プロが唸ったオンリーワンでヤバい文房具! パイロット キャップレスLS

文房具業界で著名なブンボーグA(エース)他故壁氏さんが、思わず呆れるほどに感心したアイテムを紹介。そのヤバさを余すことなく紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

美しくて上品なデザインと静音性にときめき

パイロット

キャップレスLS

3万8500円

半世紀以上におよぶロングセラー「キャップレス万年筆」の旗艦モデル。ワンノックで書ける利便性はそのままに、高い静音性と滑らかな操作性を実現。ほど良い重量感とともに、やさしい書き味に。

 

この文房具プロがセレクトしました!

ブンボーグA(エース)

他故壁氏さん

775ライブラリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のラジオパーソナリティ。筆記具とノートを中心としたパーソナル文具全般に興味がある。

 

ノックして書き出せる軽快さが人気を博した従来のキャップレスは、ノックするときにどうしても“ガチッ”と鳴り、“ガチッ”と大きな音を出して戻る仕様でした。そこを見直し、アップデートしたのが「キャップレスLS」。

↑気密性の高いシャッター機構を内蔵。未使用時は、密閉した空間にペン先を収納してインクの乾燥を防ぐ。筆記時は、ノックでシャッターが開き、ペン先が出る仕組みだ

 

新機構「ノック&ツイスト式」を搭載したことで、ノック音を出さず静かにペン先を繰り出すことができます。また、ペン先を戻すときはノックではなく尾冠の突起を回すため、完全無音でスムーズに収納可能。このアクションを体験してしまうと後戻りできないほど。例えるなら、高級乗用車に乗った際のドア開閉の気持ち良さです(笑)。18金のペン先は柔らかなタッチで、ふせんのような紙でもスラスラと書けて心地良いです。

 

キャップレスLSの「LS」は〝ラグジュアリー&サイレント〟の頭文字。その名前の通り、高級感のあるデザインと、最高峰の内部機構技術による静音性を兼ね備えた、最強のキャップレス万年筆です!

 

↑ボディの中央部には、パイロットの宝飾加工技術を生かしたカットリングを施しました。手にするたびに輝き、ラグジュアリー感を格上げしてくれるワンポイント

 

<ここが使える!>驚異的な滑らかさを叶えたほかにはない逸品

従来品よりも静かなノック音に加えて、尾冠ノブを軽くひねると、ゆっくりペン先が収納される機構も見事。ミニマルながら機能性とデザイン性を両立した珠玉の1本。

 

ドイツ発の「ラミー サファリ」が漢字に特化! ペン先をチューニングした話題の限定モデルの書き味は?

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第24回となる今回は?

 

第24話

ラミー
ラミー サファリ ホワイトレッドクリップ万年筆 漢字ニブ
6000円(税別)

1980年に登場した「ラミー サファリ」の漢字筆記に特化した数量限定モデル。新開発のペン先は柔軟性が高く、“トメ”“ハライ”など漢字特有の表現をサポートする。2022年5月の発売後すぐに完売し、8月以降再販予定。

 

デザイン文房具の最高峰が発売40年目にしてリブート

万年筆のペン先はアルファベット圏と漢字圏とで求める性能が異なり、ゆえに日本語を書くなら国産品がいい、と言われています。画数が多くてハネやハライのある漢字はペン先の繊細なコントロールが必要となるため、専用にチューニングされたペン先のほうが向いている、と。

 

それを踏まえて今年5月に限定発売された「ラミーサファリ ホワイトレッドクリップ万年筆 漢字ニブ」を見ると、ペン先(ニブ)は両サイドのカットによって従来品よりも柔らかく、手作業で研磨されたV字状のペンポイントのおかげで、細さ・太さを書き分けられるようになっています。これはまさに漢字に特化した仕様。実際これで漢字が上手く書けるかどうかは別問題なわけですが(拙連載・第22話参照)、間違いなくいままでのサファリ万年筆よりは明らかにふくよかな書き味となり、万年筆らしい豊かなニュアンスが楽しめるようになりました。

 

「サファリ」シリーズと言えば、ドイツ・ラミー社が誇るデザイン文房具の世界最高峰。いわば“殿堂入り”モデルとして、性能をそこまでシビアに問われる地位にはいませんでした。しかし、ペン先ひとつにチューニングを施しただけで、ペン全体が丸ごとリブートされたような進化を遂げたのです。これで本品は現代カジュアル万年筆のトップランナーに仲間入り。しかも外見は発売40年を超えてなおこのクールさですから、これはパワフルな一本の誕生です。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第22話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第23話】ニードルチップの書き味も超優秀! 最強のSDGsボールペン「ペノン」が果たす意外な役割とは
https://getnavi.jp/stationery/764549/

プロが唸ったオンリーワンでヤバい文房具! UHU 瞬間接着剤超速乾ピペット

文房具業界で著名な文房具ライターきだてたくさんが、思わず呆れるほどに感心したアイテムを紹介。そのヤバさを余すことなく紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

耐水耐熱性と精密性に優れたUHUが〝優勝〟

UHU

瞬間接着剤 超速乾ピペット

実売価格386円

ドイツの世界的な接着剤ブランドUHUが手がける、超強力で精密な塗布を実現する瞬間接着剤。液だれせず、常に最適な量を出せる「ダイレクトストップ機能」を搭載。プラモデル製作など細かい作業でも扱いやすいです。

 

この文房具プロがセレクトしました!

文房具ライター

きだてたくさん

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、文房具ならなんでも使い倒して徹底レビュー。GetNavi webでも文房具全般の記事を担当している。

 

瞬間接着剤のベストな液量は、10円玉大の面積当たりにほんの一滴。しかし、作業時にうっかり液が垂れて出過ぎることも多いため、これが接着ミスの大きな原因となっていました。

 

超速乾ピペットは、金属チューブの下に弾力のある樹脂ボトルを備えた二重構造を採用。指先の感覚で液量を繊細にコントロールできるのがポイントです。陰圧で思い通りの接着剤をピタッと出せるので、とにかく接着を失敗しにくいですよ。また、自立するボトルによって、接着後の液だれに慌てず済むのもうれしいところ。ボトルの口が白くカピカピに固まりにくいので、安心して次回も使用できます。食洗機使用に対応する液剤は極めてレアで、食器に安心して使えます。

↑従来の瞬間接着剤の最高温度が80°C以下なのに対して、本品は120°Cという圧倒的な耐熱性を誇る。実用強度到達後(接着から24時間後以降)は、食洗機も利用できて便利

 

実用性の高さでは、おそらく他の追随を許さないレベル。ドイツ製でまだ日本では馴染みのないブランドですが、いまから注目しておいて間違いはありません。

↑ボトル下部には、リング状の台座を装備。接着剤を寝かせずに立てて置ける。接着対象を固定する作業で焦らずに行えたり、保管時に省スペースで収納できたりとありがたい

 

<ここが使える!>あらゆる素材をくっつける万能な瞬間接着剤

どんな細かな隅や継ぎ目にも流し込める、細型ノズルを装備。液量コントロールがしやすいため点状の接着も可能。プラスチックはもちろん、磁器やコルク、ガラス、ゴムなどにも使えます。

 

プロが唸ったオンリーワンでヤバい文房具! エスディアイジャパン GLANZ

有隣堂の文房具バイヤー岡﨑弘子さんが、「このカッターの切れ味ヤバい」と思わず呆れるほどに感心したアイテムを紹介。そのヤバさを余すことなく紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

刃がグラつかずブレないため理想の切れ味を実現

エスディアイジャパン

GLANZ

実売価格1980円

刃ブレやグラつきを抑える完全刃ブレ防止機能を搭載。切れ味の良い鋭角刃がピタッと固定するため、紙によるアートの制作や普段のカッティングで精度の高い仕上がりを発揮します。替え刃の交換も手軽です。

 

この文房具プロがセレクトしました!

有隣堂 文房具バイヤー

岡﨑弘子さん

YouTube「有隣堂しか知らない世界」チャンネルに出演。ただ商品を紹介するだけでなく、素直なコメントがユーザーに定評だ。チャンネル登録者数は14万人。

 

このカッターの良さは、なんと言っても刃がブレない、グラつかないこと。その秘密は、本体の後部に備えるロック板で、出した刃を固定することができるからです。そのため正確なカッティングが可能。30度の刃は先端が鋭いので切るのが難しく思われますが、ほど良く本体が重いため重心が安定し、細かい作業も難なくできます。消しゴムハンコを作ったり、分厚い紙や革細工用の革を切ったりと、用途を選ばずあらゆる場面で活躍します。

 

一般的なカッターに対して少し価格は高いですが、これ以上に使い勝手の良いモノはいまの市場に存在しないと思います。

 

<ここが使える!>硬い素材も安心してグイグイ切れる!

刃の素材は丈夫なダイキャスト(亜鉛合金)を使用し、素材に刃を取られる心配はなし。バードカービングや粘土細工、DIYのハードユースにも対応します。

プロが唸ったオンリーワンでヤバい文房具! マルマン ニーモシネ横罫センターライン付ノート

文房具好きのインスタグラマーが思わず呆れるほどに感心したアイテムを紹介。そのヤバさを余すことなく紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

センターラインがあるから情報を整理しやすい

マルマン

ニーモシネ A5 7mm 横罫センターライン付 N166

実売価格605円

紙面を左右に2分割したノート。自分の考えをまとめやすく、仕事の効率などを高められます。裏表紙には丈夫なクラフトボード紙を使用しており、手で持ちながらでも書きやすい! サイズや仕様の種類も豊富です。

 

この文房具プロがセレクトしました!

インスタグラマー

まるさん

Instagram「@ yy.ggr」で勉強も仕事も楽しくなる文房具をピックアップ。元文房具店の販売員としての目線による商品のセレクトが好評で、多くのファンがいる。

 

見返したときにわかりやすいノートを作れるのが本品の魅力です。一番のお気に入りポイントは、センターラインがあること。例えば左に見聞きした内容を、右に自分の意見を書くといったことができて情報が整理しやすいです。言語学習での使用にオススメで、英文と日本語訳を左右に分けて書くと一覧で見やすくなります。

 

天綴じ仕様のおかげで、手にリングが当たらずストレスなく書けるのもうれしいポイント。さらに、用紙の上部に施したミシン目でキレイに切れるため、会議中に取ったメモをその場で切り取って持ち歩けるところも気に入っています!

 

<ここが使える!>最適な濃度の罫線色で読み返しやすい!

罫線色は書くときに見やすく、読み返すときは目立ちにくいように絶妙な濃さのグレーを採用。罫頭にタイトルスペースがあるのも読み返しやすさの特徴です。

読書や学習に使いやすい「ミニサイズ」登場! カンミ堂「ココフセン」に新色と新サイズが追加

カンミ堂はフィルムふせん「ココフセン」の、「Mサイズ」に4種の新色と、新規格の「ミニサイズ」を追加。8月26日に発売します。

 

定番のMサイズで今回追加となるのは、ニュアンスカラーや落ち着いたグレー系、パステル系といった、無地タイプの4種類。税別価格はいずれも410円。バリエーションの詳細は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません)。

 

ミニサイズは、“タテに短い”が特徴。ココフセンの従来規格はふせんのタテの長さがすべて42mmですが、ミニサイズは24mmで、約半分近くの短さです。

 

紙の本での読書や学習時に「ふせんを本の文字にかぶせて貼ることに抵抗がある」という人や、小さめサイズのノートや手帳を使っている人なども、便利に使えるサイズとなっています。

 

ミニサイズのカラーバリエーションは、前述のMサイズ新色と同じ(シャーベット、カラフル、ムーンライト、クールグレー)4色です。税別価格はいずれも290円。パッケージ画像は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません)。

2023年は「脱・ポジティブ」を目指したいあなたへ……阿佐ヶ谷姉妹プロデュース「阿佐ヶ谷姉妹のおおむね良好手帳 2023」

永岡書店は、阿佐ヶ谷姉妹プロデュースによるスケジュール手帳「阿佐ヶ谷姉妹のおおむね良好手帳 2023」を、9月7日に発売します。税込価格は1980円。

 

同製品は、“脱・ポジティブ”でありのままの自分を楽しむヒントや、おばさんゆえの気配りなど、阿佐ヶ谷姉妹の二人らしいアイデアを詰め込んだ手帳。

 

カバーはピンクとライトブルーの2色から選んで使える仕様で、手帳術やコラム、あったら便利な様々な暮らしのメモページを収録。二人によるアイデアと気配りが随所にちりばめられています。

 

デザインは白畠かおり氏、イラストは楠木雪野氏がそれぞれ担当し、二人が好きな豆苗、黒豆煎餅、猫などのモチーフも、紙面や特典シールに詰め込まれています。

分冊仕様だから軽くて持ち運びやすい! 手帳を作り続けて68年の老舗、日頃の記録をきちんと残す「HIGOLOG」を発売

伊藤手帳は「ユメキロック」新製品として、手帳「HIGOLOG」(ヒゴログ)を、10月5日から同社のECサイト(ユメキロック直営店・楽天市場店・Amazon店・Yahoo店)にて販売を開始します。税込価格は3740円。

 

同製品は、半年分冊(上半期:2023年1月~6月/下半期:2023年7月~12月)タイプのデイリー手帳(B6)2冊と、小型ミニマンスリー手帳(A6)1冊のセット。

 

デイリー手帳は分冊仕様で、持ち運び時の重さの問題を考慮しています。リフィルの重さは198gで、インスタントカレー1箱分相当の重さだそうです。

 

デイリー手帳部分は1日1ページにその日の記録(ログ)を記入でき、1ページは3分割仕様です。左半分は縦方向に1時間ごとの時間軸(5~23時)を設定し、時間と時間の間の「・」へ記録を見出しのように記入できます。右半分の無地メモは記録(ログ)の詳細を記入でき、ページ下部の方眼メモは、その日の振り返りや気づきなど、「まとめ」を記入できます。

 

ミニマンスリーを見ながら日々の記録を記入できるので、ページ送りの手間を省けます。

 

手帳カバーはネイビーとアイボリーの2色を展開し、手帳用紙は、適切に管理された森林の木材を使用した森林認証紙を使用し、サステナビリティへの貢献を考慮しています。

ニードルチップの書き味も超優秀! 最強のSDGsボールペン「ペノン」が背負うメッセージとは?

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第23回となる今回は?

 

第23話

ペノン
PENON フラッグペン S ウクライナ
1400円(税込)

フラッグペンはロングとショートの2タイプあり、パッケージを組み立てると専用のペン立てが完成する。6月には「フラッグペン L アニマル」シリーズにシマエナガ・キツネ・クマの新柄が登場。8月より名入れサービスも開始予定だ。

 

アクチュアルなメッセージ性を持つボールペンに平和を祈念

クラウドファンディングで話題となったゲルインクボールペン「ペノン」は、2021年9月から一般販売が始まりました。

 

ノックパーツに小さな刺繍の旗が付いた「フラッグ」シリーズや、ネクタイやメガネをモチーフにしたモデルなど、どれもまず雑貨としてかわいい。それでいてニードルチップの書き味も優秀で実用性も十分(某国内メーカーの協力を受けているそう)。さらに本体には森林認証された木材を用い、パッケージも脱プラ仕様。また、替え芯のリサイクルシステムを独自に構築するなど、SDGs的な配慮とその実践が素晴らしく、まさにいまの時代に相応しい優等生的なプロダクトと言えるでしょう。

 

加えて今回、どうしても皆さんに知ってほしいことがあります。それは、全34か国ある「国旗」シリーズを買うと、売上の一部が国連の難民支援機関に寄付される仕組みになっていること。この試みは2021年暮れに始めたものだそうですが、最近になってウクライナ国旗の注文が増えたため、公式サイトでも目立つ位置に置くようにしたそうです。

 

私も長年文房具について書いてきましたが、このようなアクチュアルなメッセージ性を背負ったボールペンってちょっと記憶にありません。「Tシャツはメディアである」なんて言い方がありますが、ボールペンもまた然り。実はこの原稿もウクライナ国旗のペノンで書きました。しばらく使い続けようと思います。平和を祈って。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第21話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第22話】緩急自在! ペンの気軽さで万年筆の情感を込められるぺんてる「プラマン」で、美文字の窮屈さから逃避せよ https://getnavi.jp/stationery/752272/

メッシュ素材の「ペン&ツールポーチ」が進化! 内ポケット付きとマチ有りを両立した価値とは

ペンケースに関する昨今のトレンドといえば、間違いなく“透明化”だろう。全体が透明のPVC(塩ビ)製のものや、一部が透明窓になったものなど、タイプはいろいろあるが、ともかく“中に何が入っているのか、外から視認できる”という部分が共通のギミックだ。

 

中身の視認性が良いということはつまり、ペンケースの中をゴソゴソ探す手間なく、使いたいペンやマーカーなどに素早く手が届く、ということと同義。このアクセス性の高さは、ペンケースを快適に使う上でとても重要な機能と言える。

 

今回はそんな透明ペンケースの中から、さらに使いやすさに一工夫をこらした最新の製品を紹介したい。

 

メッシュ素材で内ポケットの中まで見せるペン&ツールポーチ

透明ペンケースというと、素材にPVCを使ったツヤツヤ・テカテカのものがほとんど。ただ、ナイロンメッシュ素材で透けて見えるタイプも、透明ペンケースにカテゴライズされる。メッシュはもちろん透明度でPVCに劣るが、テカテカしすぎない質感で派手すぎず、使う人を選びにくいというメリットがある。

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付きタイプ
880円(税別)

 

ミドリ「ペン&ツールポーチ マチ付きタイプ」は、名前の通り、以前にこの連載でも紹介したメッシュ素材の「ペン&ツールポーチ」に大きなマチがついたもの。これによって、文房具の収納によりマッチした形状になった、というのが大きな変更ポイントだ。

内ポケットが色分けされたメッシュポーチ「ペン&ツールポーチ」の考え抜かれた機能とは?

 

↑マチ無しタイプのポーチ(左)との比較。よりペンケースに近いスタイルになっている

 

↑三角柱のような大きなマチで、容量は超たっぷり

 

先代ポーチは筆記具の収納をペンポケット(容量2~3本)で賄っていたのに対して、新しいマチ付きタイプはポーチ全体で筆記具を収納し、ポケットは小物用に割り振っている。全体的な容量で言えば、筆記具で20~25本ぐらい。なかなかの大容量と言えるだろう。マチが大きいため、ACアダプタやメガネケースなど、厚みのあるものも収納しやすくなっている。

↑ACアダプタ+ペン10本でも、まだまだ余裕!

 

↑中が丸見えなので、筆記具がいっぱい入っていても、使いたい1本にすぐ手が届く

 

なにより「ペン&ツールポーチ」シリーズで特徴的なのが、ポーチ自体のメッシュとは別で色分けされた2つのポケットだ。

 

このポケットがポーチと同色だった場合、例えば消しゴムがポーチの底にあるのか、ポケットに入っているのかがとっさに見分けづらい。ところが、ポケットが色分けされていれば、この見分けが瞬時に可能。出し入れのアクセスもしやすくなるという仕組みである。

↑底面に接しない&色分けのメッシュポケットは、高い視認性をキープしつつ、ポーチ全体の中身と混ざらない隔離性も持つ

 

ポケットは、カードサイズ/小物用の2種類。基本的には、筆記具に埋もれると取り出しにくいものが中空に吊り上げておける、と考えると運用しやすい。消しゴムやネーム印、ふせん、USBメモリはもちろん、目薬やリップスティックなどが衛生的(ポーチ底に溜まりやすい埃・汚れに触れない)に収納できるのも嬉しいところだろう。

 

また、カードポケットに自分の名刺を入れておけば、どこかにポーチを置き忘れたとき、善意の取得者から連絡をもらえるかもしれない。メッシュはPVCよりも透明度が低い=名刺の個人情報が“うっすら見える”レベルに止まるため、こういった使い方もしやすいのだ。

↑名刺を入れると、外から名前は見えるけど電話やメルアドなどは見えない、ぐらいの隠れ具合

 

もちろん、見えていることは自覚しておく必要がある。が、うっかり紛失が多い人にとっては、これも意外と重要な要素と言える。

 

↑上から覗き込んでもポケットの色分けははっきり見えて、出し入れが簡単

 

従来の透明ペンケースだと、ポケットが透明なので見分けづらかったり、ポケットの素材が不透明で中が見えなかったり、と整理収納がやりづらいものが多い。むしろポケットがない方が使いやすいほどなのだ。

 

とはいえ小物を入れるならポケットは欲しいところ。このメッシュ色分けポケットは、視認性を保ちつつ整理収納もできる、他の透明ペンケースにはない優れた工夫というわけだ。

 

2022年上半期のヒットを総ざらい!! 売れたモノSELECTION「日用品」編

ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを「日用品」カテゴリから総ざらいしていこう。圧倒的な低価格を実現した「ワークマン キャンプギア」や、不動の人気を誇るAOKIの「アクティブワーク」の新作など、注目アイテムが目白押し。……さて、アナタは全部ご存知ですか!?

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

≪その1≫ワークマン キャンプギア

SG基準対応のソロテントが5000円切りの衝撃価格!

【キャンプギア/2022年2月発売】

ワークマン

BASICドームテント1人用

4900円

耐水圧約2000mmを誇る、SG基準対応のソロテント。クロスポールタイプの吊り下げ式を採用し、1人でも簡単に設営できる。ダブルウォール仕様のため、結露が発生しにくく過ごしやすい。前室が作れるキャノピーポールが付属。

 

↑天井の収納メッシュシートにはフック穴を装備。ランタンやスピーカーなどを吊り下げられ、テント内のスペースを確保しやすい

 

↑テントやポールをコンパクトにまとめられる収納袋が付属。すべて収納して約2.5kgと軽量だ。片手で持ちやすいハンドル付き

 

高い難燃性を備えた組み立て式のローチェア

【キャンプギア/2022年2月発売】

ワークマン

燃え広がりにくいローチェア

1780円

シートに焚き火の火の粉が飛んでも燃えにくい加工を施した、組み立て式ローチェア。座面と地面の距離が近く、足を伸ばしてゆったりと座れる。付属する収納袋は、脚のフレームに引っ掛けてちょっとした小物入れとして活躍。

 

↑脚部分にポール同士を連結するショックコードを内蔵。コードに沿って差し込むだけで迷わず組み立てられ、収納時もバラけにくい

 

密を避け、自然のなかで非日常を味わえるアウトドア人気が加速している。そんななか、高機能ウエアを多く取り扱うワークマンがアウトドア市場に本格参入。2月下旬に公式通販サイトで発売直後、約4万人が同時にアクセスできるサーバーが一時ダウンした。その後も順調に売上を伸ばし、3月期の売上高は過去最高に。

 

この好調を陰で支えているのが、アウトドア業界のインフルエンサーとして活躍し、キャンプギアの開発にも携わるアンバサダーたちだ。キャンプに精通し、消費者にも近い“プロ”と組むことでユーザーのニーズを的確に吸い上げ、満足度の高い商品に昇華させた。さらに、SNSで多くのフォロワーを持つアンバサダーたちの拡散力を生かしたのも大きい。

 

そして、業界の常識を覆す圧倒的な低価格。作業服で培った技術をキャンプギアに応用し、生産コストを抑えることに成功した。例えば「BASICドームテント1人用」は、セカンドテントとしても申し分のないスペックを備えながら、5000円以下の価格を実現。安さと性能で客層を広げ、発売2週間で1万個以上を売り上げた。また、用途を選ばない仕様が注目を集め「燃え広がりにくいローチェア」も6万個以上を販売。新製品も続々と登場しており、人気にますます拍車がかかりそうだ。

 

【ヒットの裏付け】20万人がアクセスし一部商品は即完売!

低価格ながら扱いやすいとキャンプ初心者や女性を中心に話題。公式通販サイトで発売直後20万人がアクセスし、「BASICドームテント1人用」は2週間で1万個以上が売れた。製造数の少ない商品は数分で完売。

 

コレも話題に!

#ワークマン女子

イグジットメルサ銀座店

住所:東京都中央区銀座5-7-10 中村積善会ビル 5F

ウィメンズやメンズの洋服、キャンプギアなどを揃える「#ワークマン女子」が、東京・銀座に上陸。オープン初日は、平日にもかかわらず多くのユーザーが詰めかけ、40分待ちの入場規制が敷かれるなど注目の高さを窺わせた

 

 

≪その2≫STTA

絞ると瞬時に吸収力が復活する超速乾スティック型タオル

【スポンジタオル/2022年2月発売】

アイオン

STTAスティックタイプ

2750円

吸収性と排水性に優れたポータブルタオル。絞ると吸水力が戻る特殊スポンジを使用し、乾燥を待つことなく何度でも使える。手洗い後や雨天時に付いた水滴をサッと拭き取れ、そのままカバンに入れて持ち運び可能。

 

↑微細な気孔が網目状に張り巡らされた独自の特殊素材「ソフラス」を採用。珪藻土の3倍の吸水量と、6倍の吸水速度を備える

 

↑サイズφ40×H155mmと、コンパクト設計。リュックのサイドポケットなど小さい場所にも収納しやすい

 

【ヒットの裏付け】発売から1週間で初回生産ぶんが完売!

2月に楽天市場で発売するや、わずか1週間で初回の生産ぶんが売り切れ。品薄状態が続いた楽天市場では、アイオンの謝罪文が掲載され、1人2個までの購入制限がかかった。

 

 

≪その3≫1/1タンブラー

冷めた飲み物をレンチンで温め直せる二重構造を採用

【タンブラー/2022年6月一般発売/クラファン発】

シービージャパン

1/1タンブラー

2750円

保冷・保温対応のステンレス製タンブラー。ポリプロピレン製のインナーカップを内蔵した二重構造により、冷めた飲み物を電子レンジで再加熱できる。コーヒーや紅茶、お茶出しで便利なフィルターが付属。食洗機にも対応する(※)。

※:アウタータンブラーを除く

 

↑インナーカップのみを電子レンジで加熱。飲むのに適した温度に温められるため、冷ます時間を設けずに済む

 

↑冷たい飲み物にもOK。真空断熱のアウタータンブラーにより、1時間後でも上昇温度は約3℃に抑え、冷たさを長時間キープできる

 

【ヒットの裏付け】Makuake開始3時間で目標金額を達成

4月20日にMakuakeで販売スタートすると3時間で目標金額20万円を達成し、一部の商品は即完売。終了時点では、応募購入総額が197万6585円で、目標達成率は988%を記録した。

 

 

≪その4≫温め耳せん

じんわり耳を温める安らぎで快眠へと導く

【耳せん/2021年10月発売】

小林製薬

ナイトミン 耳ほぐタイム

実売価格767円

副交感神経が密集する耳を温めてリラックスさせ、安眠を促す耳せん。約20分持続する発熱体の温かさに加え、周囲の雑音を遮断する防音効果で入眠の妨げをブロックする。イヤーピースのサイズは2種類を用意。

 

↑同梱されている発熱体を耳せんにセットして装着するだけと簡単。側面はフラットなため、横向きで寝ても邪魔にならない

 

↑リピーターからの要望を受け、発熱体のみ購入できるつめ替用(オープン価格)が登場。従来品より2回ぶん多い14個入りで、おトクに使える

 

【ヒットの裏付け】SNSで話題になり出荷個数は119万個を突破

小林製薬が男女4万人を対象にした調査で「月1回以上寝付きが悪い」と回答した人が約48%。手軽さや効果がSNSで話題になり、1か月で年間販売目標30万個を超え、7か月で119万個を出荷した。

 

 

≪その5≫泡ピタ

便器のフチ裏汚れに泡が密着してこすらず洗える

【トイレ洗剤/2021年9月発売】

ライオン

ルックプラス 泡ピタ トイレ洗浄スプレー

実売価格380円(編集部調べ)

トイレ内の掃除場所に合わせて使い分けができる2Wayトリガーを採用。便器のフチ裏の尿ハネ汚れにはモコモコ泡、便座や床に拭き取りやすいユルい泡と、レバーを引く早さによって泡の形状を変えられる。

 

↑フチ裏に飛び散った尿汚れに泡がしっかり密着。垂直面でもたれずに泡がくっつき、約60秒で汚れを溶かす。こすり洗いが不要だ

 

↑汚れを落とすほか、除菌や消臭、ウイルス除去(※)にも活躍。また、ボトルを逆さの状態で使用しても、問題なく泡をスプレーできる

※:すべての菌・ウイルスを取り除くわけではない

 

【ヒットの裏付け】生活者のニーズに応え2か月で500万個販売

ライオンが男女2000名を対象に行った調査で、約9割が「トイレ掃除でフチ裏の汚れが気になる」と回答。生活者のニーズに合致した性能により、発売2か月で500万個を売り上げた。

 

 

≪その6≫逆さジョイ

サッと使える新発想のボトルで食器洗いの効率を劇的アップ!

【手洗い用液体洗剤/2021年10月発売】

P&G

除菌ジョイコンパクト 逆さボトル

実売価格202円(編集部調べ)

注ぎ口に特殊なキャップを搭載し、握るだけで洗剤が出せる“瞬間洗い出し”を可能に。逆さボトルにより、ボトルをひっくり返す手間がなく食器洗いをスムーズに行える。最後まで洗剤を使い切れるのも経済的。

 

↑フタ部分には握る力を緩めると瞬時に洗剤が止まる特殊機構を採用。液だれがなく、容器やシンク周りが汚れる心配がない

 

↑中身の洗剤も改良。除菌効果を備えた「除菌ジョイ」、消臭もできる「ジョイW洗浄」、香りの良さにこだわった「香りジョイ」を展開する

 

【ヒットの裏付け】発売後1か月で出荷量630万本を達成

P&Gが300名を対象に行った調査で、約9割が「料理の合間に食器洗いをしている」と回答。家事の効率が上がると話題になり、発売後1か月で累計出荷量が630万本を突破した。

 

 

≪その7≫スパークリングタブレット

上質な泡と天然ハーブに癒される重炭酸Na配合のタブレット入浴料

【入浴料/2021年9月発売】

クナイプ

スパークリングタブレット

1540円(6錠入り)

重炭酸Naを配合した入浴料。お湯を中性にすることで重炭酸イオンがしっかり溶け込み、温浴効果が長続きする。きめ細い炭酸の泡と天然エッセンシャルオイルの豊かな香りで、癒されるバスタイムに。

 

↑同社は創業時より、植物由来の成分を使用。防腐剤や鉱物油などは入っておらず、生分解性の高い原料を厳選する

 

↑オーガニック認証されたアルガンオイルを配合。保湿性に優れており、しっとりとした肌へ導いてくれる

 

【ヒットの裏付け】眠りの質を高めると約3秒に1錠が爆売れ中!

眠りの質を高めてくれる入浴料としてSNSで話題に。年間販売計画の2倍の売り上げを達成し、3秒に1錠が売れている計算だ。クナイプの入浴剤全体が、2021年9月の売り上げは前年同月比約195.4%を記録。

 

 

≪その8≫アクティブワーク

洗練されたデザインに仕上げた窮屈感のない軽やかなスーツ

【スーツ/2022年1月発売】

AOKI

アクティブワークスーツ(R) 第8弾 カーキ

5970円(上下セット)

大ヒットした「アクティブワークスーツ(R)」の第8弾モデル。春らしく明るめなカーキが、爽やかな印象を演出する。3方向に伸びるストレッチ性を備えた「エアーニット」素材や、最軽量約300gにより、窮屈感のない着心地を実現。

 

↑裏地には、肌触りの良い軽量ストレッチメッシュ素材を採用。高い通気性のおかげで、汗をかいても乾きやすいのがうれしい

 

↑ウエストはボタン仕様。両サイドにゴムシャーリングを備え、フロントの紐でもウエストを調節できるため快適に穿ける

 

耐水圧2万4000mmを誇る環境にやさしい素材を採用

【バックパック/2022年2月発売】

AOKI

アクティブワーク 3Wayバックパック

6589円

環境に配慮した「クリスタルプロテクション」素材を使用。高い耐摩擦性に加えて2万4000mm以上の耐水圧を備え、ビジネスだけでなくアウトドアでも活躍する。廃棄時に燃やしてもダイオキシンが出ないと地球にもやさしい。

 

↑外部の衝撃から守るウレタンクッション材入りのノートPC室を搭載。止水ファスナーを備え、雨の日でも安心して持ち運べる

 

AOKIが展開する機能性に優れた「アクティブワークスーツ(R)」の勢いが止まらない。2020年2月の発売以降、セットアップで約5000円の安さが話題を呼んで売り切れ続出。累計3万着を販売する定番シリーズとなった。低価格に加え、ストレッチ性や長時間着ても疲れにくい立体縫製など、十分な機能性によって人気を不動のものにしている。

 

1月には、さらなる軽量化を図った第8弾を投入。特に、シリーズ初の新色カーキはビジネスシーンから街着まで使えると予約販売開始で完売し、追加販売も行うほど。さらに2月末に発売した3Wayバックパックも売り切れたが、ユーザーの声に応えて増産が決定。高機能素材、抗菌機能などを付加して6000円台と、コスパの良さが消費者の心をつかんだ。

 

【ヒットの裏付け】汎用性&コスパの高さで累計販売数は3万着以上

快適な着心地かつきちんと感もあるビジカジスタイルを手ごろな価格で購入できると注目を集め、累計販売数3万着を突破。第8弾のカーキは約3か月で完売し、バックパックも約2か月で売り切れた。

 

コレも話題に!

AOKI

パジャマシューズ(TM)

7689円

世界中で話題になった「パジャマスーツ」シリーズから、きちんと感と快適性を両立したシューズが登場。幅広いシーンで履けると注目を集め、初速売上数は旧モデルの約1.5倍。一部商品は完売し、追加生産された。

 

 

≪その9≫Miles

エコな移動手段ほどおトクなSDGs時代のポイ活アプリ

【アプリ/2021年10月開始】

Miles Japan

Miles

無料

あらゆる交通手段での移動距離に応じて、マイルが貯まるアプリ。環境にやさしい移動方法ほど、獲得できるマイルの倍率がアップする。サービス内にある特典は、貯めたマイルと交換して受けることが可能。

 

↑提携企業数は200以上。小売や公共交通機関、動画配信サービスなどで、マイルと交換で幅広い特典が受けられる

●サービス開始当時の企業一覧の一部

 

↑森林保全活動など様々な団体に、マイルを寄付できる。特典や寄付の内容は随時更新されるので、アプリを要チェック

 

【ヒットの裏付け】日本でも話題を呼びDL数は250万超え

2019年に米国でスタートしたときに多くの反響を呼び、2021年10月に日本へ上陸。ローンチ後1か月で100万ダウンロードを達成した。6月現在のダウンロード数は250万超え。

 

 

≪その10≫ゼロデナイト

イヤな虫を1年間寄せ付けない世界初の有効成分を配合!

【虫ケア用品/2022年2月発売】

アース製薬

イヤな虫 ゼロデナイト 1プッシュ式スプレー 60回分

実売価格3278円

世界初の新規作用性を持つ有効成分を配合。虫を眠るように致死させるのが特徴で、暴れ回る虫を処理する不快感を解消してくれる。ペットや人への安全性は高く、安心して使えるのも魅力。

 

↑6〜8畳用のくん煙タイプ(実売価格3390円)も用意。水を入れるとミクロの粒子が部屋の隅々にまで行き渡る

 

↑部屋全体と、家具や冷蔵庫の隙間などに1プッシュするだけで、50種類以上の害虫を駆除できる。効果は約1年間持続

 

【ヒットの裏付け】不快害虫殺虫剤市場の成長に50%以上貢献

コロナ禍で在宅時間に換気のため窓を開ける時間が増えたことにより、自宅で虫と遭遇する場面が急増し、不快害虫殺虫剤市場は前年比111%に拡大。本品は高い駆除効果が評価され、市場成長で貢献度53%を占めている。

 

 

≪その11≫レースボクサー

快適な穿き心地と美しさを追究したレースボクサー

【男性用下着/2021年12月発売】

ワコールメン

レースボクサー ボクサーパンツ

3960円

総レース仕立ての男性用アンダーウエア。大胆さと繊細さが同居する大ぶりの花柄を施し、センシュアルに仕上げた。裾部分にスカラップを採用したことで縫い目がなく、穿き心地を向上。パンツにも響きにくい。

 

↑レース素材は通気性が良く、ムレを軽減。強度とストレッチ性の高い糸を使用し、ほど良いフィット感を実現した

 

↑フロント部は、たっぷりダーツを取った立体設計。鼠径部から局部までにゆとりを持たせ、快適に包み込む

 

【ヒットの裏付け】ジェンダーレスな意匠と穿き心地の良さで即完売

ジェンダーの垣根を越えるデザインと機能性が受け入れられ、3か月間の売り上げ目標枚数を約10日で達成。公式通販サイトの限定カラー(ピンク、イエロー)は販売終了だが、定番の5色は今秋以降に再販予定だ。

 

 

≪その12≫ユニボールワンF

低重心で安定した書き心地を楽しめる

【ボールペン/2021年9月発売】

三菱鉛筆

ユニボールワン F

330円

低重心で安定して書ける「スタビライザー機構」を搭載。軽い力でもスラスラ書けて手が疲れにくい。ゲルインクの「ユニボール ワン」を装備し、高コントラストでくっきりと文字が見える。速乾性が高く、滲みにくいのも魅力。

 

↑リフィルを保持する先軸に寸法精度を高めた金属製のペン先「スタビライザー機構」を採用。デザインのシャープさも際立たせる

 

↑日常生活で目にする身近な色を表現した軸色。原色ではなく、くすんであせたような「フェイデッドカラー」で、7色の軸を揃える

 

【ヒットの裏付け】発売から半月で年間売上目標の7割を達成

ボールペンとしてはやや高めの価格設定にもかかわらず、発売から半月で年間売上目標の7割を達成。“映え”るカラー展開でSNSでも話題となり、年間目標の約2倍以上を売り上げている。

 

 

≪その13≫マ磁ケシ

消しクズを磁石で集める鉄粉入りの消しゴム

【消しゴム/2021年10月発売】

クツワ

HiLiNE マ磁ケシ

550円

鉄粉を練り込み、消しクズを磁石で集められるようにした消しゴム。本体のケース底に内蔵したネオジム磁石で引き寄せる。ちょっとした遊び感覚で楽しめ、勉強もはかどりそう。本体のカラーは8色展開。

 

↑キャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収。キャップをはめると磁力がオフになり、キャップ内に消しクズをためられる

 

↑従来同様に高い消字性能。2B鉛筆の濃い筆跡もキレイに消せる。筆箱に入れても消しゴムが折れないよう、キャップが付いているのもポイント

 

【ヒットの裏付け】機能性で親子2世代に支持され7万個を販売

机まわりや床を汚さない革新的なギミックが親世代にも歓迎され、販売数は7万個を記録。文房具総選挙2022「キッズの学習がはかどる文房具部門」では4位に入賞した。

 

 

≪その14≫銘菓カプセルトイ

パッケージ裏の文字まで再現! 精巧すぎるミニチュア銘菓

【カプセルトイ/2021年9月発売】

ケンエレファント

銘菓ミニチュアコレクションⅡ

1回400円

お馴染みの銘菓を精巧に再現したカプセルトイ。第2弾は、メリーチョコレートや榮太樓總本鋪などのミニチュアを揃えており、中身を取り出せたり、食品表示ラベルを判読できたりと、ディテールまでこだわっている。

 

↑第1弾の銘菓ミニチュアコレクションで人気だった、坂角総本舖「ゆかり」(写真上)。坂角総本舖が包装紙などをTwitterで公開し話題に。A4サイズで印刷すると贈答品のミニチュアも作れる(写真下)

 

【ヒットの裏付け】超精巧な作りがユーザーに刺さり売り切れ続出!

