テレワークなどもこれでバッチリ、仕事道具をひとまとめにできるレイメイ藤井「デテクールフリーアドレスバッグ」などが登場

レイメイ藤井は、テレワークやフリーアドレスなどの働き方で便利に使えるアイテム「デテクールフリーアドレスバッグ」「デテクールコンボ」「デテクールデスクトップ」を発表。10月に発売します。価格はデテクールフリーアドレスバッグが5500円(税込)、デテクールコンボが4950円(税込)、デテクールデスクトップが2640円(税込)です。

 

レイメイ藤井によると、ペンスタンド部分が手前に30度傾くことで、収納したペンを探しやい、取りやすい、戻しやすいというサイクルを実現した「デテクールペンケース」の発売後、「大きいサイズ・収納力」を求める声があったとのこと。そこで、「あっと驚く機能で使いやすさを向上させる」というコンセプトはそのままに、テレワークやフリーアドレスなどのさまざまな働き方環境をサポートする新商品を発売するにいたったそうです。

 

デテクールフリーアドレスバッグは、A4書類やノートPCなどを収納できる、社内移動用のバッグ。ファスナーを下すことで、フロント上部をオープンにでき、収納物が見えやすくなります。

 

↑デテクールフリーアドレスバッグ

 

また、周囲の人に見られたくないときのために、パーティションボードを内蔵。左右にボードを広げることで作業スペースを見せないようにできるうえに、ボードにはA4対応のクリアポケットが付いているため、資料を見ながら作業もできます。

 

本体サイズは約幅380×高さ275×奥行き110mmで、重さは約750g。耐荷重は8kgまでです。

 

デテクールコンボは、ペンに加えてほかの文房具やPC周辺機器もひとまとめに収納できるケース。ケースの中にはペンケースユニットと小物ケースユニットを設け、それぞれ約30度傾く機構を採用しています。また、それぞれのユニットはケースから取り出して使うことも可能。

 

↑デテクールコンボ

 

このほか、フタを閉じて、持ち手のフックを持っての移動や、社内の個人ロッカーへの収納などにも適しています。

 

本体サイズは約幅175×高さ225×奥行き100mmで、重さは約490gです。

 

デテクールデスクトップは、デテクールペンケースをサイズアップさせて収納力を向上させたアイテム。長さ19cmまでであれば、定規や鉛筆などを収納できます。また、内側奥とペンスタンド部分の前方には消しゴムなどを入れられるポケットを設けています。さらに、本体外側の両側面にサイドポケットを設けているため、ペン以外の小物収納も可能です。

 

↑デテクールデスクトップ

 

本体サイズは約幅100×高さ215×奥行き100mmで、重さ約230gです。

 

なお、それぞれカラバリはブラック、ブラウン、ネイビーをそろえています。

サクラクレパスの人気シリーズに上質さや書きやすさなどを加えた「ボールサインiD プラス」

サクラクレパスは、ノック式の単色ゲルインキボールペン「ボールサインiD プラス」を発表。10月下旬から発売します。価格は385円(税込)です。

 

ボールサインiD プラスは、6色の黒インキをそろえた人気の単色ボールペン「ボールサインiD」のワンランク上のシリーズ。従来シリーズに上質さ、握りやすさ、書きやすさをプラスしたとしています。

 

黒インキのカラバリは、従来シリーズで人気の色だった「ピュアブラック(ブラック)」「ナイトブラック(ブルーブラック)」「フォレストブラック(グリーンブラック)」をそろえており、ビジネスシーンでもさりげなく個性を表現できるといいます。

 

また、従来シリーズのDNAを引き継ぎ、金属製のクリップや、自然に手にフィットするように六角形と丸形を組み合わせた本体軸を採用。このデザインに上質さを加えるため、新たにペン先の素材には削り出しの金属を使用したほか、本体軸には全体が滑りにくいマットなラバー素材を採用しています。

 

 

さらに、重心が従来シリーズよりも先端にくるようになり、より安定した書き心地を実現しているとのこと。

 

 

ラインアップは、ボール径が0.4mmのシルバー軸と、0.5mm径のブラック軸を用意しています。

発色鮮やかな三菱鉛筆「ユニボールワン」に安定した書き味とテーマ性ある軸色が特徴の「ユニボールワンF」登場

三菱鉛筆は8月31日、ゲルインクボールペン「ユニボールワン」から、軸色や書き味の上質感を高めた「ユニボールワンF」を発表。9月21日に発売します。参考価格は330円(税込)です。

 

ユニボールワンは黒は濃く、カラーは鮮やかに発色することから大人気となっているボールペン。今回登場したユニボールワンFは、テーマ性のある軸色と、低重心で安定した書き味が特徴となっています。

 

軸色は、雑貨や日用品に定着しつつあるくすみ色をベースにしながら、時の経過を感じさせるようなあせた色合いに仕上げています。色の選定にあたっては、日常生活で目にするなにげない景色を採用。「無垢」や「日向夏」などのイメージを軸色にしています。

 

 

また、軸全体のデザインは凹凸部分をかぎりなく減らしたなめらかなフォルムと、ワンポイントになっている先端の金属パーツを採用。シンプルさが際立ちながら洗練された印象にしているそうです。

 

さらに、ペン先の金属パーツは、低重心で安定した書き味を生み出す「スタビライザー機構」を搭載。ユニボールワンの特徴とうたう濃くくっきりとした黒インクを、軽い力でより安定してなめらかに書けるとしています。

 

ラインアップは、ボール径0.38mmで軸色が消炭(Fブラック)、無垢(Fグレー)、花霞(Fピンク)、日向夏(Fイエロー)のモデルと、ボール径0.5mmで軸色が霜柱(Fブルー)、葉雫(Fグリーン)、茜空(Fレッド)のモデルをそろえています。

月間予定を見ながら4つの予定やリストを管理、レイメイ藤井「2022年版フォープランダイアリー」が発売

レイメイ藤井は、左ページで月間の日程を見ながら、右ページで4項目の予定やリストを管理できる「2022年版フォープランダイアリー」を8月下旬から発売すると発表しました。

 

ラインアップは、従来からあるA5サイズに加えて、B6サイズ、日々の記録をしっかり書き込めるウィークリータイプ(A5サイズ、B6サイズ)の4モデルで、それぞれ価格はA5サイズが1430円(税込)、B6サイズが1320円(税込)、ウィークリータイプのA5サイズが1980円(税込)、B6サイズが1870円(税込)です。

 

フォープランダイアリーは、左ページに予定を把握しやすい月間ブロックを、右ページに4項目のリストを表示するレイアウトが特徴の手帳。集計欄が付いているため、家計簿として使うこともできます。なお、前年までは「カラーインデックス4プランダイアリー」が商品名でしたが、今年変更したそうです。

 

↑家族4人の予定管理などが可能

 

また、ユーザーから「もう少し小さめのサイズが欲しい」「日々の事柄をたくさん書き込めるタイプがほしい」という声があり、新たにコンパクトなB6サイズと、見開き2週間のページを加えたウィークリータイプを追加したとのこと。

 

↑こちらはウィークリータイプ。メモのように日々の事柄を記入できます

 

レイメイ藤井では、家族の予定や仕事のプロジェクト管理に向いているとしているほか、教科ごとに分けて学習計画を立てたり、勉強時間をグラフのように記入して見える化したりするなど、学習の利用でも便利だとうたっています。

 

↑こちらは学習で活用している例

 

月間ブロックで予定が見えるマンスリータイプの収録内容は、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図など。

 

↑マンスリータイプ

 

一方のウィークリータイプは、2022年/2023年の2年カレンダー、イヤープラン、目標設定ページ、マンスリーページ、ウィークリーページ、方眼罫ノート、地下鉄路線図などを収録しています。

 

↑ウィークリータイプ

「ほぼ日手帳2022」が登場、『犬夜叉』コラボなど充実の商品を一挙紹介

ほぼ日は9月1日から、「ほぼ日手帳2022」を順次発売します。発売されるアイテムは、手帳本体や手帳カバー、ほぼ日手帳関連の文具など、合計100以上にのぼります。

 

ほぼ日手帳2022は、「handwrite/この日、わたしは。」をテーマに、高橋留美子さんの漫画『犬夜叉』、Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれどうぶつの森』、MALHIA KENT、Candy Stripperのカバーなどが登場。また、ほぼ日の本社が神田に移転したことから、「神田」をテーマにした、近江屋洋菓子店と一緒に製作した商品などをラインアップしています。

 

繊細なタッチながら迫力あるデザインの『犬夜叉』コラボアイテム

『犬夜叉』とコラボしたアイテムは1日1ページタイプの「継承者」A5手帳カバー+本体セット(税込9680円)、1日1ページタイプの「継承者」A6手帳カバー+本体セット(税込6380円)、週間タイプの「INUYASHA」weeks本体(税込2860円)をラインアップ。デザインは繊細なタッチのカラーイラストを使用した迫力のある仕上がりになっています。

 

↑上からA5手帳カバー+本体セット、A6手帳カバー+本体セット、「INUYASHA」weeks

 

また、付属のクリアカバーを装着すると、たなびく雲の中に、父の形見である「鉄砕牙」の継承をめぐって対立した主人公の犬夜叉と異母兄・殺生丸の姿が浮かび上がります。

 

「INUYASHA」weeksは、犬夜叉とヒロインの日暮かごめ、旅をともにする弥勒、珊瑚、七宝が表紙に集合したデザインを採用。

 

さらに、全体にホログラム加工を施しているほか、手帳とおそろいで使える下敷きや、原作の魅力的な一コマを使用した一筆箋、スタンプなど、オリジナル文具も用意しています。

 

島暮らしの楽しさを1枚の絵に凝縮した『あつまれ どうぶつの森』手帳カバー

『あつまれ どうぶつの森』のアイテムは1日1ページタイプの「今日は なにする?」A6手帳カバー+本体セット(税込5500円)、1日1ページタイプの「今日は なにする?」A5手帳カバー+本体セット(税込8800円)をラインアップ。仲間たちと過ごす島での暮らしの楽しさを1枚の絵に凝縮したデザインとしています。また、おまけとして2枚1組のスケジュールシールが付いてきます。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右がA5手帳カバー+本体セット

 

老舗「近江屋洋菓子店」の包装紙をデザインした手帳カバー

神田をテーマにした商品では、神田で愛され続けている老舗の「近江屋洋菓子店」のカバーを用意。モチーフにしたのは、お菓子とともに人気の包装紙で、かわいらしさの中に上品さを兼ね備えたというデザインに仕上がっています。

 

ラインアップは1日1ページタイプの「おやつにしませんか?」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「おやつにしませんか?」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)、週間タイプの「おやつにしませんか?」weeks本体(税込2640円)をそろえています。また、手帳とあわせて使うと楽しい文具も用意しているとのこと。

 

↑左からA5手帳カバー+本体セット、A6手帳カバー+本体セット、「おやつにしませんか?」weeks

 

漫画家・松本大洋さん描きおろしの「ねこと神田」の手帳カバー

神田をテーマに、漫画家である松本大洋さん描きおろしの作品を全面にプリントした手帳カバーも販売。御茶ノ水にある「聖橋」の上から見た景色が描かれたうえに、しなやかで躍動感あふれる白いねこや赤い電車の車体がコントラストとして映える、印象的な作品になっています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「ねこと神田」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「ねこと神田」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)をそろえています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

ネクタイの生地にお祭りのお面をデザインした週間タイプの手帳カバー

もう一つ、神田をテーマにした商品として、週間タイプの「わっしょい!」weeks本体(税込2200円)が発売。サーモンピンクの表紙にお祭りのお面がたくさん並ぶデザインの商品です。おかめ、ひょっとこ、きつねのコミカルな顔つきを、ネクタイの織りで細部まで表現。実際にネクタイに使われている生地を採用しているため、織目の手触りが心地よいうえに、シルキーな光沢を実現しているそうです。

 

 

子どもの日常をヨシタケシンスケさんがイラストで表現したほぼ日手帳day-free

ほぼ日手帳の特徴はそのままに、使い勝手のいい月間カレンダーと方眼ノートを組み合わせた月間ノート手帳「ほぼ日手帳day-free」も登場。今年はイラストレーターのヨシタケシンスケさんがイラストを手がけた商品になっています。「きょうのぼうけん」をテーマに85の子どもの日常のイラストが挿し込まれており、めくるたびにうれしい気持ちになれるとしています。

 

ほぼ日手帳day-freeは、A6サイズが1650円(税込)、Aサイズが2530円(税込)です。

 

 

また、1日1ページタイプの「きょうのぼうけん」A5手帳カバー+本体セット(税込8800円)、1日1ページタイプの「きょうのぼうけん」A6手帳カバー+本体セット(税込6050円)もラインアップしています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

人気の「MOTHER」シリーズからはカセットのパッケージとおそろいのデザインなど

人気の「MOTHER」シリーズからは、ファミコンカセットのパッケージとおそろいの「BEGINNINGS」(税込6050円)が登場しました。さらに、『MOTHER3』のキャラクターがずらりと並んだ、ひまわり色の「CAST(MOTHER3)」(税込5280円)や、キャラクターを革の凹凸で表現したweeksカバーの「CAST(MOTHER2/Leather ver.)」(税込1万6500円)も発売されます。

 

さらに、weeksからは『MOTHER2』の2つの顔を持つ街「フォーサイド」のマップを両面にプリントした「フォーサイド/ムーンサイド」(税込2860円)が発売。表裏でガラッと変わる雰囲気を楽しめるといいます。

 

↑左からBEGINNINGS、フォーサイド/ムーンサイド、CAST(MOTHER2/Leather ver.)、CAST(MOTHER3)

 

アメリカの写真家・ソール・ライターの作品を持ち歩ける手帳カバー

アメリカの写真家であるソール・ライターの作品をデザインした手帳カバーも発売。雪の上を斜めに走る、点線のような足跡のほか、赤い傘など、日常の中にあるドラマチックな「美」の一瞬が見事に収められた作品をカバーにしています。

 

手帳カバーの内側はシックに黒く、しおりの先は赤く仕上げています。

 

ラインアップは1日1ページタイプの「Footprints, c.1950」A5手帳カバー+本体セット(税込7700円)、1日1ページタイプの「Footprints, c.1950」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)、週間タイプの「Footprints, c.1950」weeks本体(税込2640円)をそろえています。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、上が「Footprints, c.1950」weeks、下がA6手帳カバー+本体セット

 

2022年のカレンダーが手書きで書かれている表紙の「365にち」

週間タイプの「365にち」weeks(税込2640円)は、表紙に2022年のカレンダーが手書きで書かれている商品。数字と曜日、カレンダーを囲む線は、作家の岸田奈美さんの弟である、岸田良太さんによるものです。岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』のページ番号が岸田良太さんの手書き文字で書かれていたことがきっかけで、作ったそうです。

 

また、手帳には、岸田良太さんの手書き文字をあしらった12色のカラフルなシールが付きます。

 

 

イラストレーターの久保田寛子さん描きおろし、夕暮れを描いた手帳カバー

1日1ページタイプの「光を数える」A6手帳カバー+本体セット(税込5280円)は、太陽が沈む前の夕焼けに染まる空と、灯りをともす家々の景色を、高台の電話ボックスの上から眺めるきつねを表紙に描いた商品。イラストレーターの久保田寛子さん描きおろしの表紙となっています。

 

 

チェコ児童文学の古典『こいぬとこねこのおかしな話』が手帳カバーに

「こいぬとこねこ」シリーズは、画家・作家として活躍したヨゼフ・チャペックによるチェコ児童文学の古典『こいぬとこねこのおかしな話』が手帳カバーになった商品。表紙の印刷はシルクスクリーンで、背表紙としおりの先は朱色を採用しています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「こいぬとこねこ」A6手帳カバー+本体セット(税込6050円)、週間タイプの「こいぬとこねこ」weeks本体(税込2640円)をそろえています。なお、このシリーズの売り上げの一部はNPO法人ランコントレ・ミグノンに寄付され、動物保護活動に使われるそうです。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右が「こいぬとこねこ」weeks

 

テキスタイルの魅力がつまった「YUKI FUJISAWA」デザインの手帳カバー

箔や染めなどを通じてファッションの新しい価値を提案するブランド「YUKI FUJISAWA」デザインの手帳カバーも登場。カバーには、オーロラ色の地に繊細なレースをあしらい、上から白金箔を重ねています。地のグラデーションや、レースの立体感、箔の輝きなど、テキスタイルの魅力がつまっているとのこと。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「with time」A6手帳カバー+本体セット(税込1万1800円)、週間タイプの「Dreamscape」weeks本体(税込2640円)です。

 

↑左がA6手帳カバー+本体セット、右が「Dreamscape」weeks

 

「Candy Stripper」と今年もコラボ、全面にうさぎの刺繍を施した手帳カバー

若い女性に愛され続けているファッションブランド「Candy Stripper」とは今年もコラボ。2年目となる今年の手帳カバーには、全面にうさぎの刺繍が施してあるほか、襟元には本物のコットンレースを縫い付けています。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Sweet Bunny (yellow)」A5手帳カバー+本体セット(税込1万2650円)、1日1ページタイプの「Sweet Bunny (pink)」A6手帳カバー+本体セット(税込9350円)です。

 

↑左がA5手帳カバー+本体セット、右がA6手帳カバー+本体セット

 

世界的ファンシーツイードメーカーのファブリックをぜいたくに使った手帳カバー

こちらのジッパーズタイプの手帳カバーは、世界的なファンシーツイードメーカー・MALHIA KENTのファブリックをぜいたくに使った商品。パッと目をひく華やかなツイードや、きらきらと光る糸、グラデーションのある糸など、さまざまな素材と色合いの糸が縦横に組み合わさって、複雑な美しさを醸し出しているといいます。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Rose Tweed」A6手帳カバー+本体セット(税込1万6500円)、weeksカバー「Tricolore Tweed」(税込1万4300円)、1日1ページタイプの「Ciel Tweed」A5手帳カバー+本体セット(税込2万350円)です。

 

↑左からRose Tweed、Tricolore Tweed、Ciel Tweed

 

イギリス生まれ「LIBERTYFABRICS」のプリント生地を使った手帳カバー

こちらは、イギリスで生まれた「LIBERTYFABRICS」のプリント生地を使ったカバー。ポピーとデイジーの花をモチーフにしたカラフルな色の「PoppyForest」(1日1ページ/A6手帳カバー+本体セット/税込7480円)、野生の小さな花が絡み合うように生地全体に描かれた「Erica」(1日1ページ/A5手帳カバー+本体セット/税込1万1550円)、アール・ヌーヴォー期を代表するポピーの群生をデザインした上品な印象の「Clementina」(weeksカバー/税込1万3200円)をそろえています。

 

また、今年は初めて週間タイプのweeksを展開。アザミやナデシコ、バラ、アフリカホウセンカが咲く牧草地のような素朴なデザインのボタニカルプリント「JoannaLouise」(税込2640円)を用意しています。

 

↑左からPoppyForest、Clementina、JoannaLouise、Erica

 

毎年人気の「ミナ ペルホネン」シリーズに5年手帳カバーが登場

毎年人気の「ミナ ペルホネン」シリーズには、ほぼ日5年手帳カバーが初登場。通常版は「path」、大きい手帳は「woodbird」をラインアップし、テキスタイルも異なる仕様になっています。

 

「wood bird」はカバーのみで1万500円(税込)、「path」はカバーのみで8500円(税込)です。

 

↑左がwood bird、右がpath

 

土屋鞄製造所による、しっとりやわらかなオイルヌメ革使用の手帳カバー

土屋鞄製造所による手帳カバーは、手に吸い付くような感触のしっとりやわらかな「オイルヌメ革」を使用した、革ひもをくるりと巻き付けて留める手帳カバー「ROLL」や、鍵付きのジッパータイプとなっている5年手帳カバー「KEY」などがラインアップ。また、今年新登場のweeksのカバーにはジッパー付きのポケットが設けられています。

 

1日1ページタイプの「はじまりの手帳(ROLL)」A6手帳カバー+本体セットは3万7400円(税込)、1日1ページタイプの「はじまりの手帳(ROLL)」A5手帳カバー+本体セットは4万9500円(税込)、5年手帳通常版でカバーのみの「はじまりの手帳(KEY)」は3万8720円(税込)、weeksのカバーのみ「はじまりの手帳(ROLL)」は3万7620円(税込)です。

 

↑左が「はじまりの手帳(ROLL)」A6手帳カバー+本体セット、上が「はじまりの手帳(ROLL)」A5手帳カバー+本体セット、下が「はじまりの手帳(ROLL)」weeks、右が「はじまりの手帳(KEY)」

 

内側のポケットが充実した「PORTER」デザインの手帳カバー

「PORTER」デザインの手帳カバーは、小さなカバンで散歩に出かけるような使い勝手のよさが魅力。ボンディング加工を施した生地は、ナイロン素材を採用しています。また、カバーの正面と背面には広めのポケットを設けているほか、カバーを開いてもポケットが充実しているため、その日に使うものを手帳にひとまとめにできるとのこと。

 

ラインアップは、1日1ページタイプの「Stroll(サックスブルー)」A6手帳カバー+本体セット(税込1万5400円)、1日1ページタイプの「Stroll(ブラック)」A5手帳カバー+本体セット(税込1万9250円)をそろえています。

 

↑左が「Stroll(サックスブルー)」A6手帳カバー+本体セット、右が「Stroll(ブラック)」A5手帳カバー+本体セット

開閉の仕組みと分割構造が画期的! 透明で中身を探しやすい「ペンケース」の注目作2モデルをレビュー

これまでにも、自立型やら分割収納やら、さまざまな流行があったペンケース。ここ一年ほどで特に注目が高まっているのが“透明”なタイプだ。

 

ファッション業界においても、近年はPVC(ポリ塩化ビニル)素材の透明バッグが大流行しており、その流れで透明ペンケース(クリアペンケースとも言われる)も人気に……というのが、まず一つの要因だろう。

 

もちろん、Instagramなどでノートやペンが写り込んだ画像を載せる中高生(いわゆる“勉強垢”)の間でも、透明ペンケースの人気は高い。ただ写真を撮るだけでペンケースの中身が丸ごと見えるので、視覚情報が増える。端的に言えば“映える”わけだ。

 

さらには、そういった流行の話でなくても、透明ペンケースには利点がある。先にも述べた通り中身が丸見えだから、必要なペンなどを取り出す際に見つけるのがラクなのだ。閲覧性・視認性の高さはペンケースの機能でも重要なポイントであり、つまりは透明というだけで充分に有利というわけ。

 

そこで今回は、人気の透明ペンケースの中でも特に「これいいぞ」というものを紹介したい。

 

 

透明+分割収納=おしゃれで高機能なペンケース

そんな方程式が成立するのが、キングジムが2021年6月から展開を始めた「CHEERS!(チアーズ)」。ポップなカラーと透明感をテーマにしたステーショナリーシリーズだ。

 

初見では、同社既存のルーズリーフファイル「テフレーヌ」やバッグインバッグ「フラッティ」のポップカラーバージョン、というだけかな? と思っていたのだが、あらためて確認すると、全くの新顔である透明ペンケース「チアーズ ツインペンケース」がラインナップされていた。

 

で、これが触ってみると、なかなか面白い作りになっていたのだ。

キングジム
チアーズ ツインペンケース
1250円(税別)

 

完全クリアとクリアカラーの細長い直方体2つが組み合わせられた、ソフトなボックスタイプ。ただ不思議なことに、外からでは、ファスナーやスナップといった開け口が見つからないのである。

 

ではどうやって中身を出し入れするのか? というと、クリアとカラーのボックスを継ぎ目から割るようにパカリと開くと、それぞれの開け口が露出するという仕組みだ。

↑ペンケースを開けるときは、まずそれぞれのボックスを両手でつかむ

 

↑するとパカッと割れて、カラー側のボックスが開く。接続はマグネット式なので、開閉自体は簡単だ

 

クリアのボックスはファスナー、カラーのボックスは素通しの開口という形式。つまり、クリア側の本体自体が、カラー側のフタを兼ねているというわけだ。

 

カバンの中で勝手に開いてしまう可能性を考えると、ファスナーのついたクリア側に消しゴムやシャープペンシルの芯といった小物を、カラー側に筆記具を、という分け方が安心だろう。当然ながら、分けて収納することで、中がゴチャつかず出し入れがしやすくなる、というメリットもある。

↑一般的なサイズのペンケースが2つ合体しているわけで、容量的にはかなりゆとりがある

 

見た目のおしゃれさと、こういった「今のペンケースに求められている機能性」を上手く共存させているあたりは、なかなか感心させられた。

 

ただ、カラー側の開口がさほど大きくないので、筆者のように指が太めの人には筆記具の出し入れが少しやりづらいように思う。これはおそらく、手指のゴツいおっさんは最初からターゲットじゃないよ、ということなのかもしれない。

↑閲覧性が良くても、手の大きい人には出し入れがしづらい開口。これは少々残念なポイントだ

 

それでも、透明ならではの閲覧性の高さ+分割収納の機能性は優秀。夏っぽいルックスも含めて、いま買うべきペンケースと言えるだろう。

 

さて、この透明ペンケースのメリットをほどよく取り入れたペンケースが、同社にはある。

透明バッグインバッグ「フラッティワークス」にペンケースタイプ登場

とは言っても、PVCのチープなツルツル感ってどうも子どもっぽくて持ちづらいな……と感じる人はいるだろう。透明ペンケースの優位性は理解できても、自分に似合うかどうかや好みの問題もあるので、導入にハードルが高いというのも理解できる。

 

それなら、もうちょっと落ち着いた雰囲気で使える透明ペンケースはどう? ということでオススメするのが、同じくキングジムの「フラッティワークス ペンケース」だ。

キングジム
フラッティワークス ペンケース
スタンダードサイズ
1100円(税別)

 

こちらは、以前にもこの連載で紹介したバッグインバッグ「フラッティワークス」のペンケース版に当たる。

【関連記事】カオスなカバンにはこれ一つあればいい! キングジム「フラッティワークス」は“絶妙”を体現するバッグインバッグ
https://getnavi.jp/stationery/535720/

 

全体は厚手のしっかりした帆布製で、前面のみがPVCの透明窓という構成なので、チープな印象はほとんど感じられないのではないだろうか。それでいて、大きな透明窓によって、透明ペンケースのメリットである閲覧性は充分にあるわけで、良いとこ取りと言える構成だ。

↑透明窓は前面だけだが、これでも中は充分に視認できる

 

↑マチ幅は約35mmで、中身が入っている状態なら自立も可能

 

パッと見では薄くて容量が足りないような気がするかもしれないが、底面のマチが約35mmもあるため、意外としっかり入る。ボールペンやカラーペンなら10本程度は問題なく飲み込むし、さらに奥側には定規やハサミなどが入るワイドポケットも備えている。よほどゴチャゴチャと持ち歩かない限りは、これで必要充分と言えるんじゃないだろうか。

↑ささやかながら小物の整理ができる内ポケットを備える

 

↑本体裏側にもポケットが。名刺やカード類の一時保管に使えそうだ

 

マグネットスナップ留めのフラップを開くと大きく開口するので、閲覧性の良さと合わせて、中身の取り出しやすさも問題なし。

 

透明ペンケースの閲覧性は魅力的だが、あのツルツルした感じはちょっと……という人には、これが最適解だと思う。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

もうクリアファイルは捨てない、油性マーカーで書いても消せるうえに頑丈な「ReTag by wemo」4アイテムが発売

粘着シート・テープの開発、製造などを手掛けるフィルムメーカーのコスモテックと、デザインと戦略立案を手掛けるkenmaは、油性ボールペンで書いて消せるウェアラブルメモ「wemo」から、新シリーズ「ReTag by wemo」全4アイテムを発売しました。

 

ラインアップは、ドキュメントファイルタイプの「ReTag by wemo ドキュメントファイル」、インデックスファイルタイプの「ReTag by wemo インデックスファイル」、インデックスシールの「ReTag by wemo インデックスシール」、ラベルシールの「ReTag by wemo ラベルシール」を用意。店頭価格はそれぞれ以下のとおりです。

 

ReTag by wemo ドキュメントファイル 418円(税込)
ReTag by wemo インデックスファイル 462円(税込)
ReTag by wemo インデックスシール/Sサイズ4枚入り 550円(税込)
ReTag by wemo ラベルシール/2枚入り 495円(税込)

 

ReTag by wemoは、手に入りやすい一方で、劣化しやすく、すぐに捨てられがちなクリアファイルを、“脱・使い捨て”のサステナブルさと利便性を両立したとうたうシリーズ。どのアイテムも、人気を博したwemo同様、油性マーカーで何度も書いて消すことができます。これにより、何を収納したのか、いつ必要かなどを自由にメモできるといいます。

 

また、シールは再剥離可能な貼って剥がせるタイプのため、繰り返し長く使えるアイテムに仕上がっているそうです。

 

ReTag by wemo ドキュメントファイルは、A4サイズの書類が入るドキュメントファイル。ファイルの厚さが0.5mmと一般的なクリアファイルの約2.5倍厚いうえに、頑丈なため、使い捨てることなく使用できるとしています。

 

↑ReTag by wemo ドキュメントファイル

 

 

ReTag by wemo インデックスファイルも、A4サイズの書類が入る、厚さ0.5mmの不透明ファイル。見出し部分は油性マーカーで書いて消せますが、擦れによって文字が消えることはないため、引き出しや収納ボックスでの活用に適しているといいます。

 

↑ReTag by wemo インデックスファイル

 

 

ReTag by wemo インデックスシールは、ファイルなどに貼りつけられるインデックスシールで、ReTag by wemo ラベルシールはビンやボトルなどの曲面にも貼れるシール。どちらも油性マーカーでメモして消すことができます。

 

↑ReTag by wemo インデックスシール

 

 

↑ReTag by wemo ラベルシール

 

 

「BICオレンジEG」廃盤! その後継ボールペン「クリスタルオリジナルファイン」はファンを納得させられる出来なのか?

2021年7月、文房具業界に大きな衝撃が走った。

 

こんな書き方をしているトピックほど、実際はそう“大きな衝撃”でもないものだが、この衝撃の度合いは、かなり大きかったように思う。それが、フランスの筆記具メーカー、BIC(ビック)が発表した「『オレンジEG』廃番」の報である。

↑名前は知らないまでも、一度はどこかで見たことあるだろう「BIC オレンジEG」。非常にアイコニックなボールペンだ

 

BICのオレンジと言えば、オレンジ色の軸に黒のキャップ式というお馴染みのアレ。1961年に発売されて以来、「世界中で最も販売本数の多いボールペン」とされている製品だ。

 

「オレンジEG」は、そのオレンジのボディに独自の「EG(イージーグライド)インキ」という低粘度油性インクを搭載したモデルで、2011年に発売されて以来、特に低粘度油性ファンの多い日本を中心に売られてきたもの。ただ、海外では売り上げでかなり苦戦をしていたようで、10年目の今年、廃番という結果になってしまった。

 

ちなみに、EGじゃない、1961年発売のオレンジは世界中でまだまだ販売継続中なので、誤解なきよう。

 

オレンジEGの後継、現る!

愛嬌のあるルックスに軽いタッチの「オレンジEG」にはファンも多く、冒頭で述べたように大きな衝撃を受けた人もかなりいたようだ。しかし皆さん、ご安心を。廃番の報とほぼ同時に、後継製品の発表も行われたのである。


BIC
クリスタル オリジナル ファイン0.8(ボール径0.8mm)
100円(税別)

 

その後継製品というのが、BIC「クリスタル オリジナル ファイン」(以下、クリスタルファイン)である。

 

BICが1950年に発売した世界初の使い切り透明軸ボールペン「ビック・クリスタル」と「オレンジ・ビック」をミックスしたような、透明オレンジのボディが特徴となっている。見た目にもすっきりと軽快な印象で、まさに“オレンジの後継”というにふさわしいイメージだ。

↑見た目の変化は、口プラ(リフィルを固定するペン先の蓋)の色と、ボディの透明度が違う程度。グリップ感や重心バランスなども変わらない

 

インクについてはリリース情報では公開されていないが、低粘度油性のEGインキから、従来型の油性インキに戻されているとのこと。※メーカーに確認済み

 

ただ、意外にも筆記感はけっこう軽く、スルスルに近い。あれ、低粘度じゃないBICのインクってこんなに軽かったっけ? と何度か確認してしまったほどだ。

↑レガシーな油性インクながら、書き味のなめらかさはなかなか。ダマも出ず、快適な書き心地といえる

 

書き味に加えて、0.8mmという太めのボール径にも関わらず、ダマが出にくいのもポイント。どうやら、インクフローをかなり上手く調整しているようで(理由は後述)、30分ほどの連続試筆中、一度もダマが発生せずに書き続けることができた。

 

この辺りの性能はさすが、見た目とインクはレガシーでも、機能的には最新のペン! という感じだ。

↑使い切りボールペンではあるが、先端の隙間に爪を入れて引けば、リフィルを抜き出して交換が可能。昔の文房具店には、BICのリフィル抜き用器具が備えてあったという

 

もうひとつ「クリスタルファイン」の特徴となるのが、筆記距離の長さ。なんと従来と比較して1.75倍、線距離にして3.5kmも書き続けられるとのこと。

 

正直、これまで「オレンジEG」を使っていた際にも、「あれ? もうインク切れたけど、早くない?」なんて感じたことはない。というか、分類するとしたら、むしろかなり長持ちするボールペンだったはず。そこからさらに1.75倍というのは、なかなかに驚きの数字だと言えるだろう。

 

実はこの“長距離筆記”こそが、先にも述べた「インクフローを上手く調整」したことで達成されているのだ。無駄なインクを抑制することで筆記距離が伸び、ダマの発生も抑える。これは見事な進化と言えるだろう。

 

↑リフィルも、EGとクリスタルファインは同じサイズ。むしろインクはクリスタルファインの方が少なく見える

 

↑「BICにビックリ!」とバーコードシールまで誇らしげ

 

JIS規格においては、油性ボールペンの筆記距離は300m以上、とされている。つまり、JIS規格で定められた10倍以上の筆記距離が可能というわけだ。

 

ちなみに、これは筆者のざっくり感覚なので正確な数字ではないが、だいたい線距離500mで1万5000文字ぐらい、と換算している。であれば3.5kmは、10万文字以上書けることになる。

 

それでいて価格は100円(税込110円)ということで、単純なコスパの面で言えば、日本で購入できるボールペンとしてはおそらく最強クラスということになりそうだ。

 

 

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【菅未里の自腹買い文房具】手帳に必携! ニューノーマルな図柄を効率よく押せるミドリの回転印

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

場所をとらず、効率的な回転印

↑回転印の裏側。押す直前に、自動的にインクが印面につく構造です(写真ではインクパッドが見えるようスライドさせています)

 

私は回転印が好きです。回転印とは、数字や柄などいくつもの印面を回転させることで選べるスタンプですが、印面ユニット自体が“回転”し、インクパッドにタッチしたあとに捺せる(押せる)タイプもあります。

 

通常のスタンプは、押す際にいちいちインクを印面につけなければいけないのですが、つまり後者の回転印なら、自動でインクがつくのです。だから、とても楽です。インクをつけ損なうことも、逆につけすぎて滲むこともないですしね。

 

今回は私が気に入っている、ミドリのデコレーションスタンプ「ペインタブルスタンプ 回転印」(以下、回転印)を紹介しましょう。

 

ミドリ
ペインタブルスタンプ 回転印
1500円(税別)

 

回転印には10種類のモチーフがセットされているので、場所を取らないのも魅力です。これらを通常のスタンプで用意しようと思ったら、10個も必要になってしまいますから。

 

↑たくさんの柄が用意されているのも回転印の魅力です

 

ポンと押すだけで複雑な絵柄が現れる回転印。とても効率的なのがわかります。

 

コロナ時代の“ニューノーマル”を意識した印面

とくに今回ご紹介したいのは、「新しい日常」に対応したバージョンです。

 

これは以前からある回転印に新しく加わった商品。一年ほど前に発売した同シリーズは可愛らしいデザインといい押しやすさといい、「売れそうだな」と感じていたスタンプなのですが、やはり大変な人気で一時は品切れが続いていました。

 

↑たくさんの種類があるミドリの回転印を、いくつも購入してしまいました

 

その人気シリーズから出た「新しい日常」バージョンは、いったい何が「新しい日常」なのかというと、柄ですね。「在宅」「出社」「Takeout」といった、新型コロナウイルス感染拡大以降の社会で、しばしば耳にする単語やモチーフが揃っています。体温測定や、座りっぱなしの生活に欠かせないランニングの柄もありますね。

 

↑コロナ禍の下での生活に必要な柄が、このとおり揃っています

 

ノートや日記、手帳を彩ることができる

これを日記や手帳にポンと押せば、体調管理や日々の記録に便利だというわけです。もちろん手書きでもいいのですが、いちいち書くのは大変ですよね。

 

それから、これは油性インキを採用しているので、押したスタンプの上からマーカーで色を塗り重ねられるのも便利な点です。ノートを彩るのにも向いているでしょう。

 

↑コロナ禍での生活の記録に最適なスタンプです

 

細かいポイントですが、絵柄の線がとても細いのも素晴らしい点です。ここまで精緻な柄のスタンプは貴重です。一般的に精密な柄のスタンプは、インクをつけすぎると紙に印面を押したときに絵柄が潰れてしまうことがありますが、これは内蔵のスタンプパッドで適量がつくので、絵柄が潰れる心配がいりません。不器用な私でも写真のとおり、一度で綺麗に絵柄を押すことができました。

 

ミドリによると、付属のインキパッドで、10種類の柄を約2000回押すことができるそうです。インキがなくなっても補充用も販売されているので、使い捨てずに使い続けることができます。

 

スタンプが得意ではないという不器用さんにもおすすめしたい商品です。

 

 

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書き味はペンと紙の組み合わせ次第! コクヨ「ペルパネプ」で「手書き」の妙味を体感できる

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第11回となる今回は?

 

第11話

コクヨ
ペルパネプ
ペン:143円〜440円(税込)、ノートブック:各990円(税込)

ツルツル、サラサラ、ザラザラの3種類の手触りのノートと、書き心地の異なる3タイプのペンを揃えるシリーズ。ノートはA5サイズだが、開いたときに中央に段差ができにくいフラット製本のため、A4サイズの面としても使える。罫線は3mm方眼や4mm方眼ドットなど全5種類。

 

ペンと紙の相性を趣旨に、デザイン性も妥協なし

ペン好きなら一度は必ず通る「ノート道」。お気に入りのペンに出会ったとき、ではそのポテンシャルを最も引き出せるのはどの紙なのか? それを知りたくなるのは当然の心情と言えましょう。結果、家には書きかけのノートが山積みに。あるいは良い感じのノートや手帳と出会ったとき、その紙にいちばん相応しい筆記具を見つけるべく手元のペンを取っかえ引っかえ、なんて人も多いと思います。

 

そうしたペンと紙の相性に焦点を当てたのが、コクヨの新ブランド「ペルパネプ」。同社が誇る製紙技術で作った質感の異なる3種類のノートと、ゼブラのゲルボールペン「サラサ」、プラチナ万年筆の簡易万年筆「プレピー」、そして自社の極細サインペン「ファインライター」という3本を、白を基調にリデザインしてトータルコーディネート。これは言わば、モノ単体を売っているのではなく、「紙とペンの組み合わせを考えるのって楽しいよね」という概念を売っている、もしくは筆記という行為の解像度を高めるための学習キットとでも言えるでしょう。

 

さらに思わぬ副産物も。それは白いボディで統一された各ペンの見栄えの良さ。どうにも安っぽさが否めない(これは決して悪いことではない)サラサやプレピーのシルエットが、こんなに美しいだなんて、透明軸のときには気づかなかった。コンセプトありきで終わらない、見た目にも使い心地にも配慮が行き届いた、極めて“地肩”の強いプロダクトです。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第9話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第10話】ジェットストリームに迫る滑らかさ! 伊東屋オリジナルのボールペンリフィルは優雅な書き心地で人に勧めたくなる

 

好評の文房具シリーズ「camino」から2022年版スケジュール帳発売、PCに並べて使えるメモサイズのマンスリー A7メモなどを用意

日本ノートは、風合い豊かな表紙素材と書き心地の良さで好評とうたうステーショナリーシリーズ「camino」から、2022年版スケジュール帳「『camino』ダイアリー 2022」を、8月10日に発売しました。ラインアップはマンスリー A7メモ/マンスリー A5/マンスリー B6/マンスリー&ウィークリー B6で、全14商品をそろえます。

 

マンスリー A7メモは、携帯性を重視したメモサイズのスケジュール帳。PCのキーボードに並べて使いやすいよう、フラットな一面で書きやすい糸綴じ製本で仕上げています。また、見開きで1カ月分の日付が載っており、最小限のメモで予定やタスクを記録できるとしています。

 

↑マンスリー A7メモ

 

↑見開き

 

 

マンスリー A5とマンスリー B6は、薄いうえに軽く、持ち運びやすいノートタイプの商品。A5サイズは、ゆったりと書けるストレスフリーなレイアウトを採用しており、B6サイズはたっぷり書けるとしています。

 

↑マンスリー A5

 

↑マンスリー A5の見開き

 

マンスリー&ウィークリー B6は、土日のスペースが充実した、週間ベースのレイアウトを採用。予定はもちろん、ライフログにも使いやすいとしています。また、1日ごとに8~22時の目盛りが付いています。

 

↑マンスリー&ウィークリー B6(バンドタイプ)

 

↑マンスリー&ウィークリー B6の見開き

 

なお、全ラインアップ共通でカレンダーは2年分となっており、期間は2021年10月~2023年1月までです。

 

希望小売価格は、マンスリー A7メモが693円、マンスリー B6が748円、マンスリー A5が858円、マンスリー&ウィークリー B6が1705円(すべて税込み)です。

ジェットストリームに迫る滑らかさ! 伊東屋オリジナルのボールペンリフィルは優雅な書き心地で人に勧めたくなる

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を1点ずつピックアップしている。第10回となる今回は?

 

第10話

ロメオ
ボールペンリフィル easy FLOW
880円(税込)

都内を中心に店舗を展開する文房具店、伊東屋のオリジナルブランドである「ロメオ」のインクリフィル(写真上)。同ブランドの看板商品、「No.3 ボールペン(8800円~/税込・写真下)」専用のリフィルで、低粘度油性インクを使っている。インク色はブラックとブルー。

 

積極的にプレゼントしたくなるほど、いいボールペン

餞別や転職祝いにと、隙あらば知人にボールペンを贈りつけてきた筆者ですが、振り返るとこれまで一番多く選んできたのはたぶんロメオ「No.3 ボールペン」です。

 

金属パーツをあしらったレトロな外見が醸し出す“イイモノ”感、そのわりに価格はそこそこお手ごろなことなどが主なチョイスの理由ですが、実は、中身である別売りの(以前は標準装備だった)「ボールペンリフィル easy FLOW」の素晴らしさをもっと知ってほしい……というのが秘めたる動機だったりもします。

 

2006年の「ジェットストリーム」登場以降、低粘度油性インクが標準の世の中となりましたが、数ある後発インクのなかでもこのeasy FLOWだけが、ジェットストリームインクの持つ「軽さ」に肉薄していると考えています。サラサラと水っぽくしただけのインクにはない、わずかに残ったヌメリ感が独特の滑るような軽やかさを生み出し、0.7mmボールにしては明らかに太く感じる筆記線も相まって、まるで「想像上の理想の海外ボールペン」的な優雅な書き心地を満喫させてくれます(ちなみにロメオは企画が日本の銀座・伊東屋、ボールペンのボディの生産は台湾、easy FLOWはドイツ製)。

 

ともあれ、その実力のわりにイマイチ知名度の低い不遇なインク。もっと世に知らしめるためには、やはり配るしかない……(捨て身の発想)。でも、そういう気にさせるぐらい、いいペンなんですよ。

 

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【第1話~第8話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第9話】鉛筆の六角軸とシャープペンの快適さ、上質な艶やかさ! イイトコどりしたコクヨ「鉛筆シャープ」は大人こそ使うべき筆記具

サイズも形も気にせず貼るだけ! 磁石を活用した収納ボード「MagEasy」がデスクの整理整頓問題を解決する

卓上の整理収納というのは、本当に頭を抱える難問だ。何が難しいかって、収納対象となる小物が、サイズ・形状・重さ・硬さなどの面で統一感がなさ過ぎる。細長い筆記具があり、ジャラつくゼムクリップがあり、立てるとヘニャっとなるメモ用紙があり、まとめて束ねないと場所をとるケーブルがあり……これらバラバラのものを上手にまとめて収納せねばならないのだから、面倒なことこの上なし。

 

さらに、ペンは立てた状態から抜き出したいとか、ゼムクリップはひとつずつつまみたいといったように、それぞれに適した取り出し方を考慮して収納しないと効率が悪い、というのもまた難しい。

 

一般的にデスクオーガナイザー(卓上小物収納)のほとんどは、ペン立て+多段トレーというタイプが多い。確かに、先に述べたバラバラ過ぎる収納対象をざっくり入れておく方法としてはアリだろう。収納力も見込めるし、トレーに放り込むならある程度のサイズ差は無視できる。

 

ただし、そのままではトレーの中が整理できないし、逆にトレー内部に仕切りが多いと、サイズ差が吸収できない問題が再浮上。結果、どうすりゃいいのかと頭を抱えることになる、という次第だ。

 

ほんと、どうすりゃいいのか?

 

卓上小物は磁石で貼ってしまう、という解決策

これに対する解答のひとつとして、ちょっと面白いと思ったのが、LHiDS CREATIVE(リーズクリエイティブ)の「MagEasy」。ボードを机に立てておいて、そこに磁石内蔵クリップを使って小物をバンバン貼り付けちゃおうぜ! という製品なのだ。

LHiDS CREATIVE(リーズクリエイティブ)
MagEasy 収納スタンド
4980円(税込)

 

なるほど、ボードに貼り付けるのはアリかもしれない。収納量の点ではトレーに比べかなり劣るが、サイズなどの条件を無視して整理できるのは魅力的だ。

 

例えばペグボード(有孔ボード)なんかも同じ発想と言えるが、磁石ボードは穴の位置に収納を左右されず、ボード上の好きな場所に配置できるメリットもある。さらに、着け外しもラク。

 

↑使用例としてはこんな感じ。とりあえず使用頻度の高いものを貼ってしまえば、身の回りがスッキリする

 

↑ボード裏面の足を広げるだけで自立する。思ったより底面が広く取られているので、倒れる心配はなさそうだ

「MagEasy 収納スタンド」は、205×300mmのボード(金属板をPUレザーで包んだもの)と、強力な磁石内蔵のクリップパーツがセットになったもの。このクリップパーツにもさまざまな形状があり、例えばケーブルを束ねられるタイプや、コイン型でゼムクリップなどを貼り付けておけるタイプ、メモやカードを挟んでおけるタイプ、などをラインナップする。

↑「MagEasyボード」に付属するクリップ。まずはこれだけあれば、A4ボードには充分だろう

 

ボードはA4程度なので、さほど大きくはない。使えるのはこの面積だけということなので、収納量的には、やはり物足りない感は否めない。しかしその分スッキリはするし、稼働率の高いレギュラーアイテムに絞って貼っていけば、逆に実用性は高まるはずだ。

 

また、貼ったものは常に“面出し”状態で一目瞭然なのも良い。探す手間が大きく省けるし、使ったものを戻さないとスペースが空いたままになるので、“使いっぱなし”に対する抑止力になるだろう。

 

↑スチール製のキーリングを使えば、鍵束などもピタッとくっつけて保持できる。常に見える位置にキープされていると、紛失のおそれも少ない

 

↑付箋などは、クリップに挟んだまま着け外しする

 

実際に運用してみて特に面白かったのは、磁石による着け外しのラクさである。小物を使いたいときはボードから引っ張ってペリッと外し、戻すときは空いてる場所に当ててパチッと貼るだけ。なにも気を遣う部分がないので、非常に手軽。面倒くさがりで定評ある筆者も、これなら安心して使えるのだ。

 

↑使用頻度の高いペンは、ペン立てに立てておくよりも、貼った方が使いやすい

 

↑100均のマグネットテープを貼るだけで、何でもMagEasy化が可能だ

 

磁力の強さに関しては、一番小さなコイン型のクリップパーツでも、鍵を複数本束ねたキーリングやハサミをしっかり固定できるぐらい。クリップのフチには磁石が入っていないので、そこをつまめばボードから取り外すのも問題ないし、なかなか気を遣った作りにはなっていると思う。

 

また、クリップパーツがうまく適合しなかったり、数量的に足りなかったりする場合は、小物に100均などで売っている磁石テープを貼って使うというのもアリだ。

MagEasyシステムを携帯できる手帳タイプ

ちなみに「MagEasy」には、収納スタンドの他に手帳タイプも発売されている。手帳といっても、A5サイズのカバー付きボードにクリップパーツでメモリフィルを貼っても使えるという話で、つまりは“携帯型MagEasy”と考えたほうが伝わりやすいだろう。


LHiDS CREATIVE(リーズクリエイティブ)
MagEasy 収納手帳
4980円(税込)

 

↑A5版のノートリフィルで運用する「MagEasy 収納手帳」。クリップボードとして使うのももちろんアリだ

 

名刺や付箋、イヤホンといった小物がすっきり収まるし、さらには名刺を挟んだクリップパーツを後からデスクのボードに移動させたり、といった融通が利くのも便利だ。とりあえず貼っておくだけで整理できるので、小物の持ち歩きをスッキリさせる効果は高いと思う。

 

 

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これはアイデア商品、ルーズリーフの収納に特化した「ルーズリーフイン」シリーズがキングジムから

↑左がルーズリーフイン ホルダータイプ、右がルーズリーフイン ケースタイプ

 

キングジムは、ルーズリーフの収納に特化した「ルーズリーフイン」シリーズを発表。9月3日から発売します。ラインアップは、「ルーズリーフイン ホルダータイプ」(税込550円)と、「ルーズリーフイン ケースタイプ」(税込429円)をそろえます。

 

キングジムによると、ルーズリーフはバインダーなどのファイルに収納して、分類・閲覧がしやすいため、多くのシーンで利用されているとしています。一方で、リング式のとじ具が採用されたバインダーはかさばるため持ち運びにくいほか、ルーズリーフ単体で持ち運ぶと破損してしまう不満もあるそうです。

 

そこで、とじ具を採用せずにポケットにルーズリーフをはさむだけで収納できるルーズリーフイン ホルダータイプと、ルーズリーフを硬くて丈夫なケースに収納して保護するルーズリーフイン ケースタイプを開発したそうです。

 

ルーズリーフイン ホルダータイプは、4枚のポケットが付いており、1ポケットあたり最大10枚のルーズリーフを収納可能。内容ごとにまとめて分類できます。また、ポケットは透明になっているため、収納したルーズリーフをポケットから取り出すことなく閲覧することができます。

 

ポケットには、フラップとストッパーが付いているため、持ち運ぶ際にルーズリーフが脱落しにくいのも特徴です。さらに、最大60枚のルーズリーフを収納できるマチ付きポケットも付いており、未使用のルーズリーフをストックできます。

 

一方のルーズリーフイン ケースタイプは、ルーズリーフを手軽に収納できるケースタイプのツール。これに入れることで、紙の折れを防止できるとしています。ケースは、上部に付いているフラップを引っかけるだけて簡単に開閉できる設計を採用しているため、ルーズリーフの出し入れもスムーズとのこと。なお、ルーズリーフの収納枚数は最大100枚です。

複数のクリアーホルダーを冊子のようにまとめて収納、キングジムから「ホルサック クリアーホルダーファイル」登場

 

キングジムは8月3日、複数のクリアーホルダーを表紙に差し込むだけで、冊子のように収納できるうえ、中の書類が見やすい「ホルサック クリアーホルダーファイル」を発表。9月3日に発売します。価格は「A4サイズ(クリアーホルダー6枚収納)」が550円(税込)、「A4サイズ(クリアーホルダー12枚収納)」が726円(税込)です。

 

キングジムによると、書類を手軽に収納できるクリアーホルダーは、「書類に穴をあけずに済む」「透明で中身が見える」「かさばらない」などの利点により、多くのシーンで使われているといいます。一方で、複数のクリアーホルダーを管理する際、 まとめて持ち運びにくいという不満もあるそうです。

 

そこで、複数のクリアーホルダーをファイルに差し込むだけで冊子のようにまとめられ、すっきりと持ち運べるホルサック クリアーホルダーファイルを発売するとのこと。

 

 

本体背の部分の「ホルダーストッパー・ポケット」に、クリアーホルダーを差し込むだけで安定してセットが可能。また、クリアーホルダーの開口部をふさがないため、ひとまとめの状態でも書類の閲覧や出し入れがスムーズにできるとしています。

 

 

紙資料を多く扱い、うまく整理整頓したい人ほど重宝しそうです。ホルサック クリアーホルダーファイルを使用して、資料を上手にまとめていきましょう。

キングジム「テプラ」PROの最上位機種が登場、1本のカートリッジでより多くのラベルを印刷できる「PRO SR-R980」

 

キングジムは8月3日、ラベルライター「テプラ」PROの最上位機種として、「PRO SR-R980」を発表。8月27日から発売します。価格は4万6200円(税込)です。

 

テプラは、1988年に国内初の漢字変換が可能なコンパクトラベル作成機として開発された製品です。現在も日本語ラベルライターの国内シェアトップブランドとして、ラベルライターの代名詞になっているとのこと。

 

PRO SR-R980は、従来機種「PRO SR970」に比べて、ラベルを印刷する際の余白を少なくすることで、1本のカートリッジからより多くのラベルを作成可能。8m巻きのカートリッジで約50枚多くラベルを作成できるとしています。

 

 

また、テプラ PROのカートリッジを本体にセットすると、テープの種類を自動で識別する機能を搭載。テープに合わせた印刷フォームや特殊印刷メニューを呼び出し、本体ディスプレイに表示してくれます。これにより、毎回各種設定を一つずつ操作する手間が省け、効率的にラベル作成が可能になるとのこと。

 

 

さらに、連続印刷時にラベルを引き抜くと次のラベルが印刷される「ピック&プリント機能」や、LANケーブルやネットワーク配線機器の管理表示用ラベルに特化した「ケーブルフォーム」機能を搭載しています。

 

 

本体サイズは約幅195×奥行き252×高さ101mmで、重量は約1260g。また仕様は、文章のメモリー容量が約500文字、内蔵辞書はATOKで約14万8000語・8327文字、文字サイズは13段階などとなっています。

 

なお、ネットワーク配線部材メーカーのパンドウイットコーポレーションと共同開発したケーブルフォームに向いているカットラベル(税込6050円から)や、テプラ PRO専用のシステムトランク(税込1万450円)も発売します。

カレンダーやタスク管理にも使える多機能下敷き「Teriw THE BOARD」がMakuakeで人気

 

クラウドファンディングサービス「Makuake」で、多機能下敷き「Teriw THE BOARD」が注目を集めています。

 

Teriw THE BOARDは、ソフトタイプとハードタイプの合成樹脂製シート2枚が圧着された下敷きシートと、薄く弾性に優れた銅板がセットになった製品です。2種類の下敷きシートをシーンに応じて選ぶことで最適なペンの書き味を導き出し、手書きを大切にしながら自己管理までできるとうたっています。

 

 

 

現時点で目標金額に対して1246%の支援を獲得しています。

 

Teriw THE BOARDを使用する際は、下敷きシートを銅板上部のクリップに留まるよう差し入れて装着。その下敷きシートが付いた銅板をノートの下に差し込みます。また、下敷きシートにはリフィルが付いており、リフィルは差し替えが可能です。リフィルのラインアップは、方眼紙のような「ガイドライン」、月間カレンダーのような「マンスリーリフィル」、ノートでタスク管理がしやすい「タスクリストリフィル」をそろえています。

 

 

Teriw THE BOARDはA5サイズとB6サイズをラインアップ。なお、現在Makuakeでは、B6サイズの「Teriw THE BOARD リフィルセット」が4510円(税込)で、A5サイズのTeriw THE BOARD リフィルセットが4840円(税込)で支援を募集しています。そのほかの支援プランもあるので、気になる人はチェックしてみてください。

