「これはスゴい」同時調理の目玉焼きに驚いた!発熱プレート搭載の日立「2in1トースターレンジ」実力チェック


今や、電子レンジのない生活は考えられません。朝にパンを食べるなら、さらにトースターもほしいところ。しかし、限られたキッチンのスペースのなかで、トースターは置く余裕がないという方も多いはず。そんな悩みに応えてくれそうなのが、日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立)の新製品「2in1トースターレンジ MRT-F100」(実売価格4万6540円・税込。以下、トースターレンジ)です。トースターとレンジがひとつになった新ジャンルの家電は本当に使いやすいのか? 体験会にてチェックしてきました!

↑新製品の「2in1トースターレンジ MRT-F100」。

庫内を低くすることでトーストは余熱が不要

トースターレンジはサイズが幅464×奥行406×302mm(ハンドル含む)と、トースターというよりは、やや背の低い単機能レンジといったサイズ感です。気になる庫内容量は15L。15Lサイズの電子レンジというと一般的に一人暮らしにおすすめする容量なのですが、本製品はトーストをおいしく焼くためにあえて庫内の背を低くしています。このため、庫内有効寸法は幅349×奥行279×高さ132mm。つまり背は低いものの、庫内の広さ(面積)は二人世帯向けに推奨される22Lサイズの電子レンジくらいあるのです。

↑アイボリーとチャーコールグレーの2色展開。
↑ドアを開けたところ。一般的な電子レンジより庫内の高さが低めですが、庫内床面積は22L容量のレンジ相当。床面はフラットタイプを採用しています。

一般的な単機能レンジと同等のサイズなら、オーブンレンジを購入すればよいのでは? と思われるかもしれませんが、実は一般的な普及価格帯オーブンレンジでパンをトーストするのは意外と面倒。まず、一般的なオーブンレンジは庫内が広いので余熱に10分近い時間がかかります。さらに、食パンの上下に焼き目をつけるには途中でひっくり返す必要があるのです。忙しい朝にこのような手間はとれないという人も多いでしょう。

そこで、本製品は庫内の高さを低くすることで、庫内上部にある管ヒーターと食材との距離を短くして余熱がいらない構造にデザインしたのです。

↑トースターレンジは庫内上部に管ヒーターを一本配置。一般的なトースターのように余熱がいらない構造になりました。

同時に、パンの下側は付属するグリルプレートで加熱。このグリルプレートは底面に電子レンジのマイクロ波で発熱する特殊な発熱体が張り付けられています。電子レンジ稼働中は一気に加熱したフライパンのように熱くなり、余熱なしでもパン下側に焼き目がつけられるのです。

↑グリルプレートのサイズは幅365×奥行281mm。深さがあるので焼きそばなどいろいろな料理が作れそう。
↑裏面中央にはゴムのような質感の発熱体を配置。この発熱体がマイクロ波を吸収して高温になります。

トーストの味は普通だが目玉焼きのおいしさに驚く

とはいえ、気になるのが焼き上がり。今回は実際にトーストモードで食パンを2枚焼いてみました。トーストモードはスタート時に強火で庫内温度を上げ、素早く食パンを焼くモードです。今回は4分20秒加熱しました。

↑写真のトーストモードのほか、アレンジトースト、パンリベイク、ピザ、グリル、そして電子レンジの運転モードを搭載。「レンジ」と「余熱」以外はすべてグリルプレートが必要です。
↑スタートボタンをダイヤルのように回してタイマーを設定し、押し込んでスタート。直感的な操作感と見やすい7セグLED(デジタル数字)も好印象。

焼き上がりもなかなか優秀。上面はヒーター管一本だけなので焼きムラを覚悟していたのですが、焼き色はかなり均一です。下面もきちんと焼き色がついていました。食べてみると外はサクッとしていて中ふんわりの仕上がり。ただ個人的感想にはなりますが、いまどきの「高級トースター」ほどのモチモチ感はありません。あくまで普通においしい味といった印象です。

↑食パン2枚の焼き上がり。4分20秒の焼き時間で表(左)も裏(右)もしっかり焼き色がついています。

一方「これはスゴい!」と感じたのが目玉焼き。今回の試食会ではパンとウインナー、目玉焼きを一度に焼くデモンストレーションもあったのですが、これがとにかく優秀。目玉焼きをトースターで焼くと、白身の一部がドゥルドゥルに残るか、黄身が固くなってしまう失敗が多いのですが、本製品はトーストモード4分で完璧な仕上がり。白身は端から黄身の上まで白く固まっているのに、箸でつつくと黄身がトローリと流れ出る絶妙な火加減。グリルプレートの発熱スピードの速さが活かされていると感じます。

↑食パンと卵、ウインナーを並べたところ。卵は流れて広がらないように、端を絞ったクッキングペーパーに乗せています。
↑白身はしっかり固まっているのに黄身はトロトロ流れ出る絶妙な火加減。ウインナーも表面に香ばしい焦げ目がありつつ、中は水分を保持してプリプリの仕上がりでした。

ちなみに、一般的な電子レンジでは卵をそのまま加熱すると爆発するので使用できません。一方、本製品はグリルプレートが下からのマイクロ波をカット。食材に直接マイクロ波が当たらないので安心して卵を調理できるのです。

必要な機能を絞り込んで使いやすさを重視

ここまでこだわるなら、トースターとしても利用できる「オーブンレンジ」にしても良いのでは? と感じる人もいるかもしれません。日立の担当者によれば、一般家庭におけるオーブン機能の使用頻度は決して高くないそう。

とはいえ、グラタンに焼き目をつけるといった「ちょっとした焼き調理」のニーズは、料理をあまりしない家庭や一人暮らし、共働き世帯などでも根強く存在しています。そこで、本製品では調理モードを電子レンジとトースト、グリルに限定。機能を絞ることで操作ボタンやダイヤルを3つに絞り込むことに成功したといいます。普段ほぼ利用しないオーブン機能を増やすことで操作ボタンを増やすより、機能を絞り込むことで、操作性のよさやシンプルでスッキリとしたデザインを実現したということでしょう。

↑本体下に集約された操作ボタンとダイヤル。いまどきのレンジとしてはかなりシンプル。レトロモダンなデザインが好きな層に刺さりそうなデザインです。

機能を絞ったことで、できることが限られるのでは? という不安があるかもしれません。しかし、体験会では調理時間5分、焼き時間6分でひき肉から本格的なハンバーガーを作ることもできました。グリルプレートの加熱スピードを活かせば、アイデア次第で幅広い調理に対応できそうです。

↑袋に入れたひき肉に味をつけて焼き時間6分で作ったハンバーガー。初めて作った筆者でも作業時間5分前後で簡単にできあがりました。

レンジとトースターを別で購入するくらいならコチラを選んでみては?

