1位は、高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く|週間アクセスランキング TOP10(11月28日〜12月4日)

1位は、高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く|週間アクセスランキング TOP10(11月28日〜12月4日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月28日(木)〜12月4日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 高島屋は3日、堺店の営業を来年1月7日で終了すると発表した。堺店は南海高野線の堺東駅に1964年に開業。売場面積は2万5000平方メートル(百貨店区画1万6000平方メートル、専門店区画9000平方メートル)。同じく堺市にある泉北店(74年開業)との2店舗体制で大阪南部の地域ニーズに対応してきた。

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- 2位 -
長谷川京子のランジェリー「エス バイ」からホリデーシーズンの新色が登場

12月04日公開 / 文・WWD STAFF

 俳優の長谷川京子がプロデュースするランジェリーブランド「エス バイ(ESS BY)」は12月5日、“ノンワイヤー スムース ホールド ブラ”と“スムース ライン ショーツ”のホリデーシーズンの新色バーガンディを発売する。同カラーは今後、レギュラーアイテムとして通年販売を予定している。

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- 3位 -
藤田ニコルが赤い下着でホリデー気分を盛り上げる 「ピーチ・ジョン」の“花のブラ”&“ナイスバディブラ”

12月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」から、ホリデーの新キャンペーンビジュアルが登場した。ミューズの藤田ニコルが着こなすのは、新シリーズ“花のブラ”の“ポインセチアレッド”とベストセラー“ナイスバディブラ リボンレース”のレッド。赤い下着でホリデー気分を盛り上げる。

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- 4位 -
カネボウ化粧品で初の女性社長に内山智子ヘアケア第1事業部長が抜擢

12月02日公開 / 文・沼 璃子

 花王グループは、2025年1月1日付で内山智子・コンシューマープロダクツ事業統括部門ヘルス&ビューティケア事業部門ヘアケア第1事業部長兼コンシューマープロダクツ事業統括部門ヘルス&ビューティケア事業部門ヘアケア第1事業部プロジェクトリーダーがカネボウ化粧品の新社長に就く人事を発表した。同社の社長に女性が就くのは初めて。現任の前澤洋介社長は退く。

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- 5位 -
RHC ロンハーマンと「トッズ」がコラボ マイクロサイズの2ウエイバッグを発売

12月01日公開 / 文・WWD STAFF

 RHC ロンハーマンは12月6日、「トッズ(TOD'S)」とのコラボレーションライン“トッズ フォー RHC”から新作バッグを発売する。RHC ロンハーマン各店、ロンハーマン千駄ヶ谷店「R」、ロンハーマン京都店「R」で取り扱い、オンラインストアでは4日から先行発売する。

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- 6位 -
「ユニクロ:シー」が新作アイテムを発売 ボマージャケットやクルーネックセーターなど

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)よる「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」が、新作アイテムを発売。12月2日から順次販売する。

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- 7位 -
「ジーユー」×プレイステーションやマウジー×「不思議の国のアリス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/2〜12/8】

11月30日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。プレイステーション誕生30周年を記念し、「ジーユー(GU)」と「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」がそれぞれプレイステーションとコラボしています。初代プレイステーションのロゴやコントローラー、そのボタンマークをデザインが懐かしい!「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボを発売します。ヤングオイスターズがなんとも可愛らしいニットです。

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- 8位 -
「マリメッコ」の“ニート バッグ”から新作が登場 シックなウニッコとソリッドの2種

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリメッコ(MARIMEKKO)」は12月13日、パッカブルバッグシリーズ“ニート バッグ(NEAT BAG)”の新作を発売する。全国のマリメッコストア、各オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から新作財布 アーカイブに着想した多彩な全5種

11月28日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1.一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、2.天の恩恵で全ての人が福を受ける“天恩日”、3.すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”の3つが重なる最強開運日の12月26日に向けて、伝統とクリエイティビティを融合した“ルイ・ヴィトン カラーマニア”から、メゾンのアーカイブに着想した新作財布全5種を発売した。

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- 10位 -
「ア ベイシング エイプ®」×「バウンティーハンター」 7年ぶりのカプセルコレクション発売

11月28日公開 / 文・WWD STAFF

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)は、「バウンティーハンター(BOUNTY HUNTER)」と、2017年以来となる第4弾カプセルコレクションを11月30日に発売する。

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イヴ・サンローランの代表作 スモーキングジャケットが“買える”企画展

東京・代官山のビンテージドレス専門店「ザ ヴィンテージ ドレス(THE VINTAGE DRESS)」は12月6日から15日、エキシビション「マスキュリン(MASCULINE)」を開催している。同展では、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)本人が手掛けたジャケットやドレス、ブラウスなどを展示・販売する。

目玉は、女性のためのタキシードスタイル「ル・スモーキング」(1966年発表)だ。写真家のヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)が75年にパリで撮影したルックは、ファッションフォトの歴史に残る1枚として知られる。買い付けの際、複数のスモーキングジャケットが見つかったことから、「マスキュリン」と名を打つ同展を企画した。ケープやコートなど冬に向けたアイテムもそろえ、イヴ・サンローランのレガシーを伝える。「美術館に展示してあるピースと異なり、同展の展示品は実際に着て買うことができる。柵の外からは分からない、触れて生まれる高揚感を体験してもらえたら」(YAMAGUCHI「ザ ヴィンテージ ドレス」オーナー)。

※全て1点もののため、売り切れの可能性あり。購入の成約に関わらず、期間中の展示は継続する。

「ザ ヴィンテージ ドレス」は2018年、東京・代官山のビンテージショップ「ザ ブリスク(THE BRISK)」の2号店としてオープンした。ブランド創設者が手掛けたコレクションピースのみを取り扱う。これまでも「サンローラン(SAINT LAURENT)」ほか「エルメス(HERMES)」や「アライア(ALAIA)」のエキシビションを主催しており、22年、23年には「ヴァレンティノ(VALENTINO)」がアーカイブを集めて販売する「ヴァレンティノ ヴィンテージ」の日本会場にも選出された。

■ ”Masculine” Yves Saint Laurent exhibition.
開催期間:12月6日〜15日
時間:12:00〜19:00
定休日:12月10日〜12日
場所:「ザ ヴィンテージ ドレス」1階
住所:東京都渋谷区猿楽町22-4

展示品例

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この秋冬はジャージールックをヘルシーに着こなす【2024-25年秋冬トレンド】

 

運動着”のイメージが強かったジャージー系トラックスーツをおしゃれに着こなす新しいスタイルが登場しました。ジャージーらしさは残しつつ、“脱・ストリート”を試みる新発想アイテムを、有力ブランドが相次いで提案しています。着こなしのコツは、“ヘルシー×ドレッシー”です。

従来のトラックスーツはボディーにぴったりなじむタイプが多かったものの、「アディダス(ADIDAS)」の上下共にゆったりとしたオーバーサイズは新鮮です。優美なドレープをまといつつも、足元はロックテイストのブーツを合わせてタフさを添えました。今回は、ファッション・ウイーク会場でのスナップや、2024-25年秋冬コレクションのランウエイから、“ジャージー系”の新顔スタイリングを読み解いていきます。

別テイストを加えて“ずらす”

   

アスレチックなイメージのジャージーを着こなすには、別テイストを持ち込んで、雰囲気を“ずらす”のが鍵。手軽なのは、フェミニンやガーリーとのマリアージュです。

ジューシーなオレンジ色がエナジーを感じさせるこちらの女性は、ジャージーのファスナーを上まで引き上げてクールな表情。一方で、チャーミングなチェック柄のミニスカートを合わせて、適度な“ずれ”を生み出しました。白いレースストッキングと濃いオレンジのブーツも、ガーリーなムードを強めています。

 

ジャージートップスをシャツのように着こなして、“運動着”感を抑える着こなしもあります。ファスナーが胸元どまりならポロシャツのようにも見えるので、シャツライクな着こなしに重宝します。

写真の女性は、ブルーのハーフジップジャージーを、ポロシャツ風にまといました。襟の切り替えが、“運動着”のイメージが薄まって見える理由です。ボトムスはジーンズ、靴はスニーカーと、カジュアルの定番コーディネート。サングラスやバッグで普段着のムードを遠ざけると、全体がこなれて映ります。

ジャージー風モード服でドレッシーに

 

街中でおしゃれに着こなしやすい“ジャージー風”アイテムが、有力ブランドから相次いで提案されています。スポーツテイストを程よく取り入れられる点が魅力。気負わない自然体のスタイリングに役立てるのが上手な着方です。

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」のブラウン系トップスは控えめなつやめきを帯び、ボディーに沿うすっきりシルエットが伸びやかなフォームを印象付けます。パンツのウエストにしっかり収めて、きれいめにまといました。細身でミニマルな黒パンツと合わせることで、上下でシャープな輪郭を描きます。

 

オールインワンやボディースーツがトレンドアイテムに浮上する中、体にフィットする素材と交わらせる試みも目立ってきました。ボディーラインをしっかり写すので、しなやかなイメージを押し出してくれます。

多幸感を帯びたピンクの総柄で全身を包んだのは、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」。正面の深いスリットから素肌をのぞかせました。ウエストシェイプが際立つのも、肌にフィットする素材ならではの魅力。縦に長いジップのラインがアクティブな雰囲気を強めています。フードを、モードなディテールにねじり直しました。

健やかなムードを備えたジャージー系アイテムを取り入れると、適度にアクティブな気分が加わります。アウターの存在感が強まり、見た目が重く見えがちな秋冬ルックにも、軽やかではつらつとした印象を盛り込めそう。伸縮性や速乾性に富む素材ならではの着心地も、このスタイルのいいところ。長く人気が続いたアウトドアやユーティリティーとはまたひと味違うヘルシーなスタイリングで、秋冬ルックから重さをそぎ落としてみませんか。

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「ハウス オブ ローゼ」から美白に特化した新シリーズ “青”がキーの3アイテムが登場

「ハウス オブ ローゼ(HOUSE OF ROSE)」は2025年3月1日、美白の鍵となる透明感を際立たせる“青“を活用したボディー美白シリーズ“ブルーナブラン”を発売する。

ラインアップは、日やけ止め乳液“ボディホワイトニング UV”【医薬部外品】(50mL、2750円)、ボディーソープ“ボディクリア ソープ”【医薬部外品】(200mL、各1980円)、美容液“ブルーナブラン ボディホワイトニング エッセンス”【医薬部外品】(150mL、3300円)の美白に特化した3アイテム。全て、さわやかなハーバルシトラスの香りを採用した。

透明感を引き立てる美白ケアシリーズ

“ボディホワイトニング UV”はブルーブライトパール配合の日焼け止め。ブルートーンの肌色補正効果で、黄みや赤み、くすみをカバーし、ワントーン明るく透明感のある肌を演出する。エクトイン配合で、乾燥などの外的環境から肌を守りながら紫外線をカットする。

“ボディクリア ソープ”は肌荒れを防ぎながら洗える薬用ボディーソープ。クレンジング機能付きで、肌の潤いを残しながらメラニンを含む古い角質や汚れを取り除き、透明感のあるクリアな肌へと導く。