 

マステは収集から次のフェーズへ! スライドか噛み切りか「マスキングテープカッター」はカットする触感で選ぶべし

マスキングテープ(以下、マステ)がコレクタブルな趣味アイテムとして認知されるようになって、もうずいぶん経つ。主な楽しみ方としては「いろいろな柄を集める」派が主流だが、ここ数年はちょっと風向きが変わって、「積極的に貼って楽しむ」派も、それなりに増えてきているようだ。

 

なにしろ、貯め込むことで収納スペースを圧迫する。置いておく場所が飽和したら「そろそろマステを買うのは止めようか」となるのも当然の話。みんながそうなったら、つまりそこでマステブーム終了である。

 

ということもあって、最近は文房具メーカーがかなり積極的に、マステを消費しやすい製品を発売している。例えば、以前紹介したコクヨ「Bobbin(ボビン)」などは、そういったマステ消費促進システムの最たるものだろう。

 

そういった文房具業界内の事情はさておくとして、そもそも集めるだけでは飽きるのも早いし、やっぱり文房具は使ってこそ楽しい、というもの。そこで今回は、マステを積極的に使うための専用ツールを2点、紹介したい。

 

“スライドして切る”が快適な「クイックテープカッター」

ミドリ「クイックテープカッター」は、5月に発売された最新テープカッターである。マステ周辺のツールは、全体的にやや可愛げというかファンシー感を打ち出し気味なところ、こちらはかなりシャープというか、機械感の強いデザインだ。

ミドリ
クイックテープカッター
968円(税込)

 

まず、マステを内部にセットしたら、本体のスライダーを引く。1回引くとテープが20mmほど出るので、必要な回数だけスライダーを引いたら、あとはテープを吐口上部のカッターに当ててひねれば、スパッと切れる。

 

仕組みとしては、ニチバン「プッシュカット」に非常に近いもの。あれの押しボタン式カッターがない版だと思ってもらえれば、だいたい正解と言えるだろう。切る仕組みが簡略化されている分、作りも「クイックテープカッター」の方がコンパクトだ。

【関連記事】
使う分だけ引き金引いてワンハンドでカット! ニチバンの良作を復刻した「プッシュカット」はやっぱり快適だった

 

↑スライダーをグイッと引くと約20mm分のテープが出てくるので、これを欲しい長さが吐き出されるまで繰り返す

 

↑最後にテープをカッターに押し当てつつひねると、スパッとカット。ギザの細かな金属刃なので、切り口は比較的フラットだ

 

ポイントは、スライダーで連続して同じ長さでテープが切れるという点。壁面にポストカードや写真を貼って飾ったり、ラッピングなどの用途には、テープ長が揃っていた方が見栄えも良い。塗装用(つまり、本来のマスキング用途)に使うにも、おなじ長さのテープを手軽に量産できると効率的なのだ。

 

もちろん、スライダーを引いて露出したテープの端をつまみ、そのまま好きなだけ引き出すこともできるし、逆にスライダを途中で止めて、柄の切れ目のところでのカットも可能である。

↑テープをセットする際は、透明カバーの穴に指を入れて、ケース側の突起に指をかけつつ開く

 

↑テープ端をローラーの▲マークの位置に貼り付けてケースを閉じれば、セット完了

 

搭載できるマステは、テープ幅が12~15mm/芯内径25mm以上/外径54mm未満、となっている。ようするに、だいたい普通サイズのマステなら使える、という感じで問題ないだろう(マステコレクターなら体感的に理解できるはず)。

 

セットの仕方も、本体をカパッと開いてテープを入れて、テープ端を本体に刻まれた▲印まで伸ばしてローラーに貼るだけ。最初はちょっと戸惑うかもしれないが、1-2度やればすぐに慣れるはずだ。

↑キッチン周りでのマステ使用も想定したマグネット。あると意外と便利な機能だ

 

本体にマグネットを内蔵しているので、スチール面に貼っておけるという機能もちょっと嬉しい。食品パックの再封などにマステを使っている人もいるので、普段は冷蔵庫ドアに貼っておけると便利なのである。

サクン! とした切れ味が気持ちいい「マスキングテープカッター」

一方、2020年11月に発売され、文房具総選挙2021にもノミネートされたLIHIT LAB.「マスキングテープカッター」は、色合いやデザインともにかなりファンシー寄り。こちらはいかにもマステ用といった雰囲気のツールだ。

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
マスキングテープカッター
363円(税込)

 

セットしたテープを引き出したら、本体をグッと握る。すると先端の大きなギザ刃がテープを噛みちぎるようにしてカット……と文章で表現すると、なかなか非ファンシーな野蛮さである。

 

しかし、実はこの“噛みちぎる”カットの手応えが「マスキングテープカッター」最大のポイントと言える。

↑一見するとワニのような、かなり豪快なギザギザのプラ刃

 

刃がプラ製ということもあって、さほど切れ味が鋭いわけではない。ところが、テープに食い込んで切れる際に手に伝わる「サクン」という感触が、とても気持ちいいのだ。

 

このサクン感を「かわいい手応え」と表現する人もいるが、なるほど、なんか納得できるかもしれない。これを味わうために、ついつい意味なく何度もテープを切ってしまうぐらい楽しいのである。

↑必要な分だけテープを手で引っ張り出したら、ステープラーのようにぐっと握って押し込む

 

↑ピンと張ったテープに尖った刃の先端が刺さって、そこから裂き開いて、最後に切れる。この一連の感触が、かわいい「サクン」だ

 

開発時には、金属製のスパッと鋭く切れる刃を搭載する案もあったはず。そこをあえて、切る手応えを強く感じられる、失礼ながらナマクラ(刃物の切れ味が鈍いさま)なプラ刃をチョイスしているわけで、その考え方はなかなかユニークだ。

 

また、切れ味がナマクラなことで、テープの切り口がギザギザと大きく乱れるのも、味わいとしてアリ。マステでデコレーションをする場合、切り口が鋭くフラットなよりも、いかにもテープっぽい風合いのギザギザな方が好まれるケースもあるのだ。

↑最近こういうのなかなか見ないなー、というくらい派手にギザギザとなった切り口

 

↑テープセットは本体下部のカバーを開いて行う。対応テープは テープ幅15mm以下/芯内径25mm以上/外径54mm未満となっている。

 

同じ長さのテープがスパッと切れるシステマチックなカッターと、サクン感が気持ちよくギザギザに切れる感覚派カッター。どちらが優れているというわけではなくて、どちらも好きに選べるのが素晴らしい。マステ消費ツールもいい感じに成熟してきたなぁ、と感じる次第である。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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初心者でも書き込みやすいコクヨの人気シリーズ「ジブン手帳」に2022年版登場、たくさん書き込めるA5スリムサイズなどが追加

 

コクヨは、ライフログ手帳「ジブン手帳」シリーズの2022年版を発表。新ラインアップも加えて、9月上旬から順次発売します。

 

ジブン手帳シリーズは、毎年好評とうたうライフログ手帳。「一生つかえる」手帳をコンセプトに、自分や家族の長期記録を残す「LIFE」、24時間軸で日々の予定や記録を書き綴る「DIARY」、アイデアを書き記す「IDEA」の3分冊からなっています。

 

好評の理由は、情報の置き場所を緻密に設計したデザインになっているため、初心者でも書き込みやすいうえに、見返しやすい手帳になっているからとのこと。

 

2022年版では、縦軸に24時間軸、横軸に前後の日付と曜日を施すことで今が週のどのあたりか一目でわかる「T型タイムライン」を採用した「ジブン手帳 DAYs」シリーズに、よりたっぷり書けるA5スリムサイズをラインアップ。たくさん書きたい要望に応えたとしています。

 

↑A5スリムサイズのジブン手帳 DAYs

 

↑T型タイムラインを採用したスケジュールページ

 

また、ジブン手帳 DAYsの中紙には薄くて軽いのに裏写りしにくいうえ、消せるボールペンで擦っても紙が波打ちしにくいコクヨオリジナルの「THIN PAPER」を使用しています。このほか、1年の前半(1~6月)と後半(7~12月)の半年分ずつに冊子が分かれているので、重さを気にすることなく携帯できるとのこと。

 

なお、「ジブン手帳Biz」には、性別を問わずビジネスシーンで使いやすい、明るくナチュラルな印象のライトベージュが加わります。

 

↑ブラック、ネイビー、ライトベージュのカラバリをそろえたジブン手帳Biz。一番右は「ジブン手帳Biz 2022 リフィル」です

 

さらに、定番のLIFE・DIARY・IDEAが3冊セットになった「ファーストキット」や、単冊のDIARY、ミニマルな「ジブン手帳Lite mini」など、全33品番がラインアップ。メーカー希望小売価格は2420~4180円(税込)です。

 

また、手帳と一緒に使う小物をひとまとめにできる専用カバーや、よく使うページにアクセスしやすくなるインデックスシールなど、ジブン手帳が使いやすくなる周辺文具「ジブン手帳Goods」も用意。ジブン手帳を購入するのであれば、こちらもチェックしてみましょう。

【菅未里の自腹買い文房具】ペットボトルやプルトップをスムーズに開ける「3機能はさみ」は家に1本置いておきたい!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

キャップが開かない! を解決する便利なはさみ

ペットボトル飲料を飲むとき、キャップがかたくて開かずに困ることはないでしょうか?

 

困ったことに、私にはよくあります。握力が弱い、それだけの問題でもありません。昨今は新型コロナウイルスが広がっているので、手洗いや消毒の後にハンドクリームをつける機会が増えました。だから、なおさら手が滑って開けにくいのです。同じ悩みをもつ方もいるのではないでしょうか。

 

そこで最近、手放せないのがこのはさみです。

デビカ
3機能はさみ
800円(税別)

 

ペットボトルのキャップの話をしているのに、なぜはさみ? と思われるかもしれませんが、このなにやら個性的な形状のはさみのハンドル部分を見てください。親指を入れる穴がありますよね。ここをペットボトルのキャップに押し付けると……。

 

↑親指を入れている黄色い穴。ここに秘密があります

 

このはさみがもつ3つの機能とは?

ペットボトルの蓋のオープナーになるのです。

↑キャップの上からはさみの穴をかぶせて回せばOK

 

この通り、キャップを開けるときの滑り止めになります。穴周辺がエラストマーになっていて、キャップに食い込むからですね。

↑黄色い部材はエラストマー樹脂で、滑り止めになっています

 

というわけで、今回ご紹介するのはデビカの「3機能はさみ」です。単なるはさみではなく、キャップオープナーとしての機能も備えているというわけです。

 

おや? ①はさみ、②オープナー……1機能足りませんね。

 

はい、さらにもう一つの機能があります。それは、ハンドルのツメを使ったプルタブ起こし。

↑このように、ハンドルのツメを使ってプルタブを開けることもできます

 

私はプルタブを空けることがないので、この機能は普段使っていませんが、缶入り飲料をよく飲む方には便利でしょう。特に、今は手を清潔に保つために爪を深く切っている方も増えていそうなので、そういう方には救世主になりそうです。

 

はさみとしても優秀!

「3機能はさみ」は単に3つの機能を備えているだけではなく、はさみとしても優秀です。刃物の町・岐阜県関市で作られているので切れ味は折り紙付きですし、実はハンドルをスタンドとして自立もするので省スペース。置き場所に困りません。

↑このように自立するのも、収納を考えると高得点。省スペースです

 

はさみの先端が丸いのも安全面を重視する方には良いでしょう。さらには刃先を守るカバーまでついています。お子さんがいる方には喜ばれそうです。

↑先端は丸く、ケガをしにくくなっています

 

非常に持ちやすいユニバーサルデザイン的なハンドルも興味深いですね。

 

リビングやキッチンに置いておくと便利でしょう。このコロナ禍にあって、強い味方になるはずです。

 

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
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オレンジビックの廃盤を悲しんだBICファンへ朗報!後継ボールペン「クリスタル オリジナルファイン」が発売

フランスの世界大手筆記具メーカー「ソシエテ・ビック」の日本法人、BICジャパンは、「オレンジ イージーグライド(オレンジ)」を全世界で廃盤とすることを決定。文房具ファンを悲しませていましたが、早々にその後継となるモデルが発売!

 

1951年に誕生したBICのフラッグシップモデル【ビック・クリスタル】シリーズから、1本のインク筆記距離が3.5km(※)を誇るキャップ式油性ボールペン「クリスタル オリジナルファイン0.8mm」を、7月27日(火)から順次発売開始することを発表しました。
※認証機関 SGS にて筆記距離テスト実証済

ビック
BIC クリスタル オリジナルファイン 0.8黒インク
100円(税別)

 

【SPEC】
インク色:黒 (青・赤インクは2022年春発売を予定)
サイズ:最大径φ13.7mm 全長149mm
重量:5.4g
ボール径:0.8mm
生産国:フランス

 

筆記距離3.5kmの超・長持ちボールペン

ビック独自の高精度な製造プロセスにより、規則的なインクフローを実現。従来のBICオレンジEG(イージーグライド)は筆記距離2kmでしたが、クリスタルオリジナルファインは約1.75倍の3.5km分も使用することができるといいます。400字原稿用紙に換算すると、175枚も書けることに!(1文字5cmの場合)

長持ちすることでゴミの排出を抑えられるだけでなく、1本100円(税別)の手頃な価格で、環境にも財布にも優しいエコなボールペン。本体はインクが見えるクリアな透明軸で、インク残量が見やすく、ビックらしいレトロ感のある握りやすい六角軸が特徴。ボール径は0.8mmで、クラシック油性インクでなめらかな書き心地です。また、フランスのエコラベルであるNF環境マーク(NF400)取得商品となっています。

 

「オレンジビック」廃盤もあらためて発表

同時に、「ビック オレンジEG(イージーグライド)」廃番もあらためて発表されました。

1944年にフランスで設立されたBICは、世界初の使い切りボールペン「ビック・クリスタル」を1950年に販売開始。そして、1961年にはオレンジ軸が特徴の「ビック・オレンジ」が誕生しました。

 

そのデザイン性や価格、書き心地の良さから、瞬く間に“定番のボールペン”として、その地位を確立。誕生から 60年となる2021 年に、在庫限りで廃番となることが決定しました。

 

文房具はただの道具から楽しむ趣味へ! 文具ソムリエールが解説する「女子文具沼」の世界

文房具は、物を書いたり工作したりするための“道具”。仕事でもプライベートでも、暮らしに欠かせない存在です。これまでは、機能や性能に裏打ちされた実用性を追求する文房具が注目を浴びがちでしたが、最近では女性をターゲットにした“カワイイ”文房具=女子文具がたくさん登場しており、もともと文房具に興味がなかった人からも、熱い視線を浴びています。

 

文具ソムリエールの菅未里さんに、最近の文房具トレンドと“女子文具”の魅力について教えていただきました。

 

カラーバリエーション豊かな文房具の時代へ

「文具女子」という言葉が登場したのは、2010年代頃から。もともと万年筆など趣味性が高い文房具ではデザイナブルなものがありましたが、一般的には何かをするための道具にすぎなかった文房具が、この頃を境にシフトチェンジしていったそう。

 

「『文房具が好き』っていう気持ちが理解されない時代があったんです。文房具というと、好きとか嫌いとかいう感情のあるものではなくて、“必要だから買うもの”でしょう? と。『ボールペンが好きで集めているなんて、不思議だね』というところから、少しずつ“文房具を趣味で集める”という感情が世の中に受け入れられていったのが、2010年代後半あたりから。それに呼応するように、“女子用はピンク、男子用は黒か青”と決まりきったカラーリングしかなかった文房具の色に、バリエーションが増えていきました」(文具ソムリエール・菅未里さん、以下同)

 

機能や見た目もさることながら、この10年でもっとも変化があったのは文房具の色。もともとピンクといえばやや子どもっぽい薄ピンク一種類しかなかったものが、グレーピンクやサーモンピンクなどと細分化されていきました。

 

「ピンク色は、もともと人気がありますし、たしかに文房具としても売れ行きのいい色なんです。でも、ひと昔前までは『とりあえずピンクにしただけ』と感じる色味しかなく、物足りないものでした。近年は、メーカーさんが『ピンク色にもさまざまな色味がある』ということ理解して商品を開発されています。たとえばオフィスでも使えるような淡くて柔らかく、あまり目立ちすぎないピンクもあり、仕事の場においても気持ちが明るくなる文房具を選べるようになりました」

 

慣例に逆らって生まれた爆発的ヒット

菅さんが文房具のカラーリングで印象に残っているのは、2016年に発売されたプラスの「Pasty(パスティ)」というクリアファイルシリーズだそう。それまで原色ばかりだったファイルに、淡くかわいらしいパステルカラーのファイルが登場したのです。

 

「女子高生にアンケートを取って商品化したもので、パステルカラー8色で展開されました。ファイルに原色系しかなかったのは、実は商品の陳列棚に大きな関係があるんです。新商品のうちは“面出し”といって、表紙がよく見えるように陳列してもらえるのですが、しばらくたつと棚に背表紙を見せるように並べて販売されます。その際、淡い色では目立ちにくく消費者に選んでもらえない、という懸念から、ファイルは強い色で作られてきたんです。

 

そんな従来の常識を覆したPastyは、女子高生の間で人気となっただけでなく、医療機関からの支持も大きかったといいます。病院や薬局などの内装は淡い色が多いので、その雰囲気に合うファイルとして選ばれたんですね。展開色の選び方も独特で、ピンクもピーチピンク、ラズベリーピンク、チェリーピンクと3色ありました。カラーペンでは数種類のピンクが用意されることがあっても、ファイルで3種類のピンクを発売するのはとても珍しく、画期的な試みだったと思います」

 

2017年に始まった「女子文具博」は右肩上がりの大盛況

↑文具女子博公式サイトより

 

「女子文具博」は、日本最大級の文房具の祭典で、おしゃれな最新文房具を出展メーカーが即売するイベント。2017年にスタートし、今年で5回目となりました。従来、文房具の流通にはメーカーと消費者の間には“問屋”が存在するので、消費者とメーカーがダイレクトにつながる場の創出は、実は業界的に難しいものだったといいます。

 

「そんな中での船出でしたが、1回目から大きな注目を集めて大成功を収めました。2回目からは大手メーカーも参入するようになり、イベントの成功に呼応するように、ますます熱が高まってきています。はじめこそ文房具好きの間で話題になる程度にすぎませんでしたが、今ではもともと文房具が好きだった方以外からも、ただかわいいから集めたい、使いたい、という声が上がっているんです。“文房具が好き”という感情が理解されなかったときを知っている者としては、最近『わたしも文房具好きなんです』って声をかけられることがうれしくて。時代が変わってきたんだなという実感があります」

 

若い世代は文房具とデジタルツールを上手に使い分けている

文具女子博には20~40代くらいの女性が多く足を運んでいるそうですが、気になるのはデジタルネイティブと呼ばれる世代の若年層でも、文房具に注目している人が増えている点です。

 

「文房具の競合はデジタルツールだと思われがちなんですが、実はそんなことはないんです。もちろんスケジューリングやSNSなど、デジタルテクノロジーを難なく使いこなせる年代だと思いますが、一方で文房具にしかない楽しみも知っているんですよね。たとえば仕事の予定などの実用性が必要な部分はデジタルで管理していても、プライベートな予定や日記は手帳に書いたり、シールを貼ったりして楽しんでいることもあります。また、買ったものや“推し”ている文房具を写真に撮り、SNSにアップして共有する……ということもたくさんの方がされていて、文房具というアナログの世界とデジタルを上手に使い分けていらっしゃるんです」

 

2021年の最新「女子文具」トレンド10

それでは今、文房具を楽しむ女性たちの間では、どのような文房具が流行しているのでしょうか? 注目の商品とともに傾向をまとめていただきました。

 

1. 何といっても「メロンソーダ柄」が人気!

2年前あたりから人気色となったのがミントグリーン。“女子なら暖色系”という常識を覆し、現在はグリーンが映えるメロンソーダ柄がトレンドなのだそう。「昭和レトロ柄に流行がきていて、食のトレンドでも純喫茶やレトロな風合いに加工した写真が人気です」

 

マインドウェイブ「マスキングテープ ダイカット メロンクリームソーダ」
360円+税

「トレンドのメロンクリームソーダ柄が、波打つダイカットでさらにかわいくなった商品です。手帳や封筒、便箋などに貼ってデコレーションするのが楽しそう」

 

カミオジャパン「めくってかわってFUSEN クリームソーダ」
380円+税

「24枚入りの付箋は、さまざまな色の絵柄で構成されていて、飽きのこない作りになっています。淡い色でレトロな雰囲気が人気の理由です」

 

2. 各メーカーから出揃った「パン柄」も引き続き好調

トーストのアレンジやメロンパン、あんぱん、フルーツサンドなど、パンをモチーフとした付箋やシールなどが、各社から発売されています。「パン柄の文房具だけを集めている方もいますし、とにかくあらゆるものが発売されています。ちょっとしたメモ帳もパン柄だとうれしくなりますよね」

 

figpolkadot(フィグポルカドット)「パンをスライス出来るカード パンの朝食セット」
365円+税

「イラストレーターやがわまきさんのオリジナルステーショナリー。いろいろなパン柄のものがありますが、パンをスライスできるお楽しみつきがかわいいカードです」

 

figpolkadot(フィグポルカドット)「フルーツサンドラッピングペーパー」
370円+税

「こちらもfigpolkadotのもので、ラッピングに使ったりブックカバーにしたり、さまざまな用途で楽しめるペーパー。ぽってりとしたクリームといちごがおいしそうですよね」

 

3. 和名、くすみなどの「ニュアンスカラー」がブーム

これまでにあったいわゆる色鉛筆のような色味から、くすんだものや複雑な色合いが引き続き根強い人気となっています。
「万年筆のインクブームに象徴されるように、カラーの豊富さは文房具への熱をより高めています。彩度が低く渋みのある和名の色や、絶妙な色が多く、個性がありながらも仕事場でも持ちやすいのがメリットです」

 

カミオジャパン「日本の色見本帖付箋 じゃばら折り」
450円+税

「さまざまなサイズの付箋がひとつにまとまっていて、使い勝手がよいアイテムです。柔らかい色味で仕事でもプライベートでも使えるのがうれしいところ」

 

セーラー万年筆「SHIKIORI ―四季織― マーカー」(全20色)
200円+税(1本)

「春夏秋冬それぞれをイメージした5本のカラーが楽しめる水性マーカーです。春なら若鶯・桜森・夜桜・匂菫・海松藍と微妙で複雑な色合いで、手帳のデザインも楽しめそう」

 

シヤチハタ「いろもよう」(全24色)
650円+税(1色)

「色の名前を見ているだけでもうっとりしてしまうインクパッド。ブルーだけでも、水色、露草色、縹色、浅葱色、瑠璃色と5種類あります。くっきりと乾きやすいのもシヤチハタならではです」

 

4. クリアカラーで中身が見える作りにときめく!

中身が見えるタイプのペンケースは過去にもありましたが、“そうまでして見せたい文具がなかった”というところがこれまでとは違うところ。「今はかわいいペンや付箋などがたくさんあるので、透明なペンケースにして中身を見せたいという気持ちが強くなったんですよね。YouTubeで取り上げられたことから注目を集めています」

 

キングジム「チアーズ ツインペンケース」(全5色)
1250円+税

「人気のPVC素材で作られたペンケースは、マグネットでくっついています。中央からパカッと割るようにひらくことができる部屋構造になっているので、ペンと定規や付箋などを分けて入れられます。かわいい文房具をしまっておきたくなりますよね」

 

ぺんてる「エナージェルインフリー」(全10色)
200円+税

「インクの色が見えるクリアな軸を採用したゲルインクボールペンです。10色展開で鮮やかな色が多いのですが、色味によってはオフィス用にするなど使い分けられます」

 

5. ダイカットでこれまでにない新しいカタチに

ダイカットとは、金属板で作った型(ダイ)を使って、さまざまな形にくり抜くカット方法のこと。従来の直線や曲線で作られたものではなく、キャラクターや柄に合わせた複雑な形の付箋やメモ帳、シールなどがあります。「ダイカットの付箋やマスキングテープは、メモしたり貼ったりという機能的な使い方をするというより、手帳をデコレーションしたり集めたりして楽しんでいる方が多いようです」(写真右下は、前出のマインドウェイブ「マスキングテープ ダイカット メロンクリームソーダ」)

 

キングジム「KITTA トロミ」
480円+税

「マスキングテープですが、ロール状ではなく一枚一枚がカットされていて、使う時はぺたっとシールのように貼れるタイプ。ひとつに3種類のカラーがセットされています。しおり代わりにしたりチェックした部分に貼ったりするのにかわいいダイカットです」

 

ほかにもトレンドのトピックはいろいろ。引き続き菅さんに解説していただきます。

 

6. シリコン素材は汚れが気にならない

布や革製品が多いペンケースも、シリコン素材だとサッと拭きやすく、心地よく使えます。コロナ禍では除菌シートで汚れを拭き取りたい気持ちも現れているのかもしれません。「これまでは、ツルツルした素材で指紋や汚れが気になるものが多かったのですが、ホチキスカバーや穴あけパンチなどでも、指紋がつきにくい素材のものが増えてきています」

 

7. ペンは消えるタイプが優勢!細く描きやすいものがおすすめ

ペンはここしばらく、“消せる”タイプのボールペンが主流となっています。ボールペンというと、以前は油性のイメージだったのが一変しました。「また、細い文字が書けるものが人気で、ペンの胴部分だけでなく、クリップや口金の部分までがクリアカラーになっているペンも人気があります。ペンをクリアカラーにすると、バネや接続部分が見えてしまうので、技術の向上がクリアカラーを実現させたのだと思います」

 

8. キッチン用文具が使い勝手がよく重宝

文房具は通常、仕事や勉強などで使うことを想定していますが、最近ではキッチンで使いやすく役立つ文具がさまざま登場しています。「たとえばお便りやハガキなどをまとめて冷蔵庫に貼れるファイルや、冷凍や冷蔵ができるラベルテープなど、机から離れた場所でも使える文房具が注目されつつあります」

 

9. 子育てをサポートする文具が日常を楽しくする

“書く、貼る”など文房具本来の機能に加えて、ここ3年くらいの間で“子育てをサポートしてくれる”という軸を持った文房具が開発されているそう。「子どもが忘れ物をしないようにするホワイトボードや、うまくスケジュール管理ができるような手帳やノート、お片付けがじょうずにできるファイルなど、お子さんの育ちをサポートする文房具が日々の生活に役立つと人気が出ています」

 

10. 好みのものを作る文具クリエイターにも注目

最近はオンライン販売できる場が多く、個人でも文房具を制作している方が増えてきています。機をとらえて、素早く小ロットで作ることができるのが魅力です。「ペンを作るのは個人には難しいのですが、紙ものやシールなどはデザイン系の方や趣味で作っている方もとても多く、人気のイラストレーターさんや作家さんもいらっしゃいます」

 

 

巣ごもりに在宅ワークと、ライフスタイルや働き方が変わるなか、プライベートはもちろん仕事でも、他人の目線を気にせず自分にとって快適な過ごし方をしたい、というマインドが高まっている昨今。デスクの周りにお気に入りの文房具を取り入れ、自分が満足できる空間や時間を手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

【プロフィール】

文具ソムリエール / 菅 未里

大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職し文房具売り場担当となる。現在は、商品企画、売場企画、文房具の紹介、コラム執筆、企業コンサルティングなどの活動を行っている。著書に『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。
https://misatokan.jp/profile

 

最終回答は「四角が最強」!コクヨのスティック&液体のり「カクノリ」はその強さを存分に生かす隙のなさだった

基本的に、“糊(のり)”の話はどうしても地味になる。現在のデンプンのりに近いものは、すでに江戸時代に広く普及しており(米を煮て作る「姫糊(ひめのり)」と呼ばれるもの)、明治時代にそれを腐らないよう処理したのが、現在でもお馴染みの「フエキのり」や「ヤマトのり」のルーツだ。

 

この“現在でもお馴染み”という部分が問題で、どうも“進化している感が薄い”のである。つまり、地味。

 

ちなみに、現在の液体のりやスティックのりも、昭和40年代~50年頃に生まれたもの。以降、細かな性能アップは重ねてきたとしても、さほど大きく変わった感はない。ライバルのテープのりが、機構や接着性能などを次々と更新して新製品を打ち出していくのに比べると、やはり受ける印象としては、結局のところ地味なのだ。

 

ただ、そんなレガシーなのりではあるが、普段使わないわけではない。レシートや領収書を貼って管理したり、ノートに学習プリントを貼ったりと、活躍の場はまだまだ多いのである。さらに言えば、目立たないだけで、新製品だってゼロじゃない。実は、きちんと機能的に進化したものが発売されているのだ。

 

四角いのりは“のりの大進化”だった!

のり界における久々のトピックといえば、2019年に発売されたコクヨ「GLOO スティックのり」だろう。スティックのりといえば円筒形……という固定概念を覆す角柱形状。四角い紙のカドにはみ出さず塗れる機能と、角形なのにのり体の乾燥を防ぐ本体機構は、非常に画期的だった。

 

その派生系として2021年3月に発売となったのが、コクヨ「カクノリ スティック/液体」である。

コクヨ
カクノリ
スティックのり120円(税別)/液体のり130円(税別)

 

比較的シンプルで大人っぽいデザインだった「GLOO」に対して、「カクノリ」は明確に小中学生向けを打ち出してきた。デザインはもとより、ボディのグリップ部を細くすることで、子どもの手でも持ちやすいようになっているのが、見た目上の大きなポイントだ。

 

現在のスティック/液体のりユーザーの多くが、プリントをノートに貼って学習用途で使っているのはほぼ疑いないわけで、製品を彼ら向けにチューンするのは、正しいと思う。

 

角(カド)まできっちりと塗れてはみ出さない

角形スティックのりがどう優れているかに関しては、今さら長々と述べる必要もないだろう。誰だって見た瞬間に「あっ、これならカドまできっちりと塗れて、はみ出さないな」と気付くはずだ。

↑後端を回して繰り出す四角いのりは、使い勝手が従来より段違いに良い

 

↑プリントのカドをはみ出さずに済むのが、とにかく快適。のり付け箇所が分かる青色は、乾燥すると透明になる

 

実際に使ってみても、カドまで過不足なく塗れるのは非常に快適。のりのはみ出しによってノートのページ同士まで貼り付いてしまって開かなくなる、という辛い経験をしたことのある人なら、選ぶべきはこれしかない。

 

ここからがコクヨの真骨頂!

ただ、スティックのりの角柱形は、円筒形に比べて気密性を保つのが難しいため、すぐに乾燥してしまうという欠点があった。「GLOO」以前にもいくつか角柱形スティックのりは発売されているのだが、どれも乾燥問題を解決できず、駄目になっていたのである。

↑四角いのり体を円形キャップで包むことで、隙間なく密閉して乾燥を防ぐ

 

それを「キャップ周辺だけ円筒形にする」というシンプルな手段で解決したのが「GLOO」と「カクノリ」。そして同じ手法で液体のりも四角くできるのでは? というのが、「カクノリ 液体のり」だ。

↑これほど直球で「四角い!」と感じさせるスポンジヘッドは珍しい

 

もちろん液体のりジャンルにも、ハケ型ヘッドやシリコンの角型ヘッドなど、カドに塗りやすいヘッド形状の既存製品はいくつかある。ただ、それらはハケやシリコンヘッドの中央に小さなのりの吐口が開いており、そこから染み出た液体のりをヘッド表面に広げて紙に塗るという構造だったのだ(もちろん、乾燥をできる限り防ぐため)。それでは、どうしても塗りムラができるし、のり量のコントロールも難しい。

 

↑スポンジヘッドの裏側。四隅まで液体のりが染み渡る構造だ

 

↑スティックのりと同様、カドがはみ出さない快適なのり付けが可能だ

 

その点、乾燥を気にせずに済むド四角なスポンジヘッドは、圧倒的に強い。ヘッドから均等に染み出す液体のりをズバーッと塗れるので、ムラもなく、かつカドまできっちり行き渡らせられる。これは正直、これまでの液体のりの中でも断トツの使いやすさだ。

 

接着力の強さで言えば、やはりスティックよりも液体の方が上。それでここまで使いやすいのだから、個人的には、カクノリはスティックよりも液体がオススメしたい。

 

オススメしたくなるポイントがもうひとつある

↑押すだけでパコッと簡単に外れる、気持ちのいいキャップ

 

最後にもうひとつ、「カクノリ 液体のり」はキャップもいい。

 

逆さまに立てて置ける先広がり形状なのに加えて、端にあるボタンをつまむように押すだけで、パコッと簡単に外すことができるのだ。文房具マニアの方なら、ゼブラの蛍光マーカー「オプテックス EZ」と同じキャップ構造だ、と言えばピンとくるかもしれない。

 

ベタベタしたのりも手に付きにくく、簡単オープンで快適。キャップを装着する際にもクリック感があるので、保存時にキャップが閉まりきってないという状態にもなりにくい。これはとてもいいものだ。

 

 

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思わずコレクションしたくなる、井の頭線の車両を完全再現した鉄道マスキングテープ「TAPE STATION」第2弾

 

鉄道マスキングテープ「TAPE STATION」の第2弾にあたる商品「渋谷駅/井の頭線」が、7月15日に発売されます。価格は660円(税込)です。

 

TAPE STATIONは、テープなどの梱包資材の製造・販売を手掛けるロジファクトが企画し、実際の車両を忠実に再現したとうたう本格マスキングテープ。今回発売される渋谷駅/井の頭線は、東京駅を発着する9路線の車両を再現した第1弾に続く商品です。

 

デザインは京王井の頭線の全7車両を完全再現。フォルムや機構、ドア位置など、細部まで作り込まれています。

 

 

↑実際に京王井の頭線を走る7色の車両を再現したマスキングテープ

 

↑こちらは9路線の車両を再現した第1弾のマスキングテープ

 

↑第1弾のパッケージ。東京駅がデザインに使用されています

 

 

また、パッケージはハチ公の背中が見える渋谷駅のハチ公口を表現。さらに、駅舎から車両が発車するかのようにテープを引き出せる仕組みは、第1弾から継続しています。

 

↑第2弾のパッケージは渋谷駅をデザイン。渋谷で待ち合わせをしたことがあればおなじみの光景です

 

マスキングテープのサイズは全長7mで、幅は20mm。材質は和紙を使用しています。

 

飾るのもいいですし、使って楽しむのも良さそうです。また、ひとつそろえると全色コレクションしたくなりそうな気がします。ちょっとしたお土産にも向いてそうですね。販売は首都圏を中心としたショップや、全国の小売店およびオンラインショップにて。気になる人は実物を見てみるといいかもしれません。

いつもの机をスタンディングデスク化するカウネット「パタスタ」が座りっぱなしの腰痛を解消する!

近頃はずいぶんと仕事が立て込んでしまい、スマホの歩数計で確認すると「77歩」!という日もあったほど。自宅でも、基本的にスマホはポケットに入れっぱなしなので、この歩数はおそらく、仕事机とトイレを何度か往復したのをカウントしたものだろう。

つまりずっと椅子に座りっきりで仕事をしていたわけだが、これがまぁ体に良くない。筆者はかなりの猫背なので、長時間座っているとまず腰がヤラれ、肩甲骨周りが固まり、背骨もきしむ感じ。つまり、ツライ。

↑猫背がひどいので、半日も座っているとたいてい腰から背中がバキバキ。座業の宿命と言えど、かなりの負担だ

 

お世話になっている整骨院の先生には、「1時間に1度は立ってストレッチでもしてください」と言われているが、仕事に追われていると、うっかり数時間ぐらいは平気で経ってしまう。

 

となれば次に考えるのが、いわゆる「スタンディングデスク」の導入である。板面の高い机で立ったまま仕事ができるデスクなら、座りっきりを回避できる。腰痛改善に効くという話もあるので、できれば試してみたいところ。

 

もちろん、狭い家に新たに机を一台新規導入するのは現実的じゃないし、そもそも値段がかなりお高い。では、自宅のテーブルを“スタンディングデスク化”できるツールを使えば、その辺りの問題もクリアできるかも?

 

立て、立つんだ“在宅ワーカー”!

そのスタンディングデスク化ツールというのが、オフィス通販のカウネットから発売されたばかりの「パタスタ」というPCスタンドだ。

 

これが“PCスタンド”というジャンルで語っていいのかどうか、ちょっとわからないのだが、これまでに類似製品のないアイテムなのは、間違いない。

カウネット
WORK FIT HOME スタンディングワーク用PCスタンド パタスタ
4980円(税別)

 

収納形態でのサイズは、小ぶりな座布団ぐらい(425×450mm)となかなか大きめ。とはいっても薄い板状なので、どこかに立てかけておけば、収納場所に困ると言うことはまずないだろう。

 

これをいったん広げ、折り紙を折るようにパタパタと組み立てると、立体的なスタンドに変形するという構造だ。

↑展開状態。畳まれているときは内蔵の磁石でくっついているので、勝手に広がってしまうことはない

 

↑折り目に従って折り曲げたら、スリットに差し込む

 

↑スリットから飛び出した部分のカドを折って、天板を乗せる

 

スタンド形態では、高さは260mm。これをダイニングテーブルや仕事机(だいたい高さ700~720mm)の上に置くと、トータルで高さ1m弱。つまりこれが、PCを置いて立ったまま仕事をするのに程よい高さになるというわけだ。

↑高さ約260mmのPCスタンドの完成。組み立て時間は10秒もかからない

 

ちなみにスタンドの天板面は260×450mm。13インチのノートPCを置いて横が少し余るぐらいの面積があるので、マウスや外付けテンキーなんかも置いて使うことができる。また底面積も板面と同じなので、机にA3のコピー用紙が置けるぐらいの空間が空いていれば、まず設置に問題はないだろう。

 

では、実際に使ってみよう。

立てば腰痛改善、座れば足がラク。交互なら超快適!

正直なところ、最初に見たときは強度的に不安も感じたのだが……使ってみれば、思ったよりはかなりしっかりした印象だ。折って作った柱部分がガッチリ支えてくれているので、左右にねじれるなどの挙動は全く感じられない。天板も端の方に手を乗せるとわずかにたわむが、作業に支障を感じるほどではない。少なくとも、PC作業をするのに充分な強度はあると思う。(ただし、飲み物の入ったコップを置くのはやめた方が無難だ)

↑13インチノートPC+マウス(筆者はトラックボール使用)でジャスト、という面積。個人的には、もうちょっと広いほうが嬉しい

 

↑端に手を乗せてもわずかにたわむぐらいで、作業スペースとしては安心して使えるレベル

 

さて、実際に立って仕事をしてみるとどうかというと、なるほど、これはいいものだ。

↑実際の使用風景。最初は座り体勢との違和感に少し戸惑ったが、5分もすれば慣れた

 

まず背がスッと伸びるので、椅子でバキバキ言ってた腰がかなりラク。腹部が圧迫されて呼吸が浅くなる(座業の猫背あるある)こともないので、集中しやすいというのもメリットだ。もうひとつ、食後でも立っていれば眠気に襲われにくいので、午後も効率が落ちにくいように感じた。

↑筆者(身長175cm)にはやや低いので、下に適当な台(写真下部のオレンジ色のもの)を置いて、高さを調節してみた。この構造では難しいと思うが、できれば高さ調整機能も欲しかったところだ

 

とはいえ、立ち仕事が快適なのはせいぜい30分~45分ぐらい。それ以降は足もだるくなるし、立ちっぱなしも、それはそれで腰痛の原因になり得るのだ。

 

要するに、長時間同じ姿勢でいることが“悪”なのであって、座りも立ちもほどほどが良い、ということ。逆に言えば、椅子に座ってつらくなったら立ち仕事、立ってだるくなったら座り仕事、と切り替えれば、常に快適でいられるわけだ。

 

↑スタンドのナナメ面にふせんを貼ると、うるさくない程度に視界に入るのが良かった

 

ということで特に時間を決めず、自分の体の欲求に従って立ち座りをローテーションしてみると、これがなかなかに快適。なんとなく仕事にリズムができるし、切り替えるごとにちょっとした気分転換にもなる。さらに、立ち仕事を始める前に体側を伸ばすなどの軽いストレッチを挟むこと一週間で、腰痛も確実に軽減した。うーん、これはいいな!

 

もちろん、立ち仕事が合う・合わないも、人によってあるだろう。それを確認する前にスタンディングデスク1台を導入してしまうのはギャンブルとも言える。それが、税込5千円ちょっとで試せるのであれば、合わなくてもギリギリ諦めがつきそうだ。合えばメリットは大きいので、これは試してみる価値があるのではないだろうか。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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在宅ワークの「机がない!」問題を解決するか?「広々ひざ上デスク」の実力を検証

在宅ワーク中の皆さんは今、どのような場所で作業をしているだろうか? 昨年から、いろいろな人に話を聞いているが、「専用のデスクにPCを置いて、ワークチェアに座った状態」で仕事をしているケースは、意外なほど少ない。

 

「食卓兼用のダイニングテーブルにダイニングチェアで」……なんていうのはなかでも快適な方で、「ローテーブル+床に直座り」や、「ベッドに座ってPCは膝の上」という状態もけっこう普通。

さらに問題なのが、家庭内に複数の在宅ワーカーがいる場合。夫婦ともに家仕事なんてことになれば、当然ながら必要な作業スペースは倍増である。果ては場所の取り合いで家庭内紛争なんて事態も聞くに至って、「家の中に仕事する場所がない」というのは、昨今なかなか切実な問題なのである。

 

かといって、面積の狭いところにデスクとチェアをセットで追加導入する、なんて無理筋もいいところ。それならせめて、デスクだけでもなんとかならないものだろうか?

 

「広々ひざ上デスク」ならその問題、解決できるかも?

座った状態で膝の上にPCを乗せて仕事する場合、困るのは「他に何も乗せられない」ことだ。書類を置いたり、マウスを動かしたりする場所もないわけだから、非効率も甚だしい。

 

ならば、ひとまず「デスクそのものを膝に乗せちゃう」のが、解決策としては手っ取り早いのではないだろうか?

ソニック
ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付
3500円(税込)

 

まさにそういった用途で作られたのが、ソニックの「ユートリム 広々ひざ上デスク 裏面クッション&アームレスト付」(以下、広々ひざ上デスク)である。ざっくり言えば、単なる“板”なのだが、少しでも仕事が快適にできるよう工夫され作られているのだ。

 

まず重要なのが、作業ができる面積。天板サイズは約548×356mmとそこそこ広めで、13インチノートPC+A4書類を並べて置ける。これくらいの広さがあれば、マウスを動かすスペースだって充分に確保できるだろう。

↑そもそも、膝上のPC直置きは不安定なので、無意識の緊張を強いられて疲労感も強い。フラットで安定した天板があるだけで、かなりラクになる

 

↑13インチのノートPCとA4書類を並べた状態。これなら充分に仕事ができそう
↑13インチのノートPCとA4書類を並べた状態。これなら充分に仕事ができそう

 

手元側には、天板が傾いた際にPCがすべり落ちないように、ストッパーが付いている。しかも、このストッパーはクッション素材なので、アームレストも兼用しているのだ。この手の膝上デスクは他メーカーからもあれこれ発売されているが、アームレスト付きは比較的レア。作業中、加熱したPCから手首をちょっと離して休ませられるのは、地味にありがたい。

↑個人的に「加熱したPCに手首乗せっぱなし」が苦手なので、レストがあるのはとても嬉しい

 

端にあるスリットは、筆記具を置いておけるペントレー。膝上デスクは基本的に傾斜ゼロ状態で使われることがないので、ペンが転がり落ちないようにできる置き場がないと、使いにくいのだ。

 

さらに、内側に付属の滑り止めシートを貼れば、スマホやタブレット(最大13.5インチサイズまで対応)を立てるスタンドとしても機能する。スマホも膝上デスクに平置きするとすべり落ちやすいので、こういった場所に固定しておいた方が使いやすい。

↑一時的に筆記具を待避させるためのペントレー

 

↑トレー部に滑り止めシール(3枚セット)を貼れば、スマホ/タブレットスタンドに

 

本体裏面にはクッションが全面に張られているのだが、このクッションが、かたさ・厚みともになかなか“ちょうどいい”感じ。あまりフカフカしすぎていると机が不安定だし、かたすぎると長時間作業の際に膝が痛くなる。個人的には、「広々ひざ上デスク」のクッションがベストに近いバランスだと思う。

 

クッション厚は、ノートPCと自分の距離にダイレクトに影響する部分だが、これも腕が窮屈にならず動かせて、かつ目から遠すぎない。ほどよい印象だ。

↑少しかためのクッションで安定感良好。ただし通気性はさほど良くないので、夏場はやや蒸れそうな気もする

 

↑クッションが厚すぎると、収納時に邪魔になることも。これくらいが、空いた隙間にスッと置いておける限界かもしれない

 

使うコツとしては、デスク面と自分を近づけすぎないこと。先にも述べた通り、近すぎると腕が窮屈になって、肩こりの危険性が高くなるし。疲労しにくい姿勢で作業するには、とにかくデスクを抱え込まないように意識すると良いだろう。

 

また、猫背にならないよう、背もたれ付きの座椅子に深く腰掛けておくのもいい。その上で腕を縮こまらせないような距離を保てば、リラックスして作業ができるはずだ。

 

あくまでも机がない場合の次善策ではあるが、こういったツールを使うことで、場所なし在宅ワークがかなり快適になるのは間違いない。

 

 

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普段の梱包はもちろんアウトドアでも重宝する、超薄型の3M「スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル」

スリーエム ジャパンは7月9日、ポータブルサイズの梱包用テープ「スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル」を、7月15日に発売すると発表。

 

スコッチ 透明梱包用テープ ポータブルは、一般的な梱包用テープの芯の代わりに、厚さ2mmの平板コアを採用したことで、コンパクトで薄い設計を実現。机の引き出しや、高さが確保できなかった場所に収納できるうえ、カバンやポケットにも収まります。これにより、アウトドアや防災グッズとしても活用できるとのこと。

 

 

 

また、テープは刃物を使わず手で切れるため、子どもでも安心して使用可能。さらにテープを引き出す際に不快な音もほとんどしないとしています。

 

ラインナップは48mm×7mの「3852FLT-RD」(参考価格340円/税別)と、48mm×15mの「3852FLT-15-RD」(参考価格565円/税別)をそろえています。

 

スリーエム ジャパンによると、インターネット通販市場の拡大に加え、フリマアプリなどの普及によって、個人間で荷物の発送が増えているそうです。また、梱包用テープは、アウトドアシーンにおいては資材を束ねたり、仮固定したり、道具の応急補修をしたりと、従来から活躍しており、近年のアウトドア人気により、この需要はさらに増えると予想しているとのこと。

 

スコッチ 透明梱包用テープ ポータブルは、こうした市場を意識した商品となっています。持ち運びやすいことで今後はさらに用途が広がるかもしれません。

完成度が高かった初代機をどう超えたのか? 新「クアデルノ」の魅力をCOO竹田弘康さんに直撃

なかなか収束の気配を見せない新型コロナウイルスは、良くも悪くもビジネスの在り方を変えた。世界経済へのマイナス打撃は枚挙にいとまがないが、「これって結構いいんじゃないか?」というプラスの影響もあった。それは、「加速度的な働き方改革の実現」だ。テレワークやオンラインミーティングが一般的になるなど、世の中の仕事環境がある意味強制的にアップデートされたといえるだろう。

 

きっとこれはワクチンが浸透してコロナ禍が収まったのちも、継続される「働き方のニュースタンダード」になるはずだ。顔を突き合わせての会議や満員電車での通勤、究極的には物理的なオフィス空間など、本当に必要だったのかとビジネスパーソン全員が「当たり前」を疑い、より働きやすい世の中の実現へ、手探りで進んでいるのが現状だ。

 

パソコンの企画・開発を主業とする富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)も、ほかの企業同様に、大きく働き方を変えた。だが、FCCLで「クアデルノ」事業を推進するCOO竹田弘康副社長は、まだ現状に満足していないという。

 

「働き方は変わりつつあります。だが、もう一つの理想がある。私はオフィスから紙をなくしたいのです」

 

それを実現しうるツールが、電子ペーパーの新「クアデルノ」だ。2018年末より日本市場デビューを果たした電子ペーパーの第二世代機がついに発売される。果たしてどこが変わったのか。本当に真のペーパーレス時代を叶える乾坤一擲の一撃となりうるのか。

 

竹田弘康副社長に、その意気込みと将来のビジョンをうかがった。

 

――FCCLにおけるコア・コンピタンスは、いうまでもなく「パソコン」だと思います。そのなかで、ある意味キーボードと相容れないツールである「クアデルノ」の立ち位置・役割はどんなものでしょうか。

「おっしゃるとおり、働き方改革に連なり、デジタル・トランスフォーメーションが急速に進むなかで、FCCLのパソコンは市場にとってより重要な位置に置かれています。仕事のやり方がデジタライズしていくなかで、パソコンはとても大きな役割を担っていますが、一方で、ビジネスパーソンの方は、より自分に身近で、感覚的に扱えるツールで仕事をしたい場合がたくさんあると考えています。弊社でも会議などにはみんなパソコンを持って参加するのが当然になりましたが、多くのメンバーは紙のノートも持ってきます。これはやはり、『ちょっとしたメモは手書きで残したい』『手で書くことでアイデアが生まれる』ということだと思うのです。『クアデルノ』は、そんな思考・感覚のアウトプットをサポートするツールであり、パソコンとは役割が違うものと考えています」

 

――竹田さんご自身も「クアデルノ」を愛用されているとのことですが、会議や打ち合わせの在り方に変化はありましたか?

「そうですね。私はもちろんFCCLの役員陣は全員クアデルノを使っているのですが、いまはもう皆、手放せなくなっています。会議や打ち合わせの本質は、『コミュニケーション』ですよね。人と人の間にパソコンを挟んでの対話も珍しくなくなりましたが、話をしながらキーボードを打つというのはやはり対話に集中していない印象になってしまい、場合によってはコミュニケーションの質を下げることにも繋がりうる。その意味で、顔を見ながら書き込めるノートツールの役割は大きいものがあると考えます。ただ、紙のツールにはデメリットもあるのです。環境問題に加え、情報のセキュリティ面での脆弱性が高い。リモートワークが当たり前の時代、自宅やカフェで仕事をする際、情報が詰まった紙のノートなどを持ち歩くのは大変にリスクが大きいと思います」

 

↑インタビューはFCCLのオフィスのプレゼンルームで実施。こうした場所でも、紙資料などが配られるケースは激減しているという

 

――資源を無駄にしない、情報漏洩リスクを制御できる、という二点で、デジタルツールである利点が大きい、ということですね。

「その通りです。また『クアデルノ』は、パソコンを否定するようなものではなく、一緒に使うことを前提として設計されています。PDFファイルを自在に行き来させられますし、手書きの文字を自動で同期保存させることもできます。手書きメモを加えた資料を、パソコンからメールで送付、もしくはクラウドにアップ、というようなことが簡単に行える。手書きのフィーリングを残したまま、デジタルガジェットとしての実力も高い。いわば、『手書きの思考過程』と『パソコンでのアウトプット』を橋渡しするようなツールであると考えています」

 

――2020年から発生した新型コロナウイルス禍が、「クアデルノ」のビジネスに影響を与えた、というようなことはありますか?

「やはり新型コロナウイルスは、『ペーパーレス化』を加速させたと感じています。人が集まる会議は少なくなりテレワークが進むにつれ、パソコンを使った仕事が基本となり、弊社でも会議などで紙資料を配るシーンはほとんどなくなりました。とはいえ、日本の企業においてもテレワーク化が進行したとはいえ、その浸透度はまだ2~3割程度かと感じます。これからもペーパーレス化はまだまだ進むはず。それはすなわち、電子ペーパーにとって、大きな市場性が創出されうる、といえます」

 

――では、2年半ぶりの刷新となった、ニューモデルのことをお聞きします。率直に、新モデルのセールスポイントはどこになりますか?