カプセルトイ専門店が続々登場するなど、第4次カプセルトイブームが到来中。特に、銘菓や名産品は再現性の高さとサイズ感のかわいさがSNSで人気だ。品切れと再販を繰り返す。

消しクズを磁石で集める鉄粉入りの消しゴム「マ磁ケシ」

ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを「日用品」カテゴリから総ざらいしていこう。圧倒的な低価格を実現した「ワークマン キャンプギア」や、不動の人気を誇るAOKIの「アクティブワーク」の新作など、注目アイテムが目白押し。今回は「マ磁ケシ」を紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

マ磁ケシ

消しクズを磁石で集める鉄粉入りの消しゴム

【消しゴム/2021年10月発売】

クツワ

HiLiNE マ磁ケシ

550円

鉄粉を練り込み、消しクズを磁石で集められるようにした消しゴム。本体のケース底に内蔵したネオジム磁石で引き寄せる。ちょっとした遊び感覚で楽しめ、勉強もはかどりそう。本体のカラーは8色展開。

 

↑キャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収。キャップをはめると磁力がオフになり、キャップ内に消しクズをためられる

 

↑従来同様に高い消字性能。2B鉛筆の濃い筆跡もキレイに消せる。筆箱に入れても消しゴムが折れないよう、キャップが付いているのもポイント

 

【ヒットの裏付け】機能性で親子2世代に支持され7万個を販売

机まわりや床を汚さない革新的なギミックが親世代にも歓迎され、販売数は7万個を記録。文房具総選挙2022「キッズの学習がはかどる文房具部門」では4位に入賞した。

低重心で安定して書けるスタビライザー機構を搭載したボールペン「ユニボールワンF」

ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを「日用品」カテゴリから総ざらいしていこう。圧倒的な低価格を実現した「ワークマン キャンプギア」や、不動の人気を誇るAOKIの「アクティブワーク」の新作など、注目アイテムが目白押し。今回は「ユニボールワンF」を紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ユニボールワンF

低重心で安定した書き心地を楽しめる

【ボールペン/2021年9月発売】

三菱鉛筆

ユニボールワン F

330円

低重心で安定して書ける「スタビライザー機構」を搭載。軽い力でもスラスラ書けて手が疲れにくい。ゲルインクの「ユニボール ワン」を装備し、高コントラストでくっきりと文字が見える。速乾性が高く、滲みにくいのも魅力。

 

↑リフィルを保持する先軸に寸法精度を高めた金属製のペン先「スタビライザー機構」を採用。デザインのシャープさも際立たせる

 

↑日常生活で目にする身近な色を表現した軸色。原色ではなく、くすんであせたような「フェイデッドカラー」で、7色の軸を揃える

 

【ヒットの裏付け】発売から半月で年間売上目標の7割を達成

ボールペンとしてはやや高めの価格設定にもかかわらず、発売から半月で年間売上目標の7割を達成。“映え”るカラー展開でSNSでも話題となり、年間目標の約2倍以上を売り上げている。

文房具シティ・大阪で3年ぶりに開催「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」で見つけた今すぐ欲しくなる新作5点

夏は文房具のシーズン……いや、正確には「文房具の展示会」シーズンである。この時期に発表された新製品が秋冬に発売される、というのがお定まりの流れなのだ。もちろん、そういった展示会のほとんどは、文房具の小売り・バイヤーといった事業者向け。

 

だが、われわれ一般人もウェルカムで開放されているものがある。なかでも最大規模なのが、大阪で毎年8月に開催されている「文紙MESSE(ぶんしメッセ)」だ。

↑今年は8月2日-3日に開催された、大阪の文紙MESSE

 

↑会場内には妙なフォトスポットもいっぱい。ついつい撮っちゃう

 

こちらは在阪メーカーを中心に、会場内にずらりと新製品が並び、そこへ大人から子どもまでがワイワイと遊びにやってくるという、非常にお祭り感のあるイベントである。しかも今回は、コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催。非常に盛り上がりを見せている会場で、気になる新作文房具をチェックしてきた。

 

1.サクラクレパスの最新ボールペンは、初代のDNAを受け継ぐシンプルデザイン

最初に取り上げたいのが、サクラクレパスの新ボールペン。高級ラインで人気のシリーズから、最新作の「SAKURA craft_lab 007」(11月中旬発売予定)が、文紙MESSE初日に情報解禁となった。

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 007
各4000円(税別/予価)

 

ここ数年は、重厚感や素材感など毎回いろいろな切り口を見せてくれたcraft_labシリーズだが、今作は原点回帰がテーマに。2017年に発売され大いに話題となった初代「001」をベースに、さらに今のテイストにあわせてリファインしたものになっている。

↑007(上)と001(下)の比較。007は繰り出し機構を軸中央に配置するなど、スリムデザインへのこだわりが見て取れる

 

「001」はクラシカルさ・レトロさを多分に盛り込んだデザインだったが、「007」はそこからかなりスマートに。いわゆる“令和デザイン”と呼ばれる、余分な凹凸を減らしたシンプルな軸に近づけているように思う。

 

それでいて、きちんと高級感のある重厚さも備えており、「あー、これクリスマスシーズンにプレゼント用でめちゃ売れるヤツだな……」と判断せざるを得ない。

 

軸色は昨今の定番となっているくすみ系だが、アルミ梨地加工の“枯れ感”もあって、なんとも渋い。まさに“大人のかっこいいペン”という印象だ。

↑軸色はくすみ感が強く、これまで以上に落ち着いた印象だ

 

ちなみにインク色は、「ボールサインiD」シリーズでもお馴染みのカラーブラック系に加えて、特濃ブラックの「漆黒」もラインナップされている。

2.携帯性に優れたスティックタイプのホッチキスは、針をたっぷり収納

個人的にちょっと楽しみなのが、MAXの新しいホッチキス「MOTICK」(10月発売予定)だ。スリムなスティックタイプで収納に優れ、立つペンケースに入れても沈まないボディがポイントとなっている。

マックス
MOTICK
各750円(税別/予価)

 

これまでにもコンパクトな携帯型ホッチキスはいくつかあったが、ボディが小さい=針の容量が少ない、というデメリットがあった。つまり、持ち歩けても、うっかり針切れで使えないというケースがありうるわけだ。

↑使用時は中央のスライダを前に押し出すと……

 

↑ジャキッとハンドルが開いて、針が打てる状態に。ワンタッチで使いやすい構造だ

 

対して「MOTICK」はスティック型ということで、マガジンにはきっちり針100本を収容。これなら出先でバチバチ使うにも安心できそう。

↑あとは普通のホッチキスと同様に、バチンと押し込んで針を打ちこむ

 

↑針は後端側から100本を装填。プッシャーが長い!

 

携帯するだけでなく、このフォルムならペン立てに立てての常備も問題なし。筆者のような整理下手は、毎回のように「ホッチキスどこいった!?」と引き出しや小物入れを探す手間が発生するため、ペン立てのように常に視界に入る場所に立てておけると、探す手間が確実に省けそう。これはなかなかにありがたいのだ。

3.工夫されたインクパッドで、赤ちゃんの手形が捺しやすい

シヤチハタのブースでは、スタンプパッド「パームカラーズ」(発売中)が面白かった。赤ちゃんの手足にインクをつけて紙や布に捺すための、手形・足形用インクパッドだが、この形状にちょっと工夫があるのだ。

シヤチハタ
パームカラーズ(布用) 全10色
各700円(税別)

 

実は赤ちゃんの手形を採るのは意外と難しい。というのも、彼らの手はキュッとグーの形に握っているのが基本姿勢。つまり、まずはこの手を開かせないことには、手形を捺すことができないのである。

 

しかし「パームカラーズ」には、フタを折り返すと端がナナメになる傾斜型ちょうつがいを採用。この傾斜を赤ちゃんの握った手にこじいれていくと、少しずつ手を開かせることができる仕組みなのだ。

↑ヒンジの傾斜を赤ちゃんの指の間に差し入れて、開かせつつインクを塗布する。これは上手いアイデアだ

 

↑布用インクなので、スタイやトートバッグに捺してグッズを量産可能

 

あとはそのままインクパッドを手のひらにポンポンと当てて、色紙などにぎゅっと捺せば、かわいい手形が残せるわけだ。

 

もちろんインク(水性顔料)は肌に優しく、ウェットティッシュなどで簡単に拭き取れるタイプ。それでいて耐水・耐光性には優れているので、手形足形は長期間の保管が可能。

 

これは2021年秋に発売された製品だが、コロナのせいで生まれたばかりの孫と会う機会の少ない“じいじ・ばあば”たちに大ヒット中なのだそう。

4.伝統工芸とのコラボがユニーク! 全国の織物に触れられるボールペン

大阪市内でノベルティの製造販売をしている蝶屋物産は、日本全国の織物を軸に巻いたボールペンシリーズ「yuEN」を発表。西陣織や大島紬、小千谷縮など20種以上の伝統織物のホンモノを手作業で軸に巻いており、視覚だけでなく手触りまで楽しめるペンになっている。

蝶屋物産
yuEN
ボールペンシリーズ
発売時期・価格未定

 

実際に手に取ってみると、なるほど、織りの密度や絹糸の滑らかさなどが指に感じられて、かなりリッチな気分になれる。今や着物を着ることもないし、こういった織物に触れる機会なんてほとんどないわけで、筆記具の形からあらためて伝統織物を認識するというのも面白いのではないだろうか。

↑どっしりした織の手触りが気持ち良い、沖縄のヤシラミ花織ボールペン。1本1本手作業で巻き付け作業をしているとのこと

 

↑複雑な図案が美しい西陣織も、豪勢なボールペンに

 

ちなみにペン自体の価格も、元の織物のお値段によってそれぞれ異なるそう。さすが高級な大島や西陣などはほかに比べてちょっとお高めになる、とのことだ。

5.子どものウッカリを減らす! 学童ペンケースは透明がトレンドに

学童文具メーカー(と言いつつ最近は大人向けも強いが)のソニックのブースでは、「うかサポ 両面筆入」(11月発売予定)を前面で大プッシュ。実は、ここ数年かなり激化している学童向けペンケースの新ジャンルとして「鉛筆先端の見える化」を提案してきた。

ソニック
うかサポ 両面筆入
各1700円(税別)

 

小学生のメイン筆記具といえばやはり鉛筆だが、子どもはうっかり削るのを忘れたり、芯がボッキリ折れたまま放置してあったりと、油断がならない。しかし、それはペンケースの外から芯の状態がチェックできないのが悪いんじゃないだろうか。芯が見えていれば、「あっ、折れてるから削らなきゃ」と気付けるはず。

↑鉛筆の芯先が外からいつでも確認できるので、うっかり削り忘れ防止に効果的

 

↑もうひとつ、人気の鉛筆削り「トガリターン」も落ち着いた半透明のリビガク仕様が新発売。これはオシャレだ

 

そこで、ペンケースの先端を一部透明化。こうすることで、芯の状態が常に確認できるわけだ。

 

最近は学校側から「ペンケースは無柄で装飾のないものに限る」という指定も多いそうだが、一部透明は柄や装飾の範疇から外れるのでセーフ。鉛筆削りも搭載しているので、いざというときにも安心のペンケースなのである。

 

文紙メッセでは、これら新製品の展示発表だけでなく、一般ユーザーを対象にしたワークショップやイベントなどもいっぱいだ(もちろん、感染症対策は万全)。さすがにコロナ前と比較するとギュッとコンパクトになった感はあるが、それでもメーカーと文具ファンが一体となった盛り上がりは、以前と変わらない。

↑会場内のあちこちでワークショップも開催。夏休みの親子連れが集まっていた

 

↑文紙MESSEは物販があるのも特徴のひとつ。いつもよりお得だったり、限定のレアモノがあったりと、これまた見逃せない

 

文房具好きなら行く価値めちゃ高なイベントなので、機会があれば来年以降、ぜひ行ってみてほしい。ほんと、楽しいから。

 

あの衝撃はいまでも忘れない!「ドクターグリップ」が起こした革命とは?

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

“手書き時代”に革命を起こした1本! ドクターグリップ

太軸ペンの大定番であるドクターグリップは昨年、発売30周年を迎えた。人間工学に基づいた握りやすいグリップは、いまも中高生から社会人まで幅広い層に支持されている。

 

疲れにくくて芯が折れにくい機能全盛りの最強ドクグリ

パイロット
ドクターグリップエース

880円

シリーズのフラッグシップモデル。疲れにくいグリップに加えて、芯折れ防止のアクティブサスや、残り芯1本を知らせるラスイチサインなど多彩な機能を持つ。

 

↑芯に強い荷重がかかると、先端パイプが軸にもぐって衝撃を吸収。安定した筆記感が途切れず長続きするのがうれしい

 

PLAYBACK!

↑1999年発売のスケルトンカラー版。芯を振って出すフレフレ機構が透けて視認できることもあり、歴代でも人気が高いモデルだ

 

細軸とモダンなデザインが美しい、“大人の”筆記具! サクラクレパス「SAKURA craft_lab 007」11月上旬発売

サクラクレパスは11月上旬、回転式単色ゲルインキボールペン「SAKURA craft_lab 007」を発売します。税別価格は4000円。

 

「SAKURA craft_lab」は、大人に「かく」喜びを届ける筆記具開発ラボとして、大人の感性を刺激する筆記具を生み出すために誕生。これまで、「001」が「文房具屋さん大賞」2018で大賞を受賞、「002」が2018年度グッドデザイン賞、「004」が2020年の文房具屋さん大賞でデザイン賞に選ばれています。

 

今回発売される007は、001のDNAを継承しつつ、細軸のモダンなデザインと、情緒感のあるやわらかな軸色が特徴。流線型の真鍮製グリップは、細やかなクロスローレット加工が施されています。

 

細めのアルミ軸は、化学梨地によるやわらかな色合いで、モダン建築のような段差付きの頭冠には、さりげなくサクラマークを印刷。

 

カラーバリエーションは「#44 ストーミーグレー」「#46 セージグリーン」「#133 ディジョンイエロー」「#43 ミッドナイトブルー」「#223 プラムワイン」の5色で、インキ色は、漆黒、ブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラックの6色。

あの「ローラー消しゴム」がいまでも人気って知ったましたか?

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

消しカスを集めるにはコツがいる! ローラー消しゴム

1980年代に人気となったローラー消しゴムは、ケースに付属するローラーを消しカスの上で転がし、巻き込むことで掃除ができるというもの。雑貨店などではいまでも女子人気が高い。

 

消しカスは下に落とさずコロコロ掃除が正解!

funbox(旧サカモト)
ローラー消しゴム

220円

お馴染みの菓子パッケージがモチーフの、かわいいローラー消しゴム。机上の消しカスを手軽に掃除できるため、親世代が子どもに買い与えることも多いとか。

 

↑ローラーを消しカスに強く押しつけず、ケースに流し込むように転がすのがコツ。うまくコロコロできると楽しい

 

 

みんな消しカスを集めて自作してましたよね? 令和のねり消し最前線

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

消しカスを集めて自作した人も多い! ねり消し

本来のねり消しは、木炭デッサンやタイプライターのカーボンを素材の粘りで吸着させる実用品。しかし昭和50年代に、手触りの面白さから小学生の間で大ブレイクした。現在も玩具系文房具の代表格として人気が続いている。

 

ネリネリと無意味に練り続けたくなるあの手触り、健在です!


シード
ピッカリグリーンねりけし
110円

蓄光顔料入りで、暗い場所でぼわっと光るねり消し。独特な弾力強めの手触りが楽しいが、汚れると蓄光効果が落ちるので注意。ブルーもある。

 

暗闇で光る!

↑意外にも強力な蓄光効果にびっくり! 太陽光またはUVライトをしっかり当てておくと、かなり明るい光を放ってくれる

 


シード
岩石ねりけし
110円

岩石のような見た目なのにびょーんと伸びるのが面白い、ギャップ萌えねり消し。人工大理石を作る際に用いられるカラーチップが混ざっている。

 


レモン
コーラの香り!ねり消しゴム
143円

爽やかなコーラフレーバーは香り付きねり消しの定番。香料の品質が向上しているのか、1980〜90年代の製品より自然なコーラっぽさがある。

 


ヒノデワシ
まぜねり
110円

3色それぞれ違う香りのねり消しセット。混ぜて練り合わせることで、オリジナルのカラー&フレーバーねり消しを生み出すことができる。

 


ヒノデワシ
ねりけしくん
110円

従来の実用ねり消しに近い雰囲気を持つシンプルタイプ。グリーンとブルーの2色で、気分スッキリ眠気の覚めるミントフレーバーを配合する。

 


funbox(旧サカモト)
香り付きねりけし
242円

キャラメルとコーン、ストロベリーとグレープなど2つの香りが楽しめるお菓子ねり消しシリーズ。かなりリアルに菓子の香りがする。

(C) MORINAGA & CO.,LTD.
(C) Tohato

 


レモン
スウィーツな香り!ねり消しゴム
143円

バニラやチョコなど、スイーツ感たっぷりの甘〜いフレーバーが特徴。ラメ入りのケースにスイーツの写真やイラストを合わせた愛らしいパッケージで現代の小学生にも大人気だ。

 


ヒノデワシ
ねりけしねんど「うみのトモダチ」
110円

3色それぞれ香りが異なるねり消しを粘土のようにこねて、チンアナゴなど海の仲間が作れるセット。作ってみると意外と難しく、大人もハマる。「やまのトモダチ」シリーズも用意。

 

PLAYBACK!

↑1919(大正8)年創業のヒノデワシが製造していた初期のねり消し(年代不詳)。タイプライターで打った誤字に用いてぼかす(消えはしない)ための実用品だ

緩急自在! ペンの気軽さで万年筆の情感を込められるぺんてる「プラマン」で、美文字の窮屈さから逃避せよ

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第22回となる今回は?

 

第22話

ぺんてる
プラマン
200円(税別)

「細い棒状のプラスチック」と、それを覆う「やじり型のプラスチック」が合わさった、唯一無二のペン先の水性ペン。ペン先の角度によって筆跡が細くも太くもなり、ペンと同じ気軽さで万年筆のような情感のある線が書ける。

 

↑プラスチック2層構造のペン先。書くときの角度を変えれば筆跡に緩急を付けられる

 

たまには“正しい文字のかたち”から逃げるのもイイ

ペンの良し悪しを評価するときに、「このペンは上手い字が書ける」と褒めるときがあります。しかし一体、この「上手い字が書ける」とは具体的にどういうことなのでしょうか?

 

例えば、普段からトメ・ハネ・ハライを意識している人は、それらが表現できるペンを「美しい字が書ける」と思うでしょう。クセ字の人なら、均一の線が描けるペンを「整った字が書ける」と気に入るかもしれません。つまり人にはそれぞれの“上手い字像”があり、逆に言えば自分の「上手く書けなさ」とどう折り合いをつけるのか、その至らなさを少しでも補うために、この世には様々なペンが存在していると言ってもいいでしょう。どうやら「上手く書けるペン」とは個人的なもののようなのです。

 

そしてこの「上手く書けなさ」の要因を大別すると、「“正しい文字のかたち”は知っているが、それを上手く再現できない人」と、「そもそも“正しい文字のかたち”が自分の中に入っていない人」とに分かれるでしょうか。

 

しかし、ここには逃げ道もあります。例えばぺんてるの水性ペン「プラマン」は、ペンの角度を寝かせたり立てたりすることで、自在に線に緩急を付けられます。インク吐出量も多く、まるでデフォルメされた万年筆のような大味な線は、「正しいかたち」から逃げるのにうってつけ。いつものペンに窮屈さを感じたとき、ぜひ手に取ってみてください。意外な風通しの良さを感じることができます。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第20話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第21話】何にでも書ける無敵の油性ペン!「ガテン無敵マーカーPRO」はインパクト抜群のハードな1本

https://getnavi.jp/stationery/740277/

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】大容量ペンケース「エルガバ」はL字にガバっと開いて文房具以外も整理しながら収納できる

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

ガバっと開いて何でも放り込める大容量ペンケース

どんなに道具が優秀でも、それを収める容れ物が不便では、煩わしさが軽減されない・・・・・・私が常々感じていることです。特に使用頻度の高い筆記具をおさめるペンケースは、使う人にとって最適なものでなければいけません。

 

ペンケース、その名前の通りペンだけを入れている人もいるでしょう。しかし、なかにははさみ、クリップ、SDカード、イヤホン、常備薬などペン以外の物を入れている人も多いのではないでしょうか。

 

今回は何でもとりあえずペンケースに入れておきたい人におすすめのペンケースを紹介します。

 

↑シンプルな見た目のエルガバ。落ち着いたくすみカラーが使いやすい

 

クツワ
エルガバ
1500円(税別)

 

取っ手のように長く飛び出たジッパーが目立つ、このペンケースの名前は「エルガバ」。L字でガバっと開くので「エルガバ」です。

 

ジッパーを開くと手で支えなくても蓋が開いた状態を保ち、ペンケースの中身がしっかり見えるようになっています。

↑シンプルな見た目からは意外な三段構造

 

ペンケースの中はトレー、フラップ、蓋の三段構造になっていて、大きな物を入れるトレーと小物を入れる蓋、もしくはフラップと、入れる物のサイズによって収納場所を分けられるようになっています。

 

収納力抜群の三段構造

トレー部分にはペンはもちろん、ハサミなどスペースをとる文房具も入れられます。トレータイプは、ペンケースの中身を俯瞰して見られる一覧性があり、何が入っているのかすぐにわかって取り出しやすく効率的です。

↑三段構造の全体が見やすい

 

蓋とフラップには、メッシュのポケットがついているので、小物の収納に向いています。リモート会議で必要なイヤホンやデータを入れたSDカード、乾燥対策のリップクリームや常備薬なども入れられます。

↑トレー部分に入れるとごちゃごちゃしがちな小物を入れられる、メッシュポケット付き

 

快適な仕事環境を作るためには、文房具以外にも必要な物がたくさんありますから、使用頻度が高いものをすべてペンケースにまとめられるのは便利ですね。

 

外装にも工夫がいろいろ

そして気になるこの長く延びたジッパー、ただの飾りではないんです。

↑エルガバの特徴でもある側面に飛び出たジッパー

 

机の上のスペースをより広く使うために、フックに引っかけて使うこともできますし、社内を移動する時に手にかけることもできます。

 

会議室に行くために資料の上にペンケースを乗せて運んでいたら、バランスを崩してペンケースだけ滑り落ちてしまったという経験はありませんか? エルガバならスマートに社内移動できますよ。

 

さらに、エルガバはやや硬さがあるため、鞄の中で潰れてしまうということが起きにくいのも安心です。

↑セミハードで長方形。カバンの中ですっきり綺麗に収まります

 

カバンの中でペンケースがぺちゃんこに潰れてしまい、ペンケースが見つかりにくいといったこともなく、さっと取り出せるのも嬉しいですね。

 

このように、社会人にも使いやすいペンケース、メーカーのクツワによるとコスメポーチや工具入れにもおすすめだとか。使いやすいペンケースは、ペンを入れる用途以外でもさまざまに活躍しそうです。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ

万年筆・マスキングテープ・ルーズリーフ……マニアも納得するこだわりのラインナップ! 偏愛家の心を満たす3つの文房具専門店

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。そのなかには、ひとつに特化することで深く先鋭化した店も多い。ここでは、そんなマニアも唸らせる専門店を紹介しよう。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

万年筆好きに愛される70年以上の歴史を持つ老舗

モリタ万年筆店

(住) 大阪府大阪市中央区高麗橋2-2-11

https://www.morita.ne.jp

大阪北浜で70年以上も営業する老舗の万年筆店。国産や海外の筆記具を取り扱っており、2006年には開業60周年を記念してプロフェッショナルギアの定番とスリムのオリジナル万年筆を販売する。修理・調整も対応。

 

万年筆

 

【ココにマニアも納得!】 圧倒的な商品数から最適な万年筆を選べる

店内に設置されたガラスケースには、常時1000本以上の万年筆が所狭しと並んでいる。知識が豊富な店主による接客が受けられるため、自分に最適な万年筆を購入することが可能。

 

 

白い壁を華やかに彩るマスキングテープの宝庫

mt lab.

(住) 東京都台東区寿3-14-5

https://www.masking-tape.jp/sp/event/mt-lab/store.html

マスキングテープのパイオニアブランド「mt」を象徴する旗艦店。300種類以上のマスキングテープに加えて、直営店の限定デザインも用意する。小巻の限定テープがもらえる「mt ガチャ」(1回150円)も好評。

 

マスキングテープ

 

【ココにマニアも納得!】 災害時にも役立つ画期的なアイデア商品

暗闇で光る「蓄光テープ」(918円)。出口への動線として家具などに貼っておけば、停電時にも役立つ。10mm幅「mt ex黒地定規」(121円)は、実用性が高いと男性からも人気。

 

 

自分好みにアレンジした世界で1つのルーズリーフを

ステッチリーフ

(住) 東京都台東区浅草橋1-32-2 1F

https://www.stitch-leaf.net

表紙、背表紙、裏表紙、ステッチなど各パーツを選んで、オリジナルバインダーを作れるルーズリーフ専門店。手縫いで制作してくれるため、温かみのある仕上がりに。A5サイズなら3665円から注文できる。

 

ルーズリーフ

 

【ココにマニアも納得!】 自宅からもオーダーできるオリジナルバインダー

オリジナルバインダーは、店頭だけでなくインターネットからもオーダーできる。公式HPにある専用のシートに必要事項を記入して、データをメールで送ればOK。数週間で自宅に届く。

 

 

文房具から画材、書籍、カフェまで! 日本最大規模の複合文具店・コーチャンフォー新川通り店

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップ。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

書籍やカフェも楽しめる複合型の文房具店

文房具のほか書籍、CDショップ、カフェなどがワンフロアに軒を連ねる、日本最大規模の複合店。定番の文房具のほか、専門的な画材や舶来筆記などを揃える。同店でしか購入できないオリジナル文房具もラインナップ。

 

コーチャンフォー新川通り店

(住) 北海道札幌市北区新川3条18-1-1

https://www.coachandfour-shinkawa.jp

 

文具コーナー担当

軽部峻文さん

「様々なコーナーを巡って買い物を楽しめるのが最大の魅力。広大な店内を歩き疲れたら、カフェやレストランなどで休憩するのがオススメです。時期によって、コラボカフェも開催!」

店主のときめきや縁で繋ぐ夕方17時開店のちいさな文房具店・ぷんぷく堂

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップした。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

夕方17時からユルく開店するユニークな小さい文房具店

 

ぷんぷく堂

(住) 千葉県市川市八幡5-6-29

https://www.punpukudo.jp

店主

櫻井有紀さん

「子どもが書きやすい鉛筆を探しにご来店したお客様にクツワの『ホクサイン』をオススメ。何度も購入するほど気に入ってもらえてうれしかったです。こういう出会いが楽しい!」

 

 

店主のときめきや縁で繋ぐいつまでも飽きない商品棚

夕方17時になると、軒先に赤い提灯が吊されてドアが開く。ぷんぷく堂は、ユルい文房具店だ。

 

こぢんまりとした店内には、店主の櫻井さんが厳選したかわいい商品がズラリと並ぶ。一角にある、オリジナル文房具の数々も圧巻。櫻井さんは、2017年の日本文具大賞のデザイン部門グランプリを獲得した“ひとり文房具メーカー”としても知られた人である。

 

「ひとりと言っても、紙メーカーの営業さんとの雑談が開発の元になったりと、様々なご縁で作られた商品が多いんです」(櫻井さん)

 

いまも新商品を準備中とのこと。常に新しいモノを生み出し、ユーザーを驚かせてくれる。

 

↑オリジナル商品のほか、コラボアイテムも豊富。特にイラストレーターmizutamaさん×「あなたの小道具箱」(3410円)は、大人気だ。フエキくんやSuicaのペンギンともタッグ

一歩入ればそこは昭和!? そのレトロ感がたまらない古文房具専門店・中村文具店

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップ。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

時代を飛び越えたようなレトロ文房具で溢れる空間

 

中村文具店

(住) 東京都小金井市中町4-13-17

https://nakamura-bungu.com

店主

中村研一さん

「古文房具って、要するに『昔に使われていた日用品』ですから、現行の文房具と比べたら不便なんです。ですが、その不便さも含めて楽しんで使ってもらえたらうれしいですね」

 

 

 

地域再開発で閉めた店がレトロな文房具でリスタート

JR中央線の武蔵小金井駅から数分歩くと見える青い建物が、古文房具の専門店こと中村文具店だ。

 

終戦直後から駅前商店街にあった文房具店が、周辺の再開発によって閉店。それを三代目の中村研一さんが、改めてアンティークな文房具の店として復活させた。

 

「閉店するとき、倉庫から大量に古い文房具のデッドストックが出てきたので、閉店セール品として販売しました。もの珍しさにその情報がSNSで発信され、多くの文房具好きマニアが訪れてくださったんです」(中村さん)

 

もともと古いモノを集めるのが趣味だった中村さんは、これをきっかけに古文房具店としてオープンしたら面白いのでは、と考えたそう。店内には紙製品や鉛筆削り、ミニナイフ、タイプライターなど昭和レトロな商品が数多く置かれており、思わず「懐かしい!」と声を上げてしまう品揃えだ。

 

レアなモノを探して全国からマニアが訪れるだけでなく、映画やドラマの小道具として古文房具を貸し出したこともあったとか。現行品にないレトロさが魅力の文房具を探すのであれば、まずはこの店に足を運んでみてほしい。

 

↑棚には懐かしい文房具に混ざって、最新のボールペンや鉛筆などが並ぶ。珍しい商品に惹かれて入る小学生から、書きやすい筆記具を求めて訪れる年配の方まで利用している

 

↑60年前に撮影された「初代・中村文具店」の写真が店内に飾られている。同店の歴史を感じられる1枚は、写真立てもレトロな店内に合わせてアンティーク調にする徹底ぶり

 

性能もデザインもこだわった多彩な筆記具がそろう店・カキモリ

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップ。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

 

カキモリ

(住) 東京都台東区三筋1-6-2

https://kakimori.com

スタッフ

岡本華歩さん

「つけペンで新たにペンニブが仲間入り。Gペンっぽい見た目ですが、先端にペンポイントがついて万年筆に近い書き心地です。手入れも簡単なので、万年筆初心者の方にもオススメ」

 

 

性能もデザインもこだわった多彩な筆記具を揃える

カキモリは東京・蔵前の住宅街にひっそりと佇む文房具店。清潔感のあるオシャレな外観で、年齢性別問わずユーザーが訪れる。

 

既製品の万年筆やボールペン、レターセットを販売するほか、表紙から中紙、留め具までを選んで自分だけのノートを作成することもできる。さらに、代表的な商品であるオリジナル万年筆インク「Kakimori ink」は、独創的。“ぽたり”と垂らしたガラスの液体が、雫のまま自然と固まったような造形の瓶と、深みのある瑞々しい顔料インクが特徴で、ファンの心をつかんでいる。

 

「ペン先が入れやすいよう8度だけ傾けた瓶口や、つけペンの軸を汚しにくいよう底浅の設計で使い勝手も抜群。倒れにくいのもポイントです。また、インクの名前も『ぽっ』や『とろり』など、古語を使用して印象的にしました」(岡本さん)

 

書き心地はもちろん、デザインも優れた商品を多数ラインナップ。そのなかから、触れて試してみれば自分にピッタリなつけペンやインク、ノートなどを見つけられるだろう。より一層“書くこと”を楽しめるはずだ。

 

↑好評を博す同店のオリジナルつけペンは、自分にピッタリなペン先を様々な素材と形状から選べる。今季に登場した漆軸(写真の中央)は、手仕事感の高い仕上がりが魅力

 

↑店内2階に併設された「inkstand」。スタッフと相談しながら17色のベースカラーを調合し、世界で1色のオリジナルカラーを作れる。店舗に行けなくても郵送でオーダー可能

昭和感高め! 手軽にカラフルで美しいアート作品を描けた「デザイン定規」

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

アート作品を描ける英国発祥の定規! スピログラフ定規

定規の穴にペンを挿して歯車を回すことで、複雑な幾何学模様が簡単に描けるツール。1970年代には女子を中心に人気となった。以降も特に仕様を変えることなく売られ続けている。

 

ぐるぐると回すだけで美しい幾何学模様が描ける

レモン
デザイン定規

110円

見た瞬間に「懐かしい!」と声が出る、昭和感高めのレトロなスピログラフセット。ペンを置く穴の場所やペンの色を変えれば、手軽にカラフルで美しいアート作品を描ける。

 

↑歯車は3種類。歯車のサイズや筆記具穴の位置といったパラメータを変えるだけで模様がガラッと変わる

アラフォー世代以上なら知らぬ者のない、伝説の手のひらサイズ文房具セット「チームデミ」

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

よく使う便利ツールがひとつに! チームデミ

アラフォー世代以上なら知らぬ者のない、伝説の手のひらサイズ文房具セットが2020年にリメイク。印象やツール構成はほぼそのままで、よりスマートかつ高機能に生まれ変わった。

 

昭和のかわいさはそのままで令和版にアップデート

プラス
チームデミ

6600円

世界的なプロダクトデザイナー・深澤直人氏が手がけた、令和版のチームデミ。ハサミがベルヌーイカーブ刃に変更されるなど、使い勝手もアップデートされている。

 

↑新型ケースはマグネットヒンジを搭載。外見に不要な凹凸が響かないシャープさと、壊れにくさを両立している

 

↑従来の7ツールに、令和版は製品名プレート型のSIM交換用ピンをプラス。見た目の雰囲気を崩さない工夫がうれしい

 

PLAYBACK!

↑プレゼントとしても人気が高かった1984年発売の初期チームデミ。販売累計650万セットを超える文房具界のレジェンドとも言える存在だ

ポーズを自在にとって自立する!「ポーズー」のペンケースとは思えない愛おしさに大人も沼落ち注意

自立する、中身の出し入れに工夫がある、整理収納できる……などなど、ペンケースの高機能化が止まらない昨今である。もちろん便利な方がいいのは当たり前だし、ペンケースの使い勝手によって作業効率が変わってくるケースも充分に考えられるだろう。

 

だが、ちょっと待って欲しい。ペンケース、ただ単に便利なだけで良いのだろうか?

 

実のところ、少し大きめの文房具店でペンケースコーナーを見てもらえば、今の疑問の意味は伝わると思う。並んでいるペンケースのうち3〜5%ぐらいが、いわゆる“ぬいぐるみペンケース”なのだ。そんなバカな! と思われるかも知れないが、実際に現場は「えっ、ここ玩具売り場じゃなくて?」というぐらい、ぬいぐるみペンケースが並んでいるのである。

↑我が家にある、ぬいぐるみペンケース(の一部)。ビーバー、鵜、ツチノコ、ザリガニなんてものまでペンケース化されている

 

つまり我々がよく知らないだけで、機能性絶無のぬいぐるみペンケースには、需要がガッツリある。便利じゃなくたって、かわいければ間違いなく売れるのである。

 

中でも、6月にキングジムが発売した新しいぬいぐるみペンケースは、かわいさを超大幅にアップさせるギミックを搭載。アラフィフおじさんも「やだ、欲しいかも…(トゥンク)」と思わずときめくレベルなのだ。

 

かわいさ倍増!? 骨格でポージング自在のペンケース「ポーズー」

ぬいぐるみペンケースとは文字通り、綿入りでフカフカしたぬいぐるみの中に文房具が収納できるようになっているもの。ベーシックな動物型から鳥、魚、昆虫、植物など種類は多いが、おしなべて機能性は皆無。とにかくかわいければそれで良し! というジャンルである。

 

そこへキングジムが新たに打ち出してきたのが、「<ポーズー>ペンポーチ」シリーズ。

キングジム
「ポーズー」ペンポーチ
トラ・ライオン・ネコ・パンダ・レッサーパンダ
各2250円(税別)

 

5種類の動物が並んでるだけでも確実にかわいいのだが、とはいえこの時点では、従来のぬいぐるみペンケースと見た目はなんら変わらない。まぁ普通にかわいいよねー、ぐらいの感じだ。

 

↑背部のジッパーで開口してペン類を収納。胴体にもみっちり綿が詰まっているので、出し入れはしにくい

 

「ポーズー」が従来と違うのは、外からは見えない身体の内側。なんと背中と両手足に“骨格”を内蔵しているのである。この骨格は、フレキシブル三脚によく見られる多関節構造で、グネグネと自由に折り曲げることが可能。これによって、綿が詰まっているだけのぬいぐるみでは絶対に不可能なポーズ固定ができるようになったのだ。

 

単にボサーッと伸びているだけの素立ち姿と、しなやかで躍動感のあるポーズ、どちらがよりかわいいかなんて、考えるまでもないだろう。

↑多関節骨格で思うようなポージングが取れる!(※骨格の画像は実際のものではなく、あくまでイメージ)

 

↑勇ましいファイティングポーズや……

 

↑グラビア風、雌豹のポーズ(ライオンだけど)も自在。背骨が動かせるのがかなり楽しい

 

使ってみて気付いたのは、このかわいさに思ったより機能性があるな、ということ。机の上でかわいいポージングをさせておくだけで気持ちが和むし、なんなら疲れたときのリフレッシュ・ツールとしても有効。冒頭で「機能性は絶無」なんて書いちゃったけど、ごめんなさい。かわいいの、仕事にも役立つかも。

↑「仔ライオンが甘えて仕事の邪魔をするのが困る」という設定でポージング。気分が半端なく和むのだ

 

↑自立型ペンケースとして、狭いスペースでも置ける

 

↑机の端にぶらさげると、より省スペースに使えそうだ

 

機能性の話で言うと、ポーズをつけて、狭い机のスペースを有効活用するべく自立させておく、というのもありだ。筆記具の出し入れが効率的になるわけではないので、自立させて特に便利になるわけではないが、かわいいから良しとしたい。

 

また、スマホを抱え込ませることでスマホスタンドとして使えるのは、意外なメリットだ。休憩時間に動物動画を見るときは、ぜひこの姿勢を有効活用したい。

↑四肢でがっちり掴んでくれるので、スマホスタンドとしての安定感も抜群!

 

ただ、ペンケースとして筆記具を収納してしまうと、背骨の骨格を曲げることはできなくなる。つまりポーズの自由度は大幅に下がってしまうということ。考えてみれば当然なのだが、かわいさを取るかペンケース機能を取るかのトレードオフが発生してしまうのは悔しいところだ。

 

そこはもう「かわいいからしょうがない」と言い切るしかないのだけれど。

 

え!? これふつうの鉛筆じゃないの! 最新の「ロケット鉛筆」に驚嘆する

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

分離・合体を楽しむメカニカル玩具!? ロケット鉛筆

ロケット鉛筆は、1960年代の台湾生まれ。連結した芯が次々と出てくる面白さがウケて、70年代には日本でも大ヒットした。現在も100円ショップを中心に販売されている。

 

これ普通の鉛筆……? いいえ、最新ロケット鉛筆です

レモン
六角軸ロケット鉛筆

143円(3本入り)

かつては連結芯が見える透明軸がほとんどだったロケット鉛筆だが、現在は普通の木軸鉛筆風のルックスが人気。もちろん芯が次々出てくる楽しさは変わらない!

 

↑消しゴムユニットを外すと挿し込み口が露出。丸くなった芯をここから押し込むと、先端から新しい芯が出る機構は不変だ

ズラリと並ぶカラー芯が子ども心をくすぐった「差し替え式色鉛筆」が懐かしい!

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

色が多ければ多いほどうれしかった! 差し替え式色鉛筆

軸内にズラリと並んだカラー芯を先端に入れて使う、差し替え式の色鉛筆。かつては8色組から36色組まで幅広く存在したが、現在は20色組が一般的で、入手しやすくなっている。

 

ズラリと並ぶカラー芯にワクワク感が高まる!

レモン
20色ポケットカラーペン

143円

いまも購入できる現行品の差し替え式色鉛筆は、軸内に17色、先端1色、後端2色の計20色組。横から芯を差して新しい芯を出す使い方は従来と変わらない。

 

↑軸後端には芯を2色セット可能(写真は金と銀入り)。少しコツは必要だが、カラフルな二重線を書くことができる

このレトロ感がたまらない! アラフォー歓喜の「どうぶつのり」

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

レトロで愛らしい表情に癒やされる! どうぶつのり

1975年に登場して以来、でんぷんのりのアイコンであり続けたフエキのどうぶつのり。発売後しばらくは名前がなかったが、2008年に黄色い子犬が「フエキくん」と命名された。

 

待望の復刻版発売でどうぶつファミリー再集結

不易糊工業
どうぶつのり復刻セット

825円

終売となっていたピンクのうさぎと青のゾウボトルが、フエキくんと共にセットで限定復刻。古くからのファンだけでなく、学生や子どもたちにも大人気だ。

 

↑コーンでんぷん100%のフエキのりは安全性が高く、環境にやさしい。ふわっと漂うキンモクセイ香料も昔と変わらない

 

PLAYBACK!

↑どうぶつのりは「かわいい容器で楽しい工作」をコンセプトに誕生。主に小学校で使われ、園児にはミニボトルの「どうぶつ50」も人気だった

君は、あの「バトルえんぴつ」を覚えているか?−−いま買える懐かし文房具の世界

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

雨の日の休み時間はコレ! 運次第で大逆転も!! バトルえんぴつ

鉛筆を転がして戦いを繰り広げるバトルえんぴつ、通称バトエンは、1993年の発売以降、小学生男子を中心に大ブームに。現在も様々なゲームキャラなどで展開が続いている。

 

最強の生物を決めろ!図鑑から飛び出して大バトル

学研ステイフル
最強王図鑑『異種最強王図鑑』バトルえんぴつ4本セット

528円(4本入り)

動物や絶滅生物など、それぞれの最強を決めるシミュレーション図鑑「最強王図鑑」シリーズから誕生したバトルえんぴつ。24種類あり、遊びながら生物の知識が身に付く!

 

↑バトル記録表入りノートやお助け消しゴムなどがセットになったスターターキット。バトルをより楽しめると人気だ

 

PLAYBACK!

↑一大旋風を巻き起こしたドラゴンクエストのバトルえんぴつは来年誕生30周年。最盛期には国内で生産される鉛筆の約20%がバトエンだったとか

ゲーム機みたいな3段合体筆箱!−−アラフォー歓喜のいま買える懐かし文房具

子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ギミックがあればあるほど心躍る!ハイテク筆箱

もちろんハイテクと言っても、実際に最先端技術が使われているわけではない。持っているだけでワクワクするような何だかカッコいいギミック、目新しい機能が盛り込まれていれば、それは子どもにとってのハイテク筆箱なのだ。

 

用途に合わせてスイッチング!ゲーム機みたいな3段合体筆箱

クツワ
ドッキングZ(ダイナソーグリーン)

2530円(店頭在庫がなくなり次第終了)

カバンや引き出しのサイズに合わせて左右のパーツを着脱させることで、効率的に持ち運べる3段合体筆箱。パーツをひとつ付けた状態ならランドセルに横向きで収納できるのもポイントだ。

 

はかどりツールとして現代に生まれ変わった

そもそも小学生用のハイテク筆箱は、“勉強の邪魔”として親や学校に敵視されていた時代が長い。特に1970年代に各メーカーから発売されて大ブームとなった変形筆箱は、やがてオモチャめいた多ギミック化の道を進んだことで90年ごろには全国的にPTAで学校持ち込み禁止となったのだ。

 

以降、基本的に平成時代の筆箱は「シンプルなほど良い」という価値観に支配されることとなる。しかし、令和のいま、小学生の筆箱は再びハイテク化しつつあるのをご存知だろうか。例えば、脱ゆとりの学習指導要領で膨れあがった教材と共にランドセルに入るスリム変形筆箱。こちらは収納力を保持しているのが特徴だ。また、GIGAスクール構想に対応し、タブレットと共存可能な変形筆箱もある。

 

かつてオモチャ扱いされていたハイテク筆箱は、いまや別物。勉強を効率化させる〝はかどりツール〟として生まれ変わったのだ。

 

3段階に変形!

