「エトロ(ETRO)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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「ニューバランス(NEW BALANCE)」は6月27日、ネクタイやマフラーで知られる英国ブランド「ドレイクス(DRAKE’S)」 とコラボレーションし、“ドレイクス&ニューバランス メード イン UK アラーデール”を発売する。サイズは25.0〜29.0cm、価格は4万6200円。日本橋のティーハウス ニューバランスと一部の取扱店舗で販売する。
同アイテムは、「ニューバランス」が新たに発表した“メード イン UK アラーデール”に、「ドレイクス」らしい感性を取り入れ、イギリスのカントリーライフと伝統的な職人技を体現した。アッパーにはブラウンのレザーとピッグスキンを使用し、フューエルセル(FuelCell)搭載のカップソール、オーソライト(Ortholite)インソール、日本製のナイロンリップストップを使用したシュータンを組み合わせた。また、刺しゅうのフライングNBロゴ、Dリング仕様のシューレース構造、パラコードをイメージした3種類の替え紐が付属する。
キャンペーンビジュアルには、俳優でコメディアンのチャーリー・クーパー(Charlie Cooper)が登場する。湖水地方の雄大な自然を舞台に同アイテムを着用した。
マイケル・ヒル(Michael Hill)=「ドレイクス」クリエイティブ・ディレクターは、「『ニューバランス』との協業は、長年の夢だった。『ニューバランス』のクラシックなデザインへの姿勢、品質へのこだわり、そして物づくりへの真摯な姿勢に、常に敬意を抱いてきた。都会のサヴィル・ロウでも、カナル・ストリートでも、そして田舎道でも違和感なく履ける靴を目指した」とコメントした。
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「ニューバランス(NEW BALANCE)」は6月27日、ネクタイやマフラーで知られる英国ブランド「ドレイクス(DRAKE’S)」 とコラボレーションし、“ドレイクス&ニューバランス メード イン UK アラーデール”を発売する。サイズは25.0〜29.0cm、価格は4万6200円。日本橋のティーハウス ニューバランスと一部の取扱店舗で販売する。
同アイテムは、「ニューバランス」が新たに発表した“メード イン UK アラーデール”に、「ドレイクス」らしい感性を取り入れ、イギリスのカントリーライフと伝統的な職人技を体現した。アッパーにはブラウンのレザーとピッグスキンを使用し、フューエルセル(FuelCell)搭載のカップソール、オーソライト(Ortholite)インソール、日本製のナイロンリップストップを使用したシュータンを組み合わせた。また、刺しゅうのフライングNBロゴ、Dリング仕様のシューレース構造、パラコードをイメージした3種類の替え紐が付属する。
キャンペーンビジュアルには、俳優でコメディアンのチャーリー・クーパー(Charlie Cooper)が登場する。湖水地方の雄大な自然を舞台に同アイテムを着用した。
マイケル・ヒル(Michael Hill)=「ドレイクス」クリエイティブ・ディレクターは、「『ニューバランス』との協業は、長年の夢だった。『ニューバランス』のクラシックなデザインへの姿勢、品質へのこだわり、そして物づくりへの真摯な姿勢に、常に敬意を抱いてきた。都会のサヴィル・ロウでも、カナル・ストリートでも、そして田舎道でも違和感なく履ける靴を目指した」とコメントした。
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「シックストックス(CHICSTOCKS)」は、「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」との第5弾コラボソックスを発売した。価格は3520円。「ベッドフォード」直営店、両公式オンライン、その他一部取扱店で販売中だ。
コラボソックスは、アーガイル柄をまとわせ、ラメをあしらう。ブルーとイエローの2色を制作し、メンズとウィメンズをラインアップする。
「シックストックス」は2017年にスタート。“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトとし、国内の工場で編み立てや縫製、仕上げまでを一貫して行う。
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「シックストックス(CHICSTOCKS)」は、「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」との第5弾コラボソックスを発売した。価格は3520円。「ベッドフォード」直営店、両公式オンライン、その他一部取扱店で販売中だ。
コラボソックスは、アーガイル柄をまとわせ、ラメをあしらう。ブルーとイエローの2色を制作し、メンズとウィメンズをラインアップする。
「シックストックス」は2017年にスタート。“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトとし、国内の工場で編み立てや縫製、仕上げまでを一貫して行う。
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「プラダ(PRADA)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「プラダ(PRADA)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEは6月21日、「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」の6店舗目となる新店を東京・銀座に開業した。谷正人最高経営責任者(CEO)は同業態にとって、「ターニングポイントになる」と意気込み、年間売り上げ10億円を目指すと語った。
「ザ トウキョウ」は2019年にスタートしたセレクト業態で、基幹事業の「ステュディオス」よりも年齢層の高い好感度層をターゲットに据える。25年1月期の業態別売上高は、前期比26.4%増の13億円と好調だ。
銀座店は18年に閉店した老舗キャバレー、「銀座 白いばら」の跡地に立地する。ウィメンズフロアの地上1階とメンズフロアの2階で構成し、売り場面積は約330平方メートル。店内中央には、「ザ トウキョウ」各店舗で共通している接客用のラウンジを設置。天井には、縄のれんで装飾したシャンデリアを吊るした。
谷CEOは、「原宿がアジアに向けた発信源であり、感度は高いがマス層には届きにくい。一方、銀座は欧米を含めた幅広い層への認知度を高められる、世界に向けた発信拠点になるはずだ」と話す。言語に堪能なスタッフを配置し、インバウンド比率は8割を見込む。
インバウンドの間では、日本のデニム製品の反応が良いことから、2階は同店ならではの施策として、岡山の「モモタロウジーンズ(MOMOTARO JEANS)」や「フルカウント(FULLCOUNT)」「ニュー・マニュアル(NEW MANUAL)」など、日本のデニムブランドを集積したデニムコーナーを設けた。「日本にいると今さらと思うかもしれないが、海外のお客さまには日本のデニムへの関心が高い。お土産感覚で購入する方もいるようだ」と谷CEO。
同社は新規事業の開発も背景に、国内外で出店を加速している。今年3月には韓国・ソウルに「ステュディオス」1号店をオープンしたほか、6月には中国・上海に「ステュディオス」と2024年に始動した新業態「コンズ(CONZ)」の初の海外店をオープン。「ザ トウキョウ」業態では、今年名古屋と横浜への出店を控える。9月には、リニューアルしたオリジナル業態「シティートウキョウ(CITY TOKYO)」の路面店を青山に出店するなど、路面店出店を強化していく方針だ。
同社の25年1月期の売上高は、前期比1.1%増の202億円と過去最高を更新。営業利益が同67.1%増の14億7000万円、純利益が同131.6%増の7億7000万円だった。
The post TOKYO BASEが積極出店 銀座の一等地で年間売り上げ10億円目指す appeared first on WWDJAPAN.
「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEは6月21日、「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」の6店舗目となる新店を東京・銀座に開業した。谷正人最高経営責任者(CEO)は同業態にとって、「ターニングポイントになる」と意気込み、年間売り上げ10億円を目指すと語った。
「ザ トウキョウ」は2019年にスタートしたセレクト業態で、基幹事業の「ステュディオス」よりも年齢層の高い好感度層をターゲットに据える。25年1月期の業態別売上高は、前期比26.4%増の13億円と好調だ。
銀座店は18年に閉店した老舗キャバレー、「銀座 白いばら」の跡地に立地する。ウィメンズフロアの地上1階とメンズフロアの2階で構成し、売り場面積は約330平方メートル。店内中央には、「ザ トウキョウ」各店舗で共通している接客用のラウンジを設置。天井には、縄のれんで装飾したシャンデリアを吊るした。
谷CEOは、「原宿がアジアに向けた発信源であり、感度は高いがマス層には届きにくい。一方、銀座は欧米を含めた幅広い層への認知度を高められる、世界に向けた発信拠点になるはずだ」と話す。言語に堪能なスタッフを配置し、インバウンド比率は8割を見込む。
インバウンドの間では、日本のデニム製品の反応が良いことから、2階は同店ならではの施策として、岡山の「モモタロウジーンズ(MOMOTARO JEANS)」や「フルカウント(FULLCOUNT)」「ニュー・マニュアル(NEW MANUAL)」など、日本のデニムブランドを集積したデニムコーナーを設けた。「日本にいると今さらと思うかもしれないが、海外のお客さまには日本のデニムへの関心が高い。お土産感覚で購入する方もいるようだ」と谷CEO。
同社は新規事業の開発も背景に、国内外で出店を加速している。今年3月には韓国・ソウルに「ステュディオス」1号店をオープンしたほか、6月には中国・上海に「ステュディオス」と2024年に始動した新業態「コンズ(CONZ)」の初の海外店をオープン。「ザ トウキョウ」業態では、今年名古屋と横浜への出店を控える。9月には、リニューアルしたオリジナル業態「シティートウキョウ(CITY TOKYO)」の路面店を青山に出店するなど、路面店出店を強化していく方針だ。
同社の25年1月期の売上高は、前期比1.1%増の202億円と過去最高を更新。営業利益が同67.1%増の14億7000万円、純利益が同131.6%増の7億7000万円だった。
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「WWDJAPAN」は毎年4月に「ファッション&ビューティ業界入門」の特集を発行している。今年は、LVMHグループやファーストリテイリング、ロレアルなど、国内外の有力68社とその傘下のブランドの最新動向を一挙にまとめ上げた。5月下旬、この特集を深掘りする場として、担当記者が登壇する「業界分析セミナー」を開催。フレッシャーズからベテランまで、業界人必見の内容をリポートする。
セミナーは、コレクションサーキットを取材する村上要「WWDJAPAN」編集長が、ラグジュアリーブランドの好不調の要因を探るところからスタート。業界の巨人・LVMHグループの傘下ブランドから学べることは何か。
今や「エルメス(HERMES)」や「シャネル(CHANEL)」と肩を並べる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、エレベーション戦略がうまい。同ブランドはかつて、当時のアイコンバッグ“ネヴァーフル”(現在は20万円台〜)に代わり、“カプシーヌ”(100万円台〜)の打ち出しを強化した。これにより、「ブランドイメージのアップグレードに成功。多くのブランドがエレベーションのお手本としてきた」。一方、「ロエベ(LOEWE)」の強さは10万円台のバッグに始まり、“ペブル”(30万円台〜)、“パズル”や“フラメンコ”(50万円台〜)、“マドリード”(70万円台〜)と、価格帯別にアイコンバッグを抱える点にある。マフラーやブローチなど、エントリー商材も充実し、「実際は値上げしているが、『値上げしていない』という感覚が生まれ、幅広い人々に人気となった」。
続いて、林芳樹「WWDJAPAN」編集委員による、グローバルSPAの解説に移った。同カテゴリーで、2024年の売上高が3位にランクインした国内企業・ファーストリテイリングの説明に熱が入る。「『ユニクロ(UNIQLO)』はまさに“服のインフラ”。24年、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Kellar)がクリエイティブ・ディレクターに就任してからは、そこに“情緒”も加わった」。商品の普遍性にあぐらをかかず、各国の気候や生活に対応したMDも実施。結果、24年8月期は、前期比12.2 %増の売上高3兆1038億円、営業利益は同16.1%増の5009億円と、ともに過去最高を更新した。
アシックスの成長速度も加速している。売上高は20年間で約4倍。うち、8割以上が海外での売り上げだ。加えて「稼ぎ頭が国や地域で異なる。日本や東南アジアでは“オニツカタイガー”が、北米や欧州では“ランニング”が主力商品。業界を見渡しても、ユニークな売り上げ構成」。20年ぶりに最終赤字を発表した18年の「北米の悲劇」、箱根駅伝で着用選手がゼロ人になった21年の「箱根の屈辱」も乗り越え、「売上高1兆円」を目標に掲げる企業になった。
ビューティ企業の動向はどうか。今回研究対象として取り上げたのはロート製薬だ。2024年3月期の売上高は、前期比12.8% 増の1768億円。ポーラ・オルビス ホールディングスを上回り、国内4位に浮上した。新関瑠里「WWDJAPAN」ヘッドリポーターは、同社の強みを次のように語る。「ロート製薬は製薬会社。スキンケアに『(美容医療並みの)効果・効能を今すぐ』求める昨今の消費者マインドに合っている」。また、「ビューティ=健康」という考えを、健康意識が高まったコロナ禍の前から打ち出してきた。近年注目度が高まるグローバルサウスにも、競合他社より早く乗り出した。時代の追い風もあるが、好調の背景には、ほかならぬ先見の明があったからに違いない。
セミナー後は、登壇者と聴講者で恒例のミートアップを実施。学びに溢れた2時間半を締めくくった。
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「クロエ(CHLOE)」が2024年プレ・フォール・コレクションを発表した。
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「サウル ナッシュ(SAUL NASH)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「サウル ナッシュ(SAUL NASH)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「マックスマーラ(MAX MARA)」は6月17日(現地時間)、イタリア・カンパニア州のカゼルタ宮殿で2026年リゾート・コレクションを発表した。会場には、モデルのローラや俳優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)をはじめ、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)、ジョーイ・キング(Joey King)ら豪華ゲストが集まった。
また、コレクションの発表前夜には、ナポリ港のそばにある伝統的なレストラン「ラ・ベルサリエーラ(La Bersagliera)」でウェルカムディナーを開催した。
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「キャンメイク(CANMAKE)」は、ブランド内人気のアイライナーとネイルカラーから新色と限定色を7月下旬に発売する。加えて、極細ブラシを採用した新マスカラが登場する。
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とろける描き心地が人気のジェルライナー“クリーミータッチライナー”から、40周年を記念したシアータイプ“40th トゥルーレッド”(715円)が仲間入り。肌になじむリアルな“粘膜カラー”で、透明感のある仕上がりをかなえる。
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加えて、極細ブラシが特徴の“カールスナイパーマスカラ”(各792円)が新登場。ブラシはまつ毛全体を一度に塗れる⻑めの全⻑で、まぶたの形にフィットする緩やかなカーブを付けた。先端に向かって細くなる形状のため、目頭や目尻、下まつ毛などの細かい部分まで逃さずしっかりキャッチする。カラーは、ぱっちりな目元に見せる“01ブラック”と、柔らかい印象を与える“02 ナチュラルブラウン”の2色展開。にじみに強く柔軟性のある2つのワックスをバランス良く配合し、長く美しい“セパレートまつ毛”に仕上げる。
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塗りやすさと艶感、速乾性を兼ね備えた“カラフルネイルズ”(各396円)は、“夕日に照らされたビーチ”に着想した4色をそろえる。新色はグリーンカラー“N119 パームリーフ”とオレンジカラー“N120サンリットオレンジ”の2色を、限定色はダークレッドカラー“N121 エモーショナルレッド”とベージュカラー“N122 サンドメモリー”の2色を用意した。それぞれ、ゴールドやブルー、レッド、シルバーに輝くパール入り。
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ナチュラルコスメブランド「サボン(SABON)」が、新たな成長局面を迎えている。グローバルで最大の市場である日本において、ブランド価値の再定義と顧客体験の進化を通じ、持続的成長への道筋を模索する。かじ取りを担うのは、2025年5月にサボン ジャパンの社長CEOに就任したティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ(Ma. Christina Cuenca TINIO)氏だ。ブランドの“次のチャプター”をどう描こうとしているのか、戦略の核心に迫る。
WWD:サボン ジャパンのトップとしてのミッションは。
ティニオ・マリア・クリスティーナ・クエンカ=サボン ジャパン社長CEO(以下、クエンカ):「サボン」の次のチャプターを築くことである。ブランドの中で最大のマーケットである日本は最重要地域であり、グローバルへのけん引力を発揮していく役割が求められている。単なる成長ではなく、“健康的なビジネス”の展開にチャレンジしていく。
WWD:日本市場の商況をどう見ているか。
クエンカ:コロナ禍ではおうち時間の増加に伴い、自分自身や会えない相手へのギフトとして「サボン」の製品が選ばれ、売り上げは好調に推移。2024年の売り上げは18年比で約2倍に成長した。一方で、マスクの着用が不要になったことで外出やメイクを楽しむ動きが戻り、消費者のライフスタイルが変化。加えて急速な競合の追い上げや市場トレンドの変化もあり、ここ数年は成長が穏やかになっている。
WWD:現在の売れ筋は。
クエンカ:ブランドのアイコンとなるボディー・フェイス・ヘアの各スクラブは、新規のお客さまにも手に取っていただきやすいエントリーアイテムとして安定した人気がある。メンズ向けの「ジェントルマン」ラインも香りの持続力の高さが話題となり、人気が高い。フェイスケアカテゴリーにも注力しており、日常生活に欠かせない存在としての定着を目指している。
WWD:ブランドの強みは。
クエンカ:サボンには“魔法”がある。それは単なる製品力にとどまらず、五感に訴える世界観にある。例えば、渋谷の店舗には若年層やカップルなどが多く訪れ、その世界観に触れてファンになっている。現在は20代の支持が厚いが、今後は30〜50代に向けても製品の機能性をしっかり訴求し、年齢を問わず長く寄り添えるブランドを目指していく。
WWD:店舗スタッフやチーム作りで重視していることは。
クエンカ:現場こそが最も重要だと考えている。本社、日本法人、そして店頭のビューティアドバイザーの声を丁寧に聞きながら、全体の方向性をつくっていくのが私の役割。全員が一緒に、チームとして実行することが何よりも大切である。できる限り全ての店舗に訪れたいが、今は東京と関西の店舗を回り、現場の声に耳を傾けるように努めている。
WWD:世界的な物流や原材料調達における課題はどう捉えているか。
クエンカ:親会社であるフランスのグループ・ロシェの知見を活用し、安定した原材料の調達と生産体制の構築を進めている。グループの方針でもあるグローバル展開の加速に向け、処方の見直しなど柔軟な調整も行っている。常に最良のものを、最良のタイミングで提供することを徹底している。
WWD:海外展開について。
クエンカ:アジアでは台湾、香港、中国が好調である。さらに、今後は米国市場へのオフライン再進出も視野に入れている。グローバルでのプレゼンス拡大を図る中で、「サボン」の未来は広がりを見せており、その成長余地は大きいと確信している。
WWD:ブランド体験をどのように進化させていくか。
クエンカ:年末に向け、関西・関東エリアでVIP顧客を対象とした感謝イベントを計画している。製品を販売するだけでなく、ブランドの世界観そのものを体験として提供することが今後の価値創出につながると考えている。
WWD:今後の中長期的なビジョンは。
クエンカ:将来的には都心で、ブランドの世界観を象徴する店舗の出店を構想している。スパやカウンセリング体験、ギフトのコンシェルジュ機能などを通じて、顧客にとって特別な体験を提供する場をつくりたい。今後もむやみに店舗数を増やすのではなく、厳選されたロケーションでブランドとのタッチポイントを強化していく。
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スキンケアブランドの「ユンス(YUNTH)」と美容家電ブランドの「ブライト(BRIGHTE)」を展開し、急成長を遂げるAiロボティクス。昨年東証グロース市場へ上場し、売上高142億円、営業利益24億円(2025年3月期)と右肩上がりの成長を続けている。今月19日にはヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」をローンチしたばかり。自社開発のAIマーケティングシステム「SELL」を強みに、ニーズを的確に捉えたプロダクトを開発し、効率的なマーケティングにより、ビューティ市場でも急速に存在感を増している。
創業者兼ファウンダーで代表取締役CEOの龍川誠氏が掲げるのは、2029年3月期に売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円、そして「社員の平均年収1億円」という野心的な目標。さらにその先に“宇宙開発”すら見据えている。
WWD :まず、会社を立ち上げた経緯を教えてほしい。
龍川:大学生の頃に起業を経験し、2014年に当時流行していた女性向けのキュレーションメディアの会社(ロケットベンチャー社)を立ち上げました。半年ほどで月間1億PVに達して、ローンチから8カ月で6億円でバイアウトしました。
それから1年ぐらい経って、「また挑戦したい」という思いがすごく強くなってきました。当時から尊敬する先輩経営者に言われていたんです。「男なら上場しなきゃ」と(笑)。
再びメディア領域で勝負しようと「HowTwo」という社名の会社を立ち上げました。つまり”How To動画メディア”に特化した会社です。アプリを開発し、メイク、ヘアアレンジ、洋服の着こなし、料理……そういう生活まわりのHow To動画をひたすら投稿しました。毎日撮影して、編集して、投稿して。でも、以前のようにはいかず、あまり見られなかった(笑)。
WWD:何が原因だったのでしょう。
龍川:今思えば当然なのですが、InstagramやTikTokのようなSNSプラットフォームが主流になり始めていた時期でした。
例えば、Instagramのコンテンツで完結しましたし、全ての有益な情報が“そこに留まる”。わざわざ個別のアプリをダウンロードして、How to動画を見る習慣は、消えかけていました。
WWD:動画制作では撮影機材や編集、キャスティングなど、相当なコストがかかったのではないでしょうか。
龍川:何度も「この事業は厳しいかもしれない」と思ったことはありました。そんなとき支えてくれたのが、期待を寄せてくれる株主の皆様の存在です。自分ひとりでやっていたら、「もう諦めよう」で済ませられたかもしれません。でも、そこには外部からの大切な資金と想いが入っている。だからこそ、「絶対に失敗できない」という強い責任感とプレッシャーが常にありました。
WWD:そこから、どう発想を転換したのでしょうか?
龍川:まず、経営そのものをゼロベースで見直しました。「売上と利益が出ないと意味がない」という、いわば当たり前のことを改めて徹底したんです。ただ、この”当たり前”って、起業初期は意外と見落としがちで。つい格好つけたくて、「社会に新しい価値を〜」とか言いたくなる。でも、現実的にはキャッシュを稼げなければ何も始まりません。そこで、すべてのKPIを数値化し、徹底的に可視化することから着手しました。
その次に考えたのは、「誰が対価を支払ってくれるのか?」という点です。当時のメディアのビジネスモデルは、基本的にタイアップ広告収益が中心でした。
実際、私たちのクライアントの多くは美容系メーカーでしたが、彼らが本当に求めていたのは「メディアに掲載されること」ではなく、「商品が売れること」だったんです。であれば、こちらも「売れるところまで責任を持つ」モデルに切り替えるべきだと考えました。
WWD:それが、Aiロボティクスのマーケティング事業につながっていったわけですね。
龍川:まさに、その気づきが原点です。
通販ビジネスはオンラインで完結できて、顧客のあらゆる行動をデータとしてトラッキングできるのが特徴です。たとえば、「このクリエイティブを見たこのユーザーが、このタイミングで購入した」といった情報を取得できるため、クライアントに対して根拠を持って価値を提示することができます。
加えて、私たちの収益モデルも成果報酬型にしました。「1件売れたら◯円をいただく」という形式であれば、クライアントにとってはリスクがありません。一方で、私たちも売れなければ報酬はゼロですが、自ら運用精度を高めることで成果をあげていける。極めて合理的なビジネスモデルだと確信しました。
WWD:AIを導入しようと考えたのは、なぜだったのでしょうか?
龍川:マーケティング事業の運用には、想像以上に膨大な工数がかかるんです。広告クリエイティブの制作、広告の出稿・予算調整、A/Bテスト、ランディングページ(LP)の最適化、数値のモニタリング……とにかく人間の手作業が多すぎる。事業を始める前から「これは自動化しなければ成長できない」と感じていました。
ただし、単なる自動化では意味がありません。人間よりも高い精度でなければ、むしろ足を引っ張るだけです。だからこそ、私たちは人間の運用を超えるパフォーマンスを実現することを前提に、自社AIマーケティングシステム「SELL」の開発に踏み切りました。
WWD:「SELL」について、詳しく教えていただけますか。
龍川:「SELL」は、プラットフォーム (媒体) 企業の協力を得ながら、ゼロから自社開発したAIマーケティングシステムです。目的は非常に明確で、人間が担っている広告運用業務を、すべてAIに置き換えることにあります。
たとえばバナー広告を生成し、「誰に」「どの時間帯に」「どのようなメッセージで」届ければ最も反応が得られるのかを、AIが判断し、複数パターンを同時に生成・配信し、成果の高いものだけを残していく。このプロセスを、365日・24時間絶え間なく繰り返す。人間には到底できないことを、AIが黙々と実行し続けるのです。
「A/Bテストをしています」という企業は多いですが、私たちは何千何万通りのパターンをリアルタイムに毎秒単位で効果検証しているから、CPA (獲得コスト) と獲得件数をコントロールできているわけです。
WWD:「SELL」の精度は、どのように担保しているのですか?
龍川:最大の要因は、圧倒的なデータ量です。これまでポーラ・オルビスさん、ファンケルさん、資生堂さんなど、業界を代表する企業と取り組み、確かな成果を出してきました。そうした他社のマーケティングデータに加え、現在は自社ブランドであるスキンケアの「ユンス」や美容家電の「ブライト」にも応用しており、蓄積されているデータは膨大です。
システムの成熟とともに、単に「誰が、どの広告を、どのタイミングで、どこで見て、購入したか」といった購買行動だけでなく、「購入後にどれくらいの確率でリピートするか」まで予測できるようになっています。これにより、顧客ごとに最もLTV(顧客生涯価値)が高まる広告パターンを、AIが選定し、実行できる。すべてがフルオートメーションで完結する仕組みです。
WWD:そうした蓄積データを武器に、D2Cブランド事業へビジネスモデルを転換されたわけですね。
龍川:「ユンス」は、立ち上げ当初は戦略的な理由からAiロボティクス本体とは切り離した形でスタートさせました。2022年に完全子会社化したことで、本格的な事業のスケールアップが一気に加速しています。
WWD:これまで蓄積されてきたデータは、具体的にどのように活用しているのでしょうか?
龍川:たとえば、「ユンス」におけるCPA(顧客獲得単価)は、発売時からほとんど変化していません。一方で、LTV(顧客生涯価値)は毎月着実に伸び続け、定期コースが主な収益源となっております。その結果、売上も利益も継続的に右肩上がり。とてもシンプルな構造です。
デジタルマーケティングの世界では「CPAが上がった・下がった」といった議論が常に繰り返されていますが、広告運用を本質的かつ合理的に設計できていれば、そうした変動に振り回されることはありません。むしろ、LTVの最大化を軸に構築することで、着実な成長を実現できると考えています。
WWD:プロダクトそのものについても、詳しくお聞かせください。
龍川:私たちは、「これは間違いなくお客さまに効果を体感していただける」という確信を持てる商品しか世に出しません。代表的なのが、ユンスの“生VC美白美容液”です。発売から約4年弱経った現在も、生VC美白美容液の売上は順調に伸びており、それと並行して他のプロダクトも着実に育ってきています。
一方、美容家電ブランド「ブライト」では、今年3月に発売した“シャワードライヤー”が大きな反響を呼びました。 一般的な高級ドライヤーとの違いは、まず圧倒的な軽さ。そして、大風量。さらに最大の特徴は、ドライヤーでありながら髪の保湿もできるという点です。「ミストセラムを吹きかけながら乾かす」という世界初の構造を開発し、発売初日には楽天の家電ランキングで1位を獲得。初回出荷分も即完売しました。「価値が分かる方には、瞬時に伝わる」と自信を持って言える商品です。
WWD:外部からは、「マーケティングドリブンな企業」というイメージが強いように思います。
龍川:確かにそう見られることも多いのですが、実際には私たちは“プロダクトアウト型”の思想を強く持って商品開発を進めています。よく「売れるものを作る」と聞きますが、私たちは「購入後に満足してもらえ、また買っていただけるものしか作らない」というスタンスです。それが、ブランドを正しく、持続的に成長させていくための唯一の道だと考えています。
特に今の時代は、AIの進化によって「良いものが、より選ばれやすくなる時代」になったと実感しています。かつては、ユーザーにとって関係のない広告が表示され、真に価値のある商品が埋もれてしまうことも多くありました。しかし、今はユーザーの関心やニーズに即した情報が瞬時に届けられるようになり、「良いもの」がダイレクトに選ばれ、「そうでもないもの」は選ばれにくくなった。つまり、知ってもらうことのハードルが下がり、本質的に価値のあるプロダクトが正当に評価されやすくなっているんです。
この環境は、まさに私たちにとって追い風です。しっかりと価値のあるものを作れば、それがしっかりとお客様の手に届く。だからこそ、私たちはプロダクトそのものに徹底的にこだわります。
「ユンス」や「ブライト」の商品開発においても、OEM工場の研究者と日々密に連携し、私自身が処方の微調整やパーツ設計にまで深く関与しています。ファブレスではあっても、ものづくりの本質と真剣に向き合う姿勢を貫いています。
WWD:OEMでは、商品の圧倒的な差別化は難しいのではないでしょうか?
