CPU性能をアップグレード! リフレッシュレート165Hz対応のゲーミングノートPC「G-Tune E5-165-R7」

マウスコンピューターは、同社のゲーミングパソコンブランドG-Tuneより、リフレッシュレート165Hz対応の「G-Tune E5-165」シリーズから、CPU性能をアップグレードした15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune E5-165-R7」を発売しました。実売価格は税込20万8780円です。

 

同製品は、ゲームに最適なハイパフォーマンスを実現するために再設計された「Zen 3」アーキテクチャーを採用する「AMD Ryzen 7 5800H プロセッサー」を搭載。従来製品の「G-Tune E5-165」2021年4月モデルと比較して、シングルコアで約17%、マルチコアで約19%もパフォーマンスが向上し、ゲームプレイにおけるフレームレートの維持だけでなく、ゲーム実況をはじめとしたストリーミング配信など、バックグラウンドで負荷のかかる用途でも、高いパフォーマンスを発揮します。

 

リフレッシュレート165Hz対応の液晶パネルで、ノートPCでも、FPSなどのゲームプレイで求められる素早い動きを鮮明に実現。WQHDの高解像度により、あらゆるジャンルで高精細な映像表現を可能にして、クリエイティブユースなど、ゲーム以外でも幅広い用途に活用できます。

 

GPUには、最新世代の「NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU」を搭載。230WのACアダプタを採用することで、CPUだけでなくGPUにも適切な電力を割り当て、CPU性能を大きく向上させながら、「3DMark Time Spy」や「Port Royal」でも、グラフィックス性能を最大限に引き出します。電源が確保できる環境で、常に高性能グラフィックスでの処理に固定することで安定したパフォーマンスを発揮するDiscrete Modeへの切り替えにも対応しています。

高輝度有機ELディスプレイを備えてしかも薄型軽量、ASUSが新作ノートPCを発表

ASUS JAPANは、600ニトの高輝度有機ELディスプレイに加え、インテルIris Xeグラフィックスを備えた第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した「ASUS VivoBook 15 OLED K513EA」を発売しました。

 

美しさ、薄さを兼ね備える有機ELディスプレイ

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAは、1920×1080ドット表示の高解像度有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。この液晶は、実現が難しい引き締まった黒色表現をはじめ、驚くほど鮮やかな画面表示が可能です。DCI-P3 100%に対応しているほか、PANTONEの認証も取得しており、元データに忠実な色表現ができます。

 

また、本機はブルーライト軽減の機能およびフリッカーフリー機能を搭載しており、長時間利用時の目の負担を軽減します。一方で、最大輝度600ニトの高輝度ディスプレイを搭載することで、明るい場所での画面の視認性が向上しました。場所や時間を選ばず、快適に使用できます。

 

さらにディスプレイは、ベゼルが極めて細いナノエッジディスプレイを採用。そのため、本体サイズを幅359.8×奥行き235.3mmに抑えることに成功しています。また、わずか約1.8kgの軽さと、18.6mmの薄さも実現しました。机の上に置いたASUS Vivobookシリーズは、周囲の雰囲気を変えてしまうほどにスタイリッシュとのこと。

 

このほか、本体の個性的なカラー・インディーブラックにあわせて、キーボードにも個性的なデザインを導入。イエローカラーで縁取られたエンターキーがアクセントになっているキーボードは、ノートパソコン全体をより個性的に彩ります。

 

AIPTにより、CPUの能力を約40%も向上

ASUS インテリジェント パフォーマンス テクノロジー(AIPT)が採用されたASUS VivoBook 15 OLED K513EAでは、15W TDPで設定された第11世代インテル Core プロセッサー搭載のパソコンと比べて最大約40%のCPUパフォーマンスの向上が可能です。

 

AIPTの高いパフォーマンスを実現するため、大型化したヒートパイプの採用や液晶ポリマー素材を採用したファンで従来と比べて空気の流量を30%増加すると共に、約10%の静音化を実現しています。

 

なお、メモリーは8GB (DDR4-3200)、ストレージはSSD512GBを搭載します。

 

堅牢・軽量・小ささと、豊富なUSBポートや高品質オーディオを両立

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAの天板には、アルミニウム合金を採用。高い堅牢性を実現しつつ、徹底した小型化と軽量化と薄型化に成功しました。これにより、15.6型ディスプレイを搭載するノートパソコンとしては最高レベルの持ち運びやすさを実現しています。

 

一方で、豊富なUSBポートを備えているのも魅力。USB 3.2 Gen1 Type-Aポートを1ポートに、USB 2.0 Type-Aポートを2ポート、さらにUSB 3.2 Gen1 Type-Cポートを1ポート搭載しており、多くの周辺機器を接続できます。

 

また、本機はオーディオブランドのharman/kardonと共同で開発を行った高品質なオーディオ機能を搭載。小型軽量薄型なノートパソコンとは思えない、豊かで上質なサウンドを鳴らします。また、ゲームや音楽、映画などのコンテンツに応じた臨場感を楽しめるDTS Audio Processingも備えます。様々なシーンに合わせてファインチューンされたサウンド設定が可能です。

 

良い音を鳴らす力だけでなく、集音力も高品質。マイク入力やスピーカー出力から音声以外の音を低減する、ASUS AIノイズキャンセリング技術により、音声チャット中のタイピング音や周囲の騒音などを低減します。こちらの機能ではノイズの低減処理に機械学習を利用しており、従来のノイズキャンセリング技術よりも効果的にノイズを減らせます。

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAの価格は、10万9800円(税込)です。

HPが”世界初”を含む2種類のChromebookを発表! 4G LTEのセルラーモデルも

日本HPが、Chromebookデバイスの新作を発表しました。「HP Chromebook x2 11」と「HP Chromebase All-in-One Desktop」の2機種で、年内販売開始の予定となっています。

 

HP Chromebook x2 11は、Snapdragon 7cを搭載したキーボード着脱式のChromebookです。また、4G LTEを搭載したセルラーモデルをラインアップしており、スマートフォンのようなモバイル性を実現しながら、ノートPCの生産性も提供します。

 

ブラウジングに最適なアスペクト比3:2で2160×1440の高い解像度を持つ11インチディスプレイを搭載し、着脱可能なキーボードは、大型タッチパッドも備えたフルサイズ。別売のHPワイヤレスリチャージャブルUSIペンにも対応します。バッテリー稼働時間は最大約11時間と、スタミナも十分です。

 

カバーとキックスタンドのカラーリングはWi-Fiとセルラーの各モデルで異なり、Wi-Fiモデルはシェイドグレイ、セルラーモデルはナイトティールになります。超薄型で耐久性に優れたCNCアルミニウムユニボディのデザインを採用した本体のカラーはどちらもナチュラルシルバーです。

 

HP Chromebook x2 11の価格は、Wi-Fiモデルが8万2500円(税込)、セルラーモデルが9万9000円(税込)となっています。

一方の、HP Chromebase All-in-One Desktopは、シンプルで快適で安全なコンピューター体験を提供する回転式ディスプレイを搭載した世界初のモデルです。

 

シンプルなタッチで簡単に90度回転させて横向きから縦向きに変更できる本機のディスプレイは、エンターテインメントやGoogle Play Storeアプリの新たなビジュアル体験を提供します。縦向きの表示では長いWebページやソーシャルメディアの投稿を読みやすく、文書の作成・編集時に生産性が向上します。画面分割機能を使えば、複数のページを同時に閲覧できます。

 

CPUにはインテルのPentium Goldプロセッサーを搭載し、256GBのSSDストレージ、8GBのDRAMを装備。学習課題やエンターテインメントのニーズにマルチに対応できる性能になっています。

 

コンパクトなコーン型のスタンドデザインで省スペースを実現した本製品ですが、Works With Chromebook認証済みのBluetoothワイヤレスマウスとキーボードが作業スペースをさらにすっきりさせられます。ハンズフリーのWebブラウジングから学習や生産性を向上させる環境へと容易かつ瞬時に切り替え可能です。

 

HP Chromebase All-in-One Desktopの価格は、9万6800円(税込)となっています。

 

ThinkPadの上位シリーズから、Windows 11搭載モデルが登場

10月5日にMicrosoftがリリースした最新OS、Windows 11。さっそく、PCメーカーがこれを搭載した新製品を発表しています。レノボ・ジャパンはThinkPad X1シリーズにWindows 11搭載モデルの追加を発表。すでに販売を開始しています。

 

↑ThinkPad史上最軽量のThinkPad X1 Nano

 

今回、新たにWindows 11搭載モデルが登場するのは、下記の6機種。いずれも、ThinkPadのなかで上位に位置するX1シリーズのモデルです。なお、価格はすべて税込みとなります。

  • ThinkPad X1 Nano(実売価格:17万7980円~)
  • ThinkPad X1 Carbon Gen 9(実売価格:17万8827円~)
  • ThinkPad X1 Yoga Gen 6(実売価格:20万5150円~)
  • ThinkPad X1 Titanium(実売価格:23万9250円~)
  • ThinkPad X1 Extreme Gen 4(実売価格:26万4880円~)
  • ThinkPad X1 Fold(実売価格:29万8760円~)

 

今後、ほかの製品についても、Windows 11への対応を進めていくとしています。

デルがWindows 11搭載モデル発売&個人向け全品17%オフキャンペーンを開催中

10月5日にMicrosoftがリリースした最新OS、Windows 11。さっそく、PCメーカーがこれを搭載した新製品を発表しています。デル・テクノロジーズは、Windows 11およびOffice 2021を搭載した個人・法人向けPCの受注を10月5日から開始しました。また、今回の受注開始にあわせたキャンペーンも行っています。

 

個人向け、ビジネス向けともに、幅広いモデルがWindows 11を標準搭載

個人向けPCでは、映像体験にこだわった2 in 1ノート・XPS、ビジネスユース向けのノートPC・Inspiron、ハイパフォーマンスなゲーミングシリーズ・Alienware、ゲーミングに加えマルチタスク機能を追求したDell Gの各シリーズが対象。

↑Windows 11を搭載する、XPS 13 プレミアム(シルバー)

 

法人向けでは、デスクトップモデルのOptiPlex、小型で軽量なノートPCのLatitude、中小企業向けノートPC・Vostro、クリエイティブなどの作業もこなせるPrecision、高い耐久性を誇るタブレット・ノートPCのLatitude Ruggedの各シリーズが対象となっています。

↑デザイナーなどのクリエイティブ業務向け製品、Precisionシリーズ

 

すべての製品が17%割引&Amazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

デルでは、今回のWindows 11搭載モデルの発売にあわせ、すべての個人向け製品が17%割引になるキャンペーンが開催中。

 

さらに、「Amazonギフト券1万円分が500名に当たる!Windows 11発売記念 モダンPCご購入キャンペーン」を10月29日(金)まで開催しています。対象となるWindows 11搭載のXPS、Inspiron(Inspiron15 3000シリーズを除く)、Inspiron 24/27一体型デスクトップPCを、個人向けデル・オンラインストア、電話、LINE、チャット、またはデル・リアルサイトで購入した人のなかから抽選で500名に、Amazonギフト券1万円分がプレゼントされるとのことです。

 

なお、法人向けには、Vostroシリーズがクーポン適用で最大23%オフ。新規のユーザーならさらに5%OFFキャンペーンが実施中です。

 

またWindows 11の提供開始に伴い、XPS シリーズを愛用しているという、俳優の本郷奏多さんによるビデオメッセージも公開中。本郷さんのビデオメッセージは、デルのInstagramアカウントから見ることができます。

 

富士通、世界最軽量ノートPCなどWindows 11搭載モデルのラインナップを発表! 人気シリーズの新モデルも

10月5日にMicrosoftがリリースした最新OS、Windows 11。さっそく、PCメーカーがこれを搭載した新製品を発表しています。富士通クライアントコンピューティングは、Windows 11を搭載した世界最軽量モバイルノートパソコン「LIFEBOOK UHシリーズ」を含む8シリーズ20機種を発表。10月7日から順次販売を開始します。

 

カスタムメイドモデルも含め、ショッピングサイト「WEB MART」で10月5日から順次受注を始めると発表しました。

 

人気のモバイルノートUHシリーズの新モデルも登場

今回、Windows 11搭載モデルとして発売されるのは、LIFEBOOKシリーズから、NH、TH、AH、UH、CH、MH、FH、EHの各モデル、LIFEBOOK UHシリーズのハイリテラシーユーザー向け新製品「FMV Zero LIFEBOOK WU4/F3」、デスクトップPCのESPRIMOシリーズからFH、DH、そして、タブレットのarrows Tab QH、EHとなっています。

 

このうち、LIFEBOOK MH、FMV Zero LIFEBOOK WU4/F3はニューモデルです。

 

↑LIFEBOOK MHシリーズ。”家族みんなにちょうどいい”をキャッチコピーにした、マルチな性能を持つ14型ワイドノートです

 

↑人気モデルのUHシリーズをアレンジした「FMV Zero LIFEBOOK WU4/F3」。道具としての機能価値やミニマルなデザインを突き詰めた新製品として登場します。こちらは「WEB MART」限定での販売です

 

なお発売時期は、LIFEBOOKの多くのモデルで10月7日からとなっていますが、一部のモデルでは11月から12月にかけての順次発売となります。

マウスからWindows 11を搭載した新製品が続々ラインアップ

10月5日にMicrosoftがリリースした最新OS、Windows 11。さっそく、PCメーカーがこれを搭載した新製品を発表しています。マウスコンピューターは「mouse」、「DAIV」、「G-Tune」の各ブランドから、最新のWindows 11を標準搭載した5モデルを発売。

 

第10世代Core i7搭載モデルが11万円前後から

mouseから発売されるのは、第10世代のインテル Core i7およびCore i5搭載の2モデル。ともにノートPCで、カスタマイズにもよりますが、Core i7搭載モデルは11万円前後から購入が可能と、比較的リーズナブルです。

↑mouseブランドのWindows 11搭載モデル

 

DAIVからは第11世代のインテル Core i7を搭載した1モデルが登場。メモリーは最低16GBを搭載するほか、薄くて軽い、クリエイター向けPCです。

↑DAIVブランドの新製品は、マグネシウム合金ボディ採用でブランド最軽量の1kg未満を実現

 

ゲーミングシリーズのG-Tuneからは、第10世代インテル Core i7に加え、GPUとしてGeForce GTX 1650 Tiを搭載したノートPCのほか、最高峰のCPU・Core i9シリーズおよびGPU・GeForce RTX 3090を搭載した、ハイスペックデスクトップがラインアップされています。

↑G-Tuneの最高峰ゲーミングデスクトップ。カスタマイズ次第にはなりますが、最低でも価格は50万円以上です

 

また、10月にmouseブランドから2モデル、11月にmouseブランド、DAIVブランドから各3モデル、G-Tuneから1モデルを発売予定(すべてノートPC)。11月にはZ590、B460、X570の各チップセットを搭載したデスクトップも発売予定です。

スマホのような感覚で使える! 玄人が選ぶのは2in1タイプの「Chromebook」

“いま”爆売れ中のモノを「デジタル」からセレクトし、トレンドのツボを解説。消費者ニーズに“ビッタビタ”な“ゴン攻め”商品の数々、知らないとマジでヤバいです!! 今回は「Chromebook Detachable CM3」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

玄人はもうChromebookを選んでる!

スマホのような感覚でタブレットやPCとして使える

タブレット型に専用キーボードが接続できる2in1タイプが使いやすい!

【ノートPC】2021年3月発売

ASUS

Chromebook Detachable CM3

実売価格4万4240円

WindowsでもmacOSでもない「ChromeOS」を採用したハイコスパな2 in 1ノートPC。Androidスマホのような使用感で、ほとんどのデータとアプリをクラウド上で利用する。1920×1200ドットの10.5型液晶を装備し、わずか506gと軽量だ。

 

↑とっさのメモにも便利な高精度スタイラスペンが付属。収納すると急速充電され、15秒の充電で45分間使える

 

【トレンドのツボ】教育用PCの需要急増で売上は前年比10倍以上に

ChromeOSのシェアもChromebookの販売台数も驚異的に伸びている。ChromeOSのユーザー管理のしやすさとコスパの高さが、教育用PCとしてのニーズにマッチしているからだ。

NECPCからWindows 11搭載PCが登場、360度回転するディスプレイ搭載の「LAVIE N11」など

NECパーソナルコンピュータは10月5日、Windows 11搭載の個人向けPCを発表。10月7日から発売します。

 

ラインアップは、コンバーチブルノートPC「LAVIE N11」シリーズの店頭モデル、スタンダードノートPCの「LAVIE N15」シリーズ、スリムノートPCの「LAVIE N14」シリーズ、オールインワンデスクトップPCの「LAVIE A27/A23」シリーズをそろえています。

 

4つのスタイルで使える11.6型ノートPC「LAVIE N11」シリーズ

↑LAVIE N11

 

LAVIE N11シリーズは、11.6型のディスプレイが360度回転するモデル。ノートPCスタイル、キーボード部をスタンドにするスタンドスタイル、ディスプレイとキーボード部で本体を立てるテントスタイル、360度回転させるタブレットスタイルで使用できます。

 

このほか防滴・抗菌仕様なうえに打ちやすい19mmのキーピッチを確保したキーボードや、文字入力やイラスト作成が可能なペンが付いています。

 

さらに、米国国防省が定める「MIL-STD-810H」準拠のテストをクリアする堅牢性を備えています。

 

スペックは、CPUがCeleron N5100、4GBメモリー、128GB eMMCを搭載するほか、バッテリーは約10.2時間持つ容量を装備。OSはWindwos 11 Proとなっています。また、本体サイズは約幅290.4×奥行き212.1×高さ20.5mm、重量は約1.34kgです。

 

なお、はじめてPCに触れる子ども向けにタイピングカバーを付属しています。

 

市場想定価格は9万8780円(税込)前後です。

 

作業中の快適さを追求したスタンダードノートPC「LAVIE N15」

↑N1585/CAL

 

15.6型のLAVIE N15は5モデルをラインアップ。全モデル共通で、キーボードのキートップ中央に窪みをつけた「シリンドリカルキーボード」を搭載し、作業中の快適さを追求しているとしています。

 

それぞれのモデルのスペックと価格は下記のとおりです。

 

N1585/CAL N1575/Cシリーズ N1565/Cシリーズ N1555/Cシリーズ N1530/Cシリーズ
ディスプレイ 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED 液晶
CPU Ryzen 7 5800U Core i7-1165G7 Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Core i3-10110U
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD 256GB SSD
光学ドライブ ブルーレイ DVD
無線LAN Wi-Fi 6対応
バッテリー 約7時間駆動 約7.5時間駆動 約7.7時間駆動
本体サイズ 約幅362.4×奥行き253.8×高さ22.7mm
重量 約2.2kg 約2.1kg 約2.2kg 約2.1kg
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 23万6280円 21万9780円 19万7780円 18万1280円 17万280円

 

オンライン会議向けの機能を備えた14型モバイルノートPC「LAVIE N14」

↑N1475/C

 

LAVIE N14シリーズは14型ディスプレイ搭載のモバイルノートPC。リモートワークの拡大で利用頻度の増えたオンライン会議を快適にするための「ミーティング機能」を搭載し、スピーカーから聞こえる音の範囲を切り替えるほか、人の音声を明瞭にする処理を実行するとしています。

 

ラインアップは2モデル。それぞれのスペックと価格は下記のとおりです。

 

N1475/C N1435/C
ディスプレイ 14.0型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶 14.0型ワイドスーパーシャインビューLED液晶
CPU Core i7-1165G7 Core i3-1115G4
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
無線LAN Wi-Fi 6対応
バッテリー 約12時間駆動
本体サイズ 約幅327×奥行き225.7×高さ19.2mm
重量 約1.47kg 約1.46kg
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 21万4280円 17万280円

 

独自デザインのオールインワンデスクトップPC「LAVIE A27/A23」

↑A2797/CAB

 

LAVIE A27/A23シリーズは、正面から見たときにディスプレイ画面だけが見える独自デザインのオールインワンデスクトップPC。

 

ラインアップは4モデル。それぞれのスペックと価格は下記のとおりです。

 

A2797/CAB A2377/Cシリーズ A2365/Cシリーズ A2335/CAW
ディスプレイ 27型ワイドスーパーシャインビューLED IPS 液晶 23.8型ワイドスーパーシャインビューLED IPS 液晶
CPU Core i7-10510U Core i3-10110U
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 256GB SSD+4TB HDD 1TB SSD 512GB SSD
TVチューナー 3波ダブルチューナー なし
無線LAN Wi-Fi 6対応
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 28万5780円 26万9280円 23万780円 20万3280円

 

Windows 11搭載、5 in 1で使えるプレミアムノートPC「dynabook V4/U」などが登場

Dynabookは10月5日、Windows 11搭載なうえに5 in 1で使える13.3型プレミアムノートPC「dynabook V4/U」と、同じくWindows 11搭載の13.3型スタンダードモバイルノートPC「dynabook GS4/U」を発表しました。発売はどちらも11月上旬を予定しており、店頭予想価格はdynabook V4/Uが19万円台後半、dynabook GS4/Uが16万円台前後となっています。

 

dynabook V4/Uは、5つのスタイルで使えるとするノートPC。キーボード部を底面にするモニタースタイル、ディスプレイを360度回転させるタブレットスタイル、一般的なノートPCスタイル、ディスプレイを180度倒して使うフラットスタイル、付属の「Wacom製アクティブ静電ペン」を使用するペンスタイルで活用できるといいます。

↑dynabook V4/U

 

またスペックは、CPUがインテル Core i3-1115G4 プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーを搭載。加えて、バッテリーは約24時間駆動なほか、ディスプレイ解像度は1920×1080ドット(フルHD)となっています。

 

このほか、外部インターフェイスはHDMI出力、USB 3.1、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2をそろえています。

 

本体サイズは約303.9×197.4×17.9mm、重さは約979gです。

 

一方のdynabook GS4/Uは、軽量かつコンパクトなボディと、堅牢性を両立させたとうたうモデル。本体サイズは約306.0×210.0×17.9mm、重量は約978gとなっているほか、米国国防総省が制定するMIL規格に準拠した耐久テストをクリアしています。

↑dynabook GS4/U

 

また、ディスプレイは180度まで倒すことが可能。対面での商談や打ち合わせでも活躍するとしています。なお、ディスプレイ解像度は1920×1080ドット(フルHD)です。

 

スペックは、CPUがインテル Core i3-1115G4 プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーを搭載。バッテリーは約14時間駆動となっています。

 

このほか、外部インターフェイスはUSB 3.1×2、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2、有線LAN、HDMI出力を備えています。

ゲーミングPC「G-Tune」の上位機種に新モデル登場! 第11世代インテルCPU搭載

マウスコンピューターは、ゲーミングパソコンブランド「G-Tune」のフラグシップモデル「G-Tune H5」の後継製品として、シングルコア、マルチコア性能が向上した、第11世代インテルCPU搭載モデルを発売しました。

2021年4月モデルから、CPU性能が20%以上アップ

本機に搭載される最新の第11世代「インテル Core i7-11800H プロセッサー」は、従来の14nmから10nmに微細化されたプロセスルールにより、「G-Tune H5」2021年4月登場モデルからシングルコア性能が約24%向上。これにより高いリフレッシュレートを維持しやすく、ゲームプレイに集中できる環境を実現します。マルチコア性能に関しても、約27%向上しているため、バックグラウンド処理の多いゲーム実況配信を快適に行うことが可能です。なお、プロセッサーのコア性能は「CINEBENCH R23での測定結果に基づく」とのことです。

 

主にFPSタイトルで求められている、滑らかな映像表示を行う「リフレッシュレート240Hz対応液晶パネル」、複雑なキー入力の組み合わせが必要となる場面で、操作に制約をつけない「全キー同時押し対応メカニカルキーボード」を継続して採用しました。常に大会に近い環境で練習を重ねたいeスポーツプレイヤーのニーズに応える一台です。

 

●モデルのスペック一例

インテル Core i7-11800H プロセッサー

GeForce RTX 3070 Laptop GPU

16GBメモリー

512GB NVMe SSD

26万3780円(税込)

独自機能もりもりの「HUAWEI MateBook X Pro」を使い込みレビュー! 「仕事で手放せない!」とやみつきになったそのワケは?

ファーウェイの「HUAWEI MateBook X Pro 」は、アスペクト比3:2の13.9インチディスプレイを搭載した、ハイエンドノートPCです。薄型・軽量の持ち運びやすいボディに、ビジネス用途の端末に必要とされる要素をギュギュッと凝縮したこの一台を、在宅から出先での作業も多く幅広いシチュエーションで仕事をしている筆者が1週間ガッツリ使用してみました。

 

その前に、HUAWEI MateBook X Proの基本スペックについてご紹介します。

↑HUAWEI MateBook X Pro。価格は27万4780円(税込)

 

HUAWEI MateBook X Proは2020年に発売された従来モデルから、搭載CPUを刷新。最新の第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサーを搭載しています。16GBメモリ、1TB SSDという取り回しのいいストレージ容量で多くのデータを持ち運ぶビジネススタイルとの親和性が高いのも特徴。また、解像度3000×2000ドットの13.9型ディスプレイにより、より多くの情報を表示するだけでなく、動画鑑賞などのエンタメ用途でも活躍する一台です。

 

 

【HUAWEI MateBook X Proの詳細を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

今回は、HUAWEI MateBook X Proの性能を「ビジネスシーン」での使い勝手を踏まえてチェックしました。まず、ビジネスノートパソコンに求められる必須の要素として、第一に挙げられるのが軽量性・携帯性です。どのような職種でも、パソコンを持って移動することは多いですし、オフィスでは、使用できるスペースも限られています。大きなPCでデスク上を占有してしまうと、他の作業が不便になりかねません。

 

また、快適な操作性も重要。ビジネス用途である以上、連日長時間連続して操作をすることになりますし、操作がしづらい端末を使っていたら、当然ストレスが溜まります。加えて、入出力端子をはじめとした、外部端末との連携も必要でしょう。現代では、PC1台でビジネスが完結することはありませんし、そこでのやり取りに支障があっては仕事の効率に直結します。今回は、小ささ、操作のしやすさ、外部との連携という点を意識しながら、本品をレビューしていきます。

 

縦横比が3:2の画面が、縦スクロールを減らし、作業の効率を上げる

このノートパソコンの特徴として、筆者がまず挙げたいのは、本品が搭載する13.9インチディスプレイのアスペクト比(縦横比)です。ノートパソコンのディスプレイやモニターでは16:9のアスペクト比が採用されるのが主流ですが、本品では、それよりやや縦に広い3:2を採用しています。これが、オフィス用途には嬉しい効力をもたらしてくれます。

 

 

筆者は、ライターという職業柄、WordやGoogleドキュメント、あるいはWordpredssなどの原稿入力画面とにらめっこしていることが多くあり、これらの画面はもちろんすべて縦スクロール。文章を推敲するときをはじめ、縦方向に画面をスクロールする機会が増えるため、マルチモニタ環境では、画面を縦に設置しているほど、「縦」にこだわった作業環境を作っています。

 

でも、いつも同じ作業スペースで仕事をしていると煮詰まってしまうもの。たまにはお気に入りのカフェなどに出向いて、外で仕事をしたくなることも少なくありません。そういったときは、いつものマルチモニタ環境から抜け出すのですが、このMateBook X Pro 2021であれば、縦スクロールのストレスがほかの端末に比べて軽減されるというわけです。

 

↑より多くの行を表示できる

 

3:2のディスプレイを使うのは初めてでしたが、これは確かに使いやすいと感じました。普段使いしているPCのディスプレイが、このアスペクト比に変わらないかなあ、と思わされるくらいには。

 

今回は、テキスト入力画面を例に出しましたが、現代のウェブページは縦長で構成されていることがほとんどです。アスペクト比が3:2のノートパソコンを使ったことのない方は多いかと思いますが、本製品を使ってみたら、この小さな違いは大いに歓迎されることでしょう。

 

このディスプレイ、視野角も178度ととても広く、死角なし。LTPSディスプレイなので、コントラストが強く、その描き出す映像は鮮やかです。しかも、タッチパネルになっていて、複数の指での操作が可能。目の疲労を軽減する、ブルーライトカットモードも搭載しています。まさに至れり尽くせり、抜群の操作性で、オフィスユースのノートパソコンのディスプレイとしては、100点満点と言って過言ではない出来栄えといえます。

 

 

大きな画面と両立した、薄さ・軽さ。持ち運びもラクラク

さて、画面が縦に大きくなったということは、本体のサイズが大きくなったり、重くなったりしているのでは? と思われるかもしれません。が、MateBook X Pro 2021には、そんな心配はご無用。本品の厚さは14.6mm、重量は1.33kgと、とにかく薄く、軽いです。

 

↑本品の薄さがよく分かる1枚です

 

平置きしたサイズはA4のクリアファイルとほぼ同じかやや小さいくらい。13.9インチのディスプレイを搭載しながら、筆者が普段使っている13インチのノートパソコンと変わりないサイズです。このサイズを可能にしているのが、極薄のベゼル。ボディの画面占有率は約91%にもなるこの画面を眺めていると、スタイリッシュさすら感じます。

 

↑ベゼルがとにかく狭い

 

筆者は本品をリュックやトートバッグに入れて持ち運んでみましたが、重さや大きさが気になることはなく、ハイエンドCPUを搭載した本品のスペック比で考えれば、「PCを入れているのにこんなに軽いのか」と思わされるほどでした。

 

↑ボディカラーには個性的なエメラルドグリーンを採用

 

この性能が高く、使い勝手の良いアスペクト比を持ったディスプレイが持ち運びやすいという点で、本製品の価値の多くが説明できるとも言えます。ご説明した通り、ビジネスシーンでの効率化はもちろんですが、ちょっとしたウェブブラウジングでも手に入る情報量の多さが変わってくるため、このディスプレイがどこでも堪能できるということには大きなメリットがあると断言できるでしょう。

 

 

カメラはキーボードに内蔵。オンライン会議でも活躍

ところで、本製品のカメラはなんとキーボード面に搭載されています。ファンクションキーが並ぶ、キーボードの最上段中央にあるボタンを押すと、ひょっこりと小型カメラが出てくる仕組みです。キーボード上ににカメラがあると、オンライン会議中にタイピングをしたら指が映り込んでしまうのではと思いましたが、筆者が使った限りでは気にするほどのものではありませんでした。カメラがキーボードに内蔵されているパソコンは珍しいですが、これも本製品の小型化に寄与しています。

 

また、本品は最大5メートル先の音を拾いつつノイズを排除するマイク、小型ながら十分な音質を備えたクアッドスピーカーを装備。昨今多くなったオンライン会議でも十分に活躍してくれます。

↑キーボードの中からカメラが出現

 

USB-Cに加え、USB-A端子も装備! 外部端末が使いやすい

モバイルPCと言われるとこれまた気にかかるのが出力端子の数。それについても、本品はUSB-C2つ、ステレオミニプラグに加えて、小型の機種ではしばしば省かれがちなUSB-Aもしっかり搭載しているのが大きな評価ポイントです。

↑画面向かって右側に搭載されているUSB-A端子

 

↑USB-C端子は充電にも使用します

 

近年ではUSB-Cがかなり普及してきましたが、それでもUSB-Aを使うケースは少なくありません。実際、筆者が普段使っているPCにはUSB-Aの端子がなく、マウスのレシーバーをつけるためだけにハブを装着して利用していますし、USB-A端子がひとつあるだけで喜ぶユーザーは多いでしょう。カードリーダーや外付けドライブなど、USB-A端子のデバイスにビジネスシーンで思いがけず出会うケースは想定されますし、これがあるだけで安心感が違います。

 

また、電源ボタンで指紋認証ができるので、セキュリティ面も安心です。顔認証・虹彩認証のモデルも増えていますが、やはり咄嗟の安全性で言うと起動時点でセキュリティが設けられていることが最も安心であることは、間違いないでしょう。

↑キーボード右上のボタンで指紋認証を行えます

 

 

高性能CPUを採用し、メモリは16GB。プライベートにも活用できる

ここまで書いてきた、画面の機能性や小型・軽量といったポイントから、MateBook X Proは、ビジネス用途におけるモバイルPCとして、かなり高いポテンシャルを秘めています。ですが、本製品は性能面も優秀です。

 

パソコンの心臓ともいえるCPUには、第11世代インテル Core i7-1165G7プロセッサーを採用。ゲーミングPCにも採用される、ハイスペックなCPUです。メモリは16GBを搭載していますし、Adobe Photoshopなどのクリエイティブ系ソフトも十分動作します。

 

 

グラフィックボードは搭載せず、CPUに内蔵GPUとして組み込まれたIris X グラフィックスがその役割を果たすことになりますが、こちらも十分高性能。マルチモニタ程度の負荷であれば快適に動作しますし、多少の動画編集であれば十分なスペックです。パソコンは高い買い物ですから、仕事だけでなくプライベートにも利用したいという方も少なくないはず。ビジネス以上のスペックを要求される用途にも耐えうる性能を持っていることは特筆に値します。

 

高性能パソコンの宿命ともいえる排熱ですが、もちろん熱は出るものの、例えば膝の上で作業をしていても「熱いなあ」と感じるほどではありませんでした。ただし、バッテリーを充電しながら使用した場合、より多くの熱が出たように感じました。しかしそれでも作業に支障が出るほどではありません。電車内で膝の上に乗せて作業をしていたら熱い! なんていうのは困りますし、ビジネスユースのPCである以上、どこでも使える利便性は大切でしょう。

↑膝の上で使っていて、重さも排熱も気になりません

 

操作性もバッチリ! 30分の充電で4時間動くバッテリー(※)で充電を忘れても安心

キーボードの配列や打鍵感、そしてタッチパッドもかなり好印象でした。まずキーの配列は、”徹底的なクセのなさが特徴”という印象です。ノートパソコンは基本的に外付けキーボードを使わずに使用することになりますから、その配列が自分の肌に合うかは非常に重要。同じ日本語配列であってもメーカーによって微妙な違いがあり、特定のキーの場所が違うところにあって戸惑うこともあります。もし不満を持っても、あとになってキーボードだけ買い直すなんてことはできません。

 

ですが本製品のキー配列は至って標準的な構成のため「この配列だと使いにくい!」という人は多くはないはず。キーボードにはうるさい筆者も、とても快適に使用できました。標準的でないところがあるとすれば、F6キーとF7キーの間に、カメラが仕込まれていることくらい。とはいえ、ファンクションキーを押す機会はそれほど多くありませんから、キーボードの配列において、このカメラが気になる人はまずいないでしょう。

↑キーの配列。かなの表記はありません

 

本製品は、液晶ディスプレイより消費電力の少ないLTPS液晶ディスプレイを採用するなどして、”本来の”省エネも実現できており、バッテリーはオフィスワークなら約11時間持続します。これなら、丸一日外で作業していても、充電切れに悩まされません。個人的に、それ以上に嬉しかったのが、30分の充電で4時間の作業が可能になる(※)という急速充電性能。というのも、筆者はデジタル端末に囲まれて生活していながら、充電を忘れがちなのです。でも、30分で4時間使える(※)のなら、出かける前にちょっと充電しただけである程度の作業が可能になります。

※本体の画面をオフにした状態(スリープモードまたは電源オフ)で充電した場合。データはファーウェイラボによるテスト結果です。

 

 

スマホやタブレットとの画面共有&ファイル送信機能が便利すぎる

MateBook X Pro 2021は、Huawei Shareやマルチスクリーンコラボレーションといった機能に対応しています。これにより、ファーウェイのスマートフォンやタブレットと画面を共有し、しかもそれをPC上から操作できるようになります。そしてなんと、スマホ上のファイルをPCに転送することも、その画面上でできてしまうのです。

 

 

筆者は普段、iPhoneとMacBookの間で画像を送信するのにAirDropをよく使っているのですが、正直、それより便利に感じました。AirDropだとスマホとPC、双方での操作が必要ですが、Huawei ShareであればそれがPC上だけで完結します。

 

EMUI 11以上を搭載した一部のファーウェイ製スマートフォン、およびPC Manager 11以上をインストールされた一部のHUAWEI MateBookでのみサポートされている機能ではありますが、対応端末をすでにお持ちの方であれば、MateBook X Proを買う必然性が一気にアップすることは確実です。この機能を試してみて、筆者は一気に本製品が欲しくなりました。

 

ビジネスシーンで手放せなくなってしまいそうな一台

MateBook X Pro 2021のレビューを一言に集約するなら、あらゆるビジネスユーザーに不満を抱かせない「安心しておすすめできるパソコン」です。

 

独自機能が細かくかゆいところに手が届いているので、メリットを挙げればキリがないのですが、大きく上げるなら「独自のハイスペックディスプレイ」「程よく十分な端子による拡張性」「それらをどこでも持ち運べるサイジング・デザイン」という3つにまとまるかと。

 

筆者は、デジタル系ライターという職業柄もあって、友人からパソコンを購入する際のアドバイスを求められることが少なくありません。そのたびに、それぞれのやりたいことを聞いてから最適なOSとスペックを考えているわけですが、MateBook X Proなら、その高い機能性・操作性から、ハイエンドな高性能なGPUを要求されるような高負荷作業をする人でもない限り、「まずはこれ触ってみ?」と推薦してしまいたくなっています。

 

現代のビジネスノートに求められるポイントを機能・性能の面でしっかり揃え、それでいてユーザーに喜ばれる工夫を随所に折り込んだ本製品。ハイスペックがもたらすビジネスシーンでの恩恵と、かゆいところに手が届く独自機能の設計に、まさに手放せなくなってしまいそうな一台と言えるでしょう。

 

最後になりますが、「MateBook」シリーズには15型モデルの「HUAWEI MateBook D15」もラインナップ。画面占有率約87%の大画面フルビューディスプレイにハイレベルのスピードとパワーを実現しています。ホームノート用途を中心にPCを探している方は、こちらも参考にしていただくといいでしょう。

↑HUAWEI MateBook D15。インテル Core i3モデルが8万4800円、インテル Core i5モデルが11万9800円(ともに税込)

 

 

撮影/松浦文生、我妻慶一

15.6型大画面搭載! AMD Ryzenプロセッサー初搭載「VAIO FL15」

VAIOは、15.6型ノートPC「VAIO FL15」を10月6日に発売。VAIO PCとして設立以来、初めてAMD Ryzenプロセッサーが搭載されます。

 

同製品は、VAIOストア、大型家電量販店 VAIO 展示店(VAIO OWNER MADE)のほか、Amazon「VAIOストア」でも受注を開始しています。税込価格は7万9200円~。

 

約1.85kgの置き場所にも困らないスリムで軽量なボディ。USB端子のほか、USB Type-C端子、HDMI端子などを搭載し、様々な周辺機器を繋げられます。本体カラーはホワイト、ブラック、シルバーの3色で、ブラックとシルバーは黒いキートップ、ホワイトは白いキートップのキーボードを搭載。開くと適度な傾斜が付くキーボードは、テンキー付きのゆったりとした配置で、入力しやすくなっています。

 

前述のAMD Ryzenプロセッサー(AMD Ryzen 3 4300U)や、8GBメモリー、256GB SSD、15.6型フルHDディスプレイを備え、ビデオチャットから動画編集まで、ビジネスやプライベートで日常的にPCで行う作業が快適にこなせるスペックで、利用者のワーク・ライフスタイルに寄り添います。

 

同製品を含め、すべてのVAIO PCは安曇野本社・工場で専任の技術者が1台1台仕上げを行ない、品質チェックを徹底しています。

史上最もパワフルな「Surface Laptop Studio」や「Surface Pro 8」などが登場。マイクロソフトがSurfaceを一新

米マイクロソフトが日本時間の9月23日0時から、新製品発表イベントをオンラインで開催。最新OSのWindows 11を搭載する「Surface Laptop Studio」や、「Surface Pro 8」など、複数の新製品を発表しました。

 

史上最もパワフルなSurface「Surface Laptop Studio」

↑マイクロソフトが「史上最もパワフルなSurface」と称するSurface Laptop Studio

 

Surface Laptop Studioは、14.4インチのディスプレイを搭載する、クリエイター向けの変形型ノートPCです。一般的なクラムシェル型の「ラップトップモード」に加え、画面を寝かせてディスプレイを上向きに固定した「スタジオモード」、キーボードを隠し、タッチ操作や最新スタイラス「Surface Slim Pen 2」での操作に向いた「ステージモード」の3モードに変形させて使うことができます。

 

【Surface Laptop Studioの外観】

 

 

パームレストの手前側下部にはSurface Slim Pen 2の収納スペースを設けているうえに、収納している間は充電が可能。また、Surface Slim Pen 2は、Surface Laptop Studioからのシグナルを受け、擬似的に紙に書いているかのような振動を表現する「触覚フィードバック」の機構を備えているとのことです。

 

↑Surface Slim Pen 2は、内部に触覚フィードバックを起こすための機構を設けています

 

サイズは約323.28×228.32×18.94mmで、重量は最軽量構成時で約1742.9g。このほか主なスペックはOSがWindows 11 Home、ディスプレイが14.4インチの2400×1600ドット、CPUがCore i7-11370H/Core i5-11300H、GPUがGeForce RTX 3050 Ti(Core i7モデルのみ)、メモリー容量が16GB LPDDR4x/32GB LPDDR4x、ストレージが256GB/512GB/1TB/2TB SSDなど。

 

なお、インターフェイスにはThunderbolt 4に対応したUSB Type-C×2、3.5mmヘッドホンジャック、Surface Connect ポートを搭載するほか、ワイヤレス通信規格としては、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、Xbox Wirelessに対応。また、バッテリー駆動時間はCore i5モデルが最大19時間、Core i7モデルが最大18時間です。

 

これに加えて、最大120Hzのリフレッシュレートに対応したパネルを搭載するほか、HDR規格のDolby Visionにも対応。なめらかかつ階調の優れた表現で、コンテンツの再生が可能です。

 

