タイガース優勝で阪神本店の売り上げ34%増 百貨店9月度は大手4社増収

百貨店大手4社の9月度売上高は、全社が前年同月の実績を上回った。三越伊勢丹が7.2%増、高島屋が4.8%増、大丸松坂屋百貨店が3.6%増、阪急阪神百貨店が3.2%増だった。免税売上高の回復とともに、気温の低下に伴って秋物衣料が動いた。

三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店は、外商招待会「丹青会」の開催日が9月にズレたため14.0%増と2ケタ成長だった。ラグジュアリーブランドがけん引した。伊勢丹新宿本店のイタリア展、三越日本橋本店のフランス展といった催事も集客に貢献した。

高島屋は一番店である大阪店が10.7%増だった。全体の免税売上高も2.7%増、免税を除いた売上高も4.6%増だった。気温の低下によって婦人服や紳士服も堅調に推移した。

大丸松坂屋は24年秋から大型改装を段階的に進めた松坂屋名古屋店が13.4%増だった。全体の免税売上高は11.8%増で、客単価は3.0%減だったものの客数が15.3%増になった。訪日客にはキャラクターグッズなどのIPコンテンツや化粧品が人気を集めた。

阪急阪神百貨店は旗艦店の阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)が大規模改装に伴う売り場閉鎖によって0.8%減で終わった。阪神梅田本店が阪神タイガースの優勝セールによって、22年の建て替え開業以来、最高の週間売上高を達成し、34.4%増となった。

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タイガース優勝で阪神本店の売り上げ34%増 百貨店9月度は大手4社増収

百貨店大手4社の9月度売上高は、全社が前年同月の実績を上回った。三越伊勢丹が7.2%増、高島屋が4.8%増、大丸松坂屋百貨店が3.6%増、阪急阪神百貨店が3.2%増だった。免税売上高の回復とともに、気温の低下に伴って秋物衣料が動いた。

三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店は、外商招待会「丹青会」の開催日が9月にズレたため14.0%増と2ケタ成長だった。ラグジュアリーブランドがけん引した。伊勢丹新宿本店のイタリア展、三越日本橋本店のフランス展といった催事も集客に貢献した。

高島屋は一番店である大阪店が10.7%増だった。全体の免税売上高も2.7%増、免税を除いた売上高も4.6%増だった。気温の低下によって婦人服や紳士服も堅調に推移した。

大丸松坂屋は24年秋から大型改装を段階的に進めた松坂屋名古屋店が13.4%増だった。全体の免税売上高は11.8%増で、客単価は3.0%減だったものの客数が15.3%増になった。訪日客にはキャラクターグッズなどのIPコンテンツや化粧品が人気を集めた。

阪急阪神百貨店は旗艦店の阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)が大規模改装に伴う売り場閉鎖によって0.8%減で終わった。阪神梅田本店が阪神タイガースの優勝セールによって、22年の建て替え開業以来、最高の週間売上高を達成し、34.4%増となった。

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【2026年春夏ミラノコレ日記vol.3】もはやアートな「セルジオ ロッシ」やセクシー&カワイイな「ジミー チュウ」 果敢にアップデートるアクセブランド

2026年春夏のミラノ・ファッション・ウイークが開かれました。今季も「WWDJAPAN」は、村上要編集長と木村和花記者が、全方位全力取材!後半戦は、バッグ&シューズの展示会が目白押し。今季はそんなアクセサリーブランドたちが、底力を見せました。

「スポーツマックス」に学ぶ
アイデンティティーのあるミニマル

木村和花「WWDJAPAN」記者(以下、木村):「スポーツマックス(SPORTMAX)」がかわいかったです!今季はベージュやエクリュ、サンドなどのニュートラルカラーでまとめ、色とシルエットに集中したミニマルなムードが強いですが、ちゃんとアイデンティティーがあります。一見シンプルなロングジレでも、ラペルを重ねたり、スリットを入れたり。シアー素材のパンツとウエストをシェイプしたレザーのジャケットの合わせも、素材の対比でミニマルにとどまりません。“きちんと見え”するミニマルな服だけではない、“モード見え”すする落とし込みが好きでした。

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):「スポマ」って、時々前衛的すぎて「はて?」ってなっちゃうんですが、今季はそんなこともなく、一方で「マックスマーラ(MAX MARA)」とは違うモード感や実験的なムード、クリーンで知的な雰囲気を終始漂わせていましたね。方向性は「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」に近そうです。テーマは、「イン ライトネス&モーション」。直訳すれば、「軽やかな動きの中で」というカンジでしょうか?木村さんが言うダブルラペルや二重の前合わせは、シャープなカッティングのトレンチコートやジャケットに流動性をもたらし、トレンチの長いベルトやインナーとして合わせた同じ色のオーガンジーのマキシシャツ&シアーなパンツも動きにつながります。一着の中でも建築的な構築感と、柔らかな流動性が同居しつつ、トータルルックではそんなアイテムを組み合わせることでさらに静と道を多面的に表現している印象ですね。ライトネスには「明るさ」という意味もあるのかな?ごくごく淡いエクリュ、キャメル、バターイエロー、そしてホワイトが光を、そして黒やボルドーが影を表現しつつ、光を透過するシースルー素材と、反射するパテントレザーなど、素材のコントラストも効かせます。

コントラストが効いているのは、ボリュームも同じ。ウエストでキュッと絞めつつ、そのほかではボリュームを楽しんでいましたね。オーガンジーとシルクサテン重ねたドレスには、植物のイラストをのせました。「マックスマーラ」にもありましたが、それぞれにプリントを施すことで歩くたびに重なったり、ズレたりと揺らめき、モーションを表現します。花のモチーフは、歩くたびに風鈴のように澄んだ音を出すピアスや、バッグに取り付けたコサージュにもなっていましたね。ドレスには、シルクサテンを贅沢に使用。縫製は脇腹のあたりなど最小限にとどめているので、こちらも歩くたびに優雅に揺れるし、実用的なアイテムに仕上がっています。

軽さ重視で日本市場を狙う「フランツィ」

木村:「フランツィ(FRANZI)」は、かなり日本マーケットを意識します。新作の“カルラ バゲットバッグ“は代表例。本国チームが来日したとき「日本のお客さまは値段よりまず重さを確認する」ことに気づいて、軽量化を推し進めたそう。実際軽いのに、両サイドにファスナーポケットがあって、マグネットタイプのフラップも付いてと機能的。素材はやわらかいカーフレザーで、取り外し可能なショルダーストラップも付いています。まさに日本の消費者が求める要素をしっかり押さえているなと感じました。エントリー商材に位置付け、30万円台で販売します。最近のチャームブームにも向き合っています。ブランドの原点であるトランクや、軽量なのに堅牢だから乗っても壊れないという象のチャームは、ブランドのヒストリーを伝える良いツールですね。

村上:価格帯で言えば、「デルヴォー(DELVAUX)」や「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」クラスのブランドで、クロコダイルなどのエキゾチックレザーや、ハンドペイントの1点モノの制作などのサービスも実装しています。日本ではこれまで高島屋がセレクト空間の「サロン ル シック」や外商イベントなどで販売していましたが、最近、三喜商事がデュストリビューターになりました。日本の消費者に向けた新型バッグも、そんな戦略の一環です。

ドレスシューズだけじゃない「ジャンヴィト ロッシ」

木村:「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」は、バリエーションが広がりましたね。コレクションは、「深海」「シティ」「砂漠」という3つのシーンを表現しています。「深海」では深海魚のようなメタリック素材やイソギンチャクをモチーフにした立体感のあるスパンコール装飾など、華やかなでアイコニックなパンプスが登場。「シティ」は、都会的でシャープなシルエットのブーツ群。そして意外だったのは、「砂漠」のテーマで見せていた、クラシックなローファーや、ローテクスニーカーのような見た目のバレエシューズなど。市場のカジュアル傾倒の流れを汲みながら、提案の幅を広げていました。最近はジャンヴィトさんの娘、ソフィア(Sofia)さんもデザインに関わっているようで、その影響もあるのかもしれません。

ちゃんとセクシーだけどカワイイ
「ジミー チュウ」が変わった!

村上:「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」が変わりましたね!グラマラスなイメージ一辺倒でしたが、今シーズンはその根底にある女性らしさに思いを馳せ、セクシーやセンシュアル(官能的)なムードを削ぎ落とすことなく、パステルカラーのレースなどをふんだんに取り入れてカワイイ方向に舵を切っています。とはいえ、サテンのバレエシューズにはクリスタルのコードをプラス、花のようにカットアウトしたレースのパンプスにはメタルのポインテッドトゥ、大ぶりのフラワーコサージュをあしらったキトゥンヒールのスリングバックは極力アッパーのレースを小さくして足を艶かしく見せるなど、ブリブリにカワイイ「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」とは違う表現方法です。加えて、シューズはラグジュアリー、バッグはエントリーと位置付けているそうで、新型のレザーバッグはアンダー20万円!これまでの「ジミー チュウ」は特に丸みのあるレザーバッグを作るのが大の苦手だった印象ですが、かなり良い面構えに進化しています。良きサプライズでした!

もはやアートや建築の世界
「セルジオ ロッシ」はどこまで面白くなるのか⁉︎

木村:「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は昨シーズン、新クリエイティブ・ディレクターに就任したポール・アンドリュー(Paul Andrew)にインタビューし、彼の革新的な思考にとてもワクワクしました。今回のコレクションも、その期待を裏切りません。「曲線の女王」と呼ばれた建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)のマイアミにある高級レジデンスに着想を得たサンダルは、まるでウエッジソールの中央をくり抜いたかのような彫刻的デザイン。しかもソールは、後ろから見るとピンヒールのよう見える、遊び心あふれる一足です。昨シーズン驚いたカーボンファイバーを使ってブランドの頭文字のSを形作ったサンダルは、ウッド素材と組み合わせ、近未来的な造形に温もりを添えています。アッパーをロープで繋いだサンダルや、カーボンファイバーをメッシュ状に編み上げて樹脂を流し込んだソールがクールなモード感を高めるパンプスなど、どのモデルも実験的でありながら美しい。アンドリューは創業者が持っていたイノベーティブな精神に共鳴し、それを見事に進化させています。「靴でおしゃれがしたい」と思わせるコレクションでした。

英アーティストの色彩感覚で
“モザイコ“がロマンチックに息づく

木村:今シーズンは、アクセサリーブランドに勢いを感じます。みんな自分たちのDNAを新しい方法でどう表現するかに挑戦していて、面白いですね。「セラピアン(SERAPIAN)」は、イギリス人アーティストのベサン・ローラ・ウッド(Bethan Laura Wood)とコラボレーションし、アイデンティティーであるレザーの編み込み技法“モザイコ”で描くムードを拡張し続けます。ベサンはカラフルな色使いで知られるアーティストで、その唯一無二の色彩感覚を“モザイコ”で表現しています。着想源は日本の山岳風景だそう。寒色ベースの“モザイコ”は日の出の張り詰めた冷たい空気を思わせつつ、やがて色彩は太陽が昇って暖かくなるように暖色へとシフトします。日の入りをイメージしたピンクやオレンジ系の“モザイコ”は、夕方の少し切ない雰囲気。その情緒を表現できるのも、「セラピアン」の職人技があってこそですね。編み込むレザーの色を1本ずつ変えたり、さまざまな色を詰め込みつつ編み込むと塗り分けが見えないレザーを緻密に計算しながら用意したりと、さぞ職人泣かせだったのではと想像しますが、互いのクリエイティブが生きた素敵なコラボレーションでした。

村上:「セラピアン」は、アーティストの発想で定番のバリエーションを広げつつ、そのアイデアや形作るに際して生み出した新しいテクニックを定番商品にも活用するという意味において、アートとのコラボレーションが上手ですね。

「トッズ」は“ゴンミーニ”を生み出す
レザー職人の匠の技を洋服に活用

村上:「トッズ(TOD’S)」は引き続き、匠の技にオマージュを捧げます。今シーズンは、アイコニックなドライビングシューズ“ゴンミーニ”を生み出すに際して活用する技術を洋服にも応用してみようというコンセプト。“ゴンミーニ”言えば「ペブル」ですが、メタル仕様にしてローファーの踵に打ち付けたり、「パフォレーション」と呼ぶ穴を開ける技法で涼やかに仕上げたレザーでワンハンドルの“T タイムレス”バッグを作ったり。ウエアも先シーズンまでは男前スリムな正統派でしたが、今季は少しだけリラックスムードのレザーウエア1点勝負!なカンジ。職人へのリスペクトであり、クラフツマンシップへの自信の現れでしょうね。特に細く切り出したレザーを横に繋げてストライプを描いた大きな正方形のレザーは、上半身に巻きつけてトップスにしたり、アシンメトリーなヘムラインのスカートして、組み合わせることでオプティカルアートのようにユニークなスタイルに仕上げました。柔らかく舐めしたレザーは、上下の裾にリネンのようなファブリックを巻き付けてベアトップのドレスにしたり、ボンディングしたチェック柄のキャンバス地を貼り付けて存在感抜群のコートにしたり、細いレザーでシャツストライプを描いたりとさまざまな方法で大活躍。総レザーのアイテムは真夏には難しいけれど、今くらいの季節だったら袖を通してみたくなりますね。

「スンネイ」競売にかけられたデザイナーは本当に退任

木村:「スンネイ(SUNNEI)」は、2015年にロリス・メッシーナ(Loris Messina)とシモーネ・リッツォ(Simone Rizzo)がミラノで設立したブランドです。最近、周りの友人たちの間でも知名度を増していることもあり、私もショーを楽しみにしていました。

会場に入ると、そこはまるでオークション会場。最初に出てきたのは、巨大な「スンネイ」のロゴパネル。観客も一緒になって“競り”に参加します。次に出てきたのは、なんとデザイナーの2人。肩車で登場です(笑)。架空の通貨“ファッション通貨”で9500万という金額で競り落とされ、そこでオークションは終了。同時にショーも幕を閉じました。キョトンとする観客は置き去りに(笑)。みんな、「今のはなんだったんだ」という表情で、会場を後にしました。最新コレクションは、おそらくサクラの観客役が着ていたのでしょう。

今回はブランド10周年を迎えた節目に、“ファッション=商品であり、金融である”という問いを、オークションという演出を通じて示したそうです。そしてその夜に飛び込んできたのは、デザイナー2人の退任ニュース。共同創業者として10年間築き上げてきたブランドを去るという発表でした。声明では「方向性を変えるのではなく、さらに自由で実験的な道を探したい」と語っており、今回の劇場的な演出も彼らからの“別れの演出”だったのかもしれません。ミラノの若手を象徴する存在だっただけに、この先ブランドがどう舵を切るのか気になります。

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【2026年春夏ミラノコレ日記vol.3】もはやアートな「セルジオ ロッシ」やセクシー&カワイイな「ジミー チュウ」 果敢にアップデートるアクセブランド

2026年春夏のミラノ・ファッション・ウイークが開かれました。今季も「WWDJAPAN」は、村上要編集長と木村和花記者が、全方位全力取材!後半戦は、バッグ&シューズの展示会が目白押し。今季はそんなアクセサリーブランドたちが、底力を見せました。

「スポーツマックス」に学ぶ
アイデンティティーのあるミニマル

木村和花「WWDJAPAN」記者(以下、木村):「スポーツマックス(SPORTMAX)」がかわいかったです!今季はベージュやエクリュ、サンドなどのニュートラルカラーでまとめ、色とシルエットに集中したミニマルなムードが強いですが、ちゃんとアイデンティティーがあります。一見シンプルなロングジレでも、ラペルを重ねたり、スリットを入れたり。シアー素材のパンツとウエストをシェイプしたレザーのジャケットの合わせも、素材の対比でミニマルにとどまりません。“きちんと見え”するミニマルな服だけではない、“モード見え”すする落とし込みが好きでした。

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):「スポマ」って、時々前衛的すぎて「はて?」ってなっちゃうんですが、今季はそんなこともなく、一方で「マックスマーラ(MAX MARA)」とは違うモード感や実験的なムード、クリーンで知的な雰囲気を終始漂わせていましたね。方向性は「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」に近そうです。テーマは、「イン ライトネス&モーション」。直訳すれば、「軽やかな動きの中で」というカンジでしょうか?木村さんが言うダブルラペルや二重の前合わせは、シャープなカッティングのトレンチコートやジャケットに流動性をもたらし、トレンチの長いベルトやインナーとして合わせた同じ色のオーガンジーのマキシシャツ&シアーなパンツも動きにつながります。一着の中でも建築的な構築感と、柔らかな流動性が同居しつつ、トータルルックではそんなアイテムを組み合わせることでさらに静と道を多面的に表現している印象ですね。ライトネスには「明るさ」という意味もあるのかな?ごくごく淡いエクリュ、キャメル、バターイエロー、そしてホワイトが光を、そして黒やボルドーが影を表現しつつ、光を透過するシースルー素材と、反射するパテントレザーなど、素材のコントラストも効かせます。

コントラストが効いているのは、ボリュームも同じ。ウエストでキュッと絞めつつ、そのほかではボリュームを楽しんでいましたね。オーガンジーとシルクサテン重ねたドレスには、植物のイラストをのせました。「マックスマーラ」にもありましたが、それぞれにプリントを施すことで歩くたびに重なったり、ズレたりと揺らめき、モーションを表現します。花のモチーフは、歩くたびに風鈴のように澄んだ音を出すピアスや、バッグに取り付けたコサージュにもなっていましたね。ドレスには、シルクサテンを贅沢に使用。縫製は脇腹のあたりなど最小限にとどめているので、こちらも歩くたびに優雅に揺れるし、実用的なアイテムに仕上がっています。

軽さ重視で日本市場を狙う「フランツィ」

木村:「フランツィ(FRANZI)」は、かなり日本マーケットを意識します。新作の“カルラ バゲットバッグ“は代表例。本国チームが来日したとき「日本のお客さまは値段よりまず重さを確認する」ことに気づいて、軽量化を推し進めたそう。実際軽いのに、両サイドにファスナーポケットがあって、マグネットタイプのフラップも付いてと機能的。素材はやわらかいカーフレザーで、取り外し可能なショルダーストラップも付いています。まさに日本の消費者が求める要素をしっかり押さえているなと感じました。エントリー商材に位置付け、30万円台で販売します。最近のチャームブームにも向き合っています。ブランドの原点であるトランクや、軽量なのに堅牢だから乗っても壊れないという象のチャームは、ブランドのヒストリーを伝える良いツールですね。

村上:価格帯で言えば、「デルヴォー(DELVAUX)」や「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」クラスのブランドで、クロコダイルなどのエキゾチックレザーや、ハンドペイントの1点モノの制作などのサービスも実装しています。日本ではこれまで高島屋がセレクト空間の「サロン ル シック」や外商イベントなどで販売していましたが、最近、三喜商事がデュストリビューターになりました。日本の消費者に向けた新型バッグも、そんな戦略の一環です。

ドレスシューズだけじゃない「ジャンヴィト ロッシ」

木村:「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」は、バリエーションが広がりましたね。コレクションは、「深海」「シティ」「砂漠」という3つのシーンを表現しています。「深海」では深海魚のようなメタリック素材やイソギンチャクをモチーフにした立体感のあるスパンコール装飾など、華やかなでアイコニックなパンプスが登場。「シティ」は、都会的でシャープなシルエットのブーツ群。そして意外だったのは、「砂漠」のテーマで見せていた、クラシックなローファーや、ローテクスニーカーのような見た目のバレエシューズなど。市場のカジュアル傾倒の流れを汲みながら、提案の幅を広げていました。最近はジャンヴィトさんの娘、ソフィア(Sofia)さんもデザインに関わっているようで、その影響もあるのかもしれません。

ちゃんとセクシーだけどカワイイ
「ジミー チュウ」が変わった!