「まず、コントラストの向上による見やすさの改善、各種操作に対するレスポンスの良化など、基本性能のアップがベースになります。しかし、進化点としてもっともわかりやすいのは『新型ペン』の採用です。ペンが使いやすいかどうかの基準には、大きく3つのポイントがあります。ひとつは『レイテンシ(筆記遅延)』、そして『書き味(摩擦性)』、最後が『視差(ペン先と線のズレ)』です。この3点をアナログの紙とペンの感覚にいかに近づけるかが課題なわけですが、新モデルでは、文教用タブレットで長くご一緒しているワコムさんとタッグを組みました。その最大のポイントが『ワコム デジタイザ』の新搭載です。これにより、素早く、そしてなめらかな線を自在に描けるようになったのです」

 

↑新モデルのタグラインは「A part of your brain」。「アウトプットに至るまでの『思考過程』をサポートするツールだと考えています」(竹田さん)

 

――具体的に、初代モデルとどのような違いが出るのでしょうか。

「初代機は、書きやすさを大きく左右する『視差』を初期設定でチューニングしていたのですが、これだと『クアデルノ』を反対に回転させて描くと、視差がより大きくなるような課題があったのです。実際の紙とペンでは、そのようなことありえませんよね? この改善のためにどうしてもデジタイザが必要でした。加えて、斜めの線もガタつくことなくまっすぐ描けるようになりました。初号機でも、文字は十分きれいに書けました。しかし新モデルでは、図や簡単なイラストなどもストレスなく描けるようになっています。初代が国語のノートだとしたら新モデルは理科のノートに進化した、と想像してもらうとわかりやすいかもしれませんね」

 

――この新「スタイラスペン」は、もう一つ大きな進化ポイントとして、充電が不要になりましたね。

「初号機ユーザーから、その点のリクエストはいただいておりました。やはりペンが人の思考と『クアデルノ』をつなぐポイントであるので、今回は、書き味、使い勝手、ユーザーインターフェイスに相当こだわりましたね。また、こだわりという意味では、新モデルではオプション品として、ドイツの人気筆記具ブランドLAMYさんとのコラボペンも発売します。さらには、リッチな質感を持つ専用カバーもA4、A5それぞれ各2色ご用意しました。これはいわば、『クアデルノ』に機能以上の価値を感じてほしいという思いが込められています。我々が扱っているパソコンは、あくまでツールであり、機能以上の価値を与えづらい。しかし『クアデルノ』は、ペンやカバーで個人の『嗜好性』を満たすことができるはずです。今回はまずLAMYさんとのコラボですが、その先の広がりもちろんイメージしています。電子ペーパーユーザーのなかには、『自分らしいデジタルのペンを持ちたい』と思いを馳せている人が、きっと多いと思います」

 

↑「LAMYさんには、いまの『クアデルノ』にもっともマッチするブランドとしてパートナーになっていただきました。この独特のスタイルに憧れるユーザーはたくさんいると信じています」(竹田さん)

 

――「価格」や「機能」の価値に加え、「感性」へ訴えかける価値も、新モデルでは得られるということですね。反響が楽しみですが、さらにその先、電子ペーパーの未来を竹田副社長はどう見据えていらっしゃいますか。

「元々は、ビジネスユースのペーパーレス化がターゲットの原点だったのですが、初号機は『個人ユース』で新しい発見も多くありました。お母さんがお子さんの勉強ドリルに活用している、という声もいただきましたし、音楽をやっている方が、『楽譜』を『クアデルノ』に入れて持ち運ぶという需要も想像以上にありました。また、私個人も木工家具づくりが趣味なのですが、家具のデザインが思い浮かぶとすぐにラフスケッチを描いておくようになりました。自分自身も仕事以外で『クアデルノ』を使い出しているわけです。すなわち、『書く・読む』という視点だけでも、このように多彩なニーズが広がっています。私たちは、『クアデルノ』単体でネットにつなぐなど、多機能化していく方向は考えていません。掘り下げるべきは『書く・読む』。特に『ペンで書く』という作業に、さらなる深みを与えようと、いま開発を進めています。現時点で詳しくは言えませんが、今回の新モデルは、ファームアップなどで、その点を徐々に進化させていきたい。『書く』という作業が、人の感情を表現できるほど『深さ』を手に入れたとき、はじめて『筆記』のデジタル・トランスフォーメーションが達成されると信じています。ご期待ください」

 

↑竹田副社長が自作したという「クアデルノ」のディスプレイスタンド。ナラ材を切り出し、ロゴを刻印した本格仕様。こちらの販売もFCCLには期待したい

 

富士通クライアントコンピューティング株式会社

執行役員副社長/COO

竹田弘康さん

 

【商品情報】

QUADERNO(Gen.2)

A5サイズ FMVDP51

A4サイズ FMVDP41

ともにオープン価格

 

本物の紙とペンのような「書きやすさ」と「読みやすさ」を実現した、超軽量・薄型電子ペーパーのニューモデル。膨大な資料の取り込み・閲覧、手書きメモやPDFへの書き込みなどが行えるうえ、手書きメモのコピー&ペーストや検索機能などを備え、アナログの良さとデジタルの利便性を両立している。新モデルは「書きやすさ」「読みやすさ」が向上し、さらにそのスマートなルックスも進化しました。『クアデルノ』と一緒に使えるアクセサリーも拡充し、より快適なペーパーレスライフを実現する。

 

公式サイト:https://www.fmworld.net/digital-paper/top.html

ECサイト:https://www.fujitsu-webmart.com/pc/webmart/ui3211.jsp#item

 

撮影/村田 卓

手書きのメモをスマホに同期できるスマホ対応ノート3選

手書きのノートは時間が立つとボロボロになったり、そもそもノート自体を忘れて手元になかったりと、見返すのが大変なときってありませんか?そんなときに便利なのがスマホ対応ノート。スマホ対応ノートは、手書きでノートに書いたものをスマホのカメラで撮影しデジタル化できるというもの。アナログとデジタルのいいとこどりをしたスマホ対応ノートですが、最近は種類が増えているためどれを使えばいいか迷いますよね。そこで今回はスマホ対応のノート3選をご紹介します。

 

目次

 


スマホで手書きのメモをすっきりデジタル化


キングジム ショットノート メモパッド Mサイズ 9101

 

「キングジム ショットノート メモパッド Mサイズ 9101 」は、ショットノートに書いた手書きのメモを専用アプリで撮影すれば、たちまちノートをデジタル画像データとしてデータ化できるメモパッドです。四隅のショットノートマーカーを読み取ることで画像に台形補正がされ、スマホの画面ピッタリの画像データに変換。ちょっとした商談メモや図形のほか、イラストなど、プライベートでも、メモしたレシピや子供のお絵かき等にもスキャナーいらずで簡単に画像データにできます。撮影して取り込んだノートはそのままメールで送ることも可能。また、Evernoteなどに投稿して保存・共有することもできます。

 


受験勉強や資格の勉強をぐんと効率化


ぺんてる スマート単語帳ノート SmaTan 12行 SMS3-C

 

「ぺんてる スマート単語帳ノート SmaTan 12行 SMS3-C 」は、ノートに書いてスマートフォンのアプリで覚えるスマートフォン対応暗記カード作成ノートです。まずはじめに、スマートフォン上に専用アプリ「SmaTan」をダウンロード。アプリ上でカメラを立ち上げ、見開きの状態のノートをかざし撮影。すると、一気に12枚のオリジナル単語カードが出来あがります。ランダム表示や間違えたカードだけを表示するなどの機能で、苦手なところを重点的に学習できる機能付き。満員電車でもカードをめくる作業が要らずストレスがありません。いつでもどこでも受験勉強や資格の勉強をぐんと効率化するアイテムです。

 


専用アプリを使えばデータ編集も可能なスマホ対応ノート


コクヨ メモ帳 スマホノート CamiApp A5 メ-MCA90D

 

「コクヨ メモ帳 スマホノート CamiApp A5 メ-MCA90D」は、読み書きしやすい片面仕様のスマホ対応メモパッド。専用アプリを起動して、カメラでノートを撮影すると、自動で傾きやゆがみを補正してきれいにデータ化されてスキャンできます。そして、データ化されたノートを、タイトル・撮影日・作成日・タグ・コメントで検索しやすく整理。さらに、そのままメールに添付して送ることが可能。また、図形ツールやペンツールで画像を編集でき、見てほしいところを強調したり、見せたくないところにマスクをつけて隠せます。

 

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大事な資料や小物の保存にピッタリ、防塵・防水に優れたキングジムの「クリアーファイル チャックタイプ」

 

キングジムは7月6日、防塵・防水に優れた「クリアーファイル チャックタイプ」を発表。7月30日に発売します。ラインアップはA4サイズ/6ポケット(税込726円)、A4サイズ/12ポケット(税込968円)、A5サイズ/12ポケット(税込748円)をそろえています。

クリアーファイル チャックタイプは、ポケットのサイド部分に密閉性の高いチャックを採用。水や汚れから収納物を守る仕組みです。IP55等級の防塵・防水性能を実現しているため、お風呂での学習や雨の日の書類の持ち運び、粉塵が舞いやすい屋外での書類確認などに適しています。

 

 

また、ポケットは開口部が大きく開く横入れタイプとなっており、チケットや写真などの小さい収納物や厚みのある収納物も出し入れしやすいとのこと。

 

 

綺麗に保存しておきたい書類や資料、小物などを入れておくのに向いていそうです。保存したい物が多い人は手に取ってみてはいかがでしょう。

鉛筆の六角軸とシャープペンの快適さ、上質な艶やかさ! イイトコどりしたコクヨ「鉛筆シャープ」は大人こそ使うべき筆記具

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第9回となる今回は?

 

第9話

コクヨ
鉛筆シャープ
198円(税込)

ペン先に鉛筆を削ったような細かな質感を施した、六角軸のシンプルなシャープペン。ノック部分の穴に直接芯を入れられる「スピードイン機構」を採用している。芯は0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm、1.3mmから選べる。

 

分類しがたい絶妙なデザインは、筆記具の新たな可能性

芯の太さはまるで鉛筆。けれど、ノック一発で書き出せる快適さはシャープペンそのもの。そんな鉛筆とシャープペンの良いとこどりをした筆記具が、各社から発売されています。ある製品は木軸で鉛筆らしさを表現、かたやある製品はシャープペン風の見た目ながら太い芯でガシガシ書ける……と、「鉛筆⇔シャープペン」間のどの座標に身を置いているかで、その製品のアイデンティティが透けて見えるのが面白いです。

 

さて、それでは2020年11月に発売されたコクヨの「鉛筆シャープ」はどうでしょうか。

 

ボディは六角軸で鉛筆風、しかし材質は光沢のある艶やかな質感で、これはかなり“非・鉛筆”的。特にブラックモデルはカドのエッジが際立ち、タイトでキリッと引き締まった凛々しい外見で、これは既存のシャープペンにはなかなかない凜々しさ。大人の普段使いにもイケるデザインだと思うのですが、皆さんどうでしょうか。

 

ふと思い出したのは、ユーザーインターフェースの世界で使われる「フラットデザイン」という考え方です。例えばスマホのアイコンなら、昔は見た目を既存のモチーフに寄せることで機能の説明をしていたのに対し、フラットデザインでは元イメージから距離を取り、抽象的でシンプルな見た目を指向しています。それに倣って言えば、本製品は、言わば「フラットデザイン的筆記具」。実は新しい座標に置くべき筆記具かもしれません。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第7話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第8話】万年筆入門にうってつけ!丸くカーブしたペン先が特徴のミドリ「MD万年筆」

https://getnavi.jp/stationery/551859/

衛生面でも安心! 書類や写真を傷や汚れから守る「ラミネートフィルム」5選

飲食店や書店などで見かけるラミネート加工されたメニュー表やポップ。ラミネート加工は、薄いフィルムで紙や写真を挟んで圧着させることで、水濡れや汚れ、劣化から守るというメリットがあります。また、アルコールシートなどでサッと拭いて消毒できるようになるので、衛生面でもオススメ。今回は、ラミネーターと合わせて使うフィルムから手貼りできるものまで、あると便利なラミネートフィルムをご紹介します。

 

目次

 


紫外線約70%カットで鮮やかさ長持ち!


Bonsaii ラミネートフィルム A4 LP100

紫外線を約70%カットし、用紙を日焼けから守る効果が高いA4サイズのラミネートフィルム。インクジェットプリンターインク・レーザープリンターインク・モノクロコピー・オフセットなどの印刷色や写真の鮮やかさを長持ちさせます。水や油、薬品に強いプラスチックフィルムで、燃焼しても、有害な物質が発生しません。

【詳細情報】
サイズ:216×303mm
内容量:100枚入

 


リピーターからの支持も厚いラミネートフィルム


アイリスオーヤマ ラミネートフィルム 100μm A4 LZ-A4100

用紙にツヤと張りを出し、水や汚れをしっかりガードするA4サイズのラミネートフィルム。ほどよい厚さの100μm厚なので、写真やパンフレットなどの仕上げに最適です。

【詳細情報】
サイズ(約):21.6×30.3cm
内容量:100枚入

 


ラミネートの余り部分が出ないジャストサイズ加工!


ナカバヤシ ラミネートフィルム A4 LPR-A4E2

従来のナカバヤシが手がけたPETベースのフィルム(Eタイプ)に比べると、サイズ的な余裕を省き、原稿に対しジャストサイズに加工されているので、ラミネートの余り部分が邪魔になりません。また焼却しても有害物質が発生しない、地球環境に優しいラミネートフィルムです。水や汚れに強く、油性マジックならフィルム面に書き込んでもきちんと定着して落ちません。

【詳細情報】
サイズ:216×303mm
内容量:100枚入

 


作業性を高める静電防止フィルム!


アスカ ラミネートフィルム A4 F1026

静電防止フィルムなので、用紙の位置を微修正するときにフィルムがくっつくことがなく、ほこりやゴミも付着しにくくなっています。3層構造できれいな仕上りに。エコフィルムだから燃焼しても塩化水素ガスが発生しません。

【詳細情報】
サイズ:216×303mm
内容量:100枚入

 


書類を傷や汚れから守るスタンダードなフィルム


GBC ラミネートフィルム LFM-R100A4

光沢感のある仕上がりで、書類や写真を傷や汚れから守るA4サイズのラミネートフィルム。写真の色あせを防いで美しく保管できます。スタンダードな100μmタイプ。

【詳細情報】
サイズ:216×303mm
内容量:100枚入

 

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せなけいこさんの「ねないこだれだ」などをポップにデザインしたステーショナリーシリーズが発売

学研ステイフルは、絵本作家・せなけいこさんの作品を取り入れたデザインのステーショナリーシリーズを6月28日に発売しました。

 

ステーショナリーシリーズは、せなけいこさんの代表作とも言える「ねないこだれだ」「めがねうさぎ」をはじめ、人気の作品をカラフルかつポップなデザインにして取り入れています。

 

 

商品はメモ帳(税込418円)、透明マスキングテープ(税込440円)、パックレター(税込528円)、巾着(税込1100円)など。

 

↑絵本のような表紙に仕立てられたメモ帳 ©Keiko Sena ©せなけいこ/ポプラ社

 

↑4つの柄をそろえる透明マスキングテープ ©Keiko Sena ©せなけいこ/ポプラ社

 

↑封筒の内側に、かわいい「おばけ」や「めがねうさぎ」が印刷されたパックレター ©Keiko Sena ©せなけいこ/ポプラ社

 

↑キャラクターが目立ってかわいい巾着。大きめのサイズで物を入れやすいのもポイントです ©Keiko Sena ©せなけいこ/ポプラ社

 

せなけいこさんの絵本を子どもの頃に何度も読み聞かせてもらったという人は多いはず。そんな絵本の独特な世界観を楽しめるアイテムです。昔ファンだった人やデザインが気に入った人はそろえてみてはいかがでしょうか。

開梱から個人情報保護までこれ1つ!新「ローラーケシポン」は段ボールの解体にも力を発揮した

筆者は普段、生鮮食品以外の物品購入のほとんどを、通販に頼った生活をしている。仕事柄メーカーにお願いした製品レビュー用のサンプルも届くし、フリマアプリで購入したあれこれも届く。エブリデイ、荷物が届く。ここまででなくとも、昨今は誰もが、以前より宅配で荷物が届く頻度が多くなっているのではないだろうか。

 

そうなると意外と面倒なのが、届いた荷物に貼られている宛名ラベルの処理である。ラベルを剥がさないままで段ボールを資源ゴミに出すのは、個人情報漏洩につながるなどいろいろと怖い。ところがアレ、カリカリちまちまと爪でひっかいて剥がすのは面倒くさいし、思ったように剥がれてもくれないのだ。

 

であれば、我々にとって必要なのは、宛名ラベルの「ここから剥がれます」という親切めかしたウソ(だいたい剥がれない)なんかじゃない。コロコロッと簡単に個人情報を消せる、真に親切なスタンプではないだろうか。

 

コロコロッと手早く個人情報を保護できる「ローラーケシポン」に新作登場

通販を多用している経験上、あの宛名ラベルをきちんと剥がすのは労力の無駄、ということは分かっている。だから筆者は、ローラータイプの情報保護スタンプを宛名の上から捺すことにしている。ラベルは剥がして廃棄するのではなく、貼ったままで読み取れなくしてしまうのが、一番ラクなのだ。

 

で、その個人情報保護スタンプの最新アイテムとしてこの6月に発売されたのが、プラス「ローラーケシポン 箱用オープナー」だ。

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1000円(税

 

新製品を紹介する前に、「個人情報保護スタンプ」の説明をしておこう。

 

宛名ラベルや郵便物などに印刷された内容は、例えば油性マーカーなどで黒く塗り潰しても、意外と読み取れてしまう。ところが、上から特殊な文字パターンを捺印すると、あら不思議。これだけで非常に読み取りづらくなってしまうのである(頑張れば読めてしまう可能性もあるが、個人情報抜き取りに対する抑止力としては充分)。

 

この文字パターンは、メーカー各社でいろいろと工夫があるところだが、特にプラスの文字パターンは認識阻害効果が大きく、優秀だと感じる。さらに、宛名の長さに合わせてローラーを転がし捺印できるローラータイプの「ローラーケシポン」シリーズは汎用性が高く、実用的だ。

↑宛名ラベルの隠したいところに転がすだけで、もう簡単には読み取れない

 

ただ、感熱紙やコート紙ラベルに使うとインクの乾燥が遅くなるため、しばらく放置しても、こするとスレ汚れが発生したり、文字パターンが崩れて宛名が再び読めるようになったりする。これはちょっと残念なポイントだった。

 

ところが新しい「ローラーケシポン 箱用オープナー」は、新開発のインクを採用。従来苦手としていた“インクをはじきがちな紙”にも、確実に捺印できるようになっているのだ。個人からの発送でもないかぎり、最近は感熱タイプの宛名ラベルがほとんど。それにきちんと対応してくれたわけだから、これはまさに“待望していたヤツ”と言える。

↑感熱紙ラベルの場合、従来インク(右)はそもそも乗り切らずに薄いし、こするとスレが発生。一方の新インク(左)は確実に隠蔽力を発揮している

 

使う際は、キャップを30度ほど回して外し、露出したローラー面を消したい部分に乗せてコロコロと転がすだけとシンプルだ。ちなみにローラー幅は26mm。だいたいの宛名面は、1回コロコロするだけでカバーできる。

↑使う時は、底部のキャップを軽くひねって外す。簡単なのだが、キャップレスのほうが嬉しかったな……

 

気になったのは、キャップの部分だ。従来のローラーケシポンシリーズは、ボタンを押すだけでキャップが開いてローラーが出てくるノック式(戻すのもワンノック)だったので、ローラーケシポン 箱用オープナーでは、わざわざキャップを着け外しする手間が増えてしまった。

 

とはいえ、ノック式じゃなくなったのは、次の項で述べる新ツールの搭載が要因なので、一概に悪いとは言い難いのだけれど。

 

開梱と情報保護は、同時に片付くと手間がない

その新ツールというのは、名前に「箱用オープナー」とある通り、開梱用のオープナーのこと。持ち手から金属製のつまみを掴んで引き上げると、折りたたみナイフのようにオープナーが出てくるので、これを段ボールの合わせ目に入れて開梱するという仕組みだ。

↑本体上部に内蔵された金属製のオープナー。刃長は約25mmと、オープナーとしてはかなり大きめ

 

荷物が届いたら、まず宛名ラベルをコロコロッと消し、それから“段ボールノコ”のようなギザ刃のオープナーを段ボールの合わせ目に突き刺して開梱。

 

この手順で済ませてしまえば、あとでゴミを出す際にモタモタしなくても済むというわけ。その点、オープナーと情報保護スタンプのセットという組み合わせは、なかなか理にかなっている。

↑届いた荷物は、まず最初にコロコロッとして個人情報を隠す

 

↑で、サクサクと開梱。セットで行えば面倒くささは感じない

 

ただ個人的には、このオープナー部はちょっと鋭すぎるようにも感じた。段ボールノコのような刃は、割と簡単に段ボールに切り込んでしまうので、梱包テープだけを切るのは意外と難しいのだ。

 

一方で、まさにノコのように使ってダンボールの解体もできるというのは、逆にありがたいという捉え方もできる。大きめの箱をバラしてゴミに出しやすくまとめると、やっぱりラクなのだ。

↑刃の収納は、上部のロックを押し込みつつ戻す。もしネバネバした粘着が刃に残っていたら、この時点で拭いておくこと

 

あとひとつ、ギザ刃にテープの粘着成分が残りやすいというのも、やや残念だった。これはできれば、フッ素コートのような非粘着仕様にして欲しかったところである。

 

とはいえ現時点では、開梱と情報保護が同時にできるというのはかなり便利。現時点でどちらのツールも持っていないのであれば、これ1個買ってしまえば済むのだから。

 

 

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いわば「メモ用紙専用の掲示板」!リヒトラブの「メモスタンド」が在宅ワークに超便利でした

この1年で、仕事の何が変わったかといえば、「打ち合わせの大半がZoomなどのオンライン会議になった」ことだろう。もちろん業種によっても違うだろうが、少なくとも筆者(フリーランスのライター)の場合、これが最も大きな変化だ。実のところ、オンライン会議中の微妙なラグが苦手ではあるけれど、それでも先方に出向く際の少なからぬ移動時間と交通費が発生しないのは、嬉しいところ。

 

ところで、そのオンライン会議によって、日常使いの文房具構成もちょっと変わってきた。従来の顔を突き合わせての打ち合わせでは、カバンに常に入っているA5ノートで議事録的なメモを取っていたが、オンライン会議の場合、すでにPCが乗っている狭い机上では、A5ノートですら邪魔になる。

 

ということで、A7前後のいわゆるハンドメモサイズが活躍する機会が、だいぶ増えたのである。これくらいが結局、ちょうどいい。

 

で、机上でハンドメモを多用するのであれば! ということで導入した“とあるツール”が案の定、めちゃくちゃ役に立っているのだ。同じく在宅ワークでメモ帳を多用している人には響きそうな気がするので、ぜひ紹介しておきたい。

 

メモ帳の情報が常に視界に入ってくる「メモスタンド」

そのツールというのが、リヒトラブの「メモスタンド」。ざっくりと言えば「メモ用紙専用の掲示板」という感じだろうか。ここに、普段使いのメモ帳とメモした情報が集約されることになるのだ。

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
メモスタンド
680円(税別)

 

自立するスタンドボードの上辺には、クシのような突起が何本も突き出して並んでいる。まずスタンバイ状態にするために、ボード付属の「ツイストノート メモサイズ」のリング部分を、このクシ歯にひっかける。場所はどこでもいいが、使いやすいのは左右どちらかの端だろう。ちなみに使用するメモ帳は、同社の「ツイストリング」を使用しているものが前提となる。

↑並んだクシ歯にツイストノートメモのリング(ヒンジ部分)をひっかけると……

 

↑このような感じでメモ帳を固定できる。ひっかけたまま、めくったページを裏側に回すこともできる

 

オンライン会議で、メモを取らなきゃ!となった場合、クシ歯からひょいとメモ帳を外して取り出し、メモをとる。打ち合わせが終わったら、そのメモを取ったページをめくったまま、クシ歯にかけ直す。

 

これなら、机上にメモ帳を広げたままでなくとも、情報が視界に常に入ってくるという仕組みだ。こうやってメモ帳の“住所”を確定しておくだけでも、いざなにか書き取ることになった際に、メモ帳を探してゴソゴソ周囲をかき回す必要もなくなる。

↑さらに、リングを開いてページを取り出したら……

 

↑ひっかけたメモ帳の隣にストック

 

ただ、ハンドメモは当然ながら、だいたいのノートよりも面積が狭い。書き続けていくに従って、ページがどんどん進んでいくので、後から必要な情報にアクセスしたいと思ったら、それだけページをめくって戻らなければならないことになる。後から必要になるはずのページは、取り出して保存しておくのが便利だろう。

 

では、どうするか? メモ帳のリングをパカッと開いて大事な情報のページを取り出したら、それもリング穴をクシ歯にかけておくだけでいい。リング穴を破らずにページを抜き差しできる「ツイストノート」のメリットが、ここで活きてくるのだ。

 

↑メモ帳+メモページ単体+付箋ボードの使用例。書き取った情報が1か所に集約されているのは、それだけでありがたい

 

ボード自体の横幅は「ツイストノート メモサイズ」が3面並ぶサイズなので、つまりはメモ帳本体とは別に2ページ分の情報が掲示できることになる。

 

例えば、メモ帳+今日のToDoリスト+掲示しておきたい情報、みたいな使い方でもいいし、もしくは1ページ分を余らせておき、そこを付箋貼り付けボードとして使うのもアリ。

 

何にせよ、知りたい情報が常に視界に入っている、という状態が重要なのだ。

↑本体両端はペンスタンド。浅めで安定感はそんなによくないが、あればそれなりにありがたい

 

あと、地味にありがたいのが、三角柱のボード内側がペンスタンドとして使えるという部分。メモとペンは確実にセットで使うのだから、同じ住所で同居してもらうのが最も確実なのである。

 

在宅ワーク中、気分を変えてちょっと違う部屋で仕事をしようかな? という場合でも、このボードごと持って移動すれば、必要な情報・メモ帳・ペンがまるごと付いてくるので、なかなかにラクだ。

 

自分で“改造”してスマホスタンドにも!

↑ちょっと改造してスマホスタンド兼用に。ペンスタンド内にオモリ(石ころでもなんでも)を入れておくと安定する

 

ちなみに筆者は、このボードをちょっと改造して、右端にスマホを立てかけられるようにしてある。「ツイストノート メモサイズ」とiPhone 12 Pro Maxの横幅がほぼ同じくらいなので、面の埋まり方がしっくりくるのだ。スチレンボードを切って組むだけの簡単改造なのだが、これもまた便利である。

 

 

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【菅未里の自腹買い文房具】キングジム「ハルファイル」は冷蔵庫に貼りたい書類をまとめてホワイトボードにもなるファイル

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回はキッチン、とくに冷蔵庫周りで散らかりがちな書類を、いつでも見やすくスッキリ整理できる高機能なファイル。

 

キッチン、とくに冷蔵庫周りの書類を片付けるには?

冷蔵庫の周囲が混沌(こんとん)としている人は多いのではないでしょうか? チラシやダイレクトメール、お子さんがいるなら学校からのお知らせなど、こまごまとした書類が集まりやすいのがキッチン、特に冷蔵庫周りです。

 

そういった書類を、冷蔵庫の扉にマグネットで貼っている人も多そうですが、あまりおすすめできる方法ではありません。紙が重なるので見づらいですし、めくろうとしてマグネットやまとめた書類が落ちてしまったり、とにかく混乱の元です。

 

とはいえ、キッチンに書類が集まるのは、そこでまとめれば便利だからですよね。それなら、何とかしてキッチンでの書類を整理し、使いやすく見やすくしよう……そんな文房具があるのです。

 

冷蔵庫に貼り付くファイル「ハルファイル」

それが、キングジムの「ハルファイル」です。一言で表現すると、吸盤で冷蔵庫などに貼り付けられるファイルなのですが、実際に使っている立場からすると、とても便利です。

↑キングジムの「ハルファイル」(写真は「ハルファイル スタンダード A4変形」)。冷蔵庫に貼り付けることができます

 

キングジム
ハルファイル
800円〜1400円(税別)

 

サイズ・形には4種類ありますが、いずれも書類を収納するポケットがサイズ違いで複数用意されているので、書類を分類して入れられます。ごちゃごちゃしません。とくに、小さめの葉書や領収書を入れるスペースもあるのは、重要な点です。

↑開くと、たくさんの収納スペースが現れます

 

また、4種類あるうちの「スタンダード」(1400円・税別)、「スリム」(800円・税別)、「クリップ」(1200円・税別)は見開き形式になっていて、ガバッと開いた状態で貼れるのもポイント。ハルファイルに入れた雑誌のレシピの切り抜きを見ながら料理をする……といった芸当もできます。

 

簡易ホワイトボードとしても使える

それなら、最初から見開きで貼っておいたほうがいいのでは? と思われるかもしれませんが、実は、閉じたときにしか使えないもう一つの機能があるのです。それが、ホワイトボード。

↑ホワイトボードとしても使える表紙。ちょっとしたメモに便利です

 

このように、表紙がホワイトボードになっているのです。買い物リストに入れるべき食品や、ちょっとしたTODO、家族への伝言など、キッチンでメモが必要になる場面は少なくないはず。そんなときに活躍してくれます。

 

しかも、小さい「ポケット」(1000円・税別)以外は、ペンホルダーまでついていますから、本当に文字通り、小さなホワイトボードとして活躍してくれるのです。

↑ペンホルダーまで用意されています(「ポケット」タイプを除く)。文字通りホワイトボードなのです

 

取り付け方も多様

吸盤で貼れると書きましたが、吸盤以外にも、別売りのマグネットを取り付ければ冷蔵庫や金属のドアなどに貼ることもできますし、紐を通す穴も開いていますから、壁掛けで使うこともできます。キッチンに限らず、家中のどこでも設置できそうですね。

↑付属の吸盤や、ひもを使って壁などに吊るしたり、貼り付けることも可能です

 

大小さまざまな書類が入れられて、ホワイトボードにもなる。これひとつを設置するだけで、その周囲が小さなオフィスになるような気の利いたアイテムです。

↑ごちゃごちゃしがちな冷蔵庫周りも、これでスッキリ整理できるでしょう

 

 

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第二世代になった「クアデルノ」はどう進化した? 商品企画担当の「こだわり」

ノートパソコンやタブレットではなく、紙に向かってじっくりと思考したいーーそう考えるビジネスパーソンに絶大な支持を得ている電子デバイスをご存じですか?それは富士通クライアントコンピューティングの電子ペーパー、「QUADERNO(クアデルノ)」です。

↑電子ペーパー「QUADERNO (Gen. 2)」(左がA4サイズ、右がA5サイズ)

 

クアデルノは2018年12月に販売を開始、その薄さと軽さ、そして書き心地の良さが評価され、ビジネスパーソンが手帳の代わりとして使い始めました。その後ソフトのアップデートを経つつ、その使い勝手の良さからビジネス用途以外にも使われるようになり、勉強やイラストのラフ書き、リモート会議中のメモ書きへと活用シーンが拡がっています。

 

そのクアデルノが2021年6月にハードウェアを一新し、大きな進化を遂げました。生まれ変わった「QUADERNO (Gen. 2)」の魅力と開発にあたっての指針について、コンシューマ事業本部 マーケティング支援統括部 松下季氏、小池泰弘氏に話を伺いました。

↑小池泰弘氏(左)、松下季氏(右)

 

純増パーツの重さを開発とデザイナーがカバー

新クアデルノのもっとも大きな進化は、ワコムのデジタイザを搭載したこと。これにより、ペンで書く際のレイテンシー(遅延)が改善され約30%スピードアップ。さらに、専用ペンがバッテリレスになり、充電をする必要がなくなりました。

 

「デジタイザにより、曲線や斜め線が従来よりもなめらかに書けるようになりました。さらに垂直気味に書いても、寝かせ気味に書いても傾きを検知して補正をかけるため、本体を縦・横どちらにしても、どの方向から書いてもなめらかに書くことができます。これにより、旧モデルでは必要だった右利き、左利きの設定も不要になりました」(松下氏)

↑旧モデルより線がなめらかに。また、本体が縦・横どちらでも

 

デジタイザによるメリットの一方で、苦労した点も。

 

「デジタイザを搭載したことで単純にパーツが増えたため、重さや厚さもその分増えてしまいそうでした。しかし、クアデルノの良さは薄くて軽いこと。ユーザーの皆さんからも薄さと軽さは維持してほしいという要望が寄せられていましたので、開発に無理をお願いして何とか軽さを維持するように頑張ってもらいました。デザイナーにも、持ったときに薄さを感じるようにエッジを工夫してもらうなど、薄さと軽さにはこだわっています」(松下氏)

↑商品企画を担当した松下氏

 

その結果、厚みに関しては旧モデルと比較してA4サイズが約0.2mm薄くなっており、A5サイズは同じ厚みを維持。重さは、A4が約18g、A5が約10g重くなっていますが、本来は50gほど重くなってしまうところを最小限に抑えたとのこと。さらに、アクセサリーを軽量化することで、ペンとカバー、そしてクアデルノを足したときの総量は約100g軽くなっているそうです。

↑アクセサリーを付けた総量は軽くなった

 

クアデルノらしい機能のみを選択

クアデルノはメモを取る、または取り込んだPDFにメモを上書きするなど、ビジネスシーンでよく使われていましたが、ユーザー層が拡大するにつれて、プライベートでも利用もされることが増えたそう。今後もビジネスパーソンがメインターゲットではあるものの、英語を学ぶ人や資格を取りたい人、ペーパーレスで自宅やシェアオフィスを行き来するテレワーカー、サスティナブルな生活を送りたい20~30代女性にも訴求してきたいそうです。

 

となると、タブレットのように機能を拡充していくことがユーザーの要望になりそうですが、調査ではそういった声は挙がってこなかったとのこと。

 

「クアデルノのユーザーはビジネスにもプライベートにも意欲的で、最新ガジェットにも強い人が多い。でも、クアデルノに余計なことをしてくれるなという要望が多いんです。カメラはスマホにあるし、メールはタブレットで読めます。商品企画としては、新モデルでいかに使いやすく進化させ、お客様のニーズに応えるかというところが非常に難しかったですね。将来のアップデートまで見据えて、何度も議論を重ねました」(松下氏)

↑第2世代を開発するにあたり、どのように進化させるか、ユーザーの声をもとに議論を重ねたそう

 

新クアデルノでは、ラフデザインや綺麗な文字を書くことなど、通常の文具と同じような感性で扱えるデバイスとなっています。凝ったイラストは、紙やパソコン、タブレットに担当してもらうと割り切ることで、棲み分けにもなると考えているそうです。

 

ペンとディスプレイも進化

ワコムのデジタイザが搭載されたことで、専用ペンがバッテリレスになりました。これにより、ペンを充電する必要がなくなり、うっかり充電を忘れて書けなくなった、ということもなくなります。さらに、従来のサイドボタンに加え、ペンの頭部分にテールスイッチが追加され、それぞれに消しゴムや範囲選択など好みの機能を割り当てて使うことができます。

 

「従来の専用ペンはテールの部分は蓋だったんですが、消しゴムと勘違いしてひっくり返す人が多かったんです。そこで、テール部分に消しゴムなどの機能を割り当てられるようにしました。私はクアデルノに走り書きしたものを、あとで範囲選択して位置を入れ替え、思考を整理するといった使い方をしています」(松下氏)

↑新しくなった専用ペンは2か所にボタンがあるので、より効率的に作業できる

 

ここで旧モデルと新モデルを並べて試し書きをさせて頂いたところ、新モデルは旧モデルよりも反応が速く、かなり書き心地が良くなっていると感じました。バッテリレスになったことでペンも軽くなっており、図や文字もさらさらと書けます。紙に書いているような感覚がより強くなっていると感じました。

↑新しいクアデルノはペンへの追従性が高くなり、より紙に書いているような感覚が強くなっている

 

また、「読む」についても進化しました。プロセッサが進化したことにより、反応速度が約20%アップ、E Inkディスプレイも最新となったことでコントラストがアップしました。また、メモリ容量も約2倍(22GB)になり、ノート約20万冊相当が格納できます。

 

「ノートのサムネイルを表示させることもできるようになったので、直感的に欲しい情報を探せるようになりました」と松下さん。旧機種ではファイル名で探すしかありませんでした。細かなUIの改善も嬉しいですね。

 

今後も使い方が拡がるアップデートをしていく

クアデルノは文房具としての面白みもあります。普段持ち歩くものだから、やはりおしゃれなカバーは着けたいところ。新しいクアデルノでは、A4/A5サイズのそれぞれにベージュとネイビーの2色の専用カバーがアクセサリとして同時発売されます。旧モデルでは、カバーを付けるとあまりにも重くなるためA4サイズは専用カバーが用意されませんでしたが、今回は大幅な軽量化に成功したため、A4サイズでもカバーが販売されます。

 

また、ペンには1930年創業のドイツ文具メーカー「LAMY」とのコラボである「LAMYスタイラスペン」も発売されます。試用させていただきましたが、握ったときの感触が非常によく、私は筆圧が強い方なので、本当のペンで書くときのように力を入れられました。標準のペンだと少し細すぎると感じる人にオススメです。ただ、こちらは機能を割り当てられるボタンはサイドボタンのみ。贈答用に購入されることも考えて、箱にもこだわったそうです。

↑「LAMY」とのコラボである「LAMYスタイラスペン」

 

進化し続けるクアデルノ

ハードウェアの大きなアップデート、そして機能面でもきっちりクアデルノらしさを維持した今回のモデルチェンジですが、今後はどのように進化していくのでしょうか。

↑今後もアップデートを続けていくと語る小池氏

 

「これまでクアデルノは2回アップデートをしてきましたが、スキャナーからダイレクトに取り込めるなどの進化をしてきました。クアデルノ自体の進化というよりも、連携によって使い方が拡がるようなアップデートをしていけたらいいなと思います。」(小池氏)

 

新クアデルノには、本体のみでソフトウェアアップデートができる機能が用意されていますが、これには「今後も継続してアップデートをしていきますというメッセージを込めています」と松下氏。進化したばかりのクアデルノですが、長いお付き合いができそうですね。

 

新クアデルノの予約はすでに開始されています。発売は7月8日。実売想定価格はA5サイズが4万9800円、A4サイズが6万9800円(いずれも税込)となります。製品の詳細なスペックについては、発表会の記事もチェックしてみて下さい。

 

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LAMYとのコラボペンも登場! 新型「クアデルノ」は爆速&快感なクリエイティブマシンに進化!

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」の新モデルを7月8日に発売します。予約は本日6月22日より受付開始。実売予想価格はA5サイズが4万9800円前後、A5サイズが6万9800円前後。

↑A4サイズとA5サイズの2モデルをラインナップ

 

クアデルノは、本物の紙とペンのような“書きやすさ”と“読みやすさ”を実現した、超軽量・薄型電子ペーパー。データ化された資料を取り込んで閲覧したり、付属のスタイラスペンでメモなどを書き込むことが可能。手書きメモのコピー&ペーストや検索機能などを備え、アナログの良さとデジタルの利便性を両立しています。

 

新モデルでは、従来の「紙のように読める・書ける」という特徴はそのままに、基本スペックを大幅にアップ。CPUの性能が上がったことにより反応速度が約20%向上し、ページ送りやドキュメントの切り替えなど、よりスムーズな操作感を実現しました。さらに、最新のE inkディスプレイによりコントラストが向上したほか、保存ファイルをサムネイル表示する新UIの採用により検索性もアップしています。

↑CPUの性能が上がり、反応速度もアップ。より快適に使うことができます

 

↑最新のE inkディスプレイ採用によりコントラストが上がり、くっきり表示して読みやすくなりました

 

↑新UI(右)ではファイルがサムネイル表示され検索性がアップ

 

また、新たに「ワコム デジタイザ」を搭載したことにより、スタイラスペンのレイテンシ(遅延)が改善され、追従速度が約30%アップ。縦・横・斜めのどの方向から書き込んでもしっかり補正がかかるため、本体をななめにしてもなめらかでゆがみのない線が描けるようになりました。これにより右利き・左利きなど利き手の設定も不要になっています。

↑ペンのレイテンシを改善し、追従速度が約30%向上

 

↑曲線や斜線などもよりなめらかに書けるようになっています

 

従来モデルからの大きな変更点としては、付属のデジタルペンがバッテリレス仕様になったことも見逃せません。従来モデルでは本体とは別にペンを充電する必要がありましたが、新モデルでは充電不要で書き込むことができるようになりました。

↑付属のスタイラスペンがバッテリレスに。充電不要で書くことができます

 

さらに、スタイラスペンはサイドボタンとテールスイッチが備わっており、それぞれに赤ペン・消しゴム・ハイライト・範囲選択・拡大の5つの機能を自由に割り当てることができます。

 

ペンの設定をすばやく切り替えられるペンツールパネルも搭載しており、消しゴムやハイライトへの切り替えや色・太さを1タップで切り替えることができます。ペンツールパネルは常時表示が可能で、上下左右好きな場所に移動できます。

 

本体のストレージも従来モデルの2倍となる32GB(使用可能領域:約22GB以上)にアップグレードされ、従来比約2倍のノート約20万冊相当分が保存可能になりました。

 

アクセサリとして、ネイビーとベージュの2色から選べるカバーを用意。A4/A5用の2種類をラインナップしています。

↑カバーはベージュとネイビーの2色展開。サイズもA4/A5それぞれ用意されます

 

また、ドイツの筆記具メーカー「LAMY」とのコラボレーションにより、スタイリッシュな「ラミースタイラスペン」を新たにラインナップ。高級感のあるデザインで、自分用だけでなくギフトとしても最適なアイテムとなっています。

↑LAMYとコラボしたペンもオプションで用意されます

 

良質な思考時間を提供するツールとして進化

6月22日にオンラインで開催された新製品発表会には、同社の竹田弘康副社長と高嶋敏久執行役員が登壇し、クアデルノの開発コンセプトなどを説明しました。

↑オンライン発表会に登壇した高嶋敏久執行役員(左)と竹田弘康副社長(中央)

 

竹田副社長によると、クアデルノが開発された背景には「オフィスから紙をなくしたい」という思いがあったとのこと。昨今企業に求められる情報セキュリティや環境課題の観点から、紙の書類の利用をやめてデジタル化を進めるメリットがあるとし、デジタルならではの利便性とアナログの良さを両立させるデバイスとしてクアデルノが開発されました。

↑開発の原点にあったのは「オフィスから紙をなくしたい」という思いだったそう

 

初代クアデルノは2018年12月に発売され、当初はビジネスシーンでの使用を想定していたそうですが、ユーザー層が拡大するにつれ、趣味や習い事などプライベートでも活用されることが増えてきたとのこと。

↑当初ターゲットとしていたビジネスパーソンから、徐々にユーザー層が広がっていったそう

 

そして、発売から2年半のあいだにユーザーから得たフィードバックをもとに、カラー化やカメラ搭載、ブラウザ機能などの多機能化に進むのではなく、「書きやすさ・読みやすさ」「手軽に持ち運べる軽さ・薄さ」といったクアデルノの本質を追求することを目指し、今回の新モデルが誕生したとのこと。

↑多機能化するのではなく、クアデルノならではの良さを追求する方向で開発が進められました

 

ペンを手に取り、書きながら考えることで生まれる「良質な思考時間の提供」という新しいコンセプトのもとで進化を遂げた新クアデルノは、ビジネスだけでなく様々な場面で使えるパートナーになってくれそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「替刃式カイコーンPRO」を最速本格レビュー! 人気の開梱カッターがプロ仕様になったらどう変わった?

何度も言うが、筆者は生活物資の大半を通販で購入している、通販の超ヘビーユーザーである。そんな我が家には、毎日少なくとも1個、多い日だと10個ほどの荷物が届くこともある(コロナ禍で外に出る機会が減った分、通販の利用頻度が超加速した)。

 

それだけの量の荷物をバリバリサクサクと開けるためには、やはり専用の開梱ツールが必須。

 

そんな開梱ツールの中でも人気が高いのが、オルファの「カイコーン」である。2020年には、雑誌『GetNavi』で限定ブラックカラーバージョンが付録になったこともあって、持っているという人も多いかも知れない。ダンボールだけでなく、フィルムシュリンクや厚紙封筒タイプのパックなど、様々な梱包に対応した万能性の高い製品だ。

↑万能開梱ツールとしてお馴染み、オルファの「カイコーン」

 

もちろん筆者も、このカイコーンを普段からガチ愛用しているのだが、ヘビーに使っているためか、部分的にちょっと物足りなさも感じていたのである。「カイコーンPRO的な上位モデル欲しいよー」とあちこちで訴えていたら……なんと本当に発売されちゃったのだ。「替刃式カイコーンPRO」が。

 

しかも触ってみた感じ、従来モデルで物足りないと感じていた部分が全部潰されていて、文句の付けどころが見えない。えっ、もしかしてコレ最強じゃね!?

 

もはや不満なし!?“PRO”は最強の開梱ツールかも

2021年7月5日発売予定のオルファ「替刃式カイコーンPRO」(以下、PRO)は、パッと見の印象だと「従来のカイコーンが一回り大きくなった」感じ。たしかに、カイコーンのシュモクザメっぽい特徴的なシルエットは、相変わらずである。

オルファ
替刃式カイコーンPRO
オープン価格(市場価格1000円前後・税別

 

しかし握ってみると、その違いは歴然。カイコーンが厚さ約4.5mmのペラッとした板状だったのに対して、PROは約15.2mmと、大型カッターナイフのようにゴツくて分厚いボディに。

 

これで、作業時にグッと力を入れて握りやすくなった。いかにもプロツール然としてしっかり握れるボディは、まず嬉しい進化ポイントだろう。

↑従来から3倍以上も分厚くなってゴツッと握れるPROボディ。力を入れた作業でも安定感がある

 

そもそもなぜ力を入れて握りたかったかというと、それがカイコーン最大の不満点だった“スリッター問題”につながる。

 

カイコーンは、先端の尖った部分(スリッター)をダンボールの合わせ目に貼られた梱包テープに突き刺し、引き裂くようにして開梱する仕組みだ。そしてこのスリッターが樹脂製ということで、硬めのPPテープなどに刺すには、なかなか力が必要だったというわけ。

↑スリッター(開梱刃)は、樹脂製のボディ一体型から、金属に変更

 

そこでPROでは、このスリッターを金属化。さらに先端も鋭角になったことで、フィルムテープでも布テープでも、ザクッ、ズバーッ! と気持ち良く開梱できるようになったのだ。

 

あくまで体感的な話だが、樹脂スリッターと比べると、テープに突き刺すのに必要な力が半分以下になったぐらいに感じる。これは非常にありがたい。どれぐらいありがたいかって、ぶっちゃけ、我が家(自宅内3か所)に配備されているカイコーンを、すべてPROに置き換えようと即決したぐらいのレベルだ。

↑スリッターを合わせ目に突き刺してテープを引き切る。これが思った以上にラクになっていて驚いた

 

↑あとは、側面にカッター刃を入れて残ったテープを切れば……

 

↑あっという間に開梱作業完了!

 

もうひとつ、スリッターの位置が先端から後端に移動したことで、「スリッターを刺す」から「カッターで切る」の動作の間に、いちいち握り替える必要がなくなったのも、地味に便利である。

 

物理的に作業時間が●秒短縮できました! というほどの話ではないが、軽い力で作業できる・握り替える手間がない、という気分的な部分での快適性は、確実に大幅にアップしていると思う。

 

使い切り→替え刃式で、刃も大きくバージョンアップ

冒頭でも述べたとおり、カイコーンの優れた点は、ダンボール・フィルムシュリンク・封筒パック・硬いPPバンドなど、流通しているだいたいの梱包方式に対応できる万能ぶりだ。

 

で、その万能性の根幹となっているのが、左右に張り出した金属刃である。さすがオルファの刃だけあって、切れ味は抜群。かつ、先端ガードのおかげで刃が手に触れることもないため、非常に安全だ。

↑先端ガード(刃の先にある黒い滴型のパーツ)によって、子どもが勝手に触っても傷を負う危険は少ない

 

とは言っても、テープの粘着剤が刃に付着するなどで次第に切れ味は落ちていくので、切れなくなったら本体ごと取り替える(使い切り)というシステムだった。よほどヘビーに使うのでない限りはそれなりにもつし、替えるとしても市場価格で140円ぐらいのものなのだが。でも、SDGsが騒がれる昨今、捨てずに済むならそれに越したことはないだろう。

↑スライダでロック解除して引き抜くだけで、分解できる。テープの粘着剤が付着すると一気に切れ味が落ちるので、替え刃式への変更は大歓迎だ

 

ということもあってか、PROは替え刃式に変更されている。ボディの表裏にある赤いスライダを同時に引きつつ、先端をつまんで抜けば、替え刃パーツは簡単に取り外せる。戻すときは新しい替え刃を押し込むだけ。非常に簡単だ。

 

ただ、実はプレスリリースでこれを知ったときにまず考えたのは、「替え刃にするのはいいけど、刃がガタついたらイヤだな」ということ。刃がガタつくと切りづらいし、突然抜けたりすると、安全性の面でも不安。それならいっそ、使い切りの方がマシとも言えるぐらいだ。

↑替え刃パーツだけの状態でも、刃が手に触れない安全仕様。こういうところも気が利いている

 

↑替え刃は2個入りで400円前後。よりお得な10個パックもあるとのことで、購入確定だ

 

しかし、実機を触って安心した。この替え刃、めっちゃガッチリ固定されている! 刃の先をつまんで揺らしてもほぼガタつかず、これなら作業時の切りづらさは感じないはず。

 

刃をくわえて固定するボディ先端は硬いFRP製で、安定感は抜群。そこにかなり大きなカエシのついた替え刃パーツをバチン! とはめ込んでしっかりロックするので、すっぽ抜けも心配しなくて良さそうだ。

↑刃が長くなったおかげで、これぐらいの厚みにも問題なく切り込める。ダンボールカッターとして役立つ機会も増えた感じ

 

さらには、刃周辺もいろいろとバージョンアップされている。まず、露出している刃の長さが約4mmから約7mmへと変更。これは単純に、カットが可能な幅が広くなったと言うこと。つまり、一般的なダンボールを2枚重ねてカットして分解、なんてこともできるようになったわけだ。

 

そもそも刃自体も、厚さが0.6mmから0.7mmと約17%アップ。もともと厚めのがっちりした刃ではあったが、それがさらに頑丈になったのである。

↑先端ガードの形状比較。PRO(右)の方がパーツのサイズは大きいが、先端が削り込まれていることで、より使いやすくなった

 

もうひとつ、シュモクザメの目にあたる刃のガードも、よく見ると先端の上下を削りこんだ、より鋭い形に変更されている。

 

このガードは、尖った先端を切りたい場所に差し込むことで、刃のガイド役も果たしているのだが、当然、鋭いほうが差し込みやすくて使いやすい。本当に、細部にわたって改良されているなーという印象だ。

 

こういった細かいところまでしっかり改良されているあたり、PROに対するオルファの“本気”が感じられる。実際に使いやすさも大幅にアップしているので、もし「安価なのを取り替えつつ使う」ことにこだわりを感じているのでないかぎり、買うなら断然、PROがオススメだ。

 

ほんとコレ、開梱ツールの決定版と言っても過言じゃないと思う。

 

 

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在宅ワークで手軽に姿勢を変えられる、収納タイプのPCスタンド「パタスタ」が発売

コクヨグループでオフィス通販を手掛けるカウネットは、スタンディングワーク用PCスタンド「パタスタ」を6月17日に発売します。価格は5478円(税込)です。

 

パタスタは、オリジナルブランド“「カウコレ」プレミアム”から、在宅ワークをより快適にするために新たに立ち上げられた「WORK FIT HOME」シリーズの新商品。コンパクトに収納できるスタンディングワーク用PCスタンドで、必要なタイミングでデスク上に設置可能なため、自宅で手軽にスタンディングワークを導入できます。

 

使用時のサイズは幅450×奥行260×高さ260mmと、マウス操作を想定した幅広設計となっています。また、重量は約1.55kgで、耐荷重は約10kgとなっています。

 

気が向いたら手軽に取り出せるのが便利そうです。在宅ワークでずっと同じ姿勢を取ってしまう人は購入を検討してみましょう。

 

内ポケットが色分けされたメッシュポーチ「ペン&ツールポーチ」の考え抜かれた機能とは?

「もし、無人島に何か1つだけ持って行けるとしたら?」という、定番の問いかけがある。ナイフだとか火起こしツールだとか、回答からはそれぞれ個人の死生観が見える気がするのだが、ともあれ筆者はこの場合、「カバン」一択だ。

 

何しろ人間には手が2つしかないのだから、持ち歩ける道具の数も限られてしまう。もし原生の食料を見つけたって、カバンなしでは収穫できる量も限られる。人間が生きていくのに必要な荷物は多く、それをひとまとめに収納して持ち歩ける袋(=カバン)というのは、意外と偉大な発明なのだ。

 

少々大げさな前振りから始めてしまったが、荷物を収納して携行するための入れ物……カバン、リュック、ポーチ、トート、袋などは、無人島じゃなくたって重要だろう。

 

異世界転生ものラノベの主人公がだいたい「無限収納」スキルを持っているのだって、つまりはそういうものがないと話がいきなり詰んじゃうからで。そういったチートを持たない我々が、できるだけ収納力があって中身が取り出しやすい袋を探し求めてやまないのも、ある意味、生存本能に基づく事案だからしかたがないのである。

 

ということで今回紹介するのは、文房具や小物をイイ感じに整理収納できるポーチだ。(話が一気にキュッとコンパクトになったな……)

 

中身が丸見えのポーチは、それだけで価値がある!

せっかく荷物がたっぷり入る袋があったところで、必要なタイミングで使うものが素早く取り出せないようでは、意味がない。「四次元ポケットがあろうと、パニック状態のドラえもんは役に立たない」なんて、我々日本人なら誰でも知っていることだ。

 

逆に言えば、多少容量が少なくたって、使いたいものがサッと取り出せる収納は優秀なのである。

ミドリ
ペン&ツールポーチ
968円(税込)
グレー、ピンク、黄緑、水色の全4色。写真はグレー。

 

ミドリの「ペン&ツールポーチ」は、その点で優秀だ。何しろ全体がメッシュのスケスケなので、中身が丸見え。何がどこに入っているのかが即座に把握できるわけで、いちいち使いたいものを探ってゴソゴソとかき回す無駄がない。

 

これは以前この連載で紹介した、キングジム「フラッティワークス」(前面が透明窓になったポーチ)も同様で、実際に使ってみると、中身が見えるというのはかなり大きなアドバンテージだと理解できるだろう。

【関連記事】カオスなカバンにはこれ一つあればいい! キングジム「フラッティワークス」は“絶妙”を体現するバッグインバッグ

 

↑収納状態。横幅はB6ノートがちょうど収まるぐらいだ

 

↑筆者は現在、アルコールスプレーや除菌ウェットティッシュなど、衛生用品を携行するために運用中。アルコールの残量が外からでも分かるので重宝する

 

とはいえ、ただメッシュ素材のポーチというだけなら、無印良品をはじめ、すでにいくつも発売されている。何を今さら便利アピールを? と思われるかもしれないが、実はそういった既存製品と大きな差を付けるポイントがあるのだ。

 

それが、ポーチ内部に備え付けた2つの色分けポケットである。

 

2つの色分けされたポケットのメリットを徹底解説

もちろん、内ポケット付きのメッシュポーチだって珍しくはない。ポイントとなるのは、“色分けされている”という部分だ。

↑ポーチ内部にはポケットを2つ備え、異なる色(茶/濃グレー)に色分けされている。ピンク/紫など、もっと見やすく色分けされたモデルもある

 

メッシュ素材は視認性が良いが、ポケットまで同じメッシュだと、見分けが付きにくくなってしまう。例えばボールペンが入っているとして、それがポーチ本体に入っているのか、ポケットに入っているかが、とっさに見分けづらい。対して、ポケットのメッシュが本体と違う色だと、識別のラクさが全く違うのだ。

 

↑他メーカーのメッシュポーチ(左)と「ペン&ツールポーチ」(右)の比較。色分けされたことで、視認しやすさが大きく変わる

 

ポケットは、浅い小物用と、深い長モノ用の2種類。浅い方はカードサイズなので、名刺やふせん、買い物のレシートなどを入れておくのにちょうど良い。ジッパーに近いところに配置されているため、取り出しも簡単だ。

 

ポケット自体がポーチの底と接せず宙に浮いているので、視覚的にもポーチの中と混じりにくくなっている。色分け効果も加わって、見分けやすさは抜群なのだ。

↑ポケットはだいたいペン3本ぐらいが適量。

 

長モノポケットは、主に筆記具などを入れるためのペンポケットとして機能。筆記具は、ポーチにそのまま入れると底に横たわってガチャガチャし、けっこう邪魔になる。ポケットに立てて整理できたほうが、取り出しやすさの点でもありがたいのだ。

 

また、メッシュポーチにシャープペンシルのような先端が細く鋭いものを入れると、メッシュを突き破ってしまう問題がある。

↑ポケットはこれくらいポーチ底から浮いているので、突き破る心配はかなり低い。よく配慮された作りだと思う

 

しかし、この長モノポケットは、小物ポケットと同じく底と接していない(数mmだけ浮いている)ので、もしポケットの底を突き破ったとしても、ポーチの底までは届きにくくなっている。これはなかなかよく考えられている。

 

筆者は以前、他社製のメッシュポーチを使っている際、突き出したシャープペンシルの先端で指を刺して痛い思いをしたので、ここはこだわりたいところである。

↑比較してみると、他メーカーの同サイズポーチと比較して20mmほど天地が高い。これはなぜか、というと……

 

↑筆記具類をきちんと収納できるサイズに設計されているから。さすが文房具メーカーの作ったポーチと言えるだろう

 

ポーチ全体としてはほぼA5サイズ(内寸はB6判が収まるぐらい)ということで、容量はさほど大きくはない。何でもかんでも放り込んでおこう的な使い方だと、すぐに膨れあがってしまうはずだ。

 

そのため、カバンに入れると他と紛れてしまいがちな小物用バッグインバッグとするか、手帳&筆記具+α用の携帯ポーチとして使うのがいいだろう。そもそも、たっぷり入れてしまうと、中身が見えるというアドバンテージも失われてしまう。そのあたりのバランスを考えるのが、うまく使いこなすコツと言える。

 

 

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個人情報を隠せるスタンプ「ケシポン」に段ボール開梱用ギザ刃付きモデルが登場

プラスは、個人情報保護スタンプ「ケシポン」シリーズから、段ボールの開梱機能を搭載した「ローラーケシポン 箱用オープナー」を6月1日に発売しました。販売は全国の文房具店や量販店、ネット通販などで、ヨドバシ.comでの価格は990円(税込み)です。

 

ローラーケシポン 箱用オープナーは、段ボールに付着している粘着テープをカットできるギザ刃を本体に収納したモデル。特殊な配列のアルファベットパターンで文字を覆い隠して大切な情報を守る従来のスタンプ機能に加え、段ボールの開梱が可能です。

 

 

ギザ刃は、梱包に使われる滑りやすいOPPテープなども簡単にカットできるほか、刃を固定するロック機能が付いているので安心して使いやすいとしています。

 

スタンプ機能面においては、新開発のインクを搭載し、これまで苦手だったつるつるとしたラベルや圧着はがきに記載されている情報も、黒々としっかり隠せるようになったとのこと。スタンプは約30m、500回使用可能です。

 

 

カラバリは、ホワイト、ペールピンク、ペールブルー、グリーン、マリンブルーの5色をラインアップ。また、本体サイズは幅50×奥行き50×高さ82mmで、重量は46gです。

一番気持ち良いのはどれだ?コクヨ「ペルパネプ」でペンとノートのマッチングを堪能した結果

“紙と筆記具の組み合わせ”を考えるようになったら、文房具好きとしてもなかなかの上級者と言えるだろう。そして、組み合わせについては2つの面がある。“実利”と“官能”だ。

 

実利とは「この手帳にこのペンだと裏抜けするから」だとか、「あのノートは水性ペンがやたらと滲む」といった、性能的な相性のこと。要するに、単純に使いやすい組み合わせか否か、という部分である。

 

対して官能は、「ツルツルした紙に濃いめの鉛筆を走らせるのが気持ちいい」など、感覚的な相性の話だ。

 

例えば、筆者の知人には「画用紙に『Vコーン』(つゆだく系の水性ボールペン)のインクがダバーッと滲んでいく感触がエロい」と断言する者もいるほど。個人の感覚や嗜好によるものだけに、一度この官能性にハマると、抜け出し難いほどに魅力がある。実のところ、先の“画用紙にVコーン”のように、実利に反してでも気持ちよさを優先するケースだってあり得るのだ。

 

……と、話だけ聞いたところで、まだピンとこない人もいるだろう。“紙とペンが気持ちいい”ってなんの話かと。であれば、試してみるのが一番早いのではないだろうか。

 

紙と筆記具の組み合わせを堪能できるノート&ペン

その“紙と筆記具の官能性”を味わうために作られたのが、コクヨの文具シリーズ「PERPANEP(ペルパネプ)」である。

 

3種類のA5サイズノートと3種類のペンがラインナップされており、互いを組み合わせることで書き味の違いを楽しめるというから、まさに官能性を確かめるために作られた製品と言える。

コクヨ
ノートブック<PERPANEP
TSURU TSURUSARA SARAZARA ZARA
各900円(税

 

↑罫線は5種類。A5の紙面だと、4mm方眼とドット方眼がほどよいサイズ感でいい

 

まずノートは、「TSURU TSURU」「SARA SARA」「ZARA ZARA」という、まったく紙質の異なる紙が3種。

 

どのような違いかというと、まさに名前そのまま、紙の表面がツルツル、サラサラ、ザラザラとした紙質になっている。紙質が違えば、当然ながら筆記具の走り方や、書いた時の感触が全く違ってくるというわけで、いろいろと組み合わせを探して楽しむことができるのだ。

↑紙の表面を顕微鏡で拡大。こうして見ると、紙繊維の密度がまったく異なることが分かる

 

そして筆記具の方はというと、水性の極細サインペン「ファインライター」、ゲルインクの「サラサクリップ」、コスパ最強の万年筆として知られる「プレピー」の3種類。

↑筆記具は、上から「ファインライター」「サラサクリップ」「プレピー」の3種。白軸にグレーのロゴがオシャレだ

 

ファインライターPERPANEP
200円(税別)

サラサクリップPERPANEP
130円(税別)

プレピーPERPANEP
400円(税別)

 

この中で、ファインライターはコクヨのオリジナルだが、それ以外はご存知の通り、サラサクリップはゼブラ、プレピーはプラチナ万年筆の製品。特別な白軸仕様でPERPANEPブランドとして発売されている。

 

なかなかに珍しい展開の仕方ではあるが、ノートへの書き味を比べるための“基準筆記具”として納得のチョイスではあるし、なかなか面白いやり方だと思う。

 

●TSURU TSURU×ファインライター

↑ツルツルした紙の上をなめらかにペン先がすべる感覚は、うっとりする気持ちよさだ

 

TSURU TSURUはまさに高平滑度のツルツルスベスベ紙。手で触れても毛羽立つ感触はゼロだ。紙の繊維密度が非常に高く、コシも強め。よほど筆圧をかけないと、ペン先が沈み込まない。

 

これに、コクヨ推奨の組み合わせであるファインライターで書いてみると、ツルツルツルーッ! とどこまでもペン先が走るのだ。そもそもサインペンは筆圧を必要としない筆記具なので、このツルツル感を楽しむにはうってつけと言えるだろう。

 

個人的には、このスケートリンクの如きツルツル感は、コントロールしにくくて苦手なのだが、気持ちよさだけに焦点を当てれば、納得の組み合わせだ。とても気持ちいい。

 

●SARA SARA×サラサクリップ

↑かすかな摩擦感はありつつ、サラッと軽い書き味も魅力的

 

SARA SARAはそこまでピーキーな特性はないが、普通に“書きやすい紙”という印象だ。実際、コクヨのキャンパスルーズリーフ(「さらさら書ける」タイプ)と同質の紙とのことで、つまりは“間違いのないヤツ”である。

 

手触りも確かにサラッとしており、同じくサラサラした書き味でお馴染みのサラサクリップと組み合わせるのが、コクヨ推奨ということになっている。慣れ親しんだ感触なので、特段の官能性を感じることはないかもしれないが、安定感は抜群だ。

 

●ZARA ZARA×プレピー

↑ザックリとした感触が独特で、慣れるとこれはクセになりそう

 

今回の3種のノートの中で、最もユニークなのがZARA ZARA。なにせ表面を撫でるとハッキリと凹凸がわかるほどのザラザラ具合である。透かして見るとムラが視認できるほどに繊維の密度も低く、厚みがある分だけ、筆圧をかけるとペン先の沈み込みが体感できるほど。

 

とは言っても、ノートとしての使いにくさを感じるほどではないので、そのあたりのバランスはうまく取れているように思う。

 

ちなみに組み合わせとして推奨されているプレピーで書いてみると、ニブが凹凸を乗り越えるザリザリというかすかな振動が指先に伝わってきて、非常に心地よい。

 

↑特殊なフラット製本により、どこで開いても中央に段差が発生しにくく、書きやすいのも特徴だ

 

メーカー推奨の組み合わせはもちろんイイのだが、せっかくなら自分だけの組み合わせを見つけてみたいもの。次では、そんなチャレンジを敢行してみたい。

“気持ちいいノート&筆記具”探しチャレンジ

メーカー推奨の組み合わせはもちろんイイのだが、しかし、せっかくなら自分にとって書き味の官能性が高い組み合わせというのも確認してみたい。ということで、ひとまず目の前にあった筆記具を、3タイプのノートにあれこれ組み合わせて使ってみた。

 

●「TSURU TSURU」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑TSURU TSURUオススメは、ダクダク系の「Vコーンノック」。まさに官能的と言いたくなるしっとりツルツル感がたまらない!