発表時、マイクロソフトはSurface Laptop Studioを「史上最もパワフルなSurface(the most powerful Surface ever)」であると紹介しました。現在のSurfaceシリーズのノートPCのラインナップでは、脱着式のディスプレイを搭載する「Surface Book」がフラッグシップに位置付けられていますが、これを上回る、新たなフラッグシップとなりそうです。

 

日本での発売は2022年の前半を予定としており、詳細な発売日は現時点では未定。また、価格は1599.99ドルからとなっています。

 

順当に進化した2 in 1ノートPC「Surface Pro 8」

Surface Pro 8は、2019年発売の「Surface Pro 7」の後継にあたるモデル。ディスプレイのサイズを従来の12.3インチ(2736×1824ドット)から13インチ(2880×1920ドット)へと拡大しています。

 

↑Surface Pro 8は、狭額縁ベゼルで洗練されたデザインを手に入れたSurface Proシリーズの最新モデルです

 

さらに、リフレッシュレート120Hzのパネルを搭載するほか、着脱式の「Surface Pro Signature キーボード」にSurface Slim Pen 2を収納する機構も設け、スタイラスを使った作業がより快適になっています。Surface Laptop Studioと同様に、Surface Slim Pen 2の触覚フィードバック機能にも対応しています。

 

↑Surface Pro 8もSurface Slim Pen 2に対応し、紙に書いているかのような感覚を起こす触覚フィードバックを楽しめます

 

サイズは約287×208×9.3mmで、重量は最軽量構成時で約889g。また主なスペックはOSがWindows 11 Home、CPUがCore i7-1185G7/Core i5-1135G7、メモリー容量が8GB LPDDR4x/16GB LPDDR4x/32GB LPDDR4x、ストレージが128GB/256GB/512GB/1TB SSDなど。

 

インターフェイスとしてはThunderbolt 4に対応したUSB Type-C×2、3.5mmヘッドホンジャック、Surface Connect ポートを搭載。またワイヤレス通信規格は、Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.1に対応します。さらに、バッテリー駆動時間は最大16時間のほか、カラーバリエーションは、グラファイトとプラチナの2色展開です。

 

従来モデルのSurface Pro 7のサイズは292×201×8.5mmでした。一方のSurface Pro 8のサイズは287×208×9.3mmなので、高さと厚みは微増していますが、幅は5mmほど小さくなっています。

 

これは、ベゼル幅を狭くすることで、表示領域を拡大したことによるもの。デザインもより洗練された印象です。これまでのSurface Proの流れを汲み、順当に進化しているモデルなので、Surface Pro 6やSurface Pro 7からの乗り換えには最適な選択肢となるでしょう。

 

価格は14万8280円からで、11月1日に発売する予定です。

 

2世代目、マイクロソフト製の2画面Androidスマホ「Surface Duo 2」

「Surface Duo 2」は、デュアルスクリーンタイプのAndroidスマートフォンです。

 

↑Surface Duo 2は、Surface Duoの後継となる、デュアルディスプレイのAndroidスマートフォンです

 

折り畳んでコンパクトに携帯でき、使用時は2画面合計8.3インチ(2688×1892ドット)という大画面を楽しめる点が最大の特徴。それぞれの画面で異なるアプリケーションを起動し、画面を見比べながら使用することも可能です。

 

↑2画面それぞれで異なるアプリを起動してのマルチタスクにも対応しています

 

↑閉じた状態でも、折り畳んだ際のヒンジ側からディスプイのエッジ部分が見えるようになっていて、バッテリー残量や通知の確認ができます

 

サイズは開いた状態で約145.2×184.5×5.50 mm、閉じた状態で約145.2×92.1×11.0mm、重量は最軽量構成時で約284g。また、OSにはAndroid 11を、プロセッサーにはクアルコムのSnapdragon 888 5Gモバイルプラットフォームを採用し、5G通信に対応しています。

 

リアカメラは望遠(画角51mm)、広角(画角27 mm)、超広角(画角13mm)のトリプル仕様。これに加えて、ビデオ会議などにも対応しやすい画角24mmのフロントカメラも搭載しています。解像度は広角と望遠およびフロントカメラが12メガピクセル、超広角が16メガピクセルで、30fpsと60fpsの4Kビデオの撮影も可能。さらに、光学式の手ぶれ補正にも対応しているとのことです。

 

ワイヤレス通信規格としてはWi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.1に加えて、非接触決済などのためにNFC規格にも対応します。

 

マイクロソフトは前モデルの「Surface Duo」を2020年に発売していますが、残念ながら、日本で発売されることはありませんでした。ところが、Surface Duo 2は日本版の公式サイトにもしっかりとラインアップされ、2022年前半に発売予定との記載が確認できます。現時点では、正式な発売日や価格が明かされておらず、断言はできませんが、日本国内での発売に期待してもいいのではないでしょうか。

 

CPUを刷新し、Windows 11を搭載した「Surface Go 3」

「Surface Go 3」は、Surfaceシリーズの中でもコンパクトなボディと手頃な価格が魅力の、Surface Go 2の後継にあたるモデルです。

 

↑Surface Go 3は、最小構成で6万5780円というリーズナブルな価格が魅力のコンパクトなSurfaceです

 

Surface Go 2からの主な進化はOSがWindows 11になった点と、CPUがPentium Gold 6500Y/Core i3-10100Yになった点です。サイズは約245×175×8.3mmで、重量は最軽量構成時で約544g(本体のみ)。

 

主なスペックはOSがWindows 11 Home(Sモード)、ディスプレイが10.5インチの1920×1280ドット、メモリー容量が4GB LPDDR3/8GB LPDDR3、ストレージが64GB eMMC/128GB SSDなどとなっています。

 

インターフェイスとしてはUSB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、Surface Connect ポートを搭載し、MicroSDXCカードリーダーも備えています。また、ワイヤレス通信規格は、Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.1に対応。このほか、バッテリー駆動時間は最大11時間です。

 

Surface Laptop StudioやSurface Pro 8と比べればスペックは控えめで、文教モデルとしての意味合いも持っているモデルですが、Surfaceシリーズならではの優れた質感や使用感を、シリーズのほかの製品と比べて比較的安価に楽しめるという点は魅力。

 

それほど高い性能を必要としないユーザーや、サブのWindowsマシンとしてもおすすめできるモデルだと思います。価格は6万5780円からで、10月5日の発売を予定しています。また、2022年の前半には、LTE通信に対応したモデルの発売も予定しているとのことです。

 

ラインアップ一新でますます選ぶのが楽しいSurface

発表会の終盤に登壇したCEO兼会長のサティア・ナデラ氏は、「この1年半で、コンピューターが仕事や学習、人とのつながりに欠かせないものであることを、改めて強く認識させられた」とコメント。そのうえで、「新しいWindowsが出るたびに、ハードウェアにもイノベーションが起こる。今日発表したSurfaceと、パートナー企業が最近発表したデバイスを見て、その認識を新たにした。これらのデバイスを使って、みなさんが何を作り出すのかがとても楽しみ」と話しました。

 

クリエイティブ用途での使用を強く意識したSurface Laptop Studioや、もともと十分だった完成度をさらに高めたSurface Pro 8、手頃な価格でコンパクトなSurface Go 3、そして日本での発売が期待されるAndroidスマートフォンのSurface Duo 2など、今回の発表会では、Surfaceシリーズを一新する、魅力的なモデルが次々に発表されました。PCの買い替えを考えている人たち、ガジェットが大好きな人たちにとっては、悩ましい秋となりそうです。

 

↑ボディの20%に再生海洋プラスチックを使用したOcean Plastic Mouseも発表されました

 

↑もうひとつ発表されたのがAdaptive kit。これは、凹凸のあるステッカーやタグをセットにしたものです。貼り付けたり取り付けたりすることで、さまざまな障害を持つユーザーも、より快適にSurfaceシリーズが使えるようになるというコンセプトを持っています

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

ファーウェイの15.6インチノートPCに512GBSSD搭載の新モデル「HUAWEI MateBook D 15」が登場

ファーウェイ・ジャパンは、15.6インチのノートパソコンシリーズ「HUAWEI MateBook D 15」より、第10世代インテル Core i5 プロセッサー搭載で、ストレージ を512GB PCIe SSDに増量したモデルを、市場想定価格9万4800円(税込)で9月24日に発売します。

 

HUAWEI MateBook D 15は、画面占有率約87%の大画面フルビューディスプレイに、ハイレベルのスピードとパワーを実現したシリーズです。動画鑑賞などのエンターテインメントに没頭できるのはもちろん、日々の仕事やテレワーク対応、動画編集、エンタメなどさまざまなニーズに応じて最適なモデルを選択できます。価格を抑えながらパフォーマンスの高いノートパソコンであるため、ビジネスシーンから学生生活まで幅広く使え、リモートスタイルが増える昨今において力強い味方になります。

 

映画鑑賞やクリエイティブ作業に没頭できる、大画面フルビューディスプレイ

 

約15.6インチの大型ディスプレイを搭載したHUAWEI MateBook D 15は、ベゼルを狭めた設計により、約87%の高い画面占有率を達成しています。解像度は1920×1080のフルHD。アスペクト比は16:9のワイドスクリーンとなっているので、広い画面でのマルチタスクを実行するのに大変快適です。また、IPS液晶なので、178°の広い視野角で、周辺部まで美しく表示されます。

 

また、ディスプレイは、ブルーライトカット機能を搭載するほか、ちらつきが少ないフリッカーフリー設計になっているので、長時間の使用にも快適です。両機能ともテュフ ラインランド社の認証を受けた、確かな品質を持っています。

 

スタイリッシュで上質感のあるデザイン

 

コストパフォーマンスに優れるHUAWEI MateBook D 15の新モデルですが、そのデザインにはファーウェイのDNAが受け継がれています。メタル素材を使用した美しいユニボディと、滑らかで心地よい手触りには、思わず手に取りたくなる魅力があります。15.6インチディスプレイモデルとしては、薄型・コンパクトなので、ホームユースのみならず、持ち運びができます。カラーはスペースグレーで、落ち着いたイメージとスタイリッシュさを表現しています。

 

安心のセキュリティ機能と使いやすさにこだわった各種設計

安全なログインを行う指紋認証一体型電源ボタンは、ワンプッシュするだけでログインと起動を素早く済ませられます。またセキュリティ対策にもなるポップアップカメラを搭載。必要なときだけカメラをポップアップさせることで、さらなるプライバシー保護の向上に貢献します。

 

 

スリムなボディに42Whの大容量バッテリーを内蔵。バッテリーはJEITA2.0基準で約10.2時間の電池持ちと、長時間の使用にも対応しています。また薄型ながらも、本体左右にHDMIポートはもちろん、USB Type-CポートやUSB Type-Aポート、ヘッドホンジャックを搭載しているため、拡張ポートやドックを持ち歩く必要がありません。

 

↑HUAWEI MateBook D 15の仕様表(今回新発売されるのは、中央欄のモデル)

マウスから最新鋭グラフィックボードを搭載して20万円以下のゲーミングPCが発売

マウスコンピューターのゲーミングパソコンブランドG-Tuneが、今夏に発売されたグラフィックボード、AMD Radeon RX 6600 XTが搭載されたゲーミングデスクトップパソコンの販売を開始しました。

 

今回発売するPCに搭載されるAMD Radeon RX 6600 XTは、新世代のゲーミングに対応しつつ、コストパフォーマンスに優れた最新のグラフィックボードです。AMD RDNA 2アーキテクチャーを搭載し、最大32個のハイパフォーマンス演算ユニット、AMD Infinity Cache、最大8GBの専用GDDR6メモリーで、特に1080p解像度で高フレームレートを要求されるゲームタイトルを快適にプレイできます。

 

CPUには、インテルのCore i7-10700KFを採用。8コア16スレッドで、動作周波数は3.80 GHz、ブースト時は5.10GHzで動作します。

 

■仕様詳細

モデル名:G-Tune EM-Z-6600XT

OS:Windows 10 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-10700KF プロセッサー

グラフィックス:AMD Radeon RX 6600 XT

メモリー:16GB

ストレージ:512GB NVMe M.2 SSD

Web販売価格:18万6780円(税込)

最新の第11世代インテルCPU搭載! マウス「DAIV 5P」シリーズの後継モデル登場

マウスコンピューターは、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV(ダイブ)」から、高負荷な作業に対応できるクリエイター向けノートパソコン「DAIV 5P」シリーズの後継製品を発売しました。

 

同製品は、筐体を刷新し、インテル最新の第11世代CPU「インテル Core i7-11800H プロセッサー」と「GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を搭載し、従来の筐体ではできなかった、メインメモリのデュアルチャネル動作に対応。CPUとの高速データ転送が可能です。

 

CPUには、10nmに微細化されたプロセスルールと新しいアーキテクチャを採用したインテル最新の第11世代「インテル Core i7-11800H プロセッサー」を搭載。従来製品に対しコア数、スレッド数が8コア/16スレッドに増加しており、シングルコア性能は約1.3倍、マルチコア性能は約1.8倍と、処理能力を向上させています。グラフィックスに採用している「GeForce RTX 3050 Laptop GPU」は、従来製品と比較し、3Dグラフィックス性能が約1.3倍にアップしており、動画のエンコード時間では約46.9%の時間短縮を実現しています。

 

 

標準モデル「DAIV 5P」は、インテル Core i7-11800H プロセッサー、GeForce RTX 3050 Laptop GPU、16GBメモリ、512GB NVMe SSDを搭載。価格は税込18万6780円からとなっています。

とにかく静か! 超静音ファンを3基搭載したオールインワン水冷式CPUクーラー「SILENT LOOP 2」

CPUクーラーのファンの音が気になる自作PC愛好家さん必見です。最高峰の冷却ファン「SILENT WINGS 3」を3基搭載したオールインワン水冷式CPUクーラー「SILENT LOOP 2」(360mm)が、オウルテックから発売されました。税込価格は3万6080円。

 

同製品は、静音性と冷却能力を両立したオールインワン型水冷ユニット。ラジエータのファンにはSILENT WINGS 3を採用し、大風量と静音性を両立。6極モーターにより30万時間の耐久性を持ち、長期間の安心した利用が可能です。

 

「be quiet!社製の特長である、大風量でありながら優れた静音性を実現する独自設計のフィンを採用したサイレントウィングや、高性能ラジエータとポンプとの組み合わせにより、最高の簡易水冷環境を実現しました」(オウルテック担当者/以下同)

 

静かで高性能な6極モーターポンプを採用し、強力な3チャンバーと静音ポンプ設計により、クーラントの乱流を防ぎノイズを大幅に低減。CPUと接する面は、水冷側に高密度のフィンを備えており、CPUの熱を、効率よく伝えて冷やします。ARGBに対応し、対応製品と連携したLEDイルミネーションが可能です。

 

「長期間の利用を想定したメンテナンス用クーラントが付属しており、詰め替え用のポートに簡単にアクセスすることが可能です。3年間のメーカー保証期間もあります」

 

優れた静音性で、少しでも冷却ファンの音が気になるというレベルから、もううるさくてうるさくてたまらないというレベルまで、幅広くおすすめしたい一品です。

ビジネス向けPCがお買い得、マウスコンピューターの「MousePro」誕生10周年キャンペーン第3弾開催中

マウスコンピューターは、ビジネス向けPCブランド「MousePro」のブランド誕生10年を記念した、10周年キャンペーン第3弾を開催。期間は11月1日の15時までです。

 

キャンペーンは、MouseProが2021年2月でブランド誕生10年を迎えたことを記念したもの。今回は、在宅ワークやモバイルワーク、リモート学習など、新しい生活を応援するモデルを用意しているそうです。

 

目玉モデルは、メモリーが4GBから8GBに、ストレージが128GBから256GB SSDに強化されたうえに、横幅28mmとコンパクトなデスクトップ「MousePro-M600C-10TH」。通常価格より9900円(税込)お得な6万5780円(税込)で販売されています。

 

このほか、ライトな動画編集などのクリエイティブ作業に最適な「MousePro-S220XG3L-10TH」が通常より1万5180円(税込)お得な12万8480円(税込)になっていたり、Web会議に適したUSB接続のヘッドセットが付いたビジネスノートPC「MousePro-NB505C-10TH」が7万6780円(税込)で購入できたりします。

 

ビジネス用途のPCを探している人はこの機会にキャンペーンサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

働き方改革やIT教育でニーズが変化! NECレノボの国内拠点で見えた新時代のビジネスとは

レノボ・ジャパンは、同社の国内における保守サポート拠点であるNECパーソナルコンピュータ群馬事業場のオンラインツアーをメディア向けに開催しました。

 

群馬県太田市に構える同事業所では、NEC・レノボジャパングループのパソコンやタブレット端末、グループ傘下のモトローラ製スマートフォンの一部修理・保守を行ってきましたが、政府が推進するGIGAスクール構想により教育現場向けのデジタルデバイスの需要が増加。それに合わせて修理サービスの利用も増加する見込みのため、修理作業を行うフロアを従来比1.3倍に拡大し修理能力を向上しています。

↑新設された教育現場向けデバイス専用の修理エリア

 

同工場の修理部門では、修理品の1日修理完了率95%という目標を掲げてきましたが、2021年7月に目標達成し現在は記録を継続中とのこと。これは無償修理品が工場に着荷してから24時間以内に修理を完了し出荷まで行うというもの。迅速な修理によりカスタマーファーストを実現しています。

↑修理品が到着すると丁寧に状態確認を行い、傷や汚れなどがあれば記録します

 

オンラインツアーでは、修理製品の到着時の検品から情報登録、マザーボードの交換やフラッシュロムの検査などの工程を見ることができました。従来、各工程の担当者が紙に記入していた工程管理もデジタル化によって効率化されるなど、とにかくすばやく修理するための工夫が各工程で実施されており、1日修理完了率95%というのも納得の内容となっていました。

↑マザーボードの交換にかかる時間は約10分程度

 

↑オシロスコープを使った検査の様子

 

さらに、2021年2月にオープンした「カスタムフルフィルメントサービス(CFS)センター」も公開されました。このCFSセンターは、働き方改革により在宅勤務やハイブリッドワークなどオフィスに縛られない働き方が今後増えていくことを見据えて開設されたもの。

 

従来、従業員が使用するデバイスは企業が一括して購入やレンタル契約し、企業のIT管理担当者などが必要なOSやアプリをインストールし、管理用のタグやラベルを付与して支給されるケースが主流でしたが、働き方の自由度が高まることで個々に必要なデバイスやアプリも変わるため、販売元で最低限のOSやシステム情報などをインストールした上で、企業ごとに必要なマニュアルなどを添付して直接従業員に届けるシステムが広がるとされています。

↑従来のデバイス支給の流れ

 

↑今後は販売元から直接デバイスが届けられるようになると見られています

 

つまり、企業の担当者が行っていた管理業務の一部を販売元が担うというもの。これにより従業員はオフィスに出社することなく仕事で使うデバイスを受け取ることができ、企業の管理業務の負担も減らすことができます。この管理や出荷業務を請け負うのがCFSセンターなのです。

 

CFSセンターを群馬事業所内に開設することで、同事業所内で実施している予備機対応を含めた保守管理サービスとの連携のほか、技術連携や新しいニーズへの対応などの様々なメリットがあるとしています。

 

IT教育や働き方改革などでパソコンをはじめとするデジタルデバイスに求められることが大きく変化していくなか、ただ製品を生産して販売するだけでなく、保守・修理や管理などの副次的なサービスの重要度が増していることを実感できるオンラインツアーとなっていました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「Windows 11」の提供開始は10月5日から、プレインストールPCの発売も同日に開始

↑マイクロソフトのWebサイトから

 

米マイクロソフトは現地時間8月31日、新しいPC向けのOS「Windows 11」を2021年10月5日から提供開始すると発表しました。同日になると、対象のWindows 10搭載PCに無償アップグレードが段階的に提供されます。また、10月5日からWindows 11がプレインストールされたPCを購入できるようになるとしています。

 

Windows 11は、6年ぶりに刷新されたマイクロソフトの新OS。Windows 10からデザインやサウンドを変更しています。特に、従来左下にあったスタートボタンは、タスクバーの中央に並ぶなど、使い勝手に影響が出そうな変更も明らかになっています。また、タスクバーには「Microsoft Teams」のチャットが統合されており、連絡などがしやすくなっています。

 

このほか、画面スペースの最適化によるマルチタスク性能の向上や、DirectX12 Ultimateサポートなどによるゲーミング機能の強化などが実現されているとのこと。

 

なお、Windows 11を利用するためのシステム要件は、1GHz以上で2コア以上の64ビットプロセッサー、4GBメモリー、64GB以上のストレージとなっており、この要件を満たしていないPCはアップグレードできません。

シニア世代のデジタル苦手意識を解消! 富士通のAIアシスタント「ふくまろ」にサポート機能を追加

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、FUJITSU PC 40th Anniversary企画の第2弾として、独自のAIアシスタント「ふくまろ」にリモートサポートを支援する新機能「ふくまろおしえてサービス」を8月16日より提供開始しました。

 

「ふくまろ」は、“暮らしと笑顔をアシストする新しい家族”をコンセプトに、AI技術を活用して開発されたFCCLオリジナルのAIアシスタント。音声操作によりPCの操作方法などを質問したり、音声対応の家電を操作することができます。

 

↑FCCLオリジナルのAIアシスタント「ふくまろ」

 

新機能「ふくまろおしえてサービス」では、デジタル機器が苦手なシニア層向けに、PCの操作方法やネットショッピングなど個人情報に関わることなどを家族に手軽に質問できるようサポート。音声でふくまろに依頼すると、あらかじめ登録してある家族のLINEにメッセージが届き、家族のPCからWindows 10の標準機能である「クイックアシスト」を利用してリモート操作が可能となります。

↑PCの操作で困ったとき、手軽に家族に質問できるようサポートしてくれます。解説するのはコンシューマ事業部 事業部長の青山 裕司氏

 

↑LINEで連絡を取るため、いつでも気軽に質問でき家族の負担を減らします

 

その際、リモート操作用のコード入力など一連の流れをわかりやすく表示してくれるため、Windows 10のクイックアシスト機能を利用するよりも簡単にサポートを受けることが可能。画面を見ながら誰でも簡単に機能を利用することができます。

↑3ステップで誰でも簡単に利用できる点が特徴。詳細を説明するのはコンシューマ事業部 第三技術部の千葉 祐太氏

 

↑リモート操作にはWindows 10標準機能であるクイックアシスト機能が使われます

 

これまでオンラインサポートは、ユーザーがコールセンターなどに連絡してサービスを受けるものが主流でしたが、より気軽に質問しやすくするため、ユーザーの家族の協力を受けやすくする方法を模索。家族の負担を避けるためにLINEでの連絡方式を採用し、都合が悪いときは後から連絡するなど応対もしやすくなっています。

 

また、合わせてサポートセンターなどによるサービスも強化し、デジタルが苦手な世代でも安心してパソコンを使用できるサービスを提供していくとしています。

 

同社の取締役会長を務める齋藤 邦彰氏は、「あらゆる人がIT社会に参加できるように、デジタルが苦手な方にも徹底的なサポートやサービスを提供し、世代や環境によるデジタルディバイド(情報格差)を解消していきたい」と、新機能の意義を説明。今冬にはふくまろに「見守り機能」を搭載する予定であることも明らかにしました。

↑デジタルが苦手なシニア層がITによる利便性を享受できるようサポート

 

↑シニア層が安心してオンライン生活を楽しめることを目指す

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、日常生活やビジネスなど様々なシーンでオンライン化が進んでいますが、一方でデジタルやITに苦手意識を持つシニア世代との格差も生まれています。そういったシニア世代を置き去りにしない施策として、ふくまろのようなサポートシステムが活用されそうです。

 

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自宅用として幅広く活躍しそうなマウスのノートPC「mouse B5-R7」が発売

マウスコンピューターは8月31日、15.6型のスタンダードノートPC「mouse B5-R7」を発売。価格は9万8780円(税込)からとなっています。

 

mouse B5-R7は、グラフィックの処理性能に優れたAMD Radeonグラフィックスを統合したうえに、8コア16スレッドとマルチコアなAMD Ryzen 7 4800Uプロセッサーを搭載。これにより、高画質な動画の視聴や写真編集、複数のアプリを同時に立ち上げて作業するマルチタスクなどが快適としています。

 

ボディは天板と底面にアルミニウム素材を使用することで、約1.62kgと持ち運びやすい重さを実現。

 

また15.6型ディスプレイには広視野角の液晶を採用したうえに、最大180度まで画面を開くことができるため、画面が見やすく、かつ最適な角度調整が可能です。なお、ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。

 

mouse B5-R7の主なスペックは、Windows 10 Home 64ビット、8GBメモリー、256GB SSD。メモリーは最大64GBまで、ストレージは2TB SSDまでアップグレードできます。また、SSDとHDDのダブルストレージ構成にすることもでき、用途に合わせてカスタマイズした注文が可能です。

 

外部インターフェイスは、有線LAN、USB 2.0×2、SDカードリーダー、ヘッドホン端子、HDMI、USB 3.0、USB Type-C(USB PD対応)をそろえています。USB Type-Cは映像出力にも対応しているため、HDMIと合わせて最大2台の外部ディスプレイに接続して、マルチディスプレイ環境を構築できます。

 

テレワーク用としても家族共用のPCとしても使える、幅広く活躍できそうな1台です。15.6型のノートPCを探している人は選択肢に入れてみるといいでしょう。

日常使いで活躍できる15.6型ノートPC、日本エイサー「Aspire」シリーズに新モデル

日本エイサーは8月24日、15.6型スタンダードノートPC「Aspire」シリーズから、「A515-56-A78Y/KF」「A515-56-A78Y/K」を発表。8月26日から発売します。ヨドバシ.comでの価格は、A515-56-A78Y/KFが13万9800円(税込)、A515-56-A78Y/Kが11万9800円(税込)です。

 

両モデルともに、CPUに最新のインテル Core i7-1165G7 プロセッサーを搭載。仕事やプライベートで高負荷な処理が必要な作業が可能なうえに、写真や映像の編集などのクリエイティブ作業もこなせるモデルです。

 

 

また、15.6型のフルHD(1920×1080ドット)ディスプレイを搭載しており、作業しやすい大画面になっているとしています。なお、液晶は非光沢なIPSパネルを採用しているため、角度の付いた位置からでも画面に表示されている映像が見やすくなっています。

 

このほか、計算に便利なテンキーや、最新の無線LAN規格であるWi-Fi 6などを搭載。日常使いで活躍してくれるモデルに仕上がっています。

 

CPU以外の主なスペックは、8GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビットです。また、本体サイズは約幅363.40×奥行き238.50×高さ17.90mm、重さは約1.65kgとなっています。

 

外部インターフェイスは共通で、有線LAN、USB 3.2×2、USB Type-C、USB 2.0、ヘッドホン/スピーカージャック、HDMIをそろえています。

 

なお、A515-56-A78Y/KFとA515-56-A78Y/Kの違いはオフィスソフトの有無で、A515-56-A78Y/KFにはMicrosoft Office Home & Business 2019(個人向け)が搭載されています。

ペン入力や360度回転に対応、クリエイティブ作業も快適な16型ノートPC「Summit E16 Flip」がMSIから

エムエスアイコンピュータージャパンは、16型のハイスペックビジネスノートPC「Summit E16 Flip」シリーズを発表。8月23日からMSI公式オンラインショップおよび各販売店で予約を開始しており、9月9日から順次発売します。ラインアップは、「Summit-E16Flip-A11UCT-609JP」「Summit-E16Flip-A11UCT-809JP」「Summit-E16Flip-A11UCT-202JP」の3モデルで、価格はSummit-E16Flip-A11UCT-609JPが28万円(税込)前後、Summit-E16Flip-A11UCT-809JPが25万5000円(税込)前後、Summit-E16Flip-A11UCT-202JPが22万円(税込)前後です。

 

Summit E16 Flipシリーズは、MSIのビジネスノートPCとしては初めて、グラフィックスに最新の「NVIDIA GeForce RTX 30」シリーズを搭載したモデル。ゲーミングPCやクリエイターPCに匹敵する、高いグラフィック処理性能を実現しています。これにより、動画・画像編集やグラフィックデザインなどのクリエイティブソフト、複数のアプリケーションを同時に使用するマルチタスクでも高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

ディスプレイには、360度回転するうえにスタイラスによる操作やタッチ操作にも対応した液晶パネル「Golden Ratio ディスプレイ」を搭載。また、解像度はWQXGA(2560×1600ドット)で、アスペクト比は16:10となっており、一般的なフルHD(1920×1080ドット)解像度の液晶パネルよりも高精細かつ表示領域が広く取られています。

 

 

さらに、アクティブスタイラス「MSI Pen」が付属。4096段階の筆圧検知により、線の太さや強弱、濃淡などを正確かつ繊細に表現可能なスタイラスで、本物のペンのような書き心地を実現しているといいます。なお、MSI Penには強力なマグネットが搭載されており、Summit E16 Flipシリーズ本体の左側にくっ付くようになっています。

 

このほか、本体サイズは約幅358.2×奥行き258.5×16.9mm、重さは約2.1kgです。

 

上位モデルのSummit-E16Flip-A11UCT-609JPと中位モデルのSummit-E16Flip-A11UCT-809JPのスペックは、Windows 10 Pro、インテル Core i7-1195G7 プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD。

下位モデルであるSummit-E16Flip-A11UCT-202JPのスペックは、Windows 10 Home、インテル Core i7-1195G7 プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDとなっています。

なお、インターフェイスは共通で、USB Type-C(Thunderbolt 4、USB RD対応)×2、USB 3.2×2、HDMI、ヘッドホン/マイク入力コンボジャック、microSDカードリーダーをそろえています。

パナソニック「レッツノート」の人気天板デザインを決める投票がTwitter/Instagramで実施中

パナソニック コンシューマーマーケティングは、モバイルノートPC「カスタマイズレッツノート」の天板デザイン人気投票キャンペーンを実施中です。

 

キャンペーンは、ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」のSNSアカウント(Twitter/Instagram)で実施しており、投票した人の中から抽選で4名にLEDデスクスタンドがもらえます。投票結果は、今後の製品開発の参考にするとのこと。天板デザインは、A~Dまでの4組から選んで投票できます。

 

↑Twitterで投票すると抽選でプレゼントされるデスクライト「SQ-LD560」。デスクワークも読書も快適にする最上位モデルで、4か所可動で細かく調整可能です

 

↑Instagramで投票すると抽選でプレゼントされる「SQ-LD420」。こちらは多機能モデルで、休憩タイマーなどでデスクワークをサポートするとしています

 

Twitterでの応募方法は、@panasonicStore_をフォローし、キャンペーンツイートをリツイートして、好みの天板デザインに投票で完了です。

 

Instagramでの応募方法は@panasonic_store_plusをフォローし、好みの天板デザインの投稿を「いいね」すると完了です。

 

応募期間は8月22日まで。興味があれば投票してみてはいかがでしょうか。

1kg以下のクリエイターノートPC! マウスの「DAIV 4P」は軽量ながら仕事も写真編集もすべてイケてしまう​

 

多くのクリエイターから支持されるPCブランド「DAIV」から注目のノートPC登場

幅広いスペック構成を選べる点や国内生産による安心感などから、多くのユーザーの人気を得ているPCメーカー「マウスコンピューター」。なかでも、クリエイター向けに位置付けられるPCブランド「DAIV」シリーズは、リーズナブルな価格を実現しながら、ハイパフォーマンスを必要とする創作活動に適した高い処理性能を備えることから、クリエイターはもちろん、ビジネス用途で高性能なPCを探しているユーザーからも注目を集めています。

 

特に、6月に発売された14型のモバイルノートPC「DAIV 4P」は、まさにこれからクリエイティブ制作を始めたい人や、ビジネス用途のモバイルノートPCを探している人にピッタリの、高い処理性能とコストパフォーマンスを実現したモデルです。

 

そんなDAIV 4Pの標準構成でのスペックは、OSがWindows 10 Home(64ビット)、CPUがインテル Core i7-1165G7 プロセッサー、グラフィックスがCPUに内蔵のインテル Iris Xe グラフィックス、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSD(NVMe接続)などとなっています。本体サイズは約幅308.8×奥行き213×高さ16.4mm、重量は約985gです。クリエイター向けのPCとしては十分なスペックで、ビジネス用途では高いパフォーマンスを発揮し、持ち運んで使えることが期待できます。

 

標準構成時の価格は15万3780円(税込)。高性能であるがゆえに高価格になりがちなクリエイター向けのノートPCとしては、リーズナブルというよりも、むしろ安価であると言った方が適切かもしれません。

 

では、その使用感のほどは、実際どうなのでしょうか? 試用してみた印象や複数のベンチマーク結果、写真編集時のレスポンスなどの各種検証を通して、DAIV 4Pの魅力を探ってみましょう。

 

【注目ポイント1】ブランド最軽量の約985gのボディだから、持ち運びにピッタリ!

DAIV 4Pの本体サイズは約幅308.8×奥行き213×高さ16.4mm、重量は約985gと前述しましたが、これは、一般的な14型のノートPCに比べるとかなり薄く、軽量な部類に入ります。しかも重量については、DAIVブランドとしては最軽量を実現しています。

 

↑約985gともなると、片手でも楽に持つことができます。また、トップカバーを閉じたときの薄さも魅力

 

これだけ薄軽なDAIV 4Pは、カバンにスッと入り、持ち運びも楽々。さらに、ボディには軽量マグネシウム合金を採用しているため、頑丈です。外出先にノートPCを持ち運ぶとなると不安はつきものですが、そんな不安を軽減してくれます。なお、軽量マグネシウム合金を使うことで、無駄を削ぎ落としたミニマルな見た目のデザインに仕上がっているという利点も持ち合わせています。

 

↑手持ちのビジネスリュックに収納してみたところ、スルリと入っていきました。資料や手帳、ノートなどたくさんの荷物と一緒に持ち運ぶことができるうえに、重さもノートPCが入っているとは感じさせませんでした

 

実際に手に取ってみると、「軽いのに、たわむような感じが少ない」という印象で、少し触っただけでも、国内生産ならではの作りの良さが伝わってきます。こうした、モバイルノートPCとしてぬかりのない設計のこだわりが、DAIV 4Pの魅力のひとつです。

 

もうひとつ、ボディにおいて触れておきたいのが、外部インターフェイスです。モバイルノートPCの中には、入出力端子の数を絞っている製品もありますが、DAIV 4Pはそんなことはありません。外部ディスプレイに接続できるThunderbolt 4規格準拠のUSB Type-CやHDMIのほか、デジカメから写真のデータを保存できるSDメモリーカードリーダーなど、豊富にそろっています。

 

入出力端子の数が少ないと、余計なアダプターやドッキングステーションなどを一緒に持ち運ぶハメになってしまい、せっかく軽量なモバイルノートPCを持っているのに荷物は増えるしバッグは重くなるしで台無し、なんてこともあり得ます。その点、DAIV 4Pは荷物の量を増やすことなく、単体で持ち運べます。こうした細部の作り込みもうれしいところです。

 

↑外部インターフェイスは、左側にはUSB Type-C、USB 3.0、SDメモリーカードリーダー、ヘッドホン端子を、右側にはThunderbolt 4規格に準拠したUSB Type-C、USB 3.0、HDMI、電源端子を備えています

 

【注目ポイント2】WUXGA/sRGB100%/画面占有率92%の高精細かつ没入感高いディスプレイは、写真や映像をしっかり楽しめる!

続いて、DAIV 4Pのディスプレイに迫ってみましょう。14型ディスプレイの解像度は1920×1200ドット(WUXGA)で、パネルはsRGB規格を100%カバー。高精細なうえに色再現性に優れるという特徴を持っています。sRGB規格は、表現できる色域の範囲を定義している規格で、これを100%カバーしているということは、規格内で定義されている範囲では、すべての色域を正確に再現できることを意味しています。

 

↑デジカメで撮影した公園の1枚を表示してみました。明るい部分の葉は鮮やかに、影になっている部分の葉は陰影がしっかりと描かれています。趣味で撮影した写真を見るのが楽しみになる、高解像度なディスプレイです。また、写真編集でも活躍してくれますし、映像もしっかり楽しめます

 

さらに、上下左右のベゼルを狭くしたことで、ディスプレイ部の画面占有率が92%を誇る「ナローベゼルデザイン」を採用。このようなデザインは、ここ数年のノートPCにおいては主流になりつつあります。しかし92%という画面占有率は、その中でも高い方で、ディスプレイが点灯している状態なら、ベゼルの存在はほとんど気になりません。高解像度で写真や動画を編集する際や、映像を夢中で楽しみたいときに、特にその恩恵を受けられるでしょう。

 

↑ベゼルに近づいて見てみましたが、かなり狭いことがわかります

 

↑ベゼル上部にはWebカメラを装備。もはや定番となったWeb会議なども問題なくできます

 

【注目ポイント3】Photoshopの自動処理で10枚の写真編集がわずか15秒、RAWデータもわずか3秒で開いて超快適!

ボディやディスプレイ部分のチェックから、優れたモデルであることがわかるDAIV 4P。では、処理性能はどうなのでしょうか。こればかりは、使ってみなければわかりません。

 

クリエイティブ作業に使うなら、CPU内蔵型ではなく、外付けのグラフィックスを搭載したモデルを選ぶのが一般的ですが、DAIV 4Pに搭載されているのは、CPU内蔵型のインテル Iris Xe グラフィックス。このグラフィックスは、CPU内蔵型としては3D描画性能の高さが優秀と高い評価を得ています。また、インテル Core i7-1165G7 プロセッサーの処理性能の高さも魅力で、これらにより、クリエイティブ作業も快適にこなすことができます。

 

そこで、そのパフォーマンスを確かめるために、実用度をチェックしてみました。なお、テストの結果をわかりやすくするため、CPUにインテル Core i7-10510U プロセッサーを、内蔵グラフィックスにインテル UHD Graphicsを、メモリーに16GBを、ストレージに512GB SSDを搭載する、スタンダードクラスのノートPC「mouse X4-i7」のカスタマイズモデルを用意。同じテストを実施し、その結果を比較しました。

 

テストにあたって用意したのは、AdobeのPhotoshop CC。カメラマンでなくとも、クリエイティブな作業をしている人なら、少なくとも触った経験があると言える、定番の写真編集ソフトです。

 

↑クリエイティブ作業の入門として最適なPhotoshop CCを使って、実作業がどの程度快適なのかをチェックしてみました

 

また、およそ25MBの写真データを10枚用意。さらに、Photoshop CCの「自動処理」機能を使って、読み込んだ10枚の写真に対し、自動的に「フィルターの適用」「トーンの最適化」「カラーの最適化」「リサイズして保存」という4つのアクションを実行する設定を作りました。

 

そのうえで、最初の1データの処理がスタートしてから、10データすべての写真の処理が終わり、保存が完了するまでの時間を測ります。

 

結果からお伝えすると、mouse X4-i7が23.20秒だったのに対し、DAIV 4Pが15.63秒でした。

 

↑Photoshop CCでの処理では約8秒もの差が出ました

 

計測時に適用したフィルターは、「ステンドグラス」という種類のもので、写真をステンドグラス風に加工します。このフィルターは、単に色を変えたり、質感を変えたりするよりも高度な処理が要求されるので、ほかのフィルターに比べると、高い処理性能が必要となります。

 

8秒という差は、一見するとわずかな違いだと感じるかもしれませんが、実作業をしていると大きな差と言えます。作業中に8秒待っている間は、ノートPCの前に座って、処理が滞りなく進んでいるか確認することになりますが、じっと待っているだけだと、かなり長い時間に感じられました。

 

また、一度に何十、何百データの写真を処理する場合には、さらに大きな差が開くと考えられます。

 

この結果から、DAIV 4Pは、インテル Iris Xe グラフィックスを内蔵したインテル Core i7-1165G7 プロセッサーを搭載していることで、写真編集のようなクリエイティブ作業で高いパフォーマンスを発揮すると言えるでしょう。

 

また参考までに、Photoshop CCにRAWデータを読み込ませて、データが開くまでの時間を測ってみましたが、27.7MのDNGフォーマットのデータを開くまでの時間は、mouse X4-i7シリーズが6.59秒だったのに対し、DAIV 4Pでは3.45秒という結果になりました。こちらでもDAIV 4Pの処理性能の高さを感じられます。

 

↑RAWデータの読み込みでは約3秒の差が出ました

 

ただし、写真データの読み込みという部分に限って言えば、インテル Iris Xe グラフィックスの恩恵よりも、インテル Core i7-1165G7 プロセッサーの処理性能の高さに由来するものでしょう。

 

なお、もうひとつ参考として、3D描画性能を計測するベンチマークソフト「3D Mark」によるテストも実施してみました。その結果はmouse X4-i7シリーズの総合スコアが385だったのに対し、DAIV 4Pでは1375という結果になりました。より詳細に見れば、mouse X4-i7はグラフィックススコアが336、CPUスコアが2312で、DAIV 4Pはグラフィックススコアが1227、CPUスコアが4350です。DAIV 4Pは、mouse X4-i7に比べて、3D描画性能において、明らかな強みを持っていることがわかります。

 

↑DAIV 4Pとmouse X4-i7の、3D Markの計測結果。DAIV 4Pはmouse X4-i7に比べて3.5倍以上の3D描画性能を持っていることがわかります

 

【注目ポイント4】ブラウザーでタブを開きまくっての文書作成や写真編集もサクサク! しかも複数ディスプレイと接続も可能

続いて、表計算ソフトへの入力作業や文書の作成、ブラウジングして情報を収集、資料をまとめるといった、いわゆる一般的なビジネス作業において、どこまで快適にこなせるのかを見ていきましょう。ここでは、ビジネス用途の処理性能を測ることに特化したベンチマークソフト「PCMark 10」と、CPUの処理性能を測る「CINEBENCH R23」を実行してみました。その結果が、以下のグラフです。

↑PCMark 10においては、DAIV 4Pはmouse X4-i7に比べて、約1.5倍高い処理性能を実現している結果に

 

PCMark 10では、mouse X4-i7の総合スコア3478だったのに対し、DAIV 4Pでは5082という結果が出ました。特に大きな差が出たのは写真の表示速度を測る「Photo Score」と描画性能を測る「Rendering and Visualization Score」、そして映像の処理性能を測る「Digital Content Creation」です。mouse X4-i7シリーズがそれぞれ3272、1639、2599というスコアだったのに対し、DAIV 4Pでは7792、3465、5121と、圧倒的な差をつけています。このことから、映像の描画に関する性能において、全体的にインテル Iris Xe グラフィックスの搭載が関わっており、結果的に、ノートPCそのものの処理性能に差をつける結果になっていると言えるでしょう。

 

CINEBENCH R23においても、mouse X4-i7シリーズのスコアが2666(マルチコア)だったのに対し、DAIV 4Pは5030(マルチコア)と、大きな差がつき、CPUの処理性能面においてもDAIV 4Pのパフォーマンスの高さがうかがえます。

 

↑最新のインテル Core i7-1165G7 プロセッサーを搭載するDAIV 4Pと、一世代前のインテル Core i7-10510U プロセッサーを搭載したmouse X4-i7では、CPUの処理性能の差は歴然。DAIV 4Pの方が2倍近い処理性能を実現しています

 

実際に、ブラウザーで複数のタブを開きながら、Officeソフトを立ち上げて文書を作成したり、Photoshop CCで写真を編集したりと複数作業をこなしてみましたが、動作がもたつくようなことはありませんでした。これなら、ビジネスにおいても大活躍してくれます。

 

こうしたマルチタスクをこなせるのであれば、ぜひともマルチディスプレイ環境などを構築したくなります。その点、DAIV 4Pは、先にも紹介した通り、Thunderbolt 4規格準拠のUSB Type-Cを搭載。単に外部ディスプレイ1台と接続できるだけでなく、DAIV 4Pから外部ディスプレイに、その外部ディスプレイからさらにもう1台の外部ディスプレイにと、数珠つなぎのように複数台つなげる「デイジーチェーン」に対応しています。このため、外部ディスプレイと接続するケーブル配線を最小限に抑えながら、マルチディスプレイを実現できます。

 

本体のディスプレイでメールを確認しながら、1台の外部ディスプレイで表計算ソフトに入力し、もう1台の外部ディスプレイでブラウジングする。こんな運用は、少し前の時代なら、ハイエンドなデスクトップPCで成せるワザでした。しかし、モバイルノートPCのDAIV 4Pでそれを実現できるのです。

 

↑USB Type-C経由で、外部ディスプレイと外部ディスプレイを数珠つなぎのように複数台つなげるデイジーチェーンに対応しており、マルチディスプレイ環境でクリエイティブ作業もビジネス作業も可能。なお、デイジーチェーンを活用するには、対応のディスプレイが必要です。今回のテストでは、EIZOの27型モデル「FlexScan EV2795」を使用。2560×1440ドットの解像度で、高精細な画面で快適に作業できました。マウスコンピューターでは、このFlexScan EV2795のブラックカラーモデルを、DAIV 4P購入時にカスタマイズできる「Build To Order(BTO)」で追加購入できます。作業効率を上げたいのであれば、購入をおすすめします

 

↑配線のイメージ。2台の外部ディスプレイを接続しているものの、配線が絡まることなくスッキリとまとめられます

 

【注目ポイント5】これだけ高性能で機能もそろって15万円台はコストパフォーマンス高し!

