感や親しみやすさを反映した空間を作る構想もある」という。

高橋海人は、「スキンケアブランドのアンバサダーを務めるのは初めてで、かつ普段から愛用してきた『トリデン』のアンバサダーに起用されてとてもうれしいです。僕の肌は、嘘偽りなく『トリデン』製。保湿力は高いのに、ベタつかずさっぱりしたテクスチャーが『トリデン』の1番の魅力だと思います。つけていて自然体でいられる感覚がありますね。周りの人から肌の調子を褒められることも増えました」と話す。

新CM「肌に、うるおい、DIVEする。」篇で高橋海人は、日常から解き放たれ水の世界に飛び込むことで、ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”(50mL、2420円)の特徴であるみずみずしさを表現。「撮影時は、スタッフが明るく温かい雰囲気で協力してくれてうれしかったです。ブランドのことをもっと好きになったし、愛を持って撮影に挑んだので、その愛が全面に出たと思います」と語る。

スキンケアについては、「乾燥肌なので保湿を意識しています。“ダイブイン セラム”はみずみずしい感覚が心地よくて、1日に何度も使っちゃうこともあります。『トリデン』が生活を力強く支えてくれていますね。日常的に使うことで、肌の質が上がる感覚を実感できると思います」と話す。CM内で披露した「虜になれ、水のちから」というセリフにちなみ、虜になってしまう人の特徴を問われると、「自分に自信を持っている人。笑顔を絶やさなかったり、ポジティブなマインドを持っていたり......それを人にも伝染させられる力を持っている人に引かれますね。身近にある、自分に自信をつけられるものがスキンケアだと思います。皆さんにも『トリデン』の製品を試してみてもらえたらうれしいですね。今後はアンバサダーとして、『トリデン』の魅力をたくさん発信していきたいです」と締めくくった。

「トリデン」とは

「トリデン」は、スコットランド・トリドンの生態系から着想を得て2015年12月に誕生した韓国発スキンケアブランド。「YOUR SKIN IS OUR PLANET」をコンセプトに、肌にも環境にも優しいスキンケア製品を開発する。外箱にはFSC認証紙を使用し、容器はリサイクル可能なデザインを採用するなど、SDGsの取り組みを進めている。ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”は、韓国最大の美容アプリ「ファへ」のセラム部門で3年連続1位(19〜21年)を受賞。21年3月に日本に上陸した。

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King & Prince高橋海人が「トリデン」のアンバサダーに就任 CMを放映開始

韓国スキンケアブランド「トリデン(TORRIDEN)」はこのほど、King & Princeの高橋海人をアンバサダーに起用し、新CMの放映を開始した。14日以降順次、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡などの都市部の主要駅や交差点のデジタルビジョンでもCMを放映。また、電車や駅構内にもブランドメッセージを展開する。同ブランドの日本公式輸入販売を手掛けるマルマンH&Bのチャン・キョンヨン=ビューティケア部 部長によれば、「秋には、高橋海人さんの清潔感や親しみやすさを反映した空間を作る構想もある」という。

高橋海人は、「スキンケアブランドのアンバサダーを務めるのは初めてで、かつ普段から愛用してきた『トリデン』のアンバサダーに起用されてとてもうれしいです。僕の肌は、嘘偽りなく『トリデン』製。保湿力は高いのに、ベタつかずさっぱりしたテクスチャーが『トリデン』の1番の魅力だと思います。つけていて自然体でいられる感覚がありますね。周りの人から肌の調子を褒められることも増えました」と話す。

新CM「肌に、うるおい、DIVEする。」篇で高橋海人は、日常から解き放たれ水の世界に飛び込むことで、ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”(50mL、2420円)の特徴であるみずみずしさを表現。「撮影時は、スタッフが明るく温かい雰囲気で協力してくれてうれしかったです。ブランドのことをもっと好きになったし、愛を持って撮影に挑んだので、その愛が全面に出たと思います」と語る。

スキンケアについては、「乾燥肌なので保湿を意識しています。“ダイブイン セラム”はみずみずしい感覚が心地よくて、1日に何度も使っちゃうこともあります。『トリデン』が生活を力強く支えてくれていますね。日常的に使うことで、肌の質が上がる感覚を実感できると思います」と話す。CM内で披露した「虜になれ、水のちから」というセリフにちなみ、虜になってしまう人の特徴を問われると、「自分に自信を持っている人。笑顔を絶やさなかったり、ポジティブなマインドを持っていたり......それを人にも伝染させられる力を持っている人に引かれますね。身近にある、自分に自信をつけられるものがスキンケアだと思います。皆さんにも『トリデン』の製品を試してみてもらえたらうれしいですね。今後はアンバサダーとして、『トリデン』の魅力をたくさん発信していきたいです」と締めくくった。