↑ベースはコンパクトで軽量な両面筆箱。しかし両側にガシン!ガシン!と消しゴム入れ&鉛筆削りを合体させることで、より機能的な形態に変形する

 

↑授業中に突然芯が折れても困らない鉛筆削り器は、小学生のマスト装備。切れ味に定評のある中島重久堂製の刃でスルスル削れる

 

↑軟質樹脂ホルダーは、丸・三角・六角軸/細め〜太めの鉛筆をすべてしっかりホールド。芯先ガードで尖った芯も折らずに持ち運び可能だ

 

PLAYBACK!

1966年

↑比較的初期の変形筆箱「2F(ツーエフ)」は中皿をスライドさせることで文房具を取り出しやすいよう工夫。シンプルかつ実用的なデザインだ

 

1972年

↑2重ダイヤル錠の鍵付き筆箱「ロックンロック筆入」には、親や友達にもヒミツの小物を入れておける。ただし手慣れた子なら指先の感覚だけで解錠できたとか

 

1979年

↑「合体コンボ」は鉛筆挿しや定規ホルダーを磁石の力を使って分離・合体。ユニットを自分好みに配置し直すことで、取り出しが効率化できる

 

1990年

↑ダイヤルを回してボタンを押すと、ペンや定規が飛び出す「タッチポン・アルファ」。小物ボックスやリピート・メモなど面白いギミックが満載だ

 

2019年

↑3サイズにチェンジする「ドッキングZ」発売

 

2021年

↑GIGAスクール構想対応筆箱「タツール筆入」は、フタを固定することでタブレットスタンドに変形。横置きなら最大13インチのタブレットまで対応する

 

 

フィルム付箋タイプマーカーが進化!「はがせるマーカー」は真っ直ぐ線を引くのが苦手な人を本当に救えるのか?

世の中には、意外と多くの“ラインマーカー下手クソ勢”が存在する。実のところ、筆者もその同志だ。どれほど下手かというと、線がまっすぐ引けず蛇行する、線幅が一定にならない、引き終わりが想定位置から常にズレる、使う度にインクが指につく……など、よくもそんなに失敗できるな? と我ながら驚くほどである。

↑ラインマーカーを使う度に「我ながら下手だなー……」としみじみ思う

 

しかし、線が不安定なのも指にインクがつくのも、基本的にはラインマーカーが抱えている構造的な欠陥と考えられないだろうか。(我ら下手クソ勢が極端に不器用とか、そういうのはひとまず置いておくとして。)

 

線幅が常に一定して曲がらず、引き終わり位置が分かりやすく、しかも手につくようなインクを使わない。そんなラインマーカーさえあれば、もうマーキングするのに困ることはないはずだ。

 

例えば、2020年に発売されたカンミ堂「フセンマーカー」は、その理想にかなり近づいた製品だと思う。インクではなく半透明のフィルム付箋テープを文字の上に貼ってマーキングするので、曲がらず線幅も変わらず、インクが手につくこともない。

↑付箋テープのラインマーカーとして話題になった「フセンマーカー」(カンミ堂)

 

ただ、細かな使い勝手の点で、やや不満を感じることもあったのだ。そこで試してみたいのが、同社から今年発売された新しい付箋タイプのマーカーである。

 

何が進化した? フィルム付箋テープのラインマーカー「はがせるマーカー」

2022年に発売されたカンミ堂「はがせるマーカー」は、「フセンマーカー」の不満点を解消するべく開発された、いわばフィルム付箋タイプマーカーのVer.2.0にあたるもの。実際に使ってみると、なるほど、確かにブラッシュアップが施されているのは感じられた。

カンミ堂
はがせるマーカー全9色
各360円(税別)

 

まず一目瞭然なのは、コンパクト化

まず、ひと目で分かるのがサイズの違い。「はがせるマーカー」はつまめば手にすっぽり隠れてしまうほどにコンパクトだ。

↑「フセンマーカー」(左)とのサイズ比較。テープリフィルは共通なので、それ以外の部分を大きく削り込んだ印象だ

 

ラインマーカーは何色かを使い分けることが多いツールだが、これならペンケースに複数色をストックしていても、以前ほどかさばりを感じることはないだろう。

 

使い心地は? 紙を傷つけることなくプツッとカット

↑まずはケースの半身をカチッというまで回転させる

 

使用する際には、まず本体ケースをぐるりと後ろに120度ほど回転させる。最後まで回すと、カチッとクリックを感じるところでカバーが固定されて、携帯モードからライン引きモードへ変形完了だ。

 

あとはマーキングを始めたい場所にテープ端を指で押さえつけ、本体底面を紙に当てたまま水平に動かしてラインを引いていく。

↑テープ端を左手でしっかり押さえながらラインを引く。本体底面が紙から離れないように引くのがコツ

 

マーキングしたい文末までラインが引けたら、テープカットだ。テープ出口付近を人差し指でふさぐようにして押さえたら、本体を軽く前転するように傾けてちょっと引く。すると、プツッと軽い手応えで内部の刃がテープを切ってくれる。

↑ハイライト部がテープカッター。ここを軸にして前へ傾けて……

 

↑軽く引くとカット完了。本体が透明になったことで、切る位置が見やすくなったのもありがたい

 

以前の「フセンマーカー」は、刃が下に降りてテープを切る構造だったため、うっかりすると刃で紙をガリッと削ってしまうことがあった。対して「はがせるマーカー」は、刃が紙に触れない位置で固定されているので、紙削りトラブルが発生しない。このカット方法の改良は、端的に「使いやすくなったな!」と感じる部分だ。

↑ふせんテープなので、貼ったラインを剥がすことができるのも便利

 

ラインマーカーらしいカラーが増えてバリエーション充実

テープ色に関しては、これまでの「ピンク」「グリーン」「グレー」「暗記用ブルー」「ストライプ柄」「スクエア柄」から、「イエロー」「オレンジ」「ライトピンク」「ライトブルー」「パープル」が追加。よりラインマーカーっぽい色が増えたことで、色を分けてのマーキングがやりやすくなった。

 

ちなみに、テープ自体は「フセンマーカー」と共通だが、ボディが全クリアになったことで、装備しているテープ色の視認性もアップしている。

↑2つ入りの替えリフィル(9色)は各270円

 

完全にマーカーの置き換えアイテムとなれるのか?

また、本体価格が従来から100円以上安くなっているのも、大きな改良ポイントと言えそうだ。もちろん通常のインク式ラインマーカーが1本100円強で購入できることを考えれば、コスト的に優れているとは言い難いが……それでも「試しに2~3色使ってみるか」と考えやすくなったのは間違いないだろう。

 

しかし、総じて不満のないパーフェクトなマーカーになったか? と問われると……正直なところ、まだ使い勝手で微妙なところは残っていると感じた。なにより、ラインを引くのに必ず両手での作業が必要になるため、軽快さに欠けるのは間違いない。やはり修正テープのように片手で引けるようにならないと、根本的な解決にはならなそうだ。

↑多少のクセはあるが、それでもノートや資料の仕上がりがグッと美しくなるので、使う価値はあるだろう

 

とはいえ、現状ではこれが「もっとも線がまっすぐ美しく引けるマーカー」であることには、間違いないだろう。万が一に失敗しても、剥がして引き直せるし。少なくとも、ラインマーカー下手くそ勢の自覚がある人なら、導入する価値はあると思う。

 

名品誕生の陰にドラマあり! 「ぺんてる」と「キングジム」の開発者が語るヒット文房具の舞台裏

画期的な機能が盛り込まれた文房具は、年間に数百点ほど発売されます。それらは誰がどのように考えて誕生したのでしょうか? 話題の新製品を生み出した「ぺんてる」と「キングジム」の開発者のこだわりと情熱に迫ります!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Episode.1:ぺんてる】人、そして空間に寄り添う静音設計の「静かなるペン」

 

ぺんてる

カルム 単色ボールペン/3色ボールペン

165円(単色)、440円(3色)

静かな空間で意外と耳障りな“カチカチ”というノック音を抑制した、静音設計の油性ボールペン。音によって周囲に迷惑をかけることなく、また持ち手への衝撃も和らげることで集中力を保ち、ストレスフリーな書き心地が楽しめます。

 

ボールペンは“音ハラ”になる!? “書く”行為を見直して着想

ここ10数年において、油性ボールペンは、主に書き味の良さを争点に開発競争が行われてきました。とはいえ、各メーカーのペンを実際に使用し、そこまで筆記感に大きな差があるか? と言えば、なかなか判断しがたいのも事実……。そこで、ぺんてる マーケティンググループの中沢英和次長は、そもそも書くという行為そのものを見直してはどうか、と考えたそうです。

 

「筆記感だけではなくて、書くことによる周囲への影響–例えばペンが発する音についても考えてみようと思ったんです」(中沢さん)

 

そこから開発が始まったのが、自分も周りも穏やかに心地良く過ごせるような、不快と感じるノック音を軽減する静音設計。ノック音を軽減する構造を考えた結果、手に感じる衝撃も和らげることに成功。筆記時の思考の負担を軽減することにつながりました。

 

「“静音”という特徴だけではすぐに離れられてしまう。握りやすさや書き味もきちんと担保したいという思いがありました」(中沢さん)

 

すべてに妥協せず、手触り良く摩擦感のあるグリップ、最適なチューニングの先端チップを揃えた「カルム」は、静かで書きやすく、使う人、周りの人に心地の良いペンとして結実したのです。

 

開発者

ぺんてる マーケティンググループ

中沢英和さん

企画初期から「カルム」に携わり、着想から3年を経て商品化。「3Dプリンタも活用しつつ、設計者と検討を重ねました。プロトタイプは資料としてすべて保管しています」

 

多色・多機能モデルも静音化

↑ペン軸後端の内部にクッション材を搭載することで、多色・多機能ペンのノックが元の位置に戻る際の「ガチン」という強い衝撃を抑制。従来比66%の静音化を果たしました(※1)
※1:※当社比、音圧パスカルでの比較

 

新開発の静音ノック機構

↑ノック時に動くパーツを上下から挟んで受け止めることで衝撃をしっかり吸収。新しいこの機構によって、単色ペンのノック音を従来品と比べて69%抑制することに成功しました(※1)
※1:※当社比、音圧パスカルでの比較

 

ユニークなカーキが注目色

↑単色の軸色は、インク色に基づいた黒・赤・青に加えて、白とカーキ(共に黒インク)をラインナップ。特にカーキはボールペンとしては珍しい軸色として、注目カラーとなっています

 

高級感のある革調グリップ

↑エラストマー素材に革シボ調の加工を施したロンググリップ。高級カメラの持ち手と同様の加工になっており、握るとサラリとした感触ながらしっかり馴染む手触りとなっています

 

改良リフィルはキレ味UP

↑ぺんてる独自の低粘度油性インク「ビクーニャ」の改良型リフィルを搭載。先端チップを最適化することでボテ(筆跡のインク汚れ)を軽減し、キレの良い書き味に進化しています

 

プロトタイプを特別公開!

ノック周りの設計に労あり

↑多色モデルは緩衝材を入れる後端部の形状に様々な制約が発生。クリップ部もノックとして機能するように設計し、動きを見ながら破損しない強度を確保するための試作を何度も行いました

 

透明パーツの初期型試作

↑開発のかなり初期段階に3Dプリンタで作られた、パーツの組み合わせを確認するための試作モデル(単色)。ノック部分などは実際には動きませんが、大まかな雰囲気はすでに完成バージョンに近いです

 

色の確認は実物と同じ筒で

↑塗装も様々に条件を変えて試作を重ねました。表面の凹凸やカーブした部分にできる陰などによって色味が違って見えてしまうため、色の確認は実物と同じサイズや質感の筒を用いています

 

ヒケが出ない形状の模索……

↑クリップノックの頭は指当たりを考慮して切り欠き形状に。ただ、削る面積が小さいと製造時にヒケ(樹脂表面のくぼみ)が出やすいので、頭を大きく削るなどして最適な形を検討しました

 

<このヒット文房具もCheck>静かに繰り出せるキャップレス・サインペン

 

ゼブラ

フィラーレ ディレクション

2200円

 

仕事でも使いやすい高級感ある金属軸の水性サインペン。軸をひねることで先端からペン先を繰り出すツイスト機構は、サインペンとしては極めて珍しいです。キャップ開閉などの音が発生しないため、スムーズかつ静かに書き出せるのがポイント。

 

↑新開発のモイストキープインクは、空気中の水分を吸収することで長期間に渡って潤いを保つ特殊なインク。キャップをはめなくても乾きにくいため、ツイスト式を実現できました

 

【Episode.2:キングジム】ペラペラめくって見られるクリアーホルダー収納「シン・綴じ具ファイル」

 

キングジム

ホルサック クリアーホルダーファイル

550円(6枚収納タイプ)、726円(12枚収納タイプ)

書類を入れたクリアーホルダーを挿し込むだけで冊子状にまとめておける収納ファイル。ページをめくるように閲覧できるので検索性が高く、書類の出し入れもスムーズに行えます。ホルダーをまとめてスッキリ持ち運ぶにも使いやすいです。

 

ビジネスから〝推し活〟まで万能ホルダーファイル

書類をサッと収納しておける、と言う気軽さにおいて、クリアーホルダーに勝るツールはないかもしれません。しかし、どのホルダーにどの書類が入っているかを探すのは意外と手間。閲覧性の悪さはストレスだ、と開発者の後藤さんは考えました。

 

「クリアーホルダーをポケットファイルのページみたいに綴じられたら、収納と閲覧が両立できそうだなと思ったんです」(後藤さん)

 

ただ、これまでにない商品で綴じ具の形状が独特なため「使い方がわからない」というクレームもあるのでは……と、発売当初は心配もあったそう。しかし、フタを開けてみれば懸念していたトラブルはほぼなし。問題なく、ユーザーが求める書類/クリアーホルダー管理のニーズにマッチしたようです。

 

「実はこちらが考えていたビジネス用途だけでなく、イラストの保管、アニメやアイドルグッズの図柄入りクリアーホルダーを保存するファイルとしてもお使いいただいていると聞いています」(後藤さん)

 

開発者も想定していなかった使い方も加わることで、さらに人気は高まっています。

 

開発者

キングジム電子文具開発部

後藤なつきさん

「購入者の声を聞くと、いろんな用途で愛用されているようでうれしいです」今後は推し活用にカラバリも増やせたら……と考え中。

 

挿し込んでカンタン収納

↑クチバシみたいなホルダーストッパーをクリアーホルダーの左上角に挟んで挿し込んだら、あとは下部を押し込むだけでホールド完了。簡単にクリアホルダーを冊子状にまとめられます

 

表紙を留めてラクに携帯

↑フラップの丸まったタブを表のスリットに挿せば、表紙をしっかり留めておくことも可能。これならカバンの中で勝手に開いて書類が散らばる心配もないので、持ち歩きやすいですね

 

ホッチキス留め感覚で書類がめくれるファイル

キングジム

ナナメクリファイル

418円

左上のクリップで書類の角を固定することで最大約20枚までファイリングしつつ、ホッチキス留めしたように書類を斜めにめくって閲覧できる。書類がバラつかないよう右下で固定もできるため、持ち運びファイルとしても活躍。

 

一点綴じで書類がめくれる

↑左上に備えたスライド式のクリップの一点だけで書類を綴じておく構造。これによって、まるで角をホッチキス留めしたようにストレスなく、ペラペラとめくって閲覧できます

 

折れるクリップで快適さを追求

↑クリップの根元が二重ヒンジになっているのがポイント。書類を斜めにめくる際にクリップごと裏側に折り返せるので、書類が紙の弾力で戻る心配がなく、スムーズにめくれます

 

地味に効果的な指掛けもあり

↑右下にある半円の切り欠き(指掛け)は表紙をサッと開くきっかけに使えるほか、収納ポケットから書類の角を指で押し出すのにも便利。地味にありがたい“気遣い装備”です

 

プロトタイプを特別公開!

折り紙のような綴じ具構造

↑綴じ具は表裏で質感が違っており、見た目を揃えるために折り方を工夫。最終版(右端)は、クチバシの先端を上下に振り分けて折り合わせることで表裏の向きを揃えました

 

開発者

キングジムステーショナリー開発部

戸上みず紀さん

「試験や試作を何百回と繰り返して商品化に至りました。A3サイズを希望する声もあり、今後色々な方向で展開したいと思っています」

 

面倒臭がりが開発したラクにめくれるファイル

複数枚に渡る書類をまとめて閲覧する際、最も取り扱いが簡単なのがホッチキス留め。直感的にペラペラめくれるし、書類に直接書き込めるのも便利です。

 

ただ、ことあるごとにガチャガチャと綴じる作業が必要になるのはやっぱり面倒でしょう、と自称“面倒臭がり”の戸上さんは言います。

 

「書類のファイリングと、ホッチキス留めの斜めめくりを合わせたらラクかも……、というのが開発のきっかけです」(戸上さん)

 

試作を繰り返すなかで、斜めめくりをスムーズに行うには、書類をしっかり固定するのはもちろん、クリップが後側に折れる(倒れる)ような柔軟性も重要だとわかったそう。

 

「ヒンジはとてもこだわりました。紙の反発力で手前に戻ってこないよう、クリップや書類の厚みも計算して作っています」(戸上さん)

 

ポリプロピレンに筋を入れたヒンジは、自社製品で多く使われている手法。しかし紙1枚の重量でも戻らない柔らかなヒンジを作るためには、何度もテストを行う必要があったそうです。使用する際はぜひ、この部分に注目を。

 

プロトタイプを特別公開!

書類留めクリップが進化

↑最初は帯に書類の角を挿すだけの簡単構造だったが、保持力が弱すぎました。以降はクリップ化、素材の変更で保持力を強めつつ、サイズもコンパクトにするなどの工夫が盛り込まれました

 

約1世紀で劇的に進化! キングジムファイルヒストリー

1927年

人名簿

創業者である宮本英太郎が作った、キングジム最初の製品。ハガキの差出人欄を切り抜いて貼ることで名簿ができるアイデアがポイント。ハガキ切り抜き用のテンプレートも付属。

 

1954年

キングパイプファイル

大量の書類をまとめて保管できる、日本初のパイプ式ファイル。それまで書類は厚紙表紙と紐で綴じるのが定番でしたが、以降は抜き差しが簡単なパイプ式ファイルが定着していきます。

 

1964年

キングファイルG

パイプファイルの綴じ具を改良し軽量化した現在のファイルの原型モデル。これが大ヒットし、黒枠に青窓のキングファイルはオフィスにおけるスタンダードツールとしてその後定着していきました。

名品誕生の陰にドラマあり! 「ぺんてる」の開発者が語るヒット文房具の舞台裏

画期的な機能が盛り込まれた文房具は、年間に数百点ほど発売されます。それらは誰がどのように考えて誕生したのでしょうか? 話題の新製品を生み出した「ぺんてる」の開発者のこだわりと情熱に迫ります!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

人、そして空間に寄り添う静音設計の「静かなるペン」

 

ぺんてる

カルム 単色ボールペン/3色ボールペン

165円(単色)、440円(3色)

静かな空間で意外と耳障りな“カチカチ”というノック音を抑制した、静音設計の油性ボールペン。音によって周囲に迷惑をかけることなく、また持ち手への衝撃も和らげることで集中力を保ち、ストレスフリーな書き心地が楽しめます。

 

ボールペンは“音ハラ”になる!? “書く”行為を見直して着想

ここ10数年において、油性ボールペンは、主に書き味の良さを争点に開発競争が行われてきました。とはいえ、各メーカーのペンを実際に使用し、そこまで筆記感に大きな差があるか? と言えば、なかなか判断しがたいのも事実……。そこで、ぺんてる マーケティンググループの中沢英和次長は、そもそも書くという行為そのものを見直してはどうか、と考えたそうです。

 

「筆記感だけではなくて、書くことによる周囲への影響–例えばペンが発する音についても考えてみようと思ったんです」(中沢さん)

 

そこから開発が始まったのが、自分も周りも穏やかに心地良く過ごせるような、不快と感じるノック音を軽減する静音設計。ノック音を軽減する構造を考えた結果、手に感じる衝撃も和らげることに成功。筆記時の思考の負担を軽減することにつながりました。

 

「“静音”という特徴だけではすぐに離れられてしまう。握りやすさや書き味もきちんと担保したいという思いがありました」(中沢さん)

 

すべてに妥協せず、手触り良く摩擦感のあるグリップ、最適なチューニングの先端チップを揃えた「カルム」は、静かで書きやすく、使う人、周りの人に心地の良いペンとして結実したのです。

 

開発者

ぺんてる マーケティンググループ

中沢英和さん

企画初期から「カルム」に携わり、着想から3年を経て商品化。「3Dプリンタも活用しつつ、設計者と検討を重ねました。プロトタイプは資料としてすべて保管しています」

 

多色・多機能モデルも静音化

↑ペン軸後端の内部にクッション材を搭載することで、多色・多機能ペンのノックが元の位置に戻る際の「ガチン」という強い衝撃を抑制。従来比66%の静音化を果たしました(※1)
※1:※当社比、音圧パスカルでの比較

 

新開発の静音ノック機構

↑ノック時に動くパーツを上下から挟んで受け止めることで衝撃をしっかり吸収。新しいこの機構によって、単色ペンのノック音を従来品と比べて69%抑制することに成功しました(※1)
※1:※当社比、音圧パスカルでの比較

 

ユニークなカーキが注目色

↑単色の軸色は、インク色に基づいた黒・赤・青に加えて、白とカーキ(共に黒インク)をラインナップ。特にカーキはボールペンとしては珍しい軸色として、注目カラーとなっています

 

高級感のある革調グリップ

↑エラストマー素材に革シボ調の加工を施したロンググリップ。高級カメラの持ち手と同様の加工になっており、握るとサラリとした感触ながらしっかり馴染む手触りとなっています

 

改良リフィルはキレ味UP

↑ぺんてる独自の低粘度油性インク「ビクーニャ」の改良型リフィルを搭載。先端チップを最適化することでボテ(筆跡のインク汚れ)を軽減し、キレの良い書き味に進化しています

 

プロトタイプを特別公開!

ノック周りの設計に労あり

↑多色モデルは緩衝材を入れる後端部の形状に様々な制約が発生。クリップ部もノックとして機能するように設計し、動きを見ながら破損しない強度を確保するための試作を何度も行いました

 

透明パーツの初期型試作

↑開発のかなり初期段階に3Dプリンタで作られた、パーツの組み合わせを確認するための試作モデル(単色)。ノック部分などは実際には動きませんが、大まかな雰囲気はすでに完成バージョンに近いです

 

色の確認は実物と同じ筒で

↑塗装も様々に条件を変えて試作を重ねました。表面の凹凸やカーブした部分にできる陰などによって色味が違って見えてしまうため、色の確認は実物と同じサイズや質感の筒を用いています

 

ヒケが出ない形状の模索……

↑クリップノックの頭は指当たりを考慮して切り欠き形状に。ただ、削る面積が小さいと製造時にヒケ(樹脂表面のくぼみ)が出やすいので、頭を大きく削るなどして最適な形を検討しました

 

<このヒット文房具もCheck>静かに繰り出せるキャップレス・サインペン

 

ゼブラ

フィラーレ ディレクション

2200円

 

仕事でも使いやすい高級感ある金属軸の水性サインペン。軸をひねることで先端からペン先を繰り出すツイスト機構は、サインペンとしては極めて珍しいです。キャップ開閉などの音が発生しないため、スムーズかつ静かに書き出せるのがポイント。

 

↑新開発のモイストキープインクは、空気中の水分を吸収することで長期間に渡って潤いを保つ特殊なインク。キャップをはめなくても乾きにくいため、ツイスト式を実現できました

名品誕生の陰にドラマあり! 「キングジム」の開発者が語るヒット文房具の舞台裏

画期的な機能が盛り込まれた文房具は、年間に数百点ほど発売されます。それらは誰がどのように考えて誕生したのでしょうか? 話題の新製品を生み出した「キングジム」の開発者のこだわりと情熱に迫ります!

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ペラペラめくって見られるクリアーホルダー収納「シン・綴じ具ファイル」

 

キングジム

ホルサック クリアーホルダーファイル

550円(6枚収納タイプ)、726円(12枚収納タイプ)

書類を入れたクリアーホルダーを挿し込むだけで冊子状にまとめておける収納ファイル。ページをめくるように閲覧できるので検索性が高く、書類の出し入れもスムーズに行えます。ホルダーをまとめてスッキリ持ち運ぶにも使いやすいです。

 

ビジネスから〝推し活〟まで万能ホルダーファイル

書類をサッと収納しておける、と言う気軽さにおいて、クリアーホルダーに勝るツールはないかもしれません。しかし、どのホルダーにどの書類が入っているかを探すのは意外と手間。閲覧性の悪さはストレスだ、と開発者の後藤さんは考えました。

 

「クリアーホルダーをポケットファイルのページみたいに綴じられたら、収納と閲覧が両立できそうだなと思ったんです」(後藤さん)

 

ただ、これまでにない商品で綴じ具の形状が独特なため「使い方がわからない」というクレームもあるのでは……と、発売当初は心配もあったそう。しかし、フタを開けてみれば懸念していたトラブルはほぼなし。問題なく、ユーザーが求める書類/クリアーホルダー管理のニーズにマッチしたようです。

 

「実はこちらが考えていたビジネス用途だけでなく、イラストの保管、アニメやアイドルグッズの図柄入りクリアーホルダーを保存するファイルとしてもお使いいただいていると聞いています」(後藤さん)

 

開発者も想定していなかった使い方も加わることで、さらに人気は高まっています。

 

開発者

キングジム電子文具開発部

後藤なつきさん

「購入者の声を聞くと、いろんな用途で愛用されているようでうれしいです」今後は推し活用にカラバリも増やせたら……と考え中。

 

挿し込んでカンタン収納

↑クチバシみたいなホルダーストッパーをクリアーホルダーの左上角に挟んで挿し込んだら、あとは下部を押し込むだけでホールド完了。簡単にクリアホルダーを冊子状にまとめられます

 

表紙を留めてラクに携帯

↑フラップの丸まったタブを表のスリットに挿せば、表紙をしっかり留めておくことも可能。これならカバンの中で勝手に開いて書類が散らばる心配もないので、持ち歩きやすいですね

 

ホッチキス留め感覚で書類がめくれるファイル

キングジム

ナナメクリファイル

418円

左上のクリップで書類の角を固定することで最大約20枚までファイリングしつつ、ホッチキス留めしたように書類を斜めにめくって閲覧できる。書類がバラつかないよう右下で固定もできるため、持ち運びファイルとしても活躍。

 

一点綴じで書類がめくれる

↑左上に備えたスライド式のクリップの一点だけで書類を綴じておく構造。これによって、まるで角をホッチキス留めしたようにストレスなく、ペラペラとめくって閲覧できます

 

折れるクリップで快適さを追求

↑クリップの根元が二重ヒンジになっているのがポイント。書類を斜めにめくる際にクリップごと裏側に折り返せるので、書類が紙の弾力で戻る心配がなく、スムーズにめくれます

 

地味に効果的な指掛けもあり

↑右下にある半円の切り欠き(指掛け)は表紙をサッと開くきっかけに使えるほか、収納ポケットから書類の角を指で押し出すのにも便利。地味にありがたい“気遣い装備”です

 

プロトタイプを特別公開!

折り紙のような綴じ具構造

↑綴じ具は表裏で質感が違っており、見た目を揃えるために折り方を工夫。最終版(右端)は、クチバシの先端を上下に振り分けて折り合わせることで表裏の向きを揃えました

 

開発者

キングジムステーショナリー開発部

戸上みず紀さん

「試験や試作を何百回と繰り返して商品化に至りました。A3サイズを希望する声もあり、今後色々な方向で展開したいと思っています」

 

面倒臭がりが開発したラクにめくれるファイル

複数枚に渡る書類をまとめて閲覧する際、最も取り扱いが簡単なのがホッチキス留め。直感的にペラペラめくれるし、書類に直接書き込めるのも便利です。

 

ただ、ことあるごとにガチャガチャと綴じる作業が必要になるのはやっぱり面倒でしょう、と自称“面倒臭がり”の戸上さんは言います。

 

「書類のファイリングと、ホッチキス留めの斜めめくりを合わせたらラクかも……、というのが開発のきっかけです」(戸上さん)

 

試作を繰り返すなかで、斜めめくりをスムーズに行うには、書類をしっかり固定するのはもちろん、クリップが後側に折れる(倒れる)ような柔軟性も重要だとわかったそう。

 

「ヒンジはとてもこだわりました。紙の反発力で手前に戻ってこないよう、クリップや書類の厚みも計算して作っています」(戸上さん)

 

ポリプロピレンに筋を入れたヒンジは、自社製品で多く使われている手法。しかし紙1枚の重量でも戻らない柔らかなヒンジを作るためには、何度もテストを行う必要があったそうです。使用する際はぜひ、この部分に注目を。

 

プロトタイプを特別公開!

書類留めクリップが進化

↑最初は帯に書類の角を挿すだけの簡単構造だったが、保持力が弱すぎました。以降はクリップ化、素材の変更で保持力を強めつつ、サイズもコンパクトにするなどの工夫が盛り込まれました

 

約1世紀で劇的に進化! キングジムファイルヒストリー

1927年

人名簿

創業者である宮本英太郎が作った、キングジム最初の製品。ハガキの差出人欄を切り抜いて貼ることで名簿ができるアイデアがポイント。ハガキ切り抜き用のテンプレートも付属。

 

1954年

キングパイプファイル

大量の書類をまとめて保管できる、日本初のパイプ式ファイル。それまで書類は厚紙表紙と紐で綴じるのが定番でしたが、以降は抜き差しが簡単なパイプ式ファイルが定着していきます。

 

1964年

キングファイルG

パイプファイルの綴じ具を改良し軽量化した現在のファイルの原型モデル。これが大ヒットし、黒枠に青窓のキングファイルはオフィスにおけるスタンダードツールとしてその後定着していきました。

【菅未里の自腹買い文房具】「推し活」がはかどる尊いスタンプ&スタンプパッド

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

“推し活”がはかどる尊いスタンプ

人生にうるおいを与えてくれる「推し活(おしかつ)」。今や約5人に1人は推し活をしているとも言われていますが、読者の皆さんはそもそも、推し活をご存知でしょうか?

 

推し活とは、人に勧めたいほどに好きな人や物事に熱中し、情報を追ったり応援をしたりする“活動”です。好きなアイドルが「推し」だとすると「推し活」はそのアイドルが出ているテレビ番組を見たり、コンサートに行ったり、グッズを買ったり、公式SNSをチェックする行為などが挙げられます。

 

そんな推し活を盛り上げてくれるアイテムが、スタンプマルシェの「手帳スタンプmini 推し活」。私は“推し活スタンプ”と呼んでいます。

 

スタンプマルシェ
手帳スタンプmini 推し活
385円(税込)

 

舞台のチケットの当落日、入金〆切、ライブの日、動画が投稿される日など、推し活に必要な全30種類のスタンプが用意されています。なかには「推しが尊い」と書いてある、日々使えそうな柄もあります。

 

↑手帳のマンスリーページに使って推し活のスケジュールを管理

 

私は仕事柄、自分のメディア出演をSNSで告知する必要があるのですが、撮影が終わるとほっとして気が抜けてしまい、公開日を告知しないまま出演番組の放送が終わってしまうことがあります。告知までしっかりしなければと思いつつ、そこでどうにか楽しくスケジュール管理したいと思って購入したのが「雑誌掲載」「TV出演」「動画投稿」でした。(その他の印面は、今回の連載で皆さんに紹介するためにスタンプマルシェさんからお借りしました。)

 

本来の用途である推し活のために使うのであれば、スケジュールは推し活スタンプを使って把握して、ライブの遠征で立ち寄ったカフェや会場前で撮った写真などを後日手帳に貼っておきましょう。手帳が素敵な思い出がつまった“推し活アルバム“になりますよ。

 

また、推し活スタンプは黒インクでも楽しめますが、アイドルなどメンバーカラーを持つ“推し”がいるならば、スタンプパッドの色にこだわるとより楽しめるでしょう。スタンプパッドの色数は驚くほどに多いので、メンバーカラーがターコイズや深紅などニュアンスのある色でも、推しの色がきっと見つかります。

 

↑大きい長方形のスタンプパッド「シヤチハタ いろもよう」全29色、しずく型のスタンプパッド「ツキネコ バーサマジックデュードロップ」全36色、小さい正方形のスタンプパッド「ツキネコ アートニック」全96色

 

スタンプとインクを組み合わせて推し活をさらに盛り上げていきましょう! 私の推しは何かって? それはもちろん、この連載で紹介している文房具たちです。この連載も“推し活”ですね。

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ

発売前の注目文具がいろいろ! 文房具の見本市「ISOT」で見つけた掘り出しモノ5選

今年も文房具的にアツい夏がやってきた。「国際文具・紙製品展」、通称ISOTが7月6~8日に東京ビッグサイトで開催されたのである。残念ながらコロナ禍などもあって、ここ数年は国内の出展メーカーが減少し、会場もやや寂しい印象となった感は否めないが……それでもちょっと探せば、興味深い新製品がゴロゴロ。

↑東京ビッグサイト東ホールに、最新文房具が集結!

 

↑今年は海外ブース(主に韓国・中国・ベトナム)が復活したのも、嬉しいニュースのひとつ

 

今回は、そんなISOTで見つけた、注目の最新文房具を紹介していこうと思う。ちなみに秋冬以降の新製品を発表する場だから、現時点ではまだ発売されていないものがほとんど。気になる製品があれば、各自発売日などは検索してほしい。

 

日本文具大賞グランプリは、消し心地にこだわるホワイトボード

ISOTの醍醐味のひとつが、会期初日に発表される「日本文具大賞」のグランプリ。31年の歴史を誇るアワードということで、注目度は非常に高い。そして今回、日本文具大賞のデザイン部門でグランプリに輝いたのが、wemo(ウェモ)「paper flip board(ペーパーフリップボード)」である。

↑日本文具大賞デザイン部門でグランプリを獲得した機能性ホワイトボード「paper flip board」

 

↑ボード面の平滑性がかなり高く、書き味はスルスル。その分だけ光の反射も強く、周囲からの映り込みが多いのは少し気になった

 

wemoといえば、腕に巻くバンドタイプのウェアラブル・メモがお馴染みだが、こちらは正方形のフォルムが特徴的なホワイトボード。形状に関しては、オンライン会議において顔と一緒にボードが写り込めるように考えられて、正方形になっているようだ。

 

本体はダンボールの表面に特殊なフィルム加工を施したもので、重量はボード単体で約96g。見た目のサイズと比べてめちゃくちゃ軽い! この軽さなら、ほとんどの人が持った瞬間に「軽っ!」と驚くのではないか。なによりボードが軽いと、筆談やオンライン会議などで手に持ったまま書き消しを続けても負担になりにくい。これは大きなメリットだ。

↑さすがこだわっただけあって、「消し心地」はお見事。軽くティッシュで拭くだけでスルーッと消せた。まる4日放置した筆跡でも同レベルで消せるとか

 

↑ちなみにマーカーを挿しておけるホルダーパーツはウレタンスポンジ製で、イレイザー代わりにも機能する

 

会場で話を聞いたところ、「なによりこだわったのは消し心地です!」とのこと。書いてすぐに拭ってスルリと消えるのはもちろんのこと、長時間放置した筆跡もきれいに消せる消字性能は、なかなかに優秀だ。

 

ホワイトボードマーカーは、書いたあと時間が経過するほどにインクが盤面に定着して消しにくくなる。実際、ほとんどの競合製品が96時間以上経過したものが消せなくなっているのに対して、「paper flip board」は軽く拭くだけできれいに消せていた。

 

クラファン発のホワイトボードは、ザシュッと一発クリアが爽快

今回のISOTは妙にホワイトボード系の出展が多かったので、もうひとつ紹介しておこう。第一合成の「WIPE(ワイプ)」は、2021年末にクラウドファンディングサイトmakuakeにおいて達成率1000%超えを果たした、A4(よりちょっと小さい)サイズのホワイトボードである。

↑こちらがクラファン発の機能性ホワイトボード「WIPE」

 

↑カバーをめくるとボード面が露出。このように書き込みができる

 

携帯時にボード面を覆い隠すカバーがついているのだが、このカバーこそが「WIPE」最大のポイント。めくって裏面をみると全域がフェルト生地になっているのだが、なんとこれがボードイレイザーとして使えるのだ。

 

たとえばボードに書かれた筆跡をオールクリアしたい場合、カバーをかぶせて全体を一気に拭き取ることで、あっという間にリセットが完了するわけだ。これは非常に手っ取り早い。

↑消す時はカバーをかぶせて全体をこするようにすると……

 

↑カバー裏のフェルト生地によって、一気に全面拭き取りが完了!

 

従来であれば、ボードのオールクリアをするときはペーパータオルやウェットティッシュを使っていたが、それをいちいち用意するのは面倒くさい。そりゃカバーが拭き取り布を兼ねてくれていたほうが、ラクに決まっているだろう。

 

カバー裏にはマーカーの消しカス(粉汚れ)が溜まるが、これは屋外でパンパンと手ではたいたり、卓上クリーナーで吸ったりしてやることでメンテナンスできるようだ。

 

ファンシー文具は昭和レトロが人気

「食品用ラップに書けるマーカー」や「ドットが捺せる蛍光ペン」のように小技の効いた製品を得意とするのが、プラスチック射出成形品メーカーのエポックケミカル。しかし今年の新製品は意外にも、“昭和レトロ”をテーマにしたファンシー文具シリーズである。

↑エポックケミカルの昭和レトロ文房具「タイムスリッぷ」シリーズ。まさにザ・昭和! なデザインだ

 

↑昭和っぽい衣装引き出し型封筒からはみ出している、クマキヨシの便箋

 

「タイムスリッぷ」と名付けられたシリーズは、「トラ ミノル」「クマ キヨシ」「イヌ タダシ」のかわいい動物キャラがメインアイコン。ちなみにこのミノル・キヨシ・タダシという名前も、昭和に多かった男性名ランキングから取っているとのこと。

 

3キャラのメッセージカードは、専用封筒から大幅にはみ出すサイズとなっており、とぼけた雰囲気が非常にキュート。ほかに、いかにも昭和っぽい水性ペンや多色ボールペン、ハート型のロケットチャーム付きシャープペンシル(写真を入れることも可能)、ファイアーキング風のマグカップもラインナップされている。うーん、昭和。

 

↑「カセットテープのケースにカードメモが入ってる」というだけで、昭和世代には刺さりまくり!

 

↑カバーをくるりと回してスタンドに。当時もカセットケースをカードホルダーに転用していた人、多いのではないか?

 

ちなみに、メッセージカードが入ったカセットテープケース風のプラケースは、なんとエポックケミカル社内で錆びて転がっていた、本物のカセットケース用金型(70年代から実際に使われていた)を転用して作ったのだそう。

 

昭和の頃に実際にカセットケースを生産していたという実績が、令和のファンシー文具に活かされるというのも面白い話である。

 

ちなみに、もう金型の耐久度が保たないので、追加生産は難しいらしい。欲しい人は見つけたら即ゲットだ。

 

どこでもくっつくマグサンド、吸盤プラスでパワーアップ

ガラスやアクリル・木板など磁石がくっつかない場所にも、強力なネオジム磁石パーツを裏表から挟み合わせることでくっつけられるのが、磁石メーカー マグエバーの 「マグサンド」。

 

店舗のガラスドアに磁石フックを増設して看板を吊したり……といった用途で、今やかなりの大人気の製品だ。

↑どこにでも磁石フックが増設できて大人気の「マグサンド」(マグエバー)

 

その「マグサンド」に吸盤を組み合わせて耐荷重を大幅にアップさせたのが、新製品の「マグプラス」。なんと1個あたりの耐荷重が4.5kg(マグサンドの約4倍)というから、これはめちゃくちゃ強力。実際に試させてもらったが、体感ではもっと強いように感じられた。

↑新しい「マグプラス」は、ネオジム磁石に吸盤の力もプラスして、超強力に。指1本で引っぱったぐらいではビクともしなかった

 

↑裏面の磁石パーツ(白い円盤)にも吸盤が付いているので、パーツ同士を挟み合わせるのもラクになっている

 

吸盤がついたことによってもうひとつ、設営しやすさも大幅にアップしている。例えば、ガラスドアの屋内側に吸盤で磁石パーツをくっつけておき、それからおもむろに屋外側に回り込んで磁石パーツでサンドする、ということが可能になった。従来なら裏と表でそれぞれに人手が必要だったのが、吸盤があれば1人時間差で設置ができるというわけだ。

↑アウトドア用のLEDランタンも、1/4インチネジでハメ込んでマグプラス化できる

 

しかも本体から生えているフックパーツは、根元が1/4インチネジになっているため、自在に付け替えが可能。1/4インチネジとは照明機材やカメラ、スマホホルダーの据え付けに多用されている規格なので、これらが場所を選ばず固定できるとしたら、応用範囲はかなり広がりそうである。

 

韓国から来た、意外な書きやすさの先曲がりペン

海外ブースからも、1点紹介したい。韓国ゼロジーテクの「ZERO G ball」は、一目見て「んん?」と首をかしげたくなるような、ちょっと変わったフォルムの油性ボールペンだ。

↑海外勢の中で注目度が高かったのが、ゼロジーテクブース

 

本来ならペン軸からまっすぐ円錐状に伸びているはずの口金パーツが、はっきりと傾いているのである。なんだこれ!?