複数のポイントからDAIV 4Pの魅力、性能の高さに迫ってみましたが、これだけの完成度を実現しながら、冒頭で述べた通り、標準構成時の価格は15万3780円(税込)です。これは、相当コストパフォーマンスが高いと言えます。

 

なお、直販サイトで注文時に、メモリー容量は最大で64GBまで、SSD容量は最大で2TBまでの増設も可能です。常にあらゆるソフトを立ち上げておきたい、大量の写真や動画をPCに保存しておきたいなど、ニーズに合わせてカスタマイズできるのもDAIV 4Pの魅力です。予算が許すのであれば、検討してみるのもいいでしょう。

 

【結論】クリエイティブ制作をこれから始める人やビジネス用途のハイスペックモデルを探している人におすすめ!

ここまで試用してみた感想としては、「DAIV 4Pはとんでもない製品である」というものです。高精細なディスプレイと文句のないスペックは、これからクリエイティブ制作を始める人やビジネス作業を快適にこなす人の要求にしっかり応える品質を備えています。

 

さらに、薄型軽量なうえに、マルチディスプレイ向けのデイジーチェーン機能にも対応。それでいて手に取りやすい価格を実現しており、総合力の高さに驚きました。「購入価格を抑えながら、高い処理性能を持ったWindowsマシンが欲しい」という人にとっては、まさにピッタリなモデルと言うことができるでしょう。

 

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執筆:海岡史郎、撮影:我妻慶一

AMDの注目グラフィックスを搭載したASUSの高性能ゲーミングノートPC「ROG Strix G15 Advantage Edition」

 

ASUS JAPANは、AMDの最新ノートPC向けグラフィックス「AMD Radeon RX 6800Mグラフィックス」を搭載した「ROG Strix G15 Advantage Edition」を8月6日に発売しました。直販価格は22万9800円(税込)です。

 

ROG Strix G15 Advantage Editionに搭載されているAMD Radeon RX 6800Mグラフィックスは、6月に開催されたPC・IT関連の見本市「COMPUTEX」で発表され、注目を集めたグラフィックスです。最新世代のGPUアーキテクチャ「RDNA 2」を採用し、前世代の「RDNA」アーキテクチャを採用したグラフィックスに比べてパフォーマンスは最大約1.5倍向上しています。

 

 

この最新グラフィックスに加えて、CPUには上位クラスの「AMD Ryzen 9 5900HX プロセッサー」を搭載。これにより、AMDのCPUとグラフィックスの組み合わせて動作する「AMD SmartShiftテクノロジー」に対応し、PCの負荷に応じでCPUとグラフィックス間で電力が動的にシフトされ、処理性能を大幅に向上できるとしています。

 

また、冷却にもこだわっており、ヒートパイプとベイパーチャンバーを組み合わせた冷却機構や2つの冷却ファンにより、PC内部の熱を排出する仕組みを採用しています。

 

ディスプレイは15.6型で、解像度は2560×1440ドット。また、リフレッシュレートは165Hz駆動となっており、ゲーム画面も滑らかに表示可能です。

 

 

このほか、サラウンドを実現する「Dolby Atmos」や静音かつ高耐久なゲーミングキーボードを採用。ゲームプレイを楽しむうえで文句のない仕様となっています。

 

CPUとグラフィックス以外のスペックは、メモリーが16GB、ストレージが1TB SSD、OSがWindows 10 Home 64ビット。また、外部インターフェイスは、マイク/ヘッドホンジャック、HDMI、USB 3.2×3、USB Type-C(映像出力およびPCへの給電に対応)、有線LANをそろえています。

世界でも有数の認証精度を誇る顔認証AIエンジンを利用したNECのPCセキュリティサービス「NeoFace Monitorクラウド版」が発売

 

NECは7月20日、顔認証によるPCへのログオンやロック解除などの、PCセキュリティ機能をクラウドサービスで提供する「NeoFace Monitorクラウド版」を発売しました。

 

NeoFace Monitorクラウド版は、世界No.1をうたう認証精度の顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、定額で利用できるクラウドサービス。NeoFace Monitor自体は、これまでもパッケージ版としてサービスが提供されていましたが、パッケージの場合、顔情報や各種設定項目の統合管理を、専用サーバーで行う必要があったとのこと。そこで、クラウドサービスとして展開することで、小規模利用でも効率的に運用開始が可能になったとしています。

 

また、「Google Workspace」「cybozu.com」「Microsoft 365」を利用する環境において、顔認証でWindowsにログオン後、別途パスワードなどを入力する必要のない、シングルサインオンにも対応。利便性が向上したといいます。

 

なお、顔認証をする際は、PCに搭載されているカメラや市販のWebカメラでの認証が可能で、別途専用機器などは不要です。

 

提供は10名かつ12か月分利用からで、その際の価格は3万9600円(税込)です。また、1か月間の無料トライアルも用意されています。

重量約957gと高級感のあるデザインを実現したHPのモバイルノートPC「HP Pavilion Aero 13」

 

日本HPは、13.3型のノートPC「HP Pavilion Aero 13」を発表。ラインアップは上位モデルの「パフォーマンスモデル」、中位モデルの「スタンダードプラスモデル」、下位モデルの「スタンダードモデル」をそろえています。発売日と価格はパフォーマンスモデルが7月15日で16万3900円(税込)から、スタンダードプラスモデルが7月下旬以降で13万6400円(税込)から、スタンダードモデルが7月下旬以降で11万4400円(税込)からです。

 

HP Pavilion Aero 13は、Z世代に向けた新製品と位置付けられているモデルです。日本HP 専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋 俊一氏は本モデルについて、「Z世代は、所有するデバイスは自己表現の1つだと考えており、スタイリッシュなデザインで直感的に使え、自分の関心事や目標の達成に役立つPCを求めています。HP Pavilion Aero 13は、HPのSpectreやENVYシリーズといったプレミアムクラスのデザインをPavilionのラインアップに採用しました。より多くのZ世代がクラス最高のデザインとパフォーマンスを体験できるようになります」とコメントしています。

 

 

本体重量は約957g。また、Pavilionシリーズとしては初めてマグネシウム合金シャーシを採用し、耐久性を持たせつつ、高級なデザインを実現したとしています。

 

ディスプレイは、左右のベゼルを狭くしたことで、90%の画面占有率を実現。また、アスペクト比は16:10のほか、解像度は1920×1200ドットとなっています。

 

パフォーマンスモデルのスペックは、AMD Ryzen 7 5800U モバイルプロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Pro(64ビット)で、バッテリーは最大10時間30分駆動します。

 

スタンダードプラスモデルのスペックは、AMD Ryzen 5 5600U モバイルプロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home(64ビット)で、バッテリーは最大10時間30分駆動。

 

スタンダードモデルのスペックは、AMD Ryzen 5 5600U モバイルプロセッサー、8GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home(64ビット)で、バッテリーは最大10時間30分駆動です。

 

なお、2021年後半に登場するWindows 11へのアップグレードも可能としています。

 

インターフェイスは共通で、USB Type-A×2、HDMI出力、USB Type-C、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています。本体サイズは約幅298×奥行き209×高さ16.9~18.9mmです。

↑カラバリは、ピンクベージュとセラミックホワイトの2色展開です

 

3D設計などもできる超高性能なマウスのデスクトップPC「DAIV X10-A6」および「DAIV X10-A5」が発売

マウスコンピューターは7月15日、クリエイター向けPCブランド「DAIV」から、グラフィックスに「NVIDIA RTX A6000」が搭載されたデスクトップPC「DAIV X10-A6」と、「NVIDIA RTX A5000」が搭載されたデスクトップPC「DAIV X10-A5」を発売しました。

 

NVIDIA RTX A6000は、デスクトップワークステーション向けのグラフィックスとしては世界で最もパワフルとうたうモデル。複雑な3Dのコンピューター支援設計(CAD)や、コンピューター支援エンジニアリング(CAE)などに必要とされる演算性能が高いほか、機械学習においても優れたパフォーマンスを発揮します。

 

DAIV X10-A6の主なスペックは、インテル Core i9-10900X プロセッサー、64GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットで、直販価格は96万7780円(税込)。

 

一方のDAIV X10-A5の主なスペックも同様で、違いはグラフィックスのみとなっています。直販価格は61万5780円(税込)です。

フルHD以上の高解像度でPCゲームを楽しめるマウスのデスクトップ「G-Tune EP-A-6700XT」が発売

 

マウスコンピューターは、ゲーミングパソコンブランド「G-Tune」から、高性能なグラフィックス「AMD Radeon RX 6700 XT」を搭載したゲーミングデスクトップPC「G-Tune EP-A-6700XT」を発売しました。直販価格は29万6780円(税込)です。

 

AMD Radeon RX 6700 XTは、WQHD(2560×1440ドット)解像度でゲームプレイするのにフォーカスを合わせたグラフィックスであり、フルHD以上の高画質でも高いフレームレートを保ったままゲームを楽しむことができます。

 

主なスペックは、AMD Ryzen 7 5800X プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD/4TB HDD、Windows 10 Home 64ビットとなっています。

富士通スタンダードノートPC「LIFEBOOK AHシリーズ」にインテルCPU搭載モデルが登場

 

富士通クライアントコンピューティングは7月13日、15.6型スタンダードノートPC「LIFEBOOK AHシリーズ」のラインアップに、インテル製のCPUを搭載したモデルを追加したと発表。7月15日から販売を開始します。店頭価格は10万円弱(税込)とのことです。

 

LIFEBOOK AHシリーズは、リビング利用に適したとうたうノートPC。ディスプレイ部左右のベゼルを約7.8mmに抑えた狭額縁ディスプレイや、キーストロークを2.5mmと深めに取ることで快適な文字入力を実現したとするキーボードなどを搭載し、プライベートからビジネスまで幅広く活用できるといいます。

 

また、音響補正ソフト「Dirac Audio」を搭載しており、ボイスモードを利用すればオンラインミーティングで相手の声がクリアに聞こえます。

 

主なスペックは、インテル Celeron プロセッサー 5205U、4GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home 64ビットを搭載。また、ディスプレイの解像度は1366×768ドットとなっています。

 

インターフェイスは、USB Type-C、USB 3.2×2、USB 2.0、HDMI出力、有線LAN、ヘッドホン/マイクジャック、SDメモリーカードスロットのほか、DVDスーパーマルチドライブも備えています。

 

本体サイズは幅361×奥行き244×高さ27mm、重量は約2kgです。

マウスの最安ゲーミングノートPC「G-Tune P5-H」で、PCゲームはどこまで楽しめるのか

 

ここ数年、PCゲーム市場の拡大やeスポーツの盛り上がりによって、国内でもゲーミングPCの認知度が高まっています。一般的なゲーム機に比べて遊べるゲームタイトルの幅が広い、環境によってはゲーム機以上になめらかな映像や精細な画質で遊べるといったメリットがあるわけですが、購入にあたってちょっとしたハードルもあります。それは、「どんなゲーミングPCを買えばいいかわかりにくい」という問題です。

 

ゲーム専用のハードウェアと異なり、ゲーミングPCは搭載するCPUやGPUなどのパーツによって性能が大きく変わってきます。選んだPCのスペックや画質設定によってはゲームを快適に遊べるかどうかが変わってくるため、そもそもPCを選ぶために、ある程度の知識が求められてくるわけです。さらに価格もピンキリなので、どれぐらいの価格・性能のPCを買うべきなのか、悩んでしまう人も多いと思います。

 

では実際のところ、安価なゲーミングPCでは満足にゲームを楽しめないのでしょうか? そんな疑問に答えるため、この記事では「メーカーの一番安価なゲーミングPCでPCゲームはどれぐらいプレイできるか」を検証してみようと思います。用意したのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」のノートPCラインアップで現行最安モデル「G-Tune P5-H」です。

 

最安モデルながら総合性能はそれなりに高い

↑G-Tune P5-H。直販価格は15万9280円(税込)

 

まずはG-Tune P5-Hについて簡単に確認していきましょう。マウスコンピューターのゲーミングブランドであるG-Tuneは、デスクトップPCタイプも含め、実に豊富なラインアップを誇ります。その中でG-Tune P5-Hは、従来モデル「G-Tune P5」に若干のスペックアップを加えたモデルで、現行のゲーミングノートPCラインアップでは最も安価な製品という位置付けです。直販価格は15万9280円(税込)。一般的なノートPCと比べれば安くはないですが、PCゲーム向けとしては安価と言えます。

 

↑ゲーミングPCの要とも言えるGPUは「GeForce GTX 1650 Ti」を搭載。エントリー向けで、フルHD(1920×1080ドット)解像度のゲーム描画をターゲットにしています

 

最安モデルとは言え、ゲーミングPCだけあって総合性能はそれなりに高めです。CPUはインテルの6コア/12スレッドモデル「Core i7-10750H」。最新世代よりも1世代古いモデルですが、エントリーやミドルクラスのゲーミングPCで採用例が多い高性能CPUです。グラフィックスの処理を司るGPUは、NVIDIAの「GeForce GTX 1650 Ti」を採用。こちらは純然たるエントリー向けのモデルですが、近年はノートPC向けGPU全体の性能向上が著しく、フルHD解像度でのゲーム描画であれば決して悪い選択肢ではありません。

 

そのほか、メモリー容量は16GB、ストレージは512GB SSDと、この価格帯のゲーミングノートPCとしては一般的なスペックを採用しています。ディスプレイは15.6型のフルHDパネルのほか、本体重量は2.01kgと、同クラスの製品の中では比較的軽量ですが、大きいので持ち運びにはそれほど向きません。総じて、自室やリビングに据え置きでゲームをプレイするための、ごくスタンダードなゲーミングノートPCといった印象です。

 

検証1:描画負荷の軽いゲームでは文句のない性能を発揮

では、G-Tune P5-Hの性能をいくつかのベンチマークで計測してみましょう。こういった計測において重要視されるのが、ゲームの「フレームレート」と呼ばれる指標です。ざっくり言えば、1秒間に描画されるゲーム画面のコマ数のことで、単位は「fps(frame per second)」で表します。PCゲームの場合、ゲームの描画にかかる負荷状況とPCの性能によってこのフレームレートが変動するため、fpsが高い=なめらかな画面描画でさまざまなゲームをプレイできる高性能なPC、というわけです。一般的なPC向けディスプレイは1秒間に60回の画面更新を行うため、おおむね60fps(1秒間に60コマ)前後のフレームレートが出ていれば、見た目にカクつき感のない快適な描画ができているとされます。

 

今回は、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」、「Apex Legends」、「Horizon Zero Dawn」、「Cyberpunk 2077」といった人気のタイトルでパフォーマンスを確認してみました。まずは、比較的ゲーム自体の描画負荷が軽い「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の専用ベンチマークソフトの結果を見てみましょう。

 

↑「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」。フルHD・最高品質の設定でも「非常に快適」の判定を獲得しています

 

このベンチマークソフトでは総合スコアと快適さの指標が表示されますが、スコアは見事10,000を超え、最高判定の「非常に快適」を獲得できています。「レポート出力」からは実際のフレームレートも確認できるのですが、平均フレームレートは72fpsで、しっかりと60fps超えを果たせていることも確認できました。本作のようなオンラインゲームをとりあえず遊びたいのであれば、G-Tune P5-Hは文句のない性能を持っていると言えそうです。

 

ちなみに先述の通り、PCゲームの場合はPCの性能によってゲームのパフォーマンスが左右されるため、このように「実際にどの程度快適にゲームを遊べるか」を計測してくれるベンチマークソフトや、ゲーム自体にベンチマークモードが搭載されることも珍しくありません。

 

検証2:人気の「Apex Legends」は最高画質設定でもプレイ可能

↑「Apex Legends」のフルHD・最高画質でのフレームレート

 

続いて、人気のシューター系オンラインタイトルである「Apex Legends」の結果も見てみましょう。こちらはベンチマークソフトやベンチマークモードが存在しないため、オプションから解像度をフルHDに、さらに画質設定がもっとも高くなるよう設定し、ゲーム内の一定コースを移動する際の60秒間のフレームレートを計測ソフト「FrameView」で計測しています。

 

結果は平均フレームレートが76.2fps、最小フレームレートが62.0fps。シューター系のゲームとしては、プレイ可能と言っていい値です。友だちとの付き合いでプレイするくらい、もしくはフレームレートを気にせず一人で幅広いジャンルのゲームをプレイするくらいなど、いずれもフレームレートにそこまでこだわりがないのであればまったく問題なくプレイできるでしょう。

 

検証3:描画負荷が高めなタイトルは60fpsを切るものの、プレイ自体はまったく問題なし

↑「Horizon Zero Dawn」、フルHD・画質「デフォルト」でのベンチマーク結果

 

↑「Horizon Zero Dawn」、フルHD・画質「最高画質」でのベンチマーク結果

 

続いて「Horizon Zero Dawn」は、ゲーム内ベンチマークモードでフレームレートを計測しました。画質設定はゲーム開始時点の設定である「デフォルト」と、よりリッチな「最高画質」の2パターンを試しています。結果は「デフォルト」設定時が平均56fps、「最高画質」設定時が平均40fpsと、どちらも目安となる60fpsには届いていません。本作はオープンワールドを舞台にした、比較的描画負荷の高いタイトルであるため、先の2タイトルと比べればフレームレートはどうしても落ちてしまいます。

 

とはいえ、負荷が高まる場面で処理落ちによる若干のカクつきが見られるものの、基本的にはなめらかで自然な描画ができており、プレイ自体にはまったく問題がありません。「デフォルト」画質では60fpsに近い数字を出せていることもあり、画質設定を好みで調整すれば、ほとんど快適にプレイ可能な水準でしょう。PlayStation 4屈指の名作タイトルをPCでもプレイしてみたい、というニーズは満たせるはずです。

 

検証4:描画負荷の高いタイトルは高画質で楽しむのは難しい

↑「Cyberpunk 2077」の画質設定「中」と「低」でのフレームレート

 

最後に、現時点で屈指のヘビー級タイトルである「Cyberpunk 2077」の結果を見てみます。本作もベンチマークモードはないので、ゲーム内の一定コースを移動する際の60秒間のフレームレートを計測ソフト・FrameViewで計測しました。

 

見ての通り、画質「中」設定では平均フレームレートは33fps前後、最低プリセットである「低」設定でも平均44fpsと、「Horizon Zero Dawn」よりもさらにフレームレートが低下しています。さらに上の画質設定としては「高」や「ウルトラ」が用意されているものの、平均フレームレートが30fpsを切ってしまうため、現実的な選択肢ではないでしょう。

 

「中」や「低」画質ではPC版らしい画質面でのメリットは享受しにくいうえに、場面によってカクつきが気になるところもありますが、プレイ自体は可能です。少なくとも、ゲームを進行できないほど負荷が重くなるところはないでしょう。画質にこだわらないのであれば、十分な選択肢と言えます。

 

結論:画質にこだわらなければ最安モデルの選択は十分アリ

いくつかのタイトルでパフォーマンスを見てきましたが、G-Tune P5-Hでも結構快適にゲームをプレイできます。もちろん、性能に余裕があるに越したことはないのですが、上を見ればきりがないのも事実。より高性能なゲーミングPCであれば、144fps超えの極めてなめらかな画面描画、WQHD(2560×1440ドット)や4K(3840×2160ドット)といった高解像度で映像美を堪能することなども可能になってくるものの、当然価格も上がります。

 

そういったビジュアルの強化に強いこだわりがないのであれば、エントリーゲーミングPCでもPCゲームは楽しめると言っていいでしょう。

 

繰り返しになりますが、近年はゲーミングノートPC全体が目覚ましい性能向上を見せているため、予算次第ではエントリークラスの製品でPCゲームデビューするのも悪い選択肢ではありません。予算の限られる学生ゲーマー、ある程度しっかりした性能のPCが必要で、ついでにゲームも遊びたいといった社会人ゲーマーは、こういった比較的安価なゲーミングノートPCの購入を検討してみるのもいいかもしれません。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

レノボからクリエイティブ制作にピッタリのハイスペックノートPC「ThinkBook 16p Gen 2」が発売

 

レノボ・ジャパンは7月13日、ハイスペックな16型ノートPC「ThinkBook 16p Gen 2」を発表。本日から発売を開始しています。価格は26万4000円(税込)からです。

 

ThinkBook 16p Gen 2は、クリエイターやプロシューマーが求める性能を実現した、ハイパフォーマンスをうたうノートPC。特に上位モデルのスペックは、AMD Ryzen 9 5900HX、メモリー最大32GB、ストレージ最大1TB SSD、NVIDIA GeForce RTX 3060 Max-Q、Windows 10 Pro 64ビットと、ハイエンドな仕様となっています。

 

また、アスペクト比16:10の16型ディスプレイは、16:9の15.6型ディスプレイに比べて約11.5%画面領域が広いため、効率的な作業が可能。これに加えて、目への負担を抑えるブルーライト軽減パネルも搭載されています。

 

このほか、搭載されているカメラを物理カバーで隠せるプライバシーシャッターや、ビデオ会議時に自身の顔の映りを加工できるアプリ「Smart Appearance」などを採用しています。

 

インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、SDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックを装備。また、本体サイズは約幅356×奥行き252×高さ19.9mmで、重量は約1.99kgです。

 

最新GPU搭載で4K解像度のPCゲームも楽しめるゲーミングデスクトップPCがマウスから発売

 

マウスコンピューターは7月7日、ゲーミングブランド「G-Tune」から、最新GPUのGeForce RTX 3080 TiもしくはGeForce RTX 3070 Tiを搭載したゲーミングデスクトップPCを発売しました。価格はGeForce RTX 3080 Ti搭載の「G-Tune HP-Z」が48万3780円(税込)、GeForce RTX 3070 Ti搭載の「G-Tune PP-Z-3070Ti」が36万2780円(税込)です。

 

今回発売するモデルに搭載されるGeForce RTX 3080 TiとGeForce RTX 3070 Tiは、6月に登場したばかりの最新GPU。特にGeForce RTX 3080 Tiは、4K解像度でゲームを楽しみたいユーザーに最適と言えるスペックを備えたグラフィックスとなっています。

 

上位モデルであるG-Tune HP-Zのスペックは、インテル Core i9-11900K プロセッサー、GeForce RTX 3080 Ti、32GBメモリー、1TB SSD/4TB HDD、Windows 10 Home 64ビットです。

 

一方下位モデルのG-Tune PP-Z-3070Tiは、インテル Core i9-11900K プロセッサー、GeForce RTX 3070 Ti、32GBメモリー、1TB SSD/4TB HDD、Windows 10 Home 64ビットという構成。

 

両モデルの違いはGPUのみとなっていますが、価格差は10万円以上あります。購入を検討する際は、どれくらい高解像度なゲームを楽しむつもりかで決めるといいでしょう。

マウスのゲーミングPC「G-Tune」の全製品にSteamアプリのプリインストールが開始

↑G-Tuneブランドサイトから

 

マウスコンピューターは7月6日、ゲーミングブランド「G-Tune」の全製品を対象に、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」アプリのプリインストールを開始すると発表。

 

今後、G-Tuneブランドの製品を購入すると、すぐにSteamからゲームをインストールしてプレイすることができるようになります。特にPCゲーム初心者にとっては、始めやすいはずなのでうれしい対応になりそうです。

 

Steamは、米Valve Corporationが運営するPCゲームなどの配信プラットフォーム。人気タイトルからインディゲームのタイトルまで、数多くのタイトルが販売されています。

有機ELディスプレイ搭載ノートPCと重量わずか995gのノートPCがASUSから発売

 

ASUS JAPANは、有機ELディスプレイを搭載した13.3型のノートPC「ASUS ZenBook 13 OLED UX325EA」と、14型ながら重量1kg以下のノートPC「ASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EAL」を、6月30日に発売しました。

 

ASUS ZenBook 13 OLED UX325EAの価格は、上位モデル「UX325EA-KG409TS」が18万9800円(税込)、下位モデル「UX325EA-KG411TS」が16万4800円(税込)。ASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALの価格は、上位モデル「UX435EAL-KC099TS」が15万9800円(税込)で、下位モデル「UX435EAL-KC099T」が13万9800円(税込)です。

 

DCI-P3 100%の色域に対応した有機ELディスプレイ搭載で、高精細かつ正確な色再現の表示が可能に

ASUS ZenBook 13 OLED UX325EAは、フルHD解像度(1920×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載したうえ、DCI-P3 100%の色域に対応。色の再現性に優れています。また、有機ELディスプレイは1000000:1のコントラスト比を備えるほか、最大400nitの高輝度から0.0005nitの超低輝度までに対応し、より鮮明で詳細な表示が可能とのこと。

 

 

ボディのシャーシにはダイヤモンドカットが施されたアルミニウム合金を採用。これに加えて、ほかのASUS ZenBookシリーズと同様に、天板にはASUS ZenBookの象徴である同心円サークルが非対称で施されており、落ち着きのある洗練された外観デザインを実現しています。

 

さらに、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810G」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性を実現。高温環境や低温環境、衝撃や振動などに耐えることができ、外出先に持ち運んでの使用も安心としています。

 

上位モデル・UX325EA-KG409TSの主なスペックは、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットで、バッテリー駆動時間は約13時間です。また、本体サイズは幅304×奥行き203×高さ13.9~14.9mmで、重量は約1.14kg。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMI出力、microSDカードリーダー、ヘッドホンジャックを備えています。

 

下位モデル・UX325EA-KG411TSは、CPUとストレージ、バッテリー駆動時間が異なっており、CPUはインテル Core i5-1135G7 プロセッサーを、ストレージは512GB SSDを搭載し、バッテリー駆動時間は約13.5時間です。

 

重量約995g、長時間バッテリー、高い堅牢性の実現で持ち運びに適したモデル

一方のASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALは、徹底した軽量化により、重量約995gの軽さを実現。さらに、薄さにもこだわっており、最薄部14.9mmのスリムボディに仕上がっています。

 

 

タッチパッドには、テンキー機能付きの「NumberPad」を搭載。タッチパッドの右上にあるテンキーアイコンをタッチすれば、タッチパッドの表面にテンキーが浮かび上がり、タッチ操作で数字入力が可能です。

 

このほか、約21.9時間駆動のバッテリーや、MIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアするほどの高い堅牢性などを備え、外出先に持ち運ぶのに適したモデルとなっています。

 

スペックは上位モデルと下位モデルで共通で、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビットのほか、14型のディスプレイ解像度はフルHDとなっています。また、本体サイズは幅319×奥行き201×高さ14.9~15.6mmです。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMI出力、microSDカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャックを備えています。

 

なお、上位モデルのUX435EAL-KC099TSには、Microsoft Office Home & Business 2019が、下位モデルのUX435EAL-KC099Tには、WPS Office Standard Editionが搭載されています。

PCの流行をおさえる「COMPUTEX」に見る、4K対応ゲーミングPCのベストな選択肢や狙い目のゲーミングノートPC

 

新型コロナウィルスの感染拡大による中止を挟んで、約2年ぶりに開催された「COMPUTEX 2021」。初の完全オンライン開催となった展示会の様子をレポートします。

 

PC系のトレンドをおさえるCOMPUTEX、今年は例年よりも控えめな印象に

そもそもCOMPUTEXを知らない人もいるかと思いますが、COMPUTEXは台湾・台北市で毎年5月末~6月上旬ごろに開催される世界的なPC・IT関連の見本市です。会期中は台北市内の展示場やホテル内に大小さまざまの展示ブースが設営されるほか、インテルやNVIDIA、AMDといった著名企業が大きな発表を基調講演で行なうことで知られています。

 

また、この時期にあわせ、話題を集めるような新製品がお披露目されることも少なくありません。特にPC系ハードウェアのトレンドや流行をおさえるには、絶好のイベントと言っていいでしょう。

 

そんなCOMPUTEXですが、2020年は新型コロナウィルスの世界的な流行が原因で展示会自体が中止に。さらに流行の長期化により今年の開催も危ぶまれていましたが、結局は初のオンライン展示会「COMPUTEX 2021 Virtual」として開催される格好になりました。

 

それぞれの発表はオンライン基調講演やメーカー独自のオンライン発表会で実施されたほか、COMPUTEXのサイト上にバーチャル展示ブースが用意されており、そこから参加登録者がメーカーの展示物をチェックできます。

 

↑オンライン開催のため、各社の発表や基調講演はオンラインイベントで実施されました。画像はAMDのCEO、リサ・スー氏

 

さて、完全オンライン開催となった都合もあってか、2021年の各社の発表はやや小粒にまとまっていた印象です。近年はPC向けCPU市場で性能とコストパフォーマンスにおける熾烈な競争を繰り広げているインテルとAMD、同じくGPUで優劣を競うNVIDIAとAMDの基調講演は注目度が高いのですが、今年はいずれの発表も現行世代製品のアップデートといった内容がメイン。パソコン好きの一般ユーザーの目線ではインパクトが控えめに見えたかもしれません。各社とも製品の世代更新で谷間のタイミングであったため、この点については致し方ないポイントとも言えます。

 

また、例年はユニークな新製品・コンセプトモデルを発表していたASUSなど複数のPC系メーカーが、今年に限っては目立ったイベントを実施していないこともやや盛り上がりに欠ける要因でしょう。特に、多くのトピックが集まる自作PC系のハードウェアメーカーの発表が、今年に限ってはぐっと少なくなっているようです。

 

コロナ禍で動きにくいという事情もあるでしょうが、こうした慣れないオンライン展示会への対応に苦慮するメーカー担当者の話も、昨年以来しばしば聞こえてくるようになりました。なかなかオフラインと同じようにはいかない、ということなのでしょう。

 

とはいえ、今後のトレンドや製品展開に影響を与えそうな発表はいくつか見ることができました。そこで、注目すべきものをピックアップしてみましょう。

 

4K解像度でゲームするならベストな選択肢となった、NVIDIAの「GeForce RTX 3080 Ti」

ここ数年は、日本国内でもすっかり定着しつつあるPCゲーム。世界的なeスポーツ市場の盛り上がりはもちろん、国内メーカーからPCプラットフォームでリリースされるゲームタイトルも徐々に増えつつあり、ゲーミングPCを1台は持っておきたい、というユーザーは確実に増えていると思います。

 

「ゲーミングPC」なるものに明確な定義があるわけではないのですが、ひとつの指標として重要視されるのが、PCに搭載されるGPU(Graphics Processing Unit、グラフィックス演算装置)の能力です。現状、ゲーム画面のような高度な映像を安定して処理するには高性能なGPUがほとんど必要不可欠となるため、GPUのランクがそのPCのゲーム性能をおおまかに決定する、といっても過言ではありません。

 

たとえばゲーミングPCを選ぶ際、どの程度の性能のGPUを搭載しているかがわかれば、快適にプレイ可能なゲームタイトルにおおむね見当がつけられるでしょう。また、同じく画像や映像処理を頻繁に行うクリエイター向けのPCでも、GPUは重要な役割を占めます。

 

一般消費者向けのPC用GPU市場ではトップランナーとも言えるNVIDIAですが、COMPUTEXの基調講演で発表した「GeForce RTX 3080 Ti」、「GeForce RTX 3070 Ti」は、どちらも最新世代のハイエンドGPU。特にGeForce RTX 3080 Tiは、4K解像度でゲームをプレイするなどのリッチな環境を構築するコアゲーマー層のユーザーにとっては注目度が高い製品です。

 

一般的に、ゲームは描画する解像度を上げるほど処理が重くなりますが、4Kのような超高解像度設定でゲーム画面をなめらかに描画できるポテンシャルを備えたGPUは非常に限られています。その中でもGeForce RTX 3080 Tiは、性能と価格のバランスにおいて現状ベストな選択肢と言える性能にまとまっているのが特徴です。本製品のリリースにより、ハイエンドなゲーム向けGPU市場でのNVIDIAの立ち位置はさらに確固たるものとなったと言っていいでしょう。

 

↑GeForce RTX 3080 Ti

 

反面、それよりも性能を抑えたGeForce RTX 3070 Tiは、競合する性能・価格の製品がいくつかあり、やや微妙なポジションのGPUと言えそうです。とはいえ、価格に応じた選択肢が増えたことは歓迎すべきではないかと思います。

 

↑GeForce RTX 3070 Ti

 

ちなみに今回の発表に限った話ではないのですが、折から続く世界的な半導体不足やマイニングブームの過熱(と、それに乗っかった転売)により、GPUとそれを搭載するグラフィックボードの価格高騰が長期化しているのは気になるところです。ショップに在庫がほぼない、という状況は改善されつつあるようですが、自作PC向けのグラフィックボード単体が高騰前の1.5~2倍以上の値段で販売されていることも珍しくありません。ハイエンドからエントリーグレードまで、あらゆるモデルが割高な状態なので、購入を考えるのであれば、事前の情報収集を怠らないほうがいいでしょう。

 

ノートPCでゲームを楽しむなら、AMDの最新GPU「Radeon RX 6000M」搭載モデルが狙い目

PC用GPU市場でNVIDIAとシェアを争っているのがAMDです。そのAMDはCPUも取り扱っており、そちらは「Ryzen」シリーズの性能的な躍進によって競合であるインテルの製品を押しのけるほどの存在感を発揮していますが、GPU「Radeon」シリーズに関しても、最新世代ではNVIDIA製GPUに食らいつくポテンシャルの製品をリリースしています。

 

今回の基調講演でAMDはいくつかの製品を発表していますが、ユーザー目線で注目度が高いと言えるのは、ノートPC向けGPUの新製品でしょう。

 

発表されたGPU「Radeon RX 6000M」シリーズは、2020年後半にリリースされた同社のデスクトップPC向けGPU「Radeon RX 6000」シリーズと同じ最新世代のGPUアーキテクチャ「RDNA 2」を採用。前世代の「RDNA」アーキテクチャを採用したGPUに比べるとパフォーマンスは最大で約1.5倍の向上、同等の性能を発揮するための消費電力は最大約43%の低減をうたっており、製品の世代更新によってかなりのパワーアップを果たしたことがアピールされました。

 

↑ノートPC向けGPU「Radeon RX 6000M」シリーズ

 

現時点で市場投入が判明しているのは、上位モデルから順に「Radeon RX 6800M」「Radeon RX 6700M」「Radeon RX 6600M」の計3GPUで、性能的にはハイエンド~ミドルクラス帯をカバーしています。

 

いずれも完成品のノートPCに搭載・出荷されることになりますが、おおむね15万円台後半~20万円台のゲーミングノートPCに採用される場合が多いでしょう。性能的には確実に旧世代のゲーミングノートPCを凌いでくるため、取り回しのいいノートPCでゲームを楽しみたいユーザーにとっては、このGPUが搭載されているモデルが狙い目です。

 

加えて完成品のノートPCは前述の半導体不足による価格変動の影響が比較的少ないため、これから買うのであればゲーミングノートPCは良い選択肢と言えるかもしれません。

 

薄型ノートPCで注目すべきインテルの新CPU「Core i7-1195G7」「Core i5-1155G7」

CPU市場でAMDに苦戦を強いられているインテルは、基調講演で次世代CPU「第12世代インテル Core プロセッサー」のサンプルをお披露目したものの、詳細なリリース時期や性能に関する情報は「今年中に改めて発表する」とし、公表を控えました。

 

一方で新製品として発表されたのが、現行世代のノートPC向け第11世代インテル Core プロセッサーの新製品「Core i7-1195G7」「Core i5-1155G7」です。

 

↑ノートPC向けCPUの製品ラインアップに「Core i7-1195G7」「Core i5-1155G7」を追加したインテル

 

2つのCPUは、どちらも薄型ノートPCや2 in 1 PC向けのシリーズで、既存の同世代・同クラスCPUよりも動作クロックを高めたモデルです。CPUの処理性能を大きく左右し、数値が高いほど処理性能も高くなる動作クロックですが、一般的にノートPC向けのCPUはこの動作クロックを高めるのが難しいとされています。デスクトップPCと比べて筐体が小さいため、発熱したCPUやGPUを冷却する能力に大きな制限がかかるからです。

 

しかし今回発表されたCPU、特に上位クラスのCore i7-1195G7は、ノートPC向けながら最大動作クロックが5.0GHzと非常に高い値に到達しており、その点で話題を集めました。

 

↑基調講演では競合AMDのCPUに対する優位性がアピールされました

 

ちなみに競合であるAMDのノートPC向け上位CPU「Ryzen 7 5800U」は最大動作クロックが4.4GHz。CPUの処理性能を左右するもうひとつの指標であるコア数はRyzen 7 5800Uの方が多い(Ryzen 7 5800Uは8コア/16スレッド、Core i7-1195G7は4コア/8スレッド)のですが、インテルの資料によればゲーム性能ではCore i7-1195G7がAMDのCPUを上回るとされており、期待がかかります。

 

新CPUを搭載したノートPCは今夏から出荷が開始されるとのことなので、高性能な薄型ノートPCが気になるユーザーは注目してみるといいのではないでしょうか。

 

ストレージは技術的なブレークスルーを達成したMicron TechnologyのSSDに注目

CPUやGPUだけではなく、PCのデータ保存に関わるストレージ方面でもおもしろい発表がありました。近年、あらゆるPCでデータの保存に使われているのが薄型・軽量なSSDですが、サイズ感を変えずに保存容量を大容量化させるためにさまざまな工夫が採用されています。そのような工夫のうち、ここ数年のトレンドとも言えるのが3D NAND技術です。

 

SSDは、データの書き込みや消去の処理速度にすぐれたNAND型フラッシュメモリーと呼ばれるものを用いていますが、このNAND型フラッシュメモリーは「セル」と呼ばれる回路にデータを格納しています。

 

従来はこのセルを横に並べて、保存容量を大きくしていましたが、近年はセルを垂直方向に何層も重ねていくことで、製品あたりの容量を高めていく方式を採用。理屈の上では積層すればするほど大容量化できることになりますが、そのぶん製造には高い技術が必要とされます。Micron Technologyやサムスン、SK hynixなど、この分野に長けたメーカーは、これまでも層数の多さを競ってきました。

 

COMPUTEXの会期中にMicron Technologyが発表したのが、世界初の176層3D TLC NAND採用M.2 SSD「Micron 3400」「Micron 2450」です。従来品でもっとも層数が多いとされていたのが128層の3D TLC SSDであり、一般的なM.2 SSD製品には96層以下の製品が多いことを考えれば、これは圧倒的な層数と言えます。

 

↑Micron 3400

 

