パコッ! のワンアクションでOK。中身に優先順位をつける高機能ペンケース

【きだてたく文房具レビュー】トレーの構造や本体の切り分けで収納した文房具に優先順位をつけるペンケース

新年度がスタートしてしばらく経つわけだが、異動やら配置換えで仕事環境が今までと変わってしまった、という方も結構おられるんじゃないだろうか。外回り中心から内勤になったとか、これまでフリーアドレス制だったのに固定デスクになった、とか。そういう環境の変化に合わせて替えるといい文房具が、ペンケースだ。

 

可搬性重視の軽いペンケース、狭い机で使いやすい立つペンケース系など、ペンケースは使う場所に合わせると作業効率がアップするものが多いのである。

 

今回は、そんな中でも使うシーンを絞って機能を向上させた「機能特化型ペンケース」を紹介したい。

 

文房具を“取っ替え引っ替え”使いたい人のためのペンケース

必要なものにすぐ手が届く、トレー変形タイプのペンケースは、いま文房具好きの間で密かに人気が高まっている。

 

一昨年ごろから流行した、いわゆる「立つペンケース」よりも面積が要るため場所は選ぶが、消しゴムやふせんなど小さなモノも探しやすいというメリットがある。

 

そんなトレー変形型でも、ちょっと変わったギミックで注目の製品が、カミオジャパンの「パコトレー」だ。

↑カミオジャパン「パコトレー」1620円

 

収納状態ではごく普通のポーチ型だが、ジッパーを開くと同時に中央部のポケットだけが持ち上がり、立体的な2段ペントレーになるという機能付き。

 

フルオープンにすると、底部に仕込まれた磁石同士がパコッとくっついて、開いたままの状態を維持する仕組みとなっている。(ただし、ポーチ状態でスチールデスクにパコトレーを置くと、この磁石が机面にくっついてしまうのがちょっと鬱陶しい)

↑ジッパーを全開にすると……

 

↑中央ポケットが持ち上がって、中の文房具が取り出しやすいように変形

 

必要なものにアクセスしやすいと言っても、実のところ、中の文房具全部にすぐ手が届く必要はない。例えば、いつも使っているペンと蛍光マーカー、ふせんだけすぐ使えれば、あとはまぁ入っていればいいや、程度だということもあるだろう。

 

パコトレーの2段トレーは、まさにそういう使い方向き。トレー型のアクセスの良さをさらに特化させ、中央ポケットに入っているレギュラー文房具数点に絞って、取り出しやすさをアップさせているのだ。

↑取り出しやすさに関して、かなり割り切った作りになっている

 

いつもの文房具を「どうぞお使いください」と捧げ持ってくれているようで気分もいいし、実際にアクセスもいい。

 

会議用と外出用を使い分けられるペンケース

社内で会議に出るならペン数本持てば充分だが、外出用にはもうちょっとしっかり装備を揃えておきたいもの。

 

社内外ともに移動が多いタイプの人だと、やはりひとつのペンケースで満足感を得るのは難しい。かといって複数のペンケースを備えておくのも大仰すぎる気がするし。

 

キングジムの「イッツイ フルオープンタイプ」はそういう人向きの、「使うシーンを絞らない」ことに機能を絞ったペンケースだ。

↑キングジム「イッツイ フルオープンタイプ」2138円

 

見た目は、手帳サイズの四角いペンケースにポケットが付いたような感じ。実はこのイッツイ、本体と小さなペンシースのふたつが一体化しているペンケースなのだ。

 

磁石でくっついているだけなので、分離するときは本体からペンシースをパコッと取るだけ。そして合体させるには同じ場所に戻すだけ。非常にシンプルなので、使い方に悩むということはまずないだろう。

↑本体と分離・合体が可能なペンシースの組み合わせ。日常的にはシースだけで充分、というシチュエーションも多い

 

ペンシースは、メインのボールペンと赤ペン、蛍光マーカーぐらいの組み合わせがちょうどいいぐらいの容量だ。

 

例えば社内の会議とか、上司に呼ばれたときなんかは、本体からこのペンシースをもぎ取って手帳と一緒に持てば、充分に対応可能だ。なにより荷物が少なくなるので、身軽に移動できるのがありがたい。

↑フルオープンにした本体。フルフラットになるので、必要なものが取り出しやすい

 

本体(大ペンケース)は、ジッパーを全開にすることでフラットに開口して、ペントレーとしても使えるようになっている。

 

開いた右側はペンを挿しておくペンポケットになっているが、せっかくのトレー型なので、ペンはそのままザラザラと放り込んでおいた方が使いやすいように思った。

 

左側は仕切り板で2段に仕切られており、定規やハサミ、カッターなどを収納するのに丁度いい感じ。また、板にはわりとしっかりした芯材が入っているので、ポケットに名刺やふせんなどを入れておいても曲がらず、安心感がある。

↑ホームセンターなどで売っている磁石シート(ちょっと強めがいい)を仕込んで、ノートカバーとも合体可能に

 

あと、これは小技的なものだが、社内でいつも使っているノートカバーのポケットに磁石シートを忍ばせることで、ペンシースとノートも一対で使用できるよう改造してみた。

 

キングジムの製品には、磁石内蔵タブで表紙を挟み込んでノートと一体化できるペンケースとして「ペンサム」がすでに存在するが、それよりも取り回しが良い感じで、なかなか使いやすい。

ただそうなってしまうと、本体とペンシースで「イッツイ(一対)」ではなくなってしまうので、改造版はなにか新しい名前を付けた方がいいかもしれない。本体とノートの都合のいい方にくっつく「コウモリ」、というのは語感が悪すぎるか……。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。ブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)が発売されたばかり。

書類管理の常識を覆す! キングジムとコクヨ、両雄が生み出した最新ファイルを検証

【きだてたく文房具レビュー】目からウロコの工夫で用途を広げたファイル2選

 

今年は3月から4月にかけて、なぜかやたらに忙しく、カバンの中に同時進行中の複数の案件書類を抱えて移動する日々が続いている。普通に忙しく働いているビジネスマンならそれぐらいは普通なのかもしれないが、平素そんなに仕事を抱えないタイプのライターは、慣れない大量の書類に慌てふためいていたのだ。

 

とはいえ、こちらも日頃から「便利な文房具で仕事の能率アップ!」みたいな記事を書いている立場である。こういう状況も文房具を使ってクリアせねば、沽券(こけん)に関わる。

 

そこで、ここ最近発売されたばかりの書類ファイルを2点試してみたのだが、どちらも「ほほう、上手く作ってあるなー」とうなずく便利さだった。ということでその新しいファイル、どこがどう便利だったのかをご説明したい。

 

ファイルしたまま書き込み可能!