「トリデン」とは

「トリデン」は、スコットランド・トリドンの生態系から着想を得て2015年12月に誕生した韓国発スキンケアブランド。「YOUR SKIN IS OUR PLANET」をコンセプトに、肌にも環境にも優しいスキンケア製品を開発する。外箱にはFSC認証紙を使用し、容器はリサイクル可能なデザインを採用するなど、SDGsの取り組みを進めている。ブランドを代表する美容液“ダイブイン セラム”は、韓国最大の美容アプリ「ファへ」のセラム部門で3年連続1位(19〜21年)を受賞。21年3月に日本に上陸した。

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「ポーター」が「ビュリー」創業者ラムダン・トゥアミのアウトドアブランドとコラボ

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は3月15日、ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)が手掛けるアウトドアウエアブランド「ディ・ドライ・ベーグ(DIE DREI BERGE)」とコラボしたバックパック2型を発売する。公式ECでは取り扱わず、表参道店と新宿店のみで販売。表参道店は3月31日まで、コラボ記念イベントの会場になる。

コラボアイテムは、ハイキング用のバックパックをベースに、メーン生地には帆船の帆に用いていたキャンバス地、サイドポケットには魚網を採用するなど、海や山に着想したディテールを取り入れた。目を引くカラフルなステッチは、通常より太い糸を使用し、あえて無骨さを表現。一方、金具のパーツ類には本金メッキを施し、ラグジュアリー感も演出している。

コラボ記念イベントでは、バックパック2型ほか、日本初となる「ディ・ドライ・ベーグ」のオリジナルアイテムも販売する。

ラムダン・トゥアミは、人気美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」のディレクターやパリコレブランドのデザイナー、英国の老舗百貨店のバイヤーなどさまざまな顔を持つ。今回、バックパックの製作に至ったのは、スイスの山岳地帯でホテルも経営しているため。「ディ・ドライ・ベーグ」はクオリティーの担保を何よりも大切にし、素材から製造まで妥協しないモノ作りを徹底している。

◾️ディ・ドライ・ベーグ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:3月15~31日
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

バックパック L

バックパック S

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「ワイズ」と「フラワーマウンテン」が初コラボ 素材にこだわった黒とアイボリーのサンダル

「ワイズ(Y'S)」は、2015年にスタートした日本のフットウエアブランド「フラワーマウンテン(FLOWER MOUNTAIN)」と初コラボレーションした“ワイズ × フラワーマウンテン プマプンク”(4万6200円)を3月26日に発売する。

今回は、「フラワーマウンテン」の“プマプンク(PUMA PUNKU)”をベースに、シュリンクレザー、ヘアオン、ナイロンといった素材で構成。デザインは、アッパー全体にもともと入っていたパンチング穴を省き、紐先や踵のゴムの種類の素材や仕様を変更。甲の中央に「Y's」「Flower MOUNTAIN」のダブルネームを、サイドには「Y's」ロゴが施されている。クッション性と弾力に優れたインソール、どのような場所でもグリップする軽量なグリップソールによる快適な履き心地を実現した。カラーはアイボリーとブラックの2色展開でサイズは23〜28cmを用意する。

全国発売に先立ち、3月19日から4月1日まで伊勢丹新宿店の本館3階でポップアップストアを展開。同ポップアップでは3月23日まで先行予約を受け付ける。

アイテム画像

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「ケイト」がうるうる目元を作るリキッドグリッターを発売 時間停止アイライナーも新たに登場

「ケイト(KATE)」は3月22日、きらめきを目元に添えるリキッドグリッター“ピンポイントドットスタンプ”(限定3色、各1540円※編集部調べ)を数量限定で発売する。3月18日から順次、店頭ウェブ展開を開始する。ほか、「時間停止ライナー」のキャッチコピーを掲げるアイライナー“スーパーラスティングライナー”(全4色、各1650円)と、秒速密着をキーワードに据えた“レアフィットジェルペンシルN”(新色2色、各1210円)の新色も同日に発売する。