龍川:必ずしもそうとは限りません。重要なのは、OEM工場との関係性です。スケールは異なりますが、Appleの例が象徴的です。iPhoneはAppleの製品ですが、製造自体は台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が担当しています。同じ工場では他の有名メーカーの製品も製造されていますが、それでもiPhoneが唯一無二の存在でいられるのはなぜか——。
それはAppleが、「この製品をこの価格で、これだけの数量を出す」と製造側に対してコミットしているからだと思います。この“覚悟”があるからこそ、工場からトッププライオリティーのパートナーとして扱われる。そして、それに見合ったクオリティや仕様の実現が可能になるのです。
私たちも同じです。「この本数を、この価格で、必ず売り切る」という覚悟を工場に明確に伝えることで、通常では実現が難しいような高度な仕様や差別化要素にも対応してもらえる。時間をかけて信頼関係を構築し、結果としてまるで同じ会社のような一体感と情熱をもって独自性ある商品開発が可能になるのです。
WWD:OEM工場とのコミュニケーションも、かなり密なのでしょうか?
龍川:はい、ほぼ毎日やりとりしています。最初の頃は専門用語が分からず、たくさん勉強しました。「ブライト」の美顔器やドライヤーを開発するうえでは、周波数や電圧、ミスト粒子、技術特許、特殊素材など、理解しておかなければならない技術的要素が非常に多いんです。化粧品に関しても同様で、成分や肌理論についてきちんと理解していなければ、工場側と本質的な会話は成り立ちませんし、本当に良いものは決して生まれないと思っています。
WWD:社員はわずか27人(25年3月末時点)とのことですが、2025年3月期の売上高は142億円、営業利益は24億円。極めて高効率な経営体制だと思いますが、どのように業務を回しているのでしょうか?
龍川:単純計算になりますが、1人当たりの売上高は5億円を超えています。おそらく業界でもトップクラスの水準だと思います。
この高い生産性を実現できているのは、それぞれの領域において非常に高い専門性を持ったプロフェッショナルが揃っているからです。商品開発担当、マーケティング、デザイン、CRM、撮影、PR、カスタマーサポート、倉庫・物流管理など複数の領域に携わりながらも、それぞれが高い水準で仕事をこなしています。
WWD:それだけの能力が求められるとなると、報酬も相応に高い水準なのでしょうか?
龍川:はい。私たちは29年までに、社員の「平均年収」を1億円にするという目標を掲げています。25年3月末時点での平均年収は1,250万円で、昨年度から350万円ほど上昇しました。ただ、1億円に到達するためには、単純計算で3カ月ごとに約45万円ずつ昇給していかなければなりません。それでも、本気でやりきるつもりです。
当然ながら、採用基準も非常に厳しくしています。新卒であれば、東京大学レベル以上の人材を中心に採用しています。中途採用で入社する場合にも、担当する専門領域において業界トップレベルの経験と能力が求められます。
もちろん、前職で年収数百万円ほどだった方が、いきなり年収数千万円レベルの仕事の成果を出すのはなかなか難しいと思います。でも、「数年以内に年収1億円相当の価値を生み出せる人材になる」という覚悟を持って入ってきてほしい。それくらいの強い意志と成長スピードを求めています。
WWD:2029年度には、売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円という非常に野心的な目標を掲げていますね。
龍川:はい、その達成に向けて、毎年1ブランドずつ新たに立ち上げ、単体で売上高100億円を超えるブランドを複数育てていく方針です。そのためには、M&Aも積極的に行っていきます。すでに芽が出ているブランドの中から、「この事業なら一気に数百億円まで伸ばせる」という種を探し、経営資源を集中投入していきます。
今後は、ビューティ領域にとどまらず、ライフスタイル全般へと事業領域を広げていくつもりです。まずは「ストレイン」で、ドラッグストアやバラエティショップ市場に本格的に挑みます。これは正直、市場をひっくり返すレベルのインパクトがあると自負しています。実際に使っていただければ、その凄さを体感できるはずです。
WWD:長期的なビジョンについても教えてください。
龍川:2030年頃を目処に、“宇宙”への進出を見据えています。
私は、今後100年以内に人類が火星に移住する時代が到来すると本気で考えています。イーロン・マスク氏の発言は非常に理にかなっていますし、ジェフ・ベゾス氏も宇宙開発企業「ブルー・オリジン」を立ち上げています。ただ、現時点の技術ではまだ足りない部分が多くあります。
たとえばロケットの積載効率。数百トンの大型ロケットでも、実際に搭載できる物資はわずか1〜4%程度にすぎず、大半が燃料に充てられます。この制約のもとで、人が生活するための設備や建材を運ぶには、何度も届ける必要があります。そのため、莫大なコストがかかるため、現実的とは言えません。
大きな論点は、安全面と経済合理性を兼ね揃えながら「いかにして人間の生活可能環境を現地に構築するか」ということです。
私は「AIを搭載したヒト型ロボットがロボットをつくる」時代が必ず来ると考えています。まずはロボットを現地に送り、他のロボットを製造させる。そして、ロケットや居住基地の建設にまでつなげ、人類が生活可能なインフラを現地で整備していく。そうした段階的なアプローチが不可欠です。
火星や月のような環境では、大気がほとんどなく、宇宙放射線も降り注ぎます。そのため、人間がそのまま暮らすのは現実的ではなく、地下に居住空間を構築するのが妥当な選択になるでしょう。
こうした未来を見据え、私たちは「Aiロボティクス」という社名に込めた想いを、2030年頃を目処に事業として具現化していく予定です。現時点では、AIを搭載したソフトウェア型ロボットを活用したD2Cの会社でありますが、すでにヒト型ロボット領域に向けた準備も着実に進めており、社名と事業が本質的に一致する未来を形にしていく構想です。
WWD:構想のスケールが、まさに“果てしない”ですね。
龍川:こうしたビジョンは学生時代からずっと描いてきたものなんです。だからこそ、私が以前に立ち上げた会社の社名も「ロケットベンチャー」でした。
現在展開しているスキンケアや美容家電、ヘアケアといった事業は、もちろん当社の経営の根幹を担う重要な領域です。ただし、それだけの企業で終わるつもりはありません。
私は、AIとロボットの可能性を極限まで追求し、常にその先にある未来を見据えた事業を拡張していきたいと考えています。
結果的に「新しい自由を創造する会社」というミッションの実現に繋がり、それは私たちAiロボティクスの使命だと思っています。
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スキンケアブランドの「ユンス(YUNTH)」と美容家電ブランドの「ブライト(BRIGHTE)」を展開し、急成長を遂げるAiロボティクス。昨年東証グロース市場へ上場し、売上高142億円、営業利益24億円(2025年3月期)と右肩上がりの成長を続けている。今月19日にはヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」をローンチしたばかり。自社開発のAIマーケティングシステム「SELL」を強みに、ニーズを的確に捉えたプロダクトを開発し、効率的なマーケティングにより、ビューティ市場でも急速に存在感を増している。
創業者兼ファウンダーで代表取締役CEOの龍川誠氏が掲げるのは、2029年3月期に売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円、そして「社員の平均年収1億円」という野心的な目標。さらにその先に“宇宙開発”すら見据えている。
WWD :まず、会社を立ち上げた経緯を教えてほしい。
龍川:大学生の頃に起業を経験し、2014年に当時流行していた女性向けのキュレーションメディアの会社(ロケットベンチャー社)を立ち上げました。半年ほどで月間1億PVに達して、ローンチから8カ月で6億円でバイアウトしました。
それから1年ぐらい経って、「また挑戦したい」という思いがすごく強くなってきました。当時から尊敬する先輩経営者に言われていたんです。「男なら上場しなきゃ」と(笑)。
再びメディア領域で勝負しようと「HowTwo」という社名の会社を立ち上げました。つまり”How To動画メディア”に特化した会社です。アプリを開発し、メイク、ヘアアレンジ、洋服の着こなし、料理……そういう生活まわりのHow To動画をひたすら投稿しました。毎日撮影して、編集して、投稿して。でも、以前のようにはいかず、あまり見られなかった(笑)。
WWD:何が原因だったのでしょう。
龍川:今思えば当然なのですが、InstagramやTikTokのようなSNSプラットフォームが主流になり始めていた時期でした。
例えば、Instagramのコンテンツで完結しましたし、全ての有益な情報が“そこに留まる”。わざわざ個別のアプリをダウンロードして、How to動画を見る習慣は、消えかけていました。
WWD:動画制作では撮影機材や編集、キャスティングなど、相当なコストがかかったのではないでしょうか。
龍川:何度も「この事業は厳しいかもしれない」と思ったことはありました。そんなとき支えてくれたのが、期待を寄せてくれる株主の皆様の存在です。自分ひとりでやっていたら、「もう諦めよう」で済ませられたかもしれません。でも、そこには外部からの大切な資金と想いが入っている。だからこそ、「絶対に失敗できない」という強い責任感とプレッシャーが常にありました。
WWD:そこから、どう発想を転換したのでしょうか?
龍川:まず、経営そのものをゼロベースで見直しました。「売上と利益が出ないと意味がない」という、いわば当たり前のことを改めて徹底したんです。ただ、この”当たり前”って、起業初期は意外と見落としがちで。つい格好つけたくて、「社会に新しい価値を〜」とか言いたくなる。でも、現実的にはキャッシュを稼げなければ何も始まりません。そこで、すべてのKPIを数値化し、徹底的に可視化することから着手しました。
その次に考えたのは、「誰が対価を支払ってくれるのか?」という点です。当時のメディアのビジネスモデルは、基本的にタイアップ広告収益が中心でした。
実際、私たちのクライアントの多くは美容系メーカーでしたが、彼らが本当に求めていたのは「メディアに掲載されること」ではなく、「商品が売れること」だったんです。であれば、こちらも「売れるところまで責任を持つ」モデルに切り替えるべきだと考えました。
WWD:それが、Aiロボティクスのマーケティング事業につながっていったわけですね。
龍川:まさに、その気づきが原点です。
通販ビジネスはオンラインで完結できて、顧客のあらゆる行動をデータとしてトラッキングできるのが特徴です。たとえば、「このクリエイティブを見たこのユーザーが、このタイミングで購入した」といった情報を取得できるため、クライアントに対して根拠を持って価値を提示することができます。
加えて、私たちの収益モデルも成果報酬型にしました。「1件売れたら◯円をいただく」という形式であれば、クライアントにとってはリスクがありません。一方で、私たちも売れなければ報酬はゼロですが、自ら運用精度を高めることで成果をあげていける。極めて合理的なビジネスモデルだと確信しました。
WWD:AIを導入しようと考えたのは、なぜだったのでしょうか?
龍川:マーケティング事業の運用には、想像以上に膨大な工数がかかるんです。広告クリエイティブの制作、広告の出稿・予算調整、A/Bテスト、ランディングページ(LP)の最適化、数値のモニタリング……とにかく人間の手作業が多すぎる。事業を始める前から「これは自動化しなければ成長できない」と感じていました。
ただし、単なる自動化では意味がありません。人間よりも高い精度でなければ、むしろ足を引っ張るだけです。だからこそ、私たちは人間の運用を超えるパフォーマンスを実現することを前提に、自社AIマーケティングシステム「SELL」の開発に踏み切りました。
WWD:「SELL」について、詳しく教えていただけますか。
龍川:「SELL」は、プラットフォーム (媒体) 企業の協力を得ながら、ゼロから自社開発したAIマーケティングシステムです。目的は非常に明確で、人間が担っている広告運用業務を、すべてAIに置き換えることにあります。
たとえばバナー広告を生成し、「誰に」「どの時間帯に」「どのようなメッセージで」届ければ最も反応が得られるのかを、AIが判断し、複数パターンを同時に生成・配信し、成果の高いものだけを残していく。このプロセスを、365日・24時間絶え間なく繰り返す。人間には到底できないことを、AIが黙々と実行し続けるのです。
「A/Bテストをしています」という企業は多いですが、私たちは何千何万通りのパターンをリアルタイムに毎秒単位で効果検証しているから、CPA (獲得コスト) と獲得件数をコントロールできているわけです。
WWD:「SELL」の精度は、どのように担保しているのですか?
龍川:最大の要因は、圧倒的なデータ量です。これまでポーラ・オルビスさん、ファンケルさん、資生堂さんなど、業界を代表する企業と取り組み、確かな成果を出してきました。そうした他社のマーケティングデータに加え、現在は自社ブランドであるスキンケアの「ユンス」や美容家電の「ブライト」にも応用しており、蓄積されているデータは膨大です。
システムの成熟とともに、単に「誰が、どの広告を、どのタイミングで、どこで見て、購入したか」といった購買行動だけでなく、「購入後にどれくらいの確率でリピートするか」まで予測できるようになっています。これにより、顧客ごとに最もLTV(顧客生涯価値)が高まる広告パターンを、AIが選定し、実行できる。すべてがフルオートメーションで完結する仕組みです。
WWD:そうした蓄積データを武器に、D2Cブランド事業へビジネスモデルを転換されたわけですね。
龍川:「ユンス」は、立ち上げ当初は戦略的な理由からAiロボティクス本体とは切り離した形でスタートさせました。2022年に完全子会社化したことで、本格的な事業のスケールアップが一気に加速しています。
WWD:これまで蓄積されてきたデータは、具体的にどのように活用しているのでしょうか?
龍川:たとえば、「ユンス」におけるCPA(顧客獲得単価)は、発売時からほとんど変化していません。一方で、LTV(顧客生涯価値)は毎月着実に伸び続け、定期コースが主な収益源となっております。その結果、売上も利益も継続的に右肩上がり。とてもシンプルな構造です。
デジタルマーケティングの世界では「CPAが上がった・下がった」といった議論が常に繰り返されていますが、広告運用を本質的かつ合理的に設計できていれば、そうした変動に振り回されることはありません。むしろ、LTVの最大化を軸に構築することで、着実な成長を実現できると考えています。
WWD:プロダクトそのものについても、詳しくお聞かせください。
龍川:私たちは、「これは間違いなくお客さまに効果を体感していただける」という確信を持てる商品しか世に出しません。代表的なのが、ユンスの“生VC美白美容液”です。発売から約4年弱経った現在も、生VC美白美容液の売上は順調に伸びており、それと並行して他のプロダクトも着実に育ってきています。
一方、美容家電ブランド「ブライト」では、今年3月に発売した“シャワードライヤー”が大きな反響を呼びました。 一般的な高級ドライヤーとの違いは、まず圧倒的な軽さ。そして、大風量。さらに最大の特徴は、ドライヤーでありながら髪の保湿もできるという点です。「ミストセラムを吹きかけながら乾かす」という世界初の構造を開発し、発売初日には楽天の家電ランキングで1位を獲得。初回出荷分も即完売しました。「価値が分かる方には、瞬時に伝わる」と自信を持って言える商品です。
WWD:外部からは、「マーケティングドリブンな企業」というイメージが強いように思います。
龍川:確かにそう見られることも多いのですが、実際には私たちは“プロダクトアウト型”の思想を強く持って商品開発を進めています。よく「売れるものを作る」と聞きますが、私たちは「購入後に満足してもらえ、また買っていただけるものしか作らない」というスタンスです。それが、ブランドを正しく、持続的に成長させていくための唯一の道だと考えています。
特に今の時代は、AIの進化によって「良いものが、より選ばれやすくなる時代」になったと実感しています。かつては、ユーザーにとって関係のない広告が表示され、真に価値のある商品が埋もれてしまうことも多くありました。しかし、今はユーザーの関心やニーズに即した情報が瞬時に届けられるようになり、「良いもの」がダイレクトに選ばれ、「そうでもないもの」は選ばれにくくなった。つまり、知ってもらうことのハードルが下がり、本質的に価値のあるプロダクトが正当に評価されやすくなっているんです。
この環境は、まさに私たちにとって追い風です。しっかりと価値のあるものを作れば、それがしっかりとお客様の手に届く。だからこそ、私たちはプロダクトそのものに徹底的にこだわります。
「ユンス」や「ブライト」の商品開発においても、OEM工場の研究者と日々密に連携し、私自身が処方の微調整やパーツ設計にまで深く関与しています。ファブレスではあっても、ものづくりの本質と真剣に向き合う姿勢を貫いています。
WWD:OEMでは、商品の圧倒的な差別化は難しいのではないでしょうか?
龍川:必ずしもそうとは限りません。重要なのは、OEM工場との関係性です。スケールは異なりますが、Appleの例が象徴的です。iPhoneはAppleの製品ですが、製造自体は台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が担当しています。同じ工場では他の有名メーカーの製品も製造されていますが、それでもiPhoneが唯一無二の存在でいられるのはなぜか——。
それはAppleが、「この製品をこの価格で、これだけの数量を出す」と製造側に対してコミットしているからだと思います。この“覚悟”があるからこそ、工場からトッププライオリティーのパートナーとして扱われる。そして、それに見合ったクオリティや仕様の実現が可能になるのです。
私たちも同じです。「この本数を、この価格で、必ず売り切る」という覚悟を工場に明確に伝えることで、通常では実現が難しいような高度な仕様や差別化要素にも対応してもらえる。時間をかけて信頼関係を構築し、結果としてまるで同じ会社のような一体感と情熱をもって独自性ある商品開発が可能になるのです。
WWD:OEM工場とのコミュニケーションも、かなり密なのでしょうか?
龍川:はい、ほぼ毎日やりとりしています。最初の頃は専門用語が分からず、たくさん勉強しました。「ブライト」の美顔器やドライヤーを開発するうえでは、周波数や電圧、ミスト粒子、技術特許、特殊素材など、理解しておかなければならない技術的要素が非常に多いんです。化粧品に関しても同様で、成分や肌理論についてきちんと理解していなければ、工場側と本質的な会話は成り立ちませんし、本当に良いものは決して生まれないと思っています。
WWD:社員はわずか27人(25年3月末時点)とのことですが、2025年3月期の売上高は142億円、営業利益は24億円。極めて高効率な経営体制だと思いますが、どのように業務を回しているのでしょうか?
龍川:単純計算になりますが、1人当たりの売上高は5億円を超えています。おそらく業界でもトップクラスの水準だと思います。
この高い生産性を実現できているのは、それぞれの領域において非常に高い専門性を持ったプロフェッショナルが揃っているからです。商品開発担当、マーケティング、デザイン、CRM、撮影、PR、カスタマーサポート、倉庫・物流管理など複数の領域に携わりながらも、それぞれが高い水準で仕事をこなしています。
WWD:それだけの能力が求められるとなると、報酬も相応に高い水準なのでしょうか?
龍川:はい。私たちは29年までに、社員の「平均年収」を1億円にするという目標を掲げています。25年3月末時点での平均年収は1,250万円で、昨年度から350万円ほど上昇しました。ただ、1億円に到達するためには、単純計算で3カ月ごとに約45万円ずつ昇給していかなければなりません。それでも、本気でやりきるつもりです。
当然ながら、採用基準も非常に厳しくしています。新卒であれば、東京大学レベル以上の人材を中心に採用しています。中途採用で入社する場合にも、担当する専門領域において業界トップレベルの経験と能力が求められます。
もちろん、前職で年収数百万円ほどだった方が、いきなり年収数千万円レベルの仕事の成果を出すのはなかなか難しいと思います。でも、「数年以内に年収1億円相当の価値を生み出せる人材になる」という覚悟を持って入ってきてほしい。それくらいの強い意志と成長スピードを求めています。
WWD:2029年度には、売上高2200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円という非常に野心的な目標を掲げていますね。
龍川:はい、その達成に向けて、毎年1ブランドずつ新たに立ち上げ、単体で売上高100億円を超えるブランドを複数育てていく方針です。そのためには、M&Aも積極的に行っていきます。すでに芽が出ているブランドの中から、「この事業なら一気に数百億円まで伸ばせる」という種を探し、経営資源を集中投入していきます。
今後は、ビューティ領域にとどまらず、ライフスタイル全般へと事業領域を広げていくつもりです。まずは「ストレイン」で、ドラッグストアやバラエティショップ市場に本格的に挑みます。これは正直、市場をひっくり返すレベルのインパクトがあると自負しています。実際に使っていただければ、その凄さを体感できるはずです。
WWD:長期的なビジョンについても教えてください。
龍川:2030年頃を目処に、“宇宙”への進出を見据えています。
私は、今後100年以内に人類が火星に移住する時代が到来すると本気で考えています。イーロン・マスク氏の発言は非常に理にかなっていますし、ジェフ・ベゾス氏も宇宙開発企業「ブルー・オリジン」を立ち上げています。ただ、現時点の技術ではまだ足りない部分が多くあります。
たとえばロケットの積載効率。数百トンの大型ロケットでも、実際に搭載できる物資はわずか1〜4%程度にすぎず、大半が燃料に充てられます。この制約のもとで、人が生活するための設備や建材を運ぶには、何度も届ける必要があります。そのため、莫大なコストがかかるため、現実的とは言えません。
大きな論点は、安全面と経済合理性を兼ね揃えながら「いかにして人間の生活可能環境を現地に構築するか」ということです。
私は「AIを搭載したヒト型ロボットがロボットをつくる」時代が必ず来ると考えています。まずはロボットを現地に送り、他のロボットを製造させる。そして、ロケットや居住基地の建設にまでつなげ、人類が生活可能なインフラを現地で整備していく。そうした段階的なアプローチが不可欠です。
火星や月のような環境では、大気がほとんどなく、宇宙放射線も降り注ぎます。そのため、人間がそのまま暮らすのは現実的ではなく、地下に居住空間を構築するのが妥当な選択になるでしょう。
こうした未来を見据え、私たちは「Aiロボティクス」という社名に込めた想いを、2030年頃を目処に事業として具現化していく予定です。現時点では、AIを搭載したソフトウェア型ロボットを活用したD2Cの会社でありますが、すでにヒト型ロボット領域に向けた準備も着実に進めており、社名と事業が本質的に一致する未来を形にしていく構想です。
WWD:構想のスケールが、まさに“果てしない”ですね。
龍川:こうしたビジョンは学生時代からずっと描いてきたものなんです。だからこそ、私が以前に立ち上げた会社の社名も「ロケットベンチャー」でした。
現在展開しているスキンケアや美容家電、ヘアケアといった事業は、もちろん当社の経営の根幹を担う重要な領域です。ただし、それだけの企業で終わるつもりはありません。
私は、AIとロボットの可能性を極限まで追求し、常にその先にある未来を見据えた事業を拡張していきたいと考えています。
結果的に「新しい自由を創造する会社」というミッションの実現に繋がり、それは私たちAiロボティクスの使命だと思っています。
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ニューヨーク発のシューズブランド「スティーブマデン(STEVE MADDEN)」は、「アディダス(ADIDAS)」が「ファッション業界における一般的なデザイン要素の独占的支配を試みている」として、非侵害および不公正競争不存在の確認を求めて同社を提訴した。「スティーブマデン」によると、「『アディダス』の“スリーストライプス”と何ら似ていないデザイン要素に対して繰り返し標的にされてきたことに疲弊している」ことが今回の訴訟提起につながったといい、「これらのデザインを含む当社のフットウエアを、『アディダス』が製造または承認した、あるいは同社と関連していると消費者が考える可能性はない」と主張する。「アディダス」の担当者は、「係争中の法的問題についてはコメントしない」と取材に対して回答した。
訴状によると、「アディダス」は長年にわたり、「スティーブマデン」および他の企業に対して、同社の「“スリーストライプス”商標を侵害している」として、「攻撃的な権利行使を行ってきた」という。また、「『アディダス』は、いかなる種類・配置のストライプであっても、それが自社の“スリーストライプス”と混同される可能性があるとみなした場合、製造業者や小売業者に対し訴訟または訴訟を提起すると脅してきた」と主張。「スティーブマデン」は、こうした「アディダス」の法的圧力の「被害者になってきた」と主張し、2002年以降、複数回にわたり「アディダス」に提訴されたと主張した。特に02年には、四本線や二本線のフットウエアが“スリーストライプス”を侵害しているとして、「アディダス」から2件の訴訟を提起されたという。これらは統合され、03年に和解に至った。
しかし、その後も「スティーブマン」は「アディダス」によって継続的に異議を申し立てられてきたとし、直近も24年に発売した2種類のスニーカーに対しても異議を唱えられ、そのうち1種類については、「消費者の混乱を招く恐れがある」として、「アディダス」から販売中止を求める要求があったという。
「スティーブマン」は、「『アディダス』はすべてのストライプを所有しているわけではない。ストライプ、バー、バンド、四辺の形状(直線・平行であるか否かを問わず)を含むフットウエアに対して、独占的権利を主張することなど許されるべきではない」と強く主張している。
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WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第11話を取り上げます。
今回のテーマは「欠品しているのに在庫が余るのはなぜか?店舗と本部の信頼関係から生まれる発注精度の向上」です。
マンガ「在庫管理の魔術」の第11話は コチラ 。
チェーンストアにおいて、バイヤー(仕入れ担当者)は実際の需要よりも多めに商品を発注する傾向があります。その背景には、店舗で欠品が発生すると販売チャンスを逃すことになるため、多少多めに仕入れておこうという意識があるためです。また、店舗に商品を配分するディストリビューターや在庫コントローラーも、欠品によって営業側から指摘されることを恐れ、初回配分を厚くする傾向があります。
その結果として、一部の店舗ではよく売れて欠品を起こし、倉庫には補充在庫がなくなる。一方で、売れ行きが鈍い店舗には商品が過剰に残ってしまう。この在庫の偏りこそが、チェーン全体で在庫が過多になる大きな原因となっているのです。
さらに問題を深刻にするのが、欠品を起こした店舗からの「売れ筋が欠品しているので売上目標が達成できない」という苦情に対し、バイヤーが追加発注してしまうこと。こうして、チェーン全体として実需を上回る在庫が積み上がっていくのです。
そもそも、店舗の最重要ミッションは売上目標の達成であり、そのためには売れ筋商品を切らすことは避けたいものです。だからこそ、倉庫に在庫があると知れば、他店に取られる前に、自店の分を確保しようと多めに在庫を抱えがちになります。しかし、これが結果的に、各店の過剰在庫を生む原因にもなっています。
では、もし「売れた分だけが翌日に必ず届く」体制が整っていたらどうでしょうか。店舗側から見れば、必要な時に必要な商品が必要な分だけ届くという信頼があれば、不安からくる過剰在庫の確保は不要になります。言い換えれば、本部と店舗の間に「適時適量で在庫が補充される」という信頼関係が築かれていないからこそ、現場は自衛的に在庫を抱え込んでしまうのです。
過剰在庫問題の解決には、まずこの信頼の土台を築くことが不可欠です。そしてそのためには、仕入れ担当者が発注量を高い精度で見極められることが求められます。仕入れ精度が低ければ、いくら配送体制を整えても、結局は欠品と余剰が同時に発生してしまいます。
仕入れ担当者の発注精度を高めるにはどうしたらいいのか?これはよく経営者の方々から受ける相談のひとつです。しかし、ここで誤解してはならないのは、「仕入れ精度の向上=担当者の経験や勘の熟練化」ではないという点です。実際には、店舗在庫が最適化されていなければ、正しい全体需要を把握することはできません。逆に言えば、店舗在庫が適正であれば、全店の需要と倉庫在庫から計算できる“本当に必要な量”をバイヤーが見極めやすくなります。実は、これが、仕入れの精度を高めるための第一歩なのです。
今回のストーリーでも、よく在庫管理のテキストに書いてある「安全在庫」や「リードタイム」に関する基本原則が登場します。たしかに理屈としては正しいのですが、実際の現場では理論通りにやっていても欠品や過剰在庫がなくならないことは多々あります。その背景には、担当者や現場が「欠品を恐れるあまり余計に在庫を持ってしまう」という行動心理があるのです。
欠品と過剰在庫を本質的に解消するためには、発注精度のスキルの向上だけでなく、それを支える店舗と本部の信頼関係と店舗在庫の最適化が必要です。まずは本部と店舗の相互理解を深め、現場に「安心して任せられる」環境を整えること。それこそが、発注精度を高め、在庫問題の本質的な解決につながる第一歩なのです。
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「オルビス(ORBIS)」は、人気の日焼け止め“リンクルブライト”から、ピーチピンクの色付きタイプ“リンクルブライト UVプロテクター ピーチピンク”【医薬部外品】[SPF50+・PA++++](50g、3850円)を数量限定で発売した。さらに、ひと拭きでまっさらな肌へ整える拭き取り化粧水“リフレッシング スキン トナー”(200mL、2310円)も登場した。
“リンクルブライト UVプロテクター”は、肌を紫外線から守る発想と、美しさを引き出すケアをひとつにしたUVアイテムで、“守る”と“ケアする”の2方向からのアプローチを追求した。シワ改善と美白に働きかける成分“W ナイアシン”に加えて、複合保湿成分“マルチプルフィトラスター”を配合。シワができにくい肌に整え、シミの予防をサポートしながらハリと透明感のある肌に導く。さらに、有害なガスを分解して保護膜を強化する成分“プロテクトエコシステム”が、日中のさまざまな刺激から肌を守る。まるで保湿クリームのようなテクスチャーで、肌になじみやすい摩擦レスな使用感をかなえた。
今回発売するのは、ほんのり血色感を仕込んでトーンアップをかなえるピーチピンクの色付きタイプ。みずみずしさとさりげない柔らかなピンク色が、夏の光に映えて肌の自然な美しさを引き立てる。