↑先端がクチバシのように曲がった油性ボールペン「ZERO G ball」

 

油性ボールペンは、先端の小さなボールが転がることでインクが紙に出るという仕組みとなっている。なので、ペン軸を寝かせて(紙に対して角度を浅く)握ると、口金のフチにひっかかってボールの転がり不良が起きやすくなるのだ。

 

ところが「ZERO G ball」はペン軸に対して口金が立ち上がっているため、多少浅い角度で握ったとしても、ボールが転がりやすい角度をキープしてくれるという構造のようだ。

↑軸に対して角度が付いて飛び出したペン先によって、筆記角を深く取る構造。寝かせ筆記でも書きやすい

 

実際に書いてみるとなるほど、見た目からの印象よりはずっと違和感なく書ける。それでいて、普通なら確実に転がり不良でかすれるような角度で握って書いても、スルスルとペン先が走ってくれるのは面白い。寝かせ書きの握り癖がある人にとっては、ありがたいのではないだろうか。

 

ちなみに発想としては、古くから「YORO PEN」など同様のものは存在している。が、こちらの方がデザインは従来のボールペンに近いため、変態っぽさは薄まっている(なので、使いやすい)ように思う。

 

ISOTの時点ではまだ代理店は未定とのことだが、国内販売が始まるのが楽しみだ。

 

神秘的な美しさを放つ特別カラー! 「プレジール カラー・オブ・ザ・イヤー」2022年は「オーラ」

プラチナ万年筆は、プレジール万年筆から「プレジール カラー・オブ・ザ・イヤー」5作品目となる「プレジール オーラ」を、7月15日に発売します。

 

同製品のために施された偏光パール塗装は、アルミボディの上に白塗装を施し、パールを重ねることで、見る角度や光の当たり方によって見え隠れする色の表情が楽しめます。

↑#57 シンフォニーブルー

 

神秘的で人を惹きつけるエネルギーを放つ「オーラ」の魅力に焦点を当てた、めくるめく移り変わる表情の特別な一本に仕上がっています。

↑#18 メリーピンク

 

軸色バリエーションは、人を包み込むエネルギーを持つといわれ、安らぎを感じさせる、陽気、楽しい、活発などを意味するピンクのオーラ「#18 メリーピンク」、物事を柔軟な方向に導くといわれ、癒し、成長、順応などを意味するグリーンのオーラ「#47 ヒーリンググリーン」、周りの人と調和を保つエネルギーを持ち、神秘的、直感、調和などを意味するブルーのオーラ「#57 シンフォニーブルー」の全3色。

↑#47 ヒーリンググリーン

 

摩耗に強い特殊合金ポイント付きペン先と、カートリッジインク交換式により、長期間使用可能。1年経ってもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載し、いつでもさらっと書き出すことができます。

 

税込価格は3960円。各色3000本(合計9000本)の限定販売です。

ポップな透明感がキュート! キングジム「CHEERS!」第2弾は書類のまとめや保護などに役立つ3アイテム

キングジムは、ステーショナリーシリーズ「CHEERS!(チアーズ)」の第2弾として、「カードホルダー」「ドキュメントホルダー」「ハードホルダー」の3製品を、8月5日に発売します。

 

税別価格は、カードホルダーが420円、ドキュメントホルダーが850円、ハードホルダーが330円。カラーバリエーションはいずれも、透明感が楽しめるポップな赤、黄色、緑、グレー、乳白の5色展開です。

 

カードホルダーとドキュメントホルダーは、収納量に応じてゴムが伸縮することで、最適な厚さで保管・持ち歩きができるホルダー。どちらもインデックスが2枚入っているため、収納物を大まかに分類することも可能です。

↑カードホルダー

 

カードホルダーは、名刺やカードがぴったり入るサイズで、ドキュメントホルダーは厚みのある小冊子やノートも収納することができます。ドキュメントホルダーは書類を入れたクリアーホルダーをそのまま収納でき、最大で約20枚収納することができます(クリアーホルダー1枚につきコピー用紙を10枚入れた場合)。

↑ドキュメントホルダー

 

ハードホルダーは、2枚の硬質PVCシートで書類を挟む構造の書類保護ホルダー。表は高透明のシートで、書類の閲覧性が高くなっています。

↑ハードホルダー

 

株式会社キングジム お客様相談室(全国共通):0120-79-8107

ホームページ: https://www.kingjim.co.jp/

キングジム「ポメラ」に4年ぶりの新モデル! 「DM250」7月29日発売

キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモ「ポメラ」の最新モデル「DM250」を、7月29日に発売します。

 

税別価格は5万4800円。発売に合わせ、専用ケースも同時発売します(税別価格7000円)。

 

同製品は、従来機(DM200)よりバッテリーの容量を増加し、フル充電で約24時間の使用が可能(従来機は約18時間)。USB Type-Cに対応し、充電確認用LEDも新たに搭載。本体を閉じた状態でも、バッテリーの残量を把握できるようになりました。また、本体の構造を見直すことで打鍵音がより静かになり、従来機のテキスト入力のしやすさはそのままに、出先などでも場所を選ばないタイピングが可能です。

 

ソフトウェア面では、ポメラ向けに最適化した日本語入力システム「ATOK for pomera[Professional]」をさらに強化。校正支援機能と、縦書きの脚本や台本の作成に適したシナリオモードを追加しています。1ファイルあたりの保存可能文字数は、従来機の2倍となる20万字です。

 

キーボードは、ローマ字入力やUSキーボードで最も重要度が高い英字を中央に配置。フォントには、可読性が高く、圧迫感を与えずモダンな雰囲気を演出する「AXISフォント」を採用。メインのボディカラーは従来機よりやや明るいダークグレーに設定し、キーのカラーとボディの色を分けることでキーの形が把握しやすくなりました。

 

US配列キーボードユーザー向けに、ポメラ用にカスタマイズしたUS配列を追加。従来のポメラでも採用していた、日本語入力特化の「親指シフト」には、改良したレイアウトを1種追加しています。

 

Wi-Fi接続により、ポメラ本体と直接テキストファイルのやり取りが可能。専用アプリ「pomera Link」でポメラ本体内のデータを確認し、選択するだけでアプリ内に保存できます。専用アプリからポメラ内のファイル一覧を閲覧でき、アプリ内ファイルをポメラに送信することもできます。

 

ゴミ箱、バックアップ領域の追加により、誤って削除や上書きを行なったファイルも復旧可能になりました。正規表現検索にも対応し、検索性が向上しています。作成中のテキストの文字数やバッテリー残量が画面上に数字で常時表示されるようになったほか、テキストファイルを二次元コードに変換する機能では、二次元コード表示できる文字数が従来機の最大約9万字から20万字になりました。

 

また、同製品が発表された7月12日には、限定250台の「ホワイトモデル」も予約受付を開始しましたが、即日完売に。“新ポメラ”の注目ぶりがうかがえますね。

 

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エモーショナルな“夏色”揃えました。「uni-ball one F」夏のリラックスカラー5色、数量限定発売

三菱鉛筆は、「uni-ball one(ユニボール ワン)」シリーズの、軸色や書き味の上質感を高めた「uni-ball one F(ユニボール ワン エフ)」から、夏の景色を連想させる5種のリラックスカラーを、7月19日に数量限定で発売します。

↑左から笹笛、白砂、箒星、夕月夜、蜃気楼

 

今回新発売する軸色は、くすみ色をベースとした夏のフェイデッドカラー。近年の癒やしや安らぎに対する意識の高まりから、時の経過を感じさせる落ち着いた色合いで、何気ない夏の情景を軸デザインで表現。軸の色みだけでなく、それぞれの軸色名も、使う人の情緒的な感性に訴えかけるような、夏の空気感のある自然の風景から採用しています。

 

軸色ラインナップは、初夏の美しい海岸に広がる白い砂浜を表現した「白砂」、流れ星が一瞬で空に消えていく余韻を表現した「箒星」、川のせせらぎが聞こえる中、涼しい風になびいている笹の葉を表現した「笹笛」、夏の夕暮れに現れる蜃気楼を表現した「蜃気楼」、月が浮かぶ夏の夕空を表現した「夕月夜」。

 

税込価格は330円で、いずれもインク色は黒。ボール径は、白砂、箒星、笹笛が0.38mm、蜃気楼、夕月夜が0.5mmです。

実は文房具総選挙2022「最も欲しい文房具」第1位!「クアデルノ」がもうひとつの“No.1”に輝けた理由

仕事や勉強がはかどる機能をもった文房具の年間No.1を投票で決める「文房具総選挙 」。今年、大賞は逃したものの話題を集めた商品がある。それが、富士通クライアントコンピューティングの電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」。投票イベントで、来場者から「最も欲しい文房具」の第1位に選ばれた魅力を、今回は掘り下げてみたい。

富士通クライアントコンピューティング「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」

本物の紙とペンのような書き心地を叶える電子ペーパー。2021年に発売された第2世代は筆圧感知に対応し、より自由な手書き表現が可能になった。

 

いま最もホットな「SDGs文房具」部門で第2位を受賞!

「文房具総選挙2022」では、2021年度に発売された100点の高機能文房具がノミネート。前年の約2倍の人が投票に参加するなど盛り上がり、熾烈な戦いが繰り広げられた。

 

「クアデルノ」は、昨今話題のSDGs的視点をもつ文房具が選出された「SDGs文房具」部門にノミネート。大量のメモや書類が一台にまとまり、ペーパーレスを推進できる点が、SDGs文房具にふさわしいと選出された。もちろん大前提として、デジタルツールでありながら、本物の紙とペンのような書き心地を実現しているという点で、文房具としても高く評価されている。

 

1か月間の投票受付を経て、結果、同部門の第2位を受賞! ちなみに部門第1位のスカパーJSATの「海のクレヨン」は、大賞受賞商品。いかに本部門が激戦だったことがわかるだろう。

 

来場者が実際に試して選んだ「最も欲しい文房具」第1位に!

しかも「クアデルノ」が成し遂げた快挙は、実はもうひとつある。イベント参加者が選ぶ「最も欲しい文房具」第1位だった、ということ。

 

4月24日にイオンスタイル新浦安店で開催した投票イベントには、入場制限がかかるほど多くの文房具ファンが来場。彼らが実際にタッチアンドトライした結果、「最も欲しい文房具」として最も多く名前を挙げたのが「クアデルノ」だったのだ。では来場者たちの声をもとに、「最も欲しい」と感じる理由を探っていこう。

 

「持っていたくなるカッコよさ!」(コージーさん・38歳)

↑約5.9mm(A5サイズの場合)と圧倒的に薄く、重量も約261g(A5サイズの場合)と一般的なサイズのリンゴよりも軽い

 

薄くスタイリッシュなデザインは、スーツはもちろんカジュアルな服装にも馴染み、職種を問わず取り入れやすい。もちろんオフシーンにもマッチ。さらに驚くほど軽いので、立ったまま長時間メモを取っても疲れ知らずだ。

 

「初めて触ったが、思った以上に紙のような感触だった」(RYOUさん・29歳)

↑「Wacomデジタイザ」を搭載したバッテリーレスのペン。筆記機能はこのペンのペン先のみに反応するため、片手を添えたり、ペンを握る手の側面が画面に触れたりしても誤動作がない

 

液晶の表面に施されたざらつきが、適度な筆記抵抗を生み、本物の紙とペンのような書き心地を実現。一般的なタブレット端末のように、ペン先がツルツルと滑ったり、カツカツと音が鳴ったりしないため、手書きデジタルツールに移行したときに感じる違和感はほぼゼロだ。

 

↑スタイラスの後端のテールスイッチと、軸側面にあるサイドボタンには、消しゴムやマーカーなどの機能を割り当てられる

 

「書き心地が気持ちよかった。書き方で線の出方が変わるのもいい」(まっちゃさん・年令不明)

↑適度な筆記抵抗のおかげで、ペンが滑りすぎず、紙に書いたときと同じ自分らしい字を書ける

 

4096段階の筆圧感知に対応し、ペンの種類で万年筆、もしくは筆ペンを選んだ場合、はね・はらいも表現可能。また、本体設定で自身の書きグセを設定すれば、ペン先と筆記線の位置がより高精度で一致する。

 

↑上からボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー。ちなみにクアデルノの画面上ではすべて文字色は黒だが、黒、赤、青、白、マーカーは赤、黄色、青、緑の任意の色で記録されている

 

「保存も検索もできて非常に便利」(まさがきさん・32歳)

↑検索の仕方もさまざま。メモや書類の全体像を確認したくなったら、画面上でピンチイン。16ページぶんのサムネールが一覧表示され、目的のページを簡単に探せる

 

読み込んだ書類へのメモやノートページへの書き込みも、すべて自動保存。パッとメモを取り、サッとカバンにしまって持ち運べ、必要になったらスリープモードを解除し、すぐ書き始められる。そんな機動力の高さも魅力だ。

 

↑ほかにも、デジタルギアならではの機能も満載。PCアプリのスクリーンキャプチャー機能を使うと、「クアデルノ」に書き込む様子がリアルタイム、かつカラーでPCに表示される。zoomなどのウェブ会議システムで画面共有すれば、オンラインホワイトボードとしても活躍

 

↑スマホアプリ「QUADERNO Mobile App」があれば、PCがない場面でもデータの出し入れが可能に。外出先でも、書類を取り込んで書き込みをし、誰かにシェアという一連の操作を簡単に行える

 

「書き心地が紙のようにいい。でも紙ではない点がエコでさらにいい」(リンリンさん・17歳)

↑E Inkディスプレイを搭載し、液晶ディスプレイより消費電力が少ない点でもエコ。ほぼ電力が消費されないためスリープ状態にするだけでOKで、フル充電すれば最長で2週間利用できる

 

テレワークの増加とともに、自宅に仕事の書類が増えて困っている人も多いのではないだろうか。「クアデルノ」は、薄型軽量ボディにもかかわらず、約1万ものPDFファイルを保存可能。それにより、膨大な紙書類やメモが「クアデルノ」一台にまとまり、ペーパーレスを促進できる。

 

「ペーパーレスなんて、まさにSDGs!」(ひまわりさん・52歳)
「一番仕事が“はかどる”と思った」(ポン太さん・40歳)

書類やメモが一台に集約できることで、紙の使用量に加え、散らばりがちな書類やメモを探す手間も紛失するリスクもカットでき、仕事効率はぐんとアップ。まさにSDGs文房具であり、はかどり文房具である。

 

ユーザーが待っていたクラウドサービスが登場!

そんな「クアデルノ」は、強みの一つであるモバイル性をさらにパワーアップする機能を獲得。そのクラウドサービス「My Note Cloud」にも触れておきたい。

 

「My Note Cloud」は「クアデルノ」をクラウドと連携させるサービスだ。現在β版が公開中の同サービスを活用すると、「クアデルノ」で書いた手書きメモをクラウドに保存し、PCやスマホで閲覧できる。逆にPCやインターネット上のPDFファイルを「クアデルノ」に取り込むことも可能。また、「クアデルノ」を買い替えたときは「My Note Cloud」でデータの移行ができるから安心だ。

 

そもそも「クアデルノ」には約22GBと十分な使用可能領域を持つメモリが搭載されており、大量のファイルのなかにはうっかり消去しては困る大事なメモも含まれているはず。本サービスを使えば、クラウドにバックアップしたり、ブラウザ上で簡単にドキュメントを管理できるようになるのだ。

 

「My Note Cloud」は近日、正式にサービス開始予定。β版でアカウント登録した人には、正式サービス移行時に特典も用意されているというので、「クアデルノ」を持っているなら登録しない手はないだろう。

 

また、「My Note Cloud」の面白いところは、サービスが短期間でどんどんアップデートしていること。「ユーザーフォーラム」というユーザーが気軽に意見を発信できる投稿フォームが用意されており、開発者へ要望を直接届けることができるのも魅力だ。それをもとに、β期間中は1ペースで機能がアップデートされている。

 

最新のアップデートではユーザーから寄せられたプチストレスを解消

実は6月28日にも新機能が加わったので、最後に少しだけご紹介する。

 

・ホームメニューからWi-Fiのオンオフ操作が可能に

↑これまで本体設定の画面に遷移しなければできなかったWi-Fiのオンオフが、ホームボタンを押すだけで操作可能に。Wi-Fi機能を気軽にオンオフできることで、バッテリー消費をより抑えられる

 

・充電中でもバッテリー残量を把握できる

これまで本体の充電中は、「チャージ」の文字が表示され、どのぐらい充電できているのかがわからなかったが、充電中でもバッテリー残量が表示されるように

 

・上下スワイプでE Inkディスプレイ特有の残像をリセット

↑E Inkディスプレイ自体の仕様により、消し跡や前ページの残像が残ることがあるが、画面を上下方向にスワイプし、手軽に消せるようになった

 

・任意のフォルダに新規ノートを作成できる

↑これまで「クアデルノ」本体上で新たにノートを作成した場合、データは自動で「Note」フォルダ内に保存されていたが、今回から任意のフォルダ内に保存できるように。これにより後からPCアプリでデータの保存先を修正する手間が不要になった

 

・「クアデルノ」本体を買い替えたときのデータ移行がスムーズ

↑専用のPCアプリ上で、「クアデルノ」内のデータのバックアップを取れるように。「クアデルノ」を買い替えたときに、旧「クアデルノ」のデータをスムーズに移行させられる

 

大手メーカーとは思えないユーザーボイスの反映力で今後の展開にも期待大

正直、今回のアップデートを、やや地味だなと感じる人もいるかもしれない。ただ、ちょっとした不便の蓄積が、使いにくさを生み、やがて使うこと自体が面倒になるのは本末転倒だ。

 

そんなユーザーの不便を解消するためにも、富士通クライアントコンピューティングでは、社内の「クアデルノ」チームがTwitterを中心にSNSに届くユーザーのリプライやDMをチェックしたり、エゴサーチをすることで、ユーザーの声を漏れなくキャッチしているという。ツイートの内容が気になるときは、公式アカウント自らユーザーの方に質問をし、更なるヒアリングをすることも。そんな前のめりの姿勢が、日々のアップデートに生かされているのだ。

 

商品の魅力はもちろん、いまより少しでも商品を良くしていこうという、ブランドチームの熱量の高さをお分かりいただけただろうか。もちろん、現時点での書き心地および機能性の高さは「最も欲しい文房具」1位に選ばれたとおり、文房具好きのお墨付き。現在は、家電量販店でも商品を試せるので、まずは、「クアデルノ」ならではの“いつまでも書いていたくなる書き心地”を試してほしい。

 

 

文/フクノシマショーコ 撮影/湯浅立志

インク不要、鉛筆削り不要で16km筆記! 話題の「メタシル」は従来のメタルポイントペンと何が違うのか?

「メタルポイントペン」という筆記具をご存知だろうか? 知っていたら、文房具マニアとしてはなかなかのモノである。

 

これは鉛やスズ、銀などを芯にした金属製のペンのことで、だいたい16世紀頃まで使われていたもの。銀製のものは特に“シルバーポイントペン”と呼ばれていたり、“金属尖筆”“メタルチップ”なんて呼び名もあるが、まぁだいたい同じものと思ってもらっていい。

 

↑インクも何もなしの金属芯で筆記できるのが、メタルポイントペン

 

ちなみに黒鉛が発見されたのが1564年。そこから現代の鉛筆に近いものが作られるまでは、世界的に広く使われていたわけだ。

 

例えばルネサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、レンブラントなんかもメタルポイントペンによるデッサンを数多く残している。というか、ダ・ヴィンチの没年が1519年なので、そもそも彼は鉛筆の存在を知らないままに亡くなっているのだが。

 

実はこの超レガシーなメタルポイントペンがちょっと進化して、令和の世に復活したのだ。それを紹介したいと思ったので、こういう文房具蘊蓄(うんちく)から切り込んでみた次第である。

 

5世紀ぶりに進化した最新メタルポイントペン

鉛や銀を紙にこすりつけただけで、どうして字が書けるのか? というと、紙に金属の微粒子が残って筆跡になる、というシンプルな話。さらにそれが酸化することで濃く残るわけだ。

 

なのだが、もちろん黒鉛の方がくっきりと濃く、さらに滑りも良くてなめらかで書きやすい。そりゃ鉛筆の登場によって、あっさり姿を消してしまうのもやむなしだろう。

サンスター文具
メタルペンシル metacil(メタシル)
900円(税別)

 

↑軸色は全6色。筆記色はすべて同じ(黒)なので、見た目の好みで選びたい

 

しかし、この6月にサンスター文具から発売された「メタシル」は、まさに現代版メタルポイントペンとして作られたもの。もちろん八角形の軸から芯まで完全フルメタルだ。先端の金属芯は「削ることなく約16kmもの長さを筆記できる」というのが謳い文句となっている。

 

↑鉛筆と同じ感覚で、芯先を紙に擦りつけて書くことができる

 

で、実際に書いてみるとこんな感じ。メーカー公称として「2Hの鉛筆に近い」とされているが、なるほど確かにそんな感じだろうか。体感としては2Hより若干薄いかなー、ぐらい。

 

さすがに薄いとは思うが、とはいえ読めないほどではないので、筆記具として使えないとは思わない。なによりも、従来のメタルポイントペンと比較すると、あきらかに筆跡がくっきり。実はこれが“メタルポイントとして進化している”という部分なのだ。

 

↑上からメタシル・メタルポイントペン・鉛筆H・2H・3Hで筆記。濃さ的には2Hから3Hの中間くらいだろうか

 

先にも述べた通り、メタルポイントペンの芯は鉛やスズなどの合金。対して「メタシル」の芯は、特殊合金に黒鉛を配合したものとなっている。書くと、金属と黒鉛の粒子が紙に残るわけで、従来よりくっきり黒い筆跡になるのも当たり前。

 

書き味は、ややガリッとした引っかかりがあるものの、金属オンリーの従来メタルポイントペンよりはなめらかに書けるように感じた。これはやはり黒鉛(固体潤滑剤としても使われるほどすべりやすい)を配合しているからだろう。

 

↑メタルポイントペンは芯先が丸いわりに引っかかりがあり、直線を書くにもややガタガタしがち。芯に黒鉛を配合したメタシルのほうがなめらかだ

 

また、黒鉛配合による効果としてもうひとつ、消しゴムで筆跡が消せる、というのもある。メタルポイントペンの筆跡は、一度紙に定着すると非常に消しにくいものだが、「メタシル」は普通の鉛筆に近く、こすって消せるようになっている。

 

また、上から塗装してもにじみにくい、というのも鉛筆と同じなので、水彩画の下書き用としても違和感なく使えそうだ。

 

↑鉛筆とメタシルは、消しゴムで筆跡を消すことが可能

 

↑芯はネジで軸にはめ込まれている。摩耗した芯が交換できるのか? と思ったが、現状では替え芯の別売りはないようだ

 

とはいえ、ここまで鉛筆に近い性能ならば「むしろ鉛筆でいいじゃん」という意見があるのも理解できる。というか、ごもっとも。いやらしい話、コスパも圧倒的に鉛筆(1本で50km書ける)の方が上だ。

 

ただ、“ルネサンス期の画家も使っていたメタルポイントペンを今の技術で作るとこうなる”というような話としては充分に面白いし、そこにロマンを感じることもあるだろう。実用品として捉えるよりは、「文房具好きが興味本位で使ってみると楽しい筆記具」ぐらいの評価がしっくりきそうな印象である。

 

 

プラスのハサミ「フィットカットカーブ」シリーズ10周年! 数量限定でプレミアムなレアモデル発売

プラスは、家庭用ハサミブランド「フィットカットカーブ」シリーズの、発売10周年を記念した数量限定「フィットカットカーブ 10周年記念モデル」を、7月7日に発売します。

 

「フィットカットカーブ」シリーズは、常に最適な刃の開き角度を保つ「ベルヌーイカーブ刃」による軽い切れ味が特徴で、2012年1月の発売以来、シリーズ累計3900万本以上を販売しています。

 

今回はシリーズ発売10周年を記念し、先進・高機能を表現する「ピュアブラック」と、限定感を華やかに彩る「ピュアホワイト」で本体カラーを統一した特別限定モデルの「フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップ」「フィットカットカーブ フッ素3D刃」「フィットカットカーブ プレミアムチタン」「フィットカットカーブ ツイッギー チタンコート」の計4タイプ、全8アイテムが登場。フッ素3D刃は刃の部分もブラック/ホワイトで、シックな印象のデザインに仕上がっているほか、携帯はさみのツイッギーは、初めて刃にチタンコートを施しています。

 

税込価格は、フィットカットカーブ スタンダード 抗菌グリップが440円、フィットカットカーブ フッ素3D刃が891円、フィットカットカーブ プレミアムチタンが1155円、フィットカットカーブ ツイッギー チタンコートが935円です。

16km削らずに筆記可能な鉛筆! 芯まで金属なのに“書いたり消したり”できる「metacil」

サンスター文具は、芯まで金属の鉛筆、メタルペンシル「metacil(メタシル)」を発売しました。税込価格は990円。

 

メタルペンシル(金属鉛筆)は、芯が黒鉛を含んだ特殊合金で作られており、筆記時に黒鉛と合金の粒子が摩擦によって紙に付着することで筆跡となります。濃さは約2H鉛筆相当。

 

合金素材でできていますが、通常の鉛筆のように一般的な消しゴムで消すことができます。水や水性マーカーなどで滲まないので、水彩画やイラストの下書きにも最適です。

 

本体カラーはブラック、ホワイト、ネイビー、ベージュ、レッド、ブルーの全6色。マットな質感と、14gという絶妙な重さで、高級感を出しています。軸の形状も八角軸で、通常の鉛筆とは一味違った仕様になっています。

 

芯の摩耗が著しく少なく、削らなくても長い時間書き続けることが可能。筆記に集中しやすく、速書きにも最適です。なるべく同じ面だけで書かず、芯の先端を均等に使うことで、芯の尖りをキープできます。

ほぼ日の“AR地球儀”に新モデルが登場! 世界が飛び出す「ほぼ日のアースボール ジャーニー」

ほぼ日は、タブレットやスマートフォンで専用アプリをかざすと世界の様々な情報が飛び出すAR地球儀「ほぼ日のアースボール」のラインナップに、新モデル「ほぼ日のアースボール ジャーニー」を追加。7月1日11時より、ほぼ日ストアやAmazonなどのECサイトで発売するほか、全国の書店や文具・玩具店などでも販売します。税込価格は1万1000円。

 

同製品は、地球そのままの青い姿をしたメインモデル(直径15cm)に対し、径20cmの本体に、見やすくわかりやすく精緻な地図を記載。世界の国をカラフルに色分けした本格地球儀モデル。メインモデル同様、地球儀を固定するアームや軸がなく、丸い地球儀をボールのように手に取り、好きな角度から好きなように眺められます。天然木を使用した台座も付いています。

↑左が「ほぼ日のアースボール ジャーニー」、右がメインモデル

 

また、同製品の発売を記念して、旅気分を味わえるコンテンツ「世界をジャーニー」も、専用アプリ「ほぼ日のアースボール」で公開。パッケージイラストを担当した福田利之さんの描いたイラストたちが、地球儀のうえでにぎやかに動き出します。

 

発売日の7月1日から、アプリで“世界”が飛び出す様子を実際に体験できる店頭イベントも開催。丸善ラゾーナ川崎店と有隣堂横浜西口店で7月1日~7月3日、丸善日本橋店で7月15日~7月17日、有隣堂ららぽーと海老名店で8月5日~8月7日に実施予定です。

1本約64円!? 人気の「アルコールマーカー」が限定セール中……アナログ絵に挑戦するなら今!

同人系イベントなどで、絵師さんがスケッチブックのイラストリクエストを、アルコールマーカーでサラサラッと描いている姿、かっこいいですよね! 「私もあんな風にササッと描けたらなぁ……」と、あこがれたことはありませんか?

 

アルコールマーカーを使ってアナログ描きに挑戦してみたいけど、有名アルコールマーカーは“それなりのお値段”がするものが多くて、なかなか手が出しにくい!

 

……とお悩みの方に、モーレツにオススメしたいのが、コチラ!

 

Ohuhu(オフーフー)から発売中の「Ohuhuマーカーペン」です。「なにそれ? 初耳!」という方も少なくないと思うので、説明しましょう。

 

Ohuhuマーカーペンとは

Ohuhu(オフーフー)は、画材や生活雑貨、アウトドア用品まで幅広い製品を取り扱うブランド。このイラストマーカーシリーズは、日本、アメリカ、ヨーロッパなど、世界15か国以上で販売されており、世界中のアーティストからも多くの支持を得ているんです!

 

ペン先は筆タイプで柔らかく、筆圧の強弱をコントロールすることで綺麗に描けます。ペン先には高強度ポリエステル繊維を採用。コシがあり型崩れしにくく、滑らかな描き心地が味わえます。優しく塗り重ねることで、グラデーションも美しく仕上げられるのも特徴。耐久性にも優れているので、初心者の方でも、長く使い続けることができます。

 

また、ペン先は太字と細字の2タイプを用意。広範囲の着彩には太字タイプ、細かい個所の仕上げには細字タイプが活躍します。ペンのキャップは本体の両サイドに装着が可能。うっかり紛失するリスクも大幅に下げられます。

 

自社独自開発のインクは、発色も鮮やかで、豊かな色彩を表現することが可能。毒性がなく、子どもから大人まで、安心して使用することができます。1本あたりのインク容量は、有名アルコールマーカーより多い3.5gで、距離に換算し300m以上描くことが可能。

 

アルコールインクは速乾性に優れており、ムラになりにくく、擦れてインクが付着してしまう心配もありません。また、蛍光灯などによるインクの退色を防止・減退効果のある耐光性・耐水性にも優れています。イベントでスケブを描くにも、描いてもらったイラストをお部屋に飾るにも、ピッタリなアイテムといえますね!

 

各製品には12か月の保証期間が付いており、日本語でのサポート対応をおこなっています。

Ohuhuカスタマーサポート:support@ohuhu.jp

 

カラーバリエーションは驚きの772色! お得なセットも36種類と豊富に展開しています。高品質ながら買いやすい価格というコストパフォーマンスも、Ohuhuマーカーペンが支持されている理由のひとつといえるでしょう。

 

なお、Ohuhuでは、夏のイラストコンテストを開催予定! 詳細はこれから公式Twitterで発表予定とのことなので、興味のある方はぜひ、公式Twitterをフォローして、随時情報をチェックしてみてください!

公式Twitterはコチラ⇒https://twitter.com/Ohuhu_JP

公式TikTokも更新中⇒https://www.tiktok.com/@ohuhu_jp

 

1週間限定! Amazonでお得なセール開催中

高品質&コストパフォーマンスの良さから、プロ・アマ問わず人気を博しているOhuhuマーカーペン。なんと、本日より7月5日までの1週間、Amazonにて、一部セットがお得な20%オフに! 対象アイテムは以下の3点です(以下、価格はすべて税込)。

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字」7890円(通常価格9890円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・太字」1万3580円(通常価格1万6980円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 120色 筆・太字

 

「Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・細字」1万3580円(通常価格1万6980円)

↑Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 216色 筆・細字

 

ちなみに単純計算で、120色セットは1本あたり65.75円、216色セットは1本あたり約64.12円。安すぎ!

 

セットにはいずれも、専用のキャリングケース、裏移り防止用シート、オリジナルのカラーチャートが付属。キャリングケースは防カビ加工が施されているので、保管場所を選びません。

 

「これからアナログ絵をやりたい!」という人だけでなく、「将来は神絵師になりたい」というお子さんへのプレゼントにも最適。イラスト制作のほか、ノートや手帳、グリーティングカードなどの日常シーンでも“普段使い”できるので、あまり絵を描かない人や「自分には絵心がない」と思い込んでいる人でも、実は“使える”アイテムなのではないでしょうか?

 

 

●「Ohuhu」はThousandshores Technology Co., Ltd(日本法人:サウザンドショアス株式会社 https://www.thousandshores.jp/ )所有のプライベートブランドです。

Ohuhuオフィシャルサイト:https://www.ohuhu.jp/

10周年を記念した特別限定モデル! インクの乾燥を防ぐ万年筆「#3776 センチュリー ディケイド」

プラチナ万年筆は、インクの乾燥を防ぐ「#3776 センチュリー」誕生から10周年を記念した特別限定モデル「#3776 センチュリー ディケイド」を、7月1日から数量限定で発売します。税込価格は4万4000円。

 

万年筆「#3776」は1978年発売。#3776という名前は、富士山の標高にちなみ、日本最高峰の万年筆を目指したことに由来します。33年後の2011年には、インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」を搭載した、#3776 センチュリーを開発・発売しています。

 

今回発売される#3776 センチュリー ディケイドは、約2年間インクの乾燥を防ぐスリップシール機構搭載のほか、新設計の14金ペン先に、記念モデル特別デザインを刻印。軸とキャップには、初代#3776の象徴であるギャザード使用を施しています。ベスト型と呼ばれるフラットに近いトップ(天飾)を採用し、10周年記念ロゴを印刷。キャップリングは陰影が特徴的な彫刻仕上げです。

 

世界3776本限定で、尾飾にはシリアルナンバーを彫刻しています。特別付属品として、10周年記念特別調色インク「富士紺」20mlも用意。

海外版ならではのスタイリッシュなカラー展開も! サステナブルな手帳「マークス・ダイアリー2023海外版」

マークスは、マークス・ダイアリー2023海外版を、海外の取扱店では5月から、日本国内ではマークス公式オンラインストア「オンライン・マークス」にて、6月16日より販売を開始しています。

 

マークス・ダイアリー海外版は、2008年版からヨーロッパを中心に販売を開始し、2023年版で16シーズン目。現在は、ヨーロッパを中心に世界20か国以上で販売しています。

 

今回発売される同製品は、スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリー2サイズ(ウィークリー・バーチカル/A5・A6/9月始まり)52種と、「ノートブックカレンダー」(Sサイズ・Mサイズ/1月始まり)2サイズ12種を展開し、全64種をラインナップ。税込価格は、ウィークリー・バーチカルのA5サイズが2420~2530円、A6サイズが1540~1650円(ノートブックカレンダー海外版は国内販売なし)。

 

スライドジッパー付きポケット仕様のダイアリーは、表紙カバーにリサイクルPVCを60%使用し、FSC認証紙(責任ある森林管理のマーク FSC N003458)の、マークスオリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。NEO AGENDAは、ゲルインクや油性ボールペンなどの筆記具との相性も良く、なめらかな書き心地が特徴。

 

27の国と地域の祝日がアイコン表記されており、表紙は、スライドジッパー付きポケット仕様で全カバーをラインナップ。「storage.it」や、海外版オリジナルデザインとして、ポップなポルカドット柄のタイポグラフィー、スタイリッシュなジオメトリックパターン、ジャングルモチーフやフラワー柄のナチュラルなパターンなど、様々なデザインが揃っています。

 

ノートブックカレンダーは、表紙カバーにリサイクルPPを使用しており、海外版オリジナルカラーを含む6色を展開。日本版と同じ中面フォーマットを使用し、10の国と地域の祝日がアイコン表記されています。

大人の美文字にも効く!「ザラザラ下敷き」の子ども用と侮れない威力とは?

当連載でも繰り返し言っていることだが、筆者は超ド級の悪筆である。少しでもマシな字が書ける筆記具を探して、取っ替え引っ替えしているうちに文房具に詳しくなり、文房具ライターになり……というぐらいだから、なかなか筋金入りの字の汚さと言っていいだろう。

 

で、いろいろと筆記具を試した上で確実に言えることは、マシな字を書きたいなら、筆記具に「なめらかな筆記感」を求めちゃダメ! ということだ。

 

字にコンプレックスがあると、どうしても字を走り書きしてしまう癖がつきがち。そこになめらかな筆記感がプラスされると、走り書きどころか、転がり回って書いたん……? と思うほどの乱れ方になってしまう。悪筆なりにゆっくり丁寧に書くのが重要で、ペン先のコントロールを意識して書けば、どんなに下手だろうと、多少はマシになるはずなのだ。たぶん。

 

美文字を書きたいなら、まずは下敷きを使おう!

つまり我々“字が汚い族”が求める文房具には、(1)書く速度を落として、(2)ペン先のコントロール性を高める、という2つの機能が備わっていると嬉しいわけだ。

 

例えば「カリカリ感強めの細字ボールペン」はこの条件を満たしてくれてオススメなのだが、それ以外のペンが使いづらくなるというのは難点だ。そこで試してみてほしいのが、レイメイ藤井「魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット」である。

レイメイ藤井
魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット
A4・B5サイズ 各750円(税別)

 

いわゆる学童向けのプラスチック下敷きだが、特徴的なのは、表面にびっしりとある細かな凹凸。手で触るとザラザラとした感触があり、これがネーミングの元となっている。

 

このザラザラがなににどう効くのか? というと、これによって子どもの運筆力を育てる効果がある、というのだ。

↑下敷きの表面には細かに凹凸がびっしり。これが文字を美しくする効果を生む……!?

 

運筆力とは、自分の思うようにペン先をコントロールする能力のこと。まさにドンピシャで僕らが欲しかったヤツじゃないか。

 

これを紙の下に敷くと、ボールペンでも鉛筆でも、書くとザラザラというか、ボコボコとした振動が指先にハッキリと感じられるはず。まずこの振動がすべり防止になるため、書く速度がグッと落ちる……と書くとネガティブな感じもするが、つまりは無意識の走り書きを発生させないため。道路を意図的に凸凹させた減速帯のようなもの、と思ってもらえば分かりやすいかもしれない。

↑ペン先が適度に引っかかるため、走り書きにならず落ち着いて書くことができる。これはあまり体感したことのない書き味だ

 

速度が落ちれば、字のバランスや形に意識を払う余裕も生まれる。自動的に丁寧な筆記ができるというわけだ。実際に試してみても、はっきりと「マシな字が書けた!」という自覚が持てるほど。

 

ただし、筆記線をじっくり見れば、凹凸を拾ったことでの細かな線のブレも見て取れるので、そこが気になる人には向いていないだろう。

↑各筆記具の上段(●が付いている方)が、このザラザラ下敷きを使用して書いたもの。下敷きなしと比較すると、明らかに丁寧な書き方ができている

 

また、ボコ、ボコ、という振動ごとにペン先がどれだけの距離を進むのかをなんとなくでも把握すれば、手の感触と脳内でイメージした運筆が一致させやすい、というのも大事なポイントだ。振動がペン先の動きをナビゲートしてくれるので、思い通りにコントロールしやすくなるのである。

↑ペン先から受ける振動を目安にすると、線の長さや角度も把握しやすい

 

↑ちなみに下敷き裏面はツルツル仕様なので、引っかからずスピードを上げて書きたいときは裏返して使うといい

 

冒頭でも述べたが、書きやすくするためにいちいち筆記具を選ばない、というのが、下敷きを使うメリットだ。

 

極細径のシャープペンシルやボールペンはやや書きづらく感じるかもしれないが、それ以外はだいたいどんな筆記具でも、確実に丁寧な字が書けるようになるはず。特に「ジェットストリーム」など走りすぎになりがちな低粘度油性インクが、意識してコントロールしやすくなる様子は、従来にない面白さである。

 

↑A5ノートを多用する筆者は、A4下敷きを半分にカット。これは便利!