キッチンが狭い家庭では、レンジの上にトースターを積み重ねて使う話もよく聞きます。しかし、これは本来メーカーが推奨しない設置方法。熱がこもって事故の原因になる危険性があるからです。こうした現状を考えると、トースターレンジはトースターとしてはやや大きめなものの、レンジ+トースターを別々に置くよりは格段に省スペース。キッチンまわりをスッキリ整えたい人にとって、大きなメリットとなるはずです。

機能は絞っているものの、電子レンジとしての加熱性能は1000Wまで対応となかなかのもの。「日常使いにちょうどいい家電」としての実力を感じます。

キッチンの家電を見直したい方、特に「電子レンジとトースターがあれば十分」という人には、ぜひ一度チェックしてみてほしい製品です。

↑電子レンジは200W、500W、600W、1000Wと細かく出力が選べます。1000W(最大3分)があるのはかなり魅力的。

フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)

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広めの庫内でピザもロールパンもおいしくリベイクできる「匠ブランジェトースター PLUS」

ツインバードは、従来モデルに2つの新モードをプラスし庫内を大きくした「匠ブランジェトースター PLUS(TS-D487B/W)」を2025年8月29日(金)に発売します。本体カラーはブラックとホワイトの2色。価格はオープンプライスで、公式サイトでの直販価格は2万9800円(税込)。

「匠ブランジェトースター PLUS(TS-D487B/W)」

2023年に発売された「匠ブランジェトースター」は、世界一(※)のパン職人・浅井一浩氏との共同開発により、“自宅でリベイクするだけで、パン本来の焼きたてを味わえる”のが特徴。

※世界大会 iba cup 2015 総合優勝

↑浅井一浩氏(トモニパン/オーナーシェフ)

庫内の温度を秒単位で見極める温度センシングと、独自プログラムによる「遠赤外線」と「近赤外線」2種類のヒーターの自動制御によって、パンの種類に応じた“美味しいコンディション”をボタンひとつで実現します。冷凍からのリベイクも、パンの内側、外側の温度バランスをとって加熱する独自プロセスにより、理想の焼きたてに仕上がります。

ピザも焼ける広い庫内のトースター

同社が店頭販売などの接客を通じてユーザーの声をヒアリングしたところ、「ピザを焼きたい」「大きめの皿をいれたい」などの理由から、約3人に1人が庫内の広いトースターを求めていることが明らかに。このようなニーズを受けて、スリムな幅で空間を無駄にしないプロポーションが支持されている従来の「匠ブランジェトースター」に加え、庫内サイズを拡大した新モデルが開発されました。

食パン4枚焼きに対応する大きさにサイズアップし、一度に焼けるパンの数が増えたことで、「焼きたての美味しさ」をみんなで一緒に味わうことができます。また、直径25cmのピザもホールのまま入るため、家族や友人とあつあつの焼きたてピザを囲む豊かな時間を過ごすことができます。さらに、大きなお皿も入るため、グラタンなども調理することが可能です。

↑食パン4枚が一度に焼ける広い庫内。

「ピザ」「ロールパン」専用モードを新搭載

また、昨今ではピザやロールパンなど、食パン以外の食材をトースターで調理をする人が増えており、新たにピザとロールパンの理想の焼き上がりをボタンひとつで実現する2種類のモードを浅井一浩氏と共同開発して搭載しています。

ピザの人気に応えて新たに搭載した「ピザモード」では、コルニチョーネ(ふちの部分)が固くならず、もっちりとした食感になり、チーズはなめらかにとろけて、風味豊かに仕上がります。

理想のリベイクを実現するのは、 独自の火力コントロールと、新採用の天板です。こびりつきにくく、効率的に熱を集める黒のセラミック塗装の天板により、ベチャっとしやすいピザの裏側もこんがりと焼き上がります。常温、チルド、冷凍のピザに対応しており、自動で常温のピザをリベイクするモードは、家庭用トースターに初めて搭載される機能です。

新開発の「ロールパンモード」は、丁寧な火力制御で焦げやすいロールパンをまるで焼きたてのようにおいしく温め直すことができます。独自の火力調整プログラムにより、表面を焦がさないよう最小限の火入れで繊細な薄皮に仕上げます。内側はふんわりとした食感に温まり、バターや小麦の香り、やさしい甘みが広がります。

ツインバード

「匠ブランジェトースター PLUS(TS-D487B/W)」

発売日:2025年8月29日

オープンプライス(直販価格2万9800円/税込)

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「スティック掃除機」選びに正解はあるか!? 夫と妻の家電クロスレビュー

日々の生活に不可欠だけど、安い買い物ではない家電製品。選ぶ際に重視するポイントが異なって、夫婦間で意見が対立することもあるのでは? 譲れないポイントを出し合って優先順位をつけ、双方が納得できる製品をチョイスするのが、円満な家庭を築くうえでも重要だ。

そこで今回は、夫・妻それぞれの目線で「スティック掃除機」と「トースター」をレビュー。家族での家電選びの最適解がわかるかも!?

石井さん家が「スティック掃除機」を検討してみたら?


