なつかしのキラキラペンがノック式になって帰ってきた! サクラクレパス「ボールサイン ティアラ ノック」6月発売

サクラクレパスは、「ボールサイン」シリーズから発売されたノック式ボールペン「ボールサイン ティアラ ノック」について、2025年6月中旬より定番化して販売します。実売価格は1本220円で、5色セット(1100円)、10色セット(2200円)も発売されます(いずれも税込)。

「ボールサイン ティアラ ノック」

 

記事のポイント

懐かしのキラキラペンがノック式に進化して定番化。ラメ感のあるキラキラインクで、手帳やノートをキュートにデコレーションできます。

 

「ボールサイン ティアラ」は、2000年に発売され、ラメフレークをミックスしたラメ感のある筆記線が話題となったキラキラペンです。今回定番化となった「ボールサイン ティアラ ノック」も宝石やコスメのような従来のキラキラとしたラメ感は変わらず、手紙やノートをかわいく彩ってくれます。

キラキラと輝くラメ感のあるインクが特徴。

 

また、ノック部分は「ボールサイン ティアラ」の特徴でもある丸いキャップの形状を踏襲したデザインを採用。定番化に伴い、5色セットと10色セットもラインナップしています。

従来のキャップ式に加えノック式が定番化。

 

インクカラーはガーネットローズ、アメジストパープル、アクアマリンブルー、エメラルドグリーン、ダイヤモンドシルバー、パールピンク、ルビーレッド、サードニックスオレンジ、オパールグリーン、ターコイズブルーの計10色。

 

小中学生に大人気の原宿YouTuber・しなこさんとのタイアップ企画第2弾として、5色セットと10色セットには、初回特典としてしなこさんがデザインされたシールが付いてきます(なくなり次第終了)。

 

サクラクレパス
「ボールサイン ティアラ ノック」
2025年6月中旬発売
実売価格:1本220円(税込)

これが「未来的」なボールペンか……! 二重構造が目を引く、サクラクレパス「SAKURA craft_lab 009」

サクラクレパスは、回転式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 009」を2024年12月中旬に発売します。

 

記事のポイント

無駄のないミニマルなシルエットでありつつ、「未来的」なデザインが印象的なボールペンです。3Dフォトエッチングを施したボディは、グリップ感が高いため、書き味も良いそう。標準搭載のインキ色はブラックですが、別売りでブルーブラック、ブラウンブラックなど、さまざまなカラーリングが用意されています。

 

SAKURA craft_lab 009は、「未来的な未来を、描く。」がコンセプト。ステンレスとアルミ、真鍮の二重構造による未来的なデザインが特徴です。外軸に3Dフォトエッチング加工(穴開け)を施すことで細かい穴を開け、内軸のアルマイト色が覗けるようになっています。

 

ボール径は0.5mm。サイズは全長140mm、軸径11mmで、重量は約30g。軸色は2種類。インキ色は標準搭載がブラックで、別売でブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、 グリーンブラック、漆黒を用意します。

 

 

↑頭冠にはサクラマークの印字があります

 

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 009
価格:1万6500円(税込)
別売レフィル(替え芯)/ 「漆黒」のみ 275円(税込)、それ以外は 220円(税込)

普段使いから水彩画の下絵までこなすサインペン「ピグマ」。海外モデルが数量限定で発売!

サクラクレパスから、1982年に世界で初めて開発した水性顔料サインペン「ピグマ」の海外モデル 「Pigma Micron」が、数量限定で9月中旬から発売されます。価格は220円(税込)です。

 

42年前に、同社が世界で初めて開発した水性顔料サインペン「ピグマ」。ペン先の太さがミリ単位で異なる線幅が多くそろい、イラスト、製図、手帳への記入など、用途に合わせて選べるのが魅力のひとつです。

 

水性でありながらも耐水性・耐光性・耐薬品性に優れたペンとして、長年愛されてきたこのモデルは、海外でも多くのファンが存在します。国外では「Pigma Micron」と称して発売されており、日本ではラインナップにないカラーであるブルーブラック/バーガンディ/パープル/クールグレイ/ハンターグリーンなどが今回、数量限定での発売に至りました。カラーだけでなく線幅のラインナップも豊富で、6線幅・最大7色 計12銘柄が用意されます。

↑日本(上)と海外(下)の「Pigma」の違い

 

耐水性に優れていると、水彩画の下絵に使用するにも最適。そして、光にあたっても色褪せしにくい耐光性なので、展示作品の使用にも向いています。ハガキの宛名書きやノートへの書き込み、手帳などの狭いスペースへの記入だけでない、アーティスティックな用途がふんだんにあるサインペンです。

 

ブランド名(メーカー名):サクラクレパス
商品名:Pigma Micron
価格:220円

【文房具総選挙2024】集中力がアップする暗記シートや文字が読みやすい下敷きなど大人でも見逃せない「キッズの勉強がはかどる」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる全15点がノミネートしました。

 

No.59

クツワ
エアピタファスナー
1980円

置くだけで机にピタッとくっつく倒れないペンケースの軽量タイプ

底面に備えた吸盤が机にくっつき、揺らしても倒れない立つペンケースの新型。布製で90gと従来品の約半分に軽量化している。内側上部にポケットがあり、消しゴムや付箋などの小物が取り出しやすい。

 

No.60

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5)

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5サイズとスリムサイズの2種。

 

No.61

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える 暗記用ペンセット
308円

集中に効く(※) “青色” を採用した暗記専用ツール

集中力維持が期待できる青色を採用したシートと、オレンジマーカー、水色ペンのセット。マーカーは、重要な箇所を目立たせながらも可読性を下げない明るいオレンジ。シートを重ねるとマークした文字が隠れる。

 

※:青色の効果は心理評価によるものであり、個人差や環境により効果は異なります

 

No.62

KYOKUTO
X-ZONE『付箋』
各550円

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、学びを深堀りしたりできる。

 

No.63

パイロット
ザ・ドクターグリップ(0.3mm)
各990円

芯出し機構にロックがかかる静音設計の細書きシャープペン

ボディを振ると芯が出る人気シャープの0.3mmタイプ。芯を繰り出すときの操作音を従来品の約半分に抑える静音設計で、移動中の衝撃などで芯が出るのを防ぐ「フレフレロック」機構も搭載している。

 

No.64

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
660円

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率アップ!

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントが隠れる)を使う。

 

No.65

レイメイ藤井
超観察スコープ
2310円 (3月下旬発売)

シーンに合わせて変形する水陸両用の拡大鏡

レンズフードを拡張できるシリコン製の拡大鏡。観察物に近づけて観察できる「ルーペスコープ」、観察物の上からかぶせて使う「虫かごスコープ」、水中を観察できる「アクアスコープ」の3つに変形する。

 

No.66

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

学習プリントをノートサイズに切るためのガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くときれいにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

No.67

ソニック
ポジットペンシル
各935円

指を入れて書くだけで正しい握り方が身につく

握り方トレーニング用のシャープ。リングに指を入れると、自然と正しいポジションで握れる。シャープペンのため、削るたびに外すという手間がない。芯は0.7mmと1.3mmの2種で、右手用と左手用がある。

 

No.68

サンスター文具
metacil school
各330円

削らずに書き続けられる新感覚の鉛筆が学生仕様に!

芯の摩耗が少ない「特殊黒鉛」を使った鉛筆の学生向けモデル。芯の濃さはF鉛筆相当で、削らずに約5km、漢字練習帳約18冊ぶん書き続けられる。軸には成長が早いサステナブルな竹を使用し、約3gと軽い。

 

No.69

クツワ
モジサシ下じき
286円

文章がスラスラ読めるリーディングマーカーにもなる!

教科書などに書かれた文章の1行分だけ色が異なり、読んでいる行を強調してスラスラ読めるようにするリーディングマーカー付きの下敷き。上と左の側面には目盛りがあり定規としても使える。

 

No.70

ヤマト
ヤマト糊 タピコ
319円

ロングセラー糊が手を汚さずに塗れるチューブタイプに

手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。小さな穴が開いたキャップと、子どもでも握りやすい柔らかな容器を採用。原料は、ロングセラーの「ヤマト糊」と同じタピオカでんぷん。

 

No.71

三菱鉛筆
uni タブレット授業えんぴつ
924円(1ダース)

新開発の特殊な芯で濃く書けて反射もしにくい

従来品より濃くはっきりとした文字を書ける2B鉛筆。黒鉛筆芯特有の反射を抑え、明るい照明の下でも視認性が高い。書き込んだノートを写真に撮ったときに反射せず、撮影者の影が写っても見やすい。

 

No.72

サンスター文具
ヨコピタ ギガテクト
各2200円

ランドセルの隙間にも入れられる耐衝撃型の筆箱

柔軟性のあるエラストマーフレームとリブ構造で、従来品よりも耐衝撃性や歪み強度を高めた筆箱。コンパクトサイズで、教科書を入れたランドセルの上部に横向きでピッタリ収まる。鉛筆削りも付属。

 

No.73

サクラクレパス
ライトルシャープ
各550円

視認性の高い細いペン先を完全収納できる新機構を搭載

ペン先を完全に収納できる「ダブルノック機構」を搭載。細いパイプ型のペン先は、視認性が高い一方でペン先を収納できないタイプが多く、携行時に折れや曲がりが生じやすい。その点本品なら安心だ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】常識を覆す構造のボールペンから修正ペンの進化形など「書く&消す」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「書く&消す」部門】

人気ブランドの多色・多機能ペンを中心に、15商品がラインナップ。 ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目。 “くすみカラー”のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い結果となりました。

 

No.01

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
1045円(B6)〜1210円(A4)

ザラザラとした手触りが美文字をサポート

表面に施した細かいドット加工が、筆記時にザラザラと指に伝わることで、頭の中でイメージした通りの文字が書けるようになる下敷き。流れ文字や雑文字、字形の不揃いなどの改善効果を期待できる。

 

No.02

ゼブラ
クリックブライト
各132円

小さな文字もきれいにマークできる細字蛍光ペン

従来の蛍光ペンの約半分にあたる2mmの線幅のペン先、「ハーフラインチップ」を搭載。小さな文字や注釈もきれいにマーキングできる。ノック式で、キャップなしでも乾かない独自インクを採用している。

 

No.03

エポックケミカル
ゴツ盛りインクの蛍光ペン
各374円

超大容量インクで長く使える高コスパペン

一般的な蛍光ペンの約6倍(同社商品比)ものインクを搭載しながら、価格を3倍程度に押さえた高コスパペン。筆記距離は約570m。インク残量が見えるため、買い替えのタイミングがわかりやすい。

 

No.04

ゼブラ
サラサクリップ3C
各440円

インク量はそのままに軸をスリムにした多色ゲルボールペン

軸径が従来品より8%細い多色ゲルボールペン。従来のスプリングを各インク芯に巻きつける構造ではなく、芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を採用し、インク量はそのままでスリム化を実現。

 

No.05

コクヨ
WPシリーズ
各4400円

「書くこと」が 特別な体験になるペンシリーズ

「キャンパスノート」をはじめ紙にこだわってきた同社が提案する、特別な書き心地のペンシリーズ。表情豊かな線が書ける「ファインライター」と、浮遊感のある書き味の「ローラーボール」の2種展開。

 

No.06

サンスター文具
topull B(トプルB)
各396円

押すのではなく引く! 常識を覆すボールペン

握ったまま2本の指で引いてペン先を出す「トッププル機構」を備えたボールペン。ノック時に持ち替える手間が省ける。ノック機構が先端にあることで、頭部をフラットにしたシンプルなデザインが可能に。

 

No.07

ゼブラ
ピタン
各1320円

ノートにピタッとくっつきサッと書き出せる

ノートに装着できる専用ホルダーと、そこに磁力で固定できるペンのセット。まるでノートの一部のように持ち歩け、書きたいときにサッと外せる。ミニマルなデザインはどんなノートにもマッチ。

 

No.08

パイロット
フリクションシナジーノック03
各275円

滑らかな書き味の激細フリクション

消せるボールペン「フリクション」シリーズで最も細いボール径0.3mmのペン先を搭載。同社独自のペン先「シナジーチップ」が、細書きとは思えない書き出しの良さと滑らかな書き味を実現している。

 

No.09

ゼブラ
ブレン4+S
各1100円

ストレスフリーなペンの5機能搭載モデル

筆記時のペン先のブレをなくしたボールペン、「ブレン」の多機能モデル。4色ボールペンとシャープを搭載しながらもコンパクトで握りやすい。厚手の紙も挟みやすいバインダークリップと消しゴム付き。

 

No.10

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各935円

さりげなく個性を表現できる黒にこだわった3色ペン

6色の黒を揃えたボールペン「ボールサインiD」シリーズの3色ボールペン。基本の黒・赤・青の組み合わせだけでなく、「青味のある黒・黒・赤」や「緑がかった黒・黒・赤」の組み合わせがある。

 

No.11

ぺんてる
ホワイトスピード
440円

幅広ペン先と速乾インクで修正時間を短縮!

ひと塗りで広範囲を修正できる線幅4.5mmのペン先を搭載した修正ペン。同社の従来品に比べ半分の時間で乾く超速乾インクを採用している。修正面が凸凹のないマットな仕上がりで、再筆記しやすい。

 

No.12

ぺんてる
マットホップ
各220円

高発色インクが写真の上でも存在感を発揮!

一般的な顔料ペンよりも大きな顔料をたくさん使った新開発インクが、マットな筆跡を実現。塗りつぶすだけで、シールを貼ったかのような存在感を生み出せる。濃い色の紙や写真の上でも鮮やかに発色。

 

No.13

サンスター文具
mute-on
各264円

カチカチ音を気にせずに堂々とノックできる

ノック音を同社従来品比で33%カットした静音設計のペン。ノック中はクリップが収納されて使えなくなるため、ペン先を出したまま胸ポケットに挿すという失敗が起きにくい。握りやすい三角軸を採用。

 

No.14

トンボ鉛筆
モノグラフ ファイン 0.5/0.3mm
各1210円

快適に書き消しできるハイクラスなシャープペン

ノック部に繰り出し式の消しゴムを備えたモノグラフのハイクラスモデル。ペン先がシェイプアップされており、書くときにペン先が見やすい。消しゴムを使うときは、自動でノックが固定される。

 

No.15

コクヨ
リサーチラボペン
各396円

研究の現場に適したアルコールに強いペン

理化学系の研究所でも使えるよう、アルコールが付着しても消えにくいインクを採用。水と混ざりにくいインクのため、結露した容器や凍結面にも筆記できる。ペン先が細く小さい容器にも書きやすい。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

3色ボールペンは黒赤青だと誰が決めた!“黒黒赤”に矜持を感じるサクラクレパス「ボールサインiD3C」の実用性はどうだ?