速度などの詳細なスペックは明らかにされていませんが、データの転送速度が高速な最新規格の接続スロット「PCI Express Gen4」に対応することもあり、魅力的な製品になりそうです。今回の2製品はどちらもOEM向けですが、近いうちに一般販売モデルが登場すると思われます。

 

なお、このような技術的なブレークスルーは、SSDの容量あたりの販売価格の低下などにも寄与します。ユーザーとしてはより安く、より高速・大容量な製品が使用できるようになるのがありがたいところです。

 

小型筐体が話題になった旧モデルから一転、大型化して目を引いた「DeskMini Max」

COMPUTEXの華とも言える、自作PC系の話題にも触れたいと思います。ASRockは会期中のオンライン発表会で、新型のベアボーンキット「DeskMini Max」を発表しました。ベアボーンキットとは、CPUやメモリー、ストレージ、OSを自分で組み込むことで完成させられる組み立てセットの一種です。

 

↑DeskMini Max

 

本製品は、安価さと容積約1.9Lの小型筐体でちょっとしたブームになった「DeskMini」シリーズのバリエーション製品です。特徴的なのは、従来のDeskMiniを大幅に上回る本体サイズ幅168×奥行き220.8×高さ268mm、容積約9.94Lの大振りなケース。コンパクトさは失われた反面、グラフィックボードや光学ドライブなどを搭載可能になり、組み立ての手軽さはそのままに拡張性をアップさせています。グラフィックボードを搭載する場合、内蔵グラフィックス機能がないCPUを搭載できる点もこれまでとの大きな違いです。

 

発売日・価格は未定ですが、最低限のパーツさえ揃えてしまえばPCを組み上げられるため、初心者にもおすすめしやすいのがこうしたベアボーンキットのいいところです。将来的な拡張も考える場合、DeskMini Maxは有力なチョイスになるのではないかと思います。

 

見栄えも意識したMSIの自作PC組み立てキット「MPG GAMING MAVERIK」

もう一つ、より上級者向けのメーカー製組み立てキットを紹介します。MSIが発表した「MPG GAMING MAVERIK」は、CPU、メモリー、マザーボード、PCケース、水冷式のCPUクーラーなどを同梱したキットです。別途ストレージや電源ユニット、OSの用意は必須で、グラフィックボードを用意するかどうかは任意ですが、製品の総合的なスペックを考えた場合、使用するほうがベターではないかと思います。

 

↑MPG GAMING MAVERIK

 

↑キットの同梱パーツ。性能だけでなく、近年のゲーミングPCで気にすべき外観やライティングにも配慮されています

 

同梱されるパーツはハイエンドなチョイスが目立ち、いずれもこのキット用にカスタムされているのが特徴。CPUはインテル製の上位モデル「Core i7-11700K」で、メモリーは動作クロックを意図的に上げるオーバークロックに定評のあるG.SKILL「Trident Z Maverik DDR4-3600」をバンドル。マザーボード「MPG Z590 GAMING EDGE WIFI SP」、PCケース「MPG VELOX 100P AIRFLOW SP」、「MPG CORELIQUID K360 SP」はいずれもMSI製で、全体の配色、LEDによるライティング効果などが調整されており、組み上げた際に統一感のある外観になるよう配慮されています。

 

PCショップが独自のキットを販売する例はそれなりにありますが、今回のようにメーカーが直接ゲーミングPCの組み立てキットを出すケースは珍しいと思います。最近ではeスポーツやストリーミング、PCを持ち寄ってゲームなどに興じるイベント「LANパーティー」などの盛り上がりもあって、“見栄えのいいPC”を組み立てる需要が増しており、そのようなニーズに応えていると言えるかもしれません。

 

オンライン開催の影響大きく、先行きが見通しにくい年に

発表の一部を振り返ってきましたが、冒頭で述べた通り今年は積極的なメーカーが限られており、業界全体の傾向などはやや読みにくい年であったかもしれません。また筆者としては、例年のような“お祭り感”のあるにぎわいや、展示会ならではのド派手なコンセプトモデルなどが見られなかったことにも少し寂しさを感じました。その時の状況次第にはなると思いますが、来年こそ、これまでのような盛況ぶりの復活を期待したいです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

VAIOのPCがかなりお買い得になる「VAIO株式会社 設立7周年記念キャンペーン」開始

VAIOが7月1日で7周年を迎えました。これにともない、VAIOのPCが安くなるなどのキャンペーン「VAIO株式会社 設立7周年記念キャンペーン」がスタートします。

 

キャンペーンでは、VAIOストアでVAIOのPCが7%オフで販売。さらに、一部対象モデルが値引きされるうえ、VAIOストアに新規会員登録すると最大2万5000円引きのクーポンがもらえます。値引きの対象モデルは、Core i7と32GBメモリーを搭載した「VAIO SX12」(税込で最大2万7500円オフ)や、Core i7と16GBメモリーを搭載した「VAIO Z」(税込で最大2万2000円オフ)など。このほか多数のモデルが値引きされています。

 

さらに、ソニーストアでも7%オフのクーポンを配布しており、これを適用するとVAIOのPCがお買い得です。なお、それぞれのストアのキャンペーンは7月1日(木)から8月31日(火)までです。

 

このほか、キャンペーンではInstagramに「#わたしとVAIO」を付けて、VAIOと過ごすスタイリッシュな日常を投稿すると抽選で7名にVAIOロゴ入りオリジナルマウスがプレゼントされたり、VAIO IDに登録すると抽選でオリジナル名刺ケースが当たったりと、盛りだくさんの内容となっています。

 

↑VAIOロゴ入りオリジナルマウス

 

↑オリジナル名刺ケース

 

高品質なVAIOのノートPCをお得にゲットするチャンス。気になる人はVAIOストアやソニーストアをチェックしてみましょう。

Dynabook社の「かんたんテレワーク スターターパック」は本当に導入が「かんたん」だった

ここ数年、多くの企業では、もはやビジネスシーンに欠かせなくなりつつあるクラウドサービスを背景に、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、時間や場所を問わないワークスタイルが注目されてきた。

 

そこへ、新型コロナウイルス感染症の拡大、いわゆるコロナ禍が後押しするカタチで、テレワーク環境の導入が急激に進んだ。急場を凌ぐため“間に合わせ”環境で済まさざるを得なかった企業も多いだろう。

 

そこで検討したいのが“テレワーク環境の刷新”だ。コロナ禍が後押しするカタチで急激に進んだテレワークだが、もはや“ニューノーマル”と言われ、今後、テレワークを利用できることが一般的になる見通しだ。それだけに、きちんとしたテレワーク環境を用意して、遠隔勤務だけではなく、業務の効率アップにも活用したい。

 

ここでは、テレワーク環境に関する課題をまとめて解決できるDynabook社が提供するソリューション『かんたんテレワーク スターターパック』に注目。その実力をチェックしていこう。

↑クラウド環境の初期構築やパソコンのキッティング作業、ヘルプデスクなどをサブスクリプションで提供するDynabook社の『かんたんテレワーク スターターパック』

 

同社はノートパソコン『dynabook』シリーズを開発しているパソコンメーカーで、企業向けのソリューション構築やサポートなども豊富に実績を持っている。そのDynabook社が、これまで積み重ねてきたノウハウを注ぎ込み、環境構築の“簡単さ”にこだわったのが『かんたんテレワーク スターターパック』だ。

 

マイクロソフトのクラウド『Microsoft Azure』をベースにテレワーク環境を構築するサービスで、クラウド環境の初期構築やパソコンの初期設定、運用後のサポートにまで対応。Officeアプリケーションや『Microsoft Teams』など、ビジネスシーンで役立つツールも利用可能で、テレワーク環境に必要な要素が用意されている。

↑クラウド環境の初期構築やパソコンのテレワーク向け設定など、IT管理者の負担軽減できるのが特徴

 

↑パソコンを導入する際のキッティング作業をDynabook社が担当。IT管理者の負担を大幅に軽減して、スムーズにテレワーク環境を整備できる

 

↑今年4月に提供しているサービスの内容を強化。従来は新規のパソコンをセットで販売されていたが、既存のパソコンでも利用可能になった

 

 

なお『かんたんテレワーク スターターパック』には、同社の提供する働き方可視化サービス『Job Canvas』も含まれている。『Job Canvas』は、スタッフが利用しているパソコンの稼働データを自動的に取得して、数値やグラフで確認ができることが特徴。テレワーク環境では、スタッフの状況を把握するのが難しくなるが『Job Canvas』を利用することで、パソコンやアプリの利用状況を手軽に把握でき、業務の効率化が図れる。環境の構築だけではなく、運用面もカバーしている点は、IT管理者にとってメリットといえるだろう。

↑パソコンの稼動データを自動的に取得しており、一覧表示が可能。メンバーの勤務状況が把握できる。なお、『Microsoft Teams』と連携しており、状況を見ながら指示を出すことも可能だ

 

↑スタッフが利用したアプリケーションを使用時間でランキング表示。「メール対応に時間を割いている」「ブラウザーの使用時間が多い」など、スタッフの作業状況を分析できる

 

既存のパソコンでテレワーク環境の切り替えを体験

テレワーク環境はもちろん、スタッフの作業状況を可視化できるサービスも備え、テレワークに最適なソリューションに見える『かんたんテレワーク スターターパック』だが、気になるのは“導入が本当に簡単なのか?”という点だ。そこで『かんたんテレワーク スターターパック』でテレワーク環境を構築し、パソコンの設定が完了するまでを実際に体験をしてみた。

 

なお、今回は既存のパソコンを同サービスで構築したテレワーク環境に参加させるケースを試している。

 

まずは『かんたんテレワーク スターターパック』の紹介サイトにある“申し込み”または“製品の導入検討・購入に関するご相談・お問い合わせはこちら”をクリックして、必要事項を入力し、同サービスを申し込む。すると、数日後に申込書がメールで届く。

↑こちらがメールで届いた『かんたんテレワーク スターターパック』の利用申込書。必要な事項を記入してDynabook社に返送。記入した申込書をスキャンしたPDFデータをメールで送付する

 

申込書を送付すると、申し込まれた内容に合わせて、Dynabook社側で『Microsoft Azure』の初期構築を行なう。初期構築が完了すると、いよいよパソコンの設定を変更して、テレワーク環境の切り替える作業に移る。

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」ファイルをダウンロードしてインストール。パソコンに保存したデータのバックアップとアカウント設定の変更を開始する

 

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」の起動画面。3つのステップでパソコン内のデータをOneDriveにバックアップする

 

↑バックアップするデータを選択。必要なファイル形式にチェックを入れ、バックアップ対象のフォルダーを選ぶ。なお、選択したデータに加えて、Outlookのメールデータやアカウント設定などもバックアップされる

 

↑新しく設定されたMicrosoft アカウントにサインインして、データのバックアップを開始。OneDriveに、さきほど指定したデータをアップロードする

 

↑データのアップロードが完了したら、次はAzure Active Directoryへ参加するためのアカウントを設定する

 

↑「Windowsの設定」にある「アカウント」項目で「職場または学校にアクセスする」項目を選び、「接続」からデータのバックアップ時に使用したアカウントと同じIDを登録すれば作業が完了

 

ここまでの手順で、テレワーク環境を移行するための準備が終わった。あとは、新しいテレワーク環境を利用するための設定作業となる。

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」を起動して、まずは『Outlook』のメールデータやアカウント設定などを復元

 

↑『Outlook』の復元が終わったら、あとはOneDriveアプリのアカウント設定をするだけ。アプリを起動してサインインしたら、データの同期作業が終われば、移行作業が完了する。

 

これで、いままで使用していたパソコンのテレワーク環境の切り替えが完了した。ユーザー側の作業は、OneDriveにサインインする際にIDやパスワードを入力し、バックアップするデータを選択するだけ。あとは新しく割り当てられたMicrosoft365のアカウントでWindowsにサインインするだけ。じつに簡単にテレワーク環境の切り替えができてしまった。これならば、いちいちIT管理者がパソコンを設定しなくても、テレワーク環境を利用できるだろう。

 

 

テレワークで使いたいモデルはコレ!

テレワーク環境を整えたところで、気になるのが作業に利用するパソコンだ。せっかく環境を整備しても、その環境を活かせるパソコンを使わなければ効果が半減してしまう。

 

注目したいのは2点。まずは、パフォーマンスだ。テレワークが中心になると、複数のアプリを同時に利用する機会か多くなる。特にCPUの性能にはこだわりたい。

 

また、ディスプレイも注目しておきたいポイントだ。画面が大きければ、情報が視認しやすくなる。会社と自宅とを1台でまかなう場合には、コンパクトながらも、なるべく画面サイズが大きいモデルを選びたい。その2点をカバーしたモデルが、同社の働き方改革推進モデル『dynabook MJ54/HS』だ。

↑14型クラスのモバイル機『dynabook MJ54/HS』。購入時に仕様をカスタマイズ可能で、指紋センサーや顔認証センサーを追加してセキュリティ面を強化できるなど、ビジネスシーンに役立つメニューをそろっている

 

CPUには、第11世代インテルCore iシリーズを採用。同CPUは“同じCPUでもパフォーマンスが変わる”という特徴があり、『dynabook MJ54/HS』では、ノートパソコン向けCPUの最大出力(TDP28W)で駆動。しかも、同社が独自に開発した放熱技術“エンパワーテクノロジー”により、そのパフォーマンスを安定して発揮できる。

 

加えて、ディスプレイには、一般的なモバイルパソコンより、ひと回り大きい14型を搭載。オンラインミーティングに参加しながら、書類を編集したり、ブラウザーを操作したり、複数のウインドウを展開し、効率よく作業を進められる。しかも、本製品では狭額縁設計を取り入れ、フットプリントは13.3型モデルと同等のサイズを実現。十分な携帯性も確保している。

 

また“メモリースロット”が用意され、ユーザーが手軽にメモリーを増設できる点もおもしろい特徴だ。いちいちメーカーにメンテナンスを依頼しなくても、メモリー容量を増やしてパソコンのパフォーマンスをアップできる。

 

パフォーマンスと使いやすさを兼ね備え、ニューノーマル時代に最適な1台といえるだろう。

 

パソコンの性能を極限まで引き出す独自の放熱技術

Dynabook社では、高いTDP設定を実現しながらも、CPUの性能を安定して引き出せる放熱技術“エンパワーテクノロジー”を導入。熱流体解析を駆使して、筐体内部のエアフローを可視化し、モデルに合わせて最適化された冷却システムを実現しており、同じCPUを搭載したパソコンでも、より高性能なパソコンに仕上げている。

 

なお、Dynabook社でも“働き方改革推進モデル”として、2つのモデルを用意している。タブレットパソコンとしても利用できる『dynabook V83/HS』と、最長約24時間の長時間駆動を実現する『dynabook G83/HS』だ。

 

『dynabook V83/HS』は、ディスプレイ部分がリングノートのように回転する構造で、タブレットスタイルでも利用可能。インテル Evo プラットフォーム(以下、Evo プラットフォーム)の認定されており、長時間駆動や急速充電、Wi-Fi 6対応など、モバイルパソコンの快適さに求められる仕様を満たし“実用的な使いやすさ”を証明している。

 

↑13.3型クラスのモバイルモデル『dynabook V83/HS』。“エンパワーテクノロジー”を搭載したパワフル仕様で、テレワーク環境でも快適に作業ができる

 

一方の『dynabook G83/HS』は、パフォーマンスと低消費電力を両立している点が特徴。CPUに第11世代インテルCore i7/i5/i3を採用したことに加えて“エンパワーテクノロジー”を備え、パワフルな性能を誇りつつも、最長約24時間の長時間駆動を実現。通信機能では、LTE(4G)対応のモデルも用意されており、外出先からでも快適なインターネットアクセスが行える。

 

↑13.3型クラスのモバイルPC『dynabook G83/HS』。最軽量のモデルは約888gで、モバイルワークにも問題なく対応できる

 

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NEC、Chromebookでテレワーク環境を提供する「NEC Chromebook for テレワーク」を発表

NECは6月30日、テレワーク環境の設計から導入、運用支援までをChromebookとセットで提供するサービス「NEC Chromebook for テレワーク」を発表。7月19日から提供を開始します。

 

NEC Chromebook for テレワークは、企業がテレワークを導入するうえで必要なセキュリティ設定や端末登録をNECが代行するものです。

 

端末はセキュリティ機能に優れた「NEC Chromebook Y2」を提供。これに加えて、総務省のガイドラインに沿ったデバイス制御やログイン制御、アプリインストール制御などの、テレワークにおいて必要なセキュリティ設定をNECが対応します。さらに、提供されるNEC Chromebook Y2は、クラウド上で一括管理が可能で、管理するための端末登録もNECが実施。これにより、サービス利用者はNEC Chromebook Y2が届けばすぐにセキュアなテレワーク環境を利用できるとしています。

 

また、導入後の運用サポートも支援。OSアップデートによるリモートアクセス環境やセキュリティ設定への影響を確認するほか、クラウド上の管理設定の変更などに対応するとのこと。このほか、電話やメールでの問い合わせに対応するサポートデスクを開設し、情報システム部門だけでなく、NEC Chromebook Y2利用者からの質問にも答えてくれるそうです。

 

ゲーム機のような見た目でPCゲームをプレイできる「GPD WIN3」が発売

リンクスインターナショナルは、5.5型のモバイルゲーミングPC「GPD WIN3」を6月30日に発売します。想定価格は14万9800円(税込)です。

 

GPD WIN3は、OSにWindows 10 Homeを搭載した5.5型のモバイルゲーミングPCです。見た目は小型のゲーム機のようですが、ディスプレイを上部にスライドさせると、キーボードが現れる仕組みです。

 

また、本体左右にはスティックキーやパッドキー、ABXYボタンなどを搭載するうえ、本体背面にはカスタムキーを左右に1個ずつ装備。さまざまなスタイルのゲームプレイをサポートし、高い操作性を実現しています。

 

主なスペックは、インテル Core i7-1165G7、16GBメモリー、1TB SSDと高性能な仕様となっているほか、ディスプレイの解像度は1280×720ドットとなっています。なお、CPUにインテル Core i5-1135G7を搭載したモデルもラインアップしていますが、発売日は未定です。

 

インターフェイスは、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、microSDXCカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています。

 

本体サイズは幅92×奥行き198×高さ27mmで、重量は550gです。

 

小型PCなので、外出先などに持ち運んでWindows対応のゲームタイトルをプレイできます。ゲーム好きであればチェックしておきたいモデルと言えるでしょう。

デルから使い勝手にこだわったノートPC「New Inspiron 15 3000」が登場

↑New Inspiron 15 3000(3511)

デル・テクノロジーズは6月29日、15.6型ノートPCの新モデル「New Inspiron 15 3000」を発売しました。価格は「New Inspiron 15 3000(3510)」が6万4980円(税込)から、「New Inspiron 15 3000(3515)」が7万2980円(税込)から、「New Inspiron 15 3000(3511)」が8万3980円(税込)からです。

 

3モデル共通でキーボードにテンキーとタッチパッドを搭載。また、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がるリフトヒンジを採用しているため、キーボードに角度が付いてタイピングしやすい機構となっています。

 

さらに、デルのPCから直接スマホを操作できる「Dell Mobile Connect」に対応。通話の発信やテキストの送信、通知の受信が可能なほか、写真や動画などをPCとスマホ間でスムーズに転送できます。

 

New Inspiron 15 3000(3511)のスペックは、インテル Core i3-1115G4 プロセッサー、4GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home(64ビット)で、ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。インターフェイスはUSB 3.2×2、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドホンジャックをそろえています。本体サイズは幅358.5×奥行き235.56×高さ17.5~18.99mmで重量は約1.85kgです。

 

New Inspiron 15 3000(3515)のスペックは、AMD Athlon シルバー 3050U モバイル プロセッサー、4GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home(64ビット)で、ディスプレイの解像度はHD(1366×768ドット)です。インターフェイスはUSB 3.2×2、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドホンジャックをそろえています。本体サイズは幅358.5×奥行き235.56×高さ17.5~18.99mmで重量は約1.69kgです。

 

↑New Inspiron 15 3000(3515)

 

New Inspiron 15 3000(3510)のスペックは、インテル Celeron プロセッサー N4020、4GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home(64ビット)で、ディスプレイの解像度はHD(1366×768ドット)です。インターフェイスはUSB 3.2×2、USB 2.0、HDMI出力、ヘッドホンジャックをそろえています。本体サイズは幅358.5×奥行き235.56×高さ17.5~18.99mmで重量は約1.85kgです。

↑↑New Inspiron 15 3000(3510)

子どもに持たせたい、ノートPCにもタブレットにもなるレノボの「Lenovo IdeaPad Duet 350i」が登場

レノボ・ジャパンは6月29日、キーボードとディスプレイを脱着できる2 in 1PC「Lenovo IdeaPad Duet 350i」を発表。7月2日から発売します。価格は6万280円(税込)です。

 

Lenovo IdeaPad Duet 350iは、ノートPCとしてもタブレットとしても使用できるモデル。「Lenovo IdeaPad D330」の後継にあたり、従来モデルに比べてディスプレイは大型化したうえ解像度も向上しています。さらに、薄型軽量化も実現。持ち運びやすくなっています。

 

ディスプレイは10.3型で解像度はWUXGA(1920×1200ドット)。液晶のマルチタッチは10点に対応しています。また、ディスプレイ背面にはキックスタンドを備えており、自立させることができます。

 

キーボードはBluetooth接続に対応。これにより、ディスプレイから少し離れた位置でキーボードの入力といったことが可能です。

 

主なスペックは、インテル Celeron N4020 プロセッサー、4GBメモリー、128GB eMMC、Windows 10 Home(Sモード)。また、本体サイズは約幅253×奥行き173.1×高さ16.1mm、重量は約874g(ノートPC時)です。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックをそろえています。このほか、バッテリー駆動時間は最大約11時間です。

 

レノボ・ジャパンは、児童生徒向けの学習用端末としてのほか、家庭や教育現場での利用にも適した一台としています。

クリエイター向けノートPCのフラッグシップモデル「DAIV 7N」がマウスから発売

マウスコンピューターは6月29日、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」から17.3型のノートPC「DAIV 7N」を発売。直販価格は49万4780円(税込)です。

 

DAIV 7Nは、2020年に発売した同名モデルの従来製品から、搭載するグラフィックスを刷新したフラッグシップモデル。グラフィックスには最新のGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載。また、ビデオメモリーは16GBとなっており、高解像度のコンテンツ制作において、安定した処理と低遅延を実現するとしています。

 

このほか主なスペックは、インテル Core i9-11900K プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットを搭載。なお、SSDは転送速度の速いPCI Express Gen4×4に対応しています。

 

17.3型のディスプレイは、解像度が4K(3840×2160ドット)となっているほか、液晶パネルはAdobe RGB比100%の色域表示に対応しています。これにより、高精細な撮影データなどを忠実な色で表示し、高い精度で編集や補正処理を実行できるとしています。

 

インターフェイスにはUSB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.1×4、有線LAN、HDMI、Mini DisplayPort×2、SDメモリーカードリーダーをそろえています。また、USB Type-C、HDMI、Mini DisplayPortを利用しての外部ディスプレイの同時出力は、最大で4台まで可能です。

『PSO2 ニュージェネシス』を快適にプレイできるゲーミングデスクトップPCがマウスから発売

マウスコンピューターは6月28日、ゲーミングPCブランド「G-Tune」から、オンラインRPG最新作『PSO2 ニュージェネシス』の推奨PC2モデルを発売しました。直販価格は「G-Tune HM-BJ」が19万7780円(税込)からで、「G-Tune HN-ZJ」が24万1780円(税込)からです。

 

『PSO2 ニュージェネシス』推奨PCは、動作検証を実施しているため、動作がカクつくことなく快適にゲームをプレイできるモデルです。さらに、高画質で綺麗なグラフィックスを楽しむことができます。

 

G-Tune HM-BJは、初心者にもおすすめのミドルスペックなモデル。主なスペックは、インテル Core i7-10700 プロセッサー、GeForce RTX 3060、32GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットとなっています。

 

↑G-Tune HM-BJ

 

一方のG-Tune HN-ZJは、ゲーマーの視点からあらゆるシーンでの使用を想定したとうたうハイエンドゲーミングPC。主なスペックは、インテル Core i7-11700K プロセッサー、GeForce RTX 3070、32GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットです。

 

↑G-Tune HN-ZJ

最新CPU搭載の高性能ChromebookがASUSから発売、頑丈だから家庭や学校でも安心

↑CX5500

 

ASUS JAPANは、Chromebookの新モデル「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)」と「ASUS Chromebook CX1(CX1500)」を発表。6月24日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は、CX5500が10万9800円(税込)、CX1500が3万4800円(税込)です。

 

CX5500は、CPUに最新の第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサーを搭載した、高いパフォーマンスを発揮するモデル。

 

また、15.6型のディスプレイは、360度回転する「エルゴリフトヒンジ」を採用しており、好みの角度にディスプレイを固定できます。さらにこのヒンジは、ディスプレイを傾けた際に、キーボードに適切な角度が付くため、最適なタイピング位置にボディが持ち上がるとしています。これにより、キーボードが打ちやすいほか、ボディの底面にスペースができるので、本体から再生される音声の音質向上や、冷却機能の強化に寄与するとのこと。

 

なお、ディスプレイはタッチ操作に対応するほか、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。

 

また、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性も特徴。家庭や学校などで安心して使用できるとしています。

 

このほか、Chrome OSによる高いセキュリティ機能や、通常の故障に加えて落下や水没、災害、コンピュータウイルスの侵入による故障までカバーする「ASUSのあんしん保証」サービスに対応しています。

 

主なスペックは、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。バッテリーは約11.2時間駆動、本体サイズは幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mm、重量は約1.95kgとなっています。

 

インターフェイスは、HDMI出力、USB Type-C×2、USB 3.2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

 

一方のCX1500は、インテル Celeron プロセッサー N3350、4GBメモリー、64GB eMMCと控えめなスペックにしたことで、購入しやすい価格帯に抑えたモデル。

↑CX1500

 

15.6型のディスプレイは180度回転するため、複数人でディスプレイを見るといった場面で便利です。解像度はWXGA(1366×768ドット)となっています。

 

また、堅牢性はCX5500と同様、「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリア。さらに、キーボードは防滴仕様のため、雨の日の持ち運びも安心としています。これに加えて、Chrome OSによる高いセキュリティ機能と「ASUSのあんしん保証」サービスにも対応。

 

本体サイズは幅361.3×奥行き249.9×高さ18.9mm、重量は約1.8kg。また、インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

最新CPU搭載の高性能ChromebookがASUSから発売、頑丈だから家庭や学校でも安心

↑CX5500

 

ASUS JAPANは、Chromebookの新モデル「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)」と「ASUS Chromebook CX1(CX1500)」を発表。6月24日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は、CX5500が10万9800円(税込)、CX1500が3万4800円(税込)です。

 

CX5500は、CPUに最新の第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサーを搭載した、高いパフォーマンスを発揮するモデル。

 

また、15.6型のディスプレイは、360度回転する「エルゴリフトヒンジ」を採用しており、好みの角度にディスプレイを固定できます。さらにこのヒンジは、ディスプレイを傾けた際に、キーボードに適切な角度が付くため、最適なタイピング位置にボディが持ち上がるとしています。これにより、キーボードが打ちやすいほか、ボディの底面にスペースができるので、本体から再生される音声の音質向上や、冷却機能の強化に寄与するとのこと。

 

なお、ディスプレイはタッチ操作に対応するほか、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。

 

また、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性も特徴。家庭や学校などで安心して使用できるとしています。

 

このほか、Chrome OSによる高いセキュリティ機能や、通常の故障に加えて落下や水没、災害、コンピュータウイルスの侵入による故障までカバーする「ASUSのあんしん保証」サービスに対応しています。

 

主なスペックは、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。バッテリーは約11.2時間駆動、本体サイズは幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mm、重量は約1.95kgとなっています。

 

インターフェイスは、HDMI出力、USB Type-C×2、USB 3.2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

 

一方のCX1500は、インテル Celeron プロセッサー N3350、4GBメモリー、64GB eMMCと控えめなスペックにしたことで、購入しやすい価格帯に抑えたモデル。

↑CX1500

 

15.6型のディスプレイは180度回転するため、複数人でディスプレイを見るといった場面で便利です。解像度はWXGA(1366×768ドット)となっています。

 

また、堅牢性はCX5500と同様、「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリア。さらに、キーボードは防滴仕様のため、雨の日の持ち運びも安心としています。これに加えて、Chrome OSによる高いセキュリティ機能と「ASUSのあんしん保証」サービスにも対応。

 

本体サイズは幅361.3×奥行き249.9×高さ18.9mm、重量は約1.8kg。また、インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

Dynabookから家の中の好きな場所で買い物や動画視聴を楽しめる14型ノートPC「dynabook M」登場

Dynabookは6月24日、店頭向けノートPCの2021年夏モデルとして、14型のモバイルノートPC「dynabook M」シリーズを発表。7月中旬から発売します。ビックカメラ.comでの価格は、上位モデルの「dynabook M7」が19万2280円(税込)、下位モデルの「dynabook M6」が14万8280円(税込)です。

 

Dynabookは、テレワークやリモート授業をはじめとする、さまざまなオンラインコミュニケーションが日常的になり、PCの活用範囲がこれまで以上に広がっていることを受けて、「ホームモバイルノートPC」というカテゴリーを新設。dynabook Mシリーズを、家の中の好きな場所に移動してネットショッピングや動画の視聴を楽しめるモデルと位置付けています。

 

13.3型の従来モデル「dynabook R3」に比べて一回り大きな14型ディスプレイを搭載しながら、表面積は小さくするなど、コンパクトなボディを実現。本体サイズ約幅323.6×奥行き220.6×高さ19.9mmとなっています。また、重量は約1.47kgからと、家の中で持ち運びやすい重さに仕上がっているうえ、バッテリーは約15時間駆動のため、電源を気にすることなく好きな場所で使用できます。

 

このほか、内蔵のステレオスピーカーに最適化した高音質化アプリ「DTS Audio Processing」や、最新の無線LAN規格「Wi-Fi6」、入力しやすいキーボード、180度開くディスプレイ機構などを採用しています。

 

dynabook M7の主なスペックは、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビット。

 

一方のdynabook M6のスペックは、インテル Core i3-1115G4 プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home 64ビットです。

インターフェイスは共通で、microSDカードスロット、USB 3.1×2、有線LAN、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、HDMI出力、マイク入力/ヘッドホン出力をそろえています。

 

マウスのハイスペックPCなどがオトクに、6月25日からセールを開催

マウスコンピューターは6月24日、マウスコンピューターダイレクトショップ、G-Tune : Garageの店舗にて期間限定のボーナスセールを開催すると発表。6月25日からスタートします。

 

ボーナスセールでは、ノートPC、ゲーミング向けデスクトップPCなどを特別価格で販売するほか、限定のお得なモデルが用意されるとのこと。

 

セール商品の一例として、15.6型のハイスペックノートPCやゲーミングデスクトップPCが公開されています。

 

ハイスペックノートPCは、インテル Core i7-10750H プロセッサー、GeForce MX350、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビットを搭載する「mouse K5」で、セール期間中は5000円オフの12万6280円(税込)で販売されます。

 

ゲーミングデスクトップPCは、インテル Core i7-10700 プロセッサー、GeForce RTX 3060、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットのほか、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「G-Tune HM-B/EX2」です。通常はカスタマイズで追加が必要なガラスサイドパネルを、セール期間中に限り標準搭載となります。価格は18万6780円(税込)です。

 

このほかにも、お買い得な商品が多数並ぶとのこと。ビジネス用やゲーミング用など、欲しいモデルがセールになっていることも十分あり得るので、パソコン購入を検討している人はチェックしてみるといいでしょう。

 

なお、セール期間は7月22日まで。セール開催店舗は下記の通りです。

 

マウスコンピューターダイレクトショップ:秋葉原・春日部・名古屋・大阪・博多・仙台・ヨドバシAkiba
G-Tune : Garage:秋葉原・大阪

日本HPの高性能Chromebookが2万円オフで販売中、Amazonプライムデーのセール

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

Chrome OSを搭載するノートPCの注目カテゴリー「Chromebook」にも、大幅値引き商品がラインアップされています。なかでもお買い得なのが、日本HPの「HP Chromebook x360」です。通常価格は6万9800円(税込)ですが、現在2万円オフの4万9800円(税込)で販売中。製品ページはこちら。

 

ディスプレイはタッチ操作に対応した1920×1080ドットの14型IPSパネルを採用。主な構成はインテル Core i3-10110U プロセッサー、8GBメモリー、128GB eMMCと、良好なスペックを携えています。

 

さらに、ディスプレイが360度回転するコンバーチブルタイプの2in1ノートPCなので、一般的なラップトップ形状の「ノートPCモード」のほか、タブレット状の「タブレットモード」、画面を立てて使う「スタンドモード」、山折り状に本体を立てる「テントモード」の4モードで使用できます。

 

Chromebookは動作要件がそれほど高くないため、スペックを落として価格を抑えたモデルも各社からラインアップされていますが、HP Chromebook x360は、一般的なノートPCと同等のスペックを持っており、これで4万9800円という価格はお買い得感があります。

Surface Laptop 3が驚異の4万8000円引き、Amazonプライムデーでセール

↑AMD Ryzen 5搭載モデル

 

Amazon.co.jpは6月22日の23時59分まで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」を開催中。

 

これに合わせて、マイクロソフトの「Surface Laptop 3(Windows 10、15インチ、AMD Ryzen 5、8GBメモリー、128GB SSD、Office Home & Business 2019、プラチナ メタル)」が10万1772円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

現在の最新モデルは「Surface Laptop 4」なので、1世代前のモデルにあたりますが、まだまだ現役で活躍できる性能を持ったモデルです。また、別売りの「Surface Pen」と組み合わせれば、メモの書き込みなども楽々。文書の作成や表計算はもちろん、製図など、緻密な作業をする機会が多い人にも、使ってほしいモデルです。

 

Amazon.co.jpでの通常価格は15万480円(税込)なので、今回の値引率はなんと32%。1世代前とは言え、新品のSurfaceシリーズがこれほど大きく値引きされることは珍しく、お買い得感があります。

 

この機会にゲットして、Surfaceならではの優れたデザイン性や、かっちりと作り込まれたボディ、スムーズな操作性を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

なお、CPUにCore i5を搭載する13.5インチモデル(Windows 10、13.5インチ、第10世代Core i5、8GBメモリー、256GB SSD、Office Home & Business 2019、プラチナ ファブリック)も大幅値引き中です。割引率は30%と、AMD Ryzen 5搭載モデルよりはわずかに小さくなりますが、通常価格16万1480円(税込)のモデルが、11万2662円(税込)で販売されています。製品ページはこちら。好みに合わせて選びましょう。

↑第10世代Core i5搭載モデル

クリエイティブ作業に適したプレミアムノートPCがデルから発売

デル・テクノロジーズは、プレミアムノートPC「New XPS 17」と「New XPS 15」を6月18日に発売しました。直販サイトの価格はNew XPS 17が31万8980円(税込)から、New XPS 15が29万7180円(税込)からです。

New XPS 17は、CPUにインテル Core i7-11800H プロセッサーを、メモリーに16GBを、ストレージに512GB SSDを、グラフィックスにGeForce RTX 3050を搭載したハイスペックなノートPC。3Dシーンのレンダリングや8K映像の編集も可能としています。

また、独自の「デュアル オポジット アウトレット ファン」を内蔵し、ファンのエアフローを増加させることで、冷却性能を高めています。

ディスプレイは17型で解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、アスペクト比は16:10になっており、フルHDのディスプレイよりも作業領域が広く取られています。

インターフェイスは、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)×4、SDカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています。本体サイズは幅374.45×奥行き248.05×高さ19.5mmで、重量は約2.21kgです。

一方のNew XPS 15は、インテル Core i7-11800H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、GeForce RTX 3050 Tiを搭載したハイスペックモデル。こちらも映像編集などでパフォーマンスを発揮するとしています。

15.6型ディスプレイの解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で、アスペクト比は16:10となっています。

インターフェイスは、USB Type-C×3(うち1基はThunderbolt 4対応)、SDカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています。本体サイズは幅344.72×奥行き230.14×高さ18.0mmで、重量は約1.81kgです。

変化したワークスタイルのニーズに合わせたモバイルノートPC「dynabook MJ54/HS」が登場

Dynabookは、法人向けのモバイルノートPC「dynabook MJ54/HS」を発表。6月14日から受注を開始しました。

 

Dynabookによると、人々のワークスタイルが変わる中で、ノートPCには場所を選ばず活用できる、携帯性の高い高性能なモバイルノートPCにニーズが高まっているとしています。

 

dynabook MJ54/HSは、そうしたニーズに応えるような、モバイルノートPCとしての携帯性や堅牢性に加え、高性能と拡張性を実現したモデルです。本体サイズは、13.3型の従来モデル「dynabook R73」に比べて小さい表面積を実現。約幅323.6×奥行き220.6×高さ19.9mmのコンパクトなサイズに収まっています。それでいてディスプレイサイズは14.4型となっており、モバイルノートPCながら大きめの画面サイズを実現しています。

 

また、デスクの上からや持ち歩き時の落下を想定し、底面や天面など26方向からの落下テストを実施するなど、堅牢性も追及。安心して持ち歩くことができます。

 

スペックは、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載するほか、メモリーは16GB/8GB、ストレージは512GB/256GB/128GB SSDから選択できます。さらにOSはWindows 10 Proを採用しています。

 

このほか、最大15.5時間の長時間バッテリーや、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cポート2基などを搭載しています。

eスポーツタイトルや重たいゲームも快適な高級ゲーミングPCがMSIから発売

↑GE76-11UH-598JP

 

エムエスアイコンピュータージャパンは6月17日、ウルトラハイエンドゲーミングノートPC「GE76 Raider」シリーズから、最上位モデル「GE76-11UH-598JP」を発表。公式オンラインショップ限定で発売します。価格は45万9800円(税込)です。

 

GE76-11UH-598JPは、インテル Core i9-11980HK プロセッサー、GeForce RTX 3080 Laptop GPU、64GBメモリー、1TB SSDを搭載するハイスペックなモデル。一瞬を争うeスポーツのほか、負荷の大きいアクションゲームやMMORPGなど、あらゆるPCゲームタイトルを快適にプレイできます。

 

17.3型のディスプレイはリフレッシュレート120Hzに対応し、解像度は4K(3840×2160ドット)。PCゲームを滑らかかつ高精細な映像で楽しめます。

 

インターフェイスは、USB Type-C×2(うち1基はThunderbolt 4対応)、USB 3.2×3、Mini DisplayPort、HDMIポート、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。本体サイズは約幅397×奥行き284×高さ25.9mmで、重量は約2.9kgです。

 

なお、広色域・高精細な4K液晶パネルを採用した薄型ハイエンドゲーミングノートPC「GS66-11UH-321JP」と、グラフィックスにGeForce RTX 3050 Laptop GPUを搭載した薄型・軽量ゲーミングノートPC「GF63-10UC-429JP」も発表。GS66-11UH-321JPは7月1日発売で価格は44万5000円前後(税込)、GF63-10UC-429JPは6月24日発売で価格は15万5000円前後(税込)です。

↑GS66-11UH-321JP

 

↑GF63-10UC-429JP

富士通からインテリアやファッションと調和するモバイルノートPC「LIFEBOOK WC1/F2」が発売

富士通クライアントコンピューティングは、「LIFEBOOK CHシリーズ」の新モデルとなる13.3型モバイルノートPC「LIFEBOOK WC1/F2」を、直販サイトのWEB MARTで限定モデルとして発売しました。価格は21万8680円(税込)です。

 

LIFEBOOK CHシリーズは、新たな生活にあったPCの楽しみ方を提供するとうたうモバイルノートPC。ボディの金属の質感から備品のレベルまでこだわったデザインは、自宅やオフィス、カフェなど、あらゆる場所でもインテリアやファッションと調和するとしています。

 

新モデルのLIFEBOOK WC1/F2は、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビットを搭載。日常使いでは文句のない構成となっています。

 

また、キーボードにはバックライトを搭載しており、周囲が暗い状況でも視認性を確保できます。

 

本体サイズは幅307×奥行き207×高さ15.8mmで、重量は約988g。インターフェイスには、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMIポートをそろえています。

 

なお、従来モデル「LIFEBOOK WC1/E3」にカラバリを追加したことも発表。新たにモカブラウンのモデルがラインアップに加わりました。

 

LIFEBOOK WC1/E3のスペックは、インテル Core i5-1135G7 プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home 64ビットを搭載しているほか、インターフェイスにはUSB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMIポートをそろえています。価格は16万5880円です。

耐久性に優れたゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」から一挙6モデル登場

ASUS JAPANは6月16日、耐久性に優れたノートPCブランド「ASUS TUF Gamingシリーズ」から17.3型の「ASUS TUF Gaming F17」2モデルと15.6型の「ASUS TUF Gaming F15」4モデルを発表しました。

 

税込みの直販サイト価格はそれぞれ、ASUS TUF Gaming F17の上位モデル「FX706HM-HX073T」が21万9800円、下位モデル「FX706HE-I7R3050TBEC」が16万9800円で、ASUS TUF Gaming F15の上位モデル「FX506HM-I7R3060BEC」が18万9800円、下位モデル「FX506HM-I5R3060P」が14万9800円で、いずれも6月18日に発売します。

 

なお、ASUS TUF Gaming F15の「FX506HE-17R3050TBEC」(税込み希望小売価格16万9800円)は6月23日発売予定、「FX506HC-17R3050PRO」(税込み希望小売価格14万9800円)は6月25日発売予定となっています。

 

ASUS TUF Gamingシリーズは、米国国防総省が定めるMIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアするほどの耐久性を備えたゲーミングノートPC。高温や低温、振動などに耐えられるため、ハードウェアの心配をすることなくゲームを楽しめるとしています。