毎年クリーナーを多数試している石井家。吸引力がパワフルで操作がラク、さらにお手入れが簡単なタイプがわが家の好み。最近は自動ゴミ収集機能付きタイプが気になっており、注目の2機を夫婦でそれぞれ使ってみた。

【夫】ITライター/石井英男さん
PCは得意だが、白物家電の操作が大の苦手。簡単操作で効率良くキレイになるクリーナーを好む。

【妻】家電プロレビュアー/石井和美さん
白物家電のレビューが得意。毎月、家電の検証を多数行う2児の母。コンパクト且つ、手入れのしやすいクリーナーが好き。

強力な吸引力と豊富なアタッチメントが魅力

【英男さんの“推し機種”】

シャーク
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO Ⅱ+ LC551JBK

実売価格8万8000円

SPEC
●テクノロジー:Smart iQテクノロジー(iQセンサー、フロアセンサー、エッジセンサー)●吸込口:ハイブリットパワークリーン●最長連続運転時間:約70分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:W228×H1040×D160mm/約1.7kg(スティック)

おすすめPOINT
高性能センサーでゴミの量や床の状態を検知し、吸引力やブラシの動きを最適化してくれる賢いクリーナー。強力な吸引力と最大50分の長時間運転で、効率良く掃除でき、ハンディとしても取り回しが良く、使いやすい。アタッチメントが豊富で車内、ソファ、布団など幅広く掃除できるのがおすすめ。

↑床はピカピカ! クルマのシートや布団もキレイに。

英男 掃除をサボっても、溜まったゴミを余すことなく吸い取ってくれる掃除機が理想なんだよね。これならカーペットの奥に入り込んだゴミまで吸引してくれるので文句なしだよ。
和美 ヘッドが重めで、床にピッタリついて浮きにくいね。雑に動かしても床からヘッドが離れないから、ゴミを逃さず取れてる感じがする。
英男 ハンディとしても優秀。アタッチメントが豊富で、いろいろな場所を掃除できる。クルマの中も掃除しやすかった。あと、ドックは紙パックが不要なタイプなので、ランニングコストを抑えられて良い。

静音性と使いやすさに工夫アリ!

【和美さんの“推し機種”】

シャープ
ステーションタイプ コードレススティック掃除機
「RACTIVE Air STATION」EC-XR1

実売価格6万4800円

SPEC
●吸込口:バワーヘッド(自走パワーアシスト)など●運転音:55~約52dB(スティック使用時)●最長連続運転時間:約45分●充電時間:約100分●サイズ/質量:W221×H134×D134mm/1.6kg(スティック)

おすすめPOINT
軽量で握りやすいラウンド形状のハンドルなので、長時間使用しても疲れにくいデザインがイイ。運転音はとても静かで、夜間でも気にせず使える点も魅力。音は静かでも吸引力は申しぶんなく、日常的に気になるホコリやゴミをしっかりと吸い取れます。掃除のハードルがグッと下がる、使いやすさ重視の一台です。

↑静かなのによく吸う! 小回りも良好で使いやすい。


和美 軽くて持ちやすいから、女性が長時間使っても疲れにくい。床掃除のしやすさで選ぶなら、私はコレだな。
英男 仕様よりも軽く感じる。モーターやダストカップが手元じゃなくて下にあるから、持ったときのバランスが良くて扱いやすいんだろうな。
和美 ちょっとしたゴミが気になったときに、サッと使えるのが良いんだよ。
英男 かなり静音なのに、しっかりと吸引できているのにも驚いた。
和美 「自動ごみ収集ステーション」は紙パック式で手を汚さず、すぐにゴミを捨てられて便利。


【まとめ】自動ゴミ収集機能があると、やっぱり手入れがラク!
床だけでなく、ソファや車のシートなども掃除したいならハンディにもなるシャーク、静音性が抜群で使う時間帯を選ばず、サッと出して掃除したいならシャープがオススメ。スタンドに本体を戻すだけでゴミが処理できる自動ゴミ収集機能付きは、手入れの手間が格段に減ってやはり便利! 紙パック式か否かは好みが分かれます。

安蔵さん家でトースターを検討してみたら?

世間に定着した感のある高級トースター。本当にパンを美味しくトーストできるのか気になるが、どれが良いのかなかなか決められず……。いま、わが家で気になっている2機種をふたりで試してみた。

IT・家電ジャーナリスト/安蔵靖志さん
家電製品総合アドバイザー。ライターとして圧力鍋や電子レンジ、トースターなど数多くの調理家電をレビューしている。

ITジャーナリスト/鈴木朋子さん
スマホ安全アドバイザー。普段はブルーノのトースターやシャープのヘルシオ ホットクックなどを愛用している。

焦がすことなく外はサックリ! 中までしっかりと温められる

【安蔵さんの“推し機種”】

バルミューダ
ReBaker KTT01JP
実売価格2万5300円

SPEC
●定格消費電力:1300W●運転モード:トースト、チーズトースト、リベイク、フライド、オーブン●タイマー:1~10・15分●サイズ/質量:W347×H216×D330mm/約3.9kg

おすすめPOINT
水を使わずに外はカリッと、中はふわッとトーストが仕上がる。リベイクモードもフライドモードも、ほとんど焦がすことなく、焼きたてや揚げたてのような状態に仕上げてくれるので満足感が高いです。タイマー設定が手動なのは好みが分かれるところだが、トースターの使い勝手に慣れた人には使いやすいようにも感じます。

↑超シンプル操作で至高のトーストが焼ける!

鈴木 トーストのカリッと・ふわッと感がとても良くて、至福のトーストに仕上がるね! リベイクモードで焼いたチョコデニッシュも、圧倒的に美味しかった。
安蔵 トーストモードにするだけで、良い感じのトーストが焼ける。モードに合わせて1秒ごとに1℃単位で、自動で温度制御してるんだって。
鈴木 すごいね。操作がわかりやすいのもイイ。子どもでも簡単に使えそう。
安蔵 フライドモードに便利なステンレストレイ&網のセット(別売)があるのも好ポイント。庫内を油や天かすとかで汚さずに済むし。

ふわふわ度と焼き加減を選べば、自動でイイ感じに仕上げてくれる!