手帳と一緒にペンを持ち歩く場合、“3色ボールペン”を選ぶ人は多いのではないだろうか。メインの筆記色である黒、プライベートなど書き分けるサブ筆記色の青、訂正や注意喚起色の赤……など、色ごとに用途を定めることで、手帳の狭い紙面においても情報を整理しやすいメリットがあるからだ。

 

日本初の3色ボールペンは、1964年にゼブラが発売した「スリーカラー」。黒・青・赤の3色がスライドノックで1本の軸に収まった、現在の製品とさほど変わらないようなスタイルである。これはつまり、約60年も前から3色ボールペンに採用されるインク色は変わっていないということ。でも、果たしてこの“黒・青・赤”が絶対的な正解なんだろうか?

 

“黒”がメインではない3色ボールペン

考えてみるまでもなく、情報を整理するためにボールペンに必要なのは、書き分けを行うためのインク色の違いだけ。常に黒・青・赤である必要はないはずだが、機能としてはメインとサブの筆記色が2色+訂正用の赤という組み合わせが使いやすいだろう。その点で言えば、サクラクレバスから2023年に発売された「ボールサインiD 3C」はなかなかに興味深い。

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各850円(税別)
全3タイプ

 

「ボールサインiD」といえば、2020年に発売されたゲルインクボールペンのシリーズで、6色すべてがカラーブラックという思い切ったラインナップで人気となったもの。今回取り上げるボールサイン iD 3Cは名前の通り、同シリーズによる多色ボールペンの3色タイプとなる。当然、こちらにもカラーブラックを搭載している。軸色はホワイトとブラックの2タイプだが、0.4mmのボール径や3色の組み合わせに差異はないので、好みの軸色を選べばOKだ。

 

ラインナップは「黒(ピュアブラック)・青・赤」(下図A)、「ナイトブラック・黒・赤」(下図B)、「フォレストブラック・黒・赤」(下図C)の3種類。ナイトブラックはいわゆるブルーブラックのひとつで、知的さを感じさせる大人のブルーといった雰囲気。一方のフォレストブラックはグリーン系の落ち着いたブラックで、ゆったりと書き物をするときに向いていそう。

↑ボールサインiDシリーズだけに、カラーブラック搭載が大きなポイントだ

 

↑サラッとしつつコントロールも効きやすい、バランスの取れた書き味も楽しい

 

ペン先を出すには、スライドノックにくっついた粒のようなノブ(兼カラー表示)に指をかけて押し込んで操作する。このノブがあまりに小さいので少し不安になるかもしれないが、エラストマー製で摩擦力は充分にあり、実用性は問題無し。また、ノブが小さい=インク色が目立ちにくいことで、全体的に単色ボールペンのようなスッキリとしたデザインになっているのもポイントだ。

↑カラー表示も兼ねた粒状のノブは、見た目で思うよりも指掛かりが良く、ノックしやすい

 

ノックの配置から見ても、やはり黒はメインじゃなかった!?

ところで、スライドノックの配置に注目したら面白いことに気づいた。(A)のスライドは、黒がクリップに向かって右側、クリップ裏が青、クリップ左が赤という配置。つまり、クリップ右がメイン筆記色の場所ということだろう。そこであらためて(B)と(C)のスライドを見ると、クリップ右側にはナイトブラック/フォレストブラックがあり、裏が黒、左が赤という配置である。(B)と(C)においてメイン筆記色はあくまでもカラーブラック系で、黒はサブという立ち位置であると言えよう。

↑一般的に金属クリップに向かって右側がメイン筆記色の位置と考えると、ボールサインiD 3Cではカラーブラックがメインかも

 

考えてみれば確かに、わざわざカラーブラックのペンを選んで買うのは、それをメインに使いたいからに他ならない。それにしても、絶対的なメイン筆記色である黒をサブに据えてしまうという割り切りには、「サクラクレパス、思い切ったな……」と驚かされた。

 

ただし、少し残念だったのがグリップの仕上がりだ。実は、初代でツルツルした素材ゆえに握りづらかったグリップが、上位モデルの「ボールサインiDプラス」では摩擦力の高いマットなものに改良されている。ところが、今回のボールサインiD 3C では、なぜか初代と同じようなグリップに戻されていた。筆圧が強かったり手汗をかいたりする人間にとって、現状の素材だとかなり滑りやすいので、戻ってしまったのは正直もったいないなーと感じた。

↑円筒形の一部を削いだような通称 “iD設計” グリップ。指は置きやすいが、ツルツルすべるの点で握りづらく感じた

 

それでも、カラーブラックを選べる3色ボールペンというのは他に無く、それだけでも価値は高い。少なくとも初代ボールサインiDでカラーブラックの楽しみを知った人なら、買って損はないだろう。個人的にはボールサインiDのパープル系ミステリアスブラックが推し色なので、いずれはそれもボールサインiD 3C のラインアップされないかなぁ、と期待している。

 

持ち運び時にペン先を傷めない「ダブルノック機構」搭載! ペン先を完全収納できるシャープペンシル「Writoll」

サクラクレパスは、ダブルノック機構のシャープペンシル「Writoll(ライトル)」を、11月中旬から、全国の文具店・書店などで販売開始します。

 

従来の、ペン先が細いタイプのシャープペンシルは、筆記時の文字の視認性は高いものの、ペンケースなどに収納して持ち運んでいるときにペン先の折れや曲がりが生じるという悩みもありました。

 

今回発売となる同製品は、ペン先を完全に収納できるダブルノック機構を搭載。ペン先を収納できるダブルノック機構と、“書く”ことに集中できる視認性の高い細いペン先を併せ持っており、持ち運び時の折れや曲がりの不安をなくしています。

↑ダブルノック機構

 

製品名は、英語のWrite(書く)とドイツ語のtoll(素晴らしい、最高)をかけ合わせた造語で、「“書く”という行為に素晴らしく集中できる」という意味が込められているそうです。

 

ラインナップは、落ち着いた色味の全6色(芯径0.3mm…ホワイト、ダークグレー、ダークグリーン/芯径0.5mm…ブラック、ダークレッド、ダークブルー)。価格は550円(税込)です。

↑左から、ホワイト、ダークグレー、ダークグリーン、ブラック、ダークレッド、ダークブルー

「黒」を選んで使い分けられる3色ボールペン! サクラクレパス「ボールサインiD 3C」

サクラクレパスは、3色ゲルインキボールペン「ボールサインiD 3C(スリーシー)」を10月下旬に販売開始します。価格は935円(税込)。

 

「ボールサインiD」は、“自分の色を選ぶ”=“独自性(identity)”から付けられた名称で、限定色を含めた最大7色の黒インキから自分に合った色味を選ぶことができ、ビジネスシーンなどでさりげなく個性を表現することができるシリーズです。

 

今回発売となる同製品は、シリーズ初となる3色ボールペン。インキ色は基本の黒・青・赤の組合せだけではなく、ナイトブラック、フォレストブラックのような個性的な黒を採用した製品もあり、“いつもの黒”と“自分の黒”を使い分けることもできます。

 

インキの組み合わせは、「使用頻度の高い黒系が2色ほしい」「赤は使用したい」などのユーザーニーズをふまえ、3パターンを用意。

 

ボディは六角形と丸形を組み合わせた特別な形状で、自然と手にフィットするiD設計を継承し、金属製クリップとペン先を採用した、上質感のあるスタイリッシュなデザインです。

 

スライダーは全体のデザインにマッチしたミニマルな形状で、小さくても操作しやすいエラストマー製です。ボディ色はブラックとホワイトの2色、インキ組み合わせは3パターンの、全6種のラインナップで発売します。

管楽器のピストンバルブのようなノック部分が特徴! サクラクレパスから“自由を奏でる”ノック式ボールペン「SAKURA craft_lab 008」発売へ

サクラクレパスは、ノック式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 008」を、11月上旬に発売します。価格は6500円(税別)。

 

「SAKURA craft_lab」は、子どものころの無邪気な気持ちを思い起こさせ、いつまでもペンを走らせていたくなるような「大人の筆記具」を生み出すために生まれた、「かく」喜びを届ける筆記具開発ラボ。

 

今回発売となる同製品は「自由を、奏でよう」をテーマに開発した、シリーズ初のノック式ボールペン。ノック部分は管楽器のピストンバルブのようなデザインを採用し、ボディにはアルマイト染色によるアルミ軸と真鍮製のグリップを取り入れています。また、頭冠にはサクラマークの印刷が施されています。

 

ボディのカラーバリエーションは、「#51 トライトーンゴールド」「#20 アシッドピンク」「#29 グルーヴグリーン」「#36 ビバップブルー」の4色。インキ色はブラックを標準搭載していますが、そのほかに別売でブルーブラック、ボルドーブラック、グリーンブラック、ブラウンブラック、漆黒を用意。別売のレフィル(替え芯)は漆黒が250円(税別)で、それ以外は200円(税別)です。

「クーピーペンシル」発売50周年! 数量限定の雑貨シリーズや、大人も楽しめる塗り絵セットも新登場

サクラクレパスは、「クーピーペンシル」発売50周年を記念し、「Re:COUPY(リ・クーピー)」、「COUPY Marker 5(クーピー マーカー 5)」、「COUPY DESIGN Collection」の3種類を、9月下旬に発売します。

↑COUPY DESIGN Collection

 

Re:COUPYは、同社の20~30代女性への調査により明らかになった、「何かしら不安定な気持ちになったときがある」「リフレッシュするために何かに没頭したいと感じている」という多くの意見から着想を得た、塗って・飾って・癒される、“大人のための”クーピーセット。

 

5色のクーピーと花型の塗り絵カードがセットになっており、パッケージには花瓶をデザインしています。

 

ラインナップは、「LOVE」「ORIGINALITY」「POWER」「PURE」「RELAX」の気分に合わせて選べる5種類。

 

5種類と特別塗り絵がセットになったコンプリートボックスも、数量限定で発売します。

 

価格は5色セットが1430円(税込)、コンプリートボックスが7480円(税込)です。

 

COUPY Marker 5は、朝焼け・夕焼けをイメージしたエモーショナルな配色のセット。

 

空をイメージした5色で、発色が良く、グラデーションをきれいに表現できます。

 

「朝焼けカラー」は、1日のはじまりである気持ちの良い朝をイメージし、「夕暮れカラー」は今日もあと少しと、沈んでいく夕日がきれいな夕方をイメージています。

 

価格は748円(税込)で、数量限定での発売です。

 

COUPY DESIGN Collectionは、大人かわいいデザインを施し、毎日の生活に寄り添う雑貨シリーズ。ラインナップと価格は、以下のギャラリーをご覧ください。なお、いずれも数量限定となります。

【文房具総選挙2023】結果発表! 文房具のプロたちが80商品から選んだイチオシの文房具は?

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出! 「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

ここでは、選考委員特別賞を発表。文房具のプロである8名の選考委員それぞれが「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を各自1点ずつ、特別賞として選出。選定コメントとともに紹介します。

 

■菅 未里 賞

クツワ「スタッド ワンハンド単語カード」

表紙ポケットに人差し指を入れ、切り欠きに親指を入れてめくる独自の構造により、片手で使える単語カード。右手・左手どちらでも使用できる。330円~385円

「片手で使えてページがバラつかず、単語帳の不便さを解消。元々シンプルな作りの単語帳も工夫を凝らせば機能が向上するとわかり、文房具はこれからもまだまだ進化するのではないかと期待が高まります」(文具ソムリエール・菅 未里さん)

 

■きだてたく 賞

オキナ「プロジェクトガジェットメモ 6.1inch / 8.3inch」

裏面に滑りにくい加工が施され、片手でも書きやすいデスクメモ。6.1inchスマホと8.3inchタブレットに合わせたサイズ展開で、メモと重ねてもリングが当たらずデバイスが傷付きにくい仕様になっている。605円(6.1inch )/ 880円(8.3inch)

「スマホやタブレットとサイズを揃えるだけで、メモ帳の携帯性が大幅にアップするというのは発明。金属リングカバーや、机に置くと滑り止めになる表紙などの工夫も良くできているので、今後のブレイクに期待」(文房具ライター・きだてたくさん)

 

■古川 耕 賞

クツワ「スタッド 削り付シンロケット鉛筆」

短くなって使えない鉛筆を3本ほど連ねてムダなく使える、押し出し式の鉛筆ホルダー。短い鉛筆に使える鉛筆削りも付属する。正しい持ち方もきちんと身に付けられ、最後まで使い切る心を養うという。全3色。各385円

「『これで良かったんだ……マジで?』といまだ半信半疑になってしまうほど、 “短くなった鉛筆問題” を明快に解決する冴えたアイデア。ロケット鉛筆という “枯れた” プロダクトと組み合わせたのも心憎い」(放送作家 / ライター・古川 耕さん)

 

■イオンバイヤー 賞

パイロット「フリクションボール ノックゾーン」

消せるボールペンの代名詞「フリクション」の最新モデル。インク色の濃度をブラックで30%、レッドとブルーで15%も高めた新インクを搭載、インク容量も70%増量。濃く長く書ける待望のフリクションだ。550~3300円

「魅力はなんと言っても、その書きやすさでしょう。フリクションシリーズは、発売当時から個人的にもずっと使い続けていますが、進化したインク色・グリップも含め満足度が高く、皆さんにも推薦しています!」(イオンリテール・山田真弘さん)

 

■未来屋書店バイヤー 賞

コクヨ「キャンパス ノートのように使えるバインダー(2×2リング)」

上下2×2のリング構造で、書く際に手に当たらず快適に使える。ノート感覚で折り返し省スペースで使えるほか、スリム設計のためバッグの中でかさばらないのもうれしい。B5とA4をラインナップ。616円~748円

「ルーズリーフとノートのデメリットを吹き飛ばしてくれたバインダー。リングの開閉をつまむだけという手軽さもイチオシのポイントです。学生の方にはもちろん、ビジネスシーンでも大活躍間違いなしでしょう」(未来屋書店・竹内洋平さん)

 

■学研キッズネット 賞

ナカバヤシ「ハウスタディ 学習パーティション」

ダイニングテーブル等に広げて自分だけの学習スペースが作れる、気軽に導入しやすい紙製パーテーション。ペンやノートを収納、時間割なども貼り付け可能。片付けるときは閉じるだけ。全2色。各3410円

 

「“収納箱” でありながら、パーテーションを広げれば “即席勉強スペース” に! テーブルの上が散らかりがちなリビング学習の悩みを解消してくれます」(学研キッズネット編集部・清水優香子)

 

■GetNavi 賞

サクラクレパス「ミックスライン」

太字側に、色の異なるラインマーカーと細字のペン先を並べた設計。強調したい箇所に、同時に2種のラインを引ける。細字は水性顔料インキで耐水性・耐光性に優れる。色の組み合わせは全6種。各242円

 

「マーカーと細字ペンを一つに集約させているだけでなく、美しい発色のインクで視認性が高いところも便利。滑らかな書き心地が心地良く、勉強や仕事もはかどりそうです!」(GetNavi編集部・松村広行)

 

■GetNavi web 賞

ミドリ「スローコンベックスメジャー〈2m〉」

早すぎず遅すぎず、テープの巻き戻る速度にこだわった。引き出したテープは本体を指で押さえて止め、指を離して戻す仕組み。目盛は10cmごとに色分けされ、磁石付きで保管もラクなど、随所に工夫が見られる。1518円

 

「金属製メジャーがシュルシュルと巻き戻る際の恐怖感にスポットを当てた商品。あくまでコンシューマー向けに振り切った、カユいところに手が届くような機能の数々と割り切りとの、バランスも素晴らしい」(GetNavi web編集部・和田史子)

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】結果発表! 収納する部門の頂点は画期的構造のブックスタンド!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出! 「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。

 

【機能別部門】「収納する」部門の部門賞と上位商品は?

