Beats by Dr. Dre(ビーツ)は、新開発のウイングチップを備えた「Beats Fit Pro ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン」を2022年初旬に発売します。国内での販売価格は未定ですが、米国では199.99ドルで販売されます。カラーはストーンパープル、セージグレイ、Beatsホワイト、Beatsブラックの4色をラインナップ。
↑Beats Fit Pro ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン
Beats Fit Proは、何千もの耳を測定してデジタルモデル化されたというウイングチップにより、高いフィット感を実現していることが特徴。硬いコアを柔らかくしなやかな素材で包んだ形状により、あらゆる耳の形にフィットします。スポーツなどのアクティブなシーンでも安定した装着感で使用できます。
ケース内側のボタンを長押しするとケースのLEDランプが点滅して、Bluetoothペアリングモードに切り替わったことを知らせてくれます。Androidスマホの場合はこの状態から、あらかじめスマホにインストールした「Beats」アプリからペアリング設定を行うか、またはAndroid 6.0以上のデバイスであればGoogle Fast Pairによるワンタッチペアリングが使えます。Android向けのBeatsアプリからはイヤホンのバッテリー残量を確認したり、本体リモコンボタンの設定変更などができます。Studio BudsはAirPodsシリーズよりさらにAndroidスマホのユーザーに優しい使い勝手に踏み込んでいるところが魅力的です。
↑Android版のBeatsアプリも使いやすい
iPhoneとAndroidスマホのどちらとも相性抜群
Studio Budsの実機をチェックしていきましょう。充電ケースは表面がさらっとしたマット仕上げで、楕円形のデザインにより手の中に心地よく収まります。イヤホンはケースのフタを開いて横向きに収納します。尖った形状の側面をつまんでケースから出し入れするのですが、ハウジングの表面も指触りがさらっとしているので、着脱時に落とさないよう気を付けましょう。
Studio BudsのサウンドはApple Musicの音源をリファレンスにして試聴しました。Studio BudsもBluetoothのオーディオコーデックはAAC/SBCに対応しています。AirPodsシリーズと同様にApple Musicのロスレス/ハイレゾロスレスコンテンツを再生すると圧縮がかかります。
ルパン三世の名曲リミックス「LUPIN THE THIRD JAM」からYUC’eが歌う「夢ならいいのに」を聴きました。ボーカルとジャズバンドによる演奏は生演奏のように鮮やかで生々しく、音像が立体的に蘇ります。ボーカルの音像が前に張り出してきて、奥行き方向へ広がる演奏も見晴らしも良好。そのサウンドに引き込まれます。
Studio Budsを最新のOSを搭載するiPhone、iPadとペアリングすると、Apple Musicのドルビーアトモスによる空間オーディオ対応コンテンツを選曲した時に、ステレオ版ではなく空間オーディオ版を自動選択する機能が使えます。
7月末に配信が開始されたばかりのアリス=紗良・オットの作品「Echoes of Life」を試聴すると、空間オーディオらしい雄大なコンサートホールの情景が目前に広がります。ピアノの音像が前に迫り来るような臨場感。低音はどっしりと深く沈みます。アップルとのコラボレーションが始まってから、ビーツのイヤホン・ヘッドホンが共通の特徴としてきた中高音域の透明感と伸びやかさは最新モデルのStudio Budsにも確かに受け継がれています。
Studio BudsのANC機能は、自動車の走行音から人の話し声までバランス良く消音してくれます。筆者の体感的な印象で比べると、ANCの効果はAirPods Proよりもビーツの方が若干強力だと思います。反対に外音取り込みモードに切り換えると、やはり環境音がとてもクリアに聴こえるAirPods Proの良さが目立ってきます。ANCと外音取り込みのモードを切り換えた時に音のバランスが崩れないところはStudio Budsもお見事。
Apple Musicから、早見沙織と芹澤 優のデュエットによる楽曲「恋のロシアンルーレット」を聴いてみました。アプリでオン・オフを切り換えながら効果を聴き比べてみると、ボーカルの艶っぽさや高域の伸びやかさがDSEE Extremeの効果によって向上する手応えがあります。高さ方向に空間の見晴らしが良くなる印象です。お気に入りのボーカリストの楽曲を楽しむ際には特に有効だと思いますが、むしろハイレゾの楽曲を再生する時以外はDSEE Extremeは「常時オン」でもいいと思います。
配信ライヴの第二弾が6月17日に行われ、ミツメ、古舘佑太郎、松本素生(GOING UNDER GROUND)が登場。それぞれ個性の異なる3組が、こんなときだからこそ音楽をダイレクトに届けたいという思いがディスプレイを通して伝わってくるパフォーマンスを披露してくれた。今回はせっかくのN10 Plusのレビューなので、NUARLが手掛けた配信ライヴを試聴しながらその実力を確かめてみたいと思う。ノイズキャンセリングの特性を感じるためにも自宅、地下鉄、カフェと環境音が異なる3つのシチュエーションで動画を鑑賞した。
■ライヴアーカイブ動画
シーン1:自宅でじっくりミツメの演奏を鑑賞