“ボディホワイトニング エッセンス”はさらりとした使い心地のボディー用美白エッセンス。保湿成分のジュニパーベリーエキス配合で、乾燥によるくすみにアプローチしみずみずしく健やかな肌を保つほか、潤い膜のボディメンブレンヴェールが日やけや雪やけ後のほてりを鎮め、肌荒れを防ぐ。

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技術継承と染め直し、D&DEPARTMENTのファッション産業の課題への向き合い方

ロングライフデザインを提唱するディアンドデパートメント(D&DEPARTMENT)は2014年からテキスタイルメーカーのデッドストック生地を活用したバッグを提案する「ライフストック(LIFE STOCK)」と、シミや色あせなどで着られなくなった服を染め替えてよみがえらせるプロジェクト「ディ アンド リウェア(d&RE WEAR)」を立ち上げ、取り組む。24年までに「ライフストック」に活用した生地は2万9430m(生地幅120cm)、東京ドームの敷地に換算すると75.5個分。現在までに9700着を預かり染め直した。23年からは「生地を作ることができる職人と環境が失われる」との危機感から新たな需要を生み出すために「アーカイブス(ARCHIVES)」をスタート。日本の産地を回り、同プロジェクトを指揮する重松久恵ファッション部門コーディネーターに、産地の現状とディアンドデパートメントが取り組む意義を聞く。 

PROFILE: 重松久恵(しげまつ ひさえ)/D&DEPARTMENT ファッション部門コーディネーター

重松久恵(しげまつ ひさえ)/D&DEPARTMENT ファッション部門コーディネーター
PROFILE: ファッション誌の編集、デザイン会社などのマネジメントを経て2014年、「ライフストック」、洋服染め直しの「ディ アンド リウェア」プロジェクト発足時に「『D&DEPARTMENT』のコーディネーターに。中小企業診断士の資格を58歳で取得し、さまざまな会社のアドバイザーとしても活躍。旅と料理、手仕事をこよなく愛す

きっかけはラナ・プラザ崩落事故、ファッション産業の課題に向き合う

ディアンドデパートメントが「ライフストック」と「ディ アンド リウェア」に取り組み始めたのは2014年のこと。今でこそ、デッドストックの活用や染め直しを行う企業が少しずつ増えてきてはいるが、同社は早かった。両プロジェクトを手掛ける重松コーディネーターは「13年のラナ・プラザ倒壊事故によってファッション産業の課題が浮き彫りになり、向き合う必要があると感じていた。ちょうどその頃、『ディアンドデパートメント』からファッション部門を手伝ってほしいと依頼があり、同社らしくファッション産業の課題に向き合うことができる取り組みとは何かを考えた」と振り返る。

「ディアンドデパートメント」は10年、金沢21世紀美術館で行った企画展示「本当のデザインだけがリサイクルできる Only honest design can be recyclable. D&DEPARTMENT PROJECT」の際に、ミュージアムショップで残反を用いて製作したバッグを販売していた経緯がある。「私自身産地を回る中で、決算前にバッタ屋が残布を買いに行くのを知っていた。こうした残布を活用できないかと考えた」。

「残反購入だけでは貢献できない」、技術継承のための新プロジェクト

「ライフストック」では「10産地10生地で100種類作ろうと考えた。半分は懇意にしている産地に頼み込み、半分は中小企業診断士の資格を生かし商工会議所を通じて声をかけてもらった」。現在は小さな地域を含めると20カ所程度と取り組む。人気はビンテージ生地やマス見本(色合わせのサンプル布で同じ柄を色違いで数色プリントした布)だ。「特にマス見本は絶対に捨てられる運命なうえ、レアでもある。こうした背景をお客さまに説明するとマス見本ファンになり、マス見本狙いの方も増えた」。

23年から「アーカイブス」をスタートした。残反の入手が難しくなったからだ。「理由は2つある。1つ目は16年頃に日本で始まったSDGsの活動の気運が高まるにつれて、残反を活用したモノ作りをする人が増えたこと。2つ目はメーカーの生産量が減ったこと。生産すればその分残反もB反も出るが、特にこの3年少なくなったと感じる。そして、残反を買うだけでは産地に貢献できなくなったとも感じていた」と話す。

「1mが8000~1万円の手が込んだ特殊な生地は、高度な技術がないと作ることができない。他方で一般的には高額で購入が難しく、海外ブランドに販売していることが多い。こうした素晴らしい技術を残したいし、作る職人がいることを知らしめたいと思った。そのためには高度な技術を要する生地を作り続けて発信することが大切で、バッグは要尺が少ないので気軽に持つことができる価格で提案できると考えた」。

「アーカイブス」では「産地の定番で一般的に知られている生地でも次世代の担い手や需要を生み出す必要があると考え」会津木綿や伊勢木綿、久留米絣などの活用も始める。3月から箱型バッグを順次発売する。小幅生地の特性を最大に生かし、生地の無駄が極力出ないパターンを作成した。「生地にかけられる金額を上げ、工場と一緒に歩む持続可能なものづくりのカタチを探る」。

「多くの産地で倒産が増えている」、産地の抱える課題

産地の状況は刻々と変化している。産地の多くが「作れない産地」になりつつあり、モノ作りのリードタイムが長くなっている。「多くの産地で倒産が増えている。いろんな産地でいろんな変化があり、一概に何が原因とはいえないが、共通しているのはリーマンショック後から緩やかに沈みはじめ、新型コロナウイルスの感染拡大が拍車をかけたこと。コロナ禍では補助金や融資があったが、その返済が難しくなり、事業者に高齢の方が多いこともあってか、疲れてしまって廃業や倒産を選ぶ事業者が増えている。今、特殊な技術を持つ方の多くは60代後半から70代。彼らが今まで日本のモノ作りを支えてくれているが、後継者がいないし、現状は少量生産で取り組むしかない。例えば、チェーンステッチで脇を縫う人がいなくなったら、縫製の仕様書自体を変えなきゃいけなくなる。こういうことが連続的に起こっている」と話す。

モノ作りを絶やさないために考えられること

日本でモノ作りできる環境を残すにはどうすればいいのか。

「一つの方向として、製造メーカーが自社ブランドを立ち上げることがある。例えば山梨の『WAFU.(ワフ)』は縫製業だけでは言い値で安い賃金で請け負うことになってしまうと危惧して自社ブランドを立ち上げた。今ではOEMを一切せずに自社ブランドのみで利益を出せる体質に移行できている。『ワフ』のように高付加価値のモノ作りの自社ブランドを立ち上げるメーカーは増えており、自社ブランドの利益比率を上げようと取り組む企業が増えている。自社ブランドとOEMの黄金比は各企業により異なるが、両軸を持つことが会社の安定につながるケースが多い。たとえ、自社ブランドの売り上げが伸び悩んでも自社ブランドを通じて発信ができるため、OEMの依頼が増えて会社が安定することもある」。

廃業する工場を産地のメーカーがM&Aを行うケースも散見するようになった。「例えば、2011年に継続できなくなった新潟県の織物工場をマツオインターナショナルの松尾産業が子会社にしたケースでは、設備投資や機械を独自改造することでオリジナル生地の生産ができるようになった。友人のテキスタイルデザイナーや若いデザイナーたちがそこで生地を作っている。このケースのように技術を引き継いでいければいいと思う一方、難しいケースも多い。最近ではニット産地の山形できらやか銀行の経営悪化によって取引先が相次いで倒産し大きな影響を及ぼしている。取引先のニッターも倒産した。一緒に取り組むデザイナーと話し合い、彼は出資し合って小規模ロットの対応ができる工場を共同運営することも考えたいと話していた。そんなときに候補にあった廃業予定の小さなニット工場が『もう少し頑張ってみる』と継続を決めた。けれどM&Aを行うような体力のある会社もなかなか見つからない状況で見通しは不透明だ。もう一つは、工場に無理をさせない方法でモノ作りを行うことも大切だ。私たちは秋物の納期を5月に設定し、閑散期に無理をせずに生産していただいている」。

産地内で築けていたサプライチェーンの一つでも欠ければモノ作りのリードタイムはさらに伸びるが、M&Aを行うのはハードルが高い。「例えば、『オソク(OSOCU)』の谷佳津臣さんは元縫製工場を賃貸で借りて、古いミシンを活用しながら業務委託や新規雇用で技術者に参画してもらっている。工場を購入したわけではないが、場所を借りて縫製業の内製化を実現して自社ブランドをマイペースに展開している。新たなに人を雇用して職人を育てることは大変な挑戦だが、谷さんのように場所を活用しながらチャレンジしている人もいる」という。

特に染色や仕上げを行う工場が少なくなっていると聞くが、「別の産地に頼まなければいけない状況は増えている。もう一つの方向性としては一貫生産がある。先日訪れた京丹後の工場は撚糸・織り・染めを自社で行えるように整えていた。実際問題、染色や仕上げの機械を数台入れ、一貫生産に向かえるところは向かわないと厳しいのではないか」と指摘する。

一貫生産は強味にもなる。「赤ちゃんの製品を手掛ける工場はエコテックス認証取得を求められるなどあるが、外注すると取れるかわからない。特に染色は空きがなくて納期が大変なこともあり、縫製工場でも設備投資をして染色の機械を入れた工場もある。自社で染色を行うことで認証を横串で取れるようにしていた。織り専門だった富士吉田のとある工場も、糸染めも布染めもできる機械をそろえていた」。

対処療法の先に見据えること

今後向かう方向性について尋ねた。「小規模で高付加価値のもの、ははまるかもしれない」。

また、「職人が格好いいという文化を作っていく必要がある。サードウェーブコーヒーの文化が生まれたとき、コーヒーを焙煎する人が格好いいと焙煎士が増えたでしょう?そういう単純なことでもある。布作りの職人が格好いいとなれば興味が沸く人は増える。実際に布を作り、布のあるオシャレな生活を送っている人も多い。織機が動く動画をよく見るけど、生地を手掛けている人やその人の暮らしを紹介する人は少ない。そういう職人の暮らしを知ってもらいたいとも思う。“布を作ってオシャレな生活ができる”“これで食える”となれば、やってみたいという若者が増えるのではないか。機織りが職業の選択肢の一つになる。私の周りで織物に取り組む若い男性が増えていて、彼らに『何で』と尋ねると海外育ちの人が多く『職人がめちゃめちゃ格好いいし、この仕事は一生できるじゃない』との答え。彼らは素敵な生活をインスタグラムで発信していたりする。人間は恰好いいにあこがれるじゃない?」。

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LVMHファッショングループトップの娘が父から教わったラグジュアリービジネスの極意

PROFILE: ジュリア・トレダノ/「ノダレト」創業者

ジュリア・トレダノ/「ノダレト」創業者
PROFILE: フランスの大学で法律とジャーナリズムを専攻した後、ロンドンでシューズデザインを学ぶ。2019年に起業し、ノダレト」を始動。父はLVMHファッショングループの会長兼CEOシドニー・トレダノ PHOTO:SHUHEI SHINE

イタリア発のシューズブランド「ノダレト(NODALETO)」は、ポップさとノスタルジックさをあわせ持つデザインと、1日履いても疲れない履き心地を計算しつくした構造が特徴だ。同ブランドを立ち上げたのは、LVMHファッショングループ会長兼CEOシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)の娘、ジュリア・トレダノ(Julia Toledano)だ。ジュリアは19年に自身の苗字をもじった「ノダレト」をスタート。BLACKPINKのジェニー(Jennie)はじめ、セレブリティーからの支持率の高さを追い風に、世界各国でビジネスを広げている。公式ECサイトを主販路に、日本では「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「エストネーション(ESTNATION)」「グレイト(GR8)」「ヌビアン(NUBIAN)」など、有力セレクトでの取り扱いも広がる。

ラグジュアリーファッションの世界で生まれ育ち、確かな審美眼を持つジュリアが「現代を生きる女性たちのために、快適さとスタイルを妥協しないシューズを作りたい」との思いで生み出す製品は説得力が高い。このほど来日したジュリアにシューズ愛に目覚めたきっかけから父から教わった経営論までを聞いた。

WWD:「ノダレト」について教えてほしい。

ジュリア・トレダノ(以下、トレダノ):私が5年ほど前に立ち上げた「ノダレト」は、モダンかつタイムレスな美学と遊び心を持ったラグジュアリーシューズブランド。デザインは、建築的なコード、1970年代のノスタルジックさや90年代のミニマリズム、ポップカルチャー、そして私たちの世代のモダニティを織り交ぜている。どこかやんちゃさを感じるアティチュードもブランドのDNAとして大切にしている。

WWD:幼少期、ファッションやシューズをどのように楽しんだ?