キングジムの「カキコ」は、ファイリングしたままの状態で書類に直接書き込みができるクリアファイルだ。

↑キングジム「クリアーファイル カキコ」20ポケット 648円/40ポケット 972円

 

クリアファイルといえば、いわゆる透明の袋状ポケットを製本したようなもので、その袋をペラペラとめくって中の書類を見ることができるというのがポイント。

 

書類をただ閲覧するだけならこれでなんの不満もないのだが、その書類が“生きている”、つまりまだ打ち合わせをしつつ書き込みを入れて修正をしなきゃいけないような状態だと、ちょっと面倒だ。その都度、袋から抜き出して、書いて、戻して……という手間が出てしまうのである。

↑ページ上下のフラップに挟むことで書類をストックする、オープンポケットなファイル

 

カキコは、書類をページの上下にあるフラップに挿し挟んで収納する、というかなり珍しい方法でこの面倒を解決している。これなら、ファイルに収納したままダイレクトに書類に書き込みができるのだ。

 

筆者はこれまでに、打ち合わせの場で書類をファイルのポケットから出すのが面倒→「あとから書き込んでおけばいいや」と変更点をメモだけ取る→結局書類にそれを反映し忘れる、というミスを何回かやらかしている。そういう失敗がなくなるだけでも、この特殊な書類収納はかなりありがたい。

↑ファイリングしたままで書き込みができるのは、思った以上にラク

 

最初にプレスリリースを見たときは「書類がスポスポと抜けそうだな」という印象だったが、実際に使ってみると、思った以上に使いやすい。

 

フラップの幅や形状がよく考えられているのか、挿すときは何も考えずにスルッと入って、あとは多少乱暴にページをめくっても、書類が飛び出したりすることもなかった。

 

また、見開きにA3書類をそのまま挟んでおけるというのも面白い。

↑譜面のようにページを行き来して書き込みしたいものには、ベストと言える使いやすさ

 

楽譜や図面など大きいままで使いたい書類が入って、そのまま書き込みもできるというファイルはこれしかないだろう。

 

↑1ページにまとめて書類を挿す、というイレギュラーな使い方も

 

あと、これはメーカー推奨の使い方ではないが、カキコ1ページに書類を数枚~10枚ぐらいまとめて挿し込んでおくと、閲覧する際に書類の頭を上フラップに挿したまま上にペラペラとめくっていけるのだ(ただし、あまり強くめくりすぎると、フラップから抜ける)。

 

書類を1ページずつ挿し込んでいくのさえ面倒、というタイプの屈強なダメ人間には、こういう使い方もアリと言えばアリ。※ただし書類の抜け落ち・紛失については、自己責任で。

 

クリアフォルダーごとファイリング!

続いて、コクヨ『KaTaSu クリヤーホルダーファイル』は、書類をクリアフォルダーごとざっくりファイリングするという、なかなか豪快な発想で作られたファイルだ。

↑コクヨ『KaTaSu クリヤーホルダーファイル』486円

 

表紙を開くと、中にはページもポケットもなにもない素通しの状態なので、ここに書類を入れたままのクリアフォルダーをぐいっと挿し込むだけ。

 

コピー用紙を10枚ほどいれたクリアフォルダーだと、10冊は収納できるとメーカーサイトには表記があった。つまり、書類ベースで最大収容量は約100枚となる。

 

持ち歩き時は、フラップで表紙が開かないように固定できるので、うっかり逆さに抱えたせいで書類が入ったクリアフォルダーがバサバサと落ちる、という惨事もなさそうだ。

↑使い方は、開いた中央にクリアフォルダーを挿し込むだけ。抜き挿しも自由

 

挿し込んだクリアフォルダーは、ページをめくるようにぺらぺらとめくっていくことが可能。つまり、クリアフォルダーをファイルのポケットとして使って書類を収納しよう、という考え方である。

↑クリアフォルダーがファイルのページのようにめくれるので、必要な書類がすぐに見つけられる

 

これだと、案件ごとにクリアフォルダーで書類を管理している場合は、必要なものをぺらぺら閲覧しながら探すことができる。カバンの中から何冊ものクリアフォルダーを、アレでもないコレでもないと探すよりスムーズだ。

 

もちろん、フォルダーごと抜き出してしまえば、書類をそのまま相手に渡すこともできるわけで、かなり使いやすかった。

↑天地に対して垂直でなく、斜めに入った折れ線。これが手にしてみると納得の使い心地なのだ

 

表紙は梨地でスルスルの手触りだが、内側(クリアフォルダーを挿し込む側)はあまりスベスベしておらず、摩擦力が強めになっている。このおかげもあってか、背表紙側を掴むようにして持っている限り、めくっている間にクリアフォルダーがスルッと抜け落ちるような危うさは感じない。

 

背表紙を手で掴んだまま開きやすいように、表紙と背表紙には斜め方向の折れ目が入っているのも、細かい工夫だ。

↑書類で満杯の状態(写真上)と空っぽの状態(写真下)。背幅が変わるとカバンへの収納もスマート

 