 

すべりが良いTSURU TSURUは、やはり筆圧少なく書けてツルツル感を堪能できるものが楽しい。

 

ファインライターに加えて、インクフロー良好なダクダク系の「Vコーンノック」(パイロット)や「サラサR」(ゼブラ)は、確実にテンションの上がる書き味だ。ただし、平滑度の高い紙はインクを吸いにくいので、ダクダク系は乾くまでにかなり時間がかかる、というのは憶えておいたほうがいいだろう。

 

また、元からすべりの良さがポイントの低粘度油性インクとの組み合わせは、さすがに行き過ぎだなという感じ。

 

●「SARA SARA」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑SARA SARAは、なめらかさよりもむしろシャリ感のある書き味が似合うような気がする

 

平均的に良くできている優等生タイプのSARA SARAは、割と何でも上手く受け入れてポテンシャルを発揮させる傾向にある。なので、個人的な筆記具の好みというのがダイレクトに出るようだ。

 

筆者が最も愛用している「ユニボール シグノ RT1」(三菱鉛筆)の書き味も、細めのペン先がショリショリと走る感じがとても気持ちいい。しっかり書き比べることで、あらためて「惚れ直したな」という気分である。

 

●「ZARA ZARA」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑思わず「うわー、これ気持ちいいわ」と声が出たZARA ZARAと「モノグラフライト」のコンビ。これはしばらく使い続けてみたい

 

そして、実は今回の書き比べで最も気持ち良かったのが、まったく予想外だったZARA ZARA×「モノグラフライト」(トンボ鉛筆)の組み合わせである。

 

低粘度油性インクのなめらかさと、ザラザラした紙質がいい感じに噛み合って、好みの安定したコントロール感になるのもいいし、ニードルチップが、繊維密度の低いフカッとした表面を彫るように進む振動も気持ちいい。筆圧をかけやすいグリップも、この気持ちよさを味わうのに関与しているような気がした。

 

どれくらい良かったかというと、「しばらく手書きはZARA ZARA×モノグラフライトの組み合わせでいこう!」と決心したほど。

 

ともあれ、自分が気持ち良く書ける組み合わせを探るのはかなり楽しいので、機会があればぜひ試してみて欲しい。

 

 

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アウトドアでも働く現場でも! ライト付きボールペン「ライトライトα」の本気を感じる進化とは

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を1点ずつピックアップしている。第8回となる今回は?

 

第8話

ゼブラ
ライトライトα
660円(税込)

ペン先にライトを搭載したボールペンの新モデル。暗い場所で使っても目にやさしい、赤いライトが新たに加わった。暗い場所で長時間過ごす夜間の仕事や、天体観測などの趣味のシーンで活躍する。

 

ライト付きボールペンとしてのさらなる進化形

文房具史上初の、「本気の」ライト付きボールペン。

 

これまでも暗闇で書くためのライト付きボールペンはあるにはあったが、どれも使い勝手や書き心地がイマイチで実用に耐えるものはほとんどなかった。

 

そこに2018年、突如登場したのがゼブラの「ライトライト」。ペン先に明るいLEDライトを搭載し、インクはゼブラの主要インクである油性インクを採用。海外メーカーに通ずる無骨でシンプルなデザインと、基本的なスペックの高さからその「本気」が伝わってきた。

 

ペン先の出し入れとライトのオンオフをノックで切り替えられるから両手が塞がらないし、灯りがいらない場面では普通のペンとしても使える。ペン先が光った状態での筆記にはやや慣れが必要なので、最初はペンとライトを別々に使うのも良いだろう。クルマの中や非常用持ち出し袋に入れておく一本としても安心感がある。

 

そして2021年3月、その改良版「ライトライトα」が登場した。ペン先に蓄光パーツを使い、ライトに目が眩むのを防ぐ赤色LEDライトモデルも用意するなど、ライト付きボールペンとしてのさらなる進化形を見せてくれている。

 

同社の調査によれば、医療、運送、建設業などで働くおよそ4割の人が日常的に暗い場所で筆記しているという。「本気」で必要とする人がいるから本気で応えた、その応答が気持ちの良い一本である。

 

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【第1話~第6話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第7話】万年筆入門にうってつけ!丸くカーブしたペン先が特徴のミドリ「MD万年筆」
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ボールペンかシャープか、メイン機能で選ぶべき最新個性派「多機能ペン」

最近、あらためて「面白いなぁ」と感じているのが、多機能ペン。いわゆる「ボールペン+シャープペンシル」の複合筆記具だ。

 

実は、自分自身では多機能ペンを使いこなした経験が非常に少ない。学生時代にシャープペンシルを使っていたときは「ボールペン邪魔だな」と思っていたし、社会に出てボールペンをメインに使うようになると「シャープペンシルいらないな」と思っていた。つまり、常にどちらかが無駄だと感じていたわけで、そりゃ使うわけがないよなあ、ってなもんだ。

 

それがなぜ唐突に心変わりしたかというと、仕事の関係である。他媒体の話で申し訳ないが、筆者は高校生向けの冊子で「勉強に役立つ文房具」を紹介する連載、というのをやらせてもらっている。その関係で、最近の高校生はかなり多機能ペンに興味を持っている、というのが分かってきた。実際、今の生徒はノートを取るのにボールペンを使うケースも多い(我々の世代はほぼ100%シャープペンシルだった)ため、多機能ペンがあると便利なのだ。

 

そこで、紙面で紹介するようにあれこれ使いこんでみた結果が、冒頭の「面白いなぁ」というわけ。実際、最新の多機能ペンはユニークな発想で作られたものもあり、面白いのだ。そこで今回は、そういった面白い多機能ペンを2点紹介したい。

 

学生に必要なものを詰め込み! シャープペンシルがメインの多機能ペン「examy」

多機能ペンを使うにあたってまず考えたいのが、ボールペンとシャープペンシル、どっちを使う機会が多いのか、ということ。当然ながら、メインで使う機能を重視したペンのほうが、満足感が高くなるからだ。

 

シャープペンシル重視の多機能ペンでいえば、サンスター文具「examy シャープ&シャープ&赤ボールペン」(以下、examy)の振り切りっぷりがとても興味深い。

サンスター文具
examy(イグザミー) シャープシャープ赤ボールペン
600円(税

 

なにが振り切っているかというと、まず多機能の構成が名前の通り「0.5mmシャープ+0.3mmシャープ+0.7mm赤ボールペン」という部分だ。

 

従来にも、シャープばかり0.3/0.5/0.7mmという多機能ペン(ぺんてる「ファンクション357」)はあったが、examyは0.7mmを赤ボールペンにしている。なぜかって、そりゃ当然、勉強する場合にはそれがいいからに決まっている。

 

↑本文や作図、赤字まで1本でできるので、ノート作りがかなり効率的になる

 

examyというのは、サンスター文具が展開している「勉強がはかどる文房具」シリーズ。つまりこの多機能ペンも、想定ユーザーは中高生が中心だ。

 

であれば、ノートを取るのにまずシャープ0.5、図表や細かい書き込みにも便利なシャープ0.3、そして丸付けや見出しに使える赤ボールペンという構成は、最適解のひとつと言えるのでは。正直、なんでこれ今までなかったの? という気すらしてしまう。

 

しかも、それが1本にまとまっていると来たら、筆箱がいつもギチギチでパンク寸前の中高生にとっては、嬉しい話だろう。ついでに言うと、消しゴムも太めで消しやすいものを備えているのがナイスだ。

↑ついでに消しゴムも大きめで、消しやすい

 

機能の切り替えは、後軸を回転させて行うツイスト式だ。

↑後軸を「赤・0.5・0.3」の順に回して切り替える。ノックも後軸全体を押し込んで行う

 

ただし、現時点でどの機能が選択されているかを表すようなインジケーターは存在しない。しかもシャープは、0.5/0.3のどちらが出ているか、見た目では判断できないので、少しまぎらわしい。

↑ここまで拡大すると0.3と0.5の見分けがつくが、肉眼では難しい

 

とはいえ、そういった機能を省いてでも定価で600円という学生向けの価格設定にした、という判断は理解できる。「そんなの使ってれば慣れるし、それよりは安い方がいいよねー」という話である。

 

ボールペンがメインならやはり“書きやすさ”重視! 注目の多機能ペン「ブレン 2+S」

対して、ボールペンがメインの多機能ペンは、従来からの主流派ということで選択肢が多い。その中でも個人的にチェックしたいのが、軸の太さ。あくまでも筆者の嗜好の話だが、昔から太軸がなんとなく苦手なのだ。

 

その点でイイなと思ったのが、ゼブラ「ブレン 2+S」である。

ゼブラ
ブレン 2S
500円(税

 

何しろ軸径が単色ブレンと変わらない11.8mmなので、多機能ペンとしてはスリムな部類に入るのだ。ブレンは3色タイプが出たときも単色と同じ軸径をキープしていたので、そのあたりはデザイナーであるnendo・佐藤オオキ氏のこだわりなのかもしれない。

↑軸径は単色の「ブレン」(写真左)と一緒。手帳のペンホルダーにも入れやすいサイズだ

 

そしてなによりありがたいのが、ブレないブレンシステム。

↑ペン先ががっちりと固定されているので、安定感は多機能ペンの中でも最高
↑口金の先にある黒い輪が、ペン先固定用パーツ。これがあることで非常に書きやすいのだ

 

多機能でもペン先がカチャカチャと振動しないのは、とても書きやすいのである。この感覚は、一度別の多機能/多色ペンを使ってからブレンに戻ると、非常によく分かるはずだ。口金の先でリフィルを固定させているので、もちろんボールペンだけでなくシャープにも、効果は発揮されている。

 

機能の切り替えはノック式で、ボールペンは左右の小ノックノブ、シャープは中央の大ノックノブを使用する。

↑ノブがかなり沈んでしまうため、一度スライドさせてからの芯出しノックがしづらい。これはちょっと改善して欲しい部分だ

 

シャープは切り替えだけでなく芯出しでもノックするので、大きなノブは使いやすそうだな、と思っていたのだが……このノブ、切り替えでスライドさせた時点で、軸に大きく沈み込んでしまう。そのため、芯出しノックがかなりしづらいのだ。さらに上面に丸みがついているため、指掛かりも悪い。

 

毎回、芯出しをするたびにノックノブに指を強く押しつける必要があるのは、ちょっとマイナス要素に感じられた。

 

 

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世界最小クラスで一度に5枚も穴を開けられる2穴パンチ「XSコンパクトパンチ」

デザインフィルは6月3日、コンパクトに収納できる世界最小クラスをうたう2穴パンチ「XSコンパクトパンチ」を、7月14日に発売すると発表。希望小売価格は1056円です。

 

XSシリーズは、機能性と携帯性を追求した小さなステーショナリーシリーズ。また、デザイン性が高く評価される製品を多数そろえているのも特徴です。

 

XSコンパクトパンチは、折りたためる2穴パンチです。一見すると四角い箱のようですが、本体のパーツを左右に開くだけで、2穴パンチの姿に様変わりします。さらに、一度にコピー用紙5枚までの穴を開けることが可能。

 

また、本体底面にはダストトレーが付いているなど、使い勝手にも工夫しています。

 

本体の素材は、耐衝撃性に優れたポリカ―ボネートを採用。本体サイズは、収納時が幅68×奥行き22.5×高さ28mm、使用時が幅109×奥行き45×高さ56mmです。また、カラバリは黒/白/ピンク/青をラインアップしています。

【菅未里の自腹買い文房具】フィルム付箋「ココフセン」の掘り出し物2タイプは色や形で気分も上向く!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回は、フィルム付箋の人気ブランドのなかで、意外と知られていない2タイプです。

 

便利なうえ、デザインも魅力の付箋「ココフセン」シリーズ

文房具ファンにはよく知られた商品だと思いますが、私はカンミ堂のフィルム付箋「ココフセン」シリーズが大好きです。

 

なかでも最近気に入っているのが、「ココフセン ベーシック」シリーズ。何がいいって、とにかく色が綺麗なのです。流行りの“くすみカラー”を中心に展開していて、柄が入る場合でも非常に落ち着いた印象になっています。

 

付箋は、目立たせるためか鮮やかな色である場合が多いので、くすみカラーの付箋は貴重です。

 


カンミ堂
ココフセン ベーシック
180円(税別)〜

 

しかし、それだけではありません。使い勝手が非常にいいのも、ココフセン ベーシックを含む、ココフセンシリーズの特徴です。

 

その秘密は、ケースにあります。オーソドックスな「ココフセン」やココフセン ベーシックは、ケースの裏が粘着シールになっているので、手帳やノートにケースごと貼りつけられるのです。

↑このように、ケースは薄くてコンパクト。ケースごと、手帳などに貼り付けられます

 

あらかじめ手帳などに貼っておけば、必要になったときにいちいち付箋を取り出す必要がありません。

 

ケースの色も落ち着いていますから、おしゃれな手帳(やノート)に貼っても雰囲気を壊さないのも、重要なポイントですね。

 

↑ちなみに、さまざまな筆記具でココフセンに書き込んでみました。フィルム付箋なので、シャープペン(鉛筆)、油性ペン、油性ボールペンではくっきりと書けますが、ゲルインキや消せるボールペンは一見書けているようでも、実際はインクを弾いてしまうので注意が必要です

 

目標、見出しには「ココフセン COLOR パステル」

大人しいくすみカラーもいいけれど、華やかな色の付箋も欲しい……という方も多いでしょう。

 

そんな方に向けた商品も、ちゃんとあります。「ココフセン COLOR パステル」です。上質さを保ったまま、華やかなパステルカラーになっています。


カンミ堂
ココフセン COLOR パステル M(カタヌキ)
380円(税別)

 

COLOR パステルは、形が面白いのも特徴です。

↑4色それぞれ異なる形をしています

 

私はこれをノートや手帳に貼り、目標や、そのページの見出しを書いています。色が華やかで、しかも形が個性的なので、テンションが上がるわけです。目標の達成率も上がるかもしれませんね。

↑ユニークな形は、目標やコメントを書くにもいいですね

 

最後にひとつ、豆知識を。

 

今や、文房具ファンで知らない人がいないブランドとなったカンミ堂ですが、もともとは餡子の製造販売が本業でした。商品もユニークなら、成り立ちもユニークですよね。

 

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

人気カッターの最新モデル登場、安全に配慮した「替刃式カイコーンPRO」

オルファは、ハードな現場でも使えるとうたう開梱用カッター「替刃式カイコーンPRO」を7月5日に発売すると発表。参考価格は1100円前後です。

 

近年、安全意識の高まりから、カッターナイフの使用を制限する企業が増加していますが、それにより作業効率が大きく下がることがあり、企業は万が一のケガのリスクと利便性を天秤にかけることがあるといいます。この背景から、オルファはカッターナイフよりも安全・効率的に開梱できる製品「セーフティシリーズ」を展開してきました。

 

替刃式カイコーンPROは、そんなセーフティシリーズの製品で、安全な開梱作業に特化したプロ仕様の替刃式開梱用カッターです。2019年に発売された従来モデルの「カイコーン」に比べて、刃とグリップが厚くなったうえ、切れ味が悪くなったら刃を交換できる替刃式を採用しています。

 

替刃はワンタッチで交換できる、ケガのリスクを抑えた設計を取り入れており、安心して使用できるとしています。

 

また、刃幅は広く、ゴムシートやカーペットなどの厚手素材を切断可能。それでいて、刃の露出をできるだけ抑えた形状を採用しています。刃の先端も露出していないため、開梱時に荷物の中身や下地を傷付けにくいとのこと。

 

このほか、サビに強いステンレス製の刃や、頑丈かつ握りやすいボディ、本体後部に金属製のテープスリッターを採用。本体サイズは全長172×全幅44×全厚20mmで、重量は54gです。

 

なお、7月5日に2個入りの替刃と10個入りの替刃も発売されます。参考価格は2個入りが440円前後、10個入りが1936円前後です。

 

文房具総選挙2020でも人気を集めたカイコーンの最新モデル。いいカッターを探している人は必見と言えそうです。

複数色を織り交ぜた人気の朱肉「わたしのいろ」第二弾がシヤチハタから

シヤチハタは6月1日、彩りの異なる印影を残せる朱肉「わたしのいろ-ときのながれ-」を6月10日に発売すると発表。販売はシヤチハタ公式オンラインストア「シヤチハタオフィシャルショップ」からで、価格は2200円です。

 

「わたしのいろ」は、複数の色を織り交ぜた鮮やかな朱肉。2020年7月に第一弾を数量限定で発売したところ、すぐに売り切れ、希望者が多かったために追加で受注販売した人気の商品です。

 

今回発売するわたしのいろ-ときのながれ-は、第一弾発売時に実施したアンケートでリクエストの多かった「時」と「変わりゆく色」をテーマに、1日の空の色を表現した朱肉になっています。

 

ラインアップは、希望の夜明けを表す「あかつき」、晴れやかな昼時を表す「はくちゅう」、染まる夕暮れを表す「たそがれ」、輝く夜を表す「つきよ」の4つ。なお、一つ一つ手作りのため、配色にはばらつきがあるとしています。前回もそうでしたが、一点モノという部分はグッときます。

 

また、朱肉をつける場所によって捺した時の印影が異なるため、捺す時の気持ちや人によって色が変わる、自分だけの印影を表現できるとのこと。

 

印鑑の朱肉として、というよりはスタンプ感覚で使う方がよさそうですね。前回同様、人気を集めるのが予想されるので、手に入れるのであれば待機しましょう。

スマホの角度自在! サンスター文具「SMAND(スマンド)」は“ペンケース付きスマホスタンド”というべき安定感

御多分に洩れず、筆者も携帯電話をこの春から始まったオンライン契約専用の新プランへと、早々に乗り替えた。これまでは、段階制プラン+できるだけ3~5GB程度の使用量に抑えることで通信料金をケチってきたのだが、それが一気に20GBまで従来より安く使えるようになったわけで、非常に助かるのだ。おかげで、出先でちょっと時間が空いたときも「スマホで動画でも観とくか」という選択肢をとりやすくなって、まぁありがたいことである。

 

すると、今まで使ってこなかったモノがひとつ必要となってきた。動画を観る際にスマホを立てかけておける、スタンド的なツールだ。

 

スマホを横位置に構えたまま、観やすいように手で保持し続けるのはなかなかダルいので、やはりちょうどイイ感じに固定しておきたい。もちろん、コンパクトな折りたたみスタンドなんてものは、探せばいくらでもあるが……ちょうどそういった用途に良さそうな文房具が発売されていたような気がするな? アレ、使えるんじゃないだろうか。

 

スマホを立てかけるのにちょうどいいペンケース

そこで、試しに入手してみたのが、サンスター文具のペンケース「SMAND(スマンド)」だ。この名前は、おそらく「スマホスタンド」からの造語であろう。つまりは、ペンケース兼スマホスタンドとして機能するというものである。

サンスター文具
SMAND
1595円(税込)

 

形状は、シンプルに三角柱をゴロンと寝かせたもので、5面すべてに硬めの芯材が入ったセミハードタイプだ。

 

開閉はダブルファスナーで、三角注の上辺がガバッと大きく開く。そこそこ大きいので容量もたっぷりあるが、さらにこの大きな開口で中の見晴らしも良好。できれば開口状態で固定できると、なお便利だったが、これでも充分に使いやすい。

↑矢印ペン10本+消しゴム+テープのりを入れても、まだ余裕

 

ところで、肝心のスマホスタンドはどこに……? と思ったら、「SMAND」のネームタグがついたカバーパーツが、それらしい。指をかけてペラッとめくると、マグネットで本体に貼り付いていたカバーが、そのままフタが開くように展開した。感覚的には、三角のおにぎりから海苔を剥がしたみたいな雰囲気である。

↑このネームタグをつまんで引っぱると……

 

↑側面カバーがめくれて、スマホスタンド形態に変形!

 

この“海苔を途中まで剥がしたおにぎり”ことSMANDを机に置いたら、三角柱の傾斜にスマホをもたれかけさせれば、スマホスタンド形態の完成。

 

“剥がした海苔”=ベースの裏面には、ストライプ状に何本もゴムの滑り止めが走っているため、スマホを乗せてもズルズルと滑り落ちることがない。これなら、画面が見やすい角度に角度を調整することも可能だ。

↑スマホは置くだけ。これでしっかり止まって安定する

 

↑ベースの上なら、どの角度に配置してもピタッと止まる

 

↑ポイントは、ベースにびっしり配置されたゴムの滑り止め(斜線、紫の帯状部分)

 

タテ置き・ヨコ置きも自由自在だし、スマホスタンドに変形させるシークエンスが“開くだけ”と、非常にシンプル。

 

設置スペースは単機能のスマホスタンドよりも必要だが、そもそもペンケースを机に出している前提であれば、そこに新たに別のスタンドを置くよりも場所を取らないし、何よりイチイチ単機能のスタンドを持ち歩く手間もない。

 

動画視聴だけでなく、オンライン会議や授業にも万全

学生なら動画授業の視聴に便利だし、仕事で使うにも、ノートPCを広げずにスマホでサクッとオンライン会議に出席できる。

 

そう考えれば、机に出ていることの多いペンケースとスマホスタンドのマッチングは、なかなかに優れているんじゃないだろうか、と思った次第だ。現実的には、「スマホスタンドが欲しい」+「いま使っているペンケースを買い替えても構わない」という層にしかリーチしないので、ちょっと難しい製品だとは思う。しかし、使ってみるとなかなかに便利な製品なのは、間違いない。

↑1万2000mAhのモバイルバッテリーも収納可能。これなら電源を気にすることなく動画視聴が可能だ

 

最後に、蛇足かもしれないが、SMANDはガジェットポーチとして使うのもアリ、というのはお伝えしておきたい。先にも述べたように容量的には余裕があるので、モバイルバッテリーとケーブル類をまとめて収納しておくにも実用範囲だ。

 

しかも、バッテリーを収納したままでスマホに接続し、立てかけての動画視聴だって可能なのだ。(本体内のバッテリー劣化につながるので、良くない使い方ではあるけれど。)

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

共働きでテレカンは洗面所…GetNavi web編集長の在宅ワーク禍を救ってくれたアイテムはコレだ!

どうかこの写真を見て欲しい。「洗面所の片隅でPC作業に勤しんでいる」という我が家ではごく当たり前の、ある日の一コマだ。

↑鏡で身だしなみをチェックしながらテレカンに臨める点が唯一のメリットかも。とはいえ、ココじゃない感は丸い背中が物語っている

 

ガジェットが散乱。テレカンは洗面所で。

GetNavi web編集長の山田佑樹です。夫婦共働きで、二人とも今では在宅勤務が通常のワークスタイル。個室がないので、二人そろってダイニングテーブルで仕事をしている。ところが、ウェブメディアの編集長である僕と代理店勤務の妻は、仕事柄どちらも打ち合わせが非常に多く、お互い1日に5〜6回はテレカン(オンライン会議)をこなす日々。二人ともテレカン、というタイミングは否応なしに訪れる。

 

すると、ダイニングテーブルを譲らなければならないのは、たいてい僕。PCを置きキーボードを打ちながら打ち合わせできる場所は、もはや洗面所しか残されていない。水はねが気になるし、相手への見栄えも気になるし、そもそもデスクはおろか、テーブルでさえない。いちいちツールを持ち運ぶ面倒は、ちょっとしたストレスだ。

 

では打ち合わせではなく、自分の作業に没頭するときはどうか?

↑ダイニングテーブルを広々と使っているように見えるだろうが、実際は妻が向かいでPCと周辺機器を広げるので、静かなる“領土紛争”が勃発する

 

ダイニングテーブルに自分のスペースを確保して、ノートPCを広げ、スマホとスマホスタンド、ケーブル、モバイルルーター、ペンと付箋など、必要なアイテムをドサッと広げる。そこに秩序はない。

 

そして、さて今から編集部に出社、となれば、テーブルに広げていたこれらのPCとガジェット類を、バックパックにまとめて放り込むのだ。おおよそ想像がつくと思うが、編集部に着いてファスナーを開けたら、アイテムがごちゃごちゃに突っ込まれており、ケーブルは絡まっている。おまけに、黒いバックパックに黒モノガジェットばかりで見つけにくい。悲惨だ。

↑バックパックという三次元ポケットに、PCとガジェットを放り込む

 

↑放り込んだらファスナーを閉めて、上着をつかんで飛び出す。以上

 

長々と愚痴を語ってしまったが、そんな僕の“在宅ワーク禍”を救うべく今回導入してみたのが、カウネットの「テレワークノートPCカバー」だ。

 

カウネット「テレワークノートPCカバー」を導入して起きたこと


カウネット
テレワークノートPCカバー スタンドタイプ
3619円(税別)

ツールを収納できる小さなポケットを多数備えた、ノートPC用のカバー。「シンプルタイプ」(税込3280円)もラインナップする。対応するノートPCは13.3インチ〜14インチが目安。幅340×奥行250×厚さ25mm(スタンドの高さ36mm)、390g

 

カウネットの「テレワークノートPCカバー」は、PC作業に必要なツールを一緒にしまえるノートPCケースだ。まずは、ダイニングテーブルの上でごちゃついているツールを収納してみた。

↑前出の、在宅ワーク用のコアアイテム。仕事柄、常により良いモノを探しているため中身は頻繁に入れ替わるが、基本的にアイテム数はこれくらい

 

↑ポケットのサイズや形状に合わせ、分別して収納できる

 

細長いポケット1つに、大小の浅めのポケットが5つ備わっており、スマホやモバイルルーターなどガジェットのほか、ペンやケーブルなども、この通りスッキリ。ポケットが小分けになっていることでアイテムごとに定位置が決まり、自然と片付く上、失くしたり忘れたりしにくいのだ。実に秩序だっている!

↑表面はネオプレン素材を採用しており、伸縮性に富むので入れたモノを適度にホールドしてくれる

 

このように一見ポーチでありながら、“カバー”と名付けられている理由がある。3辺がファスナーで開くので、ノートPCを取り出すことなく広げて、そのまま仕事を始められるのだ。家の中という誘惑だらけの環境で、このケースを開閉するだけで、仕事のオンオフがいとも簡単に切り替えられるのは福音だ。

 

しかも、すぐに使わないツールは、前面のポケットにしまったままにしておけるので、デスクの上で必要以上にモノを広げてしまうことがない。領土紛争の折にありがたい。

↑ポケットの中身もそのまま。ケースがPCに取り付いている状態なので、開いてすぐ仕事に取り掛かれる

 

↑内側は四隅にゴムが付いており、ノートPCに引っ掛けることで固定する仕組み

 

また「スタンドタイプ」なら、カバーの裏面にレザー調のスタンドが付いている。スタンドを起こせば高さが出せるので、PC作業中も目線が自然と上がり姿勢も良くなる。わずかなようだが、この違いは長時間作業をしているとかなり大きい。

↑スタンドを使うと、ディスプレイの位置が上がり、キーボードに傾斜ができて打鍵しやすくなる

 

↑裏側に設けられたスタンドは、持ち運ぶ際は畳んでフラットに、使用時には立ち上げてマグネットで固定する

 

さらに、内側には付箋を貼れるボードも備えている。大きな付箋も二重に貼れる十分なサイズがあり、カバーを閉じる時はポケットに付箋を貼り付けたままスライドしてしまえるのも、気が利いている。

↑些細だがそれゆえに忘れがちな“名もなきタスク”こそ、付箋の出番だ

 

↑ちょっと気分転換にカフェで続きを……という場合は、このテレワークノートPCカバーひとつ持ち出せばいい

 

この「テレワークノートPCカバー」、以上のように機能満載で利便性に優れているのだが、収納できるモノは、ノートPCとその使用に必要なコアアイテムだけにとどまる。とはいえ、何でも入れられるなら、混沌とした僕のバックパックと一緒なのだ。この限られた収納力も、特筆すべき点ではないだろうか。

 

さて、ツールはまとまったが、冒頭で洗面所でのテレカン事情を明かしたように「そもそも場所がない」問題は残る。それを解決してくれたのが、カウネットの「リビングワークデスク」である。

 

カウネット「リビングワークデスク」がもたらした予想外のメリット


カウネット
リビングワークデスク
7980円(税別)

折りたたみタイプのワークデスク。事務用品などを収納する取り外しできるポケットが付いており、デスクの上を常に整理整頓しておける。幅800×奥行450×高さ720(背面ポケット含む高さ920)mm、9.54kg

 

簡単に折りたためる構造により、使わないときは厚さ8cmとコンパクトにできるデスク。天板も奥行45cmと、一般的なワークデスクに比べて細長い作りをしている。ダイニングテーブルでは仕事がはかどらない場合に、リビングの片隅で広げ、仕事専用の場所を作り出せるという困りごと解決商品だ。これをリビングではなく廊下で使うことで、テレカンがカブったら場所がないという僕の困りごとを解決することにした。

 

すると、実に便利なのである。仕事をするスペースを作れただけでなく、廊下といういわばデッドスペースを有効活用。さらに使わない時は通りやすいよう、折りたたんで置いておけるじゃないか。

↑リビングワークデスクで廊下ワーク。冒頭の洗面所ワークと比較して欲しいのだが、姿勢も明らかによくなっている。やはりモノ選びは大事である

 

ちなみに僕は、そもそもリビングが使えないときの救済策として活用しているので、「リビングに仕事専用スペースを創出する」という本来の使い道とは少々ズレているのだが、おかげで想定外のメリットも享受することができた。

 

廊下という、そもそも狭い上に“何もない”環境に仕事環境を作り出したことで、趣味グッズなどがごろごろ転がった誘惑だらけの家の中で、何にも気を散らされることなく、仕事に邁進できるのである。これは、家では集中できないぃ! と嘆く人にぜひ、参考にしていただきたいと思う。

↑リビングワークデスクを設置した廊下から見た、ダイニングテーブルに向かう妻。お互い、快適な環境で自分の仕事に打ち込める。ちなみにこのデスクはその後、妻に横取りされ、位置取りは逆転したのだった

 

言わずもがなだが世の中、コロナ一色だ。ウイルスに席巻され、ライフスタイルも一変した。だが家とオフィスという2つの空間、そしてオンとオフという2つの時間を、自分やチームの都合に合わせて使いこなし、最適なタイムマネジメントを行う。その新しい生活様式は、アフター・コロナが訪れた頃には、すでに常識になっているだろう。

 

そのとき、この「テレワークノートPCカバー」や「リビングワークデスク」もまた、引き続き活躍してくれるんじゃないだろうか。

【文房具総選挙2021】結果発表! 文房具のプロたちが99商品からたった1つ選んだのは?

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

ここでは、選考委員特別賞を発表。文房具のプロである7名の選考委員それぞれが「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を各自1点ずつ、特別賞として選出。選定コメントとともに紹介します。

 

7名の選考委員が選んだ“はかどり文房具”は?

 

■菅 未里 賞
ゼブラ「ライトライトα

先端にライトが付いたペンの新型。ペン先とノック部分に暗闇で発光する蓄光パーツを使い、暗い場所でもペンを探しやすくした。新たに、目にやさしい赤いライトもラインナップ。税込各660円。


「リニューアルをして、ちゃんと使いやすくなっているのを感じました。外出がしづらいこの一年では、観劇やアウトドア、夜の車内など使用シーンを想像しにくかったのか、上位入賞は逃しましたが、今後役立つシーンが増える注目商品だと思います。」(文具ソムリエール・菅 未里さん)

 

■きだてたく 賞
キングジム「〈ジリッツ〉クリアーファイル」

背の部分が3ステップでスタンドになり、書類を入れたまま自立するファイル。中面は書類ポケットになっており、立てたままでもページをめくれる。片付けるときは閉じるだけ。税込660円(10ポケット)、935円(20ポケット)


「『ファイルが自立すると便利だろうな』と思ってはいたけれど、実際に使うと予想以上に便利でした。狭い机での在宅ワークや、巣ごもりでのインドア趣味に効くという点も、いまのご時世にピタッとハマった感があります。お見事。」(文房具ライター・きだてたくさん)

 

■古川 耕 賞
サクラクレパス「SAKURA craft_lab 005」

ペン先からサクラ型の頭冠まで続く、流線型のフォルムが特徴的なゲルインクボールペン。見た目が美しいだけでなく、手にフィットして握りやすい。別売りでクリップ(330円)も用意。税込3520円


「性能的には限界まで達したここ10年のボールペン界において、いまひとつ最適解を見い出せてなかった国産の高級ボールペン。そこに新しい風を吹き込みました。ゲルインクの軽やかさ、サクラクレパスらしさ、そして見た目の新しさを兼ね備えた見事な一本。」(ライター/放送作家・古川耕さん)

 

■伊東屋バイヤー 賞
伊東屋「おいしい魚シリーズ ヒラメ分度器/タイコンパス」

魚がモチーフの分度器とコンパス。分度器は中心の十字と口、尾ビレを繋いだ位置に一辺を合わせて角度を測る。コンパスは、口の穴を支点に半径10cmまでの円を描ける。いずれも税込1760円。


「手前味噌ではありますが、魅力のある商品なので選ばせていただきました。かわいらしさのある分度器とコンパスは、ひとりで使っても友だちと使っても楽しめて、使いこなしていただければ人気者間違いなしの逸品です。」(銀座 伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん)

 

■イオンバイヤー 賞
キングジム「サンドイット」

ゴムの力で書類をサンドし、最適な厚さで持ち運べる書類ホルダー。A4タイプはクリアーホルダーごと入れられ、コピー用紙を約250枚まで収納できる。インデックス付き。税込319円(カードホルダー)、638円(ドキュメントホルダー A4)


「ゴムの力で書類を挟んで持ち運ぶという発想が斬新です。特にカバンの中で書類がバラけるのを防ぎながらも、ホルダー自体をカバンから出さずに目的の書類が取り出せるところがイイ。ものぐさな自分にもピッタリです。」(イオンリテール ステーショナリーバイヤー・大野 智さん)

 

■GetNavi 賞
カウネット「テレワークノートPCカバー」

ポケットに小物を収納したままでも開けるノートPCカバー。付箋を貼り付けられるスライド式のボードを備える。スタンドタイプは、底面に折りたたみ式のスタンドも搭載。税込3280円(シンプルタイプ)、3980円(スタンドタイプ)

 

「リビングで仕事をしていると仕事道具を片付けるのが面倒で、PCの前で昼食も夕食も済ますなんて日がほとんど。そんなダラダラワークスタイルに喝を入れてくれた商品です。サッと片付けられるから、オン・オフの切り替えスイッチに最適。」(GetNavi編集部・鈴木翔子)

 

■GetNavi web 賞
サクラクレパス「ボールサインiD」

ほのかに色味が異なる、6色の黒インキをラインナップした単色ボールペン。ビジネスシーンでも個性を発揮できる。上質感のある金属クリップは、ノック部も兼ねる個性的なデザインだ。税込220円

 

「“インク沼”がボールペンにも波及しています。青みや赤みを加えた、微妙に異なる黒色ばかりを揃えた本品は、その時流を捉えつつ、握りやすい軸の形状にこだわるなど“6色の黒”を存分に味わえる機能を備える点も秀逸です。」(GetNavi web編集部・和田史子)

 

 

「文房具総選挙2021」の結果を選考委員はどう評価する?

●文具ソムリエール・菅未里さん

いざというときの“備え”にも役立つアイテムが並び、時代を反映
「一見オーバースペックではないかと思う商品が上位に並ぶ、いつになく濃厚な総選挙でした。“はかどり”だけでなく、いざというときへの“備え”にも対応した高機能文房具が出揃った例年とは違う雰囲気の結果が、いまを反映している気がします。」

 

●文房具ライター・きだてたくさん

大激戦の「書く・消す」部門の文房具が偉業を達成!
「ノミネート点数最多の『書く・消す』部門が超絶激戦区なため、票が分散することで潰し合いが起こりうるかもと思っていました。しかしフタを開けてみれば、そのなかから大賞・準大賞が決定。これはかなりの偉業だと思います。」

 

●ライター/放送作家・古川耕さん

意外なものから話題のものまで並ぶ、例年以上にバランスの良い結果
「毎年、選考委員の予想を超えてくる本イベント。今年もその驚きはありつつ(特に大賞!)も、『オレンズネロ 0.5』や『はにさっく』など、文房具好きの間ですでに高く評価されていた商品が入っていて、例年以上にバランスの良さを感じました。」

 

●伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん

普段店頭でインパクトのある文房具が受賞を逃した驚きも!
おおむね納得の結果ですね。どの商品も機能が優れており、私たちの生活や仕事、勉強をサポートする上で役立つ商品が受賞されていると思いました。反面、プラスの『ハシレエンピツケズリ』や『チームデミ』、キングジムの『サンドイット』など、店頭ではインパクトのある商品が入賞を逃しているなど、驚きもありました。」

 

●イオンリテール ステーショナリーバイヤー・大野 智さん

コロナ禍に負けず、良い文房具が生まれていることにあらためて感謝
「コロナ禍の中であっても、新しくて・面白くて・便利な文房具達が登場していることに感謝を覚えます。商品たちの良さ・面白さ・便利さを知って頂きたいので、「文房具総選挙」企画は長く続いていって欲しいと思っています。」

 

●GetNavi編集部・鈴木翔子&GetNavi web編集部・和田史子

来年こそは、リアルでタッチアンドトライイベントを開催したい!
「蓋を開けてみれば、最多投票数で終わり、オーバースペックとも言えるハイスペック文房具から、正統進化を遂げたロングセラーの新作、思わず気持ちがほころぶ癒し系と、様々な文房具が入賞する結果となりました。それでいて、どれもが“はかどり”ポイントをもつ点が、近年の文房具の素晴らしさでしょう。願わくば、来年はリアルで文房具を触って試せるイベントができますことを!
投票してくださった方、オンラインイベントに参加してくださった方、興味をもってくださった方、ありがとうございました」

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表! 大賞はアウトドアでも活躍する“無敵”なタフ系マーカー

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する「文房具総選挙」。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。

2020年度の「はかどり文房具」の頂点が、ついに決定! 大方の予想を覆す結果となったのではないでしょうか!?

 

【大賞】
寺西化学工業「ガテン無敵マーカーPRO」

過酷な環境でも安心して使えるタフネスマーカー

日本初の油性マーキングペンを生み出した老舗が作る、超タフな油性ペン。水に強いインクと耐摩耗性に優れた強化型ペン先を採用し、屋外や水回りで使え、災害時にも重宝する。ペン先は極太(写真)とおの型の2種展開だ。税込253円(おの型)、473円(極太)

 

「文房具総選挙2021」の頂点に輝いた喜びのコメントを、寺西化学工業の広報担当、今井孝史さんからいただきました。


寺西化学工業
広報 今井孝史さん

「速乾性と耐水性に優れたインクと強化型ペン先でどんな面にも書けて、よりハードに使える本品が、たくさんの方に受け入れられたことが非常にうれしいです。今後も幅広い方にご使用いただける商品を開発していきたいと思います」(今井さん)

 

投票したファンのコメントは?

「実際に雨で濡れている場所にも書くことができて、感動しました」「濡れている面にもにじむことなくしっかり書ける。それでいてリーズナブル!」「“無敵”というネーミングがイイ。どのくらい無敵なんだろう? と想像力を掻き立てられます!」などなど、たくさんの賛辞が寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「プロ仕様で大健闘。災害など不安が多いご時世でオーバースペックとは受け取られず一般ユーザーにも安心感を与えた結果ではないでしょうか。」

文房具ライター・きだてたくさん「建築現場などで真価を発揮する玄人好みのツールだけに、大賞獲得はちょっと驚き! 巣ごもり需要でDIYがプチブームなのも、追い風になったのかもしれません。“無敵”の名に相応ふさわしいペン先のタフさで、性能的には疑いありません。」

ライター/放送作家・古川耕さん「最近知って注目していたペンですが、まさかの大賞とは! どんな環境でも書けるというタフなペン先、無骨な外見、そして名前のインパクトの勝利でしょうか。『一度手にしてみたい』感は確かに抜群。」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「使用するシーンを絞り、そこに特化した点で独自性が出たと思います。使い捨てでなく、替えのペン先や補充用のインキなどがあることも、継続使用に配慮した現代にぴったりの商品だと思います。」

イオンリテール ステーショナリーバイヤー・大野 智さん「利便性最強のマーカーだと思います。金属・ガラス・プラスチックなどいかにもインクを弾きそうな土台にも書けるとは頼もしい。これ1本あれば何にでも書けるので、機能性文具としての受賞は当然といえるかもしれません。」

 

続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。

 

■準大賞
ナカバヤシ「SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし」

汚れや手垢をピンポイントで狙えるペン型汚れ落とし

同社と寺西化学工業、シードがコラボした、汚れ落とし。ハサミなどの小物に付いた粘着汚れやインク、手垢などを落とすのに使う。ペン型で気になる部分をピンポイントで塗り付けられる。税込550円(大型タイプ)、1100円(極太タイプ)

 

■第3位
ライオン事務器「はにわの形の指サック〈はにさっく〉」

癒しを与えながらもしっかり働く、紙めくりの達人

とぼけた表情がかわいい、はにわ型の指サック。大・小ペアになっており、2本の指に装着して使える。背中側には凹凸加工が施されており、突起が紙をしっかりキャッチする。税込495円(大1個、小1個ずつセット)

 

■第4位
ぺんてる「オレンズネロ 0.5」

ワンノックで書き続けられる人気シャープの新モデル

2017年に登場し、品切れ状態が続いた人気シャープペンの芯径0.5㎜モデル。ペン先を紙面から離すたびに芯が出て、ノックの手間を省く「自動芯出し機構」を搭載。芯折れを防ぐ機能も備える。税込3300円

 

■第5位
キングジム「ラベルプリンター 〈テプラ〉PRO SR-MK1」

直感的な操作でおしゃれなラベルを作れるスマホ専用テプラ

スマホと連携し、直感的に操作できるラベルプリンター。誰でも手軽におしゃれなラベルを作れる。ヘッドは360dpiと高精細で、繊細なデザインもお手のもの。インテリアに馴染むデザインも人気だ。税込1万6500円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「収納する」部門は“自立する”ペンケースが席巻

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、機能別部門「収納する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「収納する」部門の部門賞と上位商品は?

人気の続く自立型ペンケースの新型と、見える化を極めたポーチが健闘! 収納力に加えて、使いやすさにもこだわったアイテムが人気を集めました。

 

■第1位
クツワ「エアピタ」

圧倒的な吸着力で倒れないのに、取り外すのは簡単

底面に備えた吸盤で、自立型ペンケースの弱点である「倒れやすさ」を克服。貼り付けて逆さにしても落ちないほどの吸着力を誇る。シリコーン製で、水まわりでも気軽に使える。税込1540円〜

 

【コレではかどる!】がま口がスマホスタンドに大変身
開口部の大きながま口は、開くとスマホスタンドに。タテヨコどちらでも置けて、オンライン授業や勉強動画などを見るときに活躍する。口が大きく開き、中身を取り出しやすい。

↑取り外すときは、底部の「PUSH」を押すだけ。吸着力の高さからは想像がつかないくらい、簡単に外せる

 

投票したファンのコメントは?

「想像していた以上にしっかりくっついて、びっくりしました!」「デザインがかわいいし、スマホが立てられるのも便利!」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「在宅勤務やフリーアドレス化の加速で大きく見直された収納グッズ。『エアピタ』は使い勝手のよさはもちろん、動画映えする機能も相まって広く知られ、受け入れられたのだと思います。」

ライター/放送作家・古川耕さん「一度使ってみたいと思わせるギミックと、その期待感を裏切らない実用性。そして見た目のかわいさ。1位の『エアピタ』はやはり、頭一つ出ています。」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「縦型のスマートなフォルムのペンケースだと倒れやすいという弱点を、吸盤で解決するアイデアが素晴らしいです。形も美しくスマホスタンドになるところもとても便利だと思います。」

 

■第2位
ミドリ「ペン&ツールポーチ」

色の違うポケットで、分類しやすさと探しやすさを両立!

B6ノートが入るサイズのメッシュポーチ。内側にカードサイズのポケットと、筆記具などを入れやすい縦長のポケットがあり、中身を整理分類できる。ポケットと本体はそれぞれ異なる色でできている。税込968円

 

【コレではかどる!】目的のモノをすぐに見つけられる
ポケットの色が本体とは異なるため、外から見たときに中身がポケットに入っているのか、ポーチ自体の荷室に直で入っているのかを見分けやすい。爽やかなカラーリングも魅力だ。

 

■第3位
レイメイ藤井「デテクールペンケース」

ペンスタンドが斜めに飛び出すから、出し入れがスムーズ

ペンを出し入れしやすいように、ペンスタンド部分が手前に傾く機構を採用。口を全開にしたときに、開けたフタが背面に内蔵した磁石で固定されるため、開いた状態をキープできる。税込1870円

 

【コレではかどる!】傾き角度30度が効率アップの秘密
ペンスタンド部分が傾く角度は約30度。机に肘をついた姿勢でもペンをつまんで取り出しやすく、戻すときはポイッと投げ込むようにしまえる。絶妙な角度が効率を上げてくれる。

 

■第4位
キングジム「かさばらないバッグインバッグ〈フラッティワークス〉」

透明窓で人気のポーチが、布製になって使いやすさアップ

透明の窓が付いて中身が見えるポーチ「フラッティ」の帆布生地タイプ。丈夫さと、雑貨感のあるカラーリングが魅力だ。マチは35㎜と従来品の1.5倍。厚みのある小物も入れられる。税込935円〜

 

■第5位
ナカバヤシ「CAPOTTO」シリーズ

省スペースで置ける、スタッキング式の収納ツール

磁器のような質感とデザインがオシャレな収納ツール。小物入れが積み重なった構造で、使用時は広げて取り出しやすく、収納時は重ねてスッキリしまえる。各段を固定できるロック機構付き。税込1870円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
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【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「切る・貼る・綴じる」部門1位は老舗の定番に一工夫!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門の部門賞と上位商品は?

コロナ禍の巣ごもりで増えた、ダンボールの開梱作業やDIYで活躍するアイテムが多数入賞。特にひとつで複数通りに使えるアイテムが票を集めました。

 

■第1位
オルファ「クランクハイパーAL型」

“切る”以外にも使える、万能工具レベルの大型カッターナイフ

人気の「Xデザイン・ハイパーシリーズ」の最新モデル。後部にM字型ツメを備え、こじ開けやスジ入れ、空回りするネジを抜くときの補助など、様々な用途に使える。ワンタッチでしっかりロックできるオートロック機能付きで安全だ。実売価格税込890円

 

【コレではかどる!】軍手のままでも滑らず作業しやすい
究極の握り心地を追求したダブルインジェクション成型とX型のラバーグリップで、抜群のグリップ感を実現。軍手を着けたままでも滑らずに握れて、しっかり力をかけられる。

 

↑M字型ツメの根元は、隙間にも差し込みやすいクランク形状になっている

 

投票したファンのコメントは?

「プロ向けの商品に見えますが、ダンボールを使った工作などでも活躍してます!」「切る以外のシーンでも使えるので、一家に一本あると安心」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「コロナ禍の配送利用の増加で需要が増大し大注目の部門でした。メーカー各社が日々のもどかしさを解決すべく商品を出した中でオルファがしっかりと一位の座をつかみ取り、カッターの老舗として強さを見せつけました。」

文房具ライター・きだてたくさん「もともとオルファのハイパーシリーズファンなので、最新版の『クランクハイパーAL型』の1位は嬉しいところ。一方、“貼る”文房具の票が伸び悩んだのは残念。」

ライター/放送作家・古川耕さん「この1年での通販需要が反映したのか、開封に使えるカッター類が12フィニッシュ。もとより信頼感の高いハイパーシリーズが、ちゃんと評価されたのが喜ばしい。」

 

■第2位
ミドリ「ダンボールカッター」

通販ヘビーユーザーの必需品が、より使いやすく進化!

ダンボールの開梱や雑誌の一枚切りに対応する、開梱ツールの第2世代。左右対称の形の刃を搭載し、欠けたら反転させてもう一度使える。開閉部には軽い力で開けられるスプリングバネを内蔵。税込1078円

 

【コレではかどる!】開梱する場所に磁石でピタッ!
従来モデルではウラ面のみに内蔵していた磁石を、オモテ面にも入れて両面貼り付けを可能に。開梱作業を行う場所の近くに貼っておけばサッと使えて、紛失の危険性も減らせる。

 

■第3位
サンスター文具「スティッキールはさみ Tasuno」

ハサミとドライバーが一体化した“あると助かる”便利ツール

“普段はあまり使わないけれど、たまに必要!”という需要に応えて、コンパクトハサミにプラスドライバーを内蔵。本体はスリムなペン型で、ペン立てなどに常備しておきやすい。税込990円

 

【コレではかどる!】大小のビットで大体のネジに対応!
プラスドライバーは、時計の電池交換やメガネの緩み調整など、いざというときになくて困る隠れた必需品。内蔵のビットは差し替えによって大小ネジに対応するので、様々なネジに使える。

 

■第4位
コクヨ「Bobbin(ボビン)」

持ち運びしやすい小型のマステシリーズ

持ち歩きしやすい小さなマステ「ボビンテープ」とその周辺ツールのブランド。「コマキキ」と「ボビン芯」を使えば、他ブランドのマステを巻き替えて小型化できる。テープカッターも揃える。税込198円〜

 

■第5位
コクヨ「テープのり〈ドットライナープチモア〉」

小型タイプなのに、最後まで軽い力でスーッと引ける!

のり切れの良さで人気のテープのり「ドットライナー」の小型タイプ。内部のギアを一新し、小型テープのりに多い、“残量が少なくなると引き心地が重くなる”という弱点を克服している。税込231円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
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「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「分類する・印をつける」部門1位は話題沸騰の癒し系

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、機能別部門「分類する・印をつける」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「分類する・印をつける」部門の部門賞と上位商品は?

発売が発表されるやいなや、文房具ファンの間で“かわいすぎる指サック”として話題になったアイテムが第1位に。やはり、かわいいは圧倒的な正義!?

 

■第1位
ライオン事務器「はにわの形の指サック〈はにさっく〉」

はにわが仕事をサポート! とぼけた表情がキュートな指サック

「指サックって、よく見るとはにわに似ているかも?」という発見から生まれた指サック。色もはにわに近づくように研究されている。大小1個ずつセットになっており、表情はそれぞれ3種類。税込495円(大・小1個ずつセット)

 

【コレではかどる!】遊び心と使いやすさを両立
滑り止めとしてはにわの背中側に並んだ凹凸加工のなかに、ひとつだけ「前方後円墳」がある。見つけると思わずニヤッとしてしまう遊び心のあるしかけも、人気の秘訣かも。

↑内側のリブ加工は、指へのフィット感を高めて紙をめくりやすくする工夫。見た目だけでなく、ちゃんと実用性も備えている

 

投票したファンのコメントは?

