【季節限定発売】甘くない、無炭酸、程よい度数の新フレーバー!「宝焼酎のやわらか麦茶割り」

宝酒造は、「宝焼酎のお茶割りシリーズ」から新フレーバー「宝焼酎のやわらか麦茶割り」を、4月22日に全国で季節限定発売しました。

記事のポイント

「麦茶」と聞くと、にわかに夏のイメージがわき上がってきます。「宝焼酎のお茶割りシリーズ」は甘くない、無炭酸、程よいアルコール度数なので、ゴクゴク飲みたい時にうってつけですね。……お酒だということをお忘れなく!

 

「宝焼酎のやわらか麦茶割り」は、宝焼酎との相性を追求し、香ばしさが特徴の「六条大麦」と、甘みが特徴の「二条大麦」を最適なバランスでブレンドしたとのこと。これからの季節にぴったりの、麦茶の香ばしさとすっきりとした味わいが楽しめそうですね。

 

宝酒造
宝焼酎のやわらか麦茶割り
アルコール分: 4%
純アルコール量: 1本あたり11g
容量/容器: 335ml/アルミニウム缶
参考小売価格: 159円(税別)

※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

柑橘の苦みとコクが楽しめる「オールフリー クリア」! サワーテイストの〈レモン&ライム〉〈ビターオレンジ〉

サントリーは、「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」を4月22日に全国で発売しました。

 

また、「オールフリー」「オールフリー クリア〈ライムショット〉」もリニューアル(※)し、4月上旬以降順次全国で発売予定。「オールフリー〈ライムショット〉」はパッケージリニューアルです。

 

記事のポイント

「オールフリー」シリーズの新発売と、リニューアルのお知らせが一挙に。「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」、「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」は、サワーのような甘くない爽快さを、「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖類ゼロ(※)」「プリン体ゼロ」で楽しめます。食中酒によく合いそうですね。
※ 食品表示基準に基づき、100mlあたり0.5g未満を「糖類ゼロ」としています

 

「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」、「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」の中味には、それぞれレモンピールエキスやオレンジピールエキスを使用。苦みや複雑な味わいを実現しているそう。

 

「オールフリー」については、原料配合を見直すことで、味わいに厚みやコクを加え、ビールのような味わいを強化したとのこと。パッケージに金色を用いることで「ALL FREE」ロゴを立体的に表現し、ブランド名の訴求とビールテイストらしい品質感を強めたといいます。

 

サントリー
「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉/〈ビターオレンジ〉」
容量:350ml/缶
希望小売価格:141円(税別)

「オールフリー」
容量:250ml、350ml、500ml/缶 334ml/瓶
価格:オープン

「オールフリー〈ライムショット〉」
容量:350ml/缶
価格:オープン

 

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柑橘の苦みとコクが楽しめる「オールフリー クリア」! サワーテイストの〈レモン&ライム〉〈ビターオレンジ〉

サントリーは、「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」を4月22日に全国で発売しました。

 

また、「オールフリー」「オールフリー クリア〈ライムショット〉」もリニューアル(※)し、4月上旬以降順次全国で発売予定。「オールフリー〈ライムショット〉」はパッケージリニューアルです。

 

記事のポイント

「オールフリー」シリーズの新発売と、リニューアルのお知らせが一挙に。「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」、「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」は、サワーのような甘くない爽快さを、「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖類ゼロ(※)」「プリン体ゼロ」で楽しめます。食中酒によく合いそうですね。
※ 食品表示基準に基づき、100mlあたり0.5g未満を「糖類ゼロ」としています

 

「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉」、「オールフリー クリア〈ビターオレンジ〉」の中味には、それぞれレモンピールエキスやオレンジピールエキスを使用。苦みや複雑な味わいを実現しているそう。

 

「オールフリー」については、原料配合を見直すことで、味わいに厚みやコクを加え、ビールのような味わいを強化したとのこと。パッケージに金色を用いることで「ALL FREE」ロゴを立体的に表現し、ブランド名の訴求とビールテイストらしい品質感を強めたといいます。

 

サントリー
「オールフリー クリア〈レモン&ライム〉/〈ビターオレンジ〉」
容量:350ml/缶
希望小売価格:141円(税別)

「オールフリー」
容量:250ml、350ml、500ml/缶 334ml/瓶
価格:オープン

「オールフリー〈ライムショット〉」
容量:350ml/缶
価格:オープン

 

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大型ビールブランド「アサヒ ザ・ビタリスト」誕生! キレある辛口、泡はクリーミー、柑橘感ある芳香…隙なしの仕上がりでこの価格とは

徐々に気温が上がり、ゴールデンウィークを過ぎれば初夏に突入。つまり、冷たいビールがいちばんおいしい季節がやってきました。そんな春、アサヒビールから注目の新ブランドが誕生。この「アサヒ ザ・ビタリスト」を中心に、今シーズンの同社の施策に迫ります。

↑4月15日発売の「アサヒ ザ・ビタリスト」。

アサヒビール
アサヒ ザ・ビタリスト
店頭想定価格(税込):350ml 237円前後/500ml 310円前後

 

アサヒとして7年ぶりの大型スタンダードビールが登場

筆者が参加したのは、アサヒビールの事業方針説明会。ビール類や缶チューハイを中心に、2025年の新商品や取り組みが紹介されました。なかでも驚いたのが、「アサヒ ザ・ビタリスト」です。

↑「アサヒ ザ・ビタリスト」のキービジュアル。通年販売の商品で、同社では7年ぶりとなるスタンダードビールだ。

 

ビール類の市場全体を見ても、2023年秋の酒税法改正により、発泡酒や第3のビールとの価格差が縮まりました。さらに2026年秋には酒税が一本化される予定で、ビール(狭義のビール)にとっては追い風が吹いている状況です。

↑経済産業省の資料より。

 

こうした流れを見越して、各社は「サントリー生ビール」や「キリンビール 晴れ風」といったスタンダードビールを新たに発売。スタンダードビールでいえばアサヒも、2023年10月に「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」を発売しましたが、さらなる大型ブランドが登場するとは……これがひとつ目の“驚き”です。

↑虎ノ門ヒルズ駅では、発売約1週間前から「アサヒ ザ・ビタリスト」の広告が大量掲出。

 

もうひとつの“驚き”は、その印象的な黒いパッケージデザイン。深みのある漆黒で、視覚的インパクトは抜群。製造方法もユニークで、個性的なホップによるシャープかつフルーティーな苦みが特徴。さらに「アサヒスーパードライ」と同じ酵母で発酵させている点にも注目です。

↑副原料には米、コーン、スターチを使用。これら3つを使う製法は、日本のスタンダードビールに多く見られ、「アサヒスーパードライ」も同様。アルコール度数は6%。

 

使用されている酵母は「アサヒスーパードライ」と同じく、“辛口酵母”の愛称をもつ「318号酵母」。シャープなキレと繊細な香味を生み出す、アサヒの代表的な酵母を新ブランドに採用していることからも、本気度がうかがえます。

 

クラフトビール級の個性を、手頃な価格で

会場では試飲もできたのですが、これまた驚き。ホップの個性がしっかりと感じられる味わいに、思わず「こうきたか!」とニンマリ。柑橘感のあるフルーティーな苦みは、ホップの品種によるもので、「タラス」と「ヘルスブルッカー」が一部使用されています。

↑「アサヒスーパードライ」譲りのクリーミーな泡と、キレのある辛口。香りは柑橘を思わせる心地よいグラッシーなアロマ。

 

「ヘルスブルッカー」とはドイツの伝統的なホップで、日本のクラシカルなビールにも使用されていますが、苦みの中にスパイシーさや冷涼感を感じるのが特徴。一方「タラス」はアメリカ産の比較的新しい品種で、柑橘の皮やハーブのような爽快感ある香りと苦味が魅力です。

↑アサヒビールの資料より。

 

クラフトビールのような香味の秘密は? 担当者に話を聞いたところ、まずキーとなっているのが「ホップの使用量」だそう。複数使われているなかでも「タラス」の使用比率が高いとのこと。ビアスタイルはIPL(インディア・ペール・ラガー)で、下面発酵を採用。これは「アサヒスーパードライ」や「マルエフ(アサヒ生ビール)」と同じ発酵方法です。

 

なお、IPLやIPA(インディア・ペール・エール)など香りの強いビールでは「ドライホップ」という手法が用いられることが多いのですが、「アサヒ ザ・ビタリスト」ではこれを採用していないとのこと。

 

↑黒と金の配色で、味わいや世界観を表現したというデザイン。

 

伝統的な製法をベースにしながら、現代的な個性をまとった「アサヒ ザ・ビタリスト」。クラフトビールのような風味を持ちつつ、価格は一般的なスタンダードビールと同等というのも、大きな魅力でしょう。

 

「スーパードライ」は“冷たいウマさ”を体験できる企画を展開

「アサヒスーパードライ」からも今シーズンの注目企画が発表に。辛口のキレをより強調するため、「アサヒスーパードライ 示温(しおん)インキ デザイン缶」と「スーパードライ キンキン冷感タンブラー」を展開します。どちらも“キンキンに冷えた温度”がキーポイントです。

↑5月20日発売予定の「アサヒスーパードライ 示温インキ デザイン缶」。価格や販売店舗は通常商品と同様だが、数量限定のため取扱いがない可能性も。(アサヒビールの資料より)

 

「示温インキ デザイン缶」は、温度で色が変化する特殊インキを採用。冷蔵庫でしっかり冷やすと、缶の「辛口カーブ」が氷をイメージした青に変化し、一目で“冷えたスーパードライ”とわかる仕様です。

 

また「キンキン冷感タンブラー」は、冷えたビールを注ぐと、側面に描かれた「辛口カーブ」の色が変化。アルミ素材を使用することで冷たさが手に伝わり、五感で冷えを体験できます。

↑会場で試すことができた「スーパードライ キンキン冷感タンブラー」。ロゴ背景の「辛口カーブ」が青く変化。

 

 

春とはいえ、すでに夏日を記録する日もあり、これから猛暑・酷暑が続くことでしょう。そんな季節にぴったりなのが暑気払い。冷えたおいしいビールで夏を楽しんでみては。

 

これぞ”粋” 春の屋形船でお酒と江戸の情緒を堪能する噺

提供:宝酒造株式会社

「せんべろnet」管理人・ひろみんさんのナビゲートで“ひとり飲み”の魅力を体験しているタレントの中村優さん。ある日、隅田川沿いをランニング中に川を眺めると、そこには屋形船でお花見を楽しむ光景が。お酒を片手に船で和む姿に興味を持った彼女は、後日知人を誘って屋形船「晴海屋」の乗り合いコースを予約し、屋形船を楽しむことに。

 

今回は“ひとり飲み”シリーズ番外編。中村優さんが、春の屋形船でお酒と料理と江戸の粋を堪能します!

 

 

屋形船の歴史

屋形船といえば、川を下る船の中で天ぷらなどのご馳走とお酒を楽しみながら、観光名所を遊覧する伝統文化。その歴史はいつごろ始まって、どのように親しまれてきたのでしょうか。

 

ルーツを紐解くと、それは古墳時代の「舟遊び」にまでさかのぼります。402年に、仁徳天皇の子にあたる履中天皇が、両枝船(ふたまたふね)で遊宴を楽しんだという記述が『日本書紀』に残っています。

 

やがて平安時代になると、貴族の間で定着。「龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)」と呼ばれた船で、音楽や詩歌、舞楽などが親しまれていたそうです。

 

以後も、江戸時代初頭までの「舟遊び」は将軍や大名といった上流階級の道楽でしたが、世が平和になり河川の整備が進むと、裕福な商人なども楽しむようになりました。特に、水上交通が発達していた江戸では、船による遊覧が盛んになります。

 

そして、江戸の大川(隅田川)では夏の風物詩として人気に。船も大型化し、内外装も競うように豪華になっていきました。いまと同じ意味での「屋形船」という言葉も、このころには一般層に浸透していきます。

↑「吾妻橋夕涼景」(国立国会図書館デジタルアーカイブ)

 

17世紀後半以降「舟遊び」は大衆化が進み、町人たちは船宿や料理屋が所有する「屋根舟(やねぶね)」で遊ぶようになります。これは小型の船に柱と屋根だけというシンプルな設計で、18世紀後半には50~60艘だった屋根舟が、19世紀初頭には500~600艘にもなったとか。

 

こうして幅広い層の人たちが楽しむようになった江戸(東京)の屋形船ですが、質素倹約が求められた太平洋戦争を機に衰退していきます。さらに、戦後から高度成長期にかけては、水質汚染やコンクリート護岸化によって水辺で遊ぶことは難しくなり、屋形船はそのまま鳴りを潜めることとなりました。

 

息を吹き返し始めたのは、1970年代後半。一軒の老舗船宿が屋形船を復活させました。1980年代に入るとバブル期となり、屋形船は豪華な遊びとして注目され、界隈の船宿は釣り船を改装する形で新規参入。さらに、東京湾には東京ディズニーランド、レインボーブリッジ、お台場といった新名所もでき、屋形船は宴会、デート、観光など様々なシーンで不動の人気を誇るようになりました。訪日外客数が過去最高を更新し続けている現在では、訪日外国人観光客からも注目のスポットとなっています。

 

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屋形船の楽しみ方

↑両国乗船場で船の到着を待ちます。

 

本日、中村さんが乗船するのは、「晴海屋」の屋形船「かちどき」。両国乗船場から隅田川を南下してお台場方面へ向かい、帰路は東京スカイツリーまで北上して両国に戻る「乗合屋形船スペシャルコース」です。

↑お花見コースの一例(今回の記事のコースとは異なります)。

 

「晴海屋」は1901(明治34)年に月島で開業し、1954(昭和29)年に江東区東砂町へ移転。その後1988(昭和63年)に釣り船業と併行して屋形船を始めました。

 

まずは出船前に、船頭のひとりである折本祐介さんから屋形船の楽しみ方を伺いました。

↑船頭の折本さん。佃(東京都中央区)生まれの江戸っ子。

 

中村 今日は久々の屋形船で、楽しみにしてきました! これまで何回も乗っているわけではないんですけど、屋形船には定義というか、決まった形があるんですか?

 

折本 ご乗船ありがとうございます! 特に「これがないと屋形船ではない」みたいなものはないと思いますが、基本的な設えや料理が和風であることが屋形船の特徴ですね。

↑今回乗船した屋形船「かちどき」。

 

中村 確かに、今日の船は畳敷きで掘りごたつの座敷ですもんね。ちなみに、洋式のクルーズ船も営業しているんですか?

↑船内は掘りごたつ式の座敷になっている。

 

折本 「晴海屋」にはありませんが、リバークルーズと呼ばれる比較的小型なタイプが運航されていますね。クルーザーは座敷ではなく洋式のテーブルとイス席で、メニューもオードブルとスパークリングワインという欧風スタイルが多いと思います。

 

中村 「晴海屋」さんは“浮かぶ料亭”をウリにしていますし、料理は和食だと思うのですが、洋食を出される屋形船もあるんですか?

 

折本 うちでも以前、洋食のプランはあったので、他社でやっている屋形船はあるかもしれません。ユニークなタイプですと、鉄板を用意してもんじゃ焼きを提供している屋形船があると聞いたことがあります。

 

 

なぜ、屋形船といえば“天ぷら”なのか?

中村 屋形船といえば天ぷらのイメージが強いんですけど、なぜ天ぷらなんですか?

 

折本 屋形船はもともと貴族や上流階級の遊びだったそうです。それが江戸時代に入り、大衆文化として一般化していったようですが、屋形船は高嶺の花であり、天ぷらも当初は高級品でした。釣り合った組み合わせとして屋形船で天ぷらがふるまわれたという説があります。

もうひとつは、もともと釣り船屋だったからという説もあります。良漁場を熟知していて釣りも得意ですから、船上で釣った魚をさばいて揚げて提供したという背景ですね。

 

中村 どちらの説にも真実味がありますね。「晴海屋」さんの名物料理も天ぷらですが、お店のこだわりはどんなところですか?

 

折本 ネタで一番力を入れているのは穴子と海老です。穴子は冷凍ものを使うのが主流ですが、うちでは香り高くて食感がやわらかい生の穴子を仕入れます。海老に関しては冷凍ものですが、一般流通しやすいバナメイ海老ではない、より大粒でおいしい海老を天然ものにこだわって使っています。

また、衣は軽めでサクッとした食感に仕上げ、そのぶん穴子ならふわふわ、海老ならしっとりプリプリとした身の弾力が楽しめるよう揚げています。

↑船内の調理場で天ぷらを揚げる。

 

中村 船内揚げたてですし、おいしそう! 楽しみです。

 

折本 ご期待ください! 専属の職人による揚げたてのおいしさも自慢なので。あとは、水上移動で流れていく借景を楽しみながらお召し上がりいただけるのも、屋形船ならではですよ。

 

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海外からの観光客には日本酒が人気

中村 お酒は、どんな種類が人気ですか?

 

折本 日本のお客様はビール、酎ハイ、ハイボールが主流ですが、寒い時期は熱燗の日本酒が好評です。そして海外の方には圧倒的に日本酒が人気。でも、飲み方は年間を通して冷やが多いですね。

 

中村 天ぷらに日本酒というペアリングは相性ぴったりですよね。

 

折本 はい。海外の方は慣れていないからか冷酒が多いのですが、肌寒い日は燗酒もオススメしたいですね。一方で夏場にオススメなお酒はやはり、炭酸が効いた酎ハイやビールです。

 

中村 あと、船上でお酒を飲む際の注意事項はありますか?

 

折本 船酔いと、お酒の酔いとの相関性はわかりませんが、船酔いしやすい方やお酒が強くない方は、ふだんよりも体調に気を使われたほうがいいかもしれません。お酒の合間に水を飲んでいただいたり、船上のデッキに出て風に当たったりしていただくことをオススメします。

 

 

いざ、出船!

他のお客様も乗船したところで、いよいよ出船です。中村さんも着席してさっそくドリンクを注文。一杯目はレモンハイで乾杯です。

 

中村 今日は天気もいいし、まずはレモンハイで気分も爽快に。うん、キリッとしていて今日もおいしい!

 

↑酎ハイは「宝焼酎」がベース。

 

テーブルの上にずらっと並んだ前菜や刺身など数種のおつまみについて折本さんが解説してくれました。

 

折本 先ほどお話しした天ぷらはもちろん、それ以外の料理にもこだわりが満載です。特に大切にしているのは旬であること。例えば春は山菜やアサリ、冬は根菜やカニといった内容で用意します。

 

中村 景色ともリンクするから、料理の季節感も大事ですよね。では、お刺身からいただきますっ!

 

お造りの内容は、マグロ、マダイ、カンパチ、甘海老。そのおいしさに、中村さんも舌鼓を打ちます。

 

中村 マグロやカンパチは想像以上に脂がのっていて、マダイはハリがよくて超新鮮! 甘エビもとろける甘みで絶品です。

 

船内では折本さんが、お客さんへの挨拶やコース紹介などのマイクパフォーマンス。佃島のルーツは徳川家康が江戸入府する際に摂津国(現在の大阪市西淀川区佃)佃村の漁民を移住させたことに由来するなど、通りがかった場所や名所について、様々な解説で楽しませてくれます。

 

中村 佃島って佃煮の佃島ですよね。そのルーツは初めて知りました。屋形船は観光の側面もあるから、こういう知識は勉強になって面白いです!

↑勝鬨橋(かちどきばし)を通過する「かちどき」。

 

 

料理と景色を堪能する

そして船はレインボーブリッジ付近へ。ここで数分間停止し、その間はしばしの自由時間。中村さんは外のデッキへ出て、お台場エリアの景色を満喫します。

↑川からレインボーブリッジを眺める中村さん。

 

中村 春風が心地いい! タイミングよく桜も咲いてるし、昼間の屋形船もいいですね。

 

15分ほど停止して、船は東京スカイツリーに向けて再始動。船内では揚げたて天ぷらの提供がはじまりました。

 

折本 穴子と海老のほかは季節によって変わりますが、今日はノドグロ、オナガダイ、タチウオ、蓮根、カボチャを揚げていきます。天つゆと大根おろし、塩をお好みでお使いください。

↑揚げたてのアナゴ・タチウオ・オナガダイ。

 

中村 揚げたてなのがまずうれしいし、本当にサクサク軽く、身はしっとりしていておいしい! これはもう、日本酒でキュッといきたい気分です。

 

すかさずオーダーしたのが、松竹梅「豪快」の熱燗。その味わい、天ぷらとのペアリングはいかが?

 

中村 キレのある辛口ですけど、燗によるほっこりしたうまみとふんわり甘い香りも心地いいです。ホクホクの天ぷらとも好相性で、これは進みますね~。

 

その後も「和牛の陶板ステーキ」や「筍と桜海老の炊き込み御飯 香の物」などの美食とお酒を合わせ、悦に入る中村さん。そうしてしばらく和んでいると、船は東京スカイツリーに到着し、向かいの隅田公園では早春の桜もお出迎え。再びデッキへ出て記念撮影を楽しみました。

 

中村 乗ってみると、あっという間の150分間でした。お酒も料理も、そして折本さんのトークや景色も最高でした! 屋形船って敷居が高そうだけど、料金を考えたら、少人数の仲間と一緒に居酒屋でおいしい料理を食べたり、ちょっとしたイベントで宴会場を貸し切って盛り上がるのとそんなに変わらないですよね。次はまた、夜景を楽しむ屋形船にも行きたいです。

 

 

屋形船と聞くと貸し切りで大人数の宴会をイメージしている方も多いと思いますが、近年は2人組(基本的に屋形船の乗船予約は2人から)での乗り合い乗船も人気で、少人数だからといって肩身の狭い思いをすることはありません。

 

春はお花見、夏は花火や納涼。秋は紅葉、冬は脂がのった味覚と、どの季節でもそのときならではの楽しみ方がある屋形船。皆さんも、今度友人を誘って屋形船で一杯やりませんか?

 

撮影/我妻慶一

 

<取材協力>

屋形船晴海屋

東京都江東区東砂6-17-12
https://www.harumiya.co.jp/

乗船の予約や料理のコースなど詳細はHPまで。

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・宝焼酎
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/takarashochu/

・松竹梅「豪快」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/gokair/

あの白州のハイボールが数量限定発売! 「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉」

サントリーは、「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉350ml缶」を2025年6月10日(火)より全国で数量限定で発売します。

「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉350ml缶」。

 

記事のポイント

山崎蒸留所と並んでサントリーウイスキーの代名詞になっている白州蒸留所の原酒を使ったハイボールが登場。世界的に知名度のあるジャパニーズウイスキーだけに、インバウンド観光客などにも人気となりそう。数量限定なので、見つけたら迷わず購入がオススメ。

 

サントリー白州蒸溜所は、豊かな自然に囲まれた“森の蒸溜所”と呼ばれ、自然と共生しながらウイスキーづくりを行っています。その白州蒸溜所の魅力と、そこでつくられるウイスキーのおいしさを伝えたいとの思いから、「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉350ml缶」が企画されました。

 

中味は、白州蒸溜所が生み出す原酒による爽やかな味わいでありながら、アメリカンホワイトオーク樽で長期熟成させた原酒を一部使用することで、豊かな余韻も感じられます。氷を入れたグラスでおいしく飲めるようブレンドされています。

 

パッケージは、爽やかな初夏をイメージしたグリーンをベースに、豊かな自然に囲まれた白州蒸溜所とともに、「白州」の文字を大きく配することで、本格感が表現されています。

 

●サントリー白州蒸溜所について

白州蒸溜所(山梨県北杜市)は、1973年に竣工し、豊かな森に囲まれたその立地条件から“森の蒸溜所”とも呼ばれています。南アルプス甲斐駒ケ岳のふもと、広大な自然に囲まれた場所で、山崎蒸溜所とは個性の異なる原酒を生み出し続けています。

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:ウイスキー

■アルコール分:9%

■価格:660円(税別)※価格は販売店の自主的な価格設定を拘束するものではありません

期間限定品だったジュニパージンが通年販売に!キリンビール「KIRIN Premium ジントニック 杜の香」

キリンビールは、ジュニパーベリー100%で仕上げたジン「KIRIN 杜の香」ブランドから、「KIRIN Premium ジントニック 杜の香」を4月8日から全国で通年販売しています。

記事のポイント
ジュニパーベリーは、ジンの香りづけに使われる実。森林を感じさせる清涼感に加え、スパイスや柑橘類を感じさせる香りが特徴です。それを100%使ったジンなので、爽やかで甘さ控えめな味わいが楽しめます。

 

「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」は、甘くないスッキリとした味わいが特徴。24年11月に期間限定で発売した際、食事にも合うと好評だったそうなので、甘くないお酒が好きな人はぜひ試してみては。

 

今回の通年販売にあたり、素材へのこだわりやプレミアム感をより伝えやすいパッケージに刷新。2月製造品より、ジンらしさやキレを強化し、爽やかな清涼感をより感じられる味わいにリニューアルされた「ジンソーダ 杜の香」と共に、これまでジンベースのRTDを飲んだことのない層への飲用機会の拡大を目指しているとのこと。

 

キリンビール
KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香(2月製造品よりリニューアル)
KIRIN Premium ジントニック 杜の香(昨年から中味変更なし)

容量・容器: 350ml缶、500ml缶
価格: オープン価格
アルコール分: 7%

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期間限定「アサヒ 贅沢搾りプレミアムマスカット」!爽やかな酸味と甘み広がる、華やかフレーバー

アサヒビールは、「贅沢搾り」ブランドから、期間限定フレーバー「アサヒ 贅沢搾りプレミアムマスカット」を4月8日に全国で発売しました。

↑アサヒ贅沢搾りプレミアムマスカット

 

記事のポイント

「贅沢搾り」は、贅沢な果汁感が特徴のブランド。今回発売する「アサヒ 贅沢搾りプレミアムマスカット」は、食べごろのマスカットを味わっているような、芳醇な香りと甘みを楽しめそうです。日々のご褒美や、家族・友人とのパーティーにぴったりでは。

 

「アサヒ 贅沢搾りプレミアムマスカット」には、上品な香りが特徴の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の果汁を21%使用。爽やかな酸味と甘みが調和した、華やかな風味を楽しめます。

 

Welch’s”とのコラボレーションアイコンと、みずみずしいマスカットのイラストが目を引くデザインです。

 

アサヒ 贅沢搾りプレミアムマスカット
容量:350ml
アルコール分:4%
希望小売価格::201円(税込)

 

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AIと職人が作ったビール⁉ 20代~50代の個性を表現、NEC×コエドブルワリー「人生醸造craft」第2弾

NECとコエドブルワリーは、AI技術を活用して開発したクラフトビール「人生醸造craft」の第2弾を発表しました。20代~50代の価値観や特徴をAIが分析し、それをビールの味や香りに反映させたという、ユニークな試みです。4月1日に販売開始、6月5日から出荷予定。

記事のポイント

AIと職人が協議を重ね、世代間コミュニケーションを促進する目的で開発した個性豊かなビールです。自分の年代のビールを飲んで、「AIもなかなか人間のことがわかってるじゃないか」と思うのか、「この年代の複雑さを表現するのは難しいよね」と感じるのか……味が気になるところです。

「人生醸造craft」開発には、NECのAgentic AI「cotomi」が活用されています。20代から50代の各世代のイメージや特徴をAIが分析し、ビール職人がその情報を基にレシピを考案。AIと職人が協働することで、各世代の個性を表現した4種類のビールが誕生しました。

 

それぞれのビールの特徴を「cotomi」が解説しています。一部抜粋してご紹介。

 

人生醸造craft ~20’s PINK~ (発泡酒):「飲むたびにシェアが止まらない週末がやってくる」

ビアスタイル:Fruit Hazy Session IPA
「桃の甘酸っぱさとヘイジーIPAならではのジューシーな味わいが特徴です。ローアルコールでもボディをしっかり感じられるため、飲んだ後の心地よさは格別!」

 

人生醸造craft ~30’s BLUE~ (発泡酒):「一日の緊張をほどく、お疲れ様の1杯」


ビアスタイル:Session IPA
「瑞々しいグレープフルーツのようなフレーバーが爽快な味を演出するセッションIPAです。お米が演出した淡麗なキレは様々な料理の味と調和し、スピルリナの青色が健康を気遣うあなたの心をリフレッシュします。」

 

人生醸造craft ~40’s YELLOW~ (ビール):「40代としての見識深き世界を思わせる」


ビアスタイル:Hefe Weizen
「仕事や家庭の中で円熟味を増す40代が静かに自分を解き放つ瞬間に寄り添う、南ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェンです。太陽のように明るく希望に満ちているイエローと、バナナを感じる甘い香りがあなたの五感を刺激します」

 

人生醸造craft ~50’s RED~ (ビール):「人生のレールを共に築く人々との物語を結びつける1杯」


ビアスタイル:Belgian Style Strong Dark Ale
「この深みを帯びた赤色のベルジャンビールは幾重もの波を乗り越えてきた今も、なお情熱を燃やし続ける50代のために作られました。芳醇なモルト とカラメル香の重厚さ、ほのかに感じるレーズンとベリー感と共に、軽やかな飲み心地を約束します。」

 

なお、開発プロセスは以下の通りです。

・ビール職人がAgentic AIに「20代日本人をイメージして、新しいクラフトビールのレシピを作成して」と指示。
・Agentic AIが現代の日本人の各世代の特徴や価値観を分析し、ペルソナを作成。
・Agentic AIがコエドブルワリー社内のレシピデータや世界中のオープンデータを検索・翻訳。
・AIが「レシピの説明」「年代イメージとの関係」「味」「香り」「色」「原料」「副原料」「苦味」「製法」「カスタマイズ案」の項目に落とし込んだレシピ案をビール職人に提案。
・ビール職人がAIにレシピ案の修正を依頼したり、アドバイスを求めたりしながら、共に協議を重ねる。

 

NEC
人生醸造craft
種類:全4種
販売:コエドブルワリー公式オンラインストア

AIと職人が作ったビール⁉ 20代~50代の個性を表現、NEC×コエドブルワリー「人生醸造craft」第2弾

NECとコエドブルワリーは、AI技術を活用して開発したクラフトビール「人生醸造craft」の第2弾を発表しました。20代~50代の価値観や特徴をAIが分析し、それをビールの味や香りに反映させたという、ユニークな試みです。4月1日に販売開始、6月5日から出荷予定。

記事のポイント

AIと職人が協議を重ね、世代間コミュニケーションを促進する目的で開発した個性豊かなビールです。自分の年代のビールを飲んで、「AIもなかなか人間のことがわかってるじゃないか」と思うのか、「この年代の複雑さを表現するのは難しいよね」と感じるのか……味が気になるところです。

「人生醸造craft」開発には、NECのAgentic AI「cotomi」が活用されています。20代から50代の各世代のイメージや特徴をAIが分析し、ビール職人がその情報を基にレシピを考案。AIと職人が協働することで、各世代の個性を表現した4種類のビールが誕生しました。

 

それぞれのビールの特徴を「cotomi」が解説しています。一部抜粋してご紹介。

 

人生醸造craft ~20’s PINK~ (発泡酒):「飲むたびにシェアが止まらない週末がやってくる」

ビアスタイル:Fruit Hazy Session IPA
「桃の甘酸っぱさとヘイジーIPAならではのジューシーな味わいが特徴です。ローアルコールでもボディをしっかり感じられるため、飲んだ後の心地よさは格別!」

 

人生醸造craft ~30’s BLUE~ (発泡酒):「一日の緊張をほどく、お疲れ様の1杯」


ビアスタイル:Session IPA
「瑞々しいグレープフルーツのようなフレーバーが爽快な味を演出するセッションIPAです。お米が演出した淡麗なキレは様々な料理の味と調和し、スピルリナの青色が健康を気遣うあなたの心をリフレッシュします。」

 

人生醸造craft ~40’s YELLOW~ (ビール):「40代としての見識深き世界を思わせる」


ビアスタイル:Hefe Weizen
「仕事や家庭の中で円熟味を増す40代が静かに自分を解き放つ瞬間に寄り添う、南ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェンです。太陽のように明るく希望に満ちているイエローと、バナナを感じる甘い香りがあなたの五感を刺激します」

 

人生醸造craft ~50’s RED~ (ビール):「人生のレールを共に築く人々との物語を結びつける1杯」


ビアスタイル:Belgian Style Strong Dark Ale
「この深みを帯びた赤色のベルジャンビールは幾重もの波を乗り越えてきた今も、なお情熱を燃やし続ける50代のために作られました。芳醇なモルト とカラメル香の重厚さ、ほのかに感じるレーズンとベリー感と共に、軽やかな飲み心地を約束します。」

 

なお、開発プロセスは以下の通りです。

・ビール職人がAgentic AIに「20代日本人をイメージして、新しいクラフトビールのレシピを作成して」と指示。
・Agentic AIが現代の日本人の各世代の特徴や価値観を分析し、ペルソナを作成。
・Agentic AIがコエドブルワリー社内のレシピデータや世界中のオープンデータを検索・翻訳。
・AIが「レシピの説明」「年代イメージとの関係」「味」「香り」「色」「原料」「副原料」「苦味」「製法」「カスタマイズ案」の項目に落とし込んだレシピ案をビール職人に提案。
・ビール職人がAIにレシピ案の修正を依頼したり、アドバイスを求めたりしながら、共に協議を重ねる。

 

NEC
人生醸造craft
種類:全4種
販売:コエドブルワリー公式オンラインストア

呉の英雄「周瑜」がシングルカスクウイスキーに!「三國志8 REMAKE×三郎丸蒸留所」コラボ第3弾

若鶴酒造は、歴史シミュレーションゲーム『三國志8 REMAKE』とコラボレーションしたウイスキーを発売。リリース第3弾では、ゲームに登場する「周瑜(しゅうゆ)」のグラフィックをラベルにあしらった「シングルカスク三郎丸 周瑜 #210150」の抽選を、特設ページで3月31日に開始します。

記事のポイント

「周瑜」といえば、赤壁の戦いで曹操軍を打ち破った立役者で、頭脳明晰かつ容姿端麗な英雄として知られます。そんな周瑜をイメージした一樽を選定しているとのことです。

 

今回発売するウイスキーは、原材料がモルト、アルコール分は60%、蒸留年は2021年(ボトリング年 2024年)。「勇敢で華やかな周瑜をイメージした一樽を選定した」といいます。

抽選エントリー期間は、3月31日 12時00分~4月8日 23時59分。若鶴酒造オンラインショップ「私と、ALC.」の商品ページから申し込みできます。商品の発送は4月下旬を予定とのこと。

 

若鶴酒造
「シングルカスク三郎丸 周瑜 #210150」
容量:700ml
原材料:モルト
アルコール分:60%
希望小売価格:2万2000円(税込)

爽やかな酸味と日本酒の旨味がマッチ! 瀬戸内広島レモン果汁を使用した「レモンにごり酒300ml瓶詰」

大関は、全国農業協同組合連合会(JA全農)が推進する国内農業支援の取組み「ニッポンエールプロジェクト」による共同開発商品として、瀬戸内広島レモン(※)果汁を使用した「レモンにごり酒300ml瓶詰」を2025年4月7日(月)から数量限定で発売します。実売価格は550円(税込)。

※「広島レモン」はJA広島の地域団体商標です。

「レモンにごり酒300ml瓶詰」

 

記事のポイント

国産の農畜産物を応援する「ニッポンエールプロジェクト」から生まれた本品は、糖度が高くまろやかな瀬戸内広島レモンの風味と、国産米100%由来のにごり酒の旨味がマッチした味わいが特徴。おいしく飲んで国内の農家を応援できます。

 

「ニッポンエールプロジェクト」は、「全国から届けられる日本産のたべものに、そしてニッポンに、ここからエールをおくろう」というコンセプトのもと、JA全農とメーカーおよび販売先が協力して、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどを展開し、商品を通じて産地を応援していく活動です。

 

農業と密接に関わりながら、米を原料とする日本酒造りを310年以上続けてきた同社は、本プロジェクトのコンセプトに賛同し、農業の持続可能な発展を目指して参画。2023年4月に宮崎県産日向夏の果汁を使用した「日向夏にごり酒」、2023年10月に長野県産りんご三兄弟の果汁を使用した「りんごにごり酒」を発売しています。

 

国産レモンの作付面積は増加傾向にありますが、まだ国産出荷量は輸入量の約20%にとどまっています。本プロジェクトでは加工品の開発を通して、広島県産・国産レモンのおいしさと魅力を全国に広め、生果の販売拡大にも繋げることで農家を応援するとしています。

 

本商品は、口に入れた瞬間に瀬戸内広島レモンの特徴である豊かな香りと爽やかな酸味が広がります。また、糖度が高くまろやかな瀬戸内広島レモンの風味と、国産米100%由来のにごり酒の旨味がマッチした味わいを楽しめます。

 

■パッケージ:300ml瓶

■品目:リキュール

■アルコール分:7%

■果汁:2%

■価格:550円(税込)

ローソンで極上のクラフトジンが買える!世界最高賞受賞ジン使用「野沢温泉蒸留所 THE GIN SODA」

野沢温泉蒸留所は、世界最高賞を受賞したジンを贅沢に使用した「野沢温泉蒸留所 THE GIN SODA」を、全国のローソンで3月25日より販売しています。

記事のポイント

自然豊かな信州野沢温泉の山の恵みと湧水で仕込まれたクラフトジンです。食事と合わせても、それぞれに違う表情を見せてくれそうですね。なお野沢温泉蒸留所は、国際品評会サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2024(SFWSC2024)で、4つのダブルゴールドメダルとゴールドメダルを1つ獲得している実力派。今後の動向にも注目です。

野沢温泉蒸留所のクラフトジンは、長野県・野沢温泉村の豊かな自然の中で蒸留されています。定番のNOZAWA GIN、CLASSIC DRY GIN、IWAI GIN、SHISO GINの4種に加え、秋の味覚を使ったAUTUMN GINや、野沢温泉村の伝統行事「道祖神祭り」にちなんだDOSO GINなど、個性的なジンを季節に応じて展開しています。

 

今回発売された「THE GIN SODA」は、山椒を使用したCLASSIC DRY GINをベースにしており、ピリッとしたスパイシーな舌触りが特徴。爽やかなレモンの酸味と山椒の刺激が調和し、清涼感あふれる一杯に仕上がっているとのこと。

 

飲むとフレッシュな柑橘の香りが口の中に広がり、山椒がほんのりとしたスパイシーさを加え、後味に軽やかな余韻を残してくれるそう。

 

また、「THE GIN SODA Deep」も同時発売。こちらは、より深みのある味わいで、柑橘とスパイスのパンチが効いた一本です。

 

野沢温泉蒸留所
THE GIN SODA
容量:350ml
容器:缶
希望小売価格:350円(税込)
アルコール度数:7%
品目:スピリッツ
味わい:心地良い柑橘とスパイス感

 THE GIN SODA Deep
容量:350ml
容器:缶
希望小売価格:350円(税込)
アルコール度数:7%
品目:スピリッツ
味わい:深みのある味わい、柑橘とスパイスのパンチ

※全国のローソン・ナチュラルローソン(ローソンストア100を除く)で販売

【数量限定】八海醸造初のウイスキー!主原料は米、8年熟成させた甘やかな味わい

八海醸造は、初のウイスキー製品となる「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED」を4月1日に数量限定で発売します。3月28日(金)9時から4月9日(水)9時までの期間中で抽選販売となるほか、主要都市のバーなどでも取り扱われる予定です。

記事のポイント

八海醸造は、2005年から米焼酎の製造を深沢原蒸溜所で開始し、2016年からウイスキー製造に着手したそう。長年の酒造りで培った職人の技術や、徹底した製造管理のもと8年熟成し、初のウイスキー発売が実現しました。「米を主原料とした自社製造原酒のみを使用したウイスキーは、世界でも希少な存在」とされます。

 
その名の通り、米を主原料としたライスグレーンウイスキーです。八海山の「雷電様の清水」を仕込み水に、清酒酵母を用いて製造。「伝統的なウイスキー製法を基に独自に追求して製造した原酒だけを8年ゆっくりと熟成させた」とのことで、バニラや花を思わせる甘い香りを湛えた味わいを楽しめるそう。

 

テイスティングノートは下記のとおりです。

 

色:琥珀色
香り:柑橘系につづくチョコレートやバニラを思わせる甘い香り
味わい:米由来のほのかな甘み、ドライフルーツ、ナツメグのようなスパイシー感、カラメルのほろ苦さ

 

応募窓口はこちら。今回逃してしまっても、今後7月や10月、2026年1月に抽選販売を予定しているようです。

 

八海醸造
Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED
原材料:米(国産)、麦芽
内容量:700ml
アルコール分:52%
価格:1万3200円(税込)

サントリーがビール好きに作った「THE PEEL〈レモン〉」が4月1日に発売

サントリーは、ビール好きに向けたとうたう「THE PEEL(ザ ピール)〈レモン〉」を4月1日に発売します。

 

記事のポイント

レモンの果皮にこだわったサワーで、レモンサワーと一線を画すような商品といえます。サントリーとしてはビール好きに向けた新提案だそうで、「本格的な味わいのRTDを食事中にも楽しんでほしい」という思いから開発したといいます。食中酒の新しい選択肢になりそうです。

THE PEEL〈レモン〉は、レモン果皮から生み出された”レモンピールサワー”。レモン果皮で作られた4種類のスピリッツを使用しています。また香料や糖類を一切添加せずに、果皮ならではのみずみずしい香りとコク、ほろ苦さを実現したそうです。

 

パッケージは、中央にレモンピールのイラストを描くとともに、商品名を大きく配することで、「果皮でつくったサワー」という商品の特徴を表現しているとのこと。

 

アルコール度数は5%。4月1日から全国で販売されます。

サントリー

THE PEEL(ザ ピール)〈レモン〉

350ml(希望小売価格167円)、500ml(希望小売価格228円)

さっぱり爽やか×フルーティーな味わい! 隠し味に“うめ浸漬酒”を使った「キリン 華よい 梅&レモンスパークリング」

キリンビールは、こころ華やぐ解放感を楽しめる低アルコール飲料ブランド「キリン 華よい」から、「キリン 華よい 梅&レモンスパークリング(期間限定)」(350ml缶)を、2025年4月22日(火)より全国発売します。

「キリン 華よい 梅&レモンスパークリング(期間限定)」

 

記事のポイント

梅とレモンの爽やかなハーモニーが楽しめる低アルコールスパークリング。甘すぎず果汁感のある味わいなので、食事に合わせても◎。

 

「キリン 華よい 梅&レモンスパークリング(期間限定)」は、普段お酒を飲まない人にもなじみのある「梅」フレーバーに爽やかな「レモン」を組み合わせた、初夏の楽しい気分をより華やかにする軽やかなおいしさの果実スパークリングです。

 

うめ浸漬酒を隠し味に、うめ果汁とレモン果汁を合わせることで、複雑味があり程よいお酒感が楽しめる味わいを実現。華やかな梅の香りと軽やかな甘みを、レモンの酸味とほろ苦味を効かせて爽やかに仕上げた、すっきり飲みやすい味わいです。

 

パッケージは、果実のイラストやグラデーションで、「キリン 華よい」らしい爽やかで豊かな果実味と軽やかなおいしさを表現しています。

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:3%

■果汁:0.5%

■価格:オープンプライス

柑橘を思わせる爽やかな香り! シリーズ初のシングルホップビール「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」

ファミリーマートは、サッポロビールと共同開発した、「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」を全国のファミリーマートの酒類取扱店で2025年3月18日(火)から数量限定で発売します。実売価格は、350ml缶が224円、500ml缶が292円(いずれも税込)。

「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」。

 

記事のポイント

ファミマとサッポロのコラボ商品「ビアサプライズシリーズ」は、発売9周年を迎えるロングセラー商品。今回の「至福の香り」は、柑橘のような爽やかな香りが特徴で、シングルホップならではのピュアな個性が楽しめます。

 

ファミリーマートとサッポロビールのコラボレーションブランドである「ビアサプライズシリーズ」は2025年6月に発売9周年を迎えます。「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」は2019年に新登場し、今回で5回目の発売です。シリーズ通算で第16弾となる今回の「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」は、ビアサプライズシリーズで初めて単一のホップだけで仕上げたシングルホップビールです。

 

柑橘を思わせる香りが特徴の「シトラ」だけを使用することで、ホップの持つ個性が存分に引き出され、驚くほど香り高く、爽やかに香る一杯が楽しめます。

 

パッケージには、鮮やかな黄緑色を使うことで、香り高く爽やかなホップの香味が感じられるイメージに仕上げられています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■アルコール分:5%

■価格:350ml缶 224円、500ml缶 292円(税込)

柑橘を思わせる爽やかな香り! シリーズ初のシングルホップビール「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」

ファミリーマートは、サッポロビールと共同開発した、「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」を全国のファミリーマートの酒類取扱店で2025年3月18日(火)から数量限定で発売します。実売価格は、350ml缶が224円、500ml缶が292円(いずれも税込)。

「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」。

 

記事のポイント

ファミマとサッポロのコラボ商品「ビアサプライズシリーズ」は、発売9周年を迎えるロングセラー商品。今回の「至福の香り」は、柑橘のような爽やかな香りが特徴で、シングルホップならではのピュアな個性が楽しめます。

 

ファミリーマートとサッポロビールのコラボレーションブランドである「ビアサプライズシリーズ」は2025年6月に発売9周年を迎えます。「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」は2019年に新登場し、今回で5回目の発売です。シリーズ通算で第16弾となる今回の「サッポロ ビアサプライズ 至福の香り」は、ビアサプライズシリーズで初めて単一のホップだけで仕上げたシングルホップビールです。

 

柑橘を思わせる香りが特徴の「シトラ」だけを使用することで、ホップの持つ個性が存分に引き出され、驚くほど香り高く、爽やかに香る一杯が楽しめます。

 

パッケージには、鮮やかな黄緑色を使うことで、香り高く爽やかなホップの香味が感じられるイメージに仕上げられています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■アルコール分:5%

■価格:350ml缶 224円、500ml缶 292円(税込)

SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレーブルワリー)リブランディングの狙いと意外にも変えなかったこと

キリンビールがチカラコブで推し進める“クラフトビール”事業。その缶ビール商品の大看板「スプリングバレー」が、新たに「スプリングバレーブルワリー」となり、伝説の第二章が幕を開けた。実は、中味は変えずにパッケージだけ変更したという。その「なぜ?」を探るべく、発表会場へ突入した!