“リフレッシング スキン トナー”は、たったひと拭きで汗や皮脂、古い角質が混ざり合った頑固な汚れをケアするふきとり化粧水だ。“植物由来AHA”と“クイックフィット成分”が角質を柔らかくしながら、汚れをすっきりと落とす。
さらに3種の美容成分配合で、夏の紫外線や冷房などの外的ダメージによるキメの乱れにもアプローチする。ひんやりとした冷感と爽やかなシトラスハーバルの香りで、夏の暑い日でも心地よく使える。詰め替え可能なリフィル(200mL、1980円)も用意している。
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「オルビス(ORBIS)」は、人気の日焼け止め“リンクルブライト”から、ピーチピンクの色付きタイプ“リンクルブライト UVプロテクター ピーチピンク”【医薬部外品】[SPF50+・PA++++](50g、3850円)を数量限定で発売した。さらに、ひと拭きでまっさらな肌へ整える拭き取り化粧水“リフレッシング スキン トナー”(200mL、2310円)も登場した。
“リンクルブライト UVプロテクター”は、肌を紫外線から守る発想と、美しさを引き出すケアをひとつにしたUVアイテムで、“守る”と“ケアする”の2方向からのアプローチを追求した。シワ改善と美白に働きかける成分“W ナイアシン”に加えて、複合保湿成分“マルチプルフィトラスター”を配合。シワができにくい肌に整え、シミの予防をサポートしながらハリと透明感のある肌に導く。さらに、有害なガスを分解して保護膜を強化する成分“プロテクトエコシステム”が、日中のさまざまな刺激から肌を守る。まるで保湿クリームのようなテクスチャーで、肌になじみやすい摩擦レスな使用感をかなえた。
今回発売するのは、ほんのり血色感を仕込んでトーンアップをかなえるピーチピンクの色付きタイプ。みずみずしさとさりげない柔らかなピンク色が、夏の光に映えて肌の自然な美しさを引き立てる。
“リフレッシング スキン トナー”は、たったひと拭きで汗や皮脂、古い角質が混ざり合った頑固な汚れをケアするふきとり化粧水だ。“植物由来AHA”と“クイックフィット成分”が角質を柔らかくしながら、汚れをすっきりと落とす。
さらに3種の美容成分配合で、夏の紫外線や冷房などの外的ダメージによるキメの乱れにもアプローチする。ひんやりとした冷感と爽やかなシトラスハーバルの香りで、夏の暑い日でも心地よく使える。詰め替え可能なリフィル(200mL、1980円)も用意している。
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ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月23〜29日に発売するアイテムを紹介します。キュートなパッケージが目を引く「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」と「パワーパフ ガールズ」とのコラボレーションアイテムは、アイシャドウと2色のチーク、洗顔、ポーチ、チャームをラインアップ。同作に登場するブロッサム、バブルス、バターカップをフューチャーしたデザインは必見です。「シピシピ(CIPICIPI)」と「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」のコラボアイテムは涙袋メイクの2種。両ブランドの個性が光る、技アリの使い心地に注目を。
「リファ(REFA)」は、ハートデザインがモチーフのヘアメイクミラー“リファハートミラー”を発売する。ローズゴールド、シルバー、シャンパンゴールドの3色展開で、本体を保護する専用のケースが付属するほか、パッケージはそのままプレゼントとしても渡せるデザインだ。
“リファハートミラー”(全3色、各2860円)
「シロ(SHIRO)」は、ローレルの果実から取れるオイルを使用した“ローレル石けん”と“ローレルオイルインセラム”を数量限定で発売する。発売日は前身ブランドの「ローレル(LAUREL)」が誕生した日で、同アイテムはその名にちなんだ。
“ローレル石けん”(82g、3080円)
“ローレルオイルインセラム”(30mL、8250円)
「シピシピ(CIPICIPI)」は、「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」とコラボした“ティアスケッチライナー”“シークレットキワミペンシル”を発売する。プロデューサーであるふくれな自身の涙袋メイクの経験を生かし、滑らかな描き心地とヨレにくさを実現した。
“ティアスケッチライナー”(全3色、各1320円)
“シークレットキワミペンシル”(1210円)
「ディセンシア(DECENCIA)」は、最高峰シリーズ“ディセンシー(DECENCY)”からリニューアルした化粧水“ディセンシー ブライトリフト ローション”【医薬部外品】を発売する。ポーラ・オルビスグループ初の新技術を搭載し、複合的な悩みを抱える大人の肌に多方向からアプローチする。
“ディセンシー ブライトリフト ローション”【医薬部外品】(本品120mL、9350円/リフィル120mL、8800円)
「ナーズ(NARS)」は、 “リフ粉”の愛称で親しまれているフェイスパウダーのプリズムタイプ、“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー”を数量限定で発売する。くすみをとばしながらメイクの仕上がりをセットし、明るく澄んだ隙のない肌に整える。
“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー”(6380円※編集部調べ)
「ハウス オブ ローゼ(HOUSE OF ROSE)」は、ジェル状パック“クリアアップジェル”からライムソルベが香る限定のクールタイプを発売する。涼やかな香りとともに、冷たいジェルが不要な角質を落とし、毛穴汚れやざらつき、くすみをオフする。
“クリアアップジェル”(145mL、2200円)
「プチバトー(PETIT BATEAU)」は、シャワージェル“オー・ド・プチバトーシャワージェル 3-99+才”を発売する。アルコールフリー、低刺激処方で3才から大人まで家族全員で使うことができる同製品。香りは、シグネチャーフレグランス“オー・ド・プチバトー”を採用した。
“オー・ド・プチバトーシャワージェル 3-99+才”(50mL、935円/250mL、3080円)
「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、「パワーパフ ガールズ」とのコラボレーションアイテム6種を発売する。今回は、同作に登場するブロッサム、バブルス、バターカップをフューチャー。アイシャドウと2色のチーク、洗顔、ポーチ、チャームをラインアップする。
“テイラード カラー アイズ”(4950円)
“スキン グロウ ブラッシュ”(限定2色、各3300円)
“クレイ ピール ウォッシュ”(2970円)
“オリジナルポーチ”(2750円)
“オリジナルチャーム”(660円)
「ユンス(YUNTH)」は、時間差で届く2種の生ビタミンCを配合したインナーケアサプリメント“リポソーム生ビタミンC”を発売する。1本あたりのビタミンC含有量は1日摂取上限の2000mgで、人工甘味料や合成香料、合成着色料は不使用。
“リポソーム生ビタミンC”(2.5g×28包、3960円)
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「アンセルム(ANCELLM)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。
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「パーバーズ(PERVERZE)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。
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「ヒロインメイク」は8月8日、新作マスカラ“ヒロインメイク ラッシュハイプ”(1980円)を発売する。独自設計の“ハイパーリフトブラシ”を採用した新作は、コームのようにまつ毛の根元を立ち上げ、ブラシのように繊細に毛先をコントロール。先端の角度は12度でまぶたに液がつきにくく、指先感覚で目頭や目尻の細かい部分もコントロールしながら使いやすい仕様に仕上げた。
今までとは異なる黒いパッケージが印象的な本アイテムは、スーパー級ウオータープルーフ処方で猛暑の夏メイクにも活躍。新処方の“グラムラッシュフォーミュラ”が1本1本のまつ毛を長く太く仕上げ、ダマのない上品さとくっきりさを両立したまつ毛を演出する。
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「ヨーク(YOKE)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。
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「ヨーク(YOKE)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。
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「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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実験音楽やオーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するプラットフォーム「MODE(モード)」が、2025年の第一弾プログラムを実施した。パティ・スミス(Patti Smith)と現代音響芸術集団のサウンドウォーク・コレクティヴ(Soundwalk Collective)による最新プロジェクト「コレスポンデンス(CORRESPONDENCES)」をエキシビション(会期は6月29日まで)と、パフォーマンスの二形式で手がけた。どちらも、深刻化する社会問題に焦点を当て、過去の芸術家や革命家を通して、アーティストの役割や人間の本質に迫る内容だ。
パティの9年ぶりの来日ということもあり熱い期待が寄せられた公演は、4月29日に京都で、5月2日と3日に東京にて開催された。詩、映像、音響が重なるダイナミックな演出で6つの作品を表現し、大盛況をおさめたが、その共演者も見逃せない。
中でも、チェロを担当したルーシー・レイルトン(Lucy Railton)に注目だ。幻想的な雪原に足を踏み入れる描写では、ひとたび彼女が弓を取ると一瞬で会場の「気温」が数度下がるような感覚を引き寄せる手腕の持ち主だ。時として、かすかに揺れる風の音や、人間の心の揺らぎすらも自在に「音」にしてしまう、繊細なアプローチが光っていた。
ロンドン王立音楽院を卒業し、現在はベルリンを拠点に「チェリスト」としての枠を超え活躍の場を広げているルーシー。過去には、コンサートの企画やフェスの共同創設者としても活動し、コンポーザーとしてA24が手がける「False Positive(フォルス・ポジティブ)」のサウンドトラック制作に参加。今年4月には、最新作「Blue Veil(ブルー ヴェイル)」をリリースし躍進を続けている。そんな彼女に、これまでの経歴から新作についてのみならず「コレスポンデンス」のパフォーマンスにおける秘話まで話を聞いた。
――まずは、クラシック音楽やチェロとの出合いから教えてください。
ルーシー・レイルトン(以下、レイルトン):父は指揮者で教育者、母は歌手でサウンドセラピストという音楽家の家系に生まれました。幼い頃から両親のリハーサルやコンサートに同行する日々で、3歳ごろにはピアノを始め、6歳でチェロに出合いました。そこからの道のりはとても自然なもので「音楽家になりたい」という夢は明確でした。11歳ごろには父が率いる地域のオーケストラに参加し、本格的にクラシックのチェリストとしての道を歩み始めました。今はベルリンを拠点にしていますが、20代まではロンドンで過ごし、クラシックから現代音楽、実験音楽、即興演奏まで幅広いジャンルで演奏活動を行っていました。ダルストンにある音楽ヴェニュー「Café OTO(カフェ・オト)」では10年間にわたってコンサートを企画し、2014年に「ロンドン・コンテンポラリー・ミュージック・フェスティバル(London Contemporary Music Festival)」を共同設立し、5年間プロジェクトに専念しました。
――現代音楽、実験音楽、即興音楽までジャンルの幅を広げたとのことですが、クラシックと比べて、どんな点に魅了されたのでしょうか?
レイルトン:主に「自由である」という点ですね。ある時期から、クラシックの世界における、厳格な訓練や保守的な制度の中で生きることの難しさを感じていました。もちろん、その領域で学んだ技術や集中力は非常に価値あるもので、勉強もとても楽しかったです。一方で、もっとオープンで多様な世界と関わりたいという気持ちが強くなっていきました。自分自身の「声」や「言語」を育てることができる可能性を探りたかった。もっと言うと、社会的、政治的、創造的にも広がりが必要だったんです。また、音そのものを探求できることも魅力でした。電子音楽や即興演奏は、未知なる音世界への探検であり、私自身の世界に生きることでもあるんです。それは拡張性があり、無限に変化するものです。
――4月に最新作「Blue Veil」を発表しましたね。電子楽器やペダル、エフェクトなどは使用せず、限りなくチェロにフィーチャーした作品ですが、こうしたアプローチに至ったのはなぜだったのでしょうか?チェロと対峙し原点回帰のような位置付けになるのでしょうか?
レイルトン:アルバムをリリースしながら、この10年間は音の実験を重ねてきました。まさに、未知の領域に足を踏み入れる冒険とも言える体験です。本作はベルリンでの経験から生まれたもので、ここで出会った素晴らしい音楽家たちとともに「純正律(Just Intonation)」という、倍音に基づいた特殊な音律の世界を知りました。そこでたどり着いたのが、自分との対話のような本作で、チェロを一人で演奏し、その音や振動、特別なチューニングによって生まれる色彩を聴くという「聴くことの実践」でもあります。これは音楽や旋律、ハーモニーよりも「運命」や「透明さ」に関わるものとも言えますね。一人でチェロを弾くことは私にとって最大の喜びであり、瞑想のようで、とても深い滋養を与えてくれます。
――「MODE 2023」で共ににプレイしたカリ・マローン(Kali Malone)とスティーブン・オマリー(Stephen O'Malley)によるプロデュースという点もとても興味深いのですが、彼らとは音作りにおいて、どんな点で共感、共鳴していると感じますか?
レイルトン:私たちトリオやカリの音楽は、基本的に同じ「純正律」の実践に基づいています。しかし、共鳴しているのは音律だけでなく、音や存在を通じた「超越」に対する感覚ですね。スティーブンのバンド「Sunn O)))(サンオー)」は、その持続性・物質性・超越性に富んだパフォーマンスにおいて、身体で感じる音響体験、精神や身体への影響、振動の力を追求しています。これらは世界中の音楽的・精神的文化で探求されてきたアイデアでもあります。トリオでの演奏は、電子音、アコースティック音、増幅されたギター音を融合させ、古代と現代の音源を織り交ぜた「音のタペストリー」を作り上げていくような感覚です。これはチェリストとしても電子音の探究者としても、両方の自分を体現できるとても大切な場所です。
――今回は、パティ・スミスとサウンドウォーク・コレクティヴによる最新プロジェクト「コレスポンデンス」でのパフォーマンスのために来日ですね。どのような経緯で参加することになったのでしょう。また、先ほどもソロワークとは違うアプローチについても語っていただきましたが、このコラボレーションをどう捉えていますか?
レイルトン:世間は狭いもので、私もサウンドウォーク・コレクティヴもベルリン拠点だったからです。このプロジェクトは非常に特別で、共同作業のあり方も独特です。私たちは全員がパティの言葉に鋭く集中し、パフォーマンスのダイナミクス、スピード、エネルギーに非常に敏感である必要があります。演奏方法はサプライズに満ちていて、非常に刺激的です。私の役割はある程度自由度があり、パティの言葉とサウンドウォーク・コレクティヴによる電子音の構造に即興で応えるというスタイル。すべてのコラボレーションにおいて言えることですが、大切なのは「聴くこと」と「支え合うこと」です。このショーは、エネルギーや空間を与え合い、言葉に反応し、音の質感を加える、という交換の場でもあります。自分が主導するのではなく、アートとメッセージに奉仕する立場です。音、映像、言葉が一体となった大きなビジョンの一部として、私はその世界に貢献する存在です。
――本プロジェクトにおける音作りのプロセスについて。サウンドウォーク・コレクティヴのステファン・クラスニアンスキー(Stephan Crasneanscki)のフィールドレコーディングをベースに、パティが詩と声を重ねていく作業を行なったと聞きました。そこから、あなたに求められたのはどんな「音」だったのでしょうか?
レイルトン:私の役割はさまざまで、メロディやテーマ性のある要素を担うこともあれば、もっと背景に溶け込むようなサポート的な立ち回りもあります。サウンドウォーク・コレクティヴのステファンのフィールドレコーディングや、シモーネ・メルリ(Simone Merli)が制作した電子音に呼応するかたちで、私は多くの素材を録音しました。パティの詩を念頭に置きながらスタジオで即興演奏をし、小さな構造やモチーフ、メロディを生み出し、それが音楽の骨格を形づくる一助になればと考えていました。一方で、素材の質感や空気感を足すだけのときもあります。時には自分の音がミックスの中で完全に隠れてしまうようなことも。でも、それがこのプロジェクトの面白いところです。音の階層に上下がないというか、アンチ・ヒエラルキー的な美しさがある。ディエゴ・エスピノサ・クルス・ゴンザレス(Diego Espinosa Cruz González)のパーカッションが主役になることもあれば、氷が砕ける音や子どもの声が中心になることもある。私は誰にも聞こえないような「空気の音」を奏でるのも、はっきりとしたメロディを弾くのも、どちらも心地良い。ただ、パティの詩が伝える世界観を、音で共に形づくろうとしているのです。
――扱うテーマとして、原発事故、森林火災、絶滅危機といった深刻化する社会問題とともに、過去の芸術家や革命家を通して、アーティストの役割や人間の本質に迫っています。アーティストとしてあなたが感じたことや考えたことは?
レイルトン:とてもシンプルなことですが、私たち全員に役割があると思います。人々に気づきを与えること、責任ある行動をとること、人を励ますこと、そして互いに耳を傾けること。このプロジェクトは、私たち演奏者にも観客にも、そうした意識を呼び起こしてくれます。パティは本当にインスピレーショナルな人で、ほかの共演者含め、素晴らしいアーティストたちとともにステージに立てるのは大きな喜びです。観客も私たちも同じ空間で、彼女が提示する問いに向き合い、考えることができる。芸術が、集団的な体験や再評価の場となりうるということを、改めて実感しています。パフォーマンスの力は、私たちに問い続ける姿勢や意識を保つことの大切さを教えてくれます。
――最後に、直近のリリースやニュースを教えてください。
レイルトン:すでに触れていただきましたが、ソロチェロアルバム「Blue Veil」がリリースされました。いつか日本でもこの作品を披露できたらうれしいです。今はそれが一番のニュースです!
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「エルメス(HERMES)」は没入型の謎解きイベント「ミステリー・アット・ザ・グルームズ(Mystery at the Grooms’)」を6月19〜29日の期間、米・ニューヨークのイベントスペース、ピア36で開催している。同イベントは、1837年に馬具メーカーとしてスタートしたブランドのルーツにちなみ、馬とその飼育員であるホースグルームをテーマにした体験型インスタレーション。昨年末に上海でデビューし、今後は東京とシンガポール、パリへと巡回する予定だ。
イベント会場に設置された6つの部屋にはそれぞれ5頭の馬が隠れており、参加者は各部屋での制限時間7分の間にできるだけ多くの馬を探すことに挑戦する。馬術探偵ミスター・オノレによる音声ガイドと地面に記された蹄鉄の跡に従って、次の部屋へと進んでいくというルールだ。ヘッド・ホースグルームのメレーヌ・ギャロップ(Maeleine Galop)をはじめ、スタッフからヒントは得られるが、馬たちは巧妙に隠れており見つけるのは一筋縄ではいかない。
例えば、コード入力が必要な金庫の中や、銀のトレイの下、スイッチで開く木製パネルの裏、壁の隠し覗き穴の先、さらにはランドリーに流れる黄色のスエットの上など、想像力と観察力が試される場面ばかりだ。すべての馬を発見した参加者には、記念としてノートと塗り絵が贈られる。
ナイフやキャンドルの代わりに馬の好物であるニンジンを使うなど、演出も楽しく独創的。さらにインスタレーションは、メンズ・レディースの既製服やスカーフ、靴、ヘッドフォン、サーフボード、食器、革製品に至るまで、「エルメス」の16のメティエ(商品カテゴリー)にも焦点を当てている。
同イベントの参加費は無料。すでに約2万5000人が応募しており、ニューヨーク・タイムズ紙やニューヨーカー誌の広告で宣伝され、最寄りの地下鉄イースト・ブロードウェイ駅の壁にはゲームに関するポスターが貼られている。
「エルメス」米国会長のダイアン・マハディ(Diane Mahady)は「ただただ楽しんでもらい、喜びを広めたい。これは販促目的ではなく、ブランドの遊び心を共有するための体験だ。みなさんに1時間だけ笑って、非日常を楽しんでほしい」とイベントについて語る。
また「エルメス」のアーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシス・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)は、同イベントについて「遊びとは、人と集まること。遊びとは動きであり、自由であり、想像力であり、ファンタジーであり、軽やかさ。そして“創造”という遊び場において、馬という存在は私たちの最初の仲間なのです」とブランドの持つ遊び心とクリエイションのルーツの融合を喜んだ。
◼︎「ミステリー・アット・ザ・グルームズ」
会期:6月19〜29日
場所:ピア36 ニューヨーク
住所:299 サウスストリート、ニューヨーク、アメリカ合衆国
参加方法:公式サイトから予約可能
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アダストリアのアンドエスティ(and ST)は6月27日、アニメ「名探偵コナン」とのコラボレーションアイテム第2弾を発売する。“ケース付きメガネ”(5500円)や“晴雨兼用折り畳み傘”(4400円)、“トイキーホルダー”(2090円)など全17アイテム用意した。「ミィパーセント(Me%)」では12アイテム、「レプシィム(LEPSIM)」では5アイテムをそろえた。また、全アイテムに“オリジナル下げ札シール”が付いてくる。
商品は、アンドエスティ トウキョウ(and ST TOKYO)、ECモール、アンドエスティ「レプシィム」53店舗で販売する。7月18日からは全アイテムを「アンドエスティ」全店舗(アウトレット店舗除く)、「ミィパーセント」の全アイテムをECモール「アンドエスティ」と「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」29店舗で展開する。展開店舗や発売日の詳細は、特設サイトに記載する。
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「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。
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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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2026年春夏シーズンのミラノ・メンズ・ファッションウイークが6月20日に開幕した。近年は発表の場をパリへ移す動きが見られる中、「プラダ(PRADA)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」といった常連ブランドを中心に公式スケジュールでショーを実施する。初日、日本人デザイナー・桑田悟史の「セッチュウ(SETCHU)」がオフィシャルショーを開催した。
代表作“折り紙ジャケット”のように、シャツやスラックスなどのタイムレスな日常着をベースに、イタリア仕込みの技術と日本の上質な素材を掛け合わせ、東洋と西洋の美意識の融合を表現してきた「セッチュウ」。構築的な服づくりが持ち味だが、今季のショーでは、これまでにない躍動感が感じられた。
ファスナーやボタンを外し、身体に巻きつけるように着用できるシャツやTシャツ。ワンピースへと姿を変えるガーメントケース。デニムやカーゴパンツは、スカートのようにボリュームをもたせた。サファリジャケットの襟にはハンドルを仕込み、トートバッグのように持ち運べるようにした。スポーツ、ミリタリー、和装といった異なる要素を、完璧に整合させるのではなく、遊び心をもって融和させる。まさに「セッチュウ」らしい“折衷”のアップデートだ。
2023年度の「LVMHプライズ」に輝き、25-26年秋冬のピッティ・イマージネ・ウオモでショーを開催。順調にステップを重ねているように見えたその裏で、桑田デザイナーは葛藤していた。
折り紙のような構造、和装に着想を得たパターン設計は、静謐でストイックな佇まいを生み、そのままブランドの輪郭になった。その緻密で合理的な構造こそが、桑田自身を「型にはめていた」のかもしれない。「“セッチュウってこうだよね”って言われるのが怖かった。ブランドを始めて5年。そろそろ次に何を見せていくかを考えなければいけないと思っていた」。
答えを探しに桑田が向かったのは、南部アフリカ・ジンバブエ。現地のクラフト団体とのモノ作りの体験を通じ、桑田は「服とは何か」という問いに向き合い、身体の原点から掘り下げた。
ヴィクトリアフォールでの釣り。現地の部族とともに取り組んだ編み物づくり。手仕事を通して、土着の文化や人と触れ合いながら過ごした時間。それらの体験や感覚、感情が、今季の服に“動き”としてそのまま反映されている。“滝の霧”に着想を得たルックには、透明感のあるドレープを随所に用いた。霧のように曖昧だが、身体に沿って流れる布。動きとともに表情を変える“第二の皮膚”のようだ。
「ショーのあと、ずっとブランドを見てくださっている方々に『今季は違ったね、良かったね』と言っていただいて、すごく嬉しかった」と胸をなで下ろした桑田。“静”の構造に“動”の生命力を宿し、「セッチュウ」は次の一歩を踏み出した。
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2026年春夏シーズンのミラノ・メンズ・ファッションウイークが6月20日に開幕した。近年は発表の場をパリへ移す動きが見られる中、「プラダ(PRADA)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」といった常連ブランドを中心に公式スケジュールでショーを実施する。初日、日本人デザイナー・桑田悟史の「セッチュウ(SETCHU)」がオフィシャルショーを開催した。
代表作“折り紙ジャケット”のように、シャツやスラックスなどのタイムレスな日常着をベースに、イタリア仕込みの技術と日本の上質な素材を掛け合わせ、東洋と西洋の美意識の融合を表現してきた「セッチュウ」。構築的な服づくりが持ち味だが、今季のショーでは、これまでにない躍動感が感じられた。
ファスナーやボタンを外し、身体に巻きつけるように着用できるシャツやTシャツ。ワンピースへと姿を変えるガーメントケース。デニムやカーゴパンツは、スカートのようにボリュームをもたせた。サファリジャケットの襟にはハンドルを仕込み、トートバッグのように持ち運べるようにした。スポーツ、ミリタリー、和装といった異なる要素を、完璧に整合させるのではなく、遊び心をもって融和させる。まさに「セッチュウ」らしい“折衷”のアップデートだ。
2023年度の「LVMHプライズ」に輝き、25-26年秋冬のピッティ・イマージネ・ウオモでショーを開催。順調にステップを重ねているように見えたその裏で、桑田デザイナーは葛藤していた。
折り紙のような構造、和装に着想を得たパターン設計は、静謐でストイックな佇まいを生み、そのままブランドの輪郭になった。その緻密で合理的な構造こそが、桑田自身を「型にはめていた」のかもしれない。「“セッチュウってこうだよね”って言われるのが怖かった。ブランドを始めて5年。そろそろ次に何を見せていくかを考えなければいけないと思っていた」。
答えを探しに桑田が向かったのは、南部アフリカ・ジンバブエ。現地のクラフト団体とのモノ作りの体験を通じ、桑田は「服とは何か」という問いに向き合い、身体の原点から掘り下げた。
ヴィクトリアフォールでの釣り。現地の部族とともに取り組んだ編み物づくり。手仕事を通して、土着の文化や人と触れ合いながら過ごした時間。それらの体験や感覚、感情が、今季の服に“動き”としてそのまま反映されている。“滝の霧”に着想を得たルックには、透明感のあるドレープを随所に用いた。霧のように曖昧だが、身体に沿って流れる布。動きとともに表情を変える“第二の皮膚”のようだ。
「ショーのあと、ずっとブランドを見てくださっている方々に『今季は違ったね、良かったね』と言っていただいて、すごく嬉しかった」と胸をなで下ろした桑田。“静”の構造に“動”の生命力を宿し、「セッチュウ」は次の一歩を踏み出した。
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「セッチュウ(SETCHU)」が2026年春夏コレクションを発表した。
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フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.6となる今回は、ファッションデザイナー、ラッパーなど、マルチクリエイターとして多岐にわたり活動するMLMA(Me Love Me A lot)が登場。5月、韓国にあるMLMAのスタジオで行われたのは、MLMA本人曰く「ノー・プラン、ジャスト・ヴァイブス!」な撮影セッション。クリエイティブに情熱をそそぐ2人と現地のクリエイターチームにより生まれた作品とは。
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「連載1回目のLil Cherryちゃんの撮影の次の日にサプライズで登場したMLMA。Cherryちゃんが誕生日だったこともあり、一緒に寿司パーティーをしたり、カラオケをして意気投合しました。今回は私が韓国に行くタイミングで連絡を取り合い、撮影しようということに。もともと彼女が作っていたアート作品に私や韓国のクリエイターのインスピレーションが融合したような、“本能的セッション”と言えるような撮影でした」。
WWD:お互いの第一印象は?