背表紙は、コクヨお得意の、中身の厚さによってフレキシブルに背幅が変わるタイプ。書類が少ないときはスリムなままでカバンに放り込むことができるので、この背表紙は地味にありがたい。シンプルな製品なのに、あちこちにこういった工夫がされているあたり、さすがはコクヨ!といったところだ。

 

実際に使ってみての感想としては、現時点でクリアファイルを使用しているなら、どちらかピンときた方を使って不便になることはまずないだろう、という感じ。

 

書類の輸送と管理にクリアフォルダーを多用している筆者は、KaTaSu クリヤーホルダーファイルを今後も積極的に使っていくことに決めた。対してカキコは、趣味で歌唱レッスンを受けている妻が「これ譜面の管理に使いたいから、ちょうだい」と積極的に奪い取りに来ている。

 

どちらの製品も、シンプルなファイルとはいえ工夫次第でいくらでも新しい使い方ができるものだ、と感心させられた次第だ。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。ブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)が発売されたばかり。

いつでもどこでも音楽を聴きたいのです! 快適音楽リスニンググッズ4選

テレビやラジオ、音楽などを観たり聴いたりする時に欠かせないのがリスニンググッズ。最近では、「入浴中に音楽を聴きたい」「横になりながらテレビを見たい」といった希望を叶えてくれるアイテムが続々登場しています。今回は、生活がワンランクアップするリスニンググッズ4選をご紹介。普段の暮らしやビジネスシーンに役立つ商品が揃っているので、あなたの理想にマッチしたグッズが見つかるかも。

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

 

防水機能が備わった“ネックピロー型スピーカー”

出典画像:「J-Force」公式サイトより

フォースメディア
ウォーター枕スピーカー
「ウォーター枕スピーカー」は、プールやビーチサイドなどで手軽に音楽を聞けるネックピロー型スピーカーです。空気で膨らませるネックピローにスピーカーと防水ケースを内蔵しているため、水濡れが気になるところでも使用可能。風呂場やプールサイドでくつろぎながら、お気に入りの音楽を楽しんでみては?

 

<注目ポイント>
・横になりながら音楽が楽しめる
・水に濡れても心配ない「防水ケース」
・カラーバリエーションは「ピンク」「ホワイト」「イエロー」の3色
内蔵スピーカーは、スマートフォンのミニジャックなどの「3.5mmステレオミニプラグ」に対応。もう1つのタイプ「ワイヤレスレシーバー付属モデル」は無線で使用できるため、音楽を聞きながらスマートフォンを自由に操作できるのが嬉しいですね。

 

快眠のパートナーにぴったり

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

匠の技
MusicBand 枕用スピーカー
PS001
「PS001」は枕の中や下に置いて、寝ながら使用できる有線ピロースピーカーです。スマートフォンやテレビなどに接続すれば枕元から音が流れるので、就寝前のリラックスタイムに活用できるのがポイント。スピーカー機能だけでなく、横になりながら通話できる「マルチファンクションボタン」も付いているので活用してみましょう。

 

<注目ポイント>
・寝ながら使用できるステレオスピーカー
・スマートフォンやテレビ、ラジオなどに接続可能
・横になりながら通話できる「マルチファンクションボタン」
同梱される「ステレオミニケーブル」には、音量調整&通話用マイク機能を搭載しています。ミニケーブルを使えば、音楽を聴く時や通話する時などにスマートフォンを直接操作しなくてもOK。快眠をサポートしてくれるパートナーとして、同商品を利用してみては?

 

子どもの耳を守るヘッドバンド型ヘッドホン

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

匠の技
子供用ヘッドバンド型ヘッドホン MBZERO
旅行時やリラックスタイムに最適なヘッドバンド型ヘッドホン「MBZERO」。イヤホンからの「音漏れ」を抑えるために、最大音量は85デシベルに設定されています。また子どもの耳を守る「音量制限機能」も搭載。カラーは「ピンク」「グレー」「ブルー」の3色を用意しているので、子どもに似合った色を選んでくださいね。

 

<注目ポイント>
・最大音量は85デシベルに設定
・子どもの耳を守る「音量制限機能」
・蒸れにくい素材「スパンデックス」を採用
スポーツウェア素材を採用し、快適な装着感を実現しました。レギンスやスポーツブラなどにも使用される素材「スパンデックス」を使っているので、汗をかいても蒸れにくいのが特徴です。スピーカー部分の厚みはわずか「11mm」のため、ソファーやベッドで横になりながら利用しても違和感がありません。

 

プレゼンで大活躍する振動式スピーカー

出典画像:「KING JIM」公式サイトより

KING JIM

Bluetooth(R)振動式スピーカー BTSP10

振動式スピーカー「BTSP10」はテーブルの上に置くと、設置面を振動させて広範囲に音を届けてくれます。ケーブル接続する必要がなく、ただ設置するだけで大音量のスピーカーとして使えるのが魅力的。しかも小型なので置き場所に困る心配もありませんよ。

 

<注目ポイント>
・テーブルに置くだけで大音量のスピーカーに早変わり
・ワイヤレスでストレスフリー
・コンパクトサイズで持ち運びラクチン
振動式スピーカーの他にサテライトスピーカーも内蔵されていて、より高音質な音を実現。蛇腹部分は伸ばすことが可能で、使う場所の広さによって音量の調節ができます。会議やセミナー、プレゼンなど人前で話す時に役立つ同商品は、ビジネスパーソン必見のアイテム。

手帳使うならふせんやシールも合わせてーー手帳の使い勝手が抜群に上がるグッズ4選

もう間もなく新年度を迎えますが、手帳の準備は済んでいますか? 新しい環境での生活が始まるとバタバタしがちですが、そんな時は手帳を活用してスケジュール管理をしっかりと行うのがおススメ。そこで今回は、どんどん予定を入れたくなる手帳グッズ4選を紹介します。予定がひと目でわかる付せんやシールが登場するので、ぜひ試してみて。

 

出典画像:「ミドリ」公式サイトより

 

予定を書き込むのが楽しくなる「付せん」

出典画像:「ミドリ」公式サイトより

デザインフィル
月間ブロック付せん
デザインフィルの「月間ブロック付せん」はミニサイズの“手帳用付せん紙”です。手帳の人気フォーマットである月間ブロックタイプに特化し、マス目にピタッと収まるちょうどいいサイズが特徴。付せんは「家柄」や「ハート柄」「ふきだし柄」など、可愛らしいデザインが揃っています。手帳に予定を書き込む際は、たくさん付せんを使って華やかに彩りましょう!