 

国内クラフトビール市場が成長鈍化……その原因は?

キリンという大手が「クラフトビールやります!」と狼煙(のろし)を上げたのは2014年のこと。東京・代官山の「スプリングバレーブルワリー東京」を旗艦店に掲げ、ビールづくりと仲間づくりを展開。そして2021年には待望の缶製品を発売。今回の発表会は、この缶製品のリブランディングを発表する場であった。

↑キリンビール クラフトビール事業部マネージャーの久保育子さん。

 

国内におけるクラフトビール販売量は直近10年で4倍に伸長しているが、若干の足踏みも見られる。「国内でのクラフトビール販売量の半数に迫る『スプリングバレー』の果たす役割は大きく、スプリングバレーの伸び悩みが足踏みの一因だと感じています」とは、2024年キリンビールに新設されたクラフトビール事業部のマネージャー、久保育子さんだ。

↑「スプリングバレー」リブランディングの背景。発表会資料より。

 

クラフトビールをメジャー化する挑戦を託されたもう一人は?

クラフトビールとは、作り手の顔が見える“流派”のようなもの。いつでも安定した味わいを手頃に楽しめるレギュラービールに敬意を払いつつ、いつもとちょっと違う味わいを望むファンの“わがまま”(笑)を叶える存在である。

 

だから“クラフトビールをメジャー化する”というのは、実はかなりの無理難題。そこに風穴を開けようとするのが、“スプリングバレーという挑戦”なのである。

 

発表会では久保さんがリブランディングの概要を語ったのち、新CMに出演する俳優・坂東龍汰さんが登壇。ヘッドブリュワー(醸造責任者)の辻峻太郎さんとともに、3種のスプリングバレーブルワリーの特徴や注ぎ方、グラス選びの楽しみを軽快なトークで紹介。会場を沸かせた。

 

特に坂東さんの【うわ、美味しそう~。でも仕事中だから飲んじゃいけないよね。だめだめ自分】という表情がひどく印象的(笑)で、そんな本当のビールファンがスプリングバレーブルワリーのCMに登場するとは、これぞ最高の巡り合わせ!

 

とはいえ仕事は仕事。大規模なリブランディングを任された久保さんの両肩にかかる責任は大きい。

 

「2021年の缶製品発売から4年経ちますが、クラフトビール市場の難しさを痛感しています。当初は量販店で一気に展開して、テレビCMを大量投下する“垂直立ち上げ”を狙いました。でも結果として、クラフトビールにはもっと密なコミュニケーションが必要だとわかりました。今回のリブランディング以降は、そこを徹底していきます!」(久保さん)

 

一部のクラフトマニアからは、この大々的なPR手法に疑問の声もあるだろう。しかし、キリンが本気でクラフトビールに取り組む背景には、「たくさん売って儲けられるから」という打算以上に、ビール=ピルスナーと思ってきたビールファンに、もっと違うビール、もっとユニークなビール、そしてもっと新しいビールがあることを知ってほしい! というキリンビールの“想い”があったはずだ。そのため、大規模な店頭展開やCMを通じてのPRは、実はごく真っ当な選択肢だった。

 

↑シドニーで撮影されたCMのひとコマ。見て下さい、坂東さんの笑顔ったら! スプリングバレーにちなんで、しあわせが「湧きあがる」ワケです。

 

クラフトビールの真骨頂は?

初代「スプリングバレー」缶発売から4年。そこでつかんだ”何か”を活かした新しい「スプリングバレーブルワリー」が、いま船出した。キャッチフレーズは「しあわせ湧きあがるクラフトビール」。坂東さん出演CMのロケ地はシドニーだが、クラフトビールカルチャー盛んな彼の地で「スプリングバレーブルワリー」を楽しむ面々の笑顔がもう、タマラナイ! クラフトビールというとつい蘊蓄を語りがちだが、もっと楽しく、新しく、そしてTPO(時間・場所・機会)をまるごと味わうのが、クラフトビールのトリセツなのだ!

 

キリン
SPRING VALLEY BREWERY
(スプリングバレーブルワリー)
JAPANエール 香/豊潤ラガー 496/シルクエール 白(左から)
350ml各245円(500ml缶もラインナップする)

 

「定番の3本に加え、季節ごとの楽しさを新提案する『シーズナルビアコミュニケーション』を夏と冬に実施します。そして4月1日~5月31日まで、代官山の『スプリングバレーブルワリー東京』でビアガーデン『SVBピクニックテラス』を開催しますので、ぜひ足をお運び頂き、クラフトビールの魅力を新発見して下さい!」(久保さん)

 

ビール大国NIPPONに全力でクラフトビールを定着させようとするキリンビールの至宝「スプリングバレーブルワリー」。「ブランド始動から11年。缶製品発売から4年。今回のリブランディングをあらためての自己紹介の機会として活かしていきます!!」という久保さんの細腕繫盛記に期待、アンド乾杯だ!

↑これまでマーケティング部で「淡麗プラチナW」「グリーンフリー」ほか機能系飲料に携わってきた久保育子さん。「SVBの中でイチオシはJAPANエール 香です!」とのこと。また、それなりにアイドル好き、らしいです。

 

なぜ中味を変えなかったのか?

最後にタイトルの「実は……」について。「なぜ中味を変えなかったか?」への回答で、「実は……2024年に出品したビアコンペティションで合計24個、発売以来累計だと60個もの受賞メダルを頂いております。つまり、味についての評価が非常に高いため、敢えての不変なのです」と久保さん。小鼻を膨らませてえっへん、胸を張ったのでした。

 

関西の酒と食の面白さを、酒場を愛するライターが探る噺

提供:宝酒造株式会社

 

関西で甲類焼酎を使ったチューハイを独自の工夫で美味しく飲ませてくれるお店に伺って、その味わいを堪能するシリーズ関西チューハイ事情。日本酒を主役に、関西独自の食文化を深掘りした関西食文化研究。今回は、東京生まれ、大阪在住のライター・スズキナオさんが、独自の視点で関西のお店を巡った両シリーズを振り返っていきます。

 

 

最高の相性「純ハイ」と「串カツ」

【関西チューハイ事情】シリーズでまず訪れたのは、大阪生まれの「純ハイ」が定番酒となっている「ヨネヤ」の梅田本店です。

スズキナオ/東京出身、大阪在住の酒場ライター。酒噺で「関西食文化研究」や「関西チューハイ事情」連載を担当。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』などがあるが、テクノラップユニット「チミドロ」のリーダーとしても活動する

 

「純ハイ」とは、宝焼酎「純」をベースにした「酎ハイ」のこと。「純」は宝酒造が誇る11種類の樽貯蔵熟成酒を13%ブレンドした、まろやかで口当たりのよいワンランク上の甲類焼酎です。

 

「ヨネヤ 梅田本店」ではアルコール度数35%の「純」を使用することで、飲みごたえがあり、割ってもお酒の風味が薄れないおいしさに仕上がっています。また、ガス圧を強めに設定した専用ディスペンサーから注ぐことで、キレと爽快感も抜群です。

↑「純ハイ」を安定した品質で提供するためだけに作られた専用のディスペンサー(「純スペ」と呼ばれるそう)

 

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【関西チューハイ事情】 大阪チューハイ文化のパイオニア、ヨネヤ「純ハイ」の噺

 

どんな料理にも合う「純ハイ」ですが、大阪名物「串カツ」との相性は抜群です。【関西チューハイ事情】も第3回では「串カツ」の人気店「串かつだるま」を紹介。大阪・浪速の繁華街、新世界で1929(昭和4)年に創業された「串かつだるま」は、「串カツ」を大阪名物へと押し上げた立役者。大阪市内と京都に10数店舗を展開し、その魅力を発信してきました。

 

その老舗で、新名物として親しまれているお酒が「だるまハイボール純」。こちらは同社の常務取締役・藪口征平さんが、ミナミの有名焼肉店で「純ハイ」を飲んで感銘を受けて誕生しました。35度の「純」と強炭酸水、レモン風味のオリジナルエキス、そしてカットレモンがおいしさの決め手です。

 

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京都ローカルの「赤い」お酒

「純ハイ」以外に個性を放っている「酎ハイ」があります。それが「あか」や「ばくだん」と呼ばれる甘酸っぱくて赤いお酒。こちらは関西というか京都のローカル酒で、京都市下京区のお好み焼き店「やすい」発祥といわれています。

 

そんな酎ハイを紹介したのが第4回の「お好み焼 吉野」。「あか」も「ばくだん」も、赤ワインを加える「酎ハイ」。作り方には店ごとに細かな違いがあり、ワインの種類も違えば、甲類焼酎を炭酸水ではなくサイダーで割って甘くするスタイルも。「お好み焼 吉野」では35度の宝焼酎「純」に、強炭酸と絶妙な量の赤ワインを注ぎ入れることがおいしさのこだわりです。

↑35度の宝焼酎「純」に、強炭酸と絶妙な量の赤ワインをいれて作る「お好み焼き 吉野」の「あか」

 

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【関西チューハイ事情】 京都ならでは!?[お好み焼 吉野]で味わう「赤」の噺

 

「レモンサワー用焼酎」で、ひと味違う「酎ハイ」を楽しむ

京都では「夢処 漁師めし 雑魚や」も紹介しました。こちらは現地で人気の飲食企業「雑魚やグループ」が展開する一軒。どの業態もとびきり新鮮な海の幸を主体としており、同店では鮮魚に合う「生レモン酎ハイ」が人気。

 

この「生レモン酎ハイ」のベースとなっているのが、アルコール度数35%の宝焼酎「レモンサワー用焼酎」です。レモンの爽やかな成分との相性を追求した、レモン系の香り成分を持つハーブを原材料の一部に使用しており、その香り高さと爽快感が、多くの食通酒好きをトリコにしています。

↑アルコール度数35%の宝焼酎「レモンサワー用焼酎」を使った「生レモン酎ハイ」が料理にマッチ!

 

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第5回で紹介した「焼肉ホルモン おときち 堺駅南口店」も「レモンサワー」には宝焼酎「レモンサワー用焼酎」35度を使用していました。2021年にオープンした同店では、各席に強炭酸の卓上サーバーが設えられていることが特徴。お客さんは飲み放題をオーダーすることで、このサーバーを使って自由に注ぐことが可能になります。

 

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関西でも浸透しつつある関東流の飲み方

【関西チューハイ事情】シリーズでは、東京から関西に進出した「立呑み晩杯屋」にも訪問。同店は2009年に東京・武蔵小山で1号店が開業し、2022年に大阪の十三(じゅうそう)に関西1号店がオープンしました。

 

創業者は、東京・赤羽の老舗立飲み店「いこい」出身で、「立呑み晩杯屋」にもそのおいしくて安いDNAが色濃く継承。甲類焼酎を「バイス」「ホッピー」「ハイサワー」など東京生まれの割り材で割って飲む「酎ハイ」や、「甲類焼酎=ナカ」と「割り材=ソト」で個別に提供し、好みの濃度で楽しむ東京流の飲み方を関西でも貫き、そのカルチャー浸透に一役買っています。

↑東京生まれの「バイス」が関西で飲めるのもうれしい

 

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日本酒を主役に関西の食文化を巡る

日本酒を主役に、関西独自の食文化を深掘りした【関西食文化研究】シリーズ。初回に訪れたのは、京都市東山区のうなぎ料理店「うぞふすい わらじや」です。

 

まずは、「鰻の白焼き」とスパークリング日本酒の先駆けである松竹梅白壁蔵「澪」で一献。そして同店の名物である、やさしい出汁と筒切りにしたうなぎが主体の鍋「うなべ」を松竹梅「豪快」の熱燗でペアリング。料理と酒のうまみ同士が引き立て合ううえ、鍋の隠し味にはタカラ料理清酒のほかに「豪快」も使われているとのこと。温かいもの同士でもあり、ますますお酒が進むご馳走だったことでしょう。

 

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斬新な日本酒の提供方法

第2回では、大阪・京橋を代表する立ち飲み店「酒房まつい」へ。こちらの特徴的な日本酒の提供法が、一升(1.8L)強入るという巨大な錫製の徳利から、同じく錫のコップに注ぐスタイル。これは、大の日本酒通だった創業者が発案したそうです。

↑一升(1.8ℓ)ちょっと入るという大きな錫製の徳利

 

取材では、この店の定番酒である松竹梅「豪快」をお燗に。錫のお猪口や盃などは味わいをまろやかにする特徴があるといわれますが、徳利まで錫製という同店の味はよりふわっとやわらかに。名物の串カツにおでん、どて焼きとも好相性で、日本酒好きにはぜひ訪れていただきたい関西の名店です。

 

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神戸牛と日本酒のマリアージュを楽しむ

第3回では兵庫県の神戸へ。「京都・伏見」と並ぶ酒都の「灘」があるうえ、同県は“酒米の王様”と称される山田錦や、ブランド黒毛和牛のルーツとも呼ばれる但馬牛のふるさとであるなど、優れた食材の宝庫。

 

そんな兵庫で、神戸牛と日本酒とのペアリングを探ったのが「神戸牛 八坐和 阪急三宮店」。コース序盤の肉寿司にはスパークリング日本酒「澪」、赤身ステーキには「松竹梅白壁蔵」<生酛純米>、霜降り肉には「松竹梅白壁蔵」<純米大吟醸>をペアリング。日本酒がお肉それぞれのおいしさをより高めてくれるお酒であることを、スズキナオさんも実感したようです。

↑贅沢に前菜感覚で味わう神戸牛肉寿司とスパークリング日本酒「澪」

 

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京都の焼肉カルチャーを堪能する

兵庫にはステーキの名店がひしめく「神戸」、大阪にはコリアンタウンの「鶴橋」など、関西には各地に個性的な肉食文化圏がありますが、京都にもこの地ならではの特色が。第4回にうかがったのは、2021年に東京へ進出して話題にもなった「焼肉・塩ホルモン アジェ」の松原本店です。

 

京都の焼肉店でよく見られる特徴のひとつが「洗いダレ」。出汁や酸味を感じるあっさりした味わいで、「アジェ」でも欠かせないタレとなっています。同店名物の「ホソ(牛の小腸) 塩」にはスパークリング日本酒「澪」、「上ハラミ 塩」には松竹梅「豪快」を。脂の甘み豊かな部位には甘口、肉汁とうまみがあふれる部位には辛口がよく合います。関東の人は、ぜひ東京・有楽町店へ。

↑ホソ塩専用に作られた“洗いダレ”

 

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いかがでしたか? 東京まれ・大阪在住のスズキナオさんの独自の視点で選ばれたお店の数々。あなたはどのお店に通いたくなりましたか?

 

 

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3年熟成のシングルカスクウイスキー!シェリー樽の味わいと、桜島の表情を映す「IMADEYA CASK 桜島」

お酒のセレクトショップ「IMADEYA」を展開する「いまでや」は、御岳蒸留所のオーナーズカスクシリーズ「IMADEYA CASK 桜島」の発売を、3月12日に発表しました。樽の個性を多角的に楽しめるという、本格ウイスキーです。

 

記事のポイント

御岳蒸留所は、2019年に鹿児島県鹿児島市の標高400mに位置するモルトウイスキー蒸留所。シェリーカスク(樽)での熟成が特徴で、2023年には第一弾シングルモルトウイスキー「御岳 THE FIRST EDITION 2023」をリリースしています。今後も、桜島(御岳)を様々な角度から捉えた光景をモチーフにしたシリーズが登場するようです。

 

「IMADEYA CASK 桜島」は、IMADEYAが2021年から所有していた樽の一つで、御岳蒸留所内の熟成庫で3年間熟成させたもの。シングルカスクウイスキーは、熟成する樽によって味わいが変わると言われています。「見る角度によって表情が変わる」桜島に、その特徴をなぞらえているとのことです。

↑真ん中の文字列は、御岳蒸留所の位置情報

 

ラベルには、御岳蒸留所から望める桜島が描かれています。

 

 IMADEYA CASK 001 桜島
容量: 700ml(箱入り)
価格: 1万9800円(税込)

クラフトビール醸造技術で作ったレモンサワー!甘酸っぱくまろやか「しまなみ超はちみつレモンサワー」

しまなみブルワリーは、「しまなみ超はちみつレモンサワー」を発売しました。甘酸っぱさとはちみつの香りがクセになる一杯とのこと。

記事のポイント

蒸留酒、炭酸水、レモンで作ることの多いレモンサワーですが、しまなみ超はちみつレモンサワーは「クラフトビールの製造技術を活用している」ところが特徴。はちみつも入っているので、豊かな甘みが感じられそうです。

 
しまなみ超はちみつレモンサワーは、ほどよい発酵の香りと自然な甘みが感じられるという自家製のハードセルツァー(アルコール炭酸水)を、加熱処理してまろやかさを生み出したうえ、レモン果汁とはちみつを加え、しまなみブルワリーらしい商品に仕上げたといいます。

 

味わいは、氷を入れるときりっとした飲み口ですっきりし、氷なしのグラスで飲むと温度変化によって酸味が取れてまろやかに感じられるとのこと。なお、原料の一部には瀬戸内産のレモンが使われています。

 

内容量は350mlで、アルコールは4.5%です。

 

しまなみブルワリー
しまなみ超はちみつレモンサワー
4290円(6本、税込)

数量限定、コーラ好きに朗報!タカラ「焼酎ハイボール」特製コーラ割り

宝酒造は、タカラ「焼酎ハイボール」ブランドから、「5%<特製コーラ割り>」を2025年3月11日に数量限定で発売しました。

記事のポイント

昨年も発売したフレーバーが再び登場です。もともと、タカラ「焼酎ハイボール」ファンからの「コーラ味を飲んでみたい」という声を受けて生まれた商品です。今回のリニューアルに際しても、前回発売時にユーザーから寄せられた意見を反映させているようです。前回の味を知る人は、思い出しつつ飲み比べてみては。

 

「5%<特製コーラ割り>」は、ベースアルコールには「宝焼酎」を、さらに独自に開発した「特製スパイスエキス」を使用。これにより、コーラならではの爽やかな香りが実現しているそう。

 

昨年発売した際に「甘くないコーラの味わいが良い」と好評だった一方で、「もう少しコーラ感がほしい」という声も寄せられたとのことで、今回のリニューアルでは辛口な味わいはそのままに、コーラフレーバーをアップさせ、より満足感のある味わいを追求したといいます。

 

宝酒造
タカラ「焼酎ハイボール」5%<特製コーラ割り>
アルコール分:5%
容量/容器:350ml、500ml/アルミニウム缶
参考小売価格:350ml/159円、500ml/217円(いずれも消費税抜き)

焼酎を飲むならこんな店【東京・大衆酒場の名店】を振り返る噺

提供:宝酒造株式会社

【前編】【後編】にわたって、パリッコさんとスズキナオさんのおふたりに「関東と関西の酒場事情」について語っていただきました。読めば読むほど、酒場に行きたくなる記事でしたが「では、どんなお店に行こうか?」という悩みも増えてしまったかもしれません。

 

そこで今回は、東京・下町の酒場を様々な切り口で紹介してきた【東京・大衆酒場の名店】シリーズを振り返ります。この記事を読んでおけば、東京の酒場選びで迷うことはなくなるはず!

 

 

江戸の水路が下町の大衆酒場を生んだ

「酒噺」では【東京・大衆酒場の名店】と題して、味わい深い東京・下町の酒場カルチャーを紹介してきました。まずは、大衆酒場のルーツに触れる記事として注目したいのが第2回。江戸川区・篠崎の「大林(おおばやし)」で、なぜ、東京の下町には大衆酒場が多いのかという理由を、大衆酒場に詳しい藤原法仁(のりひと)さんに教えてもらいました。

↑右が大衆酒場に詳しい藤原法仁さん。左は【東京・大衆酒場の名店】シリーズのナビゲーターを務めた中村優さん

 

藤原さんによると、東京はもともと入江や川が多く、江戸時代から水路と船を活用した物流が盛んでした。そのため川沿いを中心に産業が栄えて人が集まり、街が発展してきたとのこと。

 

その後、水運の利点を生かして工業地帯や企業城下町として発展する街が増加。加えて工場では多くの労働者が働いていますから、その憩いの場として下町に大衆酒場が栄えたのです。

 

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【東京・大衆酒場の名店】初心者女子と楽しく学ぶ! 篠崎「大林」の魅力と「下町酒場の成り立ち」の噺

 

東京の酒場を代表する「酎ハイ」

そんな東京の下町で生まれた大衆酒場文化のひとつに「酎ハイ」があります。関東の大衆酒場文化を語るにあたって「酎ハイ」は欠かせないお酒です。そのルーツともいわれているお店が、第3回に登場した墨田区の「三祐酒場(さんゆうさかば) 八広(やひろ)店」です。

 

三代目である現店主の伯父が、かつて京成曳舟駅近くで「三祐酒場 本店」を営んでいた1951(昭和26)年、アメリカ進駐軍の駐屯地で飲んだ「ウイスキーハイボール」の味に感銘を受けて発明したお酒が「焼酎ハイボール」。これが省略され、「酎ハイ」と呼ばれるようになりました。

 

当時、ウイスキーは希少で高価なお酒でした。その一方、焼酎は安価でしたが精製技術が現代のように優れてはおらず、香りが強くて飲みにくい銘柄も少なくなかったとか。そこで、炭酸水で割るとともに独自のエキス(シロップ)をブレンドすることで、飲みやすい「焼酎ハイボール」が誕生したのです。

↑薄く琥珀色に色づいた「三祐酒場 八広店」の「元祖焼酎ハイボール」

 

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名店が連なる「酎ハイ街道」を往く

墨田区で生まれたとされる「酎ハイ」は、やがて周辺地域の大衆酒場へ広がり、定着していきました。そして現在も、昔ながらの「焼酎ハイボール」を提供する店が30軒以上残っているのが「酎ハイ街道」です。正式名称は、鐘ヶ淵通り。「鐘ケ淵陸橋」交差点から南東方面の東武スカイツリーライン「鐘ケ淵駅」前を抜け、「四ツ木橋南」交差点まで全長2km強の道路です。

↑現在の鐘ヶ淵通り。都市開発による道路の拡張工事が進行し、移転や建て替えなどを余儀なくされた名酒場も少なくありません

 

この地にはかつて巨大企業、鐘淵紡績(かねがふちぼうせき・カネボウの前身)がありました。周辺や鐘ヶ淵通りにはその関連工場が多く、界隈の酒場はその労働者でにぎわっており、その名残がいまも「酎ハイ」とともに輝いているのです。

 

「酎ハイ街道」のなかでも特に有名なのが、第4回で紹介した「亀屋」。焼酎に加えるエキスは各店が独自に考案したものが多く、「亀屋」は現店主の父親にあたる二代目が、従来の「焼酎ハイボール」をブラッシュアップさせる形で1990年前後に新開発しました。

↑「亀屋」の創業は昭和7(1932)年。もともと「鐘ケ淵駅」の隣の停車場「東向島駅」の近くで立ち飲み酒場として始まったそう

 

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【東京・大衆酒場の名店】酎ハイ街道をゆく。八広「亀屋」の“ボール” 受け継がれる秘伝レシピの噺

 

お店ごとで違う「酎ハイ」の飲み方

「酎ハイ」はお店ごとに提供方法が異なるのも特徴です。「三祐酒場 八広店」ではサーバーでブレンドした「元祖焼酎ハイボール」を、氷が入ったグラスに注いで半月スライスレモンを加えるスタイル。「亀屋」はグラス、オリジナルの焼酎ハイボールの素(もと)、炭酸水をあらかじめしっかり冷やす“3冷(さんれい)”スタイルで、氷を入れないこともポイントです。これは氷が希少だった昭和のオールドスタイル。「亀屋」はいわば、正統派の下町焼酎ハイボールなのです。

↑「亀屋」名物の「焼酎ハイボール」はグラス、オリジナルの焼酎ハイボールの素(もと)、炭酸水をあらかじめしっかり冷やす“3冷(さんれい)”スタイル

 

なお、篠崎「大林」は、オリジナルの焼酎ハイボールの素、炭酸水、アイスペール(氷ボックス)を個別に提供する三点セット式。贅沢な仕様に加え、好みの濃さで楽しめるのも特徴です。

↑「大林」の「タカラ焼酎ハイボール(赤)」。宝焼酎に独自のエキスを加えた“焼酎ハイボールの素”の入ったグラス、炭酸のボトル、アイスペール(および混ぜるためのジョッキ)の三点セットは珍しく、なおかつ焼酎を受け皿付きで提供する店は希少とか

 

“3冷”を語るうえで覚えておきたいのが、関東の大衆酒場でおなじみの割り材「ホッピー」の作法。“3冷”はメーカーのホッピービバレッジも推奨している飲み方です。【意外と知らない焼酎の噺】では、第8回で詳しく紹介しました。

 

東京生まれの「ホッピー」ですが、東京はもちろん神奈川にも聖地が多くあります。そのひとつが横須賀。“横須賀割り”という「ホッピー」や「酎ハイ」の飲み方が浸透しているこの地を、第9回の「酒蔵お太幸 中央店」で深掘りしました。

↑「酒蔵お太幸 中央店」は、2フロアで合計約200席という広い店内の設えも個性的。1階はコの字とL字を組み合わせた「H型」ともいえる変形カウンター、2階は桟敷(さじき)とテーブル席からなる団体用のレイアウトとなっており、この大箱ならではの開放感も魅力です

 

“横須賀割り”とは、焼酎濃いめで作ったお酒を飲む文化のこと。諸説ありますが、軍港や造船の街として栄えた横須賀では、濃いお酒を飲むことにより海風で冷えた体を温めたとか、酒に強い九州出身者が船で出稼ぎにやってきていたなどが、”横須賀割り”誕生の理由だといわれています。

↑「酒蔵お太幸」の焼酎は130ml〜140ml。「ホッピー」で割って飲む場合の一般的な目安は普通が70ml、濃いめが110mlなので、この量はかなり濃いです

 

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【東京・大衆酒場の名店】「お太幸」の変形カウンターで、横須賀の味わいを満喫する噺

 

 

東京を代表する煮込みの名店といえば

東京の大衆酒場において、欠かせない料理が「煮込み」と「もつ焼き」です。【東京・大衆酒場の名店】の初回に登場した立石「宇ち多゛」は、行列店としても圧倒的に有名。同店の特徴は多岐にわたりますが、素材に関してはとにかく鮮度が抜群で、調理や味付けも秀逸です。

↑「宇ち多゛」は開店前から行列のできる人気店

 

「煮込み」はもつと味噌だけで煮込んだ凝縮感のあるおいしさで、「白いとこ(シロの周りの部位やハツモトなど、色が白い部分を中心)」「黒いとこ(フワやレバなどの黒い部位が中心)」と部位別のオーダーも可能。「もつ焼き」にもレバ(肝臓)、シロ(大腸)、ガツ(胃)、アブラ(頬)など部位が多彩にあるうえ、味付けも焼き方もバラエティ豊富です。

↑「宇ち多゛」人気メニューの煮込み

 

↑レバのタレ・普通焼き

 

どれも品切れごめんですが、おつまみもお酒も絶品できわめて良心的な価格設定。独自のルールがあるなどハードルは高いものの、ぜひ「酒噺」を参考に訪れていただきたい一軒です。

↑グラスに並々と宝焼酎を注ぎ、梅のシロップを足す「うめ割り」が有名

 

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東京五大煮込みを堪能する

第8回で紹介した門前仲町「大坂屋」も東京を代表する名酒場であり、なかでも代名詞となっているのが「牛にこみ」。「宇ち多゛」とともに、“東京五大煮込み”に数えられる名店でもあります。

 

「大坂屋」の名物はもちろん「煮込み」。串に刺したもつを煮込むのが特徴です。珍しい三日月形のカウンターには大鍋が設えられ、そこから目の前で提供してもらえるライブ感もたまりません。

↑三日月形のカウンターの中央に鎮座した「煮込み」の鍋が特徴

 

「煮込み」の部位はシロ(腸)、フワ(肺)、ナンコツ(喉)の3種で、味付けは味噌ベースとなっています。こちらも野菜などは入らない、甘じょっぱく濃厚な味が魅力。最後は半熟玉子に煮込みの汁をかけて味わう「玉子入りスープ」でシメるのがオススメです。

↑串に刺された「大坂屋」の煮込み。シロ(腸)、フワ(肺)、ナンコツ(喉)の3種。味は味噌ベース

 

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【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「大坂屋」の“牛にこみ”を三日月型カウンターで堪能する噺

 

カウンターで楽しむ大衆酒場

【東京・大衆酒場の名店】では、門前仲町でもう一軒お店を紹介しました。それが第6回の「だるま」。横長のコの字型カウンターや、両親の遺志を継いだ二代目姉妹の連携プレーなど見どころは満載です。

↑奥から1席・9席・4席の横長タイプの「コの字」カウンター

 

看板メニューとなっているのが「牛モツ煮込み」。もつの部位は牛の大腸と小腸で、具材にはこんにゃくと玉ネギも使用。それらを米味噌とザラメで味付けた、パンチのある甘じょっぱさも魅力です。

↑「だるま」の「牛モツ煮込み」。秘伝の米みそとザラメで味付け

 

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【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「だるま」で、コの字カウンター劇場を堪能する噺

 

大衆酒場の定番つまみである「煮込み」は、お通しで提供するお店も少なくありません。そのお通しを、しかもサービスで提供してくれるのが、第7回で紹介した船堀の「伊勢周」。

 

同店は、個性的なL字型カウンターであることも特徴。店内スペースにも卓上にもゆとりがあり、厨房側からも座れる対面式のカウンターは非常に珍しい設計といえるでしょう。

 

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【東京・大衆酒場の名店】船堀「伊勢周」で、L字カウンターの機能美を楽しむ噺

 

いかがでしたか? 今回紹介したお店はどれもシリーズのタイトルどおりの「名店」ぞろい。気になったお店があればぜひ訪問してみてください! 次回は関西のお店を巡ったシリーズを振り返りますのでお楽しみに!

 

 

「東京・大衆酒場の名店」バックナンバーはこちら▼

・第1回 【東京・大衆酒場の名店】この緊張感は何だ? 行列しても入りたい立石「宇ち多゛」の強烈な魅力の噺

・第2回 【東京・大衆酒場の名店】初心者女子と楽しく学ぶ! 篠崎「大林」の魅力と「下町酒場の成り立ち」の噺

・第3回 【東京・大衆酒場の名店】伝説の「三祐酒場」で聞く「元祖焼酎ハイボール」発祥の噺

・第4回 【東京・大衆酒場の名店】酎ハイ街道をゆく。八広「亀屋」の“ボール” 受け継がれる秘伝レシピの噺

・第5回 【東京・大衆酒場の名店】四ツ木「ゑびす」で、自家製ロックアイスのお茶割りを味わう噺

・第6回 【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「だるま」で、コの字カウンター劇場を堪能する噺

・第7回 【東京・大衆酒場の名店】船堀「伊勢周」で、L字カウンターの機能美を楽しむ噺

・第8回 【東京・大衆酒場の名店】門前仲町「大坂屋」の“牛にこみ”を三日月型カウンターで堪能する噺

・第9回 【東京・大衆酒場の名店】「お太幸」の変形カウンターで、横須賀の味わいを満喫する噺

・第10回【東京・大衆酒場の名店】渋谷に復活!「立呑 富士屋本店」のカウンターで伝説の立ち飲みを楽しむ噺

・番外編 大衆酒場の酎ハイに欠かせない「下町炭酸」を飲み比べる噺

・番外編 焼酎ハイボールに合う!「東京・大衆酒場の名店」のおつまみを、約5000円の調理家電で再現する噺

【数量限定】「サッポロ生ビール黒ラベル EXTRA MOVE」!旨みが増した麦芽を一部使用

サッポロビールは「サッポロ生ビール黒ラベル EXTRA MOVE(エクストラムーブ)」を、全国で3月4日に数量限定発売。

 

記事のポイント

2025年の黒ラベルブランドは、独自の世界観とブランドメッセージ「丸くなるな、☆星になれ。」を体現する限定品を発売していくそう。その第1弾である「サッポロ生ビール黒ラベル EXTRA MOVE(エクストラムーブ)」は、大人の“挑戦”に寄り添うことを目指して生み出された商品。新生活やライフステージの変化によって、新しく“動き出す”ことが大きい時期にぴったりの一杯です。

 

本商品は、サッポロビール独自開発の「旨さ長持ち麦芽」に加え、収穫後1年間熟成し、旨みが増えた麦芽である「エイジングモルト」を一部使用。黒ラベルらしい「生のうまさ」は残したまま、さらなるを麦のうまみを追求することに“挑戦”した商品となっているとのこと。

 

パッケージは黒ラベルブランドのシンプルな世界観を保ちながら、赤いパッケージと大胆なテキストによって、ここでも“挑戦”を表現しています。

 

サッポロビール
サッポロ生ビール黒ラベル EXTRA MOVE(エクストラムーブ)
参考小売価格:オープン価格

レモンの“うま味”が濃い! コカ・コーラ「檸檬堂」が初のフルリニューアル

コカ・コーラシステムは、「檸檬堂」(れもんどう)ブランド史上初となるフルリニューアルした「檸檬堂 定番レモン」と「檸檬堂 レモン濃いめ」を、新たに“二代目檸檬堂”として、2025年3月10日(月)より発売します。

「檸檬堂 定番レモン」

 

記事のポイント

「檸檬堂」は、コカ・コーラグループが自社ブランドで初めて販売するアルコール飲料として注目を集めました。発売当初は予想を上回る人気となり、一時は出荷停止となったことも。その「檸檬堂」初となるフルリニューアルだけに、再び旋風を巻き起こしそうです。

 

“二代目檸檬堂”となる「檸檬堂 定番レモン」は、発売以降初めて味も含めた最大規模のフルリニューアルとなり、約1年半の開発期間と100回以上の試作を重ねて完成したそう。これまでのこだわり製法を継承しつつ、“五味のバランス”に着目し、味覚設計を大幅に進化させています。

 

和食の基本の一つでもある「五味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)」のバランスに着目し、「うま味」と「塩味」で他のレモンサワーにない味わい深さを、「甘味」、「酸味」、「苦味」のベストバランスで後味すっきりを実現し、最後の一口まで爽やかに楽しめる仕上がりに。

 

さらに、隠し味のレモンピールエキスはレモンを加熱する独自製法で“レモンのうま味”を最大限に引き出しています。また、「檸檬堂 レモン濃いめ」は、レモン2個分の果汁を使用し、これまでのおいしさを活かしながら、“うま味”をバランスよく加えることで、奥行きのある味わいに進化しました。

「檸檬堂 レモン濃いめ」

 

パッケージデザインは、「檸檬堂」の世界観を保ちながら、より親しみやすく現代的な「和モダン」デザインへと刷新。伝統的な和の美しさとモダンなエッセンスを融合させ、手作り感のあるクラフト要素を取り入れつつ、独自の魅力を際立たせたデザインに仕上げています。合わせて、「甘くない檸檬堂 無糖レモン」および「甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち」もパッケージデザインを刷新しています。

「甘くない檸檬堂 無糖レモン」

 

「甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち」

 

また、檸檬堂史上最大規模のフルリニューアルに伴い、「二代目檸檬堂店主」として市原隼人さんを起用。「売るぜ!檸檬堂」というコンセプトのもと、「二代目檸檬堂店主」の熱すぎる熱意に少し笑ってしまう「アツくすっ!」なコンテンツを幅広く展開予定です。

「二代目檸檬堂店主」を務める市原隼人さん

 

「檸檬堂 定番レモン」

■パッケージ:350ml缶/500ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:5%

■果汁:10%

■価格:350ml 160円/500ml 210円(税別)

「檸檬堂 レモン濃いめ」

■パッケージ:350ml缶/500ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:7%

■果汁:21%

■価格:350ml 160円/500ml 210円(税別)

ワイン初心者におすすめ! メルシャンの甘口でフルーティな「ジョイ」シリーズ3種

メルシャンは、コンチャ・イ・トロ社の「ジョイ」シリーズより、「ジョイ ジューシー レッド」「ジョイ ブライト ホワイト」を2月20日より、「ジョイ フルーティ ロゼ」を3月4日に発売します。

↑「ジョイ ジューシー レッド」、「ジョイ ブライト ホワイト」、「ジョイ フルーティ ロゼ」

 

記事のポイント

近年ワイン市場では、日常的にワインを飲む層だけでなく、ワイン初心者や若年層にも飲みやすい、甘口でフルーティな味わいのワインの需要が高まっているといいます。今回発売するワインはいずれも酸味が程よく、甘みが楽しめるとのこと。ワインデビューにぴったりでは。

 

「ジョイ」は、「誰もが楽しめるワイン」をコンセプトに生み出された、Z世代などの若年層やワイン初心者にも飲みやすいシリーズ。「もぎたてのフルーツを思わせるような程よい甘み」が特徴だといいます。

 

今回発売するのは、以下の3種類です。

 

・ジョイ ジューシー レッド

チェリーやストロベリー、フランボワーズのような、赤い果実の華やかでフルーティな香りで酸味は穏やか。バランスのとれた上品な味わい。

 

・ジョイ ブライト ホワイト

洋ナシやメロン、熟したリンゴやピーチなどフルーツの香り。程よい酸味とフレッシュで甘みのある味わい。

 

・ジョイ フルーティ ロゼ

熟したリンゴやピーチ、ラズベリーのような赤い果実の香り。穏やかな酸味と程よい甘みのある、やわらかい味わい。

 

パッケージは品種や産地を訴求せず、ワインの楽しさが伝わるカラフルなデザイン。「ワインは難しい」というイメージを払拭する狙いがあります。

 

メルシャン
「ジョイ ジューシー レッド」、「ジョイ ブライト ホワイト」、「ジョイ フルーティ ロゼ」
アルコール度数:ジョイ ジューシー レッド 10.5%/ジョイ ブライト ホワイト 12%/ジョイ フルーティ ロゼ 11%
容量:750ml(瓶)
価格:オープン

ニッポンのお茶割りを日本茶好き欧米人はどう評価する?こだわり尽くした“至高のお茶割り”をつくってみた

提供:宝酒造株式会社

誰でも手軽においしくつくれるお茶割りは、コスパの高さから、近年は若者に至るまで幅広い年齢層に人気。このお茶割りにフォーカスした当企画の第1回第2回では、「焼酎」の面から魅力について語ってきました。この第3回で取り上げるのはお茶割りのもう一方の主役である「お茶」。

 

お茶割りは茶葉のグレードによって違いが出るのか? お茶割りに適した茶葉とはどんなものか? ……解説していただくのは、18歳の時に故郷スウェーデンで日本茶に魅せられ、日本茶インストラクターの資格を取得し日本茶を世界に広めるまでに至った、ブレケル・オスカルさん。今回も「極上〈宝焼酎〉」を使い、とっておきの茶葉を用いた“至高のお茶割り”をつくっていただきました。

 

 

宝酒造
極上〈宝焼酎〉

ポイント
・ピュアなアルコールに、大麦やトウモロコシを原料とした貯蔵熟成酒をブレンド。
・すっきりした飲みやすさと芳醇な香味を両立しており、お茶をはじめあらゆる割材と好相性。
・アルコール度数25度、220ml〜4Lまでの13アイテムをラインナップ。(写真は600ml)

日本茶インストラクター/ブレケル・オスカル
1985年スウェーデン生まれ。18歳時に地元の紅茶専門店で日本茶に魅了され、その後ルンド大学日本語学科を経て岐阜大学に留学。卒業後は日本企業で働きながら2014年に「日本茶インストラクター」の資格に合格。静岡農林技術研究所茶業研究センターで研修後、外国人初の手揉み茶の教師補の資格を取得。2016年世界緑茶協会「O-CHAパイオニア賞CHAllenge賞」受賞。現在は国内外で日本茶を紹介するPR活動に邁進する。著書に『おいしさ再発見!魅惑の日本茶』(NHK出版)など。

 

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楽に味良しコスパ良し!ペットボトル茶でOKな“極上”の「お茶割り」づくりをGetNaviweb編集長が自宅で実践!
お茶割りに「極上〈宝焼酎〉」が合う理由を宝酒造の開発担当者に直撃!