村上:「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」が変わりましたね!グラマラスなイメージ一辺倒でしたが、今シーズンはその根底にある女性らしさに思いを馳せ、セクシーやセンシュアル(官能的)なムードを削ぎ落とすことなく、パステルカラーのレースなどをふんだんに取り入れてカワイイ方向に舵を切っています。とはいえ、サテンのバレエシューズにはクリスタルのコードをプラス、花のようにカットアウトしたレースのパンプスにはメタルのポインテッドトゥ、大ぶりのフラワーコサージュをあしらったキトゥンヒールのスリングバックは極力アッパーのレースを小さくして足を艶かしく見せるなど、ブリブリにカワイイ「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」とは違う表現方法です。加えて、シューズはラグジュアリー、バッグはエントリーと位置付けているそうで、新型のレザーバッグはアンダー20万円!これまでの「ジミー チュウ」は特に丸みのあるレザーバッグを作るのが大の苦手だった印象ですが、かなり良い面構えに進化しています。良きサプライズでした!

もはやアートや建築の世界
「セルジオ ロッシ」はどこまで面白くなるのか⁉︎

木村:「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は昨シーズン、新クリエイティブ・ディレクターに就任したポール・アンドリュー(Paul Andrew)にインタビューし、彼の革新的な思考にとてもワクワクしました。今回のコレクションも、その期待を裏切りません。「曲線の女王」と呼ばれた建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)のマイアミにある高級レジデンスに着想を得たサンダルは、まるでウエッジソールの中央をくり抜いたかのような彫刻的デザイン。しかもソールは、後ろから見るとピンヒールのよう見える、遊び心あふれる一足です。昨シーズン驚いたカーボンファイバーを使ってブランドの頭文字のSを形作ったサンダルは、ウッド素材と組み合わせ、近未来的な造形に温もりを添えています。アッパーをロープで繋いだサンダルや、カーボンファイバーをメッシュ状に編み上げて樹脂を流し込んだソールがクールなモード感を高めるパンプスなど、どのモデルも実験的でありながら美しい。アンドリューは創業者が持っていたイノベーティブな精神に共鳴し、それを見事に進化させています。「靴でおしゃれがしたい」と思わせるコレクションでした。

英アーティストの色彩感覚で
“モザイコ“がロマンチックに息づく

木村:今シーズンは、アクセサリーブランドに勢いを感じます。みんな自分たちのDNAを新しい方法でどう表現するかに挑戦していて、面白いですね。「セラピアン(SERAPIAN)」は、イギリス人アーティストのベサン・ローラ・ウッド(Bethan Laura Wood)とコラボレーションし、アイデンティティーであるレザーの編み込み技法“モザイコ”で描くムードを拡張し続けます。ベサンはカラフルな色使いで知られるアーティストで、その唯一無二の色彩感覚を“モザイコ”で表現しています。着想源は日本の山岳風景だそう。寒色ベースの“モザイコ”は日の出の張り詰めた冷たい空気を思わせつつ、やがて色彩は太陽が昇って暖かくなるように暖色へとシフトします。日の入りをイメージしたピンクやオレンジ系の“モザイコ”は、夕方の少し切ない雰囲気。その情緒を表現できるのも、「セラピアン」の職人技があってこそですね。編み込むレザーの色を1本ずつ変えたり、さまざまな色を詰め込みつつ編み込むと塗り分けが見えないレザーを緻密に計算しながら用意したりと、さぞ職人泣かせだったのではと想像しますが、互いのクリエイティブが生きた素敵なコラボレーションでした。

村上:「セラピアン」は、アーティストの発想で定番のバリエーションを広げつつ、そのアイデアや形作るに際して生み出した新しいテクニックを定番商品にも活用するという意味において、アートとのコラボレーションが上手ですね。

「トッズ」は“ゴンミーニ”を生み出す
レザー職人の匠の技を洋服に活用

村上:「トッズ(TOD’S)」は引き続き、匠の技にオマージュを捧げます。今シーズンは、アイコニックなドライビングシューズ“ゴンミーニ”を生み出すに際して活用する技術を洋服にも応用してみようというコンセプト。“ゴンミーニ”言えば「ペブル」ですが、メタル仕様にしてローファーの踵に打ち付けたり、「パフォレーション」と呼ぶ穴を開ける技法で涼やかに仕上げたレザーでワンハンドルの“T タイムレス”バッグを作ったり。ウエアも先シーズンまでは男前スリムな正統派でしたが、今季は少しだけリラックスムードのレザーウエア1点勝負!なカンジ。職人へのリスペクトであり、クラフツマンシップへの自信の現れでしょうね。特に細く切り出したレザーを横に繋げてストライプを描いた大きな正方形のレザーは、上半身に巻きつけてトップスにしたり、アシンメトリーなヘムラインのスカートして、組み合わせることでオプティカルアートのようにユニークなスタイルに仕上げました。柔らかく舐めしたレザーは、上下の裾にリネンのようなファブリックを巻き付けてベアトップのドレスにしたり、ボンディングしたチェック柄のキャンバス地を貼り付けて存在感抜群のコートにしたり、細いレザーでシャツストライプを描いたりとさまざまな方法で大活躍。総レザーのアイテムは真夏には難しいけれど、今くらいの季節だったら袖を通してみたくなりますね。

「スンネイ」競売にかけられたデザイナーは本当に退任

木村:「スンネイ(SUNNEI)」は、2015年にロリス・メッシーナ(Loris Messina)とシモーネ・リッツォ(Simone Rizzo)がミラノで設立したブランドです。最近、周りの友人たちの間でも知名度を増していることもあり、私もショーを楽しみにしていました。

会場に入ると、そこはまるでオークション会場。最初に出てきたのは、巨大な「スンネイ」のロゴパネル。観客も一緒になって“競り”に参加します。次に出てきたのは、なんとデザイナーの2人。肩車で登場です(笑)。架空の通貨“ファッション通貨”で9500万という金額で競り落とされ、そこでオークションは終了。同時にショーも幕を閉じました。キョトンとする観客は置き去りに(笑)。みんな、「今のはなんだったんだ」という表情で、会場を後にしました。最新コレクションは、おそらくサクラの観客役が着ていたのでしょう。

今回はブランド10周年を迎えた節目に、“ファッション=商品であり、金融である”という問いを、オークションという演出を通じて示したそうです。そしてその夜に飛び込んできたのは、デザイナー2人の退任ニュース。共同創業者として10年間築き上げてきたブランドを去るという発表でした。声明では「方向性を変えるのではなく、さらに自由で実験的な道を探したい」と語っており、今回の劇場的な演出も彼らからの“別れの演出”だったのかもしれません。ミラノの若手を象徴する存在だっただけに、この先ブランドがどう舵を切るのか気になります。

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アシックス社員約700人が集結した大運動会 “ブラインドリレー”などで学ぶデフリンピック

アシックスは10月1日、アシックスやアシックスジャパンの社員約700人が参加する社内運動会を代々木第一体育館で開催した。同社は長らく運動会をやめていたが、昨年から社員の親睦のために再開した。東日本は東京、西日本は神戸で開催する。

廣田康人アシックス会長CEOは、開会式で「アシックスは非常に成長しています。この成長を支えてくれているのは、何より“ワンアシックス”で力を合わせて仕事をしてくれている皆さんのおかげです。今日は仕事を忘れて、思い切り楽しみましょう。そして、往年の名選手!往年のあなたと、今日のあなたは違いますからね。怪我のないよう、運動会を全力で楽しんでください」と元気よくエールを送った。

また、開会式にはスペシャルゲストとしてフェンシング日本代表の江村美咲選手と、同社とアドバイザー契約を締結した室伏広治さん(元ハンマー投げ選手、9月末までスポーツ庁長官)が登壇した。

江村選手「“サインエール”で心から応援」

今回の運動会では、日本初開催となる「東京2025デフリンピック」(11月15〜26日に開催)を社内に広めることも目的の一つだった。デフリンピックとは、聴覚障がいのあるアスリートを対象とした国際的な総合スポーツ競技大会で、「デフ(Deaf)」は英語で「耳が聞こえない」を意味している。

「東京2025デフリンピック」では、手話言語が主要言語だ。例えば「拍手」は両手を体の前に広げ、手のひら全体を左右にひらひらと動かして表現する。そこで開会式ではデフリンピックで推奨される応援方法の“サインエール”を用いた応援を実施した。

アシックスに出合うまで、“サインエール”の存在を知らなかったという江村選手は「これまでは伝える手段が限られていましたが、『心から応援している気持ちを伝えられる』と感じました。私もぜひ活用して、デフリンピックを応援したいと思います」とコメントし、社員と共に実践する様子も見られた。

アシックスは、「東京2025デフリンピック」のオフィシャルパートナーを務めており、公式ユニホームを担当。今年からオリンピック・パラリンピック・デフリンピックの大会共通デザインで提供する。「アシックス」のアイコニックな“サンライズレッド”を基調にした公式ウエアで、開会式や式典で着用するジャージの袖には「TEAM JAPAN」のワードマークを使用している。

目隠しで声や音を頼りに挑戦するブラインドリレー!?

運動会の定番種目であるの大玉送りや綱引きだけでなく、目隠しをしてさまざまな競技に挑む「ブラインドリレー」や、恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノリレー」など、多彩な競技が行われた。チームはレッド・ブルー・グリーン・イエロー・ホワイトの5つに分かれて対決する。

中でも印象的だったのが「ブラインドリレー」だ。2人1組×3ペアで構成され、目隠しをして3つの種目に挑戦し、リレー形式で各チームが勝負する。ピンポン玉をスプーンに乗せて落とさずにゴールを目指す「ピンポン玉運び」、鈴の音と声を頼りにドリブルをする「ブラインドドリブル」、そして1人が目隠しをしてカラーコーンを持ち、もう1人の声の誘導で少し先のカラーコーンに重ねる「ブラインドカラーコーン」だ。

参加者は耳を頼りに、仲間の声や音を聞き分けながら競技に臨む。少し前までワイワイと熱気に包まれていた会場も、「ブラインドドリブル」では一気に静まり返っていた。障がいやデフリンピックの競技への理解を深めながらも、チームで協力し合う楽しさや熱気が一層高まっていた。

社員運動会実施の狙いについて、スポーツマーケティング統括部 パラスポーツ企画部 マネジャーの三原千咲さんは「パラリンピックの認知度は95.5%ですが、デフリンピックは38.4%と、まだ広く知られていない。『東京2025デフリンピック』の日本選手団をサポートするオフィシャルパートナーとして、まずはアシックス社員に大会の存在、楽しさを知ってもらいたかった」と説明。来年の実施は未定としているが、デフリンピックの魅力を知り、スポーツを通じて新たな気づきやつながりを得られた今回の運動会は、社員同士の絆を深める場となった。

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便利の裏にある不平等を変えたい フェアな配送システムへの挑戦

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。

今回も引き続き登場するのは、コンベイ代表取締役CEOの梶田伸吾さん。物流の現場で「売り手・買い手・運び手」の力関係にいびつさを感じ、「誰かだけが苦しまない仕組みをつくりたい」と起業を決意しました。後編では、郵便局との直談判から始まった挑戦が、耐久性あるバッグ開発や障害者雇用の創出、そして「美しい物流」というビジョンへと広がっていくプロセスを掘り下げます。



この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。​
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セイコーウオッチ、服部真二氏がCEOに復帰 

セイコーグループの服部真ニ・会長兼最高経営責任者(CEO)兼最高文化責任者(CCO)は10月1日付で、子会社セイコーウオッチの会長兼CEO兼CCOに就任した。今回の人事で、2021年に離れていたセイコーウオッチのCEO職に復帰し、同社の内藤昭男社長とは2人で代表権を持つ。

同グループは、26年度を最終年度とする中期経営計画「SMILE145」を推進中。中核であるウオッチ事業の発展を重要な経営課題ととらえ、今回の人事によって経営基盤のさらなる強化を図る。

服部氏は1953年生まれ。三菱商事を経て84年に精工舎(現セイコーグループ)に入社した。以降、セイコープレシジョン社長やセイコーウオッチ社長、セイコーホールディングス(現セイコーグループ)社長を歴任し、2012年に同社会長兼グループCEOに就任した。セイコーウオッチでは、03年から社長を務め、その後会長兼CEOとして経営を主導。20年からはグループCCOとして、同グループの文化統括の役割も担ってきた。

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「ラサーナ」人気のアウトバストリートメントから限定“フラワーライチ”の香りが登場

海藻コスメブランド「ラサーナ(LA SANA)」は10月1日、オイルタイプの洗い流さないトリートメント“海藻 ヘア エッセンス しっとり”(25mL、1100円)から“フラワーライチの香り”を数量限定で発売した。取り扱いは、一部バラエティーショップとブランド公式ECなど。10月10日から全国のドラッグストアで販売開始する。

同製品はブランド内人気のアウトバストリートメントで、⾼い補修⼒とべたつかない使⽤感が特徴だ。1998年の発売以来、累計販売数は2500万本を突破(“ヘア エッセンス”シリーズ通算売上本数、2024年11月集計※自社調べ)した。限定の香りにはジャスミンとカモミールの天然精油を配合。可憐な花々にライチのみずみずしさを加え、甘く深い香りに仕上げた。海藻エキスをはじめとした天然由来の美髪成分を配合し、傷んだ髪を補修しながら髪に艶を与え、しっとりまとまる髪に導く。

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【スナップ】ロンドンコレ来場者の秋のスタイリング術 ベーシックなジャケットやブルゾンが華やぐアイデアを読み解く

9月18〜22日(現地時間)の期間、2026年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが開催された。ショー会場に集った来場者の装いを読み解く。

来場者は、ジャケットやブルゾン、ショートコート、カーディガンなどを取り入れた秋らしい装いに身を包んだ。秋のアウターを主役にしたスタイリングには、ベーシックなアイテムの合わせが輝くレイヤードやシルエットづくりのアイデアが満載だ。

バイカーやレーサーを想起するジャストサイズのレザージャケットや、レトロなムードの丸襟のショートコートは新鮮なムードをもたらす。インナーには、首元に彩りを加えるブラウスやミニマルなシャツ、透け感のあるセカンドスキントップなどが選ばれた。

ボトムスに注目すると、ワイドシルエットのパンツを取り入れたレイヤードスタイルが多く見られる。ハーフパンツは、タイツやソックスの合わせを楽しむ余白を生む。シューズは、レザーシューズが優勢で、ポインテッドトゥやスクエアトゥが装いにエッジを効かせた。一方で、ソフトな印象のモカシンシューズも支持された。

ヘッドウエアは、ハンチングやキャスケットが目新しく映る。紳士風のネクタイでマスキュリンに仕上げる着こなしも見られた。アウターの重厚感とのバランスを取ってか、ジュエリーは小ぶりなものが控えめに輝いた。

パンクやグランジ、アニメなどのカルチャー的なバックグラウンドを感じさせるスタイルも見受けられた。大胆な柄やグラフィック、クレイジーパターンのアイテムには、スラックスやレザーシューズなどを掛け合わせて、すっきりと見せるのが人気だ。ソフィア・コッポラ(Sophia Coppola)の映画の世界観のような、ロマンティックでガーリーなスタイルには、ランジェリー風のスカートやバレエシューズが取り入れられた。