トレダノ:好むと好まざるとにかかわらず、生まれた時からファッションの世界は身近な存在だったわけだけど、私は兄弟の中でも一番ファッションが好きだった。特にプロダクト(製品)に惹かれるタイプだったの。“モノを見ろ”というのが、昔から父の教えだった。幼い頃からたくさんのファッションショーも見せてもらったけど、特に楽しかったのは工場見学。モノが作られる工程を見たり、知ったりすることを楽しんでいた。

シューズに囲まれて過ごした幼少期

WWD:シューズブランドを始めた理由は?

トレダノ:いろんなプロダクトの中で、特に惹かれるのがシューズだった。なんでシューズが好きなのかは、説明ができないわ。まるで誰かに恋した時みたいな、感覚的なものなの。私のミューズの叔母さんが熱心なシューズ収集家だった影響も大きい。よく小さい頃にお母さんの化粧道具でメイクをして遊んだ人もいるでしょう。私の場合は、叔母さんのシューズがそれだったの。パーティーに出かける時、彼氏と別れた時、人生の良くも悪くも特別な瞬間には必ず新しいシューズを買うのが習慣だったくらい。

WWD:人生で最初に履いたラグジュアリーシューズは?

トレダノ:「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」。15歳の頃で、テストで良い成績を取ったご褒美に母親がプレゼントしてくれたの。もうあんなに高いヒールは履けないけど、今も私のコレクションの一部。将来は娘に譲りたいと思っている。

WWD:お気に入りのシューズブランドは?

トレダノ:「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」。私が初めて自分のお金で買ったラグジュアリーブランドも「マノロ ブラニク」だった。人々との心を刺激するデザイン、創業時から変わらないシューズへの愛というブランドの歩んできたストーリー自体に惹かれる。映画「セックス・アンド・ザ・シティ」で登場する「マノロ ブラニク」は、シューズの枠を超えたアート作品だと思う。

父から教わったのは「一にも二にもプロダクト」

WWD:父シドニー氏から教わった、今日ラグジュアリービジネスに必要不可欠なものは?

トレダノ:父がいつも言っているのは、「一にも二にもプロダクト」。工場に行って、モノが生み出される拠点を見ること、作り手と直接会話することが何よりも大切だと教わった。私がシューズブランドを始めたいと言った時には、「ファッション産業で最も難しい製品だぞ」と言われたわ。時には100以上の部品から作られるシューズのクラフツマンシップはごまかせないから。学生を卒業した24歳の頃、これから何をしようかと悩んだ時に、まずイタリアのシューズ工場を巡ったの。そこで見聞きした知見が今の「ノダレト」のベースになっている。完璧な製品ができたら次にどう売るか考え、その後お客さまとどうコミュニケーションを取るか。もちろん全てのステップが平等に大事だけど、組み立てていく順番はこういうふうに教わった。

WWD:これからのビジョンを教えてほしい。

トレダノ:女性による女性のためのシューズを作ること。「ノダレト」の商品を買う行為は、私のストーリーにお金を払ってもらうことでもあると思うの。ブランドを始める時、女性のシューズデザイナーがあまりにも少ないことにあらためて気が付いた。セクシーで華やかなシューズはたくさんあるけど、私が届けたいのは働く女性や母親、あらゆる女性たちが快適だと思ってくれるシューズ。「ノダレト」は、コミュニティーを感じられるブランドに育てていきたいし、そこで女性起業家としての私のストーリーも伝えていけたらいい。次に日本に来た時は、もっとブランドの世界観を感じてもらえるポップアップストアにも挑戦したい。

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LVMHのアルノー会長、フランス人文院の正会員に 1795年設立の伝統ある学術機関

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は12月2日、フランス学士院(Institut de France)を構成するアカデミーの一つ、フランス人文院(Academy of Moral and Political Sciences)の正会員に選出された。

フランス学士院は、芸術、科学、人文学などの発展のため1795年に設立された国立の学術団体。その前身となる王立アカデミーは、1635年に設立されたアカデミー・フランセーズ(Academie Francaise)などから構成されていたが、フランス革命中の1793年に解体された。フランス学士院と同じく95年に設立されたフランス人文院は、革命後の1803年に一度解体されたものの、32年に復活。現在、フランス学士院はフランス人文院に加えて、アカデミー・フランセーズ、フランス文学院(Academie des Inscriptions et Belles-lettres)、フランス科学院(Academie des Sciences)、フランス芸術院(Academie des Beaux-arts)の5つのアカデミーを擁している。

フランス人文院のほかのメンバーは?

これらのアカデミーのメンバーに選出されるのは非常に名誉なこととされている。社会科学と人間科学を対象とするフランス人文院には、ノーベル経済学賞を受賞したエコノミストのジャン・ティロール(Jean Tirole)、米コロンビア大学(Colimbia University)の教授を務める経済学者のピエール・アンドレ・キアッポリ(Pierre-Andre Chiappori)、エルヴェ・ゲマール(Herve Gaymard)元フランス経済・財政・産業大臣、ジャン・クロード・トリシェ(Jean-Claude Trichet)元欧州中央銀行総裁らが所属している。

各アカデミーは、メンバーの引退や死去などにより空席が生じた場合にのみ新たなメンバーを選ぶ方式を取っている。アルノー会長兼CEOは、2023年6月に死去したフランスの実業家、デニス・ケスラー(Denis Kessler)=スコール(SCOR SE)前会長兼CEOの席に座ることとなり、フランス人文院の政治経済・統計・財務部門のチェアマンを務めるという。なお、スコールはパリに本社を置く、再保険を中心とする多国籍の金融サービスグループ。

フランス人文院の目的とは?

フランス人文院によれば、同アカデミーの目的は「書籍やリポートの出版、会議の組織運営などを通じて幅広く深い知識を伝達し、フランスの知的遺産の保護と継承を確かにすることや、官民の意思決定者や政策立案者に厳密かつ独立性の高い情報や分析を提供すること」だという。また、「当アカデミーは慎重に選ばれた知的エリートが所属するものであり、メンバーはその専門分野における貢献度や個人の業績によって選出される」としている。

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【追悼・穂積和夫さん】日本のファッション文化と美意識を世界に広めたマエストロ

日本のファッションイラストレーターの草分けである穂積和夫さんが11月26日に94歳で死去した。戦後のメンズファッション黎明期に、アイビールックの男性を描いたイラストで一時代を築いた。作品の世界観は、近年は海外でも高い評価を集めるようになっていた。服飾史家の中野香織さんに解説してもらった。

日本のファッションイラストレーション界を代表する存在であった穂積和夫氏が、2024年11月26日に94歳で永眠された。「マエストロ」と敬われ慕われた穂積氏の功績を振り返りながら、深い敬意と感謝の意を表したい。

1930年、東京都で裕福な歯科医の家庭に生まれた穂積氏は、第二次世界大戦の戦火を避けて家族とともに仙台市へ移り住む。幼少期から絵を描くことを好んだが、当時、「職業」として認められていなかったイラストレーターへの道を諦め、建築を学ぶ。東北大学工学部建築学科を卒業後、東京の建築事務所で働くが、絵を描く情熱に従う決心をする。セツ・モードセミナーを創設した長沢節氏の新設クラスに最初の生徒として参加し、才能を開花させるのだ。

60年以上愛される「アイビーボーイ」

1954年、ファッション雑誌「男の服飾」(後の「メンズクラブ」)の創刊が、穂積氏のキャリアを開いた。長沢氏の紹介でVANジャケットの創業者・石津謙介氏と出会い、同誌の主要なイラストレーターとして活動。穂積氏のファッションイラストは、単なる視覚的情報ではなく、文化的文脈まで読者に伝えるアートのような力を持った。

メンズファッション誌が黎明期であったこともあり、穂積氏は多様なスタイルに挑戦したが、中でも63年に制作した「アイビーボーイ」は穂積氏の代表作となった。丸顔に赤い頬の笑顔のキャラクター「アイビーボーイ」がアイビールックのバリエーションをまとう幸福感にあふれるイラストレーションである。「アイビーボーイ」はVANジャケットの広告に使われて日本におけるアイビーファッションの象徴となり、後に「メンズクラブ」、80年代の「アイビー図鑑」シリーズ、さらには2010年代には米国人ジャーナリストのW.デービッド・マークス氏の「AMETORA」の表紙にまで登場、世界に親しまれるアイビーアイコンとなった。

「8割にとどめるのが品の良さにつながる」

穂積氏はまた、自らもアイビーファッションに深く傾倒し、しばしば「メンズクラブ」誌上にも登場し、VANのパーティーやイベントにも頻繁に参加する中で、アイビースタイルの生きたお手本「ミスター・アイビー」として普及に貢献した。

加えて和服スタイルやスーツスタイルにおいても成熟した男性の理想像を体現、日本を代表するダンディとして写真集「ジャパニーズ・ダンディ」(河合正人プロデュース、大川直人撮影)の表紙も85歳にして飾った。

穂積氏は何を着ても好感度が高いのだが、かつてその秘訣をうかがったことがある。「8割にとどめるのが品の良さにつながる」という飄々とした穂積さんらしいお答えだった。80歳を過ぎても説教じみたことは語らず、むしろ現代に起きていることを学びたいという向学心を示し、そんな姿勢が穂積氏をフレッシュに見せていた。

1980年代以降は日本の歴史的建造物や町並み、風俗をテーマにした作品を多く手掛け、新たな創作の地平を切り開いた。教育者としても、セツ・モードセミナーや京都デザイン専門学校、昭和女子大学などで後進の育成に尽力している。門下には綿谷寛氏、早乙女道春氏など現在、第一線で活躍するイラストレーターもいる。