MLMA:静かだけど印象的で、自然と目を引くような人。初めて会った夜、Lil CherryとARISAKが一緒に撮影をしていたことを聞いて、彼女の作品をその場で少しだけ見せてもらい、それがすごく自然に心に響いたんです。彼女の作品は繊細でありながらどこか幽玄で、その世界観を感じ取ることができました。それはまるで、新しい言語なのに、すでに理解しているような不思議な感覚。一緒に何かを作ったら、きっと楽しくて、感情に溢れたものになるだろうと直感しました。
ARISAK:彼女のことは少し前から知っていて、「スクート(SKOOT)」というブランドをやっていながら絵も描けて、ペイントもできるかと思えば、立体作品も作る。さらには映像もディレクションするマルチな才能に注目していました。特に記憶にあるのはビンテージのポルシェにしたペイントや、背中に装着できる翼、「ミスチーフ(MSCHF)」の“ビッグ・レッド・ブーツ”のゴシックなリメイク、そして等身大の自分のマネキン作品ーー彼女のやること全てがクレイジーでかっこいい。視野を広げてくれるような、そんな気持ちにさせられます。
WWD:撮影の準備はどのように進んだ?
ARISAK:もともと、彼女が作ったアート作品とともに撮影をしたいと思っていました。韓国に撮影やプライベートで行き来している時に仲良くなったヘアメイクやスタイリストの仲間たちに急遽協力をお願いしたのですが、それぞれ最高の衣装やフェイスアクセを用意してくれ、すごく情熱的に協力してくれたのが本当にうれしかったです。
WWD:実際に撮影をしてみて感じたことは?
MLMA:事前に細かくイメージを作ったというよりは、“ノー・プラン、ジャスト・ヴァイブス!”という感じで撮影を行いました。急に決まったこともあり私のスタジオで撮影を行ったのですが、そこにあるアート作品を自然に融合させるようなイメージで撮影は進み、すべてがぴったりとハマっていく感じ。チーム全員の情熱に心を打たれ、コラボレーションの力を改めて感じられました。すべてはARISAKのエネルギーがあったからこそ実現したもの。心から感動しました。赤い衣装に、シュールなメイクを合わせたルックは特に印象に残っています。まるで3Dグラフィックスを現実に持ち込んだような仕上がりで、細部までとても美しいものでした。
ARISAK:彼女のスタジオは、ソウルの中心から少し離れた場所で東京の下町みたいな雰囲気のエリア。山も見えて静かで作業に集中できそうな素敵な場所です。スタジオに入ると、MLMAの作った作品が宝物のようにたくさんディスプレーされていて、リメイクしたぬいぐるみや「スクート」制作の作業ルーム、白ホリのスタジオもあり、私も「こんなスタジオが欲しい」と思いました。そして、彼女のクリエイターへの絶対的リスペクトも熱く感じられました。各クリエイター陣を信頼し、任せてくれたのがとてもうれしかったです。「新たなクリエイターとコラボして新しい自分に出会えるのが楽しいから」と言ってくれました。プロデュースしたり仲間と何か作る場面がすごく多いからこそ、私の気持ちも理解してくれているのだと思います。
WWD:撮影後はどのように過ごした?
ARISAK:彼女にご飯連れて行ってもらいました。韓国式の焼いてくれる焼肉ですごく美味しかったです。いつも韓国に行く時は、現地の友達について行くスタイルです。友人も呼んでガールズトークをしたり、穴場のバーみたいなところにも行って、ナイトアウトを楽しみました。インスタで見ていた彼女はクールな印象でしたが、話すと本当に面白くて、素敵な女性です。
WWD:漫画「NANA」に大きな影響を受けたと聞きました。日本文化はあなたにとってどんな存在ですか?
MLMA:あんなふうに恋をして、あんなふうにファッションを楽しみたいって思うようになった作品です。特に作品に登場する「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアイテムたちには、すごく影響を受けました。私の作品のインスピレーションであるロマンスや反抗心のイメージも、「NANA」から生まれたもの。昔から日本が大好きで、実は初めて“逃避行”した場所も日本。中学生の頃に親ナシで友達4人で日本に行き、完全にカオスだったけど、あの思い出は未だにに心をワクワクさせてくれます。最近ハマっているのは「今際の国のアリス」。俳優の三吉彩花さんと韓国で会ったのも忘れられない思い出です。彼女は完全に、“ガールクラッシュ”です!
WWD:5月にリリースしたEP「MLMA」について教えてください
MLMA:「MLMA」は、“カオスの中にある楽しさ”を感じられるように作りました。あまり深く考えすぎずに、楽しくて、正直で、ちょっとぶっ飛んでる感じ。それぞれの曲にそれぞれのムードがあるので、聴いてくれる人が自分の感情に素直に浸れるような作品になっているといいなと思っています。昔から支えてくれて、「変わってるけど好き」って言ってくれるファンのために作ったものです。
WWD:最後に、読者へメッセージをお願いします!
MLMA:「やりすぎ」って思われるくらいがちょうどいい。大きな声を出してもいい、優しくてもいいし、変でもいい。“自分がなりたい自分”でいてください。安全な道を選ぶには、人生は短すぎるから。そして日本のファンのみんなへ――ちゃんと見ています。愛してる!「MLMA」を聴いて、誰にも見られていないかのように踊ってくれたらうれしいです!
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ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月23〜29日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は6月23日に、「ちいかわ」「ナガノのくま」で知られるイラストレーターのナガノとコラボしたTシャツを発売します。「ちいかわ」がカレーを食べる姿がなんとも癒しです。一方、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は25日に蜷川実花とのコラボバッグを発売します。キャンバスに見立てたワイヤーバッグにキラキたした蝶、星、ハート、イミテーションの宝石が散りばめられていて、女の子の夢が詰まっています。
「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、イラストレーター、ナガノとコラボしたTシャツを発売する。「ちいかわ」がカレーを食べるグラフィックや、“ナガノのくま”が買い物やダンスをするデザインなどをラインアップする。
コラボTシャツ/ウィメンズ(1500円)
コラボTシャツ/キッズ(990円)
「コンバース(CONVERSE)」は、スニーカー“オールスター スクエアトウ”を発売する。スクエアトウのレザーシューズに着想を得たシルエットに仕上げ、ハイカットとローカットの2モデルを用意する。
スニーカー“オールスター スクエアトウ ハイ”(1万2100円)
スニーカー“オールスター スクエアトウ OX”(1万1550円)
「グラニフ(GRANIPH)」は、「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズとのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、劇中のシーンやキャラクターをデザインした全13型。6月23日まで公式オンラインで予約販売を受け付けている。
Tシャツ(3500円〜)
シャツ(6900円)
ソックス(1200円)
バケットハット(4500円)
バッグ(3900円)
※一部商品
「タサキ(TASAKI)」は、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualetti)とのコラボアイテムを発売する。「タサキ」の養殖場の海で、真珠貝に包まれたパールが育まれていく情景を表現した。6月25日〜7月1日の期間、伊勢丹新宿店でオープンするポップアップストアで先行発売し、8月6日から「タサキ」銀座本店で販売する。
ネックレス(110万円〜)
ブローチ(170万5000円)
イヤリング(29万7000円〜)
リング(55万円〜)
ブレスレット(269万5000円)
「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、アーティストの蜷川実花とのコラボバッグを発売する。「アンテプリマ」のワイヤーバッグを土台に、クリスタルや蝶、星、ハート、イミテーションの宝石などを施した。すでに「アンテプリマ」公式オンラインで抽選販売を受け付けている。
コラボバッグ(13万2000円)
「フェイラー(FEILER)」の“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテムを発売する。「クラウディ」のデザイナーが描いたテキスタイルを、シュニール織で表現した全9型を販売する。なおハンカチとゲストを除き、商品の購入は1人各1点まで。
コラボショルダーバッグ(1万5400円)
コラボ巾着バッグ(1万6500円)
コラボポーチ(6600円〜)
コラボハンカチ(2750円)
コラボゲスト(6600円)
※一部商品
「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は6月25日〜9月16日の期間、高島屋大阪店でポップアップをオープンする。会場では、ブランドを象徴する“エイプヘッド”や“ベイビーマイロ”と、大阪のモチーフを組み合わせた、限定Tシャツを販売する。
Tシャツ(1万780円)
Tシャツ/キッズ(7480円〜)
「オーシバル(ORCIVAL)」は、グラフィティアーティストのアンドレ・サライヴァ(Andre Saraiva)とコラボしたアイテムを発売する。同氏が描くキャラクター“ミスター・エー(Mr. A)”をモチーフに、バスクシャツ、Tシャツ、トートバッグ、大判ハンカチをラインアップする。
コラボバスクシャツ(2万5080円)
コラボTシャツ(1万780円〜)
コラボバッグ(1万5180円〜)
コラボハンカチ(3300円)
「グッチ(GUCCI)」は、アーティストのヒグチユウコによるキャラクター“ボー&ボリス”と協業したアイテムを国内限定で発売する。「グッチ」のアイテムをまとう“ボー&ボリス”をあしらった、バッグやウオレットなどを制作。6月26日に「グッチ」公式オンラインショップで先行発売する。
バッグ
ウオレット
カードケース
キャップ
シルクスカーフ
※一部商品
ローソンは、フリークス ストア(FREAK’S STORE)とのコラボアイテムを発売する。厚手の6.0オンスで仕上げたTシャツと、ナイロン地のショートパンツを制作。ともにユニセックス仕様で、接触冷感、吸水速乾機能を備える。
コラボTシャツ(2499円)
コラボショートパンツ(2999円)
「ジーユー(GU)」は、サンリオのキャラクター“クロミ”とのコラボTシャツを発売する。ビンテージアイテムを思わせる、かすれた風合いに“クロミ”をプリントした4型をラインアップする。
コラボTシャツ(1990円)
「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、映画監督のジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)によるオムニバスムービー「コーヒー&シガレッツ(Coffee&Cigarettes)」から“TWINS”と”JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL”のシーンを配した限定Tシャツを発売する。
Tシャツ(1万1000円)
「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、ヘヴィメタルバンド、アイアンメイデン(IRON MAIDEN)とのコラボアイテムを発売する。1988年開催のツアー「メイデン・イングランド」のポスターをモチーフとした、セーターとTシャツを制作した。
コラボセーター(6万9300円)
コラボTシャツ(3万6300円)
ジュンは、東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)と、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」、「コンバース(CONVERSE)」の“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”がトリプルコラボしたスニーカーを発売する。6月23日10時まで、ヴイエーの店頭販売に伴う事前抽選を実施する。
コラボスニーカー(1万9800円)
“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、「マンハッタンポーテージ(MANHATTAN PORTAGE)」の“ブラックレーベル(BLACK LABEL)”ラインとのコラボバッグを発売する。メッセンジャーバッグ“MP1441-305PBL”を土台とし、“クロウ”モチーフと限定ラベルをあしらう。
コラボバッグ(2万7500円)
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ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月23〜29日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は6月23日に、「ちいかわ」「ナガノのくま」で知られるイラストレーターのナガノとコラボしたTシャツを発売します。「ちいかわ」がカレーを食べる姿がなんとも癒しです。一方、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は25日に蜷川実花とのコラボバッグを発売します。キャンバスに見立てたワイヤーバッグにキラキたした蝶、星、ハート、イミテーションの宝石が散りばめられていて、女の子の夢が詰まっています。
「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、イラストレーター、ナガノとコラボしたTシャツを発売する。「ちいかわ」がカレーを食べるグラフィックや、“ナガノのくま”が買い物やダンスをするデザインなどをラインアップする。
コラボTシャツ/ウィメンズ(1500円)
コラボTシャツ/キッズ(990円)
「コンバース(CONVERSE)」は、スニーカー“オールスター スクエアトウ”を発売する。スクエアトウのレザーシューズに着想を得たシルエットに仕上げ、ハイカットとローカットの2モデルを用意する。
スニーカー“オールスター スクエアトウ ハイ”(1万2100円)
スニーカー“オールスター スクエアトウ OX”(1万1550円)
「グラニフ(GRANIPH)」は、「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズとのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、劇中のシーンやキャラクターをデザインした全13型。6月23日まで公式オンラインで予約販売を受け付けている。
Tシャツ(3500円〜)
シャツ(6900円)
ソックス(1200円)
バケットハット(4500円)
バッグ(3900円)
※一部商品
「タサキ(TASAKI)」は、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualetti)とのコラボアイテムを発売する。「タサキ」の養殖場の海で、真珠貝に包まれたパールが育まれていく情景を表現した。6月25日〜7月1日の期間、伊勢丹新宿店でオープンするポップアップストアで先行発売し、8月6日から「タサキ」銀座本店で販売する。
ネックレス(110万円〜)
ブローチ(170万5000円)
イヤリング(29万7000円〜)
リング(55万円〜)
ブレスレット(269万5000円)
「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、アーティストの蜷川実花とのコラボバッグを発売する。「アンテプリマ」のワイヤーバッグを土台に、クリスタルや蝶、星、ハート、イミテーションの宝石などを施した。すでに「アンテプリマ」公式オンラインで抽選販売を受け付けている。
コラボバッグ(13万2000円)
「フェイラー(FEILER)」の“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテムを発売する。「クラウディ」のデザイナーが描いたテキスタイルを、シュニール織で表現した全9型を販売する。なおハンカチとゲストを除き、商品の購入は1人各1点まで。
コラボショルダーバッグ(1万5400円)
コラボ巾着バッグ(1万6500円)
コラボポーチ(6600円〜)
コラボハンカチ(2750円)
コラボゲスト(6600円)
※一部商品
「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は6月25日〜9月16日の期間、高島屋大阪店でポップアップをオープンする。会場では、ブランドを象徴する“エイプヘッド”や“ベイビーマイロ”と、大阪のモチーフを組み合わせた、限定Tシャツを販売する。
Tシャツ(1万780円)
Tシャツ/キッズ(7480円〜)
「オーシバル(ORCIVAL)」は、グラフィティアーティストのアンドレ・サライヴァ(Andre Saraiva)とコラボしたアイテムを発売する。同氏が描くキャラクター“ミスター・エー(Mr. A)”をモチーフに、バスクシャツ、Tシャツ、トートバッグ、大判ハンカチをラインアップする。
コラボバスクシャツ(2万5080円)
コラボTシャツ(1万780円〜)
コラボバッグ(1万5180円〜)
コラボハンカチ(3300円)
「グッチ(GUCCI)」は、アーティストのヒグチユウコによるキャラクター“ボー&ボリス”と協業したアイテムを国内限定で発売する。「グッチ」のアイテムをまとう“ボー&ボリス”をあしらった、バッグやウオレットなどを制作。6月26日に「グッチ」公式オンラインショップで先行発売する。
バッグ
ウオレット
カードケース
キャップ
シルクスカーフ
※一部商品
ローソンは、フリークス ストア(FREAK’S STORE)とのコラボアイテムを発売する。厚手の6.0オンスで仕上げたTシャツと、ナイロン地のショートパンツを制作。ともにユニセックス仕様で、接触冷感、吸水速乾機能を備える。
コラボTシャツ(2499円)
コラボショートパンツ(2999円)
「ジーユー(GU)」は、サンリオのキャラクター“クロミ”とのコラボTシャツを発売する。ビンテージアイテムを思わせる、かすれた風合いに“クロミ”をプリントした4型をラインアップする。
コラボTシャツ(1990円)
「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、映画監督のジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)によるオムニバスムービー「コーヒー&シガレッツ(Coffee&Cigarettes)」から“TWINS”と”JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL”のシーンを配した限定Tシャツを発売する。
Tシャツ(1万1000円)
「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、ヘヴィメタルバンド、アイアンメイデン(IRON MAIDEN)とのコラボアイテムを発売する。1988年開催のツアー「メイデン・イングランド」のポスターをモチーフとした、セーターとTシャツを制作した。
コラボセーター(6万9300円)
コラボTシャツ(3万6300円)
ジュンは、東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)と、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」、「コンバース(CONVERSE)」の“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”がトリプルコラボしたスニーカーを発売する。6月23日10時まで、ヴイエーの店頭販売に伴う事前抽選を実施する。
コラボスニーカー(1万9800円)
“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、「マンハッタンポーテージ(MANHATTAN PORTAGE)」の“ブラックレーベル(BLACK LABEL)”ラインとのコラボバッグを発売する。メッセンジャーバッグ“MP1441-305PBL”を土台とし、“クロウ”モチーフと限定ラベルをあしらう。
コラボバッグ(2万7500円)
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韓国発コスメブランド「タンバリンズ(TAMBURINS)」は、新作パフュームコレクション“ブルーヒノキ(BLUE HINOKI)”を日本で発売する。
韓国俳優のビョン・ウソク(Byeon Woo-Seok)と八木莉可子が登場するキャンペーン映像で注目を集める同コレクションは、ヒノキと塩気のある海風が調和するような爽やかな香りが特徴だ。ラインアップは全6種。メインアイテムである“パフューム ブルーヒノキ”(11mL、5500円/50mL、1万9500円)と“エッグパフューム ブルーヒノキ”(14mL、5700円)、“パフューム バーム ブルーヒノキ”(6.5g、5800円)をはじめ、今回初登場となる“エッグ パフューム ラタンウェア”(5300円)、“パフューム デオドラント ブルーヒノキ”(35g、5800円)、“パフューム ヴァイナル ブルーヒノキ”(250g、7800円)など、さまざまなアイテムを用意する。
同コレクションは、7月4に店舗と公式オンラインストアで発売する。なお、“エッグパフューム ブルーヒノキ”と“エッグパフューム ラタンウェア”の2商品については、7月4~27日までは渋谷フラッグシップストアでの限定販売となり、28日から全店舗および公式オンラインストアで一般販売をとなる。
“ブルーヒノキ”の香りは、海へと流れ込んだヒノキが、パインオイルとベルガモットの涼やかな風に乗って広がっていくような爽やかさから始まる。そこに塩気を含んだウッディな深みが加わり、時を経て柔らかな温かみのある木の香りに。ラストは、ほのかな余韻を残すオリバナムと調和し、涼やかで軽快な香りへと変化していく。
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“パフューム ブルーヒノキ”のボトルは、海辺の砂を思わせる丸いキャップとブルーを帯びた香水瓶で、日差しが降り注ぐ海辺のようなデザインに仕上げた。“エッグパフューム ブルーヒノキ”は、既存の“エッグパフューム”製品に砂の質感とカメのディテールをあしらった限定デザインだ。
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ブランドのシグネチャーアイテムでもある“パフューム ウエア”は、夏にぴったりなラタン素材で登場。アクセサリーのようにバッグやパンツ、ベルトに取り付けてアクセサリーのように楽しめる。
新たに登場する“パフューム デオドラント ブルーヒノキ”は、香りが長く続く処方が魅力のフレグランスデオドラントだ。多孔性パウダーに香料をしっかりと吸着させることで、香りの持続を実現。熱に強くベタつかないさらっとした仕上がりで、暑い季節でも快適に使える。
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“パフューム ヴァイナル ブルーヒノキ”は、空間で香りを楽しめる新しい形のインセンス。ヴァイナルデザインのラバーインセンスが、空間に穏やかな香りを広げる。“パフューム バーム ブルーヒノキ”は手のひらサイズのフレグランスバームで、手首や耳の下などにやさしく塗ると、ほのかに広がる香りを楽しめる。
日本国内では、6月27日の渋谷パルコ店のオープンを皮切りに、7月4日に渋谷フラッグシップストアをオープンする。同店舗は、青山に続く2番目の旗艦店で、さまざまな限定商品や購入特典を用意する。
“ブルーヒノキ”の発売を記念し、新店舗含む全店舗とオンラインストアでキャンペーンを実施する。製品の購入でパフュームのミニサイズ(2mL)を、7000円以上の購入で日本限定デザインの“パフューム ヴァイナル ミニ ブルーヒノキ”を贈呈する。
渋谷旗艦店では限定特典を用意。店舗を訪れ、ブランドのLINE公式アカウントを友だち追加した人に、“ブルーヒノキ”のキャンペーン映像に登場し話題を集めた“サンドドーム ミニ”をランダムでプレゼントする。さらに、1万円以上の購入で“サンドドーム ラージ”を進呈する。
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ストリートブランドの「エクストララージ(XLARGE)」や「エックスガール(X-GIRL)」、「ミルクフェド(MILKFED.)」などを運営するビーズインターナショナルは6月22日、ギャラリースペース「カリフアートギャラリー(calif art gallery)」を中目黒にオープンする。同日、ギャラリースペースの隣には同社が運営するインテリアショップ、ミッドセンチュリーモダン(Mid-Century MODERN)も移転オープンする。
ギャラリーでは、国内外の多彩なアーティストによる展覧会をはじめ、アート作品や関連グッズの販売も行う。さらに、隣接する「ミッドセンチュリーモダン」と連動しアートとデザインを取り入れたライフスタイルも提案する予定だ。本ギャラリースペースは、もともとバイクガレージとして使用されていた設備を再利用している。無機質さとビンテージの雰囲気を残した設計とシャッターやビニールアコーディオンカーテンなどの要素が空間に独自の個性を与えている。展覧会のほか、イベントや撮影スタジオとしての利用も可能だ。
オープン日:6月22日
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
住所:153-0042 東京都目黒区青葉台1-29-6 1階
※山手通りから目黒川方面へ一本入った通り沿い
TEL:03-6451-4531
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「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、ブランド初となるリキッドアイシャドウや、リキッドチーク、マットルージュなどを含む2025年秋冬コレクションを発売する。7月1日に公式オンラインストアで予約受け付けを開始し、9日に西武池袋本店で先行販売、11日に全店舗および公式オンラインストアで全国発売する。
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“コンフォート グロウ アイズ”(全4種、各2970円)はブランド初となるリキッドタイプのアイシャドウで、しなやかにまぶたにフィットし、濡れたような艶とにじむようなカラーでまなざしに自然な陰影をプラスする。色展開はブラウン系やベージュ系、ピンク系などの4種を用意した。
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“フラッフィー ブラッシュ”(全4色、各3300円)は透けるような発色で、にじむような血色感を与えるリキッドタイプのチーク。軽やかなテクスチャーとクリアな艶が気になる毛穴をぼかし、頬を高揚感で満たす。ピュアなピンクやレッドなどの4色で、コロンとしたかわいらしいフォルムが特徴だ。
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ふわりとエアリーな質感で唇に溶け込むレアマットルージュの“ルージュ クチュール マット”(全6色、各3520円)は潤いのあるスムースな質感で、意志のある表情をさりげなく演出する。カラーはローズやピンク、ベージュ、カシスなどの6色。キーホルダーなどのチャームを付けられる仕様になっている。
“リップブラシ”(3520円)は、しっかり描ける平筆と、ふんわりぼかせる丸筆のダブルエンド仕様。理想のリップラインと質感を自在に操れる、ルージュをもっと楽しむためのマストアイテムだ。
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ゴールドウインは6月21日、オリジナルブランド「ゴールドウイン(GOLDWIN)」の東京・丸の内の店舗を、仲通り沿いのブリックスクエア1階に移転増床オープンする。国内の店舗では、5月に開業した京都店に続いて、新素材研究所が店舗デザインを担当。日本の美意識や機能美を反映するブランドの世界観を体現した店舗となっている。
仲通り沿いの二重橋スクエア1階に、2018年にオープンした旧店舗から移転する。移転によって、売り場面積は約1.6倍の約91平方メートルになる。現代美術家の杉本博司、建築家の榊田倫之が率いる新素材研究所とは、21年に出店した中国・北京の店舗からタッグを組んでいる。新店はフィッティング兼サロンスペースを導入し、ゆったりと買い物が楽しめる空間。京都店と同様に、作為のない自然に通じる“風のゆらぎ”を感じさせる要素を各所に配した。
たとえば仲通りに面したファサードには竹を使用し、1つ1つ異なる節がゆらぎにつながる。サロンスペースの壁には桐を配し、清浄なムードを引き立てる。バックルームと売り場を隔てる壁の鉄板は、鉄を焼成する際に表れる酸化被膜をあえてそのまま生かした。オリジナルで作成したスピーカーは、店内のどこにいても均質に音が届くように意図されたものだという。
オープンにあたって、ゴールドウインの川田慎二 常務執行役員ゴールドウイン事業部長と、新素材研究所の榊田倫之代表取締役とのトークイベントも実施した。「目に見えないところにまで気を配り、製品を購入した人が気づかない部分にまでこだわるのがモノ作りの真心だというのが、当社が元来持っている考え方。『ゴールドウイン』ブランドにも、“Dedication to Detail(細部へのこだわり)”という考えを反映している」と川田常務執行役員。「『ゴールドウイン』はスキーという自然の中のアクティビティーを原点とし、同時にテクノロジーを突き詰めていくブランド。建築は工芸とテクノロジーの共存を突き詰めるものであり、親和性がある」などと榊田代表取締役はコメントした。
同ブランドは21年の北京出店以来、重点出店エリアである中国には現在5店を構え、今夏だけでも瀋陽、深圳、西安に3店舗をオープンする。国内も8月に札幌の移転を予定しており、欧米ではロンドンやニューヨークへの出店を今秋から来春にかけて控える。今後も積極出店が続く中国では、なるべく差異のない内装デザインで出店し、ブランドの世界観を表現できるよう、新素材研究所がモジュール化した内装プランを作成したという。
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ゴールドウインは6月21日、オリジナルブランド「ゴールドウイン(GOLDWIN)」の東京・丸の内の店舗を、仲通り沿いのブリックスクエア1階に移転増床オープンする。国内の店舗では、5月に開業した京都店に続いて、新素材研究所が店舗デザインを担当。日本の美意識や機能美を反映するブランドの世界観を体現した店舗となっている。
仲通り沿いの二重橋スクエア1階に、2018年にオープンした旧店舗から移転する。移転によって、売り場面積は約1.6倍の約91平方メートルになる。現代美術家の杉本博司、建築家の榊田倫之が率いる新素材研究所とは、21年に出店した中国・北京の店舗からタッグを組んでいる。新店はフィッティング兼サロンスペースを導入し、ゆったりと買い物が楽しめる空間。京都店と同様に、作為のない自然に通じる“風のゆらぎ”を感じさせる要素を各所に配した。
たとえば仲通りに面したファサードには竹を使用し、1つ1つ異なる節がゆらぎにつながる。サロンスペースの壁には桐を配し、清浄なムードを引き立てる。バックルームと売り場を隔てる壁の鉄板は、鉄を焼成する際に表れる酸化被膜をあえてそのまま生かした。オリジナルで作成したスピーカーは、店内のどこにいても均質に音が届くように意図されたものだという。
オープンにあたって、ゴールドウインの川田慎二 常務執行役員ゴールドウイン事業部長と、新素材研究所の榊田倫之代表取締役とのトークイベントも実施した。「目に見えないところにまで気を配り、製品を購入した人が気づかない部分にまでこだわるのがモノ作りの真心だというのが、当社が元来持っている考え方。『ゴールドウイン』ブランドにも、“Dedication to Detail(細部へのこだわり)”という考えを反映している」と川田常務執行役員。「『ゴールドウイン』はスキーという自然の中のアクティビティーを原点とし、同時にテクノロジーを突き詰めていくブランド。建築は工芸とテクノロジーの共存を突き詰めるものであり、親和性がある」などと榊田代表取締役はコメントした。
同ブランドは21年の北京出店以来、重点出店エリアである中国には現在5店を構え、今夏だけでも瀋陽、深圳、西安に3店舗をオープンする。国内も8月に札幌の移転を予定しており、欧米ではロンドンやニューヨークへの出店を今秋から来春にかけて控える。今後も積極出店が続く中国では、なるべく差異のない内装デザインで出店し、ブランドの世界観を表現できるよう、新素材研究所がモジュール化した内装プランを作成したという。
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1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、6月12日(木)〜18日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。
“正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-”が大阪歴史博物館で6⽉14⽇ ~8⽉24⽇、上野の森美術館で9⽉20⽇ ~11⽉9⽇に開催する。篠原ともえは、同展覧会にコラボレーションアーティストとして参加し、正倉院宝物に着想を得た作品、“LACQUERED EWER SHOSOIN DRESS”を発表する。
> 記事の続きはこちら「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は写真家、映画監督、現代アーティストの蜷川実花とのコラボレーションコレクション2型6種(各13万2000円)を発売する。アンテプリマ公式オンラインストアでは6月17日から抽選販売を開始しており、一部直営店では6月25日から販売する。
> 記事の続きはこちら「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、コンテンポラリーアーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とコラボレーションした“ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス”を全39点限定で発売する。同アイテムは、“ブロンズ エローデッド ペニー ベッセル(侵食した硬貨のブロンズ製ケース)”と呼ばれるブロンズ製ケースに収められる。
> 記事の続きはこちら「マリークワント(MARY QUANT)」は7月2日、ブランド誕生70周年を記念して“ピンク コレクション”を数量限定で発売する。フェイスカラーやバームクリームなどのコスメからトップスやトートバッグなどのファッションアイテムまで、ピンク色のアイテムを幅広くラインアップする。
> 記事の続きはこちら「ニューエラ(NEW ERA)」は6月18日、アトランタで開催される「2025 MLBオールスターゲーム」を記念した特別仕様のキャップコレクションを発売する。キオスク名古屋駅を除く「ニューエラ」ストア各店と公式オンラインストアで取り扱う。
> 記事の続きはこちら日本最大級の「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」と米発のアウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」は、コラボ第6弾サンダル“ハイパーポート エイチツー(HYPEPORT H2)”を発売した。「フジロック」公式オンラインショップ、6月27日まで開催されるオフィシャルショップ岩盤のポップアップ、「キーン」直営店、「キーン」公式オンラインストア、各取り扱い店舗にて発売中だ。サイズ展開は、ウィメンズが22.5〜26.0cm、メンズが25.0〜29.0、30.0cmだ。
> 記事の続きはこちらユーン(YOON)=「アンブッシュ(AMBUSH)」クリエイティブ・ディレクターは、ボーイズグループSEVENTEEN(セブンティーン)とコラボレーションし、数量限定のネックレス全2種を発売した。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が設立したジュピター(JOOPITER)の公式オンラインサイトで取り扱っている。
> 記事の続きはこちら日本橋川沿いの再開発構想の詳細が発表され、エリア名称を「日本橋リバーウォーク」とすることが明らかになった。この再開発は、八重洲一丁目北地区、日本橋一丁目、日本橋室町一丁目など、日本橋川流域に位置する5つの再開発区域とその周辺エリアを一体的に整備し、水辺を生かした都市空間を創出する官民連携のプロジェクト。首都高速道路(以下、首都高)や三井不動産を含む6社のデベロッパーが連携し、大規模な再整備が進行している。
> 記事の続きはこちら「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、スペインの名門クラブ「レアル・マドリード(Real Madrid)」との複数年にわたるオフィシャル・パートナーシップを締結した。男女サッカーチーム、および男子バスケットボールチーム向けの「フォーマルウエア&ルトラベルウエア ルイ・ヴィトン × レアル・マドリード」(非売品)コレクションを発表した。
> 記事の続きはこちらファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ファミリア(FAMILIAR)」は、19日、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売します。親子で楽しめるサイズ感で、“ファミリアチェック”をアクセントにした可愛らしいデザインです。一方、「ディーン&デルーカ」からは爽やかなライラックカラーのトートバッグが数量限定で発売になります。この梅雨の時期、雨の日でもお気に入りのアイテムがあれば、気分も上げていけますね。
> 記事の続きはこちらThe post 1位は、「篠原ともえがドレス作品を発表 正倉院宝物の展覧会を大阪と東京で開催|週間アクセスランキング TOP10(6月12〜18日) appeared first on WWDJAPAN.