【鈴木さんの“推し機種”】

シャープ
ヘルシオトースタAX-WT1
実売価格3万2300円

SPEC
●定格消費電力:1410W●水タンク容量:約50ml●調理メニュー:トースト、揚げ物リベイク、焼き物リベイク、ノンフライから揚げなど●手動温度調整:120~260℃(20℃単位)●サイズ/質量:W340×H270×D363mm/約5.0kg

おすすめPOINT
熱風の約8倍ものエネルギーを持つ過熱水蒸気を用いて調理するので、食品の内側まで熱が伝わる。焼き加減だけでなく、食品内部の「ふわふわ度」を選べる機能を搭載しているのも、本機の特長です。自分の好みに合わせた焼き加減とふわふわ度を選んでスタートするだけで自動調理してくれるのも頼もしい!

↑トースト、リベイクだけでなく、多彩な調理ができる。

鈴木 「揚げ物リベイク」で温めたメンチカツが美味しかった。外がパリッと中がジューシーというのは電子レンジでもグリルでもできないので、すごい!
安蔵 トーストも大満足な仕上がり。ふわふわ感と焼き加減を自分の好みで選べて、冷凍食パンも美味しくトーストできた。今回はトーストとリベイク調理を中心に試したけど、ノンフライ調理や焼き物調理もできるんだよね。
鈴木 最近、ノンフライヤーが気になっていたんだよね。ノンフライの唐揚げとかもヘルシーに美味しく作れるから、コスパも良いかも!

【まとめ】好みの仕上がりと活用頻度を考えて選ぶと良さそう
両機とも大満足のトーストが焼けますが、加熱法が異なるので仕上がりには違いが。カリカリ重視派はReBaker、しっとりふわふわ重視派はヘルシオがオススメかもしれません。また、日々の調理にトースターをフル活用したい場合は、ノンフライ、焼き物、炙り焼きなど、多彩な調理機能が備わったヘルシオが◎。

※「GetNavi」2025月7号に掲載された記事を再編集したものです。
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冷凍野菜を手で砕いてそのまま調理!家電のプロがヒットを確信、冷やすだけじゃなく時短もする「個性派冷蔵庫」

2025年に流行するモノは何か、専門家が大断言する「GetNavi NEXTトレンド」。

 

今回は各家庭の使い方に合わせて作業効率を高めてくれる「個性派冷蔵庫」、需要が高まっている「防犯カメラ」など様々な家電のヒットの秘密を探る。

 

単に冷やす家電とは一線を画す【個性派冷蔵庫】

時短や節約を目的とした、まとめ買い需要が増加。作り置きして冷凍保存したり、便利な冷食をストックしたりするなど、昨今冷凍機能が見直されている。さらに、家具調デザインでインテリア性を高めるなど、単に冷やす家電とは一線を画した個性派モデルが増えている。

 

冷凍した野菜を手で砕いて調理できる!

三菱電機
MR-MZ54M
実売価格45万1000円

 

抜群の収納力と使い勝手を両立した「中だけひろびろ大容量」対応機。冷凍した野菜を手で砕いて調理ができ、野菜の使い切りや時短調理をサポートする「できちゃうV冷凍」を採用する。AIが部屋ごとに最適な運転を行うアシスト機能も搭載。

 

SPEC ●ドア:6(フレンチドア) ●定格内容積:540L ●省エネ達成率104%(2021年) ●年間消費電力量:276kWh/年 ●年間電気代(目安):7450円 ●サイズ/質量(本体):W650×H1833×D699mm/118kg

↑すべての部屋が仕切られ独立した「全室独立構造」を採用。部屋ごとの温度や扉開閉などを見張って冷気を循環し、ムダなくしっかり冷やす。

 

↑通常より低い温度で野菜を冷凍。調理の際、手でパリパリと砕いて鍋やフライパンに投入できるため、仕込みの手間が省ける。

 

【ヒット確定の根拠】凍ったまま調理できる独自機能で人気が上昇

「本機は生野菜を冷凍し、解凍することなく調理に使える機能を搭載。凍ったまま手で砕くことができるので、野菜炒めや餃子など、包丁いらずで調理可能。まとめ買いした野菜も腐らすことなく最後まで美味しく食べられます」(家電ライター・近藤克己さん)

 

冷凍容量比率52%を実現した「冷凍」特化型冷蔵庫

アイリスオーヤマ
冷凍冷蔵庫 IRSN-HF24A
直販価格6万9800円

 

235Lクラスの製品中、業界最大の冷凍容量比率52%の冷凍室を備えたモデル。中段と下段で全容量の約半分となる123Lの冷凍室を備える。中段は、冷蔵・ソフト冷凍・冷凍の3つのモードをボタン操作で切り替えが可能。

 

SPEC ●ドア:3 ●定格内容積:235L(冷蔵室112L/冷凍室123L) ●省エネ達成率100%(2021年) ●年間消費電力量:337kWh/年 ●サイズ/質量:W562×H1725×D563mm/約49kg

↑取り出しやすい上段トレイと、冷気が逃げにくい2つのクリアケースを採用。買い物かご約2.4個分の食品を収納できる。

 

【ヒット確定の根拠】ファミリー層の多くが大容量冷凍庫を待っていた

「一般家庭では、冷蔵庫の冷凍室がパンパンになりがち。冷凍食品のストックから余った料理の保存まで用途が広く、コロナ禍以降サブの冷凍庫を使う家庭も増えました。本機は全容量の半分が冷凍室で、しかも2段使えて便利」(家電ライター・小口 覺さん)

 

<コレも注目!>インテリアを彩るファニチャー冷蔵庫

アクア
家具冷蔵庫「LOOC」 AQR-FD7P
実売価格6万5930円

 

家具調の脚が付いたキャビネットのようなデザインの冷凍冷蔵庫。開閉スペースが気にならないフレンチドアで、右側に冷蔵室、左側に冷凍室を備える。グレージュウッドとブラウンウッドの2色をラインナップし、インテリアや置き場所に合わせたチョイスが可能。

↑本体および庫内はブラックで統一。内部のレイアウトは冷蔵室・冷凍室を縦に2分割するスタイルで、それぞれの容量を確保している。

 

強盗事件多発で、需要が急増【防犯カメラ】

自宅周りをしっかり見守り、防犯をさらに強化

パナソニック
モニター付き屋外カメラ VL-CV100K
実売価格5万4780円

 

