会場に響く謎の絶叫…「Nintendo Switch 2体験会」レポート! 24人対戦のマリカー新作や、マウス機能を先行体験

「Nintendo Switch」発売から8年、待望の後継機種「Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)」が登場です。発売は6月5日ですが、一足先に実機に触れることができました。任天堂が4月3日に国立代々木競技場 第一体育館で開催した、メディア関係者向け体験会「Nintendo Switch 2 Premiere」での新機能・新作ゲームの試遊レポートをお届けします。

 

任天堂
Nintendo Switch 2
メーカー希望小売価格(税込):49980円(日本語・国内専用)
5万3980円(日本語・国内専用 マリオカート ワールド セット)*年内限定生産
6
9980円(多言語対応 マイニンテンドーストアでのみ購入可能)

 

対戦相手が多すぎ……!マリカーって12人でのレースじゃなかった?

今回展示されたタイトルは20本以上。そのため会場内はいくつもの試遊ブースがありましたが、最も目を引いたのはSwitch 2 ソフト「マリオカート ワールド」のブースでした。いわゆる「マリカー」シリーズとしては実に約11年ぶりとなる新作で、Switch 2 と同日発売します。

 

……たまにどこかから雄叫びのような声が響いてくるのですが、マリカーで白熱しすぎた人が出している悲鳴、ではない模様。この声は一体?

↑「マリオカート ワールド」ブースにて、24人で順位を競う「グランプリ」を試遊しました。テレビ使用時は4K出力に対応。

 

コントローラーである「Joy-Con 2」を「Joy-Con 2 充電グリップ」に取り付けた、グリップ型のコントローラーでプレイ。握った瞬間、「Joy-Con」よりも手なじみが良く、これは操作がしやすそうだと直感。「Nintendo Switch (以下、Switch)」よりもSwitch 2 のほうが、ひと回りほど大きくなった兼ね合いで、Joy-Con 2もサイズアップして大人の手によりフィットするようになったためでしょう。

↑カラーは、ちょっとマットな質感でおしゃれなブラック。

 

↑Joy-Con 2 は、磁石を使って本体に「ピタッ」と装着する形になりました。本体背面の取り外しボタンを押せば、簡単に外せます。

 

肝心の「マリオカート ワールド」は、草原に街、海、火山など、すべてがつながった世界での、仁義なき24人対戦。レース画面に切り替わった瞬間、周囲にいる対戦相手の多さに思わず笑ってしまいました。

 

差がつきにくい序盤は特に大混戦で、順位変動が目まぐるしいだけに、そこから単独トップに躍り出る喜びは格別! しかも走行ルートの自由度も高いので、とっさの判断で相手を出し抜いたり、逆に出し抜かれたりと、駆け引き感があって楽しめます。

 

並みいるライバルを押しのけ、筆者は途中まで首位を独走していましたが、ゴール直前で出し抜かれて結果は二位。行く手を照らす夕日の美しさに目を奪われた――ということにしました。

 

実際、レース中の描画は始終なめらかで美しく、光や水の表現がとてもリアル。周りにライバルが複数いて、画面がゴチャついている時でも、画質に乱れはなかったように感じました。いかに処理速度やグラフィック性能がアップグレードしたか、よく伝わってきました。

 

続いて、Switch 2 本体を使って「マリオカート ワールド」を携帯モードでプレイ。

↑携帯モードになっても、同じように快適で楽しいゲーム体験ができました。

 

操作感は変わらず良好、映像もキレイです。携帯モード時の解像度は1920×1080ピクセルで、フルHDに対応しています。Switchとの差はそこまでないかと思いきや、臨場感がたっぷりで、より没入できました。Switchから厚みは変わらない(13.9mm)のに、液晶ディスプレイが1.7インチも大きくなった(7.9インチ)おかげのようです。

↑Switch(上)と、Switch 2(下)。並べてみると画面の大きさの違いが歴然!

 

↑Switch 2(左)、Switch(右)。画面が大きくなっても薄さが変わらないのが、すごいところです。

 

レースに白熱していてプレイ中は気づきませんでしたが、ゴールした後で両手にやや疲れを感じました。Switchよりも100gほど重さが増しているので、携帯モードで長時間遊ぶのは難しい人もいそうです。

 

ゲームが苦手な人も、マウス操作なら取っ付きやすい?

今回新たに追加された「マウス機能」を体験できるブースもありました。Joy-Con 2をSwitch 2 から取り外し、光学センサーが搭載された側面を下に向けて、パソコンマウスのように滑らせます。R/ZR・L/ZLボタンでクリック操作も可能。左右どちらのJoy-Con 2も問題なく使えて、利き手を選ばないのがうれしいポイントです。

↑パソコンマウスよりも幅が狭いものの、扱いはほぼ同じ感覚。誰にでも直感的な操作ができそうです。

 

↑Joy-Con 2。この部分(Switch 2 との接地面)を下に向け、マウスとして使います。

 

Switch用ソフト「スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV」を通じて、マウス機能の面白さを実感できました。ブースでは4人向け、2対2で競う6つのミニゲーム「コウラホッケー」「キノピオレスキュー」「激突プルバックカー」「ぬいぐるみタワー」「クッパからのメール」「おめかしボムへい」が用意され、うち4つを試遊。いずれも、これまでにない操作が楽しめました。

 

例えば、「キノピオレスキュー」は「クリック」と「ドラッグ」でクリアを目指します。スタート地点にいるキノピオをクリックでつまみ、触れると電流が走る壁面にぶつからないよう、ドラッグでゴールまで運ぶゲーム。

↑操作はわかりやすいですが、内容は簡単すぎず、夢中になって遊べます。

 

「ぬいぐるみタワー」もクリックとドラッグができればOKです。カラフルなブロックや、ヨッシー、ミドリこうらのぬいぐるみなどをクリックでつまみ、Joy-Con 2をひねって角度をつけたり、置き場所を調整したりしながら、制限時間いっぱいまでに少しでも高く積み上げていきます。どこに何を、どう置くべきか、ペアを組む人との連携力が問われますね。

↑急いで高く積み上げても、バランスが悪いと崩れてしまいます。焦らず、じっくりと土台を作るのがコツかも。

 

ミニゲームごとに最低限のルールを把握する必要はありますが、操作自体はどれも直感的に理解でき、あまり考えることなく手指を動かせるのでストレスフリーでした。「普段はゲームをせず難しい操作は苦手なものの、家族や友人と集まった時にはパーティーゲームで遊ぶかも……」なんて人にとっては、ゲームへのハードルが一気に下がるのでは! もちろん「マウスを使用するPCゲーム」においても有用なので、今後Switch 2 で遊べるPCゲームのラインナップがますます充実しそうです。

 

遂に「雄叫び」の出所が判明!

マウス機能と並んで注目したいのが、「カメラ体験」ブース。ここではSwitch 2 内蔵のマイクに加え、別売りのカメラも使い、まさに自分がゲームの中に入ったかのようなユニークな体験ができました。

↑右が別売りのSwitch 2 カメラ。価格は5980円(税込)

まずはプレイヤーの登録からスタート。正面の壁掛けモニターの下に置かれたSwitch 2 とカメラの前に、Joy-Con 2を持ったプレイヤーが4人が横並びで立って、撮影するだけです。カメラと、筆者たちプレイヤーの間は2~3m程度。モニターに映った自分の姿を見ながら、示された枠の中に顔や体が入るよう位置を微調整します。

 

登録が終わると、画面が切り替わって「クッパオンステージ」というゲームが始まりました。7月24日発売予定の「スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV」で遊べるコンテンツです。

 

マリオシリーズではおなじみ「土管」から出てきてみるとそこは……大観衆が熱狂するステージ! プレイヤーは赤と青それぞれのチームに2人ずつ割り振られ、3つの種目で体を張ってクッパと会場を盛り上げねばなりません。実際にジャンプして「ハテナブロック」を叩き、獲得したコインの数を競ったり、降ってくる「ちびクリボー」をバランスよく頭上に積み上げて高さを競ったり、さらには身振りと声量の大きさをアピールしたりと、まさに全身運動です。……会場に入った時から聞こえた雄叫びの正体はこれでした!

↑ラグなどはなく、ゲームへの没入感MAX! ただ全力で飛び跳ねたり、大声を出したりするので、近所への影響が気になるかも。

 

そのほか、Switch 2 用の完全新規タイトルで、本体にまつわる機能や仕掛けが遊びながら学べる「Nintendo Switch2 のひみつ展」(ダウンロード専用ソフト)や、7月17日発売の「ドンキーコング バナンザ」といった任天堂作品の目玉に加え、海外タイトルやPS5からの移植作の試遊もできました。あらゆるゲーマーのニーズに応える、強力な布陣です。

↑ Switch 2 と同日発売「Nintendo Switch 2のひみつ展」。Switch 2 本体が、そのまま歩いて回れるマップになっています。

 

Switchで育んだ絆は、そのままSwitch 2 へ

いくつかのブースを回り、Switch 2 から特に感じたのは「人やソフトとのつながり」への配慮でした。

 

紹介した「マウス機能」、「カメラ機能」だけでなく、フレンドからのボイスチャットに簡単に応じられる「Cボタン」、Switchのソフトも遊べる「後方互換性」、ゲームソフトをおすそわけできる「おすそわけ通信」。これらの新しい機能が、これまで一緒に楽しんできたプレイヤーとの絆、遊んできたSwitchソフトとの思い出を切り捨てさせることなく、Switch 2 を通じてますます大事にさせてくれるようです。

↑「Joy-Con 2 (R)」にある「Cボタン」で始められる、「ゲームチャット」。ゲームをプレイしながら、最大12人でボイスチャットしたり、プレイ中のゲーム画面を共有できたりします。

 

なお「おすそわけ通信」とは、一人がSwitch 2 と、「おすそわけ通信」に対応したソフトを持ってさえいれば、他の人は自分のSwitch 2 あるいはSwitchを持ち寄ることで、そのソフトをおすそわけしてもらって一緒に遊べる機能。公式サイトにはサラッと書いてありますが、「ソフトを持っていないせいで、ゲームの輪に入れなかった」なんて苦い経験を持つ人にとっては、夢みたいな話では?

 

Switchから、あらゆる面で正当に進化を重ねたといえそうなSwitch 2。日本においては、日本語・国内専用と多言語対応の2種類が発売され、価格が異なるので注意が必要です。4月16日午前11時まで「マイニンテンドーストア」で予約販売を受け付けていますが、応募にはいくつかの条件を全て満たしている必要があります。詳細は応募ページにて。

 

4月24日以降には、全国のゲーム取扱店やオンラインショップで順次予約、または抽選の受付を開始する予定だとしています。

 

(c) Nintendo
Nintendo Switchは任天堂の商標です。

星空からジャングルまで!旅行ライター大注目、今年行きたい観光地やレジャー施設

2025年に流行するモノは何か、専門家が大断言する「GetNavi NEXTトレンド」。今回取り上げるのはレジャー部門。

 

オーバーツーリズムを抑制するためのサステナブルな観光や、2025年オープンの沖縄の大型テーマパーク「ジャングリア」、2024年のオープン以来、予約困難の大人気となっている「任天堂ミュージアム」など、大注目のレジャー施設を一挙紹介。

 

【新たな観光資源の活用】オーバーツーリズム抑制のため、観光地や観光時間の分散化が進む

2024年の訪日外国人旅行者は9月時点で2688万人を超え、過去最高を記録した2019年の3188万人に迫る勢い。加えて日本人の国内旅行客も、コロナ禍を経て急激に増えている。

 

それにともなって、観光客の集中による交通渋滞や自然破壊が問題視されている。いわゆるオーバーツーリズム対策は待ったなし。

 

まだ知名度は低いが魅力のある観光地の情報を発信したり、これまでと異なる時間帯の受け入れを強化したり、サステナブルな観光を模索する動きが進んでいる。

↑インフラツーリズムの定着前から富山県を代表する観光地で知られた黒部ダム。6〜10月の観光放水が見もの。

 

【インフラツーリズム】知的好奇心も満たされる、大人も子どもも楽しめる社会見学

↑洪水を地下に取り込む首都圏外郭放水路。地下神殿とよばれる調圧水槽の見学が人気。

 

インフラツーリズムとは、ダムや橋などの公共施設を観光資源として活用する取り組み。国土交通省ではポータルサイトを立ち上げ、全国各地のインフラツアーを紹介している。昨今、SNSで巨大な建造物が注目を浴び、観光客も増加中!

↑神奈川県の水源地のひとつ、宮ヶ瀬湖の宮ヶ瀬ダム。4〜11月頃に迫力のある観光放水を行う。

 

【サステナブルツーリズム】地域の自然や文化を大切にする、持続可能な観光のカタチ

↑熊本県阿蘇市のMTB草原ツアー。2023年の「サステナブルな旅AWARD」大賞に輝いた。

 

世界的にSDGs(持続可能な開発目標)の達成が進められるなか、環境・文化・経済への影響に配慮した観光が注目されている。2023年には観光庁が「サステナブルな旅AWARD」を創設するなど、持続可能な旅の選択肢も増えている。

↑旅行者にとっても、旅先の自然や文化を尊重できているかが旅プランを選ぶ基準になっていく

 

【星空ツーリズム】コンテンツが少ないナイトタイムを星空で有効活用!

↑星空観賞のために多くの観光客が訪れる東京の離島、神津島。2020年に星空保護区に認定。

 

空を見上げるだけで楽しめる星空観賞。光害の少ないいわゆる“田舎”ではごく当たり前の景観だが、これを観光資源ととらえ売り出す動きが盛ん。暗い夜空を維持するための基準を設けた「星空保護区」といった認定制度も浸透しつつある。

↑2018年に日本で初めて国際ダークスカイ協会の星空保護区に認定された西表石垣国立公園。

 

【ヒット確定の根拠】官民を挙げて推進されるサステナブルな観光

「観光庁が2024年に『オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光促進事業』を実施し、各地域の取り組みを支援するなど、観光業者と官公庁が協力して観光客の一極集中に対応しようという流れができています」(旅行ライター・高井章太郎さん)

 

約60haのジャングルの中で体験する極上のエンターテインメント

↑世界自然遺産に登録された沖縄北部の「やんばる」。その一角のゴルフ場跡地を広大なテーマパークに(画像提供:ジャパンエンターテイメント)。

 

ジャングリア
2025年オープン予定

 

スケールの大きな自然を舞台にした唯一無二の体験は、話題になること間違いなし!

沖縄北部の“やんばる”とよばれるジャングルの中に、2025年オープンを目指して開発中の大型テーマパーク。亜熱帯の植物に囲まれた異空間で、サファリライドやジップラインなどのアトラクションを楽しめる。絶景のインフィニティ露天風呂を備えた温浴施設も併設。

URL/junglia.jp

↑レストランは鳥の巣がモチーフ(画像提供:ジャパンエンターテイメント)。

 

↑大型の装甲車に乗り込み、ジャングルの中を冒険するサファリライド。大迫力の恐竜も登場(画像提供:ジャパンエンターテイメント)。

 

【ヒット確定の根拠】没入体験ブームの立役者、新進気鋭のマーケ集団が主導

「プロジェクトの中心を担っているのは、2024年3月に没入体験施設『イマーシブ・フォート東京』をオープンさせた『刀』社。マーケティングの精鋭集団が手掛ける、リアルな体験にこだわった没入型アトラクションに期待!」(旅行ライター・高井 章太郎さん)

 

みんな大好きな任天堂の歴史を見て・聞いて・体験して学べる!

↑2人1組で巨大コントローラを操作して、懐かしのゲームにチャレンジ(画像提供:任天堂/(c) Nintendo)。

 

ニンテンドーミュージアム
2024年10月オープン

 

オープン1か月強で約5万人が来場。予約困難な大人気施設に

1889年創業の任天堂が生み出してきた娯楽の歴史を知り、体験できる施設。過去に発売した製品の展示のほか、当時の遊びをいまの技術で作り変えた体験展示も面白い。花札を作ったり、遊んだりするワークショップも用意されている(有料・当日予約)。

 

住所/京都府宇治市小倉町神楽田56
時間/10:00〜18:00
休み/火曜(祝日の場合は翌日)
料金/大人3300円、中学・高校生2200円、小学生1100円(事前予約の抽選販売)
URL/museum.nintendo.com

 

↑足元の大画面とスマホで楽しむ、現代の技術を駆使した百人一首(画像提供:任天堂/(c)Nintendo)。

 

↑中庭に設置された大きな土管やハテナブロックは記念撮影にぴったり(画像提供:任天堂/(c)Nintendo)。

 

【ヒット確定の根拠】任天堂の娯楽の歴史がぎっしり詰まった、思い出のミュージアム

「創業時から製作している花札に始まり、トランプやテレビゲームなど誰もが遊んだことのある玩具やゲームが展示されており、子どもから大人までみんなの思い出にリンクするはず。ショップやカフェもあり楽しみ方は多彩です」(旅行ライター・高井 章太郎さん)

 

アメリカでは約5000万人がプレーする、注目のスポーツ

↑テニスと卓球、バドミントンを合わせたようなスポーツ。ダブルとシングルがある(画像提供:(社)日本ピックルボール協会)。

 

ピックルボール

2024年には日本で国際大会が開催され各地に専用コートも続々登場

ピックルボールは、パドルとよばれるラケットで穴の空いたプラスチックのボールを打ち合うアメリカ発祥のスポーツ。バドミントンと同じ広さのコートがあれば楽しめるため、日本でも専用コートが増えており、生涯スポーツとして始める人が増えている。

↑アメリカでの競技人口は2022年時点で約890万人(画像提供:(社)日本ピックルボール協会)

 

YONEX
EZONE(左)/VCORE(右)
各3万1900円

 

ラケットやゴルフ、スノーボードで培ったカーボン加工技術を採用した高品質パドル。100回以上の試作を重ね、高反発性能のスイートエリアが広いEZONE(Eゾーン)と、操作性の高いVCORE(Vコア)が完成した。

 

【ヒット確定の根拠】場所をとらず安全なため老若男女問わず人気が急上昇

「穴の空いたボールは空気抵抗が大きく、スピードが出ないため誰でも安心して楽しめます。実際アメリカではシニア層にも人気が高いそう。日本では体育の授業に取り入れた学校もあり、いま、最も注目度の高いスポーツです」(旅行ライター・高井 章太郎さん)

 

旅行ライター:高井 章太郎さん
海と島を愛する旅ライター。近年は日本の島を巡っている。冬のお目当てはおいしい魚介。

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです。

任天堂の目覚まし時計「Alarmo」、ホール効果技術を採用していた? 新型Joy-Conにも期待できそう

任天堂の目覚まし時計「Alarmo(アラーモ)」は、「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」などの人気ゲーム音楽で起床できることが好評を呼んでいます。この人気製品を分解したところ、意外な技術が採用されていました。

↑Image:iFixit。近年の高級コントローラーで人気のホール効果技術ですが、意外なところに使われていたようです

 

ハイテク製品の分解でおなじみの修理業者iFixitは、Alarmoを分解するYouTube動画を公開しています。最近のスマートフォンの複雑な構造とは異なり、底部にあるネジ1つとフェイスプレートを取り外せば、内部のハードウェアに手が届くようになります。

 

基本的にAlarmoの内部には、それほど驚くようなものはありません。2.4インチの液晶画面の下には、ユーザーの体の動きや目覚ましを無視して寝ているかどうかを検出する24GHzのミリ波人感センサーがあります。

 

また、USBケーブルで電源に接続していない間に、設定を保持するためのCR2032電池も見つかりました。これは、簡単に交換できるようです。

↑Image:iFixit

 

ただし、上部の回転ダイヤルボタン内に磁石とホール効果センサーがあったのは予想外でした。この技術は機械的な接触がないため、摩耗や劣化が少なく、長期間にわたり信頼性を維持できるものです。すでにNintendo Switch用のサードパーティ製コントローラーにも使われており、高い耐久性を実現しています。

↑Image:iFixit

 

スイッチのJoy-Conは長期間にわたり使い込むと、ジョイスティックに触れてないのに勝手にゲームキャラが動く「ドリフト現象」の症状が起こりがちです。もしもホール効果センサーを採用していれば解決するとみられていますが、任天堂は先に目覚まし時計に採用したかたちです。

 

Nintendo Switch 2の詳細な仕様はまだ発表されていませんが、新たなJoy-Conにホール効果センサーが搭載されることを期待したいところです。

 

Source:iFixit(YouTube)
via:The Verge

スーパーマリオとZERO HALLIBURTONがコラボ! アルミニウム製ラゲージなどイベント限定アイテム3種

米国発「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」は、今冬に丸の内エリアで開催されるイベント「MARUNOUCHI BRIGHT HOLIDAY 2024 ~LET’S PLAY in MARUNOUCHI with SUPER MARIO~」限定アイテムを、2024年11月14日から数量限定で受注生産販売しています。

 

「ゼロハリバートン丸の内店」にて購入可能。

 

記事のポイント

マリオの宿敵クッパをはじめ、テレサやキラーなど、ファンにはおなじみの人気キャラクターをボディ前面にあしらった、おしゃれなケースです。付属のオリジナルステッカーを貼れば、さらに「マリオ」度がアップ!

 

・ZERO HALLIBURTON | スーパーマリオ Classic Aluminum 3.0 TR Limited

 

アルミニウム製ラゲージ。ボディ前面にマリオの宿敵「クッパ」の勇ましい姿を、背面にコラボレーションロゴを、レーザーエッチング加工で施しました。オリジナルステッカーと、マリオとクッパが描かれたオリジナルパッケージが付属します。

 

サイズは、W37×H55×D23cm。価格は税込、19万8000円です(お渡しは1月上旬予定)。

 

・ZERO HALLIBURTON | スーパーマリオ Classic Aluminum 3.0 ATT Limited

 

アルミニウム製アタッシェケース。ボディ前面に恥ずかしがり屋のオバケ「テレサ」を、背面にコラボレーションロゴを、レーザーエッチング加工で施しています。オリジナルステッカーと、マリオとテレサが描かれたオリジナルパッケージが付属。

 

サイズは、W42×H30×D12cm。価格は税込、13万7500円です(お渡しは1月上旬予定)。

 

・ZERO HALLIBURTON | スーパーマリオ C-series Limited

 

カメラをはじめとする、精密機器を持ち運ぶためのテクニカルケース。内装の全面にウレタンパッドを使用し、収納物によってレイアウトを自在にカスタマイズできます。

 

ボディ前面には、砲台から放たれた「キラ-」を、背面にコラボレーションロゴを、レーザーエッチング加工で施しています。オリジナルステッカーと、マリオとキラーが描かれたオリジナルパッケージが付属します。

 

サイズは、W31×H24×D15cm。価格は税込13万2000円です(お渡しは1月上旬予定)。

↑オリジナルステッカー(3商品すべて共通)

任天堂、謎の無線デバイスを米FCCに届出。VRの新製品?

任天堂が先週末、米FCC(連邦通信委員会)に謎の無線デバイスを届け出たことが明らかとなりました。Nintendo Switchの後継機ではなく、VR(バーチャルリアリティ)関連機器ではないかとの憶測も出ています。

↑任天堂は何を開発しているのか?