 

 

お茶割りは理に適った素晴らしいお酒

「お茶割りはもちろん、お酒全般を楽しみますよ」と微笑むブレケルさん。焼酎や日本酒などの和酒にも詳しく、その知見からお茶割りの魅力をこう語ります。

 

「日本の緑茶は不発酵茶で香りや甘みがフレッシュですが、とてもデリケートです。お酒とブレンドすると本来の風味が損なわれやすいのですが、焼酎はクリアな酒質なので、その心配がありません。つまり、お茶割りは理に適った、素晴らしいお酒なんです」(ブレケル・オスカルさん、以下同)

↑日本茶の視点からお茶割りの魅力を語るブレケル・オスカルさん

 

とくにすっきりした甲類焼酎がお茶に合うとブレケルさん。そのなかでも「極上〈宝焼酎〉」は、お茶の甘みやうまみと調和するコクがあり、お茶とはベストな組み合わせなのだそう。

 

「甲類焼酎の魅力は、お茶の香りを邪魔しないこと。『極上〈宝焼酎〉』は、すっきりしていながらも絶妙なうまみや甘やかな香りがあり、贅沢な味わいをもつからこそ、お茶割りをよりおいしくするのでしょう」

 

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香りに個性があるお茶がお茶割りに合う

日本茶を愛してやまないブレケルさんが、日本茶の魅力を世界中の人々にもっと楽しんでもらうために立ち上げたのが「Senchaism(センチャイズム)」。単一の品種を単一の茶園で栽培と製造、仕上げられたシングルオリジンの日本茶を中心としてブランドを展開しています。そんな、ブレケルさんに、お茶割りに合うお茶とは、どんな味や香りなのかを尋ねました。

 

「基本的に、日本の緑茶ならどれでも合います。ただ、いろいろな茶葉を試してみたところ、香りに個性があるお茶でつくると、よりその魅力が引き立つと実感しました」

 

今回、ブレケルさんが用意してくれたのは静岡県で栽培されている「香駿(こうしゅん)」という茶葉。

↑「LOVE AT FIRST SIP 香駿」

 

「香駿は豊かな香りが特徴の品種です。お茶本来のうまみと渋味のバランスが良いうえ、ハーブやフラワーのニュアンス、フレッシュな森林の面影、さらにシナモンを思わせる甘やかさも。それぞれの個性は繊細ながらも、焼酎のお茶割りであればその魅力がしっかり感じられます」

 

実際に「香駿」を淹れてもらいましたが、その芳醇な香りがすぐに部屋中に広がりました。

 

ちなみに味わいや香りのほかにも、産地に注目して選ぶのも良いとのこと。例えば、焼酎の名産地である九州産の茶葉と合わせるのもオススメだとか。

 

「『極上〈宝焼酎〉には宮崎県の黒壁蔵の樽貯蔵熟成酒が3%含まれています。それなら宮崎県産の茶葉と組み合わせるのも面白いのではないでしょうか。また、全国で栽培されている品種『やぶきた』も、焼酎の産地とのテロワールを意識すると、新たな味わいを発見できるかもしれません」

 

 

至高のお茶割りのつくり方

それではブレケルさんに、「極上〈宝焼酎〉と「LOVE AT FIRST SIP 香駿」を使った“至高のお茶割り”をつくっていただきましょう。

 

1.グラスに氷と焼酎を入れる

「まずは、氷をたっぷり入れたグラスに『極上〈宝焼酎〉』を注いで混ぜておきます。ブレンドの割合は、焼酎1に対してお茶が4。ベースのアルコール度数が25%なら、割ると5%となります」(ブレケルさん)

 

2.茶葉を多めに、濃く淹れる

「通常、約200mlのお湯に対して茶葉は約6gのところ、お茶割りは焼酎や氷で薄まるので約8gを使いましょう。20~30%多めが目安です」

 

3.急須に茶葉を入れお湯を注ぐ

「沸かしたお湯を湯冷しに注ぎ、1分程度待つと適温になります。温度の目安は70~80℃。熱すぎると苦渋味が強く出ますので、要注意です。お湯を注いだら、煎茶の香味がバランスよく出るまで1分。深蒸し茶なら30~40秒待ちます」

 

 

4.お茶をグラスに注ぐ

「1分たったらグラスにお茶を注ぎ、マドラーで混ぜ合わせます」(ブレケルさん)

 

5.完成

 

 

それでは、完成した“至高のお茶割り”のお味はいかかでしょう?

 

「『極上〈宝焼酎〉』はまろやかな口当たりや甘やかな香味があるので、お茶の良さを引き出してくれますね。香駿の華やかさや爽快感とも見事に調和し、実においしいお茶割りです! お茶と焼酎が混ざることで、芳しい香りが広がるんですよ。このお茶割りを飲むと『え? お茶ってこんな世界もあったんだ!』と驚かされると思います」

 

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お茶割りの魅力は飲み方の多様性にアリ!

さらに、季節に合わせてホットや、水出し緑茶でもお茶割りを楽しんでほしいとブレケルさん。

 

「ホットの場合は湯飲み茶椀や耐熱グラスに『極上〈宝焼酎〉』を注ぎ、淹れたてのお茶と1対4で割るだけ。水出し緑茶は、750mlの冷水に対して15gの茶葉を使い、約6時間冷蔵庫に保管しながら抽出してください」

 

温度や淹れる時間などの違いで多様な楽しみ方ができるのも、お茶とお茶割りならでは。さらにブレケルさんは、「お茶は二煎目、三煎目と煎を重ねるごとの変化が楽しめる点も見逃さないように」とにっこり。

 

「一煎目は甘味とうまみが中心ですが、実は二煎目のほうが香りが際立つんです。淹れ方は、二煎目、三煎目と徐々に温度を上げながら、5~10秒程度の短時間で抽出すると、一煎目とは違った風味が楽しめます」(ブレケルさん)

 

極上〈宝焼酎〉」はペットボトル緑茶でも手軽に楽しめますが、こだわりの茶葉を使えば格別の味わいに。自分だけの“至高のお茶割り”を見つけてみてください。

 

 

取材・文/中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)

九州・東北・北海道でもあの「未来のレモンサワー」が飲める! 9月に全国発売へ

アサヒビールは、ふたを開栓するとレモンスライスが浮き上がってくる「未来のレモンサワー」を2025年9月に全国で数量限定発売します。

「未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー」、「未来のレモンサワー プレーンレモンサワー」

 

記事のポイント

「未来のレモンサワー」は、2024年に首都圏・関信越・東海・北陸・近畿エリアで数量限定発売され話題となった商品。本物のレモンスライスがそのまま入っている見た目のインパクトと、果実味たっぷりの風味や味わいが受け大ヒットしました。その「未来のレモンサワー」が、いよいよ全国で購入できるようになります。

 

今回、レモンスライスの一定の調達数量確保により製造可能数量が増加し、2025年9月から販売エリアが全国に拡大されます。

 

まずは3月11日から首都圏・関信越・東海・北陸・近畿エリアで数量限定で再発売され、6月24日から中四国・九州エリアへ拡大、9月には北海道・東北エリアと沖縄県へ発売エリアを順次拡大します。中四国・九州・北海道・東北エリアでの発売は初となります。

 

「未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー」

■パッケージ:345ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:5%

■果汁:5%

■価格:271円(税別)

「未来のレモンサワー プレーンレモンサワー」

■パッケージ:345ml缶

■品目:スピリッツ(発泡性)

■アルコール分:5%

■果汁:3%

■価格:271円(税別)

和のボタニカルを使ったサントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」に限定エディション登場

サントリーは、ジャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」を2025年3月18日(火)より、「同 NORYO TEA EDITION」を5月13日(火)から全国で数量限定で発売します。

「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」、「同 NORYO TEA EDITION」

 

記事のポイント

「ROKU〈六〉」シリーズは、2017年の発売以来、約60か国で販売されており、海外の販売ボリュームが約9割を占めるグローバルブランドに成長しています。今回発売される2品も、和を感じさせるパッケージで外国人観光客の日本土産としても人気となりそう。

 

サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」ブランドは、日本ならではの6種のボタニカル(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)と伝統的なジンの8種のボタニカルを使用。「サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房」にて、蒸溜器の使い分けや蒸溜方法を工夫することで多彩な原料酒をつくりだし、匠の技でブレンドされています。

 

今回発売される「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」は、日本ならではの6種のボタニカルの異なる香味を引き出した複数の原料酒とともに、ベースに“米スピリッツ”を追加ブレンドすることで、より豊かでまろやかな味わいと香りを実現。化粧箱は、日本の美しい自然の生命が未来へ輝き続けることを願い、“生き生きとした日本ならではの6種のボタニカル”と“大阪港からみた朝日”をイメージしたデザインと、「サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房」でのものづくりの象徴でもある蒸溜器が描かれています。なお、本品は2025大阪・関西万博公式ライセンス商品として発売されます。

「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」

 

5月に発売される「ROKU〈六〉 NORYO TEA EDITION」は、「ROKU〈六〉」の味わいの特徴である繊細なバランスはそのままに、よりいっそう煎茶・玉露の香味を際立たせ、爽やかなお茶の味わいが楽しめます。パッケージは、茶葉が舞う様子をイメージした、繊細で上質なデザインに仕上げられ、瓶のラベルには越前和紙を使用することで日本らしさが表現されています。

「ROKU〈六〉 NORYO TEA EDITION」

 

「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」

■パッケージ:700ml瓶

■品目:スピリッツ

■アルコール分:47%

■価格:7000円(税別)

「ROKU〈六〉 NORYO TEA EDITION」

■パッケージ:700ml瓶

■品目:スピリッツ

■アルコール分:43%

■価格:5400円(税別)

サッポロ「SORACHI 1984」リニューアル!国産ホップ使用量が1.5倍に

サッポロビールは、「サッポロ SORACHI 1984」をリニューアルし、2月から順次製造を開始すると発表しました。

 

記事のポイント
「サッポロ SORACHI 1984」は、発売から今年で7年目を迎えるロングセラー商品。昨年は「ジャパン・グレートビア・アワーズ2024」のフリースタイル・ライトエール部門で金賞を受賞するなど、人気を博しています。将来的には、国産ソラチエースホップ100%の「サッポロ SORACHI 1984」をつくるという目標があるそう。動向に注目ですね。

 

「ソラチエース」は、サッポロビールが1984年に開発したホップです。その個性的な香りは、ヒノキやレモングラスに例えられ、世界中のブリュワーから注目を集めているそう。サッポロ SORACHI 1984は、この「ソラチエース」を100%使用(※1)したビールとして、2019年4月から通年販売しています。

(※1)本商品には、アメリカ産ソラチエースホップを多く使用しています。上富良野産は一部使用です。

今回のリニューアルでは、国産ソラチエースの使用量を1.5倍(※2)に増量しました。また、独自のドライホッピング製法に加え、麦汁を穏やかに煮沸することで熱エネルギーを低減。地球環境にも配慮した製法を採用しています。

(※2)2024年製造品比

 

サッポロビール
サッポロ SORACHI 1984
アルコール分:5.5%
パッケージ:350ml缶、樽10L
発売日・地域:2025年2月製造分より順次、全国
参考小売価格:350ml缶/245円(税抜)、樽/オープン価格

お茶割りに「極上〈宝焼酎〉」が合う理由を宝酒造の開発担当者に直撃!

提供:宝酒造株式会社

無炭酸で心地よく飲める、食事に合うなどの理由で近年、若年層にも人気のお茶割り。なかでも緑茶割りはその大定番といっていいでしょう。宝酒造では「極上〈宝焼酎〉」こそが、この緑茶割り(以降「お茶割り」)にぴったりな焼酎であると自負しているそう。……これは、詳しく聞いてみなければ! と開発担当者を直撃取材してみることに。「極上〈宝焼酎〉」の製造上のこだわりや含まれる成分まで!? お茶割りにぴったりな理由について探っていきます。


宝酒造
極上〈宝焼酎〉

ポイント
・ピュアなアルコールに、大麦やトウモロコシを原料とした貯蔵熟成酒をブレンド。
・すっきりした飲みやすさと芳醇な香味を両立しており、お茶をはじめあらゆる割材と好相性。
・アルコール度数25度、220ml〜4Lまでの13アイテムをラインナップ。(写真は600ml)

 

おいしさのもととなるのは極限にまで磨いたピュアなアルコール

話を聞いたのは、宝酒造 商品第一部長の高橋悠典さん(※「高」は、はしごだか)。同社で長く焼酎の新商品開発を担当し、巨大な樽貯蔵庫などを有する「黒壁蔵」で焼酎の製造現場にも携わってきたお酒のスペシャリストです。

↑高橋悠典部長。「宝焼酎」商品全般の開発責任者であり、ブランド育成やマーケティングなどを担当

 

お茶割りに合う理由を聞く前に、まずは「極上〈宝焼酎〉」の原料と製造工程を把握しましょう。高橋さんに解説いただきました。

 

「味わいの土台となるのは、ピュアなアルコールです。主原料のサトウキビ糖蜜を、国内最大規模の連続式蒸留機で何度も蒸留を繰り返すことで不純物を取り除き、最終的に純度99.99%以上(※)に蒸留していきます」(高橋さん)

※エタノール以外の有機物割合が0.01%以下

 

■「宝焼酎」の製造工程

 

そして、「極上〈宝焼酎〉」のおいしさの要であるとともに、「宝焼酎」の全ブランドに欠かせない存在が、宮崎県・高鍋町の「黒壁蔵」に眠る多彩な樽貯蔵熟成酒。

 

「樽貯蔵熟成酒とひとことで言っても、味の“表情”は千差万別なんです。つくり方も樽の種類や貯蔵年月なども異なり、当社では約85種類につくり分けるとともに約2万樽を管理しています。これらを、定められた狙いとする味わいに沿ってピュアなアルコールとブレンドし、製品をつくりあげていくんです」(高橋さん)

↑黒壁蔵(宮崎県・高鍋町)に貯蔵されている樽貯蔵熟成酒

 

このように味づくりの要となるのは樽貯蔵熟成酒。ただしそれは、ベースのアルコールがきわめてクリアであってこそだと高橋さんは言います。

 

「例えるなら、真っ白なキャンバスに1滴の絵の具を垂らすイメージとでも言いましょうか。キャンバスとなるアルコールが“きれい”だからこそ、樽貯蔵熟成酒による狙ったおいしさや、個性的かつ飲みやすい味わいが生み出せる。この哲学が、代々受け継がれる『宝焼酎』のものづくりの根幹なんです」(高橋さん)

 

 

味わいは85種類の「樽貯蔵熟成酒」のブレンド次第

さきほどうかがったように、樽貯蔵熟成酒の数は85種類にも上ります。いったいどのように選び、ブレンドしていくのでしょうか?

↑樽貯蔵熟成酒には、樽の素材や貯蔵年数などによって85もの種類がある

 

「樽貯蔵熟成酒も蒸留酒ですが、大麦やとうもろこしなど原材料、発酵や蒸留方法、樽の材質やサイズ、貯蔵する年数によって香味に違いがあり、組み合わせによってバリエーションも広がります。そのなかから、例えば華やかなアロマが豊かであったり、樽のニュアンスが強かったり、余韻のどっしりした後味が香り高かったり。それぞれの特性を熟知した技術者がブレンドし、銘柄ごとに求めるおいしさをつくっているんです」(高橋さん)

 

樽は宮崎の雄大な自然のなかで呼吸をし、お酒の味を変化させていきます。“生き物”のように、どれひとつとして同じ味にはなりません。一方で「宝焼酎」は銘柄ごとの個性こそあれ、一つの銘柄の味は不変。安定して同じ味わいをつくり続けることも、黒壁蔵のブレンド担当者の仕事です。

 

「“酒は生き物である”ととらえて慈しみながら、1滴レベルで微調整。こうした匠の技術によって、発売当初から変わらないおいしさをお届けできているのだと思います」(高橋さん)

 

では、数あるラインナップのなかで今回の主役、「極上〈宝焼酎〉」の味わいにはどんな個性があるのでしょうか?

 

「宝焼酎ブランドにおいては、スタンダードな『宝焼酎』のプレミアム版。その特徴は、ほんのり甘い香りと、まろやかな口当たりをより豊かに感じられる味わいです。また、樽貯蔵熟成酒を3%ブレンドしていることも大事なポイントです」(高橋さん)

 

■宝焼酎味わいマトリクス

 

なお、樽貯蔵熟成酒のブレンド比率については、割合が高ければ高いほどおいしくなるというわけではないのだとか。各銘柄しか持ちえない味があり、飲む人の好み、飲み方、食との組み合わせなどによってそれぞれベストなおいしさが楽しめる……この多様性も「宝焼酎」ブランドの魅力といえるでしょう。そのなかでもお茶割りにオススメなのが、「極上〈宝焼酎〉」だというのです。

 

 

科学的にも証明されている!?
「極上〈宝焼酎〉」がお茶割りに合う決定的理由

ここからが本題。「極上〈宝焼酎〉」がお茶に合う理由とは? 味わいでいえば、ピュアですっきりした口当たり、そして余韻のコクや芳醇さが理由だと高橋さん。

 

「すっきりしているので、お茶の香りや渋味を邪魔しない。それでいてふくよかな余韻は、お茶のまろやかさや甘みと非常に好相性。それぞれが調和するため、おいしいお茶割りになるのです」(高橋さん)

 

この調和に関してまたしても活躍するのが、樽貯蔵熟成酒。樽で貯蔵することでオーク材からポリフェノールが溶出し、お茶に含まれるポリフェノールと相まって、味わいをひきたてているとか。さらに、香りの面でも樽貯蔵熟成酒の有用な成分が影響しているようです。

 

■お茶と極上〈宝焼酎〉の共通する成分

 

「香り成分はダマセノンやバニリン、フルフラール。これらがお茶の香りと引き立て合うことで相乗効果が生まれ、よりおいしく感じさせてくれるのです。また、ポリフェノールが加わることで、後味のコクに繋がっていると考えています」(高橋さん)

 

極上〈宝焼酎〉」はお茶と同じ成分を含んでいるからこそ、お茶割りにマッチする。それが真相のようです。

 

 

開発者がおすすめするお茶割りのつくり方は?

極上〈宝焼酎〉」によるお茶割りのおいしさを知り尽くしている高橋さんが実際に飲む際は、どのようなつくり方で楽しんでいるのでしょう? コツとともに教えていただきました。

 

1.グラスを冷やす

「まず、氷をグラスの中に目安はグラスの半分程度。グラスが冷えたところで『極上〈宝焼酎〉』を入れて氷と混ぜます」

 

2.「極上〈宝焼酎〉」を注ぎ、氷と混ぜながら冷やす

「グラスが冷えたら『極上〈宝焼酎〉』を注ぎ、氷と混ぜながら焼酎の温度も下げます」

 

3.よく冷えたお茶を注ぐ

「おすすめの割合は、焼酎1に対してお茶は5。アルコール度数25度の焼酎の場合、出来上がりの度数は4~5%ほどとなり、焼酎とお茶両方の味わいをバランスよく感じられます」

↑高橋さんがオススメする割合は、1:5

 

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もちろん、焼酎の割合を高くしたりお茶を多くしたりするのは自由。好みに応じて味の濃淡やバランスを調整できるのも、手づくりしたお茶割りの魅力です。

 

「お茶はペットボトルでかまいません。個人的には、抹茶入りのほうがよりすっきりした味で好きですね。また、色が鮮やかに出るのも抹茶入りタイプの魅力です。温かいお茶割りもオススメですが、その場合は急須で淹れたお茶のほうがまろやかでコク深くなりやすいと思います」(高橋さん)

 

お茶には緑茶以外にもウーロン茶やほうじ茶など様々。緑茶やジャスミン茶はとくによく合うそうですが、どんなお茶でも合うのがまた、『極上〈宝焼酎〉』がもつ懐の広さでしょう。ぜひお試しあれ!

 

取材・文/中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)

フルーティな香りと芋の甘みが楽しめる! 宝酒造の香り系芋焼酎「ISAINA」のソーダ割り

宝酒造は、“「ISAINA」芋焼酎ソーダ5% 350ml”を、全国のコンビニエンスストア(※1)先行で、2月25日に発売します。また3月25日からは、販売ルート(※1)を拡大して全国で発売予定。

※1:一部取り扱いのない企業・店舗があります

 

記事のポイント

飲み方によって香りが変わる芋焼酎「ISAINA」のソーダ割りです。ISAINAは、ロックやストレート(アルコール度数が高い)で飲むと芋の甘い香り、ソーダなどで割る(アルコール度数が低い)と、りんごを思わせる瑞々しいフルーティな香りが立つそう。

 

同製品は、全量芋焼酎「ISAINA」を、割水に「純水」を使って強炭酸で仕上げた一品。フルーティな香りとすっきりした芋の自然な甘みが楽しめるといいます。食中酒にもぴったりとのこと。

 

缶のパッケージは、全量芋焼酎「ISAINA」同様、白を基調に、見る角度によって表情が変わるホログラム風のイメージを踏襲。さらに、ソーダ割りのシズル感を表現したデザインを採用しています。

 

宝酒造
「ISAINA」芋焼酎ソーダ5%
アルコール分:5%
参考小売価格:222円(税別)

繁盛店で愛され続けた「知る人ぞ知るサワー」が缶に! 「サッポロサワー 氷彩1984」

サッポロビールは「サッポロサワー 氷彩1984」「サッポロサワー 氷彩1984 素」を、2025年2月18日に全国で発売します。

 

記事のポイント

繁盛店で長年愛されてきた歴史を持ち、「シンプルながら完成された味わい」をうたう一杯です。「氷彩」という商品名は、お酒の楽しみ方の幅広さを表現しているそう。1984年の発売当時、ロック・水割り・ソーダ割りなどの“氷派”と、フルーツやジュースを加えたカクテルベースの“彩り派”での楽しみ方を提案する造語として、付けられたのだとか。

 

「氷彩」ブランドは、1984年に発売した「サッポロホワイトブランデー 氷彩」をルーツに、ワインを蒸留したホワイトブランデー仕立て(注1)のプレーンサワー。まろやかな口当たり、シンプルな味で飲みやすく、食事に合うのが特徴とのこと。

(注1) ホワイトブランデー一部使用。ブランデー香料を使用しホワイトブランデーの味わいを表現しています

 

パッケージは、軽やかで飲みやすい味わいを想起させる青色(氷彩ブルー)をイメージカラーとしています。

 

サッポロビール
サッポロサワー 氷彩1984
参考小売価格 350ml缶:148円、500ml缶:200円 ※いずれも税抜価格

サッポロサワー 氷彩1984 素
参考小売価格 500mlびん:650円、1.8Lペットボトル: 2900円 ※いずれも税抜価格

ハイボール派にオススメ! すっきり軽やかな飲み口の「トリスハイボール缶〈やわらか〉」

サントリーは、すっきり軽やかな飲み口の「トリスハイボール缶〈やわらか〉」を2025年4月22日(火)より全国で発売します。

「トリスハイボール缶〈やわらか〉」

 

記事のポイント

トリスハイボール缶はスタンダードのものがアルコール度数7%、濃いめが9%ですが、この「やわらか」は4%ですっきり軽やかな飲み口が特徴。食事にも合うハイボールに仕上がっています。

 

「トリスハイボール缶」は、食事に合う爽快な味わいが特徴の「トリスハイボール缶」、深い余韻が楽しめる「トリスハイボール缶〈美味しい濃いめ〉」、新橋トリスバーで親しまれるオリジナルハイボールの味わいを缶で実現した限定品「新橋トリスバー監修ハイボール」シリーズというラインナップを展開していますが、新たに「トリスハイボール缶〈やわらか〉」が登場します。

 

「トリスハイボール缶〈やわらか〉」は、すっきりとした飲み口と「トリス〈クラシック〉」の“やわらかな”余韻を楽しめるよう、レモンスピリッツなど原料の配合を工夫しています。

 

パッケージは、明るいブルーを基調に「New Alc.4%」というロゴを配し、商品の特徴を訴求しています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:4%

■価格:350ml缶 178円、500ml缶 241円(いずれも税別)

楽に味良しコスパ良し!ペットボトル茶でOKな“極上”の「お茶割り」づくりをGetNaviweb編集長が自宅で実践!

提供:宝酒造株式会社

お茶割りといえば、酎ハイ(焼酎ハイボール)やレモンサワーと並ぶ焼酎の定番の割り方。昨今は、若年層にいたるまで幅広い年代で人気が高まっています。大のお酒好きであるGetNavi webの編集長も、このところの晩酌ではお茶割り、とくに緑茶割りがお気に入り。それに欠かせないのが「極上〈宝焼酎〉」だとか。

 

いま巷でなぜお茶割りが流行っている? そのトレンド事情に触れながら、帰宅後に実践している簡単でおいしいお茶割りのつくり方やおすすめのフードペアリングなどを明らかに。家飲みがもっと楽しくなる方法を教えてもらいましょう。

宝酒造
極上〈宝焼酎〉

ポイント
・ピュアなアルコールに、大麦やトウモロコシを原料とした貯蔵熟成酒をブレンド。
・すっきりした飲みやすさと芳醇な香味を両立しており、お茶をはじめあらゆる割材と好相性。
・アルコール度数25度、220ml〜4Lまでの13アイテムをラインナップ。(写真は600ml)

 

帰宅後のお茶割りは2ステップでいい!

和田 史子(わだふみこ)/女性ファッション誌やモノ情報誌などの編集を経験した後、2017年に学研プラスへ入社。GetNavi web編集部では、お酒・飲料ジャンルなどを担当。また、GetNavi監修のライフスタイルウェブマガジン「@Living」の編集長も兼務し、家での時間を快適に過ごすための情報を発信してきた。2024年、GetNavi web編集長に就任。帰宅後のおいしい一杯を楽しむために、所要1時間の徒歩での帰宅を日課としている。

 

まずは、お茶割りの魅力について聞いてみました。

 

自宅で飲むお酒としてお茶割りは万能なんです。休日は急須からお茶を淹れますけど、平日夜はもっぱらペットボトル茶。コスパもいいし、どんな食事にも合います。それに、自分好みにいろいろとアレンジできるところも魅力ですね」(和田)

 

そのお茶割りに「極上〈宝焼酎〉」を選択する理由とは?

 

すっきりクリアな口当たりや、ほんのりまろやかなコクを感じる豊かな味わいが、お茶のうまみや渋味と絶妙に調和するんですよ。味に厚みがあるけれど主張しすぎず、お茶本来のおいしさも引き立ててくれる名役者! だから飲み飽きず、おかわりしたくなっちゃいますね」(和田)

 

時間がない日でも、お茶と「極上〈宝焼酎〉」さえあればOK! そこで、普段実践するレシピを教えてもらいました。

 

1.氷と『極上〈宝焼酎〉』をよく混ぜ冷やす

「まずはグラスに氷を入れ、『極上〈宝焼酎〉』を注いでよく混ぜ、冷やします」(和田)

↑まずはグラスに氷を入れてマドラーで攪拌。グラスをしっかり冷やします

 

2.グラスにお茶を注ぐ

「このベースに注ぐ割合は、焼酎:お茶が1:2。アルコール度数25%が、割ることで約8.3%になる計算ですね」(和田)

↑今回用意した割り材は平日夜用にストックするペットボトルの緑茶

 

 

自家製の「お茶割り」は、自分に適したボディ感に調整できるのもポイント。カタめ(焼酎の濃い味)が好みな和田は普段1:2のようですが、割合を変えると味わいにはどんな違いが出てくるのでしょうか? 同時に1:1と1:4のお茶割りもつくって、テイスティングしてもらいました。

↑左から、割合はそれぞれ1:4(アルコール度数5%)、1:2(約8.3%)、1:1(12.5%)

 

「1:4は、よりすっきりした爽快感が印象的でスムースな飲み口です。1:2は安定のおいしさ! 焼酎のコクとお茶の清涼感が好バランスにマッチしていると思います。季節やシーンを問わずに楽しむなら、私はやっぱりこれですね」(和田)

 

続いて、あえて焼酎を濃いめにしてつくった1:1はどうでしょうか?

 

「実は1:1は初めてです。豊かな厚みがありますが、ツンとした強さは皆無で余韻の重さも感じません。口当たりはまろやかでいて、ラストはスカッとした後キレのよさがいいですね! 甘じょっぱくて濃厚な料理には、これくらい濃くても合うんじゃないでしょうか」(和田)

 

 

お茶割りはどんな料理にも合う!

和田はお茶割りの魅力のひとつに、食中酒としてのマッチングを挙げます。その万能性はビールやハイボールといった炭酸系のお酒よりも実は優れているとか。

 

炭酸の刺激がないぶん、繊細な味の料理に合わせやすいと思います。繊細な料理の代表格にはまず和食が挙げられますが、焼酎や緑茶も日本生まれ。出自が一緒という観点でも、緑茶のお茶割りはペアリングの理にかなっているといえるでしょう。“和スイーツ”にも合いますよ! さらに、お茶割りは温めて飲むこともできますから、自由度の高さでも優秀なんです」(和田)

 

一方、濃厚な味の料理にも合う理由とは?

 

茶葉に含まれるカテキンの効果だと思うんですけど、お茶割りの渋味や苦みが油分をさっぱりさせてくれるんです。繊細な和食から濃厚な肉料理まで、とにかくお茶割りはどんな料理にも合う、優秀な食中酒なんです!」(和田)

 

そこで、和田がオススメするおつまみを紹介してもらいました。つくってもらったのは、コンビニで手に入る食材でアレンジしたおつまみ3種。「肉料理」「和食」「スイーツ」の3テーマでそれぞれペアリングし、お茶割りとの相性も語ってもらいました。

 

【肉料理】キムチ納豆+サラダチキン

「お茶にはうまみが含まれていますが、発酵食品であるキムチと納豆にもうまみが豊富。お茶割りはこうしたうまみとケンカせずに寄り添います。また、『極上〈宝焼酎〉』もうまみを感じる甲類焼酎なので、マッチするのは必然なんですよ」(和田)

↑肉料理には「キムチ納豆サラダチキン」を。キムチと納豆を混ぜ、ほぐしたサラダチキンにのせるだけ。お好みでごま油、ごま、青ねぎなどをあしらいましょう

 

【和食】さば缶ガリきゅうり

さばの豊かなうまみを、きゅうりの清涼感とガリの辛みや甘酢の味がおいしく演出。そこに、キリッとしてまろやかな『極上〈宝焼酎〉』のお茶割りがよく合います。ちなみに『ガリチュー』というガリを使ったチューハイがあるんですけど、それってガリが焼酎に合うから生み出されたのではないかなと。転じて考えれば、生姜を使った料理と焼酎も好相性なんだと思います」(和田)

↑「さば缶ガリきゅうり」。さば缶水煮に、ガリときゅうりの薄切りを加えて混ぜれば完成です。オニオンスライスを敷くのもオススメ

 

【スイーツ】芋けんぴバター

芋けんぴのほっこりした甘さや、やさしい塩味、さらにバターの濃厚なコクや、ミルキーなまろやかさ。これらに緑茶のさっぱりしたニュアンスと、『極上〈宝焼酎〉』のコク深さがよく合います! こちらは温めたお茶割りでも合うと思います」(和田)

↑「芋けんぴバター」。芋けんぴにバターをのせ、ほどよくとけるまでレンチンするだけです

 

ここまで数杯のおかわりをしている和田に、あらためてお茶割りとのフードペアリングを成功させる秘訣を教えてもらいました。

 

「例えば、ご飯系の料理やシメの麺、だしが効いたおでん、寒い季節にうれしい鍋などにもお茶割りは合います。それはやっぱり、お茶割りにはうまみ、苦み、渋味といった多彩な要素があるうえ、炭酸などの刺激がなくてやさしく寄り添うお酒だから。うまみに関しては、極上〈宝焼酎〉』の3%ブレンドされている樽貯蔵熟成酒が効いています。加えて、後口さっぱりで飲み飽きないのも魅力だと思います」(和田)

 

 

結論。自宅でお茶割りはコスパがいい!

近年は物価上昇により、ますますコスパ(コストパフォーマンス)のよさが問われる時代。和田はこの観点でもお茶割りは優れていると力説します。

 

「それぞれの価格はお店ごとに異なりますが、600mlビンの『極上〈宝焼酎〉』とペットボトルのお茶2lサイズは合計1000円以下で買えるはずです。1:2の割合でつくれば、1杯250mlで計算しても10杯は飲めますから、つまり1杯100円以下! お茶割りは、きわめてコスパがいいお酒なんですよ」(和田)

 

お茶は近所のコンビニやスーパーなどで手軽に購入でき、飲み物自体が汎用性の高いドリンクであることもポイントです。

 

「急須で淹れる人は減りましたが、お茶はペットボトル茶のおかげで今でも日常的なドリンクですよね。ネット通販などで、まとめて箱買いしている人も多いでしょう。私の場合はそれを割り材として使っているんですけど、すごく使い勝手がいい飲み物だと思います」(和田)

 

使い勝手のよさは、『極上〈宝焼酎〉』も同様だと和田。

 

「開封後も常温保存ができ、炭酸が抜けることもない点は実に便利。アルコール度数を自分の好みで調整できますし、コスパ重視で飲むなら缶入りのRTDよりも自家製がオススメです」(和田)

 

最後にお茶割りの魅力を踏まえてトレンドの背景についても教えてもらいました。

 

「2010年代中盤ごろからの新世代店主による大衆酒場トレンドに伴い、酒場の定番酒である酎ハイ(焼酎ハイボール)やレモンサワーが人気になりました。そのベースである甲類焼酎の新たな嗜み方として、再注目を集めたのがお茶割りなんです。味わいに関しても、お茶割りはやさしいタッチで飲み飽きず、フードペアリングの面でも優秀。家で飲むにはコスパもいいということで、近年ますます若者の間でも人気になっていると感じます

 

おいしく手軽で良コスパ。ぜひ本稿を参考に、お茶割りで晩酌を楽しんでみてください!

宝酒造
極上〈宝焼酎〉 600ml

↑この写真を記事のサムネイルに設定しております。

取材・文/中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)

どう違う? 酒場ライターが「関東と関西の酒場事情」を語り合う噺【後編】

提供:宝酒造株式会社

 

飲み物、つまみ、店構えからお客さんの特徴まで、同じようで実は異なる「関東」と「関西」の酒場事情。その内実を、関東出身・関西在住のスズキナオさんと、酒の可能性を追求するユニット「酒の穴」のパートナーであるパリッコさんが、実体験を交えて語り合います。

 

後編となる今回は「お酒やおつまみの違い」について。東京・立石の「東邦酒場」にお邪魔し、東西の違いを議論していきます。

↑「東邦酒場」は60年以上続く老舗の酒場。2018年にお花茶屋(東京・葛飾区)から現在の立石に移転。

 

【前編はこちら

 

 

関西人は合理的? 酎ハイの飲み方の違い

●パリッコ(左)/東京出身の酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』などがあるが、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメーカーとしても活動し、多才な顔を持つ。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動し、共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』などがある。
●スズキナオ(右)/東京出身、大阪在住の酒場ライター。酒噺で「関西食文化研究」や「関西チューハイ事情」連載を担当。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』などがあるが、テクノラップユニット「チミドロ」のリーダーとしても活動する。パリッコとは同い年であるほか、酒場や音楽などライフワークの共通点が多い。

 

お酒の違いに関しては、まずは焼酎の飲み方の違いから。よく「東日本は甲類で西日本は乙類(本格焼酎)」と言われますが、実際はどうなのでしょうか?

 

スズキナオ たしかに、関西では焼酎というと乙類(本格焼酎)を指すことが多いでしょうね。昔は酎ハイも「麦焼酎」など扱っている乙類ベースでつくっている店もあったと聞きます。それに、焼酎のボトルメニュ—はほとんどが乙類ですね。

 

パリッコ 関東だと「芋」や「麦」など乙類の焼酎だけでなく、甲類焼酎のボトルもよく見かけますよね。

 

スズキナオ あとは、飲み方やメニューにも違いはありますね。関東は酎ハイひとつとっても多彩じゃないですか。お店によっては提供時に割らず、三点セット(焼酎、炭酸水、氷)をそれぞれ個別に提供したり、どぶづけにしているところもあるようですね。でも関西は多くが、できあがった状態で提供されます。

↑「どぶづけ」とは氷と水の入った容器でお酒を冷やすこと。写真のようにカウンターの前にスペースを作ることもある

 

パリッコ 確かに、あらかじめ割った状態で出してもらうことが多いかも。

 

その理由はなぜでしょうか? スズキナオさんは「あくまで個人的な見解ですけど」と前置きしたうえで、次のように話します。

 

スズキナオ 関西の、特に大阪では合理的な人が多いような気がします。なので、自分で割って作ることをありがたがる人は少なくて、それより1秒でも早く飲みたいと。テーブルの上もすっきりしますし。

 

パリッコ 酎ハイの味に関しても、関東のほうがシャープな傾向があるかもしれません。東京・下町の大衆酒場でおなじみの「焼酎ハイボール」のエキスも、甘みはほとんどないんですよね。ところが関西で飲む酎ハイは、最初から甘酸っぱく仕上がっていることが多い気がします。

↑宝焼酎をベースにした東邦酒場の「元祖酎ハイ」(350円・税込)

 

スズキナオ あの味も、串カツのソースやどて焼きの甘じょっぱさにはベストマッチなんですけどね。

 

パリッコ ほかに関東で代表的な酒場のお酒というと、ホッピーですね。まだ関西では珍しい部類に入るのかもしれないけど、見かける機会は徐々に増えてきたような。

↑東京の酒場では定番の「ホッピー」も関西圏ではまだ限定的なようだ

 

スズキナオ でも関西式というか、ナカとソトを分けず、提供時にジョッキに1本まるごと入れて割って出す店もあります。

 

パリッコ 関東は、1杯目は「ナカ(甲類焼酎)」と「ソト(ホッピー)」のセットで提供し、途中で「ナカ」をおかわりするのが定番ですもんね。

 

スズキナオ 関東から関西に進出した有名チェーン「立呑み晩杯屋」では、関西の店でも関東式で提供してくれますけど、そういうお店はあまり多くないですね。

 

パリッコ びん入りの商品なので回収の問題や、そもそもメーカー自体が全国展開を想定していなかったなど理由はありそうですが、関東以外の地域でもどんどん、ホッピーバイスみたいな割り材も飲まれるようになってきている印象です。

 

スズキナオ そうかもしれないです。「立呑み晩杯屋」が関西に来たのは2022年。僕が関西に移住した2014年は、居酒屋でホッピーを見かけることは稀でした。

 

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ガリ酎、金魚、ばくだん……ローカル酎ハイの数々

パリッコ それでいうと、東京を中心としたもつ焼き酒場で愛される梅割りは、ホッピー以上にレアだったりしますか?

↑東京を代表する大衆酒場のひとつ「宇ち多゛」(葛飾区・立石仲見世商店街内)の「梅割り」。宝焼酎に梅シロップを足したもの

 

スズキナオ そうですね。梅割りに関しては、同じく東京から関西に進出した「四文屋」なら飲めますが、やっぱり珍しい存在です。

 

では逆に、関西発祥の焼酎割りや酎ハイといえば? そして、そのお酒の関東への浸透具合は?

 

パリッコ 例えば「ガリ酎」や「金魚」は関西発祥と聞いたことがありますけど、東京でも出合うことは多いです。

 

スズキナオ でも関西発祥だからといって、「ガリ酎」や「金魚」がどこの店にもあるという感じではないかな。酎ハイのバリエ―ションが多い酒場に行くと提供されている、という印象です。

↑「ガリ酎」は焼酎の炭酸割りに「ガリ(生姜の甘酢漬け)」を入れたもの

 

↑酎ハイに青じそと唐辛子を入れた「金魚」

 

パリッコ 関西でよく飲まれているけど、関東にはない飲み方や酎ハイとなると、あんまり思いつかないですね。例えば新大阪の「松葉」という老舗の串カツ酒場には「松葉ハイボール」という冷やしあめで割った鷹の爪入りの酎ハイがあるんですけど、あれはお店のオリジナルだし。

 

スズキナオ 局地的な酒の例でいうと、京都のお好み焼き店「やすい」発祥といわれる、「あか」という甘酸っぱくて赤いサワーみたいなお酒もかなりローカルですね。

↑宝焼酎「純」の35度とパワフルな強炭酸を混ぜ合わせ、その上から絶妙な量の赤ワインを注ぎ入れる京都「お好み焼き 吉野」の「あか」

 

パリッコ 「ばくだん」と呼ばれるお酒にも近い、京都のお好み焼き店の他にはあまりないというサワーですよね。

 

スズキナオ これはあくまで傾向ですけど、瀬戸内や九州産の和柑橘を使った生のサワーは関東よりも多いかな。旬を迎えた時季だけなんですけど、これは関西が関東より柑橘の名産地に近いからかもしれません。

 

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そしてテーマは日本酒に。東西における違いのひとつに、お店に置く銘柄の種類があるといいます。

 

パリッコ 酒蔵の観点でいうと、関西には灘・伏見の二大酒都があるので、関東よりも地元の日本酒が充実してるイメージがありますね。

 

スズキナオ 確かに。関東の場合は新潟や東北の銘柄などにも頼りがちだけど、関西は灘・伏見の酒が主役ですよね。それと、関西では、普通酒の「特選・上撰」をスタンダードなお酒として扱うのに対して、関東では圧倒的に「佳撰」市場ですね。

 

パリッコ なるほど。ただ、飲み方に関しては、東西でそれほど目立った違いはないと思います。

 

 

関西で肉といえば「牛」、関東では「豚」

 

続いては、おつまみについて。東西で食文化が違うことはよく知られていますが、酒場のメニューではどうなのでしょうか?

 

スズキナオ 肉でいえば、「牛」と「豚」の扱われ方が最も特徴的じゃないかな。関西で肉といえば「牛」だから、関東の肉じゃがは豚肉で関西だと牛肉を使うことが多いとか。まあ、家庭によるとは思いますけどね。関西では、関東以上に牛肉の地位が高いのかなと思います。

 

パリッコ 豚肉の中華まんが象徴的かも。関東では「肉まん」ですけど、関西は牛じゃない肉を使うから、あえて「豚まん」って呼ぶんじゃないかと思います。

 

スズキナオ その差は酒場の業態にも大きな影響を及ぼしていると思います。それが、関東でおなじみのもつ焼き屋。関西にも豚のホルモン焼きはあるんですけど、串焼きとなると少ないんです。東京出身の僕にとってはカルチャーショックで、いまでも恋しく思いますよ。

↑豚のもつを串にさして焼く「もつ焼き」。関西ではなかなかお目にかかれない

 

パリッコ 焼鳥屋に関しては、東西で大きな差はなさそうですけどね。そのぶん関西の串料理となると、大阪名物の串カツは圧倒的に多い。

↑関西の串料理といえば、やはり「串カツ」

 

スズキナオ そして串カツ屋でも、メニューの主役は「豚」より「牛」だと感じます。

 

パリッコ 煮込みのもつも、関東は「豚」で関西は「牛」が多いイメージがあります。すき焼きは、さすがに肉は牛肉で東西共通ですけど、それぞれ調理法が違いますね。関東は煮込むスタイルで、関西は焼いて作る。

↑「東邦酒場」の「もつ煮込み」(550円・税込)のもつは豚

 

スズキナオ 関東にはない関西の煮込み系つまみといえば、「どて焼き」や「すじこん(ぼっかけ)」がありますよね。

↑牛すじとこんにゃくを濃厚な味噌で煮た関西でチェーン展開する「串かつ だるま」の「どて焼き」

 

パリッコ あとは、大阪名物の「肉吸い」も、関西ならではです。

 

スズキナオ そしてこれらも、肉はやっぱり牛肉。おでんも関西では「関東煮(かんとだき)」と呼ぶことがありますけど、主役級の具材に牛すじやくじら肉があって、これがだしの重要な素材でもあります。

 

パリッコ うん。牛すじは、関東のおでんでは見ないこともあるけど、関西のおでんにはほぼマストで入ってますもんね。

 

スズキナオ 例外といえる豚肉料理があるとしたら、豚足ですね。関西には豚足をウリにする酒場がちらほらありますけど、関東ではあまり見かけないような気がします。

 

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東西の「魚」と「だし」の違い

次の食材テーマは「魚」。東西でそれぞれの特徴はいかがでしょうか?