屋外カメラとモニター親機がセットになったモニター付き屋外カメラ。スマホやインターネット環境がなくてもすぐに使用できる。2つの検知機能を搭載し、検知機能が働くと自動録画を開始するとともにモニター親機に音で通知する。

 

SPEC(カメラ)●撮像素子:400万画素CMOS ●サイズ/質量:W108×H108×D195mm/約620g
(モニター)●画面表示:約8型 カラー液晶ディスプレイ ●サイズ/質量:約W198×H131×D25.5mm(突起部除く)/約450g

↑新開発のスマホアプリ「いえモニ」と手持ちのスマホを連携可能(※モニター親機のネットワーク接続(有線LANにて)および、専用アプリ「いえモニ」のインストールが必要)。外出先から映像の確認ができる。

 

↑カメラとモニターの電源を入れるだけで、すぐに映像が確認可能。モニター親機はタッチパネルで直感的に操作できる。

 

【ヒット確定の根拠】Wi-Fi環境がなくても導入できる手軽さが◎

「強盗事件が多発していることから、防犯カメラの需要が急増。しかし、取り付けの際に、Wi-Fiが届かない、設定自体が難しいなど、ハードルがあります。本製品は、ネット環境がなくても導入できるのが最大のメリットです」(家電ライター・小口 覺さん)

 

たっぷりの水でパンの内部までおいしく焼き上げる【リベイクトースター】

独自の過熱水蒸気技術を用いて、好みの食感でパンを焼き上げる

シャープ
ヘルシオトースター AX-WT1-B
実売価格3万3000円

 

独自の過熱水蒸気技術を用いて常温・冷凍を問わず、様々な種類のパンを好みの食感に焼けるオーブントースター。約50mlの大容量水タンクの搭載により、たっぷりの水でパンの内部までしっかりと水分を与えながら焼き上げる。

 

SPEC ●定格消費電力:1410W ●水タンク容量:約50ml ●温度調節/時間調節(手動):約120〜260℃(20℃単位)/10秒〜30分 ●コード長:約1.4m ●サイズ/質量:W340×H270×D363mm/約5.0kg

↑液晶表示と大きなつまみを搭載し、直感的に操作できる。メニューや枚数を選んで決定を押せば、カンタンにふわふわ度や焼き加減を選択可能。

 

【ヒット確定の根拠】唯一無二の独自技術でトーストも冷食もおいしく調理

「おいしくリベイクできるオーブントースターのプチブームが到来していますが、ヘルシオは元祖のひとつ。過熱水蒸気を使う点で一線を画した焼き上がりで、ふわふわ・もっちり感が秀逸。オシャレなデザインも見逃せません」(家電ライター・田中真紀子さん)

 

モノトーン家電は終焉。いまや家電は新色の時代【くすみカラー家電】

大手家電量販店PB生まれのネオカラー家電シリーズ

エディオン
e angle カラーデザインシリーズ
実売価格4480円〜

 

家電量販店エディオンのPB商品「e angle」のアイテム。オーブントースター、グリル鍋、タンブラーミキサーからスタートし、いずれもティール・ピンクベージュ・モカホワイトのくすみカラーをラインナップする。

↑上からモカホワイト、ピンクベージュ、ティール。10月より、カーボンヒーターとセラミックヒーターが追加された。

 

【ヒット確定の根拠】ファッションに牽引され家電にもブームが到来

「若い女性を中心にくすみカラー(グレーがかったくすんだ色)が流行っており、家電にもその波が押し寄せています。昨今のレトロブーム、ファッション界での流行を受け、特に小型家電で今後さらに採用モデルが増えそうです」(家電ライター・近藤克己さん)

 

家電ライター:近藤克己さん
家電をはじめ、デジタル、防災、アウトドアまで幅広いジャンルを編集・執筆。特に家電は流通分野に詳しい。

家電ライター:田中真紀子さん
家電のトレンドや活用法を研究し、年間300以上の執筆監修に携わる。生活総合情報サイト「All About」白物家電ガイド。

家電ライター:小口 覺さん
ITから家電まで、業界のトレンドに幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の命名者としても知られる。

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

「色使いで安全策はとらない」攻めたカラーで「スぺパ」に優れた家電シリーズ「Toffy Happy Collection」発売

ラドンナは、毎日の暮らしを彩るブランド「Toffy(トフィー)」から「Toffy Happy Collection」を発売。第1弾は「Toffy 給湯ロック付き電気ケトル」「Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>」「Toffy Tea & Coffee メーカー」「Toffy ホットプレート ミニ」「Toffy ハンドブレンダー」「Toffy オーブントースター ミニ」の6製品を発売。

カラーバリエーションは4色を用意。太陽の明るさやポジティブな感情を連想させ、空間に明るさと前向きな雰囲気を生み出す「カナリアイエロー」、温かさとエネルギーの象徴であり、家庭に温もりと活力をもたらす「ヴァイブラントオレンジ」、落ち着きと安定感を提供し、暮らしの中に安らぎと冷静さをもたらす「フレンチブルー」、さらに挿し色として、柔らかさとバランスをもたらし全体の調和を保つ「パンナホワイト」です。

 

記事のポイント

「Toffy Happy Collection」のカラーリングは、イタリア北東部のブラーノ島のカラフルな家々の景観がモチーフ。発表会では広報の方が「色使いで安全策はとらなかった」と語った言葉が印象的で、その言葉通り、攻めに攻めたヴィヴィッドな色が特徴です。商品はどれも5000~6000円とお手頃で、ギフトにもぴったり。スぺパ=スペースパフォーマンスも重視しており、場所を取らないコンパクトなサイズも魅力です。

 

Toffy オーブントースター ミニ

食パン1枚がすっきり入って、かさばらないミニサイズのかわいい卓上トースター。小型でもしっかり加熱できるので、ボリュームのある総菜などの温め直しもでき、付属のトレイを使用すれば、トースト以外のさまざまな料理にも活用できます。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルー、ヴァイブラントオレンジの4色展開。

 