PHOTO:YU FUJIWARA

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【スナップ】ロンドンコレ来場者の秋のスタイリング術 ベーシックなジャケットやブルゾンが華やぐアイデアを読み解く

9月18〜22日(現地時間)の期間、2026年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが開催された。ショー会場に集った来場者の装いを読み解く。

来場者は、ジャケットやブルゾン、ショートコート、カーディガンなどを取り入れた秋らしい装いに身を包んだ。秋のアウターを主役にしたスタイリングには、ベーシックなアイテムの合わせが輝くレイヤードやシルエットづくりのアイデアが満載だ。

バイカーやレーサーを想起するジャストサイズのレザージャケットや、レトロなムードの丸襟のショートコートは新鮮なムードをもたらす。インナーには、首元に彩りを加えるブラウスやミニマルなシャツ、透け感のあるセカンドスキントップなどが選ばれた。

ボトムスに注目すると、ワイドシルエットのパンツを取り入れたレイヤードスタイルが多く見られる。ハーフパンツは、タイツやソックスの合わせを楽しむ余白を生む。シューズは、レザーシューズが優勢で、ポインテッドトゥやスクエアトゥが装いにエッジを効かせた。一方で、ソフトな印象のモカシンシューズも支持された。

ヘッドウエアは、ハンチングやキャスケットが目新しく映る。紳士風のネクタイでマスキュリンに仕上げる着こなしも見られた。アウターの重厚感とのバランスを取ってか、ジュエリーは小ぶりなものが控えめに輝いた。

パンクやグランジ、アニメなどのカルチャー的なバックグラウンドを感じさせるスタイルも見受けられた。大胆な柄やグラフィック、クレイジーパターンのアイテムには、スラックスやレザーシューズなどを掛け合わせて、すっきりと見せるのが人気だ。ソフィア・コッポラ(Sophia Coppola)の映画の世界観のような、ロマンティックでガーリーなスタイルには、ランジェリー風のスカートやバレエシューズが取り入れられた。

PHOTO:YU FUJIWARA

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パリコレで障がい者が“普通の存在になりつつあるという「特別」” 2つのショーで異才が活躍

本命だった大学に落ち、結果入学したのは、障がい児教育を専攻する教育学部だった。とはいえ障がい児教育を専攻したのは、私自身、右耳の聞こえが悪いから。左耳にピアスを複数つけているのは、相手に左側に立って欲しいから。長年の経験で、ファッションはデメリットを克服し得ると結構真剣に思っている。

大学は本命ではなかったせいか、それとも自分自身に障がいがあるせいか、一部の人との違いに違和感を覚えながら障がい児と向き合った4年間だった。特に違和感を覚えたのは、近隣にあった教員養成系の大学で障がい児教育の教諭を目指していた人たちとの、言うなればスタンスの違いだったと思う。(今では、その価値も理解しているつもりだが)「無償の愛」を提供すべきという前提に立ち、時には慈善的に接している姿を見ると不思議に思ったものだ。私は、そこまでにはなれなかった。ボランティア活動は当たり前になっていたし、どちらかと言えば子どもたちには好かれる方だと思っていたが、中には「嫌いな子」だっていた。でも、それで良いと思っていた。聖人ではない私は、健常者にも、好きな人がいれば、嫌いな人もいるから。それが健常者と障がい者を区別しないスタンスなのでは?とは、今でも少し思っている。

だからこそ「ヘラルボニー(HERALBONY)」、特に松田文登・崇弥兄弟のスタンスに共感している。彼らの兄は、私も大学生の時に向き合っていた自閉症者という。とはいえ2人にとって自閉症者の兄は、毎日の生活の中に当たり前のように存在する“普通”。だからこそ彼らは、「ヘラルボニー」の作家たちを「才能ある作家」ではなく、「異才ある作家」と捉えているのではないか?彼らが皆、アートの才能を有しているわけではない。そこは健常者と同じで、才能のある人もいれば、そうではない人もいる。でも、もし才能があったら、世に評価されるべきではないか?異才に興味を持つ人もいるのではないか?私の中の「ヘラルボニー」は、そんな問いかけをしている存在。「もし才能があったら、世に評価されるべきではないか?」「異才に興味を持つ人もいるのではないか?」は健常者にも言えること。だから私は、「ヘラルボニー」って究極、健常者と障がい者を区別していないのでは?と捉えている。

そんな風に考える私にとって、2025年9月30日、26年春夏パリ・ファッション・ウイークの2日目は、忘れえぬ日になった。障がい者が2つのショーで、健常者ばかりだった世界に溶け込み始める予感を覚えたからだ。

頭蓋顔面異骨と動静脈奇形のモデルが
挑発的な表現で美の規範を揺さぶる

最初のショーは、「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」。直訳は「排泄物の素材」という、聞く限りはアヴァンギャルドなブランドだ。「リック・オウエンス(RICK OWENS)」のショーでもお馴染みのインフルエンサー・デュオ、ハンナ・ローズ(Hannah Rose)とスティーブン・ラージ(Steven Raj)によるブランドは、ネーミングの通り挑発的な表現でジェンダーや身体性に由来する美の規範を揺さぶる。ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)の支援を受けるブランドだ。

ショーは確かに「リック オウエンス」のように挑発的だった。古典的なドレスを着るのは、さまざまなジェンダー、体型のモデルたち。特権階級の人たちしか着ることのなかった、そして洋服に体を合わせるような感覚のドレスを太った人や男性までまとうことで既成概念に疑義を唱えているのだろう。ハイライトは、パーキンソン病を抱えた高齢の女性モデルと、頭蓋顔面異骨や動静脈奇形という先天性の異常を抱えるインフルエンサー、ニッキー・リリー(Nilly Lily)の登場。パーキンソン病の女性はかつてデムナ(Demna)の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でも登場したが、頭蓋顔面異骨のモデルは少なくとも私の記憶には存在しない(とは言え、彼女はインフルエンサーとしてレッドカーペットなどに登場している)。バラのコサージュを胸元にあしらった、コルセットを内蔵したドレスに身を包んだニッキーの姿に来場者は驚いたかもしれないが、ショーは普通に進行。フィナーレでハンナとスティーブン、そしてモデルたちは拍手喝采を浴びた。

障がい者が美しさの頂点で
普通に存在という「特別」

もう1つのショーは、冒頭の「ヘラルボニー」とコラボレーションした「アンリアレイジ(ANREALAGE)」だ。その詳細は、上の記事の通り。今シーズンの「アンリアレイジ」は、「ヘラルボニー」の18人の契約作家の作品をデザインに落とし込み、衣服にセンサーを入れて自由自在に動かすことを試みた。「ヘラルボニー」のミッション「異才を、放て。」のごとく、洋服を自律的に動かすことで、アートに内在するパワーの存在を訴える。

ショー会場には、「ヘラルボニー」の松田文登・崇弥兄弟はもちろん、18人の中の2人、やまなみ工房の中川ももこさんと、鳥山シュウさんの姿もあった。ショーの前、2人の写真を撮らせてもらった。気さくな人だった。

そして、ショー。18人の作家の作品はさまざまな形で生地に落とし込まれ、フリルやペプラムが内在するパワーを表現する。肝心のセンサーは、最初はオーガンジーなどのフリュイドな素材に搭載してしまったせいか、その動きがセンサーによるものなのか、モデルのウォーキングによるものなのかわかりづらかったが、終盤のペプラムは確実に大きくうねっている。上で紹介した記事の取材時、森永邦彦デザイナーは「まだ、センサーが制御しきれていない。時々、洋服が脱げてしまうことも(苦笑)」と話していた。あれから3週間で形になったのだから、相当頑張って、巻き返したのだと思う。

フィナーレでは、一緒に取材していた同僚にランウエイの動画撮影を託し、私は契約作家の2人、中川さんと鳥山さんを密かに撮影していた。鳥山さんの顔はチンパンジーのお面でわからないが、拍手をしている。中川さんは、とても嬉しそうだった。フィナーレで森永デザイナーが2人を紹介すると、2人は気恥ずかしそうに、でも嬉しそうに席を立ち、拍手喝采を浴びる。これまで数多のファッションショーで、デザイナーが協業したクリエイターを紹介し、彼らもまた拍手を浴びる場面を見てきた。ランウエイショーの世界では「普通」の出来事が今、「アンリアレイジ」とコラボした障がい者デザイナーに対しても起こっている。

上の記事で松田崇弥最高経営責任者は今回のコラボレーションについて、「ある種の美しさの頂点のような場所で重度の知的障がい者たちの命が鼓動するのは、社会運動的でもあるし、周りの人たちに対する希望でもある。『すごく素敵だよ』『かっこいいよね』『アンリアレイジとの新しいクリエイション、半端ないね』などの感想と共に、作品が広がっていくことで人の可能性を見出していきたい。制度を変えてきた運動はあったが、別の種の美しい“社会運動”になるといいな」と話していた。私の感想は、まさにそれだ。忖度なしに「すごく素敵」。作家のアートも、それを素材にした「アンリアレイジ」の洋服も、「すごく素敵」だった。

ショーが終わって、改めて中川さんと鳥山さんに話しかけた。2人とも親指を立てたり、笑顔を見せていたりで誇らしげだ。自分は、号泣している。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による最初の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」以来の大落涙だった。泣いているということは、私こそ、障がい者を特別視しているのだろうか?いや、障がい者がパリ・ファッション・ウイークという世界でも“「普通」の存在になりつつあるという特別”に感動したのだと信じたい。

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パリコレで障がい者が“普通の存在になりつつあるという「特別」” 2つのショーで異才が活躍

本命だった大学に落ち、結果入学したのは、障がい児教育を専攻する教育学部だった。とはいえ障がい児教育を専攻したのは、私自身、右耳の聞こえが悪いから。左耳にピアスを複数つけているのは、相手に左側に立って欲しいから。長年の経験で、ファッションはデメリットを克服し得ると結構真剣に思っている。

大学は本命ではなかったせいか、それとも自分自身に障がいがあるせいか、一部の人との違いに違和感を覚えながら障がい児と向き合った4年間だった。特に違和感を覚えたのは、近隣にあった教員養成系の大学で障がい児教育の教諭を目指していた人たちとの、言うなればスタンスの違いだったと思う。(今では、その価値も理解しているつもりだが)「無償の愛」を提供すべきという前提に立ち、時には慈善的に接している姿を見ると不思議に思ったものだ。私は、そこまでにはなれなかった。ボランティア活動は当たり前になっていたし、どちらかと言えば子どもたちには好かれる方だと思っていたが、中には「嫌いな子」だっていた。でも、それで良いと思っていた。聖人ではない私は、健常者にも、好きな人がいれば、嫌いな人もいるから。それが健常者と障がい者を区別しないスタンスなのでは?とは、今でも少し思っている。

だからこそ「ヘラルボニー(HERALBONY)」、特に松田文登・崇弥兄弟のスタンスに共感している。彼らの兄は、私も大学生の時に向き合っていた自閉症者という。とはいえ2人にとって自閉症者の兄は、毎日の生活の中に当たり前のように存在する“普通”。だからこそ彼らは、「ヘラルボニー」の作家たちを「才能ある作家」ではなく、「異才ある作家」と捉えているのではないか?彼らが皆、アートの才能を有しているわけではない。そこは健常者と同じで、才能のある人もいれば、そうではない人もいる。でも、もし才能があったら、世に評価されるべきではないか?異才に興味を持つ人もいるのではないか?私の中の「ヘラルボニー」は、そんな問いかけをしている存在。「もし才能があったら、世に評価されるべきではないか?」「異才に興味を持つ人もいるのではないか?」は健常者にも言えること。だから私は、「ヘラルボニー」って究極、健常者と障がい者を区別していないのでは?と捉えている。

そんな風に考える私にとって、2025年9月30日、26年春夏パリ・ファッション・ウイークの2日目は、忘れえぬ日になった。障がい者が2つのショーで、健常者ばかりだった世界に溶け込み始める予感を覚えたからだ。

頭蓋顔面異骨と動静脈奇形のモデルが
挑発的な表現で美の規範を揺さぶる

最初のショーは、「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」。直訳は「排泄物の素材」という、聞く限りはアヴァンギャルドなブランドだ。「リック・オウエンス(RICK OWENS)」のショーでもお馴染みのインフルエンサー・デュオ、ハンナ・ローズ(Hannah Rose)とスティーブン・ラージ(Steven Raj)によるブランドは、ネーミングの通り挑発的な表現でジェンダーや身体性に由来する美の規範を揺さぶる。ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)の支援を受けるブランドだ。

ショーは確かに「リック オウエンス」のように挑発的だった。古典的なドレスを着るのは、さまざまなジェンダー、体型のモデルたち。特権階級の人たちしか着ることのなかった、そして洋服に体を合わせるような感覚のドレスを太った人や男性までまとうことで既成概念に疑義を唱えているのだろう。ハイライトは、パーキンソン病を抱えた高齢の女性モデルと、頭蓋顔面異骨や動静脈奇形という先天性の異常を抱えるインフルエンサー、ニッキー・リリー(Nilly Lily)の登場。パーキンソン病の女性はかつてデムナ(Demna)の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でも登場したが、頭蓋顔面異骨のモデルは少なくとも私の記憶には存在しない(とは言え、彼女はインフルエンサーとしてレッドカーペットなどに登場している)。バラのコサージュを胸元にあしらった、コルセットを内蔵したドレスに身を包んだニッキーの姿に来場者は驚いたかもしれないが、ショーは普通に進行。フィナーレでハンナとスティーブン、そしてモデルたちは拍手喝采を浴びた。

障がい者が美しさの頂点で
普通に存在という「特別」

もう1つのショーは、冒頭の「ヘラルボニー」とコラボレーションした「アンリアレイジ(ANREALAGE)」だ。その詳細は、上の記事の通り。今シーズンの「アンリアレイジ」は、「ヘラルボニー」の18人の契約作家の作品をデザインに落とし込み、衣服にセンサーを入れて自由自在に動かすことを試みた。「ヘラルボニー」のミッション「異才を、放て。」のごとく、洋服を自律的に動かすことで、アートに内在するパワーの存在を訴える。

ショー会場には、「ヘラルボニー」の松田文登・崇弥兄弟はもちろん、18人の中の2人、やまなみ工房の中川ももこさんと、鳥山シュウさんの姿もあった。ショーの前、2人の写真を撮らせてもらった。気さくな人だった。

そして、ショー。18人の作家の作品はさまざまな形で生地に落とし込まれ、フリルやペプラムが内在するパワーを表現する。肝心のセンサーは、最初はオーガンジーなどのフリュイドな素材に搭載してしまったせいか、その動きがセンサーによるものなのか、モデルのウォーキングによるものなのかわかりづらかったが、終盤のペプラムは確実に大きくうねっている。上で紹介した記事の取材時、森永邦彦デザイナーは「まだ、センサーが制御しきれていない。時々、洋服が脱げてしまうことも(苦笑)」と話していた。あれから3週間で形になったのだから、相当頑張って、巻き返したのだと思う。

フィナーレでは、一緒に取材していた同僚にランウエイの動画撮影を託し、私は契約作家の2人、中川さんと鳥山さんを密かに撮影していた。鳥山さんの顔はチンパンジーのお面でわからないが、拍手をしている。中川さんは、とても嬉しそうだった。フィナーレで森永デザイナーが2人を紹介すると、2人は気恥ずかしそうに、でも嬉しそうに席を立ち、拍手喝采を浴びる。これまで数多のファッションショーで、デザイナーが協業したクリエイターを紹介し、彼らもまた拍手を浴びる場面を見てきた。ランウエイショーの世界では「普通」の出来事が今、「アンリアレイジ」とコラボした障がい者デザイナーに対しても起こっている。

上の記事で松田崇弥最高経営責任者は今回のコラボレーションについて、「ある種の美しさの頂点のような場所で重度の知的障がい者たちの命が鼓動するのは、社会運動的でもあるし、周りの人たちに対する希望でもある。『すごく素敵だよ』『かっこいいよね』『アンリアレイジとの新しいクリエイション、半端ないね』などの感想と共に、作品が広がっていくことで人の可能性を見出していきたい。制度を変えてきた運動はあったが、別の種の美しい“社会運動”になるといいな」と話していた。私の感想は、まさにそれだ。忖度なしに「すごく素敵」。作家のアートも、それを素材にした「アンリアレイジ」の洋服も、「すごく素敵」だった。

ショーが終わって、改めて中川さんと鳥山さんに話しかけた。2人とも親指を立てたり、笑顔を見せていたりで誇らしげだ。自分は、号泣している。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による最初の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」以来の大落涙だった。泣いているということは、私こそ、障がい者を特別視しているのだろうか?いや、障がい者がパリ・ファッション・ウイークという世界でも“「普通」の存在になりつつあるという特別”に感動したのだと信じたい。

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アウトドアブランド「アンドワンダー」がイタリア発の「ロア」とのコラボコレクションを発売 タイダイ染めなど計10型を展開

アウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」は10月1日、イタリアのシューズ&アパレルブランド「ロア(ROA)」とのコラボレーションコレクションを発売した。「アンドワンダー」各店舗やECで販売する。

同コレクションでは、タイダイ染めやコラボロゴが特徴的なアイテムを展開。“ガーメントダイ ナイロン フーデッドジャケット”(ブラック、カーキ、各6万3800円)、“ガーメントダイ ナイロン パンツ”(ブラック、カーキ、各3万9600円)、“キルティング フリース ジャケット”(6万9300円)、“ガーメントダイ ワッフル ポケットTシャツ”(ブラック、ベージュ、各2万9700円)、“ガーメントダイ プリンテッドT”(1万6500円)、“シル プリンテッド サコッシュ”(1万5400円)、シューズ“シンギーノ × アンドワンダー”(オフホワイト、カーキ、各5万9400円)、“ボーンソックス”(9900円)、“ビーニー”(1万9800円)、“3Dネックウォーマー”(1万6500円)をラインアップする。

「ロア」とは?

