名品誕生の陰にドラマあり! 「キングジム」の開発者が語るヒット文房具の舞台裏

画期的な機能が盛り込まれた文房具は、年間に数百点ほど発売されます。それらは誰がどのように考えて誕生したのでしょうか? 話題の新製品を生み出した「キングジム」の開発者のこだわりと情熱に迫ります!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ペラペラめくって見られるクリアーホルダー収納「シン・綴じ具ファイル」

 

キングジム

ホルサック クリアーホルダーファイル

550円(6枚収納タイプ)、726円(12枚収納タイプ)

書類を入れたクリアーホルダーを挿し込むだけで冊子状にまとめておける収納ファイル。ページをめくるように閲覧できるので検索性が高く、書類の出し入れもスムーズに行えます。ホルダーをまとめてスッキリ持ち運ぶにも使いやすいです。

 

ビジネスから〝推し活〟まで万能ホルダーファイル

書類をサッと収納しておける、と言う気軽さにおいて、クリアーホルダーに勝るツールはないかもしれません。しかし、どのホルダーにどの書類が入っているかを探すのは意外と手間。閲覧性の悪さはストレスだ、と開発者の後藤さんは考えました。

 

「クリアーホルダーをポケットファイルのページみたいに綴じられたら、収納と閲覧が両立できそうだなと思ったんです」(後藤さん)

 

ただ、これまでにない商品で綴じ具の形状が独特なため「使い方がわからない」というクレームもあるのでは……と、発売当初は心配もあったそう。しかし、フタを開けてみれば懸念していたトラブルはほぼなし。問題なく、ユーザーが求める書類/クリアーホルダー管理のニーズにマッチしたようです。

 

「実はこちらが考えていたビジネス用途だけでなく、イラストの保管、アニメやアイドルグッズの図柄入りクリアーホルダーを保存するファイルとしてもお使いいただいていると聞いています」(後藤さん)

 

開発者も想定していなかった使い方も加わることで、さらに人気は高まっています。

 

開発者

キングジム電子文具開発部

後藤なつきさん

「購入者の声を聞くと、いろんな用途で愛用されているようでうれしいです」今後は推し活用にカラバリも増やせたら……と考え中。

 

挿し込んでカンタン収納

↑クチバシみたいなホルダーストッパーをクリアーホルダーの左上角に挟んで挿し込んだら、あとは下部を押し込むだけでホールド完了。簡単にクリアホルダーを冊子状にまとめられます

 

表紙を留めてラクに携帯

↑フラップの丸まったタブを表のスリットに挿せば、表紙をしっかり留めておくことも可能。これならカバンの中で勝手に開いて書類が散らばる心配もないので、持ち歩きやすいですね

 

ホッチキス留め感覚で書類がめくれるファイル

キングジム

ナナメクリファイル

418円

左上のクリップで書類の角を固定することで最大約20枚までファイリングしつつ、ホッチキス留めしたように書類を斜めにめくって閲覧できる。書類がバラつかないよう右下で固定もできるため、持ち運びファイルとしても活躍。

 

一点綴じで書類がめくれる

↑左上に備えたスライド式のクリップの一点だけで書類を綴じておく構造。これによって、まるで角をホッチキス留めしたようにストレスなく、ペラペラとめくって閲覧できます

 

折れるクリップで快適さを追求

↑クリップの根元が二重ヒンジになっているのがポイント。書類を斜めにめくる際にクリップごと裏側に折り返せるので、書類が紙の弾力で戻る心配がなく、スムーズにめくれます

 

地味に効果的な指掛けもあり

↑右下にある半円の切り欠き(指掛け)は表紙をサッと開くきっかけに使えるほか、収納ポケットから書類の角を指で押し出すのにも便利。地味にありがたい“気遣い装備”です

 

プロトタイプを特別公開!

折り紙のような綴じ具構造

↑綴じ具は表裏で質感が違っており、見た目を揃えるために折り方を工夫。最終版(右端)は、クチバシの先端を上下に振り分けて折り合わせることで表裏の向きを揃えました

 

開発者

キングジムステーショナリー開発部

戸上みず紀さん

「試験や試作を何百回と繰り返して商品化に至りました。A3サイズを希望する声もあり、今後色々な方向で展開したいと思っています」

 

面倒臭がりが開発したラクにめくれるファイル

複数枚に渡る書類をまとめて閲覧する際、最も取り扱いが簡単なのがホッチキス留め。直感的にペラペラめくれるし、書類に直接書き込めるのも便利です。

 

ただ、ことあるごとにガチャガチャと綴じる作業が必要になるのはやっぱり面倒でしょう、と自称“面倒臭がり”の戸上さんは言います。

 

「書類のファイリングと、ホッチキス留めの斜めめくりを合わせたらラクかも……、というのが開発のきっかけです」(戸上さん)

 

試作を繰り返すなかで、斜めめくりをスムーズに行うには、書類をしっかり固定するのはもちろん、クリップが後側に折れる(倒れる)ような柔軟性も重要だとわかったそう。

 

「ヒンジはとてもこだわりました。紙の反発力で手前に戻ってこないよう、クリップや書類の厚みも計算して作っています」(戸上さん)

 

ポリプロピレンに筋を入れたヒンジは、自社製品で多く使われている手法。しかし紙1枚の重量でも戻らない柔らかなヒンジを作るためには、何度もテストを行う必要があったそうです。使用する際はぜひ、この部分に注目を。

 

プロトタイプを特別公開!

書類留めクリップが進化

↑最初は帯に書類の角を挿すだけの簡単構造だったが、保持力が弱すぎました。以降はクリップ化、素材の変更で保持力を強めつつ、サイズもコンパクトにするなどの工夫が盛り込まれました

 

約1世紀で劇的に進化! キングジムファイルヒストリー

1927年

人名簿

創業者である宮本英太郎が作った、キングジム最初の製品。ハガキの差出人欄を切り抜いて貼ることで名簿ができるアイデアがポイント。ハガキ切り抜き用のテンプレートも付属。

 

1954年

キングパイプファイル

大量の書類をまとめて保管できる、日本初のパイプ式ファイル。それまで書類は厚紙表紙と紐で綴じるのが定番でしたが、以降は抜き差しが簡単なパイプ式ファイルが定着していきます。

 

1964年

キングファイルG

パイプファイルの綴じ具を改良し軽量化した現在のファイルの原型モデル。これが大ヒットし、黒枠に青窓のキングファイルはオフィスにおけるスタンダードツールとしてその後定着していきました。

【菅未里の自腹買い文房具】「推し活」がはかどる尊いスタンプ&スタンプパッド

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

“推し活”がはかどる尊いスタンプ

人生にうるおいを与えてくれる「推し活(おしかつ)」。今や約5人に1人は推し活をしているとも言われていますが、読者の皆さんはそもそも、推し活をご存知でしょうか?

 

推し活とは、人に勧めたいほどに好きな人や物事に熱中し、情報を追ったり応援をしたりする“活動”です。好きなアイドルが「推し」だとすると「推し活」はそのアイドルが出ているテレビ番組を見たり、コンサートに行ったり、グッズを買ったり、公式SNSをチェックする行為などが挙げられます。

 

そんな推し活を盛り上げてくれるアイテムが、スタンプマルシェの「手帳スタンプmini 推し活」。私は“推し活スタンプ”と呼んでいます。

 

スタンプマルシェ
手帳スタンプmini 推し活
385円(税込)

 

舞台のチケットの当落日、入金〆切、ライブの日、動画が投稿される日など、推し活に必要な全30種類のスタンプが用意されています。なかには「推しが尊い」と書いてある、日々使えそうな柄もあります。

 

↑手帳のマンスリーページに使って推し活のスケジュールを管理

 

私は仕事柄、自分のメディア出演をSNSで告知する必要があるのですが、撮影が終わるとほっとして気が抜けてしまい、公開日を告知しないまま出演番組の放送が終わってしまうことがあります。告知までしっかりしなければと思いつつ、そこでどうにか楽しくスケジュール管理したいと思って購入したのが「雑誌掲載」「TV出演」「動画投稿」でした。(その他の印面は、今回の連載で皆さんに紹介するためにスタンプマルシェさんからお借りしました。)

 

本来の用途である推し活のために使うのであれば、スケジュールは推し活スタンプを使って把握して、ライブの遠征で立ち寄ったカフェや会場前で撮った写真などを後日手帳に貼っておきましょう。手帳が素敵な思い出がつまった“推し活アルバム“になりますよ。

 

また、推し活スタンプは黒インクでも楽しめますが、アイドルなどメンバーカラーを持つ“推し”がいるならば、スタンプパッドの色にこだわるとより楽しめるでしょう。スタンプパッドの色数は驚くほどに多いので、メンバーカラーがターコイズや深紅などニュアンスのある色でも、推しの色がきっと見つかります。

 

↑大きい長方形のスタンプパッド「シヤチハタ いろもよう」全29色、しずく型のスタンプパッド「ツキネコ バーサマジックデュードロップ」全36色、小さい正方形のスタンプパッド「ツキネコ アートニック」全96色

 

スタンプとインクを組み合わせて推し活をさらに盛り上げていきましょう! 私の推しは何かって? それはもちろん、この連載で紹介している文房具たちです。この連載も“推し活”ですね。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ

発売前の注目文具がいろいろ! 文房具の見本市「ISOT」で見つけた掘り出しモノ5選

今年も文房具的にアツい夏がやってきた。「国際文具・紙製品展」、通称ISOTが7月6~8日に東京ビッグサイトで開催されたのである。残念ながらコロナ禍などもあって、ここ数年は国内の出展メーカーが減少し、会場もやや寂しい印象となった感は否めないが……それでもちょっと探せば、興味深い新製品がゴロゴロ。

↑東京ビッグサイト東ホールに、最新文房具が集結!

 

↑今年は海外ブース(主に韓国・中国・ベトナム)が復活したのも、嬉しいニュースのひとつ

 

今回は、そんなISOTで見つけた、注目の最新文房具を紹介していこうと思う。ちなみに秋冬以降の新製品を発表する場だから、現時点ではまだ発売されていないものがほとんど。気になる製品があれば、各自発売日などは検索してほしい。

 

日本文具大賞グランプリは、消し心地にこだわるホワイトボード

ISOTの醍醐味のひとつが、会期初日に発表される「日本文具大賞」のグランプリ。31年の歴史を誇るアワードということで、注目度は非常に高い。そして今回、日本文具大賞のデザイン部門でグランプリに輝いたのが、wemo(ウェモ)「paper flip board(ペーパーフリップボード)」である。

↑日本文具大賞デザイン部門でグランプリを獲得した機能性ホワイトボード「paper flip board」

 

↑ボード面の平滑性がかなり高く、書き味はスルスル。その分だけ光の反射も強く、周囲からの映り込みが多いのは少し気になった

 

wemoといえば、腕に巻くバンドタイプのウェアラブル・メモがお馴染みだが、こちらは正方形のフォルムが特徴的なホワイトボード。形状に関しては、オンライン会議において顔と一緒にボードが写り込めるように考えられて、正方形になっているようだ。

 

本体はダンボールの表面に特殊なフィルム加工を施したもので、重量はボード単体で約96g。見た目のサイズと比べてめちゃくちゃ軽い! この軽さなら、ほとんどの人が持った瞬間に「軽っ!」と驚くのではないか。なによりボードが軽いと、筆談やオンライン会議などで手に持ったまま書き消しを続けても負担になりにくい。これは大きなメリットだ。

↑さすがこだわっただけあって、「消し心地」はお見事。軽くティッシュで拭くだけでスルーッと消せた。まる4日放置した筆跡でも同レベルで消せるとか

 

↑ちなみにマーカーを挿しておけるホルダーパーツはウレタンスポンジ製で、イレイザー代わりにも機能する

 

会場で話を聞いたところ、「なによりこだわったのは消し心地です!」とのこと。書いてすぐに拭ってスルリと消えるのはもちろんのこと、長時間放置した筆跡もきれいに消せる消字性能は、なかなかに優秀だ。

 

ホワイトボードマーカーは、書いたあと時間が経過するほどにインクが盤面に定着して消しにくくなる。実際、ほとんどの競合製品が96時間以上経過したものが消せなくなっているのに対して、「paper flip board」は軽く拭くだけできれいに消せていた。

 

クラファン発のホワイトボードは、ザシュッと一発クリアが爽快

今回のISOTは妙にホワイトボード系の出展が多かったので、もうひとつ紹介しておこう。第一合成の「WIPE(ワイプ)」は、2021年末にクラウドファンディングサイトmakuakeにおいて達成率1000%超えを果たした、A4(よりちょっと小さい)サイズのホワイトボードである。

↑こちらがクラファン発の機能性ホワイトボード「WIPE」

 

↑カバーをめくるとボード面が露出。このように書き込みができる

 

携帯時にボード面を覆い隠すカバーがついているのだが、このカバーこそが「WIPE」最大のポイント。めくって裏面をみると全域がフェルト生地になっているのだが、なんとこれがボードイレイザーとして使えるのだ。

 

たとえばボードに書かれた筆跡をオールクリアしたい場合、カバーをかぶせて全体を一気に拭き取ることで、あっという間にリセットが完了するわけだ。これは非常に手っ取り早い。

↑消す時はカバーをかぶせて全体をこするようにすると……

 

↑カバー裏のフェルト生地によって、一気に全面拭き取りが完了!

 

従来であれば、ボードのオールクリアをするときはペーパータオルやウェットティッシュを使っていたが、それをいちいち用意するのは面倒くさい。そりゃカバーが拭き取り布を兼ねてくれていたほうが、ラクに決まっているだろう。

 

カバー裏にはマーカーの消しカス(粉汚れ)が溜まるが、これは屋外でパンパンと手ではたいたり、卓上クリーナーで吸ったりしてやることでメンテナンスできるようだ。

 

ファンシー文具は昭和レトロが人気

「食品用ラップに書けるマーカー」や「ドットが捺せる蛍光ペン」のように小技の効いた製品を得意とするのが、プラスチック射出成形品メーカーのエポックケミカル。しかし今年の新製品は意外にも、“昭和レトロ”をテーマにしたファンシー文具シリーズである。

↑エポックケミカルの昭和レトロ文房具「タイムスリッぷ」シリーズ。まさにザ・昭和! なデザインだ

 

↑昭和っぽい衣装引き出し型封筒からはみ出している、クマキヨシの便箋

 

「タイムスリッぷ」と名付けられたシリーズは、「トラ ミノル」「クマ キヨシ」「イヌ タダシ」のかわいい動物キャラがメインアイコン。ちなみにこのミノル・キヨシ・タダシという名前も、昭和に多かった男性名ランキングから取っているとのこと。

 

3キャラのメッセージカードは、専用封筒から大幅にはみ出すサイズとなっており、とぼけた雰囲気が非常にキュート。ほかに、いかにも昭和っぽい水性ペンや多色ボールペン、ハート型のロケットチャーム付きシャープペンシル(写真を入れることも可能)、ファイアーキング風のマグカップもラインナップされている。うーん、昭和。

 

↑「カセットテープのケースにカードメモが入ってる」というだけで、昭和世代には刺さりまくり!

 

↑カバーをくるりと回してスタンドに。当時もカセットケースをカードホルダーに転用していた人、多いのではないか?

 

ちなみに、メッセージカードが入ったカセットテープケース風のプラケースは、なんとエポックケミカル社内で錆びて転がっていた、本物のカセットケース用金型(70年代から実際に使われていた)を転用して作ったのだそう。

 

昭和の頃に実際にカセットケースを生産していたという実績が、令和のファンシー文具に活かされるというのも面白い話である。

 

ちなみに、もう金型の耐久度が保たないので、追加生産は難しいらしい。欲しい人は見つけたら即ゲットだ。

 

どこでもくっつくマグサンド、吸盤プラスでパワーアップ

ガラスやアクリル・木板など磁石がくっつかない場所にも、強力なネオジム磁石パーツを裏表から挟み合わせることでくっつけられるのが、磁石メーカー マグエバーの 「マグサンド」。

 

店舗のガラスドアに磁石フックを増設して看板を吊したり……といった用途で、今やかなりの大人気の製品だ。

↑どこにでも磁石フックが増設できて大人気の「マグサンド」(マグエバー)

 

その「マグサンド」に吸盤を組み合わせて耐荷重を大幅にアップさせたのが、新製品の「マグプラス」。なんと1個あたりの耐荷重が4.5kg(マグサンドの約4倍)というから、これはめちゃくちゃ強力。実際に試させてもらったが、体感ではもっと強いように感じられた。

↑新しい「マグプラス」は、ネオジム磁石に吸盤の力もプラスして、超強力に。指1本で引っぱったぐらいではビクともしなかった

 

↑裏面の磁石パーツ(白い円盤)にも吸盤が付いているので、パーツ同士を挟み合わせるのもラクになっている

 

吸盤がついたことによってもうひとつ、設営しやすさも大幅にアップしている。例えば、ガラスドアの屋内側に吸盤で磁石パーツをくっつけておき、それからおもむろに屋外側に回り込んで磁石パーツでサンドする、ということが可能になった。従来なら裏と表でそれぞれに人手が必要だったのが、吸盤があれば1人時間差で設置ができるというわけだ。

↑アウトドア用のLEDランタンも、1/4インチネジでハメ込んでマグプラス化できる

 

しかも本体から生えているフックパーツは、根元が1/4インチネジになっているため、自在に付け替えが可能。1/4インチネジとは照明機材やカメラ、スマホホルダーの据え付けに多用されている規格なので、これらが場所を選ばず固定できるとしたら、応用範囲はかなり広がりそうである。

 

韓国から来た、意外な書きやすさの先曲がりペン

海外ブースからも、1点紹介したい。韓国ゼロジーテクの「ZERO G ball」は、一目見て「んん?」と首をかしげたくなるような、ちょっと変わったフォルムの油性ボールペンだ。

↑海外勢の中で注目度が高かったのが、ゼロジーテクブース

 

本来ならペン軸からまっすぐ円錐状に伸びているはずの口金パーツが、はっきりと傾いているのである。なんだこれ!?

↑先端がクチバシのように曲がった油性ボールペン「ZERO G ball」

 

油性ボールペンは、先端の小さなボールが転がることでインクが紙に出るという仕組みとなっている。なので、ペン軸を寝かせて(紙に対して角度を浅く)握ると、口金のフチにひっかかってボールの転がり不良が起きやすくなるのだ。

 

ところが「ZERO G ball」はペン軸に対して口金が立ち上がっているため、多少浅い角度で握ったとしても、ボールが転がりやすい角度をキープしてくれるという構造のようだ。

↑軸に対して角度が付いて飛び出したペン先によって、筆記角を深く取る構造。寝かせ筆記でも書きやすい

 

実際に書いてみるとなるほど、見た目からの印象よりはずっと違和感なく書ける。それでいて、普通なら確実に転がり不良でかすれるような角度で握って書いても、スルスルとペン先が走ってくれるのは面白い。寝かせ書きの握り癖がある人にとっては、ありがたいのではないだろうか。

 

ちなみに発想としては、古くから「YORO PEN」など同様のものは存在している。が、こちらの方がデザインは従来のボールペンに近いため、変態っぽさは薄まっている(なので、使いやすい)ように思う。

 

ISOTの時点ではまだ代理店は未定とのことだが、国内販売が始まるのが楽しみだ。

 

神秘的な美しさを放つ特別カラー! 「プレジール カラー・オブ・ザ・イヤー」2022年は「オーラ」

プラチナ万年筆は、プレジール万年筆から「プレジール カラー・オブ・ザ・イヤー」5作品目となる「プレジール オーラ」を、7月15日に発売します。

 

同製品のために施された偏光パール塗装は、アルミボディの上に白塗装を施し、パールを重ねることで、見る角度や光の当たり方によって見え隠れする色の表情が楽しめます。

↑#57 シンフォニーブルー

 

神秘的で人を惹きつけるエネルギーを放つ「オーラ」の魅力に焦点を当てた、めくるめく移り変わる表情の特別な一本に仕上がっています。

↑#18 メリーピンク

 

軸色バリエーションは、人を包み込むエネルギーを持つといわれ、安らぎを感じさせる、陽気、楽しい、活発などを意味するピンクのオーラ「#18 メリーピンク」、物事を柔軟な方向に導くといわれ、癒し、成長、順応などを意味するグリーンのオーラ「#47 ヒーリンググリーン」、周りの人と調和を保つエネルギーを持ち、神秘的、直感、調和などを意味するブルーのオーラ「#57 シンフォニーブルー」の全3色。

↑#47 ヒーリンググリーン

 

摩耗に強い特殊合金ポイント付きペン先と、カートリッジインク交換式により、長期間使用可能。1年経ってもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載し、いつでもさらっと書き出すことができます。

 

税込価格は3960円。各色3000本(合計9000本)の限定販売です。

ポップな透明感がキュート! キングジム「CHEERS!」第2弾は書類のまとめや保護などに役立つ3アイテム

キングジムは、ステーショナリーシリーズ「CHEERS!(チアーズ)」の第2弾として、「カードホルダー」「ドキュメントホルダー」「ハードホルダー」の3製品を、8月5日に発売します。

 

税別価格は、カードホルダーが420円、ドキュメントホルダーが850円、ハードホルダーが330円。カラーバリエーションはいずれも、透明感が楽しめるポップな赤、黄色、緑、グレー、乳白の5色展開です。

 

カードホルダーとドキュメントホルダーは、収納量に応じてゴムが伸縮することで、最適な厚さで保管・持ち歩きができるホルダー。どちらもインデックスが2枚入っているため、収納物を大まかに分類することも可能です。

↑カードホルダー

 

カードホルダーは、名刺やカードがぴったり入るサイズで、ドキュメントホルダーは厚みのある小冊子やノートも収納することができます。ドキュメントホルダーは書類を入れたクリアーホルダーをそのまま収納でき、最大で約20枚収納することができます(クリアーホルダー1枚につきコピー用紙を10枚入れた場合)。

↑ドキュメントホルダー

 

ハードホルダーは、2枚の硬質PVCシートで書類を挟む構造の書類保護ホルダー。表は高透明のシートで、書類の閲覧性が高くなっています。

↑ハードホルダー

 

株式会社キングジム お客様相談室(全国共通):0120-79-8107

ホームページ: https://www.kingjim.co.jp/

キングジム「ポメラ」に4年ぶりの新モデル! 「DM250」7月29日発売

キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモ「ポメラ」の最新モデル「DM250」を、7月29日に発売します。

 

税別価格は5万4800円。発売に合わせ、専用ケースも同時発売します(税別価格7000円)。

 

同製品は、従来機(DM200)よりバッテリーの容量を増加し、フル充電で約24時間の使用が可能(従来機は約18時間)。USB Type-Cに対応し、充電確認用LEDも新たに搭載。本体を閉じた状態でも、バッテリーの残量を把握できるようになりました。また、本体の構造を見直すことで打鍵音がより静かになり、従来機のテキスト入力のしやすさはそのままに、出先などでも場所を選ばないタイピングが可能です。

 

ソフトウェア面では、ポメラ向けに最適化した日本語入力システム「ATOK for pomera[Professional]」をさらに強化。校正支援機能と、縦書きの脚本や台本の作成に適したシナリオモードを追加しています。1ファイルあたりの保存可能文字数は、従来機の2倍となる20万字です。

 

キーボードは、ローマ字入力やUSキーボードで最も重要度が高い英字を中央に配置。フォントには、可読性が高く、圧迫感を与えずモダンな雰囲気を演出する「AXISフォント」を採用。メインのボディカラーは従来機よりやや明るいダークグレーに設定し、キーのカラーとボディの色を分けることでキーの形が把握しやすくなりました。

 

US配列キーボードユーザー向けに、ポメラ用にカスタマイズしたUS配列を追加。従来のポメラでも採用していた、日本語入力特化の「親指シフト」には、改良したレイアウトを1種追加しています。

 

Wi-Fi接続により、ポメラ本体と直接テキストファイルのやり取りが可能。専用アプリ「pomera Link」でポメラ本体内のデータを確認し、選択するだけでアプリ内に保存できます。専用アプリからポメラ内のファイル一覧を閲覧でき、アプリ内ファイルをポメラに送信することもできます。

 

ゴミ箱、バックアップ領域の追加により、誤って削除や上書きを行なったファイルも復旧可能になりました。正規表現検索にも対応し、検索性が向上しています。作成中のテキストの文字数やバッテリー残量が画面上に数字で常時表示されるようになったほか、テキストファイルを二次元コードに変換する機能では、二次元コード表示できる文字数が従来機の最大約9万字から20万字になりました。

 

また、同製品が発表された7月12日には、限定250台の「ホワイトモデル」も予約受付を開始しましたが、即日完売に。“新ポメラ”の注目ぶりがうかがえますね。

 

株式会社キングジム お客様相談室(全国共通):0120-79-8107

ホームページ: https://www.kingjim.co.jp/

エモーショナルな“夏色”揃えました。「uni-ball one F」夏のリラックスカラー5色、数量限定発売

三菱鉛筆は、「uni-ball one(ユニボール ワン)」シリーズの、軸色や書き味の上質感を高めた「uni-ball one F(ユニボール ワン エフ)」から、夏の景色を連想させる5種のリラックスカラーを、7月19日に数量限定で発売します。

↑左から笹笛、白砂、箒星、夕月夜、蜃気楼

 

今回新発売する軸色は、くすみ色をベースとした夏のフェイデッドカラー。近年の癒やしや安らぎに対する意識の高まりから、時の経過を感じさせる落ち着いた色合いで、何気ない夏の情景を軸デザインで表現。軸の色みだけでなく、それぞれの軸色名も、使う人の情緒的な感性に訴えかけるような、夏の空気感のある自然の風景から採用しています。

 

軸色ラインナップは、初夏の美しい海岸に広がる白い砂浜を表現した「白砂」、流れ星が一瞬で空に消えていく余韻を表現した「箒星」、川のせせらぎが聞こえる中、涼しい風になびいている笹の葉を表現した「笹笛」、夏の夕暮れに現れる蜃気楼を表現した「蜃気楼」、月が浮かぶ夏の夕空を表現した「夕月夜」。

 

税込価格は330円で、いずれもインク色は黒。ボール径は、白砂、箒星、笹笛が0.38mm、蜃気楼、夕月夜が0.5mmです。

実は文房具総選挙2022「最も欲しい文房具」第1位!「クアデルノ」がもうひとつの“No.1”に輝けた理由

仕事や勉強がはかどる機能をもった文房具の年間No.1を投票で決める「文房具総選挙 」。今年、大賞は逃したものの話題を集めた商品がある。それが、富士通クライアントコンピューティングの電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」。投票イベントで、来場者から「最も欲しい文房具」の第1位に選ばれた魅力を、今回は掘り下げてみたい。

富士通クライアントコンピューティング「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」

本物の紙とペンのような書き心地を叶える電子ペーパー。2021年に発売された第2世代は筆圧感知に対応し、より自由な手書き表現が可能になった。

 

いま最もホットな「SDGs文房具」部門で第2位を受賞!

「文房具総選挙2022」では、2021年度に発売された100点の高機能文房具がノミネート。前年の約2倍の人が投票に参加するなど盛り上がり、熾烈な戦いが繰り広げられた。

 

「クアデルノ」は、昨今話題のSDGs的視点をもつ文房具が選出された「SDGs文房具」部門にノミネート。大量のメモや書類が一台にまとまり、ペーパーレスを推進できる点が、SDGs文房具にふさわしいと選出された。もちろん大前提として、デジタルツールでありながら、本物の紙とペンのような書き心地を実現しているという点で、文房具としても高く評価されている。

 

1か月間の投票受付を経て、結果、同部門の第2位を受賞! ちなみに部門第1位のスカパーJSATの「海のクレヨン」は、大賞受賞商品。いかに本部門が激戦だったことがわかるだろう。

 

来場者が実際に試して選んだ「最も欲しい文房具」第1位に!

しかも「クアデルノ」が成し遂げた快挙は、実はもうひとつある。イベント参加者が選ぶ「最も欲しい文房具」第1位だった、ということ。

 

4月24日にイオンスタイル新浦安店で開催した投票イベントには、入場制限がかかるほど多くの文房具ファンが来場。彼らが実際にタッチアンドトライした結果、「最も欲しい文房具」として最も多く名前を挙げたのが「クアデルノ」だったのだ。では来場者たちの声をもとに、「最も欲しい」と感じる理由を探っていこう。

 

「持っていたくなるカッコよさ!」(コージーさん・38歳)

↑約5.9mm(A5サイズの場合)と圧倒的に薄く、重量も約261g(A5サイズの場合)と一般的なサイズのリンゴよりも軽い

 

薄くスタイリッシュなデザインは、スーツはもちろんカジュアルな服装にも馴染み、職種を問わず取り入れやすい。もちろんオフシーンにもマッチ。さらに驚くほど軽いので、立ったまま長時間メモを取っても疲れ知らずだ。

 

「初めて触ったが、思った以上に紙のような感触だった」(RYOUさん・29歳)

↑「Wacomデジタイザ」を搭載したバッテリーレスのペン。筆記機能はこのペンのペン先のみに反応するため、片手を添えたり、ペンを握る手の側面が画面に触れたりしても誤動作がない

 

液晶の表面に施されたざらつきが、適度な筆記抵抗を生み、本物の紙とペンのような書き心地を実現。一般的なタブレット端末のように、ペン先がツルツルと滑ったり、カツカツと音が鳴ったりしないため、手書きデジタルツールに移行したときに感じる違和感はほぼゼロだ。

 

↑スタイラスの後端のテールスイッチと、軸側面にあるサイドボタンには、消しゴムやマーカーなどの機能を割り当てられる

 

「書き心地が気持ちよかった。書き方で線の出方が変わるのもいい」(まっちゃさん・年令不明)

↑適度な筆記抵抗のおかげで、ペンが滑りすぎず、紙に書いたときと同じ自分らしい字を書ける

 

4096段階の筆圧感知に対応し、ペンの種類で万年筆、もしくは筆ペンを選んだ場合、はね・はらいも表現可能。また、本体設定で自身の書きグセを設定すれば、ペン先と筆記線の位置がより高精度で一致する。

 

↑上からボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー。ちなみにクアデルノの画面上ではすべて文字色は黒だが、黒、赤、青、白、マーカーは赤、黄色、青、緑の任意の色で記録されている

 

「保存も検索もできて非常に便利」(まさがきさん・32歳)

↑検索の仕方もさまざま。メモや書類の全体像を確認したくなったら、画面上でピンチイン。16ページぶんのサムネールが一覧表示され、目的のページを簡単に探せる

 

読み込んだ書類へのメモやノートページへの書き込みも、すべて自動保存。パッとメモを取り、サッとカバンにしまって持ち運べ、必要になったらスリープモードを解除し、すぐ書き始められる。そんな機動力の高さも魅力だ。

 

↑ほかにも、デジタルギアならではの機能も満載。PCアプリのスクリーンキャプチャー機能を使うと、「クアデルノ」に書き込む様子がリアルタイム、かつカラーでPCに表示される。zoomなどのウェブ会議システムで画面共有すれば、オンラインホワイトボードとしても活躍

 

↑スマホアプリ「QUADERNO Mobile App」があれば、PCがない場面でもデータの出し入れが可能に。外出先でも、書類を取り込んで書き込みをし、誰かにシェアという一連の操作を簡単に行える

 

「書き心地が紙のようにいい。でも紙ではない点がエコでさらにいい」(リンリンさん・17歳)

↑E Inkディスプレイを搭載し、液晶ディスプレイより消費電力が少ない点でもエコ。ほぼ電力が消費されないためスリープ状態にするだけでOKで、フル充電すれば最長で2週間利用できる

 

テレワークの増加とともに、自宅に仕事の書類が増えて困っている人も多いのではないだろうか。「クアデルノ」は、薄型軽量ボディにもかかわらず、約1万ものPDFファイルを保存可能。それにより、膨大な紙書類やメモが「クアデルノ」一台にまとまり、ペーパーレスを促進できる。

 

「ペーパーレスなんて、まさにSDGs!」(ひまわりさん・52歳)
「一番仕事が“はかどる”と思った」(ポン太さん・40歳)

書類やメモが一台に集約できることで、紙の使用量に加え、散らばりがちな書類やメモを探す手間も紛失するリスクもカットでき、仕事効率はぐんとアップ。まさにSDGs文房具であり、はかどり文房具である。

 

ユーザーが待っていたクラウドサービスが登場!

そんな「クアデルノ」は、強みの一つであるモバイル性をさらにパワーアップする機能を獲得。そのクラウドサービス「My Note Cloud」にも触れておきたい。

 

「My Note Cloud」は「クアデルノ」をクラウドと連携させるサービスだ。現在β版が公開中の同サービスを活用すると、「クアデルノ」で書いた手書きメモをクラウドに保存し、PCやスマホで閲覧できる。逆にPCやインターネット上のPDFファイルを「クアデルノ」に取り込むことも可能。また、「クアデルノ」を買い替えたときは「My Note Cloud」でデータの移行ができるから安心だ。

 

そもそも「クアデルノ」には約22GBと十分な使用可能領域を持つメモリが搭載されており、大量のファイルのなかにはうっかり消去しては困る大事なメモも含まれているはず。本サービスを使えば、クラウドにバックアップしたり、ブラウザ上で簡単にドキュメントを管理できるようになるのだ。

 

「My Note Cloud」は近日、正式にサービス開始予定。β版でアカウント登録した人には、正式サービス移行時に特典も用意されているというので、「クアデルノ」を持っているなら登録しない手はないだろう。

 

また、「My Note Cloud」の面白いところは、サービスが短期間でどんどんアップデートしていること。「ユーザーフォーラム」というユーザーが気軽に意見を発信できる投稿フォームが用意されており、開発者へ要望を直接届けることができるのも魅力だ。それをもとに、β期間中は1ペースで機能がアップデートされている。

 

最新のアップデートではユーザーから寄せられたプチストレスを解消

実は6月28日にも新機能が加わったので、最後に少しだけご紹介する。

 

・ホームメニューからWi-Fiのオンオフ操作が可能に

↑これまで本体設定の画面に遷移しなければできなかったWi-Fiのオンオフが、ホームボタンを押すだけで操作可能に。Wi-Fi機能を気軽にオンオフできることで、バッテリー消費をより抑えられる

 

・充電中でもバッテリー残量を把握できる

これまで本体の充電中は、「チャージ」の文字が表示され、どのぐらい充電できているのかがわからなかったが、充電中でもバッテリー残量が表示されるように

 

・上下スワイプでE Inkディスプレイ特有の残像をリセット

↑E Inkディスプレイ自体の仕様により、消し跡や前ページの残像が残ることがあるが、画面を上下方向にスワイプし、手軽に消せるようになった

 

・任意のフォルダに新規ノートを作成できる

↑これまで「クアデルノ」本体上で新たにノートを作成した場合、データは自動で「Note」フォルダ内に保存されていたが、今回から任意のフォルダ内に保存できるように。これにより後からPCアプリでデータの保存先を修正する手間が不要になった

 

・「クアデルノ」本体を買い替えたときのデータ移行がスムーズ

↑専用のPCアプリ上で、「クアデルノ」内のデータのバックアップを取れるように。「クアデルノ」を買い替えたときに、旧「クアデルノ」のデータをスムーズに移行させられる

 

大手メーカーとは思えないユーザーボイスの反映力で今後の展開にも期待大

正直、今回のアップデートを、やや地味だなと感じる人もいるかもしれない。ただ、ちょっとした不便の蓄積が、使いにくさを生み、やがて使うこと自体が面倒になるのは本末転倒だ。

 

そんなユーザーの不便を解消するためにも、富士通クライアントコンピューティングでは、社内の「クアデルノ」チームがTwitterを中心にSNSに届くユーザーのリプライやDMをチェックしたり、エゴサーチをすることで、ユーザーの声を漏れなくキャッチしているという。ツイートの内容が気になるときは、公式アカウント自らユーザーの方に質問をし、更なるヒアリングをすることも。そんな前のめりの姿勢が、日々のアップデートに生かされているのだ。

 

商品の魅力はもちろん、いまより少しでも商品を良くしていこうという、ブランドチームの熱量の高さをお分かりいただけただろうか。もちろん、現時点での書き心地および機能性の高さは「最も欲しい文房具」1位に選ばれたとおり、文房具好きのお墨付き。現在は、家電量販店でも商品を試せるので、まずは、「クアデルノ」ならではの“いつまでも書いていたくなる書き心地”を試してほしい。

 

 

文/フクノシマショーコ 撮影/湯浅立志

インク不要、鉛筆削り不要で16km筆記! 話題の「メタシル」は従来のメタルポイントペンと何が違うのか?

「メタルポイントペン」という筆記具をご存知だろうか? 知っていたら、文房具マニアとしてはなかなかのモノである。

 

これは鉛やスズ、銀などを芯にした金属製のペンのことで、だいたい16世紀頃まで使われていたもの。銀製のものは特に“シルバーポイントペン”と呼ばれていたり、“金属尖筆”“メタルチップ”なんて呼び名もあるが、まぁだいたい同じものと思ってもらっていい。

 

↑インクも何もなしの金属芯で筆記できるのが、メタルポイントペン

 

ちなみに黒鉛が発見されたのが1564年。そこから現代の鉛筆に近いものが作られるまでは、世界的に広く使われていたわけだ。

 

例えばルネサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、レンブラントなんかもメタルポイントペンによるデッサンを数多く残している。というか、ダ・ヴィンチの没年が1519年なので、そもそも彼は鉛筆の存在を知らないままに亡くなっているのだが。

 

実はこの超レガシーなメタルポイントペンがちょっと進化して、令和の世に復活したのだ。それを紹介したいと思ったので、こういう文房具蘊蓄(うんちく)から切り込んでみた次第である。

 

5世紀ぶりに進化した最新メタルポイントペン

鉛や銀を紙にこすりつけただけで、どうして字が書けるのか? というと、紙に金属の微粒子が残って筆跡になる、というシンプルな話。さらにそれが酸化することで濃く残るわけだ。

 

なのだが、もちろん黒鉛の方がくっきりと濃く、さらに滑りも良くてなめらかで書きやすい。そりゃ鉛筆の登場によって、あっさり姿を消してしまうのもやむなしだろう。

サンスター文具
メタルペンシル metacil(メタシル)
900円(税別)

 

↑軸色は全6色。筆記色はすべて同じ(黒)なので、見た目の好みで選びたい

 

しかし、この6月にサンスター文具から発売された「メタシル」は、まさに現代版メタルポイントペンとして作られたもの。もちろん八角形の軸から芯まで完全フルメタルだ。先端の金属芯は「削ることなく約16kmもの長さを筆記できる」というのが謳い文句となっている。

 

↑鉛筆と同じ感覚で、芯先を紙に擦りつけて書くことができる

 

で、実際に書いてみるとこんな感じ。メーカー公称として「2Hの鉛筆に近い」とされているが、なるほど確かにそんな感じだろうか。体感としては2Hより若干薄いかなー、ぐらい。

 

さすがに薄いとは思うが、とはいえ読めないほどではないので、筆記具として使えないとは思わない。なによりも、従来のメタルポイントペンと比較すると、あきらかに筆跡がくっきり。実はこれが“メタルポイントとして進化している”という部分なのだ。

 

↑上からメタシル・メタルポイントペン・鉛筆H・2H・3Hで筆記。濃さ的には2Hから3Hの中間くらいだろうか

 

先にも述べた通り、メタルポイントペンの芯は鉛やスズなどの合金。対して「メタシル」の芯は、特殊合金に黒鉛を配合したものとなっている。書くと、金属と黒鉛の粒子が紙に残るわけで、従来よりくっきり黒い筆跡になるのも当たり前。

 

書き味は、ややガリッとした引っかかりがあるものの、金属オンリーの従来メタルポイントペンよりはなめらかに書けるように感じた。これはやはり黒鉛(固体潤滑剤としても使われるほどすべりやすい)を配合しているからだろう。

 

↑メタルポイントペンは芯先が丸いわりに引っかかりがあり、直線を書くにもややガタガタしがち。芯に黒鉛を配合したメタシルのほうがなめらかだ

 

また、黒鉛配合による効果としてもうひとつ、消しゴムで筆跡が消せる、というのもある。メタルポイントペンの筆跡は、一度紙に定着すると非常に消しにくいものだが、「メタシル」は普通の鉛筆に近く、こすって消せるようになっている。

 

また、上から塗装してもにじみにくい、というのも鉛筆と同じなので、水彩画の下書き用としても違和感なく使えそうだ。

 

↑鉛筆とメタシルは、消しゴムで筆跡を消すことが可能

 

↑芯はネジで軸にはめ込まれている。摩耗した芯が交換できるのか? と思ったが、現状では替え芯の別売りはないようだ

 

とはいえ、ここまで鉛筆に近い性能ならば「むしろ鉛筆でいいじゃん」という意見があるのも理解できる。というか、ごもっとも。いやらしい話、コスパも圧倒的に鉛筆(1本で50km書ける)の方が上だ。

 

ただ、“ルネサンス期の画家も使っていたメタルポイントペンを今の技術で作るとこうなる”というような話としては充分に面白いし、そこにロマンを感じることもあるだろう。実用品として捉えるよりは、「文房具好きが興味本位で使ってみると楽しい筆記具」ぐらいの評価がしっくりきそうな印象である。

 

 

プラスのハサミ「フィットカットカーブ」シリーズ10周年! 数量限定でプレミアムなレアモデル発売

プラスは、家庭用ハサミブランド「フィットカットカーブ」シリーズの、発売10周年を記念した数量限定「フィットカットカーブ 10周年記念モデル」を、7月7日に発売します。

 

「フィットカットカーブ」シリーズは、常に最適な刃の開き角度を保つ「ベルヌーイカーブ刃」による軽い切れ味が特徴で、2012年1月の発売以来、シリーズ累計3900万本以上を販売しています。

 

今回はシリーズ発売10周年を記念し、先進・高機能を表現する「ピュアブラック」と、限定感を華やかに彩る「ピュアホワイト」で本体カラーを統一した特別限定モデルの「フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップ」「フィットカットカーブ フッ素3D刃」「フィットカットカーブ プレミアムチタン」「フィットカットカーブ ツイッギー チタンコート」の計4タイプ、全8アイテムが登場。フッ素3D刃は刃の部分もブラック/ホワイトで、シックな印象のデザインに仕上がっているほか、携帯はさみのツイッギーは、初めて刃にチタンコートを施しています。

 

税込価格は、フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップが440円、フィットカットカーブ フッ素3D刃が891円、フィットカットカーブ プレミアムチタンが1155円、フィットカットカーブ ツイッギー チタンコートが935円です。

16km削らずに筆記可能な鉛筆! 芯まで金属なのに“書いたり消したり”できる「metacil」

サンスター文具は、芯まで金属の鉛筆、メタルペンシル「metacil(メタシル)」を発売しました。税込価格は990円。

 

メタルペンシル(金属鉛筆)は、芯が黒鉛を含んだ特殊合金で作られており、筆記時に黒鉛と合金の粒子が摩擦によって紙に付着することで筆跡となります。濃さは約2H鉛筆相当。

 

合金素材でできていますが、通常の鉛筆のように一般的な消しゴムで消すことができます。水や水性マーカーなどで滲まないので、水彩画やイラストの下書きにも最適です。

 

本体カラーはブラック、ホワイト、ネイビー、ベージュ、レッド、ブルーの全6色。マットな質感と、14gという絶妙な重さで、高級感を出しています。軸の形状も八角軸で、通常の鉛筆とは一味違った仕様になっています。

 

芯の摩耗が著しく少なく、削らなくても長い時間書き続けることが可能。筆記に集中しやすく、速書きにも最適です。なるべく同じ面だけで書かず、芯の先端を均等に使うことで、芯の尖りをキープできます。

ほぼ日の“AR地球儀”に新モデルが登場! 世界が飛び出す「ほぼ日のアースボール ジャーニー」

ほぼ日は、タブレットやスマートフォンで専用アプリをかざすと世界の様々な情報が飛び出すAR地球儀「ほぼ日のアースボール」のラインナップに、新モデル「ほぼ日のアースボール ジャーニー」を追加。7月1日11時より、ほぼ日ストアやAmazonなどのECサイトで発売するほか、全国の書店や文具・玩具店などでも販売します。税込価格は1万1000円。

 

同製品は、地球そのままの青い姿をしたメインモデル(直径15cm)に対し、径20cmの本体に、見やすくわかりやすく精緻な地図を記載。世界の国をカラフルに色分けした本格地球儀モデル。メインモデル同様、地球儀を固定するアームや軸がなく、丸い地球儀をボールのように手に取り、好きな角度から好きなように眺められます。天然木を使用した台座も付いています。

↑左が「ほぼ日のアースボール ジャーニー」、右がメインモデル

 

また、同製品の発売を記念して、旅気分を味わえるコンテンツ「世界をジャーニー」も、専用アプリ「ほぼ日のアースボール」で公開。パッケージイラストを担当した福田利之さんの描いたイラストたちが、地球儀のうえでにぎやかに動き出します。

 

発売日の7月1日から、アプリで“世界”が飛び出す様子を実際に体験できる店頭イベントも開催。丸善ラゾーナ川崎店と有隣堂横浜西口店で7月1日~7月3日、丸善日本橋店で7月15日~7月17日、有隣堂ららぽーと海老名店で8月5日~8月7日に実施予定です。

1本約64円!? 人気の「アルコールマーカー」が限定セール中……アナログ絵に挑戦するなら今!

