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オムニチャンネルの誤解?

オムニチャンネルの中で必須でよく言われるのは、リアルとネットの情報の一元化といわれるが、本当に必要なことなのか、それはどこまで必要なのかをぜひ考えたい。なぜならそれはシステム屋の売り文句かもしれないからだ。実際にデータを統合してそれを活用できるのか? たとえば在庫の一元化というが、一元化すれば誰かが売ってくれるということで販売力が落ちないか? 顧客情報の一元化というが、買うほうはリアルとネットでは相当モチベーションも違うし、ネットでいいと思って買った商品にリアルでコーディネートを確認しながら買うのに購入履歴の一元化が本当にいるのだろうか? 相当怪しいといえないだろうか? ファッションでも顧客は今の手持ちの在庫に厳密にコーディネートを考えて買ってることはない。計画的でなくてある程度衝動買いしてくれるから売り上げがとれるのではないだろうか。

次によく言われるのがリアルの店舗でないと出来ないこと(ユーザーエクペリエンス)があるので、ネットの顧客をリアルに誘導するのだという話だが、その中で多いのがリアルなら新しい商品や今までの購入傾向と違う商品が目に触れる機会が増えるというがこれくらいのことならネットでもできる。来店ポイントをつけてリアル店舗に誘導しようという話もあるが、それもネットでも可能だ。コーディネートを販売するのがネットでは難しいのでというのも怪しい。確かに今のネットの売り上げは単品が多いのかもしれないが、それは顧客が買い方に慣れれば変わってくるものだからだ。確かにサイズものとか、素材感とかは店頭でないと感じ取れないというが、逆に知っている商品であれば店頭に行かなくてもいいということの証明にもなる。中にはひどい話で、顧客が集まりやすいショーウインドーに商品を投影してそこで購入ができる。。。なんてオムニチャンネルの事例で言っているところがあるが、そんことはスマホのほうがはるかに便利だし安全だ。

まあまあ取り留めなく書いたが、最近のオムニチャンネルのセミナーを聞きに行っても、ようわからん事例が多いことだけは確かだ。

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