「見た目が可愛いだけでなく実用的。デスクに置いておくだけで和みます!」「黙々と、そして延々と続く“めくる”という作業に潤いをもたらしてくれるデザインが良い!」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「『はにさっく』は手洗いや消毒で乾燥する指先の不便さを愛らしくサポートしてくれる実用と可愛らしい表情で納得の一位です。」

文房具ライター・きだてたくさん「昨年各所で話題をさらった『はにさっく』。この部門全体を通して、“かわいい”が文房具の価値観として年々大きくなっているのを感じます。かわいいは正義で間違いなし。」

イオンリテール ステーショナリーバイヤー・大野 智さん「とにかくカワイイですね!! 指サックで使うのもそうですが、指人形として遊ぶのもいいかもです。」

 

■第2位
カンミ堂「フセンマーカー」

フィルム付箋が文字を目立たせるラインマーカーに変身!

“半透明のフィルム付箋で書類やノートの文字を目立たせる”という新発想の、ラインマーク用の付箋。真っすぐにきれいなラインが引けて、不要になったら剥がせるのがうれしい。リフィルも用意。税込528円

 

【コレではかどる!】紙面がすっきりきれいに整う
ラインマーカーの困りごとのひとつが、一定幅の線をきれいに引けないこと。付箋ならば、6㎜幅の均等な線を真っすぐ引けて紙面がきれいに整う。水性マーカーのような裏写りも防げる。

 

■第3位
コクヨ「IDカードホルダー〈wemo〉」

首から提げていつでも書けるウェアラブルなメモ

特殊なシリコン素材のメモ「wemo」とコラボした、IDカードホルダー型のメモ。油性ボールペンで書いても、消しゴムで消して繰り返し書ける。机などに当たったときに音が鳴らないのもポイントだ。税込2200円

 

【コレではかどる!】付属のカバーが衣類汚れを防止
首から堤げて持ち歩けるため、アイデアを逃さずメモできる。書き込んだ面に付いたインクが衣類に付くのを防いだり、IDカードの個人情報を隠したりできるカバーが付属。

 

■第4位
城山博文堂「ひらがな印鑑」

珍しい名前もスムーズに読めるふりがな入り印鑑

珍しい読み方の名前の人なら誰もが「それ欲しかった!」と思う、ふりがな入りの印鑑。漢字の大きさはそのままで、読み方が透かし彫りにされている。印鑑タイプは、銀行印としても登録できる。税込1990円〜(浸透印タイプ)、3120円〜(印鑑タイプ)

 

■第5位
スリーエム ジャパン
「ポスト・イット コネクトディスペンサー/ホルダー、スコッチ コネクトディスペンサー」

連結型の収納ツールで付箋やテープをコンパクトに設置

同社の強粘着付箋やテープなどが付属する収納ツール。側面には凹凸があり、連結可能。接着面を傷めずに剥がせる両面テープ付きで、壁などに貼れば、モノを置けない場所にも文房具を常備できる。税込550円〜

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「記録する」部門1位は“機能全部載せ”クリップボード

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「記録する」部門の部門賞と上位商品は?

ノートや手帳など、見た目は多少地味でも、優れた機能を持つアイテムが多数ノミネート。結果も、まさに「見た目より実力!」な強者揃いです。

 

■第1位
キングジム「オールイン クリップボード」

ファイル機能が全部盛り! 小物をまるごと収納できるクリップボード

背面に伸びの良いメッシュポケットを備えたクリップボード。カバー付きタイプは、名刺ポケットやクリアファイル、チャックポケットと様々なファイル機能を備え、ひとつで複数の書類や小物をまとめられる。税込660円、1078円(カバー付き)

 

【コレではかどる!】長時間の立ち仕事が快適に!
立ち仕事のときに、置き場所に困る小物と書類をひとまとめにして持ち運べる。ボードのフチには触り心地の良いパイピングが施されており、長時間持ちっぱなしでも手にやさしい。

 

↑背面のメッシュポケットは、厚さ約20㎜のモノまで収納できる。ペンホルダーも付いている

 

投票したファンのコメントは?

「イベントスタッフの仕事をするときに必要なアイテムがまとまるので、忘れ物が減ります」「メッシュポケットが予想以上に丈夫で長く使えそう」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「ユーザーに合わせて使い方がいくつも考えられる文房具が上位に。この『オールインクリップボード』は、立ち仕事の方にこれからさらに受け入れられそうです。」

文房具ライター・きだてたくさん「ここ数年はクリップボード人気が高い傾向ということもあり、“機能全部入りボード”こと『オールイン クリップボード』の1位は納得です。」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「折りたたみ式のクリップボードはありましたが、ここまで様々なものを一緒に持ち運べるようにしたものは初だと思います。会議や商談などで活躍する事は間違いなく、キングジムのクリップボードの進化は、あらためてすごいと感じます。」

 

■第2位
スリーエム ジャパン「ポスト・イット 油性ペンも使える
ホワイトボードフィルム」

好きな大きさで貼れて、油性ペンでも書き消しできる!

好きなサイズに切って貼るだけで壁面をホワイトボード化できるフィルム。ボードマーカーだけでなく油性ペンでも書き消しできる。油性ペンを消すときは水をかけて拭き取るだけでOK。実売価格税込9460円〜

 

【コレではかどる!】枠線入りボードを自由に作れる
油性ペンで表などの枠線を書き、ホワイトボードマーカーで内容を書き込むといった使い方ができる。内容を消すたびに枠線を書き直す手間が省ける。壁を傷めずに剥がせるのも魅力。

 

■第3位
コクヨ「白と黒で書くノート」

黒でも白でも書き込める、グレーカラーのノート

白と黒どちらの筆記具でも書ける灰色の紙を綴じたノート。紙の色に対して暗い色の文字と明るい色の文字が並ぶと同時には読みにくいという目の性質を利用し、大切な部分を目立たせられる。税込990円

 

【コレではかどる!】ユニークな16:10の見開き
見開きにしたときのタテヨコ比率は、珍しい16:10。PC用ディスプレイのアスペクト比に近いため、画面内の情報をノートに写すなど、PCとノートの併用をスムーズに行える。

 

■第4位
コクヨ「ジブン手帳DAYs mini 2021」

斬新なフォーマットで、スケジュールをわかりやすく視覚化!

人気のライフログ手帳のデイリータイプ。ページの中央にタイムラインを配置した珍しいフォーマットで、仕事とプライベートなどを分けて書ける。生活の流れを視覚的に捉えるのに最適だ。税込3520円

 

■第5位
PageBase「SlideNote

綴じノート? ルーズリーフ? 新しい第三のノート

背に備えた独自のスライドクリップを使って紙を綴じ、ノート化できるバインダー。ノート用の紙だけでなく、書類や印刷物なども穴を開けずに綴じられる。後からページの入れ替えが可能。税込2222円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「書く・消す」部門は大穴? の超実用マーカーが1-2フィニッシュ!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、機能別部門「書く・消す」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「書く・消す」部門の部門賞と上位商品は?

本イベント最多の19点がノミネートされ、激戦となったのが本部門。機能特化型マーカーやペン型の汚れ落としなど、個性の強いアイテムが勝ち抜きました。

 

■第1位
寺西化学工業「ガテン無敵マーカーPRO」

へたりにくくて水に強い! ハードに使えるまさに“無敵”なマーカー

耐摩耗性に優れ、ガシガシ書いてもへたらない、プロ仕様のタフすぎる油性マーカー。強化型ペン先チップを搭載し、金属やダンボールだけでなく、コンクリートや木材などの凹凸面にも描画できる。。税込253円(おの型)、473円(極太)

 

【コレではかどる!】厳しい環境にも耐える耐水性
強い耐水性を誇り、濡れた面にも筆記できる。さらに風雨にさらされる屋外や水まわりといった、従来の油性マーカーでは筆記しにくい環境でも、濃い筆跡をキープできる。

 

↑強すぎる耐水性インクは、水の溜まったウェット面ですらこの通り。補充用のインク(440円)と替えのペン先(おの型 5本入り・275円/極太 5本入り・715円)も購入できる

 

投票したファンのコメントは?

「私が知っている油性マーカーのなかで最強だと思う」「凹凸面にも滑らかに書けるのがうれしい!」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅未里さん「最も文房具らしい部門でこの結果は、正直意外でした!」

文房具ライター・きだてたくさん「ノミネートを見れば、ここが最激戦区なのは一目瞭然。どれが勝ってもおかしくないとは言え、(言葉は悪いが)地味な「ガテンマーカーPRO」の1位&大賞はやはり衝撃的。投票した皆さん、視点がやたらシブい!」

伊東屋 文房具バイヤー・吉田聡さん「第2位もそうですが、とても“いぶし銀”な商品が選ばれたと思います。店頭では目立たない商品、埋もれてしまうに光が当てられたのは素晴らしいと思います。」

 

■第2位
ナカバヤシ「SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし」

文房具メーカー3社がコラボした、ペンタイプの汚れ落とし

同社と寺西化学工業、シードの3社がコラボして作った汚れ落とし。ハサミなどに付着した粘着汚れや手垢、インクなど強い汚れも簡単に落とせる。低臭性のため、屋内でも使いやすい。税込550円(大型タイプ)、1100円(極太タイプ)

 

【コレではかどる!】汚れをピンポイントで狙える!
ペンタイプのため、汚れにピンポイントで塗りつけられて効果は抜群。汚れに塗ってティッシュなどで拭き取って使う。溶剤の乾きが早く、汚れが気になったときにサッと使える。

 

■第3位
三菱鉛筆「ジェットストリーム エッジ 3」

油性最細0.28mmボールペンに、待望の多色タイプが登場!

油性インクで世界最細径となる、0.28mmボールペンの多色タイプ。極細ながらも、ジェットストリームならではの滑らかな書き味はそのままだ。軸後端のダイヤルを回して芯を切り替える。税込2750円

 

【コレではかどる!】極細なのに安定して書ける!
芯がボディに対して真っすぐ出るように開発された「ポイントノーズ」が、激細ペンとは思えない安定した筆記感を生み出す。筆記可能面が狭いのにミスなく確実に書ける。

 

■第4位
サクラクレパス「SAKURA craft_lab 005」

サクラのマークを取り込んだ美麗なボールペン

頭冠にあるサクラのマークから流れるように形作られた美しいゲルインクボールペン。セピアブラックのインクを標準装備し、別売り(220円)でブラックとブルーブラックがある。税込3520円

 

■第5位
サンスター文具「Ninipie(ニニピー)」

ノート作りに最適な、新世代のマーカー&ペン

ひとつのペン先にラインマーカーと細字サインペンのペン先を備えたユニークな筆記具。ペンを持ち替えることなく、マーキングした部分に細字ペンで補足情報を書き込むことができる。税込220円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「デジアナ文房具」1位は30年超進化し続ける定番の新作

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、トレンド部門「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」部門の部門賞と上位商品は?

デジタルとアナログを融合させた最新ジャンル。利便性を追求しながらも、使っていて楽しくなる雑貨のようなデザインのアイテムが注目を集めました。

 

■第1位
キングジム「ラベルプリンター〈テプラ〉PRO SR-MK1」

スマホから直感的な操作で手軽にラベル作り

スマホから操作するラベルプリンター。テンプレートを豊富に揃えた専用アプリ「Hello」から、誰でも簡単におしゃれなラベルを作れる。360dpiの高精細ヘッドを搭載し、繊細なデザインもきれいにくっきりと印刷できる。税込1万6500円

 

【コレではかどる!】タイムラベルなら食材管理も簡単
印刷したラベルに日時や曜日を紐づける「タイムラベル」機能を搭載。食品を入れた容器に消費期限を設定したラベルを貼っておけば、期日が来たときにアプリに通知が出る。

投票したファンのコメントは?

「事務用品の枠を超えたと感じました。オリジナルのイラストも印刷できて素晴らしい!」「保育園のママたちの間でも話題に! 子どもの持ち物の名前付けに活躍しています」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅 未里さん「1988年誕生のテプラが2021年も、機能を新たにランキング上位にいることが、時代に合わせた進化を遂げていることがよくわかります。」

文房具ライター・きだてたくさん「アプリUIのおしゃれさも含めて、よく作り込まれているなと感じました。」

ライター/放送作家・古川耕さん「キングジム強し。なかでも『テプラ』は、ブランド力に甘えず地道に進化を続けた結果で、盤石の1位と言っていいのでは。」

 

■第2位
カウネット「モバイルOAタップ」

コードを本体に巻きつけて、コンパクトに携帯

コンセントを3口備えた持ち運び用のOAタップ。カフェやコワーキングスペースなど、コンセントが限られた場所でも複数の電源を確保できる。タップには珍しいカラーリングも人気の理由だ。税込1290円

 

【コレではかどる!】狭い場所でも使いやすい!
スリムな形状のため、テーブルの端や足元といった狭いスペースでも使いやすい。本体がリールを兼ねており、コードを巻きつければカバンやポーチの中で広がるのを防げる。

 

■第3位
キングジム「デジタルノート〈フリーノ〉」

親しみやすさと機能性を両立した新しいノート

デザインと質感にこだわったデジタルノート。4096段階の筆圧検知で、スムーズな書き心地を実現した。240gと軽量ながらも、ノート約8万7000ページぶんの情報を持ち運べる。実売価格税込4万6200円

 

【コレではかどる!】ライト付きで暗い場所でも使える
E Ink社の電子ペーパーディスプレイを採用した画面は、フロントライト付きで暗い場所でも使える。常時表示ができるため、専用カバーと組み合わせれば卓上カレンダーとしても活躍。

 

■第4位
キングジム「Boogie Board BB-14」

繰り返し書けてデータ化も簡単! 手帳サイズの電子メモ

筆跡をワンボタンで消せる電子メモのA6手帳サイズ。背面には磁石と14㎝まで測れる目盛り付き。専用アプリで読み取れば書いた内容がデータ化され、色を付けたり文字を追加したりできる。税込3520円

 

■第5位
ほぼ日「ほぼ日のアースボール」

地球の様々な情報をARで楽しめる今までにない地球儀

専用アプリをインストールしたスマホやタブレットをかざして使うAR地球儀。地形の高低差や昼夜の移り変わり、リアルタイムの雲の流れなどを楽しめる。国境線が描かれていないのも特徴だ。税込3960円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「学生応援文房具」1位は3000円も納得の伝説的シャープペン

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

引き続き各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、トレンド部門「勉強がはかどる! 学生応援文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「勉強がはかどる! 学生応援文房具」部門の部門賞と上位商品は?

ノートを取りやすくしたり、見やすくしたりする文房具が上位を席巻。学生だけでなく、資格試験などに向けて勉強をしている大人にもオススメです。

 

■第1位
ぺんてる「オレンズネロ 0.5」

よりタフに使える! 最強シャープペンの0.5mmモデル

同社のフラッグシップ・シャープペンの0.5mm芯タイプ。従来の0.2〜0.3mm芯タイプ以上に芯が折れにくく、集中を妨げにくい。「自動芯出し機構」を搭載し、ワンノックで芯が一本なくなるまで書き続けられる。税込3300円

 

【コレではかどる!】0.5mm芯でも書き心地は滑らか
筆記抵抗が大きくなりがちな0.5㎜芯でも滑らかに書けるよう、パイプの先端の角を丁寧に研磨。紙に当たるときのガリガリ感が抑えられ、気持ちの良い筆記感を味わえる。

↑ペン先のパイプが紙面から離れるたびに、自動で芯が繰り出される。パイプは芯の減り具合に合わせてスライドし、芯が折れるのも防ぐ

 

投票したファンのコメントは?

「価格以上にプレミアム感を感じる見た目と書き味が好きです」「全自動芯出し機構の元祖であり頂点! 0.5mmが出るのを待っていました!」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅 未里さん「意外にも3000円のシャープペンが一位。高価格ながら一位を獲得したことは、価格を上回る機能が認められたということでしょう。」

文房具ライター・きだてたくさん「すでに0.2~0.3mmで“最強シャープ”の呼び声も高い『オレンズネロ』だけに、0.5mm版も期待していた人は多かったはず。第4位に入賞した商品などもあり、まだシャープペンは面白くなりそうな気がしています。」

ライター/放送作家・古川 耕さん「現行シャープペンとして屈指の完成度。歴代シャープペンの中でも上位でしょう。」

イオンリテール・大野 智さん「シャープペンシルと言えば『オレンズ』ブランド、という方も多いのでは。筆圧が強くてもこれはなかなか折れません。ストレスが減るので満足度は高いでしょう。」

 

第1位=部門賞は、中間結果の時点で1位だったオレンズネロが、そのまま逃げ切り! では2位以下も見ていきましょう。

 

■第2位
ゼブラ「サラサR」

鮮やかな新インクが、読み返しやすいノート作りをサポート!

人気のゲルインクボールペン「サラサ」に、従来モデルより27%も濃い新インクを搭載。くっきりと鮮やかに発色し、文字や線の視認性が高く読み返しやすいノートを作ることができる。税込110円(1本)、770円(7色セット)

 

【コレではかどる!】驚異的な速乾性でスレがない
新開発の染料インクは、発色だけでなく速乾性にも優れる。書いた直後に手で触れてもスレが発生しないため、うっかりミスで紙面を汚すことなく美しいノートに仕上げられる。

 

■第3位
コクヨ「キャンパス ソフトリングノート」

ページの端へもラクに書き込める、ソフトなリングを採用

ぷにっと柔らかい「ソフトリング」を搭載したキャンパスノート。リングに手が乗り上げても気にならず、集中してノートを取れる。中紙は、ページをきれいに切り取れるミシン目入り。税込286円(A5サイズ)、308円(B5サイズ)

 

【コレではかどる!】色付きリングですぐに見分けられる
5色展開で、リング部分も表紙に合わせた色になっている。教科ごとに色を決めておけば、カバンに入れた状態でもリングを見るだけで必要なノートのみを素早く取り出せる。

 

■第4位
三菱鉛筆「ユニ アルファゲル スイッチ」

用途に合わせて筆記感をスイッチング!

芯が尖り続ける「クルトガモード」と、安定感のある筆記感で速記に対応する「ホールドモード」を搭載。アルファゲル素材のグリップが指の圧力を吸収し、長時間筆記しても疲れにくい。税込1100円

 

■第5位
コクヨ「キャンパス はがせるノート型ルーズリーフ」

ノートのように持ち運んで、書いたあと剥がしてファイリング

持ち運びしやすいようにクロス製本されたルーズリーフ。メモパッド型のため凹凸のある机の上などでも安定して書けて、書き終わったら一枚ずつはがして教科ごとにファイリングできる。税込319円

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2021】結果発表!「テレワーク&フリーアドレス文房具」1位は画期的な構造で”自立する”ファイル

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する企画。第9回目となる今回の「文房具総選挙2021」は、2020年4月から2021年3月に発売・発表された文房具のなかから、史上最多となる8部門・99商品がノミネートしました。

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは、トレンド部門「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門の結果をお伝えします。

【トレンド部門】「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門の部門賞と上位商品は?

コロナ禍で、特に注目が集まったのが本部門。自宅を中心に、オフィス以外の場所でも快適かつ効率的な作業環境を構築できるアイテムが揃いました。

 

■第1位
キングジム「〈ジリッツ〉クリアーファイル」

狭いスペースでも広々と使える、革新的な“立つ”ファイル

背にスタンドを内蔵したポケットタイプのクリアファイル。狭い机でも作業スペースを確保しやすい。ファイルを開いた状態で立てられるため、一度に2枚の書類を閲覧できる。立てたままページをめくることも可能だ。税込660円(10ポケット)、935円(20ポケット)

 

【コレではかどる!】仕事に趣味にマルチに使える!
書類が自立することでPCの入力作業がはかどるだけでなく、楽器演奏時の譜面立てやキッチンでのレシピ立てなど、様々な用途で活躍。在宅ワークだけでなく、巣ごもり趣味にもオススメ。

↑スタンドはスライド式。閉じた状態でスタンド部分を引き出してからファイルを180度に開き、スタンドに付いたストッパーを押し込む

 

投票したファンのコメントは?

「省スペースで閲覧できて、持ち運びもしやすい画期的な商品!」「いままでにない発想! 日常からオフィスワークまで幅広く使えますね」などのコメントが寄せられました。

 

選考委員はこう見た!

文具ソムリエール・菅 未里さん「『ジリッツ』は今年3月発売にも関わらず堂々の一位で、子ども大人も簡単に使える作りでプライベートでも仕事でも役立つ機能が素晴らしいです。」

文房具ライター・きだてたくさん「ここは個人的にも特に注目していた部門ですが、得票上位はかなり納得度の高い感じ。どれを使っても間違いなし。そんな中でもやはり『ジリッツ』はクリアファイルという地味な製品ながら革新的な機能で驚かされました。」きだてさんは、同商品を「きだてたく賞」に選出。

イオンリテール・大野 智さん「本年度の文房具総選挙での目玉部門。1位の『ジリッツ』はウチでも注目しておりました。ファイルを開いて立てられると、地味ですがとても便利ですね。」

 

第1位=部門賞は、中間結果の時点で1位だったキングジムのジリッツが、そのまま逃げ切りました。では2位以下も見ていきましょう。

 

■第2位
カウネット「ワークサポートクッション エアーイン座用」

座面の角度を変えて、オフィスチェアのような座り心地に!

自宅の硬いリビングチェアをオフィスチェアのような座り心地に変えてくれるクッション。座面の後部の高さを調節できるエアポンプを内蔵しており、疲れにくい前傾姿勢を作れる。税込8789円

 

【コレではかどる!】快適な座り心地で疲れにくい!
オフィスチェアによく使われるモールドウレタン製で、長時間座っても疲れにくい。快適な座り心地と自然な前傾姿勢が、身体への負担を減らし、集中力が切れるのも防ぐ。

 

■第3位
カウネット「テレワークノートPCカバー」

開くだけで最小規模のオフィスが完成!

仕事道具がまとまるPCカバー。伸縮性と弾力のある生地でできたポケットが、マウスのような厚みのあるツールもスッキリ収納。スタンドタイプは、底面に折りたたみ式のPCスタンドを備えている。税込3280円(シンプルタイプ)、3980円(スタンドタイプ)

 

【コレではかどる!】始業時のもたつきゼロ!
小物を入れたままPCを開けるため、すぐに作業に取り掛かれるのが魅力。オフィスデスクのようにTo Doなどを書いた付箋を貼っておける、スライド式の付箋貼り付けボードも付いている。

 

■第4位
学研ステイフル「Write White(ライトホワイト)」

ノートのように手軽に使える小型ホワイトボード

リングノート感覚でページをめくって使えるホワイトボード。ページの間には筆記面の擦れを防ぐ透明シートが付いている。B6タイプは、卓上カレンダーのように立てることも可能だ。税込880円(B6タイプ)、1320円(B5タイプ)

 

■第5位
キングジム「SPOT〈ツールスタンド〉」

移動のしやすさと収納力の高さを両立!

ハンドルを持って移動できる、立て看板型の収納グッズ。両面に大小様々なポケットを備え、ノートPCから筆記具まで幅広いサイズのアイテムに対応。厚みのあるモノはマチ部分にしまえる。税込3718円(デスク)、4378円(フロア)

 

「文房具総選挙2021」結果発表まとめ

【大賞】

「文房具総選挙2021」にノミネートされた、史上最多8部門・99商品のなかから、頂点に立ったのはどの文房具!? 全体の上位5位までを発表します。
https://getnavi.jp/stationery/604308/

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/604334/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605239/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

今回新たに設置された部門。もっか、スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605241/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想された本部門。インク色にこだわった商品も注目されました。19商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605243/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題でした。11商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605245/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605247/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品など、13商品がノミネートしました。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605249/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドとなりました。13商品がノミネート。その第1位と上位入賞商品は?
https://getnavi.jp/stationery/605251/

 

【選考委員特別賞】

「文房具総選挙2021」の選考委員を務めた文房具のプロ7名が、それぞれ「これぞ受賞に値する!」と感じたはかどり文房具を1点ずつ、特別賞として選出しました。
https://getnavi.jp/stationery/605226/

 

「文房具総選挙」特集ページ

【レビュー】クツワ「パーソナルスポット」はPC作業中に人目を遮れる上、集中力もアップ!

ずっと自宅で仕事をしていると、気詰まり&飼い猫たちがウロウロして気が散る、という理由もあって、カフェやコワーキングスペースに移動して仕事をすることが多い。そういう環境下では、たまに隣席の人に、チラリとノートPCの画面を見られることがある。これが思いのほか、気になるのである。

 

もちろん彼らも「見てませんよ。もしくはたまたま目に入っただけですよ」と言うだろうが、それは関係ない。こちらが「見られた!」と感じた時点で、一方的に気になっちゃうんだから。もちろん、見られては困ることをやっているわけではない(この原稿も近所の喫茶店で書いている)が、それでもなんかイヤ。自意識過剰と言われようと、落ち着かないものは落ち着かないのだ。

 

それに仕事柄、商品に関する資料を画面に表示していることもあるので、情報管理にも気を遣いたい。そうやって周囲を気にしていると、どうしても集中力に欠けてしまう、ということに。自宅で集中できないからって外に出たのに、これでは本末転倒じゃないか。

 

ということで、そういった事態に対応できると謳ったPCバッグを手に入れてみたら、これが思った以上に集中できて、効果的だったのである。これは、筆者と同じタイプ(人目が気になるとパフォーマンス落ちる系)の人には、かなり刺さるんじゃないかということで、紹介しておきたい。学生時代、弁当を隠して食ってた経験のある人、ハイ集まって!

 

これはATフィールド? 領域展開? 視線から画面を守るPCバッグ「パーソナルスポット」

「ははは、自意識過剰な繊細ちゃんだな!」と笑わば笑え。気にしている人は、あなたが考えるよりもずっと多いはずだ。

 

例えば、画面をしっかり隠せる機能を持ったPCバッグがクラウドファンディングで達成率400%超えした上、一般販売もスタートしたほどの需要はあるんだから。ちなみに筆者はファンド開始早々に飛びついたので、1月にゲットしている。

クツワ
パーソナルスポット
4300円(税別)
※13インチノートPC用

 

そのPCバッグというのが、クツワの可変式PCバッグ「パーソナルスポット」である。基本的にはノートPCを収納して持ち運ぶ用のバッグだが、最大のポイントはもちろん、周囲の視線からPCの画面を守る機能。バッグを開いて展開すると、左右にフラップが大きく張り出してパーテーションとなり、外からの視界をシャットアウトしてくれるのだ。

 

↑まずはジッパーでフルオープンに。PCバッグとしては見慣れないパーツがあるな……?

 

↑先の見慣れぬパーツこと大小のフラップを開いて、マジックテープで結合

 

↑変形完了。周囲からの視線をシャットアウトする防壁として、万全に機能する

 

パーテーションは画面に対して垂直ではなく、やや広がった形で展開する。おかげで画面周辺に圧迫感はなく、手を動かす邪魔にもならない。それでいて、実際に隣(約1m離れた真横)から見てみても、画面はほぼ確実にカバーされている。これならもう「覗かれているかも……」と不安に感じることはないはずだ。

 

ちなみに、パーテーションはマジックテープでがっちり固定するので、多少画面を動かしてもズレ動く心配はない。

 

↑パーソナルスポットを使用しない場合。どんな作業が行われているのか、完全に丸見えだ

 

↑パーソナルスポットを使用した場合。隣の席からも、この通り視線は通らない

 

パーテーション内側の壁面には、3面ともにポケットを備えている。

 

左側は全面がメッシュポケットで、ケーブル類やバッテリー、モバイルルーターなどを収めると良さそうなサイズ。中央は、かなり余裕のある2段ポケットなので、電源アダプタ、マウスに加えてA4書類なんかもすっぽり。

↑左側のメッシュポケット。マチはないが面積が大きいので、多少は厚みのあるものも飲み込んでくれる

 

↑中央のポケット。前面は2分割で、後面はA4書類も入るサイズ。画面を開いたままではアクセスできないので、入れるものは考える必要がある

 

ユニークなのは右側のクリアポケットで、ここにはスマホを入れておくと、そのまま操作ができるのだ。メールなどの着信もすぐに確認できるし、なんならTwitterなどSNSを表示しっぱなしでもいいかもしれない(集中はどうした)。

 

ただ個人的には、左右どちらかに書類を立てるなり貼るなりで掲示しておけるペーパースタンドがあると、よりありがたかったかもしれない。

↑右側のクリアポケットは、スマホを入れたままで操作可能。ただしiPhoneのFace IDは機能しなかった

 

また、周囲からの視線をシャットアウトすると同時に、こちらの視界もある程度ふさいでくれるのも、意外とうれしいところ。画面に視線をスポットしているうちは、視界の左右120°ほどが限定されるので、視覚ノイズがそれなりに軽減する。人目を気にしないで済むのと同じく、これも集中のしやすさに直結しているように感じられるのだ。

 

使い始めてから数か月が経つが、すでに「これなしで作業するの、ヤだなぁ」と感じるぐらいには、助けられているように思っている。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

【文房具総選挙2021】大賞の発表迫る! ここで中間開票結果をおさらい

史上最多、99もの文房具がノミネートされた「文房具総選挙2021」は、一般からの投票による結果が、いよいよ5月24日(月)に発表されます。その前に。4月半ば開催のイベントで速報として発表された中間開票結果(3月24日からおよそ15日間の投票結果)をおさらいしておきましょう。

文房具総選挙とは?

仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回「文房具総選挙2021」で、9回目の開催となります。

 

「文房具総選挙2021」の中間開票結果は?

●仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

中間開票時の第1位は、キングジム「<ジリッツ>クリアーファイル」でした。

 

●勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

中間開票時の第1位は、ぺんてる「オレンズネロ 0.5」でした。

 

●デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

中間開票時の第1位は、キングジム「ラベルプリンター<テプラ>PRO SR-MK1」でした。

 

●書く・消す 部門

中間開票時の第1位は、ナカバヤシ「SEED Rader ヨゴレ&インキ落とし」でした。

 

●記録する 部門

中間開票時の第1位は、キングジム「オールイン クリップボード」でした。

 

●分類する・印をつける 部門

中間開票時の第1位は、ライオン事務器「はにわの形の指サック<はにさっく>」でした。

 

●切る・貼る・綴じる 部門

中間開票時の第1位は、サンスター文具「スティッキールはさみ Tasuno」でした。

 

●収納する 部門

中間開票時の第1位は、キングジム「かさばらないバッグインバッグ<フラッティワークス>」でした。

 

以上、中間時点での各部門上位5位までを紹介しました。最後に、今回ノミネートされた8部門・99商品を、下記からぜひチェックして、結果発表をお待ちください!

 

「文房具総選挙2021」は全8部門・99商品がノミネート!

仕事や勉強など作業をはかどらせる機能をもっていることを条件に、2020年4月以降に発売され、2021年3月23日までに情報公開された文房具から選考。各商品のはかどりポイントは、下記から確認できます。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/

 

いよいよ「文房具総選挙2021」の結果を、5/24(月)に発表! 当日は、下記のページでご確認ください。発表まで、もうしばらく。

 

「文房具総選挙」特集ページ

 

クレパスやクーピーでおなじみ!「サクラクレパス」の創業100周年記念サイトがオープン

子どもの頃、お絵かきの画材に、クレパスやクーピー​などを使用していた人も多いでしょう。

 

そんな思い入れ深いロングセラー商品の生みの親、サクラクレパスが、2021年5月29日(土)に創業100周年を迎えます。

↑創業100周年記念サイトのメインビジュアル

 

それに先駆けてオープンした記念サイトを紹介しましょう。

 

同サイトでは、1921年の創業から今までに発売したロングセラー商品をはじめ、サクラクレパスの歴史を紹介する「100年のあゆみ」を掲載。ファンの方にはもちろん、幅広い層の人が子供のころを懐かしみ、楽しめる内容となっています。

↑「100年のあゆみ」

 

さらには、ユーザーから創業100周年のお祝いメッセージを募る「みんなの投稿でサクラの木を満開にしよう」といった参加型コンテンツも配信。集まったメッセージの数に応じて、サクラの木が次第に満開になっていくので、ぜひコメントを寄せてみましょう。

↑メッセージには、松崎しげるさんからのものも!

 

↑しだいにサクラが花開き、満開に

 

その他にも、創業100周年を記念した限定商品や100周年記念動画が随時、更新予定。大正、昭和、平成、令和と長きにわたり愛されてきたサクラクレパスの100周年をぜひお祝いしましょう!

 

【サイト情報】

https://100th.craypas.co.jp/

手帳用ボールペンは“激細油性”で決まり! パイロット「アクロインキ」採用の細軸&多機能ボールペン

すでに、この連載では繰り返し言っていることだが、とにかく今は、ボールペンが多様化していて面白い。なかでも注目すべきは、「低粘度油性インク」を使った「激細ボールペン」だろう。

 

そして今、“激細油性”を選ぶとしたら、代表的なものは2点。三菱鉛筆「ジェットストリーム エッジ」か、パイロット「アクロボール」シリーズの0.3mmとなる。

 

そこで気になるのが、両社の細さに対する考え方の違いだ。

↑激細(ボール径が0.3mm以下)の油性ボールペンを代表する存在が、三菱鉛筆「ジェットストリーム エッジ」(左)と、パイロット「アクロボール 0.3mm」(右)

 

そもそも激細油性ムーブメントの先駆けとなったのが、「ジェットストリーム エッジ」。世界初となる油性0.28mmで、しかも世界最細という自負もあるのか、三菱鉛筆はエッジをかなり特別な「超細く書ける凄いペン」として定義しているように感じられる。

 

それは、単色1000円、多色2500円という高めの価格設定からも、明らかだ。(リフィルサイズは今までのジェットストリームと同じなので、150円のプラ軸に装備もできるが。)

 

対してライバルのパイロットは、0.3mmを初手から150円の軸に搭載し、「普通に売っているボールペンの、一番細いやつ」程度の“身近”に置いてきた。ブランドとしても、単に従来からあるアクロボールの0.3mm、というだけの立ち位置。完全にアットホーム路線だ。

※価格は全て税別

 

当然ながら、どちらが正しいというわけではない。両方アリ。なんだけど、発展性があるのはやはり「普通の細いやつ」の方じゃないかなー、と。

 

そこで今回は、そんなアクロインキを採用した0.3mmの新製品2点を紹介したい。どちらも普通なのだが、なかなか面白いコンセプトをもっているのだ。

 

単色なのに“多色用リフィル”を搭載した、超スリムな「アクロ500」

激細油性の使い道を挙げるとしたら、やはりまずは手帳だろう。最近は、システム手帳の小型化ムーブメントもあって、ほぼ名刺サイズの紙面にあれこれ書く、なんていうことも増えてきた。であればそりゃ、激細の方が使いやすいよね、という話。

 

そんな小さな手帳にマッチするのが、パイロット「アクロ500」である。


パイロット
アクロ500
ボール径 0.3mm/0.5mm
各500円(税別)

 

シンプルだがチープさがなく品の良いルックスで、なかなか“お高そうなペン”の香りがする。でも500円(税別)。うーん、これは単純にお得っぽいな。

 

そして何より特筆すべきは、全長128mm/最大軸径9.6mmと、かなりスリム&ショートなボディサイズ。同シリーズの「アクロ1000」「アクロ300」はややスリムながら一般的なサイズなので、500だけが完全に別物といった印象である。

 

↑M5サイズの手帳カバーとセットにすると、こんな感じ。いいマッチ感と言える

 

手の小さな女性が握っても間違いなく細いし、今のところ最小のM5(マイクロ5)サイズのシステム手帳と合わせても、ほんの少しカバーからはみ出す程度。これなら充分に適正サイズだ。M5手帳は小さすぎて、ペンを合わせて携帯するのがなかなか難しいので、非常にありがたい。

 

実はこれ、リフィルに多色用の細くて短いものを搭載することで実現したサイズ感なのだ。

↑アクロ500が搭載するのは多色の「BVRF」リフィル。そしてノックバネの中に、何やら見慣れぬパーツが……?

 

とはいっても、単色ボディに多色リフィルを挿しただけで、はいスリムなペンができました! とはいかない。ノック用バネの位置が、単色と多色で異なるのが、問題なのである。

 

単色ボディはリフィルの前(口金の中)に、多色ボディはリフィルの後ろにバネがある。そのため、単色リフィルは前方にバネを受け止めるための段差や出っ張りが必要となる。つまり、バネ受けの段差や出っ張りがない多色リフィル(構造上、多色ボディは口金にバネが内蔵できない)は、よしんばサイズが合ったとしても、単色ボディには使えないのが常識なのである。

 

じゃあアクロ500はどうやってんだよ? というと、もちろん秘密がある。

↑この真鍮パーツ(バネ受け座)が、リフィル先端を受け止める構造になっている

 

口金を外すと、バネの先に真鍮(しんちゅう)製の見たことのないパーツがあるのが分かるだろうか? この“バネ受け座”と呼ばれるパーツが、リフィルの先を受け止め、バネの力を伝える役割を果たしているのだ。

 

こんな小さなパーツひとつで、単色ボディに多色リフィルが使えるようになるわけで、これはなかなかの発明と言える。

 

↑ブレのない安定感のある細さで、漢字も潰れず読める文章が5mm角に納まる!

 

ついでの話で、副次的に「このバネ受け座がリフィルを固定することで“ペン先のブレ”を抑制する効果もあるんじゃない?」というのも、ユーザーの中で話題となっている。

 

書いてみると、確かにペン先がぐらつかずピタッと固定されて、細かい字を書くのがかなりラク。筆記時の精度が欲しい激細だけに、この効果はけっこう大きい。ただしこのブレ抑制を、メーカーは公式には謳っていない。あくまでも、使ってみた印象の話である、念のため。

 

激細と激細と激細と激細と、そして激細が書ける多機能「ドクターグリップ」

激細油性の使い道を挙げるなら、やはりまずは手帳……とはすでにさきほど語ったが、さらに、手帳へスケジュールを書き込むのに多色を使いたい、という人も多いはずだ。できれば“リスケ”対策にシャープペンシルもあるといい。

 

となれば、パイロット「ドクターグリップ4+1」がオススメだ。


パイロット
ドクターグリップ 4+1
0.3mm
1000円(税別)

 

「ドクターグリップ4+1」はもちろん以前から発売されていたのだが、なんとこのほど、アクロインキの激細0.3mm多色リフィル(アクロ500と同じもの)を搭載した、激細×4色モデルがラインナップに追加されたのである。

 

しかも+1のシャープユニットまで芯径0.3mmというのだから、どこをノックしても必ず激細。もはや“激細の要塞”とでも言うべき存在なのだ。

↑どれをノックしても激細で書けるのが凄い!

 

激細多色といえばすでに「ジェットストリーム エッジ3」があるが、多機能となるとこれが初。シャープペンシルも欲しい層には、現時点では唯一の選択肢となっている。

 

ただし、激細ボールペンは筆記対応角(ペン先が紙に当たる角度)が他よりも狭いという問題がある。この角度がだいたい50度より小さくなると、ボールが紙に当たらずインクスキップなどの筆記不良が発生しやすい。つまり、ペン先が軸に対して垂直に出てこない多色ペンは、激細化するのにハンデがあるのだ。

 

ジェットストリーム エッジ3は、特殊な繰り出し機構でこれを克服しているが、ドクターグリップ4+1の構造は残念ながら、既存モデルと変わらない。手帳を立ったまま書くなどの場合は筆記角が変わりがちなので、そこは注意しておく必要はあるかもしれない。

↑判型が小さな手帳は、やはり0.3mmぐらいの細さがないと書き込みづらい

 

とはいっても、先に述べた通り、0.3mm全通しの多機能ペンは今のところこれだけである。やや特殊な性能ではあるが、使いこなせれば唯一無二の「手帳最強ペン」になる可能性も高いと思うのだ。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

狙った所にピタリ! ペン先がカーブしたミドリ「MD万年筆」は入門者に優しく愛好家にも新鮮な書き味

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第7回となる今回は?

 

第7話

ミドリ(デザインフィル)
MD万年筆
2750円(税込)

「書く」ことにこだわった文房具シリーズ、「MDペーパープロダクト」の万年筆。ペン先は使い勝手の良い中字で、「MD PAPER」のロゴが刻印されている。鉛筆のように軽く、首軸に施されたグリップは指が滑るのを防ぐ。

 

高い完成度を持ち、万年筆初心者でも扱いやすい

無垢でシンプルで風合いが良く、それでいてクオリティも押し並べて高水準。しかもリーズナブルな価格で安定した人気を誇る「MDペーパープロダクト」シリーズに、初の万年筆が登場した。

 

クリーム色の胴軸にシルバーのキャップと、見た目がまず合格点。価格のわりに安っぽさがなく雑貨的なかわいさがある。そして何より特筆すべきは、先端が九官鳥のくちばしのように丸くカーブしたペン先だ。握って上から見たときに、ペン先が外側に反り返った万年筆ならたまに見かけるが、それが内側に湾曲しているのは珍しい。

 

外側に反ったペン先は、毛筆のようなトメ・ハネ・ハライを擬似的に再現するためのものだが、こちらはまさにその逆が狙いで、ペン先を寝かせても立てても一定の線が引けるようになっている。これは、「万年筆初心者でも扱いやすいように」という配慮なのだが、それに加えて、個人的には精密作業に使う先曲がりピンセットのような「狙ったところにピタリとペン先を落とせる」感覚がとても快適だった。これは万年筆上級者でも一度は試す価値あり。

 

いまや安価な万年筆シーンは、質・量ともに大変充実し、本格万年筆への入門編にとどまらない独立したジャンルになっている。そのなかでもこのMD万年筆は「安価な万年筆入門」にうってつけ。すでに高い完成度を持ち、しかも本格万年筆ですら持たない確固たる個性を備えているからだ。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第5話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第6話】サクラクラフトラボ「005 ゲルインキボールペン」
https://getnavi.jp/stationery/575709/

ペンケースからデスクまで! 家で仕事に集中できる「テレワーク」快適化グッズ18選

家やコワーキングスペースなど、オフィスから離れて仕事する「テレワーク」が増えています。とくに家では、仕事専用の机を持たず、リビングのテーブルで仕事をしているという人は多いのではないでしょうか。また、専用机を用意できたとしても、オフィスのように大きな机を置くというのはなかなか難しいものです。

 

そういった制限のある環境で効率的に、快適に仕事をするにはどうしたらいいのでしょうか?

 

アイテム情報誌「GetNavi」編集部で文房具カテゴリーを担当し、最新のワークツール事情に詳しい鈴木翔子さんに話を聞きました。

 

「狭いスペースで仕事をするときに、ぜひ活用していただきたいのが“自立する”アイテムです。例えばペンケース。普通のペンケースとして持ち運び、机の上ではペン立てのように立てて使えるというものです。寝かせておくよりも圧倒的に省スペース化を図れるというわけなんです。

実は、文房具業界では在宅ワークの普及よりも前から、“立つペンケースブーム”は起きていて、さまざまな商品が登場していました。そしてテレワークが進み、カフェなどの小さな机で仕事をする人が増えたり、在宅ワークが浸透したりしたことで“デスクが狭い問題”がさらに顕在化したからか、“立つ”ブームは他の商品ジャンルにも波及しました。昨年あたりから“立つ書類ファイル”に“立つツールポーチ”……と、狭い机の上でも使いやすいアイテムが多ジャンルで登場しています」(GetNavi編集部・鈴木翔子さん、以下同)

 

落ち着くどころか、さらなる広がりを見せているという“立つ”アイテム。ここからは、「自立する」をキーワードに、鈴木さんおすすめのリビングワーク快適化アイテムを紹介します。

 

立てられるファイルで書類の閲覧性もアップ!

「書類を立てるスタンドが付いたファイルは、省スペース化を図れるだけでなく、書見台としても機能し、作業効率を挙げられるのが魅力。書類を見ながらのPC入力作業もぐんとはかどりますよ」

 

キングジム「『ジリッツ』クリアーファイル」
660円(税込・10ポケット)、935円(税込・20ポケット)

背に内蔵されたパーツが3ステップでスタンドになり、自立。片付けるときは、通常の書類ファイルのように閉じるだけと簡単です。
「書類入れ部分はポケット式になっています。開いた状態で立てられるので、一度に2枚分の書類を閲覧できるのがポイント。もちろんスタンドを出さなければ、普通のファイルとして使えますよ」

 

リヒトラブ「クリップボード<スタンド付>」
726円(税込)

「書類を2枚並べるスペースがないという方には、スタンドが付いたクリップボードがオススメ。縦置きだけでなく、横置きにも対応します。クリップが透明になっているので、書類の文字が隠れないのもうれしいですね」

 

収納ポーチは片付けのしやすさも要チェック!

「リビングのテーブルを食卓兼・仕事机として活用している場合、仕事道具の出しっぱなしは避けたいところ。とはいえ、細々したアイテムが多いと片付けるのは意外と面倒ですよね。ガジェットポーチを選ぶときは収容量だけでなく、仕事道具の設置・撤収の手間を減らせるかどうかもチェックしましょう」

 

カウネット「テレワークノートPCカバー」
3280円(税込・シンプルタイプ)、3980円(税込・スタンドタイプ)

ワークツールをポケットに収納したまま、PCを開閉できるPCカバー。PCを開くだけですぐに仕事に取り掛かれ、就業後はPCを閉じるだけで撤収ができます。
「ポケット部分は伸縮性のある素材なので、中に入れたものがちゃんとホールドされ、収納ツールとしての実用性も◎。本品の自立ポイントは、机との設置面。折り畳み式のスタンドが付いているんです。PC作業をするときの目線が上がり、疲れにくくなりますよ(スタンドタイプのみ)」

 

↑「固定席がない場合、To Doなどを書き出した付箋の置き場所に困りますが、本品は付箋を貼り付けるためのボード付き。スライド式なので、付箋を貼ったまましまうこともできます」

 

コクヨ「THIRS FIELD STAND TOOL POUCH」
4400円(税込)

「ノートPC以外を入れるポーチを探している方に使っていただきたいのがコチラ。サイドにあるベルトを留めると自立するので、PCの横に立てておくと便利です。口が大きく開くので中身の出し入れがしやすく、開いた口はスマホスタンドにもなりますよ」

 

キングジム「SPOT『ツールスタンド』」
3718円(税込・デスクタイプ)、4378円(税込・フロアタイプ)

「部屋の雰囲気を崩さずにワークツールを収納したいならコレ。インテリアのような見た目で部屋に馴染みますよ。両サイドに大小さまざまなポケットを備え、ノートPCや書類ファイルなど大きめのアイテムから小物まで分類して収納できます。何より便利なのがマチの内側にもモノが入ること。ヘッドホンや箱ティッシュなど、厚みのあるアイテムの収納に最適です」

 

オフィスに行く機会が多い人は通勤バッグをワークツール入れに

「オフィスに通勤することが多い方は、通勤用バッグをワークツールの収納バッグにしてしまうというのも手。ものを増やさなくて済みますし、仕事道具を一式入れておけばオフィスに行くときの忘れ物も防げます」

 

コクヨ「THIRS FIELD STAND BACKPACK」
1万8150円(税込・13.3インチモデル)、2万900円(税込・15.6インチモデル)

満員電車に乗るときに邪魔になりにくいスリムなバックパック。荷室の下部がスタンドになるため、マチが小さいにもかかわらず立てて置くことができます。

 

「メインの収納スペースは、上下の2段構造。小さなアイテムがバッグの底に入って見つからない……ということが起きません。小物が多いときも荷室を隙間なく活用できるので、スリムな割にたっぷり収納できて使いやすい!」

 

立つペンケースの新モデルはスマホも立てられる

「オンライン会議の普及でスマホを立てるシーンが増えたため、最新の立つペンケースは、スマホスタンド機能付きがトレンド。立つことでペンケース置き場を節約できるだけでなく、スマホスタンド置き場まで節約でき、省スペース化の強い味方です。在宅ワークの導入でスマホから電話をする機会が増えた人にもオススメ。PCの横に立てれば通知に気づきやすくなりますよ」

 

クツワ「エアピタ」
1694円(税込 ※3月に発売された写真下段の新色は1815円)

机と接する面に強力な吸盤を備え、置くだけでピタッと倒れなくなるペンケース。外すときは本体の下の方にある「PUSH」部分を押すだけです。

 

「開いた口の部分がスマホスタンドに変身。スマホは縦横どちらの向きでも置くことができます。シリコーン素材で汚れたときに水洗いできるところも、このご時世にピッタリ!」

 

小型のホワイトボードがあればオンライン会議もスムーズ

「オフィスには当たり前のようにあったホワイトボード。自宅にもあるという方はあまりいないでしょう。そこでオススメなのが小型のホワイトボードです。顔の横に掲げてカメラに映り込ませることができるので、オンライン会議のときに大活躍! もちろんメモ書きにも使えます」

 

学研ステイフル「Write White」
880円(税込/B6)1320円(税込/B5)

「両面使える4枚のホワイトボードがリングノートのように綴じられています。B6タイプは表紙のリングが付いていない側の長辺に滑り止めが付いているので、卓上カレンダーのように机に立てて置けます」

 

「各ページの間に綴じ込まれた透明のシートが、筆記面の擦れを防止。透明シート自体も書き込めるので、例えばホワイトボードページに日課となるTo Doを書き込んで、チェックマークは透明シートに書き込むという使い方ができます。チェックマークだけを消せるので、TO Doを書き直す手間もありません」

 

ここまで“自立する”をテーマに商品を紹介していただきましたが、それ以外にも在宅ワークを快適にする技ありグッズはいろいろあるそう。次のページでは、鈴木さんがオススメするリビングでの在宅ワークお助けアイテムをまとめて紹介します。

【デスク&チェア周り】

カウネット「リビングワークデスク」
8778円(税込)

使わないときは厚さ80mmに折り畳めるワークデスク。
「折り畳みデスクでは珍しい、収納ポケット付きタイプ。ポケットにワークツールを収納したままでも折り畳むことができます。ポケットが不要なときは取り外すことも可能です」

 

パナソニック「組み立て簡単デスク『KOMORU』」
9万6800円(税込)

約120cmの高さの仕切りとデスクが一体化。約1平米の半個室空間を作れます。
「付属のレンチだけで組み立てられるので、工具を用意する必要がないのも魅力。仕切りの両面が有孔ボードになっているので、フックを付ければ小物をぶら下げることもできます!」

 

カウネット「ワークサポートクッション」
5489円(背用)、5489円(座用)8789円(エアーイン座用)

体圧分散性に優れたモールドウレタン素材で作られたクッション。ダイニングチェアがオフィスチェアのような座り心地に。
「背用と座用の両方を揃えるのが大変な場合は、座用だけでも試していただきたい! 特に座面の奥側にエアポンプを内蔵した『エアーイン』タイプは、座面の傾きを自分に合う角度に調節できるので、身体にやさしい前傾姿勢を簡単に作れるんです」

 

コクヨ「cuna」
実勢価格3万8830円(税込)

リビング空間にマッチするシンプルで無駄のない造形のワークチェア。
「ゆりかごのように心地よく揺れる“ソリ脚”を採用しているので、“前傾”や“後傾”など作業中に変わる姿勢に自然とフィットしてくれます。座面はオフィスチェアでよく使われているモールドウレタン素材。厚みがあるので、長時間の着座もしっかりサポートしてくれますよ」

 

【パーテーション】

カウネット「折りたたみ集中ブース」
3036円(税込)

広げるだけで視界を遮ることができるパーテーション。折りたたむと書類ファイルのサイズになります。3サイズ展開。
「折りたたみ式パーテーション人気の火付け役。昨年、弊誌が主催している文房具のアワードの“テレワーク&フリーアドレス部門”で1位に輝いた商品です。内側に書類が入るポケットや付箋を貼れるスペースがあって、ポケットに中身を入れたまま片付ければ、次に広げたときにすぐ作業に移れます。家族がいる場所で仕事をするときに広げれば、“仕事中だから話しかけないで”というサインにも!」

 

【収納ツール】

クツワ「パーソナルスポット」
4730円(税込)

“仕事場を丸ごと持ち運ぶ”がコンセプトのPCケース。「視線をブロックできるパーテーションが付きで、広げれば名前の通りパーソナルスポットが完成! パーテーションの内側とノートPCのモニターの裏側には、小物や書類、ケーブルなどを入れられるポケットがあり、抜群の収納力です」

 

ソニック「ハンギングボックス A4ファイル対応 ユートリム」
3630円(税込)

ダイニングテーブルなどにぶら下げて使う収納ツール。
「足元や机の上にモノを置きたくないという方に最適。手前側のマチの両サイドにファスナーが付いていて、開けるとマチが下に垂れるように開くので、セットしたままでも中身の出し入れがスムーズ。引っ掛けている金具部分を折り畳めば、一般的な書類ボックスのように中身を入れたまま書棚などにしまえます。14インチのノートPCが入れられるので、PC置き場として使っても便利ですよ」

 

【ノート】

ダイゴー「isshoni.ノート デスク 厚口」
770円(税込)〜

狭いスペースでも広げやすい横長のノート。罫線は「方眼」と、1日の予定を書き込めるタイムラインが入った「デイリー」の2種展開です。
「ノートPCと自分の間にぴったり収まるサイズで、PC作業をしながらメモを取るのがラクに。13インチPC用と15インチPC用の2サイズあります。方眼は192ページ、デイリーは368ページとページ数が多いので、コンパクトながらもたっぷり書けます」

 

バタフライボード「notesX」
7920円(税込)

消せるボールペンで書いた筆跡をウエットティッシュなどで拭き取って落とすことができ(水で洗い流すことも可)、何度も書き消しできるノート。
「自宅に紙類を増やしたくないという方に。各ページに内蔵したマグネットの力で綴じているので、ページを取り外したり入れ替えたりできます。取り外したページは磁石がくっつく壁に貼り付けることも可能。ボードの表面がマットなので、光の反射を気にせずに書いた内容を写真に撮ることができます!」

 

【ペンケース】

サンスター文具「SMAND」
1595円(税込)

「約23本の筆記具を収納できる大容量タイプのペンケース。滑り止めの付いたフラップを手前に倒すとスマホを立てられます。スマホを立てたまま中身を出し入れできるのが便利。収納部分が硬い素材でできているので、持ち運ぶときに中身をしっかり保護できて安心です」

 

【プロフィール】

雑誌「GetNavi」文房具担当 / 鈴木翔子

2017年よりアイテム情報雑誌「GetNavi」編集部で文房具などを担当。「GetNavi web」とともに、仕事をはかどらせる文房具のナンバーワンを一般投票で決定するアワード「文房具総選挙」の運営・制作を担当している。実用性を極めた機能派文房具に精通するのはもちろん、プライベートでは嗜好品としての文房具も好き。

 

見やすくて省スペース! キングジムの自立するファイル「ジリッツ」の斬新な仕組みとは?

なんだかんだと騒がれている間に、もうコロナによる最初の緊急事態宣言から1年以上が経つ。「慣れないながらも、テレワークをなんとか1年やってきたよ」という人も多いだろう。

 

ただ、あちこちで話を聞いてみるに、「在宅できちんと仕事ができる環境を整えた」というケースは、まだあまりないようだ。例えば、机や椅子もあり合わせの物を使ってなんとか作業スペースを捻出しているだけで“快適な仕事環境”とは少々言い難い、など。

 

筆者の知人も「ベッドに座って小さい折りたたみ机で仕事してる」と話していて、それはさすがにしんどそうだなあ、と思ったものだ。

↑机が狭いと、PC、ノート、紙資料、飲み物……と大混雑が発生してしまう

 

もちろん自宅の広さは有限なので、そこへ新たに仕事用の椅子や机を持ち込むのは非現実的だ。あり物でなんとかするしかないのも分かる。

 

では作業スペースを変えようがないなら、次に考えるべきは「省スペースで仕事がしやすい文房具を使うこと」ではないだろうか。実際、ここしばらくはペンケースやガジェットバッグなどの“入れ物”は、そういった工夫のある物が次々に登場して、かなり注目されている。

 

しかし個人的には、それらよりもさらに省スペース化させたいものがある。それが、紙だ。

 

紙資料を立たせると、机は格段に広くなる!