高輝度なラメを点置きして潤んだ目元を演出

クリアで高輝度なラメを配合した“ピンポイントドットスタンプ”は、下まぶたに点置きすると一粒一粒の輝きが際立ち、潤んだ目元を印象づけるアイテムで、ラメをキャッチし点置きしやすいチップを備えた。まぶたにみずみずしく密着するほか、ラメが落ちにくいよう高密着ポリマーを配合。皮脂やこすれにも強く、ウオータープルーフ処方に仕上げた。カラーは淡いピンクが愛らしいピンクスパークと爽やかなきらめきを放つシュガーミント、肌にさりげなくなじむベージュスターの3色をラインアップする。

過酷な環境でも塗りたての色が持続するアイライナー

数量限定発売の“スーパーラスティングライナー”は時間が止まったかのように色が持続するラスティング力を強みとしたアイテムで、2つの被膜形成剤をブレンド独自のタイムレスポリマーなどの技術力により高い耐久性と高密着、高発色をかなえた。号泣想定試験や多量皮脂想定試験を行い、号泣や大汗、多量皮脂のほか、無意識の目こすりなどの耐久性も確認している。カラーは漆黒ブラック、ブラウンブラック、グレイッシュブラック、アッシュブラックの4色。目尻の跳ね上げやまつ毛の間の隙間も埋めやすい、ブランド独自の極細0.06mm筆にしている。

10秒で速乾し、号泣してもにじまず、こすっても落ちにくい耐久性を備えた“レアフィットジェルペンシルN”から数量限定で発売する新色は、肌なじみと陰影効果のあるディープグレージュとモーブブラウンを用意。引き算発想のブラックカラーがまぶたになじみ目元を引き締めて見せる。

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橋本愛、表現者としての覚悟——「自分のままで生きる」 現在地と未来への視線

PROFILE: 橋本愛/俳優

PROFILE: (はしもと・あい)1996年1月12日生まれ、熊本県出身。映画「告白」(2010)に出演し注目を浴び、映画「桐島、部活やめるってよ」(12)では、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。連続テレビ小説「あまちゃん」(13)でも話題となる。主な出演作品は、映画「熱のあとに」(24)、映画「劇場版 アナウンサーたちの戦争」(24)、映画「私にふさわしいホテル」(24)など。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25)にも出演。独自の感性を生かしてファッション、コラム、書評などの連載を持ち幅広く活躍中。

今回のフォトシューティングでカメラの前に立った橋本愛は、フォトグラファーがシャッターを1回切ると、小走りでモニターの前に移動して一度だけチェックした。彼女が知りたかったのはおそらく、フォトグラファーがどのような世界観を持っているか、どのようなライティングやフレーミングをするか。その後はカメラの前で次々とポージングと表情を変えて、我々ギャラリーを魅了した。続けて行われたインタビューでは、主演映画「早乙女カナコの場合は」について、のんが主演した「私にふさわしいホテル」とのコラボレーションについて、これまでの10年とこれからの10年について、筆者が投げる質問に対して最適な言葉を探りながら感情を乗せて答えてくれた。写真撮影における身体表現と、インタビューにおける言語表現の双方において、この日の彼女の仕事ぶりはまさしくプロフェッショナルな表現者だった。以下のインタビューを読んでいただければ、その原動力が何であるのかを、きっとお分かりいただけるだろう。

「男性社会に対して女性がどう立ち向かっていくか」

——映画「早乙女カナコの場合は」に出演した経緯をお聞かせください。

橋本愛(以下、橋本):オファーをいただいたのはもう5年くらい前になりますが、“女性らしさ”というジェンダーロールにとらわれない、むしろとらわれているからこそ、そこから脱却しようとするカナコの闘志にすごく共感したことを覚えています。(原作者の)柚木麻子さんのファンだったこともあり、やりたいなと思いました。

——カナコが大学に入学した18歳から28歳までの10年間を演じる上で、大切にしたものとは。

橋本:カナコが忌避する“女性らしさ”って何だろう? と考えました。そして、カナコが体現する“男性性を感じるような振る舞い”みたいなものを、あまりステレオタイプな表現にしたくないなという気持ちもどこかにありました。大人になってからは、服装や雰囲気などの見た目が自分の求めていた強い女性像に変化していっても、中身が全く変わらないというところを意識しました。未熟なまま、子どものまま大人になっているというか、大人の“ガワ”をかぶっている感じというか。

——その不器用さや、サイズの合わない服を着ている感じのカナコがすごく好人物でしたし、かわいかったです。

橋本:うれしいです。

——橋本さんのインタビューでの発言や、ご自分で書かれる文章からは、自分自身がこの社会、もっと大きく言うと世界の一員だという自覚と責任が伝わってきます。自分が参加する作品が、それに触れる人にとって何らかのポジティブな影響を及ぼしたらいいなという思いがあるように見えるのですが、今回はいかがでしたか?