「ロア」は2015年に設立されたイタリアのシューズ&アパレルブランドで、最新でテクニカルなアウトドアウエアのイノベーションにインスピレーションを受けながら、クロスオーバーで実験的なテクニックを採用し、ハイブリッドな世界観をもつ製品を生み出している。スポーツウエアの視点をアウトドアフットウエアに応用し、前衛的な素材と、パフォーマンスから派生した構造技術を用いることで、機能性の価値を高めることに挑戦している

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アウトドアブランド「アンドワンダー」がイタリア発の「ロア」とのコラボコレクションを発売 タイダイ染めなど計10型を展開

アウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」は10月1日、イタリアのシューズ&アパレルブランド「ロア(ROA)」とのコラボレーションコレクションを発売した。「アンドワンダー」各店舗やECで販売する。

同コレクションでは、タイダイ染めやコラボロゴが特徴的なアイテムを展開。“ガーメントダイ ナイロン フーデッドジャケット”(ブラック、カーキ、各6万3800円)、“ガーメントダイ ナイロン パンツ”(ブラック、カーキ、各3万9600円)、“キルティング フリース ジャケット”(6万9300円)、“ガーメントダイ ワッフル ポケットTシャツ”(ブラック、ベージュ、各2万9700円)、“ガーメントダイ プリンテッドT”(1万6500円)、“シル プリンテッド サコッシュ”(1万5400円)、シューズ“シンギーノ × アンドワンダー”(オフホワイト、カーキ、各5万9400円)、“ボーンソックス”(9900円)、“ビーニー”(1万9800円)、“3Dネックウォーマー”(1万6500円)をラインアップする。

「ロア」とは?

「ロア」は2015年に設立されたイタリアのシューズ&アパレルブランドで、最新でテクニカルなアウトドアウエアのイノベーションにインスピレーションを受けながら、クロスオーバーで実験的なテクニックを採用し、ハイブリッドな世界観をもつ製品を生み出している。スポーツウエアの視点をアウトドアフットウエアに応用し、前衛的な素材と、パフォーマンスから派生した構造技術を用いることで、機能性の価値を高めることに挑戦している

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上智大学発サステナブルブランド「カルテナ」がポップアップ ワークショップも開催

上智大学発サステナブルブランド「カルテナ(CARUTENA)」は10月25、26日、ポップアップ「ブランニュー カルテナ(BRAND NEW CARUTENA)」を東京都渋谷区神宮前でオープンする。

ポップアップ
「ブランニュー カルテナ」

本ポップアップでは、カルテナのデザイナーの1日をコンセプトとし、仕事とプライベートのくつろぐ時間ともに、同団体の商品が寄り添うことを表現、8月のリブランディングを経たカルテナの魅力を紹介する。当日はワークショップの開催も予定する。

■ポップアップ「ブランニュー カルテナ」
日程:10月25、26日
時間:12:00〜19:00
場所:エイト ギャラリー(EIGHT GALLERY)
住所:東京都渋谷区神宮前2-21-15

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キャサリン妃とメラニア夫人の3日間8スタイル トランプ米大統領夫妻の英国訪問

アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は9月16日、メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人を連れ、国賓としてイギリスを3日間訪問した。連日続いた公式行事で、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)とメラニア夫人のファッションが大きな注目を集めた。

DAY1:英国ブランドを華麗に着こなし

ロンドン・スタンステッド空港に到着したメラニア夫人は、「バーバリー(BURBERRY)」のロングトレンチコートと「ディオール(DIOR)」のフラットブーツのスタイルで姿を現した。

その後の歓迎式典では、キャサリン妃が「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の淡色コートドレスに「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子をあわせ、英国らしい正統派の装いでトランプ夫妻をおもてなし。メラニア夫人は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のネイビードレスと、スタイリストのエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)特注による帽子を被り、シャープな印象を演出した。

バッキンガム宮殿での晩餐会では、キャサリン妃は「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の白いドレス、メラニア夫人は「ディオール(DIOR)」のクチュールドレスで登場し、双方が華を添えた。

DAY2:国賓晩餐会には華やかなドレスで

翌日はウィンザー城を訪問。トランプ夫妻を出迎えたキャサリン皇太子妃は、温かみのあるバーガンディーを基調にした「エミリア ウィックステッド」のダブルブレストのコートドレスを着こなした。スカート部分に、大幅のプリーツが施されたエレガントな一枚。バッグとパンプスは、同系色の「シャネル(CHANEL)」でそろえた。

メラニア夫人は、イギリスの帽子職人、スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が作った「ディオール」オートクチュールの帽子を主役に登場。到着後、故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の墓への参拝もあってか、グレイッシュなセットアップスーツに身を包んでいた。

その夜は国賓晩餐会に出席し、チャールズ国王(King Charles III)夫妻らと交流した。メラニア夫人は、鮮やかなイエローが映えるウェス・ゴードン(Wes Gordon)による「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のクレープドレスを着用。ラベンダートーンのバックルベルトと「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」のパンプスを合わせ、外交の場を華やかに彩った。

一方、キャサリン妃は、「フィリッパ・レプリー(PHILLIPA LEPLEY)」によるカスタムドレスをセレクト。アイボリーのシルククレープのドレスの上には、手刺しゅうによるゴールドのシャンティ・レースの羽織りを重ね、高貴かつクラシカルな装いを披露した。また、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃が使っていた、揺れる真珠をあしらったダイヤモンドアーチが特徴のティアラ、故エリザベス女王が所有していたダイヤモンドのイヤリングを合わせ、王室らしい気品を漂わせた。

DAY3:秋らしい色使いで王妃らとリラックスムード

最終日には、カミラ王妃(Queen Camilla)とともに、ウィンザー城内にある王立図書館を視察。上品なキャメル色のやわらかなレザーを使ったセットアップは、クラシックかつモダンに印象付けた。

また城内にある17世紀の英国のカントリーハウス、フロッグモア庭園(Frogmore House)では、子ども向け交流イベントにキャサリン妃と参加。偶然にも2人はアースカラーをセレクトし、メラニア夫人は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のチェスナット色のスエードサファリジャケット、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」のパンツ、「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」の定番フラットシューズ“トロンペット(Trompette)”を選んだ。

キャサリン妃は、「ミーアンドエム(ME+EM)」のニットベストとクロップドのミリタリージャケット、イギリスの老舗絹織りメーカー、サドベリー・シルク・ミルズ(Sudbury Silk Mills)のスカーフ、「ラルフ ローレン」によるダークブラウンのツイードスカート、そしてここ数年愛用している「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」の特注ロングブーツを合わせた。

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キャサリン妃とメラニア夫人の3日間8スタイル トランプ米大統領夫妻の英国訪問

アメリカのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は9月16日、メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人を連れ、国賓としてイギリスを3日間訪問した。連日続いた公式行事で、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)とメラニア夫人のファッションが大きな注目を集めた。

DAY1:英国ブランドを華麗に着こなし

ロンドン・スタンステッド空港に到着したメラニア夫人は、「バーバリー(BURBERRY)」のロングトレンチコートと「ディオール(DIOR)」のフラットブーツのスタイルで姿を現した。

その後の歓迎式典では、キャサリン妃が「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の淡色コートドレスに「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子をあわせ、英国らしい正統派の装いでトランプ夫妻をおもてなし。メラニア夫人は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のネイビードレスと、スタイリストのエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)特注による帽子を被り、シャープな印象を演出した。

バッキンガム宮殿での晩餐会では、キャサリン妃は「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の白いドレス、メラニア夫人は「ディオール(DIOR)」のクチュールドレスで登場し、双方が華を添えた。

DAY2:国賓晩餐会には華やかなドレスで

翌日はウィンザー城を訪問。トランプ夫妻を出迎えたキャサリン皇太子妃は、温かみのあるバーガンディーを基調にした「エミリア ウィックステッド」のダブルブレストのコートドレスを着こなした。スカート部分に、大幅のプリーツが施されたエレガントな一枚。バッグとパンプスは、同系色の「シャネル(CHANEL)」でそろえた。

メラニア夫人は、イギリスの帽子職人、スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が作った「ディオール」オートクチュールの帽子を主役に登場。到着後、故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の墓への参拝もあってか、グレイッシュなセットアップスーツに身を包んでいた。

その夜は国賓晩餐会に出席し、チャールズ国王(King Charles III)夫妻らと交流した。メラニア夫人は、鮮やかなイエローが映えるウェス・ゴードン(Wes Gordon)による「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のクレープドレスを着用。ラベンダートーンのバックルベルトと「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」のパンプスを合わせ、外交の場を華やかに彩った。

一方、キャサリン妃は、「フィリッパ・レプリー(PHILLIPA LEPLEY)」によるカスタムドレスをセレクト。アイボリーのシルククレープのドレスの上には、手刺しゅうによるゴールドのシャンティ・レースの羽織りを重ね、高貴かつクラシカルな装いを披露した。また、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃が使っていた、揺れる真珠をあしらったダイヤモンドアーチが特徴のティアラ、故エリザベス女王が所有していたダイヤモンドのイヤリングを合わせ、王室らしい気品を漂わせた。

DAY3:秋らしい色使いで王妃らとリラックスムード

最終日には、カミラ王妃(Queen Camilla)とともに、ウィンザー城内にある王立図書館を視察。上品なキャメル色のやわらかなレザーを使ったセットアップは、クラシックかつモダンに印象付けた。

また城内にある17世紀の英国のカントリーハウス、フロッグモア庭園(Frogmore House)では、子ども向け交流イベントにキャサリン妃と参加。偶然にも2人はアースカラーをセレクトし、メラニア夫人は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のチェスナット色のスエードサファリジャケット、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」のパンツ、「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」の定番フラットシューズ“トロンペット(Trompette)”を選んだ。

キャサリン妃は、「ミーアンドエム(ME+EM)」のニットベストとクロップドのミリタリージャケット、イギリスの老舗絹織りメーカー、サドベリー・シルク・ミルズ(Sudbury Silk Mills)のスカーフ、「ラルフ ローレン」によるダークブラウンのツイードスカート、そしてここ数年愛用している「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」の特注ロングブーツを合わせた。

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展示会で見つけた端境期の上手な着こなし提案  今っぽいレイヤードのコツとは?

暑い秋が続くけれど、夏物には飽きたという微妙な“端境期”は服選びに困りがちです。この時期に求められるのは、涼しく軽いのに、退屈には見えないというわがまま仕様。長すぎる残暑が当たり前になるなか、各ブランドは創意工夫を凝らしたアイテムやスタイリングを提案しています。スイッチシーズン向けに増えているのは、シアーやレースを多用したり、スカーフなどの“ちょい足し”アイテムを盛り込んだりといったアレンジ。“秋色夏素材”も季節を交わらせる提案です。2025-26年秋冬展示会で目に留まった新アイテムや着こなし技をまとめてご紹介します。

レースレイヤードで“涼シック”な秋仕様

着る服を1枚でも減らしたい真夏と違って、初秋にはレイヤードが楽しめます。ただし、まだ残暑が続く時期なので、各ブランドは、重ね着前提のアイテムを豊富に提案しています。有力候補はシアー素材を使った極薄アイテム。特にレースアイテムとカジュアル系ボトムスを組み合わせると、互いの持ち味を引き出し合って、こなれた印象に仕上がります。

「ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)」MDの陬波このみさんは、センシュアルな質感のレーススカートをダメージ加工を施したフレアデニムの上に重ねます。カジュアりなジーンズに新たな表情が加わります。テーラードジャケットを羽織れば、シックにも転身。

レースを軸に“フェミニン×マニッシュ”

レースはフェミニンではかなげなムードを帯びるので、マニッシュなアイテムとのミックスコーディネートに向いています。バランスの取り方次第で自分好みの印象に導きやすいスタイリング。「カオス(CHAOS)」がトップスとスカートのセットアップに選んだ素材は、ストレッチ仕様のレースです。上からデニムシャツを重ねて、“フェミニン×マニッシュ”の好バランスに整えています。着こなし面では首筋が涼しい抜き襟風のシャツアレンジが見どころ。ベルトで絞りを利かせて、砂時計シルエットを演出。シャツの前を開けても、ベルトのおかげでルーズに見えていません。

長袖のストレッチレース・トップスにストライプ柄のシャツを重ねたレイヤードプランも提案しています。実際に、セットで購入する人も多いそう。シャツの前開け加減で温度調節しやすいのは、端境期に好都合。抜き襟、前開け、袖まくりの3点セットで、秋らしさと風通しのダブルゲットが叶います。

シャツの重ね着も新しい

色や柄の異なるシャツを2枚重ねるスタイリングも今季おすすめ。「J.プレス(J.PRESS)」のルックは無地のシャツに、細いストライプ柄のシャツを重ねています。襟が2枚見える意外感もこの着方のいいところ。

「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」もシャツのレイヤードを打ち出しました。クロップド丈で、一段と軽やかな着映えに。ボトムスはワイドパンツにフレアスカートを重ね、上下の“ダブルレイヤード”に。重層的な見え具合に整いました。

シャツやカットソーを“トッピング巻き”

小ぶりのアイテムをトッピング感覚で重ねると、装いにアクセントが加わります。スカーフやストールが代表的ですが、ニットウエアやシャツを巻く手も使えます。「ロンハーマン(RON HERMAN)」はチェック柄のシャツをニットトップスの上から巻きました。シャツをストールのように使う小技。シャツのほうが見た目が軽いのに加え、ひねりの効いた印象に。チェック柄などの表情豊かなシャツを巻くのがおしゃれ見えのコツです。

「オブリオ(AUBRIOT)」はハウンドトゥース柄ジャケットの上に、赤いカットソーをスカーフのように結びました。トーンの異なる赤系アイテムをミックス。暖色を響き合わせました。色なじみのよいブラウン系パンツを引き合わせて、穏やかな着映えにまとめ上げています。最もビビッドなカットソーが格好の差し色になりました。

着るスカーフで印象的な“プラス0.5枚”に

重ね着以外で少しだけ彩りを加えたい――。端境期にありがちな、こういう微妙な状況では“着るスカーフ”が効果的。肩や腰に広げて巻く使い方です。服1枚には届かない“プラス0.5枚”のまとい方です。

「アイシービー(ICB)」はパンツスーツのパンツにスカーフを広げて巻きました。スーツとは印象の異なる素材感もポイント。幾何学的なスクエア柄のトリミングがスーツ姿にアート感を加えています。

スカーフは首巻きや肩掛けが定位置です。でも、ベルト通しから垂らすと、ボトムスの動感を高められます。オータムカラーを差し込みやすい簡単に決まる小技です。

服選びが悩ましい、夏から秋への移行期には、レースやシャツ、スカーフなどを使ったスタイリングが重宝です。重ね着に向くジレ(ベスト)やキャミソールなどもスイッチシーズンに役立つアイテム。夏物同士の掛け算は冬本番の手前まで使えるシーズンレスの着こなしです。四季の区別がはっきりしない傾向は年々、強まっているから、端境期をしのぐテクニックはますます出番が多くなっていきそうです。

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「サーデイヴィス」開発責任者が“ウイスキー界のデヴィッド・ボウイ”と呼ばれたワケ

PROFILE: ビル・ラムズデン/「グレンモーレンジィ」「アードベッグ」最高蒸留・製造責任者

ビル・ラムズデン/「グレンモーレンジィ」「アードベッグ」最高蒸留・製造責任者
PROFILE: 1995年、蒸留所のマネージャーとしてMHD モエ ヘネシー ディアジオに入社。98年から現職。モルト・アドヴォケート・アワードの「インダストリー・リーダー・オブ・ザ・イヤー」を3回受賞した唯一のウイスキー・クリエイター

“稀代のイノベーター”や“樽の魔術師”――ウイスキー・クリエイターとして異名をほしいままにするビル・ラムズデン(Bill Lumsden)博士が来日した。「グレンモーレンジィ(GLENMORANGIE)」「アードベッグ(ARDBEG)」「サーデイヴィス(SIRDAVIS)」の開発責任者として業界をリードする氏は、どのような人物なのか。1周年を迎えた「サーデイヴィス」の開発秘話と共に話を聞いた。

ウイスキー業界に入るまで

WWD:スコットランドの西部に生まれたと聞いた。どのような地域だったのか。

ビル・ラムズデン「グレンモーレンジィ」「アードベッグ」最高蒸留・製造責任者(以下、ラムズデン):スコットランド西部のグリーノックに生まれた。造船業で栄えた街だ。そんな歴史もあってか、私の周りもブルーカラーの仕事に就く人が多かった。その多くが16歳で学校を中退している。

そんな中、私は大学へ進学した。(辿れる限り)うちの家系で初めてだった。ウイスキーと出合ったのもこの頃。これを話すと「ご冗談を」と言われるが、人生で初めて飲んだウイスキーは「グレンモーレンジィ」だった。それから40年。今でもウイスキー業界にいて、ウイスキーを作り続けている。

WWD:スコットランドはウイスキーの世界三大産地だ。

ラムズデン:スコットランド人の中には毎日飲んでいる人もいるだろう。私の家族も例に漏れず、みんなウイスキーを嗜んでいた。

特に、私の世代より若い世代の方がウイスキーに親しみがあると感じている。これはメディア露出の増加によるものだろう。この状況、つまりウイスキーを作っている人がメディアと話すなんてかつては考えられなかった。

WWD:大学卒業後、すぐにウイスキー業界に足を踏み入れたのか。

ラムズデン:博士号取得のため、スコットランドの首都エジンバラにあるヘリオット・ワット大学に進学した。醸造学と蒸留学で知られる大学で、私もそれらを学んだ。ある日、私のことを気に入ってくれた教授が、スコッチウイスキー界のベテランを紹介してくれた。このような縁があり、業界に足を踏み入れた。

WWD:もし別の道を選んでいたなら。

ラムズデン:ファブリックの世界も興味深い。私が「ミッソーニ(MISSONI)」が好きなのも、ファブリックの美しさから。タータンに代表されるように、スコットランドには織物の文化が根付いているからかな。

私は裕福な家系の出ではない。そのため、自立してからは買い物依存症のようにショッピングを楽しんだよ(笑)。7歳下の妹も同じ症状だった。

ウイスキーの開発者として

WWD:ウイスキーの開発者はどのような毎日を過ごしているのか。

ラムズデン:社内外のメールに返信をしたり、会議をしたり、試飲をしたりは毎日のルーティーンだが、“通常の1日”はない。スコットランドの蒸留所で現場仕事をする日もあれば、東京や大阪で人前に立つ日もある。「サーデイヴィス」の開発のため、(ビヨンセ・ノウルズ・)カーター氏と打ち合わせすることも。違う毎日を送れることは本当に楽しい。

WWD:開発者の仕事は多岐に渡る。必要な素質はあるか?