第1位は画期的構造で既存品の不便を解消した名品。住環境に馴染むシンプル設計の商品が並ぶなか、あざとかわいいポーチが入賞しており、癒し需要の高さも感じられる。

 

■第1位

少ない冊数の本でも倒れず立ち続ける

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1100円

本1冊だけでも立てられる新構造。本などを差し込むと、当たった部分のストッパーのみが跳ね上がり、残った両サイドのストッパーが本を左右から支えて、倒れるのを防ぐ。

 

【ココがはかどる!】

本などを抜き差ししても、残った収納物が倒れにくく整理された状態をキープできる。抜き取った場所は空いたままになるため、元の場所にすぐ戻せる。底面には滑り止めが付く。

 

↑ストッパーは差し込んだものの厚さに合う数だけ跳ね上がる。立てるモノの厚さや背丈を選ばず使える

 

↑両サイドにはジョイントを搭載。置く場所のスペースに合わせて複数台連結させることも可能だ

 

【選考委員はこう見た!】

「機構のユニークさだけでなく、価格も要注目。ここまで斬新な構造で1000円+税とは正直安すぎ……。おかげで、連結しての複数台運用がしやすいのはありがたいですね」(文房具ライター・きだてたくさん)

 

■第2位

マグネットで貼れる収納力UPの箱状ペグボード

キングジム
ハルペギー
1485円〜1980円

内側に収納スペースがあり “見せる” と “隠す” を使い分けられるペグボード。冷蔵庫や玄関の扉に貼って小物収納を作れる。

 

■第3位

画用紙も立体物も作品をまとめて本棚へ

サクラクレパス
おかたづけシリーズ 作品思い出ボックス
1760円〜2200円

子どもの作品をひとまとめにできる。クリアファイルには画用紙や賞状、じゃばら式ファイルにはノートや通信簿などを収納可能。

 

■第4位

書類1枚でも直立するカーブ設計

カール事務器
ペーパースタンド
715円

クリップで挟んで紙を直立させるスタンド。カーブを描くように立たせるので、紙1枚でも倒れない。用紙の抜き差しはワンタッチ。

 

■第5位

実用性兼備の骨格入りぬいぐるみペンケース

キングジム
「ポーズー」ペンポーチ
各2475円

骨格パーツが仕込まれ、好きなようにポーズをとらせることができるぬいぐるみペンケース。ペンなら約15本入り、実用性も兼備。パンダ、レッサーパンダ、ライオン、トラ、ネコの5種。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

コピーしても消えない! 下線を同時に引けるマーカー「ミックスライン」で仕事も勉強もはかどるワケ

マーカーをスーッと引くだけで生まれる、異なる2色のハーモニー。アンダーラインが同時に引ける「ミックスライン」なら、ノートや手帳が格段に見返しやすくなる。「文房具総選挙2023」にもノミネート中の同アイテムが持つ「ラインマーカー×アンダーライン」が生み出す “答え” をさっそく紐解いていこう。

↑ペン先が2本生えている!?

 

日本初の水性顔料インキを生んだ筆記具メーカーの技術が光る!

サクラクレパス
ミックスライン
各242円

 

教科書や資料の重要な箇所にはラインマーカー。さらに重要な語句は、別色でアンダーラインを引いて目立たせる。そんな学生たちの勉強テクニックから着想を得たのが、サクラクレパスの「ミックスライン」だ。

 

目にやさしいソフトカラーの太字マーカーと、文字をしっかり目立たせる細字ペンを、ひとつのペン先にギュッと集約した新構造。太字マーカーと密着していながらもくっきり鮮やかな発色を保つ細字ペンには、同社ならではの耐水性・耐光性に優れた水性顔料インキを使用している。

 

ワンアクションで色も太さも異なる2本の線を同時に書ける心地良さは、色鮮やかでにじみにくいインキの性能による部分も大きいだろう。勉強や仕事などの資料作りにはもちろん、裏写りしにくいので手帳のマーキングにもちょうどいい。

 

「ミックスライン」の “異色” の掛け算が出した答えは?

【答え1】アンダーラインが同時に引ける!

↑マーカーを紙にしっかり当ててまっすぐ線を引くだけで、アンダーラインも自動的に引ける

 

ひとつのペン先に、オーバーライン(マーカー)とアンダーライン(サインペン)の2種類のペンが付いた新構造が画期的。それもコントラストが効いた2色を同時に、スーッとスムーズに引ける感覚は、今までにない気持ち良さがある。

 

【答え2】独自開発の水性顔料インキで色鮮やか!

↑有彩色のラインマーカーは色や濃度によっては白黒コピーすると見えにくくなってしまうが、アンダーラインがあればマーキングをはっきり判別できる

 

細字のペン部分には、サクラクレパスが誇る耐水性・耐光性に優れた水性顔料インキを採用。水性でありながら水に流れにくく、色褪せもしにくい顔料インキは、ノートなどにも裏抜けしにくく、長期間美しい発色をキープする。

 

【答え3】ツインタイプだから細字で文字書きもできる!

↑オレンジの細字は赤シートで消すことができるので、テスト前などの暗記用にも活躍。レッドは採点や添削などにも応用できる

 

「ミックスライン」はただのマーカーではなく、アンダーラインと同色の細字も付いたツインタイプになっているのが特徴。筆記幅約0.4mm、かすれずくっきりと書ける水性顔料インキの細字付きだから、1本を幅広い用途に使える。

 

【答え4】用途や好みに応じた6種が揃う!

組み合わせは全6種。マーカーにはソフト蛍光ピンクやブルーグリーン、グレーなど個性的な色もラインナップ。

 

引き立つラインマーカーと際立つアンダーラインの、異色の掛け算をぜひ体験してみてほしい。

 

サクラクレパス「ミックスライン」の詳細はこちらから

 


「分類する・印をつける部門」にノミネート中!

【文房具総選挙2023】巻き戻しが怖くない金属メジャーなど「分類する・印をつける」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「分類する・印をつける」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「分類する・印をつける」部門】

推し活ならぬ “捺し活” と言いたくなる楽しいスタンプを中心に、実用性に華やかさも併せ持つ10アイテムが目白押し! 仕分けに役立つファイルなど硬派な実用アイテムも健在です。

 

No.47

シヤチハタ
回転デコレーションスタンプ
1650円

ダイヤル回転で13柄を楽しめる

1つで13柄を捺してデコレーションできる、ハイコスパな回転スタンプ。植物、ねこ、手書き飾りなど全7種。イラストフレームを作ったり複数柄を組み合わせたり、アイデア次第で用途は広い。

 

No.48

キングジム
書類仕分けファイル
880円

斜めからバサッと入れて簡単整理

従来のクリアファイルの難点だった書類の出し入れのしにくさを、クリアホルダーの仕様を取り入れることで解消。インデックス付きで検索性も高い。背面のペーパーストッパーでクリップボードとしても活用可能。

 

No.49

ミドリ
スローコンベックスメジャー〈2m〉
1518円

スローに戻る安心安全な金属製メジャー

早すぎず遅すぎず、テープの巻き戻る速度にこだわった。引き出したテープは本体を指で押さえて止め、指を離して戻す仕組み。目盛は10cmごとに色分けされ、磁石付きで保管もラクなど、随所に工夫が見られる。

 

No.50

キングジム
ラベルプリンター「テプラ」PRO SR-R2500P
8800円

手持ちのスマホから簡単にラベル作成

スマホと連携できるテプラに、手ごろな入門機が登場。対応アプリは2つ用意され、テンプレはデザイン重視からシンプルなものまで豊富だ。電池駆動式で使う場所を選ばない。4〜18mm幅のテープに対応。

 

No.51

シヤチハタ
デイリーログスタンプ
本体+マスター部 3410円/マスター部 1210円

日常をイラスト付きで記録する

日付印の本体にイラスト印面をセット。手帳やノートに、イラストと日付を同時に捺して彩れる。日付操作は側面のダイヤルを回すだけ。イラスト印面は、食事記録や円グラフ、支出記録など12種類。

 

No.52

シヤチハタ
どこでも持ち物スタンプ 氏名印タイプ
1650円

布も金属も! 身の回り品にポンポン捺せる

紙はもちろん布、プラスチック、金属などさまざまな素材に連続捺印できる浸透印タイプのスタンプ。水洗いしても落ちにくい油性インキを採用する。印面サイズは13mmで、印面はメールオーダー式。

 

No.53

カンミ堂
ヌーン
各440円

丈夫さと上質感が魅力の布付箋

フィルム付箋で知られるブランドから布製付箋が登場。落ち着いた風合いを持つ上、紙やフィルムに比べ破れにくく繰り返し使える。ブックマーク用の「マーク」とインデックス用の「タブ」の2種。

 

No.54

サクラクレパス
マイネーム紙おむつ専用
220円

専用ペンで紙おむつの名前書きをスピードアップ!

紙おむつの表面繊維に引っかからないよう配慮された名前書き専用ペン。インキの流出量も工夫されており、にじまず濃くはっきりと記名できる。本体の先端部分が半透明でインク残量も一目瞭然。

 

No.55

ビバリー
まるみのプチ
462円

カラーも形もやさしい付箋

角をなくした形状とパステルカラーの組み合わせが特徴。手帳のマンスリー欄にも貼りやすいプチサイズのほか、定番の正方形(L)、ちょっとしたメモ書きにぴったりの長方形(M)もラインナップする。

 

No.56

サクラクレパス
ミックスライン
各242円

アンダーラインが同時に引けるラインマーカー

太字側に、色の異なるラインマーカーと細字のペン先を並べた設計。強調したい箇所に、同時に2種のラインを引ける。細字は水性顔料インキで耐水性・耐光性に優れる。色の組み合わせは全6種。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】紙1枚でも立たせるスタンドや壁掛け書類ファイルなど技ありの「収納する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされたアイテム11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「収納する」部門】

「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムが多く並ぶなかでも、今年は収納ボックス・ファイルが豊富です。はかどり文房具の真骨頂とも言える、斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性に注目です。

 

No.26

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1100円

隣の本を抜き取っても倒れない!

立てた本の冊数が少なくても、倒れることなく保持できる画期的構造。23個のストッパーが個別に本を支えるので、本を抜き取っても残った本が倒れることがない。両サイドのジョイントで連結も可能。

 

No.27

サクラクレパス
おかたづけシリーズ 作品思い出ボックス
1760円〜2200円

画用紙も立体物も作品をまとめて本棚へ

子どもの作品をひとまとめにできるボックス。クリアファイルには画用紙や賞状、じゃばら式ファイルにはノートや通信簿、やや厚みのある作品を入れられる。ゴムバンドで閉じ、本棚などに並べて保管可能。

 

No.28

コクヨ
さっと出し入れできる
壁掛けポケット(書類・カタログ用)
3080円

厚手のカタログも収納できる書類ポケット

壁面にフックで吊り下げ、デスクの場所を取ることなく書類の受け渡しや一時収納が可能。出し入れも片手でストレスなく行える。組み立てれば立体ポケットに、中身が少ない時は折り畳んでコンパクトになる。

 

No.29

カウネット
ノートPCスタンドにもなる ミーティングバッグ
3718円

収納・移動・PCスタンドの一台三役!

ノートPCや書類、小物類など社内での移動に必要なものをまとめて運べるバッグの先駆け的商品に、新作登場。横に倒して折り目に合わせて変形させれば即PCスタンドに。リアルもオンラインも会議を快適化する。

 

No.30

キングジム
ハルペギー
1485円〜1980円

マグネットで貼れる箱状のペグボード

内側に収納スペースがあり “見せる” と “隠す ”を使い分けられるペグボード。冷蔵庫や玄関の扉に貼って小物収納を作り出せる。オプションのL字フックなどと組み合わせれば収納力がアップする。

 

No.31

キングジム
ハングオーガナイザー
3080円

バッグインバッグを机の下収納へ

作業時にはカバンから取り出してフックをかけるだけで、デスクの下のデッドスペースを有効活用できるバッグインバッグ。カバンの中でも自立し中身を取り出しやすいよう、芯材入りのハード仕様だ。

 

No.32

プラス
パスティ ペンケース
990円〜1320円

メッシュの透け感で中身を見やすく!