 

そもそもは学童用として作られている製品だが、大人が使って何の問題があるわけでもない。使うだけで字がちょっとでもマシになる可能性があるのだから、むしろ使わない理由の方がないだろう。

 

筆者はノート・紙類をA5サイズに統一しているので、A4のザラザラ下じきを半分にカットして持ち歩いていることも付け加えておきたい。

 

“1日2ページ”で日々の記録を存分に楽しめる! 手帳「hibino」2023年版、7月27日発売

デザインフィルは、同社が展開するプロダクトブランド「ミドリ」から、2023年版「hibino」を、7月27日に発売します。税込価格は4950円。

 

同製品は、見開き2ページで1日分の内容がたっぷりと書き込める新フォーマット“1日2ページ”の手帳です。

 

左ページには24時間の時間軸や書き分けに便利な仕切り線、右ページには書き込むスペースを均等に分割しやすいドットの目印がそれぞれ付いているほか、月の満ち欠けやその日の天気を記録できるアイコンも付いています。スケジュールとノート、ToDoリストと日記など、左右のページで書き込む内容を分け、自分らしい使い方で1年間を綴ることができます。

 

本文には、筆記特性に優れた薄手で軽量な手帳用紙(トモエリバー)を使用。サイズはA6サイズで、コンパクトに使えます。製本には、開きやすい糸かがり綴じを採用し、ページの端まで書き込むことができます。

 

記入スペースは、文字を書く際のガイドになる2.5mmの方眼罫。イラストや図の書き込みがしやすく、思いのままにページをレイアウトできる自由度の高さも特徴。1か月の予定や記録を俯瞰して振り返ることができるマンスリーページと、毎月の目標や予定を書き出せるフューチャーログも収録しています。

 

カラーバリエーションは、爽やかなブルーグリーンと落ち着きのあるキャメルの2色を用意。表紙に押した金箔のロゴがアクセントになっています。

縦横に開き透明窓で中身が一目瞭然なファイルバッグ「PAAT」はクリアホルダーを超える便利な存在だと断言したい

もはや働く場所はオフィスだけじゃない、というのはニューノーマルの基本なのだが……だからといって在宅ワークばかりでもない、というのが悩ましいのだ。例えば、週に2日は出社して残りは自宅で、というようなケースも増えており、そうなるとオフィスと自宅の環境をどう“擦り合わせる”か、など考えるべきことが増えてくる。うーん面倒くさい。

 

他にも面倒なのが、仕事用の資料など紙モノをどうするか、という点。データならサーバーに入れておけばどこからでも確認できるが、紙の書類はそういうわけにはいかない。紙モノは片っ端からスキャンして電子化、というのも意外と現実的じゃないし、そうなると、複数のワーキングスペース(オフィスや自宅)の間で書類を持ち歩くことになる。

 

であれば一度、「クリアホルダーより書類の持ち歩きに適したツールってないかな?」と考えてみるのも、ありかもしれない。

 

タテヨコ自在でガバッと開くファイルバッグ「PAAT」

クリアホルダーは書類の出し入れがしやすく便利だけど、「折れる・曲がる可能性がある」「ペラペラすぎてカバンの中で探しづらい」「中身が抜け落ちやすい」……といったネガティブな面がある。逆に言えば、そのあたりを解決できて、かつクリアホルダーライクに使える製品があれば良いのではないか?

 

その点、サンスター文具の「PAAT」(パット)はなかなかオススメできる。

サンスター文具
ファイルバッグPAAT(パット)
A5 1000円/A4 1200円(ともに税別)

 

表の全面が透明窓のため中身の視認性がいい、封筒型でA4サイズのファイルバッグ。フラップは閉じるだけで磁力によってピタッと固定されるため、まず書類の抜け落ちに関しては心配ゼロだ。

 

とは言っても、同様の商品はすでに他社からいくつか発売されているため、これだけでアピールするにはちょっと弱い。しかしもちろん、「PAAT」ならでは! と言うべきポイントがある。それがダブルフラップ機能だ。

 

↑洋封筒のように開く長辺のフラップ。マグネットは透明窓中央(四角い部分)に配置されている

 

透明窓に正対した状態だと、フラップは長方形の長辺に位置する。要するに横長の洋封筒のような感じ。

 

↑裏面にもフラップが。ここを開くと長封筒のように使える

 

しかし裏返してみると、短辺側にもフラップがついているのが見えるだろう。このフラップが上に来るよう90度回転させると、長封筒型に早変わり。つまり、縦にしても横にしても、同じようにフラップを開閉して中身が出し入れできるという、非常にユニークな構造なのだ。

 

↑横にすれば、ビジネスバッグで使いやすい

 

↑リュックなら縦に入れてピッタリ

 

例えばリュックに入れて使う際には縦長にして使う方が収まりが良いし、浅めのトートやビジネスバッグならば横長の方が出し入れスムーズ。

 

書類を持って出向く先によってカバンを変えるのはよくあることだが、いちいちファイルバッグまでカバンに合わせて変えていては、面倒極まりない。であれば、どちらにもそのまま使える方がいいのは当然という話だ。

 

さらに、タテヨコのフラップを同時に開くことで、全体を大きく一気にガバッと開くこともできる。

↑ダブルフラップを同時に開いての、ガバッと大開口。中身の出し入れが非常にしやすい

 

封筒型のファイルバッグは口から書類などを出し入れするのに少し手間取ることがあるが、大きく開いてしまえば問題なし。一度この大きな開口に馴染んでしまうと、もう他の封筒型ファイルバッグには戻りづらいほど。

 

バッグの中で見つけやすいカラーもポイント

また、今回使用しているブルーをはじめ、グリーンやホワイトなど明るめの色が揃っているのも大事なポイント。このカラーに加えて程よい厚みもあるため、ペラペラかつ透明のクリアホルダーより、カバンの中で目につきやすいのだ。

↑カバンを開けて覗けば、本体の明るいカラーでパッと見つけられる。カラーも使い勝手の点でけっこう重要なのだ

 

書類を探してカバンの中をゴソゴソ探し回るのは、周りからもあまり見栄えの良いものではない。そういう意味でも、こういった薄物は見つけやすさが重要なのである。

 

↑マチはないが、100ページの雑誌もこの通り収納できる

 

↑中にはしっかりした仕切り板も。大事な書類は透明窓から見えないよう、仕切りの奥側に収納したい

 

ファイルバッグは、仕事用ツールとしてはかなり地味なジャンルと言える。が、便利なものを導入すれば途端に快適さを感じられるはず。もちろんクリアホルダー1枚と比べたら価格はかなり違うが、それでもぜひ試してみて欲しい製品である。

 

片手でサッと開閉できる新機構「フリックキャップ」搭載! コクヨ「テープのり<ドットライナーフリック>」

コクヨは、小型な本体ながらテープ長さ12mのつめ替えタイプで、ペンケースの中でキャップが勝手に開きにくく、使うときは片手で開閉できる新機構の「フリックキャップ」を搭載した「テープのり<ドットライナーフリック>」を、6月22日から販売します。

 

同製品は、内部設計を最適化し、W69×H30×D17mmの本体サイズに。ペンケースによりスリムに収納できるよう、同社「ドットライナーフィッツ」と比較し、2mm薄型化しています。コンパクトな本体サイズながら、テープの長さは12m。

 

キャップには、製品名にもなっている新機構の「フリックキャップ」を搭載。バネを内蔵し、さらに横方向に開閉させることで、ペンケースの中でキャップが開いてしまうことを防ぎ、使用時はワンアクションでスムーズに開けることが可能。フルカバーキャップを採用し、のり面にホコリやごみがつきにくくなっています。

 

本体カラーは、優しい紫色の花名を表現したライラック、爽やかなミント、やわらかなホワイトと、限定色ピンクの4種類のバリエーションで、乳白色の半透明樹脂とマットな仕上げにより、中身が透け過ぎず、大人っぽい雰囲気を演出しています。

 

税別価格は、本体が290円。つめ替え用テープは210円(1個)、630円(3個パック)。本体ライラックカラー1個と、つめ替え用テープ2個のお徳用パックは640円です。

キングファイルにベビー誕生?「キングミニ」が無性に物欲をそそる上、やけに実用的

ヒトを含む多くの生物は、頭身が低い・目が大きい・手足が短いなど、赤ちゃんによく見られる特徴(ベビースキーマ)を持つものを、本能的に「きゃわいい~!」と感じ、守ろうとする習性を持っているそうだ。

 

これは、動物行動学者のコンラート・ローレンツが唱えた説で、つまり自分より弱いものを保護して養えば子孫が生き残る率が高まる、ということ。「かわいい」の概念が本能に根ざしたものであり、種の生存戦略に関わっているというのは、なかなか面白い話である。

 

だから、例えば「かわいい小物や文房具を見つけたら、ついつい買っちゃう」というのも、実は生物の本能的なアレであって、それはまぁ仕方ないよね、という話なのだ。特にかわいい“文房具の赤ちゃん”なんかがいたら、そりゃ庇護欲をかき立てられずにおれようか。だって超きゃわいいのだから。

 

ミニサイズのキングファイル、かわいすぎ!

文房具の赤ちゃんとはなんぞや? と怪しまれる方もいるだろうが、2022年6月10日にキングジムから数量限定で発売される「キングミニ」シリーズが、それだ。

 

事務用品のザ・定番である「キングファイル」「保存ボックス」をミニチュア化したもので、これはもうどうみたって、キングジム製品の赤ちゃんなのである。きゃわいい!

↑かわいすぎるミニサイズ事務用品「キングミニ」シリーズ

 

と言っても、ただのミニチュアならここで紹介するほどのものでもない。それぞれきちんと機能を持った文房具として作られているというのが、大きなポイントなのだ。

 

まず、最も“赤ちゃん感”が高いのが「キングファイルクリップ」。板バネ状のクリップを本体に押し込むことで紙束を固定するクリップで、Lサイズはコピー用紙90枚、Mサイズは60枚まで綴じることができる。

 

親のキングファイルと比べると、目(スクエアマーク)が本体に対して大きく、ぽっちゃりとして背が低い。これは完全なベビースキーマだ。

 

キングジム
キングミニ
キングファイルクリップ 4個セッ
Mサイズ 500円Lサイズ 680円(ともに税別)

 

“親”が書類を綴じて保存するファイルなのに対して、“赤ちゃん”はスライドクリップというのも、またかわいい。書類にきゅっとだきついて綴じる様子は、いかにも頑張って親の真似をしているよう。見ているこちらも、庇護欲かき立てられまくり。

 

機能として何か新しさがあるわけではないが、機能とビジュアルのマッチングが良すぎなのである。

 

↑いかにも「精一杯がんばって紙を綴じてます!」感があって、キュンキュンする

 

「文房具総選挙」初の公式ブック登場! 付録は「キングファイル」モチーフのスタンド式ツールポーチ

ちょっと育った付箋は、いたって実用的

「キングファイルふせん」は、サイズこそ小さいものの比率はもう、ほぼ親と同じ。スライドクリップよりもお兄ちゃん(お姉ちゃん)だな、という印象である。

キングジム
キングミニ
キングファイルふせん各500円(税別)

 

↑「インデックスタイプ」(左)と、「背見出しタイプ」(右)がある

 

ちなみに中身の付箋は、書類の端に貼ってインデックスが作れる「インデックスタイプ」と、ファイル背見出しがモチーフの「背見出しタイプ」の2種類がラインナップ。いわゆるカバー台紙付きの付箋ということで、見た目の面白さは少し薄いが、実用性に関しては間違いないやつだ。

↑インデックスが色ごとに分離しているので、好きな色から使うことができる

 

↑使ったときのインパクトは薄いが、ノートや手帳のインデックスとして普通に便利

 

ちなみに「背見出しタイプ」はもちろん普通の付箋として貼ってもかわいいが、ルーズリーフバインダーなどの背に貼って、一時的なラベリングにするのも楽しそうだ。白地に例のスクエアマークがあるだけで「キングファイルっぽい」と思ってしまうあたり、やはりアイコンとしての強さと言えるだろう。

↑どんなファイルも、この背ラベルを貼ることでキングファイル化⁉

 

↑もちろん通常のふせんとしても、スクエアマークがよく目立つ

 

机上の小物収納に、意外と便利な保存ボックス

ファイルをまるっと収納しておける保存ボックスは、小型化して「ミニ保存ボックス」になっている。キングファイルほど普段から目立っている製品ではないが、見れば「あー、そういえば会社で資料箱として使ってるわ」と思い出す方も多いのではないか。

キングジム
キングミニ
ミニ保存ボックス
各360円(税別)

 

↑つまんでヒョイと持てるサイズ感のダンボール箱、というだけでものすごくかわいい

 

サイズは名刺がスッと入るぐらいで、机の上にあるちょっとした小物やお菓子類を放り込んでおくのに良さげ。そういった散らばりがちなものがまとめて片付くと、机がすっきり見えるし、なにより机に小さいダンボール箱が積まれてる、というビジュアルがグッとくるのだ。

 

ちなみに素材は0.9mm厚ながら、きちんと中に波板の入ったダンボールなので、それなりに頑丈である。

 

↑小物収納としては“いろいろ入る”サイズ感。名刺や万年筆コンバーターなんかがジャストで収まる

 

ちなみにこの「キングミニ」シリーズ、あらためてお伝えしておくが、数量限定販売だ。

 

店頭でもし見つけることがあったら、即座に庇護してあげてほしい。それが生物としての本能なので、見つけた瞬間に「きゃわいい~」なんて声が出ちゃったとしても、なんら恥ずかしいことではないし。

↑「かわいい」「実用性充分」の2点だけで、もう買っちゃっていいやつだと思う

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

何にでも書ける無敵の油性ペン!「ガテン無敵マーカーPRO」はインパクト抜群のハードな1本

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第21回となる今回は?

 

第21話

寺西化学工業
ガテン無敵マーカーPRO
おの型/230円(税別)、極太/430円(税別)

日本初の油性マーキングペンを生み出した老舗が作る、超タフな油性ペン。水に強いインクと耐摩耗性に優れた強化型ペン先を採用し、屋外や水回りで活躍する。インクは黒と赤の2色。

 

極太ゆえの大味な筆記感はペンタブにも近しい

個包装されたパッケージには、大きな文字で「無敵」の文字。その下にはなぜかカタカナで「向カウトコロ敵ナシ。」とある。筆記具の惹句(じゃっく)としては度を超えたイキり具合ですが、いわゆる油性マーカーであるところの「ガテン無敵マーカーPRO」(すごい名前だ)は、確かにこうしたハードな打ち出しが似合うペンなのです。

 

なにせ特徴は、コンクリート・金属・木材・ガラス・プラスチック、濡れた紙やダンボール等、何にでも書けてしまう「強化型ペン先」。特に「極太」芯のインパクトがスゴい。ぎょっとするほど真四角でエッジが立っており、まるでレゴブロックのパーツというか「とらや」の小型羊羹(本気の詫びのときに持っていくやつ)というか……最初に見たときは意味がわからなくて爆笑してしまいました。

 

自宅にあったボール紙に書いてみると、油性マーカーらしいツンとくる溶剤の匂いと共に、艶やかで幅広の線がくっきりと引けます。ただしその筆記感は硬質ゴムを撫でつけているような、独特の“大味”さ。一般的な筆記では、紙の質感やペン先のボールの回転といったミクロな情報を受け取っているのに対し、このペンではもっとマクロで大きな桁の値を相手にしている感じ。指先の感触と書かれた線にギャップがある、という意味ではペンタブあたりの筆記感と近いかも。

 

そしてこのペン最大の驚きは、昨年のGetNavi・GetNavi web主催の「文房具総選挙2021」で大賞を受賞していること。マジかよ! ぜひお試しを。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第19話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第20話】「どうせいいんでしょ?」を超えてきた! 極細ボールペン「ジュースアップ」3色タイプが欠点ナシの超進化形だった

https://getnavi.jp/stationery/725701/

注目商品が続々! 2022年最新ボールペンのトレンドとおすすめモデル

近年、日本のボールペンはめざましく進化しています。サラサラした書き心地を実現するだけでなく、手帳にぴったりの細字を究めたりストレスなく書けるよう軸を改良したりと、さまざまな工夫がなされています。なんとなくそのへんにあったノベルティのボールペンを使っている……そんな人にも、低価格ながら高い品質をもつボールペンの存在を知ってほしい!

 

そこで今回は、最新の国産ボールペンの傾向とともに、注目の新商品を紹介。さらに自分に合ったボールペンの選び方についても解説します。文房具ライターとして、筆記具をはじめとする文房具のトレンドをウォッチし続けているきだてたくさんに教えていただきました。

 

知っておきたい、ボールペンの種類

まずは、ボールペンの基礎知識からおさえておきましょう。私たちがふだん目にするボールペンは、インクの種類で大きく3つに分類できます。

 

【ボールペンに使われるインク3種】

・油性インク……「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)など
・ゲルインク……サラサ(ゼブラ)、「フリクション」(パイロット)など
・水性インク…… Vコーン(パイロット)など。 

 

「近年、もっともシェアが大きいのはゲルインクです。かつては耐水性がありにじみにくい油性インクが人気を博していましたが、粘度が高くベタついた書き味や、ペン先に固まったインクが紙を汚すなどの問題点がありました。

 

一方、水性インクはサラサラした書き心地が軽く、発色もクッキリしているというメリットはあるのですが、乾燥に弱いためノック式(ペン先の繰り出し形式)には向きません。そもそも日本ではノック式がメジャーなため、彗星インクのシェアもそれほど大きくないんです。

 

ゲルインクは発色が良いことに加えてにじみにも強く、書き味は油性よりもサラッと軽やか。つまり、油性と水性のメリットを併せ持つ、扱いやすいインクだと言えます」(きだてたく さん、以下同)

 

国産ボールペンはなぜすごい? 海外との違い

これほどまでにボールペンの種類が多い国は、他に類を見ないと言います。どういった背景があるのでしょうか?

 

「国産ボールペンの中でも、2006年に発売された『ジェットストリーム』シリーズ(三菱鉛筆)は、もっともメジャーな製品だと言えるでしょう。油性インク特有のべっとりと紙に付く質感を改善した『低粘度油性インク』を初めて採用し、これまでにない滑るような書き心地が話題となりました。現在では年間約1億本も出荷されており、日本のボールペン市場における不動の地位を築いています。

このジェットストリームの出現を境に、国産ボールペン競争は激化。それぞれの筆記具メーカーがジェットストリームをベンチマークに、より書きやすく、より使いやすいボールペンの開発・製造を始めました。

今もインクはもちろん、持ちやすさや書き味など、さまざまな方向性で進化を続けています。ほんのわずかなにじみやペン先の引っ掛かりに目をつけ、改良を重ねていくというメーカーの姿勢には、まさに日本のモノづくりに対するこだわりや文化が表れていると言えるのではないでしょうか。

一方海外では、新しい製品はあまり開発されていません。ほとんどの国で『ビック・オレンジ』(BIC)が一人勝ちの状態なんです。でも日本のボールペンの品質の良さは、海外製品と比較するまでもありません。ジェットストリームをはじめ、日本のボールペンは海外にも出荷されており、高い評価を受けています」

 

海外の店頭ではフランス・BIC社のボールペンを見かけることが多いのが現状。

 

最新ボールペンの傾向は?

ボールペンの改良は細部にまで及び、次々と新商品が発売されています。

 

「これまで、ボールペンの書きやすさを左右する要素はインクだと思われていたんです。各メーカーも、インクの品質を上げることに努力を重ねていました。ところが、2020年頃から、インクではなく本体そのものを改良することで、書き味を高めようというムーブメントが起こり始めます。

その火付け役となったのは、2018年に発売されたゼブラの「bLen(ブレン)」です。文字を書く時の、ペン先のわずかな振動を極限まで減らし、その名の通り安定したブレにくい感覚を実現しています。2021年は、そのムーブメントが開花した年でした。主な特徴として、2つのキーワードが挙げられます。

 

・細字

「2020年の細字ブームが継続。細い字が書けて、かつ書き味を高めていくというフェーズに入っています。一概に、ペン先が細いだけで細かい字が書きやすくなる、とは言えません。いかに手元がよく見え、引っ掛かりが少ないかという総合的な部分に目を向けた改良が進んでいます」

 

・低重心

「本体の高い位置に重みがあると、ペンを傾けた方に全体のバランスがもっていかれるような状態になり、手の疲れや書きづらさの原因となります。そこで本体の重心を下げることで、安定感を出すというものです」

 

2021年度に発売された注目の最新ボールペン5選

2021年度に発売された、いま注目の新作国産ボールペンを5モデル紹介していただきます。

 

・針状のチップで筆記ポイントの見通しがいい

トンボ鉛筆「モノグラフライト」
198円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm/0.5mm

「2021年上半期に出た製品。注目すべき点はペン先の部分です。一般的なものよりも長い、5.2mmのロングニードルチップを採用しており、ペン先と紙に距離が生まれる仕様です。手元が見えやすく、細かい字が書きやすい。さらに、インク自体は従来の低粘度油性でありながらも、出る量を最適化。“ボテ”と呼ばれるインク汚れができにくいのもポイントです」

 

・クッキリ発色のペンが持ちやすく進化

三菱鉛筆「ユニボール ワンF」
330円(税込)

ペン先の太さ=0.38mm/0.5mm

「2020年に発売された『ユニボール ワン』の進化形です。濃くくっきりとした発色が特徴の黒インクはそのままに、ボディの中心あたりからペン先に向かって真鍮製の重りが入っている“低重心タイプ”になりました。最適なポイントで握ると、まるで手に吸い付くような錯覚を覚えるほどの安定感です。価格は倍以上に上がったものの、使ってみると、納得の仕上がりです」

 

・“いろいろな黒色”をちょっとリッチに楽しめる

サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」
385円(税込)
ペン先の太さ=0.4mm/0.5mm

「2020年に発売された『ボールサイン iD』の進化形。インクの色は全3種類で、なんとその3色すべてが“黒”という特殊なシリーズです。緑がかった黒、青っぽい黒など、少しずつ色味が異なっており人気です。本体軸はマット素材の塗装を施しており、滑りにくく、握りやすい仕様になっています。こちらも価格は300円代です」

 

・サラサラした書き味が0.3mmの極細芯でも健在

ゼブラ 「サラサナノ」
220円(税込)
ペン先の太さ=0.3mm

「0.3mmというと、ガリガリとした特有の感覚をイメージする人も多いのではないでしょうか。サラサナノには、本体上部に振動を吸収するサスペンション(うるふわクッション)が入っています。これにより、リフィルは従来と同じであるにもかかわらず、書き味が格段になめらかになりました。付箋のようなざらざらした紙にも引っ掛かりがなく、細い字が書きやすいというメリットがあります。カラーは32色をラインナップ」

 

・気になる“カチカチ音”を抑えた静音ボールペン

ぺんてる「カルム 単色ボールぺン」
165円(税込)

ペン先の太さ=0.5mm/0.7mm

「集中したい時や、オフィスや図書館など静かな場所で作業をする時、ボールペンのカチカチというノック音が気になるという人も多いのではないでしょうか? カルムは特殊な構造により、従来品と比較してノック音を66%も軽減しています(※)。音量自体も小さいのですが、音が低く不快感を軽減し、響きにくくなっている印象です。3色ボールペン、多機能ペンも展開しています」

※同社比、音圧パスカルでの比較

 

自分に合ったボールペンの選び方

数々のボールペンから自分に合ったものを選ぶ際、どのようなポイントに注目すればいいのでしょうか?

 

「書き心地や書き味は、数値化するのが難しいものです。ペンの持ち方や用途、文字の書き方は人それぞれ。正直、誰にでもこの製品がおすすめ! とは言えません。まずは店頭に行って、実際にペンを持ってみて、重さや持ち心地を確認し、試し書きをしてみましょう

試し書きの際、ぐるぐると渦巻きを書いている方も多いかもしれませんが、実はこの方法では十分にボールペンの特徴を掴むことができません。海外ではよく、稀にインクが出ない不良品が混じっていることがあるため、このような試し書きをするようになったと考えられます。国産品で“インクが出ない”ということは滅多にありません。

試し書きのコツは、自分が一番頻繁に使う文字を書いてみることです。個人情報が特定されないところまでの住所などが良いのではないでしょうか。自分用の基準となる文字を決めておくと、しっくりくるボールペンを見つけやすいと思います。自分の手帳などに住所や名前を書いてみるのも良いですね。

また、あえてアドバイスするならば、あまり自分の字に自信がない人に低粘度油性インクはおすすめしません。これは自分の経験側から言えることなのですが、悪筆の自覚がある人は走り書きをしてしまう傾向にあるため、滑りが良すぎるとかえって読みにくい字になってしまいます。そういった人には是非、細めのゲルインクボールペンを使ってみていただきたいですね」

 

「ボールペンは用途によって細やかに進化を続けており、今後も目が離せません。個人的に気になっているのは、2006年の発売以来、いまだ大きなアップデートがない『ジェットストリーム』が、今後どうなっていくのか。期待は高まります」

文房具は毎日使う仕事道具。だからこそ、少しでも使い勝手がよくなると仕事の効率も上がるもの。自分にぴったりの文房具を探してみてください。

 

【プロフィール】

文房具ライター / きだてたく

最新の機能派文房具から雑貨・ファンシー系のオモシロ文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバーとして、全国各地で文房具の楽しさを伝える講演活動なども精力的に行っている。『愛しき駄文具』(飛鳥新社)、『日本懐かし文具大全』(辰巳出版)、『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著/スモール出版)など著書多数。

きだてたくの文房具レビュー連載(GetNavi web)


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

「文房具総選挙」初の公式ムック登場! 付録は「キングファイル」モチーフのスタンド式ツールポーチ

はかどり文房具の頂点を投票で決す「文房具総選挙」は2022年で10周年。これを記念して出版する初の公式ムック「文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK」が、全国の書店・ネット書店で販売を開始しました。

 

10年間の受賞商品を振り返るとともに、文房具トレンドを総括。また、アーティスト・KREVA、乃木坂46・山崎怜奈など、著名な文房具好きのインタビューなど、盛りだくさん。歴代最多入賞を果たしたキングジムとコラボし、事務用ファイル「キングファイル」をモチーフにした、完全オリジナルの“立つ”ポーチが付録として付く豪華仕様です。ポイントをまとめてみます。

 

1.文房具トレンドの変遷がわかる!

2013年に雑誌「GetNavi」のイチ企画としてスタートした文房具総選挙。この10年間に入賞した特筆すべき商品をおさらいするとともに、選考委員の菅未里さん・きだてたくさん・古川耕さんに振り返っていただき、本イベントの歴史とリンクする、文房具のトレンドを読み解きました。

 

2.文房具好きのあの人にスペシャルインタビュー!

アーティストのKREVAさんをはじめ、乃木坂46の山崎怜奈さん、モデル・女優の三戸なつめさん、光宗薫さんといった、自他共に認める文房具好きの方々にスペシャルインタビュー。愛用文房具やその変遷などを語っていただきました。

※雑誌「GetNavi」の掲載記事を再構成した記事も含まれます。

 

3.オリジナル付録「キングファイル」モチーフのツールポーチ付き!

歴代最多入賞を果たした文房具メーカー、キングジムとコラボレーション。事務用ファイルの大定番をモチーフとした「キングファイル・スタンドポーチ」を、完全オリジナルで製作しました。キングファイルらしい意匠をポイントで取り入れながら、在宅ワーク・ノマドワークで活躍する機能を満載したスタンドタイプのツールポーチです。

↑文房具やガジェットなど小物をたっぷり収納できます

 

【概要】

文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK

定価:1990円 (税別)

Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4651202268/
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/17121208/
セブンネット https://7net.omni7.jp/detail/1107295955

“手書きのおしゃれな飾り文字”が書ける! ハンドレタリングに最適な、スタビロ「ペン68 ブラッシュ」

マークスは、ドイツのサステナブルな筆記具ブランド「STABILO(スタビロ)」より、筆ペンタイプのプレミアムフェルトペン「ペン68 ブラッシュ」を、オンラインストア限定で販売中です。

 

スタビロは、サステナビリティへの決意を示した「STABILO Together(スタビロとともに)」を企業スローガンに掲げ、地球環境に配慮した製品やパッケージづくりなどへの積極的な取り組みを行う、ドイツ発の筆記具メーカー。1971年に発売した蛍光ペン「ボス オリジナル」は、“スタビロ ボス”の愛称で親しまれ、世界中で愛用されています。

 

今回マークスより発売されたペン68 ブラッシュは、スタビロの水性ペン「ペン68」の、ハンドレタリングに最適な筆ペンタイプ。筆圧を調整することで線幅を簡単に変えられるため、筆文字の風合いを手軽に再現することが可能です。ハンドレタリングのほかにも、カラーリング、ハイライト、下線、シェーディングなどにも使用でき、クリエイティブな水彩画風タッチの文字を描くことや、色を混ぜ合わせればグラデーションのようなブレンディングも楽しめます。24時間キャップを外したままで使用可能。

 

パープル、ペルシャンブルー、ライトフレッシュティント、ウルトラマリン、ライトグリーン、グリーン、ダークブルー、ブラウン、リーフグリーン、イエロー、カーマイン、ダークレッド、ターコイズブルー、オレンジ、バイオレット、ライラック、ダークオーカー、ミディアムコールドグレー、ブラックの、全19色のカラー展開です。

 

製品ラインナップは、イエロー、ブラック、カーマイン、ターコイズブルー、ライラック、ミディアムコールドグレーの「6色セット」と、さらにライトフレッシュティント、ダークブルー、リーフグリーン、バイオレットを追加した「10色セット」、全色各1本ずつとブラック2本が入った「19色20本セット」、ブラックのほかパープル、ダークブルー、ターコイズブルー、ライラック、ミディアムコールドグレーも2本ずつ入っている「19色25本セット」の4種類。

 

税別価格は6色セットが1200円、10色セットが2000円、19色20本セットが4000円、19色25本セットが5000円です。

海の青さにも理由がある…大人も感動!「海の多彩さ」に気づくクレヨンが想像以上の奥深さだった

クレヨンの12色セットといえば、白・黄・黄緑・緑・水・青・赤・橙・うす橙・茶・灰・黒が一般的。それが色鉛筆の場合は、白色の代わりに紫色、灰色の代わりに桃色が入っていたりするのだが、それにしてもだいたいどのメーカーも同じような構成で、これらの色が“基本12色”なんて呼ばれ方をしているわけだ。

↑一般的なクレヨンといえば、こういった色構成だろう

 

美術教育界隈だと、「この12色が本当に子どもが絵を描くのに必要な基本色なのか?」みたいな議論もあるらしいんが、うーん、最低限のセットでそういう話をしてもあんまり意味はないんじゃないかしら。そもそも、混色できない画材を12色だけ使って自然を写生するなんてのが不可能なわけで。

 

ただ、だからといって「海だから水色か青色でガーッと塗っちゃえ!」が正しい、というわけでもないだろう。だって実際の海の色は複雑怪奇で、波頭の白から深海の黒まで無限のグラデーションがあったりするし。もっと言えば、黄色の海や赤い海なんてのも、地球上にはあったりするのだ。

 

“宇宙から見た海の色”を詰め合わせたクレヨン

そんな“海の色”を12色セットにしたのが、名前もそのままに「海のクレヨン」である。

 

で、この12色というのが、なんと人工衛星から見た地球上の海の色をピックアップした色。「えっ、こんな海の色ある?」と驚くような色もあるが、しかしすべて本当に、地球のどこかにある海の色なのだ。

スカパーJSAT
海のクレヨン
2200円(税別)

 

↑海の色ばかり12色! という尖りまくったカラーセット

 

このクレヨンは、CS/BS放送の「スカパー!」を展開する民間衛星通信会社スカパーJSATが、衛星画像を活用したプロジェクトのひとつとして、クラウドファンディングで立ち上げられたものだ。

 

すでにファンドは昨年中に成立しており、現在は一般販売もスタートしている。

 

↑ケースの内側には、色の元になった12枚の衛星写真が

 

↑実はパッケージの色は、素通しの穴を通して見えていた衛星写真のもの。すごくオシャレな演出だ

 

ユニークなのは、それぞれのクレヨンに“色名が書かれていない”というところ。というか、従来のクレヨンっぽく言えば、12本全部「うみ色」なんて表現になってしまうだろうし。

 

ではどうやって区分しているかというと、巻紙にある6~8桁×6~8桁の数字。実はこれが、クレヨンの色をピックアップした海の緯度/経度を表しているのだ。うーん、これは洒落ててカッコイイ。

 

↑しっとり感のあるナチュラルカラー揃いだ

 

例えば「17.31582 -87.53469」色は、カリブ海のベリーズ珊瑚礁で「グレート・ブルーホール」と呼ばれる、海にぽっかりあいた穴の色だ。珊瑚礁の一部が何らかの理由で陥没してできた穴だが、この穴の深いところには光が届かず酸素もない層がある。つまり生物が生息できないことで水が濁らず、濃い青色に見えるという仕組み。

 

クレヨンだけを見れば「へー、暗めの青だね」ぐらいで終わる話なんだけど、衛星画像を確認したら「えっ、海の中にこんな穴があるの?」という驚きがあって、さらに紐解けば、この青さにもちゃんと理由がある。「へー!」の連発で、正直、大人でもめちゃくちゃ興奮する面白さだ。

↑ブルーホールの濃いブルーは、生物が住めないことに由来する色

 

海っぽくないNo.1の赤い「46.13594 33.91955」色は、いま話題のウクライナにある、腐海と呼ばれる干潟の色である。ここは非常に浅いため、海水の循環が少ない。なので夏になると水温が上昇しやすく、藻が異常繁殖してβカロチン(ニンジンなどの赤さの素)を生成するので、海水がこんな赤い色になるらしい。へー!

 

ちなみにこの腐海に接するクリミア半島(先だってロシアに併合された、元ウクライナ領)は、ここで取れるピンク色の塩が名産品だ。

↑最大水深3.5mという激浅の腐海は、夏場の日差しで熱せられると腐敗したような匂いがするとか

 

他にも、「島の中央が水没して外縁部だけがぐるりと残ったキリバス・カントン島のエメラルドブルー」とか「鉱物が混じった水が流れ込んで化学変化を起こした台湾・陰陽海の黄色」といった、面白い海の色がいっぱい。

 

こうやって1本1本をGoogle Earthで見ていくだけでも、時間がすごい勢いで溶けていくし、QRコードから飛べる解説まで読み出すと、もうほんと止まらないのだ。

 

また、解説がまだ読めない子どもさんのためには、俳優の濱田岳さんによる音声ガイダンスがあるのも素晴らしい。

↑さすが海の色だけあって、何色か重ね塗りをするだけで、簡単に水の表現ができる

 

これは親子で「海の色ってなに色だろう?」みたいな話をしながら楽しむのもいいし、大人同士でも気の利いたプレゼントになりそう。正直なところ、お絵描き用としては色が偏りすぎてるから、画材としての実用性はほぼなさそうなんだけれども。

 

「海のクレヨン」は文房具総選挙2022で大賞受賞!
https://getnavi.jp/stationery/743952/

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

【文房具総選挙2022】結果発表! 文房具のプロたちが100点からたった1つ選んだのは?

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

ここでは、選考委員特別賞を発表。文房具のプロである7名の選考委員それぞれが「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を各自1点ずつ、特別賞として選出。選定コメントとともに紹介します。

 

8名の選考委員が選んだ“はかどり文房具”は?

 

■菅 未里 賞
ペノン「PENON」


伐採した量以上の植林が約束された、森林認証の木を使ったボールペン。替芯(2本入り/250円)のパッケージが返信用封筒になっており、使用済みの芯を送るとリサイクルされる。1200円(メガネペン)、1300円(ネクタイペン)、 1400円(フラッグペン)


「今年のトレンド部門のひとつである『SDGs』部門にノミネートされたアイテムですが、『書く』部門にノミネートされてもおかしくない書き味の良さに注目しています。もちろん、持っているだけで気分が上がるかわいらしい見た目も素敵です!」(文具ソムリエール・菅 未里さん)

 

■きだてたく 賞
カウネット「スタンディング用 PCスタンド パタスタ」


マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えられ、集中力の維持、作業効率のアップに繋がる。コンパクトに折りたたみ可能。5478円


「昨年腰痛を患い、痛みでイスにも座れなかったのですが、本品によるスタンディングワークで何とか仕事をこなせました。“これがなければ詰んでいた”ということを考えると、私にとっての本品はまさにはかどり文房具。本当に助けられました」(文房具ライター・きだてたくさん)

 

■古川 耕 賞
三菱鉛筆「ユニボール ワン F」


低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。従来のゲルインクよりも、黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色する独自インクを搭載し、くっきりと書ける。330円


「手に取った瞬間に『10年に一本レベルの傑作では』と感じ、その気持ちはいまも変わらず。フォルム、カラー、インク、重心バランス、価格、すべてが高水準です。トレンドのなかから生まれた一本でありながら、長く愛されていく普遍性も備えています」(ライター/放送作家・古川耕さん)

 

■伊東屋バイヤー 賞
マルマン「ジウリス ミニ」

 

キーボードの手前にも置きやすい、横長のバインダー。新開発のバインダー用金具を搭載し、本体が約1.5㎝コンパクトになった(同社比)。スリムながらも紙を約100枚収納できる。2750円


「キーボードの手前に置けるノートはあれどバインダーはあまりなく、トレンドを意識した色使いや金色の金具等にも高級感とこだわりが感じられます。このサイズは携帯するのにも便利。別売りのレフィルもラインナップが豊富で、あらゆる用途で活躍します」(銀座 伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん)

 

■イオンバイヤー 賞
パイロット「ドクターグリップCL プレイバランス」

好みの重さと重心バランスにカスタマイズできるシャープペン。重量と素材の異なる2種類の「内グリップ」を組み替えて使う。芯は、ペンを振るだけで繰り出せる。770円


「はかどりという観点で筆記具を選ぶなら、その“持ちやすさ”も重要な要素。人によって好みが異なる重心バランスを、この一本の中で自由にカスタマイズできる点が秀逸です。“自分に合うバランスがわからない”という人に勧めたい!」(イオンリテール ステーショナリー商品部・山田真弘さん)

 

■学研キッズネット 賞
レイメイ藤井「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」


鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上が期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りの文字を書くのを手伝う。660円(0.6mmドット / クリアー)、 825円(0.3mmドット / ブルー、バイオレット)


「半信半疑で使ってみたところ、明らかに文字がキレイに書けてビックリ。思い通りの文字を書ければ、書くこと自体が楽しくなり、宿題をやる気も生まれるかも!? 勉強の手始めに本品で、お子さんの運筆力を鍛えるのはアリだと思います」(学研キッズネット編集部・福田祐一郎さん)

 

■GetNavi 賞
サクラクレパス「ボールサイン iD プラス」

ニュアンスの異なる3種類の黒インクをラインナップ。ペン先やクリップに金属を使い、シックな見た目に仕上げている。六角形と丸型を組み合わせた本体軸が手に馴染む。385円

 

「2020年に“黒インクで個性を表現する”という提案で、業界をざわつかせた『ボールサイン iD』の上位モデル。上質感がグンと増したのに、その差はたった165円と、企業努力がうかがえます。“手が届く範囲での特別感”が、時代の空気にもマッチ」(GetNavi編集部・鈴木翔子)

 

■GetNavi web 賞
キングジム「チアーズ ツインペンケース」


2部屋構造のペンケース。2つの部屋の接合面に開口部があり、溝に沿って縦に折ると口が2つ現れる。口は部屋ごとに形が異なり、中身に合わせて使い分けられる。1375円

「安心して収納できるファスナーと、出し入れがラクなマグネットの、2種の開口部を採用し使い道を拡大。クリアカラーや多彩なカラバリとトレンドも盛り込まれ、ファイルや電子文房具に定評のある同社の新基軸を示す商品だと感じました」(GetNavi web編集部・和田史子)

 

「文房具総選挙2022」結果発表まとめ

最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門・100もの商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具?

【大賞・準大賞】

大賞に輝いた文房具は、今回新設された部門から輩出された。

【トレンド部門】

・在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門
在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出した。 15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・キッズの学習がはかどる文房具 部門
子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めている。15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・SDGs文房具 部門
文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てた。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

【機能別部門】

・書く 部門
「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもある。16商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・記録する 部門
最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・収納する 部門
例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・切る・貼る・綴じる 部門
開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出された。10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・印をつける・捺す 部門
ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん付箋やタグにも良品が揃った。その第1位と上位入賞商品は?

【選考委員特別賞】

今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022・大賞発表】大賞は「意外な海の色を発見できる文房具」に決定!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出! その頂点に立ったのは?

 

各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。

 

【大賞】
スカパーJSAT「海のクレヨン」

“海=青”という先入観に 一石を投じる、色名のないクレヨン

衛星写真を元に、世界12か所の海から抽出した色で作られたクレヨン。色名は付けられておらず、海の場所を示す緯度経度が記されている。原材料は天然由来成分のみ。売上の一部は、海面上昇の危機に直面しているキリバス共和国に寄付される。2420円

 

大賞に輝いた喜びのコメントを、スカパーJSAT Satellite Crayon Project 花田行弥さん(写真右)、 清野正一郎さんからいただきました。

「当社が初めて企画した文房具をこんなにも多くの方に選んでいただき、驚きと喜びでいっぱいです! 子どもたちが地球上にある『名前のない色』で遊びながら、地球に興味を持つ。そんなきっかけになったらうれしいです」

 

選考委員たちはこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「SDGsに関しては、環境配慮に力を注ぎ『エコ』を追求しがちな文房具業界ですが、大賞の製品のテーマは『多様性』。私たちが思い込みで作り上げてきた先入観について考えさせられます。SDGsに注目が集まる、今年らしい結果だと思います」

文房具ライター・きだてたくさん「衛星写真から抽出した海の12色というセンスの良さに加えて、キリバス共和国のカントン島やウクライナの腐海など、地政学的に興味深いチョイスが含まれているのも面白い。環境問題や国際情勢など、学びのタネが詰まった逸品だと思います」

ライター/放送作家・古川耕さん「“はかどり”がテーマなのに、そうとも言えない製品が大賞になりがちな本選挙(笑)。その意味で今年も、実に“らしい”結果となりました。それでも嫌な感じがしないのは、センスの良さが頭ひとつ抜けた、本当に素晴らしい製品だから。文句ナシ!」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「お子さま向けとか大人向けとかではなく、海を愛する人向けの商品であり、ターゲットやコンセプトも含めて大賞にふさわしい、今までになかった商品だと感じました」

イオンリテール ステーショナリー商品部・山田真弘さん「パッケージのデザインやクレヨンの色など、一度見たら引き込まれます。地球のことを考えながらこのクレヨンを使うことは、とても素晴らしいことではないでしょうか」

 

スカパーJSATさん、おめでとうございました! 続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。

 

■ 準大賞
三菱鉛筆「ジェットストリーム 新3色ボールペン」


使用頻度の高い黒インクのノック部を、軸のサイドではなく後端に設置し、直感的な操作を可能に。黒インクには、通常品に比べインクを70%増量した「長持ちリフィル」を使っている。550円

 

■ 第3位
コクヨ「書類がすっきり分けられるクリップホルダー」

表紙の内側に、A4書類を挟めるインデックス付きポケットを3つ搭載。ポケットの端が浮いており、片手でも書類の出し入れがしやすい。持ち歩き時に表紙が開くのを防ぐゴムバンド付きだ。880円

 

■ 第4位
プラス「ローラーケシポン 箱用オープナー」

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。1100円

 

■ 第5位
カウネット「テレワークハングラック」

テーブルに引っ掛けて、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は約3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。2295円

 

※価格はすべて消費税込み。

 

最後にお知らせ。公式ムック「文房具総選挙 10th ANNIVERSARY BOOK」が発売決定

2013年にスタートした文房具総選挙は今年、10周年。歴代の受賞商品を振り返るとともに、文房具トレンドを総括するムックを6/2に発売します。

↑文房具マニアとして知られるタレントやアーティストのインタビューなど、盛りだくさん。また、文房具総選挙最多受賞歴をもつ文房具メーカー、キングジム公認のオリジナル付録「キングファイル・スタンドポーチ」付き

 

「文房具総選挙2022」結果発表まとめ

最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門・100もの商品がノミネート。その頂点に立ったのは? また該当部門を制したのはどの文房具?