 

その型番「CLO-001」からは、どんな機器かは分かりません。しかし、初代スイッチ(HAC-001)やニンテンドーDS(NTR-001)のようなゲーム専用機に「001」が使われていたことから、まったく新しい製品ラインであることは間違いなさそうです。

 

タグ付けされているのは「無線デバイス」だけで、「ゲーム機」や「コントローラー」のタグは見つかりません。登録された書類にある基本図には、四角くて角が丸みを帯びた何かの「底面のくぼんだ部分に」FCCラベルが「表示される」ことが示されています。

↑謎のデバイスの基本図(画像提供/FCC)

 

また、このデバイスは内蔵バッテリーがなく、動作にはプラグを差し込むことが必要であり、テストではUSB-C充電器に接続されたことだけが確認できます。無線についてはシンプルな仕様で、5GHzや6GHzのWi-FiもBluetoothもなく、2.4GHzのWi-Fiと24GHzのミリ波センサーだけを搭載しています。

 

最大の手がかりは、この24GHzミリ波センサーでしょう。これはジェスチャーを正確に追跡したり、誰かが近づいたりしたことを検知して自動的にオンになる、動きを検知するレーダーセンサーかもしれないとThe Vergeは指摘しています。ちょうどPixel 4も同じようなセンサーを搭載し、ハンズフリー操作の「Motion Sense」を実現していました

 

初代スイッチのWi-Fiパーツは、数年前にInfineonに買収されたCypress Semiconductorが開発したもの。現在、Infineonは24GHzレーダーセンサーを提供中です。これは最大100mの検知範囲があり、障害物も透過できるとうたわれています。

 

それ以上の情報は不明ですが、さまざまな可能性が考えられます。Wiiで成功したリモコンを再び蘇らせたり、Nintendo Switchの後継機がジェスチャー操作に対応したり、ARメガネやVRゴーグルと組み合わせたり……。スーパー・ニンテンドー・ワールドの新たなアトラクションや、10年前に予告しながら実現していない睡眠追跡デバイスが復活することもあり得るかもしれません。

 

Source: FCC
via: The Verge

40年以上前に作られた「任天堂初の米国向けCM」が復元! 斬新な切り口だった

任天堂はファミコン(米国ではNES)を引っさげて米国市場に参入し、1980年代後半から90年代にかけてセガとテレビCMなどで広告合戦を繰り広げていました。しかし、それ以前の液晶ゲーム機「ゲーム&ウォッチ」時代については、振り返られることがほとんどありません。

↑ネットで公開された「Time Out」のCM(画像提供/VGHF/YouTube)

 

そんなゲーム&ウォッチを宣伝する、「米国初の任天堂CM」と見られる映像がネット上で公開されています。

 

当時、任天堂は米国のおもちゃ会社・Megoと提携し、ゲーム&ウォッチを「Time Out」というブランドで販売していました。今回の映像は、そのMegoが米国ユーザーに売り込むために放送した30秒のテレビCMです。ちなみにMegoは1983年に廃業し、現在は存在していません。

 

さて今回の映像は、ビデオゲーム歴史財団(VGHF)が初期の「Time Out」CMを高画質で復元したうえで公開。「これが米国における任天堂製品の最初のCMだと信じている」と同財団は述べてます。

 

ちなみに、ゲーム&ウォッチはゲームボーイの前に「携帯ゲーム機」を世に知らしめた製品の一つ。カートリッジ式ではなく「ゲームとハードは一体」であり、1台ごとに一つのゲームしか遊べません。それでも、テレビにつながず「どこにでも持ち運べるゲーム機」は斬新でした。

 

このCMも、携帯ゲーム機というアイデアそのものを一般大衆に売り込む必要があった時代のもの。そのため、まず「新しい電子スポーツ」という切り口を打ち出しています。

 

例えば、仲間たちがジョギングしているなか、車椅子に乗ったおじさんがTime Outをプレイ。骨折した腕を吊ってるテニスプレイヤーやタンカで運ばれているアメフト選手なども登場し、「ケガしていてもプレイできる、もう一つのスポーツ」とTime Outを位置づけています。

 

さらに「簡単なゲームと難しいゲーム」を選べること、ハイスコアの記録、時間の表示など、ゲーム&ウォッチのごく基本的な機能もわざわざ紹介しています。ローラースケート選手がパンツの後ろポケットに収めることで「とてもスリムでどこでもプレイできる」とも強調していますが、そのまま座らないかヒヤヒヤしそうです。

↑パンツの後ろポケットにしまって大丈夫?(画像提供/VGHF/YouTube)

 

任天堂初の米国CMは、正確には「失われた映像」ではありません。ネット上では不鮮明なビデオテープ版も公開されたりしていましたが、ゲームコレクターが16ミリフィルムの原本を入手し、VGHFに提供。この40年以上前のフィルムを専門家に修復してもらい、色調を補正して、完全な2K解像度にエンコードした次第です。

 

この歴史的に貴重なCMについて、VGHFのフィル・サルバドール氏は「電子おもちゃを買えるだけの可処分所得のある、80年代の外出好きヤッピー(若手で都会に住むエリートサラリーマン)にターゲットを絞り込んでいた感じがする」と述べています。

 

今の任天堂もゲームを遊んだ経験があまりない一般ユーザーを強く意識しているようですが、さすがに「タンカで運ばれているアメフト選手」に売り込むつもりはなさそうです。

 

Source: VGHF
via: Ars Technica

任天堂「Wii」がトランプのサイズに縮小! どうやって改造したの?

初代ファミコンをゲームボーイサイズの携帯ゲーム機にしたり、アップルのMac miniをさらにミニにしたり、改造マニアが小型化にかける情熱は並々ならぬものがあります。

↑左上にあるのが「Short Stack」(画像提供/James Smith)

 

その最新版として、任天堂の据え置きゲーム機Wiiをトランプの箱サイズに詰め込んだ改造ハード「Short Stack」が公開されています。

 

本プロジェクトの仕掛け人であるJames Smith(別名Loopj)は、「オリジナルのWiiの中にShort Stackは13.5個入ります」と述べています。詳しい設計や、自作の基板、その他この改造を再現するため必要な情報は全てGitHubで公開中。

↑「Short Stack」はトランプぐらいのサイズ(画像提供/James Smith)

 

このShort Stackは、オリジナルWiiのPCB(プリント基板)を切り詰め、CPUやグラフィックチップ、メモリや内蔵ストレージに至るまで、元の部品をそのまま使っています。

 

電源やUSB、Wi-FiやBluetoothチップ、ゲームキューブコントローラーポートは、全て別の自作PCBに移されたうえ、新たにHDMI出力とmicroSDカードスロットを追加。元のWiiはフルサイズのSDカードを使い、HDMI出力に対応していなかったため、現代風に合わせたわけです。

 

もっとも小型化により、犠牲になったものもあります。光学ディスクドライブはなくなり、代わりにmicroSDカードからゲームを読み込む方式に変更。また、四つのゲームキューブコントローラーポートはヘッドホン端子に改造され、「GC Nano」というアダプタを介してコントローラーと接続する方式となっています。

 

さらに、電源ボタンやDVDスロット(見かけだけで機能しない)周りを青く光らせるため、前面と背面向けに自作PCBを設計。本体を冷やすための自作ヒートシンクや小さなファンも内蔵しています。

 

任天堂は2012年、Wiiの末期に海外で「Wii mini」を発売しました。

 

それはオンライン接続ができない、ゲームキューブコントローラーのポートやゲームの互換性がない、SDカードスロットがないなど、さまざまな機能を削ったもの。今回のShort Stackは、光学ドライブを削除したほかは、初代Wiiの機能を全部引き継いでいます。

 

Smith氏は機能を削ることなく、さらに20〜30%も小型化できると予想。しかし、Short Stackプロジェクトの目的の一つは、初代Wiiの小型モデルを作ることであり、これ以上小さくすると「組み立てが厄介」になるとのこと。

 

任天堂の有料オンラインサービスNintendo Switch Onlineにおいて、遊べるレトロゲーム機はNINTENDO64止まりとなっています。ファミコンミニ(ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ)のようなWiiミニを、いつの日か出してくれることを祈りたいところです。

 

Source: Github
via: Ars Technica

乗り遅れた人向け「ティアキン」の楽しみ方! 「もう疲れちゃって全然動けなくってェ」の現代人を想定した緻密な設計

今年発売された数々の大作ゲームソフト。その中からひとつ挙げるとすれば、とりあえず「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(以下「ティアキン」)は外せないのではないのでしょうか。

 

本作は発売から半年以上経ちますが、12月8日にロサンゼルスで開催された「The Game Awards 2023」でも「ベストアクションアドベンチャー」を受賞するなど、最近でもまだまだ話題の多いタイトルです。

↑前作より数年を経て、各地には少し見慣れぬ景色が広がります

 

ゲームの舞台は前作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と同じく「ハイラル」ですが、前作の物語から数年経過し、各所に様々な変化が見られます。特に本作では地底と天空が新たに追加されました。地底はハイラル全土に広がり、マップは前作の倍以上。天空についても世界の各所にさまざまな「空島」があり、探し出すだけでもワクワクします。

↑地底

 

↑天空の空島

 

もちろんマップが広いと聞いて移動が面倒と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし本作はリンク(主人公)に備わった新たな能力を駆使することで、移動も含めて楽しめます。

 

馬がなくても、「ウルトラハンド」という能力で身近な資材置き場にある板や車輪などをくっつけ、即席の車を作って走ることができます。また、ふと空から空島のかけらが降ってきたら「モドレコ」という能力を使うチャンス。移動してきた物体の時間を巻き戻せるため、かけらの上に乗って使えば、エレベーターのように素早く山をも超える高さへ登っていけます。あとはパラセールで滑空するなどしてラクラク進めるというわけです。

↑空島のかけらに乗って「モドレコ」を使用。あっという間にこんな高さまで

 

家や洞窟の天井をすり抜けられる「トーレルーフ」も便利です。頭上にちょっとしたでっばりを見つけた場合も、周りの壁を登る手間が省けます。また、各地に点在する「鳥望台」を使えば一気に上空へ飛び上がれて、スカイダイビングを楽しめます。

↑天井などをすり抜けられる「トーレルーフ」

 

大空でまだ見ぬ空島を探すのも楽しめますが、はるか上空からハイラルを見渡せば、まだクリアしていない「祠」(ミニダンジョン)や、地底に続く大穴など、様々な発見があります。何かやりかけているチャレンジがあったとしてもつい寄り道したくなる楽しみは、前作より豊富です。

↑「鳥望台」。使うと、リンク自身が空へと打ちあがります

 

そして先に挙げたウルトラハンド、これが時間泥棒です。くっつけられるものとして板や車輪といった単純な物体に加え、「ゾナウギア」と呼ばれる機械の部品がさまざま登場します。トロッコや車の動力となる「扇風機」、自走する「タイヤ」、自由に乗り物を操作できるようになる「操縦桿」、さらには進行方向に向かってまっすぐ飛んでいく「ロケット」や、敵を自動で追尾する「追跡台車」も。

 

これらを使って戦車を作る人もいれば、自由に飛び回るドローンを作る人もおり、全自動で敵を攻撃するロボットを組み立てる人も……と、世界中に様々なプレイヤーが現れました。ものをつくるのが好きな人は、これだけで無限に遊べます。

↑操縦桿付きで、自由に飛び回れるドローンのような構造物。土台となる板に複数の扇風機とバッテリーが組み合わさっています

 

もちろん、攻略だけなら必ずしも凝ったものを作りだす必要はありません。例えば新しいゾナウギアが出てくると、そのギアを使って攻略する祠がだいたい近くにありますが、そこでは各ゾナウギアの最低限の用途さえわかればクリアできるようになっています。

↑「追跡台車」に「火龍の頭」という火を吹くゾナウギアを取り付けると……

 

↑敵に火を吹いて攻撃するメカが完成!

 

どの祠も攻略にかかる時間は大体10~15分程度。クリアすることでリンクのハート(ライフ)やがんばりゲージ(スタミナ)を増やすのに必要なアイテムが手に入るようになっています。また、祠自体がワープポイントになっていて、難しければいつでもワープして再挑戦できるので、一旦放置してもOKです。

↑見つけて「調べる」だけでワープポイントに。挑戦はいつでも可能です

 

マップの移動に便利なワープポイントとなり、ゾナウギアなど冒険のチュートリアルや、リンクも強化にも役立つ祠。いくつものメリットがあるこれらのミニダンジョンでの“遊び”が、本作のプレイをより楽しくしてくれているように感じます。

 

時間のない平日は30分~1時間程度のプレイで、「祠」を2~3個見つけてクリアするだけでも達成感が得られます。休日のまとまった時間が取れるときに、メインとなる物語や神殿など大きなダンジョンの攻略を進めたり、ウルトラハンドでより凝った構造物を作ったりして楽しむというプレイスタイルを取るのも良いでしょう。

 

そう考えると、本作はオープンワールドであり、クリエイティブなゲームでもありながら、ソーシャルゲーム的な手軽さも同時に兼ねそろえているような気がします。やりこみたい人はとことんまでやりこめる上、気軽に遊びたい人の満足も満たしてくれる間口の広さが、本作にはあります。

 

そもそも「ゼルダの伝説」というゲームは、シリーズ初期から「発想や閃きをプレイヤーに求める」ゲームでした。ダンジョンの中で新しいアイテムが手に入れば、それを使って謎解きやボス戦などを楽しむことにやりがいがあり、本作でもその要素は健在です。

 

そういった意味でもゼルダの伝説は、歴代のシリーズを通して「閃きを生む装置」と考えることもできるかもしれません。

 

ただ過去作は、途中で行き詰って挫折してしまうユーザーがいたという話を聞くこともありました。今作はできることが幅広く道筋も自由なので、「今は難しいから後で」と一旦放置し、その間に別の挑戦を進めるという遊びがやりやすくなっています。

↑見つけて「調べる」だけでワープポイントに。挑戦はいつでも可能です

 

考えてみれば現代のビジネスも、「1つのことに固執すること」が必ずしも良策とは言えません。時にはそのタスクを一旦止めて他のことに目を向けつつ、新たな閃きが起きた際に再び戻って進める、ということも必要な時があります。

 

本作も、クリアできなければ一旦そのダンジョンから離れ、他のチャレンジを進めたりアイテム集めに精を出してみると良いでしょう。あるいは、一旦プレイ自体から離れてみることも。そこから日常生活のふとした瞬間に「ひょっとしてアレとアレを組み合わせたらうまくいくかもしれない」という閃きが生まれ、前へ進める快感が味わえる場合もあります。

 

昔ながらの「閃き」の要素も大事にしながら、令和のユーザーに向けて間口も広くなり、遊びごたえもグッと深くなった本作。筆者はこの作品を、今年ぜひプレイしておくべきソフトの1本として推奨いたします。

 

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Nintendo Switch後継モデル、現行スイッチのソフトが「動く」「動かない」の2バージョンあるかも

大人気ゲーム機のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)も発売から7年目を迎え、来年には後継モデル、通称「スイッチ2」が登場するとの噂が有力となりつつあります。そのスイッチ2には後方互換性、つまり「前モデルのゲームが動く」機能が備わっていると予想されています。

↑「スイッチ2」でスイッチのゲームは遊べるのか?

 

そんななか、スイッチ2には2種類のモデルがあり、「スイッチのゲームが遊べるバージョン」と「遊べないバージョン」が存在すると有名リーカーが主張しています。

 

スイッチ2に後方互換性が搭載される可能性があることは、複数の情報源から伝えられてきたことです。また通常モデルとダウンロード専用モデルの2つあることは、未発表ゲームの予想で実績あるリーカーが述べていました

 

今回はゲームメディアXbox EraのNick Baker氏が自らのポッドキャストにて、スイッチ2が前スイッチのゲームが遊べるバージョンと、遊べないバージョンの2つがあるという匿名筋からの情報を紹介したというものです。

 

これをBaker氏はPS3がPS2ソフトが動くバージョン(初期版)と動かないバージョンの2つあったことになぞらえています。

 

もっともBaker氏は、任天堂がこの計画を今でも進めているかどうかは、自分の情報源も知らないとクギを刺しています。またスイッチ2の後方互換バージョンは物理カートリッジにも対応するとの推測も付け加えています。

 

任天堂のゲーム機では、過去にも何らかの形で後方互換性を実現してきました。たとえばゲームボーイアドバンスのカートリッジはニンテンドーDSで、ゲームキューブのゲームはWiiで、WiiのゲームはWii Uでプレイできます。

 

さらに、任天堂の古川俊太郎社長は今年6月の定時株主総会で「Nintendo Switchから次世代機への移行においては、ニンテンドーアカウントを活用しながら、お客様にうまく移行していただけるように努めていきたいと考えております」と述べていました。これを後方互換性を仄めかす発言、と推測する向きもいます。

 

スイッチ2発売後も、現行モデルを併売するのであれば、後方互換性は不要かもしれません。ともあれ、より確かな情報が来るのを待ちたいところです。

 

Source:XboxEra(YouTube) 
via:BGR

Nintendo Switch後継モデル、性能はPS4やXbox Oneに近い? 大手ゲーム企業幹部が証言

最近Nintendo Switchの後継モデル、通称「スイッチ2」の噂話が相次いでいます。先月も、世界的ゲームイベントgamescom 2023の舞台裏で、任天堂が一部の開発者に改良版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を見せたとの証言もありました

↑こちらはXbox One XとPS4 Pro

 

そんななか、スイッチ2の性能がPS4やXbox Oneに近いことを語る内部文書が公開されました。

 

この文書は、米FTC(連邦取引委員会)がマイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収計画を差し止めるための訴訟で提出されたものです。それによれば、任天堂は2022年後半にスイッチ2につきアクティビジョン幹部らに説明し、その性能に関する情報も提供したそうです。

 

アクティビジョン幹部のクリス・シュナケンバーグ氏は、任天堂との会談に基づき「NG Switch Draft.pdf」と題した文書を作成。その中で「NG Switch(次世代スイッチ)」が「性能面で第8世代プラットフォームに近い」と述べています。

 

ここでいう第8世代プラットフォームとは、2010年代前半に発売されたゲーム専用機、PS4やXbox Oneのことでしょう。シュナケンバーグ氏は「過去にPS4/XboxOneに提供したものを考えると、NG Switchでも魅力的なものを作れると考えるのが妥当だ」と付け加え、スイッチ2のパワーがこれら2つに近いという考えを強調しています。

 

以前、アクティビジョンのボビー・コティック氏が任天堂の古川俊太郎社長と交わしたメールが公開されていました。そこでも「第8世代プラットフォームに近い性能と、我々がPS4とXbox Oneに提供してきたものを考えると、次世代スイッチでも魅力的なものを作れると考えるのが妥当だろう」と述べていましたが、当時は単なる憶測かもしれないと見られていました。

 

が、今回の社内文書は任天堂からの説明に基づくとされており、実際のスイッチ2の性能を知らされた上で語っているようです。

 

PS4もXbox Oneも10年前に発売されたゲーム機ですが、その性能を(おそらく)携帯ゲーム機としても使えるスイッチ2で実現するのは進歩のはず。今後の、さらなる続報を待ちたいところです。

 

Source:The Verge

Nintendo Switch後継モデル、Joy-Conのドリフト問題を克服? 任天堂が特許を出願

Nintendo Switch後継モデル(通称「スイッチ2」)が2024年に発売されるとの噂が相次ぐなか、最も関心が集まる1つは“ドリフト問題”の解消でしょう。現行モデルのJoy-Conはドリフト問題、つまり「アナログスティックが触ってなくても勝手に動く」現象が、多くのユーザーから報告されてきました。

↑多くのユーザーを悩ませてきたJoy-Conドリフト問題の解消に?

 

任天堂が、この問題の解決に繋がる可能性のある特許を出願したことが明らかとなりました。

 

アクセシビリティ(誰もが機器を使いやすくする仕組み)の専門家Laura Kate Dale氏はX(Twitter)で、任天堂が出願した特許が公開されたことを報告。これがスイッチ2の噂と重なっていることもあり、ドリフト問題が解消すると予想しています。

 

この特許は、ジョイスティックの動きを磁性流体により検出するというもの。細かな部分は異なるかもしれませんが、基本的には「ホール効果センサー」を使った技術に似ているようです。

 

現在のJoy-Conは「ポテンショメーター」という技術を使っています。すなわち、コントローラーの一部をセンサーに当てながら移動し、抵抗を読み取って位置を測定する仕組み。この方式は、ジョイスティック末端が回路基板上のパッドをこすり続けるため、摩耗は避けがたくあります。

 

それに対してホール効果センサーは、センサーが磁石を使ってジョイスティックの動きを検出するというもの。物理的に部品が接触することはないため、センサー部分が消耗することもあり得ません。実は、1998年に発売されたセガのゲーム機「ドリームキャスト」の標準コントローラーに採用されていました。その後、主なゲーム機の標準コントローラーには使われていませんが、サードパーティ製のコントローラーや交換用パーツには徐々に採用されつつあります。

 

もちろん、大企業が申請・取得した全ての特許が、実際の製品に採用されるわけではありません。が、ドリフト問題は海外では集団訴訟に発展していたほか、任天堂も海外の公式サイトでは「いわゆるドリフト」症状が起こったJoy-Conを無償修理すると述べていました。いずれ、根本的に問題を解決すると期待したいところです。

 

Source:USPTO
via:Wccftech

ポケモン、たまごっち、マリオにゼルダ!専門家が太鼓判を押すヒット確定ホビー商品5選

各ジャンルの専門家に次のヒットを予想してもらう「NEXTトレンド予報」。今回はホビーライター・河上拓さんが、気になるホビー5商品について解説します。

※こちらは「GetNavi」 2023年9月号に掲載された記事を再編集したものです

 

ホビーライター・河上拓
ホビー、エンタメ関連記事を執筆するほか、ボードゲームイベントの企画なども手がける。第2回ボードゲーム王選手権優勝。

 

【ホビーライター・河上拓さんのヒット確定モノ その1】

睡眠データを計測しポケモンの寝顔集めを楽しめる!

●画面は開発中のものです

ポケモン
Pokémon Sleep
基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)

とある島に住むカビゴンと、ポケモンの睡眠研究を行うネロリ博士とともに、「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指す。プレイヤーの睡眠時間が長く、カビゴンのねむけパワーが大きくなるほど、たくさんのポケモンが集まる。

↑スマホを枕元に置いて眠ることでプレイヤーの睡眠状態を記録。睡眠タイプは3つに分類され、同じような睡眠パターンを持つポケモンが集まってくる

 

【ヒットアナリティクス】
良質な睡眠でゲームの進行がスムーズに!

「ポケモンの寝顔のかわいさにとにかく癒されます。ポケモンをたくさん集めるために必要なカビゴンのねむけパワーは、睡眠時間でも上がり、しっかり睡眠をとるほどゲームが有利に。7月発売の『Pokémon GO Plus+』を使えば、『Pokémon GO』とデータ連携も可能です」(河上さん)

先進技術:4
顧客ニーズ:4
市場の将来性:4
独自性:4
コスパ:5

 

【ホビーライター・河上拓さんのヒット確定モノ その2】

初のWi-Fi搭載で世界中のたまごっちとつながれる!

バンダイ
Tamagotchi Uni
8250円

シリーズ初となるWi-Fiを搭載し、世界中のたまごっちたちが集まるメタバース「Tamaverse」へのおでかけ機能が追加された。たまごっち同士の交流やコーディネートを通し、見た目も性格も個性あふれるたまごっちを育てられる。

↑Tamaverseでは、世界中のたまごっちと交流できる。世界旅行やパートナー探しなどに加え、今後のアップデートでイベントも開催予定だ

 

【ヒットアナリティクス】
IoT化でユーザー同士の交流が容易に

「今作の最大の特徴はIoT化! AWS(Amazon Web Servicesのクラウドサービス)を採用しており、安全かつ安定したサービスが期待できます。全身コーデなどのカスタム要素や、ユニークなたまごっちに育ちやすくなる既存の“ツーしん”機能も備え、いままで以上に愛着を持って育てられそうです」(河上さん)

先進技術:4
顧客ニーズ:5
市場の将来性:4
独自性:4
コスパ:3

 

【ホビーライター・河上拓さんのヒット確定モノ その3】

新ギミック「Xダッシュ」で歴代最速アタックを実現!

ドランソード3-60F

タカラトミー
BEYBLADE X
1980円(スターター)

新ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」を搭載した歴代最速シリーズ。ベイブレードの軸に付いている“ギヤ”と、スタジアムの“レール”が噛み合うことで、超加速を生み出す。戦略性が増し、アニメのように派手で激しいバトルを体感できる。

↑7月下旬には専用スマホアプリ(無料)もリリース予定。ランチャーに取り付け可能なデバイス「ベイバトルパス」(3300円)と連動し、計測したシュートパワーなどをポイント化できる

 

【ヒットアナリティクス】
ド派手な必殺技でエンタメ性がアップ!