 

ディスプレイは共通でリフレッシュレート144Hzに対応。滑らかな映像を表示できます。また、PCゲームにおいてラグや遅延などのない画面表示が可能なAdaptive-Syncに対応しており、画面のチラつきやカクつきが発生しないとしています。

 

このほか、PCの熱を排熱する冷却機能や、PCゲームにおいて敵の足音や銃声などの音のする方向がわかりやすいDTS:X Ultra機能、使いやすさを重視したキーボードなどを採用しています。

 

主なスペックは下記のとおりです。

オンライン授業や会議に適した基本性能を充実させた「dynabook Y6」が発売

Dynabookは6月16日、オンライン生活にフィットするとうたうベーシックな15.6型ノートPC「dynabook Y6」を発表。6月18日から発売します。店頭販売モデルのため価格は明らかになっていませんが、dynabook Y6と同等のWebオリジナルモデル「W6YZMR3EAB」の価格は10万100円(税込)です。

 

dynabook Y6は、オンライン生活にフィットする基本性能を充実させたとするモデル。15.6型のHD(1366×768ドット)解像度のディスプレイを搭載し、オンライン授業やオンライン会議、セミナーなどにおいて、参加者の表情や表示された資料が見やすいとしています。

 

主なスペックはインテル Core i3-10110U プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Home 64ビット。Webサイトの閲覧ほか、授業のレポートや仕事の資料作成といった用途で問題なく使える構成です。

 

本体サイズは約幅362.5×奥行240.5×高さ19.7mmで、重さは約1.8kg。コンパクトなサイズなので、置き場所に困らないほか、家の中であれば十分持ち運びできる重さとなっています。

 

このほか、打ちやすさにこだわったキーボードや、ビデオ通話やオンライン授業、オンライン会議で歪みのない音声を聴くことができる高音質化アプリ「DTS Audio Processing」を搭載しています。

 

インターフェイスには、microSDカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 3.1×2、有線LAN、HDMI出力、USB Type-Cをそろえています。

FPSなどの動きの速いゲームも快適なゲーミングノートPCが日本エイサーから

日本エイサーは6月15日、最上位ゲーミングブランド「Predator」からゲーミングノートPC「Predator Helios 300」の新モデル2機種「PH315-53-A73Z7」「PH315-53-F76Y6」と、ゲーミングブランド「Nitro」からゲーミングノートPC「Nitro 5」の新モデル「AN515-56-H76Y5」を発表。PH315-53-A73Z7とPH315-53-F76Y6は7月上旬発売、AN515-56-H76Y5は6月24日発売です。ビックカメラ.comでの税込み価格はそれぞれ、PH315-53-A73Z7が29万9800円、PH315-53-F76Y6が24万9800円、AN515-56-H76Y5が15万9800円となっています。

 

Predator Helios 300の新モデル2機種は、リフレッシュレート300Hzに対応する15.6型のフルHD(1920×1080ドット)ディスプレイを搭載。動きの速いゲームプレイ時に、滑らかな映像で楽しむことができるとしています。また、グラフィックスにはGeForce RTX 30シリーズを採用しており、臨場感あふれる映像を再現します。

 

上位モデルのPH315-53-A73Z7のスペックは、インテル Core i7-10870H プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD、GeForce RTX 3070 Laptop GPUで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載しています。

 

下位モデルのPH315-53-F76Y6のスペックは、インテル Core i7-10870H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、GeForce RTX 3060 Laptop GPUで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載しています。

 

インターフェイスは共通で、有線LAN、USB 3.2×3、USB Type-C、ヘッドホンジャック、Mini DisplayPort、HDMI出力ポートをそろえています。

 

一方のNitro 5は、インテル Core i7-11370H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、GeForce GTX 1650、Windows 10 Home 64ビットを搭載。ゲームをプレーしながらライブ配信をするなどの、複数のアプリケーションの同時処理にも対応できるパフォーマンスを実現しているとしています。

 

15.6型のディスプレイは、フルHD解像度でリフレッシュレートは144Hzに対応。また、ディスプレイの左右のベゼルは約7mmと狭く、画面が広いため高い没入感を実現しています。

 

インターフェイスは、有線LAN、USB 3.2×3、USB Type-C、ヘッドホンジャック、HDMI出力ポートをそろえています。

外出先でもクリエイティブ作業が可能、高性能な14型ノートPCが発売

エムエスアイコンピュータージャパンは6月10日、薄型軽量なビジネス・クリエイター向けノートPC「Prestige 14 A11」から、ハイスペックな14型ノートPC「Prestige-14-A11SC-010JP」を公式オンラインショップ限定で先行発売しました。価格は21万9800円(税込)です。

 

Prestige-14-A11SC-010JPは、CPUにデスクトップPCに匹敵する高い処理性能を備える最新のインテル Core i7-1185G7 プロセッサーを、グラフィックスにGeForce GTX 1650 Max-Q デザインを搭載。また、32GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Proを搭載し、クリエイティブ作業も快適にこなせるほどの高性能なモデルです。

 

さらに、Adobe RGB相当の色域に対応する4K解像度(3840×2160ドット)の14型ディスプレイを搭載。撮影した写真のほか、デザインしたグラフィックの色やディテールを鮮明かつ忠実に再現できます。これに加えて、用途に応じて最適なカラープロファイルへ変更可能な「MSI True Colorテクノロジー」にも対応。フォトグラファーやグラフィックデザイナーなど、外出の多いクリエイターに最適なモデルとしています。

 

本体サイズは約幅319×奥行き219×高さ15.9mm、重量は1.29kg。インターフェイスはUSB Type-C×2(Thunderbolt、USB PD対応)、USB 3.2、ヘッドホン出力/マイク入力、microSDカードリーダーをそろえています。

PCゲームからクリエイティブ作業まで快適にこなせるMSIのノートPC「Bravo 15 B5」

エムエスアイコンピュータージャパンは6月10日、AMDの最新CPUと、高性能なグラフィックスを搭載したハイスペックな15.6型のゲーミングノートPC「Bravo 15 B5」を発表。6月17日発売で、価格は15万円前後(税込み)です。

 

Bravo 15 B5は、CPUにAMD Ryzen 7 5800H モバイル・プロセッサーを搭載。最新のPCゲームプレイのほか、複数のアプリケーションを同時に使用するマルチタスクを快適にこなせる処理性能を実現しています。また、写真や動画編集などのクリエイティブ作業でも高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

さらに、グラフィックスにAMD Radeon RX 5500モバイル・グラフィックスを搭載。FPSやバトルロイヤルゲームをはじめとするeスポーツタイトル、MMORPG、サンドボックスゲームなど幅広いジャンルのPCゲームをフルHD解像度かつ高フレームレートでプレイできるモデルとなっています。

 

15.6型の液晶ディスプレイは、リフレッシュレート144Hzに対応したパネルを採用し、滑らかな映像再生が可能。さらに、ディスプレイ部には狭額縁デザインを採用しており、画面に没入しやすいうえ、コンパクトなボディに仕上がっています。本体サイズは約幅359×奥行き259×高さ25mmです。

 

このほか主なスペックは、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Homeを搭載。インターフェイスはUSB Type-C、USB 3.2×2、USB 2.0、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

低価格なChromebookでペイントアプリが使える、CLIP STUDIO PAINT動作確認済推奨モデルにASUSのChromebookが追加

↑ASUSの製品サイトから

 

ASUS JAPANは6月9日、セルシス製ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」の動作確認済推奨モデルに「ASUS Chromebook C223NA」を追加したと発表。Chromebook製品としては、世界初の推奨取得となるそうです。

 

CLIP STUDIO PAINT動作確認済推奨モデルは、CLIP STUDIO PAINTの機能を余すことなく利用することができ、快適かつスムーズに作業できるとしています。多数のレイヤー処理が必要になる高度な制作作業や、サイズの大きなデータの取り扱いもストレスなく実行可能とのこと。

 

ASUS Chromebook C223NAは、11.6型で重量約1kgの小型軽量なモバイルノートPCです。CPUはインテル Celeron プロセッサー N3350を、ストレージには32GB eMMCを搭載しています。また、ディスプレイの解像度はWXGA(1366×768ドット)です。価格は直販サイトで2万2320円(税込み)。実際にどれくらい活用できるのかは気になるところです。

最新CPU搭載で高性能な17.3型ゲーミングノートPCがギガバイトから発売

ギガバイトは、最新のCPUである第11世代インテル Core i7-11800H プロセッサーを搭載した17.3型のゲーミングノートPC「AORUS 17Gシリーズ」を発表。市場想定価格は税込みで、「AORUS 17G YD-73JP345SH」が36万3000円前後、「AORUS 17G XD-73JP325SH」が30万5000円前後、「AORUS 17G KD-72JP325SH」が26万4000円前後です。

 

AORUS 17Gシリーズに搭載された第11世代インテル Core i7-11800H プロセッサーは、5月に発表されたばかりのゲーミングノートPC向けCPUです。従来の第10世代インテル Core プロセッサーに比べてパフォーマンスが約20%向上しているとのこと。

 

また、17.3型ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、リフレッシュレートは300Hzに対応。さらに、sRGBは100%カバーしており、滑らかで色鮮やかな映像表示が可能です。

 

キーボードは最大1500万回タッチしても耐えられるメカニカルスイッチを採用。プロゲーマーも満足できる操作性を実現したといいます。なお、各キーには独立したバックライトLEDを搭載しており、ゲームやアプリごとに色やライティングのカスタマイズも可能です。

 

上位モデルのAORUS 17G YD-73JP345SHのCPU以外のスペックは、GeForce RTX 3080 Laptop GPU、32GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Homeを搭載しています。

 

中位モデルのAORUS 17G XD-73JP325SHは、GeForce RTX 3070 Laptop GPU、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Homeを搭載。

 

下位モデルのAORUS 17G KD-72JP325SHは、GeForce RTX 3060 Laptop GPU、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Homeを搭載しています。

 

発売はAORUS 17G XD-73JP325SHとAORUS 17G KD-72JP325SHが6月10日、AORUS 17G YD-73JP345SHは6月18日です。

外出先に持ち出しやすい、重さ約985gの14型クリエイター向けノートPC「DAIV 4P」が発売

マウスコンピューターは6月8日、クリエイター向けPCブランド「DAIV」から、重さ約985gを実現した14型ノートPC「DAIV 4P」を発表。同日から販売を開始しています。価格は標準モデルが15万3780円です。

 

DAIV 4Pは、ボディの素材にマグネシウム合金を採用したことで、ブランド最軽量を実現したモデル。また、本体サイズは幅308.8×奥行き213×高さ16.4mmと、コンパクトなボディに仕上がっています。外出先にも持ち出すやすいでしょう。

 

ディスプレイ部分は、上下左右の額縁が狭い4辺ナローベゼルを採用。コンパクトなボディながら14型のディスプレイを搭載しています。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で、パネルはsRGB比100%の広色域に対応。写真や動画の編集に必要な色の再現性を確保しているとしています。

 

主なスペックは、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載しています。また、インターフェイスはHDMI、USB Type-C×2(USB PD対応。1基はThunderbolt 4対応)、USB 3.0×2、ヘッドホン出力をそろえています。HDMIとUSB Type-C2基経由で外部ディスプレイと接続すれば、最大4画面のマルチディスプレイ環境を構築可能です。

パナ「Let’s note」に新シリーズ! 14インチ、小型軽量、テレワーク需要ガチ狙いの見所は?

パナソニックは6月3日、オンラインで新製品発表会を開催。モバイルPC「Let’s note(レッツノート)」シリーズの新モデル「FV1シリーズ」を6月18日に発売すると発表しました。

↑Let’s note FV1シリーズ(ブラック)

 

↑Let’s note FV1シリーズ(シルバー)

 

製品コンセプトは「大画面なのにコンパクト」。14.0型ディスプレーを搭載しながら、サイズを約W308.6×D235.3×H18.2mmにおさめ、13.3型クラスのノートPCとほぼ同等のサイズを実現しています。軽量設計も特徴で、最軽量モデルでは重量約999gという軽さを実現。同じく14.0型のディスプレーを搭載する同社の「LV1シリーズ」と比較して、フットプリント比で約28%の省スペース化し、携帯のしやすさにもこだわりました。

 

大画面を搭載しつつフットプリント(接地面積)抑えるために、Let’s note史上もっとも狭いという、約5.3mmの狭ベゼルを採用。狭ベゼル仕様のノートPCは、側面からの衝撃に弱いというデメリットがありますが、同社では新構造を採用し、開発段階で独自基準の耐久テストを実施することで、狭ベゼルと側面からの耐衝撃性能を両立したとのことです。

↑新構造を採用し、開発段階で独自基準の耐久テストを実施することで、狭ベゼルと側面からの耐衝撃性能を両立

 

ディスプレーの解像度は2560×1440ピクセルのQHDで、縦横比3:2のアスペクト比を採用しています。LV1シリーズと比較して作業領域が縦方向に約2cm拡大したことで、JIS規格のA4見開き資料なども閲覧しやすくなりました。

↑ディスプレーの解像度は2560×1440ピクセルのQHDで、縦横比3:2のアスペクト比を採用している

 

テレワーク向けに、音響機能が充実しているのも特徴。イスラエルのオーディオメーカーWavesの音響効果ソフトウェア「MaxxAudio」と、高い音圧を持つボックス型のスピーカーを搭載し、相手の声が聞き取りやすい音質を実現しました。

 

さらに、インテルの電源効率最適化技術「インテル Gaussian & Neural Accelerator(インテルGNA)」に対応するノイズ除去機能「COMFORTALK」にも対応。タイピング音やサイレンといった騒音を低減しながら声を相手に伝送でき、騒音下でのウェブ会議でも、自分の声が相手に伝わりやすいといいます。

 

Let’s noteシリーズの特徴である円形タッチパッドは、直径約63mmの大型のものを採用。「QVシリーズ」の43mmと比較して、約1.5倍大型化しています。キーボードの使いやすさにもこだわり、キーピッチは縦横約19mm、キーストロークは約2mmと、同社の他シリーズ同等の打鍵感を実現しました。

↑PCの基本性能にもこだわった。円形タッチパッドは、直径約63mmの大型のものを採用。キーボードのキーピッチは縦横約19mm、キーストロークは約2mmだ

 

そのほか、インターフェースとしてはHDMI端子(最大出力4K60p)、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery対応)×2、USB 3.0 Type-A×2、ミニD-Sub 15ピン(VGA)、3.5mmオーディオ入出力端子などを搭載。SDカードスロット、有線LAN、約2207万画素のウェブカメラと、Windows Helloに対応した顔認証用カメラ、音声用アレイマイク×2も備え、ワイヤレス通信規格としてはWi-Fi 6 AX201、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1に対応しています。

 

個人向け店頭モデルは「CF-FV1GFNQR(Core i7-1165G7、16GBメモリー、512GB SSD、Office Home & Business 2019)」、「CF-FV1FDMQR(Core i5-1135G7、16GBメモリー、512GB SSD、Office Home & Business 2019)」、「CF-FV1FDSQR(Core i5-1135G7、16GBメモリー、256GB SSD、Office Home & Business 2019」、「CF-FV1FDWQR(Core i5-1135G7、8GBメモリー、256GB SSD)」の4種類を用意。

 

CF-FV1GFNQRを除く3モデルは約11時間のバッテリー駆動時間、「バッテリーパックL」が標準で付属するCF-FV1GFNQRのみ、約21時間のバッテリー駆動時間を実現しました。また、CF-FV1GFNQRのみ、LTE通信に対応します。

 

個人向け店頭モデルの価格はオープンプライスで、実売価格は税込24万2000円からになる見込み。なお、法人向け/オンラインストア向けモデルはCPUにCore i7-1185G7またはCore i5-1145G7を搭載し、インテルEvo vPro準拠モデルや、ワイヤレスWAN 5G/ローカル5G対応するモデル、タッチ対応ディスプレーやキーボードバックライトを搭載するモデルも用意されます。

 

発表会で登壇したパナソニック株式会社 コネクテッドソリューションズ社の副社長 坂元 寛明氏は、FV1シリーズ開発の背景について、「コロナ禍に置いて、モバイルワーカーが気持ちよく使え、使っていてワクワクするLet’s noteを作りたかった」と言及。

↑パナソニック株式会社 コネクテッドソリューションズ社の副社長 坂元 寛明氏

 

テレワークがビジネスパーソンに好意的に受け入れられている一方で、さまざまな課題を抱え、仕事に対するモチベーションが下がっている人も多いという話などに触れ、「営業利益や生産効率を求めることも大切だが、それ以上に、ビジネスパーソンの一人一人が、気持ちよく働ける社会を実現したいという気持ちが強い。私が属するモバイルソリューションズ事業部のミッションは、モバイルワーカーが活き活きと働く社会の実現だ」との考えを示しました。

↑発表会で参照された、日本生産性本部による調査データ

 

また、2021年度の販売台数目標として、Let’s noteシリーズとTOUGHBOOKシリーズの合計で、前年比107%となる82万台(グローバル市場)を設定していることも明らかにしました。

↑2021年度の販売台数目標として、Let’s noteシリーズとTOUGHBOOKシリーズの合計で、前年比107%となる82万台を設定する

 

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クリエイティブ作業を快適にする薄型軽量ノートPCなど3機種がMSIから登場

エムエスアイコンピュータージャパンは6月3日、薄型軽量なビジネス・クリエイター向けノートPC「Prestige 14 A11」シリーズから、ハイスペックな14型の「Prestige-14-A11SCS-475JP」と次世代無線LAN規格「Wi-Fi 6E」対応の14型モデル「Prestige-14-A11SC-012JP」を発表。MSIの直販サイト「MSIストア」で順次販売を開始します。価格は、Prestige-14-A11SCS-475JPが22万4800円、Prestige-14-A11SC-012JPが16万8800円です。

 

Prestige-14-A11SCS-475JPは、CPUにデスクトップPCに匹敵する高い処理性能を備える最新のインテル Core i7-1185G7 プロセッサーを、グラフィックスにGeForce GTX 1650 Ti Max-Q デザインを搭載するモデル。さらに、32GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Proを搭載し、オフィスソフトを使用した資料作成はもちろん、クリエイティブ作業も快適にこなすことができます。

 

また、Adobe RGB相当の色域に対応する4K解像度(3840×2160ドット)の14型ディスプレイを搭載。撮影した写真やデザインしたグラフィックの色やディテールを鮮明かつ忠実に再現できます。これに加えて、用途に応じて最適なカラープロファイルへ変更可能な「MSI True Colorテクノロジー」にも対応。フォトグラファーやグラフィックデザイナーなど、外出の多いクリエイターに最適なモデルとしています。

 

本体サイズは約幅319×奥行き219×高さ15.9mm、重量は1.29kgと、ハイスペックかつ14型ディスプレイのモデルとしてはコンパクトで軽量と言えそうです。

 

インターフェイスはUSB Type-C×2(Thunderbolt、USB PD対応)、USB 2.0、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえます。

 

いっぽうのPrestige-14-A11SC-012JPは、Prestige 14 A11シリーズとしては初めてWi-Fi 6Eに対応したモデル。これまで以上に広い周波数帯域を利用でき、より高速で安定した通信が可能になります。

 

スペックは、インテル Core i7-1185G7 プロセッサー、GeForce GTX 1650 Max-Q デザイン、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Homeを搭載。グラフィックスやメモリーはPrestige-14-A11SCS-475JPからスペックダウンしているものの、CPUとストレージは同じなので、十分に高性能なモデルと言うことができるでしょう。

 

なお、ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)、色域はsRGB相当と、ここもPrestige-14-A11SCS-475JPと違う点です。

 

本体サイズは約幅319×奥行き219×高さ15.9mmで、重量は1.29kg。またインターフェイスは、USB Type-C×2(Thunderbolt、USB PD対応)、USB 3.2、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

 

さらに、6月10日にはローズピンクのカラーが特徴的な14型ノートPC「Prestige-14-A11SCS-478JP」も発売。価格は16万9800円です。

 

スペックは、CPUにインテル Core i7-1185G7 プロセッサー、グラフィックスにGeForce GTX 1650 Ti Max-Q デザインを搭載するほか、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Homeという構成になっています。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、sRGB相当の色域に対応します。

 

本体サイズは約幅319×奥行き219×高さ15.9mmで、重量は1.29kg。インターフェイスはUSB Type-C×2(Thunderbolt、USB PD対応)、USB 2.0、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえます。

4Kディスプレイを4台接続できる、マルチタスクがはかどる小型PCが発売

ASUS JAPANは6月1日、小型のベアボーンPC「Mini PC PN51」を発表。同日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は4万7000円です。

 

Mini PC PN51は、CPUにAMD Ryzen 5 5500U モバイル プロセッサーを搭載し、マルチタスクに優れていながら価格を抑えたモデル。インターフェイスが豊富なのも特徴で、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB Type-C×2(Display Alt mode対応)と、外部ディスプレイへの出力だけで4基そろえています。このほか、USB 3.2×3、SDカードリーダー、有線LANを装備。なお、無線LANはWi-Fi 6に対応しています。

 

これらのインターフェイスを利用すれば、4K解像度の外部ディスプレイを最大4台接続できるうえ、DisplayPort 1.4もしくはUSB Type-C経由であれば最大60Hzの8K映像を出力できます。

 

本体サイズは幅115×奥行き115×高さ49mmで、重量は約0.7kg。約0.62L容量のコンパクトなボディに仕上がっているため、狭いスペースに設置しやすいです。また、VESAマウントを使用してディスプレイやテレビの背面に取り付けることも可能。

 

なお、メモリーとストレージおよびOSは非搭載のため、購入したユーザー自身で搭載する必要があります。メモリーはSO-DIMMスロット×2をそろえ、最大64GBまで搭載可能。ストレージはM.2スロットとSATA 6Gb/s ポートをそろえています。

クリエイター向けの14型ノートPCとしては軽量・コンパクトな「DAIV 4N」が発売

マウスコンピューターは6月1日、クリエイター向けPCブランド「DAIV」から14型ノートPC「DAIV 4N」を発売すると発表。すでに販売を開始しており、直販サイトでの価格は15万9280円からです。

 

DAIV 4Nはクリエイター向けらしく、CPUにインテル Core i7-1165G7 プロセッサーを、グラフィックスにGeForce GTX 1650 Tiを搭載するモデル。これにより、高速な写真現像の処理や動画のエンコードが可能になり、本格的な写真現像や動画編集のほか、CG制作といったシーンで活用できるとしています。

 

また、外付けのグラフィックスを搭載していながら、重量約1.43kg、本体の厚さ約19.2mmと、14型のノートPCとしては軽量かつコンパクトなボディに仕上がっています。

 

ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、液晶はNTSC比約72%の広色域なパネルを採用しています。

 

このほか主なスペックは、メモリーが16GB、ストレージが512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載。インターフェイスは、有線LAN、USB 3.0×2、SDカードリーダー、USB Type-C×2(うち1基はThunderbolt 4対応)、ヘッドホン出力、HDMI出力をそろえています。

 

なお、BTOによるカスタマイズにも対応し、メモリーは最大64GB(32GB×2)、ストレージは最大2TB SSDなどに変更もできます。

裸眼で立体3D体験が可能になる「SpatialLabs」とプロトタイプノートPCが発表

台湾Acerは、裸眼で3D体験が可能になる「SpatialLabs(スぺイシャルラボ)」を発表。合わせて、SpatialLabsの技術を搭載したプロトタイプノートPCを公開しました。

 

SpatialLabsは、ステレオカメラセットでユーザーの頭と目の位置や動きを追跡するアイトラッキングソリューションのほか、立体3Dディスプレイ、リアルタイムレンダリング技術を組み合わせたソリューション。この3つによって人の左右の目に異なる画像を見せることができ、コンテンツが画面の前に浮いて見える立体的な3D効果を作り出すことができるといいます。

 

これにより、3DメガネやVRゴーグルを用意することなく、没入型の立体3D体験が可能になるとのこと。

 

台湾Acerは、SpatialLabsを提供することで、3Dコンテンツを扱うクリエイターの負荷を排除し、360度の視点でモデルを回転、移動、画面からドラッグなどをして、すべての角度からオブジェクトを確認することが可能になるとしています。

 

また、合わせて公開されたプロトタイプノートPCは、デフォルトで2D表示のモードに設定されており、専用アプリケーションを起動すると立体3Dモードが自動でオンになるモデルとのこと。

 

このプロトタイプノートPCは、台湾Acerが開始するデベロッパー向けプログラムに応募、選定されたデベロッパーが3カ月間無料で利用できるようになるとしています。

 

一般ユーザーが使えるようになる時期はまだ先になりそうですが、SpatialLabsを応用したエンタメノートPCなどが登場するとおもしろそうですね。

ケーブル長750mmで“裏配線”もOK! オウルテックの「80PLUS BRONZE」認証PC用電源ユニット

おうち時間が長くなったことにより、新しく“家で楽しめる趣味”を始めた人は多いのではないでしょうか。例えば、今までPCはBTO派だったけれど、自作PCを組むのにハマり出して、今ではいろいろなパーツ選びに余念がない……等々。

 

そんな様々なPCパーツのなかで、重要なのが電源。今回は、オウルテックが5月28日に発売した、省電力化プログラム「80PLUS BRONZE」認証のPC用電源ユニット『OWL-GPMシリーズ』より、550Wモデル「OWL-GPM550S」と650Wモデル「OWL-GPM650S」を紹介します。

 

同製品は、低価格・高品質の、自作PC用ATX規格の電源で、アクティブPFC(Power Factor Correction)96%以上の高効率設計による省エネ効果と、取り回しやすいコンパクトサイズが特徴です。

 

税込価格は550Wモデルが8780円、650Wモデルが9480円。人気の自作PCケースのトレンドとなる電源下部配置でも、各コネクタに届くよう余裕のケーブル長を採用し、低価格帯でも気にせず組み立てられるよう配慮しています。

 

特に、CPU補助電源ケーブルの長さには、同社の“こだわり”が見られました。

 

「他社さんは長くても700mmですが、弊社では750mmとしました」(オウルテック担当者/以下同)

 

流通しているPC用ケースと電源ユニットの搭載位置の組み合わせは無限大に近く、ケーブル長の選定には大変苦労したそうです。

 

しかし、なぜこの製品はケーブルの“長さ”に着目したのでしょうか。

 

「お客様の声で、PCを組み立てる際、ケーブルが短くてきれいに配線できないという声がありました。詳細を調べると、ケーブルを見えないところに隠して見た目をきれいに組み立て配線することを『裏配線』と呼びますが、そういったお客様の声に応えるためケーブルを長くしています」

 

CPU補助電源ケーブル750mmは、低価格帯電源では国内最長クラスとのことです。

 

また、各種保護回路を装備(OPP、OVP、SCP、OTP)しており、万が一の故障の際にも安心の2年間新品交換保証も付いています。

高剛性かつ軽量、フラッグシップの「VAIO Z」に法人モデル登場

VAIOは5月27日、フラッグシップモバイルノートPC「VAIO Z」シリーズの法人向けモデルとして、14型の「VAIO Pro Z」を発表。標準仕様のソニーストアでの価格は26万6200円で、6月4日ごろのお届けとなっています。

 

VAIO Pro Zは、世界で初めて立体成型のフルカーボンボディを実現したとうたうモバイルノートPCです。これにより、MIL-STD-810Hに準拠した試験をクリアする高剛性と、最軽量構成で約958gの軽量を両立しています。

 

主なスペックは標準仕様で、インテル Core i7-11370H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Pro 64ビットを搭載。ディスプレイの解像度は、フルHD(1920×1080ドット)となっています。また、インターフェイスはUSB Type-C×2(Thunderbolt 4とUSB Power Deliveryに対応)、HDMI、ヘッドホン出力をそろえています。

 

さらに、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応するほか、3G/LTE/5G通信にも対応しています。

 

このほか、最大34時間駆動のバッテリーや、人感センサーと指紋認証および顔認証を組み合わせたセキュリティ機能「VAIO User Sensing」などを搭載。

 

VAIOは、VAIO Pro Zの市場投入によって、ビジネスの最前線で活躍する経営者やエンジニア・クリエイターなどとパートナーになり、唯一無二の挑戦を強力にサポートしていくことを通じて、ビジネスを加速していくことを目指すとしています。

 

なお、法人向けモデルではありますが、ソニーストアで購入可能です。ただし、個人向けの「VAIO Z」もラインアップされているので、個人の場合はそちらを選択するのがいいでしょう。

10万円以下で有機ELディスプレイ搭載の13.3型モバイルノートPCがASUSから発売

ASUS JAPANは5月27日、有機ELディスプレイを搭載した13.3型モバイルノートPC「ASUS ZenBook 13 OLED UX325JA」を発表。同日から販売を開始します。直販価格は9万9800円です。

 

ASUS ZenBook 13 OLED UX325JAは、液晶ディスプレイでは難しかった引き締まった黒色表現や鮮やかな画面表示が可能な有機ELディスプレイを搭載。また、DCI-P3 100%に対応するなど、忠実な色表現も実現しています。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。

 

主なスペックは、インテル Core i5-1035G1 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載。インターフェイスは、USB 3.2、USB Type-C×2(Thunderbolt 3対応)、HDMI、SDメモリーカードをそろえています。USB Type-Cはデータ転送や映像出力のほか、本体への給電にも対応しています。

 

本体サイズは幅304.2×奥行き203×高さ13.9~14.9mmで、重量は約1.14kg。モバイルノートPCとしては十分コンパクトなサイズと重量に仕上がっています。このほか、大型のイメージセンサー採用のWebカメラや、最長約16.2時間駆動のバッテリーなどを搭載。

 

ASUS JAPANは、プライベートからビジネスまで、幅広く使用できるとしています。また、製品の特徴を見る限り外出先でも活躍しそうなモデルと言えます。

グラフィックス性能が向上した15.6型ゲーミングノートPCがマウスから登場

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランド「G-Tune」から、15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune P5-H」を発売します。Web直販での価格は15万9280円です。

 

G-Tune P5-Hは、2020年に発売した「G-Tune P5」の後継にあたるモデル。グラフィックスにはGeForce GTX 1650 Tiを搭載し、従来モデルに比べてグラフィックス性能が約8.4%向上したとしています。

 

また、15.6型のゲーミングノートPCとしては薄型軽量で、薄さ22.8mm、重量約2.01kgを実現。eスポーツ大会などの外出先への持ち運びも可能です。

 

このほか、外付けのグラフィックスを使用しない環境では自動的にCPU内蔵グラフィックスに切り替えるMS-HYBRID機能や、約10.5時間駆動するバッテリーなどを搭載しています。

 

主なスペックは、インテル Core i7-10750H プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットです。

外出先に持ち出しやすい高性能な14型モバイルノートPCが登場

日本エイサーは5月25日、薄型で軽量なモバイルノートPC「Swift」シリーズから、「SF314-511-N58Y/SF」と「SF314-511-N58Y/S」の2機種を発表。5月27日に発売します。販売はビックカメラグループおよびヨドバシカメラからで、ヨドバシ.comでの価格はSF314-511-N58Y/SFが14万9800円、SF314-511-N58Y/Sが12万9800円です。

 

2機種とも、インテルが高性能なモデルに付与するノートPCのプラットフォーム「インテル Evo プラットフォーム」に準拠。バッテリー駆動時間や薄型であることなど、複数の要件をクリアしたモデルです。

 

ディスプレイは14型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。パネルはIPSパネルを採用しています。また、本体サイズは約幅322.8×奥行き212.2×高さ15.9mm、重量は約1.3kgと薄型軽量なボディを実現。さらに、バッテリー駆動時間は約16時間となっており、外出先で使いやすいモデルと言えます。

 

スペックは、インテル Core i5-1135G7 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載。インターフェイスには、USB 3.2×2、USB Type-C(PD、映像出力、Thunderbolt 4に対応)、ヘッドホン/マイクジャック、HDMIをそろえています。

 

なお、SF314-511-N58Y/SFには、Microsoft Office Home & Business 2019が搭載されており、SF314-511-N58Y/Sは非搭載となっています。

マウス、外出先で安心して使える13万円台の14型モバイルノート「MousePro-NB420H」

マウスコンピューターは5月21日、法人向けブランドのMouseProから、14型のノートPC「MousePro-NB420H」を発売しました。直販価格は13万1780円です。

 

MousePro-NB420Hは、本体の天面と底面にマグネシウム合金を採用。これにより、重さ約1.12kgと厚さ約16.9mmのスリムなボディと堅牢性を両立しています。また、MIL-STD-810G 規格に準拠した、10項目のテストをクリア。外出先に持ち運ぶことの多いビジネスシーンでも安心して使用できるとしています。

 

無線LANはWi-Fi 6に対応しているほか、ドコモ・au・ソフトバンクに対応したLTEモジュールを標準搭載したモデルも用意されています。

 

主なスペックは、インテル Core i5-1135G7 プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSD、Windows 10 Pro 64ビット。バッテリー駆動時間は最大で約20時間となっています。また、インターフェイスは、USB 3.0、USB 3.1、USB Type-C(Thunderbolt 4)、HDMI、ヘッドホン出力、micro SDメモリーカードをそろえています。

高性能なCromebook登場、ASUSが15.6型モデルなど3機種発表

ASUS JAPANは5月21日、3モデルのChromebookを発表しました。ラインアップは、ディスプレイを360度回転できる「ASUS Chromebook Flip CM5 (CM5500)」(以下、CM5)「ASUS Chromebook Flip CM3 (CM3200)」(以下、CM3)と、ディスプレイを180度回転できる「ASUS Chromebook CX1 (CX1100)」(以下、CX1)です。

 

価格は、CM5が7万9800円、CM3が4万9800円、CX1が2万9800円となっています。

 

CM5とCM3は、利用シーンに合わせてノートパソコンスタイル、タブレットスタイル、スタンドスタイル、テントスタイルの4つのスタイルに使い分けできます。いっぽうのCX1は、ディスプレイを180度回転させてミーティング時などに相手に画面を見せながら説明といった使い方が可能です。

 

CM5のディスプレイは15.6型で、解像度は1920×1080ドット。アスペクト比は16:9となっており、大画面で作業が可能です。また、キーボードにはテンキーが搭載されています。このほか、Harman/Kardonと共同で調整したオーディオ機能や、MIL-STD-810Hに準拠した堅牢性を備えています。

 

さらに、スペック面ではASUSとしては初めてChromebookにAMD Ryzen 5 3500Cプロセッサーを搭載。このほかのスペックは、8GBメモリー、256GB SSD、約11.6時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mmで、重量は約1.95kgです。

 

CM3のディスプレイは12型で、アスペクト比は3:2、解像度は1366×912ドット。縦方向に長いディスプレイとなっています。主なスペックは、CPUにMediaTek MT8183を搭載するほか、4GBメモリー、64GB eMMC、約15.6時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅269.2×奥行き215.8×高さ16.8mmで、重量は約1.14kgです。

 

CX1は11.6型で解像度1366×768ドットのディスプレイを搭載。また、CM5同様にMIL-STD-810Hに準拠した堅牢性を実現しています。主なスペックは、CPUにインテル Celeron プロセッサー N3350を搭載するほか、4GBメモリー、32GB eMMC、約12.5時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅287.4×奥行き200.1×高さ17.5mmで、重量は約1.2kgです。

 

ASUSでは、気軽に使用するならCM3とCX1、より高い性能を求めるならCM5と、用途に合わせて選べるとしています。

なお、CM5とCM3は5月20日から販売を開始しています。CX1の販売は6月上旬予定です。

富士通の40周年記念パソコン登場か、FUJITSU PC 40th Anniversaryが開催決定

富士通クライアントコンピューティングは5月21日、富士通のパソコンが誕生40周年を迎えたことを記念して、「FUJITSU PC 40th Anniversary」を実施すると発表。

 

FUJITSU PC 40th Anniversaryでは、富士通製パソコンの誕生から受け継がれてきた、ユーザーに寄り添い続ける姿勢や、常にチャレンジし続けるものづくりの伝統を見つめ直し、具現化した取り組みを実施するとしています。

 

具体的には、40周年モデルや40周年サービスの展開と、オンラインイベントの開催、記念グッズの制作を予定しているとのこと。各詳細については順次紹介するとしています。

気になるのはやはり40周年記念モデルですね。どんなパソコンが出るのか期待したいところです。

タブレットとしても使える10.1型モバイルノートPC「dynabook K60/FS」などが発売

Dynabookは、法人向けの10.1型2in1デタッチャブルPC「dynabook K60/FS」「dynabook K50/FS」の受注を5月13日に開始しました。

 

両モデルともにキーボードとディスプレイを着脱できるデタッチャブルタイプを採用。10.1型のタブレットとして使用することができます。ディスプレイは映り込みが少ないノングレア液晶を採用し、解像度は1280×800ドット(WXGA)となっています。

 

また、2048段階の圧力センサーを搭載し、ペン入力にも対応。オプションの充電式アクティブ静電ペンを使って手書き入力で作業といったこともできます。

 

本体サイズは約幅249.0×奥行き186.7×高さ18.7mm、重量は約1.18kg。持ち運びやすいサイズと重量に仕上がっています。バッテリーは約16時間の長時間駆動を実現しているうえ、30分の充電で約6時間使える急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」に対応しているのもポイントです。

 

さらに、ドイツの第三者認証機関「TÜV Rheinland Japan(テュフ ラインランド ジャパン)」の確認のもと、100kgf面加圧試験・76cm落下試験・30cc防滴試験といった試験をクリアする堅牢性を実現しています。

 

dynabook K60/FSの主なスペックは、CPUがインテル Pentium Silver N5030プロセッサー、メモリーが8GB、ストレージが128GBのフラッシュメモリー、OSがWindows 10 Pro 64ビット。

 

dynabook K50/FSの主なスペックは、CPUがインテル Celeron プロセッサー N4020、メモリーが8GB、ストレージが128GBのフラッシュメモリー、OSがWindows 10 Pro 64ビットとなっています。

 

なお、インターフェイスは共通で、USB Type-C、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 2.0×2を装備しています。

ゲーミングノートPCの究極形を目指した「GE76 Raider」などがMSIから登場

エムエスアイコンピュータージャパンは5月17日、第11世代インテル Core HプロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 30シリーズを搭載する、10機種のゲーミングノートPCを発表しました。発売は5月20日からで、5月17日から予約受け付けを開始しています。

 

発表されたゲーミングノートPCは、「技術、創造の限界を解き放つ -MSIアルティメットノート-」をテーマに掲げ、従来製品を超える次世代ゲーミングノートPCの究極形を目指すモデルとしています。

 

ラインアップは、ウルトラハイエンドモデル「GE76 Raider」が2機種、薄型ハイエンドモデル「GS66 Stealth」が1機種、ハイスペックモデル「GP76 Leopard」が2機種、イラストレーター長野 剛氏とのコラボモデル「Katana GF76」が2機種、同じくコラボモデル「Sword 15」が1機種、高コスパモデル「Pulse GL66」が2機種となっています。

 

MSI初のリフレッシュレート360Hzディスプレイ搭載のGE76 Raider

GE76 Raiderは、インテル Core i9-11980HKを搭載するウルトラハイエンドモデル。さらに、最上位モデル「GE76-11UH-595JP」のグラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPUを、「GE76-11UG-596JP」はNVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載し、ハイエンドデスクトップPCに迫る高い処理性能を実現しています。

 

また、17.3型のディスプレイには、MSIとしては初となるリフレッシュレート360Hzの液晶パネルを採用しているのも特徴。なめらかな映像を再生してくれます。

 

価格はGE76-11UH-595JPが47万円前後、GE76-11UG-596JPが38万円前後。そのほかのスペックは下記のとおりです。

 

15.6型としては薄型の19.8mmを実現したGS66 Stealth

 

GS66 Stealthは、CPUにインテル Core i9-11900Hを、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載したハイエンドモデル。また、本体の高さが19.8mmと、15.6型のノートPCとしては薄型なボディを実現しています。

 

さらに、リフレッシュレート300Hzの液晶パネルや高耐久のゲーミングキーボードを装備している点も魅力です。

 

価格は33万3000円前後。そのほかのスペックは下記のとおりです。

 

17.3型の大画面を実現したハイスペックなGP76 Leopard

 

GP76 Leopardは、インテル Core i7-11800HとNVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載したハイスペックモデル。2機種の違いは17.3型ディスプレイのリフレッシュレートで、上位モデル「GP76-11UG-322JP」はリフレッシュレート240Hz、下位モデル「GP76-11UG-326JP」はリフレッシュレート144Hzとなっています。

価格はGP76-11UG-322JPが26万円前後、GP76-11UG-326JPが25万円前後。そのほかのスペックは下記のとおりです。

 

長野 剛氏とコラボした美しいデザインのKatana GF76/Sword 15

 

Katana GF76とSword 15は、歴史ゲームなどのイラストレーターとして知られる長野 剛氏とコラボした、美しいデザインに仕上がったモデル。Katana GF76の筐体は黒で、Sword 15の筐体は白でまとめられているのが特徴です。

性能面では、Katana GF76はCPUにインテル Core i7-11800Hを、グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載し、いっぽうのSword 15はCPUにインテル Core i7-11800Hを、グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを搭載。どちらも高い処理性能を実現しています。

価格はKatana GF76が17万8000円前後、Sword 15が15万6000円前後。そのほかのスペックは下記のとおりです。

 

手に出しやすい価格ながら十分な性能のPulse GL66

 

Pulse GL66は、インテル Core i7-11800Hを搭載するコストパフォーマンスにすぐれたモデル。上位モデル「Pulse-GL66-11UEK-068JP」のグラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPUを、下位モデル「Pulse-GL66-11UDK-066JP」にはNVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載しており、幅広いジャンルのPCゲームを楽しむことができます。

価格はPulse-GL66-11UEK-068JPが23万円前後、Pulse-GL66-11UDK-066JPが18万円前後。そのほかのスペックは下記のとおりです。

 

