大倉孝二「大変さで言えば、役者人生の中で間違いなくベスト3に入る作品」ナイロン100℃本公演『イモンドの勝負』

昨年上演されたナイロン100℃の約3年ぶりの劇団本公演『イモンドの勝負』が衛星劇場にてテレビ初放送! 劇団主宰ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)にしか生み出せないナンセンスな世界が炸裂した本作は、これまでにない境地へと達し、観客だけでなく、キャスト陣にも衝撃を与えた。そこで主演を務めた大倉孝二さんにご登場いただき、当時の稽古場の様子や、公演を終えてみての思いをたっぷりとうかがった。

大倉孝二●おおくら・こうじ…1974年7月18日、東京都出身。1994年に劇団ナイロン100℃入団。近年の出演作に舞台『マシーン日記』、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)など。現在、ドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー』(テレビ朝日系)に出演中。映画『妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪ー』が6月17日(金)より公開。8月より舞台『世界は笑う』に出演。Twitter

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この劇団もどんどん恐ろしいことになってきたなぁ、と(笑)

──今回の舞台では、大倉さんが普段以上に疲れている様子だったのが印象的でした。

 

大倉 そうですね。疲れ具合で言えば、この作品は役者人生の中で間違いなくベスト3に入る作品でした(苦笑)。感染症対策をしっかりとった上での稽古でしたので、そうした精神面での大変さもあったのですが、それ以上にとにかく出番が多くて(笑)。台本の続きが届くたびに、“どれだけ俺を出すんだ!?”と思うぐらいでした。しかも、場面がぶつ切りで展開されていくので、テンションがまったく違うシーンが立て続けにやってくる。それを、どううまく成立させられるのかを考えるのも大変でしたね。

 

──作・演出のKERAさんからはどのような演出があったのでしょう?

 

大倉 それが、あまり説明をしてくれなかったんです(笑)。僕は普段、自分から演出家に質問をするほうではないんですが、今回に限っては意外と多くて。にもかかわらず、「俺も分からないんだよね」とか「そのあたりはなんとかやってみて」みたいな感じだったんです(笑)。もちろん、KERAさんも投げやりで言ってるわけではなく、今回の作品はナンセンスコメディだったので、そもそも分かりやすい正解なんてものはないですし、そうした“なんとかやってみる”ということも含めて、役者と一緒に楽しんで作っていこうという意図があったんだと思います。

 

──公演を終え、この『イモンドの勝負』についてどのような印象を持たれましたか?

 

大倉 きっと作品をご覧になられた方以上に、キャストのほうが不思議で変わったものをやっていたという感覚があったと思います(笑)。KERAさん自身も、「今後、こういう感じのナンセンス作品はしばらく作らないと思う」とおっしゃっていましたし。シーンの一つひとつを細かく見ると、ナイロン100℃の初期の頃を彷彿とさせるエッセンスを感じるところもありました。でも作品全体で見ると、やはり今までやったたことがなく、見たこともない、初めて経験する舞台だったなという印象が強いですね。

 

──その“初めての経験”というのは、具体的にどういったことでしょう?

 

大倉 例えば、今回演じたスズキタモツという男性は、場面によって年齢も人柄も変わっていくので、摑みどころがないんですよね。ですから、どれだけ必死に演じてもカタルシスがなくって。やっぱりお芝居って、感情の動きに理由があるから役に入っていけるわけです。実際、昔は、“しっかり気持ちが伴った芝居をしなさい”といろんな方から言われてきましたから。それなのに今回は、「感情と行動が一致しないんだけど、とりあえずやってみて」と言われて。この劇団も恐ろしいことになってきたなと思いましたね(笑)。

 

──とはいえ、笑いの部分はやはりナイロン100℃らしく緻密さが感じられました。

 

大倉 そうですね。そこはうちの劇団の特徴でもありますから。アドリブがたくさんあるようで、すべてが緻密に作られている。KERAさんがグズグズなノリを好まないので、仮にそう見えるシーンでも、実はどれもコントロールされているという作り方なんです。ですから、キャスト陣はいろんな不安を抱えながらの稽古でしたが、いざ本番を迎えたら、お客さんはすごく喜んでくださっていて。劇場でたくさんの笑い声を頂けたことですごく安心感も生まれましたし、カーテンコールでの皆さんの拍手にホッとする毎日でした。

──また、今回は客演として山内圭哉さん、池谷のぶえさん、赤堀雅秋さんが参加されていました。共演してみていかがでしたか?

 

大倉 強烈な個性のある方ばかりですし、今回もものすごく支えてもらいました。皆さん、自分が出ているシーンは一律不安そうな顔をされていましたけど(笑)、稽古場ではすごく楽しそうに笑っていて。それになんと言ってもKERAさんからの信頼が厚い方ばかりですからね。KERAさんが求めているものを的確に表現されるし、むしろ、それ以上のものを見せてくださる。特にこうした不思議な作品だと、より力強く感じられましたね。尊敬するところ、見習うところが多く、僕も皆さんのように年齢を重ねていけたらなと思いました。

 

──では、今作の放送に向けて、楽しみされているシーンを教えてください。

 

大倉 僕は、自分が出ている映像を見るのが苦手なんです(笑)。あまりにも“ダメだなぁ……”と思って挫けそうになってしまうので。それに今作に関しては、本当に自分がどうお客さんから見られていたのか、まったく分からなくて。ですから、僕自身が楽しみにしているシーンというより、大変だった場面を挙げさせていただくと、一幕のラストです。急にタモツの感情があふれ出すので、気持ちを作るという意味でも苦労したのを覚えています。また、そこからの二幕の序盤も見どころかもしれません。休憩にもならないような休憩時間を挟んで(笑)、ヘトヘトの中、いよいよタモツの“勝負”が始まるんです。しかも、その内容が本当にくだらなくて。正直、体力的に“もう、勘弁して!”という気持ちにもなったこともあったんですが(笑)、お客さんがすごく喜んでくださっているのが伝わってくるし、演じる側としてはそれ以上の喜びはないので、いつも気力を振り絞って頑張ってましたね。

お客さんの笑い声をたくさん聞いて、芝居をする楽しさを思い出しました

──なお、今作は約3年ぶりの劇団本公演でした。大倉さんにとってやはり劇団公演は特別なものなのでしょうか?

 

大倉 ……いや、もはや恥ずかしいですよ。劇団員と一緒に稽古をしていると照れちゃいますから(笑)。だって、30年も一緒にやっていますからね。例えば、子どもの頃は無邪気に一緒になってふざけていたのが、大人になって同じ遊びをしろといわれたら、ちょっと恥ずかしくなると思うんです。そういう感覚です。それでも劇団公演が楽しみなのは、やっぱり一緒にやっていて落ち着くし、みんなのお芝居が見ていて面白いからなんですよね。

 

──そうなんですね。また、現在はドラマ『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)に出演中ですが、映像とは違い、舞台の面白さはどんなところだと感じていらっしゃいますか?

 

大倉 やっぱりお客さんを前にしてお芝居をし、たくさんの笑い声や拍手を頂けるとすごく嬉しいですね。この『イモンドの勝負』でも、久々に本多劇場に立って、ドンッ! っていう音が聞こえてきそうなくらいの笑いを劇場で感じることができたんです。その時、“そうそう、こういうのが嬉しくて芝居をしていたんだな”っていう気持ちになれて。それって、決して映像では得られないものなんです。ですから、観に来てくれる方がいる限り、舞台は続けていきたいと思っていますね。

 

──一方、ご自身の演劇ユニット「ジョンソン&ジャクソン」(大倉とブルー&スカイのユニット)は大倉さんにとってどのような場所なのでしょう?