「コマ、ランチャー、スタジアムが一新され、プレイヤーだけでなく観客も楽しめるド派手なアクションを実現。アプリなどデジタル施策の強化や、『ギアスポーツ』として競技大会の開催も予定され、誕生25周年を迎える来年に向けて盛り上がっていきそう!」(河上さん)

先進技術:3
顧客ニーズ:4
市場の将来性:4
独自性:4
コスパ:5

 

【ホビーライター・河上拓さんのヒット確定モノ その4】

「ゼルダの伝説」の立体パズルが日本おもちゃ大賞を受賞!

ハナヤマ
はずる ゼルダの伝説
マスターソード
3300円

“外して戻す”が特徴の大人向けパズルが、「ゼルダの伝説」とコラボ。ピースを回転し上下させることで台座からマスターソードを引き抜き、また元の状態に戻す。難易度は6段階中最上の6。金属の重厚感があり、飾っても映えるアイテムだ。

↑マスターソードを含めた3種展開。左は絡んだチェーンを外す「ハイラルの紋章(難易度4)」、右は内部に仕掛けられたロックを外す「トライフォース(難易度5)」(各3300円)

 

【ヒットアナリティクス】
マスターソードは発売後すぐに売り切れ

「マスターソードは、『日本おもちゃ大賞2023ハイターゲット・トイ部門』で優秀賞を受賞。特に人気が高く、発売後すぐに完売し、7月11日時点では入荷待ち状態です。ゲームの世界さながらに剣を引き抜くと同時に、はずるならではの快感も味わえます」(河上さん)

先進技術:3
顧客ニーズ:5
市場の将来性:4
独自性:4
コスパ:4

 

【ホビーライター・河上拓さんのヒット確定モノ その5】

マリオシリーズ初のRPGが27年ぶりに復刻!

任天堂
スーパーマリオRPG
PKG版6578円、DL版6500円

マリオシリーズ初のRPGが、Nintendo Switch向けにフルリメイク。原作は任天堂とスクウェアが共同開発し、1996年にスーパーファミコン向けに発売された同名作品だ。原作の雰囲気はそのままに、3Dグラフィックに一新されている。

↑マリオが得意とするジャンプアクションを使って様々なステージを探索でき、遊びやすさも向上している。懐かしのミニゲームも複数収録

 

【ヒットアナリティクス】
リメイク版の発表でSNSには歓喜の声多数

「原作の発売から27年、リメイクは絶望的と思っていた人は多いのでは? 6月に任天堂が公開した『Nintendo Direct 2023.6.21』でリメイク版が発表されると、SNSでトレンド入りするなど大反響。原作の懐かしさだけでなく、3Dグラフィックによる進化も楽しみです」(河上さん)

先進技術:4
顧客ニーズ:5
市場の将来性:5
独自性:4
コスパ:4

 

©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO © TOMY ©Nintendo
© Nintendo/SQUARE ENIX Characters: © Nintendo, © SQUARE ENIX

Nintendo Switch後継モデル、有機ELモデルより約7000円値上げ? 画面は広くなってストレージは8倍かも

すでにNintendo Switchが発売から7年目を迎えているなか、今後まもなく後継モデルが登場するとの噂話が相次いでいます。そんななか、後継モデル「Nintendo Switch 2(仮称。以下Switch2)」の米国での価格は399ドルとのリーク情報が伝えられています。

↑後継モデルの価格判明?

 

ゲーム関連の著名リーカーZippo氏は、「任天堂の動向に詳しい多くの情報筋」から価格を聞いたとのことです。これはNintendo Switch(有機ELモデル)よりも50ドル高く、任天堂ゲーム機としては最も高価な部類に入るもの。それでも、PS5通常モデルやXbox Series Xといった他社のゲーム機より100ドルは安いことになります。

 

匿名の情報筋は「399ドルは、彼ら(任天堂)が考えている『ゴールデン・ナンバー』だ。それは、新たなゲーム機の処理能力を実現することにも、きちんと利益を上げるためにも、繋ぎ止めようとしているユーザーにとっても有効だと考えている価格なんだ」と述べています。

 

もっとも、かつてZippo氏は誤解を招く不正確な情報を発信したとして、大手掲示板Redditでいくつかのグループから追放されたことがあります。決して発言を鵜呑みにしてはいけない人物、ということです。

 

とはいえ、Zippo氏の情報源は、Switch2の画面が有機ELではなく、液晶画面になるという別の著名リーカーの主張とも一致しています。そちらのNate The Hate氏は、Switch2は8インチ液晶ディスプレイと512GBのストレージを搭載すると述べていました。

 

 

つまり有機ELモデルの7インチ画面よりも大きくなり、内蔵ストレージも64GBから8倍になるということ。これが本当であれば、50ドル(8月15日現在、日本円で約7200円)値上げになったとしても、十分に価値がありそうです。

 

Source:Zippo
via:Tom’s Guide

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、1時間未満でクリアした猛者現る

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は5月12日に発売されてから、今なお全世界のゲーマーを寝不足にしているようです。先日も139時間かけて100%クリアしたと主張する人もいましたが、今度は1時間未満でスタートからエンディングまで到達したという猛者が(何人か)現れました。

↑1時間以内でクリア!?

 

なお、今回の記事も序盤に回収できる能力や終盤の展開など、ネタバレに近い要素が含まれています。それを留意した上で、自己責任で読むか読まないかを判断されることをお勧めします。

 

最初に話題となったのが、YouTuberのZdi氏によるもの。なんと59分22秒という驚異的なスピードでクリアし、それまでの世界記録よりも3分近くもタイムを縮めました。ウルトラハンドやスクラビルド、トーレルーフにモドレコといった4つの能力をわずか33分で回収し、総計37分4秒で空島のスタートエリアを走り抜けています。

 

主に使われているワザは、武器をサヤに収めたり出したりして地面を高速移動するというもの。詳しいネタバレは避けますが、的確に強い武器や素材を回収したり最短ルートを選んだり、少しの無駄もなさそうな動きはすさまじく、最終決戦での立ち回りに驚嘆の声も上がっていました。

 

この記録は全世界スピードラン(早解きチャレンジ)を集計するサイトSpeedrun.comの「Any%」カテゴリー(手段は何でもあり)にも登録されています。が、その後2人のゲーマーに抜き去られており、早解きにかける人々の情熱を物語っているようです。

 

もっともティアキン(略称)は何度か修正アップデートが配信されており、これらの記録は前バージョン1.1.1でのものです。最新の1.1.2では条件が変わっており、また仕切り直しで1時間台の戦いとなっています。

 

前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も2017年に発売されてから、つい最近まで新たな発見が報告されていました。続編のティアキンも、数年かけて末永く遊ばれ、極められることになりそうです。

 

Source:Zdi6923(YouTube) 
via:Gamesradar

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、139時間かけて100%クリアしたという猛者現る

全世界の人々をハイラル王国に旅させて寝不足にしている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。5月12日に発売されてから約2週間が経ちましたが、139時間かけて100%クリアしたと主張するスピードランナー(早解きゲーマー)が現れました。

↑“100%クリア”とは?

 

ちなみに、この報告には祠の数など少しネタバレに近い要素が含まれています。それを留意した上で、自己責任で読むか読まないかを判断されることをお勧めします。

 

YouTuberのSmallant氏は、かつて『ポケットモンスター プラチナ』を1回もダメージを受けずにクリアを達成した人物です。

 

そして新たにティアキン(略称)を139時間、ほぼ6日間かけて100%クリアしたとTwitterで報告しています。その一部始終はTwitchでも実況されており、事実だと思われます。

 

100%達成のためには1,000個のコログを集め、152の祠を解き、253のクエストをこなし、135もの防具を完全に強化し、全てのダンジョンや塔、破魔の根を見つけたとのこと。さらに、マップや名前付きの場所なども含まれており、同氏の「ゲームは巨大だ」という表現はかなり控えめに感じられます。

 

SmallAnt氏はプレイ時間の前半を、自力で探索していたそうです。しかし、日が経つにつれて「そうしないと無理だと思ったから」他人の作ったマップを使うようになったとのこと。今やネットで大流行しているコログ遊び(コログに酷い扱いをする)をしている余裕はあまりなかったようです。

 

その一方、「Any% Tears of the Kingdom」のスピードラン記録(あらゆる方法を使って、エンドクレジットが表示されるまでの時間を競う)は、発売から24時間以内にわずか94分が叩き出され、現在は1時間に近づいています

 

しかし、26日にティアキンの更新データVer.1.1.2が配信され、アイテムの無限増殖バグがなくなっています。今後はスピードランナー達の戦いも少し厳しくなるかもしれません。

 

Source:SmallAnt(Twitter) 
via:Gamesradar

『スターフォックス』のキャラクター名、どのように決まったか明らかに! 「滑りそうだからスリッピー」など

任天堂の3Dシューティングゲーム『スターフォックス』シリーズにつき、開発に深く関わった人物が各キャラクターの名前がどのように決まったかを明かしています。

↑スターフォックス64 3Dと、ニンテンドー3DS

 

この談話は『スターフォックスコマンド』(DS用)や『スターフォックス64 3D』(3DS用)などを開発したキュー・ゲームスの社長ディラン・カスバート氏が、シリーズ30周年を記念する公式動画で語っていることです。

 

さらに遡れば、カスパート氏はスーパーファミコン用の初代『スターフォックス』にプログラマーとして関わっていました。同氏と『スターフォックス』の長い付き合いは、「社長が訊く『スターフォックス64 3D』」でも振り返られています。

 

カスパート氏によれば、『スターフォックス』のキャラクターデザインは、任天堂の今村孝矢氏が手がけたもの。もちろん(スーパーマリオの生みの親である)宮本 茂氏からも、どんなキャラクターをゲームに登場させるかの指示もあったそうです。

 

そのネーミングの話が、なぜかカスパート氏に振られたとのこと。たぶん、いい語感の英語の名前が欲しかったのだろうと推測されています。

 

すでにファルコ・ランバルディ(青い鳥)はすでに決まっていました。が、「これはキツネだ、これはウサギだ。これはカエルかヒキガエルだ」と言い、「じゃあ…何て呼べばいいんだ?」とキャラクターのスケッチを見せられて訊かれたとのこと。

 

そこで描かれたキャラクターを見て、カスパート氏は「フォックスにはかっこいい名前が必要だし、宇宙船に乗っているから、マクラウドがいいんじゃない?」と回答。他の2人は何となく名前が浮かんできて、ちょっと笑ってしまったそうです。

 

「よし、この男(カエル)はちょっと滑りそうだからスリッピーにしよう。この男(うさぎ)は老けてるけど、エネルギーに満ちあふれているようだ。ペッピー(うさぎ)と名付けよう」

 

その思いつきが採用されたことを、カスパート氏は「ゲームの開発で、とても楽しい瞬間だった」と思い出しています。

 

カスバート氏の『スターフォックス』記念動画は、下のYouTubeから鑑賞できます。他にもいくつかの質問に答えており、ご本人が初代『スターフォックス』をプレイする姿を観ることもできます。

 

Source:Q-Games(YouTube) 
via:NintendoEverything

『スターフォックス』のキャラクター名、どのように決まったか明らかに! 「滑りそうだからスリッピー」など

任天堂の3Dシューティングゲーム『スターフォックス』シリーズにつき、開発に深く関わった人物が各キャラクターの名前がどのように決まったかを明かしています。

↑スターフォックス64 3Dと、ニンテンドー3DS

 

この談話は『スターフォックスコマンド』(DS用)や『スターフォックス64 3D』(3DS用)などを開発したキュー・ゲームスの社長ディラン・カスバート氏が、シリーズ30周年を記念する公式動画で語っていることです。

 

さらに遡れば、カスパート氏はスーパーファミコン用の初代『スターフォックス』にプログラマーとして関わっていました。同氏と『スターフォックス』の長い付き合いは、「社長が訊く『スターフォックス64 3D』」でも振り返られています。

 

カスパート氏によれば、『スターフォックス』のキャラクターデザインは、任天堂の今村孝矢氏が手がけたもの。もちろん(スーパーマリオの生みの親である)宮本 茂氏からも、どんなキャラクターをゲームに登場させるかの指示もあったそうです。

 

そのネーミングの話が、なぜかカスパート氏に振られたとのこと。たぶん、いい語感の英語の名前が欲しかったのだろうと推測されています。

 

すでにファルコ・ランバルディ(青い鳥)はすでに決まっていました。が、「これはキツネだ、これはウサギだ。これはカエルかヒキガエルだ」と言い、「じゃあ…何て呼べばいいんだ?」とキャラクターのスケッチを見せられて訊かれたとのこと。

 

そこで描かれたキャラクターを見て、カスパート氏は「フォックスにはかっこいい名前が必要だし、宇宙船に乗っているから、マクラウドがいいんじゃない?」と回答。他の2人は何となく名前が浮かんできて、ちょっと笑ってしまったそうです。

 

「よし、この男(カエル)はちょっと滑りそうだからスリッピーにしよう。この男(うさぎ)は老けてるけど、エネルギーに満ちあふれているようだ。ペッピー(うさぎ)と名付けよう」

 

その思いつきが採用されたことを、カスパート氏は「ゲームの開発で、とても楽しい瞬間だった」と思い出しています。

 

カスバート氏の『スターフォックス』記念動画は、下のYouTubeから鑑賞できます。他にもいくつかの質問に答えており、ご本人が初代『スターフォックス』をプレイする姿を観ることもできます。

 

Source:Q-Games(YouTube) 
via:NintendoEverything

「マリオ」生みの親の任天堂・宮本氏、スピルバーグとの比較には否定的? ディズニーとの比較は「とても光栄なこと」

今月17日(現地時間)米ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオ・ハリウッド内に、任天堂のテーマパーク「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンしました。それに伴う海外でのインタビューで、「マリオ」生みの親の宮本 茂氏がスティーブン・スピルバーグと比較されるのは好きではないが、任天堂がディズニーと比べられるのは「光栄だ」と述べています。

↑スーパー・ニンテンドー・ワールド

 

宮本氏は数十年にわたってゲーム業界で創作し貢献してきたことから、他の業界の偉大なクリエイターと比較されることがよくあります。「ゼルダの伝説」や「スーパーマリオ」、「ピクミン」など数々のシリーズおよび人気キャラクターを送り出してきたことから、映画界で同様の成功を収めたスティーブン・スピルバーグ監督を引き合いに出す人が多いようです。

 

米ゲームメディアGamespotは宮本氏と、任天堂の取締役・専務執行役員(Gamespotは「エンターテイメント企画室長」と紹介)の高橋伸也氏にインタビュー。「任天堂はビデオゲーム界のディズニーだ」「宮本氏はゲーム界のウォルト・ディズニーだ」という声をどう思うかにつき、宮本氏は次のように答えています。

 

「おっしゃるように、私もゲーム業界のスピルバーグと呼ばれることがありますが、実はそういうのは好きではありません。私は宮本です。宮本は宮本で、任天堂は任天堂です」「ただ、ディズニーと比較されるのは非常に光栄なことだと思っています」とのこと。特にスピルバーグとの比較は訊かれていないはずですが、そうした声を多く聞いてこられたとも推測されます。

 

とはいえ、任天堂とディズニーの比較に関しては「ディズニーはある程度、特に家族にとっては安心感を与えてくれる存在だと感じています。任天堂はテレビゲームでよく知られていますが、ふつうテレビゲームと安心感はあまり結びつかないように思います」と少し疑問の様子です。

 

が、「任天堂がディズニーと比べられるということは、我々が任天堂を安心という概念に導き、おそらく安心感を与えられるところまで来られたんだなあと確信を与えてくれます。そこには達成感がありますし、嬉しいことです」と最終的には喜びを表しています。

 

1983年にファミコンが発売されてから約40年、社会的にゲームに対する風当たりが強い時期もあり、任天堂や宮本氏も「家庭」に受け入れられるために苦労を重ねてきたはず。それがファミリー向けの代名詞ともいえるディズニーと比較されるようになったことに、計り知れない満足感を覚えているのかもしれません。

 

Source:Gamespot

Nintendo Switch Onlineにゲームボーイとゲームボーイアドバンス登場! 「メイド イン ワリオ」等が遊べます

任天堂は2月9日の朝に配信したネット番組「Nintendo Direct 2023.2.9」にて、有料サービス「Nintendo Switch Online」でゲームボーイとゲームボーイアドバンスのソフトが登場したことを発表しました。

Image:任天堂/YouTube

 

ゲームボーイは標準プラン「Nintendo Switch Online」で、ゲームボーイアドバンスは「Nintendo Switch Online + 追加パック」にて提供されます。すでに9日から配信中です。

 

「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」では、先に提供されていた「ファミコン」等と同じく、メニュー画面からプレイしたいタイトルを遊べばすぐに起動。どこでもセーブや巻き戻しなどの便利な機能もあり、スキマ時間に少しずつ遊ぶことや、難しくてハマっている箇所に何回でも挑戦できます。

Image:任天堂

 

画面はゲームボーイ、ゲームボーイポケット、ゲームボーイカラー(専用タイトルのみ)の3種類から選べます。また近くにいる友達とはローカルプレイ、遠くの人とはオンラインで最大2人プレイでき、対戦や協力プレイを楽しむこともできます。

 

そして『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』でも、どこでもセーブや巻き戻し等の機能あり。こちらはローカルプレイおよびオンラインで、最大4人で友人と一緒に対戦や協力プレイができます。

Image:任天堂

 

2月10日現在、ゲームボーイ用タイトルとしては「スーパーマリオランド 6つの金貨」や「テトリス」、ゲームボーイアドバンス用ソフトは「スーパーマリオアドバンス4」や「メイドインワリオ」などが配信中です。今後もいっそうのタイトル充実を期待したいところです。

 

Source:任天堂(YouTube)

 

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今からでも始められる! 「スプラトゥーン3」を、シリーズやりこみ勢が“やさしく”こってり解説

任天堂が2022年9月9日に発売したNintendo Switch用ソフト「Splatoon 3(スプラトゥーン3)」は、発売から2か月で国内販売500万本突破という驚異的なスマッシュヒットを記録しています。

↑隠れて、撃って、そして「塗る」

 

スプラトゥーンシリーズは、初心者から中上級者まで同じゲーム世界の中で遊べる懐が深いゲームです。シンプルなルールで子どもでも楽しく遊びやすいゲームですが、熟達していくeSportsとして成立するほどの奥深さも兼ね備えています。かくいう筆者も前作を1000時間ほどプレイしている愛好者の一人です。

 

しかしながら、「流行っているけど具体的にどんなゲームかは知らない」「なぜこんなに人気が出たのかわからない」と、スプラトゥーンシリーズについてよく知らないという人も少なくないはず。また、発売から数か月が経っており、「興味はあるけれど今更始めるのも……」など、躊躇している人もいるでしょう。

 

今回は、まだ遊んだことがないという人や、スプラトゥーンシリーズについて知りたい人に向けて、本作の面白さや魅力をお伝えします。

↑「スプラトゥーン3」のタイトルカット

 

どんなゲーム?

スプラトゥーンシリーズは、いわゆる3Dシューティングゲームです。プレイヤーは「インクリング(イカ)」と呼ばれるキャラクターを操作して、インクを塗って陣地を広げたり、撃ち合ったりして戦います。

 

もっとも基本的な対戦ルール「ナワバリバトル」は、3分間の陣取り合戦です。4人1組で2チームに分かれてインクを塗り合い、ステージ上により多くのインクを残した方が勝ちという分かりやすいルールです。インクを塗り広げていくと、対戦相手との撃ち合いが生じることがあります。

↑本作の基本ルール「ナワバリバトル」では、インクの塗った面積の広さを競います

 

小さなステージでナワバリ争いをしている中で、何度も攻防が起こり、緊張感のある試合展開になります。身体を動かすスポーツで例えるなら、バスケットボールやフットサルのような楽しさがあるといえるでしょう。

 

パターン化しやすいコンピューターではなく、人間のプレイヤーが対戦相手となるため、試合運びには無限のバリエーションが生じます。戦いの舞台は“ストリート”や“渓谷”、“造船所”など十数種類が存在し、一本道な通路で相手からの猛攻を防いだり、巨大な障害物を生かして戦ったりと、その局面を考えて自分の動きを決めていく必要があります。テンポ感の良いアクションゲームでありつつ、将棋のような戦略性も求められるのがスプラトゥーンの楽しさです。

 

●インクをまき散らすイカのプレイヤー

プレイヤーが操作する「インクリング」は、「ヒト」と「イカ」の2つの操作を持っています。2つの姿はボタン操作で瞬時に切り替えられます。ヒトの姿でインクを塗り広げて、その跡をイカの姿で素早く泳ぐといったように、ヒトとイカの姿を切り替えながら戦うことになります。

↑スプラトゥーンのキャラクターは「ヒト」と「イカ」の2つの姿を持つ不思議な生き物です(「タコ」もいます)

 

ヒトの姿ではブキを手に持って、インクを塗り広げることができます。対戦相手のキャラクターにインクで攻撃することもできますが、動きが遅く、隠れるのは苦手です。イカの姿ではインクに潜って素早く泳いだり、壁に登ったりできるようになります。イカの姿では対戦相手から見えづらくなり、インクの残量を回復できるという特徴もあります。

 

インクを塗り広げると移動範囲が広がり、試合展開が有利になるため、3分間の試合中はずっと撃ちっぱなしで戦うことになります。インクを塗るというアクションは分かりやすく、素朴な面白さもあります。

 

自分の操作で画面いっぱいにインクが広がっていく様子には、えもいわれぬ愉快さを感じます。初心者のうちは相手との撃ち合いになると負けてしまうこともありますが、負けたとしても楽しさが残るようになっています。何度も挑戦して、練度が上がっていくと、次第に相手に勝てるようになってきます。アクションが上達して相手を出し抜けるようになったときの喜びはひとしおです。

↑画面いっぱいにインクを塗り広げていくのは、素朴な楽しさがあります

 

スプラトゥーン3はなぜ「面白い」のか?

