ビックデータの恩恵を感じている人はまだ少ないと思うが、実際に活用されだすと何が変わるのかを考えたい。
いちばん変わるのはマーケティングだろうと思う。今までのマーケティングは、マーケティング経験の豊かな先生がいろいろな資料を見ながら、「よし今後の方向性はこれだ!」なんて言いながらキーワードを決めたり、それを提案するためのボードや提案書を作っていたのが現状だ。
これは今まで何がはやるかわからない。商品はまずマーケットに出してからだ。。。。なんて行く根拠のない考えが主流だったからだ。実際に何がヒットしたのか、その要因は何でそれはどういった要因と紐付できているのかをしっかりデータで分析したことがないからであろう。簡単に言うと統計分析スキルがなかったからである。ちょっとデータ持ってますとか、数字ありますぐらいでは、ほとんど信頼できるデータではないので実際には使い物に…ならない。しかし購買者は人であれば、その人たちは、ある日突然全員人種が変わる、考えが変わるということはないので、実際には細かく細かく要因を分け、その関連性を考えれば、関連性は発見できるはずである。統計ソフトを使ってもわかりませんでした。優位性が見えませんでしたというのは、それは分析手法が悪いだけで、なん百回もやり直せば優位性は出るのだということを信頼してやれば、必ず関連性が見つかるものなのである。
それをビックデータ解析で、今までのレベルとは全く違うスピードで解析をすれば、非常に高確率でヒット商品のグループがわかるのではないかと思う。ということは、そのグループに属する商品は今後高確率でヒットするということも予想できるのだ。まあ、ファッションだと企画やマーチャンダイザー的には全く理解できない方法であるかもしれないが、予測できるのである。それがビックデータ解析である。