品名: Toffy オーブントースター ミニ

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy 給湯ロック付き電気ケトル

コロンとしたフォルムの電気ケトル。水を入れて電源を入れるだけの簡単操作。普段使いに最適な、シンプルな使いやすさが特長です。倒れてもお湯がこぼれにくい「転倒湯もれ防止機能」と「空焚き自動OFF機能」が付いた安全設計。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルーの3色展開。

 

品名:Toffy 給湯ロック付き電気ケトル

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy ホットプレート ミニ

1~2人での使用に丁度良いサイズのホットプレート。火力は保温~200℃まで無段階で調節可能。また、別売の「たこ焼きプレート」と「深鍋プレート」を使用することで、たこ焼きやお鍋も楽しむことができ、普段使いからホームパーティーまで幅広いシーンで活躍します。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、ヴァイブラントオレンジの3色展開。

 

品名: Toffy ホットプレート ミニ
本体価格:¥5000(税別)

【別売品】
品名:Toffy ホットプレート ミニ専用たこ焼きプレート / 本体価格:¥1800+消費税
品名:Toffy ホットプレート ミニ専用深鍋プレート / 本体価格:¥2300+消費税

 

Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>

1.2Lの小型サイズのエアフライヤー。温度は80~200℃まで無段階に調節可能で、30分までのタイマーも搭載。油を使わずに調理できるため、ヘルシーに仕上がり、油の後処理や油跳ねもなく、気軽に揚げ物を楽しむことができます。また、パーツが少なく、洗いやすいのでお手入れもラクラク。カラーはパンナホワイト、カナリアイエローの2色展開。

品名: Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>

本体価格:¥6000(税別)

 

Toffy ハンドブレンダー

下ごしらえから仕上げまで、1台でこなせる多機能なハンドブレンダー。アタッチメントを付け替えれば、「混ぜる」「刻む」「潰す」「泡立てる」などの調理が可能。カラーはパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルーの3色展開。

 

品名: Toffy ハンドブレンダー

本体価格:¥5000(税別)

 

Toffy Tea & Coffee メーカー

1台でお茶もコーヒーも淹れられるTea & Coffeeメーカー。ティーストレーナーとコーヒーバスケットが付属。保温プレート付きで時間が経っても温かい飲み物を楽しむことができます。脱着式水タンクで給水しやすく、お手入れも簡単。カラーはパンナホワイト、カナリアイエローの2色展開。

品名:Toffy Tea & Coffee メーカー

本体価格:¥5000(税別)

料理初心者からベテランまでこれ一台!簡単操作でおいしいEPEIOSのオーブントースター

EPEIOSS JAPANは、コンベクションオーブントースターを、8月23日に発売しました。カラーリングは、ミルキーホワイトとセサミブラックの2色展開です。EPEIOS公式ECサイトや楽天市場、Amazonなどで購入できます。

 

記事のポイント

料理初心者からベテランまで、使いやすい一台です。知識や難しい操作は必要なく、ステーキまで焼くことができます。スチーム機能つきなので、あらゆる食材のうまみをギュッと閉じ込めながら仕上げてくれます。
見た目はコンパクトですが、実は三層構造。お菓子作りのときも便利ですね。お手入れも簡単です!

 

↑ゴールドのシンプルなポイントがアクセント。周りのキッチンインテリアにもなじみやすいデザイン性です

 

コンベクションとは、搭載されているファンによって熱風を循環させ、食材を加熱することを言います。同品は上下6本のヒーターにファンを搭載しているので、調理器具が揃っていなくても、オーブンでステーキを手軽に調理できます。

 

また、スチーム機能もついています。天面の給水口に水を注ぐだけでOK。1回の給水で最大10mLの水を入れることができ、「たっぷりのスチームがパンの水分と香りを閉じ込める」そうです。庫内容量は12Lで、食パンは2枚同時に並べられるうえ、ピザ(直径約18cm)も焼けます。

 

それだけ聞くと、幅を取るんでしょう……?と思いますが、幅34.3cm×奥行き33.6cm×高さ27.3cmとコンパクト。しかも3層設計なので、例えばまとまった枚数のクッキーも一気に焼けます。

 

火力は1350W、約80~230℃までの幅広い温度調節が利き、狙った温度まで一気に上げてくれます。ファンとスチームの機能を組み合わせることで、パンだけでなく、魚や野菜などもうまみをギュッと閉じ込めた焼き上がりになるのだとか。

↑外はカリッ、中はもちっとした食感と焼き立てのような香りを楽しめるとのこと

 

庫内で落ちたパンくずや油は、油・くず受け皿がキャッチ。メッシュバスケット、トレー、ホルダー、水受け皿は、使用後に取り外して丸洗いできるので、お手入れもラクですね。

 

EPEIOS Toaster Oven | オーブントースターHUM
市場想定価格:1万3980円(税込)

料理初心者からベテランまでこれ一台!簡単操作でおいしいEPEIOSのオーブントースター

EPEIOSS JAPANは、コンベクションオーブントースターを、8月23日に発売しました。カラーリングは、ミルキーホワイトとセサミブラックの2色展開です。EPEIOS公式ECサイトや楽天市場、Amazonなどで購入できます。

 

記事のポイント

料理初心者からベテランまで、使いやすい一台です。知識や難しい操作は必要なく、ステーキまで焼くことができます。スチーム機能つきなので、あらゆる食材のうまみをギュッと閉じ込めながら仕上げてくれます。
見た目はコンパクトですが、実は三層構造。お菓子作りのときも便利ですね。お手入れも簡単です!