 

パリッコ そこまで大きな違いはないと思いますけど、伝統的な料理の食材になると、わりとメジャーかどうかに違いが出ますよね。関東だと、うなぎ、どじょう、あなごとか。一方で関西だと、はも、くえ、ふぐが代表的かな。

↑「ふぐ」は関西を代表する魚

 

スズキナオ 同じような料理でも、呼び名が違う場合がありますよね。例えばさばの料理の場合、関東では「しめさば」だけど、関西では「きずし」と呼びますし、「さばの押し寿司」は大阪だと「バッテラ」といいますから。

 

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続いては、「だし」について。一般的に関東はかつお、関西は昆布がメインといわれますが、味や料理はどう違うのでしょうか。

 

パリッコ 関東のかつおだしは魚介の香りが豊かで、キリッとシャープな表情も。関西の昆布だしは、まろやかでやさしい風味を豊かに感じますね。

 

スズキナオ だしといえば、「だし巻き玉子」は味付けも違う。関東は甘くて硬めの仕上がりのものが多い印象ですが、関西はだし感が豊かで、食感もふんわり系のものが多いかな。

 

パリッコ 玉子でいえば「天津飯」! 関西は醤油ベースで、関東は甘酢ベースの傾向にあるというのがおもしろくて。「餃子の王将」の「天津飯」は、関東は甘酢、塩ダレ、京風ダレから選べるけど、関西だとしょうゆベースの京風ダレ一択の店舗が多いらしいですね。

 

スズキナオ でも、先ほど触れた関西の「関東煮」という名称は面白いですよね。諸説あるんですけど、関東から伝わったからこの名称になったと言われていて、それがだしの風味にも影響しているのかもしれないです。

 

パリッコ おでんは、その他の具材も東西でけっこう違います。関東で定番のちくわぶやはんぺんは関西にはあまりなく、「関東煮」では前述の牛すじやくじらのほかにタコの足も定番ですから。

 

ここまでを振り返って、ほかに関東、関西の大衆酒場ならではのおつまみにはどんなものがあるでしょうか。

 

スズキナオ 関西はやっぱり、粉もののバリエ―ションが豊富ですね。たこ焼きやお好み焼きは全国区だけど、「とん平焼き」「いか焼き」「キャベツ焼き」などは関東ではあまり見ないですもんね。逆に関東生まれの「もんじゃ焼き」は、関西には少ないです。

↑関西の粉ものはバリエーションが豊富

 

パリッコ 「もんじゃ焼き」を提供しているのはほとんど専門店で、酒場のつまみという感じではないですしね。ただ、最近は「もんじゃ焼き」が若者や海外から来た旅行者の方々の間ですごく流行ってるそうで。

 

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スズキナオ 粉ものといえば、ソースの扱いにも東西の差がありますね。関東は中濃ソースが主流で、関西はバリエ―ションがやたらと多彩です。調味料として使うのはウスターで、粉ものにはそれぞれ専用のソースを使うとか、みなさんこだわりが強いです。メーカー自体が多いので、店や家ごとにひいきのブランドがあるようです。

 

パリッコ さすがです。あとはなんだろ。関東の渋い居酒屋の定番おつまみ「たたみいわし」なんかは、関西にはあまりないのかな。

 

スズキナオ 関西は、冬のかす汁文化も見逃せません。これはきっと、酒蔵が近くて日常にとけこんでるからだと思うんですけど、「かす汁」を提供している酒場が多いんですよ。蔵ごとに酒かすの風味が違うから味も店ごとに千差万別。僕が関西に来て好きになった料理のひとつです。

 

そして最後に、おふたりそれぞれが印象に残っている、東西のつまみを教えてもらいました。

 

パリッコ やっぱり「もつ焼き」かな。

 

スズキナオ 僕は「かす汁」ですね。

 

みなさんも、東西酒場それぞれのご当地メニューに着目しながら宵を楽しんでください。加えて前編の「関東と関西の酒場事情」もぜひ一読を。

 

 

撮影/鈴木謙介

 

<取材協力>

東邦酒場

住所:東京都葛飾区立石1-1-9
営業時間:17:00~22:00(水〜金)、13:00〜22:30(土・日)
定休日:月曜、火曜

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・宝焼酎
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/takarashochu/

・宝焼酎「純」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/jun/

 

【酎ハイについて】

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【春限定】「キリン 氷結 岩手産ブルーベリー」! 甘酸っぱくみずみずしい味わい

キリンビールは「キリン 氷結 岩手産ブルーベリー(期間限定)」(350ml缶、500ml缶)を、2月18日に全国で発売します。

 

記事のポイント

軽やかにはじける炭酸感と、スッキリした後味が特徴の一杯。お酒から、春の訪れを感じるのもオツなのでは。

 

岩手産ブルーベリーの甘酸っぱい香りと、甘味と酸味のバランスが良い、みずみずしい果実味を楽しめるそう。

 

パッケージは、パープルからピンクのグラデーションが目を引くデザイン。春の訪れを感じさせます。

 

キリンビール
キリン 氷結 岩手産ブルーベリー(期間限定)
価格:オープン

ジンならではのキレと清涼感がアップ! 「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」がリニューアル発売

キリンビールは、ジュニパーベリー100%で仕上げたこだわりのジンを使用した「KIRIN 杜の香(もりのか)」の、「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」(350ml缶・500ml缶)を、2月製造品から全国で順次リニューアル発売します。

「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」

 

記事のポイント

ボタニカル原料にジュニパーベリーを100%使用したこだわりのジンが特徴の「KIRIN 杜の香」のジンソーダがリニューアル。甘くないさっぱりとした爽やかな清涼感で、食事に合わせても楽しめます。

 

「KIRIN 杜の香」は、ジュニパーベリー100%で仕上げたジンのスッキリとした清涼感のある飲みやすい味わいが人気のシリーズ。今回のリニューアルでは、そのスッキリとした味わいはそのままに、ジンらしさやキレをより強化し清涼感をアップしています。ジュニパージンの爽やかな清涼感に、レモンとライム香るスッキリと甘くない味わい、食事にも合うプレミアムジンソーダです。

 

パッケージは、木漏れ日が射す明るい杜を思わせるグリーンに、爽快感のあるシズルを表現した品質感のあるデザインを採用。裏面で「ジンのおいしさの決め手、ジュニパーベリー100%」と訴求しています。

 

●ジュニパーベリーとは?

ジンの香りづけに使われる、和名では西洋杜松(せいようねず)と呼ばれる針葉樹の実です。主に東ヨーロッパやイタリアのトスカーナ地方が一大産地として知られています。ジンの特徴である森林を感じさせる清涼感に加えてスパイスや柑橘類を感じさせる香りの成分が含まれています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:スピリッツ(発泡性)

■アルコール分:7%

■純アルコール量:350ml缶 19.6g、500ml缶 28g

■価格:オープンプライス

第一弾は即完売! 沖縄のクラフトビール醸造所「MAHOWBREW」の個性派缶ビール第二弾

クラフトビール醸造所・MAHOWBREW(沖縄県那覇市)は、第二弾となる缶ビール4種を2025年1月に発売。

 

毎月約4種類のビールをリリースしており、24年1月に発売した第一弾の4種は完売しています。今回も個性あふれるラインナップです。

 

記事のポイント

「ホップ」を大量に使用して作られる「IPA」をはじめ、シークヮーサーや島唐辛子、白麹を使った一杯、IPAよりさらにたくさんのホップを使う「DIPA」など、個性豊かな顔ぶれです。デザインも含め、お気に入りを見つけてみては。

 

苦味と、果実感あふれるアロマが楽しめる「V.I.T.R.I.O.L II(ヴィトリオール ツー)」

 

ノルウェーの伝統的な酵母「Kveik」を使用した、IPAシリーズの第二弾。

 

ホップはAmarillo、Strata、Tangoの3種類を使用。一次発酵中と一次発酵後の2回に分けて投入し、それぞれのホップがもたらすトロピカル、ダンク、マスカットのようなアロマを引き出しているそう。「ガツンとした苦味と、果実感あふれるアロマが調和した、飲みごたえのある味わい」を楽しめるとのこと。

 

V.I.T.R.I.O.L II
原材料   :麦芽(カナダ製造)、ホップ、糖類
ビアスタイル:DDH IPA
内容量   :340ml
アルコール分:7.5%
販売価格  :5040円(税込)※缶ビール6本

 

酸味・辛味・甘味・塩味が調和した「Kaguya(カグヤ)」

 

奈良県のブルワリー・CHORYO Craft Beerとのコラボビールです。名護市産シークヮーサー、中城村産島唐辛子、屋我地島産海塩、白麹を使用し、24年にリリースしたCHORYOの限定ビール「沖縄ゴーゼ」をオマージュしたImperial Goseに仕上げているといいます。

 

酸味・辛味・甘味・塩味が調和。シークヮーサーの爽やかな酸味と、島唐辛子のピリッとした辛さが引き立ち、白麹の風味が全体を深く豊かなものに仕上げているそう。「Imperial Goseならではの高いアルコール度数が飲みごたえを増し、心地よい余韻を残す」としています。

 

Kaguya
原材料   :麦芽(ドイツ製造)、糖類、小麦、シークヮーサー、白麹、島唐辛子、コリアンダー、塩、ホップ
ビアスタイル:Imperial Gose w/ White Koji, Shekwasha, Okinawan Chili Pepper
内容量   :340ml
アルコール分:8.5%
販売価格  :5040円(税込)※缶ビール6本

 

心地よい苦みと甘みが口の中に広がる「Dean Town(ディーンタウン)」

 

Maris Otter(モルト)と、East Kent Goldings(ホップ)という、英国エールらしいコンビネーションに、アメリカの代表的なCentennialホップを組み合わせた一杯。

 

香りには「紅茶や花のニュアンス、アーシーなホップ由来の要素と、ビスケットのようなモルト由来の要素」が感じられるそう。口に含むと穏やかな苦みとモルトの甘みが、絶妙に調和するのを楽しめると言います。

 

Dean Town
原材料   :麦芽(イギリス製造)、ホップ
ビアスタイル:English IPA
内容量   :340ml
アルコール分:6.5%
販売価格  :4500円(税込)※缶ビール6本

 

肉料理と相性の良い「The Cauldron (ザ カルドロン)」

 

Amarillo、Centennial、Mosaicといったホップを使用した、アルコール度数8%のAmerican DIPA。しっかりとした苦みがあり、ほのかなカラメルフレーバーを楽しめるのだとか。

 

「とてもドライでキレが良い」特徴がありながら、少し高めのアルコール感がボディを補完しています。食前・食間・食後などタイミングを選びませんが、特に肉料理と相性が良いそう。

 

The Cauldron
原材料   :麦芽(カナダ・ドイツ製造)、ホップ、糖類
ビアスタイル:American DIPA
内容量   :340ml
アルコール分:8.0%
販売価格  :4500円(税込)※缶ビール6本

果汁14%の圧倒的な“果実感”! 甘くないスッキリとした後味の「キリン 本搾りチューハイ ライム」

キリンビールは、「本搾り」ブランドから、爽快なライムの果実味を楽しめる「キリン 本搾りチューハイ ライム」(350ml缶・500ml缶)を2月25日(火)より全国発売します。

「キリン 本搾りチューハイ ライム」

 

記事のポイント

爽やかなライムの香りが楽しめるキリン「本絞り」の新作は、果汁感がありながら甘くないのが特徴。食事に合わせても◎。

 

キリン「本搾り」は、“果実とお酒だけでつくる”ことにこだわり、香料・酸味料・糖類無添加の製法が特徴。今回新たに発売される「キリン 本搾りチューハイ ライム」は、果汁とお酒のバランスにこだわり、爽快なライムのみずみずしい果汁感がありながら、スッキリとした甘くないおいしさを実現しています。果汁14%配合。

 

パッケージは光沢感のあるシャンパンゴールドにブルーを組み合わせ、スッキリとした果汁感を感じさせるシンプルなデザインとなっています。また、ライムのリアルなイラストで、爽やかなおいしさとみずみずしい果汁感が表現されています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:スピリッツ(発泡性)

■アルコール分:6%

■純アルコール量:350ml缶…16.8g、500ml缶…24g

■価格:オープンプライス

ウイスキーの異端児的ブランドが日本上陸! 「コンパス ボックス」よりコアコレクションが新登場

スコッチウイスキー「コンパス ボックス(COMPASS BOX)」は、コアコレクションを刷新しました。

 

これまでブランドを牽引してきたという代表作「オーチャード ハウス」「ザ ピート モンスター」に、新作2種「ネクタロシティ」と「クリムゾン カスク」を加え、日本での販売を順次開始します。

↑左から)オーチャード ハウス、ネクタロシティ、ザ ピート モンスター、クリムゾン カスク

 

記事のポイント

「コンパス ボックス」は、ブレンデッドウイスキーのパイオニア、ジョン・グレイザーが2000年に創設したブランド。シングルモルトウイスキーと対角に位置する異端児的ブランドとして、欧米を中心に、ストリートなバーシーンなどでカジュアルに楽しまれています。
今回販売する4種は、風味豊かな甘やかさを楽しめるものから、スモーキーで濃厚な味わいを堪能できるものまで、それぞれ特徴が際立っています。味だけでなく、デザインも含め、イチオシを見つけてみては。

 

ORCHARD HOUSE オーチャード ハウス

 

「オーチャード ハウス」とは、日本語で「果樹園」を意味します。その名の通り、果樹園にある様々なフルーツをイメージして樽を選び、ブレンドしているとのこと。

 

ブレンドされているウイスキーの85%以上が、創業当初から受け継いできたもの。そのため、コンパス ボックスのウイスキーづくりを最も忠実に表現しているといいます。

 

オーチャード ハウス
種別     :ブレンデッドモルトウイスキー
原産国    :スコットランド
アルコール度数:46%
内容量    :700ml
ケース入り数 :6本
希望小売価格 :オープン価格

[テイスティングノート]
香り    :リンゴと洋梨、かすかなパイナップル、レモンにライムの皮とアールグレイティー
味     :モルトとジンジャー
フィニッシュ:ハニー、野イチゴにバニラのショートブレッド

 

THE PEAT MONSTER ザ ピート モンスター

 

スモーキーで、濃厚なピートモルトを好む人にもってこいの、モルト原酒100%のブレンデッドモルトウイスキーです。

 

アイラなど島々のヘヴィピーテッドモルトに、ハイランド産のミディアムピーテッドモルトを組み合わせています。「複雑ながらも異なる原酒の良さが際立つ」味わいとのこと。

 

ザ ピート モンスター
種別     :ブレンデッド モルト ウイスキー
原産国    :スコットランド
アルコール度数:46%
内容量    :700ml
ケース入り数 :6本
希望小売価格 :オープン価格

[テイスティングノート]
ピーティかつスモーキーで少々のフルーツ、深みと複雑さを感じる。

 

NECTAROSITY ネクタロシティ

 

ミズーリ州産のヴァージン樽を特注でトーストし、焦がしたものを2回使用。ファーストフィルのバーボン樽、特注のアメリカンオーク樽、パロ コルタド シェリー樽をブレンドしており、バニラ、ハチミツ、ココナッツ、キャラメルの香りが漂います。

 

「ネクタロシティらしさの原動力」は、2つのウイスキーにあるといいます。1つはガーヴァン蒸溜所のグレーンウイスキーで、シナモン、ファッジ、チョコレートパウダーのような風味をまとっています。

 

もう1つはクライヌリッシュ蒸溜所のウイスキー。フレーバードカスクが、焼きリンゴ、ナツメグ、メープルシロップの香りを駆り立てているそう。

 

ネクタロシティ
種別     :ブレンデッド スコッチ ウイスキー
原産国    :スコットランド
アルコール度数:46%
内容量    :700ml
ケース入り数 :6本
希望小売価格 :オープン価格

[テイスティングノート]
香り:活き活きとしたハニー、茹でた洋梨、桃やライチ、弾けるジューシーなアプリコットとパイナップル
味:トフィー、バニラにバタースコッチソース
フィニッシュ:シナモンロールのような余韻

 

CRIMSON CASKS クリムゾン カスク

 

ワイン由来の濃厚なコクと、スパイシーなフィニッシュを持つブレンデッド モルト ウイスキーです。「ウイスキーの王」の名を冠しており、エレガントな熟成感を楽しめるそう。

 

スペインのヘレスにあるシェリー樽のサプライヤー、ホセ・イ・ミゲル・マルティンと協力し、「コンパス ボックスらしいクリムゾンカスクの強烈な風味を実現した」と説明しています。

クリムゾン カスク
種別     :ブレンデッド モルト ウイスキー
原産国    :スコットランド
アルコール度数:46%
内容量    :700ml
ケース入り数 :6本
希望小売価格 :オープン価格

[テイスティングノート]
クローヴとカルダモンの入ったチョコレートファッジのケーキ、かすかなプラムジャム&赤スグリのゼリー、リッチなチェリー、トフィーにオーク樽、フィニッシュにレーズン、ハニー&ブラウンシュガー。

チョコミン党が待ってた! 数量限定・スイーツ感覚のお酒「HOPPIN’ GARAGE 大人のチョコミント」発売

サッポロビールは「HOPPIN’ GARAGE 大人のチョコミント」を1月21日より数量限定発売します。

 

記事のポイント

HOPPIN’ GARAGEは、魅力的な人々の人生ストーリーとサッポロビールの醸造技術を掛け合わせる「ストーリーブルーイング」製法で、多様性あふれるビールを生み出し、これまでにないビールの楽しみ方を提供するブランド。本商品は、2021年から毎年限定で発売している、日本ビール検定 1級合格者のビールタレント古賀麻里沙さんが「スイーツ感覚で楽しめる1本」をテーマに企画した商品です。ユーザーからの再発売を期待する声に応え、2025年も数量限定で発売。

 

原料の見直しにより、前作よりもミントの清涼感がパワーアップしたことで、チョコミントの味わいをより一層楽しめるようになっています。また、上面発酵で醸造することで華やかでまろやかな味わいとなっているとのこと。チョコミント好きの皆さんにお届けしたいスイーツ感覚で楽しめる新しいお酒です。

 

さらに本製品の発売を記念して、「ルミネ新宿 ルミネ2」1階SPOT Yにて2月1日〜2月14日までポップアップストアを開催。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

・イベント名称:HOPPIN’ GARAGEクラフトビールマーケット

・開催場所:ルミネ新宿 ルミネ2 1階SPOT Y
住所: 新宿区新宿3-38-2
※事前予約制ではないので、自由に立ち寄れます。

・開催期間:2025年2月1日(土)~2月14日(金)

・営業時間:11:00~21:00

・販売商品:HOPPIN’ GARAGE ホッピンラガー ※通年商品
HOPPIN’ GARAGE ホッピンIPA ※通年商品
HOPPIN’ GARAGE 大人のチョコミント
サッポロ MILD BLACK with小枝

 

サッポロビール
「HOPPIN’ GARAGE 大人のチョコミント」(350ml)
1540円(税込)〜

ジャパニーズウイスキーブームの次は“梅酒”が来る? サントリー山崎蒸溜所から熟成梅酒が登場

サントリーは、「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」を4月1日(火)から、「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」を3月18日(火)から全国で発売します。

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」、「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」

 

記事のポイント

日本国内だけでなく世界中で人気となっているジャパニーズウイスキーですが、その震源地のひとつであるサントリー山崎蒸留所からウイスキー樽を使って熟成させた梅酒が登場。大阪産であることをアピールした限定品は、大阪万博を見に訪れる外国人旅行者のインバウンド需要で売り切れ間違いなしの商品です。

 

同社では、洋酒づくりを通じて培ってきた知見や技術を活かして開発した、風味豊かな梅酒のシリーズを展開。特にサントリーウイスキー発祥の地である山崎蒸溜所で、ウイスキーの熟成に使用した古樽で貯蔵した「山崎蒸溜所貯蔵梅酒」シリーズは、樽由来の華やかな香りと深いコクが人気となっています。

 

今回、その「山崎蒸溜所貯蔵梅酒」シリーズから「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」を発売するとともに、「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」を限定発売することで、同シリーズのさらなるファン拡大を図ります。

 

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」は、ウイスキーの熟成に使用した古樽で山崎蒸溜所にて貯蔵した梅酒、梅酒を貯蔵した樽で熟成したグレーンウイスキー、ブランデー等をブレンドして仕上げています。やわらかで芳醇な味わいと華やかな香りが特徴で、ロックでもソーダ割りでも楽しめます。

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」

 

パッケージは、「山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド」の表記と背景に描いた樽のイラストで、商品の特徴を訴求しています。

 

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」は、まろやかな味わいの梅酒を、ウイスキーの熟成に使用した古樽に詰め、山崎蒸溜所で貯蔵したもの。さらに、梅酒を貯蔵した樽で長期間熟成させたモルトウイスキーや貴重なブランデー古酒をブレンドして仕上げることで、味わいが引き立ち、長く続く余韻を実現しています。サントリーの熟成技術とブレンド技術がつくり出す、華やかな香りとまろやかで深い味わいが楽しめます。

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」

 

パッケージは、丸みを帯びた瓶で熟成によるまろやかな味わいを表現。キャップシールと化粧箱には、サントリーの梅酒と同じく、大阪の地で育まれた伝統工芸品「和泉蜻蛉玉(いずみとんぼだま)」をイメージしたデザインを施しています。ラベルと化粧箱は、1963年に同社が初めて手掛けた梅リキュール「ヘルメスクレーム・ド・コーバイ」の瓶の色をイメージしたクリーム色を配することで、同社の“大阪の地での洋酒づくりの挑戦の歴史”を表現しています。

 

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」

■パッケージ:750ml瓶

■品目:リキュール

■アルコール分:16%

■価格:2500円(税別)

「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND 2025 Osaka Origin Edition」

■パッケージ:700ml瓶

■品目:リキュール

■アルコール分:16%

■価格:2万円(税別)

軽やかで飲みやすい“イマドキ”のビール「キリン一番搾り ホワイトビール」

キリンビールは、「キリン一番搾り」ブランドから「キリン一番搾り ホワイトビール」(350ml缶・500ml缶)を、4月15日(火)より全国で発売します。

「キリン一番搾り ホワイトビール」

 

記事のポイント

若者を中心にビール離れが起きていると言われるなか、各社これまでのビールとは異なる方向性のビールの開発に注力しています。この「キリン一番搾り ホワイトビール」も、“苦くて重い”というビールのイメージを覆す、軽やかで飲みやすい味わいが特徴。普段あまりビールを飲まない人でも飲みやすい仕上がりになっています。

 

同社の調査によると、お酒を飲用する人のうち、ビールを飲まない・ビールの購入回数が月1回未満の人が全体の約7割を占めており、ビールは「苦く、重たい感じがして味が苦手」「自分向けではない」というイメージを持たれていることが一因とのこと。そこで、日本中に「ビールのよろこび」を届けたいという思いから、今の時代らしい「生活に取り入れたくなる洗練感・上質感」のあるキリンの新ビール「一番搾り ホワイトビール」が開発されました。

 

本商品は、麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」「無濾過製法」を採用することで、小麦のやわらかで繊細なうまみが感じられ、かろやかで飲みやすい味わいを実現しています。ビールになじみのない人も楽しめる味わいです。

 

白を基調としたパッケージは、「一番搾り」ブランドであることと、「シンプルで上質」かつ「おいしさ」を感じるデザインとなっています。

 

【商品担当者からのコメント】

森瀨 夏実(もりせ なつみ)(マーケティング担当)

時代の変化とともに、お客様の生活価値観や、お酒、ビールに求めるものも変化していく中で求められる「新しいおいしさ」とは、という問いに向き合って完成したのがこの「一番搾り ホワイトビール」です。私たちは「ビールには人を幸せにする力がある」と信じています。この商品は、そんなビールの魅力、ビールがもたらす幸せをより多くの方に感じていただくための「一番搾り」ブランドからの提案です。「こんなビールがあったんだ!」そんな新しさがありながら、手に取りやすい。新しくて、全然違うのに、飲み飽きない。「一番搾り」ブランドだからこそ実現できたこの新しいおいしさで、日本中にビールがもたらす幸せを広げていきたいです。

 

妻鳥 奈津子(つまどり なつこ)(中味開発担当)

「一番搾り ホワイトビール」は、小麦のやわらかで繊細なうまみが感じられる、飲みやすいおいしさが特長です。「一番搾り製法」により、小麦麦芽由来のうまさを最大限引き出し、さらに無濾過にすることで、「やわらかな口当たりとかろやかな飲みやすいおいしさ」を実現しました。食事との相性も良く、ビールが好きな方はもちろん、普段ビールをあまり飲まない方にもおすすめです。ぜひ、お試しください。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:ビール

■アルコール分:5%

■価格:オープンプライス

どう違う? 酒場ライターが「関東と関西の酒場事情」を語り合う噺【前編】

提供:宝酒造株式会社

 

飲み物、つまみ、店構えからお客さんの特徴まで、同じようで実は異なる「関東」と「関西」の酒場事情。その内実を、関東出身・関西在住のスズキナオさんと、酒の可能性を追求するユニット「酒の穴」のパートナーであるパリッコさんが、実体験を交えて語り合います。

 

前編となる今回は「お店の違い」について。お邪魔したのは、東京・東向島の「丸福酒場」。以前は大阪で営業していた同店の店主・福永晴行さんも交え、「関東・関西のお店の違い」について探っていきます。

●パリッコ(左)/東京出身の酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』などがあるが、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメーカーとしても活動し、多才な顔を持つ。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動し、共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』などがある。
●スズキナオ(右)/東京出身、大阪在住の酒場ライター。酒噺で「関西食文化研究」や「関西チューハイ事情」連載を担当。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』などがあるが、テクノラップユニット「チミドロ」のリーダーとしても活動する。パリッコとは同い年であるほか、酒場や音楽などライフワークの共通点が多い。

 

 

パリッコさんとスズキナオさんが出会ったのは、ライターになる前の会社員時代。「20年ぐらい前かも」というほど交流は長く、初対面は音楽関連のイベントだったとか。

 

ともにお酒好きであるなど意気投合したふたりは、以後個別に飲み交わすことも増え、一緒に酒場巡りにも行くように。そしてこれまた運命的にお互いライターとして独立し、ふたりでユニット「酒の穴」を結成。「チェアリング」を生み出し提唱するなど業界内でも存在感を示していきます。

 

スズキナオさんは2014年に奥様の実家がある大阪へ移住し、その後は関東と関西それぞれのカルチャーを知るライターとしても活躍。こうした経緯から、パリッコさんと東西の酒場の違いについて語ってもらいました。

 

そもそも酒場に東西の違いがあるのか?

まず伺ったのは、そもそも「東西で酒場に違いはあるのか?」ということ。

↑まずは、下町の焼酎ハイボールで乾杯!

 

スズキナオ 関西に住んで10年以上経ちましたけど、関東とはメニューも雰囲気にも違いがありますよね。

 

パリッコ わかりやすいところで例えると、関西は関東より串カツ屋が多くて、逆にもつ焼き屋はあまりない。ほかにも業態の違いはたくさんありますけど、要は食文化が違うんですよ。

↑東京を代表する大衆酒場のひとつ「宇ち多゛」(葛飾区・立石仲見世商店街内)。「宇ち多゛」のもつ焼きを求める行列が絶えることはない

 

スズキナオ お酒にも特徴がありますね。特にチューハイ。関西はあらかじめ甘酸っぱい味に調整されたものが主流ですが、関東は味も飲み方も多様的です。東京下町の秘伝のエキスで割る焼酎ハイボールがあったり、バイスのような個性派割り材が豊富だったり。東京には「酎ハイ街道」(※)と呼ばれる通りもありますよね。

※京成押上線「八広駅」と東武伊勢崎線「鐘ケ淵駅」を結ぶ鐘ヶ淵通りは、下町大衆酒場に欠かせない酎ハイの名店が多いことから名付けられた。

 

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そのほかに客層や雰囲気などの違いはあるのでしょうか(※)?

※お酒やおつまみの違いに関しては、後編でより深堀していきます

 

スズキナオ 関西のほうが、安価な大衆店と小料理屋的な居酒屋が明確に分かれていると思います。特に安さを売りにしているお店が多い印象です。

 

パリッコ 確かに。特に大衆酒場の存在感は関西のほうが大きいかも。お店の絶対数に対する割合でいえば、関西のほうが多いイメージがあります。

 

スズキナオ そうそう、角打ちとか立ち飲みも含めてね。関西のほうが短い時間でサッと酔いたい人が多いからという気がしますね。特に大阪は。

 

パリッコ 関東にもクイックに立ち寄って飲んで、足早に帰るか次の店に行く、というスタイルの人はいますけど、関西のほうがその割合は多いかもですね。

 

スズキナオ ええ、ゆっくり飲みたいときはもう少し高級なお店に行くというか。

 

パリッコ お客さんの性格も、関西はサラッとした感じの人が多い気がしますね。ただ、人懐こいというか距離感は近いんです。遠慮せず話しかけてくるし。

 

スズキナオ それも、大阪のおじさんたちに顕著な気がします。

 

パリッコ でも、深追いはしなくて。例えば標準語で話してると「お兄ちゃん、どっから来たの?」って声かけられて、「東京からです」って返すと、「じゃあ、あそことあそこに行ってみ? ほな楽しんでな」で会話が終わるみたいな。

 

スズキナオ わかるわかる!

 

パリッコ 偏見かもしれませんけど、関東はもうちょっと自分語りが多かったり、質問攻めになったり。そもそも、誰かと話したくて飲み屋に来てる人も一定数いる気がするんですよね。でも、大阪は相手に合わせるというか、人との距離感をつかむのがうまくて。僕はいまのところ、ちょっとめんどくさかったり、嫌な思いをしたようなことはないです。

 

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東西味付けの違いはペアリングにも差が出る?

ここで「丸福酒場」の店主・福永晴行さんにも、東西で酒場に違いはあるのかを聞きました。福永さんは宮崎で生まれ、高校卒業後に大阪で飲食業のキャリアをスタート。板前修業ののちに独立して約10年働き、2012年に上京してお店ごと移転し「丸福酒場」を東京・墨田区に開業しました。

↑「丸福酒場」の店主・福永晴行さん。大阪から移転したきっかけは、東京に遊びに来た際にいまの店がある下町の雰囲気が気に入ったから

 

福永 東西の違いで特に印象的だったのは味付けです。簡単に言うと全体的に東京は味が濃くて、大阪は東京ほど濃くない。しょうゆは、関西で主流の薄口のほうが塩分は強いんですけど、コクは濃口のほうが強いですし、関西ダシは昆布主体で関東ダシはかつおというのもあると思いますね。

 

福永さんは、ホッピーとペアリングしたときに、特に東西の違いを実感したと言います。

 

福永 東京で飲んだホッピーがおいしかったので、大阪の自分の店でも試したんです。でも、「あれ、なんかちゃうなぁ」って。いくつかの料理と合わせて気付いたのは、大阪の味付けとホッピーはビシッと合わないというか、ホッピーはやっぱり東京の味付けありきで生み出されたんだろうなということです。

↑「丸福酒場」には関西のご当地つまみもあり、こちらは「とん平焼」400円。ソースは福永さんが慣れ親しんだ味にするべく、独自にブレンド

 

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続く話題は昼飲みについて。スズキナオさんは、関西のほうが昼飲み文化が日常に馴染んでいると言います。

 

スズキナオ もちろん東京にも昼から飲める店はたくさんありますし、そういう酒場が多い街も点在しています。ただ、関西は昼から飲める店や街に対する特別感が薄く、いい意味で普通なんです。

 

パリッコ 後ろめたさがない感じですよね。定食屋とかファミレスぐらいの空気で当然のように、平日の昼間から老若男女が楽しそうに飲んでいる。僕はそれが心地いいなって思います。

 

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関西酒場のお客さんは団結力がある

関西だけ、関東だけで展開している代表的なチェーン店について語ってもらいました。

 

スズキナオ 僕がよく行く関西ローカルチェーンは「赤垣屋」「正宗屋」「丸一屋」「得一」ですね。東京にいたときは「酒蔵 駒忠」とかによく行ってました。

 

パリッコ 「駒忠」好きです。ほかに東京だと「加賀屋」「ニュー加賀屋」「加賀廣」「かぶら屋」「春田屋」とか。「かぶら屋」は池袋で働いてた当時、最初の1、2号店しかない草創期によく通ってましたね。それがいつの間にか数十店舗に増えて。

 

スズキナオ 多店舗展開だと一括仕入れなどのメリットを生かせるので、より価格帯が低めのチェーンが多い印象です。でも、近年は大阪から東京へ、東京から大阪へと進出するケースも増えてますよね。関西進出した有名店だと「立呑み晩杯屋」とか「四文屋」とか。

↑関西初となる「立呑み晩杯屋 十三店」。関西でも人気を集めている

 

パリッコ 関西から東京へというケースだと、2022年7月、有楽町(千代田区)に東京1号店を開業した「徳田酒店」は話題性が大きかったですね。でも東西の有名店が各地に進出することで、例えば東京のホッピーとかバイスとかも各地に広がっていくわけであって、重要な役割を担ってる気がします。

 

スズキナオ そうですね。ひと昔前だと「村さ来」が東京で人気だったカクテルスタイルのチューハイを全国に広めたと聞きますし。

 

「村さ来」のように全国展開されているチェーンの場合、東西で違いはあるのでしょうか?

 

パリッコ 企業ごとに違うと思いますが、例えば「餃子の王将」は店舗によって独自のメニューがあったり、地域によって価格を変えたりしてますよね。全国で統一しているチェーンもあるかもしれないですけど、やっぱり地域によって食文化が違うので、個々で変えているほうが多い気はします。

 

スズキナオ 企業ごとの方針や、直営店なのかフランチャイズなのかでも変わってくる気がしますね。自由度が高い企業なら各店独自のメニューもあっても不思議じゃないし、フランチャイズはもっと自由でしょうし。

 

では、立ち飲みや角打ちで東西の違いはありますか?

 

スズキナオ なんとなく角打ちに関しては、主役は完全にお酒で、おつまみはあくまで脇役というオールドスタイルのお店は関西のほうが多い気がします。大阪や兵庫の老舗は特に。

神戸御影・榊山商店。100年以上続く老舗の角打ち。おつまみは、缶詰や乾き物が中心

 

パリッコ そうですね。関東の角打ちは、本当に簡易的なテーブルしかない昔ながらのところもあれば、まるでバーのようにおしゃれなお店も増えているし、どんどん多様化している気がします。

 

スズキナオ 立ち飲みに関しては、関西のお客さんの間は連帯感のようなものがある気がします。例えばお店が混んで来たら詰め合って次のお客さんのための場所を空けるとか。

 

パリッコ ダーク(※)とか。

※ダークダックスとも。立ち飲み店で、テーブルに対して斜めに立ちスペースを詰めること。往年のコーラスグループ「ダークダックス」が斜め立ちして歌っていたことに由来

 

スズキナオ そう。「ダークしよか」という言葉はよく耳にしますね。ほかの人も嫌な顔せず協力的で、関西は団結力がスゴいなって思いました。

 

パリッコ その距離感に最初は躊躇してしまうかもしれませんが、とにかくみんな人がいいので、最後は居心地が良くて抜け出せなくなってしまうんですよね。

 

スズキナオ それに、関西に来る前は標準語を話したら嫌がられると思ってましたが、全然そんなことないです。

 

パリッコ むしろやさしいですよね。「ここあいてるで」とか「この店初めてならこれオススメや」とか、積極的に共有してくれるイメージ。

 

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笑顔とともに馴染みが集う角打ち“さんばし”の噺

 

「会館飲み」や「ビニシー」は他の地域ではどう?

関西独自の酒場文化として知られる、「会館飲み」の現状についてはどうでしょうか。まずは改めて、その特徴から解説してもらいました。

↑西院(右京区)の「折鶴会館」

 

スズキナオ 「会館飲み」が根付いている地域は、基本的に京都です。西院(右京区)の「折鶴会館」や中京区富小路の「四富会館」とかが有名で、これら会館と呼ばれる建物のなかで複数の飲食店が営業しているスタイルですね。

 

パリッコ 京町屋を再利用した商業形態がルーツといわれており、それもあって基本的には各店が狭く、小箱の飲み屋さんをハシゴする楽しさがありますよね。2010年以降ぐらいからの新世代大衆酒場ブームとともに、「会館飲み」も人気になってきた印象です。

 

【会館飲みについてはコチラ】
京都で注目を集める「会館飲み」って何だ!? の噺
会館飲み実践編① 四条大宮・新宿会館の噺【前編】

 

同じような楽しみ方ができる施設やカルチャーは、関東にはないのでしょうか?

 

スズキナオ 似たような場所は関東だけじゃなく、全国的にあると思います。例えば大阪の「大阪駅前ビル(北区梅田)」、東京の「新橋駅前ビル(港区新橋)」なら「会館飲み」っぽい楽しみ方ができますよね。ただ、会館があるのは基本的に京都なので、「会館飲み」といえるのは京都だけかなと。

 

パリッコ 会館の成り立ちは戦後の風営法とかが関係してると言われていて、関東で近しい有名なスポットは「新宿ゴールデン街」ですかね。ほかには新宿西口の「思い出横丁」とか、横浜の「野毛都橋商店街ビル(中区・宮川町)」とかもありますけど。

↑新宿ゴールデン街。近年では観光スポットにもなっている。写真提供:PIXTA

 

【関連記事】
【東京・沿線ぶらり酒】時代に翻弄された「新宿ゴールデン街」の歴史と文化に酔う噺
【東京・沿線ぶらり酒】新宿西口の異世界「思い出横丁」で、昭和の香りを楽しむ噺

 

もうひとつ、関西独自の酒場文化「ビニシー」についても特徴から伺いました。

 

スズキナオ 出入口に、ビニールシートやビニールカーテンと呼ばれるものを設えた飲食店のことです。「ビニシー」と略されることが多いです。これも2010年以降ぐらいから、特に大阪の天満(北区)を中心に増え、いまでは「ビニシー通り」と呼ばれるスポットもあります。

↑大阪・裏天満ちょうちん通り。写真提供:PIXTA

 

パリッコ もともとは市場周りのちょっとした立ち飲みとか、簡素なつくりの飲み屋さんみたいなものだったんだと思うんですけど、その雑多な雰囲気が大衆酒場ブームとマッチして流行ったんじゃないかな。

 

スズキナオ 東京にも、寒さ対策で冬だけビニシー仕様にするお店は昔からありますけど、ビニシーとカテゴライズされるほど定着しているのは大阪特有かもしれませんね。

 

パリッコ ちなみに、多いのは居酒屋系ですけど、ワインバルみたいな洋業態もあります。最近だと中華、ベトナム、タイ、メキシカンなどもありますし、その辺は自由ですね。

 

最後に、東西における接客の違いについて教えてもらいました。

 

パリッコ つい先日、ふらりと入ってみた東京下町の居酒屋が、ものすごく素っ気ない感じの接客だったんですね。

 

スズキナオ 傾向として、大阪は積極的にコミュニケーションを取り合うような接客が多いかもしれないですね。お客さんも、そういう会話を楽しみに来ている節がありますし。もちろんそういうお店ばかりではないんですけど、割合的には多い印象ですね。

 

前編はここまで。後編では、「お酒やおつまみの違い」をテーマに東西の酒場を語っていただきます。

 

 

撮影/鈴木謙介

 

<取材協力>

丸福酒場

住所:東京都墨田区八広5-20-18
営業時間:17:00~23:00、日曜15:00~22:00
定休日:月曜

 

【関東特有の割り材について】
ホッピーミーナが語る! 焼酎のベストパートナー「ホッピー」の噺
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【東西の角打ちについて】

【せんべろnet監修】“ひとり飲み”初心者が「角打ち」に挑戦する噺
【兵庫・達人と巡る角打ち】神戸御影・榊山商店の噺
【兵庫・達人と巡る角打ち】垂水・フジワラ酒店の噺

 

【会館飲みについて】
京都で注目を集める「会館飲み」って何だ!? の噺
会館飲み実践編① 四条大宮・新宿会館の噺【前編】

 

【関東の酒場について】
【東京・沿線ぶらり酒】時代に翻弄された「新宿ゴールデン街」の歴史と文化に酔う噺
【東京・沿線ぶらり酒】新宿西口の異世界「思い出横丁」で、昭和の香りを楽しむ噺
【東京・大衆酒場の名店】伝説の「三祐酒場」で聞く「元祖焼酎ハイボール」発祥の噺

果実まるごとのおいしさ! サントリー「春の白桃チューハイ」&「春のいちごチューハイ」

サントリーは、季節の訪れと果実のおいしさを感じられる季節限定チューハイ「サントリー 春の白桃チューハイ」と「サントリー 春のいちごチューハイ」を2月4日(火)から全国で発売します。

「サントリー 春の白桃チューハイ」と「サントリー 春のいちごチューハイ」

 

記事のポイント

春らしい華やかなデザインの春季限定チューハイ。フルーツのおいしさを全面に出した爽やかな甘さで、一足早く春の訪れを感じられそうです。お花見のお供にも!