ラムズデン:当たり前だが、第一にウイスキーが好きであること。意外に思うかもしれないが、面接時に「ウイスキーはお好きですか?」と聞くと言葉を濁す人もいる。

私のような開発者になろうと思ったら、化学の知識は一通りあった方が良い。さらにトップまで上り詰めようと思ったら、クリエイティビティーとオープンマインドを備えることも。また、今や開発者はPRの仕事も担う。ユーモアを交えながら人前で話せなければならない。

WWD:ウイスキーを作る際の“クリエイティビティー”とは何を指すのか。

ラムズデン:例えば、東京での体験に着想した“グレンモーレンジィ トーキョー(GLENMORANGIE TOKYO)”や、コーヒー豆を焙煎した“グレンモーレンジィ シグネット(GLENMORANGIE SIGNET)”。これらが体現しているように、さまざまな場所を訪れ、さまざまな物を口にし、目にした色でさえインスピレーション源にする。(開発時は)必ずしもロジカルに考えなくて良い。熟成年や用いた樽だけでなく、クリエイティビティーもウイスキーの魅力になる。

私はコントラリアン(Contrarian)だと思う。みんなが履いているからという理由で、同じスニーカーを履きたくない。「ミッソーニ」が好きなもう1つの理由は、トレンドとして消費されるブランドではないからだ。

WWD:毎日が新作開発の糧になっている。職業病はあるか。

ラムズデン:プライベートでも細部にこだわりを持つ。ネクタイは、色ごとにそろえて収納していないと落ち着かない。庭から家へ戻るときは、行きと同じルートを通らないと気がすまない。こんな感じだから、我が家は生活感がまるでない(笑)。また、分かりやすいところだと、ウイスキーを飲んだ時は「私だったらこうする」と考えてしまうことかな。

WWD:“稀代のイノベーター”や“樽の魔術師”など、さまざまな呼ばれ方をしていることについては。

ラムズデン:大変光栄だ。中でもうれしかったのは、スコッチウイスキーを支えてきた人たちで成る団体「ザ・キーパーズ・オブ・ザ・クエイヒ(THE KEEPERS OF THE QUAICH)」から言われた“ウイスキー界のデヴィッド・ボウイ”。デヴィッド・ボウイは、音楽スタイル、ヘアスタイルやファッションまで“変わる”ことに長けた人。私自身が目指す姿と重なり、とても光栄だった。

WWD:ご自身でニックネームを付けるなら。

ラムズデン:“楽しい(Joyful)人”として記憶されたい。「ビル・ラムズデンは何を成し遂げたのか」という問いに、「人々を笑顔にした」と答えてもらえるような。

ビヨンセと協業した「サーデイヴィス」が1周年

WWD:「サーデイヴィス」の開発を振り返って。

ラムズデン:キャリアの中でもトップレベルの難易度だった。1つ目の理由は、スコッチウイスキーから離れたアメリカンウイスキーであったから。そして、世界的な大スターである(ビヨンセ・ノウルズ・)カーター氏との協業だったから。初めてお会いしたとき、彼女はチャーミングでエレガント、そして親切だったことを覚えている。おかげで私の緊張もほぐれた。

この会合の前に、少し下調べをした。彼女がウイスキー愛好家で、中でもサントリーの“山崎”がお気に入りであることを知った。つまり、彼女はスムースな味わいのウイスキーが好みだった。一方、カーター氏は米国出身なので、アメリカンウイスキーを作りたかった。でも、アメリカンウイスキーはパワフルな味わいが特徴だ。カーター氏好みのスムースさを出すには、全く新しいウイスキーを作る必要があった。

「サーデイヴィス」は、マッシュビル(穀物の配合レシピ)が珍しい。ライ麦を51%、大麦を49%配合している。ライ麦でアメリカンウイスキーらしいパワフルさを、大麦でカーター氏が好むスムースさを出した。これらを提案したのは私だが、選んだのはカーター氏。まさに“ビヨンセのウイスキー”だと言えるだろう。

WWD:おすすめの飲み方を教えてほしい。

ラムズデン:一番はオンザロックスタイル。特に日本の丸氷がぴったり。

WWD:「サーデイヴィス」の反響を教えてほしい。

ラムズデン:市場からの反響はとても良く、絶えず供給するのが大変なくらい。そして、カーター氏にも非常に満足していただけている。

「サーデイヴィス」はカテゴリーとしてはアメリカンウイスキーだが、その配合レシピゆえ、アメリカンウイスキーの愛好家は「これはライウイスキーなのか」と疑問を抱くことだろう。しかし、カーター氏自身のように、「サーデイヴィス」は特別なウイスキー。“通常のアメリカンウイスキー”でないことを今後はしっかりと伝えていきたい。

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スノピ新社長のスタバ前社長・水口氏 アパレル事業に積極投資

キャンプ用品大手のスノーピーク(SNOW PEAK)は、10月1日付で新社長に前スターバックス コーヒージャパン社長の水口貴文氏(58)が就任した。創業家以外の社長は初。創業家の現社長の山井太氏(65)は代表権を持つ会長に就く。2010年代から急成長を成し遂げ、コロナ禍のキャンプブームの反動減に苦しんだ同社は、新体制でどう変わるのか。

三条から日本ブランドを世界に

10月30日に東京・原宿で記者会見を開いた。これまで創業家の山井氏のカリスマ性で成長を遂げてきた同社だが、これからは山井会長と水口社長の“バディ経営”で新しい成長フェーズに移る。水口氏が社長COO兼CBO(チーフブランディングオフィサー)、山井氏が会長CEO兼CCO(チーフクリエイティブオフィサー)として役割を分担する。山井氏が企業活動の新しい価値やビジョンを主導し、水口氏がその実現のため実務や組織作りを担うことになる。

水口氏はLVJジャパン(現ルイ・ヴィトン ジャパン)を経て、ロエベジャパンのプレジデント&CEOを経験し、14年にスターバックス コーヒージャパンに入社。16年に同社のCEOに就任し、国内2000店舗を超えるコーヒーチェーン最大手に発展させた手腕で名高い。

17年に水口氏がプライベートで家族と新潟県のスノーピークのキャンプ施設を利用した際、山井氏と意気投合したのが二人の出合いだという。山井氏は水口氏について「ベースにある価値観が私と同じ」と信頼を寄せる。水口氏は22年からスノーピークの社外取締役に起用された。

水口氏は「私がずっと外資ブランドを日本で成長させる仕事を担ってきたが、いつかは日本の価値を世界に広める仕事がしたいと思っていた。(スノーピーク本社のある)新潟・三条からブランドを世界に届けたい」と話した。

世界的なクリエイティブ・ディレクターを起用

水口氏が新戦略として強調したのは「エントランス(入り口)の多様化」だ。強みであるキャンプの熱心なユーザーだけでなく、キャンプと縁のない消費者にもブランドを広める。カギになるのは後発のアパレル事業であり、水口氏は「アパレルをメインエントランス化したい」と話す。アウトドア向けの機能性の高い服だけでなく、ファッションやライフスタイルに寄せて幅広い層が着用できる服を増やす。現在、アパレル業界における世界的なクリエイティブ・ディレクターの起用を進める。

同社は経営の自由度を高める目的で、24年にMBO(経営陣による買収)を実施して非上場化した。MBO前の23年12月期実績である売上高257億円、営業利益9億4300万円、純利益100万円に対して、MBO後の25年12月期見通しは売上高250億円、営業利益13億円、純利益9億円。売上高を維持しながら、利益を大幅に回復させた。この間、経費削減に取り組むとともに、主力の日本および米国で直販比率(直営店、公式EC)を高めた。課題とされていた在庫も半分程度に圧縮している。

2030年に向けて年平均成長率を国内10%程度、国外15%超のトータル10%超と見込む。山井氏は「27年末か28年初めをメドに再上場を目指したい」とも語った。

山井梨沙氏の復帰はあるか

記者会見では、アパレル事業の強化にあたって山井氏の長女・梨沙氏が経営に復帰する可能性があるかを尋ねる質問が出た。梨沙氏は22年、既婚男性との交際と妊娠を理由にスノーピークの社長を辞任した経緯がある。

山井氏は現時点で梨沙氏は同社の全ての役職を辞任していると話した上で、「アパレルビジネスを立ち上げた本人なので、時代の要請で彼女の力が必要ならば、帰ってくることもあるかもしれない」と可能性を述べた。一方で水口氏は「基本は会社組織なので、彼女がどうというよりも、会社としての戦略が先にあって一番必要な人を入れることが原理原則だ。そこが逆になるとおかしなことになる。その厳しさは持っていきたい」と補足する場面があった。

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スノピ新社長のスタバ前社長・水口氏 アパレル事業に積極投資

キャンプ用品大手のスノーピーク(SNOW PEAK)は、10月1日付で新社長に前スターバックス コーヒージャパン社長の水口貴文氏(58)が就任した。創業家以外の社長は初。創業家の現社長の山井太氏(65)は代表権を持つ会長に就く。2010年代から急成長を成し遂げ、コロナ禍のキャンプブームの反動減に苦しんだ同社は、新体制でどう変わるのか。

三条から日本ブランドを世界に

10月30日に東京・原宿で記者会見を開いた。これまで創業家の山井氏のカリスマ性で成長を遂げてきた同社だが、これからは山井会長と水口社長の“バディ経営”で新しい成長フェーズに移る。水口氏が社長COO兼CBO(チーフブランディングオフィサー)、山井氏が会長CEO兼CCO(チーフクリエイティブオフィサー)として役割を分担する。山井氏が企業活動の新しい価値やビジョンを主導し、水口氏がその実現のため実務や組織作りを担うことになる。

水口氏はLVJジャパン(現ルイ・ヴィトン ジャパン)を経て、ロエベジャパンのプレジデント&CEOを経験し、14年にスターバックス コーヒージャパンに入社。16年に同社のCEOに就任し、国内2000店舗を超えるコーヒーチェーン最大手に発展させた手腕で名高い。

17年に水口氏がプライベートで家族と新潟県のスノーピークのキャンプ施設を利用した際、山井氏と意気投合したのが二人の出合いだという。山井氏は水口氏について「ベースにある価値観が私と同じ」と信頼を寄せる。水口氏は22年からスノーピークの社外取締役に起用された。

水口氏は「私がずっと外資ブランドを日本で成長させる仕事を担ってきたが、いつかは日本の価値を世界に広める仕事がしたいと思っていた。(スノーピーク本社のある)新潟・三条からブランドを世界に届けたい」と話した。

世界的なクリエイティブ・ディレクターを起用

水口氏が新戦略として強調したのは「エントランス(入り口)の多様化」だ。強みであるキャンプの熱心なユーザーだけでなく、キャンプと縁のない消費者にもブランドを広める。カギになるのは後発のアパレル事業であり、水口氏は「アパレルをメインエントランス化したい」と話す。アウトドア向けの機能性の高い服だけでなく、ファッションやライフスタイルに寄せて幅広い層が着用できる服を増やす。現在、アパレル業界における世界的なクリエイティブ・ディレクターの起用を進める。

同社は経営の自由度を高める目的で、24年にMBO(経営陣による買収)を実施して非上場化した。MBO前の23年12月期実績である売上高257億円、営業利益9億4300万円、純利益100万円に対して、MBO後の25年12月期見通しは売上高250億円、営業利益13億円、純利益9億円。売上高を維持しながら、利益を大幅に回復させた。この間、経費削減に取り組むとともに、主力の日本および米国で直販比率(直営店、公式EC)を高めた。課題とされていた在庫も半分程度に圧縮している。

2030年に向けて年平均成長率を国内10%程度、国外15%超のトータル10%超と見込む。山井氏は「27年末か28年初めをメドに再上場を目指したい」とも語った。

山井梨沙氏の復帰はあるか

記者会見では、アパレル事業の強化にあたって山井氏の長女・梨沙氏が経営に復帰する可能性があるかを尋ねる質問が出た。梨沙氏は22年、既婚男性との交際と妊娠を理由にスノーピークの社長を辞任した経緯がある。

山井氏は現時点で梨沙氏は同社の全ての役職を辞任していると話した上で、「アパレルビジネスを立ち上げた本人なので、時代の要請で彼女の力が必要ならば、帰ってくることもあるかもしれない」と可能性を述べた。一方で水口氏は「基本は会社組織なので、彼女がどうというよりも、会社としての戦略が先にあって一番必要な人を入れることが原理原則だ。そこが逆になるとおかしなことになる。その厳しさは持っていきたい」と補足する場面があった。

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「ポール・スミス」と「バブアー」がコラボ 英国のカントリーショーに着想

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、「バブアー(BARBOUR)」とコラボレーションしたコレクション“ポール・スミス ラブズ バブアー(PAUL SMITH LOVES BARBOUR)”を発表した。本日10月1日から「ポール・スミス」の公式オンラインストアや直営店などで販売するほか、11月3日まで渋谷スクランブルスクエアにオープン中の期間限定ショップでも取り扱う。

ワックスドジャケットを中心とした豊富なラインアップ

今回のコラボは、両者が英国を拠点とするブランドであることから、同国のカントリーショーに着想して再構築したカントリースタイルを提案する。コレクションの中心となるのは、「ポール・スミス」のシグネチャーであるストライプ仕様のパッチワークや意外性のあるカラーブロックにアップデートした、「バブアー」を代表するワックスドジャケット“ビデイル(BEDALE)”だ。また、ロング丈の“ボーダー(BORDER)”とショート丈の“トランスポート”も用意するほか、ワックスドコットン製のバケットハットからレインブーツ、ネップ糸で編んだニット、Tシャツ、エナメルピンバッジ、傘までを豊富にラインアップする。価格帯は2200~9万7900円だ。

今回のコレクションについて、イアン・バーギン(Ian Bergin)「バブアー」メンズウエア・フットウエア&アクセサリー・ディレクターは、「“サー・ポール・スミス”が持つ独特のウィットが、コレクションの随所に表れている。美しい仕立てと隠れたディテール、そして遊び心のあるアプローチが『バブアー』の機能性とスタイルと見事に融合し、まさに両ブランドの“らしさ”が詰まったコレクションだ」とコメントしている。

なおコラボを記念して、アイルランドの映画監督レオン・ウォード(Leonn Ward)が映像作品を制作し、現在「ポール・スミス」の公式サイトで視聴することができる。

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「ポール・スミス」と「バブアー」がコラボ 英国のカントリーショーに着想

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、「バブアー(BARBOUR)」とコラボレーションしたコレクション“ポール・スミス ラブズ バブアー(PAUL SMITH LOVES BARBOUR)”を発表した。本日10月1日から「ポール・スミス」の公式オンラインストアや直営店などで販売するほか、11月3日まで渋谷スクランブルスクエアにオープン中の期間限定ショップでも取り扱う。

ワックスドジャケットを中心とした豊富なラインアップ

今回のコラボは、両者が英国を拠点とするブランドであることから、同国のカントリーショーに着想して再構築したカントリースタイルを提案する。コレクションの中心となるのは、「ポール・スミス」のシグネチャーであるストライプ仕様のパッチワークや意外性のあるカラーブロックにアップデートした、「バブアー」を代表するワックスドジャケット“ビデイル(BEDALE)”だ。また、ロング丈の“ボーダー(BORDER)”とショート丈の“トランスポート”も用意するほか、ワックスドコットン製のバケットハットからレインブーツ、ネップ糸で編んだニット、Tシャツ、エナメルピンバッジ、傘までを豊富にラインアップする。価格帯は2200~9万7900円だ。