ファッションイラストレーションを視覚情報の枠を超えたアートの域に押し上げただけでなく、日本の男性のスタイルの理想像を具現化し、作品と「あり方」セットで日本のファッション文化と美意識を世界に広め、それが評価されることで日本に自信を与えたのである。中でもメンズファッション界に遺した功績は計り知れない。

軽やかでありながら本質を明快に伝える作品、自ら示した日本の男性の装いのバリエーション、そして「少しだけ野暮を残した山の手の粋」を感じさせる率直であたたかい人柄は、時空を超えて多くの人々の記憶に生き続けるだろう。

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韓国発「エディション デンマーク」が日本上陸 東京・渋谷でポップアップを開催

韓国発でデンマークのライフスタイルをキュレーションする「エディション デンマーク(EDITION DENMARK)」が日本に上陸する。同ブランドは2018年、デンマーク出身のヨハン・フルスビアと韓国出身のイ・ジウンが設立。“デンマークの余裕をあなたのテーブルに”をスローガンに、オリジナルのティーポットやトートバッグ、デンマークで愛される「コーヒー コレクティブ(COFFEEE COLLECTIVE)」のコーヒーやデンマーク王室御用達「エーシーパークス(A.C.PERCH’S)」の紅茶などを販売している。

「エディション デンマーク」の日本上陸を記念して12 月7〜13日、ポップアップを「オールデイプレイス渋谷」で開催する。オリジナル商品の販売をはじめ、「コーヒー コレクティブ」のコーヒーや「エーシーパークス」の紅茶を提供する。また、デンマーク発クラフトビールを展開する「ミッケラー トウキョウ(MIKKELLER TOKYO)」とのコラボ商品も登場。デンマークのライフスタイルを体感できるようになっている。

「エディション デンマーク」は、韓国で旗艦店のオープンを予定している。日本上陸を機に、韓国とデンマーク、日本の文化の架け橋になるような取り組みを増やしていくという。

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韓国発「エディション デンマーク」が日本上陸 東京・渋谷でポップアップを開催

韓国発でデンマークのライフスタイルをキュレーションする「エディション デンマーク(EDITION DENMARK)」が日本に上陸する。同ブランドは2018年、デンマーク出身のヨハン・フルスビアと韓国出身のイ・ジウンが設立。“デンマークの余裕をあなたのテーブルに”をスローガンに、オリジナルのティーポットやトートバッグ、デンマークで愛される「コーヒー コレクティブ(COFFEEE COLLECTIVE)」のコーヒーやデンマーク王室御用達「エーシーパークス(A.C.PERCH’S)」の紅茶などを販売している。

「エディション デンマーク」の日本上陸を記念して12 月7〜13日、ポップアップを「オールデイプレイス渋谷」で開催する。オリジナル商品の販売をはじめ、「コーヒー コレクティブ」のコーヒーや「エーシーパークス」の紅茶を提供する。また、デンマーク発クラフトビールを展開する「ミッケラー トウキョウ(MIKKELLER TOKYO)」とのコラボ商品も登場。デンマークのライフスタイルを体感できるようになっている。

「エディション デンマーク」は、韓国で旗艦店のオープンを予定している。日本上陸を機に、韓国とデンマーク、日本の文化の架け橋になるような取り組みを増やしていくという。

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ママ世代、幻のバッグ「ピオヌンナル」 東京・代官山のポップアップに長蛇の列をなす

バッグブランド「ピオヌンナル(PIONUNNAL)」は12月5日から12月8日、東京・代官山で5周年記念ポップアップストアをオープンしている。これまで伊勢丹新宿本店やジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ本店で開催実績があるが、ブランドが主催するのは初めて。人気のバッグが一堂に集まるほか、ブランドの年表や過去のコラボ商品の展示など豊富なコンテンツを用意する。

同ブランドは2019年、車琴仙「ピオヌンナル」代表兼ディレクターにより創業。韓国の伝統的なキルティング生地・ヌビを使った、シンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションのバッグが特徴。「ヴェリィ(VERY)」の掲載を機に、ママ世代から支持を得るようになる。

ポップアップでは、1作目の“リスタート”(全14色、各9680円)や人気の“サムシング”(全10色、各1万890円)、新作の巾着型ショルダーバッグ“バレリーナ”(全7色、各1万3200円)、バッグを模したキーチャーム“アイドル”シリーズまで、幅広いラインアップをそろえる。なお、3万円以上の購入で、ブランドの5年間とこれからをまとめた記念ブックをプレゼントする。

ママ世代を魅了 シンプルに込めたこだわり

「ピオヌンナル」は顧客とのエンゲージメントが高く、「メインターゲットのママ世代からは“欲しくても手に入らないバッグ”と認識されているほど」(広報担当者)という。ポップアップは毎回大盛況のうちに終わると言い、最終日を待たずにバッグが完売したこともある。2023年、「ヴェリィ」の付録になったときも、雑誌が即完売するほどの話題を呼んだ。

シンプルなバッグだからこそ、製作過程にこだわりを見せる。生地の表面に色を乗せる“ピグメント染め”を採用し、あえて若干の色味や手触りの違いを楽しめるように。車代表は「色味をそろえることに苦戦することもあるが、ヌビは個体差があってこそ。この手法のヌビが一番美しい」と胸を張る。他にも、縫製は厳選した国内工場に委託、完成まで2回の検品を設けるなど、品質の追求にあくなき姿勢を示す。

■ピオヌンナル単独ポップアップ
日程:12月5日〜12月8日(混雑緩和のため、9:30〜9:50まで店頭前で整理券を配布する)
場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15

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「アボード・オブ・スノー」が新宿と代官山でポップアップを開催 岡本多緒が手掛けるブランド

アメリカのライフスタイル・ブランド「アボード・オブ・スノー(ABODE OF SNOW)」は、12月11〜17日に伊勢丹新宿本店で、12月23〜25日に代官山でポップアップを開催する。

「アボード・オブ・スノー」は、テンジン・ワイルド(Tenzin Wild)とモデルや俳優、映画監督として活動する岡本多緒の夫妻が2020年に立ち上げたブランド。ワイルドのルーツでもあるチベットやヒマラヤの文化やライフスタイルについてのストーリーを現代の視点で伝えたいという思いから同ブランドを設立した。再生繊維やオーガニック素材、生産過程での動物虐待を含まないヤクウールなどを使用し、環境や生態系を守るためのものづくりを目指している。

イベント詳細

◾️伊勢丹 ポップアップ
日程:12月11〜17日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店 3階リ・スタイル
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

◾️代官山 ポップアップ
日程:12月23〜25日
時間:11:00〜19:00
住所:東京都渋谷区猿楽町25-3

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サッポロビールが「エビスビール」の年末年始限定缶“福エビス”を発売  持ち帰れるアート展開催も

サッポロビールは12月3日、「エビスビール」の年末年始限定デザインの缶ビール“福エビス”を、全国で数量限定発売した。

今回の“福エビス”のために、サッポロビールはブランドテーマの「たのしんでるから、世界は変えられる。」を体現する北陸3県の若手アーティストによる合同アートプロジェクト「HART project produced by aQ-studio」と共創している。

缶のデザインは「HART project produced by aQ-studio」メンバーのアーティスト、秋山雅貴(Masaki Akiyama)が手がけ、350mL缶と500mL缶の2種類を用意した。秋山は「耳馴染みの深い『エビスビール』の年末年始仕様である“福エビス”に自分の描いた作品が起用されたことを非常にうれしく思います。年始を祝う縁起の良いモチーフとして、荘厳な富士山と可憐な梅の花を、自分らしい表現で描かせていただきました」とコメント。

“福エビス”の発売記念展覧会「福エビス ART GALLERY」を渋谷のレイヤード ミヤシタパーク(RAYARD MIYASHITA PARK)で12月7日、8日に、恵比寿のエビス ブルワリー トーキョー(YEBISU BREWERY TOKYO)で12月9日〜12月26日に開催する。

展覧会では、秋山をはじめ「HART project produced by aQ-studio」メンバーである10名の若手アーティストが“福エビス”を題材に制作したアート作品を展示するほか、レイヤード ミヤシタパーク会場限定で、「持ち帰れるアート展」として、“福エビス”のサンプリングのほか、“福エビス”の写真をSNS(X、インスタグラム、フェイスブック)投稿する特典として、10名のアーティストが制作したミニポスターをプレゼントする。

■「福エビス ART GALLERY」開催概要

・RAYARD MIYASHITA PARK
住所:東京都渋谷区神宮前6 丁目 20−10 MIYASHITA PARK SOUTH 2F 吹き抜け広場
期間:12月7日~12月8日
時間:11:00~21:00
特典:①“福エビス” サンプリング(20歳以上で車の運転をしない来場者に、一人につき1本)
   ②ミニポスター(“福エビス”の写真をSNSに投稿した来場者限定)

・YEBISU BREWERY TOKYO
住所:東京都渋谷区恵比寿4 丁目 20-1
期間:12月9日~12月26 日
時間:平日:12:00~20:00 土日祝:11:00~19:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)および 年末年始

「ユナイテッドアローズ ビューティー」に肌と髪をケアする新アイテム4種

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)が展開する「ユナイテッドアローズ ビューティー(UNITED ARROWS BEAUTY)」は2025年2月6日、リッププランパーやフェイスマスクなどの新アイテムを発売する。ユナイテッドアローズ オンラインをはじめとしたオンラインサイトと、一部店舗での販売を予定している。

「ユナイテッドアローズ ビューティー」はミレニアル世代に向けたコスメブランド。昨年のローンチ時に発売し好評を得た“BBクリーム”や“酵素洗顔パウダー”、“カラーシャンプー・カラーコンディショナー”などに続き、今回も肌と髪のケアに着目したアイテムをラインアップした。

クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、毛穴ケアの5つの機能を凝縮した“ウォータリークレンジング VG”(180mL、3190円)や、長時間のキープ力とナチュラルな仕上がりを両立させた“ヘアポイントスティック”(8.5mL、1980円)、瞬間的に潤いとボリューム感を演出する“リッププランパー”(6mL、1980円)、ファーストエイジングケアを考えた美容液マスク“フェイスマスク”(30枚入り、2860円)の4種を提供する。

アイテム詳細

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「ディーン&デルーカ」から機能性を追求したバックパックが登場 12月9日発売

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は12月9日、大容量“バックパック ブラック”(7480円)を、マーケット店舗および公式オンラインストアで数量限定発売する。公式オンラインストアでは11時から販売する。

機能性とデザイン性を追求

“バックパック ブラック”は、さまざまなシーンに対応できる機能性と快適さが魅力。サイズは幅が30cm、高さ45cm、マチ19cmで、底マチが広いため普段使いなら「ディーン&デルーカ」のランチバッグもすっぽり収まる収納力も特徴だ。2つに分かれた収納スペースと内外に3つのポケットを備え、効率的に荷物を収納することができる。ショルダーストラップと背面はクッション性抜群で、長時間の使用でも疲れにくく、日常生活をより快適にサポートする。表面のナイロン生地には両面撥水加工を施してあるため、雨の日でも安心して使用できる