【西田宗千佳連載】Chromebookは「家庭向けネット端末」としてタブレットに取って代わる存在に

Vol.102-2

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Chromebook」。素早く低コストに使える魅力的な端末は仕事よりも個人向けとして優れたものだった。

 

Chromebookが教育市場で普及し始めたのは、「管理のしやすさ」と「コストパフォーマンスの高さ」が支持されてのことだ。ここでいう「管理のしやすさ」とは、主にトラブルからの復帰やアップデートのシンプルさ、マルウェア対策などのことを指している。

 

Chromebookは現状、OSがシンプルな構造になっているので、OSアップデートがPCやタブレットに比べて短時間で終わる。マルウェアは「まったくない」というと語弊があるが、ローカルではアプリやデータをあまり使わない設計であることもあって、Windowsなどに比べるとリスクが低い。OS・サービス側が用意しているものを使う形で十分だ。データがクラウドにあることが前提で、OSがシンプルであるということは、仮に機器が故障などで入れ替わってゼロから再セットアップすることになっても、より短時間で元に戻る。学校や企業では、ここからさらにメールアカウントやスケジュール、文書の一括管理のしやすさといった要素が入ってくるのだが、個人ユースだとまあ、それはまた別の話になる。

 

どちらにしても、「OSなどの管理」はある種の必要悪であり、多くの人にとってはしたくないことのはず。その点において、Chromebookは「個人向け」として優れている。

 

特に、コンテンツの閲覧を中心に用いるのであれば有利だろう。Flashが無くなったいま、Chromeで閲覧できないコンテンツはほとんどない。Chromebookの使っているChromeはスマホ版よりもPC版に近いので、PCの感覚でウェブコンテンツを見るのには向いている。動画も同様だ。「動画をダウンロード視聴する」ことは難しいし、できないこともあるが、YouTubeはもちろん、Netflixなどのサブスクリプションサービスも問題なく視聴できる。

 

さらに、Android用のアプリが使えるのもポイントだ。動画視聴や電子書籍の閲覧、ゲームなどにはAndroidアプリを利用してもいい。

 

ただし、ChromebookでのAndroidアプリの動作は現状、完璧とは言い難い。対応していないサービスや、動きはするが想定どおりの動作にならないものも少なくないからだ。理由はおそらく、Chromebookがまだ日本ではメジャーではないため、アプリ開発側での動作検証が追いついておらず、利用者への情報提供も不足しているからだろうと思われる。この辺は、多数のメーカーと提供環境が入り混じるAndroidの弱みでもある。

 

とにかく、個人が「コンテンツを楽しむ低価格でシンプルなコンピュータ」として、Chromebookは意外と優れている。家庭内で仕事以外のことに用いるネット端末として選ぶのもいいだろう。

 

別の言い方をするなら、これは過去に「Androidタブレットが担っていた領域」そのものでもある。Androidタブレットはいまも存在しているが、Googleはもう製品化の意志がなく、手がけるメーカーも減ってきている。そこを埋めているのがChromebookという言い方もできるわけだ。

 

では、他社はChromebookにどう対応しようとしているのだろうか?特にマイクロソフトは?そのあたりは次回、解説したい。

 

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マウスコンピューターの最新「G-Tune」で知る、「日本eスポーツ連合(JeSU)公認」PCの中身

マウスコンピューターは3月31日、日本eスポーツ連合(JeSU)公認のデスクトップ型ゲーミングPCを発表しました。今回発表されたのはビギナーも安心して使える標準タイプの「G-Tune HM-BJ」と、上級者向けのハイスペックモデル「G-Tune HN-ZJ」の2種類。価格はG-Tune HM-BJが21万9780円、G-Tune HN-ZJは24万1780円で発売中です。

↑日本eスポーツ連合認定の2機種は、ゲーム好きにぴったりのスペックとなっています

 

【紹介製品の細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

日本eスポーツ連合に認定された高スペックでゲームもサクサク

マウスコンピューターでは開発するにあたり、両モデルにユーザーの意見を反映させました。入出力ポートはケース天板に配置し、デスクトップPCでありながら、椅子に座ったままでもアクセスが可能。HDMI端子を搭載して、映像出力を簡単に行えるように配慮しています。eスポーツプレイヤーがPCに対して持つ心配を減少し、ゲームに没頭できる環境に寄与しているのです。

 

さらに、ダストフィルターはマグネット式を採用。取り外して水洗いすることができるので、手軽にメンテナンスすることも可能です。

↑ケースに盛り込まれた3つの特長

 

標準タイプのG-Tune HM-BJは、価格も抑えられているため、ゲーム初心者でも安心して購入することができるでしょう。

↑初心者には標準モデルがおすすめ

 

一方、ハイスペックモデルであるG-Tune HN-ZJは、グラフィックス・アクセラレーターに大容量のNVIDIA GeForce RTX 3070/8GB (DisplayPort×3/HDMI×1)を採用しているため、精緻なグラフィックスを実現しています。シューティングゲームなど、画質を高めながら高速描写を求めている人には絶好のモデルといえるのではないでしょうか。

↑ハイスペックモデルのG-Tune HN-ZJは、標準モデルと比較してビジュアル面の美しさが大幅に向上しました

 

日本eスポーツ連合とは、eスポーツ(コンピューターゲームをスポーツとして捉えたときの名称)の普及を目的とした団体で、eスポーツ大会の認定やeスポーツ選手の育成や支援を行っています。今回発表されたG-Tune HM-BJとG-Tune HN-ZJの2機種は、その日本eスポーツ連合の公認モデルです。

 

マウスコンピューターと日本eスポーツ連合では、本モデルを開発するに先立ち、2つの検証を行いました。プレイヤー視点の検証では、プロゲーマーへのヒアリングを実施。シューティングゲームなどフレームレートを重視するゲームでは、素早い場面切り替えが必要とされます。そのため、意図的に画質設定を下げてプレイする傾向グラフィック設定を最低ランクにした状態で、最低120FPS以上でゲーム動作ができるスペックを実現しています。

↑プレイヤー視点のレギュレーション

 

運営・法人視点の検証では、視聴者に向けてゲームを配信するのに60FPSを超える必要はないとの結果を得たため、最大固定FPSもしくは60FPS以上出ていることを公認スペックの要件とする、と定めました。

↑運営・法人視点でのレギュレーション

 

PCでオンラインゲームをプレイする場合、機種によっては画面がカクカクすることがあり、ストレスが溜まりがちなものです。しかし、日本eスポーツ連合公認の本モデルでは、2視点からのレギュレーションをクリアしているため、スムーズな動作で楽しむことができます。

 

G-Tune HN-ZJとG-Tune HM-BJでは、「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」(海外版)、「グランブルーファンタジー ヴァーサス」、「ストリートファイターV チャンピオンエディション」、「DEAD OR ALIVE 6」の4タイトルで検証を実施。マウスコンピューターでは、今後も検証済みタイトルを増やしていく方針としています。

↑現在の検証済みの4タイトル

 

今回発表されたG-Tune HM-BJ、G-Tune HN-ZJの日本eスポーツ連合公認の2機種は、日本eスポーツ連合が主催する大会でも利用されること決定済み。プロゲーマーたちのプレイでその真価を発揮するでしょう。

 

マウスコンピューターでは、今後の要望次第でノートPCの開発も検討するようです。

 

エキシビジョンマッチで美しく、スムーズな動作を実証

発表会当日は、プロゲーマーの板橋ザンギエフ選手とナウマン選手による「ストリートファイターV」のエキシビジョンマッチも行われました。

↑エキシビジョンマッチに挑んだ板橋ザンギエフ選手(右)とナウマン選手

 

早速、鮮明で美しいグラフィックスとキャラクターの滑らかな動きを披露し、板橋ザンギエフ選手が勝利を納めました。

↑エキシビジョンマッチでは板橋ザンギエフ選手が勝利しました 『ストリートファイターV チャンピオンエディション』©CAPCOM U.S.A., INC. 2016, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.

 

G-Tune HM-BJとG-Tune HN-ZJはあらゆるゲームをプレイすることを前提に開発されたデスクトップ型ゲーミングPCです。どちらもこれまで以上にゲームを楽しむことができるでしょう。

 

【西田宗千佳連載】Chromebookは「万能を求めなければ」仕事に使える

Vol.102-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマは、「Chromebook」。素早く低コストに使える魅力的な機械だが、果たして仕事には活用できるのだろうか。

 

個人向けコンピュータとしてChromebookのシェアは上がってきている。そうなると気になるのは「Chromebookは仕事に使えるのか?」ということだろう。

 

もともとChromebookは、教育市場などへの導入を目的に開発されたものだ。ウェブベースで使う機器であり、アプリはいまだにPCほど充実しているわけではない。

 

とはいえ、それなら仕事はできないのかというと、「思った以上にできる」というのが答えになるだろう。

 

試してみるのは簡単だ。PCを使って「ウェブブラウザ上だけでどれだけのことができるか」やってみればいいのだ。メールもスケジュール管理もウェブサービスでできるし、ワープロ・表計算・プレゼンソフトも代用できる。Googleのサービスを使うのが一番楽だが、それに頼らずともマイクロソフトのものだってウェブベースで相当のことが可能だ。ファイルの受け渡しもクラウドベースでいい。とはいえ、ローカルがまったく使えないかというとそんなことはなく、Chromebookでもちゃんとローカルにファイルを保存して作業はできるから、そのあたりは安心していい。ビデオ会議も、近ごろ主流のサービスはちゃんとウェブブラウザ上でも利用できるようになっているので、ここも問題ない。

 

いや本当に、いまだったら大抵の仕事がウェブだけでも「できる」のだ。

 

ただし、である。「できる」ことと「ものすごく快適である」ということはちょっと違う。

 

メールやメッセージでコミュニケーションをして、文書ファイルのやりとりをするだけなら、正直ウェブベースのほうがもはや楽になっていると思う。だが、「これは厳しい」と思うことも多数ある。

 

例えば、「ビデオ会議の内容を、サービス側の機能に頼らず録音・録画する」にはどうしたらいいだろう?凝ったビデオ編集や、操作画面を動画でキャプチャしてマニュアルを作るといった作業も面倒だ。

 

つまり、ウェブだけで仕事をする場合には、PCとはやりかたを変える必要が出てくる。なかには使えない機能やフォントもある。それが絶対に必要なものであることは少ないだろうが、「違う」ことが負担となるのは事実といっていい。これは「iPadを仕事に使う」ことにも通じる。

 

コスト的にはもうPCとChromebookは逆転している。管理もシンプルで、本体も安い。だとすると、大半の仕事をする際に、Chromebookはもはや「素早く低コストに使える機械になった」と言っても過言ではない。問題は、「これでいい」という判断を下せない人が多いだろう……という点だ。

 

つまり、「できない」わけではないのだが、仕事をするための手法・サービスを自分で組み立てないといけないという側面があるということだ。こうした知識が十分にある人にとっては問題ないが、そうでない人には「PCのほうが作業しやすい」のは間違いないだろう。このバランスの見極めの難しさこそ、Chromebookの難点と言える。

 

では仕事以外ならどうなのか?そのあたりは次回で解説しよう。

 

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ノートPC「VAIO Z」の頭一つ抜けた「高性能と軽量性の両立」は、ユーザーに何をもたらすのか?

去る2月18日に発表され、早くも話題沸騰中のハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z」(3月5日発売)。モバイルマシンとは思えない驚異的なスペックと、直販価格27万2580円(税込)からという強気の価格設定でも注目を集めている本機ですが、その価値はそういった分かりやすい部分だけでは語り尽くせません。そこで今回では、「VAIO Z」の商品企画を担当したVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏に、同社がこの製品に込めた想いを語ってもらいました。

↑VAIOのフラッグシップモデルとして発表されたVAIO Z

 

【VAIO Zの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

↑リモート取材に応じるVAIO株式会社PC事業本部PCビジネス統括部事業企画グループ商品企画課の原田真吾氏。VAIO Zの商品企画担当として企画から製品化までを主導する

 

なお、VAIO Zの製品概要はGetNavi webでもすでに紹介済み。ぜひこちらもご一読ください。

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

 

VAIO Zは極上の環境をどこにでもモバイルできることを目指した

 

ーーまずはVAIO Zという製品の位置付けから教えて下さい。

 

原田:VAIOにおけるフラッグシップという位置付けです。モバイルノートPCにはパフォーマンスや薄さ、軽さ、バッテリー駆動時間などさまざまな要素が求められていますが、VAIO Zは、それらを1つとして妥協せず、高次元で融合した製品だと自負しています。

 

また、そうした基本性能だけでなく、使い勝手やデザイン性などもしっかり追求。PCを長年使っていると、我慢できる範囲ですが、ちょっと使いにくいと感じる部分や、そもそも不便に気がついていないところも多いんですよね。VAIO Zではそういう部分も積極的に改善しており、ユーザーがより高いレベルでアウトプットできるようにしています。

 

ーーそんなVAIO Z、最大の特長がボディ全体をカーボン素材で覆った「立体成型フルカーボンボディ」ですが、これはどういったものなのでしょうか?

 

原田:まずカーボンという素材の特性について説明します。これまでのノートPCで使われてきたマグネシウムやアルミニウムなどの金属素材には素材ごとの物性があり、それを変えることはできません。薄くすればその分、弱くなりますし、強くするには厚くしなければなりませんでした。

 

それに対してカーボンは、カーボンファイバー(炭素繊維)をどの方向に何層重ねるか、どのグレードのカーボンを使うかによって、物性を変えることができる極めてユニークな素材。例えばVAIO Zの場合、パームレスト面と底面は同じ構成のカーボンを使っているのですが、強度が求められるディスプレイ背面はより剛性の高い構成のものを採用しています。

↑VAIO Zの最大のトピックはボディ全面を覆うカーボン製ボディ。極めて強度が高く、かつ軽く仕上がっています

 

ーー本体の全面をカーボン化しただけでなく、部位ごとに最適な素材を使い分けているんですね。

 

原田:はい。さらに今回は、そのカーボンパネルを曲げることにもチャレンジしました。板状の素材を曲げて立体的にすることで形状的に剛性を高めることができるので、軽量化と剛性向上を両立させることが可能になるんです。本来カーボンは曲げるのがとても難しい素材なのですが、国内の製造メーカー各社にご協力いただき、なんとか実現することができました。

↑カーボンを立体的な形状に加工することで剛性を高める工夫をしています

 

↑ディスプレイ部分は180°まで開くようになりました

 

こうしたカーボンの使いこなしは、業界に先駆けてカーボン素材をモバイルノートPCに採用してきたVAIOだからできたこと。長年この素材に取り組んできたからこそ実現できたと思っています。

 

ーーただ、そうした夢の軽量素材を使ったわりにVAIO Zはそこまで軽くないですよね(最軽量構成で約958g)。これにはなにか理由や狙いがあるんでしょうか?

 

原田:我々も、軽さだけを目指せばもっと軽くすることはできました。でも、どんなに軽くても性能が不足していたら外出先で快適な作業はできませんよね? ですので、今回はボディが軽くなった分、より高性能なCPUを載せられるよう強力な冷却機構を搭載したり、大きなバッテリーを搭載(フルHDモデルで最大34時間駆動を実現)するなどして、基本性能を底上げし、どこでもオフィスや自宅と同じように作業できることを目指しています。

 

ヘビーな作業をしない人にもVAIO Zのハイパフォーマンスは価値がある

 

ーー「立体成型フルカーボンボディ」に並ぶ、VAIO Zもう1つの特長が、もっとサイズの大きなゲーミングPCやクリエイターズPC向けの爆速CPU「第11世代インテルCoreプロセッサー H35シリーズ(以下、Core H35シリーズ)」を搭載していること。ただ、一般ユーザーにそれほどのパフォーマンスが必要なのか疑問に思うところもあります。このあたり、どうお考えですか?

 

原田:一般的な使い方をするならこんなCPUパワーはいらないのではということですよね? このあたりは、VAIO Zの発表会で公開した動画でもテストしているのですが、例えばPowerPointで作った大きな資料をPDFに書き出すとか、Excelでちょっと複雑なマクロを動かしたり、大きなグラフを表示するといった、ビジネスシーンでよくある使い方でも明確な違いを感じていただけるはずです。

 

VAIO Z発表会動画

↑パフォーマンステストは8分3秒あたりから

 

また、VAIO Zでは、普段のちょっとした動作がすごく機敏です。最近のノートPCはどれも高速なので、遅いと感じることはほとんどないのですが、実際にVAIO Zでさまざまな作業を行ってみると、アプリを起動するとかデータをコピーするといった、毎日何度も繰り返す作業がとても速く感じるんです。それによって思考が中途半端に中断されることがなくなり、より作業に集中できるようになるのは大きなメリットだと思いませんか?

 

先ほど「そもそも不便に気がついていないところも多い」と言いましたが、これがまさにそうで。実はちょっとした待ち時間をストレスに感じていたんだな、と。ですので、すごく重い作業をしない方にもVAIO Zのスピードは意味があると考えています。

 

ーーなるほど。Core H35シリーズ搭載には、作業時のわずかな待ち時間を短縮することで集中力を高め、ユーザー自身の生産性を上げる効果もあるんですね。

 

原田:その通りです。なお、VAIO ZのハイパフォーマンスはCPUの力だけで実現しているわけではありません。従来とは比べものにならないほど高速な第四世代ハイスピードSSD搭載など、CPU以外の部分も同じくらい高速化することで、この速度感を実現しています。

 

ーーたしかにVAIO ZのSSDは、立ち上げなどの速度がものすごく速いですよね。大きなファイルデータがあっという間にコピーできて、ちゃんとコピーしたのか心配になるほどでした(笑)。ところで、ハイパフォーマンスCPUというと、使っているうちに本体が熱くなってきて、それを冷やすためにものすごい勢いで空冷ファンが回り始めるイメージがあるのですが、このあたりVAIO Zではどのように対策しているのでしょうか?

 

原田:VAIO Zでは高性能の空冷ファンを2つ載せるなど、冷却性能を大きく高めているので、使っていてパームレストや底面が触れなくなるほど熱くなることはありません。

 

ーー音はどうですか? リモートワークでビデオ会議をやっていると時々、話す声より空冷ファンの風切り音の方が大きい人とかいますよね。

 

原田:ビデオ会議など、日常的な用途ではCore H35シリーズを大きく発熱させるほどにはなりませんので安心してください。わずかな発熱もフル稼働時を想定した冷却性能でしっかり逃がしてくれるので、ファンもゆっくりしか回りません。快適にお使いいただけます。

 

面倒なログイン・ログアウトをノーストレスにする「VAIO User Sensing」

 

ーー先ほどVAIO Zは使い勝手にもこだわったとおっしゃいましたが、具体的にはどんなところが改善されているのでしょうか?

 

原田:大きなところでは、今回、これまでなかった新機能として「VAIO User Sensing」を追加しました。これは人感センサーとセキュリティ機能を組み合わせることで、強固なセキュリティを実現し、どうしても避けられない面倒くささやストレスを軽減しようというものです。

 

ーー人感センサーがノートPCのセキュリティにどう役立つんですか?

 

原田:例えば、「着席オートログオン」という機能では、スリープ状態のVAIO Zの前に人がくると人感センサーがそれを検知して自動的に顔認証がスタート、一切手を触れることなくログオンまで完了するので、すぐに作業を始められます。

 

ーーPCの前に座った後、キーを叩いてスリープを解除し、顔認証なり指紋認証なりでログオンする手間がゼロになるのは、たしかに便利ですね。

 

原田:さらに、それとは逆に「離席オートロック」という、席から離れると(人感センサーが人の不在を検知すると)自動的にVAIO Zをロックしてくれる機能や、VAIO Zの前にユーザーがいる時は、たとえ操作をしていなくてもスリープに入らないようにする「在席ノーロック」という機能も実現しました。

↑着席オートログオン機能ではユーザーがPC前に座っただけで、スリープ状態が解除されます

 

↑人感センサーを「ON」にすると、離席すれば自動的にシステムがロックされます

 

ーーPC画面を見ながら考え事などをしている時に画面がオフになると集中が削がれますから、この「在席ノーロック」はとてもうれしいですね。ちなみにこういった機能はどのように思いつくんですか?

 

原田:やっぱり自分たちが普段思っている面倒くささや、煩わしさを何とか解決したいというのがスタートです。PCがユーザーに気を遣わせる存在になってはいけないと常々考えています。

 

好評だったVAIOのキーボードがさらに快適にブラッシュアップ

 

ーーVAIO Zではキーボードやタッチパッドも大きく進化しているとお聞きしました。具体的にはどのように変わったのでしょうか?

 

原田:キーボードはPCを使う上で、最も触る部分なので、その使い勝手にはかねてよりこだわってきました。その象徴はパームレスト面がデスク面までシームレスに繫がっていく「無限パームレスト」や、ディスプレイを開いた時にキーボード奥部がせり上がってタイピングしやすい傾斜が付く「チルトアップヒンジ」なのですが、今回はキーを押し込む深さ、キーストロークを従来モデルの1.2mmから1.5mmにまで増やしています。

↑ディスプレイを開くとキーボード奥部がせり上がるチルトアップヒンジ

 

さらに押し込んだ時の感触がより心地よく感じられるよう、各キーの下に仕込まれているラバードームという部品を改善しています。また、キートップの形状もわずかに変更。これまでの製品も「ディッシュ」と呼ばれる中央に向かって窪んだ形状になっていたのですが、その深さを0.1mmから0.3mmまで大きくしています。これによってタイピング時の指の収まりがよくなるので、ミスタッチが減り、また疲れにくくもなっているんですよ。

↑キーの窪みを0.2mm深くしたことで、ユーザーの疲労を軽減し、作業効率の高さにつなげています

 

ーーたしかに、なんというか、スコッスコッと気持ちいいフィーリングでタイピングできますね。

 

原田:指をキートップに置いた時点で違いがわかりませんでしたか? 各パーツをより高精度に組み上げたことで、個々のキーの安定感が高まっており、無用なガタツキなどもありません。これによってタイプ時の打鍵音も抑えられたので、静かなカフェや図書館などでも周囲に迷惑をかけることなくタイピングしていただけます。

 

そして何よりキーストロークが深くなったことがすごく効いています。0.2mm増えたくらいで何が変わるのかと思われそうですが、これが全くの別もの。このキーボードに慣れてしまった結果、キーピッチ1.2mmの古いVAIOに戻ったらミスタッチが増えたくらいなんですよ(笑)。

 

ーー同じくらい触る時間の長いタッチパッドについてはいかがでしょうか? パッと見でものすごく大きくなって、海外製ノートPC並みのサイズになりましたね。

 

原田:そうですね。従来のものと比べて約190%、およそ倍くらいのサイズにまで大きくしています。タッチパッドが小さいと、画面の端から端までマウスカーソルを動かすのに何往復もしなければなりません。VAIO Zのディスプレイは14.0型のモバイルPCとしては比較的大きいサイズに、高解像度の4Kもラインナップしているので、それに合わせた側面もあります。

↑タッチパッドは約110mm×60mmへと拡大されました。モニターの端までカーソルを動かせます

 

ーー触り心地も従来の少しザラザラした感じから、滑らかな触感に変わりましたよね。これによってフリックやピンチなど、スマホライクな操作をしやすくなったように感じます。

 

原田:ただ、その上で変えなかったのが物理2ボタンをきちんとつけること。押し間違いを防ぐ観点からも、この点にはこだわりました。

↑物理2ボタンはVAIO SX14同様、少し固いタッチですが、クリック音は抑えられています

 

なお、触り心地の点でいうと、今回はパームレストの触感にもこだわっています。塗装メーカーさん協力のもと、パームレストを含むボディ全体に質感の高い塗装を施しており、夏場に長時間タイピングしても手のひらが汗でじっとり不愉快な感触にならないようにしています。これまでのVAIOと比べて指紋が付きにくくなったのもポイントですね。

 

細かすぎて伝わらない? VAIO Zの細部へのこだわり

 

ーーそのほか、使い勝手の点で従来のVAIOから進化している点はありますか?

 

原田:ここまででお話したこと以外にも、Wi-Fi/5Gのアンテナ配置の改善や、これまで以上に厳しい品質試験、スピーカーの音圧・音質向上など、本当に語りきれないくらいたくさんあるのですが、昨今、重要度が高まっているビデオ会議に関連する部分でいうと、内蔵マイクの構造を改良することで、より音質を高めています。

 

ーー具体的にはどのように構造を変えたのでしょうか?

 

原田:マイクは本体ディスプレイベゼル上端のフロントカメラ左右に2つ組み込まれているんですが、ベゼルに空いている孔とマイクモジュールとの間にあるわずかな隙間をしっかり密閉することで、右の孔から入ってきた音が隙間を伝って左のマイクに伝わることがないようにしました。

↑マイクの周囲には密閉性の高いゴム素材を配置し、雑音やキーボードの打鍵音を遮断しています

 

ーー音が隣のマイクに伝わるとどんな問題が起きるんですか?

 

原田:VAIO Zでは2つのマイクに入って来る音のわずかな差を元にノイズキャンセル処理を行っているのですが、音が漏れているとその効果が落ちてしまうんです。密閉度を上げたことで、キーを叩いた時などの軋みなども伝わりにくくなり、よりクリアな音声を相手に届けることができるようになりました。

 

ーー1日何件もビデオ会議をする人には地味ながらもありがたい改善ですね。

 

原田:あと個人的にすごく気に入っているのがVAIO初のモダンスタンバイ対応です。これまでのVAIOと比べて、スリープからの復帰がものすごく速くなっており、ディスプレイを開いたら、その瞬間に作業を再開できます。

 

ーー最近、徐々に対応モデルが増えているモダンスタンバイはうれしいところですね。しかし、こうして聞いてみると、新しいVAIO Zは、従来VAIOとは、丸っきり別モノになっていると感じました。こうした新しい取り組みは今後、VAIOのスタンダードモデルなどにも採用されていくんでしょうか?

 

原田:VAIOでは機種ごとにターゲットとするユーザー層が異なり、それによって立ち位置も変わってくるため、今後の新製品の何もかもがVAIO Zのようになるとは言いません。ただ、この製品で新しく生まれたエッセンスは今後の製品にも活かされていきます。

 

VAIO Zは挑戦する人のためのパートナー

 

ーー最後にGetNavi web読者に向けて、メッセージをお願いします。

 

原田:VAIO Zには、弊社が昨年11月に発表したブランドミッション「挑戦に火をともそう。」で示したように、挑戦する人のパートナーでありたいという強い気持ちがあります。では、パートナー=一緒に働く人はどんな人がいいかというと、ものすごく仕事ができる優秀な人……というだけではダメなんですよね。長く働き続けられるスタミナもあって、何でも言い合える関係が作れて、そして何よりそばにいて心地よい人であってほしいと思いませんか?

 

それを具体的にノートPCに落とし込んでいくと、キーボードの打ち心地とか、触り心地とかの価値が分かっていただけるのではないでしょうか。正直言ってVAIO Zは安い買い物ではありません。しかし、買っていただけた方にそれだけの価値を提供できると思っています。

 

ですので、機会があればぜひ実機に触れてみていただきたいですね。より快適になったキーボードなど、実際に手に取っていただければ、数字だけでは伝えることの難しい魅力を体感でき、ただ高価なだけのマシンではないことが分かっていただけるはずです。

 

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構成/内山慎太郎 撮影/我妻慶一

現役教員が証言する “いまどき”高校の「デジタル環境」を徹底調査

2019年末に“1人1台の学習端末”を骨子として発表された『GIGAスクール構想』だが、2021年度は、いよいよ高校でもICT環境の整備がスタートする。そこで、注目されるのは“どのようにICT環境を構築するべきか?”だろう。

 

本特集では、GIGAスクール構想に先駆けて、すでにICT環境を整え、活用している埼玉県の『学校法人塩原学園 本庄第一高等学校』(以下、本庄第一高校)を取材。教育機関におけるICTの使いどころや注意するポイントを探っていく。

↑『本庄第一高等学校』の授業風景。ICTの活用は教員の裁量に任されており、個性ある授業が実施されている

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

 

すでに導入されている学校でICTの“使いどころ”を調査!

GIGAスクール構想は、当初、2020年度からスタートする小学校のICT環境整備を皮切りとして、1年ごとに中学校、高校と拡充していく予定だった。ところが、コロナ禍の影響もあり、高校の環境整備は1年も早まり、2021年度からスタートする見込みとなっている。多くの高校では、この対応を迫られているのだ。

 

まずは、いち早くICT環境の導入に取り組み、校内全館にWi-Fiを整備して、1人1台の学習端末の導入も実現している本庄第一高校で、ICTの使いどころを現役教員にお伺いしました。

 

「コロナ禍でも、まったく影響なく授業ができました。本校では“Google Classroom”を使っているのですが、課題の配布や提出などの管理に活用しています。課題の提出状況をひと目で確認できますし、つまずいている生徒にはオンラインで指導が可能です。自動採点・集計機能も便利ですね」と語るのは、ICT推進担当の森大祐教諭だ。

↑数学科の森大祐教諭。職員室で不調になったパソコンをメンテナンスしていたところ、ICT推進担当に抜擢されたという

 

↑Google Classroomを用いた課題提出の様子。生徒側が手書きのノートでも画像添付で提出できる

 

↑提出された課題は、オンライン上で採点も可能。気になることがあれば、オンライン上で生徒に声をかけて内容を伝えられる

 

オンライン上で授業を実施できるのはICT導入の大きなメリット。加えて、生徒とのコミュニケーションが、より深くなるケースもあるという。

 

「生徒がオンラインで気軽に質問や相談をしてくるようになりました。やはり、職員室を訪ねるのは抵抗がありますよね(苦笑)。オンラインなら落ち着いて相談ができるようです。生徒指導に力を入れられるのはうれしいですね」(森教諭)

 

生徒指導の面でも、ICT環境の整備はプラスに働いていた。

 

もちろん、ICTの活用シーンは、学習や生徒指導の面だけではない。コロナ禍で必須となった検温報告をネットで一元管理したり、職員会議をオンラインで実施したり、校務でもICTは大活躍だ。

 

「以前は、授業が変更になったり、部活の立会いができなくなったりした場合には、個別に予定を確認して代わりの先生を探すので、手間がかかりました。いまは、予定の空いている先生がすぐにわかるので、突発的な変更にもスムーズに対応できます」(森教諭)

 

↑同校のポータル画面。所属している学年、クラス、教科などがアイコン表示されている

 

↑事務室に入る欠席連絡は、事務員がその場で入力。教員は現場で、すぐ確認できる

 

↑時間割調整の画面。かつてはホワイトボードで管理していたが、オンラインに代わり調整もスムーズになった

 

なお、これらのシステム構築には、情報科の木暮紀樹教諭が簡単なプログラムを組むなどの協力をしている。

↑情報科の木暮紀樹教諭。専門知識を生かして、同校のICT推進をサポートしている

 

ほかにもプリント類をデジタル配布にし、印刷や配布、掲示の手間を削減するなどの工夫もしている。教員の長時間労働が問題視されているが、ICT環境の整備が多忙な教員を助けるのだ。

 

そもそも“GIGAスクール構想”って、どんなプロジェクト?

GIGAスクール構想とは、ICTを基盤に誰1人取り残すことがない、公正かつ個別最適化された学びを実現するという政策。文科省が2019年に提唱した。GIGAは“Global and Innovation Gateway for All”の略。将来的にはスタディ・ログなど、教育ビッグデータの活用も視野に入れている。当面は義務教育の児童・生徒向けに1人1台の学習専用端末と、高速大容量通信ネットワークの整備を2023年までに実現するのが目標。

 

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高校向け1人1台端末のBYODの問題点は“BYAD”で解決

環境を整備できれば、授業に校務にと使いどころが満載のICT。本庄第一高校が、わずか数年で、ここまでICTを活用できるようになった理由は“環境の整え方”にポイントがある。

 

高校向けのGIGAスクール構想では、生徒が利用する端末は“個人所有”のパソコンが推奨されている。いわゆる“BYOD”と呼ばれる方式で、自治体の費用負担を軽減でき“1人1台の学習端末”を容易にできるのがメリットだ。

 

とはいえ、このBYOD方式には問題がある。授業中に端末のトラブルが発生した場合、教員が対応しなければいけないという点だ。例えば、生徒が個々に好きなパソコンを使っていた場合、教員はすべてのOSや製品仕様を覚えなければいけないことになる。マイナーなOSや特殊な仕様のパソコンがトラブルを発生した場合、専門家でも容易に解決できないケースも多い。ICT環境を整えられたとしても、使いこなせないのだ。

 

本庄第一高校では、生徒が使う端末はGIGAスクール構想と同様に個人所有だが、指定のモデルを設定することで、この問題をクリアしている。“BYAD”と呼ばれる方式だ。端末が統一されていれば、OSの操作やパソコンの仕様を把握するのも容易で、事前にトラブル対処の準備もしやすい。また、端末を統一にしたメリットは、コロナ禍で、さっそく発揮されている。

 

「2020年度の新入生には『Chromebook』の初期設定を自宅で作業してもらったのですが、端末を統一していたので、設定動画をつくって送るなどのフォローができました」(木暮教諭)

 

↑環境が整っていたため、コロナ禍での遠隔授業がすぐにスタートでき、学びを止めることはなかった

 

教室で大人数が一斉に使用することを念頭に置くと、BYAD方式がスムーズな導入や授業につながるというわけだ。

 

「本校で導入した『Chromebook』は、全端末を一元管理できるので運用が、かなり楽なのです。起動も早く、授業中に手間取ることがない点もメリットだと思います」(森教諭)

 

そこで、学校側で気になるのはパソコンの選び方だろう。最も簡単な方法は、本庄第一高校のように、生徒が利用するパソコンを同じモデルに統一すること。モデルを統一するのが難しい場合でも、OSだけはそのサポート期限を確認した上で統一をしておきたい。

 

一方、ハードウェアの仕様では、利用できるインターフェイスを統一しておくとよい。例えば、USB(Type A)ポートやSDメモリーカードスロットは、データの受け渡しに便利だが、パソコンによって備えていない場合もある。特に校内のネットワークインフラが、弱い場合は気をつけておきたい。

 

また、ICTに詳しい担当者がいるのであれば、ソリューションも検討したいところだ。自由度の高いソリューションは、必要な機能を追加したり、削除したりできるが、運用するための知識が求められる。

 

本庄第一高校の木暮教諭のように、アプリやサービスを使いこなせる人材がいない場合は、メーカーのサポートが手厚く、利用できるサービスが充実しているソリューションを選ぶのが無難だ。

 

まずは、上記の3点に意識しておくだけでも、かなり効果的にICTを活用できるだろう。

 

BYODとBYADの違いを詳しく知りたい!

BYODとは“Bring your own device”の略で、個人所有している端末を組織に持ち込んで使用するという意味。使い慣れたスマホやパソコンを使えるのはメリットとなるが、児童・生徒の場合、そもそも個人所有がないケースや自宅で使っていない古い端末を持たされるケースが想定され、管理する学校側の負担が大きくなる。

一方、“Bring Your Assigned Device”を意味するBYADは、学校や教育委員会が推奨する端末を個人で購入する手法。端末が統一され学校側としては管理がしやすくなる上に、性能差による学習機会の損失を防ぐことができる。

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

生徒も教員も集中できるNECのGIGAスクール構想対応パソコン

さて、ここまでは、ICT環境を整備して、積極的に活用している本庄第一高校の取り組みを紹介してきた。情報科の木暮教諭のサポートがあるとはいえ、数学科の森教諭が中心に進められており、ICT環境の整備は決して専門家がいなければいけないというわけではない。

 

とはいえ、なじみの薄い教員が、ゼロからICT環境を整備するは、極めてハードルが高い。そこで注目したいのは、各メーカーがGIGAスクール構想向けに定義し、学校利用を前提としたサポート・サービスの用意があるパソコンだ。

 

例えばNECでは、GIGAスクール構想の仕様に則ったモデルをラインアップしており、BYADでパソコンを導入するにはうってつけだ。現在は、インテル(R) Celeron(R)プロセッサーを搭載するWindows 10の『VersaPro Eシリーズ タイプVR』とChrome OSの『NEC Chromebook Y3』が最新モデルとして発表されている。

『VersaPro EシリーズタイプVR』●OS:Windows 10 Pro●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年8月出荷予定

『NEC Chromebook Y3●OS:Chrome OS●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年6月出荷予定

 

どちらも高い信頼性と高校3年間の学習を支援するのに十分な性能を発揮してくれるIntel社製のCPUを搭載し、屋外使用や端末を机から落下させてしまった場合を想定した“堅牢性”、キーボードの“抗菌性”を備え、設計からアクティブに過ごす生徒たちを意識している。卒業後すぐに社会に出る生徒が多いなら、ビジネスでの利用率が高いWindows 10搭載タイプ、学校市場への導入が比較的多い方が良い場合は、Chrome OS搭載タイプと学校の方針に合わせて選択できる。

 

また、NECでは『Open Platform for Education』という教育クラウドサービスも展開している。ICT支援員による故障や操作のサポートを、電話・チャット・メールなどで行なっており、一部は生徒からの問い合わせも可能だ。デジタル教科書と連携した教材配信や採点支援など先生の働き方をサポートする各種サービスの提供も予定されている。端末購入に合わせてこのようなサービスも導入すれば、教員は本来の業務である生徒指導にますます集中できるようになるだろう。

 

Chrome OSってどんなOSなの?

Google社が2009年に発表したOS。すべてのソフトがWEBアプリケーションの体裁をとっており起動が速い。WEBベースなのでアプリは常にアップデートされた状態が保たれており、データはクラウド保管が基本。結果的に安全性が担保され、データ損失のリスクも低い。

動画・映像編集などの大きな負荷が必要な作業には不向きだが、機能を抑えた分、比較的安価に導入できるようだ。買い替え時にはWEBにアクセスするだけで、今までの環境を引き継げるなどITが苦手な人も安心して使える。

なお、MM総研が実施した「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」では、Chrome OSが2020年度に導入された端末のシェアを43.8%獲得。OS別シェアのトップに輝いている。

出典:MM総研「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=475

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

人気ノートPC「ThinkPad X1」の最新シリーズ登場! 「テレワーク目線」で使い勝手を考えてみた

レノボ・ジャパンは3月23日、新製品の発表会を行いました。今回発表されたのは「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」をはじめ「ThinkPad X13 Gen 2」、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」など、第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載した同社の最新モデル。価格は以下の通りです。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9」24万4000円(税込)、「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」27万8000円(税込)、「ThinkPad X13 Gen 2」18万7000円(税込)、「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」20万8000円(税込)。ThinkPad X13 Yoga Gen 2のみ発売日未定です。

↑今回発表された「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」。タッチパッドが大型化されました

 

今回のレノボの新製品は、いずれもテレワーク向けの機能を強化しました。そこで本記事ではテレワークで使用したときにこれらの新製品にどんな強みがあるのかを紹介しています。

 

【紹介製品の細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

マイクやスピーカーを改良し、オンラインミーティングが快適に

注目はフラッグシップモデル、ThinkPad X1シリーズでしょう。Carbon Gen 9は14型クラムシェル・モバイルPCで、「ThinkPad X1 Carbon」シリーズの9世代目となります。薄さ14.9mm、質量約1.13kg〜という薄さと軽さが特長。

↑ThinkPad X1 Carbon Gen 9はショルダーバッグやトートバッグにも収まる薄さです

 

テレワーク視点で見た特徴は、マイクやスピーカーなどの機能を根本的に見直し、大幅な性能アップを図ったことです。4つの360°集音マイクとキーボード両側にスピーカーを搭載し、数メートル離れた音声でも集音が可能。また、バックグラウンドノイズを排除しクリアな会話を実現する音声処理技術「ドルビーボイス」を用いて、オンラインミーティング時に相手の声を聞き取りやすくし、快適な会話が可能になっています。

↑マイクやスピーカーの性能は大きく向上。オンラインミーティングの他、動画視聴などでも真価を発揮します

 

前モデルのCarbon Gen 8で好評だったビジュアル面の見やすさや美しさは、本モデルにも受け継がれています。前モデルでは、16:9の画面比率を採用していましたが、本モデルからはアスペクト比16:10に変更されました。画面が縦方向に広がったため、Microsoft Officeの利用やWebサイトの閲覧がしやすくなっています。ディスプレイは横3840px×縦2400pxのWQUXGAと、横1920px×縦1200pxのWUXGAが選択可能。WUXGAモデルはスクリーン上における指での操作が可能なマルチタッチや、ディスプレイを他人に見られることを防ぐことができるPrivacy Guardにも対応しています。

 

内蔵グラフィックは、ハイパワーなインテルIris  Xeグラフィックスを搭載したため、Webブラウジングはもちろん、オンライン会議やメディア視聴でも驚異的な鮮明さと色の正確さを実現しています。

↑アスペクト比16:10に変更された画面は、前モデルと比較して大幅に使いやすくなっています

 

その他、PCの前に座るとスリープ状態が解除されるHPD(Human Presence Detection)対応や26時間の長時間バッテリー性能なども実現。席に戻るたびにスリープ状態を解除する煩わしさを軽減し、充電が困難な場所での仕事もしやすくなっています。

 

新型コロナウイルス感染防止を目的に、この1年で多くの企業でテレワークを取り入れるようになりました。オンラインミーティングなどでは相手の音声がなかなか聞き取れずに聞き返したり、お気に入りのカフェなどでの仕事中、バッテリー切れしたなどで困った経験をした方も多いのではないでしょうか。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 9はそんなストレスから解放される、テレワークの強い味方になってくれるでしょう。

 

内蔵型のペンで快適なコラボレーションを実現できる

ThinkPad X1シリーズからは、もう1モデル発表されました。14型回転式マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」です。

↑ディスプレイを360°回転させればタブレットにもなります

 

360°ヒンジを採用しているため、1台でモバイルPC、タブレット、テント、スタンドの各モードを素早く切り替えることができるのが特徴。これ1台を持っていればWeb会議の際はノートPC、対面での打ち合わせの際はタブレットとして使用するといった多様な使い方が可能になります。

↑ヒンジは360°回転可能なため、テントモードにすることも可能です

 

また、オプションで充電式アクティブペンにも対応。ミーティングの最中に手書き文字や図を書き込んだり、契約書などへのサインをする際に便利になっています。

↑オプションのアクティブペンはボディ内部で充電できます

 

↑アクティブペンを用いて書いた手書き文字。データ上のマーキングなどでは便利です

 

バッテリーの持続時間は、従来モデルの最大約19.3時間から最大約23.9時間へと進歩しました。大容量のファイルなどを扱ったとしても、1日の労働時間は十分にカバーしてくれるでしょう。

 

さらに耐久性も秀逸。12項目の米軍調達基準に準拠したさまざまな品質チェックをクリアし、過酷な環境での使用にも耐えられるように設計されているので、万一、持ち運びの途中で落としたとしても故障のリスクを減らすことが可能です。

 

↑数々の耐久テストをクリア。ボディからヒンジ部まで頑丈な設計となっています

 

コンパクトな13.3型モデルにも注目!