本作の魅力を筆者なりに読み解くと、「遊び方の幅広さ」と「協力プレイの楽しさ」、それに「独特の世界観」が織りなすものであると考えられます。

 

●ブキも戦法も多彩

本作には60種類以上の「ブキセット」があります。ブキセットはメインウェポンと、ボムのようなサブウェポン、必殺技のスペシャルウェポンの組み合わせになっています。

 

ガンガン攻め入って戦うのに適したブキがあれば、インクをひたすら塗り広げていくのに特化したブキもありと、ブキはそれぞれに個性があります。その形もユニークで、水鉄砲のようなものもあれば、絵筆や洗剤のボトル、風呂おけをモチーフにしたものまであります。

↑ブキは60種類以上あり、使い込んでいく過程も楽しめます

 

戦い方はブキによって大きく異なります。例えば、初心者でも扱いやすい「シューター」は、水鉄砲のようにインクを撃ち続けることができます。「チャージャー」は、射程が長く、スナイパーライフルのように遠くの相手を狙って打ち抜きます。「フデ」のように、ステージを自在に移動して相手を翻弄させるブキも存在します。

 

自分の戦い方にあったブキを発掘して、相棒として使い込んでいくのも本作の楽しさ。使い慣れたブキから持ち替えると、まるで別のゲームを遊んでいるかのような新鮮さで楽しめます。

↑「パラシェルター」は傘型で防御しながら戦うトリッキーなブキです

 

↑事務製品のような形の「ジムワイパー」。本作で追加された新しいブキで、大刀のように振って戦います

 

↑スペシャルウェポンは試合を決める必殺技、ド派手な演出で

 

●少ないコミュニケーションで連携を取る楽しさ

本作の対戦・協力モードはいずれも4人1組でのチーム戦。このチームで協力して戦うという要素は、スプラトゥーンの難しさであり、楽しさでもあります。

 

チーム編成は基本的に、そのとき遊んでいるプレイヤーから実力が近い人が編成される仕組みです。チームメイトが手にしているブキはその時々によってさまざま。戦う相手のブキについても、味方と似通っていることもあれば全くバラバラの布陣ということもあります。

 

そして、チームメイトと連携する手段は限られています。フレンド以外のユーザーとチームを組むときは、「カモン!」と「やられた!」、そして「ナイス!」という3つのメッセージしか送れません。

 

自分が撃ち合いでどれほど強くとも、味方と上手に連携できないと負けてしまうのがスプラトゥーン。他のプレイヤーとうまく連携して勝った時の楽しさは格別のものです。

 

●自分の個性で世界を彩る

スプラトゥーンの世界は、独特なグラフィティで彩られています。プレイヤーが集まる「広場」やステージは、至る所に独特の落書きや不思議なステッカーが貼られており、まさに“カオス”。ステージや街中の見慣れた場所でも、細部を見渡すと意外な発見があります。

↑本作の舞台となる「バンカラ街」。至る所にグラフィティがある混沌とした空間です

 

このカオスな世界の中で、プレイヤーが自分のこだわりを表現することもできます。本作で追加された「ロッカー」では、ゲーム内の随所を彩るアイテムを収集して、自分だけのロッカーに飾ることができます。モノを整理整頓して並べる人がいれば、詰め込むだけ詰め込んだような人もいたりと、ロッカーの作り込みは人それぞれ。プレイの合間のちょっとした時間に楽しませてくれます。

↑「どうぶつの森」の部屋のように、自分だけの空間を作れるロッカー

 

戦う時のファッションでも、自分らしさを表現できます。ファッションアイテムはアタマ、フク、クツという3つの種類があり、ゲーム内で稼いだおカネを使って、お店で買うことができます。オーソドックスなものロゴ入りシャツから、アヴァンギャルドなものまで多数存在しますが、いずれもどこか個性的な作りになっており、制作者のこだわりを感じます。ファッションアイテムには「ギアパワー」というゲームに関わる要素もあり、ギアパワーを付けると少し動きやすくなったり、塗っている時のインクの減りを抑えられるといった効果もあります。

↑アタマ、フク、クツは日替わりでお店に並ぶ

 

「イラスト投稿」機能では、ドット絵を投稿することができます。人気のあるイラストは広場に登場したり、ステージの随所に掲示されたりして、ゲームの世界の一部になります。秀逸なイラストは眺めているだけでも楽しく、プレイ中に目にした投稿イラストにホンワカしたり、笑ってしまうこともあります。

 

このほか、本作では「ネームプレート」も追加されました。プレートのデザインが変更できるほか、ユニークな「二つ名」を設定したり、経験を積むともらえる「バッジ」をつけてアピールできるようになっています。

↑本作から追加された「ネームプレート」。二つ名は上の句と下の句があり、上下を組み合わせて設定する

 

多彩なモードを遊びつくせ!

本作には、基本モードの「ナワバリバトル」以外にも多くの遊び方があります。以下、本作の各モードをさっくりと紹介します。

 

●ガチとガチのぶつかり合い「バンカラマッチ」

バトルを真剣に遊びたい人向けには、「バンカラマッチ」という対戦モードが用意されています。バンカラマッチでは動くヤグラに乗ってゴールを目指す「ガチヤグラ」や、アサリを集めてゴールにシュートする「ガチアサリ」など4つのルールがあり、いずれも基本モードのナワバリバトルよりも撃ち合いが発生しやすいルールになっています。

↑ナワバリバトルよりもストイックな戦いが楽しめる「バンカラマッチ」

 

バンカラマッチでは、プレイヤーのプレイスキルを「ウデマエ」というレートで表現されており、遊んでいくうちに強い相手と対戦できるようになります。

↑バンカラマッチの「ガチヤグラ」ルール。動くヤグラを取り合いゴールを目指す

 

バンカラマッチでは、チームメイトや対戦相手のブキ編成や、その場その場での動きをみて、勝敗を決めるアイテムをどのタイミングで動かすか、常に状況判断が求められます。ナワバリバトルよりも戦略性が高く、シビアな戦いが求められるモードと言えます。

 

12月からはさらに上級者向けの「Xマッチ」が遊べるようになりました。ウデマエを上げた上級者向けの対戦モードで、プレイスキルを数値化するレート制を採用しています。自分の実力をストイックに追求したい人には適した遊び方になっています。

 

●危険なバイトに挑む協力モード「サーモンラン」

対人戦が苦手な人にも楽しめるモードも用意されています。協力型モードの「サーモンラン」(通称バイト)もそのひとつ。サーモンランでは、ランダムで支給されるブキを手にして、次々に襲来する「シャケ」を4人で退治します。オオモノシャケと呼ばれる強いキャラクターを倒して、「金イクラ」を回収するのがゲームの目標です。

↑怪しい雰囲気が漂う「バイト(サーモンラン)」の受付所

 

↑サーモンランのミッションは、襲い来るシャケ(敵キャラ)を撃退し、金イクラを回収すること

 

コンピューターが相手とはいえ、侮ることはできません。実力が上がっていくにつれて、大量に迫り来るシャケをいかに捌いていけるかという、緊迫感のある戦いになっていきます。特に最上位クラスの難易度は今作で格段に向上しており、裏を返せば、長く楽しめるようになっています。

 

また。本作のサーモンランでは新要素として、数回遊ぶごとにボーナスステージとして、強大なボスキャラ「オカシラシャケ」が登場するようになりました。オカシラシャケの1つ「ヨコヅナ」が、大怪獣かと思わせる巨体で攻撃をしかけてくる様は圧巻。なかなか倒せませんが、与えたダメージに応じて報酬がもらえます。

 

オカシラシャケを目標として定めると、「今のチームなら勝てそうだから、オカシラシャケが出てくるまで遊ぼう」と毎日のプレイのモチベーションを保てるようになっています。

↑本作では強大なボスキャラ「オカシラシャケ」も登場するように

 

●一人でも楽しめる「ヒーローモード」

オフラインで遊べる一人用モード「ヒーローモード」も存在します。本作に登場するブキを使う本格的な3Dアクションゲームです。多くのステージを攻略していく中で、新しいブキやバトルで必要な動き方を自然と学べるようになっているため、初めてプレイする人には特におすすめのモードです。

 

敵の強さはほどほどですが、ボリュームは十分。遊びごたえはばっちりです。前作スプラトゥーン2をそこそこやり込んだ筆者でも苦戦するほど難しいステージもいくつかあり、隠しモードを含めて一通りクリアするのに10時間ほどかかりました。難しいステージは飛ばしてもクリアできるため、まずは簡単なステージだけをプレイしていくと良いでしょう。

↑一人用モード「ヒーローモード」はスプラトゥーン3の仕組みを使った3Dアクションゲーム

 

●2日だけのお祭り「フェス」

スプラトゥーンシリーズには、「フェス」というイベントが存在します。フェス期間中は、町やステージの雰囲気が一変。バトル中もフェス専用の音楽になるなど、お祭り感に包まれます。

 

プレイヤーは3つの陣営に分かれて戦い、2日間の戦いで獲得した「コウケン度」の量で陣営の勝敗を競います。フェスマッチのルールはナワバリバトルと同じ。自陣営が勝利しても負けても同じくらいの報酬がもらえます。参加してゲームを楽しんだものが勝ちという気軽なイベントとなっています。

↑「フェス」はスプラトゥーンのお祭り。期間中は町の雰囲気も一変する

 

フェス後半には、本作から追加された特別なルール「トリカラバトル」がプレイできるようになります。トリカラバトルは、3つの陣営が4人×2人×2人のチームを組んで、三つどもえで戦います。トリカラバトルの勝敗を決めるのは「スーパーシグナル」というアイテム。4人のチームはシグナルを防御して、2人のチームは協力してシグナル奪取を目指します。

 

トリカラバトルはライバル陣営同士が協力して攻撃するという特殊なルールですが、攻める側の2人チームは裏切ることもできます。2人チームが裏切り続けると4人チームを利してしまうため、攻める側は協力しつつ戦うことになりますが、アイテムの奪取が陣営全体の勝敗を決める要素になるため、タイミング良く裏切って実績を稼ぐという戦略もアリと、戦略性が求められるルールになっています。

↑3チームが防衛側と攻撃側に分かれて戦う「トリカラバトル」。2チームで挑む攻撃側チームには時に裏切り合うことも

 

●意外と侮れないおまけ要素「ナワバトラー」

前作スプラトゥーン2では、“おまけ”要素として、簡単なリズムゲームが遊べるようになっていました。本作では「ナワバトラー」というボリュームたっぷりな“おまけ”が遊べます。

 

ナワバトラーはナワバリバトルを平面にしたような陣取りパズルゲーム。マス目の形が描かれたカードを順番に出し合って、なるべく広いマス目を確保した方が勝ちというシンプルなルールです。ステージの形や相手の動きによって出せるカードが制限されるため、カードデッキの構成が勝敗の鍵を握ります。

 

バンカラマッチやサーモンランの合間の息抜きとして遊べますが、ついついハマってしまう中毒性の高さもナワバリバトルと同じです。ゲームの中のイカ達も同じようで、バンカラ街を歩いてみると、そこら中にナワバトラーのデッキが置いてあります。

 

発売時の仕様では対コンピューター戦しかできませんが、強いコンピューター相手に勝てずに気付けば数時間経つこともしばしば。ナワバトラーで強いデッキを作るために、ナワバリバトルを遊んでいるという人もいるかもしれません。

↑カードを出し合う陣取りゲーム「ナワバトラー」

 

●進化していく対戦環境

任天堂は本作において、発売から2年間、アップデートが定期的に配信すると予告されています。本作には“シーズン”という概念があります。シーズンは約3か月で移り変わり、そのタイミングでアップデートが提供されるようです。

 

最初のシーズンは11月で終わり、2022年12月からは2つ目のシーズン「2022冬 Chill Season」がスタートしました。この変わり目には、新たなブキとして「スペースシューター」など3種類が追加され、前作までに登場したマイナーチェンジ版のブキも10種類が登場しました。サーモンランの特別なモード「ビッグラン」という大型イベントや上級者向けの「Xマッチ」が解禁となります。

 

新シーズンを迎えて、ますます盛り上がりを見せるスプラトゥーン3の世界。まだ遊んだことがない人も、ぜひ飛び込んでみてはイカがでしょうか。

 

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発売日3日間で約345万本販売! 今さら聞けない大人気「スプラトゥーン3」の楽しみ方を解説

「コレ知ってないとヤバいかも?」な最新トピックをオールジャンルで大特集。今回は、発売後3日間で約345万本という驚異的な販売本数を記録した「スプラトゥーン3」を紹介。「イカ」と「ヒト」とを自由に行き来してナワバリを自分のチームカラーに塗っていく明快なルールで人気の本作の楽しみ方を解説する。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

 

いまさら聞けない基本の「き」から楽しさの本質までクイック解説!

 

私が解説します!

ゲームライター

岡安 学さん

eスポーツを中心に活動するフリーライター。多くの大会やイベントを取材。近著は「みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書」。

 

相手を倒すだけではない多様な遊び方が人気の理由

スプラトゥーンは4対4で対戦するアクションシューティングゲーム。一定の拠点のなかでインクを発射し合うので、タクティカルシューティングの要素が強いが、地面をインクで塗ることで動きやすくなるなど、オリジナル要素もある。チームでの集団戦や何度倒されても復活できる点はMOBA(※)に近く、さまざまなジャンルの面白さを凝縮しているのが人気の理由だ。

※「マルチプレイヤーオンラインバトル」の略

イカやタコに変身することでインクが塗られた場所で速い移動ができ、インクの補充や、体力も回復もできる。銃撃戦や肉弾戦が不得手なプレイヤーでも塗りで貢献し、遊び方も多様なのが面白い。

 

使用できる「ブキ」はシューター、筆、ローラー、バケツなどさまざまで、近距離、長距離、塗り、バトルと得意分野が異なる。さらにサブウェポンやスペシャルウェポンの組み合わせによって、似たようなブキでも戦い方が変わってくる。プレイヤーのレベルが上がってくると使用できるブキが増えるので、プレイするモチベーションが上がるのも魅力だ。

 

↑任天堂 スプラトゥーン3 6578円(パッケージ版)、6500円(ダウンロード版)

 

3分間に4対4のチームバトルでインクを塗りあう「ナワバリバトル」を基本に、より多くの面積を塗ったチームが勝利する単純明快なゲーム。だが「ブキ」や「ギア」、チーム内でのポジション(役割)の選択など、奥深さも持ち合わせている。

 

 

 

 

そもそも「スプラトゥーン」とは?

インクを発射する「ブキ」などを使い、地面を自分のカラーに塗りながら相手も倒していく。敵を倒すのが目的ではなく、各モードで勝敗条件は変わる。例えば塗りの面積の大きさやヤグラをゴールに運ぶなどその条件は多彩だ。

 

「イカ」と「ヒト」で自在に変身

 

「ヒト」では武器を構え、攻撃や塗りができるが移動は遅い。「イカ」は自分のカラーのインクに潜れ、高速移動や壁上りなどが可能。インクに潜っているときは体力とインクの補充もできる。

 

「ヒーローモード」で腕を上げる!

 

ヒーローモードはひとり用モードで様々なミッションをクリアする。ゲームとしても楽しいが、武器の使い方や特殊な移動方法など、遊びながら学べるので、対戦前にプレイしたい。

 

スプラトゥーン3のプレイで知っておきたいキーワードがコレ!

【バトル】 バトルはレギュラーマッチとバンカラマッチの2種類

バトルには大きく分けて、ランクが変わらないレギュラーマッチと、勝敗によってランクが変化するバンカラマッチの2種類がある。レギュラーマッチは塗った面積で勝敗を決めるナワバリバトルで、バンカラはガチエリアなど4つのルールがある。

 

↑ゲームがスタートしたら、自チームのインク色に染めていくのが基本。相手チームのインクに入ると動きが鈍くなるだけでなく、ダメージも受ける

 

↑3分間のバトル終了後には、勝敗と塗った割合を発表。プレーエリアすべてを両チームで塗れることは少なく、多くは合計90%近辺の面積になる

 

【「ブキ」と「ギア」】 ブキは攻撃のメインとなり、ギアは能力をアップさせる

ブキはメイン、サブ、スペシャルの組み合わせ。サブは、シールドなど補助系で、スペシャルはゲージが貯まると使用できる。ギアはアタマ、フク、クツの3種類があり、ギアについているスロットにギアパワーを組み込むことで能力をアップできる。

 

↑ブキは大きく分けて11種類。インクを連射できる「シューター」を基本に、広く塗る「ローラー」や遠くまで飛ばす「チャージャー」など多彩だ

 

↑イカたちのファッションアイテムであるギア。バトルで手助けしてくれる特殊な能力が備わり、身に着けると少しパワーアップできる

 

【バイト(サーモンラン)】 ギアやギアパワーがもらえる宿敵シャケとの大決戦

シャケのナワバリに出向き、シャケを狩るバイト。時折登場するオオモノシャケを倒し、金イクラを収集する。全3ステージあり、ステージ毎に設定された金イクラ数を集めればクリア。クリア後はバイト代としてギアやおカネをもらえる。

 

↑シャケのナワバリがバイトの現場。次々と現れるシャケを狩ってイクラを集めていくと、強力なシャケである「オオモノシャケ」が登場する

 

↑バイトをクリアして「オカシラゲージ」を貯めると、ある確率で超巨大なオカシラシャケ “ヨコヅナ” が登場。倒すには4人の協力プレイが必須だ

 

もっと知りたいスプラ3

その1  バトル後の評価でモチベーションUP!

各バトル後には、自分がどれだけ活躍したかを「ゲットした表彰」で評価してくれる。初心者プレイヤーはまずどんな表彰でも良いので受賞できるようになると、モチベーションが上がる。

 

↑「バトルNo.1」は、アシスト/倒した数がチーム内で最多の証。そのほか敵陣への塗り面積No.1の「アウェイ塗りNo.1」など多数ある

 

その2 フェス開催時はポイントUP!

期間限定で開催される「フェス」をチェック。3つのお題どれかに投票し、その勢力に所属してバトルを展開してポイントを稼ぐ。フェス期間中のバトルは獲得できるポイントもアップする。

 

↑フェスは「ヨビ祭」と「本祭」の2部構成。まずは投票所で3つの選択肢から選んで投票。その後は所属勢力のポイントを稼いでいく

 

スペシャリストが語る「スプラトゥーン」の奥深さ

たいじさん

2009年から活動を開始し、「スプラトゥーン2」では公式大会で3度国内優勝、世界大会は2度優勝。スプラトゥーン界隈では「王」と称される。

 

それぞれの “得意” を生かしたチームプレイが楽しいゲーム

「FPS、TPSなどのゲームが好きで、独特なジャイロでの操作がとても直感的だったのがスプラトゥーンにハマったきっかけです。メジャーなFPS、TPSはひと通りプレイしてきましたが、スプラトゥーンは撃ち合いのなかに “塗り” という要素が入ることで、かなり奥深い読み合いが発生して非常に面白いですね。プレイヤー自身の動き+チームの塗り状況によって有利不利が入れ替わります。そのため相手を倒すことに特化した立ち回り、塗りに特化した立ち回りなどそれぞれ役割ができ、チームプレイがとても楽しいです。また強力なスペシャルウェポンを使って塗れるなどプレイヤーを倒す以外の方法でチームに貢献できる点も、非常に奥深いゲームだと思います」

 

↑4人すべてが相手を倒すことが得意な必要はない。塗りに専念する、仲間をサポートするなどそれぞれ活躍できる立ち回りがあるのがポイントだ

 

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ニンテンドーDS、設定メニューに血液型があった? 試作版ファームウェアが見つかる

懐かしの2画面携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の試作版ファームウェアが発見され、実は血液型の選択があったことが明らかになりました。

↑Image@Forest of Illusion

 

任天堂の歴史的資料(ゲームのプロトタイプや開発機材など)を集めるForest of Illusionは、DSの初期ファームウェアを入手。そのバージョンは0.40615で、製品版が発売されるよりずっと前のものです。任天堂はDSに血液型の設定機能を搭載することを検討していたようですが、最終的には削除されています。

 

なぜ任天堂はそんな機能を搭載しようと考えたのか? 海外のゲームメディアは不思議がっていますが、日本では血液型占いや血液型による性格診断が定着しているため、さほど違和感はなさそうです。とはいえ、別にゲームとして実用性があるわけではないので、設定をなくしたのも当然かもしれません。

 

この試作版ファームウェアには、他にも興味深いネタが詰まっています。たとえば起動時に「ニンテンドー!」と叫ぶ子供たちの音声が再生されたり、トップ画面にはDSのロゴではなく、ゲームボーイアドバンスのロゴが表示されたり。またメニュー自体も、製品版のように整理されたものではなく、長いリストがずらりと並ぶ素っ気ない見かけとなっています。

↑Image@Forest of Illusion

 

ニンテンドーDSは2004年に発売され、据え置き機のWiiとともに大ヒットしました。すでに18年前でレトロハードになりつつありますが、低迷気味だった任天堂の復活を支え、現在のNintendo Switchに繋がる流れを作ったことで、歴史に残るゲーム機と言えそうです。

 

Source:Forest of Illusion(Twitter)
via:Nintendo Everything

ニンテンドースイッチの試作機「NX」の起動アニメーションが初公開? 流出したデータから発掘

ニンテンドースイッチ(以下「スイッチ」)のプロトタイプである「Nintendo NX」のロゴと起動アニメーションが発掘され、ネット上で公開されています。

↑ニンテンドースイッチは正式発表まで「NX」と呼ばれていた

 

任天堂がWii Uに続く次世代ゲーム専用機「NX」を公にしたのは、2015年3月にDeNAとの提携を発表する共同記者会見でのことでした。DeNAとのモバイルゲームでの提携でゲーム機ビジネスから撤退するつもりはなく、これまで以上に積極的にやっていくという決意表明として明かした格好です。

 

その後も1年半以上は開発コード名の「NX」で呼ばれ続け、任天堂が初めて『Nintendo Switch』という名前を正式発表したのは2016年10月20日になってからです。

 

もっとも、その1年半もの間、任天堂は「NX」のロゴをメディア向けに出しませんでした。それでも投資家向け説明会では使ってはいましたが、社外の誰も起動アニメーションを見たことはなかったのです。

 

さてゲーム保存主義者で翻訳家のPaul Kelly氏は、初期スイッチ基板の試作機から『マリオカート8 デラックス』の初期プロトタイプを発掘したとツイートしています。このビルドの日付は2016年10月18日で、スイッチが正式発表される2日前です。

 

これが手の込んだフェイクである可能性も残されてはいますが、ゲーム本編の映像は本物であるように見えます。

 

いよいよスイッチも、来年(2023年)3月で7年目を迎えます。そろそろ任天堂社内でも、後継ゲーム機のロゴが検討されているのかもしれません。

 

Source:Paul Kelly(Twitter)
via:VGC

ボツになった「ゼルダの伝説」外伝、『ファイナルファンタジータクティクス』みたいなゲームだった?

数週間前、海外YouTubeチャンネル「Did You Know Gaming?」は、「メトロイドプライム」シリーズの開発でレトロスタジオが任天堂に提案しながらもボツにされた「ゼルダの伝説」スピンオフゲームが2本あったと報じていました

↑この少年は……

 

そのうちの1つ、ニンテンドーDS用「Heroes of Hyrule」(ハイラルの英雄)に関する22ページの公式文書を入手できたとして、そのあらましが公開されています。

 

このゲームは「コリ」という少年が100年前にガノンを封印するために使われた本を完成させるという、本編のリンク以外の人物を中心としたシナリオとなっていたようです。この本にはおなじみゴロン族、リト族、ゾーラ族ら3人の主人公が、囚われたリンクを解放するためにガノンの城を目指すという物語が書かれており、コリはそのページを集めるというあらすじです。

 

そのためゲームは「現代編」と「過去編」に分かれます。そのうち約3分の1を占める現代パートでは、コリが街を歩き回り、ミニゲームをプレイし、サブクエストをこなして本のページを集めるという「いつものゼルダ」的なプレイが展開されるとのこと。

 

かたや過去編では、戦術ベースのRPGが繰り広げられ(文書には『ファイナルファンタジータクティクス』との比較あり)、戦闘パートの合間にパズルと探索をこなすことになります。

 

実際、本作は「古典的なゼルダとタクティカルRPGのハイブリッド」と説明されています。たとえばRPG的なステータスは存在しますが、レベルアップという概念はほとんどなく、代わりにステータスを上げられる「ハートのかけら」などのアイテムを入手するという具合です。

 

またアイテムは戦闘だけでなく、探索や謎解きなど、従来の『ゼルダ』のブーメランのような様々な使い方ができます。さらに過去と現代編のプレイは連動しており、一方の時代で得た情報、行動の結果やアイテムが、もう一方の時代に反映されるそうです。

 

このプロジェクトは、任天堂により直ちに却下されたため、残念ながら実現には至っていません。もし実現していれば「メトロイドプライム」や「スーパードンキーコング」のように、海外スタッフが主導した新たなシリーズの誕生に繋がっていたのかもしれません。

 

Source: Did You Know Gaming?(YouTube) 
via:NintendoEverything

任天堂のレジェンド・宮本茂氏のちゃぶ台返しを『スターフォックス』元開発者が振り返る

任天堂を代表する世界的クリエイター・宮本茂氏は『スーパーマリオブラザーズ』や『ピクミン』などの生みの親として有名ですが、その仕事ぶりは「ちゃぶ台返し」(ゲームの開発がどれほど進んでいても、おもしろくないと思えば大幅に変更させる)としても知られています。

↑Image:任天堂

 

かつて、そんなレジェンドとともにゲームを開発した人物が、宮本氏との仕事はどんなものであったかを明かしています。

 

これはアルゴノートゲームス(Argonaut Games)を創設したジェズ・サン(Jez San)氏が、海外ゲーム雑誌EDGEの独占インタビューで語ったものです。アルゴノートゲームスはゲームボーイ用ソフト「X」で追加チップなしに完全な3Dゲームを実現する技術を開発し、それが評価されて『スターフォックス』(および3D表示用のスーパーFXチップ)開発に参加しています。

 

そこでサン氏は宮本氏のクリエイション過程について、『スーパーマリオワールド』でも「すでにデザインが完成した後に、宮本氏が何もかも変えてしまわなかったステージは1つもなかった」と述べています。

 

また『スターフォックス』開発中には、宮本氏は「会議中にギターを弾いたり、外に出てタバコを吸ったりした……私たちもみんな吸ったけどね。地に足の付いた男なんだ。宮本氏とは何でも一緒にやったし、その前に完成したものは何もない。彼は何かをするように頼んで、遊んでみて、『よし、これはボツにして、ほかのことをやってみよう』と言うんだ」とちゃぶ台返しを振り返っています。

 

そしてサン氏は「彼(宮本氏)はすべてをプレイし、すべてを変えてしまう。その繰り返しなんだ」とも語っています。さらに、そうした仕事の流儀が普通ではないことも付け加えています。

 

「そんなゲームデザインのやり方は、無限の予算と納期があるときだけ有効だ。現実の世界では、予算と納期が決まっているので、パブリッシャー(販売元)に『すみません、来年になります。完成したら渡しますよ』なんていえる人はめったにいない。任天堂は、それができるんだよ」

 

Nintendo Switch専用の超大作ソフト『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も元は2020年に発売予定でしたが、3月に「2023年春」への延期が発表されました。任天堂や宮本氏としては何年かかってもおもしろさに妥協したくないとしても、ファンを待たせすぎない範囲に収まるよう祈りたいところです。

Source:Gamesradar

任天堂が映像制作会社「ニンテンドーピクチャーズ」設立へ! どんな映像作品が生まれるのかな?