販売には1組につき1つまでの購入制限を設ける。詳細は公式サイトから確認できる。
特設サイト

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「ディーン&デルーカ」から機能性を追求したバックパックが登場 12月9日発売

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は12月9日、大容量“バックパック ブラック”(7480円)を、マーケット店舗および公式オンラインストアで数量限定発売する。公式オンラインストアでは11時から販売する。

機能性とデザイン性を追求

“バックパック ブラック”は、さまざまなシーンに対応できる機能性と快適さが魅力。サイズは幅が30cm、高さ45cm、マチ19cmで、底マチが広いため普段使いなら「ディーン&デルーカ」のランチバッグもすっぽり収まる収納力も特徴だ。2つに分かれた収納スペースと内外に3つのポケットを備え、効率的に荷物を収納することができる。ショルダーストラップと背面はクッション性抜群で、長時間の使用でも疲れにくく、日常生活をより快適にサポートする。表面のナイロン生地には両面撥水加工を施してあるため、雨の日でも安心して使用できる

販売には1組につき1つまでの購入制限を設ける。詳細は公式サイトから確認できる。
特設サイト

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ユニクロ「UT」が「スポンジ・ボブ」「カクタスプラントフリーマーケット」とトリプルコラボ 12月20日に発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は12月20日、「カクタスプラントフリーマーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」とアニメシリーズ「スポンジ・ボブ」とのコラボレーションコレクションを発売する。「ユニクロ」全店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、「スポンジ・ボブ」シリーズの象徴的なシーンを取り上げ、「カクタスプラントフリーマーケット」のシグネチャーモチーフをキャラクターたちに落とし込んだデザインで展開する。ラインアップは、メンズTシャツ(全4種、各1900円)、キッズTシャツ(全3種、990円)、メンズフーディー(3種、3990円)、キッズフーディー(全3種、2290円)、メンズキャップ(1990円)、オリジナルトイ(全2種、2990円)をそろえる。

アイテム一覧

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ユニクロ「UT」が「スポンジ・ボブ」「カクタスプラントフリーマーケット」とトリプルコラボ 12月20日に発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は12月20日、「カクタスプラントフリーマーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」とアニメシリーズ「スポンジ・ボブ」とのコラボレーションコレクションを発売する。「ユニクロ」全店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、「スポンジ・ボブ」シリーズの象徴的なシーンを取り上げ、「カクタスプラントフリーマーケット」のシグネチャーモチーフをキャラクターたちに落とし込んだデザインで展開する。ラインアップは、メンズTシャツ(全4種、各1900円)、キッズTシャツ(全3種、990円)、メンズフーディー(3種、3990円)、キッズフーディー(全3種、2290円)、メンズキャップ(1990円)、オリジナルトイ(全2種、2990円)をそろえる。

アイテム一覧

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「ベイプ®」が“ベイビーマイロ®”の誕生25周年を記念してサンリオとコラボ 11キャラクターが“集結

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ®)」は、マスコットキャラクター“ベイビーマイロ®(BABY MILO®︎)”の誕生25周年を記念し、サンリオの人気キャラクターたちとコラボレーションしたアイテムを発表した。12月7日から「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」内にオープンする25周年記念ポップアップストアと「ベイプ ストア®︎ ギンザ(BAPE STORE®︎ GINZA)」で先行販売後、14日に「ベイプ®」の公式オンラインストアと正規取扱店舗で発売する。

今回は、メンズとウィメンズ、キッズの白Tシャツ、アイコンアイテム“シャークフーディー(SHARK HOODIE)”、ぬいぐるみを用意した。Tシャツは、ハローキティとポチャッコ、リトルツインスターズ、タキシードサム、シナモロール、マイメロディ、バッドばつ丸、ポムポムプリン、クロミ、けろけろけろっぴ、パティ&ジミーの11キャラクターが“ベイビーマイロ®”に描かれ、それぞれ“ベイビーマイロ®”と共にフロント部分にデザインされている。一方“シャークフーディー”は、同デザインの11キャラクターが総柄で落とし込まれ、ぬいぐるみは“ベイビーマイロ®”がハローキティとシナモロールのキャップを被った特別仕様だ。価格はメンズとレディースのTシャツが1万2100円、キッズのTシャツが7700円、“シャークフーディー”が4万8400円、ぬいぐるみが1万7600円となっている。

なお「ベイプ ストア®︎ ギンザ」では、限定の黒Tシャツをラインアップするほか、先行販売初日の7日に“ベイビーマイロ®”とハローキティとのグリーティングイベントを開催。午前9時より入店の抽選を行い、今回のコラボアイテムを含む税込3万円以上の購入者を対象に、13時と15時、17時で各回先着15人が参加することができる。

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「ベイプ®」が“ベイビーマイロ®”の誕生25周年を記念してサンリオとコラボ 11キャラクターが“集結

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ®)」は、マスコットキャラクター“ベイビーマイロ®(BABY MILO®︎)”の誕生25周年を記念し、サンリオの人気キャラクターたちとコラボレーションしたアイテムを発表した。12月7日から「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」内にオープンする25周年記念ポップアップストアと「ベイプ ストア®︎ ギンザ(BAPE STORE®︎ GINZA)」で先行販売後、14日に「ベイプ®」の公式オンラインストアと正規取扱店舗で発売する。

今回は、メンズとウィメンズ、キッズの白Tシャツ、アイコンアイテム“シャークフーディー(SHARK HOODIE)”、ぬいぐるみを用意した。Tシャツは、ハローキティとポチャッコ、リトルツインスターズ、タキシードサム、シナモロール、マイメロディ、バッドばつ丸、ポムポムプリン、クロミ、けろけろけろっぴ、パティ&ジミーの11キャラクターが“ベイビーマイロ®”に描かれ、それぞれ“ベイビーマイロ®”と共にフロント部分にデザインされている。一方“シャークフーディー”は、同デザインの11キャラクターが総柄で落とし込まれ、ぬいぐるみは“ベイビーマイロ®”がハローキティとシナモロールのキャップを被った特別仕様だ。価格はメンズとレディースのTシャツが1万2100円、キッズのTシャツが7700円、“シャークフーディー”が4万8400円、ぬいぐるみが1万7600円となっている。

なお「ベイプ ストア®︎ ギンザ」では、限定の黒Tシャツをラインアップするほか、先行販売初日の7日に“ベイビーマイロ®”とハローキティとのグリーティングイベントを開催。午前9時より入店の抽選を行い、今回のコラボアイテムを含む税込3万円以上の購入者を対象に、13時と15時、17時で各回先着15人が参加することができる。

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「プラダ ビューティ」がフレグランスコレクションをリニューアル ブランドアーカイブのパターンを採用したポーチが付属

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2025年2月5日、香りの芸術を追求したフレグランスコレクション“プラダ オルファクトリー”(全10種、各100mL、各5万3900円)の容器デザインをリニューアルする。表参道旗艦店と公式EC限定で取り扱う。

リニューアルに際しボトルのキャップには、ブランドを象徴するサフィアーノレザーを用いた。付属のポーチは、それぞれの香りの世界観に合わせてブランドアーカイブの象徴的なパターンを採用した。

“プラダ オルファクトリー”は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターの創造性を反映したフレグランスコレクション。同氏が深く関心を寄せる文化・芸術作品を香りで表現している。例えば、“カーゴ ド ニュイ オーデパルファム”は、1984年にフランスで発表されたアクセル・バウアー(Axel Bauer)の“カーゴ”という楽曲から着想を得た。

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「プラダ ビューティ」がフレグランスコレクションをリニューアル ブランドアーカイブのパターンを採用したポーチが付属

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2025年2月5日、香りの芸術を追求したフレグランスコレクション“プラダ オルファクトリー”(全10種、各100mL、各5万3900円)の容器デザインをリニューアルする。表参道旗艦店と公式EC限定で取り扱う。

リニューアルに際しボトルのキャップには、ブランドを象徴するサフィアーノレザーを用いた。付属のポーチは、それぞれの香りの世界観に合わせてブランドアーカイブの象徴的なパターンを採用した。

“プラダ オルファクトリー”は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターの創造性を反映したフレグランスコレクション。同氏が深く関心を寄せる文化・芸術作品を香りで表現している。例えば、“カーゴ ド ニュイ オーデパルファム”は、1984年にフランスで発表されたアクセル・バウアー(Axel Bauer)の“カーゴ”という楽曲から着想を得た。

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「プラダ ビューティ」が美容液クッションファンデを発売 ブランドを象徴するナイロン素材が着想源

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2025年1月29日、美容液クッションファンデーション“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++](全4色、各1万1330円)を発売する。1月15日に公式ECと表参道旗艦店、阪急うめだ本店で、22日にジェイアール名古屋タカシマヤ店、「アットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)」で先行発売する。また、3月5日にレフィル(全4色、各7370円)を発売する。

“プラダ メッシュ クッション”は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターが1970年代後半にアクセサリーアイテムとして提案したナイロン素材が着想源。ナイロンのように柔軟なテクスチャーが表情の動きにフィットし、美しい仕上がりを長時間保つ。また、一つ一つオイルでコーティングしたピグメントが肌になじみ、凹凸や色ムラ、毛穴、小ジワをカバーしながら、素肌が息づくような軽やかさを実現。2種のパウダーが皮脂を吸着すると同時に、オイルが肌を乾燥から守る。ナイアシンアミドなどのスキンケア成分を高配合し、メイクをしながらも透明感と潤いに溢れ、生き生きとした印象の肌に導く。4色のカラーは、アジア人の肌色やトーンを基にAI技術を用いて開発した。

2019年に発表した素材“プラダ リナイロン”は、品質を損なうことなく無制限にリサイクル可能で、同ブランドのアイデンティティーの根底にある「革新的なアイデア」と「責任のある行動」の両立を体現する。“プラダ メッシュ クッション”のパッケージには同素材を用い、メタリックのブランドロゴを施した。

「プラダ ビューティ」とは

「プラダ ビューティ」は、24年3月に日本に上陸した。ベースメイクカテゴリーは、リキッドファンデーション“リヴィール スキン ファンデーション”[SPF17・PA+++](全8色、各30mL、各1万450円/レフィル、各8800円)や化粧下地“リファイン ブラーリング エクステンディング プライマー”(7920円)、ファンデーション用のブレンダー(1980円)に新作のクッションファンデーションが加わり、全4品のラインアップとなった。

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「プラダ ビューティ」が美容液クッションファンデを発売 ブランドを象徴するナイロン素材が着想源

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2025年1月29日、美容液クッションファンデーション“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++](全4色、各1万1330円)を発売する。1月15日に公式ECと表参道旗艦店、阪急うめだ本店で、22日にジェイアール名古屋タカシマヤ店、「アットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)」で先行発売する。また、3月5日にレフィル(全4色、各7370円)を発売する。

