高いノイキャン機能と豊富なカラバリ! ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-C710N」

ソニーは、完全ワイヤレスイヤホン「WF-C710N」を発表。4月25日に発売します。市場推定価格は1万8000円前後(税込)です。

記事のポイント

エントリーに位置付けられる「WF-C700N」の後継にあたる完全ワイヤレスイヤホンです。高いノイズキャンセリング機能を備えつつも、ファッション性のあるカラバリを用意し、ソニーとしてはカジュアルな製品になっています。

WF-C710Nは、ノイズキャンセリング機能とバッテリー性能が高いとうたう完全ワイヤレスイヤホンです。イヤホン本体の外側と内側に配置した2つのマイクでノイズを集音することで、高いノイズキャンセリング機能を実現しました。また、2つのマイクによって自然な外音取り込みが可能。外音取り込み機能は手動での切り替えのほか、ユーザーの使用環境に合わせて自動的に切り替えることもできます。加えて、スマホアプリ「Sony | Sound Connect」から音を取り込む量を20段階で調整可能です。さらに騒音を抑えつつもアナウンスや人の声のみを聞きやすくする「ボイスフォーカス」機能も採用しています。

 

バッテリーは本体のみで約8.5時間の音楽再生が可能。付属ケースのバッテリーを合わせると合計約30時間使えます。また、5分間の充電で最大約1時間の再生が可能な「クイック充電」にも対応しています。

 

音質においては、ソニーが開発した直径5mmのドライバーユニットにより、低音から高音までバランスのよい高音質にしたとのこと。これに加えて独自の高音質化技術「DSEE」によって、ストリーミングなどの圧縮された音源をCD音源相当までアップコンバートします。また、Sony | Sound Connectからイコライザーを使って自分好みの音質にカスタマイズ可能です。

 

カラバリは半透明なグラスブルーのほか、ホワイト、ピンク、ブラックの4色をそろえています。

ソニー

WF-C710N

1万8000円前後(税込)

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新次元の音を体感できる! 平面磁界型ドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar」

Edifier Japanは、最新設計の12mm平面磁界型ドライバーを搭載した第3世代適応型ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング技術搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar(ネオバッズ・プラナー)」を、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて4月2日(水)10:00より先行支援受付を開始しました。

「NeoBuds Planar」。

 

記事のポイント

これまでハイエンドの有線イヤホンに搭載されることが多かった平面磁界型ドライバーを完全ワイヤレスイヤホンに採用しつつ、低価格化も実現。オーディオファンから注目を集めており、クラウドファンディングは開始から2日で目標額を大きく超える800万円超えとなっています。

 

「NeoBuds Planar」は、これまで大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた平面磁界型ドライバーを小型化し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載。快適な装着感と卓越した音質を両立し、圧倒的な解像度と立体的な音場を実現しています。

 

ドライバーには、わずか2μmの基材厚と総厚10μm未満の超薄型振動板を採用。特許取得済みのEqualMass振動板技術により、均一な幅の複数のワイヤーを配置することで、振動板全体の重量を均等に分散。さらに、第2世代では左右対称のサポート配線を導入し、安定性を向上させることで、振動板の動きをより精密に制御し、一貫した駆動力を実現しています。この最適化により、歪みを大幅に抑え、パフォーマンスを飛躍的に向上しています。

 

Qualcomm Snapdragon Soundテクノロジーを採用し、最新のオーディオコーデック(aptX、aptX Adaptive、aptX Losless)に対応。そのほか、SBC、AAC、ハイレゾ対応コーデックのLDAC、LDHCをサポートしています。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能として、音声通話に特化したアルゴリズムと一般水準の2倍・32kHzというサンプリングレートを使用する「aptX Voice」を採用しました。同じくaptX Voiceをサポートするスマートフォンと合わせて使うことで、音声通話が格段に高音質化されます。

 

また、Qualcommの第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用し、周囲の環境をインテリジェントに解析しながら、自動で最適なノイズキャンセリングを実行いたします。これにより、不要な雑音を効果的に遮断し、どのようなシチュエーションにおいても、より深い没入感のあるリスニング体験を提供します。

 

徹底した省エネルギー設計により、イヤホン単体で最大7.5時間、充電ケースの併用で最大30時間もの連続音楽再生を実現しました(ノイズキャンセリングOFF時)。ノイズキャンセリング有効時でも、イヤホン単体で最大5時間、充電ケース併用で最大20時間もの長時間再生が可能です。15分の有線チャージで2時間の音楽再生が可能になる急速充電のほか、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電にも対応しています。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコンやスマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。Google Fast Pairもサポート、Android端末をお使いの場合画面上の通知をタップするだけでペアリングが完了します。

 

iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」(無料、日本語対応)を利用することで、各種コーデックの有効化や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整など、NeoBuds Planarが持つさまざまな機能を活用できます。

 

Edifier(エディファイア)
「NeoBuds Planar」
2025年4月2日より先行支援受付開始
一般発売予定価格:2万9980円(税込)

LDAC対応でANC機能も搭載した1万円の完全ワイヤレスイヤホンがエレコムから

エレコムは、LDAC対応でハイレゾ音源を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン「LBT-TWS18BK」(ブルーブラック)、「LBT-TWS18WH」(ホワイト)を4月上旬に発売します。

記事のポイント

LDACによる高音質、ANC、音声アシスタント対応など、必要な機能をそろえて1万円程度で手に入るリーズナブルさが魅力。良質なイヤホンは欲しいけど、高級すぎる製品は手が出ない人にオススメできそうです。

 

LDAC対応により、高音質な音源再生を実現。対応のスマホなどと接続すれば、高解像度でクリアなサウンドを聴けます。さらにアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載し、周囲の騒音を気にすることなく、高音質を楽しめます。

 

重さは片側約4.2g。また耳の形状に合わせたエルゴノミクスデザインにより、長時間の使用でも快適な装着感を実現しています。イヤーキャップは3サイズ用意されているため、個人の耳の形状に合わせて適切なサイズを選べます。

 

このほか、内蔵マイクによる通話や、SiriやGoogleアシスタントなどの利用が可能。加えてタッチセンサー操作で、音楽再生や音量調節もできます。

 

バッテリーは約8時間の連続音楽再生が可能。充電ケース込みで最大36時間使うことができます。また、再生周波数帯域は20-20000Hz、対応コーデックはLDACのほかSBC/AACとなっています。

エレコム

LBT-TWS18BK/LBT-TWS18WH

直販価格 1万1980円(税込)

耳に合わせてやわらかくフィット! 耳掛けタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、快適で安定した装着感を実現した耳掛け式のオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」を、2025年3月25日(火)より一般発売します。カラーバリエーションは、ブラック、グリーン、グレー(ECサイト限定販売)の3色です。実売予想価格は1万8800円(税込)。

「HUAWEI FreeArc」(ブラック)。

 

記事のポイント

本製品は、世界に先駆け日本で初めてお披露目の新製品として、2025年2月7日(金)よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて販売を行ったところ、累計1590万円、1110人以上の支援を獲得。その結果を鑑みて、本製品の一般発売が決定されたそう。注目度の高いオープン型イヤホンとなっています。

 

人間工学に基づいたデザインで快適な装着感を実現

「HUAWEI FreeArc」には高性能な形状記憶合金であるニッケルチタン合金を使用したワイヤーを採用し、柔らかい装着感ながら落ちにくい安定感を実現。また、イヤホン表面の約81.5%をカバーする液状シリコーンは、生体適合性が高く、肌に優しいため、医療用カテーテルや乳児のおしゃぶりなどでも使用される素材です。これによりソフトで快適な着け心地を実現しています。

 

「HUAWEI FreeClip」と共通する「C-bridge Design(Cブリッジデザイン)」により、耳に掛ける部分が耳に優しく、最適にフィットします。1万件以上の人間の耳のデータをもとに、人間工学に基づき最適化を行い、様々な耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかり耳にフィットして、激しい運動でも落ちにくくなっています。単体イヤホンの重量はわずか約8.9gのため、 長時間装着しても快適です。

 

そのほかデザイン面で、3つの工夫を取り入れています。まず、装着した際に耳に触れる三点が安定した三角形を描くように、「ゴールデンアングルサポート」という最適な角度設計がなされています。次に、耳の前の部分・C-bridge Design部分・耳の後ろの部分の重量は、考え抜かれた配分となっており、高い安定感と快適性に寄与しています。最後に、耳の後ろの部分は、耳の裏の形状にぴったりフィットするしずく型デザインで、揺れにくく外れにくくなっています。

 

耳を塞がないタイプのイヤホンのため、周囲の声などを聞き取れます。外で使用していても、状況を認識できるため、より安全です。また、カナル型のようにイヤホンで外耳道を塞ぐことがないため、長時間の装着による外耳道への負担を低減します。

 

逆音波システムで音漏れを抑制

「HUAWEI FreeArc」は、17x12mmの高感度ダイナミックドライバーユニットを搭載しています。低音域には柔らかく弾力性のあるPU振動板を採用し、パンチのある低音を実現。高音域ではチタンコーティングPEN振動板により、豊かで解像度の高いディテールを再現します。ドライバーユニットには高性能ネオジム磁石を使用し、高い駆動力により、小型ながらパワフルな音を再生します。

 

また同社ハイエンドイヤホンと同様の、異なる音量でも一貫したリスニング体験を可能にするラウドネス適応機能を搭載。さらに、ユーザーに合わせて複数のサウンド効果を専用アプリ「HUAWEI AI Life」から選択可能。イコライジングにも対応しており、自分好みのサウンドを楽しむことができます。

 

逆音波システムを導入しており、スマートに音量を調整しつつ、音波を巧妙に逆音波で打ち消し、音漏れを抑えています。音が外耳道に向けて的確に伝達されるため、プライベートなリスニング体験が可能になります。

 

2つのマイクを効果的に配置し、独自のDNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)通話ノイズリダクションアルゴリズムにより、学習するAIが高精度にノイズとユーザーの音声を識別することで、騒がしい場所でも相手に自分の声をクリアに届けることができます。また防風設計により、屋外で通話する際も、約4m/s風速レベルの風切り音を低減することができます。

 

IP57レベル防塵防滴性能を有しており、ワークアウト中でも汗などを気にせず音楽を楽しむことができます。

 

1回のフル充電で、最大7時間の連続音楽再生、充電ケース込みで最大28時間の音楽再生が可能です。急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽再生できます。一日中のオフィスワークや、長時間の屋外ワークアウトでも安心です。

 

また、スマートフォン、タブレット、PC、スマートウォッチなど最大2つのデバイスに同時接続でき、シームレスに切り替えられる「マルチポイント接続」にも対応しています。

 

いまなら紛失サポートが無料に

発売を記念して、2025年4月30日(水)までに下記取り扱い店から購入した場合、約1680円相当の「イヤホン紛失サポート」を無料付帯するキャンペーンを実施。購入した日から1年間、片方のイヤホンを紛失した場合、3980円で片方のイヤホンを購入できます。(紛失サポート未加入の場合は約7620円かかります。)。なお、公式ホームページよりサポート申し込みする際、製品の入っていた箱に書かれているシリアルナンバー(SN)が必要となります。

※利用回数は保証期間中1回です。

 

『HUAWEI FreeArc』(ブラック・グリーン)取り扱い店

家電量販店(50音順):

■株式会社エディオン(一部店舗のみ)

■株式会社ビックカメラ(一部店舗のみ)

■株式会社ヨドバシカメラ

専門店:

■株式会社タイムマシン(e☆イヤホン)

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

『HUAWEI FreeArc』(グレー)取り扱い店

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

ファーウェイ・ジャパン
「HUAWEI FreeArc」
2025年3月25日発売
実売価格:1万8800円(税込)

Shokzから通話品質に特化したビジネス向け骨伝導ヘッドセット「OpenComm2 2025 Upgrade」登場

Shokzは3月19日、ビジネス向けのワイヤレス骨伝導ヘッドセット「OpenComm2 2025 Upgrade」を発売しました。ラインアップは専用のワイヤレスアダプターが付いた「OpenComm2 UC 2025 Upgrade」(税込み2万7880円)とワイヤレスアダプターなしのモデル(税込み2万2880円)を用意しています。

記事のポイント

2023年9月に発売した「OpenComm2」に比べて、ノイズキャンセリング性能が向上し、よりクリアな通話が可能になっています。さらに、充電ポートがマグネットからUSB-Cになるなど、順当な進化を遂げたモデルです。

通話やオーディオ面では、DSPを採用したノイズキャンセルマイクを搭載し、クリアな音声を届けつつ周囲の雑音を抑え、使用者の声が際立つ通話が可能。さらに、骨伝導テクノロジー「PremiumPitch 2.0」によって、より音を聞き取りやすくなったため、ストレスなく通話できるといいます。加えて、中音域と高音域の音声を集音しながら補正もかけています。

 

本体は、柔軟なフレームとソフトなシリコン仕上げにより、1日中装着しても耳への負担を感じさせないとのこと。また重さ約35gと軽量。

 

このほか、マルチポイント接続、最長8時間の連続再生が可能なバッテリー、IP55の防水・防塵性能をそなえています。

Shokz

OpenComm2 2025 Upgrade

2万2880円

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シャオミ初のWi-Fi対応ワイヤレスイヤホン!高音質&ノイズ遮断性にも優れる「Xiaomi Buds 5 Pro」

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」を3月13日に発売しました。

↑エレガントで洗練されたデザイン

 

記事のポイント

より上質なサウンドをじっくり味わいたい人はWi-Fi版(ブラック)にご注目。Wi-Fi対応のワイヤレスイヤホンは、設定の手間こそBluetoothよりかかりますが、音質や接続の安定度では上回ります。そのほか、仕事の効率向上をサポートする機能も豊富に搭載しています。

 

上質なオーディオ体験を提供するために、パワフルな同軸トリプルドライバーを搭載。11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーにより、パワフルな低音とワイドな音域を楽しめるとのこと。PZTツイーターはクリアな高音を、プラナーは広いサウンドステージを再現します。

 

前モデルからノイズリダクションの深さが55dBにアップグレードされ、ノイズ遮断性に優れています。環境や好みに合わせてノイズキャンセリング強度を調整できます。

aptX Losslessオーディオ、LE Audioに対応し、Bluetooth版で最高48kHz/24bitの伝送が可能に。「高音質・低遅延・低消費電力を実現した最高のロスレスオーディオ」を堪能できるそう。Wi-Fi版では初のXPAN Wi-Fi Technologyを搭載し、Xiaomi 15 Ultraとの組み合わせにより安定した接続を提供します。

 

そのほか最大4時間のボイスレコーディング、接続したXiaomiスマートフォンのシャッター操作、ボイスアシスタントの起動ができます。20言語のAI翻訳と文字起こし機能も搭載し、ビジネスシーンでも活躍します。

※Xiaomi Earbudsアプリのダウンロードが必要です

 

オーディオテストで個々人の耳の形状や頭の動きを分析し、カスタマイズされた音響体験を提供。音楽モードではスタジオで聴く生演奏、ビデオモードでは映画館気分を味わえます。

 

人間工学に基づいた設計と5.6gの軽量性により、長時間装着していても快適です。

 

シャオミ
 Xiaomi Buds 5 Pro
市場想定価格:Wi-Fi版(ブラック)2万7980円(税込)/Bluetooth版(チタングレー・ホワイト)2万4980円(税込)

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「ながら聴き」「集中聴き」どちらも欲張れる!スケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Flex 2」

JBLは、2ウェイ仕様の完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Flex 2(チューン フレックス 2)」を3月13日に発売します。

 

記事のポイント

ワイヤレスイヤホンの使用シーンは多岐にわたるので、優先度が「装着感より密閉性」、逆に「密閉性より装着感」といった具合に変わることがありますよね。でも複数台を持ち運び、使い分けるのは面倒……。そうした悩みに寄り添ってくれる製品です。臨場感のあるサウンドを楽しめるのはもちろん、音声通話もクリアです。スケルトンデザイン好きもご注目。

 
「JBL Tune Flex 2」は、イヤーチップの付け替えにより「密閉型」と「オープン型」を簡単に切り替えられます。遮音性の高い密閉型で音楽に集中することも、軽い装着感のオープン型で「ながら聴き」を楽しむのも自由自在です。

 

外音を取り込める「アンビエントアウェア&トークスルー」機能は継承しつつ、特に低域を大幅に改善した「ハイブリッドノイズキャンセリング」も搭載。軽い装着感は変わらず、深みのある静寂で臨場感のあるサウンドも体感できるようになったといいます。

 

衝撃強度と耐熱性に優れた航空機グレードのポリカーボネートを採用。耐紫外線性にも優れており、黄ばみや劣化の心配も少ないとのこと。イヤホン本体はIP54の防水・防塵に対応。

 

スケルトンデザインにより内部の基盤が見えるので、メカニカルな雰囲気が好みの人にはうれしいのでは。カラーは、ブラック、ホワイトに加え、新色の「モーヴ」がラインアップされています。

そのほか、最大48時間(ANCオフ時)の再生が可能。充電約10分で約3時間再生する急速充電にも対応します。さらに、シリーズ初のマルチポイント機能により、2台のBluetoothデバイスに同時接続できます。

 

JBL
JBL Tune Flex 2(チューン フレックス 2)
最大再生時間 ANCオフ時:イヤホン本体約12時間+充電ケース使用約36時間=約48時間/ANCオン時:イヤホン本体約8時間+充電ケース使用約24時間=約32時間
Bluetooth バージョン5.3(LEオーディオ、LC3コーデック対応予定)
価格:オープン価格 ※JBL オンラインストア販売価格1万5950円(税込)

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Shokz初のイヤーカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE」発表! 3月18日よりクラウドファンディング開始

国内における骨伝導イヤホンのトップシェアを誇る「Shokz」(ショックス)は、初となるイヤカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE(オープンドッツ ワン)」を日本国内で発売するのに先駆け、クラウドファンディングを「GREEN FUNDING」にて2025年3月18日(火)午前10時より開始します。

「OPENDOTS ONE」

 

記事のポイント

骨伝導イヤホンで知られるShokzが手掛ける初のイヤカフ型イヤホン。同社が培ってきた音漏れ抑制や低音強化技術などにより、オープン型ながら迫力のあるサウンドを再生できます。軽量設計で耳に負担がかかりにくいのもうれしい。

 

OPENDOTS ONEとは?

OPENDOTS ONEは、Shokz独自のオープンイヤー技術と、アクセサリー感覚で装着できるイヤーカフ型デザインを融合した完全ワイヤレスイヤホンです。わずか6.5gという超軽量設計に加え、耳を塞がない構造のため、周囲の音を聞きながら快適に音楽を楽しめます。

 

主な特徴

●オープンイヤー&イヤーカフ型デザイン: 周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる安心感。アクセサリー感覚で装着できるスタイリッシュさ。

●超軽量設計: 片耳わずか6.5g。長時間使用でも疲れにくい。

●音質カスタマイズ: 4つのプリセットEQとカスタムモードで、好みのサウンドに調整可能。Dolby Audio対応で臨場感あふれるサウンド体験。

●快適なフィット感: Shokz独自のイヤーカフ型デザインで、激しい動きでも外れにくい安定感。肌触りの良いシリコン素材で覆われたイヤホンは、滑りにくく、耳にしっかりフィットします。

●長時間バッテリー: フル充電で10時間再生可能。充電ケースを使用すれば最大40時間使用可能。

●クリアな通話: AIノイズキャンセリング機能搭載で、騒がしい環境でもクリアな通話品質。

●音漏れ防止: Shokz DirectPitchテクノロジーにより、音漏れを抑制。

●スマートタップコントロール: 簡単なタップ操作で音楽再生や通話が可能。

●IP54防⽔性能: 汗や水に強いので、ワークアウト時にも安心。

 

Shokz DirectPitchテクノロジー

 

充電ケースはワイヤレス充電に対応

 

音へのこだわり

16mmのカスタムドライバーに相当するデュアルドライバーのシステムとBassphereテクノロジーにより、深みのあるパワフルなサウンドを実現。どこにいても臨場感あふれるオーディオ体験を楽しめます。

 

店頭で試聴可能

2025年3月18日(火)より、蔦屋家電二子玉川店およびTSUTAYA 渋谷店でOPENDOTS ONEを試聴できます。

 

Shokzの新たな挑戦となるOPENDOTS ONE。クラウドファンディングでの展開に注目です。

 

Shokz
イヤカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE(オープンドッツ ワン)」
2025年3月18日よりクラウドファンディング開始
実売価格:2万7880円(税込)

オープン型でも音漏れを抑える! “耳スピ”のアウトドア向けモデル「nwm GO」

NTTソノリティは3月1日、耳をふさがないイヤホン「耳スピ」シリーズの新製品「nwm GO(ヌーム ゴー)」の予約を開始しました。3月18日に販売開始します。

 

記事のポイント

近年流行のオープンイヤー型で、イヤホンなのにスピーカーのような体験ができる”耳スピーカー”をうたうイヤホンです。アクティブシーン向けに装着性や本体カラーなどを調整しているので、日頃の運動やアウトドアでの利用にいかがでしょうか。

 

アウトドアやワークアウトなどのアクティブシーン向けに開発された、耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスネックバンド耳スピーカー。NTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術」搭載により、耳をふさがない状態でも音漏れを抑えられるとしており、周囲に配慮しつつ利用できるのが大きな魅力です。

 

接続はBluetooth 5.3で、対応コーデックはSBC、AAC、LC3、CVSD、mSBC。ドライバーは12mm径のダイナミックドライバーを採用しています。周波数特性は100Hz~20kHzで、全指向性のマイクを搭載しています。連続使用時間は最大10 時間、充電時間は約1時間15分です。

 

本体重量は約20gと軽量で、ネックバンド部は柔らかいシリコン製。耳への負担が少ない耳掛け式を採用しており、使用中の落下なども抑えることが可能です。アウトドア向けということもあり、IP55相当の防水・防塵規格に対応します。カラーはフォグブラック・グレイシャーホワイト・ソイルベージュの3色展開。

 

NTTソノリティ
nwm GO
販売価格:1万6500円(税込)

【世界5000台限定】「ウルトラマンゼロ」15周年を記念したコラボイヤホン登場! 宮野真守のボイス収録

オーディオメーカーのfinal(ファイナル)は、「ウルトラマンゼロ」の登場15周年を記念した特別な完全ワイヤレスイヤホン「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を全世界5000台限定で発売します。予約受付は2025年3月7日(金)10:00よりWEBのfinal公式ストア等で実施。実売価格は9800円(税込)。

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」

 

記事のポイント

ウルトラマンゼロのファンならずとも欲しくなりそうなデザインのワイヤレスイヤホンが世界5000台限定で登場。宮野真守の音声も収録しているので、宮野ファンにもたまらない仕様となっています。

 

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」は、agの大人気ワイヤレスイヤホン「COTSUBU for ASMR」シリーズを軸として開発され、充電ケース本体はウルトラマンゼロ、イヤホンはウルトラマンゼロの頭部に装備されている2本のスペースブーメラン「ゼロスラッガー」をイメージしたデザイン。イヤホンを手に取る際に、ウルトラマンゼロがゼロスラッガーを手にする追体験ができる製品になっています。

ウルトラマンゼロ

 

また、ガイダンス音声はウルトラマンゼロの声優・宮野真守さんが担当。本製品のためだけに撮り下ろした特別なガイダンス音声も楽しめます。

ウルトラマンゼロの声優・宮野真守さん

 

ガイダンス音声はウルトラマンゼロの名セリフを収録したA面と、本機でしか聴けない新規撮り下ろしのB面の2パターンを収録。B面はインナースペースでウルトラマンゼロが話しかけているような気分を味わえます。

 

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカードは、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売のためだけに描き下ろされた限定イラスト。宇宙にいるウルトラマンゼロが本製品を使用する皆様に向かって囁きかける様子をイメージし、ウルトラマンゼロが切り開いた歴史、そして次世代へと受け継がれていくヒーローの絆の一端を、15周年記念のイヤホンを通じて感じられるように描かれています。

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカード

 

製品の梱包パッケージはウルトラマンゼロが父のウルトラマンセブンから受け継いだ体のシルバーのラインを基調としています。さらに、パッケージには広大な宇宙も描かれており、ウルトラマンゼロが今日も宇宙のどこかで物語を繰り広げていることを彷彿とさせるデザインとなっています。

 

イヤホンが15名に当たるSNSキャンペーンも実施

さらに、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売を記念して、本製品が抽選で当たる「祝!ウルトラマンゼロ15周年・COTSUBU ULTRAMAN ZERO version発売記念キャンペーン」をXとInstagramで同時開催されます。

 

ウルトラマンゼロの登場15周年にちなみ、1500リポスト/シェアを達成すると「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を抽選で15名様にプレゼントされます。応募方法は以下の通り。

 

応募方法

【X】

1.Xの「円谷プロダクション(@tsuburayaprod)」&「ag公式(@ag_audio_jp)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーンポストをリポスト

 

【Instagram】

1.Instagramの「円谷プロダクション(tsuburayaprod)」&「ag公式(ag__audio)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーン投稿にいいね&ご自身のストーリーズでシェア

 

キャンペーン期間:2025年3月7日(金)〜3月31日(月)23:59まで

 

final
「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」
2025年3月7日予約開始
実売価格:9800円(税込)

実売5000円台でも超ロングスタミナ! 完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」は”音楽のある生活”にマッチする

今や、イヤホン市場のメインストリームとなった完全ワイヤレスイヤホン。メーカー各社から新製品が次々と発売され、市場は群雄割拠の様相を呈しています。

 

そんな市場にファーウェイが投入したのは、実勢価格5000円台という手に取りやすい価格ながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングスタミナを実現した「HUAWEI FreeBuds SE 3」。本機がどんなライフスタイルにマッチするのか、実際に使って確かめてみました。

 

「常に音楽を聴いていたい」を叶えてくれる、最長42時間のロングバッテリー

イヤホン市場において今もっともホットな製品と言えるのが、左右の筐体をつなぐケーブルを排した完全ワイヤレスイヤホンです。数千円から数万円、さらにはそれ以上の価格のものまで、幅広い価格帯の製品が販売されています。世界的なスマートデバイスメーカー、ファーウェイが手がける「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、実勢価格5000円台のエントリーモデル。初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてはもちろん、日常使いするサブ機としても手に取りやすい1台です。

 

最大の特徴はズバリ、抜群のスタミナ。イヤホン単体で約3.8gの軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体でも約9時間の音楽再生が可能です。1日8時間使用したとしても、約4~5日間充電なしで音楽リスニングを楽しめます。急速充電にも対応し、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、うっかりケースに入れ忘れても安心です。

↑「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも手に取りやすい価格帯に投入されたエントリーモデル。ファーウェイ史上最長のバッテリー駆動時間が最大の特徴

 

↑重量はイヤホン単体が約3.8g、充電ケースのみが約33g。軽やかな装着感が得られる軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングバッテリーを実現する

 

↑充電ケースも軽量かつコンパクト。メタルとレザー調素材を組み合わせた高級感のあるデザインで、スタイリッシュに携帯できる。カラーバリエーションはブラック、ベージュの2色展開

 

↑本体をうっかりケースに入れ忘れ、「しまった!」。そんな時も心配無用。急速充電に対応しており、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、身支度している間に十分に充電できる。なお、フル充電時間はケース+本体同時で110分、イヤホンのみなら約60分

 

ファーウェイ史上最長のロングライフバッテリーは、筆者の音楽ライフにピタリとマッチしてくれました。というのも、筆者の場合、「集中してじっくり音楽を聴く」というよりは、「常に音楽を聴いていたい」というスタイルなので、バッテリーが切れない安心感はそれだけで好印象。通勤時、カフェでのリモートワーク中、休日のお出かけ中など、いつでも音楽を聴いていたい筆者にとって、バッテリー持ちは製品選びの一丁目一番地なのです。数万円するハイエンドモデルならまだしも、5000円台で手に入るエントリークラスのモデルで、最長約42時間のスタミナを備えているのは瞠目に値します。

 

耳に心地よいバランスの取れたサウンド

↑エントリーモデルということもあり、最近のトレンドであるANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は非搭載。ある程度は外音が聞こえるので、移動中などは安全に利用しやすい

 

↑実際に約2週間使用してみたところ、ケースを併用すると約4日間、充電なしで音楽リスニングを楽しめた。こまめに充電しなくていいのは想像以上にラク

 

気になる音質はどうでしょうか? 幅広いジャンルをそつなく聴かせてくれる万能なサウンドを予想していましたが、実際に視聴してみると意外や意外、パンチがあり、なかなかにエネルギッシュなサウンドです。本製品は口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載しており、クリアなボーカルと、高音・中音・低音のバランスのよさが特徴。スケール感が少し物足りないので室内楽などには向かないように感じましたが、音の立ち上がりが速く、筆者がよく聴くポップスジャンルとの相性は申し分ありません。チルアウト系のハウス、EDM、ゲーム音響などもバランスよくきれいに聴こえました。

↑ポップスと相性がよい、元気でエネルギッシュなサウンドが印象的。スピード感も申し分なく、ツヤのあるボーカルがしっかり前に出てくる。なお、サポートするBluetoothコーデックはSBCとAACの2種類

 

↑音質は「デフォルト」「低音強調」「高音強調」「音声」という4つのプリセットモードで調整可能。ロックやヘビーメタル、ヒップホップを楽しむ際には、「低音強調」をチョイスするのがよさそう。安定した通信でラグが少ないBluetooth 5.4に対応しているので、動画視聴やゲームなどのエンターテインメントも快適に楽しめる

 

1日中着けていられる、疲れ知らずのインナーイヤー型

「常に音楽を流している」筆者にとって、装着感も重要なチェックポイント。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、先代の「HUAWEI FreeBuds SE 2」と同様にインナーイヤー型を採用していて、人間工学に基づいた耳道特徴分析により高いフィット感を実現しています。

 

イヤーピースを耳栓のように耳穴に入れて装着するカナル型は、密閉性が高い反面、長時間の使用では圧迫感によって疲れやすかったり、耳穴が痛くなったりすることがあります。耳穴の入り口に引っかけるようにして装着するインナーイヤー型なら、長時間装着していても疲労感はほとんどありません。実際、休日にほぼ丸一日装着していても、疲労感を覚えることはありませんでした。「ファーウェイ史上最長のバッテリー持ち」という、本機のストロングポイントを最大限に引き出す、理にかなった設計と言えるでしょう。

↑密閉性はそこまで高くないものの、そのぶん外音が聞き取りやすく、疲れにくい

 

↑イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを簡単に操作できる。専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てカスタマイズも可能

 

↑趣味のランニング中も音楽を聴いている筆者。IP54の防塵・防滴性能を備えているので、汗や水滴を気にする必要はなし

 

「いつでも音楽を聴いていたい」。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、筆者のようなニーズを持つ人にとって、まさに“渡りに船”と言える1台ではないでしょうか。超軽量ボディながら、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちを実現し、インナーイヤー型で疲れにくく、そのうえバランスの取れた心地よいサウンドを聴かせてくれるので、1日中装着していてもストレスはまったくなし。かしこまって音楽を聴くのもよいですが、もう少しカジュアルに「音楽のある生活」を楽しめる、そんなイヤホンと言えるでしょう。

 

「これは欲しい」、素直にそう思える「HUAWEI FreeBuds SE 3」を携え、いつもそこに音楽がある、より軽やかなライフスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?

1万円台でも上位モデルのノイキャン機能を踏襲!完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Beam 2」

ハーマンインターナショナルは2月27日、完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Beam 2(チューンビーム2)」を販売開始しました。

 

記事のポイント

実売1万円台ながら、ハイブリッドノイズキャンセリングなど上位モデルを踏襲した機能性が魅力のモデルです。ショートスティックタイプで、装着感の良さも特徴。IP54防水・防塵に加え、充電ケース併用時には最大40時間の再生が可能とバッテリー容量も十分です。ヘビーユースにもしっかり耐えてくれるでしょう。

 

上位モデルを踏襲した、ハイブリッドノイズキャンセリング機能を備えています。2つの外音取り込み機能を利用できるほか、通話用に6つのマイクを搭載。音楽に集中できる環境づくりに加え、クリアな通話音質も実現しているとのこと。

 

接続はBluetooth 5.3。対応コーデックはSBC、AACで、アップデートによりLC3にも対応予定です。同様に、将来的なLEオーディオへの対応も予定しています。ドライバーは10mm径のダイナミックドライバー。周波数特性は20Hz~20kHzで、シリーズとして初めて、いわゆる空間オーディオ機能である「空間サウンド」も利用可能となりました。

 

IP54防水・防塵規格に対応するなど、屋外での利用も安心です。連続使用時間は、アクティブノイズキャンセリング有効時でイヤホン本体が約10時間、ケース併用で約40時間。急速充電にも対応しており、10分間の充電で約3時間再生が可能です。

 

カラーはブラック・ホワイト・ターコイズの3色展開。

 

ハーマンインターナショナル
JBL Tune Beam 2
販売価格:1万3420円

オープン型イヤホンなのにノイキャン機能も搭載! EDIFIER「LolliClip(ロリクリップ)」

EDIFIER Japanは、周囲の音も聞こえるイヤークリップ型完全ワイヤレスイヤホン「LolliClip(ロリクリップ)」を、2025年2月21日に発売しました。実売価格は1万6980円(税込)。

「LolliClip(ロリクリップ)」

 

記事のポイント

耳を塞がず、“ながら聴き”ができると人気のイヤークリップ型ワイヤレスイヤホン。オープンタイプながらアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、周囲の音を低減して音楽を聴き取りやすくしています。心拍数や血中酸素を測定する機能も備えているので、スポーツのお供にしても◎。

 

「LolliClip」は、左右分離の完全ワイヤレスイヤホンに外耳を挟み込み固定するイヤークリップ型を採用。音楽とともに周囲の音が耳に入るオープンイヤー構造により、閉塞感・密閉感がなく、ランニングなど屋外でのアクティビティのときも安全に使えます。イヤーフック部の曲率を工夫するなどフィット性も追求し、長時間快適な装着感で装着できます。

 

装着イメージ

 

小型マイクで集音した周囲の雑音の逆相波を高度な演算処理により生成し、オーディオ出力に重ね合わせることで雑音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」に対応。オープンイヤー構造でありながらノイズキャンセリング機能を備えることで、周囲の騒音を抑えてストレスなく音楽を楽しめます。

 

音質の決め手となるドライバーに口径φ13mmダイナミック型ダイヤフラムを採用、低域に量感があるサウンドを実現しました。ドライバーに指向性を持たせる独自設計により、気になる音漏れを軽減します。

 

オーディオコーデックは、SBCとAACに加え、広帯域・高ビットレートのLDACをサポート、最大990kbpsというデータレートを活かしたダイナミックレンジが広く繊細なサウンドを実現します。

 

左右イヤホンにバイタルセンサーを搭載、心拍数と血中酸素をリアルタイムに測定します(※)。 日々の生活を共にするデバイスであることを生かし、音楽鑑賞などエンターテインメントにくわえてヘルスケアにも活用できます。測定したデータは、専用アプリ「Edifier ConneX」で確認可能。

※本製品は医療機器ではありません。提供されるデータは参考用であり、臨床診断や治療に使用しないでください。測定データは装着位置や耳の形状によって異なる場合があります。

 

本体には装着センサーを搭載し、耳からの着脱を検出し自動的に音楽を再生/一時停止します。左右対称のデザインに加え、状況に応じて左右チャンネルを再設定する「インテリジェントオーディオチャンネル検出」に対応、充電ケースに格納・取り出しする際左右を気にする必要はありません。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能を搭載、明瞭なハンズフリー通話を実現しています。AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離し際立たせるため、風の音や自動車の走行音に通話が妨げられることはありません。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。

 

再生時間はイヤホン単体で約9時間、充電ケース併用で約39時間。

 

EDIFIER
「LolliClip(ロリクリップ)」
2025年2月21日発売
実売価格:1万6980円(税込)

人によって異なる“聞こえ”を調整する聴覚拡張型イヤホン「SUGOMIMI(スゴミミ)」

シャープは、聴覚拡張機能を備えたワイヤレスイヤホン「SUGOMIMI(スゴミミ)」<MH-L1SG>を2025年年2月下旬に発売します。直販価格は3万9600円(税込)。

「SUGOMIMI(スゴミミ)」

 

記事のポイント

聞き取りにくい帯域の音を聞こえやすくしてくれる“聴覚拡張”機能を搭載したワイヤレスイヤホン。会話やテレビ、コンサートなどシーンに合わせてチューニングを切り替えられるので、日常の幅広い場面で使えます。Bluetoothでスマホなどと接続すれば音楽を聴くことも可能。

 

スゴミミは、人によって異なる“聞こえ方”に着目した集音器タイプのワイヤレスイヤホン。人によって聞こえる音の得手不得手があり、聞くことが不得意な音域はそれぞれ異なります。スゴミミは、それぞれの聞こえに応じて音をチューニングする「聴覚拡張機能」を搭載。日常的に装着することで、対面での会話やテレビの音声、コンサートの演奏音、川のせせらぎのような自然界の音など、さまざまな音が、利用者の聞こえに合わせて調整され、しっかりと耳に届きます。

 

スゴミミには、同社が「メディカルリスニングプラグ」の開発で培った集音技術や音響信号処理技術、聞こえ方に応じて調整するフィッティング技術を応用しています。利用にあたっては、スマートフォンの専用アプリから、聞こえ方をチェック。一人ひとりの個性に応じて、音量や周波数帯、左右のバランスなどを自動で調整します。

 

また、日常の使用に適した「標準」、英語や中国語などの日本語よりも高い周波数帯を含む言語をクリアに聞き取りやすくする「外国語」、演奏が鮮明に聞こえる「コンサート」など、11種類のシーンから利用シーンに応じた設定が可能。さらに、利用者がよく使用するシーンを追加で4つまで登録できます。

 

イヤホンとしての基本性能も追求。高性能ドライバーの採用により、音楽や動画などのコンテンツを、繊細かつ広がりのある音で楽しめます。マイク内蔵により、ハンズフリー通話やオンライン会議にも利用可能。

 

本体にはタッチセンサーを搭載し、シーン切替や音量調整、モードの切替などの操作が可能。スマートフォンがなくても操作できます。

 

連続再生時間は、リスニングモード時(集音機能)で約20時間、充電ケース併用で約55時間。ストリーミングモード時(音楽再生)で約6時間、充電ケース併用で約16時間。

 

シャープ
「SUGOMIMI(スゴミミ)」<MH-L1SG>
2025年2月下旬発売
直販価格:3万9600円(税込)

耳を塞がない骨伝導イヤホンShokz「OpenRun Pro 2」大迫傑限定モデルにミニサイズ登場

国内における骨伝導イヤホンのトップシェアを誇る「Shokz」(ショックス)は、骨伝導イヤホンShokz「OpenRun Pro 2」大迫傑限定モデルのミニサイズを、2025年2月7日(金)に発売しました。実売価格は2万7880円(税込)。

↑OpenRun Pro 2 大迫傑限定モデル

 

記事のポイント

従来の骨伝導イヤホンの常識を打ち破る骨伝導×空気電動のデュアル・ドライバーによる迫力の音質が楽しめるShokz「OpenRun Pro 2」の大迫傑限定モデルに待望のミニサイズが登場。好みに合わせて2サイズのなかからフィット感を選べるようになりました。

 

Shokz「OpenRun Pro 2」は、2024年9月に発売されたスポーツ向けワイヤレス骨伝導イヤホンの最新モデル。従来の中高域の音を処理する骨伝導スピーカーに加え、新たに重低音をコントロールする空気伝導スピーカーを搭載した新開発の「デュアル・ドライバー」により、クリアかつ迫力のあるサウンドを再生できる点が特徴。骨伝導の限界を超えた高音質で音楽が楽しめると人気になっています。

↑新開発の「デュアル・ドライバー」

 

カラーは、ブラックとオレンジに加え、ホワイト×ゴールドが爽やかな印象の大迫傑モデルをラインナップ。ブラックとオレンジはスタンダードとミニの2サイズから選ぶことができましたが、今回の追加により大迫傑モデルもミニサイズが選べるようになりました。

 

ミニサイズはスタンダードモデルよりバンド部分が21mm短く、頭の小さい人や女性、子どもなどにフィットしやすくなっています。

 

Shokz
ワイヤレス骨伝導イヤホン「OpenRun Pro 2 Mini」大迫傑限定モデル
2025年2月7日発売
実売価格:2万7880円(税込)

即日完売の人気色が復刻! ambie発売8周年で着せ替えカバー「ネオンカラー」が再販

ambieは、初代モデルの発売8周年を記念し、発売時に即日完売した人気のイヤホンソックスの「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)を2025年2月9日(日)10時より再販売します。カラーはピンク、グリーン、イエローの3色で、実売価格は各1900円(税込)。

「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)

 

記事のポイント

耳に挟んで装着するイヤカフ型のイヤホンとして話題となったambieの初代モデル発売から8周年となることを記念して、人気カラーの専用着せ替えカバーが復刻販売に。鮮やかなネオンカラーは人目を惹くこと間違いないので、耳元を彩るファッションアイテムとしても楽しめます。

 

本品は、ambieの耳をふさがない“ながら聴き”が楽しめるイヤカフ型完全ワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs AM-TW02」の色を変えて楽しめる専用ソックス(着せ替えカバー)。「ネオンカラー」は、2023年8月に発売され、即日完売となったためユーザーからのリクエストも多かった商品です。

「ambie sound earcuffs AM-TW02」

 

ambie sound earcuffs AM-TW02およびAM-TW01への装着が可能。完全ワイヤレスモデルのカラーラインナップはネオンカラーの復刻も含めると全25色に。好みやその日のファッションに合わせて、自由にカラーを選べます。

 

また、ネオンカラーソックスとワイヤレスイヤカフ「AM-TW02」本体のセット(税込1万8900円)も合わせて発売されます。

 

ambie
「ambie socks AMS-01 NEON」
2025年2月9日発売
直販価格:1900円(税込)

オープンイヤーなのに音漏れも低減するワイヤレスイヤホン! 2台同時接続できるHaylou「Airfree」

ロア・インターナショナルは、Haylouより、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「Airfree」を発売します。アクセサリーのようなデザインと軽い装着感を兼ね備えているのが特徴です。

 

同社オフィシャル販売サイトにて予約販売を開始したと、1月29日に発表しました。

スピーカー内蔵の球体部分はアルミ合金でメタリックに仕上げ、さりげない高級感を演出

 

記事のポイント

耳への圧迫感、装着感が気になりやすい人にとって、オープンイヤー型のイヤホンは使い勝手がよいものの、音漏れの悩みもありますよね。同製品は最新のサウンドディレクション技術により、その懸念を大きく低減。音質よし、装着感よしのワイヤレスイヤホンを探している方は注目かも。

 

耳の穴を塞がず圧迫感が少ないため、着けていることを忘れるような快適さがあるとのこと。ブリッジ部には、柔軟性と耐久性に優れたTPU素材を採用しており、曲げ伸ばしができるので、どんな耳の形にも優しくフィットします。

 

ただ、オープンイヤータイプだと周囲への音漏れが気になります。その点、同製品は最新の指向性音響技術を搭載し、音波を耳の穴に正確に届けることで音漏れを大幅に低減しているそう。

 

全方位から包み込むように響く立体音響を実現し、音の広がりと奥行きをリアルに体感できるといいます。映画やライブの迫力を、臨場感あふれるサウンドで楽しめます。

 

また、MEMS(微小電子機械システム)技術を駆使したマイクシステムを搭載により、通話時もクリアで高品質な音声を提供するとのこと。

 

2台のデバイスを同時に接続できるマルチポイントに対応しているため、スマートフォンとPCなど、異なるデバイス間の切り替えがスムーズ。Bluetooth設定をその都度変更する手間がありません。

※ 自動切替は、2台の接続デバイスが共に音声を出力していない場合に動作します。
※ マルチポイントで2台接続時、アプリと連携できるデバイスは1台のみです。

 

Bluetooth 5.4チップ内蔵により、従来よりも強力で安定した接続性を実現。音切れが少ない快適なリスニング体験を提供する、としています。

 

ダブルタップ・トリプルタップ・長押しなど、ボタン操作で再生/停止、曲送り/戻し、低遅延モードの切り替えが可能です。Haylou専用アプリを使えば、これらのタッチコントロールの操作をカスタマイズしたり、イコライザー機能で好みの音質に設定したりと、自分好みに調整できます。

イヤホン格納時に、充電ケースのバッテリー残量がパーセンテージで表示されるLEDディスプレイを搭載。ひと目でバッテリー残量を把握できます

 

Haylou
Airfree
販売価格:5480円(税込)

・Bluetoothバージョン:5.4
・Bluetoothプロトコル:A2DP, AVRCP, HFP
・Bluetooth接続可能範囲:10m程度(遮蔽物がない環境下で)
・対応コーデック:AAC/SBC
・周波数特性:20Hz~20kHz
・充電時間:約1.5時間
・最大再生時間:<イヤホン単体>約5時間<ケース込み>約22時間

※ 音量30%時。再生する音楽の種類により上下します。

AVライター激推しの「完全ワイヤレスイヤホン」8選! 最新の高音質技術、ノイキャン機能に注目

「多忙を極める日々が続いても、好きな音楽は良音で楽しみたい。スマホ+付属イヤホンでは物足りなくなってきた……」。そんな方にぴったりの、感動のサウンドを奏でるワンランク上の最新「TWS(完全ワイヤレスイヤホン)」を、AVライターの野村ケンジさんが厳選してご紹介!