橋本:今回私の中には、男社会に対して女性がどう立ち向かっていくか、というテーマがありました。同じように、男社会というものが男性全員にとって生きやすい社会じゃないよねというところを、ある男性キャラクターを通して可視化させることができてすごくうれしかったですし、私にとってはそこが肝でした。矢崎(仁司)監督はそれを作品のメインテーマのように押し出すわけではなく、あくまで自然に、とおっしゃっていたので、心の内にずっと忍ばせながら演じることが個人的なテーマでした。

中川大志やのんとの演技

——共演者の方から得たもの、感じたことをお聞きしたいです。

橋本:ご一緒することが多かった(長津田役の)中川大志さんは、監督と密なやりとりを現場でされていて、それに背中を押される気持ちになりました。私も作品に対して「ちゃんと意見を言おう」といつも思っているけれど、毎回勇気を振り絞らないとなかなか言葉にできなくて。中川さんは割と世間話をするかのような温度感で、「ここ、こう思うんですよねー」というやりとりをされていて、「自分ももっと気負わずにやっていってもいいのかな」と思わせてくれました。お芝居も、「時間をかけて準備してきたんだろうな」というのがすごく伝わってきて。私も時間をかけないと演じられないタイプなので、そういう意味でも同志のように感じられる、心強い存在でした。

——本作にはのんさんが売れっ子作家役で2シーン出演し、のんさん主演の「私にふさわしいホテル」には、橋本さんがカリスマ書店員役で1シーン出演しています。この連動についてどう取り組みましたか?

橋本:当初は、柚木さんの原作をのんちゃんと私(の主演)でそれぞれ映画化して、バトンを渡すようなリレー形式でやろうというお話でした。それは面白い企画だし、柚木さんの作品が大好きですし、(「あまちゃん」から)10年以上が経った今ものんちゃんとの関係性によって何かが生まれるということが本当に奇跡のようで、すごくありがたいなと思いました。その後、カメオ出演みたいな形でお互いの作品に出演することが決まった記憶があって。それは遊び心として捉えていたし、のんちゃんと現場で再会できることもとてもうれしかったです。

——現場はどんな雰囲気で、橋本さんはどんな気分でしたか?

橋本:不思議な気分になりました(笑)。普通に考えたら「何度か共演したことのある共演者」で終わるはずが、周りの目線によって「何か特別な関係なのかも私たち!」という感覚に陥るというか。常にどういう会話をするのか、どういう空気感なのかを見られている感じがしました(笑)。そんなことはないかもしれないけど、「そうかも」という自意識が働くというか。

——お二人が一緒にいたら観察せずにはいられなくなる気持ち、分かります……!

橋本:そんな人はのんちゃん以外にいないので。作品(「あまちゃん」)の影響が本当に大きかったし、そんな作品に出会えることも一生に一度あるかないかだから、面白いな、うれしいな、という気分です。でも本人たちは毎回恥ずかしいというか、照れるというか。お互い(手で額の汗を拭うしぐさで)「汗々(あせあせ)」みたいな(笑)。

——(笑)。お二人は10年以上の関係になりますが、のんさんのお芝居に変化は感じましたか?

橋本:「私にふさわしいホテル」の撮影からこの作品にかけて、すごく変化を感じました。うまく説明できないんですけど、1秒間の24コマ分の感情が見えるというか、すごく細かく、高い解像度で刻まれているような気がしました。のんちゃんとのお芝居は私にとって、大きな感情やパッションがダイレクトに伝わってくるような経験だったんですけど、それは変わらないままに感情の解像度が高まっている気がして、面白いなと思いました。

10年を振り返って

——この映画の中で、カナコの先輩の「10年後の自分を想像する」という台詞が印象的でした。橋本さんは、今の自分を10年前に想像していましたか?

橋本:19歳の頃ですか? 全然です(笑)。

——当時の自分が今の自分を見たらどう思うと思いますか?

