世界的ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)が11月8日に埼玉県所沢市のベルーナドームで来日公演「Circus Maximus Tour」を開催した。数多くの名曲を迫力のパフォーマンスで披露しただけでなく、Ye(イェ)ことカニエ・ウエストがサプライズ出演も果たし、伝説の一夜となった。
ライターの渡辺志保による当日のオフィシャル・ライブレポートが到着。熱狂の一夜の様子をお届けする。
トラヴィス・スコット PHOTO:J ASON MARINEZ
トラヴィス・スコット、初となる日本のスタジアムでの単独公演。世界中の人々を熱狂させた大型ツアー「Circus Maximus Tour」がいよいよ日本にやってくる、というだけで並々ならぬ期待を胸に所沢のベルーナドームに向かったが、実際に目の前で繰り広げられたものは期待を遥かに上回るとんでもないライブだった。まさか、トラヴィス・スコットとカニエ・ウエスト(現在の正式なアーティスト・ネームは“Ye(イェ)“という表記になると思うが)がステージ上で邂逅するなんて、誰が予想できただろうか。もはや生身の人間というよりも、トラヴィス・スコットという存在そのものこそが”現象”と呼びたくなるような、彼の大きさを実感させられる公演だった。
そして、ステージの照明が落ちカニエ・ウエストとのコラボ楽曲「PRAISE GOD」へ。曲を途中で切り上げ、沈黙を場内が包む——と、なんと次に響き渡ったのはカニエ・ウエスト「Runaway」のイントロだ。「もしかしたらカニエが来るかもしれない」と、SNSなどでも都市伝説的に噂が囁かれていたが、もしや本当に!?カニエが来るのか!?そして悲鳴のような歓声の中、ステージに姿を現したのはまさにカニエ・ウエスト本人だった!てっきり1曲だけキックして退場するのかと思いきや、そこから「Can’t Tell Me Nothing」、「Heartless」、「Stronger」、「Father Stretch My Hands Pt1」などなどキャリアを網羅していくかのように立て続けにヒット曲を披露。このセットリストにも心底たまげた。ここ数年、本国アメリカではキャンセル続きのカニエ。バックラッシュも多い。心身のゆらぎも心配になってしまう。そんな彼が盟友ともいうべきトラヴィス・スコットと共に日本のステージに立つなんて——。アメリカから逃げるようにして日本での滞在を続けているカニエに関しては、個人的に少々複雑な気持ちが拭えない部分もあるが、この2名の邂逅を目撃できたことは本当に心の底から嬉しいサプライズだった。デビュー曲の「Through The Wire」を演り、スタジアムの会場にはうってつけの「CARNIVAL」、そしてカニエのライブには欠かせない「All of The Lights」を以てスペシャル・カニエ・タイムは終了。カニエの隣で嬉しそうに笑顔を見せながらステージに立つトラヴィスの姿、そして2人がハグする姿はダイナミックなヒップホップの歴史に残るのではなかろうか、とか思いつつ、ステージは再び「UTOPIA」の世界へと戻る。「TOPIA TWINS」で再びエネルギーをぶつけ、「両手のミドルフィンガーをかざせ!」とシャウトしながら「NO BYSTANDERS」ヘ。そしてそのまま、間髪入れず「FE!N」のイントロが来た!今回のツアーでは、ヒット・チューン「FE!N」を連続してパフォームする、というのも見せ場の一つ。今回、日本の公演では4回(最初、曲の途中からイントロに戻す場面もあったので正確には4.5回か?)の「FE!N」が聴けた。イントロのたびにクラウドは大熱狂。途中、心臓の鼓動のようなサウンドエフェクトも混じり、広いスタジアムを完全に掌握しながら終盤の熱狂へと観客を誘うトラヴィス。雷鳴が轟くようなイントロから「Sicko Mode」に、「疲れてないよな?」と問いかけながら「Antidote」へ、そこから素早く「goosebumps」へーートラヴィスが1stアルバム「Rodeo」をリリースしたのは2015年なので、今からちょうど10年前。この10年間で彼が生み出してきたトレンドと熱狂について、しみじみと想いに耽ってしまう。
