ブランディングということの前にファンがいなくてはブランディングにならないことは、多分誰も異存がないと思う。しかしそのファンつくりの手法に関しては、誰もがむつかしいと考えるのも事実だ。
今までのファンつくりはリアルメディアがメインだったが、ネット時代はSNSやサテライトサイトなどの活用が通常だろう。そのためには相当ネットを使い込める人材が必要だ。個人でサイトを作ったり、コミュニティを作れて維持できてるメンバーが一名以上いるかどうかが生命線となるかもしれない。こういった人材はネット系の専門学校に行ったからできるというわけではない。個人でどんどん追求できて行く、面白いことなら寝るのも惜しんでやるというような考え方が必須となる。もしかしたら組織的には非常に扱いつらい人材なのかもしれないが、彼らのグーンとのめり込むようなパワーがなければ到底出来ない技だと思う。こう言った人材が最初の突破口を開いて行くのだと考えて欲しい。一部の特異な人材がこれから企業を変えて行くのだ。
当然マネジメントシステムも大きく変わる。個人ごとにミッションを自発的にクリアして行くようなアクションリーダーが中心になったフレキシブルな体質が必要だ。管理者はプロマネさへ出来ればいいという時代ではない。チームが上下関係なしに動くのが理想だ。サラリーマン的な人は合わないだろう。一人で何役もこなす。そういった人材の集まりが理想だ。