橋本:10代の頃は本当にカオスだったので、今の私を見たら「あ、整ったんだな」「整理整頓されたんだな」と思うかもしれないですね。

——整えることができたのはなぜでしょうか。

橋本:言葉をどんどん知って、考えて、ちゃんと行動に移してきたというのはあると思います。あと、あの……ちょっと重い話になるかもしれないですけど、当時は「人を愛する」ということがうまくできなかったんです。だから「こんなに愛せるようになったんだね」と、自分を祝福してあげるべきことかなと思います。

——人をうまく愛せなかったというのは、愛し方を間違っていた?

橋本:そうです。愛情はあったんですけど、人の気持ちが分からなくて、自分の気持ちにばかりフォーカスしてしまっていたんです。それに対して割と無自覚だったので、大きく言うと自分のことをずっと「疫病神」だと思っていましたし、「なんで生まれてきたんだろう」とも思っていました。自分が愛されていなかったわけではないけれど、自分の求める愛が手に入っていない実感がありました。そこで「愛されていないから愛し方が分からない」のではなくて、「愛されていないからこそ、(相手が)何が欲しいかが分かる。それをやればいいんだ」と発想を転換させてから変わりました。

——発想を転換するきっかけはありましたか?

橋本:本や映画には本当に助けられましたが、「エンドレス・ポエトリー」(2016年/アレハンドロ・ホドロフスキー監督)で触れた「与えられなかったからこそ与えるべきものが分かる」という思想は青天の霹靂でした。(息を呑み)「すごい!」と。そこから発想を転換させる癖がついていって、苦境が訪れてもそこから何を得られるのかとポジティブに考えられるようになり、すごく生きやすくなった気がします。

——お仕事にもポジティブな影響がありそうです。

橋本:もちろんあります。ものすごく。このお仕事は全てがプライベートと地続きで切り分けられないので、仕事にいい働きしかしていないと思います。逆にちょっとポジティブになり過ぎて、世界を(俯瞰で)見渡せなくなった瞬間もあったから、今はそれすらコントロールするように頑張っている感じです。

——ドラスティックな変化をした一方で、この10年間、ぶれずに大切にしてきたものはありますか?

橋本:それこそ「愛すること」はずっとテーマにやってきたけれど、それ以外はぶれまくってます(笑)。

海外への意欲と覚悟

——橋本さんはこの映画に描かれている“青春”や“大人”という言葉に対してどんなイメージを持たれていますか? 

橋本:大人に関しては、“責任”と“自由”だと思っています。青春に対しては、私は割りと“喪失”というイメージがすごく強くて。幼い頃から仕事をしてきたことでそういう時間を存分に過ごせなかったことは、一生涯の損失だと思ってしまっているから、その痛みもあります。でもね、大人になっても青春ってできるんですよね。なので、5年くらい前から友人と、毎年一度は旅行に行くようにして、自分で青春を新しく作っていっています。

——旅行=冒険=青春ですか?

橋本:旅行じゃなくてもいいんですけど、非日常や、密度の高い時間を過ごしていれば、それは青春になると思います。 でも、そういう意識で密度の高い日々を過ごすと全部青春になってしまって、逆にちょっと輝きで重たくなる気がして(笑)。私は割と、日々は穏やかにスカスカに過ごしたい人だから(笑)、年に一度のその旅行がメリハリになっています。あえて過ぎ去ってほしくない時間を自分で作って、青春を一個一個手作りしていく感覚です。

——これからの10年に対しては、どんなイメージを持っていますか?

橋本:39歳まで……(と少し考えてから)、基本的にカナコと同じように、将来設計しないタイプなんです。計画的に生きることが本当に苦手で。それでも漠然と、「日本以外の国でお仕事をする」というイメージは抱いています。そこに照準を合わせたら、全てのことに対してスケールが大きくなっていくだろうなと感じてきています。最終的に世界に行けなくても、そういうふうに生きているだけで全てがその方向に向かって進んでいくから、それは利用していいと思いますし、「アカデミー賞で登壇する」くらいのことを考えながら生きると楽しいですよね(笑)。