 

「完全ワイヤレスイヤホン」とはその名の通り、一切ケーブルがなく完全に独立したイヤホン。昨今のトレンドは、音質の向上に加え、外音を遮断するNC(ノイズキャンセリング)機能の進化、アプリによるカスタマイズ、長時間バッテリー搭載など。装着感や接続性なども十分に加味して選びたい。

 

Marshall「MINOR IV」は伝統のサウンドに加え、最新の高音質技術も秀逸

Marshall
MINOR IV
実売価格1万9980円

 

高級ギターアンプでおなじみマーシャルの最新TWS。小型ながらパワフルな同社のシグネチャーサウンドを楽しめる。快適性を追求したデザインをはじめ、最大30時間の連続再生、サウンドカスタマイズなど、最新技術も投入された一台。

 

専用のMarshallアプリをダウンロードすれば、スマホから音量調整をはじめ、イコライジングやノイズコントロールが行える。

 

IPX4(イヤホン。充電ケースはIPX3)の防水性能を備え、雨が降っても大丈夫。日常使いの摩耗にも耐えるよう設計されている。

 

野村’sCheck!
マーシャルならではの、エネルギッシュなサウンド

「ロックやジャズにピッタリのエネルギッシュで重厚なサウンドが心を熱くさせてくれます。おなじみのギターアンプを彷彿とするデザインも秀逸で、持っているだけで楽しくなる一台!」

 

AVIOT「TE-W1-PNK」は人気のTE-W1をベースにピエール中野が完全監修

AVIOT
TE-W1-PNK
実売価格1万8810円

 

同ブランドの新ハイエンドマルチスペックモデルTE-W1をベースに、ピエール中野氏が完全監修。新開発ドライバー構成「コアキシャル3Dシステム」により、高音から低音まで滑らかな音のつながりと優れた音場感を実現した。

 

「コアキシャル3Dシステム」を採用。2基のダイナミックドライバー間の位相差を可能な限り低減した。

 

野村’sCheck!
ハードロックやJポップに合う軽快なサウンド

「凛として時雨のドラマー・ピエール中野氏が完全監修したモデルだけあり、ハードロックや現代Jポップにピッタリ。活き活きとしたサウンドを聴かせてくれます。装着感も上々」

 

SoundPEATS「Capsule3 Pro+」はMEMSドライバーを搭載し、さらなる高音質を追求

 

高音域にMEMSドライバー、中低音域に12mmダイナミックドライバーを使用したハイブリッド構成を採用。振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを創出する。LDACに対応し、ハイレゾ相当の高音質を実現。

 

xMEMS「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動。低音域は12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用する。

 

専用のパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」を搭載。2基のドライバーを駆動することで、繊細かつ立体的な音像を表現する。

 

野村’sCheck!
最新パーツや技術を採用したハイコスパ機

「最新イヤホンのトレンドMEMSドライバーを搭載。ハイブリッド構成により聴き心地の良い音が楽しめます。LDACコーデック対応やハイブリッドANC搭載など機能性も大満足」

 

ビクター「HA-FX550T」は音作りのプロ集団が音質監修した、老舗音響ブランド渾身の秀作

ビクター
HA-FX550T
実売価格2万9700円

 

名門・ビクタースタジオのエンジニアが音質の監修を行った高音質モデル。天然素材のシルクを使った「シルクレイヤーカーボン振動板」をはじめ、高級パーツや最新技術を導入し、なめらかで瑞々しく豊かに響く音を実現した。

 

新開発の大口径11mmシルクレイヤーカーボン振動板を採用。シルクのなめらかな特性により、瑞々しい音を実現した。

スマホアプリ「Victor Head phones」に対応。カスタマイズ性が高く、自分好みの音質調整や操作などがアレンジできる。

 

野村’sCheck!
シルク採用ドライバーで、なじみの音も新鮮に響く

「ドライバーに、カーボンコーティングした天然シルク素材の振動板を採用。勢いのある、それでいて響きのよい丁寧な表現のサウンドによって、聴き慣れた楽曲も新鮮に感じられます」

 

Noble Audio「FALCON MAX」はハイブリッド構成を早期に取り入れ、高音質を追求

Noble Audio
FALCON MAX
実売価格4万4000円

 

高域用にMEMSドライバー、低域用に10mm径ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成をいち早く採用。環境に応じてNC効果を変化させ快適性や音質を向上させる、第3世代「Adaptive ANC」を備える。

 

演算性能を従来比2倍に強化しつつ、消費電力を20%低減したQualcomm製SoC「QCC5171」を搭載。Bluetooth5.3とLE-Audioに対応する。

高域用にxMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバー、低域用に10mm径の大型複合素材「Dual-Layered LCP Driver」を搭載する。

 

野村’sCheck!
聴覚学者である創設者の知見を生かした一台

「創設者モールトン博士の音質ファースト思想が反映されたモデル。MEMSドライバー搭載やLDAC/aptX Adaptive対応などにより、スピード感ある表現と聴きやすさを両立しています」

 

Bose「QuietComfort Earbuds」は優れたNC効果を誇る、Boseのハイコスパモデル

Bose
QuietComfort Earbuds
(第2世代)
実売価格2万6400円

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、騒音下でも快適にリスニングを楽しめる。アプリ「Bose QCE」に対応し、5バンドのイコライザーを選択したり、タッチコントロールを設定したり、カスタマイズできる。

左右のイヤホンにそれぞれ3つのマイクを搭載。合計6つのマイクシステムで最適なNCとボイスピックアップ性能を実現する。

 

野村’sCheck!
アメリカンサウンドを手頃な価格で楽しめる

「音の要となるドライバーや好評のANC、独自の空間オーディオはそのままに、手頃な価格で登場。名盤ロックから最新ポップスまで、アメリカンサウンドにピッタリな音色です」

 

AKG「N5 Hybrid」はプロ用音響機器メーカーの高解像度なサウンドを体験

AKG
N5 Hybrid
実売価格3万8500円

 

世界的オーディオブランドAKGの国内導入初となるTWS。ドライバーの振動板コーティングに「DLC+PEN」素材を採用・周波数応答の工夫で同社リファレンスサウンドを実現した。接続は、ワイヤレスドングルとBluetoothに対応。

 

振動板にDLC(Diamond-Like Carbon)のコーティングを施した10mmダイナミックドライバーを搭載。剛性を高め、細やかなディテール描写を可能にした。

スマホアプリ「AKG Headphones」に対応。会議やプレゼン、パフォーマンスに合わせて音声設定を微調整できる。自分の声の大きさも調整可能。

 

野村’sCheck!
AKGらしい煌びやかなサウンドが楽しめる

「AKGブランド久々のワイヤレスモデル。エネルギッシュな女性ヴォーカルや煌びやかな音色の金管楽器、ピアノなど、同ブランド定番品と共通する魅力的なサウンドが楽しめます」

 

Bowers&Wilkins「Pi8」は唯一無二のサウンドを奏でる、TWSの新基準となる逸品

Bowers & Wilkins
Pi8
実売価格7万2600円

 

新開発の12mmドライブユニットを搭載。同社ハイエンドヘッドホンにも採用される独自のカーボンコーン技術を投入した。ディスクリート構成のDSP、DAC、アンプを内蔵し、あらゆる音楽を極限の解像度と精度で再生可能。

カラバリは全4種類。左上から、ダブ・ホワイト、ジェイド・グリーン、ブラック、そしてミッドナイトブルー・メタリックが揃う。

 

シックでプレミアム感漂うデザインはスーツにもマッチ。ゴールドがアクセントになり、ラグジュアリーなイメージを演出する。

 

野村’sCheck!
独自ドライバーによる、クリアサウンドが魅力

「装着感に優れたイヤホン、効きのよいハイブリッドANCが特徴。カーボン振動板採用の独自ドライバーが生み出す超ハイスピードなクリアサウンドが音楽をより躍動的に聴かせます」

 

私が選びました!
AVライター: 野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホンからリファレンスモデルまで、AV機器全般に明るい。ポータブルオーディオのイベントにも多数出演。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

【Makuake】AIで騒音を99.9%カット!音質にもこだわった「NaviBook AI Pro」が超クリアな通話&テレビ会議を実現!累計応援金額4300万円突破!

提供:株式会社スカイウー・マーケティング

コロナ禍が明け「出社回帰」が進んだ一方、テレワークを継続している人も。働き方が多様化するなか、オフィスでテレビ会議を行ったり、街頭で通話したりするケースが増えているのでは?「マイクが周囲の雑音を拾ってしまい、話し相手に自分の声が伝わらない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを独自のAIテクノロジーで解決してくれる完全ワイヤレスイヤホンが「NaviBook AI Pro」です!

スカイウー・マーケティング

完全ワイヤレス オープンイヤー型イヤホン「NaviBook AI Pro

 

AIが雑音や騒音を除去し、超クリアな通話を実現!

NaviBook AI Pro」は、合計5つものマイクを搭載。それらが集積した音声データをAIが解析することで、周囲の雑音や騒音を99.9%除去し、話している本人の声だけをクリアに相手に届けることができます。

 

●編集部が使ってみた!

「電車の高架下、大通り沿いなど騒音が大きい場所で通話してみました。話し相手に雑音はほとんど聞こえず、私の声が明瞭に聞き取れたとのこと。こちらも相手の声がクリアに聞こえ、屋外でもスムーズに会話できました!」(GetNavi編集長・小林利行)

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力強い低音とクリアなサウンドで音楽鑑賞にも◎

“音質”に徹底的にこだわって設計されており、音楽鑑賞にもオススメです。16.2mmのダイナミックドライバーユニットを搭載し、「Virtual Bass」技術(物理的な低音スピーカーや大きなウーファーがなくても、聞き手に重厚なベース音を感じさせる技術)も採用。ポップスからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を力強い低音とクリアで心地よいサウンドで楽しむことができます。

●編集部が使ってみた!

「解像度の高いクリアなサウンドで音楽鑑賞が楽しめます! 低音もしっかり出ていますが、変なクセはなく、長時間でも聴き疲れしません。オープンイヤー型ですが、音漏れもほとんどありませんでした」(GetNavi編集長・小林利行)

超超早割で40%OFF! 「NaviBook AI Pro」はMakuakeで応援購入実施中!

 

軽量&オープンイヤー設計で長時間快適♪

また、「NaviBook AI Pro」は片耳12.6gの超軽量。耳を圧迫しないオープンイヤー設計なので、長時間快適に使用することができます。

耳穴を塞がず周囲の音を聞き取れるので、屋外でも安全性を確保。装着したまま会話も可能です!

アークイヤーフックが優しくフィットし、安定した装着感を実現。歩行時もズレることなく快適!

●編集部が使ってみた!

「軽量で着け心地は抜群! しっかりフィットしているので、急に振り向いてもズレることはありません。着けたまま周囲の音や話し声が聞こえるので、一日中着けっぱなしで過ごせます」(GetNavi編集長・小林利行)

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超超早割で1台2万2000円→1万3200円(40%OFF)とおトクなチャンス!

カラーはアイボリーブラックの2色を用意。ビジネス、カジュアルとスタイルを問わずフィットするシンプルなデザインに仕上げられています。


NaviBook AI Proは、ただいまMakuakeで応援購入実施中! 応援購入総額はすでに目標金額を大きく上回り、1月23日時点で4375万円を突破してします! 超超早割で1台・2万2000円→1万3200円(40%OFF)とおトクなコースが用意されています。2個・4万4000円→2万4200円(45%OFF)とさらにおトクなセットもあるので、よく通話をする家族や友人へのギフトにもオススメです!

 

Makuake応援購入ページはこちら
https://www.makuake.com/project/navibook_ai_pro/

5000円台なのに高スペックな完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds SE 3」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」を2025年1月16日に発売しました。カラーはベージュとブラックの2色。実売価格は5980円(税込)。

「HUAWEI FreeBuds SE 3」

 

記事のポイント

5000円台というお手頃価格ながら高級感のあるレザー調の充電ケースを採用するなど、エントリークラスを超えた仕様が魅力。耳を塞がないインナーイヤー型なので、カナル式が苦手な人にもオススメ!

 

「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも気軽に手に取りやすい価格帯で投入されるエントリーモデル。最大の特徴は、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちです。充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能。また急速充電にも対応し、10分間の充電で約3時間の音楽再生ができます。

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前モデル「HUAWEI FreeBuds SE 2」に引き続いてインナーイヤー型デザインを採用し、人間工学に基づいた耳道特徴分析を行い、高いフィット感を実現しています。口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載し、クリアなボーカルと高音、中音、低音のバランスに優れた音が楽しめます。新たにBluetooth 5.4に対応し、安定した通信によりラグが少なくなり、動画視聴やゲームといったエンターテインメントにさらに没入できます。IP54の防塵防滴性能により、汗や水滴を気にせずに音楽を楽しめます。

 

イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能です。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを、簡単な操作で行えます。またAndroidでもiOSでもダウンロード可能な「HUAWEI AI Life」アプリを使って、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てをカスタマイズしたりEQ調整を行ったりすることができます。

 

充電ケースには高級感のあるレザーテイストの素材を採用。充電ケースにペアリング用の物理ボタンが追加され、ケースの蓋を開けてイヤホンをケースに入れたまま、ケース底面にあるボタンを2秒以上押し続けることでペアリングモードになります。

 

 

サポートするBluetoothコーデックはSBCとAAC。充電ケースの充電端子はUSB Type-Cでワイヤレス充電には非対応。

 

ファーウェイ
完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」
2025年1月16日発売
実売価格:5980円(税込)

デュアルドライバーで音質強化! Shokzの耳掛け式オープンイヤーイヤホン 「OpenFit 2」

Shokzは、耳掛け式のオープンイヤー型イヤホン「OpenFit 2」を、1月16日に販売開始します。市場想定価格は、2万5880円(税込)。

記事のポイント

オープンイヤー型イヤホンを数多く手掛けるShokzの高級モデルです。完璧に耳を塞ぐことがないため、屋外でのランニングのようなアクティビティで便利に活用できるでしょう。

 

音楽などを聴きながら、周囲の音もクリアに聞けるオープンイヤーイヤホン。業界初の「DualBoost」テクノロジーの搭載をうたっており、大型低周波ユニットと高周波ユニットのデュアルドライバー構造による、鮮やかでダイナミックなサウンドを実現しているとのこと。オープンタイプながら、深みのある低音、クリアな中音と高音を楽しめるそうです。

↑カラバリは2色展開

 

本体は人間工学に基づいたイヤーフックデザインとシリコン素材により、軽量さと、つけ心地に優れます。上部には多機能ボタンを搭載しており、押すだけで音量の調整、曲のスキップ、通話応答などが可能です。

 

バッテリーは1回の充電で、最大11時間の音楽再生が可能とのこと。カラーはブラック、ベージュの2色展開。

 

Shokz
OpenFit 2
市場想定価格:2万5880円(税込)

早くも2025年の本命登場か!? テクニクスの最新完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」最速レビュー

テクニクスから待望の新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン、「EAH-AZ100」が発表されました。完全ワイヤレスイヤホン市場はすでに成熟しており、最近は機能面でのサプライズが難しくなってきています。そんななかで、EAH-AZ100は同社らしいサウンドへのこだわりに加え、これまでにない新たな機能を用意してきました。その進化ポイントを詳しく見ていきましょう。

テクニクス
ワイヤレスステレオインサイドホン「EAH-AZ100」
オープン(予想実勢価格39,600円前後・税込)
2025年1月23日発売予定

 

フラッグシップ有線イヤホンのドライバー技術を採用

まずは製品の概要から。テクニクスの完全ワイヤレスイヤホン初代機は2020年4月登場の「EAH-AZ70W」。そして2023年6月には、現行の最上位モデル「EAH-AZ80」が発売されました。モデル名を見ると数字が10刻みでステップアップしていることがわかりますが、今回は一気に3桁の「100」となったことからも、その力の入れようが窺えます。

↑コンパクトな充電ケースは高級感ある仕上がり

 

販売予定価格は税込39,600円前後で、EAH-AZ80の税込36,630円と大きくは変わっていません。ですが、ユーザーから寄せられた要望に応えてさらなる改良が施されており、特にドライバーまわりは“別モノ”と呼べる設計になっています。

 

具体的には、完全ワイヤレスイヤホンとして初めて「磁性流体ドライバー」を搭載。これはフラッグシップ有線イヤホン「EAH-TZ700」のドライバー技術を活用したもので、磁性流体と極薄エッジ、アルミニウム振動板の組み合わせによって、低域再生能力を高めるとともに、歪みのない自然な再現性を実現するとしています。

 

また、完全ワイヤレスイヤホンとしてのハウジング形状の制限があるなかで、アコースティックコントロールチャンバーやハーモナイザーなどの内部パーツの配置を工夫し、よりEAH-TZ700に近い音質の実現を目指した設計となっているようです。

 

さらに、音声データが伝送される際の音質劣化を防ぐ「ダイレクトモード」の搭載や高音質コーデックLDACへの対応、新規格のLE Audioをサポートするなど、高音質再生へのこだわりが満載されています。

 

イヤホン本体の小型・軽量化で装着感を高めたことに加え、イヤーピースには特許出願中のEAH-AZ100専用品をXS/S/M/ML/Lの5サイズ用意。多くの人にフィットするよう配慮されているのもポイントです。

↑特別に開発された3層構造のイヤーピースは、音を外に逃がすことなく鼓膜に届ける役割を担っています

 

自分だけでなく、相手の声をクリアにして通話できる新機能

機能面では、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現(2024年10月31日現在、同社調べ)。電車や飛行機内などのノイズや、人の話し声の帯域をより強力に除去できるようになっています。さらに、周囲の騒音状況やユーザーの耳の形状にあわせて最適化するアダプティブ・ノイズキャンセリング機能を新採用。外音を取り込むアンビエントモードも、周囲の音がよりクリアに聴こえるように強化されています。

 

実際にそのノイズキャンセリング性能はかなり強力で、近くで稼働する空気清浄機の音を完全に抑え込むことができました。そして、それだけ効果があるにもかかわらず、再生音への影響がほとんど感じられないのも嬉しいところ。ノイズキャンセリング機能は常にオンにして使用するのがオススメです。

 

そして面白いのが通話性能の向上です。ビームフォーミング技術や音声解析技術などの組み合わせによる独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」が、AIによって進化。通話時に自分の声をクリアに届けるだけでなく、相手の声をノイズ除去してクリアに受け取ることもできる業界初の新機能「Voice Focus AI」を搭載しました。

↑イヤホン本体にはノイズキャンセリング・通話用のフィードフォワードマイクとフィードバックマイク、そして発話検知用マイクを左右合計で6つ搭載しています

 

イヤホンを通してハンズフリー通話する際には、たしかに自分の声がちゃんとキレイに届いているかは気になるところですが、実際の使い勝手としては相手の声がはっきり聴こえることが重要です。そこに着目したのは画期的なアイディアではないでしょうか。

 

また、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)による空間オーディオに対応したのもトピック。イコライザーの調整バンドも増えており、それぞれの機能は「Technics Audio Connect」アプリから設定することができます。

↑「Technics Audio Connect」アプリから細かな設定が可能。Voice Focus AIの確認として、自分の声が通話相手にどう届くかを確かめることもできます

 

このほか、バッテリー持続時間も改善されていて、イヤホン本体のみで約10時間、充電ケース併用で約28時間となりました(ともにノイズキャンセリングオン/AAC再生時)。3台マルチポイント接続も踏襲するなど、前モデルから良いところを引き継ぎながら、使い勝手の面もしっかり進化させています。

 

試聴結果は…圧倒的な解像度で楽曲の魅力が際立つ

それでは、いよいよEAH-AZ100のサウンドを確認していきましょう。特徴的なのは、極めて高解像度であること。そして、いわゆるS/Nの良いサウンドであり、「音源に収録されている音しかしない」とでも言うべき再現性です。

↑LDAC接続でサウンドをチェックしました

 

どの帯域も過不足のないバランスの取れたサウンドキャラクターで、色付けのないフラットな表現はモニタライクとも言えますが、豊かな情報量と余裕ある抑揚表現によって、ずっと聴いていたくなるような深みのある鳴り方をしています。

 

Mrs.GREEN APPLE「ライラック」では、イントロのギターソロとカッティング、ベースラインが明瞭に描き分けられ、その時点でEAH-AZ100の解像度が同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンのなかでも頭一つ抜けていることが伝わります。Aメロに入ってもボーカルをむやみに目立たせるようなことはせず、どの音にも満遍なくスポットが当たっているかのように耳に飛び込んできます。

 

この表現力によって、楽曲の魅力がポジティブな意味で際立つように感じます。たとえばAQUA TIMEZ「ALONES」では浮遊感のある電子音が存在感を増して、サビの疾走感がより高まります。その一方、骨太な中低域が下支えすることで、浮遊感に引っ張られて楽曲の印象が軽くなってしまうことを防いでいます。おかげで楽曲の持つ力強さとポップさが、良いとこ取りで感じられるようになっています。

 

基礎的な再生能力が非常にハイレベルなので、苦手なジャンルというものがありません。音数の多い現代的な楽曲からクラシックまで、それぞれの楽曲の旨味を堪能させてくれるはずです。あえて個人的な好みを挙げるとするならば、tuki.「晩餐歌 (弾き語りver)」やPEOPLE 1「紫陽花」といった静けさのあるボーカル曲は、EAH-AZ100のS/Nの良さと解像度が活かされて楽しめるように思います。

 

さすがはテクニクスと言うべき注目の完全ワイヤレスイヤホン

↑マルチポイント対応など使いやすい機能を備えた高音質な完全ワイヤレスイヤホンに注目

 

このようにEAH-AZ100は、全方位に弱点のない、流石はテクニクスのフラッグシップといった仕上がりになっています。

 

2025年のはじめから、いきなり今年の完全ワイヤレスイヤホンランキングの上位候補が現れました。オーディオ好きなら見逃せない一品、ぜひチェックしてみてください。

 

往年の名機「セガサターン」をイヤーイン!? 発売30周年を記念しオンキヨーがワイヤレスイヤホン「CP-TWS01A」とのコラボモデルを販売開始

オンキヨーは、ワイヤレスイヤホン「CP-TWS01A」とセガの家庭用ゲーム機「セガサターン」とのコラボレーションモデルを発表しました。通販サイト「ONKYO DIRECT」や同社運営の店舗「ONKYO DIRECT ANIME STORE」で、12月19日(木)15時から数量限定販売しています。

記事のポイント

根強い人気のセガハードが最新ワイヤレスイヤホンとコラボして新登場。電源オン・オフ時やペアリングなどのイヤホン操作時には全7種類のオリジナルシステム音が聴けるなど、ファンにはたまらないモデルとなっています。往年のゲーム音楽などと一緒に楽しむのもアリでしょう。

 

「セガサターン」の発売30周年を記念したコラボモデル。充電ケースには「セガサターン」のゲーム機本体、左右のハウジングにはコントローラーの意匠をあしらっており、一目でそれと分かるデザインが特徴です。起動音やシステム音を計7種搭載しているほか、名作ゲームのディスクデザインを模したワイヤレス充電器も販売します。

↑専用ワイヤレスチャージャーは4400円(税・送料込)

「CP-TWS01A」は、Qualcomm社製SoC「QCC3040」を採用した完全ワイヤレスイヤホン。一般的なコーデックであるSBCやAACに加え、最新のQualcomm aptX Adaptiveにも対応。対応端末と組み合わせることで、従来に比べて高音質・低遅延・高い接続維持性能を実現するとしています。アンビエントマイク機能による外音取り込みなども可能なほか、片方のイヤホンを親機として接続し、もう片方のイヤホンに左右反対側の信号をミラーリングしながら送り出す技術「Qualcomm TrueWireless Mirroring」も搭載します。

 

なお、秋葉原の「ONKYO DIRECT ANIME STORE」では実機の展示も実施しており、実際にシステムサウンドなどを視聴可能とのことです。

 

オンキヨー
ワイヤレスイヤホン CP-TWS01A 『セガサターン』コラボモデル
直販価格:1万5500円(税・送料込)

人気のイヤホンなどが最大30%オフ! Nothingがウィンターセール開催

英テクノロジー企業Nothingは、ワイヤレスイヤホンなどを対象にしたウィンターセールを2024年12月20日(金)12:00から2025年1月2日(木)まで公式ウェブサイトで開催します。

 

今年注目を集めたオープン型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (open)」など、Nothingの製品が最大30%オフにて販売されるほか、先着順で限定Nothingソックスもプレゼントされます。ホリデーシーズンに大切な人へのギフトや、自分へのご褒美にオススメです。

Nothing Ear (open)

 

【対象製品】

・Nothing Ear (open):2万4800円→1万9840円(20%オフ)

・Nothing Ear:2万2800円→1万5960円(30%オフ)

・Nothing Ear (a):1万4800円→1万1840円(20%オフ)

・Nothing Phone (2a):5万5800円→5万800円(5000円オフ)

・CMF Phone:好きなケースおよびアクセサリがそれぞれ1点ついてきます

 

Nothing公式ウェブサイトはこちら

Shokzからのお年玉! 耳を塞がないイヤホン2つが入ったお得な福袋が限定800個で販売

骨伝導型を中心とするオープンイヤー型イヤホンメーカーShokz(ショックス)は、Shokzのイヤホンが入った福袋「耳に福くる Shokz 福袋 2025」を、2024年12月16日(月)から12月23日(月)まで販売します。また、福袋販売開始を記念して、 2024年12月8日(日)10:00から12月15日(日)23:59まで、OpenRun Pro 2が当たるキャンペーンも実施されます。

「耳に福くる Shokz 福袋 2025」

 

記事のポイント

骨伝導イヤホンで知られるShokzの福袋は、ランナーに人気の「OpenRun」に加え、3つのオープン型イヤホンのなかから1つが同梱されるお得な内容となっています。さらに、福袋の購入者を対象にしたキャンペーンや、誰でも参加できる先行キャンペーンも実施されますので、今年最後の運試しに応募してみてはいかが?

 

福袋には、「OpenRun スタンダードモデル ⻣伝導イヤホン」に加え、「OpenRun Pro キプチョゲ限定エディション」、「OpenFit ハイエンドモデル」、「OpenFit Air カジュアルモデル」の3つのうち1つがランダムで同梱されます。数量は限定800個。

「OpenRun スタンダードモデル ⻣伝導イヤホン」

 

「OpenFit Air カジュアルモデル」

 

さらに、福袋の購入者のなかから抽選で5名に「OpenRun Pro 2 大迫傑モデル」が当たるキャンペーンも実施されます。

 

福袋の販売に先立ち、先行キャンペーンも実施中。Shokz公式のキャンペーンページにてメールアドレスを登録し、ルーレットを回すことでキャンペーンに参加できます。A賞からD賞までのプレゼントのほか、応募者のなかから抽選で1名に特別賞が贈呈されます。さらに、公式Xまたは公式Instagramアカウント(@ShokzJP)をフォローし、キャンペーン投稿をリポスト、いいねを押すことで1名に特別賞が贈呈されます。

 

Instagramでの参加の場合は、キャンペーン投稿をスクリーンショットし、投稿することで抽選対象となります。非公開アカウントは抽選対象外。

 

【プレゼント内容】

特別賞 :一家団欒ファミリーセット(OpenRun Pro 2、OpenSwim Pro、OpenFit )
A賞:OpenRun Pro 2 大迫傑モデル
B賞:えらべるPay1000円分
C賞:1000円OFFクーポン
D賞:500円OFFクーポン

 

福袋や先行キャンペーンの詳細は、Shokz公式サイト(https://jp.shokz.com/)をご確認ください。

世界初の“2×2”技術を搭載! 圧倒的な高音質を目指すNUARLの完全ワイヤレス「Inovator」

エム・ティ・アイは、オリジナルブランド「NUARL(ヌアール)」から、世界初の「2×2 Soundテクノロジー」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Inovator(イノベーター)」※を2024年12月に発売します。カラーはBlack Starlightと、限定200台のWhite Porcelainの2色。実売価格は8万2500円(税込)。

※「Inovator」の正式表記は「o」の上にウムラウト

Black Starlight

 

記事のポイント

デュアルドライバー構成に加え、それぞれのドライバーを個別に制御するバイアンプ方式を採用した世界初の「2×2 Soundテクノロジー」が特徴。完全ワイヤレスイヤホンの次元を超えたサウンドを実現しています。高音質に特化したモデルは多数ありますが、その代表格となりそうな注目の製品です。音質にこだわるオーディオファンはぜひ実機をチェックしてみてください。

 

高域用と低域用2つのドライバーを搭載するデュアルドライバー構成を取りながらも、物理的なネットワーク素子を使用せず、家庭用のハイエンドオーディオで採用されているものと同様それぞれのドライバーに対して個別のアンプ(DAC)を使用して独立制御するバイアンプ駆動方式を採用。従来のハイブリッドドライバー構成のイヤホンが抱える、クロスオーバー歪みや音質への悪影響を解消し、さらにドライバー毎により細やかな音質調整を実現した完全ワイヤレスイヤホンとして世界初のテクノロジーを搭載しています。

 

高域用には、100KHzを超える超高域再生能力と低歪み、高精度を誇るMEMSスピーカーを採用。従来のハイブリッド構成に使われていたBAドライバーに対し位相特性に優れるので、より繊細な超広域を再現します。

 

MEMSスピーカーと組み合わせるダイナミックドライバーには、振動版に8mm径のLCP(液晶ポリマー)振動板を使用した新開発の「NUARL DRIVER [N8]v4」を搭載。小口径ながらもアクティブノイズキャンセリングに必要な優れた低域再生能力を実現しています。

 

ダイナミックドライバーとMEMSスピーカーを同一音軸上に結合することでマルチドライバー構成に起こりやすい位相ズレを防止。さらにこれをアルミ合金鍛造の筐胴に収めアナログチューニングを施した有線イヤホンにして搭載することで、不要な共振を抑えてクリアなサウンドを実現しています。

 

様々なカスタムIEMを制作しているイヤホン筐体制作会社の耳型データベースを基にしたシミュレーションから導き出された複雑な形状の筐体は3Dプリントによって形成することで実現。筐体の素材には肌に優しい医療等級の樹脂を使用し、軽快な装着感と高い遮音性を両立しています。

陶器の「白磁器」からインスパイアされた模様をイヤホンのトップカバーに施した200台限定の「White Porcelain」

 

使用者の聴覚に合わせた音質の最適化を行う「Audiodo Personal Sound」を採用。スマートフォンアプリ「NUARL do」を使用して測定した聴覚特性に合わせて、Inovatorの音響特性が最大限に発揮されるように音質の最適化を行います。一般的な聴覚補正技術のような聞こえ難い周波数帯域を持ち上げるのではなく、使用する製品が本来持っている音質が正しく感じられるように独自のアルゴリズムを用いて再生音を補正。さらに、左右の聴覚差や音量による聴覚の変化にも合わせてダイナミックに補正するので、従来方式の音質補正技術に比べ効果の高い聴覚特性の補正を実現しました。また、補正したパーソナライズ特性はイヤホン内に保存されるので音楽再生用のソフトウェアやハードウェアを変えても常に再生音質が最適化されます。

スマートフォンアプリ「NUARL do」

 

ワン・ダイレクション、アリアナグランデ等、数々のミュージシャンに楽曲を提供している「Carl Falk」監修の「Audiodo Equalizer」を搭載。従来型のイコライザーよりも直感的に使えるインターフェースで、Audiodoによる聴覚補正に加えて好みに応じた音色の調整が可能です。また、Audiodoのオプション機能である「セーフリスニング」機能にも対応。過度な音量での長時間使用による聴覚障害の抑止を目的とした音量制限機能を搭載しています。

 

コンテンツのフォーマットに関わらず、音楽や動画などどのような音源でも自然な音の広がりを再現し、ライブの様な立体的な音場を再現するイマーシブオーディオ機能も搭載(後日、ファームウェア・アップデートにて搭載予定)。

 

イヤホン筐体内の物理現象によって起きる歪みを抑え、入力信号に対してより正確なサウンド再生を実現する米国T.B.I社の特許技術「HDSS」を採用し、カナル型イヤホンにありがちな頭内定位を防ぎ、奥行きと立体感のある自然な音を再現します。

 

フィードフォワード&フィードバックを組み合わせたハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載。アプリによるモード切り替えや強度調整も可能です。NUARL doアプリによる切り替えで低遅延な「ゲーミングモード」の使用も可能。低遅延なワイヤレス通信が利用できます。

 

高音質ワイヤレスコーデックの「LDAC」「aptX Adaptive(96K/24Bit)」に対応。対応端末を使用することで、より高音質なサウンドが楽しめます。LC-3、aptX LosslessやAACコーデックにも対応しています。

 

装着感と遮音性を両立した低反発フォーム・イヤピース「Magic Ear+7」、抗菌シリコン素材の「Block Ear+6N」の2種類のイヤピースを付属。好みに合わせた装着感や遮音性の最適化が可能です。

 

連続再生時間は約6時間(ANC OFF/AAC/50%音量時)、充電ケース併用時は最大約18時間。

 

NUARL
「Inovator(イノベーター)」
2024年12月発売
実売価格:8万2500円(税込)

「ハローキティ」誕生50周年を祝う“キティづくし”の完全ワイヤレスイヤホン

プレシードジャパンは、「AVIOT」ブランドの完全ワイヤレスイヤホン「TE-Q3」をベースモデルとし、サンリオのキャラクター「ハローキティ」コラボした限定モデル「TE-Q3-KTY」を、2024年11月28日より予約受付開始しました。実売価格は1万8700円(税込)。製品の配送は2025年2月上旬以降順次となります。

 

記事のポイント

イヤホンから充電ケース、シリコンケース、パッケージに至るまでハローキティづくしの特別な完全ワイヤレスイヤホン。さらに、完全新録のスペシャルボイスを日本語/英語で合計40パターンも収録しているので、国内のみならず海外のハローキティファンにも刺さりそうなアイテムとなっています。予定数に達し次第、予約受付終了なので欲しい方はお早めに!

 

本製品は、今年で50周年を迎えたサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の世界観を表現したオリジナルデザインと、40種類以上の新録スペシャルボイスを収録していることが特徴。ベースとなっている完全ワイヤレスイヤホン「TE-Q3」は、シリーズ累計出荷数約27万台を記録したAVIOT「Qシリーズ」の最新機種で、アクティブノイズキャンセリング搭載に加え、イヤホン本体最大11.5時間、ケース併用で最大42時間の長時間再生など、高い性能とコンパクトさを兼ね備えたモデルとなっています。

「TE-Q3-KTY」

 

イヤホン本体にワンポイントとしてハローキティとおそろいのリボンをあしらっているほか、充電ケースにはハローキティをイメージした配色に加え、外側と内側の両面にも音楽を楽しむハローキティの新規イラストを採用。

 

さらに充電ケースごと収納できる本モデル限定のフェイス型シリコンケースが付属するなど、ハローキティの魅力をふんだんに盛り込んだデザインになっています。

 

イヤホンの起動/終了や端末との接続状況を告知する「ボイスガイダンス」に加え、完全新規録り下ろしの「ランダムボイス」も搭載。日本語/英語はアプリで切り替え可能で、合計2モード40種類以上収録された特別仕様となっています。

 

製品パッケージには、新規イラストを用いたスペシャルパッケージを採用。ハローキティが大好きな音楽を楽しむ姿が魅力のレトロ調のイラストとなっています。

 

予約はAVIOT ONLINE MALL(https://shop.aviot.jp/c/product/te-q3-kty)で受付中。規定数に達し次第受付終了となります。

 

AVIOT
「ハローキティ」コラボモデル「TE-Q3-KTY」
2024年11月28日予約受付開始
実売価格:1万8700円(税込)

あのイヤホンもセール特価に! Nothingのブラックフライデーセールは27日スタート

英テクノロジー企業Nothingは、ワイヤレスイヤホンなどを対象にしたブラックフライデーセールを、2024年11月27日(水)から2024年12月6日(金)まで開催します。

 

また、2024年11月27日(水)から開催される「Amazon ブラックフライデー 先行セール」、11月29日(金)から12月6日(金)まで開催される「Amazon ブラックフライデー 2024」でも特別価格で販売します。

 

記事のポイント

高いデザイン性で人気のNothingのブラックフライデーセールは、人気の完全ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear」や、サブブランド「CMF by Nothing」のアイテムなど5製品がラインナップ。公式オンラインサイトのほか、Amazon.co.jpでも同じ価格で販売されますので、狙っていた方は要チェックです。

 

英国ロンドンを拠点とするNothingは、斬新なデザインと革新的なユーザーインターフェースを通じたスマートフォンやオーディオ製品を展開。高い評価を得た「Phone (1)」をはじめ、「Nothing Ear」など累計500万台以上の製品販売実績を誇ります。2023年には、さらに手頃な価格帯のサブブランド「CMF by Nothing」を立ち上げ、2024年には3機種目となるスマートフォンPhone (2a)を発表しています。

「Nothing Ear」

 

【セール期間】

・Nothing ブラックフライデー
2024年11月27日(水)11:00~2024年12月6日(金)23:59

・Amazon ブラックフライデー 先行セール
2024年11月27日(水)0:00~2024年11月28日(木)23:59

・Amazon ブラックフライデー
2024年11月29日(金)0:00~2024年12月6日(金)23:59

 

【対象製品】

・Nothing Ear:2万2800円→1万7100円(25%オフ)

・Nothing Ear (a):1万4800円→1万1840円(20%オフ)

・CMF Buds Pro 2:1万1000円→8250円(25%オフ)

・CMF Buds:6600円→5610円(15%オフ)

・CMF Watch Pro 2:1万1000円→9020円(18%オフ)

 

Nothingの公式サイトはこちら

騒音を最大48dB低減! ノイキャン搭載のハイレゾ対応完全ワイヤレス「Neobuds Plus」

EDIFIER Japanは、最大48dB低減のアクティブノイズキャンセリングに対応したハイブリッドドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン「Neobuds Plus」を11月20日に発売しました。カラーはブラックとスターライトの2色。実売価格は1万9980円(税込)。

 

記事のポイント

同じくハイブリッドドライバー搭載&ノイキャン対応の同社のハイエンドモデル「Neobuds Pro 2」との大きな違いは、Pro 2が空間オーディオ対応なのに対し、Plusはワイヤレス充電対応なので、どちらを重視するのかで選ぶとよいでしょう。

 

「Neobuds Plus」のドライバーには、Knowles社製バランスド・アーマチュア(BA) 型と10mm径ダイナミック型で構成されるハイブリッドタイプを採用。BA型には中高音域の明瞭度と繊細さを、ダイナミック型には低音域の躍動感を担わせるサウンドデザインにより、クリアで迫力のあるサウンドを実現しています。

 

オーディオコーデックにはSBCとAACに加えLDACをサポート。SBCの約3倍の情報量に相当する990kbpsという帯域幅を活かし、ダイナミックレンジが広く緻密なサウンドを実現します。また、LHDC 5.0にも対応しており、最大192kHz/24bitの音源再生が可能です。一般社団法人日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレス規格の認証も取得しています。

 

左右イヤホンに各3基/計6基配置の小型マイクを生かした、フィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、ノイズ低減レベルは最大48dBを実現。騒音を消して音楽に集中できるリスニング環境を作り出します。そのほか、周囲の音を取り込む外音取り込みモードもサポートします。専用アプリ「Edifier ConneX」を使えば、3段階のノイズキャンセリングレベルと風切り低減モード、外音取り込みモードを選択できます。

 

左右それぞれに3基づつ搭載したマイクを活用し、音声通話に必要のない環境ノイズを的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能も備えています。AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離させるため、風の音や自動車の走行音などのノイズを低減してクリアな通話が可能です。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」接続に対応し、ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをすばやく切り替えできます。Android端末とすばやくペアリングできるGoogle Fast Pairもサポートしています。

 

徹底した省エネルギー設計により、イヤホン単体で最大11時間、充電ケースの併用で最大47時間の連続再生を実現(ノイズキャンセリング無効時)。ノイズキャンセリング有効時でも、イヤホン単体で最大8時間、充電ケース併用で最大34時間という長時間再生が可能です。15分の有線チャージで4時間の音楽再生が可能になる急速充電もサポート。さらに、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電にも対応しました。

 

iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」(無料、日本語対応)を使うと、LDACおよびLHDCコーデックの有効化や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整など、Neobuds Plusが持つさまざまな機能を利用できます。

 

EDIFIER
「Neobuds Plus」
2024年11月20日発売
実売価格:1万9980円(税込)

耳をふさがず音漏れカット! NTT独自技術PSZを搭載した完全ワイヤレス「nwm DOTS」

NTTソノリティは、音響ブランド「nwm(ヌーム)」より、オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS(ヌーム ドッツ)」と、オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)」を2024年11月20日より順次発売します。実売予想価格(税込)は、nwm DOTSが2万4200円、nwm WIREDが4950円。

「nwm DOTS」

 

記事のポイント

nwmのイヤホンは、今年のトレンドである“ながら聴き”にも適した耳をふさがないオープン型。気になる音漏れを抑える独自技術PSZにより、オフィスや家庭などでも周囲に気兼ねなく使えます。2025年春にはブランド初となるスポーツシーン向けのワイヤレスネックバンド式「nwm GO」も発売予定ということで、今後のラインナップ拡充にも期待できそうです。

 

nwmシリーズは、耳をふさがないのに耳元に音を閉じ込めるNTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術により、オープンイヤーなのに音漏れが気にならないのが特徴。ある音波(正相)に対し180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねると音が消える原理を応用し、独自のハードウェア設計により耳元の一定エリアに音がとどまるため周囲への音漏れを抑えます。

「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術

 

また、一部モデルには、周囲の騒音を除去して通話時の音声をクリアにするNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載。音が2つのマイクに到達する時間差を利用して音響空間を認識し、話者を特定する「ビームフォーミング」と、雑音を除去して音声だけを抽出する「スペクトルフィルター」の2つの技術をハイブリッド処理し、周囲の音をカットし話者の声だけ届けます。

「Magic Focus Voice」

 

仕事からプライベートまで使えるマルチユースモデル

オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS」は、円を用いたアイコニックなデザインに、シックなツートーンカラーを組み合わせた大人の遊び心をくすぐるデザイン。特徴的な2つの円モチーフおよび製品名の「nwm DOTS」には、”点と点が繋がり共存していく”というメッセージが込められています。

「nwm DOTS」

 

NTT独自の「PSZ」技術と「Magic Focus Voice」の2つのコア技術をダブル搭載し、耳をふさがないのに音漏れが気にならず、オンライン会議では雑音をカットして話者の声だけをクリアに届けます。

 

旧モデルと同じ12mm径のスピーカーでありながら、完全新規設計の新開発ドライバーにより音圧・音質を大幅に向上。耳をふさがないオープンイヤーなのに、パワフルなオーディオ体験を提供します。

 

片耳約8gと旧モデルから12%軽量化にも成功。さらに、耳輪にやさしく掛けられるシリコーンフックと、耳の厚みや形状に合わせて装着位置を固定できる3サイズのテールチップにより、軽やかで安定感のある着け心地を追求しています。

 

連続再生時間はイヤホン単体で約8時間、充電ケース併用で最大32時間。充電ケースは手の平になじむコンパクトさで、バッグの中でもかさばりにくいサイズ感。蓋の内面はアクセントカラーと同じカラーリングに、nwmのエンボスロゴ付きです。

 

カラーはストーンホワイト、チャコールブラック、マスタードイエロー、バーガンディレッド、モスグリーンの5色展開。

 

コスパを追求したエントリーモデル

オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED」は、オープンイヤー型イヤホンを試してみたい人や若年層でも気軽に手に取れるよう、価格を抑えたエントリーモデル。充電を気にせず使用できる3.5mmステレオ端子の有線タイプで、オンライン学習やオンライン会議などのあらゆるシーンでの利用を想定。遅延の心配もないので、ゲームや動画視聴にも最適です。

「nwm WIRED」

 

旧モデルと同じ12mm径のスピーカーでありながら、完全新規設計の新開発ドライバーにより音圧・音質を大幅に改善。耳をふさがないオープンイヤーなのに、パワフルなオーディオ体験を提供します。