コンパクトな軽量ボディに13.3型のディスプレイを搭載したThinkPad X13シリーズも最新モデルが登場しました。ThinkPad X13 Gen 2とThinkPad X13 Yoga Gen 2です。

 

今回からThinkPad X13シリーズにもアスペクト比16:10のディスプレイを採用したため、スクロール回数の軽減につながります。また、集音効果をより高めるべく、マイクの位置をキーボード面へと変更。持ち運びしやすい上、パフォーマンスは大きく向上しました。

↑ThinkPad X1よりもややコンパクトなので、持ち運びや出先での作業で便利です

 

ThinkPad X13 Yoga Gen 2もモバイルPC、タブレット、テントモードが使い分けられる上、充電式アクティブペンに対応できるようになりました。

↑テントモードにすれば、出先で急なオンライン会議が入っても対応できるでしょう

 

テレワークでは自宅に限らず、好きな場所で仕事ができます。ただ、キーボード操作音は耳障りなため、狭い場所や静かな場所で使用するのをためらうことがあるかもしれません。ThinkPad X1 Yoga Gen 6、ThinkPad X13 Yoga Gen 2は1台でモバイルPCとタブレットを兼ねているため、自宅ではモバイルPCとして使用し、移動中の電車内やカフェではタブレットとして活用するといったシチュエーションに合った使い方ができるモバイルPCです。快適なテレワークができること間違いないでしょう。

 

3月25日、あのアイリスオーヤマから初のノートPC発売! テレワークからオンライン学習まで幅広くサポート

アイリスオーヤマは、「LUCA Note PC」を、2021年3月25日に発売します。税別価格は4万9800円で、インターネット通販や全国のホームセンターを中心に販売予定です。

 

同製品は、CPU「インテル Celeron プロセッサー 4コア」を採用することで消費電力を抑え、冷却用ファンも不要となるため、図書館や自宅などの静かな場所でも、稼働音を気にせず快適に使用できます。また、自宅でのテレワークから家庭内学習まで、様々な世代や場所での使用を想定し、14インチの液晶画面で見やすく、キーボードはキートップが16.3×17.2mmと大きめのサイズでタイピングしやすいよう配慮しています。

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、日本政府はICTを活用したテレワークや大学を中心としたオンライン授業を推奨。また、文部科学省が推進するGIGAスクール構想は、2023年度を目標に小学生から高校生までの1人1台の学習者用端末の導入や校内LAN整備の標準化、緊急時における家庭でのオンライン学習環境の整備への実現を提唱しており、デジタル教育化は急速に進んでいます。

 

同社はこれまで、デスクやチェアなどの家具、Webカメラや液晶ディスプレイ、ヘッドセット、Wi-Fiルーターなど、オンラインによるテレワークや家庭学習などをサポートするOA機器を相次いで発売してきました。今回はそんな同社初のノートPCということで、注目度も高まっています。

 

SPEC●OS:Windows 10 Pro 64bit ●ディスプレイ:14インチ フルHD(1920×1080) ●CPU:インテル CeleronプロセッサーNシリーズ Gemini Lake 4コア ●メモリ:LPDDR4 4GB ●無線LAN:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac ●インターフェース:USB3.2 Gen1 Type-A×2 Type-C×1/miniHDMI×1(HDMI 2.0対応)/3.5mmオーディオジャック×1/microSDカードスロット×1 ●カメラ/マイク/スピーカー:インカメラ100万画素/内蔵マイク/8Ω 1Wx2内蔵 ●サイズ:約W323.15×D219.4×H19.3mm(突起部除く) ●重量:約1.3kg ●価格(税別):4万9800円

Wi-Fi 6でリモートワークもやりやすく! 7000円値引きで手ごろなPCなら「NECの15.6型ノートPC」で決まり!

NECは、同社が運営するショッピングサイト『NEC得選街』で、3月31日まで“年度末大感謝セール”を開催中だ。

 

中でも注目したいモデルは、15.6型クラスのエントリーノートPC『VersaPro J タイプVF(VF-9)』。キーボードにはテンキーを備えて、表計算や数字入力が多い事務処理も軽快に作業できる。また、通信機能にはWi-Fi 6(最大9.4Gbps)を採用。Wi-Fi 6は高速、混雑に強いといった特徴があり、オンラインミーティングなどでも使えて、リモートワークにうってつけの1台だ(※)。

※:Wi-Fi 6を利用するにはルーターなどのLAN環境機器Wi-Fi 6の対応が必要
↑VersaPro J タイプVF(VF-9)

 

キャンペーンでは本体価格が7000円引きとなっており、最小構成価格は、税別4万8100円~となっている。

 

↑タイプミスをしにくい、アイソレーションタイプのキーボードを採用。またキーボード中央に向かって傾斜しているため、タイピングがしやすい結成となっている。このあたりは、長年PCを作り続けているNECならではの強みだ

 

↑DVDスーパーマルチドライブを標準搭載。光学メディアでのやりとりも問題なく対応

 

【その他の魅力はギャラリーで紹介!(画像をタップすると拡大画像と詳細説明が表示されます】

 

VersaPro J タイプVF(VF-9)は、上記でも挙げたようにテンキーがあるため、経理作業など数字をメインに扱う業務もやりやすく作業できるのが特徴だ。画面も15.6インチと十分なサイズなので、複数のウィンドウを同時作業で行う業務向き。さらには、画面の大きさを活用して、オンラインミーティング時に画面を開きながらメモや記事録を取ることもできる。

 

新年度を目前に業務効率を改善したい方や組織、新年度から加入するメンバーのPCをリサーチしている方はぜひ注目してほしい一台だ。

 

【NEC得選街とは?】

↑NEC得選街は購入時にスペックを変更できるBTO方式を採用。業務に合わせて必要なスペックをカスタマイズできるのも魅力

 

NECが運営するSOHO/企業向けのショッピングサイトで、ビジネス向けのPCをはじめ、プリンタ、映像機器など、直販ならではの豊富なラインナップ。販売管理・財務会計といった「基幹業務」やオンライン授業などの「重要業務」に使える機器をネットでスピーディに購入できる点が特徴だ。

 

【急げ】持ち運びヨシ、使い勝手ヨシ! NECの14型ノートPCが3万4000円値下げ中!

NECは、同社が運営するショッピングサイト『NEC得選街』で、3月31日まで“年度末大感謝セール”を開催中だ。

 

セール対象モデルで、見逃せないのはフルHD表示対応の14型ディスプレイで、フレーム部分は狭額縁設計を採用したコンパクトノートPC『VersaPro J タイプVM(VM-9)』。幅が327mm、奥行きは226mmと15.6型モデルよりも2割以上も専有面積が小さく、場所をとらないのが特徴だ。また、最大約12時間もバッテリーがもつので、外出先や移動中などのモバイル環境でも、じっくり集中して業務に取り組める。

↑VersaPro J タイプVM(VM-9)

 

 

キャンペーンでは本体価格が3万4000円引きとなっており、最小構成価格は、税別7万7900円~となっている。

 

↑A4ファイルサイズのカバンや収納ケースに無理なく収まるコンパクト設計が魅力

 

↑音声出力を前方に集中させたり、周囲に拡散させたりできるほか、雑音や残響音を抑える機能も備え、Webミーティングに適したモデル

 

【その他の魅力はギャラリーで紹介!(画像をタップすると拡大画像と詳細説明が表示されます】

 

まもなく新年度を迎え、業務で使用するデジタルデバイスを一新しようと考えている人、企業も多いはず。2021年度は引き続き、自宅で作業する日もあれば、オフィスで仕事する日もあれば、出先で仕事する日もあり、働く場所の多様化が加速するはず。

 

これまでデスクトップPCを使っていたり、大型ディスプレイのノートPCを使っていたりした人は、本製品を導入することで業務効率を改善するきっかけになります。詳細なスペックや仕様は『NEC得選街』および『VersaPro J タイプVM(VM-9)製品サイト』をチェック!

 

【NEC得選街とは?】

↑NEC得選街は購入時にスペックを変更できるBTO方式を採用。業務に合わせて必要なスペックをカスタマイズできるのも魅力

 

NECが運営するSOHO/企業向けのショッピングサイトで、ビジネス向けのPCをはじめ、プリンタ、映像機器など、直販ならではの豊富なラインナップ。販売管理・財務会計といった「基幹業務」やオンライン授業などの「重要業務」に使える機器をネットでスピーディに購入できる点が特徴だ。

 

至高のモバイルPC「VAIO Z」ーー比類なきパワー、スタミナ、強靭さを「軽く」仕上げたフルカーボンボディの魅力は?

VAIOは2月18日、新しいモバイルPC「VAIO Z」を発表しました。世界初の立体成型フルカーボンボディを持ち、スピード、スタミナ、強靭性と、1kgを切る驚異的な軽量性の両立を実現した新たなフラッグシップモデルです。直販価格で26万700円から(税込)で、3月5日より発売となります。

↑今回発表された「VAIO Z」

 

【VAIO Zの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

驚異の軽量性とハイスペックの両立を実現した、世界初の「フルカーボンボディ」

VAIO Zの最大の特徴は、重量958gの軽さと機能性とハイスペックを両立している点にあります。その高度なバランスを得るための鍵となったのは、UDカーボンをボディ全体に採用したフルカーボンボディ。UDカーボンはレーシングカーやロケットなど、極限まで軽さが求められる現場で使用されています。また、一般的なクロスカーボンよりも強靭な反面、曲げ加工が難しい欠点を持っていました。しかし、VAIO Zでは15年以上にわたって培ってきたカーボン技術を生かすことで、世界初の立体成型フルカーボンボディの開発に成功したのです。

↑UDカーボンで構築された軽量かつ強靭なボディ

 

その結果、最軽量モデル「VJZ14190311B」の重量は958gを実現しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業のリモートワーク化が進み、モバイルPCを持ち歩く機会が増えていますが、VAIO Zの軽さは鞄に入れて持ち歩くのにとても便利です。

↑わずか958gなので、気軽に持ち歩くことができます

 

そしてVAIO Zはフルカーボンボディの実現で軽さにこだわりながらも、処理スピードの速さなどスペック面にも妥協がありません。VAIO Zに搭載されたインテルの最新プロセッサである、第11世代Core H35(Tiger Lake-H)は、これまでよりも動作周波数や熱設計電力を向上。フルカーボンボディによりフレキシブルに稼働できる1kg前後の軽量ボディを持ちながら、従来のPCと比較して大幅なスピードアップに成功しているわけです。処理スピードアップにより、起動時や大容量ファイルを開くまでの時間など今まで、ただ待っているしかなかった時間の節約に繋がるようになりました。

 

特に従来、時間のかかっていた細かな処理が速まったことは大きなメリットと言えるでしょう。2017年9月発売の「VAIO S13」と比較すると、PowerPointで作成したプレゼン資料をPDF化するのにかかる時間は半分で済みます。

↑2017年発表のVAIO S13と比較しても処理スピードは大幅に進化しました

 

同じく処理スピードの向上により、ビデオ会議などでのリモート・コミュニケーションで発生するタイムラグを大幅に縮めることにも成功。従来型のPCでは、音声が遅れるなどの現象が発生することがあり、何度も言い直すようなこともありましたが、VAIO Zならそうしたストレスとは無縁でリモート会議を実施することが可能です。

 

リモートワークが広まるにつれて、お気に入りのカフェやワーキングスペースなどでも仕事ができるようになりました。「VAIO Z」はそのようなシーンでACアダプターを持たずに外出し、電池残量を気にせず1日の仕事ができることを目指して開発、最長で約34時間のバッテリー持続を実現しています。

 

VAIO取締役執行役員PC事業本部長の林 薫氏は「大きく重いボディに高性能なプロセッサを搭載すれば、処理スピードが速いパソコンを作ることはできます。1kg未満のボディで実現したことにVAIO Zの価値があるのです」と強調します。

↑取締役執行役員 PC事業本部長の林 薫氏

 

様々なシーンでの使用を想定したモバイルPCにとって、バッテリー容量も重要な要素です。VAIO Zは、フルHD液晶モデルなら約34時間、4K液晶モデルなら約17時間の大容量バッテリーを搭載。タフに使っても極力充電せずに1日のワーキングアワーで使用することができるとしています。

↑メール&Webブラウジングで45分、ビデオ会議120分など、1日の仕事を無充電で行えます

 

↑19時過ぎに1日の仕事を終えても、まだ25%の電池残量があることがわかります

 

VAIO Zなら、移動中や出先で動画を視聴する際も電池の残量を気にせずに楽しむことができるでしょう。

 

軽量性と強靭さの両立も実現、ユーザビリティにも優れる

さらに強靭さもVAIO Zの特徴です。リモートワークの機会が増えたことによって、モバイルPCを持ち運ぶ機会が増えたと思いますが、VAIO Zは万一、落としても壊れないほどの強靭さも備えています。

↑VAIO Zに採用されたカーボンファイバーの強度はアルミニウム合金の約2倍です

 

VAIO Zは、VAIO独自の様々なモバイルPC利用シーンを想定した数十項目に及ぶ衝撃耐久性などの試験をクリア。また、アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)もパスするほどの堅牢性を誇ります。

 

MIL規格準拠落下衝撃テストでは、持ち運び中やデスクの上からの落下などを想定して、26方向から硬い鉄板の上に落下させる試験を行います。VAIO Zはこれらの試験をクリアしたばかりか、127cmの高さからの落下試験にも耐えられる圧倒的な強度を実現しました。

↑5kgの重量をかけてもカーボン製ボディはびくともしません

 

この堅牢さを手にしたことにより、本当の意味で「どこへでも気軽に」モバイルPCを持ち出せる時代になったと言えるでしょう。

 

また、ユーザビリティにおいても、妥協のない機能性を誇るのが新生VAIO Z。VAIO User Sensingという独自の認識機能を新たに搭載しています。顔認識および指紋認識を組み合わせ、ユーザーがPCの前に座ればユーザーを認識し、スリープ状態から復帰したり、PCの前から離れると自動でロックする機能です。他にも、キーボードは日本語配列では「かな文字なし」「かな文字あり」「かな文字なしで隠し刻印」の3種類を選択できる(英語配列は隠し刻印の有無で2種類を展開)など、かゆいところに手が届く仕様を設計しています。

↑生体認識機能を備えているので、デスクに着くだけでスリープ状態が解除されます。また、デスクを離れれば自然にロックされるのでセキュリティも万全

 

↑かな文字なしで隠し刻印だと、スタイリッシュに整った見栄えになります

 

発表会に登壇したVAIOの山本千弘社長は、「この7年間、日本のビジネスパーソンの生産性を高めることに徹底的にこだわり抜いたモバイルPCを開発してきました。これまでは難しかった軽量性とスピード、スタミナ、強靭性などを両立させた“VAIO Z”の登場でモバイルPCは新たなステージに突入することは間違いないでしょう」と結びました。

↑VAIO ZならびにVAIOにおける、今後の展望を語る山本千弘社長

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

執筆/内山 慎太郎

激変する働き方に備えて、ニュースタンダードなお手頃15.6型ノートPC「mouse B5-i5」を手に入れよう

マウスコンピューターは、第10世代インテルCore i5-1035G1プロセッサーを採用し、重さ約1.59kg、厚さ19.8mmのスリムな筐体で、自宅や外出先でスマートに使える15.6型スタンダードノートパソコン「mouse B5-i5」を発売します。税別で7万4800円というロープライスで、充実の機能性を備えたモデルです。

↑Web販売価格で7万4800円(税別)

 

天板と底面にアルミニウム素材を使用することで重さ約1.59kgを実現。リチウムポリマーバッテリーの採用に加え光学ドライブを非搭載とすることで、厚さ19.8mmのスリムな筐体も兼ね備えています。加えて本体の液晶部分には、画面の上左右ベゼル部分の幅を狭めたナローベゼルデザインの採用と、広視野角ノングレア液晶を搭載。最大180°の画面開閉角は、作業スペースの狭い場所や外出時でも最適な位置に調整することができます。

 

作業に最適な15.6型で洗練されたボディを持ちながら、秀でた通信性能によりどこでも最大限のパフォーマンスを発揮できます。最大で2.4Gbpsの高速通信が可能なWi-Fi 6と、1Gbpsの有線LANポートの標準搭載。さらにBTOカスタマイズで、外出先でも手軽に利用可能なLTE通信モジュールも追加可能です。

 

 

第10世代インテルCore i5-1035G1プロセッサーを採用することで、同じく15.6型ノートの「mouse F5-i5」と比較し、マルチコア性能で約20%性能が向上。文書作成や表計算といったオフィスワークはもちろん、ブラウジングや動画視聴のようなエンタメ利用まで、より快適に活躍します。

 

タッチパッド部にクリックキーを一体化したクリックパッド方式を採用し、タッチパッド面積を従来から約29%拡大しました。また、搭載するUSB Type-Cコネクタから内蔵バッテリーへの電源供給が可能な、USB Power Delivery機能を搭載するほか、スマートフォンやアクションカメラなどで採用されているmicroSDカードを読み込み可能なカードリーダーなど、幅広い使用用途を想定した機能を随所に持たせています。

 

再び在宅勤務の最中にいる今ですが、フレキシブルな働き方を求められるこれからのために、汎用性と利便性を備えたマシンを側に置いておくことは働く上でのキーになっていくでしょう。日々状況が変化する今こそ、トライの意味でも本機を試しに触って頂きたいです。

企業の「新しい働き方」を支える、法人向け「Surface Pro 7+」がリリース

マイクロソフトより、法人および教育機関向けに「Surface Pro 7+」がリリースされました。これからの環境変化に適応するために必要な汎用性、接続性、セキュリティを備えたモデルです。

↑Surface Pro 7+の価格は、税込で9万8800円~(Core i3、8GBメモリ、128GB SSD)

 

Surface Pro は初代リリースからこの7年間で、その汎用性、パワーとパフォーマンス、鮮やかなタッチスクリーン、ペン機能、長時間のバッテリー駆動を進化させてきました。Surface Pro 7+では、最新の第11世代インテルCoreプロセッサーを採用し、(従来モデルより2.1 倍のパフォーマンス、最大15時間のバッテリー駆動時間を実現したのです。

 

本体にはUSB-Aポートと USB-Cポートを備えているため、外部ディスプレイを接続したり、さまざまな周辺機器をつなげてフル装備のデスクトップ環境に仕立てたり、さまざまなスタイルに適応できます。また、1080pフルHDビデオのフロントカメラとリアカメラ、Dolby Atmosスピーカー、Dual far-fieldスタジオ マイクなど、オンライン会議などに対応する豊富な装備を揃えているのもポイントです。

 

 

Surface Pro 7+には、データ保持用の着脱可能な SSDも搭載されており、企業や教育機関のお客様のセキュリティとプライバシーのニーズに対応。このような機能と、Microsoft BitLockerによる保護を組み合わせることで、デバイスに何かあった場合でも、お客様が機密データを簡単に保持できます。

↑Surface Pro 7+は、ビジネスおよび教育機関のセキュリティとプライバシーのニーズに対応するデータ保持用のリムーバブル SSDを採用

 

Surface Pro 7+は最新のプロセッサによる高速な処理と長時間のバッテリー駆動時間を実現し、待望の LTEへの対応や、着脱可能な SSDを採用することで、高いセキュリティ基準を求める企業のテレワークや、ハイブリッドワークでの生産性を高めることでしょう。そして、汎用性の高い2 in 1のデザインにより教育や医療、店舗や現場業務などさまざまな業種、職種に対応していくデバイスとなるはずです。

 

在宅ワーク需要で売れ行き好調! 価格帯別「ノートPC」オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、在宅ワーク需要で売れ行きが伸びたノートPC。世界最軽量を更新したモバイルノートやコスパに優れるAMD Ryzen搭載ゲーミングノートなど、魅力的な製品が続々と登場しており、いまが買い替えのチャンスだ。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最新ノートPC、 “買い”のポイント

・描画性能が大幅に向上した第11世代Core i搭載機が狙い目

低価格でもSSD搭載は当たり前で、1TBモデルも買い得

コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzenは依然、魅力大

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

ノートPC選びの際はモバイル性を重視。Chromebookを本格導入したことで、スマホとの連携をいろいろと試行錯誤中。

ITライター

石井英男さん

ITライター歴28年。ノートPCやSTEM教育などに関する記事が得意。最近は、AIや量子コンピューターに興味がある。

 

最新CPUが出揃ったいまが買い替えのチャンス

販売好調が報じられるノートPCだが、今年の冬はCPUに注目したい。インテルからは第11世代Core iが、AMDからは第3世代Ryzen Mobileが相次いで登場。どちらも前モデルに比べて性能が大きく向上した。SSDも大容量化が進み、15万円以上の製品なら512GBや1TBが標準になってきた。

 

「CPUの性能が格段に上がったので、お使いのノートPCの性能に不満があるのなら、買い替えのチャンスです」(石井)

 

また、ミドルクラス帯でもインターフェイスや無線LAN機能が進化しており、高速なThunderbolt 4やWi-Fi6をサポートした製品が増加中。

 

「Wi-Fi6では、通信速度や電波利用効率が向上し、セキュリティも強化されています。Wi-Fi6対応ルーターと一緒に買い替えると、動画サイトなどの利用も快適です」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額15万円以上

ミドルハイクラスに手が届く価格帯。今季はグラフィック性能の高いインテルの第11世代Core iプロセッサーが登場しており、多少価格が上がったとしてもこれを搭載したモデルを狙いたい。

 

【No.1】世界最軽量を大幅更新した約634gのモバイルノート

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH-X/E3

実売価格21万9780円

13.3型液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約634gを実現。ベゼルの狭額縁化によって、筐体の横幅や奥行きも小さくなり、世界最小クラスとなっている。CPUに第11世代Core i7-1165 G7を搭載するほか、SSD容量も1TBと大きく、PCとしての基本性能も高い。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約634g

CPU Core i7-1165G7
メモリ 8GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 13.3型

 

↑軽いだけでなく、堅牢性も高い。76cm落下試験や約35kgfの一点加圧試験、約200kgfの全面加圧試験をクリアしている

 

↑天板にはマグネシウム合金に代わってカーボンファイバーを採用。各部品も見直し、従来の698gから50g以上軽量化した

 

↑最軽量機はブラックのみだが、シリーズでは3色のカラバリを用意。直販モデルはメモリやストレージも選択できる

 

<クロスレビュー!>

指紋認証を採用してコロナ時代に適合

「サインインに、顔認証ではなく指紋認証を採用。いまの時代、外出先で認証する際にマスクを外さずに済むのがうれしいです。内蔵マイクがノイズキャンセリング機能付きなのも高評価」(有馬)

 

やっぱり軽さは正義! 女性にもオススメ

「軽さ634gは驚異的なうえ、ボディも頑丈なので気軽に持ち歩けます。4基のUSB端子やHDMI端子も備えるなど、拡張性の高さも魅力です。とにかく軽いので女性にもオススメできます!」(石井)

 

■Other Model

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH90/E3

実売価格20万9800円

第11世代Core i7-1165G7と8GBメモリ、512GB SSDを搭載。大型バッテリーを採用し、約834gの軽さで約22.5時間駆動を実現した。Office Home and Business 2019も付属しており、お買い得なモデルだ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約22.5時間 ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約834g(カラーにより異なる)

 

【No.2】フルHDよりも縦に広いWUXGA液晶が便利

デル

New XPS 13 プラチナ

22万3278円

第11世代Core i7-1165G7を搭載し、高いグラフィック性能を誇る13.4型機。フルHDよりも縦に120ドット広い1920×1200ドットのWUXGA液晶を採用。SSDも512GBと大容量だ。最新のThunderbolt 4対応ポートを2基装備するなど、拡張性も十分。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-C×2ほか ●サイズ/質量:W295.7×H14.8×D198.7mm/1200g

CPU Corei7-1165G7
メモリ 16GB
ストレージ SSD約512G
ディスプレイ 13.4型

 

↑キーボードはバックライト付きで、暗所でも使いやすい。なお、写真のキーボードは英語配列だが、実際は日本語配列となる

 

↑アルミ合金をCNC機械加工によって削り出したシャーシを採用している。軽さと頑丈さを両立しており、見た目も美しい

 

<クロスレビュー!>

キーボードが打ちやすくタッチパッドも大きめ

「キーボードの打鍵感がしっかりとあるため、強く叩きがちな人にオススメです。タッチパッドが大きめで使いやすく、出先にマウスを持ち歩きたくないという人でも快適に操作できます」(有馬)

 

絶妙な画面サイズで作業の効率もアップ

「縦横比16:10のディスプレイは縦方向の情報量が多くて扱いやすいです。PCでスマホの通知などを受け取れる『Dell Mobile Connect』も便利。顔認証と指紋認証に両対応する点も魅力です」(石井)

 

【No.3】4K液晶をはじめ、プロ級のスペックで動画編集も快適!

MSI

Prestige-15-A11SCS-064JP

26万4800円

第11世代Core i7-1185G7と64GBメモリ、1TB SSDを搭載した、ハイスペックなクリエイター向けノートPC。GPUにGeForce GTX 1650 Tiを装備し、3D描画性能も高い。ディスプレイは15.6型の4K液晶で、Adobe RGBに対応しており、広い色域を誇る。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約16時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W356.8×H16.9×D233.7mm/1690g

CPU Corei7-1185G7
メモリ 64GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 15.6型

 

↑Thunderbolt 4端子を2基装備。USB Type-Cとしても利用できる。USB Type-Aも2基備えており、拡張性は十分だ

 

↑超高精細な4K液晶を搭載する。Adobe RGB対応で色鮮やかな表示が可能。ノングレア仕様なので、目が疲れにくい

 

<クロスレビュー!>

このスペックでこの価格は非常にハイコスパ!

「本格的ゲーミングノートと比べるとリフレッシュレートが高くないので、動きの激しいゲームは不得意。それでも、これだけハイスペックでこの価格を実現しているのは驚くほどおトク!」(有馬)

 

クリエイターだけでなくゲーマーにもオススメ

「ディスプレイ性能もグラフィック性能も高く、写真や動画を編集したり、イラストを描いたりするクリエイターに最適です。本格的3Dゲームも十分楽しめるため、ゲーマーにもオススメ」(石井)

 

【《竹》クラス】予算額8万円〜15万円

売れ筋モデルが集まる価格帯。CPUは4コア以上で、メモリは8GB程度、SSD容量も128GB〜256GBが主流だ。ビジネス用途は、このクラスなら十分こなせる。

 

【No.1】タッチ操作にも対応する縦横比3:2の液晶が魅力

マイクロソフト

Surface LapTop Go

8万4480円〜

12.4型の縦長3:2液晶を装備したノートPC。最低構成では、第10世代Core i5-1035G1と4GBメモリ、64GB eMMCを搭載する。メモリを8GB、ストレージを128GBにした、より快適な上位構成では10万2800円だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13時間 ●I/Oポート:USB Type-A×1、USB Type-C×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W278.18×H15.69×D205.67mm/1110g

CPU Core i5プロセッサー1035G1
メモリ 4GB
ストレージ eMMC64GB
ディスプレイ 12.4型

 

↑最廉価モデルはプラチナのみだが、上位モデルではサンドストーンやアイスブルーなどのカラバリを選べる

 

↑電源ボタンに指紋認証機能を搭載している。屋外に、万が一置き忘れた場合でもセキュリティを確保できる

 

<クロスレビュー!>

キーボードが使いやすく在宅ワークにピッタリ

「日本語切り替えのオンオフに独自の工夫が施された使いやすいキーボードと高品位な筐体で、在宅ワークに適しています。年間6984円の追加料金でOffice 365を利用できるのもうれしい」(有馬)

 

使いやすい液晶に価格以上の価値アリ

「高解像度で広く使える液晶をこの価格で搭載するのは非常に魅力的です。最廉価モデルは、メモリが4GBと少ないので、2万円ほど高くなりますが、ひとつ上のモデルをオススメします」(石井)

 

【No.2】 8コアのRyzen搭載で仕事にも趣味にも活躍

ASUS

Vivo Book Flip 14 TM420IA

実売価格12万9800円

Ryzen 7 4700Uを搭載した2 in 1タイプの14型ノート。液晶部が360度回転して、タブレットのようにも使え、別売のASUS Penも利用できる。メモリは8GB、SSDは512GBと余裕があり、様々な用途に対応できる一台だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約10.6時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×1、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W324×H18.2×D220mm/1550g

CPU Ryzen 7 4700U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 14.0型

 

<クロスレビュー!>

上のクラスに匹敵するハイスペックが魅力

「メモリもSSDも大容量で、価格以上のパフォーマンスを発揮してくれます。質量約1.55kgは持ち歩くにはやや重めですが、ホームモバイル用途なら問題ナシ」(有馬)

 

Officeが付属し指紋認証にも対応

「最新のRyzen搭載で性能は十分。Office Home and Business 2019が付属するほか、指紋認証にも対応しているので、仕事用にも向きます」(石井)

 

【No.3】コスパの高いビジネスモバイル

レノボ

ThinkPad X13 Gen 1(AMD)

10万1838円

Ryzen 3 PRO 4450Uを搭載したビジネス向け13.3型モバイルノート。メモリは8GB、SSDは128GBと基本性能が高い。質量は約1.28kgと軽く、Wi-Fi 6もサポートする。Ryzen 5 PRO搭載の上位機種は指紋認証搭載。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約13.9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×2、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W311.9×H16.9×D217.2mm/約1280g

CPU Ryzen 3 PRO 4450U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 128GB
ディスプレイ 13.3型

 

<クロスレビュー!>

液晶の解像度がやや低めな点に注意

「カスタム可能ですが、この構成では液晶解像度が1366×768とやや低め。フルHDを選ぶと+1万1000円となりますが、検討しましょう」(有馬)

 

仕事用に持ち歩くPCとしてオススメ

「質実剛健なつくりで、信頼性の高い一台です。セキュリティ機能が充実しており、出張などに持ち歩くノートPCとしてオススメできます」(石井)

 

【《梅》クラス】予算額8万円未満

いわゆるエントリークラスの製品が主流の価格帯。昨今は、8GBメモリ&256GB SSDを搭載する製品も増えており、十分快適だ。サブのマシンとしてもオススメ。

 

【No.1】8GBメモリと256GB SSD搭載でサクサク動く!

デル

New Inspiron 15 3000 スタンダード

6万7078円

Ryzen 3250Uと8GBメモリ、256GB SSDを搭載したスタンダードノート。15.6型液晶はフルHD仕様で、コストパフォーマンスが高い。キーボードにはテンキーを備える。Officeソフトは+2万円で追加可能だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×3、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:約W363×H19.9×D256mm/2275g

CPU Ryzen 3 3250U Mobile
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB
ディスプレイ 15.6型

 

↑左右が狭額縁設計のフルHD液晶を搭載し、筐体サイズもコンパクトに。液晶はノングレア仕様で、映り込みも少ない

 

↑USB Type-A端子を左に2基、右に1基の合計3基搭載する。HDMI端子や有線LANも備えており、ビジネス用途にも向く

 

<クロスレビュー!>

拡張性の高さが地味にありがたい

「トレンドのUSB Type-C端子を採用していないのは残念ですが、それ以外は文句ナシの拡張性。SDカードリーダーも備えているので、カメラで撮影した写真などのデータ管理用にも◎」(有馬)

 

まさにスタンダードといえるノートPC

「CPU、メモリ、ストレージのバランスが取れたスペックで、ネットサーフィンや文書作成といった一般的な作業には十分な性能です。子どもが初めて使うノートPCとしても良いですね」(石井)

 

【No.2】高いセキュリティで安心して使える

HP

HP ProBook 450 G7

7万8980円

Core i5-10210Uに8GBメモリ、500GB HDDを搭載。高強度なアルミニウム製ボディを採用しており、ヒンジが180度開くため、対面の相手と画面を共有しやすい。世界初の自己修復BIOSなど、セキュリティ機能も充実。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:最大約13.5時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W364.9×H19×D256.9mm/2000g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ HDD 500GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

大容量のHDD採用もアクセス速度は遅め

「ストレージが500GB HDDとなっており、保管できるデータ量が多いのは◎。ただし、SSDと比べると動作が緩慢になりがちなので注意を」(有馬)

 

米軍調達基準をクリアした頑丈ボディが魅力

「2万時間に及ぶ品質テストと米軍調達基準をクリアしたタフさが魅力です。トラブルがあっては困るビジネスで使うノートとしてオススメ」(石井)

 

【No.3】こんなに安くて良いの!? と驚く充実のスペック

レノボ

IdeaPad C340

7万700円

CPUに第10世代のCore i5-10210Uを採用。メモリは8GB、ストレージは512GB SSDと充実したスペックが魅力の14型ノート。360度反転可能な液晶は、フルHD仕様でマルチタッチ操作にも対応している。

SPEC ●Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13.3時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W328×H17.9×D229mm/1650g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ SSD512GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

ペン入力にも対応するのがイイ

「タッチ操作にも対応し、別売のLenovo アクティブペンを使ってタブレット的に使えます。筆圧も4096段階で感知する、本格的な仕様です」(有馬)

 

早いもの勝ちの超お買い得価格

「本来は14万円で販売されていた製品で、この価格なら即買いレベルです。指紋認証にも対応するなど、どこをとってもお買い得に感じます」(石井)

 

【Topic1】タブレットとしても使える2 in 1がイイ

2 in 1 PCは、一台でノートPCとしてもタブレットとしても使えるのが魅力。キーボードを重視するならコンバーチブルタイプがオススメだ。

 

【No.1】

レノボ

ThinkPad X1 Fold

32万7426円

折りたためる13.3型の有機ELディスプレイを備えた斬新な2 in 1。ノートPCのようなスタイルで下半分にキーボードを表示して使えるほか、縦に持って本を読むように使うこともできる。

 

【No.2】

マイクロソフト

Surface Pro 7

10万9780円

12.3型ディスプレイを備えた人気のタブレット型2 in 1。別売でカバーにもなるキーボードや専用ペンが用意されており、これらを組み合わせることで、ノートPCライクに使用可能だ。

 

【No.3】

デル

New XPS 13 2-in-1プレミアム

19万2478円

最新の第11世代Core i5-1135G7を搭載した、コンバーチブルタイプの13.4型2 in 1。フルHDを超えた高解像度な液晶を搭載し、複数ウィンドウを同時に開いても見やすい。質量は約1.3kg。

 

【Topic2】PS5にだって負けないゲーミングノートPCが手ごろに

最新ゲームを高画質で快適にプレイできる、高性能CPUとGPUを搭載したゲーミングノートも値下がりが進行中。特にGPU性能が重要だ。

 

【No.1】

ASUS

TUF Gaming A15 FA506IH

12万8800円

6コア仕様のRyzen 5 4600HとGeForce GTX 1650を搭載した高性能ゲーミングPC。この価格で144Hz駆動に対応した液晶を搭載していることがうれしい。特にFPSゲーマーにオススメだ。

 

【No.2】

マウスコンピューター

G-Tune P5

13万1780円

6コアのCore i7-10750HとGeForce GTX 1650を搭載する低価格モデル。ボディがスリムで、質量も約2020gとゲーミングノートPCとしては軽い。屋内の色々な場所で遊びたい人に向いている。

 

【No.3】

HP

Pavilion Gaming 15

10万9890円

Core i5-10300HとGeForce GTX 1650を搭載する。メモリが16GBと豊富で、ストレージに256GB SSD+1TB HDDというハイブリッド構成を採用する点も魅力。入門機としてオススメ。

折りたためるPC「ThinkPad X1 Fold」、その変幻自在の実用性を試す

スマホで新しいトレンドになりつつある折りたたみディスプレイ。ついにモバイルPCの世界にもやってきました。レノボが11月に発売した「ThinkPad X1 Fold」は、Windows 10 PCでフォルダブルディスプレイを採用した世界初の製品です。

↑ThinkPad X1 Foldの価格は税込39万9300円。ただし、Lenovoの直販サイトで購入する場合はEクーポンの適用により32万7426円で購入できる(12月28日時点)

 

持ち運びは大判の本のようにコンパクト。専用キーボードを重ねればモバイルノートPCに早変わり。画面を広げて立てかければ、モニター一体型のパソコンとして使えます。さらにペン対応でタブレットとして手書きもできるという、変幻自在なスタイルが魅力です。

 

緻密に作り込まれたデザイン

ThinkPadは1985年に日本で誕生したモバイルPCブランド。レノボ傘下になった買収された後も、その主力製品は神奈川県のレノボ・大和研究所で開発されています。ThinkPad X1 Foldも大和研究所の開発で、その設計にあたっては「三軸織物」や「箱根寄木細工」といった日本の伝統工芸からのアイデアも取り入れられています。

 

まずは電源を付けずに眺めると、大きな黒い画面そのもの。13.3型でアスペクト比4:3という正方形に近い形状で、小さめのテレビか昔のパソコンのモニターのようにも見えます。

↑13.3型の折りたたみできる有機ELディスプレイを搭載

 

一方、背面は本革製のカバーで覆われています。折りたたむとまるで、高級な装丁の百科事典かのような雰囲気。このカバーは本体を保護すると同時に、キックスタンドの役割も果たします。カバーの一部を外向きにめくって、本体を垂直に近い角度で立てられます。その裏地はThinkPadのテーマカラーでもある、鮮やかな赤色。この配色には江戸っ子の羽織のような「粋」を感じます。

↑外装はレザーケースで被われている

 

↑なじみやすい大振りなモニターのような見た目

 

実は折りたたみディスプレイは、画面そのものよりもヒンジの設計が重要とされています。ThinkPad X1 Foldでは「マルチリンク・トルク・ヒンジ・メカニズム」と呼ぶ、軽量な金属フレームとカーボンファイバーを組み合わせたレノボ独自の独自構造を採用。

 

開くときは少し力で滑らかに開き、狙った角度できっちり止められます。開ききらずに雑誌を開くかのように見開きで止めたり、ノートパソコンのような角度で止めたりと自在です。

↑画面は内側に二つ折りできる

 

【外観をギャラリーでチェックする】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

付属の専用キーボード「Bluetooth Mini Foldキーボード」は、板状のキーボードで、X1 Foldの下半分の画面に重ねて使えます。キーボードを挟んだまま閉じることができ、持ち歩くときも邪魔になりません。

↑キーボードを載せるとノートパソコンスタイルに

 

さらにディスプレイはWindows Inkによるペン入力にも対応。専用のペンも付属します。キーボードに留め具があり、システム手帳のようにペンも一体で持ち歩けます。

↑背面の筐体が露出している部分は、開くとレザーケースが伸びて被われる

 

↑ペン入力は写真編集にも使える

 

↑ペンは筆圧検知も対応。折り目部分はわずかにへこんでいるため、本格的なイラストを制作する人は気になるかも知れない

 

 

実践的に使える二刀流スタイル

このThinkPad X1 Foldの肝は、専用キーボード「Bluetooth Mini Foldキーボード」との組み合わせにあります。このキーボードを画面にかぶせると、磁石の力でピタッとくっつきます。画面は表示範囲が自動で縮小し、上半分だけの表示になります。

 

つまり、開いて立てれば13.3型の一体型パソコンとして使えて、折りたたんだ状態でも横長(アスペクト比2:3)の小型ノートパソコンに。この画面の切り替わりはスムーズで実用的です。たとえばカフェでちょっとこみいった作業をしているときに、キーボードを外せばすぐ大画面で使えます。

↑特急列車の小さいテーブルでも展開できた

 

折りたたんだ状態では、膝の上にパソコンを置いて文字を打つ動作が自然とできるサイズ感。カフェのテーブルでは、本体を立てて使うことで、モバイルPCにしては大きく密度の高い画面をフル活用できました。

 

薄型のキーボードとはいっても、定評のあるThinkPadシリーズだけに、ある程度の打鍵感があり文章入力もしっかりとこなせます。ただし、キー配列に余裕がなく、日本語でよく使うカギ括弧や中黒(・)といった記号はFnキーを押す必要があるか、割当がありません。

↑キーボードは横幅狭め。記号キーが削減されている

 

タッチパッドは薄型キーボードですが当たり前のようにマルチタッチも使えます。2本指で画面のスクロールといったスマホでもお馴染みの操作も苦も無く使えます。ただし上下の幅が狭いため、ポインターを画面の端から端までに動かすときは指を何回も上下させることになります。タッチパネルの性能は高いので、マウスカーソルの動作を速めに設定すると良いでしょう。狙った場所に機敏に動かせるようになります。

 

キーボードを外したデスクトップスタイルで使う時は、より本格的なキーボードやマウスと組み合わせれば、さらに効率が上がりそうです。たとえばThinkPad製品なら「ThinkPad トラックポイント・キーボードII」を組み合わせれば、より効率的なタイピングとカーソル操作ができるでしょう。

 

モバイルワークに十分なパフォーマンス

CPUには第10世代(Lakefield)Core i5-L16G7を搭載。モバイルノート製品向けの低電圧版CPUで、処理能力は全体的に低め。ハイスペックなゲーム用途には適しませんが、オフィス作業全般はストレスなくこなせるパフォーマンスを備えています。メモリは8GB LPDDR4X、ストレージは512GB SSDを備えています。外部端子はUSB Type-Cを2基搭載。側面の長辺と短辺に1基ずつ配置されており、どのスタイルでもケーブルを挿しやすいようになっています。充電もType-Cケーブルです。

 

試しに、筆者の日常の作業の中でも負荷が高めな作業をこのパソコンだけでこなしてみました。クラウドストレージのOneDriveで大量にファイルを同期しつつ、Chromeで複数のWebサイトを開きながら、Lightroomで画像編集するといった、通信機能の負荷が高めな作業も含まれていますが、処理が遅いと感じることもなく、サクサクこなしてくれました。

↑フォームチェンジでさまざまなワークスタイルに対応できるのが強み

 

使っていて気になったのは、バッテリーのもちがやや心許ないこと。筆者の利用環境では4時間ほどで電池切れとなりました。1日持ち歩くならモバイルバッテリーも併用した方が良さそうですが、ディスプレイを広げて使う時間も長かった割には健闘したと言えるかもしれません。

 

ThinkPad X1 Foldはあるときはノートパソコンとして、あるときは一体型パソコンとして、あるときはペン対応のタブレットとして、しなやかにスタイルを選びながら効率よく作業をこなせるPCです。折りたたみを開いたり閉じたりする構造や、薄型キーボードの持ち運び、ペン対応に至るまで、使い勝手への細かな配慮が見て取れます。

 

画面の枠が細くなれば、バッテリー持ちが良くなれば、そして価格がもう少しお手頃なら……と要望はいくつかありますが、ThinkPad X1 Foldの実用性については疑いの余地はありません。世界初の折りたたみディスプレイという新しい技術を使いながらも、まるで馴染みのシステム手帳のように機能的なビジネスツールとして仕上げられています。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

「ペーパーレス化」が進むリモートワーク時代に、世界最軽量ノートPCと電子ペーパーのペアが生み出すメリット

2020年初頭の新型コロナウイルス感染拡大以降、日本中、いや世界中でビジネスマンのワーキングスタイルが大きく変化しています。中でも特に大きな変化とされているのが都市部を中心に加速している在宅勤務、リモートワークの普及です。しかし、きちんとした準備期間を取れない緊急避難的な移行だったこともあり、結果として生産性が大きく落ち込んでしまったという声も多く聞かれるようになりました。

 

その原因はいくつも考えられますが、大きな理由の1つにビジネスツールの問題があると考える人は少なくありません。Web会議やドキュメントのデジタル化など、新しいワークスタイルのメリットを最大限に引き出すには、やはり最新のデジタルデバイスが必要なのです。

 

そこでここでは、最新の働き方事情に詳しい事業戦略家・山口豪志さんに富士通クライアントコンピューティングの誇る世界最軽量(※)モバイルノートPC FMV「LIFEBOOK UH-X/E3」と、電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」を試用していただき、それによって実現する、今、最も新しい働き方について語っていただきました。

※:13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量。2020年10月1日時点、 富士通クライアントコンピューティング調べ

↑本企画で山口さんに試用いただいたLIFEBOOK UH-X/E3とクアデルノ。クアデルノは、A5サイズ(10.5型)とA4サイズ(13.3型)をラインナップしており写真はA5サイズだ

 

■お話を聞いた人

事業戦略家

山口豪志(やまぐちごうし)

「スタートアップ成長請負人」としてベンチャー企業を中心に30社以上の企業経営に参画する事業戦略家。クックパッド株式会社、ランサーズ株式会社といった国内有数の急成長企業の創成期を社員として支えた後、2015年5月に株式会社54を創業し、独立。

 

LIFEBOOK UH-X/E3は、高性能プロセッサーやスタミナバッテリー、充実したインターフェイスなど、最新PCに求められるスペックを妥協することなく、重量約634gという驚異的な軽量化に成功した、「世界最軽量」の13.3型モバイルノートPC。

 

対してクアデルノは、オフィスのペーパーレス化を推進する薄型軽量の電子ペーパーデバイスです。16階調のグレースケール電子ペーパーによって、文字や図をくっきり表示。内蔵メモリに約1万件のPDFドキュメントを保存でき、付属のスタイラスペンを使った書き込みも可能とした、デジタルで「紙」の使い勝手を追求したコンセプトとなっています。

 

世界最軽量のノートPCとデバイス1つで資料をまとめる電子ノート、この2つのペアで最新の働き方をどうこなしていくのか詳しく伺いたいと思います。

 

 

 

リモートワークはもう「今だけ」の働き方ではなくなっている

――まずは改めて、現在、国内の働き方がどう変わったか、特に山口さんの目から見てどのような変化があったのかを聞かせてください。

 

山口:まず、皆さん、出勤をしなくなりましたよね。元々、スタートアップでは新型コロナウイルス感染拡大以前からそうした傾向があったのですが、大企業でも在宅勤務へのシフトが加速しています。そして、その結果、働く時間帯に関しても大きな変化がありました。

 

――残業しなくなった、あるいはダラダラと遅くまで仕事する人が増えたということですか?