これは、筆者の仕事と考え方に由来する部分だが、資料の類はできるだけプリントアウトして使いたい。なにしろ、使っているノートPCが13インチと画面が狭いので、PDFなどの資料を見ながら原稿を書くのが、やりづらいのである。別ウインドウに切り替えるのも、作業が中断されて面倒くさい。とはいっても、A4の紙束と13インチのノートPCを同時に広げて邪魔にならない机なんて、自宅においてはかなりハードルが高くないか?

 

横幅だけ考えても、ノートPCが300mm強+A4が210mm。600幅の折りたたみ机では、もうこれだけでいっぱいという感じで、飲み物を置く場所すら確保できない。紙資料は欲しいけれど、その面積は邪魔。それならやっぱり、立たせるしかないだろう。


キングジム
ジリッツ
10ポケット60020ポケット850円(ともに税別)
※写真は10ポケットタイプ。

 

そこで注目したのが、キングジムから2021年3月に発売されたクリアファイル「ジリッツ」である。

 

その名の通り、自立する機能を備えたクリアポケットのファイルで、これなら紙資料を参照しながらの仕事がグッと省スペースでできるんじゃないか。いや、さすがにその名前はそのまんま過ぎないか? とは思うけど。

 

立たせる仕組みが斬新!

早速立たせてみよう。立たせ方は、まず表紙を閉じたままで、背の下部にあるスタンドをスルッと引き出す。

↑立たせる際は、まず背の下部にあるスタンドをつまんで……

 

↑ナナメにスルッと引き出す

 

次に参照したいページで180度開いたら、スタンドのストッパーを内側に折り込む。以上。これで、ファイルが見開き状態で立たせておくことができるのだ。

 

↑表紙を開いた状態で、スタンドストッパーを内側に折れば完了。最初はうまく折れないが、何度かやっているうちに折り目がついて折りやすくなる

 

底面積はほぼストッパー部分だけで済むので、スペースはかなり広く空くのではないだろうか。収納するときは、表紙を閉じれば自動でストッパーが戻るので、あとはスタンドを背に滑り込ませるだけ。かなり手軽である。

 

では、いったいどういったシーンで活用できるだろうか?

書類をファイリングしたまま立てられるメリットの汎用性

↑立たせたところ。180度開いたままで固定できるので、見やすいのもありがたい

 

↑逆側から見るとこういった状態だ

 

ノートPCの後ろに立たせておけば、画面に隠れて見開きはフルに活用できないが、片ページだけなら確実に見ることができるはず。実際、これで充分かもしれない。

↑書類を立たせると、机の使える面積はグワッと広がる。快適!

 

これまで、書類を立たせたい場合は書見台(もしくは自立機能付きのクリップボード)を使っていたのだが……ファイルが自立したほうが、圧倒的にラク! 書類が1枚だけならいいけれど、複数枚の場合、書見台などはいちいち書類を差し替える必要がある。ファイルならページをペラッとめくるだけだから、その辺りの効率は段違いだ。

 

何より、書類をファイリングしたままで立たせられるのが素晴らしいと思う。書類を立てるための道具(=書見台)は、書類をセットしたり戻したりという手間があるが、自立するファイルは表紙を閉じるだけで片付けが終了する。

 

書類を整理収納するためのファイル機能はそのまま、スタンド機能がプラスされているわけで、これは終業したら素早く仕事道具を片付けたいテレワーカーにとって、大きなポイントと言える。ついでに、クリアポケットなので、飲み物をこぼしたとき紙にダメージがないのもありがたい(狭い机での仕事あるある)。

 

↑妻に「このファイル使う?」と渡すと、さっそく譜面台として活用していた

 

書類が立つとありがたいのは、狭い机でのテレワークだけに限らない。例えば楽器を演奏する人なら、楽譜を入れたファイルがそのまま譜面台になると考えれば、その便利さが理解できるんじゃないだろうか。もしくはレシピ集が自立すれば、それを見ながらの調理もやりやすそうだし、プラモを組み立てるにも、説明書を入れて立てておけば、組み立てるスペースが広く取れるし。などなど、趣味のジャンルでもかなり幅広く役立ちそうなのだ。

 

少なくとも、今の説明を読んで「お、使えるかも?」とちょっとでも思ったなら、まず買って損なしとおすすめできるアイテムである。

 

 

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【菅未里の自腹買い文房具】クリーム色のノートに馴染む修正テープ「クリームテープ」

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回は、昨今人気のクリーム色の中紙を採用しているノートのために生まれた修正テープ。

 

クリーム色のノートに馴染む修正テープ

近年、クリーム色の紙を採用したノートが流行っています。私が愛用しているノート「ロイヒトトゥルム1917」の紙もクリーム色なのですが、ひとつ困るのは、字を修正したいときです。普通の修正テープは真っ白ですから、違和感が出てしまうのです。

 

まあ、我慢すればいいのですが、やはり若干気になる。そんな私にとって、これはずっと待ち望んでいた商品でした。


プラス
ホワイパープチ〈クリームテープ〉
各300円(税別)

 

プラスの「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」。クリーム色の紙に対応した修正テープです。

 

クリーム色のノートが増えたから?

なぜ今まで、クリーム色のテープがなかったのかは理解できます。需要が少なかったからでしょう。いえ、正確に言うとゼロではなかったのですが、市場からなくなってしまいました。やはり、あまり売れなかったのかもしれません。

 

そんなクリーム色の修正テープを文房具メーカー大手のプラスが作ったのは、やはりクリーム色のノートが増えたからでしょう。ありがたい話です。

 

ちなみに、プラスからもクリーム色のノート「カ・クリエ」が発売されています。

 

白すぎずクリーム色が濃すぎず、絶妙な色合い

↑3種の色の修正テープを引き比べた

 

ただし、これは単なるクリーム色の修正テープではありません。とても優秀な修正テープです。

 

上が白いテープ、真ん中がクリームテープ、下がロルバーン専用修正テープ。クリーム色の紙に使うと、この通り。修正跡が目立ちませんよね。

【関連記事】「ロルバーン専用修正テープ」もピックアップ。“文具ソムリエール”菅未里が振り返る2020年に自腹買いしたベスト文房具5選

 

テープ幅も充実

↑押しながらテープを繰り出せる「リバースモード」も健在だ

 

そもそも、私はクリーム色に限らず、この「ホワイパープチ」のシリーズをずっと推してきました。

 

それは、修正した上から筆記するときにペン先が引っかからない「薄さらテープ」や、通常の逆方向に押しながらテープを引き出せる「リバースモード」も搭載しているから。要するに、非常に使いやすいのです。

 

「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」にも、この「薄さらテープ」に通常の逆方向に押せる「リバースモード」と、ホワイパープチの使いやすさは、しっかり引き継がれています。

 

↑上から、2.5mm、4mm、5mm、6mmの4種類展開

 

さらに、テープ幅が充実しているのもいいですね。最大6mmから、最極細の2.5mmまで4種類用意してあります。

 

罫線の幅からマイナス1mmが対応するテープ幅と考えればいいので、例えば4mm幅は5mm間隔のドット方眼に対応するなど、さまざまなノートに対応できます。また、極細の2.5mmは、ピンポイント消し用に活躍します。

 

クリーム色ノート愛用者への福音

というわけで、全国のクリーム色ノート愛用者のみなさん、おめでとうございます。ついに、思う存分修正できるときが来たのです。

 

実は、私はこれを、やはりクリーム色のシステム手帳リフィルを愛用している母親にプレゼントしたのですが、とても喜んでくれました。母親ははがき用の修正液を使っていたのですが(というのも、はがきはややクリーム色なので、はがき用修正液もクリームだから)、修正液は乾くのを待たなければいけないという弱点があったからです。

 

しかし、修正テープなら大丈夫。修正した後も、すぐにその上に書けます。いい時代になったものです。

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

ゲルインクボールペン覇者の逆襲開始! ゼブラ「サラサR」のくっきり発色&カラバリ充実を検証した

ゲルインクボールペンの主戦場は、どうやら“書き味”から“色”へとシフトしたようだ。

 

というのも、ここ1〜2年のうちに発売されたゲルインクボールペンの大多数が、インクのカラーラインナップや発色性を最も強く打ち出しているのである。

 

以前にもこの連載で「ゲルインクボールペンのインク沼化」という話をしたが、その傾向は(ざっと見渡した限りは)一時的なものではないようで、しばらくはカラーインク千紫万紅(せんしばんこう)の時代が続くんじゃないだろうか。

 

このゲルインク沼のきっかけのひとつして挙げられるのが、三菱鉛筆「ユニボールワン」だ。

 

カラーラインナップは、限定色も含めて発売から1年で35色と、すごい勢いで増えているが、なによりポイントとなるのは、その発色性。新開発の顔料インクは非常にクッキリとしており、特に黒は、現時点で最も真っ黒なゲルインクと言っても過言ではない。

 

実はこれ、油性インクの覇者「ジェットストリーム」を擁する三菱鉛筆が、今度は「ワシら、ゲルでも王座獲ったりますけん」と打ち出してきたペンではないかと推測(邪推とも言う)されていた。つまり、ゲルインクボールペンの売上で9年連続トップを誇るゼブラ「サラサ」シリーズへの刺客である。

 

実際、ゲルインクボールペンのメインユーザー層である中高生の間でも、ユニボールワン人気は徐々に高まっているように感じる。

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ゼブラが打ち出した、クッキリ発色のカウンターパンチ「サラサR」

しかし、ゼブラもやられるばかりではない。ユニボールワン・カウンターとして(と思われる)、次の一手をすかさず打ち出してきたのである。それが、2021年3月に発売された新シリーズ「サラサR」だ。


ゼブラ
サラサR
0.4mm・0.5mm
各100円(税別)

 

ローンチのカラーラインナップは、0.4mmが14色、0.5mmが黒・赤・青の3色。これまでと違って、主軸が0.5mmから0.4mmに移行しているのも、おそらく0.38mmにカラーを集中させたユニボールワンに対抗してのことではないだろうか。

 

↑「サラサR」(左)と従来の「サラサクリップ」(右)。サラサRでは、パーツの造形はそのままに全体を白で統一しており、まさに今風のデザインとなった

 

ちなみにこの14色は、中高生のノート筆記に最適という視点で選ばれているようで、初回限定として国・英・数・社・理の5教科向けにそれぞれカラーコーディネーターが配色した、科目別の5色セットも発売されている。

↑ラインナップの14色。「まずは定番色をきっちり揃えてきたな」という印象だ

 

従来のサラサクリップとの違いは、インクの濃さ

ゼブラによれば「黒で従来インクより27%濃く書ける」とのこと。やはりクッキリした発色を謳っているわけだ。

 

比較してみると、確かにパッと見た印象でも「お、濃いな」という感じ。ただ、インクフローがややダクダク気味で線が太るのも、クッキリとした濃さを演出しているのかもしれない。個人的には、インクたっぷりなこの書き味はなかなか好ましいし、ダーッと早書きする板書にはマッチしそうではある。

↑遠目に見ても字が読み取れる視認性の良さ。ただし線が太い(ほぼ0.5mmと同じ)ので、細かい字を書き込むには向いていないかもしれない

「ユニボールワン」と比べてみるとどうか?

さて、やはり気になるのは「じゃあ、ユニボールワンと比べてどうなの?」というところ。

 

ということで書き比べてみると……正直、黒さで言えば、ユニボールワンのほうが正しく「黒色」だろう。サラサRは従来のサラサシリーズと同じく「赤黒色」傾向、かつ光の反射もあるため、並べてみるとやはり浅く感じられる。

 

とはいえ、赤黒でもかなり強い色なので、視認性という点ではさほど差はないかもしれない。しっかり読み返しやすい黒なのだ。

↑純粋な黒さで言えば、やはりユニボールワンの方が「クッキリと黒」だ

 

“出色”の出来は明るめの色。速乾性も見逃せない!

ラインナップの中で気に入ったのが、ライトブルー・フレッシュグリーン・ピンクといった明るめの色。明るいのだが浅くなく、どっしりした発色なので、目に痛くない。これは確かに、カラフルなノート作りに使うと、色分けがきちんと活かされた読みやすいものに仕上がりそう。

 

逆にカラーブラック系は、少しアッサリし過ぎて物足りなかった。あくまでも筆者の好みだが、もうちょっとダーク方向に振ってくれたほうが使いやすい。

 

ところで、実際に書いていて気付いたのだが、このサラサRのインク、やたらと速乾性が高い。筆記直後に指で擦っても、かすれることがないのだ。

↑サラサシリーズでの比較。「サラサドライ」とサラサRは、インクの方向性がかなり近いように感じた。染料系で水濡れに弱いところも同様だ

 

速乾性が高く、インクがダクダク気味な書き味のサラサ……なにか覚えがあるような。そう、2016年に発売された「サラサドライ」である。もしかして? と思って、手元にあるサラサシリーズ(サラサクリップ・サラサマークオン・サラサドライ・サラサR)を並べて書き比べてみると、うーん、ドライとR、発色まで非常によく似ているような。さすがに全く同じものとは思わないが、同系統のインクを使っている可能性はありそうだ。

 

それにしても、クッキリ発色や速乾性を備えながら、価格は従来のサラサと同じ100円(税別)! というのは、なかなか面白い判断だと思う。おそらく120円(税別)のユニボールワンに対するカウンターなのだろう。特に、カラーをあれこれ揃えたい中高生にとっては、1本につき20円は軽視できない差だろう。

 

ゼブラ VS  三菱鉛筆の“ゲル抗争”が今後どうなっていくのか、まだ目が離せない。これが激化すれば、ユーザーはより進化したペンを手にできるわけで。みんなももっとガンガン煽っていこう!

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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自宅がオフィスになる時代だから。仕事道具の整理に家でも使える「ラベルライター」5選

ラベルライターというとオフィスの定番商品。もちろん、自宅でも活躍するアイテムでした。が、コロナ禍で在宅勤務が増え、自宅の一部がオフィス化している人も多いはずで、これまで以上にニーズが広がっているジャンルです。

 

持ち物は、しっかりラベリングしておくと物の場所が一目瞭然になり、片付けも楽に。身の回りがスッキリとした状態で過ごせます。そこで今回は、整理整頓に役立つおすすめのラベルライターをご紹介します。絵文字や装飾なども充実しているラベルライターを使って、日々の片付けを簡単にしませんか?

 

目次

 


ラベルライターといえば王道の「テプラ」!


キングジム テプラPRO SR170

誰でも簡単に使えることを追求したキングジムのラベルライター。印刷するたびにラベルを自動的にカットするオートカッター機能を搭載しているため、手間いらずで作業の効率を高めます。従来機種(SR150)に比べ、最大印刷可能幅は9.0mmから13.5mmに拡大、文字サイズが5段階から6段階となり、より大きい文字が印字できるようになりました。よく使う機能はワンタッチで切り換えが可能です。

 

また、「お名前タグ印刷機能」を搭載しており、別売の「PROテープカートリッジ りぼん」と「お名前タグメーカー」、「スナップボタン」を使用すれば、SR170に搭載された最適フォーマットでお手軽・簡単にお名前タグを作れます。

【詳細情報】
サイズ(約):58×183×219mm
重量(約):580g(乾電池・テープ除く)

 


ガーリーなデザインと充実した機能性が両立!


キングジム テプラPRO SR-GL1

無機質なデザインのラベルライターが多いなか、ガーリーな見た目で人気の商品。とはいえ、見た目がかわいいだけでなく、機能も充実。手書きフォントなどを含むかわいいフォントが8種類、女性に人気のモチーフを採用した絵文字、フレームを多数搭載。電源は電池とACアダプタの両方が使用できます。

 

オフィスの備品管理などに便利な表組みや、フォーマルからポップまでのさまざまな外枠も搭載。ユーザーからは「字体もかわいく、いろいろなフォントがあり大活躍してます」「小さいから場所を選ばずどこでも使えて満足です」と評価も上々。

【詳細情報】
サイズ(約):62.5×154×108mm
重量(約):530g(乾電池・テープ除く)
カラー:シェルピンク・ペールブルー

 


台紙からラベルをはがしやすい「ハーフカット機能付きオートカッター」搭載!


カシオ KL-TF7 スタンダードモデルテープ付セット

こちらはカシオの人気ラベルライター「KL-M7」にテープ1本がついた特別セット。アマゾン限定モデルなら、本体に9mm幅テープ1本がついてお買い得。漢字・かな・英数のほか、多彩な絵文字・記号、フレームが内蔵されているほか、1回の入力で縦書きと横書きのラベルをつくることができる「縦横同時印刷機能」を搭載。ファイルなどの表書きと背表紙のラベルを同時に作成したいときに便利です。

 

また、シールにのみ切り込みを入れ、台紙からはがしやすくする「ハーフカット機能付きオートカッター」を搭載しており、シールを台紙からはがす時のストレスを軽減。テープがバラバラにならないので、大量のラベル印刷や連番印刷にも便利です。

【詳細情報】
サイズ:202×64.5×216mm(KL-M7本体)
重量(約):750g(電池を除く)

 


スマホの専用アプリでラベルデザインが簡単に!


ブラザー P-TOUCH CUBE PT-P710BT

スマホの専用アプリ(P-touch Design & Print 2)を通して、簡単にラベルデザインができるラベルライター。ラベル作成ソフト(P-touch Editor)を用いて、凝ったデザインのオリジナルラベルやExcelなどのソフトと連携したラベルも作れます。また、専用アプリから「シェアラベル」のカテゴリーを選べば、簡単にQRコードを生成してラベルに印刷することも可能。QRコードに家電やデジタル製品の取扱説明書のページを紐づけておけば、取扱説明書が読みたくなった時いつでも誰でも簡単にアクセスできる、なんて使い方もできます。

【詳細情報】
サイズ(約):128×128×67mm
重量(約):580g(Li-ion充電池付き約640g)

 


片手で持って操作できるコンパクトなラベルライター


ブラザー P-touch PT-J100P

片手で持ちやすいこちらのラベルライターは、入力文字をおしゃれにアレンジできる「デコラベル機能」を搭載。また、内蔵された豊富な印刷データからわずかなボタン操作だけで凝ったデザインのラベルがつくれる「できてる!ラベル機能」、ステップで実用的な名前ラベルがつくれる「かんたんラベルモード」、印刷前に内容&長さを確認できる「リアルプレビュー機能」など、使いやすい機能が充実しています。

【詳細情報】
サイズ(約):110.9×59.8×158.8mm
重量(約):365g(テープカセットおよび乾電池除く)

 

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QOL爆上げをお約束! プロや愛好家が厳選した「文房具&日用品」【前編】

今回は、テープなどの粘着物がくっつかないはさみなど、感動的な使い心地の日用品を紹介。各界のプロが認める名品たちを使えば、QoLが爆上がりすること間違いなしだ!

※こちらは「GetNavi」 2021年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】文具ソムリエール・菅 未里さんの殿堂入りモノ

文具ソムリエール

菅 未里さん

メディアやイベントを通じて、文房具の魅力を発信。商品の監修やプロデュースも行う。GetNavi webでも文房具コラムを連載中。

ベタ付きを寄せ付けず粘着テープが紙のように切れる

《はさみ》

林刃物

パーフェクトバリア

2970円

医療やスポーツの現場、倉庫内作業など、プロの現場での使用を想定し、「粘着物をストレスと感じずに切る」をテーマに開発。極薄のコーティング層が刃全体を覆っており、粘着物がくっつかない。医療用の湿布なども快適に切れる。

 

↑強粘着のガムテープも、切った瞬間に刃から剥がれていく。刃にまとわり付きやすいビニールテープなどもスパスパ切れる

 

↑林刃物は、刃物の街・岐阜県関市で70年以上にわたり刃物を製造している老舗メーカー。本品もすべて国内で作られている

 

↑フッ素コートのはさみは、コーティング後に刃付けをするため、上のイラストのように刃の先端のコーティングが削れてしまっている

 

コロナ禍で荷物を送ることが多くなり、梱包用のテープを切る機会が増えました。そのときに活躍するのが本品です。粘着物を寄せ付けないので、刃にテープが付着せずイライラはゼロ。

 

これまでの非粘着タイプのはさみは、「刃付け」という刃を研ぎ出す作業をしてから、粘着物が付着しないようにフッ素でコーティングをし、その後、再度刃付けを行っていました。フッ素コートには厚みがあり、切れ味に干渉してしまうからです。ただし、再刃付けによりコーティングが取れた部分の刃先には、テープがくっついてしまうという課題がありました。

 

一方でパーフェクトバリアのコーティングは、1〜3ミクロンという極薄タイプ。切れ味に干渉しないため再刃付けが要らず、刃の先端もコーティングされた状態のまま。おかげで、粘着テープを切っても、まるで紙のように切れます。切ったテープがはらりと床に落ちるのには、ビックリ。はさみなのに高価と思う人もいるかもしれませんが、使ってみれば、むしろ安いと感じるはずですよ。

 

【殿堂入りの理由】ベタつかないだけじゃない! ただものではない切れ味

「はさみの切れ味は、刃を擦り合わせてみただけでわかるもの。本品は2枚の刃が吸い付くような感触で、開閉しただけで『ただものではない!』と感じます」(菅さん)

↑糊付きの壁紙もサクサクカット。刃渡りが7cmあり、キッチンばさみのような大ぶりサイズで、大きい紙なども切りやすい

 

★コレも殿堂入り!

《ノート》

平和堂

ロイヒトトゥルム 1917 ハードカバー

2200円〜

カバーに撥水性があるノート。にじみや抜けが少なく、筆記具を選ばずに使える。「ページ番号が記載されていて、検索性が高いのが魅力。表紙が硬く、立ったまま書き込めます」(菅さん)

 

【No.2】ラジオパーソナリティー・他故壁氏さんの殿堂入りモノ

ラジオパーソナリティー

他故壁氏さん

FM OZEで文房具専門番組のラジオパーソナリティとして活躍。文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバーでもある。

手を汚さずに切手を濡らせてメンテナンスも簡単

《切手濡らし》

ちろり

ネームルナ

2200円

超給水システム「アクアシステム」を採用した切手濡らし。水を注ぐと、珪藻土のような多孔質の硬い吸水体が軽く湿った状態になり、切手にちょうど良い量の水を付けられる。フル(約30cc)に給水した場合、約1週間使用できる。

 

↑洗浄・殺菌したいときは、給水体をカップに入れて熱湯を注ぎ、放置するだけ。消毒用エタノールを噴き付けてもOKだ

 

パーソナリティを務めているラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」では、お便りを読まれたリスナーにステッカーを郵送しているんですが、その作業で超絶役に立っています。

 

スポンジや海綿を使った従来品に比べて給水体が硬いので、切手を押し付けても水が溢れてビショビショになることがありません。オススメは切手を本品からはみ出させるように置いて、糊面の半分ずつ水を付ける方法。切手のフチを持てるので、手が汚れにくくなります。

 

「切手を舐めたら汚いから舐めるな→nameruna→nameLUNA」となり、ダジャレが商品名と商品の形(月)になったという経緯が、おしゃれな見た目にマッチしていなくて好きですね。

 

【殿堂入りの理由】実用性とデザイン性ともに超優秀

「余分な水分が付かず、快適に使える切手濡らしの決定版。机に出しっぱなしにしていても邪魔にならない見た目も◎。安定感があり、倒す心配もありません」(他故さん)

↑容器部分は陶器でできており、白と黄色の2色展開。給水体を入れて上から見ると三日月に見えるデザインだ

 

★コレも殿堂入り!

《宛名書き用ガイド》

セーラー万年筆

スットカケール(はがき用)

275円

はがきに乗せてガイド穴に沿って書くだけで、宛名をバランス良く書けるスケール。「まっすぐ書くことに神経質にならなくて良いから時短に。文字数のガイドも書かれているので、改行の目安としても使えます」(他故さん)

 

↑金封の表書き用(418円)もラインナップ。美しいお手本文字見本と、祝儀・不祝儀袋に関するマナー説明書が付いている

 

【No.3】文房具ライター・きだてたくさんの殿堂入りモノ

文房具ライター

きだてたく さん

機能系から面白雑貨系まで片っ端から使い倒してレビューするライター。GetNavi webでも文房具コラムを連載している。

手軽に携帯できるコンパクトさなのに切れ味もイイ!

《携帯はさみ》

クツワ

HiLiNE 携帯はさみ

550円

刃渡り19mm・重さ7gのコンパクトな携帯はさみ。小さくとも切れ味は実用的で、硬いプラスチックタグなども簡単に切れる。刃がハンドル内に収納される構造のため、持ち歩く際の安全性も問題なしだ。

 

↑丸い部分をスライドさせると刃が出てくる。キャップレスタイプのため、キャップを失くす心配がない。よく切れる日本製の刃を採用している

 

【殿堂入りの理由】はさみを常時携帯するだけでQoLは爆上がり確定

「外出先で『はさみがほしい』と思うことは意外と多い。開けにくいお菓子の袋を切ったり封筒を開封したりと、色んな場所で役に立つこと間違いなしです」(きだてさん)

↑収納時のサイズはわずか44mm。指でつまめるコンパクトさで、ストラップに付けて手軽に持ち運べる

 

【No.4】実演販売士・レジェンド松下さんの殿堂入りモノ

実演販売士

レジェンド松下さん

1日で2億円を売り上げた実演販売士。特に調理と掃除のアイテムに精通する。店頭販売や通販番組で活躍している。

一瞬にして光り輝く理想のかかとが手に入る

《美容グッズ》

協和工業

5セカンズシャイン(かかと角質削り)

2750円

ひび割れが目立ってしまったかかとを手軽にケアして元通りにできるガラス製のかかと削り。ガラスの表面に0.02mm単位の凹凸を設けることで、水で濡らさなくてもかかとの角質を削りとれる。使用後は保湿クリームなどでケアすれば、ツルツルに。

↑表面は爪やすりの技術を応用している。使用時は何もつけずそのままでOK

 

【殿堂入りの理由】流水で丸洗いできて衛生面でも安心できる

「かかとに当てて使うので、衛生面は気になるところ。本品は、ガラス製なので使用後に気軽に水洗いできて、清潔さをキープできます! 手入れがラクだから毎日でも使えます」(松下さん)

 

↑水洗いしたあとは、乾燥させればメンテは完了。所要時間はわずかだ

 

★コレも殿堂入り!

《姿勢補正器具》

コパ・コーポレーション

骨盤整隊 カシャーン

9900円

10個の滑車と紐で骨盤を補強してくれる姿勢矯正ベルト。「マグロの一本釣りに使われるストリングスを使って自分の10倍の力で理想的な姿勢へ導いてくれます。軽いので腰痛で力が入らない人でも簡単に装着可能です!」(松下さん)

↑ベルトの素材はメッシュ状になっている。通気性が良く、長時間使用していても蒸れることはない

 

【No.5】住生活ジャーナリスト・藤原千秋さんの殿堂入りモノ

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

新聞、ラジオ等で住まいや暮らしまわりの情報を発信している。外出自粛ライフを娘たちとどう快適に過ごすかが目下の課題。

凹凸のあるものや細長いものも隅々までキレイに!

《キッチンタワシ》

KBセーレン

そうじの神様キッチン用アミタワシ

実売価格349円

髪の毛より細いV字形状の繊維を束ねた網状の薄型タワシ。形状が自由に変わるので、普通のタワシでは洗いにくい凹凸のあるグリルや弁当箱、細長いコップなども隅々までピカピカに仕上がる。水切れも良いため、衛生的に使うことができる。

↑本体は薄く、屹立した特殊な繊維で作られている。スポンジと違って煮沸消毒も可能で、衛生的に長く使える

 

【殿堂入りの理由】スポンジでは洗いにくい汚れもキレイに落ちる!

「魚焼きグリルの網やザルのメッシュ部などのスポンジでは洗いにくい部分もアミタワシならよく落ちます。鍋にこびりついたカレーなどを落とすのもすごくスムーズです!」(藤原さん)

↑スポンジだと汚れを落としにくい網なども洗いやすいのが特徴。アミタワシ本体は汚れにくいのもうれしい

 

【No.6】モデル・女優・三戸なつめさんの殿堂入りモノ

モデル・女優

三戸なつめさん

文房具好きとして知られ、「なつめ文具店」と題した文房具シリーズをプロデュースしている。絵本作家としての顔も持つ。

中身を出し入れしやすいポケットで書類や小物を整理できる

《ファイルケース》

チョークボーイ

クリアファイルブック A5

638円

ハンドライティングの世界を盛り上げる人気アーティスト、「CHALKBOY」によるイラストが描かれたファイルケース。A5サイズのクリアファイルが入る収納ポケットが8つ付いている。しっかりした太めのリングを採用し、耐久性も高い。

 

↑中身の整理に役立つインデックスシールが、6枚付属する

 

↑表紙の裏にはフタ付きのポケットを備える。付箋や小さなシールなど、細々したものを収納するのに活躍する

 

【殿堂入りの理由】かわいいだけでなく使い勝手も抜群に良い!

「チョークアートのようなイラストがかわいくて、持っているだけでワクワクします。使い勝手の良いサイズ感と、ポケットの中身の出し入れのしやすさも魅力で、実用性が高いです」(三戸さん)

↑ポケットがページの半分ぐらいの深さで開きやすい。厚みがあり、ペンのクリップを引っ掛けることもできる

 

★コレも殿堂入り!

《ボールペン》

へデラ

ゲルインクボールペン

110円(ピュアハート以外)、198円(ピュアハート)

ファッショナブルなデザインで人気の、中国・上海の筆記具ブランド「KACO」とTSUTAYAのオリジナルブランド「HEDERA」のダブルネームのボールペン。「絵を描くのに使っています。手が疲れにくく描きやすいんです!」(三戸さん)

↑転がるのを防ぐ立体的なハートが付いた「ピュアハート」も用意(上)。ピュアハート以外は、軸と同じ色のインクを搭載(ピュアハートのインクは黒)している。30色展開(右)

QOL爆上げをお約束! プロや愛好家が厳選した「文房具&日用品」【前編】

今回は、テープなどの粘着物がくっつかないはさみなど、感動的な使い心地の日用品を紹介。各界のプロが認める名品たちを使えば、QoLが爆上がりすること間違いなしだ!

※こちらは「GetNavi」 2021年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】文具ソムリエール・菅 未里さんの殿堂入りモノ

文具ソムリエール

菅 未里さん

メディアやイベントを通じて、文房具の魅力を発信。商品の監修やプロデュースも行う。GetNavi webでも文房具コラムを連載中。

ベタ付きを寄せ付けず粘着テープが紙のように切れる

《はさみ》

林刃物

パーフェクトバリア

2970円

医療やスポーツの現場、倉庫内作業など、プロの現場での使用を想定し、「粘着物をストレスと感じずに切る」をテーマに開発。極薄のコーティング層が刃全体を覆っており、粘着物がくっつかない。医療用の湿布なども快適に切れる。

 

↑強粘着のガムテープも、切った瞬間に刃から剥がれていく。刃にまとわり付きやすいビニールテープなどもスパスパ切れる

 

↑林刃物は、刃物の街・岐阜県関市で70年以上にわたり刃物を製造している老舗メーカー。本品もすべて国内で作られている

 

↑フッ素コートのはさみは、コーティング後に刃付けをするため、上のイラストのように刃の先端のコーティングが削れてしまっている

 

コロナ禍で荷物を送ることが多くなり、梱包用のテープを切る機会が増えました。そのときに活躍するのが本品です。粘着物を寄せ付けないので、刃にテープが付着せずイライラはゼロ。

 

これまでの非粘着タイプのはさみは、「刃付け」という刃を研ぎ出す作業をしてから、粘着物が付着しないようにフッ素でコーティングをし、その後、再度刃付けを行っていました。フッ素コートには厚みがあり、切れ味に干渉してしまうからです。ただし、再刃付けによりコーティングが取れた部分の刃先には、テープがくっついてしまうという課題がありました。

 

一方でパーフェクトバリアのコーティングは、1〜3ミクロンという極薄タイプ。切れ味に干渉しないため再刃付けが要らず、刃の先端もコーティングされた状態のまま。おかげで、粘着テープを切っても、まるで紙のように切れます。切ったテープがはらりと床に落ちるのには、ビックリ。はさみなのに高価と思う人もいるかもしれませんが、使ってみれば、むしろ安いと感じるはずですよ。

 

【殿堂入りの理由】ベタつかないだけじゃない! ただものではない切れ味

「はさみの切れ味は、刃を擦り合わせてみただけでわかるもの。本品は2枚の刃が吸い付くような感触で、開閉しただけで『ただものではない!』と感じます」(菅さん)

↑糊付きの壁紙もサクサクカット。刃渡りが7cmあり、キッチンばさみのような大ぶりサイズで、大きい紙なども切りやすい

 

★コレも殿堂入り!

《ノート》

平和堂

ロイヒトトゥルム 1917 ハードカバー

2200円〜

カバーに撥水性があるノート。にじみや抜けが少なく、筆記具を選ばずに使える。「ページ番号が記載されていて、検索性が高いのが魅力。表紙が硬く、立ったまま書き込めます」(菅さん)

 

【No.2】ラジオパーソナリティー・他故壁氏さんの殿堂入りモノ

ラジオパーソナリティー

他故壁氏さん

FM OZEで文房具専門番組のラジオパーソナリティとして活躍。文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバーでもある。

手を汚さずに切手を濡らせてメンテナンスも簡単

《切手濡らし》

ちろり

ネームルナ

2200円

超給水システム「アクアシステム」を採用した切手濡らし。水を注ぐと、珪藻土のような多孔質の硬い吸水体が軽く湿った状態になり、切手にちょうど良い量の水を付けられる。フル(約30cc)に給水した場合、約1週間使用できる。

 

↑洗浄・殺菌したいときは、給水体をカップに入れて熱湯を注ぎ、放置するだけ。消毒用エタノールを噴き付けてもOKだ

 

パーソナリティを務めているラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」では、お便りを読まれたリスナーにステッカーを郵送しているんですが、その作業で超絶役に立っています。

 

スポンジや海綿を使った従来品に比べて給水体が硬いので、切手を押し付けても水が溢れてビショビショになることがありません。オススメは切手を本品からはみ出させるように置いて、糊面の半分ずつ水を付ける方法。切手のフチを持てるので、手が汚れにくくなります。

 

「切手を舐めたら汚いから舐めるな→nameruna→nameLUNA」となり、ダジャレが商品名と商品の形(月)になったという経緯が、おしゃれな見た目にマッチしていなくて好きですね。

 

【殿堂入りの理由】実用性とデザイン性ともに超優秀

「余分な水分が付かず、快適に使える切手濡らしの決定版。机に出しっぱなしにしていても邪魔にならない見た目も◎。安定感があり、倒す心配もありません」(他故さん)

↑容器部分は陶器でできており、白と黄色の2色展開。給水体を入れて上から見ると三日月に見えるデザインだ

 

★コレも殿堂入り!

《宛名書き用ガイド》

セーラー万年筆

スットカケール(はがき用)

275円

はがきに乗せてガイド穴に沿って書くだけで、宛名をバランス良く書けるスケール。「まっすぐ書くことに神経質にならなくて良いから時短に。文字数のガイドも書かれているので、改行の目安としても使えます」(他故さん)

 

↑金封の表書き用(418円)もラインナップ。美しいお手本文字見本と、祝儀・不祝儀袋に関するマナー説明書が付いている

 

【No.3】文房具ライター・きだてたくさんの殿堂入りモノ

文房具ライター

きだてたく さん

機能系から面白雑貨系まで片っ端から使い倒してレビューするライター。GetNavi webでも文房具コラムを連載している。

手軽に携帯できるコンパクトさなのに切れ味もイイ!

《携帯はさみ》

クツワ

HiLiNE 携帯はさみ

550円

刃渡り19mm・重さ7gのコンパクトな携帯はさみ。小さくとも切れ味は実用的で、硬いプラスチックタグなども簡単に切れる。刃がハンドル内に収納される構造のため、持ち歩く際の安全性も問題なしだ。

 

↑丸い部分をスライドさせると刃が出てくる。キャップレスタイプのため、キャップを失くす心配がない。よく切れる日本製の刃を採用している

 

【殿堂入りの理由】はさみを常時携帯するだけでQoLは爆上がり確定

「外出先で『はさみがほしい』と思うことは意外と多い。開けにくいお菓子の袋を切ったり封筒を開封したりと、色んな場所で役に立つこと間違いなしです」(きだてさん)

↑収納時のサイズはわずか44mm。指でつまめるコンパクトさで、ストラップに付けて手軽に持ち運べる

 

【No.4】実演販売士・レジェンド松下さんの殿堂入りモノ

実演販売士

レジェンド松下さん

1日で2億円を売り上げた実演販売士。特に調理と掃除のアイテムに精通する。店頭販売や通販番組で活躍している。

一瞬にして光り輝く理想のかかとが手に入る

《美容グッズ》

協和工業

5セカンズシャイン(かかと角質削り)

2750円

ひび割れが目立ってしまったかかとを手軽にケアして元通りにできるガラス製のかかと削り。ガラスの表面に0.02mm単位の凹凸を設けることで、水で濡らさなくてもかかとの角質を削りとれる。使用後は保湿クリームなどでケアすれば、ツルツルに。

↑表面は爪やすりの技術を応用している。使用時は何もつけずそのままでOK

 

【殿堂入りの理由】流水で丸洗いできて衛生面でも安心できる

「かかとに当てて使うので、衛生面は気になるところ。本品は、ガラス製なので使用後に気軽に水洗いできて、清潔さをキープできます! 手入れがラクだから毎日でも使えます」(松下さん)

 

↑水洗いしたあとは、乾燥させればメンテは完了。所要時間はわずかだ

 

★コレも殿堂入り!

《姿勢補正器具》

コパ・コーポレーション

骨盤整隊 カシャーン

9900円

10個の滑車と紐で骨盤を補強してくれる姿勢矯正ベルト。「マグロの一本釣りに使われるストリングスを使って自分の10倍の力で理想的な姿勢へ導いてくれます。軽いので腰痛で力が入らない人でも簡単に装着可能です!」(松下さん)

↑ベルトの素材はメッシュ状になっている。通気性が良く、長時間使用していても蒸れることはない

 

【No.5】住生活ジャーナリスト・藤原千秋さんの殿堂入りモノ

住生活ジャーナリスト

藤原千秋さん

新聞、ラジオ等で住まいや暮らしまわりの情報を発信している。外出自粛ライフを娘たちとどう快適に過ごすかが目下の課題。

凹凸のあるものや細長いものも隅々までキレイに!

《キッチンタワシ》

KBセーレン

そうじの神様キッチン用アミタワシ

実売価格349円

髪の毛より細いV字形状の繊維を束ねた網状の薄型タワシ。形状が自由に変わるので、普通のタワシでは洗いにくい凹凸のあるグリルや弁当箱、細長いコップなども隅々までピカピカに仕上がる。水切れも良いため、衛生的に使うことができる。

↑本体は薄く、屹立した特殊な繊維で作られている。スポンジと違って煮沸消毒も可能で、衛生的に長く使える

 

【殿堂入りの理由】スポンジでは洗いにくい汚れもキレイに落ちる!

「魚焼きグリルの網やザルのメッシュ部などのスポンジでは洗いにくい部分もアミタワシならよく落ちます。鍋にこびりついたカレーなどを落とすのもすごくスムーズです!」(藤原さん)

↑スポンジだと汚れを落としにくい網なども洗いやすいのが特徴。アミタワシ本体は汚れにくいのもうれしい

 

【No.6】モデル・女優・三戸なつめさんの殿堂入りモノ

モデル・女優

三戸なつめさん

文房具好きとして知られ、「なつめ文具店」と題した文房具シリーズをプロデュースしている。絵本作家としての顔も持つ。

中身を出し入れしやすいポケットで書類や小物を整理できる

《ファイルケース》

チョークボーイ

クリアファイルブック A5

638円

ハンドライティングの世界を盛り上げる人気アーティスト、「CHALKBOY」によるイラストが描かれたファイルケース。A5サイズのクリアファイルが入る収納ポケットが8つ付いている。しっかりした太めのリングを採用し、耐久性も高い。

 

↑中身の整理に役立つインデックスシールが、6枚付属する

 

↑表紙の裏にはフタ付きのポケットを備える。付箋や小さなシールなど、細々したものを収納するのに活躍する

 

【殿堂入りの理由】かわいいだけでなく使い勝手も抜群に良い!

「チョークアートのようなイラストがかわいくて、持っているだけでワクワクします。使い勝手の良いサイズ感と、ポケットの中身の出し入れのしやすさも魅力で、実用性が高いです」(三戸さん)

↑ポケットがページの半分ぐらいの深さで開きやすい。厚みがあり、ペンのクリップを引っ掛けることもできる

 

★コレも殿堂入り!

《ボールペン》

へデラ

ゲルインクボールペン

110円(ピュアハート以外)、198円(ピュアハート)

ファッショナブルなデザインで人気の、中国・上海の筆記具ブランド「KACO」とTSUTAYAのオリジナルブランド「HEDERA」のダブルネームのボールペン。「絵を描くのに使っています。手が疲れにくく描きやすいんです!」(三戸さん)

↑転がるのを防ぐ立体的なハートが付いた「ピュアハート」も用意(上)。ピュアハート以外は、軸と同じ色のインクを搭載(ピュアハートのインクは黒)している。30色展開(右)

なめらか筆記はもう常識! 最新ボールペンが「モノグラフライト」「イルミリー」で遂げたさらなる進化とは?

ボールペン史を語る上で重要な出来事はいくつもあるが、その中でも特筆すべきは、2006年の「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)発売だろう。

 

それまで、“ただ書ければそれで良し”だったボールペンに、なめらか低粘度油性インクによる“書き味の良さ”という新たな価値基準を生み出したわけで、これは間違いなく、大きなパラダイムシフトだった。

 

実際、ジェットストリームの爆発的ヒット以降に発売されたボールペンは、ほぼすべて(油性・ゲル・水性問わず)、書き味についてなんらかのアピールをすることを強いられる傾向にあったと思う。ある意味、業界全体にかけられた“書き味の呪い”とでもいうべきものだ。

 

しかし、ジェットストリーム発売から15年目を迎えた今、この呪いが徐々に解け始めているようなのだ。書き味の良くないレガシーなボールペンが駆逐され、集団の中でより注目を集めるためにはさらなるアピールが必要になった、というのもあるだろう。社会全体におけるボールペンリテラシーが上がったため、ユーザーが書き味競争に飽きてきた、というのもありそう。

 

ともあれ、2021年のボールペンは書き味が良いのが大前提だから、そこはもはやあえて語ることではない、というムードになってきているのは、間違いない。

 

パイプチップを長く伸ばした極細油性「モノグラフライト」

それなら、今のボールペンはどこをアピールするの? というと、これが面白いことに、油性インクとゲルインクでそれぞれ違う。

 

油性インクがいま進んでいるルートのひとつは、“極細化”だ。手帳筆記に向いた0.3~0.28mmという超々極細(激細)ボール径でもなめらかに書ける、というのが最近の主なトレンドで、三菱鉛筆とパイロットがここで争っている。

 

しかし、トンボ鉛筆が3月に発売した精密筆記ボールペン「モノグラフライト」は、細字傾向を追いつつも、ちょっと違う方向にハンドルを切ってきた。

トンボ鉛筆
モノグラフライト
0.3mm/0.5mm
各180円(税別)

 

その最大の特徴は「ニードルチップの長さ」である。針(ニードル)のように伸びた細いペン先は、業界最長の5.2mm。実物を握ってみると「おお、確かに長いな」と実感できるはずだ。

 

ニードルチップの利点としては、ペン先視界の広さが挙げられる。つまり、一般的な三角錐のコーンチップよりも、細いニードルチップの方が文字を書いている周辺が見やすいということ。そのニードルが長くなれば、視界を邪魔する口金からペン軸にかけての部分が上にずれるため、さらに視界は良くなるというわけだ。

↑中央が「モノグラフライト」の5.2mmロングニードルチップ。コーンチップや他のニードルチップと比較すると、1mmほど長い

 

↑絞った形状の口金とロングニードルチップ(写真右)により、文字周りの視界は従来よりも大きく広がっている

 

ボール径のラインナップは0.5mmと0.38mmなので、いま注目の激細というほどではない。が、この視界の良さは、それをフォローするに充分な性能だと感じた。

 

激細ペンで書くと当然ながら文字も小さくなるわけで、視界が悪いと、狙った位置に思ったような線を引くのは難しい。逆に、ペン先周辺がよく見えれば、細かな文字はグッと書きやすくなる。なるほど、精密筆記ボールペンとはよくいったものだ。

 

手帳に粒のような字をびっしり書くには0.38mmだとやや太いが、ノートを細かめの字で埋めるような書き方には最適だと思う。

↑0.38mmでもカリカリ感はなく、非常になめらか

 

0.4mm以下になると、全体的にややカリッとした筆記感になりがちだが、事前に想像していたよりもかなりなめらか。トンボ鉛筆独自の低粘度油性インクで、スルスルっと書くことができる。

 

これは、新開発の“スプリングレスチップ”(ボールを後ろから押すバネをなくした先端構造)と、ボール座面を真球に近付けることによって、筆記時の摩擦抵抗を従来比10%低くした結果とのこと。

 

また、インクのボテ汚れが、筆記テスト中にまったく発生しなかったことにも驚いた。実は、これまでのトンボの低粘度油性ボールペンは、ボテが出やすい傾向があり、ちょっと苦手に感じていたのだ。

ボテが出ないことで快適性はずいぶん上がるので、この進化は大歓迎である。

↑サラッとしつつ、指にしっかり食い付く新グリップ。手触りは硬めだ

 

また、個人的にいいなと感じたのが、グリップ部分だ。ディテールまで作り込まれたゴムグリップで、指への食いつきが非常に良い。それでいて、手汗をかいた状態でもしっかり握れるサラッとした感触もあり、かなりレベルが高い。

 

本来、ニードルチップは曲がりやすいため、強く握って筆圧をかけるのはNG行為。だが「モノグラフライト」の細長ニードルは切削加工で作られているため、強度は充分にあるようだ。ならば、がっちり握れるグリップでも問題はないのだろう。

ペールトーンオンリーのうっとりゲルインク「イルミリー」

さて、一方のゲルインクだが、こちらは油性にはない“発色性”を武器に、より斬新なカラー展開が主戦場となっている。ゲルインクボールペンの“インク沼化”とも呼ばれる現象だ。

 

昨年末にも、サクラクレパス「ボールサインiD」が全6色カラーブラックという、特殊すぎるラインナップで注目されていたが、対して3月発売のパイロット「イルミリー ゲルインキボールペン」は、ラインナップ12色がすべてペールトーン(高明度・低彩度の淡色)である。うーん、極端!

パイロット
イルミリー ゲルインキボールペン
全12色
各150円(税別)※期間限定販売

 

ペールトーンといえば、それこそ数十色のラインナップ中にちょっとだけ混じっている程度のカラーである。まさか、ペールトーンオンリーなシリーズが出るなんて、さすがに予想外だ。

 

ちなみに色名は「夢に見たブルーローズ(ペールトーンブルー)」や「しとやかなスミレ(ペールトーンバイオレット)」など、うっとり成分が非常に強くなっている。ただでさえすべて頭に「ペールトーン」と付くために色表記が長くなるのに、そこに加えてこのうっとり成分配合。正直、ライターという立場としては「勘弁してくれ」とも思うのだが。

↑色見本を作ってみたが、あまりに淡過ぎてきれいにスキャンできなかった!

 

そんな思いをしてまで、なぜ取り上げているかというと。「イルミリー」、すごくいい色が揃っていて……めちゃくちゃ好みなのだ。筆者の心の奥に潜む野生の乙女がキュゥゥゥゥン! と遠吠えしちゃうぐらい、好き。

 

淡い色をしっかり発色させるのは難度が高いのだが、それでも白みを含んだ美しい色合いに仕上がっている。方向性としては、1990年代にヒットしたぺんてる「Hybrid ミルキー」に近いが、より淡く、儚い色合いと言えるだろう。

↑インクの隠蔽力は強くないので、黒地での発色はいまひとつ

 

なにより色名がいい。いや、ライターとしては勘弁して欲しいけど、乙女おじさんとしては好きなのである。

 

カラーを想起させるワードとうっとり成分が濃厚に混ざりあって、ドラマチック。色名を見るだけで、なにかうっとりしたシーンを夢想するほどのパワーを感じてしまうのだ。だってほら、ペールトーンマゼンタが「真夜中のハーブティ」だぞ。しかも、実際の色もまさにイメージ通りで、ブレのない「真夜中のハーブティ」色なのも、お見事。

 

パイロットという生真面目なメーカーが、ここまでのうっとり力(うっとりりょく)を発揮するとは……申し訳ないが、予想外だった。

↑軸の印刷もほんのりと夢々しくて、うっとりする

 

実際のところ、筆記色としては淡すぎて使いづらいところもあるのだが、それはもう放っておいてかまわないと思う。

 

例えば手帳用の赤字として「ごきげんチーク(ペールトーンコーラルピンク)」を使えば、うっとりとテンションが上がりそうだし。多少は読みづらいかもだが、気にしない。さらに言えば、ただ色と雰囲気が素敵だからまとめて買っちゃう! なにに使うかは想定してないけど! という買い方でも、たぶんまったく問題ない。

 

 

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文房具ブームの火付け役「クルトガ」に「アルファゲル」の最強タッグ実現! 三菱鉛筆「ユニ アルファゲル スイッチ」に込められた逆転の発想とは?

2021年春、シャープペンシル業界に激震が走った。

 

と、そこまで大げさな事態でもないが、筆者としてはかなり驚いたのである。なにがあったのかというと、三菱鉛筆が「“クルトガモード”をオフにできるシャープペンシル」を発売したのだ。これは、本当に驚いた。えー、そんなことある!?

↑もはや伝説級に有名なシャープペンシル「クルトガ」(三菱鉛筆)

 

そもそもの話から説明しよう。「クルトガ」というのは、2008年から三菱鉛筆が発売している超絶大ヒットシャープペンシル。書くたびに、芯が9度ずつ回転することで偏減りせず、常にシャープな芯先を保つという機能「クルトガエンジン」を搭載し、均一に細い線が書けるのが特徴だ。

 

これが、メインユーザーとなる中高生の認知度100%・所有率70%以上(2013年調査)というバケモノみたいな人気で、シリーズ累計販売数も2018年末の時点で9000万本超え! おそらく一億本突破も間違いないところだろう。

 

それなのに、そこまで人気の高い機能をわざわざ“オフ”にできると謳った新製品が出るとは、つまり“メーカーによるクルトガの否定”ではないのか!? マジで!? どういうこと!?

 

……と、つまりそういうことで驚いていたわけだ。

 

クルトガモードをオフにすると、一体なにが起きるのか?

その驚きの製品というのが「ユニ アルファゲル スイッチ」(以下、スイッチ)である。

 

ちなみに「アルファゲル」というのは、グリップに衝撃吸収素材である「α GEL」を採用した、これまた三菱鉛筆の人気シリーズ。2010年には、両者を合体させた「アルファゲル クルトガエンジン搭載タイプ」も発売されている。

 

今回発売されたスイッチは、つまり「アルファゲル クルトガエンジン搭載タイプ」のクルトガオフ機能付き、という立ち位置になるのだろうか。それにしたって、製品名にクルトガと一切入っていないのには、なにか意図的なものを感じる。

三菱鉛筆
ユニ アルファゲル スイッチ 0.5mm
1000円(税別)

 

先から何度も勝手に“クルトガ機能オフ”と連呼しているが、正しくは「クルトガモード」と「HOLDモード」が切り替えられる、という表現となっている。クリップを軸後方のロゴが見える位置にセットすると、芯が回転する「クルトガモード」、ロゴを隠す位置に動かすと、芯固定の「HOLDモード」として機能する仕組みだ。

↑クリップを90度回転させてモードを切り替え。このとき、最後にカチッというまで回す必要がある

 

ここで問題となるのが、芯が尖って均一な線が書きやすいんだから、クルトガモードのままでいいんじゃない? という話。逆に言うと、HOLDモードにするメリットってなんなの? ってことだ。

 

もちろん、HOLDモードにはきちんとメリットがある。書いても芯がカチャカチャと振動せず、安定した筆記感が得られるのである。実際に筆者も、シャープペンシルをメイン使いする中高生からも、「クルトガは書くとカチャカチャいうのが気になるから使わない」と聞いたことがある。あの書き味に苦手意識を持つ層が一定数いるのは、おそらく間違いないだろう。

↑HOLDモードがあるためか、通常のクルトガよりもカチャカチャ振動する気がする

 

クルトガは、芯を紙に押しつける力を利用してギアを回転させているため、どうしても芯が戻る際にカチャカチャというブレが発生してしまう。これにロックをかけて固定するのが、HOLDモードというわけ。

 

なので、クルトガモードからHOLDモードに切り替えると、「あっ、さっきまですごいカチャカチャしてたんだ!」と気付かされる。芯の微振動が完全に抑制されているので、落ち着いた書き味となるのだ。(要するに、普通のシャープペンシルなのだが。)

↑クルトガモード中は、ペン軸中央の窓の色が芯の回転に合わせて変わり続ける

 

ところが、しばらくHOLDモードで書いていると、徐々に線が太くなってくるのが気になり出す。書き味の面でも、芯が偏減りしているのが違和感として手に感じられるはずだ。

 

もちろん、そういうときは軸を手の中で少し回転させて、自前で芯の偏減りを解消させてやればいいのだが……すっかりクルトガに慣れきった身だと、それもちょっと面倒くさいのである。結果として「あー、やっぱりクルトガって便利だな」なんて思ったり。

 

もしかして否定どころか、これによってクルトガの良さを再確認させるのが、三菱鉛筆の目論見だったりするのかもしれない。

↑比べてみると、やはり偏減りしないクルトガは文字が潰れずシャープだ

 

普段は均一な線できれいな字が書きやすいクルトガモードがいいし、板書のように集中してガーッと早書きしたい場合はHOLDモードの安定感が欲しい。つまり、その時の気分次第でクルトガエンジンをオンオフできるのは、意外とアリなんじゃないだろうか。どちらにもメリットがある以上は、切り替えができるならそれだけお得ってことだし。

↑かためアルファゲルは、握った際のグリップ力もあり、気持ち良いクッション性もありで、本当に優秀なグリップだ

 

集中してガーッと書くといえば、そういった用途に、衝撃吸収素材のグリップはとても効果的だ。

 

スイッチのグリップは、アルファゲルシリーズの中でも人気の高い「かため」を採用している。握った指への当たりはフニッと柔らかだが、ほどよい反発感もあって、筆記中のブレが少ない。個人的にも、筆記具史に残る名品だと感じるほどに大好きなグリップである。

 

長時間筆記でも指が疲れにくいため、集中力も長続きする。モードを切り替えてまで筆記感に注意を払いたい、というタイプの人が使うシャープペンシルには、ベストな装備と言えそうだ。

「UNI」の名を冠したシャープ芯

実はもうひとつ、三菱鉛筆からシャープペンシル関連の新製品が登場している。それが、13年ぶりの新芯ブランド「UNI」である。

三菱鉛筆
シャープ芯 uni
0.5mm(40本入り)、0.3mm(25本入り)
各200円(税別)
硬度にはHB、B、2Bがある。

 

三菱鉛筆のシャープ芯としてこれまでお馴染みだったのが、「ユニ ナノダイヤ」シリーズ。内部に超微粒のダイヤを練り込むことで芯強度を高めた、折れにくい芯だ。ちなみに発売はクルトガと同年の2008年。

 

以降、これまでずっと三菱の芯といえばナノダイヤ、だったわけだ。そこへ13年ぶりとなる芯の新ブランド登場。しかも三菱鉛筆のブランドネームである「uni」をそのまま名乗るのだから、これは三菱側もかなり本気だな? と感じさせる。

↑同等の力でこすり比べると、uni芯のスレ耐性の強さが分かる

 

その最大の特徴は、汚れにくさだ。今まで、シャープペンシルで書いたあとのノートが、うっすらと汚れているように感じたことはなかっただろうか? あれは紙に付着しきれなかった芯の微細な粉が、手に触れるなどして散り、紙面を汚していたのである。

 

対してuni芯は、芯に特殊な成分を配合することにより、芯の粉がしっかりと紙面に密着して飛び散りを防ぐ、とのこと。なるほど、試してみると確かに擦れたときの芯粉の広がりがまったく違う。手で触ってもスレが少なく、あきらかに汚れにくいのが見て取れるだろう。

↑タテにスライドさせると、途中から斜め後ろに動く新しい方式

 

芯ケースももちろん、これまでとは一新されている。ナノダイヤは、横スライド式のキャップを採用していたのに対し、UNI芯はケース自体をタテに大きくスライドさせて開ける方式になった。

 

横スライドキャップは、ケース自体をトントンと軽く振って少量の芯を出す構造だったが、うっかりドバッと大量の芯がこぼれ落ちる、なんてトラブルもたまにあったのだ。

↑従来(ナノダイヤ)の横スライド式開口。振り出す際に芯がドバッと出すぎることも

 

↑対してuniは、開口が大きいため、芯が1本ずつつまみやすい

 

タテスライドは開口が大きいため、そもそも振って芯を出すことがない。そのまま指で芯1本だけつまみ出せばいいので、芯ドバトラブルが起きにくいのである(寒さで指がかじかんでいると、逆に芯が取り出しにくい場合もありそうだが)。

 

芯ケースのキャップギミックは、メーカーやブランドごとに様々な方式があるので、こういう新しい構造を見るのもなかなかに面白い。

 

 

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乃木坂46・山崎怜奈が「文房具総選挙2021」の気になる文房具をお試し!

