お願い事の前に名前と住所を伝えるのが礼儀!? 初詣に役立つ神社での正しい参拝方法

新しい1年を迎える際に多くの人が訪れる“初詣”。しかしいざ参拝するとなるとマナーを知らない人も多いようで、「注意されて恥ずかしかった」「何が正しいのかわからない…」といった悩みの声も上がっている。そこで今回は、2017年10月に「林修の今でしょ!講座」で特集された神社での正しい参拝方法をご紹介。

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お清めの正しいマナーって?

まず押さえておきたいのが参道の歩き方。神社の中に入ったら真ん中を通らずに、参道は端を歩くのが正解。神社では上座と下座が明確に決められており、神社の正面は神様が通る最も尊い場所。神社に向かって右側は次に尊い上座で、向かって左側が下座と考えられている。人間は参道を“歩かせていただく”気持ちで、下座に当たる左端を歩くのが正しいんだそう。

 

ネット上では「神様を敬うためにこれからは左を歩くわ」「これを聞いたら真ん中通るのがおこがましく感じる」との声が。ちなみに鳥居をくぐる前には一礼するのがマナーなので、こちらも忘れずに覚えておくとGOOD。

 

参道の途中で忘れてはいけないのが手水舎でのお清め。ひしゃくを使って清めるときは、ひしゃく一杯の水で左手→右手→口→左手→ひしゃくの柄の順に進めるのが正しい作法。口に含んだ水は、口元を手で隠しながら静かに下に吐くのがマナーとされている。お清めの作法を知らなかった人は多いようで、「今まで適当にジャバジャバやってたのが恥ずかしい」「そもそもお清めスルーしてたわ…」など驚きの声が続出。「忘れそうだからお参りするときはメモ持っていく」とさっそく参考にする人の声も見られた。

 

お願い事を言う前に住所を伝える!?

そして気になるのが神様にお願いするときの作法。まずは鈴を鳴らして神様に来訪を知らせ、お賽銭をあげてからお祈りしていく。「ご縁があるように5円を入れてる」と語呂でお賽銭の額を決めている人も多いものの、お賽銭の額はいくらでもOK。高い額を入れるほどよいわけでもなく、思いにふさわしい額を自分で決めるのが大事なんだとか。

 

お賽銭をあげたらいよいよお祈りをスタート。ほとんどの神社では二拝・二拍手・一拝が作法とされているが、気をつけておきたいのがお辞儀の角度。「拝」はお辞儀の中で最も深い敬礼作法なので、90度深々とお辞儀するのがベスト。拍手をするときはひと関節分ずらして手を合わせ、両手を肩幅に開いたらずれを戻すように手を閉じるのが正しい作法と言われているので、こちらも意識しておくとよいかもしれない。

 

さらにお願い事を言う前に、神様へ日ごろの感謝と自分の名前、住所を伝えるとベター。ネット上では「お祈りの時間がめっちゃ長くなりそう…」との声も上がっているが、自分がどこのだれかを告げるのが神様への礼儀。正しい参拝方法をマスターして、神様へ祈りを捧げてみては?