同人系イベントなどで、絵師さんがスケッチブックのイラストリクエストを、アルコールマーカーでサラサラッと描いている姿、かっこいいですよね! 「私もあんな風にササッと描けたらなぁ……」と、あこがれたことはありませんか?

 

アルコールマーカーを使ってアナログ描きに挑戦してみたいけど、有名アルコールマーカーは“それなりのお値段”がするものが多くて、なかなか手が出しにくい!

 

……とお悩みの方に、モーレツにオススメしたいのが、コチラ!

 

Ohuhu(オフーフー)から発売中の「Ohuhuマーカーペン」です。「なにそれ? 初耳!」という方も少なくないと思うので、説明しましょう。

 

Ohuhuマーカーペンとは

Ohuhu(オフーフー)は、画材や生活雑貨、アウトドア用品まで幅広い製品を取り扱うブランド。このイラストマーカーシリーズは、日本、アメリカ、ヨーロッパなど、世界15か国以上で販売されており、世界中のアーティストからも多くの支持を得ているんです!

 

ペン先は筆タイプで柔らかく、筆圧の強弱をコントロールすることで綺麗に描けます。ペン先には高強度ポリエステル繊維を採用。コシがあり型崩れしにくく、滑らかな描き心地が味わえます。優しく塗り重ねることで、グラデーションも美しく仕上げられるのも特徴。耐久性にも優れているので、初心者の方でも、長く使い続けることができます。

 

また、ペン先は太字と細字の2タイプを用意。広範囲の着彩には太字タイプ、細かい個所の仕上げには細字タイプが活躍します。ペンのキャップは本体の両サイドに装着が可能。うっかり紛失するリスクも大幅に下げられます。

 

自社独自開発のインクは、発色も鮮やかで、豊かな色彩を表現することが可能。毒性がなく、子どもから大人まで、安心して使用することができます。1本あたりのインク容量は、有名アルコールマーカーより多い3.5gで、距離に換算し300m以上描くことが可能。

 

アルコールインクは速乾性に優れており、ムラになりにくく、擦れてインクが付着してしまう心配もありません。また、蛍光灯などによるインクの退色を防止・減退効果のある耐光性・耐水性にも優れています。イベントでスケブを描くにも、描いてもらったイラストをお部屋に飾るにも、ピッタリなアイテムといえますね!

 

各製品には12か月の保証期間が付いており、日本語でのサポート対応をおこなっています。

Ohuhuカスタマーサポート:support@ohuhu.jp

 

カラーバリエーションは驚きの772色! お得なセットも36種類と豊富に展開しています。高品質ながら買いやすい価格というコストパフォーマンスも、Ohuhuマーカーペンが支持されている理由のひとつといえるでしょう。

 

なお、Ohuhuでは、夏のイラストコンテストを開催予定! 詳細はこれから公式Twitterで発表予定とのことなので、興味のある方はぜひ、公式Twitterをフォローして、随時情報をチェックしてみてください!

公式Twitterはコチラ⇒https://twitter.com/Ohuhu_JP

公式TikTokも更新中⇒https://www.tiktok.com/@ohuhu_jp

 

1週間限定! Amazonでお得なセール開催中

高品質&コストパフォーマンスの良さから、プロ・アマ問わず人気を博しているOhuhuマーカーペン。なんと、本日より7月5日までの1週間、Amazonにて、一部セットがお得な20%オフに! 対象アイテムは以下の3点です(以下、価格はすべて税込)。

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字」7890円(通常価格9890円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・太字」1万3580円(通常価格1万6980円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・細字」1万3580円(通常価格1万6980円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・細字

 

ちなみに単純計算で、120色セットは1本あたり65.75円、216色セットは1本あたり約64.12円。安すぎ!

 

セットにはいずれも、専用のキャリングケース、裏移り防止用シート、オリジナルのカラーチャートが付属。キャリングケースは防カビ加工が施されているので、保管場所を選びません。

 

「これからアナログ絵をやりたい!」という人だけでなく、「将来は神絵師になりたい」というお子さんへのプレゼントにも最適。イラスト制作のほか、ノートや手帳、グリーティングカードなどの日常シーンでも“普段使い”できるので、あまり絵を描かない人や「自分には絵心がない」と思い込んでいる人でも、実は“使える”アイテムなのではないでしょうか?

 

 

●「Ohuhu」はThousandshores Technology Co., Ltd(日本法人:サウザンドショアス株式会社 https://www.thousandshores.jp/ )所有のプライベートブランドです。

Ohuhuオフィシャルサイト:https://www.ohuhu.jp/

10周年を記念した特別限定モデル! インクの乾燥を防ぐ万年筆「#3776 センチュリー ディケイド」

プラチナ万年筆は、インクの乾燥を防ぐ「#3776 センチュリー」誕生から10周年を記念した特別限定モデル「#3776 センチュリー ディケイド」を、7月1日から数量限定で発売します。税込価格は4万4000円。

 

万年筆「#3776」は1978年発売。#3776という名前は、富士山の標高にちなみ、日本最高峰の万年筆を目指したことに由来します。33年後の2011年には、インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」を搭載した、#3776 センチュリーを開発・発売しています。

 

今回発売される#3776 センチュリー ディケイドは、約2年間インクの乾燥を防ぐスリップシール機構搭載のほか、新設計の14金ペン先に、記念モデル特別デザインを刻印。軸とキャップには、初代#3776の象徴であるギャザード使用を施しています。ベスト型と呼ばれるフラットに近いトップ(天飾)を採用し、10周年記念ロゴを印刷。キャップリングは陰影が特徴的な彫刻仕上げです。

 

世界3776本限定で、尾飾にはシリアルナンバーを彫刻しています。特別付属品として、10周年記念特別調色インク「富士紺」20mlも用意。

海外版ならではのスタイリッシュなカラー展開も! サステナブルな手帳「マークス・ダイアリー2023海外版」

マークスは、マークス・ダイアリー2023海外版を、海外の取扱店では5月から、日本国内ではマークス公式オンラインストア「オンライン・マークス」にて、6月16日より販売を開始しています。

 

マークス・ダイアリー海外版は、2008年版からヨーロッパを中心に販売を開始し、2023年版で16シーズン目。現在は、ヨーロッパを中心に世界20か国以上で販売しています。

 

今回発売される同製品は、スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリー2サイズ(ウィークリー・バーチカル/A5・A6/9月始まり)52種と、「ノートブックカレンダー」(Sサイズ・Mサイズ/1月始まり)2サイズ12種を展開し、全64種をラインナップ。税込価格は、ウィークリー・バーチカルのA5サイズが2420~2530円、A6サイズが1540~1650円(ノートブックカレンダー海外版は国内販売なし)。

 

スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリーは、表紙カバーにリサイクルPVCを60%使用し、FSC認証紙(責任ある森林管理のマーク FSC N003458)の、マークスオリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。NEO AGENDAは、ゲルインクや油性ボールペンなどの筆記具との相性も良く、なめらかな書き心地が特徴。

 

27の国と地域の祝日がアイコン表記されており、表紙は、スライドジッパー付きポケット仕様で全カバーをラインナップ。「storage.it」や、海外版オリジナルデザインとして、ポップなポルカドット柄のタイポグラフィー、スタイリッシュなジオメトリックパターン、ジャングルモチーフやフラワー柄のナチュラルなパターンなど、様々なデザインが揃っています。

 

ノートブックカレンダーは、表紙カバーにリサイクルPPを使用しており、海外版オリジナルカラーを含む6色を展開。日本版と同じ中面フォーマットを使用し、10の国と地域の祝日がアイコン表記されています。

大人の美文字にも効く!「ザラザラ下敷き」の子ども用と侮れない威力とは?

当連載でも繰り返し言っていることだが、筆者は超ド級の悪筆である。少しでもマシな字が書ける筆記具を探して、取っ替え引っ替えしているうちに文房具に詳しくなり、文房具ライターになり……というぐらいだから、なかなか筋金入りの字の汚さと言っていいだろう。

 

で、いろいろと筆記具を試した上で確実に言えることは、マシな字を書きたいなら、筆記具に「なめらかな筆記感」を求めちゃダメ! ということだ。

 

字にコンプレックスがあると、どうしても字を走り書きしてしまう癖がつきがち。そこになめらかな筆記感がプラスされると、走り書きどころか、転がり回って書いたん……? と思うほどの乱れ方になってしまう。悪筆なりにゆっくり丁寧に書くのが重要で、ペン先のコントロールを意識して書けば、どんなに下手だろうと、多少はマシになるはずなのだ。たぶん。

 

美文字を書きたいなら、まずは下敷きを使おう!

つまり我々“字が汚い族”が求める文房具には、(1)書く速度を落として、(2)ペン先のコントロール性を高める、という2つの機能が備わっていると嬉しいわけだ。

 

例えば「カリカリ感強めの細字ボールペン」はこの条件を満たしてくれてオススメなのだが、それ以外のペンが使いづらくなるというのは難点だ。そこで試してみてほしいのが、レイメイ藤井「魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット」である。

レイメイ藤井
魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット
A4・B5サイズ 各750円(税別)

 

いわゆる学童向けのプラスチック下敷きだが、特徴的なのは、表面にびっしりとある細かな凹凸。手で触るとザラザラとした感触があり、これがネーミングの元となっている。

 

このザラザラがなににどう効くのか? というと、これによって子どもの運筆力を育てる効果がある、というのだ。

↑下敷きの表面には細かに凹凸がびっしり。これが文字を美しくする効果を生む……!?

 

運筆力とは、自分の思うようにペン先をコントロールする能力のこと。まさにドンピシャで僕らが欲しかったヤツじゃないか。

 

これを紙の下に敷くと、ボールペンでも鉛筆でも、書くとザラザラというか、ボコボコとした振動が指先にハッキリと感じられるはず。まずこの振動がすべり防止になるため、書く速度がグッと落ちる……と書くとネガティブな感じもするが、つまりは無意識の走り書きを発生させないため。道路を意図的に凸凹させた減速帯のようなもの、と思ってもらえば分かりやすいかもしれない。

↑ペン先が適度に引っかかるため、走り書きにならず落ち着いて書くことができる。これはあまり体感したことのない書き味だ

 

速度が落ちれば、字のバランスや形に意識を払う余裕も生まれる。自動的に丁寧な筆記ができるというわけだ。実際に試してみても、はっきりと「マシな字が書けた!」という自覚が持てるほど。

 

ただし、筆記線をじっくり見れば、凹凸を拾ったことでの細かな線のブレも見て取れるので、そこが気になる人には向いていないだろう。

↑各筆記具の上段(●が付いている方)が、このザラザラ下敷きを使用して書いたもの。下敷きなしと比較すると、明らかに丁寧な書き方ができている

 

また、ボコ、ボコ、という振動ごとにペン先がどれだけの距離を進むのかをなんとなくでも把握すれば、手の感触と脳内でイメージした運筆が一致させやすい、というのも大事なポイントだ。振動がペン先の動きをナビゲートしてくれるので、思い通りにコントロールしやすくなるのである。

↑ペン先から受ける振動を目安にすると、線の長さや角度も把握しやすい

 

↑ちなみに下敷き裏面はツルツル仕様なので、引っかからずスピードを上げて書きたいときは裏返して使うといい

 

冒頭でも述べたが、書きやすくするためにいちいち筆記具を選ばない、というのが、下敷きを使うメリットだ。

 

極細径のシャープペンシルやボールペンはやや書きづらく感じるかもしれないが、それ以外はだいたいどんな筆記具でも、確実に丁寧な字が書けるようになるはず。特に「ジェットストリーム」など走りすぎになりがちな低粘度油性インクが、意識してコントロールしやすくなる様子は、従来にない面白さである。

 

↑A5ノートを多用する筆者は、A4下敷きを半分にカット。これは便利!

 

そもそもは学童用として作られている製品だが、大人が使って何の問題があるわけでもない。使うだけで字がちょっとでもマシになる可能性があるのだから、むしろ使わない理由の方がないだろう。

 

筆者はノート・紙類をA5サイズに統一しているので、A4のザラザラ下じきを半分にカットして持ち歩いていることも付け加えておきたい。

 

“1日2ページ”で日々の記録を存分に楽しめる! 手帳「hibino」2023年版、7月27日発売

デザインフィルは、同社が展開するプロダクトブランド「ミドリ」から、2023年版「hibino」を、7月27日に発売します。税込価格は4950円。

 

同製品は、見開き2ページで1日分の内容がたっぷりと書き込める新フォーマット“1日2ページ”の手帳です。

 

左ページには24時間の時間軸や書き分けに便利な仕切り線、右ページには書き込むスペースを均等に分割しやすいドットの目印がそれぞれ付いているほか、月の満ち欠けやその日の天気を記録できるアイコンも付いています。スケジュールとノート、ToDoリストと日記など、左右のページで書き込む内容を分け、自分らしい使い方で1年間を綴ることができます。

 

本文には、筆記特性に優れた薄手で軽量な手帳用紙(トモエリバー)を使用。サイズはA6サイズで、コンパクトに使えます。製本には、開きやすい糸かがり綴じを採用し、ページの端まで書き込むことができます。

 

記入スペースは、文字を書く際のガイドになる2.5mmの方眼罫。イラストや図の書き込みがしやすく、思いのままにページをレイアウトできる自由度の高さも特徴。1か月の予定や記録を俯瞰して振り返ることができるマンスリーページと、毎月の目標や予定を書き出せるフューチャーログも収録しています。

 

カラーバリエーションは、爽やかなブルーグリーンと落ち着きのあるキャメルの2色を用意。表紙に押した金箔のロゴがアクセントになっています。

縦横に開き透明窓で中身が一目瞭然なファイルバッグ「PAAT」はクリアホルダーを超える便利な存在だと断言したい

もはや働く場所はオフィスだけじゃない、というのはニューノーマルの基本なのだが……だからといって在宅ワークばかりでもない、というのが悩ましいのだ。例えば、週に2日は出社して残りは自宅で、というようなケースも増えており、そうなるとオフィスと自宅の環境をどう“擦り合わせる”か、など考えるべきことが増えてくる。うーん面倒くさい。

 

他にも面倒なのが、仕事用の資料など紙モノをどうするか、という点。データならサーバーに入れておけばどこからでも確認できるが、紙の書類はそういうわけにはいかない。紙モノは片っ端からスキャンして電子化、というのも意外と現実的じゃないし、そうなると、複数のワーキングスペース(オフィスや自宅)の間で書類を持ち歩くことになる。

 

であれば一度、「クリアホルダーより書類の持ち歩きに適したツールってないかな?」と考えてみるのも、ありかもしれない。

 

タテヨコ自在でガバッと開くファイルバッグ「PAAT」

クリアホルダーは書類の出し入れがしやすく便利だけど、「折れる・曲がる可能性がある」「ペラペラすぎてカバンの中で探しづらい」「中身が抜け落ちやすい」……といったネガティブな面がある。逆に言えば、そのあたりを解決できて、かつクリアホルダーライクに使える製品があれば良いのではないか?

 

その点、サンスター文具の「PAAT」(パット)はなかなかオススメできる。

サンスター文具
ファイルバッグPAAT(パット)
A5 1000円/A4 1200円(ともに税別)

 

表の全面が透明窓のため中身の視認性がいい、封筒型でA4サイズのファイルバッグ。フラップは閉じるだけで磁力によってピタッと固定されるため、まず書類の抜け落ちに関しては心配ゼロだ。

 

とは言っても、同様の商品はすでに他社からいくつか発売されているため、これだけでアピールするにはちょっと弱い。しかしもちろん、「PAAT」ならでは! と言うべきポイントがある。それがダブルフラップ機能だ。

 

↑洋封筒のように開く長辺のフラップ。マグネットは透明窓中央(四角い部分)に配置されている

 

透明窓に正対した状態だと、フラップは長方形の長辺に位置する。要するに横長の洋封筒のような感じ。

 

↑裏面にもフラップが。ここを開くと長封筒のように使える

 

しかし裏返してみると、短辺側にもフラップがついているのが見えるだろう。このフラップが上に来るよう90度回転させると、長封筒型に早変わり。つまり、縦にしても横にしても、同じようにフラップを開閉して中身が出し入れできるという、非常にユニークな構造なのだ。

 

↑横にすれば、ビジネスバッグで使いやすい

 

↑リュックなら縦に入れてピッタリ

 

例えばリュックに入れて使う際には縦長にして使う方が収まりが良いし、浅めのトートやビジネスバッグならば横長の方が出し入れスムーズ。

 

書類を持って出向く先によってカバンを変えるのはよくあることだが、いちいちファイルバッグまでカバンに合わせて変えていては、面倒極まりない。であれば、どちらにもそのまま使える方がいいのは当然という話だ。

 

さらに、タテヨコのフラップを同時に開くことで、全体を大きく一気にガバッと開くこともできる。

↑ダブルフラップを同時に開いての、ガバッと大開口。中身の出し入れが非常にしやすい

 

封筒型のファイルバッグは口から書類などを出し入れするのに少し手間取ることがあるが、大きく開いてしまえば問題なし。一度この大きな開口に馴染んでしまうと、もう他の封筒型ファイルバッグには戻りづらいほど。

 

バッグの中で見つけやすいカラーもポイント

また、今回使用しているブルーをはじめ、グリーンやホワイトなど明るめの色が揃っているのも大事なポイント。このカラーに加えて程よい厚みもあるため、ペラペラかつ透明のクリアホルダーより、カバンの中で目につきやすいのだ。

↑カバンを開けて覗けば、本体の明るいカラーでパッと見つけられる。カラーも使い勝手の点でけっこう重要なのだ

 

書類を探してカバンの中をゴソゴソ探し回るのは、周りからもあまり見栄えの良いものではない。そういう意味でも、こういった薄物は見つけやすさが重要なのである。

 

↑マチはないが、100ページの雑誌もこの通り収納できる

 

↑中にはしっかりした仕切り板も。大事な書類は透明窓から見えないよう、仕切りの奥側に収納したい

 

ファイルバッグは、仕事用ツールとしてはかなり地味なジャンルと言える。が、便利なものを導入すれば途端に快適さを感じられるはず。もちろんクリアホルダー1枚と比べたら価格はかなり違うが、それでもぜひ試してみて欲しい製品である。

 

片手でサッと開閉できる新機構「フリックキャップ」搭載! コクヨ「テープのり<ドットライナーフリック>」

コクヨは、小型な本体ながらテープ長さ12mのつめ替えタイプで、ペンケースの中でキャップが勝手に開きにくく、使うときは片手で開閉できる新機構の「フリックキャップ」を搭載した「テープのり<ドットライナーフリック>」を、6月22日から販売します。

 

同製品は、内部設計を最適化し、W69×H30×D17mmの本体サイズに。ペンケースによりスリムに収納できるよう、同社「ドットライナーフィッツ」と比較し、2mm薄型化しています。コンパクトな本体サイズながら、テープの長さは12m。

 

キャップには、製品名にもなっている新機構の「フリックキャップ」を搭載。バネを内蔵し、さらに横方向に開閉させることで、ペンケースの中でキャップが開いてしまうことを防ぎ、使用時はワンアクションでスムーズに開けることが可能。フルカバーキャップを採用し、のり面にホコリやごみがつきにくくなっています。

 

本体カラーは、優しい紫色の花名を表現したライラック、爽やかなミント、やわらかなホワイトと、限定色ピンクの4種類のバリエーションで、乳白色の半透明樹脂とマットな仕上げにより、中身が透け過ぎず、大人っぽい雰囲気を演出しています。

 

税別価格は、本体が290円。つめ替え用テープは210円(1個)、630円(3個パック)。本体ライラックカラー1個と、つめ替え用テープ2個のお徳用パックは640円です。

キングファイルにベビー誕生?「キングミニ」が無性に物欲をそそる上、やけに実用的

ヒトを含む多くの生物は、頭身が低い・目が大きい・手足が短いなど、赤ちゃんによく見られる特徴(ベビースキーマ)を持つものを、本能的に「きゃわいい~!」と感じ、守ろうとする習性を持っているそうだ。

 

これは、動物行動学者のコンラート・ローレンツが唱えた説で、つまり自分より弱いものを保護して養えば子孫が生き残る率が高まる、ということ。「かわいい」の概念が本能に根ざしたものであり、種の生存戦略に関わっているというのは、なかなか面白い話である。

 

だから、例えば「かわいい小物や文房具を見つけたら、ついつい買っちゃう」というのも、実は生物の本能的なアレであって、それはまぁ仕方ないよね、という話なのだ。特にかわいい“文房具の赤ちゃん”なんかがいたら、そりゃ庇護欲をかき立てられずにおれようか。だって超きゃわいいのだから。

 

ミニサイズのキングファイル、かわいすぎ!

文房具の赤ちゃんとはなんぞや? と怪しまれる方もいるだろうが、2022年6月10日にキングジムから数量限定で発売される「キングミニ」シリーズが、それだ。

 

事務用品のザ・定番である「キングファイル」「保存ボックス」をミニチュア化したもので、これはもうどうみたって、キングジム製品の赤ちゃんなのである。きゃわいい!

↑かわいすぎるミニサイズ事務用品「キングミニ」シリーズ

 

と言っても、ただのミニチュアならここで紹介するほどのものでもない。それぞれきちんと機能を持った文房具として作られているというのが、大きなポイントなのだ。

 

まず、最も“赤ちゃん感”が高いのが「キングファイルクリップ」。板バネ状のクリップを本体に押し込むことで紙束を固定するクリップで、Lサイズはコピー用紙90枚、Mサイズは60枚まで綴じることができる。

 

親のキングファイルと比べると、目(スクエアマーク)が本体に対して大きく、ぽっちゃりとして背が低い。これは完全なベビースキーマだ。

 

キングジム
キングミニ
キングファイルクリップ 4個セッ
Mサイズ 500円Lサイズ 680円(ともに税別)

 

“親”が書類を綴じて保存するファイルなのに対して、“赤ちゃん”はスライドクリップというのも、またかわいい。書類にきゅっとだきついて綴じる様子は、いかにも頑張って親の真似をしているよう。見ているこちらも、庇護欲かき立てられまくり。

 

機能として何か新しさがあるわけではないが、機能とビジュアルのマッチングが良すぎなのである。

 

↑いかにも「精一杯がんばって紙を綴じてます!」感があって、キュンキュンする

 

「文房具総選挙」初の公式ブック登場! 付録は「キングファイル」モチーフのスタンド式ツールポーチ

ちょっと育った付箋は、いたって実用的

「キングファイルふせん」は、サイズこそ小さいものの比率はもう、ほぼ親と同じ。スライドクリップよりもお兄ちゃん(お姉ちゃん)だな、という印象である。

キングジム
キングミニ
キングファイルふせん各500円(税別)

 

↑「インデックスタイプ」(左)と、「背見出しタイプ」(右)がある

 

ちなみに中身の付箋は、書類の端に貼ってインデックスが作れる「インデックスタイプ」と、ファイル背見出しがモチーフの「背見出しタイプ」の2種類がラインナップ。いわゆるカバー台紙付きの付箋ということで、見た目の面白さは少し薄いが、実用性に関しては間違いないやつだ。

↑インデックスが色ごとに分離しているので、好きな色から使うことができる

 

↑使ったときのインパクトは薄いが、ノートや手帳のインデックスとして普通に便利

 

ちなみに「背見出しタイプ」はもちろん普通の付箋として貼ってもかわいいが、ルーズリーフバインダーなどの背に貼って、一時的なラベリングにするのも楽しそうだ。白地に例のスクエアマークがあるだけで「キングファイルっぽい」と思ってしまうあたり、やはりアイコンとしての強さと言えるだろう。

↑どんなファイルも、この背ラベルを貼ることでキングファイル化⁉

 

↑もちろん通常のふせんとしても、スクエアマークがよく目立つ

 

机上の小物収納に、意外と便利な保存ボックス

ファイルをまるっと収納しておける保存ボックスは、小型化して「ミニ保存ボックス」になっている。キングファイルほど普段から目立っている製品ではないが、見れば「あー、そういえば会社で資料箱として使ってるわ」と思い出す方も多いのではないか。

キングジム
キングミニ
ミニ保存ボックス
各360円(税別)

 

↑つまんでヒョイと持てるサイズ感のダンボール箱、というだけでものすごくかわいい

 

サイズは名刺がスッと入るぐらいで、机の上にあるちょっとした小物やお菓子類を放り込んでおくのに良さげ。そういった散らばりがちなものがまとめて片付くと、机がすっきり見えるし、なにより机に小さいダンボール箱が積まれてる、というビジュアルがグッとくるのだ。

 

ちなみに素材は0.9mm厚ながら、きちんと中に波板の入ったダンボールなので、それなりに頑丈である。

 

↑小物収納としては“いろいろ入る”サイズ感。名刺や万年筆コンバーターなんかがジャストで収まる

 

ちなみにこの「キングミニ」シリーズ、あらためてお伝えしておくが、数量限定販売だ。

 

店頭でもし見つけることがあったら、即座に庇護してあげてほしい。それが生物としての本能なので、見つけた瞬間に「きゃわいい~」なんて声が出ちゃったとしても、なんら恥ずかしいことではないし。

↑「かわいい」「実用性充分」の2点だけで、もう買っちゃっていいやつだと思う

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

何にでも書ける無敵の油性ペン!「ガテン無敵マーカーPRO」はインパクト抜群のハードな1本

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第21回となる今回は?

 

第21話

寺西化学工業
ガテン無敵マーカーPRO
おの型/230円(税別)、極太/430円(税別)

日本初の油性マーキングペンを生み出した老舗が作る、超タフな油性ペン。水に強いインクと耐摩耗性に優れた強化型ペン先を採用し、屋外や水回りで活躍する。インクは黒と赤の2色。

 

極太ゆえの大味な筆記感はペンタブにも近しい

個包装されたパッケージには、大きな文字で「無敵」の文字。その下にはなぜかカタカナで「向カウトコロ敵ナシ。」とある。筆記具の惹句(じゃっく)としては度を超えたイキり具合ですが、いわゆる油性マーカーであるところの「ガテン無敵マーカーPRO」(すごい名前だ)は、確かにこうしたハードな打ち出しが似合うペンなのです。

 

なにせ特徴は、コンクリート・金属・木材・ガラス・プラスチック、濡れた紙やダンボール等、何にでも書けてしまう「強化型ペン先」。特に「極太」芯のインパクトがスゴい。ぎょっとするほど真四角でエッジが立っており、まるでレゴブロックのパーツというか「とらや」の小型羊羹(本気の詫びのときに持っていくやつ)というか……最初に見たときは意味がわからなくて爆笑してしまいました。

 

自宅にあったボール紙に書いてみると、油性マーカーらしいツンとくる溶剤の匂いと共に、艶やかで幅広の線がくっきりと引けます。ただしその筆記感は硬質ゴムを撫でつけているような、独特の“大味”さ。一般的な筆記では、紙の質感やペン先のボールの回転といったミクロな情報を受け取っているのに対し、このペンではもっとマクロで大きな桁の値を相手にしている感じ。指先の感触と書かれた線にギャップがある、という意味ではペンタブあたりの筆記感と近いかも。

 

そしてこのペン最大の驚きは、昨年のGetNavi・GetNavi web主催の「文房具総選挙2021」で大賞を受賞していること。マジかよ! ぜひお試しを。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第19話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第20話】「どうせいいんでしょ?」を超えてきた! 極細ボールペン「ジュースアップ」3色タイプが欠点ナシの超進化形だった

https://getnavi.jp/stationery/725701/

注目商品が続々! 2022年最新ボールペンのトレンドとおすすめモデル

近年、日本のボールペンはめざましく進化しています。サラサラした書き心地を実現するだけでなく、手帳にぴったりの細字を究めたりストレスなく書けるよう軸を改良したりと、さまざまな工夫がなされています。なんとなくそのへんにあったノベルティのボールペンを使っている……そんな人にも、低価格ながら高い品質をもつボールペンの存在を知ってほしい!

 

そこで今回は、最新の国産ボールペンの傾向とともに、注目の新商品を紹介。さらに自分に合ったボールペンの選び方についても解説します。文房具ライターとして、筆記具をはじめとする文房具のトレンドをウォッチし続けているきだてたくさんに教えていただきました。

 

知っておきたい、ボールペンの種類

まずは、ボールペンの基礎知識からおさえておきましょう。私たちがふだん目にするボールペンは、インクの種類で大きく3つに分類できます。

 

【ボールペンに使われるインク3種】

・油性インク……「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)など
・ゲルインク……サラサ(ゼブラ)、「フリクション」(パイロット)など
・水性インク…… Vコーン(パイロット)など。 

 

「近年、もっともシェアが大きいのはゲルインクです。かつては耐水性がありにじみにくい油性インクが人気を博していましたが、粘度が高くベタついた書き味や、ペン先に固まったインクが紙を汚すなどの問題点がありました。

 

一方、水性インクはサラサラした書き心地が軽く、発色もクッキリしているというメリットはあるのですが、乾燥に弱いためノック式(ペン先の繰り出し形式)には向きません。そもそも日本ではノック式がメジャーなため、彗星インクのシェアもそれほど大きくないんです。

 

ゲルインクは発色が良いことに加えてにじみにも強く、書き味は油性よりもサラッと軽やか。つまり、油性と水性のメリットを併せ持つ、扱いやすいインクだと言えます」(きだてたく さん、以下同)

 

国産ボールペンはなぜすごい? 海外との違い

これほどまでにボールペンの種類が多い国は、他に類を見ないと言います。どういった背景があるのでしょうか?

 

「国産ボールペンの中でも、2006年に発売された『ジェットストリーム』シリーズ(三菱鉛筆)は、もっともメジャーな製品だと言えるでしょう。油性インク特有のべっとりと紙に付く質感を改善した『低粘度油性インク』を初めて採用し、これまでにない滑るような書き心地が話題となりました。現在では年間約1億本も出荷されており、日本のボールペン市場における不動の地位を築いています。

このジェットストリームの出現を境に、国産ボールペン競争は激化。それぞれの筆記具メーカーがジェットストリームをベンチマークに、より書きやすく、より使いやすいボールペンの開発・製造を始めました。

今もインクはもちろん、持ちやすさや書き味など、さまざまな方向性で進化を続けています。ほんのわずかなにじみやペン先の引っ掛かりに目をつけ、改良を重ねていくというメーカーの姿勢には、まさに日本のモノづくりに対するこだわりや文化が表れていると言えるのではないでしょうか。

一方海外では、新しい製品はあまり開発されていません。ほとんどの国で『ビック・オレンジ』(BIC)が一人勝ちの状態なんです。でも日本のボールペンの品質の良さは、海外製品と比較するまでもありません。ジェットストリームをはじめ、日本のボールペンは海外にも出荷されており、高い評価を受けています」

 

海外の店頭ではフランス・BIC社のボールペンを見かけることが多いのが現状。

 

最新ボールペンの傾向は?

ボールペンの改良は細部にまで及び、次々と新商品が発売されています。

 

「これまで、ボールペンの書きやすさを左右する要素はインクだと思われていたんです。各メーカーも、インクの品質を上げることに努力を重ねていました。ところが、2020年頃から、インクではなく本体そのものを改良することで、書き味を高めようというムーブメントが起こり始めます。

その火付け役となったのは、2018年に発売されたゼブラの「bLen(ブレン)」です。文字を書く時の、ペン先のわずかな振動を極限まで減らし、その名の通り安定したブレにくい感覚を実現しています。2021年は、そのムーブメントが開花した年でした。主な特徴として、2つのキーワードが挙げられます。

 

・細字

「2020年の細字ブームが継続。細い字が書けて、かつ書き味を高めていくというフェーズに入っています。一概に、ペン先が細いだけで細かい字が書きやすくなる、とは言えません。いかに手元がよく見え、引っ掛かりが少ないかという総合的な部分に目を向けた改良が進んでいます」

 

・低重心

「本体の高い位置に重みがあると、ペンを傾けた方に全体のバランスがもっていかれるような状態になり、手の疲れや書きづらさの原因となります。そこで本体の重心を下げることで、安定感を出すというものです」

 

2021年度に発売された注目の最新ボールペン5選

2021年度に発売された、いま注目の新作国産ボールペンを5モデル紹介していただきます。

 

・針状のチップで筆記ポイントの見通しがいい

トンボ鉛筆「モノグラフライト」
198円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm/0.5mm

「2021年上半期に出た製品。注目すべき点はペン先の部分です。一般的なものよりも長い、5.2mmのロングニードルチップを採用しており、ペン先と紙に距離が生まれる仕様です。手元が見えやすく、細かい字が書きやすい。さらに、インク自体は従来の低粘度油性でありながらも、出る量を最適化。“ボテ”と呼ばれるインク汚れができにくいのもポイントです」

 

・クッキリ発色のペンが持ちやすく進化

三菱鉛筆「ユニボール ワンF」
330円(税込)

ペン先の太さ=0.38mm/0.5mm

「2020年に発売された『ユニボール ワン』の進化形です。濃くくっきりとした発色が特徴の黒インクはそのままに、ボディの中心あたりからペン先に向かって真鍮製の重りが入っている“低重心タイプ”になりました。最適なポイントで握ると、まるで手に吸い付くような錯覚を覚えるほどの安定感です。価格は倍以上に上がったものの、使ってみると、納得の仕上がりです」

 

・“いろいろな黒色”をちょっとリッチに楽しめる

サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」
385円(税込)
ペン先の太さ=0.4mm/0.5mm

「2020年に発売された『ボールサイン iD』の進化形。インクの色は全3種類で、なんとその3色すべてが“黒”という特殊なシリーズです。緑がかった黒、青っぽい黒など、少しずつ色味が異なっており人気です。本体軸はマット素材の塗装を施しており、滑りにくく、握りやすい仕様になっています。こちらも価格は300円代です」

 

・サラサラした書き味が0.3mmの極細芯でも健在

ゼブラ 「サラサナノ」
220円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm

「0.3mmというと、ガリガリとした特有の感覚をイメージする人も多いのではないでしょうか。サラサナノには、本体上部に振動を吸収するサスペンション(うるふわクッション)が入っています。これにより、リフィルは従来と同じであるにもかかわらず、書き味が格段になめらかになりました。付箋のようなざらざらした紙にも引っ掛かりがなく、細い字が書きやすいというメリットがあります。カラーは32色をラインナップ」

 

・気になる“カチカチ音”を抑えた静音ボールペン

ぺんてる「カルム 単色ボールぺン」
165円(税込)

ペン先の太さ=0.5mm/0.7mm

「集中したい時や、オフィスや図書館など静かな場所で作業をする時、ボールペンのカチカチというノック音が気になるという人も多いのではないでしょうか? カルムは特殊な構造により、従来品と比較してノック音を66%も軽減しています(※)。音量自体も小さいのですが、音が低く不快感を軽減し、響きにくくなっている印象です。3色ボールペン、多機能ペンも展開しています」

※同社比、音圧パスカルでの比較

 

自分に合ったボールペンの選び方

数々のボールペンから自分に合ったものを選ぶ際、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか?

 

「書き心地や書き味は、数値化するのが難しいものです。ペンの持ち方や用途、文字の書き方は人それぞれ。正直、誰にでもこの製品がおすすめ! とは言えません。まずは店頭に行って、実際にペンを持ってみて、重さや持ち心地を確認し、試し書きをしてみましょう

試し書きの際、ぐるぐると渦巻きを書いている方も多いかもしれませんが、実はこの方法では十分にボールペンの特徴を掴むことができません。海外ではよく、稀にインクが出ない不良品が混じっていることがあるため、このような試し書きをするようになったと考えられます。国産品で“インクが出ない”ということは滅多にありません。

試し書きのコツは、自分が一番頻繁に使う文字を書いてみることです。個人情報が特定されないところまでの住所などが良いのではないでしょうか。自分用の基準となる文字を決めておくと、しっくりくるボールペンを見つけやすいと思います。自分の手帳などに住所や名前を書いてみるのも良いですね。

また、あえてアドバイスするならば、あまり自分の字に自信がない人に低粘度油性インクはおすすめしません。これは自分の経験側から言えることなのですが、悪筆の自覚がある人は走り書きをしてしまう傾向にあるため、滑りが良すぎるとかえって読みにくい字になってしまいます。そういった人には是非、細めのゲルインクボールペンを使ってみていただきたいですね」

 

「ボールペンは用途によって細やかに進化を続けており、今後も目が離せません。個人的に気になっているのは、2006年の発売以来、いまだ大きなアップデートがない『ジェットストリーム』が、今後どうなっていくのか。期待は高まります」

文房具は毎日使う仕事道具。だからこそ、少しでも使い勝手がよくなると仕事の効率も上がるもの。自分にぴったりの文房具を探してみてください。

 

【プロフィール】

文房具ライター / きだてたく

最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバーとして、全国各地で文房具の楽しさを伝える講演活動なども精力的に行っている。『愛しき駄文具』(飛鳥新社)、『日本懐かし文具大全』(辰巳出版)、『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著/スモール出版)など著書多数。

きだてたくの文房具レビュー連載(GetNavi web)


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

「文房具総選挙」初の公式ムック登場! 付録は「キングファイル」モチーフのスタンド式ツールポーチ

はかどり文房具の頂点を投票で決す「文房具総選挙」は2022年で10周年。これを記念して出版する初の公式ムック「文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK」が、全国の書店・ネット書店で販売を開始しました。

 

10年間の受賞商品を振り返るとともに、文房具トレンドを総括。また、アーティスト・KREVA、乃木坂46・山崎怜奈など、著名な文房具好きのインタビューなど、盛りだくさん。歴代最多入賞を果たしたキングジムとコラボし、事務用ファイル「キングファイル」をモチーフにした、完全オリジナルの“立つ”ポーチが付録として付く豪華仕様です。ポイントをまとめてみます。

 

1.文房具トレンドの変遷がわかる!

2013年に雑誌「GetNavi」のイチ企画としてスタートした文房具総選挙。この10年間に入賞した特筆すべき商品をおさらいするとともに、選考委員の菅未里さん・きだてたくさん・古川耕さんに振り返っていただき、本イベントの歴史とリンクする、文房具のトレンドを読み解きました。

 

2.文房具好きのあの人にスペシャルインタビュー!

アーティストのKREVAさんをはじめ、乃木坂46の山崎怜奈さん、モデル・女優の三戸なつめさん、光宗薫さんといった、自他共に認める文房具好きの方々にスペシャルインタビュー。愛用文房具やその変遷などを語っていただきました。

※雑誌「GetNavi」の掲載記事を再構成した記事も含まれます。

 

3.オリジナル付録「キングファイル」モチーフのツールポーチ付き!

歴代最多入賞を果たした文房具メーカー、キングジムとコラボレーション。事務用ファイルの大定番をモチーフとした「キングファイル・スタンドポーチ」を、完全オリジナルで製作しました。キングファイルらしい意匠をポイントで取り入れながら、在宅ワーク・ノマドワークで活躍する機能を満載したスタンドタイプのツールポーチです。

↑文房具やガジェットなど小物をたっぷり収納できます

 

【概要】

文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK

定価:1990円 (税別)

Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4651202268/
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/17121208/
セブンネット https://7net.omni7.jp/detail/1107295955

“手書きのおしゃれな飾り文字”が書ける! ハンドレタリングに最適な、スタビロ「ペン68 ブラッシュ」

マークスは、ドイツのサステナブルな筆記具ブランド「STABILO(スタビロ)」より、筆ペンタイプのプレミアムフェルトペン「ペン68 ブラッシュ」を、オンラインストア限定で販売中です。

 

スタビロは、サステナビリティへの決意を示した「STABILO Together(スタビロとともに)」を企業スローガンに掲げ、地球環境に配慮した製品やパッケージづくりなどへの積極的な取り組みを行う、ドイツ発の筆記具メーカー。1971年に発売した蛍光ペン「ボス オリジナル」は、“スタビロ ボス”の愛称で親しまれ、世界中で愛用されています。

 

今回マークスより発売されたペン68 ブラッシュは、スタビロの水性ペン「ペン68」の、ハンドレタリングに最適な筆ペンタイプ。筆圧を調整することで線幅を簡単に変えられるため、筆文字の風合いを手軽に再現することが可能です。ハンドレタリングのほかにも、カラーリング、ハイライト、下線、シェーディングなどにも使用でき、クリエイティブな水彩画風タッチの文字を描くことや、色を混ぜ合わせればグラデーションのようなブレンディングも楽しめます。24時間キャップを外したままで使用可能。

 

パープル、ペルシャンブルー、ライトフレッシュティント、ウルトラマリン、ライトグリーン、グリーン、ダークブルー、ブラウン、リーフグリーン、イエロー、カーマイン、ダークレッド、ターコイズブルー、オレンジ、バイオレット、ライラック、ダークオーカー、ミディアムコールドグレー、ブラックの、全19色のカラー展開です。

 

製品ラインナップは、イエロー、ブラック、カーマイン、ターコイズブルー、ライラック、ミディアムコールドグレーの「6色セット」と、さらにライトフレッシュティント、ダークブルー、リーフグリーン、バイオレットを追加した「10色セット」、全色各1本ずつとブラック2本が入った「19色20本セット」、ブラックのほかパープル、ダークブルー、ターコイズブルー、ライラック、ミディアムコールドグレーも2本ずつ入っている「19色25本セット」の4種類。

 

税別価格は6色セットが1200円、10色セットが2000円、19色20本セットが4000円、19色25本セットが5000円です。

海の青さにも理由がある…大人も感動!「海の多彩さ」に気づくクレヨンが想像以上の奥深さだった

クレヨンの12色セットといえば、白・黄・黄緑・緑・水・青・赤・橙・うす橙・茶・灰・黒が一般的。それが色鉛筆の場合は、白色の代わりに紫色、灰色の代わりに桃色が入っていたりするのだが、それにしてもだいたいどのメーカーも同じような構成で、これらの色が“基本12色”なんて呼ばれ方をしているわけだ。

↑一般的なクレヨンといえば、こういった色構成だろう

 

美術教育界隈だと、「この12色が本当に子どもが絵を描くのに必要な基本色なのか?」みたいな議論もあるらしいんが、うーん、最低限のセットでそういう話をしてもあんまり意味はないんじゃないかしら。そもそも、混色できない画材を12色だけ使って自然を写生するなんてのが不可能なわけで。

 

ただ、だからといって「海だから水色か青色でガーッと塗っちゃえ!」が正しい、というわけでもないだろう。だって実際の海の色は複雑怪奇で、波頭の白から深海の黒まで無限のグラデーションがあったりするし。もっと言えば、黄色の海や赤い海なんてのも、地球上にはあったりするのだ。

 

“宇宙から見た海の色”を詰め合わせたクレヨン

そんな“海の色”を12色セットにしたのが、名前もそのままに「海のクレヨン」である。

 

で、この12色というのが、なんと人工衛星から見た地球上の海の色をピックアップした色。「えっ、こんな海の色ある?」と驚くような色もあるが、しかしすべて本当に、地球のどこかにある海の色なのだ。

スカパーJSAT
海のクレヨン
2200円(税別)

 

↑海の色ばかり12色! という尖りまくったカラーセット

 

このクレヨンは、CS/BS放送の「スカパー!」を展開する民間衛星通信会社スカパーJSATが、衛星画像を活用したプロジェクトのひとつとして、クラウドファンディングで立ち上げられたものだ。

 

すでにファンドは昨年中に成立しており、現在は一般販売もスタートしている。

 

↑ケースの内側には、色の元になった12枚の衛星写真が

 

↑実はパッケージの色は、素通しの穴を通して見えていた衛星写真のもの。すごくオシャレな演出だ

 

ユニークなのは、それぞれのクレヨンに“色名が書かれていない”というところ。というか、従来のクレヨンっぽく言えば、12本全部「うみ色」なんて表現になってしまうだろうし。

 

ではどうやって区分しているかというと、巻紙にある6~8桁×6~8桁の数字。実はこれが、クレヨンの色をピックアップした海の緯度/経度を表しているのだ。うーん、これは洒落ててカッコイイ。

 

↑しっとり感のあるナチュラルカラー揃いだ

 

例えば「17.31582 -87.53469」色は、カリブ海のベリーズ珊瑚礁で「グレート・ブルーホール」と呼ばれる、海にぽっかりあいた穴の色だ。珊瑚礁の一部が何らかの理由で陥没してできた穴だが、この穴の深いところには光が届かず酸素もない層がある。つまり生物が生息できないことで水が濁らず、濃い青色に見えるという仕組み。

 

クレヨンだけを見れば「へー、暗めの青だね」ぐらいで終わる話なんだけど、衛星画像を確認したら「えっ、海の中にこんな穴があるの?」という驚きがあって、さらに紐解けば、この青さにもちゃんと理由がある。「へー!」の連発で、正直、大人でもめちゃくちゃ興奮する面白さだ。

↑ブルーホールの濃いブルーは、生物が住めないことに由来する色

 

海っぽくないNo.1の赤い「46.13594 33.91955」色は、いま話題のウクライナにある、腐海と呼ばれる干潟の色である。ここは非常に浅いため、海水の循環が少ない。なので夏になると水温が上昇しやすく、藻が異常繁殖してβカロチン(ニンジンなどの赤さの素)を生成するので、海水がこんな赤い色になるらしい。へー!