任天堂は7月14日、ダイナモピクチャーズを子会社化し、映像制作会社「ニンテンドーピクチャーズ」を設立すると発表しました。

 

ダイナモピクチャーズは2011年に東京都にて設立された会社で、CGアニメーションを含む映像コンテンツの企画・制作を手掛けています。同社のCG制作事業としては、ジブリによる映画『アーヤと魔女』や『映画トロピカル~ジュ!プリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪!』、『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』、CGアニメ「『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2」などがあげられています。

 

任天堂はダイナモピクチャーズの子会社化について、「当社グループの映像コンテンツの企画・制作体制を強化するため」だと述べています。そして、任天堂IPの映像コンテンツを継続的に制作していくことになりそうです。

 

任天堂による株式取得は、2022年10月3日を予定しています。ニンテンドーピクチャーズが今後どのような映像作品の制作に関わるのかはまだ発表されていませんが、ゲーム内のCGやテーマパークエリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」内でのコンテンツ、そしてもしかしたらあるかもしれないアニメや映画への展開など、今後が実に楽しみといえるでしょう。

 

Source: 任天堂

『スーパーマリオブラザーズ』を4分55秒以内にクリアした史上3人目の猛者が現る

ざっと39年前に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、今でもクリアタイムを縮めるスピードラン競争が全世界で繰り広げられています。そんななか、なんと4分55秒以内を達成した3人目のスピードランナーが現れました。

Image:任天堂

 

「Nebula_Composer」氏は4分54秒948を記録し、4分54秒台として5番目のスピードランとなり、4分55秒の壁を切った史上3人目となりました。スピードランとはゲームにおいて最短時間での攻略をめざすプレイ方法のことで、日本ではRTA(リアルタイムアタック)とも呼ばれています。その世界記録はSpeedrun.comに登録され、Nebula氏の記録も確認できます。

 

今回のスピードランはAny%であり、ステージのクリア率を考えずバグ技を使っても最終面の8-4までクリアすればOKです。プログラムの操作によりゲームをクリアするTAS(ツール・アシステッド・スピードラン)では4分54秒265が最速となっているため、「人類が4分55秒の壁を自力で超えること」をめぐりチャレンジが続けられているしだいです。

 

Nebula氏も、すでに最適化されているルートを全力で駆け抜けています。マリオが壁の中を通り抜けて近道をする「Wall clips」により1-2の奥にあるワープゾーンに到達したり(スタートから1回も立ち止まらず、最後の土管の手前で一瞬だけBボタンを離してからジャンプする)と、人間業とは思えないテクを完ぺきに使いこなしています。各ステージ最後の旗で根元に触っているのも、ある条件を満たすことで旗が降りるアニメーションをカットして時短できる高等技だったりします。

 

ただし最後の水中ステージへの突入は、わずかに入力が不正確だったために、世界記録から4フレーム(1フレームは60分の1秒)遅れてしまいました。その後は完ぺきにこなしており、5フレーム以内にジャンプしなければ命取りともなるクッパのパターンもやり遂げています。

 

なぜフレームが重要かと言えば、スーパーマリオには「フレームルール」と言われる法則があるからです。ステージをクリアしたのが最適なタイミングから1フレームでもズレると0.35秒の暗転が生じてしまうため、数フレームの違いが(世界記録のレベルでは)手痛い遅れになってしまうわけです。

 

ともあれ、どこで失敗したかがわかっていることは、Nebular氏がまだ世界記録に追いつける可能性を意味しています。今のところNiftski氏とMiniland氏が、それぞれ1位と2位の世界記録を守っています。

 

Nebular氏は動画のコメントで「2020年2月、このゲームを初めてスピードランしたときに4分54秒台を出すと言っていたら、自分はクレイジーだと思っていたでしょう」と述べています。それから約2年半が経ち、約半年間も努力を重ねた末に、ついに4分55秒の壁を破ったとのこと。そのモチベーションが保てたのは、大手掲示板RedditのSMB1(初代スーパーマリオ)コミュニティのみんなのおかげだと感謝を表しています。

 

今年4月に超難関ゲーム『エルデンリング』のスピードランが7分(6分59秒)を切ったことをお伝えしましたが、その後に6分46秒まで縮めた猛者が現れました。スピードランは、人類の未知なる可能性を切り拓いていくのかもしれません。

Source:Reddit
via:Gamesradar

なぜWii Uは2つのGamePadが使えなかったのか? 元・米任天堂社長が明かす

かつての任天堂のゲーム機Wii Uは、2つのGamePad(本体付属の画面付きコントローラー)を同時に使えるようになると予告されていましたが、結局そうはなりませんでした。基本的にGamePadは1つのみ接続でき、2人で遊ぶ場合は別のコントローラーを使うことになりました。

 

なぜ、デュアルGamePadが実現しなかったのか? 米任天堂の前社長レジナルド・フィサメイ氏(愛称は「レジーさん」)は、米ゲームメディアMinnMaxのインタビューで理由を明らかにしています。

 

レジーさんの回答をひと言でまとめれば、Wii Uのインストールベース(稼働している台数)が低く、複数のGamePadを使うゲームソフトを作っても意味がなかったため、ということです。以下、回答の全文です。

「Wii Uについて興味深いのは、面白いインタラクションや機能を実現しようとする完全な開発プランがあったことです。それが実現していれば、技術的には複数のGamePadをWii Uと通信させることができたのか? 答えはイエスでしたが、そのような実装が意味をなすほどインストールベースが大きくなることはありませんでした。そして何より、素晴らしい体験をするためにもう1台GamePadが必要になるようなゲームを会社は作らなかったのです。開発が進まず、Wii Uの寿命も短かったので、結局実現しなかっただけです」

 

つまり技術的には可能だったが、それだけのコストをかけたゲームソフトを作れるほどWii U本体が売れていなかった。そしてWii Uを売るためには、2つのGamePadを使って面白い体験が出来るようなゲームが必要だったという「ニワトリが先か、タマゴが先か」のような袋小路にはまり込んでいたようです。

 

またWii Uは2012年に発売され、2017年には生産が終了。販売台数も1356万台(任天堂公式データ)であり、スイッチ(2022年3月時点)の8分の1程度でした。もしも任天堂がGamePadを単品で販売したとしても在庫の山になりそうで、だからこそ「紛失・廃棄」された場合だけのパーツ販売としたのでしょう。

 

レジーさんのインタビューは、下のYouTube動画でご覧になれます。宮本茂氏やスイッチについての考えなども聞けるため、興味のある方はチェックをおすすめします。

Source:MinnMax(YouTube)
via:NintendoEverything

Nintendo Switch Onlineアプリ、iOS 13以前では使用不可に。iPhone 5sユーザーは注意

任天堂は、Nintendo Switchのオンラインプレイをより楽しくする「Nintendo Switch Online」アプリのiOS版を2022年夏頃にアップデートし、動作環境をiOS 14.0以降とすることを予告しました。つまりiOS 13以前のiPhoneやiPadでは、Switch Onlineアプリが動かなくなる見通しです。

 

現行バージョンのアプリはiOS 12以降で動作していますが、今後は条件が厳しめになる格好です。

 

 

今回の変更について任天堂は理由を明らかにしていませんが、アップルはiOS 13以前のデバイスは4%未満としているため、足切りをしても問題ないと判断されたとも推測されます。

 

iOS 12が最後のアップデートとなったのは、iPhone 5s、iPhone 6、初代iPad Airおよび第3世代iPad mini 3です。つまり、これら製品を使っているSwitch Onlineアプリのユーザーは、「2022年の夏」のアップデート以降には利用できなくなるわけです。

 

それより新しいデバイスでも、何らかの事情でまだiOS 12を動かしている方は、最新のiOS 15にアップデートすれば解決します。iPhoneやiPadのiOSバージョンは、「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。

 

「Nintendo Switch Online」アプリは、Nintendo Switchユーザーがゲームと連携する特別サービスへのアクセス、オンラインのフレンドの確認や、オンライン対戦中にボイスチャットを利用できるアプリです。『あつまれ どうぶつの森』や『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』などの人気ゲームとも連動しており、いっそう楽しみを深めてくれます。

 

その一方で、ここ最近は任天堂の関わるスマホゲームは新作が出なくなっています。やはりアップルやGoogleのアプリストアに手数料を支払うよりも、自社のゲーム機でのビジネスの方が儲かるためかもしれません。

 

Source:任天堂(Twitter) 
via:9to5Mac

これは期待、Nintendo Switch後継モデルのためにNVIDIAが人材募集か

新型Nintendo Switchの噂は以前からありましたが、任天堂にチップを供給するNVIDIAが家庭用ゲーム機関連の技術者を募集開始。いよいよ準備が本格化している可能性が浮上しています。

 

先週末からNVIDIAは、ビジネス特化型SNSであるLinkedInに「ゲーム機開発者ツールエンジニア(Game Console Developer Tools Engineer)」の求人広告を出しています。募集されている人材は「次世代のゲーム機用グラフィックス開発者ツールを開拓するための、深い技術力と創造力、そして実践力を兼ね備えた」ソフトウェア・エンジニアです。

 

主な仕事の内容は「NVIDIAグラフィックス・ツールチームと協力して、世界中の開発者がNVIDIA GPUのパワーをフルに活用できるようなツール」を構築すること。さらに「ゲームのデバッグや最適化を求めるゲーム開発者に、最高の体験を提供する」ために低水準言語(より機械語に近いアセンブリ言語などを扱える)プログラマーが集められています。

 

この求人広告では、特に「開発者がより高く安定したフレームレートを達成できるようにする」ことを念頭に「GPU低レベルパフォーマンスのチューニング/最適化」のコツを知っている人を探しているとも付け加えられています。

 

さらに深読みすれば、さほど強力ではないGPUから最大限に性能を引き出すことが必要なハードウェア……ということで、競合他社よりパフォーマンスが抑えられた(据え置きと携帯、両方で使えるようにするため)任天堂のゲーム機とも符合すると思われます。

 

またNintendo SwitchはNVIDIA製のプロセッサーを採用した唯一の現行ゲーム機であり(PlayStation5とXbox SeriesX/SはともにAMDのチップを採用)、NVIDIAが「次世代」開発者ツールを提供するゲームハードウェア会社は1つしかないとも思われます。

 

昨年8月、NVIDIAはゲーム機向けのDLSS 2.0技術者を募集していたこともありました。DLSSとは荒い画面でレンダリングして高精細な画面に匹敵するクオリティで表示する技術であり、さほどパワーのないプロセッサーでも(見かけ上の)高画質を実現するものです。これも、処理能力が控えめな任天堂ハード向きの技術とは言えそうです。

 

任天堂が「Nintendo Switchの次期ゲームハード」を準備しているのは間違いないとはいえ、いつ発売されるのか。現行のNintendo Switchに搭載されたプロセッサーが「2016年のiPhone 7と近い世代」であることを考えると、ここ1~2年の内に動きがあるのかもしれません。

Source:LinkedIn
via:Wccftech

Wiiの販売を巡り本社と激論! 任天堂アメリカ元社長が新著で裏話を暴露

かつて任天堂アメリカ(NOA)社長兼CEOを務めていた「レジーさん」ことレジナルド・フィサメイさんが、新著『Disrupting the Game』を刊行し、その中で北米版Wii本体に『Wiiスポーツ』を同梱させたのは自分であることや、糸井重里さんのRPG『MOTHER3』がなぜ米国で発売されなかったかなど、いまだからこそ話せる裏事情を明かしています。

↑Wiiが世界的な人気を獲得するまでには、さまざまなドラマがあった

 

レジーさんは『Wiiスポーツ』のパックイン(本体へのソフト同梱)を推し進めたものの、当時の任天堂社長・岩田聡さんと、マリオの生みの親である宮本茂さんに反対されたそう。以下、著書で明かされた裏話です。

 

岩田さんは「レジー、任天堂は貴重なコンテンツをタダで提供することはない。特別な体験を生み出すために努力している。ハードを買う動機になるのはユニークなソフトであり、長期的な売り上げが期待できるんだ。『Wiiスポーツ』を同梱すべきではない」と言ったのです。

 

レジーさんは任天堂のソフトの価値は理解しているとしつつ、「Wiiの目標は、ゲームを現在のニッチからマス市場に広げることです。『Wiiスポーツ』はそのための力を持っている」と反論したとのこと。そしてスーパーファミコンが北米で発売されたとき、『スーパーマリオワールド』とセットだったことを引き合いに出したそうです。

 

しかし、岩田さんを説得した後も、ゲーム開発者の宮本さんを納得させなければなりません。宮本さんは「レジー、Wiiの発売時に強力なソフトを付属させるという君の主張はわかったよ」と言いつつ、代わりに『はじめてのWii』(ミニゲーム集)を同梱しようと提案したとのこと。

 

が、レジーさんは『はじめてのWii』は『Wiiスポーツ』ほど面白くないと指摘し、Wiiリモコンに同梱したほうがいいと言い返したそうです。

 

すると宮本さんは「レジーは正しい。このミニゲーム集は、フルプライスを要求できるような完全な形のゲームではない」と認めたとのこと。が、いつもの笑顔は消え失せ「あなた方は、人々に愛されるソフトを作ることの難しさを理解していない(中略)。私たちはソフトを手放さない(タダで提供しない)」と答えたと描かれています。

 

しかし、当時はマイクロソフトのXbox 360が好調だったこともあり、最終的には「欧米ではWiiスポーツを本体に同梱、日本ではソフトを単体で販売」にこぎ着けたとのこと。そのかいあって、『Wiiスポーツ』は全世界で8300万近くも売れた(本体同梱分を含む)とされているわけです。

 

また新著では、北米では『MOTHER2』(現地タイトルは『EarthBound』)があまり売れなかったために、『MOTHER3』もローカライズの費用はかけづらく、「日本語版そのままをダウンロード販売のみ」も検討したが、実現しなかったこと。さらに北米版の『脳を鍛える大人のDSトレーニング』に数独を入れさせたのはレジーさんであることなど、興味深い舞台裏が語られています。興味のある方は、英語のみですがKindle版を買ってもいいかもしれません。

 

Source:Nintendo Everything

幻に終わったN64版「メトロイド」のプロトタイプを自作したファン現る。サムスが走り回り、モーフボールに変形!

任天堂のアクションゲーム「メトロイド」シリーズは、スーパーファミコン版の次はゲームキューブ用の「メトロイドプライム」であり、ついにNINTENDO64版が出なかったことが知られています。

 

そんな幻の「メトロイド64」がどんなものになったのか、熱心なファンが自らUnityで作成したプロトタイプをネット上で公開しています。

 

TwitterユーザーのLuto Akino氏は3人称視点、つまり「主人公のサムスが後ろから見える」システムでの試作品を動画で披露しています。それはサムスが紫がかった洞窟地帯を走り回り、アームキャノンで小さなブロックを撃ちまくる様子が確認できるものです。

Luto氏いわく「ようやく#Metroid64の作業が終わったので、細かい部分の調整と、テストテクスチャの配置を行いました」とのこと。ただしアームキャノンの挙動にバグがあり、サムスが壁の近くにいるときにビームが正しい方向に発射されないそうです。

 

ゲームキューブ用の「メトロイドプライム」シリーズはFPS(一人称視点)となっていました。それに対してファンメイド版「メトロイド64」はサムスが足場を次々と飛び越えていく、いわゆる「プラットフォーム・ゲーム」形式となっています。ジャンプの頂点でモーフボール形態になるのも、おそらく「3Dのメトロイドはこんな感じになるだろう」とファンが思い描いたイメージに極めて近いはず。

 

また、画面の解像度もN64そのものであり、90年代半ばの粗いポリゴン(初代プレステほどではないにしろ)と任天堂らしい色づかい、「スーパーマリオ64」風ながらも洗練されたカメラワークを味わうことができます。

 

実はLuto氏はこのプロジェクトに数か月前から取り組んでおり、Instagram上で開発の進み具合いを公開しています。昨年12月にアップされた初期の映像と見比べれば、着実な改善ぶりが見てとれます。

 

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「メトロイド」シリーズ生みの親である坂本賀勇氏は、サムスがN64のコントローラーで3D世界をどうやって動き回るのか「想像できなかった」と語っていたことがあります。創造主が一度はあきらめた夢をファンが引き継いだかっこうですが、今後のさらなる進化を(そして任天堂が著作権的にお目こぼししてくれることを)祈りたいところです。

 

Source:Luto Akino(Twitter) 
via:Nintendo Life

ニンテンドースイッチでまもなくゲームボーイやGBAゲームが遊べる? 「公式エミュレータ」らしきデータが流出

任天堂の有料サービスNintendo Switch Onlineでは、ファミコンやスーファミなど懐かしのゲームが遊べます。このラインナップに、まもなくゲームボーイ(以下「GB」)やゲームボーイアドバンス(以下「GBA」)などのソフトが加わるかもしれない手がかりが見つかりました。

 

画像引用元:shutterstock

 

今週初めに米匿名画像掲示板4chanにGBとGBAのエミュレータやROMらしきものが流出し、投稿者は「発表も発売もされていない」任天堂・欧州研究開発部門(NERD)の公式社内開発版だとほのめかしました。

 

すぐにデータマイナー(ゲームのコードを解析して未発表の新機能などを探し当てる人)がROMの中に.gitフォルダを発見し、その中にNERDの社員や、なぜかパナソニックベトナムの開発者が関わったことを示すログが含まれていた次第です。

 

 

NERDは任天堂のヨーロッパ研究開発部門として知られており、Wii UのニンテンドーDSバーチャルコンソールや、Newニンテンドー3DSの「3D立体視の調節機能」も手がけてきた組織です。またミニファミコンやミニスーファミも、元々はNERD開発チームが関わっていたプロジェクトが商品化した経緯があります。

 

もっとも、任天堂関連やNERDを指し示すデータが含まれていたとしても、公式であると裏付ける確たる証拠とは言えません。これまでもエミュレータ開発者が、自作品を任天堂の公式に見せかける偽りの「リーク」によって注目を集めようとしたことさえありました。

 

また流出したGBAエミュレータに「Flashcartに状態をエクスポートする」オプションが含まれていることがおかしいと指摘する声もあります。こうしたフラッシュカートリッジ(microSDなどを挿入して自作ゲームや海賊版ゲームを動かせる製品)メーカーに対して任天堂は過去に訴訟を起こしており、奇妙なことにも思えます。

 

しかしSwitch Onlineにゲームボーイ用タイトルが加わることは、半年以上も前から囁かれていたことです。その噂を発信した人物が予想していた「スイッチでNINTENDO 64が遊べる」ことは、すでに実現しています。

 

N64やメガドライブのゲームはお高めの「追加パック」での提供となりましたが、ゲームボーイ用ソフトは標準プランでの提供を期待したいところです。

 

Source:ArsTechnica

『マリオゴルフ64』が15日からNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineで配信開始。まもなく『星のカービィ64』『カスタムロボ』も?

任天堂はオンラインサービス「Nintendo Switch Online」の「追加パック」プラン向けに、NINTENDO 64の名作『マリオゴルフ64』を15日から配信開始すると発表しました。追加プラン発表のさいに明らかにされていたことですが、『星のカービィ64 』や『ポケモンスナップ』がまもなく配信される可能性もほのめかされています。

↑任天堂のWebサイトから

 

とりわけ任天堂が力を入れているのが『マリオゴルフ64』であり、なんと特設ページまでも公開。本作は1999年に発売され、マリオやルイージ、ピーチなどおなじみのキャラクターたちがゴルフを楽しむというもの。ショット画面でゲージを見ながらタイミングよくボタンを押せばナイスショットを打てる、というシステムは、実はファミコン用『ゴルフ』(1984年発売)の発展形でもあります。

 

さらに特設ページでは、当時のゲーム雑誌「64DREAM」に掲載された関連記事や攻略テクニック(PDF)へのリンクも張られている至れり尽くせりぶり。当時の記憶ごとお楽しみください、ということでしょう。

 

また『星のカービィ64』や『ポケモンスナップ』のほか、YouTube動画内では『カスタムロボ』や『カスタムロボV2』のパッケージもちらりと登場しています。どちらも小型ロボットの部品をカスタマイズして戦い、最終的には巨悪を倒したり世界チャンピオンになったりするタイトルですが、根強い人気があるだけに期待感のある動画はうれしいところです。

 

サービス開始当初、Nintendo Switch上でのN64ゲームはあまり完成度が高くなく、入力遅延もあるなど順調とは行きませんでした。が、その後に今年1月のアップデートにより大幅に改善されたとして好評を呼んでいます

 

かたやソニーもPlayStation Plusを6月にリニューアルし、最上位プラン「Premium」では初代プレステやPS2、PSPなどの過去タイトルを最大240本遊べると予告しています。今後もレトロゲームが、ますます遊びやすくなりそうです。

Source:任天堂(YouTube)

 

© Nintendo

【西田宗千佳連載】マイクロソフト、ソニー、任天堂がゲーム会社を買収する背景とは

Vol.112-3

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した、ゲーム最大手会社の買収。買収の背景には、ゲームの規模拡大とPC向けゲーム市場の拡大が関係していることを解説する。

 

マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収は、まさに「ゲーム事業」のためのものだ。

 

アクティビジョン・ブリザードは世界有数の規模をもつゲームメーカーで、実のところ、マイクロソフトが買収を決めるまで、多くのゲーム業界関係者は「大きすぎて買収は難しい」と思っていた。

 

それが買収に至ったのは、ここ数年、アクティビジョン・ブリザードがパワハラ・セクハラなどのコンプライアンス面で揺れており、会社としての安定性に欠けていたから、ということはある。そこで買収に走ったマイクロソフトは、資金力の面でも決断力の面でもたいしたものだと思う。

 

一方、ゲームプラットフォーマーにとって「買収」という戦略はそこまで珍しいものではない。ソニーにしても任天堂にしても、規模や戦略はそれぞれ異なるものの、買収は行なっている。

 

特に買収に積極的なのはソニーだ。マイクロソフトがアクティビジョン・ブリザードの買収を発表したのを追うように、ソニーも独立系ゲーム会社であるバンジーを買収すると発表した。買収額は36億ドル(約4100億円)。アクティビジョン・ブリザードの買収額(約7.8兆円)に比べるとひと桁小さい額だが、それは比べる相手が悪い。バンジーの買収も、過去のソニー・インタラクティブエンタテインメントによるゲーム会社買収の中では最高額である。

 

ソニーが買収に積極的なのは、自社傘下の開発会社を「PlayStation Studios」ブランドの元に統合し、PlayStationに向けた「独占供給ゲーム」の開発を加速するためだ。そのため、基本的には「ゲームを開発する企業」の買収であり、パートナーを傘下に収めて関係を強化するのが目的だ。

 