 

大倉「ジョンソン&ジャクソン」は純粋に自分がやりたいことをするために始めたユニットでした。でも、最近はよく分からなくなってきてます(笑)。というのも、このユニットでは役者だけじゃなく、台本や演出、それ以外のものにも携わっているので、ほかの舞台作品と比べて、明らかに演劇との関わり方が違うんです。しかも、自分の考えやセンスなんかが全部バレてしまうという恐ろしさが常につきまとうので、やっていて楽しいかと聞かれたら、もはや楽しくはないです(笑)。

 

──(笑)。それでも続けるのはなぜでしょう?

 

大倉 常に守られている環境ではなく、あえてそういうところに身を置いたほうがいいんじゃないかと思ったからです。自分にとって居心地のいいラクな場所だけにいると、自分がダメになってしまいそうで。だから、わざわざリスクのあることもしないといけないなって。それと、「ジョンソン&ジャクソン」を続けることに関しては、劇作家・演出家のブルー&スカイといういまいち世に分かられていない奇人がいまして(笑)。彼の面白さをちょっとでも多くの方に見てもらえたらなっていう意味合いも強いですね。

──では最後に、大倉さんの普段の休日の過ごし方についてもお聞きしたいのですが、オフの日にハマっている趣味などはありますか?

 

大倉 唯一といっていいぐらいなんですけど、楽しみはレコードを聴くことです。休日に余力があるとレコード屋さんに行くのも、いい気分転換になってますね。真空管のアンプを持っていて、それで音楽を聴くのが、僕にとっては最高の癒やしの時間だったんです。“だった”と過去形にしたのは、当然ながら、真空管アンプで音楽を聴けば自動的に心が安らぐってわけでもないということに、最近になって気づいたからです(笑)。結局のところ、オフの日に疲れを取れるかどうかは自分次第なんですよね。……そういえば、これは余談なんですが、先日、僕のアンプを作ってくれた方から、「新しいアンプが出来た」と写真が送られてきまして。おそらく買えということなんでしょうけど、今のところ無視しています。高い買い物ですからね。そう簡単には手は出ないです(笑)。

 

 

ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』

CS衛星劇場 2022年5月29日(日)後 3・30よりテレビ初放送!

(STAFF&CAST)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、猪俣三四郎 / 赤堀雅秋、山内圭哉、池谷のぶえ

(STORY)
母親に連れられてひと気のない公園へとやってきたスズキタモツ。母親と母親の愛人はタモツに毒を飲ませ、保険金を得ようと企んでいるらしく、そんな不穏な空気を感じとったタモツは紆余曲折を経て孤児院で暮らすことになる。ただその孤児院も健全な施設ではないようで……。一方、良い探偵は依頼人のイシダイラから4つの依頼を受け、それらの調査を開始する。

 

撮影/宮田浩文 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/山本絵里子 スタイリング/JOE(JOE TOKYO) 衣装協力/西海岸アンカー原宿、nonnative

休井美郷 完全すっぴんで挑んだ大人の下着ショットも…!1st写真集のタイトル決定

休井美郷が6月21日(火)に発売する写真集のタイトルが、「Qun(きゅん)」に決定。発売に先駆け、先行カット2種が解禁された。

 

ネクストあざとカワイイミューズとして話題の休井美郷(きゅういみさと)。『バチェラー・ジャパン』シーズン4(Amazon Prime video)にも出演している彼女が、1st写真集を6月21日(火)に発売する。

 

このたび、そのタイトルが「Qun(きゅん)」に決定。彼女の頭文字であるきゅういのQと、写真集を見た人に何度でもキュンとしてほしいという願いをかけて、このタイトルになったという。

 

それに伴い、ストイックに鍛え上げた腹筋がまぶしいカットと、完全すっぴんで挑んだ大人の下着ショットという2種の追加先行カットが解禁。12%体脂肪を落としたという美腹筋と大人の色気漂うすっぴん姿に、ますます写真集への期待が高まることだろう。

 

さらに6月25日(土)には、HMV渋谷にてサイン本お渡しイベントも開催決定した。期間中にHMV&BOOKS Onlineで対象商品を予約した人を対象に先着で、休井本人からサイン本のお渡しや一緒に2ショット撮影できるスペシャルなイベントとなっている。

 

書誌情報

「休井美郷写真集 Qun(きゅん)」
2022年6月21日(火)発売

価格:2,900円(税込)
出版社:主婦と生活社

 

イベント情報

サイン本お渡し&2ショット撮影イベント
2022年6月25日(土)午後1時〜 HMV&BOOKS SHIBUYA

詳細:https://www.hmv.co.jp/store/event/45380/
写真集公式Instagram:@kyuui_photobook

 

鶴嶋乃愛「中途半端になるのだけは嫌。どれも手を抜かず、しっかり努めたいです」

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第34回は今期2本のドラマに出演している鶴嶋乃愛さんが登場です!

 

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」鶴嶋乃愛


◆現在ドラマ『村井の恋』(TBS系)と『恋に無駄口』(テレビ朝日系)に出演中ですが、それぞれで演じる役どころについてどちらが素の自分に近いと思いますか?

それがどちらも遠いんです(笑)。ここまで遠い役を同時に演じることは今までなかったので新たな挑戦でもありましたし、最初は不安もありました。でも、現場に入って演じていくうちにどんどん感覚がつかめてきて。逆にこんなに遠いキャラクターを演じられて楽しいなと思いました。

 

◆まず『村井の恋』で演じる西藤悠加はどんなキャラクターですか?

推しと恋がテーマになっているドラマということで、彼女もまた推しへの愛が強く、常にテンションが高めなんです。紙絵師で、二次創作や絵を描くのが得意でもあって。歴史上の人物である上杉謙信が好きな個性豊かな女の子ですね。

 

◆莉子さん演じる西藤仁美と双子役でもあるんですよね。

そうなんです。双子役ということで、同じタイミングで動いたりせりふを言ったりもするんですが、お互いが空気で感じ取り合って合わせなくちゃいけないシーンが多くて。

 

◆それは大変でしたね。

はい。莉子ちゃんとは、専属モデルをやらせていただいた雑誌が一緒で。以前から仲が良かったのですが、お芝居の現場で共演するのは初めてだったので「どうなるんだろう?」という不安もほんの少しあったんです。でも、最初から息ピッタリで、双子役の相手が莉子ちゃんで本当によかったなと思いましたね。現場ではずっと二人で一緒にいて、衣装に着替えると二人ともスーッと役に入って悠加と仁美になるんです。キャストのみんなからも「ニコイチだね~」と言ってもらえてうれしかったです。

 

◆一方、『恋に無駄口』で演じる麗華はどんなキャラクターですか?

とにかくツンデレです(笑)。強気で遠慮なくいろんな場所や人の心にズカズカ入っていきますが、実は繊細な部分もあって。生徒会長として真面目に振る舞おうとするものの、ちょっと抜けていたり、好きな人に対してだけは甘々だったりと、振り幅が面白い愛らしいキャラクターですね。

 

◆出演者は同世代のキャスト方々が多いと思いますが、現場はどんな雰囲気ですか?