 

山口:いや、働く時間ではなく、時間帯ですね。たとえば、今、私がよくやり取りをしている育児中のお母さんは子どもが寝ている早朝や深夜に働いているらしく、よく明け方とかにわーっと問い合わせへの返信メールが届きます。

 

――なるほど、個人の事情で働けるようになったという側面もあるんですね。

 

山口:企業側もそうした働き方を容認するようになっているようです。また、最近ではオフィスの規模を半分以下にして、恒久的に在宅ベースで事業をやっていこうというところが増えました。私の周りだともう7、8割くらいがそんな感じです。

 

――在宅勤務、リモートワークはもう「今だけ」の話ではなくなっているのですね。そうした環境の変化のほか、具体的な仕事のスタイルの部分で変わっていることはありますか?

 

山口:印刷した書類を見る機会が圧倒的に減りましたね。私は、さまざまな企業の創立やその後の運営に関わっているため、毎月、各社で売上の数字を確認するという仕事があるのですが、これまでは会議室に集まって、席の前に置かれた印刷済みの決算書類を役員みんなでチェックして、ディスカッションして1時間くらいで解散という流れでした。ところが今はこれがWeb会議でやられるようになり、書類も全てPDF化されています。

 

――期せずしてペーパーレス化が進んだ、と。

 

山口:そうですね。それは(環境問題的には)良かったなと思う反面、PCの狭い画面でWeb会議の画面とPDFを並べて表示するのがけっこう大変で……(苦笑)。あまりに画面がゴチャゴチャしてしまって、数字の変化に気がつきにくくなるなど、不便を覚えるようになりました。

 

――山口さんは、現在、それをどのように解決しているのですか?

 

山口:自宅では早くからセカンドディスプレイを使うようにしています。ただ、それでも紙のように書き込める環境は再現できないので、さてどうしようかと考えていたところで、クアデルノを使う機会をいただきました。なので、実はけっこう興味があったんですよ(笑)。

 

クアデルノを使うことで向上した「フィードバックの質」

――山口さんがクアデルノをどのように活用されているか、もう少し具体的に教えてください。実際、どれくらいの書類に目を通しているんですか?

 

山口:忙しい時期は、最大で22社の書類に目を通すということがありました(笑)。ページ数にすると合計で300ページくらいでしょうか。

 

――それはすごいですね……。それをPCからクアデルノで見るようにして、どうなりましたか?

 

山口:はっきりとフィードバックの質が上がったと感じています。これまでは会議室で配られた書類は持ち帰っていたのですが、クアデルノなら、ディスカッション時に書き込みしたものを先方にPDFという形で送って共有できるので、伝えたいことを漏れがなく伝えられるようになりました。

↑会議中にすぐPDFファイルに書き込み保存できるのは、まさに紙そのものの使い勝手を実現している

 

――その都度、口答で言われても漏れてしまいがちなので、書き込みされたものをすぐにもらえるというのはうれしいですね。そのほか、山口さんのビジネススタイルでクアデルノが役に立ったことはありますか?

 

山口:企業から送られてくるドキュメントを確認するのに使っています。例えば分厚い契約書をPCの画面で一気に読むのは大変なので、一度、クアデルノに転送して、気になるところに書き込みを入れて、最後にPCできちんと確認するということをしました。電子ペーパー自体の読みやすさもありますが、PCやタブレットと違って、作業中にメールが届いたりしないので、「読む」という作業に集中できます。クアデルノには機能が制限されていることで目的化しやすいというメリットもあるように感じました。

↑委任状などの書類に直筆サインをする時にも役立っている

 

あと、今回、企画書をまとめるのにクアデルノを使ってみたのですが、これも思いのほか便利でした。これまではコピー機から抜き取った用紙やノートにフラッシュアイデアをがーっと書き殴り思いつきをまとめていたのですが、紙やノートだと使い終わったあとに捨てたり、どこかにいってしまうんですよ。

 

――それ、わかります(笑)。クアデルノだと内蔵メモリに最大1万件ほどのPDFを保存しておけるので、そうした問題はおきませんね。

 

山口:書いたものをいつでも見直せるのは助かります。そして、何よりそうしたアイデアのメモを共有しやすいのが良かったです。実は思い返してみると紙やノートでやっていた頃って、全然、共有していなかったな、と。今までは、そうしてまとまったアイデアを誰かに伝えるとき、メモ書きの内容をメールの文面などに改めて編集していたのですが、それだと伝わるのは結論だけで、アイデアが発散していくプロセスが抜け落ちてしまっていたんですよね。

 

――ああ、なるほど!

↑アイデアメモを日付順で俯瞰して閲覧できるのも、クアデルノのメリット

 

山口:今回、メモそのものを共有できるようになったことで、その発散のプロセスに相手のフィードバックが来るようになったのが、これまでにない体験でした。現状は、私だけがクアデルノを使っている状況ですが、今後、みんながクアデルノを使っていくようになると、アイデアの広がり方がさらに面白くなっていきそうですね。

 

 

リモートワーク生活でも軽いノートPCには価値がある!

――続いて、LIFEBOOK UH-X/E3についても、山口さんの感想を聞かせてください。いかがでしたか?

 

山口:初めて手に持ったとき、その軽さに驚きました、これはすごい(笑)。

 

――重量約634gというのは図抜けた軽さですよね。でも、在宅勤務が増えた昨今ではそうしたメリットは感じにくくなっているかもしれませんね。

 

山口:いや、そんなことはないですよ。私もそうですが、自宅での作業時でも移動は多いですし、昨今は家の中に引きこもっているのがつらくて喫茶店で……という人も増えていると聞きます。私も、最近、子どもの付き合いで図書館に行くことが増えています。そうしたちょっとした移動にこの軽さはメリットと感じるのではないでしょうか。

 

――ちなみに、山口さんは外に出るとき、どういったものを持っていくのですか?

 

山口:私は、新型コロナウイルス感染拡大の前から、割と荷物は減らしたい派で、荷物は最低限に絞り混んでいます。それこそリュックについても少しでも軽いものを探して使っているくらいで。

 

――そうすると、この約634gという軽量ボディは気に入っていただけそうですね。

 

山口:そうですね。リュックに入れたときもはっきり違いがわかりましたよ。実は最近、ノートPCよりもさらに軽いタブレットで作業できないかと思っていたのですが、タブレットと同程度の軽さのLIFEBOOK UH-X/E3なら、キーボードも付いているしこちらの方が使いやすいですね。あと、このマシンは立ち上がりが速いことも気に入っています。今回は、その軽さと速さに驚かされました。

 

――パフォーマンスはいかがでしたか?

 

山口:全く問題ありません。ちょっと古いノートPCだと、Web会議で背景をボカすような処理を使うととたんに表示がガタガタになってしまうのですが、LIFEBOOK UH-X/E3ではそんなことは一切なく、スムーズに利用できました。そして、Web会議と言えば、カメラにシャッターが付いているのがすばらしい。これ、私の周りの人たちは皆困っていて、使わないときはシールを貼ってカメラを隠している人もいるくらいですから(笑)。

↑webカメラは、上部のつまみをスライドすることで物理的に閉じることができる安心の設計

 

↑LIFEBOOK UH-X/E3はCPUにインテル第11世代のプロセッサー、Core i7-1165G7(最大4.70GHz)を採用。あらゆるビジネス用途に機敏に対応する処理速度を実現する

 

アイデアをまとめる仕事をしている人に試してほしい

――最後に、クアデルノやLIFEBOOK UH-X/E3のような最新デジタルデバイスを使うことで変わる働き方について、山口さんがどのような可能性を感じたのかお話しいだけますか?

 

山口:先ほどもお話したように、リモートワークの普及でペーパーレス化が進んでいるのですが、結果的にプリンターのニーズがまだあるということが分かってしまったな、と。ただ、そこで自宅にプリンターを買うのではなく、クアデルノに出力するという方法があるんじゃないかと感じました。電子ペーパーは紙の代替になり得ますし、紙にないデジタルならではの便利さもたくさんあります。

 

これまでPCでやっていたことを、一旦クアデルノでワンクッションおいて、やってみたりすると、アウトプットの質が変わるんじゃないかという気がしています。特に企画職、プランナーといった、アイデアをまとめる仕事をしている人には試してみていただきたいですね。

 

山口豪志さんに聞いた、クアデルノとLIFEBOOK UH-X/E3のポイントまとめ

<クアデルノ>

・Web会議中など、PC上では一括して読みにくい書類も大きく読める

・インターネット機能がなくメールが届いたりしないので、書類を「読む」ことに集中できる

・ドキュメントにスムーズに書き込みしやすい

・アイデアをまとめたメモを経過含めて共有しやすい

<LIFEBOOK UH-X/E3>

・自宅作業時の細かな移動でも手軽に持ち運べる

・タブレット相当の携帯しやすさによって、どこでもパソコンの多彩な機能・パフォーマンスを使える

・パフォーマンス、セキュリティ面に配慮が十分で、幅広いシチュエーションに対応できる

 

 

 

 

撮影/篠田麦也

 

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ホームシアターにもなる美しすぎる2in1デバイス、ASUS ZenBook Flip S UX371EAを使ってみた

筆者はノートPCを3台使っています。メインで使っているMacBook Proと、ゲーミングスペックのWindowsデスクトップ、タブレットとしても使えるSurfaceという構成です。3台もあればさすがに不便をすることはないのですが「1台にまとめたいな」と思わされることも少なくありません。

 

そんな筆者がこのたびレビューしたのが、13.3インチ4K有機ELディスプレイ搭載の2in1デバイス、「ASUS ZenBook Flip S UX371EA」。コンパクトなボディに高い基礎性能を備えた、ハイエンドな一台です。

 

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4K有機ELを搭載した、“持ち運べるホームシアター”

本機の第一印象は、その美しさ。厚さ13.9mm、薄いベゼル、アルミニウムを磨き上げたデザインのボディには「スマート」という言葉が最高に似合います。厚みが均一なので、バッグに入れたときなどにかさばらない点も嬉しいですね。

↑佇まいはとてもスタイリッシュ。銅色のエッジがおしゃれです

 

画面を開けば、今度は4K有機ELディスプレイの美しさを体感できます。有機ELディスプレイは、表示できる色域が液晶に比べて広く、より鮮やかな映像を表示するので、同サイズのノートパソコンとしては、最上級の映像をユーザーに届けます。その鮮やかさがどれくらいのものかというと、デフォルトのデスクトップ画面でも、液晶画面との差が十分に分かるほどです。本機の色域は、映画館の映像品質と同等とされるDCI-P3の色域にまで対応。映像の品質が、ホームシアターレベルなんです。

↑デスクトップを見ただけでも、鮮やかさを感じます

 

さらに、高音質で知られるオーディオメーカーのハーマンカードンと協力して製造したスピーカーを内蔵し、音のクオリティも他のノートPC内蔵のスピーカーを寄せ付けません。筆者の体感では、音の響きが強く感じられ、低音はしっかり、高音もクリアに聞こえました。

 

そして、本機の大きな特徴として、画面が360度回転することが挙げられます。下の写真のように画面を自立させれば、。パソコンとしてではなく小型シアターとして使えるわけです。これは、まさに「持ち運べるホームシアター」ですね。

↑こんな感じで自立します

 

ビジネスユースも十分なパフォーマンス

ここまでホームシアターとしての要素ばかりを強調してきましたが、本機はビジネス用途でもノンストレスで使えます。使用感としては、先日レビューを掲載した、ASUS ZenBook 13 UX325EAにかなり近いです。

↑UX325EA。外見は本機にかなり似ています

 

というのも、画面・本体のサイズについて、この両機種はほぼ一緒であり、CPUにインテルのCoreシリーズ11世代となるi7-1165G7、メモリを最大16GB搭載するという基礎スペックも同一です。UX325EAの記事にも書いたように、ビジネス向けのノートPCとしてはハイエンドにあたるスペックで、エクセルで複雑な関数を入力してもフリーズを起こすことがないなど、オフィスユースではノンストレスと言ってよいでしょう。起動・顔認証が25秒程度で終わる快適さも好印象です。

 

搭載している入出力端子も、Thunderbolt 4に対応したUSB Type-Cを2つとHDMI、USB 3.2(Type-A/Gen1)を搭載していて、UX325EAとほぼ同一。違いは、UX325EAには搭載されているmicroSDのカードリーダーが本機には付いていないという点ですが、これが障壁となるユーザーはそれほど多くはないでしょう。また、本機のバッテリーの持ちは13.4時間で、UX325EAより1時間短いですが、許容範囲と言える差に収まっています。

↑本機のアクセサリ。左から、充電器、USBイーサネットアダプター、USB Type-C-ステレオミニプラグアダプタ

 

一方、本機は、UX325EAにはない特徴も持ち合わせています。まずはディスプレイがタッチパネルになっていて、ペンの使用にも対応している点。手書きのメモとしても使えますし、ペイントソフトを使えば、絵を描くことも可能です。

↑こんな感じに、文字も書けます

 

加えて、UX325EAでは最大512GBとなっていたSSDの容量が、本機では最大1TBまで拡大しています。これなら、大容量の動画データを保存しても、そう簡単に満タンになってしまうことはありません。

 

グラフィック性能はUX325EAと同じくオンボードでGPUを搭載しないため、ゲーム用途には残念ながら適しません。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をテストしてみましたが、グラフィックを軽量品質にしても動作は重かったです。

↑グラフィックを軽量品質にしても、ベンチマークテストの結果は「重い」でした

 

ディスプレイが綺麗なだけに、美麗なグラフィックを楽しめるゲームをしてみたくなりますが、その点は仕方ありません。

 

キーボードの配列とグレア液晶による目の疲れやすさには注意

最後に、本機を購入する際の注意事項をお伝えします。まずは、キーボードの配列です。

 

UX325EAと同じなのですが、本機のキーボード配列はやや特殊で、バックスペースやエンターキーが右から2番目の列に配置されています。この配列に慣れていないと、小指でバックスペースを押そうとしてホームキーを、エンターキーを押そうとしてページアップキーを誤射してしまうことがあります。筆者は慣れればなんとかなりましたが、最初のうちはやや使いにくいように思います。気になる場合は、店頭などで試し打ちしてみるべきでしょう。

 

なお、打鍵感は押しごたえがしっかりしていながらもぬるっと沈む感覚があり、叩きやすい部類だと思います。

↑本機のキーボード、右側の配列。エンターとバックスペースの位置に注目

 

2点目の注意として、本機のディスプレイが光沢のあるグレア仕様だということが挙げられます。これは、本機の大きなウリである映像がより美しく見えるという点ではメリットをもたらしますが、写り込みが多く、目の疲労を招きがちです。また、指紋が目立ちやすい欠点もあります。

↑本機の画面は、かなり光沢が強い印象。写真に撮ると背景が写り込みます

 

本機には、ブルーライト軽減モードが搭載されているので、目の疲れへの配慮はされていますが、グレアディスプレイに慣れていない場合は、自分の目で見て確認しておきましょう。

 

家での時間もビジネスも、これ1台でワンランクアップ

本機は、家での時間・ビジネスの両面を、1台でワンランクアップさせてくれます。

 

ホームシアターになるノートPCという点に斬新さがありますし、ポータブル性も高く、ビジネス用途でも不満はゼロ。ゲームや動画編集など、グラフィック性能を求められる作業さえしなければ、どんなニーズにも応えてくれます。個人的には、ストレージ容量が最大1TBあるというのがポイント。これだけの容量があれば、PCを1台にまとめても困ることがなさそうで、安心感があります。

 

価格は税別21万8000円と決して安くはありませんが、十分にその価値を感じさせてくれる一台です。

 

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スペック至上主義者が考えを改めた、薄型軽量ノートPC「ASUS ZenBook 13 UX325EA」レビュー

いきなりですが、筆者は、薄型ノートパソコン恐怖症でした。なぜかというと、いくら軽くて小さくても性能的に満足できない、そんな過去の経験が尾を引いていたからです。それゆえここ10年ほど、筆者はノートパソコンを選ぶ際に厚みや重さには目をつぶってきました。重くても性能を重視してきたのです。そんな僕が、ASUSの最新ビシネスノートを試用させてもらいました。11月末に発売された、「ASUS ZenBook 13 UX325EA」シリーズの最上位機種「ASUS ZenBook 13 UX325EA-EG124TS」です。

↑ASUS ZenBook 13 UX325EAの価格は、税別15万8910円

 

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画面を開くまで、13.3インチと思わせない小ささ

UX325EAシリーズは軽量に特化しており、その重さは1.15kg。筆者はこれまでノートPCの重さや厚みをあまり重視してこなかったぶん、その驚嘆は一層強くなりました。どれくらい驚いたかというと、本機の箱が家に届きそれを手に取った瞬間、箱を開けてすらいないのに「これは軽いぞ!」と思わされたくらいです。

 

また、本機のサイズ感を語るうえで、ベゼルの薄さは特筆せずにはいられません。筆者は普段、13インチの2017年製MacBookを愛用していますが「これと同じサイズなの……?」と、あまりのスタイリッシュさに一瞬戸惑ったほどです。本機の佇まいは、PCを開いて画面と向かい合うまで、13.3インチと感じさせません。加えて本機は13.9mmと非常に薄く、例えるなら200ページほどの文庫本と同じくらいです。

↑本機のベゼル部分。左側に写っているのは、顔認証にも使われるカメラです

 

端子はThunderbolt 4に対応したUSB Type-Cを2つとHDMIを左側に、USB 3.2(Type-A/Gen1)とmicroSDのカードスロットを右側に、それぞれ搭載しています。これだけあれば、ビジネス用途で困ることはないと思われます。

↑本機左側側面。写っているジャックは、左側からHDMI、USB Type-C×2

 

↑本機左側側面。写っているジャックは、左側から、HDMI、USB Type-C×2

 

このUSB Type-Cジャックは、本機の充電にも用いられます。その充電速度が爆速で、50分足らずで60%にも到達するほど。電池のもちも十分で、100%充電してあれば14.4時間も持つため、短時間の外出なら充電器を持ち歩く必要がありません。多くの客先に出向くビジネスマンには、この特徴だけでもおすすめするに足るPCに仕上がっています。

 

一方、ステレオミニプラグには対応しておらず、付属品としてUSB Type-Cとステレオミニプラグのアダプタが同梱されています。なお本機はBluetooth 5.0に対応しているので、ミニプラグで接続せずとも、ワイヤレスで音楽を楽しむことが可能です。

↑本機の付属品。左から、充電器、USBイーサネットアダプター、USB Type-C-ステレオミニプラグアダプタ

 

スペックは、オフィス用途ならストレスゼロ

ここまでで、本機が小さく軽いことはわかりました。しかし私としては大切なのはやはりスペックです。今回筆者が使わせてもらったUX325EA-EG124TSは、CPUにIntelのCoreシリーズ11世代となるi7-1165G7、メモリは16GBが搭載されています。

↑本機に貼られている、Core i7のシール。なお、その横にはIntel Iris Xe グラフィックスのシールがありますが、これは本機のグラフィックス機能がCPU内蔵で作動していることを表しています

 

これは、一般的なオフィスPCとしてなら「ハイエンド」といって問題ないレベルです。どれくらい高性能かというと、CPUはゲーミングPCにも搭載されるレベルのもの。メモリも8GB搭載のオフィスPCが多いなか、本機はしっかり16GB装備しています。実際、ネットサーフィン程度では全く問題にならないし、4K動画を再生してみてもカクつくことは全くありませんでした。

 

また起動も爆速で、起動ボタンを押してから顔認証を経てデスクトップが表示されるに至るまで、筆者の実測で25秒程度。顔認証には5秒もかからないので、「あれ、本当に認証してるの?」と思わされるほどです。ちなみに、顔認証しているところの画面を写真に撮ろうと思いましたが、あまりの早さで認証されてしまったため、それは叶いませんでした。

 

オフィス向けPCとしてはなかなかのハイエンド構成となっている本機ですが、グラフィックボードを搭載しているわけではないのでハイスペックなゲーム用途をメインにするのは流石に厳しいものがあります。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」でスコアを測定してみましたが、グラフィックスを軽量品質にしても「動作困難」と出てしまいました。FINAL FANTASY XVは要求スペックが高いタイトルなので仕方ないですが、グラフィックボードを要するレベルのPCゲームをするのであれば、素直にグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを用意するべきでしょう。なお、ベンチマークテスト中、外側まで伝わるほどの発熱は感じられず、ファンはフル稼働していましたが、その動作音はかなり静かでした。

↑ベンチマークの結果画面。動作困難と表示されています

 

キーボード配列がやや特殊なので買う際は要注意

さて、サイズとスペックのバランスでは高い完成度を誇る本機ですが、購入にあたってひとつ注意点があります。それは、キーボードの配列です。これは実物を見ていただいた方が早いので、下の画像をご覧ください。キーボード右側のキー配列に注目します。

 

これの何が問題かというと、エンターキー・バックスペースキーの位置。通常、多くのキーボードにおいて、エンターキーは最も右端の中央に置かれています。しかし本機のキーボードでは、エンターキーの左側にHomeボタンやページアップ・ダウンといったキーがあるため、エンターキーを小指で押そうとしたとき、右端にあるページアップ・ダウンのボタンをつい誤射してしまいます。また、バックスペースキーもエンターキーの直上なので、これも誤ってホームキーを押してしまうことがありました。

 

慣れればなんとかなりそうですが、やや特殊なキーボード配列なので、本機を買おうと考えているのであればできれば一度、店頭などでタイピング感を試したほうが良いのかもしれません。なお、タイピング音はオフィス向けとあってかなり静か。一方でその打鍵感はなめらかながらもしっかりしたものがあり、配列にさえ慣れてしまえばタイプそのものはしやすいように感じました。

 

オフィス用PCのストレスからサヨナラしたいなら

総評すると、持ち運びに特化した高性能オフィスPCとして、高い完成度を誇っているといえます。キーボードの配列が気になりますが、逆にいえば、短所はそれくらいしか思いつきません。性能的な懸念から軽量のノートPCを敬遠してきた筆者としても、軽さと性能の両立を目的にPCを選ぶなら十分満足しうる一台でした。特に持ち運びやすさに優れているので、外出の多い営業マンには適していそうです。

 

既存のオフィスPCの性能に不満を持っているなら、本機は持ち運びもできる優秀な乗り換え先として、十分な候補となってくれるでしょう。

 

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「HUAWEI MateBook X」などファーウェイの新ノートPC2モデルが、美しくて軽くてパワフルで…そしてお手頃すぎるんです。

ファーウェイ・ジャパンは、MateBookシリーズの最新フラッグシップモデル「HUAWEI MateBook X」を11月20日(金)より発売いたします。市場想定価格は、15万4800 円(税抜)です。シリーズ最軽量の約1kgと、静粛性を高めるファンレス設計が特徴となります。

 

↑新型のHUAWEI MateBook X

 

HUAWEI MateBook Xは、重さ約1kg、厚さ約13.6mmのコンパクトボディと、光の加減で様々な表情を見せるシルバーフロストカラーの美しいデザインが特徴。美しいデザインは見た目の良さだけでなく、手になじみ携帯しやすさにも寄与しています。

 

↑A4サイズにすっぽり収まるコンパクトボディは、まるで雑誌を持ち運ぶようにカフェや機内にも気軽に持ち込めて、場所を取らない

 

 

13インチのディスプレイは、MateBookのDNAとも言える「フルビューディスプレイ」を継承し、画面占有率は約90%を誇ります。タッチパネル対応で、3本指でスクリーンショットをとれたりと便利な独自の操作性もポイント。

 

↑ベゼル幅を約4.4mmにまでそぎ落とした画面占有率約90%のディス プレイが、スクリーンへの没入感を高める。また、薄型LTPS液晶 で、フルHDの約3倍の高い解像度を実現

 

第10世代インテル Core i5プロセッサーを搭載し、最新規格Wi-Fi 6にも対応することで、スムーズで高速なマルチタスクを実現しました。さらに、ファーウェイのスマートフォンと連携する「Huawei Share」により、スマートフォンの画面が PC のスクリーン上に同期され、シームレスな操作を可能にします。

 

作業中でも静かに作業を続けられるようノイズを発生しないファンレス設計や、約11.3時間の動作時間と30分充電で約4時間動作する急速充電に対応したタフバッテリーなど、デスクワークをスマートにこなす相棒となる一台に仕上がっています。また、同シリーズの「HUAWEI MateBook X Pro」でも採用された埋め込み型のWebカメラも搭載。オンライン会議が増えた昨今、セキュリティ対策にも万全です。

 

同じくMateBook シリーズでは、14インチの高精細フルビューディスプレイを搭載する「HUAWEI MateBook 14」も同日発売を発表しました。

 

↑HUAWEI MateBook 14の市場想定価格は、10万9800 円(税抜)

 

HUAWEI MateBook 14にも、高い没入感を楽しめるフルビューディスプレイが搭載されています。最新のAMD Ryzen 4000Hシリーズモバイルプロセッサーによるパワフルなパフォーマンスが大きな特徴。大画面を保ちながら軽量化を追求した製品設計により、重さ約 1.49kg、厚さ約15.9mmで、どこでも軽快に持ち運べます。さらに、高速プロセッサーを支える効率的な冷却システムを備え、CPU 負荷のかかる作業の際は素早くパフォーマンスモードへスイッチすることができるなど、一段上の使いやすさを実現しました。

 

↑タッチパッドにかざすだけで、ファーウェイスマートフォンの画面が表示される「マルチスクリーンコラボレーション」で、大画面をいかしたシームレスな操作ができる

 

↑14インチの大画面でも軽快に持ち運べる

 

軽量、ハイスペックと全体の仕上がりが良い新モデル2機種ですが、何よりシリーズ従来の非常に高いコスパがやはり魅力でしょう。独自機能と設計も盛りだくさんで長く愛用できる性能を持つので、市場のハイエンドモデルに一歩手が出ないという人には、ぴったりのモデルたちではないでしょうか。

 

FCCLのPCがついにiPad Proより軽く! 「LIFEBOOK UH-X/E3」の「634g」はモバイルしない人にすら価値がある

今や13.3型クラスの製品でも重量1kg以下が当たり前となっている軽量モバイルノートPC。正直、多くの人が「もうこれで十分」と思っているのではないでしょうか? そこからさらにもう一声で800g前後なら文句なしですよね。実際、ここ数年は多くのメーカーのモバイルノートPCが重量800g~1kg前後に収まっています。

 

そんな中、他社がどうあろうと徹底的に軽量化追求を突き詰めているのが富士通クライアントコンピューティング(以下、FCCL)です。同社の誇る軽量モバイルノート「LIFEBOOK UH-X」シリーズは2017年10月発売の初代モデルで重量777gを実現してPCユーザーを驚かせましたが、そこからさらに軽量化を押し進め、この10月に発表された最新モデル「LIFEBOOK UH-X/E3」では、先代モデルから一挙に64gもの軽量化に成功! まさかの重量634gを実現してしまいました。

↑LIFEBOOK UH-X/E3の価格は富士通ウェブマートで24万1780円(税込)となる。発売時期は11月下旬を予定

 

カーボン天板&スリムベゼル採用などによって劇的に小型軽量化!

では具体的にどのようにしてここまでの劇的な軽量化に成功したのでしょうか? FCCL曰く「細かな軽量化の積み重ね」とのことですが、今回に関して特に大きかったのは天板を従来のマグネシウムリチウム合金製からより軽量・強靱な(でも高価な)カーボン製に変えたことだそうです。

↑天板はカーボンを採用

 

これで一気に数十gの軽量化に成功。そこから新規設計の軽量キーボードなどさまざまな工夫を積み重ねていくことで、重量は約634gという驚異的な軽さを実現しました。

↑試作機のため実測では636g。しかし、驚異的な軽さには変わりなし

 

さらに今回は軽量化だけでなく小型化も追求。ディスプレイを流行りのスリムベゼルタイプ(左右は約6mm幅に)とすることで、フットプリントも一回り小さくなっています。具体的には左右幅が約2mm、奥行が約15mmも小さくなりました(薄さは約15.5mmをキープ)。

↑計量モデルとはいえ、最大限の没入感を叶える狭額ベゼル

 

↑実測で薄さは16~17mmほど

 

これ、サラッと簡単に書いてしまいましたが、実は大変なこと。フットプリントが小さくなるということは、本体内部のスペースも減るということなので、ほぼ全面的な設計変更が必要になります。また、フレームが細くなるためボディ剛性が落ちるという問題も。ディスプレイ上部に配置されているWebカメラもスリムベゼルに合わせた小さなものを用意しなければなりません。

 

「LIFEBOOK UH-X/E3」では、こうした弊害を一つひとつ丁寧に解決。たとえばWebカメラは超小型のものを新開発し、これまで通りディスプレイ上部に収めました。他社製スリムベゼルモデルではカメラをスペース的に余裕のあるディスプレイ下部に移動していることが多いのですが、これはビデオ会議時に鼻の穴が映り込んでイヤなんですよね。しかもその上でWebカメラには物理シャッターも追加。使わない時にはカメラを塞いでおくことができるようになりました。これは素晴らしい!

↑左画像が物理シャッターを開いた状態、右が閉じた状態

 

それと外観からは分かりませんが、Wi-Fiのアンテナもこれまで通りディスプレイ上部に配置。アンテナを高いところに配置することで安定した通信を行えるようにしています。

 

なお、今回の新モデルではインターフェイス回りにも若干の修正が。大きなところではACアダプターを接続する電源端子が廃止され、USB Type-C端子に接続するようになりました。もちろんUSB PowerDelivery対応なので、既存のモバイルバッテリーから充電することも可能です。なお、バッテリー駆動時間はスペック値で約11時間。一般的なオフィスワークであれば、丸1日、充電せずに持ち歩けます。

↑USB-Type C接続でより気軽に充電しやすく

 

さらに従来モデルでは引き出し式だった有線LAN端子の形状がフリップ式に変更されています。金属製のフリップを上に跳ね上げることでLANケーブルを挿せるようになります。引き出し式は強度的にやや不安があったので、これもうれしい変更と言えるでしょう。

↑フリップ式で取り回しの簡便さも向上

 

もちろんその上でしっかりと剛性は確保。スペック的に先代モデルと同等の数字を確保し、落下試験で約76cm、一点加圧試験で約35kgf、全面加圧試験で約200kgfなどという充分な堅牢性を実現しています。

 

パフォーマンスから細かな使い勝手まで隙の無い作り込み

大事な使い勝手についても検証してみました。まず、気になるパフォーマンスに関しては、最新世代(第11世代)のインテル Core i7-1165G7 プロセッサー搭載と文句なし。このCPUはグラフィックパフォーマンスが大きく向上していることが特長。実際にいろいろ試してみましたが、フォトレタッチやちょっとした3Dゲームなど、映像回りの処理が改善されているのを実感できました。より多くの人に関係しそうなところではビデオ会議時(特に背景ぼかし機能をオンにしたとき)のもたつきが軽減されています。

 

さらにストレージはなんと約1TBの大容量・高速SSDを搭載。近年、「メインマシンとしても使える」ことを謳うモバイルノートが増えていますが、実際に使ってみるとストレージが足りなくて難儀することが多かったんですよね。でも、1TBもあれば本当にメインマシンとして使えてしまいそうです。

 

キーボードは、本体が小型化したにもかかわらず従来モデル同様フルピッチ(19mm)を確保。キー配列も無理なくきれいに収まっています。軽量化されたことの弊害としてタイプ感が損なわれているのではないかと危惧していたのですが、しっかりしたストローク感があり不満は全く感じませんでした。従来モデルではEnterキー、Shiftキーなどの周辺ボタンがややカチャカチャと耳障りな音を立てがちだったのですが、本機ではその辺りも改善されています。

↑キーボード全体はやや凹み、打鍵しやすく設計されている

 

↑実測でもキーピッチは約19mmとなった

 

ただし、キーボードバックライトは非搭載。これはちょっと残念でした。次世代モデルではぜひ実現してほしいところですね。

 

細かなところでは、ディスプレイを開くとキーボード面に傾斜が付く構造も◎。わずかな角度ですがタイピングしやすさがグッと高まります。

↑開くとキーボードが少し傾斜付く

 

トラックパッドは2ボタン式。最近のモダンなモデルではボタンレスが流行りですが、個人的には物理ボタン付きは歓迎。ボタンの押し心地も軽めで長時間使っていても指先が痛くなったりすることはありませんでした。

↑ここまで大幅に軽量化しても2ボタン式を残してくれたのはうれしい

 

軽量モバイルノートながらインターフェイスが充実しているのも「LIFEBOOK UH-X/E3」の良いところ。左側面にUSB 3.2端子が3つ(うち2つはType-C端子)とHDMI端子が、右側面にUSB 3.2端子(Type-A端子)、有線LAN端子、SDメモリーカードスロットが搭載されています。2つあるUSB Type-C端子はどちらもUSB PowerDelivery、DisplayPort Alt Modeに対応しているので、充電したり、外部ディスプレイに繋いだりできます。

↑左側面にはイヤホンジャックなども備える

 

↑前モデルからこだわるLANポートとSDメモリーカードスロットは今回も完備

 

さらに「ウィズコロナ」な新機能として、指紋センサーによるロック解除にも対応。キーボード右上の電源ボタンに指紋センサーを内蔵することで、電源オンと同時にログイン処理を完了できるようになりました。代わりに顔認証機能がオミットされてしまったのですが、オフィスでもマスク着用が求められる昨今、指紋認証のほうが実用的のように感じます(本当は両方載っていて、使い分けられるのがベストだとは思いますが)。

 

モバイルしない人にもこの軽さには“価値”がある!!

実は、実際に触らせてもらうまで、「600g台はすごいけど、800gで充分軽いし、そこまでメリットは感じないんじゃない?」と思っていました。でも、実際に触ってみたら感想がガラッと変わりました。この軽さはすごい!

 

冷静になって考えてみると、「LIFEBOOK UH-X/E3」の重量634gって「iPad Pro 12.9インチモデル」(重量641g)より軽いんですよね。本体サイズがグッと小さくなったことも合わせ、カバンに入れて持ち歩くときはもちろん、自宅でのちょっとした移動でも負担感がびっくりするほど軽減されます。新型コロナ流行以降、モバイルへのニーズは急増していますが、モバイルしない人にもこの軽さの恩恵はあると感じました。

 

軽量モバイルノートにありがちな、使い勝手にまつわる細かな不満がほとんどないことにも感心しました。せいぜいキーボードバックライトがないことくらい。本当によく作り込まれたマシンです。文句なし。

 

同クラスの海外メーカー製品と比べて高価格ではあるのですが、けっして割高ではありません。軽さから使い勝手まで文字通りワンランク上の製品に仕上がっているので、ウィズコロナ時代の在宅マシンを検討している人にはぜひとも検討してもらいたいですね。

 

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天板に多機能E Inkディスプレイ搭載! 手書きだけじゃない新スタイルPC「ThinkBook Plus」

レノボから、2つのディスプレイを搭載したモバイルノートPC「ThinkBook Plus」が発表されました。

 

 

現在、スケジュールの確認やメモ書きはスマートフォンで行うというビジネスパーソンは少なくありません。当たり前のように行っている複数のデバイスの兼用、そしてマルチタスクですが、集中力がそがれるために生産性が低下するという調査結果があります。

 

天板に10.8型E Inkディスプレイを搭載したThinkBook Plusは、ノートPCを閉じたままE Inkディスプレイにカレンダーなどの表示が可能で、アクティブペンを使用してメモやスケッチができ、複数デバイスを兼用することなく一台で対応可能。各作業に集中でき、マルチタスクの効率化を実現します。

 

 

E Inkディスプレイには、カレンダーやスケジュール、メール、日付、バッテリー状況、天候などを表示でき、ノートPCを開かなくても確認できます。また付属のLenovo Precision Penを使って、手書きのメモやスケッチ、PDFへの注釈の記入が容易に行えます。Lenovo Precision Penは、4096段階筆圧によるなめらかな書き味を実現。単6電池で約400日駆動し、マグネットによりディスプレイの両側面にアタッチが可能です。

 

 

また、OneNoteと連携することで、記入したメモを自動で保存。さらにローカルフォルダのイメージを壁紙として利用でき、企業ロゴや好きな画像などを自由に表示できます。E Inkディスプレイは電子ブックリーダーとしても利用でき、表示情報は天板を開くと自動的にOFFになるためプライバシーやセキュリティ面でも安心です。

 

PCとしてのスペック面としては、CPUには第10世代インテル Core プロセッサーを搭載。電源ボタンに指紋認証機能を統合し、安全かつスピーディにサインインが行えます。Skype通話の受信、終了が行えるキーをファンクションキー列に配置し、電話会議等にも便利です。

 

だんだんとニーズが増えている2 in 1スタイル、かつE Ink対応で手書きによる効率性も高められる、生産性の向上を追求した一台となっています。