【大賞・準大賞】

大賞に輝いた文房具は、今回新設された部門から輩出された。

【トレンド部門】

・在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門
在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出した。 15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・キッズの学習がはかどる文房具 部門
子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めている。15商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・SDGs文房具 部門
文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てた。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

【機能別部門】

・書く 部門
「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもある。16商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・記録する 部門
最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・収納する 部門
例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・切る・貼る・綴じる 部門
開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出された。10商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?

・印をつける・捺す 部門
ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん付箋やタグにも良品が揃った。その第1位と上位入賞商品は?

【選考委員特別賞】

今回の選考委員は、文房具のプロたち8名から結成された。彼らが独自の視点で100点からたった1点、選んだ文房具とは?


「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2022】結果発表! SDGs文房具を制したのは海を大切にしたくなる文房具

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「SDGs文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「SDGs文房具」部門の部門賞と上位商品は?

サステナブルを叶える商品が多いなか、1位は「環境保護」に加え「多様性」もテーマとなっているアイテム。子どもだけでなく、大人にも気付きをもたらす良品です。

 

■第1位

海の色の豊かさと色が違う理由を学べるクレヨン


スカパーJSAT
海のクレヨン
2420円

グリーンランドや奄美大島など、12枚の海の衛星写真の色を元に作ったクレヨン。あえて色には名前を付けず、海の場所を示す緯度経度を記している。売上の一部は、海面上昇の危機に直面するキリバス共和国に寄付される。

 

↑フタに書かれたQRコードを読み取ると公式HPへ遷移。各色の元となった衛星写真や海の情報が見られる

 

【コレではかどる!】
コンセプトに加え使い心地も優秀
職人が天然由来の素材のみを使い製造するなど、コンセプトだけでなく商品自体も高品質。自然に興味を持つきっかけになるとともに、“海の色=青”という考えが思い込みであると気付かされる。

 

■第2位

書き心地にこだわりながらペーパーレスを推進!

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)
4万9800円(A5)、6万9800円(A4)

本物の紙とペンのような書き心地を叶える電子ペーパーの2021年モデル。筆圧を感知できるようになり、より自由な手書き表現が可能に。一台に紙書類やノートがまとまり、ペーパーレス化に貢献する。

【コレではかどる!】
書類への書き込みとシェアが簡単

プリンターやスキャナーがない環境下でも、データでもらった資料などに手書きメモが残せる。書き込んだデータのシェアもスムーズ。ウェブ会議などのオンラインホワイトボードとしても使える。

 

■第3位

燃やしても有害物質が出ない、書き込めるクリップ

オート
紙スーパークリップ
418円

重量比の51%以上が紙で構成されており、紙として処理できるクリップ。燃やしても黒煙を発さず、ダイオキシン等の有害物質が発生しない。鉛筆や油性ペンで書き込むことも可能だ。32個入り。

【コレではかどる!】
しっかり留められて処分もラク

書類を綴じてもかさばらない手軽さと、書類を挟むだけのシンプルな構造からは想像できない高い書類保持力が魅力。燃えるゴミとして処分できるため、書類が不要になったときはそのまま捨てられる。

 

■第4位

プラスチックを約30%減量して、インクは約70%増量

三菱鉛筆
ジェットストリーム 長持ちリフィル
143円

リフィルのチューブを薄くすることで、プラスチック使用量を通常品の約30%減らしながらも、インクは約70%増量。通常品と同じ形状で、互換性も保持している。紙製パッケージを採用。

 

■第5位

繰り返し使えるメモとポリ袋オープナーが一体化

ヒサゴ
UN TROIS CINQ メモがかけるポリぱっくん
1078円

ポリ袋を挟んで擦るだけで、袋の口を開けられるオープナー。ボールペンで書き込んでも消しゴムで消せる素材で、買い物リストにもなる。磁石が付いているため、冷蔵庫などへの貼り付けが可能だ。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 子どもの学習を最もはかどらせるのはノートを美しく修正できる文房具に決定

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「キッズの学習がはかどる文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門の部門賞と上位商品は?

誰もが知る、定番ブランドの新作が上位を席巻。ロングセラーブランドならではの安心感と、“かゆいところに手が届く”商品開発力の高さが光りました。

 

■第1位

色も幅もキャンパスノート仕様で修正跡が目立たない

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線の幅とテープの幅を合わせ、修正跡が目立たない。ヘッドやロゴの色は、罫線の幅によって異なるノートの色に合わせている。ペンケースの中でかさばりにくいサイズだ。

 

↑先端に金属のプレートが付いており、テープの定着性とキレの良さを両立。テープを切るときに失敗が起きにくい

 

【コレではかどる!】
テープ自体の質も高い
ノートがキレイにまとまることで、気分が上がりモチベーションがアップ。上書きしたときにペン先で削れにくいなど、テープの質自体も高い。ヘッドカバーが、テープへのゴミの付着を防止。

 

■第2位

狭い机の上でもノートテイクがスムーズに!

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがキレイに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などを書きやすい小学生用の「方眼罫」がある。

【コレではかどる!】
最新の学習環境を快適化

ノートPCやタブレット端末手前の狭いスペースにも広げられるサイズで、GIGAスクール構想に対応。方眼罫は表紙の両面にタイトル欄があり、教科に合わせて右開き・左開きのどちらでも使える。

 

■第3位

宇宙への興味を引き出す読み物が充実!

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)/286円(A4サイズ)

ロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。写真柄では国際宇宙ステーションの天窓をイメージし、通常の「ジャポニカ学習帳」では四角形である写真の枠を丸にしている。

【コレではかどる!】
宇宙に思いを馳せるきっかけに

「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙に関する読み物を収録し、子どもたちが宇宙に興味を持つきっかけを提供。親も手に取りやすいスタイリッシュなデザインだ。

 

■第4位

磁力で消しクズを集めキャップ内に回収

クツワ
HiLiNE マ磁ケシ
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

鉄粉を練り込み、消しクズを磁石で集められるようにした消しゴム。キャップを外すと磁力がオンになり消しクズを集められ、はめると磁力がオフになり、キャップ内に消しクズが溜まる。

 

■第5位

“よく消える”と評判の消しゴムにキッズモデルが登場

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆の筆跡もラクに消せる消字性能を持つ。通常品より厚みがあり、小さな手でもしっかり握れる。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 在宅・ハイブリッドワークはデスク下の活用ではかどると認定!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここではトレンド部門「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の部門賞と上位商品は?

デスク下収納やマウスも置けるPCスタンドなど、かゆいところに手が届く商品が多数。コロナ禍で蓄積された、リアルなノウハウを生かした商品が増えています。

 

■第1位

さりげなく収納を増やせる、デスク下の力持ち

カウネット
テレワークハングラック
2295円

テーブルや引き出しのない机に引っ掛けると、デッドスペースが収納スペースに早変わり。耐荷重が約3㎏で、A4書類が入るメインの荷室にはノートPCやタブレット端末なども入れられる。底板が入っているため、安定感も抜群。

 

↑フック部分に付いたシリコン製の滑り止めが、本体の落下を防止。リビングに常設しても悪目立ちしないカラーリングも魅力だ

 

【コレではかどる!】
仕事道具を探す手間をカット
机上の空間を圧迫せずに、収納スペースを増やせる。テレワークに必要な仕事道具がまとまることで、モノを探す手間もカット。リモコンやティッシュなど、日用品の収納にもオススメだ。

 

■第2位

スタンディングワークを手軽に取り入れられる折りたたみ式スタンド

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースを備え、従来のスタンディングワーク用のPCスタンドではできなかった、広々としたスペースでの作業を可能にする。使わないときは折りたため、場所を取らずに収納できる。

【コレではかどる!】
腰への負担を抑え集中力もアップ!
座りっぱなしによる腰への負担を軽減。立って仕事をすることで集中力が維持され、作業効率のアップも期待できる。X型の土台には見た目以上の安定感があり、キーボードを叩いてもグラつかない。

 

■第3位

中身の取り出しやすさと探しやすさを極めた大型ケース

レイメイ藤井デテクールコンボ
4950円

文房具やPC周辺ツールをひとまとめにできる大型ケース。中身の取り出し動作をスムーズに行えるよう、2つのユニットは約30度に傾く。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

【コレではかどる!】
奥に入ったモノも見つけやすい


約30度に傾くことで出し入れ動作がしやすくなるだけでなく、ユニット内部が覗け中身を探しやすくなるのもポイント。開けたフタは背面の磁石で固定される。社内での移動などに便利な持ち手付きだ。

 

■第4位

ソファに座ると膝の上が快適デスクに変身

ソニック
ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きのデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーにもなる。タブレットを立てられるスリット付き。

 

■第5位

トビラを開くだけで集中できるスペースが誕生

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

トビラが周囲の視線を遮るパーテーションになる、ブース付きのデスク。デスクの前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がない。有孔ボードには、フックで小物を吊り下げられる。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 印をつける・捺す部門はハンコ文化の奥深さを実感するラインナップに

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「印をつける・捺す」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「印をつける・捺す」部門の部門賞と上位商品は?

近年の宅配需要の増加を反映して、ひとつで複数の機能を持った便利アイテムが上位に。付箋類は、もともと人気の商品シリーズから登場した新商品が票を集めました。

 

■第1位

開梱から箱の片付けまでが、これひとつで完了!

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。スタンプには、独自開発したアルファベットパターンが採用され、文字情報を読み取りにくくする。感熱紙などのつるつるした紙にもしっかり捺せるインクを採用。

 

↑オープナーはOPPテープもしっかり切れる引っ掛かりのあるギザ刃。スタンプは紙の上を転がして使うローラータイプだ

 

【コレではかどる!】
荷物受け取り後の作業がスムーズに
玄関に置いておけば、荷物を受け取ったときに開梱から個人情報の目隠しまで、一気に行える。自立し、場所を取らずに保管できるのも魅力。オープナーの刃はロック機能付きだ。

 

■第2位

小物をかけるフックや磁石にもなる、3Way仕様のハンコ

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円〜

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどにも貼れるハンコ。マスクなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の一台3役をこなす。インクを補充すれば繰り返しの使用が可能。

【コレではかどる!】
玄関周りのプチ悩みを解決!

玄関のドアに貼っておけば、宅配便が届いたときにサッと取り出せる。カギやエコバッグなど、持っていくのを忘れがちなモノを掛けておくと便利だ。ボディが八角形で、机の上に置いても転がりにくい。

 

■第3位

好きな色を組み合わせて作る、オリジナルインクのパッド

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)/330円(専用インキ)/1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能。インクは29色展開だ。

【コレではかどる!】
素早く乾き作業がサクサク進む
同社独自のインクが使われており、印影が約3秒で乾く。一方、フタを開けたままにしてもパッドは乾かない。盤面には、ハンコを軽く押すだけで鮮明に捺せる、極細繊維の盤面表布を採用。

 

■第4位

本のお供に最適な、しおりのようなフィルム付箋

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム付箋のため、下の文字が隠れず見やすい。

 

■第5位

ページ内の項目を目立たせながら、ページもマークできる

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。ページ内で目立たせたい箇所に貼ってから、ミシン目で切り離せば、矢印の軸側がブックマーカーになる。ケースには手帳などに引っ掛けられるクリップ付き。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 切る・貼る・綴じる部門は粘着力2倍のテープのりが制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門の部門賞と上位商品は?

近年増えた“モノを送る(贈る)需要”に応えるアイテムが多数入賞。特に3位のペーパーリボンは新ジャンル。一般化すれば多彩な活用アイデアが生まれそうです。

 

■第1位

粘着力が2倍になり、厚みのある封筒もしっかり封かん

コクヨ
テープのり<ドットライナー>(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発に強く、時間が経っても封が開きにくい。先端のローラーが、粘着力の強さを感じさせない軽い引き心地を実現。

 

↑同シリーズの「しっかり貼るタイプ」に比べ、のりの密度が約120%に高まり、粘着力は約2倍に

 

【コレではかどる!】
厚みのある荷物も安心して送れる
厚みのある封筒や重い物が入った封筒の口もしっかり封じられるため、フリマアプリなどで販売した商品を送るときにも活躍。独自のドットパターンが、引き終わったときのはみ出しや糸引きを防ぐ。

 

■第2位

コピー用紙を一度に5枚まで穴開けできる超小型パンチ

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折りたためる世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くとハンドルが立ち上がる。底面には、穴開けで出たゴミが散らばるのを防ぐダストトレイ付き。

【コレではかどる!】
通常のパンチ同様の穴開け性能
手のひらに収まるサイズながらも、一度にコピー用紙5枚まで穴開けでき、パンチとしての機能も十分。紙の中心に穴開けするためのガイドも付いている。引き出しの隅やペンケースに収納できる。

 

■第3位

リボン同士だけがくっつくから、包んだモノを傷めない

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

のり面同士を合わせてギュッとつまむとくっつくペーパーリボン。ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーが豊富で、2㎝の幅広タイプはメッセージなども書き込める。

【コレではかどる!】
ベタつくことなく結束できる

のり面同士以外はくっつかないため、外したときにリボンに触れていた面がベタベタしたり傷んだりすることがない。紙製品をまとめるのにも使える。専用の紙製カッターが付属。

 

■第4位

マステを同じ長さで素早くキレイにカット!

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼って本体を引っ張れば、2㎝以上引き出すことも可能だ。

 

■第5位

手や衣類が針足に引っ掛かりにくい

マックス
中とじホッチキス「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で使える中綴じホッチキス。最大30枚まで綴じられる。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っ掛かりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 収納系文房具のNo.1はウェブ会議でも活躍するペントレイ

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「収納する」部門の部門賞と上位商品は?

ファイル類が多くノミネートしながらも、ペンケースが多く入賞。一方で、斬新な綴じ具を使った3位のナナメクリは、文房具のプロの間でも話題を呼びました。

 

■第1位

持ち運び時はコンパクトになり、省スペースで快適に使える

パイロット
オトバコ
2200円

一度にペン立て、ペントレイ、スマホスタンドとして使える。ペン立ては約2本、ペントレイには2〜3本の筆記具が入る。ペントレイの手前の空間には、使用中のペンを仮置きしたり付箋を貼ったりできる。

 

↑スマホを立てる部分には、滑り止めマットが付いている。スマホは、タテ・ヨコどちらの向きでも立て掛けられる

 

【コレではかどる!】
スマホスタンドとしても使いやすい
スマホの立て掛け面積が広く角度調整ができ、ウェブ会議中も活躍。PCの隣に置けばスマホの着信にもすぐ気が付く。作りがしっかりしているため、カバンに放り込んで持ち運びしやすい。

 

■第2位

取り出しやすさと分類しやすさを備えた、ポケット付きポーチ

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付
968円

色とサイズが異なる2つの内ポケットを備えたマチ付きポーチ。文庫本サイズのノートが入る大きさで、かさばりがちなデジタル小物も収まる。中身がほど良く透けるメッシュ素材だ。

【コレではかどる!】
絶妙な色味で視認性がアップ!
内ポケットの色味がポーチ本体の色味よりも濃いため、外から見たときにポケットの位置をすぐ確認できる。内ポケットの開口部は、ポケットの奥に入った小物にも指が届くよう斜めになっている。

 

■第3位

ホッチキス留め書類の閲覧しやすさを、ファイルでも可能に

キングジム
ナナメクリ
330円(ホルダー5Pアソート)、418円(ファイル)

ホッチキス留めした資料のように、書類を斜めにめくりながら閲覧できるファイル。書類を角にあるストッパーに挿し込んで固定するタイプと、クリップで固定するタイプの2種類展開だ。

【コレではかどる!】
書類の閲覧と編集がラクになる

ホッチキスで留めた資料のような高い閲覧性を備えつつ、後から簡単にページの入れ替え・追加ができ、バラしてコピーも取りやすい。書類を捨てるときに、ホッチキスを外す手間がないのも魅力。

 

■第4位

部屋が2つに分かれているから、中身が埋もれにくい

キングジム
チアーズ ツインペンケース
1375円

中身を分類しやすい2部屋構造のペンケース。部屋ごとに開口部の形が異なり、小物を入れやすいファスナータイプと、ペンを出し入れしやすいオープンタイプがある。ポップなカラーリングも人気。

 

■第5位

書類を隠さず掲示できて、水濡れや汚れも防止

LIHIT LAB.
マグネットフレーム
275円

A4サイズの書類や写真を、スチール面などに掲示できるフレーム。3辺にマグネットを搭載し、開いている辺から書類を入れられる。掲示物の文字が隠れず、水や汚れからも中身を保護できる。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 記録する部門首位はクリップボードと書類ホルダーの良いトコ取りした文房具

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「記録する」部門の部門賞と上位商品は?

1位のクリップホルダーは、実際に医療現場で愛用しているという声が多く寄せられた商品。1、2位ともに、聞いただけで何が便利かがわかる商品名なのもポイントです。

 

■第1位

クリップボードと書類ホルダーの良いとこどり

コクヨ
書類がすっきり分けられる
クリップホルダー
880円

表紙の内側に、インデックス付きのポケットを3つ搭載したクリップボード。ボードの裏面には、A4サイズのクリアホルダーが入るポケットもある。ペンホルダーになるくぼみや、表紙が開くのを防ぐゴムバンド付き。

 

↑ポケットの口が段になっていることに加え、端が浮いているため、片手でも書類を出し入れしやすい

 

【コレではかどる!】
医療現場で使いやすい工夫がたっぷり
複数の書類を持ち歩いたり、立ったままの姿勢で書き込んだりすることの多い、医療や介護の現場で活躍。色も病院などで使いやすいラインナップだ。アルコールや次亜塩素酸で消毒できる。

 

■第2位

メモを書き込める、2Way仕様のマウスパッド

カウネット
パッとメモできるマウスパッド パメモ
657円

メモ帳としても使えるマウスパッド。マウスの可動域にかかりにくい上部は日付記入欄付きのTo Do、下部は罫線になっている。上部に穴が開いており、フックなどに吊り下げることも可能だ。

【コレではかどる!】
滑り止め付きで片手でも書き込める

台紙の裏面に滑り止め加工が施されており、片手でも書き込みやすく、電話中のメモにも活躍。マウスを動かしてもページがめくれないよう、右辺と底辺の2辺がのり付けされている。

 

■第3位

机の上に立てたり持ち運んだりできる、自分専用のホワイトボード

学研ステイフル
Write White + ホワイトボードノート
1320円(A5タイプ)、1430円(B5タイプ)

ホワイトボードを綴じたノートの最新モデル。従来モデルは無地のみだったが、To Doが1ページ、方眼が3ページ加わった(無地は2ページ)。0.8mm径のホワイトボード用マーカーも付属する。

【コレではかどる!】
透明シートが筆記面を保護

A5タイプ(ピンクと黒)は、卓上カレンダーのように広げると自立する。ページの間には、書き込みが擦れるのを防ぐ透明シート付き。透明シートにも書き込めて、重ね書きできる。

 

■第4位

タテ・ヨコどちらの向きでも使える、ページ番号入りノート

ダイゴー
isshoni.ノートナンバー
1045円(B6)、1100円(A5)

検索性に優れるページ番号入りのノート。ページごとのタイトルを巻頭のインデックスに記入して使う。ページ番号が斜めに印刷されているため、ノートはタテ・ヨコどちらでも使える。

 

■第5位

挟み込むだけでOKのルーズリーフ用ホルダー

キングジム
ルーズリーフイン
ホルダータイプ
550円

ルーズリーフの収納に特化したホルダー。ルーズリーフをポケットに挟むだけで、分類・閲覧できる。綴じ具がなく、スリムで持ち運びもラク。ポケットは4つあり、それぞれ最大10枚まで収納可能だ。

 

※価格はすべて消費税込み。


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【文房具総選挙2022】結果発表! 筆記具の頂点はジェットストリームの最新多色ペンが奪取

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。記念すべき10回目となる「文房具総選挙2022」は、2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具100商品が選出されました。

 

さっそく各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「書く」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「書く」部門の部門賞と上位商品は?

軸やペン先といった“外側”をアップデートさせた、定番ブランドの上位モデルが健闘。1位のペンは、見ただけで何が画期的かがわかりやすいというのも強みでした。

 

■第1位

多色ペンなのに、ノールックで黒インキを出せる

三菱鉛筆
ジェットストリーム 新3色ボールペン
550円

使用頻度の高い黒インクのノック棒を、軸のサイドではなく後端に設置することで、直感的な操作が可能に。黒インクには、通常品よりもインクを約70%増量した「長持ちリフィル」を採用。軸割れしにくい設計で、長く使える。

 

↑黒インクのみに後端ノックを採用。樹脂クリップに金属パーツを埋め込むことで耐久性を高めている

 

【コレではかどる!】
書きたいときにすぐ書き出せる
手元を見なくても黒インクを出すことができ、書き出すまでのスピードが格段にアップ。後端ノックと赤・青のスライドノックの機構が連携しているため、どのノック棒を押しても色を解除できる。

 

■第2位

安定した書き味で、記憶に残る文字が書ける

三菱鉛筆
ユニボール ワン F
330円

「スタビライザー機構」により、低重心で安定した書き味を叶えたゲルインクボールペン。軸に日常で目にする身近な色を採用し、「葉雫」や「霜柱」など、情緒を感じる名前を付けている。

【コレではかどる!】
くっきりかけて記憶に定着しやすい
軽い力でも安定してスラスラ書け、手が疲れにくい。一般的なゲルインクよりも黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色する「ユニボール ワンインク」を搭載。書いた内容が記憶に残りやすい。

 

■第3位

新機構を搭載し、滑らかな書き味と細書きを両立

ゼブラ
サラサナノ
220円

ジェルボールペン「サラサ」の極細タイプ。極細ながらも、サラサラと滑らかな書き味を楽しめる。ボール径は0.3mm。カラバリが豊富な「サラサ」シリーズらしく、インクは32色展開だ。

【コレではかどる!】
スプリングで引っ掛かりを抑制
ペンの上部にスプリングを加えた「うるふわクッション」が、ペン先の紙への引っ掛かりを抑え、インクフローを安定させている。金属製の先端は、書いている面が見やすい形状で、低重心も叶えている。

 

■第4位

3種類の黒インクと上質なデザインで個性を表現

サクラクレパス
ボールサイン iD
プラス
385円

3色の黒インクから自分好みの黒を選び、個性を表現できるボールペン。削り出しの金属ペン先が、低重心で安定した書き心地を生んでいる。光沢感のあるシルバークリップが上質感も演出。

 

■第5位

静音に着目した、ボールペン界のニュータイプ

ぺんてる
カルム 単色ボールペン/3色ボールペン/多機能ボールペン
165円(単色)/440円(3色)/550円(多機能)

ペン先を出し入れするときのノック音を従来品に比べて66%低減し、ノックをするときに手に感じる衝撃も和らげている。従来品の油性ボールペンに多い、“ボテ”が出にくいインクを搭載。

 

※価格はすべて消費税込み。


「文房具総選挙」特集ページ

アウトドア×都会的なデザイン! 「ユニ アルファゲル スイッチ」と替芯「uni」、数量限定モデル発売

三菱鉛筆は、使用シーンに合わせて“クルトガモード”と“ホールドモード”を切り替えられるシャープ「ユニ アルファゲル スイッチ」と、書いた後のノートをキレイに保つ新開発のシャープ替芯「uni(ユニ)」から、ブラックとトレンドカラーを取り入れた数量限定モデルを、5月18日に発売します。

 

今回発売となるユニ アルファゲル スイッチは、ブラックを基調にトレンドのグリーンとサンドカラーを組み合わせ、アウトドアの雰囲気がありながらシティー感覚もあるデザイン。ダークグリーンは芯径0.5mm、サンドベージュは芯径0.3mmです。税別価格は1000円。

↑クルトガモード

 

クリップ部を回して、「クルトガモード」と「ホールドモード」を切り替えることで、使用シーンによって使い分けが可能。クルトガモードでは、書くたびに芯が少しずつ回転し、芯の先がいつもトガった状態に。書いた文字が太くなることがなく、キレイに書くことができます。軸に開いた窓から、内部に搭載されたクルトガエンジンの色が変わることによって、芯が回転していることを確認できます。ホールドモードでは文字の太さの違いや濃淡を気にせず、ノート全面に早くたくさん書きたいときに、安定した筆記感で書くことができます。

↑ホールドモード(ロゴがクリップで隠れる)

 

グリップ部に、衝撃吸収アルファゲルを使うことにより、筆記中も指の疲れを軽減します。グリップのかたさは「かため」を採用。握り始めはアルファゲル特有のやわらかさがあり、筆記中はゲルの反発力が強く、かたさを感じるゲルグリップで、握った際の安定感が味わえます。

↑筆記実験中(20分間)の脳活動を測定した結果(平均値)

 

シャープ替芯「uni」のスライドケースは、オフホワイトを基調としたシンプルな外観から、同時発売のシャープと揃えて使えるカラーリングに。ブラックをベースカラーに採用した、初の限定色です。芯径は0.5mmと0.3mmを用意。税別価格は200円です。

 

独自成分配合により、芯粉が紙面に高密着し、くっきり濃い文字を書くことができます。こすれに強く、紙面同士の擦過や手の接触による紙面の汚れを抑制します。芯粉の広がりを抑制するので、蛍光ペンなどのマーカーを引いても文字がにじみにくく、マーカーのペン先に付着する芯粉による汚れも軽減します。

↑従来品とuniの比較

 

ケースはあえて中身を見せない不透明でマットな質感を採用。中央には円形のくぼみがあり、視覚的なアクセントとなっているほか、スライドしてケースを開閉するときの指掛かりにもなります。シンプルなスライド操作で開閉でき、スムーズに芯を取り出せます。0.3mm芯は、従来品と比べて10本増となる25本入り。

「どうせいいんでしょ?」を超えてきた! 極細ボールペン「ジュースアップ」3色タイプが欠点ナシの超進化形だった

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第20回となる今回は?

 

第20話

パイロット
ジュースアップ3
500円(税別)

滑らかに細書きできるゲルインキボールペン「ジュースアップ」の3色タイプ。先端部分に金属を使用した低重心設計とラバーグリップで、しっかり握れて安定した筆記を実現している。手帳のペン挿しにも収まりやすい、細身ボディだ。

 

5年の歳月を経て現役最強モデルは完成形に至った

現役最強の極細ゲルインクボールペン、パイロットの「ジュースアップ」。とにかくペン先のシナジーチップが優秀で、激細らしい「引っかき感」(こう書くと悪いように聞こえますが、激細ペンにはむしろ必要なものだと思っています)を残しつつ、インクフローは潤沢で滑らか。そんな唯一無二の書き味に加え、スクエアでミニマルな飽きの来ないデザイン。これは今後末永く愛されるペンになるだろうと、2016年の発売当時から予想していたものです。

 

ゆえに、2021年暮れに多色タイプが発売されたときには、「そりゃどうせいいんでしょ?」とタカをくくってスルーしておりました。迂闊でした。実は最近、立ち寄った文具店でたまたま試し書きをして、衝撃を受けたのです。「これ、ジュースアップの完成形じゃん!」と。

 

まず唸ったのは軸の仕様。特に3色モデルは単色モデルとほぼ変わらぬ太さで、重さも単色モデル11.6gに対して3色モデルは12.2gとその違いはわずか。さらに単色モデルでは押し込んだときにカチャカチャと揺れていたノックパーツが、こちらではしっかり固定され、筆記感が引き締まってより快適になりました。つまりジュースアップの魅力はそのままに、欠点を補い、しかも多色へと進化したのです。発売から5年経ち、ようやく発売となったその歳月の重みにちゃんと気付いておくべきでした。

 

繰り返します。これが現役最強のジュースアップの、進化形にして完成形なのです。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第18話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第19話】シャーペン界に“Dr.”が登場して30年! パイロット「ドクターグリップ」から初代モデルベースの30色が限定販売

https://getnavi.jp/stationery/712165/

現役大学生YouTuber監修! 真っ白なデザインできれいに管理しやすい「ホワイトクリアプランナー」

YouTubeチャンネル登録者数30万人以上の「Pikeチャンネル」を運営する、現役大学生pike氏のブランド「WhiteStudio」から、「ホワイトクリアプランナー」が発売となりました。価格は2980円(税込)。

 

同製品は、昨今のトレンドであるバインダー型を取り入れたデザインと手に持ちやすいサイズ感で、家や学校、外出時など、様々なシーンで利用できます。

 

クリアなデザインの表紙で管理がしやすく、ステッカーを貼ったり、自由なアレンジも楽しめます。中のリフィルには、1日の予定を作るためのスタディプランページと、1週間の予定管理にぴったりなウィークリーページを用意しています。

 

リフィルも同時発売中で、価格は950円(税込)です。

糊でおなじみ「ヤマト」のロングセラー文房具に、30周年限定モデルが登場! テープ型フセン「メモックロールテープ」

ヤマトは、同社の「メモックロールテープ」が2022年に発売30周年を迎えたことを記念し、「メモックロールテープ30周年限定モデル」を、5月25日より限定発売します。

 

同製品は、好きな長さにカットができる貼ってはがせる全面のり付きのテープ型フセン。全面のり付きでピッタリ貼れるので、ひらひらしてはがれたり折れたりなどの不便を防ぐことができます。1992年に紙タイプを発売して以来、カラーやテープ幅、素材などのバリエーションの拡充を行なってきました。

 

今回発売となる30周年限定モデルは、現在の時流に合わせて家庭での利用を想定し、“インテリアになじむカラーリング”をコンセプトに作られ、生活になじむ、シンプルで清潔感のある全4種のバリエーションです。メモとしてだけでなく、表示ラベルやインデックスなど多用途に使うことができ、付属のカッター付ケースは詰め替え可能で、繰り返し使用可能です。

 

テープサイズ25mm×10mでグレーカッターの「ローズ+レモン(2巻入)」「オレンジ+ライム(2巻入)」、ブルーカッターの「黄+白(2巻入)」、テープサイズ15mm×10mでブルーカッターの「ローズ+レモン+ライム(3巻入)」を用意。価格はいずれも450円(税別)です。

supreme×マジックインキ、単なるコラボと思いきや「遊び心アリアリ」な一品でした

supremeの22春夏 week9で登場したアイテムが、文房具ファンとしては見逃せないモノだった。油性マジックペンの定番中の定番「マジックインキ」とのコラボだったのだ。

↑上がsupreme版。商品名はSupreme/Magic Ink Markers (Set of 8)

こうしたコラボでありがちな、単にロゴを入れた「うわべコラボ」かと思いきや、通常商品と比べるとディテールがちょいちょい違う! supremeらしい、遊び心とこだわりが散りばめられていた。

 

この記事では、通常のマジックインキと比べながら、世にも珍しいコラボアイテムを紹介していこう。

 

【違う①】色が半分近く違う

ベースとなった商品はマジックインキ 大型の8色セット。黒や赤といった色をはじめ、ベーシックな色が取り揃うアイテムだ。

↑上がsupreme版。下がマジックインキの通常商品

並べてみると、supreme版は青と緑が明るい色になり、オレンジが桃色に変更。全体的に明るい配色になっている。変更されたカラーは本コラボのために作られたものではなく、マジックインキの「12色セット」のものを使用。

 

内箱の色の順番を並び替えることで、華やかでカラフルになっているうえ、ロゴの主張がsupremeらしく、マジックインキとは思えない雰囲気になっている。ちなみに、箱を開けるとこの向きで入っているので、supreme体験は抜群だ。

 

【違う②】パッケージも少し変わっている

マジックインキを象徴する外箱パッケージにもコラボの痕跡が。まず、右側に書かれたペンを持つイラストがsupreme仕様に。

 

続いて、通常はマジックインキの欧文ロゴが入る、中央下部もsupremeロゴ仕様に。「p」の間を「?」が通り抜ける細かいデザインも注目だ。ちなみに、ペンのシールデザインもそのようになっている。

 

↑外箱はあとは大体同じ

 

個別のペンが入った内箱のパッケージも少し異なる。通常はマジックインキのロゴが入る面にsupremeのロゴを印刷。さきほどの述べたsupremeらしさの演出につながっている。

 

【違う③】やっぱり価格は違う

違う点の最後に価格にも触れておきたい。マジックインキはメーカー価格が1408円(税込)。Amazonで探してみると896円になっている。

 

一方、supreme版は4950円(税込)で、supremeプライス。とはいえ、最初に価格を見た時に思ったのは意外に安い。7000〜8000円ぐらいはすると思ったので、即買いしまった次第だ。

 

書き味はマジックインキそのものでした。

中身はマジックインキそのものでスイスイ書けて実用的。本商品はコレクションとして飾ってもいいのだが、マジックインキは補充インキも用意されているので、ガシガシ使ってもいい。

 

なお、マジックインキには最近、キャップホルダーというアクセサリーも追加されたので、それと組み合わせて使っても面白いはずだ。

 

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ボールペンでメモをとって消しゴムで消せるウェアラブルメモ「wemo」にようやく登場した専用ペンは書く消す両用の万能ぶりだった!

「wemo(ウェモ)」というメモツールをご存知だろうか? コスモテックから2017年に発売された「wemo バンドタイプ」は、手首に巻き付けて装着するシリコン製のメモで、油性ボールペンで書き込むことができるというもの。さらに、消しゴムでこすって筆跡を消せるので、何度でも再利用可能。シンプルだが、とても実用性の高いツールなのだ。

↑うっかり忘れそうなタスクを書き留めておくのにも最適な「wemo バンドタイプ」

 

実際、簡易に使えるウェアラブルなメモということで、看護師をはじめとした医療従事者や主婦など、「メモは取りたいけれど、手がふさがっている」ことが多い職種の人たちには、かなり多くのファンがいるとのこと。筆者も骨折で入院していた際、担当してくれた看護師さんが着用していたのを確認している。

 

この「wemo バンドタイプ」専用のボールペンが2022年4月に発売されたのだが、これがかなりユニークかつ機能的な1本なのだ。当然ながらwemoとの相性は抜群なので、組み合わせて使うと間違いなく便利になりそう。これは試してみなければ!

 

「wemo」からバンドタイプに装着できる専用ペン登場

その専用ペンというのが、コスモテック「wemoペン」である。見た目からはボールペンの機能を読み取るのが難しいほど特殊な形状をしているが、それは「wemo バンドタイプ」とセットで使う前提で設計されているからなのだ。

コスモテック
wemoペン
350円(税別)

 

↑今から始めるなら、バンドタイプとのセットもお得だ。写真は抗菌仕様バンドとのセットで1600円(税別)

 

サイズは、Bluetoothの片耳用イヤホンマイクぐらい、という表現で通じるだろうか。要するに、指先でヒョイとつまめる程度の太さ・長さの角柱である。

 

裏面にあたる側にはクリップが付いており、これを腕に巻いた「wemo バンドタイプ」に挿し込むと、ピタッとハマるように装着できる仕組みになっている。

 

↑バンドタイプを腕に軽く叩きつけるようにするとクルッと巻きつく

 

↑装着したときの違和感はまったくない。さすがは専用ペンだ

 

そしてペンとして使用する際は、「wemo バンドタイプ」から引き抜いてクリップをノックノブのようにスライドさせると、クリック感と共に内蔵していたリフィルの先端が露出。これで書けるようになるのだ。

 

コツさえつかめば、ペンをバンドから引き抜く動作とクリップノックを連動させることもできるため、抜いてから書くまでが非常にスムーズに行える。

↑ノックノブはバンドに装着するためのクリップと兼用になっている

 

また、書き終わったペンは再びバンドに戻せば、自動でクリップが押し戻されてリフィルが収納される。

↑ペン先は、本体をバンドに装着すると自動的に収納される。シンプルだけどよくできたギミックだ

 

動きを動画で見てみよう。

 

これなら、うっかりペン先が出っぱなしで服をインクで汚してしまう、なんてトラブルは起きえないだろう。

 

ウェアラブルなガジェットは人体と衣服にダメージを与えない、というのがまず大前提なので、そこはキチンとクリアしてきたな、という感じ。

 

設計上の最優先機能がバンドに装着する際の動作なので、ペンとしての書きやすさは、まぁお察し……と思いきや、意外と指の置き場所もしっくりきて、握り心地はさほど悪くない。快適な筆記感とまでは言わないが、それなりにちゃんと書けるやん? という印象だ。

 

握りからペン先までが近すぎるため、机上のノートに書き込むなどの用途には向かないが、自分の手首(に巻いたバンド)に書くなら、むしろこれくらいがジャストなポジションと言えそう。

 

↑握ってみると、思ったよりも落ち着きの良いグリップになる

 

↑当然ながら小さな字をチマチマ書くための筆記具ではない。まさにバンドにザッと走り書きする専用という印象だ

 

wemoに油性ボールペンで書き込んだ筆跡は、消しゴムでこすれば消せる。とはいっても常に手元に消しゴムがあるとは限らないので、困ったら「wemoペン」の後端でこすってみよう。書いてさほど時間が経っていないなら、これで消すことも可能だ。

 

ただしペン軸自体にインクが付着して汚れてしまうので、あくまでも緊急時に使える裏ワザ、程度に憶えておくといいだろう。

↑これで本当に消えるの? と半信半疑だったが、きちんと消えた。とはいえ、消しゴムで消した方が確実、かつ汚れも付着しないので、安心だ

 

↑リフィルはクリップごと軸から引き抜くことで交換可能。リフィルは5本380円(税別)で発売されている

 

そもそも、メモをポケットやカバンから取り出す手間が省けるというのが、ウェアラブルなメモのメリットの一つ。であれば、相棒の筆記具もウェアラブルに済ませたいと考えるのが当然だろう。

 

だから正直なところ、「装着できる専用ペン、やっと発売されたのかよ!」と言いたいところだが……ここまで相性バッチリのものを出してくれたなら、文句もない。少なくとも今後は、必ずセットで使うべきメモとペンだと思うのだ。

 

 

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「NANGA×ラミー サファリ」の限定品が、半永久的に触りたくなる快感な出来栄えだったのでレポ

刺激的なブランドコラボを連発しまくっているNANGA(ナンガ)から、ここ最近では一番ぶっ飛んだ商品が発売された。万年筆の定番「LAMY Safari(ラミー サファリ)」とコラボした万年筆+寝袋だ。実際に購入してみたので、インプレッションしていこう。

 

万年筆+寝袋ってどういうこと?

今回の商品「NANGA LAMY MINI SLEEPING BAG+SAFARI SET」はラミーのサファリと、ナンガのスリーピングバッグがセットになったアイテム。スリーピングバッグといっても実際の大きさの寝袋ではなくミニチュア版だ。

↑万年筆もスヤァ

ペンケースサイズの寝袋には、両ブランドのロゴが入っておりコラボ感がギンギンに出ていて、それだけで気分がアガる。ベースとなっているのは、スマホやサングラスを収納できるMINI SLEEPING BAG PHONE CASEのようだが、細部は割と違う。カラーラインナップも異なり、写真のオレンジのほかに6色を用意。同色系統のサファリが付属する形になる(一部除く)。

 

細部に神は宿る系でした。

ベースモデルあり&ミニチュア版といっても、ディテールにかける情熱とこだわりが尋常ではなかった!