 

ちなみにこの腐海に接するクリミア半島(先だってロシアに併合された、元ウクライナ領)は、ここで取れるピンク色の塩が名産品だ。

↑最大水深3.5mという激浅の腐海は、夏場の日差しで熱せられると腐敗したような匂いがするとか

 

他にも、「島の中央が水没して外縁部だけがぐるりと残ったキリバス・カントン島のエメラルドブルー」とか「鉱物が混じった水が流れ込んで化学変化を起こした台湾・陰陽海の黄色」といった、面白い海の色がいっぱい。

 

こうやって1本1本をGoogle Earthで見ていくだけでも、時間がすごい勢いで溶けていくし、QRコードから飛べる解説まで読み出すと、もうほんと止まらないのだ。

 

また、解説がまだ読めない子どもさんのためには、俳優の濱田岳さんによる音声ガイダンスがあるのも素晴らしい。

↑さすが海の色だけあって、何色か重ね塗りをするだけで、簡単に水の表現ができる

 

これは親子で「海の色ってなに色だろう?」みたいな話をしながら楽しむのもいいし、大人同士でも気の利いたプレゼントになりそう。正直なところ、お絵描き用としては色が偏りすぎてるから、画材としての実用性はほぼなさそうなんだけれども。

 

「海のクレヨン」は文房具総選挙2022で大賞受賞!
https://getnavi.jp/stationery/743952/

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

【文房具総選挙2022】結果発表! 文房具のプロたちが100点からたった1つ選んだのは?

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

ここでは、選考委員特別賞を発表。文房具のプロである7名の選考委員それぞれが「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を各自1点ずつ、特別賞として選出。選定コメントとともに紹介します。

 

8名の選考委員が選んだ“はかどり文房具”は?

 

■菅 未里 賞
ペノン「PENON」


伐採した量以上の植林が約束された、森林認証の木を使ったボールペン。替芯(2本入り/250円)のパッケージが返信用封筒になっており、使用済みの芯を送るとリサイクルされる。1200円(メガネペン)、1300円(ネクタイペン)、 1400円(フラッグペン)


「今年のトレンド部門のひとつである『SDGs』部門にノミネートされたアイテムですが、『書く』部門にノミネートされてもおかしくない書き味の良さに注目しています。もちろん、持っているだけで気分が上がるかわいらしい見た目も素敵です!」(文具ソムリエール・菅 未里さん)

 

■きだてたく 賞
カウネット「スタンディング用 PCスタンド パタスタ」


マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えられ、集中力の維持、作業効率のアップに繋がる。コンパクトに折りたたみ可能。5478円


「昨年腰痛を患い、痛みでイスにも座れなかったのですが、本品によるスタンディングワークで何とか仕事をこなせました。“これがなければ詰んでいた”ということを考えると、私にとっての本品はまさにはかどり文房具。本当に助けられました」(文房具ライター・きだてたくさん)

 

■古川 耕 賞
三菱鉛筆「ユニボール ワン F」


低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。従来のゲルインクよりも、黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色する独自インクを搭載し、くっきりと書ける。330円


「手に取った瞬間に『10年に一本レベルの傑作では』と感じ、その気持ちはいまも変わらず。フォルム、カラー、インク、重心バランス、価格、すべてが高水準です。トレンドのなかから生まれた一本でありながら、長く愛されていく普遍性も備えています」(ライター/放送作家・古川耕さん)

 

■伊東屋バイヤー 賞
マルマン「ジウリス ミニ」

 

キーボードの手前にも置きやすい、横長のバインダー。新開発のバインダー用金具を搭載し、本体が約1.5㎝コンパクトになった(同社比)。スリムながらも紙を約100枚収納できる。2750円


「キーボードの手前に置けるノートはあれどバインダーはあまりなく、トレンドを意識した色使いや金色の金具等にも高級感とこだわりが感じられます。このサイズは携帯するのにも便利。別売りのレフィルもラインナップが豊富で、あらゆる用途で活躍します」(銀座 伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん)

 

■イオンバイヤー 賞
パイロット「ドクターグリップCL プレイバランス」

好みの重さと重心バランスにカスタマイズできるシャープペン。重量と素材の異なる2種類の「内グリップ」を組み替えて使う。芯は、ペンを振るだけで繰り出せる。770円


「はかどりという観点で筆記具を選ぶなら、その“持ちやすさ”も重要な要素。人によって好みが異なる重心バランスを、この一本の中で自由にカスタマイズできる点が秀逸です。“自分に合うバランスがわからない”という人に勧めたい!」(イオンリテール ステーショナリー商品部・山田真弘さん)

 

■学研キッズネット 賞
レイメイ藤井「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」


鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上が期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りの文字を書くのを手伝う。660円(0.6mmドット / クリアー)、 825円(0.3mmドット / ブルー、バイオレット)


「半信半疑で使ってみたところ、明らかに文字がキレイに書けてビックリ。思い通りの文字を書ければ、書くこと自体が楽しくなり、宿題をやる気も生まれるかも!? 勉強の手始めに本品で、お子さんの運筆力を鍛えるのはアリだと思います」(学研キッズネット編集部・福田祐一郎さん)

 

■GetNavi 賞
サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」

ニュアンスの異なる3種類の黒インクをラインナップ。ペン先やクリップに金属を使い、シックな見た目に仕上げている。六角形と丸型を組み合わせた本体軸が手に馴染む。385円

 

「2020年に“黒インクで個性を表現する”という提案で、業界をざわつかせた『ボールサイン iD』の上位モデル。上質感がグンと増したのに、その差はたった165円と、企業努力がうかがえます。“手が届く範囲での特別感”が、時代の空気にもマッチ」(GetNavi編集部・鈴木翔子)

 

■GetNavi web 賞
キングジム「チアーズ ツインペンケース」


2部屋構造のペンケース。2つの部屋の接合面に開口部があり、溝に沿って縦に折ると口が2つ現れる。口は部屋ごとに形が異なり、中身に合わせて使い分けられる。1375円

「安心して収納できるファスナーと、出し入れがラクなマグネットの、2種の開口部を採用し使い道を拡大。クリアカラーや多彩なカラバリとトレンドも盛り込まれ、ファイルや電子文房具に定評のある同社の新基軸を示す商品だと感じました」(GetNavi web編集部・和田史子)

 

「文房具総選挙2022」結果発表まとめ

最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門・100もの商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具?

【大賞・準大賞】

大賞に輝いた文房具は、今回新設された部門から輩出された。

【トレンド部門】

・在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門
在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出した。 15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・キッズの学習がはかどる文房具 部門
子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めている。15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・SDGs文房具 部門
文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てた。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

【機能別部門】

・書く 部門
「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもある。16商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・記録する 部門
最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・収納する 部門
例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・切る・貼る・綴じる 部門
開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出された。10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・印をつける・捺す 部門
ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん付箋やタグにも良品が揃った。その第1位と上位入賞商品は?

【選考委員特別賞】

今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022・大賞発表】大賞は「意外な海の色を発見できる文房具」に決定!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出! その頂点に立ったのは?

 

各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。

 

【大賞】
スカパーJSAT「海のクレヨン」

“海=青”という先入観に 一石を投じる、色名のないクレヨン

衛星写真を元に、世界12か所の海から抽出した色で作られたクレヨン。色名は付けられておらず、海の場所を示す緯度経度が記されている。原材料は天然由来成分のみ。売上の一部は、海面上昇の危機に直面しているキリバス共和国に寄付される。2420円

 

大賞に輝いた喜びのコメントを、スカパーJSAT Satellite Crayon Project 花田行弥さん(写真右)、 清野正一郎さんからいただきました。

「当社が初めて企画した文房具をこんなにも多くの方に選んでいただき、驚きと喜びでいっぱいです! 子どもたちが地球上にある『名前のない色』で遊びながら、地球に興味を持つ。そんなきっかけになったらうれしいです」

 

選考委員たちはこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「SDGsに関しては、環境配慮に力を注ぎ『エコ』を追求しがちな文房具業界ですが、大賞の製品のテーマは『多様性』。私たちが思い込みで作り上げてきた先入観について考えさせられます。SDGsに注目が集まる、今年らしい結果だと思います」

文房具ライター・きだてたくさん「衛星写真から抽出した海の12色というセンスの良さに加えて、キリバス共和国のカントン島やウクライナの腐海など、地政学的に興味深いチョイスが含まれているのも面白い。環境問題や国際情勢など、学びのタネが詰まった逸品だと思います」

ライター/放送作家・古川耕さん「“はかどり”がテーマなのに、そうとも言えない製品が大賞になりがちな本選挙(笑)。その意味で今年も、実に“らしい”結果となりました。それでも嫌な感じがしないのは、センスの良さが頭ひとつ抜けた、本当に素晴らしい製品だから。文句ナシ!」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「お子さま向けとか大人向けとかではなく、海を愛する人向けの商品であり、ターゲットやコンセプトも含めて大賞にふさわしい、今までになかった商品だと感じました」

イオンリテール ステーショナリー商品部・山田真弘さん「パッケージのデザインやクレヨンの色など、一度見たら引き込まれます。地球のことを考えながらこのクレヨンを使うことは、とても素晴らしいことではないでしょうか」

 

スカパーJSATさん、おめでとうございました! 続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。

 

■ 準大賞
三菱鉛筆「ジェットストリーム 新3色ボールペン」


使用頻度の高い黒インクのノック部を、軸のサイドではなく後端に設置し、直感的な操作を可能に。黒インクには、通常品に比べインクを70%増量した「長持ちリフィル」を使っている。550円

 

■ 第3位
コクヨ「書類がすっきり分けられるクリップホルダー」

表紙の内側に、A4書類を挟めるインデックス付きポケットを3つ搭載。ポケットの端が浮いており、片手でも書類の出し入れがしやすい。持ち歩き時に表紙が開くのを防ぐゴムバンド付きだ。880円

 

■ 第4位
プラス「ローラーケシポン 箱用オープナー」

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。1100円

 

■ 第5位
カウネット「テレワークハングラック」

テーブルに引っ掛けて、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は約3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。2295円

 

※価格はすべて消費税込み。

 

最後にお知らせ。公式ムック「文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK」が発売決定

2013年にスタートした文房具総選挙は今年、10周年。歴代の受賞商品を振り返るとともに、文房具トレンドを総括するムックを6/2に発売します。

↑文房具マニアとして知られるタレントやアーティストのインタビューなど、盛りだくさん。また、文房具総選挙最多受賞歴をもつ文房具メーカー、キングジム公認のオリジナル付録「キングファイル・スタンドポーチ」付き

 

「文房具総選挙2022」結果発表まとめ

最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門・100もの商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具?

【大賞・準大賞】

大賞に輝いた文房具は、今回新設された部門から輩出された。

【トレンド部門】

・在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門
在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出した。 15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・キッズの学習がはかどる文房具 部門
子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めている。15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・SDGs文房具 部門
文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てた。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

【機能別部門】

・書く 部門
「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもある。16商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・記録する 部門
最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・収納する 部門
例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・切る・貼る・綴じる 部門
開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出された。10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・印をつける・捺す 部門
ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん付箋やタグにも良品が揃った。その第1位と上位入賞商品は?

【選考委員特別賞】

今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! SDGs文房具を制したのは海を大切にしたくなる文房具

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「SDGs文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「SDGs文房具」部門の部門賞と上位商品は?

サステナブルを叶える商品が多いなか、1位は「環境保護」に加え「多様性」もテーマとなっているアイテム。子どもだけでなく、大人にも気付きをもたらす良品です。

 

■第1位

海の色の豊かさと色が違う理由を学べるクレヨン


スカパーJSAT
海のクレヨン
2420円

グリーンランドや奄美大島など、12枚の海の衛星写真の色を元に作ったクレヨン。あえて色には名前を付けず、海の場所を示す緯度経度を記している。売上の一部は、海面上昇の危機に直面するキリバス共和国に寄付される。

 

↑フタに書かれたQRコードを読み取ると公式HPへ遷移。各色の元となった衛星写真や海の情報が見られる

 

【コレではかどる!】
コンセプトに加え使い心地も優秀
職人が天然由来の素材のみを使い製造するなど、コンセプトだけでなく商品自体も高品質。自然に興味を持つきっかけになるとともに、“海の色=青”という考えが思い込みであると気付かされる。

 

■第2位

書き心地にこだわりながらペーパーレスを推進!

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)
4万9800円(A5)、6万9800円(A4)

本物の紙とペンのような書き心地を叶える電子ペーパーの2021年モデル。筆圧を感知できるようになり、より自由な手書き表現が可能に。一台に紙書類やノートがまとまり、ペーパーレス化に貢献する。

【コレではかどる!】
書類への書き込みとシェアが簡単

プリンターやスキャナーがない環境下でも、データでもらった資料などに手書きメモが残せる。書き込んだデータのシェアもスムーズ。ウェブ会議などのオンラインホワイトボードとしても使える。

 

■第3位

燃やしても有害物質が出ない、書き込めるクリップ

オート
紙スーパークリップ
418円

重量比の51%以上が紙で構成されており、紙として処理できるクリップ。燃やしても黒煙を発さず、ダイオキシン等の有害物質が発生しない。鉛筆や油性ペンで書き込むことも可能だ。32個入り。

【コレではかどる!】
しっかり留められて処分もラク

書類を綴じてもかさばらない手軽さと、書類を挟むだけのシンプルな構造からは想像できない高い書類保持力が魅力。燃えるゴミとして処分できるため、書類が不要になったときはそのまま捨てられる。

 

■第4位

プラスチックを約30%減量して、インクは約70%増量

三菱鉛筆
ジェットストリーム 長持ちリフィル
143円

リフィルのチューブを薄くすることで、プラスチック使用量を通常品の約30%減らしながらも、インクは約70%増量。通常品と同じ形状で、互換性も保持している。紙製パッケージを採用。

 

■第5位

繰り返し使えるメモとポリ袋オープナーが一体化

ヒサゴ
UN TROIS CINQ メモがかけるポリぱっくん
1078円

ポリ袋を挟んで擦るだけで、袋の口を開けられるオープナー。ボールペンで書き込んでも消しゴムで消せる素材で、買い物リストにもなる。磁石が付いているため、冷蔵庫などへの貼り付けが可能だ。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 子どもの学習を最もはかどらせるのはノートを美しく修正できる文房具に決定

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「キッズの学習がはかどる文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門の部門賞と上位商品は?

誰もが知る、定番ブランドの新作が上位を席巻。ロングセラーブランドならではの安心感と、“かゆいところに手が届く”商品開発力の高さが光りました。

 

■第1位

色も幅もキャンパスノート仕様で修正跡が目立たない

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線の幅とテープの幅を合わせ、修正跡が目立たない。ヘッドやロゴの色は、罫線の幅によって異なるノートの色に合わせている。ペンケースの中でかさばりにくいサイズだ。

 

↑先端に金属のプレートが付いており、テープの定着性とキレの良さを両立。テープを切るときに失敗が起きにくい

 

【コレではかどる!】
テープ自体の質も高い
ノートがキレイにまとまることで、気分が上がりモチベーションがアップ。上書きしたときにペン先で削れにくいなど、テープの質自体も高い。ヘッドカバーが、テープへのゴミの付着を防止。

 

■第2位

狭い机の上でもノートテイクがスムーズに!

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがキレイに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などを書きやすい小学生用の「方眼罫」がある。

【コレではかどる!】
最新の学習環境を快適化

ノートPCやタブレット端末手前の狭いスペースにも広げられるサイズで、GIGAスクール構想に対応。方眼罫は表紙の両面にタイトル欄があり、教科に合わせて右開き・左開きのどちらでも使える。

 

■第3位

宇宙への興味を引き出す読み物が充実!

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)/286円(A4サイズ)

ロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。写真柄では国際宇宙ステーションの天窓をイメージし、通常の「ジャポニカ学習帳」では四角形である写真の枠を丸にしている。

【コレではかどる!】
宇宙に思いを馳せるきっかけに

「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙に関する読み物を収録し、子どもたちが宇宙に興味を持つきっかけを提供。親も手に取りやすいスタイリッシュなデザインだ。

 

■第4位

磁力で消しクズを集めキャップ内に回収

クツワ
HiLiNE マ磁ケシ
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

鉄粉を練り込み、消しクズを磁石で集められるようにした消しゴム。キャップを外すと磁力がオンになり消しクズを集められ、はめると磁力がオフになり、キャップ内に消しクズが溜まる。

 

■第5位

“よく消える”と評判の消しゴムにキッズモデルが登場

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆の筆跡もラクに消せる消字性能を持つ。通常品より厚みがあり、小さな手でもしっかり握れる。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! 在宅・ハイブリッドワークはデスク下の活用ではかどると認定!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の部門賞と上位商品は?

デスク下収納やマウスも置けるPCスタンドなど、かゆいところに手が届く商品が多数。コロナ禍で蓄積された、リアルなノウハウを生かした商品が増えています。

 

■第1位

さりげなく収納を増やせる、デスク下の力持ち

カウネット
テレワークハングラック
2295円

テーブルや引き出しのない机に引っ掛けると、デッドスペースが収納スペースに早変わり。耐荷重が約3㎏で、A4書類が入るメインの荷室にはノートPCやタブレット端末なども入れられる。底板が入っているため、安定感も抜群。

 

↑フック部分に付いたシリコン製の滑り止めが、本体の落下を防止。リビングに常設しても悪目立ちしないカラーリングも魅力だ

 

【コレではかどる!】
仕事道具を探す手間をカット
机上の空間を圧迫せずに、収納スペースを増やせる。テレワークに必要な仕事道具がまとまることで、モノを探す手間もカット。リモコンやティッシュなど、日用品の収納にもオススメだ。

 

■第2位

スタンディングワークを手軽に取り入れられる折りたたみ式スタンド

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースを備え、従来のスタンディングワーク用のPCスタンドではできなかった、広々としたスペースでの作業を可能にする。使わないときは折りたため、場所を取らずに収納できる。

【コレではかどる!】
腰への負担を抑え集中力もアップ!
座りっぱなしによる腰への負担を軽減。立って仕事をすることで集中力が維持され、作業効率のアップも期待できる。X型の土台には見た目以上の安定感があり、キーボードを叩いてもグラつかない。

 

■第3位

中身の取り出しやすさと探しやすさを極めた大型ケース

レイメイ藤井デテクールコンボ
4950円

文房具やPC周辺ツールをひとまとめにできる大型ケース。中身の取り出し動作をスムーズに行えるよう、2つのユニットは約30度に傾く。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

【コレではかどる!】
奥に入ったモノも見つけやすい


約30度に傾くことで出し入れ動作がしやすくなるだけでなく、ユニット内部が覗け中身を探しやすくなるのもポイント。開けたフタは背面の磁石で固定される。社内での移動などに便利な持ち手付きだ。

 

■第4位

ソファに座ると膝の上が快適デスクに変身

ソニック
ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きのデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーにもなる。タブレットを立てられるスリット付き。

 

■第5位

トビラを開くだけで集中できるスペースが誕生

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

トビラが周囲の視線を遮るパーテーションになる、ブース付きのデスク。デスクの前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がない。有孔ボードには、フックで小物を吊り下げられる。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! 印をつける・捺す部門はハンコ文化の奥深さを実感するラインナップに

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「印をつける・捺す」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「印をつける・捺す」部門の部門賞と上位商品は?

近年の宅配需要の増加を反映して、ひとつで複数の機能を持った便利アイテムが上位に。付箋類は、もともと人気の商品シリーズから登場した新商品が票を集めました。

 

■第1位

開梱から箱の片付けまでが、これひとつで完了!

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。スタンプには、独自開発したアルファベットパターンが採用され、文字情報を読み取りにくくする。感熱紙などのつるつるした紙にもしっかり捺せるインクを採用。

 

↑オープナーはOPPテープもしっかり切れる引っ掛かりのあるギザ刃。スタンプは紙の上を転がして使うローラータイプだ

 

【コレではかどる!】
荷物受け取り後の作業がスムーズに
玄関に置いておけば、荷物を受け取ったときに開梱から個人情報の目隠しまで、一気に行える。自立し、場所を取らずに保管できるのも魅力。オープナーの刃はロック機能付きだ。

 

■第2位

小物をかけるフックや磁石にもなる、3Way仕様のハンコ

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円〜

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどにも貼れるハンコ。マスクなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の一台3役をこなす。インクを補充すれば繰り返しの使用が可能。

【コレではかどる!】
玄関周りのプチ悩みを解決!

玄関のドアに貼っておけば、宅配便が届いたときにサッと取り出せる。カギやエコバッグなど、持っていくのを忘れがちなモノを掛けておくと便利だ。ボディが八角形で、机の上に置いても転がりにくい。

 

■第3位

好きな色を組み合わせて作る、オリジナルインクのパッド

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)/330円(専用インキ)/1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能。インクは29色展開だ。

【コレではかどる!】
素早く乾き作業がサクサク進む
同社独自のインクが使われており、印影が約3秒で乾く。一方、フタを開けたままにしてもパッドは乾かない。盤面には、ハンコを軽く押すだけで鮮明に捺せる、極細繊維の盤面表布を採用。

 

■第4位

本のお供に最適な、しおりのようなフィルム付箋

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム付箋のため、下の文字が隠れず見やすい。

 

■第5位

ページ内の項目を目立たせながら、ページもマークできる

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。ページ内で目立たせたい箇所に貼ってから、ミシン目で切り離せば、矢印の軸側がブックマーカーになる。ケースには手帳などに引っ掛けられるクリップ付き。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! 切る・貼る・綴じる部門は粘着力2倍のテープのりが制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門の部門賞と上位商品は?

近年増えた“モノを送る(贈る)需要”に応えるアイテムが多数入賞。特に3位のペーパーリボンは新ジャンル。一般化すれば多彩な活用アイデアが生まれそうです。

 

■第1位

粘着力が2倍になり、厚みのある封筒もしっかり封かん

コクヨ
テープのり<ドットライナー>(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発に強く、時間が経っても封が開きにくい。先端のローラーが、粘着力の強さを感じさせない軽い引き心地を実現。

 

↑同シリーズの「しっかり貼るタイプ」に比べ、のりの密度が約120%に高まり、粘着力は約2倍に

 

【コレではかどる!】
厚みのある荷物も安心して送れる
厚みのある封筒や重い物が入った封筒の口もしっかり封じられるため、フリマアプリなどで販売した商品を送るときにも活躍。独自のドットパターンが、引き終わったときのはみ出しや糸引きを防ぐ。

 

■第2位

コピー用紙を一度に5枚まで穴開けできる超小型パンチ

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折りたためる世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くとハンドルが立ち上がる。底面には、穴開けで出たゴミが散らばるのを防ぐダストトレイ付き。

【コレではかどる!】
通常のパンチ同様の穴開け性能
手のひらに収まるサイズながらも、一度にコピー用紙5枚まで穴開けでき、パンチとしての機能も十分。紙の中心に穴開けするためのガイドも付いている。引き出しの隅やペンケースに収納できる。

 

■第3位

リボン同士だけがくっつくから、包んだモノを傷めない

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

のり面同士を合わせてギュッとつまむとくっつくペーパーリボン。ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーが豊富で、2㎝の幅広タイプはメッセージなども書き込める。

【コレではかどる!】
ベタつくことなく結束できる

のり面同士以外はくっつかないため、外したときにリボンに触れていた面がベタベタしたり傷んだりすることがない。紙製品をまとめるのにも使える。専用の紙製カッターが付属。

 

■第4位

マステを同じ長さで素早くキレイにカット!

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼って本体を引っ張れば、2㎝以上引き出すことも可能だ。

 

■第5位

手や衣類が針足に引っ掛かりにくい

マックス
中とじホッチキス「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で使える中綴じホッチキス。最大30枚まで綴じられる。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っ掛かりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! 収納系文房具のNo.1はウェブ会議でも活躍するペントレイ

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「収納する」部門の部門賞と上位商品は?

ファイル類が多くノミネートしながらも、ペンケースが多く入賞。一方で、斬新な綴じ具を使った3位のナナメクリは、文房具のプロの間でも話題を呼びました。

 

■第1位

持ち運び時はコンパクトになり、省スペースで快適に使える

パイロット
オトバコ
2200円

一度にペン立て、ペントレイ、スマホスタンドとして使える。ペン立ては約2本、ペントレイには2〜3本の筆記具が入る。ペントレイの手前の空間には、使用中のペンを仮置きしたり付箋を貼ったりできる。

 

↑スマホを立てる部分には、滑り止めマットが付いている。スマホは、タテ・ヨコどちらの向きでも立て掛けられる

 

【コレではかどる!】
スマホスタンドとしても使いやすい
スマホの立て掛け面積が広く角度調整ができ、ウェブ会議中も活躍。PCの隣に置けばスマホの着信にもすぐ気が付く。作りがしっかりしているため、カバンに放り込んで持ち運びしやすい。

 

■第2位

取り出しやすさと分類しやすさを備えた、ポケット付きポーチ

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付
968円

色とサイズが異なる2つの内ポケットを備えたマチ付きポーチ。文庫本サイズのノートが入る大きさで、かさばりがちなデジタル小物も収まる。中身がほど良く透けるメッシュ素材だ。

【コレではかどる!】
絶妙な色味で視認性がアップ!
内ポケットの色味がポーチ本体の色味よりも濃いため、外から見たときにポケットの位置をすぐ確認できる。内ポケットの開口部は、ポケットの奥に入った小物にも指が届くよう斜めになっている。

 

■第3位

ホッチキス留め書類の閲覧しやすさを、ファイルでも可能に

キングジム
ナナメクリ
330円(ホルダー5Pアソート)、418円(ファイル)

ホッチキス留めした資料のように、書類を斜めにめくりながら閲覧できるファイル。書類を角にあるストッパーに挿し込んで固定するタイプと、クリップで固定するタイプの2種類展開だ。

【コレではかどる!】
書類の閲覧と編集がラクになる

ホッチキスで留めた資料のような高い閲覧性を備えつつ、後から簡単にページの入れ替え・追加ができ、バラしてコピーも取りやすい。書類を捨てるときに、ホッチキスを外す手間がないのも魅力。

 

■第4位

部屋が2つに分かれているから、中身が埋もれにくい

キングジム
チアーズ ツインペンケース
1375円

中身を分類しやすい2部屋構造のペンケース。部屋ごとに開口部の形が異なり、小物を入れやすいファスナータイプと、ペンを出し入れしやすいオープンタイプがある。ポップなカラーリングも人気。

 

■第5位

書類を隠さず掲示できて、水濡れや汚れも防止

LIHIT LAB.
マグネットフレーム
275円

A4サイズの書類や写真を、スチール面などに掲示できるフレーム。3辺にマグネットを搭載し、開いている辺から書類を入れられる。掲示物の文字が隠れず、水や汚れからも中身を保護できる。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! 記録する部門首位はクリップボードと書類ホルダーの良いトコ取りした文房具

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「記録する」部門の部門賞と上位商品は?

1位のクリップホルダーは、実際に医療現場で愛用しているという声が多く寄せられた商品。1、2位ともに、聞いただけで何が便利かがわかる商品名なのもポイントです。

 

■第1位

クリップボードと書類ホルダーの良いとこどり

コクヨ
書類がすっきり分けられる
クリップホルダー
880円

表紙の内側に、インデックス付きのポケットを3つ搭載したクリップボード。ボードの裏面には、A4サイズのクリアホルダーが入るポケットもある。ペンホルダーになるくぼみや、表紙が開くのを防ぐゴムバンド付き。

 

↑ポケットの口が段になっていることに加え、端が浮いているため、片手でも書類を出し入れしやすい

 

【コレではかどる!】
医療現場で使いやすい工夫がたっぷり
複数の書類を持ち歩いたり、立ったままの姿勢で書き込んだりすることの多い、医療や介護の現場で活躍。色も病院などで使いやすいラインナップだ。アルコールや次亜塩素酸で消毒できる。

 

■第2位

メモを書き込める、2Way仕様のマウスパッド

カウネット
パッとメモできるマウスパッド パメモ
657円

メモ帳としても使えるマウスパッド。マウスの可動域にかかりにくい上部は日付記入欄付きのTo Do、下部は罫線になっている。上部に穴が開いており、フックなどに吊り下げることも可能だ。

【コレではかどる!】
滑り止め付きで片手でも書き込める

台紙の裏面に滑り止め加工が施されており、片手でも書き込みやすく、電話中のメモにも活躍。マウスを動かしてもページがめくれないよう、右辺と底辺の2辺がのり付けされている。

 

■第3位

机の上に立てたり持ち運んだりできる、自分専用のホワイトボード

学研ステイフル
Write White + ホワイトボードノート
1320円(A5タイプ)、1430円(B5タイプ)

ホワイトボードを綴じたノートの最新モデル。従来モデルは無地のみだったが、To Doが1ページ、方眼が3ページ加わった(無地は2ページ)。0.8mm径のホワイトボード用マーカーも付属する。

【コレではかどる!】
透明シートが筆記面を保護

A5タイプ(ピンクと黒)は、卓上カレンダーのように広げると自立する。ページの間には、書き込みが擦れるのを防ぐ透明シート付き。透明シートにも書き込めて、重ね書きできる。

 

■第4位

タテ・ヨコどちらの向きでも使える、ページ番号入りノート

ダイゴー
isshoni.ノートナンバー
1045円(B6)、1100円(A5)

検索性に優れるページ番号入りのノート。ページごとのタイトルを巻頭のインデックスに記入して使う。ページ番号が斜めに印刷されているため、ノートはタテ・ヨコどちらでも使える。

 

■第5位

挟み込むだけでOKのルーズリーフ用ホルダー

キングジム
ルーズリーフイン
ホルダータイプ
550円

ルーズリーフの収納に特化したホルダー。ルーズリーフをポケットに挟むだけで、分類・閲覧できる。綴じ具がなく、スリムで持ち運びもラク。ポケットは4つあり、それぞれ最大10枚まで収納可能だ。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 筆記具の頂点はジェットストリームの最新多色ペンが奪取

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

さっそく各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「書く」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「書く」部門の部門賞と上位商品は?

軸やペン先といった“外側”をアップデートさせた、定番ブランドの上位モデルが健闘。1位のペンは、見ただけで何が画期的かがわかりやすいというのも強みでした。

 

■第1位

多色ペンなのに、ノールックで黒インキを出せる

三菱鉛筆
ジェットストリーム 新3色ボールペン
550円

使用頻度の高い黒インクのノック棒を、軸のサイドではなく後端に設置することで、直感的な操作が可能に。黒インクには、通常品よりもインクを約70%増量した「長持ちリフィル」を採用。軸割れしにくい設計で、長く使える。

 

↑黒インクのみに後端ノックを採用。樹脂クリップに金属パーツを埋め込むことで耐久性を高めている

 

【コレではかどる!】
書きたいときにすぐ書き出せる
手元を見なくても黒インクを出すことができ、書き出すまでのスピードが格段にアップ。後端ノックと赤・青のスライドノックの機構が連携しているため、どのノック棒を押しても色を解除できる。

 

■第2位

安定した書き味で、記憶に残る文字が書ける

三菱鉛筆
ユニボール ワン F
330円

「スタビライザー機構」により、低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。軸に日常で目にする身近な色を採用し、「葉雫」や「霜柱」など、情緒を感じる名前を付けている。

【コレではかどる!】
くっきりかけて記憶に定着しやすい
軽い力でも安定してスラスラ書け、手が疲れにくい。一般的なゲルインクよりも黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色する「ユニボール ワンインク」を搭載。書いた内容が記憶に残りやすい。

 

■第3位

新機構を搭載し、滑らかな書き味と細書きを両立

ゼブラ
サラサナノ
220円

ジェルボールペン「サラサ」の極細タイプ。極細ながらも、サラサラと滑らかな書き味を楽しめる。ボール径は0.3mm。カラバリが豊富な「サラサ」シリーズらしく、インクは32色展開だ。

【コレではかどる!】
スプリングで引っ掛かりを抑制
ペンの上部にスプリングを加えた「うるふわクッション」が、ペン先の紙への引っ掛かりを抑え、インクフローを安定させている。金属製の先端は、書いている面が見やすい形状で、低重心も叶えている。

 

■第4位

3種類の黒インクと上質なデザインで個性を表現

サクラクレパス
ボールサイン iD
プラス
385円

3色の黒インクから自分好みの黒を選び、個性を表現できるボールペン。削り出しの金属ペン先が、低重心で安定した書き心地を生んでいる。光沢感のあるシルバークリップが上質感も演出。

 

■第5位

静音に着目した、ボールペン界のニュータイプ

ぺんてる
カルム 単色ボールペン/3色ボールペン/多機能ボールペン
165円(単色)/440円(3色)/550円(多機能)

ペン先を出し入れするときのノック音を従来品に比べて66%低減し、ノックをするときに手に感じる衝撃も和らげている。従来品の油性ボールペンに多い、“ボテ”が出にくいインクを搭載。

 

※価格はすべて消費税込み。


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アウトドア×都会的なデザイン! 「ユニ アルファゲル スイッチ」と替芯「uni」、数量限定モデル発売

三菱鉛筆は、使用シーンに合わせて“クルトガモード”と“ホールドモード”を切り替えられるシャープ「ユニ アルファゲル スイッチ」と、書いた後のノートをキレイに保つ新開発のシャープ替芯「uni(ユニ)」から、ブラックとトレンドカラーを取り入れた数量限定モデルを、5月18日に発売します。

 

今回発売となるユニ アルファゲル スイッチは、ブラックを基調にトレンドのグリーンとサンドカラーを組み合わせ、アウトドアの雰囲気がありながらシティー感覚もあるデザイン。ダークグリーンは芯径0.5mm、サンドベージュは芯径0.3mmです。税別価格は1000円。

↑クルトガモード

 

クリップ部を回して、「クルトガモード」と「ホールドモード」を切り替えることで、使用シーンによって使い分けが可能。クルトガモードでは、書くたびに芯が少しずつ回転し、芯の先がいつもトガった状態に。書いた文字が太くなることがなく、キレイに書くことができます。軸に開いた窓から、内部に搭載されたクルトガエンジンの色が変わることによって、芯が回転していることを確認できます。ホールドモードでは文字の太さの違いや濃淡を気にせず、ノート全面に早くたくさん書きたいときに、安定した筆記感で書くことができます。

↑ホールドモード(ロゴがクリップで隠れる)

 

グリップ部に、衝撃吸収アルファゲルを使うことにより、筆記中も指の疲れを軽減します。グリップのかたさは「かため」を採用。握り始めはアルファゲル特有のやわらかさがあり、筆記中はゲルの反発力が強く、かたさを感じるゲルグリップで、握った際の安定感が味わえます。

↑筆記実験中(20分間)の脳活動を測定した結果(平均値)

 

シャープ替芯「uni」のスライドケースは、オフホワイトを基調としたシンプルな外観から、同時発売のシャープと揃えて使えるカラーリングに。ブラックをベースカラーに採用した、初の限定色です。芯径は0.5mmと0.3mmを用意。税別価格は200円です。

 

独自成分配合により、芯粉が紙面に高密着し、くっきり濃い文字を書くことができます。こすれに強く、紙面同士の擦過や手の接触による紙面の汚れを抑制します。芯粉の広がりを抑制するので、蛍光ペンなどのマーカーを引いても文字がにじみにくく、マーカーのペン先に付着する芯粉による汚れも軽減します。

↑従来品とuniの比較

 

ケースはあえて中身を見せない不透明でマットな質感を採用。中央には円形のくぼみがあり、視覚的なアクセントとなっているほか、スライドしてケースを開閉するときの指掛かりにもなります。シンプルなスライド操作で開閉でき、スムーズに芯を取り出せます。0.3mm芯は、従来品と比べて10本増となる25本入り。

「どうせいいんでしょ?」を超えてきた! 極細ボールペン「ジュースアップ」3色タイプが欠点ナシの超進化形だった

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第20回となる今回は?

 

第20話

パイロット
ジュースアップ3
500円(税別)

滑らかに細書きできるゲルインキボールペン「ジュースアップ」の3色タイプ。先端部分に金属を使用した低重心設計とラバーグリップで、しっかり握れて安定した筆記を実現している。手帳のペン挿しにも収まりやすい、細身ボディだ。

 

5年の歳月を経て現役最強モデルは完成形に至った

現役最強の極細ゲルインクボールペン、パイロットの「ジュースアップ」。とにかくペン先のシナジーチップが優秀で、激細らしい「引っかき感」(こう書くと悪いように聞こえますが、激細ペンにはむしろ必要なものだと思っています)を残しつつ、インクフローは潤沢で滑らか。そんな唯一無二の書き味に加え、スクエアでミニマルな飽きの来ないデザイン。これは今後末永く愛されるペンになるだろうと、2016年の発売当時から予想していたものです。

 

ゆえに、2021年暮れに多色タイプが発売されたときには、「そりゃどうせいいんでしょ?」とタカをくくってスルーしておりました。迂闊でした。実は最近、立ち寄った文具店でたまたま試し書きをして、衝撃を受けたのです。「これ、ジュースアップの完成形じゃん!」と。

 

まず唸ったのは軸の仕様。特に3色モデルは単色モデルとほぼ変わらぬ太さで、重さも単色モデル11.6gに対して3色モデルは12.2gとその違いはわずか。さらに単色モデルでは押し込んだときにカチャカチャと揺れていたノックパーツが、こちらではしっかり固定され、筆記感が引き締まってより快適になりました。つまりジュースアップの魅力はそのままに、欠点を補い、しかも多色へと進化したのです。発売から5年経ち、ようやく発売となったその歳月の重みにちゃんと気付いておくべきでした。

 

繰り返します。これが現役最強のジュースアップの、進化形にして完成形なのです。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第18話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第19話】シャーペン界に“Dr.”が登場して30年! パイロット「ドクターグリップ」から初代モデルベースの30色が限定販売

https://getnavi.jp/stationery/712165/

現役大学生YouTuber監修! 真っ白なデザインできれいに管理しやすい「ホワイトクリアプランナー」

YouTubeチャンネル登録者数30万人以上の「Pikeチャンネル」を運営する、現役大学生pike氏のブランド「WhiteStudio」から、「ホワイトクリアプランナー」が発売となりました。価格は2980円(税込)。

 

同製品は、昨今のトレンドであるバインダー型を取り入れたデザインと手に持ちやすいサイズ感で、家や学校、外出時など、様々なシーンで利用できます。

 

クリアなデザインの表紙で管理がしやすく、ステッカーを貼ったり、自由なアレンジも楽しめます。中のリフィルには、1日の予定を作るためのスタディプランページと、1週間の予定管理にぴったりなウィークリーページを用意しています。

 

リフィルも同時発売中で、価格は950円(税込)です。

糊でおなじみ「ヤマト」のロングセラー文房具に、30周年限定モデルが登場! テープ型フセン「メモックロールテープ」

ヤマトは、同社の「メモックロールテープ」が2022年に発売30周年を迎えたことを記念し、「メモックロールテープ30周年限定モデル」を、5月25日より限定発売します。

 

同製品は、好きな長さにカットができる貼ってはがせる全面のり付きのテープ型フセン。全面のり付きでピッタリ貼れるので、ひらひらしてはがれたり折れたりなどの不便を防ぐことができます。1992年に紙タイプを発売して以来、カラーやテープ幅、素材などのバリエーションの拡充を行なってきました。

 

今回発売となる30周年限定モデルは、現在の時流に合わせて家庭での利用を想定し、“インテリアになじむカラーリング”をコンセプトに作られ、生活になじむ、シンプルで清潔感のある全4種のバリエーションです。メモとしてだけでなく、表示ラベルやインデックスなど多用途に使うことができ、付属のカッター付ケースは詰め替え可能で、繰り返し使用可能です。

 

テープサイズ25mm×10mでグレーカッターの「ローズ+レモン(2巻入)」「オレンジ+ライム(2巻入)」、ブルーカッターの「黄+白(2巻入)」、テープサイズ15mm×10mでブルーカッターの「ローズ+レモン+ライム(3巻入)」を用意。価格はいずれも450円(税別)です。

supreme×マジックインキ、単なるコラボと思いきや「遊び心アリアリ」な一品でした

supremeの22春夏 week9で登場したアイテムが、文房具ファンとしては見逃せないモノだった。油性マジックペンの定番中の定番「マジックインキ」とのコラボだったのだ。

↑上がsupreme版。商品名はSupreme/Magic Ink Markers (Set of 8)

こうしたコラボでありがちな、単にロゴを入れた「うわべコラボ」かと思いきや、通常商品と比べるとディテールがちょいちょい違う! supremeらしい、遊び心とこだわりが散りばめられていた。

 

この記事では、通常のマジックインキと比べながら、世にも珍しいコラボアイテムを紹介していこう。

 

【違う①】色が半分近く違う

ベースとなった商品はマジックインキ 大型の8色セット。黒や赤といった色をはじめ、ベーシックな色が取り揃うアイテムだ。

↑上がsupreme版。下がマジックインキの通常商品

並べてみると、supreme版は青と緑が明るい色になり、オレンジが桃色に変更。全体的に明るい配色になっている。変更されたカラーは本コラボのために作られたものではなく、マジックインキの「12色セット」のものを使用。

 

内箱の色の順番を並び替えることで、華やかでカラフルになっているうえ、ロゴの主張がsupremeらしく、マジックインキとは思えない雰囲気になっている。ちなみに、箱を開けるとこの向きで入っているので、supreme体験は抜群だ。

 

【違う②】パッケージも少し変わっている

マジックインキを象徴する外箱パッケージにもコラボの痕跡が。まず、右側に書かれたペンを持つイラストがsupreme仕様に。

 

続いて、通常はマジックインキの欧文ロゴが入る、中央下部もsupremeロゴ仕様に。「p」の間を「?」が通り抜ける細かいデザインも注目だ。ちなみに、ペンのシールデザインもそのようになっている。

 

↑外箱はあとは大体同じ

 

個別のペンが入った内箱のパッケージも少し異なる。通常はマジックインキのロゴが入る面にsupremeのロゴを印刷。さきほどの述べたsupremeらしさの演出につながっている。

 

【違う③】やっぱり価格は違う

違う点の最後に価格にも触れておきたい。マジックインキはメーカー価格が1408円(税込)。Amazonで探してみると896円になっている。

 

一方、supreme版は4950円(税込)で、supremeプライス。とはいえ、最初に価格を見た時に思ったのは意外に安い。7000〜8000円ぐらいはすると思ったので、即買いしまった次第だ。

 

書き味はマジックインキそのものでした。

中身はマジックインキそのものでスイスイ書けて実用的。本商品はコレクションとして飾ってもいいのだが、マジックインキは補充インキも用意されているので、ガシガシ使ってもいい。

 

なお、マジックインキには最近、キャップホルダーというアクセサリーも追加されたので、それと組み合わせて使っても面白いはずだ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品紹介」はInstagramで展開中。週2-3回程度アップしています。

ボールペンでメモをとって消しゴムで消せるウェアラブルメモ「wemo」にようやく登場した専用ペンは書く消す両用の万能ぶりだった!

「wemo(ウェモ)」というメモツールをご存知だろうか? コスモテックから2017年に発売された「wemo バンドタイプ」は、手首に巻き付けて装着するシリコン製のメモで、油性ボールペンで書き込むことができるというもの。さらに、消しゴムでこすって筆跡を消せるので、何度でも再利用可能。シンプルだが、とても実用性の高いツールなのだ。

↑うっかり忘れそうなタスクを書き留めておくのにも最適な「wemo バンドタイプ」

 

実際、簡易に使えるウェアラブルなメモということで、看護師をはじめとした医療従事者や主婦など、「メモは取りたいけれど、手がふさがっている」ことが多い職種の人たちには、かなり多くのファンがいるとのこと。筆者も骨折で入院していた際、担当してくれた看護師さんが着用していたのを確認している。

 

この「wemo バンドタイプ」専用のボールペンが2022年4月に発売されたのだが、これがかなりユニークかつ機能的な1本なのだ。当然ながらwemoとの相性は抜群なので、組み合わせて使うと間違いなく便利になりそう。これは試してみなければ!