下北沢のLIVE HAUSで行われた「BACK TO STAGE ONLINE LIVE」第二弾のオープニングに登場したのはミツメ。シャムキャッツやスカートらと共に2010年代から東京インディー・シーンを盛り上げてきた5人組のインディー・ロック・バンドで、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌「Presence」を手がけたSTUTSをフィーチャーしたシングル「Basic」を4月にリリースして話題を呼んでいる。
後半には「BACK TO STAGE」の監修を務めるサニーデイ・サービスのベーシスト、田中貴がスペシャル・ゲストとして登場。旧知の仲である田中を迎え、リスペクトするサニーデイのカヴァー「雨が降りそう」と「春の嵐」を披露。田中のドライヴ感あふれるベースの低音もアコースティック・ギターにマスキングされることなく、しっかりとした存在感を放っており、一体感のある演奏を楽しませてくれた。
LIVE PRO+ TWS(以下:LIVE PRO+)は“JBL史上最高のフィット感”をうたう、スティック型デザインのワイヤレスイヤホンです。注目すべきポイントは快適な装着感、11ミリの大口径ドライバーによるパワフルなサウンド、ノイズキャンセリング機能の効果など。モバイルアプリ「JBL My Headphones」との連携により実現する多彩な機能も見逃せません。
JBLオンラインショップと、JBL by HARMANの公式楽天市場店限定モデルとして6月25日に発売され、実売価格は1万7800円(税込)。カラーバリエーションはホワイト/ベージュ/ブラックの3色です。
スティック型デザインを活かした安定感抜群の装着性
LIVE PRO+はアップルのAirPodsシリーズに代表されるスティック型デザインとした完全ワイヤレスイヤホンです。左右スティックの先端には通話専用のビームフォーミングマイクを内蔵。ハウジングの厚みが約14ミリとスリムなので、装着した状態でイヤホンが耳から飛び出ているように見えない軽やかな着こなしスタイルも魅力的です。
LIVE PRO+にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)とアンビエント機能が搭載されています。それぞれの機能をフル活用するため、専用アプリ「JBL My Headphones」をスマホにインストールしましょう。アプリはiOS/Androidに両対応。今回筆者はGoogle Pixel 5にインストールしています。
続いて、ビル・エヴァンス・トリオのアルバム「Waltz for Debby」からタイトル曲の「Waltz for Debby/take1」を聴きました。美しく流れるピアノのメロディが徐々に熱気を帯びて、ウッドベースのタイトなリズムと心地よく溶け合います。同じJBLの兄弟機である「JBL CLUB PRO+ TWS」はドラムスのブラッシングなど、中高域の繊細な表情をクリアに引き立たせるタイプですが、こちらのLIVE PRO+の中高域はパンチが効いていて、楽しく聴けるアクティブなサウンドを楽しめるところに特徴があります。
LIVE PRO+のサウンドはANC、またはアンビエントサウンドの機能が「オンの状態」がベストなコンディションであるといえます。ANCとアンビエントサウンドの両方をオフにもできますが、中高域にわずかな雑味が乗る感じがしました。
LIVE PRO+には、これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを発売してきたJBLらしい、先進的な機能が数多く搭載されています。例えば初期ペアリング設定を済ませた後は、独自技術の「Sync」により、イヤホンをケースから取り出した瞬間にもうペアリングが完了するので、耳に装着した時点ですぐに音楽再生をスタートできます。筆者が試した限りでは、スマホとイヤホンのあいだ、左右のイヤホン間で通信が不安定になることもありませんでした。
両モデルはBowers & Wilkinsが絶対的なパフォーマンスをもたらすために、異例とも言える期間をかけて開発されたとするイヤホン。音質チューニングは、アビーロード・スタジオのモニタースピーカーとしても名高い「800 Series Diamond」を手掛けたチームが担当しており、外出中でもハイクオリティなサウンドを楽しめるとしています。
aptX接続に対応するAndroidスマートフォン「Google Pixel 5」でAmazon Music HDの音楽配信サービスの楽曲を聴いてみました。ノラ・ジョーンズのライブアルバム「’Til We Meet Again」の楽曲「Don’t Know Why」では活き活きとしたボーカル、艶やかなピアノの魅力をとてもクリアに浮かび上がらせる解像度の高さを感じさせます。aptX対応を活かして繊細な音の輪郭線を描き、低音再生の反応も鋭く、歯切れのよいリズムがとても心地よく感じられます。5000円前後の同価格帯のワイヤレスイヤホンのなかでは別格といえる音楽再生の高いパフォーマンスを備えています。
↑Free 2はAmazon Music HDの楽曲も高品位に再生できるaptX対応です
先日アップルの音楽配信サービスApple Musicに新しく加わった「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」はあらゆる無線・有線のヘッドホン・イヤホンで楽しむことができる立体音楽体験です。プレーヤーをiPhone 12 Pro Maxに変えて、Free 2で空間オーディオコンテンツを試しました。