 

↑ゴールドのシンプルなポイントがアクセント。周りのキッチンインテリアにもなじみやすいデザイン性です

 

コンベクションとは、搭載されているファンによって熱風を循環させ、食材を加熱することを言います。同品は上下6本のヒーターにファンを搭載しているので、調理器具が揃っていなくても、オーブンでステーキを手軽に調理できます。

 

また、スチーム機能もついています。天面の給水口に水を注ぐだけでOK。1回の給水で最大10mLの水を入れることができ、「たっぷりのスチームがパンの水分と香りを閉じ込める」そうです。庫内容量は12Lで、食パンは2枚同時に並べられるうえ、ピザ(直径約18cm)も焼けます。

 

それだけ聞くと、幅を取るんでしょう……?と思いますが、幅34.3cm×奥行き33.6cm×高さ27.3cmとコンパクト。しかも3層設計なので、例えばまとまった枚数のクッキーも一気に焼けます。

 

火力は1350W、約80~230℃までの幅広い温度調節が利き、狙った温度まで一気に上げてくれます。ファンとスチームの機能を組み合わせることで、パンだけでなく、魚や野菜などもうまみをギュッと閉じ込めた焼き上がりになるのだとか。

↑外はカリッ、中はもちっとした食感と焼き立てのような香りを楽しめるとのこと

 

庫内で落ちたパンくずや油は、油・くず受け皿がキャッチ。メッシュバスケット、トレー、ホルダー、水受け皿は、使用後に取り外して丸洗いできるので、お手入れもラクですね。

 

EPEIOS Toaster Oven | オーブントースターHUM
市場想定価格:1万3980円(税込)

「やっぱりレンジは必要でした」とライター痛感! “先祖返り”したシャープ「ヘルシオ グリエレンジ」そのメリットは?

16年10月にシャープから登場したウォーターオーブン専用機「ヘルシオ グリエ」。見た目も大きさもほぼオーブントースターと同等で、トーストはもちろんのこと、買ってきた揚げ物などのお惣菜や冷凍食品などを、出来たてのように美味しく温められるとして、瞬く間に話題になりました。

 

せっかく単機能化したものを、また多機能化するのか?

20171204-s3-(27)↑「ヘルシオ グリエ」に比べて一回り大きくなった「ヘルシオ グリエレンジ」。サイズ/質量はW470×D405×H280mm/約13kgです

 

そして今回、ヘルシオ グリエに電子レンジ機能を加えた「ヘルシオ グリエレンジ AX-HR2」(実売予想価格5万9270円)が、12月中旬に登場すると発表されました。えっ? ヘルシオ グリエは、もともとウォーターオーブン「ヘルシオ」から電子レンジ機能を省いたものだったはず。せっかくわかりやすく単機能にしたのに、また多機能化しちゃうの? そうなると、いったいどんなメリットが? 大きさや使い勝手は? …といろいろと疑問に思ったため、ひと足先に自宅で使わせてもらいました。

 

通常の熱風に比べて約8倍もの熱量がある過熱水蒸気で温める

さて、まずはそもそも従来機の「ヘルシオ グリエ」はどんなものか、確認していきましょう。ひとことでいうと、こちらは過熱水蒸気調理のみができる「ウォーターオーブン専用機」。100℃で気化した飽和水蒸気をさらに加熱した「過熱水蒸気」を熱源として調理するもので、通常の熱風に比べて約8倍もの熱量で温められます。

サイズ/質量:W412×D315×H218mm/約6.3kg↑従来機のヘルシオ グリエ AX-H1。サイズ/質量はW412×D315×H218mm/約6.3kg

 

そのため、食材の表面だけでなく、中までしっかり熱が入り、買ってきた天ぷらや唐揚げの衣はサクッと、中はふっくら、まるで出来たてのように美味しく温められるわけです。さらに食材の脂が外に浮き出し、余分な油が水とともに落ちるため、よりヘルシーに調理できるのも特徴です。

 

しかし、従来機のヘルシオ グリエは「ウォーターオーブン専用機」ゆえ、できるのは過熱水蒸気調理だけで、普通にお弁当や料理などを温めたい場合は、別途、電子レンジが必要でした。そこで一人暮らしや、子どものいない共働きの夫婦世帯など、「買ってきた惣菜や冷凍食品などを温めて食べることが多い」というユーザーから、「冷凍ごはんや煮物なども温められたらいいのに」との要望があり、今回、「レンジ機能」を搭載した「ヘルシオ グリエレンジ」の発売に至ったわけです。

20171204-s3-(26)↑ヘルシオ グリエレンジには「レンジ」ボタンが追加になりました

 

↑トレイは、過熱水蒸気調理とレンジ機能に使えるセラミックトレイ(右)と、過熱水蒸気専用のホーロー焼き網が付属↑ト過熱水蒸気専用のホーロー焼き網(左)に加え、過熱水蒸気調理とレンジ機能の両方に使えるセラミックトレイ(右)が付属

 

大きさは「小型の電子レンジ」で、手軽なレンジ機能はやはり便利

本機の大きさは、従来機のヘルシオ グリエに比べて幅約6cm、奥行9cm、高さ約6cm大きくなったため、オーブントースターというよりは、「小型の電子レンジ」に近い大きさになりました。

 

レンジ用のボタンは「オート」「500W」「600W」「解凍」の4つから選んで使用します。レンジ機能を搭載したことで、過熱水蒸気だけでは難しかったごはんなどの温めや冷凍食品の解凍も可能になったのはうれしい点。また、コンビニ惣菜を温めるときも、通常のお弁当はレンジ機能で、パリッ、サクッとさせたいから揚げやギョーザは過熱水蒸気で、と1台で使い分けることができるようになりました。素早く温めたいときはレンジ、時間がかかってもおいしく食べたいときは過熱水蒸気、と時間に応じて使い分けられるのも便利です。

↑ヘルシオ グリエに比べ、幅約6cm、奥行9cm、高さ約6cm大きくなったため、オーブントースターより小型の電子レンジに近い大きさです

↑大きさは「小型の電子レンジ」というイメージに

 

実際に市販の冷凍チャーハンを温めてレンジ機能をチェックしてみました。熱ムラが出やすいレンジだと、外はアツアツなのに中はまだ冷たい…なんてこともありますが、こちらはしっかり中まで温まっており、レンジ機能はまったく問題ありません。

↑冷凍チャーハンもしっかり↑冷凍チャーハンも70℃近くまでしっかり温められています

 

過熱水蒸気でパンの焼きたての風味が蘇る!