メッシュで中身が透けて見えるペンポーチ。カーブを描いて見た目にもかわいい内ポケットには、小物をしまっておける。ペン約15本が入るフラットタイプと、約30本が入るマチ付タイプがラインナップ。

 

No.33

カール事務器
ペーパースタンド
715円

書類1枚でも直立するカーブ設計

クリップで挟んで紙を直立させるスタンド。カーブを描くように立たせるので、紙1枚でも倒れない。挟むだけなので用紙の抜き差しはワンタッチ。パーツは分解もでき、持ち運びにも便利だ。

 

No.34

キングジム
「ポーズー」ペンポーチ
2475円

骨格入りで自在にポージング

骨格パーツが仕込まれ、好きなようにポーズを作れるぬいぐるみペンケース。見た目のかわいさの一方で、ペンなら約15本入る実用性も兼ね備える。パンダ、レッサーパンダ、ライオン、トラ、ネコの5種。

 

No.35

コクヨ
ポケットが大きく開く 書類ファイル〈ノビータ〉
462円〜1100円

ガバッと開いて中の書類を見渡せる

仕切りが側面に固定されていないことで目当てのポケットが大きく開き、収容物を探しやすい書類フォルダー。マチが伸縮するので書類の量に合わせて背幅が変えられ、省スペースにも貢献する。

 

No.36

リヒトラブ
わが家の整理ケース〈ペット用〉
1320円

ペットグッズをひとまとめ

ケースとクリヤーブック(A5・12ポケット)がセットになった収納アイテム。ワクチン接種証明書や薬など、ペットに関する大事な品々をまとめておける。A5判の写真が入るポケットタイプの窓付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

新色「ペンシルブラック」を追加した7色展開! ホワイトボディの「ボールサインiDプラス」限定モデル

サクラクレパスは、ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサインiDプラス」の数量限定モデルを、12月中旬より販売開始します。税込価格は385円。

 

ボールサインiDプラスは、「ボールサインiD」に「上質さ」「握りやすさ」「書きやすさ」をプラスしたシリーズで、文房具総選挙では「GetNavi賞」と「書く部門 第4位」を受賞しています。

 

ボールサインiDプラスでは、既存のボールサインiDの6色の黒インキから、人気色である「ピュアブラック(ブラック)」、「ナイトブラック(ブルーブラック)」、「フォレストブラック(グリーンブラック)」の3色展開でしたが、今回の限定モデルでは、ボールサインiDと同じ「モカブラック(ブラウンブラック)」、「カシスブラック(レッドブラック)」、「ミステリアスブラック(パープルブラック)」だけでなく、限定色「ペンシルブラック(グレーブラック)」を加えた、7色の黒インキでのラインナップを用意。黒よりも柔らかい色味で、下書きや自分の書いた文字をあまり目立たせたくないときにもおすすめです。

 

ボディの色もこれまでのiDシリーズにはないホワイトを採用しており、明るい印象のデザインに仕上がっています。

↑ボール径は0.5mmのみでの展開

重要ポイントを手軽に強調! オーバーラインとアンダーラインが同時にひける「Mixline」

サクラクレパスは、「Mixline(ミックスライン)」の販売を、11月下旬から開始します。

↑左から、蛍光イエロー×グリーン、コーラルレッド×レッド、ソフト蛍光ピンク×ローズ、ブルーグリーン×レッド、ブルー×オレンジ、グレー×オレンジ

 

同製品は、学生が勉強時に、教科書やノートの語句をオーバーラインで色分けしつつ、さらに重要な語句をアンダーラインと組み合わせて目立たせるという使用方法から着想を得て開発されたラインマーカー。

 

目に優しいソフトカラーのオーバーラインと、文字をしっかりと強調するアンダーラインを同時にひくことができます。

 

アンダーラインが同時にひける太字(筆記幅約4.0mm)と、文字書きにも使える細字(筆記幅約0.4mm)のツインタイプで、1本でマーキングと文字書きの2通りの使い方ができます。

 

インキは耐水性・耐光性のある水性顔料インキを採用しており、蛍光イエロー×グリーン、コーラルレッド×レッド、ソフト蛍光ピンク×ローズ、ブルーグリーン×レッド、ブルー×オレンジ、グレー×オレンジの全6種。3色セットのジューシーカラー(蛍光イエロー×グリーン、コーラルレッド×レッド、ブルー×オレンジ)と、ナチュラルカラー(ブルーグリーン×レッド、ソフト蛍光ピンク×ローズ、グレー×オレンジ)も用意しています。

 

税込価格は242円、3色セットは726円です。

文房具シティ・大阪で3年ぶりに開催「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」で見つけた今すぐ欲しくなる新作5点

夏は文房具のシーズン……いや、正確には「文房具の展示会」シーズンである。この時期に発表された新製品が秋冬に発売される、というのがお定まりの流れなのだ。もちろん、そういった展示会のほとんどは、文房具の小売り・バイヤーといった事業者向け。

 

だが、われわれ一般人もウェルカムで開放されているものがある。なかでも最大規模なのが、大阪で毎年8月に開催されている「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」だ。

↑今年は8月2日-3日に開催された、大阪の文紙MESSE

 

↑会場内には妙なフォトスポットもいっぱい。ついつい撮っちゃう

 

こちらは在阪メーカーを中心に、会場内にずらりと新製品が並び、そこへ大人から子どもまでがワイワイと遊びにやってくるという、非常にお祭り感のあるイベントである。しかも今回は、コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催。非常に盛り上がりを見せている会場で、気になる新作文房具をチェックしてきた。

 

1.サクラクレパスの最新ボールペンは、初代のDNAを受け継ぐシンプルデザイン

最初に取り上げたいのが、サクラクレパスの新ボールペン。高級ラインで人気のシリーズから、最新作の「SAKURA craft_lab 007」(11月中旬発売予定)が、文紙MESSE初日に情報解禁となった。

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 007
各4000円(税別/予価)

 

ここ数年は、重厚感や素材感など毎回いろいろな切り口を見せてくれたcraft_labシリーズだが、今作は原点回帰がテーマに。2017年に発売され大いに話題となった初代「001」をベースに、さらに今のテイストにあわせてリファインしたものになっている。

↑007(上)と001(下)の比較。007は繰り出し機構を軸中央に配置するなど、スリムデザインへのこだわりが見て取れる

 

「001」はクラシカルさ・レトロさを多分に盛り込んだデザインだったが、「007」はそこからかなりスマートに。いわゆる“令和デザイン”と呼ばれる、余分な凹凸を減らしたシンプルな軸に近づけているように思う。

 

それでいて、きちんと高級感のある重厚さも備えており、「あー、これクリスマスシーズンにプレゼント用でめちゃ売れるヤツだな……」と判断せざるを得ない。

 

軸色は昨今の定番となっているくすみ系だが、アルミ梨地加工の“枯れ感”もあって、なんとも渋い。まさに“大人のかっこいいペン”という印象だ。

↑軸色はくすみ感が強く、これまで以上に落ち着いた印象だ

 

ちなみにインク色は、「ボールサインiD」シリーズでもお馴染みのカラーブラック系に加えて、特濃ブラックの「漆黒」もラインナップされている。

2.携帯性に優れたスティックタイプのホッチキスは、針をたっぷり収納

個人的にちょっと楽しみなのが、MAXの新しいホッチキス「MOTICK」(10月発売予定)だ。スリムなスティックタイプで収納に優れ、立つペンケースに入れても沈まないボディがポイントとなっている。

マックス
MOTICK
各750円(税別/予価)

 

これまでにもコンパクトな携帯型ホッチキスはいくつかあったが、ボディが小さい=針の容量が少ない、というデメリットがあった。つまり、持ち歩けても、うっかり針切れで使えないというケースがありうるわけだ。

↑使用時は中央のスライダを前に押し出すと……

 

↑ジャキッとハンドルが開いて、針が打てる状態に。ワンタッチで使いやすい構造だ

 

対して「MOTICK」はスティック型ということで、マガジンにはきっちり針100本を収容。これなら出先でバチバチ使うにも安心できそう。

↑あとは普通のホッチキスと同様に、バチンと押し込んで針を打ちこむ

 

↑針は後端側から100本を装填。プッシャーが長い!

 

携帯するだけでなく、このフォルムならペン立てに立てての常備も問題なし。筆者のような整理下手は、毎回のように「ホッチキスどこいった!?」と引き出しや小物入れを探す手間が発生するため、ペン立てのように常に視界に入る場所に立てておけると、探す手間が確実に省けそう。これはなかなかにありがたいのだ。

3.工夫されたインクパッドで、赤ちゃんの手形が捺しやすい

シヤチハタのブースでは、スタンプパッド「パームカラーズ」(発売中)が面白かった。赤ちゃんの手足にインクをつけて紙や布に捺すための、手形・足形用インクパッドだが、この形状にちょっと工夫があるのだ。

シヤチハタ
パームカラーズ(布用) 全10色
各700円(税別)

 

実は赤ちゃんの手形を採るのは意外と難しい。というのも、彼らの手はキュッとグーの形に握っているのが基本姿勢。つまり、まずはこの手を開かせないことには、手形を捺すことができないのである。

 

しかし「パームカラーズ」には、フタを折り返すと端がナナメになる傾斜型ちょうつがいを採用。この傾斜を赤ちゃんの握った手にこじいれていくと、少しずつ手を開かせることができる仕組みなのだ。

↑ヒンジの傾斜を赤ちゃんの指の間に差し入れて、開かせつつインクを塗布する。これは上手いアイデアだ

 

↑布用インクなので、スタイやトートバッグに捺してグッズを量産可能

 

あとはそのままインクパッドを手のひらにポンポンと当てて、色紙などにぎゅっと捺せば、かわいい手形が残せるわけだ。

 

もちろんインク(水性顔料)は肌に優しく、ウェットティッシュなどで簡単に拭き取れるタイプ。それでいて耐水・耐光性には優れているので、手形足形は長期間の保管が可能。

 

これは2021年秋に発売された製品だが、コロナのせいで生まれたばかりの孫と会う機会の少ない“じいじ・ばあば”たちに大ヒット中なのだそう。

4.伝統工芸とのコラボがユニーク! 全国の織物に触れられるボールペン

大阪市内でノベルティの製造販売をしている蝶屋物産は、日本全国の織物を軸に巻いたボールペンシリーズ「yuEN」を発表。西陣織や大島紬、小千谷縮など20種以上の伝統織物のホンモノを手作業で軸に巻いており、視覚だけでなく手触りまで楽しめるペンになっている。

蝶屋物産
yuEN
ボールペンシリーズ
発売時期・価格未定

 

実際に手に取ってみると、なるほど、織りの密度や絹糸の滑らかさなどが指に感じられて、かなりリッチな気分になれる。今や着物を着ることもないし、こういった織物に触れる機会なんてほとんどないわけで、筆記具の形からあらためて伝統織物を認識するというのも面白いのではないだろうか。

↑どっしりした織の手触りが気持ち良い、沖縄のヤシラミ花織ボールペン。1本1本手作業で巻き付け作業をしているとのこと

 

↑複雑な図案が美しい西陣織も、豪勢なボールペンに

 

ちなみにペン自体の価格も、元の織物のお値段によってそれぞれ異なるそう。さすが高級な大島や西陣などはほかに比べてちょっとお高めになる、とのことだ。

5.子どものウッカリを減らす! 学童ペンケースは透明がトレンドに

学童文具メーカー(と言いつつ最近は大人向けも強いが)のソニックのブースでは、「うかサポ 両面筆入」(11月発売予定)を前面で大プッシュ。実は、ここ数年かなり激化している学童向けペンケースの新ジャンルとして「鉛筆先端の見える化」を提案してきた。

ソニック
うかサポ 両面筆入
各1700円(税別)

 

小学生のメイン筆記具といえばやはり鉛筆だが、子どもはうっかり削るのを忘れたり、芯がボッキリ折れたまま放置してあったりと、油断がならない。しかし、それはペンケースの外から芯の状態がチェックできないのが悪いんじゃないだろうか。芯が見えていれば、「あっ、折れてるから削らなきゃ」と気付けるはず。

↑鉛筆の芯先が外からいつでも確認できるので、うっかり削り忘れ防止に効果的

 

↑もうひとつ、人気の鉛筆削り「トガリターン」も落ち着いた半透明のリビガク仕様が新発売。これはオシャレだ

 

そこで、ペンケースの先端を一部透明化。こうすることで、芯の状態が常に確認できるわけだ。

 

最近は学校側から「ペンケースは無柄で装飾のないものに限る」という指定も多いそうだが、一部透明は柄や装飾の範疇から外れるのでセーフ。鉛筆削りも搭載しているので、いざというときにも安心のペンケースなのである。

 

文紙メッセでは、これら新製品の展示発表だけでなく、一般ユーザーを対象にしたワークショップやイベントなどもいっぱいだ(もちろん、感染症対策は万全)。さすがにコロナ前と比較するとギュッとコンパクトになった感はあるが、それでもメーカーと文具ファンが一体となった盛り上がりは、以前と変わらない。

↑会場内のあちこちでワークショップも開催。夏休みの親子連れが集まっていた

 

↑文紙MESSEは物販があるのも特徴のひとつ。いつもよりお得だったり、限定のレアモノがあったりと、これまた見逃せない

 

文房具好きなら行く価値めちゃ高なイベントなので、機会があれば来年以降、ぜひ行ってみてほしい。ほんと、楽しいから。

 

細軸とモダンなデザインが美しい、“大人の”筆記具! サクラクレパス「SAKURA craft_lab 007」11月上旬発売

サクラクレパスは11月上旬、回転式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 007」を発売します。税別価格は4000円。

 

「SAKURA craft_lab」は、大人に「かく」喜びを届ける筆記具開発ラボとして、大人の感性を刺激する筆記具を生み出すために誕生。これまで、「001」が「文房具屋さん大賞」2018で大賞を受賞、「002」が2018年度グッドデザイン賞、「004」が2020年の文房具屋さん大賞でデザイン賞に選ばれています。

 

今回発売される007は、001のDNAを継承しつつ、細軸のモダンなデザインと、情緒感のあるやわらかな軸色が特徴。流線型の真鍮製グリップは、細やかなクロスローレット加工が施されています。

 

細めのアルミ軸は、化学梨地によるやわらかな色合いで、モダン建築のような段差付きの頭冠には、さりげなくサクラマークを印刷。

 

カラーバリエーションは「#44 ストーミーグレー」「#46 セージグリーン」「#133 ディジョンイエロー」「#43 ミッドナイトブルー」「#223 プラムワイン」の5色で、インキ色は、漆黒、ブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラックの6色。

注目商品が続々! 2022年最新ボールペンのトレンドとおすすめモデル

近年、日本のボールペンはめざましく進化しています。サラサラした書き心地を実現するだけでなく、手帳にぴったりの細字を究めたりストレスなく書けるよう軸を改良したりと、さまざまな工夫がなされています。なんとなくそのへんにあったノベルティのボールペンを使っている……そんな人にも、低価格ながら高い品質をもつボールペンの存在を知ってほしい!

 

そこで今回は、最新の国産ボールペンの傾向とともに、注目の新商品を紹介。さらに自分に合ったボールペンの選び方についても解説します。文房具ライターとして、筆記具をはじめとする文房具のトレンドをウォッチし続けているきだてたくさんに教えていただきました。

 

知っておきたい、ボールペンの種類

まずは、ボールペンの基礎知識からおさえておきましょう。私たちがふだん目にするボールペンは、インクの種類で大きく3つに分類できます。

 

【ボールペンに使われるインク3種】

・油性インク……「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)など
・ゲルインク……サラサ(ゼブラ)、「フリクション」(パイロット)など
・水性インク…… Vコーン(パイロット)など。 

 

「近年、もっともシェアが大きいのはゲルインクです。かつては耐水性がありにじみにくい油性インクが人気を博していましたが、粘度が高くベタついた書き味や、ペン先に固まったインクが紙を汚すなどの問題点がありました。

 

一方、水性インクはサラサラした書き心地が軽く、発色もクッキリしているというメリットはあるのですが、乾燥に弱いためノック式(ペン先の繰り出し形式)には向きません。そもそも日本ではノック式がメジャーなため、彗星インクのシェアもそれほど大きくないんです。

 

ゲルインクは発色が良いことに加えてにじみにも強く、書き味は油性よりもサラッと軽やか。つまり、油性と水性のメリットを併せ持つ、扱いやすいインクだと言えます」(きだてたく さん、以下同)

 

国産ボールペンはなぜすごい? 海外との違い

これほどまでにボールペンの種類が多い国は、他に類を見ないと言います。どういった背景があるのでしょうか?