どちらも本当に学校みたいな雰囲気で、カメラが回っていないところでもお互いの趣味の話をしたり、好きな食べ物の話をしたり、原作を読んだ感想を言い合ったり…常に和気あいあいとしています。また『恋に無駄口』では、無駄部の4人対私という構図が多かったのですが、私が現場に入ったときには4人の関係性が既に出来上がっていて…。でもみんながわちゃわちゃしているところを見たことで、ドラマの世界に入ったような感覚になれて私自身も役に入り込みやすかったです。

 

◆最終回に向けての見どころやご自身のこんなところに注目してほしいという部分を教えてください。

それぞれ甘酸っぱい青春が味わえるドラマとなっていますが、『村井の恋』は最終話に近づくにつれて、田中先生(髙橋ひかる)と村井(宮世琉弥)の恋がどんどん発展していきます。そして、西藤姉妹も村井の恋をサポートしながらどんどんテンションが上がっていきます(笑)。誰にでも好きなものが必ず一つはあると思うので、悠加の推しへの愛の強さや真っすぐさには共感してもらえると思いますし、個性の強いキャラクターがそろっているので、自分に一番近いキャラクターを見つけてその視点から楽しんでいただくのもいいと思います。また、『恋に無駄口』は普通のラブコメとは違ってそれぞれの男の子にそれぞれのヒロインがいるので、1つのドラマで4つの恋物語があるんです。4人の恋の行方はもちろんですが、麗華のクスっと笑えるシーンもたくさん出てきますので、ぜひ麗華にも注目して、いとおしいなと思ってもらえたらうれしいです。

 

◆ちなみに鶴嶋さんの今の推しは?

最近は『魔法つかいプリキュア!』ですね。もともと『美少女戦士セーラームーン』や『カードキャプターさくら』などの魔法少女系のアニメが大好きで。今年からリアルタイムで『プリキュア』を見始めました。サブスクで過去の作品もさかのぼっているのですが、結構本数がある分見応えがあってキャラクターたちを追うのが楽しいんです。その中で自分のお気に入りのキャラクターを見つけたりしています。

 

◆まさに鶴嶋さんはリアルプリキュアのようなかわいさです。

そう言っていただけてすごくうれしいです!私自身年齢を重ねても変身アイテムなどにはときめきますし、これからもずっと乙女心を忘れずにいたいなと思います。

 

◆そんな鶴嶋さんに対して、お友達や周囲の人からは何と言われることが多いですか?

“不思議ちゃん”ですね(笑)。

 

◆ご自身でもそう思われますか?

いえ、これが私の普通です(笑)。保育園のときからずっと不思議ちゃんと言われ続けているのですが、自分では一度もそう思ったことがなくて。むしろみんなのほうが不思議なのに、なんでだろう?って。例えば『プリキュア』に関しても、「何で好きなの?」と聞かれると「逆に何で好きじゃないの? こんなに面白いし、こんなに魅力的なのにどうして?」って思ったり…。

 

◆不思議ちゃんでもあり、天然な一面もある?

う~ん…自分ではよく分からないです(笑)。でも、同世代の子たちとは趣味や好きなものがちょっと違うなというのは前から思っていましたね。私は流行のものよりも、昭和のアニメや歌謡曲が好きなので。

 

◆昭和の歌謡曲で好きな方というと?

松田聖子さんと河合奈保子さんです。もともと父が中森明菜さんのことが好きで。その影響を受けて自分で『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』の映像をインターネットで見るようになってから、どっぷりとハマって昔の映像をずっと見ています。私、一度気に入ったら、同じものを何回でも繰り返し見ちゃうんです。見た目や歌、歌詞も素晴らしいんですが、何より皆さんの言葉遣いが美しくて。「えぇ」と相づちを打たれているのを聞いて、自分の配信や収録などでも自然と使っています。

 

◆休日は何をして過ごしていることが多いですか?

絵を描いたり、本を読んだり…。あと、フィルムカメラも好きで、空の写真を撮ったりしています。でも、なかなか自分の理想とする空に出会うことが少ないので、最近は星空や夕焼け空、こんな空を見てみたいなという理想の空を透明水彩で描いています。納得のいくまで加筆しているので、一つの作品ができるまでかなり時間がかかるのですが水彩も奥が深くて楽しいです。

 

◆すてきですね。では最後に今後の展望を教えてください。

女優さんのお仕事を軸にしつつ、モデルやエッセイの執筆、お洋服のプロデュースなどやりたいことが本当にたくさんあるんです。さまざまな役を演じることによってインスピレーションが湧いてくるので、そこから刺激を受けていろんな表現を届けていきたいなと思っています。中途半端になるのだけは嫌なので、どれも手を抜かず、しっかり努めたいです。

 

◆憧れの女優さんはいますか?

それぞれの方にそれぞれのすてきな部分がたくさんあるので、“この人です”という方はいなくて。それよりも自分にしかできない、“これは鶴嶋乃愛じゃないとダメだね”と思ってもらえるような人になっていけたらいいなと思います。

 

PROFILE

●つるしま・のあ…2001年5月24日生まれ。高知県出身。B型。主な出演作は『仮面ライダーゼロワン』など。

 

●photo/干川 修 text/星野彩乃

堀田茜、初の刑事役で「男社会に生きるかっこいい女性を演じたい」『インビジブル』インタビュー

高橋一生さん主演のTBS金曜ドラマ『インビジブル』(毎週金曜 午後10時~10時54分)で、捜査一課の刑事・五十嵐夏樹を演じる堀田茜さんにインタビュー。撮影中のエピソードや本作の見どころなどについて聞きました。

 

本作は警察すら存在を知らない“クリミナルズ”と呼ばれる凶悪犯を捕らえるために、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相いれないはずの2人が異色のバディを組む犯罪エンターテインメント。

 

◆初めて本作の台本を読んだ時の感想は?

初めて読んだときは、まず1話の渋谷の爆破から始まるという展開にすごく引き込まれましたし、登場人物がとても魅力的に描かれているなと思いました。高橋さん演じる志村はもちろん、柴咲コウさん演じるキリコ、刑事の面々など…。展開が早いのと同時に、それぞれのキャラクターがすてきになりそうだなと感じました。

 

◆今回初の刑事役ということですが、演じるに当たって準備など何か行ったことはありますか?

初めての刑事役で、かつ女性刑事のキャラクターも本作では少なくて。私が演じる夏樹は、周りの男性刑事の方々にしっかりと馴染んでいて男らしい印象なので、女性らしさよりは、男社会に生きるかっこいい女性を演じたいなと思って、まず姿勢などを意識しました。私は最近キックボクシングを始めたのですが、キックボクシングをやると自分の中の野性の部分が目覚めるというか(笑)。アグレッシブな気持ちになれるので、それも少しは役に立つかなと思って回数を増やしたりしていました。

 

◆夏樹は眉毛がきりっとしている印象ですが、メークなどこだわった点はありますか?

気づいてもらえてすごくうれしいです。いつもは髪の毛と一緒に眉毛を染めていたのですが、今回は眉毛を染めずにいってみようと思って。少しきりっとした、野暮ったい感じが出ればいいなと思ってチャレンジしてみました。

 

◆夏樹の内面で意識したことなどはありますか?

夏樹はプライベートの私とフィットするところがたくさんあります。私も兄の影響で少年漫画が好きなのですが、夏樹も少年漫画が好きだったりとか、男っぽい性格で勝ち気だったりとか。ここ数年出さないようにしていた素の自分と似ている部分があったので、思い返して役で出すようにしました。勝ち気でサバサバしているところは普段の自分と変わらないので、兄とけんかしているときと変わらなくて(笑)。台詞一つ一つに意思が出るように意識しました。

 

◆監督から演じる上で意識するように言われたことはありますか?