1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、6月12日(木)〜18日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。
“正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-”が大阪歴史博物館で6⽉14⽇ ~8⽉24⽇、上野の森美術館で9⽉20⽇ ~11⽉9⽇に開催する。篠原ともえは、同展覧会にコラボレーションアーティストとして参加し、正倉院宝物に着想を得た作品、“LACQUERED EWER SHOSOIN DRESS”を発表する。
> 記事の続きはこちら「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は写真家、映画監督、現代アーティストの蜷川実花とのコラボレーションコレクション2型6種(各13万2000円)を発売する。アンテプリマ公式オンラインストアでは6月17日から抽選販売を開始しており、一部直営店では6月25日から販売する。
> 記事の続きはこちら「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、コンテンポラリーアーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とコラボレーションした“ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス”を全39点限定で発売する。同アイテムは、“ブロンズ エローデッド ペニー ベッセル(侵食した硬貨のブロンズ製ケース)”と呼ばれるブロンズ製ケースに収められる。
> 記事の続きはこちら「マリークワント(MARY QUANT)」は7月2日、ブランド誕生70周年を記念して“ピンク コレクション”を数量限定で発売する。フェイスカラーやバームクリームなどのコスメからトップスやトートバッグなどのファッションアイテムまで、ピンク色のアイテムを幅広くラインアップする。
> 記事の続きはこちら「ニューエラ(NEW ERA)」は6月18日、アトランタで開催される「2025 MLBオールスターゲーム」を記念した特別仕様のキャップコレクションを発売する。キオスク名古屋駅を除く「ニューエラ」ストア各店と公式オンラインストアで取り扱う。
> 記事の続きはこちら日本最大級の「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」と米発のアウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」は、コラボ第6弾サンダル“ハイパーポート エイチツー(HYPEPORT H2)”を発売した。「フジロック」公式オンラインショップ、6月27日まで開催されるオフィシャルショップ岩盤のポップアップ、「キーン」直営店、「キーン」公式オンラインストア、各取り扱い店舗にて発売中だ。サイズ展開は、ウィメンズが22.5〜26.0cm、メンズが25.0〜29.0、30.0cmだ。
> 記事の続きはこちらユーン(YOON)=「アンブッシュ(AMBUSH)」クリエイティブ・ディレクターは、ボーイズグループSEVENTEEN(セブンティーン)とコラボレーションし、数量限定のネックレス全2種を発売した。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が設立したジュピター(JOOPITER)の公式オンラインサイトで取り扱っている。
> 記事の続きはこちら日本橋川沿いの再開発構想の詳細が発表され、エリア名称を「日本橋リバーウォーク」とすることが明らかになった。この再開発は、八重洲一丁目北地区、日本橋一丁目、日本橋室町一丁目など、日本橋川流域に位置する5つの再開発区域とその周辺エリアを一体的に整備し、水辺を生かした都市空間を創出する官民連携のプロジェクト。首都高速道路(以下、首都高)や三井不動産を含む6社のデベロッパーが連携し、大規模な再整備が進行している。
> 記事の続きはこちら「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、スペインの名門クラブ「レアル・マドリード(Real Madrid)」との複数年にわたるオフィシャル・パートナーシップを締結した。男女サッカーチーム、および男子バスケットボールチーム向けの「フォーマルウエア&ルトラベルウエア ルイ・ヴィトン × レアル・マドリード」(非売品)コレクションを発表した。
> 記事の続きはこちらファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ファミリア(FAMILIAR)」は、19日、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売します。親子で楽しめるサイズ感で、“ファミリアチェック”をアクセントにした可愛らしいデザインです。一方、「ディーン&デルーカ」からは爽やかなライラックカラーのトートバッグが数量限定で発売になります。この梅雨の時期、雨の日でもお気に入りのアイテムがあれば、気分も上げていけますね。
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「クオン(KUON)」が6月22日まで刺し子の未来を体感できるイベント「刺し子X」を「クオン」フラッグシップストアで開催する。
同イベントには、下北沢のセレクトショップ、CCX(シーシーエックス)とファッションディレクターの吉岡レオが「クオン」のアーカイブやサンプルからスペシャルなピースをセレクトする。さらに、CCXはビンテージに加えて「フレッドペリー(FRED PERRY)」などのリメイクアイテムも登場する。
また、 毎年恒例となった「クオン」のサンプルセールも同時開催する。過去コレクションのアイテムを販売する。刺し子愛好家たちによって結成されたユニット「SASHIKO MONEYS」が刺し子アイテムをローンチする。
会期:6月22日まで
会場:「クオン」フラッグシップストア
住所:東京都渋谷区神宮前2-15-10
時間:13:00〜20:00(20日)、12:00〜20:00(21、22日)
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「クオン(KUON)」が6月22日まで刺し子の未来を体感できるイベント「刺し子X」を「クオン」フラッグシップストアで開催する。
同イベントには、下北沢のセレクトショップ、CCX(シーシーエックス)とファッションディレクターの吉岡レオが「クオン」のアーカイブやサンプルからスペシャルなピースをセレクトする。さらに、CCXはビンテージに加えて「フレッドペリー(FRED PERRY)」などのリメイクアイテムも登場する。
また、 毎年恒例となった「クオン」のサンプルセールも同時開催する。過去コレクションのアイテムを販売する。刺し子愛好家たちによって結成されたユニット「SASHIKO MONEYS」が刺し子アイテムをローンチする。
会期:6月22日まで
会場:「クオン」フラッグシップストア
住所:東京都渋谷区神宮前2-15-10
時間:13:00〜20:00(20日)、12:00〜20:00(21、22日)
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三井不動産は20日、千葉県の三井アウトレットパーク(MOP)木更津の第4期増床エリアを23日のオープンに先駆けて関係者に公開した。30店舗が出店することで、計330店舗の店舗数日本最大のアウトレットモールになる。スポーツなどのイベントが開催できる広場など、より長く滞在できる仕掛けを充実させた。今回の増床分が年間でフルに稼働する26年度(27年3月期)に売上高850億円を計画する。
第4期増床エリアにはプロパー店舗含めて日本最大面積となる「ナイキ」、関東のアウトレットでは初店舗となる「ルルレモン」「メゾンキツネ」「アミリ」のほか、「ロンハーマン」「ザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン/ゴールドウイン」「ドルチェ&ガッバーナ」「ソフ」「インスタント」「バブアー」「サロモン」「フェラガモ」「PXG」などバラエティに富んだ顔ぶれがそろった。
店舗だけでなくイベントスペースに力を入れる。人工芝を敷き詰めた700平方メートルの大屋根広場では、スポーツや食のイベントを定期的に開く。出店する「ルルレモン」はヨガ教室を実施する。また子供を含めた若い世代の利用を見込んだスケートボードパークは、スケートボードブランド「インスタント」が教室や競技会などを行う。
「バブアー」を出店したマッシュホールディングスの蓮見裕基・店舗開発本部長は「木更津は都内からのアクセスが良く、特に23区の南部(品川区、大田区、目黒区など)にお住まいの富裕層の集客が見込める」と期待を寄せる。「ホカ」を運営するデッカーズジャパンの徳田真利マネージャーは「千葉県内にはプロパーの直営店がないため、ファーストユーザーとの接点を作る場にしたい」と話す。
MOP木更津は2012年4月に開業。14年と18年の増床によってラグジュアリーからカジュアル、スポーツブランドまで豊富な品ぞろえが支持され、25年3月期の売上高は前期比8%増の690億円に達した。東京都心からアクアラインで東京湾を渡って60分前後という利便性も特徴で、客の約6割は千葉県外からやってくる。
今回の増床を機に26年度に売上高850億円、長期的には1000億円の達成を目指す。日本のアウトレットモールの24年度の売上規模としては、1位の御殿場プレミアム・アウトレット(運営:三菱地所サイモン)の1409億円、2位の神戸三田プレミアム・アウトレット(同)がMOP木更津の上位にいるが、これらに迫る規模へと成長させる。
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三井不動産は20日、千葉県の三井アウトレットパーク(MOP)木更津の第4期増床エリアを23日のオープンに先駆けて関係者に公開した。30店舗が出店することで、計330店舗の店舗数日本最大のアウトレットモールになる。スポーツなどのイベントが開催できる広場など、より長く滞在できる仕掛けを充実させた。今回の増床分が年間でフルに稼働する26年度(27年3月期)に売上高850億円を計画する。
第4期増床エリアにはプロパー店舗含めて日本最大面積となる「ナイキ」、関東のアウトレットでは初店舗となる「ルルレモン」「メゾンキツネ」「アミリ」のほか、「ロンハーマン」「ザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン/ゴールドウイン」「ドルチェ&ガッバーナ」「ソフ」「インスタント」「バブアー」「サロモン」「フェラガモ」「PXG」などバラエティに富んだ顔ぶれがそろった。
店舗だけでなくイベントスペースに力を入れる。人工芝を敷き詰めた700平方メートルの大屋根広場では、スポーツや食のイベントを定期的に開く。出店する「ルルレモン」はヨガ教室を実施する。また子供を含めた若い世代の利用を見込んだスケートボードパークは、スケートボードブランド「インスタント」が教室や競技会などを行う。
「バブアー」を出店したマッシュホールディングスの蓮見裕基・店舗開発本部長は「木更津は都内からのアクセスが良く、特に23区の南部(品川区、大田区、目黒区など)にお住まいの富裕層の集客が見込める」と期待を寄せる。「ホカ」を運営するデッカーズジャパンの徳田真利マネージャーは「千葉県内にはプロパーの直営店がないため、ファーストユーザーとの接点を作る場にしたい」と話す。
MOP木更津は2012年4月に開業。14年と18年の増床によってラグジュアリーからカジュアル、スポーツブランドまで豊富な品ぞろえが支持され、25年3月期の売上高は前期比8%増の690億円に達した。東京都心からアクアラインで東京湾を渡って60分前後という利便性も特徴で、客の約6割は千葉県外からやってくる。
今回の増床を機に26年度に売上高850億円、長期的には1000億円の達成を目指す。日本のアウトレットモールの24年度の売上規模としては、1位の御殿場プレミアム・アウトレット(運営:三菱地所サイモン)の1409億円、2位の神戸三田プレミアム・アウトレット(同)がMOP木更津の上位にいるが、これらに迫る規模へと成長させる。
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「スック(SUQQU)」は9月5日、ブランドを代表するベースメイクカテゴリーから保湿ケアもかなえるファンデーション“スキンケア クリーム ティント”SPF38・PA++(全3色、各40g、各8250円)を発売する。10年にわたるファンデーション研究を経て開発したスキンケア発想の製品で、素肌でいるより自然な艶感とハリ感で健康的な肌を実現する。
同ブランドはこれまで、“諭吉ファンデ”(1万円超の高級ファンデーション)の代表格である“ザ ファンデーション”などを通じて、「艶の種類」を提案してきた。「艶の質感によって、シーンごとに使い分けができるようにしてきた」(ブランド担当者)。今回は、そこにスキンケアの発想を融合し、潤いによるみずみずしい艶を加えた“スキンケア クリーム ティント”を新たに展開する。
一般的にファンデーションは、顔料が多いほどカバー力が高まるが、同製品は肌への心地よさを追求し、あえてカバー力を抑えた仕上がりにした。「“ティント”と製品名につけたのは、美しいメイク効果がありながらもスキンケアクリームのような心地良さで優れた保湿効果を表現するため」という。
“スキンケア クリーム ティント”はアミノ酸でコーティングした顔料をペースト状のオイルで閉じ込めたソフト ソリッド カプセル テクノロジーを採用。顔料が直接肌に触れることなく滑らかに肌に密着する。保湿力の高い植物由来の保湿成分を組み合わせた複合保湿成分SCTも加えることで、日中の乾燥感が抑えられ、肌への負担も軽減する。
「“ザ”がつくファンデーションが、化粧美を極めた存在だとするなら、“スキンケア クリーム ティント”は、肌をいたわり、休ませ、整える存在。『スック』のベースメイクは新たなフェーズに入り、選択肢が広がることで、時々に合わせた美しさをかなえていく」とコメントした。
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経営再建中のユニチカは6月20日、ポリエステル繊維の主力拠点である岡崎事業所(愛知県岡崎市)をセーレンに売却することで基本合意した。岡崎事業所はポリエステルの重合と繊維生産、不織布の製造などを行っており、敷地面積は約32万㎡。セーレンは、2005年にも経営不振に陥った名門のカネボウから合成繊維事業を買い取り、KBセーレンとして再建し、高収益企業として立て直していた。
岡崎事業所は1935年に日本レイヨン(現ユニチカ)岡崎工場として創業を開始。1966年に日本エステルを設立。敷地面積は、日本最大のショッピングセンターである「イオンレイクタウン」とほぼ同じ32万㎡。ユニチカのポリエステルの重合やポリエステル繊維の製造の主要拠点で、吸水・汗拡散素材の「ルミエース」、太陽光遮蔽素材の「サラクール」、バイメタル構造を持つナチュラルストレッチ素材ポリエステル「ゼットテン(Z-10)」、日本初のポリ乳酸(PLA)繊維「テラマック」などを生産。不織布(スパンボンド)の生産も行っている。
今回譲渡対象の事業には、上記のほか、岡崎事業所で生産する産業用のポリエステルやポリエステル高強力糸も含まれる。8月中の最終契約、年内の譲渡を計画している。
経営再建中のユニチカは昨年11月に祖業の繊維事業からの撤退を明らかにしており、今年8月中を期限に事業の譲渡先を探している。国内の繊維工場では他に、ポリエステルとコットンの複合素材「パルパー」やインドの超長綿「スビン」綿の極細番手糸を使った超高密度織物「舞鳳凰」などを生産する常磐工場(岡山県総社市)、子会社で「リバティ」のプリントを手掛ける染色工場の大阪染工(大阪・山崎)などがある。
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6月20日から公開される映画「中山教頭の人生テスト」は、「教誨師」(2018)、「夜を走る」(21)の佐向大の最新監督作だ。舞台は山梨県のとある小学校。物腰が低く平和主義者の中山教頭が、5年1組の臨時担任を任されたことをきっかけに、いくつもの問題に向き合わざるを得なくなり……。主人公の中山教頭を演じるのは、1998年に豊田利晃監督の「ポルノスター」で俳優デビューして以降、唯一無二の個性を放つ俳優としてキャリアを築いている渋川清彦だ。ヒールやアウトローの役が似合うが、お人好しの役もチャーミングに体現する。そんな彼が演じる「教頭先生」は、渋川清彦にしか醸し出せない人間味のあるキャラクターになっている。50歳という節目に公開される主演映画を入り口に、誰もまねのできないフィルモグラフィーを飄々と更新し続ける渋川清彦の魅力を探る。
——「あのKEEさんが教頭先生役!」と、感慨深いものがありました。20代のモデル時代から渋川さんのキャリアを同じ時代で見てきた者として。
渋川清彦(以下、渋川):そうですか(笑)。俺としては、「お盆の弟」(2015)に近い感じかな、と思いました。キャラクターが似てるし。自分がよくやる、フラフラしていて頼りないんだけど、一つ芯があるキャラクターで。台詞も面白いなと思いました。生徒たちに向けて言っていることに嘘がない。実は反骨精神のある教頭で。俺はパンク(ミュージック)が好きなんで、共感できる、好きなキャラクターですね。主演も「久しぶりだな」くらいの感じで、そこで特別気合いが入ったということはなかったです。
——主演は7年ぶりですね。佐向監督が脚本を書くときに、渋川さんをイメージしていたそうです。教頭先生に、教育委員会の岸本(風間杜夫)が、「殺し屋みたいな顔して」と言う台詞はつまり、渋川さんのことですよね(笑)。
渋川:風間さん、言ってましたね、そういえば(笑)。教頭が悩んでいるときの顔ですよね。そっか、面白いですね。
——面白いです。「殺し屋みたいな顔」の俳優さんは、そういう役に配置されることが多いのに、渋川さんは教頭先生や、最近ではドラマ「地震のあとで」(NHK)で神の教えを説く宗教家など、役の幅を広げています。
渋川:そう言われると、確かにそうですね。ややこしい役というか、難しい役が増えてきてますね。今回の役、「地震のあとで」とも通じるものを感じます。
——善や正しさを求める(求められる)職業なのに、自分の弱さを認めて、言葉にしてしまう。そういう役を、作り手は渋川さんに演じてほしいんだな、と。
渋川:そうかそうか。いや、そういうふうに言ってもらえると納得いきます。自分じゃ気づかないことなんで。
——教頭先生らしさ、みたいなものが世の中にはなんとなく共有されていると思うのですが、どうやって今回の人物像を作っていきましたか?
渋川:「教頭先生って、実際のところ何やってるのかな?」って佐向さんが言ってて、俺も「そうだな」って。いざ自分の母校の教頭先生を思い出そうとしても、1人も思い出せないし。だから教頭先生については勉強してやったわけではなく。脚本に書かれている台詞でキャラクターを探していきました。
——先ほど言った「好きなキャラクター」ということは、役に共感しながら演じることができたということでしょうか。
渋川:そうですね。多分、佐向さんの作品、佐向さんの性格に共感しているんですよね。佐向さんの「夜を走る」を見て、不穏な感じの中に希望があるようなあの世界観に共感しました。監督の色はやっぱり作品に出るんで。そうじゃないとね、映画監督じゃないなって思います。
——この主演映画は、渋川さんが50歳のタイミングで公開されます。30歳で芸名をモデル時代のKEEから現在の渋川清彦に変えたこともありましたが、50歳に対して節目の意識はありますか?
渋川:あったはあったんですけど、49歳で体にいろいろありまして。もう終わったからいいんですけど、腫瘍がこの辺り(喉付近)にできて。良性だったんですけど、デカいこぶみたいになってちょっと嫌だったんで、一昨年の年末に摘出したんです。49歳で1回いろんなことがリセットになって、50歳からよしいくぞと思ったら、またいろんなことが出てきてしまって。悪いことじゃないんですけどね。それを今、乗り越えている感じです。
——病気を経験して何か変わりましたか? 仕事への向き合い方や、この先の生き方など。
渋川:いや、あんまり変わらないかなぁ……。あ、タバコはちょっと落としました。
——落とした? 本数を減らしたのではなく?
渋川:普通のホープ(14mg)からスーパーライト(6mg)に(タールの量を)落としました(笑)。スーパーライトはスーパーライトで慣れるもんで、軽くてもよくなりました。でもたまにガツンとしたのを吸うと、「やっぱうまいな」というのはありますね。
——喜びが増えましたね(笑)。今後やっていきたい仕事のイメージにも変化はないのでしょうか。
渋川:30歳からも40歳からもそんなに変わってなくて、「こういうのをやりたい」というのはずっとないんですよね。今は、新しい人や、一緒にやりたいと思っていた人と(作品を)やるのが楽しいです。最近も、ある監督さんと初めて仕事ができて、すごくうれしくて。あと、強いて言うなら京都の仕事を増やしていきたいです。撮影所が楽しいんですよ。たまに行くんですけど、京都の撮影所の、昔ながらのシステムがすごくいいんです。
——太秦(東映京都撮影所)ですよね?
渋川:そうです。館内放送で「第◯スタジオでなになにの撮影です」「誰々さんどこそこに行ってください」みたいなのが流れるのも、東京では全くないシステムですよね。伝統的な映画づくりの名残が感じられるのが楽しいし、ウキウキします。俳優の人はみんな思っていると思いますよ。京都自体も面白いです。街中は人(観光客)がいっぱいいますけど、太秦あたりはそうでもないんで。時代劇って、やっぱりすごく面白いです。
——時代劇にはもともと興味がありました?
渋川:ありました。30歳前後のときも一瞬「鬼平(犯科帳)」にハマっていた時期がありまして。昨年はドラマ「新・暴れん坊将軍」(2025年1月放送済み)をやりました。しかも(演出が)三池(崇史)さんで、俺は悪役で。あれは本当に楽しかったです。
——三池監督とは何度もお仕事されていますが、同じく豊田利晃監督作品には全て出演しています。今年公開予定の長編映画「次元を超える」にももちろん出演していますし、4月には飛騨市で渋川さんが主演した短編3本をまとめた「狼蘇山シリーズ」の上映会とトークショーをしていましたね。渋川さんが豊田作品に出るのは当たり前、という関係ですか?
渋川:そうですね。豊田さんの現場は豊田さんがプロデューサー兼監督なんで、「どっかの合間に1日やろう」「誰かスタッフを集めてすぐやろう」みたいな感じで、パッと行ってパッと撮る。役を作るとか、台詞を覚えてとかいう感じでもないので、それはそれですごく面白いです。豊田さん、修験道にハマってまして。山伏っていうんですかね。狼蘇山シリーズはそれなので、結構大変なんですよ。
——滝に打たれたり。
渋川:そうそうそう(笑)。アスファルトの上で五体投地をやったりね。それで俺は旅ができたりするんで、すごく面白いです。
——撮った作品の公開日は事前に決まっている?
渋川:決まってないですね。全くもって。
——役者さんは自分が出た作品がいつ人に見てもらえるのかを気にすると思うんです。渋川さんは現場で豊田さんと撮るというところで完結しているのでしょうか?
渋川:そうですね。豊田さんに関して、まあ好きな監督に対してはそうですよね。別にそれが上映されなくてもどうということではなくて。でもいつかは上映するんじゃないかなと(笑)。豊田さんの場合は、面白いことをやってるんで、俺はそれに乗っかってるだけという話ですかね。
——「次元を超える」はいつ公開される予定ですか?
渋川:日本だと今年の秋には公開するんじゃないかな。外国では2月にロッテルダム(国際映画祭)、5月にフランクフルトの「ニッポン・コネクション」で上映したので、もう完成はしてます。
——豊田さんの作品をきっかけに、自分も海外で見てほしいという意識はありますか?
渋川:それはあんまりないですね。外国でやりたいから英語を勉強するということもないですし。
——そうなんですね。役は選びますか?
渋川:基本、オファーが来たら受けるという感じです。でも確か一度だけ、死姦する役を断りました。でも、その映画には出たような気がします。死姦はなくしてもらって、殺すだけにしてもらいました。自分でも理由は分かんないんですけど、なんか「やだな」と思って。
——その「なんかやだな」は分かるような気がします。これまでたくさんの役を演じてきて、今回、「教頭先生をやる年齢になったかー」と思いましたか?