 

本品は、サントリー独自の“-196℃製法”を活用し、果実まるごとのおいしさを引き出した缶チューハイ。「サントリー 春の白桃チューハイ」は白桃の華やかな香りと甘みが、「サントリー 春のいちごチューハイ」はいちごの甘酸っぱく爽やかな味わいが特徴です。

「サントリー 春の白桃チューハイ」

 

パッケージには桜の花のイラストを配し、春の到来を華やかに告げる和風のデザインを採用。また、みずみずしい果実を大きく描かれ、中味の特徴がわかりやすく訴求されています。

「サントリー 春のいちごチューハイ」

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:5%

■価格:オープンプライス

【数量限定】梅干しの濃厚な味わいがギュッと詰まった「サッポロ 男梅サワー 梅つぶし」

サッポロビールは、濃厚な梅干しの味わいが楽しめる「サッポロ 男梅サワー 梅つぶし」を2025年1月15日に数量限定で発売します。

「サッポロ 男梅サワー 梅つぶし」

 

「男梅サワー」は、ノーベル製菓が販売する「男梅」の風味を再現した、サッポロビールとノーベル製菓のコラボレーション商品です。梅干し丸ごとタネを除いて粉砕し、アルコールに浸漬した「梅干しまるごと粉砕浸漬酒」により、梅干しの持つ旨味、香味を余すところなく抽出した唯一無二の“しょっぱウメぇ味”が特徴です。

 

記事のポイント

梅干しのしょっぱさ×酸っぱさが楽しめる男梅サワーに、お店で梅干しを潰しながら飲んでいるような濃厚な味わいの「梅つぶし」が今年も登場。食事に合うさっぱりテイストなので、晩酌のお供にも。

 

今回発売されるのは、毎年数量限定で発売される「梅つぶし」がさらに美味しくなって再登場したもの。お店で梅干しを潰しながら飲んでいるような、濃厚な梅干しの味わいと飲みごたえが特徴です。

 

さらに、缶体をひっくり返すことで梅の果汁が混ざり、果汁成分が踊りだしたかのように缶全体に広がって味わいが深まるほか、見た目でも楽しめます。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:5%

■純アルコール量:350ml缶…14g、500ml缶…20g

■価格:350ml缶…192円(税別)、500ml缶…265円(税別)

脂肪や糖分の吸収を抑える機能も! アサヒ「スタイルバランス」に“無糖レモンサワー”がラインナップ

アサヒビールは、「スタイルバランス」ブランドから、難消化性デキストリンを配合した「食生活サポート無糖レモンサワーノンアルコール」を、2025年2月12日に発売します。

「食生活サポート無糖レモンサワーノンアルコール」

 

記事のポイント

ノンアルコールでカロリーゼロの「スタイルバランス」に、甘くない無糖タイプのレモンサワーが登場。食事に合わせやすい無糖タイプで、食事からの脂肪や糖分の吸収を抑える難消化性デキストリン(食物繊維)が配合されているので、食生活のバランスが気になる人に最適です。

 

「スタイルバランス」ブランドは、“カロリーゼロ”、“糖類ゼロ”でお酒気分を楽しめるノンアルコールのカクテルテイスト飲料です。アルコール/ノンアルコール飲料市場では「無糖」カテゴリーの需要が年々拡大していることを受け、今回新たに「無糖レモンサワーノンアルコール」がラインナップに加わりました。

 

「アサヒスタイルバランス食生活サポート無糖レモンサワーノンアルコール」は、“アルコール分0.00%”、“カロリーゼロ”“糖類ゼロ”で、食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能が報告されている難消化性デキストリン(食物繊維)を配合した機能性表示食品です。

 

無糖ならではの甘くない、どんな食事とも合うすっきりクリアな味わいが楽しめます。パッケージはレモンのイラストと「食生活サポート」のアイコンとともに「無糖」の文字を中央に記載することで、おいしさと機能を両立した商品特徴を訴求しています。

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:炭酸飲料

■アルコール分:0%(ノンアルコール)

■価格:オープンプライス

【期間限定】ジンジャーが香る爽やかな味わいの「KIRIN Premium ジンジンジャー 杜の香」

キリンビールは、ジュニパーベリー100%で仕上げたこだわりのジンを使用した「KIRIN 杜の香(もりのか)」ブランドより、「KIRIN Premium ジンジンジャー 杜の香」を、2025年2月4日(火)より期間限定で発売します。

「KIRIN Premium ジンジンジャー 杜の香」

 

記事のポイント

ほんのりレモン香るジンジャーフレーバーで、ジンを飲んだことのない人でも飲みやすい味に仕上がっているのが特徴。甘さ控えめなので、食事や晩酌にピッタリなジンソーダです。

 

近年、食事シーンでアルコール飲料を楽しむ機会が増えたことで、すっきり甘くないアルコール飲料へのニーズが高まっているそう。さらに、「原酒ソーダ」カテゴリーにおいては、ジンをはじめとした、ウイスキー以外の原酒をベースに使ったアルコール飲料の選択肢が増えることへの期待がユーザーのなかにあるとのこと。

 

一方で、ジンを飲んだことのない人のなかには、ジンに対して「クセがあり飲みにくい」といったイメージを持っている人もおり、トライアルの障壁になっているそう。このようなユーザーのニーズに応えるため、2024年8月に発売された「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」は、ジュニパーベリー100%で仕上げたジンのスッキリとした清涼感のある飲みやすい味わいが好評を得ているそうです。

 

今回、その「KIRIN 杜の香」ブランドから発売される「KIRIN Premium ジンジンジャー 杜の香」は、ジュニパーベリー100%で仕上げたジンの清涼感と、ほのかなレモンの香り、軽やかな炭酸感が楽しめるプレミアムジンジンジャーです。カクテルのなかでも人気の高い「ジンバック」をイメージしたジンジャーフレーバーの限定商品となっています。

 

パッケージは、ジンジャーフレーバーを感じさせるゴールドの色面に、爽快感のあるシズルを表現したデザインに仕上げられています。

 

●ジュニパーベリーとは?

ジンの香りづけに使われる、和名では西洋杜松(せいようねず)と呼ばれる針葉樹の実です。主に東ヨーロッパやイタリアのトスカーナ地方が一大産地として知られています。ジンの特徴である森林を感じさせる清涼感に加えて、スパイスや柑橘類を感じさせる香りの成分が含まれています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:スピリッツ(発泡性)

■アルコール分:7%

■純アルコール量:350ml缶 19.6g、500ml缶 28g

■価格:オープンプライス

【限定生産】糖質ゼロの辛口チューハイ! タカラ「焼酎ハイボール」5%<特製ウメサイダー割り>

宝酒造は、“タカラ「焼酎ハイボール」5%<特製ウメサイダー割り>”を、全国で1月28日に数量限定発売します。

記事のポイント
ウメチューハイといえば、酒場の定番メニュー。インテージSRI+「23年度チューハイフレーバー別販売実績(推計販売金額順)」によれば、チューハイのフレーバーでもレモン・グレープフルーツ・プレーン(ドライ)に続く人気のフレーバーだそう。「特製果実エキス」により香りと味わいを楽しめて、かつ飲みごたえもある一杯になっています。

 
同商品は、独自方法で製造した「特製果実エキス」を使用し、爽やかなウメの香りとみずみずしい味わいを実現したとのこと。ベースアルコールには「宝焼酎」を使用し、アルコール分5%でも飲みごたえのある辛口の味わいを楽しめます。
 

タカラ
「焼酎ハイボール」5%<特製ウメサイダー割り>
アルコール分:5%
参考小売価格(消費税別):350ml/159円、500ml/217円

【数量限定】人気の和柑橘シリーズ! タカラ「焼酎ハイボール」<愛媛産いよかん割り>

宝酒造は、“タカラ「焼酎ハイボール」<愛媛産いよかん割り>”を、全国で1月14日に数量限定発売します。

↑タカラ「焼酎ハイボール」<愛媛産いよかん割り>

 

記事のポイント

タカラ焼酎ハイボールは、宝焼酎ならではの飲みごたえと、キレ味爽快で辛口な味わいに加え、プリン体ゼロ・甘味料ゼロである点も特徴です。いよかんのさっぱりとした香りと酸味が楽しめる同フレーバーは、鍋料理との相性間違いなし。

 

いよかんは、日本が原産とされる果実で、爽やかな香りと酸味が魅力です。今回発売する<愛媛産いよかん割り>は、そのいよかんの風味を糖質ゼロで楽しめます。

 

タカラ
「焼酎ハイボール」<愛媛産いよかん割り>
アルコール分:7%
参考小売価格(消費税別):350ml/159円、500ml/217円

【期間限定】「ジムビーム ハイボール缶〈ハニーハイボール〉」登場! サントリー「ジムビーム ブラック」などもリニューアル

サントリーは、「ジムビーム ブラック」を2025年3月11日より、「ジムビーム ハイボール缶」を2025年1月中旬以降順次、全国でリニューアル発売します。

 

また「ジムビーム ハイボール缶〈ハニーハイボール〉」も、全国で2025年3月11日に期間限定発売します。

↑「ジムビーム ブラック」「ジムビームハイボール缶」がリニューアル

 

記事のポイント

現行品は在庫が無くなり次第終了し、中味・パッケージをリニューアル。7年以上熟成させた原酒を使ってつくった「ジムビーム ブラック」、飲食店で飲むジムビームハイボールのような味わいを目指したハイボール缶はもちろんですが、人気フレーバーであり期間限定発売の「ハニーハイボール」にも注目したいところです。

 

・ジムビーム ブラック

7年以上熟成させた原酒を使用。熟成されたバーボン原酒をブレンドした、芳醇で厚みのある味わいとエレガントでなめらかな後味を楽しめるとのこと。

↑「ジムビーム ブラック」。パッケージは、ブラックとゴールドの色合いで、洗練された印象を目指しているそう

 

・ジムビーム ハイボール缶

飲食店で飲むジムビームハイボールのような味わいを目指し、複数のレモン蒸溜酒を加えることで、よりいっそう香りがよく爽快な味わいを実現したといいます。

↑デザイン面でも、飲食店のジムビームハイボールをイメージさせるようなつくりに

 

・ジムビーム ハイボール缶〈ハニーハイボール〉

ジムビームの香味とハチミツのやさしい甘さが調和し、飲みやすい味わいに仕上げているそう。

↑人気フレーバーかつ期間限定なので、お見逃しなく

 

サントリー
「ジムビーム」ホームページ

ジムビーム ブラック
700ml/瓶・3080円(税別)

ジムビーム ハイボール缶
350ml/缶・167円(税別)
500ml/缶・226円(税別)

ジムビーム ハイボール缶〈ハニーハイボール〉
350ml/缶・167円(税別)

限定発売だった「ほろよい」リプトン紅茶フレーバーが、通年商品に! 手淹れ紅茶のような味わい

サントリーは、「ほろよい〈Liptonレモンティーサワー〉」「ほろよい〈Liptonアップルティーサワー〉」を、2025年2月18日から全国で発売します。

 

記事のポイント

24年9月に限定発売され、好評だった「ほろよい〈Liptonレモンティーサワー〉」「ほろよい〈Liptonアップルティーサワー〉」。このたび通年商品となったことで、いつでも楽しめるようになりました。パッケージは中味の特徴がよく表現された、華やかなデザインです。

 

リプトンの茶葉を使用し、クリーンで雑味がなく、手淹れしたような紅茶の味わいに仕上がったとする同商品。

 

Liptonレモンティーサワーは、レモンの華やかな香りとやさしい酸味によって、紅茶のおいしさとレモンの果実感を楽しめる一杯に。Liptonアップルティーサワーは、りんごのまろやかな甘さとフレッシュな果実感が、紅茶の余韻と程よく調和する味わいになっているとのこと。

 

サントリー
「ほろよい〈Liptonレモンティーサワー〉」350ml  希望小売価格 156円
「ほろよい〈Liptonアップルティーサワー〉」350ml 希望小売価格 156円

これはビール?サワー?と話題を呼んだ 「金麦サワー」が通年発売に

サントリーは、“サワー”のように飲みやすく、爽やかな味わいが特徴の「金麦〈晩酌サワー〉」を2025年4月8日(火)から全国で新発売します。

「金麦〈晩酌サワー〉」

 

記事のポイント

苦味を抑えたすっきりとした飲み口とシトラスの香りの新感覚な味わいで話題になった「キンムギサワー」が好評につき通年販売されます。甘くないので食事に合わせやすく、毎日の晩酌にもピッタリ。ビールのようなサワーのような絶妙な味わいをこの機会にご賞味あれ!

 

「金麦サワー」は、食事に合わせるお酒としてビール類とサワーなどを併飲する人が増えている近年のニーズに応えて開発されたもの。ビール類における麦芽由来の複雑でやさしいうまみとサワーのようなすっきりとした飲みやすさの両立を目指し、まったく新しい味わいを香料・甘味料を使用せずビールの醸造技術によって実現した商品です。

 

2024年4月に北海道エリア限定として発売され、同10月に数量限定で全国発売されました。その際、「すっきりしていて飲みやすい」「爽やかな味わいで食事との相性も抜群」といった好評の声が寄せられたことから、今回、「金麦〈晩酌サワー〉」として、商品名・中味・パッケージを刷新し通年発売されることになりました。

 

商品名は「金麦サワー」から「金麦〈晩酌サワー〉」に変更され、晩酌時に食事とともに楽しんでもらいたい商品であることを表現。中味は、「金麦」こだわりの素材である「贅沢麦芽」(※)を使用するとともに、希少なレモンドロップホップに加えシトラホップを一部使用。醸造条件を見直すことで、麦のうまみと柑橘系の香りの調和を追求し、爽やかな後味に仕上げられています。

※二条大麦麦芽の中でも、うまみ成分(たんぱく質)を多く含む麦芽「旨味麦芽」に加え、こだわりの国産麦芽を一部ブレンドしたもの

 

パッケージは、金色の背景に「金麦」のロゴを配することで上質さと親しみやすさを、「麦のうまみと柑橘系の香り」の文言で味わいの特徴を表現しています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:発泡酒

■アルコール分:6%

■価格:オープンプライス

【数量限定】銀座のBARで人気No.1の味が好評につき再販「The CHOYA 銀座BAR 梅ソニック」

チョーヤ梅酒は、梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR」の人気No.1カクテル「The CHOYA ソニック」の味わいを再現した「The CHOYA 銀座BAR 梅ソニック」を、2024年12月31日(火)から全国のセブン-イレブンの一部酒類取扱い店舗にて数量限定で再販売します。

「The CHOYA 銀座BAR 梅ソニック」

 

記事のポイント

2024年8月20日にセブン-イレブンにて全国数量限定で発売された「The CHOYA 銀座BAR 梅ソニック」が、好評につき再販売されることに。今回も数量限定なので、以前飲めなかった人はこの機会をお見逃しなく!

 

「The CHOYA ソニック」は銀座に店舗を構える梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR」にて2019年のオープン当初から不動のNo.1人気を誇る梅酒とソーダ、トニックウォーターを合わせた梅カクテル。

 

数種類のシトラスとハーブを漬け込んだオリジナルのシトラスハーブエキスを使用することで後口の爽快なトニック感を、カクテルにトッピングされる完熟南高梅は完熟梅ピューレをブレンドすることで華やかな香りと果実感によるリッチな味わいを実現しています。

 

また、味わいに沿った果実感あるオレンジ、ソーダの爽快感ある水色を中心に、「The CHOYA 銀座BAR」のイメージカラーである黒と金をあしらった高級感あるパッケージに仕上げられています。

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:4%

■価格:350ml缶…238円(税別)

「日本最小規模のウイスキー蒸溜所」のシングルモルトはどんな味? シェリー樽で後熟した「シングルモルト長濱THE FIFTH BATCH」販売開始

長浜浪漫ビール(滋賀県長浜市)が運営する日本最小規模のウイスキー蒸溜所「長濱蒸溜所」は、自社蒸留原酒のみをヴァッティングしたシングルモルトの第5弾「シングルモルト長濱THE FIFTH BATCH(ザ フィフス バッチ)」を2025年1月21日より販売開始します。

 

記事のポイント

2024年4月発売した「THE Mont-Pérat BATCH」に引き続き、長濱蒸溜所原酒のみを使用した第5弾となるシングルモルト。口当たりは滑らかで、ナツメグやクローブを思わせるナッティーなアクセント。余韻にはオロロソ樽由来のドライでエレガントなタンニンが心地よく続くといいます。

 

本商品を製造するにあたり、「一醸一樽」の精神のもと、熟成庫に眠る原酒の中から、最上級のモルト原酒のみを厳選。今回は2020年に蒸留したノンピート原酒をアイラクォーター樽とKOVAL樽に樽詰めし、約2年8か月熟成した後、2023年8月に良質のスペイン産オロロソシェリーホグスヘッド樽で約1年間の後熟。そして、各々の原酒の熟成を慎重に吟味し、丁寧にヴァッティングを行ったとのこと。繊細なアロマと果実味たっぷりのテイストだといいます。

↑容量は500ml。販売本数は3000本です

 

長浜浪漫ビール
シングルモルト長濱 ザ・フィフス バッチ
希望小売価格:1万1000円(税込)

冬に最適! 自宅でじっくり燗酒を楽しむ噺

提供:宝酒造株式会社

 

古くは奈良時代ごろから、日本酒の伝統的な嗜み方として知られる「お燗」。しかし、なぜ、温めることでおいしくなるのでしょうか? 本稿では、酒蔵に勤めた経験も持つ日本酒アドバイザー・関友美さんとともに、「お燗」に向く日本酒や、お燗の種類と温度など、燗酒について深掘りし、自宅で楽しむ方法を提案します。

関 友美/きき酒師。地元の札幌でOLとして働いたのちに上京。飲食店勤務、酒蔵での勤務などを経験し、現在はライター業のほか、日本酒をはじめとした製品造りのアドバイザー、酒蔵コンサルタントなど、日本酒事業に関わる数々の仕事を手がけている

 

 

なぜ、温度によって日本酒の味が変わるのか?

「この日本酒はお燗に向いている」とか「この日本酒は冷酒のほうがおいしい」など、温度によって日本酒の味わいは変化します。しかし、実は日本酒の味が変わるのではなく、温度の高低に応じて我々の舌の味覚が変わるため「味が変わった」と感じるのです。

 

温度によって変化するのは「アルコール」「酸」「香り」「甘み旨み」の4つ。アルコールは温めることで揮発しやすくなり、舌はやわらかさを感じるようになります。また、酸にはクエン酸や乳酸、コハク酸やリンゴ酸などがありますが、日本酒を温めるとこうした酸の感じ方に影響が出て、甘さや酸味などが変わったように感じます。

 

日本酒が温まると果実のようなエステル香(アルコールや酸とも関係する香気成分)を穏やかに感じる一方、お米本来の香りが際立つようになります。そして、味覚は温度が高くなると甘みや旨みを感じやすくなり、そのため塩味や苦みなどを含めたバランスも変化し、日本酒の味が変わったように感じるのです。

 

燗酒の種類(温度)と特徴

日本酒は精米歩合や醸造アルコールの有無などで分類されます。一般的に各酒質のポテンシャルを発揮しやすい温度帯があるといわれています。また、冷蔵庫の普及により、冷温に適した冷酒が登場。それと同時に飲み方の多様化も進み、飲みごろとされる温度には呼び名が付けられました。

 

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【日本酒を知る】白壁蔵①:今更聞けない、日本酒の基本の噺

 

■日本酒の分類

 

↑普通酒の「上撰 松竹梅」。冷やではもちろん、燗につけることでさらに味わいが引き立つ軽快でなめらかな味わい

 

呼び名は、5度の「雪冷え」から55度以上の「飛びきり燗」までの10種類あり、そのうち“燗酒”と呼ばれるのは30度の「日向燗」から「飛びきり燗」。一方、“冷酒”と呼ばれるのは15度の「涼冷え」から「雪冷え」まで。そして、燗酒でも冷酒でもない温度帯は室温、いわゆる“常温”です。ちなみに、冷蔵庫がなかった時代の「冷や」は、常温のお酒のことを指しました。

 

■温度ごとの日本酒の呼び名

 

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【日本酒を知る】温度帯によって独特の呼び名がある噺
“形”から入る、燗酒の楽しみの噺

 

ここでは関さんに、おおまかな分類である「本醸造酒」「吟醸酒」「純米酒」に合った「お燗」の温度とその理由を教えてもらいました。

 

「『本醸造酒』は温度帯によって左右されないというか、どの温度で飲んでもおいしいですね。冬は50度以上の熱燗にするなど、季節やその日の温度、気分などによって決めればいいと思います。

『吟醸酒』は華やかでフルーティな吟醸香が魅力ですが、温度が高いとお米の風味が増すぶん果実味がマスクされてしまいがち。ですから、お燗にあまり適さないという考えが一般的です。香りがさらに華やかな『大吟醸酒』は、なおのこと。温めたとしても、45度の上燗ぐらいまでといわれます。でも逆に、吟醸香は冷やすことで豊かになるので、『吟醸酒』や『大吟醸酒』は15度以下の冷酒に適した銘柄が多いともいえるでしょう」(関さん)

 

↑関さんが飲んでいるのは「特撰 松竹梅〈大吟醸〉磨き三割九分」。精米歩合39%まで磨き上げた、きれいな味わいと華やかな吟醸香の大吟醸

 

「『純米酒』には、『純米吟醸酒』や『純米大吟醸酒』も含まれるので、適した温度帯を提示するのは難しい部分もあります。ただ、普通の『純米酒』や『特別純米酒』などで、旨みやコクが豊かなタイプは燗に向いたものが多いといえますね。温度の見極めは、お燗をつけながら嗅いでみて“炊き立てご飯”の香りがしたら、最も美味しい温度です」(関さん)

松竹梅「白壁蔵」<生酛純米>。生酛ならではの、複雑味や凝縮感がありながら口あたりまろやかでやわらかい味わいが特徴

 

これらはあくまで一般論。例えば「純米大吟醸酒」でも、温めてはいけないということはありません。そもそも、感じ方やおいしさは人それぞれ。様々な温度帯で試し、好みの味を見つけることも日本酒の楽しみ方のひとつといえるでしょう。そして関さんは最適解を見つけるヒントとして、日本酒のラベルを確認することもオススメだといいます。

 

「記載がない銘柄もありますが、ラベルの裏に“飲みごろ温度”など、適した温度帯が表記されている日本酒は、それが目安になります。また、お店にもヒントはあります。もし居酒屋などに行った際に燗酒があれば、その銘柄は燗がオススメだということですよね。それを覚えておいて、ぜひご自宅で実践しするがよいかもしれません。日本酒は温度を変えて味わいの変化を楽しむ、世界で唯一のお酒なので、いろいろ楽しんでみてください」(関さん)

↑パッケージの裏には、お酒の「味わい」や「飲みごろ温度」などが表記されているので、飲むときの参考に

 

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自宅でおいしく「燗酒」を飲む方法

燗酒を提供する店の多くは酒燗器などで提供してくれますが、自宅に専用機器を持っている人は少ないはず。では、どんな方法で燗をつけるのがオススメなのでしょうか。

 

「簡単なのは家電タイプの酒燗器ですけど、そうでなければオーソドックスに、鍋にお湯を張って徳利やちろりを温めるやり方ですね。沸騰したら火を消して、ぬる燗なら2分30秒、熱燗なら3分湯煎が目安です」(関さん)

 

それでも鍋でお湯を沸かすのは手間、という人に関さんがオススメするのは電気ケトル。徳利などの容器が入る、口が広いタイプであることがポイントで、こちらも鍋を使った湯煎と同様の手順と時間で温めます。

↑お湯が沸いたところで電気ケトルに徳利を入れる

 

さらに手軽に「燗酒」を楽しむなら、やはり電子レンジ。500Wで1合を温める場合、時間の目安はぬる燗なら50秒、熱燗なら60秒が目安とのことですが、その他のコツや注意点を教えてもらいました。

 

「電子レンジは急に温度が上がるので、容器の上と下とで熱ムラができやすいんですね。そのため、徳利よりも片口のように背が低いタイプがオススメです。さらに、できれば加熱を20秒ごとなどに分け、途中でかき混ぜると馴染みやすくなりますよ。なお、お酒を温めると揮発で香りが飛びやすくなるので、ラップを被せましょう。もし、狙った温度より熱くなってしまったら、冷たい別の容器に移せばすぐに冷めますよ」(関さん)

↑電子レンジでお燗する場合は、徳利よりも片口のほうが、熱むらが出にくい

 

実はこんな飲み方も! 「お燗」以外の嗜み方

日本酒を温めて飲む楽しみ方は、「お燗」以外にも存在します。そのなかから、おでん居酒屋などで提供されることもある「出汁割り」と、氷を入れたグラスに燗酒を入れる「燗ロック」を紹介。関さんにテイスティングしてもらいました。

 

まずは「出汁割り」から。今回は、松竹梅「天」をおでんの出汁で割ってみました。

松竹梅「天」は、二段酵母仕込によって、 「まろやかな旨み」と「すっきりしたあと味」を 絶妙なバランスで実現した日本酒

 

 

「日本酒のやわらかな風味と出汁の旨みが引き立て合って、おいしいです。私自身、鰹や昆布、あごの出汁などを家で作って燗酒のアテにしたり、割ったりして飲むくらい好きなんです。出汁の素材によって日本酒の感じ方も変わるので、飲み比べるのも楽しいですよ。

 

また、これは割って飲む日本酒全般にいえますが、アルコール度数が下がるので、強いお酒が苦手な人にもオススメです。私は基本的に1対1の割合にしていますが、お好みで調整してもいいでしょう」(関さん)

 

次に「燗ロック」を試してもらいました。関さんもこのスタイルで飲むのは初めてとのこと。

 

「一見、普通の日本酒オンザロックと変わらないような気もしますが、熱燗の場合はアルコールが多少なりとも揮発して飛ぶため、より度数が下がって飲みやすくなるということですよね。確かに、軽快な味わいでサラッと飲める印象です」(関さん)

↑氷を入れたグラスに燗酒を注ぐ燗ロック

 

「伝統的な楽しみ方に、一度温めた日本酒を冷ます『燗冷まし』がありますが、これはアルコール度数を下げたり角のある雑味をとったりしてマイルドにする狙いがあるんですね。この『燗冷まし』をよりスピーディに、そしてさらにアルコール度数が下がるのが『燗ロック』なのかなという印象もあります。こちらも、強いお酒が苦手な人にはオススメかもしれません」(関さん)

 

ほかにも、カルダモンやシナモンなどを実のまま燗酒に入れて個性的な香りにする「スパイス燗」や、日本酒のお湯割り、ホットチョコレート割りなど「お燗」以外のユニークな嗜み方もあります。この冬、試してみてはいかがでしょうか。

 

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「燗酒」に合う簡単おつまみ

日本酒の醍醐味のひとつといえば、食中酒としての楽しみ方。「燗酒」にマッチする料理には、どんなものがあるのでしょうか。

 

「温度の観点からいうと、料理とお酒の温度帯を合わせる手法は、フードペアリングにおけるひとつの目安といえますね。また、酸に関しては、コハク酸や乳酸は温まることで旨みが増してまろやかになる特徴があるので、料理も出汁が効いた旨み豊かな料理や、まろやかな味わいのおつまみが合うと思います」(関さん)

↑出汁のきいた「おでん」は燗酒に合うベストなおつまみのひとつ。おでんの出汁で「出汁割り」も作れて一石二鳥

 

例えば、日向燗からぬる燗までの温かさなら、焼き魚や焼き鳥などがいいでしょう。熱さを感じる上燗以上なら、冬だと鍋料理がよく合いますね。特に、シンプルに出汁の効いたおでんはベストマッチな一皿だと思います」(関さん)

 

さらに、手軽に作れるオススメなおつまみを関さんに教えてもらいました。1品目は「クリームチーズと塩昆布の和え物」。クリームチーズを角切りにして塩昆布をのせるだけのカンタンおつまみ。

 

「混ぜて和え物にしたり、刻みトマトを加えたり、クラッカーにのせたり、ごま油を垂らしたりと、アレンジもオススメ。チーズは栄養価が高く、肝臓の働きを促進してアルコールを分解する期待もでき、おつまみにぴったりなんです。また、昆布は旨みが豊富なので日本酒の甘みとの相乗効果も楽しめます。温かい燗酒でとけていくクリームチーズも、また格別ですよ」(関さん)

↑クリームチーズと塩昆布の和え物

 

「2品目の『サラダチキンのユッケ風』は、割いて電子レンジで温めたサラダチキンに卵黄、ごま油、しょうゆ、コチュジャンを混ぜるだけ。しょうゆとコチュジャンは発酵調味料であり、この風味が燗酒の甘さや旨みとよく合います。また卵黄の濃厚でクリーミーな質感は、温かい日本酒のまろやかさと絶妙にマッチ。ヘルシーなお肉のつまみとしてもオススメです」(関さん)

↑サラダチキンのユッケ風

 

「最後は『アボカドと生ハムのオリーブオイル和え』です。アボカドをスライスして、生ハムを巻きます。オリーブを回しかけレモンを搾れば完成です。アボカドにはビタミン類や食物繊維が豊富に含まれています。とろりとした舌触りが燗酒によく合うのでオススメ。仕上げにレモンを少々搾ったり、クミンシードを加えたりすると個性的な風味になります。ただしレモンはお酒の余韻をリセットすることもあるので、日本酒の味わいを深く感じたいときにはかけなくてもいいです」(関さん)

↑アボカドと生ハムのオリーブオイル和え

 

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冬本番を迎え、「お燗」がますますおいしい季節。ぜひ様々な温度や飲み方で日本酒を楽しんでください。

 

撮影/我妻慶一

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・上撰 松竹梅
https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3005

・特撰 松竹梅〈大吟醸〉磨き三割九分
https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3569

・松竹梅「白壁蔵」<生酛純米>
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/shirakabegura/

・松竹梅「天」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/shochikubaiten/

 

「日本酒を知る」シリーズ
【日本酒を知る】白壁蔵①:今更聞けない、日本酒の基本の噺
【日本酒を知る】白壁蔵②:知っていたら自慢できる?日本酒造りの噺

日本酒を楽しめる噺
夏はひんやり“日本酒ロック”の噺
江戸時代のお酒事情の噺
秋に円熟する日本酒「秋あがり」と灘の名水の噺
自然と人の努力が生んだ、酒造好適米・山田錦の噺

若鶴酒造からスモーキーさを追求したブレンデッドウイスキー新ブランド「SAB.」デビュー

若鶴酒造は、ブレンデッドウイスキーの新ブランド「SAB.(サブ)」を立ち上げ、第1弾商品として「SAB. SUNSET RED」と「SAB. NIGHT BLACK」の2種を2024年12月12日(木)に発売しました。また、来年2025年夏に「SAB. OCEAN BLUE」を数量限定品として発売予定です。

左からSAB. SUNSET RED、SAB. OCEAN BLUE、SAB. NIGHT BLACK

 

【ラインナップ】

SAB. SUNSET RED

砺波・散居村の水田に映る夕日をイメージした<赤>。スモーキーなウイスキーの入門からこだわりのユーザーまで対応する甘く、丸みのある味わい。

アルコール分:46%

容量/実売価格:700ml/3180円(税別)、200ml/1140円(税別)

 

SAB. NIGHT BLACK

夜空の星々に照らされた山の陰影をイメージした<黒>。より奥深く、複雑さを持ったスモーキーでスパイシーな味わい。

アルコール分:46%

容量/実売価格:700ml/4900円(税別)

 

SAB. OCEAN BLUE

雨晴海岸の晴れ渡る空と海をイメージした<青>。三郎丸の特徴である力強いスモークとフルーティーな魅力が際立つ三郎丸最高峰のブレンデッド。

アルコール分:46%

容量/実売価格:700ml/9000円(税別)

※2025年夏発売予定、数量限定品。商品写真は仮イメージです。今後変更の可能性があります。

 

いずれも環境に配慮した「エコグリーン瓶」を使用。再生カレットを90%以上使用することで、一般的な瓶に比べ23%の軽量化と10万本あたり約13.5トンのCO2削減に貢献します。

 

日本発のウイスキーをグローバル展開

同社の三郎丸蒸留所では、2019年にシングルモルト三郎丸シリーズ第1弾「三郎丸0 THE FOOL」を発売。日本のシングルモルトウイスキーは国内やアジア市場を中心に好評を得ているものの、ウイスキー消費量の大半はブレンデッドウイスキーが占めています。

 

そこで同社ではグローバルにたたかえるブレンデッドウイスキーを開発するため、これまでの商品ブランドを整理し、新・三郎丸ブランド戦略の新たな柱の1つとして、ブレンデッドウイスキー「SAB.」を発売するに至りました。

若鶴酒造株式会社の代表取締役社長兼CEO 稲垣 貴彦氏

 

「SAB.」シリーズは、三郎丸の大きな特徴である「スモーキーさ」を追求しながら、グローバルに浸透するネーミング、パッケージ、プライシングと、グローバルに対応するウイスキーブランドの確立を目指すとしています。

 

日本のウイスキー産業を支える樽再生事業もスタート

また、三郎丸蒸留所は、2024年11月より新事業である「Re:COOPERAGE(リク―パレッジ)」を立ち上げています。これは、ここ10年間で約10倍に増えた蒸留所数に対し、樽の価格の高騰、樽不足により、樽の供給が追いついていないという現状に対応することを目的としたもの。また、それらの樽をメンテナンスする職人の不足も課題となっています。

 

今回、同社が立ち上げる「Re:COOPERAGE」は、樽の「修理・再生・再活性化」を担う業態です。現在、独立系の樽メーカーは日本全国でも1社のみであり、本事業の立ち上げにより、日本のほぼ中央に位置する富山県で、樽の修理が可能となります。三郎丸蒸留所は、「樽再生と木桶の再生」両方を専門として担う日本初の本取り組みで、国内ウイスキー産業を支え、業界の底上げに貢献するとしています。

 

若鶴酒造
ブレンデッドウイスキー「SAB.(サブ)」
2024年12月12日発売

【数量限定】年末年始を祝う“神レモン”「ニッポンのシン・レモンサワー 祝杯の神レモン」

サッポロビールは、年末年始にぴったりな祝賀感のあるパッケージが目を惹く「ニッポンのシン・レモンサワー 祝杯の神レモン」を12月17日に数量限定で発売します。

「ニッポンのシン・レモンサワー 祝杯の神レモン」

 

記事のポイント

モロッコの伝統的な調味料であるシトロンコンフィ(塩レモン)を使用し、レモンの華やかな香りと豊かな味わいが楽しめるレモンサワー。“ハレの日”をイメージしたという特別感のあるデザインは、まさに“祝杯”という印象です。この冬だけの数量限定なので、見つけたら即買いしましょう。

 

本品は、レモンの果実感とスッキリとした味わいが楽しめるレモンサワー。レモンを日本の食卓に広めてきたポッカサッポロフード&ビバレッジのレモンのプロ「レモンマイスター」との協働開発によって生まれました。

 

飲み飽きないおいしさはそのままに、国産レモン搾汁素材を漬け込んだ風味のよいシトロンコンフィ(レモンの塩漬け)を使用して実現した、華やかな香りと豊かな味わいが特徴です。

 

パッケージは、ニッポンの“ハレの日”をイメージした背景色に、熨斗や水引、金粉などをイメージしたデザインをあしらい、ハレの日の特別感を表現。クリスマスや大晦日、お正月など年末年始のイベントや集まりにピッタリなデザインで、この時期だけのおいしさが楽しめます。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:リキュール(発泡性)

■アルコール分:5%

■純アルコール量:350ml缶…14g、500ml缶…20g

■価格:350ml缶…172円(税別)、500ml缶…234円(税別)

“神戸”にこだわった白鶴酒造初のクラフトジン「KOBE HERBAL GIN 白風」

白鶴酒造は、希少な神戸市特産のボタニカルにこだわったクラフトジン「KOBE HERBAL GIN 白風(コウベハーバルジン シラカゼ)」を、2024年12月9日から直営店と関西エリアの酒販店・飲食店限定で先行発売しました。ラインナップは「#01」と「#02」の2種類。

「KOBE HERBAL GIN 白風」

 

記事のポイント

日本酒メーカーの白鶴酒造初となるクラフトジンは、神戸市産のボタニカルにこだわった2種類の風味をラインナップ。紫蘇を使うなど“和”を感じさせるジンは、関西土産として、日本国内だけでなくインバウンド需要も見込めそうな商品に仕上がっています。

 

「KOBE HERBAL GIN 白風」は、神戸の風(=神戸らしい“風味”)を表現するため、ジュニパーベリー以外のボタニカルは希少な神戸市産のものを使用。「KOBE HERBAL GIN 白風 #01」には、イチゴ、ミント、カモミールを、「KOBE HERBAL GIN 白風 #02」には、青紫蘇、赤紫蘇、バジルを使用しています。また、仕込みには日本酒の仕込みに使う六甲山系の伏流水を使用しています。

 

2種類のジンの風味は、時間帯によって表情をかえる“神戸に吹く風”をイメージしており、神戸産のイチゴとミント、カモミールを使用した「KOBE HERBAL GIN 白風 #01」は、黄昏時の神戸の山々に吹く風を思わせる、甘く落ち着いた風味で、ほのかに残るやさしくゆったりとした余韻が特徴。「#02」は神戸産のバジルと青紫蘇、赤紫蘇を使用し、朝日が差し込む神戸の山々に吹く風を思わせる、爽やかでバランスの取れた風味で、グリーンノートの清々しい余韻が感じられます。

 

日本酒造りで培った、調和のとれた香味にする目的で複数の原酒をブレンドする技術をクラフトジンにも応用。これにより、日本酒にも相通じる口当たりの滑らかさを実現しています。

 

【おすすめの楽しみ方】

「KOBE HERBAL GIN 白風 #01」

●ソーダ割り 1(ジン):3(ソーダ)
甘いイチゴの香りとミントの爽やかなハーブ感。ミントを加えると、よりフレッシュで爽やかな香りに。イチゴ、ブルーベリーを加えることで、ジンの香りに果実のフレッシュな味わいをプラス。

●ストレート/ロック
まったりとしたイチゴの甘みとなめらかな口あたり。ロックでは氷が解けるとともに、徐々にミント、カモミールの香りが感じられ、香りの変化を楽しめる。

●ジャスミンティー割り 1(ジン):2(ジャスミンティー)
甘いイチゴの香りとジャスミンティーの香りが織りなす、オリエンタルな味わい。

 

「KOBE HERBAL GIN 白風 #02」

●ソーダ割り 1(ジン):3(ソーダ)
ジュニパーベリーと青紫蘇の溌溂とした爽やかな香り。紫蘇、梅干しを加えると、和風の味付けとも相性抜群に。

●トニック割り 1(ジン):3(トニック)
爽やかなグリーンノートを感じる本格カクテル。ライムの果皮を加えると、より爽やかな味わいに。

●紅茶割り 1(ジン):2(紅茶)
ジュニパーベリー、紫蘇の香りを感じるハーブティー風カクテル。

 

■パッケージ:700ml瓶

■品目:スピリッツ

■アルコール分:45%

■価格:3900円(税別)

【ローソン限定】ビール類なのに苦くない? サントリーが作った“新感覚のお酒”「HOPPLE(ホップル)」

サントリーは、同社のビール類史上最大量のホップを使用した“新感覚のお酒”「HOPPLE(ホップル)」を全国のローソン店舗で12月17日(火)より数量限定で発売します。

「HOPPLE(ホップル)」

 

記事のポイント

若年層のビール離れの対抗策として開発された、苦みを抑えたビール類飲料。パッケージに“ビール屋さんのスパークリング”と表記されているように、軽やかな飲み口の炭酸系アルコールといったイメージを訴求しています。まずはローソンでテスト販売されるということですが、売れ行き次第では全国・全業態での展開もあるとのことで、どのように受け止められるか注目です。

 

同社の調査によると、20代・30代の若年層のなかに、「リラックスしながら楽しむお酒として、ビールの香りや味は好きだが、苦みが好ましくない」という意見がある一方で、「甘すぎるお酒も苦手」といった考えを持つ人がいることが分かったとのこと。

 

「HOPPLE」は、そのようなニーズに応えるため、ビール類の特徴のひとつである“ホップ由来の豊かな香り”がありながらも、“甘み・苦みのバランス”を追求した“新感覚のお酒”です。「若年層の新需要創造にチャレンジしたい」との思いに共感したローソン店舗でテスト発売を行い、将来的には全国・全業態での本格展開を目指します。

 

ホップはビール類に香りと苦みを付けるために用いる原料で、一般的に使用量が多いほど香りが豊かになる一方、苦みが強いビール類に仕上がります。同商品においては、サントリーのビール類史上最大量のホップを使用し、香りを最大限に引き出しながら、同社として初めて用いる製法により苦みを抑えています。

 

これにより、香料不使用でホップ由来の複層的に広がるフルーティな香りと、すっきりとした甘みを両立させています。

 

パッケージは、ホップをあしらった商品名のロゴで中味の特徴を表現するとともに、“自分時間”をゆったりと過ごすキャラクターのイラストで、リラックスした雰囲気と親しみやすさを感じられるデザインとなっています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:発泡酒

■アルコール分:5%

■価格:オープンプライス

ワンコインでいいの!? 管理栄養士監修ボリュームランチをカクテルテイスト飲料「スタイルバランス」と楽しみ尽くすチャンス

健康志向の高まりを受け、新しい飲酒文化の提案を目指すアサヒビール。2024年12月9日から13日までの期間限定で、東京・新橋において開催されるポップアップイベントでは、ノンアルコールカクテルテイスト飲料「アサヒスタイルバランス」を、管理栄養士監修の栄養バランスのとれたメニューとともに提供します。

なんとランチは500円、ディナータイムは300円と破格の価格設定で楽しめるとあって、行列必至! そのお披露目に立ち会い、ひと足先に体験してきたので、レポートします。

 

ボリュームたっぷりのお店ランチがワンコイン!?

今回の期間限定店舗「サクッと 食生活サポート スタイルバランス亭」は、新橋を中心に界隈で働く忙しいビジネスパーソンをターゲットに実施。ボリュームたっぷりの4品と「アサヒスタイルバランス」3種飲み比べセットをペアリングしたランチメニューは税込500円で提供され、またディナータイムにはスタイルバランスとおつまみセットが税込300円で楽しめる形に。

価格を抑えて健康的な食事へのハードルを下げつつ、カクテル気分を味わえるノンアル飲料とバランスのとれたメニューの魅力を強力アピール!

↑管理栄養士監修のランチは、栄養の土台となるタンパク質・脂質・炭水化物のバランスを考慮しつつ、「アサヒスタイルバランス」の爽やかな味に合わせた味付けになっている

 

昼から“チューハイ”!?「スタイルバランス」ってなに?

「アサヒスタイルバランス」は、アサヒビールが展開する、カロリーゼロ・糖類ゼロで“お酒気分”を楽しめるノンアルコールのカクテルテイスト飲料ブランド。アルコールを含まずに、ハイボールや柚子レモンサワー、カクテルのような本格的な味わいを再現しています。

特筆すべきは、すべて機能性表示食品で、前述のカロリーゼロや糖質ゼロに加え食生活や肌ケア、睡眠をサポートする健康機能も備えていること。2019年以降売り上げ規模を拡大し、ノンアルコールチューハイテイスト・カクテルテイスト市場で、3年連続で売上ナンバーワンを記録。特に翌日の予定に配慮して夜のお酒を控えるシーンや、健康志向の強い層に支持されています。

↑左から、「ハイボール ノンアルコール350ml」「ゆずサワー ノンアルコール350ml」「レモンサワー ノンアルコール350ml」。食事の脂肪や糖分の吸収を抑制するとされる、難消化性デキストリンを含み、普段の食生活をサポートする

 

↑スタイルバランス亭では、上の3種が各100ml提供される

 

「アサヒスタイルバランス」にはほかに、肌の潤いを守るのを助けるとされるセラミドを配合した、「アップルスパークリング」「カシスオレンジ」「シャルドネスパークリング」テイストや、睡眠の質の向上に役立つとされるGABAを配合した「グレフルサワー」テイストもラインナップしています。

 

アサヒビール
「アサヒスタイルバランス」

 

罪悪感ゼロ! 管理栄養士が考案したメニューって?

今回のメニューは、人気YouTuberで管理栄養士の「おすぎ」さんが監修したもので、栄養バランスを重視。

主菜の「鮭のてりやき七味風」は、お肉が多くなりがちなビジネスパーソンの食事に魚を取り入れ、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスを整えます。副菜には、噛みごたえのある根菜を使用した「4種の野菜の和風マリネ」や、味噌やごまの風味でマイルドな味わいを楽しめる「ほうれん草の味噌マヨ和え」が並び、さらに主食の「もち麦ごはん」で食物繊維を強化し、血糖値の急上昇を防ぐ効果も期待できます。

このように、栄養バランスを整えながらボリュームたっぷりの満足感の高いメニューで、楽しみながら健康に配慮した食体験を得られるのです。

↑手前から時計回りに、良質なタンパク質と脂質をとれるシャケにほんのりピリ辛な七味でアクセントをつけた「鮭のてりやき七味風」、食物繊維とビタミンCがたっぷりで、かつお節によりうまみも加わった「4種の野菜の和風マリネ」、こんにゃくやちくわの食感やごまの風味が満足感を高める「ほうれん草の味噌マヨ和え」、食物繊維たっぷりの「もち麦ごはん」

 

↑ディナータイムは、ペアリングする「アサヒスタイルバランス」のラインナップはそのまま、もち麦ごはんをカットし全体量を抑えた食事が供される

 

↑栄養バランスが考えられたレシピ動画でYouTubeのチャンネル登録者数33万人超を誇る管理栄養士の「おすぎ」さん。食生活が乱れがちな12月にうれしい、おいしく身体にもやさしいメニュー構成を心がけたという

 

なぜ新橋で?