これは任天堂も同じである。元々任天堂は「任天堂のゲーム機でしか遊べない、任天堂ブランドのゲーム」が特徴だ。そのためには開発会社との関係が重要になる。ただ、任天堂はほかの2社ほど頻繁に買収しているわけではないし、額も小さめだ。

 

昔からゲーム機ビジネスでは、特定のゲーム機でしか遊べない「独占タイトル」が重要だった。別に今に始まった話ではない。だが、過去とは状況が変わっている。ゲームの規模拡大とPC向けゲーム市場の拡大がポイントだ。

 

大規模なゲームの開発にはコストがかかる。リスクを分散するために、ゲームメーカーは複数のゲーム機・PCで同じゲームタイトルを販売するようになった。俗に「マルチプラットフォーム・タイトル」と呼ばれるものだ。ゲーム開発の手法が変化し、グラフィックや音などの「ゲーム機にあまり依存しない」要素が多くなり、ゲームそのものも機種に向けて開発するのが容易になってきた。だとすれば、無理に1機種に絞るのではなく、多数の機種で販売してビジネスパイを拡大する方が有利になっている。

 

そうなると困るのはゲーム機を提供するプラットフォーマーだ。ゲームメーカーが自社だけを向いてくれる例は減ってきており、差別化が難しくなる。

 

だからこそ、ゲームプラットフォーマー自身がゲームメーカーを抱え、「独占タイトル」を自ら出資して開発するようになっていったのだ。

 

だが、今はそこからさらにビジネスモデルが変化しようとしている。その辺の仕組みについては、次回解説したい。

 

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新型じゃなくてLiteの話ですが、Nintendo Switchを「専用機」として遊ぶ贅沢感【愛用品コラム73】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 コラム73:任天堂「Nintendo Switch Lite」】

●起

贅沢にはいくつかの種類がある。カルビを上カルビにしたり、SNKRSでスニーカーを衝動買いしたり。多くは、「ワンランク上」「非必需品の買い足し」に集約されると思う。

 

●承

集約されはするが、モノ視点で見たときに贅沢の形のひとつとして「専用機として使う」を提案したい。世の中のプロダクトは、複数の使い方ができるものが多い。最たる例が、スマホ。カメラにも音楽プレーヤーにも、映像視聴端末にもなる。それらの機能をスペックいっぱい使い倒すのは、ガジェット好きには至福の時間だ。一方で、その性能を全く使わない、「持て余す」という向き合い方もあると感じている。

 

●転

今回取り上げたSwitch Liteは、妻の愛用品だ。我が家では娘のものに続いて2台目。イエローカラーがひたすら美しい本モデルは、「あつ森専用機」として活躍中だ。Switchにはもちろん数多の名作があるが、あつ森しかやらない。

 

強調しておきたいのは、ディスっているわけではない。もったいないとも思っていない。プロダクトの使い方は本人の自由であり、自分がどう楽しむかが全て。さきほど、「持て余す」という言い方をしたが、それも不適切かもしれない。当人は持て余していると思っていないから。うだうだ言うよりも、自分の限られた時間を有意義にできた者勝ちだ。

 

●結

ただ、最近はカブも売り買いし尽くして、島の開発も一段落したのか、プレイしているところをあまり見ていない。平たく言うと、飽きたのだろう。でも、以前からFall GuysがSwitchで発売されたらやってみたいと言い続けているので、夏になれば再び稼働するはずだ。だから、正確に言えば、専用機というよりは「単一機」なのかもしれない。

 

ちなみに私の場合は、PS4が完全にフォートナイト専用機、PS5は最近娘のマイクラ専用機になっている。たぶん、どの人にも家にも専用機となっているプロダクトはあるはずで、そうした使い方は贅沢な付き合い方なだという視点で見てみたら、日々の生活の見え方も少しだけ変わるはずだ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

任天堂「Nintendo Switch(有機ELモデル)」が10月8日発売 ゲームの発色は鮮やか、有線LAN搭載で通信プレイも安定

© Nintendo

 

任天堂は、有機ELディスプレイ搭載の「Nintendo Switch(有機ELモデル)」を発表。10月8日に発売します。希望小売価格は3万7980円です。

 

Nintendo Switch(有機ELモデル)は、その名の通り、従来モデルが液晶ディスプレイだったのに対し、鮮やかな発色の有機ELディスプレイを採用。また、ディスプレイ部を狭額縁にすることで、本体サイズはほぼ同じながら、従来モデルよりも大きい7型ディスプレイを搭載しています。

 

さらに、メモリーは64GBと従来モデルから倍増したほか、付属のNintendo Switchドックには新たに有線LANが搭載。テレビに接続して使用するTVモード時に安定したオンラインプレイが可能です。

 

このほか、好みの角度で固定できるフリーストップ式のスタンドや、クリアなサウンドで楽しめる新スピーカーなども搭載されています。

 

本体サイズはJoy-Con取り付け時で幅242×奥行き102×厚さ13.9mm、重量は約420g。バッテリー駆動時間は最大約9時間です。

 

↑ホワイトモデル © Nintendo

 

↑ネオンブルー・ネオンレッドモデル © Nintendo

【現地感動レポ】世界初の「マリオ」のリアル世界にイン!「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がUSJに開業したので遊んできた!

ついに、この日がやってきた! ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に待望の新エリアが誕生! 世界初の、任天堂をテーマにした壮大な「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が、2021年3月18日にグランドオープンしました。今回はメディア先行体験会に潜入し、愛しのマリオや仲間たちと過ごした最高のひとときをレポートします。

 

【USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の詳細をギャラリーで解説!】

 

「WE ARE MARIO!」華やかなオープニング・セレモニー

3月18日朝、盛大なオープニング・セレモニーが開催。合同会社ユー・エス・ジェイ社長CEO J.L.ボニエ氏、任天堂株式会社 代表取締役フェローであり、マリオの生みの親である宮本茂氏、さらにマリオやルイージ、ピーチ姫、キノピオもお祝いに駆けつけました。

 

「このような時代だからこそ、スーパー・ニンテンドー・ワールドで心の底から皆様を超元気にさせられると確信しています」とボニエ氏。

 

「開発をはじめてから6年以上、世界で初めてのリアルなスーパーマリオの世界を、マリオ生誕35周年にあわせて公開できることを大変うれしく思います。あらゆる世代の人が、五感を使って楽しめるアクティビティがいっぱいです。そして、任天堂とUSJが作るなら……と、最新の技術と今までの経験を全部ぶち込んだマリオカートが出来上がりました。初めて体験するインタラクティブなライドです。コロナウイルスが落ち着いた日には、世界中の人たちに遊びきてほしいと思っています。お待ちしています!」と宮本氏。

 

↑マリオを前に、我が子を見守る父のような顔になる宮本氏。2人の絡みが見られるなんて胸アツ!

 

↑ポーズを決めてくれた山本氏。マリオに関わる方はみんなノリが良い!

 

オープン前日には、マーケティング・コミュニケーション部長、山本歩さんのお話も。

 

「(グランドオープンが)想定していた時期からほぼ一年遅れてしまったけれども、この一年間は決して無駄ではありませんでした。ファンのためブランドのために、任天堂の方々が求めてくる非常に高いクオリティ、世界観を完璧に再現できました」と山本さん。

 

「僕たちは、皆さんにマリオになってほしかったんです。マリオカートをはじめ、世界最高で最新のアトラクションは、通常のアトラクションと違いゲーム性、競争性が高いものになっています。まさに等身大で楽しめます」とのこと。一人ひとりがマリオの世界に入り込み、唯一無二の体験ができるエリアというわけですね。

 

また、日本を代表し、世界に誇れるマリオの世界観を再現することで、これまでUSJが課題としていた「ファミリー層の獲得」が実現できると考えているのだそう。じつに50代以上の大人の方から小さな子どもまで、すべての年代が一緒になって真剣に戦って楽しめる場所は、世界にもほとんど例がないそうです。

 

「特におすすめは、土管を出た瞬間のビュー。これまで見たことがなかったゲームの世界が目の前に広がる様は、息を呑む楽しい瞬間です。ぜひご期待ください!」とのことでした。

 

夢にまで見たマリオの世界に突入! Here we go~!

皆が口を揃えて「自信を持ってお迎えできます!」と語るスーパー・ニンテンドー・ワールドへいよいよ潜入。入場ゲートでまず出迎えてくれるのが、大きな土管たち!

 

↑土管からひょっこり顔を出せば、テンションMAX! マリオや仲間たちになりきって記念撮影を

 

さあ、それではエリア内へ進みましょう!

 

エリア内を最大限に楽しむための必須アイテム「パワーアップバンド」

とその前に、スーパー・ニンテンドー・ワールドをより楽しむために、パワーアップバンドをGetしておきましょう!

 

パワーアップバンドを持っていると、エリア内でキーチャレンジに参加できたり、あちこちに隠れているコインやスタンプを集めたりと、ここでしか味わえないスペシャルな体験ができちゃうんです。

 

↑エリア入場ゲート近く「スーパースター・プラザ」内のカート、もしくはエリア内のカートで購入可能

 

↑パワーアップバンドは全6種類。筆者は、デイジーをチョイスしました

 

さらに、パワーアップバンドをユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式アプリと連携させると、集めたスタンプやその日のスコア、ランキングなどが確認できます。

 

パワーアップバンドの裏側にあるQRコードを読み込むだけ。データは、エリアを訪れるたびに加算されていくから、スコアをどんどん更新していけます。これは、リピートしないわけにはいかない!

 

準備が整ったところで、今度こそ、スーパー・ニンテンドー・ワールドエリアに突入です。

 

じつは、ゲーム内では土管の中の様子は描かれていません。「もし自分がマリオになったら、どんな土管を通ってワープするか」を任天堂とUSJのクリエイティブチームが何度も話し合い、誰も見たことがない「土管の中の世界」が完成したのだとか。

 

そんな、こだわり抜いた土管を抜けると……。

 

ピーチ城のエントランスにつながっていました! 流れている音楽は、「スーパーマリオ64」のBGM。ゲームファンが泣いて喜ぶ仕掛けも満載なので、ぜひ細かい部分までチェックを。

 

ピーチ城の外に出ると……。

 

(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

眼下に広がるのは、ゲームの中で見ていたあの世界! 鳥肌モノの大興奮です。思わず「うわ~!」と感嘆の声をもらしていた人も!

 

振り返れば、美しきピーチ城。運が良ければ、ピーチ姫に会えるかも!

 

おなじみのキャラクターが目の前に!

エリア内を見渡すと、おなじみのキャラクターたちが生き生きと動いています。これこそ、USJ山本さんが見どころだと教えてくれた光景です。本当に、マリオの世界に迷い込んだかのようで、この興奮だけで来た甲斐があったと思えるほど。

 

↑中央にそびえ立つマウント・ビーンポール

 

↑落ちそうで落ちない3連のクリボー。かわいすぎて踏み潰せない……

 

↑巨大パックンフラワー。これに食べられたら、ひとたまりもない!

 

ハテナブロックを見つけたら、ぜひたたいてみて。聞き覚えのある「コイーン」という音がするはず! パワーアップバンドをつけた手でパンチすると、Getしたコインがどんどんたまっていきます。

 

想像を遥かに超えたクオリティの高さに言葉を失います。クリエイティブのプロたちが本気を出すと、こんなすごすぎる世界が創り上げられるのか……ただエリア内を歩いているだけで、感動の連続です。

 

大興奮のアクティビティを少しだけ公開!

ここからは、アクティビティの一部をご紹介していきます。用意されたアクティビティは全部で5つ。それぞれをクリアするとキーがもらえ、3つ集めるとクッパJr.とのバトルに参戦できる仕組みです(キーチャレンジには、パワーアップバンドが必要)。

 

ノコノコをやっつけろ!「ねらえ! ノコノコ・POWブロックパンチ」

POWブロックをパンチ、うまく連鎖させて甲羅を飛ばして、土管の上で歩いているノコノコをひっくり返す「ねらえ! ノコノコ・POWブロックパンチ」。簡単そうに見えて、なかなかタイミングを合わせるのが難しい!

 

↑うまくいくと、甲羅がPOWブロックをパンチ!

 

ひっくり返る、かわいいノコノコの姿をお見逃しなく。

 

絶対に起こしちゃダメ!「とめろ! パックンフラワー・アラームパニック」

眠っているパックンフラワーの前に並ぶ12個の目覚まし時計。ランダムに鳴り出すので、パックンフラワーを起こさないようにすべて止める「とめろ! パックンフラワー・アラームパニック」。

 

参加可能人数は、最大4名まで。あちこちで鳴る目覚まし時計に、まさにパニック必至です!

 

爆発で体が小さくなっちゃう!「あつめろ! ボムへい・バラバラパズル」

怪しげな地下ステージでチャレンジするのは、「あつめろ! ボムへい・バラバラパズル」。ドキドキしながら進んでいくと、隠れキャラクターを発見できます。

 

↑Mマークにパワーアップバンドをかざすと、クッパが出現(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

さらに進んでいくと、なんとボムへいの爆発をくらってしまった! すると、まるで自分の体が本当に小さくなってしまったような錯覚に。

 

↑ハテナブロックも、こんなに巨大に! だって、体が小さくなっちゃってるから!(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

元の大きさに戻るために、ボムへいのバラバラパズルを完成させよう!

 

ファイナルバトル「とりかえせゴールデンキノコ! クッパJr.ファイナルバトル」

キーが3つ揃ったら、最後の戦い「とりかえせゴールデンキノコ! クッパJr.ファイナルバトル」へ。体全身でクッパJr.の攻撃をかわして、ステージクリアを目指します。

 

立ち向かうのは、壁にうつる自分の影。ジャンプしたりしゃがんだり、アイテムを手に入れてゴールデンキノコを奪い返そう!

 

マリオと一緒にレースができる「マリオカート」が最高すぎた!

スーパー・ニンテンドー・ワールドには、2つのアトラクションがあります。そのうちのひとつが、世界中の人が心待ちにしていた「マリオカート~クッパへの挑戦状~」!

 

↑物々しい雰囲気のクッパ城

 

(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

一歩足を踏み入れると、迫力満点の内装にビックリ。ゲームでおなじみのモニュメントなども飾られていて、待ち時間も飽きることなく、むしろ興奮が高まります。

 

ヘッドバンドを装着し、ゴーグルをはめたら、いざレース開始! メガネをしている人でももちろん大丈夫。ヘッドバンドを強めに固定しておくと、レース中にメガネがずり落ちてくる危険を回避できます。

 

ARやプロジェクションマッピング、空間演出などの最新技術が織りなすマリオカートの世界は、まさに圧巻。いつもゲームで戦っていたマリオや仲間たちと、本当に勝負できる日が来るなんて。最高すぎる! 楽しすぎるの一言!

 

小さな子どもも楽しめる! 「ヨッシー・アドベンチャー」

こちらは、86cmの子どもから乗車できる(単独乗車は122cm以上)「ヨッシー・アドベンチャー」。ヨッシーの背中に乗って、お宝探しの冒険に出発します。エリア全体が見渡せるので、親子で絶景を楽しめるアトラクションです。

 

お腹が空いたら、絶品料理を求めて「キノピオ・カフェ」へ

(写真提供/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 

めいっぱい遊んでお腹が空いたら、世界でここにしかいないキノピオシェフがつくる料理を食べに行きましょう! ドリンクに使う氷まで、キノピオたちが作ってくれているのだそうですよ!

 

マリオやルイージなど、キャラクターにちなんだメニューは見た目も味も絶品で、食べればパワーアップ間違いなし! キノコが苦手な人も、パクパク食べてキノコ好きになっちゃうかも。

 

大人も夢中! オリジナルグッズの数々

USJに来たら、忘れちゃいけないのがオリジナルグッズ。スーパー・ニンテンドー・ワールドにも、思わず目移りしてしまうほど魅力的なグッズがいっぱいです。

 

↑ハテナブロックの缶の中には、アソートスイーツが!

 

↑マリオになりきれるメガネ。カチューシャはちょっと……という大人男子にぜひ、パーク内でかけてほしい!

 

↑取引先から絶対に突っ込まれる、パックンフラワーのボールペン

 

女性や子どもはもちろん、大人の男性も使いたくなるデザイン性の高さは必見。パーク内のハリウッド大通りにある「マリオ・カフェ&ストア」にも、ここでしか手に入らないグッズやフードがあるので、そちらもぜひチェックを。

 

初めての体験づくし! スーパー・ニンテンドー・ワールドへGo!

すごいすごいと噂は聞いていたけれど、ここまでものすごいとは思わなかった「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。パーク内には、かなりの数の消毒液も用意されていて、感染症対策は万全の体制です。個人でも十分気をつけながら、大興奮間違いなしのUSJ新エリアに足を運んでみてはいかがですか? マリオやルイージも待ってるよ!

 

写真/泉山美代子

 

©Nintendo

【2018上半期】売れたモノ・バズったものランキング20~12位

いま、勢いよく売れてるモノだけを厳選! 家電、オーディオ、デジタル機器から、クルマ、ゲーム、文房具、食品までオールジャンルで「ヒットの背景」をおさらいしつつプロが改めて「オススメのポイント」を解説します。売れてるモノには、ちゃ~んと理由があるんです! 本記事では編集部独自の2018年のヒットランキングを作成。

 

20~12位ではOculusやレノボのスタンドアローン型VR機器やパナソニックの洗濯乾燥機とおひとりさまテレビ、森永製菓のチョコミントアイス、任天堂のミニファミコンなどがランクイン。早速見ていきましょう。

 

【20位】

スマホもPCも不要! VRがより身近な存在に「スタンドアローンVR」

ワイヤレスで手軽に本格的VRを楽しめるスタンドアローン型VR機器「Oculus Go」と「Lenovo Mirage Solo」が登場。市場でしのぎを削っている。

 

コスパの良さと快適な使用感が◎

Oculus

Oculus Go

2万3800円(32GB)、2万9800円(64GB)

視野角が広く、透明度の高いレンズでクリアな映像を楽しめる。本体は通気性に優れた素材で、長時間でも快適に使用可能。タッチセンサーを搭載するコントローラーおよびメガネスペーサーが付属する。

 

SPEC●プロセッサ:Snapdragon 821OS:Androidストレージ:32GB/64GBディスプレイ:2560×1440ドットサイズ/質量:W190×H105×D115mm/468g●OS:Android●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約1.5~2時間

↑Netflixなどの配信動画やゲーム、360度映像など1000以上の専用アプリに対応する

 

6DoF対応で動きを高精度に再現

レノボ

Lenovo Mirage Solo with Daydream

実売価格:5万5296円

新技術「WorldSense」の採用により、自由度の高い動きを可能にする「6DoF」対応を実現した。Googleのプラットフォーム「Daydream」は、250以上のコンテンツを楽しめる。

 

SPECプロセッサ:Qualcomm APQ8098OS:Daydream2.0ストレージ:64GBディスプレイ:2560×1440ドット充電時間:約3時間サイズ/質量:W204.01×H269.5×D179.86mm/645g●OS:Daydream2.0●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約3時間(1080pの動画を再生した場合)

↑180°撮影に対応した別売りの2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」も用意。VRコンテンツを簡単に撮影できる

 

ハイエンドVRに近い高画質を手軽に楽しめる

スタンドアローン型VR機器は、Oculus Goが米Amazonのレビューで星4つを獲得するなど人気に。ジャーナリストの西田宗千佳さんは「PCやゲーム機に接続するハイエンドVRは機材の準備が大変で、体験までに時間がかかります。逆にスマホVRは手軽ですが、画質・体験とも満足しにくいものでした。スタンドアローンVRは、画質がハイエンド機に近く、すぐに体験できる気軽さも魅力です」と語る。

 

【Oculus Goヒットのツボ】

「かぶるだけ」で本格VR体験!

スマホを装着して使うタイプのVRヘッドセットより本格的な映像を楽しめることや、煩雑な準備が必要なく気軽に使える点が魅力。Oculus Goはコスパの良さも支持された。

 

【19位】

軽さとパワー、設置性を備えて3万円台!! 「ツインバードTC-E261S」

テレビ番組「カンブリア宮殿」で紹介され、かねてから注目を集めていたツインバードのコードレススティッククリーナーTC-E261Sが、5月に発売。十分な吸引力に加え、軽さ、使いやすさとデザイン性がウリだ。

 

掃除機がけを意識させない軽さが魅力の紙パック式

ツインバード

TC-E261S

実売価格:3万3970円

業界最軽量の1.5kgを実現しつつ、吸込仕事率70Wの吸引力とパワーブラシでカーペットも掃除できる。紙パック式で、手を汚さずにゴミ捨てできるのも手軽で魅力的だ。ヘッドをタテにして掃除ができ、隙間掃除もラクにこなせる。

 

SPEC●集じん容量:約0.25ℓ●集じん方式:紙パック式●ヘッド:パワーブラシ●充電時間:約3時間●連続稼働時間:約30分(標準)/約7分(強)●付属品:隙間ノズル、紙パック×12ほか●サイズ/質量:W235×H1030×D135mm/約1.5kg

↑ヘッド裏にボールキャスターを搭載し、ヘッドが自由自在に動く。パワーブラシでフローリングの微細なゴミも逃さない!

 

↑紙パック式なのでゴミ捨ての際にホコリも舞わず、メンテもラク。購入時に紙パックが12枚付属する。交換時期の目安は約1か月

 

ユーザーの声を参考に使い勝手を考え抜いて商品化

近年のコードレススティックは集じん力の高さに加え、軽さ・使いやすさがトレンド。TC-E261Sはそんなニーズにぴったり合致すると家電ライターの平島憲一郎さんは語る。「本機はコールセンターから寄せられた声をもとに開発。操作性にゴミ捨て、設置性に至るまで使い勝手が考え抜かれています」

 

実際本機は1.5kgと軽く、ヘッドの動きも滑らか。ハンドル後方にはシリコンの滑り止めが付き、壁に立てかけて置ける。「ここまでの性能で3万円台。今後この価格帯の性能競争も活性化しそうです」(平島さん)

 

【ツインバードTC-E261Sヒットのツボ】

テレビの反響を受け性能をさらに磨き上げた

テレビ番組「カンブリア宮殿」で本機の試作風景が紹介され、発売前から話題に。期待に応えるべく、発売を延期してブラッシュアップに努め、コスパ抜群の製品となった。

 

【18位】

洗剤量の自動軽量機能で洗濯の自動化を実現! 「”洗剤自動投入”洗濯乾燥機」

業界初、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載したNA-VX9800が好調なセールスを記録中。スマホ操作との組み合わせで、真の意味で「機械にすべてお任せの洗濯乾燥」が可能になった。

 

ナノイーXによるニオイ抑制もスマホで遠隔操作が可能

パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX9800

実売価格:27万7765円

液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を搭載し、スマホで出先から洗濯開始できる。「ナノイーX」で遠隔操作待機中の衣類のニオイ発生を抑制、さらに皮革製品などの除菌・消臭も可能だ。温水泡洗浄機能でしつこい皮脂汚れも強力洗浄。

 

SPEC●洗濯/乾燥容量:11kg/6kg●乾燥方式:ヒートポンプ式●使用水量:55ℓ●洗濯乾燥時消費電力量:890Wh(標準乾燥)●洗濯乾燥目安時間:98分(標準乾燥)●サイズ/質量:W639×H1058×D722mm(給・排水ホース含む)/79kg

↑液体洗剤と柔軟剤を専用タンクに入れて本体かアプリに洗剤の種類を登録。手で作業する面倒がなく毎回適量を投入できる

 

↑「遠隔」ボタンをプッシュし洗濯物を入れたら、あとは外出先からアプリで「洗濯乾燥」「洗濯のみ」「乾燥のみ」を選ぶだけ

 

洗剤の銘柄に合わせて洗剤量を計算して投入!

パナソニックのNA-VX9800について、家電ライターの平島さんは「液体洗剤や柔軟剤は、同じ水量でも銘柄ごとに入れる分量は異なります。本機なら、使う液体洗剤や柔軟剤の銘柄を登録しておけば、洗濯物の量から、銘柄に合わせた洗剤の量を計算して、自動で入れてくれるのがポイントです」と語る。アプリで帰宅時に洗濯乾燥が終わるよう設定も可能。革新的だ!!