渋川:ちょっと思いました。40歳過ぎぐらいから「子どもがいる役が多くなったな」とはなんとなく思ってました。で、今回は教頭かと。
——これまでのキャリアを振り返るとどんなことを思いますか? 「頑張ったな」「もっとやれたな」「あっという間だったな」など。
渋川:あっという間ではありますかね。俺、頑張ったのかなあ。でも頑張ってるつもりはそんなにないですけど。ずっと「もう潰しが効かない」と思ってやってましたけど、今でも同じ感覚なのかもしれないし。でもそんなに(自分のキャリアについて)考えてなかったのかもなあ……。まあ、運が良かったなとは思います。(モデルになる)きっかけも、ナン・ゴールディンに写真を撮らせてくれって声をかけられたからですし。でも、運がいいなりに、勉強しながらやってますよね。
——自己分析するのは難しいかもしれませんが、渋川さんが長い時間をかけて少しずつ役者として大きくなった理由ってなんだと思いますか? メジャー作品にも出演する一方で、豊田さんと当たり前のように自主映画を作り続けているところに、大切な何かを売り渡していないなと感じます。
渋川:うん、それ(売り渡していない)はありますね。芝居をちゃんと学んできた人へのコンプレックスみたいなものがずっとありますよね。俺が好きな先人はちゃんと芝居を学んでいたりするので、そこはずっとあります。あるけど、「じゃあ俺もやるか!」とはならないというか、まあなんか大丈夫かな、という感じもちょっとあります(笑)。
——そこの飄々と流れていく感じが渋川さんですよね(笑)。ところで今日のお召し物は私服だそうですね。別のインタビューで「服は全然買わない」とおっしゃっていて驚きました。
渋川:そうなんですよ。自腹ではあまり買わないですね。こういう取材のときにお金が出たら買うぐらいです(笑)。このシャツもそうです。1940年代くらいのビンテージで、多分3〜4万円するんです。まったくそんな値段に見えないですけどね。古着のシャツが好きなんです。
——行きつけのお店があるんですか?
渋川:10代から知ってる、原宿の古着屋さん。「ジャックス」っていうんですけど、フィフティー(50年代)、シックスティー(60年代)が専門です。買うとなったら必ずそこに行きます。
——ジーンズも育てているとか。
渋川:そう。今日のこれは「リー(LEE)」。
——あ、広告に出演されている。
渋川:これ、広告で履いたやつです。1954年の“アメリカン ライダース 101Z”っていう、「理由なき反抗」でジェームス・ディーンが履いていたモデルです。広告の撮影に、自分が持っている「リー」のジーンズを何本か持っていって、「『リー』、すごい好きなんですよ」って言ったら、撮影で履いたジーンズをもらえました。大事に育てます(笑)。
PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
◾️映画「中山教頭の人生テスト」
6月20日から全国公開
出演:渋川清彦
高野志穂/ 渡部秀/ 高橋努/ 大角英夫/ 田野井健/ 川面千晶/ 足立智充/ 安藤聖/ 大鶴義丹/ 風間杜夫/ 石田えり
監督・脚本:佐向大
配給:ライツキューブ
https://nakayama-kyoto.com/
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「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、一粒万倍日、天赦日(てんしゃび)、大安の3つの吉日が重なる最強開運日に向け、一部国内限定商品を含む、ウオレットなど多数アイテムを発売した。「サンローラン」一部店舗および公式オンラインで販売する。
アイテムは、「サンローラン」2025年秋冬コレクションから、“ルージュカベルネ”と“ナチュラルタン”カラーを配した、“カサンドラマトラッセ”シリーズのウオレット(7万4800円〜)や、フラグメントケース(7万4800円)、カードケース(5万2800円)をラインアップする。両色は、デザイナーのイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が暮らした、モロッコ・マラケシュの“ヴィラ・オアシス”のインテリアに着想を得ており、素材はラムスキンを用いた。“カサンドラマトラッセ”は、V字のシェヴロンキルティングと、“YSL”のカサンドラロゴで知られる、「サンローラン」を代表するシリーズ。
7月24日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日“、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日“、万事に進んでよしとされる“大安“が重なるトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。
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「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、一粒万倍日、天赦日(てんしゃび)、大安の3つの吉日が重なる最強開運日に向け、一部国内限定商品を含む、ウオレットなど多数アイテムを発売した。「サンローラン」一部店舗および公式オンラインで販売する。
アイテムは、「サンローラン」2025年秋冬コレクションから、“ルージュカベルネ”と“ナチュラルタン”カラーを配した、“カサンドラマトラッセ”シリーズのウオレット(7万4800円〜)や、フラグメントケース(7万4800円)、カードケース(5万2800円)をラインアップする。両色は、デザイナーのイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が暮らした、モロッコ・マラケシュの“ヴィラ・オアシス”のインテリアに着想を得ており、素材はラムスキンを用いた。“カサンドラマトラッセ”は、V字のシェヴロンキルティングと、“YSL”のカサンドラロゴで知られる、「サンローラン」を代表するシリーズ。
7月24日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日“、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日“、万事に進んでよしとされる“大安“が重なるトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日“は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。
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長編デビュー作「PLAN 75」で世界的な注目を集めた映画監督、早川千絵。新作「ルノワール」は11歳の少女、フキの物語だ。1980年代のある夏、父親が重い病気で入院し、母親が看護や仕事に追われる中で、フキは新しい友達やさまざまな大人たちとの出会いを通じて成長していく。フキを演じた鈴木唯の天真爛漫な演技が話題を呼ぶ本作で、フキの父親の圭司を演じて存在感を発揮しているのがリリー・フランキー。早川監督の強い希望によるキャスティングだったが、リリーも早川監督の作品に強く惹かれていたという。初めて作品を一緒に作り上げた2人に話を聞いた。
——リリーさんは「ルノワール」に出演するに当たって、作品のどんなところに興味を持たれたのでしょうか。
リリー・フランキー(以下、リリー):僕は勤勉なタイプではないので、なるべく仕事は避けて通りたいと思っているんです(笑)。でも、今回は脚本を頂いてすぐに参加したいと思いました。それまでに「PLAN 75」を観て監督にすごく興味を持ったんですよ。あと、監督から直接手紙をいただいたんですよね。自己紹介的な。
早川千絵(以下、早川):そうでしたね。手書きの手紙を書いて、その手紙をポストに投函した後、家に帰ってリリーさんのラジオを聞いたら、「手書きの手紙は重い」という話をされていて、しまった!と思いました(笑)。
リリー:いや、でも、手書きの手紙をくれる監督とは気があう気がするんですよ。パトリック(編注:リリーさんが出演した映画「コットンテール」のパトリック・ディキンソン監督)とは、イギリスと日本で手書きの手紙でずっとやりとりしていたんです。パトリックが、手紙じゃないと伝わらない、と言っていて。僕ら2人の間には手紙を訳す人がいて、さらに僕が遅筆なもので、すごく時間がかかったんですけど、時間がかかったのが良かったのかもしれない。
早川:是枝(裕和)監督も出演される役者の方に手紙を送られるそうですね。
リリー:そうです。手書きの手紙が届いて、こっちも手書きで返すみたいな。
——手書きの文字や使う便箋からも、手紙を送った人の人柄が伝わってくるので、相手のことを知るには良いのかもしれませんね。
リリー:出演を決める時は、監督に対する興味って大きいんですよね。僕は監督の私小説のような匂いがする作品が好きなので、それでこの作品に興味を持ったというのもあるんです。
——やはり本作には監督の自伝的な要素が強いのでしょうか。
早川:エピソードは完全にフィクションですけど、フキのキャラクターだったり、彼女の世界の見方に関しては割と自分に近いところがありますね。
リリー:監督がフキと同じ11歳くらいの時は、フキよりも考え方が大人だったんじゃないですか? フキって自分で性の芽生えをぼんやり感じているけど言語化できていないじゃないですか。でも、監督は言語化できていたんじゃないかと思って。
早川:いやいや、できていませんでした。フキと同じでおまじないをやったりして、ファンタジーを信じていましたね。
リリー:じゃあ、まわりの同級生の方が大人っぽく見えた?
早川:見えましたね。私より現実的に思えました。私は夢ばかり見ているような子だったんです。映画の中でフキが変な作文を書いて、母親が教師に呼び出されるじゃないですか。そういうところが自分にもありました。三者面談で先生に「この子は何を考えているのかわからない」って言われるような変な子だったんです(笑)。
——リリーさんは11歳の頃はどんな子供でした?
リリー:本当に子どもでしたね。フキと同じように性の芽生えを感じたり、大人や友達に対して意地悪な気持ちになったりしていたけど、その気持ちを口にしないまま大人になってしまった。もしかしたら、思春期前のこの時期の感覚って本人が言語化できていないから、誰も話をしたことがないんじゃないかと思うんですよ。それを映画でみずみずしく描いていたことがすごいと思っていて。映画を観ていると、いろんなことを思い出すんですよ。例えば、中島(歩)さんが演じる御前崎がフキのお母さん(石田ひかり)と出会って、フキと3人でファミレスに行くじゃないですか。そこで御前崎がフキに「おじさんの顔、面白い?」って言う。大好きなシーンなんですけど、「こういう雰囲気出してくる大人っていたなあ」って思い出しました。
——子どもの頃、身近にそういう大人がいた?
リリー:うちのお袋が親父と別居したまま死にましたけど、別居したての頃は若いわけですよね、まだ30代だったから。それで、お袋と御前崎みたいなおじさんと3人で近所のレジャーランドに行ったりしたことがあったんです。そのおじさんに抱いていた嫌悪感。「今日あいつが来ると思っただけでもぞっとする」って思っていたことを映画を観て思い出しました。そういう子どもの時に言語化できなかった感情を、この映画は描いているんですよね。脚本を読んで最初に惹かれたのはそういうところでした。
——観客一人ひとりが個人的な記憶や感情を呼び覚まされる作品ですよね。監督は若い頃にお父さんをご病気で亡くされています。リリーさんが演じたフキの父親、圭司も病気で入院していますが、リリーさんをキャスティングする際に、お父さんの面影と重なるところを感じられたりもしたのでしょうか。
早川:そうですね。私はリリーさんに儚さというか、どこか浮世離れしたところを感じていて。存在感がすごく強いのに薄いというか、どこか透明感があるところが死期が迫った父親のイメージを思わせるところがあったんです。
——現場で演技をするリリーさんをご覧になって、どんな感想を持たれました?
早川:思っていた通りの方でしたね。あと、リリーさんが演出家としての眼を持っているというのを強く感じました。このシーンを映画として成立させるために何が必要なのかを俯瞰してご覧になっている。
リリー:演出家の眼で見ているかどうかは分かりませんが、僕の場合、映画に出ているキャリアより、映画を見てきた期間が長いです。役者として仕事をする前に、映画の原稿をずっと書いていたので。だから今、どんな絵になっているんだろうって言うのは頭の隅で考えているかもしれない。あと、僕は自分が出ている映画を観ても、自分の演技とか全然気にならないんですよ。役者の方って自分の演技をチェックされたりするっていうじゃないですか。僕にはそういう感覚が全然なくて。
——映画の中のリリーさんの佇まいは独特ですよね。自然体で演技している風には見せないけれど存在感がある。リリーさんは無の状態で、そこに映画の世界が入り込んでいるというか。
早川:ほんとそうですよね。
リリー:映画に出ている時って自我は全然ないです。映画は監督のものだから、自分がこうしたい、なんて気持ちはない。監督が望むままに動くだけです。今回、監督に役について聞いたのも、部下に「随分、痩せましたね」と言われるので痩せた方がいいですか?っていうことくらいでした。それで「痩せてください」と言われたので、毎日、豆のヌードルばかり食べていたんです。意外とヌードルのバリエーションが多くて助かりました(笑)。
早川:リリーさんは間合いが絶妙なんですよ。病室に訪ねてきた部下とのやりとりは秀逸でしたね。他愛のない会話なので映画的なシーンとしてちゃんと成立するかな、と不安だったんですけど、撮影している時から、ちゃんと映画的な時間が流れていました。
リリー:あのシーンは監督からいちばん演出を受けた気がしますね。きっと、監督の中にイメージしたタイム感があったんじゃないかな。
早川:あそこは家の外で圭司がどんな人物なのかがわかる唯一のシーンなんです。あそこで圭司が「そう?」って窓の外を見る演技がすごくいいんですよ。圭司との会話で部下が気まずくなって病室の窓の外を見て、良い景色でもないのに「良い景色ですね」って言う。それに対して圭司が「そう?」っていう言い方、間合いが絶妙なんです。
リリー:確か、脚本には「そう?」はなかったんですけど、あそこはユーモアを入れられる数少ないシーンだと思ったんです。ユーモアといってもいろいろありますけど、笑っていいのかどうかわからないユーモアってあるじゃないですか。そういうのが出せそうだなと思ったんです。悲しみと背中合わせにある笑い。そういうものが欲しい監督じゃないかな、と「PLAN 75」を観て思ったんです。キワキワのトゲのある笑いが好きな方なんじゃないかって。
——そういうことが分かるのが、リリーさんの批評家的な眼差しなのかもしれませんね。圭司がずっと入院していることもあって、この映画は全編に渡って死の影がつきまとっています。でも、その一方で、フキの性の芽生えもある。子供にはまだよくわからないモヤモヤしたものにフキが惹かれていくのが物語を通じて伝わってきますね。
リリー:お父さんが死に向かっていく一方で、フキは伝言ダイヤルに興味を持つ。生(性)と死の関係、その描き方もすごくよかったですね。
——フキが伝言ダイヤルで知り合った大学生に会いにいく。あの辺りの描写にはハラハラさせられました。
早川:女性は小さな頃から、そういう危険とすごく隣り合わせなんですよ。よくわからないけど何だか怖い、とフキが感じているのを描きたかったんです。それは私が子供の頃に漠然と感じていたけど、言語化できていなかったことなんです。
リリー:この時期の女性の性への興味を描くというのは、ヨーロッパ映画では結構あるんですけど、日本映画では苦手だったような気がするんですよ。早川さんは突飛なことをせず、みんながドキッとすることを上品に取り扱っている。その視点やバランスがすごいんですよね。
——監督は11歳の頃の感覚を呼び覚ますために何かアプローチはされたんですか? 昔の写真を見るとか、当時の雑誌を読んでみるとか。
早川:そういうことはしませんでした、当時からこういう映画を作りたいと思っていて、自分が考えていることをノートに書いていたんです。
——当時というのは11歳の頃?
早川:はい。この映画で使われているエピソードは、その頃に考えていたものが多いですね。
——11歳の頃から将来撮りたい映画のことを考えていたというのはすごいですね!
リリー:僕はこの年の頃、「ゴジラ対ヘドラ」みたいな映画を撮りたいと思っていましたよ(笑)。きっと監督は子供の頃から善悪では決められないこととか、簡単には理解できないものに興味があったんじゃないですか? 監督の作品からそれが伝わってくる。
早川:よく分からないものは好きでしたね。だから、よく分からない映画も好きで、そういう映画がきっかけで映画をどんどん観るようになったんです。
リリー:空想ばかりしていて、よく分からないものが好きで、それでよく堅気になれましたね(笑)。そういう人って大抵、途中で沈没するんですよ。でも、監督は一回、ちゃんと就職してニューヨークで働いている。
早川:若い頃は自分が真面目で普通すぎることにコンプレックスがあったんですけどね。
リリー:でも、監督は不良っぽいやつよりもグロいことを考えてたと思いますよ。
早川:今になって分わかりました(笑)。
——「ルノワール」は監督が「変な子」だったからできた映画と言えるかもしれませんね。そういえば、映画の中でクラウス・ノミで有名な「Cold Song」やYMOの「ライディーン」など、テクノ/ニューウェイヴ好きには懐かしい曲が流れるのが印象的でした。小学生の頃から音楽がお好きだったんですね。
早川:好きでした。6歳上の姉がいて、姉が聴いているものをよく聴いていたんです。「ライディーン」は映画と同じように、キャンプファイアーを囲んで生徒で踊った時に流れていたんです。その時の振り付けを覚えていたので、映画でももそれを踏襲しました。当時はYMOのことは知らなくて、外国の音楽だと思っていたんです。日本のバンドだと知った時は驚きました。
リリー:そういえば、カンヌ(国際映画祭)に監督と行ったんです。レッドカーペットを歩く時にかける音楽って監督が選べるんですけど、そこで監督がYMOの「テクノポリス」をかけたんですよね。
——そうなんですか! 良い選曲ですね。
早川:映画で「ライディーン」を使ったというのもあるんですけど、「テクノポリス」は好きな曲なので、この曲が流れたら緊張しないで歩けるかなと思ったんです。
リリー:カンヌと同じ時期にMUSIC AWARDS JAPANが始まったじゃないですか。そのどアタマで「ライディーン」が流れるんですよ。そして、細野(晴臣)さんがスピーチで「ここにメンバーの2人は都合で来られませんが」って言うんですけど、カンヌでMUSIC AWARDS JAPANのニュースを見ながら「細野さん、教授と幸宏さんはこっちに来てますよ!」って思っていたんです。すごくうれしい偶然でしたね。
PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
HAIR & MAKEUP:[LILY FRANKY]AKI KUDO、[CHIE HAYAKAWA]HITOMI NATORI
◾️映画「ルノワール」
出演:鈴木唯
石田ひかり 中島歩 河合優実 坂東龍汰
リリー・フランキー
脚本・監督:早川千絵
撮影:浦田秀穂
編集:Anne Klotz
音楽:Remi Boubal
企画・制作:ローデッド・フィルムズ
制作協力プロダクション:キリシマ1945
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025「RENOIR」製作委員会/InternationalPartners
https://happinet-phantom.com/renoir/
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・D2Cブランドの経営層・事業責任者
・ファッション/ライフスタイル企業のマーケティング・販促責任者
・店舗開発や空間設計、コミュニティービルディングに関わる実務層
・次世代の事業責任者
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最後のパートは、浅葉&石川の両社長によるクロストーク。Plan・Do・Seeや「#FR2」でしか楽しめない体験の先にある、「語られるブランド」になるための条件などを伺います。個人的な挑戦・失敗談なども引き出しつつ、経営と感性を結びつける視座を共有すべく、ファシリテーターを務めるのは、このたび「WWDJAPAN」のエデュケーションズ事業におけるBXマネージャーに就任いただいた藤原義昭。コメ兵からユナイテッドアローズを経て、現在はファッション業界のBX(ビジネス・トランスフォーメーション)を支援する藤原が、具体的な学びと受講者のキャリアアップにつながるクロストークを導きます。
会場受講の方はセミナー終了後、登壇記者も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。
I-neの子会社エンデバー(ENDEAVOUR)が展開するドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKN REMED)」は7月23日、高濃度水素パック“H2 マイクロバブルパック P”(4回分、6980円)を発売する。韓国の皮膚科学の専門家ファン・ジョンイルが監修した。一部の美容クリニックに加え、公式オンラインストア、アマゾン(AMAZON)、楽天市場、キューテン(QOO10)で取り扱う。 美容医療への関心が高まる中、費用やダウンタイムなどがハードルになっている人も多い。「スキンリメド」は、「ドクターズコスメをもっと気軽に スキンケアをもっとロジカルに」というフィロソフィーの下で、新製品を開発。日本と韓国で展開するレチノールを主軸とした既存のステップケアラインとの併用で力を発揮する“次の一手”として、水素に着目した。水素は、自然界に存在する元素の中で最も分子量が小さく、肌への浸透に長けている。水素を発生させる成分を特殊製法でカプセル化してパウダーに閉じ込め、パウダーとジェルを混ぜる瞬間に高濃度の水素が肌の上で発生する構造を採用した。肌への密着度が高いジェルテクスチャーで、集中的にアプローチする。 水素にPDRNとレチノールを掛け合わせた処方にもこだわった。年齢肌によるくすみやハリ・弾力不足、肌荒れなどさまざまな肌悩みの解決を目指す。デリケートな肌は刺激を感じることもあるレチノールだが、水素とPDRNを配合することで、使用感の優しさにも配慮した。さらにビタミンB12、8種のペプチド、3種の揺らぎケア成分を配合。肌のコンディションを整え、揺らぎにくい状態へと導く。 メディア向け発表会に登壇したオ・ヘソク=ソウルアイ美容外科医院院長は、効果的な使用タイミングについて「美容施術後や、(紫外線を長時間浴びるなど)肌に刺激を感じた日、特別な日の前夜など。美容施術後のダメージが大きい場合は、2〜3日経過し、少し落ち着いたタイミングがいいだろう。普段使用しているレチノール製品の効果を感じづらくなってきた時に取り入れるのもおすすめ」と提案した。 The post ドクターズコスメ「スキンリメド」が高濃度水素パックを発売 肌の上で水素を発生させる特殊構造 appeared first on WWDJAPAN. 「メゾン スペシャル(MAISON SPECIAL)」が、人気アニメ「エヴァンゲリオン(EVANGELION)」とコラボレーションし、代表的なシーンをジャガードで編み込んだショートスリーブニット(3型、各1万5400円))と、オリジナルの描き下ろしグラフィックを配したTシャツ(4型、各1万3200円)を発売する。6月20日12:00から「メゾン スペシャル」の公式オンラインストアで先行予約を開始し、Tシャツシリーズは6月28日から、ニットシリーズは7月12日から全国のメンズ取り扱い店舗で販売する。 Tシャツシリーズは、「綾波レイ」「零号機・初号機・2号機」「ペンペン」「リリス」といった登場キャラクターをモチーフに、手描きタッチの描き下ろしグラフィックを採用。一方、ショートスリーブニットシリーズは、「エヴァンゲリオン」本編の印象的な場面を5色のジャガード編みで大胆に再構成。レーヨンやリネンなどの混紡糸で構築されたニットは、グラフィックTとは異なる表現力で作品世界を表現する。 The post 「メゾン スペシャル」が「エヴァンゲリオン」とコラボ 「綾波レイ」などのジャガードニットやTシャツを発売 appeared first on WWDJAPAN. 「アークテリクス(ARC'TERYX)」は10月30日、東武百貨店池袋本店ににブランドストアをオープンする。売場面積は528.8平方メートルで、「アークテリクス」国内最大規模の1フロア展開の店舗だ。アウトドアアパレル、フットウエア、バックパック、ヴェイランスを含むフルラインの製品をそろえ、国内3店舗目となる洗濯機を設置する ReBIRD サービスセンターを併設する。 また9月12日には、ニュウマン高輪にもブランドストアをオープンする。売場面積は257.2平方メートルで、ゆったりとした空間に設計した。 オープン日:10月30日 オープン日:9月12日 The post 「アークテリクス」が東武百貨店池袋本店にブランドストアをオープン appeared first on WWDJAPAN. スタッフインターナショナルは、「ディーゼル(DIESEL)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)などを傘下に持つOTBの製造部門であり、「ディースクエアード」のウィメンズコレクションの生産や流通を手掛けている。 「ディースクエアード」の創業デザイナーであるディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)兄弟は、27年に満了予定のライセンス契約を前倒しで終了させる意向を示していた。この際、ケイティン兄弟は、「契約違反があった」とスタッフインターナショナル側を非難したが、同社はこれを否定していた。「ディースクエアード」がライセンス契約終了の意向を示した後、スタッフインターナショナルはミラノの裁判所に対して訴訟を提起。「27年までのライセンス契約を完全に履行する意志がある」ことを明言し、「契約関係の早期終了は一切認められず、その法的根拠も存在しない」と主張していた。 和解後の両社の共同声明では、「今回の措置は、両グループ間の歴史的な協業およびブランド成功を強化するための、共有された未来志向のビジョンを反映したものだ」と述べている。また、「透明性と相乗効果に基づいたアプローチを採用することで、ノウハウ・技術・流通資源の積極的な共有を促進し、コレクションの進化と成長を牽引する。さらに、安定した協業体制を維持しつつ、内製化に向けた『ディースクエアード』の変革を支援する。この変革は、透明性・敬意・相互信頼に基づいた構造的な引継ぎプランの下、共同で運営される」と説明している。 両社は初めて2000年に契約を締結し、10年には10年更新のライセンス契約を締結。この契約は27年まで延長されていた。 The post 「ディースクエアード」とスタッフインターナショナル、法的対立を解消 appeared first on WWDJAPAN. 「フルラ(FURLA)」は6月18〜24日まで、伊勢丹新宿本店でポップアップを開催している。シグニチャーライン“フルラ 1927”が一堂に会す。 ブランドの創業年“1927”を冠した特別なラインと位置付ける。バックルは、くぐると幸せが訪れるとされるイタリアのアーチ型建造物に着想。トップハンドルやクロスボディバッグ、トートバッグなど幅広い型を、プレイフルなカラーパレットで染め上げた。 オープン初日には、タレントの森香澄が来場した。お気に入りのカラーを手に取り、最新コレクションを楽しんだ。 ▪️“フルラ 1927”ポップアップ ストア The post 「フルラ」が伊勢丹新宿店でポップアップ 創業年を冠したバッグが集う appeared first on WWDJAPAN. 米フレグランス財団(FRAGRANCE FOUNDATION)はこのほど、ニューヨークのリンカーン・センターで「フレグランス・ファンデーション・アワード2025」の授賞式を開催した。フレグランスは今、ビューティ業界で最も注目されるカテゴリーの一つとなっている。同財団のジェリー・ヴィットリア(Jerry Vittoria)会長は授賞式で、「これは、米国のフレグランス市場が驚異的な成長を遂げていることによるものだ」と述べた。リンダ・レヴィ(Linda Levy)代表も、「24年はフレグランスにとって驚くべき年だった。新製品の発売や新ブランドの数が過去最多を記録した。非常に喜ばしいことは、フレグランスに初めて触れる若い世代がフレグランス業界の成長を後押ししていることだ」と続けた。 ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)には、ファッションデザイナーのラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が選出された。授賞式には「ラルフ ローレン」のフレグランスライセンスを持つロレアル(L’OREAL)の面々が多数出席し、その栄誉は息子であるデビッド・ローレン(David Lauren)が受け取った。「ここで話すのは非常に感動的だ。なぜなら、ここには人生を懸けて素晴らしいフレグランスブランドを築いてきた人々がいるからだ。父が表彰されるのを見るということは、彼が人生で物語を語ることに成功したことを知るということだ。それは決してフレグランスやネクタイ、ドレスに関することではなかった」とコメントした。 ライフタイム・アチーブメント・パフューマー(功労賞)は、香料メーカー大手ジボダン(GIVAUDAN)のマスターパフューマーであるダニエラ・アンドリエール(Daniela Andrier)が受賞した。アンドリエールはそのキャリアの中で、歴史に残る数々の名香を生み出してきた。アンドリエール=マスターパフューマーは、10代の頃に愛用していた香りを嗅いだ時を振り返って、「突然、30歳若返ったような感覚だった。場所、人々、そして服まで、世界が記憶の中に蘇ってきた。この世界は美しく、私たちもその一部だ」と語った。 米ロレアルのラムジー・バーンズ(Ramzy Burns)=ランコム ゼネラル マネージャーは、長年のアンバサダーであるジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)を起用した最新のキャンペーンで、メディア・キャンペーン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。「(受賞した製品の)“ラヴィエベル(La Vie est Belle)”は、幸せと美しい人生を表している。それは、自分にとって幸せは何かという、より個人的なものだ。我々はこのことがが現在のフレグランス業界で起きていることと非常に関係があるということを知っていた」と述べた。 米ロレアルで 40 年間にわたるキャリアで要職を歴任し、最近引退したキャロル・ハミルトン(Carol Hamilton)氏は、「この業界の進化を理解するため必死に勉強している。 今夜、受賞しなかった大物たちもいたが、新しい人材が世界は変化しているということをフレグランス業界に訴えていた。それが、今日のこの業界の素晴らしいところだ」と述べた。同社のシルビア・ガルフォ(Silvia Galfo)=リュクス事業本部プレジデントは、「若年層の間でコレクション行為が広まっているのは、それがステータスシンボルと見なされているか、知性の象徴だと考えているからだ。フレグランスをコレクションすることは、彼らをより大きなコミュニティーの一員だと感じさせるのだ」と付け加えた。 