 

質量は両耳で約7.2g(コード含まず)と、旧モデルの9gから20%軽量化に成功。nwm史上最軽量でより装着感が快適に。ケーブルも改良し、絡みにくくなりました。

 

カラーはダークブラウン、ホワイトベージュ、ネイビーブルー、ミントグリーン、コーラルピンクの5色展開。

 

 

nwm(ヌーム)
オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー「nwm DOTS」
2024年11月20日発売
実売予想価格:2万4200円(税込)

 

nwm(ヌーム)
オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED」
2024年11月20日発売
実売予想価格:4950円(税込)

beyerdynamicからエントリークラスの完全ワイヤレス「AMRION 100」登場

オーディオブレインズは、ドイツのオーディオメーカーbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)の完全ワイヤレスイヤホン「AMRION 100」を2024年12月に発売します。

「AMRION 100」

 

記事のポイント

音質の高さに定評のあるbeyerdynamicからエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンが登場。エントリーモデルながら、ノイズキャンセリング機能やマルチポイント接続など機能面での隙はなく、オーディオ好きを中心に話題を呼びそうなモデルです。

 

「AMIRON 100」は、beyerdynamicの完全ワイヤレスイヤホンのなかではエントリー機に位置づけられているモデル。エントリーモデルながら、スタジオ音質で定評のあるbeyerdynamicサウンドを楽しめる製品としています。

 

アクティブ・ノイズキャンセリング機能(ANC)と外音取り込みモードを搭載しており、それらを切り替えることで、周囲の環境とつながりを保ちつつ、お気に入りの曲に没頭することも可能。高品質な6つのマイクが自動的に周囲のノイズをフィルタリングするとともに、クリアな音声で通話できます。

 

イヤホンの装着・取り外し時の自動再生・一時停止機能を備えるほか、イヤホン部のタッチセンサーにより操作も簡単です。

 

スマホやPCなど最大2台の端末に同時に接続できるマルチポイント接続に対応。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。beyerdynamicアプリを使えば、サウンドの好み、タッチパッドの操作、ソフトウェアの更新など、個別の設定を簡単に調整できます。

 

連続再生時間は、イヤホンのみで最大8時間、充電ケース併用で最大27時間。15分の充電で3時間の再生が可能なクイック充電に対応しています。5種類の大きさのイヤーチップが付属し、耳にフィットして快適な装着性が得られます。

 

beyerdynamic
完全ワイヤレスイヤホン「AMRION 100」
2024年12月発売
実売価格:オープンプライス

小さいから耳にフィットしやすい! 手のひらサイズの完全ワイヤレス Victor「HA-A6T」

JVCケンウッドは、Victorブランドより、小型・軽量で耳にフィットしやすい完全ワイヤレスイヤホン「HA-A6T」を11月下旬より発売します。カラーはブラック、グリーン、ピンク、パープル、ホワイトの全5色。実売予想価格は4950円前後(税込)。

 

記事のポイント

コンパクトで耳にフィットしやすいサイズのため、耳の小さな人や女性にオススメ。約5000円というお手ごろ価格なので、初めて完全ワイヤレスイヤホンを使うという人にもピッタリなエントリーモデルです。

 

本機は、片耳で約3.9gと小型・軽量で耳にフィットしやすいラウンド型ボディを採用した完全ワイヤレスイヤホン。充電ケースも本体に合わせたラウンド型のデザインとし、手のひらに収まるコンパクトなサイズで外出時などの持ち運びやすさにも配慮しています。

完全ワイヤレスイヤホン「HA-A6T」(グリーン、ピンク、パープル)

 

サウンド面では、高磁力ネオジムマグネットを採用した高音質ドライバーにより、パワフル&クリアなサウンドを実現。また、楽曲やシチュエーション、気分や好みに合わせて選べる「FLAT/BASS/CLEAR」の3つのサウンドモードを搭載。「FLAT」は音楽をフラットに再生するサウンド、「BASS」はベース、ドラムのキックなど低音楽器を強調したサウンド、「CLEAR」は低域を抑え、声の帯域を重視し”ながら聴き”に適したサウンドとなっています。

 

さらに、テレワーク時やハンズフリー通話に使用可能な内蔵マイクを搭載し、軽いタッチで操作できるタッチセンサーや、充電ケースからの出し入れで電源のON/OFF、ワイヤレス接続ができるオートオン/オフ&オートコネクト機能などの機能も備えています。

 

連続使用時間は、イヤホン本体のみで最大7.5時間、充電ケースによるフル充電と合わせて最大23時間の長時間再生が可能。イヤホン本体は雨や水しぶきに強い防滴仕様(IPX4相当)です。

 

耳の大きさに合わせて選べる4サイズのイヤーピースを同梱(XS/S/M/L)。オリジナルのロゴステッカーも付属します。

 

Victor
完全ワイヤレスイヤホン「HA-A6T」
2024年11月下旬発売
実売予想価格:4950円前後(税込)

手軽に使える約4000円のUSB Type-Cイヤホン! Victor「HA-FR29UC」

JVCケンウッドは、Victor(ビクター)ブランドより、USB Type-Cプラグを採用したハイレゾ音源対応の有線イヤホン「HA-FR29UC」を11月下旬に発売します。カラーはメタリックカラーのブルー、ピンク、ホワイト、ブラックの4色。実売予想価格は3960円前後(税込)。

HA-FR29UC

 

記事のポイント

USB Type-C端子の有線イヤホンは、イヤホン端子がないスマホやタブレットなどでも手軽に使用でき、ワイヤレスイヤホンのような接続トラブルやバッテリー切れが起きにくいのがメリット。動画の視聴からゲームプレイ、通話やリモート会議など様々なシーンで活躍してくれます。すでにワイヤレスイヤホンを持っている人でも、この価格なら1つ持っておいても損はしませんよ。

 

本機は、USB Type-C端子が搭載された、スマートフォン、PCやタブレットなど、さまざまな機器との高音質デジタル接続に対応する有線イヤホンです。オンライン会議や学習、動画視聴、ゲームアプリなど、日常生活のさまざまなシーンにおいて、音の途切れや遅延がほとんどなく、快適に使用できます。

HA-FR29UC(ブルー)

 

また、ハイレゾ音源に対応した高音質DACと、口径10mmの高磁力ネオジムドライバーの搭載により、低ノイズでワイドレンジなサウンドを実現し、高品質なリスニングが楽しめます。

 

手元リモコンのボタンで、好みや楽曲、シチュエーションで選べる「FLAT/BASS/CLEAR」の3つのサウンドモードを搭載。「FLAT」は音楽をフラットに再生するサウンド、「BASS」はベース、ドラムのキックなど低音楽器を強調したサウンド、「CLEAR」は低域を抑え、声の帯域を重視し”ながら聴き”に適したサウンドとなっています。

 

リモコンには、専用スライドスイッチ、「+/-」ボタン、マルチファンクションボタンを搭載。専用スライドスイッチによりマイクのON/OFFを手元で簡単に切り替えができ、マルチファンクションボタンにより再生/一時停止、曲送り/曲戻しなどの基本操作が可能です。さらに、各ボタンは押し間違いのないように、触感で識別しやすいデザインを採用しています。

 

また、内蔵の通話用マイクには高品質な大型マイクを採用し、有線接続による非圧縮の音声信号の特性と合わせることにより、クリアな通話を実現します。

 

同梱品として、小さな耳にもフィットしやすいXSサイズを含む、4サイズのイヤーピース付属(XS/S/M/L)。持ち運びに便利なキャリングポートと、オリジナルのロゴステッカーも付属します。

 

カラーバリエーションは、トレンドのメタリックカラー4色で展開し、本体には内部構造が透けて見えるクリア素材を使用した質感の高いワンランク上のデザインを採用しています。

 

Victor
USB Type-C 有線イヤホン「HA-FR29UC」
2024年11月下旬発売
実売予想価格:3960円前後(税込)

アクセサリー……いえ、ワイヤレスイヤホンです! Victor「HA-NP1T」

JVC ケンウッドは、Victorブランドより、アクセサリーのように身に着けられるイヤーカフ型のワイヤレスイヤホン「HA-NP1T」を 2024年11月21日より発売します。

 

「フレキシブルアジャスト」という独自の可動機構により、着脱しやすく、軽く快適な着け心地を実現しているとのこと。

 

記事のポイント

イヤリングのようなファッション性と、つけていることを感じさせないフィット感、そして高音質を兼ね備えています。ジョギングやエクササイズ、仕事や家事、育児など、さまざまなシーンで、耳をふさがず自然に音を取り入れることができます。

 

本製品は耳をふさがない開放型で、周囲の音を聴きながら音楽や通話などを楽しめます。同時に、バランスのよいクリアな高音質と、騒音下でもしっかり聞こえるハイパワー出力を備えています。

 

より大きな騒音下でもしっかり聴こえやすい「HIGH」、低音寄りのバランスの「BASS」、オールマイティな「NORMAL」と、3つのサウンドモードを必要に応じて切り替えられます。

 

カラーは、秋冬にぴったりのティールブルーやマルーン、どんなファッションにも取り入れやすいアイスグレー、オフホワイトやコールブラックの5色展開です。

↑カラーはティールブルー、マルーン、アイスグレー、オフホワイト、コールブラックの5色展開

 

Victor
「HA-NP1T」
メーカー希望小売価格:1万9800円(税込)

ノイキャン&ハイレゾ対応で7990円! 騒音を最大45dB低減する完全ワイヤレス「EarFun Air 2 NC」

EarFun Technologyは、ハイレゾワイヤレス規格およびアクティブ・ノイズキャンセリングに対応した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」を10月31日に発売しました。カラーはブラックとホワイトの2色。実売価格は7990円(税込)。

 

EarFun Air 2 NC(ブラック)

 

EarFun Air 2 NC(ホワイト)

 

記事のポイント

約8000円という低価格ながら、LDACコーデック対応やアクティブ・ノイズキャンリング機能など、ハイスペックな機能を備えている高コスパモデル。専用アプリを使えばゲームモードや360°立体音響の設定も可能で、上位機種に引けを取らない仕上がりです。手ごろなノイキャンイヤホンを求めている方にオススメ!

 

「EarFun Air 2 NC」は、11mm径の複合素材振動板を搭載したカナル式の完全ワイヤレスイヤホン。高音質オーディオコーデックのLDACをサポートしており、ワイヤレスで最大96kHz/24bitというハイレゾ品質の再生に対応しています。

 

LDAC対応スマートフォンやオーディオプレーヤーと接続すれば、ハイレゾ配信対応のストリーミングサービスも高音質で楽しめます一般社団法人日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」規格の認証も取得しています。

 

また、ユニット内外に設置したマイクで周囲のノイズを集音、SoCの演算能力を生かして生成した逆位相波でノイズを打ち消す「アクティブ・ノイズキャンセリング」(ANC)機能を搭載。物理的な遮音を意味するパッシブ・ノイズキャンセリングの性能も高めることで、最大-45dBという高いノイズ低減効果を実現しています。

 

さらに、左右各3基/計6基配置したマイクを活用することで、通話時の音声の明瞭さが向上。AIアルゴリズムを活用した音声通話用ノイズキャンセリング機能により、周囲の騒音を抑えクリアで聞き取りやすい音声通話を実現します。

 

iOS/Android対応の専用アプリ「EarFun Audio」を利用すると、10種類用意したプリセットの中から好みの音質を選ぶことができます。アプリからゲームモードをオンにすると、ワイヤレスオーディオの遅延が最大55ms(0.055秒)に短縮され、音と映像の同期ズレを低減。シビアな判定を伴う音楽ゲームやFPS/TPSゲームのストレスもなく遊べます。また、360°立体音響もサポートしており、広い音場でゲームや動画を楽しめます。

 

イヤホンを2台のデバイスに同時接続し、必要に応じて切り替える「マルチポイント接続」にも対応。徹底した低消費電力設計により最大40時間(ANCオフ時、イヤホン単体9時間+充電ケース31時間)という長時間の連続再生を実現しています。充電ケースはワイヤレス充電とUSB-C充電の2つの充電方法に対応。USB-Cでは10分のチャージで2時間使用可能な 急速充電にも対応しています。

 

EarFun Technology
完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」
2024年10月31日発売
実売価格:7990円(税込)

機能はそのまま価格を抑えたライトモデル! NUARLの完全ワイヤレス「N6 Lite」

エム・ティ・アイは、オリジナルブランド「NUARL(ヌアール)」から、完全ワイヤレスイヤホン「N6 mini」シリーズのライトバージョン「N6 Lite Earbuds」を2024年11月1日に発売します。カラーはグレー、ネイビー、パープルの3色。実売価格は1万1000円(税込)。

N6 Lite Earbuds

 

記事のポイント

ノイキャンやマルチポイント接続、低遅延なゲーミングモードなどの機能はそのまま、専用アプリ非対応とすることで価格を抑えたライトモデル。新たに高音質コーデックLDACに対応しており、対応するスマホや音楽プレーヤーがあれば高品質なワイヤレス再生が可能です。イヤホンがコンパクトなので、耳が小さい方や女性にもオススメ!

 

「N6 mini」シリーズは耳の小さい人でも使用しやすいコンパクトなサイズに加え、ファッション性に優れたデザイン性と、NUARL独自のチューニングによる迫力のサウンドを実現した完全ワイヤレスイヤホンです。今回新たに発売される「N6 Lite Earbuds」は、周囲の騒音を低減する「アクティブノイズキャンセリング」や「外音取り込み」などの基本機能を継承し、さらにハイレゾコーデックのLDACにも対応しながらも、専用アプリを省略することで低価格を実現したライトモデル。

「N6 Lite Earbuds」(ネイビー)

 

兄弟機種である「mini3」と同じGen2グラフェン振動版のφ6mmダイナミック型フルレンジ“NUARL DRIVER”[N6]Gen2を搭載。これまでの[N6]ドライバーと比較して低域再生能力を高めたことで、小径ドライバーでもノイズキャンセリング時の再生音質への影響を抑えています。

 

音質への影響や耳への圧迫感の少ない「アクティブノイズキャンセリング」機能を搭載し、周囲の騒音を低減して音楽を楽しめます。イヤホンを装着したまま周囲の音が聞ける「外音取り込み」機能も備えます。

 

Bluetoothのコーデックは、SBC/AACに加え、高音質コーデックのLDACにも対応。対応端末を使用することで、より高音質なサウンドが楽しめます。

 

また、ワイヤレス伝送時の遅延を低減する「ゲーミングモード」も搭載し、ゲームや動画再生時の音声の遅延を防ぎます。

 

通話用のマイクを備え、ハンズフリー通話が可能。同時2台待ち受けが可能な「マルチポイント」にも対応しているので、リモート会議などテレワークでの使用にも最適です。

 

イヤホンの側面にはタッチセンサー式の操作ボタンを装備。スマートフォンの音楽再生操作や音量調整、着信操作、ゲーミングモード/アクティブノイズキャンセリング/外音取り込みのオン/オフが可能です。

 

イヤホン単体で連続再生時間は最大8時間(ANC OFF時)/6時間(ANC ON時)。充電ケースとの併用で最大32時間の音楽再生を実現します。充電ケースはイヤホンを3回フル充電することが可能。小型でも堅牢なアルミ製で、マグネット式の上蓋とイヤホンのマグネットロック機構により、落下時などのイヤホンの飛び出しや破損を防止します。

N6 Lite Earbudsの充電ケース

 

イヤホンの内部にナノコーティングによる撥水処理を施したIPX4相当の耐水性で、濡れた手での操作時にも安心です。女性や耳穴の小さい人にも使いやすい長さ4mmの短尺タイプのイヤーピース「Block Ear+4」を付属。バイオロジカル・シリコンを使用し、抗菌性も有した耳に優しい素材を採用しています。

コンパクトなイヤホン

 

NUARL
「N6 Lite Earbuds」
2024年11月1日発売
実売価格:1万1000円(税込)

5000円を切るオープンイヤー型の完全ワイヤレス「Philips TAT3708」

TP Visionは、Philips(フィリップス)ブランドのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Philips TAT3708」を、2024年10月31日に発売します。カラーはブラックとホワイトの2色。実売予想価格は4980円(税込)。

Philips TAT3708

 

記事のポイント

完全ワイヤレスイヤホンのトレンドとなっている、耳をふさがないタイプのオープンイヤー型は、家事や仕事をしながら使用でき、屋外でも周囲の音を聞ける安全性の高さが人気。こちらのモデルは5000円を切るお手ごろ価格なので、初めてオープン型を使う人にもオススメです。

 

TAT3708は、耳をふさぐことなく音楽が楽しめるオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン。屋外や屋内における音量差に対して高音と低音を自動調整する技術「アダプティブイコールラウドネス補正 (AELC) アルゴリズム」を備え、どんな環境でもクリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。

TAT3708

 

特殊なチェンバーとアルゴリズムを採用しており、指向性音響テクノロジーによるビーム状のサウンドによって、音漏れや振動を抑えながらも、解像度と低音を損なうことなくクリアなサウンドを耳に届けることが可能となっています。

 

また、タッチコントロール機能とAIマイクを搭載しているため、クリアな音声通話に加えて、通話や音量調整などの快適な操作も実現。IPX4規格準拠の防滴性能を備えており、通勤や通学といった日常のシーンのほか、ジョギング・ランニングやワークアウトなどのスポーツ時も使用できます。

 

連続再生時間はイヤホン単体で6時間、充電ケース使用時は最大18時間。充電時間は約2時間。

 

TP Vision
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Philips TAT3708」
2024年10月31日発売
実売予想価格:4980円(税込)

耳を塞がず”ながら聴き”! オーディオテクニカの軟骨伝導ヘッドホン「ATH-CC500BT2」

オーディオテクニカは、Bluetooth 5.3準拠の軟骨伝導ヘッドホン「ATH-CC500BT2」を10月25日に販売開始します。

 

記事のポイント

近年注目度が高まっている「耳を塞がない」タイプのヘッドホンです。周囲の音も聞き漏らしにくいので、家族のいる自宅やオフィス、屋外などでの使用にも適しています。ファームアップでLE Audioにも対応する点がポイント。

 

第3の聴覚経路と言われる「軟骨伝導経路」を活用した、独自の振動構造を採用。耳珠(じじゅ)と呼ばれる軟骨部に当てて装着するだけで、耳穴を塞がずに音楽や通話を楽しむ「ながら聴き」が可能です。ドライバーには独自の「A.P.S.S(Acoustic Pure Sound Stabilizer)」を採用し、外部振動による音質劣化を防ぎ、低音再生時の不快な振動を低減。最大音量も従来モデルより25%アップし、最大感度100dBを実現しました。

 

本体重量は約32g。前モデルから本体の重量バランスを見直しており、耳に優しい装着感を追求したとのこと。IPX4の防滴仕様により、屋外での使用時にも安心感があります。

↑装着イメージ

 

ノイズキャンセリング技術として、intelliGo社が開発した「AIノイズリダクション技術(AIVC)」を採用。ノイズを抑えて人の声だけを識別・抽出することにより、自然でクリアな通話が可能となりました。バッテリーは最大約20時間の音楽連続再生、最大約10時間の通話が可能なロングバッテリー仕様です。

 

対応コーデックはAAC、SBC。11月上旬にはファームウェアのアップデートで「LE Audio」にも対応予定です。

 

オーディオテクニカ
ATH-CC500BT2
市場想定価格:2万1780円(税込)

ノイキャン機能付きで2990円! ニトリとエディオン共同開発のワイヤレスイヤホン3種

ニトリは、エディオンとの共同開発商品であるオープンイヤーワイヤレスイヤホンを、10⽉15日よりニトリネットにて先行販売。店頭では10月25日より発売します。また、オープンイヤータイプではないワイヤレスイヤホンも2種類同時に発売します。

 

記事のポイント

ニトリとエディオンが「これからの暮らしに、自分らしさをプラスする商品=Simple+ONE」をテーマとして共同開発している家電たち。スチームオーブントースターなどキッチン家電、空気清浄機に続いてのワイヤレスイヤホンは、リーズナブルな価格設定が魅力です。

 

「オープンイヤーワイヤレスイヤホン BTE-OWS01」は、外音が聞こえる「ながら聴き」が可能なオープンイヤーモデル。イヤーカフ型でマスクや眼鏡と干渉しにくく、圧迫感もないのでスポーツやアウトドアシーンでの利用にもおすすめです。

↑「オープンイヤーワイヤレスイヤホン BTE-OWS01」

 

「ワイヤレスイヤホン BTE-BA01」は、ENC(環境ノイズキャンセリング)を搭載したエントリーモデル。Φ10mmのドライバーを搭載した低音/中音/高音のバランス重視モデルです。お手頃価格でまずはワイヤレスイヤホンを体験したい方におすすめ。

↑「ワイヤレスイヤホン BTE-BA01」

 

「ANCワイヤレスイヤホン BTE-ANC01」は、アクティブノイズキャンセリングを搭載したスタンダードモデル。2つのマイクで通話音声のノイズを判別し、クリアな音声を通話相手に届けます。電車内のノイズを低減し、没入感を高めてくれるので乗り物での移動時におすすめです。

↑「ANCワイヤレスイヤホン BTE-ANC01」

 

ニトリ×エディオン
オープンイヤーワイヤレスイヤホン BTE-OWS01

9990円(税込)

ワイヤレスイヤホン BTE-BA01
2990円(税込)

ANCワイヤレスイヤホン BTE-ANC01
4990円(税込)

欲しい機能“全部入り”で1万5000円台! コスパよすぎな完全ワイヤレス「NeoDots」

EDIFIER Japanは、ハイブリッドドライバー搭載でノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoDots(ネオ・ドッツ)」を10月11日に発売します。実売価格は1万5980円(税込)。

 

発売を記念し、10月11日から15日の5日間にかけて、通常価格から20%オフとなる特別セールも開催されます。Edifier公式サイトのほか、Edifier公式楽天市場店、Amazon Edifierストアにおいて、数量限定で1万2785円(税込)で販売されます。

 

記事のポイント

BA型+ダイナミック型のハイブリッドドライバー搭載に、ノイズキャンセリング機能、LDACコーデックやハイレゾ対応と全部入りのハイスペックモデルながら、1万5000円台という価格が高コスパな製品。音質にこだわる人にオススメな完全ワイヤレスイヤホンです。今なら発売記念セールで20%オフとなるので、興味ある方は急いでECサイトをチェックしましょう。

 

「NeoDots」は、音質の要となるドライバーにバランスド・アーマチュア(BA)型とφ10mmダイナミック型のハイブリッドタイプを採用。BA型は中高音域の明瞭度とディテールの細やかさを、ダイナミック型は低域の迫力を担うサウンドデザインにより、低域から高域までバランスの取れたクリアなサウンドを実現しています。

 

オーディオコーデックにはSBCとAACに加えLDACをサポート、SBCの約3倍という帯域幅を活かし、情報量の多い緻密なサウンドを再生します。一般社団法人日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレス規格の認証も取得しています。

 

フィードフォワード+フィードバック方式のハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、左右イヤホンに各3基/計6基配置した小型マイクを活用することにより、最大48dBのノイズ低減を実現しています。周囲の音を取り込む外音取り込みモードもサポート。専用アプリ「Edifier ConneX」を利用することで、ノイズキャンセリングレベルは3段階、外音取り込みレベルは6段階に調整できます。

 

AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離し、自分の声をクリアに届ける通話ノイズキャンセリング機能に対応。騒がしい環境での音声通話も、ストレスなく行えます。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応。ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをすばやく切り替えること可能です。Google Fast Pairもサポートしており、Android端末の場合は画面上の通知をタップするだけでペアリングできます。

 

省エネルギー設計により、ノイズキャンセリング有効時はイヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大40時間、ノイズキャンセリングオフ時はイヤホン単体で最大17時間、充電ケースを併用すると最大56時間の連続再生を実現しています。また、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電に対応しているので、充電用ケーブルを持ち歩く手間から解放されます。

 

EDIFIER
「NeoDots(ネオ・ドッツ)」
2024年10月11日発売
実売価格:1万5980円(税込)

 

充電ケース無しで持ち歩ける! SOLID BASSの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」

オーディオテクニカは、圧倒的な低域表現が楽しめる「SOLID BASS」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」を2024年10月11日に発売します。カラーはベージュ、ブラック、グリーンの3色。直販価格は2万3980円(税込)。

 

記事のポイント

左右のイヤホンをくっつける/離すの動作だけで、電源のオン/オフができる独自の「マグネティックスイッチ(PAT.P)」が斬新! 従来のワイヤレスイヤホンのように充電ケースを一緒に持ち歩く必要がないので、外ではイヤホンだけを持ち歩き、自宅に戻ったら充電ケースにセットする、なんて使い方が広まるかもしれません。

 

「ATH-CKS50TW2」は、2022年発売の「ATH-CKS50TW」の次世代モデル。9mm径の「SOLID BASS HD TWSドライバー」による迫力の重低音が楽しめます。

 

また、イヤホンを充電ケースから取り出し、左右に離すと電源オン、マグネットでくっつけると電源オフできる独自機能「マグネティックスイッチ(PAT.P)」を搭載。イヤホンだけで最大25時間連続で使える業界最高クラスのロングバッテリーと合わさって、充電ケースを自宅に置いたままでも、イヤホンのみを1日中持ち歩いて使うことができます。

独自機能「マグネティックスイッチ(PAT.P)

 

さらに、周囲の雑音を消して音楽に集中できる「ハイブリッドノイズキャンセリング技術」や、通話時に自分の声のみをクリアに届けることができる「ノイズリダクション機能」、イヤホンを着けたまま会話やアナウンスが聴ける「トークスルー機能」などのハイエンドな機能も搭載。水でサッと洗えて、ほこりにも強いIP55相当の防水・防じん性能も備えています。

 

専用アプリ「Connect」を使用すれば、集中と休息をサポートする「サウンドスケープ機能」やイヤホン紛失を防止する「置き忘れアラート」などの機能も使用可能。

 

BluetoothコーデックはAACとSBCをサポート。充電ケースを置くだけ充電できるワイヤレス充電Qi対応や、2台のBluetooth機器へ同時に接続できるマルチポイント対応など便利な機能も備えます。

 

連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時はイヤホンのみ最大約25時間、充電ケース併用時最大約65時間、ノイズキャンセリングオン時はイヤホンのみ最大約15時間、充電ケース併用時最大約40時間。

 

オーディオテクニカ
SOLID BASS「ATH-CKS50TW2」
2024年10月11日発売
直販価格:2万3980円(税込)

 

ハイレゾ対応モデルも! USB Type-C接続のカナル型有線イヤホン「HP-Q10C」「HP-Q50C」

ラディウスは、カナル型USB-C接続イヤホン「HP-Q10C」「HP-Q50C」を、10月2日より販売開始します。

↑HP-Q10C

 

記事のポイント

流行の完全ワイヤレスイヤホンは伝送遅延による映像と音のズレが発生しやすく、ゲームや動画視聴の際はややストレスになりがち。本製品はUSB Type-Cケーブル対応なので、伝送遅延に悩まされることなくコンテンツを楽しめます。

 

接続にはUSB Type-Cケーブルを採用し、iPhoneやiPad、Mac、Androidスマートフォン、Windowsなど幅広いデバイスで有線による利用が可能です。HP-Q10Cは最大24bit/96kHzまで、HP-Q50Cは最大24bit/384kHzまでのハイレゾ音源を再生できます。

↑こちらはステンレススチール製で、ハイレゾ対応のHP-Q50C

 

どちらもドライバーは直径7.5mmの「FLW(Floating Lead Wire)構造ドライバー」を採用。一般的なダイナミックドライバーはボイスコイルのリード線を振動板に接着しますが、FLW構造ドライバーはユニット中心部の空洞からリード線を引き出して背面のPCB基板に接続し、振動板に余分な負荷を与えることなくドライバーを駆動させます。

 

その結果、振動板への偏った負荷によるローリングの発生を低減し、特に振幅の大きな低音域のTHD(全高調波歪率)を大きく改善。これにより、音全体の濁りを解消したとのこと。周波数特性はHP-Q10Cが20Hz~20000Hz、HP-Q50Cが10Hz~40000Hz。

 

筐体はHP-Q10Cがアルミニウム製、HP-Q50Cがステンレススチール製。そのため本体重量も異なり、HP-Q10Cが約16g、HP-Q50Cが約21gとなります。ケーブル長はいずれも120cmです。

 

ラディウス
HP-Q10C
市場想定価格:5390円(税込)

HP-Q50C
市場想定価格:8790円(税込)

装着性をアップデート! “ながら聴き”できるイヤカフ型ワイヤレスイヤホンambie「AM-TW02」

ambieは、耳をふさがない“ながら聴き”ができるイヤカフ型の完全ワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs AM-TW02」を2024年10月17日に発売します。先行予約は9月27日午前10時よりスタート。実売価格は1万7000円(税込)。

 

記事のポイント

有線接続だった初代モデルは2017年の発売と、いまトレンドの“ながら聴き”の先駆けともいえるambieのイヤカフシリーズ。耳を塞がず使えるので、音楽を聴きながら仕事や家事などをする人にピッタリです! 3回目となるBEAMSコラボモデルも見逃せません。

 

同機は、2021年に発売された「AM-TW01」の後継モデル。アクセサリーのイヤカフのように耳にひっかけるように装着することで、耳を塞がず周囲の音を感じながら音楽が聴ける独自の形状が特徴。

 

新モデル「AM-TW02」では、従来のイヤカフ型のデザインは変更せず、ブリッジ部分を軟質素材と形状記憶ワイヤーに変更し、装着性が大きく改良されています。

 

また、複数の機器と同時に接続できるマルチポイント対応や、すばやく充電できる急速充電など、最新のトレンド機能に対応するアップデートも図られています。防水性能もアップしており、本体のIPX5に加えて、ケースもIPX4に対応し、よりアクティブなシーンで使えるようになりました。本体での音楽再生は連続6時間。ケース充電と合わせると約24時間使用可能です。

 

本体カラーは「Green×Indigo」「Flamingo×Beige」「White×White」「Black×Black」の4色展開。20色の着せ替えソックス(AM-TW01共通)でカラーアレンジも可能です。

 

今回で3回目となるBEAMSとのコラボモデルは、2017年にブランド初のコラボレーションで誕生し話題となったクレイジーカラーをオマージュ。1980年代の自由でラディカルな家電を彷彿とさせるポップなカラーブロッキングを施し、BEAMSらしいハッピーなデザインに仕上がっています。

BEAMSコラボモデル/1万8000円(税込)

 

 

ambie
「ambie sound earcuffs AM-TW02」
2024年10月17日発売
実売価格:1万7000円(税込)/BEAMSコラボモデル1万8000円(税込)

 

Nothing、9月24日に「Ear (Open)」を発表へ! その正体は…

今月初めのIFA 2024(世界最大級のエレクトロニクスショー)で、英テクノロジー企業Nothingはヘッドホンの新製品「Ear (Open)」をチラ見せしていました。同社はこのデバイスを9月24日に発表すると予告しています。

↑まもなく新製品がお披露目

 

Nothingは、左側にはマイクの穴、右側にはスピーカーらしきものがある写真をIFAで公開していました。また、現世代のNothing Ear製品と同じく半透明の部分も確認でき、名前と総合すればオープンイヤーヘッドホンではないかと推測されています。

 

また、インドメディア91mobilesは、シンガポールのIMDA無線機器認証データベースで「Nothing Ear Open」の登録を発見しています。デバイスの説明には「True Wireless earphones」(トゥルーワイヤレスイヤホン)」とあります。

 

そして、Nothingは新たに「open」のキーワードを含んだティザー動画を公開。公式サイトでは英国時間で9月24日14時に公開とあり、日本時間では24日の22時となります。

 

オープンイヤーヘッドホンとは、耳を塞がないタイプのこと。耳の外側にかけるため周囲の音を聞き逃さず、圧迫感がないため長時間にわたり使いやすいことが特徴です。

 

すでにNothingは、Nothing EarとNothing Ear (a)という従来型のイヤホンを発売中。ここにNothing Ear (Open)を加えることで、さらなる製品ラインナップの充実を図ることになりそうです。

 

Source: Nothing(X)
via: GSMARENA

充電ケースも進化!さらに高性能・多機能化したJBLのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO 3」

ハーマンインターナショナルは9月19日、完全ワイヤレスイヤホンの新フラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3」を発表しました。公式ストア価格は4万2900円で、10月3日より販売開始します。

記事のポイント

ハイレゾ音源への対応、タッチディスプレーの強化など、人気の従来モデル「JBL TOUR PRO 2」を改善し、さらに多機能化させた同社フラッグシップモデルの決定版とも言える完全ワイヤレスイヤホンです。アクティブノイズキャンセリングの強力さは一聴の価値アリ。

 

JBLの製品として初めてバランスドアーマチュアドライバー+10mm径ダイナミックドライバーのデュアルドライバーを搭載。従来モデルで非対応だったLDACにも対応し、最大96kHz/24bitのハイレゾ再生が可能です。

↑充電ケースに大型のタッチディスプレーを搭載。イヤホン本体のジェスチャー操作に加え、タッチディスプレーでも細かな設定が可能です

 

従来モデルから引き続き搭載される「ハイブリッドノイズキャンセリング2.0」には、新たなリアルタイム補正機能を搭載。周囲の環境に合わせてリアルタイムに補正するフィルター計算をさらに強化し、使用するユーザー個人個人の耳の形状に合わせたアクティブノイズキャンセリングが可能としています。

 

いわゆる空間オーディオ機能である「空間サウンド」は、前モデルに比べ、より演算処理能力の高いチップセットでアルゴリズムを最適化。ムービー、ミュージック、ゲーミングの3モードで異なるチューニング設計を施し、ヘッドトラッキング機能を新たに搭載。簡単なキャリブレーション設定で、ライブ動画やスポーツ視聴など音の方向を楽しみながら視聴するコンテンツに臨場感を与えられるとのこと。

↑カラバリはブラック、ラテの2色

 

6つの通話用マイクを内蔵し、様々な種類のノイズをトレーニングした AIノイズ低減アルゴリズムを初採用。従来のノイズ低減アルゴリズムと組み合わせることにより、前モデルと比較して平均約18dBのノイズ低減効果を実現。通話者の声と環境ノイズを正確に集音し解析することで、クリアな通話品質を確保できるとしています。

 

特徴的なスマート充電ケースのスクリーンサイズも従来モデルから約29%アップしており、「待ち受け画面のバッテリー状態表示」「アルバム名と楽曲名の表示(日本語含む)」「電話入電時連絡先表示」「マルチポイントコントロール」「AURACAST接続」「コーデック表示」など、表示できる情報が増えたことで便利になりました。

 

さらに、充電ケースをAUX接続またはUSB-C接続することで音声信号をイヤホンに送信する「トランスミッター機能」も搭載。「AURACAST」機能と組み合わせれば、複数台のイヤホンやスピーカーにサウンドを同時送信可能となり、同じコンテンツを家族や友人とシェアできます。

 

ブランド名(メーカー名):ハーマンインターナショナル
商品名:JBL TOUR PRO 3
直販価格:4万2900円

完全ワイヤレスイヤホン人気モデルの後継機、LDAC対応など進化したJBLのフラッグシップ「JBL TOUR PRO 3」

ハーマンインターナショナルは9月19日、完全ワイヤレスイヤホンの新フラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3」を発表しました。その様子を、発表会の様子とともにレポートします

↑会場入り口にはJBL TOUR PRO 3の巨大モックアップが用意されていました。新製品発表にあわせ、特別に製作したそうです

 

昨年発売の従来モデル「JBL TOUR PRO 2」は、フラッグシップ相当の高音質に加え、タッチディスプレーを搭載したスマート充電ケース、ハイブリッドノイズキャンセリングなど、ユニークさと品質の高さで大きな話題を呼びました。後継機となるJBL TOUR PRO 3は、旧モデルの大まかな仕様を踏襲しつつ各部をブラッシュアップした、シリーズの”完成形”とも言えるモデルに仕上がっています。

 

記事のポイント

フラッグシップモデルでありながら、ケースのタッチディスプレーなど所有欲をくすぐる仕様も大きな魅力です。ハイレゾ対応など従来モデルより多機能化しており、外ではスマートフォンにBluetooth接続、家では充電ケースをオーディオジャックやUSB Type-C経由でPCに接続し、充電しつつトランスミッター機能でPCオーディオを楽しむといった切り替えが容易なのも嬉しいポイント。

 

高いノイキャン性能と納得の高音質。USB接続でも使える多機能性にも注目

↑JBL TOUR PRO 3。従来モデルでも特徴的だったケースの前面ディスプレーが大型化・多機能化しています

 

Bluetoothバージョンは5.3を採用。従来モデルからの大きな変更点として、JBL TOUR PRO 3ではドライバーが刷新されました。同社イヤホンとして初めて、バランスドアーマチュアドライバー+10mm径ダイナミックドライバーのデュアルドライバー構成とし、深みのある低音、バランスの取れた中音域、洗練された高音域の再生をうたいます。周波数特性は20Hz~40kHz。また、コーデックはSBCとAACに加え、旧モデルでは非対応だったLDACに対応したことで、ハイレゾ音源を楽しみやすくなりました。また、LE Audioやその標準コーデックでもあるLC3にも後日対応予定です。

↑フォームイヤーチップは装着時に素材が膨らみ、高い遮音性を実現します

 

また、「ハイブリッドノイズキャンセリング2.0」は、環境に合わせたリアルタイム補正フィルターの適用計算を強化。ユーザーに合わせたアクティブノイズキャンセリングを可能としたほか、JBLで初めてフォームイヤーチップを採用するなど、装着時の高い密閉性なども実現しています。ちなみに通話用マイクは合計6つを内蔵。通話者の声と環境ノイズを正確に集音し、解析することでクリアな通話品質を確保するとのことです。

↑発表会会場では実際にスマートフォンとJBL TOUR PRO 3を使った試聴が可能でした。後述するトランスミッター機能のデモも実施されています

 

発表会場では実際にJBL TOUR PRO 3を使ってコンテンツを試聴する機会が設けられました。まず驚くのが、イヤホン装着時の静粛性の高さ。ノイズキャンセリングは標準でオンになっているのですが、もともとの密閉性の高さも合わせ、イヤホンを装着するだけでそこそこ大きな環境音までがほぼ聞こえなくなります。このまま耳栓として使用できるレベルなので、音楽や映像コンテンツの音声に集中したい人にはうってつけでしょう。環境音を取り込むアンビエントモードも用意されているため、外出時、特に移動中などはそちらを利用した方がいいと思います。

 

音質は非常にクリアで、低音から中音域、高音まで調和が取れています。余計な環境音がシャットアウトされているせいもあるのでしょうが、それぞれの楽器やボーカルのサウンドがハッキリと聴き取りやすいのが大きな魅力だと感じました。どこかの音域が突出するわけでもなく、全体的に粒立ちのよいサウンドを楽しめるイヤホンという印象です。

↑歴代のTOUR PROシリーズがズラリ。JBL TOUR PRO 2からはデザインにそこまで大きな変更もなく、正統進化といった趣があります

 

公称バッテリー駆動時間は、Bluetooth接続時でANCオフだと最大44時間(イヤホン本体のみ約11時間+ケースによる充電約33時間)、ANCオンだと最大32時間(イヤホン本体のみ約8時間+ケースによる充電約24時間)とのこと。1日外出しながら使うような運用でも2~3日は保つなら十分と言えます。本体重量は約6.1gと、イヤホンとしては少々重めかもしれませんが、実際の装着時にはそこまで負担は感じませんでした。ただし、充電ケースの重量が約73gあり、携帯時はこれを一緒に持ち運ぶ必要がある点には留意すべきでしょう。

↑スマート充電ケースは再生中のコンテンツ情報やバッテリー容量、コーデックなども確認しやすくなりました

 

スマート充電ケースは、前モデルからスクリーンサイズを約29%大型化。従来は実現できなかった「待ち受け画面のバッテリー状態表示」「アルバム名と楽曲名の表示(日本語含む)」「電話入電時連絡先表示」「マルチポイントコントロール」「AURACAST接続」「コーデック表示」が可能になり、有用性が高まっています。細かい操作はイヤホン本体のジェスチャーでも対応できるのですが、バッテリー容量を手軽に確認できたり、電話の連絡先を表示してくれるのは便利そうです。

↑「拡張性」の項目で挙げられているトランスミッター機能を使えば、PCとUSB接続してイヤホンに音を飛ばしたり、複数人で同じコンテンツを共有できます

 

また、充電ケースは3.5mmのAUX接続またはUSB-C接続することで音声信号をイヤホンに送信できる「トランスミッター機能」を搭載。PCやスピーカーと手軽に接続できるので、自宅ではPCでUSB充電しながら利用する、なんてことも可能です。トランスミッターと「AURACAST」を利用すれば、複数台のイヤホンやスピーカーへ同時に音声を送信することも。できることの多さは随一で、フラッグシップらしい魅力と言えるでしょう。

 

JBL TOUR PRO 3の公式ストア価格は4万2900円で、10月3日から販売開始される見込みです。

↑そのほか、会場では車載オーディオの体験なども実施していました

 

↑JBL初のAVアンプ「MA9100HP」の展示も

 

多機能だけど5000円未満!高コスパワイヤレスイヤホン「1MORE Q20」

オーディオブランド「1MORE(ワンモア)」から、ワイヤレスイヤホン「1MORE Q20(ワンモア キューニジュウ)」が、9月12日から登場しています。日本国内のオンラインショップで購入できます。

 

付属のイヤーピースを取り外すことで、カナル型かインナーイヤー型かを選んで使える2WAY仕様です。

 

記事のポイント

装着感や気分によってスタイルを変えられるだけでなく、ノイズキャンセリング機能、10mmダイナミックドライバー、IPX4防水仕様といった要素が揃って、価格は5000円未満。コストパフォーマンスが良いアイテムです。

 

1MORE独自のQuietMax技術を採用したアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能による、クリアな音質と高いノイズ遮断効果が特徴です。

 

アプリは必要なく、再生・停止(右か左を2秒押す)、次の曲(右を3回タップ)、前の曲(左を3回タップ)といったように、イヤホン本体のタッチコントロールでほとんどの動作が叶います。

 

バッテリーも長持ちです。ANC機能のオン・オフによりますが、再生時間はいずれの場合でも20時間を超えています。製品仕様は以下のとおりです。

 

Tiinlab International limited
1MORE Q20
価格:4,480円(税込)
カラー:ブラック・ホワイト

 

JBLの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」「LIVE BUDS 3」はどっちを選ぶべき?似てるけど音は違う!

老舗オーディオブランドJBLから、充電ケースにディスプレイを搭載したユニークな完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」「LIVE BUDS 3」の2モデルが登場しました。

 

LIVE BEAM 3が今年6月、LIVE BUDS 3は今年7月と、1か月違いで発売されたこの2モデル。実は共通した部分が多いんです。直販サイト価格もLIVE BEAM 3が2万8050円(税込)、LIVE BUDS 3が2万6950円(税込)と約1000円違いで、いざ選ぶとなったときにどちらにしようか迷っている方も多いのではないでしょうか?

