人材研修の会社のトレンドテーマなんですかね。最近エンゲージメントを提案してくるところが多いですが、究極は検査システムを契約してもらうというのを目的にしているようなんだが、どうもその検査のシステムの仕組みが幼稚というか考えなさすぎというかというのが多い。基本は月ごとに質問に答えてもらってその変化を見るということなんだろうが、そんな形式は回答者の方でいくらでも操作できてすまうというレベルのものばかりである。数百問あってダミー問題があってというところも多いけど、回答者の回答時の心理の変化を考慮している所もまだ見たことがないし、社会人ならどこかによく見られたいという心理や、会社内の体裁を気にしたりとか、まあ、いろんな心理的なことが働くわけで、それを考慮して作って測定したとしてもその結果が使えるものなのかの誤差をどう判断するのかということを考えているところの検査をまだ見たことがない。
心理変化はリアルタイムで変化するもので、毎月に1回という検査方法ではその瞬間のことしかわからずしかも、その瞬間が平均的な結果を出しているのかも怪しい。特に最近の若い人たいちはゲームに慣れているので、なんとでも自分の結果を操作することぐらいは朝飯前だと思われる。
しかし研修会社はこの検査結果をベースにオタクの会社はこうデスみたいなことを言うわけで、ひどいところになると業界別にこれが平均値ですみたいなことを出している訳のわからんアメリカの会社なんかもある。
まだまだエンゲージメントの世界は研修会社からエンゲージメントの実体験や効果をしっかり確認した方がいいかもしれない。