 

「国産ボールペンの中でも、2006年に発売された『ジェットストリーム』シリーズ(三菱鉛筆)は、もっともメジャーな製品だと言えるでしょう。油性インク特有のべっとりと紙に付く質感を改善した『低粘度油性インク』を初めて採用し、これまでにない滑るような書き心地が話題となりました。現在では年間約1億本も出荷されており、日本のボールペン市場における不動の地位を築いています。

このジェットストリームの出現を境に、国産ボールペン競争は激化。それぞれの筆記具メーカーがジェットストリームをベンチマークに、より書きやすく、より使いやすいボールペンの開発・製造を始めました。

今もインクはもちろん、持ちやすさや書き味など、さまざまな方向性で進化を続けています。ほんのわずかなにじみやペン先の引っ掛かりに目をつけ、改良を重ねていくというメーカーの姿勢には、まさに日本のモノづくりに対するこだわりや文化が表れていると言えるのではないでしょうか。

一方海外では、新しい製品はあまり開発されていません。ほとんどの国で『ビック・オレンジ』(BIC)が一人勝ちの状態なんです。でも日本のボールペンの品質の良さは、海外製品と比較するまでもありません。ジェットストリームをはじめ、日本のボールペンは海外にも出荷されており、高い評価を受けています」

 

海外の店頭ではフランス・BIC社のボールペンを見かけることが多いのが現状。

 

最新ボールペンの傾向は?

ボールペンの改良は細部にまで及び、次々と新商品が発売されています。

 

「これまで、ボールペンの書きやすさを左右する要素はインクだと思われていたんです。各メーカーも、インクの品質を上げることに努力を重ねていました。ところが、2020年頃から、インクではなく本体そのものを改良することで、書き味を高めようというムーブメントが起こり始めます。

その火付け役となったのは、2018年に発売されたゼブラの「bLen(ブレン)」です。文字を書く時の、ペン先のわずかな振動を極限まで減らし、その名の通り安定したブレにくい感覚を実現しています。2021年は、そのムーブメントが開花した年でした。主な特徴として、2つのキーワードが挙げられます。

 

・細字

「2020年の細字ブームが継続。細い字が書けて、かつ書き味を高めていくというフェーズに入っています。一概に、ペン先が細いだけで細かい字が書きやすくなる、とは言えません。いかに手元がよく見え、引っ掛かりが少ないかという総合的な部分に目を向けた改良が進んでいます」

 

・低重心

「本体の高い位置に重みがあると、ペンを傾けた方に全体のバランスがもっていかれるような状態になり、手の疲れや書きづらさの原因となります。そこで本体の重心を下げることで、安定感を出すというものです」

 

2021年度に発売された注目の最新ボールペン5選

2021年度に発売された、いま注目の新作国産ボールペンを5モデル紹介していただきます。

 

・針状のチップで筆記ポイントの見通しがいい

トンボ鉛筆「モノグラフライト」
198円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm/0.5mm

「2021年上半期に出た製品。注目すべき点はペン先の部分です。一般的なものよりも長い、5.2mmのロングニードルチップを採用しており、ペン先と紙に距離が生まれる仕様です。手元が見えやすく、細かい字が書きやすい。さらに、インク自体は従来の低粘度油性でありながらも、出る量を最適化。“ボテ”と呼ばれるインク汚れができにくいのもポイントです」

 

・クッキリ発色のペンが持ちやすく進化

三菱鉛筆「ユニボール ワンF」
330円(税込)

ペン先の太さ=0.38mm/0.5mm

「2020年に発売された『ユニボール ワン』の進化形です。濃くくっきりとした発色が特徴の黒インクはそのままに、ボディの中心あたりからペン先に向かって真鍮製の重りが入っている“低重心タイプ”になりました。最適なポイントで握ると、まるで手に吸い付くような錯覚を覚えるほどの安定感です。価格は倍以上に上がったものの、使ってみると、納得の仕上がりです」

 

・“いろいろな黒色”をちょっとリッチに楽しめる

サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」
385円(税込)
ペン先の太さ=0.4mm/0.5mm

「2020年に発売された『ボールサイン iD』の進化形。インクの色は全3種類で、なんとその3色すべてが“黒”という特殊なシリーズです。緑がかった黒、青っぽい黒など、少しずつ色味が異なっており人気です。本体軸はマット素材の塗装を施しており、滑りにくく、握りやすい仕様になっています。こちらも価格は300円代です」

 

・サラサラした書き味が0.3mmの極細芯でも健在

ゼブラ 「サラサナノ」
220円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm

「0.3mmというと、ガリガリとした特有の感覚をイメージする人も多いのではないでしょうか。サラサナノには、本体上部に振動を吸収するサスペンション(うるふわクッション)が入っています。これにより、リフィルは従来と同じであるにもかかわらず、書き味が格段になめらかになりました。付箋のようなざらざらした紙にも引っ掛かりがなく、細い字が書きやすいというメリットがあります。カラーは32色をラインナップ」

 

・気になる“カチカチ音”を抑えた静音ボールペン

ぺんてる「カルム 単色ボールぺン」
165円(税込)

ペン先の太さ=0.5mm/0.7mm

「集中したい時や、オフィスや図書館など静かな場所で作業をする時、ボールペンのカチカチというノック音が気になるという人も多いのではないでしょうか? カルムは特殊な構造により、従来品と比較してノック音を66%も軽減しています(※)。音量自体も小さいのですが、音が低く不快感を軽減し、響きにくくなっている印象です。3色ボールペン、多機能ペンも展開しています」

※同社比、音圧パスカルでの比較

 

自分に合ったボールペンの選び方

数々のボールペンから自分に合ったものを選ぶ際、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか?

 

「書き心地や書き味は、数値化するのが難しいものです。ペンの持ち方や用途、文字の書き方は人それぞれ。正直、誰にでもこの製品がおすすめ! とは言えません。まずは店頭に行って、実際にペンを持ってみて、重さや持ち心地を確認し、試し書きをしてみましょう

試し書きの際、ぐるぐると渦巻きを書いている方も多いかもしれませんが、実はこの方法では十分にボールペンの特徴を掴むことができません。海外ではよく、稀にインクが出ない不良品が混じっていることがあるため、このような試し書きをするようになったと考えられます。国産品で“インクが出ない”ということは滅多にありません。

試し書きのコツは、自分が一番頻繁に使う文字を書いてみることです。個人情報が特定されないところまでの住所などが良いのではないでしょうか。自分用の基準となる文字を決めておくと、しっくりくるボールペンを見つけやすいと思います。自分の手帳などに住所や名前を書いてみるのも良いですね。

また、あえてアドバイスするならば、あまり自分の字に自信がない人に低粘度油性インクはおすすめしません。これは自分の経験側から言えることなのですが、悪筆の自覚がある人は走り書きをしてしまう傾向にあるため、滑りが良すぎるとかえって読みにくい字になってしまいます。そういった人には是非、細めのゲルインクボールペンを使ってみていただきたいですね」

 

「ボールペンは用途によって細やかに進化を続けており、今後も目が離せません。個人的に気になっているのは、2006年の発売以来、いまだ大きなアップデートがない『ジェットストリーム』が、今後どうなっていくのか。期待は高まります」

文房具は毎日使う仕事道具。だからこそ、少しでも使い勝手がよくなると仕事の効率も上がるもの。自分にぴったりの文房具を探してみてください。

 

【プロフィール】

文房具ライター / きだてたく

最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバーとして、全国各地で文房具の楽しさを伝える講演活動なども精力的に行っている。『愛しき駄文具』(飛鳥新社)、『日本懐かし文具大全』(辰巳出版)、『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著/スモール出版)など著書多数。

きだてたくの文房具レビュー連載(GetNavi web)


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

書道家も太鼓判!「ボールサイン iD プラス」で文字も佇まいもワンランク上の美しさ

6色の黒インキを揃えるボールペン「ボールサイン iD」に、上位モデル「ボールサイン iD プラス」が登場。自身のYouTubeチャンネルで従来品を“オシャレできれいな字を書きたい人にオススメ”と紹介し、インキがなくなるほどに愛用する書道家・上平泰雅さんがお試し!

 

低重心になってさらに書きやすくなった「ボールサイン iD プラス

↑ボール径は0.4,mmと0.5mmを展開

 

文房具総選挙2022「書く」部門ノミネート中!

サクラクレパス
ボールサイン iD プラス

385円(税込)

ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサイン iD」のワンランク上のモデル。金属製のペン先とマットなラバー素材のボディを採用し、“握りやすさ”と“書きやすさ”、“上質さ”を叶えた。

↑フォレストブラックを使用


書道家
上平泰雅さん
展覧会活動に主軸を置きながら、「書を世界と未来へ」をテーマに子どもや大人、外国人に毛筆・硬筆指導も行う。

 

日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメ

「ボールサイン iD」は、文房具店で見かけたときにオシャレなデザインに惹かれて購入したペン。「ボールサイン iD プラス」は、それに磨きがかかった印象です。ボディやペン先が上質で、使っていて気分が上がりますね。

低重心になってより書きやすくなったとも感じます。個人差はありますが、低重心の方がペン先をコントロールしやすい人が多いので、ペン字初心者には低重心のペンを薦めています。ペン先が独特な形で筆記面が見やすい点も、美しい文字を書くうえで有利。ペンに添えた中指が痛くなりにくく、手が疲れにくいのもうれしいですね。加えて優秀なのが、かすれることも出過ぎることもなく、滑らかに書けるインキ。同社が世界で初めて水性ゲルインキを発売したメーカー(※)だと知り納得しました。

“自分の字が子どもっぽくて嫌い”という方には、ぜひ本品を試していただきたいです。手帳などビジネス小物にも合うシックな見た目で、自分自身もかっこよく演出できますし。価格が手ごろなので、日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメです。(上平さん)

※:サクラクレパスが1984年に発売した「ボールサイン」は、世界初の水性ゲルインキを搭載したボールペン

 

【POINT_01】インキ色は個性が光る3種類の黒から選べる!

ピュアブラック
フォーマルなシーンで活躍する定番ブラック

ナイトブラック
青みがかったブラックがスマートさを演出

フォレストブラック
文字に上品さをプラスする緑色を帯びたブラック

↑上平さん筆。「ボールサイン iD プラス」には0.5mmのピュアブラック、「文字」「佇まい」 には0.5mmのナイトブラック、「美しさ」には0.5mmのフォレストブラックを使用

【POINT_02】金属製のペン先で低重心を実現

ペン先の素材に削り出しの金属を採用し、低重心を実現した。段階的に細くなるフォルムは筆記面が見やすくなり、思い通りの線を書きやすい。

【POINT_03】独自のボディ形状で指に自然にフィット

軸は六角形と丸形を組み合わせた「新感覚iD設計」。両サイドの角に丸みがあるため、指あたりがやさしく自然なフィット感を得られる。

【POINT_04】上質な見た目と書きやすさを両立

マットなラバー素材の軸が、上質感と滑りにくさを両立。ツヤのあるペン先に合うよう、金属製クリップにはメッキ加工が施されている。

【文房具総選挙2022】PCやタブレットと併用できるアイテムも! キッズの学習がはかどる文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「キッズの学習がはかどる文房具」部門】

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。

 

No.73

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆もラクに消せる消字性能で、通常より厚みがあるため小さな手でも握りやすく、より消しやすくなった。

 

No.74

ナカバヤシ
学習タッチペン
1298円

指を固定しやすく転がりにくい、六角形の鉛筆型のスタイラスペン。子どもが握ったときにバランスを取りやすいよう、長さは一般的なスタイラスペンよりも短い98㎜に設計されている。

 

No.75

コクヨ
キャンパス クリップボードにもなる
プリントファイル
605円

不安定な場所でも下敷きなしで書き込める、クリップボード機能を持ったファイル。表紙を360度折り返せて、省スペースで使える。ポケット2つとクリップで、最大60枚のプリントを収納可能。

 

No.76

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線幅とテープの幅を合わせていて、修正部分が目立たない。先端の金属プレートがテープをきれいにカットし、紙への定着性を高めている。

 

No.77

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがきれいに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などが書きやすい小学生用の「方眼罫線」の2種展開だ。

 

No.78

コクヨ
キャンパス バンドでまとまる単語カード
176円

リング部分をシリコン素材のバンドにすることで、“持ち運び時に広がる”という単語カードの弱点を克服。従来の単語カード同様に、バンドを取り外して中身を入れ替えることもできる。

 

No.79

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)、286円(A4サイズ)

表紙写真の解説や読み物付録が付いたロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙の謎に迫る知識が詰まった全18種展開。

 

No.80

レイメイ藤井
先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき
660円(クリアー)、825円(ブルー、バイオレット)

鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上を期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りのきれいな文字を書くのを手伝う。

 

No.81

ミラガク
タツール筆入
2530円

タブレットを立てられるスタンド付きの筆箱。細めから太めの鉛筆が入る鉛筆ホルダーと、スタイラスペンや名前ペン、定規類が入る収納部、消しゴム用のスペースがあり、抜群の収納力だ。

 

No.82

STAD
はじめてのコンパス
418円

円を描くときだけ針が出る、安全設計のコンパス。ヘッド部分は人間工学に基づいた設計で、軸がブレず回しやすい。ホルダーは、スライドするだけで鉛筆を固定する。一体型のため紛失しにくい。

 

No.83

シード
プシュケシホルダー/プシュケシ用消しゴム
110円(ホルダー)、88円(消しゴム)

ホルダーをプシュプシュ押すと、バネの力で消しゴムが出てくるユニークな仕掛けが特徴。ホルダーは3色、消しゴムは6色展開で、組み合わせは18通り。自分好みに組み合わせられる。

 

No.84

ほぼ日
ほぼ日ノオト
297円

デザイン心理学に基づいて作られた、いままでにない罫線のノート。隙間があるのに線がつながっているように見えるデザインで、視覚的ストレスが少なく、文字や図をスムーズに書きやすい。

 

No.85

HiLiNE
マ磁ケシ/マ磁ケシ替え消しゴム
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

消しクズを磁石で集められるよう、フェライト(鉄粉)を練り込んだ消しゴム。本体のキャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収、はめるとオフになってキャップ内に消しクズが落ちる。

 

No.86

ソニック
メモポケット ランドセル用
1320円

ゴムバンド付きのメモ用ポケット。連絡メモを入れてランドセルのかぶせ部分に装着すると、開閉時に視界に入り、うっかりミスや忘れ物を防げる。紛失しがちな小物を入れられるのも便利。

 

No.87

ソニック
リビガク ハコボート
磁石付トレイでかんたん整理
1485円

勉強セットや工作道具などをまとめるのに活躍。筆記具を入れるのにちょうど良い浅めのトレイ付きで、マグネットで取り外しできる。入れるモノの名前が書ける「場所決めシール」付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】ボールペンが群雄割拠状態! 付加価値がついた高品質な筆記具16点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く」部門にノミネートされた筆記具16点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「書く」部門】

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。

 

No.01

ぺんてる
カルム 単色ボールペン/3色ボールペン/多機能ペン
165円(単色)、440円(3色)、550円(多機能)

ペン先を出し入れするときのノック音を従来製品に比べて66%低減。ノックをするときに手に感じる衝撃も和らげている。従来品の油性ボールペンに多い“ボテ”が出にくいインクを搭載。