Google Pixel 5にそれぞれのイヤホンを接続して、簡易なキーボードによる演奏が楽しめる音楽ゲームアプリで低遅延性能を確かめてみました。低遅延モードをオフの状態からオンに切り替えると、アプリのキーボードをタップした瞬間にほぼ遅れることなく音が聞こえてきます。より画面の大きなタブレットと組み合わせれば、本物の楽器に近い演奏が楽しめてしまうかもしれません。
アップルは6月15日、「Beats by Dr. Dre」ブランドから完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」を発表。発売は今夏としており、価格は1万7800円(税込)です。
Beats Studio Budsは、音楽を聴く、映画をストリーミングする、友人と通話するといった幅広いシチュエーションにおける、優れたオーディオ再生と快適さの実現を重視して設計したとうたうモデル。2枚の振動板を採用した独自の8.2mmドライバーを搭載しており、パワフルかつバランスのとれた音響を実現したとしています。
↑ロックバンド「GOING UNDER GROUND」のボーカル・ギター。埼玉県桶川市出身、血液型A型。同バンドの楽曲の多くを作詞・作曲するほか、THE COLLECTORS、KinKi Kids、V6、藤井フミヤ、中村雅俊、松たか子、MEG、メロン記念日、ベイビーレイズ、amiinAなど幅広いアーティストに楽曲提供(一部作詞のみ)を行うなど、日本の音楽シーンで精力的に活動中
Sonic Proには2基のBA型ドライバー、Sonicには6ミリ口径のダイナミック型ドライバーが搭載されています。どちらのイヤホンもハウジングは密閉型。アクティブ・ノイズキャンセリング機能は搭載していませんが、付属するイヤーチップと外耳にぴたりと沿うハウジングのデザインによる高い遮音効果が得られます。
シリコンベルトを合わせたウォッチ本体が約53グラムと軽いので、体を動かすスポーツシーンでも軽快に身に着けられます。ペアリングしたスマホによる音楽再生を、Watch Pro 1を使って手元からコントロールできるので、SOUNDPEATSのイヤホン、スマートウォッチ、スマホアプリ「SOUNDPEATS SPORTS」の“3点セット”を揃えればトレーニング中の音楽リスニング環境がかなり充実します。
モバイルシーンでの使いやすさに定評のあるオーディオブランドGLIDiC(グライディック)が、同ブランド史上最小サイズの完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-4000」をMakuakeにて先行販売を開始しました。Makuakeでの販売価格は8600円。先行購入特典として、ケースのデコレーションができるオリジナルスキンシール(3種6枚)がプレゼントされます。
↑ブランド史上最小サイズのSound Air TW-4000
「Sound Air TW-4000」は、より小ささを追求したGLIDiC史上最小サイズの完全ワイヤレスイヤホン。カスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は、耳元でキラッと輝くリング状のアクセントを採用。フィット感とデザイン性を両立させています。
アジアを中心に急成長を遂げているスマートデバイスブランド「realme(リアルミー)」が日本上陸し、第1弾として5アイテムがリリースされました。まず、4月15日にワイヤレスイヤホン「realme Buds Q」「realme Buds Air Pro」と、スマートウォッチ「realme Watch S」が発売。5月以降にワイヤレスイヤホン「realme Buds Wireless Pro」とモバイルバッテリー「realme 20000mAh Power Bank 2」が発売される予定です。これらの製品のうち、ワイヤレスイヤホン3機種をいち早く使ってみる機会を得ました。
電池持続はケース利用で最大20時間。ノイズキャンセリングは非搭載。上位のBuds Air Proには装着を検知する機能があり、片耳を外すと自動で一時停止しますが、このBuds Qは装着検知には非対応。最大の利点は、なんといっても3480円という価格でしょう。できるだけコストを抑えたい人や、子どもに使わせる初めてのワイヤレスイヤホンとしても良さそうです。
ノイズキャンセリング搭載の「realme Buds Air Pro」
realme Buds Air Proは1万3800円。realme Buds Qの約4倍のお値段ですが、最大35dBのノイズキャンセリング機能を備えています。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、充電ケース使用で最大25時間再生できます。
↑realme Buds Air Proの同梱品。交換用イヤーチップは3サイズで、合計4サイズから選べる
イヤホンはタッチセンサーによる操作が可能で、急な天候の変化でも安心な生活防水IPX4にも対応しています。さらに、イヤホン本体が耳穴の周囲のポケット部分「耳介(じかい)」にしっかりと収まる形状を採用し、finalのイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」も標準で同梱しており、高遮音性と快適なフィッティングを実現しています。