頭も切れるしサバサバしているのですが、志村へのリスペクトがすごくあるキャラクターなので、監察官の猿渡(桐谷健太)派か志村派かって言われたら志村派だという設定があります。志村のように向こう見ずに事件に飛び込んでいくところや、居ても立ってもいられなくて自分で捜査してしまうような熱っぽさは意識するようにしています。

 

◆高橋さんの演技を見ながら取り入れる部分も多いということですね。

夏樹は志村の熱っぽさや荒々しさに憧れを抱いていると私は思っています。全く同じではなくても、そのエキスを自分の中に落とし込んだ時にこの台詞を言ったらどうなるかなと思って挑んでいますね。

 

◆高橋さんや有岡大貴さんと共演してみての印象はいかがでしょうか?

高橋さんは、一つのシーンでも役に合わせてしっかり動きや言葉を作っていくという姿が印象的です。撮影裏では、細かいみんなの悩みなども聞いて解決策のアドバイスをくださったり、詰めるところはとことん詰めるという姿が志村そっくりだなとも思います。
有岡さんは、テレビで見る印象と変わらないです。飾らずに誰にでもフランクに話しかけてくださいます。ちょっと天然なところが垣間見えるところがありますが(笑)、いつも楽しく一緒のシーンを撮影させてもらっています。

 

◆物語は緊迫感のあるシーンが多いですが、現場の雰囲気はいかがですか?

緊迫感のあるシーンはその空気感も大事にしつつ、空き時間や待ち時間はみんなオフモードになっています。(原田)泰造さんはサウナの話をされていますし、「昨日何時間寝れた?」とか、ほんわかした雰囲気で皆さんお話していますね。ムードメーカ―な人が多くて、和気あいあいとっていう感じです。初めての刑事役で緊張していたので、すごく救われました。

 

◆夏樹を演じてみて、周りからの反響はいかがですか?

これまでは女の子らしい役が多かったので、今までと違うキャラクターで新鮮、と言われます。自分としても新しいチャレンジでしたが、こういうキャラクターの方が演じていて楽というか、座る時も足を閉じなくていいですし、立ち方も女性らしく上品に…と気にしなくていいので、普段の自分に近い感覚で演じることができますね。

 

◆夏樹を演じることで普段の生活に影響があったりはしましたか?

雑誌の撮影の時に足を閉じなくなってしまって…(笑)。座り方など、ポージングが男らしくなった気もします(笑)。

 

◆『インビジブル』の魅力や今後の見どころをお願いします。

キリコが何の目的で志村に近づいているのか、伏線がたくさんありすぎて気になるところがたくさんあるとは思うのですが…。志村は同僚の安野(平埜生成)が殺されてしまった事件をずっと追っています。その真相や、なぜ事件が起こったのかなど、1話からずっと続く伏線を追いかけながら毎回さまざまなクリミナルズも出てくるので、その両面を感じながら見ていただけると面白いかなと思います。
第5話(5月13日(金)放送)では衝撃な展開が最後にやってきます。5話は特に見逃せない回になっていると思いますので、楽しんでいただけたらうれしいです。

 

◆今後夏樹の注目してほしいポイントは?

1話からずっと磯ヶ谷(有岡)と2人で捜査を任されることが多く、いろんなところに行って、志村に振り回されながら、若手なりに足を使って捜査をしているところも見ていただきたいですし、捜査一課でそれぞれの事件を究明しながら、夏樹も鋭いところに気づいたりもします。夏樹らしさを感じながら演じていけたらと思っているので、そこも注目していただきたいです。
志村を見て、今後も夏樹として成長していきたいと思いますし、磯ヶ谷も途中で挫折があったりもしましたがその後少しずつ成長していっていて、夏樹はそれを一番近くで見るキャラクターでもあるので、同僚に刺激を受けながら、若手刑事が成長していく姿に注目していただきたいと思います。

 

PROFILE

堀田茜
●ほった・あかね…1992年10月26日生まれ。東京都出身。B型。

 

番組情報

金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/invisible_tbs/
番組公式Twitter:@invisible_tbs
番組公式Instagram:invisible__tbs

出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴、堀田茜、原田泰造、桐谷健太ほか
脚本:いずみ吉紘、槌谷健
プロデュース:佐藤敦司、浅野敦也
演出: 竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
写真提供:TBS

森みはるが美髪・美肌のために飲んでいるものは…「ニジマスのこれ愛してマス」第27回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第27回は、森みはるさんが最近よく飲んでいるというプロテインについてご紹介!

 

こんにちは! 森みはるです!
私が今回紹介するのは「プロテイン」です!!

 

私は最近たくさん運動をするようにしていて、行けるときは1週間に1回パーソナルトレーニングのジム、キックボクシング、ピラティスにそれぞれ通っています!
週に3回の運動にライブ前だとそれにプラスでダンスをする日が増えたり…と、まあまあ動いているのでそういうときにプロテインは欠かせません!!!!!!!

 

以前、遺伝子検査というものをしてもらったときに、私の身体は筋肉が付きにくいということを知ったので「なるべく動くように! そして、動いたらプロテイン!」を意識しています!

 

一般的に体重1kg×約1gのたんぱく質を1日に摂取するのが理想(?)で、運動をする人だと体重1kg×約1.5〜2gくらいを必要とするそうで、プロテインを飲むとムキムキになるみたいなイメージがあるかもしれませんが、そんなに簡単にムキムキになれるわけもなく…!
効率よくたんぱく質を摂取するには、プロテインは必須ですね〜〜(笑)。

 

筋肉を作るにはもちろんたんぱく質が必要だけど、髪やお肌にもたんぱく質は必要なので、美髪・美肌のためにもしっかりと摂るようにしています!

私は体質的に牛乳があまり身体に合っていないみたいなので最近はミルクプロテインは控えて、おうちではパウダーのものを水で割ってシェイクして飲んでます!

 

コンビニだとミルクプロテインが多いので、運動したとき毎回ではないけどそれを飲むこともある中で、最近見つけたソイプロテインで美味しかったものがあるので共有しておきます!!!

 

プロテインはめっちゃ美味しい!!! っていう感じでは飲んでないけど、これは本当に豆乳のドリンクっていう感じで飲みやすくて、豆乳好きの方には特におすすめです!!
みんなもおすすめの飲みやすいプロテインがあったら教えてね〜♪

 

 

森みはる PROFILE

●もり・みはる…1996年10月14日生まれ。兵庫県出身。A型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。関西出身でキレのあるツッコミを特徴とし、バラエティでも活躍を見せる。アイドルになる前から読モとして活躍しており、美容やファッションについても造詣が深い(美容師免許も保持)。天真爛漫な性格で、女子からも大人気。2021年2月に1st写真集「24」を発売。

公式Twitter:@nijimasu_paru
公式Instagram:@miharu_mori

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「@JAM 2022 Day2〜SUPER LIVE〜」
2022年5月29日(日)Zepp DiverCity(TOKYO)

■「DIAMOND FES2022 GIRLS EDITION」
2022年6月28日(火)Zepp Haneda(TOKYO)

■26時のマスカレイド LAST LIVE「curtain call」
2022年10月30日(日)東京国際フォーラム ホールA

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

 

若月佑美インタビュー「あのとき決断してよかったと思えるように、自分自身も変化していかなきゃって」映画「劇場版ラジエーションハウス」

現在公開中の「劇場版ラジエーションハウス」に、交通事故に巻き込まれてしまう妊婦・高橋夏希役で出演中の若月さん。“昏睡状態”という限られた芝居の中で物語のキーパーソン的存在を見事に演じた彼女が、撮影中のさまざまなエピソードを教えてくれました。また、キャッチコピーである「別れと旅立ちのとき」にちなんで、3年前にグループを卒業したときの気持ちや、一人で活動することについての思いなどについても聞きました。

 

◆出演のお話が来たときはどう思いましたか?