“プラダ メッシュ クッション”は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターが1970年代後半にアクセサリーアイテムとして提案したナイロン素材が着想源。ナイロンのように柔軟なテクスチャーが表情の動きにフィットし、美しい仕上がりを長時間保つ。また、一つ一つオイルでコーティングしたピグメントが肌になじみ、凹凸や色ムラ、毛穴、小ジワをカバーしながら、素肌が息づくような軽やかさを実現。2種のパウダーが皮脂を吸着すると同時に、オイルが肌を乾燥から守る。ナイアシンアミドなどのスキンケア成分を高配合し、メイクをしながらも透明感と潤いに溢れ、生き生きとした印象の肌に導く。4色のカラーは、アジア人の肌色やトーンを基にAI技術を用いて開発した。

2019年に発表した素材“プラダ リナイロン”は、品質を損なうことなく無制限にリサイクル可能で、同ブランドのアイデンティティーの根底にある「革新的なアイデア」と「責任のある行動」の両立を体現する。“プラダ メッシュ クッション”のパッケージには同素材を用い、メタリックのブランドロゴを施した。

「プラダ ビューティ」とは

「プラダ ビューティ」は、24年3月に日本に上陸した。ベースメイクカテゴリーは、リキッドファンデーション“リヴィール スキン ファンデーション”[SPF17・PA+++](全8色、各30mL、各1万450円/レフィル、各8800円)や化粧下地“リファイン ブラーリング エクステンディング プライマー”(7920円)、ファンデーション用のブレンダー(1980円)に新作のクッションファンデーションが加わり、全4品のラインアップとなった。

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シック・ジャパンが男性のシェービングからスキンケアまでワンストップで扱う「プロジスタ」発売

シック・ジャパンは2025年2月26日、日本人の肌に向け開発したシェービングからスキンケアまでをそろえる同社初の男性用トータル・グルーミングケアブランド「プロジスタ(PROGISTA)」(全11品、770〜5478円※編集部調べ)をロフトやロフトネットストア、アマゾン、アットコスメショッピングで発売する。2月19日からは伊勢丹新宿本店メンズ館でポップアップを開催し、先行販売を行う。

「プロジスタ」は100年以上シェービング商品を開発してきた同社と、美容のプロをはじめとする専門家の意見を反映して開発した。ブランド名は、プロフェッショナルとロジスト(研究者)を組み合わせた造語となる。「シェービングとスキンケアをワンストップで展開しているブランドが少ない」という顧客の声を反映し、「シェービングからはじまる、スキンケアを。」をコンセプトに立ち上げた。ターゲットは20代後半以降の男性。

商品ラインアップは、シェービングがシェーバーホルダーとシェービングフォーム、替刃2種を扱う。シェーバーホルダーは、バーバーのサロンワークで使われることが多いショートハンドルを採用。絶妙な重さ(46g)に設計し、過剰の力を入れずに自重で深ぞりを実現する。刃は同社初のやさしく深ぞりできる6枚刃と、しっかり深ぞりできる5枚刃を用意。刃の上部にはビタミンEを配合したスムーサーを備えたほか、刃のヘッド部分に1枚刃のデザインカッターを搭載し剃り残すことなく鼻の下やもみあげの際まで整えることができる。

スキンケアは洗顔料、美容液、化粧水、乳液、洗顔用泡立てネットをそろえる。男性肌はTゾーンが年代を問わず皮脂分泌量が多く、Uゾーンが水分量とバリア機能が低く年齢によるハリ低下を感じやすいことから、スター商品に掲げる導入美容液には保湿成分のアラントインとセラミドなどをナノ化カプセルにし、角層へ浸透を促す。「シェービング後の肌に、導入美容液、化粧水、乳液のステップ使いの啓蒙活動も実施していく」とブランド担当者は語る。

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アーティストのココ・カピタンが写真集の発売を記念してドーバー ギンザでサイン会を実施

ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)は12月6日、ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ココ・カピタン(Coco Capitan)の写真集“オオキニ セイシュン―グッバイ ブルー スプリング―(OOKINI SEISHUN―GOODBYE BLUE SPRING―)”の発売を記念したブックサイニングイベントを開催する。

同書籍は、京都の文化を背景にミュージシャンやスケートボーダー、僧侶や舞妓など若者をポートレートで撮影。切なさを感じるビジュアルに仕上げた。全56ページで、価格は8500円。

サイニングイベントでは、書籍に加えて写真集内に登場する写真の中から厳選した5つの写真をH80×W60の大きさでプリントし、同氏自ら散文とサインを書いた“リミテッド エディション プリント”(9万7900円)も部数限定で販売するほか、同書籍のテーマに基づいて制作されたアートの展示も行う。

ココ・カピタンは1992年、スペイン・セビリア生まれ。ロンドンを拠点に活動し、2016年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで写真分野の MFA (芸術修士) を修了。アート活動においては、ファインアートとコマーシャルアートの両分野にまたがり、写真、絵画、インスタレーション、散文など多岐にわたる。

イベント詳細

◼️ココ・カピタン“オオキニ セイシュン”ブックサイニングイベント

日程:12月6日
時間:会場・物販開始17:00、サイニング18:00〜20:00
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ 7階 ローズベーカリー
住所:東京都中央区銀座6-9-5
※サイニングは当日購入した書籍のみ

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「ベアミネラル」のスキンケアパウダーファンデがより崩れにくく進化

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は2025年3月5日、人気アイテム“ベアプロ 16H パウダー ファンデーション”をリニューアルし、“ベアプロ 24H パウダーファンデーション”(全7色、各5720円)として発売する。

つけたての美しさを長時間キープ

“ベアプロ 16H パウダーファンデーション”は、毛穴と色むらをカバーするしっとりした質感のパウダーファンデーション。新登場する“ベアプロ 24H パウダーファンデーション”は、従来品のカバー力はそのままに粉質とプレス加工の強さをアップデートすることで、より崩れにくく色移りしないセット力を実現した。さらにスキンケア成分を強化することで、潤い感あふれる明るい肌印象と軽やかな付け心地の両立を可能にした。

本アイテムのフォーミュラとパッケージは、ブランドのクリーンビューティー基準で開発した動物実験不実施のビーガン処方。外箱には、100%FSC認証紙を使用している。

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「ニューバランス」×「オーラリー」から初の“メイド イン USA”となる“990v4”が誕生

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたスニーカー“メイド イン USA 990v4(MADE IN USA 990v4)”を12月13日に発売する。価格は4万4000円で、グレーとブルーの2カラーを用意。両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)やニューバランス 六本木 19:06、オーラリー トウキョウ(AURALEE TOKYO)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、キス トウキョウ(KITH TOKYO)などで取り扱う。

今作は、1月にパリで発表された「オーラリー」2024-25年秋冬メンズコレクションのランウエイで発表されたモデルで、「ニューバランス」と「オーラリー」は2019年より継続的にコラボスニーカーを制作してきたが、“メイド イン USA”シリーズをベースに採用するのは今回が初めて。オリジナルのシルエットはそのままに、アッパーを同色のヌバックとメッシュ、スエードの異素材で構築することで、ワントーンの中に奥行きを表現した。また、グレーはブルーの、ブルーはライムグリーンの差し色を随所に配することで全体にアクセントを加え、シューズボックスは特別仕様となっている。

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「ソフィーナiP」のスキンケアUVから“シミが出来やすい人に向け”の新タイプ 個人の肌環境に着目した全3種展開に

「ソフィーナiP(SOFINA IP)」は2025年1月25日、一人ひとりの異なる肌環境に着目した日中用美容液“スキンケア UV”から、新タイプ“03 シミができやすい肌環境”【医薬部外品】[SPF50+・PA++++](3300円)を発売する。同時に、既存の2種はパッケージをリニューアルする。

新たに加わる“シミができやすい肌環境”タイプは、シミやソバカスの予防をしたいという、シミができやすい肌環境にいる人に寄り添ったアイテムだ。有効成分のカモミラETが過剰なメラニンの生成を抑え、ブライトニング発想により透明感のある明るい肌に導く。柔らかく肌になじむべたつかない使い心地で、化粧下地としても使用できる。

“スキンケア UV”は23年4月に発売し、これまでは“01 乾燥しがちな肌環境”[SPF50+・PA++++](2970円)と、“02 皮脂がでやすい肌環境”[SPF50+・PA+++](2970円)の2タイプを用意。一人ひとりの異なる肌環境に合わせたUVアイテムを提案している。新しいパッケージは、23年秋のリブランディング以降取り入れている美しい角層細胞に着想を得たロゴと、ブランドの原点回帰を象徴するホワイト×グリーン×イエローのグラデーションを採用した。

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OEM・ODM企業というモノづくりのプロ集団

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

本橋:アパレルが作られて売られるまでにアパレルメーカーと工場の取引がありますが、その間にOEM・ODMの企業がいます。そうした企業がそもそもどういう仕事をしているのか。僕自身がもっとよく知りたいと思ったのがきっかけで特集を企画しました。

横山:OEM・ODMはモノ作りをする上で重要なパートナー。アパレルブランドってカットソーやアウター、ニット、パンツなど、アイテムのバリエーションが多い。パートナー企業、つまりOEM・ODM企業の力を活用するのは経営的にも合理的。彼ら・彼女らはまさにモノ作りの中心を担っているプロ集団であり、光があたるべき業種だとも思う。

本橋:基本的に繊維商社や総合商社の繊維部門のシェアが大きい市場で、中小企業はサンプルの提案数、コスト勝負では、そうした大手相手に苦戦を強いられます。他にない強みを尖らせていくことが生き残る道。そんなふうに頑張っている企業を取材しました。

横山:OEM・ODMは繊維商社にとっても主力事業。それだけ大きいビジネスです。どこの取材が印象に残った?

本橋:パターンのサンプルデータを3DCGで精巧に作り、それをメタバースのファッションにも転用して、シンガポール発のSNSのボンディーで販売するところまで行っているレオン・インターナショナルに感心しました。もはやOEM・ODMの枠を超えています。林真吾社長が「究極の便利屋になる」と言っていたのが印象的でした。得意とするアイテムが流行って大口のクライアントがついたけれど、次のシーズンにはそれがパッタリなくなるかもしれない。そんな常に「背水の陣」の状態から脱却すべく、OEM・ODM以外にも選ばれるための独自の価値を磨くことが大事だと考えたそうです。

「傭兵集団」たちの素顔に注目!

横山:毎シーズン勝負は大変だ……。繊維商社は幅広いアイテムを手掛けていて、会社同士の長期的な取り組みがある程度担保されていることもあるけど、中小企業ではそういうわけにいかないし……。まさに、知識とネットワークと機動力のある、プロたちが集結した「傭兵集団」だね。

本橋:そうですね。ファッションが好きで、本格的にモノ作りに携わりたい若い人が、生き生き仕事をしているのもいいなと思いました。ぜひ学生にも読んでもらいたいです。

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OEM・ODM企業というモノづくりのプロ集団

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

本橋:アパレルが作られて売られるまでにアパレルメーカーと工場の取引がありますが、その間にOEM・ODMの企業がいます。そうした企業がそもそもどういう仕事をしているのか。僕自身がもっとよく知りたいと思ったのがきっかけで特集を企画しました。

横山:OEM・ODMはモノ作りをする上で重要なパートナー。アパレルブランドってカットソーやアウター、ニット、パンツなど、アイテムのバリエーションが多い。パートナー企業、つまりOEM・ODM企業の力を活用するのは経営的にも合理的。彼ら・彼女らはまさにモノ作りの中心を担っているプロ集団であり、光があたるべき業種だとも思う。

本橋:基本的に繊維商社や総合商社の繊維部門のシェアが大きい市場で、中小企業はサンプルの提案数、コスト勝負では、そうした大手相手に苦戦を強いられます。他にない強みを尖らせていくことが生き残る道。そんなふうに頑張っている企業を取材しました。

横山:OEM・ODMは繊維商社にとっても主力事業。それだけ大きいビジネスです。どこの取材が印象に残った?