 

No.02

ゼブラ
サラサナノ
220円

カラーボールペン「サラサ」の極細タイプ。ペン上部にスプリングを加えた「うるふわクッション」が、ペン先の紙への引っ掛かりを抑え、滑らかな書き味を叶えている。ボール径は0.3㎜。

 

No.03

三菱鉛筆
ジェットストリーム新3色ボールペン
550円

使用頻度の高い黒インクのノック部を軸のサイドではなく後端に設置し、直感的な操作を可能に。黒インクには、通常品に比べインクを70%増量した「長持ちリフィル」を使っている。

 

No.04

パイロット
ジュースアップ3/ジュースアップ4
550円(ジュースアップ3)、660円(ジュースアップ4)

滑らかに細書きできるゲルインクボールペン「ジュースアップ」の多色タイプ。先端部分に金属を使用した低重心設計とラバーグリップで、安定した筆記を実現している。ボール径は0.4㎜だ。

 

No.05

パイロット
瞬筆 二役 顔料インキ
385円

筆跡が1秒で乾く速乾筆ペンの顔料インクモデル。墨汁に近い黒色で、くっきりとした文字が書け、耐水性、耐光性にも優れる。「やわらかめ」と「かため」のペン先を備えたツインタイプだ。

 

No.06

ぺんてる
速乾ぺんてる筆
660円

発売45年を超えるロングセラー筆ペンに、速乾タイプが登場。従来品よりも5倍早く乾く顔料インクを搭載している。まとまりの良いナイロン製の穂先が、本物の筆のような書き味を実現。

 

No.07

パイロット
ドクターグリップ CL プレイバランス
770円

好みの重さと重心バランスにカスタマイズできるシャープペン。重量と素材の異なる2種類の「内グリップ」を組み替えて使う。「フレフレ機構」を搭載し、ペンを振るだけで芯を繰り出せる。

 

No.08

サンスター文具
2色線ペン twiink
198円

ひとつのペン先に、色の異なる2本のペン先チップを搭載した水性ペン。ペン軸を傾ければ単色で、紙に垂直に立てれば2色同時に線を引ける。二度書きやペンを2本持ち歩く手間が省ける。

 

No.09

ゼブラ
ビモア
1100円

筆ペンのようにペン先がしなる美文字練習に最適なボールペンと、練習帳のセット。筆運びのコツがわかるオンライン動画を見ながら練習する。プログラムは1日3分、7日で完了。

 

No.10

ゼブラ
フィラーレ ディレクション
2200円

キャップなしでも乾かない「モイストキープインク」を搭載した、高級感のあるツイスト式サインペン。伝えたいポイントを指し示したときに、指した箇所が目立つよう、先端が金色になっている。

 

No.11

サクラクレパス
ボールサイン iD プラス
385円

3色の黒インクから自分好みの黒を選び、個性を表現できるボールペン。削り出しの金属ペン先が、低重心で安定した書き心地を生んでいる。光沢感のあるシルバークリップが、上質感をプラス。

 

No.12

寺西化学工業
マジックインキ大型 キャップホルダー
440円

油性ペン「マジックインキ大型」のキャップの紛失や落下を防ぐホルダー。シリコン性で、キャップを開けるときに手が滑るのも防ぐ。目立って見つけやすい鮮やかなカラーを採用。

 

No.13

エポックケミカル
KOBARU MARU liner ツインズ
352円

ぷにぷにの感触の丸いペン先を採用した蛍光ペン。ペンの角度を気にせずにラインが引けて、力加減で線幅を変えられる。専用キャップで2本連結されており、持ち替える手間をカット。

 

No.14

セーラー万年筆
万年筆ペン先のつけペンhocoro
1485円(ペン先+ペン軸)、
2420円(ペン先2種+ペン軸1本)

万年筆のペン先を備えたつけペン。インクの種類や色を変えたいときに、洗浄やインクを入れ替える必要がなく、ペン先を軽く水で洗い流すだけ。ペン先を本体に逆向きに差し込んで持ち歩ける。

 

No.15

三菱鉛筆
ユニボール ワン F
330円

「スタビライザー機構」で、低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。軸に日常で目にする身近な色を採用し、「葉雫」や「霜柱」など情緒を感じる名前が付けられている。

 

No.16

パイロット
ライティブ
2200円

軽量ボディで持ち運びがしやすく、気軽に使えるカジュアルなデザインの万年筆。気密性の高い新仕様のインナーキャップがインクの乾きを防ぎ、スムーズな書き出しを実現している。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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数量限定! 「ボールサインiD」にスケルトンとブラックの本体軸登場。インキの色は“黒”6色

サクラクレパスは、ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサインiD 限定軸色第一弾」を3月上旬より販売開始します。

↑ボールサインiD 軸色スケルトン

 

「ボールサインiD」は、クリップに金属を採用し、本体軸は、六角形と丸形を組み合わせた特別な形状で、角が指にあたる部分を丸くすることで、指にかかる負担を軽減させ、より自然に手にフィットするよう工夫を凝らしたデザインが特徴。インキ色は、ピュアブラック・ナイトブラック・モカブラック・フォレストブラック・カシスブラック・ミステリアスブラックのそれぞれ6色の黒インキを用意しています。

 

今回発売される数量限定 第一弾は、軸色がスケルトン(0.4mm)のモデルと、軸色がブラック(0.5mm)のモデルの2種類。税込価格はどちらも220円。

↑ボールサインiD 軸色ブラック

 

スケルトン軸は、“あえて見せる”こだわりの半透明ボディ。スタイリッシュな仕上がりになるよう、中の一部パーツも薄いグレーに着色し、スケルトンボディに馴染む仕様です。

 

ブラック軸は、ブラックのワントーンで洗練されたベーシックかつスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

2022年を占う! 2021年「文房具」業界を席巻した二大トレンドのおさらい

2020年に引き続き、今年もやっぱりコロナで大変だったなぁ、という印象の強い2021年。では、文房具業界としては、2021年はどんな雰囲気だったかというと、世情の薄暗さに対して、実は近年まれに見る“面白い年”だったように思う。

 

コロナ禍で発売時期が遅れていた製品も徐々に出始めたし、ニューノーマルに対応した従来にないツールも数多く登場している。まだ業界全体で景気回復とまでは至らないが、それでも我々ユーザーが「わー、なんか楽しい新製品がいっぱいあるなー」と感じられるような前向きな雰囲気になっているのだ。

 

そこで今回は2021年の文房具シーンを振り返りながら、あらためて「コレ買い忘れてない?  買っておいたほうがいいよ」という2021年の傑作文房具を紹介していこう。おそらくトレンド的にはもうしばらく今の流れが続くはずなので、来年以降の予測としても読んでいただけるとありがたい。

 

1.ここ数年で最大級!? ボールペンの当たり年

2021年で一番に挙げたいのが、「ボールペンすごかったね!」という話。まず上期には、ファン待望の多機能ペン「ブレン2+S」(ゼブラ)や、ロングニードルで細字の書きやすさに特化した「モノグラフライト」(トンボ鉛筆)に注目が集まった。

↑ロングニードルチップで先端視界が広く、細かな字が書きやすい「モノグラフライト」

 

【ゼブラ「ブレン 2+S」】ボールペンかシャープか、メイン機能で選ぶべき最新個性派「多機能ペン」

【トンボ鉛筆「モノグラフライト」】なめらか筆記はもう常識! 最新ボールペンが「モノグラフライト」「イルミリー」で遂げたさらなる進化とは?

 

さらに夏には「オレンジEG」(BIC)廃番というショッキングなニュースに続いて、新定番を目指す「クリスタル オリジナル ファイン」(BIC)が発売されるなど、とにかく話題に事欠かなかった印象だ。

↑今年惜しまれつつ廃番となった「オレンジEG」(上)と、新登場の「クリスタル オリジナル ファイン」(下)

 

BIC「クリスタルオリジナルファイン」】「BICオレンジEG」廃盤! その後継ボールペン「クリスタルオリジナルファイン」はファンを納得させられる出来なのか?

 

例年であれば、これでも充分に「いろいろ出たなぁ」と言って構わないのだが、実はまだまだ。今年のボールペンに関する動きは、秋以降が本番だったと言える。

 

なにより最もインパクトがあったのが、「ユニボールワン」の軸を高機能化させた「ユニボールワン F」(三菱鉛筆)や、6色カラーブラック「ボールサイン iD」のアップグレード版「ボールサイン iD plus」(サクラクレバス)といった、上位モデルの登場だろう。

↑最適な重心バランスの「ユニボールワン F」は、 おそらく2021年で最も注目されたであろうボールペンだ

 

↑良好なフローのワンインク+スタビライザー機構で安定した握り心地を実現した軸は、相性抜群の組み合わせだ

 

これらの特徴としては、すでに人気の高い既存ボールペンのリフィルはそのまま、軸のデザインや重心バランスを見直すことで握りの安定感・書きやすさをアップさせていること。価格も従来モデルから100~200円ほど上がっているが、触ってみれば、間違いなくお値段以上の価値を感じられるクオリティである。

↑低重心化に加えて軸のマット塗装でグリップ感も向上した「ボールサイン iD plus」

 

【三菱鉛筆「ユニボールワン F」】【サクラクレパス「ボールサイン iD plus」強みは書き心地を高める低重心! 新価格帯「300円ボールペン」の真価とは?

 

実際問題として、インクやチップ周りに関しては2019~2020年の間でかなり高品質化しており、現状すぐにこれ以上のものを求めるのは難しい。そこでメーカーがたどり着いたのが、手付かずだった軸のバージョンアップなのだろう。

 

その結果として、高品質なインクと高機能な軸がかけ合わされ、ある意味「ボールペンの完成版」とも言える製品が登場した、というわけ。

 

↑ゲルインクの大定番「サラサクリップ」は、極細0.3㎜径でサラッと書ける「サラサナノ」にアップグレード

 

【ゼブラ「サラサナノ」】秘密は軸にあり!「サラサナノ」が極細ゲルインクボールペンなのにガリガリしない理由

 

ところでこのムーブメントがまだ2022年も続くとしたら、気になるのが、現時点でまだ軸のバージョンアップが終わっていないレジェンド級ボールペンの存在だろう。

 

例えば来年以降、「ジェットストリーム」や「フリクションボールノック」が同じ文脈でアップグレードされたらどうなる……? と考えるだけで、正直ワクワクが止まらないのだ。

2.ニューノーマルに慣れたユーザーの要望を製品化

2021年でもうひとつ大きな動きといえば、コロナ禍におけるニューノーマルに積極的に対応した文房具の登場だろう。

 

これまでにも「狭い作業スペースで効率的に仕事ができる」ことを主眼にした製品はあったが、在宅ワーク爆増の流れを受けて、ジャンルの枝がより太くなったという印象だ。

↑狭い机でも、自立する書類ファイル「ジリッツ」を使えば作業効率が落ちない

 

【キングジム「ジリッツ」】見やすくて省スペース! キングジムの自立するファイル「ジリッツ」の斬新な仕組みとは?

 

さらに言えば、ただただコロナ騒ぎに流されるだけだった2020年に比して、2021年はユーザーが新しい働き方を受け止めてきちんと咀嚼しはじめた、ということもあると思う。オンライン会議ひとつとっても、昨年までならただぼんやりとフレームに収まっていた同僚が、最近は妙に顔色良くくっきり写ってるな、と感じたことはないだろうか?

 

これは、「ノートPCにスタンドをセットすると画角が上がって顔写りが良くなる」、あるいは「照明にビデオライトを使うと見栄えが上がる」といったノウハウが次第に広まっていることに由来する。

↑クリップオンでカメラ写りが圧倒的に良くなる「Web会議用スクエアライト」

 

つまり、我々がオンライン会議にようやく慣れてきたことで、不満に感じるポイントも明確化してきた、ということなのだ。そしてそれによって、不満が解決できるツールの要望をメーカーが汲み取って製品化、という流れも生まれているのである。そもそも文房具メーカーの社員だって在宅ワークを1年以上みっちり経験しているわけだから、ケーススタディも万全だろう。

 

例えば「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」(コクヨ)のように、スタンドでノートPCの画角を上げつつ、オンライン会議に参加しながらメモを取りやすい、といった“オンライン会議特化型”の機能を持っている。これは、在宅ワークの環境的な不満をまとめて取り除くことができる、とてもよく考えられた製品だと思う。

↑キーボード上がデスクに早変わりする「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」は、狭い場所でのオンライン会議にとにかく重宝する

 

【コクヨ「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」】在宅ワーク環境を快適化!コクヨのPC周辺アイテムでキーボード入力もメモもスムーズ

 

↑ソファや座椅子でも快適に仕事ができる「広々ひざ上デスク」も今年前半に注目を集めた

 

【ソニック「ユートリム 広々ひざ上デスク」】在宅ワークの「机がない!」問題を解決するか?「広々ひざ上デスク」の実力を検証

 

↑自宅のプアな椅子で腰を痛めたときは、「パタスタ」で机をスタンドデスク化がオススメだ

 

【カウネット「WORK FIT HOME スタンディングワーク用PCスタンド パタスタ」】いつもの机をスタンディングデスク化するカウネット「パタスタ」が座りっぱなしの腰痛を解消する!

 

今後はコロナも落ち着くことで、また現在とは違う仕事環境になることだろう。とはいっても、オンライン会議というものがなくなるとはとても思えないし、DX化の流れを考えれば在宅ワークももっと気軽なものになるに違いない。

 

であれば、来年以降もそういった新しい仕事環境に適応した文房具やツールは増えるはずだし、よりユーザーの不満を踏まえて解決力を高めた完成度になって出てくるのではないだろうか。

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

ゲルインクボールペン「ボールサインiD」を低重心にする先端パーツをメーカーが公認した理由とは

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第14回となる今回は?