さて、次に過熱水蒸気調理の魅力も、改めてしっかりと見ていきましょう。過熱水蒸気調理を行う場合は、天板部分にはめ込まれた水タンクに入れ、ぐっと押し込みます。これにより過熱水蒸気調理のボタンが操作できるようになるため、水の入れ忘れを防げるというありがたい配慮です。

↑水タンクに水を入れます。この水は、調理温度や時間にもよりますが、一回の調理でだいたい使い切る量です↑水タンクに水を入れます。この水は、調理温度や時間にもよりますが、一回の調理でだいたい使い切る量です

 

↑タンクをぐっと押し込むことで、今まで点いていなかった過熱水蒸気調理用ボタンが点灯。火力を弱(約180℃)、中(約200℃)、強(約250℃)の3段階から選び、ダイヤルで時間をセットします↑タンクをぐっと押し込むことで、今まで点いていなかった過熱水蒸気調理用ボタンが点灯。火力を弱(約180℃)、中(約200℃)、強(約250℃)の3段階から選び、ダイヤルで時間をセットします

 

まずはクロワッサンを焼いてみました。焦げやすいクロワッサンは、弱でじっくり4.5~6分焼けばOKです。過熱水蒸気で焼いたクロワッサンの美味しいこと! 周りは軽くサクサクしながら、中はフワッとバターの風味もたっぷり。一方、トースターで焼いたものは表面が焦げてしまったのに、中は膨らみ切らず、風味も引き出せていません。

↑主なメニューの加熱時間の目安は天板に書いてありまするので、それを参考に加熱。弱で5分焼いたところ、バターの溶けるおいしそうな香りが充満しました↑主なメニューの加熱時間の目安は天板に書いてありまするので、それを参考に加熱。通常のトースターで焼いたクロワッサン(左)は、短時間焼いただけで表面が焦げてしまいましたが、本機で焼いたクロワッサンは表面が焦げず、中まで熱が通ってふっくらしていました

 

さらに過熱水蒸気は、フランスパンも上手に焼いてくれます。レシピには、3~4cmの厚さに切ったもの、とありますが、個人的には丸ごと焼いたほうが、焼きたてを買ってきたようなおいしさが味わえるので気に入っています。肉まんも生地はふっくら、中のお肉はジューシーに美味しく温められました。

20171204-s3 (11)↑フランスパンを丸ごと焼くと皮がパリッと、中がふっくらと焼けます

 

↑肉まんも生地はふっくら、中のお肉はジューシーに美味しく温められました↑肉まんもしっとりジューシーで最高の仕上がり

 

また、温度や食材が違うものを同時に焼くのも過熱水蒸気の得意ワザ。過熱水蒸気には、温度の低いものから先に熱を与えるという性質があるため、最終的に複数の食材を、同じくらいの温度に焼き上げることができるのです。この性質を利用して、モーニングセットを一度で作ることができます。

↑食パンや生卵、野菜をトレイに並べ、火力「中」で8分。身支度などを済ませているうちに、一人前のモーニングセットが完成! 一度で調理できるのは、やっぱりラク↑食パンや生卵、野菜をトレイに並べ、火力「中」で8分。身支度などを済ませているうちに、一人前のモーニングセットが完成! 一度で調理できるのは、やっぱりラク

 

サックサクかつヘルシーな揚げ物の仕上がりに感心しきり

続いて、過熱水蒸気が得意とする揚げ物の温めをやってみました。スーパーで買ってきた天ぷらやコロッケなどの揚げ物は、電子レンジで温めると衣がしんなりしてしまい、もはや別物。正直、揚げ物ならではの美味しさは半減してしまいます。しかし過熱水蒸気で温めれば、中までしっかり温めつつ、表面もしっかり焼けるため、まさに外はサクサク、中はふっくらと焼き上げることができるのです。今が旬のエリンギを使った天ぷらを電子レンジでチンすると、エリンギもしぼんでしまい硬くなってしまいますが、過熱水蒸気で調理すると、外はサクサク、中にジューシーに仕上がりました。コロッケやとんかつも同様、揚げたての味わいが復活!

↑エリンギの天ぷらは外がサクサク、中はジューシーで風味がしっかり閉じ込められています↑エリンギの天ぷらは外がサクサク、中はジューシーに仕上がり、風味がしっかり閉じ込められています

 

↑とんかつもお店で食べるような味になり、家族も家で揚げたのかと思い込んだほど↑とんかつもお店で食べるような味になり、家族も家で揚げたのかと思い込んだほど

 

機会があるごとに揚げ物を買っては温めてみましたが、どれも美味しく温めることができました。いままで、「揚げ物は美味しく温め直せないから…」と敬遠していた人には、ぜひ試してほしいです。さらにヘルシオ グリエレンジは温め直しだけでなく、ノンフライ調理もできます。鶏のから揚げを作ってみたところ、さすがに揚げたほどにパリッとはしませんでしたが、ジューシーなノンフライから揚げが完成! 油もたっぷり落としてくれるので、しつこくなく、これが「ヘルシオ」の実力か、と感心させるヘルシーな仕上がりでした。通常の揚げ物と違って、つきっきりにならずに作れるのもありがたいですね。

↑火力「中」で12~15分。揚げ物と違って、つきっきりにならなくていいのもありがたいです↑ノンフライ調理でから揚げを調理。火力「中」で12~15分ほど。トレイに落ちた油の量にも驚きです

 

価格の面でもスペースの面でもメリットは大きい

…と、今回あらためて過熱水蒸気調理を使ってみて、その魅力を再認識しました。そして、今回追加された電子レンジ機能も、やはり必要な機能だということがよくわかりました。ヘルシオ グリエと違い、マグカップのミルクやちょっとした煮物などの温めが「オート」だとワンボタンでできますし、冷凍ごはんの温めやひき肉などを解凍できるのは便利です(電子レンジだから当たり前なのですが…)。特に、本家のウォーターオーブン「ヘルシオ」ほどの高機能が不要で、よりコンパクトでリーズナブルなものが欲しい…、また、キッチンのスペースの都合上、電子レンジとヘルシオ グリエ(またはオーブントースター)を並べておくのは厳しい…本機が、そんなユーザーのニーズに応えるのは間違いありません。

20171204-s3 (24)