今回のコレクションについて、イアン・バーギン(Ian Bergin)「バブアー」メンズウエア・フットウエア&アクセサリー・ディレクターは、「“サー・ポール・スミス”が持つ独特のウィットが、コレクションの随所に表れている。美しい仕立てと隠れたディテール、そして遊び心のあるアプローチが『バブアー』の機能性とスタイルと見事に融合し、まさに両ブランドの“らしさ”が詰まったコレクションだ」とコメントしている。

なおコラボを記念して、アイルランドの映画監督レオン・ウォード(Leonn Ward)が映像作品を制作し、現在「ポール・スミス」の公式サイトで視聴することができる。

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【スナップ】ゼンデイヤ、BLACKPINKリサ、Stray Kidsフィリックスらが来場 「ルイ・ヴィトン」2026年春夏コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、仏ルーブル美術館を舞台にニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターによる2026年春夏コレクションを発表した。

フロントローには、ゼンデイヤ、BLACKPINK リサ、Stray Kids フィリックス(Felix)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ソフィー・ターナー(Sophie Turner)らが姿を見せた。

ゼンデイヤは、1960年代の“スウィンギング・ロンドン”を彷ふつとさせるシルバーのミニドレスとフリップカールで登場した。ルックは、長年、彼女のスタイリストを務めるロー・ローチ(Law Roach)と共に、メゾンの最新クルーズコレクションから選んだ。。ゼンデイヤは現在、ロンドンを拠点に映画「デューン 砂の惑星 パート3(Dune: Part Three)」と「スパイダーマン ブラン・ニュー・デイ(Spider-Man: Brand New Day)」の撮影を週替わりでこなしている。ショーの後すぐに撮影地へと戻る彼女は、「この会場にいられることが私にとって本当に重要なことです。ありがたいことに、時差がほとんどないので良かったです」とコメントした。

BLACKPINK のリサはStray Kids のフィリックスと写真を撮り話題に。過去2回のショーでランウエイを歩いたフィリックスは、今回は最前列でショーを楽しんでいた。「次回のショーで歩く機会があれば絶対にやりたい。今回ここに来られただけでも本当に感謝している」と語った。着用ルックについても「非常に自信を与えてくれる」と付け加えた。

ソフィー・ターナーは、最新クルーズコレクションから翼のように大きく広がる肩の衣装を着用した。「(ネットフリックスのドラマ)『サンドマン』の登場人物みたい」と例え、「でもこの衣装がたまらなく好きなの。ニコラスのコレクションはいつも私にインスピレーションを与えてくれる。ある種の個性と、この世のものとは思えない要素を取り入れているから。だからすごく興奮しているわ」と続けた。

同ブランドの長年のアンバサダーであるジェニファー・コネリー(Jennifer Connelly)は、メゾンの一員であることがK-POPを探求するきっかけにはならなかったと正直に語った。代わりに彼女は会場内の芸術作品、特に壮麗な天井に注目した。「ここにいることができて本当に光栄です。ジェスキエールはいつも私を驚かせてくれます。とはいえ、彼が非凡なものを生み出すのは決して驚くことではないのです」と、ディレクターと親交の深いコネリーは金箔の天井に見とれながら語った。

来場者スナップ

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【スナップ】ゼンデイヤ、BLACKPINKリサ、Stray Kidsフィリックスらが来場 「ルイ・ヴィトン」2026年春夏コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、仏ルーブル美術館を舞台にニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターによる2026年春夏コレクションを発表した。

フロントローには、ゼンデイヤ、BLACKPINK リサ、Stray Kids フィリックス(Felix)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ソフィー・ターナー(Sophie Turner)らが姿を見せた。

ゼンデイヤは、1960年代の“スウィンギング・ロンドン”を彷ふつとさせるシルバーのミニドレスとフリップカールで登場した。ルックは、長年、彼女のスタイリストを務めるロー・ローチ(Law Roach)と共に、メゾンの最新クルーズコレクションから選んだ。。ゼンデイヤは現在、ロンドンを拠点に映画「デューン 砂の惑星 パート3(Dune: Part Three)」と「スパイダーマン ブラン・ニュー・デイ(Spider-Man: Brand New Day)」の撮影を週替わりでこなしている。ショーの後すぐに撮影地へと戻る彼女は、「この会場にいられることが私にとって本当に重要なことです。ありがたいことに、時差がほとんどないので良かったです」とコメントした。

BLACKPINK のリサはStray Kids のフィリックスと写真を撮り話題に。過去2回のショーでランウエイを歩いたフィリックスは、今回は最前列でショーを楽しんでいた。「次回のショーで歩く機会があれば絶対にやりたい。今回ここに来られただけでも本当に感謝している」と語った。着用ルックについても「非常に自信を与えてくれる」と付け加えた。

ソフィー・ターナーは、最新クルーズコレクションから翼のように大きく広がる肩の衣装を着用した。「(ネットフリックスのドラマ)『サンドマン』の登場人物みたい」と例え、「でもこの衣装がたまらなく好きなの。ニコラスのコレクションはいつも私にインスピレーションを与えてくれる。ある種の個性と、この世のものとは思えない要素を取り入れているから。だからすごく興奮しているわ」と続けた。

同ブランドの長年のアンバサダーであるジェニファー・コネリー(Jennifer Connelly)は、メゾンの一員であることがK-POPを探求するきっかけにはならなかったと正直に語った。代わりに彼女は会場内の芸術作品、特に壮麗な天井に注目した。「ここにいることができて本当に光栄です。ジェスキエールはいつも私を驚かせてくれます。とはいえ、彼が非凡なものを生み出すのは決して驚くことではないのです」と、ディレクターと親交の深いコネリーは金箔の天井に見とれながら語った。

来場者スナップ

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「ステラ マッカートニー」2026年春夏コレクション

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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アーティストの草野絵美がニューヨークで初個展を開催 「攻殻機動隊」とコラボ制作

アーティスト草野絵美による没入型個展「エゴ イン ザ シェル:ゴースト インテロゲイション(EGO in the Shell: Ghost Interrogation)」が10月8〜29日、ニューヨークのギャラリー「オフライン(OFFLINE)」で開催される。

同展は、ギャラリー空間を「攻殻機動隊」の世界観に着想を得て、記憶、監視、アイデンティティーとして交差する「場」に変容。 AIによる虚構の幼少期を描く映像作品群、「攻殻機動隊」の世界が加速し続けた未来像を探る作品群、そしてCRTモニター彫刻やホログラム取調室体験といった没入型インスタレーションの3つの軸で構成する。

草野はサイバーパンク哲学と仏教思想における「空」、「縁起」の東洋的な概念を融合し、自身の顔や、身体をAIに学習させたカスタムモデルを構築。「架空の幼少期」を生成することから制作を始めた。 生成AIの時代に「自我」が再構築され、不安定化していくのかが問われる内容になっている。

同展の開催にあたり、草野は「このプロジェクトは、記憶の脆さと自我の不安定さをめぐる儀式。AIによる再構築と私自身の過去の断片を組み合わせることで、観客に“永続”と“無常”の両義性を体験してほしいと思っている。『攻殻機動隊』は、これまでの私の創作に大きな影響を与え続けてきた作品。いまの世界は情報があふれ、アルゴリズムが分断を加速させている。だからこそ、記憶すること、感じること、そして現実を生きることの意味を、あらためて考えていただければと思う。」とコメントした。

草野は、1990年、東京都生まれ。AIなどの新技術を取り入れ、ノスタルジア、ポップカルチャー、集合的記憶を主題に作品を制作。作品は、香港・エムプラス(M +)、ロンドン・サーチ・ギャラリー、パリ・グラン・パレ・イマーシフ、リンツ・フランシスコ・カロリヌム美術館、金沢21世紀美術館など、世界20カ国以上の美術館やギャラリーで展示されているほか、フライズ 案タイトル アート マイアミ、キアフといった国際的なアートフェアにも参加している。2023年にはクリスティーズと「グッチ(GUCCI)」のコラボレーションオークションに参加し、「WWDJAPAN」2023年6月19日号の表紙をAIアートで飾っている。24年にはクリスティーズとユーエヌエイチシーアール(UNHCR)によるチャリティーオークションにも出品。25年、世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

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【2025年クリスマスコフレ】「スナイデル ビューティ」のホリデーはアフターパーティーがテーマ 全4種をラインアップ

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は10月29日、アフターパーティーのひとときをイメージしたホリデーコレクションを数量限定で発売する。15日から直営店および公式オンラインストアで予約を受け付ける。限定カラーの“メイクアップコフレ”(全2種、各8800円)と“ルージュクチュールコフレ”(全2種、各3850円)の2種で、きらめきとリラックスが調和するカラーやデザインを取り入れた。

オリジナルスライドミラーやチャームを加えた限定セット

“メイクアップコフレ”はフェイスカラーパレット“フェイススタイリストN”とリップグロス“リップグレイズミニ”、オリジナルスライドミラーチャームをセットにした。モーブの余韻が表情に透明感とセンシュアリティを与え、ブルーのきらめきを透かしたスノーピンクが唇を彩る“チアーズアゲイン”と、ゴールドの輝きを散りばめた洗練フェイスをかなえる“オフザクロック”の2種類をラインアップする。

唇の体温でゆるみ、メルティに色づく人気のルージュ“ルージュクチュール”とオリジナルチャームSを組み合わせた“ルージュクチュールコフレ”も限定カラーの2色をそろえた。ブルーを秘めたシックなスノーピンクカラーの“EX07 シュガーループ”を取り入れた“チアーズアゲイン”、気品をたたえたベルベットクランベリーカラーの“EX08 キスミーレイター”の“オフザクロック”で、“メイクアップコフレ”とカラーを連動させた。

ほか、ホリデーデザインに合わせた“ホリデーショッパー”(165円)も限定販売。赤いチュールリボンの取っ手にはメッセージカードにもなるオーナメントカードを添えている。

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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」×「エレメントスケートボード」がコラボしたスケートボードを発売

「エレメントスケートボード(ELEMENT SKATEABORDS)」は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」とのコラボレーションしたスケートボードを発売する。全8種類で価格は各1万4960円。10月14日23時までの期間限定で「エレメント」オフィシャルオンラインストアで予約販売を実施する。商品の発売は12月下旬頃を予定している。

アイテム画像

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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」×「エレメントスケートボード」がコラボしたスケートボードを発売

「エレメントスケートボード(ELEMENT SKATEABORDS)」は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」とのコラボレーションしたスケートボードを発売する。全8種類で価格は各1万4960円。10月14日23時までの期間限定で「エレメント」オフィシャルオンラインストアで予約販売を実施する。商品の発売は12月下旬頃を予定している。

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【2025年クリスマスコフレ】「メゾン マルジェラ」“レプリカ”に包まれるホリデー限定セットが登場 ポーチやバッグの特典も用意

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は11月20日、“レプリカ”フレグランスの2025年ホリデーコレクション第2弾を発売する。ラインアップはフレグランスセット4種で、全国のメゾン マルジェラ“レプリカ”フレグランス ストアまたはゾゾコスメ(ZOZOCOSME)、アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)、LINEギフトで取り扱う。アイテムは“レプリカ”フレグランスを代表する香り“レイジーサンデー モーニング”をはじめとした人気の香りを、この時期限定のスペシャルセットにした。また、購入者には金額に応じてオリジナルポーチなどのノベルティープレゼントも数量限定で行う。

店舗限定の2種3アイテム

メゾン マルジェラ“レプリカ”フレグランス ストア限定品

“レプリカ オードトワレ レイジーサンデーモーニング ウィンターホリデー ギフト セット”(1万65円)は、“レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング”(10mL)と“レプリカ ハンドクリーム レイジーサンデーモーニング”に加え、“レプリカ フレグランス ミニ トライアングル ギフトバッグ”を付属する。“レプリカ オードトワレ ウィンターホリデーギフト”(全2種、各1万6390円)は好きな香りの“レプリカ オードトワレ”(30mL)に、好みの香りの“レプリカ ハンドクリーム”または“レプリカ リップバームレイジーサンデーモーニング”を組み合わせた。セットには“レプリカ オードトワレ レイジーサンデーモーニングサンプル”(1.2mL)と、ホリデー限定の“ハンド ホールド ショッパー”が付属する。

ゾゾコスメ、アットコスメショッピング、LINEギフト限定

“レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング ウィンターホリデー トライアル ギフト セット”(5610円)は、10mLの“レプリカ フレグランス” にホリデー限定のショッピングバッグXSを付けた。ほか、ハンドクリームを限定バッグに詰めた“レプリカ ハンドクリーム レイジーサンデー モーニング ウィンターホリデー トライアル ギフト セット”(4620円)も用意している。

ホリデー期間のノベルティー企画も実施

ホリデー期間中、“レプリカ”フレグランス製品を税込2万5000円以上購入した人を対象に限定の“ビューティ ポーチ”を進呈。なお、表参道・キャットストリート店舗では“ビューティ ポーチ”または“ストラップ ポーチ”のいずれかを選択できる。ほか、税込3万5000円以上の購入で“グリッターグローブ”もプレゼント。いずれも数量限定で、なくなり次第終了となる。

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「ドラゴンクエスト」と「ジェラート ピケ」がコラボ ぐっすり眠るキャラクターたちをデザイン

「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は10月8日、ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズと初コラボしたアイテムを発売する。「ジェラート ピケ」一部店舗および公式オンライン、マッシュグループ公式アプリのマッシュ ストア(MASH STORE)、ウサギ オンラインで取り扱う。

「ドラゴンクエスト」コラボ
ルームウエアや“スライム”型フットピローなど

コラボアイテムは、“スライム”をはじめキャラクターが眠る姿を大胆にデザインし、ルームウエアを中心に制作。ラインアップは、肌触りの良い“パウダー”素材や“ジェラート”素材を用いたパーカとハーフパンツのセット(1万5950円)、柔らかな風合いを目指した“ベビモコ”素材のトップスとパンツのセット(1万5950円〜)、“パウダー”素材のカウチンセーター(1万4850円)、なめらかな肌触りのロンT(6490円)とパンツ(8360円)のほか、枕カバー(6600円)、ブランケット(9790円)、るいぐるみ型クッション(8800円)、“スライム”型フットピロー(9900円)、ヘアバンド(4620円)、ルームシューズ(6490円)、アンダーウエア(3960円)、ソックス(3960円)、ベビー用品のよだれかけ(3630円)などを用意する。また「ジェラート ピケ」表参道ヒルズ店と「ジェラート ピケ オム」直営店舗、同公式オンライン限定で、“ゴーレム”と“はぐれメタル”柄のトップスとパンツのセット(1万7050円)、“冒険の書”をモチーフとしたジャカードのハーフケット(1万1000円)とティッシュケース(6930円)も販売する。

特設ページ

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「ダンヒル」の新CEOはデビアスの経営幹部 「カルティエ」などで要職を歴任

コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が擁するダンヒル(DUNHILL)は9月30日、新たな最高経営責任者(CEO)として、デビアス(DE BEERS)のマシュー・アイブス(Matthew Ives)=シニア・バイス・プレジデント兼最高商務責任者を任命した。10月13日付で着任し、フィリップ・フォルトゥナト(Philippe Fortunato)=リシュモン ファッション&アクセサリーメゾン部門CEOの直属となる。

なおダンヒルのトップは、2023年12月にローラン・マルカイズ(Laurent Malecaze)前CEOが同じくリシュモンが擁するクロエ(CHLOE)のCEOに就任したことに伴い、アンドリュー・ホルムズ(Andrew Holmes)=リシュモン最高執行および財務責任者(COO兼CFO)が暫定的に務めていた。

新CEOは「カルティエ」などで要職を歴任

アイブス新CEOは、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)を卒業し、米大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)でキャリアをスタート。その後、リシュモンに入社し、傘下のカルティエ(CARTIER)やヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)などで約10年間にわたり要職を歴任した。3年前より現職。

リシュモン経営陣と新CEOのコメント

フォルトゥナト=ファッション&アクセサリーメゾン部門CEOは、「マシューのラグジュアリー業界およびリシュモンに関する深い知識は、『ダンヒル』を次章へと導くために不可欠のものだ。また、24年初頭から暫定的に同ブランドのCEOを務めてくれたホルムズCOO兼CFOに感謝する」と語った。

アイブス新CEOは、「『ダンヒル』に加わることができ、とてもうれしく思う。サイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)=クリエイティブ・ディレクターと共に、英国のマスキュリンなラグジュアリーメゾンである『ダンヒル』のポジションを強化することを楽しみにしている」と述べた。

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「ダンヒル」の新CEOはデビアスの経営幹部 「カルティエ」などで要職を歴任

コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が擁するダンヒル(DUNHILL)は9月30日、新たな最高経営責任者(CEO)として、デビアス(DE BEERS)のマシュー・アイブス(Matthew Ives)=シニア・バイス・プレジデント兼最高商務責任者を任命した。10月13日付で着任し、フィリップ・フォルトゥナト(Philippe Fortunato)=リシュモン ファッション&アクセサリーメゾン部門CEOの直属となる。

なおダンヒルのトップは、2023年12月にローラン・マルカイズ(Laurent Malecaze)前CEOが同じくリシュモンが擁するクロエ(CHLOE)のCEOに就任したことに伴い、アンドリュー・ホルムズ(Andrew Holmes)=リシュモン最高執行および財務責任者(COO兼CFO)が暫定的に務めていた。

新CEOは「カルティエ」などで要職を歴任

アイブス新CEOは、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)を卒業し、米大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)でキャリアをスタート。その後、リシュモンに入社し、傘下のカルティエ(CARTIER)やヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)などで約10年間にわたり要職を歴任した。3年前より現職。