 

第14話

UO
ステンレス製先栓
550円(税込)

「ボールサイン iD」のプラスチック製の口金の置き換えパーツ。純正のクリップと同じステンレス製で、装着すると高級筆記具のような低重心の書き心地になる。

 

↑ベースとなる、サクラクレパスのゲルインクボールペン「ボールサイン iD」

 

デザイン事務所とサクラクレパスのこだわりが生んだ完成形

2020年12月に発売されたサクラクレパスの「ボールサインiD」は、インクが普通の黒以外に、ブルーブラック、ブラウンブラック、グリーンブラック等々、黒系のバリエーションのみで6色も揃っているという、なんともマニアックな一本でした。直線的なフォルムながらエッジを丸めたデザインも良く、全体的にとても良いペンなのですが、一点、ペン先の三角部品(口金)が樹脂製で、色味・成形ともにやや浮いているのが残念でした。

 

ところがその半年後、このペンのデザインを手掛けた浜松のデザイン事務所「UO」がボールサインiD専用の口金パーツ「ステンレス製先栓」を限定発売したのです。しかもサクラクレパス公認で。

 

想像するにおそらく、もともと金属製としてデザインしていたものの、価格を220円に抑えるために泣く泣く断念……したものの、やはり本来の形でも使ってほしい、との熱い思いから販売に踏み切ったのだと思われます。そんな話、ほかに聞いたことないんですが。

 

しかもこれには続きがあって、2021年10月にはなんとサクラクレパス本体が、口金を金属製にした「ボールサインiD プラス」を発売することになったのです。価格は385円、インクは黒系3色のみとなってしまいましたが、それを補って余りある完成度の高さ。いや、初代の軽やかさだって決して悪くなかったんですけども。

 

ともあれ、現代国産ボールペンの解像度の高さ、ぜひあなたも手に取って味わってみてください。

 

↑削り出しの金属製の口金を搭載する「ボールサインiD プラス」もラインナップ。インクは、ピュアブラック、ナイトブラック、フォレストブラックの3色だ

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第12話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第13話】定番の油性ボールペン「ビックオレンジEG」がまさかの廃番! 後継モデルもさすがの書き味だが……
https://getnavi.jp/stationery/649279/

サクラクレパスの大人のための筆記具からカスタム式のボールぺンが登場! 新色「漆黒」のインキも

サクラクレパスは2021年11月上旬から、「SAKURA craft_lab 006」を発売すると発表しました。

 

大人に「かく」喜びを届ける筆記用具として開発されているSAKURA craft_labシリーズ。ユーザーからの支持に加え、文房具店店員が自腹でも買いたい文房具を選ぶ「文房具屋さん大賞」を複数回受賞するなど、プロからも厚い信頼を寄せられている商品です。

 

いまだかつてない深い黒「漆黒」のインキも登場

今回発売される「006」は、カスタマイズ方式で組み立てるキャップ式単色ゲルインキボールペン。ボディ、コア、クリップ、レフィルのそれぞれのパーツを自由に選び、288通りのカスタマイズを楽しめます。ボール径は0.5mmで、インキカラーは、漆黒、ブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラックの全6色を用意しました。新色として初登場する漆黒は、通常の黒よりも濃度が高く、いままでにない深く濃い黒となっています。

 

SAKURA craft_lab 006の税込価格は、ペンに組み合わせた状態で、2万8050円〜3万4650円。レフィルは、漆黒のみ275円、それ以外は220円です。

サクラクレパスの創業100周年記念商品第2弾は、エイジングを楽しめる金属製ボールペン

サクラクレパスは、創業100周年記念商品第2弾として、2021年10月下旬から「SAKURA craft_lab 001Sエイジングエディション」を発売します。本製品は、創業100周年記念商品第1弾として2021年2月に発売された「SAKURA craft_lab 001S」と金属研磨剤、吹き上げ用クロスがセットになったものです。

 

100周年記念商品の金属製ボールペンと限定ラベルの研磨剤がセットに

SAKURA craft_labは、2017年から続く、”大人に「かく」喜びを届ける筆記用具”ブランド。そのブランドから発売された同社の100周年記念商品第1弾は、「SAKURA craft_lab 001」をベースに、軸をオール金属にした回転式単色ゲルインキボールペンでした。

 

これだけでも十分に高級感があるのですが、今回発売されたエイジングエディションは、ボールペンに加え金属研磨剤と拭き上げ用のクロスがセットになり、金属の醸し出す余韻をより楽しめる製品になりました。また、金属研磨剤のチューブには、SAKURA craft_labの世界観をイメージしたラベルが貼られています。

 

SAKURA craft_lab 001Sのカラーは、真鍮(ブラスゴールド)と、洋白(ニッケルシルバー)の2色でしたが、エイジングエディションではブラスゴールドとなります。

 

ペンの軸には、「SAKURA1921-2021」の刻印が入ります。ボール径は0.5mm。ブルーブラックのインキが標準装着されています。

 

SAKURA craft_lab 001Sエイジングエディションの税込価格は1万3200円です。

サクラクレパスの人気シリーズに上質さや書きやすさなどを加えた「ボールサインiD プラス」

サクラクレパスは、ノック式の単色ゲルインキボールペン「ボールサインiD プラス」を発表。10月下旬から発売します。価格は385円(税込)です。

 

ボールサインiD プラスは、6色の黒インキをそろえた人気の単色ボールペン「ボールサインiD」のワンランク上のシリーズ。従来シリーズに上質さ、握りやすさ、書きやすさをプラスしたとしています。

 

黒インキのカラバリは、従来シリーズで人気の色だった「ピュアブラック(ブラック)」「ナイトブラック(ブルーブラック)」「フォレストブラック(グリーンブラック)」をそろえており、ビジネスシーンでもさりげなく個性を表現できるといいます。

 

また、従来シリーズのDNAを引き継ぎ、金属製のクリップや、自然に手にフィットするように六角形と丸形を組み合わせた本体軸を採用。このデザインに上質さを加えるため、新たにペン先の素材には削り出しの金属を使用したほか、本体軸には全体が滑りにくいマットなラバー素材を採用しています。

 

 

さらに、重心が従来シリーズよりも先端にくるようになり、より安定した書き心地を実現しているとのこと。

 

 

ラインアップは、ボール径が0.4mmのシルバー軸と、0.5mm径のブラック軸を用意しています。

クレパスやクーピーでおなじみ!「サクラクレパス」の創業100周年記念サイトがオープン

子どもの頃、お絵かきの画材に、クレパスやクーピー​などを使用していた人も多いでしょう。

 

そんな思い入れ深いロングセラー商品の生みの親、サクラクレパスが、2021年5月29日(土)に創業100周年を迎えます。

↑創業100周年記念サイトのメインビジュアル

 

それに先駆けてオープンした記念サイトを紹介しましょう。

 

同サイトでは、1921年の創業から今までに発売したロングセラー商品をはじめ、サクラクレパスの歴史を紹介する「100年のあゆみ」を掲載。ファンの方にはもちろん、幅広い層の人が子供のころを懐かしみ、楽しめる内容となっています。

↑「100年のあゆみ」

 

さらには、ユーザーから創業100周年のお祝いメッセージを募る「みんなの投稿でサクラの木を満開にしよう」といった参加型コンテンツも配信。集まったメッセージの数に応じて、サクラの木が次第に満開になっていくので、ぜひコメントを寄せてみましょう。

↑メッセージには、松崎しげるさんからのものも!

 

↑しだいにサクラが花開き、満開に

 

その他にも、創業100周年を記念した限定商品や100周年記念動画が随時、更新予定。大正、昭和、平成、令和と長きにわたり愛されてきたサクラクレパスの100周年をぜひお祝いしましょう!

 

【サイト情報】

https://100th.craypas.co.jp/

「6色の黒」で個性を表現! サクラクレパス「ボールサイン iD」、文房具好き6人のそれぞれ推し色は?【文房具総選挙2021】

「ボールサイン iD」は、6色の黒インキを揃えるペンだ。一見微細な違いだが与える印象は明らかに異なり、ビジネスの場でも個性を表現できる。そこで今回は、文房具好き6人が“推しブラック”の魅力を熱弁!「文房具総選挙2021」にノミネートしている同アイテムがどれだけ魅力的なのか、ご紹介します。

 

文房具総選挙とは?

雑誌「GetNavi」とウェブメディア「GetNavi web」が主催。仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回で9回目となる。

 

【書く・消す 部門ノミネート】

黒ペンも“多様性”の時代!

サクラクレパス

ボールサイン iD

220円

6色の黒インキをラインナップするノック式単色ペン。名前の「iD」は“自分の色を選ぶ=独自性(identity)”に由来する。軸色はボール径0.4mmがライトグレー、0.5mmがダークグレーだ。

 

↑ボディは新感覚iD設計。両サイドの角に丸みを持たせることで、六角形の安定感と自然な指馴染みを両立している

 

<私の“推しブラック”>

【No.1】文房具ライター きだてたく さんの場合

↑機能系から面白雑貨系まで片っ端から使い倒してレビューするライター。GetNavi webでも文房具コラムを連載中

 

【My favorite Black】ミステリアスブラック

使いこなせるとカッコ良い! 大人の雰囲気を醸す妖艶な黒

「その名の通り、紫色が発する妖しさが良い。6色のなかで最もダークな大人の雰囲気を感じるのだ。この色を使いこなせる人って、男女問わずめちゃくちゃカッコ良いのでは? ということで、ミステリアスなダンディを目指して常時愛用中です」(きだてさん)

 

【No.2】文具ソムリエール 菅 未里さんの場合

↑文房具に関するメディア出演や商品監修などで活躍し、著作も多数。GetNavi webで「菅 未里の自腹買い文房具」を連載中

 

【My favorite Black】カシスブラック

文字に暖かみが生まれるから、感謝を伝えるときに最

「よく見るとほんのりと赤みがかかっていて、普通の黒よりも暖かみを感じられるのが魅力です。お礼状などに使えば、きちんとした印象を与えながらも、感謝の気持ちが伝わる気がします。フォーマルなシーンで文字に想いを乗せたいときにピッタリ」(菅さん)

 

【No.3】ライター/放送作家 古川 耕さんの場合

↑「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサー。本誌では文房具コラム「手書きをめぐる冒険」を執筆

 

【My favorite Black】モカブラック

暖かみがあって味わい深く、クリーム色の紙とも相性抜群

「ブラックの派生カラーだとブルーブラックがお馴染みですが、個人的には断然モカブラック。黒よりも柔らかく飽きがこないうえ、ブルーブラックより暖かみがあって味わい深い。そして何より、クリーム色の紙を使ったノートとの相性が最高です!」(古川さん)

 

【No.4】ビジネス書作家 美崎栄一郎さんの場合

↑著書では、アナログとデジタルを組み合わせるノート術を提案。商品開発コンサルタントや講演家としても活動する

 

【My favorite Black】ナイトブラック

ノートも書類もコレ1本! 青ペンの代わりに大活躍

「ノートを取るのは青ペン派。ただ青は公的な書類には使いづらく、黒ペンも持ち歩いていました(気持ち的な問題でしかないのですが……)。その点、コレはそこはかとないブルー。気に入りましたね。おかげでいまは、ノートも書類もこの1本でOKです」(美崎さん)

 

【No.5】GetNavi編集部 文房具担当 鈴木翔子の場合

↑担当歴4年目。子どものころから紙モノ文房具に目がなく、書棚には読書や映画鑑賞の記録をまとめたノートが並ぶ

 

【My favorite Black】フォレストブラック

懐の深さを感じる色合いは、心の中を旅するときのお供に◎

「新緑のような緑ではなく、太古の深い森を想起させる色合い。真っ白な紙に書いたときに、白のまぶしさが和らぐ気がします。どっしりと構えながらもやさしく包み込んでくれる色味で、日記を書くときなど心の中に深く潜りたいときに使いたくなります」(鈴木)

 

【No.6】GetNavi web編集部 文房具担当 和田史子の場合

↑雑誌編集を経てウェブ編集へ。PCでメモを取るスタイルに移行した時期もあったが、手書きに回帰。ペンと紙を愛する

 

【My favorite Black】ピュアブラック

あえて選ぶ価値のある、やさしい発色が魅力の純な色

「“6色の黒”を謳うシリーズで、シンプルな“黒”を選ぶ人は天邪鬼でしょう。でも、宛名書きや社内書類への記入など、フォーマルなシーンではやっぱり安心の黒! しかも、するすると出てちょっとやさしく発色する黒インキは、あえて選ぶ価値があるのです」(和田)

 

サクラクレパス「ボールサイン iD」の詳細はコチラ!

これぞサクラクレパスらしい“高級感”! サクラクラフトラボ「005 ゲルインキボールペン」に膝を打った理由とは?

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を1点ずつピックアップしている。第6回となる今回は?

 

第6話

サクラクレパス
サクラクラフトラボ
005 ゲルインキボールペン
3520円(税込)

2017年に誕生した「かく」喜びを届ける筆記具シリーズから2020年11月に登場。流線型のシルエットと、ボディ中央から両端に向かって彫られたラインが美しい。ボディは8色展開で、インクはセピアブラックを搭載。別売りでブラック、ブルーブラックもある。

 

「新しいのにどこか懐かしい」

ここ数年、各筆記具メーカーが自社製品のリブランディングを進めていくなかで、サクラクレパスが売り出したのが「サクラクラフトラボ」シリーズ。こちらの既発4モデルはどれも、真鍮を素材に使い、重厚感のあるヴィンテージ路線を打ち出していたが(「002」のみ同社のクーピーペンシルをモチーフにしており毛色が異なるが)、どれもどっしりとしたボディにサクラならではの軽やかなインクがどうにもチグハグで、そもそもサクラクレパスが「高級感=重量感」というステレオタイプに与する理由も見当たらず、ずっとモヤモヤしたものを感じていた。それぞれの出来に文句はない。が、ほかにもっと高級感の出し方があるんじゃないかしらん−–−と。

 

そんなところに発売された新作「005」を見て、思わず膝を打ってしまった。そうそう、これこれ! クーピーペンシルにも通じる無垢なボディラインに、不揃いのスリットが走り、繊細なニュアンスを出しながら握りやすさも確保している。この「新しいのにどこか懐かしい」というバランスはまさにサクラクレパスに望んでいたことで、しかもちゃんと高級感まであるのだから感心してしまう。胴軸をひねってペン先を繰り出し、大きめの紙に殴り書き。しばし無心になってペンを走らせ、ふと尾尻を真上から眺めてみると……ペン後部の断面が桜の花びらの形になっているのに気が付いた。そうそう、こういうこと〜! 大正解。

 

↑サイドから削り込まれたボディは、天面でサクラクレパスの社章である、「サクラマーク」を形づくっているのがわかる。美しい造形だ

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第4話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第5話】三菱鉛筆の開拓精神を見た! 異形のペン先をもつ3色ボールペン「ジェットストリーム エッジ3」

https://getnavi.jp/stationery/551859/

2021年に続く、2020年「文房具」二大トレンドをきだてたくが見立てる!

2020年を何かひと言で表せと言われたら、もう「予想外」しかないだろう。誰がこんな状況を、去年の今頃に予想できただろうか?

 

実際のところ、筆者も昨年末から今年初めにかけての文房具トレンド予想では「東京オリンピックを機会としたテレワーク文房具の普及」とか、呑気な話をしていたわけで。結果として、テレワークが便利になる文房具の普及、という部分だけは当たったことになるが、いやはや、それがオリンピックが中止になるほどの世界的なコロナ禍が要因だとか、想像がつくはずもない。

【関連記事】
世相を占う!? 2020年へ続く、2019年文房具の三大トレンド
https://getnavi.jp/stationery/460500/

 

コロナは収まるのか? ワクチンは効くのか? 経済は立ち直るのか? などといった不確定要素盛り盛りの現状では、2021年にどのような文房具が流行るか? のトレンド予測なんて無理中の無理! というのが、本音だ。

 

だから今回はひとまず、結局のところ今年はどういったジャンルの文房具が人気だったのか、を振り返ってみよう。一応の可能性として、文房具業界ではこの2020年トレンドがもう少し続くような気もしているのだ。いや、断言はできないけれど……(弱気)

 

1. テレワーク文具は、より在宅ワーク仕様へ!