ちなみに、イベントの開催地に新橋が選ばれた理由には、“サラリーマンの街”という背景が。「アサヒスタイルバランス」のターゲット層である30~50代が多く、特に仕事が忙しく、健康やメタボを意識し始める世代が多いエリアともいえます。

一方で、カクテルは一般的に女性人気が高い飲料。新橋での「スタイルバランス亭」実施を通じて、健康意識を持つ男性にも訴求する狙いがあるのだそう。

↑お披露目に登壇した、アサヒビール株式会社 スマドリマーケティング部長 兼 スマドリ株式会社 代表取締役社長 高橋徹也氏。今回の取り組みは、「飲む人も飲まない人も楽しめる自由な飲み方」を提案し、健康的な食生活をサポートすることを目指す「スマートドリンキング」という同社独自のコンセプトに基づいているという

 

「サクッと 食生活サポート スタイルバランス亭」

営業期間:2024年12月9日(月)〜13日(金)
営業時間:ランチタイム 12:00〜14:00(L.O 13:30/ディナータイム 17:00〜21:30(L.O 21:00)
所在地:東京都港区新橋3-16-17
電話番号:03-6432-0148

 

どう考えてもお得で満足感の高いスタイルバランス亭の期間限定メニュー。平日の健康管理に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

取材・文・写真/和田史子(GetNavi web編集部)

数量限定! 「キリンウイスキー 陸」を100%使用したハイボール缶

キリンビールは、「キリンウイスキー 陸」ブランドから「キリンウイスキー 陸ハイボール缶」(350ml缶)を、2024年12月10日(火)より数量限定で発売します。

「キリンウイスキー 陸ハイボール缶」

 

「陸」は、富士御殿場蒸溜所の多彩なグレーン原酒とモルト原酒を主体にブレンドした、ほのかな甘い香りと澄んだ口あたりのおいしさが特徴の「きれいな味、美しい香り」が楽しめるウイスキーです。2022年のリニューアルを機に好調に推移し、2024年1-10月の累月前年比は147%と過去最高の実績となっています。

 

その「陸」をより手軽に、多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、「陸」と炭酸だけでつくられたハイボール缶が開発されました。富士御殿場蒸溜所のウイスキーの特徴であるバランスのよい味のハイボールに仕上がっています。

 

■パッケージ:350ml缶

■品目:ウイスキー(発泡性)

■アルコール分:7%

■純アルコール量:19.6g

■価格:オープンプライス

【数量限定】華やか極まりなし! 年末年始の食卓を彩る「福ヱビス」発売

サッポロビールは、年末年始を彩る華やかなヱビスビールのデザイン缶「福ヱビス」を12月3日に全国で数量限定発売します。本年の「福ヱビス」は、ブランドテーマである「たのしんでるから、世界は変えられる。」を体現する、北陸地域で活躍する若手アーティスト「HART project produced by aQ-studio」と共創してデザインしました。

 

また、この福ヱビスの発売を記念して「福ヱビス ART GALLERY」を12月7日、8日の2日間限定で渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKにて、12月9日から12月26日まではYEBISU BREWERY TOKYOにて開催します。

 

記事のポイント

ハレの日に飲みたい「ちょっといいビール」といえば、やっぱりヱビスビールが思い浮かびますよね。若手アーティストとコラボした2024年の「福ヱビス」は、ヱビスビールならではの金色を背景に、独特なタッチの富士山と紅梅が映え、華やかなこと極まりなし。ぜひ手に入れて年末年始の食卓を彩りましょう。

 

期間中は若手アーティストが福ヱビスを題材として制作したアートを展示するほか、渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKでは、持ち帰れるアート展として福ヱビスのサンプリングに加えて、福ヱビスをSNSで投稿した方にアート作品のミニポスターをプレゼント。

↑デザインアーティスト・秋山雅貴

 

秋山雅貴さんのコメントは以下。

「昔から耳馴染みの深いヱビスビール、その年末年始仕様である『福ヱビス』に自分の描いた作品が起用されましたこと、非常にうれしく思います。年始を祝う縁起の良いモチーフとして、荘厳な富士山と可憐な梅の花を、自分らしい表現で描かせていただきました。迫力のあるタッチと色使いによる生命力の強さ、ぜひ手に取って感じてみてください」

 

サッポロビール
福ヱビス 350ml缶、500ml缶
参考小売価格:オープン

 

福ヱビス ART GALLERY

【RAYARD MIYASHITA PARK会場】

東京都渋谷区神宮前6丁目20-10 MIYASHITA PARK South2F 吹き抜け広場

2024年12月7日~12月8日 11:00~21:00

【YEBISU BREWERY TOKYO】

東京都渋谷区恵比寿4丁目20-1

2024年12月9日~12月26日 平日:12:00~20:00 土日祝:11:00~19:00

定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始

※イベント実施時間・場所・内容は変更の可能性があります。

 

RAYARD MIYASHITA PARKで12月7、8日に開催する「福ヱビス ART GALLERY」では、以下2つの来場特典(※1)を用意しています。

特典① サンプリング商品:福ヱビス缶

20歳以上で車の運転がない方へ、一人につき1本プレゼントします。

特典② ミニポスター

自身のSNS(X、Instagram、Facebook)にて、福ヱビス缶の写真を投稿した方にミニポスターを1枚プレゼント。10人の若手アーティストと福ヱビスのコラボ作品となっており、全10種類の中から好きな作品を選べます。

※1:YEBISU BREWERY TOKYOでは来場特典はありません。

【Amazonブラックフライデー】乾杯! ギフトにおすすめアルコール飲料

現在開催中のAmazonブラックフライデーにて、お得に購入できるアルコール飲料を紹介。お世話になった方へ送るギフト、友人へ送るギフト、または自分へのご褒美としていかがでしょうか? セール終盤は売り切れることも多いので、売り切れる前にゲットしておくことをおすすめします。

 

【その1】クリスマスまでの日数を数えるアドベントカレンダー仕様

アサヒビール

アドベントカレンダー9種24本ギフトセット

6598円→6070円(税込)

アサヒビール9種24本詰め合わせのバラエティビールギフトセット。ビール6種、微アルコール1種、ノンアルコール2種の計9種が入っています。クリスマスまでの日数を数えるアドベントカレンダー仕様なので、箱からビールを1本ずつ取り出す楽しみもあリます!

 

【その2】干支をあしらった特別デザインで新年を祝いましょう

サントリー

ザ・プレミアム・モルツ ギフト 干支デザイン缶 2種アソートセット 350ml 12本

3299円→2844円(税込)

干支土鈴をモチーフに採用した干支デザインのプレミアムモルツ。「ザ・プレミアム・モルツ干支デザイン350ml」 6本、「ザ・プレミアム・モルツ香るエール干支デザイン350ml 」6本の合計12本入り。おせち料理やお雑煮と一緒に、特別なプレモルでいい年を迎えましょう。Amazon限定ギフトセットとなっています。

 

【その3】キリンビールの良いとこ取り

キリン

一番搾り キリン ビールギフト 350ml×12本 一番搾り2本+晴れ風2本+一番搾り糖質ゼロ2本+一番搾り<黒生>2本+キリンラガービール2本+キリンクラシックラガー2本 飲み比べセット

3431円→2297円(税込)

一番搾り、キリンビール 晴れ風、キリンラガービール、キリンクラシックラガー350ml各3本ずつ合計12本の飲み比べセットとなっています。

 

【その4】レモンサワー好きには堪らない!

サッポロビール

サッポロ レモンサワー 6種飲み比べ ギフトセット [チューハイ 350ml×12本] 

2396円→1929円(税込)

Amazon限定のレモンサワー飲み比べアソートギフトセット( 350ml×12本)。「濃いめのレモンサワー」、「濃いめのレモンサワー若檸檬」、「シン・レモンサワー」、「レモン・ザ・リッチ 特製レモン」、「レモン・ザ・リッチ 神レモン」「レモン・ザ・リッチ 苦旨レモン」のセットとなっています。

 

【その5】国産クラフトビールを集めました

逸酒創伝

クラフトビール 飲み比べ 18本 逸酒創伝 オリジナルギフト

6000円→5340円(税込)

国産クラフトビール18本(350ml)を飲み比べできるお得なセットです。セット内容は、ヤッホーブルーイング「よなよなエール」、「水曜日のネコ」、「インドの青鬼」。コエドビール「伽羅」、「瑠璃」、「毬花」。銀河高原ビール「小麦のビール」 。エチゴビール「ピルスナー」、「こしひかり越後ビール」。黄桜「LUCKY CAT、LUCKY DOG」 。小樽麦酒「ピルスナー」。オラホビール「キャプテンクロウ エクストラペールエール」。 常陸野ネストビール「ホワイトエール」。キリンビール「スプリングバレー 」、「豊潤496」。THE軽井沢ブルワリー「黒ビール(ブラック)」 。DHCビール「ラガー」、「セッションIPA」。それぞれ1本ずつ入っています。

 

※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。 ※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

【数量限定】レモンを6倍漬け込んだ「サッポロ 濃いめのレモンサワー 深みの熟成」

サッポロビールは、「サッポロ 濃いめのレモンサワー 深みの熟成」を12月3日に全国で数量限定発売します。

 

本品は、2023年12月に発売された「深みの熟成」を、さらに熟成感をアップして再発売されるもの。「サッポロ 濃いめ」ブランドの特徴である、ギュッと搾ったようなしっかりすっぱいレモン味“濃いめ”はそのままに、通常の6倍の時間じっくりと漬け込んだ、レモン漬け込み酒を一部使用し、コク深く余韻のある味わいを実現しています。

 

パッケージの背景をオレンジと赤のグラデーションにすることにより、熟成したレモンの味わいを表現。さらに、雪のデザインをあしらうことで冬らしさも表現しています。

 

■パッケージ:350ml缶、500ml缶

■品目:スピリッツ(発泡性)

■アルコール分:7%

■純アルコール量:350ml缶…19.6g、500ml缶…28g

■価格:350ml缶…148円(税別)、500ml缶…200円(税別)

たすきとコースが飲みながら確認できちゃう! サッポロ黒ラベル「箱根駅伝缶」の数量限定発売

サッポロビールはサッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」を11月26日に全国で数量限定発売。

 

記事のポイント

毎年恒例のサッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」。今回はコースマップもあしらわれた500ml缶も登場します。サッポロビールオリジナル「メモリアルセット」のプレゼントキャンペーンも実施中です。

 

パッケージには選手たちが走る姿や出場20校と関東学生連合1チーム(合計21チーム)の襷(たすき)をデザイン。例年は350ml缶のみの発売でしたが、2024年は500ml缶も発売。500ml缶のパッケージにはコースマップをあしらうなど、350ml缶と500ml缶それぞれを楽しめるデザインになっています。

 

サッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」

参考小売価格:オープン価格

※中味は通常の黒ラベルと同一です。

 

また、第101回大会を記念し、抽選で101名にサッポロビールオリジナル「メモリアルセット」が当たるプレゼントキャンペーンも実施。

【キャンペーン概要】

サッポロ生ビール黒ラベル 第101回箱根駅伝缶
サッポロビールオリジナル「メモリアルセット」プレゼントキャンペーン

■対象商品

サッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」350ml缶×6缶パック、500ml缶×6缶パック

■応募方法

対象商品のスリーブ内面に印刷された専用応募ハガキを郵送にて応募。500ml缶×6缶パックを購入、応募の場合は当選確率が2倍になります。

※専用ハガキ以外の応募は不可となります。

■賞品

サッポロビールオリジナル「メモリアルセット」を抽選で101名にプレゼント。

<オリジナル「メモリアルセット」内容>
・第101回箱根駅伝大会記録を刻印したオリジナルメモリアルプレート
・サッポロ生ビール黒ラベルと箱根駅伝のロゴ入りオリジナルペアタンブラー

■応募受付期間

2025年3月14日応募締切 ※当日消印有効

■応募宛先 

〒100-8691日本郵便株式会社 銀座郵便局 郵便私書箱116号

サッポロ生ビール黒ラベル第101回箱根駅伝缶サッポロビールオリジナル「メモリアルセット」プレゼントキャンペーン事務局

問い合わせ先:0120-300-116(フリーダイヤル)

・事務局開設期間:2024年11月26日~2025年4月30日
・受付時間:10:00~18:00 ※年末年始・土・日・祝を除く

■賞品のお届け

2025年4月中旬以降を予定

※やむを得ない事情により、発送が若干遅れる場合があります。

■応募資格

日本国内にお住まいの満20歳以上の方

紀州南高梅の香りを楽しんで! ウイスキーブレンド梅酒「海知の梅」「翼知の梅」発売

シーウィングスは、ウイスキーブレンド梅酒 「海知の梅」「翼知の梅」を発表。

 

記事のポイント

人気商品 ウイスキー海知・翼知シリーズの新たなラインナップとして生まれたウイスキー梅酒。それぞれのウイスキーの樽による個性に加え、南高梅梅酒の持つ「柔らかさ」「愛らしさ」をプラス。そして「新しい余韻」をイメージし引き立てることを目的としてデザインされています。

 

「海知の梅」について
雄大な自然が織り成す、まろみある余韻の出会い

フルーティな甘みをもつ紀州南高梅をウイスキー「海知」で深く穏やかに包み込ませ、口に含んだ瞬間に広がる旨みと奥行きある余韻を楽しめるとのこと。ロックやソーダ割りなど飲み方お好みで。

 

<ミズナラ樽「海知」ウイスキーについて>

日本人になじみ深い白檀や伽羅の香味のウイスキー海知はミズナラ樽の追熟で黄桃やドライフルーツの甘く芳醇な香りが魅力。

 

「翼知の梅」について
ヒノキの木香を引き立てる、ふくよかな南高梅の甘味

洋梨やトフィーのような甘味と調和の取れたスパイシーさが際立つウイスキー「翼知」をベースに、紀州南高梅の芳醇な甘味、酸味の長所を溶け込ませ、ふくよかな果実の香りと濃厚な後味を楽しめるとのこと。ロックやソーダ割りなど飲み方でお好みで。

 

ウイスキー・ジン・ラム・テキーラにも!”原酒のソーダ割り”ブームの背景とおすすめ銘柄18

ウイスキー消費を若年化・大衆化した立役者といえばサントリーの「角ハイボール」ですが、この「ハイボール」、すなわち「ソーダ割り」がジンやラム、テキーラなどさまざまなお酒に急速に拡大。“原酒+ソーダ”という飲み方がお酒トレンドを席巻しています。

 

この流れは2025年以降も続く見込み。そこで原酒ソーダにおすすめの銘柄から、好みの炭酸強度・味わいで自宅で手作りできるレシピまでを紹介しましょう。

 

 

ハイボールの次は?
「原酒ソーダ」トレンドの流れをおさらい

今回お話をうかがったのは、東京・丸の内ビルディングにある立ち飲みバー併設型のリカーショップ「SAKE COLLECTIVE &SPIRITS(サケ コレクティブ アンドスピリッツ)」。同店はロンドン最大級の日本酒専門店と、東京最大級の蒸留酒専門店のコラボレーションストア。代表の黒田亜衣さんにトレンドなどを教えていただきました。まずは昨今人気となっている背景から。なぜ近年、原酒ソーダが盛り上がっているのでしょうか?

 

「理由はいくつかあります。振り返ると、ルーツは2008年ごろに始まった、『角』を起点とするウイスキーのハイボールブーム。これは近年の日本におけるウイスキーブームのきっかけにもなりました。飲食店で飲まれていたハイボールが徐々に家庭にも浸透。いまや、大定番酒のひとつとなりました」(アンドスピリッツ株式会社 代表・黒田亜衣さん、以下同)

 

インタビューに答えてくれた黒田亜衣さん。2024年には日本人初となるウイスキーの国際資格「MASTER OF SCOTCH」を取得しています。

 

ハイボールをはじめとする原酒ソーダ人気の理由のひとつは、ベースとして使われるウイスキーやジンといった蒸留酒が、ビールやワインなどの醸造酒よりも糖質が低いというヘルシーさ。こうした認知が広がるなかでウイスキーやハイボールが市民権を獲得し、その後、「レモンサワー」ブームへと続きました。

 

 

「代表的な商品は、『檸檬堂』『こだわり酒場のレモンサワー』。EXILEが監修した『レモンサワースクワッド』も話題でした。街にもレモンサワーの専門店や、テーブルにレモンサワーが出る蛇口を取り付け、それを飲み放題で楽しめるようにしたお店などが続々とオープンしましたよね」

 

このトレンドを後押ししたのが、2018年ごろに起きた「強炭酸水」ブームです。

 

このころに、「カナダドライ」ブランドの「 ザ・タンサン・ストロング」や、サントリーとスノーピークがコラボした「サントリー 南アルプススパークリング」などがデビューしました(ともに現在は終売したものの、そのDNAは最新ブランドに引き継がれています)。

 

 

『こだわり酒場のレモンサワー』は、RTD(Ready to Drinkの略。缶や瓶など、フタを開けてそのまま飲める飲料のこと)よりも前に、『こだわり酒場のレモンサワーの素』を発売していました。これは、いわばアルコール入りの割り材。強炭酸水ブームとの親和性の高さもあり、自宅などでハイボールやレモンサワーを飲む人が増えていきました

 

ジン人気の理由と現在地。
火付け役のブランドは?

その裏で、ジワジワと勢力を拡大させていたのが「ジン」です。特にお酒好きやバー業界のあいだでは、小規模蒸留所による個性的な味わいのクラフトジンが注目を集めていました。

 

そのムーブメントの世界的なパイオニアである「シップスミス」は2009年に英国ロンドンで誕生。日本初のクラフトジンは、京都蒸溜所の「季の美」で、2016年にデビューしました。

 

ジンの蒸留所は首都圏にも多く、蔵前、八王子、虎ノ門、深川、田園調布、みなとみらいなどにあります。

 

「ジンはジュニパーベリーというスパイスを使うこと以外は定義がゆるく、異なる多彩なボタニカルが生み出すフレーバーが魅力です。ウイスキーのように必ずしも樽で長期間熟成させる必要がないので、比較的早く出荷できるというメーカー側の利点もあります」

 

トニックウォーターで割ると色素が変化を起こし、青色がピンクに変わるジンなど、個性的な商品も増えています。

 

ジンのヒットを決定づけたのは、サントリーの「翠(SUI)」。2020年にデビューし、2022年にはRTD「翠ジンソーダ缶」が発売され、ともに大ヒット。ハイボールのように家飲みの新定番として定着しました。

 

コロナ禍によって家飲み需要が増したことも大きかったと思います。蒸留酒の魅力に目覚める人も多く、ウイスキーやジン以外に、ラムやテキーラ、焼酎なども脚光を浴びるようになり、いまの原酒ソーダブームにつながりました」

 

志村けんさんが愛飲していたことで知られる、鹿児島の芋焼酎「伊七郎」。同店は、都内屈指のラインナップを誇ります。

 

仕事柄、海外のつくり手やバーテンダーとの情報交換を頻繁にするという黒田さんですが、原酒ソーダは日本独自のカルチャーだとか。ほかの国では、カクテルのほうが人気が高く、原酒をソーダで割って飲む文化はあまり根付いていないといいます。

 

日本でソーダ割りが人気なのは、料理に合わせてお酒を楽しむ文化があるからだと思います。ソーダで割るとアルコール度数が高いお酒でも飲みやすくなりますし、爽快で食事にも合わせやすい。また、日本人は欧米人にくらべてお酒に弱いので、お酒を覚えたてのころにストレートのまま飲むという人はあまりいません。
東京の下町では、ウイスキーハイボールから転じた焼酎ハイボールが戦後から大衆酒場で親しまれていますし、日本人はDNA的にもソーダ割りが好きなんだと思います」

 

「冷やすこと」を意識するとおいしく仕上がる

では、自宅などで原酒ソーダを楽しむ際、どうやって作るとお店のようにおいしく仕上がるのでしょうか?

 

「まずは、できるだけ冷やすことです。炭酸ガスには、水の温度が低いほうが溶け込みやすいという性質があるので、冷たくしたほうが爽快感を得られます」

 

 

「また、氷が溶けると水っぽくなり風味が変化してしまうので、それを可能な限り防ぐという意味でも冷たいほうがいいですね。そういった意味では、製氷機で作った氷よりもお店で売っているような溶けにくい氷を使うのがおすすめです」

 

お店の味を再現!
おいしい原酒ソーダの作り方

なるほど! とはいえ論より証拠。同店バーテンダーさんの実践を交えつつ、黒田さんに解説していただきました。

 

「まずはグラスに氷を入れ、バースプーンやマドラーでかき混ぜてグラスをしっかり冷やします。次にスピリッツを注入。アルコール度数が40%なら、スピリッツ1:ソーダ4で約8%、1:5なら約6.6%になりますが、比率はお好みでご調整ください」

 

原酒もマドラーなどを使い、氷としっかり混ぜましょう。そうすることで、凝縮されている香りが開き、さらにこのあと注ぐソーダとも混ざりやすくなります。

 

「ソーダは、炭酸ガスが抜けないようにできるだけやさしく注ぎます。注ぎ終わったらマドラーなどで氷を上に4〜5回持ち上げ、全体をなじませれば完成です」

 

同店では、グラスの形に合わせてバーテンダーがカットした氷柱を使用しています。

 

ウイスキーからカシャッサ、メスカルまで
原酒ソーダに合うおすすめ銘柄

「SAKE COLLECTIVE &SPIRITS」は、嗜好性の高い品ぞろえが特徴で、個性的なブランドがずらり。今回はそのなかから、原酒ソーダにオススメの銘柄をピックアップしてもらいました。

 

ウイスキー

左から「キルホーマン マキヤーベイ」7150円、「アバフォールズ シングルモルトウイスキー」2970円、「ミクターズ US★1バーボン」8140円(すべてSAKE COLLECTIVE &SPIRITSでの税込価格、以下同)。

 

・スコッチウイスキー(シングルモルト)
「スコットランドのアイラ島でつくられるアイラモルトはスモーキーな香りが魅力。ストレートやロックなどもオススメですが、ぜひハイボールも楽しんでみてください。なかでもキルホーマンは、たくましい燻香と甘やかなコクがたまりません」

 

・ウェルシュウイスキー
「個人的に推したいのは、英国南西部のウェールズでつくられているウェルシュウイスキーのシングルモルト『アバフォールズ』。現地でも、100%ウェールズ産の麦芽を使用している蒸留所であり、ほんのりとしたスパイス感と果実味、甘味が絶妙。ハイボールには特にオススメです」

 

・アメリカン(バーボン)ウイスキー
「アメリカンウイスキーからはミクターズを。米国最古のウイスキー蒸留所をルーツに持つブランドで、少量生産のクラフトディスティラリーとしても屈指の人気。樽由来のバニラ香や、濃厚な果実味がハイボールとも好相性です」

 

「クロナキルティ ギャレーヘッド シングルモルト」6490円、「ザ グラッドストンアクス ブラックアクス」3960円。

 

・アイリッシュウイスキー
「近年人気急上昇中のアイリッシュからはクロナキルティを。カカオや完熟フルーツのリッチな果実味がおいしいです」

 

・スコッチウイスキー(ブレンデッド)
「スコッチのブレンデッドウイスキーからはザ グラッドストンアクスのブラックアクス。アイラモルトとハイランドモルト(ハイランド地方のモルトウイスキー)のブレンドで、スモーキーかつリッチな味わいが特徴です」

 

ジン

「野沢温泉蒸留所 シソジン」4950円、「ウィットリーニール ディスティラーズカット ロンドンドライジン」3300円、「マーシャル ロンドンドライジン」6600円。

 

・ジャパニーズジン
「野沢温泉蒸留所のシソジンは、赤紫蘇のやさしい甘味が特徴で、ジンソーダの新たな魅力に気づかせてくれるはずです」

 

・ロンドンドライジン
「正統派のロンドンドライジンからは、3年連続で“英国で最も愛されているプレミアムジン”に選ばれているウィットリーニール。柑橘の風味と土っぽいスパイス感、苦味や甘味のバランスが心地よいおいしさです。
そして、音楽好きに有名な英国のアンプメーカーマーシャルブランドのジンも、意外なおいしさでオススメ。ジュニパーベリーのビター感に、コリアンダーシードのハーバルや柑橘の香りが加わった、爽やかな飲み心地が魅力です。音楽好きの方へのプレゼントにもぜひ」

 

ラム・カシャッサ

「ラオディ ホワイト56」8250円、「セルバレイ チョコレート」5610円、「イピオカ レゼルヴァ プラタ」3190円。

 

・ホワイトラム
「ラムは、樽熟成やスパイスの添加の有無、主原料となるサトウキビの甘味などで、味わいが多彩に変化します。イチオシは、日本人醸造家の井上育三さんがラオス人と共創したラオディ。ピュアで濃厚なホワイトラムです」

 

・ダークラム
「スイーツ好きの方へのおすすめは、ブルーノ・マーズがプロデュースするセルバレイのチョコレートラム。パナマのジャングルで作り出されるリッチな風味と、奥深いカカオのフレーバーが心地よく、それでいて甘すぎない繊細な味です」

 

・カシャッサ(ピンガ)

「ブラジルには、同じサトウキビが原料でも、製法などがラムとは若干異なる『カシャッサ(ピンガ)』という伝統酒があり、そこで推したい銘柄がイピオカです。栗の樽で6か月以上熟成させていて、独特のコクや甘味が特徴の魅惑的な味です。ヤシの葉で巻かれたボトルもかわいいですよ」

 

テキーラ・メスカル

「オルメカ シルバー」3080円、「メスカル アハル」5500円、「サン コスメ」5830円。

 

・テキーラ
「ブルーアガベからつくられるテキーラも、リッチな甘味や熟成の有無などで個性が異なり面白いです。オルメカのシルバーは、ハーバルかつスパイシーで柑橘香も感じられ、ソーダ割り入門に最適なバランスのいい一本ですね」

 

・メスカル
「テキーラは、メキシコのハリスコ州や周辺地域産であることなど細かな定義があるお酒。それに対し、同じくメキシコで自由な発想でつくられているのが、より伝統的な『メスカル』です。スモーキーかつ個性的な味わいや、おしゃれなデザインが注目されていて、近年人気が高まっています。
例えばメスカル アハルは、燻製の香りのなかにオレンジ、ピーチ、アップルのような果実味があって絶品!
よりエントリー向けなら、燻製香がおだやかで上品な味わいのサン コスメ。メキシコ屈指の有名なバーで、ハウスワインならぬ“ハウスメスカル”としても使われている由緒正しき銘柄です」

 

チャチャ・アップルブランデー・シンガニ

最後に、カシャッサやメスカルのように、日本ではまだあまり知られていない世界の蒸留酒からソーダ割りに合うお酒も紹介していただきました。

 

「ダクラッツェ チャチャ クラシック」4950円、「アプルヴァル グランドリザーブ」6380円、「ロス パラレス アニバーサリーリザーブ」5500円。

 

・チャチャ
「まずはジョージアの伝統酒の『チャチャ』。世界最古の蒸留酒のひとつと言われるぶどうのスピリッツです。なかでもこの『ダクラッツェ』は優良栽培地域のぶどう園を所有するワイナリーがつくったチャチャで、ブーケのような華やかな香りが素晴らしいです」

 

・アップルブランデー
「ぶどうで作られることの多いブランデー(果実を主原料とした蒸留酒)のなかで、りんごでつくれらたブランデーを『アップルブランデー』といいます。アップルブランデーで有名な商品は『カルヴァドス』が、今回おすすめしたいのはソーダ割りに最適なアプルヴァル。やわらかな口当たりと、ふんわり香るりんごの余韻がたまらないおいしさですよ」

 

・シンガニ
「 そして3つめは、ボリビア伝統のマスカットの蒸留酒、『シンガニ』からロス パラレス。マスカット・オブ・アレキサンドリアのリッチな甘やかさ、爽やかな香りが調和して、ソーダ割りにも好相性だと思います」

 

手軽に入手できる新作ジンソーダのRTDは
味も意匠も個性的

続けて、嗜好性がありつつも比較的入手しやすいRTDのおすすめを聞きました。すると黒田さんは、2024年11月に発売されたばかりのジンソーダLASTジンソーダ缶をレコメンド。こちらは東京・蔵前にある「エシカル・スピリッツ」初のRTDで、首都圏を中心にスーパーなどでも販売されているそうです。

 

左が「LASTジンソーダ缶」308円。右はそのベースに使われているジン「LAST ELEGANT」2530円。

 

「ジュニパーベリーのニュアンスにラベンダーの華やかさが重なり、さらにリコリスや酒粕を思わせる甘やかさ、まろやかなニュアンスが楽しめる個性派です。アルコール度数5%と、ジンのRTDとしては飲みやすいのも魅力。250mlの手ごろなサイズや、おしゃれなデザインもお気に入りです!」

 

世界には多様な美酒が数多。
ソーダ割りでどんどん試そう!

原酒ソーダのトレンドは2025年以降も拡大していきそうですが、黒田さんはこのムーブメントをどう見ているのでしょうか?

 

「今年は大手のキリンからRTDの『KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香』が新発売されるなど、ジンのソーダ割のラインナップが充実しましたし、しばらく話題性が続くスピリッツといえばジンかなと思います。付随するトピックスとしては、ジントニックでしょうね。こちらも、コンビニなどで買える缶入りの商品が続々と登場しています」

 

また、ラムやテキーラを筆頭に、メスカルやカシャッサなどのアナザースピリッツも徐々に浸透していくはずだと予想。「大手メーカーさんがどこまでPRをするかで、市場拡大のスピードや広がる規模感が変わるとは思いますが」と前置きしつつ、次のように語りました。

 

「ここ数年を振り返ると、グローバル化やSNSの発達もトレンドに大きく影響してきたと思います。特に若い世代は顕著で、20~30代でもお酒好きの方のなかにはマニアックな銘柄に詳しい方がたくさんいます。それでいて、酔い潰れるなどはせず、スマートに嗜む方が多い印象です。若い世代という意味では、若いつくり手もどんどん増えているんですよ」

 

先ほどご紹介したエシカル・スピリッツや、Whiskey&Co.(写真左端の「Teen Spirits」や「On Spring」などをラインナップ)などで活躍するつくり手、山口歩夢さんは1995年生まれです。

 

黒田さんはあらためて、アルコール度数が高いお酒をソーダ割りで飲みやすくするという日本独自の嗜み方に言及。「この文化が多彩な原酒を試すハードルを下げる好習慣となっていて、銘柄の認知拡大にもひと役買っているのでは」と推察します。

 

バー業界でも、年々ソーダ割りのオーダー率が増えているという話を聞きます。もちろん当店も同様ですね。私としては、チャチャやシンガニなどの知名度が低い美酒も、ソーダ割りを入口にして知っていただけるよう、よりプッシュしていきたいです」

 

Profile

アンドスピリッツ株式会社 代表 / 黒田亜衣

2021年に「&SPIRITS」の事業責任者として同店を立ち上げ、2022年に独立し、アンドスピリッツ株式会社を創業。2023年に「SAKE COLLECTIVE &SPIRITS」をオープンし、これら2店舗の運営ほか、輸入卸売業、オリジナル商品の開発、イベントの企画・運営などを行っている。
アンドスピリッツ株式会社

【東京・沿線ぶらり酒】松尾貴史さんと語る、下北沢の酒場とカルチャーとカレーの噺

提供:宝酒造株式会社

 

街を結ぶ沿線には、その地ならではの名酒場と酒文化がある――。本企画では、首都圏沿線の路線ごとに、奥深いカルチャーを探っていきます。ナビゲーターは『古典酒場』の倉嶋紀和子編集長。沿線に縁のあるゲストとともに、街と酒場の魅力を語り尽くします。

松尾貴史(右)/大阪芸術大学を卒業後、デビュー。TV、ラジオ、映画、舞台、イベント、エッセイ、イラスト、折り紙(折り顔)制作など幅広い分野で活躍。近著に『人は違和感が9割』(毎日新聞出版)がある
倉嶋紀和子(左)/雑誌『古典酒場』の創刊編集長。大衆酒場を日々飲み歩きつつ、「にっぽん酒処めぐり」(CS旅チャンネル)「二軒目どうする?」(テレビ東京)などにも出演。その他にもお酒をテーマにしたさまざまな活動を展開中。俳号「酔女(すいにょ)」は吉田類さんが命名。令和4年(2022年度)「酒サムライ」の称号を叙任

 

第1~4回にお届けしたJR中央線に続いては、小田急線。前回の新宿では、作家や編集者、映画関係者などが集った「新宿ゴールデン街」にフォーカスしましたが、今回は同じ文化人でも役者やバンドマンの聖地として知られる下北沢(東京都世田谷区)を訪問。下北沢が職場であるとともに、飲み歩く街としても通い続ける俳優・松尾貴史さんをゲストに迎え、酒や食を中心としたカルチャーについても語ってもらいました。

 

演劇、音楽、古着、カレー。独自の文化が刺激的に香る下北沢

 

下北沢駅が誕生したのは1927(昭和2)年のこと。小田原急行鉄道(現在の小田急電鉄)小田原線の駅として開業し、1933年(昭和8)年には帝都電鉄(現在の京王電鉄)井の頭線も開通。

 

1923(大正12)年の関東大震災以降、現在の世田谷区をはじめとする界隈の農村地には移住者が増加しており、2路線が重なる新駅が誕生した下北沢は急速に発展していきました。そして戦後には駅前に闇市が誕生。なかでも「下北沢駅前食品市場」は2017年まで存在し、いまでも人々の記憶に強く刻まれています。

 

市場の消滅は、駅前を中心とした近年の再開発によるもの。2013年の駅地下化、それに伴う線路の跡地開発によって2020年に「下北線路街」、2022年に複合商業施設「ミカン下北」が開業。2025年には駅前広場にバスロータリーが完成予定です。

 

戦前から文士のサロン的な街であった下北沢ですが、ユースカルチャーが芽吹くのは、1970年代。特にティッピングポイントとなったのは、ジャズバー「LADY JANE(レディ・ジェーン)」と、ライブハウス「下北沢ロフト」が開業した1975年です。各店主は1979年に「下北沢音楽祭」を開催し、次第に若者の街というイメージが浸透していきました。

 

そして、「LADY JANE」のマスターは1980年になると、多目的劇場「スーパーマーケット」を開場します。また、翌1981年には現在の本多劇場グループが、最初の劇場となる「ザ・スズナリ」を、その翌年には「本多劇場」をオープンさせます。こうして、下北沢は演劇の街としても知られるようになります。また、劇団の関係者や役者たちが多く住むようにもなりました。

↑「ザ・スズナリ」のほかにも「本多劇場」「駅前劇場」など多くの劇場があり下北沢は「演劇の街」として広く知られている(写真提供:PIXTA)

 

ファッションの街としての顔は、1960年代から。当初はレディースの洋品店が多く、働き始めた若い女性がお洒落を楽しむ目的に訪れ、そのなかから「下北マンボ」という細身で派手な柄パンツが生まれたといわれています。やがて1970年代になると古着店も増え、ユースカルチャーとの親和性から徐々に台頭。いまや古着は、演劇や音楽と並ぶ下北沢のアイコンです。

 

そのなかに、比較的近年に加わったカルチャーがカレー。最古参といわれる1990年オープンの「茄子おやじ」、スープカレーを東京に広めた名店のひとつであり、2002年に開業(札幌本店は1993年創業)した「マジックスパイス 東京御殿」をレジェンドとし、大阪スパイスカレーの大家「旧ヤム邸」のシモキタ荘が2017年にオープンすると、より下北沢のカレー色が濃厚になっていきます。

 

少年時代からカレー好きだった松尾さんも、2009年に自身のカレー店「般゚若(パンニャ)」を下北沢にオープンします。まずは、「般゚若」でカレーとお酒の関係などについて伺いました。

 

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きっかけは、竹中直人に連れて行かれた老舗のバー

倉嶋 松尾さん、今日はありがとうございます! まずは再会を祝して。

 

二人 カンパーイ!

 

松尾 こちらこそ、「酒噺」の連載に呼んでいただけるとはうれしいです。しかも街のテーマが下北沢ということで、感激ですよ!

 

倉嶋 初めて松尾さんとお会いしたのは立石(東京都葛飾区)でしたもんね。

 

松尾 そうそう! 16時に集まって、いろんな店をハシゴして。

 

倉嶋 懐かしいです。今日は下北沢のこと、たくさん教えてください!

 

松尾 もちろんですけど、倉嶋さんって下北沢にはあまり来ないんでしたっけ?

 

倉嶋 演劇、音楽、古着など、ちょっと私にはハードルが高い街でして(笑)。もちろん名酒場もたくさんありますけど。

 

松尾 そっか、確かに倉嶋さんと下北沢で飲むのははじめてですよね。

 

倉嶋 そうなんです。プライベートでも、お仕事でも訪れる街ではあるんですけど。やっぱり詳しく教えてもらうなら松尾さんだなって。

 

松尾 光栄ですね!

 

倉嶋 ではまず、松尾さんが下北沢の酒場文化に惹かれたきっかけから教えてください。

 

松尾 劇場には出させていただいていたんですけど、お店で衝撃的だったのは竹中直人さんに連れて行ってもらった「LADY JANE」。40年ぐらい前です。竹中さんが、「松田優作がいたら嫌だなぁ……。松田優作がいたら帰ろうよ」なんてつぶやきながらお店に行って、「松田さん来てますか?」とマスターに聞いたら「今日はまだお見えじゃないですね」って。そしたら「じゃあ、また来ます」って寂しそうな顔してさ。なんだ、会いたかったんだってね(笑)。

 

倉嶋 めちゃめちゃ面白い(笑)!

 

松尾 でも、それがきっかけで僕も通うようになりました。するとミュージシャンやジャズマンのほか、役者さんとか舞台や演劇の関係者の人ともいっそう仲良くなって。

 

倉嶋 同業者のつながりもできていったってことですよね。

 

松尾 そう。いつ行っても迎え入れてくれるような感じのゆるい雰囲気があって、ほかのお店にも行くようになったんです。街全体が、なんかゆるい新宿ゴールデン街みたいな感じなんですよね。

 

倉嶋 表現するお仕事の方が多いと、やっぱりそういう雰囲気になるんですね。

 

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車が通れない道の狭さが下北沢のニッチな文化を育んだ

松尾 街として下北沢を好きになったのは、車が通りにくくて、人がそぞろ歩きできるからなんです。

 

倉嶋 確かに、道が狭くて車は入りにくいですよね。

 

松尾 それって、車社会になる前の区画が残ってるからなんです。この辺は東京大空襲のときも奇跡的に守られたので、焼け野原になりませんでしたし。それに、昔から水路がいっぱいあったので行き止まりの道が多いんです。たぶん駅の改札口から半径数百メートル以内に、信号はひとつもないんじゃないかな。

 

倉嶋 都心部の駅では、なかなか珍しいですよね。広めな道は茶沢通り(※)ぐらいでしょうか。

※三軒茶屋と下北沢、東北沢を結ぶ世田谷区道の通称

 

松尾 そんな区画だから、店舗も小さい物件が多いですよね。だから個人店も出しやすい。結果、個性的な店が多くなってサブカルチャーのムードが醸成される。もっとも、いまは道を広げてバスを引き入れようとしてますけどね。僕はどうかと思いますよ。

 

倉嶋 著名人の方と地域の方で協力して、署名活動や反対運動をされていましたよね。

 

松尾 諸外国の観光名所の多くは、駅前からどんどん車を排除してるんです。でも、日本は逆なんですよ。もちろん、踏切がなくなったり茶沢通りの渋滞が軽減したり、便利になった部分もあるんですけど。

 

倉嶋 お店はどうなっていくと思いますか?

 

松尾 なんとかまだ、新規開業は個人のお店が頑張っているので救いです。でも、変に人気が出すぎて家賃が高くなると危ないですね。そうなると、資本力のある企業の店舗しか出せなくなっちゃうので。

 

倉嶋 再開発という点では、それこそ私たちの大好きな立石と似たような課題を抱えているんですかね。

 

松尾 そうですね。それに、下北沢のこぢんまりとした雰囲気は、下町にも似た感じがあります。

 

倉嶋 私が下北沢で印象的に残っているのは、北口にあった市場(下北沢駅前食品市場)です。もう17~18年ぐらい前ですかね。あのなかに、年配の女将さんがやられていたおでん屋さんがあって、立ち退き閉店するまで何度か行きました。素敵なお店でしたねぇ。

 

松尾 「おでん屋 節子」かな。いまでも分店の「せっちゃん」は、お好み焼きとおでんを名物に営業してますよ。

 

倉嶋 今度行ってみます! でも、松尾さんは20代のころからこの街で飲んでいますよね。それから約40年が経ったいま、酒場の楽しみ方はどう変わりましたか?

 

松尾 お店の探し方はなんとなくわかってきたかもしれません。下北沢も若者向けからシニア向けまで多彩にあるなか、年配でも楽しめるお店を見分けるポイントがあって。これは地方で居酒屋を探すときにも、すごく使えるんです。

 

倉嶋 ぜひ教えてください!

 

松尾 歳をとると食の経験値が増えるぶん舌が肥える。それから、前頭葉が弱くなるので我慢が効かなくなる(笑)。そうすると、料理がうまくて居心地もいい店で飲みたいじゃないですか。ということは、人生の先輩方が機嫌よく飲んでいるお店は、間違いないということなんですよ。

 

倉嶋 ご年配の方がにこやかに飲んでいるお店はひとつの指針ですよね(笑)。やっぱり酒場は人ありき、あらためて勉強になります!

 

 

カレーにはチューハイや日本酒が合う!

松尾 うちの名物はカレーなので、ぜひ召し上がってください。こちらは一番人気の「マハーカツカレー」です。

↑般゜若の「マハーカツカレー」(1580円)

 

倉嶋 いただきます……。あぁ、スパイスの香りが抜群に効いていて、グラデ―ションのように変化していく感じもたまりません! 思わずガーッと一気に食べてしまいそうな魅惑の味わいです。

 

松尾 お口に合ってよかった。うちはワンパクなイメージがあるカツカレーでも男女ともに人気で、トータルで食べやすく仕上げているのもポイントなんです。

 

倉嶋 ええ、黒いカツは見た目のインパクトだけじゃないですね。イカ墨を使った衣は重すぎずサクサク、肉の甘みと調和した正統派のおいしさです。もち麦入りのターメリックライスと、さらりとしたカレーソースとのマッチも絶妙!

 

松尾 うれしいです。お酒だとどんなものが合いそうですか?

 

倉嶋 この焼酎ハイボールは、シュワッとした爽快感がカレーの辛みやカツとマッチして最高にイイですね! 宝焼酎の絶妙なコクがフックになって、スパイスとの調和もゴキゲン。あとは、カレーライスのライスはお米ですから、日本酒も当然のように合うと思います。

↑タカラ「焼酎ハイボール」の爽快感がカレーの辛みやカツとマッチ

 

松尾 僕も、当店ではハイサワーとのペアリングを推しているんですが、このカレーとチューハイはすごく合うんですよ。

 

倉嶋 お酒好きの松尾さんがペアリングも考えて作ったんですから、絶対間違いないですね。でも、松尾さんにとってカレーの魅力はどんなところにあるんですか?