たくさんの方に愛されている作品ですが、ドラマの続編だけでなく、映画化もされるということにまず驚きました。そしてそこに私が出演させていただけるということで、とてもうれしかったです。

 

◆役どころとしては、交通事故に巻き込まれてしまう妊婦・夏希を演じました。

演じるのは苦しかったです。フィクションで、もちろん原作もありますが、何もかもうまくいくような展開には作られていないというか。事故に突然巻き込まれて、一瞬にして幸せが崩れてしまうという…そこはすごくリアルに描かれているなと思いました。

 

◆いわゆる“昏睡状態”を演じるというのはどうでしたか?

せりふも表情も、また動きもない役なので、やっぱりすごく難しかったです。ただ無でいるというのも、ちょっと違う気がして。旦那さんの圭介(山崎育三郎)に対して夏希はこういう思いを抱いているんじゃないかなとか。せりふはないですけど、頭の中でいろいろ考えさせられることは多かったです。

 

◆難しかったのは、具体的にはどういった部分ですか?

実際の患者さんは自分の意志で眠っていないというか、眠る状態にさせられているということなんですけど。私は健康体のままお芝居として眠らなければいけないので、そこの違いは大きいなと思いました。動くことはもちろん、咳をすることもできなかったので。カメラが回っているときは、ずっと気を張っていました。

 

◆MRIなど、いろいろな機械に囲まれる経験もなかなかないですよね?

MRIに入ると、監督の「カット」の声がほとんど聞こえないんです。しかも自力では出られないので、そこはスタッフの方に操作していただくという(笑)。すごく不思議な体験でした。

 

◆山崎さんとは現場でどんなコミュニケーションを?

事故のシーンがわりと序盤で出てくることもあって、実は山崎さんとせりふを掛け合うことはほとんどないんです。なので夫婦役としてのイメージを膨らませるには、空き時間にお話するしかないなと思ったんですけど。今回は初めましてのキャストの方が多くて山崎さんもその中のお一人だったのですが、なかなか自分から話しかけられなくて。どうしようかと思っていたら山崎さんのほうからたくさん話しかけてくださって、とてもありがたかったです。

 

◆どんな会話をされたんですか?

お芝居のお話から日常のたわいのないお話まで、いろいろさせていただきました。あと撮影時期が夏だったのですが、アイスを買って来てくださったりもして。そうやってお互いに人としてのコミュニケーションが取れたことが、いろいろなシーンに生きたような気がします。

 

◆確かに回想シーンでは、圭介と夏希の仲の良さが伝わってきました。

監督からは「とにかく笑顔が印象に残るように演じてほしい」というオーダーを頂いたので。夏希が元気なころのシーンは、明るく笑うのを意識していました。その回想シーンの中でも、恋人になる前から結婚、妊娠まで描かれているので。夏希の視線のベクトルが今どこに向かっているのか、圭介なのかそれともおなかの子供なのか…ということも考えたりしました。

 

◆物語全体としての印象はどうですか?

現場もそうだったのですが、チームの強さということはすごく感じました。まだ私は完成した作品を見られていないのですが(取材時)、台本を読んでいて特に私はラストシーンがグッと来たので。あれがどう映像化されているのかがすごく気になります。早く映画館に行きたいです(笑)。

 

◆「ラジエーションハウス」のチームは、現場で見ていてどうでしたか?

仲良し度がすごかったです(笑)。そこにゲストとして飛び込むのは最初は不安でしたが、皆さんがどんどん引き入れてくださって。いろいろなお話ができたのも、すごくうれしかったです。現場に貼り紙があって、それが役者さん同士のメッセージ交換の場だったりするんですよ。パート1、パート2、そして劇場版と、長く一緒にやってこられたからこその結束力だなと思いました。私自身も今後、こういったシリーズ化される作品にたくさん出会っていけたらと思っています。

 

◆今回の映画には「別れと旅立ちのとき」というキャッチコピーもあります。その部分に関して、今思うことはありますか?

最近は私の周りでも、スタイリストさんやメイクさんなど、新しい挑戦をするスタッフの方が多くて。お話を聞くと、皆さん行動派なんですよね。計画を練って準備をして挑戦するというよりも、挑戦してからいろいろなことを頑張っていこうと考えられていて。私はどうしてもまず頭の中で考えないと行動に移せないので、そういうところは尊敬します。そのときの直感を大事にして動くというのも、今の時代はアリなのかなと思っていて。メディアにしても、動画サービスや映画配信など選択肢や幅がどんどん広がっているので。自分も変化を恐れずに生きていかなきゃとあらためて思い始めています。

 

◆若月さん自身も、3年前にグループを卒業して一人で活動をするようになりました。新しいことに挑戦するときはどんな気持ちでしたか?

あのタイミングで決断しないと、何も変われないまま甘えて生きてしまう気がしたんです。ただ私は自分をアピールできる武器が少なかったので、そういった部分の不安はありました。卒業した後は悩みが自分一人のものになってしまったというか、自分の中で答えを出さないといけなくなったので。でも少しずつその解決方法も見つけられるようになりましたし、あのとき決断してよかったなと思えるように自分自身変わっていかないといけないなと思っています。

 

◆その変化に必要なのはどんなことだと思いますか?

どの現場に行っても、私はまだまだ「初めまして」の方々のほうが多くて。「お久しぶりです」の方々を増やせるように頑張らなきゃと思っています。女優一本になってから1、2年目のときは、とにかく初めましてのごあいさつ回りをするのが常だったんですけど。こうして3年たってみると、少しずついろいろな方々に「お久しぶりです」と言っている自分がいて。今回の「劇場版ラジエーションハウス」で言うと、舞台「恋のヴィネチア狂騒曲」でご一緒した浅野和之さんやドラマ『共演NG』でご一緒した山口紗弥加さんとまた現場で再会させていただくことができました。またこの撮影の後に、丸山智己さんと『アンラッキーガール!』の現場で、遠藤憲一さんと『ユーチューバーに娘はやらん!』の現場でお会いすることもできて。一度共演していただいた方とは前の現場の思い出話もできますし、関係性が築けている分、遠慮なくお芝居ができるので。もっともっと「お久しぶりです」の方を増やして、自分自身成長できたらなと思っています。

 

◆最後に作品にちなんで、若月さん自身の病院にまつわるエピソードを教えてください。

病院にはすごくお世話になっています。私、“自分に分からないことはプロに聞け!”という精神なので。体に変調があったときは自然治癒を待つのではなく、すぐに病院に行って先生に聞くんです。昨年初めてアレルギー検査をしたら、自分が花粉症だということを知りました。そこで自分の体を知ることと病院で薬をもらう大切さをあらためて感じて、この春も病院にお世話になっています(笑)。検査をする前は“自分は花粉症じゃない”ってずっと認めていなかったんですけど(笑)。いざ自分が花粉症だと分かったら、対策が取れるんですよね。本当にありがたいなって感謝しています。この作品に出てくるMRIもそうですけど、自分の体の中を自分で見ることはできないので。病院に行って、医療スタッフの皆さんのお力をお借りして、体の異変を発見するのは大事なことだなと思います。

 

 

PROFILE

●わかつき・ゆみ…1994年6月27日生まれ。静岡県出身。O型。最近の出演作にドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京)、Netflix映画「桜のような僕の恋人」など。現在、『MBSヤングタウン月曜日』(MBSラジオ)にレギュラー出演中。「Oggi」美容専属モデルとしても活躍中。主演舞台「薔薇王の葬列」が6/10(金)より上演予定。