 

まず、その触り心地。半永久的に触っていられるほど気持ちいい。ひと昔前でいうハンドスピナー的なやめられなさ具合で、ムニムニしているだけで、手が、指が喜ぶ。たくさん筆記してサファリを酷使したとしても、この中の収納されるなら許してくれるはず。

 

次に構造。内部にはペンを引っ掛けられるベルトが仕込まれていて、ペンを固定できるようになっている。背面にはカラビナも付いているので、バッグに取り付けて持ち物のワンポイントアイテムとして見せることも可能。

ただし、寝袋の首元にあるストラップは口が完全に閉まる形状ではないため、収納したペンの飛び出しには注意。文房具を収納するバッグインバッグなどに入れて持ち運ぶほうが安全だ。

 

万年筆にもナンガのロゴがどデカく刻印されていて特別感のあるデザイン。マット調の落ち着いた色が印象的だ。

 

屋外で筆記したくなる気持ちを抑えきれない

↑黒のバッグとの相性◎

万年筆は基本、室内の文房具。書斎やオフィスで、机の上で集中しながら「書く」を行う。でも、ナンガのエッセンスが加わると、その制限が解除される。屋外で自然の風と光を暖かさを感じながら筆記したくなる。

 

何か新しい発想や体験に出合える気持ちにしてくれるきっかけを本製品は提供してくれるだろう。

 

価格は7700円(税込)で、ラミー ニュウマン横浜店、ラミー日本公式オンラインストア、NANGAオンラインショップ、ロフトネットストア、ロフト池袋店・渋谷店・梅田店・札幌店・吉祥寺店・横浜店・仙台店・千葉店・天神店・京都店・銀座店にて数量限定で発売。

 

【SPEC】

●リフィール:カートリッジ LT10・コンバーター LZ28

●万年筆本体:ABS樹脂、ペン先はスチール(両用式)

●ミニスリーピングバッグ

生地:10×10D RIPSTOP NYLON

中綿:ダックダウン90-10%

:万年筆のペン先はグレーxピンクセットのみEF、それ以外はF

 

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早くも2022年ベストバイ文房具認定!? キングジム「ナナメクリ」が斜め上の便利さ!

筆者は、“長い文章を読んだり文面をしっかりチェックしたりする場合、液晶画面より紙で読むほうがラク派”に属する人間だ。例えば、noteなどで面白そうな長文記事があったら基本的にはプリントアウトして読みたいし、原稿の校正もできるかぎりは紙面に手でチェックを入れたい。

 

SDGsだ、ペーパレスだと言っている昨今、あまり褒められた話ではないのかもしれないが、こればかりはどうにも代え難いのである。(“電子書籍も、漫画以外はあまり買いたくない派”でもある)

 

そこで、世の中に意外といるであろう紙の方がラク派同志の皆さんに、この場でお伝えしたいことがある。最近発売されたばかりのとある製品が、まさにプリントアウトで文章を読むのに便利すぎる! のだ。

 

大げさでなく、早くも2022年ベストバイ文房具にエントリー確実。ということで、今回はその最高なやつを紹介させてもらいたい。

 

ホチキス留め不要! 書類を読みやすくするファイル

その最高なやつというのが、キングジムから2022年2月に発売された「ナナメクリファイル」だ。ネーミングは小林製薬テイストというか、ぶっちゃけ、機能そのまんま。名前通り、ファイリングすることで紙がナナメにめくれますよ、というものである。

キングジム
ナナメクリシリーズ
ナナメクリファイル A4サイズ
380円(税別)

 

↑表紙を開いて紙を入れるとこんな感じ。カドのクリップパーツがかなり目立つ

 

ファイルと名乗ってはいるが、構造的にはファイルとクリップボードの中間、といった感じだ。表紙付きの薄い本体には、コピー用紙で20枚ほどがストックできるようになっている。

 

そして見た目に目立ち、機能の上でも最大のポイントとなるのが、左上スミにある灰色のクリップパーツだ。

 

↑使用する際には、束ねた書類のカドを左上のストッパーにスッと挿入

 

読みたい書類をストックする際は、まずこの左上のクリップパーツを跳ね上げるようにスライドさせる。すると下から透明の書類ストッパーが現れるので、ここに書類のカドを挿し込む。あとはクリップパーツを戻せば準備完了となる。

↑そこへ被せるように、クリップパーツをスライドさせる。これで書類の固定は完了だ

 

このクリップパーツが紙の端をしっかり固定してくれるので、まるで書類のカドをホチキス留めしたようにペラペラとめくっていくことができる。

↑書類がナナメにめくっていけるので、閲覧がとても快適。これは良くできている

 

しかもクリップの根元が折れ曲がるような構造なので、書類をめくるのにも邪魔にならない。めくりが非常にスムーズなのだ。

↑もちろん横にしての使用もOK

 

↑根元から自由に折れ曲がるクリップパーツのおかげで、紙がめくられた状態で浮きにくい

 

単に書類を真上にめくるだけなら、従来のクリップボードを使っても構わないかもしれない。とはいえ紙上辺を固定するクリップだと、押さえる面積が大きすぎる。紙が弾力で戻ろうとするし、それが気になって内容に集中しづらいのだ。

 

対してカドだけを固定する「ナナメクリ」なら、バサッとクリップごとナナメ上にめくることで紙の自重が1点に集中するため、まず戻ってくることはない。

 

書類を持ち歩く時は?

書類を持ち歩く時は、右下スミの書類脱落防止ポケットにカドを挿し込み、表紙を閉じる。これで移動中の書類抜け落ちもまず発生しなくなる。

↑クリップでカド留めしているだけでも問題はなさそうだが、右下ポケットに書類カドを挿し込んでおけば、より安定して携帯できるだろう

 

クリップボードとして使えるほどの厚みはないが、クリアホルダーよりははるかに剛性が高いため、カバンの中で折れ曲がるなどの心配もなし。書類持ち歩きファイルとして考えれば、充分な性能と言えるだろう。

↑携帯時はこんな感じ。強く振っても抜け落ちそうな雰囲気はない

 

本質機能だけでなく、ココもよくできている!

よく考えられているなー、と感じたのは、右下に設けられた切り欠きだ。裏からこの切り欠きに指を入れて押し出せば、ポケットから書類のカドをまとめてスパッと抜くことができる。これで、書類が“携帯モード”から“めくりモード”になるわけだ。

 

そのままナナメめくりするだけでも書類を一枚ずつポケットから抜くことはできるが、最初からまとめて抜いておいたほうが、複数枚が重なったままでめくれる確率は減らせる。

↑裏表紙の切り欠きから指を入れれば、全てのページをまとめてポケットから押し出すことができる。ささやかながら、あると嬉しい機構だ

 

もちろん、書類カドをホチキス留めすれば同じことができるのは、間違いない。が、全ての書類にいちいちホチキスを使うのは面倒だ。さらにホチキス留めした書類束をクリアホルダーに入れて持ち歩くとしたら、読む際には取り出す手間もかかる。

 

そう考えれば、カドを固定してのナナメめくり化+書類のファイリング/携帯がまとめて達成できる方が、明らかに便利だろう。これはもう、紙の方がラク派にとってはマストなアイテムと言っても過言ではないと思う。

 

ちなみに筆者は複数運用するため、すでに3冊購入済みだ。たぶんもうちょっと買い増すはず。

もうちょっと軽快に運用するなら「ナナメクリホルダー」

便利なのはなんとなく分かったけど、ファイル単位で書類運用するのはちょっと大げさすぎる……というのであれば、「ナナメクリ ¥ホルダー」はどうだろう。こちらは「ナナメクリ」ギミックを搭載したクリアホルダーである。

キングジム
ナナメクリシリーズ
ナナメクリホルダー 5枚アソートセット
300円(税別)

 

↑書類ストッパーは中で折り返しになっており、カドを挿し込むだけで固定できる

 

↑シンプルな構造ながら、ナナメめくりは可能。ただしクリップが可動ではないので、すこしめくりにくい

 

おおよその構造は「ナナメクリファイル」と同じ。表紙を開いた左上に書類カドを挟みこむストッパー、右下に脱落防止ポケットと書類押しだし用の切り欠きが備わっているため、ほぼ同じように書類をナナメにめくって閲覧することが可能だ。

↑書類携帯時は、表紙の下カドを脱落防止ポケットに挿し込むことで、表紙が勝手に開くのを防げる

 

↑表紙を閉じてしまえば、普通のクリアホルダーとほぼ変わらないルックス

 

ただし、ストッパーは折れ曲がらないので、紙送りするには少し抵抗がある。ホルダー自体の弾力で紙が少し戻ってきてしまうのだ。個人的にはそこがちょっと嬉しくないが、しかし書類数枚ぐらい(最大コピー用紙10枚まで収納可)をペラペラめくって見る程度なら、必要充分と言えるかもしれない。

 

【ギャラリー:写真で「ナナメクリ」をおさらい】

 

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ワイド判・柔らかリング・ページ数…すべてが好バランスなソフトリングノート「Sooofa(スーファ)」は買い一択だ!

先日、知人のお子さんが就職したという話から、「新社会人が持っていると便利な文房具とは?」という話に及んだ。知人はどうやら「最新のボールペンとかペンケースとか……」の話を期待していたようだが、そういうのは個人の好みで買うべきもの。筆者がまずオススメしたのは、「機能性の高い小型ノート」だ。

 

初めての環境において何が必要かといえば、それは当然、情報収集に決まっている。仕事の基本的な進め方、業界内の基礎知識、社食の利用方法、先輩社員のお子さんの名前などなど……新入社員として知っておくべき情報はたっぷりあって、そういうのは聞いたら忘れないうちに即、メモらねばならない。

 

であれば、机だけでなく立った姿勢で書く機会も多いはず。携帯性も重要だし、でもある程度のサイズ(最低限、A6以上)があったほうが見返しやすいし……。

 

つまるところ、そういう便利で書きやすいノートはまず持っておいて損はないよ、という話なのである。

 

“ソフトリング+変形ワイド判”が使いやすいノートのキーワード

その条件内でいま紹介するとしたら、コクヨの「Sooofa B6」だろう。もはやお馴染みとなった、ぷにぷに樹脂製のソフトリングでまとめられた小型ノートである。

 

ラインナップにはA5判もあるが、携帯性の点で今回はB6判をオススメしたい。

コクヨ
ソフトリングノート Sooofa(スーファ) B6変形
680円(税別)

 

サイズは正確に言うと、B6より幅広なワイド変形判。携帯性で言えば当然ながら、通常判型よりはレベルダウンするが、こと新入社員用ノートとなれば「社内の効率的な移動ルート」やら「オフィスの配置図」やら、図として書き込むこともけっこう多い。そういうケースでは、ワイド判の方が使いやすいってこともあるのだ。

 

↑細かく書き込むのに向いた4mm方眼用紙で、判型はB6より12mm幅広な182×140mm

 

ページ端にはマイクロミシン目が施してあるため、きれいに切り取ることもできる。伝言メモとして書いた内容をページごと切って人に渡す際は、リングからビリッと破り取るよりも、ミシン目でまっすぐ切れていたほうが印象が良さそうだし。

 

また、裏表紙の裏には、切り取ったページや名刺などを挟んでおける透明ポケットが付いているのも、使いやすいポイントの一つだ。

 

↑リングの根元に入ったマイクロミシンで、スパッときれいにページを切り離せる

 

↑こまごまとした紙類を挟んでおけるクリアポケットは、かなり重宝する

 

立ったまま筆記をする場合、まず360度折り返せるリングノートというのが必須要素。加えて、表紙が少し厚めのPP製+用紙枚数80枚のボリュームが効いてくる。がっつりハードな安定感とまではいかないが、片手持ちでもノート自体がクタッとならないレベルでは支えてくれるので、これで充分だろう。

 

↑右手を紙面に乗せての立ったまま筆記もこなせる安定感がある

 

普通に机で書くにしたって、手がリングに乗り上げても痛くないソフトリングなのは非常にありがたい。なにしろ一度ソフトリングに慣れてしまうと、もう普通のリングノートが使えなくなるレベルで快適なのだ。

 

また、普通のワイヤーリングよりも狭いリング径で綴じられるので、厚いノートのわりにコンパクトなのもメリットと言える。

 

↑机での筆記も、ぷにぷにのソフトリングで手が痛くない! これがとても快適だ

 

携帯性に関しては、表紙を固定できるゴムバンドが便利。カバンに放り込んでおいても、勝手に開いて用紙がグシャグシャになる心配がないわけで、これは持ち運び時の安心感に直結する部分だ。

 

さらにボールペンを引っかけておける切り欠きが表紙に施されているのも、ありがたい。

 

↑ソフトリングはペンを引っかけておけないが、表紙の切り欠きがあれば問題なし

 

小型のノートというだけなら他にも選択肢がいろいろあるが、これだけ機能盛り盛りな製品は、今のところ他にないだろう。用紙もCampus原紙を採用しているので、書きやすくて当たり前。あらゆる面で優秀な1冊なので、ひとまず「持ち歩く用のノート」に迷っているなら、試してみて欲しい。

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

日本の美しい情景を色のモチーフにした万年筆インキがカートリッジタイプになって登場! パイロット「色彩雫カートリッジインキ」

パイロットコーポレーションは、日本の美しい情景をモチーフにした万年筆インキ「色彩雫(いろしずく)」の新製品として、カートリッジタイプの「色彩雫カートリッジインキ」を5月16日に発売します。税込価格は990円。

 

「色彩雫」は、2007年に販売を開始した、日本の美しい情景が色のモチーフになっている万年筆専用インキ。より手軽に同製品を使いたいという利用者の要望を受け、携帯に便利でインキの補充が手軽にできるカートリッジタイプが、新たに発売となります。

 

24色のラインナップの中から、「朝顔」「紺碧」「天色」「月夜」「孔雀」「深緑」「竹炭」「冬将軍」「深海」「紫式部」「山葡萄」「紅葉」の12色を展開。紙製のパッケージはボトルインキの色彩雫の世界観を踏襲した、シンプルで上質なデザインが特徴。カートリッジ本体にも色名が印刷されており、インキ色をひと目で識別することができます。

プロが注目する「文房具」のベストバイ商品を大調査!

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。また、スティック掃除機や自動調理鍋、完全ワイヤレスイヤホンなど人気カテゴリの注目製品を独自の視点で番付してもらった。本誌読者にも“買って良かったモノ”をアンケート取材。新生活のお買い物計画に役立てていただきたい!! スペースを有効活用できるアイデア商品や、高品位な万年筆を紹介。効率やモチベーションをアップしたい在宅ワーカー必見のアイテムが揃い踏みだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

その1 必要なときに必要な場所で使える時代が求めたデスク(窪川)

インテリアスタイリスト窪川勝哉さんの買い物リスト

テレビや雑誌などのスタイリングを多く手掛ける。インテリアや家具に加え、文房具などプロダクト全般に詳しい。

 

【壁掛け折りたたみ机】

Sense Of Fun

タナプラスS

4万6200円

壁に取り付けられる折りたたみ机。天板を閉じれば、薄さはたった4cm。高い位置に設置してスタンディングデスクにしたり、 低い位置に取り付けて子どもの学習机にしたり、設置場所を変えるだけで多彩に使える。耐荷重は約20kg。

 

↑北海道の間伐材が原材料のECOシラ合板を使用。強度が高く、一般的な合板よりも断面が美しい。長く使っても飽きのこないシンプルで上品な佇まいが魅力だ

 

↑固定用の金物はステープラーで取り付ける。画鋲よりも小さい穴で済み、 原状回復が必要な家に住む人や、壁を傷つけることに抵抗がある人でも使いやすい

 

インテリアスタイリストの窪川勝哉さんは、雑貨や家具、文房具などあらゆるプロダクトに造詣が深い。デッドスペースを活用できるアイデア家具も得意分野で、本品の発想は彼にとっても理想的なものだと言う。

「日々膨大な量のアイテムをリサーチするなかで、目に留まった商品です。学生時代に“壁から必要なときにだけ出てくるテーブルがあったら”と考えたことがあったので、痒いところに手が届く製品が出たなと感じました」

さらに、最近の需要にマッチしている点も見逃せない。

「withコロナ生活のなかで、ホームデスクの需要がかなり伸びています。コレは必要なときにデスクとして使えるだけではなく、ステープラーで取り付けられるので賃貸住宅にも設置できる。まさにいま必要としている人が多いのではないでしょうか。在宅ワークになり家の中の空間は限られているけれど、どうしても作業スペースが必要、そんな人にピッタリのアイテムですよね」

 

【私はこう使う】 テレワーク用デスクはもちろんサブのデスクとしても活躍

仕事以外のときはコンパクトにしまえるので、テレワークに最適。メインデスクとしてはもちろん、ちょっとした作業やブレイクタイムのときに使うサブデスクとしても重宝します。

 

≪コレも欲しい!≫

【ポータブル照明】

Ambientec

hymn Gold

2万9700円

“動き”を感じられないインテリア雑貨が多いなか、光にゆらぎを伴うコレは部屋のアクセントとしてちょうど良い。間接照明としても美しく、マイルームをグンと格上げしてくれます!

 

↑独自のレンズ形状と職人が作るガラスシェードで、炎のようなゆらぎを再現。温かみのあるLED電球が、空間をやさしく照らしてくれる

 

その2 ナイスアイデアでポケットを増設できるリュック派の救世主(きだて)

文房具ライターきだてたくさんの買い物リスト

最新の機能系からファンシーな雑貨系まで、文房具ならなんでも使い倒してレビューする。GetNavi webで連載中。

 

【バッグインバッグ】

クツワ

ハサンド

実売予想価格2750円

リュック内の仕切りに引っ掛けてセットする、ボード型のバッグインバッグ。手軽にポケットを増設でき、リュックの底に収納物が溜まるのを防ぐ。机の上などに立てられるスタンドタイプと、軽量化タイプがある。2月17日まで特典付きでクラウドファンディング実施中。

 

数々の文房具をレビューしてきたきだてたくさんが、いま目を付けているのは、リュックに挟むだけで収納が増え、中身を整理しやすくなるアイデア商品だ。

「歩き取材が多いのでリュックを多用していますが、ポイポイと雑に放り込んでしまうため、奥底に沈んだ小物を取り出すのが困難。そんな悩みを、リュック内部の仕切りに挟んでポケットを増設できる本品が解決してくれるはず。移動中に外れてしまわないように、磁石で固定できるようにしたのは、ナイスアイデア。コンパクトデジタルカメラくらいなら入りそうな、伸縮性のある大きめのポケットも良いですね。また、取り出して裏板を折り曲げると自立する機能も便利そう。クラウドファンディング中のいまがチャンス。数量限定セットもあるので、気になる人は早めの購入が吉です!」

 

↑スタンドタイプは、ふたつ折りにしたときに内側にくる面に付いた金属パーツとマグネットをくっつけるだけで自立する

 

【私はこう使う】 ポーチに入れていた小物を取り出しやすく入れられる

消毒用アルコールなど、これまでポーチに入れていたアイテムを直で入れれば、サッと取り出せて便利。リュック内の視認性を上げられるよう、センサー式ミニLEDライトも入れておきたいです。

 

その3 やり過ぎなくらいがイイ!心を奪われた究極の筆記具(古川)

文房具ライター古川 耕さんの買い物リスト

文房具をこよなく愛する放送作家、ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などを担当している。

 

【大型万年筆】

パイロット

カスタム URUSHI

9万6800円

日本語を書くのに適した金製のペン先が特徴の万年筆、「カスタム」シリーズの最高峰。エボナイトに蝋色漆仕上げを施した艶やかなボディは、しっとりと手になじむ。よくしなる30号の大型ペン先がソフトな書き味を生み出している。

 

手書きを、文房具を愛する古川 耕さんは、知り合い数人から立て続けに自慢されたという本品の魅力を、うらやましいと少し唇を噛みながら語ってくれた。

「軸もペン先もやり過ぎなくらい大ぶりで、この極端さに惹かれました。やり過ぎ感も含めて、ある意味、究極の筆記具ではないでしょうか。日常使いにはオーバーで、宝の持ち腐れになってしまうかも、でも欲しい……というスパイラルに陥っています。普段から万年筆を使っている人ほど、メーカーがこの一本に懸けたこだわりっぷりと、そのスゴさがよくわかるはずです。普段から日記を付けている人、日常的に大量にメモを取る人にも、ぜひ本品の良さを味わってほしい。あ、筆記具に必要以上のお金を出す人に『で、それで何を書いているの?』とか聞くのはご法度ですよ!」

 

↑本シリーズはペン先からボディまで国内で一貫して製造。日本語のトメ・ハネに対応できるように、ペンポイントを丁寧に研磨している

 

【私はこう使う】 存在感を放つ一本だが気取らず普段使いしたい

しょっちゅうメモを取るわけではないし、手帳用に使うには明らかにオーバーサイズ。ですが、あえて日常のメモ取りに使いたい。それくらい気軽に使うほうがかっこいいと思うのです。

プロが心を奪われた究極の筆記具「パイロット・カスタム URUSHI」

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。今回は文房具ライター古川 耕さんのおすすめするアイテムを紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

やり過ぎなくらいがイイ!心を奪われた究極の筆記具(古川)

文房具ライター古川 耕さんの買い物リスト

文房具をこよなく愛する放送作家、ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などを担当している。

 

【大型万年筆】

パイロット

カスタム URUSHI

9万6800円

日本語を書くのに適した金製のペン先が特徴の万年筆、「カスタム」シリーズの最高峰。エボナイトに蝋色漆仕上げを施した艶やかなボディは、しっとりと手になじむ。よくしなる30号の大型ペン先がソフトな書き味を生み出している。

 

手書きを、文房具を愛する古川 耕さんは、知り合い数人から立て続けに自慢されたという本品の魅力を、うらやましいと少し唇を噛みながら語ってくれた。

「軸もペン先もやり過ぎなくらい大ぶりで、この極端さに惹かれました。やり過ぎ感も含めて、ある意味、究極の筆記具ではないでしょうか。日常使いにはオーバーで、宝の持ち腐れになってしまうかも、でも欲しい……というスパイラルに陥っています。普段から万年筆を使っている人ほど、メーカーがこの一本に懸けたこだわりっぷりと、そのスゴさがよくわかるはずです。普段から日記を付けている人、日常的に大量にメモを取る人にも、ぜひ本品の良さを味わってほしい。あ、筆記具に必要以上のお金を出す人に『で、それで何を書いているの?』とか聞くのはご法度ですよ!」

 

↑本シリーズはペン先からボディまで国内で一貫して製造。日本語のトメ・ハネに対応できるように、ペンポイントを丁寧に研磨している

 

【私はこう使う】 存在感を放つ一本だが気取らず普段使いしたい

しょっちゅうメモを取るわけではないし、手帳用に使うには明らかにオーバーサイズ。ですが、あえて日常のメモ取りに使いたい。それくらい気軽に使うほうがかっこいいと思うのです。

ボード型バッグインバッグはポケットが増設できるリュック派の救世主!

本誌でお馴染みの評論家やインフルエンサーたちに“いま欲しいモノ”をオールジャンルでリサーチ。今回は文房具ライターきだてたくさんのおすすめするアイテムを紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ナイスアイデアでポケットを増設できるリュック派の救世主(きだて)

文房具ライターきだてたくさんの買い物リスト

最新の機能系からファンシーな雑貨系まで、文房具ならなんでも使い倒してレビューする。GetNavi webで連載中。

 

【バッグインバッグ】

クツワ

ハサンド

実売予想価格2750円

リュック内の仕切りに引っ掛けてセットする、ボード型のバッグインバッグ。手軽にポケットを増設でき、リュックの底に収納物が溜まるのを防ぐ。机の上などに立てられるスタンドタイプと、軽量化タイプがある。2月17日まで特典付きでクラウドファンディング実施中。

 

数々の文房具をレビューしてきたきだてたくさんが、いま目を付けているのは、リュックに挟むだけで収納が増え、中身を整理しやすくなるアイデア商品だ。

「歩き取材が多いのでリュックを多用していますが、ポイポイと雑に放り込んでしまうため、奥底に沈んだ小物を取り出すのが困難。そんな悩みを、リュック内部の仕切りに挟んでポケットを増設できる本品が解決してくれるはず。移動中に外れてしまわないように、磁石で固定できるようにしたのは、ナイスアイデア。コンパクトデジタルカメラくらいなら入りそうな、伸縮性のある大きめのポケットも良いですね。また、取り出して裏板を折り曲げると自立する機能も便利そう。クラウドファンディング中のいまがチャンス。数量限定セットもあるので、気になる人は早めの購入が吉です!」

 

↑スタンドタイプは、ふたつ折りにしたときに内側にくる面に付いた金属パーツとマグネットをくっつけるだけで自立する

 

【私はこう使う】 ポーチに入れていた小物を取り出しやすく入れられる

消毒用アルコールなど、これまでポーチに入れていたアイテムを直で入れれば、サッと取り出せて便利。リュック内の視認性を上げられるよう、センサー式ミニLEDライトも入れておきたいです。

 

写真と小物を一緒に保管できる! 大切な人へのプレゼントにも最適なボックス付きフォトアルバム

マークスは、思い出の写真と大切なモノを一緒に保管できる「ボックス付きアルバム」と、写真や絵を気軽に飾ることができる「マグネット式ポスターハンガー」を発売しました。

 

ボックス付きアルバムは、ワンポイントの鳥がデザインされたグレーの表紙に、L版写真が52枚収納でき、コメントが書ける罫線入りのポケットアルバムと、写真と一緒に取っておきたい思い出の品が収納できるマグネット開閉式のボックスがセットになっており、一緒にスリーブケースにしまえます。

 

タテヨコ約20cm角のコンパクトなサイズ感で、デザインはキャラメルブラウン、セラミックグレー、オールドブルー、ローズピンクの全4柄。ボックスは、子どもの「成長記録アルバム」や「旅行アルバム」、大切な人へ贈る「アルバムギフト」など、様々な用途に使うことができます。税込価格は2970円。

 

マグネット式ポスターハンガーは、飾りたいものをマグネット入りの紙製のバーに挟むだけで、お気に入りのポスターや写真、子どもが描いた絵や作品などを気軽に飾ることができ、フォトフレームや額縁などと比較して、セッティングと入れ替えも簡単に行えます。

 

SサイズはA4タテ、A5ヨコのサイズに、LサイズはA3タテ、A4ヨコのサイズに対応しています。デザインはボックス付きアルバムと同じくキャラメルブラウン、セラミックグレー、オールドブルー、ローズピンクの全4柄。税込価格はSサイズが1100円、Lサイズが1320円です。

文房具のプロが集結!「文房具総選挙2022」がイオンスタイル新浦安でリアル投票&トークイベント開催

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を決する「文房具総選挙2022」。4月22日(金)〜24日(日)の3日間、イオンスタイル新浦安でリアル投票イベントが開催されます。

2021年度に発売された新作文房具のナンバーワンを決めるアワード「文房具総選挙2022」が開催中。3月下旬より1か月にわたった投票期間の締めくくりとして、4月22日(金)〜24日(日)の3日間、イオンスタイル新浦安(千葉県)で、本イベントにノミネートしている文房具100点を実際に試しながら投票できる“リアル投票イベント”が実施されます。

 

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント @イオンスタイル新浦安】

■日時:2022年4月22日(金)〜24日(日)
■時間:10:00〜18:00 ※24日は17時まで。途中入退場可
■場所:イオンスタイル新浦安 1階プラザ特設催事場
■参加費:無料
■トークプログラム:
[第1部] 13:00〜 登壇者:文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家&文房具ライター・古川 耕さん
[第2部] 15:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅 未里さん、GetNavi web編集長・山田佑樹さん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライと投票が可能です。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、会場でのマスクの着用とアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。また、一時的に来場者数が増加した場合など状況によっては、入場制限をさせていただく場合がありますのでご了承ください。

・はかどり文房具とは?

コロナ禍をきっかけに、仕事や学習環境はオフィス/学校だけでなく自宅にまで拡大。それにより、臨機応変に場所を使い分け、異なる環境下でも常に同じパフォーマンスを発揮できるようにするための工夫が必要になりました。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や勉強を進め、パフォーマンスを高めるか。それをサポートするのが“はかどり文房具”です。

 

・文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具に出会う機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

・リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑4月2日に銀座 伊東屋で開催したときの様子(トークセッションを行う選考委員の3人)

 

↑4月2日に銀座 伊東屋で開催したときの様子(ノミネート商品を実際に手に取りながら、投票するご来場のみなさん)

 

最終日の4月24日にはトークイベントが2回!

1.文房具のプロたちが「はかどり文房具」の10年を振り返る!

2013年にスタートした文房具総選挙は、今年で10回目のアニバーサリー。登壇する文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家&文房具ライター・古川 耕さんの3人は、文房具総選挙の選考委員に名を連ねるのみならず、長年文房具業界の最前線でトレンドの変化を体感してきた存在。文房具総選挙が一貫してテーマとしてきた「はかどり文房具」の10年を振り返るとともに、今年の傾向を総括するトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員8名のうち、(写真左から)放送作家&文房具ライター・古川 耕さん、文具ソムリエール・菅 未里さん、文房具ライター・きだてたくさんが登壇

 

2.コロナ禍で進む在宅ワークや“ハイブリッドワーク”をはかどらせる文房具をテーマにトーク!

トレンド部門のひとつ「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門の商品をベースに、文具ソムリエール・菅 未里さんと、GetNavi web編集長・山田佑樹がトーク。

この部門に、今回注目のノミネート商品を数多く送り込んだのが、オフィス通販「カウネット」が展開するオリジナルブランド「〈カウコレ〉プレミアム」です。ブランドのローンチは2013年。文房具総選挙と同い年という奇縁もあり、同ブランドのアイテムを例に挙げながら、多様化が進むビジネスシーンをはかどらせる文房具やアイテムについて語り合います。

↑文具ソムリエール・菅 未里さんと、GetNavi web編集長・山田佑樹が登壇

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。
※予定数配布し次第、終了

 

↑選挙の結果は、5月24日に雑誌「GetNavi 7月号」とウェブメディア「GetNavi web」で発表(写真は、昨年の「GetNavi」の結果発表ページ)。4月24日23:59までウェブで投票を受け付けています

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■ノミネート商品&入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

■参考URL
・GetNavi web    https://getnavi.jp/
・文房具総選挙特集ページ  https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/
・文房具総選挙2022 投票フォーム https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】「CC」を体現!?「紙のメモ」の価値を見直すコクヨのメモパッド

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

“紙のメモ”の価値を再発見できるメモパッド

このデジタル化が進んだ時代に“紙のメモ”と聞くと、何をいまさらと思われるかもしれません。PCでもスマートフォンでも、メモを取る手段はいくらでもありますし、メールやSNSなら、遠くにいる相手にも一瞬で情報を送ることができます。文房具の仕事をしている私も同じで、日常ではPCやスマートフォンのおかげで便利な生活を送っています。

 

しかし私は、紙のメモも使っています。なぜなら、デジタル化のおかげで、逆説的に紙のメモの価値が見えてきたからです。

 

紙のメモなら相手に念を押せる

今回ご紹介するのはコクヨの「複写メモ」。見ての通りそっけないメモなのですが、これがとても便利なんです。

↑デジタル時代の紙のメモ。時代遅れのようですが、重要な存在意義があります。なぜなら…

コクヨ
複写メモ(134x91mm白上質紙50組入り)
190円(税別)

 

メールは便利です。たとえばCC機能などを使えば、多くの相手にもあっという間にメールを送れますよね。

 

しかしメールは、大量に飛び交うせいで見落とされるリスクが高いのも事実です。送ったメールが迷惑メールフォルダに入ってしまったり、CCに入っていたメールを見落としたりした経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

そんな時代だからこそ、物理的な紙のメモが存在感を発揮します。たとえばオフィスに何か伝言を残したい相手がいたとして、メールを送るよりも、紙のメモを相手の机の上に置いたほうが伝わる可能性が高いということもあるでしょう。机が乱れていない限りは見落とさないですから。

↑紙のメモは、現代ではむしろ見落とされにくいのが強み。物理的に“ある”ことのインパクトは大きいのです

 

カーボンコピーで楽に複写

この商品が「複写」メモなのは、メモを書くとバックカーボンによって下の紙に複写されるからです。要するに、1回メモを書くと2枚のメモが作られるというわけです。

↑この通り、カーボンによって複写されます

 

すると、相手に渡したメモの控えが手元に残ることになります。すると相手がメモを失くしたときのバックアップになりますし、自分に対しての記録にもなります。

 

これは非常に便利です。いちいち2枚書く必要がありません。オフィス内で伝言を伝える機会が多い人は、ぜひ使ってみてください。大量の複写を作ってしまわないようメモを書くときに下敷きを入れる必要はありますが、メモの最初に厚紙がついているので切り取って下敷き代わりに使うことができます。

 

繰り返しになりますが、見落とされにくさなら紙のメモのほうがデジタルよりも上である場合も多く、複写メモならバックアップもとれます。デジタルの方が優れていることが多そうなビジネスシーンでも、意外にアナログのメモが存在感を発揮することもあるので、デジタルとアナログをうまく使っていきましょう。

↑筆記する1枚目の紙の裏面にカーボンを印刷している、やや懐かしいメモ

 

ちなみに、「カーボンコビー」とは、メールの「CC」(Carbon Copy)の語源でもありますね。アナログなようでかえって便利な「元祖CC」で、情報伝達の漏れをなくしませんか?

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

ビジネスパーソンのノートにこそルーズリーフが便利! キングジム「ルーズリーフイン」で持ち運び問題も解決

社会人が使うノートとして「意外とルーズリーフがいい」という話は、この連載でも以前から何度か書かせてもらっている。というのも、社会人がノートに書きとめたい情報は、スケジュールやアイデアメモ、議事録などなど多岐に渡り、しかもそれが混ぜこぜになりがちだからだ。

 

それらを後から見返しやすくまとめるのは、綴じノートでは難しい。ページ編集が可能なルーズリーフのほうが圧倒的に合理的と言えるだろう。

 

ただ、ルーズリーフ用バインダーは、基本的に分厚かったり重かったりと、カバンに入れて持ち運ぶには少し面倒がある。だから、できれば日常的には“1日な必要な量のルーズリーフ用紙だけバラで携帯して、帰宅/帰社してからバインダーに綴じ直す”というフローが楽なのだが……これはこれで、用紙を汚さずスマートに持ち運ぶのが難しい。また、書き込んだ用紙を別に保管するのも手間だ。

↑ルーズリーフ用紙を袋のままで持ち運ぶと、折れジワや汚れがつきやすい。きれいに使いたいなら、やはり用紙ストッカーは必須だ

 

しかし、用紙をバラで携帯しやすく、かつ記入済み/未記入を分類しておける用紙ストッカーがあれば、話は別だ。さらに、ペラペラとページをめくるようにして閲覧できるときたら、これはもう社会人がルーズリーフを運用する上で、ちょっと革命的じゃない? というぐらい便利なのである。

 

ペラペラめくれる閲覧機能付きのルーズリーフストッカー

その革命的に優秀なルーズリーフ用紙ストッカーというのが、キングジム「ルーズリーフイン ホルダータイプ」。一見すると、まったくなんと言うこともない地味~なファイルなのだが、実は非常にユニークな機能を持っているのだ。

キングジム
ルーズリーフイン ホルダータイプ
500円(税別)

 

↑中はホルダーポケット(左)と用紙ストッカー(右)に分かれている

 

まずルーズリーフ用紙をストックする機能だが、これは裏表紙の内側にあるポケットが担っている。このポケットはかなり厚めのマチ付きで、メーカー公称で最大60枚まで用紙を収納しておけるもの。

 

ただ、あまりギチギチに詰め込むと取り出す時に少し難儀するので、ストックは多くても50枚ほどに止めておく方が快適だと思う。むしろ軽快に持ち運びたいのであれば、10枚ほどを入れて、こまめに補充する使い方のほうがオススメだ。

↑用紙50枚ほどを収納した図。マチ幅にはまだ余裕はあるが、これくらいにしておいたほうが出し入れはしやすい

 

記入済みのリーフをストックできるポケットがポイント

ここまでは、従来にもあった用紙ストッカーとなんら変わるところのない部分。「ルーズリーフイン ホルダータイプ」がユニークなのは、表紙側に備えた4連のホルダーポケットである。

 

これは用紙や書類を挟んで保持しておくためのもので、記入済み用紙を分けてストックしておくのに役に立つ。

 

↑記入済みのルーズリーフ用紙はホルダーポケットに挟んで収納

 

↑挟んでいるだけなので、リング穴がない書類も一緒にまとめておける

 

収納は、ポケットにそのまま挟むように挿し込むだけ。クリアホルダーとほぼ同じような使い勝手と手軽さだ。ノド側には脱落防止のストッパーがあるので、ただ挟んでいるだけでもそれなりに安定する。勝手にポロポロと用紙が抜け落ちる心配はあまりなさそうだ。

 

ちなみに、容量は1ポケットあたりルーズリーフ10枚ほど。収納に関しては、案件単位で分けたり、議事録用・アイデアメモ用など用途別に分類したりするなど、自分の運用方法次第である。

 

↑写真の赤線で強調した部分が、用紙の抜け落ちを防ぐストッパーだ

 

さらにフラップでポケットを閉じることで、より確実に中身の脱落防止となるのに加えて、ポケットのページ化が果たせるようになる。

 

どういうことかというと、例えばスケジュールやToDoなど何度も確認する必要のあるものを単独で挟んでおけば、いつでもページのようにペラッとめくって閲覧することができるのだ。従来のストッカーは、記入済み用紙の情報へアクセスしにくいのが弱点のひとつ。が、このポケットを使えば、その辺りの問題はクリアできるだろう。

 

↑フラップをひっかけることで、ホルダーポケットはきっちりと閉じた状態になる

 

↑バインダーに綴じることなくペラペラとめくって閲覧できるのは、なかなか快適だ

 

もちろん書き込んだ用紙すべてを閲覧しやすくするなら、バインダーに綴じるほうが良いに決まっている。ただ、ひとまず1~2枚ぐらいをめくって見られるように綴じて、あとはざっくり保存しておけばOK! という状況であれば、このやり方のほうが間違いなく軽快だ。

 

学生ほど書き込み枚数が多ければまた話は違うが、社会人のノートとしては、これぐらい割り切った作りの方が運用しやすいのではないだろうか?

 

 

シャーペン界に“Dr.”が登場して30年! パイロット「ドクターグリップ」から初代モデルベースの30色が限定販売

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第19回となる今回は?

 

第19話

パイロット
ドクターグリップ 30カラーズ
500円〜(税別)

“疲れにくい筆記具”として登場した人気シャープペンの30周年記念モデル。初代モデルをベースに、発売当初の復刻カラーや1999年前後に流行したスケルトンカラー、新色のネオンカラーなど30色を揃える。振ると芯が出る「フレフレ機構」を搭載。

●2021年10月より数量限定販売中のため、すでに在庫切れの店舗もあります 

 

駆け出し時代から変わらず信頼を置く相棒

1991年に発売された、パイロットのボールペン&シャープペンシリーズ「ドクターグリップ」。2021年には発売30周年を記念した歴代カラーモデルが発売され、そのなかには懐かしい初代モデルもラインナップされていました。当時画期的だった「人間工学に基づいた軸径」──その効果もさることながら、そもそもこうしたうんちくを筆記具に持ち込んだこと自体が画期的だった──を強調するためだったという、医療用品をイメージしたカラーリング。当時もいまも、なんぞ? という印象そのまま、しかしいまとなっては時代を超えた貫禄さえ感じさせます。

 

個人的にドクターグリップと言えば、初代シャープペンが発売された当時(92年!)から愛用していた思い入れの深い一本。学生生活の終わりからライターの駆け出し時代、つまり最も不安で最も期待に満ちた時期、常に身近にいてくれた頼もしい仕事仲間でありました。握り込んで飴色に光るグリップから、「文房具へ愛着を持つこと」の歓びを学んだと言っても過言ではありません。

 

今回、10数年ぶりに初代モデルを使ってみたのですが、あまりの現役ぶりに驚き、そしてうれしくなりました。旧モデルならではの、硬いゴム製グリップの安定感たるや! これまで何度もお勧めのペンを尋ねられては、「量を書くならまずはドクターグリップを」と答えてきたのは間違いじゃなかった。これからもずっと、迷える若者の頼れる相棒であり続けてください。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第17話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第18話】珍奇な「回転繰り出し式の高級太軸マーカー」が予想外! ゼブラ「フィラーレ ディレクション」が常備したくなる使い勝手だった

https://getnavi.jp/stationery/703519/

 

【重要なお知らせ】4/2(土)「文房具総選挙2022」銀座 伊東屋イベントでのKREVAさん出演回について

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を一般投票により決する「文房具総選挙2022」。3月24日からウェブでの投票受付がスタートしていますが、4月2日土曜日には、文房具の殿堂、銀座 伊東屋で、リアル投票イベントを開催。

会場には、スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演することが決定しています。

 

KREVAさんトークは参加抽選券を配布

このKREVAさんのご出演につきまして、すでに多数のお問合せをいただいており、多くのご来場者が殺到することも予想されるため、KREVAさんのトークのみ、抽選制とさせていただくことになりました

【抽選について】

・参加抽選券配布=当日13時〜13時半/銀座伊東屋B1F受付にて

・抽選結果発表=当日14時/配布場所・Twitter  https://twitter.com/GetNaviBunvogue にて

※トークの模様は、オンラインでライブ配信もいたします
https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo

※また、ご来場者が殺到した場合、予期せぬ感染対策として、KREVAさんのトークタイム中ノミネート商品のタッチ&トライコーナーを閉鎖する可能性がございます。ご理解いただけますと幸いです。

 

第1部の選考委員(文具ソムリエール・菅未里さん、文房具ライター・きだてたくさん、放送作家・古川耕さん)によるトークセッション、そのほかの時間帯のタッチ&トライについては、開催内容に変更はありません。

当日のご来場をお待ちしております。お気をつけてお越しください。

 

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント@銀座 伊東屋】

■日時:2022年4月2日(土)

■時間:12:00〜18:00 ※途中入退場可

■場所:銀座 伊東屋 B1F「!nspiration Hall」

■参加費:無料

■トークプログラム:
[第1部] 13:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅  未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライ・投票が可能です

[第2部] 16:00〜 登壇者:アーティスト・KREVAさん
※当日会場で、参加抽選券を配布いたします。詳細は下記をご確認ください。

■オンライン配信:https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo
※第1部と第2部のトークプログラムをYouTubeライブで配信します

※会場では新型コロナウイルス感染症対策のため、銀座伊東屋入店時の非接触型体温計による体温測定と、会場でのマスクの着用と入口でのアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。また、一時的に来場者数が増加した場合など状況によっては、入場制限をさせていただく場合がありますのでご了承ください。

 

文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具を選ぶ機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

↑雑誌「GetNavi」誌上とウェブメディア「GetNavi web」にて、ノミネート商品を一挙に発表。(写真は「GetNavi」5月号)現在、ウェブ投票を受付中です

 

リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑2019年に銀座 伊東屋で開催したときの様子

 

商品のタッチアンドトライと投票以外の見どころは3つ。1つめは中間結果発表と、それをふまえた選考委員3名によるノミネート商品の解説、2つめは、文房具好きで知られるアーティスト・KREVAさんをゲストに迎えたスペシャルなトーク、そして3つめは、会場で投票を行なってくださった方に先着でプレゼントされる文房具のお土産です。

 

1.中間開票結果を発表! 文房具のプロたちは「文房具総選挙2022」大賞をどう予測する?