 

「wemo」からバンドタイプに装着できる専用ペン登場

その専用ペンというのが、コスモテック「wemoペン」である。見た目からはボールペンの機能を読み取るのが難しいほど特殊な形状をしているが、それは「wemo バンドタイプ」とセットで使う前提で設計されているからなのだ。

コスモテック
wemoペン
350円(税別)

 

↑今から始めるなら、バンドタイプとのセットもお得だ。写真は抗菌仕様バンドとのセットで1600円(税別)

 

サイズは、Bluetoothの片耳用イヤホンマイクぐらい、という表現で通じるだろうか。要するに、指先でヒョイとつまめる程度の太さ・長さの角柱である。

 

裏面にあたる側にはクリップが付いており、これを腕に巻いた「wemo バンドタイプ」に挿し込むと、ピタッとハマるように装着できる仕組みになっている。

 

↑バンドタイプを腕に軽く叩きつけるようにするとクルッと巻きつく

 

↑装着したときの違和感はまったくない。さすがは専用ペンだ

 

そしてペンとして使用する際は、「wemo バンドタイプ」から引き抜いてクリップをノックノブのようにスライドさせると、クリック感と共に内蔵していたリフィルの先端が露出。これで書けるようになるのだ。

 

コツさえつかめば、ペンをバンドから引き抜く動作とクリップノックを連動させることもできるため、抜いてから書くまでが非常にスムーズに行える。

↑ノックノブはバンドに装着するためのクリップと兼用になっている

 

また、書き終わったペンは再びバンドに戻せば、自動でクリップが押し戻されてリフィルが収納される。

↑ペン先は、本体をバンドに装着すると自動的に収納される。シンプルだけどよくできたギミックだ

 

動きを動画で見てみよう。

 

これなら、うっかりペン先が出っぱなしで服をインクで汚してしまう、なんてトラブルは起きえないだろう。

 

ウェアラブルなガジェットは人体と衣服にダメージを与えない、というのがまず大前提なので、そこはキチンとクリアしてきたな、という感じ。

 

設計上の最優先機能がバンドに装着する際の動作なので、ペンとしての書きやすさは、まぁお察し……と思いきや、意外と指の置き場所もしっくりきて、握り心地はさほど悪くない。快適な筆記感とまでは言わないが、それなりにちゃんと書けるやん? という印象だ。

 

握りからペン先までが近すぎるため、机上のノートに書き込むなどの用途には向かないが、自分の手首(に巻いたバンド)に書くなら、むしろこれくらいがジャストなポジションと言えそう。

 

↑握ってみると、思ったよりも落ち着きの良いグリップになる

 

↑当然ながら小さな字をチマチマ書くための筆記具ではない。まさにバンドにザッと走り書きする専用という印象だ

 

wemoに油性ボールペンで書き込んだ筆跡は、消しゴムでこすれば消せる。とはいっても常に手元に消しゴムがあるとは限らないので、困ったら「wemoペン」の後端でこすってみよう。書いてさほど時間が経っていないなら、これで消すことも可能だ。

 

ただしペン軸自体にインクが付着して汚れてしまうので、あくまでも緊急時に使える裏ワザ、程度に憶えておくといいだろう。

↑これで本当に消えるの? と半信半疑だったが、きちんと消えた。とはいえ、消しゴムで消した方が確実、かつ汚れも付着しないので、安心だ

 

↑リフィルはクリップごと軸から引き抜くことで交換可能。リフィルは5本380円(税別)で発売されている

 

そもそも、メモをポケットやカバンから取り出す手間が省けるというのが、ウェアラブルなメモのメリットの一つ。であれば、相棒の筆記具もウェアラブルに済ませたいと考えるのが当然だろう。

 

だから正直なところ、「装着できる専用ペン、やっと発売されたのかよ!」と言いたいところだが……ここまで相性バッチリのものを出してくれたなら、文句もない。少なくとも今後は、必ずセットで使うべきメモとペンだと思うのだ。

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

「NANGA×ラミー サファリ」の限定品が、半永久的に触りたくなる快感な出来栄えだったのでレポ

刺激的なブランドコラボを連発しまくっているNANGA(ナンガ)から、ここ最近では一番ぶっ飛んだ商品が発売された。万年筆の定番「LAMY Safari(ラミー サファリ)」とコラボした万年筆+寝袋だ。実際に購入してみたので、インプレッションしていこう。

 

万年筆+寝袋ってどういうこと?

今回の商品「NANGA LAMY MINI SLEEPING BAG+SAFARI SET」はラミーのサファリと、ナンガのスリーピングバッグがセットになったアイテム。スリーピングバッグといっても実際の大きさの寝袋ではなくミニチュア版だ。

↑万年筆もスヤァ

ペンケースサイズの寝袋には、両ブランドのロゴが入っておりコラボ感がギンギンに出ていて、それだけで気分がアガる。ベースとなっているのは、スマホやサングラスを収納できるMINI SLEEPING BAG PHONE CASEのようだが、細部は割と違う。カラーラインナップも異なり、写真のオレンジのほかに6色を用意。同色系統のサファリが付属する形になる(一部除く)。

 

細部に神は宿る系でした。

ベースモデルあり&ミニチュア版といっても、ディテールにかける情熱とこだわりが尋常ではなかった!

 

まず、その触り心地。半永久的に触っていられるほど気持ちいい。ひと昔前でいうハンドスピナー的なやめられなさ具合で、ムニムニしているだけで、手が、指が喜ぶ。たくさん筆記してサファリを酷使したとしても、この中の収納されるなら許してくれるはず。

 

次に構造。内部にはペンを引っ掛けられるベルトが仕込まれていて、ペンを固定できるようになっている。背面にはカラビナも付いているので、バッグに取り付けて持ち物のワンポイントアイテムとして見せることも可能。

ただし、寝袋の首元にあるストラップは口が完全に閉まる形状ではないため、収納したペンの飛び出しには注意。文房具を収納するバッグインバッグなどに入れて持ち運ぶほうが安全だ。

 

万年筆にもナンガのロゴがどデカく刻印されていて特別感のあるデザイン。マット調の落ち着いた色が印象的だ。

 

屋外で筆記したくなる気持ちを抑えきれない

↑黒のバッグとの相性◎

万年筆は基本、室内の文房具。書斎やオフィスで、机の上で集中しながら「書く」を行う。でも、ナンガのエッセンスが加わると、その制限が解除される。屋外で自然の風と光を暖かさを感じながら筆記したくなる。

 

何か新しい発想や体験に出合える気持ちにしてくれるきっかけを本製品は提供してくれるだろう。

 

価格は7700円(税込)で、ラミー ニュウマン横浜店、ラミー日本公式オンラインストア、NANGAオンラインショップ、ロフトネットストア、ロフト池袋店・渋谷店・梅田店・札幌店・吉祥寺店・横浜店・仙台店・千葉店・天神店・京都店・銀座店にて数量限定で発売。

 

【SPEC】

●リフィール:カートリッジ LT10・コンバーター LZ28

●万年筆本体:ABS樹脂、ペン先はスチール(両用式)

●ミニスリーピングバッグ

生地:10×10D RIPSTOP NYLON

中綿:ダックダウン90-10%

:万年筆のペン先はグレーxピンクセットのみEF、それ以外はF

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品紹介」はInstagramで展開中。週2-3回程度アップしています。

早くも2022年ベストバイ文房具認定!? キングジム「ナナメクリ」が斜め上の便利さ!

筆者は、“長い文章を読んだり文面をしっかりチェックしたりする場合、液晶画面より紙で読むほうがラク派”に属する人間だ。例えば、noteなどで面白そうな長文記事があったら基本的にはプリントアウトして読みたいし、原稿の校正もできるかぎりは紙面に手でチェックを入れたい。

 

SDGsだ、ペーパレスだと言っている昨今、あまり褒められた話ではないのかもしれないが、こればかりはどうにも代え難いのである。(“電子書籍も、漫画以外はあまり買いたくない派”でもある)

 

そこで、世の中に意外といるであろう紙の方がラク派同志の皆さんに、この場でお伝えしたいことがある。最近発売されたばかりのとある製品が、まさにプリントアウトで文章を読むのに便利すぎる! のだ。

 

大げさでなく、早くも2022年ベストバイ文房具にエントリー確実。ということで、今回はその最高なやつを紹介させてもらいたい。

 

ホチキス留め不要! 書類を読みやすくするファイル

その最高なやつというのが、キングジムから2022年2月に発売された「ナナメクリファイル」だ。ネーミングは小林製薬テイストというか、ぶっちゃけ、機能そのまんま。名前通り、ファイリングすることで紙がナナメにめくれますよ、というものである。

キングジム
ナナメクリシリーズ
ナナメクリファイル A4サイズ
380円(税別)

 

↑表紙を開いて紙を入れるとこんな感じ。カドのクリップパーツがかなり目立つ

 

ファイルと名乗ってはいるが、構造的にはファイルとクリップボードの中間、といった感じだ。表紙付きの薄い本体には、コピー用紙で20枚ほどがストックできるようになっている。

 

そして見た目に目立ち、機能の上でも最大のポイントとなるのが、左上スミにある灰色のクリップパーツだ。

 

↑使用する際には、束ねた書類のカドを左上のストッパーにスッと挿入

 

読みたい書類をストックする際は、まずこの左上のクリップパーツを跳ね上げるようにスライドさせる。すると下から透明の書類ストッパーが現れるので、ここに書類のカドを挿し込む。あとはクリップパーツを戻せば準備完了となる。

↑そこへ被せるように、クリップパーツをスライドさせる。これで書類の固定は完了だ

 

このクリップパーツが紙の端をしっかり固定してくれるので、まるで書類のカドをホチキス留めしたようにペラペラとめくっていくことができる。

↑書類がナナメにめくっていけるので、閲覧がとても快適。これは良くできている

 

しかもクリップの根元が折れ曲がるような構造なので、書類をめくるのにも邪魔にならない。めくりが非常にスムーズなのだ。

↑もちろん横にしての使用もOK

 

↑根元から自由に折れ曲がるクリップパーツのおかげで、紙がめくられた状態で浮きにくい

 

単に書類を真上にめくるだけなら、従来のクリップボードを使っても構わないかもしれない。とはいえ紙上辺を固定するクリップだと、押さえる面積が大きすぎる。紙が弾力で戻ろうとするし、それが気になって内容に集中しづらいのだ。

 

対してカドだけを固定する「ナナメクリ」なら、バサッとクリップごとナナメ上にめくることで紙の自重が1点に集中するため、まず戻ってくることはない。

 

書類を持ち歩く時は?

書類を持ち歩く時は、右下スミの書類脱落防止ポケットにカドを挿し込み、表紙を閉じる。これで移動中の書類抜け落ちもまず発生しなくなる。

↑クリップでカド留めしているだけでも問題はなさそうだが、右下ポケットに書類カドを挿し込んでおけば、より安定して携帯できるだろう

 

クリップボードとして使えるほどの厚みはないが、クリアホルダーよりははるかに剛性が高いため、カバンの中で折れ曲がるなどの心配もなし。書類持ち歩きファイルとして考えれば、充分な性能と言えるだろう。

↑携帯時はこんな感じ。強く振っても抜け落ちそうな雰囲気はない

 

本質機能だけでなく、ココもよくできている!

よく考えられているなー、と感じたのは、右下に設けられた切り欠きだ。裏からこの切り欠きに指を入れて押し出せば、ポケットから書類のカドをまとめてスパッと抜くことができる。これで、書類が“携帯モード”から“めくりモード”になるわけだ。

 

そのままナナメめくりするだけでも書類を一枚ずつポケットから抜くことはできるが、最初からまとめて抜いておいたほうが、複数枚が重なったままでめくれる確率は減らせる。

↑裏表紙の切り欠きから指を入れれば、全てのページをまとめてポケットから押し出すことができる。ささやかながら、あると嬉しい機構だ

 

もちろん、書類カドをホチキス留めすれば同じことができるのは、間違いない。が、全ての書類にいちいちホチキスを使うのは面倒だ。さらにホチキス留めした書類束をクリアホルダーに入れて持ち歩くとしたら、読む際には取り出す手間もかかる。

 

そう考えれば、カドを固定してのナナメめくり化+書類のファイリング/携帯がまとめて達成できる方が、明らかに便利だろう。これはもう、紙の方がラク派にとってはマストなアイテムと言っても過言ではないと思う。

 

ちなみに筆者は複数運用するため、すでに3冊購入済みだ。たぶんもうちょっと買い増すはず。

もうちょっと軽快に運用するなら「ナナメクリホルダー」

便利なのはなんとなく分かったけど、ファイル単位で書類運用するのはちょっと大げさすぎる……というのであれば、「ナナメクリ ¥ホルダー」はどうだろう。こちらは「ナナメクリ」ギミックを搭載したクリアホルダーである。

キングジム
ナナメクリシリーズ
ナナメクリホルダー 5枚アソートセット
300円(税別)

 

↑書類ストッパーは中で折り返しになっており、カドを挿し込むだけで固定できる

 

↑シンプルな構造ながら、ナナメめくりは可能。ただしクリップが可動ではないので、すこしめくりにくい

 

おおよその構造は「ナナメクリファイル」と同じ。表紙を開いた左上に書類カドを挟みこむストッパー、右下に脱落防止ポケットと書類押しだし用の切り欠きが備わっているため、ほぼ同じように書類をナナメにめくって閲覧することが可能だ。

↑書類携帯時は、表紙の下カドを脱落防止ポケットに挿し込むことで、表紙が勝手に開くのを防げる

 

↑表紙を閉じてしまえば、普通のクリアホルダーとほぼ変わらないルックス

 

ただし、ストッパーは折れ曲がらないので、紙送りするには少し抵抗がある。ホルダー自体の弾力で紙が少し戻ってきてしまうのだ。個人的にはそこがちょっと嬉しくないが、しかし書類数枚ぐらい(最大コピー用紙10枚まで収納可)をペラペラめくって見る程度なら、必要充分と言えるかもしれない。

 

【ギャラリー:写真で「ナナメクリ」をおさらい】

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

ワイド判・柔らかリング・ページ数…すべてが好バランスなソフトリングノート「Sooofa(スーファ)」は買い一択だ!

先日、知人のお子さんが就職したという話から、「新社会人が持っていると便利な文房具とは?」という話に及んだ。知人はどうやら「最新のボールペンとかペンケースとか……」の話を期待していたようだが、そういうのは個人の好みで買うべきもの。筆者がまずオススメしたのは、「機能性の高い小型ノート」だ。

 

初めての環境において何が必要かといえば、それは当然、情報収集に決まっている。仕事の基本的な進め方、業界内の基礎知識、社食の利用方法、先輩社員のお子さんの名前などなど……新入社員として知っておくべき情報はたっぷりあって、そういうのは聞いたら忘れないうちに即、メモらねばならない。

 

であれば、机だけでなく立った姿勢で書く機会も多いはず。携帯性も重要だし、でもある程度のサイズ(最低限、A6以上)があったほうが見返しやすいし……。

 

つまるところ、そういう便利で書きやすいノートはまず持っておいて損はないよ、という話なのである。

 

“ソフトリング+変形ワイド判”が使いやすいノートのキーワード

その条件内でいま紹介するとしたら、コクヨの「Sooofa B6」だろう。もはやお馴染みとなった、ぷにぷに樹脂製のソフトリングでまとめられた小型ノートである。

 

ラインナップにはA5判もあるが、携帯性の点で今回はB6判をオススメしたい。

コクヨ
ソフトリングノート Sooofa(スーファ) B6変形
680円(税別)

 

サイズは正確に言うと、B6より幅広なワイド変形判。携帯性で言えば当然ながら、通常判型よりはレベルダウンするが、こと新入社員用ノートとなれば「社内の効率的な移動ルート」やら「オフィスの配置図」やら、図として書き込むこともけっこう多い。そういうケースでは、ワイド判の方が使いやすいってこともあるのだ。

 

↑細かく書き込むのに向いた4mm方眼用紙で、判型はB6より12mm幅広な182×140mm

 

ページ端にはマイクロミシン目が施してあるため、きれいに切り取ることもできる。伝言メモとして書いた内容をページごと切って人に渡す際は、リングからビリッと破り取るよりも、ミシン目でまっすぐ切れていたほうが印象が良さそうだし。

 

また、裏表紙の裏には、切り取ったページや名刺などを挟んでおける透明ポケットが付いているのも、使いやすいポイントの一つだ。

 

↑リングの根元に入ったマイクロミシンで、スパッときれいにページを切り離せる

 

↑こまごまとした紙類を挟んでおけるクリアポケットは、かなり重宝する

 

立ったまま筆記をする場合、まず360度折り返せるリングノートというのが必須要素。加えて、表紙が少し厚めのPP製+用紙枚数80枚のボリュームが効いてくる。がっつりハードな安定感とまではいかないが、片手持ちでもノート自体がクタッとならないレベルでは支えてくれるので、これで充分だろう。

 

↑右手を紙面に乗せての立ったまま筆記もこなせる安定感がある

 

普通に机で書くにしたって、手がリングに乗り上げても痛くないソフトリングなのは非常にありがたい。なにしろ一度ソフトリングに慣れてしまうと、もう普通のリングノートが使えなくなるレベルで快適なのだ。

 

また、普通のワイヤーリングよりも狭いリング径で綴じられるので、厚いノートのわりにコンパクトなのもメリットと言える。

 

↑机での筆記も、ぷにぷにのソフトリングで手が痛くない! これがとても快適だ

 

携帯性に関しては、表紙を固定できるゴムバンドが便利。カバンに放り込んでおいても、勝手に開いて用紙がグシャグシャになる心配がないわけで、これは持ち運び時の安心感に直結する部分だ。

 

さらにボールペンを引っかけておける切り欠きが表紙に施されているのも、ありがたい。

 

↑ソフトリングはペンを引っかけておけないが、表紙の切り欠きがあれば問題なし

 

小型のノートというだけなら他にも選択肢がいろいろあるが、これだけ機能盛り盛りな製品は、今のところ他にないだろう。用紙もCampus原紙を採用しているので、書きやすくて当たり前。あらゆる面で優秀な1冊なので、ひとまず「持ち歩く用のノート」に迷っているなら、試してみて欲しい。

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

日本の美しい情景を色のモチーフにした万年筆インキがカートリッジタイプになって登場! パイロット「色彩雫カートリッジインキ」

パイロットコーポレーションは、日本の美しい情景をモチーフにした万年筆インキ「色彩雫(いろしずく)」の新製品として、カートリッジタイプの「色彩雫カートリッジインキ」を5月16日に発売します。税込価格は990円。

 

「色彩雫」は、2007年に販売を開始した、日本の美しい情景が色のモチーフになっている万年筆専用インキ。より手軽に同製品を使いたいという利用者の要望を受け、携帯に便利でインキの補充が手軽にできるカートリッジタイプが、新たに発売となります。

 

24色のラインナップの中から、「朝顔」「紺碧」「天色」「月夜」「孔雀」「深緑」「竹炭」「冬将軍」「深海」「紫式部」「山葡萄」「紅葉」の12色を展開。紙製のパッケージはボトルインキの色彩雫の世界観を踏襲した、シンプルで上質なデザインが特徴。カートリッジ本体にも色名が印刷されており、インキ色をひと目で識別することができます。

プロが注目する「文房具」のベストバイ商品を大調査!

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。また、スティック掃除機や自動調理鍋、完全ワイヤレスイヤホンなど人気カテゴリの注目製品を独自の視点で番付してもらった。本誌読者にも“買って良かったモノ”をアンケート取材。新生活のお買い物計画に役立てていただきたい!! スペースを有効活用できるアイデア商品や、高品位な万年筆を紹介。効率やモチベーションをアップしたい在宅ワーカー必見のアイテムが揃い踏みだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

その1 必要なときに必要な場所で使える時代が求めたデスク(窪川)

インテリアスタイリスト窪川勝哉さんの買い物リスト

テレビや雑誌などのスタイリングを多く手掛ける。インテリアや家具に加え、文房具などプロダクト全般に詳しい。

 

【壁掛け折りたたみ机】

Sense Of Fun

タナプラスS

4万6200円

壁に取り付けられる折りたたみ机。天板を閉じれば、薄さはたった4cm。高い位置に設置してスタンディングデスクにしたり、 低い位置に取り付けて子どもの学習机にしたり、設置場所を変えるだけで多彩に使える。耐荷重は約20kg。

 

↑北海道の間伐材が原材料のECOシラ合板を使用。強度が高く、一般的な合板よりも断面が美しい。長く使っても飽きのこないシンプルで上品な佇まいが魅力だ

 

↑固定用の金物はステープラーで取り付ける。画鋲よりも小さい穴で済み、 原状回復が必要な家に住む人や、壁を傷つけることに抵抗がある人でも使いやすい

 

インテリアスタイリストの窪川勝哉さんは、雑貨や家具、文房具などあらゆるプロダクトに造詣が深い。デッドスペースを活用できるアイデア家具も得意分野で、本品の発想は彼にとっても理想的なものだと言う。

「日々膨大な量のアイテムをリサーチするなかで、目に留まった商品です。学生時代に“壁から必要なときにだけ出てくるテーブルがあったら”と考えたことがあったので、痒いところに手が届く製品が出たなと感じました」

さらに、最近の需要にマッチしている点も見逃せない。

「withコロナ生活のなかで、ホームデスクの需要がかなり伸びています。コレは必要なときにデスクとして使えるだけではなく、ステープラーで取り付けられるので賃貸住宅にも設置できる。まさにいま必要としている人が多いのではないでしょうか。在宅ワークになり家の中の空間は限られているけれど、どうしても作業スペースが必要、そんな人にピッタリのアイテムですよね」

 

【私はこう使う】 テレワーク用デスクはもちろんサブのデスクとしても活躍

仕事以外のときはコンパクトにしまえるので、テレワークに最適。メインデスクとしてはもちろん、ちょっとした作業やブレイクタイムのときに使うサブデスクとしても重宝します。

 

≪コレも欲しい!≫

【ポータブル照明】

Ambientec

hymn Gold

2万9700円

“動き”を感じられないインテリア雑貨が多いなか、光にゆらぎを伴うコレは部屋のアクセントとしてちょうど良い。間接照明としても美しく、マイルームをグンと格上げしてくれます!

 

↑独自のレンズ形状と職人が作るガラスシェードで、炎のようなゆらぎを再現。温かみのあるLED電球が、空間をやさしく照らしてくれる

 

その2 ナイスアイデアでポケットを増設できるリュック派の救世主(きだて)

文房具ライターきだてたくさんの買い物リスト

最新の機能系からファンシーな雑貨系まで、文房具ならなんでも使い倒してレビューする。GetNavi webで連載中。

 

【バッグインバッグ】

クツワ

ハサンド

実売予想価格2750円

リュック内の仕切りに引っ掛けてセットする、ボード型のバッグインバッグ。手軽にポケットを増設でき、リュックの底に収納物が溜まるのを防ぐ。机の上などに立てられるスタンドタイプと、軽量化タイプがある。2月17日まで特典付きでクラウドファンディング実施中。

 

数々の文房具をレビューしてきたきだてたくさんが、いま目を付けているのは、リュックに挟むだけで収納が増え、中身を整理しやすくなるアイデア商品だ。

「歩き取材が多いのでリュックを多用していますが、ポイポイと雑に放り込んでしまうため、奥底に沈んだ小物を取り出すのが困難。そんな悩みを、リュック内部の仕切りに挟んでポケットを増設できる本品が解決してくれるはず。移動中に外れてしまわないように、磁石で固定できるようにしたのは、ナイスアイデア。コンパクトデジタルカメラくらいなら入りそうな、伸縮性のある大きめのポケットも良いですね。また、取り出して裏板を折り曲げると自立する機能も便利そう。クラウドファンディング中のいまがチャンス。数量限定セットもあるので、気になる人は早めの購入が吉です!」

 

↑スタンドタイプは、ふたつ折りにしたときに内側にくる面に付いた金属パーツとマグネットをくっつけるだけで自立する

 

【私はこう使う】 ポーチに入れていた小物を取り出しやすく入れられる

消毒用アルコールなど、これまでポーチに入れていたアイテムを直で入れれば、サッと取り出せて便利。リュック内の視認性を上げられるよう、センサー式ミニLEDライトも入れておきたいです。

 

その3 やり過ぎなくらいがイイ!心を奪われた究極の筆記具(古川)

文房具ライター古川 耕さんの買い物リスト

文房具をこよなく愛する放送作家、ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などを担当している。

 

【大型万年筆】

パイロット

カスタム URUSHI

9万6800円

日本語を書くのに適した金製のペン先が特徴の万年筆、「カスタム」シリーズの最高峰。エボナイトに蝋色漆仕上げを施した艶やかなボディは、しっとりと手になじむ。よくしなる30号の大型ペン先がソフトな書き味を生み出している。

 

手書きを、文房具を愛する古川 耕さんは、知り合い数人から立て続けに自慢されたという本品の魅力を、うらやましいと少し唇を噛みながら語ってくれた。

「軸もペン先もやり過ぎなくらい大ぶりで、この極端さに惹かれました。やり過ぎ感も含めて、ある意味、究極の筆記具ではないでしょうか。日常使いにはオーバーで、宝の持ち腐れになってしまうかも、でも欲しい……というスパイラルに陥っています。普段から万年筆を使っている人ほど、メーカーがこの一本に懸けたこだわりっぷりと、そのスゴさがよくわかるはずです。普段から日記を付けている人、日常的に大量にメモを取る人にも、ぜひ本品の良さを味わってほしい。あ、筆記具に必要以上のお金を出す人に『で、それで何を書いているの?』とか聞くのはご法度ですよ!」

 

↑本シリーズはペン先からボディまで国内で一貫して製造。日本語のトメ・ハネに対応できるように、ペンポイントを丁寧に研磨している

 

【私はこう使う】 存在感を放つ一本だが気取らず普段使いしたい

しょっちゅうメモを取るわけではないし、手帳用に使うには明らかにオーバーサイズ。ですが、あえて日常のメモ取りに使いたい。それくらい気軽に使うほうがかっこいいと思うのです。

プロが心を奪われた究極の筆記具「パイロット・カスタム URUSHI」

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。今回は文房具ライター古川 耕さんのおすすめするアイテムを紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

やり過ぎなくらいがイイ!心を奪われた究極の筆記具(古川)

文房具ライター古川 耕さんの買い物リスト

文房具をこよなく愛する放送作家、ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などを担当している。

 

【大型万年筆】

パイロット

カスタム URUSHI

9万6800円

日本語を書くのに適した金製のペン先が特徴の万年筆、「カスタム」シリーズの最高峰。エボナイトに蝋色漆仕上げを施した艶やかなボディは、しっとりと手になじむ。よくしなる30号の大型ペン先がソフトな書き味を生み出している。

 

手書きを、文房具を愛する古川 耕さんは、知り合い数人から立て続けに自慢されたという本品の魅力を、うらやましいと少し唇を噛みながら語ってくれた。

「軸もペン先もやり過ぎなくらい大ぶりで、この極端さに惹かれました。やり過ぎ感も含めて、ある意味、究極の筆記具ではないでしょうか。日常使いにはオーバーで、宝の持ち腐れになってしまうかも、でも欲しい……というスパイラルに陥っています。普段から万年筆を使っている人ほど、メーカーがこの一本に懸けたこだわりっぷりと、そのスゴさがよくわかるはずです。普段から日記を付けている人、日常的に大量にメモを取る人にも、ぜひ本品の良さを味わってほしい。あ、筆記具に必要以上のお金を出す人に『で、それで何を書いているの?』とか聞くのはご法度ですよ!」

 

↑本シリーズはペン先からボディまで国内で一貫して製造。日本語のトメ・ハネに対応できるように、ペンポイントを丁寧に研磨している

 

【私はこう使う】 存在感を放つ一本だが気取らず普段使いしたい

しょっちゅうメモを取るわけではないし、手帳用に使うには明らかにオーバーサイズ。ですが、あえて日常のメモ取りに使いたい。それくらい気軽に使うほうがかっこいいと思うのです。

ボード型バッグインバッグはポケットが増設できるリュック派の救世主!

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。今回は文房具ライターきだてたくさんのおすすめするアイテムを紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ナイスアイデアでポケットを増設できるリュック派の救世主(きだて)

文房具ライターきだてたくさんの買い物リスト

最新の機能系からファンシーな雑貨系まで、文房具ならなんでも使い倒してレビューする。GetNavi webで連載中。

 

【バッグインバッグ】

クツワ

ハサンド

実売予想価格2750円

リュック内の仕切りに引っ掛けてセットする、ボード型のバッグインバッグ。手軽にポケットを増設でき、リュックの底に収納物が溜まるのを防ぐ。机の上などに立てられるスタンドタイプと、軽量化タイプがある。2月17日まで特典付きでクラウドファンディング実施中。

 

数々の文房具をレビューしてきたきだてたくさんが、いま目を付けているのは、リュックに挟むだけで収納が増え、中身を整理しやすくなるアイデア商品だ。

「歩き取材が多いのでリュックを多用していますが、ポイポイと雑に放り込んでしまうため、奥底に沈んだ小物を取り出すのが困難。そんな悩みを、リュック内部の仕切りに挟んでポケットを増設できる本品が解決してくれるはず。移動中に外れてしまわないように、磁石で固定できるようにしたのは、ナイスアイデア。コンパクトデジタルカメラくらいなら入りそうな、伸縮性のある大きめのポケットも良いですね。また、取り出して裏板を折り曲げると自立する機能も便利そう。クラウドファンディング中のいまがチャンス。数量限定セットもあるので、気になる人は早めの購入が吉です!」

 

↑スタンドタイプは、ふたつ折りにしたときに内側にくる面に付いた金属パーツとマグネットをくっつけるだけで自立する

 

【私はこう使う】 ポーチに入れていた小物を取り出しやすく入れられる

消毒用アルコールなど、これまでポーチに入れていたアイテムを直で入れれば、サッと取り出せて便利。リュック内の視認性を上げられるよう、センサー式ミニLEDライトも入れておきたいです。

 

写真と小物を一緒に保管できる! 大切な人へのプレゼントにも最適なボックス付きフォトアルバム

マークスは、思い出の写真と大切なモノを一緒に保管できる「ボックス付きアルバム」と、写真や絵を気軽に飾ることができる「マグネット式ポスターハンガー」を発売しました。

 

ボックス付きアルバムは、ワンポイントの鳥がデザインされたグレーの表紙に、L版写真が52枚収納でき、コメントが書ける罫線入りのポケットアルバムと、写真と一緒に取っておきたい思い出の品が収納できるマグネット開閉式のボックスがセットになっており、一緒にスリーブケースにしまえます。

 

タテヨコ約20cm角のコンパクトなサイズ感で、デザインはキャラメルブラウン、セラミックグレー、オールドブルー、ローズピンクの全4柄。ボックスは、子どもの「成長記録アルバム」や「旅行アルバム」、大切な人へ贈る「アルバムギフト」など、様々な用途に使うことができます。税込価格は2970円。

 

マグネット式ポスターハンガーは、飾りたいものをマグネット入りの紙製のバーに挟むだけで、お気に入りのポスターや写真、子どもが描いた絵や作品などを気軽に飾ることができ、フォトフレームや額縁などと比較して、セッティングと入れ替えも簡単に行えます。

 

SサイズはA4タテ、A5ヨコのサイズに、LサイズはA3タテ、A4ヨコのサイズに対応しています。デザインはボックス付きアルバムと同じくキャラメルブラウン、セラミックグレー、オールドブルー、ローズピンクの全4柄。税込価格はSサイズが1100円、Lサイズが1320円です。

文房具のプロが集結!「文房具総選挙2022」がイオンスタイル新浦安でリアル投票&トークイベント開催

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を決する「文房具総選挙2022」。4月22日(金)〜24日(日)の3日間、イオンスタイル新浦安でリアル投票イベントが開催されます。

2021年度に発売された新作文房具のナンバーワンを決めるアワード「文房具総選挙2022」が開催中。3月下旬より1か月にわたった投票期間の締めくくりとして、4月22日(金)〜24日(日)の3日間、イオンスタイル新浦安(千葉県)で、本イベントにノミネートしている文房具100点を実際に試しながら投票できる“リアル投票イベント”が実施されます。

 

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント @イオンスタイル新浦安】

■日時:2022年4月22日(金)〜24日(日)
■時間:10:00〜18:00 ※24日は17時まで。途中入退場可
■場所:イオンスタイル新浦安 1階プラザ特設催事場
■参加費:無料
■トークプログラム:
[第1部] 13:00〜 登壇者:文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家&文房具ライター・古川 耕さん
[第2部] 15:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅 未里さん、GetNavi web編集長・山田佑樹さん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライと投票が可能です。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、会場でのマスクの着用とアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。また、一時的に来場者数が増加した場合など状況によっては、入場制限をさせていただく場合がありますのでご了承ください。

・はかどり文房具とは?

コロナ禍をきっかけに、仕事や学習環境はオフィス/学校だけでなく自宅にまで拡大。それにより、臨機応変に場所を使い分け、異なる環境下でも常に同じパフォーマンスを発揮できるようにするための工夫が必要になりました。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や勉強を進め、パフォーマンスを高めるか。それをサポートするのが“はかどり文房具”です。

 

・文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具に出会う機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

・リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑4月2日に銀座 伊東屋で開催したときの様子(トークセッションを行う選考委員の3人)

 

↑4月2日に銀座 伊東屋で開催したときの様子(ノミネート商品を実際に手に取りながら、投票するご来場のみなさん)

 

最終日の4月24日にはトークイベントが2回!

1.文房具のプロたちが「はかどり文房具」の10年を振り返る!

2013年にスタートした文房具総選挙は、今年で10回目のアニバーサリー。登壇する文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家&文房具ライター・古川 耕さんの3人は、文房具総選挙の選考委員に名を連ねるのみならず、長年文房具業界の最前線でトレンドの変化を体感してきた存在。文房具総選挙が一貫してテーマとしてきた「はかどり文房具」の10年を振り返るとともに、今年の傾向を総括するトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員8名のうち、(写真左から)放送作家&文房具ライター・古川 耕さん、文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさんが登壇

 

2.コロナ禍で進む在宅ワークや“ハイブリッドワーク”をはかどらせる文房具をテーマにトーク!

トレンド部門のひとつ「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の商品をベースに、文具ソムリエール・菅 未里さんと、GetNavi web編集長・山田佑樹がトーク。

この部門に、今回注目のノミネート商品を数多く送り込んだのが、オフィス通販「カウネット」が展開するオリジナルブランド「〈カウコレ〉プレミアム」です。ブランドのローンチは2013年。文房具総選挙と同い年という奇縁もあり、同ブランドのアイテムを例に挙げながら、多様化が進むビジネスシーンをはかどらせる文房具やアイテムについて語り合います。

↑文具ソムリエール・菅 未里さんと、GetNavi web編集長・山田佑樹が登壇

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。
※予定数配布し次第、終了

 

↑選挙の結果は、5月24日に雑誌「GetNavi 7月号」とウェブメディア「GetNavi web」で発表(写真は、昨年の「GetNavi」の結果発表ページ)。4月24日23:59までウェブで投票を受け付けています

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■ノミネート商品&入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

■参考URL
・GetNavi web    https://getnavi.jp/
・文房具総選挙特集ページ  https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/
・文房具総選挙2022 投票フォーム https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】「CC」を体現!?「紙のメモ」の価値を見直すコクヨのメモパッド

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

“紙のメモ”の価値を再発見できるメモパッド

このデジタル化が進んだ時代に“紙のメモ”と聞くと、何をいまさらと思われるかもしれません。PCでもスマートフォンでも、メモを取る手段はいくらでもありますし、メールやSNSなら、遠くにいる相手にも一瞬で情報を送ることができます。文房具の仕事をしている私も同じで、日常ではPCやスマートフォンのおかげで便利な生活を送っています。

 

しかし私は、紙のメモも使っています。なぜなら、デジタル化のおかげで、逆説的に紙のメモの価値が見えてきたからです。

 

紙のメモなら相手に念を押せる

今回ご紹介するのはコクヨの「複写メモ」。見ての通りそっけないメモなのですが、これがとても便利なんです。

↑デジタル時代の紙のメモ。時代遅れのようですが、重要な存在意義があります。なぜなら…

コクヨ
複写メモ(134x91mm白上質紙50組入り)
190円(税別)

 

メールは便利です。たとえばCC機能などを使えば、多くの相手にもあっという間にメールを送れますよね。

 

しかしメールは、大量に飛び交うせいで見落とされるリスクが高いのも事実です。送ったメールが迷惑メールフォルダに入ってしまったり、CCに入っていたメールを見落としたりした経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

そんな時代だからこそ、物理的な紙のメモが存在感を発揮します。たとえばオフィスに何か伝言を残したい相手がいたとして、メールを送るよりも、紙のメモを相手の机の上に置いたほうが伝わる可能性が高いということもあるでしょう。机が乱れていない限りは見落とさないですから。

↑紙のメモは、現代ではむしろ見落とされにくいのが強み。物理的に“ある”ことのインパクトは大きいのです

 

カーボンコピーで楽に複写

この商品が「複写」メモなのは、メモを書くとバックカーボンによって下の紙に複写されるからです。要するに、1回メモを書くと2枚のメモが作られるというわけです。

↑この通り、カーボンによって複写されます

 

すると、相手に渡したメモの控えが手元に残ることになります。すると相手がメモを失くしたときのバックアップになりますし、自分に対しての記録にもなります。

 

これは非常に便利です。いちいち2枚書く必要がありません。オフィス内で伝言を伝える機会が多い人は、ぜひ使ってみてください。大量の複写を作ってしまわないようメモを書くときに下敷きを入れる必要はありますが、メモの最初に厚紙がついているので切り取って下敷き代わりに使うことができます。

 

繰り返しになりますが、見落とされにくさなら紙のメモのほうがデジタルよりも上である場合も多く、複写メモならバックアップもとれます。デジタルの方が優れていることが多そうなビジネスシーンでも、意外にアナログのメモが存在感を発揮することもあるので、デジタルとアナログをうまく使っていきましょう。

↑筆記する1枚目の紙の裏面にカーボンを印刷している、やや懐かしいメモ

 

ちなみに、「カーボンコビー」とは、メールの「CC」(Carbon Copy)の語源でもありますね。アナログなようでかえって便利な「元祖CC」で、情報伝達の漏れをなくしませんか?

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

ビジネスパーソンのノートにこそルーズリーフが便利! キングジム「ルーズリーフイン」で持ち運び問題も解決

社会人が使うノートとして「意外とルーズリーフがいい」という話は、この連載でも以前から何度か書かせてもらっている。というのも、社会人がノートに書きとめたい情報は、スケジュールやアイデアメモ、議事録などなど多岐に渡り、しかもそれが混ぜこぜになりがちだからだ。

 

それらを後から見返しやすくまとめるのは、綴じノートでは難しい。ページ編集が可能なルーズリーフのほうが圧倒的に合理的と言えるだろう。

 

ただ、ルーズリーフ用バインダーは、基本的に分厚かったり重かったりと、カバンに入れて持ち運ぶには少し面倒がある。だから、できれば日常的には“1日な必要な量のルーズリーフ用紙だけバラで携帯して、帰宅/帰社してからバインダーに綴じ直す”というフローが楽なのだが……これはこれで、用紙を汚さずスマートに持ち運ぶのが難しい。また、書き込んだ用紙を別に保管するのも手間だ。

↑ルーズリーフ用紙を袋のままで持ち運ぶと、折れジワや汚れがつきやすい。きれいに使いたいなら、やはり用紙ストッカーは必須だ

 

しかし、用紙をバラで携帯しやすく、かつ記入済み/未記入を分類しておける用紙ストッカーがあれば、話は別だ。さらに、ペラペラとページをめくるようにして閲覧できるときたら、これはもう社会人がルーズリーフを運用する上で、ちょっと革命的じゃない? というぐらい便利なのである。

 

ペラペラめくれる閲覧機能付きのルーズリーフストッカー

その革命的に優秀なルーズリーフ用紙ストッカーというのが、キングジム「ルーズリーフイン ホルダータイプ」。一見すると、まったくなんと言うこともない地味~なファイルなのだが、実は非常にユニークな機能を持っているのだ。

キングジム
ルーズリーフイン ホルダータイプ
500円(税別)

 

↑中はホルダーポケット(左)と用紙ストッカー(右)に分かれている

 

まずルーズリーフ用紙をストックする機能だが、これは裏表紙の内側にあるポケットが担っている。このポケットはかなり厚めのマチ付きで、メーカー公称で最大60枚まで用紙を収納しておけるもの。

 

ただ、あまりギチギチに詰め込むと取り出す時に少し難儀するので、ストックは多くても50枚ほどに止めておく方が快適だと思う。むしろ軽快に持ち運びたいのであれば、10枚ほどを入れて、こまめに補充する使い方のほうがオススメだ。

↑用紙50枚ほどを収納した図。マチ幅にはまだ余裕はあるが、これくらいにしておいたほうが出し入れはしやすい

 

記入済みのリーフをストックできるポケットがポイント

ここまでは、従来にもあった用紙ストッカーとなんら変わるところのない部分。「ルーズリーフイン ホルダータイプ」がユニークなのは、表紙側に備えた4連のホルダーポケットである。

 

これは用紙や書類を挟んで保持しておくためのもので、記入済み用紙を分けてストックしておくのに役に立つ。

 

↑記入済みのルーズリーフ用紙はホルダーポケットに挟んで収納

 

↑挟んでいるだけなので、リング穴がない書類も一緒にまとめておける

 

収納は、ポケットにそのまま挟むように挿し込むだけ。クリアホルダーとほぼ同じような使い勝手と手軽さだ。ノド側には脱落防止のストッパーがあるので、ただ挟んでいるだけでもそれなりに安定する。勝手にポロポロと用紙が抜け落ちる心配はあまりなさそうだ。

 

ちなみに、容量は1ポケットあたりルーズリーフ10枚ほど。収納に関しては、案件単位で分けたり、議事録用・アイデアメモ用など用途別に分類したりするなど、自分の運用方法次第である。

 

↑写真の赤線で強調した部分が、用紙の抜け落ちを防ぐストッパーだ

 

さらにフラップでポケットを閉じることで、より確実に中身の脱落防止となるのに加えて、ポケットのページ化が果たせるようになる。

 

どういうことかというと、例えばスケジュールやToDoなど何度も確認する必要のあるものを単独で挟んでおけば、いつでもページのようにペラッとめくって閲覧することができるのだ。従来のストッカーは、記入済み用紙の情報へアクセスしにくいのが弱点のひとつ。が、このポケットを使えば、その辺りの問題はクリアできるだろう。

 

↑フラップをひっかけることで、ホルダーポケットはきっちりと閉じた状態になる

 

↑バインダーに綴じることなくペラペラとめくって閲覧できるのは、なかなか快適だ

 

もちろん書き込んだ用紙すべてを閲覧しやすくするなら、バインダーに綴じるほうが良いに決まっている。ただ、ひとまず1~2枚ぐらいをめくって見られるように綴じて、あとはざっくり保存しておけばOK! という状況であれば、このやり方のほうが間違いなく軽快だ。

 

学生ほど書き込み枚数が多ければまた話は違うが、社会人のノートとしては、これぐらい割り切った作りの方が運用しやすいのではないだろうか?

 

 

シャーペン界に“Dr.”が登場して30年! パイロット「ドクターグリップ」から初代モデルベースの30色が限定販売

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第19回となる今回は?

 

第19話

パイロット
ドクターグリップ 30カラーズ
500円〜(税別)

“疲れにくい筆記具”として登場した人気シャープペンの30周年記念モデル。初代モデルをベースに、発売当初の復刻カラーや1999年前後に流行したスケルトンカラー、新色のネオンカラーなど30色を揃える。振ると芯が出る「フレフレ機構」を搭載。

●2021年10月より数量限定販売中のため、すでに在庫切れの店舗もあります 

 

駆け出し時代から変わらず信頼を置く相棒

1991年に発売された、パイロットのボールペン&シャープペンシリーズ「ドクターグリップ」。2021年には発売30周年を記念した歴代カラーモデルが発売され、そのなかには懐かしい初代モデルもラインナップされていました。当時画期的だった「人間工学に基づいた軸径」──その効果もさることながら、そもそもこうしたうんちくを筆記具に持ち込んだこと自体が画期的だった──を強調するためだったという、医療用品をイメージしたカラーリング。当時もいまも、なんぞ? という印象そのまま、しかしいまとなっては時代を超えた貫禄さえ感じさせます。

 

個人的にドクターグリップと言えば、初代シャープペンが発売された当時(92年!)から愛用していた思い入れの深い一本。学生生活の終わりからライターの駆け出し時代、つまり最も不安で最も期待に満ちた時期、常に身近にいてくれた頼もしい仕事仲間でありました。握り込んで飴色に光るグリップから、「文房具へ愛着を持つこと」の歓びを学んだと言っても過言ではありません。

 

今回、10数年ぶりに初代モデルを使ってみたのですが、あまりの現役ぶりに驚き、そしてうれしくなりました。旧モデルならではの、硬いゴム製グリップの安定感たるや! これまで何度もお勧めのペンを尋ねられては、「量を書くならまずはドクターグリップを」と答えてきたのは間違いじゃなかった。これからもずっと、迷える若者の頼れる相棒であり続けてください。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第17話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第18話】珍奇な「回転繰り出し式の高級太軸マーカー」が予想外! ゼブラ「フィラーレ ディレクション」が常備したくなる使い勝手だった

https://getnavi.jp/stationery/703519/

 

【重要なお知らせ】4/2(土)「文房具総選挙2022」銀座 伊東屋イベントでのKREVAさん出演回について

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を一般投票により決する「文房具総選挙2022」。3月24日からウェブでの投票受付がスタートしていますが、4月2日土曜日には、文房具の殿堂、銀座 伊東屋で、リアル投票イベントを開催。

会場には、スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演することが決定しています。

 

KREVAさんトークは参加抽選券を配布

このKREVAさんのご出演につきまして、すでに多数のお問合せをいただいており、多くのご来場者が殺到することも予想されるため、KREVAさんのトークのみ、抽選制とさせていただくことになりました

【抽選について】

・参加抽選券配布=当日13時〜13時半/銀座伊東屋B1F受付にて

・抽選結果発表=当日14時/配布場所・Twitter  https://twitter.com/GetNaviBunvogue にて

※トークの模様は、オンラインでライブ配信もいたします
https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo

※また、ご来場者が殺到した場合、予期せぬ感染対策として、KREVAさんのトークタイム中ノミネート商品のタッチ&トライコーナーを閉鎖する可能性がございます。ご理解いただけますと幸いです。

 

第1部の選考委員(文具ソムリエール・菅未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家・古川耕さん)によるトークセッション、そのほかの時間帯のタッチ&トライについては、開催内容に変更はありません。

当日のご来場をお待ちしております。お気をつけてお越しください。

 

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント@銀座 伊東屋】

■日時:2022年4月2日(土)

■時間:12:00〜18:00 ※途中入退場可

■場所:銀座 伊東屋 B1F「!nspiration Hall」

■参加費:無料

■トークプログラム:
[第1部] 13:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅  未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライ・投票が可能です

[第2部] 16:00〜 登壇者:アーティスト・KREVAさん
※当日会場で、参加抽選券を配布いたします。詳細は下記をご確認ください。

■オンライン配信:https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo
※第1部と第2部のトークプログラムをYouTubeライブで配信します

※会場では新型コロナウイルス感染症対策のため、銀座伊東屋入店時の非接触型体温計による体温測定と、会場でのマスクの着用と入口でのアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。また、一時的に来場者数が増加した場合など状況によっては、入場制限をさせていただく場合がありますのでご了承ください。

 

文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具を選ぶ機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

↑雑誌「GetNavi」誌上とウェブメディア「GetNavi web」にて、ノミネート商品を一挙に発表。(写真は「GetNavi」5月号)現在、ウェブ投票を受付中です

 

リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑2019年に銀座 伊東屋で開催したときの様子

 

商品のタッチアンドトライと投票以外の見どころは3つ。1つめは中間結果発表と、それをふまえた選考委員3名によるノミネート商品の解説、2つめは、文房具好きで知られるアーティスト・KREVAさんをゲストに迎えたスペシャルなトーク、そして3つめは、会場で投票を行なってくださった方に先着でプレゼントされる文房具のお土産です。

 

1.中間開票結果を発表! 文房具のプロたちは「文房具総選挙2022」大賞をどう予測する?