——いいですね。海外に意識を向け始めたきっかけがあったのでしょうか。

橋本:(24年の第37回)東京国際映画祭で、トニー・レオンさん、キアラ・マストロヤンニさん、ジョニー・トーさん、エニェディ・イルディコーさんといった錚々たる方々と(コンペティション部門の審査委員として)ご一緒したり、海外でドラマの撮影をしたりといった経験がすごく増えてきて、「あ、これ、たぶんそのままいくな」と思いました。自分が嫌だと思ったら止まるけど、行きたいからたぶんこのまま進んでいくと思うので、そこに対してちゃんと準備しなければと思っています。一番(必要なもの)はもちろん語学ですけど、それ以外でも、世界の人たちとの共通言語としてたくさんの作品を知らないといけないし、人権の問題や、社会や世界情勢などいろいろな問題を常にキャッチして生きていかないと会話ができないので、そういうこともずっと意識しています。

——海外ドラマの撮影現場は、日本と違いましたか?

橋本:全く違いました。最高でした。朝食の時間が確実に確保されていて、全部温かいごはんが出てくるんです。1日の最大労働時間が決まっていて、それ以上働いたらちゃんとその対価がみんなに支払われますし。日本との差を感じてちょっと落ち込みながらも、現状を見据えて少しずつでも進んでいかないとな、と思うきっかけになりました。

——語学の勉強は楽しいですか?

橋本:楽しいです。暗記力は全然ないですけど(笑)、言葉が好きなので。発音も楽しいです。ただ、あまり英語を勉強してこなかったので、中学の教科書英語から勉強しています。まだまだなんですけど、まずはやり続けることが大事かなと。

——お芝居以外でやりたいことはありますか?

橋本:たくさんあります! 歌と、踊りと。踊りはコンテンポラリー、ヒップホップ、日本舞踊と、いろいろな習い事に手を出していて。基本的に体を使うことが好きなんです。歌も楽器として体を使うし。そういう身体表現がすごく好きで、それはお芝居にも生かされると思っています。他の表現方法としても、何かクリエイティブなことをやっていけたらいいなあと思います。

——私は橋本さんが小説を発表する日を勝手に待っております。

橋本:えー!? (周りからもそう)言われたことはありますが、自分から物語は……あ! でも、映画を作りたいなとは思っています。なぜかというと、「人が裸にならなくても、キスしなくても、ラブシーンって撮れるよね」ということをやりたいから。「子どもも大人も誰一人として尊厳を傷つけられずに作品って作れるよね」ということを、いつか体現したいと思っています。

——関わり方のイメージは? プロデューサー、監督、それとも主演として引っ張る?

橋本:イメージはプロデューサーです。監督は場合によってはやりたいなと思っていて、主演は考えていないです。

——仕事をする上で大切にしていることはありますか。

橋本:身の回りにいる人たち、現場でご一緒するスタッフさんたちも全員ですけど、皆さんが心地よくいられるように、自分が佇まいとしてそれを体現することは常に意識しています。自分は昔から誤解されやすくて、ただ真剣にやっているだけで怒っているように見えたり、「怖い人」「冷徹な人」と思われることが多かったんです。真剣にやるときはやるんですけど、気が緩む瞬間やみんなで楽しんで面白がれる瞬間を、意識的に作っていくことが大事だなとは、前より強く思っています。

——「誤解されやすい」にもつながるかと思うのですが、橋本さんはキャリアをスタートさせた頃、広義な意味での“おじさんたち”が抱くファンタジーの容れ物にさせられていたように思うんです。

橋本:そういう時期もありました。

——でもここ数年は、今回のようにリアルな女性キャラクターを演じることが増えてきていますし、インタビューや「私の読書日記」(週刊文春)では自分の言葉で、深い部分を発信しています。この変化の背景には、橋本さんのものすごく強い意志があったのではないかなと思うのですが。

橋本:カナコが男社会に迎合しようとして、自分の中の女性らしさを排除しようとして生きていったように、私も自分に求められている「こうあるべき」というイメージに迎合しようと努力していた時期がありました。すぐに気付けなかったから、だいぶ長かったです。男社会に「なじまなきゃ」って。言葉を選ばずに言うと、おじさんたちと会話できるように頑張りました(苦笑)。中学生でも大人として扱われてしまうし、対価をもらっている労働者だから、責任を持ってやらなければいけない。でも、その意識も欠如していたし、自分は未熟だと思っていたから、身の回りの世界観に迎合しようと頑張っていたんです。すると、途中で無理がきてしまったし、それによって失われたものがたくさんありました。それは一番自分の大事な部分、それこそ“尊厳”といっていいところが失われた経験でした。しかも自分でそれに気付けなかったんです。映画は自分の全てを捧げるものだと思っていたから、そのときは失って当然だと思っていたんです。だけど「そうじゃない」と気づかせてくれた出会いもあって、徐々に矯正していったというか。「あ、私は私のままで生きていい」というかむしろ、「私のままで生きないと駄目だ」ということをやってきました。

——お話ししてくれてありがとうございます。ちなみに、ここ数年の作品選びや演じたいものに、自分の意思は反映されていますか?

