リアルタイムで見なかったんだが、アップルの発表の動画を見た。今回はチョコチョコしたハードの発表はやめてサービス内容に特化した発表だったんだが、やっぱりサービスというのはその各国によって環境やニーズウオンツが違うので、世界同時発表はその国のユーザーによってはあんまり当たったり外れたりという誤差が多いんだなと思う。今回は特にアメリカの人なら「わー」なんだろうが、自分たちにして見たら最初から最後まで非常に冷めた気持ちで見ることになった。
例えば日本としてみれば、どれもこれもすぐにサービスインするのがないんじゃないんかな。例えば動画コンテンツでオリジナルと言われても、ネットフリックスでもそれほど自分の好みに合うのが少ない中で、ウインドーズでもアンドロイドでもみれないサービスを有料契約やってみるかなというと????ということになりそうだ。クレジットカードと言われてもな、これも日本でサービス始まるのかどうかわからんしな。Apple Payでも使うとこないのに。マスターカードか?日本ではちょっとマイナーやしね。
自社のユーザーを囲い込むということなら日本のキャリアもいろいろやってるしね。カードもそ他のサービスもすでにとっくにやってるし、今まで販売しているキャリアにして見たら、競合になるわけだし、そうなるとキャリアも真剣に売りにくくなるよね。
ゲームか。スマホでもPCでもパワーユーザー向けのゲームが動くハードないしね。今のマックブックなんか最上位のビデオカードが付いているもの以外、カクカクでしょと思ったりする。iPhoneもブーストモードないしね。それにバッテリーがひ弱すぎる。
店頭現場ではやっぱりアップルの直営店なんてキャリア店舗に比べたら圧倒的に少ないので、ユーザーへの浸透はあんまり進まないことは明らかだよな。
まあ、これは日本での話で、今アップルが真剣にやらなあかんのは落ち込み激しい中国とか、ほとんど消滅寸前のインドとか、急速にシェアを伸ばしているアンドロイドユーザーへの拡大浸透じゃないんだろうか。まずは自分とこの今までのゾーンを抑えてからというのじゃ、Macのパソコンみたいに気がついたらシェアがどんどん取れてなくなって、その結果毎年のハード更新は行われずすぐに時代遅れになってますますファンを減らしていくというような負のスパイラルに入り込んでしまうのではと心配してしまう。ちょっと前まで好調に見えたiPadも、最初から曲がってるiPadプロみたいなものを作ってしまうと、至急それを払拭させるような出戻り筐体のマイナーアップ版をどんどん出すようになって、またコアなファンをなくすというようなことになってしまう。
まるで商品戦略がちぐはぐなことに見える。社内に強力な全商品を戦略的に組み立てることができるリーダーがいないとしか見えない。もうちょいしっかり冒険的で革新的なものを提案してくれと言いたい。