4月24日(日)23:59までウェブ投票を受付中の「文房具総選挙2022」。イベントでは3月30日までに投じられた票を集計した、中間結果を発表します。

それを踏まえて、選考委員に名を連ねる文具ソムリエール・菅 未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さんの3名が、注目のノミネート商品や2021年度の文房具トレンド、大賞予測など、もりだくさんの内容でトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員7名のうち、放送作家兼文具ライター・古川耕さん、文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん(写真左から)が登壇。

 

2.スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演!

音楽業界屈指の文房具好きとして知られるアーティストのKREVAさんに、文房具に関心をもったきっかけや選ぶときのこだわりポイントなど、たっぷりとお話しいただきます。

↑週1のペースで文房具店に通うという筋金入りの文房具好きとしても知られるアーティスト・KREVAさん

アーティスト/KREVA(くれば)

その活動の軌跡には常に“HIP HOPソロ・アーティスト「初」”という肩書きがつくアーティスト。2004年「音色」でソロメジャーデビュー。2ndアルバム『愛・自分博』 でHIP HOPソロアーティストとして史上初のオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。アジア人初のHIP HOPアーティストとして『MTV Unplugged』に出演、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手掛けている。2012年から KREVA主催の“音楽の祭り”「908 FESTIVAL」を開催。2013年、9月08日は“クレバの日”と日本記念日協会に正式認定される。2021年9月08日発売の最新アルバム「LOOP END / LOOP START」はオリコン週間デジタルアルバムランキング1位、billboard JAPAN DOWNLOAD ALBUMS1位を獲得。2022年2月16日同作のDeluxe Editionをパッケージリリース。翌日2月17日翌日より「908 FESTIVAL 2021+1」3DAYS+AFTER TALK SHOWを開催。作詞、作曲、トラックメイク、ラップ、さらにはプロデュースまで、全て自身でおこなう日本の音楽界最重要人物のひとり。

KREVA Official HP https://www.kreva.biz/

 

第2部のKREVAさんスペシャルトークのみ、多くのご来場が予想されるため参加抽選券を配布させていただくことになりました。

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。※予定数配布し次第、終了

 

ほかにも、商品がノミネートされたメーカーによるプレゼンバトルも!? ぜひ当日、会場でお楽しみください。

 

さらに、投票受付最終日の4月24日(日)には、イオンスタイル新浦安でも、リアル投票イベントを開催予定ですので、こちらもお楽しみに。(※KREVAさんの出演はありません)

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年3月24日(木)から4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■投票イベント:4月2日(土)銀座 伊東屋、4月24日(日)イオンスタイル新浦安
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

 

書道家も太鼓判!「ボールサイン iD プラス」で文字も佇まいもワンランク上の美しさ

6色の黒インキを揃えるボールペン「ボールサイン iD」に、上位モデル「ボールサイン iD プラス」が登場。自身のYouTubeチャンネルで従来品を“オシャレできれいな字を書きたい人にオススメ”と紹介し、インキがなくなるほどに愛用する書道家・上平泰雅さんがお試し!

 

低重心になってさらに書きやすくなった「ボールサイン iD プラス

↑ボール径は0.4,mmと0.5mmを展開

 

文房具総選挙2022「書く」部門ノミネート中!

サクラクレパス
ボールサイン iD プラス

385円(税込)

ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサイン iD」のワンランク上のモデル。金属製のペン先とマットなラバー素材のボディを採用し、“握りやすさ”と“書きやすさ”、“上質さ”を叶えた。

↑フォレストブラックを使用


書道家
上平泰雅さん
展覧会活動に主軸を置きながら、「書を世界と未来へ」をテーマに子どもや大人、外国人に毛筆・硬筆指導も行う。

 

日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメ

「ボールサイン iD」は、文房具店で見かけたときにオシャレなデザインに惹かれて購入したペン。「ボールサイン iD プラス」は、それに磨きがかかった印象です。ボディやペン先が上質で、使っていて気分が上がりますね。

低重心になってより書きやすくなったとも感じます。個人差はありますが、低重心の方がペン先をコントロールしやすい人が多いので、ペン字初心者には低重心のペンを薦めています。ペン先が独特な形で筆記面が見やすい点も、美しい文字を書くうえで有利。ペンに添えた中指が痛くなりにくく、手が疲れにくいのもうれしいですね。加えて優秀なのが、かすれることも出過ぎることもなく、滑らかに書けるインキ。同社が世界で初めて水性ゲルインキを発売したメーカー(※)だと知り納得しました。

“自分の字が子どもっぽくて嫌い”という方には、ぜひ本品を試していただきたいです。手帳などビジネス小物にも合うシックな見た目で、自分自身もかっこよく演出できますし。価格が手ごろなので、日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメです。(上平さん)

※:サクラクレパスが1984年に発売した「ボールサイン」は、世界初の水性ゲルインキを搭載したボールペン

 

【POINT_01】インキ色は個性が光る3種類の黒から選べる!

ピュアブラック
フォーマルなシーンで活躍する定番ブラック

ナイトブラック
青みがかったブラックがスマートさを演出

フォレストブラック
文字に上品さをプラスする緑色を帯びたブラック

↑上平さん筆。「ボールサイン iD プラス」には0.5mmのピュアブラック、「文字」「佇まい」 には0.5mmのナイトブラック、「美しさ」には0.5mmのフォレストブラックを使用

【POINT_02】金属製のペン先で低重心を実現

ペン先の素材に削り出しの金属を採用し、低重心を実現した。段階的に細くなるフォルムは筆記面が見やすくなり、思い通りの線を書きやすい。

【POINT_03】独自のボディ形状で指に自然にフィット

軸は六角形と丸形を組み合わせた「新感覚iD設計」。両サイドの角に丸みがあるため、指あたりがやさしく自然なフィット感を得られる。

【POINT_04】上質な見た目と書きやすさを両立

マットなラバー素材の軸が、上質感と滑りにくさを両立。ツヤのあるペン先に合うよう、金属製クリップにはメッキ加工が施されている。

デジアナ文房具だからできる! ペーパーレスでも「QUADERNO(クアデルノ)」で手書きLife

QUADERNO(クアデルノ)」は、データの複製や共有がしやすいというデジタルの良さと、直感的に文字を書き込んだり図示したりしやすいアナログの良さを両立したアイテムだ。昨年発売の新モデルでは、手書きの表現力がさらに向上。ペーパーレス下でも“手書きLife”をより充実させられる!

 

【今回紹介する製品】

QUADERNO(クアデルノ)メモもスケジュールも薄さ約5.9mm・約261g(※1)で完結!

文房具総選挙2022
「SDGs文房具」部門ノミネート中!

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)

オープン価格

快適な書き心地で人気の電子ペーパーの第2世代モデル。ワコム社のデジタイザを新搭載し、より思い通りの線が書けるようになった。サイズはA5とA4がある。

※1:A5サイズの場合

↑薄型軽量ながらも上質な革の質感を再現した専用カバー(参考価格7980円/A5、8980円/A4)。ペンホルダーとカードサイズのポケットを備える
↑筆記具ブランド「LA MY」とコラボしたペン(参考価格6600円)もラインナップ。考え抜かれたフォルムが、握った瞬間手に馴染み快適に文字を書ける

 

高精度な筆圧感知に対応しより自由な表現が可能に

「クアデルノ」は、“画面がツルツルして書きにくい”、“持ち運ぶには重い”といった従来の手書きデジタルデバイスの弱点を克服したアイテム。ざらつきのある画面が本物の紙とペンのような筆記感を生み、アナログからデジタルへの違和感のない移行を可能にする。さらに、カバンに入れていることを忘れるほどの極薄・軽量ボディには、約1万ものファイル(※2)を保存できる。つまり、大量の資料やノートが1か所にまとまり、ペーパーレスを推進できるサステナブルツールでもあるのだ。

加えて見逃せないのが、新モデルで4096段階の筆圧感知に対応した点だ。抑揚のある線や“はね・はらい”の表現が可能になり、ペンの色も従来の黒、青、赤に白をプラス、マーカーは青に加え赤、黄、緑もラインナップ(※3)。より自由な表現が可能になった。ここでは、そんな表現力の高さを生かした活用術を、ビジネスはもちろん学習、趣味用途まで、幅広く紹介する。

※2:1ファイルあたり約2.2MBのPDFファイルの場合 ※3:「クアデルノ」上ではグレースケール表示

↑PCの印刷機能を使えば、簡単にデータを取り込める。ワードやエクセル、画像など、PDF以外のデータを取り込むときに便利だ

 

【活用術1:スケジュール管理】

公式HPで専用のスケジューラーを配布中。月や日付をタップすると、マンスリー・ウィークリー・デイリーをシームレスに移動できるのはデジタルならでは。

 

【活用術2:オンラインホワイトボード】

PCアプリの「スクリーンキャプチャー」機能を使うと、本機への書き込みをリアルタイムでPCに投影できる。オンライン会議で画面共有をすればホワイトボードとしても活躍。

 

【活用術3:資料閲覧&ノートテイク、オンライン学習にも!】

「サイドノート」機能を使うと、取り込んだ資料に紐づいた手書きノートが作成され、2画面表示される。ノートファイルは資料と同じフォルダ内に自動保存されるため、ファイルを探す手間が省ける。

 

【活用術4:写真への書き込み】

取り込んだ画像に手書きで文字やイラストを書けば、手作り感のあるメッセージカードが完成。作成したカードは印刷するだけでなく、スマホアプリを使って、LINEなどで送るのもオススメだ。

↑黒など濃い色のペンを塗った上に、白いペンで文字を書き込むこともできる

 

【活用術5:PDFデータの手書き修正】

白ペンは、濃い背景の上に文字を書くだけでなく、修正ペンとしても活躍。修正に手間がかかるPDF(背景色が白の場合)も、白ペンで塗り潰せば簡単に修正できる。

 

【活用術6:グラフィックレコーディングやイラスト制作】

筆圧に応じて太さが変わるペンを使えるように。表現の幅が広がり文字以外も描きやすくなった。

↑上からボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー。万年筆と筆ペンでは筆圧も感知できる

 

【活用術7:用途に合わせてテンプレートを自由に選択】

横罫や方眼、無地など、一台で様々なテンプレートが使え、ノートを複数冊持ち歩く必要がない。自作したオリジナルのテンプレートを登録することも可能だ。

↑公式HPで配布している原稿用紙(左)とToDo リスト(右)

地球環境に配慮したサステナブル仕様! スライドジッパー付きノート「ストレージイット」

マークスは、スライドジッパー付き仕様のステーショナリーブランド「ストレージイット」のノート、収納ケース、ポーチを発売しました。

 

今回発売されるコレクションの「ノート」は、スライドジッパーのポケット付きノートカバーで、ペンや付せんなど、ノートと一緒に持ち歩きたい文房具を入れておくことができる「ペンをstorageするノート」です。A5サイズ128ページで、カラーバリエーションは全10色。

 

ノート用紙には、「FSC認証」を取得した、同社オリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。NEO AGENDAは、ゲルインクや油性ボールペンなどの筆記具との相性も良く、なめらかな書き心地が特徴。ノートPCやタブレットなどのデジタルデバイスと一緒に持つノートとして、通常のノート用紙に比べて、薄く、軽い用紙で作られています。

 

中面は左右異なるフォーマットを採用し、左ページはドット罫で、ガイド機能のある5mmドット方眼。右ページは6mmの横罫線となっており、自由に書き込めるドット方眼ページと、情報を整理できる横罫ページをひと見開きに並べ俯瞰することができるレイアウトです。180度水平に開き、書きやすい構造となっています。

 

同コレクションは、適切に管理された森林の木材から生産されたFSC認証を取得した紙を、ノートの用紙に使用ししているほか、ノートのカバー、ケースやポーチには、製品の製造工程で出るPVCを丁寧に回収し、再び製品の素材として再生した再生率90%のリサイクルPVCを使用。地球環境に配慮したサステナブルなステーショナリーです。

 

税込価格は、ノートが1210円、ノートリフィル・A5が495円、ケース・A4(全5色)が1210円、ケース・A5(全5色)が880円、ポーチ(全5色)が715円です。

文房具総選挙2022が銀座伊東屋で3年ぶりに投票イベント開催、アーティスト・KREVAさんの出演決定!

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を一般投票により決する「文房具総選挙2022」。3月24日からウェブでの投票受付がスタートしていますが、この度、3年ぶりにリアルでの“投票イベント”が開催されることになりました。

 

日にちは4月2日土曜日、会場は文房具の殿堂、銀座 伊東屋。会場には、スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演することが決定! また当日は、ノミネートされた全100商品のタッチアンドトライのほか、選考委員による中間開票速報と大賞予測など、盛りだくさんの内容が用意されています。

 

今回のイベントのポイントを、下で詳しく解説していきましょう。

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント@銀座 伊東屋】

■日時:2022年4月2日(土)

■時間:12:00〜18:00 ※途中入退場可

■場所:銀座 伊東屋 B1F「!nspiration Hall」

■参加費:無料

■トークプログラム:
[第1部] 13:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅  未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さん
[第2部] 16:00〜 登壇者:アーティスト・KREVAさん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライ・投票が可能です

■オンライン配信:https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo
※第1部と第2部のトークプログラムをYouTubeライブで配信します

※会場では新型コロナウイルス感染症対策のため、銀座伊東屋入店時の非接触型体温計による体温測定と、会場でのマスクの着用と入口でのアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。

 

はかどり文房具とは?

コロナ禍をきっかけに、仕事や学習環境は、在宅とオフィス/学校と状況に沿って使い分け、異なる環境の下でも臨機応変に対応する必要に迫られるようになりました。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や勉強を進め、パフォーマンスを発揮できるか。それをサポートするのが“はかどり文房具”です。

 

文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具を選ぶ機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

↑雑誌「GetNavi」誌上とウェブメディア「GetNavi web」にて、ノミネート商品を一挙に発表。(写真は「GetNavi」5月号)現在、ウェブ投票を受付中です

 

リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑2019年に銀座 伊東屋で開催したときの様子

 

商品のタッチアンドトライと投票以外の見どころは3つ。1つめは中間結果発表と、それをふまえた選考委員3名によるノミネート商品の解説、2つめは、文房具好きで知られるアーティスト・KREVAさんをゲストに迎えたスペシャルなトーク、そして3つめは、会場で投票を行なってくださった方に先着でプレゼントされる文房具のお土産です。

 

1.中間開票結果を発表! 文房具のプロたちは「文房具総選挙2022」大賞をどう予測する?

4月24日(日)23:59までウェブ投票を受付中の「文房具総選挙2022」。イベントでは3月30日までに投じられた票を集計した、中間結果を発表します。

それを踏まえて、選考委員に名を連ねる文具ソムリエール・菅 未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さんの3名が、注目ののにねーと商品や2021年度の文房具トレンド、大賞予測など、もりだくさんの内容でトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員7名のうち、放送作家兼文具ライター・古川耕さん文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん(写真左から)が登壇。

 

2.スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演!

音楽業界屈指の文房具好きとして知られるアーティストのKREVAさんに、文房具に関心をもったきっかけや選ぶときのこだわりポイントなど、たっぷりとお話しいただきます。

↑週1のペースで文房具店に通うという筋金入りの文房具好きとしても知られるアーティスト・KREVAさん

アーティスト/KREVA(くれば)

その活動の軌跡には常に“HIP HOPソロ・アーティスト「初」”という肩書きがつくアーティスト。2004年「音色」でソロメジャーデビュー。2ndアルバム『愛・自分博』 でHIP HOPソロアーティストとして史上初のオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。アジア人初のHIP HOPアーティストとして『MTV Unplugged』に出演、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手掛けている。2012年から KREVA主催の“音楽の祭り”「908 FESTIVAL」を開催。2013年、9月08日は“クレバの日”と日本記念日協会に正式認定される。2021年9月08日発売の最新アルバム「LOOP END / LOOP START」はオリコン週間デジタルアルバムランキング1位、billboard JAPAN DOWNLOAD ALBUMS1位を獲得。2022年2月16日同作のDeluxe Editionをパッケージリリース。翌日2月17日翌日より「908 FESTIVAL 2021+1」3DAYS+AFTER TALK SHOWを開催。作詞、作曲、トラックメイク、ラップ、さらにはプロデュースまで、全て自身でおこなう日本の音楽界最重要人物のひとり。

KREVA Official HP https://www.kreva.biz/

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。※予定数配布し次第、終了

 

ほかにも、商品がノミネートされたメーカーによるプレゼンバトルも!? ぜひ当日、会場でお楽しみください。

 

さらに、投票受付最終日の4月24日(日)には、イオンスタイル新浦安でも、リアル投票イベントを開催予定ですので、こちらもお楽しみに。(※KREVAさんの出演はありません)

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年3月24日(木)から4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■投票イベント:4月2日(土)銀座 伊東屋、4月24日(日)イオンスタイル新浦安
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

 

インフルエンサーが試してわかった! カウネットの在宅ワークギアがSNSでバズったワケ

在宅ワークをより快適に進められる便利なアイテムを次々生み出しているのが、オフィス通販サイト「カウネット」だ。なかでもSNSで反響の大きかった2アイテムを、実際の使用感とともにお届けする!

 

デッドスペースを有効に使いデスクの上を広々活用

文房具総選挙2022
「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門ノミネート中!

カウネット
テレワークハングラック

1990円

在宅ワークの仕事道具をまとめて片付けられ、デスクに引っ掛けて使用する収納ラック。デッドスペースであるテーブル下を有効活用でき、デスク上の作業が快適に。6つのポケット付きで細かなモノも収納できる。

 

↑カウネット公式アカウントで過去最大のバズに発展!

 

使ってみて納得!

MC&ライター
佐々木 舞さん

100均や3COINSの便利グッズに詳しく、レビュー記事の執筆、情報番組にも出演。元テレビリポーターでイベントMCも行う。

 

仕事の道具が散らかって作業スペースを確保できないなど、SNSで見られる在宅ワークの悩みに応えるべく誕生したのが「テレワークハングラック」。原稿執筆などのPC作業や撮影を自宅で行っている佐々木さんは、仕事で使うモノをひとつにまとめることで在宅ワークのQOLが上がり、ストレス軽減につながったそう。

「自宅は仕事場と生活空間が一緒になっており、オンオフを切り替える時は毎回片付けが必要ですが、『テレワークハングラック』で仕事道具を1か所にまとめてしまえる&取り出せる環境になり、作業効率がアップ。デスク周りになんとなく置いていたモノのポジションが決まったので散らかることがなく、デッドスペースだった場所も活用できるようになりました。また、コワーキングスペースでは自席からWEBミーティングを行う会議室へ移動することが多々あり、その際もラックに道具がまとまっているので移動がスムーズ。さらに、雑誌やリモコンなどオフの時間に使用するモノをまとめておけば、部屋もスッキリ。気持ちの面でもプラスになりそうです!」

 

【ポイント1】

デッドスペースにまとめられる! 見た目以上の収納力が◎

耐荷重3㎏で中央部分にはA4ファイルや15インチのノートPCがしっかり収まる。片側の2ポケットには電卓やメモ帳、反対側にはマウスやイヤホン、筆記具などを入れられ、収納力は抜群。

 

【ポイント2】

落下防止のすべり止め付きでノートPCを入れても安心

本体の落下を防止するシリコン製のすべり止めが5個付いており、引っ掛けてもずり落ちない。キャンバス地の部分には底板が入っているので重いモノを入れてもたわまず、安定感がある。

 

【ポイント3】

奥は布張りになっており書類が落ちないよう配慮

ノートPCや書類などを入れられる中央部分は奥が布張りになっているので書類が取り出しやすく、落ちる心配もなし! キャンパス地は厚手でしっかりしており、安心して使用できる。

 

家中どこでもラクラク持ち運びでき、広げればそこがオフィスに

文房具総選挙2022
「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門ノミネート中!

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ

5980円(W600㎜)、6980円(W800㎜)●写真はW800㎜

昨年2月にハイタイプを発売したところSNSで話題となり、1週間で売り切れる事態に。昨年12月より発売のロータイプはフォロワーからの熱い要望を受けて誕生。コンパクトで場所を選ばず使用できる。

↑コンパクトに折りたためる

 

↑最初に発売のハイタイプがバズり、フォロワーからの要望に応えて ロータイプも発売!

 

使ってみて納得!

ライター
工藤寛顕

元オーディオ専門店員という経験を生かし、主にオーディオ関連の製品レビュー記事を執筆。WEB動画を制作し、自らも出演する。

 

在宅ワークが一般的になったいま、仕事用のデスクを置く場所の確保など、居住空間でもある自宅スペースの活用に頭を悩ませる人も多いのでは。そんな問題を解決するのが、カウネットの「リビングワークデスク」。動画編集や執筆作業を行う工藤さんは、手軽に作業スペースを確保・増設できることに感動したという。

「いつもPCデスクで仕事をしていますが、同じ場所で長時間作業することになり、気分転換できないのが悩みでした。今回、リビングで使いましたが、PCデスクでの動画編集に行き詰まったときは、サッと『リビングワークデスク』を広げてリビングで原稿を書くなど、場所を変えることが気分転換につながり、仕事の効率も上がったように感じます。また、商品撮影の際はその都度、机の上を片付けていましたが、このデスクがあればスペースを簡単に増やせるので、PC作業以外の“ちょい使い”にも便利だなと。テレビの前に広げ、コントローラーを置いてゲームをするなんていう使い方もできそう……。デスクと一緒に座椅子も欲しくなっちゃいました(笑)」

 

【ポイント1】

脚はワンタッチで開閉し約1分で設置完了

脚部分の開閉は、左右それぞれ1か所に設置されたプッシュボタンを押すだけ。ワンアクションで使いたい時にパパッと設置できるのがうれしい。脚はスチール製で丈夫かつ使用時は安定感あり。

 

【ポイント2】

使用後は家具の隙間に収納できてスッキリ

閉じたときの幅は約8㎝でソファやベッド下のスペース、クローゼットの隙間などに収納できる。天板80㎝タイプの重さは約6.7㎏。大人ひとりで持ち運びでき、室内の様々な場所で利用できる。

 

【ポイント3

仕事道具を仕分けできる 着脱可能なポケット付き

仕切りを設けた左右のポケットは、文房具など細かなモノも収納しやすく便利。マジックテープで着脱できるので、サイドテーブルとして使う際は外すなど、用途に応じた使い方ができる。

 

以上紹介した2アイテムは今回の文房具総選挙2022の「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にもノミネートされている注目の商品だ。カウネットではこの他にも在宅ワークをより快適に進められるユニークなオリジナル商品を多数展開しているので是非そちらもチェックしてみてほしい。

【文房具総選挙2022】サステナブル素材やユニバーサルデザインで時代を先取る「SDGs文房具」13点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた13商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「SDGs文房具」部門】

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。

 

No.88

スカパーJSAT
海のクレヨン
2420円

衛星画像を元に、世界12か所の海から抽出した色を揃えるクレヨン。色名は付けず、海の場所を示す緯度経度を記している。売上の一部は、色のひとつに選ばれているキリバス共和国に寄付される。

 

No.89

オート
紙スーパークリップ
418円

重量比の51%以上が紙で構成されており、紙として処理できるクリップ。燃やしても黒煙を発さず、ダイオキシン等の有害物質が発生しない。鉛筆や油性ペンで書き込める。32個入り。

 

No.90

BIC
クリスタル オリジナルファイン0.8㎜
110円

「オレンジBIC」の名前で親しまれ、惜しまれながらも昨年廃盤になったボールペン「オレンジEC」の後継モデル。従来品の約1.75倍となる約3.5kmも筆記できる。フランスのエコラベルを取得。

 

No.91

三菱鉛筆
ジェットストリーム 長持ちリフィル
143円

リフィルのチューブを薄くすることで、プラスチック使用量を通常品の約30%減量しながらも、インク量を約70%増量。通常品と同じ形状で互換性も保持している。紙製パッケージを採用。

 

No.92

セメダイン
スーパーXナチュラ
オープン価格

環境負荷が少ないバイオマス原料を50%使った接着剤。プラスチックや金属など、異素材の接合にも使える接着性と耐久性を誇る。熱や水に強く屋外での使用も可能だ。

 

No.93

レイメイ藤井
ダ・ヴィンチ竹紙リフィル
385円(ポケットサイズ)、440円(聖書サイズ、A5サイズ)

国産竹が原料の手帳リフィル。強度があるため、消せるボールペンで書き消ししても表面がダメージを受けにくい。国産竹を消費することで、里山や生物多様性の保全に貢献している。

 

No.94

ナカバヤシ
w/U A5スリム ペーパーリングノート
572円

樹脂を含まない100%紙製の綴じ具と用紙を採用。廃棄時に綴じ具を外す必要がない。中ページはきれいに記入しやすい2.5㎜方眼罫。各ページにタイトル欄とチェックリストを設けている。

 

No.95

ナカバヤシ
w/U A4紙製ファイル
605円

100%紙製のA4ファイル。水に強い撥水性のあるレインガード紙を使っており、水濡れから中身を守れる。紙製のため、ファイルに直接タイトルを書き込むことが可能だ。5枚入り。

 

No.96

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)
オープン価格

本物の紙とペンのような書き心地の電子ペーパーの2021年モデル。筆圧を感知できるようになり、より自由な手書き表現が可能になった。1台に紙資料がまとまり、ペーパーレスに貢献できる。

 

No.97

キングジム
ブギーボード BB-15
6600円

繰り返し書き消しできる電子メモパッドのインテリアモデル。背面の磁石で金属面に貼り付けたり、市販のネジで壁にかけたりできる。本体に付属のペンの磁石部分を近づけると画面が消える。

 

No.98

ペノン
PENON
1200円(メガネペン)、1300円(ネクタイペン)、
1400円(フラッグペン)

伐採した量以上の植林が約束された、森林認証の木で作られたボールペン。替芯(2本入り/250円)のパッケージが返信用封筒になっており、使用済みの芯を送ると無料でリサイクルされる。

 

No.99

レイメイ藤井
ペンカット
770円

スリムで軽量なハンドル収納式のペン型はさみが、両利き手対応に進化。ワンタッチで切り替えられる「左右切り替えレバー」を搭載している。左右どちらの利き手にも対応する両刃仕上げだ。

 

No.100

ヒサゴ
メモがかけるポリぱっくん
1078円

ポリ袋を挟んでこするだけで、袋の口を開けられるオープナー。ボールペンで書き込んでも消しゴムで消せる素材で、買い物リストとしても使える。磁石付きで、冷蔵庫などに貼り付け可能だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】PCやタブレットと併用できるアイテムも! キッズの学習がはかどる文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「キッズの学習がはかどる文房具」部門】

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。

 

No.73

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆もラクに消せる消字性能で、通常より厚みがあるため小さな手でも握りやすく、より消しやすくなった。

 

No.74

ナカバヤシ
学習タッチペン
1298円

指を固定しやすく転がりにくい、六角形の鉛筆型のスタイラスペン。子どもが握ったときにバランスを取りやすいよう、長さは一般的なスタイラスペンよりも短い98㎜に設計されている。

 

No.75

コクヨ
キャンパス クリップボードにもなる
プリントファイル
605円

不安定な場所でも下敷きなしで書き込める、クリップボード機能を持ったファイル。表紙を360度折り返せて、省スペースで使える。ポケット2つとクリップで、最大60枚のプリントを収納可能。

 

No.76

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線幅とテープの幅を合わせていて、修正部分が目立たない。先端の金属プレートがテープをきれいにカットし、紙への定着性を高めている。

 

No.77

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがきれいに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などが書きやすい小学生用の「方眼罫線」の2種展開だ。

 

No.78

コクヨ
キャンパス バンドでまとまる単語カード
176円

リング部分をシリコン素材のバンドにすることで、“持ち運び時に広がる”という単語カードの弱点を克服。従来の単語カード同様に、バンドを取り外して中身を入れ替えることもできる。

 

No.79

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)、286円(A4サイズ)

表紙写真の解説や読み物付録が付いたロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙の謎に迫る知識が詰まった全18種展開。

 

No.80

レイメイ藤井
先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき
660円(クリアー)、825円(ブルー、バイオレット)

鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上を期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りのきれいな文字を書くのを手伝う。

 

No.81

ミラガク
タツール筆入
2530円

タブレットを立てられるスタンド付きの筆箱。細めから太めの鉛筆が入る鉛筆ホルダーと、スタイラスペンや名前ペン、定規類が入る収納部、消しゴム用のスペースがあり、抜群の収納力だ。

 

No.82

STAD
はじめてのコンパス
418円

円を描くときだけ針が出る、安全設計のコンパス。ヘッド部分は人間工学に基づいた設計で、軸がブレず回しやすい。ホルダーは、スライドするだけで鉛筆を固定する。一体型のため紛失しにくい。

 

No.83

シード
プシュケシホルダー/プシュケシ用消しゴム
110円(ホルダー)、88円(消しゴム)

ホルダーをプシュプシュ押すと、バネの力で消しゴムが出てくるユニークな仕掛けが特徴。ホルダーは3色、消しゴムは6色展開で、組み合わせは18通り。自分好みに組み合わせられる。

 

No.84

ほぼ日
ほぼ日ノオト
297円

デザイン心理学に基づいて作られた、いままでにない罫線のノート。隙間があるのに線がつながっているように見えるデザインで、視覚的ストレスが少なく、文字や図をスムーズに書きやすい。

 

No.85

HiLiNE
マ磁ケシ/マ磁ケシ替え消しゴム
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

消しクズを磁石で集められるよう、フェライト(鉄粉)を練り込んだ消しゴム。本体のキャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収、はめるとオフになってキャップ内に消しクズが落ちる。

 

No.86

ソニック
メモポケット ランドセル用
1320円

ゴムバンド付きのメモ用ポケット。連絡メモを入れてランドセルのかぶせ部分に装着すると、開閉時に視界に入り、うっかりミスや忘れ物を防げる。紛失しがちな小物を入れられるのも便利。

 

No.87

ソニック
リビガク ハコボート
磁石付トレイでかんたん整理
1485円

勉強セットや工作道具などをまとめるのに活躍。筆記具を入れるのにちょうど良い浅めのトレイ付きで、マグネットで取り外しできる。入れるモノの名前が書ける「場所決めシール」付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】自宅が散らからない! 在宅ワークやオフィスとのハイブリッドワークを効率化する文房具&雑貨15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。

 

No.58

キングジム
折りたたみコンパクトブース
3万2780円

2か所の面ファスナーを留めるだけで完成する個室ブース。在宅ワークはもちろん、撮影や趣味の作業用ブースとしても使える。軽量で丈夫なプラパール製で、折り畳み時の厚さは40mm。2022年3月25日発売。

 

No.59

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

広げたときにトビラがパーテーションになり、集中できる空間を簡単に作れる。有孔ボードは小物の吊り下げが可能。前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がないのも魅力。

 

No.60

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えることで集中力の維持、作業効率のアップを期待できる。使わないときはコンパクトに折り畳みが可能。

 

No.61

コクヨ
スタンド型ノートPCオーガナイザー〈BIZRACK〉
3520円

筆記具とケーブルなどのPC周辺ツールをまとめられる収納ツール。三つ折りにしてマグネットで固定すれば自立し、省スペースでも使える。ノートPCに装着できるゴムバンド付きだ。

 

No.62

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
SMART FIT ALTNA(スマートフィット オルトナ)
アレンジマグポケット/アレンジボード
550円〜/3190円

卓上に収納スペースを作れるボードとポケット。収納物に合わせてコーディネートできるポケットは、背面にマグネットが付いており、アレンジボードはもちろん金属ラックなどにも貼れる。

 

No.63

コクヨ
スライドボード付きノートPCスタンド〈BIZRACK〉
4950円

2段階に角度調整できる折り畳み式のノートPCスタンド。スライドボードを引き出して折り返すと、キーボードに干渉しにくい筆記台になり、狭い場所でも作業スペースを確保できる。

 

No.64

レイメイ藤井
デテクールコンボ
4950円

中のペンケースと小物ケース、2つのユニットが30度に傾き、中身の出し入れがしやすい収納ツール、「デテクール」の大型モデル。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

 

No.65

レイメイ藤井
デテクールフリーアドレスバック
5500円

内ポケットが豊富で、書類やノートPCなどを収納しやすい社内移動用バッグ。必要に応じて引き出せるパーテーションが、左右に内蔵されている。クリアポケット付きでA4書類の確認も可能。

 

No.66

カウネット
テレワークハングラック
2189円

テーブルに引っ掛け、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。

 

No.67

エレコム
テレワーク向けマルチインナーケース BM-IBSML01NV
実売価格6280円

PCスタンド、マウスパッド、リストレスト、スリーブポケットを備え、広げるだけですぐに仕事に着手できる。ノートPCは14インチまで対応。高級感のあるソフトレザーを使っている。

 

No.68

キングジム
ノートPCカバー「ネスティ」
5280円

オンライン会議などカメラ位置を調整したいときに、PCスタンドとしても使えるノートPCカバー。書類や小物をまとめられる収納ポケットや、手が疲れるのを防ぐリストレスト付きだ。

 

No.69

キングジム
ノートPCに貼り付けるポーチ
2970円

粘着シートでPCに貼り付けて使うポーチ。口を自由な位置に設置できるダブルファスナー仕様で、モバイルバッテリーなどをPCに繋いだまま入れても口を閉じやすい。耐荷重は約500g。

 

No.70

カウネット
ポケッタス
3828円

ダイニングチェアなどの脚部背面に取り付けられる収納ポケット。在宅ワークはもちろん、子どものリビング学習グッズをまとめるのにもオススメだ。カバーで中身を隠せるのもうれしい。

 

No.71

ソニック
ユートリム
広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーとしても活躍する。タブレットを立てられるスリット付き。

 

No.72

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ
6578円(ワイド600mm)/7678円(ワイド800mm)

広げた場所がオフィスになる、折り畳みデスクのロータイプ。コンパクトサイズで、手持ちのローデスクのサブデスクとしても活躍する。両側の脚は、事務用品がまとまるポケット付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】ハンコ文化の逆襲!? 積極的に日常使いしたくなる「印をつける・捺す」文房具8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「印をつける・捺す」部門にノミネートされた8商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「印をつける・捺す」部門】

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。

 

No.50

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)、330円(専用インキ)、1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能だ。インクは29色展開。

 

No.51

シード
クリアほるナビ
440円(A7サイズ)、770円(A6サイズ)

消しゴムはんこを作れるスタンプ用消しゴム「ほるナビ」に、刃先が見えて彫りやすいクリアタイプが登場。オーブンで焼くと透明度が増し、捺したい箇所が見えてキレイに捺せる。

 

No.52

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。矢印の先端の三角形を切り離せば、残りの部分をブックマーカーとして使える。手帳などに引っ掛けられるクリップが付いた、ポップアップケース入り。

 

No.53

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム製のため、下の文字が隠れず読みやすい。

 

No.54

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどに貼れるハンコ。マスクやカギなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の1台3役をこなす。八角形で転がりにくいのも◎。

 

No.55

こどものかお
Pochitto6
990円

PCのキーボードのボタンのような形をした浸透印。油性インクを採用しているため、上から水性ペンで色を塗ってもにじまない。6柄が1本にまとまっており、携帯性にも優れる。

 

No.56

コスモテック
Retag by wemo
418円〜

油性マーカーで書き込んでも消しゴムで消せる、特殊素材で作られた収納タグシリーズ。貼り剥がしできるインデックスやラベルシールに加え、表紙にメモ欄を備えた書類ファイルもある。

 

No.57

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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【文房具総選挙2022】ホームセンターでも扱う本格的な「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた10商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。

 

No.40

東亞合成/コニシ
アロンアルフア「タフパワー」
実売価格534円

「アロンアルフア」シリーズから、耐水性と耐熱性に優れたモデルが登場。水回りや熱がかかりやすい部分の補修などに最適だ。液量調節がしやすい容器を採用し、出しすぎを防げる。

 

No.41

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折り畳める世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くと本体が立ち上がり、一度でコピー用紙5枚まで穴開けできる。底面にはダストトレーが付いている。

 

No.42

オルファ
替刃式カイコーンPRO
実売価格652円

ハードな現場でも使える、頑丈で握りやすい開梱用のカッター。厚手素材を切るのに十分な刃幅ながらも、刃に手指が触れにくい安心設計だ。ワンタッチで刃を交換できる。

 

No.43

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼り本体を引っ張れば、2㎝以上を引き出すことも可能だ。

 

No.44

UHU
瞬間接着剤 超速乾 ピペット
429円

高い速乾性を備えた強力接着剤。独自開発した容器により、液量を1滴ずつ正確に調節できる。細い溝や継ぎ目にしっかり流し込める細型ノズルを採用。吸い戻し機能で液ダレもしにくい。

 

No.45

スリーエム ジャパン
スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル
374円(7m巻)、622円(15m巻)

ポケットに入れて携帯しやすい、厚さ約2㎜の芯を使った透明梱包用テープ。手で真っすぐに切れる特殊フィルムのためハサミは不要だ。テープを引き出すときの音も静か。

 

No.46

川上産業
スパスパ
492円〜

四角い形状の粒が、碁盤の目のように並んだ緩衝材。手で切り込みを入れるだけで真っすぐにカットでき、ハサミなしで梱包作業を行える。耐水性、耐薬品性のあるポリエチレン素材だ。

 

No.47

コクヨ
テープのり〈ドットライナー〉
(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発にも強く、時間が経っても封が開きにくい。厚みのある封筒や重量物の封とじにも安心して使える。

 

No.48

マックス
中とじホッチキス
「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で綴じられる中綴じホッチキス。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っかかりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載している。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

No.49

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

粘着面同士だけがくっつくペーパーリボン。巻いたモノに粘着剤が付かないため、ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーのバリエーションも豊富だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

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【文房具総選挙2022】書類と一緒に小物もインできる便利な「収納する」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた12商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「収納する」部門】

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。

 

No.28

パイロット
オトバコ
2200円

文房具とスマホをまとめられるペンケース。机の上に広げれば、ペン立て、ペントレイ、スマホスタンドとして活躍する。ワークスペースをすっきり片付けることが可能だ。

 

No.29

キングジム
クリアーファイル チャックタイプ
726円〜

中身を水や汚れから保護し、収納物の落下を防げるチャック付きのファイル。雨の日や屋外での仕事でも安心して活用できる。開口部がサイドにあるため、大きな書類や冊子を収納しやすい。

 

No.30

コクヨ
クリップノート〈BIZRACK〉
605円

穴を開けずにコピー用紙や書類を綴じられる、開閉式クリップが付いたファイル。ノートのように、綴じたままでもページをめくったり書き込んだりできる。薄型で持ち運びしやすい。

 

No.31

キングジム
チアーズ ツインペンケース
1375円

中身を分類しやすい2部屋構造のペンケース。部屋ごとに開口部の形が異なり、小物を入れやすいファスナータイプと、ペンを出し入れしやすいオープンタイプがある。ポップなカラーも人気。

 

No.32

キングジム
ナナメクリ
330円(ホルダー5P アソート)、418円(ファイル)

ホチキス留めした資料のように、書類を斜めにめくりながら閲覧できるファイル。書類を角にあるストッパーに挿し込んで固定するタイプと、クリップで固定するタイプの2種類展開だ。

 

No.33

サンスター文具
ファイルバッグ PAAT
1100円(A5サイズ)、1320円(A4サイズ)

マグネット製のダブルフラップを備え、“パッと”一瞬で開くことができるファイル。収納口が大きく開き、中身の出し入れがしやすい。芯材入りで、紙類を折ることなく持ち歩ける。

 

No.34

コクヨ
2つ折りクリヤーブック〈BIZRACK〉
660円

A4サイズの書類をA5サイズで持ち歩ける、2つ折りタイプのファイル。開くとA4サイズに広がり、書類を閲覧しやすい。書類の入れ口がサイドにあり、口が広いため出し入れがスムーズだ。

 

No.35

コクヨ
2つ折りドキュメントファイル〈BIZRACK〉
770円

A4サイズの書類と小物が入る、2つ折りのファイル。書類を3つに分類できるインデックス付きファイルと、小物を入れられるポケット、名刺などを挿し込めるスリットが付いている。

 

No.36

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付
968円

色とサイズが異なる2つの内ポケットを備えたマチ付きポーチ。内ポケットの開口部が斜めになっており、中に入れた小物にも指が届きやすい。メッシュ素材で中が見えるのもうれしい。

 

No.37

キングジム
ホルサック クリアーホルダーファイル
550円(6枚収納タイプ)、726円(12枚収納タイプ)

市販のクリアーホルダーを冊子状に綴じられるファイル。綴じるときはホルダーをストッパーに挿し込むだけ。ホルダーの開口部を塞がない設計のため、綴じたままでも中の書類を取り出せる。

 

No.38

LIHIT LAB.
マグネットフレーム
275円

A4サイズの書類や写真をスチール面などに掲示できるマグネット式のフレーム。3辺にマグネットを搭載し、空いている辺から書類を出し入れする。書類を水や汚れから守れる。

 

No.39

キングジム
「ロッツ」フルオープンケース
1870円(A5サイズ)、2585円(A4サイズ)

小物と書類をまとめて持ち運べる薄型の収納ケース。開口部が大きく開き、中身を一覧できる。背面には、面ファスナーで開閉する書類入れも搭載。丈夫で軽いクラフトペーパー製だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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【文房具総選挙2022】PCの傍らで広げやすいノートなど技アリの「記録する」アイテム11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた11商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「記録する」部門】

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に、11アイテムがノミネート。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。

 

No.17

ダイゴー
isshoni.ノートナンバー
1045円(B6サイズ)、1100円(A5サイズ)

検索性に優れるページ番号入りのノート。ページごとのタイトルを巻頭のインデックスに記入して使う。ページ番号が斜めに印字されているため、ノートはタテヨコどちらでも使用可能だ。

 

No.18

大栗紙工
A4→A1note
990円

裏写りしにくいA1サイズの肉厚紙を、A4に折り畳みハードカバーで挟んだノート。書き込むときは紙を広げて使う。無地と「目標達成シート」「思考・アイデアシート」の3種類がある。

 

No.19

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
軽量クリップボード<抗菌>
462円

重さが従来品の約半分(同社比)で、持ち運びしやすいクリップボード。中芯に中空ボードを使い、丈夫さと軽さを両立している。フック穴が付いており、吊り下げて掲示することも可能だ。

 

No.20

コクヨ
書類がすっきり分けられるクリップホルダー
880円

表紙の内側に、A4書類を挟めるインデックス付きポケットを3つ搭載。ポケットの端が浮いており、片手でも書類の出し入れがしやすい。持ち歩き時に表紙が開くのを防ぐゴムバンド付きだ。

 

No.21

マルマン
ジウリス ミニ
2750円

キーボードの手前にも置きやすい、片手サイズの横長バインダー。新開発のバインダー用金具を搭載し、本体が約1.5㎝コンパクトになった(同社比)。スリムながらも筆記用紙を約100枚収納できる。

 

No.22

NOLTY
NOLTYノート 横型スリム
横罫クロス/方眼マトリクス
各770円

筆記具を選ばずに、抜群の書き味を楽しめる「オリジナル手帳専用用紙」を採用。PCの手前に広げやすいサイズで、狭い机の上でも活躍する。ベーシックな6.0㎜の横罫と3.5㎜の方眼がある。

 

No.23

カウネット
パッとメモできるマウスパッド パメモ
657円

メモ帳としても使えるマウスパッド。ToDoの記入に便利な日付とチェックマーク、横罫が印刷されている。台紙に防滑加工が施されているため、片手でも書きやすく電話中のメモにも活躍。

 

No.24

セパル
ポケットクリップボード
715円

クリップボードに、書類が入るポケットをプラス。ポケットはA4サイズのクリアーホルダーが入る大きさで、中身の落下を防ぐフラップが付いている。フラップはマグネットの留め具付きだ。

 

No.25

学研ステイフル
Write White + ホワイトボードノート
1320円(A5タイプ)、1430円(B5タイプ)

ホワイトボードを綴じたノートの最新モデル。従来モデルは無地のみだったが、TO DOが1ページ、方眼が3ページ加わった(無地は2ページ)。書き込みがこすれて消えるのを防ぐ透明シート入り。

 

No.26

キングジム
ルーズリーフイン ホルダータイプ
550円

ルーズリーフの収納に特化したホルダー。ルーズリーフをポケットに挟むだけで分類・閲覧できる。綴じ具がないためスリムで持ち運びもラク。ポケットは4つあり、それぞれ最大10枚入れられる。

 

No.27

ホールマーク
Logppo 旅編
1540円

「したいことリスト」や「スケジュール」などを書き込むページを備えた、旅の記録を残せるノート。チケットやショップカードが入るポケット付きだ。およそ2泊3日の旅をまとめられる。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】ボールペンが群雄割拠状態! 付加価値がついた高品質な筆記具16点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く」部門にノミネートされた筆記具16点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「書く」部門】

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。

 

No.01

ぺんてる
カルム 単色ボールペン/3色ボールペン/多機能ペン
165円(単色)、440円(3色)、550円(多機能)

ペン先を出し入れするときのノック音を従来製品に比べて66%低減。ノックをするときに手に感じる衝撃も和らげている。従来品の油性ボールペンに多い“ボテ”が出にくいインクを搭載。

 

No.02

ゼブラ
サラサナノ
220円

カラーボールペン「サラサ」の極細タイプ。ペン上部にスプリングを加えた「うるふわクッション」が、ペン先の紙への引っ掛かりを抑え、滑らかな書き味を叶えている。ボール径は0.3㎜。

 

No.03

三菱鉛筆
ジェットストリーム新3色ボールペン
550円

使用頻度の高い黒インクのノック部を軸のサイドではなく後端に設置し、直感的な操作を可能に。黒インクには、通常品に比べインクを70%増量した「長持ちリフィル」を使っている。

 

No.04

パイロット
ジュースアップ3/ジュースアップ4
550円(ジュースアップ3)、660円(ジュースアップ4)

滑らかに細書きできるゲルインクボールペン「ジュースアップ」の多色タイプ。先端部分に金属を使用した低重心設計とラバーグリップで、安定した筆記を実現している。ボール径は0.4㎜だ。

 

No.05

パイロット
瞬筆 二役 顔料インキ
385円

筆跡が1秒で乾く速乾筆ペンの顔料インクモデル。墨汁に近い黒色で、くっきりとした文字が書け、耐水性、耐光性にも優れる。「やわらかめ」と「かため」のペン先を備えたツインタイプだ。

 

No.06

ぺんてる
速乾ぺんてる筆
660円

発売45年を超えるロングセラー筆ペンに、速乾タイプが登場。従来品よりも5倍早く乾く顔料インクを搭載している。まとまりの良いナイロン製の穂先が、本物の筆のような書き味を実現。

 

No.07

パイロット
ドクターグリップ CL プレイバランス
770円

好みの重さと重心バランスにカスタマイズできるシャープペン。重量と素材の異なる2種類の「内グリップ」を組み替えて使う。「フレフレ機構」を搭載し、ペンを振るだけで芯を繰り出せる。

 

No.08

サンスター文具
2色線ペン twiink
198円

ひとつのペン先に、色の異なる2本のペン先チップを搭載した水性ペン。ペン軸を傾ければ単色で、紙に垂直に立てれば2色同時に線を引ける。二度書きやペンを2本持ち歩く手間が省ける。

 

No.09

ゼブラ
ビモア
1100円

筆ペンのようにペン先がしなる美文字練習に最適なボールペンと、練習帳のセット。筆運びのコツがわかるオンライン動画を見ながら練習する。プログラムは1日3分、7日で完了。

 

No.10

ゼブラ
フィラーレ ディレクション
2200円

キャップなしでも乾かない「モイストキープインク」を搭載した、高級感のあるツイスト式サインペン。伝えたいポイントを指し示したときに、指した箇所が目立つよう、先端が金色になっている。

 

No.11

サクラクレパス
ボールサイン iD プラス
385円

3色の黒インクから自分好みの黒を選び、個性を表現できるボールペン。削り出しの金属ペン先が、低重心で安定した書き心地を生んでいる。光沢感のあるシルバークリップが、上質感をプラス。

 

No.12

寺西化学工業
マジックインキ大型 キャップホルダー
440円

油性ペン「マジックインキ大型」のキャップの紛失や落下を防ぐホルダー。シリコン性で、キャップを開けるときに手が滑るのも防ぐ。目立って見つけやすい鮮やかなカラーを採用。

 

No.13

エポックケミカル
KOBARU MARU liner ツインズ
352円

ぷにぷにの感触の丸いペン先を採用した蛍光ペン。ペンの角度を気にせずにラインが引けて、力加減で線幅を変えられる。専用キャップで2本連結されており、持ち替える手間をカット。

 

No.14

セーラー万年筆
万年筆ペン先のつけペンhocoro
1485円(ペン先+ペン軸)、
2420円(ペン先2種+ペン軸1本)

万年筆のペン先を備えたつけペン。インクの種類や色を変えたいときに、洗浄やインクを入れ替える必要がなく、ペン先を軽く水で洗い流すだけ。ペン先を本体に逆向きに差し込んで持ち歩ける。

 

No.15

三菱鉛筆
ユニボール ワン F
330円

「スタビライザー機構」で、低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。軸に日常で目にする身近な色を採用し、「葉雫」や「霜柱」など情緒を感じる名前が付けられている。

 

No.16

パイロット
ライティブ
2200円

軽量ボディで持ち運びがしやすく、気軽に使えるカジュアルなデザインの万年筆。気密性の高い新仕様のインナーキャップがインクの乾きを防ぎ、スムーズな書き出しを実現している。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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仕事や勉強がはかどる文房具の頂点は?「文房具総選挙2022」のポイントを一挙チェック!