橋本:それは今、一番改めているところなんです。脚本が出来上がっていないときもあるし、企画書だけでは見えないところもたくさんあるので、以前よりも本当に慎重に考えるようにしています。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:NAOMI SHIMIZU
HAIR&MAKEUP:ERI AKAMATSU(ESPER)

映画「早乙女カナコの場合は」

映画「早乙女カナコの場合は」
3月14日から全国公開
出演:橋本愛 
中川大志 山田杏奈
根矢涼香 久保田紗友 平井亜門/吉岡睦雄 草野康太
臼田あさ美
中村蒼
監督:矢崎仁司
原作:柚木麻子「早稲女、女、男」(祥伝社文庫刊)
脚本:朝西真砂 知愛 
音楽:田中拓人 
企画・プロデューサー:登山里紗 
配給: 日活/KDDI 
制作:SS工房 
企画協力:祥伝社 
2024/日本/DCP/2:1/5.1ch/119min 映倫区分:G
(C)2015 柚木麻子/祥伝社 (C)2024「早乙女カナコの場合は」製作委員会
https://www.saotomekanako-movie.com/

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「アディダス オリジナルス」×「ソング・フォー・ザ・ミュート」 “遊牧”をモチーフにアースカラーのコラボアイテム

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、「ソング・フォー・ザ・ミュート(SONG FOR THE MUTE)」とのコラボアイテムを発売した。「アディダス オリジナルス」一部店舗およびコンファームド(CONFIRMED)アプリ、アトモス(ATMOS)一部店舗、グレイト(GR8)、ヌビアン(NUBIAN)一部店舗で取り扱う。アパレルは、3月13日17時からコンファームドアプリで発売する。コラボスニーカーは、3月13日16時30分までコンファームドアプリで抽選を受け付けている。

「ソング・フォー・ザ・ミュート」コラボ
“スーパースター”やトラックスーツなど

コラボアイテムは、自然をオマージュ、遊牧生活に着想を得ている。ラインアップは、植物タンニンなめしのスエードやフルグレインレザーを用い、シェルトゥ部分にシューレースホールを追加、“STFM”ロゴを配し、つや消しマット仕上げを施したスニーカー“スーパースター 82(SUPERSTAR 82)”(2万2000円)、ヌバックのスエードやポニーヘアを用い、スエードとサテンのスリーストライプスをあしらったスニーカー“アディスタークッション(ADISTAR CUSHION)”(2万4200円)、ゴールドのパイピングを配したトラックジャケット(3万5200円)とトラックパンツ(2万3100円)、前面に大胆なデザインをあしらったセーター(1万8700円)、ウオッシュ加工を施し、テキストロゴを配したTシャツ(1万4300円)を販売する。

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ロート製薬からフェムケアブランド「ラビオーム」誕生 第1弾は乳酸菌に着目したデリケート部位用ソープ

ロート製薬は、デリケート部位の“ケア習慣”を提案するフェムケアブランド「ラビオーム(LABIOME)」を立ち上げる。第1弾として、潤いを守って洗う乳酸菌バリアケア発想のデリケート部位用洗浄剤“バリアビオソープ”(180mL、1320円/リフィル150mL、990円※編集部調べ)を3月15日に発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアとロート公式EC。

同社の調査によると、20~40代女性のうち61.2%がデリケート部位のかゆみ、46.8%がニオイに悩んだことがあると回答。一方で、デリケート部位用の洗浄剤を使用していると答えた人は12%にとどまり、悩みを持ちながらもケアするという選択肢が浸透していない実態が明らかとなった(※同社調べ/2024年7月実施 デリケート部位に関する調査 N=1030)。20~30代女性の3人に1人が経験しているというVIO脱毛や出産回数の減少などによる生涯生理回数の増加(※厚生労働省/働く女性の心とからだの応援サイト「女性特有の健康課題」)、更年期の女性ホルモン変化による膣内の乳酸菌の減少といった背景から、デリケート部位のトラブルが起こりやすい現状にあるという。そこで、デリケート部位の悩みに対する選択肢を広げるとともにケアの習慣を作るべく、今回の製品開発に至った。