 

<注目ポイント>
・手帳のマス目にピタッと収まる「付せん」
・可愛らしいデザインの「家柄」「ハート柄」「ふきだし柄」
・ブックマークに使える「台紙」
付せん裏面の2/3に糊が付いているため、はがれ落ちにくいのがポイント。しおりをイメージした2つ折りの「台紙」は、手帳の開きたいページに挟めばブックマークとしても活躍します。手帳のカスタマイズが楽しくなる便利なアイテムなので利用してみては?

 

見られたくない予定は付せんでカモフラージュ

出典画像:「MDS」公式サイトより

MDS×ダイゴー
めかくしふせん
手帳に書かれた予定を「他の人に見られたくない」と感じている人におススメなのが「めかくしふせん」。手帳の見られたくない部分に柄がついた同商品を貼るとカモフラージュしてくれて、周りから文字が見えにくくなります。形・柄ともにビジネスシーンでも使えるデザインになっているので、会議や商談中に手帳を開いても安心。

 

<注目ポイント>
・手帳の「見られたくない予定」をカモフラージュ
・大きさ・形が異なる4種類の付せん
・ビジネスシーンでも使える
付せんのデザインは、「サークル」「スクエア」「スリム」「ライン」の4種類を用意。大きさと形がそれぞれ違うため、手帳のスペースに合わせて使い分けることができます。また、「マンスリーダイアリー」や「ウィークリーダイアリー」にも対応。カモフラージュ以外に「ページマーカー」や「インデックス」としても活用してみて。

 

手帳にぴったりのオリジナルゴムバンド

出典画像:「ライオン事務器」公式サイトより

ライオン事務器
ゴムdeパッチ
自分好みにカスタマイズできるゴムバンド「ゴムdeパッチ」。好きな長さにゴムをカットして付属の留め具をつけるだけで、オリジナルのゴムバンドが作れます。全12種類のオシャレなストライプ柄からセレクトできるので、好みの色合いがきっと見つかるはず。

 

<注目ポイント>
・オリジナルのゴムバンドが簡単に作れる
・全12種類のオシャレなストライプ柄
・ゴムを連結すれば長さを伸ばすことが可能
長さ60cmのゴムと2個の留め具が付いてくるので、1つの商品から2つのバンドが作れるのも魅力的。連結すればさらに長さを伸ばすことが可能で、大きなサイズの物をまとめるのにも便利です。お気に入りのデザインを見つけて、あなた仕様の「ゴムバンド」を作ってくださいね。

 

オリジナルのスケジュールシールが作れる

出典画像:「キングジム」公式サイトより

キングジム
スケジュールシールプリンター ひより
「ひより」は、オリジナルのスケジュールシールが作れる「シールプリンター」。5種類のフォームに従って入力するだけで、手帳にぴったりのキュートなシールが完成します。シールは、絵文字と予定を組み合わせた「プチシール」や感情を表す「キモチシール」など全5種類を用意。可愛いだけでなく、スケジュール管理にも便利な手帳を作れますよ。

 

<注目ポイント>
・手帳にぴったりのキュートなシール
・シールのデザインは全5種類
・簡単な操作方法
同商品の使い方は簡単で、本体に備わっているキーボードで絵文字や予定を入力してから「プリント」ボタンを押すだけ。別売の「専用フィルムテープ」や「“ひより”パンチ」を使えば、デザインや絵文字のバリエーションがさらに増えます。公式サイトには同商品の活用法が紹介されているので、気になる人は今すぐチェックしましょう!

荷物の見張り役に体臭チェック!? おもしろ&超便利なスマホ拡張グッズ4選

最近ではスマホアプリと同期するだけで使える便利なグッズが次々と登場しています。生活をより快適にしてくれるので、ぜひチェックしておきたいところ。そこで今回は、おもしろ&超便利なスマホ拡張グッズ4選を紹介。睡眠状態や体のニオイを数値で管理するアイテム、野球の上達に役立つボールなど、幅広いジャンルの中からピックアップします。どれも最新機器なのでお見逃しなく!

 

出典画像:「エムール」公式サイトより出典画像:「エムール」公式サイトより

 

人の3大体臭を数値化する世界初のチェッカー

出典画像:「コニカミノルタ」公式サイトより出典画像:「コニカミノルタ」公式サイトより

コニカミノルタ
Kunkun body

人のニオイを数値化する世界初のチェッカー「Kunkun body」。独自のシステムで「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3大体臭を測定します。総合的なニオイ測定値を0~100で表して、専用アプリに結果を表示。エチケットとしてニオイのケアに気を使っている人は、同商品を利用してみては?