↑JBLの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE BEAM 3」(写真左)と「LIVE BUDS 3」(写真右)

 

JBL
LIVE BEAM 3
2万8050円(税込)

LIVE BUDS 3
2万6950円(税込)

 

そこでこの記事では、2モデルの共通点と相違点をまとめてみました。

 

両モデルの機能はほとんど一緒

まず機能面から、注目すべきポイントを以下に挙げていきます。

 

【共通点】

・充電ケースにディスプレイを装備

・高性能なノイズキャンセリング性能

・LDACコーデックによるハイレゾワイヤレス接続が可能

・マルチポイント対応で2台までのデバイスを同時接続できる

・IP55の防水防塵性能

・計6つの通話用マイクでクリアな通話を実現

・JBL Headphonesアプリと連携したカスタマイズ

・ユーザーの聴覚特性にあわせたパーソナライズ化

 

【相違点】

・イヤホン本体の形状

・ドライバーの素材

・バッテリー寿命

 

見た目で目立つのは、充電ケースに備えられた1.45インチタッチスクリーンディスプレイですよね。スマートフォンやイヤホン本体からではなく、このディスプレイ上で音量調節や曲送り/戻し、ノイズキャンセリングやサウンドモードの切り替えなどができます。

↑充電ケースにはディスプレイが搭載されていて、タッチで操作できます

 

「こんなディスプレイが必要なのか」「充電ケースから操作するのはかえって手間では」と思ってしまいがちですが、実際に使ってみると、これがけっこう便利。スマートフォンで別のアプリを開いている際に、わざわざ音楽再生アプリを表示して操作するのは面倒ですし、イヤホン本体のタッチ操作は確実性に欠けて連続操作がやりにくいです。音楽再生のために「見ながら操作できる」デバイスが別にあることは、想像以上に快適です。

↑スマートフォンからもイヤホン本体からも操作しにくいシーンは意外とあるもので、充電ケースから操作できるのはメリットです

 

逆にデザインで大きく異なるのが、LIVE BEAM 3はショートスティックタイプで、LIVE BUDS 3はバッズタイプであること。ともに人間工学に基づいて開発された「デュアルオーバルシェイプデザイン」を採用していて、フィット感は高められています。

↑LIVE BEAM 3はスティック部が少し伸びていて、イヤーピースを耳に入れ込むカナル型の形状になっています

 

着け比べてみると、どちらも耳に隙間なくフィットしますが、わずかにLIVE BUDS 3の方が深くまで耳に入り込む感覚がありました。少しの差ですが、長時間着けていると影響が大きくなってくるため、軽めの装着感が好きならLIVE BEAM 3、より密着した装着感が好きならLIVE BUDS 3を選ぶと良さそうです。

↑バッズタイプのLIVE BUDS 3の方が、スティック部の干渉がないためより耳にすっぽりと入り込む印象でした

 

またイヤホンにとって重要なドライバーは両方10mm径のダイナミックドライバーですが、LIVE BEAM 3がPU+PEEK、LIVE BUDS 3がPET+PU+チタニウムと、採用している素材が異なります。それぞれの音の傾向については後で紹介しますが、結構わかりやすい違いがありました。

 

もうひとつ数字でわかる違いはバッテリー寿命で、LIVE BEAM 3はイヤホン本体で最大約12時間、充電ケース併用で最大約48時間の再生が可能なのに対し、LIVE BUDS 3はイヤホン本体で最大約10時間、充電ケース併用で最大約40時間の再生が可能と短くなっています。ただLIVE BUDS 3の方も十分長いですし、どちらも約10分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応しているので、実使用においてはあまり差を感じないのではないでしょうか。

 

このほか共通仕様として、ノイズキャンセリングは周囲の騒音レベルにあわせて自動的に効き具合を調整してくれるアダプティブノイズキャンセリング機能を搭載。ユーザーごとにサウンドを最適化する「Personi-Fi」の最新バージョン3.0が利用可能など、新モデルらしいテクノロジーが導入されています。

↑スマートフォンアプリ「JBL Headphones」を利用することで、細かな設定のほか、今使っているイヤーピースが耳にあっているかをチェックすることもできます

 

こうして機能面を見てみると、やはり共通している点が多いですね。ここまでの段階では、ショートスティックスタイルかバッズスタイルのデザインの違いが最も大きなポイントとなりそうです。

 

サウンドはLIVE BEAM 3は「迫力」、LIVE BUDS 3は「シャープ」な印象

ここからは音の違いを探っていきます。試聴はLDACコーデックで、アンビエントサウンドやイコライザーを切った状態です。

↑それぞれのモデルはどのようなサウンドの傾向をしているのか、聴き比べて確認しました

 

まずLIVE BEAM 3ですが、バランスとしては中低域に厚みがあり、音が極めてクリアであることが特徴です。グルーブ感がありつつも音の描き分けがされているので、さまざまな情報が耳に飛び込んできて「こんな音が入っていたのか」と気付かされるような鳴り方をします。

 

傾向としては「繊細」よりも「迫力」に分類され、ロックやアップテンポなポップスなどと好相性な印象です。こっちのけんと「はいよろこんで」やPEOPLE 1「鈴々」など、リズムを生み出すベースラインとドラムスが明瞭で、ただでさえノリの良い楽曲がさらに魅力的になり、身体が自然とリズムを取ってしまって止めるのが難しくなります。

 

タイラー・ザ・クリエイター「RUNNING OUT OF TIME」やPop Smoke「What You Know Bout Love」などヒップホップ系ともマッチしており、深みのある低域がグンっと前にくることによる浮遊感を味わえました。

 

またS/Nが良くクリアであることに加え、質感が非常に滑らかなのも特徴的。ズンズンと響く低音がただうるさいだけにならないのは、この滑らかさがあるからでしょう。ただ、一歩間違えればまろやかとも捉えられるため、ジャギジャギと掻き鳴らされるギターなど、好みによっては角が取れ過ぎて鋭さがないと感じる方もいるかもしれません。

 

LIVE BUDS 3の方は、LIVE BEAM 3に比べて低域のパワフルさを残しながらも若干控えめにして、高域にも厚みを持たせたバランスです。音のクリアさ、解像感の高さはLIVE BEAM 3と似ていますが、よりオールマイティな鳴り方になっています。

 

こちらの傾向は「迫力」よりも「シャープ」といったイメージで、特にバンドサウンドや華やかなアニソンにマッチしそうです。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」ではただでさえ聞き取りやすいR-指定のラップが、一言一句よりクッキリと伝わってくるような印象。Mrs.GREEN APPLE「インフェルノ」はギターのカッティングの切れ味が増したようで心地よく、リズム隊の音がよりダイレクトに耳に届いてくるように感じられます。

 

また、グンっとくる低域が抑えられていても、代わりにシャープさからくる疾走感が得られるため、こちらもノリの良い楽曲とはとても好相性。聴く人をグイグイと前から引っ張ってくるのがLIVE BUDS 3、背中から押していくのがLIVE BEAM 3といったイメージで、別の角度から気分を高めてくれます。

 

一方で、LIVE BUDS 3は万能選手ではありますが、フラットなバランスの他モデルより低域は出ているので、静かな楽曲でも聴き疲れするシーンがあるかもしれません。

 

なお、共通するサウンドモードとして標準で「STUDIO」「BASS」「CLUB」「EXTREME BASS」「VOCAL」「JAZZ」の6種類が用意されており、自分でチューニングした「マイEQ」を保存することもできます。オーディオメーカーのサウンドモードは効きが控えめに設定されていることが多いですが、このイコライザーはけっこう大胆に変化が楽しめます。充電ケースからサウンドモードを選ぶこともできるので、積極的に遊んでみたくなります。

 

好みの装着感とサウンド傾向に合わせて選びたい

ここまでご紹介したように、ほぼ同じ時期に登場した同ブランドの2モデルということで共通した部分も多数ありながら、音の傾向にはしっかりと違いが感じられました。

↑同じような時期に出て機能も似ている2モデルですが、しっかりとした違いがあります

 

それを踏まえると、「迫力重視でノリの良い楽曲が好き」な方にはLIVE BEAM 3が、「いろんな楽曲を楽しく聴きたい」方にはLIVE BUDS 3がオススメできそうです。

 

もし店頭に足を運べるのであればぜひ両方を聴き比べてみていただきたいですし、それが難しい場合は本記事を参考に、どちらのモデルがご自身に向いているか考えてみていただけたらうれしいです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

来年発売の「Powerbeats Pro 2」、心拍数を測る機能を搭載!?

アップルが2025年の発売を予告しているワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」に、心拍数の測定機能が搭載されるとMacRumorsが報じています。

↑心拍数を測れるらしい(画像提供/MacRumors)

 

アップルは9月初旬、Powerbeats Pro 2を来年発売すると発表しました。MLBの大谷翔平選手を起用したティーザー広告では、2019年にリリースされた「Powerbeats Pro」にデザインが似ているものの、より垂直でスリムなデザインになっていることが分かります。

 

MacRumorsが最新のソフトウェアアップデートから見つけた情報によれば、Powerbeats Pro 2は心拍数を測定し、その情報をiPhoneの「Health(ヘルスケア)」アプリに送信することができるとのこと。

 

心拍数の計測には、両方のイヤホンを装着する必要があります。また、イヤホンをジムの機器に接続して、トレッドミルなどのマシンを使用しながら心拍数を測定することも可能。

 

今回の情報によれば、Powerbeats Pro 2はアクティブノイズキャンセリング(ANC)や空間オーディオ、アダプティブオーディオに対応するそう。本体カラーはオレンジ、パープル、ブラック、ベージュが用意され、それぞれに合わせた色の充電ケースが付属します。

 

アップル製品においては「Apple Watch」シリーズで心拍数の計測ができますが、イヤホンという選択肢を検討するのもいいかもしれません。

 

Source: MacRumors

デュアルドライバーで音質も進化! オープンイヤー型骨伝導イヤホン「OpenRun Pro 2」

Shokzは9月5日、骨伝導オープンイヤー型イヤホンのフラッグシップモデル「OpenRun Pro 2」を販売開始しました。市場想定価格は価格は2万7880円(税込)。

 

 

記事のポイント

オープンイヤー型の骨伝導イヤホンを数多く手掛けるShokzの新フラッグシップモデルです。耳を完璧に塞がないことから、屋外で車の接近や周囲の様子に気を配りたいシーンなどでは非常に便利に扱えます。日々のランニングのお供にしてみては?

 

中音域と高音域を処理する骨伝導ドライバーと、重低音をコントロールする空気伝導ドライバーをそれぞれ独立させた「デュアルドライバー方式」を採用。オープンイヤー型ながらパワフルかつクリアなリスニング体験をうたいます。「空気電動ドライバーを併用している」と聞くと音漏れが気になるところですが、DirectPitchテクノロジーにより、空気伝導ユニットの音漏れを最小限に抑えているとのこと。

↑IP55の防水により、雨天や激しい運動時にも利用できます

 

接続方式はBluetooth 5.3。本体は、IP55防水に対応する人間工学に基づいたイヤーフックとユニボディフレームを採用。ズレにくく、激しい運動中にも快適な装着感を実現するとしています。バッテリーは満充電状態から最長12時間の連続再生が可能。また、5分間のクイックチャージで最長約2.5時間の再生が可能です。

↑ゴールデン・ブラックは同ブランドのアンバサダーを務める陸上競技選手・大迫傑氏モデル

 

カラーはブラック、オレンジ、ゴールデン・ブラックの3パターン展開です。

 

ブランド名(メーカー名):Shokz
商品名:OpenRun Pro 2
市場想定価格:2万7880円(税込)

編集部が満場一致で絶賛する“いい音”! Shokz「OpenRun Pro 2」は音質がすごい

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猛暑のピークが過ぎ、屋外でのレジャーやスポーツが楽しめる季節がやってきました。夏のあいだは避けていたランニングやウォーキングを再開する人も多いのではないでしょうか。

 

近年ではワイヤレスオーディオの進化により、運動中に音楽や動画音声などを楽しむ人が増えています。しかし、耳を塞ぐイヤホンやヘッドホンを装着していると、クルマや自転車の接近に気付かずヒヤッとした経験がある方もいるでしょう。

 

そこでオススメなのが、耳を塞がないタイプの、オープンイヤー式のイヤホンです。オープンイヤー式の製品にもさまざまありますが、なかでも注目は“骨伝導”タイプのイヤホン。骨を振動させることで音を伝えるため、周囲に音漏れしにくくクリアな音質で音楽が楽しめます。

 

今回は、国内における骨伝導イヤホンのトップシェアを誇る「Shokz」(ショックス)から登場した、従来の骨伝導イヤホンのイメージを一新する画期的な新製品「OpenRun Pro 2」について紹介します。この製品のどこが画期的なのかを解説するとともに、音の違いを編集部でブラインドテストした衝撃の結果もお伝えします。

 

【製品情報】

↑OpenRun Pro 2 ゴールデン・ブラック

 

Shokz「OpenRun Pro 2」
2024年9月5日発売
希望価格:2万7880円(税込)
カラー:ブラック、オレンジ、ゴールデン・ブラック(大迫傑選手コラボモデル)
サイズ:スタンダード、ミニ

↑クールなブラック(左)とビビッドなオレンジ(右)

 

 

「空気伝導」追加で音質や使用感が超進化

OpenRun Pro 2には従来モデル「OpenRun Pro」から数多くの進化点がありますが、最も注目したいのが音質の進化です。中高域の音を正確に処理する骨伝導スピーカーに加え、新たに重低音をコントロールする空気伝導スピーカーを搭載した新開発の「デュアル・ドライバー」により、驚くほどクリアかつ迫力のあるサウンドを再生することができるようになりました。

↑新開発の「デュアル・ドライバー」

 

実は、骨伝導イヤホンは骨を振動させて音を伝えるという構造上、中高域に比べて低域のボリュームを出しにくい特徴があります。そのため前モデルのOpenRun Proでは、「CoreCushion」という独自の低音増強ユニットをトランスデューサー内部に配置して低音を強化していました。

 

しかし、最新モデルのOpenRun Pro 2では低域の再生を空気伝導方式にすることで、従来の骨伝導だけでは実現できなかった臨場感のある低域を再生できるようになったのです。ホームシアターなどに用いられるサブウーファーが追加されたようなイメージでしょうか。

↑骨伝導と空気伝導の音の伝わり方のイメージ

 

また、低域を空気伝導スピーカーに任せられるようになったため、骨伝導スピーカーにも余裕が生まれてよりクリアな中高域が再生可能となったほか、低域が空気伝導になったことで、ビリビリとした骨伝導特有の振動感も大幅に低減され、より快適に使用できるようになっています。デュアル・ドライバーの恩恵はかなり大きいといえるでしょう。

 

もちろん従来からのオープンイヤーデザインはそのままなので、耳を塞がず周囲の音にも気を配りながら音楽再生や通話、音声チャットなどを楽しめます。さらに、独自の「DirectPitch(TM)」とEQ調整アルゴリズムにより、周囲への音漏れを防いでプライバシーにも配慮します。

 

一般人の聴き比べテストでもその差は歴然!

しかし、音質が進化したといっても「本当に違いがわかるレベルで変わったの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回、GetNavi web編集部では、新モデルのOpenRun Pro 2と従来モデルのOpenRun Proを使って、ブラインドテストによる音の聴き比べを実施。しかもテストに参加したのはオーディオ担当以外の編集部員や営業部のスタッフなど、あまりオーディオに詳しくない人も含めました。その数は総勢20名。この聴き比べの様子はGetNavi webの公式Xにて動画で公開していますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

↑編集部で総勢20人を対象にブラインドテストを実施

 

テストではイヤホンの詳細は明かさず、A、Bの2つの骨伝導イヤホンを聴き比べてもらい、好きな音のほうに投票してもらいます。ちなみにAが新モデルのOpenRun Pro 2、Bが従来モデルのOpenRun Proです。

↑詳細を明かさず2つのイヤホンを聴き比べてもらった

 

テストの結果、Aの音が好きと答えた人が19人だったのに対し、Bを選んだのはわずか1人だけ。Aが圧倒的な差で支持されていました。

↑テストの結果、Aを選んだ人が19人と圧倒的な差に

 

【聴き比べの感想】

・A(OpenRun Pro 2)のほうが断然クリアな音。Aに比べるとB(OpenRun Pro)は少しこもって聴こえる

・いつも使っているカナル型イヤホンに近い音なのでAのほうが好き

・Aはボーカルの声が聴きやすい

・単純に明るい音が好きなのでAのほうが好き

・Aは音のパワーがある。特にドラムとかベースの低音で顕著

・一音一音の解像度、つぶ立ちが大きく異なり、Aの鮮明さが際立っていた

・骨伝導イヤホンの音を聴くのは初めてなので、どちらも音がよくて驚いたが、どちらが好きかといえばA

 

ちなみに、唯一Bを選んだ方は、普段からビンテージのアナログレコードを聴いているそうで、あまりクリアな音が好みじゃないという理由でBに投票したとのこと。

 

オーディオに詳しくない編集部員やスタッフが聴いても、その音質の差は歴然だったようです。この結果が気になった方はぜひ家電量販店の店頭などで試聴してみてください。

 

スポーツに最適な防水&高いフィット感

OpenRun Pro 2の注目ポイントは音質の進化に留まりません。スポーツシーンで快適に使えるよう、本体に内蔵されたNi-Ti合金ワイヤーにより激しい運動でもズレにくく高いフィット感を実現しています。また、締め付け感を従来比で約16%低減しており、1日中装着していても疲れにくくなっているのも見逃せません。

↑締め付けすぎずしっかりフィット

 

↑運動してもズレにくく快適な装着感

 

オープンイヤーデザインの骨伝導イヤホンは耳が開放されているため長時間装着していても疲れにくい点がメリットですが、そのメリットがさらにブラッシュアップされ、より疲れにくく快適になった印象です。“ながら聴き”のお供としても最適なイヤホンといえるでしょう。

 

もちろん汗や水に強いIP55相当の防水・防塵仕様となっているので、運動中も汗や雨を気にせず使うことができます。

↑汗をかいてもOKな防水仕様

 

本体には「防風デュアルマイク」を備えており、スマートフォンと接続しているときはハンズフリー通話が可能。会話時の雑音を抑えてクリアな音声で通話できる「クリスタルクリアボイス」機能を搭載しているので、騒がしい環境でもノイズを気にせず会話できます。運動中に電話がかかってきたときでも、そのままハンズフリーで通話できるのが便利ですね。

 

また専用の「Shokzアプリ」を使えば、4つのプリセットEQ(「スタンダード」「低音強め」「ボーカル」「高音強め」)と2つのカスタムモードで音質を好みに合わせて調整できます。運動中は「低音強め」でビートを強調してリズミカルに、通話時は「ボーカル」にして声を聴き取りやすく、などシーンに応じて使い分けるとよいでしょう。

↑Shokzアプリを使えばイコライザーで音質の調整が可能

 

カスタムモードでは5バンドでそれぞれ±5の調整ができるので、プリセットの「低音強め」よりは少し低音を抑え目にして高域も上げたい、といった微妙な音質調整もできます。カスタムモードは2つまで登録しておけるので、微調整をしながら好みの音を探してみましょう。

↑カスタムモードでは好みに合わせた微調整が可能

 

このほか、アプリからマルチポイント接続時の接続先の切り替えなども操作できます。PCやスマホなど複数の機器で使うときに便利です。

 

本体はフル充電で最大12時間再生でき、5分の充電で2.5時間再生できる急速充電にも対応しています。また、充電端子は従来のマグネット端子からUSB-Cに変更されています。汎用性のあるUSB-Cになったことで、専用の充電ケーブルを持ち歩かなくてもよくなり、取り回しがしやすくなりました。

↑充電端子がUSB-Cに変更された

 

本体右側には電源ボタンと音量ボタン、左側にはマルチファンクションボタンを備えています。物理ボタンなのでタッチ式と違い操作ミスが少なく、直感的に操作できます。

↑本体右側に電源/音量+ボタン、音量-ボタン、充電端子を搭載

 

 

運動中でも音質にこだわりたい人にオススメ

Shokzの骨伝導ワイヤレスイヤホンにはさまざまな製品がラインナップされていますが、OpenRun Pro 2はそのなかでもハイエンドモデルに位置する製品です。

 

特に、音質については新開発のデュアル・ドライバーにより劇的な進化を遂げているため、運動中でも高音質で音楽を楽しみたい人に最適です。低域から中高域までどの音もくっきりクリアに聴こえるため、運動するのが楽しくなること間違いナシ!

 

また、装着感の改善や充電端子のUSB-Cへの変更など前モデルから進化している点も多いので、前モデルからの買い替えや買い増しもオススメです。

 

スポーツ用のワイヤレスイヤホンの購入を検討している方は、ぜひShokzのOpenRun Pro 2をチェックしてみてください。

 

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取材・文/一條徹、撮影/湯浅立志(Y2)[製品カット、スポーツシーンカット]、編集部[ブラインドテストカット]、モデル/長尾涼太(スーパーウィング)

ソニーから1万円のめちゃ小さい完全ワイヤレスヘッドホン登場!

ソニーは、Bluetooth対応密閉型完全ワイヤレスヘッドホンで、同社史上最小サイズとなる「WF-C510」 を9月13日から発売します。市場想定価格は1万円前後(税込み)。

記事のポイント

小型化を実現したエントリーながら、高音質化にもこだわったところが製品の見どころ。1万円程度で手に入るところも魅力です。手ごろな価格のイヤホンがほしいけど音をないがしろにもしたくない人にとってはいい選択肢となるでしょう。

本商品は従来機「WF-C500」から約20%小型化し、質量は左右各4.6gと軽量になりました。小さいながら、ソニー独自の高音質技術DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)搭載により、圧縮された音源をCD音質相当まで高音質化。さらに、「360 Reality Audio(サンロクマル・リ アリティオーディオ)」の再生も可能で、全方位に広がる音に包まれるような、新たな音楽体験を味わえるとのこと。また、好評だった外音取り込み機能も備えます。

 

本体の小型化に伴い、充電ケースも薄型に進化。WF-C500と比較するとケース体積は約23%ダウンし、重量も約31gなので持ち運びしやすいモデルです。気になる充電の持ちは、本体のみで約11時間、付属のケースでの充電と合計して約22時間の音楽再生が可能。「クイック充電」では、5分間の充電で最大約1時間再生できます。

 

ケースの質感はマットに仕上げ、カラーはブルー/イエロー/ブラック/ホワイトの4色展開となっています。

 

ブランド名(メーカー名):ソニー
商品名:WF-C510
市場想定価格:1万円前後

完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」登場、Geminiと会話が可能に!

Google Pixelシリーズの最新イヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が8月14日から予約注文が可能になりました。Google ストアでの発売は9月26日から開始します。Googleストア販売価格(税込)は3万6800円。カラーは Porcelain、Hazel、Peony、Wintergreenの4色をラインアップしています。

記事のポイント

イヤホンに、グーグルのチップ「Tensor A1」が搭載されたところが注目点です。スマホ向けのチップとは違うため、性能に差があると思われますが、イヤホンを通してGoogleのAIであるGeminiとコミュニケーションを取れるのは新しい体験になるでしょう。

Google Pixel Buds Pro 2は、4500万もの耳の形のスキャン分析と、実際の装着テストに基づき、最も快適で安定感のあるイヤホンとうたう製品。新しい固定用アーチを回して調整することで、イヤホンが外れにくくなり、快適な装着感が得られるとのこと。さらに、付属する4サイズのイヤーチップにより、耳へのフィット感を向上させることができます。

 

Googleの独自チップ「Tensor A1」の搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したアクティブノイズキャンセリング機能を採用。従来の2倍のノイズをキャンセルできます。さらにマルチパス処理に対応しており、アクティブノイズキャンセリングと音楽再生用でそれぞれパスを分けることで、高音質と優れたノイズキャンセリング性能を両立させています。

 

また、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態でも、最大8時間の連続再生が可能で、ケースを併用すれば最大30時間の再生時間を実現し、1日中使用することができます。急速充電が必要な場合は、ケースに戻して15分間充電すると、バッテリー寿命が最大3時間延長されます。

 

Tensor A1によってGeminiの活用にも対応。音声技術を使用してGeminiと長時間の会話を可能にするモバイル会話エクスペリエンスやGeminiライブチャットが可能です。たとえばスマホからGeminiライブチャットを立ち上げたら、スマホをロックしてポケットにしまい、あとはGeminiと自由に会話するだけといった操作ができるようになります。

 

さらに新しい「デバイスを探す」機能を使えば、いつでもイヤホンを見つけることができます。ケースに追加されたスピーカーにより、充電中のイヤホンも探すことも可能です。

 

このほか、騒がしい場所でも通話できるクリア音声通話、イヤホンを装着したままの会話、ヘッドトラッキング付き空間オーディオなどに対応しています。

1980円で「音質に自信」は本当? シャオミ完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」レビュー

リーズナブルで知られるシャオミ(Xiaomi)の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Budsシリーズ」に、新たなエントリーモデル「Redmi Buds 6 Active」が加わりました。

 

なんとその市場想定価格は1980円(税込)。かなりのお手頃価格ですが、そのうえで「音楽も楽しみたい方向け」に開発したと、サウンドにも自信をのぞかせています。とはいえ、さすがにこの価格だと本当か疑わしいという方もいるのではないでしょうか? ということで、実際にそのクオリティを確認してみました。

↑シャオミの新しいエントリー完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」(1980円/税込)

 

普段使いに申し分ない最低限+αの機能を搭載

いまや100円ショップにも、100円ではないですが完全ワイヤレスイヤホンが並ぶ時代。かなり価格がこなれてきたのも確かですが、それでも世界的メーカーが1980円という価格で打ち出してくるのはなかなかインパクトがあります。

 

まずデザインは、アップルの「AirPods」などと同じインナーイヤー型になっています。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクをラインナップ。安価なモデルではブラックのみ、あってもホワイトと2色展開のことも多いので、4色をそろえているのはプラスのポイントです。

↑写真左からホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4色を展開

 

インナーイヤー型は耳を完全に塞がないため周囲の音が聴こえる、耳に密着しないため疲れにくい、音漏れがしやすい、といった特徴があります。再生音については広がり感が得られる一方で、密閉されないため低音が弱いとされています。それを補うためか、搭載するダイナミックドライバーは14.2mm口径と従来のエントリーモデルよりサイズアップ。Xiaomi Acoustic Labのチューニングによって、パワフルな低音を実現したとアピールしています。

↑14.2mm口径のダイナミックドライバーを搭載。インナーイヤー型にあわせて前エントリーモデルよりもサイズアップしています

 

また「Xiaomi Earbuds」アプリと連携することで、好みに応じてサウンドモードを使い分けることが可能。モードは「スタンダード(標準)」のほか、「高音強化」「低音強化」「ボーカル(音声増幅)」「ブーストボリューム(音量を上げる)」の計5つが用意されています。

↑Xiaomi Earbudsアプリからはサウンドモードの選択やタッチ操作のカスタマイズなどが行なえます

 

さらにバッテリー寿命はイヤホン単体で最大6時間、充電ケース併用で最大30時間の再生が可能。10分の充電で約1時間の再生が可能な急速充電にも対応と、最低限以上の水準をしっかりクリアしています。

 

このほかにも、Bluetoothは最新の5.4をサポート、イヤホン本体はちょっとした汗や雨程度なら耐えられる防滴性能IPX4をサポートしていたり、通話時に最大4m/sの風切り音を低減するというデュアルマイクノイズリダクションを搭載、空間オーディオにも対応、本体やケースから音を鳴らしてイヤホンを探せる機能を備えていたりと、普通に使う分にはまったく問題ない性能です。

 

アクティブノイズキャンセリング機能は非搭載ですが、インナーイヤー型で搭載しているモデルの方が少ないですし、そもそも密閉性の低いインナーイヤー型では効果が得にくい機能でもあるため、不満は感じませんでした。

↑耳の穴に引っ掛けるようにして装着するインナーイヤー型は遮音性が低いため、外音が聴こえてきます

 

再生/一時停止や曲送り/戻しといった本体のタッチ操作は軽めのタッチで認識してくれて、アプリから好きにカスタマイズすることもできます。Google Fast PairでAndroidデバイスと簡単にペアリングできますし、使い勝手についてはシンプルにまとめられている印象です。

 

付属品は取扱説明書のみ。充電には別売りのUSB-Cケーブルが必要ですが、いまや家庭に1本はあるはずと見込んで、ここでコストカットを図っているのでしょう。

↑小さくて薄い充電ケースはUSB-C端子を備えています

 

このように機能面を見てみると、最低限+αが備わっており、価格を考えれば十分といえます。

 

1980円とは思えないバランスの取れた音楽再生能力

それでは気になるサウンドはどうでしょう。方向性としては素直に音楽を再生するナチュラル派といったところ。変な色付けのない再現性で、質感は軽めかつドライです。同じような傾向でインナーイヤー型のあまり良くないモデルでは音が「シャカシャカ」しているものも多いですが、Redmi Buds 6 Activeはそうなっておらず、“価格以上”の情報量を聴かせてくれます。

↑さまざまなジャンルの音楽や動画をチェックしてみました

 

低音はインナーイヤー型のためどうしても不足しがちでパワフルさはないですが、それでもちゃんと必要と思える分が聴こえてきます。ただ、ボリュームはちょっと大きめにしないといけないかもしれません。

 

相性が良さそうなジャンルとしては男女問わず歌もの、音数がそれほど多くない楽曲などが挙げられそうです。たとえばNovelbright「ツキミソウ」のように伸びやかな歌声を聴かせてくれる楽曲は自然とボーカルに集中できますし、スピッツ「美しい鰭」やあいみょん「ハレノヒ」のような楽曲はいっそう軽やかに楽しめます。

 

外音が聴こえてくるインナーイヤー型ならではの特徴を活かした遊びもできました。あえてセミの声をバックに久石譲「Summer」を流せば、日本の夏らしさが膨れ上ってノスタルジーな気分に浸れます。TM NETWORK「Get Wild」を喧騒のなかで聴くのもテンションが上がります。

 

一方で広がり感はインナーイヤー型としては若干物足りなさもあります。またヒップホップなども重みがなく“それっぽさ”を感じにくいかもしれません。

 

総じてどの帯域も無理に鳴らし切ろうとしておらず、音楽にとって美味しい要素を残してそれ以外を削ることで、できる限りの範囲で楽しく聴けるようにまとめてあるイメージです。

 

サウンドモードですが、高音強化と低音強化は高域と低域、そして音声増幅は中域と、それぞれ強化する帯域を持ち上げて、それ以外の帯域を少し引っ込めるような効かせ方をします。特に高音強化は変化量が大きく感じますね。だいぶピーキーなチューニングになっていて音楽としてのバランスが崩れてしまうため、曲を選ぶはず。メインで使うのは標準で、シーンによって「音量を上げる」を選び、これぞという曲では「強化を試す」という運用が良さそうです。

 

ちなみに動画鑑賞くらいであれば遅延も気にならないので、耳の疲れにくさと相まってYouTubeを見るのにも使いやすいです。

 

気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方に

初めて完全ワイヤレスイヤホンを買うという方が、いきなり1万円のモデルに手を出すのはハードルが高いかと思います。完全ワイヤレスイヤホンがどういったものか体験したい、でも安物買いの銭失いをしたくはない。そんな方に、Redmi Buds 6 Activeはオススメできます。

↑手に取りやすい価格なので、気軽に使い回せるのが魅力です

 

ほかにも、すでにメインのイヤホンをお持ちの方が、サブとしてカバンに忍ばせておくのにも良さそうです。メインのバッテリーが切れたり、忘れてしまったりしたときなど、念のために用意するのもこの価格なら無理せずできるのではないでしょうか。

 

このようにRedmi Buds 6 Activeは、「あまりお金は出さずに、そこそこ良くて気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」といった方に、手にとってみて欲しいモデルです。

 

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クラファン1億円到達の「有線ピヤホン3」の後継! ピエール中野監修「有線ピヤホン5」9月下旬発売

Hi-Unit(ハイユニット)は、有線タイプのイヤホン“有線ピヤホン5”として「Hi-Unit 003-pnk」を、9月下旬に発売します。価格は5万7200円(税込)。

 

●この記事のポイント

「ピヤホン」は、ピエール中野氏が手ごろな価格帯でハイクオリティな音質を追求し続けている人気シリーズ。1万円を切る価格帯のものでも「この価格で!?」という驚きがありましたが、満を辞して本気のハイエンドクラスに挑んだのが「有線ピヤホン3」でした。ミュージシャンが使うことも考慮した設計で、独自かつ高品質なサウンドを生み出していましたが、後継機はどんな音になっているか…楽しみです。

 

同製品は、2022年に開催されたクラウドファンディングで1億円の支援を集めた「Hi-Unit 001-pnk(有線ピヤホン3)」の経験を生かし、ピヤホンシリーズで最高レベルの音質を追求したモデル。クリアで心地よい高音域と迫力のある低音域で、ライブ会場にいるような立体感のあるチューニングに仕上げたとのことです。

 

黒ベースのフェイスプレートに、日本の伝統技法である「金継ぎ」を想起させるデザインを施し、美しさを際立たせた仕上がりで、ハウジングには、ピヤホンの象徴ともいえる「バイブスくん」と、ピヤホンブランドマークの「PNK」を配置しています。

 

有線ピヤホン3と同じく2pinのOFC銀メッキケーブルを採用。重厚な低域と解像度の高い音質を作り上げ、ケーブルは日常使用にもちょうどいい長さの1.2mです。

 

発売前予約は8月7日より、Hi-UnitダイレクトSHOPのほか、e☆イヤホン、フジヤエービック、ノジマオンライン、ビックカメラ(一部店舗)、ヨドバシカメラ、タワーレコード、愛曲楽器、チューヤオンライン、塚本楽器、三木楽器にて開始します。

 

■ドライバーユニット:ダイナミックドライバー(デュアル磁気回路)

■インピーダンス:18Ω

■出力音圧レベル:108db

■再生周波数帯域:20~20,000Hz

■コード長さ:120cm

■接続プラグ:3.5mmステレオミニプラグ

■保証期間:1年

プロ御用達ブランド、ドイツ「beyerdynamic」初の“ながら聴き”イヤホン「Verio 200」誕生

オーディオブレインズは、ながら聴きスタイルで楽しめる、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)社のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Verio 200」を8月9日に発売します。

↑Verio 200(左からブラック、クリーム、スポーツ)

 

beyerdynamic社は1924年の創業以来、プロフェッショナルオーディオ製品を提供。製品ラインの大部分は、ドイツ・ハイルブロンの自社工場で製造されています。Verio 200 は、同ブランド初となるオープンイヤー型TWSイヤホン。

↑16.2mmの大型ドライバーを搭載

 

今回発売となる同製品は、16.2mmの大型ドライバーを搭載。また、新開発のアプリによる5バンドイコライザーなどの新機能も搭載しています。

↑アプリ操作画面

 

市場想定価格は3万9500円前後で、当初は「スポーツ」カラーのみ発売となり、「ブラック」「クリーム」のカラーは8月下旬~9月上旬に発売予定としています。

↑本体とケース(スポーツ)

 

■重量:10.8g/イヤホン

■ケース重量:98g

■ケースサイズ:69.5×25×100mm

■連続稼働時間:8時間+ケース充電により追加で27時間

1980円のお安い完全ワイヤレスイヤホンをシャオミが発売! しかも「音楽を楽しみたい方向け」

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Budsシリーズ」の最新作「Redmi Buds 6 Active」を発売しました。市場想定価格は1980円(税込)で、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色展開です。

 

Redmi Buds 6 Activeは、エントリーモデルながら「音楽も楽しみたい方向け」とうたった製品。14.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、パワフルなサウンドを実現しているそうです。

 

記事のポイント

この価格帯であれば当然音質はそれなり、と判断しそうなところですが、性能に対して価格を抑えてくるシャオミ。どこまで音質を高められているのかが気になるところです。

↑ブラックとホワイトの充電ケースはマット仕上げで指紋が付きにくく、ブルーとピンクはクリアケースカバーに加えて、イヤホンの一部もスケルトンデザイン

 

イヤホン単体だと1回の充電で最大6時間、充電ケース込みなら最大30時間の音楽再生が可能とのこと。バッテリー残量が少ないときも、10分の充電で最大1時間の使用をサポートしてくれるので、急なオンラインミーティングが入っても乗り切れそうです。

 

またセミインイヤー型なので、耳に負担がかかりにくいのがうれしいですね。

 

通話時には、 「デュアルマイクノイズリダクション」が最大4m/sの風切り音や騒音を低減してくれ、屋内を問わずクリアにやりとりできるそう。

 

Xiaomi Earbudsアプリをダウンロードすれば、オーディオ設定を調整したり、イヤホンのソフトウェアをアップデートしたりできます。さらにRedmi Buds 6 Activeのタッチコントロールを好みに合わせてカスタマイズもできますよ。

 

加えて5つのイコライザー設定を内蔵しているので、ダイナミックなドラムビートを楽しみたいときは低音強化モード、歌手の声をよりクリアに聴きたいときはボーカルモードといったように、さまざまなシーンに対応できるとのこと。

 

製品スペックは以下のとおりです。

 

メーカー:シャオミ

製品名:Redmi Buds 6 Active

市場想定価格:1980円(税込)

AI技術搭載の「Galaxy Buds3」「Galaxy Buds3 Pro」登場。コミュニケーションの質も向上させるノイキャンイヤホン

サムスン電子ジャパンは、新デザインを採用したうえにGalaxy AI によって最適化されたノイズキャンセリングイヤホン「Galaxy Buds3 Pro」「Galaxy Buds3」を、7月31日から発売します。価格は「Galaxy Buds3 Pro」が3万8500円(税込)、「Galaxy Buds3」が2万7500円(税込)となっています。

 

なお、オンラインショップでは7月17日より予約を開始。さらに発売キャンペーンとして、予約もしくは7月31日~8月31日の23時59分までに、同商品を購入すると全員にGalaxy Buds Caseがプレゼントされます。

 

Galaxy AIの搭載でパワーアップしたGalaxy Buds3 ProとGalaxy Buds3は、新たなコミュニケーション体験を提供してくれるとのこと。たとえば、折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold6」または「Galaxy Z Flip6」に接続し、「通訳」機能のリスニングモードをオンにすると、その場で翻訳された会話の内容をBudsで直接聴くことが可能になります。

 

また、Galaxy Buds3 Proでは音楽を聴いている際、「ノイズコントロールの最適化」「サイレンの検出」「音声検出」を通じて常に周囲の音を収集・特定し、自動的に最適なノイズレベルとサウンドレベルに調整してくれます。このように、雑音の壁も解消してくれる製品となっています。

 

さらに、Galaxy Buds3 ProはGalaxy Budsで初めてデュアルアンプを搭載し、歪みを最小限に抑えてひとつの音をクリアに耳に届けてくれます。

 

「Galaxy Buds3」シリーズは、さまざまな統計データを元に卓越したデザインで快適な着け心地を実現。また、新デザインの「ブレードライト」が直感的な操作体験を可能にしました。

 

それぞれのスペックは以下の表を参照してください。

睡眠に特化したイヤホンは何が違う? 完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Sleep A20」出た!

アンカー・ジャパンは、オーディオブランド「Soundcore」において、快適な睡眠時間をサポートする「Soundcore Sleep A20」およびスポーツシーンに最適な「Soundcore Sport X20」の2種の完全ワイヤレスイヤホンを2024年7月9日より販売を開始しました。

 

睡眠シーンに特化した完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Sleep A20」

「Soundcore Sleep A20」は、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で2.3億円越え(※1)のファンドレイズを達成した、睡眠シーンに特化した完全ワイヤレスイヤホン。

※1 2024年5月27日時点、1,583,538米国ドルを達成

 

着用時の快適さにこだわり、片耳約3gの超軽量で柔らかい素材のイヤーチップとイヤーウイングにより、高い遮音性と圧迫感のないつけ心地を実現しました。コンパクトながら、イヤホン単体でBluetoothモードでは最大10時間、睡眠モードでは最大14時間の再生が可能なため、睡眠中の充電切れの心配なく使用できるとのこと。さらにイヤホンからスリープミュージックを流すことで、周囲のノイズやいびき等を気になりづらくするノイズマスキング機能も搭載しています。

 

朝まで安心の長時間再生

Bluetooth接続で音楽を楽しめるモードでは最大10時間、また事前にイヤホン本体にスリープミュージックを転送し、Bluetooth接続が切れた状態でも使用可能な睡眠モードでは最大14時間の再生が可能。一晩中充電切れを気にせずに使用することができます。

 

快適な装着感

イヤホン本体は片耳約3gと超軽量 & コンパクトなサイズ。柔らかいシリコン素材のイヤーチップとイヤーウイングを採用し、圧迫感なく快適に耳にフィットします。睡眠中に寝返りをしても外れづらく、横向きに寝ても長時間快適に使えます。

 

ノイズマスキング機能

睡眠モードでイヤホンからスリープミュージックを流し、周囲のノイズに重ねることで、ノイズを軽減するノイズマスキング機能を搭載。周囲の環境音を検知し、スリープミュージックを適切な音量に自動で変更します。

 

専用アプリの便利な機能

専用アプリから音を鳴らし発見しやすくする「イヤホンを探す」機能を搭載。また睡眠時モニタリング機能を搭載し、日々の睡眠時間や寝姿勢をアプリで確認することができます。家族を起こさずに自分だけに聞こえるイヤホン内アラームの設定も可能です。

 

■製品の仕様

・重さ:約3.0g(イヤホン本体、片耳) / 約53g(充電ケースを含む)

・通信方式:Bluetooth 5.3

・対応コーデック:SBC / AAC

・充電時間:USB-Cケーブル 約3時間

・再生可能時間
睡眠モード:最大14時間(イヤホン本体)/ 最大80時間(充電ケース使用時)
Bluetoothモード:最大10時間(イヤホン本体)/ 最大55時間(充電ケース使用時)

・販売価格税込:1万6990円(税込)

※注意事項
・再生可能時間は音量や再生する内容、使用環境によって異なります。
・本製品は医療機器ではありません。本製品から提供されるデータは医療機器として使用することや、医療機器に代替することを目的としたものではなく、いかなる疾病の診断、治療、予防も意図していません。

スポーツシーンに特化した完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Sport X20」

同日に発売する「Soundcore Sport X20」は、Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンで初めて(※2)IP68の完全防塵・完全防水規格に対応したイヤーフック付きのスポーツシーンに特化した完全ワイヤレスイヤホンです。Anker独自のSweatGuardテクノロジー搭載により、運動時の汗を気にせずに安心して使えるだけでなく、使用後は水で丸洗いも可能です。またイヤーフックは耳が痛くなりにくく、角度調整が可能な伸縮する柔らかいシリコン素材を採用し、激しい運動中でも安定した装着感を実現。11mmのドライバーによる深みと迫力のあるサウンドとアクティブノイズキャンセリングの搭載によりスポーツへの集中度を高めることができます。

※2 2024年7月2日時点

 

密閉と遮音で究極の没入感を楽しめる3万円未満のJBLイヤホン「JBL LIVE BUDS 3」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「JBL」から、ハイレゾワイヤレス対応ハイブリッドノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE BUDS 3(ライブ バッズ 3)」を7月18日(木)に発売。JBLオンラインストア、JBL Store(横浜)、JBL公式楽天市場店、JBL公式Yahoo! 店およびAmazon JBL公式ストアにて限定販売します。価格は2万6950円(税込)となっています。

 

先行して7月4日から、JBL各公式ストアにて1500円分のQUOカードや15%オフのクーポンがもらえるキャンペーンも実施されます。

 

完全ワイヤレスイヤホンはいまや音楽を聴くだけのデバイスではなく、より高いQOLを求める人々の必需品となっていることを背景に、2022年に登場した「JBL LIVE FREE 2(ライブフリー 2)」。ロングセラーとなっているこのLIVE FREE 2を筆頭とするバッズスタイルモデルに加わったのが、高い密閉性と遮音性で究極の没入感を楽しめるとうたうLIVE BUDS 3です。

 

基本的な機能は、6月に発売された「JBL LIVE BEAM 3」を踏襲。加えて、人間工学に基づく外耳道の形状に合わせた「デュアルオーバルシェイプデザイン」により、優れた装着感と密閉性を実現した設計になっています。イヤホン重量が各約4.6gと軽量も相まって、長時間での使用でも耳が疲れなさそうです。イヤーチップも4サイズ同梱されるので、さまざまなサイズの耳にフィットしてくれるでしょう。

 

本モデルはハイレゾワイヤレスに対応しているほか、ノイズキャンセリング機能やマイク性能なども最先端のサウンドテクノロジーが採用されています。充電ケースはフラッグシップモデル譲りのディスプレイ付きスマート充電ケース。カラバリもブラック/シルバー/ブルー/パープルの4色展開で、持ち歩く楽しみに一役買ってくれること間違いなし!