アンカー・ジャパンは、オーディオブランド「Soundcore」から、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」と「Soundcore Life A2 NC」を1月20日よりAnker公式オンラインストア、Amazon.co.jp、楽天市場で発売します。実売価格はSoundcore Liberty Air 2 Proが1万2980円、Soundcore Life A2 NCが9990円。
なお、初回セールとして、Amazon.co.jpではSoundcore Liberty Air 2 Proが2000個限定、Soundcore Life A2 NCが1000個限定で、Amazonで使用可能な20%分のポイントが購入者に贈呈されます。
音質にもこだわった上位モデル
「Soundcore Liberty Air 2 Pro」は、「Soundcore Liberty Air 2」の音質や機能を進化させた上位モデル。安定感のあるスティック形状が特徴です。
本機は、グループ会社であるJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが運営する「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修。これまで同社が培ってきた音響設計技術に、音楽制作現場に携わるスタジオエンジニアの知見を加えることで「プロが認めた音」に仕上げるとともに、「Tuned by VICTOR STUDIO」のロゴを付与し、そのこだわりを表現しています。
ボーズから完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Bose QuietComfort Earbuds」と「Bose Sport Earbuds」が2モデル同時に発売されました。ボーズの十八番である“アクティブ・ノイズキャンセリング”機能を搭載するQCシリーズのノイキャン性能も含めてハンズオンレビューを報告します。
「ATH-CKR70TW」は、音本来の豊かさを追求した「Sound Reality Series」の完全ワイヤレスイヤホン。専用設計ドライバーと強磁力マグネットに加え、振動板のセンタードームには高域特性を向上させるDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施し、小さな筐体でも豊かな音場と鮮明な中高域を再生します。
「Bose Sport Earbuds」は、エクササイズやスポーツに最適な完全ワイヤレスイヤホンとして一から設計されたモデル。新たに開発されたStayHear Maxチップによりイヤホンが耳にぴったりフィットし、イヤーフックなどを追加しなくても耳から外れたりズレ落ちたりすることなく安定した装着感を実現しています。
初期設定後、「YouTube Music」や「Spotify」で音楽を聴いてみました。最近のJ-POP、K-POP、80年代の洋楽など、いろんな楽曲を聴き比べてみましたが、低音域から高音域まで歪みがなく豊かでクリアに聴こえました。ボーカルの細かい息づかいなども聴き取れます。筆者は、現在3つのワイヤレスイヤホン(AirPods、Galaxy Buds、Soundcore Liberty Air2)を使っているのですが、それらと比べても音質は良いほうだと感じました。
コンパクトなイヤホンには5.8mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。厚みのある中低域に加えて、煌びやかでクリアな高音再生を実現するため振動板にDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施して、全帯域に渡ってスムーズでつながりの良いサウンドに整えています。人の声がとても自然に再現されるので、ボーカルものの音楽再生が心地よいだけでなく、ハンズフリー通話の音声まで聴きやすく感じられます。
アプリは完全ワイヤレスイヤホンは初めてという方でも直感的にすぐ使いこなせるよう、とてもシンプルなユーザーインターフェースにしています。探している機能に素速くたどり着けます。ノイズキャンセリング機能は強く効果がかかるAirPlaneから順にOn The Go/Office-Studyまで、切り換えて効果を確認しながらリスニングシーンに合ったシーンが選べます。
SoCにはクアルコムの「QCC5124」を採用。「Qualcomm Active Noise Cancellation technology」によるフィードフォワードNC+フィードバックNCの「デュアル・デジタルANC」により、周囲のノイズを消音して静かな環境で音楽が楽しめます。イヤホンを装着したまま周囲の音が聞ける「外音取込み機能」にも対応。
とてもクリアで見晴らしの良いサウンドです。中高音域の透明感が高く、ボーカルやジャズピアノのハイトーンの描写力が初代のTrueConnectよりも格段に向上していました。音の芯が力強く輪郭線が鮮やか。音場は奥行きの立体感に富んでいます。オマーラ・ポルトゥオンドとブエナ・ビスタ・ソシアルクラブの演奏による「Canta Lo Setimental」を聴くと、ボーカルの繊細な表情の変化とシルキーな質感が指で触れているみたいに生々しく伝わってきました。
tofubeatsの「WHAT YOU GOT」のようなEDMはタイトでスピード感あふれる低音再生が印象に残ります。前機種のTrueConnectよりも低音再生の安定感が増しているぶん、中高域より華やかな広がりが感じられるように思います。