【ライフタイム・アチーブメント・パフューマー(功労賞)】 ダニエラ・アンドリエ(Daniela Andrier)/ジボダン マスター調香師 【ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)】 ラルフ・ローレン(Ralph Lauren) 【フレグランス・オブ・ザ・イヤー】 ■ウィメンズ・ラグジュアリー ■ウィメンズ・プレステージ ■メンズ・ラグジュアリー ■メンズ・プレステージ ■ユニバーサル・ラグジュアリー ■ユニバーサル・プレステージ ■ウルトラ・ラグジュアリー ■ポピュラー 【フレグランス・ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)】 「ラバンヌ(RABANNE)」“ワン ミリオン オー ド トワレ(1 Million EAU DE TOILETE)” 【コンシューマー・チョイス(一般投票)】 ■プレステージ ■ポピュラー 【メディア・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー】 「ランコム(LANCOME)」“ラヴィエベル レリクシール(La Vie est Belle L’elixir)” 【キャンドル & ホーム コレクション・オブ・ザ・イヤー】 「ネスト ニューヨーク(NEST NEW YORK)」“サンリット ユズ & ネロリ ウェルネス コレクション(Sunlit Yuzu & Neroli Wellness Collection)” 【パフューム・エクストラオーディネール・オブ・ザ・イヤー】 「バルマン(BALMAIN)」“エベーヌ(Ebene)” 【イノベイティブ・フレグランス・プロダクト・オブ・ザ・イヤー】 「ディーエス&ダーガ(D.S. & DURGA)」“マーダー ミステリー セット(Murder Mystery Set)” 【インディー・フレグランス・オブ・ザ・イヤー】 「ヴェロニク ガバイ(VERONIQUE GABAI)」“デリス デ ボワ(Delices des Bois)” 【パッケージング・オブ・ザ・イヤー】 ■ウルトラ・ラグジュアリー/ラグジュアリー ■プレステージ/ポピュラー The post 米国フレグランス財団、アワード2025を開催 ラルフ・ローレンが殿堂入り appeared first on WWDJAPAN. 「ギークス ルール(GEEKS RULE)」が、ゲームクリエイター小島秀夫率いるKOJIMA PRODUCTIONS(コジマプロダクション)の最新ゲーム「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH(デス・ストランディング 2)」とのコラボレーションTシャツを発売する。 今回のコラボは、6月26日にスタートする全国6都市のパルコで開催されるポップアップイベント「DEATH STRANDING 2 JAPAN POPUP TOUR」にあわせて発売されるもの。キービジュアルにもなっている、主人公サム(ノーマン・リーダス)とBBの象徴的なグラフィックを採用した、数量限定のスペシャルアイテムとなっている。 15版のシルクスクリーンプリントを使用して細部まで再現した超高精度のグラフィックが最大の特徴。表面だけでなく、背面には同作のキーフレーズをあしらい、ファン垂涎の一着に仕上げた。今回は同じグラフィックを採用したロングスリーブTシャツも展開する。 「デス・ストランディング 2」は、ゲームクリエイター小島秀夫が創造し、ノーマン・リーダスをはじめ世界的名優たちが出演し話題を呼んだオープンワールド・アクションアドベンチャ―ゲーム「デス・ストランディング」の第2作。 【ポップアップ会場・日程一覧】 The post 「ギークス ルール」が話題のゲーム「デス・ストランディング 2」とのコラボTシャツ発売 象徴的なキービジュアルを採用 appeared first on WWDJAPAN. 「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」などを運営するデイトナ・インターナショナルはこのほど、長野県と包括連携協定を締結した。県庁と連携しながら、信州ブランドの県内外への情報発信や社会課題の認知向上にまつわるプロジェクトを進める。 同社はこれまでにも、長野県の獣害問題に着目したジビエ活用企画や、耕作放棄地を活用した再エネプロジェクト「フリークス電気」、県内高校と連携した交通安全意識を高める企画などを実施し、県が抱える課題解決に取り組んできた。これらの実績を踏まえ、包括連携協定を締結するに至った。 協定締結を記念して、長野県PRキャラクターの「アルクマ」を用いたオリジナルTシャツを製作。公式ECサイトで受注を受け付ける。価格は3993円。収益の一部は、企業版ふるさと納税を通じて寄付する。 同社は社内のコンテンツ力を活かした地域創生の取り組みに力を入れている。静岡県静岡市とも包括連携協定を結び、農業や観光、中心商店街の活性化などに取り組んでいる。 The post デイトナが長野県と包括連携協定締結 信州ブランドを県内外へ発信 appeared first on WWDJAPAN. 「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」などを運営するデイトナ・インターナショナルはこのほど、長野県と包括連携協定を締結した。県庁と連携しながら、信州ブランドの県内外への情報発信や社会課題の認知向上にまつわるプロジェクトを進める。 同社はこれまでにも、長野県の獣害問題に着目したジビエ活用企画や、耕作放棄地を活用した再エネプロジェクト「フリークス電気」、県内高校と連携した交通安全意識を高める企画などを実施し、県が抱える課題解決に取り組んできた。これらの実績を踏まえ、包括連携協定を締結するに至った。 協定締結を記念して、長野県PRキャラクターの「アルクマ」を用いたオリジナルTシャツを製作。公式ECサイトで受注を受け付ける。価格は3993円。収益の一部は、企業版ふるさと納税を通じて寄付する。 同社は社内のコンテンツ力を活かした地域創生の取り組みに力を入れている。静岡県静岡市とも包括連携協定を結び、農業や観光、中心商店街の活性化などに取り組んでいる。 The post デイトナが長野県と包括連携協定締結 信州ブランドを県内外へ発信 appeared first on WWDJAPAN. 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、 人気の“Yシリーズ”からバケツ型シェイプが印象的な“Y トップハンドル”を発売した。価格は50万6000円で、長財布やポーチなども収納できるサイズ。カーフレザーを使用し、カラーはブラックとブリックをそろえる。全国の「サンローラン」ストアほかで取り扱い中だ。 本商品は、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)クリエイティブディレクターが、“Y シリーズ”の自由なアティチュードを体現するために自立する筒形を採用し、快適さと実用性に富んだデザインを実現した。張りのあるレザーを使用したことで、フォーマルな装いにも適した設計が施されている。ハンドバッグとしてだけでなく、ショルダーバッグとしても楽しむことができる。 “Y”のデザインは、1970年代にプレタポルテライン“リヴ・ゴーシュ”から発表され、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の名前に着想を得ている。シグネチャーを分かりやすく表現するカッティングで、Yの形がバッグの構造のひとつとして組み立てられているのが特徴だ。 The post 「サンローラン」から “Yシリーズ”の新作バッグが登場 長財布やポーチも収納できるフォーム appeared first on WWDJAPAN. 日差しが一気に強まり、いよいよ水着の季節が近づいてきた。米「WWD」では、ロサンゼルス発ブランドをはじめ、太陽が燦々と降り注ぐビーチにぴったりのスイムウエアを多数紹介している。ここでは、鮮やかなフローラルプリントやジューシーなフルーツをあしらったウエア、1990年代風のハイレグカット、マーメイド気分を味わえるビキニなど、注目のアイテムを厳選。更なる猛暑が予想される今夏こそ、開放的で大胆なビーチスタイルに挑戦してみては。 ニューヨークのライフスタイルブランド「ストーニー クレーバー レーン(STONEY CLOVER LANE)」 は、インド発のファブリックブランド「ローラー ラビット(ROLLER RABBIT)」とコラボレーションした水着を発売。ヤシの木とハートのモチーフをレインボーカラーでプリントした。 ロサンゼルスを拠点とする水着ブランドの「エルスペース(LSPACE)」は、ウオータープルーフのバッグなどを取り扱う「アロハコレクション(ALOHA COLLECTION)」とコラボ。大胆なフローラル柄をあしらった水着をトラベルアクセサリーとともに販売している。 水着やアパレルを展開する「レスリーアモン(LESLIE AMON)」は、ロンドンにあるセレクトショップのコイバード(Koibird)とコラボし、バナナやマルガリータにインスアピアされたコレクションを発表。フルーツをあしらったクロシェット編みのビーチウエアなどが登場した。 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」からは4ウエイ仕様のビキニが登場。バンドゥ、クロップトップ、チューブトップ、タンクトップと4スタイルに丈の長さを変えて使用可能だ。水着としてだけでなく、ライトウオッシュジーンズやカットオフパンツに合わせてスタイリングを楽しむこともできる。 ロサンゼルスの水着ブランド「オーブリー・スウィムス(AUBERY SWIMS)」がコラボしたのは、ウエスト・ハリウッドにあるヨガスタジオ、シルバースプリングス(Silver Springs)だ。フランスの画家、アンリ・マティス(Henri Matisse)に着想を得たデザインで、90年代風のハイレグカットのスタイルを採用。リサイクルマイクロファイバー製の柔らかい素材を使用し、青いビーズをあしらった鮮やかなオレンジのビキニを制作した。 サンタモニカのビーチから誕生した水着ブランド「カップシー(CUPSHE)」からは、恋愛リアリティショー「バチェラー」シーズン28に出演し、優勝したケルシー・アンダーソン(Kelsey Anderson)とコラボした、“夏のポストカード”がテーマのコレクションを発売。ロマンスとエレガンスを強調し、どんな人でも自信を持てるようなさまざまなシルエットの水着をそろえる。 「エルスペース」と、ロサンゼルスとヨーロッパのスタイルを融合させたワードローブを提案する「レイルズ(RAILS)」のコラボ水着は、地中海とカルフォルニアのビーチにインスピレーションを得た。スパイラル状の装飾を加えたビキニや、ステッチを施したボディースーツタイプなどをラインアップした。 エコフレンドリーを意識するカルフォルニアの水着ブランド「ビタミンA(VITAMIN A)」は、大型スーパーマーケットのターゲット(TARGET)限定のコレクションを発売した。太陽や海をイメージした温かい色合いに、サンゴや海藻、シーグラス、ラグーンのプリントを施している。 「エルスペース」は、人魚にインスパイアされたコレクションも販売している。カップが貝殻のデザインになったビキニや小さな貝殻のアップリケをあしらったスイムスーツなど、海や人魚のモチーフを散りばめた。 The post 人魚、ヤシの木など夏を彩るモチーフが多数登場 米「WWD」から注目水着をピックアップ! appeared first on WWDJAPAN. 日差しが一気に強まり、いよいよ水着の季節が近づいてきた。米「WWD」では、ロサンゼルス発ブランドをはじめ、太陽が燦々と降り注ぐビーチにぴったりのスイムウエアを多数紹介している。ここでは、鮮やかなフローラルプリントやジューシーなフルーツをあしらったウエア、1990年代風のハイレグカット、マーメイド気分を味わえるビキニなど、注目のアイテムを厳選。更なる猛暑が予想される今夏こそ、開放的で大胆なビーチスタイルに挑戦してみては。 ニューヨークのライフスタイルブランド「ストーニー クレーバー レーン(STONEY CLOVER LANE)」 は、インド発のファブリックブランド「ローラー ラビット(ROLLER RABBIT)」とコラボレーションした水着を発売。ヤシの木とハートのモチーフをレインボーカラーでプリントした。 ロサンゼルスを拠点とする水着ブランドの「エルスペース(LSPACE)」は、ウオータープルーフのバッグなどを取り扱う「アロハコレクション(ALOHA COLLECTION)」とコラボ。大胆なフローラル柄をあしらった水着をトラベルアクセサリーとともに販売している。 水着やアパレルを展開する「レスリーアモン(LESLIE AMON)」は、ロンドンにあるセレクトショップのコイバード(Koibird)とコラボし、バナナやマルガリータにインスアピアされたコレクションを発表。フルーツをあしらったクロシェット編みのビーチウエアなどが登場した。 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」からは4ウエイ仕様のビキニが登場。バンドゥ、クロップトップ、チューブトップ、タンクトップと4スタイルに丈の長さを変えて使用可能だ。水着としてだけでなく、ライトウオッシュジーンズやカットオフパンツに合わせてスタイリングを楽しむこともできる。 ロサンゼルスの水着ブランド「オーブリー・スウィムス(AUBERY SWIMS)」がコラボしたのは、ウエスト・ハリウッドにあるヨガスタジオ、シルバースプリングス(Silver Springs)だ。フランスの画家、アンリ・マティス(Henri Matisse)に着想を得たデザインで、90年代風のハイレグカットのスタイルを採用。リサイクルマイクロファイバー製の柔らかい素材を使用し、青いビーズをあしらった鮮やかなオレンジのビキニを制作した。 サンタモニカのビーチから誕生した水着ブランド「カップシー(CUPSHE)」からは、恋愛リアリティショー「バチェラー」シーズン28に出演し、優勝したケルシー・アンダーソン(Kelsey Anderson)とコラボした、“夏のポストカード”がテーマのコレクションを発売。ロマンスとエレガンスを強調し、どんな人でも自信を持てるようなさまざまなシルエットの水着をそろえる。 「エルスペース」と、ロサンゼルスとヨーロッパのスタイルを融合させたワードローブを提案する「レイルズ(RAILS)」のコラボ水着は、地中海とカルフォルニアのビーチにインスピレーションを得た。スパイラル状の装飾を加えたビキニや、ステッチを施したボディースーツタイプなどをラインアップした。 エコフレンドリーを意識するカルフォルニアの水着ブランド「ビタミンA(VITAMIN A)」は、大型スーパーマーケットのターゲット(TARGET)限定のコレクションを発売した。太陽や海をイメージした温かい色合いに、サンゴや海藻、シーグラス、ラグーンのプリントを施している。 「エルスペース」は、人魚にインスパイアされたコレクションも販売している。カップが貝殻のデザインになったビキニや小さな貝殻のアップリケをあしらったスイムスーツなど、海や人魚のモチーフを散りばめた。 The post 人魚、ヤシの木など夏を彩るモチーフが多数登場 米「WWD」から注目水着をピックアップ! appeared first on WWDJAPAN. エントルピーは、“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因になっていると指摘する。24年には、TikTok上の「#dupe」ハッシュタグが63億回再生されており、「デュープ探し」が模倣品を正当化し、模倣行為そのものを創造的なものとする風潮が生まれているという。同社の最高経営責任者は、「これは一種の反抗だ」と語る。「消費者は『この価格では買えない。この経済では無理。でも、欲しいものは欲しい』というメッセージを発している」。 さらに、同社は象徴的なできごととして、ウォルマート(WALMART)が販売した30ドル(約4320円)の“バーキン風バッグ“を挙げ、「ウォルマート製の“バーキン”がSNSで話題になったことで、『本物と偽物』『高級と模倣』の境界が一気に崩れた」と言及。「大手小売業者ですら模倣品を売っているのではないかという疑念が高まり、消費者の信頼は大きく揺らいでいる」と述べた。 エントルピーは、“デュープ品”と“偽造品”の法的区分が曖昧であることが、法的措置の難しさにつながっていると指摘する。さらに、偽造の背後にあるオペレーションは、ますます組織的・取引的かつ大規模化しており、チャットボットを利用した偽造取引も増加しているという。 模倣品の問題は販売だけにとどまらず、「返品詐欺」という形でも被害が広がっている。よくある手口は、購入した正規品の代わりに模倣品を返品するというもの。米国の小売業界における返品詐欺の被害額は24年に1030億ドル(約1兆4800億円)に達し、全返品の15%以上を占めた。 The post 「“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因」 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表 appeared first on WWDJAPAN. エントルピーは、“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因になっていると指摘する。24年には、TikTok上の「#dupe」ハッシュタグが63億回再生されており、「デュープ探し」が模倣品を正当化し、模倣行為そのものを創造的なものとする風潮が生まれているという。同社の最高経営責任者は、「これは一種の反抗だ」と語る。「消費者は『この価格では買えない。この経済では無理。でも、欲しいものは欲しい』というメッセージを発している」。 さらに、同社は象徴的なできごととして、ウォルマート(WALMART)が販売した30ドル(約4320円)の“バーキン風バッグ“を挙げ、「ウォルマート製の“バーキン”がSNSで話題になったことで、『本物と偽物』『高級と模倣』の境界が一気に崩れた」と言及。「大手小売業者ですら模倣品を売っているのではないかという疑念が高まり、消費者の信頼は大きく揺らいでいる」と述べた。 エントルピーは、“デュープ品”と“偽造品”の法的区分が曖昧であることが、法的措置の難しさにつながっていると指摘する。さらに、偽造の背後にあるオペレーションは、ますます組織的・取引的かつ大規模化しており、チャットボットを利用した偽造取引も増加しているという。 模倣品の問題は販売だけにとどまらず、「返品詐欺」という形でも被害が広がっている。よくある手口は、購入した正規品の代わりに模倣品を返品するというもの。米国の小売業界における返品詐欺の被害額は24年に1030億ドル(約1兆4800億円)に達し、全返品の15%以上を占めた。 The post 「“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因」 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表 appeared first on WWDJAPAN. 多くのラグジュアリーブランドが低迷するなか、それらと比べて手の届きやすい価格帯で勝負するパリ発ブランドが世界的に好調を示している。その好例の一つが、パリを拠点とするアイウエアブランド「ジミー フェアリー(JIMMY FAIRLY)」だ。同ブランドは、日本市場参入をきっかけにアジアでのビジネスを拡張させたファッションブランドの「セザンヌ(SEZANE)」や、レザーバッグの「ポレーヌ(POLENE)」に続くように、今月日本に初上陸。7月8日まで、日本初となるポップアップを伊勢丹新宿店メンズ館1階で開催している。 「ジミー フェアリー」は、2010年にフランス人起業家アントナン・シャルティエ(Antoin Chartier)によって設立された。ウィメンズのメガネとサングラスからスタートし、25年春夏からメンズラインを開始。販路は自社ECと直営店舗のD2Cモデルで、現在、ヨーロッパで140店舗以上を構える。“手の届くハイクラス”というコンセプトのもと、高品質なアイウエアを約2万円台の価格帯で提供。各モデルの生産数を絞って約2カ月ごとに新作をリリースし、長く愛用できるクラシカルなアイテムから、トレンドを取り入れたものまで豊富なデザインを取り揃える。日本でのポップアップではロングセラーモデルや新作など、100型以上のアイウエアをラインアップした。 今やパリジェンヌの定番アイウエアとなっている「ジミー フェアリー」。当時23歳という若さでブランドを立ち上げた、創設者シャルティエに、ブランド誕生の背景から日本市場進出の狙い、今後の展望について話を聞いた。 ーー若き起業家として、創設当時なぜアイウエア業界に可能性を感じたのか? ある日、メガネが必要になり近所の店舗に入った際、疑問がわいた。どうしてこんなにシンプルな製品がスマートフォンと同じくらい高価なのか。手頃な価格で美しいメガネをつくることはできないのか。アイウエアを買う体験をもっと刺激的でワクワクするものにできないか。そこからすべてが始まった。 私はビジネスモデルを根本から見直し、パリでデザインし、丁寧に製造し、自社店舗で直接販売する体制を構築した。店舗はブランドの世界観そのものであり、温かみがあり洗練され、親しみやすい規模感を追求した。コンセプトは明快だ。ファッション性と高品質、適正価格、そして確かな個性を備えたアイウエアをつくることに注力している。
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ーーブランド名「ジミー フェアリー」の由来は? ーーアイウエア業界の激しい競争の中で成功した秘訣は? この顧客との直接的な関係性が信頼を生み、機敏な対応力と成長の加速に繋がっている。さらに店舗の存在も欠かせない。店舗コンセプトは社内チームが緻密に設計し、大理石やオニキス、無垢材など最高級素材をふんだんに使っている。温かみがあり居心地よく、アクセスもしやすく、洗練された空間は、すべて顧客に“Wow!”と思わせるためのこだわりだ。 ーー事業が軌道に乗るまでの重要な転換点はあったか? パンデミック時、多くの企業が苦境に立たされたが、アイウエア店は“生活必需品”として営業を継続できた。営業時間は短縮したものの、顧客の信頼と忠誠心に支えられた。結局のところ、私たちの強みは顧客との深い絆にある。 ーー日本市場への印象は? ーー日本の需要はヨーロッパと異なるが、伊勢丹での初ポップアップで提供する商品と選定基準は? ーー日本・アジア市場での戦略は? ーー今後の展望は? The post パリ発アイウエアブランド「ジミー フェアリー」が初上陸 23歳で立ち上げたブランド創設者が日本市場への挑戦を語る appeared first on WWDJAPAN. 「ウブロ(HUBLOT)」は6月12日、ウオッチ“ビッグ・バン”の20周年を記念したイベント「ビッグ・バン ナイト」を東京・麻布台ヒルズで開催した。 イベント「ビッグ・バン ナイト」は、ブランドコンセプト“アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)”をテーマとした会場に、ウオッチ“ビッグ・バン”のアーカイブから最新モデルに至るまで、コレクションを展示。VIP顧客やセレブリティーなどおよそ300人を招待した。メディアセッションでは、「ウブロ」アンバサダーの山﨑賢人と、“ビッグ・バン”のミューズとして招かれた米倉涼子がトークセッションを実施。ジュリアン・トルナーレ(Julien Tornare)=「ウブロ」CEOを迎え、祝福のメッセージを伝えた。その後のVIPガラディナーやパーティーでは、宇宙や光をテーマとした空間で、同ウオッチをイメージしたフードやドリンクが振る舞われた。 The post 【スナップ】山﨑賢人、米倉涼子らが来場 「ウブロ」がウオッチ“ビッグ・バン”の20周年イベントを開催 appeared first on WWDJAPAN. 「グッチ(GUCCI)」は、アーティストのヒグチユウコによる猫のキャラクター“ボー&ボリス”をさまざまなアイテムにデザインした日本限定コレクションを発表した。6月26日に「グッチ」公式オンラインショップで先行販売を開始し、7月3日に全国の店舗で発売する。 今回のコラボは、福を招く存在として親しまれる猫をモチーフにしており、7月から8月にかけて訪れる夏のラッキーデーに合わせて新調するのにぴったりのコレクションだ。 ハンドバッグには、「グッチ」のシグネチャーである“ダイアナ”から、“ロッソ アンコーラ”のミディアムサイズとピンクのスモールサイズが登場。「グッチ」のルックをまとった“ボー&ボリス”のデザインをあしらった。 ウオレットは、ミニバッグとしても使用できるチェーンストラップ付きウオレットとジップアラウンドウオレットを用意する。また、同じデザインのカードケースには、それぞれに“ボー”または“ボリス”のデザインあるいはチャームが付属する。 そのほかのラインアップは、今年3月に発売した猫のキーチャームの新デザイン(全2種)、GGパターンと“ボー&ボリス”を組み合わせたベースボールキャップ(全2種)、ヘアバンド、シルクリボン、シルクスカーフ(90cm x 90cm)、ノート、ペンシルケースなど。“ボー&ボリス”をあしらったスペシャルデザインのショッパーも用意する。 東京・銀座のグッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウでは、ヒグチ氏とのコラボによるスイーツを提供する。“「グッチ」に誘われて、ボー&ボリスがイタリアを旅したら…!”というイマジネーションから生まれたクッキーセレクション“A trip to Italy(イタリアへの旅)”をグッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウの公式サイトで取り扱う。6月26日からより順次先行予約を受け付け、7月24日に店頭および公式サイトで数量限定で販売を開始する。 7月3日からは、並木、新宿、青山、六本木店と阪急うめだ本店グッチレザーグッズショップで、巨大な“ボー&ボリス”のアートピースを展示する。展示期間終了後は数量限定で販売する予定だ。また、一部店舗で無料刻印サービスに猫のデザインが期間限定で登場する。 The post 「グッチ」×ヒグチユウコ “ボー&ボリス”の日本限定コレクションが登場 appeared first on WWDJAPAN. 「グッチ(GUCCI)」は、アーティストのヒグチユウコによる猫のキャラクター“ボー&ボリス”をさまざまなアイテムにデザインした日本限定コレクションを発表した。6月26日に「グッチ」公式オンラインショップで先行販売を開始し、7月3日に全国の店舗で発売する。 今回のコラボは、福を招く存在として親しまれる猫をモチーフにしており、7月から8月にかけて訪れる夏のラッキーデーに合わせて新調するのにぴったりのコレクションだ。 ハンドバッグには、「グッチ」のシグネチャーである“ダイアナ”から、“ロッソ アンコーラ”のミディアムサイズとピンクのスモールサイズが登場。「グッチ」のルックをまとった“ボー&ボリス”のデザインをあしらった。 ウオレットは、ミニバッグとしても使用できるチェーンストラップ付きウオレットとジップアラウンドウオレットを用意する。また、同じデザインのカードケースには、それぞれに“ボー”または“ボリス”のデザインあるいはチャームが付属する。 そのほかのラインアップは、今年3月に発売した猫のキーチャームの新デザイン(全2種)、GGパターンと“ボー&ボリス”を組み合わせたベースボールキャップ(全2種)、ヘアバンド、シルクリボン、シルクスカーフ(90cm x 90cm)、ノート、ペンシルケースなど。“ボー&ボリス”をあしらったスペシャルデザインのショッパーも用意する。 東京・銀座のグッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウでは、ヒグチ氏とのコラボによるスイーツを提供する。“「グッチ」に誘われて、ボー&ボリスがイタリアを旅したら…!”というイマジネーションから生まれたクッキーセレクション“A trip to Italy(イタリアへの旅)”をグッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウの公式サイトで取り扱う。6月26日からより順次先行予約を受け付け、7月24日に店頭および公式サイトで数量限定で販売を開始する。 7月3日からは、並木、新宿、青山、六本木店と阪急うめだ本店グッチレザーグッズショップで、巨大な“ボー&ボリス”のアートピースを展示する。展示期間終了後は数量限定で販売する予定だ。また、一部店舗で無料刻印サービスに猫のデザインが期間限定で登場する。 The post 「グッチ」×ヒグチユウコ “ボー&ボリス”の日本限定コレクションが登場 appeared first on WWDJAPAN. 「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は6月23日、「ちいかわ」「ナガノのくま」で知られるイラストレーター、ナガノとコラボしたTシャツを発売する。価格はウィメンズが1500円、キッズサイズが990円。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。オンラインストアでは8時15分から販売する。 コラボTシャツは、キャラクターを並べたデザインや、「ちいかわ」がカレーを食べるグラフィック、“ナガノのくま”が買い物やダンスをするデザインを制作。ナガノによるキャラクターたちが、元気いっぱいに駆け回る。 The post 「ちいかわ」「ナガノのくま」が「UT」に! 「ユニクロ」とイラストレータのナガノがコラボ appeared first on WWDJAPAN. 「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は6月23日、「ちいかわ」「ナガノのくま」で知られるイラストレーター、ナガノとコラボしたTシャツを発売する。価格はウィメンズが1500円、キッズサイズが990円。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。オンラインストアでは8時15分から販売する。 コラボTシャツは、キャラクターを並べたデザインや、「ちいかわ」がカレーを食べるグラフィック、“ナガノのくま”が買い物やダンスをするデザインを制作。ナガノによるキャラクターたちが、元気いっぱいに駆け回る。 The post 「ちいかわ」「ナガノのくま」が「UT」に! 「ユニクロ」とイラストレータのナガノがコラボ appeared first on WWDJAPAN. OTBが擁する「マルニ(MARNI)」の新たなクリエイティブ・ディレクターの有力候補として、スウェーデン・ストックホルムを拠点とする「ホダコヴァ(HODAKOVA)」のエレン・ホダコヴァ・ラーソン(Ellen Hodakova Larsson)創業デザイナーの名前が挙がっているようだ。複数の海外メディアが情報筋の話として報じた。本件に関し、OTBからのコメントは得られなかった。 なお、同ブランドを2016年11月から率いていたフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)前クリエイティブ・ディレクターは、6月18日に退任を発表している。 ラーソンは、「ホダコヴァ」を21年に立ち上げた。24年には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)による「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のグランプリを受賞。同氏は「世界初の完全にサステナブルなファッションブランド」を目指しているという。最近では、24年8月6日に開催された映画「ボーダーランズ(BORDERLANDS)」のイベントに主演俳優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が「ホダコヴァ」による102本のアンティークスプーンを飾ったカスタムメイドのトップスを着用して登場し、大きな話題に。ブランシェットは、同年9月のトロント国際映画祭でも、スプーンをあしらった同ブランドのスーツを着用している。 OTBは、「マルニ」のほかに「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下に持つ。なお、「マルニ」は24年5月、レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)OTB会長の息子であるステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)を最高経営責任者に迎えている。 The post 「マルニ」新デザイナーの有力候補に新鋭エレン・ホダコヴァ・ラーソンが浮上 LVMHプライズのグランプリ受賞者 appeared first on WWDJAPAN. OTBが擁する「マルニ(MARNI)」の新たなクリエイティブ・ディレクターの有力候補として、スウェーデン・ストックホルムを拠点とする「ホダコヴァ(HODAKOVA)」のエレン・ホダコヴァ・ラーソン(Ellen Hodakova Larsson)創業デザイナーの名前が挙がっているようだ。