 

【NA-VX9800ヒットのツボ】

購入者の実に9割が洗剤自動投入を利用!

誰もが面倒と感じていた液体洗剤・柔軟剤の計量・投入を自動化したのがヒットの理由。同機の売り上げは前機種の1.7倍で、購入者の洗剤自動投入機能の使用率も約92%と極めて高い。

【17位】

時代は缶からペットボトルへ! 「ペットボトルコーヒー」

サントリーの「クラフトボス」が昨年大ブレイク! このヒットに続けと、今年になって各社がペットボトル入りコーヒーを続々と発売している。

 

老舗ならではの知見と技術でドリップと水出しを絶妙に調合

ジョージア

ジャパン クラフトマン

161円(500ml)

発売40年以上の技術でドリップしたコーヒーと、日本人の味覚に合わせて進化してきた水出しコーヒーを絶妙な配合でブレンドしている。苦味をほどよく抑えてすっきりとした後味に。

 

1本で3つのおいしさを楽しめる冷凍対応コーヒー

伊藤園

タリーズコーヒー トリプル テイスト ジ アイス

162円(485ml)

アラビカ種の豆を100%使用した微糖コーヒー。冷凍可能で、溶け始めはコク深いエスプレッソ、半分溶かしてボトルを振るとフローズン、最後はすっきりした水出しコーヒーと、溶け具合によって味と舌触りの変化を楽しめる。

 

【変り種コーヒーにも注目!】

キリン

世界のKitchenから 麦のカフェ セバダ

151円(7月24日発売)

スペインで飲まれている”麦のコーヒー”がヒント。大麦麦芽をコーヒー焙煎機で極限まで深煎りし、柑橘素材を隠し味に加えている。

 

アサヒ飲料

ワンダ TEA COFFEE ブラック×煎茶

162円

ブラジルを中心に厳選したコーヒー豆を、低温でじっくりと抽出。クリアなコーヒーの味わいと、茶葉の芳醇な香りが楽しめる。

 

【先駆者の新作も!】

サントリー

クラフトボス ブラウン

184円

ブラックコーヒーに、ミルクポーションとシロップを1個ずつ加えた味を想定。満足感と、軽やかな甘さを両立。

 

移動しながら飲み続けたい若者に刺さるスタイル提案

昨年大ヒットした「クラフトボス」。飲料トレンドに詳しいフードライターの中山秀明さんは、若者という新たな層を獲得したことがカギだと説く。「彼らは少量ずつ時間をかけて飲むうえ、携帯性も重視。キャップがなく、一気に飲むイメージの缶コーヒーよりもペットボトルが歓迎されたのです。僕も移動が多いので重宝しています。味は余韻がすっきりしていて、缶コーヒーよりスマートな印象。市場が活性化しているいま、注目ですよ!」

 

【ペットボトルコーヒーのヒットのツボ】

若い世代に味とデザインがヒット

缶コーヒーにはなかった、透明ペットボトルのしゃれたデザインや携帯性、すっきりした味が若い世代を中心にヒット。「クラフトボス」は発売1年で1500万ケース以上を販売した。

 

【16位】

泡バブルが到来! 「ストロング炭酸水」

上半期は炭酸の圧力を強くしたストロングタイプが飲料シーンを盛り上げた。大手から新ブランドが誕生す一方で刷新を遂げた定番商品も多かった。

 

世界的ブランドが日本に放った最強の炭酸圧

コカ・コーラシステム

ザ・タンサン・ストロング

130円

ジンジャーエールで有名な「カナダドライ」が、今年3月日本市場向けに新発売。同社史上最高のガス圧となっているほか、独自の手法で磨いた水によるキレのある味も特徴だ。

 

スノーピークと共同開発し体感ガス圧と流量をピークに!

サントリー

南アルプススパークリング

108円

今春、従来品を刷新してアウトドアブランド「スノーピーク」と共同開発。飲用時の体感ガス圧を3.8kgに上げたほか、ボトルの形状を新開発して、口に流れ込む量を約1.25倍に増加させた。

 

【ほかにも続々登場!】

アサヒ飲料

ウィルキンソン タンサン ドライ

103円

強炭酸水市場をけん引する名作が放つ、20代男性の飲用シーンに合わせた新フレーバー。爽快感のなかにスパイシーさが光る。

キリン

キリンヌューダ スパークリング

108円

2006年誕生の名ブランドが強炭酸に。アスリートがリフレッシュに無糖炭酸水を飲むことに着目し、スポーツ後の飲用を提案している。

 

カラダとココロの健康とコスパの良さでヒットに

16年までの10年間で、炭酸水の生産量は約7倍へと拡大。なかでも昨今伸びているのが強炭酸水で、ついに今年、各社が本気を出した。背景には、健康志向の高まりで無糖を好む流れと、ストレス社会からの解放を求める流れがある。フードライターの中山さんも「リフレッシュのための嗜好品だ」と話す。「酒やコーヒーより高コスパ。僕も強目の刺激にハマっています。夏は消費量が増える予感」

 

【ストロング炭酸水ヒットのツボ】

ストレス解消と健康志向の影響が背景に

ストレス社会からの解放と健康志向の高まりがカギ。同市場の開拓者であるアサヒ飲料の「ウィルキンソン」は、11年に476万箱だったものが17年には1990万箱へ伸張している。

 

【15位】

音質強化&ネット動画対応で新たな世界を開いた「おひとりさまテレビ」

家中どこでも好きなコンテンツを楽しめる、パナソニックのプライベート・ビエラシリーズがヒット中。なかでも、19V型大画面で音質を強化した“ひとり贅沢”テレビ、19Z1が好評だ。

 

テレビ放送だけでなくBDやネット動画も堪能!

パナソニック

プライベート・ビエラUN-19Z1

実売価格:8万5950円

19型モニター、ドックスピーカー、500GB HDD内蔵のチューナーのセット。チューナー部からの映像・音声転送はワイヤレスで行われるため、バッテリーを内蔵するモニター部だけを家中持ち歩いて視聴できる。

 

SPEC●バッテリー持続時間:最長約3時間30分(モニター部)●サイズ/質量:W316×H46×D180mm/約1.5kg(チューナー部)、W446×H294×D29.5mm/約2.2kg(モニター部)、W606×H251×D119mm/約2.8kg(スピーカー部)

↑左右に計4つのフルレンジスピーカー、中央にはサブウーファーを搭載。音場感たっぷりの広がりと、迫力の重低音を楽しめる

 

↑防水モデルもヒット

 

ポータブルテレビ市場ではビエラがほぼひとり勝ち!

パナソニックのプライベート・ビエラは、2012年に登場した人気シリーズ。ポータブルテレビ市場ではほぼ“ひとり勝ち”状態となっている。同シリーズといえば防水仕様の「お風呂テレビ」が代名詞だったが、昨年10月に「ひとり贅沢」を掲げた防水非対応のUN-19Z1を発売。いまもヒット中だ。GetNaviのテレビ担当・川内一史は「パーソナルな空間で、好きなコンテンツをじっくりと楽しむというコンセプトが、時代のニーズに合致しました。テレビ放送やBDのほか、NetflixやYouTube、DAZNなどのネットコンテンツに対応するのも好評です」と言う。

 

【プライベート・ビエラUN-19Z1ヒットのツボ】

「映像の楽しみ方」の変化にマッチ!

映像の楽しみ方は、「リビングの大画面テレビで家族と一緒に」から「パーソナルな空間で」にシフト。そのなかで、スマホ視聴では味わえない19Z1の画質と音質が好評を博した。

 

【14位】

画像認識型を採用した2代目に移行!「ZOZOSUIT」

身体を瞬時に計測できるセンサーを内蔵するZOZOSUITは、1月に登場するや否や注文が殺到。生産が追いつかずに納品が遅れていた。4月に早くも画像認識型へと仕様を変更し、生産面の課題を克服!

 

全身のマーカーを撮影して高精度で採寸できる!

 

ZOZOTOWN

ZOZOSUIT

無料

「伸縮センサー方式」から「画像認識型」へと仕様が変更された、採寸用ボディスーツの第2世代。全身に施された300〜400個のドットマーカーをスマホカメラで360°撮影してアプリで解析することで、瞬時に高精度の採寸が行える。

↑スキャンした体型は、3Dモデルとしてスマホ画面に表示される。あらゆる角度に動かして、360°からチェック可能だ

 

“いまの体型”をいつでも手軽に知れるのがうれしい

衣服をネット通販で購入し、実際に着てみるとサイズが合わない……。そんな経験を持つ人も多いだろう。この課題を解決してくれるのが、国内最大級のファッションサイトZOZOTOWNが開発したZOZOSUITだ。GetNaviのファッション担当・青木宏彰は「スマホカメラで撮影するだけで手軽に“いまの体型”を知れるのはうれしいポイント。同社PBアイテムなら、一度体型を計測すればサイズの合ったものだけに絞り込めるのも便利です。無料なので、気軽に予約できるのもヒットしている要因でしょう」と言う。

 

すでに予約数は100万件を超えているが、仕様変更で大量生産が可能になり、配送の遅延を大幅に改善できる見込み。今年度中に600万〜1000万着を無料配布する予定だという。街頭配布や企業とのコラボ企画も検討中とのことで、まだ手に入れていない人は、今後の展開に注目だ。

 

【ZOZOSUITヒットのツボ】

ファッション通販最大の課題を克服!

試着ができないファッション通販ならではの「サイズが合わずに返品・交換」という課題を克服する、画期的なアイテムとして話題に。予約数はすでに100万件を突破している。

【13位】

一気に市民権を得たフレーバー! 「チョコミント」

アイスのなかで異端とされていた「チョコミント」が大人気に。世には「チョコミン党」なるファンが増加し、いまや製菓にもチョコミント味が登場。つまり、チョコミントは野党から与党になり、政権奪取に成功したのだ!

ミントにライムの香りを効かせた上品な爽快感が美味

森永製菓

ダース/ミントアイスバー(写真上)

140円(コンビニ限定発売)

定番チョコ「ダース」の期間限定商品「ダース〈ミント〉」と同様の、天然ミント由来のフレーバーを使用。辛みやエグ味のない上品な爽快感を味わえる。ミントソースにはライムの風味を効かせ、清涼感を実現。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「チョコはパリッと、ミントアイスはスーッとして、最高においしい! チョコとミント両方がしっかり感じられ、バランスの良さは唯一無二といえるレベルです」

 

ペパーミントエキスとほろ甘いチョコが見事に調和

赤城乳業

ガリガリ君リッチ チョコミント(棒)(写真右)

140円

ミント味のアイスキャンディーのなかに、チョコチップ入りのミントかき氷をイン。ペパーミントエキスによる清涼感と、ほろ甘いチョコチップとの風味や食感の組み合わせが楽しめる。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「ザクっとした氷とミントの爽やかさがマッチして、抜群の冷涼感! “あのガリガリ君から”という点でも話題です。暑い日にピッタリな一本!」

 

コーンパフにマッチするすっきりミントとチョコの甘さ

東ハト

キャラメルコーン・チョコミント味(写真左)

132円

初夏の爽やかなフレーバーとして、期間限定発売。サクッと軽やかなコーンパフが、すっきりとした民都とまろやかな甘さのチョコレート味に。清涼感のあるおいしさに仕上がっている。

〔チョコミント大好き大学生うしくろさんのコメント〕

「緑色の見た目にチョコミント党がざわつきました。ミント感は控えめですが、チョコの甘みとサクサクの食感がおいしくて、手が止まりません」

 

【ほかにもユニークな食感の商品が続々登場!】

ブルボン

もちもちショコラ チョコミント味

216円

ミント風味のガナッシュを餅で包んだスイーツ。もっちりした食感がクセになる。フォークが付属し、手を汚さずに食べられる。

マックスブレナー

ミントチョコレート チャンクアイスクリーム

280円

チョコミントアイスにマシュマロ・焼きショコラ・バタークッキーなどの具材がたっぷり。ゴロゴロとした食感が楽しめる。

 

チョコミントの第一人者が個性的な味と色彩を力説

日本では、1974年に「サーティワンアイスクリーム」での発売が初とされるチョコミントだが、今年になってついに大ブレイク! 火付け役といえる、うしくろさんにチョコミントの魅力を「スーッとひんやり爽やかなミントにマッチするチョコの甘味。そして、かわいらしくて華やかな色彩! 大きなのはこの2点です。いよいよ本格的なブームを迎えたこの夏、食べないなんてもったいないですよ!」と述べる。

 

【チョコミントのヒットのツボ】

徐々にファンが増えTVの影響で大拡大

偏愛するマニアが多く、このファン層が徐々に拡大。2017年8月に「マツコの知らない世界」で特集されたことも大きく、この5年でアイス業界のチョコミント商品数は約2倍に。

 

【12位】

“懐かしさ”で話題を呼ぶ新市場! 「復刻“ミニ”ゲーム機」

“ミニファミコン”を皮切りに、レトロハードをミニ化して復刻する動きが加速中。“ミニファミコン ジャンプ版”や「メガドライブ ミニ」など、ヒット確実のアイテムが続々登場する。

 

週刊少年ジャンプ発の名作20本を収録!

任天堂

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン

実売価格:9698円

「週刊少年ジャンプ」の創刊50周年を記念した特別仕様のミニファミコン。ジャンプのキャラが結集した「ファミコンジャンプ!」をはじめ、ジャンプゆかりのタイトルを20本収録。コントローラのサイズなどの仕様はミニファミコンと同様だが、本体色はゴールドの特別仕様だ。

 

SPEC●入出力端子:HDMI、USB(micro-B)●使用電源:USB(市販のUSB対応アダプターかテレビ等のUSB端子を利用)●サイズ/質量:W108×H50.45×D142.47mm/約229g

↑本体色は輝くゴールドでレア感を煽る! さらにジャンプの名物ロゴである海賊マークもつけられ、ファンにはたまらない

 

〔収録タイトル〕

バンダイ/キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年発売)

キン肉マン、テリーマンなどの超人8人から2人を選んでタッグバトルを繰り広げる。2Pプレイが白熱した対戦格闘の先駆け的タイトル。

 

テクモ/キャプテン翼(1988年発売)

アクションではなくコマンド選択で試合を進める革新的なサッカーゲーム。必殺技発動時の演出は当時のキャラゲーとしては最高峰だった。

 

バンダイ/ファミコンジャンプ 英雄列伝(1989年発売)

ジャンプの人気キャラ16人が活躍するRPG。各キャラにちなんだミニゲームを多数収録。創刊20周年記念作でミリオン越えの大ヒット。

 

(そのほかの収録タイトル)

エニックス/ドラゴンクエスト、東映動画/北斗の拳、バンダイ/聖闘士星矢 黄金伝説、バンダイ/ドラゴンボール 神龍の謎、バンダイ/キン肉マン キン肉星王位争奪戦、バンダイ/魁!! 男塾 疾風一号生、バンダイ/聖闘士星矢 黄金伝説 完結編、サンソフト/赤龍王、東映動画/北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝、トンキンハウス/暗黒神話 ヤマトタケル伝説、カプコン/天地を喰らう、バンダイ/ドラゴンボールZ 強襲! サイヤ人、バンダイ/ドラゴンボール3 孫空伝、テクモ/キャプテン翼II スーパーストライカー、バンダイ/ろくでなしBLUES、バンダイ/まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!、バンダイ/ファミコンジャンプII 最強の7人

 

〔こんな懐かしハードもミニ化!〕

セガゲームズ

メガドライブ ミニ

価格・発売日未定

1988年に発売され、北米でトップシェアを誇ったセガの名機が復刻。W150×H36×D114mmと当時の約4分の1サイズにミニ化。収録タイトルは未定。2018年発売予定。

SNK

NEOGEO mini

価格:1万1500円(税別)、2018年7月24日発売

「キング・オブ・ファイターズ」「餓狼伝説」など、NEOGEOの人気タイトル40本を収録したミニハード。3.5インチの液晶を搭載し、そのままテレビでもプレイできる。

 

各メーカーが参入し盛り上がるミニハード!

長らく欠品が続いたにもかかわらず、“ミニファミコン”は、251万台と大ヒット。“ミニスーパーファミコン”は、海外でも売り上げを伸ばし、528万台という驚異のセールスを記録した。7月7日に発売された“ミニファミコン ジャンプ版”も予約段階から争奪戦が過熱。任天堂が生んだ復刻ミニゲーム機市場は拡大の一途を辿っている。ゲームライターの柚木安津さんは「人口の層が厚い団塊ジュニアをメインターゲットに、ノスタルジアーをくすぐる戦略が当たっています。今回の『ミニファミコン ジャンプ版』は、ジャンプ黄金期のマンガ原作ゲームがズラリと並ぶ強力ラインナップ。これまで権利関係からか、バーチャルコンソール化すらされていないタイトルも入っていて、レア感も高いです」と分析する。

 

「『NEOGEO mini』はアーケード筐体がミニ化され、インテリアとしても見栄えがします。また、セガのメガドライブも当時人気の高かったハード。ヒットは間違いないでしょう」(柚木さん)

 

【復刻ミニゲーム機ヒットのツボ】

コレクターズアイテムとしてはもちろん、その懐かしさからアラサーやアラフォーの大人買いを誘発してヒット。ミニになったことで場所を取らず、観賞品としても魅力的だ。

 

 

 

 

 

 

 

実際に遊んでみて実感。「Nintendo Labo」は6980円でもお買い得!!

いよいよ発売されたNintendo Labo。ダンボールで工作し、それをNintendo Switchと組み合わせて遊ぶまったく新しいゲームということで、発売前から話題になっていましたね。ただ、ずいぶん前にネットで予約していたので、届くまですっかり忘れていました。予約した当時に比べると、ちょっと熱は収まった感じでしたが、実際に届いてみるとテンションアゲアゲです。

 

箱からすでに「もう買って良かった」気分

今回はAmazonで購入したのですが、箱がamazonじゃない! Nintendo Labo専用のダンボールですよ。なんか、これだけでもう買って良かった気がします。

↑送られてきた状態のNintendo Labo。外装のダンボールがちゃんとNintendo Labo仕様です

 

早速開けてみると、Nintendo Laboの箱が入っています。中にはダンボールの板が何枚も入っているほか、テープやシール、輪ゴムなども入っています。もちろん、ゲームのカートリッジも付いています。

 

早速、Nintendo Switchを用意し、カートリッジを入れていきます。

↑梱包を開けて中身を取り出しました。こちらが本来のNintendo Laboのパッケージです

 

↑ダンボールのほかに、マスキングテープもはいっています

 

↑もちろん、Nintendo Laboのカートリッジも入っています。これをNintendo Switchに入れます

 

カートリッジはゲームでもあるんですけど、それと同時に取扱説明書の役割も担当。音声と見た目で説明してくれるので、かなりわかりやすくなっています。画面をスワイプすると、組み立てているダンボールが回転するので、反対側や天面、底面がどうなっているかわかるのも良い感じ。

 

というか、このシステムだけで十分価値がありそう。子どものころ、折り紙の作り方の本を読んで折り紙を折っていたとき、モノによってはイマイチどう折れば良いのかわからなかったりしたわけです。「山折りとか谷折りとか知らねーし」って感じで。でもこのシステムだと、結構な難易度の折り紙でもいけそうです。

 

まずはJoy-Conケースを作成。安全&丁寧で子どもでも安心!

さて、ソフトを起動させると画面には「つくる」「あそぶ」「わかる」の3つの項目があります。まだ何も作っていないので、最初は「つくる」から始めるようです。

↑ソフトを起動させると3つの項目から遊べるようになっています。まずは「つくる」から

 

最初に作るのは、練習台とてしてJoy-Conのケースです。画面の「すすむ」をタップするか、Aボタンを押すと、次の項目に進みます。

↑練習台としてJoy-Conケースを作成します

 

まずは数あるダンボールの板から指定された1枚を取り出し、必要なパーツだけ取り外します。パーツには切れ目が入っているので、ちょっと力を込めるだけで、簡単に外せるようになっています。カッターやハサミを使わないので、小さな子どもでも安心ですし、技術的にうまく切れなくて失敗することもないです。取り外すときに折ってしまう可能性はありますが、ダンボールなので、多少変な方向に折れたとしても、なんとかなるところも好印象。

 

ダンボールは切れ目だけでなく、折り目もついています。折る方向にへこみがあるので、どちら側に折れば良いのか手触りでわかるくらいです。でも、一応、Nintendo Switchの作る手順の動画をしっかりと見て、印刷面を確認しながら折る方向を確認することをオススメします。

↑指定されたアイコンとアルファベットが書いてあるダンボールを取り出し、そこから必要なパーツを取り出します。残ったダンボールはなくしたり、壊れたりしないように箱に入れて保管します

 

↑ダンボールのパーツはちょっと指に力を込めるだけで、簡単に外せます

 

↑画面に従って、パーツを折り曲げていきます。パーツの印刷具合によって、裏表もわかりやすく、折り目もついているので簡単に組み立てられます

 

というわけで、あっという間にJoy-Conのケースの完成です。

↑あっという間に完成です

 

↑実際に完成したJoy-Conケース

 

Joy-Conの振動で動くリモコンカー!?

いよいよ本番。1つめは1番難易度が低く、使うパーツ数も少ない「Toy-Con RC Car」です。Toy-Con RC CarはJoy-Con2つを使い、それぞれの振動により動くラジコンカーです。片方だけ振動させれば、振動している側に旋回します。

↑本番は6つのアイテムが作れるようになっています。左から順番に難易度あがり、作成時間も高くなっていくようです。リモコンカーは約10分で組み立てられるとのこと

 

Toy-Con RC Carはパーツが1つなので、ダンボールの板から切り離したら、あとは折り曲げて組み立てるだけです。完成したら、ダンボールの溝にJoy-Conを差し込めば準備OK。ダンボールなので、多少ぐらいついたり、しっかり折り込めてなかったりすることもありますが、この曖昧さがラジコンカーを進ませる秘訣だそうです。

↑指定されたダンボールを取り出し、赤くなったパーツのみを取り外します

 

↑手順通りに組み立てていきます

 

↑1つのパーツを組み立てるだけなので、あっという間に完成です

 

↑完成したリモコンカーにJoy-Conを取り付けます。+と-を確認し、左右を間違えないように装着します

 

↑しっかりと組み立てたつもりでもちょっとガタつきます。でも、説明によるとそれが良いのだそう

 

↑完成したリモコンカーです。Joy-Conの振動によって、進んだり旋回したりします

 

とりあえず、動かしてみました。動かすにはNintendo SwitchのNintendo Laboのソフトを起動し、「あそぶ」を選びます。すると、Nintendo Switchの画面がリモコンとなり、画面に触れることで操作できます。結果はバッチリ。前進、左右旋回とちゃんと動いてくれました。

↑実はもうひとつパーツを作っており、それはNintendo Switch本体に取り付けています。これは機能と言うより、リモコンっぽい見た目にしているだけなので、なくても遊べます

最終ステージ「ピアノ」にチャレンジ。実際に弾いてみると……?