 

作品情報

映画「劇場版ラジエーションハウス」
全国公開中

<STAFF&CAST>
原作:「ラジエーションハウス」(原作:横幕智裕、漫画:モリタイシ 集英社「グランドジャンプ」連載)
監督:鈴木雅之
脚本:大北はるか
出演:窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、
鈴木伸之、佐戸井けん太、浅見姫香、山口紗弥加、遠藤憲一、
山崎育三郎、若月佑美、渋谷謙人、原日出子、高橋克実、キムラ緑子、
八嶋智人、髙嶋政宏、浅野和之、和久井映見 ほか

<STORY>
甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田)は落ち込んでいた。大好きな甘春杏(本田)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからだ。お別れまでのカウントダウンを胸に刻む唯織のことを、ラジエーションハウスのメンバーは元気付けようとするが、唯織への秘めた想いを抱える広瀬裕乃(広瀬)だけは、自らの進むべき道について悩んでいた。そんな中、杏の父親・正一(佐戸井)が危篤との連絡が入る。

公式サイト:https://radiationhouse-movie.jp/

©2022横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

 

●photo/中田智章 text/橋本吾郎 hair&make/沼田真実 styling/角田かおる

元NMB48横野すみれがゼロイチファミリア所属を発表「グラビアは私に変わるきっかけをくれた」

元NMB48・横野すみれが、4月30日に自身の公式Twitterアカウントにて新たにゼロイチファミリアに所属することを発表した。

 

横野すみれ

 

2021年5月にNMB48メンバーとしての活動辞退をした横野。今回の発表に際して公開された画像4枚に渡る文書は「1年前にアイドル活動を辞退し、みなさんにたくさんのご迷惑と心配をかけて、何より悲しませてしまって本当にごめんなさい」という謝罪から始まる。

 

続いて当時の心境を振り返り、「自分を責める気持ちはもちろんですが、とにかく自分のためにそして応援してくださる方みなさんとともにがむしゃらに頑張ってきた3年間だったので生き甲斐を失い自分の心に穴が空いたような気持ちになったり、目標がなくなってしまうことによって生きる意味を見出せなくなっていました」と明かす。

 

そんな中でも母親の支えもあり、辞退から半年たった頃から少しずつ自分と向き合えるようになったという彼女。「最近では冷静に自分のことを見ることができるようになり、そして改めてどれだけたくさんの人に迷惑をかけ、期待を裏切り心配をかけたかということを感じ、またそのことの重大さに震えました」と自省する。

 

昨年11月には迷いながらもSNSの更新を再開。応援する声と共に痛烈な批判の声も目にする中で、気付いたことがあるという。「自分は今までそんな温かい応援してくださる方の支えや期待でアイドルや芸能活動をすることができてて、私自身もそれに応えたいと思う気持ちが生き甲斐でアイドルや芸能活動をやってきて」と思いを語った彼女。

 

その上で「だからこそ辞めてからの1年は正直伝えきれないくらい反省し葛藤してきたし、私が葛藤している理由はその夢をあきらめなければいけないと思いながらも心のどこかではまだやらせてもらうことはできないか。と自分勝手だけどみんなに聞きたくてお願いしたくて仕方がなかったからなんだと気づきました」と本心を述べていく。

 

「もう全ては元には戻らないし、みんなに嫌な思いをさせて傷つけたという事実を消すこともできないと本当の意味で理解しています」という境地に至った中で、彼女は勇気を振り絞り新たな行動を起こす。それが、ゼロイチファミリアへの応募だ。

 

18歳の時に初めてソロで雑誌にグラビア出演した際、不安を抱えていたところにゼロイチファミリア所属の川崎あやからSNSで反応をもらい、その後の自信につながっていったことが今回の応募の大きな理由になったという。

 

ホームページからの応募、面接を経て、ゼロイチファミリアへの所属が決まった彼女。「グラビアは、それまで18年間とにかく自信がなかった私に変わるきっかけをくれた大事な大好きな仕事です」と語る。

 

「だから0からやり直す、また自信をなくした私が少しでも自分に自信が持てるようになるために、まだ何も決まってないけど改めて水着での撮影から活動を再開していけたらなと願っています」と決意を述べた。

 

最後に「後悔しても過去には戻れない。なので私は前を向いて歩き始めることを決意しました。これからの横野すみれ見といてください」と力強く宣言した彼女の今後に注目だ。

 

(※上記コメントは横野すみれ公式Twitterアカウントより抜粋。弊誌フォーマットに合わせて一部、表記などを変更。全文は、公式Twitterアカウントを参照)

 

参照元Tweet:https://twitter.com/yokono_sumire/status/1520357404256264192?cxt=HHwWgICjxaDAspkqAAAA

 

WEB

横野すみれ 公式Twitter:https://twitter.com/yokono_sumire

#ババババンビ 岸みゆと北海道お泊まりデート気分…!“初体験”がテーマのアートブック発売

ゼロイチファミリア所属の#ババババンビ 岸みゆが、初の単独でのアートブック「DOLCE DOLCE DOLCE」(小学館)を発売。アザーカットと本人インタビューが到着した。

 

桃月なしこやアンジェラ芽衣など人気タレントが所属する芸能事務所・ゼロイチファミリアから生まれた、7人組アイドルグループ・#ババババンビ。活動開始から2周年を迎え、8月にはZepp Nambaでの単独公演、10月には中野サンプラザでのワンマンも控えている。

 

そんなグループで赤色を担当する岸が、アートブック・#ババババンビ 岸みゆ × Takeo.Dec「DOLCE DOLCE DOLCE」を4月25日に発売した。岸は「初めてのアートブック発売、とってもうれしいです!今回“初体験”をテーマに撮影していただきました!」とコメント。

 

続けて「初めての北海道お泊まりロケ、初めての雪、初めてのスキー、初めての露天風呂、初めてのデートなど…キュートな初めてがふんだんにつまった1冊が完成しちゃいました!」と充実感を漂わせる。

 

さらに「岸みゆがまるでずっと目の前にいるかのような…お泊まりデートしてるかのような…無邪気な素の表情だったり、時には大人の表情も…北海道の雪景色と一緒にたっっっぷり堪能してもらえると思います!」とアピールした。

 

最後は「この1冊で岸みゆとの北海道お泊まりデートをたくさん味わってください!岸みゆの普段見れないいろんな顔は、ゲットしてくれたあなたと岸みゆだけのものだよ!」とメッセージを寄せた。

 

#ババババンビ 岸みゆ インタビュー

 

◆初アートブック「DOLCE DOLCE DOLCE」(岸みゆ×Takeo Dec.)発売おめでとうございます!

ありがとうございます!#ババババンビ・赤色ポニーテールの覇者!大きいリボンが本体!145cmの岸みゆこと岸みゆです!

 

初めてのアートブック発売、とってもうれしいです!今回“初体験”をテーマに撮影していただきました!

 

初めての北海道お泊まりロケ、初めての雪、初めてのスキー、初めての露天風呂、初めてのデートなど…キュートな初めてがふんだんにつまった1冊が完成しちゃいました!

 

そしてカメラマンは、絶対撮って頂きたかった、先輩もたくさんお世話になっているTakeo Dec.さんです!写真見ていただければ、すごさが分かると思います!

 

全部で64ページ…こんなにたくさんの岸みゆをお届けできるのも初めてなので、今までで1番いろんな岸みゆが見れると思います!

 

◆初のロケでの撮影とのことですが、どちらに行かれましたか?