 

松尾 そうですね。子どものころから変わらず大好きというノスタルジー。一方で、辛い大人の料理という魅力もあって、辛口を背伸びして食べたかった幼少期の思い出を、ずっと引きずってるんだろうなっていう気がします。

 

倉嶋 奥深い考察ですね!

 

松尾 とはいえ、辛さや味わいよりも大きな魅力を生み出しているのは香りなんです。香りが持つ情報量はすさまじく、カレーの場合はスパイスやハーブのエッセンスが情報となって、様々な方向から一瞬で脳に突き刺さる。それがクセになって、詳しく説明はできないけどハマッちゃうところがカレーの魅力だと思いますね。

 

倉嶋 香りが持つ情報量と、魅惑的なおいしさ。お酒にも当てはまりますね!

 

松尾 最初はただただ「カレーはおいしい」という感想でした。原体験は親父に連れて行ってもらっていた、神戸のオリエンタルホテルで提供されていたカレーです。やがて小学校になると、小遣いで食べに行くようになりました。当時「そごう神戸店」の向かい辺りにあった「神戸カレーショップ」です。

 

倉嶋 小学生が行くお店じゃない気もしますが(笑)、それだけカレー好きだったんですね!

 

松尾 中学に上がると、阪急西宮北口駅(兵庫県西宮市)付近にあった「サンボア」にどっぷり。最初はマズく感じて「もういいや」って思ったんですけど、その後いとこの友人だった3歳年上の兄ちゃんに連れていかれて、断れなくて食べたら「あれ? 悪くないな!」と思って。気になって3回目に行ったらハマッちゃいました。

 

倉嶋 そう考えると「般゜若」さんをオープンするのも必然だったんですかね。きっかけは何だったんですか?

 

松尾 昔、上馬(東京都世田谷区)の交差点付近に通ってるバーがあったんです。大きなガラス窓から国道246号をぼんやり見下ろしながら飲むのが好きでね。でもあるときマスターから、閉店してまっさらにしちゃうと聞いたんです。

 

倉嶋 なんだかもったいないですね。

 

松尾 でしょ。だから落語家さんとかコピーライターさんとか、友人8人に声かけてお金を出し合って、保存会みたいにして営業してたんです。数年やって、結局そこも閉めちゃったんですけど。

 

倉嶋 行ってみたかったです。

 

松尾 で、当時「シメになにか一品欲しいな」となってね。山梨県の富士吉田にある「糸力」という居酒屋の名物カレーがもたれなくておいしいという話があがったので、冷凍品を送ってもらい、湯煎で温めてカレーライスにして出してたんです。

 

倉嶋 そのカレーがモチーフなんですか?

 

松尾 最初はそうだったんですが、サラッとしたカレーを自分でも作ってみたいなと思って、当時のバーテンダーさんと試行錯誤してね。それが数年後に完成しまして、「これは単体でも店出せるぞ!」なんて盛り上がってるところに、知り合いから「下北沢に古着屋さんの空き物件が出るよ」とチャンスが。ここぞとばかりに入れ替わりでオープンしたのが2009年です。

 

倉嶋 今年で15周年。しかもカレー激戦区となった下北沢で、スゴいです!

 

松尾 ありがとうございます。最初はもう少し東北沢駅寄りの場所にあって、手狭になった関係でいまの場所に越してきたのが2017年。でも、それからすっかり7年が経ちました。ちなみに倉嶋さん。すっかりなんて言ってたら、そろそろ夜の営業時間が近づいてきまして……。

 

倉嶋 あら、あっという間に!

 

松尾 うちもお酒はあるんですけど、より本格的な居酒屋に移動しましょうか。

 

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飲むと楽しい人に付いていく

松尾 ということで、あずま通りからひとつ路地に入った「まぼねん」にやってきました。

↑若いお客さんで賑わう下北沢の晩酌屋「まぼねん」の店内

 

倉嶋 駅前は近代的になりましたけど、ちょっと路地を入れば昔と変わらない風景。イイですね! お店もこじんまりとして良い雰囲気。メニュ—も豊富だしリーズナブルで、若いお客さんが多いのも納得です。

 

二人 ではあらためて、カンパーイ!

↑まずは、チューハイで乾杯!

 

↑「まぼねん」はリーズナブルでオリジナリティのあるメニューが人気。写真は「厚焼き玉子」

 

倉嶋 松尾さんもお酒が潤滑剤となって交友関係が広がっていったと思うのですが、昔からお酒好きだったんですか?

 

松尾 家柄といいますか、父親がバーテンダーだったので、その影響は大きいですね。神戸という土地柄か、実家には日本酒もたくさんありました。

 

倉嶋 神戸といえば灘五郷。日本酒の聖地で生まれ育ち、しかもお酒に関するサラブレッドだったとは!

 

松尾 二十歳のときは大学生で、さっそく教授の部屋で飲んでましたね。当時は北新地のディスコにDJ見習いで入っていたのですが、クリスマスだ!年越しだ!なんつって、しじゅう飲んでは遊んでました。

 

倉嶋 好きなお酒の種類はオールジャンルですか?

 

松尾 倉嶋さんと一緒ですよ(笑)。焼酎、日本酒、バーボンにウイスキー、ビールなどなど。甘いカクテルとかは好んで飲まないですけど、お酒はなんでも好きです。

 

倉嶋 松尾さんが以前私の講座(倉嶋紀和子の古典酒場部)にご登壇いただいたときは、日本酒がテーマでしたよね。その際、利き酒をされる際の口に含む感じとか、お酒を利かれるときの姿がとても麗しくて。

 

松尾 本当ですか? なんか照れちゃいます。

 

倉嶋 でも松尾さんの交友関係の広さは、そういった場での素敵なふるまいにあるんじゃないかとも思います。

 

松尾 そうなんですかね? でも確かに、お酒のおかげで宝物のような出会いもたくさん得られました。

 

倉嶋 コミュニケーションの極意はあるんですか?

 

松尾 うーん、極意とはちょっと違うんですけど、飲みの場の性格って、本性に近いと思うんですね。

 

倉嶋 なるほど。よく、酔った勢いとか、酔うと性格変わるといいますが、そちらこそが本当の性格だと。

 

松尾 その通り。酔って変わった性格のほうが、隠された本性なんですよ。本音や愚痴なども、酔ったときのほうが言いやすいじゃないですか。だから僕は、酔って悪態つく人は信用しません。逆に、飲んでいるときに素敵だな、この人と飲むと楽しいなっていう人には付いていくようにしています。

 

倉嶋 勉強になります! そうやって飲み歩く機会もたくさんあると思いますし、なかでもやっぱり下北沢はお仕事柄でも多いのかなと。そんな下北沢の酒場は、ほかの街と比べてどんな特徴がありますか?

 

 

下北沢酒場ならではの特徴、いい店の条件とは?

松尾 おつまみの個性やお酒のバリエ―ション、また空間デザイン的な部分などは店主のセンスなので、下北沢に特化したものは見当たらないかな。ただし、やっぱり街柄なんですかね、なんとなく役者への気遣いがあるお店が多い気はします。

 

倉嶋 松尾さんならではの視点で興味深いです。それは下北沢のどのお店も役者さん慣れしているからなんでしょうか?

 

松尾 それも一理あるのかな。若手からベテランまで、それこそ俳優の卵みたいな駆け出しの若者にもやさしいお店が多いと思います。あとは、打ち上げにも寛容かもしれません。あくまで傾向ですけどね。

 

倉嶋 酒場自体が、夢を追う若者を応援している。素敵ですね!

 

松尾 あとは、小さい物件が多いので家賃が比較的まだ安く、個人店が多いぶんチェーン店は少なめというのも特徴ですね。

 

倉嶋 私も、下北沢は個人店主さんがすごく頑張ってらっしゃるイメージがあって、その点は中央線でいうと西荻窪によく似てると思います。フラッと入っても拒絶感がなくて、うまく馴染ませてもらえる居心地のよさがあって。

 

松尾 なるほど、確かにそうですね! 商業地と住宅街のバランスがよく、常連ばかりで閉鎖的な雰囲気という店は、下北沢には基本的にないですからね。

 

倉嶋 業態のバランスもいい気がします。そこまで大きな街ではないものの、居酒屋に和食、イタリアンやフレンチにバー、中華やエスニックなどもあって、価格帯もピンキリで。

 

松尾 その辺も、いい意味での多様性ですかね。舞台やライブハウスに関しても、新米から超大御所までが出演しますから。

 

倉嶋 勝手なイメージなんですけど、役者さん同士が演技論を巡ってケンカすることもあるんですか?

 

松尾 それはゴールデン街じゃないですか(笑)? まあ、いまは新宿でもケンカなんてないと思いますけど、あったとしても昭和の時代ですよ。平成と令和は、至って平和。

 

倉嶋 ええ、下北沢は“ラブ&ピース”がよく似合います! では、松尾さんが好きなお店もいくつか教えてください。

 

松尾 たくさんあるんですけど、この辺ですとすぐそこに「和みや 晃月」があって、ここはBUCK-TICKのヤガミトールさんに連れて行ってもらってから通い始めました。演劇関係者とよく行くのは「和楽互尊」や「ふるさと」ですね。「ふるさと」は広い座敷もあるので、打ち上げで行くこともありますよ。

 

倉嶋 それぞれ、オススメのメニューにはどんなおつまみがありますか?

 

松尾 「和楽互尊」は博多串焼きが名物ですけど、どのお店も何を食べてもおいしいです。ほかには中華でしたら「新雪園」、魚でしたら「にしんば」や「酒肴 みうら」とかね。太田和彦さんや角野卓造さんとの思い出の店で「両花」という銘酒酒場もあったんですけど、ここは閉店してしまいました。

 

倉嶋 一緒に行きたかったです。

 

松尾 そうなんですよ。そしたら、倉嶋さんイチオシのお店はどちらですか?

 

倉嶋 昔の北口側にある「あおもり」さんですね。末井 昭さんら哀愁の親爺バンド・ペーソスさんと番組でご一緒したときに、舐め達磨親方・島本慶さんが行きつけだということでご紹介いただきました。

 

松尾 名物はやっぱり、青森の?

 

倉嶋 そうですね、青森の郷土料理を中心に旬のオススメが黒板にびっしり書いてあって、青森の地酒とペアリングを楽しむお店ですね。

 

小田急線に住む人の特徴。中央線との違い

倉嶋 今回は小田急線のなかから下北沢にスポットを当てているのですが、例えば新宿から世田谷に絞ると、沿線ならではの魅力には何がありますか?

 

松尾 芸術家が多く住む沿線だなとは思います。より細分化すると、音楽系の人はなぜか代々木上原(東京都渋谷区)に多かったり。それが世田谷に入って下北沢になるとジャンルがさらにロックやジャズ寄りになって、演劇人も増えて。さらに西へ行くと画家やアート関係の色が濃くなり、千歳船橋辺りに行くと森繫久彌さんなど、また役者さんのイメージもあって、祖師谷大蔵からは映画関係者、成城学園前になるとクラシック関係の方が多くなる、みたいな。

 

倉嶋 駅ごとに職業などの特色が出てくるイメージですかね。面白い!

 

松尾 沿線の特色というよりは、それぞれの街に個性があって、住んでいると芸術的な感覚に触れやすいという面白さはあると思いますね。あくまで個人の感想ですけど。これが中央線になると作家さんや漫画家さんも多いですよね。

 

倉嶋 この連載の初回でお世話になった角田光代さんとは西荻窪でご一緒しましたし、確かに作家さんは多いと思います。

 

松尾 あとは芸人さんだと高円寺や阿佐ヶ谷も多いんですかね。高円寺はパンクロック、阿佐ヶ谷はジャズのイメージもありますけど。

 

倉嶋 あの辺の中央線はストリートというか。でも全体的に、なんとなく地べた感があるんですよね。私はそれが居心地よくて(笑)。

 

松尾 そんな話をしていたら、中央線沿線酒場でハシゴしたくなりました。また一緒に飲みましょうよ!

 

倉嶋 ぜひぜひ。また何軒でも付き合いますので!

 

下北沢のカルチャーと酒場文化について語り尽くした倉嶋さんと松尾さん。次回も街と魅力的な酒場について倉嶋さんがゲストと語り合います。お楽しみに!

 

《酒噺のオススメ記事はコチラ》


【せんべろnet監修】ひとり飲み初心者にオススメなお店の噺
女性ひとり(初心者)でもできる「酒場」の楽しみ方を、「せんべろnet」管理人のひろみんさんに教えてもらいながら体験していきます。

【せんべろnet 監修 】“ひとり飲み”初心者がはしご酒を楽しむ噺
女性ひとり(初心者)でもできる「酒場」の楽しみ方を、「せんべろnet」管理人のひろみんさんに教えてもらいながら体験していく第2回目。今回は横浜の“聖地”までやってきました!

 

撮影/鈴木謙介

 

<取材協力>

般゜若 PANNYA CAFE CURRY(パンニャ)

住所:東京都世田谷区北沢2-33-6
営業時間:11:30~16:00(L.O.15:30)、17:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:水曜
https://pannya.jp/

 

まぼねん

住所:東京都世田谷区北沢2-9-3 三久ビル 1-C
営業時間:17:00~翌3:00(L.O.2:00)、日曜17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:なし
https://www.instagram.com/maboneng_tokyo/

 

※価格はすべて税込みです

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・タカラ「焼酎ハイボール」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/golden/

 

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“下町のナポレオン”がハイボールに! 「いいちこハイボール」がセブン-イレブン限定販売

三和酒類は、セブン‐イレブン・ジャパンと共同開発した缶入り焼酎ハイボール「いいちこハイボール」のおいしさはそのままにパッケージデザインを刷新し、首都圏・九州地域のセブン‐イレブン(東京都・神奈川県・熊本県・大分県)にて2024年11月26日より数量限定で発売します。

※一部店舗により取り扱いの無い場合があります

「いいちこハイボール」

 

記事のポイント

麦焼酎のロングセラー「いいちこ」の爽やかさを引き立てる炭酸仕立てのスッキリとした味わいが特徴。糖類不使用のさっぱりとした飲み口なので、食事や晩酌のお供にも最適です。首都圏・九州地域の一部の店舗での限定販売なので、全国販売にも期待したいところ。

 

本格麦焼酎「いいちこ」は、1979年に誕生したロングセラー商品。今回発売される「いいちこハイボール」は、40年以上愛されてきた“下町のナポレオン”こと「いいちこ」をハイボールに仕上げたもの。2022年12月以来となる2度目の発売で、そのおいしさはそのままに、白を基調とした現代的で親しみやすいパッケージデザインを採用しています。

 

炭酸割り専用に原酒をブレンドした優しい甘さと爽快感に浸れる焼酎ハイボールで、酒質の検討にはセブン‐イレブン・ジャパンも加わり、「いいちこ」のもつ華やかな香り、爽やかさが引き立つ、スッキリとした香味に仕上げています。

 

プリン体はもちろん、糖質・香料・甘味料もゼロ。おいしさだけでなく、体にも優しいハイボールです。

 

内容量:350ml缶

アルコール度数:7%

 

三和酒類
缶入り焼酎ハイボール「いいちこハイボール」
2024年11月26日発売
実売価格:207円(税込)

期間限定「午後の紅茶」グレープティー! ナガノパープル使用、豊かなコクと香り

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶 JAPAN BLEND & CRAFT グレープティー」を全国で、12月3日から期間限定販売します。

記事のポイント

午後の紅茶の限定フレーバーに、ぶどう果汁を使ったグレープティーが登場。ここ近年でフルーツティーの人気は急速に高まっており、「午後の紅茶」にもフルーツフレーバーの製品が増えています。今回のグレープティーも、そんな需要を反映した商品といえそうです。日本茶を作る工程でも用いられる「火入れ製法」を採用し、豊かなコクを引き出しているとのこと。

 

芳潤でみずみずしい味わいが特徴の、長野県産ぶどう「ナガノパープル」を使用(果汁0.1%)したグレープティー。全茶葉のうち、豊かなコクのある香りが楽しめる鹿児島県産紅茶葉を15%使用しています。

 

隠し香として山椒の香りを入れており、クリアな余韻とすっきりした後味に仕上げているとのこと。

 

ラベルは和モダンなテイストのデザインで、中央に長野県産ぶどう「ナガノパープル」のイラストを配置しています。

 

キリンビバレッジ
キリン 午後の紅茶 JAPAN BLEND & CRAFT グレープティー
容量:500ml
市場想定価格:190円(税抜)

シリーズ初、冬季限定フレーバー登場! 「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」

食事に合わせるために開発した「甘くない檸檬堂」シリーズ初、冬季限定フレーバーが登場します。

 

コカ・コーラシステムは、レモンサワー専門ブランド「檸檬堂(れもんどう)」から、「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」(アルコール分5%)を、11月25日に全国で発売。

 

記事のポイント

「甘くない檸檬堂」は、「檸檬堂」の本格的なレモン感がありながらも、“どんな食事とも合う”ことにこだわった「檸檬堂」の新シリーズ。果実の甘みと酸味を、バランスよく味わえます。画像にもある通り、鍋料理とあわせてグイッといきたいですね。さっぱりとしている無糖のお酒なので、どんな味付けの鍋にも合いそうです。

 

「甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん」は、「檸檬堂」本来のレモンの爽やかさに、いよかんの香りが加わり、適度な甘味と酸味が楽しめます。食事と合わせるとさらに味わいが引き立ち、食中酒としても最適な一杯とのこと。

 

コカ・コーラシステム
甘くない檸檬堂 無糖レモンといよかん
メーカー希望小売価格(消費税別):350ml 160円

シュトーレンを参考に開発したクラフトビール!? キリンビール「SPRING VALLEY 華やぐ冬<香>」期間限定発売

キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」から、冬限定商品として「SPRING VALLEY 華やぐ冬<香>(期間限定)」(350ml缶、500ml缶)を、2024年12月3日に全国で発売します。

 

先行して、会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」で11月14日から、「Tap Marché(タップ・マルシェ)」)と「スプリングバレーブルワリー東京・京都」で11月25日から、それぞれ提供します。キリンオンラインショップ「DRINX」では11月28日に販売開始する予定です。

 

記事のポイント

2024年10月開催の、世界的なビールのコンペティション「インターナショナル・ビアカップ2024」で、銀賞を獲ったクラフトビール。シナモンの香り、バランスのとれた甘み、飲みやすい味わいが特徴です。煮込み料理や、パイ生地の洋菓子とのペアリングを楽しんでみては。

 

「SPRING VALLEY 華やぐ冬<香>(期間限定)」は、シナモンの香りが特徴。レシピ開発は、ドイツで冬時期に楽しまれている菓子「シュトーレン」を参考にを行ったとのこと。

 

もとは「クラフトビールに馴染みがない方でもおいしくて、新しさのある、冬に気持ちが華やぐようなクラフトビールを造りたい」という、ブリュワーの思いから生まれた商品。ヨーロッパでは冬に、スパイスの入ったビールが楽しまれているという文化から着想を得て、シナモンの使用を検討したと言います。

 

キリンビール
「SPRING VALLEY 華やぐ冬<香>(期間限定)」
アルコール分:5.5%
希望小売価格(税抜): 350ml缶 242円、500ml缶 321円

アメリカで最も売れているアイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」日本上陸

アサヒビールは、アイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」を2024年11月12日から発売しました。実売価格は700ml瓶で4565円(税込)。

アイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」

 

記事のポイント

世界的なウイスキー人気のなかで、アイリッシュウイスキーの市場は2014年と比べて約2倍に伸長しているそう。日本でもかつての「おじさんのお酒」というイメージから脱却し、ハイボールやジンジャーハイなどが若者に人気となっています。そんななかで、アメリカで最も売れているシングルモルトアイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」が日本市場でも受け入れられるのか、注目が集まりそうです。

 

「ザ・セクストン シングルモルト」は、アイルランド産麦芽100%使用のシングルモルトアイリッシュウイスキーです。ポットスチルで3回蒸溜し、オロロソシェリー樽で4年間熟成しています。深みのある色合いと複雑な風味が特徴のオロロソシェリーの樽を使用することで、4年間という短い熟成期間にも関わらず濃密な風味を生み出しています。

 

その風味は、ダークチョコレートや蜂蜜のような香りとイチジクやレーズンを感じる味わい。ボトルはシルクハットをかぶったガイコツの墓守(セクストン)を中央部に配置したミステリアスなデザインとなっています。

 

アイリッシュウイスキーは世界5大ウイスキーの一つであり、長い歴史があることに加えて、軽やかで親しみやすい味わいが世界的に人気です。近年伸長するウイスキー市場において、アイリッシュウイスキーの2023年の市場は約1560万箱(※)で、2014年と比べると約2倍の規模に成長しています。日本のアイリッシュウイスキー市場においても、2023年は前年比187%と拡大を続けています。

※出典 : IWSR 2023、1箱=9リットル換算

 

この「ザ・セクストン シングルモルト」は、アメリカで販売されているシングルモルトアイリッシュウイスキーのなかで最も売れている商品です(※)。アサヒビールでは、同商品の日本での取り扱いを開始し多様化するニーズに応えることで、ウイスキー市場のさらなる活性化を図るとしています。

※出典 : IWSR 2023

 

アサヒビール
アイリッシュウイスキー「ザ・セクストン シングルモルト」
2024年11月12日発売
実売価格:4565円(税込)

冬にぴったり、期間限定のチューハイ! 「キリン 氷結」山形産ラ・フランスと、福岡産あまおう

キリンビールは、「キリン 氷結(以下、氷結)」ブランドから、「キリン 氷結 山形産ラ・フランス(期間限定)」、「キリン 氷結 福岡産あまおう(期間限定)」(350ml缶、500ml缶)を、12月3日に全国で発売します。

 

記事のポイント

「キリン 氷結 山形産ラ・フランス(期間限定)」は、「山形産ラ・フランス」の芳醇なおいしさと、スッキリ軽やかな炭酸感を、「キリン 氷結 福岡産あまおう(期間限定)」は、華やかないちごのおいしさとスッキリ軽やかな炭酸感をそれぞれ楽しめます。いずれも「冬ならではの限定商品」らしく、これからの季節にぴったりの味わいに仕上がっているようですよ。

 

・キリン 氷結 山形産ラ・フランス

熟したラ・フランスの、なめらかな果肉を思わせる芳醇な香りとジューシーな果汁感が特徴。

↑「キリン 氷結 山形産ラ・フランス(期間限定)」

 

・キリン 氷結 福岡産あまおう

ジューシーな甘みと、ほどよい酸味のバランスがよい、「福岡産あまおう」らしい果実感を楽しめます。

↑「キリン 氷結 福岡産あまおう(期間限定)」

 

キリンビール
「キリン 氷結 山形産ラ・フランス(期間限定)」、「キリン 氷結 福岡産あまおう(期間限定)」
アルコール分:4%
価格    :オープン

サントリーの「ドリンクスマイル」がスタート。人気のビールや酎ハイを1杯200円で飲めるイベント開催でわかること

毎年11月10日から16日は厚生労働省が定める「アルコール関連問題啓発週間」。サントリーは11/6(水)に、東京ミッドタウン日比谷で発表会「新たな適正飲酒啓発活動に関する説明会」を実施した。2024年2月に厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が発表されるなど、近年お酒にまつわる話題のひとつとしてにわかに注目を浴びる概念“適正飲酒”に対して、同社はどのように向き合い、活動につなげていくのか? この発表会の模様と同会場で11/10(日)まで開催されるイベント概要を中心にお伝えする。

 

「ドリンクスマイル」が意味すること

サントリーは、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える「ドリンクスマイル」活動を11月6日(水)から開始。2025年から2030年までの6年間で、日本国内で延べ20万人を目標に「ドリンク スマイル」セミナーを開催するという。

 

登壇者はサントリー株式会社 代表取締役社長 鳥井信宏(とりいのぶひろ)氏とサントリーホールディングス株式会社 執行役員グローバルARS部長 宮森洋(みやもりひろし) 氏。まず鳥井氏から「ドリンク スマイル」の取り組みが発表され、後半では、宮森氏からサントリーが実践するアルコール関連問題への取り組みが発表された。

↑サントリー株式会社代表取締役社長の鳥井信宏氏

 

↑サントリーホールディングス株式会社の執行役員でグローバルARS部長を務める宮森洋氏

 

「ドリンクスマイル」では、適正飲酒啓発による「お酒との共生社会実現」に「お酒文化の継承」を加えることで、正しく多様なお酒の楽しみ方を発信するという。鳥井氏は、「お酒のある席でお酒を飲む人、飲まない人が分け隔てなく、お酒やノンアル・ソフトドリンクなど、それぞれのドリンクを持って幸せな時間を過ごせるように、また笑顔のある場を共有できるお酒ならではの価値を大切にしていきたいという意味を込めた」と語る。

 

本活動の目玉となる「ドリンクスマイルセミナー」では、企業、自治体、大学を中心に、2025年から年間30,000名に実施予定。2025年から2030年までの6年間で、日本国内で延べ20万人の啓発活動を目指していくという。

 

セミナーのコンテンツは大きく分けて2つ。1つがお酒の価値と適正飲酒について学べる動画コンテンツだ。俳優の吉高由里子さんを起用し、若い世代にも親しみやすい形でお酒の適切な付き合い方を学ぶことができる。

↑サントリーのブレンデッドウイスキーブランド、トリスのCMキャラクターを務める俳優の吉高由里子さんを、ドリンクスマイルセミナーのナビゲーターに指名。幅広い世代からの認知と支持を評価し、起用を決めたという。(サントリー資料より)

 

もう1つは体験型のコンテンツ。サントリーが提供するビール、ハイボール、ジン、ノンアルコールドリンク等の試飲を通じてお酒の楽しみ方を実際に学べるほか、VR技術を用いて山崎蒸溜所内の施設見学を疑似体験できるコンテンツも提供される。

 

↑サントリーのノンアル・ローアルを含むお酒ラインナップ。(サントリー資料より)

 

飲酒中・飲酒後のNG行為は?悪酔いせずお酒を楽しむ“適正飲酒”の基礎知識

 

それぞれの“1杯”の楽しみ方を探求できるイベント開催

発表会が実施された東京ミッドタウン日比谷の1階イベントホールでは、11/10(日)までの期間限定で「SUNTORYドリンクスマイルBAR」が開催。ドリンクに含まれる純アルコール量から、自分に合ったドリンクを楽しめる。

↑会場内のバーカウンター

 

↑バーカウンターでは、200円(税込)でお好きな1杯を提供。ほかに、サントリー天然水と、おつまみとしてグリコ「クラッツ」、アルコール体質測定ジェルパッチ、小冊子「ほどほどBOOK」、特製コースターがつく。

 

↑お酒と“いい関係”でいられるための楽しみ方も掲示。

 

「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
11/6(水) 13:00〜21:00
11/7(木) 11:00〜21:00
11/8(金) 11:00〜21:00
11/9(土) 11:00〜20:00
11/10(日) 12:00〜21:00
※ドリンクのラストオーダーは終了1時間前。(11/9のみ30分前)
利用は20歳以上。1人1回まで。提供数量限定。

 

実は、啓発活動は1986年から

“適正飲酒”への取り組みというと、アサヒビールが2020年から積極展開している「スマドリ(スマートドリンキング)」を想起するが、実は同社も1986年から適正飲酒に関する啓発活動を取り組んできたパイオニアでもあるという。「お酒は何よりも適量です」というメッセージを盛り込んだモデレーション広告を展開し、これまで1年も欠かさず新聞に広告を出稿している実績がある。「当初は(お酒を悪者にしかねないと)社内でも反対意見はあったが、当時の社長であった佐治敬三によって推進された」と質疑応答で宮森氏が答えた。

 

会場壁面のパネルには、過去のモデレーション広告に加え、お酒の価値や適正飲酒に関する展示物が多数掲載されている。

↑いままで展開されてきた広告と、“お酒の価値”をパネル展示。

 

↑これからシーズンとなる忘年会をテーマに、適切なお酒の楽しみ方を学べる展示も。

 

ほかの大手ビールメーカーの“適正飲酒”への取り組みをおさらい

先述のように、ビールメーカーを中心に、“適正飲酒”の概念を推進する動きは昨今盛んだ。代表的な取り組みを紹介する。

 

・アサヒビール

2020年12月から、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる「スマドリ(スマートドリンキング)」を提唱。日々の飲酒量を可視化する「飲酒量レコーディング」をブラウザで提供。2022年1月にはアサヒビールと電通デジタルでスマドリ株式会社を設立し、渋谷センター街への「THE 5th by SUMADORI-BAR」のオープン、ファンコミュニティを開設するなど、消費者を巻き込む創意工夫に溢れる。

↑飲んだお酒の量を記録して、摂取した純アルコール量を把握できる。

 

・キリンビール

2019年から、お酒を飲む際の雰囲気や流れる時を楽しんでもらう「スロードリンク」を提唱。適正飲酒の啓蒙活動もより積極的に実施。2024年5月からは、団体向けに正しいお酒との付き合い方を学ぶ「適正飲酒セミナー」の展開もスタートしている。

↑飲んだお酒の純アルコール量や、アルコールが消失するまでの時間を計算できる「飲酒習慣診断」

 

・サッポロビール

アルコール関連問題対策のグローバルスローガン「Promote Responsible Drinking」を掲げる。飲酒に関する正しい知識を習得し、健康的にお酒を楽しむために「適正飲酒啓発セミナー」を2015年から主に首都圏の大学と企業にて開催。また、20歳未満が飲酒してはならない理由や誘われたときの断り方、大人が果たすべき役割などを掲載した小冊子を、2009年から2022年末までに約180,000冊、希望する小・中学校などへ配布している。

 

取材・文/和田史子(GetNavi web編集部) 編集協力/鈴木和成

イメージしたのは爽やかな「地サイダー割り」。タカラ「焼酎ハイボール」<強烈みかんサイダー割り>数量限定発売

宝酒造はタカラ「焼酎ハイボール」<強烈みかんサイダー割り>を11月26日(火)に全国で数量限定発売します。

 

タカラ焼酎ハイボールは、チューハイ(酎ハイ)の語源にもなったと言われる昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で生まれた元祖“焼酎ハイボール”の味わいを追求した辛口チューハイ。宝焼酎ならではの飲みごたえと、キレ味爽快で辛口な味わいに加え、プリン体ゼロ(※1)・甘味料ゼロ(※2)である点も特徴です。

 

<強烈みかんサイダー割り>は、強炭酸が特徴のタカラ「焼酎ハイボール」のなかで、最も強い炭酸が楽しめる「強烈シリーズ」の数量限定フレーバー。大衆酒場で人気の「焼酎の地サイダー割り」をイメージしたチューハイで、“超強炭酸”の刺激的な飲みごたえが特徴。これからの時期にピッタリな、甘くない爽やかな“みかんサイダー”の風味を糖質ゼロ(※3)で楽しめます。

※1 100ml当たりプリン体0.5㎎未満をプリン体ゼロと表示。
※2 食品添加物としての甘味料は使用していません。
※3 食品表示基準に基づき、100ml当たり糖質0.5g未満を糖質ゼロと表示。

 

商品名:タカラ「焼酎ハイボール」<強烈みかんサイダー割り>
参考小売価格(消費税別):350ml/159円、500ml/217円

 

数量限定、冬にしか出会えないビール! 上質な香りとコクを楽しめる「サッポロ 冬物語」

サッポロビールは「サッポロ 冬物語」を、全国で11月6日に数量限定発売します。

↑350ml、500mlで展開

 

記事のポイント

「サッポロ 冬物語」は、サッポロビールが販売する冬季限定の生ビール。パッケージは雪の結晶を思わせる質感を表現し、「冬だけの贅沢な味わい」を感じられるデザインに仕上げています。

 

本商品は、まろやかなコクとキレの良い後味が特徴で、冬の味覚によく合うとのこと。小麦麦芽を一部使用した滑らかな口あたりと、ザーツ(チェコ)産の最高級ファインアロマホップを増量することで、上質な香りとコクを引き立てています。

 

サッポロビール
サッポロ 冬物語
アルコール分:5.5%
価格    :オープン

驚愕の高価格! 100本限定ウイスキー「響40年」11月5日から抽選販売

サントリーは、サントリーウイスキー「響40年」を100本限定で抽選販売します。11月5日から募集を開始し、2025年5月27日に発売します。

記事のポイント

1983年以前に蒸溜・貯蔵した酒齢40年を超える超長期熟成のモルト原酒やグレーン原酒のみを使用した「響40年」は100本限定。プレミアム感満点のお酒です。ウイスキーの原酒不足が叫ばれるなかで、40年を超える酒齢の原酒は特に貴重。高価ですが、その価値がわかる人はぜひ注目を!

 

サントリーウイスキー「響」ブランドは、1989年に創業90周年を記念して発売した当社最高峰のプレミアムブレンデッドウイスキーです。日本人の繊細な味覚に合うウイスキーづくりを追求し続けた、創業者であり初代マスターブレンダーの鳥井信治郎の思いを継承し誕生しました。

 

響40年に使用する原酒は、幾度もの季節を越え樽の中で熟成を重ねた非常に希少な原酒です。40年以上熟成した超長期熟成の山崎モルト原酒、白州モルト原酒、知多グレーン原酒の中から、1978年蒸溜の山崎ホワイトオーク樽原酒や、1981年蒸溜の白州ピーテッドモルト原酒、1979年蒸溜の知多グレーン原酒など、熟成のピークを迎えた原酒を厳選しブレンドしているとのこと。

 

パッケージは超長期熟成原酒の琥珀色を美しく映すクリスタルボトル。ボトルキャップには日本の伝統工芸である蒔絵を施しています。

 

◾応募方法
抽選応募サイト(http://suntory.jp/hibiki40/)より応募。
抽選のうえ、当選者の方にはキャンペーン事務局より連絡あり。

 

◾応募期間
2024年11月5日午前9時00分~11月12日午後11時59分まで。
※先着順ではありません

 

◾応募資格
日本国内在住の応募開始時点で20歳以上の方で、かつ商品の届け先が日本国内の方限定。
※サントリーグループの社員及び関係者は応募できません。

 

サントリーウイスキー
「響40年」
440万円(税込)

清涼感と癒しをジントニックで味わって!「KIRIN Premium ジントニック 杜の香」が期間限定で発売

キリンビールの、100%ジュニパーベリーだけで仕上げたこだわりのジン使用の「KIRIN 杜の香(もりのか)」。同ブランドの「KIRIN Premium ジントニック 杜の香(期間限定)」(350ml缶・500ml缶)を、11月26日より全国発売します。

 

記事のポイント

KIRIN 杜の香は、ジュニパーベリー100%の透き通るおいしさで、ユーザーの日常にリフレッシュと癒しを届けることを目指すブランド。トニックウォーターの爽やかさと相まって、さらに爽やかな味わいが引き立つはず。ぜひ試してみたいですね。

 

今回発売するKIRIN Premium ジントニック 杜の香(期間限定)は、100%ジュニパーベリーだけで仕上げたジンのスッキリとした清涼感に、軽やかな炭酸感が楽しめるプレミアムジントニックです。甘さひかえめで、食事にも合う味わいを実現したとのこと。

 

ちなみにジュニパーベリーとは、ジンの香りづけに使われる、和名では西洋杜松(せいようねず)と呼ばれる針葉樹の実です。主に東ヨーロッパやイタリアのトスカーナ地方が一大産地として知られています。ジンの特徴である森林を感じさせる清涼感に加えてスパイスや柑橘類を感じさせる香りの成分が含まれています。

 

キリンビール
「KIRIN Premium ジントニック 杜の香(期間限定)」
価格:オープン

JJにビールの炭酸割り!? 昭和世代が驚く“酒離れ”していないZ世代の楽しみ方

「若者の酒離れ」やあえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス」といった言葉が定着した昨今。その一方で20代の男女を対象に行われた飲酒に関する調査では、この10年間で自宅外で飲むお酒の種類のトップが「ビール」から「サワー・チューハイ」に代わり、「ハイボール」と回答した人も約2倍に伸長しているという結果が。

 

「とりあえず生」の時代が終わりを迎え、お酒文化が多様化していることがうかがえます。また最近は、お酒を飲む若者の間では、年輩の方からすると「そんな飲み方あり!?」と驚くようなユニークな飲み方が続々と登場しています。今回は、そんなZ世代の間で話題の新しいお酒の飲み方を「ネオリカー」と名付け、フードアナリストの中山秀明さんにうかがいました。

 

「JJ」
……ネーミングに惹かれて試したらその飲みやすさにハマる人続出

「お酒に限らずSNS等の影響もあり局所的なトレンドが、全国規模に広がるスピードはどんどん早くなっています。そんな局所的な流行りから一気に全国に広まった飲み方の筆頭が“JJ”でしょう」(フードアナリスト・中山秀明さん、以下同)

 

「JJ」とは、ジャスミン焼酎のジャスミン茶割りのこと。飲食店でJJに使われているサントリーの「ジャスミン焼酎〈茉莉花(まつりか)〉」は、2004年発売の商品にも関わらず、近年その売り上げが急増し、2023年の販売数は2019年の約10倍に。その人気を受け、2024年4月には缶バージョンも発売されました。

 

サントリー「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ(ジェージェー)〉缶」335ml(左)
実売価格184円(税込)
サントリー「ジャスミン焼酎〈茉莉花(まつりか)〉」500ml(右)
実売価格726円(税込)

 

「メーカーも正確な経緯はわかっていないそうですが、大阪や沖縄の飲食店を中心に提供されるようになり、口コミなどで自然発生的に人気が広がった飲み方です。ジャスミン焼酎とジャスミン茶の頭文字を取った“JJ”というキャッチーな名前も飲んでみたいと思わせられます」

 

とはいえ、名前がユニークだというだけでこれほどにヒットするはずがありません。

 

「JJに限らずお茶割りは、その飲み口の軽さから若い世代に人気の飲み方です。加えて彼らは、『ゴンチャ』などで日常的に中国茶に親しんできた世代。つまり上の世代以上にジャスミン茶を受け入れる土台ができていたといえます。華やかなジャスミンの香りとすっきりとした飲み口のJJが彼らに受け入れられたのは自然なことだと思います」

 

「ビールの炭酸割り」
……好みの度数に調整できればビールが苦手でもおいしい

“飲み口の軽さ”という点でいうと、Z世代の間で人気の意外なお酒の飲み方がもう一つあります。それがビールの炭酸割り。家庭で楽しめる商品としては、2023年にサントリーから発売されたビール飲料『ビアボール』がそれに当たります。

 

「ビアボールは、アルコール度数16%のビールなんですが、そのまま飲むのではなく炭酸水などで割って飲むのが特徴。割ることで好みの度数に調整できるのはもちろん、炭酸が入ることで一般的なビールが苦手な方でも飲みやすい、軽やかな味わいになります」

 

サントリー「ビアボール」334ml
実売価格625円(税込)

 

ビールをトマトジュースで割る「レッドアイ』」や、ジンジャーエールで割った『シャンディーガフ」など、これまでもビアカクテルは存在していましたが、何が違うのでしょうか?

 

「少し乱暴な言い方になってしまうかもしれませんが、それらのビアカクテルは、いわばビールに割材の“味を足す”お酒です。それに対しビアボールは、炭酸水で割って“味を薄める”のが特徴。Z世代は甘すぎたり、渋すぎたりといった味が強いものよりも、やさしい味を好む人が多い傾向にあります。味が濃すぎずすっと飲めて、それでいてビールらしい苦味も感じられるので一度飲むとクセになるでしょう。軽やかでどんな料理にもマッチする点でも人気です」

 

10月15日より数量限定で発売されているサントリー「金麦サワー」も要注目とのこと。「あの金麦のサワー版で今年の春に北海道限定で発売され、今回は数量限定で全国発売中です」

 

「コーヒーカクテル」
……深夜カフェでのおしゃべりタイムのおとも

さらに中山さんは、エスプレッソやコーヒーリキュールにウォッカなどを加えた『エスプレッソ・マティーニ』を筆頭に、「コーヒーカクテル」がZ世代の間でじわじわ盛り上がってきていると言います。

 

「これまではバーで提供されるカクテルでしたが、近年は夜遅くまでやっているカフェや喫茶店などで取り扱われることが増え、情報感度の高い人の間で少しずつ知名度を上げています。またカフェバーなどは、深夜に友人とおしゃべりをするオシャレな場所として若者に重宝されているので、目にする機会も増えているのでしょう」

 

サントリーも、今年11月1日〜3日の期間限定でコーヒーリキュール「カルーア」を使ったコーヒーカクテルが楽しめる「深夜喫茶カルーア」をオープン。カルーアミルクはもちろん、カルーアマティーニ、ティファナ・コーヒーなど、5種類のコーヒーカクテルが提供されます。

 

「コーヒーは苦手でもカフェラテは好きという人も多いので、カフェラテの延長線上の飲み物として取り入れやすく、また、カクテルグラスに入っていたり、お店独自の盛り付けで出てきたりするので、コーヒーやカフェラテよりもSNS映えする点も人気の理由です」

 

2024年2月に日本に上陸した、アメリカ発の人気カクテルブランド「BuzzBallz(バズボールズ)」。そのラインナップには「エスプレッソマティーニ」も含まれています。

 

「コーヒーカクテルのトレンドの中心はまだ飲食店にあり、家庭用の商品はまだ少ないですが、それでも今年いくつか発売されています。ハイボールやジンソーダのようなメジャーRTDにはならなくとも、ひとつのジャンルとして確立する可能性は十分にあると予想しています」

 

 

お酒を飲まない世代と言われてはいても、飲むときは飲むときで自分らしいお酒の楽しみ方を見つけているZ世代。今後も彼らならではの新しい飲み方を生み出し、それがやがてスーパーやコンビニの店頭へと波及していく可能性は十分にあるといえるでしょう。今後も新たなトレンドの種に注目です。

 

 

Profile


フードアナリスト / 中山秀明

フードアナリスト・ライター。なかでもビールに関する執筆が多く、大手メーカー、マイクロブリュワリー、ブリューパブ、クラフトビアレストランなど、小売り、外食問わず全国各地へ取材に赴いている。

静岡人の、静岡人による、静岡人のためのビール「静岡麦酒」

サッポロビールは、静岡県内限定で樽生商品として販売している「静岡麦酒(しずおかばくしゅ)」の缶入りタイプを、2024年10月29日に数量限定・静岡限定で発売します。

 

記事のポイント

静岡愛から生まれたビールが缶入りになって登場。普段は飲食店でしか飲めない味が自宅でも楽しめます。静岡限定発売なので、静岡みやげにもピッタリ!

 

本商品は、サッポロビールの静岡県出身者が中心となって開発し、「静岡県の食材や料理にぴったりの、静岡県の乾杯にふさわしい、静岡県のためのビール」として2013年2月23日“富士山の日”に樽生商品として販売開始されたもの。普段は静岡県内の飲食店でしか味わえない商品ですが、今回の缶入りタイプの登場により自宅でも“あの味”が楽しめます。

 

「静岡麦酒」は、静岡県の「食」や「風土」との相性を追求し、静岡県の「おいしい」と調和することを目指し、同社の静岡工場で製造。麦芽100%のしっかりとした味わいと美しくきめ細かい泡、爽やかな後味が特徴です。パッケージには「静岡麦酒」のロゴを中央に堂々と配置し、缶全体の色味は青と白を基調としています。内容量は350ml缶、500ml缶の2種類。

 

同社では、「静岡県をいちばん愛するビール会社になろう」との思いから誕生した本商品を通じて、地域の活性化に貢献していきたいとしています。

 

サッポロビール
「静岡麦酒(しずおかばくしゅ)」
2024年10月29日発売
実売価格:オープンプライス

創業90周年のニッカウヰスキーから発売された高コスパすぎる贅沢ウイスキー「ニッカ フロンティア」。その魅力とは?