本橋:パターンのサンプルデータを3DCGで精巧に作り、それをメタバースのファッションにも転用して、シンガポール発のSNSのボンディーで販売するところまで行っているレオン・インターナショナルに感心しました。もはやOEM・ODMの枠を超えています。林真吾社長が「究極の便利屋になる」と言っていたのが印象的でした。得意とするアイテムが流行って大口のクライアントがついたけれど、次のシーズンにはそれがパッタリなくなるかもしれない。そんな常に「背水の陣」の状態から脱却すべく、OEM・ODM以外にも選ばれるための独自の価値を磨くことが大事だと考えたそうです。

「傭兵集団」たちの素顔に注目!

横山:毎シーズン勝負は大変だ……。繊維商社は幅広いアイテムを手掛けていて、会社同士の長期的な取り組みがある程度担保されていることもあるけど、中小企業ではそういうわけにいかないし……。まさに、知識とネットワークと機動力のある、プロたちが集結した「傭兵集団」だね。

本橋:そうですね。ファッションが好きで、本格的にモノ作りに携わりたい若い人が、生き生き仕事をしているのもいいなと思いました。ぜひ学生にも読んでもらいたいです。

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ベストコスメ企画はなぜ盛り上がる? 編集長と美容ジャーナリストが分析

年の瀬が近づくと、あらゆる媒体で目にするベストコスメ企画。ここ数年は美容3誌だけでなく、ファッション雑誌やメンズ誌でもにぎわいを見せている。かくいう「WWDBEAUTY」も「“本当に”売れたベストコスメ」を上半期と下半期の年2回開催している。そんなベストコスメ企画がこれほどまでにぎわうようになった背景や、ビューティブランドがかける熱を村上要「WWDJAPAN」編集長と、ベスコス歴代名鑑でおなじみの美容ジャーナリスト加藤智一さんが分析する。

本当に売れたものを讃える「WWDBEAUTY」のベスコス

加藤智一美容ジャーナリスト(以下、加藤):「WWDBEAUTY」のベストコスメ企画はいつから始まったのですか?

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):始まりは2009年です。「百貨店で売れたベストコスメ企画」としてスタートしました。もともとファッションチームは特選売り場を毎シーズン取材し続けていましたし、ビューティチームも同様。百貨店の化粧品売り場の動向を見続けてきました。コネクションを生かして、「本当に売れているものは何か」を起点にコンテンツを作りたいという思いからスタートしました。

加藤:なるほど。それで「WWDBEAUTY」では「百貨店で売れたベストコスメ」と題していたのですね。近年はドラッグストアやバラエティーショップの盛り上がりも見逃せません。

村上:ここ数年はバラエティー・ドラッグストアのカテゴリーも設けています。プライベートブランドが人気を集めたり、ハイクオリティーなプチプラコスメが続々と登場していたり、ビューティのチャネルとして外すことはできません。「本当に売れているもの」をそれぞれのチャネルからピックアップできるようになってきた手応えを感じています。

加藤:提案になってしまうのですが、「WWDBEAUTY」には未来予測をして欲しいんです。取材をしていると現在はもちろん、1年先、2年先の予測ができますよね。

村上:この年末のベストコスメ企画では、売れている理由をもっと深掘りしていきたいです。商品の解説よりも「なぜ」が際立っていた方が読者にとって気づきになりますよね。

加藤:おっしゃる通り。バイヤーの人たちのコメントをもっと知りたいです。「WWDBEAUTY」の読者は業界関係者やファッション・ビューティ業界を志す学生が多いはず。そう考えると、トレンドの一端を担うバイヤーのコメントから売れている背景や未来予測にボリュームがあると読み応えがありますよね。「トレンドキーワード5」や「トレンドキーワード7」のように、業界の今が分かるようなニュースがピックアップされていると話のネタにもできるし、良いと思いますがいかがでしょうか。

村上:ファッションではパリコレクションやミラノコレクションを取材して、半年先のトレンドを予測して解説しています。ベストコスメ企画でも同じことをやりたいですね。

媒体の色が映るベスコスは
コスメ難民の読者に納得感を与える

村上:加藤さんは美容ジャーナリストとして、さまざまな媒体とお付き合いがあると思います。そもそもベストコスメ企画とはどのような企画でしょうか。

加藤:美容好きや美容フリークから見ると、美容誌にはそれぞれ色があって、読者層が異なっています。女性らしさを大切にする「マキア(MAQUIA)」、硬派なイメージの「ヴォーチェ(VOCE)」、勉強熱心でテクノロジーへの納得感を重視する「美的」。媒体のイメージにあったアイテムがベストコスメに選ばれている印象です。ただしときに同じアイテムが各誌のベストコスメを総ナメにすることがあります。それはエポックメイキングな商品であり、一大ムーブメントを世間で巻き起こしたという証拠なんです。例えば2017年に発売した「ポーラ」の“リンクルショット メディカルセラム”などが代表的なもの。一方で美容液部門やクリーム部門では全くことなるアイテムが選ばれることがあります。色気やテクノロジー、使いやすさなど、それぞれの視点で評価されているからこそです。ファッション誌のベストコスメ企画を見てみると、差別化がさらにはっきりと見えてきます。シェアコスメに注力している媒体であれば、ジェンダーレスなパッケージも加味されるでしょう。媒体特性が反映された審査基準がありますね。

村上:その視点で各誌のベストコスメを見てみると面白いですね。さまざまな媒体がベストコスメ企画に力を入れているのは、裏返してみると各媒体の特色に応じてコスメを選べるぐらい市場が豊かになっていることでもありますよね。

加藤:世の中には化粧品があふれ、トレンドは多岐に渡ります。何を選べばよいのかが分からないスキンケア難民やメイク難民が増えてしまっています。「自分が使うべき化粧品は何?」と考えたときに、ベストコスメが参考になるわけです。自分と同じ雰囲気を持つ媒体のベストコスメを参考にコスメを購入することで納得感が得られます。

ロングセラーの背景には
明確かつ斬新な技術革新あり

村上:加藤さんが過去のベストコスメ受賞アイテムで印象に残っているものは?

加藤:ブレイクスルーを作ったコスメは、ベストコスメに選ばれ、ベストセラーになると思っています。例えば「アルビオン(ALBION)」の“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”。発売当時は化粧水といえばピンクがかった透明で、香りはフローラルが主流でした。しかし“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”は半透明の白濁した色みで清涼感のある香り。トレンドとは真逆と言ってもいいでしょう。けれどもベースに「アルビオン」の乳化技術があるからこそのテクスチャーなのです。目新しいがゆえに発売直後は苦戦したと聞きます。「SK-II」の“フェイシャルトリートメントエッセンス”や「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”も同様です。しかし徐々に商品の素晴らしさが評価されて、今ではベストセラーになっています。

村上:メイクのカテゴリーでは「ディオール(DIOR)」の“リップマキシマイザー”にも同様のストーリーを感じます。リッププランパーという新しいカテゴリーを開拓しましたよね。

加藤:ロングセラーに通じているのは、明確かつ斬新な技術革新があるということです。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは定番品にも光を当てていますよね。ロングセラーを深掘りして過去から未来までを見通せると、新しい化粧品を産み出そうとするときに参考になるのでは。

村上:ビューティ業界の人が定番品を作ろうと試行錯誤しているのを見ているからこそ、定番品を讃える場を作りたかったんです。ファッションは定番を作るのが上手だと思っています。「シャネル(CHANEL)」ではカメリアの花やツイードのジャケットが永遠に愛されるように。「ディオール」のニュールックもしかりです。ビューティは消耗品ということもありますが、どんどん変わってしまう。それがもったいなくも感じるんです。

加藤:変わらないものもあるし、進化しているものもある。ファッションに比べて化粧品は時代に合わせてシフトしていかざるを得ないと思います。エイジングケアだって、昔はそれほど取り沙汰されていませんでした。10年前は保湿一辺倒だったのが、エイジングケアになり、最近はフューチャーエイジングというキーワードも。それぞれの時代のなりたい姿、美しさにフィットした商品へと衣替えすることで進化するんです。

高次元では何冠取るかの戦い
コスメにとってベスコスはドレス

村上:メディアにおけるベストコスメ企画は今度どのように発展するのでしょうか。ビューティブランドにとっての重要度は増していますよね。

加藤:そもそも日本人は国民性としてランキング好き。テレビを見ていると毎日のようにランキング形式で食でも旅でも紹介されていますよね。対して欧米はランク付けはしません。ベスト10は選んでも、あとは自分に合うものを選んでというのがスタンスです。だから、ベストコスメ企画はこのまま続くとみています。加えてさまざまな媒体がベストコスメ企画をやるようになった今、ビューティブランドにとって高次元では“何冠取れるか”が大事になってきました。歴代のベストコスメ受賞アイテムにもリプロモーションをかけるのは、そういった背景があるからです。

村上:各媒体の価値観のもと選ばれているからこそ、1つのアイテムが何冠も取るというのは、さまざまな価値観に対応している証拠でもあるんでしょうね。

加藤:これも国民性だと思うんです。グーグル(Google)の評価も0.1でも高い方のお店を選んでしまう。ベストコスメも10冠よりも13冠がよく見えます。今の世の中にはたくさんのコスメが溢れています。中途半端なものは淘汰され、良いものしか生き残れないからこそ、化粧品会社は当然素晴らしい商品を世に送り出しています。ただし権威付けをしないといけません。ベストコスメはコスメにとってドレスのようなもの。着飾ることで、魅力が増して映えるんです。そのためにベスコスを取りたいし、何冠も狙うことにつながるわけです。

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ベストコスメ企画はなぜ盛り上がる? 編集長と美容ジャーナリストが分析

年の瀬が近づくと、あらゆる媒体で目にするベストコスメ企画。ここ数年は美容3誌だけでなく、ファッション雑誌やメンズ誌でもにぎわいを見せている。かくいう「WWDBEAUTY」も「“本当に”売れたベストコスメ」を上半期と下半期の年2回開催している。そんなベストコスメ企画がこれほどまでにぎわうようになった背景や、ビューティブランドがかける熱を村上要「WWDJAPAN」編集長と、ベスコス歴代名鑑でおなじみの美容ジャーナリスト加藤智一さんが分析する。

本当に売れたものを讃える「WWDBEAUTY」のベスコス

加藤智一美容ジャーナリスト(以下、加藤):「WWDBEAUTY」のベストコスメ企画はいつから始まったのですか?