北海道の美瑛で撮影をしてきました!ロケ撮影自体が初めてで、それが大好きなご飯の美味しい北海道だったのがうれしかったです。

 

岸みゆは埼玉県出身で雪をあまり見たことがなかったので、辺り一面の雪に囲まれてテンション上がっちゃいました!

 

真冬の雪の中で水着になったので鳥肌まで映ってないかな……(笑)。でもここ最近で1番体張って頑張ったので、絶対に見てほしいです!

 

あとは北海道の美味しいご飯を食べたり、馬や羊と戯れたりしました!普段は暴れん坊さんらしい羊がなついてくれてうれしかったです!ぎゅうしました?

 

岸みゆがまるでずっと目の前にいるかのような…お泊まりデートしてるかのような…無邪気な素の表情だったり、時には大人の表情も…北海道の雪景色と一緒にたっっっぷり堪能してもらえると思います!蟹も美味しかったなあ…。

 

◆「DOLCE DOLCE DOLCE」 というタイトルについて、最初の印象でどういう意味だと思いましたか?

最初は読み方から困惑しました(笑)。ドルセ?ドル…?ドレス…!!!というのは半分冗談で半分本当です?

 

「DOLCE DOLCE DOLCE」の由来は、甘くて柔らかいまるでデザートのような、ステージとはまた違う岸みゆを見てもらいたいという意味が込められています!

 

そして大事なことだから3回言っています!

 

◆Paraviでの冠番組も始まったそうですが。

そうなんです!ずっとやりたかった初めての冠番組『#ヤバババンビ』の放送がスタートしました!

 

個人的にParaviは昔からとても愛用させていただいていたので、それも相まって本当にうれしくて…。KT Zepp Yokohamaでのワンマンライブ中にサプライズ動画が急に流れてきて、みんなで涙して喜びました。

 

初回の放送#0、#1ではワンマンライブの裏側やメンバーの思いなど、ぐっとくるものがありました。『#ヤバババンビ』という番組名がちょっと恐ろしいですが(笑)、時には体も張って頑張ります!

 

番組ロゴも自分たちで描いたのでとっても愛着が湧いています!みんなにも気に入ってもらいたいな!岸みゆは鹿のイラストを真面目に描いたのですが、なぜか大爆笑されました!

 

私たちの念願の初冠番組『#ヤバババンビ』、Paraviで放送中です!絶対見てほしいです!

 

◆夏以降の#ババババンビとしての活動を教えてください。

8月14日(日)にZepp Namba、10月21日(金)に中野サンプラザでライブがあります!どちらも初めてのステージで過去最大規模なので緊張や不安もあるけれど、会場いっぱいのみんなと馬鹿騒ぎをして最高を更新するのが本当に今から楽しみです!なによりZepp Nambaも中野サンプラザも憧れの「いつか絶対立とうね」って話してたステージなので、当日絶対感動するんだろうなって思います。

 

そして、「ハナビガタリ」の短編ドラマMVの撮影も決定しています!「ハナビガタリ」は結成当時からある大切な1曲でずっとMV出したいなって思っていたし、そういう声も多かった。

 

で、念願!!!って感じで楽しみです!撮影頑張ります!

 

そしてそして3月27日の全国ツアーファイナル&デビュー2周年ライブin KT Zepp YokohamaのDVDも5月発売予定なので、私たちの全力で踊って歌う姿も目に焼き付けてほしいです!

 

◆皆さまへ一言メッセージをお願いします。

たくさんの応援ありがとうございます!初めてのアートブック発売ということでまたステップアップできたのかなって、うれしいです。ずっとお知らせしたかった。そのくらい私にとって大切な1冊なので、たくさんの人が手に取ってくれたらうれしいです!この1冊で岸みゆとの北海道お泊まりデートをたくさん味わってください!岸みゆの普段見れないいろんな顔は、ゲットしてくれたあなたと岸みゆだけのものだよ!

 

 

WEB

商品ページ:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682397

岸みゆTwitter:https://twitter.com/miyu_kishi0213

岸みゆInstagram:https://www.instagram.com/miyu_kishi0213/

 

©Takeo Dec./小学館

田鍋梨々花「最近は役に関係なく、純粋にお仕事をしている時間が楽しいと思えるようになりました」

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第32回は女優、モデルとしても活躍中の田鍋梨々花さんが登場です。

 

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」田鍋梨々花


◆最近ではドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』に出演し注目を集めましたが、撮影を終えての感想や同世代のキャストの方々との共演で刺激を受けたことなどあれば教えてください。

今まで同世代の方と共演することはあっても、長期間ずっと一緒にいる現場はなかなかなくて。男女6人の高校生の友情や恋愛を描くストーリーだったこともあり、常にみんなで過ごしていたのですが、本当に学校に通っているような感覚でした。撮影の合間も全員で話したり、ドラマの中でも素で笑えるようなシーンがあったりと、撮影全体を通して青春が味わえてとても楽しかったです。実年齢と近いキャラクターが多く登場する物語だっただけに共感できる部分もたくさんありましたが、共感できるからこそ演じ方が難しくて。視聴者の方に伝わるように自分自身と役を切り替えて演じるという点ではすごく勉強になりました。

 

◆現在、女優だけでなくモデルとしても活動されています。表現という意味では共通している部分もあるかと思いますが、それぞれのお仕事が生かされているなと感じる瞬間はありますか?

数え切れないほどあります! 特にモデルのお仕事をしている中で「こういう表情をしてみて」と言われたときに、それを想像して表現する力というのはお芝居を通して身に付けることができたと思います。

 

◆それぞれに対してどんなやりがいを感じますか?

完成した作品を見たときや評価をしていただけたときはもちろん、自分がやっていて「楽しい」と思えたときや全力で取り組めた後にはやりがいを感じます。子供のころ…あ、まだ子供なんですけど(笑)、お仕事を始めた当時はそういったことを考える能力がなかったというか。ただ好奇心だけだったのが、最近は役に関係なく、純粋にお仕事をしている時間が楽しいと思えるようになりました。今日の撮影もすごく楽しくて。つい最近まで舞台をやっていて、カメラの前に立って撮影したのは久しぶりだったのであらためてモデルのお仕事って楽しいなと思いました。

 

◆逆に、お仕事をする中でつらくて逃げ出したいと思ったことは?

あります。口では「こんなのできない!無理!」って言うんですけど(笑)、そうは言ってもちゃんとやります。一度口に出すことで気持ちを切り替えるようにしていて。もともと自分がやりたいと思ってやっていることなので、最後まで責任を持ってやり遂げたいと思っています。

 

◆18歳であることが信じられないほどの落ち着きを感じますが、友達や周囲の人からはどんなふうに言われることが多いですか?

私、そんなにお友達が多くなくて…。周りの人からはよく「何を考えているのか分からない」と言われることが多いです(笑)。『卒業式に、神谷詩子がいない』のキャストのみんなからも「実はあのとき話しかけるなオーラがすごかったよ」って言われて「え、そう見えてたの!?」と驚きました。ただボーっとしているだけなのに、なぜか思慮深そうに見られるんです。でも、実際は何も考えてなくて。考えていたとしても“おなかすいたな”“今日は暖かいな”という程度(笑)。普段からオンとオフの切り替えをしっかりしようと思っていて、カットがかかるといきなり真顔になることも多いので、私の性格を何も知らない人から見たら「不機嫌なのかな?」と勘違いされてしまうのかもしれません。どちらかと言えば、自分からよく話すほうではないですし、黙っていようと思えばいつまでも黙っていられるし…。決してお話するのが嫌、距離をとりたいといったことではなく、私もみんなと仲良くなりたいんですけど、そう思われてしまうのは一つの悩みでもあります(苦笑)。

 

◆お話を聞くまで全くそう感じなかったので意外でした。ちなみにご自身ではどんな性格だと思いますか?