4月24日(日)23:59までウェブ投票を受付中の「文房具総選挙2022」。イベントでは3月30日までに投じられた票を集計した、中間結果を発表します。

それを踏まえて、選考委員に名を連ねる文具ソムリエール・菅 未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さんの3名が、注目のノミネート商品や2021年度の文房具トレンド、大賞予測など、もりだくさんの内容でトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員7名のうち、放送作家兼文具ライター・古川耕さん、文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん(写真左から)が登壇。

 

2.スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演!

音楽業界屈指の文房具好きとして知られるアーティストのKREVAさんに、文房具に関心をもったきっかけや選ぶときのこだわりポイントなど、たっぷりとお話しいただきます。

↑週1のペースで文房具店に通うという筋金入りの文房具好きとしても知られるアーティスト・KREVAさん

アーティスト/KREVA(くれば)

その活動の軌跡には常に“HIP HOPソロ・アーティスト「初」”という肩書きがつくアーティスト。2004年「音色」でソロメジャーデビュー。2ndアルバム『愛・自分博』 でHIP HOPソロアーティストとして史上初のオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。アジア人初のHIP HOPアーティストとして『MTV Unplugged』に出演、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手掛けている。2012年から KREVA主催の“音楽の祭り”「908 FESTIVAL」を開催。2013年、9月08日は“クレバの日”と日本記念日協会に正式認定される。2021年9月08日発売の最新アルバム「LOOP END / LOOP START」はオリコン週間デジタルアルバムランキング1位、billboard JAPAN DOWNLOAD ALBUMS1位を獲得。2022年2月16日同作のDeluxe Editionをパッケージリリース。翌日2月17日翌日より「908 FESTIVAL 2021+1」3DAYS+AFTER TALK SHOWを開催。作詞、作曲、トラックメイク、ラップ、さらにはプロデュースまで、全て自身でおこなう日本の音楽界最重要人物のひとり。

KREVA Official HP https://www.kreva.biz/

 

第2部のKREVAさんスペシャルトークのみ、多くのご来場が予想されるため参加抽選券を配布させていただくことになりました。

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。※予定数配布し次第、終了

 

ほかにも、商品がノミネートされたメーカーによるプレゼンバトルも!? ぜひ当日、会場でお楽しみください。

 

さらに、投票受付最終日の4月24日(日)には、イオンスタイル新浦安でも、リアル投票イベントを開催予定ですので、こちらもお楽しみに。(※KREVAさんの出演はありません)

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年3月24日(木)から4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■投票イベント:4月2日(土)銀座 伊東屋、4月24日(日)イオンスタイル新浦安
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

 

書道家も太鼓判!「ボールサイン iD プラス」で文字も佇まいもワンランク上の美しさ

6色の黒インキを揃えるボールペン「ボールサイン iD」に、上位モデル「ボールサイン iD プラス」が登場。自身のYouTubeチャンネルで従来品を“オシャレできれいな字を書きたい人にオススメ”と紹介し、インキがなくなるほどに愛用する書道家・上平泰雅さんがお試し!

 

低重心になってさらに書きやすくなった「ボールサイン iD プラス

↑ボール径は0.4,mmと0.5mmを展開

 

文房具総選挙2022「書く」部門ノミネート中!

サクラクレパス
ボールサイン iD プラス

385円(税込)

ノック式単色ゲルインキボールペン「ボールサイン iD」のワンランク上のモデル。金属製のペン先とマットなラバー素材のボディを採用し、“握りやすさ”と“書きやすさ”、“上質さ”を叶えた。

↑フォレストブラックを使用


書道家
上平泰雅さん
展覧会活動に主軸を置きながら、「書を世界と未来へ」をテーマに子どもや大人、外国人に毛筆・硬筆指導も行う。

 

日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメ

「ボールサイン iD」は、文房具店で見かけたときにオシャレなデザインに惹かれて購入したペン。「ボールサイン iD プラス」は、それに磨きがかかった印象です。ボディやペン先が上質で、使っていて気分が上がりますね。

低重心になってより書きやすくなったとも感じます。個人差はありますが、低重心の方がペン先をコントロールしやすい人が多いので、ペン字初心者には低重心のペンを薦めています。ペン先が独特な形で筆記面が見やすい点も、美しい文字を書くうえで有利。ペンに添えた中指が痛くなりにくく、手が疲れにくいのもうれしいですね。加えて優秀なのが、かすれることも出過ぎることもなく、滑らかに書けるインキ。同社が世界で初めて水性ゲルインキを発売したメーカー(※)だと知り納得しました。

“自分の字が子どもっぽくて嫌い”という方には、ぜひ本品を試していただきたいです。手帳などビジネス小物にも合うシックな見た目で、自分自身もかっこよく演出できますし。価格が手ごろなので、日常使い用のペンにこだわりたい方にもオススメです。(上平さん)

※:サクラクレパスが1984年に発売した「ボールサイン」は、世界初の水性ゲルインキを搭載したボールペン

 

【POINT_01】インキ色は個性が光る3種類の黒から選べる!

ピュアブラック
フォーマルなシーンで活躍する定番ブラック

ナイトブラック
青みがかったブラックがスマートさを演出

フォレストブラック
文字に上品さをプラスする緑色を帯びたブラック

↑上平さん筆。「ボールサイン iD プラス」には0.5mmのピュアブラック、「文字」「佇まい」 には0.5mmのナイトブラック、「美しさ」には0.5mmのフォレストブラックを使用

【POINT_02】金属製のペン先で低重心を実現

ペン先の素材に削り出しの金属を採用し、低重心を実現した。段階的に細くなるフォルムは筆記面が見やすくなり、思い通りの線を書きやすい。

【POINT_03】独自のボディ形状で指に自然にフィット

軸は六角形と丸形を組み合わせた「新感覚iD設計」。両サイドの角に丸みがあるため、指あたりがやさしく自然なフィット感を得られる。

【POINT_04】上質な見た目と書きやすさを両立

マットなラバー素材の軸が、上質感と滑りにくさを両立。ツヤのあるペン先に合うよう、金属製クリップにはメッキ加工が施されている。

デジアナ文房具だからできる! ペーパーレスでも「QUADERNO(クアデルノ)」で手書きLife

QUADERNO(クアデルノ)」は、データの複製や共有がしやすいというデジタルの良さと、直感的に文字を書き込んだり図示したりしやすいアナログの良さを両立したアイテムだ。昨年発売の新モデルでは、手書きの表現力がさらに向上。ペーパーレス下でも“手書きLife”をより充実させられる!

 

【今回紹介する製品】

QUADERNO(クアデルノ)メモもスケジュールも薄さ約5.9mm・約261g(※1)で完結!

文房具総選挙2022
「SDGs文房具」部門ノミネート中!

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)

オープン価格

快適な書き心地で人気の電子ペーパーの第2世代モデル。ワコム社のデジタイザを新搭載し、より思い通りの線が書けるようになった。サイズはA5とA4がある。

※1:A5サイズの場合

↑薄型軽量ながらも上質な革の質感を再現した専用カバー(参考価格7980円/A5、8980円/A4)。ペンホルダーとカードサイズのポケットを備える
↑筆記具ブランド「LA MY」とコラボしたペン(参考価格6600円)もラインナップ。考え抜かれたフォルムが、握った瞬間手に馴染み快適に文字を書ける

 

高精度な筆圧感知に対応しより自由な表現が可能に

「クアデルノ」は、“画面がツルツルして書きにくい”、“持ち運ぶには重い”といった従来の手書きデジタルデバイスの弱点を克服したアイテム。ざらつきのある画面が本物の紙とペンのような筆記感を生み、アナログからデジタルへの違和感のない移行を可能にする。さらに、カバンに入れていることを忘れるほどの極薄・軽量ボディには、約1万ものファイル(※2)を保存できる。つまり、大量の資料やノートが1か所にまとまり、ペーパーレスを推進できるサステナブルツールでもあるのだ。

加えて見逃せないのが、新モデルで4096段階の筆圧感知に対応した点だ。抑揚のある線や“はね・はらい”の表現が可能になり、ペンの色も従来の黒、青、赤に白をプラス、マーカーは青に加え赤、黄、緑もラインナップ(※3)。より自由な表現が可能になった。ここでは、そんな表現力の高さを生かした活用術を、ビジネスはもちろん学習、趣味用途まで、幅広く紹介する。

※2:1ファイルあたり約2.2MBのPDFファイルの場合 ※3:「クアデルノ」上ではグレースケール表示

↑PCの印刷機能を使えば、簡単にデータを取り込める。ワードやエクセル、画像など、PDF以外のデータを取り込むときに便利だ

 

【活用術1:スケジュール管理】

公式HPで専用のスケジューラーを配布中。月や日付をタップすると、マンスリー・ウィークリー・デイリーをシームレスに移動できるのはデジタルならでは。

 

【活用術2:オンラインホワイトボード】

PCアプリの「スクリーンキャプチャー」機能を使うと、本機への書き込みをリアルタイムでPCに投影できる。オンライン会議で画面共有をすればホワイトボードとしても活躍。

 

【活用術3:資料閲覧&ノートテイク、オンライン学習にも!】

「サイドノート」機能を使うと、取り込んだ資料に紐づいた手書きノートが作成され、2画面表示される。ノートファイルは資料と同じフォルダ内に自動保存されるため、ファイルを探す手間が省ける。

 

【活用術4:写真への書き込み】

取り込んだ画像に手書きで文字やイラストを書けば、手作り感のあるメッセージカードが完成。作成したカードは印刷するだけでなく、スマホアプリを使って、LINEなどで送るのもオススメだ。

↑黒など濃い色のペンを塗った上に、白いペンで文字を書き込むこともできる

 

【活用術5:PDFデータの手書き修正】

白ペンは、濃い背景の上に文字を書くだけでなく、修正ペンとしても活躍。修正に手間がかかるPDF(背景色が白の場合)も、白ペンで塗り潰せば簡単に修正できる。

 

【活用術6:グラフィックレコーディングやイラスト制作】

筆圧に応じて太さが変わるペンを使えるように。表現の幅が広がり文字以外も描きやすくなった。

↑上からボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー。万年筆と筆ペンでは筆圧も感知できる

 

【活用術7:用途に合わせてテンプレートを自由に選択】

横罫や方眼、無地など、一台で様々なテンプレートが使え、ノートを複数冊持ち歩く必要がない。自作したオリジナルのテンプレートを登録することも可能だ。

↑公式HPで配布している原稿用紙(左)とToDo リスト(右)

地球環境に配慮したサステナブル仕様! スライドジッパー付きノート「ストレージイット」

マークスは、スライドジッパー付き仕様のステーショナリーブランド「ストレージイット」のノート、収納ケース、ポーチを発売しました。

 

今回発売されるコレクションの「ノート」は、スライドジッパーのポケット付きノートカバーで、ペンや付せんなど、ノートと一緒に持ち歩きたい文房具を入れておくことができる「ペンをstorageするノート」です。A5サイズ128ページで、カラーバリエーションは全10色。

 

ノート用紙には、「FSC認証」を取得した、同社オリジナル手帳本文用紙「NEO AGENDA(ネオ・アジェンダ)」を採用。NEO AGENDAは、ゲルインクや油性ボールペンなどの筆記具との相性も良く、なめらかな書き心地が特徴。ノートPCやタブレットなどのデジタルデバイスと一緒に持つノートとして、通常のノート用紙に比べて、薄く、軽い用紙で作られています。

 

中面は左右異なるフォーマットを採用し、左ページはドット罫で、ガイド機能のある5mmドット方眼。右ページは6mmの横罫線となっており、自由に書き込めるドット方眼ページと、情報を整理できる横罫ページをひと見開きに並べ俯瞰することができるレイアウトです。180度水平に開き、書きやすい構造となっています。

 

同コレクションは、適切に管理された森林の木材から生産されたFSC認証を取得した紙を、ノートの用紙に使用ししているほか、ノートのカバー、ケースやポーチには、製品の製造工程で出るPVCを丁寧に回収し、再び製品の素材として再生した再生率90%のリサイクルPVCを使用。地球環境に配慮したサステナブルなステーショナリーです。

 

税込価格は、ノートが1210円、ノートリフィル・A5が495円、ケース・A4(全5色)が1210円、ケース・A5(全5色)が880円、ポーチ(全5色)が715円です。

文房具総選挙2022が銀座伊東屋で3年ぶりに投票イベント開催、アーティスト・KREVAさんの出演決定!

2021年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具の頂点を一般投票により決する「文房具総選挙2022」。3月24日からウェブでの投票受付がスタートしていますが、この度、3年ぶりにリアルでの“投票イベント”が開催されることになりました。

 

日にちは4月2日土曜日、会場は文房具の殿堂、銀座 伊東屋。会場には、スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演することが決定! また当日は、ノミネートされた全100商品のタッチアンドトライのほか、選考委員による中間開票速報と大賞予測など、盛りだくさんの内容が用意されています。

 

今回のイベントのポイントを、下で詳しく解説していきましょう。

【「文房具総選挙2022」リアル投票イベント@銀座 伊東屋】

■日時:2022年4月2日(土)

■時間:12:00〜18:00 ※途中入退場可

■場所:銀座 伊東屋 B1F「!nspiration Hall」

■参加費:無料

■トークプログラム:
[第1部] 13:30〜 登壇者:文具ソムリエール・菅  未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さん
[第2部] 16:00〜 登壇者:アーティスト・KREVAさん
※トークプログラム中も常時、商品のタッチアンドトライ・投票が可能です

■オンライン配信:https://youtu.be/KsNmUZLI5Qo
※第1部と第2部のトークプログラムをYouTubeライブで配信します

※会場では新型コロナウイルス感染症対策のため、銀座伊東屋入店時の非接触型体温計による体温測定と、会場でのマスクの着用と入口でのアルコール消毒をお願いしております。ご来場の際は、ご協力をお願いいたします。

 

はかどり文房具とは?

コロナ禍をきっかけに、仕事や学習環境は、在宅とオフィス/学校と状況に沿って使い分け、異なる環境の下でも臨機応変に対応する必要に迫られるようになりました。いかにスムーズ、かつ快適に仕事や勉強を進め、パフォーマンスを発揮できるか。それをサポートするのが“はかどり文房具”です。

 

文房具総選挙とは?

2013年にスタートした「文房具総選挙」は一貫して、はかどり文房具をフィーチャー。“選挙”として情報を発信し、”投票“によって読者や文房具ファン、一般消費者に参加してもらうことで、それぞれが求めるはかどり文房具を選ぶ機会を提供してきました。今回10回目の開催となります。

 

↑雑誌「GetNavi」誌上とウェブメディア「GetNavi web」にて、ノミネート商品を一挙に発表。(写真は「GetNavi」5月号)現在、ウェブ投票を受付中です

 

リアル投票イベントとは? そしてその見どころは?

本イベントにノミネートしている100点の文房具が一堂に会するオフラインイベントです。商品を実際に手に取って試してから、その場で投票を行えます。

↑2019年に銀座 伊東屋で開催したときの様子

 

商品のタッチアンドトライと投票以外の見どころは3つ。1つめは中間結果発表と、それをふまえた選考委員3名によるノミネート商品の解説、2つめは、文房具好きで知られるアーティスト・KREVAさんをゲストに迎えたスペシャルなトーク、そして3つめは、会場で投票を行なってくださった方に先着でプレゼントされる文房具のお土産です。

 

1.中間開票結果を発表! 文房具のプロたちは「文房具総選挙2022」大賞をどう予測する?

4月24日(日)23:59までウェブ投票を受付中の「文房具総選挙2022」。イベントでは3月30日までに投じられた票を集計した、中間結果を発表します。

それを踏まえて、選考委員に名を連ねる文具ソムリエール・菅 未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川 耕さんの3名が、注目ののにねーと商品や2021年度の文房具トレンド、大賞予測など、もりだくさんの内容でトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2022」選考委員7名のうち、放送作家兼文具ライター・古川耕さん文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん(写真左から)が登壇。

 

2.スペシャルゲストとしてアーティスト・KREVAさんが出演!

音楽業界屈指の文房具好きとして知られるアーティストのKREVAさんに、文房具に関心をもったきっかけや選ぶときのこだわりポイントなど、たっぷりとお話しいただきます。

↑週1のペースで文房具店に通うという筋金入りの文房具好きとしても知られるアーティスト・KREVAさん

アーティスト/KREVA(くれば)

その活動の軌跡には常に“HIP HOPソロ・アーティスト「初」”という肩書きがつくアーティスト。2004年「音色」でソロメジャーデビュー。2ndアルバム『愛・自分博』 でHIP HOPソロアーティストとして史上初のオリコンウィークリーチャート初登場1位を獲得。アジア人初のHIP HOPアーティストとして『MTV Unplugged』に出演、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手掛けている。2012年から KREVA主催の“音楽の祭り”「908 FESTIVAL」を開催。2013年、9月08日は“クレバの日”と日本記念日協会に正式認定される。2021年9月08日発売の最新アルバム「LOOP END / LOOP START」はオリコン週間デジタルアルバムランキング1位、billboard JAPAN DOWNLOAD ALBUMS1位を獲得。2022年2月16日同作のDeluxe Editionをパッケージリリース。翌日2月17日翌日より「908 FESTIVAL 2021+1」3DAYS+AFTER TALK SHOWを開催。作詞、作曲、トラックメイク、ラップ、さらにはプロデュースまで、全て自身でおこなう日本の音楽界最重要人物のひとり。

KREVA Official HP https://www.kreva.biz/

 

3.イベント参加者には、文房具をプレゼント!

帰宅後にも楽しんでいただけるよう、会場で投票を行なってくださった方には、先着で文房具のお土産をご用意しています。※予定数配布し次第、終了

 

ほかにも、商品がノミネートされたメーカーによるプレゼンバトルも!? ぜひ当日、会場でお楽しみください。

 

さらに、投票受付最終日の4月24日(日)には、イオンスタイル新浦安でも、リアル投票イベントを開催予定ですので、こちらもお楽しみに。(※KREVAさんの出演はありません)

 

「文房具総選挙2022」概要

■対象カテゴリー:「書く」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「印をつける・捺す」部門、「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門、「キッズの学習がはかどる文房具」部門、「SDGs文房具」部門の8部門
■投票期間:2022年3月24日(木)から4月24日(日)23:59まで
■投票方法:ウェブの投票フォーム、及び投票イベントの会場
■投票イベント:4月2日(土)銀座 伊東屋、4月24日(日)イオンスタイル新浦安
■大賞発表:2022年5月24日(火) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
■入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(全252店舗)、カウネットのECサイト(※いずれも一部商品は除く)
■入賞商品展示・販売期間:2022年5月25日(水)〜 ※予定

 

インフルエンサーが試してわかった! カウネットの在宅ワークギアがSNSでバズったワケ

在宅ワークをより快適に進められる便利なアイテムを次々生み出しているのが、オフィス通販サイト「カウネット」だ。なかでもSNSで反響の大きかった2アイテムを、実際の使用感とともにお届けする!

 

デッドスペースを有効に使いデスクの上を広々活用

文房具総選挙2022
「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門ノミネート中!

カウネット
テレワークハングラック

1990円

在宅ワークの仕事道具をまとめて片付けられ、デスクに引っ掛けて使用する収納ラック。デッドスペースであるテーブル下を有効活用でき、デスク上の作業が快適に。6つのポケット付きで細かなモノも収納できる。

 

↑カウネット公式アカウントで過去最大のバズに発展!

 

使ってみて納得!

MC&ライター
佐々木 舞さん

100均や3COINSの便利グッズに詳しく、レビュー記事の執筆、情報番組にも出演。元テレビリポーターでイベントMCも行う。

 

仕事の道具が散らかって作業スペースを確保できないなど、SNSで見られる在宅ワークの悩みに応えるべく誕生したのが「テレワークハングラック」。原稿執筆などのPC作業や撮影を自宅で行っている佐々木さんは、仕事で使うモノをひとつにまとめることで在宅ワークのQOLが上がり、ストレス軽減につながったそう。

「自宅は仕事場と生活空間が一緒になっており、オンオフを切り替える時は毎回片付けが必要ですが、『テレワークハングラック』で仕事道具を1か所にまとめてしまえる&取り出せる環境になり、作業効率がアップ。デスク周りになんとなく置いていたモノのポジションが決まったので散らかることがなく、デッドスペースだった場所も活用できるようになりました。また、コワーキングスペースでは自席からWEBミーティングを行う会議室へ移動することが多々あり、その際もラックに道具がまとまっているので移動がスムーズ。さらに、雑誌やリモコンなどオフの時間に使用するモノをまとめておけば、部屋もスッキリ。気持ちの面でもプラスになりそうです!」

 

【ポイント1】

デッドスペースにまとめられる! 見た目以上の収納力が◎

耐荷重3㎏で中央部分にはA4ファイルや15インチのノートPCがしっかり収まる。片側の2ポケットには電卓やメモ帳、反対側にはマウスやイヤホン、筆記具などを入れられ、収納力は抜群。

 

【ポイント2】

落下防止のすべり止め付きでノートPCを入れても安心

本体の落下を防止するシリコン製のすべり止めが5個付いており、引っ掛けてもずり落ちない。キャンバス地の部分には底板が入っているので重いモノを入れてもたわまず、安定感がある。

 

【ポイント3】

奥は布張りになっており書類が落ちないよう配慮

ノートPCや書類などを入れられる中央部分は奥が布張りになっているので書類が取り出しやすく、落ちる心配もなし! キャンパス地は厚手でしっかりしており、安心して使用できる。

 

家中どこでもラクラク持ち運びでき、広げればそこがオフィスに

文房具総選挙2022
「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門ノミネート中!

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ

5980円(W600㎜)、6980円(W800㎜)●写真はW800㎜

昨年2月にハイタイプを発売したところSNSで話題となり、1週間で売り切れる事態に。昨年12月より発売のロータイプはフォロワーからの熱い要望を受けて誕生。コンパクトで場所を選ばず使用できる。

↑コンパクトに折りたためる

 

↑最初に発売のハイタイプがバズり、フォロワーからの要望に応えて ロータイプも発売!

 

使ってみて納得!

ライター
工藤寛顕

元オーディオ専門店員という経験を生かし、主にオーディオ関連の製品レビュー記事を執筆。WEB動画を制作し、自らも出演する。

 

在宅ワークが一般的になったいま、仕事用のデスクを置く場所の確保など、居住空間でもある自宅スペースの活用に頭を悩ませる人も多いのでは。そんな問題を解決するのが、カウネットの「リビングワークデスク」。動画編集や執筆作業を行う工藤さんは、手軽に作業スペースを確保・増設できることに感動したという。

「いつもPCデスクで仕事をしていますが、同じ場所で長時間作業することになり、気分転換できないのが悩みでした。今回、リビングで使いましたが、PCデスクでの動画編集に行き詰まったときは、サッと『リビングワークデスク』を広げてリビングで原稿を書くなど、場所を変えることが気分転換につながり、仕事の効率も上がったように感じます。また、商品撮影の際はその都度、机の上を片付けていましたが、このデスクがあればスペースを簡単に増やせるので、PC作業以外の“ちょい使い”にも便利だなと。テレビの前に広げ、コントローラーを置いてゲームをするなんていう使い方もできそう……。デスクと一緒に座椅子も欲しくなっちゃいました(笑)」

 

【ポイント1】

脚はワンタッチで開閉し約1分で設置完了

脚部分の開閉は、左右それぞれ1か所に設置されたプッシュボタンを押すだけ。ワンアクションで使いたい時にパパッと設置できるのがうれしい。脚はスチール製で丈夫かつ使用時は安定感あり。

 

【ポイント2】

使用後は家具の隙間に収納できてスッキリ

閉じたときの幅は約8㎝でソファやベッド下のスペース、クローゼットの隙間などに収納できる。天板80㎝タイプの重さは約6.7㎏。大人ひとりで持ち運びでき、室内の様々な場所で利用できる。

 

【ポイント3

仕事道具を仕分けできる 着脱可能なポケット付き

仕切りを設けた左右のポケットは、文房具など細かなモノも収納しやすく便利。マジックテープで着脱できるので、サイドテーブルとして使う際は外すなど、用途に応じた使い方ができる。

 

以上紹介した2アイテムは今回の文房具総選挙2022の「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にもノミネートされている注目の商品だ。カウネットではこの他にも在宅ワークをより快適に進められるユニークなオリジナル商品を多数展開しているので是非そちらもチェックしてみてほしい。

【文房具総選挙2022】サステナブル素材やユニバーサルデザインで時代を先取る「SDGs文房具」13点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「SDGs文房具」部門にノミネートされた13商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「SDGs文房具」部門】

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。

 

No.88

スカパーJSAT
海のクレヨン
2420円

衛星画像を元に、世界12か所の海から抽出した色を揃えるクレヨン。色名は付けず、海の場所を示す緯度経度を記している。売上の一部は、色のひとつに選ばれているキリバス共和国に寄付される。

 

No.89

オート
紙スーパークリップ
418円

重量比の51%以上が紙で構成されており、紙として処理できるクリップ。燃やしても黒煙を発さず、ダイオキシン等の有害物質が発生しない。鉛筆や油性ペンで書き込める。32個入り。

 

No.90

BIC
クリスタル オリジナルファイン0.8㎜
110円

「オレンジBIC」の名前で親しまれ、惜しまれながらも昨年廃盤になったボールペン「オレンジEC」の後継モデル。従来品の約1.75倍となる約3.5kmも筆記できる。フランスのエコラベルを取得。

 

No.91

三菱鉛筆
ジェットストリーム 長持ちリフィル
143円

リフィルのチューブを薄くすることで、プラスチック使用量を通常品の約30%減量しながらも、インク量を約70%増量。通常品と同じ形状で互換性も保持している。紙製パッケージを採用。

 

No.92

セメダイン
スーパーXナチュラ
オープン価格

環境負荷が少ないバイオマス原料を50%使った接着剤。プラスチックや金属など、異素材の接合にも使える接着性と耐久性を誇る。熱や水に強く屋外での使用も可能だ。

 

No.93

レイメイ藤井
ダ・ヴィンチ竹紙リフィル
385円(ポケットサイズ)、440円(聖書サイズ、A5サイズ)

国産竹が原料の手帳リフィル。強度があるため、消せるボールペンで書き消ししても表面がダメージを受けにくい。国産竹を消費することで、里山や生物多様性の保全に貢献している。

 

No.94

ナカバヤシ
w/U A5スリム ペーパーリングノート
572円

樹脂を含まない100%紙製の綴じ具と用紙を採用。廃棄時に綴じ具を外す必要がない。中ページはきれいに記入しやすい2.5㎜方眼罫。各ページにタイトル欄とチェックリストを設けている。

 

No.95

ナカバヤシ
w/U A4紙製ファイル
605円

100%紙製のA4ファイル。水に強い撥水性のあるレインガード紙を使っており、水濡れから中身を守れる。紙製のため、ファイルに直接タイトルを書き込むことが可能だ。5枚入り。

 

No.96

富士通クライアントコンピューティング
QUADERNO(Gen.2)
オープン価格

本物の紙とペンのような書き心地の電子ペーパーの2021年モデル。筆圧を感知できるようになり、より自由な手書き表現が可能になった。1台に紙資料がまとまり、ペーパーレスに貢献できる。

 

No.97

キングジム
ブギーボード BB-15
6600円

繰り返し書き消しできる電子メモパッドのインテリアモデル。背面の磁石で金属面に貼り付けたり、市販のネジで壁にかけたりできる。本体に付属のペンの磁石部分を近づけると画面が消える。

 

No.98

ペノン
PENON
1200円(メガネペン)、1300円(ネクタイペン)、
1400円(フラッグペン)

伐採した量以上の植林が約束された、森林認証の木で作られたボールペン。替芯(2本入り/250円)のパッケージが返信用封筒になっており、使用済みの芯を送ると無料でリサイクルされる。

 

No.99

レイメイ藤井
ペンカット
770円

スリムで軽量なハンドル収納式のペン型はさみが、両利き手対応に進化。ワンタッチで切り替えられる「左右切り替えレバー」を搭載している。左右どちらの利き手にも対応する両刃仕上げだ。

 

No.100

ヒサゴ
メモがかけるポリぱっくん
1078円

ポリ袋を挟んでこするだけで、袋の口を開けられるオープナー。ボールペンで書き込んでも消しゴムで消せる素材で、買い物リストとしても使える。磁石付きで、冷蔵庫などに貼り付け可能だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】PCやタブレットと併用できるアイテムも! キッズの学習がはかどる文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「キッズの学習がはかどる文房具」部門】

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。

 

No.73

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆もラクに消せる消字性能で、通常より厚みがあるため小さな手でも握りやすく、より消しやすくなった。

 

No.74

ナカバヤシ
学習タッチペン
1298円

指を固定しやすく転がりにくい、六角形の鉛筆型のスタイラスペン。子どもが握ったときにバランスを取りやすいよう、長さは一般的なスタイラスペンよりも短い98㎜に設計されている。

 

No.75

コクヨ
キャンパス クリップボードにもなる
プリントファイル
605円

不安定な場所でも下敷きなしで書き込める、クリップボード機能を持ったファイル。表紙を360度折り返せて、省スペースで使える。ポケット2つとクリップで、最大60枚のプリントを収納可能。

 

No.76

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線幅とテープの幅を合わせていて、修正部分が目立たない。先端の金属プレートがテープをきれいにカットし、紙への定着性を高めている。

 

No.77

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがきれいに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などが書きやすい小学生用の「方眼罫線」の2種展開だ。

 

No.78

コクヨ
キャンパス バンドでまとまる単語カード
176円

リング部分をシリコン素材のバンドにすることで、“持ち運び時に広がる”という単語カードの弱点を克服。従来の単語カード同様に、バンドを取り外して中身を入れ替えることもできる。

 

No.79

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)、286円(A4サイズ)

表紙写真の解説や読み物付録が付いたロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙の謎に迫る知識が詰まった全18種展開。

 

No.80

レイメイ藤井
先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき
660円(クリアー)、825円(ブルー、バイオレット)

鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上を期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りのきれいな文字を書くのを手伝う。

 

No.81

ミラガク
タツール筆入
2530円

タブレットを立てられるスタンド付きの筆箱。細めから太めの鉛筆が入る鉛筆ホルダーと、スタイラスペンや名前ペン、定規類が入る収納部、消しゴム用のスペースがあり、抜群の収納力だ。

 

No.82

STAD
はじめてのコンパス
418円

円を描くときだけ針が出る、安全設計のコンパス。ヘッド部分は人間工学に基づいた設計で、軸がブレず回しやすい。ホルダーは、スライドするだけで鉛筆を固定する。一体型のため紛失しにくい。

 

No.83

シード
プシュケシホルダー/プシュケシ用消しゴム
110円(ホルダー)、88円(消しゴム)

ホルダーをプシュプシュ押すと、バネの力で消しゴムが出てくるユニークな仕掛けが特徴。ホルダーは3色、消しゴムは6色展開で、組み合わせは18通り。自分好みに組み合わせられる。

 

No.84

ほぼ日
ほぼ日ノオト
297円

デザイン心理学に基づいて作られた、いままでにない罫線のノート。隙間があるのに線がつながっているように見えるデザインで、視覚的ストレスが少なく、文字や図をスムーズに書きやすい。

 

No.85

HiLiNE
マ磁ケシ/マ磁ケシ替え消しゴム
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

消しクズを磁石で集められるよう、フェライト(鉄粉)を練り込んだ消しゴム。本体のキャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収、はめるとオフになってキャップ内に消しクズが落ちる。

 

No.86

ソニック
メモポケット ランドセル用
1320円

ゴムバンド付きのメモ用ポケット。連絡メモを入れてランドセルのかぶせ部分に装着すると、開閉時に視界に入り、うっかりミスや忘れ物を防げる。紛失しがちな小物を入れられるのも便利。

 

No.87

ソニック
リビガク ハコボート
磁石付トレイでかんたん整理
1485円

勉強セットや工作道具などをまとめるのに活躍。筆記具を入れるのにちょうど良い浅めのトレイ付きで、マグネットで取り外しできる。入れるモノの名前が書ける「場所決めシール」付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
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<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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【文房具総選挙2022】自宅が散らからない! 在宅ワークやオフィスとのハイブリッドワークを効率化する文房具&雑貨15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。

 

No.58

キングジム
折りたたみコンパクトブース
3万2780円

2か所の面ファスナーを留めるだけで完成する個室ブース。在宅ワークはもちろん、撮影や趣味の作業用ブースとしても使える。軽量で丈夫なプラパール製で、折り畳み時の厚さは40mm。2022年3月25日発売。

 

No.59

カウネット
折りたたみブースデスク オレルタ
3万2780円

広げたときにトビラがパーテーションになり、集中できる空間を簡単に作れる。有孔ボードは小物の吊り下げが可能。前面に配線穴があり、机上に電源タップを置く必要がないのも魅力。

 

No.60

カウネット
スタンディング用PCスタンド パタスタ
5478円

マウスを置くスペースが付いた、スタンディングワーク用のPCスタンド。座る・立つを切り替えることで集中力の維持、作業効率のアップを期待できる。使わないときはコンパクトに折り畳みが可能。

 

No.61

コクヨ
スタンド型ノートPCオーガナイザー〈BIZRACK〉
3520円

筆記具とケーブルなどのPC周辺ツールをまとめられる収納ツール。三つ折りにしてマグネットで固定すれば自立し、省スペースでも使える。ノートPCに装着できるゴムバンド付きだ。

 

No.62

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
SMART FIT ALTNA(スマートフィット オルトナ)
アレンジマグポケット/アレンジボード
550円〜/3190円

卓上に収納スペースを作れるボードとポケット。収納物に合わせてコーディネートできるポケットは、背面にマグネットが付いており、アレンジボードはもちろん金属ラックなどにも貼れる。

 

No.63

コクヨ
スライドボード付きノートPCスタンド〈BIZRACK〉
4950円

2段階に角度調整できる折り畳み式のノートPCスタンド。スライドボードを引き出して折り返すと、キーボードに干渉しにくい筆記台になり、狭い場所でも作業スペースを確保できる。

 

No.64

レイメイ藤井
デテクールコンボ
4950円

中のペンケースと小物ケース、2つのユニットが30度に傾き、中身の出し入れがしやすい収納ツール、「デテクール」の大型モデル。ユニットごとケースから取り出して使うこともできる。

 

No.65

レイメイ藤井
デテクールフリーアドレスバック
5500円

内ポケットが豊富で、書類やノートPCなどを収納しやすい社内移動用バッグ。必要に応じて引き出せるパーテーションが、左右に内蔵されている。クリアポケット付きでA4書類の確認も可能。

 

No.66

カウネット
テレワークハングラック
2189円

テーブルに引っ掛け、デッドスペースを有効活用できるラック。耐荷重は3㎏で、中央部に底板が入っているため、ノートPCを入れても安定して使用できる。シリコン製の滑り止め付き。

 

No.67

エレコム
テレワーク向けマルチインナーケース BM-IBSML01NV
実売価格6280円

PCスタンド、マウスパッド、リストレスト、スリーブポケットを備え、広げるだけですぐに仕事に着手できる。ノートPCは14インチまで対応。高級感のあるソフトレザーを使っている。

 

No.68

キングジム
ノートPCカバー「ネスティ」
5280円

オンライン会議などカメラ位置を調整したいときに、PCスタンドとしても使えるノートPCカバー。書類や小物をまとめられる収納ポケットや、手が疲れるのを防ぐリストレスト付きだ。

 

No.69

キングジム
ノートPCに貼り付けるポーチ
2970円

粘着シートでPCに貼り付けて使うポーチ。口を自由な位置に設置できるダブルファスナー仕様で、モバイルバッテリーなどをPCに繋いだまま入れても口を閉じやすい。耐荷重は約500g。

 

No.70

カウネット
ポケッタス
3828円

ダイニングチェアなどの脚部背面に取り付けられる収納ポケット。在宅ワークはもちろん、子どものリビング学習グッズをまとめるのにもオススメだ。カバーで中身を隠せるのもうれしい。

 

No.71

ソニック
ユートリム
広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3850円

ソファなどで膝の上に置いて使う、クッション付きデスク。手の疲れを低減させるアームレストは、PCの滑り落ちを防ぐストッパーとしても活躍する。タブレットを立てられるスリット付き。

 

No.72

カウネット
リビングワークデスク ロータイプ
6578円(ワイド600mm)/7678円(ワイド800mm)

広げた場所がオフィスになる、折り畳みデスクのロータイプ。コンパクトサイズで、手持ちのローデスクのサブデスクとしても活躍する。両側の脚は、事務用品がまとまるポケット付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

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【文房具総選挙2022】ハンコ文化の逆襲!? 積極的に日常使いしたくなる「印をつける・捺す」文房具8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「印をつける・捺す」部門にノミネートされた8商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「印をつける・捺す」部門】

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。

 

No.50

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)、330円(専用インキ)、1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能だ。インクは29色展開。

 

No.51

シード
クリアほるナビ
440円(A7サイズ)、770円(A6サイズ)

消しゴムはんこを作れるスタンプ用消しゴム「ほるナビ」に、刃先が見えて彫りやすいクリアタイプが登場。オーブンで焼くと透明度が増し、捺したい箇所が見えてキレイに捺せる。

 

No.52

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。矢印の先端の三角形を切り離せば、残りの部分をブックマーカーとして使える。手帳などに引っ掛けられるクリップが付いた、ポップアップケース入り。

 

No.53

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム製のため、下の文字が隠れず読みやすい。

 

No.54

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどに貼れるハンコ。マスクやカギなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の1台3役をこなす。八角形で転がりにくいのも◎。

 

No.55

こどものかお
Pochitto6
990円

PCのキーボードのボタンのような形をした浸透印。油性インクを採用しているため、上から水性ペンで色を塗ってもにじまない。6柄が1本にまとまっており、携帯性にも優れる。

 

No.56

コスモテック
Retag by wemo
418円〜

油性マーカーで書き込んでも消しゴムで消せる、特殊素材で作られた収納タグシリーズ。貼り剥がしできるインデックスやラベルシールに加え、表紙にメモ欄を備えた書類ファイルもある。

 

No.57

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】ホームセンターでも扱う本格的な「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた10商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。

 

No.40

東亞合成/コニシ
アロンアルフア「タフパワー」
実売価格534円

「アロンアルフア」シリーズから、耐水性と耐熱性に優れたモデルが登場。水回りや熱がかかりやすい部分の補修などに最適だ。液量調節がしやすい容器を採用し、出しすぎを防げる。

 

No.41

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折り畳める世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くと本体が立ち上がり、一度でコピー用紙5枚まで穴開けできる。底面にはダストトレーが付いている。

 

No.42

オルファ
替刃式カイコーンPRO
実売価格652円

ハードな現場でも使える、頑丈で握りやすい開梱用のカッター。厚手素材を切るのに十分な刃幅ながらも、刃に手指が触れにくい安心設計だ。ワンタッチで刃を交換できる。

 

No.43

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼り本体を引っ張れば、2㎝以上を引き出すことも可能だ。

 

No.44

UHU
瞬間接着剤 超速乾 ピペット
429円

高い速乾性を備えた強力接着剤。独自開発した容器により、液量を1滴ずつ正確に調節できる。細い溝や継ぎ目にしっかり流し込める細型ノズルを採用。吸い戻し機能で液ダレもしにくい。

 

No.45

スリーエム ジャパン
スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル
374円(7m巻)、622円(15m巻)

ポケットに入れて携帯しやすい、厚さ約2㎜の芯を使った透明梱包用テープ。手で真っすぐに切れる特殊フィルムのためハサミは不要だ。テープを引き出すときの音も静か。

 

No.46

川上産業
スパスパ
492円〜

四角い形状の粒が、碁盤の目のように並んだ緩衝材。手で切り込みを入れるだけで真っすぐにカットでき、ハサミなしで梱包作業を行える。耐水性、耐薬品性のあるポリエチレン素材だ。

 

No.47

コクヨ
テープのり〈ドットライナー〉
(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発にも強く、時間が経っても封が開きにくい。厚みのある封筒や重量物の封とじにも安心して使える。

 

No.48

マックス
中とじホッチキス
「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で綴じられる中綴じホッチキス。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っかかりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載している。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

No.49

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

粘着面同士だけがくっつくペーパーリボン。巻いたモノに粘着剤が付かないため、ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーのバリエーションも豊富だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66