複数の海外メディアが情報筋の話として報じた。本件に関し、OTBからのコメントは得られなかった。 なお、同ブランドを2016年11月から率いていたフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)前クリエイティブ・ディレクターは、6月18日に退任を発表している。 ラーソンは、「ホダコヴァ」を21年に立ち上げた。24年には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)による「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のグランプリを受賞。同氏は「世界初の完全にサステナブルなファッションブランド」を目指しているという。最近では、24年8月6日に開催された映画「ボーダーランズ(BORDERLANDS)」のイベントに主演俳優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が「ホダコヴァ」による102本のアンティークスプーンを飾ったカスタムメイドのトップスを着用して登場し、大きな話題に。ブランシェットは、同年9月のトロント国際映画祭でも、スプーンをあしらった同ブランドのスーツを着用している。 OTBは、「マルニ」のほかに「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下に持つ。なお、「マルニ」は24年5月、レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)OTB会長の息子であるステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)を最高経営責任者に迎えている。 The post 「マルニ」新デザイナーの有力候補に新鋭エレン・ホダコヴァ・ラーソンが浮上 LVMHプライズのグランプリ受賞者 appeared first on WWDJAPAN. 「プーマ(PUMA)」は、フランス・パリで現地時間の6月25〜27日にかけて、デザイナーのサレへ・ベンバリー(Salehe Bembury)とコラボレーションした体験型イベントを開催する。会場では、同氏が「プーマ」と手掛けた初のライフスタイルシューズ“ヴェラム(VELUM)”を初公開し、100足限定で先行販売するほか、サイン対応なども行う。 新作のスニーカー“ヴェラム”は、「プーマ」独自の厚底ミッドソール“ニトロフォーム(NITROFOAM)”を搭載した、同氏が得意とする有機的なデザインと機能性を融合したモデル。自然とテクノロジーが調和する会場では、実物の展示やインスタレーションを通じて、“ヴェラム”の着想源や制作に至るまでの過程を追うことができる。 さらに、同イベントでは「プーマ」がソウルで行ったローンチイベントで初披露したロープロファイルスニーカー“エイチ・ストリート(H-STREET)”のインスタレーションも展示。また、発売に先駆けて先行体験も行う。 サレヘ・バンバリーは1986年生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身。大学でインダストリアルデザインについて学んだのち、「イージー(YEEZY)」や「ヴェルサーチェ(VERSACE)」でシューズデザイナーとして活躍した。自然にインスピレーションを得た有機的なデザインが特徴で、今年の2月には「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのコラボモデルを発売している。 日程:6月25〜27日(現地時間) The post 「プーマ」がサレへ・ベンバリーとコラボした初のスニーカーをパリで先行販売 100足限定 appeared first on WWDJAPAN. ローソンは「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」とのコラボレーション製品“厚めの快適Tシャツ” (2499円)と“ナイロンショートパンツ” (2999円)を6月26日から販売する。両社のコラボは今回で4回目。ローソン一部店舗、「フリークス ストア」一部店舗と各種オンラインストアで取り扱う。 今回はユニセックスで着られる2型を用意した。Tシャツは厚手の6.0オンスで柔らかい手触りで仕上げたほか、夏の暑さを視野に入れ接触冷感、吸水速乾、紫外線防止などの機能性も備えた。カラーはホワイトとブラックで、それぞれS〜M、L〜XLの2サイズで展開する。 接触冷感、吸水速乾機能を備えたショートパンツはコンパクトに収納ができるため、旅行やレジャーなどでのニーズも見込む。カラーはブラック1色展開で、S~M、L~XLの2サイズを用意している。 The post ローソンとフリークス ストアが4回目のコラボ “厚めの快適Tシャツ”と“ナイロンショートパンツ”を販売 appeared first on WWDJAPAN. ジュンは6月28日、東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)と、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」、「コンバース(CONVERSE)」の“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”がトリプルコラボしたスニーカー“コンバース ジャック パーセル 1935 / ヴイエー(CONVERSE JACK PURCELL 1935 / V.A.)”を発売する。価格は1万9800円。サイズは、0.5cm刻みに23〜27cm、28、29、30cm。20日12時〜6月23日10時までの期間、ヴイエーの店頭販売に伴う事前抽選を実施するほか、後日ヴイエー公式オンラインでの一部販売も予定する。販売の詳細については、公式オンラインに記載する。 コラボスニーカーは、スニーカー“ジャック パーセル 1935”をヴイエー仕様にアレンジ。ヴイエーと「フラグメント」のロゴをあしらい、テープ箇所に“V.A.”を意味する“VARIOUS ARTISTS”の文言や、同スニーカーのコード番号をデザインしたほか、外腰側のライニングにコラボラベルを付した。“ジャック パーセル”は、2025年で90周年を迎える。 ■ヴイエー The post 藤原ヒロシ「フラグメント」とV.A.、“ジャック パーセル”がトリプルコラボスニーカーを発売 appeared first on WWDJAPAN. 一粒万倍日に財布を新調する、パワースポットに旅行に出かけるなど、「縁起のいいモノ・コト」への消費は、近年ますます注目されている。今回は東洋占術と西洋占星術の観点から、2025年下半期の世の中の動きを取材。幸運を引き寄せるビューティアイテムを提案する。 今回取材したのは、東洋と西洋の占術に精通し、10年以上の鑑定歴を持つフォーチュン メンターのカノン・ベル氏。まずは東洋の占術から、25年の全体像を紐解いてもらった。 「四柱推命において、25年は『乙巳(きのとみ)』にあたります。陰陽五行における木行の陰(=女性性)を表し、植物の草花を象徴する年です。草花は地上で愛らしい花を咲かせて人々の目を楽しませますが、地中ではしっかり根を張り巡らせているもの。また、踏まれても起き上がる、強さとしなやかさを持つ存在でもあります」。 そんな草花のように、25年はたとえ困難に遭遇しても、柔軟に対応していくこと。そして横の繋がりを強化することで、自身の基盤を安定させる年であるという。 「同じく東洋占術の1つである九星気学において、25年は『二黒土星(じこくどせい)』にあたります。土を象徴する年だけに、やはり自分の土台となる環境や、基盤作りがテーマになるでしょう。さらに、25年の干支は『巳(=へび)』。へびは変化や脱皮、知性を表しますので、古い考えや手法に固執するよりも、柔軟に新しいことに挑戦するほうが、物事がスムーズに運びやすいといえます」。 東洋占術においては、総じて「柔軟な対応」と「基盤の強化」がキーワードといえそうだ。 それでは、西洋占星術においてはどうだろう? 25年の下半期直前、 6月10日に木星が蟹座に移動。木星は拡大や幸運を象徴する星とされ、6月10日からの約1年間は、蟹座的な物事が世の中のムードを形づくっていくという。 「蟹座は自分の基盤となる居場所や家庭、故郷やルーツを象徴し、下半期はそれらに関する事柄が、発展していくと考えられます。例えば、結婚や出産などで家族の形が変わったり、住む場所や仕事のやり方を変えることで、ライフスタイルそのものが変化するケースも。そういう意味では、やはり自分の基盤となる環境作りがテーマになりそうです」。 蟹座の木星に対して、現実化の星といわれる土星が影響を与えるため「今まで何となく思い描いていたことを、具体的に形にしていく時期かもしれません」と、カノン・ベル氏は話す。 そんな25年下半期、私たちの背中を後押ししてくれるような、ビューティアイテムや美容習慣とは? 「まずカラーでいうと、二黒土星はベージュやブラウンのようなアースカラーを、蟹座はパールを象徴します。メイクアップでは、このような色合いのアイテムがトレンドになるかもしれません。『自身の基盤を固める』という意味では、美容習慣の見直しにも最適なタイミングといえます」。 具体的には、スキンケアの見直し、何となく続けていた若い頃のメイクのアップデートなどが、ラッキーアクションとなる。体質改善のために、食生活やライフスタイルを見直すのもおすすめだ。 「乙巳の年は『歴史あるものが科学的に刷新される』もしくは『デザインを新しく改良したものが注目される』という流れもあります。美容においても、表面を取り繕うのではなく、根本から改善しようという発想が、運気を後押ししてくれるはずです」。 カノン・ベル氏の占断をもとに、秋冬の新作アイテムから、下半期に幸運を引き寄せる開運コスメをいくつか紹介する。 7月4日に「シャネル(CHANEL)」から登場する、限定のネイルコレクション。401は、指先に繊細でシャープな輝きを添える、パールの質感が印象的。透明感に優れ、爪そのもののツヤを際立たせながら、ピンクやブルー、シルバーのパールで涼しげな印象へ。単色使いはもちろん、重ね塗りしても光のニュアンスを楽しめる。 7月11日に発売する「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“ラブシャイン グロスプランパー”。ジンジャーの心地よい刺激感で唇の血色を引き出し、ぷるんとしたゼリーのような質感へと導く。 No.1は、ホログラムのようなラメを閉じ込めたパープル。素の唇を透かして、自然なパールピンクに発色する。 「ルナソル(LUNASOL)」から8月8日に登場する限定のリクイドアイライナーは、クリアピンクのベースに、グリーンやピンクのパールが揺らめく輝きを添える1色。軽くぼかしてアイシャドウ風に用いたり、まつ毛の先端に乗せてアクセントとして楽しむ方法も。温もりのある輝きで、優しげなまなざしを演出する。 7月25日に登場する「RMK」の“シンクロマティック アイシャドウパレット”。限定色のEX-14は、カーキやブロンズ系の温かみのあるアースカラーと、偏光パールが揺らめくカラーを組み合わせた4色。色同士を重ねても濁ることなく、角度によって時に温かく、時に冷たい光を放つ。昼から夜へとうつろいゆく情景を表現した、肌なじみのよいニュアンスカラーだ。 9月1日に登場する「シセイドウ(SHISEIDO)」の“エッセンス スキンセッティング パウダー”は、大正時代の「資生堂七色白粉」を現代に再解釈した、7色のプリズムピグメントを配合している。さらに、超微粒子粉体の1つ1つにヒアルロン酸GLと、ナイアシンアミドをコーティング。サラリと軽やかな肌触りでありながら、長時間保湿感が持続し、肌の土台をきめ細かな質感へと導いてくれる。 1987年の誕生以来、進化を続けてきた「イプサ(IPSA)」のベーシックケアが、8月5日に10代目へと生まれ変わる。肌測定器イプサライザーで肌のエネルギー状態と皮脂の状態を診断し、8タイプから最適な1本をチョイス。1品1品テクスチャーが違い、年齢やジェンダーに関係なく使える、シンプルなスキンケアだ。 毎年、年末になると新年の運気とラッキーカラーを融合した「占い✕美容企画」を担当する機会がある。実は「その年のラッキーカラー」と、実際のトレンドカラーが呼応するケースも多く、本当に不思議な気分になる。パールやベージュ系、根本強化アイテムが充実しているこの下半期。どのアイテムも非常に使いやすいため、運気向上を願いつつ、取り入れてみてはいかがだろう? The post 2025年下半期は「基盤の強化」 東洋&西洋占術から見る開運コスメとは?【スピリチュアル消費】 appeared first on WWDJAPAN. 「シュプリーム(SUPREME)」は、英国発のシューズブランド「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」とコラボレーションしたシューズを6月21日に発売する。ベージュとグレー、ピンクの3カラーを用意し、価格は非公開。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。 両者は定期的にコラボしており、今回は「クラークス オリジナルズ」の定番モデル“ワラビー(WALLABEE)”をベースモデルに採用した。全体のシルエットはオリジナルのままだが、アッパー全体にリフレクティブレザーを使用したことで暗闇でも存在感を放つ1足に。また、アイコニックなタグ“フォブ(FOB)”にも同素材を用い、コラボを示す「シュプリーム」のボックスロゴをあしらったほか、インソールがダブルネーム仕様となっている。 The post 「シュプリーム」と「クラークス」の新作コラボはリフレクティブ仕様の“ワラビー” appeared first on WWDJAPAN. ローラがクリエイティブ・ディレクターを務めるライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」は6月21〜29日、「ザ トウキョウ(THE TOKYO)」銀座でポップアップストアを開催する。同ポップアップは、THE TOKYOにとって銀座エリア初となる旗艦路面店のオープンを記念して開催されるもので、2025年春夏コレクションを中心に、ブランドの定番や新作コレクションを用意する。 ラインアップは、日本の着物にインスピレーションを得た“キモノ ライトウェイト デニムジャケット(KIMONO LIGHT WEIGHT DENIM JACKET)”(2万9700円)や、3月のポップアップで好評を博した、ローラ自身がスマートフォンの待ち受け画像として使用していた愛犬・AKIの写真をプリントした“ドッグ フォト Tシャツ(DOG PHOTO T-SHIRTS)”(1万2100円)など、注目アイテムを全11型で展開。 日程:6月21〜29日 The post ローラが手掛ける「ステュディオR330」がポップアップを開催 定番デニムや愛犬のプリントTシャツも appeared first on WWDJAPAN. 「ジーユー(GU)」は6月27日、サンリオのキャラクター“クロミ”とのコラボTシャツ4型を発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。 コラボTシャツは、切り替えデザインを配し、正面に小さく“クロミ”をあしらったコンパクトTシャツ(1990円)や、レオパード柄の頭巾をかぶった“クロミ”のグラフィックTシャツ(1990円)、“クロミ”と蝶のモチーフをデザインしたTシャツ(1990円)などを制作。すべてビンテージアイテムを思わせる、かすれた風合いに“クロミ”をプリントした。 The post “クロミ”と「ジーユー」がコラボ ビンテージライクに仕上げたTシャツ4型を発売 appeared first on WWDJAPAN. 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「#今さらビューティ部」は、長年美容業界で活躍する美容コーディネーターの弓気田みずほさんと、「WWDJAPAN」ビューティ担当の若手記者2人が、同業界の今さら聞けない話や最新の売り場・製品情報をお届けします。 第1回は、百貨店の化粧品売り場が1階に位置することが多い背景について掘り下げます。また近年では、階層にとらわれず、ファッションフロアにビューティブランドが出店するようなケースも見られます。この理由や、百貨店の化粧品売り場に求められることなどについて、伊勢丹新宿本店でキャリアをスタートした弓気田さんが解説します。 「#今さらビューティ部」は皆さまからのお便りをお待ちしております。ご感想・ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、beautybu@wwdjapan.comです。 The post 百貨店の化粧品売り場はなぜ1階にあることが多いの?:#今さらビューティ部 Vol.1 appeared first on WWDJAPAN. 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月16日号からの抜粋です) 佐藤:リアルなメンズトレンドをアパレル企業やセレクトショップの展示会から紹介していく恒例の企画です。暖冬傾向の中でどんなMDにするのか。大きなトレンドが分かりづらい中で、2025-26年秋冬はモノや素材の良さにフォーカスし、定番ブランドの別注アイテムに注力する動きが見てとれました。 村上:私が担当した国内アパレル系は、短丈のレザーブルゾン、ワークジャケットが基本線ではありましたが、セレクトだと「そろそろロング丈のコートを提案してもいいのでは?」というムードですか? 佐藤:暖冬傾向でロングコートの需要が減っているのは間違いないのですが、店としては「そろそろコートが着たくないですか?」を提案したいんだと思います。国内アパレルでも「サンヨーコート」などがバルマカーンコートを出したりしていて、やはりコートはメンズの秋冬のドレススタイルを楽しむためには必要なアイテムなんだと実感しました。また、あるセレクトショップは「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」などの生地を使ってスーツを作っていたそうですが、値上がりの影響もあって国内サプライヤーの生地に替え、高品質ながら上下で10万円強の価格を実現したとか。今後そういった事例は増えるのではないでしょうか。 村上:ラグジュアリーブランドが減速傾向にある中で、10万円台のコートがあるような、新しいコンテンポラリーブランドはないか?と聞かれることが増えました。国内では「オーラリー(AURALEE)」、海外では「アミ パリス(AMI PARIS)」や「ルメール(LEMAIRE)」といったゾーンですよね。 佐藤:そうですね。スタイルとしては、ドレスとカジュアルの境が曖昧になった“エレベイテッド・デイウエア”がイチ押しです。次号(6月23日号)はウィメンズのリアルトレンド特集号ですが、今特集との連動性をアピールしたいと考え、男女2人のモデルの撮影をして、今号と次号でそれぞれ違うカットを使った表紙を作りました。初の試みなので、次号もお楽しみに! The post 2025-26年秋のリアルなメンズトレンドを探せ! appeared first on WWDJAPAN.ドクターズコスメ「スキンリメド」が高濃度水素パックを発売 肌の上で水素を発生させる特殊構造
「メゾン スペシャル」が「エヴァンゲリオン」とコラボ 「綾波レイ」などのジャガードニットやTシャツを発売
ルック
Tシャツ
半袖ニット
「アークテリクス」が東武百貨店池袋本店にブランドストアをオープン
店舗概要
◾️「アークテリクス」 池袋東武ブランドストア
住所:東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋店 1階 ◾️「アークテリクス」ニュウマン高輪ブランドストア
住所:東京都港区高輪2-21-1 ニュウマン高輪 ノース 3階 「ディースクエアード」とスタッフインターナショナル、法的対立を解消
「フルラ」が伊勢丹新宿店でポップアップ 創業年を冠したバッグが集う
日程:6月18〜24日
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ハンドバッグ/プロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1“フルラ 1927 ミニ トップハンドル”
“フルラ 1927 ミニ クロスボディ”
米国フレグランス財団、アワード2025を開催 ラルフ・ローレンが殿堂入り
フレグランス・ファンデーション・アワード2025 受賞一覧
「キリアン パリ(KILIAN PARIS)」“サンキッスド ゴッデス(Sunkissed Goddess)”
「カヤリ(KAYARI)」“バニラ キャンディ ロックシュガーVanilla Candy Rock Sugar”
「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」“ボア パシフィーク(Bois Pacifique)”
「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」“ポロ 67 オー ド トワレ(Polo 67 EDT)”
「バイレード(BYREDO)」“デザート ドーン(Desert Dawn)”
「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」“レプリカ アフタヌーン デライト(Replica Afternoon Delight)”
「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」“ブラック ラッカー(Black Lacquer)”
「バケーション(VACATION®︎)」“アフター サン(After Sun)”
「バーバリー(BURBERRY)」“ハー インテンス(Her Intense)”
「バス&ボディ ワークス(BATH & BODY WORKS)」“プラチナム(Platinum)
「ディプティック(DIPTYQUE)」“フルールドゥポー ホリデイ エディション(Fleur De Peau Holiday Edition)”
「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」“デイジー ワイルド(Daisy Wild)”「ギークス ルール」が話題のゲーム「デス・ストランディング 2」とのコラボTシャツ発売 象徴的なキービジュアルを採用
渋谷パルコ:6月26日〜7月21日
札幌パルコ:7月26日〜8月4日
心斎橋パルコ:8月9〜18日
仙台パルコ:8月23日〜9月7日
広島パルコ:9月12〜28日
名古屋パルコ:10月3〜13日
※いずれも入場無料。各会場で最終日の閉場時刻は18:00。アイテム一覧
デイトナが長野県と包括連携協定締結 信州ブランドを県内外へ発信
デイトナが長野県と包括連携協定締結 信州ブランドを県内外へ発信
「サンローラン」から “Yシリーズ”の新作バッグが登場 長財布やポーチも収納できるフォーム
人魚、ヤシの木など夏を彩るモチーフが多数登場 米「WWD」から注目水着をピックアップ!
2025年発売水着をチェック!
「ストーニー クレーバー レーン」× 「ローラー ラビット」
「エルスペース」×「アロハコレクション」
「レスリー・アモン」×コイバード
「スキムス」
「オーブリー・スウィムス」
「カップシー」
「エルスペース」×「レイルズ」
「ビタミンA」
「エルスペース」
水着一覧
人魚、ヤシの木など夏を彩るモチーフが多数登場 米「WWD」から注目水着をピックアップ!
2025年発売水着をチェック!
「ストーニー クレーバー レーン」× 「ローラー ラビット」
「エルスペース」×「アロハコレクション」
「レスリー・アモン」×コイバード
「スキムス」
「オーブリー・スウィムス」
「カップシー」
「エルスペース」×「レイルズ」
「ビタミンA」
「エルスペース」
水着一覧
「“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因」 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表
同社のAI技術による鑑定では、過去1年間で91.6%が真正品、8.4%が鑑定不能と判定された。同社の調査によると、偽造被害が大きかったブランドの上位は「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTN)」「プラダ(PRADA)」「グッチ(GUCCI)」「シャネル(CHANEL)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」で、とりわけ、「グッチ」の偽造バッグは1219万ドル(約17億円)相当、「シャネル」に関しては5億4740万ドル(約788億円)相当の偽造品が検出された。「“デュープ(模倣品)文化”が詐欺経済の成長要因」 真贋鑑定ビジネスのエントルピーが模倣品リポートを発表
同社のAI技術による鑑定では、過去1年間で91.6%が真正品、8.4%が鑑定不能と判定された。同社の調査によると、偽造被害が大きかったブランドの上位は「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTN)」「プラダ(PRADA)」「グッチ(GUCCI)」「シャネル(CHANEL)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」で、とりわけ、「グッチ」の偽造バッグは1219万ドル(約17億円)相当、「シャネル」に関しては5億4740万ドル(約788億円)相当の偽造品が検出された。パリ発アイウエアブランド「ジミー フェアリー」が初上陸 23歳で立ち上げたブランド創設者が日本市場への挑戦を語る
「ジミー フェアリー」のアイデアは2010年、パリの学生寮の自室で生まれた。23歳で心理学を専攻していた私は、何か美しく、役に立ち、意味のあるものを創造したいという思いに駆られていた。父は営業職、母は環境省勤務という家庭で育ち、起業への意欲と社会に良い影響を与えたいという使命感が根付いていたのだ。
誰にでも響く、国際的で覚えやすく、意味のある名前を追求した。“フェアリー”は公正な価格設定、完全な透明性、D2Cモデルへの揺るぎないコミットメントを示す。“ジミー”は時代を超えたアイコン、ジェームズ・ディーン(James Dean)へのオマージュであり、スタイルと自由の象徴だ。つまり、スタイリッシュで手に取りやすく、誠実で人間味のあるブランドを体現した名前といえる。
「ジミー フェアリー」では、すべてが顧客体験から始まる。あらゆる段階で一貫して素晴らしい体験を提供することが目標だ。D2Cモデルはその中核にあり、企画から流通まで自社で管理することで、中間マージンを排除し、高品質を保ちながら適正価格を実現している。“手の届くハイクラス”というコンセプトを掲げ、最高級素材を用いながらも価格を抑えられるのは、D2Cモデルの採用にある。
もともとはオンライン販売が中心だったが、2012年にパリのヴィエイユ・デュ・タンプル通りに初の実店舗を開設。そこでは1か月の売上がオンライン累計に匹敵し、顧客との直接的な接点の重要性を改めて認識した。
日本進出は国際成長戦略の一環である。日本は独自の強い文化と美学があり、学ぶことが多い。 要求水準は高いが、それが私たちのブランドをさらに進化させてくれる。
日本市場は細部へのこだわりが強い。私自身も日本の美学やファッション感覚を敬愛している。東京とパリは、控えめで洗練されたエレガンスや美意識に共通点がある。伊勢丹の初ポップアップでは、ユニセックスで誰にでも似合うベストセラーを軸にしつつ、ファッション性の高い個性的なモデルも厳選した。無理に押し付けることなく、手頃さ、強い美学、地域の期待に応える配慮を大切にしている。
伊勢丹は日本を代表する百貨店であり、提携は大きなチャンスだ。選りすぐりの場に招かれたことは光栄である。プレミアムなブランド世界観を自然に日本へと持ち込みつつ、現地文化や商習慣を学びながら柔軟に対応し、テスト&ラーニングに取り組みたい。
今後は「ジミー フェアリー」の国際展開を加速させることが最大の目標だ。ヨーロッパで築いた150店舗の基盤をもとに、今年秋にはニューヨークに旗艦店をオープンする予定である。これは大きな一歩となる。 高品質で洗練されたプロダクトとデザインを新市場に届け、野心的かつ着実に歩みを進めていきたい。公正な価格、明確な美学、顧客との近さ、そして常に顧客に“Wow!”と思わせるという信念を、今後も守り続けていく。【スナップ】山﨑賢人、米倉涼子らが来場 「ウブロ」がウオッチ“ビッグ・バン”の20周年イベントを開催
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町田啓太や谷まりあ、山田優らの姿も「グッチ」×ヒグチユウコ “ボー&ボリス”の日本限定コレクションが登場
コラボ記念スイーツ・イベントも
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「ちいかわ」「ナガノのくま」が「UT」に! 「ユニクロ」とイラストレータのナガノがコラボ
ウィメンズとキッズサイズを制作
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各4型をラインアップ「マルニ」新デザイナーの有力候補に新鋭エレン・ホダコヴァ・ラーソンが浮上 LVMHプライズのグランプリ受賞者
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OTBと「マルニ」について
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「プーマ」がサレへ・ベンバリーとコラボした初のスニーカーをパリで先行販売 100足限定
新ロープロファイルスニーカー
“エイチ・ストリート”の体験もイベント概要
時間:25日/12:00~19:00 26、27日/11:00~19:00
住所:18 Rue Saint Gilles, 75003 Paris
※“ヴェラム”の先行販売は25日12時からローソンとフリークス ストアが4回目のコラボ “厚めの快適Tシャツ”と“ナイロンショートパンツ”を販売
藤原ヒロシ「フラグメント」とV.A.、“ジャック パーセル”がトリプルコラボスニーカーを発売
トリプルコラボスニーカー
“コンバース ジャック パーセル 1935 / ヴイエー”
営業時間:10:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前6-1-9
>事前抽選リンク 2025年下半期は「基盤の強化」 東洋&西洋占術から見る開運コスメとは?【スピリチュアル消費】
25年下半期、東洋占術では
「基盤の強化」がキーワード西洋占星術では木星が蟹座へ
「家」や「居場所」がフォーカスされる25年下半期に幸運を引き寄せる
「パール」「アースカラー」「定番の見直し」【蟹座を象徴する、珠玉のパールアイテム】
「シャネル」“ヴェルニ 401”
「イヴ・サンローラン」“ラブシャイン グロスプランパー No.1”
「ルナソル」“フラッシュクリエイター EX17”
【二黒土星&乙巳を象徴する、アースカラー&根本ケアアイテム】
「RMK」“シンクロマティック アイシャドウパレット EX-14”
「シセイドウ」“エッセンス スキンセッティング パウダー”
「イプサ」 “ME n”
「シュプリーム」と「クラークス」の新作コラボはリフレクティブ仕様の“ワラビー”
ローラが手掛ける「ステュディオR330」がポップアップを開催 定番デニムや愛犬のプリントTシャツも
定番コレクションのアイテム一覧
■「ステュディオR330」ポップアップ
場所:THE TOKYO 銀座
住所:東京都中央区銀座3-5-18“クロミ”と「ジーユー」がコラボ ビンテージライクに仕上げたTシャツ4型を発売
“クロミ”コラボTシャツ
かすれた風合いにデザイン百貨店の化粧品売り場はなぜ1階にあることが多いの?:#今さらビューティ部 Vol.1
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