リシュモン経営陣と新CEOのコメント

フォルトゥナト=ファッション&アクセサリーメゾン部門CEOは、「マシューのラグジュアリー業界およびリシュモンに関する深い知識は、『ダンヒル』を次章へと導くために不可欠のものだ。また、24年初頭から暫定的に同ブランドのCEOを務めてくれたホルムズCOO兼CFOに感謝する」と語った。

アイブス新CEOは、「『ダンヒル』に加わることができ、とてもうれしく思う。サイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)=クリエイティブ・ディレクターと共に、英国のマスキュリンなラグジュアリーメゾンである『ダンヒル』のポジションを強化することを楽しみにしている」と述べた。

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被れる「フェイラー」登場 「パスザバトン」がコラボでキャップを発売

スマイルズによる「パスザバトン(PASS THE BATON)」は、ドイツの織物ブランド「フェイラー(FEILER)」とのコラボアイテム“シェニール ジェットキャップ(Chenille Jet Cap)”(各1万4300円)を発売中だ。端材を活用したアイテムで、柄は4パターンを用意した。取り扱いは「パスザバトン」公式サイトで行う。

10月18〜19日には、デッドストックや規格外品の蚤の市「パスザバトン マーケットVol.19(PASS THE BATON MARKET Vol.19)」の開催も決定。当日は、同アイテムを数量限定で販売する。

本コラボレーションは、「フェイラー」をこよなく愛する「パスザバトン」スタッフの想いと、商品の製造工程で生まれてしまう残反を活用したいという「フェイラー」の想いが重なり実施に至った。

キャップは、千葉県にある古着屋「マグノリア」で、ひとつずつ手作りしている。使用過程でできるだけロスが出ないように工夫をしながらキャップのパーツを切り出しているため、同じデザインのアイテムでもひとつひとつ表情が異なるアイテムだ。

>公式サイト

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被れる「フェイラー」登場 「パスザバトン」がコラボでキャップを発売

スマイルズによる「パスザバトン(PASS THE BATON)」は、ドイツの織物ブランド「フェイラー(FEILER)」とのコラボアイテム“シェニール ジェットキャップ(Chenille Jet Cap)”(各1万4300円)を発売中だ。端材を活用したアイテムで、柄は4パターンを用意した。取り扱いは「パスザバトン」公式サイトで行う。

10月18〜19日には、デッドストックや規格外品の蚤の市「パスザバトン マーケットVol.19(PASS THE BATON MARKET Vol.19)」の開催も決定。当日は、同アイテムを数量限定で販売する。

本コラボレーションは、「フェイラー」をこよなく愛する「パスザバトン」スタッフの想いと、商品の製造工程で生まれてしまう残反を活用したいという「フェイラー」の想いが重なり実施に至った。

キャップは、千葉県にある古着屋「マグノリア」で、ひとつずつ手作りしている。使用過程でできるだけロスが出ないように工夫をしながらキャップのパーツを切り出しているため、同じデザインのアイテムでもひとつひとつ表情が異なるアイテムだ。

>公式サイト

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“パペットスンスン”が「ジーユー」と初コラボ ポップなウエアやぬいぐるみ型ポーチなど

「ジーユー(GU)」は、キャラクター“パペットスンスン”とのコラボアイテムを発売する。10月31日から「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで販売するほか、10月17日7時15分頃〜10月23日23時59分の期間、公式オンラインで先行予約販売を受け付け、予約が上限に達し次第終了する。

“スンスン”がポケットから顔を出すカーディガンなど

コラボアイテムは、ウィメンズとキッズサイズをラインアップ。ウィメンズは、“スンスン”がポケットから顔を出すカーディガン(3990円)と、“スンスン”を大きくあしらったニットトップス(2990円)、裏起毛のスエット(2990円)、ルームウエア“マシュマロフィールラウンジセット”(3990円)を用意する。キッズアイテムは、ポップなカラーリングのパーカ(2290円)と、“スンスン”をワンポイントで配したソックス(390円)を販売する。そのほか、“スンスン”を模したぬいぐるみ型のポーチ(1990円)と、缶詰型のポーチ(1990円)もそろえる。

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「ニューバランス」×「ダブルタップス」の新作スニーカー“アブゾーブ 2010”が登場

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ダブルタップス(WTAPS)」とコラボレーションした新作スニーカーを10月10日に発売する。価格は2万5300円で、両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、「ダブルタップス」の直営店と東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)、ニューバランス 六本木 19:06で取り扱う。

両者らしいカラーでアッパーを構築

両者は、2020年から継続的にコラボスニーカーを発表してきたが、今回は25年4月にデビューしたばかりの新作スニーカー“アブゾーブ(ABZORB 2010)”をベースモデルに採用した。アッパーは、「ニューバランス」のブランドカラーであるグレーのメッシュ素材と「ダブルタップス」らしいオリーブカラーのスエード素材で構築し、ヒールの衝撃吸収材「アブゾーブ SBS(ABZORB SBS)」を蛍光グリーンにアップデート。そして、ヒールサイドに“WTAPS VISUAL UP ARMORED”の略語である“WTVUA”の文字をあしらい、インソールには両ブランドのロゴをプリントしている。

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沖縄のホテルで“サ活”! 「個性派サウナとビューティなサ飯」3選

2023年にこちらの連載で「“殿堂入りサウナ”からジャングルサウナまで! 沖縄サウナ最前線」 というコラムを執筆したが、その後も続々と新たなサウナ施設が登場。ビーチサウナをはじめとしてアウトドアサウナや、沖縄特産の月桃やヨモギを用いたハーブサウナなど、よりローカライズされたサウナが誕生している。
そんな沖縄ならではのサウナ体験とともに発展しているのが“サ飯”=サウナ飯だ。発汗により失われたミネラルや水分を補うために用意されたメニューは施設ごとに異なる魅力がある。そこで今回はホテルで楽しめるサウナとビューティ要素のあるサ飯をピックアップ。県産素材を積極的に使いつつ、見た目にもこだわった“沖縄サ飯”とともに紹介する。

【那覇市・久茂地】サウスウエスト グランドホテル

まず紹介するのは、国際通りから徒歩30秒の場所に位置する「サウスウエスト グランド ホテル」の最上階12Fに位置するサウナだ。フィンランド・ハルビア製のサウナストーブを完備したサウナには天井高の窓があり、那覇の景色が一望できるのが魅力。しかもルーフトップにあるため、屋外の水風呂、ベンチ、チェアで街並みを楽しみながら“整い体験”ができる。さらに、サウナから直接アクセスできる11Fにはジェットバスや温水プールがあるため、サ活はもちろん、充実したウエルネス体験ができるのが特長だ。

そして、ビューティな“サ飯”としておすすめなのが、スーパーフードのキヌアと沖縄野菜をあわせた「ヴィーガンキヌアサラダ」(1760円)。低糖質で栄養バランスに優れているキヌアに、県産トマトやパプリカ、キュウリなどを入れたサウナで、ヘルシーながらしっかり栄養補給ができる。サウナは朝6時からオープン、サラダは朝7時から提供されているので、目覚めを促す“朝サウナ&サ飯”としても提案したい。

【那覇市・西】ホテル・アンドルームス那覇ポート

続いて紹介するのが、那覇空港から車で約10分とアクセス抜群の「ホテル・アンドルームス那覇ポート」。こちらはカジュアルなシティホテルながら、サウナクリエイティブ集団「TTNE」が監修したサウナを配している。サウナの室内は波をイメージしたブルーのライティングが配され、波の音のBGMが流れていることから、まるで海底に潜っているような感覚に。また、連日3部制で専門の熱波師によるアウフグースも実施しており、本格的なサウナ体験ができることに驚く。サウナの隣にはジェットバスと通年で利用できるルーフトッププールがあり、プールを水風呂として利用できるのもぜいたくだ。

ビューティなサ飯としては「沖縄坦々そば」(1350円)を提供。サウナ後、代謝が高い状態でスパイシーな坦々そばを食べることで発汗をブースト。塩味、甘味、辛味による風味のインパクトでリピータも多い一品だ。

【恩納村・瀬良垣】BEB5沖縄瀬良垣 by 星野リゾート

リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村に位置する星野リゾートの「BEB(ベブ)5沖縄瀬良垣」では、“沖縄の庭”をイメージした屋外に樽型デザインのバレルサウナを設置している。バレルサウナの内部は意外に広く、8人が同時に楽しめる。屋外にはルーフ付きのテラス席や水風呂が設けられており、ガーデン内に咲き誇るハイビスカスやブーゲンビリア、ランタナ、アラマンダなど南国の花々を楽しみながらリラックスしたととのい体験ができる。

そして、“サ飯”として用意しているのが県外にそのまま持ち出すことができない紅芋を焼いた“焼き紅芋”! なんと紅芋専用のサウナも用意されており、じっくりと温めた後に仕上げのロウリュを行うことで、ほくほくとしたおいしい焼き紅芋が完成。黒糖ミルクとセットで提供されることで、胃腸もととのうサ飯として楽しめるのが魅力だ。

紹介したホテルのサウナはいずれも水着着用で、男女一緒に楽しめるのがうれしいポイント。青空を眺めながらの外気浴や沖縄ならではのサ飯など、単に施設としてのサウナというより、ひとつのアトラクションとしても楽しめるため、友達同士のグループ旅行のイベントとしてもおすすめしたい。

*フードメニューと価格は2025年9月30日現在。今後変更になる場合があります

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「ボビイ ブラウン」が映画「ふしぎの国のアリス」にインスパイアされたコレクションを発売 

「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は11月14日、ディズニーのアニメーション映画「ふしぎの国のアリス」にインスパイアされた限定コレクションを発売する。11月7日から店頭予約を受け付ける。

ラインアップは、8色入りの“アリス イン ワンダーランド アイシャドウ パレット”(限定、10.4g、1万1000円)、“リュクス リップスティック”(限定2色、各3.5g、各6050円)、“シアー フィニッシュ プレストパウダー”(限定、8g、7700円)、“ウェイトレス スキン クッション ファンデーション”[SPF40・PA+++](限定2色、各12g、各8690円)、“ビタエンリッチド クリーム&フェイスベース”(50mL、1万230円)、“スージング クレンジングオイル”(400mL、1万3200円)の6種を用意する。

映画の世界観を表現した可愛らしいパッケージ

“アリス イン ワンダーランド アイシャドウ パレット”

スペシャルパッケージに包まれた“アリス イン ワンダーランド アイシャドウ パレット”は、目元を彩る鮮やかなカラーと馴染みやすいローズ系ニュートラルカラーの8色をバランスよく詰め込んだ。

“リュクス リップスティック”

“リュクス リップスティック”からは、遊び心と洗練美を兼ね備えた限定2色が登場する。ベージュとピーチを混ぜた“ピーチパラドックス”とピンクベースの“ワンダーランドローズ”を用意し、快適なつけ心地と好奇心をくすぐる色彩を兼ね備えたリップに仕上げた。

“シアー フィニッシュ プレストパウダー”

“シアー フィニッシュ プレストパウダー”は、シルクのように軽い微粒子パウダーが肌に溶け込み皮脂を吸収してテカリを抑える。

“ウェイトレス スキン クッション ファンデーション”

美しい仕上がりをキープする高機能クッションファンデーション“ウェイトレス スキン クッション ファンデーション”が遊び心あふれる特別デザインで登場する。いたずら好きな“チェシャ猫”をあしらった限定パッケージで“エクストラライト“と“ポーセリン“の2色を用意する。

“ビタエンリッチド クリーム&フェイスベース”

肌の凹凸をなめらかにカバーし、メイクノリの良い肌へ整える“ビタエンリッチド クリーム&フェイスベース”は、プライマーやファンデーションの密着度を高めながらメイクの仕上がりをアップグレードする。

“スージング クレンジングオイル”

スキンケア成分を贅沢に配合した水感触オイルの“スージング クレンジングオイル”は、潤いでモイスチャーバリアをサポートし、肌に必要な潤いを残しながら、メイクや肌の汚れを擦らずすっきり洗い流す。

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「ニューバランス」×「ガニー」がスネーク柄の新作スニーカー“1906L”を発表

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ガニー(GANNI)」とコラボレーションした新作スニーカーを発表した。価格は3万250円で、すでに「ガニー」の公式オンラインストアなど世界の一部店舗では取り扱い中だか、日本では10月24日より「ニューバランス」の公式オンラインストアや直営店などで順次販売する。

左右の甲部分にブランドのメタルロゴを配置

今作は、「ニューバランス」のランニングスニーカー“1906R”をローファーのようなスリッポンデザインにアップデートした“1906L”がベースモデルだ。アッパーは、大部分を光沢のあるブラックとシルバーのパテントレザーで構築し、タンなどの一部にイエローのスネークプリントを落とし込んだほか、左右の甲部分にはメタル製の「ガニー」のバタフライロゴと「ニューバランス」のNBロゴをあしらっている。

キャンペーンビジュアルは、ロンドンを拠点に活動するビジュアルアーティストのアイリス・ルス(Iris Luz)が撮影を担当し、モデルにはラッパーやシンガー・ソングライターとして活動するサマラ・シン(Samara Cyn)を起用した。

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「アディダス」がベルギーのストリートブランド「アルテ アントワープ」との長期コラボを発表

「アディダス(ADIDAS)」は、ベルギー発のストリートブランド「アルテ アントワープ(ARTE ANTWERP)」との長期的なコラボレーションを発表した。今後、ベルトニー・ダ・シルヴァ(Bertony da Silva)「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターのルーツであるアンゴラとヨーロッパで育った経験をデザインとして落とし込むことで、「アディダス」のスリーバーロゴがスポーツとファッションの垣根を越えたカルチャーとして根付くことを目指すという。

第1弾コラボは日本初展開の新作スニーカー

今回の発表について、エイミー・アラナ(Aimee Arana)「アディダス」スポーツウエア&トレーニング・グローバルシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは「両ブランドの理念に忠実であり、流行にとらわれることなく、慎重にデザインされたワードローブにしたくなるようなアイテム群であり、ユースカルチャーとスポーツウエアの美学が完璧に調和したデザインがそろう。『アディダス』のスポーツウエアは、常にカルチャーを原動力とし、コミュニティーのために作られてきたが、今回のコラボシリーズもその例に漏れず、スポーツカルチャーに生き、スポーツカルチャーに息づく人々のために、ディテールを洗練させながら、日常の着こなしを構築していく」と説明した。

また、ベルトニー「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターは、「『アディダス』の豊かな伝統とパフォーマンスの信頼性に、『アルテ アントワープ』のクリエイティブな感覚やデザイン哲学を注入するが、これは私たちにとって単なるスポーツウエアとのパートナ ーシップではない。速いペースでトレンドに左右される状況の中で、物事をスローダウンさせ、デザインの中心に本質を取り戻すチャンスと捉えている。私たちは、クラフツマンシップやカルチャー、そしてパフォーマンスのバランスが取れたアイテムを通じて、スポーツウエアを再定義することを目指す。私たちのコレクションは、洗練されたデザインへのアクセシビリティを高め、ヨーロッパのスポーツ文化とそのヘリテージについても表現する」とコメントしている。

記念すべき第1弾コラボは、日本初展開となる新作スニーカー“ライトブレイズ ポッド(LIGHTBLAZE POD)”のオールホワイトカラーを用意した。価格は2万7500円で、「アディダス」の公式アプリ「コンファームド(CONFIRMED)」でのみ取り扱い中だが、購入には専用の“コード”が必要となる。まずは、ベルトニー「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターをはじめ、「アディダス」契約アスリートのラファエル・レオン(Rafael Leao)やヌーノ・メンデス(Nuno Mendes)、ミュージシャンのジェイ・パーク(Jay Park)やDJ RYOTAらがSNSで発信している“コード”を受け取り、その後、自身でも“コード”を作成して他2人に伝えると購入権を得ることができるという。

なお、キャンペーンビジュアルのモデルには、元ベルギー代表サッカー選手のムサ・デンベレ(Mousa Dembele)を起用した。

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「アンリアレイジ」が“心臓を持つアートな服”に挑んだ理由 森永邦彦×ヘラルボニーCEOが語る不完全に宿る美

PROFILE: (左)松田崇弥(まつだ・たかや)/ヘラルボニー最高経営責任者 (右)森永邦彦(もりなが・くにひこ)/「アンリアレイジ」デザイナー

(左)松田崇弥(まつだ・たかや)/ヘラルボニー最高経営責任者<br />
(右)森永邦彦(もりなが・くにひこ)/「アンリアレイジ」デザイナー
PROFILE: 松田崇弥さんは小山薫堂が率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズでプランナーを経て独立し、ヘラルボニーを設立。同社のクリエイティブを統括する。“異彩を、放て。”をミッションに掲げ、福祉領域のアップデートに挑む。社名は、4歳上の兄・翔太が小学校時代に記していた謎の言葉“ヘラルボニー”から採用した。森永邦彦さんは、1980年東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部在学中にバンタンデザイン研究所で服作りを始め、2003年に「アンリアレイジ」を設立。ブランド名の由来は、「A REAL(日常)」「UN REAL(非日常)」「AGE(時代)」。「神は細部に宿る」という信念のもと、色鮮やかなパッチワークや人間の身体にとらわれない独創的なフォームに加え、テクノロジーや新技術を積極的にデザインに取り入れている PHOTO:TAMEKI OSHIRO