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出! 一般からの厳正なる投票によって頂点を決する「文房具総選挙」、記念すべき第10回の栄冠は、いったいどの文房具に輝くのか!?

 

みんなの投票で頂点を決す……それが「文房具総選挙」だ!

選考委員として参加する文房具のプロたちが、2021年度に発売された文房具のなかから選考しノミネート。大賞・準大賞や各部門賞は、読者や文房具ファン、一般ユーザーからの投票により決定します。

ノミネートの条件は、この2点。

・仕事や勉強を効率化する機能を持っていること
・2021年4月以降に発売された、もしくは2022年3月23日までに商品の発売情報が公開されていること

投票は324日から受付を開始し、4月24日23:59まで。結果は524日に発表します。なお、ノミネートされた商品と入賞した商品はそれぞれ、「伊東屋」及び、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」(252店舗)、さらにオフィス用品のECサイト「カウネット」で販売します。※一部商品を除く。

 

まずは前年の“大賞”受賞商品をおさらい

「文房具総選挙2021」は、アウトドアでも活躍する“無敵”なタフ系マーカーが大賞に!

過酷な環境でも安心して使えるタフネスマーカー

日本初の油性マーキングペンを生み出した老舗が作る、超タフな油性ペン。水に強いインクと耐摩耗性に優れた強化型ペン先を採用し、屋外や水回りで使え、災害時にも重宝する。ペン先は極太(写真)とおの型の2種展開。税込253円(おの型)、473円(極太)

 

では「文房具総選挙2022」の見どころは?

1.最新の“はかどり文房具”が100商品ノミネート!

コロナ禍をきっかけに、仕事や学習環境は、在宅とオフィス/学校と状況に沿って使い分け、異なる環境の下でも臨機応変に対応する必要に迫られるようになりました。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や勉強を進め、パフォーマンスを発揮できるか。それをサポートするのが“はかどり文房具”です。

 

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、このはかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具を選ぶ機会を提供してきました。今回は記念すべき10回目の開催! 上記の選考条件に合致した100点の文房具がノミネートされました。

 

2.「在宅&ハイブリッドワークがはかどる文房具」部門がスケールアップ!

この2年、コロナ禍をによって半ば強制的に“働き方改革”が進みました。パソコン作業に欠かせない小物を素早くまとめられるアイテムを中心に、スタンディングワークの目線に高さを合わせられるパソコン台や膝上に作業スペースを創出するトレーなど、作業環境を整備するアイテムも含めてノミネートしました。

 

筆記具をコアに、それを使う環境を構成するモノさえも、文房具(文具)であるーーーそんな“文房具”という言葉が示す範囲が拡大する傾向に対応しました。

 

3.環境への負荷や多様性に配慮した「SDGs文房具」をノミネート!

文房具のジャンルでも、サステナブル、もしくは多様性を求めるSDGsの観点を取り入れた商品が次々と登場しています。インクが長持ちするボールペンや、燃やしても有害物質を発生しないクリップ、ペーパーレスの“ノート”、左利きでもスムーズに使えるハサミなどを選出しました。

 

4.学研キッズネットとコラボし、キッズが喜ぶはかどり文房具を多数選出!

25周年を迎えた老舗、かつ国内最大規模の教育メディア「学研キッズネット」とのコラボレーションが実現。キッズ専門媒体の視点を取り入れながら、真にキッズの学習をサポートする文房具をノミネートしました。

 

5.3年ぶりにリアルイベントを開催! しかも2回!

全国的に「まん延防止等重点措置」が解除されたことで、3年ぶりにリアルでのイベントを開催します。来場者には、全ノミネート商品を触って確かめられるタッチアンドトライや、スペシャルゲストや選考委員たちによるトークセッションなどをお楽しみいただけます。

・4月2日(土) 銀座伊東屋 B1F「インスピレーションホール」 ※同日のトークセッションは、同時にオンラインでライブ配信いたします。

・4月24日(日) イオンスタイル新浦安 1F 催事場

 

6.公式ムック「文房具総選挙10th ANNIVERSARY BOOK」の発売決定!

10回目の開催を記念し、10年間の受賞商品を振り返るとともに、文房具トレンドを総括するムックを発売予定。文房具マニアとして知られるタレントやアーティストのインタビューなど、盛りだくさんの内容で構成します。また、最多受賞歴を誇る文房具メーカー、キングジム公認の特製「立つ! キングファイルポーチ」が付録として付きます。※詳細は追ってお知らせ!

 

トレンドと機能で分類した8部門・100商品をチェック

ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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「文房具総選挙2022」選考委員の面々

最後に、以上の8部門・全100商品を審査、選考した「文房具総選挙2022」選考委員会を構成する面々を紹介しておきましょう。GetNaviやGetNavi webの連載記事でお馴染みの顔ぶれに、文房具ファンから支持されるショップのバイヤー、さらにGetNavi/GetNavi webの文房具担当を加えた7名で構成しています。

 


文具ソムリエール
菅 未里 さん
文房具に関するメディア出演や商品監修などで活躍し、著作も多数。GetNavi webで「菅未里の自腹買い文房具」を連載中。

 


文房具ライター
きだてたく さん
最新の機能派文房具から雑貨/ファンシー系オモシロ文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。文房具の楽しさを伝える講演活動なども精力的に行っている。GetNavi webで「きだてたく文房具レビュー」を連載中。

 


ライター/放送作家
古川 耕 さん
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などで構成作家を担当。ライターや編集者としても活動し、「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサーも務める。「GetNavi」で「文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険」を連載中。

 


銀座 伊東屋
文房具バイヤー
吉田 聡 さん
銀座本店・池袋店・玉川店・新宿店と、大型店舗勤務。各店舗では、グリーティングカード・万年筆・事務用品などを担当、また新宿店では店長を務めた。今春よりバイヤーに就任。好きな文房具はぺんてる「プラマン」(200円のほうです)とLAMY「サファリ」の万年筆。

 


イオンリテール
大野 智さん
「年賀関連商品」や「シーズン商品」などのバイヤーを担当。最近はテレワーク関連の商品に興味津々。

 

雑誌「GetNavi」文房具担当
鈴木翔子
雑誌『GetNavi』にて文房具担当歴3年。子どもの頃からノートや手帳が好きで、買い集めてはいるものの、かわいい字やイラストが描けないのが悩み。マイブームはミドリの「MDノート」で自作した連用日記。

 

ウェブメディア「GetNavi web」文房具担当
和田史子
10年超の雑誌編集を経てウェブ編集部へ。好きなペンはビックのオレンジEG、プラマン、ユニボールエア。好きな紙はユポ、グラフィーロ、サンバレーオニオンスキン、藁半紙。後世に遺したい(遺したかった)文房具はショットノート。

 

「文房具総選挙」特集ページ

https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/

 

磁力を自動でオンオフ! 磁力で消しカスを集める消しゴム「マ磁ケシ」の仕組みがマジ凄い!

“リビング学習”という言葉も、すっかり定着した感がある。知らない方のために説明しておくと、リビング学習とは、子どもが自室ではなくリビングやダイニングなど、家族の共用空間で勉強する、学習スタイルのこと。

 

これによって、親の目の届くところでやるからダラダラしない、生活と勉強がシームレスになるので効率的、ノイズが多い場所で勉強をするから集中力がつく……などがメリットとして挙げられる。少し前の調査(※)でも、「小学生の約7割がリビング学習をしている」という結果が出ているほどで、今や子どもが宿題や予習をする場所は、リビングが主流と言っていいだろう。

※引用=リセマム「リビング学習する小学生は7割以上、男女で違いも…宿題調査」

↑リビング学習に便利、と話題のクツワ「磁ケシ」シリーズ

 

そんなリビング学習ブームにおいて注目されたのが、クツワの「磁ケシ」。生地に微細な鉄粉を練り込んであり、発生した消しカスを磁石で吸着させて集める機能を持つ消しゴムだ。

 

これを使うと、リビング学習中の子どもが床に消しカスを払い落とさなくなって、掃除がラクになる……というわけ。

↑スリーブ底部に内蔵したネオジム磁石で消しカスを吸着するので、お掃除も簡単だ

 

【関連記事】

この磁力は大人も引き付ける!話題の「磁ケシ」がペンになったらもっと便利だった

子ども心も大人心も鷲掴み! かわいい上によく消える令和の“ファンシー消しゴム”

 

絨毯やフローリングの隙間に落ちた消しカスは、掃除機をかけてもなかなか集めづらいもの。だからといって「床に消しカスを落とすな!」と叱るよりは、「消しカスは磁石で集めてゴミ箱に捨てなさい」というほうが建設的なのだ。なにより、子どもも楽しんで消しカスを捨ててくれる。(実際、消しカスを磁力で吸着させる作業は大人でも楽しい。)

 

消しカス吸着→廃棄がさらに効率化した最新「マ磁ケシ」

その「磁ケシ」シリーズの最新版として2021年10月に発売されたのが、「マ磁ケシ」だ。製品名に関しては、以前におじさん柄の「お磁ケシ」も出していたクツワだけに、「いつかやると思ってた」というのが正直な感想。そもそも「磁ケシ」も「字消し」のダジャレだし。

 

とはいえ、消しカス集めがさらに効率的に行える新スリーブを搭載した本製品は、かなりマジな優秀さなのである。

クツワ
マ磁ケシ
500円(税別)

 

従来の「磁ケシ」は、紙スリーブの後端に強力なネオジム磁石を内蔵したものだったが、「マ磁ケシ」ではプラ製のホルダーに変更。消しゴム(これまでと同様の鉄粉練り込み生地)側とホルダー後端に、それぞれ透明のキャップが装着されているのが特徴といえる。消しゴム側のキャップは、携帯時に消しゴムが折れないようにするためのものだろう。

↑ホルダーから消しゴムが長めに出ているので、携帯中にうっかり折れる可能性はありそう。普段はカバーをしておくほうが安心かもしれない

 

↑消字性能は従来同様にかなり高く、2B鉛筆の濃い筆跡もサラッと消せる

 

鉛筆の筆跡をゴシゴシとこすって消したら、お待ちかねの消しカス吸着タイムだ。

 

ホルダー後端にネオジム磁石を内蔵しているので、後ろ側の透明キャップを外して消しカスに近づけると、スッ、スッ、と消しカスを吸い付けて集めることができる。そうして机の上の消しカスを集めきったら、そのままホルダーにキャップをはめ戻す。すると、自動的に消しカスがパラパラとキャップ内に落ちていく。要するに、キャップが消しカスを一時的に溜めておくストッカーとして機能するのだ。

 

あとは勉強が終わったあとに、キャップ内の消しカスをまとめてゴミ箱に捨てればOK。

↑消しカスは、透明キャップを外したホルダー後端で吸着。近付けるだけでヒュッとくっつくのが楽しい

 

これまでであれば、スリーブに消しカスをつけたまま「磁ケシ」をゴミ箱の上まで持っていって消しカスを落とすか、机の上にティッシュなどを広げてカスを集めておく必要があった。

 

いちいちそういった手間をかけるよりは、専用の消しカス保管庫があったほうが、当然ながらラクに決まっている。キャップ内に集めた消しカスが密閉しておけるので、うっかり再度散らばらせてしまう心配もない。

 

↑消しカスを全て吸着させたら、そのまま透明キャップを装着。すると……

 

↑自動的に磁力がオフになって、消しカスはキャップ内に落ちる。最後に溜まったカスをまとめてゴミ箱に捨てれば掃除完了

 

ホルダー側面の左右両側に白いスライダが見えるが、実はこのスライダがホルダー内のネオジム磁石のオン/オフを行うスイッチとなっている。そのため、キャップをはめるとスライダが奥に押し込まれる→磁力がオフになって消しカスから離れる→消しカスが落ちる、という仕組み。

 

さらに、このスライダがキャップ端に軽く引っかかる構造になっているため、キャップを外すとスライダも勝手に元の位置に復帰する。つまり、消しカスを吸着させるための予備動作に連動して、磁力がまたオンになるわけだ。

↑キャップの付け外しにスライダが連動しているため、磁力のオン/オフをユーザーが意識して操作する手間はない

 

動きとして説明すると「ほほう、なかなか良くできてるな」と感じられるが、実際の使用時には、そういった機構の働きを意識することは全くない。ユーザーは何も考えることなく、ただキャップをはずせば消しカスがくっついて、キャップをはめると中に消しカスが落ちる、という機能を享受できるのだから、これはとてもよく考えられたものだと思う。

 

↑消しゴムが消耗したら、替えゴム(税別150円)に交換可能

 

使ってみれば、あきらかに従来の「磁ケシ」より便利。なにより、ホルダーに詰め替えできる替え消しゴムも用意されているので、ランニングコストも安くなる。少なくとも「磁ケシ」ユーザーであれば、乗り替えマジおすすめ、というやつだろう。

 

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバーはこちら

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】マーキングに最適で指にも優しいダブルクリップが見た目に反して実用的!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは? 今回は、こちら。

 

見た目もやさしさも併せ持つダブルクリップ

今回は、会社勤めの方にはおなじみの“ダブルクリップ”の名品を紹介しましょう。ダブルクリップとは、紙の書類をまとめる際に使う文房具です。下の写真のような、指でおさえる細いワイヤー状の持ち手に、黒色の四角い留め具がついている物が一般的ですね。

↑基本的な構造は同じですが、サイズはさまざまあります

 

デジタル化の波に押され消えていく道具かと思いきや、紙の書類を整理する時などには、まだまだ使用頻度が高い文房具です。

 

この、オフィスで使う“お硬い”イメージが強いダブルクリップですが、実は可愛らしい見た目のものも販売されています。

↑大阪の文房具メーカー、ベロスが販売。ハート型、星形、ほかにドーナツ型の計3種類があります

 

ベロス
モチーフクリップ
ハートクリップ/スタークリップ/ドーナツクリップ
各120円(税別)

 

レトロなデザインの「モチーフクリップ」は可愛らしいだけではなく、実はダブルクリップを使う時によくある、“あの悩み”を解決してくれる便利なクリップなんです。

 

ダブルクリップのネック……痛くない!

↑ダブルクリップは、ときに指先が変色してしまうほど力が必要なことも

 

ダブルクリップを使う時、多くの方が経験している不便さに“固さ”が挙げられます。ダブルクリップは100枚以上の紙をまとめて留める時に使われることが多く、留め具を開くには指の力が必要です。

 

力を込めても十分に留め具が開かず、なんて固いんだ! と思った経験はあるでしょう。比較的力が弱い女性やご年配の方には特につらい作業です。私もダブルクリップで資料を留める作業はあまり得意ではありません。

↑指でつまむ部分がモチーフで食い込みません

 

一般的なダブルクリップは、留め具を開く際にワイヤー状の持ち手が指に食い込みます。留め具を開くには強い力が必要なので仕方ありません。

 

しかし、ベロスの「モチーフクリップ」は一般的なダブルクリップとは異なり、持ち手の部分がワイヤー状ではありません。星型やハート型、ドーナツ型になっていて、指に接する面積がワイヤー状のものよりも広いため持ち手が指に食い込まないのです。

 

可愛らしいモチーフに惹かれて購入し、後から使い勝手のよさに気付く方も少なくないようです。ダブルクリップの固さに悩んでいた方には嬉しい誤算ですね。

 

モチーフクリップは冷蔵庫でも活躍中!

↑チューブ状の調味料整理にも便利です

 

私はモチーフクリップを書類整理だけでなく、冷蔵庫の整理で使うこともおすすめしています。チューブ状の調味料を整理する際に便利なんです。

 

私は身長が153cmと成人女性の平均身長よりも低く、冷蔵庫の扉の内側についているポケットの奥が見えません。

↑冷蔵庫のポケットに入れると見つけづらいチューブ入りわさび。右側中央に入っているのがわかりますか?

 

チューブ状の調味料は細長く冷蔵庫のポケットの中で倒れやすいので、私の身長では姿が見えず行方不明になってしまうのです。ストックがないと思って買い足したのに、冷蔵庫の奥底から一つ、二つ、と賞味期限切れのチューブわさびが出てきた……という方もいるのではないでしょうか。無駄な買い物をしてしまったとがっくりしてしまいます。

 

手帳にぴったりなミニサイズも登場

↑「ハートクリップミニ」「スタークリップミニ」「ドーナツクリップミニ」(各120円・税別)

 

2021年には、モチーフクリップよりもやや小ぶりなミニサイズが発売されました。手帳や参考書などのページを開いた状態で留めておく際に便利です。それぞれモチーフのイメージにあったカラー展開で、これまでのレトロポップなカラーと一味違うカラーリングも素敵ですね。

↑手帳のページを挟む場合にもぴったりなミニサイズ

 

仕事場でも自宅でも、一つ120円という価格で日頃のストレスを軽減できるのはお得です。まずは一つ試してみてください。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

大人にふさわしいデザインでハイコスパ!「ライティブ」はビギナー万年筆の新本命だ

文房具ライターという仕事柄、「万年筆について語ってほしい」という依頼を受けることがある。特に「初心者におすすめの万年筆を教えて」という要望が多いのだが、その場合これまでは「パイロットの『カクノ』がいいですよ」と答えてきた。

↑コスパの良さで初心者に最適な万年筆「カクノ」(パイロット)

 

なにしろ、1000円+税という低価格ながら3000円級のニブ(ペン先)を搭載し、コスパは言うことなし。軸も握りやすく、字幅もEF(極細)・F(細字)・M(中字)と使いやすいところが揃っている。

 

逆にもう「スターターとしてこれ以外になに使うの?」というレベルの優秀さなので、本当に「カクノ」が発売されて以降、ずっとオススメしてきた次第。

 

そこへ昨年末、同パイロットが新たに、初心者に良さそうな万年筆の新製品を発売してきたのだが……お値段は「カクノ」の倍=2000円+税。果たして、1000円の価格差を払ってまで「カクノじゃない万年筆で始める」価値はあるのか? 今回はそこのあたりを検討してみようと思う。

 

シン・初心者用万年筆!?「ライティブ」登場

そのウワサの新しい万年筆というのが、パイロット「ライティブ」である。正直これまで、万年筆ビギナーの皆さんは1000円の「カクノ」でだいたい満足していたはずだし、ハマッた人はここを起点に5000円オーバー、1万円オーバーの万年筆へとステップアップしていたと思う。

 

そこをあえて「2000円+税って、どうでしょ?」と問いかける意味は、どこにあるのか?

パイロット
ライティブ
F(細字)・M(中字)
各2200円(税込)

 

まずポイントとなるのは、ビジュアルだろう。「カクノ」は鉛筆モチーフの太め六角軸で握りやすさを優先したデザイン。結果、雰囲気はどうしてもチャイルディッシュ寄りになる。

 

対して「ライティブ」は、メーカーリリースで「30~40代をメインターゲットに、ビジネスパーソンが初めて手にするアイテム」と謳っているぐらいで、なるほど、大人が握っていてもまったく違和感のないビジュアルと言える。

↑きちんと“万年筆感”のある書き味で、初心者の「最初の1本」としても間違いのない性能だ

 

樹脂軸ながらメタリック塗装やマット加工のものをラインナップしており、さほどチープには感じない仕上がりだ。それでいて、重量は約12.4gと非常に軽い。見た目もあって「茶碗を陶器だと思って持ち上げたら樹脂製だった」的な、うわっと驚くような軽さを感じてしまう。

 

そもそも万年筆は筆圧を必要としない筆記具なので、単純に軸重量が軽いと手が動かしやすく、書くのがラクなのだ。逆に、金属軸のずっしりした万年筆に慣れている人は、少し違和感と書きづらさを感じるかもしれない。

 

ちなみにニブは「カクノ」と同様、3000円帯の万年筆「コクーン」用のものを搭載。鉄ペンのほどよいカリカリ感はありつつも、充分に万年筆らしい書き味は味わえる。

↑「ライティブ」(左)と「カクノ」(右)のニブ。大人が使うには、カクノの笑顔マークがやはりちょっと邪魔かなー、と思っていた

 

焦点になるのはここでもビジュアルで、「カクノ」ニブに刻印されたスマイリーな顔がカワイイと取るか、子どもっぽ過ぎて恥ずかしいと取るか、ということだろう。

 

↑インクはもちろんカートリッジ・コンバーター両用式。大容量で吸い上げがラクなCON-70コンバーターも搭載可能だ

 

そしてなにより「ライティブ」最大のポイントにして、「カクノ」にないメリットが、本体キャップの性能だ。

 

キャップ内部に新仕様のインナーキャップを採用しているのだが、メーカーリリース曰く「ネジ式キャップとほぼ同等」という気密性なのである。(おそらく、プラチナ万年筆の「スリップシール機構」に似たものではないか?)

↑キャップ内部に見える半透明のものが、新しいインナーキャップ。パッチン嵌合(かんごう)なのに高い気密性がポイントだ

 

なにしろ万年筆ビギナーにもっとも多いトラブルが、筆記せずにしばらく放置したことでインクがドライアップして書けなくなる、というもの。であれば、メンテナンスの頻度を減らしてくれる高気密性構造は、初心者にとって非常にありがたい……というより、もはや必須の機能なのだ。

 

現時点ではまだインクを入れて1か月ほどなので、この新インナーキャップの性能を実感するまでには至っていないが、それでも「カクノより乾きにくいかも……」とは感じている。

 

↑カジュアルかつスタイリッシュな雰囲気。これで税込2200円なら充分に「価値あり」かも

 

これはあくまでも筆者個人の感覚だが、高気密の新インナーキャップだけでも充分に+1000円の価値はあると思う。

 

なにより、「カクノは子どもっぽ過ぎるから、もうちょいスタイリッシュかつコスパの良い万年筆が欲しい」という要望がパイロットに寄せられていたであろうことは想像に難くないし、「ライティブ」はまさにそのものズバリの回答と言えるだろう。

 

 

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「回転繰り出し式の高級サインペン」はイロモノ!? ゼブラ「フィラーレ ディレクション」が常備したいほど使い勝手抜群!

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第18回となる今回は?

 

第18話

ゼブラ
フィラーレ ディレクション
2000円(税別)

ボディに金属素材を使用し、高級感のあるデザインに仕上げたサインペン。ボールペンよりも筆記線が太く、遠目からでも見やすい。軸をひねってペン先を出す回転繰り出し式で、キャップがなくても乾かない「モイストキープインク」を採用。インクは黒と赤の2色。

 

スピーディーに書き始められ、ペン先を出しっぱなしでも乾きにくい

正直、最初はあまり期待していませんでした。「回転繰り出し(ツイスト)式の高級太軸マーカー」という世界的にも珍しい仕様を持つゼブラの「フィラーレ ディレクション」。この手のヤツって実際使ってみると案外使いづらかったりするんだよな……と、そんな経験則が頭をもたげつつ、それでも一応興味本位でポチってみたわけです。

 

それから2週間。ラジオの現場で毎日使ってみましたが……これ、すごくいいかもしれないです。

 

まず、ペン先を繰り出すツイスト機構。軸が太く、しかも1/4回転でペン先を出せるので、ほとんどノック感覚で書き出せるのがいい。キャップ式のマーカーよりもスピーディ、しかも無音で書き始められるのは(この連載で何度も書いているとおり)音を気にするスタジオの中ではとても都合がいいのです。

 

さらに同じくゼブラのノック式水性カラーペン「クリッカート」で初採用された「モイストキープインク」を採用しているため、ペン先を出しっぱなしにしても乾燥することがない。バタバタと慌ただしい環境で使うときには本当に助かります。キャップのことを気にせずそこら辺に放り出しておけるのが、こんなに快適でストレスフリーだったとは! 意外な発見でした。

 

いまは赤色を主に使っていて、発色がもうちょっと鮮やかだったら……とは思うものの、それを補って余りある使い勝手の良さで、個人的にはレギュラーの一本になりそう。先入観ってよくないね。お詫びに替芯10本ポチりました!

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第16話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第17話】アナログレコードの音色のよう? ノック音が静かで心地良いボールペン「カルム」はウェブ会議に最適だった

https://getnavi.jp/stationery/693174/

インクもラメも潤沢フロー! パイロット「ジュースアップ」のカラーブラックは黒が濃い&ギラっと輝く

この連載でも、「いま、ボールペンのインク色はカラーブラックが人気ですよ」という話を何度かさせてもらっている。ここであらためて、カラーブラックとは何か……と説明しておくと、ざっくり言えば「黒のようで黒でない、でも黒に見えなくもないダークカラー」のこと。

 

ブルーブラックやグリーンブラック、レッドブラックといった暗色を、いかにも「普通の黒ボールペンですけど?」みたいな感じでシレッと日常筆記に使うのが、文房具好きの間で流行っているという次第。

 

カラーブラックばかり6色揃えたサクラクレパス「ボールサイン iD」から人気に火が付いた印象だが、それ以外にもゼブラ「サラサクリップ」のビンテージカラーや、ぺんてる「エナージェル ブラックカラーズコレクション」といった選択肢も揃っている。

 

だが、逆にここまで揃うと、どれを選べばいいのか迷ってしまうのも事実。ならばいっそ、「ギラッと光るカラーブラック」という新しい選択肢を試してみるというのはどうだろうか?

 

ダークでラメ入り!? グロッシーなカラーブラックペン

パイロットのゲルボールペン「ジュースアップ」に新たにラインアップされたのが、ラメ入りカラーブラックインクを搭載した「クラシックグロッシーカラー」シリーズだ。

 

正直、筆者も話を聞いたときは「カラーブラックにラメ? それ効果あんの?」とちょっと困惑したのだが、使ってみると想像したよりずっと美しくて、ハマッてしまったのである。

パイロット
ジュースアップ クラシックグロッシー
0.5/0.4mm
各220円(税込)

 

シリーズは全6色で、クラシックグロッシー・ブラック/レッド/ブルー/グリーン/バイオレット/ブラウンというラインナップ。クラシックグロッシー・レッドだけ少し明るいが、それ以外は他ブランドのカラーブラックと比較しても暗めの色合いで、ブラック感はかなり強い。そこに粒子の細かなラメがほどよく混ざって、光の加減や見る角度によってギラッと光る、という寸法だ。

↑遠目で見る分には単なるカラーブラックだが……

 

↑筆跡には細かなラメがきれいに散らばっている。これがほどよいツヤを生んで美しいのだ

 

実は、ボールペンとラメの組み合わせは、構造的にあまり相性がよろしくない。というのも、ペン先にはインクが通り抜けるのがやっとという細かな隙間しかないので、基本的にラメの粒子が詰まってしまいがちなのだ。

 

ところが「ジュースアップ」に採用されているシナジーチップは、インクをたっぷりと流すことができるため、0.5mm/0.4mm径という極細ボール径でも詰まらずにラメを通せる、という仕組みだ。

↑インクフロー抜群のシナジーチップからは、インクとラメがたっぷりと供給される

 

あらためてカラーブラックとラメの組み合わせだが、先にも述べた通り、これが非常に美しい。常にギラギラする感じではなく、暗い中にたまにキラリと輝くのが上品なのである。

 

個人的にはクラシックグロッシー・ブラックが、まるでガンメタリックのような雰囲気で、非常にシブい。これまでは、カラーブラックのシリーズであえてシンプルなブラックを選ぶ意味なんてないよなー、と思っていたのだが、クラシックグロッシーの中ではブラックが断然オススメだ。

↑ジュースアップのブラックインクと比較。ラメの有無だけでなく、そもそものインク色自体も輝きに合うようチューニングされているようだ

 

もちろん、他のカラーブラックもラメが入ることで深みが出るようチューニングされているわけで、もっとも定番で見飽きた感のあるブルーブラックですら、グッと斬新な雰囲気になるのだ。従来のラメペンといえば、どうしてもファンシーなお子さまアイテムという認識だったのが、これは間違いなく大人向け。むしろ、ある程度の年齢を過ぎた人が使っている方が、ハイセンスに見えるラメペンなんじゃないだろうか。

 

 

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一番はかどる文房具はどれだ!? 2021年度の頂点を決す「文房具総選挙2022」開催決定

読者や文房具ファンの投票で結果が決まる、毎年恒例の「文房具」のアワードが今年も3月24日にスタート。しかも記念すべき10回目!

 

先の見えないコロナ禍のなか、仕事や学習環境は、在宅とオフィス/学校と状況に沿って使い分け、異なる環境の下でも臨機応変に対応する必要に迫られています。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や学習を進め、パフォーマンスを発揮できるか。それを左右するのは、使うモノが持つサポート力です。

 

そこで我々「GetNavi」と「GetNavi web」は、日々の仕事や学習をはかどらせ、パフォーマンスを高める“はかどり文房具”をフィーチャー。読者及び一般消費者に向け、「文房具総選挙」という企画を通して、今選ぶべきアイテムを提案します。

 

文房具総選挙とは?

仕事や勉強などの効率をアップさせる「はかどり文房具」を、文房具事情に精通したプロによって結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出するノミネート文房具のなかから投票によって選ぶアワード。読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、順位づけ。大賞・準大賞や各部門賞を決します。2013年に第1回を開催し、今年が10回目となります。

過去の入賞商品などをまとめた「文房具総選挙」特集ページはこちらから
https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/

 

文房具総選挙のしくみ

選考委員として参加する文房具のプロたちが、2021年度に発売された文房具のなかから選考しノミネート。大賞・準大賞や各部門賞は、読者や文房具ファン、一般ユーザーからの投票により決定します。投票は3月24日からスタートし、結果は5月24日に発表します。

 

なお、ノミネートされた商品と入賞した商品はそれぞれ、「伊東屋」及び、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」(約200店舗)、さらにオフィス用品のECサイト「カウネット」で販売されます(一部商品を除く)。

↑「大賞」のエンブレム。(※写真は「文房具総選挙2021」のものです)

 

「文房具総選挙2022」概要

●対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
●ノミネート発表:2022年3月24日(木)
●投票期間:2022年3月24日(木)受付開始
●投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場(詳細は追ってお知らせします)
●投票イベント:全国の文房具ファン、ユーザーが参加し投票しながら楽しめるイベントを企画中。(詳細は追ってお知らせします)
●大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
●入賞商品展示・販売:2022年5月25日(水)〜 ※予定
●入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗(一部商品は除く)及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(約200店舗・一部除く)、カウネットのECサイト

 

3月24日に、全ノミネート商品を発表します。しばしお待ちください!

 

テープがカットしやすくなった! インクを使わない「はがせるマーカー」全9色……3月18日発売

カンミ堂は、フィルムテープ式ラインマーカーの新シリーズとして、人気の無地カラーのラインナップを充実させ、テープのカットしやすさが向上した、ミニサイズの「はがせるマーカー」を、3月18日に発売します。税別価格は、本体が360円、リフィルが270円です。

↑「はがせるマーカー」(本体)

 

↑「はがせるマーカー」(リフィル)

 

同社は2020年11月に、インク汚れの心配がなく、紙面に直に書き込まず、一定の幅でまっすぐなラインを引くことができ、あとで“はがせる”フィルムテープ式のラインマーカー「フセンマーカー」を発売。

 

今回新たに発売する、はがせるマーカーは、本体構造の改良を行い、ロールから引き出されているテープを“指先で直におさえる”仕様にすることで、軽い力でもしっかりと安定してロールの回転を止められ、テープが必要な長さ以上に引き出てしまうことを防ぎます。

 

本体の先端部分についているカッター刃を、本体底面に対して、35度ナナメに(刃先が内側に向いている状態で)、設置。テープをカットする際に本体自体を前傾状態にすることで、カッター刃が“より軽い力でカットしやすい角度”でテープに当たるようになり、スムーズにカットすることができます。

 

カラーバリエーションは、グリーン、ピンク、グレー、イエロー、オレンジ、ライトピンク、ライトブルー、パープル、暗記学習用ブルーの全9色。テープは、文字の上から引いても下の文字がくっきり読める高透明&高発色で、中身のテープを使い切ってもリフィルを詰め替えることができ、本体ケースはくり返し使用できます。

 

本体は、マーカーペンのように“多色持ち”がしやすいように、ペンケースなどに収めやすいコンパクトサイズ。使用時には上部カバーを開き、保管・携行時には閉じる新形状で、専用ディスペンサーとしての使いやすさを向上。使うときは手に持ちやすく、保管時はかさばらない仕様で、保管・携行時のサイズは、フセンマーカーの3分の2ほどにおさえています。ボディカラーは全種共通で、中身のテープの色や残量がひと目でわかりやすく、テープ自体のカラフルさも際立つクリアー仕様(無色透明)です。

2月22日「猫の日」に繰り出したい、猫じゃらし&じゃらされ系文房具2選

2月22日は「にゃん、にゃん、にゃん」の語呂合わせで、猫の日である。もちろんこれは日本限定の話であって、ロシアでは3月1日、ユーロ圏では2月17日、台湾は4月4日、アメリカ10月29日が猫の日として制定されているそうだ。あと、8月8日はインターナショナル・キャットデー(世界猫の日)。

 

世界全域でこうして記念日を制定してしまうぐらいだから、人類はとにかく猫が好きで好きで、もうほんとガチ好きでたまらないニャー、と言って間違いないだろう。

 

これは文房具業界を見ても分かることで、猫柄・猫モチーフの“猫文具”は、動物モチーフという区域を飛び越えて、完全にひとつの別ジャンルとして確立しているほど。そんな中でも、サンスター文具が2月22日の猫の日に向けて発売した「nyanko’s DAY」文房具シリーズがとりわけかわいかったので、ここは世界の全人類に向けて紹介しておこう! と思った次第である。

 

仕事や勉強には絶対に向かない、猫のためのボールペン

コロナ禍によって自宅時間が増えたためか、いま、ペット……特に猫を飼う人が大幅に増えているという。もちろん、気軽に飼っちゃってからの飼育放棄も増えるなど、いろいろと問題も出ているようだが……とはいえ、自宅でウツウツとしている時間にかわいい猫が加わることで、精神的な安らぎを得た人も多いと思うのだ。

 

で、そんな安らぎを在宅ワークしながらもっと感じたいよね、という欲張りな需要を満たすのが、「nyanko’s DAY」シリーズの「じゃらしペン」である。

サンスター文具
nyanko’s DAY じゃらしペン
900円(税別)

 

見た目は、耳かきの梵天(ふわふわした毛玉)っぽいのが付いただけのボールペンだが、実はその名の通り、猫をじゃらすことができる機能を搭載している。

 

というのも、後端の梵天から軸中央にかけて、弾力のあるシリコンゴムになっており、軽く振るだけでぷりぷりと動くようになっているのだ。で、この動きが猫の遊び欲をめいっぱい刺激する、というわけ。

↑ふわふわの梵天がシリコンの弾力で勢いよく揺れる。お、これは猫の好きそうな動き……!

 

↑中身は1.0mmの油性ボールペン。ペンとしてはかなりレガシーで、書きやすくはない

 

例えばこのペンでメモなんかを取ると、筆記するのに連動して、梵天がぷりぷりと動く。すると猫がつられて、ちゃい、ちゃい、とじゃれて邪魔してくるので、仕事にならず大弱り。というか、この時点ですでにかわいすぎて仕事どころじゃないのだ。(正直なところ、わざわざこのペンを使っている時点で、そもそも仕事する気はないな、と判断されても仕方ないんだけど。)

 

↑このペンで書いていると、自動的に猫が邪魔をしにくる仕組み

 

もちろん猫の中でも、大きくゆらーっとした動きが好きな猫や、硬い棒がしなるような動きが好きな猫、ちょろちょろと細かいアクションでじらされるのが好きな猫など、好みはいろいろ。だから、猫全般が確実に「じゃらしペン」に反応する、という保証はないので、念のため。

 

ちなみに我が家の猫2匹は、アグレッシブ気質なジム(オス・12歳)はぷりぷり動く梵天をヒャッハー! とハイテンションに追っかけてくれたが、ぼんやりと隅っこ暮らしを好むリリー(メス・12歳)は完全に無反応だった。

猫の手も借りたい人のための肉球付きペンケース

「じゃらしペン」は、猫を飼っている人が猫に向けて使う前提の文房具だ。対して同じ「nyanko’s DAY」シリーズの「ネコの手ペンケース」には、猫を飼っていない人でも猫と一緒に暮らす気分が味わえる(ような気がしないでもない的な感じ?)……という効果がある。

サンスター文具
nyanko’s DAY ネコの手ペンケース(茶トラ、三毛、サバトラ、白黒)
1800円(税別)

 

↑裏面にはこのとおり、立派な肉球が。ぷにっと感触が心地よい

 

要するに、猫の手形のペンケースなのだが、サイズ感がちゃんと程よく実物大。ふわふわとした毛並みの手触りも、それなりにリアルだ。もちろん手のひらにはぷにっとしたシリコン製の肉球も備えており、万全とは言えないまでも、まぁわりと猫っぽい。

↑容量は見た目よりたっぷり。筆記具なら15本以上は入って実用性も充分だ

 

なので、これをデスクに置いて作業をしている際、ふとしたときに視界に入ると「おっ、猫?」と思ってしまうのである。

 

↑在宅ワーク続きで荒んだ心を癒してくれる猫がいないなら、もうペンケースでもいいんじゃないか?

 

可能なら、いったん自分がこのペンケースを買ったことを忘れるぐらい作業に没頭すると、より効果的。もちろん、ペンケースが勝手に動いたりじゃれたり仕事の邪魔をしたりするわけではないが、ただ猫の手のようなものに対して「猫かな?」と思うだけでも、気持ちが充分に安らぐのは間違いない。猫は猫であるだけで尊いし、なんならもう猫っぽいだけでも充分に良いのだ。

 

住環境の都合などで猫が飼えないという場合は、こういったペンケースを導入するのも、ひとつの手じゃないだろうか。

 

 

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これは美しい! 「文房具総選挙」大賞受賞の「エアイン 富士山消しゴム」に、日本の春を感じる限定モデルが登場

プラスは、文房具総選挙2020で大賞を受賞した「エアイン 富士山消しゴム」の、限定カラー「エアイン 富士山消しゴム<限定>春」を、「富士山の日」に合わせて2月23日に発売します。税込価格は220円です。

 

同製品は、“いつもカドで消す感触”が味わえる消しゴム「エアイン」シリーズから生まれた、“消す”ことを楽しみながら、自分だけの富士山を作ることができる消しゴム。今回発売となるのは、「春の和菓子」をテーマに、日本のほっこり甘い春を感じさせる、新色の淡い桃色の本体樹脂を使った「桃富士」バージョンです。

 

ケースには花見だんごや桜もちなど、季節を彩るさまざまな和菓子をモチーフにした計6柄をラインナップ。日本のほっこり甘い春を感じさせるデザインに、ゴールドの箔押しで華やかさを加えています。ケース上部にはカーブ加工を施し、消すときの力を分散させ、消しゴム本体を折れにくくしています。12個入りのディスプレイ型の中箱は、プレゼントやお土産にも適しています。

やっと汚文字を克服できる!? 専用ボールペンとメモ帳のセットで筆圧コントロールを学べる「ビモア」で美文字への第一歩!