 

<注目ポイント>

・「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3大体臭を測定

・ニオイの数値を0~100で表示

・コンパクトサイズで持ち運びラクチン

ニオイの測り方は、まずアプリを立ち上げて「あたま」「耳のうしろ」などの中から測りたいポイントを選択。同商品をかざして本体中央のボタンを押すと、ニオイ測定が始まります。同世代の平均値も表示されるので、ニオイ対策が必要かどうか一目でわかるのも魅力的。

 

枕につけるだけで睡眠状態を可視化

出典画像:「エムール」公式サイトより出典画像:「エムール」公式サイトより

エムール
EMOOR Sleep Dot

エムールの「Sleep Dot」は、睡眠状態を可視化できる睡眠センサーマルチデバイスです。測り方は、普段使っている枕につけて眠るだけ。専用アプリと連携すると睡眠サイクルをしっかりと記録&レポートしてくれます。睡眠状態を毎日チェックできるので、より質の高い睡眠を手に入れてくださいね。

 

<注目ポイント>

・使い方は「Sleep Dot」を枕につけるだけ

・専用アプリと連携すると睡眠状態を記録

・リラックス効果が高い「音楽」を収録

アプリには睡眠状態のモニタリング機能だけでなく、気持ち良く眠れる「音楽」も収録。リラックス効果が高い“バイラルビート”など30曲が入っており、眠ると自動的に音が止まります。人生の3分の1を占める睡眠を見直して、目覚めのいい朝を迎えましょう。

 

小さな頼れる味方! 荷物を監視する“モニタリングアラーム”

出典画像:「KING JIM」公式サイトより出典画像:「KING JIM」公式サイトより

キングジム
TRENE(トレネ)

「TRENE」は、あなたの代わりに荷物を見守ってくれる小さなパートナーです。使い方は、大切な荷物に「TRENE」を置いておくだけ。離席中に荷物が動かされると、加速度センサーが異常を検知してアラーム音とLEDで周りの人に知らせてくれます。電話がかかってきた時など、急にその場から離れても慌てなくて済む頼りになるアイテム。

 

<注目ポイント>

・大切な荷物に置くだけで「監視」してくれる

・監視中に荷物が動くと「アラーム音&LED」で警告

・手の平サイズで邪魔にならない

専用アプリとスマートフォンをペアリングすればすぐに使用が可能。本体上部にあるLEDライトは、現状を「スタンバイ(緑)」「見守り中(オレンジ)」「アラーム(赤)」などで表しています。細かな設定もアプリで変えられるので、あなた専用の「監視役」としてカスタマイズしてみて。

 

野球愛好家必見の“ピッチング管理”できるボール

出典画像:「Technical Pitch」公式サイトより出典画像:「Technical Pitch」公式サイトより

アクロディア
i・Ball Technical Pitch

野球ボールの中心部に「9軸センサー」を内蔵したIoT製品「Technical Pitch」。ボール本体は、硬式野球ボールと同じ重量・固さ・素材で作られています。ボールを投げると投球データがスマートフォンに転送されて、「球速、回転数、回転軸、球種、変化量」などを計測。趣味や部活で野球をする人にとっては必見の、本格的な商品です。

 

<注目ポイント>

・ボールを投げるだけで「球速」「回転軸」「球種」などを計測

・硬式野球ボールと同じ重量・固さ・素材

・1つのアカウントで複数の投手が登録可能

同商品のアプリでは、1つのアカウントで複数の投手が登録可能。また違う端末で同期すればデータを共有することができます。細かに集計したデータが揃うので、育成に力を入れているコーチや監督をサポートしてくれるはず。特許取得済みの新技術をぜひ野球のスキルアップに役立ててください。

机の上がモノで溢れている……。ならばキングジムのスキマ棚でスペースをひねり出せ!

【きだてたく文房具レビュー】机上にスペースを創り出す棚

 

オフィスのデスクは、だいたい幅1200㎜×奥行き700㎜というあたりが標準的。この面積で広々と仕事ができるかというと、まずそんなことはない。

 

まずPCとキーボードにマウス、モニターがあって、下手するとノートPCも1台あって、資料を並べてペン立てを置いて……となると、あとはA4の書類を広げたらデスクの表面は見えなくなる、という感じだろう。

↑筆者の会社デスク(1100×700㎜)。机の天板はほとんど見えない↑筆者の会社デスク(1100×700㎜)。机の天板はほとんど見えない

 

せめて、もうちょっと広い場所で余裕を持って仕事ができれば……と思ったとき、まず手がけるべきは新たな“土地開発”、いや“開拓”だ。1200×700㎜程度のデスクトップはもう限界なんだし、もっと手つかずの場所……天井まで広がる“タテの空間”を新たに宅地造成するべきなのだ!

 

そういう意欲に溢れたオフィス環境改善アイテムが、キングジムから発売されているので、ぜひ紹介したい。

 

液晶モニター上空を小物スペースに活用

かつてPCのモニターがブラウン管だった時代(15年くらい前)、奥行きのあるモニターの上は、クリップケースや卓上カレンダーなどの小物置きスペースとして機能していなかっただろうか。いまや、薄い液晶モニターがベーシックになってしまったせいで、ブラウン管モニター上にあった小物たちは行き場を失ってしまったのだ。

↑キングジム「ディスプレイボード」(500㎜タイプ)3780円↑キングジム「ディスプレイボード」(500㎜タイプ)3780円

 

じゃあそのスペースを復活させればいいじゃん? ということで発売されたのが「ディスプレイボード」だ。液晶モニターの上にセットするだけで、500㎜×168㎜(幅200㎜タイプもある)という広い面積の小物置きスペースが出現してしまうのだから、まさにかつて失われた土地の再発見ツールである。

↑棚板の裏面に取り付けられたアーム。アーム位置は、液晶モニター裏の凹凸に合わせて変更が可能↑棚板の裏面に取り付けられたアーム。アーム位置は、液晶モニター裏の凹凸に合わせて変更が可能

 

↑モニターの裏面にアームを突っ張るように設置すれば、棚が完成↑モニターの裏面にアームを突っ張るように設置すれば、棚が完成

 

取り付け方は簡単で、まずボード手前のフチを液晶モニターの上辺に引っかけるように載せたら、あとはアーム2本を曲げてモニター背面に突っ張るようにセットするだけ。これで、安定したフラットな棚が出来上がり。

 

アーム先端の接地部分は上下左右に動くので、iMacのように背面が湾曲しているタイプのモニターにも、安定して取り付けることが可能だ。

↑デスク上で場所を取るもの、ちょっと置いておくだけのものなど、かなり気楽にポイポイ置ける↑デスク上で場所を取るもの、ちょっと置いておくだけのものなど、かなり気楽にポイポイ置ける

 

ボード自体は幅500㎜タイプで耐荷重1kgまでなので、デスク上でかさばっていた小物あれこれを載せるぐらいなら、まず問題はなし。

 

着座状態で手を伸ばすのには少し高い位置に天板が来るので、できれば、椅子から立ち上がったときに手にするもの、もしくは単に視線を向けるだけのものを配置するのがベストだ。筆者はスマホやPC作業用のメガネ、卓上カレンダーなどを置いている。

 

さらに広大な面積を空中に生み出すには?

