とらふぐを余さず味わう! お取り寄せで楽しむ、もつ、鴨、猪など人気のご当地鍋セット

南北に長い日本は地域間の気候差が大きく、その土地ならではの食文化が形成されている。そしてそれは鍋料理も同様。

 

自宅にいながら日本各地の海の幸・山の幸を楽しめるお取り寄せ鍋を、豆知識とともにご紹介! 前回は北日本、東日本を取り上げたので、今回は西日本、南日本の鍋に迫る。

 

口の中で溶けていく上質な黒毛和牛のもつと、手作業で作られた味噌スープのセット

【福岡県・もつ鍋】一藤 もつ鍋 味噌味
5508円/2~3人前

博多に数店舗を展開する鍋専門店の一番人気のセット。もつは、ほどよく脂がのったぷりぷり食感の上質な国産黒毛和牛だけを厳選しており、口に入れた瞬間に溶けていく。贈答にピッタリな桐箱入りもある。

 

【セット内容】
一藤秘伝の濃縮味噌スープ 380cc/もつ 300g/チャンポン麺 2玉/ごま/鷹の爪/作り方説明書

↑スープがよく絡む特注の極太仕様のチャンポン麺付きで、シメまで本場そのままの味を楽しめる。つるんとした喉越しでクセになるおいしさ

 

↑手作業で丹念に裏ごしされたブレンド味噌に青森県産味噌を混ぜ込んだスープは、コクと深みが豊か。一度食べるとヤミツキに

 

【ほっとひと息 鍋知識】平成に流行した博多グルメはラーメンだけじゃない!

博多の郷土鍋こともつ鍋は、平成初期に全国的にも一世を風靡。当時博多から東京に進出した専門店「もつ鍋元気」が火付け役といわれ、92年には、「もつ鍋」が「新語・流行語大賞」で銅賞に輝くほどのブームに。

 

ふぐの王様のあらゆる部位を、余すことなく味わう贅沢鍋

【山口県・ふぐちり鍋】関とら本店関とら鍋奉行 とらふぐちり鍋セット
1万2600円/3~4人前

全国有名百貨店御用達店歴30年以上のふぐ専門店が作るセット。低脂肪で高たんぱくなうえ、良質なコラーゲンも含む“ふぐの王様”こと、とらふぐのアラと身を豪快なブツ切りに。白子、つみれ、皮なども楽しめる。

 

【セット内容】
とらふぐぶつ切り 500g/とらふぐ生白子 50g/とらふぐ皮入り生つみれ 160g/とらふぐ剥き身(身皮) 150g/ふぐちりスープ/もみじおろし

↑シメは、残ったスープにごはんを入れて雑炊として食べるのがオススメ。メインのふぐちり同様、味付けはポン酢でいただこう

 

【ほっとひと息 鍋知識】中国地方ではふぐを「ふく」と呼ぶ、そのワケは?

ふぐは、下関や中国地方の一部で「ふく」と呼ぶ。ふぐは砂を吹くから、膨らむからといった説や、不遇などを連想させる「ふぐ」よりも、「ふく」のほうが福を連想でき縁起が良いからなど、諸説存在。

 

脂がのった冬の天然真鴨の正肉や肝など多彩な部位を堪能

【滋賀県・鴨鍋】びわ湖の幸 魚三天然真鴨鍋セット 半羽
6480円/2~3人前

冬のシベリアから渡来する天然真鴨を、昔ながらの“網猟”で捕らえて使用。寒い時季は特に身の締まりと脂のりがよく、しかも銃不使用のため身が傷んでおらず、やわらかな肉質が楽しめる。これひとつであらゆる部位を味わえるのも魅力だ。

 

【セット内容】
天然真鴨 350g前後/かもだし/粉山椒

↑ロース、もも、むね、たたき、皮、砂肝、レバー、ハツなどが揃う。あえて血抜きをせず筋肉全体に血を巡らせた、野性味あふれる味だ

 

【ほっとひと息 鍋知識】戦国大名も現代の政府も認める由緒正しき鍋

鴨鍋は全国各地で古くから食べられているが、なかでも滋賀県の鴨鍋は農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」に認定された由緒ある一品。豊臣秀吉が琵琶湖周辺の鴨を好んで食べたという説話もある。

 

仕入れから販売まで一貫して行う、天然猪肉専門問屋の自信作

【兵庫県・ぼたん鍋】丹波篠山 おゝみや国産天然猪肉 ぼたん鍋特選花盛りセット
6240円/2~3人前

全国的にも珍しい国産天然猪肉の専門問屋が、猪肉本来のおいしさを堪能できるよう数種の部位をセットに。高タンパク・低糖質で亜鉛や鉄分、ビタミン、コエンザイムQ10などの栄養素が豊富なのも魅力。

 

【セット内容】
国産天然猪肉 400g/ぼたん鍋特製味噌

↑ジビエは肉のなかでも特に鮮度が命。同社では、年に約3か月しかない狩猟期間に捕らえた猪を、旨みの流出を最小限に抑える技術で凍結

 