↑左から、ブラック/シルバー/ブルー/パープル

 

予約・発売キャンペーンについて

期間内に対象店舗で「JBL LIVE BUDS 3」を予約・購入すると、1500円分のQUOカードや各店で使える15%分のポイントやクーポンがプレゼントされます。

【予約キャンペーン】

期間:2024年7月4日(木)~7月17日(水)予約分まで

内容:

・JBLオンラインストアで1500円分のQUOカードを進呈(先着80名)

・楽天市場店&Yahoo!店で15%分のポイントを付与

 

【発売キャンペーン】

期間:2024年7月18日(木)~7月24日(水)購入分まで

内容:

・Amazon店で15%オフクーポンを付与

■キャンペーン対象店舗

・JBLオンラインストアhttps://jp.jbl.com/LIVEBUDS3.html

・JBL Amazon 店https://www.amazon.co.jp/dp/B0D6V17CBW

・JBL楽天市場店https://item.rakuten.co.jp/jblstore/live-buds3/

・JBL Yahoo!店https://store.shopping.yahoo.co.jp/jblstore/live-buds3.html

シャオミから初のオープンイヤー型イヤホン登場! 低音強化、音漏れ軽減で高まる期待

シャオミ・ジャパンは、強化された低音ドライバーとワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめるブランド初の、オープン型完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi OpenWear Stereo」を7月4日から発売します。市場想定価格は1万4980円(税込)となっています。

 

本機はGoogle Fast Pairに対応してAndroid端末とスムーズにペアリングできるほか、Xiaomi HyperOSの接続性の高さによって、視聴中のコンテンツを2機のイヤホン間でシェアすることが可能です。

 

製品のポイント

コスパの良さが魅力のシャオミもついにオープン型の完全ワイヤレスイヤホンを発売します。今回も価格のお手頃感はありつつも、装着感にこだわったデザイン、強化された低音、音漏れ防止機能など、オープン型イヤホンに求められる性能をしっかりと盛り込んでいます。

 

イヤーフック部分は人間工学に基づいて設計されており、素材には高い柔軟性と耐性を持つニッケルチタン形状記憶合金ワイヤーと、肌にやさしいシリコンを採用。イヤホン本体の重量は9.6gと軽量で、長時間の装着による耳の疲れを軽減します。また、カーブエッジ部分はメガネに干渉しにくいスリムなデザインになっており、これまでメガネとの相性が悪くオープンイヤー型を諦めていた人には新たな選択肢となるでしょう。

 

本機に搭載された17×12mmの楕円形ドライバーは、奥行きのあるダ イナミックな低音を実現。また、Hi-Res AUDIO WIRELESS認証で、高音質のワイヤレスコーデックLHDC(96kHz/24bit)対応により、繊細な音楽体験を提供します。音質は保ちながらも、イヤホン内部に内蔵された別ユニットのドライバーから発生する逆位相音波により、音漏れはしっかりと低減してくれます。

 

なお充電の持ちは、イヤホン単体で最大7.5時間、充電ケースと合わせて、最大38.5時間の音楽再生が可能。約10分の充電で1.5時間の使用ができます。

 

冒頭でも触れたとおり、対象のXiaomiデバイスとの接続で「オーディオシェア」機能を使えば、視聴中のコンテンツを2機のイヤホンで楽しむことができます。そのほか、Xiaomi HyperOS搭載のデバイスでXiaomi OpenWear Stereoからデバイスのカメラやビデオのシャッター操作、Voice Assistantの操作が可能になるなど、Xiaomiのデバイスとセットで使用することで利便性がさらに向上するオープンイヤー型イヤホンです。

Nothingの新型イヤホン「Ear/Ear (a)」、海外メディアはどう見る? コスパ最強説も…

英Nothingは、新型ワイヤレスイヤホン「Ear」と「Ear (a)」を発表しました。

↑新登場の「Ear (a)」と「Ear」(画像提供/Nothing)

 

同社のこれまでのイヤホンと同じく、スケルトンデザインが特徴のEarおよびEar (a)。どちらもハイレゾオーディオと、最大45dBに強化されたアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応し、「低音強化アルゴリズム」や「クリアボイステクノロジー」「デュアル接続」も利用できます。

 

バッテリー駆動時間はEarが最大8.5時間、Ear (a)が最大9.5時間。どちらも高速充電に対応し、10分の充電で10時間の使用が可能。また両モデルとも、IP54の防塵・防水仕様に対応しています。

 

Earについて海外メディアのPC Magazineは、「豊かな低音と緻密な高音を備えた、優れたオーディオ品質」だと評価。一方で、本体ケースに傷や亀裂が入りやすいことも指摘しています。Ear (a)に対して海外メディアのBGRは、「優れたオーディオ品質と良好なANC、十分なバッテリー駆動時時間」を長所だと評価したものの、「ワイヤレス充電や高度なEQがない」のが短所だとしています。

 

価格はEarが2万2800円、Ear (a)が1万4800円。本体カラーは前者がブラックとホワイトの2色、後者はブラック・ホワイト・イエローの3色。公式ページでは予約注文を受け付けており、どちらも4月22日以降に順次出荷を開始します。アップルのワイヤレスイヤホンの半額程度で購入できるEarおよびEar (2)、かなりコスパの高い製品に仕上がっているようです。

 

Source: Nothing

もうすぐ発表? 新型「Pixel Buds Pro 2」らしき充電ケースの登録が認証機関で見つかる

グーグルがワイヤレスイヤホンPixel Buds Proを発売してから、もうすぐ2年が経過します。そんな中、後継モデル「Pixel Buds Pro 2」用らしき充電ケースの登録が複数の認証機関で見つかったと報告されています。

↑新モデルはまもなく発表?

 

これらはインドメディアの91mobilesが発見したもので、デンマークの国内認証機関UL Demkoと韓国のSafety Koreaのデータベースにあったと述べています。

 

充電ケースの型番は「GH8tQ」でバッテリー容量は650mAhとのこと。これは初代のバッテリー容量(620mAh)より少し大きくなっており、駆動時間が長くなる可能性もありそうです。

 

製造委託先が重慶VDLエレクトロニクスであること以外に、具体的な情報は他に出ていません。いつ発売されるのか、どのような機能が搭載されるのか、これまでに噂話もなかったようです。

 

しかし、初代Pixel Buds Proの例を振り返れば、同じく5月の開発者会議Google I/Oで発表され、今年後半に発売するという展開となるのかもしれません。

 

初代製品のスペックと特徴を軽くまとめると、インイヤータイプのデザインで、耳の形状に合わせてノイズキャンセリングを調整する「Silent Steal」機能を搭載。

 

また、内蔵センサーが耳の奥の気圧を測定して自動的に減圧することで快適に使用でき、ノートPCやタブレット、Android OSやiPhoneなど接続先の切り替えもスムーズ。「OK Google」と話しかけるだけで、道案内やリアルタイム翻訳なども利用できます。

 

もしPixel Buds Pro 2が5月に発表されるのであれば、今後数週間のうちにさまざまな噂や自称リークも出てくるはず。噂のお手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」とともに、全貌が明らかになることを楽しみに待ちたいところです。

 

Source: 91mobiles
via: Wccftech

レトロポップで可愛い! けど使いやすいの? 低価格なエレコム完全ワイヤレスイヤホンをチェック

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、パソコン周辺機器で有名なエレコム(ELECOM)が販売している完全ワイヤレスイヤホン「LBT-TWS16CS」です。直販サイト価格は4980円(税込)。

 

パソコン周辺機器売り場でよく見かけるあのメーカー

エレコムと聞いて、「ああ、PC用マウスとかスマホ充電機器とか出してるとこね」とピンと来るのは、普段からパソコンやスマホ関連の情報に詳しい人でしょう。

 

ちなみにそんなに詳しくない人でも、メーカーロゴを目にすれば「あ、家電量販店で見たことある!」と思い出すのでは? 最近は家電事業にも参入していて、GetNaviをはじめとするモノ業界で話題になることも多かったりします。

エレコムの調理家電に注目! お皿のように食卓に馴染むIHホットプレート「HOT DISH」

 

…と、ここで「いやエレコムって、家電より前からイヤホンにも力を入れてたよね!」というポタオデファンの声が聞こえてきそうです。

 

そう、実はエレコム、有線イヤホンの時代から単なるPC周辺機器としてだけではなく、しっかり音にこだわったイヤホンも作ってたんですよね。かなり前ですが「意外にいい音、エレコム。」なんていうやや自虐の入った? 製品コピーもキャッチーでした。

 

で、今回取り上げるLBT-TWS16CSの印象を簡単に言うと、「そんなエレコムのイヤホン開発の知見を生かしつつ、今どきのニーズに合わせながら良い具合に力が抜けたTWS」です。

 

クリームソーダがモチーフのレトロポップなデザインが可愛い

本製品は、同時に発表された「LBT-TWS16」というイヤホンのカラバリシリーズだったりします。スタンダードシリーズもブラック、ネイビー、ピンク、ホワイトと、普通にオシャレなカラバリなのですが、これがLBT-TWS16CSになると、メロン、ラムネ、イチゴ、レモンという、ネーミングからしてテンションの上がる4色になるのです。

 

そう、このカラバリは「クリームソーダ」がモチーフ! つまり型番末尾のCS=クリームソーダということでしょう。

 

実物を見てみると、いやもう、まずパッケージが可愛い! クリームソーダが描かれ、ちょっとレトロなフォントを使った味わいあるデザイン。見つけたらジャケ買いしちゃいそうです。

↑ちょっと見てくださいよ、このグッとくるパッケージデザインを

 

そして中身を箱から取り出すと、スケルトンの充電ケースに目を惹かれます。スタンダードモデルとは異なる非常に抜け感のあるケースデザインは、透明なグラスの中に注がれた涼やかなソーダ水と、そこにアイスクリームが添えられている様子を彷彿とさせます。フタの表面に赤いサクランボが描かれているのも愛らしい!

↑4色ともカラーリングが絶妙で、アクセサリー感覚でバッグに入れられそうです

 

さらにイヤホン本体は、ソーダ水の中にアイスクリームが溶けて混ざったような、クリーミーな色なのがポイント。とにかく、4色とも全部可愛い!

↑ケースを開くと出てくるイヤホンはクリーミーな色合い。耳に挿れても変に主張しません

 

単体で見てもパステルカラーでキュートなイヤホンだなと思うのですが、それが充電ケースとセットになることで、まるでクリームソーダのグラス(=ケース)と中身(イヤホン)のようなストーリー性が生まれるのがニクいところです。

↑見てくださいよ(2度目)、この可愛さ

 

質量わずか3.6g! 軽い&エルゴノミクスデザインで耳にフィット

もちろんLBT-TWS16CSの良いところはカラーだけではありません。使い勝手の面で特筆すべきは、とにかく軽い! 充電ケースもかなりコンパクトなのですが、イヤホン本体にいたっては質量わずか約3.6g(1個)しかありません。

 

フォルムはシンプルながら、耳の形状に合わせたエルゴノミクスデザインを採用しており、耳に挿れるとしっかりフィットします。

 

筆者は女性で耳穴が小さめなため、普段からイヤホンを試すときは装着性をかなり気にするのですが、LBT-TWS16CSはかなりしっくりフィットしてくれて、変に飛び出ることもありません。同じように、耳および耳穴が小さめな人には有力な選択肢になるでしょう。

↑イヤホン本体は小さめ。落とさないように注意しましょう

 

日用品としての使いやすさも好印象

筆者は以前、このコーナーでドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホン「D-ANC-01」をご紹介したのですが、そのときと同じように、本機も日用品として使えるモデルとして基本的な機能を備えているのが好印象でした。

「安くて普通のがほしい」ならドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホンがドンピシャ!

 

BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。また本体にはMEMS型マイクを搭載しているのでオンライン会議でも活用可能です。それにスマホやパソコンとのペアリングもスムーズで、人混みでも接続性は安定していました。

 

内部には、φ8.0mmの外磁型ダイナミックドライバー「Micro ETEM Driver(ELECOM Torus External Magnet Driver)」を搭載しています。実際に音を聴いてみると、音質傾向は低域寄り。もちろん、価格帯から言ってSN比とか解像感とかで勝負しているものではありませんが、コンパクトな筐体ながら弾力のある低域が心地よいです。EDMなど打ち込み系の楽曲を聴くと特にわかりやすいほか、ゲームプレイなど今どきのイヤホン使用シーンにもぴったり。

 

なお、筐体がコンパクトゆえの注意点があり、フィットしていない位置でも耳穴に入りやすいので、自分の耳穴に合うイヤーピースを選んで耳へのフィット性を高めることが重要。この辺は、上述の低音の聴こえ方にかなり影響します。また、本機はアクティブノイズキャンセリング機能が非搭載なので、フィット性に気をつけてナチュラルに遮音性を高めることで、より良いリスニング体験ができます。

 

改めて、これまでのエレコムのイヤホン開発の知見が生かされつつ、手軽に手に取って使えるモデルとして、カジュアルなバランスが良い1台。加えて、クリームソーダデザインの可愛さがフックになっているのもまた良し。家電量販店などでも数が少なくなってきているLBT-TWS16CS、あなたは何色……もとい、何味を選びますか?

 

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小岩井ことりが完全ワイヤレス骨伝導イヤホン「Beethoven」を体験!「ASMRコンテンツと相性バツグン!? 触覚でも楽しめちゃう “一線越え”イヤホンです」

提供:ラディウス株式会社

人気声優の小岩井ことりさんが、様々な未知の分野に体当たりする連載「やりすぎ!? ことりズム KOTORISM。今回はラディウスの骨伝導イヤホン「Beethoven」をいち早く試してもらいました。その聴き心地とは……!?

 

やりすぎ!? ことりズム KOTORISM 第65回 MISSION.65

新時代の骨伝導イヤホンの サウンド体験に“触れる”べし!

ラディウスから発表された完全ワイヤレス骨伝導イヤホン「Beethoven」。骨伝導イヤホンの常識を覆すフォルムによる優れた音質は、ただ音が良いというだけでなく、独特の個性があるようす。その真骨頂とはいかに!?

 

小岩井ことり●こいわい・ことり…声優として「アイドルマスター」「原神」など数々の作品に出演中。その一方で約200機種のイヤホン・ヘッドホンを集めるオーディオマニア。売上1億を超えた大人気ASMRレーベル「kotoneiro」もプロデュース中。ピアレスガーベラ所属。YouTubeX

ラディウス
HP-B100BT (Beethoven)

3万3000円

リングパーツが耳甲介に直接フィットする、新たなデザインの骨伝導イヤホン。クリアな通話用マイクの搭載、IPX5の防滴仕様、マルチポイントや急速充電への対応など、ワイヤレスイヤホンとしての性能も充実。

 

耳に伝わるわずかな振動! 新時代の骨伝導イヤホンとは

──今回はラディウスさんが開発中の「Beethoven」というTWSイヤホンのご紹介です。

 

小岩井 骨伝導で音質が良い、という噂を聞いていたので、試聴の機会をいただけてうれしいです! ラディウスさんは面白い発想のイヤホンをたくさん送り出していて、今回の「骨伝導で、さらに振動まで楽しめる」というコンセプトも魅力を感じていました。

 

──実際に触れてみた感想はいかがですか?

 

小岩井 最初は「どうやって着けるのかな?」と思ったくらい独特のデザインなのですが、着けている感覚も少なくて、長時間使える着け心地の良い形状でした!

 

──サラサラとした質感も良く、普段使いのことをよく考えられているのが感じられますね。

 

小岩井 指紋も付きにくいし、夏場でも快適そうです。あとは充電ケースがやや大きめなのですが、そのぶん鞄の中でも失くしにくいですし、スリムで邪魔にならないからちょうど良い形ですね。

 

──そんな本製品ですが、肝心の音質はいかがでしょうか?

 

小岩井 骨伝導イヤホンなのに耳で聴くの? と不思議だったのですが、聴いてみて納得でした。細かな音まで感じられるし、骨伝導のおかげでむしろ音楽や映画の臨場感も楽しめるんです!

 

──ラディウスさん曰く、ASMRとも相性が良いそうです!

 

小岩井 色々聴いてみましたが、これは……新しい一線を越えちゃいましたね!(笑) たとえば耳かき音声なら、推しの声が耳に届くみたいだし、耳かきを触覚でも感じられるようで……。アトラクションのように体感できました。耳に合わせて安全に注意しつつ、少しだけ大きめの音で試してみるのもいいかもしれません。

 

──骨伝導の振動が、体験にも関わってくるのは面白い特徴ですね。

 

小岩井 昔から振動するイヤホンやヘッドホンが大好きなんですが、骨伝導だとこうなるとは……! イヤホンとして実用的な機能も揃っていて、ハイスペックなのも推しポイントです。

 

──これはASMRファンの方々にとっても見逃せなさそうです。 ただいまクラウドファンディングで受付中なので、気になった方はぜひご確認ください。一度体験してもらえたら面白さが伝わると思います! とっても自由で新しいイヤホンです。

 

これがことりズム

耳の中に伝わる骨伝導サウンドに未来のイヤホンを感じました

≪問い合わせ≫ラディウス株式会社 https://www.radius.co.jp/

 

<小岩井ことりInformation>

 

●EVENT

ことりさんがフェス開催⁉︎ 音楽とお肉を楽しめる

4/26(金)から5/6(月・祝)までの11日間、お台場にて開催される「肉フェス 2024 Worldセレクション TOKYO」内で、4/26(金)に「小岩井ことりフェス in 肉フェス」の開催が決定。1日限りのステージで最高のお肉と最高の音楽を満喫しよう!

 

●LIVE

2年ぶりの開催! 過去最大規模の祭典

DJをテーマにしたメディアミックスコンテンツ「D4DJ」の祭典が2年ぶりに帰ってきた! 全8ユニット32名の過去最大規模メンバーでおくる「D4 FES.XROSS∞BEAT」が、5/25(土)・26(日)にてパシフィコ横浜 国立大ホールにて開催。ことりさんは海原ミチルの所属する「UniChØrd」として両日登壇予定です。

 

●NEWS

熊乃ベアトリーチェがメジャーデビューします!

ことりさんが飼っている、アニソンとメタルが大好きなMEWLIVE所属0期生『熊乃ベアトリーチェ』がLantisからメジャーデビュー決定。期待の新人VTuberの活躍をお楽しみに!

 

皆様の応援コメントをお待ちしています!  YouTubeXで連載を盛り上げよう! X告知ツイートにリプライ! 本誌が発売される毎月24日ごろに、ことりさんが告知ツイートします。このツイートにリプライする形で、連載の感想やご意見、質問などをお寄せください。

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構成/ゲットナビ編集部 文/工藤寛顕

音楽? Podcast? 仕事? オープンイヤー型イヤホン「Anker Soundcore AeroFit」はどんなシーンで役に立つのか

リモートワークの普及によるWeb会議や、移動中に音楽を聞く際など、もはや現代の暮らしにおいては必要不可欠な存在となったワイヤレスイヤホン。いざ購入しよう! となった際にあまりの種類の多さに何を選んだら良いのかわからなくなった……という経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

じっくり音楽を聴くのに向いている機種、重量が軽く携帯性に優れている機種、優れたマイク性能でWeb会議に向いている機種などさまざまです。

 

今回記事でご紹介したいAnker「Soundcore AeroFit」はオープンイヤー型と呼ばれる「耳を塞がない」機種です。耳に引っ掛けて装着するイヤホンなので、装着したままでも外部の音を聴くことが可能です。

 

では具体的にどういったシーンで活躍するのか、GetNavi web編集部さんからお借りした1か月の間に筆者が使う中で感じたことをレビューしていこうと思います。

 

部屋のスピーカーから鳴る音を聞く感覚に近い

まずは簡単にスペックから確認してみましょう。

 

サイズ  約50×38×16mm(イヤホン本体 片耳)

重量   約8.5g(イヤホン本体 片耳)/約64.6g(充電ケース含む)

防水規格 IPX7

通信規格 Bluetooth 5.3

対応コーデック SBC/AAC

再生可能時間 最大11時間(イヤホン本体のみ)/最大42時間(充電ケース使用時)

充電時間 約1時間(イヤホン)/約2時間(充電ケース)

充電端子 USB Type-C

カラバリ ブラック/ホワイト/グレイッシュブルー/ピンク

価格 税込1万6990円(Amazon、2024年2月22日時点)。

 

充電端子は、最近のガジェット類ではおなじみとなったUSB Type-Cです。Androidユーザーに加えて、iPhone 15シリーズユーザーのみなさんも同じ充電ケーブルを使い回しできるようになりました。

 

普段はMacBookで仕事をしているのもあり、親和性の高さからAirPods Pro(第一世代)を使っている筆者。せっかくなので今回はSoundcore AeroFitをメインイヤホンとして移動中に音楽を聞いてみたり、Web会議に参加してみたりしてみました。

↑片耳約8.5gという軽量さ

 

本体を手に取ってみると、耳に引っ掛ける機構も含めるとAirPods Proの2倍ほどの大きさですが、その大きさを感じさせない軽さが引き立ちます。

 

これまで主流だった耳をしっかりと塞ぐカナル型イヤホンや、やはり耳に差し込むインナーイヤー型のイヤホンとは異なり、耳に引っ掛けるオープンイヤー形式の本機。従来のイヤホンのように直接鼓膜に音を届けるという方式は変わりませんが、耳の外から音を鳴らしているため、部屋のスピーカーから音を聞く感覚に近いと感じられました。

↑日常生活の範囲内なら落ちる心配もなし

 

デスクワークのほかに家事をしながら、あるいは屋外の移動の際もイヤホンが落下する心配はほぼありませんでした。ただ、ランニングなど激しめの運動をともなう際には上下に揺れて少し不安定になることも。動きをともなう際の装着感は、Shokz「OpenMove」などの骨伝導イヤホンに軍配が上がりそうです。

 

一方で骨伝導イヤホンは頭蓋骨を直接振動させて中耳に音を届ける方式であることから、音量によっては本体の微弱な揺れを肌で感じることもあります。それがくすぐったかったり、場合によっては不快に感じられたりということが過去にあったため、個人的には振動がなく・外の音を遮断しない方式のイヤホンというのは重宝しました。

 

なお Soundcore AeroFitの上位機種として発売されている「Soundcore AeroFit Pro」は着脱式のバンドが付属してくるため、ジムでのワークアウトやランニングなどの激しい運動をともなう際でもしっかりとホールドしてくれます。より安定した装着感を求めたい方は、こちらも候補としてあげてみてはいかがでしょうか。

↑Soundcore AeroFit ProのWebサイトから

 

radikoやPodcastと相性がいい

じっくり音を聞いてみると、カナル型イヤホンなどと比較してSoundcore AeroFitはどうしても低音の聞こえが弱めに感じられます。そんな中でもチタンコーティング振動板を搭載した14mmドライバーに加えて、サウンドに指向性をもたせる技術を搭載しているおかげで、想像していた以上に音のふくよかさは感じられます。長時間聞いていても疲れにくいのもうれしいポイントでした。

 

個人的におすすめの使い方は、radikoやPodcastなどの音声番組を聞きながらの作業です。Soundcoreアプリで調節できるイコライザーのプリセットにPodcastモードがあるため、パーソナリティの会話が聞き取りやすくなり、とても便利でした。

↑アプリを使って好みのイコライジングが可能

 

一方で人の多いカフェや公共交通機関の中での利用は、少し厳しい一面も感じられました。特に地下鉄車内での利用時は、スマートフォン側での音量を最大にしてようやく音が聞こえてくる程度。ここまで大きな音量に設定すると周囲への音漏れも心配なため、あまり利用することはありませんでした。

↑10分の充電で約4時間の音楽再生が可能に

 

バッテリーについては、ケースにしまい忘れ、いざ使おうと思ったらイヤホンが充電されてなかった……なんて経験がある方も多いはず。Soundcore AeroFitは10分間の充電で約4時間の音楽再生ができる急速充電に対応しているため、充電を忘れやすいうっかりさんでも安心です。

 

周囲の音を拾うけど、Web会議は相手に音を届けられて快適

普段はリモートワーカー兼アドレスホッパーとして、自宅を離れて仕事をすることが多い筆者。一日に数件の打ち合わせが入ることも珍しくなく、Web会議での快適な音声環境は仕事をするうえで重視したいポイントです。

↑ケースから本体を取り出し着用すると、スムーズにペアリングされる

 

Microsoft Teams、Google Meet、Zoomと各種Web会議サービスにおいて、本機を用いて会議に参加してみましたが、どのサービスでも安定的な接続がみられ、音が途切れたり・マイクが不具合を起こしたりといったことはありませんでした。2台の端末までマルチペアリングができるので、直前までスマートフォンで音楽を聞いていながら、時間になったらPCからWeb会議に参加する、なんてことも可能にしてくれます。

 

またWeb会議では相手の声を聞く環境も大事ですが、自分の声が相手にクリアに届いているかはもっと重要だというのは、筆者が声を大にして全リモートワーカーへ伝えたい気持ちです。ガビガビな音声、途切れ途切れの音声で発言している人と打ち合わせをするとなると、いつも以上に気疲れをしてしまいますからね……。

Soundcore AeroFitのWebサイトから引用

 

本機には 小さな本体ながら4つのビームフォーミングマイクを搭載しており、それらを使って周囲のノイズを除去するAIノイズリダクション機能を備えているため、通話相手へクリアな音声を届けることができます。

 

一方でマイク機能自体には指向性はないため、周りで会話をしている人の音声を拾ってしまうこともしばしばみられます。カフェやオフィスなど人が多いところでの通話には、注意して使用する必要がありそうです。

 

MacBookとの相性の面でいえばAirPodsシリーズに勝るものはないと思っていますが、一日数時間つけ続けるというのはなかなか疲れるものです。友人の中には一日中イヤホンをつけて会議に参加する日が続いたことにより、中耳炎一歩手前になったなんて人もいるほどでした。

 

その反面オープンイヤー型の本機はそういった心配もなく、また片耳8gという軽さから数時間続けて着用しても蒸れや疲労などを感じることはほとんどありませんでした。

↑メガネの着用時でも、問題なく使用が可能

 

メガネを着用した場合においても、基本的には干渉せずに併用することができます。しかしメガネの重さや装着具合によっては耳に負担がかかり、疲れを感じることもあるので留意が必要です。

 

まだ使ってない人はもったいない、イヤホンの新常識に触れてみて

 

オープンイヤー型のイヤホンという特徴柄、特定のシチュエーションにおいて活躍することの多いSoundcore AeroFit。今回お借りしている間、筆者はリモートワーク中のWeb会議への参加や、自宅で家事をしている間の「ながら聞き」に使うことが多くありましたが、子育て世代にとっては育児をしながらの「ながら聞き」にもちょうど良さそう! という意見も出ました。

 

これらのメリットは、オープンイヤー型イヤホンで言われてきたことではありますが、そうした良さをストレートに体感できたのがSoundcore AeroFitの魅力と言えるでしょう。オープンイヤー型イヤホンをまだ使ったことがないという人に、触ってみてほしい製品です。

 

オープンイヤー型のイヤホンはインナーイヤー型やカナル型と比較してまだまだ機種数は少なく、家電量販店などでの取り扱いや実機展示は少ないこともしばしば。やはりイヤホンという製品柄、人それぞれによって装着感も異なるため、実機をためしてから購入したいという方も多いですよね。その点Ankerから発売されているため、家電量販店などで手に取りやすいのは嬉しいポイントです。

 

日常生活のイヤホン需要をこれ一台に集約するというのは、少し難しい面もあるのは否めません。しかし用途を分けたうえで、パフォーマンスを発揮してくれるイヤホンだと感じられました。

 

耳を塞がない、というイヤホンの新体験。みなさんもぜひ一度手にとって試してみてはいかがでしょうか。

 

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コスパもオシャレも高音質も! 今注目の「ながら聴き」に最適なワイヤレスイヤホン3選

イヤホンに求められることといえば、高音質であることはもちろん、長時間使用しても耳に負担がかからない快適な装着感。優れた装着感で、今注目を集めてるのが、寝転びながらでも快適に音楽や動画を楽しめる “ながら聴き” イヤホン/ヘッドホンです。でも一体どの機種を選べばいいの? とお悩みの “ながら聴き”  ビギナーの人から、本格的な音質も楽しみたいというこだわり派の人にまでにおすすめしたい、イヤホンとヘッドホン3種を紹介します。

 

コスパ最強。1万円以下の完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン「MXH-BTW400」

↑完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン マクセル「MXH-BTW400」、ブラック(左)、ホワイト(右)

 

マクセル「MXH-BTW400」は、Bluetooth対応の完全ワイヤレスカナル型ヘッドホン。実勢価格5480円前後なので、手頃な値段で気軽に使用できる機種を探している人におすすめです。最大の特徴は、厚さ約13.7mm、本体片耳約3.3gと、耳から飛び出しが少ないサイズ、かつ軽量であるため耳への負担が軽減されること。

↑厚さ約13.7mmで耳から飛び出しが少なく、収まりのよいサイズ感

 

充電ケースもシンプルかつコンパクトなサイズ感なので、部屋に置いてもインテリアと馴染みやすく、ポケットやポーチなどに入れて持ち運びもしやすいところもメリットといえるでしょう。

↑充電ケースも手のひらに乗るコンパクトサイズ。持ち運ぶ時にも邪魔にならないサイズ感なのが嬉しい

 

MXH-BTW400は、1度スマホやタブレットとペアリングすれば、充電ケースから本体を取り出すだけで、自動で電源が入り接続します。タッチセンサーボタンを採用した操作性の気軽さもポイントです。例えば、音楽再生なら左右どちらかの本体表面のマルチボタンを指の腹で1回タッチするれば、再生/一時停止が切り替わります。次曲へのスキップなら2回タッチ、前曲へ戻るなら3回タッチするだけ。また、ハンズフリー通話の場合なら、着信時には同じくマルチボタンを1回タッチ、終話時には2回連続タッチするだけと、とてもシンプル。慣れてしまえば、寝転がったまま感覚的に操作できそうです。

 

連続再生は従来品(※)比約1.6倍の約6.5時間、充電ケース併用時なら従来品比約1.4倍の約19.5時間再生が可能なので、家での使用はもちろん、外出先でも便利に活躍してくれそうなのも嬉しいですね。

※完全ワイヤレスカナル型ヘッドホンMXH-BTW300

 

一般的なイヤホンなどでは厚みもあって耳から飛び出てしまうため横向きで動画を視聴する際などには、どうしても耳への圧迫感があったり、食い込んで痛い思いをしてしまったりしてしまうもの。しかし、このMXH-BTW400を実際に試してみたところ、コンパクトでしっかり耳に収まるので、横になっても枕に圧迫されることがなく、実に快適に使用することができました。音質も程よい立体感があって、個人的には◎。“ながら聴き” デビューには、ぜひおすすめしたい機種です。

 

“マメ” 型のコロンと可愛い完全ワイヤレスイヤホン「mameBuds」

↑オープン型完全ワイヤレスイヤホン グラディック「mameBuds(マメバッズ)」。時計周りに、サクラ、スナ、フジ、レモン、ユキ、クロ

 

次に紹介するのは、グライディックのオープン型完全ワイヤレスイヤホン「mameBuds(マメバッズ)」。価格は9980円(税込)と、こちらも手頃な価格の機種です。商品名の通り、コロンとした “マメ” みたいなデザインとオープン型なのでイヤホンを装着したままでも周囲の音が自然に聞こえることが特徴の、まさに “ながら聴き” に最適なイヤホンです。

 

さらに、本体の着せ替えができる3色のカラージャケットが付いているのも大きな魅力。基本カラーはブラックとホワイトの2色で、ブラックには「kuro(クロ)/suna(スナ)/lemon(レモン)」、ホワイトには「yuki(ユキ)/sakura(サクラ)/fuji(フジ)」の各3色が同梱されています。例えば、通勤時にはシックなクロやユキ、休日の外出時にはレモンやサクラなど、オンオフのコーデに合わせて使い分けることも楽しそうです。

↑着せ替えできるカラージャケットはブラックとホワイト各3色が同梱される

 

マメバッズは「寝ころびホン」をコンセプトにしており、約16.5(W)×16(D)×21(H)mmというコンパクトサイズ、かつスティックレスで耳への収まりもバッチリ。本体片耳約3.5gと装着感の軽さも期待できます。さらに、イヤホン本体だけでなく充電ケースも非常にコンパクト。約49(W)×24(D)×28(H)mmという最小サイズ(※)なだけあって、ポケットに忍ばせて持ち運ぶのにも邪魔になりません。

 

※2023年4月時点SB C&S株式会社調べ。販売数上位100モデルのうちケースサイズにおいて。

 

連続再生時間は約6.5時間、充電ケース併用時なら約13時間。Androidスマホ対応「Google Fast Pair」を搭載しているので、ワンタッチでBluetooth接続が可能。イヤホンを探す機能もあるので、うっかり紛失してしまってもアプリ上の地図で確認することができます。残念ながらiPhoneユーザーは利用できない機能ですが、コンパクトサイズなイヤホンであるからこそ、あって嬉しい機能であることは間違いないと言えるでしょう。

 

まるでホームシアター! 最新技術を詰め込んだ完全オープン型イヤホン「oladance OWS Pro」

↑完全オープン型イヤホン oladance「oladance OWS Pro」。左から、ホワイト、ピンク、グリーン、シルバー、ブラック

 

続いて紹介するのは、本格的な音質も楽しみたいという人におすすめしたい、オープンワイヤレスイヤホンのパイオニアメーカーoladance(オーラダンス)「oladance OWS Pro」。耳に挟み込んで装着する完全オープン型のイヤホンで、耳を塞がず周囲の音が聞こえること、外耳道に入ることなく空気を通じてサウンドを内耳へと伝えるため圧迫感なく長時間使用しても疲れにくい設計であることが特徴です。

 

耳掛けの部分には、医療用液体シリコンを使用しているので肌に優しく、またエルゴデザインと柔軟なチタン製のメモリーワイヤーを採用したことで、外耳介に包み込むように密着することで安定した装着感も実現。さらに耳への負担配慮は音にまで及び、独自特許技術「Super Smart Bone」を使用することで、耳に負担となる音の抑制もされるとのこと。

↑快適なデザイン性だけではなく、IPX4レベルの防水機能も搭載されている

 

音質については、近年のチップ技術とアルゴリズムの進化により、音源間の位相関係を調整し、サウンドの外部への拡散を抑えたことで音の細部の表現向上を実現しました。また、約23mm×10mmの超大型マルチマグネット構造の高解像度スピーカーを片耳2基ずつ搭載。柔軟な薄型振動板と組み合わせることで、クリアな高音域と重厚で広がりのあるパワフルな低音域での再生が可能となりました。

↑第2世代低音増強アルゴリズムや本体に搭載したマスターチップとパワーアンプチップが、より充実感のある豊かな低音を実現した

 

ステレオのような本格的な音質でありながら、音漏れ防止機能により音漏れをも最小限に抑制されます。これなら、電車やバスなどの公共交通機関でも音漏れを心配することなく使用することができそうです。

 

さらに、同社技術「エネルギーロック」搭載で、最大約16時間の連続使用、ケース併用時なら、なんと最大約58時間も使用が可能です。しかも超高速充電技術を採用しているので、たった15分の充電で最大6時間の連続使用ができます。これは、何かと忙しいビジネスワーカーに嬉しい機能。価格は3万4800円(税込)と高めですが、安定した装着感とハイレベルな音質をながら聴きでも堪能したい、という人にはぴったりの商品です。

 

ほかとはひと味違う “ながら聴き” 用ならではの快適さ

“ながら聴き” を楽しむなら、装着していることを忘れてしまうような快適な装着感はまず必須と言えるでしょう。そのうえで、音質やデザインなど、自分好みの機種を見つけることができれば、さらに楽しい “ながら聴き” ライフを送れるはず。新しく購入を考えている人も、サブとして2台目の購入を考えている人も、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

山の神・神野大地さんが絶賛するファーウェイ新ワイヤレスイヤホン一般販売へ

ファーウェイ・ジャパンは、イヤーカフ形状が特徴的なオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」を2月20日から一般販売することを発表した。価格は2万7800円(税込)で、ブラックとパープルの2色展開。快適な着け心地とデュアルマグネットのダイナミックドライバーによる迫力ある低音のほか、イヤホンに左右の区別がないことなどが特徴の製品だ。

 

イベントでは、製品アンバサダーに就任した、箱根駅伝での「3代目山の神」で知られるプロランナー 神野大地さんが本製品の使い心地の良さを紹介した。実機の体験もできたので、早速、製品概要とあわせてレポートしていこう。

↑HUAWEI FreeClipを装着した、製品着用モデルのマコーミック 桂良 ジャズミンさん(左)と、製品アンバサダーの神野大地さん(右)

 

形状記憶合金を使用したオープン型ワイヤレスイヤホン

↑HUAWEI FreeClipのパープル

 

耳の穴をふさがないで装着するオープン型イヤホンは、従来のカナル型イヤホン(耳の穴に挿入する形状)のような耳への圧迫感や疲れが少ないこと、周囲の音を遮断しないのでランニング時などに安全性が高いことなどのメリットが挙げられる。開放的な音を楽しめるのもオープン型イヤホンの特徴で人気も高いが、一方で構造上、遮音性がカナル型に比べて低いことから周囲への音漏れや、装着中のズレなどがデメリットでもあった。

 

そうしたデメリットを解消したオープン型ワイヤレスイヤホンとして、ファーウェイ・ジャパンが新たに発売するのが「HUAWEI FreeClip」だ。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて実施された先行受付では、5800万円以上の成功を収めるなど、すでに人気を集めている。

 

カーブしたブリッジによって耳たぶを挟み込むように装着するHUAWEI FreeClipは、そのブリッジ部分にニッケルチタン形状記憶合金を使用したC-bridge Design(C-ブリッジデザイン)を採用。約2万5000回の湾曲テストをクリアしており、高い弾性と耐久性を実現している。また、左右対称のデザインとなっており、左右の耳を自動認識してくれるため装着前の「これどっちの耳だっけ?」というワンアクションを削減したシームレスな装着が可能となる。片耳だけの利用も可能なので、通話などにも多いに活躍してくれそうだ。

↑C-ブリッジには高性能なニッケルチタン形状記憶合金を使用

 

フィット感の追求にも余念がなく、人間工学に基づき何百回もの最適化を行なったという。イヤホン単体の重量も、わずか約5.6gと軽量なので、長時間装着でもストレスなく使い続けることができる。IP54の防塵防滴性能も有しているので、ワークアウト中でも汗などを気にすることなく使用できるのもうれしいポイントだ。

↑1万人以上の耳のデータを基に最適化を行なったデザインは、さまざまな耳の形状にフィットする

 

音質面では、約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載。磁気誘導強度を高め、左右対称の通気口設計により迫力のある低音を楽しむことができる。実際にイベント会場で試してみたが、クリアで迫力のあるサウンドが周囲の音に負けることなく聴けて、オープン型ながら没入感もすばらしいものだった。

 

それでいて、周囲の音は音楽を邪魔することなく聞こえるし、会話も問題なくできたことには驚きだった。さらに、逆音波システムの導入により、音漏れも抑えられる。かなり近くまで顔を寄せても、相手には音が漏れ聞こえていなかったので、電車やバスなどの公共交通機関での使用も問題なさそうだ。

↑片手ですっと装着できて、フィット感もバッチリ。耳の穴を塞がないので、イヤホン特有の圧迫感は一切感じられない

 

操作は広範囲なタッチコントロールに対応。スピーカー部分のアコースティックボール、耳の裏側にある本体のコンフォートビーンズ、C-ブリッジのどの部分をタップして操作することができる。アプリ「HUAWEI AI life」からカスタマイズしての操作も可能だ。

↑アプリ「HUAWEI AI life」(右)と連携させればさまざまなカスタマイズが可能だ

 

1回のフル充電で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間の連続音楽再生に対応。急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間の音楽再生で使用できる。

 

「重さは一切なくて着け心地も快適」アクセサリー感覚で身につけられるデザインにも注目

一般販売に先駆けて開催されたイベントには、製品アンバサダーに就任した箱根駅伝で “3代目山の神” としても知られるプロランナーの神野大地さんが登壇。「HUAWEI FreeClipは重さが一切なくて、ものすごく軽い」と使い心地を絶賛した。1日30kmという長距離の練習中、1kmを3分半のペースで走ってもズレが気になることもなく、快適な装着感だと言う。

 

トークセッションでは、これまでランニングで使えるタイプのイヤホンでは、低音が嫌な感じに聞こえてしまうことが悩みだったと語った神野さん。HUAWEI FreeClipの音質は? と質問されると「低音の嫌な感じが一切なくて、今まで使ってきたイヤホンの中で一番!」とこちらも大絶賛だった。また、「イヤホンらしくない一見アクセサリーのような見た目でかっこいい!」と、デザインの良さもアピールした。

↑「コンフォートビーンズ部分に耳を締め付けられることがないから窮屈感ゼロ。それなのに、ちっともズレないんです」と、着け心地をアピールした神野さん

 

↑イベントでは、ランニングマシーンで実走して、激しい動きでも落ちにくいことを披露してくれた

 

プロランナーの走りでも落ちない快適な装着感と、迫力ある低音を提供するHUAWEI FreeClipは、2月29日~3月2日に開催される東京マラソンEXPO2024にも展示され、来場者が実機に触れて体験することができるそう。音楽を流したまま周囲の音がひろえて、会話もできる。最近流行りの「ながらイヤホン」として、HUAWEI FreeClipは十分に期待に応えてくれそうだ。

 

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シャオミ、音にこだわった1万円以下の完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 5 Pro」発売

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Redmi Buds 5 Pro」と「Redmi Buds 5」を発売しました。市場想定価格は、Redmi Buds 5 Proが9980円(税込)、Redmi Buds 5が6980円(税込)です。

↑左がRedmi Buds 5 Pro、右がRedmi Buds 5

 

Redmi Buds 5 Proは、音にこだわったとうたうイヤホンです。独自の同軸デュアルドライバー音響システムを採用しており、11mmのチタン製ウーファーと10mmのセラミックツイーターによって鮮明でクリアなサウンドを実現したといいます。さらに、没入感を高めるイマーシブサウンドモードも搭載しています。

 

また、最大52db/4kHzのアクティブノイズキャンセリングを搭載。前モデルに比べてノイズキャンセリング性能が30%向上しているとのこと。加えて、3基のマイクとAI通話ノイズリダクションも搭載し、通話性能を高めています。

 

バッテリーは本体のみで約10時間、ケースを含めると最大約38時間となっているほか、急速充電に対応しているため、約5分の充電で最大2時間使用できるそうです。また、コーデックはSBC/AAC/LC3/LDACに対応。

 

Redmi Buds 5は、充電ケースをコンパクトなボディに仕上げたモデル。イヤホンとしては、最大46dB/2kHzのアクティブノイズキャンセリング性能を実現したほか、外音取り込みモードによって、さまざまな環境で快適に使用できるとしています。

 

バッテリーは本体のみで約10時間、充電ケースを含めると最大約40時間の使用が可能です。また、こちらも急速充電に対応で、約5分の充電で最大2時間使用できるといいます。

 

ドライバーは10mm径で、コーデックはSBCとAACに対応。

 

なお、1月21日まで早割キャンペーンを実施中。期間中にXiaomi公式ストア、Amazon、楽天市場で、Redmi Buds 5 Proは8980円、Redmi Buds 5は4880円で販売しています。

骨伝導イヤホンに比べて日常の快適性アップ! メガネ型の「HUAWEI Eyewear 2」を本音語り

昨今製品が増えて盛り上がりつつある、メガネ型のウェアラブル端末。イヤホンレスで音楽のリスニングや通話ができ、もちろんメガネとしても機能するデバイスです。

 

今回は、ファーウェイの最新モデル「HUAWEI Eyewear 2」(以下、Eyewear 2)を使用したレビューをお届けします。骨伝導イヤホン派であった筆者は、メガネ型ウェアラブルに何を感じたのか。本音で語ります。

↑Eyewear 2の外観。モデルは、ウェリントン型ハーフリム(ブラック)

 

メガネとしての完成度が高い

20年以上、メガネとともに生活してきた筆者が、Eyewear 2を使った第一印象は「メガネとしての完成度が高い」でした。

↑Eyewear 2をかけたところ。フレームこそ太いですが、着用感は軽いです。ちなみに本機の重さはレンズ込みで約37.8g

 

一般的なメガネと比べて、Eyewear 2はフレームのテンプル・モダン部分がかなり太くなっています。下に比較用の写真を掲載しますが、その差が顕著であるため、使用前は装着感を不安視していました。ですが、杞憂に終わりました。装着して数日こそ多少の違和感があったものの、すぐに慣れたのです。また、重さを感じることもありませんでした。あくまで筆者の感覚ではありますが、普通のメガネ感覚で使える製品といえます。

↑Eyewear 2(上)と、筆者がこれまでかけていたメガネの比較。Eyewear 2のほうが、ゴツい印象を受けます

 

丁番部分は柔軟な作りになっています。この機構のおかげか、フィット感はゆるすぎずキツすぎず、ちょうど良いといったところ。シリコン素材のノーズパットの効果もあって、メガネがずれ落ちてくることはあまりありません。

↑丁番の部分を上から。ネジとフロントの間に金属製の曲線状の部品が挟まっていることによって、柔軟性を確保しています

 

これまでさまざまなメガネをかけてきた筆者の感覚からしても、Eyewear 2は良いメガネだと感じられました。通常のメガネからの乗り換えも、安心できそうです。

↑シリコン製のノーズパッドはやや大きめなサイズ

 

また、本機はデザインも豊富に取り揃えています。ファーウェイが販売する2つのデザインに加え、メガネブランドのOWNDAYSとコラボした、4つの形状と各2通りのカラーバリエーションもラインナップ。女性向けデザインのモデルも拡充されています。

 

音は若干こもる感じだが、迫力は十分

ウェアラブルデバイスとしての使用感はどうでしょうか。まず音については、若干こもる感があるものの、決して悪いと感じるものではありませんでした。この手のデバイスでありがちな低音の弱さは感じられず、どっしりとした印象の音です。ファーウェイによると、スピーカーの振動幅を従来機から拡大しており、低音の強さを増しているのだそう。今回は従来機との比較はしませんでしたが、その設計思想はしっかり結果に表れているといえそうです。

↑テンプルの耳側についているスピーカー

 

なお、音の聴こえ方には独特な感覚があります。音が耳に真っ直ぐではなく、上から降り注いでくるように感じられました。通常のイヤホンとも骨伝導イヤホンとも異なり、好みが分かれそうな点です。本機の購入を検討される場合は、装着感や音質のテストも含めて、この音の聴こえ方がご自身に合うか、店頭などで一度体感したほうが良いでしょう。

 

音漏れは、それほど問題にならないように感じました。筆者のテストでは、周囲が静かな状況でも、ボリュームがMAXの3分の1程度であれば音漏れほぼなし。同じ状況で音量を3分の2にすると多少の音漏れあり、MAXにすると密接したら何を聴いているかがわかってしまう、というレベルでした。

 

とはいえ、周囲の環境音を測定してボリュームを自動コントロールする機能もついていますし、手動でもテンプルをスライドタップすることで簡単に音量調節できます。基本的には自動に任せつつ、手動での調整も加えれば、音漏れを気にしなくて良いレベルを保てそうです。

 

音漏れを気にしすぎると音が聴こえなくなる懸念もあるかと思いますが、スピーカーが力強く鳴るので、人の多い繁華街の雑踏を歩くなどのケースでもなければ、ボリュームを最大にしなくても、ちゃんと音は聴こえます。

 

通話についても、筆者が使ったうえでは問題を感じることはありませんでした。風のノイズを低減する機構が搭載されていることもあってか、外での通話でもこちらの声がしっかり通話相手に届いているようでした。なお、電話に出るときはテンプルを2度タップ、再度同じ操作をすれば通話を切れるので、スマホをいちいち出す必要はありません。

 

装着時だけ音を鳴らす仕様が便利。必要に応じて機能をオフにもできる

Eyewear 2の便利な機能として、本機の脱着を検知し、装着中のみ音楽を再生する仕組みがあります。再生中にEyewear 2を外すと、おおよそ2秒程度で再生が止まります。さらに、スマホから音楽を再生していた場合は、スマホのスピーカーからの再生に自動で切り替わります。この機能を使わない場合は、HUAWEI AI Lifeアプリからオフ設定が可能。再生端末切り替えの挙動はたまに安定しないことがあるため、それがストレスになるという場合は、機能をオフにしておくというのも手です。

 

また、これまでも触れてきたように、音楽の再生、ボリュームの調整、電話に出る・切るといった操作をメガネ単体でできるのも便利です。テンプルをタッチ・スライドする動作は、はたから見たらなんだかカッコをつけているように映る気がして気恥ずかしいかもしれませんが、せっかく本機を手にしたのなら、使ってみましょう。実際、操作性は快適です。

↑HUAWEI AI Lifeアプリを使えば、テンプルのタップ操作をカスタマイズできます

 

バッテリーは、カタログスペックでは音楽再生が最大11時間、通話が最大9時間。満充電時間は50分で、10分の充電でも最大3時間の音楽再生が可能となっています。ファーウェイによると、バッテリー容量は従来モデルより30%向上、消費電力も下がっているとのこと。しかし筆者が使った感覚では、待機中もそれなりに電力を消費しているのか、日中の常時使用には1日1回の充電がほぼ必須な印象でした。

↑本機の専用充電器。二股に分かれた先には電極と磁石がついており、テンプルの両端につけて、充電を行います。給電はUSB-Cです

 

メガネという常時着用するデバイスであることを考えると、充電のタイミングは寝ている間くらいしかありません。充電をサボってバッテリー切れ……というシーンは筆者が試用している期間にもあったので、本機を使うなら寝る前に充電器に繋ぐ習慣をつける必要があります。

↑充電中は、テンプルの側面にランプが点灯。緑・オレンジ・赤の3色で、バッテリーの残量を表現します

 

耐久性の面では、IP54クラスの防塵・防滴に対応しています。粉塵があるエリアでもしっかり動作し、飛沫の水の影響を受けません。ただし、本機の防滴性能はいわゆる生活防水のレベルにとどまっていることには注意が必要。濡れた手で触れる、多少の雨がかかるといった状況には耐えられますが、本機をかけたままシャワーを浴びるなどの行為をすると、故障の危険性があります。過信は禁物です。

 

刺さる人には確実に刺さるデバイス

Eyewear 2は、普段からメガネをかけている人にとっては優秀なデバイスといえます。なぜなら、メガネという日常生活に必要だった道具が、そのままイヤホンの役割を果たすから。つまり、イヤホンが不要になります。

 

筆者はこれまで、メガネをかけたうえで骨伝導イヤホンを装着することによって音楽を聴いていましたが、2つのアイテムを耳にかけることに、煩わしさを感じていたのも事実です。本機を使うようになってからは、メガネをかけるだけで音楽を聴けるようになり、日常の快適性が増しました。

 

本機のターゲットと思われるのは、メガネユーザーかつ、日常的にイヤホンを装着している人。そう考えると、その的はやや限定されているかもしれません。しかし、そこにハマる人にとっては、重宝するデバイスになるでしょう。

「安くて普通のがほしい」ならドン・キホーテの完全ワイヤレスイヤホンがドンピシャ!