世界的ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)が11月8日に埼玉県所沢市のベルーナドームで来日公演「Circus Maximus Tour」を開催した。数多くの名曲を迫力のパフォーマンスで披露しただけでなく、Ye(イェ)ことカニエ・ウエストがサプライズ出演も果たし、伝説の一夜となった。
ライターの渡辺志保による当日のオフィシャル・ライブレポートが到着。熱狂の一夜の様子をお届けする。
トラヴィス・スコット PHOTO:J ASON MARINEZ
トラヴィス・スコット、初となる日本のスタジアムでの単独公演。世界中の人々を熱狂させた大型ツアー「Circus Maximus Tour」がいよいよ日本にやってくる、というだけで並々ならぬ期待を胸に所沢のベルーナドームに向かったが、実際に目の前で繰り広げられたものは期待を遥かに上回るとんでもないライブだった。まさか、トラヴィス・スコットとカニエ・ウエスト(現在の正式なアーティスト・ネームは“Ye(イェ)“という表記になると思うが)がステージ上で邂逅するなんて、誰が予想できただろうか。もはや生身の人間というよりも、トラヴィス・スコットという存在そのものこそが”現象”と呼びたくなるような、彼の大きさを実感させられる公演だった。
そして、ステージの照明が落ちカニエ・ウエストとのコラボ楽曲「PRAISE GOD」へ。曲を途中で切り上げ、沈黙を場内が包む——と、なんと次に響き渡ったのはカニエ・ウエスト「Runaway」のイントロだ。「もしかしたらカニエが来るかもしれない」と、SNSなどでも都市伝説的に噂が囁かれていたが、もしや本当に!?カニエが来るのか!?そして悲鳴のような歓声の中、ステージに姿を現したのはまさにカニエ・ウエスト本人だった!てっきり1曲だけキックして退場するのかと思いきや、そこから「Can’t Tell Me Nothing」、「Heartless」、「Stronger」、「Father Stretch My Hands Pt1」などなどキャリアを網羅していくかのように立て続けにヒット曲を披露。このセットリストにも心底たまげた。ここ数年、本国アメリカではキャンセル続きのカニエ。バックラッシュも多い。心身のゆらぎも心配になってしまう。そんな彼が盟友ともいうべきトラヴィス・スコットと共に日本のステージに立つなんて——。アメリカから逃げるようにして日本での滞在を続けているカニエに関しては、個人的に少々複雑な気持ちが拭えない部分もあるが、この2名の邂逅を目撃できたことは本当に心の底から嬉しいサプライズだった。デビュー曲の「Through The Wire」を演り、スタジアムの会場にはうってつけの「CARNIVAL」、そしてカニエのライブには欠かせない「All of The Lights」を以てスペシャル・カニエ・タイムは終了。カニエの隣で嬉しそうに笑顔を見せながらステージに立つトラヴィスの姿、そして2人がハグする姿はダイナミックなヒップホップの歴史に残るのではなかろうか、とか思いつつ、ステージは再び「UTOPIA」の世界へと戻る。「TOPIA TWINS」で再びエネルギーをぶつけ、「両手のミドルフィンガーをかざせ!」とシャウトしながら「NO BYSTANDERS」ヘ。そしてそのまま、間髪入れず「FE!N」のイントロが来た!今回のツアーでは、ヒット・チューン「FE!N」を連続してパフォームする、というのも見せ場の一つ。今回、日本の公演では4回(最初、曲の途中からイントロに戻す場面もあったので正確には4.5回か?)の「FE!N」が聴けた。イントロのたびにクラウドは大熱狂。途中、心臓の鼓動のようなサウンドエフェクトも混じり、広いスタジアムを完全に掌握しながら終盤の熱狂へと観客を誘うトラヴィス。雷鳴が轟くようなイントロから「Sicko Mode」に、「疲れてないよな?」と問いかけながら「Antidote」へ、そこから素早く「goosebumps」へーートラヴィスが1stアルバム「Rodeo」をリリースしたのは2015年なので、今からちょうど10年前。この10年間で彼が生み出してきたトレンドと熱狂について、しみじみと想いに耽ってしまう。