ひとつ確実性が高いのが、冒頭で述べた「テレワークが便利になる文房具」というジャンルがさらに普及しそう、ということ。

 

その中でも今年とくに注目されたのが、自宅でもオフィスに近い作業効率性が得られるペンケースやバッグ。通称“携帯型オフィス”とよばれるものだ。

 

↑携帯型オフィスの代表格

 

LIHIT LAB.
HINEMO スタンドポーチ Lサイズ
3950円(税別)
https://getnavi.jp/stationery/495392/

 

2020年に発売されたものは、東京オリンピック含みのテレワーク需要増を見越して作られていたはずだが、それがタイミング良く(というのも言葉が悪いが)コロナ禍にハマッたという次第である。

 

基本的には「展開すれば場所を選ばずどこでも仕事が始められる」という機能が主軸。発売当時、その「場所を選ばずどこでも」にはカフェやコワーキングスペース成分が多く含まれていたはずだが、コロナ禍によってテレワークで働ける場所は、ほぼ自宅一択となってしまった。

 

↑一見するとビジネストート風のバッグが、ジッパーで3辺フルオープンして自立

 

↑作業空間に“壁”を作ることで、周囲に「いま仕事中」をアピール。自宅テレワーカーには必須の機能かもしれない

 

自宅と、その他のオフィス外ワークスペースでなにが違うか? というと、大きいのは「子どもを含めた家族が常時いること」と「机・椅子など設備の有無」だろう。一人暮らしであればさほど関係ないが、特に子どものいる世帯で家族の問題はかなり重要だ。自分以外の人間が仕事と関係なく動くだけでも集中力が落ちるし、仕事オン/オフの切り替えも難しくなる。

 

そういう場合に有効なのが「HINEMO スタンドポーチ」(LIHIT LAB.)のように、バッグが変形してパーテーションになる製品だ。視界を制限して集中力を高め、さらに子どもにも「これが机にあるときはお父さん/お母さんは大事な仕事中だから」と説明しやすい。

 

今後もおそらく“携帯型オフィス”は、オンオフを物理的に区切る方向で進化するのではないだろうか。

 

また、自宅仕事において「自宅の狭い机や硬い椅子で、長時間働くのはしんどい!」ということは、多くの人が体感しているはず。オフィスにある仕事専用の机や座り心地の良い椅子は、実は当たり前のものじゃなかった、という話である。そこで必要になるのが、そういった環境を改善するツール類だ。

 

文房具ではないが、カウネット「ワークサポートクッション エアーイン」は、エアで前傾姿勢に調整できるクッションで、硬いリビングの椅子をオフィスの機能性チェアに変えてしまう。テレワークで腰痛を患ったという人にとっては、天恵とも言える製品である。

↑仕事向きではないダイニングチェアを、機能的なオフィスチェアに変身させる

 

カウネット
ワークサポートクッション エアーイン 座用/ワークサポートクッション 背用
8789円/5489円(ともに税込)

 

↑クッションで前傾姿勢を作ることによって背筋が伸び、腰痛予防に効果を発揮する

 

おそらくコロナが収まったあとも、一度動き出したテレワークへの流れは進むはず。であれば、自宅をオフィスに近づける動きもまた止まらないと思うのだ。

 

テレワーク・在宅ワークに最適な文房具&雑貨

【文房具総選挙2020】テレワーク&フリーアドレスに便利な文房具10選
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出勤も在宅勤務もこれひとつで乗り切る! パーテーションとバッグインバッグに変形自在な「スタンドポーチ」
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この容量がちょうどいい! マイデスクにセットできる「1日分のゴミ袋」レビュー
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ボールペンは先鋭化とインク沼化がさらに進むかも?

コロナ禍とは特に関連性がないが、今年はボールペンにちょっとした動きがあった。油性ボールペンの先鋭化と、ゲルボールペンの“インク沼”化である。

 

まず、油性ボールペンの先鋭化だが、これは2019年末に発売された世界最細0.28㎜径の油性ボールペン「ジェットストリーム エッジ」(三菱鉛筆)に端を発するムーブメントだ。

 

昨今は、ゲルボールペンも0.4㎜以下の極細字が好まれる傾向だが、インクにじみがない油性ボールペンは、同じボール径でもゲルよりはるかにシャープな線を書くことができる。もちろん、細字になるほど紙への筆記抵抗は増してカリカリと引っかかるのだが、それをなめらかな低粘度油性インクで打ち消した、というのがポイントである。

↑油性インク世界最細0.28㎜を多色化

 

三菱鉛筆
JETSTREAM EDGE 3(ジェットストリーム エッジ 3)
2500円(税別)
https://getnavi.jp/stationery/551511/

 

↑多色ペンなのにリフィルがまっすぐ出る、画期的な機構を搭載

 

2020年は、多色化した「ジェットストリーム エッジ3」(三菱鉛筆)に加え、同じく低粘度油性インクのライバルであるアクロインクを搭載した0.3㎜径の「アクロボール Tシリーズ 03」(パイロット)も登場。

 

極細字の多色でもリフィルが傾かず安定した書き味のエッジ3、本体価格が税別150円と安価なアクロ0.3と、選択肢が増えたことで、ユーザーの注目度はさらに高まるはずだ。

 

いま手帳業界では、名刺の大きさに近いコンパクトなミニ5サイズの人気が高まりつつある。小さな紙面に細かく書き込みをしたい需要に対しても、先鋭化した油性ボールペンはリーチするはずだ。

 

↑低価格で極限の細さを体感できるのが嬉しい

 

パイロット
アクロボール Tシリーズ03
150円(税別)

 

対してゲルボールペンは、インクカラーに注目が集まった。

 

例えば、1月発売の三菱鉛筆「ユニボール ワン」は、ローンチ時点で早くも全20色(0.38㎜のみ)と揃えの良いゲルボールペン。しかも特殊な顔料を配合することで、これまでにないクッキリとした発色を可能としているのが、最大のポイントだ。

 

黒インクはテカりもなく非常に黒々としており、ボールペン史上最も黒い! とすら言えるし、黄色やピンクといった淡い色でさえ筆記色としてしっかり視認できるクッキリさを持っている。

↑これまでにないクッキリ発色

 

三菱鉛筆
uni-ball one(ユニボール ワン)
0.38㎜(全20色)/0.5㎜(全10色)
各120円(税別)
https://getnavi.jp/stationery/485229/

 

↑ピンク系やブルー系など人気の高いカラーに重点を置いてきたな、というカラーラインアップ

 

11月には数量限定ながら追加で9色が発売されたし、今後もおそらく次々と色を増やしていくことは予想できる。

↑「ユニボール ワン」に登場した、朝・昼・夜にマッチした3色、という限定カラー。どれも良い色揃いなので、定番化して欲しいほど(https://getnavi.jp/stationery/557305/

 

ゲルボールペンのカラーといえば、現時点ではゼブラ「サラサクリップ」の全56色が最強。だが、「ユニボール ワン」はクッキリ発色を武器に、間違いなくゲル最強王座を狙ってくるはずだ。

 

また、いま文房具マニアを中心にじわじわとユーザーが増えているのが、一見すると黒だがよく見ると違うダークカラー、通称「カラーブラック」である。

 

既存のゲルボールペンに、次々とラインアップ入りすることからも注目度合いは伺えるが、なんと全6色カラーブラック! というピーキーな「ボールサインiD」(サクラクレパス)が登場するに至っては、もはや人気は本物だろう。

 

ニュアンスのある絶妙なカラーブラックは、ビジネスシーンでも使える大人の遊びカラーとして、より広まっていきそうな気配である。

↑ラインアップ全部がカラーブラック、という珍しさ

 

サクラクレパス
ボールサインiD
ライトグレー軸(0.4mm)/ダークグレー軸(0.5mm)
各200円(税別)
https://getnavi.jp/stationery/557305/2/

 

↑6色の黒はどれも深みがあり、大人の余裕をイメージさせる。高級金属軸に入れて使ってみたいと感じる人も多いのではないか

 

実はここ十数年、ボールペンといえば「書き味の良さ」が価値観の基準となっていた感が強い。ただ、最近の「先鋭化」や「インク沼化」は、もちろん書き味の良さは大前提にあるとしても、それ以外の新たな価値観の模索の結果にあるように思う。

 

他にない線の細さや特殊なカラーなど、そういった部分でボールペンを選ぶ、新しい時代にもう差し掛かっているのかもしれない。

 

“先鋭化”“インク沼化”したボールペン

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ボールペンにも“インク沼”!? 2020年のボールペントレンドを象徴する色にこだわった2選
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「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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ボールペンにも“インク沼”!? 2020年のボールペントレンドを象徴する色にこだわった2選

2006年に“低粘度油性インク”を搭載した「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)が発売されて以来、ボールペンは「書き味で選ぶ」時代が続いていた。なにしろ、従来とはまったく次元の違うスルスル感である。その衝撃たるや黒船来港級だったし、誰もが書き味にこだわるようになったのも当然だろう。

 

しかし、翻って2020年現在、「もう書き味にこだわるのは、しばらくいいんじゃないかな……」というムードが漂っているような気も、少ししているのだ。実際、近年のボールペンで、書き味に根本的な不具合がある製品というのは見たことがないほど、全体的に進化しているわけで(好みの差はもちろんあるが)。さらには一周回って、「低粘度じゃない昔の油性のネチャッと感も、ある意味アリだよね」なんてことを言い出す人も出るほどなのだ。

 

では、今はどこでボールペンを評価するのかというと、「インク色で選ぶ」時代に突入しているように思うのだ。

 

最近の文房具業界では“インク沼”(万年筆のカラーインクを集める趣味)なんてワードが流行っているように、筆記色をあれこれ変えて遊ぶことは、充分に“ホビー”として成立している。それなら、より日常的な筆記具であるボールペンだって、色で遊んで悪いことなんかないはずだ。好きな色で書くことは、ごく当たり前に楽しいのである。

 

もちろん筆記具メーカーは、そんなことは先刻ご承知で、ここしばらくのボールペン新製品はまず一番に、インク色をアピールすることが増えている。そこで今回は、最新の「インク色がおすすめのボールペン」2種を紹介しようと思う。

 

特濃発色の「ユニボールワン」に限定色が登場

三菱鉛筆の「ユニボールワン」と言えば、新開発の顔料系ゲル「ワンインク」を搭載し、発色の良さで大人気となっているボールペンだ。

 

発売当初は、黒インクが従来のどのペンよりも、濃く黒々と美しいことで話題になったのだが、実は同時発売の他20色も素晴らしい発色なのだ。特に、読みにくいはずの黄色で書いた文字ですらはっきり読めるのには驚かされたほど。

 

その超クッキリ発色シリーズに、早くも新色(ただし数量限定生産)が、しかも9色も登場したとなれば、それは注目せざるを得ない。

三菱鉛筆
ユニボールワン 限定色
各120円(税別)

 

新色は、左から「MORNING TIME STUDY」「DAY TIME STUDY」「NIGHT TIME STUDY」のアソートパッケージ3種に3色ずつ、計9色という形で発売されている(バラ売りもある)。この秋冬シーズンのテーマカラーの中から、それぞれ朝・昼・夜の時間帯をイメージさせる3色をセレクトした構成だ。

 

これがまぁ、どれもイイ色揃ってるなあ! という感じ。ちなみに「NIGHT TIME STUDY」の3色だけがボール径0.5mmで、他は0.38mmとなっている。

↑こちらが3本アソートパッケージ。パッケージも、シンプルでおしゃれでいい

 

筆記見本(下写真)を見てもらえば分かると思うが、スカッと抜けたターコイズブルーやサンフラワーイエロー、ほんのりしたコーラルと、どれもしっかりと視認できる発色だ。これはさすがワンインク! といったところで、あらためてその実力の高さを感じている。

 

この明るさ・淡さで文字が読める色とは、実は非常に難しいのである。

↑1日の時間帯をそれぞれイメージした配色。朝のアッシュブラウンは、コーヒーのイメージ?

 

そういった性能の部分とは別で、色そのものの面白さ・新しさも非常にいい。個人的に特に興味深かったのは、ピスタチオグリーン、シトロン辺り。これらは、先ほどのスカッと抜けた色とは対照的に、かなり濁った色なのだが、想像した以上に深みがあって、しみじみといい色だなぁと感じられる。

 

なかでもシトロンは、下手すると「黄色に、間違えて黒を混ぜちゃったんじゃないの?」と思ってしまうような、どんよりとした濁りっぷり。基本的に濁り色はどうしても汚くなりがちなので、従来のボールペンカラーのラインアップには、まず入ってこないのだ。

 

つまり、そこを押してでもこの色を入れてみよう……とメーカーが判断するほど、昨今のユーザーの色感覚は熟成してきているのかもしれない。

全色をトレンドのカラーブラックで統一した「ボールサインiD」

もうひとつ紹介したいのが、サクラクレパスの「ボールサインiD」である。

カラーラインナップは6色。なんと、全色をいま流行のカラーブラック(一見すると黒に見えるような、濃いダークカラー)で揃えたという、なかなかピーキーなシリーズだ。

サクラクレパス
ボールサインiD
ライトグレー軸(0.4mm)/ダークグレー軸(0.5mm)
各200円(税別)

 

色名もすべて「○○ブラック」で統一しているこだわりようで、いわゆるダークカラー系とは一線を画す黒さである。

 

書いてみてもほぼ黒。よくよく見ると、ほんのり色が入ってるかな……? という濃さ。正直、あまりに黒すぎて、並べて見ないとどれがどの色なのか、すぐには判断できないほどだ。

 

さすがはキャッチコピーで「6色の黒 誕生」と謳うだけあって、ガチ黒。

↑写真に撮ると色味が分かりやすいが、目視だともっと黒に近く感じる。落ち着きのある渋色揃いだ

 

カラーブラックの面白さのひとつに、ビジネスシーンでの使いやすさが挙げられる。やっぱり仕事で使う書類やノートにカラフルなインクで書き込みをしていると、周囲や上司に「なに不真面目なことやってんだ」という目で見られる可能性もなくはない。

 

対してカラーブラックなら、わかる人だけがわかるという、大人の秘密の遊びとして成立するのだ。

↑ツルンとシンプルなルックスは、まさに最近のトレンド。ただし、素材的に滑りやすくグリップ感が薄いので、手汗をかく人は握りづらいかもしれない

 

外見はとてもシンプル。六角形と丸形を組み合わせたような独特の軸に、ノックノブ兼用の金属クリップと色表示パーツのみ。刻印も最小限で、他に装飾らしきものは一切ないのだから、徹底している。

 

「ユニボールワン」とも共通することだが、この極端なまでのシンプルさも、令和のボールペンデザインの流行のひとつと言えるだろう。

 

 

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