前回、文房具への愛を語ってくれた乃木坂46の山崎怜奈さんが、再び登場! 今回は、現在開催中の「文房具総選挙2021」にノミネートしている文房具を、実際に試してもらいました。果たして、れなちのハートを射止めた文房具はどれだ!?

 

「思わずテンション上がっちゃいました!」

乃木坂46 山崎怜奈さん

やまざき・れな。乃木坂46の2期生として活動。「れなち」の愛称で親しまれる文房具愛好家。TOKYO FMで冠ラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(毎週月〜木曜日13:00より放送)を持つ。

 

【文房具総選挙とは?】

“はかどり文房具”の頂点を一般投票で決める!

日々の仕事や作業、勉強の効率をあげる「はかどり文房具」のナンバーワンを決定するアワード。文房具のプロが選出したノミネート製品から、読者と一般ユーザーの投票により順位を決定する。今年で9回目の開催となる。

 

【デジアナ文房具部門】

スマホからサクサク操作ができて、繊細なデザインもきれいに印刷!

キングジム

ラベルプリンター
「テプラ」PRO SR-MK1

1万6500円(税込)

360dpiの高精細ヘッドを搭載した、「テプラ」PROシリーズ初となるスマホ専用モデル。専用アプリから、チャット感覚でテキストを入力できる。ラベルに日時などを紐付けて、スマホに通知を出せる「タイムラベル」機能付きだ。

 

【山崎怜奈のキニナル】冷蔵庫内を整理できて、賞味期限切れ防止にも!

「作り置きした食べ物の容器を整理するのに使いたい! スマホにリマインドしてくれるから、賞味期限切れの心配がないのもうれしいですね。テンプレートや絵文字がかわいいので、コレさえあればもうシールを買わなくていいかも!」(山崎さん)

 

【学生応援文房具部門】

クルマを前後に動かして、楽しみながら鉛筆を削る

プラス

ハシレ!エンピツケズリ!

3300円(税込)

本体の上に手を置き、前後に走らせることで鉛筆を削る、クルマ型の鉛筆削り。小さい手にフィットするサイズと形状で、幼い子どもでも軽い力で操作できる。削り終わったら音で知らせる「トンガリ検知機能」を備え、削りすぎを防ぐ。

★color variation

【山崎怜奈のキニナル】鉛筆を削る作業が楽しいことに変わる!

「鉛筆を削るという行為が、ただの作業じゃなくなるのが良いですね! もちろん電動の鉛筆削りは早く簡単に削れて便利ですが、削っていて楽しいワケではないので(笑)。もし自分に子どもがいたら買ってあげちゃうと思います!」(山崎さん)

 

【テレワーク&フリーアドレス文房具部門】

筆記面を守るシートが付いた自立するホワイトボードノート

学研ステイフル

Write White

880円(B6タイプ)、1320円(B5タイプ)(税込)

ノート型のホワイトボード。ボードは両面に筆記可能で、各ページの間には書いた内容を保護できる透明シートが付いている。B6タイプの表紙の端には滑り止めが備えられており、立てて使うことも可能だ。0.8mmの極細マーカーが付属。

★color variation

【山崎怜奈のキニナル】キッチンなど水回りでのメモ書きにピッタリ!

「ホワイトボードなら多少水に濡れても気にならないので、レシピや材料を書いて料理をするときに使いたいです。繰り返し書き消しできてエコなのも良いですね。立てられるので、動画配信をするときのカンペとしても活躍しそう!」(山崎さん)

 

【書く・消す部門】

持ち替えることなく“引く”と“書く”を切り替え可能

サンスター文具

Ninipie

各220円(税込)

ひとつのペン先にマーカーとニードルペンを搭載し、軸を回すだけで“引く”と“書く”を切り替えられる。濃さの異なる同系色を組み合わせたタイプと、「ライトグリーン×ピーチピンク」のように違う色を組み合わせたタイプをラインナップ。

【山崎怜奈のキニナル】持ち替える手間も色選びの悩みも解消!

「学生時代に、マーカーと細字のペンの色の組み合わせを研究していたのですが、はじめから相性の良い色が組み合わさっているなんて……すごく便利! 学生時代に欲しかったです(笑)。ペンを持ち替える手間がないのもうれしいです」(山崎さん)

 

【切る・貼る・綴じる部門】

現代版にアップデートされた手のひらサイズの文具セット

プラス

チームデミ

6600円(税込)

1984年に発売されて一世を風靡した小型文具セットの最新版。はさみや液体のりなど、従来品と同じ7種類の文房具に、SIMカード交換用ピンが追加された。各アイテムとケースに磁石が埋め込まれており、吸い付くように収納される。

★color variation

【山崎怜奈のキニナル】日常で使う文房具がひと揃いして安心

「使う頻度の高い文房具がまとまっていて安心。特にメジャーが入っているのはありがたいですね。持っていない人は多いですが、家具や家電を選ぶとき必要になるので。磁石のおかげで個々のアイテムを失くしづらいのも良い!」(山崎さん)

↑「ピタッと収納できる!」と驚く山崎さん

 

【文房具総選挙2021 開催概要】

2020年度に登場した商品のなかから、99点のはかどり文 房具がノミネート。「テレワーク&フリーアドレス文房具部門」や「学生応援文房具部門」など全8部門を用意し、4月25日23:59まで投票を受付中だ。今年は、どの文房具が大賞に輝くのか!?

 

■投票はコチラから!

特設サイト(https://forms.gle/LFvaVhBpmvBviECNA)に設置された投票フォームから、誰でも手軽に投票できる。特設サイトには、全ノミネート商品の紹介記事も掲載している。

 

【投票〆切】2021年4月25日(日)

 

★結果発表は雑誌「GetNavi」7月号と「GetNavi web」で!

投票結果は5月24日発売のGetNavi7月号と「GetNavi web」の特集ページで発表! 最も票を集めた大賞はもちろん、部門ごとの順位や選考委員特別賞なども公開する。読めば文房具選びが“はかどる”はず!

 

★お店の売り場もチェック!

結果発表と同時に、全国の伊東屋やイオン、イオンモールの店頭に、入賞商品を並べた特設売り場を設置(一部商品、一部店舗を除く)。特設売り場では、れなちのインタビューが載った冊子を無料配布するので要チェック!

 

「文房具総選挙2021」投票フォーム

文房具総選挙2021の投票期間も、残りわずか! こちらから、ふるってご参加ください。

 

【4/25(日)23:59まで】

投票フォーム → https://forms.gle/LFvaVhBpmvBviECNA

※各部門3商品まで投票できます。

 

文房具総選挙とは?

仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回「文房具総選挙2021」で、9回目の開催となります。

 

「文房具総選挙2021」は全8部門・99商品がノミネート!

仕事や勉強など作業をはかどらせる機能をもっていることを条件に、2020年4月以降に発売され、2021年3月23日までに情報公開された文房具から選考。各商品のはかどりポイントは、下記から確認できます。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。

https://getnavi.jp/stationery/585417/

 

「文房具総選挙」特集ページ

 

光宗薫さん出演決定! 中間速報の結果は!?「文房具総選挙2021」オンラインイベントは4月17日開催

現在投票受付期間中の「文房具総選挙2021」。4月17日(土)に、イベントの開催が決定しました。

 

例年、ノミネート商品のタッチアンドトライを主とした内容で催してきましたが、コロナ禍の下、安全に万全の態勢でお届けするため、今年はYouTubeライブで配信するオンラインイベントに。文房具の殿堂ともいえる、銀座・伊東屋「G.Itoya」から、およそ2時間にわたってお届けします。

【開催日時・配信URL】
4月17日(土)13時〜(15時終了予定)
https://youtu.be/TzTggz2nJOk

 

イベントの見どころは?

ポイントは3点。1つめは中間結果発表と、それをふまえた選考委員によるノミネート商品の解説、2つめは会場の立地を生かした“文房具散歩”、3つめは話題の“ボールペン画家”をゲストに迎えたスペシャルコーナーです。

 

1.
中間結果を発表!
文房具のプロたちは「文房具総選挙2021」大賞をどう予測する?

4月25日(日)23:59までウェブ投票を受付中の「文房具総選挙2021」。イベント第一部では、4月10日までに投じられた票を集計した、中間結果を発表します。それをふまえて、選考委員に名を連ねる文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川耕さんの3名が、注目のノミネート商品や、2020年度の文房具の傾向、大賞予測などもりだくさんの内容でトークを繰り広げます。

↑「文房具総選挙2021」選考委員7名のうち、文具ソムリエール・菅未里さん、文具ライター・きだてたくさん、放送作家兼文具ライター・古川耕さん(写真左から)が登壇

 

「文房具総選挙」とは?

過去1年間に発売された新商品から、仕事や作業、勉強などの効率を上げる「はかどり文房具」を、文房具に精通した専門家たちが選出。ノミネート商品のなかから、読者や一般ユーザーが「はかどり力」に納得したアイテムに投票し大賞を決定するアワードで、9回目となる今回は全8部門99商品がノミネートしています。

ノミネート商品の一覧と投票フォームへの入り口はこちら
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

2.
銀座・伊東屋店内から中継!
菅未里さんが“おうち時間”を充実させる最新文房具を探す「伊東屋さんぽ」

第二部は、最新の文房具について。新型コロナウイルスに暮らしが脅かされるようになって、はや1年。人と直接会ってのコミュニケーションが制限され自宅で過ごす時間が増えるなか、“おうち時間”を快適にしたりはかどらせたり、元気付けてくれた文房具とは?

 

菅未里さんが、伊東屋の文房具バイヤー・吉田聡さんとともに「おうち時間を快適にする文房具」を探して、配信スタジオを設けた銀座・伊東屋の店内へ! その様子を現場から“生中継”します。

↑銀座・伊東屋「G.Itoya」の入り口。4月17日(土)13時から店内にスタジオを構え、イベントを配信します。(スタジオには入場できません)

 

3.
スペシャルゲストをお迎え!
話題のボールペン画家・光宗薫さんの「ボールペントーク」

第三部では、スペシャルゲストをお迎えします。元AKB48のメンバーであり、現在は女優・モデルとして活躍する光宗薫さん。10年ほど前から取り組んでいるボールペン画と愛用のボールペンについて、たっぷりとお話をうかがいます。

女優・モデル・アーティスト/光宗 薫

1993年生まれ、大阪府出身。AKB48のメンバーとして活動後、現在は女優・モデルとして活躍中。ボール径0.7mmボールペンを駆使した細密なボールペン画を描くほか、水彩画では『プレバト!』の準レギュラーとして出演を重ねるなど、アーティストとしての活動も話題。

細密ぶりに驚かされる「ボールペン画」はこちらから
https://www.instagram.com/mtmnkor/
https://twitter.com/mtmnkor

 

以上のように、三部にわたって「文房具総選挙2021」と文房具にまつわる盛りだくさんの内容でお届けします。4月17日13時をお楽しみに!

 

※上記のコンテンツ内容は現時点での予定です。予告なく内容に一部変更が発生する可能性があります。

 

「文房具総選挙」スペシャルサイト
https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/


https://forms.gle/LFvaVhBpmvBviECNA

 

文房具好きの乃木坂46山崎怜奈が語る「私と文房具」【文房具総選挙2021スペシャルインタビュー】

慶応義塾大学卒の才女として知られる乃木坂46の山崎怜奈さんは、文房具愛好家という一面も持つ。2月に上梓した「歴史のじかん」では、題字やあとがきで直筆の文字を採用し、書店に飾るポップも手書きで作成した。手書きを大切にする山崎さんに、文房具への思いを語ってもらった。

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

使い心地の良い文房具に出会うと、味方が増えた気分になるんです

乃木坂46

山崎怜奈さん

やまざき・れな ●2013年より乃木坂46の2期生として活動。歴史や世界遺産をはじめとして様々なジャンルにおいて知識欲が旺盛で、クイズ番組でも活躍している。好きな歴史上の偉人は坂本龍馬と渋沢栄一。

 

文房具では、特に筆記具が好きです。毎日持ち歩いているペンには専門店で調合したオリジナルインクを入れて、手紙を書くときなどに使っています。絵が上手な父と、絵葉書を描くのが好きな祖母の影響で、小さいころから絵を描くのが大好きで。そこから文房具に興味を持つようになり、文字を書くことに興味が移っていきました。

 

中学、高校で試験勉強をするようになると、赤い透明シートで隠せるペンとマーカーのベストな組み合わせをかなり研究しました(笑)。ノート作りにもこだわりがあります。授業を聞いて大事だと思ったことがらを、あえて空欄にして板書を写すんです。即興で問題集を作るイメージ。そして家に帰ってから、復習しながら赤シートで消える色のペンで空欄を埋める。試験の前にノート作りをする人は多いと思いますが、私は普段の授業でそれをやっていました。高校生のころからこのお仕事をしていたので、どうすれば効率良く勉強できるかを考えてたどり着いた方法です。工夫するなかで、使い心地の良い文房具に出会うと、強い味方が増えたような気がしてうれしくなります。いまも筆記具は書棚の引き出し3段ぶんくらい持っていて、細字ペン、太字ペン、シャープペンと鉛筆に分けて収納しています。

 

ありがたいことに、最近はテレビやラジオ、雑誌などのお仕事をいただけるようになってきました。でも、どんなに忙しくても、週に一度は書き物をする時間を確保しています。書かないとモヤモヤが溜まっちゃうんです。ふと良いと思った言葉、共演する方について調べたことや聞きたいことなどを書き留めています。先生などからお話をうかがうときは、聞き逃さないよう録音してあとでノートにまとめることも。「歴史のじかん」のコラムテーマも、ノートに書き溜めた内容をヒントに選びました。あとは「35歳までにやりたいことリスト」も書き出しています。2年ほど前にゲッターズ飯田さんにうかがった話をベースに、いつまでにこれをしよう、と。そのときは実現が難しそうと思いながら書きましたが、いま振り返ると結構実現しているんですよ。“言霊”ではないですが、実際に文字として書き出すことは大切だと実感しています。

 

【怜奈のこだわり】

ノートの中紙は白ではなく やさしいクリーム色が好き

「普段、スマホのブルーライトが目に入ったり、台本などで白い紙を見たりして目を酷使しているので、ノートの紙色はやさしいクリーム系が良いと思っています。ノートを開く時間は、自分に向き合う時間でもあるので」(山崎さん)

 

マイノートに書き込むときは ボール径0.4mmの黒一択

「滑らかに書けてくっきり濃いペンが好きなので、サラサのボール径0.4mmを愛用。リフィルは箱買いしてストック中です。愛用のノートに違うペンの筆跡を混ぜたくないので、忘れないよう全部のバッグに入れています」(山崎さん)

 

【愛用中の文房具】

↑左のペンには、茶色がかったオレンジ色に調合したオリジナルインクを入れている。ノートはノーブルシリーズの横罫タイプを何年も愛用(写真上)。背表紙の裏に、手紙を書くときに使うマスキングテープや付箋を貼っている(写真下)

 

【Information】

■Book

幻冬舎

歴史のじかん

1650円

「応仁の乱」や「忠臣蔵」など14のテーマを、専門家たちと対談形式で掘り下げるいままでにない歴史本。歴史愛にあふれる考察と、23歳のいまを閉じ込めたコラムは読み応えたっぷりだ。

 

■Radio

TOKYO FM

山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

自身初の冠レギュラー番組であり、乃木坂46メンバーとして初の帯番組。生活の現場で感じるモヤモヤやザラつきをリスナーとともにすっきりさせる。毎週月〜木曜日の13時より放送中。

 

撮影/中田 悟 ヘアメイク/稲葉紀和 スタイリング/菅野 悠

新「サラサ」は鮮やか発色! 従来比27%濃いゼブラのボールペン「サラサR」で気分も上向く!

サラサラとした軽い書き心地と、豊富なカラーバリエーションでヒット商品となったジェルボールペン「サラサ」シリーズ。授業のノートをとる時や家での勉強に、毎日のビジネスシーンでと、その用途はシーンを選ばず、幅広い世代から人気を集めています。

 

サラサシリーズを発売する筆記具メーカーのゼブラでは、2000年の登場以来、ニーズやトレンドに合わせて、商品やインクの色数を増やしながら、インクがなくなる最後まで書ける品質を追求してきました。

 

そんなサラサシリーズに、2021年3月22日より新シリーズ「サラサR」が登場しました。


ゼブラ
サラサR(サラサアール)
各110円(税込)

 

【商品情報】
・ボール径:0.4mm ※黒・赤・青インクのみ0.5mmも発売
・インク:ジェル(ゲル)インキ
・インクの素材:水性染料
・インク色(全14色、写真左から):(白軸)黒・ブルーブラック・青・スカイブルー・緑・フレッシュグリーン・オレンジ・赤・ピンク・マゼンタ・バイオレット・ブルーグレー・グリーンブラック・レッドブラック(黒軸)黒
その他:使い切りタイプ

 

濃さ27%アップで前向きな気分に

濃くあざやかな筆記線と、カラーバリエーションが豊富なことから、学生がノートを取るときに使われることの多いジェルボールペン。

 

その中でも、ゼブラのジェルボールペン「サラサクリップ」は、さらさらとした書き心地の良さが幅広い世代から愛されている筆記具で、ジェルボールペン9年連続売上No.1、累計販売本数8億本(2020年9月時点ゼブラ出荷実績)を達成したロングセラー商品です。

 

今回新発売となる「サラサR」は、従来品と比べて約27%濃くあざやかに書けるインクを採用。

↑(左)従来品で書いたノート(右)サラサRで書いたノート

 

きれいで見やすいノート作りをしたい学生のニーズに応えました。また、パキッとした色味は、おうち時間が増え、モチベーションの維持に苦労するなかでも前向きな気持ちにしてくれるでしょう。

 

インクの色は、全部で14色。赤、オレンジ、ピンクは赤シートを重ねると文字が隠れるので、暗記したい内容を書くのにも適しています。

 

白を基調としたシンプルなボディ

ボディは、白を基調としたシンプルなデザイン。他の文房具と合わせやすいのが特徴です。また、ノック部分とクリップの一部にインク色を表現しているため、筆箱の中やペン立てでも見分けやすいはず。

↑濃く、鮮やかな文字でノートをとれる

 

5色ずつまとめた教科別「勉強セット」も限定発売

さらに学生がノートを取るときに、こだわりの色を使う傾向があることから、教科別のおすすめカラー5色をセットにした「勉強セット」も数量限定で発売。

 

それぞれの教科の組み合わせは、カラーコーディネーターが前向きな気持ちで勉強できるよう診断したもの。もちろん、勉強以外のシーンでも使えるので、チェックしてみてください。


ゼブラ
サラサR 0.4 限定5色セット
550円(税込)

 

【セット内容】
国語:ブルーブラック、青、ピンク、赤、バイオレット
数学:青、スカイブルー、オレンジ、赤、マゼンタ
英語:ブルーグレー、スカイブルー、オレンジ、ピンク、赤
理科:黒、スカイブルー、緑、オレンジ、赤
社会:スカイブルー、フレッシュグリーン、オレンジ、赤、レッドブラック

「バッグインバッグ」ならぬ「バッグインバッグインバッグ」で整理整頓が捗る【愛用品コラム13】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【愛用品13:クツワ「タブラ」】

 

●起

「バッグインバッグ」は決して新しいジャンルではないが、新型コロナをきっかけに脚光を浴びているジャンルである。その名の通り、バッグの中に入れるバッグで、ケーブルや充電器はもちろん、電卓やペンなどオフィスで使うものを収納できるものだ。特に都市圏のワーカーにとっては、在宅勤務やリモートワークする日もあれば、オフィスで仕事をする日もあればという場合、これらを整理整頓して体系的に持ち運べる。

 

●承

私はメインのバッグインバッグに、リヒトラブの「SMART FIT ACTACT バッグインバッグ」を使っている。が、MacBookとiPadとiPad miniと周辺機器を入れるともうパンパン。めっきり少なくなったとはいえ、紙資料を入れる仕組みが欲しい。

 

●転

そこで導入したのが、クツワの「タブラ」だ。この商品は、表面にケーブルなどを入れるスペースが4つほどあり、裏面は紙を挟める構造になっている。Makuakeでプロジェクトされたアイテムで、7000%近い達成率を実現。クラファンで達成率だけ見ると本質を見誤るが、1400万円近い応援を集めているので、バッグの整理整頓で悩む人がとにかく多いのだと思う。

 

●結

で、私の場合、リヒトラブの中にタブラを突っ込んで、「バッグインバッグインバッグ」にして使っている。別に、それぞれでリュックに入れればいいのだが、ちょうど入る余地があったので、入れてみたらジャストサイズで気持ちいい!こんな使い方をする人はいないと思うが、自分だけのカスタマイズ感を楽しんでいる。あとは、とにかくバッグインバッグインバッグって言いたいだけ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。

 

開ければどこでも即オフィス! カウネット「テレワークノートPCカバー」の絶大な威力【文房具総選挙2021注目アイテム】

「テレワークノートPCカバー」は、ワークツールをひとつにまとめられる収納アイテムだ。開くだけでどこでもサッと仕事を始められ、切り上げるときも簡単。今回、「文房具総選挙2021」にノミネートしているGetNavi注目の同アイテムをガジェットのプロが実際に使用。使ってみての本音レビューをお届け!

 

【テレワーク&フリーアドレス文房具部門ノミネート】

カウネット

テレワークノートPCカバー

3280円(シンプルタイプ)、3980円(スタンドタイプ)

ノートPCを収納できるカバー。装着したままPCを開けるため、すぐに仕事に取り掛かれる。マウスやACアダプタなどを収納できる6つのポケットや、付箋を貼り付けられる専用ボードも備える。スタンドタイプは高さを出すことで目線をあげて打鍵が可能。

 

【colour variation】

 

文房具総選挙とは?

雑誌「GetNavi」とウェブメディア「GetNavi web」が主催。仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回で9回目となる。

 

【解説する人】

ガジェット好きにもオススメです!

テクニカルライター
湯浅顕人さん

PC&AVのライター。デジタルガジェットが好きで、プライベートの旅行でもPCや大量のガジェットとともに行動する。

 

仕事道具がひとつにまとまり、オン・オフのスイッチになる

本品は、単なる収納グッズではなく“仕事の流れ”を作ってくれるアイテムだ。

 

ポケットから必要なアイテムを取り出し、スタンドを立ててカバーを開く。それだけで「オフィス設営」が完了。そして、カバーを閉じて各種アイテムをポケットにしまえば「撤収」完了。つまり、広げることが「出社」、閉じることが「帰宅」となり、オン・オフの切り替えが難しい在宅ワークで、気持ちを切り替えるトリガーになるのだ。もはや「ベリースモールオフィス」と言っても過言ではない。

 

もちろん機能面も優秀だ。例えば、カバーとスタンドが一体化しているため、持ち運ぶアイテムが減るし、PCをカバーから出して、広げたスタンドに乗せるという手間も省ける。ポケットが用途を決め打ちしたサイズになっているのも良い。おかげで収納するときに迷いが生じず、指定の席に指定のモノが入っていないときには、入れ忘れにすぐ気付ける。

 

名前に「テレワーク」とあるが、オフィスでの使用もオススメだ。社内での移動時に、PCをトレイのように使っている人は多いだろう。マウスや書類を乗せて移動し、ドアを開けるときに乗せたモノが落下。本品があれば、そんな“オフィスあるある”も防げるのだ。

 

<「テレワークノートPCカバー」はココもスゴイ!>

【その01】伸縮素材のポケットが中身をしっかりホールド!

↑仕事道具が…

       ▼

↑全部入る!

 

「ポケットの素材と構造が絶妙! 伸縮する生地なので、マウスやACアダプターなどの出し入れがスムーズにできます。一方で、入れたあとは開口部がやや絞られるため、中身が飛び出しにくく安心して持ち運べる。収納力も十分です」(湯浅さん)

 

【その02】PCスタンドとしても使える!

●シンプルタイプにはスタンドは付きません

 

「スタンドは、立てるのもたたむのも片手のみのワンアクションでOK。重めのPCを乗せて打鍵してもグラつかず、簡易スタンドとは思えない安定感です。画面の位置が高くなるので猫背を防げ、長時間作業をしても疲れにくかったです」(湯浅さん)

 

【その03】付箋を貼れる専用ボードが付いている!

       ▼

「新幹線や飛行機などの狭いテーブルでも、付箋に書いたメモを参照しながら作業ができて便利。ボードがスライド式なので、移動をするときにも付箋を貼り付けたまま収納でき、貼り剥がしの手間や紛失の心配がありません」(湯浅さん)

 

カウネット「テレワークノートPCカバー」の詳細はコチラ!

ポータブルなペン立てが旬! 最新の“自立型ペンケース”は収納力も中身の見やすさも申し分なし!

文房具に対して、文房具好きと一般ユーザーとの間には、さまざまな“認識の違い”というものがある。文房具好きならば家に備えていて当然と感じているものが、一般的な家庭にはなかったり。そういった類いのことだ。

 

そして以前、筆者が一般ユーザーに分類される知人のお宅にお邪魔して、「え! うそ! ないの?」と驚いたのが、ペン立てである。

 

「オフィスでは、ボールペンとかマーカーとかあれこれ使うからペン立てを使ってるけど、家庭内ではそんなにペンもないし。あるだけ邪魔だわ」ということらしい。なるほど、そのご意見も確かにごもっとも。当時はそう納得したのである。

 

とはいえ、昨今のテレワークの機会増加で、自宅でも文房具を使う機会が増えた人も多いはず。仕事がノートPCだけで完結するなら問題ないが、まだまだ紙の書類や資料を手にすることはあるだろう。

 

ただ、それなら家で仕事するスペースにも、ペン立てさえあればイイ……となるわけではないのが、難しいところだ。なにしろそこは、仕事をしていない時は普通のリビングテービルだったりコタツだったりする確率が非常に高い。つまり、ペン立てを常備すると邪魔になる率も高いわけで。

 

ということならやっぱり、“持ち運びができてペン立てにもなる自立型ペンケース”が便利だと思うのである。

 

そこで今回は、最近発売されたばかりの最新自立型ペンケースを2点紹介したい。

 

絶対に倒れない! 不動のシリコンペンケース「エアピタ」

クツワ初の自立型ペンケースとなる「エアピタ」は、ツルツルしたシリコン製のボディに巨大ながま口がついて、見た目は相当にファニーだ。しかし、使ってみると意外なほどに実用的なのである。

クツワ
エアピタ
1400円(税別)

 

件の巨大がま口には金属製のフレームが入っているので、カパッと開けると、そのままスムーズに大きく開口する。

 

ボディの半分程度が開く構造なので、中に入っている筆記具などが丸見え。中身の一覧性はペンケースの使いやすさに直結するが、これはまず申し分ないレベルと言えるだろう。開口部は、下端の高さが約95mmとそれなりに低いので、ペン型ハサミなどもだいたいのものは頭が出るはずだ。

 

ただし、他の自立型ペンケースでは定番機能になっている“消しゴムやふせん類を分けて収納できるポケット”がないのは、ちょっと残念なポイントと言える。

↑容量はボールペンで最大25本ほど。ボディが大きめで中仕切りもないので、かなりたっぷりとペン類を飲み込む

 

最大に開いたがま口のフタ側は、受け皿として機能するので、ここに一時的にストックしておきたい小物などを置いておくことが可能。さらにスマホを立てかけておくこともできるので、Zoom会議やビデオ通話にも使いやすい。シリコンゴムの摩擦とがま口の口金を使えば、縦置き・横置きどちらでも大丈夫だ。

↑幅内寸は約80mmで、縦に長いMax系iPhoneでもすっぽりと収まる。ただし、置いている間は中身が取り出せなくなるが……

 

そしてもっとも特徴的なのが、なにをどうやっても倒れない、という点。

 

自立型ペンケースは、機構上どうしてもタテに細長く、接地する面積が狭い。“狭い場所にも置ける”というのが最大のメリットなので仕方ないのだが、それは同時に、倒れやすいというデメリットも含んでしまう。

 

ペンケースの中身がザラザラとこぼれてしまうと、もうそれ以降テンションはダダ下がり。しかし「エアピタ」は、トンと置くだけで自動的に底面の吸盤が机にピタッとくっついて安定し、倒れないのだ。

↑単なる薄いゴム板に見えるが、実はやたらと強力な底面の吸盤(ピンクのパーツ)だ

 

↑中が空であれば、この通り逆さまにしてもしっかりと吸着している

 

この吸盤が本当にやたらと高性能で、一度ツルツルの面に吸着したら、逆さにしたって剥がれ落ちないレベル。これなら手が当たろうが、ノートPCのカドがゴン! と当たろうが(筆者がよくやるミス)、まず倒れることはないはず。試しに無理矢理倒そうとすると、先にペンケース本体がぐにゃっと曲がってしまった。

 

他社製の自立型ペンケースにも底面吸盤を備えたものはあるが、吸着強度は圧倒的にこちらの勝ちと言える。

↑狭い場所で使うと意外と頻発する、“ノートPCが自立ペンケースにガチャーン!”事件。でも吸盤でくっついていれば安心だ

 

↑取り外すときは「PUSH」ボタンを軽く押すだけ

 

そんな強力な吸盤、剥がすときはいったいどうするの? という話なのだが、正面底に見える「PUSH」と表記されたパーツを軽く押しつつ持ち上げれば、スルッと取れる仕組みになっている。こういった取り扱いのラクさも、実用的だと感じるポイントのひとつだ。

 

あの30度傾きペンケース「デテクール」がコンパクトになった!

もう一点紹介したいのは、レイメイ藤井の「デテクールモバイル」。以前にこの連載でも紹介した「デテクールペンケース」のコンパクト版として、2021年1月に発売されたばかりだ。

 

単にサイズが小さくなっただけなので、もちろん、あの特徴的な30度傾き機構もそのまま搭載している。

レイメイ藤井
デテクールモバイル
1600円(税別)

 

ご存じない方には「あの30度傾き機構」と言われてもなんのこっちゃ!? という感じだろうから、あらためて説明しよう。

 

使用時には、まずダブルジッパーをそのまま上端まで上げ、開いたフタをめくって、背面底部にくっつける(フタ先端をマグネットで固定する)。

 

そして、中におさまった、ペンなどを収納しているケースを指で引き出す。すると、ケースが30度ほど傾いた状態に変形。つまり、立っているペンの後端をこちら側に差し出すように保持してくれる、という仕組みなのだ。

↑ケースが傾く、かなり独特なギミック

 

30度傾斜のペン立ては、中身の出し入れがスムーズなのがメリット。一般的なペン立てがペンを垂直(真上)に出し入れするのに比べると、腕の動きに無理がなく、やりやすいのである。

 

特にペンを戻す動作は、机にヒジを置いたままの姿勢でポイッと投げ込むようにできるので、非常にラクだ。

↑傾くことによって、垂直方向よりも腕の動きが少なくペンが出し入れできるのは、大きなメリット

 

コンパクト版となる「デテクールモバイル」は、元の「デテクール」と比べて、およそ90%に縮小したサイズ感となっている。セミハードケース、かつそこそこ大きかった「デテクール」は、カバンに収納しにくい、という意見がメーカーに寄せられたようで、確かに筆者も、前回のレビューでそう感じた旨を書いていた。

 

正直に言えば、「デテクールモバイル」もそんなに小さくはないのだけれど……。縮小化は容量とトレードオフになるし、さらには底面積が減ることで転倒しやすくなるというデメリットもある。そういう意味で、これくらいがちょうどいいのでは? というメーカー判断なのだろう。

↑ベースとなる「デテクール」(写真左)と比較すると、一回り小さいかな? というくらいのサイズ

 

コンパクト化で、メイン収納のケース容量は減っているが、その代わりに小物収納ポケットが増やされている。以前と同じ上部のポケットに加えて、ケース前面にもふせんやボールペンの交換リフィルが入るポケットを装備。さらに、本体の両側面と背面にも、薄物を収納するポケットが追加された。

 

側・背面のポケットは、ケースには入れづらい定規などがちょうど収納できそうだ。

↑小型化で収納が減った分をフォローできる外部ポケット

 

↑ケースに入れると底に沈んでしまう小物は、前面ポケットがありがたい

 

テレワークでどれくらいの量の筆記具を使うかは、職種によってまちまちだとは思うが、例えばボールペン1本、ラインマーカー2本、サインペン1本、シャープペンシル1本……という程度の構成であれば、大きなペンケースは単に置き場所の無駄となる。であれば、「デテクールモバイル」で充分に余裕のある運用ができるし、しかも出し入れがラクなのは便利だろう。

 

そういう意味では、「高機能なペンケース」を、自分の運用に合わせてサイズから選べるのは、ありがたいことだと思うのだ。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

「6色の黒」で個性を表現! サクラクレパス「ボールサイン iD」、文房具好き6人のそれぞれ推し色は?【文房具総選挙2021】

「ボールサイン iD」は、6色の黒インキを揃えるペンだ。一見微細な違いだが与える印象は明らかに異なり、ビジネスの場でも個性を表現できる。そこで今回は、文房具好き6人が“推しブラック”の魅力を熱弁!「文房具総選挙2021」にノミネートしている同アイテムがどれだけ魅力的なのか、ご紹介します。

 

文房具総選挙とは?

雑誌「GetNavi」とウェブメディア「GetNavi web」が主催。仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回で9回目となる。

 

【書く・消す 部門ノミネート】

黒ペンも“多様性”の時代!

サクラクレパス

ボールサイン iD

220円

6色の黒インキをラインナップするノック式単色ペン。名前の「iD」は“自分の色を選ぶ=独自性(identity)”に由来する。軸色はボール径0.4mmがライトグレー、0.5mmがダークグレーだ。

 

↑ボディは新感覚iD設計。両サイドの角に丸みを持たせることで、六角形の安定感と自然な指馴染みを両立している

 

<私の“推しブラック”>

【No.1】文房具ライター きだてたく さんの場合

↑機能系から面白雑貨系まで片っ端から使い倒してレビューするライター。GetNavi webでも文房具コラムを連載中

 

【My favorite Black】ミステリアスブラック

使いこなせるとカッコ良い! 大人の雰囲気を醸す妖艶な黒

「その名の通り、紫色が発する妖しさが良い。6色のなかで最もダークな大人の雰囲気を感じるのだ。この色を使いこなせる人って、男女問わずめちゃくちゃカッコ良いのでは? ということで、ミステリアスなダンディを目指して常時愛用中です」(きだてさん)

 

【No.2】文具ソムリエール 菅 未里さんの場合

↑文房具に関するメディア出演や商品監修などで活躍し、著作も多数。GetNavi webで「菅 未里の自腹買い文房具」を連載中

 

【My favorite Black】カシスブラック

文字に暖かみが生まれるから、感謝を伝えるときに最

「よく見るとほんのりと赤みがかかっていて、普通の黒よりも暖かみを感じられるのが魅力です。お礼状などに使えば、きちんとした印象を与えながらも、感謝の気持ちが伝わる気がします。フォーマルなシーンで文字に想いを乗せたいときにピッタリ」(菅さん)

 

【No.3】ライター/放送作家 古川 耕さんの場合

↑「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサー。本誌では文房具コラム「手書きをめぐる冒険」を執筆

 

【My favorite Black】モカブラック

暖かみがあって味わい深く、クリーム色の紙とも相性抜群

「ブラックの派生カラーだとブルーブラックがお馴染みですが、個人的には断然モカブラック。黒よりも柔らかく飽きがこないうえ、ブルーブラックより暖かみがあって味わい深い。そして何より、クリーム色の紙を使ったノートとの相性が最高です!」(古川さん)

 

【No.4】ビジネス書作家 美崎栄一郎さんの場合

↑著書では、アナログとデジタルを組み合わせるノート術を提案。商品開発コンサルタントや講演家としても活動する

 

【My favorite Black】ナイトブラック

ノートも書類もコレ1本! 青ペンの代わりに大活躍

「ノートを取るのは青ペン派。ただ青は公的な書類には使いづらく、黒ペンも持ち歩いていました(気持ち的な問題でしかないのですが……)。その点、コレはそこはかとないブルー。気に入りましたね。おかげでいまは、ノートも書類もこの1本でOKです」(美崎さん)

 

【No.5】GetNavi編集部 文房具担当 鈴木翔子の場合

↑担当歴4年目。子どものころから紙モノ文房具に目がなく、書棚には読書や映画鑑賞の記録をまとめたノートが並ぶ

 

【My favorite Black】フォレストブラック

懐の深さを感じる色合いは、心の中を旅するときのお供に◎

「新緑のような緑ではなく、太古の深い森を想起させる色合い。真っ白な紙に書いたときに、白のまぶしさが和らぐ気がします。どっしりと構えながらもやさしく包み込んでくれる色味で、日記を書くときなど心の中に深く潜りたいときに使いたくなります」(鈴木)

 

【No.6】GetNavi web編集部 文房具担当 和田史子の場合

↑雑誌編集を経てウェブ編集へ。PCでメモを取るスタイルに移行した時期もあったが、手書きに回帰。ペンと紙を愛する

 

【My favorite Black】ピュアブラック

あえて選ぶ価値のある、やさしい発色が魅力の純な色

「“6色の黒”を謳うシリーズで、シンプルな“黒”を選ぶ人は天邪鬼でしょう。でも、宛名書きや社内書類への記入など、フォーマルなシーンではやっぱり安心の黒! しかも、するすると出てちょっとやさしく発色する黒インキは、あえて選ぶ価値があるのです」(和田)

 

サクラクレパス「ボールサイン iD」の詳細はコチラ!

Apple製品持ち歩き過ぎな人のための「バッグインバッグ」【愛用品コラム06】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 06:リヒトラブのバッグインバッグ】

●起

ふだん、作業用デバイスで持ち歩くのは

・12インチMacBook:記事執筆&制作用
・10.2インチiPad:記事校正&校了用
・Logicoolデジタルペン:赤字入れ用(Apple Pencilも予備で)
・iPad mini:サブディスプレイ用
・Wi-Fiルーター:上記デバイスの通信用

っていう感じで、多い。本当はもっと少なくできるのだけど、多い。これらの充電器やケーブルも持ち歩くと、本当に多い。

 

●承

これらを1つにまとめて収納しているのがリヒトラブの「SMART FIT ACTACT バッグインバッグ」。現時点で、私のマイベストのバッグインバッグだ。とりあえず、MacBookとiPadとiPad miniを同時に使っても、「同時に持ち運びたい」という酔狂な人はあまりいないはずで、購入してすべてハマったときの快感といったらドバドバ。文具アイテムはパズルのように試行錯誤するのが楽しい。

 

●転

バッグインバッグは、今旬なアイテムだ。会社であちこち移動する時はこれひとつを持ち歩けばいいし、在宅勤務の場合でも、妻がオンライン会議中は、娘の部屋に移動したり、洗面所に移動したりをこれひとつで可能。

 

あとは、1日と始まりと終わりを区切れるアイテムとしても良い。リモートワークでオン・オフが付けにくいとは散々言われているけど、1日の始まりは、このバッグからデバイスたちを出して並べる、1日の終わりは、元の場所に戻す。この単純な作業だけでも区切りがつく。

 

●結

最近は、在宅勤務になって本当にペーパーレスになり、クリアファイルが必要最低限で済むようになった。そこでこのバッグインバッグの中にさらにバッグインバッグを入れて、「バッグインバッグインバッグ」を構築中。その詳細はまた今度。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。最新コラムは下記からご覧ください。

どれが一番書きやすい!? 手帳に使いたい0.3mm以下の「超極細字ボールペン」7モデルを使い比べ!

ボールペンを選ぶ際の基準にはさまざまあるが、手帳へ小さな字を書き込む機会が多いのであれば、“超極細字”が書ける0.3mm以下のボール径が便利だ。

 

小さな字も潰れにくいので可読性が高いし、狭い面積に密度を高く情報が書き込めるのは、超極細字ならではと言えるだろう。なにしろ“ボール径0.3mm”といえば、筆記線の幅は0.15~0.2mm程度。0.5mm径の線幅が0.3mm台なので、ほぼ倍は違うことになる。

 

最近はシステム手帳界隈でも、名刺より一回り大きいくらいの“M5サイズ”が人気。小さな紙面に太いペンでは、とても書いていられないのだ。

↑コクヨ「ジブン手帳」も、紙面に3.5mm方眼を採用している関係で、細いペンとの相性が良い。小さな3.5mm方眼にみっちりと字を詰め込みたいなら、やはり超極細がいいだろう

 

もうひとつ、字が汚い人でも丁寧な文字を書きやすい、というメリットもある。

 

近年のボールペンは、書き味の良さを高めるために、全体的になめらか筆記優先のチューニングがされている。しかし、悪筆の人間にとってなめらか過ぎるペンは制御しにくく、ついつい雑な走り書きになりがち。

 

0.4-0.3mm以下のボール径は、細い分だけペン先が紙にカリッとひっかかりやすいが、その抵抗感がほど良いコントロール性を生むことがあるのだ(壮絶な悪筆でお馴染みの筆者は、0.38mmを愛用)。もちろん悪筆の原因はいくつもあるので、一概に「細字ならOK!」とも言えないが、字の汚さに悩んでいるなら、試してみる価値はあると思う。

 

ということで今回は、今のところ市場で最も細い「ボール径0.3mm以下」の製品を書き比べてみたい。

 

0.3mm以下の超極細ノック式ボールペンで、一番細い線が書けるのはどれだ?

今回揃えたペンは、筆者の使用頻度が高いというシンプルな理由で、ノック式に限定。ノック式、かつ0.3mm以下で、現時点で市場入手可能なものといえば、だいたいこの7本になるだろう。

【ゲルインク】

・ゼブラ「サラサクリップ 0.3」100円

・パイロット「ジュース アップ 0.3」200円

・ぺんてる「エナージェル 0.3」200円

・三菱鉛筆「シグノ RT1 0.28」150円

※写真左から。すべて税別

 

【低粘度油性インク】

・OHTO「スリムライン 0.3」500円

・パイロット「アクロボール Tシリーズ 03」150円

・三菱鉛筆「ジェットストリームエッジ 0.28」1000円

※写真左から。すべて税別

 

実のところ、従来の油性インクは粘度の高さなどが問題で、ボール径を小さくするのが技術的に難しい。そのため、細い字が書けるボールペンといえば、長らくゲルインクの独壇場だったのだ。

 

キャップ式であれば、現在ゲルの最細は「ハイテックC 0.25」(パイロット)。過去には「シグノビット0.18」(三菱鉛筆)なんていうものもあった。

 

油性では、手帳用ボールペンとして「スリムライン0.3」が以前からあったが、2019年に三菱鉛筆が低粘度油性で世界最細径となる「ジェットストリームエッジ0.28」(以下、エッジ0.28)を発売。ライバルであるパイロットも、2020年末には「アクロボール0.3」を発売し、ようやく油性でも超極細を選んで使えるという時代が到来した、という流れである。

↑0.3mm径ボールペンとしては最新鋭となる、パイロット「アクロボール Tシリーズ 03」

 

滲み・かすれはどうか?

前置きはここまでとして、まずは実際に細さを体感するため、シンプルに直線を引いてみよう。

 

ここで感じるのは、油性グループの線の細さだ。水性インクの一種であるゲルは、どうしても紙に染み込むため、その滲み分だけ線がわずかに太る傾向がある。対して油性はその滲みが少ないため、こういった差が出てしまうわけだ。

↑5mm方眼に0.3mm径ボールペンの名前と線を詰め込んでみた(右下はサンプル用の0.5mm径)。超極細字ならではのマイクロ試し書きである

 

なかでも圧倒的細さを誇るのが、スリムラインである。今回の7製品の中ではダントツに細い!

 

店頭でもあまり見かけない製品だけに、実は筆者もあまり意識して触ったことがなかったのだが、「こんなに細かったっけ!?」と驚かされた。OHTOお得意のニードルポイントはペン先周辺の見通しも良く、ついつい、どこまで小さい字が書けるか? 的なトライアルをしたくなるヤツ。ただし、けっこう頻繁にかすれが発生してしまうのは、気になった。

↑最細の線が書けるOHTO「スリムライン」。金属軸もとてもスリムで、手帳と持ち歩くには良さそうだ

 

逆に「ちょっと太いな?」と思ったのはサラサで、続いてエナージェルあたり。

 

もちろん線幅で0.1~0.2mm台というミクロな世界での話なので、比較用に併せた0.5 mm径の線と比べれば、どれでも充分に「細い!」という感じなのだが。

 

正直言えば、米粒に般若心経を書くのでもない限り、大した差じゃない。どれを使っても、方眼1マスに10文字以上書き込める性能はあるのだから。……ここまで書いておいて急にハシゴを外すな! という話だが、だってどれも問題なく細いのだ。

 

だから、それよりも気になるのは“書き味の差”なのである。

 

書きやすい超極細字は、カリカリとなめらかのバランスがポイント

そもそも0.3㎜径以下の極細字というのは、それだけでボールペンにとって非常にハードな環境だ。ボールが小さい分だけ、わずかにペン先の角度が変わるだけで書けなくなったりするし、紙の粉(繊維)が詰まるようなトラブルも、一般的な0.5mm径と比べると発生しやすい。

 

そういったハードモードで、なおかつ書きやすいものこそが、優れた超極細字だと思うのだ。

 

↑書きやすさではダントツのジュース アップ。その秘密はパイプチップとコーンチップの長所を併せ持つ特殊なシナジーチップにある

 

あくまでも筆者の体感ではあるが、飛び抜けて「書きやすい!」と感じたのが、ジュース アップだ。

 

超極細字の問題の一つに、細いパイプを通すことでインクフローが不十分になり、かすれや引っかかりが発生する、というものがある。しかし、ジュース アップのペン先(シナジーチップ)は、極細でも充分なインクフローが得られる。これはかなり大きなアドバンテージで、0.3mm径とは信じられないような快適さ。

 

ゲルの超極細字としては引っかかりも少なく、なめらかさ側に振られたチューニングは、万人受けしそうな印象だ。

↑シグノRT1(写真右)は、ここまで筆記角を寝かせてもスムーズに書ける。これは超極細ジャンルとしてはかなりレア

 

また、シグノRT1は先端のカドを削ったエッジレスチップの効能か、角度の変化にやたら強い。他社の製品では筆記不能になるほど寝かせた状態でも普通に書けてしまうのは、なかなか面白い。筆記感はややカリカリ感強めで、個人的には好きなタイプだ。

 

油性に関しては、個人的にはアクロボールの筆記角の狭さが少し気になった。ペンの“最適筆記角”と言われる60°で書いていれば、何の問題もなくなめらかなのだが、これを傾けて50°をきったあたりから、いきなりガリガリと強く引っかかり、筆記不能になる。

 

このリニア過ぎる書き味は、もしかしたら、合う人と合わない人がパッキリと別れるタイプなのかもしれない。

↑ジェットストリームエッジ0.28のリフィルは、0.5mm径などと同じシリーズ。お馴染みジェットストリームスタンダードの軸に入れて使うことも可能だ

 

対して、エッジはかなりオールマイティ。カリカリとなめらかのバランス、筆記可能角度の広さともにクオリティの高さを感じた。超極細の不快な要素(引っかかり・かすれ・トラブルの発生率)を極力減らすことに注力して作られているようなイメージだ。

 

今回準備した中で唯一の1000円超えだし、価格分の良さはあるのかな? と一瞬思ったが、冷静に考えればエッジもリフィルだけなら税込220円とお安いもの。となれば、シンプルに「お得」という結論しかないかもしれない。

 

超極細ボールペン選びの注意点

ただ実際問題として、例えば同じジェットストリームでも、0.5mm径と0.28mm径では筆記感が大きく違う。そのため、「書き慣れた0.5mmと同じペンで、細いヤツを買う」という選び方をすると、なんとなくしっくりこない感じを引きずることもありそうだ。

 

超極細ボールペンはあくまでも別物の筆記具と考えて、ゼロベースで試筆をして選ぶのが良いと思う。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

ファイルが自立するだけで仕事効率が雲泥! キングジム「ジリッツ」、プロの発売前レビュー【文房具総選挙2021】

「机が狭い」と泣く人がいる。「仕事をする場所がない」と嘆く人がいる。そんな悲しき在宅ワーカーのために、新型ファイルが立ち上がる! 書類を立てて、作業スペースを確保するのだ! というわけで今回は、「文房具総選挙2021」でGetNaviが注目する本製品を紹介していきましょう。

 

文房具総選挙とは?

雑誌「GetNavi」とウェブメディア「GetNavi web」が主催。仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回で9回目となる。

 

【テレワーク&フリーアドレス文房具部門ノミネート】

皆の在宅ワーク効率を上げるため、立ち上がれ「ジリッツ」!

 

キングジム

ジリッツ クリアーファイル

660円(10ポケット)、935円(20ポケット)

3月26日発売

背に内蔵したスタンドで、開いたまま自立するクリアーファイル。素早く組み立てられて、平置きするよりもグッと省スペースに。リビングにも馴染む落ち着いた5色展開だ。

 

【colour variation】

 

【解説してくれる人】

文房具ライター
きだてたく さん

機能系から面白雑貨系まで片っ端から使い倒してレビューするライター。GetNavi webでも文房具コラムを連載中。

 

狭い場所でも使いやすい“立つペンケース”は人気なのに、より大きい面積を取る書類は、相変わらず机に置きっぱなし。書類を立たせるツールとしては書見台があるが、掲示できる書類が1枚だけだったり、書類を台にセットするのが面倒だったりと、細かな不満があった。

 

そこで登場したのが本品だ。ひと足先に使わせてもらったが、立たせることで作業空間がグッと広がるのは、やはり非常に快適。自宅の狭いスペースで仕事をしている在宅ワーカーにとって、マウスを自由に動かすスペースを確保できるだけで作業効率はグンと上がるし、プチストレスも減る。

 

開いた状態を保ったまま自立し、A4書類2枚ぶんの情報が視界に入るのも魅力だ。立てたままページをめくれるから閲覧性が高い。書類を見ながらの入力作業はもちろん、プレゼン中の資料立てや、楽器演奏時の譜面立て、台所でレシピ入れとしても活躍する。

 

そして何よりうれしいのは、中身の出し入れをせずにそのまま立てられること!これにより、「出し入れしているうちに書類が紛失した!」なんていうトラブルと無縁になれるのだから。

 

使い方は実に簡単!

【STEP1】スタンドを引き出す

 

【STEP2】表紙を180度に広げる

 

【STEP3】ストッパーを押し込む

 

↑書類が見やすい!

 

★片付けるときは1STEP!

↑表紙を閉じるだけ!

 

クリアーファイルだけでなく付箋も立ち上がっちゃった!

キングジム

フタマタフセン

253円〜429円

接着面が二股に分かれた付箋。接着面に対して垂直にミシン目が入っており、折ると自立する。机の上などで埋もれにくく、伝言を確実に伝えられる。紙を挟んで貼ればインデックスとしても活躍。

 

↑イラストタイプ(M、Lの2サイズ)に加え、無地もラインナップ。水色と黄色があり、S、M、Lの3サイズ展開だ

 

↑平面だけでなく、モニターの縁などの立体面にもしっかり貼ることができる

 

↑イラストタイプの裏面は動物の後ろ姿

 

キングジム「ジリッツ クリアーファイル」の詳細はコチラ!

キングジム「フタマタフセン」の詳細はコチラ!