“バリアビオソープ”は、乳酸菌配合のデリケート部位用洗浄剤。乳酸発酵ヒアルロン酸や乳酸菌、ラビオエイドなどの保湿成分を配合するほか、デリケートな部位に優しい弱酸性、防腐剤フリーの処方を採用した。とろみのあるジェルが潤いを守りながら、ニオイや不快感の原因となる汚れをすっきり落とし、デリケート部位の肌環境を整える。清々しいフローラルの香りで気になるニオイをケアする。

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ユニクロ「UT」から「ポケモン」との新作コラボ“ポケモン スケッチ”が登場 メンズとキッズの全8型を用意

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、「ポケモン(POKEMON)」とコラボレーションした新作コレクション“ポケモン スケッチ”を発表した。3月24日から「ユニクロ」の公式オンラインストアと一部店舗で順次取り扱う。

“ポケモン スケッチ”は、その名の通り「ポケモン」の人気キャラクターをスケッチ画風のグラフィックで落とし込んだコレクションだ。今回はメンズ4型とキッズ4型の全8型を用意し、ピカチュウやニャース、ソウブレイズなど、初期から最新までのキャラクターをデザインしている。価格はメンズが1500円で、キッズが990円だ。

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音を立てなければ“盗める”イベント「盗-TOH-」を体験 成功するには?

TBSラジオ「脳盗」による音を立てなければ“盗める”体験型イベント「盗-TOH-」の第2弾が3月13日から16日までTBS赤坂BLITZスタジオで開催される。今回、開催に先立って、一足早く「盗-TOH-」を体験してきた。※同イベントは犯罪行為を推奨・容認するものではありません。

「盗-TOH-」のルールは60秒以内に、音を立てずにアイテムを持って帰れば、その商品がもらえるというもの。会場にはTBSラジオが保有する無数の高感度マイクが設置され、わずかな物音でも即退場となってしまうスリリングなルールとなっている。

今回は睡眠、玩具、麺、雑貨、本の5つのエリアにそれぞれテーマに沿ったアイテムが置かれているほか、思わぬところにもレアなアイテムがあるので、挑戦する人はよく観察してみてほしい。

筆者も挑戦したが、アイテムと取る際に音をたててしまい、あえなく失敗。参加した先行体験会では、9組が挑戦し、成功したのは1組だった。体験してみて、いくつか成功するために気付いた点をお伝えすると、まずは靴は脱いで参加した方が足音の対策にはなる。また、アイテムには基本的には鈴が付けられているが、中には鈴がついていないものもあり、それを選ぶことで成功しやすくなる。ただ、今回成功した人は鈴がついているアイテムを持ち帰っており、取る際に気をつければ、鈴付きでも持って帰れる。あと注意が必要なのは、時間内に帰ることだ。体験会でも2組が時間切れのためゴール間近で失敗となった。場内には時計も置かれているが、スタートすると音を立てないことに集中してしまって、時計を見る余裕がなくなるので、時間は意識するようにしよう。

本イベントの前売りチケットは完売してしまったものの、枠の追加や当日券も検討しているとのこと。気になる人は「脳盗」のSNSなどをチェック。失敗しても体験としては非常に楽しいので、ぜひ挑戦してみては。

■「盗-TOH-」第2弾
期間:2025年3月13~16日 
時間:平日(3月13、14日)13:00~20:00(最終入場19:30)、土日(3月15、16日)11:00~18:00(最終入場17:30)
会場:TBS赤坂BLITZスタジオ
料金:1人参加 1000円、2人参加 1800円(1人あたり900円)、3人参加 2400円(1人あたり800円)、4人参加 2800円(1人あたり700円)

ルール
・店内の商品は、自由に“盗め”ます
・音を出したら即退店をお願いします
・持ち帰れる商品数には制限があります
・参加人数は最小1名~最大4名
・グループでの参加では、協力が必要なサイズの商品にも挑戦可能です
・制限時間は60秒以内
・時間指定チケット制(事前予約制)
・グループ参加の場合、退場者(ゲーム失敗者)が出る前に、商品を獲得してゲームクリアをしている方がいれば、その商品は持ち帰ることができます。

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