2020年に韓国で始動した「コダック アパレル(KODAK APPAREL)」が、11月6日から18日まで渋谷パルコでポップアップを開催している。テーマは「Back to the 90s」。空間はブランドを象徴するイエローを基調に、フィルムボックスを積み上げたインスタレーションやカーブミラー、レシート写真機などを設置。まるで一枚のフィルムの中に入り込んだような没入感を演出する。フィルムカメラやプリクラが若者文化を象徴していた1990年代のムードをリバイバルし、アパレルを中心に展開。韓国発でプレミア化しているキーチェーン型デジタルカメラ「コダック・チャーメラ(CHARMERA)」も毎日先着10台限定で販売し、整理券を求めて若者が連日列をなしている。
アメリカを代表するアーティストとして長年ロック・シーンを牽引してきた“The Boss”ことブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)。76歳となった今もなお精力的に活動を続ける生ける伝説の、知られざる一面を捉えた伝記映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」が11月14日から公開される。ウォーレン・ゼインズが執筆した「Deliver Me from Nowhere」を原作とする本作が焦点を当てるのは、全世界で3000万枚以上売り上げたスプリングスティーン最大のヒット・アルバム「Born in the U.S.A.」(1984年)の直前、1982年に発表された6thアルバム「ネブラスカ」の制作舞台裏だ。
監督は音楽映画の傑作「クレイジー・ハート」で知られるスコット・クーパー(Scott Cooper)。そして本作の主人公、ブルース・スプリングスティーン役として白羽の矢が立ったのは「一流シェフのファミリーレストラン」で数々の俳優賞を獲得した名優ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)。劇中の歌唱シーンは正真正銘彼の歌声だ。またジェレミー・ストロング、ポール・ウォルター・ハウザー、スティーヴン・グレアムら実力派が脇を固める。
スコット・クーパー(以下、クーパー):後にこの映画のプロデュース・パートナーとなる方から、「ブルース・スプリングスティーンの『ネブラスカ』は好きか?」とだけ書かれたメールが送られてきたんです。私は「好きじゃない人なんていますか?」と返信しました。そのメールがきっかけでスプリングスティーンの伝記本「Deliver Me from Nowhere」を知り、その後、著者であるウォーレン・ゼインズと面会することができたんです。彼は私と伝記の映画化の可能性について語り合った上で、ブルース・スプリングスティーンと(マネージャーの)ジョン・ランダウとの面会を手配してくれました。
——スプリングスティーンの伝記映画が「ネブラスカ」に焦点を当てると聞き、最初は驚きました。彼の王道的な物語的と聞くとディランの再来と呼ばれたデビュー当時、名実共に大成功を収めた「Born To Run」(75年)、歴史に名を残した「Born in the U.S.A.」(84年)などを想起するためです。この「ネブラスカ」というアルバムはスプリングスティーンのディスコグラフィでどういう位置付けにあると監督は考え、「Deliver Me from Nowhere」を映像化しようと考えたのでしょうか?