 「マッサン」の名で知られ、愛好家からは「日本のウイスキーの父」として愛される竹鶴政孝。彼が「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」と情熱を捧げ創業したニッカウヰスキーが、今年90周年を迎えた。 

 

そして期せずして今年は、マッサン放送から10周年の年。そんなニッカウヰスキーフィーバーに湧く今年、4年ぶりの新商品「ニッカ フロンティア」が発売された。本記事ではその魅力をお届けする。 

 

↑商品名には、飲む人をいままでのウイスキー体験とは違う新たな境地(フロンティア)に誘いたいという思いが込められている 

 

ニッカウヰスキー
ニッカ フロンティア
500ml 2200円(税込)

 

ニッカウヰスキー創業の地、余市蒸溜所の個性を凝縮 

「ニッカ フロンティア」は、余市蒸溜所のヘビーピートモルト原酒をキーモルトに使ったプレミアムウイスキー(2000円以上のウイスキー)。キーモルトが作られている余市蒸溜所は、大正時代にウイスキーの本場・スコットランドで本格的なウイスキーづくりを学んできた竹鶴が、最初に建てた蒸溜所で、ニッカウヰスキー創業の地でもある。 

  

↑竹鶴がスコットランド留学中に記した通称「竹鶴ノート」のレプリカ。ノートは2冊あり、どちらもウイスキーづくりの工程がびっしりと細かな文字でまとめられている。かつてイギリスの首相が、ユーモアと親愛の情を込めて「頭の良い日本の青年が、1本の万年筆とノートでウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」とスピーチしたという逸話が残っている

 

↑余市蒸溜所のシンボルでもあるキルン塔。現在は使われていないが、もともとはここで発芽した大麦をピート(泥炭・草炭)で燻しながら乾燥させ、麦芽を作っていた

 

↑蒸溜所内に建つ洋館「リタハウス(リタとは、竹鶴がスコットランド留学時に出会い、後に妻となった女性の名前)」は、創業前の1931年に建てられ、1984年までの約50年間、ニッカウヰスキーの研究所として使われていた。写真は2020年冬に筆者が撮影したもの。リタハウスや前述のキルン塔など、蒸溜所内の7つの施設が国の重要文化財に指定されてる

 

蒸溜所が建つ余市町は、北海道積丹半島の付け根にあり、スコットランドに似た寒冷な気候で、良質な水と豊かな自然を有する場所。 

 

さらに、ウイスキーにピーティーな風味(スコッチウイスキー特有の薫香)を付与するのに欠かせないピートの産地でもあり、これが、「余市のウイスキーといえばピーティー」と言われる所以である。そして「ニッカ フロンティア」では、このピートが重厚に効いたモルト原酒がキーモルトに据えられている。 

↑余市蒸溜所の見学コースに展示されているピート。ヨシやカヤといった植物が堆積してできたもので、これを使って麦芽にスモーキーな香りをつける

 

グレーンよりモルトを多く配合したブレンデッド

また、ブレンデッドウイスキーでありながら、モルト原酒が51%以上を占めているのも特徴だ。 

 

ちなみにウイスキーは、大麦のみで作られたモルトウイスキーと、とうもろこしやライ麦、小麦など、モルト(大麦)以外の穀物を主原料としたグレーンウイスキーに分けられ、このふたつの原酒を混ぜたウイスキーをブレンデッドウイスキーという。 

 

そして大半のブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーよりもグレーンウイスキーの配合比率のほうが高い。しかし「ニッカ フロンティア」は、その逆。モルトウイスキーの比率のほうが高いため、ブレンデッドウイスキーらしいすっきりとした飲みやすさがありながらも、モルトウイスキーの魅力であるコクもしっかりと感じられるのだ。  

 

加えて、前述した通りブレンドのキーとして使われているのが、余市蒸溜所のヘビーピート原酒のため、ピートに由来する香り高くスモーキーな味わいも楽しめる。 

↑余市蒸溜所の象徴ともいえるのが、石炭で蒸溜器を加熱し蒸溜する「石炭直火蒸溜」。昔ながらの伝統的な蒸溜法だが、温度管理が難しく熟練した職人技が必要なため、いまもこの手法を続けている蒸溜所は世界を見渡しても希少。1000℃を超える高温のポットスチルを操ることで生まれる適度な「焦げ」が、独特の香ばしさと力強さを生む

 

さらに、アルコール度数が48%と、これまでニッカウヰスキーが発売してきた商品のなかで高アルコールなのもポイントだ。アルコール度数を高めるメリットは、度数が低いと溶けきれずに失われてしまう旨味もそのまま残ること。また、ハイボールにしたときに、炭酸水に割り負けしないといった魅力もある。 

 

加えて、あえて冷却をしないノンチルフィルタードも採用。一般的にウイスキーは、瓶詰め前に冷却して濁り成分をろ過する工程を経るが、冷却せずに常温でろ過を行うことで、原酒の香味成分をたっぷりと残している。 

 

↑蒸溜所内にある「ニッカミュージアム」では、ニッカのウイスキーづくりを様々な角度から学べる。ミュージアムの奥には豊富なラインナップから好きな商品を有料で試飲できる「テイスティングバー」

 

ニッカウヰスキーでは、このノンチルフィルタード、モルトベースのブレンデッドウイスキーという特徴は、最高ランクに値するプレステージカテゴリー(5000円以上のウイスキー)の通年商品、もしくは数量限定商品でしか採用されてこなかった。しかし「ニッカ フロンティア」は、2200円(税込)と手に取りやすい通年商品にもかかわらず、これらの特徴が取り入れられている。 

 

↑「ニッカ フロンティア」のメディア向け発表会の資料より。「余市」や「竹鶴」などの5000円以上の商品はプレステージカテゴリー。今回発売された「ニッカ フロンティア」はプレミアムカテゴリーで、「スーパーニッカ」や「ニッカ セッション」などがそれにあたる。そして1000円以上の商品がスタンダードカテゴリー、1000円未満はエコノミーカテゴリーと呼ばれ、「ブラックニッカ」シリーズが、スタンダードおよびエコノミーに含まれる

 

こだわり抜かれたその味わいは? 

肝心の味わいだが、口を近づけるとまずは深く甘い香りが鼻腔をくすぐる。マーマレードを思わせるフルーティーさを主軸に、しっかりとしたモルトの香りと心地良いスモーキーさが重なり、なんともふくよかな香りだ。 

 

そして口に含むと、アルコール度数の高さからは考えられないほどにスムース。ピート由来のビターさのおかげで、果実のような甘さがぼけずに引き締まり、バランスの良さが感じられる。それでいて喉を通ったあとには、余韻が長く続く。これをこの価格で味わえるのは贅沢すぎるといえよう。 

 

↑ボトルの背面にはしめ縄のモチーフを彫刻。これは創業者の竹鶴が造り酒屋の生まれであることに由来する。ちなみに同様の理由から、ニッカウヰスキー蒸溜所の蒸溜器はすべて、しめ縄が結ばれている。ちなみに写真中央は余市蒸溜所、右はニッカウヰスキーが宮城県に持つもうひとつの蒸溜所・宮城峡蒸溜所の蒸溜器だ

 

「ニッカ フロンティア」のおいしさを余すことなく楽しめるフロートハイボール 

最後に、メーカーが推奨する「ニッカ フロンティア」の飲み方として「フロートハイボール」を紹介しよう。フロートハイボールとは、炭酸水のうえにウイスキーを浮かべるスタイルで、口を近づけたときにその香りを余すことなく堪能できるのが特徴。 

 

また一口目は、ロックで飲むときのようにウイスキー本来の味が楽しめ、飲み進めるうちにグラスの中で炭酸とウイスキーが混ざり合い、さらに口の中でもブレンドされるという、味わいの変化を楽しめる、何度飲んでもおいしいスタイルだ。 

 

もちろん途中で混ぜてハイボールにしてもOKだ。フロートハイボールなら飲むたびに味わいが変わり、飲み進める過程で自分の好みを探ることもできる。そして何より見た目が美しい。 

 

作り方は簡単で、グラスに氷を入れ、8分目ぐらいを目安に炭酸水を入れる。マドラーを炭酸水の液面にあて、そこに沿わせるようにして「ニッカ フロンティア」を注ぐ。そうするとウイスキーが炭酸水の上にフロートする。 

 

↑筆者が試したところ、マドラーを液面に対し垂直にするのではなく、できるだけ寝かせるようにして入れるとうまくいきやすいと感じた

 

文章で読むと難しそうに感じるかもしれないが、やってみると意外と簡単。勢いよく注ぐとウイスキーがこぼれ落ち炭酸水に混ざってしまうため、ゆっくり丁寧に注ぐようにすれば、ほとんどの人はできるだろう。 

 

お酒が弱い方だと、最初のロックを飲んでいるような味わいに驚いてはしまうかもしれないが、ある程度お酒が飲めて、それでいてウイスキーはハイボールしか飲んだことがないという方には、ぜひ一度この飲み方を試していただきたい。「ニッカ フロンティア」のおいしさを余すことなく堪能できると同時に、この一杯を通して、ウイスキーの多彩な楽しみ方を発見できるはずだ。 

 

ちなみに一般的なウイスキーは1本750ml容量なのに対し、「ニッカ フロンティア」は500mlと量が少ないのも特徴。これを少ないと感じる方もいるかも知れないが、購入してみてたとえ味の好みが合わなかったとしても困らない量ともいえる。 

 

では、リピ買いの人にとってはどうなのか?と疑問を持たれるかもしれないが、すでにこの味の虜になっている人ならば、500mlであってもこのおいしさが2200円で手に入るのは十分にお得だとわかるはず。 

 

ニッカミュージアムの様子

冬季限定品が今年もやってきた! 麦のうまみたっぷり、キリンビール「本麒麟 味わい濃厚 冬仕立て」

キリンビールは、「本麒麟 味わい濃厚 冬仕立て(期間限定)」(350ml缶、500ml缶)を、11月26日に全国で発売します。

 

記事のポイント

昨年「本麒麟」ブランド初の冬季限定品として発売し、好評を博した商品。長期低温熟成による雑味の取れた調和のある味わいはそのままに、「本麒麟」よりも麦を増量させることで、麦由来のコクのある味わいに仕上げています。

 

「本麒麟 味わい濃厚 冬仕立て(期間限定)」は、麦のうまみを感じられるよう、「本麒麟」よりも多く麦を使用し、濃厚な味わいを実現しているとのこと。さらに「本麒麟」と同じく、通常の1.5倍の長さで低温熟成しているため、雑味のない澄んだ味わいが楽しめます。

 

キリンビール
本麒麟 味わい濃厚 冬仕立て(期間限定)
価格:オープン

冬だけの限定発売!希少な果実を使ったキリン「本搾り プレミアム 5種の柑橘と辺塚だいだい」

キリンビールは、複数果実のブレンドと果実の余韻が楽しめる「キリン 本搾り プレミアム」シリーズから、冬の限定フレーバー「キリン 本搾り プレミアム 5種の柑橘と辺塚だいだい」(350ml缶・500ml缶)を11月19日に発売します。

 

記事のポイント

2024年2月に新発売された「本搾り プレミアム」シリーズは、複数果実をブレンドした複雑味のあるおいしさが特徴。本搾りブランドならではの香料・酸味料・糖類無添加による、果実とお酒だけで作るすっきりとした果汁感のあるおいしさで人気となっています。希少な果実を使った冬限定のフレーバーを飲み逃しなく!

 

 

「キリン 本搾り プレミアム 5種の柑橘と辺塚だいだい」は、ゆず、すだち、かぼすなどの複数果実に鹿児島県産の希少な“辺塚だいだい”をアクセントに加えたもの。“辺塚だいだい”は鹿児島のみで収穫される、清涼感のある香りとすっきりした果汁感が特徴の希少な柑橘で、果汁10%のぜいたくな味わいを楽しめる冬限定の商品です。

 

パッケージは、複数の果実をブレンドしたおいしさをリアルな果実イラストで表現し、光沢のある色使いや白いラベルで丁寧なものづくりを感じさせるシンプルなデザインになっています。

 

 

キリンビール
「キリン 本搾り プレミアム 5種の柑橘と辺塚だいだい」
2024年11月19日発売
実売価格:オープンプライス

 

いま話題の「日本酒ハイボール」を味わい、和食とのペアリングを楽しむ噺

提供:宝酒造株式会社

 

日本酒の飲み方といえば一般的に“冷や”か“燗”か、いわゆる温度の違いだけでしたが、最近は日本酒を炭酸水(炭酸)で割る「日本酒ハイボール=酒ハイ(SAKEハイ)」が話題になっています。そこで今回は「日本酒ハイボール」を中心に、若い女性に人気の「スパークリング日本酒」など新しい日本酒の飲み方について紹介していきます。

※本稿は、もっとお酒が楽しくなる情報サイト「酒噺」(さかばなし)とのコラボ記事です

 

新しい日本酒の飲み方

日本酒は、昭和の時代から「サムライ」というカクテルや氷を浮かべたオンザロックなど、一部では多様な飲み方で親しまれてきました。なお、加水して飲みやすくする風習は、実は江戸時代から存在しています。魚のヒレや骨などを入れて飲む文化同様、昔から様々な手法で嗜まれてきたお酒でもあるのです。

 

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情報化社会となった近年ではSNSの進化や嗜好の多様化、またハイボールの浸透などもあり、日本酒ベースのレモンサワーが登場するなど、日本酒を炭酸水で割る飲み方も見かけるようになりました。本稿ではこの「日本酒ハイボール」を主役に、その特徴や楽しみ方などを、日本酒ライターの関 友美さんをガイドに招いて深掘りします。

関 友美/地元の札幌でOLとして働いたのちに上京。飲食店勤務、日本酒アドバイザー、酒蔵での勤務などを経験し、現在はライター業のほか、日本酒をはじめとした製品造りのアドバイザー、酒蔵コンサルタント、日本酒事業に精通した数々の仕事を手がけている。

 

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日本酒ハイボールとは

「日本酒ハイボール」は日本酒を炭酸水で割った飲み物のことであり、「酒ハイ(SAKEハイ)」とも呼ばれます。2024年に日本酒の魅力を伝えたいメーカーと流通業者の任意団体「日本酒需要創造会議」は、業務用市場を中心に需要喚起策として「日本酒ハイボール」の飲み方提案をスタートしました。

 

「日本酒ハイボール」のルーツのひとつには、スパークリング日本酒があるといえるでしょう。共通点は、炭酸ガス。チューハイやビールなど、日本には炭酸の効いたお酒を楽しむ文化が根付いており、その親和性からスパークリング日本酒が生み出されたといえます。

 

スパークリング日本酒の元祖といわれているのが、『月の桂』で知られる増田德兵衞商店(京都市伏見区)が1964(昭和39)年に発売した『月の桂 にごり酒』です。

 

以降、徐々にスパークリング日本酒が他の蔵元からも発売されていきました。エポックメイキングといえる商品が、宝酒造が2011年に発売した松竹梅白壁蔵「澪」です。

 

フルーティで華やかな香りと、ほんのり甘い味わいがほどよい酸味とともに調和し、20~30代の女性を中心に大ヒット。「澪」の華やかなおいしさはパーティーシーンでも重宝され、ワインにおけるシャンパーニュのような存在になりました。人気を集めている根本的な理由は「炭酸」と「低アルコール」にあります。

 

日本酒を炭酸水で割る「日本酒ハイボール」も、「炭酸」「低アルコール」という特徴をもっており、スパークリング日本酒のように、若い世代に人気になる可能性を秘めています。

 

若い世代は成人になった時点ですでにハイボールが定着していた層ですし、情報感度が高く好奇心も旺盛。日本酒を炭酸水で割るという新しい飲み方にも抵抗感がなく、飲みやすさという点ではむしろ好意的に受け入れる人も多いといえるでしょう」(関さん)

 

日本酒ハイボールの楽しみ方

そして先日、宝酒造から飲食店向けに先行発売されたのが、松竹梅「瑞音(みずおと)」。“炭酸割りで楽しむ日本酒”がコンセプトで、炭酸割り専用に酒質設計されています。

 

具体的な特徴は、炭酸割りにして高い香りを実現する酵母の育種技術による“吟醸酒並みの香り高さ(※)”、米の魅力を引き出す技術による“日本酒らしい甘み”、3種類の香りの最適な組み合わせを実現する技術による“ボリューム感のある味わい”。この3点がバランスよく共存する味わいです。

※宝酒造吟醸酒比。このお酒は吟醸酒ではありません。

 

ターゲットは、アルコール度数の高さから日本酒を敬遠しているものの、刺身など和食に合わせるなら日本酒で楽しみたいと考えているチューハイユーザーなど。「瑞音」のアルコール度数は14%ですが、炭酸水と1:1で割る飲み方をベストな味としており、推奨のとおりに割れば7%のアルコール度数で軽やかに楽しめます。

 

新たなコンセプトのもとに生まれた松竹梅「瑞音」。まずは、プロのご意見を聞きたいということで、協力頂いたのは、松竹梅「瑞音」を発売と同時に導入した「魚錠 池袋店」(東京都豊島区)。「魚錠」は明治40年に海産物の行商からスタートし、創業から110年以上にわたって、お寿司や海鮮丼、海鮮居酒屋などを通じて「美味しい食」を届けています。そんな「魚錠」の池袋店店長にお話を伺いました。

 

「炭酸の爽快感と低めのアルコール度数によって、飲みやすい味わいになっているのが魅力です。お酒を飲み始めた若い方や、これから日本酒を嗜みたいという方の入門としても、松竹梅『瑞音』の日本酒ハイボールは最適だと思います。実際、うちの若いスタッフにも大好評でしたし、気軽に試していただけたらうれしいですね」

 

関さんも「瑞音」を飲むのは初めて。さっそく飲んだ感想を伺いました。

 

「香りは、青りんごを思わせる果実味豊かな香り。シャキッとしたみずみずしいイメージで、すごく爽やかですね! 加水されて味わいが軽やかになり、炭酸ガスが弾けることで、より印象的に香る効果もあると思います」

 

そして味わいとしては、米の甘みと麹のニュアンスを豊かに感じるといいます。

 

「麹のやわらかい風味は、日本酒ならではですね。おだやかな米の甘みがふわっときて、そこからまたフルーティな香りが広がります。酸のタッチも絶妙で、余韻はすっきり。それに、炭酸水で割っても味が薄まった印象はありません」

 

これまで何度も日本酒ハイボールを飲んでいる関さんですが、どこか淡く、ぼやけた印象に感じることも少なくなかったとか。その点「瑞音」は炭酸水で割っても日本酒らしいおいしさをしっかり楽しめると大絶賛。

 

「飲んでみて、日本酒ハイボール専用という意味がすごくよくわかりました! 氷と炭酸とがとけあうことで、調和するように造られているんですね。クリアでバランスがよく、飲みごたえもちょうどいいです」

 

続いてはフードペアリングをレビュー。刺身の盛り合わせなど、いくつかの和食と合わせてもらいました。

↑「【名物】本気の刺盛り」(1099円)、秋さばと秋茄子の茸あんかけ(968円)、「あん肝」(858円)、「松竹梅「瑞音」ハイボール」(638円 ※お試し価格)

 

「過度な果実味や吟醸香は、ものによっては刺身と合わないですけど、瑞音は適度な香りでしっかりと寄り添いますね。お米のうまみがしっかりあるから、白身魚にも赤身にも貝類にもよく合います。また、あん肝も好相性! 炭酸が適度にこってり感をリセットするので、脂がのった魚介類にもマッチします」

 

続くペアリングは、「秋さばと秋茄子の茸あんかけ」。さばのフライとなすの素揚げに、ほんのり甘酸っぱい味付けの、きのこのあんを絡めた一皿です。

 

「和食としては濃厚な料理ですけど、こちらも『瑞音』のハイボールは合いますね。すっきりしたキレが脂や濃い塩味を打ち消しつつ、フルーティで甘やかな酒質は甘酸っぱいあんかけにマッチ。天ぷらや野菜の揚げ浸し、ほかには照り焼きや味噌煮込みといった甘じょっぱい料理とも相性がいいと思います」

 

先述の「魚錠 池袋店」店長にも日本酒ハイボールと料理の相性について伺ってみました。

 

「松竹梅『瑞音」は当店のほぼすべてのメニューに合うと思います。通常の日本酒にもベストマッチのお刺身はもちろん、てんぷらなどの揚げ物に関しては、日本酒ハイボールのほうが通常の日本酒よりも好相性ではないかなと。

決め手はやはり、炭酸の爽快感ですね。すっきりした後口が油を流す効果もありますので、また次のひと口へと箸が進みやすくなると思います。一方で、炭酸水で割ることによってアルコール度数が下がり軽快な口当たりになりますので、繊細な味付けの和食にもよく合いますね」

 

お刺身から揚げ物まで、幅広い料理との相性も抜群な「日本酒ハイボール」。自分なりのマリアージュを見つけるのも楽しいかもしれません。

 

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日本酒ハイボールの作り方

「瑞音」は飲食店向けの先行発売ということで、自宅などで「日本酒ハイボール」を楽しむにはほかにどんな日本酒が適しているのでしょうか。オススメの酒質については関さんに教えてもらいました。

 

「炭酸水で割ることを考えると、お米の甘味やコク、酸が豊かなしっかり系のほうが調和する気がします。また、生酒、生貯蔵酒、生詰め酒といった、ピュアな力強さをもったタイプも向いていると思います。生貯蔵酒で香り高い松竹梅「昴」は「日本酒ハイボール」にも合うのではないでしょうか」

 

ここからは、松竹梅「昴」をベースに「日本酒ハイボール」の作り方を実践します。まずは冷やしたグラスに氷を投入。次に、キンキンに冷やした日本酒と炭酸水を1:1で入れ、軽くステアして完成です。

↑キンキンに冷えたグラスに氷を入れて、日本酒を注ぐ

 

↑1:1になるように炭酸水を入れ、軽くステアをして完成!

 

コツは炭酸ガスが飛んで爽快感が失われないよう、注いだり混ぜたりする際はやさしく行うこと。味の濃淡は、日本酒と炭酸水の割合を変えて調整しましょう。

 

ではあらためて、「日本酒ハイボール」を身近なお店のおつまみと合わせるなら、どんなものがオススメなのでしょうか? 関さんに伺うと、牛すじ煮込み、豚汁、鉄火巻きを挙げてくれました。とはいえ、その日の気分や好みで選んでも構わないといいます。

 

「例えば仕事から疲れて帰ってきて、立ち寄ったお店でとりあえず惣菜を買ってきたとしましょう。となると、ペアリングを考える余裕もないですよね。そんな晩酌でも日本酒ハイボールならあまり料理を選ばないので、頼れる食中酒になってくれると思いますよ!」(関さん)

 

好みの味わいに調整できて、おつまみとの相性も幅広い、新たなスタイルの日本酒。それが「日本酒ハイボール」なのです。ぜひ本稿を参考に試してみてください。

 

 

撮影/我妻慶一

 

<取材協力>

魚屋の居酒屋 魚錠 池袋店

住所:東京都豊島区南池袋1-20-9 第一中野ビル 2F
営業時間:月~金曜11:30~14:30(L.O.14:00)/17:00~23:30(料理L.O.22:30/ドリンクL.O.23:00)、土・日曜・祝日16:00~23:00(料理L.O.22:30/ドリンクL.O.22:45)
定休日:不定休

※池袋店のほか、池袋東通店、芝大門店、金山店(名古屋)の3店舗を展開
※価格はすべて税込みです

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・松竹梅「瑞音」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/mizuoto/

・松竹梅白壁蔵「澪」
https://shirakabegura-mio.jp/

・松竹梅「昴」
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/subaru/

年末年始にぴったり! スパークリング日本酒「澪」純金箔入りプレミアム版が登場

宝酒造は、「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM<RICH>純金箔入」を11月5日から全国で期間限定販売します。

 

 

記事のポイント

アルコール分を抑えた飲みやすさが特徴の「澪」に期間限定のプレミアム版が登場です。年末年始に少しリッチな気分で過ごしたい方にどうでしょうか。

 

吟醸酵母を使用し、長時間かけてじっくり仕込むことで生み出した華やかな香りとリッチな味わいが特徴の、プレミアムな「澪」。純金箔入で見た目にも華やかとなっており、年末年始にふさわしいスパークリング日本酒に仕上がっているとのことです。パッケージは金ベースにブルーが映える特別デザインでプレミアム感を表現しています。アルコール度数は5%。

 

300ml、750mlをそれぞれラインナップ。市場想定価格は300mlが744円、750mlが1854円です。

 

宝酒造
松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM<RICH>純金箔入
市場想定価格:744円(300ml)、1854円(750ml)

「青りんごサイダー割り」が食事に合うってホント? タカラ「焼酎ハイボール」に期間限定のフレーバーが登場

宝酒造は、タカラ「焼酎ハイボール5%<特製青りんごサイダー割り>」を11月5日から全国で数量限定販売します。

 

記事のポイント

辛口でもさっぱり爽やかに飲める青りんごフレーバーの焼酎ハイボールは、「食事にも合う」としてプッシュされているのがポイント。ご飯を食べながらお酒を飲みたい人、試してみてはいかがでしょうか。

 

同社の主力商品である「焼酎ハイボール」の新フレーバー。ベースアルコールに「宝焼酎」を使用した辛口な味わいに加え、青りんごピューレを独自の方法で抽出・ろ過した「特製果実エキス」を使用することで、爽やかな香りとすっきりとした味わいを両立。

 

プリン体ゼロ(100ml当たりプリン体0.5㎎未満)・甘味料ゼロといった従来の特徴に加え、糖質ゼロ(100ml当たり糖質0.5g未満)もあわせて実現しています。アルコール分5%でも飲みごたえがあり、「辛口で食事に合う青りんごサイダー」に仕上がっているとのこと。

 

350ml・500ml缶をラインナップし、市場想定価格は350ml缶が159円、500ml缶が217円。

 

宝酒造
焼酎ハイボール5%<特製青りんごサイダー割り>
市場想定価格:159円(350ml缶)、217円(500ml缶)

今年のイブは「特別なハイボール」で乾杯しない?「サントリープレミアムハイボール山崎〈華やかで濃厚な味わい〉350ml缶」12/24より数量限定新発売

サントリーは、「サントリープレミアムハイボール山崎〈華やかで濃厚な味わい〉350ml缶」を12月24日(火)より全国で数量限定新発売。

中味は、ハイボールに合う山崎モルト原酒のみを厳選して使用した、厚みのある味わいとスパニッシュオーク樽由来の華やかで濃厚な味わいが特長。しっかりと冷やせば、贅沢なひとときを楽しめます。パッケージは、「山崎」のブランドカラーをベースに山崎蒸溜所を描き、「山崎」の文字を大きく配することで本格感を表現したといいます。

 

サントリー山崎蒸溜所について

「山崎蒸溜所」は、1923年に日本初のモルト蒸溜所として建設に着手し、昨年100周年を迎えました。日本名水百選にも選ばれる「離宮の水」があり、桂川・宇治川・木津川が合流する、湿潤な環境が特長のサントリーウイスキーの“ふるさと”です。つくり手の技と情熱によって、日本人ならではの繊細なウイスキーづくりをおこない、多彩で高品質な原酒を生み出しています。

 

「サントリープレミアムハイボール山崎〈華やかで濃厚な味わい〉350ml缶」

希望小売価格(税別):600円

「山崎」ホームページ

 

数量限定「甘くないおいしさ」追求した食中酒。「サッポロ クラフトスパイスソーダ 食の愉しみ」

サッポロビールは「サッポロ クラフトスパイスソーダ 食の愉しみ」を10月16日に数量限定発売しました。

 

記事のポイント
鍋や煮込み料理にもってこいの、新しい食中酒です。缶デザインにある、ナツメグとジュニパーベリーが特徴。複雑味とキレのある爽やかな風味が、食事を引き立てます。

 

「サッポロ クラフトスパイスソーダ」は、“食事に合う”ではなく、“食事を引き立てる”甘くないおいしさを目指してつくり込んだ、食中酒です。レモンピール、ジンジャー、コリアンダーなどを漬け込み、爽やかな風味を丁寧に引き出した「スパイススピリッツ」を採用しています。

 

本品は、この時期だけの「甘くないおいしさ」を目指し、ナツメグと、胡椒のようなスパイシーさが特徴のジュニパーベリーを漬け込んだ 「スパイススピリッツ」を限定スパイスとして新たに採用。鍋や煮込み料理など、これからの季節によく登場する食事を引き立たせる、複雑味とキレのある爽やかな風味が楽しめます。

 

サッポロ クラフトスパイスソーダ 食の愉しみ
参考小売価格(税抜)
350ml缶:153円、500ml缶:208円

柚子の香りが引き立つ限定品! サントリー「翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉」再発売

サントリーは、「翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉」を10月15日より、全国で期間限定販売します。

記事のポイント

サントリージン「翠(SUI)」ブランドは、食事に合う爽やかな味わいが特徴。柚子の香りや緑茶のうまみ、後味に感じる生姜のすっきりとした辛みなどが楽しめます。「翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉」は今年6月にも限定発売し、好調だったフレーバーです。今回も「限定品」なので、気になる方はお早めに。

 

「翠ジンソーダ缶」は、「翠(SUI)」をソーダで割った「翠ジンソーダ」の味わいを、缶容器で実現。「翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉」は今年6月にも限定発売しており、800万本超(※250ml換算)を販売したとのこと。

 

翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉は、柚子の香りと甘みが引き立つ、やさしい味わい。清々しい佇まいをベースに、果実感のある柚子のイラストを配したパッケージです。

 

サントリー
「翠ジンソーダ缶〈柚子搾り〉」
希望小売価格:350ml 200円(税込)
希望小売価格:500ml 271円(税込)

香り爽やか、ほどよいピール感の「クラフトチューハイ」出た!「寶CRAFT」<和歌山産 紀の川はっさく>地域限定で新発売

宝酒造は、地域限定のクラフトチューハイ“「寶CRAFT」<和歌山産 紀の川はっさく>”を、10月8日(火)に新発売。販売地域は、和歌山県を中心に販売します。

「寶CRAFT」は、日本各地のご当地素材を使用し、それらの個性を活かし、厳選した樽貯蔵熟成焼酎をあわせる「ひとてま造り」製法で丁寧に仕込んだクラフトチューハイ。

 

今回新発売する<和歌山産 紀の川はっさく>は、紀の川の温暖な気候と肥沃な土壌を最大限に活用した生産量日本一(※)を誇る「紀の川はっさく」の、ストレート混濁果汁やペーストなどを使用。すっきりとした味わいと爽やかな香り、程よいピール感を楽しめるといいます。

※和歌山県のはっさく収穫量は、全国の約72%を占める(令和3年産特産果樹生産動態等調査)。和歌山県内で栽培されるはっさくの約57%は紀の川市産。出所:紀の川市

 

また、厳選した樽貯蔵熟成焼酎を使用することで、深みのある味わいに仕上げ「もちがつお」や「ハモ」など和歌山特産の魚介類にあうクラフトチューハイです。

 

【商品概要】
商品名:「寶CRAFT」<和歌山産 紀の川はっさく>

アルコール分:8% 果汁分:3%
容量/容器:330ml/びん
参考小売価格(税抜):338円
販売地域:和歌山県を中心に販売

 

数量限定でクリスマスイブに登場! 「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉夜香る黒エール」

サントリーは「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉夜香る黒エール」を、全国で12月24日に数量限定発売します。

 

記事のポイント

「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉」シリーズは、日本人の嗜好に合う「フルーティな味わいと爽やかな香り」が特徴とのこと。新発売の夜香る黒エールは、黒麦芽による香ばしさとかろやかな余韻を堪能できるようです。発売はクリスマスイブなので、冬の澄んだ星空を眺めながら楽しめそうですね。

 

今回発売する「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉夜香る黒エール」は、黒麦芽由来の香ばしさと、上面発酵酵母およびファインアロマホップ使用によるフルーティな香り、かろやかな余韻を楽しめるといいます。

 

パッケージは、「夜香る黒エール」のネーミングにあわせ、冬の澄んだ夜空を表現しているそう。

 

サントリー
「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉夜香る黒エール」
容量・アルコール度数:350ml・6%/500ml・6%
*希望小売価格は設定なし

「ワイン選べない…」という方に! “わかりやすい4種の香り”サントリー「コルンピオ」発売

サントリーは、“香りで選ぶ”ワイン「コルンピオ」を9月10日から全国で発売中です。

 

記事のポイント

お酒は好きだけどワインの説明を読んでもピンと来ない……そんな人はけっこう多いんじゃないでしょうか。コルンピオは、そんなライトユーザー向けに「香り」でアピールする新製品。詳しくないけど興味はあるという方におすすめの1本です。

 

コルンピオは、ワインの「香り」をアピールして訴求する新ブランド。「シトラス」「ピーチ」「ベリー」「モカ」と分かりやすい香りの特徴を備えており、「ワインの知識が無いためどれを選べばいいかわからない」「中味の説明が難しくてよくわからない」といった人でも直感的に、楽しく製品を選びやすいよう配慮されています。創業150年を迎えるワイナリーの「サンタ カロリーナ社」と共同開発し、分かりやすい香りと、日本人の嗜好に合う味わいを実現したとのことです。

↑容量は4種それぞれに375mlと750mlをラインナップ

 

シトラスのような爽やかな香りとキレのある口当たりをうたう「コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン 2023」、熟度の高いぶどうを使用して黄桃のような香りを実現した「コルンピオ シャルドネ 2023」、2種類のぶどう品種でベリー系果実の香りを再現した「コルンピオ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ 2022」、カルメネールとオークの風味でカフェモカのような甘香ばしさを引き出した「コルンピオ カルメネール 2022」の全4種を展開。容量は375mlと750mlをラインナップします。アルコール度数は、コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン 2023のみ12.5%、ほかはすべて13%です。

 

ラベルの中央には商品名の頭文字“C”のロゴと、ブランドアイコンであるブランコ(“Columpio(コルンピオ)”はスペイン語で「ブランコ」の意)のイラストを配置。それぞれの香りをイメージしたフルーツなども組み合わせ、中味の特徴を表現したとのこと。また、香りを記した首掛けで一目でワインの特徴を掴みやすいとしています。

 

価格はいずれもオープン。

サントリー
コルンピオ
市場想定価格:オープン

飲んで社会貢献できる! 廃棄果実を活用した「キリン 氷結 mottainai ぽんかん」期間限定発売

キリンビールは、「キリン 氷結」ブランドの「氷結mottainaiプロジェクト」第2弾として、「キリン 氷結 mottainai ぽんかん」(350ml缶・500ml缶)を10月22日より期間限定で発売します。

 

記事のポイント

廃棄される果実を使うことでフードロスを削減し、おいしく飲んで社会貢献できるというコンセプトが秀逸! 「氷結」初のぽんかんフレーバーという点にも注目です。期間限定なので“飲み”逃しなく!

 

「キリン 氷結 mottainai ぽんかん」は、規格の問題で廃棄される果実を「モッタイナイ果実」と位置付け、商品に使用することでフードロス削減を目指す「氷結 mottainaiプロジェクト」の第2弾商品。

 

「高知県産ぽんかん」の「モッタイナイ果実」を使用した、氷結シリーズ初のぽんかんフレーバーとなっています。「高知県産ぽんかん」の豊かな香りとジューシーな果実感が楽しめる、スッキリみずみずしいおいしさが特徴。同商品を通じて、「高知県産ぽんかん」約20万個分の果実のフードロス削減を目指すとしています。

 

パッケージデザインには「氷結 mottainai」のロゴと、「氷結」を象徴するダイヤカットの果実のイラストで、「今までにない新しさ」「社会に優しいイメージ」を表現。缶の裏側には本取り組みの説明文と、特設サイトへアクセスいただける二次元コードを配しており、特設サイトで「氷結 mottainaiプロジェクト」の詳細や関係者コメントなどを紹介することで、同社の取り組み姿勢を伝えています。

 

同プロジェクトでは、商品の売り上げ1本につき1円を生産者へ寄付することで、継続的に日本全国の果実農家の支援にも取り組んでいます。

 

高知ぽんかん農家・千光士 尚史さんのコメント

「私たち農家は、より良いぽんかんを栽培できるよう日々努力を重ね、自信をもっておいしいぽんかんを出荷しています。しかし、どんなに頑張っても、気候変動や規格の問題により流通できない、廃棄せざるを得ないぽんかんができてしまいます。そうした”モッタイナイぽんかん”が「氷結 mottainai」を通して、多くのお客様に農家の思いと共に届くとうれしいです。また、知名度が上がることで高知県産ぽんかんに愛着を持ってくれる人が増えてくれることを願っています」

 

第1弾は過去3年間の限定「氷結」で1番の出荷実績を記録

5月7日に発売されたプロジェクト第1弾商品「キリン 氷結mottainai 浜なし」では、「浜なし」約3万4000個分の果実のフードロス削減を実現。“おいしさ”と“社会貢献”を両立するコンセプトが共感を呼び、過去3年間の「氷結」限定品のなかで最も高い出荷実績を記録しました。9月30日には売り上げの一部である599万3296円を横浜農業協同組合果樹部へ贈呈。「浜なし」の持続的発展のために活用してもらうとしています。

 

また、このプロジェクトは、食品ロスの削減の効果的かつ波及効果が期待できる優良な取り組みと評価され、消費者庁、環境省が主催する「食品ロス削減推進表彰」において酒類製造事業者で初の「審査委員長賞」を受賞しました。

 

キリンビール
「キリン 氷結 mottainai ぽんかん」
2024年10月22日発売
実売価格:オープンプライス

 

「超強炭酸×りんご」の爽快コラボを楽しんで! タカラ「焼酎ハイボール」<強烈りんごサイダー割り>数量限定で発売

宝酒造は“タカラ「焼酎ハイボール」<強烈りんごサイダー割り>”を、10月22日(火)に全国で数量限定で発売します。

 

タカラ焼酎ハイボールは、チューハイ(酎ハイ)の語源にもなったと言われる昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で生まれた元祖“焼酎ハイボール”の味わいを追求した辛口チューハイ。宝焼酎ならではの飲みごたえと、キレ味爽快で辛口な味わいに加え、プリン体ゼロ(※1)・甘味料ゼロ(※2)である点も特徴です。

 

<強烈りんごサイダー割り>は、強炭酸が特徴のタカラ「焼酎ハイボール」の中で、最も強い炭酸が楽しめる「強烈シリーズ」の数量限定フレーバー。大衆酒場で人気の「焼酎の地サイダー割り」をイメージしたチューハイで、“超強炭酸”の刺激的な飲みごたえが特徴とのこと。りんごの旬の時期に合わせて、すっきり甘くない爽やかな“りんごサイダー”の風味を糖質ゼロ(※3)で楽しめるといいます。

※1 100ml当たりプリン体0.5㎎未満をプリン体ゼロと表示。
※2 食品添加物としての甘味料は使用していません。
※3 食品表示基準に基づき、100ml当たり糖質0.5g未満を糖質ゼロと表示。

 

商品名:タカラ「焼酎ハイボール」<強烈りんごサイダー割り>
参考小売価格(消費税別):350ml/159円、500ml/217円

ハイボール専用ウイスキーから生まれたハイボール!カクヤスのPB商品「Kprice 810 ハイボール缶」

カクヤスは、プライベートブランド商品Kprice 810(ハチイチマル) ハイボール缶を、10月1日に発売しました。「なんでも酒やカクヤス」の全店舗および、同社ECサイト「カクヤスネットショッピング」で購入できますよ。

 

記事のポイント
近年はライフスタイルの変化により自宅での飲酒が増加し、多様な味わいを求めるニーズが高まっていることから、手軽に楽しめるRTD(Ready To Drink=すぐに飲めるもの)市場が拡大。それを受けて「手軽さ」を踏まえつつも、本格的な味わいも追求しているようです。

 

カクヤスはこれまでに、ブレンデッドウイスキー「Kprice 810(ハチイチマル)」や、ピュアモルトウイスキー「飛鳥山」といった、ハイボールにぴったりなウイスキーを、PB商品として展開してきました。

 

今回カクヤスが開発したのは、ユーザーが手軽に楽しめる、本格的なハイボール缶。モルトの風味と、グレーン(とうもろこし等の穀類)の甘味や、フルーティーさのバランスにこだわった、ハイボール専用ウイスキーKprice 810(ハチイチマル)をベースにしています。炭酸水で割るだけでなく、レモンの風味を加えたことで、爽快感と余韻をより楽しめるとのこと。

↑「Kprice 810(ハチイチマル)ハイボール缶」

 

11月にはハイボール缶が2種発売

また、PB商品飛鳥山 華やかハイボール缶」「飛鳥山ピーテッド 薫るハイボール缶も、11月1日に発売を予定しています。

 

飛鳥山 華やかハイボール缶」は、ハチミツの香りと、すっきりとしたフルーティーな味わいが特徴だそう。オーク樽熟成のイギリス産スコッチモルトを主体に、複数のモルトウイスキーをブレンドしたピュアモルトウイスキー 飛鳥山を、シンプルに炭酸水だけで割っています。

↑「飛鳥山 華やかハイボール缶」

 

一方の「飛鳥山ピーテッド 薫るハイボール缶は、樽熟成由来の香りやスモーキーさを感じられる、リッチな味わいとのこと。イギリス産スコッチモルトウイスキーを主体に、樽熟成ピートモルト原酒などの複数のモルトウイスキーをブレンドした「ピュアモルトウイスキー 飛鳥山ピーテッドを、炭酸水だけで割っています。

↑「飛鳥山ピーテッド 薫るハイボール缶」

 

カクヤス
Kprice 810 ハイボール缶
価格 :174円(税込)
内容量:350ml
アルコール分:7%

飛鳥山 華やかハイボール缶
価格 :306円(税込)
内容量:350ml
アルコール分:7%

飛鳥山ピーテッド 薫るハイボール缶
価格 :328円(税込)
内容量:350ml
アルコール分:7%

数量限定「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」! さらなる麦のうまみを追求

サッポロビールは、黒ラベルブランドから「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」を、10月1日に数量限定で発売します。

サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト

 

記事のポイント

赤を基調にしたデザインがインパクト大の、黒ラベルの限定ビール。麦のうまみを追求したという芳醇な味わいで、秋の夜の晩酌にピッタリ!

 

本品には、独自開発の「旨さ長持ち麦芽」を使用。爽快な後味や、何杯飲んでも飲み飽きない黒ラベルらしい「生のうまさ」は残したまま、さらなる麦のうまみを追求した特別な黒ラベルです。

 

パッケージは、黒ラベルブランドのシンプルな世界観を保ちながら、背景色に力強さや躍動感のある赤を採用し、「挑戦」や「革新」を表現しています。

 

ラインナップは350ml缶、500ml缶の2種類で、アルコール分は5.5%。

 

サッポロビール
「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」
2024年10月1日発売
実売価格:オープン