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、ドン・キホーテに行けば4378円(税込)で買える完全ワイヤレスイヤホン「D-ANC-01」です。

 

完全ワイヤレスイヤホンはもはや日用品

いまや完全ワイヤレスイヤホンの用途は、音楽を聴くだけに限りません。コロナ禍を機にテレワークやオンライン会議が日常的なものになり、パソコンと接続して仕事で使うシーンも増えてきました。また、外出先でスマホからYouTube動画を見るときに使う人も多いでしょう。

 

完全ワイヤレスイヤホンは、音楽を楽しむためのオーディオ機器でありながら、人によっては仕事でもプライベートでも手軽に使う“日用品”になりつつあるのです。それこそ文房具のように、機能性の高い高級品を選びたいときもあれば、とりあえず必要最低限の用途に対応する安い製品が欲しいときもある。そんな存在でしょう。

 

後者のように、“とりあえずの日用品”を安く買いたい……そんなときに頼れるのはドン・キホーテ! 手軽な日用品として使う完全ワイヤレスイヤホンを探してドンキに行き、「これこれ! これでいいんだよ!」と手に取れる製品がD-ANC-01なのです。

 

オーソドックスな形にいまっぽいカラーリング

我らがドンキは、完全ワイヤレスイヤホンが流行り出した2017年頃からちゃんと取り扱いをしてきました。最近では、3000円ちょっとの価格ながら高音質を前面にアピールした“情熱価格”シリーズの「JN-DQTWSS」が話題になったりもしています。

3278円でも十分買い! ドンキの完全ワイヤレスイヤホンが日常使いにピッタリでした

 

上記のレビューにもありますが、価格帯として見ると、5000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホンの市場はかなりの激戦区で、ピンからキリまでさまざまな製品がウジャウジャ。

 

そんな中で、今回取り上げるD-ANC-01の魅力は何かと言えば、まずはもちろん「ドンキで買えること」。そして、「オーソドックスな完全ワイヤレスイヤホンの形」と「身に付けたくなるいまっぽいカラーリング」を兼ね備えていることです。

↑シンプルに「ザ・完全ワイヤレスイヤホン」というこの形状。決して突飛なところはなく、「完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」と思ったときに頭の中で思い描くそれの形をしています

 

↑売り場に並んでいたら「お」と目を引くカラーリング。くすみカラーを採用したミントグリーン・ベビーピンク・ベージュの3色と、オーソドックスなマットブラックの計4色をラインナップしています

 

筐体はマットなつや消し仕上げで指紋が付きにくく、パッと見の安物感もありません。イヤホンは身に着けるものなので、特に日用品として使う場合にこういう質感はとても大事。形状はシンプルながら、ちゃんとファッション的な要素は考慮されているのです。

 

それに、こういうファッション的感覚がメインの製品は得手して女性向けになりやすいところですが、D-ANC-01はマットブラックモデルのパッケージに男性が描かれていることから、男女問わず幅広いユーザー層にアピールしているのもいまどきっぽくて良いですね。

↑パッケージには大きくイラストをあしらい、手に取りやすくしています

 

ノイキャンや通話用のマイクなど、必要な機能はちゃんとそろっている

テレワーク時代に求められる必要最低限の機能性もしっかり押さえています。外出先で仕事をすることを考えると、できればアクティブノイズキャンセリング機能が付いていてくれるとうれしいし、オンライン会議で使うから通話用のマイクも普通に声が届きやすいクオリティは欲しい。そういうニーズはしっかり汲み取っています。

 

筆者が使った限りでは、ペアリングもスムーズでしたし、人混みでも接続性は安定していました。完全ワイヤレスイヤホンに当たり前に求められる、本当に基本的なところは問題なし。装着性も十分で、長時間着けていても疲れないので、何も考えず普段から使えます。

↑パッケージに「ANC」と「クリアな通話」の文字があります。連続で再生できる時間はANCオン時で約6時間、通常モードで約8.5時間。連続通話時間は最大約6時間です

 

音質もまさにそういう日用品としての用途に合わせてきた感じがあり、オンライン会議で通話がしやすく、YouTubeを視聴するとYouTuberの声がわかりやすい。つまり、歌モノの楽曲を聴くと、ボーカル&メインメロディーが聴き取りやすい中域重視の音作りになっています。

 

せっかくなので、スマホのAmazon Musicアプリから田中マイミ「ミラクルショッピング〜ドン・キホーテのテーマ〜」を再生して聴いてみました。ドンキの店内で流れている「ドン ドン ドン ドンキー、ドン・キホーテ〜 ボリューム満点激安ジャングル〜」のアレです。ハスキーでパワフルな女性ボーカルが近すぎず遠すぎずのほど良い距離感で聴き取りやすく、イントロのベースも心地よくうねり、全体的にまとまりがあります。

 

百もご承知でしょうが、SN比とか解像感とかそういうところで勝負しているものではありません。耳に残りやすいメロディアスな楽曲を、手軽に聴く用途としては十分。スマホと接続して公式YouTubeから再生するような、今どきの音楽の聴き方にちょうど良いなと思います。

 

「普通の完全ワイヤレスイヤホンがほしい」ニーズに的確な答え

さすが我らがドンキ。「身に着けたくなる普通の完全ワイヤレスイヤホンを安く買いたい」というシンプルなニーズに的確に答えてくれています。ドンキへ日用品を買いに行くついでに、「そうだ、イヤホンも買っとこう」くらいの手軽な気持ちで手に取れる、そんな完全ワイヤレスイヤホンです。

 

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なぜ流行ったの?「耳をふさがないワイヤレスイヤホン」注目の理由と、人気製品を振り返る

2023年は、耳をふさがないスタイルで、音楽リスニングやハンズフリー通話が楽しめる左右独立型ワイヤレスイヤホンがヒットしました。人気を集めた理由を考察しながら、2023年に発売された耳をふさがないイヤホンの中から、筆者がおすすめする製品を紹介します。

 

耳をふさがないワイヤレスイヤホンがブレイクした「3つの理由」

いまはシリコンやウレタンフォームを素材に使用したイヤーピースを耳に挿入する、遮音性能の高いイヤホンが広く普及しています。加えて、電気的な信号処理によるアクティブノイズキャンセリング機能を追加した、耳栓タイプの製品が主流です。

 

一方、2023年にはイヤーピースを使わず、耳に極小サイズのスピーカーを乗せて音を聴くようなスタイルで楽しめる「耳をふさがないワイヤレスイヤホン」が多くのメーカーから誕生しました。

 

耳を塞がないワイヤレスイヤホンは骨伝導技術を採用する製品が数年前に話題を呼び、その後は音楽と同時に周囲の音を“ながら聴き”できるイヤホンとして、ワークアウトやビジネスシーンで活用するユーザーが増えました。

↑ワークアウトやビジネスのシーンでワイヤレスイヤホンを活用する機会が増えました

 

そんな耳をふさがないワイヤレスイヤホンが2023年にブレイクした大きな理由は3つあると筆者は考えます。

 

ひとつは、使う機会が増えたことです。コロナ禍を経て、リモート会議などのコミュニケーションツールとしてはもちろん、最近ではオーディオブックの“ながら聴き”を楽しむ方も多いと聞きます。自宅など静かな場所で、周囲の環境音にも注意を向けながらオーディオブックを聴く使い方に、耳をふさがないワイヤレスイヤホンは向いていると思います。

↑耳をふさがないリスニングスタイルは、日常のさまざまなシーンにフィットすることが、多くのユーザーに伝わりつつあります

 

もうひとつの理由として、骨伝導以外にもさまざまな方式による耳をふさがないワイヤレスイヤホンが増えて、ユーザーの期待に合致する選択肢が充実したことが挙げられます。

 

骨伝導方式の耳をふさがないワイヤレスイヤホンといえばShokz(ショックス:旧After Shokz)の製品が認知拡大を牽引してきた立役者ですが、そのShokzが同じ耳をふさがないスタイルでありながら、骨伝導ではないエアー・コンダクション方式のワイヤレスイヤホン「OpenFit」を夏に発売しました。骨伝導に比べてエアー・コンダクション方式は厚みのある低音を出しやすいことから、OpenFitを含む同方式を採用する製品が音楽ファンから高く評価されました。

 

また、2022年秋に発売した軟骨伝導方式を採用するオーディオテクニカの「ATH-CC500BT」も、一体感のあるサウンドが楽しめることから、耳を塞がないワイヤレスイヤホンの選択肢に彩りを加えています。

 

そして3つめの理由は、耳をふさがないワイヤレスイヤホンが価格帯別に豊富なバリエーションが出揃ったからではないでしょうか。2023年末に市場を見渡せば、ちょっと試してみたい方におすすめできる1万円以下のモデルから、音にこだわった2万円以上のハイエンドモデルまでさまざまな新製品があります。

 

すでに“耳をふさぐ”イヤホンを持っている方々が、2台目・3台目のワイヤレスイヤホンとして買い足してみたくなる、魅力あふれる製品がいま充実していると言えます。

 

購入時に押さえておきたいポイントは?

耳をふさがないワイヤレスイヤホンの購入を検討する際には、以下3つのポイントを押さえながら自分に合う1台を見つけてください。

 

【1】音の伝達方式

先述したShokzの製品を例に挙げると、耳に近接させる小さなスピーカーのように使うエアー・コンダクション方式のOpenFitと、「OpenRun」などのモデルに代表される骨伝導方式の製品があります。エアー・コンダクション(空気振動)方式は力強く低音を出せるところに特徴があり、一方の骨伝導方式の場合、頭蓋骨の振動により音を伝えるため、ユーザーが聴いているサウンドが外に漏れにくいところが魅力です。

 

【2】イヤホンの装着スタイル

いまは左右独立型ワイヤレスイヤホンが人気を集めていますが、耳をふさがないワイヤレスイヤホンは体を動かすスポーツや家事などの場面で活躍します。イヤーフックで耳に掛けて固定するタイプや、左右のイヤホンがネックバンドで固定されているワイヤレスイヤホンなどがあります。後者はイヤホンを使わない間、耳から外して首に掛けられるのでスポーツシーンなどで利便性を実感できると思います。

 

【3】とにかく実機を試してみる

上記2点のポイントに注目しながら、購入を検討しているイヤホンをショップなどで試聴・試着してみることを強くおすすめします。イヤーチップを使って耳の中に固定するイヤホンと違って、耳をふさがないイヤホンは「耳乗せスタイル」であることから、特に安定した装着感を得ることが大事です。音質も製品によってそれぞれ違うので、自身がよく聴く音楽を基準にしてチェックしてみるとよいでしょう。

 

1万円以下から高価格帯まで、2023年のヒットモデルを振り返る

最後に筆者が2023年に試して、いずれも良い手応えを得た耳をふさがないワイヤレスイヤホンを価格帯別にピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

 

【1万円以下】

GLIDiC「HF-6000」(想定売価9980円前後)(税込、以下同)

耳かけスタイルの左右独立型ワイヤレスイヤホン。イヤホン単体で約7.5時間の連続再生時間を実現しています。片側約6.5gの軽量設計で、耳に着けたまま快適に過ごせるイヤホンです。ゲームを遊ぶときには映像や入力操作に対する音声の遅れを抑える低遅延モードが便利。

 

nwm「MBN001」(想定売価1万円前後)

NTTグループのオーディオブランド、NTTソノリティが手がけたネックバンドスタイルのワイヤレスイヤホンです。軽くて心地よい装着感、音楽や通話の「声」の明瞭さが特徴。NTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術」により、バスや電車の中で使っても聴いている音楽が周囲に漏れにくいことも魅力的です。

 

【1万円〜2万円】

ソニー「Float Run」(直販サイト販売価格 1万8700円)

ソニーの耳をふさがないワイヤレスイヤホンといえば「LinkBuds」シリーズも人気ですが、本機はネックバンドスタイルを採用。16mm口径の大型ドライバーを搭載しているので、厚みのある低音からクリアな中高域まで「まるでスピーカーで聴いているようなサウンド」を楽しめます。

 

オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」(直販サイト販売価格 1万7600円)

オーディオテクニカが長年培ってきた軟骨伝導という、⽿の軟⾻部を振動させて音を伝える技術を採用しています。柔らかく自然なサウンドが特徴。aptX HDにも対応しており、音質へのこだわりがオーディオテクニカらしいワイヤレスイヤホンです。

 

【2万円以上】

JBL「Soundgear Sense」(直販サイト販売価格 2万2000円)

JBL初の耳をふさがないワイヤレスイヤホン。耳かけスタイルのイヤホンですが、イヤーフックの角度調整ができるので、多くのユーザーが快適で安定したフィット感を得られます。パッケージに付属するネックバンドを装着すれば、マルチスタイルで楽しめます。

 

Shokz「OpenFit」(直販サイト販売価格 2万4880円)

“骨伝導のShokz”のイメージを覆し、幅広い視野による開発体制を見せつけたShokzのエアー・コンダクション方式による新境地。イヤーフックがしなやかに曲がるので装着感がとても快適です。充電ケースもコンパクトなので、持ち歩きながら使いやすいワイヤレスイヤホンです。

 

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「パリピ待望」高音質スピーカーに注目! プロが推すヘッドホン&携帯用スピーカー4選

音楽鑑賞の基本アイテムといえば、ヘッドホンとスピーカー。シーン別に使い分けている人も多い。本記事では、セルフリスニングに最適なヘッドホン1種と携帯用スピーカー3種をピックアップ。マニアも満足する音質とNCの両立を実現したヘッドホンやパーティーシーンで映えるイルミネーションが印象的なワイヤレススピーカーなど、プロが注目ポイントを解説します。

※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します

オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。

【その1】同社エンジニアにより人気ヘッドホンの音を一新

final
UX3000
実売価格1万5800円

ANC搭載のワイヤレスヘッドホン。agブランドより発売中の製品を、finalのエンジニアが海外別注モデルとしてサウンドを一新。ドライバーやBluetoothの見直しにより、マニアも満足する音質とNCの両立を実現した。

低音域:5
音声・ボーカル:4.5
定位感:4
装着感:3.5

SPEC●形状:オーバーヘッド型●接続タイプ:無線/有線●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL●連続音楽再生時間(ANC ON/OFF):最大25時間/最大35時間

 

↑ハウジングが上下左右に回転するため様々な頭部の形状にフィット。音漏れを防止し、長時間での使用でも疲れにくい

 

野村‘s Check

無線のオーバーヘッドは屋外用として使いたい

「agブランドの製品をベースにドライバーを新規開発、音質の向上を実現したモデル。同社上位ヘッドホンは有線モデルなので、屋外用のセカンド機として使い分けましょう」

 

【その2】低音域&音圧が強化されゲームへの没入感がアップ

パナソニック
SC-GNW10
実売価格3万6300円

従来機より強化された4基のスピーカーユニットが立体的で奥行きのあるサウンドを再生。2.4GHz帯の専用無線による低遅延のワイヤレス通信で快適性も向上した。ゲームジャンルに合わせて3つの「サウンドモード」が選べる。

低音域:4
音声・ボーカル:5
定位感:4
装着感:4

SPEC●スピーカー口径:φ約38mm●実用最大出力:8W●接続方式:2.4 GHz 専用無線●連続再生時間:約9時間(Vol8)●サイズ/質量:約W256×H56×D221mm/約403g(本体)

 

↑人間工学に基づき、鎖骨と僧帽筋を避けるようにデザインされたボトム形状を採用。長時間の使用でも快適にプレイできる

 

↑新開発のスピーカーユニットと大容量Li-ion電池を搭載。低音・音量ともに強化され、中低域の音圧や音の透明度も向上した

 

野村‘s Check

小音量でも迫力のサウンドを楽しめる

「ワイヤレスながら独自接続によって低遅延を実現したゲーミング向けネックスピーカー。小ボリュームでも音の広がりが良いうえに、チャット時の人の声も聴きやすく、使い勝手が良好です」

 

【その3】派手目のイルミネーションがパーティーシーンに映える

Edifier
ED-QD35
実売価格2万9980円

イルミネーションが印象的なワイヤレス対応スピーカー。高効率なGaN(窒化ガリウム)テクノロジーを搭載し、スマホで音楽をかけながら高速充電できる。モノラルながらハイレゾに対応し、高音質再生が可能。

低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:2
装着感:3

SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●定格出力:合計40W●再生周波数帯域:60Hz〜40kHz●SN比:85dB(A)●サイズ/質量:W263×H165×D133mm/約2.7kg

 

↑USB Type-A、3.5mmステレオミニジャック、Bluetoothの入力が可能。Bluetooth接続はLDACコーデックに対応する

 

野村‘s Check

様々なシチュエーションで活躍しそう

「アプリでイルミネーション設定が行え、部屋の雰囲気やインテリアに合わせたり、パーティーで屋外へ持ち出したりと、様々なシチュエーションで活用できます。サウンドも良質でBGMにも最適」

 

【その4】奥行きのある立体音響を好きな場所へ持ち歩ける

アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X600
実売価格1万9990円

空間オーディオ対応ポータブルスピーカー。部屋全体を包み込むような立体音響が満喫できる。独自のアルゴリズムにより、リアルタイムで音楽や音声を解析し、スピーカーそれぞれに最適な音を分配して立体音響を実現。

低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:5
装着感:4

SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●再生可能時間:最大12時間●充電時間:約6時間●出力:50W●防水:IPX7●サイズ/質量:約W310×H170×D81mm/約1930g

 

↑5つのドライバー(ツイーター5W×2/ウーファー15W×2/フルレンジ10W×1)を搭載。合計50Wの高出力を実現した

 

野村‘s Check

ステレオスピーカーとして手軽に良い音が楽しめる

「独自の空間オーディオによる立体音響はもちろん、ステレオスピーカーとしての音質の良さが光ります。手軽に良い音を楽しむ、まさにセカンドシステムにピッタリの製品です」

イヤホン「ちょい足し」してみない? 2台目に欲しい「お手ごろ高音質モデル」をプロが伝授!

イヤホンは音楽鑑賞の基本アイテム。その日の気分や聴く音楽で使い分けている人も多い。本記事では、セルフリスニングに最適なイヤホン4アイテムをセレクト!

※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します

オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。

 

【その1】ハートに響く迫力の重低音を思う存分体感できる

JVC
XX HA-XC62T
実売価格9900円

重低音を際立たせつつ、楽器やボーカルの音もクリアに楽しめるサウンドにチューニング。防水・防塵・耐衝撃仕様のタフボディを継承しつつ、耳にフィットしやすいスティック型を初採用した “重低音&タフ” なモデルだ。

SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大7時間/最大24時間●質量(イヤホン片耳/ケース単体):約4.4g、約38.5g

 

↑充電ケースは持ち運びやすい薄型タイプで、ポケットインも可能。最大24時間の長時間再生で電池切れの心配もない

 

↑耐衝撃に加え、IP55相当の防水・防塵を実現した「TRILE PROOF」仕様。アウトドアシーンでも安心して使える

 

野村‘s Check

屋外用に最適なタフネスモデル

「手ごろな価格ながら、同社ならではの迫力満点な重低音が存分に体感できます。3つのサウンドモードを備え、場所や気分、曲によって使い分け可能。手軽に屋外で重低音を楽しめるのも美点です」

 

【その2】ファンタジックなデザインを取り入れたユニークなTWS

水月雨(MOONDROP)
Space Travel
実売価格6300円

宇宙旅行をテーマにしたデザインを取り入れたANC対応の完全ワイヤレスイヤホン。音質特化型の13mmチタンドーム複合振動板ドライバーを搭載し、優れた高域の伸びとディテール、マイルドな低音と優れた低歪みを実現した。

SPEC●ドライバー:φ13mm●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大4時間/最大16時間●音声ガイダンス:水月ゆき(ブランド公式バーチャルライバー)

 

↑チタンメッキドームと柔軟なエッジ複合振動板を採用した13mm径のダイナミックドライバーを搭載。高音質を追求した

 

野村‘s Check

6000円強の価格ながらANCの効果はなかなか

「手ごろな価格ながら、同社ならではの迫力満点な重低音が存分に体感できます。3つのサウンドモードを備え、場所や気分、曲によって使い分け可能。手軽に屋外で重低音を楽しめるのも美点です」

 

【その3】小型軽量&フラット設計で音質と着け心地を両立

ag
PITA
実売価格6980円

音質と着け心地を両立したワイヤレスイヤホン。軽量・小型で、装着時の耳への圧力が少ないため、寝ながら着けても異物感が少なく快適だ。NC機能は搭載しないが、耳穴の奥まで挿入可能な形状により十分な遮音性を実現。

SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大5時間/最大30時間●質量(イヤホン片耳/ケース単体):約3.8g、約39g

 

↑「フラット」設計を採用。イヤホンを外から圧迫した際の耳へかかる圧力が分散され、痛みや圧迫感が少なく済む

 

野村‘s Check

快適な装着感に加え定評のある音質も◎

「耳から出ている部分の少ない設計なので、寝そべって装着することも可能です。finalのag製品ですから、音質も上々。屋外に室内に、気軽に使える2台目として重宝するハズ」

 

【その4】ワンランク上の音を追求するなら有線イヤホンに挑戦

qdc
SUPERIOR
実売価格1万4300円

高価なカスタムIEMも手がけるqdcのエントリー有線イヤホン。10mm径シングルフルレンジのダイナミックドライバーと過度特性を重視した設計により、幅広い再生音域と全帯域に渡って自然で調和の取れたクリアなサウンドを再生する。

SPEC●接続タイプ:有線●形式:密閉型●ドライバーユニット:φ10mmダイナミック型●音圧感度:100dB●再生周波数帯域:10Hz〜40kHz●インピーダンス:16Ω

 

↑ケーブルは脱着が可能。コネクターにはケーブル互換性が高い、カスタムIEM 2pinコネクター(0.78mm)を採用する

 

野村‘s Check

サブ機として日常的に使える有線モデル

「qdcはプロ向けカスタムIEMの知見があり、低価格でも音質はさすが。イヤーモニターの入門用にオススメです。メインのリファレンスイヤホンのサブ機として持ち歩き用に使うのもアリでしょう」

装着感にこだわったファーウェイのイヤーカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip」登場

ファーウェイ・ジャパンは12月19日、イヤーカフタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」を、クラウドファンディングの「GREEN FUNDING」で先行公開しました。支援の受付も開始しています。

 

HUAWEI FreeClipは、快適な装着感と安定感を両立したとうたうイヤホンです。本体は音を発する「アコースティックホール」、耳の裏にくっつく「コンフォートビーンズ」、その2つをつなぐ「C-bridge(C-ブリッジ)」の3つのパーツで構成。1万人以上の人間の耳データを基に、人間工学にも基づいて最適化したそうです。

 

これにより、さまざまな耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でも耳にフィット。激しい運動でも落ちにくいとしています。

 

また、イヤホンは左右の耳を自動で識別できます。加えて左右対称のデザインを採用しているため、左右を気にする必要がありません。片耳だけの使用でも識別が可能です。

 

音質においては、約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーをアコースティックホールに搭載。左右対称の通気口設計も合わさり、迫力のある低音を実現しているとのこと。再生周波数帯域は20~20000Hzです。また、音楽ジャンルに合わせて、ボーカルブースト、高音ブースト、低音ブーストといったEQモードを、専用のアプリで切り替えられます。

 

音漏れを抑えるために、逆音波システムも採用。音量を調整しつつ、ユーザーが聞く音と逆の音波で打ち消しています。

 

さらに、デュアルマイクと骨伝導VPUセンサー、独自のディープ・ニューラル・ネットワーク通話ノイズリダクションアルゴリズムによって、快適な通話が可能としています。

 

バッテリーは最大8時間の連続音声が可能なほか、充電ケース込みで最大36時間使用できるとのこと。また、急速充電に対応し、約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能です。

 

このほか、コーデックはSBC/AAC/L2HC、マルチポイント接続は最大2台、防水防塵はIP54対応となっています。

 

GREEN FUNDINGでは、超超早割りプランとして、18%オフの2万2796円(税込)などで支援を受付中です。公式の発売は2月予定とのことなので、早めに手にしたい人はチェックしてみましょう。

finalの福袋2024、例年よりも2倍の数を用意! 売り切れ必至!

※本稿はAIツールの要約を再編集した記事です。

 

finalは、「final福袋2024」を12月17日11時よりfinal公式ストア(WEB)のみで発売します。

 

今年の福袋はfinal/agの定番の有線イヤホンセットから、ゲーマー向け専門福袋、取り扱いブランド「DITA」の製品を楽しめる福袋、finalのフラッグシップ製品を楽しめる福袋まで、例年よりも2倍の数を用意。売り切れ次第終了となります。

 

福袋を購入すると「謹賀新年オリジナルノベルティ」がもれなく付き、finalオリジナルノート、2024福袋限定デザインのステッカーとお年玉がプレゼントされます。お年玉の中身は、取得した人だけのお楽しみとなっています。

 

福袋の発売は12月17日11時ですが、商品ページは12月15日に改めて案内されます。

 

final公式ストア(WEB)のみでの発売となりますが、アクセス集中により一時的に繋がりづらい可能性があり、その場合は、しばらく時間をおいてから再度アクセスすることが求められます。また、final公式ストア(WEB)での会員登録が必須で、事前の登録が推奨されています。

 

福袋は12月25日より順次発送される予定で、年内にはお届けできる見込みです。ただし、福袋はポイント付与の対象外となり、各種クーポンおよび学割、30日返金保証の対象外となります。また、福袋と通常商品の同時購入はできなません。

 

福袋は製品と同等のメーカー保証が付き、決済が完了した時点で在庫確保、購入確定となるので注意が必要です。また、購入者都合によるお申込み後のキャンセルおよび返金は受け付けていません。

 

複数購入は可能ですが、複数の福袋を同時購入された場合は別送となる可能性があり、各種類につき、一人1点までの購入とさせていただきます。

 

福袋は様々なラインナップ・金額で提供されます。詳細はfinal公式サイトをご覧ください。

違いはなに? ソニーのゲーミングワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」「INZONE Buds」を同時にレビュー

PlayStationに関わるデバイスとサービスを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、初めてのゲーミングオーディオ向け左右独立型ワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」が12月6日に発売されました。

 

今回はその新製品をSIEから借り受けることができました。本記事では、ソニーが10月末に発売したゲーミングオーディオ向けの左右独立型ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」との違いについても整理しながら、ふたつのイヤホンを比較レポートします。

↑ソニーが同時期に発売したゲーミング用ワイヤレスイヤホン、PULSE Explore(左)とINZONE Buds(右)を比較レポートします

 

ソニーから登場した、2種類のゲーミングワイヤレスイヤホン

PULSE ExploreはソニーのPlayStationブランドを冠する「PlayStation 5対応周辺機器」として発売されるイヤホンです。一方のINZONE(インゾーン)はソニーのゲーミングギアのブランドで、設計・開発はソニーのオーディオ部門のエキスパートが手がけています。

↑PlayStation 5対応のアクセサリーとして発売されたPULSE Explore

 

↑ソニーのゲーミングブランドであるINZONEのワイヤレスイヤホン、INZONE Buds

 

ふたつのイヤホンはともに全国の家電量販店やAmazonなどのECサイトで購入できます。12月6日時点のソニーストアでの販売価格はPULSE Exploreが2万9981円(税込)、INZONE Budsが2万9700円(税込)です。カラーバリエーションはPULSE Exploreがホワイト1色ですが、INZONE Budsにはホワイトとブラックの2色が用意されています。

 

どちらも「ソニーのイヤホン」であることに変わりはないものの、製品が搭載する機能や“音づくり”に細かな違いがあります。

 

接続比較:トランスミッターの形状とBluetooth接続で違い

まず共通点として、ふたつのイヤホンは、どちらも専用のUSBトランスミッターを使ってPlayStation 5と遅延の少ないデジタル無線接続を実現しています。またBluetoothでスマホやタブレットにつないで音楽を聴いたり、イヤホンに内蔵するマイクでハンズフリー通話を楽しんだりする機能もあります。

 

ただ、USBトランスミッターはコネクターの形状がそれぞれに異なっています。PULSE ExploreはUSB-A、INZONE BudsはUSB-C。ゲーミングPCだけでなく、スマホやタブレットで使われることも想定して汎用性の高いUSB-Cのトランスミッターを選択したINZONE Budsに対して、PULSE Exploreはハイスピード伝送対応のUSB-Aを備えるPlayStation 5に仕様を最適化しているようです。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッター。充電不要ですが、イヤホンと別途持ち歩く必要があります

 

もうひとつ、接続まわりで異なるのは、Bluetoothオーディオの使い勝手です。PULSE ExploreはBluetoothオーディオのスタンダードな規格「Classic Audio」に対応しています。巷に広く普及するオーディオコーデックであるAAC/SBCによる接続が可能なので、iPhoneにiPadやAndroid OSを搭載するモバイルデバイスのほか、Bluetoothオーディオの機能を持つオーディオ機器やスマートテレビにも簡単に接続して楽しめます。

 

一方のINZONE BudsはBluetoothオーディオの仕様に少しクセがあるワイヤレスイヤホンです。なぜならClassic Audioには非対応で、新しい規格である「LE Audio」のみをサポートしているため。対応するオーディオコーデックもLC3限定です。

↑INZONE BudsはLE Audioに対応するスマホなどのデバイスにのみBluetooth接続ができます

 

Bluetooth接続自体は簡単です。PULSE Exploreはケースにイヤホンを装着した状態で、ケースに設けたペアリングボタンを長押しするとLEDが青色に点滅してペアリングモードになります。

 

INZONE Budsはケース背面のペアリングボタンから接続を開始します。筆者が使っているスマホの中ではGoogle Pixel 8シリーズがINZONE BudsとLE Audioで接続して使えました。

↑PULSE Exploreはケースのペアリングボタンを長押しするとBluetoothペアリングモードに切り替わります。AAC/SBCによるBluetoothオーディオに対応するさまざまなデバイスとのワイヤレスリスニングが可能

 

使い勝手比較:扱いやすいPULSE Explore、自由度の高いINZONE Buds

Bluetoothオーディオの仕様にクセがある代わりに、INZONE Budsは充電ケースに収納できる超コンパクトなUSBトランスミッターをスマホのUSB-C端子に接続するだけで、とてもシンプルに高音質・低遅延なワイヤレスオーディオが楽しめます。

 

筆者も以前に実機を試してレポートしていますが、もはやBluetoothによるワイヤレス再生が必要ないと思えるほどに、USBトランスミッターによるリスニングが快適すぎます。トランスミッターをUSB-Cコネクターに差し換えるだけで、iPhone 15 ProからMacBook Air、さらにはGoogle Pixel 8と自由自在に切り替えながら使えます。

↑INZONE BudsのUSBトランスミッター。iPhone 15シリーズやiPadのUSB-C端子に接続して使えます

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはイヤホンと一緒に充電ケースに入れてチャージができます

 

INZONE Budsはいろんなデバイスと組み合わせの自由度が高いワイヤレスイヤホンですが、豊富な機能の設定に欠かせない専用ソフトウェア「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応してないところが課題です。

 

話を戻してPULSE Exploreには、本体の設定などに使うモバイルアプリがそもそもありません。潔い仕様です。リモコンもボタン式なので操作はすぐに覚えられるし、あまり深く考えずに使いこなせました。

 

主要機能比較:大きな違いは今や定番となった機能の有無

さらに2つのイヤホンの主な機能について、差分をチェックしてみましょう。以下、重要な機能の比較をピックアップして表を作ってみました。

 

【PULSE Explore|INZONE Buds:主な機能の比較表】

  PULSE Explore INZONE Buds
ドライバー方式 平面型 ダイナミック型
アクティブノイズキャンセリング
外音取り込み
リモコン ボタン タッチセンサー
無線低遅延伝送 PlayStation Link/トランスミッター使用時 2.4GHzワイヤレス接続/トランスミッター使用時
Bluetoothオーディオ(コーデック) ○(AAC/SBC) ○(LC3)
バッテリー 約5時間(イヤホン単体)/約15時間(ケースによる充電を含む) 約12時間(イヤホン単体)/約24時間(ケースによる充電を含む)
立体サウンド ○(360 Spatial Sound for Gaming)
専用ソフトウェア INZONE Hub
ハンズフリー通話 ○(AIノイズリジェクション)
防滴 IPX4相当
複数送信デバイスへの同時接続 ○(PlayStation Link+Bluetooth)
USBトランスミッター USB-A/充電不要/外付 USB-C/イヤホンケースで充電・収納可
PlayStation 5のUSB端子 USB-A:背面側に挿せる USB-C:正面側に挿せる

 

PULSE ExploreとINZONE Budsを使ってみて、一番大きな違いを感じたポイントは「アクティブノイズキャンセリング機能の有無」でした。

 

INZONE Budsにはソニーが1000Xシリーズのワイヤレスイヤホンの開発により培った高機能で強力なアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。一方、PULSE Exploreにはノイズキャンセリングの機能そのものがありません。電車や飛行機の中など、大きめの騒音に囲まれる場所であればINZONE Budsの方がゲームサウンドにしっかりと集中できると思います。

 

外音取り込み機能についても同様です。ゲーム中に周りから話しかけられることも想定できるので、ノイズキャンセリングはともかく、PULSE Exploreには外音取り込みの機能を付けてほしかったところです。

 

サウンドの遅延比較:PlayStation 5と接続してみたところ……

ここからはサウンドの遅延速度を確かめていきましょう。PlayStation 5を用意して、プリインストールされているゲーム「ASTRO’s PLAYROOM」や「Marvel’s Spider-Man 2」「グランツーリスモ7」などのタイトルをプレイしてみました。

↑PlayStation 5でPULSE ExploreとINZONE Budsを試してみました

 

イヤホンに付属するUSBトランスミッターを、PULSE ExploreはPlayStation 5のUSB-A端子(背面側)、INZONE BudsはUSB-C端子(正面側)に装着します。PlayStation 5をラックなどに置いてしまうと背面側のUSB-A端子に手が届きにくくなるものの、見た目にはUSBトランスミッターが飛び出て見えないメリットもあります。

 

どちらのイヤホンもあらかじめ付属のUSBトランスミッターとペアリングされているので、あとは耳に装着するだけでサウンドが聴こえてきます。音声信号の遅延は、ひと言でいえば「感じない」ほど。少なくとも今回試したゲームタイトルは快適に遊べました。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターはPlayStation 5の背面にあるUSB-A端子に装着します

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはPlayStation 5正面側のUSB-C端子に装着が可能

 

音質比較:異なるドライバー方式による音への効果は?

肝心ともいえる、PULSE ExploreとINZONE Budsの「音質」も比べてみました。どちらもiPhone 15 ProにUSBトランスミッターを接続して、デジタル無線接続によるサウンドを聴き比べています。楽曲はApple Musicで配信されている原田知世のアルバム「恋愛小説4〜音楽飛行」から「My Cherie Amour」を選びました。ボーカルとピアノ、ギターにベースとドラムスを中心としたアコースティック楽器によるセッションです。

↑iPhone 15 Proをリファレンスにして音質をチェックしました

 

PULSE Exploreはカスタム設計のプレーナーマグネティックドライバー、つまり平面型ドライバーを搭載するイヤホンです。ドライバーの仕様について詳細は明かされていませんが、長く平面型ドライバーを搭載するヘッドホン・イヤホンを商品化してきた米AUDEZE(オーデジー)をSIEが買収してパートナーシップを結んだことから、AUDEZEの技術が本機に搭載されている可能性もあります。

 

これを踏まえてPULSE Exploreのサウンドをチェックしてみました。平面型ドライバーは生音に近い透明感と、滑らかな“音の質感”が楽しめるところに特徴を持つ技術ですが、PULSE Exploreのサウンドは特に前者の「透明感」を強く感じました。

 

ボーカルの輪郭が明瞭に描かれ、ピアノやパーカッションの高音がキラリと光るような煌びやかな中高音域を特徴としています。低音は量感よりもスピード感重視で筋肉質。「グランツーリスモ7」をプレイすると、特にタイトに絞り込んだ低音が炸裂して楽しめました。

 

INZONE BudsはノイズキャンセリングをONにして聴きました。とても解像度が高く、音楽のディティールに肉薄できるリアリティに大満足。ダイナミックドライバーらしい活き活きとしたサウンドの躍動感を楽しめます。ボーカルとバンドの楽器の距離感を生々しくイメージできる立体的な音場の広がり感じられました。

 

ゲームサウンドは声が張り出してくるように力強く聴きやすい印象。「グランツーリスモ7」では低音だけ暴れる感じがなく、自然とゲームの世界に没入できるような、心地よく包みこむ中低音域の一体感が味わえます。

 

PULSE Exploreは課題もあるが、日常でも快適に使える

さて、PULSE Exploreはスマホやタブレットなど、モバイル端末でも快適に使えるワイヤレスイヤホンなのでしょうか? いくつかの注意点はありますが、答えは「イエス」です。

 

改めてBluetooth接続については、一般的なワイヤレスイヤホンと同じように簡単にできるので申しぶんありません。

 

また、PULSE Exploreは低遅延のロスレスオーディオを提供する新技術「PlayStation Link」を採用しています。USBトランスミッターを接続したPlayStation 5やPlayStation Portalで機能する技術です。

 

ただ、変換アダプターなどを介してUSBトランスミッターを接続したスマホでも機能するようです。iPad miniに接続してGarageBandアプリのキーボードをたたいてみましたが、操作に対して音が遅れることなく聴けます。GarageBandによる音楽創作にもPULSE Exploreは心地よく使えそうです。

↑iPad miniにPULSE Exploreを組み合わせてみました。GarageBandによるキーボード演奏もレスポンスは上々。心地よくプレイできます

 

しかし、注意点の1つとしては、USBトランスミッターのサイズがINZONE Budsのものに比べると大きめなので、変換アダプターなどを使ってスマホに接続するとゲームの操作は少しやりづらくなることです。プレイ環境はうまく整える必要があるでしょう。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターをアップル純正のUSB-CーUSBアダプターを使ってiPhone 15 Proに接続

 

もう1つの注意点は、先述したとおり、PULSE Exploreにはアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みの機能がありません。イヤーピースによるパッシブな遮音性能は十分に確保されていますが、飛行機の機内など大きな騒音に囲まれる場所では音声が聞こえづらくなるかもしれません。いろいろな環境で試しながら、PULSE Exploreからベストパフォーマンスが引き出せる場面を見つけたいところです。

 

以上を踏まえれば、日常の音楽再生やハンズフリー通話もPULSE Exploreで快適に楽しむことができました。

 

INZONE Budsと近いカテゴリの製品であり、価格もほぼ同じのため、選ぶ際に悩みそうですが、よくよく見ると違いもあり、その違いから用途も決まってくるのではないでしょうか。とはいえ、どちらの製品も完成度は高いため、年末年始に購入を検討すべきワイヤレスイヤホンとしておすすめしたいと思います。

 

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可愛いは正義、イヤホンも例外じゃない。でも音はイイの? 完全ワイヤレス「TE-D01i2」をチェック

「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01i2」です。

 

直販では、1万3310円(税込)で買えるモデルですが、その最大の特徴は“女性ユーザー”をターゲットにしたデザイン! これぞ、女性の筆者から見てもリアルに「可愛い!」と思うイヤホンを実現している逸品です。

 

何がすごいって、「芸術的」とか「個性派」とかの範囲の可愛いではなく、フェイスプレートにフラワーモチーフをあしらうという、超ストレートなデザインで可愛いを実現していること。これには拍手。

↑見た目が華やかなイヤホン本体です

 

かつてパナソニックから販売されていたヘッドホン「RP-HTX7」(レトロ感が可愛かった)のように、「女性がヘッドホン/イヤホンを選ぶならまずこれ!」という地位をガッツリ狙ってきた感がありますし、実際そのルートを外していません。

 

元々、初代モデルの「TE-D01i」から可愛いデザインは生きており「映えるイヤホン」として人気が出ていたのですが、新しいTE-D01i2では通話中のノイズキャンセリング機能に対応するなどグレードアップ! 使い勝手がより良くなっているんです。

 

あまりにも可愛いので、ここでは女性ファッション誌によくある「1週間着回しコーデ」風に、TE-D01i2の使用シーンと機能性を紹介しちゃいましょう。以下、11月中旬のとある一週間を過ごす、音楽好きの女性ライターを想定しています。

 

耳元から変えたい! TE-D01i2と過ごす週間Diary

【DAY1】月曜日

TE-D01i2を手に入れた初日、早速カフェでの原稿執筆中に、スマホと接続して音楽を聴いてみる。イヤーピースが6種類も入っているから、自分に合うサイズを見つけやすくてうれしい。

↑S/Mサイズのウレタンフォームイヤーピース(画像左)と、SS/S/M/Lサイズのシリコンイヤーピース(画像右)が付属。耳の小さい人向けにSSサイズも用意されているのがうれしいですね

 

仕事に勢いを出すためまず再生するのは、Official髭男dismのアルバム「レポート」の1曲目「始まりの朝」。いつも聴いてるビューティフルロックが、イヤホンを変えると新鮮な曲に。低音と高音にしっかりメリハリがあって、より開放感がありエモさが増してくる。

 

左側のフェイスプレートを1.5秒タップすると再生音楽の音量が下がり、外音取り込み機能をオンにできるのも便利。ノイズキャンセリング機能はあまり強くなくナチュラルな効き方かなあ。

 

【DAY2】火曜日

今日は自宅でTE-D01i2をパソコンとBluetooth接続して、担当編集さんとオンライン会議。「実は新しいイヤホンなんです」って自慢したら、女性の編集さんから「可愛いですね」って画面越しに褒められちゃった。こういう会話が生まれる感覚、新しいアクセサリーを着けたときに近いかも?