【ほっとひと息 鍋知識】猪肉を「ぼたん」と呼ぶ由来にも諸説ある

「猪肉=ぼたん」の由来にも諸説存在。肉食禁止時代の隠語だった、猪の「しし」を獅子になぞらえ様式美のたとえ「獅子に牡丹」にちなんだから、猪肉がぼたんのように濃い紅色だから、などがある。

 

※本特集で紹介している商品は、ご注文いただくタイミングによって在庫切れとなっている可能性があります
※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

おすすめ「ご当地鍋」4選!北海道の石狩鍋など、郷土の味をお取り寄せで満喫

まだまだ冷え込むこの時期、鍋パーティを計画している人は多いはず。そこで重宝するのが、全国各地の味を手軽に楽しめるお取り寄せのご当地鍋だ。おすすめ商品や、鍋の歴史をご紹介!

↑福岡県・もつ鍋

 

煮込みながら食べるスタイルは江戸時代の末期ごろに確立した

鍋は、日本の冬を代表する料理のひとつ。全国にその地ならではの郷土鍋が存在するが、そもそも鍋という料理はどのようにして生まれたのか、歴史を紐解いてみよう。

 

煮炊きを目的とした調理器具は、縄文時代の土器にも見られるが、鍋状のツールが出現したのは鉄器が伝来した弥生時代。ただし作る料理は汁物や煮物であり、調理しながら食べたり、直接箸でつついたりするようになったのは江戸時代の末期ごろといわれている。

 

食べ方が進化した背景として有力なのは、江戸時代に中国から長崎に伝来した卓袱料理の普及が影響しているという説だ。その特徴のひとつが、食卓中央に置いた大皿のごちそうを取り分けて味わう作法。この食べ方が徐々に広まり、ひとつの皿や鍋を囲むスタイルが浸透していったといわれている。

 

一方、大都市・江戸の庶民の多くは、狭い長屋暮らしのため、台所の火床が囲炉裏からコンパクトで持ち運びできる七輪に変化。調理器具も大鍋より小鍋が主流になり、煮込みながら味わう食べ方が定着していく。また、街には湯やっこ(湯豆腐のような料理)や、どじょう鍋などの専門店も現れ、江戸の外食文化も発展していった。

↑兵庫県・ぼたん鍋

 

大人数で鍋を囲む食べ方は、明治時代の牛鍋ブームが先駆け

ちなみに、交通網も情報伝達手段も発達していなかった江戸時代に、どのようにして都会の文化が全国へ広がったのか。そこには、当時の社会情勢が関係している。

 

全国から単身赴任していた武士や出稼ぎの商売人などが都市と地方を往来。また、伊勢参りなどの周遊旅行のほか、梅見に七福神巡りなどのプチ旅行が一般化。つまり江戸時代は、ヒトとモノの移動が盛んだったのだ。加えて、現代のグルメランキングのような人気店の番付表も存在し、口コミとともに都市の食文化が各地へ広がっていった。

 

江戸時代は「小鍋立て」といい少人数もしくはひとりで小鍋をつつく形式が主流で、座敷やテーブルに置かれた大鍋を複数人で囲み食べるという、現在のスタイルが確立したのは明治時代。現在のすき焼きに似た、牛鍋の登場がきっかけだ。日本では長年肉食が禁止されていたが、文明開化や富国強兵を契機に国が肉食を推奨。この解禁も追い風となり、横浜や東京を中心に牛鍋が流行したのである。

 

奥深い歴史を経ていまに至るわけだが、各地で独自に発展した郷土鍋は現代でも魅力的な料理。代表的なものをいくつか紹介していこう。今回は北日本、東日本に絞ってお伝えする。

 

具材もタレもオール北海道産味噌仕立てで、心とカラダをポカポカに

【北海道・石狩鍋】ふるさと産直村石狩鍋セット
3980円/4~5人前

秋鮭をはじめ、すべてが北海道産。タレはこんぶのうまみが効いた味噌味で、体の芯まで温めてくれる。最後に山椒を加えたり、隠し味に酒粕や牛乳、バターを加えたりと、道産子風に食べるのもおすすめ。

 

【セット内容】
鮭切り身 5切/タラ切り身 5切/ほたて 5個/ 秋鮭つみれ団子 5個/海鮮鍋のタレ/おいしい作り方説明書

↑主役となる天然鮭は、川を遡上する直前の状態を仕入れており脂のりがいい。ほたては道内でも名産地と呼び声が高い、噴火湾産だ

 

【ほっとひと息・鍋知識】漁師料理を石狩川河口近くの割烹が商品化

石狩鍋の元祖は、石狩川河口近くにある1880(明治13)年創業の割烹「金大亭」といわれている。石狩川は古くから鮭の名漁地で、漁師のまかない料理だった鮭入りの味噌鍋を同店が商品化したとか。

 

贅沢&手軽だから贈答にも◎オールインワンの鍋セット

 

【秋田県・きりたんぽ鍋】秋田活性化/本場大館 きりたんぽ玉手箱
5035円/2人前

日本三大地鶏のひとつである比内地鶏をはじめ、ほとんどの具材は秋田産。なおかつ必要な材料がすべてセットになっているため食材を買い足す必要がなく、鍋に移して約10分で絶品鍋が完成する。