当連載でも過去に何度か告白しているし、ボールペン記事の作例写真なんかでもご覧の通り、筆者は本当に字が汚い。これは、文房具を使いこなして紹介する仕事の上では、ある意味致命的ともいえる欠点だろう。書いたものを自分で見ても「小学生みたいな字だな」という印象で、なんともお恥ずかしい限りである。

 

さすがに「使うだけで字がきれいになる魔法の筆記具」なんて存在しない!という結論にはたどり着いている。であれば、やはりなんらかの修練は必要かもしれない。

 

そこで今回は、特殊なボールペンと専用メモを使って「1日3分×7日間で手軽に学び、自分らしい美しい文字が身に付く」(※個人差はあります)という美文字練習キットを試してみたい。いかに面倒くさがりといっても、1日3分ぐらいなら練習を続けられるんじゃないだろうか。また、特殊なボールペンというのも気にかかる。

 

筆圧コントロールを学べば美文字になる!?

その美文字練習キットというのが、ゼブラの「ビモア」。メモ帳タイプの練習帳と、美文字練習に特化したゲルインクボールペンとがセットとなった製品である。

 

このセットと合わせて用意された練習動画を見ながら筆圧コントロールを学ぶことで、短時間(1日3分×7日間)の美文字習得が可能になるらしいのだ。

 

ゼブラ
bimore(ビモア)(ビモアボールペン+ビモア練習帳)
1000円(税別)

 

従来の美文字練習帳は、だいたい1日10~20分×30日をかけて、字の形やバランスを反復練習することに主眼を置いているものが多い。対して「ビモア」は、3分×7日という破格の短時間練習なのだが、そこで学ぶのが筆圧のコントロールだ。例えば横線を1本引くにしても、ストンと真っ直ぐ棒のように書くのではなく、グッと強く筆圧をかける→中央で力を抜く→最後はまたグッとかける。

 

つまり「線に筆文字のようなメリハリが出れば、字は上手く見える」という考え方である。なるほど、これならおぼえるべきことははるかに少なく済むし、効率的かもしれない。

↑筆圧コントロールは後軸をねじってオン/オフ

 

そこで使われるのが、筆圧がコントロールできるビモアボールペンだ。筆圧練習モード(軸をねじることでオン/オフ可能)中は、ペン先を強く紙に押しつけるとペン先端の黒いパーツがわずかに飛び出し、圧を抜くとスッと軸内に戻る。この動作によって、ペン先に擬似的な“しなり”が生じて、筆圧コントロールがやりやすくなる仕組みだ。

 

↑筆圧練習モードをオンにすると、メリハリのくっきり出た線が引きやすい

 

↑筆圧を強くかけると、黒いパーツが軸先からわずかに露出し、弱めるとひっこむ。この動きが“しなり”に近い感覚となる

 

この先端から飛び出す黒パーツにはどうも既視感があるぞ? と思ったが、どうやらゼブラ製の芯が折れないシャープペンシル「デルガード」の芯ガードパーツとほぼ同じもののようだ。

 

「デルガード」とは、強い筆圧に対して芯を守るためにパーツが飛び出すのが重要。対して「ビモアペン」は、筆圧を抜いたときにペン先ごと軸に戻ることで、線の変化を産むように機能する。どちらも筆圧がポイントになってはいるが、働きはまったくの別物。これはなかなかユニークなアイデアだと思う。

↑筆圧をかけると芯を守ろうと飛び出すデルガードの先端パーツ。素材は金属と樹脂で違うが、形状はビモアペンとそっくりだ

 

ではメモ帳では何ができる?

もう一方のメモ帳タイプ練習帳は、筆圧を意識しつつなぞり書きをする、というのがメイン。7日分に分割された課題ごとにQRコードが印刷されており、スマホで読むことで、書家・美文字研究家である青山浩之氏監修の練習動画が観られるようになっている。

 

言葉で説明するだけでは分かりづらい「筆圧の加減」も、動画ならたしかに分かりやすい。筆圧のかかり具合が先端パーツの動きで可視化されているのも、大きなポイントだ。

 

ちなみに、動画は再生時間だけでも各4分間以上。途中で動画を止めて練習するタイミングもあるので、1日の練習時間はだいたい7〜8分といったところ。3分というのは、ペンを動かしている実質的な時間を指しているのだろうか。

↑ビモア練習帳では、筆圧を意識したなぞり書きで反復練習をこなす

 

↑動画では「筆圧をどれぐらいかけるか」がゲージでも表示されるので、加減がつかみやすい

 

1日の練習前には、まず筆圧オフモードで課題文字を書くのだが、それを筆圧コントロールして書いた練習後の文字と比較すると、なかなか面白い。

 

見比べてみると、たしかに「おっ、ちょっと上手くなったかも?」という気になるのだ。誰でも筆や万年筆を使う際は、自然と筆圧をコントロールしていても、ボールペンで意識したことはあまりないだろう。その分、効果が実感しやすくなっているのかもしれない。

 

↑「目に見えて上達した」とは言いにくいが、少なくともマシにはなった気がする

 

さて、実際に7日間の練習を完遂した結果が、これだ。うーん、やはり文字の形やバランスの取り方を学んだわけではないので、胸を張って「美文字になりました!」とは言いづらい。

 

筆圧にばかり意識を向けると文字のバランスまで気が回らず、また逆も同じ。やはり、たかだか7日やったぐらいでは、無意識に筆圧をコントロールできる域にまで達するのは難しい。もうちょっと練習を繰り返す必要はありそうだ。

 

とはいえ、慎重にゆっくり書くことで線の強弱が出せるようなったため、雰囲気はそこそこマシになったように思う。自画自賛で恐縮だが。筆者のような根深い悪筆にはやや効果が薄いかもしれないが、元からある程度整った字が書ける人なら、この雰囲気アップは強い武器になるだろう。

 

ちなみに、インクフローの良い水性インクのペン(パイロット「Vコーン」、OHTO「筆ボール」など)ならば、ビモアペン同様に筆圧の強弱を活かせるので、練習の後にはこれらも試してみると面白そうだ。

 

 

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接着強度や速さより大事な条件がある!? 現時点で最強の瞬間接着剤はUHU「超速乾ピペット」と認定!

「マグカップの取っ手が折れた」とか「子どもの玩具のパーツが割れた」というようなことは、日常的にちょくちょくあること。そういう際に役立つのは接着剤だ。特に、くっつくまでの速度が速い瞬間接着剤は、そういった“ちょい補修”の強い味方と言える。いざという時に備えてストックしておくと、役立つことも多いのではないだろうか。

 

買うとなれば、ネット通販で「瞬間接着剤」を検索するか、ホームセンターの接着剤売り場に行くことになるだろう。そして、だいたいの人がそこでいったん、ちょっと固まってしまうはずだ。「“瞬着”っていっぱいあるけど、どれ買えばいいの?」問題の発生である。

↑ホームセンターの接着剤売り場は、商品点数も情報量も多すぎて「どれ買えばいいの?」ってなりがちだ

 

ざっと普通に購入できるものだけでも、お馴染み「アロンアルフア」をはじめ、「セメダイン3000」や「ロックタイト・ピンポインター」、アメリカ大手の「ゴリラスーパーグルー」などなど。そこに液状/ゼリー状という選択肢まで加わるのだから、迷うのも当然だ。100均ですら、売り場に瞬着が3~4種は並んでいるくらいなのだ。

 

瞬間接着剤は“接着力以外“の要素で選ぶ!?

接着剤を選ぶ基準として「ガッチリ接着できるか」……いわゆる接着強度の部分が第一に気になるだろう。

 

だがご安心を。いま市販されている瞬間接着剤は、だいたいどれでも問題なくガッチリとくっつく。さらに、接着できるまでの時間も誤差レベルの違いしかないときたら、なおさら「どれ買えばいいの?」となるだろう。

UHU(ウフ)
瞬間接着剤 超速乾ピペット
390円(税別)

 

そこでおすすめしたいのが、いま筆者が気に入っている瞬間接着剤、UHU「瞬間接着剤 超速乾ピペット」(以下、超速乾ピペット)である。UHUはドイツの接着剤メーカーで、世界的にもかなりのシェアを持つブランド。ただ、日本での本格展開が2019年からということもあって、まだまだ馴染みは少ないのではないだろうか。

 

↑ボトル底部に台座が付いており、立てて置いておける。ちょっとした工夫だが、これが作業時にとても使いやすいのだ

 

1.液量を調整しやすいボトルか?

ほとんどの人にとって「はじめまして」な接着剤が、どう優れているか? まずポイントになるのが、ピンポイントに接着できる優れたボトル容器である。

 

瞬間接着剤を使う時は、ボトルをぐっと押して液剤を出すのだが、このとき狙った以上に液が出過ぎることがよくある。実は、これが接着不良を起こす原因のかなり大きな部分なのだ。

 

瞬間接着剤で上手に接着するには、少ない量を広い面にできるだけ薄く広げるのがコツ。だいたい10円玉の面積に1滴ぐらいが適量とされている。逆に量が多いと、硬化までに無駄な時間がかかったり、接着強度が落ちたり、さらには白化(接着した周囲が白く曇るトラブル)の原因にもなる。

↑これくらいの接着面なら、ポトッと小さな1滴で充分だ

 

↑瞬間接着剤は空気中の水分と反応して硬化するので、乾燥する冬場は加湿器があるとよりくっつけやすくなる

 

一般的な瞬間接着剤のボトルは、出過ぎた液剤をボトルに戻すことができない。だから液がドバッと出た時点で、“接着失敗”がほぼ確定してしまう。ところが「超速乾ピペット」は、ボトル内側が弾性の強い樹脂製で、指を離すと弾力によって陰圧がかかるダイレクトストップ機構を搭載。液剤が出過ぎそう! と感じた瞬間に指を離せば、吸い戻されて流出が止まるのだ。これなら液剤の量もコントロールしやすく、接着をミスる確率も大幅に減らせるというわけ。

↑ボトルの内側はこんな状態になっている。弾力のあるボトルが出過ぎた液剤をチュッと吸い戻してくれる

 

↑出る量はわりと直感的にコントロールが可能

 

2.耐熱・耐水性は高いか?

これだけでも充分に“強い”のだが、さらにもうひとつ、高い耐熱・耐水性を持つのもポイントだ。例えば指に瞬間接着剤がついてしまったとき、40~50℃のお湯に指をつけてもみ洗いすると剥がれるぐらいで、そもそも瞬間接着剤は水と熱に弱い。(ほどんどの製品は耐熱限界が80℃)

 

対して「超速乾ピペット」は耐熱限界が120℃と、かなり高め。一度硬化してしまえば耐水性も充分なため、なんと接着したものを食器洗浄機にかけてもまったく平気なほど。食品衛生法によって、直接口に触れる食器を瞬間接着剤で補修することは許されていないが、マグカップの持ち手が折れたのを接着するぐらいなら問題なしだ。

↑折れた持ち手を補修したマグカップも、この通り食洗機で気軽に洗える

 

最近は国産の瞬間接着剤でも、液剤のコントロールができたり、耐熱・耐水性をもっていたりする製品がいくつか出ているが、さすがに「食洗機OK」を謳うほどの性能のものは見つからない。そこで、今のところはこれが最も使いやすくオススメの瞬間接着剤、ということになるわけだ。

 

 

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ガバッ! と開いて、見つけやすく取り出しやすい! キングジムの薄型収納ケース「ロッツ」フルオープンケース

キングジムは、小物と書類をまとめて持ち運べ、大きく開いて取り出しやすい薄型収納ケース「ロッツ」フルオープンケースを、3月4日に発売します。

 

同製品は、開口部が大きく開く立体設計で、収納物を一覧でき、中身が取り出しやすくなっています。薄型なので小物同士が重なりにくく、収納物をひと目で確認できます。ケースは、閉じると約3cmの厚みになるので、かばんや書棚にもすっきり収まります。

 

裏面には書類を出し入れできるポケットがあり、ケースを開くことなくスムーズに書類を出し入れできます。ケースの内側には仕切りがついているので、小物と書類を分けた収納が可能。素材は雑貨感のある風合いのクラフトペーパーを採用。約0.8mmと厚手の生地で、軽量ながら丈夫で持ち運びにも最適です。

 

サイズはA5とA4の2種類。カラーはカジュアルにもビジネスにも使いやすい落ち着いた風合いのアカ、ネイビー、ライトグレー、クロの4色展開です。税別価格はA5サイズが1700円、A4サイズが2350円。

なめらかボールペンの金字塔「ジェットストリーム」「ジュースアップ」に登場した多色ボールペンがその名に恥じない傑作だった

振り返れば2021年は、間違いなく「ボールペン超大豊作の年だった」と言えるだろう。特に下半期は、「ユニボールワン F」(三菱鉛筆)や「サラサナノ」(ゼブラ)、「カルム」(ぺんてる)など、画期的な新製品が立て続けに登場したため、多くの文房具ファンが「さて、どれから使おうかな」と贅沢な悩みを抱えている状態にある。

 

と、冒頭からあえて“豊作”ではなく“超大豊作”と表現したのには理由がある。実は2021年下半期は、“単色”だけでなく、“多色ボールペン”まで豊作だったのだ。

 

普段は単色の影に隠れ、やや目立たないポジションにある多色ボールペンだが、とはいえ手帳やノート用に「多色じゃないと困る」という熱烈なファンも多い。つまり、単色・多色ともに最新アイテムに注目が集まっている現状は、文房具業界にとって非常にワッショイ感の高い状況なのである。

 

あの人気ゲルボールペンが待望の多色化!

そんな中でも特に筆者が注目しているのが、パイロットのゲルインクボールペン「ジュースアップ」の多色化だ。細字にも関わらず潤沢なインクフローを実現したシナジーチップによる快適な書き味で、筆者も含めファンの多いボールペンだけに、これまでにも多色化を希望する声はかなりあっただろう。

 

そして、これがまさに、みんなが待ち望んでいた通りの「ジュースアップの多色」なのである。


パイロット
左:ジュースアップ4
右:ジュースアップ3
600500円(ともに税別)ボール径0.4mm

 

まずは、ビジュアル。黒・赤・青の3色タイプと、それに緑を追加した4色タイプがラインナップするが、どちらもウッカリすれば単色ジュースアップと見間違うレベルでそっくり。クリップや口金もほぼそのままで、ノックノブ周りを見ない限りは、とっさに判断できないかもしれない。「ジュースアップ」はシャープなデザインもポイントなので、見た目をしっかり継承してくれているのは、ファンとしてありがたいところだ。

↑上から「ジュースアップ」(=単色)、「ジュースアップ3」、「ジュースアップ4」。多色ノックのデザイン的主張が薄いのは、単色と見た目を揃えるためじゃないか? と思うぐらいによく似ている

 

しかも、3色タイプは軸径も約10.7mmと、単色とほぼ同じサイズ(単色は約10.5mm)。とてもじゃないが、3本のリフィルが入っているなんて思えないスリムさである。

 

スリムということは、手帳のペンホルダーに挿しやすい、ということになる。小型サイズ手帳の細いペンホルダーにも確実に挿せる多色ペンは、それだけでも価値があるのだ。パイロットは、以前にも油性ボールペンの「スーパーグリップG多色」で単色同様のスリム軸を作っているため、そのあたりのノウハウはしっかり蓄積されているのだろう。

↑ビジュアル面での最大の違いは、多色はグリップ部が短く、半透明というところ。うっすらと中のリフィルが透けて見えるのが面白い

 

見た目はそっくり。では書き味はどうだ?

↑0.4mmという細いボール径でもインクがダクダクと出るシナジーチップ。これこそジュースアップ、という書き味だ

 

そしてなにより、書き味がびっくりするぐらいそのまんま「ジュースアップ」なのである。多色ボールペンは構造上、リフィルがわずかにナナメに出てしまうというネガティブがある。これは細字になるほど筆記時の違和感として現れやすいのだが、多色ジュースアップにはそれがかなり少ないのだ(ゼロとは言わないけれど)。

 

あくまでも筆者の体感的な印象にすぎないが、もしかしたらシナジーチップのたっぷりフローによって、ペン先の傾きに伴う書き味の低下をある程度は打ち消せているのかもしれない。

↑そもそも選択肢の少ない非カスタム系のゲル多色だが、そんな中でも選ぶ価値あり! と感じられる優秀さだ

 

見た目や書き味は単色に近く、でも3色/4色が使える。要するにメリットしかないわけで、これは間違いなく優秀な多色ボールペンと言える。これまで単色ジュースアップを使っていた人は、なんならそのまま多色に移行しちゃっても問題ない、かも!?

 

「ジェットストリーム」の多色は複合型ノックで効率アップ

最新多色としてもう一点紹介したいのが、三菱鉛筆「ジェットストリーム 3色ボールペン」だ。「ん? なんで今さらジェットストリームの多色?」と思う人もいるかもしれないが、実はこれ、従来の多色ノックシステムをリファインした、完全に新しいジェットストリームの多色なのである。

三菱鉛筆
ジェットストリーム 3色ボールペン
500円(税別) ボール径0.5mm/0.7mm

 

最大の特徴が、このノックノブ。軸後端から出ているのは単色(黒)のノックだし、側面には赤・青の多色ノックが見えている。つまり単色+多色の複合ノックという、不思議なシステムを採用しているというわけだ。

 

単色ノックは、押し込むと黒リフィルが出て、もう一度押し込むとリリース。多色ノックはスライドさせるとリフィルが出て、別のノックをスライドさせるとリリース。どちらも見た目通りの挙動である。

↑黒は後端の独立したノック、赤・青は側面のスライドノックでペン先を出す。これまでになかった珍しいシステムだ

 

ただ、それに加えてリリースの方は、単色ノックは多色ノックのスライドでもリリースできるし、もちろん多色ノックも単色ノックでリリース可能。文章で説明するとややこしいが、実際に触ってみると、直感的に使えてまったく違和感が感じられないノック機構だ。

↑ほぼ無意識でも黒が選べるので、あきらかに書き出しが速い!

 

ではなぜこのような不思議な構成になっているかというと、単純に黒が使いやすいのである。多色ノックは、使用時にいちいちノックの色を確認する必要があり、これがどうしても手間。実際、従来の多色ボールペンを使用するときは、どんなに馴染んだものでも、チラッとノックノブを見て色を確認しているはずだ。

 

ところが、黒が間違いようのない単色ノックで出せれば、最も使用頻度の高い色が完全にノールックで効率よく書き始められるというわけで、これは間違いなく快適なのだ。

 

互換性も! 容量7割アップでインク長持ち

また、この「ジェットストリーム 3色ボールペン」から、新しい多色用の黒インクリフィル「SXR-ML-05/07」――通称「長持ちリフィル」を採用している。

↑インク容量70%アップの長持ちリフィル。パッケージは環境に配慮した紙パッケージだ

 

これは従来の多色用黒リフィルのチューブ内径を肉薄化したもので、なんとインク容量が70%もアップ。つまり、それだけたっぷりと書けるようになっているということだ。

 

外径や長さは変わらないので、従来のリフィル「SXR-80」及び「SXR-203」と互換可能。これまでのジェットストリーム多色(プライムは除く)にも搭載できるのは、なかなかに嬉しい。

↑クリップは金属パーツ埋め込みで強度アップ。折れる心配が減ったのはありがたい

 

「メインは黒で、赤や青はあくまでサブ」という使い方をしているジェット多色ユーザーであれば、このノックシステムと長持ちリフィルのメリットは、相当に大きいと思う。こちらも移行して間違いない、優秀な多色ボールペンである。

 

 

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プロ仕様に物欲がうずく! 強度3.5倍のステンレス鋼製ツメでマルチツール化するタジマの最強カッターはこれだ

「文房具店では売られていない文房具」というものがあることをご存知だろうか。謎解きとかいじわるクイズのような話ではなく、単に販路の問題というか、ジャンルの問題……要するに、ホームセンターで売られている“工具寄りの文房具”というやつだ。

 

例えば、ホームセンターで売られているマスキングテープは、本来の用途である塗装マスキング用なので、カワイイ柄なんて一切なし。その代わり、粘着力やテープ自体の硬さ(カーブした面を貼るのに関係してくる)なんかは、あれこれ選び放題だ。建築用や自動車塗装用など、文房具店の棚には基本的に並んでないやつばかりである。

 

こういった“ホムセン文房具”の魅力といえば、まず挙げられるのは「プロスペックである」ということ。建築現場などハードな環境下で使われることが多いため、耐久性とか作業強度が一般的な文房具とは大きく違う。もちろん、我々素人が普通に使うには過剰なことが多いのだけど……でも、どうせなら、そういうプロツールを使ってみたい! という気持ちもあるだろう。

 

そこで今回は、“プロ向けホムセン文房具”の代表格とも言える名品、タジマのカッターナイフを紹介したい。

 

強度3.5倍のツメを持つ! プロのためのカッターナイフ

ホームセンターでカッターナイフの棚を眺めると、やはりお馴染みOLFA(オルファ)の黄色いボディ(ただしL刃ばかり)がズラリと並んでいるのが見て取れるはず。ただ、そのOLFAと同じくらいの勢いで棚を占めているのが、タジマのカッターナイフだ。文房具好きにとっては「えっ、タジマ? どこそれ」だろうけど、工具ジャンルでは超メジャーメーカーである。

タジマ
ドライバーカッター L560 オートロック 黒
940円(税別)

 

そんなタジマのカッターナイフのなかでも、その機能とタフさでファンが多いのが、「ドライバーカッター」の名前で知られる「L560」である。正直、見た目はちょっと野暮ったい雰囲気なのだが、一度ハマってしまうと抜け出せない魅力があるのだ。

 

↑基本的にはタジマの専用L刃(写真は「タジマ凄刃黒」)を使用するが、OLFAなど他メーカー製の刃もほぼ問題なく使える

 

その最大のポイントが、ホルダー先端部分。刃を収納した状態で見える先端が、少し突き出した特殊なツメ状の形をしているのが分かるだろうか? 実はこのホルダー先端のツメが、マイナスドライバーとして使える、タフ過ぎな強度を持っているのである。

 

なにしろホルダー全体が、焼き入れによって硬度を高めた1mm厚のステンレス鋼製。なんと従来のカッターナイフのボディと比較して約3.5倍の強度を持っているのだ。

↑名前の元にもなっているホルダー先端のドライバー状ツメ。こじる・押さえる・挿し込むなど、マルチに活用できる多用途ツールだ

 

これが本当にめちゃくちゃ頑丈で、成人男性が力尽くで固くなったネジを回そうが、ペンキの缶フタに差し込んでグイグイこじ開けようが、ビクともしない。一度使ってみれば、このツメが潰れたり曲がったりするイメージが湧かなくなるほどの頼りがいを感じられるはずだ。

 

普通のカッターナイフのホルダー先端でも同じようなことはできなくもないが、数回もやればグニッと曲がってしまうのは間違いないだろう。

↑充分な強度があるため、ドライバーと変わらない感覚でネジを回すことができる

 

この強靱なホルダー部を包んでいるのが、エラストマー製のボディだ。ボッテリとしていて見た目は良くないが、すべり止め効果は抜群。軍手をつけた状態で握った安定感は、おそらく国産カッターナイフのなかでも最強だと思う。軽く持つだけでも安定して、本当に握りやすい。

 

作業現場ではカッターナイフを腰ホルダーに挿して持ち歩くこともあるが、ボディ全体がすべらないため、ホルダーからの抜け落ちといったトラブルが発生しにくいのもポイントだ。

↑ボディのどこでも、軍手で握って不安を感じないグリップ力がある

 

また、このボディの後端には、予備刃2本をストックできるマガジンを備えている。底部を引き抜くとすぐに予備刃が手に入るため、現場でいちいち刃を交換しに戻る手間がかからない。これもプロツールとして人気の機能だ。

 

“ご家庭DIY”レベルでは、予備マガジンのありがたみはほとんど感じられないかも知れないが、とはいえいざという時のために刃がストックできる安心感はありがたいのではないだろうか。

↑ボディ後端の替え刃マガジン。屋外作業などでは活躍しそうだ

 

正直なところ、見た目は格好良さに欠けている。が、グリップの良さと先端ツメの便利さは他に代え難い。正直なところ、これ1本が手に取れる場所に常備してあれば、「なにかをこじ開けるのに硬いものが欲しい」「ドライバーがいるけど工具箱を出してくるのがめんどくさい」みたいな状況がサッと解決できるわけだ。現場のプロでなくても、わざわざホームセンターにまで買いに行く価値はあると思う。

 

上位モデルは「ドラ」+「フィン」でより使い勝手がアップ!

「便利なのはともかく、もうちょっと見た目にスマートなのはないのか」というのは、ごもっとも。であれば、同じくタジマの「ドラフィン L560」はいかがだろうか。

タジマ
万能ツールカッター ドラフィン L560
1400円(税別)

 

焼き入れステンレス鋼製のドライバー状ツメは先の「L560」と同じだが、予備マガジンを排してボディをスリム化。エラストマーグリップも、握った際に掌に触れる部分だけに限っているため、かなりスッキリとした印象だ。白いボディカラーと合わせて、これならもう“野暮ったボディ”とは言わせないぞ。

 

さらに、「ドラフィン」の「フィン」(「ドラ」は先端のドライバー状ツメ)こと、ボディ後端のヒレ状のツメも大きなポイント。OLFAのハイパーシリーズにも同様のツメを備えた製品があるが、こちらもダンボールの開梱やこじ開け、折り筋つけなど、用途が広いマルチツールである。

↑先端のドライバー状ツメ(左)+後端のツメ(右)。作業によって使い分けるとより便利だ

 

ドライバーとして、もしくは狭い部分に差し込んでのこじ開けは先端の「ドラ」で、力を込めて押し込んだりするなら「フィン」で、と使い分けられるのが便利なのだ。

↑後端のツメは開梱作業にも使える。先端が丸いので、中身を傷つける心配もない

 

個人的には、一般家庭に備えておくなら「ドラフィン」の方がオススメしやすい。価格は「L560」よりも定価ベースで500円ほど高くなるが、使い勝手のよいカッターが欲しいのであれば、間違いないチョイスだ。

 

 

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アナログレコードの音色のよう? ノック音が静かで心地良いボールペン「カルム」はウェブ会議に最適だった

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第17回となる今回は?

 

第17話

ぺんてる
カルム
150円(単色タイプ・税別)、400円(3色タイプ・税別)、500円(多機能タイプ・税別)

静音設計を取り入れ、ノック時の操作音を従来品の66%に抑えた油性ボールペン。グリップには、カメラの持ち手を思わせる革シボ調の素材を採用。グリップの幅が広いため、どこを握っても手にしっかりフィットする。

 

心地良い静音が放送作家の琴線に触れた

ウェブ会議をするようになってから、これまで意識していなかったボールペンの「カチャカチャ音」がスピーカー越しに気になり始めた人、最近増えているんじゃないかしら。これはラジオの仕事をしている筆者には昔から切実な問題で、ノック音が小さなボールペン——ラミーの「ノト」やカランダッシュの「849」シリーズ、トンボ鉛筆の「リポーター」など——を見つけては、新人のアナウンサーさんやラジオを始めるパーソナリティにプレゼントしていました。

 

そんな筆者にとって、2021年12月に発売されたぺんてるの「カルム」はまさに待望の新製品。というのも筆者が知る限り、初めてノック音の静かさを全面に押し出したボールペンだからです。

 

手に取ってみると、単色タイプはしっとりしたマイルドな押し心地。ただし完全無音というわけではありません。それでも「無音ではなく〝心地良く調律された周囲になじむ音〟」を目指した、というとおり、金属パーツが立てる尖った高音はミュートされ、例えるならアナログレコードのような中音域の優しい音色。しかもゆっくりノックすればほぼ無音でノック可能。これなら十分合格でしょう。

 

かたや多色タイプは緩衝材をかませてかなりの消音を実現。こちらはいわば、小さめのモノラルスピーカーで聴いてる感じ?

 

ということで結論としては、この価格、この性能なら全然あり! 世界中のラジオ局で標準採用をおすすめします。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第15話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第16話】ぺんてる「エナージェル」に20周年限定で登場した「黒推し」モデルに、偉大なペンの矜持を見た

https://getnavi.jp/stationery/679166/

数量限定! 「ボールサインiD」にスケルトンとブラックの本体軸登場。インキの色は“黒”6色

サクラクレパスは、ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサインiD 限定軸色第一弾」を3月上旬より販売開始します。

↑ボールサインiD 軸色スケルトン

 

「ボールサインiD」は、クリップに金属を採用し、本体軸は、六角形と丸形を組み合わせた特別な形状で、角が指にあたる部分を丸くすることで、指にかかる負担を軽減させ、より自然に手にフィットするよう工夫を凝らしたデザインが特徴。インキ色は、ピュアブラック・ナイトブラック・モカブラック・フォレストブラック・カシスブラック・ミステリアスブラックのそれぞれ6色の黒インキを用意しています。

 

今回発売される数量限定 第一弾は、軸色がスケルトン(0.4mm)のモデルと、軸色がブラック(0.5mm)のモデルの2種類。税込価格はどちらも220円。

↑ボールサインiD 軸色ブラック

 

スケルトン軸は、“あえて見せる”こだわりの半透明ボディ。スタイリッシュな仕上がりになるよう、中の一部パーツも薄いグレーに着色し、スケルトンボディに馴染む仕様です。

 

ブラック軸は、ブラックのワントーンで洗練されたベーシックかつスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】極細ボールペンのカリカリ筆記を解消しただけじゃない「サラサナノ」の意外なこだわり

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは? 今回は、書き味を克服する内部機構に加え、意外な部分のデザインにも気を配ったボールペン。

 

秘密は内部のスプリング。カリカリしない極細ボールペン「サラサナノ」

2021年11月、なめらかな書き味で知られるジェルインクボールペン「サラサ」シリーズ(ゼブラ)に、新作が加わりました。芯が0.3mmの「サラサナノ」です。すでに「サラサクリップ」に0.3mmの商品はあるのですが、新たに登場したサラサナノは新しい機構を備えていることで、話題になっています。

ゼブラ
サラサナノ 0.3
各220円(税込)

 

一般に、ペン先が細ければ細いほど書き味はカリカリしたものになりがちです。筆圧が小さいボールに集中し、紙の凹凸を拾ってしまうからですね。

 

この問題を、サラサナノは大胆な方法で解決しました。内部に、衝撃を吸収するサスペンションとなる小型スプリングを入れたのです。芯やペン先を改良するのではなく、自動車のサスペンションが路面からの振動を和らげるように、内部のサスペンションによって振動そのものを緩和する手に出たのですね。

 

ゼブラが「うるふわクッション」と呼ぶこの機構の効果は抜群です。実は、サラサナノの芯・ペン先はサラサクリップ0.3mmと同じものを使っているのですが、書き味はなめらかになっています。

 

もっとも、サラサナノは発売直後から話題になっていましたから、文房具好きの方々なら、ここまで書いたことはとっくにご存じでしょう。しかし、注目すべきポイントは書き味だけではないことをご存じでしょうか?

 

シックな色が増えた

まず注目したいのが、色数の多さです。0.3mmという、市場にはけっして多くない極細ボールペンにもかかわらず、32色ものインクカラーが用意されています。

↑極細にもかかわらず、色数が豊富。使い道が広がります

 

なかでも興味深いのは、近年需要が増している、大人っぽいビンテージカラーがたくさん用意されていることです。片手ですぐに書き始められるノック式で極細、しかもなめらかな水性顔料で32色ものカラーバリエーションを持つのは、サラサナノくらいです。

↑大人っぽいビンテージカラーが多いのも特徴。トレンドを抑えています

 

驚くほど細部まで作り込まれたデザイン

さらに、ビンテージカラーと呼応するように、デザインに高級感ただよう、落ち着いたものへと変わりました。

 

情報量が多かったクリップですが、そこに記されているのはサラサナノの名前と「.3」という太さを表す数字だけ。「0.3mm」ではなく、「0.3」ですらないのです。

↑上は従来のサラサクリップ。情報量が多いですね。一方、下のサラサナノでは情報量がそぎ落とされ、見違えるようになりました

 

このクリップは胸ポケットの縁などに挟みやすい可動式なのですが、動かすための金具も、サラサナノでは見えないように隠されています。上からのぞき込むと、スプリングがあるのがわかりますね。

↑クリップを動かすための金属は、正面からは見えないよう隠されています

 

このクリップ、不思議な透明感があるのですが、それは白っぽい樹脂の上に透明な樹脂を重ねているためです。さらにその上に文字が乗っているため、光に当てると微妙に影ができます。複雑かつ美しい作りです。

↑白っぽい樹脂の上に透明な樹脂を乗せ、さらに文字を乗せた複雑な構造。美しいですよね

 

↑並べて鑑賞したくなります

 

グリップ部分も変わりました。以下の写真の上が従来品で下がサラサナノなのですが、滑り止めの溝の形が変わっているのがわかるでしょうか。メーカーのゼブラに聞いてみたところ、デザイナーによりデザインされた、「細く書ける」ことを表現した模様とのこと。そういわれると、なんとなくそんな気もしてきます。

↑「細く書ける」ことを表現したグリップの溝(下)。性能には関係ありませんが、作り手のこだわりが伝わってきます

 

税込み220円とサラサクリップの倍のお値段ですが、性能面はもちろん、このデザイン面での作り込みを見れば納得なのではないでしょうか。手に入れたら、ぜひ細部までその美しさを味わってください。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

まるでホチキス留めのように、書類が“ナナメ”にめくれる! キングジム「ナナメクリ」ファイル&ホルダー発売

キングジムは、書類をホチキス留めされた資料のように斜めにめくれる書類収納用品「ナナメクリファイル」「ナナメクリホルダー」を2月4日に発売します。

↑ナナメクリファイル(左)と、ナナメクリホルダー(右)

 

ナナメクリファイルは、固くしっかりした表紙で、持った状態での記入や捺印も可能なファイルタイプ。クリップを回転させ書類ストッパーを固定することで、最大約20枚の書類を収納できます。書類を固定したままクリップが折り返せるので、書類を斜めにめくることができ、めくりやすく閲覧しやすい仕様です。カラーバリエーションは、オレンジ・ミドリ・アオの透明タイプ3色とシロ・クロの2色の、計5色展開。

 

ナナメクリホルダーは、最大約10枚の書類を、書類ストッパーの角まで挿し込んで固定するホルダータイプ。1パック5枚入りで、カラーストッパー部分がオレンジ・キイロ・ミドリ・アオ・クロの5色アソートパックです。

 

ファイルタイプ・ホルダータイプともに、下部に書類脱落防止ポケットがついており、保管・持ち歩き時も書類が抜け落ちにくくなっています。裏表紙には指掛けがあり、表紙の開け閉めや、書類の取り出しをしやすい仕様になっています。

 

税別価格は、ナナメクリファイルが380円、ナナメクリホルダーが300円。タテ向き・ヨコ向きどちらでも使えて、サイズはいずれもA4サイズです。

工作好きライターが惚れた! ホームセンターの「プロ仕様」ツール19選

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライターが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私がオススメします!

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

工作好きライター・きだてたくの“殿堂入り”ツール3選

《切る》ドライバー並みに強靭なホルダーを持った最強カッター

カッターナイフ

タジマ

ドライバーカッター L560 オートロック

1034円

焼き入れしたステンレス鋼製のホルダーを採用した、高強度なL刃カッターナイフ。先端部分のツメがドライバーと同等の硬さを持ち、ネジ締めやこじ開け、折り線付けなど多用途に使える。もはやドライバーにカッターの刃が付いたといっても良いレベルだ。

 

切るだけでは終わらない現場仕事の頼れる万能ツール

「タジマ」は、一般にはあまり知られていないブランドかもしれない。しかしプロの現場においては信用度の高さで超メジャーなブランドだ。

 

特に本品は、1mm厚のステンレス鋼に焼き入れを施した高硬度なホルダーと、そこから伸びた先端のツメで人気が高い。

 

このツメは、ドライバーとしてネジ締めに使ってもビクともしない頑強さ。塗料缶の金属ブタをこじ開けたり、建材の隙間に挿し込んで捻ったりと、万能ツール級の働きをしてくれる。刃を収納すればすぐに使え、いちいち工具を持ち替える手間がかからない“作業効率の高さ”も人気の秘密と言える。

 

ボディ全体がエラストマー樹脂でできており、軍手や作業手袋を着けたまま握っても滑りにくいノンスリップ仕様。力を込めてグイッと作業をするうえで、頼りがいのあるボディなのだ。

 

[Point 1] ツメの頑強さ

↑先端のツメの硬度は、一般的なホルダーの約3.5倍。塗料缶の口に挿し込んで、こじ開けるなどの作業をしても潰れにくくい

 

[Point 2] 作業効率の高さ

↑ボディには替刃を2本ストックできるマガジンを内蔵。その場で手早く刃を交換できるため、屋外作業中も刃を替えに戻る手間がない

 

《繋ぐ》常に最適な量をキープできるドイツ発の高機能接着剤

瞬間接着剤

UHU

瞬着接着剤 ピペット

実売価格386円

液だれせず、常に最適な量を出せる「ダイレクトストップ機能」を搭載。非常に高い接着強度を持つだけでなく、実用強度到達後(接着から24時間後以降)は食洗機の使用が可能という耐水性・耐熱性も備えている。

 

液量コントロール機能で接着力を最大限に引き出せる

ドイツの超有名接着剤ブランド「UHU」の瞬間接着剤で最も魅力的なのが、「ダイレクトストップ」と呼ばれる機能だ。

 

塗り終わったときにボディから指を離すと、内部に陰圧がかかり、ノズル先端に出た余分な液剤を吸い戻せるという機能。これにより、液の出過ぎや液だれを防げ、ピンポイントな精密接着が可能になる。

 

そもそも瞬間接着剤は、量が多すぎると完全にくっつくまでにかかる時間が延びるし、最終的な接着強度も落ちてしまう。“ベストな液量をピタッと出せる”ということは、つまり“接着力を最大限に引き出せる”ということとほぼ同義なのである。

 

[Point] 精密な接着が可能

↑液剤を少量ずつ出せる細口ノズルと吸い戻し可能なダイレクトストップで、点接着や継ぎ目への流し込み接着もしやすい

 

《貼る》超強力に接着できるのに剥がしたあとはすっきりキレイ

両面テープ

スリーエム ジャパン

スコッチ 超強力なのに あとからはがせる両面テープ プレミアムゴールド

実売価格770円(平滑面用)、830円(粗面用)

2cmで200〜450gの荷重に耐える超強力な粘着力を持ち、適量を使えば重量物も固定できる両面テープ。不要になったら、付属の「はがしツール」を使えば、のり残りなくきれいに剥がせる。粗面用と平滑面用があり、どちらも屋内外問わず使える。

 

強くて剥がせる両面テープは賃貸DIYの必需アイテム

賃貸住宅では、棚の増設などをしたくてもネジ釘の類は使いづらい。であれば使うべきは固定力が強く、それでいて跡を残さずきれいに剥がせる両面テープだ。

 

本品は、事前に脱脂清掃などをした面に貼り付けるのであれば、ハンディ掃除機ぐらいは余裕で吊り下げられる強度を誇り、実用面では間違いなし。

 

付属の専用ツールを使って正しく剥がせば家にダメージを残すことなくスッキリ。賃貸の住環境改善には、欠かせない逸品だ。

 

[Piont] 跡を残さずはがせる

↑剥がす際は「はがしツール」の透明糸でテープの粘着層を分離させ、壁面などに残ったテープを取付面に沿って引っ張るだけ

 

《切る》部門の名品3選

 

【その1】“鉄腕”の名にふさわしいオールマイティな切れ味に感動

万能はさみ

エンジニア

PH-55 鉄腕ハサミGT

2816円

小型ボディにストレート刃、ギザ刃、ワイヤーカッター、オープナーの4つの刃を備え、紙から針金、果ては防弾チョッキ用の特殊繊維までザクッと切り裂ける。力を込めやすいグリップには、指詰めを防ぐガードも付いている。

 

[ここがプロレベル!]

使用可能用途が広すぎるからハサミはコレ一丁あればOK

「“切れ味の良い厚刃”+“力を入れて握れる頑丈なグリップ”の組み合わせは、万能度高すぎ! 考え得る限り、たいていのものはカットできちゃうので、もはやほかにハサミを持っておく必要性はないのかも?」(きだてさん)

 

【その2】切れ味抜群の刃と高グリップボディの最強コンビ

カッターナイフ

オルファ

スピードハイパー AL型

実売価格464円

フッ素加工を施すことで、切れ味を高めたスピードブレードを搭載。ボディには、グリップ力抜群のX型のラバーを配している。後端に備えたニッケルメッキのツメで、こじ開け作業や開梱作業もスムーズにこなせる。

 

[ここがプロレベル!]

圧倒的な切れ味でダンボールがまるで薄紙のよう!

「ダンボールやスチレンボードがス〜ッと軽く切れる壮絶な切れ味は、一度体感するとほかの刃が使えなくなるレベル。様々なシーンで役立つツメの便利さも含めて、カッターナイフとしては最強クラスでしょう」(きだてさん)

 

【その3】中身を傷付けずに作業できる物流のプロが認める開梱ツール

ダンボールカッター

長谷川刃物

段ボールのこ 物流くん

660円

物流センターなどで多く採用されている、プロユースのダンボール用小型カッター。ダンボールの分解、開梱作業に最適化されたノコギリ状の厚刃を持つ。スライド式ホルダーと先端の丸い短刃を備え、安全性も高い。

 

[ここがプロレベル!]

求められているのは必要なぶんだけ切れる切断能力

「ダンボールの解体用ツールは、刃が鋭いと切れすぎてケガや中身破損の原因に。その点、本品はギコギコと力を入れたぶんだけが切れるのこぎり刃でコントロールしやすい。刃先が丸いので安全性、作業効率の点でも優秀!」(きだてさん)

 

《留める》部門の名品4選

 

【その1】水と紫外線に強いアメリカ生まれのタフテープ

補修用テープ

呉工業

<強力多用途補修テープ>ゴリラテープ クリスタルクリア

1650円

高い環境耐性と強い接着力を持ち、屋内外を問わずに貼り合わせ補修や補強ができる透明なテープ。紫外線に強く黄変しない。厚手ながらもほど良い伸縮性があり、曲面にもぴったりフィットする。8.2m巻。

 

[ここがプロレベル!]

水中でも貼れる強靭さと手で切れる優しさと

「何より驚いたのは、水中でも貼れるほどの超タフな耐水性。濡れた面にも貼れ、水漏れなどの補修にも重宝します。それでいて手でスパッとカットできる使い勝手の良さも備え、まさに強くてやさしいゴリラのイメージぴったり!?」(きだてさん)

 

【その2】強粘着材と厚いテープで重量物もがっちり梱包

梱包用テープ

スリーエム ジャパン

スコッチ 透明梱包用テープ プロ仕様

実売価格625円(ディスペンサー付き)、525円(ディスペンサーなし)

0.77mm厚のPPフィルムを使った厚手透明テープ基材に、強力なゴム系粘着剤を使った梱包テープ。重量物の梱包に使っても剥がれず、強い衝撃にも耐えてがっちりと固定できる。テープの長さは50m。

 

[ここがプロレベル!]

コレさえあればダンボールの底抜け知らず!

「一般的な梱包テープの約1.2倍の厚みで、クラフトテープや布テープと比較しても強度は圧倒的。これを超強力な粘着剤で貼り付けるんだから、書籍など重量物の入った箱に貼っても底が抜ける心配はほぼゼロ」(きだてさん)

 

【その3】繰り返し貼り剥がしできるゲル素材の両面テープ兼滑り止め

滑り止めテープ

ブルーフォレスト貿易

コアラグリップ ゲル両面テープ

1078円(1mm厚)、2178円(2mm厚)

壁紙にも安心して貼れるゲル素材の両面テープ。適度な厚みと粘着力で、家具や突っ張り棒などの滑り止め、壁などへの軽量物の掲示などに活躍する。貼り剥がしでき、水洗いすれば再利用も可能だ。1mm厚タイプは3m巻、2mm厚タイプは5m巻。

 

[ここがプロレベル!]

マグネット感覚で散らばる小物を壁にピタッ

「我が家では、リモコンや箱ティッシュを壁に貼り付けるのに使用。粘着力が適度で、小物を壁から外すときもベリベリ剥がすというよりは、磁石を外すかのような感触。アイデア次第で色々使え、持っているだけでワクワクする!」(きだてさん)

 

【その4】巻くだけの簡単圧着で漏れをストップ

漏れ止めテープ

ロックタイト

シーリングラップ 1.2.3

実売価格594円

テープ同士のみが接着する、粘着剤不使用のシリコンゴム製テープ。引き伸ばして補修箇所に巻き付けることで、水や空気漏れをブロックする。のり残りやベタつきがなく、貼り直しや再補修も簡単。黒、灰色に加え赤もあり、すべて1m巻。

 

[ここがプロレベル!]