筆者にとってディスプレイボードは、もはやこれなしではデスクトップの土地運用が立ち行かないぐらいの存在だが、欠点がひとつある。

 

液晶モニターはデスクに1台しかないので、これ以上の増設が難しいということだ。

↑キングジム「マグトレー」5378円↑キングジム「マグトレー」5378円

 

そういう苦情がキングジムに寄せられたかどうかは不明だが、それじゃあという感じで昨年末、新たに発売されたのが、空中に増設可能な棚「マグトレー」だ。

 

吸着部に強力な磁石を内蔵し、スチール面に貼り付けられるため、パーテーションやスチールラックの側面、デスク引き出し面などにバンバンと棚が増やせるのである。

↑写真で右上に見えるフラットな部分にネオジム磁石が内蔵されている。下の縁はずり落ち防止のゴムストッパー。これで耐荷重を稼いでいる↑写真で右上に見えるフラットな部分にネオジム磁石が内蔵されている。下の縁はずり落ち防止のゴムストッパー。これで耐荷重を稼いでいる

 

天板の面積は320㎜×230㎜と、ありがたいことに書類を入れたA4クリアホルダーをそのまま平置き可能。

 

さらにネオジム磁石のパワーで、耐荷重はなんと3kg。これなら書類を入れたリング式ファイルを空中に並べて立てておく、なんて使い方もできるだろう。

↑外す時は下からヒョイと持ち上げるだけ。あっけなく簡単に取り外しできる↑外す時は下からヒョイと持ち上げるだけ。あっけなく簡単に取り外しできる

 

磁石は吸着部の上辺に集中しているので、しっかりと貼り付く一方、外すときは下から軽く持ち上げるだけで取り外せるようになっている。

 

また、漏れた磁力を利用して、クリップをまとめて貼っておけるクリップポケットも付いており、置いた資料を整理するのに外したクリップをひとまずここにくっ付けておく、なんて使い方もOKだ。

↑書類を留めていたクリップなどは、ここに一時保管できる↑書類を留めていたクリップなどは、ここに一時保管できる

 

↑オフィス入り口のドアに、呼び出し電話を載せてしまうことだってできる↑オフィス入り口のドアに、呼び出し電話を載せてしまうことだってできる

 

オフィス内であれば、ホワイトボード脇に貼ってマーカーやイレーサーを置いたり、受付近くに貼って呼び出し用の内線電話を設置したり。アイデア次第でいくらでも“土地”が簡単に生み出せるのは、とにかく便利のひと言である。

↑ディスプレイボードとマグトレーで、一気にデスクの上がスッキリ!↑ディスプレイボードとマグトレーで、一気にデスクの上がスッキリ!

 

↑あらためて、最初の写真と比較してみよう↑あらためて、最初の写真と比較してみよう

 

マグトレー、ディスプレイボードとも数千円と、少々お値段はするが、しかし都会の狭小オフィスで棚の分の面積が“無”から生み出せるのだと考えれば、ハッキリ言ってまったく高くはないはずだ(なんなら、面積あたりの地価を計算してみるといい)。

 

そういう意味では、こういった空間の有効活用系アイテムは今後もっと注目されるジャンルになるだろう。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。

キングジムのお家芸炸裂!ポケットから取り出さず書き込めるクリアファイル「カキコ」がお見事

背表紙に四角のグラフィックが入った、オフィスの大定番ファイル「キングファイル」。そのメーカー、キングジムは、書類をファイルに入れたまま書き込みができるクリアファイル「カキコ」を2 月16 日に発売します。

↑A4タイプで、ポケット枚数は20 ポケットと40 ポケットの2 種類。カバーのカラーは赤、水色、ネイビー、黒、白の5 色展開です↑A4タイプで、ポケット枚数は20 ポケットと40 ポケットの2 種類。カバーのカラーは赤、水色、ネイビー、黒、白の5 色展開です

 

「カキコ」は、ポケットが袋状ではなく、上下についたフラップで書類を挟む形状。そのため、書類を収納したまま直接文字を書き込めるという、新発想のクリアファイルなのです。

↑書類は上下についたフラップで挟まれる仕組みになっている↑書類は上下についたフラップで挟まれる仕組みになっている

 

一般的なクリアファイルは、書類の保管・閲覧を主な目的としているため、収納した書類に書き込みをしたいときは、一度ポケットから取り出さなければなりません。ところがこのカキコなら、ファイルに書類を入れたまま書き込みができます。打ち合わせや授業で使用する資料や楽譜など、後から追記したりマーカーを引いたりする書類の収納に最適です。

↑書類をファイルに収納したまま書き込みができる↑書類をファイルに収納したまま書き込みができる

 

また、上下についたフラップで書類を挟めるため、左右見開き2ポケットを使えば、なんとA3 サイズの書類を収納することも可能。また背表紙にはペンホルダーが付いており、書類とペンを一緒に持ち運ぶことができ、表紙の裏のポケットに封筒やふせんなどの小物も収納できるのです。

 

↑ペンを1本収納できるペンホルダー付き↑ペンを1本収納できるペンホルダー付き

 

↑封筒など小物を収納できるポケット付き↑封筒など小物を収納できるポケット付き

 

そのまま書き込めるから「カキコ」。ネーミングは安易ですが、モノはなかなか手が込んでいるのでした。

 

【商品情報】
キングジム「カキコ」
648円(20ポケット)/972円(40ポケット)

 