 

マイク性能も好調で、声も先方にしっかり届いたよう。しかもTE-D01i2は最大9時間連続で音楽再生できるとアナウンスされていて、確かにこの2日間ケースを充電せずとも、バッテリーはしっかり持っていることに気が付いた。

↑イヤホンを収納するチャージングケースも併用すると最大36時間音楽再生できます

 

【DAY3】水曜日

今日は朝から雨降りの中を取材先へ。ブラックのゴアサイド防水ブーツを履いているので、足元がやや重めのコーデだけど、TE-D01i2のおかげで耳元は鮮やか。こういう日こそ、顔まわりには華やかなものを着けたい。

 

午後はオンライン打ち合わせなので、ここでもTE-D01i2を活用。改めて、在宅ワークやオンライン会議といった今どきの仕事スタイルと完全ワイヤレスイヤホンの相性、最高です。

 

【DAY4】木曜日

TE-D01i2には2種類のフェイスプレートが同梱されているので、今日はなんとなく付け替えてみた。そういえば、ポタオデ界でフェイスプレートと呼ばれているこのパーツ、本製品では「メイクアップチップ」ってネーミング。

↑メイクアップチップは柄違いで2種類あります。気分やスタイルに合わせて付け替えると可愛いを演出してみてください

 

これ、女性としてはネイルチップ(つけ爪)を想起しやすくて、「付け替える」という行為に直結するネーミングなんだよね。うまいなあ。

 

【DAY5】金曜日

午後の隙間時間を狙って、2か月ぶりに美容院へ。これまでは前下がりのミディアムヘアにしていたけど、今回はサイドの髪を耳にかけやすい形のボブでオーダー。今後もTE-D01i2で音楽を聴くことが多くなりそうので、耳を出しやすい髪型に。

 

【DAY6】土曜日

自宅でゆっくり過ごしている夫から、「それいいね」って、新しい髪型とイヤホンをまとめて褒められた休日。TE-D01i2は、男性から見ても目を引くデザインみたい。しかも試しに音楽を聴かせてみたら、「結構いいね。低音に量感がありながらもボワついてないし、ボーカルが聴きやすい」とのこと。

 

夫は気になったようで公式サイトまで見に行き、「Bluetoothコーデック、AACとaptXにも対応してるんだ」と感心してた。

 

【DAY7】日曜日

今日は午後から一人で近所のカフェに行って、企画の資料チェックも兼ねてゆっくり読書。もちろんTE-D01i2で大好きな大滝詠一「A LONG VACATION」を聴きながら。可愛い完全ワイヤレスイヤホンを手に入れたら、仕事中もちょっとテンションの上がった1週間だった。

↑持ち運びしやすい専用ポーチ付き。充電用のUSBケーブルも付属します

 

見た目で選んでも失敗しない

いかがでしたか? そう、このTE-D01i2、デザイン推し一辺倒かと思いきや、意外とそうでもないんです。搭載するドライバーは10mm口径のダイナミック型で、従来モデルより大口径化。つまり低域の力感が増しています。

 

上述の通り、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能も付いているし、BluetoothコーデックはSBCだけでなくAACとaptXにも対応。スペックだけ見たら、1万円台前半で買える完全ワイヤレスイヤホンとして、求められる基本性能をちゃんと網羅しているんです。

 

つまり、単に見た目で選ばれやすいだけではなく、「見た目で選んでも失敗しない完全ワイヤレスイヤホン」になっているということ。今どきの「女性向け」はこうでなくっちゃ。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX7」が叶える! 小岩井ことりの欲ばりミュージック・ライフ

提供:株式会社オーディオテクニカ

 

オーディオテクニカの新製品「ATH-TWX7」は、上位機種ゆずりの妥協のない性能を備えつつ、手軽にも楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。イヤホン・ヘッドホン大好き、音楽大好きなことりさんを満足させるその魅力とは! ?

 

かわいくて、機能も満載。まさに無敵のイヤホン!

Audio-Technica
ATH-TWX7
実売価格 2万4200円 発売中

 

オーディオテクニカのハイエンドTWS「ATH-TWX9」の設計思想を継いだ新モデル。幅広いニーズにマッチする新たな製品コンセプトにより、本体形状や機能など多くの点がブラッシュアップされつつ、より手ごろな価格帯にラインナップされた。3色のカラーバリエーションは上品でありながら親しみやすいデザインで、上位モデルゆずりのドライバー設計など妥協しない性能も魅力。

SPEC●ドライバー:φ5.8㎜ダイナミック型●コーデック:LDAC、SBC、AAC●使用可能時間:最大約6.5時間(イヤホン)、最大約20時間(充電ケース併用時)●質量:約4.7g(イヤホン片側)、約47.5g(充電ケース)

↑カラーバリエーションは左からアッシュブラック、ストーングレイ、リッチホワイトの3色

 

Profile●こいわい・ことり…声優として「アイドルマスター」「原神」など数々の作品に出演中。その一方で約200機種のイヤホン・ヘッドホンを集めるオーディオマニア。売上1億を超えた大人気ASMRレーベル「kotoneiro」もプロデュース中。ピアレスガーベラ所属。

 

色んな人にオススメな使いやすい1台です!

実は私、2022年秋に発売された上位モデル「ATH-TWX9」をかなり愛用しています。音質はもちろん、装着感をとても気に入っていて。「ATH-TWX7」は形状は少し変わりましたが、着け心地の良さはそのままに、軽くなって耳に馴染む感じでこちらも素晴らしい装着感です。充電ケースの形も、小さめな私の手にも収まるように少しだけコンパクトになっているし、質感が良くて持ちやすいんです。イヤホン本体も手に取りやすくて、ケースから取り出すときにも落とす心配はないです。カラバリもかわいいし、どんな服にも合わせられそう。「ATH-TWX9」の良いところもたくさん受け継いでいて、色んな人にオススメしたい製品です。“いつも音楽を楽しみたい”“音質にもこだわりたい!”“仕事でも使いたい”……欲ばりな私のライフスタイルにもぴったり。シーンごとのお気に入りポイントを紹介しますね。

 

小岩井ことりさんの
ライフスタイルにピッタリな完全ワイヤレスイヤホン

<07:00>

洗面台で使っても安心IPX4相当の生活防水

「朝の身支度や家事をしているときに、ふと水がかかったり、濡れた手で触れてしまってもOK。外で使っていて急に雨が降ってきたりしても大丈夫ですし、スポーツで汗をかいてもへっちゃらです!」(小岩井)

 

<10:00>

毎日の移動にも安心! 快適なヒアスルー機能

「マイクメーカーでもある同社ならではの音質の良さで、周りの音がナチュラルに聞き取りやすく入ってきます! イヤホンをしながら外を歩くときにも安心。人の声が聞こえやすいトークスルー機能も便利です」(小岩井)

 

<12:00>

お昼は快適ノイキャンで音楽に浸ってひとやすみ

「精度が高く、どんな環境にも使えるノイズキャンセリングです。ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術で周囲の雑音を消してくれて、自分だけの空間をつくってくれるので休憩中も心が落ち着きます」(小岩井)

 

<14:00>

優れた通話性能はお仕事にも大活躍!

「2種類の通話モードは自分の声の音質もチェックできるので、場所に合わせて最適な音声に切り替えられます! マルチポイント機能にも対応していて、スマホとPCの両方で使いたいときにも便利です」(小岩井)

 

<19:00>

LDAC対応の高音質な音楽でリラックスタイムを楽しみたい

「すごく温かみのある音質で、長時間聴いても疲れにくそう。LDAC対応で精細感もしっかりしていて、ぼんやりした印象はありません。多くの方に気に入ってもらえそうなチューニングです!」(小岩井)

 

<22:00>

アプリのサウンドスケープでゆったりと夢の中へ

「専用アプリにはオーディオテクニカのマイクで収録されたヒーリングサウンドが搭載されていて、ゆったりおやすみしたいときはもちろん、逆に集中したいときなど、色んなシーンでサポートしてくれます」(小岩井)

<問い合わせ>オーディオテクニカ https://www.audio-technica.co.jp/support/inquiry/

 

構成/ゲットナビ編集部 文/工藤寛顕
撮影/福永仲秋(ANZ) ヘアメイク/Hitomi Haga

11月30日まで! イヤホンやスピーカーが「Amazonブラックフライデー」で最大50%オフ

サウザンドショアスは11月30日まで、Amazon.co.jpで開催中の「Amazonブラックフライデー」にてTribitのイヤホンやスピーカーなど12製品を、最大50%オフで販売します。

 

セールでは、Bluetoothイヤホン「FlyBuds3Sホワイト」が50%オフに。

 

Bluetoothイヤホン「FlyBudsC1」が、40%オフとなっています。

 

Bluetoothスピーカー「XSound Go」は、15%オフです。

対応環境が限定的だけどすごくイイ、ソニーの完全ワイヤレス「INZONE Buds」をiPhoneで試した

ソニーがゲーミングブランドのINZONE(インゾーン)から左右独立型のゲーミングワイヤレスイヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」を発売しました。このイヤホン、付属のUSB-Cトランシーバーを使うと2.4GHzワイヤレスによる「超低遅延」でゲームを快適に楽しめます。

 

ルックスも「PlayStation 5」っぽくてカッコイイのですが……、対応するOSが「Windows 11/10」に限られるのが懸念点。では、USB-Cを搭載する新しいiPhone 15で使えないのでしょうか? 実機をソニーから借りて試してみました。

↑USB-Cを搭載するiPhone 15シリーズで、ソニーのゲーミングイヤホン「INZONE Buds」(税込2万9700円)を試してみました

 

ソニーから最強ゲーミングイヤホン登場の予感。ただし対応環境が限定的……

INZONE Budsは「ゲーミングイヤホン」です。一般的なワイヤレスイヤホン以上に低遅延が求められます。

 

PCやゲーミング機器と、イヤホンとの間の伝送遅延を徹底的になくすため、接続方式をBluetoothではなく2.4GHzデジタル無線を採用。左右イヤホンのほか、USB-C接続のトランスミッター(送信機)がペアになっている製品で、専用の充電器ケースに入れて一緒にチャージができます。

↑イヤホンとUSBトランシーバーを同時に充電できるケースを採用

 

また、本機はノイズキャンセリングと外音取り込みの機能を搭載します。フル充電の状態から最長11時間(ノイキャンON時)の連続使用に対応するタフネスも魅力のひとつです。

 

基本のワイヤレス接続はデジタル無線方式なのですが、実はAndroidスマホについては新しいBluetoothオーディオの技術であるLE Audio(エルイーオーディオ)に対応します。というか、INZONE Buds はLE Audioにしか対応しません。

 

LE Audioはいま私たちが当たり前のように使っているBluetoothオーディオの仕組みと少し違う技術です。そのため残念ながら「LE Audioに対応していないBluetoothオーディオ機器ではINZONE Budsが使えない」のです。

 

LE Audioじゃない方の、より広く普及する「Bluetooth Classic Audio(EDR)」の側にも低遅延伝送ができるオーディオコーデックは存在するのですが、ソニーはあえてLE Audio対応の一択に絞り込んだ格好です。

 

Pixel 8 ProでBluetooth LE Audio接続を試す

では、LE Audioで接続できるスマホはどれぐらいあるのでしょうか? 国内で発売されているスマホでは、今のところソニーのXperiaシリーズの上位モデルなど、一部のスマホに限られるのですが、先頃グーグルのPixel 8シリーズがLE Audioに対応しました。

 

筆者がPixel 8 Proで試したところ、LE Audio(LC3コーデック)でペアリングして、オーディオの入出力(リスニングと通話)がどちらも可能でした。

↑Google Pixel 8 ProにINZONE Budsのトランシーバーを接続

 

↑Pixel 8 ProはINZONE BudsとのBluetooth LE Audio接続にも対応しています

 

さらに実験してみたところ、Android 12、Android 13を入れたPixel 6 ProではINZONE BudsがBluetooth機器のリストに出てこないため、ペアリングの段階から不可でした。

 

OSをAndroid 14にアップデートしたPixel 7で試すと、INZONE Budsのペアリングはできるものの音が鳴らず、サウンドの再生ができません。INZONE BudsをBluetooth LE Audio接続で楽しめるグーグルのスマホは、今のところGoogle Pixel 8シリーズに限られそうです。

 

iPhone 15 Proと使えるのか? できたこと・できなかったこと

さて、今回のテーマは「INZONE BudsをiPhone 15で楽しむ方法」です。iPhone 15によるBluetooth接続の実験結果は「アウト」でした。iPhoneやアップルのデバイスがLE Audioに対応していないからです。Bluetooth機器のリストにイヤホンが表示されないため、ペアリングができません。

 

やはりiPhone 15の場合、INZONE Budsは2.4GHzデジタル無線接続が基本ということになります。その使い方を詳しく紹介しましょう。

 

INZONE Budsのワイヤレスイヤホンとトランシーバーは、あらかじめペアリングされています。そのため、USBトランシーバーを筆者のiPhone 15 Proに挿すだけで音楽を聴いたり、内蔵するマイクによるハンズフリー通話を楽しんだりできました。ノイキャンや外音取り込みの機能もバッチリ動きます。

↑INZONE Budsを飛行機の中などで試しました

 

本体左右のタッチセンサーリモコンも正しく動作するのですが、ひとつ不便なところがあります。INZONE Budsの豊富な機能の設定に必要な専用アプリ「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応していないため、リモコン操作の設定をiPhoneから変更できません。何が不便かと言えば、初期設定時にはリモコンに割り当てられていない「音楽の再生と一時停止」がイヤホンから操作できないことです。

 

さらに、INZONE Hubアプリがないと、イヤホンの本体設定だけでなく、ステレオ収録されたゲーム音声を7.1chサウンドに再現できるバーチャライザーの「360 Spatial Sound for Gaming」やイコライザー機能なども使えません。いくつかの機能が使えないことは譲るとして、イヤホンのリモコン設定を変えられる機能だけでもiPhoneユーザーに解放してもらいたいです。

 

ワイヤレス伝送は確かに超低遅延で気に入るポイント多し

ただ、リモコンの件を除けば、筆者はINZONE Budsがとても気に入りました。iPhoneユーザーにも利便性を実感できるワイヤレスイヤホンだと思います。

 

2.4GHzデジタル無線接続の低遅延性能は期待以上です。Apple Arcadeで配信されているゲームの音声が遅延なく快適なうえに、GarageBandでピアノの鍵盤をたたいてみても音が遅れずに聞こえてきます。これは感動的でした。iPad版の音楽制作アプリ「Logic Pro」を使って音楽を制作しているクリエイターの方にも、モニタリングに使える左右独立型のワイヤレスイヤホンとしてINZONE Budsがおすすめです。

↑ワイヤレスイヤホンの場合、大抵遅延が気になってしまう「デジタル楽器の演奏」も、デジタル無線接続のINZONE Budsは見事に克服しています

 

また、INZONE BudsはUSBトランシーバーを差し替えるだけで、接続先のデバイスを素早くスイッチできます。iPhoneにiPad、Mac、Pixelスマホで試しましたが、トランシーバーを差し替えて10秒前後でリスニングとハンズフリー通話がすぐに使えます。Bluetoothペアリングのように切り換え操作で時間を取られないので、すごく快適です。

↑USBトランシーバーを挿し換えるだけで、iPhoneからMac、Pixelスマホへの接続切り替えが素早く完了します

 

トランシーバーには「PS5/Mobile」と「PC」を切り換えるスライドスイッチがあります。どちら側に設定してもiPhoneで問題なく使えました。

 

イヤホンにもBluetoothモードとUSBトランシーバーモードの切り替えが存在します。左右のイヤホンを同時に約1秒長押しすると、ボイスガイドが流れてモードが切り替わります。LE Audioに対応するスマホにBluetoothで接続したいときに、機器リストにINZONE Budsが表示されない場合はモードを切り替えてみましょう。

 

ゲーミング向きのサウンドチューニング

INZONE Budsのサウンドは解像度が高く、中高音域の抜けの良さとクールな音色が印象的でした。音楽再生はボーカルの輪郭が鮮明。ゲームや映画を再生してみてもやはりダイアローグが聞きやすいと感じます。加えて効果音の粒立ちが鮮やかで、雄大な音場描写も魅力的です。

 

INZONE Budsには、ソニーの左右独立型ワイヤレスイヤホンのフラッグシップ「WF-1000XM5」と同じ、ソニーの独自開発による8.4mm「ダイナミックドライバーX」が搭載されています。それでいて、INZONE Budsの方が低音域のバランスをやや抑えめにしているように感じられます。WF-1000XM5の方が音楽の密度が高くウォームな音色。反対にINZONE Budsの方は音場の見晴らしの良さが特徴的です。

 

Amazon Music UnlimitedのUltra HD音質のコンテンツで試してみたところ、INZONE Budsはデジタル無線接続と、Androidの場合はBluetooth接続でも最大48kHz/24bitの高音質再生ができました。音楽再生を楽しむためのワイヤレスイヤホンとしても贅沢な仕様です。

↑INZONE Budsは最大48kHz/24bitの高音質ワイヤレス再生に対応しています

 

ノイズキャンセリングや外音取り込みにも1000Xシリーズの開発から得たノウハウが活きています。特に室内では周囲にいる人の話し声がよく消えるので、ゲームはもちろん映画・アニメの細かな音も明瞭に聞こえます。

 

一方、飛行機にも乗って試しましたが、低いエンジン音が持続的に聞こえるようなノイズは1000Xシリーズのイヤホンの方が強く抑え込む印象です。

 

IZNONE HubアプリがiOSに対応すれば、iPhoneでもブレイクする予感

INZONE Buds は1000Xシリーズの左右独立型ワイヤレスイヤホンに比べると本体は少し大きめですが、フィット感は安定します。筆者は最新のWF-1000XM5よりも「PS5っぽい」未来的なデザインが好みに合いました。

 

使い始めのころはiPhone 15に挿したUSBトランシーバーが、ゲームを楽しむ際などに邪魔な感じもしましたが、慣れれば気にならないサイズ感だと思います。もちろん欲を言えばもっと小型化してほしいですが。

 

それでも、USBトランシーバーをiPhoneやMac、Pixelスマホの間で挿し替えるだけですぐに使えるので、筆者はINZONE Budsを仕事用のワイヤレスイヤホンとしても1台手に入れたくなりました。iPhoneでINZONE Hubが使えないという大きな課題も残っていますが、ここはソニーにぜひIZONEシリーズの普及拡大のために避けては通れない「頑張りどころ」としてチャレンジしてもらいたいと思います。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

耳を塞がず、ながら聴きできる。アンカーの新イヤホンが1万円台から登場

アンカー・ジャパンは11月1日、オーディオブランド「Soundcore」から、アンカーとしては初の耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Soundcore AeroFit」、「Soundcore AeroFit Pro」を発表。同日から公式サイトで予約販売を開始しました。価格はSoundcore AeroFitが1万6990円(税込)で、Soundcore AeroFit Proが2万2990円(税込)です。

 

各メーカーやブランドから登場し、注目を集めている耳を塞がないワイヤレスイヤホンがアンカーからも出ました。耳の中にイヤホン本体を入れないため、イヤーチップの圧迫による物理的な耳への負担を軽減できるほか、装着したまま外の音にも注意を向けられます。これにより、ながら聴きを楽しめます。また、音に指向性を持たせることで周囲への音漏れを抑えています。

 

プレミアムモデルに位置づけられるSoundcore AeroFit Proは、スポーツやアウトドア時の使用に合わせた機能性の高さが特徴。長時間装着を念頭に開発されており、イヤホン単体で最大14時間、充電ケースと合わせて最大46時間の音楽再生が可能です。また、耳にかけるフック部分がしなやかかつ弾力性のある素材と、柔軟ながら強度の高いチタン合金ワイヤーを採用。耳が痛くなりにくいとしています。

 

スポーツ向きのポイントとしては、サイズ調整可能な着脱式バンドの付属で運動時も耳から落ちにくいほか、本体のボタンで音楽再生などのコントロールができるため誤操作などが起きにくい点。加えて、IPX5の防水性能とAnker独自の「SweatGuardテクノロジー」によって、雨や運動による汗を気にすることなく使用できます。

 

音質面では、チタンコーティング振動板を搭載した16.2mmの大口径ドライバーを搭載。迫力のある重低音を再現します。また、ジャイロセンサーを内蔵し、3Dオーディオに対応しているため、音楽に囲まれるような体験が可能です。

 

このほか、2台同時のマルチポイント接続や、ビームフォーミング技術を使用した4つのマイクとAIの組み合わせによってクリアな音声を通話相手に届けるノイズリダクション機能などを搭載します。

 

イヤホンは片耳約12.2gの重さ。また、通信はBluetooth 5.3、対応コーデックはSBC/AACに対応します。

 

Soundcore AeroFitは日常使いにピッタリとうたうモデルです。充電ケース込みで最大42時間の音楽再生が可能なほか、チタンコーティング振動板のドライバー、2台のマルチポイント接続やノイズリダクション機能などを備えています。

 

イヤホンは片耳約8.5gの重さ。Bluetoothのバージョンと対応コーデックはプレミアムモデルと同じです。

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※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

見た目の愛らしさに反して音は本格オーディオ級

ag
COTSUBU

実売価格:6980円

シリーズ最小・最軽量+キュートなルックスながら、finalが監修し音質を強化。フタを開けるとペアリングが始まる「オートペアリング機能」や、片側をケースに戻すと自動で切り替わる「片耳モード」などを搭載する。

SPEC●タイプ:カナル型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約5時間(イヤホン)、最大約20時間(ケース併用時)●質量:約3.5g(イヤホン片耳)、約32.4g(充電ケース)

 

↑ポップなパステルカラーを中心に、全7色をラインナップ。表面は皮脂や指紋などの汚れが付きにくく細かな凹凸を感じられる「粉雪塗装」が施されている

 

【ここが価格以上!】

「NC機能非搭載ですが、小さくて、軽くて、安くて、カワイイ! そんなTWSを探している人に絶対オススメ。3.5gとかなり軽いので、長時間着けていても疲れません。柔らかい色味の全7色展開。色で悩むのも楽しいです」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

3基のドライバーを贅沢に使いワンランク上のサウンドを実現

SOUNDPEATS
Opera 05

直販価格:1万3999円

バランスド・アーマチュア(BA型)2基、ダイナミック型1基を搭載したハイブリッド構成を採用。豊かな音の表情を感じ取れるきめ細かいサウンドを実現した。LDACコーデックに対応し、ハイレゾ音源の臨場感を存分に体感可能。

SPEC●ドライバー:BA型×2、φ12mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約33時間(ケース併用時)●質量:約7.2g(イヤホン片耳)、約58.6g(充電ケース)

 

↑S/M/L、3サイズのイヤピースと、USB Type-C/USB Type-Aケーブルが付属。充電ケースは、汎用性の高いUSB Type-Cポートを装備する

 

【ここが価格以上!】

「楕円形ノズルを採用し、耳側の形状に工夫を凝らすことで高いフィット感を実現。ハイブリッドドライバー構成やLDACコーデックへの対応などにより、精細なディテール表現と迫力を併せ持つサウンドも魅力です」(AVライター・野村ケンジさん)

 

TRUE SOUNDの世界を手軽に体験できる

ヤマハ
TW-E3C

実売価格:7090円

独自の音響設計「TRUE SOUND」により、アーティストの思いや表現を余すことなく再生。ドライバーユニットとノズルを音導管の同軸上に配置することで音をダイレクトに鼓膜に届け、正確な音色と抜けの良い中高域再生を実現する。

SPEC●ドライバー:φ6mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約24時間(ケース併用時)●質量:約5.0g(イヤホン片耳)、約30g(充電ケース)

 

↑スマホアプリ「Headphone Control」を用意。5種類のプリセットEQを搭載し、最適な音質を選んだり、自由に音質を調整したりできる

 

【ここが価格以上!】

「マルチポイント対応で2台のデバイスをペアリング切り替えなしで使えます。ヤマハらしい原音重視の高音質オーディオが約7000円で手に入るのはおトク。イコライザー調整も可能で自分の好きな音に変更もできます」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

“ながら聴き”に最適なオープン型超小型イヤホン

GLIDiC
mameBuds

実売価格:9250円

“ながら聴き”にぴったりな豆粒大のTWS。耳を完全に塞がないオープン型なので、耳への負担が少なく、着けたまま外音といっしょに音楽が聴ける。耳から外れにくい形状なので、寝転びながらのリスニングもOKだ。

SPEC●ドライバー:φ10mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間:最大約6.5時間(イヤホン)、最大約13時間(ケース併用時)●質量:約3.5g(イヤホン片耳)、約24.5g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑イヤホンの着せ替えが楽しめる3色の「カラージャケット」が付属。好みや気分によってイヤホンのカラーを替えることができる

 

【ここが価格以上!】

「イヤホン全体がシリコンジャケットで覆われ肌触りが柔らか。装着性で好みの分かれるインナーイヤー型ながら、シリコンジャケットによってなかなかのフィット感が得られます。新コンセプトながら、お手ごろ価格に拍手」(AVライター・野村ケンジさん)

 

シリーズ最小・最軽量で小さな耳でも装着感良好

JBL
WAVE BUDS

実売価格:6230円

性能はそのままに、内部構造の見直しなどによりイヤホン本体のサイズを前モデルより約20%ダウンサイジング。小さな耳でも圧迫感無く装着できる。楕円形のサウンドチューブを採用することで、高い遮音性と装着感を実現した。

SPEC●ドライバー:φ8mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間:最大約8時間(イヤホン)、最大約24時間(ケース併用時)●質量:約4.5g(イヤホン片耳)、約34g(充電ケース単体)

 

↑充電ケースは、使用する際にフタを開ける手間がなく、イヤホンを取り出しやすいフタ無しタイプだ。ケースの防水性能はIPX2

【ここが価格以上!】

「フタのないケースのデザインが斬新。シリーズ最小・最軽量かつ最大24時間再生可能なので、長時間使用する人や耳の小さい人にオススメです。低音に厚みがあるJBLの迫力サウンドをこの価格で楽しめるのはうれしい!」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

※使用可能時間はすべてANCオフ時のもの

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※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

アクセサリー感覚で使えるファッショナブルなモデル

オーディオテクニカ
ATH-SQ1TW2

実売価格:1万460円

個性的なスクエアデザイン、6色の豊富なカラバリ、コンパクトなボディ、充実した機能や入手しやすい価格など、一般ユーザーの要望を満たした人気モデル。先代機より体積を約10%ダウンするとともに、片耳4.0gという軽量化も実現した。

SPEC●ドライバー:φ5.8mmダイナミック型●出力音圧レベル:98dB/mW●対応コーデック:SBC●使用可能時間:最大約6.5時間(イヤホン)、最大約20時間(ケース併用時)●質量:約4.0g(イヤホン片耳)、約43g(充電ケース単体)

 

↑イヤホン・充電器と同色の、充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C)、イヤピース(XS/S/M/L)が付属する

 

↑どんな耳の形でも疲れにくい着け心地を実現。L/R部分が光るため、明かりの少ない場所でも左右を間違えず着けられる

 

↑カフェラテをはじめ、ポップな6色をラインナップ。充電ケースからイヤホンを取り出しやすい形状になっている

 

【ここが価格以上!】

「絶妙なカラーと豊富な色展開で、性別関係なく選びやすいデザイン。低遅延モードを搭載しているので、音楽を聴く以外にもゲームや動画を楽しみたい人にもオススメです。これが1万円ちょいはおトクでしかない!」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

「個性派デザインの人気モデルが第2世代へと進化。カジュアルさや可愛らしさを受け継ぎつつ、質感の良いデザインに! 装着感も音質も向上したことで、価格を超える価値を持つ製品へとグレードアップしています」(AVライター・野村ケンジさん)

 

医療技術を応用してサウンドをカスタマイズ

デノン
PerL AH-C10PL

実売価格:3万3000円

医療技術を応用した独自のパーソナライズ機能「Masimo AAT」を搭載したTWS。ユーザーごとの聴こえ方に最適化された専用のリスニングプロファイルを作成し、それに合わせて最良のサウンドにカスタマイズしてくれる。

SPEC●ドライバー:φ10㎜ダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX●使用可能時間:最大約6時間(イヤホン)、最大約16時間(ケース併用時)●質量:約7.4g(イヤホン片耳)、約47g(充電ケース単体)

 

↑Denon Headphonesアプリを用意。リスニングプロファイルの作成や低音調整、NC/ソーシャルモードの切り替えなど様々な設定・操作が行える

 

【ここが価格以上!】

「個々に最適なサウンドへと自動調整してくれるインテリジェントな製品。驚きの精度の高さを誇り、聞こえの良さだけでなく、音楽を聴き続けるのがラクに感じられます。上位機の半額程度の価格でANC搭載もうれしい!」(AVライター・野村ケンジさん)

 

仕事にもプライベートにも使えるコンパクトなモデル

Jabra
Elite 4

実売価格:1万4300円

アクティブノイズキャンセリング機能に加え、2台のデバイスと同時接続可能なマルチポイント機能を備え、クリアな通話品質と快適な着け心地を両立。人間工学に基づいたコンパクトなデザインにより、1日中快適に使用できる。

SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、aptX●使用可能時間:最大約7時間(イヤホン)、最大約28時間(ケース併用時)●質量:約4.6g(イヤホン片耳)、約33.4g(充電ケース単体)

 

↑コンパクトで外れにくい形状を採用し、快適なフィット感を実現。4-マイクテクノロジーにより、いつでも明瞭でクリアな通話が可能だ

 

【ここが価格以上!】

「小型軽量を誇るANC搭載モデル。コンパクトなイヤホンは装着感が軽快で、ケースも小柄で持ち運びの邪魔になりません。同社のマイク性能の高さは健在で、オンライン会議にも活用可能。機能性・質感ともに良好です」(AVライター・野村ケンジさん)

 

同社史上最強のNC効果で最高の没入感を堪能

アンカー・ジャパン
Soundcore Liberty 4 NC

実売価格:1万2990円

ユーザーごとにパーソナライズされたNCを提供する新技術「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」を初搭載。構造上のNC性能の強化と併せて同社史上最強のNC効果を発揮する。LDACに対応し、高音質なハイレゾ再生が可能。

SPEC●ドライバー:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●使用可能時間:最大約10時間(イヤホン)、最大約50時間(ケース併用時)●質量:約5g(イヤホン片耳)、約60.4g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑高感度センサー、大口径ドライバー、遮音性を高めたチャンバーを搭載し、基本性能が向上。日常の雑音を効果的に打ち消す

 

【ここが価格以上!】

「NC性能が高く、屋外で静かに作業したいときや、移動中などに重宝します。ケース込みで最大50時間使えるところもうれしい。AirPods Pro(第2世代)のANCが本当は欲しいけど、価格で躊躇している人にオススメです」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

ハイレゾ相当の高音質で好きな楽曲を満喫できる

EarFun
Air Pro 3

実売価格:8440円

ハイレゾ相当(24bit/96kHz)の高音質コーデックaptX Adaptiveに対応し、ワイヤレスながら高精細かつ低遅延で音楽リスニングが楽しめる。近日のアップデートで、次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」に対応予定だ。

SPEC●ドライバー:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive、LC3(※)●使用可能時間:最大約9時間(イヤホン)、最大約45時間(ケース併用時)●質量:約5.2g(イヤホン片耳)、約52g(イヤホン含む充電ケース)

 

↑ウール複合素材のドライバーを搭載し、メリハリのある音を創出。最新のBluetooth5.3に対応する最先端チップを採用する

 

【ここが価格以上!】

「フィードフォワード+フィードバックによるハイブリッド構成のANCシステムに自社開発の独自ANC技術を組み合わせることで、最大43dBもの強力なノイズ低減を実現。この内容で9000円以下という価格は驚きです」(AVライター・野村ケンジさん)

 

※使用可能時間はすべてANCオフ時のもの

ファーウェイ、ノイキャンも通話品質も向上した最上位イヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」発売

ファーウェイ・ジャパンは10月17日、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表。同日から販売を開始します。市場想定価格は2万8800円(税込)です。

 

HUAWEI FreeBuds Pro 3は、ファーウェイのイヤホン「FreeBuds」シリーズの最上位モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の後継にあたる製品です。

 

ドライバーは、中低音域に対応するダイナミック型と、高音域に対応するマイクロ平面振動板ドライバーの、2つのユニットを搭載します。また、お互い干渉することなく、それぞれの周波帯域の音が最適化する「デジタルクロスオーバーテクノロジー」を採用。これらにより、低音は14Hzから、高音は48kHzまで再現できるとのこと。

 

ノイズキャンセリング性能も強化しており、処理チップの性能アップによって「アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズム」のパフォーマンスが向上。また、シグナルノイズ比の高いデジタルマイクを3個搭載し、アダプティブ・ノイズキャンセリングアルゴリズムと連動して、耳の内側と外側のノイズをより正確に識別・計算します。これにより、ノイズキャンセリング効果を状況に合わせてリアルタイムに自動調整でき、前モデルからノイズキャンセリング性能が約50%向上したそうです。

 

通話の品質も高くなっています。骨伝導センサーの搭載位置を見直すことで、音声通話やビデオ通話時のユーザーの声の集音能力が前モデルに比べて約2.5倍に向上しました。また、イヤホン内蔵のマイクと「マルチチャネル・ディープニューラルネットワークノイズキャンセリングアルゴリズム」が連動。周波数帯域ごとに異なるタイプの環境ノイズを識別・低減します。風ノイズキャンセリング性能も前モデルから80%向上。これらによりクリアな通話を実現したといいます。

 

バッテリーはアダプティブ・ノイズキャンセリングをオンにした状態で約4.5時間の音楽再生が可能。充電ケースと組み合わせると最長22時間バッテリーが持続します。アダプティブ・ノイズキャンセリングをオフにした状態であれば、充電ケースと合わせて最長31時間使用できます。

 

コーデックはLDAC、SBC、AACに対応。また外音取り込みモードやIP54の防水防塵に対応しています。

5000円以下で長時間バッテリー搭載の完全ワイヤレスイヤホン発売

ファーウェイ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 2」を発売しました。通常価格は4980円(税込)ですが、現在Amazonで開催中のプライム感謝祭では28%オフの3580円です。

 

HUAWEI FreeBuds SE 2はエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンです。バッテリー駆動時間の長さが特徴で、フル充電から最大9時間使用できます。加えて、充電ケースと合わせると最大40時間の音楽再生が可能。さらに急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽を再生できるとしています。

 

イヤホン本体は軽量で、片耳約3.8g。また形状は、人間工学に基づいた分析と30万以上の耳道特徴を分析したことにより、高いフィット感を実現したといいます。

 

ドライバーは10mmのダイナミック型。また再生周波数帯域は20~20000Hzです。コーデックはSBCとAACに対応しています。このほか、IP54の防水防塵仕様となっています。

【プロが推す高コスパ家電】メーカーの心意気に拍手! 2万円以下で美麗かつ音質良しの完全ワイヤレスイヤホン

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が推します!】

AVライター・野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどAV機器全般に明るい。TBSテレビ 開運音楽堂「ノムケンLab!」に出演中。

 

美しいデザインと快適な装着感でまるで装飾品のようなイヤホン

ファーウェイ
HUAWEI FreeBuds 5

実売価格:1万9620円

本体はすべて曲線で構成されたユニークなデザインと快適な着け心地を兼備。トリプルマイクを搭載し、優れたアクティブノイズキャンセリング(ANC)効果を実現した。超急速充電にも新たに対応しており、わずか5分間の充電で約2時間の連続音楽再生が可能。

SPEC●ドライバー径:φ11mmダイナミック型●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、HWA●使用可能時間:最大約5時間(イヤホン)、最大約30時間(ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片耳)、約45g(充電ケース単体)

 

↑人間工学に基づいて設計された形状で快適な着け心地を実現。開放的なインナーイヤー型を採用しているため着用時の圧迫感も少なく、長時間の使用でもストレスフリーだ

 

↑トリプルマイクの搭載に加え、独自技術の「AEM」と「DNN」を採用。外部の騒音と自身の声を認識して、通話中の声だけを強調する。騒がしい環境下でもクリアな音声通話が可能

 

↑新設計のドライバーユニットには、リング状の2つのマグネットを採用。中心部に気流の通り道を設けることで、大迫力の低音を鳴らす。低周波数帯域での感度は前モデルから30%向上

 

↑「HUAWEI AI Life」アプリでは、デフォルト・低音強調・高音強調・音声の4モードや、10段階からEQの設定が可能。ゲームに最適な低遅延モードなどの各種機能も用意する

 

デザインと機能性、そして音質3拍子そろって2万円以下の心意気

昨年登場のフラッグシップモデル「HUWEI FreeBuds Pro2」以降、機能性だけでなく音質にも徹底したこだわりを見せているのが、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン。その最新モデルである「FreeBuds5」も、様々な面で注目に値する仕上がりです。

 

特筆ポイントは3つ。デザインと機能性、そして音質です。まずデザインは、装飾品と見紛うばかりの洗練された美しさが特徴。Aplle「AirPods」などと同じくバー付きのインナーイヤー型ですが、曲面構成の有機的なフォルムによって、スマートで上品な印象となっています。

 

このデザインは機能性にも関わっていて、インナーイヤー型ながらANC効果の効き具合も上々。さらに、装着状態や音量レベルを検知して音質を調整してくれるので、細かい設定を面倒に感じるユーザーにもオススメできます。

 

音質に関しても秀逸。デュアルマグネットリング採用のドライバーやLDACコーデック対応などにより、インナーイヤー型完全ワイヤレスとしては望外の迫力あるサウンドを実現しています。これだけ優秀でありながら2万円前後のプライスタグを付けてしまう同社の心意気に拍手!

ソニーのINZONEから完全ワイヤレスヘッドセット「INZONE Buds」登場、「勝利に導く音質設計」を実現

ソニーは、ゲーミングデバイスブランドの「INZONE」から、完全ワイヤレスのゲーミングヘッドセット「INZONE Buds」を発表。10月27日に発売します。ソニーストアでの価格は2万9700円(税込)です。

 

INZONE Budsはこれまでソニーのオーディオ製品に搭載された独自技術をゲーム向けに最適化したほか、ノイズキャンセリング機能や高い通話性能、長時間駆動のバッテリーなどを備えた製品です。

 

ドライバーは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「WF-1000XM5」に搭載された8.4mm径のユニット「ダイナミックドライバーX」を採用。音の定位感が優れているうえに、ゲームにおいては微細な音もとらえられるとしています。また、プロeスポーツチーム「Fnatic」と協力し、プロ選手が実際のゲームプレイ環境で製品テストをするなどによって、プレイヤーを勝利に導く音質設計を実現したそうです。

 

ソニーではおなじみの「360(サンロクマル)立体音響」の技術も採用しています。ゲーム向けに最適化された「360 Spatial Sound for Gaming」を搭載し、ゲーム本来の7.1chサウンドをいかした高い臨場感を再現できるとのこと。さらに、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、たとえばシューティングゲームなどでわずかな音も聞き取りやすくなるといいます。

 

ゲーム機との接続は、USBトランシーバーを使用して30ms未満の遅延に抑えた2.4GHzワイヤレス接続に加え、Bluetooth オーディオ「LE Audio」での接続が可能。また、電力消費を効率化するチップセット「低消費電力プロセッサーL1」を新たに開発し、USBトランシーバーを搭載した完全ワイヤレスヘッドセットとしては業界最長クラスをうたう、約12時間のバッテリーを実現しています。なお、付属のケースで充電すると合計で24時間の使用が可能。クイック充電にも対応しており、5分の充電で約60分使用できるとしています。

 

また、ソニーは同時にワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」も発表しています。ハウジング上に設けたダクトで低域をコントロールして迫力のある音を実現したり、約260gの軽量などで装着性を高めたりしています。

 

INZONE H5は10月27日発売で、市場想定価格は2万5000円前後(税込)です。

1万円台でアクティブノイキャン対応のイヤホン「Galaxy Buds FE」が日本でも発売

サムスン電子ジャパンは10月12日、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」の国内発売を発表しました。10月4日に韓国のサムスン電子が発表した製品が日本にも来た形です。

 

販売はGalaxy Harajukuのほか、Amazonや主要ECサイト、家電量販店などで、10月12日から予約受付を開始し、10月19日に発売します。価格は1万2925円(税込)。

 

Galaxy Buds FEは、エントリーにあたるモデル。手を出しやすい価格に抑えながら、アクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を搭載するなど、欲しい機能をそろえた製品です。

 

バッテリーはアクティブノイズキャンセリング未使用時で最大8.5時間、充電ケースを含めると最大30時間の音楽再生が可能となっています。アクティブノイズキャンセリング使用時でも最大6時間、充電ケース込みで最大21時間使用できます。

 

オンライン会議や通話にも向いた仕様になっており、AIを搭載したディープ・ニュートラル・ネットワークに加えて、3つのマイクによるビームフォーミング機能により、ユーザーの声と周囲の環境音を分離。相手とクリアな通話ができるとしています。

 

イヤホンのサイズは約19.2×17.1××22.2mm、重さは約5.6g。またコーデックはサムスン独自のScalableのほか、AACとSBCに対応しています。

Pixel Buds Pro、まもなく3つの新機能「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」をアップデートで追加かも

Googleのワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は、発売から1年以上が経ちました。まだ後継モデルは出そうにありませんが、まもなくソフトウェアアップデートにより新機能が追加されると噂されています。

↑もうすぐ新機能追加?

 

著名リーカーのKamila Wojciechowska氏によると、まもなくGoogleはPixel Buds Proに「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」という、3つのアップデートを提供する予定とのことです。

 

まず「会話検出」は、人との会話を検知すると自動的に外部音取り込みモードに切り替え、音楽などの再生を一時停止するというもの。第2世代AirPods Proに備わっている「会話感知」(背景のノイズを抑えて、音量を下げる)とは少し違います。

 

続いて、「聴覚ウェルネス」機能とは、今の騒音レベルがどれぐらいかを視覚的に表示し、聴力を守るために平均どのぐらいの音量まで大丈夫かのガイドラインが確認できるとのこと。これはApple Watchの「ノイズ」アプリと似て非なるものですが、より控えめのようです。

 

最後に、Pixel Buds ProはBluetoothスーパーワイドバンドによる「クリアな通話」機能が搭載されるかもしれないとのこと。Mishaal Rahman氏は、これを通話相手の周囲のノイズを減らし、イヤホンを装着している人の耳に聞こえる相手の声を強調する機能だと説明しています。

 

本日夜の「Made by Google」イベントでは、次期スマートフォンPixel 8/Pixel 8 Proや、新型スマートウォッチPixel Watch 2が正式発表される見通しです。Pixel Buds Proのファームウェアも、それに合わせてアップデートされるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman(X)
via:The Verge

「Jabra Elite 10」レビュー。空間オーディオに洗練されたノイキャンと、完成度の高さが際立つ!