粘着剤不使用なのに意外とマルチな非粘着テープ

「家庭レベルでは使い道がなさそうと思われがちですが、実は掃除機のホースの空気漏れなどもピタッと直せます。工具などのグリップに巻けば、軍手で握っても滑らない強力な滑り止めに。電気配線などの絶縁用途にも使えます」(きだてさん)

 

《繋ぐ》部門の名品3選

 

【その1】シリーズ最強! 水・熱に強いタフネス接着剤

瞬間接着剤

コニシ(販売元)/東亞合成(製造元)

ボンド アロンアルフア タフパワー

実売価格534円

従来のアロンアルフアの2倍の耐水性・3倍の耐熱性を持つ、シリーズ最強の瞬間接着剤。プッシュ部分に弾力のあるエラストマー素材が使われており、液量を思いのままにコントロールできる。

 

[SPEC早見表]

布:×

木材:○

軟質ビニール:○

プラ:○

金属:○

陶器:○

合成ゴム:○

ガラス:△

耐水性:○

耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

瞬間接着剤が苦手とする水周りの補修に活躍

「瞬間接着剤の最大の弱点だった耐水性・耐熱性が大幅に向上。さすがに常時水をかぶるような場所では接着力が弱まりますが、お風呂場の壁面タイルの剥がれぐらいなら難なく補修できます!」(きだてさん)

 

●「シリーズ最強」は耐水・耐熱性能において

 

【その2】計測・混合の手間を省く画期的な容器を採用

エポキシ接着剤

ロックタイト

インスタントミックス

実売価格329円

2種類の液剤をピストンで同時に押し出し、特殊なノズルの中で混合させるという画期的な構造を採用。エポキシ系接着剤の「2液を同量で均等に混ぜ合わせる」という手間をカットした。3分で硬化し、120℃まで対応。使い切りタイプ。

 

[SPEC早見表]

布:×

木材:○

ビニール:×

プラ:○

金属:○

陶器:○

合成ゴム:×

ガラス:○

耐水性:○

耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

強力だけど扱いにくいエポキシ接着が超手軽に!

「2液式のエポキシ系接着剤は、1液式接着剤に比べて超強力に接着できて高耐性な反面、液剤を混ぜ合わせるのがとにかく面倒。でも本品なら、初心者でもミスなく混合でき、プロ並みの接着ができます!」(きだてさん)

 

【その3】光を当てれば4秒で硬化!接着・補修・成形もお任せ

液体樹脂

Spirit of Wonder

ボンディック

実売価格2730円

液剤に付属のUVライトを照射すると、約4秒でカチカチに硬化。接着作業だけでなく、パテのように欠けた部分を埋める作業もできる。ケーブルの補修にも活躍。握りやすいグリップを搭載した「ボンディックEVO」(2830円)もある。

 

[SPEC早見表]

布:△

木材:○

ビニール:△

プラ:○

金属:○

陶器:○

合成ゴム:×

ガラス:○

耐水性:○

耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

溶接感覚で使える穴埋め接着が便利!

「折れたり欠けたりした部分の穴埋め接着作業は、従来の接着剤では不可能だったこと。本品なら、まるでプラスチックで溶接するかのように行えます。液を少量ずつ塗り重ねて、段階的に硬化させるのがコツ」(きだてさん)

 

●食品衛生法に適合していないため、食品・衛生に関わるものには使えません

 

【Pick Up!】プロ仕様の“剥がす”アイテムもスゴい!

[その1]

ドーイチ

固化したハードな接着剤はがし

1440円

剥がしたり除去したりするのが大変な、固化した接着剤やウレタンを溶かしてきれいにオフ。ベンゼンやトルエンなど、人体に害のある溶剤不使用なのもうれしい。

 

[その2]

AZ

超強力ラベルはがし雷神

202円

上からスプレーするだけで、紙ラベルをスルッと簡単に剥がせるようにする超強力な剥がし剤。強粘着のラベルにも対応し、経年変化でベタベタに劣化した粘着剤も、スプレーをして軽く拭き取るだけで除去できる。

 

 

《TOPIC》まだまだ深い! ニッチなプロ仕様ツール5選

【その1】剛厚テープで長距離も折れずに計測!

コンベックス

タジマ

剛厚Gロック-25 5.0m メートル目盛

4950円

一般的なコンベックスの約1.5倍もの厚さのテープを搭載。伸ばした際に折れにくく、しなりが少ないため、長い距離を測定しやすい。「水平に2m以上伸ばしても安定しているのはお見事。それなのにボディがコンパクトだから持ち運びしやすい」(きだてさん)

 

【その2】かわいい名前と見た目に反し耐荷重は脅威の12kg!

マグネットフック

コクヨ

超強力マグネットフック<たまフック> 大タイプ

2310円

マグネットフックとしては業界最強クラスの耐荷重約12kgを誇り、重い電動工具なども吊り下げられる。「磁力が強力なのに加えて、レバー操作で金属面から簡単に取り外せる機能性の高さもイイ!」(きだてさん)

 

【その3】凹凸面にも書ける現場仕様のタフネスマーカー

油性マーカー

寺西化学工業

ガテン無敵マーカーPRO

253円(おの型)、473円(極太)

コンクリートやレンガなどの凹凸面にも安定して書ける、強化型の硬いペン先チップを搭載。インクは赤と黒の2色で、ペン先の太さは2種類。「耐水性能が非常に高いので、水に濡れた面にもがっつり書けます」(きだてさん)

 

【その4】使わないときは薄さ1mm以下! プロ必携の縮尺スケール

定規

シンワ測定

折りたたみ縮尺スケール 8面 15cm

880円

不動産・設計業界で使われる三角柱型の縮尺スケールが、0.9mmの薄い折りたたみ式に。ノートや手帳に挟んで携帯できる。「筆箱でかさばる“三スケ”がこんなに薄くなるとは! 印字が消えにくい仕様も◎」(きだてさん)

 

【その5】極太芯を5本続けて使える大容量ペンシル

ノック式鉛筆

たくみ

ノック式鉛筆5連発

869円

一度に芯が5本入り、充填の手間なく使える建築用マーキングペンシル。落下を防ぐセーフティコードも付属する。「2mm径の芯5本をスムーズに出せる機構はかなりレア。キャップに簡易鉛筆削りが付いているのも便利です」(きだてさん)

 

 

●本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

パーツを組み替えて最適化! お馴染みのシャーペン「Dr.グリップ」の重心と重量をカスタムできる新モデルが快適

「低重心」が、2021年下半期の文房具トレンドワードだった。これまで、文房具マニアしか気にしてこなかった“筆記具の重心バランス”が、ここまでフィーチャーされるとは。300円帯ボールペンをはじめ、重心バランスをポイントにした製品が立て続けにここまで発売されるとは。なんとも驚かされたものである。

 

2022年を占う! 2021年「文房具」業界を席巻した二大トレンドのおさらい

 

正直なところ、見た目のデザインやインク色と違って、筆記具のバランスというのは実際に手に持って書いてみないと分からない。体感的というかフィジカルな部分であるため、作り手であるメーカーや我々のような紹介記事を書く側も、その利点を伝えるのがなかなか難しいのだ。

 

……というのは、単に文房具ライターとしての愚痴であって。一人の文房具好きとしては、重心バランスが筆記具の良さを語る論点としてあらためて持ち出されたことは、素直に嬉しいのである。書き味を構成する上で、とても重要なパラメータなのだし。

 

そこで今回は、そんな重心バランスがテーマの新しいシャープペンシルを紹介したい。

 

重心のポイントと重量を自分で決められる「ドクターグリップ CL プレイバランス」

パイロット「Dr.Grip(ドクターグリップ)」は、2021年に発売から30周年を迎えた。人間工学に基づいた握りやすい太軸+疲労を軽減するシリコングリップの組み合わせで、発売当時から現在までずっと高い人気を誇るシリーズだ。

 

ここで新たに登場したのが、グリップに重心位置変更ギミックを搭載したシャープペンシルモデル「ドクターグリップ CL プレイバランス」である。

パイロット
ドクターグリップ CL プレイバランス
0.3mm/0.5mm
各770円(税込)

 

基本的には、筆記具は低重心の方が安定して書きやすい。確かに、高重心(ペン後端に重みが片寄っている)では、ペン先がふらついてコントロールしにくかったり、長時間筆記で疲労が出やすかったりというデメリットはある。

 

とはいえ、低重心でも先端だけが重すぎるようだと、これはこれでコントロール性が下がるし、疲れも出る。また、個人それぞれのペンを持つ好みの位置というのもあって、これが重心的にバランスの良いところと一致するとは限らない……こういう部分が難しいのだ。

 

「だったらもう各々が好きに調整すればいいじゃん」というのが、重心位置変更ギミックというわけ。

 

グリップの内部構造とカスタマイズの仕組みは?

↑重心位置変更ギミックの核となる金属パーツ×3とシリコンパーツ×3。これを本体に3つ組み合わせて装着する

 

「ドクターグリップ CL プレイバランス」は、グリップが二重構造になっている。まず表面にあるのがシリコン製の外グリップで、これはペン先を外して下に引っ張ると、簡単にスポッと抜ける。その際に外グリップの中に残っているのが、内グリップパーツ。購入時はシリコンパーツ×1と金属パーツ×2の構成になっているはず。

 

この計3つの内グリップパーツの順番と組み合わせを変更することで、重心位置がカスタムできる仕組みなのだ。

 

↑シャープペンシルは重心が低すぎないほうが好みの筆者は、前にシリコン×1、後ろに金属×2の構成がお気に入り

 

最初から軸に搭載されているのに加えて、パッケージ内にはシリコンパーツ×2と金属パーツ×1も同梱されている。つまり各素材とも3つずつパーツが揃っているので、これを組み合わせてみよう。

 

まず、最も重くなるのが、当然ながら金属×3の組み合わせ。金属パーツは1つあたり約2.9gでシリコンパーツが約0.4gだから、シリコン×3の組み合わせよりも全体重量が約7.5g重くなる、という計算だ。

 

↑設定次第で重心位置・全体重量ともにかなり変わる。体感的にかなりの差を感じられるので、いろいろ試してみると楽しい

 

普通にずっしりしたペンが好き、という人であれば、シンプルに金属×3で解決だろう。重心位置も60mm以下で、この状態がもっとも低重心になっている。これでは全体的に重すぎるが、重心位置は低い方がいいというのであれば、前側に金属×1か2が良さそう。重心位置は1mmほど上がるが、かなり軽く動かせるようになるはずだ。

 

パーツ交換の手順は?

↑パーツ交換は、まず口金を外すところから。下向きに作業しないとタンク内の芯が軸内に落ちるので、そこは注意だ

 

↑あとは外グリップごとスポッと抜く。中のパーツはトントンと衝撃を加えれば取れる

 

↑装着時は先にパーツを軸に通してから、外グリップ・口金の順で戻す

 

パーツ交換は、まず口金をねじって芯タンクごと引き抜く。あとは外グリップを引き抜けば、内グリップパーツもそれについて抜けるはずだ。外グリップ内に残ったパーツは、口を下に向けて何度か軽くトントンと机に落とせば、順番に落ちてくる。奥の方にあるシリコンは摩擦でなかなか取れないかもしれないが、無理せず根気よくトントンするのがコツ。

 

装着する際は順番に軸側にパーツを差し込んで、外グリップを被せればOKだ。

 

グリップの重心と重量を変えるとどんな変化があるのか

↑重心が移動すると、筆記角も変わる。まずは自分がどういう握りで、どういう角度で書くのがラクか、を考えたい

 

重心位置が変わると、握りやすい位置も変わる。であれば当然の話、筆記角度も変わってくる。低重心で低い位置を握ればより紙に対して立った状態に。高重心で高い位置を握れば寝た状態になるというわけ。つまり重心位置は「自分はどういう角度で筆記するのが快適か」を考えながら調整すると、目安が付けやすい。

 

ちなみに、一般的にシャープペンシルは50~60度で書くのが正しいとされているが、それも絶対的な正解と言うわけではない。あくまでも、自分の書きやすさを中心に考えるべきだろう。

↑上下に振ると内蔵のオモリが移動することによって芯を出す“フレフレ機構”。ノックするたびに集中力が途切れる、という人にもおすすめ

 

シャープペンシルそのものの機能としては、やはりパイロット自慢のフレフレ機構がとてもありがたい。ノックノブを押さずに軸を上下に振るだけで芯が出るため、筆記時の芯の継ぎ足しが一瞬で済み、快適。一度これに慣れてしまうと、もうフレフレ機構のないシャープペンシルを使う気になれないほどに便利なのである。

 

自分にベストな重心バランスさえ確定できれば、このフレフレ機構の快適さと相まって、長時間の筆記もかなりスムーズにできるはずだ。

 

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバーはこちら

 

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】ハンコ業界への逆風はやさしさで跳ね返す⁉️ 難読名字に対応した「ふりがな印」

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは? 今回は、逆風にさらされる業界のなかで、ちょっとした親切を形にした新しい試み。

 

難読名字のためのふりがなつきハンコ

ハンコを作っている印章業界が、逆風にさらされていると言われています。ペーパーレス・デジタル化の時代に、紙に捺(お)すハンコは時代遅れだというわけです。とくに昨今のコロナ禍では、「ハンコを捺すためだけに出社した」などというような話もあり、「非効率」「古い習慣」の代名詞になってしまっている感すらあります。

 

しかし、そんな逆風の下でも、ハンコが進歩し続けていることをご存じでしょうか?

名字を彫り込んだハンコは多くの場合、漢字だけですよね。しかし世の中には読みにくい名前を持っている人がいます。何を隠そう私、菅未里(かんみさと)がその一人でして、「すがみさと」「すがあかり」と読まれてしまうことがよくあるのです。

 

まあ私の場合、使用している漢字自体はそれほど難しくないのですが、どうがんばっても初対面では読めない名前の方も少なくありません。そういう方たちは、ハンコを捺したあとに名前を読み間違えられる(あるいは読めない)リスクがあるということになります。

 

私は読み間違えられることには慣れっこになってしまっていますが、少し困るのは、読み間違えを指摘すると、相手が必要以上に委縮してしまうことです。誰にも罪はないのですから、あまり謝らせてしまうのも申し訳ない。そこで最近、相手への気遣いとして、シヤチハタの「ふりがな印」を買ってみました。

シヤチハタ
クリエイティブ印「ふりがな印」
2365円(税込)

 

ふりがな印は、名前の漢字にふりがながつく画期的なハンコです。これでもう読み間違えられる心配はありませんね。

↑左がふりがな印。このように、漢字といっしょにふりがながふられています

 

私がおすすめする理由は、それだけではありません。本体はシヤチハタの超定番ハンコである「ネーム9」なのですが、ボディーのカラーバリエーションがとても豊富なんですね。私は「日本の伝統色」シリーズから「桜鼠(さくらねず)」を選びましたが、黒いボディのハンコに飽きている方にもおすすめできます。

↑私が選んだのは「日本の伝統色」シリーズの「桜鼠(さくらねず)」。淡くていい色です

 

また、文字のパターンも複数用意されています。縦書き・横書き以外にもふりがなの配置も変えられます。漫画のような吹き出しデザインまであります。

 

それから、文字数の上限は四文字なので、三文字の私のようにフルネームをハンコにすることもできます。前述のように、私は下の名前を読み間違えられることも多いので、フルネームである点は重要なのです。

↑私のように名前の文字数が少ない方なら、フルネームにふりがなをふれます

 

型にとらわれないハンコの使い方を

さて、このふりがな印、ハンコとして使いやすいのは言うまでもありませんが、ふりがながある点を活かして新しい使い方をしてみてはいかがでしょうか?

 

たとえば、名刺にふりがながない方も多いと思うのですが、そんな名刺の隅にポンと捺してはどうでしょうか。もし読みにくい名前であった場合、相手への親切になります。あるいは企画書や資料にサイン代わりに捺してもいいですね。

↑名刺に捺すと、相手は名前の読みに迷うことがありません

 

ちなみに、シヤチハタのハンコは5000回以上捺印できて、さらにインクの補充も可能です。私はハンコの薄さを上司に叱られたことがあるのですが、社会人のみなさまには早め早めのインク補充をお勧めしておきます。ただし、必ず専用品を使ってください。そうでないインクは不具合につながる恐れがあります。

↑インクは思っている以上に長く持ちますが、補充も可能。ただし専用品を使ってください

 

「古さ」の象徴のようにとらえられるハンコも、今回紹介したように進歩しています。ならば、使い方が進歩してはいけない理由はありません。ぜひ新しい使い方を探してみてください。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

マグネットフックで耐荷重が12kg!? 工作好きライターが選ぶ「ホムセン プロ仕様のニッチな名品」5選

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックのニッチな名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

【その1】剛厚テープで長距離も折れずに計測!

コンベックス

タジマ

剛厚Gロック-25 5.0m メートル目盛

4950円

一般的なコンベックスの約1.5倍もの厚さのテープを搭載。伸ばした際に折れにくく、しなりが少ないため、長い距離を測定しやすい。「水平に2m以上伸ばしても安定しているのはお見事。それなのにボディがコンパクトだから持ち運びしやすい」(きだてさん)

 

【その2】かわいい名前と見た目に反し耐荷重は脅威の12kg!

マグネットフック

コクヨ

超強力マグネットフック<たまフック> 大タイプ

2310円

マグネットフックとしては業界最強クラスの耐荷重約12kgを誇り、重い電動工具なども吊り下げられる。「磁力が強力なのに加えて、レバー操作で金属面から簡単に取り外せる機能性の高さもイイ!」(きだてさん)

 

【その3】凹凸面にも書ける現場仕様のタフネスマーカー

油性マーカー

寺西化学工業

ガテン無敵マーカーPRO

253円(おの型)、473円(極太)

コンクリートやレンガなどの凹凸面にも安定して書ける、強化型の硬いペン先チップを搭載。インクは赤と黒の2色で、ペン先の太さは2種類。「耐水性能が非常に高いので、水に濡れた面にもがっつり書けます」(きだてさん)

 

【その4】使わないときは薄さ1mm以下! プロ必携の縮尺スケール

定規

シンワ測定

折りたたみ縮尺スケール 8面 15cm

880円

不動産・設計業界で使われる三角柱型の縮尺スケールが、0.9mmの薄い折りたたみ式に。ノートや手帳に挟んで携帯できる。「筆箱でかさばる“三スケ”がこんなに薄くなるとは! 印字が消えにくい仕様も◎」(きだてさん)

 

【その5】極太芯を5本続けて使える大容量ペンシル

ノック式鉛筆

たくみ

ノック式鉛筆5連発

869円

一度に芯が5本入り、充填の手間なく使える建築用マーキングペンシル。落下を防ぐセーフティコードも付属する。「2mm径の芯5本をスムーズに出せる機構はかなりレア。キャップに簡易鉛筆削りが付いているのも便利です」(きだてさん)

 

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

 

●本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

強粘着のラベルもスルッと剥がれる! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン プロ仕様の名品」2選【剥がす部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

プロ仕様の“剥がす”アイテム

[その1]固化した接着剤やウレタンを溶かす!

ドーイチ

固化したハードな接着剤はがし

1440円

剥がしたり除去したりするのが大変な、固化した接着剤やウレタンを溶かしてきれいにオフ。ベンゼンやトルエンなど、人体に害のある溶剤不使用なのもうれしい。

 

[その2]スプレーするだけで紙ラベルがラクに剥がせる!

AZ

超強力ラベルはがし雷神

202円

上からスプレーするだけで、紙ラベルをスルッと簡単に剥がせるようにする超強力な剥がし剤。強粘着のラベルにも対応し、経年変化でベタベタに劣化した粘着剤も、スプレーをして軽く拭き取るだけで除去できる。

 

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

 

 

接着剤はここまで進化したか! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン プロ仕様の名品」3選【繋ぐ部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

《繋ぐ》部門の名品3選

 

【その1】シリーズ最強! 水・熱に強いタフネス接着剤

瞬間接着剤

コニシ(販売元)/東亞合成(製造元)

ボンド アロンアルフア タフパワー

実売価格534円

従来のアロンアルフアの2倍の耐水性・3倍の耐熱性を持つ、シリーズ最強の瞬間接着剤。プッシュ部分に弾力のあるエラストマー素材が使われており、液量を思いのままにコントロールできる。

 

[SPEC早見表]

布:× 木材:○ 軟質ビニール:○ プラ:○ 金属:○ 陶器:○ 合成ゴム:○ ガラス:△ 耐水性:○ 耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

瞬間接着剤が苦手とする水周りの補修に活躍

「瞬間接着剤の最大の弱点だった耐水性・耐熱性が大幅に向上。さすがに常時水をかぶるような場所では接着力が弱まりますが、お風呂場の壁面タイルの剥がれぐらいなら難なく補修できます!」(きだてさん)

 

●「シリーズ最強」は耐水・耐熱性能において

 

【その2】計測・混合の手間を省く画期的な容器を採用

エポキシ接着剤

ロックタイト

インスタントミックス

実売価格329円

2種類の液剤をピストンで同時に押し出し、特殊なノズルの中で混合させるという画期的な構造を採用。エポキシ系接着剤の「2液を同量で均等に混ぜ合わせる」という手間をカットした。3分で硬化し、120℃まで対応。使い切りタイプ。

 

[SPEC早見表]

布:× 木材:○ ビニール:× プラ:○ 金属:○ 陶器:○ 合成ゴム:× ガラス:○ 耐水性:○ 耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

強力だけど扱いにくいエポキシ接着が超手軽に!

「2液式のエポキシ系接着剤は、1液式接着剤に比べて超強力に接着できて高耐性な反面、液剤を混ぜ合わせるのがとにかく面倒。でも本品なら、初心者でもミスなく混合でき、プロ並みの接着ができます!」(きだてさん)

 

【その3】光を当てれば4秒で硬化! 接着・補修・成形もお任せ

液体樹脂

Spirit of Wonder

ボンディック

実売価格2730円

液剤に付属のUVライトを照射すると、約4秒でカチカチに硬化。接着作業だけでなく、パテのように欠けた部分を埋める作業もできる。ケーブルの補修にも活躍。握りやすいグリップを搭載した「ボンディックEVO」(2830円)もある。

 

[SPEC早見表]

布:△ 木材:○ ビニール:△ プラ:○ 金属:○ 陶器:○ 合成ゴム:× ガラス:○ 耐水性:○ 耐熱性:○

 

[ここがプロレベル!]

溶接感覚で使える穴埋め接着が便利!

「折れたり欠けたりした部分の穴埋め接着作業は、従来の接着剤では不可能だったこと。本品なら、まるでプラスチックで溶接するかのように行えます。液を少量ずつ塗り重ねて、段階的に硬化させるのがコツ」(きだてさん)

 

●食品衛生法に適合していないため、食品・衛生に関わるものには使えません

 

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

持っていると「ワクワクするテープ」って? 工作好きライターが選ぶ「ホムセン プロ仕様の名品」4選【留める部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

《留める》部門の名品4選

 

【その1】水と紫外線に強いアメリカ生まれのタフテープ

補修用テープ

呉工業

<強力多用途補修テープ>ゴリラテープ クリスタルクリア

1650円

高い環境耐性と強い接着力を持ち、屋内外を問わずに貼り合わせ補修や補強ができる透明なテープ。紫外線に強く黄変しない。厚手ながらもほど良い伸縮性があり、曲面にもぴったりフィットする。8.2m巻。

 

[ここがプロレベル!]

水中でも貼れる強靭さと手で切れる優しさと

「何より驚いたのは、水中でも貼れるほどの超タフな耐水性。濡れた面にも貼れ、水漏れなどの補修にも重宝します。それでいて手でスパッとカットできる使い勝手の良さも備え、まさに強くてやさしいゴリラのイメージぴったり!?」(きだてさん)

 

【その2】強粘着材と厚いテープで重量物もがっちり梱包

梱包用テープ

スリーエム ジャパン

スコッチ 透明梱包用テープ プロ仕様

実売価格625円(ディスペンサー付き)、525円(ディスペンサーなし)

0.77mm厚のPPフィルムを使った厚手透明テープ基材に、強力なゴム系粘着剤を使った梱包テープ。重量物の梱包に使っても剥がれず、強い衝撃にも耐えてがっちりと固定できる。テープの長さは50m。

 

[ここがプロレベル!]

コレさえあればダンボールの底抜け知らず!

「一般的な梱包テープの約1.2倍の厚みで、クラフトテープや布テープと比較しても強度は圧倒的。これを超強力な粘着剤で貼り付けるんだから、書籍など重量物の入った箱に貼っても底が抜ける心配はほぼゼロ」(きだてさん)

 

【その3】繰り返し貼り剥がしできるゲル素材の両面テープ兼滑り止め

滑り止めテープ

ブルーフォレスト貿易

コアラグリップ ゲル両面テープ

1078円(1mm厚)、2178円(2mm厚)

壁紙にも安心して貼れるゲル素材の両面テープ。適度な厚みと粘着力で、家具や突っ張り棒などの滑り止め、壁などへの軽量物の掲示などに活躍する。貼り剥がしでき、水洗いすれば再利用も可能だ。1mm厚タイプは3m巻、2mm厚タイプは5m巻。

 

[ここがプロレベル!]

マグネット感覚で散らばる小物を壁にピタッ

「我が家では、リモコンや箱ティッシュを壁に貼り付けるのに使用。粘着力が適度で、小物を壁から外すときもベリベリ剥がすというよりは、磁石を外すかのような感触。アイデア次第で色々使え、持っているだけでワクワクする!」(きだてさん)

 

【その4】巻くだけの簡単圧着で漏れをストップ

漏れ止めテープ

ロックタイト

シーリングラップ 1.2.3

実売価格594円

テープ同士のみが接着する、粘着剤不使用のシリコンゴム製テープ。引き伸ばして補修箇所に巻き付けることで、水や空気漏れをブロックする。のり残りやベタつきがなく、貼り直しや再補修も簡単。黒、灰色に加え赤もあり、すべて1m巻。

 

[ここがプロレベル!]

粘着剤不使用なのに意外とマルチな非粘着テープ

「家庭レベルでは使い道がなさそうと思われがちですが、実は掃除機のホースの空気漏れなどもピタッと直せます。工具などのグリップに巻けば、軍手で握っても滑らない強力な滑り止めに。電気配線などの絶縁用途にも使えます」(きだてさん)

 

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

“現代のピカソ”ロメロ・ブリットのアートをまとったコラボノートが限定発売! 「ロメロ ブリット展」にて先行発売中

コクヨは、ポップ・アーティスト、ロメロ・ブリット氏のアートを表紙にあしらったコラボレーションモデルのキャンパスノートとソフトリングノートを、一部店舗にて1月下旬から数量限定で発売します。

 

バリエーションは、B6サイズの無線とじノートと、同社独自のやわらかリングを採用したソフトリングノートの2アイテムで、それぞれに6柄の計12品番を用意。発売に先がけ、1月8日より、テレビ朝日本社1F 六本木けやき坂スペースで開催中の「ロメロ ブリット展~The Pop Art World~」会場にて、先行発売を実施しています。

 

「ROMERO BRITTO キャンパスノート」は、6mm幅の罫線で、枚数は70枚。タイトル欄も同色のグレーに統一し、表紙だけではなく、裏表紙、表紙裏にもパターンがプリントされています。税抜価格は600円。

↑左から、「01 はな」「02 はあと」「03 あいす」「04 いぬ」「05 ひと」「06 がら」

 

「ROMERO BRITTO ソフトリングノート」は、B6サイズで、必要なページだけをきれいに切り離せるミシン目入り。ノートの枚数は80枚です。 罫線は、オン・オフを問わず多用途に使える5mmの方眼ドット罫を採用。前述のキャンパスノート同様、表紙だけではなく、裏表紙、表紙裏にもパターンがプリントされています。税抜価格は900円。

↑左から、「01 カップルカオ」「02 フィギュア」「03 カップピンク」「04 ブーケ」「05 ハイヒール」「06 ハートブルー」

防弾チョッキが切れるハサミに注目! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン プロ仕様の名品」3選【切る部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

《切る》部門の名品3選

 

【その1】“鉄腕”の名にふさわしいオールマイティな切れ味に感動

万能はさみ

エンジニア

PH-55 鉄腕ハサミGT

2816円

小型ボディにストレート刃、ギザ刃、ワイヤーカッター、オープナーの4つの刃を備え、紙から針金、果ては防弾チョッキ用の特殊繊維までザクッと切り裂ける。力を込めやすいグリップには、指詰めを防ぐガードも付いている。

 

[ここがプロレベル!]

使用可能用途が広すぎるからハサミはコレ一丁あればOK

「“切れ味の良い厚刃”+“力を入れて握れる頑丈なグリップ”の組み合わせは、万能度高すぎ! 考え得る限り、たいていのものはカットできちゃうので、もはやほかにハサミを持っておく必要性はないのかも?」(きだてさん)

 

【その2】切れ味抜群の刃と高グリップボディの最強コンビ

カッターナイフ

オルファ

スピードハイパー AL型

実売価格464円

フッ素加工を施すことで、切れ味を高めたスピードブレードを搭載。ボディには、グリップ力抜群のX型のラバーを配している。後端に備えたニッケルメッキのツメで、こじ開け作業や開梱作業もスムーズにこなせる。

 

[ここがプロレベル!]

圧倒的な切れ味でダンボールがまるで薄紙のよう!

「ダンボールやスチレンボードがス〜ッと軽く切れる壮絶な切れ味は、一度体感するとほかの刃が使えなくなるレベル。様々なシーンで役立つツメの便利さも含めて、カッターナイフとしては最強クラスでしょう」(きだてさん)

 

【その3】中身を傷付けずに作業できる物流のプロが認める開梱ツール

ダンボールカッター

長谷川刃物

段ボールのこ 物流くん

660円

物流センターなどで多く採用されている、プロユースのダンボール用小型カッター。ダンボールの分解、開梱作業に最適化されたノコギリ状の厚刃を持つ。スライド式ホルダーと先端の丸い短刃を備え、安全性も高い。

 

[ここがプロレベル!]

求められているのは必要なぶんだけ切れる切断能力

「ダンボールの解体用ツールは、刃が鋭いと切れすぎてケガや中身破損の原因に。その点、本品はギコギコと力を入れたぶんだけが切れるのこぎり刃でコントロールしやすい。刃先が丸いので安全性、作業効率の点でも優秀!」(きだてさん)

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

 

ディレクター用サインペン「フィラーレディレクション」は指示出しの全動作折込済みの隙のなさだった

ほとんどの業種において、コロナ禍で仕事の進め方が大きく変わった、というのはもはや疑いようのないところだろう。在宅ワーク・テレワークなんていうのはその最たるもので、これまでとは違うシステム下での働き方へと全体的にシフトしつつあるのは間違いない。とはいえ、流行の“DX”などということではなくて……シンプルに、“仕事用の文房具”もちょっと変わってきているよね、という話である。

 

例えば、最近は書類のファイリングツールに注目が集まっているのだが、これはオフィスではなく個人単位での書類管理の必要性が高まっている、ということだろう。

 

また、どっしり座って落ち着いて書きものをするのに最適な低重心のペン(先日紹介した300円帯ボールペンなど)の新製品が立て続けに出ているのも、実はそういう流れの中にあるのかもしれない。

 

【関連記事】2022年を占う! 2021年「文房具」業界を席巻した二大トレンドのおさらい

 

そういった中でまたひとつ、新しい仕事環境にフィットした面白い筆記具が登場したので、紹介してみたい。

 

部下に指示を出すならサインペンがいい! を体現するゼブラ「フィラーレ ディレクション」

ゼブラから発売された「フィラーレ ディレクション」は、ディレクション(=指示・指揮)の名の通り、管理職やグループリーダーなどの地位にある人が、部下に説明や指示をするのに最適! というサインペンである。

 

そういうポジションの人が使うものなので、もちろん見た目が安っぽいようでは話にならない。高級感があってどっしりした金属軸のツイスト式、という仕様だ。

ゼブラ
フィラーレ ディレクション
2200円(税込)

 

↑ボディをひねると、先端からサインペンのチップがニュッと現れる

 

そもそもこの「ツイスト式のサインペン」というのが、かなりユニーク。なにしろサインペンはボールペンよりもチップの表面積が大きいため、インクが乾燥しやすい。実際に思い返してもらえれば、皆さんがこれまで使っていたサインペンは、どれも密閉性の高いキャップ式だったはず。

 

しかしゼブラは、2019年に発売したノック式サインペン「クリッカート」で、大気中の湿気を自ら吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」という技術を開発している。ノック式ができるんだから、もちろんツイスト式サインペンだってなんの問題もなく作れちゃうのだ。

 

【関連記事】ペン先が乾かない、上書きしても滲まない!ゼブラのノック式水性マーカー「クリッカート」が全色集めたくなる優秀さ

↑ノック式の「クリッカート」(左)とは、同じモイストキープインクを搭載する兄弟のようなもの。ただし価格は20倍ほど違う

 

ところで、なぜ「説明や指示出しにサインペン」なのか? というと、これは簡単。筆記線がボールペンよりも圧倒的に太くてハッキリしているからだ。

 

例えば書類に指示書きをする場合でも、サインペンで太い文字を書いた方が伝わりやすいのは明らか。小さな文字をチマチマ書いていたら読み飛ばされるかもしれないし、なによりも長い文章は誤読の危険性もある。短いワードを大きくグイッと、が重要というわけ。もちろん、ビデオ会議でノートやスケッチブックに図を書いて見せるなどにも、太い線と大きい字の方が良いのは簡単に想像できるだろう。

↑画面内の小さなフレームでもきちんと読み取りやすいのが、サインペン字のメリット

 

トレンドに逆行⁉︎ 高重心の理由

さらに、この高級感のある金属軸にもちょっと面白い工夫がされている。握ってみると分かるが、このサインペンは重心がかなり上側に配置されているのだ。昨今の低重心筆記具ブームの中ではやや不思議な感じもするが、実はこれも意図があってのこと。

↑常識的にはかなり不自然な握り位置だが、「フィラーレ ディレクション」に限ってはこれが正解

 

試しにほどよくバランスの取れる部分を探っていくと、おそらく上写真のような持ち方になるはず。この持ち位置は先端が長くなる=移動量が大きくなるため、大きい字が書きやすいのだ。

↑この握りだと、自然と文字が大きく書けるのが面白い

 

ボールペンではNGとされる“寝かせ書き”のかたちになってしまうが、サインペンはチップが紙に触れていれば問題なくインクが出る。つまり、筆記にはなんの支障もないのである。

 

正しく重心バランスのとれる位置で持って書いてみると、安定して手に乗るためか、指先の操作に対する追随性も充分。スイスイと先端が軽く大きく動かせるので、思った以上に快適な書き味が得られた。これは本当に気持ちいい。

 

軸の先端にも隠された機能があった!

もうひとつ、軸のデザインに少し不思議な点があるのにお気づきだろうか。よく見ると、クリップや軸中のリングがシルバーなのに対して、先端だけがゴールドになっているのである。

 

実はこれにも理由がある。「フィラーレ ディレクション」を指示棒のようにして図表や文章を指し示すと、この先端のゴールドがキラッと非常に目立つのだ。

↑指示棒として使う際には、先端のゴールドパーツが視線を集める

 

しかも、前述の先端を長めに取る持ち方は、書きながら指し示す、というやり方にも最適。まったく、隅から隅までディレクションワークにフィットしたペンと言えるだろう。

 

リフィルの互換性に気づいてしまった……

↑専用の金属リフィルは交換も簡単。ところでこの形状とサイズ、どこかで見たような……?

 

モイストキープインクは、ペン先チップを収納した状態なら52週は乾燥知らず。うっかり放置してカスカスになる不愉快さを味わう機会もそうはなさそうだ。

 

また、インクが切れた場合は、専用リフィル(税込220円)と交換可能。用意されているインク色は黒と赤のみ……なんだけど、実はこのリフィル、金属軸である以外、径や長さは「クリッカート」のリフィルと同じ。つまり、互換性がある!

↑なんと「クリッカート」のリフィルと同じサイズ!

 

なんなら36色ある「クリッカート」から好きなインク色を選び放題ということで、より指示出しに目立つ色を模索してみるのも楽しいかもしれない。

 

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバーはこちら

 

こういう両面テープがほしかった! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン殿堂入りプロ仕様ツール」【貼る部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

超強力に接着できるのに剥がしたあとはすっきりキレイ

両面テープ

スリーエム ジャパン

スコッチ 超強力なのに あとからはがせる両面テープ プレミアムゴールド

実売価格770円(平滑面用)、830円(粗面用)

2cmで200〜450gの荷重に耐える超強力な粘着力を持ち、適量を使えば重量物も固定できる両面テープ。不要になったら、付属の「はがしツール」を使えば、のり残りなくきれいに剥がせる。粗面用と平滑面用があり、どちらも屋内外問わず使える。

 

強くて剥がせる両面テープは賃貸DIYの必需アイテム

賃貸住宅では、棚の増設などをしたくてもネジ釘の類は使いづらい。であれば使うべきは固定力が強く、それでいて跡を残さずきれいに剥がせる両面テープだ。

 

本品は、事前に脱脂清掃などをした面に貼り付けるのであれば、ハンディ掃除機ぐらいは余裕で吊り下げられる強度を誇り、実用面では間違いなし。

 

付属の専用ツールを使って正しく剥がせば家にダメージを残すことなくスッキリ。賃貸の住環境改善には、欠かせない逸品だ。

 

[Piont] 跡を残さずはがせる

↑剥がす際は「はがしツール」の透明糸でテープの粘着層を分離させ、壁面などに残ったテープを取付面に沿って引っ張るだけ

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

 

液量が「ピタッと決まる」接着剤が気持ちいい! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン殿堂入りプロ仕様ツール」【繋ぐ部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

常に最適な量をキープできるドイツ発の高機能接着剤

瞬間接着剤

UHU

瞬着接着剤 ピペット

実売価格386円

液だれせず、常に最適な量を出せる「ダイレクトストップ機能」を搭載。非常に高い接着強度を持つだけでなく、実用強度到達後(接着から24時間後以降)は食洗機の使用が可能という耐水性・耐熱性も備えている。

 

液量コントロール機能で接着力を最大限に引き出せる

ドイツの超有名接着剤ブランド「UHU」の瞬間接着剤で最も魅力的なのが、「ダイレクトストップ」と呼ばれる機能だ。

 

塗り終わったときにボディから指を離すと、内部に陰圧がかかり、ノズル先端に出た余分な液剤を吸い戻せるという機能。これにより、液の出過ぎや液だれを防げ、ピンポイントな精密接着が可能になる。

 

そもそも瞬間接着剤は、量が多すぎると完全にくっつくまでにかかる時間が延びるし、最終的な接着強度も落ちてしまう。“ベストな液量をピタッと出せる”ということは、つまり“接着力を最大限に引き出せる”ということとほぼ同義なのである。

 

[Point] 精密な接着が可能

↑液剤を少量ずつ出せる細口ノズルと吸い戻し可能なダイレクトストップで、点接着や継ぎ目への流し込み接着もしやすい

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

 

「最強カッター」はツメ硬度も3.5倍! 工作好きライターが選ぶ「ホムセン殿堂入りプロ仕様ツール」【切る部門】

文房具と聞くと机上で使うモノを連想するが、ホームセンターで手に入るのは、工事現場や倉庫など、“プロの現場”で活躍するアイテムがほとんど。ここでは工作好きライター・きだてたくさんが惚れたプロスペックの名品を紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって変わる可能性があります

 

ドライバー並みに強靭なホルダーを持った最強カッター

カッターナイフ

タジマ

ドライバーカッター L560 オートロック

1034円

焼き入れしたステンレス鋼製のホルダーを採用した、高強度なL刃カッターナイフ。先端部分のツメがドライバーと同等の硬さを持ち、ネジ締めやこじ開け、折り線付けなど多用途に使える。もはやドライバーにカッターの刃が付いたといっても良いレベルだ。

 

切るだけでは終わらない現場仕事の頼れる万能ツール

「タジマ」は、一般にはあまり知られていないブランドかもしれない。しかしプロの現場においては信用度の高さで超メジャーなブランドだ。

 

特に本品は、1mm厚のステンレス鋼に焼き入れを施した高硬度なホルダーと、そこから伸びた先端のツメで人気が高い。

 

このツメは、ドライバーとしてネジ締めに使ってもビクともしない頑強さ。塗料缶の金属ブタをこじ開けたり、建材の隙間に挿し込んで捻ったりと、万能ツール級の働きをしてくれる。刃を収納すればすぐに使え、いちいち工具を持ち替える手間がかからない“作業効率の高さ”も人気の秘密と言える。

 

ボディ全体がエラストマー樹脂でできており、軍手や作業手袋を着けたまま握っても滑りにくいノンスリップ仕様。力を込めてグイッと作業をするうえで、頼りがいのあるボディなのだ。

 

[Point 1] ツメの頑強さ

↑先端のツメの硬度は、一般的なホルダーの約3.5倍。塗料缶の口に挿し込んで、こじ開けるなどの作業をしても潰れにくくい

 

[Point 2] 作業効率の高さ

↑ボディには替刃を2本ストックできるマガジンを内蔵。その場で手早く刃を交換できるため、屋外作業中も刃を替えに戻る手間がない

 

工作好きライター

きだてたくさん

DIYから紙工作まで、モノ作りが大好きな工作系ライター。とはいえ手先が器用ではないため、高機能なプロツールに頼りがち。

 

文具ソムリエール・菅未里が振り返る2021年の「自腹買いアイテム」と「文房具トレンド」

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具を1品ずつ紹介する連載を毎月お届けしています。

 

2021年が終わったところで、この1年で紹介しきれなかった自腹買い文房具(の一部)を披露していただきながら、文房具トレンドを振り返ってみましょう。

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

 

1.2つの要素がインクブームを後押し

↑自腹で買ったインクの数々。小瓶入りの商品が増え、気軽にさまざまな色を試せるようになりました

 

あらためて振り返ると、2021年はずいぶんたくさんの万年筆とインクを買いました。女性を中心としたインクブームが続いており、彼女たちが楽し気にSNSにインクをアップするので、その投稿を見るとつい買ってしまいます。

 

コロナの影響で、SNSを見る時間が増えたせいもあるかもしれませんね。これは私に限った話ではありません。インクブーム自体が、SNSに後押しされている感じがします。

 

印象に残っている商品には、「錦秋」(プラチナ万年筆)、「はちみついんく」(尚貴堂)、あとTono&Lims(トノアンドリムズ)によるインク、金木犀の香りがする「True Love~金木犀 香る街で~」などがありました。

 

さまざまな色を少しずつ楽しめるインクの“小瓶”が増えているのも、近年の特徴です。カナダ発の文具ブランド「Ferris Wheel Press(フェリスホイールプレス)」も選びきれないくらい魅力的なインクを出していますが、小瓶ですから場所をとりません。ということで、三色のセットを買ってみました(写真左上)。

 

気軽にさまざまな色を試せるようになったことで、インクブームはまだまだ続きそうです。

 

2.カスタマイズ文房具の盛り上がり

↑右上の片面バインダーは、ルーズリーフ専門店「ステッチリーフ」で好みの色のインデックスを入れてもらったもの。左のシャープペンは、グリップをカスタマイズできる「ドクターグリップCL プレイバランス」。右下はオリジナルのスタンプ台を作れる「いろづくり」(シヤチハタ)です

 

先日、前から行きたかったルーズリーフ専門店「ステッチリーフ」にようやく行けました。このお店は、ルーズリーフバインダーのカスタムを楽しめるのが特徴。私もしっかりオリジナルルーズリーフバインダーを発注してきました。

 

今は楽しみに完成を待っているのですが、ルーズリーフバインダーとは別に、その場で持ち帰れるプチカスタマイズとして、好きな色のインデックスを入れた片面バインダーも作ってもらいました(写真右上)。

 

カスタマイズの波は定番シャープペン「ドクタークリップ」(パイロット)にも及んでいます。私も、グリップの重さを好みにカスタマイズできる「ドクターグリップCL プレイバランス」を買いました。手の形は千差万別ですから、服のサイズを選ぶように、グリップも選べるのが理想ですよね。

 

3.ビジネスシーンでは「ハンコ離れ」でも……

↑左下に並んでいるのは、複数の色をグラデーションにした朱肉「わたしのいろ」。スタンプが、信じられないくらい美しくなります。右側に整列しているテープ「デコラッシュ」(プラス)も、手帳やノートのデコレーションに活躍してくれます

 

手帳デコレーションの需要が増したせいか、スタンプ関連商品も、今、熱くなっています。

 

カスタマイズの話題でも取り上げた、インクをパッドに垂らすことでオリジナルのスタンプ台を作れる「いろづくり」(シヤチハタ)もよかったですね。あまりに面白いので、専用インクは29色すべてを買ってしまいました。カスタマイズの波は収まるところを知りません。

 

同じシヤチハタから出た、複数の色をグラデーションにした朱肉「わたしのいろ」も、必ずチェックしてください。単色の朱肉では難しい、複雑な美しさを演出してくれます。ネットで即完売するだけあります。

 

実用から趣味、趣味からカスタマイズへ

さて、私が2021年に買った文房具を駆け足で見てきましたが、インクなどに見られる趣味性の追求と、カスタマイズ文房具の増加は、実は同じ現象の別の面を見ているだけなのかもしれません。

 

本来は実用品だった文房具がだんだんと趣味のアイテムに変化してきたのがこの10年ですが、どんな道具も、趣味性を追求すればするほど、個々人に合わせてカスタムするようになるからからです。自動車などの乗り物も、スポーツの道具も、服も、使い手によるカスタムが一般化しています。

 

遅ればせながら、文房具もその段階に入ったのかもしれませんね。この動きは2022年も続くに違いありません。