キングジム、次はそうきたか! 徹底的に使ってわかった、カフェでの離席の不安を解消する「トレネ」の実力

カフェや新幹線の車内って、ある意味“コワーキングスペース”ですよね。もちろん、メインのオフィスほどの機能はありません。会議室みたいな使い方はできませんし、ほかのプロジェクトメンバーはほかの場所にいることが大半。でも、ちょっとした書類の作成やメールのやりとり、情報収集に集中できる環境であることはたしか。

 

Wi-Fiや電源コンセントが使える行きつけのカフェを「電源カフェ」アプリで調べる、東海道新幹線を使う時は車端部(最前席&最後席)と窓側座席にコンセントがあるN700系を予約する、などによって、ちょっとした時間も仕事に費やせます。もちろん、PCゲームに勤しんでもいいんですけどね! ゲーミングノートを持ち歩いて常にドン勝目指すのも男らしいといえば、THE漢。間違いない。

 

しかし。個室ではなく、入退室を管理しているオフィスではないことを、僕らは知っておくべき。何のことかといいますと、飲食店などの施設や電車、飛行機などの空間は開かれた公共の場。ゆえに荷物は自分で責任をもって管理する必要があります。

 

日本にいると、ほんと安全だなーとは思うんです。席を確保するために上着や荷物を置いてから、カウンターにオーダーしに行くおひとり様を見て。いい国だなーとは思うんです。でもその荷物、盗まれないという保証は一切ありません。周囲を見渡してください。「店内でのお荷物の管理はお客様ご自身でお願いします。盗難、毀損等について当店は一切の責任を負いかねます」といった注意書きが貼られていたりしませんか? そうでなくとも店に預けるといったことをしない(店員が関与していない)まま盗難にあった場合、相談にはのってくれるでしょうけど損害賠償などの請求はできません。

 

スマホ連携の防犯アラームで大事な荷物を守る

その、ひとりでの外出時の荷物管理問題、キングジムの「トレネ」で解決できるかもしれませんよ。日本のクラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」で現在プロジェクト進行中の製品で、2017年11月10日の終了日まで60日を残した状態で、目標額の759%となる379万円あまりを調達。応援コメントを見ても「そういうのが欲しかった!」という声ばかりで、期待度の高いプロダクトなんです。

 

ではこの「トレネ」が実際、その期待どおりに役立ってくれるのか、見ていきましょう。

↑円錐形状の「トレネ」本体。左下はストラップホール、右下は充電用のmicroUSB端子。上部の輪はLED。なお写真は開発中のバージョンで、市販モデルでは形状が変わる可能性がある↑円錐形状の「トレネ」本体。左下はストラップホール、右下は充電用のmicroUSB端子。上部の輪はLED。なお写真は開発中のバージョンで、市販モデルでは形状が変わる可能性がある

 

↑底面部に主電源スイッチと電源ボタンが備わる↑底面部に主電源スイッチと電源ボタンが備わる

 

機能としては、振動アラームです。「トレネ」本体に組み込まれたセンサーが振動を検知すると、アラームを鳴らします。

 

これだけでは従来の旅行用防犯アラームと変わりません。そこで「トレネ」はスマートフォンと連携することで、より使いやすいプロダクトに進化しました。

 

専用アプリで「トレネ」とスマホをペアリングすると、まずモニタリング開始距離を設定できるようになります。スマホが「トレネ」のBluetooth電波を検知している間は、いくら揺らしても「トレネ」がアラームを鳴らすことはありません。ある程度離れて警戒モードとなったとき、「トレネ」は防犯アラームとしての機能を自動でONにします。

↑スマホでの設定画面。モニタリング開始距離はオート設定・マニュアル設定から選べる↑スマホでの設定画面。モニタリング開始距離はオート設定・マニュアル設定から選べる

 

従来の旅行用防犯アラームは、荷物の側にいるときもちょっとした振動でピピピ、と鳴り出しやすいものでした。かといって電源をオフにしておくと、いざ離席するときに電源を入れ直すことをわすれがち。このケアレスミスをカバーして、必要なとき着実に働いてくれるのが「トレネ」なんですね。

 

シーンに合わせて動作をカスタマイズ

スマホ連携によるメリットはほかにもあります。「トレネ」の動作を細かくカスタマイズできるんです。設定項目は振動の大きさ、アラーム音量、振動を検知したときのLED発光パターン、通常時のLED発光、アラームの停止方法、オートスリープなどがあります。

 

↑振動の検知レベルも3段階から選べる。電車や飛行機でも使える設定があるのはありがたい↑振動の検知レベルも3段階から選べる。電車や飛行機でも使える設定があるのはありがたい

 

重要なのは振動の大きさの設定です。ほとんど振動がないオフィスや静かなコワーキングスペースでは、わずかな動きも検知する「レベル1」。行き来する人がいる飲食店や賑わっているコワーキングスペース、漫画喫茶などでは、検知感度が控えめな「レベル2」、常に振動している鉄道の座席でつかうなら「レベル3」の設定と、環境に応じたセッティングができます。

 

レベル1だと、「トレネ」を置いたノートPCやバッグが少しでも動かされるとアラームが発動。音量を「大」にしておくと、飲食店では周囲の人の誰もが「何事だ!?」と振り向くボリュームとなります。

↑音量、LEDの発光パターン、警戒モード時のLED発光の有無など、細かいカスタマイズが可能↑音量、LEDの発光パターン、警戒モード時のLED発光の有無など、細かいカスタマイズが可能

 

↑アラームを停止させる方法は3つ。電源ボタンを押すことで停止させることもできる↑アラームを停止させる方法は3つ。電源ボタンを押すことで停止させることもできる

 

またスマホと「トレネ」が離れて警戒モードになると、定期的にLEDを点滅させる見守り設定も可能です。バッテリーの消耗は激しくなりますが、数時間常時ピカピカと光らせるのでなければ問題なさそう。視覚面で盗難抑止力を強化できる反面、これまた周囲の人に「何あれ危険物!?」と思われてしまう可能性もあるので、使いどころは考慮する必要があるとは思いましたが。