デンマークのオーディオブランド、Jabra(ジャブラ)から左右独立型ワイヤレスイヤホンの新しいフラグシップモデル「Jabra Elite 10」(以下:Elite 10)が10月12日に発売されます。今回は、発売に先駆けて製品を体験。ドルビーのオーディオ技術による空間オーディオ再生やヘッドトラッキングといった機能を載せた、いま最先端のワイヤレスイヤホンでした。

↑Jabraの新しいフラグシップとなるワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 10」

 

Dolby Atmosの立体音楽体験が可能に! ヘッドトラッキング対応も

Jabraは、2017年頃から左右独立型ワイヤレスイヤホンをいち早く商品化してきたブランドです。音質や接続の安定性に加え、ノイズキャンセリング機能を搭載するモデルは消音性能など、あらゆる面から製品に磨きをかけてきました。

 

Elite 10は7世代目になる、Eliteシリーズの左右独立型ワイヤレスイヤホンです。本体には10mm口径の大型ドライバーを搭載。また、リスニングシーンによってアクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を使い分けることができ、さらにIP57相当の防水・防塵仕様です。屋外やスポーツシーンでの利用にも最適でしょう。

↑充電ケースもサイズがコンパクト。気になるバッテリーはイヤホン単体で約6時間、ケースによる充電を繰り返せば最大27時間の連続音楽再生を楽しめます

 

本機では映画館やホームシアターのサラウンドでおなじみの米ドルビーラボラトリーズの監修を受けて、立体音響技術のDolby Atmosに対応しました。左右独立型のワイヤレスイヤホンとしては先端を走る試みです。

 

これにより、できることが2つあります。ひとつはDolby Atmosで制作された音楽や映画の立体サウンドを楽しめることです。元が通常のステレオ方式で制作されたサウンドも、独自のアルゴリズムによって立体的なサウンドに再現する機能もあります。

 

もうひとつはヘッドトラッキングの機能です。オンにするとイヤホンに内蔵するセンサーがユーザーの頭の動きを検知して、上下左右問わず音が空間の中で鳴るべき位置に定位します。

 

Elite 10は、とてもナチュラルな解像度と力強さをあわせ持つサウンドが特徴です。サウンドの持ち味はそのままに、空間オーディオをオンにすると自然な包囲感を楽しめます。さらに、ヘッドトラッキングをオンにすると、スマホやタブレットなどのコンテンツを再生しているプレーヤーの方向から聞こえている映画やドラマのセリフが、顔の向きを変えると左右どちらかの耳にバランスが傾いて聞こえます。ヘッドトラッキングという身体を動かす行為がサウンドの聞こえ方とつながることによって、主体的なコンテンツへの没入感がぐんと高まるので、特にスマホやタブレットで映画・ゲームを楽しむ際に有効です。

 

それぞれの機能はiOS/Androidに対応する「Jabra Sound+」アプリから、好みに応じてオン・オフを選択できます。

↑Jabra Sound+アプリから、空間オーディオとヘッドトラッキングのオン・オフを切り換えられます

 

音質は力強い低音が特徴。ノイキャンは飛行機の中でもリラックスして過ごせる

Apple Musicで配信されている、Dolby Atmosによる空間オーディオコンテンツのリスニングにもElite 10がよくマッチします。Official髭男dismの楽曲『I LOVE…』はその好例。ボーカルが中央に力強く立ち、鮮やかな楽器のサウンドがまるでまわりをぐるりと囲むようにして楽しめる立体音楽体験は格別です。

↑Apple Musicで配信されている、Dolby Atmosによる空間オーディオに対応するコンテンツを再生

 

アップルのAirPods Proも同様に、Apple Musicの空間オーディオコンテンツによる立体音楽体験に対応するワイヤレスイヤホンです。同じ曲をふたつのイヤホンで聴き比べてみると、Elite 10の方が一段と温かみのある濃厚な低音再生が特徴的に感じられました。重心が低く、瞬発力にも富んだ筋肉質な低音が音楽の足もとをしっかりと固めます。

↑空間オーディオ再生に対応するElite 10とアップルのAirPods Pro

 

Elite 10はハウジング(外殻)を完全に密閉構造にしないセミオープン型のイヤホンです。セミオープン構造を採用すると一般的に、中低音域の切れ味が増して、見晴らしの良い音場感が得られます。反面、低音が少し痩せて感じられたり、賑やかな場所では周囲の環境音が漏れ聞こえたりする場合も考えられます。

 

その点、Elite 10は10mm口径の大型ドライバーで低音を力強く鳴らすため、全体の音のバランスも重心が低く安定感があります。さらに、強力なアクティブノイズキャンセリング機能によって高い遮音効果を実現しているので、賑やかな屋外でも極上のリスニング環境をつくり出して、静かに音楽や映画、ゲームのサウンドに集中ができました。

 

ちなみに、筆者は先日海外出張に出かけた際に、飛行機の中でElite 10の遮音性能を試しました。低いエンジン音から、機内に渦巻く高音域のノイズ、隣の乗客の話し声までElite 10はまんべんなく消してくれるので、とてもリラックスしながら過ごせました。

↑飛行機の中でElite 10のノイキャン機能を試しました。セミオープン構造なのに高い遮音性能を実現しています

 

なお、Elite 10にはユーザーの耳の形や、使用環境に合わせて消音効果の強弱を自動調整する機能があります。飛行機やバスの中など騒音が多い場所では消音効果を強く効かせて、反対に静かなオフィスやカフェでは少しマイルドな効き方になります。その強弱の度合いが大きく変わって気になることはなく、「いつもベストな消音効果」。こうした、賢く調整してくれるところに、筆者はとても好印象を感じました。

 

装着感が抜群に安定する新開発のイヤージェル

Elite 10が高い消音効果を実現できた背景には、新開発のイヤージェルのデザインも大きく貢献しています。通常はイヤーチップ、またはイヤーピースなどと呼ばれる、耳栓の役割を担うこの楕円形のシリコン製パーツは、S/M/L/XLの4種類のサイズを同梱。サイズに合うイヤージェルを選ぶと、耳穴の肌にぴたりと張り付くように装着感が安定し、高い耳栓効果を実感できます。

↑4サイズのイヤージェルが付属します

 

音楽再生をストップしてみると、賑やかな場所でもElite 10のイヤージェルだけである程度の消音効果が得られていることがわかります。なので、屋外を歩きながら音楽を聴く際には、Jabra Sound+から5段階の強さが選べる「ヒアスルー」(外音取り込み)の機能を上手に併用しながら、安全にリスニングを楽しむ環境をつくりましょう。

 

リモートワークにも欠かせない実力。23年秋冬にプッシュしたい製品

ちなみにJabra Sound+アプリには、サウンドを好みのバランスにカスタマイズできるイコライザーや、音楽の代わりに「鳥のさえずり」「海の波」「せせらぎ」など周囲の騒音を消して集中するための音を再生する「音楽プリセット」機能があります。特にリモートワークの機会が多い方は、音楽プリセットを使うと、歌詞のある音楽再生に集中を削がれることがなくなるので、とても便利だと思います。

↑耳栓効果を高めてくれるJabra Sound+アプリの「サウンドスケープ」機能

 

リモートワーク視点で言うと、Jabraはさまざまなタイプの無線通信機器を手がけるメーカーでもあります。Elite 10もイヤホン本体に計6つのマイクを内蔵して、ハンズフリー通話時にはユーザーの声だけを狙ってピックアップする技術を搭載しています。しかも通話の最中は、ユーザーの背景にある環境ノイズを抑制する機能が自動でオンになります。

 

筆者も家族にElite 10とほかのイヤホンを交互に着けてもらい、通話の音声を聴き比べてみました。Elite 10は声の輪郭が明瞭に定まったまま、前方にぐんと浮かび上がってくるような力強さ。これに加えてイヤージェルによる快適な装着感も持続するので、オンライン会議などがあるリモートワークにも欠かせないアイテムです。

 

Dolby Atmosによる空間オーディオ再生に対応する斬新さや、いつも身に着けていたくなる装着感の心地よさ、土台の完成度の高さなど、Jabra Elite 10は2023年秋冬に筆者が圧倒的にプッシュしたいワイヤレスイヤホンのひとつです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

サムスン「Galaxy Buds FE」、アクティブノイズキャンセル対応で1万円台前半の安さかも

サムスンはお手ごろ価格のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」の発売を準備中だと噂され、実際に公式サポートページも発見されたほか、マニュアルまでリークされていました

Image:Galaxy Club/Samsung

 

その新たな情報として、1万円台のPixel Buds A-Seriesと同じ価格だとの噂が報じられています。

 

ドイツ・テック系サイトWinfutureのRoland Quandt氏によれば、次期Galaxy Buds FEは「グラファイト」と「ホワイト」の2色だけとのこと。また名門音響ブランドAKGがチューニングしたスピーカーを採用し、12mmドライバー(同社のGalaxy Buds Live等と同じ)を搭載すると主張しています。

 

さらにQuandt氏は、Galaxy Buds FEの価格は99.99ドルになると付け加えています。この価格は、Googleの Pixel Buds A-Seriesと同じで、完全に競合することになります。

 

先日のリークされたマニュアルからは、Galaxy Buds FEはアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)に対応していることが確認されています。これは1万円前後の廉価イヤホンにはあまり例を見ない機能であり、Pixel Buds A-Seriesにも欠けています。

 

サムスンのGalaxy Buds 2にもANCはありますが、より低価格なモデルに投入されれば、インパクトは大きいはず。お手ごろ価格のハイエンドスマホ「Galaxy S23 FE」とともに、正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Roland Quandt(X)
via:9to5Google

お手ごろ価格ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」、アクティブノイキャン対応でもうすぐ発売かも

最近のサムスンは、噂の「Galaxy S23 FE」をはじめ、お手ごろ価格な新製品を準備中だと見られています。FEとは「ファン・エディション」の略であり、高価なハイエンドモデルよりも買いやすく、そこそこの性能を備えたモデルのことです。

Image:Galaxy Club/Samsung

 

そうした新たなFE製品として、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」の画像や仕様などの情報が届けられています。

 

本製品には「SM-R400N」という型番が付けられ、すでに公式サポートページも発見されています

 

サムスンの未発表製品に詳しいGalaxy Clubは、ドイツのサムスン公式サイトでマニュアルをダウンロードできたとのこと。そこには「Galaxy Buds FE」という製品名も書かれています。

Image:Galaxy Club

 

本製品は、Galaxy Buds 2やBuds 2 Proと同じ充電ケースが同梱され、同じくUSB-Cポートで充電できます。またイヤホンの先端は初代Galaxy Budsのように(落下防止の)ウイングチップが付くために、昔のデザインが気に入っていた人は購入を検討してよさそうです。

 

また画像を見るかぎり、マイクは2つ。一見すればBuds 2 Proの3つから減っているようですが、Buds 2 Proも実際には3つありながらマニュアルには2つしか書いてなかったため、まだ正確なところは分かりません。ほかケースとイヤホン本体のバッテリー容量も不明です。

 

ただし、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載してることは確認できます。駅のホームや人混みのある場所など、騒がしいところでは音楽やオーディオブック、あるいは通話やYouTubeを楽しむ助けとなるでしょう。

 

発売日に関しては、Galaxy S23 FEやミドルレンジタブレット「Galaxy Tab S9 FE」と同時になると予想されています。特にGalaxy S23 FEは、中国の規制機関の認証も通過しているため、もうすぐ発売となるはず。Galaxy Buds FEと一緒に買えば、お手ごろ価格で高い満足感が得られそうです。

 

Source:Galaxy Club
via:Wccftech

シャオミから2000円以下の完全ワイヤレスイヤホン登場、日常で安心して使えそう

シャオミはエントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Active」をAmazon限定で発売しました。価格は1990円(税込)です。

 

Redmi Buds 4 Activeは充電ケースと併用で約28時間使用できるバッテリー、Androidスマホに表示されるポップアップのタップでペアリングできる「Google Fast Pair」、Bluetooth 5.3による低遅延モードなどに対応しながら2000円以下の製品。

 

音質では12mmの大型なダイナミックドライバーを搭載し、パワフルな低音を楽しめるとのこと。

 

このくらいの価格感であれば、日常使いでも安心して使える、という人も多そうです。IPX4生活防水性能で、多少の雨なら心配ないほか、ジムで使用なども可能でしょう。

フルシリコンの有線イヤホンが快適な “寝ホン” へ誘う。注目のイヤホン・ヘッドホン3選【2023年上半期で売れたモノSELECTION デジタル編】

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「デジタル編」から、注目のイヤホン・ヘッドホン3モデルを紹介! ヒットの秘密をAVライターの野村ケンジさんに教えてもらいました。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が教えます

AVライター 野村ケンジさん
ヘッドホン・イヤホン、DAPなどに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

 

TWS】クラファンMakuakeで9166%を達成した大注目モデル

SOUNDPEATS
Opera 05
1万3999円
2022年7月上旬一般発売

イヤホン専門ブランドとして13年の歴史を持つ同社のTWS。LDACコーデックに対応し、Bluetooth接続でハイレゾの高音質が楽しめる。本機「05」は3基のドライバーを搭載した贅沢な仕様で、2基構成の「03」も同時発売。

 

↑同社のフラッグシップモデルだけにリッチな仕上がり。素材や塗装にこだわっており、見た目でも愉しめる

 

【ヒットのシンソウ】

フィット感に優れるうえANC効果も上々

「耳側の形状に工夫が凝らされていたり、楕円形ノズルを採用されていたりすることで高いフィット感と高性能なANC効果を確保。サウンドは、細やかなディテール表現と迫力の良さを巧みに両立させています」(野村さん、以下同)

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

 

【有線イヤホン】フル・シリコン構成によりリラックスできる装着感を実現

AZLA
ASE-500
実売価格2860円
2022年10月発売

ドライバーとケーブルを除く本体からイヤーピースまでをフル・シリコン構成の有線イヤホン。柔らかく、突起のない形状なので、寝ながらでも快適に使用できる。超小型高性能ドライバーを搭載し、サウンド面も文句なし。

↑5.7mmドライバーを搭載。シリコン筐体でドライバーを包み込む設計によりフィッティングを向上させている

 

↑直線的な振動板の動きと最適化されたモーターによる低歪みを実現。クラス最高レベルの性能を誇る

 

【ヒットのシンソウ】

寝転びながらでも 安心して聴ける

「シリコン素材で全体が覆われた小型のイヤホン本体により、日本では寝転がりながらでも使える“寝ホン”として高い人気を得ています。スピード感があるクリアなサウンドが特徴で、低域の量感も十分」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【ヘッドホン】立体音響などの制作に適したクリエイター向けモデル

ソニー
MDR-MV1
実売価格5万9400円
2023年5月発売

ヘッドホン内部の反射音を低減する背面開放型音響構造を採用し、立体的な音響空間での優れた空間表現が可能。立体音響など様々な音源の奥行きや細部まで、クリエイターが意図した音楽表現を精緻に再現する。

 

↑専用開発のドライバーユニットを搭載。超広帯域再生や広ダイナミックレンジ再生を実現し、立体音響音源の定位感や空間情報を表現する

 

↑背面開放型のハウジング音響構造を採用。信号処理で付与された反射音への影響を抑えて正確に音場を再現する

 

【ヒットのシンソウ】

脚色のないストレートなサウンドが好印象

「各サイトの売り上げランキングで有線モデルとして唯一上位に食い込むなど、瞬く間に人気モデルとなりました。一切の脚色がないストレートなサウンド表現や揺るぎない定位で、プロ・アマ問わず好評です」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★

快適な装着感で “ながら聴き” に最適! プロ厳選の「フローティングイヤホン」3選【2023年上半期で売れたモノSELECTION デジタル編】

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「デジタル編」から、フローティングイヤホンをピックアップ。装着感とサウンドのバランスが良く、ながら聴きにうってつけと人気が高い理由とおすすめモデルを、AVライターの野村ケンジさんに教えてもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

フローティング型は “ながら聴き” に最適

続々と新製品が登場するオーディオ機器のなかでも、ここ数年最も勢いがあるのがイヤホンだ。なかでもTWS(完全ワイヤレス)は人気を牽引している。

 

「TWSなどのカナル型イヤホン(先端にイヤーピースが付いているタイプ)は、遮音性の高さや音漏れの少なさから、特に日本国内では絶大な人気を誇ります。しかし、周りの音が聞こえにくい特性が逆にデメリットとなり、屋外では危険を伴うなど、やや使いづらさを感じることも。また、耳穴に押し込むので、長時間使い続けるのを負担に感じる人もいます。それを解決してくれる骨伝導イヤホンも登場していますが、音量や音質の面でまだまだ改良の余地があります」(野村さん、以下同)

 

そんななか、昨今注目を集めつつあるのが、耳穴の前にドライバーを配置する構造の「フローティングイヤホン」だ。

 

「フローティング型のイヤホンは、耳に対する身体的負担がほとんどなく、ごく一般的なダイナミック型ドライバーを搭載するため、音質面でも優位性があります。明るい高音と深みのある重低音を楽しめるだけでなく、周囲への音漏れも低減。特に、屋外で “ながら聴き” をする機会が多い人にとっては、ベストな選択肢と言えるでしょう」

 

耳穴を圧迫されることなく快適に高音質を楽しめる

Shokz
OpenFit【オープンイヤーTWS(2023年4月 GREEN FUNDING開始)】
2万1397円 (GREEN FUNDING早割)

骨伝導イヤホンで知られるShokz初のオープンイヤーTWS。クラファンで約1万人、2.5億円以上の支援を得て国内のイヤホン系では歴代1位に。イヤーバッズを耳の周りに装着するため、耳穴を塞ぐことなく快適に音楽を聴ける。

 

↑2つのパーツで構成される超軽量コンポジット振動板を採用したドライバーユニットを搭載。振動板の周りのポリマーリングが豊かなサウンドを実現する

 

↑専用の「Shokz App」を使えば自分だけの音をカスタマイズ可能。イコライザー調整や、ボタン機能のパーソナライズなどが簡単に行える

 

↑2層構造のリキッドシリコンを採用したイヤークッションコアが、あらゆる耳の形状にフィット。長時間でも快適にリスニングが可能だ

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>AVライター 野村ケンジさん
ヘッドホン・イヤホン、DAPなどに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

 

装着感が良く音漏れもなしサウンドのバランスも上々

「耳掛け型なので圧迫感がなく、TWSのように耳から落ちる心配もなし。サウンドは中高低のバランスが良く、ボーカルもしっかりと耳に届きました。フローティング型ながら音漏れも気になりません」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

 

【コレもヒット!】

耳の前にスピーカーが浮き快適な装着感と高音質を実現

ソニー
Float Run
実売価格1万8700円

耳の前に浮いたスピーカーから音が流れるため、圧迫感や耳の周りの骨の振動がなく、違和感や疲れを抑えられる。大音量になりやすいランニング時などにもオススメだ。

 

↑耳穴に何も入れない快適な装着感と高音質を実現。ランニングなどのスポーツ時や、ながら聴きなどに最適だ

 

フローティング&軽量でより快適にリスニング可能

nwm
パーソナルイヤースピーカー nwm MWE001
実売価格8250円

両耳9gの軽量かつオープンイヤー構造により、着けていることを忘れてしまいそうなイヤホン。有線タイプなので充電がいらず、音切れの心配もなく、快適に良音を楽しめる。

 

↑パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)技術を初採用。耳を塞がなくても、音漏れを逆相で打ち消すことで最小限に抑える

ノイキャンの「静寂」がすごい、ソニー最新イヤホン「WF-1000XM5」発売前レビュー

ソニーが、ノイズキャンセリング機能を搭載する左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンの新製品「WF-1000XM5」を9月1日に発売。人気の「1000X」シリーズ最新モデルの実力を、発売前に先行レポートします。

 

ニーズに応え、順当に進化してきたソニーの1000Xシリーズ

1000Xはソニーのワイヤレスヘッドホン・イヤホンの中でも、最高品質のサウンドとノイズキャンセリング機能を持つ製品だけに与えられるシリーズネームです。左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは2021年にソニーが発売した「WF-1000XM4」以来、約2年ぶりの新製品。完全ワイヤレスイヤホンは間にM2を飛ばしていますが、2017年に登場した初代のWF-1000Xから順当な進化を続けてきました。

↑WF-1000XM5。製品名末尾のM5は「マーク5」を意味しています

 

完全ワイヤレスイヤホン全体を見渡しても、進化を遂げたり新たなニーズが誕生したりしています。たとえば、耳を物理的に覆う・塞ぐだけでなく、音声信号の電気的な処理によって、音楽リスニングに不要な環境ノイズだけを消去する「アクティブノイズキャンセリング」は、今から10年前だとヘッドホンの特別な機能として注目されていました。

 

現在は完全ワイヤレスイヤホンも、上位クラスのモデルを中心にノイズキャンセリング機能を搭載する製品が普及しています。ソニーの1000Xシリーズやアップルの「AirPods Pro」、ボーズの「QuietComfort Earbuds II」などに代表される人気のモデルを、街中や電車・飛行機で活用しているユーザーを見かける機会も増えました。筆者も手荷物をコンパクトにできるので、最近はもっぱら完全ワイヤレスイヤホンを外出時に持参しています。

↑2017年に発売された初代のWF-1000X

 

↑2019年に発売された“2代目”のWF-1000XM3

 

さらにコロナ禍を経て、ハンズフリー通話にも使えるワイヤレスイヤホンがリモートワークの音声コミュニケーションに欠かせないツールになりました。特に完全ワイヤレスイヤホンはビデオ通話の際に装着したまま動き回ることができますし、見た目も目立ちにくいことから有線イヤホンよりも使いやすく、人気を博しています。

 

こうした背景のもと、2021年の発売以来、ユーザーの音楽リスニングから音声コミュニケーションまで広くサポートしてきたのがWF-1000XM4であり、後継機として最新機種のWF-1000XM5が登場したわけです。

 

では、どのようなアップグレードを果たしたのか、新旧モデルを比べながら紹介します。

 

鳴りっぷりのよい新開発ドライバー。ハイレゾワイヤレス再生の音がひと味違う

最初は音質を比較しました。新旧1000Xシリーズのワイヤレスイヤホンはともに、ソニーが開発した「LDAC(エルダック)」というBluetoothオーディオの伝送技術により、ワイヤレス接続でハイレゾ再生を楽しめます。スマホやオーディオプレーヤーの側もLDACに対応している必要があるので、今回はソニーの「Xperia 1 V」をリファレンスにして聴き比べました。

↑WF-1000XM5とLDACで接続可能なソニーのスマホ、Xperia 1 Vでハイレゾの楽曲を聴きました

 

ソニーはWF-1000XM5のために音の心臓部となるドライバーユニットを新しく設計・開発しました。「ダイナミックドライバーX」と名付けたユニットは、WF-1000XM4のユニットよりも口径サイズが大きくなっています。また振動板の素材や構造も変更。結果、WF-1000XM5はよりパワフルで余裕のある鳴りっぷりが魅力的です。

 

ボーカルの質感はきめ細かく、ピアノやギターの音色は自然な鮮やかさで再現します。リズムは立ち上がりが鋭く、肉付きも充実。ベースやドラムスの低音はWF-1000XM4に比べてスムーズで伸びやかです。Amazon Music Unlimitedなどで配信されているYOASOBIの『祝福』『群青』、上原ひろみのアルバム「Silver Lining Suite」から『ジャンプスタート』などの楽曲を聴くと、WF-1000XM5によるハイレゾワイヤレス再生の懐の広さ、立体感の向上ぶりがよくわかると思います。

 

なお、WF-1000XM5にはLDAC接続に対応していないiPhoneと組み合わせた場合でも、ハイレゾ級の高品位なワイヤレスオーディオ再生を楽しめるアップスケーリング機能「DSEE Extreme」が搭載されています。専用アプリの「Sony | Headphones Connect」から機能をオンにすると、AIによる機械学習をベースにしたリアルタイム解析アルゴリズムにより、ボーカルや楽器などそれぞれの音源に最適なアップスケーリングを行ないます。

 

DSEE Extremeは「音がピカピカに磨かれる」というよりも、「極めてナチュラルな音に包まれる臨場感」といった印象。YouTubeやゲームの音声にも有効なので、いろんなコンテンツでその効果を確かめてみてください。

↑iPhoneとの接続時にはDSEE Extremeをオンにするとハイレゾ級の高音質再生を楽しめます

 

ノイズキャンセリング機能は静寂のクオリティが高い

続いてノイズキャンセリング機能を体験してみます。ソニーは「世界最高のノイズキャンセリング品質」を実現したことが、新しいWF-1000XM5の特徴であるとしています。

 

ノイズキャンセリング機能の出来映えを測る基準は、イヤホン自体の消音性能の「強さ」だけではありません。どんなユーザーの耳にも快適にフィットする装着性能の高さも大事です。

 

その点、新しいWF-1000XM5は、WF-1000XM4から小型・軽量化しています。重さは約20%、体積は約25%もサイズダウンしました。また、イヤホン本体は曲線を活かしたデザインにしたことで、耳にとても心地よくフィットします。ソニー独自設計の「ノイズアイソレーションイヤーピース」も、WF-1000XM4に付属するものから形状をブラッシュアップしたことで装着安定性を向上させました。

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4。イヤホン本体のサイズがかなりコンパクトになりました

 

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4に付属するソニー独自開発のイヤーピース。耳に装着して固定しやすい形状になっています

 

ほかにも内蔵するICチップの改良、環境音を集音するためのマイクの追加、先述したドライバーユニットのパワーアップなど、数々の変更が加えられています。WF-1000XM4と聴き比べるとWF-1000XM5は特に人の話し声のほか、エアコンのファンが回る音や自動車のモーター音など、持続的に響く低い音のノイズがよく抑えられています。

 

さらにWF-1000XM5は、音楽再生時にも自然な消音効果がかかります。ソニーが掲げるノイズキャンセリング性能の「世界最高品質」の意味とは、ほかのノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスイヤホンに比べて、消音モード時の「静寂のクオリティ」が高いことだと筆者は考えます。クラシックやジャズの静かな楽曲を聴いてみると、WF-1000XM5は全体にノイズが少なく、立体的な音像をシャープに描いてくれるのです。

 

消音効果が単純に強くかかるのではなく、音楽と無音の合間に漂う空気感のようなものも丁寧に存在感を引き立てます。WF-1000XM5でヒラリー・ハーンの『パガニーニ:24の奇想曲 第24番』を聴いてみたところ、生命力あふれるバイオリンの音と、めくるめく表情の変化に圧倒されました。録音された音楽や映画の音声を聴いているのに、まるでコンテンツの中に入り込んで音に包まれているような、生々しい体験に触れられるところに「ソニーのノイキャン」の凄みがあります。

 

疲れない装着感。AIにより通話性能も強化

イヤホンが軽いと、長時間身に着けていても疲れを感じにくくなるため、オンライン会議などハンズフリー通話での使用にも適しています。ただし、イヤホンの装着感は人それぞれに耳の形が異なることを前提として「相性の良し悪し」によって評価する必要もあります。

 

筆者の場合、WF-1000XM4ぐらいの、少し大きめなイヤホンの方が耳穴の中だけでなく、外耳にも触れて安定するので、屋外で移動しながら音楽を聴きたいときに安心感があります。そしてあくまで筆者の印象ですが、曲線を活かしたWF-1000XM5のデザインは柔らかな印象があり、WF-1000XM4まで続いたガジェット的なイメージが一変しています。両者を並べてみるとデザインの好みが割れそうです。

 

WF-1000XM5の購入を真剣検討する段階では、ぜひショップなどに展示されている実機の外観をよく見て、できれば試着してみることをおすすめします。

↑左がWF-1000XM5、右がWF-1000XM4。新機種はケースも含めてよりコンパクトに、柔らかなデザインになっています

 

最後にハンズフリー通話について補足しておきます。WF-1000XM5は内蔵するマイクの改良を図り、さらに集音した音声からAI解析により通話に不要なノイズ成分だけを消す「ボイスピックアップテクノロジー」を搭載しています。試しに、家族にWF-1000XM5とWF-1000XM4を交互に装着してもらい、通話音声を聴き比べてみました。WF-1000XM5の方がノイズに強く、またユーザーの声を拾って力強く伝えるマイク性能を実感できました。

 

通話性能の高さに加えて、たとえばパソコンとスマホのように、同時に2台までのデバイスに接続して待機状態にできるマルチポイントにも対応しているので、WF-1000XM5はビジネスシーンでも使いやすいコミュニケーションツールになると思います。

 

4万円のワイヤレスイヤホンの価値を体験してほしい

WF-1000XM5はソニーが最高品質にこだわった完全ワイヤレスイヤホンです。その分、ソニーストアでの発売時価格は4万1800円(税込)と高価ですが、フラグシップの実力を見れば価格も相応しいと筆者は感じました。いまの完全ワイヤレスイヤホンに求められる最高のクオリティと、思いつく限りの多彩な機能をWF-1000XM5が備えていることを考えると、むしろコスパの高いワイヤレスイヤホンであるとさえ言えます。

 

ソニーにはいま、ノイズキャンセリング機能を搭載する左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンとして、1万円台で買えるエントリークラスの「WF-C700N」や、軽量設計を追求した2万円台のハイエンドモデル「LinkBuds S」もあります。それぞれ用途に最適化したイヤホンたちなので、比較検討をした際に、無理に4万円もかけて1000Xシリーズを選ぶ必要はもちろんありません。

 

ただ、いまお気に入りのワイヤレスイヤホン、ワイヤレスヘッドホンを持っている方も、一度WF-1000XM5の実力を体験する価値はあると思います。

 

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ソニー「世界最高」クラスのノイキャン性能実現したイヤホン「WF-1000XM5」発表

ソニーは7月25日、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「WF-1000XM5」を発表しました。市場想定価格は4万2000円(税込)前後で、9月1日から発売します。

 

市場でも高い人気をほこる「WF-1000XM4」の後継にあたるモデル。人気の一方で、賛否両論あるというノイズキャンセリング性能や本体サイズの大きさからくる装着感、発売当初マルチポイントに対応できていなかったなど、ユーザーから出ていた要望に応えたといいます。

↑WF-1000XM5のブラック

 

ノイズキャンセリング性能については、JEITA基準で完全ワイヤレス型のノイズキャンセリングヘッドホンとして、世界最高とうたっています。前モデルに搭載されていた、特に高音域のノイズ処理に強い「統合プロセッサーV1」が、WF-1000XM5では「統合プロセッサーV2」にアップデート。リアルタイムのノイズキャンセリング処理を可能にし、環境に合わせてノイズキャンセリング性能を最適化するといいます。

 

加えて、新たに「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」を搭載。複数のマイクを正確に制御することで、ノイズキャンセリングの実力を向上させています。このプロセッサーにより、イヤホン本体内に搭載するマイク数も6個に増加。片耳にデュアルフィードバックマイクとフィードフォワードマイクがあることで、低域のノイズキャンセリング性能が高まっています。

↑2つのプロセッサーを搭載

 

↑片耳に搭載されているマイク。すぐ下で触れますが、マイクやプロセッサーが増えているにも関わらず、本体は軽量化しています

 

装着感はまず、前モデルから重さが約20%減っており、片耳約5.9gを実現。また、さまざまな人種の耳データと耳の形状を感性評価しながら設計しており、耳の内面にフィットする形状を採用したほか、本体を小さくして耳の干渉を減らしたり、耳から本体が飛び出す部分を少なくしたりしています。

↑プラチナシルバーのモデル。イヤホン片耳のサイズは前モデルの約7.3gから約5.9gに軽量化し、ケースも約41gから約39gになっています

 

なお、今回からイヤーピースにS/M/Lに加えてSSサイズも付属しています。

↑付属品

 

↑イヤーピースは単体でも9月1日に発売されます。一部モデルを除く、ソニーのインイヤーイヤホンで使用可能です。市場想定価格は各サイズ2000円(税込)前後

 

完全ワイヤレスイヤホンの中でもはや当たり前となりつつあるマルチポイント接続は、もちろん対応。OSを選ばず2台同時接続が可能です。

 

音質面では、ドライバーユニットに独自開発の8.4mm径を採用しています。振動板にはドーム部とエッジ部で異なる素材を組み合わせており、柔らかいエッジ部分が低音域を、軽量で高剛性のドーム部が伸びのある高音域を再生します。

↑新開発の「ダイナミックドライバーX」

 

ソニーならではの高音質技術「DSEE Extreme」や、立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応しています。

↑WF-1000XM5の発売時から、対象のイヤホンで利用できるスマホアプリ「Headphones Connect」の新機能「ファインド・ユア・イコライザー」。好みの音のバランスを選択していって、直感的に音質の調整が可能です

 

1年ごとに更新の安心サポートも提供

WF-1000XM5の登場に合わせて、完全ワイヤレスイヤホン向けのサービスも新しくなり、「ヘッドホン ケアプランワイド」の提供が始まります。片方のイヤホンをなくす、あるいは落下による水濡れや落下時の破損に対して、提供や修理などで対応するサービスです。利用料金は1年で3300円(税込)。利用期間は1年ですが、申し出がない限り自動で1年間更新され続けます。

 

メーカー保証内容相当の修理は、何回でも無償で修理するほか、水濡れや破損などの事故についても1回目は無償で、2回目以降は修理費用の50%オフで対応します。1年間の更新後に破損した場合は、再び1回目という扱いになるので無償で修理に対応するとのこと。

 

また、片方のイヤホンの紛失についてはWF-1000XM5の場合5500円(税込)で対応と、一定の免責額で提供を受けられます。こちらは1年間の利用期間の間、1回利用可能です。

 

保証範囲は機器ごとなので、複数台持っていてサービスを受けるのであれば、1台ごとに契約が必要になります。提供開始は7月25日の10時からで、サービス開始時の対象機器はWF-1000XM5のみ。ただし、9月1日になると下記の機種もサービスに対応します。

 

LinkBuds S(WF-LS900N)

LinkBuds(WF-L900)

LinkBuds UC for Microsoft Teams(WF-L900UC)

WF-XB700

WF-C500

WF-C700N

 

なお、ソニーストアで購入履歴のある人、My Sony IDを新規取得した人は初年度50%オフクーポンを利用できるため、初年度は1650円(税込)となります。また、既存の「紛失あんしんサービス」は、ヘッドホン ケアプランワイドに切り替わっていくとのこと。

上半期、超絶ヒットしたJBLのTWSイヤホン! 専門店も驚く売り上げを記録した製品を深掘り

2023年上半期に売れたモノを紹介する本企画。今回は完全ワイヤレスイヤホンを取り上げる。

 

TOUR PRO 2は、発売初月で1.5万台以上を出荷、TWS(完全ワイヤレスイヤホン)市場におけるJBLの売上金額シェアを約3倍まで引き上げるなど超絶ヒット。スマホを取り出すことなく、ケースのタッチパネルで操作を完結できる画期的な製品だ。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ケースにタッチパネルを搭載したニューノーマルになり得るTWS

JBL
TOUR PRO 2

充電ケースに1.45型のスマートタッチディスプレイを搭載。再生停止や音量調整、ANCの切り替え、イコライザー調整など様々な操作ができる。音質も徹底追求し、JBLらしい躍動感に満ちた迫力のサウンドを実現。

SPEC●ドライバー:Φ10mm●連続再生時間:最大40時間(ANCオフ時/充電ケース併用)●防水性能:IPX5●質量:約6.1g(イヤホン片耳)

↑高精度なハイブリッドANCを採用。リアルタイムで周囲のノイズ成分を監視することで、屋外でも騒音のない快適な音楽リスニングを楽しめる

 

↑DLC(Diamond-Like Carbon)コーティング振動板を採用した、10mm口径ダイナミック型ドライバーを搭載。迫力と繊細さを併せ持つサウンドを楽しめる

 

イヤホン・ヘッドホン専門店に直撃! 売り場のリアルな反響は?

e☆イヤホン

世界中のイヤホン・ヘッドホンを取り揃えるオーディオ専門店。東京、大阪、名古屋、仙台と各地に店舗を展開する。

全店舗でナンバーワンの売上金額を記録した

同店担当者によれば、予約開始から6月までの期間で、オンラインも含めた全店舗・全商品のナンバーワン販売金額を記録。特徴的なケースで、ガジェット好きの男性からの人気が特に高いという。HIP-HOPやロックなどノリの良い音楽で重低音をしっかりと感じたいという、迫力重視の人も多く購入しているそうだ。

 

オーディオ業界のヒットメーカー JBLの歩み

設立以来プロ用・家庭用の大型スピーカーに実績があるが、カーオーディオやワイヤレススピーカーなど時代に応じて展開している。 Bluetoothスピーカーは世界シェア50%を誇り、累計出荷台数で1億7000万台以上を記録。イヤホン・ヘッドホンも累計出荷台数が2億台を突破した。

<コレもヒット>“リアル”サラウンドを実現する画期的なサウンドバー

左右両端が分離し、リスナーの後方に設置すればワイヤレスサラウンドシステムが完成。自動調整機能やDolby Atmos対応によるシームレスな音場表現に加え、ワイヤレスサブウーファーによる迫力の低音も魅力だ。クラファンで1億1500万円超を達成。

 

<使ってわかった! 売れているワケ>

AVライター 野村ケンジさん

AV機器全般に精通する。TBSテレビ「開運音楽堂」やレインボータウンFM「みケらじ!」など、様々なメディアに出演。

 

「PCやDAPでANCのオン/オフができる充電ケースは、個人的にも待望でした。他社が追従し、数年後には高級モデルでは標準搭載となるはず。ANCやマイクの性能、音楽をより楽しめる絶妙な調整のサウンドなど、総合力が抜群なのがヒットのキモ」

 

革新的だけど「当たり前」の操作性を獲得し音質・装着感・機能性を高次元で実現

充電ケースにタッチパネルが付いたTWSは、誰しも革新的な製品だと思うはず。しかし、作り手としてはあくまでも“当たり前”の機能だったという。JBLが大切にする製品作りの哲学に迫った。

この人に聞きました!

ハーマンインターナショナル
プロダクト&マーケティング部
マネージャー
濱田直樹さん

 

——充電ケースのタッチパネル採用について、潜在的なニーズをキャッチしていたのでしょうか?

濱田 JBLは2017年という比較的早い時期に初のTWSを発売しています。そうしたスピーディな動きができたのは、以前から手掛けている Bluetoothスピーカーなどのノウハウを製品作りに生かすことができたためです。ある意味TWSは「超小型化したポータブルスピーカー」ですから。「TOUR PRO 2」にタッチパネルをいち早く搭載できたのも、こうした実績によるものです。タッチパネルはTWSとしては世界初ですが、ほかのデジタル機器では一般的。ユーザー目線では「やっとイヤホンにも付いて、普通に使いやすくなった」くらいに思ってもらえたのではないでしょうか。使っているうちに、あるのが当たり前になるはずです。

——実際、「タッチパネル搭載」であることを必ずしも前面には押し出しておらず、音響技術や装着感などと並列にアピールしているような印象を受けました。

濱田 本機はタッチパネルだけでなく、音質や装着感、アダプティブ・ノイズキャンセリングや高品位通話マイクなど、多くの優れた点があります。なかでも「装着感」と「JBLサウンド」は、新フラッグシップモデルに相応しい進化を遂げています。前モデルから30%ものダウンサイジングを実現し、デュアルオーバルシェイプを採用するなど5年以上かけて追求したデザインは、「完成された装着感」と呼ぶに相応しいと自負しています。また、10万人規模の巨大スタジアムやホールの音作りを、スピーカーからアンプ、ソフトウェアまでの統合システムで提供する当社ならではのノウハウを生かした、圧倒的な鮮度感がJBLサウンドの特徴。これらの魅力も、存分に体感してください!

3278円でも十分買い! ドンキの完全ワイヤレスイヤホンが日常使いにピッタリでした

ドン・キホーテの「情熱価格」ブランドから登場した「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)は、実売価格3278円というお手ごろモデル。にも関わらず、「元オーディオメーカーイヤホン担当者が20種類以上を聴き比べ、メーカーと何度もやり取りして」開発したと、高音質を前面にアピールしています。3000円ちょっとのイヤホンがそんなに音いいの? と疑問に思う方もいるでしょう。そこで今回はこのドンキのワイヤレスイヤホンをがっつりレビューしたいと思います。

↑パッケージをびっしり文字で埋め尽くし高音質をアピール

 

ドンキ謹製「完全ワイヤレスイヤホン」の特徴は“音質”

現在、完全ワイヤレスイヤホン(TWS)市場は大きく3つの価格帯に分かれていて、5000円以下のお手軽モデル、ノイズキャンセリング機能などを備えた1万円台のミドルモデル、ソニーやアップルのフラッグシップ機が並ぶ3万円以上のハイエンドモデルです。

 

このドンキの「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)は5000円以下のお手軽モデルに位置しますが、この価格帯はかなりの激戦区。ECサイトを覗けば無名ブランドの商品が大量に並び、そのスペックもデザインも似通っているのでどれを選べばいいか迷ってしまいます。

↑「完全ワイヤレスイヤホン」(JN-DQTWSS)。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色

 

そのなかでドンキ謹製TWSの特徴となるのが、「元オーディオメーカーのイヤホン担当者が20種類以上を聴き比べ、メーカーと何度もやり取りして」生まれたという音質へのこだわりでしょう。近年のTWSはほぼ中国でのOEM製造なので、メーカーごとのオリジナリティや音質の違い出しにくいのですが、ドンキはここをしっかりこだわって開発しているとのこと。この点は無名ブランド品にはない魅力だと思います。

 

また、遅延の発生しやすいワイヤレスの弱点をある程度カバーしてくれる「低遅延モード」も備えているので、音楽を聴くだけでなく動画やスマホゲームなどにもオススメです。

 

このほか、iPhoneやiPadなどのiOS機器で標準対応しているBluetoothのAACコーデックにも対応しているので、iOS機器であればより高品質なワイヤレスサウンドが楽しめます。Android機種でもAACコーデックをサポートしている場合があるので、ご自身の端末をチェックしてみてください。

↑パッケージにもAAC対応や低遅延モードの記載あり

 

【ここがポイント】

・安価ながら音質にもこだわったモデル

・動画やゲームに最適な「低遅延モード」搭載

・高音質なAACコーデックをサポート

・IPX5(さまざまな方向から水を直接噴きつけても影響を受けないレベル)の生活防水対応

・マイク内蔵でハンズフリー通話が可能

・連続再生時間はイヤホンのみで約6時間、充電ケース併用で最大約21時間

 

ノリのいい元気なサウンドで日常使いに最適

さっそくウリである音質を聴いてみましょう。手持ちのiPhoneで音楽を再生してみたところ、第一印象は「元気がいいサウンド」というものでした。低音がモリモリでベースやドラムの音に迫力が感じられます。低音が強めながら歌声が埋もれてしまうこともなく、J-POPやロック、EDMなどをノリよく聴ける音になっていると思います。

↑充電ケース・イヤホンともにシリコンのような素材でコーティングされており、しっとりとした手触り

 

一方で、音の解像度や空間表現といったオーディオ的な能力はあまり高くなく、じっくり聴き込むような用途には不向きです。低音寄りのバランスになっているので、低音がかき消されがちな屋外や電車・バスの車内での使用を想定しているのでしょう。日常生活のなかでカジュアルに使えるイヤホンだと思います。通勤や通学の際に気軽に使える完全ワイヤレスイヤホンを探している方にオススメですね。

 

続いて、もうひとつのウリである低遅延モードも試してみました。こちらはイヤホンの右側を3秒間長押しすることで通常モードと切り替えることができます。切り替わるときには英語音声で「ゲームモード」(低遅延モード)、「ミュージックモード」(通常モード)とアナウンスされるので、どちらのモードになったのか判別できます。

↑イヤホンの背面にタッチセンサーを備えており、触れるだけで操作が可能

 

iPhoneでネット動画を再生しながらモードを切り替えてみましたが、正直それほど違いはないように感じました。iPhoneではBluetooth通信に高音質・低遅延のAACコーデックを採用しており、低遅延モードにせずとも遅延を気にせず視聴できます。iPhoneユーザーなら通常モードでも十分でしょう。一部のAndroid端末など、AACコーデックをサポートしていない機種では、低遅延モードを積極的に使ってもいいかもしれません。

 

なお、低遅延モードでは処理能力を高めるためにパワーを使うため、消費電力が増加し、イヤホンの連続再生時間が短くなりますのでご注意ください。

↑充電ケースには3つのLEDライトが備わっており、バッテリー残量を確認できる。充電端子はUSB Type-C

 

結論:5000円以下の手ごろなモデルを探しているなら“買い”

同価格帯の製品と比べてズバ抜けて高音質というわけではありませんが、低音の効いたノリのいいサウンドは日常使いにちょうどよく、低遅延モードや生活防水対応などスペックも十分といえます。ECサイトなどでよく見かける低価格の無名ブランドのものを買うよりは、こちらのほうが安心できるのではないでしょうか。

↑非常にコンパクトで軽いので、シャツの胸ポケットに入れても気にならない

 

ノイズキャンセリングなどの機能が欲しければワンランク上の価格帯になってしまいますので、5000円以下でカジュアルに使える完全ワイヤレスイヤホンを探している方にオススメできるモデルとなっています。ドンキ店頭で見かけたら、ぜひ手にとってチェックしてみてください。

 

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