「アンリアレイジ(ANREALAGE)」が9月30日(現地時間)、2026年春夏コレクションをパリで発表した。知的障がいのあるアート作家を支援するヘラルボニーとコラボレーションして、契約作家18人の作品をデザインに落とし込んだ。プリントや糸の織り方にこだわりアートを忠実に再現した一方、「アンリアレイジ」らしいテクノロジーも活用。衣服にセンサーを入れ、自由自在に動かすことでアートに内在するパワーを解き放とうと試みた。また、ハートの記号をコレクションのテーマに使用したのも意味深だ。森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナーと松田崇弥ヘラルボニー最高経営責任者(CEO)に、協業を決めた理由や、コレクションに込めた思いを聞いた。

WWD:コラボレーションに至った経緯は?
松田崇弥ヘラルボニーCEO(以下、松田): 知人の紹介で1年前に森永さんと知り合った。ヘラルボニーの契約作家たちに会ってみたいと声かけられ、すごく嬉しかった。岩手にある本社や、全国の福祉施設を案内した1、2カ月後くらいに、コラボレーションが決まった。

WWD:ヘラルボニーは、すでにさまざまなブランド、企業ともコラボレーションしているが、「アンリアレイジ」との取り組みに感じた可能性は?
松田: 森永さんが障がい者の作家と相対して何を生み出すのか、イメージが全くつかなかった。これまでのコラボレーションは、おおよそ想像ができるもの。でも、「アンリアレイジ」との取り組みは、どうなるのかわからない。森永さんのクリエイションを通じて作家の創造性が解き放たれたら、どんな世界が生まれるだろうというワクワク感があった。

森永邦彦=「アンリアレイジ」デザイナー(以下、森永): 2016年から視覚障がいの方に向けて触覚で楽しんだり、「着る」という行為そのものを楽しむデザインに取り組んだりしているが、障がい者の作家たちと出会ってから、当たり前ゆえ無視してきた知覚が、人によってさまざまなことに気づいた。今まではデザインやモデルを考え、テクノロジーも活用してモノを作ってきたが、(当たり前だと思っていた感覚に目を向けても)未知なるものが生まれうることを知ることができた。

WWD:コレクション制作のため、今回コラボレーションした18人の全作家に会ったと聞いた。
松田: ショーまでの間に全員と会って対話し、それをクリエイションに落としてくれた。本当に隙間を縫うぐらい、とんでもないスケジュールの中で全国を飛び回ってくださり、すごく誠実で、シンプルにびっくりした。いい意味で狂気性を感じるほど、私にとって新鮮だった。

WWD:全員に会いたいと思った理由は?
森永:アートを使うのは簡単かもしれないが、最初からこのプロセスを遠回りしながらでもやろうという気持ちがあった。実際に作家に会うと、話はできなくても、澄んだ目で見つめてくれたり、開いているボタンを閉めようとしたり、背中を掻いてきたりなどのコミュニケーションが存在し、「どのような世界が見えているんだろう?」と思いを巡らすきっかけになる。そして彼らのアート作品は、普通では考えられない密度だったりと神がかったものさえ存在している。チャーミング(魅力的)な一方、人間が作り出せるものの凄みを感じることができた。

WWD:コレクション制作において気に掛けたことは?
森永:私には、作家たちの世界を見ることはできない。つまり自分にとって、彼らの世界は非日常だ。日常/非日常をテーマにする「アンリアレイジ」として、100%は難しいけれど、なるべくその世界を表現しつつ、自分のエッセンスを加えたら面白いことになるのでは?と思った。

WWD:デザインのコンセプトは?
森永:形としての正解を持たない服。時間とともに常に形が変わり続け、良い時がある一方、アグリー(不細工)な形になる瞬間もある。作品を服の全面に落とし込み、プリントだけでなく、糸の織りで表すなどヘラルボニーがやっていなさそうなことにもチャレンジしている。また、今回のテーマである「ハート」に合わせ、その服自体に心臓を入れているような感じで、服を生き物のように「アンコントローラブル(制御不可能)」に動かすことを試みた。動物の尻尾の動きや、植物の開き方など、自然物だからこそ常に形が変わることを研究した上で、ソフトロボットのチームと組み、服の中に加速度センサーと振動察知センサーを入れてみた。モデルの動きに合わせて、服が自在に動くように仕上げている。ただ現段階(取材は9月上旬)では服は脱げてしまったり、おとなしいほどに動かなかったり。終着点は、まだよくわかっていない(笑)。

WWD:テーマに「ハート」を選んだ理由は?
森永:作品から狂気性を感じるせいか、アート作家に会う前は、少し怖さもあった。でも実際は全然怖くなく、温かい気持ちになった。ハートのマークは、紀元前5000年前にできたと言われている。ある人には「いいね」だったり、別の誰かにはラブだったり、同じ形でも呼び方、見え方、感じ方が違うというのもいいなと思った。

WWD:「アンリアレイジ」はこれまでテクノロジーを活用した精緻さを追求してきたが、今回は真逆の表現を選んでいる。
森永:AIに聞いても答えが出ないからこそ、美しさを感じる。もちろん1mmの違いも見過ごせない完璧さや、これまで考えてきた分子構造にも美しさは存在するが、その真逆、決められていないものや、ある意味で不完全なもの、どこで始まってどこで終わるかわからないけれどとてつのないエネルギーがあるものには、「アンリアレイジ」と重なる部分もある。

WWD:障がい者アートがパリ・ファッション・ウイークの舞台でお披露目になる感想は?
松田:ここまでになるとは想像できなかった。パリコレが健常者前提で作られている中、彼らもまたものすごく面白いことが世界にプレゼンできることにすごくワクワクした。ショー会場には作家たちと一緒に行く。彼らがその場に存在すること自体も、1つのメッセージだ。ある種の美しさの頂点のような場所で重度の知的障がい者たちの命が鼓動するのは、社会運動的でもあるし、周りの人たちに対する希望でもあるだろう。

WWD:ショーの音楽にもこだわっている。
森永:元ダフト・パンクのトーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter)が担当した。彼もずっとテクノロジーを活用してテクノを生み出してきた人で、前回はシンメトリー(対称的)かつ、理論的な音楽だった。しかし今回は、作家全員の日常の音を取り入れている。「キュッキュッキュッ」という制作風景の音や、喋っている声などを組み合わせた今回の音楽は不完全かもしれないが、エモーションがあり、パワーがある。最後の方は彼が自らの声をのせている。「自分でも何を言っているかわからない」けれど、すごく気に入っているようだ(笑)。

WWD:今回のコレクションを通じて伝えたいメッセージは?
松田:彼らのアートがファッションの美しさの中で認識され、リスペクトが生まれることが重要だ。制度を変えてきた運動はあったが、「すごく素敵だよ」「かっこいいよね」「『アンリアレイジ』との新しいクリエイション、半端ないね」など感想と共に、作家さんの作品が広がっていくことで人の可能性を自然に見出していきたい。「面白いんだな」とか、「会ったことないけど、ワクワクするな」などの、別の種の美しい“社会運動”になるといいな。

森永:ヘラルボニーとの出会いを通じて、改めて発見したところもあるし、「クリエイションとは何か?」をあらためて考えるきっかけにもなった。今回のコレクションで、僕が1年間を通して感じたことを少しでも伝わったらいいと思う。

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【2025年クリスマスコフレ】「シャネル」がホリデー第1弾を発表 アイシャドウやリップ、フレグランスなど

「シャネル(CHANEL)」は10月31日、2025年ホリデーシーズンに向けた限定コレクションを全国で発売する。17日から直営店およびシャネル オンラインブティックで先行販売を行う。発表したアイテムはメイクアップ、フレグランス、スキンケアの3カテゴリーで、星空や宇宙をテーマにしたデザインやカラーが特徴だ。

“ホリデー 2025 メークアップ コレクション”

宇宙の美しさと二面性を表現した“ホリデー 2025 メークアップ コレクション”は、シャネル メークアップ クリエイティブ ストゥディオとコメット コレクティヴ(COMETES COLLECTIVE)のセシル・パラヴィナ(Cecile Paravina)が手掛けた。特別限定品の“レ シーニュ ドゥ シャネル”(各1万1110円)を2色展開。肌に艶を与えるチークカラーとハイライターがひとつになったパウダーで、997 ローズ ルミエールと998 ペッシュ ルミエールをラインアップする。パウダーの表面には5つのシンボルを星座のようにかたどった。

また、アイメイクアイテムとして、宇宙や星空を思わせる色調の特別限定品アイシャドウ“レ キャトル オンブル 397 ニュイ アストラル”(9900円)を用意。マットなミディアム ブルー グレイ、輝くディープパープル シルバー、サテンのラヴェンダー、輝くアクア ブルー ハイライターの4色を配した。

リップアイテムとしては、インテンス ローズウッドの548 アプストレ、レッドウッドの549 ルージュ ヴィをラインアップした特別限定品“ルージュ アリュール ヴェルヴェット ホリデー”(全2色、各6600円)を発売。ケースのトップには、美しい光の輪をまとうダブルCを施した。

“レ ヌフ オンブル コメット 2025”
(11月7日発売)

11月7日にはコメット コレクティヴの3人のクリエイターによるアイシャドウ パレット“レ ヌフ オンブル コメット”(全3種、各2万2000円)をオンラインブティックおよび一部店舗限定で発売する。アミィ・ドラマ(Ammy Drammeh)による“ザ ダーリン ミューズ”は、力強い女性たちの大胆なグラマラスさにインスパイアされた9色のパレット。深く力強いグリーン、ブルー、レッドに、アンティーク ゴールド、ローズゴールド、プラチナなどのメタリックカラーを組み合わせた色彩構成となっている。

セシル・パラヴィナ(Cecile Paravina)による“ザ ニュー シンギュラー”は、クラシックからモダンの美術や建築からインスピレーションを得た。アッシュブラウンやテラコッタのようなミネラルカラーの独特な組み合わせに、ディープパープルやピーチ、ミントグリーンといったアヴァンギャルドな絵画的カラーを加えている。

SF的な未来ファンタジーをイメージした“ザ スペース トラベラー”は、ヴァレンティナ・リー(Valentina Li)が手掛けた。力強いエレメンタリー オレンジがコズミックブルーやモーヴと混ざり合う、宇宙を思わせるカラーコンビネーションとなっている。

フレグランスコレクション“シャネルの星空 ホリデー 2025”

フレグランスコレクション“シャネルの星空 ホリデー 2025”では、ブランドのアイコニックな5つのシンボルであるライオン、コメット、カメリア、麦の穂、パールをモチーフとした特別な限定品を展開する。

フレグランスには、特別限定品“シャネル N°5 オードゥ パルファム”(2万4200円)や“ブルー ドゥ シャネル パルファム”(300mL、5万3900円)などの香水のほか、“シャネル N°5 ザ ホワイトゴールド ボディオイル”(250mL、2万790円)といったボディーケアアイテムも用意。また、12月1日からは特別限定品“シャネル N°5 オードゥ パルファム パース スプレイ コメット”(3×7mL、2万6400円)も発売する。

さらに、シャネル オンライン ブティック限定で特別限定品“レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル コフレ ”(5×35mL、9万9550円)を10月17日から発売する。1957、コメット、シコモア、コロマンデル、ガーデニアの5種類のオードゥ パルファムがセットになったコフレだ。

“サブリマージュ レクストレ ドゥ ニュイ ル コフレ”

特別・店舗限定品として“サブリマージュ レクストレ ドゥ ニュイ ル コフレ”(21万9230円)も10月31日から発売する。「8時間分の睡眠が凝縮された1滴で、肌に刻まれた時間を巻き戻すナイトセラム」というコンセプトで、“サブリマージュ レクストレ ドゥ ニュイ コンサントレ”の現品とリフィルに、ルサージュのツイードを内側にあしらったレザーケースが付属するセットとなっている。

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【2025年クリスマスコフレ】「ディプティック」がモミの木の香りを連想させる限定品など全35種を発売

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月23日、11月6日、20日、12月4日の4回に分けて、“2025 ホリデーコレクション”を発売する。書店の店主と猫、3人の客、フレグランスワックスに覆われた松ぼっくりが登場するおとぎ話をテーマに、ゴールドのモチーフとシュールなイラストをあしらったアイテムを多数ラインアップする。

ホリデーを象徴する“サパン”の香りがさまざまなアイテムに登場

コレクションの中心となるのは、新鮮なモミの木を連想させる冬の香り“サパン”。シベリア松とバルサムモミのみずみずしいノートに、シダーの樹脂のようなウッディなニュアンスを組み合わせ、ベースにはモス(苔)のアクセントを加えた。金色の装飾を手作業で施したフレグランスキャンドル(70g、7480円/190g、1万2650円/1.5kg、5万5770円)やルームスプレー(50mL、7480円)、ホワイトセラミック製の楕円形ケースの中にワックスを詰めた“香りのオーバル”(1万10円)で用意する。

ワックスの表面に12月の25日間を刻んだ“アドベント テーパーキャンドル サパン”(2万3650円)は今年も登場。モミの木のような形をしており、キャンドルの炎はツリーの星を連想させる。

“オルフェオン”、“ド ソン”、“フルール ドゥ ポー”の3つのフレグランス(各75mL、各2万9700円)には、ゴールドとブラックの装飾を施した。また、一部店舗限定で特別に200mLサイズ(各5万9400円)でも販売する。

ほか、ブック型のパッケージに“オルフェオン”(30mL)とウォッシュジェル (50mL)を詰めたセット(1万5950円)や、数種類のキャンドルをミニサイズで楽しめるセット(3種、8910円/5種、1万4740円)なども用意する。

アクセサリー

ゴールドに輝くカルーセルは、クラシックキャンドル用(1万4960円)のほか、エクストララージキャンドル用(3万3440円)も登場。ランタン(1万6170円)は、本屋のランプシェードに着想を得たデザインで、キャンドルをつけると、光と影の遊び心に満ちた繊細な戯れが演出される。ホームフレグランスディフューザー(6万1600円)はムラーノガラス製で、ホワイトやシルバーのグリッターを散りばめた。8種類の香りから好きな香りをカスタマイズして楽しむことができる。

一部店舗・オンライン限定品

「ディプティック」一部店舗と公式オンラインストア限定のアイテムとして、ワックスが溶けたようなデザインのキャンドルホルダー(1万3200円)、 マッチボックスの形に着想を得たブックマーク(2万9700円)とブックエンド(5万7750円)を用意する。

なお10月16日には、おとぎ話の世界をテーマにしたブック型のアドベントカレンダー(7万5570円)を発売する。

製品一覧

10月23日発売

11月6日発売

11月20日発売

 

12月4日発売

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【2025年クリスマスコフレ】「ディプティック」がモミの木の香りを連想させる限定品など全35種を発売

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月23日、11月6日、20日、12月4日の4回に分けて、“2025 ホリデーコレクション”を発売する。書店の店主と猫、3人の客、フレグランスワックスに覆われた松ぼっくりが登場するおとぎ話をテーマに、ゴールドのモチーフとシュールなイラストをあしらったアイテムを多数ラインアップする。

ホリデーを象徴する“サパン”の香りがさまざまなアイテムに登場

コレクションの中心となるのは、新鮮なモミの木を連想させる冬の香り“サパン”。シベリア松とバルサムモミのみずみずしいノートに、シダーの樹脂のようなウッディなニュアンスを組み合わせ、ベースにはモス(苔)のアクセントを加えた。金色の装飾を手作業で施したフレグランスキャンドル(70g、7480円/190g、1万2650円/1.5kg、5万5770円)やルームスプレー(50mL、7480円)、ホワイトセラミック製の楕円形ケースの中にワックスを詰めた“香りのオーバル”(1万10円)で用意する。

ワックスの表面に12月の25日間を刻んだ“アドベント テーパーキャンドル サパン”(2万3650円)は今年も登場。モミの木のような形をしており、キャンドルの炎はツリーの星を連想させる。

“オルフェオン”、“ド ソン”、“フルール ドゥ ポー”の3つのフレグランス(各75mL、各2万9700円)には、ゴールドとブラックの装飾を施した。また、一部店舗限定で特別に200mLサイズ(各5万9400円)でも販売する。

ほか、ブック型のパッケージに“オルフェオン”(30mL)とウォッシュジェル (50mL)を詰めたセット(1万5950円)や、数種類のキャンドルをミニサイズで楽しめるセット(3種、8910円/5種、1万4740円)なども用意する。

アクセサリー

ゴールドに輝くカルーセルは、クラシックキャンドル用(1万4960円)のほか、エクストララージキャンドル用(3万3440円)も登場。ランタン(1万6170円)は、本屋のランプシェードに着想を得たデザインで、キャンドルをつけると、光と影の遊び心に満ちた繊細な戯れが演出される。ホームフレグランスディフューザー(6万1600円)はムラーノガラス製で、ホワイトやシルバーのグリッターを散りばめた。8種類の香りから好きな香りをカスタマイズして楽しむことができる。

一部店舗・オンライン限定品

「ディプティック」一部店舗と公式オンラインストア限定のアイテムとして、ワックスが溶けたようなデザインのキャンドルホルダー(1万3200円)、 マッチボックスの形に着想を得たブックマーク(2万9700円)とブックエンド(5万7750円)を用意する。

なお10月16日には、おとぎ話の世界をテーマにしたブック型のアドベントカレンダー(7万5570円)を発売する。

製品一覧

10月23日発売

11月6日発売

11月20日発売

 

12月4日発売

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