クーパー:私たちは車というものに強く惹かれ、時に取り憑かれたように夢中になりますよね。ブルースも車が大好きなんですが、劇中で彼は新車についてこう語ります。「少し派手かもな(it's a little fancier than I'm used to)」と。忘れてはいけないのが、ブルースの家は18歳になるまで温水すら出なかったことです。彼は極貧の中で育ちました。彼が劇中で感じ、今も同じだと語っているのは、「自分はもうフリーホールドの町で共に育った人々と同じではない」ということ。彼はアイコンとして想像を絶するほどの富を手にしました。ですが根の部分ではとても謙虚で、寛大な人間です。ブルースは最終的に映画に登場したあの車を購入しました。というより買い戻した、と言う方が正しいかもしれません。というのもあの車は、彼がかつて本当に所有していたものだったんです。ブルースはいつも、心の拠り所となる温もりある場所に戻っていきます。あの車を買ったことも、彼にとってはそんな瞬間のひとつなのでしょう。
この映画はブルース・スプリングスティーンの全てを語るものではありません。「Born to Run」でも「Born in the U.S.A.」でもない。でも私にとってこの「ネブラスカ」こそが、ブルースの中で最もパンクな作品だと思っています。音の意味でのパンクではなく、その精神のあり方が、です。彼はその作品で「シンプルさがラディカルになり得る」と示しました。繰り返し言いますが、彼はこのアルバムをつくろうとしたのではなく、つくらずにはいられなかったんです。
PROFILE: 1993年⽣まれ。ポッドキャスト「奇奇怪怪」、TBSラジオ「脳盗」パーソナリティーを務める。クリエイティブディレクターとしては、0円の雑誌「magazineii」、TV番組「蓋」、⾳を出さなければ全商品盗めるショップ「盗」、マイクブランド「シュア(SHURE)」と共同開発したスニーカー“イグナイト ザ ポッドキャスターズ(IGNITE the Podcasters)”などを⼿がける。ACC賞、JAPAN Podcast AWARDS パーソナリティ賞 、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2023などを受賞。
TaiTan:「奇奇怪怪」は玉置周啓(MONO NO AWARE)という相方ありきですが、結果的にそういう形にはなってますね。ただ最初は、書籍化までは狙っていたとしても、TBSラジオの番組(「脳盗」)になったり、月額会員制のコミュニティー(「品品団地」)を作ったり、まさかコンビニ(「PINPIN MART」)までオープンさせるとは思ってなかったですね。コロナ禍で2人とも音楽活動ができなくなって、コストもかからないし、暇つぶしくらいの感覚で「ポッドキャストでもやろうか」っていう程度でしかなかった。ただ、やっていくうちに、「奇奇怪怪」で話したことがどんどん具現化していって、もはや言ったことが実現していくメディアになりました。そこらへんからポッドキャストにめっちゃ可能性感じるようになりましたね。
「ザラ(ZARA)」は11月17日、「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」を率いるルドヴィック・デ・サン・サーナンとのコラボレーションコレクション“ルドヴィック・デ・サン・サーナン×ザラ”を発売する。「ザラ」一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。ウィメンズとメンズのレディ トゥ ウエア、シューズ、アクセサリーなど幅広いラインアップをそろえる。
ヤーマンの美容家電ブランド「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」は11月6日、“デザインリフト”シリーズから、フェイスライン用バンド“フェイスラインリフトアップバンド”(3490円)とフェイスライン用電極シート(1万円)を発売した。EMSを用いたトレーニングには電極シートに加え、目元・口元にアプローチする既存のリフトアップ美顔器“デザインリフトモア”が必要となる。
都内の人気ヘアサロンに「2024年下半期~25年上半期に実際に使ってみて良かった製品」について聞いた「WWDBEAUTY ヘアサロン版ベストコスメ2025」のグレイカラー部門では、アリミノの「カラーストーリー プライム(COLOR STORY PRIME)」が1位に輝いた。同ブランドは昨年実施した「ヘアサロン版ベストコスメ2024」でも2位にランクインしており、安定的な人気を誇っているといえる。
「スリー(THREE)」は2026年1月1日、春のメイクアップコレクション“センツ オブ ディスタンス(SCENTS OF DISTANCE)”を発売する。同コレクションは、蒸気が立ち上がるティータイムの温もりを香りと色で表現。限定のフェイスパウダーをはじめ、アイシャドウ、リップ、ネイルの新色や、限定フレグランスがそろう。
「スリー(THREE)」は2026年1月1日、春のメイクアップコレクション“センツ オブ ディスタンス(SCENTS OF DISTANCE)”を発売する。同コレクションは、蒸気が立ち上がるティータイムの温もりを香りと色で表現。限定のフェイスパウダーをはじめ、アイシャドウ、リップ、ネイルの新色や、限定フレグランスがそろう。