ということで、次。順番通りであれば、「つり」「おうち」「バイク」と作り、最後に「ピアノ」になるわけですが、どうしてもピアノで遊びたいので、ピアノを作ることにしました。

 

ピアノは最後に用意されているだけあり、パーツ数も多く、作成手順も6段階もあります。難易度はそれほど高くなっている印象はありませんが、とにかく作るものが多いのです。

↑ピアノは手順もパーツも多く、かなり大変そうです

 

まず、ピアノ本体を作り、次に鍵盤を作っていきます。Nintendo Laboのピアノは鍵盤が1オクターブ分しかないですが、それでも白鍵と黒鍵合わせて13個も作らなくてはなりません。また、赤外線を反射させるシートの貼り付けや輪ゴムを差し込むなど、ダンボール以外のパーツも使います。最後に音色を変えるツマミを作り、ようやく完成です。

↑ダンボールのシートの数もパーツの数もリモコンカーの比ではありません

 

↑ダンボール以外にマーカーシールも使います

 

↑そして輪ゴムの出番も

 

↑まずはピアノ本体を組み立てていきます

 

↑実際にはこんな感じです

 

↑続いて、鍵盤の土台を作ります

 

↑枠の部分が2重に折り込まれており、見た目以上に手間がかかっています

 

↑黒鍵、白鍵をそれぞれ作り、土台にはめ込んでいきます

 

↑黒鍵は同じパーツですが、白鍵は複数のパーツがあり、それぞれはめ込む場所が違うので、順番に作ってはめ込まないと間違えそうになります

 

↑Nintendo Switchを設置する画面台を作り、本体と合体させます

 

↑背面にはJoy-Conを装着します。このJoy-Conの赤外線カメラによって、鍵盤を押したかどうかを判断します。鍵盤を押すと、マーカーシールが飛び出し、Joy-Conの赤外線が反射して鍵盤を押したことを感知する仕組みです

 

↑完成しました! ツマミを入れ替えるとピアノの音がネコの鳴き声になるなど、色々な音が用意されています

 

早速、ピアノを演奏してみます。ピアノもNintendo Laboのソフトを起動し、「あそぶ」からトイピアノを選びます。実はトイピアノは簡易的な演奏しかできず、ピアノの機能をフル活用するには、録音スタジオを選択。とりあえず、今回はお試しということでトイピアノで演奏してみました。

 

鍵盤を押し込むとちゃんと音が鳴ります。音が遅れる感じもしないので、本当にピアノを演奏している感じです。同時押しの和音もちゃんと出ますし、これ、ピアノですよ。

 

工作のように作る楽しみもあり、作ったものでさらに遊ぶ楽しみもある。1つで2度楽しいNintendo Laboはかなりお買い得な商品ですよ。たかだかダンボールに数千円取るのかって意見もありましたが(税別6980円 ※バラエティキットの場合)、そのたかだかダンボールにここまで価値を付けるのは本当に驚きです。

「感激以外の何物でもない」ミニファミコン・週刊少年ジャンプver.に歓喜の声。気になる収録タイトルは?

手のひらサイズの新感覚家庭用ゲーム機として2016年に登場し、大きな話題となった“ミニファミコン”こと「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。人気が集中し、長らく入手困難となっていましたが、このほど6月28日に再販売が開始されることになりました!

↑手のひらサイズの小さなボディ本体に、往年の名作30タイトルを収録。価格は税別5980円

 

これだけでも十二分にうれしいのですが、公式サイトではさらなるビッグニュースが発表されました。それが「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン」です。こちらは、「週刊少年ジャンプ」創刊50周年を記念した特別モデルで、ジャンプのキャラクターが活躍するファミコンタイトルを20本収録。7月7日発売予定で、価格は税別7980円です。

↑週刊少年ジャンプをイメージしたパッケージや、ゴールド調の本体カラーが特徴的。そのほか収録タイトルを除いた基本的な機能・仕様は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」と同様です

 

特筆すべきはその収録タイトル。キャプテン翼、キン肉マン、ドラゴンボールなどなど、さすがジャンプ! というべき名作がずらりと並び、当時を知るファンにとってはたまらない内容となっています。

↑見てください、この豪華なメンツ!! まさにオールスターですね

 

<収録タイトル一覧>

●暗黒神話 ヤマトタケル伝説  ●キャプテン翼 ●キャプテン翼II スーパーストライカー ●キン肉マン キン肉星王位争奪戦 ●キン肉マン マッスルタッグマッチ ●魁!!男塾 疾風一号生  ●聖闘士星矢 黄金伝説 ●聖闘士星矢 黄金伝説 完結編 ●赤龍王 ●天地を喰らう ●ドラゴンクエスト ●ドラゴンボール 神龍の謎 ●ドラゴンボール3 悟空伝 ●ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人 ●ファミコンジャンプ 英雄列伝 ●ファミコンジャンプII 最強の7人 ●北斗の拳  ●北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝 ●まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!! ●ろくでなしBLUES

 

収録タイトル一覧を見た編集部員からも、当時を懐かしむ声が続出。熱い想い? のこもった、その一部をご紹介しましょう。

 

【ドラゴンボール 神龍の謎(バンダイ)/1986年発売】

「このソフトで覚えているのは、BGMと難易度。小学校低学年のとき、ファミコンは祖母の家にしかなくて毎週末のようにプレイするのだが、全然先に進めない。尋常じゃなく強いヤムチャでいつも心が折れてしまう。でも、BGMはとても印象的で、ドラゴンボールのワクワクする世界観が表現されていて、また翌週もやってしまうのだ。『記憶に残るBGM』と『不可解な難易度』、両者を両立する“The ファミコンソフト”といえる作品だと思う。きっといまプレイしてもまたヤムチャに倒されてしまうのだろう」(編集部・Y)

 

【キャプテン翼(テクモ)/1988年発売】

「キャプ翼はサッカーゲームなのに、ガッツを消費して技を繰り出したり、敵をドリブルで抜き去ったりするRPGのような不思議な作りのゲームだった。我が家ではキャプ翼の技を再現する遊びが流行っており、兄と一緒に立花兄弟のスカイラブハリケーンを真似たり、GK若島津の三角飛びを真似たりしながら家を破壊していた。あれから30年……またキャプ翼で遊べる日がくるなんて感激以外の何物でもない。高橋陽一先生に感謝」(編集部・I)

 

【ファミコンジャンプII 最強の7人(バンダイ)/1991年発売】

「いま思えば相当にドラクエなシステムなのだが、メンバーがタイトル通り“最強の7人”すぎて小学生だった自分にとっては、相当しびれる作品だったと記憶している。ジャンプ黄金期を支えたヒーローたち、いま振り返っても承太郎いるの最高すぎる……。桃も強いんだよね。バトルシステムについても、いま振り返ってみると、メーカー違いだけどマイベスト・スーファミ作品『ライブ・ア・ライブ』に似てるから面白かったも。。。ストーリーがオリジナルなのも完全に推せるポイント。原作準拠のほうを好む方もいると思いますが、個人的には“ドリーム感”があってこれはこれで大好きなのです。つまり、超個人的で恐縮ですが、ファミコンジャンプⅡが入ってる時点で、このミニファミコン買いなのです(編集部・T)

 

ただでさえ人気のミニファミコンに、これだけの収録タイトル――これは注目されないはずがありませんね。気になる方は早めにチェックをおすすめします!

 

© 2018 Nintendo ©JUMP 50th Anniversary ©集英社
キャプテン翼©高橋陽一/集英社 ©コーエーテクモゲームス  キャプテン翼II スーパーストライカー©高橋陽一/集英社 ©コーエーテクモゲームス  キン肉マン マッスルタッグマッチ©ゆでたまご・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  魁!!男塾 疾風一号生©宮下あきら/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  聖闘士星矢 黄金伝説 完結編©車田正美/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  天地を喰らう©本宮ひろ志 ©本宮企画 ©集英社 ©カプコン  ドラゴンクエスト©1986 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. ©SUGIYAMA KOBO  ドラゴンボール 神龍の謎©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  ドラゴンボール3 悟空伝©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  北斗の拳©武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション ©東映アニメーション  キン肉マン キン肉星王位争奪戦©ゆでたまご・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. 暗黒神話 ヤマトタケル伝説©諸星大二朗 ©1989 東京書籍  聖闘士星矢 黄金伝説©車田正美/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  赤龍王©本宮ひろ志 ©本宮企画 ©集英社 ©SUNSOFT ©TOKAI ENGINEERING  ファミコンジャンプ 英雄列伝 ©JUMP 50th Anniversary ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  ファミコンジャンプII 最強の7人©JUMP 50th Anniversary ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©ARMOR PROJECT ©Spike Chunsoft  北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝©武論尊・原哲夫/NSP・東映アニメーション ©東映アニメーション  まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!©江川達也/集英社・東映アニメーション ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.  ろくでなしBLUES©森田まさのり/集英社 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
本商品のうち、「北斗の拳」「北斗の拳3 新世紀創造凄拳列伝」は、平成30年3月16日に著作権法第67条の2第1項の規定に基づく申請を行い、同項の適用を受けて作成されたものです。

世界中から大人気の「モンハン」が登場! 話題沸騰の最新ゲームソフト7選

最近ではビッグタイトルのゲームが続々発売されていて、「どのゲームを買おうかな」と悩んでいる人もいるはず。そこで今回は話題沸騰の最新ゲームソフト7選を紹介します。あの大人気シリーズ「モンハン」の最新作や漫画とコラボしたゲームなどが登場するので、気になる人は今すぐチェックしましょう!

 

世界中で人気がある「モンハン」シリーズ最新作

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CAPCOM

モンスターハンター:ワールド

楽天市場実売価格 7500円

世界中から人気を集める「モンスターハンター」シリーズは、雄大な自然の中で巨大モンスターに立ち向かうハンティングアクションゲームです。最新作の「モンスターハンター:ワールド」は2018年1月に発売され、現在では全世界出荷本数が750万を超える大ヒット。カプコン史上最高の出荷本数を達成したそうなので、まだチェックしていない人はこの機会に同作を体験してみては?

 

<注目ポイント>

・全世界出荷本数が750万を超える大ヒット

・新しい武器やフィールド、モンスターが登場

・臨場感がある壮大な映像

プレイヤーはモンスターを狩猟して素材を獲得し、武器や防具を作っていきます。また新たに構築された多種多様な地形や生態系が登場。モンスターが生息するフィールドには「古代樹の森」「陸珊瑚の台地」など、バリエーション豊富なステージを用意。リアルで臨場感がある壮大な映像とともに、冒険を楽しみましょう。

 

「北斗の拳」と「龍が如く」がコラボ

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セガ

北斗が如く

楽天市場実売価格 7300円

漫画やアニメでお馴染みの「北斗の拳」とゲーム「龍が如く」がコラボした「北斗が如く」。主人公のケンシロウが次々と現れる強敵と戦う“本格アクションアドベンチャーゲーム”です。新感覚のバトルが楽しめる「秘孔アクション」が、「北斗の拳」ならではの戦闘シーンを実現。“北斗神拳”を使いこなしてゲームクリアを目指してくださいね。

 

<注目ポイント>

・「北斗の拳」と「龍が如く」がコラボレーション

・新感覚バトルが楽しめる「秘孔アクション」

・楽しむポイントが満載の「アドベンチャーモード」

アドベンチャーモードの基本システムは「龍が如く」と同様で、多数のプレイスポットやサイドミッションが登場します。またケンシロウがバーテンダーや、クリニックの医師になるモードを搭載。カジノやレトロゲームがプレイできるステージもあるので、今まで見たことがないケンシロウの魅力を発見できるはず。

 

迫りくる巨人を多彩な技でなぎ倒そう!

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コーエーテクモゲームス

進撃の巨人2(PS4版)
楽天市場実売価格 7020円

進撃の巨人2(Nintendo Switch版)
楽天市場実売価格 7244円

進撃の巨人2(PSV版)
楽天市場実売価格 6168円

「進撃の巨人2」は、前作よりも空中を自由自在に駆け回る「立体起動アクション」の爽快感がパワーアップ。遠距離から間合いを一気に詰めて斬り込む「奇襲攻撃」や、高速で旋回して攻撃する「フックドライヴ」など新たな技が楽しめます。より多彩になったアクションシーンは興奮すること間違いなし!

 

<注目ポイント>

・爽快感がアップした「立体起動アクション」

・多彩な攻撃コマンドを搭載

・ゲーム版オリジナルのサブストーリー

ゲームに現れる巨人は、動きや反応がさらに早くなってプレイヤーを追い詰めます。特に危険度マックスの「デンジャーゾーン」に突入すると、手に汗握る展開に。テレビアニメ「Season2」までの物語をベースに原作の諫山創が監修した、ゲーム版オリジナルのサブストーリーも備わっています。前作より大幅にボリュームアップした「進撃の巨人」の世界を堪能しましょう。

 

シリーズ最高傑作のシミュレーションRPG

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セガ

戦場のヴァルキュリア4

楽天市場実売価格 7070円

全世界累計販売数100万本以上を記録したシミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア」。2018年3月21日に発売される最新作では、架空のヨーロッパを舞台とした戦いが繰り広げられます。新たなストーリーや登場人物が加わり、“シリーズ最高傑作”といわれる同作をお見逃しなく。

 

<注目ポイント>

・“シリーズ最高傑作”といわれる新ストーリー

・手書きイラストが3Dで動くグラフィック表現「CANVAS」

・戦闘とアクションが融合したバトルシステム「BLiTZ(ブリッツ)」

アニメーションには、手書きイラストが3Dで動くグラフィック表現「CANVAS」を採用しています。より手描き感を追求し、密度も増して暖かくも緻密な表現を実現。シリーズ最大規模になる広大なマップや新兵種などが登場する、戦闘とアクションが融合した「BLiTZ」も必見ですよ。

 

「ゼルダ無双」シリーズの究極版

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コーエーテクモゲームス

ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX

楽天市場実売価格 6540円

「ゼルダの伝説」と「無双」シリーズがコラボした、「ゼルダ無双」の究極版が新登場。Wii U版「ゼルダ無双」とニンテンドー3DS版「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」の全コンテンツを、余すところなく収録しています。さらに同作はより遊びやすくなるように仕様を追加・変更しているので、“やり込み要素”が目白押し。

 

<注目ポイント>

・これまでの「ゼルダ無双」を全部収録した究極版

・より遊びやすくなるように仕様を追加&変更

・フルHDの綺麗な画質

Nintendo Switch用に完全チューニングされた、より綺麗な画質でプレイが楽しめます。また「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の衣装を追加。「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」の妖精が3D化して登場するなど、これまでのゼルダシリーズを思い出すシーンがいくつもありますよ。

 

言葉を話すピカチュウが可愛い!

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任天堂

名探偵ピカチュウ

楽天市場実売価格 4571円

探偵風の帽子を被ったピカチュウとともに、さまざまな事件を捜査する「名探偵ピカチュウ」。証言や証拠を集めたりして事件を解決すると、物語が進んでいきます。ピカチュウが人間の言葉を話す可愛らしさもゲームを楽しむポイントの1つ。

 

<注目ポイント>

・人の言葉を話す可愛らしいピカチュウ

・事件が解決できない時に役立つ「てだすけモード」

・ポケモンが数多く登場する世界観

事件を解決できない場合に役立つ「てだすけモード」を搭載。いつでもピカチュウが次にすべき行動を教えてくれるので、ゲームが苦手な人でも安心してプレイできます。舞台となる「ライムシティ」をはじめとした遊園地や港、島などのワクワクする世界観が魅力的。まるでポケモンの世界にいるような感覚を満喫してみては?

 

映画を観ているようなファンタジーRPG

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レベルファイブ

二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム

楽天市場実売価格 7150円

2018年3月23日に発売された「二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム」は、広大な“二ノ国”を探検するファンタジーRPGです。アニメーションに登場するキャラクターの声優は豪華キャストが担当。主要キャラの「エバン」は女優の志田未来、「ロウラン」は俳優の西島秀俊が務めていて、本格的な映像と物語が楽しめます。他にも吉田鋼太郎や木村文乃、山崎育三郎などの実力派役者が揃っていて、他のゲームでは実現できないアニメーションを楽しめる貴重な1作。

 

<注目ポイント>

・声優に豪華キャストが勢ぞろい

・温かみがある魅力的なキャラクター

・まるで映画のような壮大なアニメーション

キャラクターデザインにはスタジオジブリの原画担当をしていた百瀬義行を抜擢。温かみがある魅力的なキャラクターが多数登場します。ゲームを盛り上げる音楽は久石 譲が制作していて、同作でしか味わえない名曲は見逃せません。「ゲーム性」「ストーリー」「音楽」「映像」の全てが高いクオリティの同作をプレイしないのはもったいないかも。

 

※商品価格は2018年3月14日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

「ボンバーマンが参戦したら面白い」Switch版スマブラ発売決定で新キャラ予想が早くも過熱

任天堂の人気ゲームシリーズ「大乱闘スマッシュブラザーズ」の最新作が、2018年に「Nintendo Switch」用ソフトとして発売されることがわかった。この発表にファンからは「これを機にスイッチを買うしかない!」「登場キャラが気になりすぎるんですけど!!」と歓喜の声が巻き起こっている。

出典画像:任天堂公式サイト より

 

大ヒットシリーズ“スマブラ”最新作!

同シリーズは、「ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ」のタイトルでNINTENDO64に初登場。以降はWiiやニンテンドー3DSなどで新作が発売され、“スマブラ”の愛称で長年ゲームファンに親しまれている。ゲームには、「スーパーマリオブラザーズ」の“マリオ”や「ゼルダの伝説」の“リンク”といった任天堂の人気ゲームキャラクターが集結。キャラの特性を活かした対戦型アクションゲームとして、新作が発売されるたびに話題を呼んでいた。

 

詳細はまだ明かされていないものの、公開された告知動画には冒頭から人気ゲーム「スプラトゥーン」のキャラクター“ガール”と“ボーイ”が登場。スピーディーなカメラワークで激しいペイント弾の応酬が描かれていく。しばらくすると映像が暗転してガールが振り返ると、燃え盛る火球の前に複数のキャラクターシルエットが。さらに、火の粉が舞うなかでたたずむマリオとリンクらしき姿も映し出されていく。

 

人気シリーズの最新作とあってゲームファンは興奮を隠しきれないようで、「任天堂さんマジですかー! ありがとうございます!」「こんなの絶対買うに決まってるじゃないですか」「待ちきれなくて旧作引っぱり出してきた」といった反応が続出。なかには「スマブラの発売でスイッチがまた品薄になりそう。今のうちに買わなきゃ」「ゲームから卒業してたけど、スマブラ発売とあっては早急にスイッチを入手しなければ」などの声も見られた。

 

早くもキャラクター予想が過熱!

同シリーズには“ドンキーコング”や“パックマン”など、数々の人気タイトルから名だたるキャラクターが参戦。今回の動画では「スプラトゥーン」をメインにした展開のため、同キャラクターの登場は“確実”と捉えているファンは多い。

 

ほかのキャラクターはシルエットに包まれているため、どのキャラクターが新たに登場を果たすのか予想する声が早くも加熱。「爆弾片手にボンバーマンが参戦したら面白い」「Wii Fitのトレーナーまで出す想定外性を考えると、ニンテンドーラボの“段ボール”とかもありそうwww」「そろそろモンハンキャラが出てもいいと思う」とゲームの枠を超えた予想合戦が広がっている。

 

最新情報をチェックしながら、発売を楽しみに待とう!

【3分でわかる】ただの段ボール工作キットじゃない!? 「ニンテンドーラボ」が“革新的”と注目される理由

4月20日に、任天堂の新商品「ニンテンドーラボ」が発売される。ゲームを利用したまったく新しい遊び方に、ネット上では期待の声が上がった。

出典画像:「ニンテンドーラボ」公式サイトより出典画像:「ニンテンドーラボ」公式サイトより

 

「ニンテンドーラボ」はゲーム業界の革命?

「ニンテンドーラボ」とは、段ボール製の工作キットを組み立てることで「Toy-Con(トイコン)」というコントローラーを作り、Nintendo Switchと連動させることで様々なゲーム体験が出来る新感覚ゲームソフト。1月19日現在では「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit(6,980円)」と「Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit(7,980円)」の2つのバリエーションが発表されている。

 

「Variety Kit」には、「リモコンカー」「つり」「おうち」「バイク」「ピアノ」という5種類の「Toy-Con」を制作するためのキットと、ゲームソフトを封入。例えば段ボールでピアノを作り、これにNintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」を差し込むと、本当に音が出るピアノが完成する。

 

そのほか、段ボールがバイクのハンドルになったり、リモコンカーになったりするのだが、同ゲームのコンセプトは“遊びの発明”。「なぜ段ボールのピアノから音がなるのか」などという仕組みを理解しながら、ユーザーが自分だけの遊び方を発明出来るのが同ゲームの特徴だ。そのためSNSなどでは、「子どもの工作にちょうどいいかも」「段ボールが少し場所とりそうだけど、知育玩具としては面白そう」といった声が上がった。

 

しかし一部からは、「これはゲーム界の革命なのでは?」「『ニンテンドーラボ』とかいうゲームがヤバすぎる… この手があったか」「これほど天才的なIRカメラの活用法ある?」との指摘も。“子ども向け”という枠には収まらない、革新的なゲームソフトになりそうだという。

 

「ニンテンドーラボ」の提示した“IRカメラ”の新たな活用法

世のガジェットマニアの注目を集めたのは、公式サイト上で公開されているPR動画。例えば「なぜ段ボールのピアノから音がなるのか」ということはまだ明らかにされていないのだが、動画内にはちらりと段ボールで作ったピアノの“中身”が公開されている。この場面ではピアノの鍵盤部分とは反対側に「Joy-Con」が挿入されていることがわかり、「ひょっとしてジョイコンのIRカメラで鍵盤の動きを読み取っているのでは?」との声が。

 

Nintendo Switchの「Joy-Con」には「モーションIRカメラ」という赤外線カメラが搭載されており、モノの動きや距離、形を読み取ってくれる。このIRカメラを利用して鍵盤の動きを読み取り、音を奏でているというのだ。現状ではあくまで推測の域を出ないが、動画を見た人は「この機能を利用すればFPS用の銃の形をしたコントローラーが作れそう」「IRカメラにはこんな使い方があるのか… ホームセンター通いが始まるな」とワクワクが止まらない模様。

 

さらに動画に登場する「リモコンカー」にはタイヤの類がついていないため、「これはジョイコンの振動で動かしてそう」と推測する人も。任天堂の提案する新たな“工作”に、大人の方が熱中してしまいそうだ。

ニンテンドースイッチ、神機への道を着実と進む! あるコントローラーが対応になり予想合戦活発

発売当初から入手困難な状況が続くなど、大人気の「ニンテンドースイッチ」。10月19日に行われた本体のアップデートにより、「ゲームキューブ」のコントローラーが使えるようになったことが判明し、「スマブラフラグきた!」「やっぱり任天堂は神」と喜びの声が続出している。

出典画像:任天堂公式サイトより出典画像:任天堂公式サイトより

 

アップデートに隠された秘密とは?

任天堂公式サイトの発表によると、19日に更新されたバージョン4.0.0では「一部ゲームソフトでプレイ動画が最大30秒撮影可能」「ユーザーアイコン12種類追加」「他のニンテンドースイッチにセーブデータを引っ越し」などの機能が追加。

 

さらに、「いくつかの問題の修正と動作の安定性、利便性を向上させました」という気になる文言が。これに目をつけた海外メディアが、USB端子からサウンド出力できるようになっていることを発見。ただし、USB接続のヘッドホンなら全て対応できるわけではないよう。

 

そしてもう一つの発見が、ゲームキューブのコントローラーが使用可能になったこと。これも公式発表されているわけではないが、海外メディア「GameXplain」などで動画が公開され話題に。

 

ゲームキューブ用のコントローラーを「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」に接続し、これをスイッチに繋げる。するとコントローラーが認証され、操作できるようになるというのだ。

 

さっそくSNS上でも、「マジで使えたわ…」「ゲームキューブコントローラー試したけど、基本的に色んなソフトで使えそう」と試した人が続出。「ゲームキューブのコントローラーが一番使いやすかったからうれしい」「さすが任天堂は分かってるわ」と喜びの声が上がっている。

 

スマブラのバーチャルコンソール版への期待が高まる

コントローラーの互換性が判明したことで盛り上がっているのが、ゲームキューブソフトのバーチャルコンソール(VC)版の発売予想。バーチャルコンソールとは、過去に発売されたハード用のゲームがダウンロードできるようになることで、Wii、Wii Uではゲームキューブソフトのバーチャルコンソールは実現されなかった。そのためスイッチにはかなり期待がかかっているようで、「ゲームキューブのVC確定じゃん!」「これはスマブラ来るフラグだろ」「F-ZERO GXやりたいよ!」と期待の声が。

 

ゲームキューブ用のコントローラーには「手に馴染んで使いやすい」「操作性がめっちゃいい」との声が上がっていて、今回使用する「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」も、元々Wii U版の「大乱闘スマッシュブラザーズ」を遊ぶために発売されたもの。公式サイトの希望小売価格は2700円だが、需要が高まっているためか、10月26日現在ではAmazonで4890円で販売されている。