【文房具総選挙2021】“立つ”ペンケースを中心に収納力を究めた「収納する」文房具13点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「収納する」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。

 

No.87

クツワ
エアピタ
1650円

底面に吸盤を備えた、倒れないペンケース。逆さにしても落ちないほどの吸着力だが、「PUSH」部分を押せばすぐ外せる。中身を取り出しやすいがま口仕様で、スマホスタンドにもなる。

 

No.88

ナカバヤシ
CAPOTTOシリーズ
1870円

スタッキングできる収納ツール。ペンスタンドは、ペンを最上段の切り欠き部分に立て掛けると、必要なときに取り出しやすい。下段には付箋などの小物が入り、段ごとにロックできる。

 

No.89

LIHIT LAB.
CUBE FIZZ 「ホルダーファイル<ワイヤ式>」
858円

クリアーホルダーを綴じられるファイル。一般的なクリアーホルダーの背側の底部にある隙間に付属のワイヤを通し、ワイヤの上下を綴じ具に挿し込んでファイリングする仕組みだ。

 

No.90

学研ステイフル
クロスタンドペンポーチ
1430円

広げて山折りにすると机の上に立つペンケース。ペンがクロスして立ち、目的のものを見つけやすい。ポケットは、細身のペン用と多色ペンなどの太めのペン用、小物用のポケットがある。

 

No.91

キングジム
サンドイット
319円(カードホルダー)、638円(ドキュメントホルダー A4)

ゴムの力で書類をサンドし、最適な厚さで持ち運べる。A4タイプはクリアーホルダーごと入り、コピー用紙は約250枚まで収納できる。書類の分類に便利なインデックスが2枚付いている。

 

No.92

LIHIT LAB.
CUBE FIZZ「カードケース」
308円(10枚収容タイプ)、363円(20枚収容タイプ)

目的のカードを見つけやすいケース。底面内側に傾斜があり、収容したカードの高さが1〜2mmずつズレて段差状に並ぶ。フタが大きく開くため閲覧しやすく、出し入れもスムーズだ。

 

No.93

キングジム
SPOT 「ハルファイル」
880円〜

吸盤で壁などに貼り付く収納ファイル。表紙を閉じればホワイトボードとしても使える。書類をパラパラめくれる状態で収納できるタイプや、表紙に書類を挟んで掲示できるタイプなど4種展開。

 

No.94

サンスター文具
SMAND
1595円

前面に滑り止め付きのフラップを備えた、スマホスタンドになるペンケース。スマホをタテ・ヨコ自由な角度で置いたまま、中身を取り出せる。収納本数が約23本と大容量なのも魅力だ。

 

No.95

レイメイ藤井
デテクールペンケース
1870円

ペンスタンド部分を手前に引くと、斜めに約30度飛び出す構造のペンケース。中身がよく見え、背の低いものも見つけやすい。付箋やクリップなど、小物の収納に便利な内ポケット付き。

 

No.96

ライオン事務器
PPカラーホルダー<PELTO>
385円

フタとホックが中身の抜けを防ぐ書類ホルダー。2辺がL字に開くため書類の出し入れがしやすく、クリアーホルダーごと収納できる。不透明な素材を使用し、大切な書類も安心して持ち運べる。

 

No.97

カミオジャパン
FUKU ROLL
880円

小容量のゴミ袋を内蔵したカラビナ付きのポーチ。袋は、20枚綴りのロール状になっており、前面の口から引き出し、ミシン目で切り離して使う。3ロールセットになったリフィルも用意。

 

No.98

キングジム
かさばらないバッグインバッグ「フラッティワークス」
935円〜

人気のバッグインバッグの帆布生地タイプ。マチが35mmと従来品の1.5倍あり、厚みのある小物も入れられる。新たにポケット付きの可動式の仕切り(A5サイズ、A4サイズのみ)も追加した。

 

No.99

ミドリ
ペン&ツールポーチ
968円

内側にカードサイズのポケットと、筆記具などを入れやすい縦長のポケットを備えたメッシュ素材のポーチ。アイテムに合わせてポケットを使い分けでき、小物をすっきりまとめられる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】潰したガムテに引き金で切るテープカッターなど「切る・貼る・綴じる」がはかどる文房具13点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。

 

No.74

ヤマト
アウトドアテープ
649円

巻き芯を取り除き50㎜×約70㎜の平巻きにした布粘着テープ。かさばらずに持ち運べ、手でカットできるため、アウトドアや旅行に最適だ。チャック付きのパッケージが、テープをホコリから守る。

 

No.75

オルファ
クランクハイパーAL型
実売価格890円

滑らず、力のかけやすい形状を追求したXデザイン・ハイパーシリーズの大型カッターナイフ。後部に、隙間に入れ込みやすく細かい作業に適した、クランク形状のM字型ツメを搭載している。

 

No.76

スリーエム
スコッチ スーパーホールドテープ
418円〜

従来品よりも粘着剤を30%増量した、よりしっかり貼り付く粘着テープ。粘着力やテープの厚み、引き心地など、バランスが取れた製品設計で、抜群の使いやすさだ。

 

No.77

マックス
SCOOVA DP-50T
2860円

軽い開け心地で人気のパンチの最上位モデル。コピー用紙50枚まで対応する。セットした紙の端に用紙ガイドを合わせるだけで簡単に中央合わせができる「センタリングWゲージ」を搭載。

 

No.78

スリーエム
スコッチ フレックス&シール 梱包ロール
実売価格2200円(380㎜×3m)、3850円(380㎜×6m)

ガムテープなしで梱包から発送まで行える、3層構造の梱包材。表面には裂けや水滴を防ぐ素材、中央には気泡入りの素材、裏面には粘着面同士のみがくっつく特殊な粘着材が使われている。

 

No.79

サンスター文具
スティッキールはさみ Tasuno
990円

ハンドル部分にプラスドライバーを内蔵した、刃渡り3cmのスティック型はさみ。大小2種類のネジに対応する。ドライバーの先端が磁石素材のため、ネジが吸いつき作業しやすい。

 

No.80

ミドリ
ダンボールカッター
1078円

開梱作業や雑誌などの一枚切りができるカッターを、替刃式に刷新。刃の形を左右対称にしたことで、切れ味が悪くなったら反転させて新しい刃として使える。どちらの面でも貼れる磁石を内蔵。

 

No.81

プラス
チームデミ
6600円

小型の文房具セットの最新版。はさみやのりなど、従来品と同じ7種類の文房具に、SIMカード交換用ピンが追加された。ケースと文房具には磁石が埋め込まれ、吸い込まれるように収納される。

 

No.82

コクヨ
テープのり<ドットライナープチモア>
231円

のり切れの良さで人気のテープのり「ドットライナー」の小型サイズ。走行メカニズムを一新し、小型テープのりに多い“残量が少なくなると引き心地が重くなる”という弱点を克服した。

 

No.83

マックス
Vaimo11 E-SQ(エスク)
1万2100円

書類を差し込むだけで綴じられる、電動ホッチキス。本体に触れる必要がなく、片手でも作業できる。コンパクトな本体はヨコ置き、タテ置きの両方に対応。乾電池駆動で場所を選ばず使える。

 

No.84

ニチバン
ナイスタック プッシュカット/
マスキングテープ プッシュカット
各1320円

テープの送り出しからカットまで、片手で行えるテープカッター。下部のレバーを引くとテープが送り出され、上部のボタンを押してカットする。テープは両面テープとマスキングテープの2種。

 

No.85

コクヨ
Bobbin
198円〜

持ち歩きやすい小さなマステ「ボビンテープ」と、周辺ツールのブランド。「コマキキ」と「ボビン芯」を使えば、他ブランドのテープを巻き替えて小型化できる。テープカッターもラインナップ。

 

No.86

LIHIT LAB.
マスキングテープカッター
363円

握るだけでサクッと切れる押し切り型のテープカッター。テープをカッター台に貼り付けておけるため、切れ目を探す手間がない。オープンカバーは一体型で、開くだけでテープ交換できる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】「分類する・印をつける」文房具は機能も見た目も個性的なアイテム9点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「分類する・印をつける」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】分類する・印をつける 部門

名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。

 

No.65

コクヨ
IDカードホルダー〈wemo〉
2200円

メモ帳にもなるIDカードホルダー。油性ボールペンで繰り返し書き消しできる、特殊な表面コーティング加工のシリコン素材を使っている。外出時にIDカードの名前を隠せるカバー付き。

 

No.66

伊東屋
おいしい魚シリーズ
ヒラメ分度器/タイコンパス
各1760円

魚をモチーフとしたステンレス製の分度器とコンパス。分度器は中心の十字と口、尾びれをつないだ位置に一辺を合わせて、角度を測る。コンパスは、口の穴を支点に半径10cmまでの円が描ける。

 

No.67

アオトプラス
Kamidea 定規付箋
各385円

定規や三角定規、分度器の形を模した付箋。実寸の目盛りがレイアウトされており、実際に長さや角度を測ることができる。3種類とも長辺が粘着面になっているため、しっかり貼れる。

 

No.68

ヤマト
テープノクリップフセン
605円

全面にのりが付いたテープ型付箋の新モデル。カッター部分に差し込み式のクリップと磁石が付いていて、ファイル等に挟んで持ち歩いたり、冷蔵庫に貼り付けたりできる。付箋の幅は15mm。

 

No.69

ライオン事務器
はにわの形の指サック<はにさっく>
495円

とぼけた表情が魅力の指サック。紙をめくっているときに滑って回るのを防ぐため、内側はリブ状になっている。背中側には、紙をめくりやすくする凹凸加工も。大小セットで3種類用意。

 

No.70

カンミ堂
フセンマーカー
528円

好きな長さでラインを引く用途に特化した、新発想の全面のり付き付箋。半透明のフィルム素材のため、マーカーを引いたように下の文字を目立たせられる。きれいに剥がせるため、気軽に使える。

 

No.71

キングジム
フタマタフセン
253円〜429円

先端が二股に分かれた付箋。粘着面に対して縦に入ったミシン目で折ると先端が開き、平面や立体的な場所に立てて貼れる。両面に書き込めて、紙を挟めばインデックスとしても使える。

 

No.72

城山博文堂
ひらがな印鑑
1990円〜(浸透印タイプ)、3120円〜(印鑑タイプ)

漢字の大きさはそのままに、読み方を透かし彫りにした印鑑。学校や出先で、名前の読み方を尋ねられるストレスを解消する。難読漢字にも対応。印鑑タイプは、銀行印としても登録可能だ。

 

No.73

スリーエム
ポスト・イット
コネクトディスペンサー/ホルダー
スコッチ コネクトディスペンサー
550円〜

同社の強粘着付箋が付属するホルダーと、ロール付箋やテープが付属するディスペンサー。側面に凹凸があり、連結できる。接着面を傷めずに剥がせる両面テープ付きで、垂直面にも貼れる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】小物も入るクリップボードから折り畳める手帳まで「記録する」文房具は11点ノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。

 

No.54

キングジム
オールイン クリップボード
660円、1078円(カバー付き)

背面に20㎜厚のアイテムまで入るメッシュポケットを搭載した、収納力の高いクリップボード。カバー付きタイプには、中身を保護する表紙や名刺ポケット、クリアーポケットなどが付いている。

 

No.55

PageBase
SlideNote
2222円

紙を挟んでノートを作れるバインダー。独自開発したスライド式の綴じ具を採用しており、紙に穴を開ける必要がない。ページの入れ替えも簡単だ。ノートとともに資料などを挟むのもオススメ。

 

No.56

いろは出版
SUNNY SCHEDULE BOOK
FREE DAILY NOTE
3850円

マンスリーとデイリーを備えた手帳。デイリーページには24時間のタイムラインが入っている。日付は書き込み式のため、日によって使うページ数を変えられる。ページ番号入りで検索性が高い。

 

No.57

コクヨ
ジブン手帳 DAYs mini 2021

3520円

ライフログを書き記すことに特化した手帳のデイリータイプ。24時間軸をページの中央に縦に配置しているため、仕事と家族の予定、ToDoリストとライフログなど、左右で書く内容を変えられる。

 

No.58

コクヨ
白と黒で書くノート
990円

白でも黒でも書ける灰色の紙で作ったノート。“紙の色に対して暗い色の文字と、明るい色の文字は同時には読みにくい”という目の性質を利用し、大切な部分を際立たせることができる。

 

No.59

伊藤手帳「ユメキロック」
TETEFU
2950円〜

ハンカチのように折りたためる手帳。広げた状態はA4、折りたたむと最小A6サイズになる。一枚の手帳カバーに、二冊の横長の手帳を上下に収納可能。フォーマットは月間、週間など8種類ある。

 

No.60

バタフライボード
notesX
7920円

各ページに磁石を内蔵したノート。磁力で綴じているため簡単にページを取り外せ、外したページは磁石が付く場所に貼れる。摩擦で消せるペンのインクなら、ウェットティッシュで落とせる。

 

No.61

ミドリ
プラススタンド
605円(A6)、715円(A5)

裏返した表紙に、裏表紙に付いたゴムを引っ掛けると、卓上カレンダーのように自立するノート。中面には裏写りが起きにくいMD用紙を採用。フォーマットは、無罫とクロス罫の2種類だ。

 

No.62

PLOTTER
ミニ5穴リングレザーバインダー
8250円

同ブランドの薄くて軽いレザーバインダーに、持ち歩きに最適な「ミニ 5」サイズが登場。姫路の老舗タンナーが手掛けたブライドルレザーを使い、小型ながらも高級感のある仕上がりだ。

 

No.63

スリーエム ジャパン
ポスト・イット
油性ペンも使えるホワイトボードフィルム
9460円〜

油性ペンで書いても、水をかければ消せるフィルム状のホワイトボード。はさみやカッターで好きなサイズに切って、壁などに貼り付けて使う。裏面には接着面を傷めにくい特殊な粘着剤を使用。

 

No.64

ラボクリップ
ミーツプランナー/キーノート スリム
660円(B6スリム)、880円(A5スリム)

PCの脇でも開きやすいスリムなノート。全ページに見出し欄とインデックスがあり、検索性が高い。A5スリムのインデックスは切り取り線入りで、不要なタブを切り離すとより探しやすくなる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】書きやすさも発色もこだわったペンが多数!「書く&消す」文房具19点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【機能部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【機能部門】書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。

 

No.35

パイロット
アクロボール Tシリーズ 03
165円

滑らかな書き味とかすれのない書き出しが特徴の「アクロボール」に、ボール径0.3㎜が仲間入り。細く濃い安定した筆記を実現するため、ペン先のボールの精度をナノレベルで制御している。

 

No.36

ゼブラ
ウェットニー
660円

濡れた紙にもしっかり書ける加圧式ボールペン。ミルスペックのメタルボディで、ハードな使用環境にも耐える頑丈さだ。ペンの上部には、紐などを付けられる穴が設けられている。

 

No.37

寺西化学工業
ガテン無敵マーカーPRO
253円(オノ型)、473円(極太)

速乾性と耐水性に優れ、濡れた面にも書ける油性ペン。耐摩耗性の高い強化型のペン先で、凹凸面にも筆記できる。インクは黒と赤の2色。別売りで替えのペン先や補充用のインクもある。

 

No.38

サクラクレパス
SAKURA craft_lab 005
3520円

ペン先からサクラ型の頭冠まで続く流線型のフォルムが特徴的な、ゲルインキボールペン。見た目が美しいだけでなく、手にフィットして握りやすい。別売りでクリップ(330円)も用意。

 

No.39

ビック
BIC クリックゴールド 0.5mm
198円

フランス発の筆記具ブランドの代表作に、創業以来初の日本企画モデルが誕生。日本のユーザーに合わせたボール径0.5㎜の芯を搭載している。新開発のインクでサラサラと滑らかな書き味だ。

 

No.40

三菱鉛筆
ジェットストリーム エッジ 3
2750円

世界最小のボール径0.28㎜を採用したボールペンの多色タイプ。筆記性能を維持するために、ペン先の中央ではなく、あえてずらした位置から芯が出る「ポイントノーズ形状」を新開発した。

 

No.41

ナカバヤシ
SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし
550円(大型タイプ)、1100円(極太タイプ)

はさみなどの金属面に付着した粘着汚れやインク、手アカを落とせるペンタイプの汚れ落とし。汚れに塗り、ティッシュや布で拭き取って使う。ニオイが少ないうえ、乾きも速く使いやすい。

 

No.42

サンスター文具
Ninipie
220円

ひとつのペン先にマーカーペンとニードルペンのペン先を搭載。インク色は、同系色で濃さの違う色を搭載したタイプと、ピンクとグリーンのように異なる色を搭載したタイプがある。

 

No.43

クツワ
ネオンピツ
330円

蛍光色の芯をノック式のボディに装着。ノートや教科書などのマーキングに活躍し、インク式のマーカーのようなにじみや裏写り、インク乾きの心配がない。透明ボディで残量もわかりやすい。

 

No.44

ゼブラ
ライトライトα
660円

先端にライトが付いたペンの進化版。ペン先とノック部分に暗闇で発光する蓄光パーツを使い、暗い場所でもペンを探しやすくした。新たに目にやさしい赤いライトもラインナップした。

 

No.45

サクラクレパス
ピグマホルダー
1980円

豊富な線幅を揃える水性ペン「ピグマ」を、スタイリッシュに演出するホルダー。アルミニウムと真鍮で作られた軸は、筆記しやすい低重心で、発色の良いアルマイト加工が質感を高めている。

 

No.46

パイロット
Vコーン ノック
165円

速書きしてもかすれず、濃い筆跡を残せる水性ボールペン「Vコーン」のノックタイプ。垂れにくいインクと、インクが外気に接触するのを抑制するペン先が、インクの漏出や渇きを防ぐ。

 

No.47

ゼブラ
ブレン 2+S
550円

筆記時の振動を制御した多機能ペン。黒・赤のボールペンとシャープペンを搭載しながらも、ボディは同シリーズの単色ペンと同じ細さ。ノック部はラバー製で、ノック解除時の音が小さい。

 

No.48

コクヨ
PERPANEP(ペルパネプ)
143円〜440円(ペン)、各990円(ノートブック)

紙とペンの相性に着目したブランド。手触りの異なるノート3種と、3タイプのペンをラインナップし、組み合わせて書き味の違いを楽しめる。罫線はそれぞれ5種。フラットに開き、書きやすい。

 

No.49

サクラクレパス
ボールサインiD
220円

赤味のあるカシスブラックやほのかに青いナイトブラックなど、6色の黒インキをラインナップした単色ボールペン。六角形と丸形を組み合わせたボディは、指馴染みが良く安定感もある。

 

No.50

プラス
ホワイパープチ〈クリームテープ〉
330円

クリーム色の紙に使っても消した部分が目立たない、オリジナルカラーの修正テープ。6mのテープを搭載しながらも、消しゴム並みのプチサイズだ。テープの幅は4種類から選べる。

 

No.51

コクヨ
2ウェイカラーマーカー〈マークタス〉
165円(1本)、825円(5本セット)

同系色のマーカーと極細ペンがひとつに。極細ペンには、マーカーよりも濃い色が使われている。インクの種類を変えることで、極細ペンの筆跡にマーカーを重ねてもにじみにくくした。

 

No.52

トンボ鉛筆
油性ボールペン モノグラフライト 0.38mm
198円

5.2㎜と業界最長のロングニードルチップを搭載し、精密に筆記できる。筆記時の摩擦を抑える新技術で摩擦抵抗を業界標準より約20%抑え、軽く滑らかな書き味を実現。ボール径は0.38mm。

 

No.53

シード
レーダーTW
165円

繰り出し式の消しゴム。消し面の形は、ピンポイントで消せる三角、1文字消しに最適な丸、一気に消せる四角の3種類から選べ、色によって形が異なる。グリップは転がりを防ぐストッパー付き。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】デジタルと連携してはかどる“デジアナ文房具”9点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【トレンド部門】デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。

 

No.26

エレコム
iPad用着脱式ペーパーライクフィルム
実売価格3058円

紙のような書き心地のiPad用フィルムに、繰り返し貼り剥がしができるモデルが登場。しっかりとした描き心地の「上質紙タイプ」と、軽い書き心地の「ケント紙タイプ」の2種類展開だ。

 

No.27

キングジム
ラベルプリンター
「テプラ」PRO SR-MK1
1万6500円

スマホから直感的に操作できるラベルプリンター。高精細ヘッドが繊細なデザインもきれいに印刷する。ラベルに日時や曜日などを紐付け、スマホに通知を出せる「タイムラベル」機能を搭載。

 

No.28

インターメディア研究所
Gridwork
9800円(ペン、ボード、用紙、ボールペン芯、金属芯のセット)

PCでの手書き操作を可能にするセット。アプリ等はなく、金属芯を装着したペンをPCに接続し、ボードの上で動かすだけ。ボールペン芯に替えて用紙に書けば、書いた内容を紙にも残せる。

 

No.29

ワコム
Hi-uni DIGITAL for Wacom
3960円

ロングセラーの鉛筆「Hi-uni」とコラボした、「Wacom One 液晶ペンタブレット13」専用のデジタルペン。鉛筆と同じ木材から作られており、温かみのある握り心地と木の香りが特徴だ。

 

No.30

キングジム
「Boogie Board」BB-14
3520円

ボタンひとつで書き込みを消せて、繰り返し使える電子メモパッドのA6サイズ。専用アプリがあり、書いた内容をカメラで読み取りデータ化すると、色付けやテキストの追加ができる。

 

No.31

キングジム
デジタルノート「フリーノ」
実売価格4万6200円

紙のように見やすく、スムーズに書き込める電子ペーパーディスプレイを採用。PCやスマホと連携し、約8万7000ページぶんの情報を保存できる。明度や色味を調整できるフロントライト付き。

 

No.32

ほぼ日
ほぼ日のアースボール
3960円

スマホやタブレットをかざすと、リアルタイムで変化する地球上の「雲」や「雨」、「気温」が見えるAR地球儀。ほかにも国旗や遺跡など、かざして楽しむコンテンツが19種類ある。

 

No.33

カウネット
モバイルOAタップ
1290円

持ち運びしやすいように、コードを本体に巻き付けて収納できるマルチタップ。差し口は表面に2個と裏面に1個あり、コードの長さは14㎝。タップには珍しいモスグリーンとホワイトの2色展開だ。

 

No.34

ロケットブック
Rocketbook Beacons
1980円

ホワイトボードの四隅に貼り専用アプリでスキャンすると、メモがデジタルデータに。画質や角度は自動で補正される。Googleドライブなどの外部サービスに瞬時に保存・共有も可。繰り返し使える。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】子どもの学習や資格試験勉強がはかどる文房具13点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「勉強がはかどる! 学生応援文房具」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
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【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【トレンド部門】勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場しています。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。

 

No.13

三菱鉛筆
ユニ アルファゲル スイッチ
1100円

芯が回転して尖り続ける「クルトガモード」と、安定した筆記感で早くたくさん書ける「ホールドモード」を搭載し、シーンによって切り替えられる。安定感のある硬めのグリップを採用。

 

No.14

ミドリ
いきものものさし
2640円

目盛りの横に、カブトムシや蝶などの生き物の絵とサイズが入った木製の知育定規。観察に使えるルーペ付きだ。付属の説明書には、生き物の絵と説明を載せた「いきものずかん」を収録。

 

No.15

プラス
エアイン スイット
1650円

子どもの手でも持ちやすい卓上クリーナー。500円玉が吸い付くレベルの吸引力を持つ。吸引口には指が入るのを防ぐ安全バーを装備。ダストケースは着脱式で水洗いできるから衛生的だ。

 

No.16

ぺんてる
オレンズネロ 0.5
3300円

ノック1回で芯がなくなるまで書き続けられるシャープペンの芯径0.5㎜モデル。0.2㎜や0.3㎜よりタフに書ける。芯のサイズに比例して大きくなる筆記抵抗を抑え、滑らかな書き心地を実現。

 

No.17

コクヨ
キャンパス ソフトリングノート
286円(A5サイズ)、308円(B5サイズ)

キャンパスノートに、筆記時に手が当たっても痛くなりにくいソフトなリングを採用。ドット入り罫線が、“美しく書く”ことをサポートする。ページをきれいに切り離せるミシン目入り。

 

No.18

コクヨ
キャンパス はがせるノート型ルーズリーフ
319円

メモパッドのようにクロス製本されたルーズリーフ。バラけにくいため持ち運びしやすく、必要なページだけをはぎ取れる。B5サイズで、7㎜と6㎜のドット入り罫線をラインナップ。

 

No.19

ゼブラ
サラサR
110円(1本)、770円(7色セット)

ジェルインクペン「サラサ」の新モデル。従来品より27%濃く書けるインクを使っている。インクは全14色で、黒のみボディが白と黒の2種。ボール径は0.5㎜(黒、赤、青のみ)と、0.4㎜だ。

 

No.20

三菱鉛筆
シャープ替芯「uni」
220円

同ブランドの従来品よりもこすれに強く、紙面を汚しにくいシャープ芯。上からマーカーを引いてもにじみにくい。ナノダイヤを配合しているため折れにくく、くっきり滑らかに筆記できる。

 

No.21

ゼブラ
シャーボNu
1980円

1本に黒・赤のボールペンとシャープペンを搭載。シャープ芯が上から補充できる独自機構で、“分解しないと芯を補充できない”という多機能ペンの弱点を克服した。使用中のペンを表示する窓付き。

 

No.22

プラス
ハシレ!エンピツケズリ!
3300円

削るのが楽しくなるクルマ型の鉛筆削り。車体の上に手を置いて、力を加えながら前後に走らせて削る。削り終わりを音で知らせる「トンガリ検知機能」が削りすぎを防ぐ。替刃が2個付属。

 

No.23

コクヨ
キャンパス
復習がしやすいプリントファイル
440円

復習に使うプリントを冊子状に綴じられるクリップと、プリントの保管用ポケット、浅めのポケットを搭載した見開きファイル。表紙を裏側に折り返せば、電車内などの狭い空間でも閲覧しやすい。

 

No.24

トンボ鉛筆
モノ学習用消しゴム
110円

濃い鉛筆の筆跡も、少ない往復回数でよく消せる消しゴム。スリーブには、しっかり握れる滑り止めと、消しゴムの減り具合に合わせてきれいに切り取れるミシン目が付いている。

 

No.25

ソニック
リビガク トッピン タテ型スリム
手動鉛筆削り
1650円

鉛筆をタテに挿し込む鉛筆削り。ヨコ型のものよりも省スペースで置ける。ダストケースはロックでき、倒しても削りカスがこぼれない。インテリアに馴染むデザインはリビング学習に最適。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
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【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
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【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
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【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
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【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

【文房具総選挙2021】家やカフェで仕事がはかどる文房具12点がノミネート

仕事や作業の効率をアップさせる高機能な文房具、「はかどり文房具」の年間ナンバーワンを決定するアワード、「文房具総選挙2021」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門にノミネートされた文房具を紹介していきます。

「文房具総選挙2021」の全貌
https://getnavi.jp/stationery/585036/

 

【ノミネート商品をまずは写真でざっとチェック!】


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。

 

No.01

ダイゴー
isshoni.ノート デスク 厚口
770円〜1100円

キーボードと自分の間にできる狭いスペースにも置ける横長のノート。「方眼タイプ」は192ページ、1日の予定とタスクを管理できる「デイリータイプ」は368ページあり、たっぷり書ける。

 

No.02

カウネット
折りたためるかばん置き
2480円

コンパクトにたためて、持ち運びしやすいカバン置き。ファスナーテープを外して、広げるだけで設置できる。たたむと床に触れる面が内側に折り込まれるため、カバンに入れても中を汚さない。

 

No.03

キングジム
「ジリッツ」クリアーファイル
660円(10ポケット)、935円(20ポケット)

背の部分が3ステップでスタンドになり、書類を入れたまま自立するファイル。中面は書類ポケットになっており、立てたままページをめくれる。片付けるときは、閉じるだけでOKだ。※3月26日発売

 

No.04

コクヨ
THIRD FIELD
STAND TOOL POUCH
4400円

モバイルツールの収納に適した、伸縮性のあるポケットを備えたポーチ。口が大きく開き、中身を取り出しやすい。サイドのベルトを留めると自立し、開口部にはスマホを立て掛けられる。

 

No.05

キングジム
SPOT 「ツールスタンド」
3718円(デスク)、4378円(フロア)

立て看板のように自立し、ハンドルを持ってそのまま持ち運べる。両面に大小様々なポケットを備え、収納力は抜群。広げた内側には、箱ティッシュのような厚みのあるモノも入れられる。

 

No.06

キングジム
小さくたためるワイドカッターマット
1760円

A4を縦向きにして、横に4枚繋げたサイズのカッターマット。折りたためばA4やA3サイズになり、コの字型に広げて立てればパーテーションにも。工作に便利なガイドが印刷されている。

 

No.07

カウネット
テレワークノートPCカバー
3280円(シンプルタイプ)、3980円(スタンドタイプ)

開けばすぐに作業ができるノートPCカバー。6つのポケットと、付箋を貼り付けられるスライド式のボードを備える。スタンドタイプは、机に触れる面に折りたたみ式のスタンドがある。

 

No.08

セーラー万年筆
セーラーどこでもシート
A3・5枚セット
968円

静電気で壁などに貼り付き、ホワイトボードのように使えるシートのA3タイプ。平滑面ならガラスや木などにも貼れ、繰り返し貼り剥がしできる。裏写りしないため、表と裏どちらも使える。

 

No.09

クツワ
パーソナルスポット
4730円

広げると仕切りになり、周りの視線をブロックできるノートPCケース。13インチまでのPCやタブレットと、仕事道具をまとめて持ち運べる。生地は、中身を水濡れから守る強撥水タイプだ。

 

No.10

カウネット
モバイルデスクマット 550×300mm
1980円

共有デスクなどで、置いたものがテーブルに触れるのを防げて衛生的。両端に持ち手があり、仕事道具をくるんだ状態で移動できる。くるんだままA4サイズのカバンに入れることも可能。

 

No.11

学研ステイフル
Write White
880円(B6タイプ)、1320円(B5タイプ)

ノート型のホワイトボード。各ページの間にある透明シートが、書いた内容を保護。シートにも書き込みができ、ボードへの追記などに使える。B6タイプは、卓上カレンダーのように自立する。

 

No.12

カウネット
ワークサポートクッション エアーイン座用
8789円

モールドウレタン素材が体圧を分散させ、座り疲れを軽減。座面の傾斜を自分好みに調整できるエアポンプが付いており、ダイニングチェアがオフィスチェアのような座り心地になる。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/


投票は4/25 23:59まで・結果は5/24に発表します

作業がはかどる文房具の頂点は?「文房具総選挙2021」が投票受付スタート!

季節は春。春といえば、新生活の始まり。その新生活に欠かせないモノといえば、文房具でしょう。作業をはかどらせる“はかどり文房具”のナンバーワンを決めるアワード「文房具総選挙」は、2021年も開催が決定しました。

 

9回目となる今回は、2020年度に登場した新作文房具が、なんと99商品もノミネート! “大賞”の栄冠は、いったいどの商品の頭上に輝くのでしょうか? すべてを決めるのは、みなさんからの投票です。奮って投票してください。

 

「文房具総選挙」って何?

仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回「文房具総選挙2021」で、9回目の開催となります。

 

ノミネートの条件は、この2点。

・仕事や勉強をはかどらせる機能を持っていること
・2020年4月以降に発売された、もしくは2021年3月23日までに商品の発売情報が公開されていること

 

雑誌「GetNavi」5月号の巻末にある応募ハガキか、下記で紹介する各部門のノミネート商品発表記事の中に設置された投票フォームから、誰でも投票が可能です。

 

「文房具総選挙2021」概要
●投票期間:2021年3月24日(水)から4月25日(日)23:59まで(「GetNavi」5月号に付属する読者ハガキでの投票は、4/23(金)消印まで)
https://forms.gle/LFvaVhBpmvBviECNA
●対象カテゴリー:下記の8部門
【トレンド部門】
「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門、「勉強がはかどる! 学生応援文房具」部門、「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」部門
【機能別部門】「書く・消す」部門、「記録する」部門、「分類する・印をつける」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「収納する」部門
●大賞発表:2020年5月24日(月) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表
●入賞商品展示・販売:2021年5月25日(火)〜 ※予定
●入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(約200店舗・一部店舗除く)、カウネットのECサイト ※いずれも一部商品を除く
●投票イベント:2021年4月17日(土)  ※詳細は近日発表!

 

前年の大賞受賞商品は?

「文房具総選挙2020」は、“消す”という半ばネガティブな作業を楽しくする、新発想の文房具が大賞に。

「消す」を楽しく! 消しゴムで作る、自分だけの富士山

「文房具総選挙2020」の大賞は、プラス「エアイン 富士山消しゴム」が輝きました。前後左右バランス良く消すと先端が富士山の形になるというもの。同社の消しゴムシリーズ「エアイン」でおなじみの「エアイン樹脂」を採用しており、軽い力で消せるのも魅力です。スリーブのデザインは全部で6柄。税込220円。

 

「文房具総選挙2021」の見どころは? 最新の“はかどり文房具”が99商品ノミネート!

コロナ禍によって、仕事や勉強の進め方が一変したこの1年。オフィスではない場所での仕事、学校ではない場所での勉強と、慣れない環境下でスムーズ、かつ快適に作業を進めるためには、それぞれの環境で作業がはかどる“はかどり文房具”をユーザーの目線で選択する必要があるでしょう。

 

「文房具総選挙2021」では、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした“トレンド部門”を設置。昨年に引き続く「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門、「勉強がはかどる! 学生応援文房具」部門に加え、今回はスマホやパソコンが暮らしの中心になった今、存在感を増す「デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具」部門を新設しました。

 

トレンドと機能で分類した8部門・99商品!

たった今の世の中の流れが見える「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品が選出され、合計99もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具 部門

コロナ禍で特に需要が広がったのが、本部門のアイテム。仕事道具をまとめる収納ツールから、狭いデスクでも使える省スペースアイテムまで、快適な環境構築を助ける商品が目白押し! 12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585389/

 

【トレンド部門】
勉強がはかどる! 学生応援文房具 部門

昨年に引き続き、ノートをきれいに取れる、使っていてモチベーションが上がるなど、学習効率を高めてくれる文房具が数多く登場。資格取得などに向けて勉強中の大人も要注目! 13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585398/

 

【トレンド部門】
デジタルと連携してはかどる! デジアナ文房具 部門

スマホやPCと連携することで、機能を拡張できる文房具が増加中。本部門では、それらの商品に加え、デジタル機器の使い心地を向上させる周辺アイテムもピックアップしました。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585400/

 

【機能部門】
書く・消す 部門

人気ブランドから待望の多色・多機能ペンや細径モデルが登場するなど、ボールペンを中心に熾烈な戦いが予想される本部門。インク色にこだわった商品にも、ぜひ注目してみてください。19商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585405/

 

【機能部門】
記録する 部門

白でも黒でも書けるノートや、油性ペンで書き込めるホワイトボード、半分に折りたためる手帳など、常識を覆すユニークかつ画期的なアイテムが満載。いままでにないフォーマットを採用した手帳も話題です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585407/

 

【機能部門】
分類する・印をつける 部門

付箋を中心に、9アイテムがラインナップ。名前の読み方を彫った印鑑や、メモを取れるIDカードホルダー、定規やマーカーペンの代わりに使える付箋など、新発想の商品が多く選出されています。9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585409/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

コロナ禍で増えた荷物の梱包・解梱作業の効率アップを図るアイテムを中心に、多彩な商品が集結。携帯はさみをはじめ、コンパクトながらも使い勝手を極めた商品が増えています。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585415/

 

【機能部門】
収納する 部門

今年は省スペースで使えるだけでなく、中身の取り出しやすさにもこだわった“立つペンケース”が多数ノミネート。雑貨のような素材やデザインの収納アイテムもトレンドです。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/585417/

 

「文房具総選挙2021」選考委員の面々

最後に、以上の8部門・全99商品を審査、選考した「文房具総選挙2021」選考委員会を構成する面々を紹介しておきましょう。今年は、GetNaviやGetNavi webの連載記事でお馴染みの顔ぶれに、文房具ファンから支持されるショップのバイヤー、さらにGetNavi/GetNavi webの文房具担当を加えた7名で構成しています。

 


文具ソムリエール
菅 未里 さん
文房具に関するメディア出演や商品監修などで活躍し、著作も多数。GetNavi webで「菅未里の自腹買い文房具」を連載中。

 


文房具ライター
きだてたく さん
最新の機能派文房具から雑貨/ファンシー系オモシロ文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。文房具の楽しさを伝える講演活動なども精力的に行っている。GetNavi webで「きだてたく文房具レビュー」を連載中。

 


ライター/放送作家
古川 耕 さん
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などで構成作家を担当。ライターや編集者としても活動し、「OKB(お気に入りボールペン)48総選挙」の総合プロデューサーも務める。「GetNavi」で「文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険」を連載中。

 


銀座 伊東屋
文房具バイヤー
吉田 聡 さん
銀座本店・池袋店・玉川店・新宿店と、大型店舗勤務。各店舗では、グリーティングカード・万年筆・事務用品などを担当、また新宿店では店長を務めた。今春よりバイヤーに就任。好きな文房具はぺんてる「プラマン」(200円のほうです)とLAMY「サファリ」の万年筆。

 


イオンリテール
大野 智さん
「年賀関連商品」や「シーズン商品」などのバイヤーを担当。最近はテレワーク関連の商品に興味津々。

 

雑誌「GetNavi」文房具担当
鈴木翔子
雑誌『GetNavi』にて文房具担当歴3年。子どもの頃からノートや手帳が好きで、買い集めてはいるものの、かわいい字やイラストが描けないのが悩み。マイブームはミドリの「MDノート」で自作した連用日記。

 

ウェブメディア「GetNavi web」文房具担当
和田史子
10年超の雑誌編集を経てウェブ編集部へ。好きなペンはビックのオレンジEG、プラマン、ユニボールエア。好きな紙はユポ、グラフィーロ、サンバレーオニオンスキン、藁半紙。後世に遺したい文房具はショットノート。

 

「文房具総選挙」特集ページ

https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/

 

これぞサクラクレパスらしい“高級感”! サクラクラフトラボ「005 ゲルインキボールペン」に膝を打った理由とは?

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を1点ずつピックアップしている。第6回となる今回は?

 

第6話

サクラクレパス
サクラクラフトラボ
005 ゲルインキボールペン
3520円(税込)

2017年に誕生した「かく」喜びを届ける筆記具シリーズから2020年11月に登場。流線型のシルエットと、ボディ中央から両端に向かって彫られたラインが美しい。ボディは8色展開で、インクはセピアブラックを搭載。別売りでブラック、ブルーブラックもある。

 

「新しいのにどこか懐かしい」

ここ数年、各筆記具メーカーが自社製品のリブランディングを進めていくなかで、サクラクレパスが売り出したのが「サクラクラフトラボ」シリーズ。こちらの既発4モデルはどれも、真鍮を素材に使い、重厚感のあるヴィンテージ路線を打ち出していたが(「002」のみ同社のクーピーペンシルをモチーフにしており毛色が異なるが)、どれもどっしりとしたボディにサクラならではの軽やかなインクがどうにもチグハグで、そもそもサクラクレパスが「高級感=重量感」というステレオタイプに与する理由も見当たらず、ずっとモヤモヤしたものを感じていた。それぞれの出来に文句はない。が、ほかにもっと高級感の出し方があるんじゃないかしらん−–−と。

 

そんなところに発売された新作「005」を見て、思わず膝を打ってしまった。そうそう、これこれ! クーピーペンシルにも通じる無垢なボディラインに、不揃いのスリットが走り、繊細なニュアンスを出しながら握りやすさも確保している。この「新しいのにどこか懐かしい」というバランスはまさにサクラクレパスに望んでいたことで、しかもちゃんと高級感まであるのだから感心してしまう。胴軸をひねってペン先を繰り出し、大きめの紙に殴り書き。しばし無心になってペンを走らせ、ふと尾尻を真上から眺めてみると……ペン後部の断面が桜の花びらの形になっているのに気が付いた。そうそう、こういうこと〜! 大正解。

 

↑サイドから削り込まれたボディは、天面でサクラクレパスの社章である、「サクラマーク」を形づくっているのがわかる。美しい造形だ

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第4話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第5話】三菱鉛筆の開拓精神を見た! 異形のペン先をもつ3色ボールペン「ジェットストリーム エッジ3」

https://getnavi.jp/stationery/551859/

フリクションで書けるホワイトボードノート「バタフライボード noteX」は新発想のペンループで書きたい瞬間を逃さない!

以前、この連載でノート型ホワイトボードと細字ボードマーカー各種を紹介したばかりなのだが、正直なところを告白すると、個人的には苦手なのだ。ホワイトボードとボードマーカーの組み合わせが。書き消しできるのはいいし、消しカスが出にくいのもいい。くっきりして、筆跡の視認性も高い。だがあのツルツルした筆記感が、どうしても苦手。

 

そもそも悪筆とホワイトボードは、相性が最悪なのである。字が汚い人間が使うと、ペン先チップが滑りすぎてコントロールできず、自分でも後から解読できないレベルの字になってしまう。氷上をスリッパで走るが如きあのツルツル感で、どう丁寧な字を書けというのか。

 

だから、ホワイトボードにきれいな字が書かれているのを見ると、言い知れない敗北感に襲われてしまう。たまにいるよね、ものすごく整った字で会議の内容をボードに書く人。

 

だから、以前ああやってドヤ顔で紹介はしたものの、自分ではノート型ホワイトボードを使いこなすには至っていないのである。でも、使いたい。駆使できれば便利なのが頭じゃ分かっているので、ちゃんと使いこなしたいのだ。

 

ホワイトボード? それともノート? 不思議な「notesX」

……と、いつもの悪筆コンプレックスをこじらせて鬱々としていたところ、GetNavi編集部から「じゃあ、これとかどうスかね。んでレビューよろしくですー」と、一冊のノートが送られてきた。

 

それが、現在クラウドファンディングサイトのMakuakeで先行販売中の、バタフライボード「notesX」である。ああコレ、確かに興味はあったんだ。

バタフライボード
notesX
一般販売予価 7200円(税別)

 

「バタフライボード」についてまず説明しておこう。ノート型ホワイトボード「バタフライボード」から始まったメーカーだ。そして2019年には、メモタイプのホワイトボード「notes」がMakuakeでクラファン達成率9000%超という、とんでもない数字を叩き出した。

 

で、今回の「notesX」はその「notes」の発展型という立ち位置で作られたもの。期待値は当然高く、早割でも7000円近い価格ながら、ファンド開始10日間で達成率3500%超えという爆速スタート。ファンド残り20日となった現在は、達成率が5600%に上っている。

 

↑開いたところはごく普通のノートのようだが、実は綴じ方に秘密がある

 

「notes」は測量野帳(コクヨのポケットタイプのスケッチブック)に近いサイズのハードカバーメモだったが、「notesX」は少々サイズアップ。A5(より少しスリム)な大きさで、ノートとして使うにも問題ないサイズだ。

 

表紙を開くと、薄く5㎜方眼が印刷されたページが始まり、ぺらぺらとめくっていくと、6枚(12ページ)の紙……というか、薄いボードが綴じられている。

 

この表紙とページが、引っ張るとそれぞれがこの通り、ポコッと外れて分解できてしまうのだ。これが、初代「バタフライボード」から最新の「notesX」まで共通の、マグネットヒンジを使ったスナップバインディング構造である。

↑引っぱるだけで簡単にページが分離する

 

↑各ページと表紙はマグネットでくっついているので、分離・結合が自由自在

 

ページのノド側(綴じられている側)2か所に極薄のマグネットを内蔵しており、普通のノートのように違和感なくページもめくれるし、リングノートのように表紙を360度折り返して使うこともできる。

 

さらにはページを外してスチール面に貼り付けられるほか、2枚外してくっつければ、ほぼ正方形のボードとしても運用可能だ。バタフラボードシリーズ独自の、かなり面白い機能と言えるだろう。

↑360度折り返せて、邪魔なリングもない。これは快適だ

 

そしてなにより興味深いのが、「notes」「notesX」のページとして採用されている「シンセティックペーパー」だ。

 

従来のホワイトボードと違って、かなりサラッとマットな手触りがあり、テカりもかなり少ない。それでもジャンルとしてはホワイトボードになるので、当然ながら書いて消してが可能……なのだが、書くのにホワイトボードマーカーは使わない。なんと、お馴染みのフリクションボール(など、いわゆる消えるペン系)を使うように作られているのだ。

↑フリクションボール(0.5mm)が付属。思ったよりも紙に近い書き味だ

 

通常のホワイトボードでは、表面でボールペンのボールが空転し、きちんと書くことができない。しかしシンセティックペーパーは、樹脂と鉱物を原料に作られた耐水紙で、表面に無数の微細な孔がある。この微細孔がほどよい引っかかりとなって、ボールペンでも書けるマットな紙面を生んでいるのだ。

 

もちろん、コピー用紙などと比べればやや滑りはするが、それでもホワイトボード+マーカーの不安なほどのツルツルさはない。印象としては、だいぶ紙っぽい。「7割ぐらい紙かな」という感じである。なによりボールペンなので、細字マーカー以上に細い字が書けるのも嬉しいところ。これなら「notesX」を普通にノート感覚で運用することだって、充分にできるはずだ。

 

フリクションなので当然のことながら、1文字だけ消したい場合は、軸後端のラバーで擦って消すことができる。さらにある程度まとめて消したいときは、濡らしたキッチンペーパーやウェットティッシュで撫でると、きれいに拭き取ることができるのだ。

↑まとめて消したい時は、ウェットティッシュでサーッと!

 

↑指に水分が付いてなければ、擦っても大丈夫。夏場は汗で流れる可能性がありそう

 

チマチマと拭くのが面倒くさいなら、いっそ水道からページ全体にダバーッと水をかけてやってもいい。これで一気に全部洗い流せてオールクリア。うーん、なかなか気持ちいいぞ。

 

フリクションインクは乾燥しても水に弱いという性質を持っているので、こういうことも可能なのだ。

↑流水でインクがきれいに落ちるのが楽しい

 

もうひとつ面白いのが、ペンを携帯するために備わっている「バタフライループ」。単に2本のゴムベルトが交差しているだけに見えるが、これが直径9~15mmのペン軸に対応した万能ペンループとして機能するのだ。

 

手帳やノートカバーのペンループと言えば、ユルユルすぎてペンが抜けたり、多色ペンだとキツくて入らなかったりと、ちょうどよくペンが入ることがあまりない。それがバタフライループなら、だいたいのペンがクリップを使わずにピタッと固定できて、抜け落ちる心配もない。うまく装着するのには少し慣れが必要かもしれないが、それでも良くできているんじゃないだろうか。

↑交差しているゴムベルトの中央にペンを挿し込んで……

 

↑パタンと表紙を閉じればペンが固定される。太さに関係なく使えるのはナイスアイデアだ

 

ノート型ホワイトボードを超えて、もはやノート感覚

さて、ひとまず一週間ほど手元で使い続けてみたのだが、慣れるほどに「ノート型ホワイトボードを使っている」という感覚は薄れてくる。というか、もうほぼノートだわ。これはやはり、シンセティックペーパーのマットさによるところが大だろう。

 

アイデアノートとしてあれこれ雑に書き込んで、必要な部分はiPhoneの「メモ」アプリでスキャンして取り込み。あとはざっくりウェットティッシュで拭き取って(一気に洗い流すのは楽しいけど、あとで水気を拭うのが面倒になってきた)、また書いて……という運用が、なかなか快適だ。

 

さらには、リモート会議用の小型ホワイトボードとしても充分に実用的。この場合はサインペンタイプのフリクションカラーズがマッチする。

↑摩擦で消えるインクであれば問題なく使える。特に、カリカリ感があってインクも濃く出る「フリクションポイントノック04」(パイロット)との相性は最高だと思う

 

↑消す前提で運用するノートなので、保存したいものはスキャンしておくといい。iPhoneなら「メモ」アプリが手軽だ

 

価格は、たしかにノート/ノート型ホワイトボードとしてはかなり高額かもしれない。しかし個人的には、それだけの価値はあるかもなー、とも感じる。

 

クラウドファンディング終了後には、これまで通り一般発売もされるはずだが、気になるのであれば、割引の効く先行販売中に買っちゃったほうが良さそうだ。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

「文房具総選挙2021」が開催決定! 仕事・勉強・作業がはかどる文房具の頂点はどれだ?

雑誌「GetNavi」と我々「GetNavi web」が主催し、毎年開催してきた「文房具総選挙」。2021年もコロナ禍に負けることなく、果敢に開催することをお知らせします。

 

文房具総選挙とは?

仕事や作業、勉強などの効率をアップさせる文房具を「はかどり文房具」と位置付け、文房具に精通した専門家により結成された「文房具総選挙選考委員会」が選出したノミネート文房具のなかから、読者や一般ユーザーが「これぞはかどる!」と実感したアイテムに投票し、そのナンバーワンを決定するユーザー参加型のアワード。今回で9回目の開催となります。

 

2021年は、「書く・消す」「記録する」「収納する」などの機能別部門に、コロナ禍において仕事や作業、勉強をはかどらせる「トレンド部門」を加えた、計8部門に分類し、各部門賞と、全ノミネートの頂点となる「大賞」を決します。

 

リモートワークやオンライン授業で、一番 “はかどる” 文房具はどれだ!?
「文房具総選挙2021」が3月24日より投票スタート!

新型コロナウイルス対策により、在宅勤務などのリモートワークや、オンライン授業が促進されるなど、仕事や勉強の進め方が一変したこの1年。いかにスムーズに、快適に作業を進められるか、ユーザー自身で選ぶ文房具の重要性は一層増しています。

 

そうしたトレンドを受けて、日々の仕事や作業、勉強を効率化できる“はかどり文房具”をフィーチャーし、読者及び一般消費者に向け、より良いモノ選びの基準を提案します。

 

大賞・準大賞や各部門賞は、読者や一般ユーザーからの投票により決定。投票期間は3月24日からスタートし、結果は5月24日発売の「GetNavi」と、同日の「GetNavi web」において発表します。なお、発表された入賞商品は、「伊東屋」(一部商品は除く)及び「本州・四国のイオン、イオンスタイル」(約200店舗)にて展示・販売。また、オフィス用品の通信販売「カウネット」では、ノミネートから入賞まで一連の商品情報を掲載し、販売します。

↑大賞のエンブレム。(写真は2020年のもの)

 

■「文房具総選挙2021」概要

●投票期間:2021年3月24日(水)受付開始
雑誌「GetNavi5月号」に綴じ込まれたハガキと、「GetNavi web」内に設けた「文房具総選挙」特集ページから受付いたします。

●対象カテゴリー:「仕事がはかどる! テレワーク&フリーアドレス文房具」部門、「学生応援! 勉強がはかどる文房具」部門、「デジタルとの連携ではかどる文房具」部門、「書く・消す」部門、「記録する」部門、「収納する」部門、「切る・貼る・綴じる」部門、「分類する・印をつける」部門の8部門

●大賞発表:2020年5月24日(月) ※大賞のほか、準大賞、各部門賞、選考委員特別賞を発表

●入賞商品展示・販売:2021年5月25日(火)〜 ※予定

●入賞商品展示・販売会場:全国の伊東屋店舗(一部商品は除く)及び、本州・四国のイオン、イオンスタイル(約200店舗・一部除く)、カウネットのECサイト

 

現在、文房具総選挙の選考委員会では、ノミネートする文房具を精査している段階です。文房具ファンなら誰でも知っている“傑作”という納得の選出もあれば、時流を捉えたいますぐ欲しい文房具、大穴になりそうな予感を感じさせる意外なモノまで! 発表されたばかりの注目の新商品も目白押しです。全ノミネート商品を発表する3月24日まで、期待してお待ちください。

 

昨年までの「文房具総選挙」の模様をチェック!


https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/

 

ペン回しの世界チャンピオンを直撃! 完全監修したペンスピナー垂涎の「Gyro pro」の出来は?

“ペン回し”と聞いて、どういうものを想像するだろうか? 誰もが中高生の頃に一度くらいはチャレンジしたことがあるだろう、ボールペンを指で弾いたりして手の中でクルッと回す、あれだ。

 

ただ、おそらく今あなたの脳内で思い描いたペン回しとは次元の違うペン回しが、いま世界で人気となっており、さらには世界大会がある……なんてことまでは、さすがに想像の域を超えていたはずだ。「次元が違うってなんだよ、しょせんはペン回しだろ?」という人には、実際どんな感じか、動画を見てもらったほうが手っ取り早いかもしれない。

 

 

これが世界レベルの、いや実は、世界チャンピオンによるペン回しである。これを見てまだ「しょせんはペン回し」と言ってしまうのは、どう考えても無理筋だろう。凄すぎる!

 

ちなみにこの世界チャンピオンというのが、日本人プロパフォーマーのKayさん。2019年に中国で開催されたWPSAL(World Pen Spinning Alliance League)において、厳しい国内予選を勝ち上がった7か国16人のペンスピナー(ペン回し競技者)たちの頂点に立った、まさにトップ・オブ・ペンスピナーなのである。

↑世界大会のステージでパフォーマンスを行うKayさん

 

そしてこのKayさんが完全監修した「ペン回し最強のボールペン」が、クラウドファンディングサイト、Makuakeにおいて現在展開中だという。ひとまずそれがどういうものなのか、Kayさん本人にお話を伺ってきた。

※取材は感染症対策のもとで行っています

 

ペンスピナーが求める回し心地最強のペンとは?

その前に、世界チャンプ監修の「ペン回し最強ボールペン」が開発されることになった、その流れを説明しておこう。

 

まず2018年、精密部品加工メーカーの湯本電機が、ペン回しに最適化されたボールペン「Gyro(ジャイロ)」を発売。しかしこれを見たKayさんが、「これではまだ甘い! もっと凄いものができるはずだ」と湯本電機側に連絡を取り、タッグを組むことに。

 

そこから2年以上の月日をかけて開発されたのが、いまクラウドファンディングで展開されている「Gyro pro」というわけだ。

↑世界チャンプが「これが、ペンスピナーにとって最強のペンです」と豪語する。もう確実に凄いやつだ

 

湯本電機
Gyro pro
Gold/Silver/ Platinum」
各1万3200円(税別・クラウドファンディング価格)

 

Kay「先代『Gyro』は、僕らペンスピナーから見るとまだ微妙な部分がいくつかあったんです。まず、長さが足りなかった。ペンスピナーは既存のペンを改造して、20センチ前後まで伸ばすことが多い。あとは重心の分布も重要で、両端が重くなっているほうが回しやすいんだけど、先代はそれも違ったんです」

 

↑2018年に発売された先代「Gyro」。筆者も当時しっかり購入していた

 

もちろん、基本的な技(くるりと指で一回転させるなど)を繰り出すにはそれでも充分だが、最初の動画にあったようなレベルの高いパフォーマンス用としては厳しかった、とのこと。

 

そこで「Gyro pro」では、企画段階からKayさんが関わることで、ペンスピナーが求めるスペックを満たす製品に仕上がったのである。

 

長さは先代の約150mmから大きく伸びて、鉛筆よりも少し長い約190mmのABS製樹脂軸に。同時にペンの筆記機構も、重心が微妙に狂いやすい繰り出し式から、双頭タイプのキャップ式に変更された。

 

さらに、キャップの両端には金属製の重りを搭載することで、回転時の遠心力をフルに活かせるようになっている。

↑先端の重り(金属パーツ)は素材によってわずかに重量が違う。この微妙な差でも、回転フィールは大きく違ってくる

 

ラインナップは重りの素材別で、ベーシックなステンレスの「Gyro pro Silver」、重量感のある真鍮(しんちゅう)の「Gyro pro Gold」、軽量なアルミの「Gyro pro Platinum」の3タイプ(アルミはカラー3色あり)。それぞれ好みの重さでモデルを選ぶ方式だ。

 

重りの重量差は、各モデル間で1個辺り1g前後(両端で2個搭載するので、全体的な重量差は約2g)だが、実際に回してみると違いははっきり感じられるという。

↑リフィルを搭載した状態のSilver(ステンレス)モデルで、重さは約20g。重量の1/3が両端に偏っているので、非常に回しやすい

 

Kayオススメはベーシックなステンレスの『Gyro pro Silver』です。全体的なバランスが抜群なので、迷ったらこれで大丈夫。ペン回し初心者の人にも、これが最も回しやすいはずです。最終的には好みの問題なんですけどね(笑)。真鍮は重さを使って回転させる大技向け、軽いアルミは小回りが効く感じになっています

↑回しやすさだけでなく、書き味にもこだわったパーカーリフィル。「金属製のリフィルは2g以上あるため、搭載時の重心バランスを取るのにも苦労しました」とKayさんは話す

 

軽い樹脂軸の両端に重りということで、正直なところ、筆記用としてはかなりアンバランス。書く握りで持つと明らかにリアヘビーで、後ろに持って行かれる感じが強い。

 

しかし、本製品はあくまでもペン回し専用に作られているので、回すためにはこれが正しいバランス。ボールペンも用途によって正解・不正解の要素が大きく違ってくるのが、なかなかに面白い。

 

ちなみにリフィルも、先代がややレガシーな油性「SC-7N」だったのを、書き味向上を求めてパーカータイプのジェットストリーム「SXR-600-07」に変更されている……のだが正直なところ、そもそもこのバランスだし、書きやすさを求めてもしようがないような気はするのだが。

↑書いてる間中、ずっと後ろに引っぱられる感覚すら覚えるリアヘビーさ。筆記機能はあくまでも“おまけ”レベルと考えた方が良さそうだ

 

Kay「あと、特にこだわったのは軸のラバー塗装でした。軸に最適なグリップ力があると、技の出しやすさが全然違ってくるんですよ。湯本電機さんと何度もしつこくサンプルのやり取りをして、ようやくこのベストな摩擦感のあるラバー加工の軸が完成しました」

↑指に吸い付くような印象のラバー軸。さすがにこだわっただけはある安定感だ

 

インタビュー時には、決定する前のサンプル(ボツバージョン)とも触り比べさせてもらったが、確かに安定感は天地ほどの差があった。なるほど、ここまで差が出るなら、監修としてもこだわりどころだというのは納得できる。

 

質感だけでなく塗装の厚みなども考慮されているようで、しっかり回ってピタッと止まる、ペンスピナーにとっては完璧なグリップになっているそうだ。

 

Kay「ペンが1回2回ぐらい回せるかな? というペン回し初心者の方にも、ラバー軸のメリットは感じられると思います。なので、基本的な技の練習用にもぜひ使ってみてもらいたい。実際、確実に回しやすく感じてもらえるはずです」

 

 

まさに筆者は「ノーマルを1回2回ぐらい回せるかな?」レベルなのだが、それでも回したときの成功率は、普通のペンと比較してもかなり違うように思えた。

 

とはいえ、さすがに世界チャンプの目の前で「わー、回せた!」とはしゃぐのも恥ずかしい(こんなレベルで!)ので、コッソリと回していたんだけど。

 

実は昨今、自宅にこもってできる趣味として、ペン回しの人気は高まっているようだ。テレワークなら、休憩中にクルクル回していても上司ににらまれることもないし。

 

また、指先を使うことで、仕事疲れした脳のリフレッシュにもなるとのこと(Kayさんが脳科学者に確認済み)。あのレベルまで到達できるかはさておき、息抜き程度に気持ちよく回せるペンを1本持っておくというのは、悪くないのかもしれない。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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