 

見守り設定ONで警戒モードに入ると赤く光る

実際に「トレネ」を使ってみました。なおモニタリング開始距離はアプリをインストールするスマホの機種にもよりますが、規格上はClass2の10mとなっています。壁やドアがあると電波は大きく減衰しますが、これは「トレネ」にかぎらずBluetoothスピーカーとかも一緒。“そういうものだ”と判断すべきかと。

 

ふむ。確かに離席して、カウンターに行く状況であれば安心感があります。2階の席から1階のカウンターに行くといった見通せないシチュエーションでも、アラームが鳴ってドタバタと階段を駆け下りてくる人がいたらすぐに捕まえられますし。

↑スマートフォンと「トレネ」の電波が途切れると、自動的に警戒モードに入って荷物を見守る↑スマートフォンと「トレネ」の電波が途切れると、自動的に警戒モードに入って荷物を見守る

 

↑ノートパソコンの上に置いておくと、視覚的な効果は絶大↑ノートパソコンの上に置いておくと、視覚的な効果は絶大

 

しかし、いくつかのドアを閉めることになるトイレでは、どうしても不安は残ります。アラームが鳴ってもすぐに現場に急行できないかもしれませんから。正直いうと、「TrackR」(紛失防止タグ)のようなクラウド対応のGPSタグ機能もついていたらいいかな、とは感じましたね。

 

↑両面テープが付いたベースとストラップをつなげることも可能。これなら振り落とされずに済む↑両面テープが付いたベースとストラップをつなげることも可能。これなら振り落とされずに済む

 

「トレネ」の大きさは、つまめるくらいコンパクト。荷物の上にポンと載せただけだと、すぐに落とされてしまうという不安もあります。これに関してはご安心ください。付属のベースには両面テープとストラップがついており、荷物と「トレネ」をつなげておけます。

 

一般販売価格は1台7344円(税込)。いまならMakuakeで10%OFFの6610円で購入できます。ひとりでの移動が多いみなさま、1台どうでしょうか。

 

【商品情報】

キングジム「モニタリングアラーム トレネ」価格7344

身のまわりのものをオシャレにラべリング! 新フォントやデザインを収録した女子のための「ガーリーテプラ」

キングジムは、デザイン性の高いフォントや女性に人気のモチーフを絵文字などに採用したラベルライター「テプラ」PRO SR-GL2を11月24日に発売します。カラーはコーラルピンクで、価格は1万2960円。

20171107-i01 (1)↑テプラ PRO SR-GL2

 

今回発売されるラベルライター「テプラ」PRO SR-GL2は、本体デザインをさらに洗練させ、クラシカルなモロッカン調のエンボス加工を施した縫製カバーと「テプラ」本体を一体化し、コスメポーチのようにファスナーを開いて使うデザインが特徴です。人気のフォントや絵文字、フレームなどにも新デザインを追加し、シンプルなラベリングからラッピングやデコレーションまで様々なニーズに対応するバリエーション豊かなデザインを取り揃えています。

↑ディテールにこだわった作り↑ディテールにこだわった作り

 

20171107-i01 (4)↑女性らしいフォントやデザインを多数収録

 

機能としては、「月」「日」「曜日」と「デザイン枠」を組み合わせて、オリジナルの「日付シール」が簡単に印刷できる「日付シール」印刷機能を新搭載。手帳や写真を彩る「日付シール」を簡単に作成できます。

20171107-i01 (10)↑日付シールの作成例

 

また、「デザイン」と「文字」を組み合わせて、オリジナルの「イニシャルマーク」を作ることができる「イニシャルマーク」作成機能に新デザインを追加し、持ち物に付ける目印や贈り物のラッピングに利用するなど幅広く活用できます。

20171107-i01 (5)↑イニシャルマークも作成可能

 

そのほか、子どもの持ち物などに付ける「お名前タグ」を簡単に作れる印刷機能を新たに搭載。別売の「テプラ」PROテープカートリッジりぼんと「お名前タグメーカー」を使えば、時間のかかる名前タグ作りを簡単に行うことができます。

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「ピッとコード」ボタンを押すと、入力した文字や記号と一緒に、iPhone内の写真やメモなどのデータとひも付けられる二次元コードシールも作成可能。出力したコードを専用iOSアプリ(無料)で読み取り、iPhone内のデータを選択してひも付けすると、そのコードを読み込む度に端末内でひも付けたデータを簡単に呼び出せます。

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さらに、ラッピングに最適なマット素材のギフトシールが作成できる「テプラ」PROテープカートリッジ ギフトシールも同時発売されます。ガーリー「テプラ」と併用すれば、多彩なフレームやフォントを使ったデザイン性の高いギフトシールを作成することができます。

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人気のガーリー「テプラ」がデザインや機能を一新してリニューアル。見た目がかわいいだけでなく、フォントや絵文字、フレームなど、新デザインを多数搭載し機能も充実しています。ぜひチェックしてみてください。

 

【SPEC】
サイズ/質量:約W180×H62×D117mm/約510g(乾電池・テープカートリッジ除く)
入力:JIS配列キーボード式(かなめくり方式対応)
表示:8文字×4行
プリンタ:サーマルヘッド(180dpi・96dot) 、熱転写PRO印刷方式
最大印刷幅:13.5mm(18mm幅テープ使用時)
テープカートリッジ:PROテープカートリッジ4・6・9・12・18mm
辞書・文字数:学習機能付き熟語変換、約6万3000語、5323文字
文字サイズ:6段階
内蔵書体:漢字/3書体、かな/7書体、英数/8書体
外枠・表組み:外枠/81種、表組み/4種
装飾:飾り字/5種
文字間隔:2段階、英数字プロポーショナル方式
印刷行数:1~5行
カッター:オートカッター
電源:ACアダプタ(別売)、単3形アルカリ乾電池 ×6本(別売)または単3形充電式ニッケル水素電池×6本(別売)