 

【セット内容】
きりたんぽ 90g×3本/比内地鶏 40g/スープ/糸こんにゃく/野菜

↑野菜は舞茸、ごぼう、せり、ねぎがセットに。外箱も中身も高級感あふれるデザインで統一されており、贈答品としても重宝する

 

【ほっとひと息 鍋知識】きりたんぽ鍋には名産の比内地鶏が必須

「きりたんぽ」とは、すりつぶしたごはんを木の串に刺して焼いた秋田や山形に伝わる郷土料理「たんぽ餅」を棒から外し、食べやすく切った食品のこと。なお、肉は比内地鶏を使うのがセオリーだ。

 

山形が誇る一大イベントに里芋を提供する農園がプロデュース

 

【山形県・芋煮鍋】さとう農園/山形名物 特選米沢牛 芋煮セット
1万5000円 ※数量限定/4~5人前

さとう農園は、「日本一の芋煮会フェスティバル」に里芋を提供している、明治33年創業の農園。自社栽培の里芋と米沢牛、ねぎ、こんにゃくに加え、隠し味に山形県の地酒を使った特製のタレも付いている。

 

【セット内容】
特選洗い里芋(さとう農園山形県産) 500g×2袋/特選米沢牛 350g/芋煮こんにゃく/ねぎ/特選芋煮のたれ

↑里芋は、農薬、除草剤、化学肥料が不使用で、ピュアな味が自慢。水でサッと洗うだけで、そのまま調理に使える手軽さも魅力だ

 

↑日本三大和牛のひとつ、米沢牛付き。きめ細かい霜降りと上質な脂が特徴で、一度食べたら忘れられないおいしさだ

 

【ほっとひと息 鍋知識】芋煮会フェスティバルはギネスにも認定されたビッグイベント

大鍋をユンボがかき混ぜる姿で有名な「日本一の芋煮会フェスティバル」は、1989年に初開催。2018年の第30回には1万2695人が集まり「8時間で最も多く提供されたスープ」としてギネス世界記録に認定された。

 

郷土鍋を名物とする和食店が仕立てた、あん肝入り濃厚スープが絶品

 

【茨城県・あんこう鍋】寿多庵/あんこう鍋セット(野菜・うどん付き)
1万550円/2人前

仕立てるのは、大洗で1926(大正15)年から続くあんこう鍋が名物料理の和食店。脂ののったあん肝を持ちながらも、身が引き締まったあんこうのみを厳選して使用している。秘伝の味噌にあん肝を混ぜて作られたスープは、コク深い垂涎の味だ。

 

【セット内容】
あんこう 400g/スープ/野菜/豆腐/うどん

↑カットされた野菜と豆腐に加え、店頭で打ったばかりのうどんも付く。風呂敷に包まれており、そのまま贈答用にするのも◎

 

【ほっとひと息 鍋知識】あんこう鍋は漁師料理の「どぶ汁」がルーツ

大洗をはじめ北茨城エリアの郷土食として知られるあんこう鍋だが、そのルーツは「どぶ汁」と呼ばれる漁師料理だったとか。名称の由来は、あん肝がたっぷりとけてスープが濁る様だとする説が有力だ。

 

※本特集で紹介している商品は、ご注文いただくタイミングによって在庫切れとなっている可能性があります
※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

南野がお好み焼きを紹介! リヴァプール公式SNSが公開したローカルフード動画が面白いと話題

各国の助っ人たちが紹介する、一風変わったグルメ動画が話題となっている。SNS上で人気を集めているのは、プレミアリーグのリヴァプールFC公式アカウントが投稿した1本の動画。

 

 

「NH Foods/日本ハム」プレゼンツで制作されたというこの動画には、日本代表の南野拓実、セネガル代表のサディオ・マネ、ギニア代表のナビ・ケイタの3選手が出演。各国の郷土料理の紹介と、そのフードについての思い出エピソードが語られている。

 

 

まず「リヴァプールで好きな食べ物は?」という質問に対しては、南野がフィッシュ・アンド・チップス、マネとケイタはパスタと回答。続いて、各国の料理として南野が紹介したのはお好み焼きだ。

 

「日本のおかずパンケーキ」として提供されたこの料理に対して、「お母さんがこういうお好み焼きを作ってくれたんだ」と語る南野。「家族や友人と食べるのは僕にとってとても特別なことだよ」という彼の説明に興味津々の2人。南野が「10点中9点」をつけると2人も「美味しいよ」「9点だね」「もう少し食べたい」と大絶賛した。

 

続いて、サディオがセネガルの揚餃子「ファタヤ」、ナビが伝統的な煮込み料理「イェティセ」を紹介。和やかな雰囲気で、各国の料理に舌鼓を打った。

 

 

「タキ(南野)はとても良いやつだ」などと語る2人の様子に、南野がチームに溶け込んでいる雰囲気がわかるこの動画。普段とは違う彼らの様子を楽しむためにも、サッカーファンはぜひチェックしてみてほしい。