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):始まりは2009年です。「百貨店で売れたベストコスメ企画」としてスタートしました。もともとファッションチームは特選売り場を毎シーズン取材し続けていましたし、ビューティチームも同様。百貨店の化粧品売り場の動向を見続けてきました。コネクションを生かして、「本当に売れているものは何か」を起点にコンテンツを作りたいという思いからスタートしました。

加藤:なるほど。それで「WWDBEAUTY」では「百貨店で売れたベストコスメ」と題していたのですね。近年はドラッグストアやバラエティーショップの盛り上がりも見逃せません。

村上:ここ数年はバラエティー・ドラッグストアのカテゴリーも設けています。プライベートブランドが人気を集めたり、ハイクオリティーなプチプラコスメが続々と登場していたり、ビューティのチャネルとして外すことはできません。「本当に売れているもの」をそれぞれのチャネルからピックアップできるようになってきた手応えを感じています。

加藤:提案になってしまうのですが、「WWDBEAUTY」には未来予測をして欲しいんです。取材をしていると現在はもちろん、1年先、2年先の予測ができますよね。

村上:この年末のベストコスメ企画では、売れている理由をもっと深掘りしていきたいです。商品の解説よりも「なぜ」が際立っていた方が読者にとって気づきになりますよね。

加藤:おっしゃる通り。バイヤーの人たちのコメントをもっと知りたいです。「WWDBEAUTY」の読者は業界関係者やファッション・ビューティ業界を志す学生が多いはず。そう考えると、トレンドの一端を担うバイヤーのコメントから売れている背景や未来予測にボリュームがあると読み応えがありますよね。「トレンドキーワード5」や「トレンドキーワード7」のように、業界の今が分かるようなニュースがピックアップされていると話のネタにもできるし、良いと思いますがいかがでしょうか。

村上:ファッションではパリコレクションやミラノコレクションを取材して、半年先のトレンドを予測して解説しています。ベストコスメ企画でも同じことをやりたいですね。

媒体の色が映るベスコスは
コスメ難民の読者に納得感を与える

村上:加藤さんは美容ジャーナリストとして、さまざまな媒体とお付き合いがあると思います。そもそもベストコスメ企画とはどのような企画でしょうか。

加藤:美容好きや美容フリークから見ると、美容誌にはそれぞれ色があって、読者層が異なっています。女性らしさを大切にする「マキア(MAQUIA)」、硬派なイメージの「ヴォーチェ(VOCE)」、勉強熱心でテクノロジーへの納得感を重視する「美的」。媒体のイメージにあったアイテムがベストコスメに選ばれている印象です。ただしときに同じアイテムが各誌のベストコスメを総ナメにすることがあります。それはエポックメイキングな商品であり、一大ムーブメントを世間で巻き起こしたという証拠なんです。例えば2017年に発売した「ポーラ」の“リンクルショット メディカルセラム”などが代表的なもの。一方で美容液部門やクリーム部門では全くことなるアイテムが選ばれることがあります。色気やテクノロジー、使いやすさなど、それぞれの視点で評価されているからこそです。ファッション誌のベストコスメ企画を見てみると、差別化がさらにはっきりと見えてきます。シェアコスメに注力している媒体であれば、ジェンダーレスなパッケージも加味されるでしょう。媒体特性が反映された審査基準がありますね。

村上:その視点で各誌のベストコスメを見てみると面白いですね。さまざまな媒体がベストコスメ企画に力を入れているのは、裏返してみると各媒体の特色に応じてコスメを選べるぐらい市場が豊かになっていることでもありますよね。

加藤:世の中には化粧品があふれ、トレンドは多岐に渡ります。何を選べばよいのかが分からないスキンケア難民やメイク難民が増えてしまっています。「自分が使うべき化粧品は何?」と考えたときに、ベストコスメが参考になるわけです。自分と同じ雰囲気を持つ媒体のベストコスメを参考にコスメを購入することで納得感が得られます。

ロングセラーの背景には
明確かつ斬新な技術革新あり

村上:加藤さんが過去のベストコスメ受賞アイテムで印象に残っているものは?

加藤:ブレイクスルーを作ったコスメは、ベストコスメに選ばれ、ベストセラーになると思っています。例えば「アルビオン(ALBION)」の“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”。発売当時は化粧水といえばピンクがかった透明で、香りはフローラルが主流でした。しかし“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”は半透明の白濁した色みで清涼感のある香り。トレンドとは真逆と言ってもいいでしょう。けれどもベースに「アルビオン」の乳化技術があるからこそのテクスチャーなのです。目新しいがゆえに発売直後は苦戦したと聞きます。「SK-II」の“フェイシャルトリートメントエッセンス”や「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”も同様です。しかし徐々に商品の素晴らしさが評価されて、今ではベストセラーになっています。

村上:メイクのカテゴリーでは「ディオール(DIOR)」の“リップマキシマイザー”にも同様のストーリーを感じます。リッププランパーという新しいカテゴリーを開拓しましたよね。

加藤:ロングセラーに通じているのは、明確かつ斬新な技術革新があるということです。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは定番品にも光を当てていますよね。ロングセラーを深掘りして過去から未来までを見通せると、新しい化粧品を産み出そうとするときに参考になるのでは。

村上:ビューティ業界の人が定番品を作ろうと試行錯誤しているのを見ているからこそ、定番品を讃える場を作りたかったんです。ファッションは定番を作るのが上手だと思っています。「シャネル(CHANEL)」ではカメリアの花やツイードのジャケットが永遠に愛されるように。「ディオール」のニュールックもしかりです。ビューティは消耗品ということもありますが、どんどん変わってしまう。それがもったいなくも感じるんです。

加藤:変わらないものもあるし、進化しているものもある。ファッションに比べて化粧品は時代に合わせてシフトしていかざるを得ないと思います。エイジングケアだって、昔はそれほど取り沙汰されていませんでした。10年前は保湿一辺倒だったのが、エイジングケアになり、最近はフューチャーエイジングというキーワードも。それぞれの時代のなりたい姿、美しさにフィットした商品へと衣替えすることで進化するんです。

高次元では何冠取るかの戦い
コスメにとってベスコスはドレス

村上:メディアにおけるベストコスメ企画は今度どのように発展するのでしょうか。ビューティブランドにとっての重要度は増していますよね。

加藤:そもそも日本人は国民性としてランキング好き。テレビを見ていると毎日のようにランキング形式で食でも旅でも紹介されていますよね。対して欧米はランク付けはしません。ベスト10は選んでも、あとは自分に合うものを選んでというのがスタンスです。だから、ベストコスメ企画はこのまま続くとみています。加えてさまざまな媒体がベストコスメ企画をやるようになった今、ビューティブランドにとって高次元では“何冠取れるか”が大事になってきました。歴代のベストコスメ受賞アイテムにもリプロモーションをかけるのは、そういった背景があるからです。

村上:各媒体の価値観のもと選ばれているからこそ、1つのアイテムが何冠も取るというのは、さまざまな価値観に対応している証拠でもあるんでしょうね。

加藤:これも国民性だと思うんです。グーグル(Google)の評価も0.1でも高い方のお店を選んでしまう。ベストコスメも10冠よりも13冠がよく見えます。今の世の中にはたくさんのコスメが溢れています。中途半端なものは淘汰され、良いものしか生き残れないからこそ、化粧品会社は当然素晴らしい商品を世に送り出しています。ただし権威付けをしないといけません。ベストコスメはコスメにとってドレスのようなもの。着飾ることで、魅力が増して映えるんです。そのためにベスコスを取りたいし、何冠も狙うことにつながるわけです。

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【2025年春コスメ】「エスティ ローダー」が「ラデュレ」とコラボ マカロン色の限定クッションファンデなどを発売

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は2025年1月17日、パリで創業した世界的パティスリーである「ラデュレ(LADUREE)」とコラボレーションしたアイテムを数量限定で発売する。限定デザインのリップセットやクッションファンデーションなどを用意した。

そのまま飾っておきたくなるような特製ボックスに収められたリップセット“リミテッドエディション リップ オイル コレクション”(9680円)は、オパールのような繊細な輝きを放つ“グラッセ”、ベビーピンク“シュクレ”、モーヴローズ“ロゼ”の3色をセットにした。「ラデュレ」を象徴するマカロンからインスピレーションを得た、ローズとバニラの香り付きだ。

“リミテッド エディション ピュアカラーリップスティックコレクション”(8250円)は、リフィルのリップスティック2色と専用ケースを組み合わせたセットで、ケースは「ラデュレ」のシグネチャーであるグリーンカラーと、エレガントなプリントが施された限定デザインに仕上げた。既存色“リベリアス ローズ”と、限定色“インダルジェント”の2色を、気分に合わせて持ち歩くことができる。

定番のクッションファンデーション“ダブル ウェア セカンド スキン ブラー クッション メークアップ”(各12g×2、リフィル付き9350円)は、「ラデュレ」の店頭を彩るマカロンのようなかわいらしいパッケージで登場。ピンクとグリーンの2色展開で、グリーンカラーは公式オンラインストアや伊勢丹三越グループ、阪急阪神百貨店グループの「エスティローダー」コーナーで販売する。

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「トム フォード ビューティ」があでやかなバラの誘惑を表現した限定コレクションを発売

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は2025年1月3日、あでやかなバラの誘惑を表現した“ローズ エクスポーズド カラー コレクション”(全4品、8250円〜3万9600円)を限定発売する。24年12月26日から店頭で予約を受け付ける。

フレグランス

“ローズ エクスポーズド オード パルファム スプレィ”(30mL、2万8050円/50mL、3万9600円)は、手摘みされて間もないバラに未加工のレザーを組み合わせたフローラルレザーの香り。失われやすい生花の香りを保つためのブランド独自のローズ・オン・ローズ共蒸留技術を主役に据えた、初めてのフレグランスだ。フローラルのしなやかさにホワイトペッパーとピンクペッパーのエキスが刺激的なバイタリティーを吹き込む。サイプレスやベルガモット、ターメリックが鮮やかなコントラストを形成し、滑らかなブラックレザーのアコードやサンダルウッド、乳香、カシュメランが深みを与える。バラ色のすりガラスのボトルは、チェスの駒のような角柱のデザインを採用した。

メイクアップ

アイシャドウ“アイ カラー クォード 01RE ローズ エクスポーズド”(1万2980円)は、新作フレグランスで採用したバラをほうふつするようなシマリングピンクとバーガンディ、ブラウンのシェードをセットした。しっとりと滑らかな粉質で、艶感のある仕上がりをかなえる。表面には、バラの模様を浮き彫りにした。

“リップ カラー”(8250円)は、滑らかなテクスチャーとロングラスティングが特徴のリップスティック。“ローズ エクスポーズド”にインスパイアされたローズカラーの限定パッケージで、“80R インパッションド”と“N3 ウェスト コースト”の2色をラインアップする。

“ローズ リップ オイル ティント”(8250円)はローズカラーの艶で輝きを与え、ふっくらと柔らかな唇を演出するリップオイル。ココナッツオイルとビタミンEが唇をケアする。ベタつきのない軽い付け心地で、ジェルのような質感が特徴。

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