適当だなって思います(笑)。いい意味でも悪い意味でも、物事を深く考えるのが苦手で。とてもシンプルな思考回路だと思いますね。

 

◆休みの日はどのように過ごすことが多いですか?

もともとお家が大好きなのでお休みの日は夕方まで寝て、食べて、お風呂に入って、寝るといった生活をしています(笑)。あと、おうち時間が増えたことで入浴剤にはまって。毎日違う入浴剤を選んでお風呂に入るのが楽しみになっています。

 

◆お気に入りの入浴剤はありますか?

香りも大事ですが、最近お湯の色が変わるものが好きだと気づいて。白やピンクなど色がついているものを選ぶことが多いです。あとは「きき湯」や日本名湯シリーズなどドラッグストアで手ごろな値段で買える入浴剤を見つけてはいろいろ試しています。

 

◆イメージ的に海外製の高価なものなどインスタ映えするようなものを購入されているかと思いきや…?

いえいえ(笑)。200円~300円するとちょっと高いからどうしようって躊躇します。普段は基本的にドラッグストアで買うことが多いんです。私、とにかくドラッグストアが好きで。仕事でヘトヘトになっていてもドラッグストアでいろいろと物色していると元気になれるんですよね。特に人が少ない店舗は独り占めができて最高です(笑)。両手に大きな袋をぶらさげるぐらいついつい買いすぎてしまって、マネージャーさんに「買いすぎだよ(笑)」と言われるのですが、「これは消耗品だからしょうがないです。いつかなくなるときのためにストックしています」と言い訳をしています(笑)。

 

◆では最後に今後の展望を教えてください。

モデルのお仕事はもちろん、お芝居ではいろんな役を演じられるようになりたいし、そのためにももっと知識や経験を増やしたいと思います。プライベートでは自給自足の生活をしたいです。今、豆苗を育てているんですが今後はお家の隅でミニトマトなどを育ててみるのも楽しそうだなと思います。

 

◆お花などのガーデニングではないのも、また田鍋さんらしいですね。

鑑賞用ではなく、私の場合は最終的に食べるのが目的なので(笑)。食べることが大好きな分、育てるところから楽しんでみたいなと思います。

 

PROFILE

●たなべ・りりか…2003年12月24日生まれ。千葉県出身。最近の主な出演作はドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』『しまねがドラマになるなんて!』など。現在雑誌「Seventeen」専属モデルとしても活動中。

 

●photo/大石隼士 text/星野彩乃

山田杏奈「ボクシングを練習している今が“青春”です!」『未来への10カウント』インタビュー

◆ボクシング部のコーチ・桐沢を演じる木村さん、顧問・葵を演じる満島さんとの共演は、部室のシーンが多いですよね。ボクシングシーンの撮影エピソードはありますか?

とにかく大変でした。私が元々全く運動をしないので、運動神経もよくないんです、本当に!(笑) 他のキャストさんを見ていると私って本当にセンスがないんだなと痛感しますが、努力で何とかしなきゃという思いで頑張っています。ボクシング練習自体は昨年の10月から始めて、撮影合間もみんなに練習相手になってもらって。第2話で、サンドバッグを打って「私は…早く強くなりたいんです」っていうシーンがあったんですけど、うまさではなく気持ちでやろうと思って無我夢中でパンチしました。桐沢コーチの指導を受けているので、あかりとしてはまだまだボクシングをうまくならなきゃいけないんですけど、私がついていけるのか少し心配です。

 

◆ドラマ、映画など映像作品だけでなく、初舞台の出演も決定している山田さん。忙しい日々の中でのリラックス方法はありますか?

基本家にいるのが好きなので、お休みができたら家でごはんを作るか、サウナや岩盤浴に行きます。料理は、冬は鍋ばかり作っていたんですけど、冷蔵庫にあるもので和食を作ることが多いですね。なかなか予定を立てるのが難しいんですが、友達と温泉に出掛ける時もあります。でも遠出しても結局、温泉になっちゃうんですよね(笑)。

 

◆これまでさまざまな学生役を演じてきた山田さんが、ご自身の学生時代について思うこと、また“青春”だなと感じることは?

私は学生時代をお仕事をしながら送ってきたので、やっぱり少しおろそかにしてきた部分があるのかなと。勉強ももっとちゃんとしといた方がよかったなとか、制服で放課後どこかに行くっていうこともしてこなかったので、今になってうらやましいです(笑)。部活も…何かに打ち込んでいてもよかったのかもしれない。ただ役を通していろんな部活も経験しているので、お仕事自体が部活のような気もします。以前、出演させていただいた映画「小さな恋のうた」という作品で、同世代のキャストたちでバンド練習をしていた時も青春してるなって思いました。だからボクシングを練習している今が“青春”です!

 

PROFILE

山田杏奈
●やまだ・あんな…2001年1月8日生まれ。埼玉県出身。A型。『17才の帝国』(NHK総合)が5月7日(土)スタート。2022年11月には、舞台初出演作「夏の砂の上」の公演を控える。

 

番組情報

『未来への10カウント』
テレビ朝日系
毎週木曜 午後9時~9時54分

ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/10count/
Twitter:@miraten_tvasahi
Instagram:@miraten_tvasahi

©テレビ朝日

photo/金井尭子 text/山下紗貴 stylist/武久真理江

人気インフルエンサー・ききまるが限界ギリギリのランジェリー姿に…!初の写真集発売

Instagramなどで活躍する人気インフルエンサー・ききまるの初めてとなる写真集「ききまる1st写真集 maru」(KADOKAWA)が、7月6日(水)に発売決定。先行カットと本人コメントが到着した。

 

ききまるは、TikTokのフォロワーが34.1万人、Instagramは30.3万人という人気を誇るフリーランス・インフルエンサー。1997年8月21日生まれで神奈川県出身、今年で25歳を迎える彼女が、初めての肌見せ全開の写真集を発売する。

 

テーマは、“写真集ならではの新しいききまるを見せる”。写真集限定で限界ギリギリのランジェリー姿ほか、“大人セクシー”な彼女がいっぱい。これまでInstagramでは見せたことがなかったグラビア写真を掲載。

 

本人は「24歳の私をキレイに撮っていただきたいと思いました。今、この瞬間の自分を撮ってもらいたかったので、肌見せもできるだけいろいろ挑戦したいなって。あと、Instagramでは笑顔とか、元気はつらつな感じが多いので、アンニュイな表情や大人っぽい雰囲気の私を見せたいなと思いました」と語る。

 

初披露となる白のTバックやブルーのランジェリーでのシャワーシーン、黒のボディスーツ、ピンクの水着、ブルーのバニーや、セクシーな真っ赤なチャイナ服のコスプレなど、いろいろな衣装を着たききまるがグラビアで迫ってくるさまは圧巻だ。

 

なお、タイトルの「maru」とは、“ききまる”の“まる”であり、『人生、×か○でいったら○でしょ!』というポジティブな考えから付けたものだという。さらに、本写真集も最高の一冊になっているという意味も込めての「○(maru)」ということだ。

 

人生初というエッセイも掲載している本書。ききまるは「普段、着ないようなランジェリーにも挑戦したのでドキドキでした!!ロングヘアもショートヘアも、可愛いいもかっこいいも、いろんなききまるを見てほしい!と欲張りまくりの写真集になっています!ぜひ見てください!」とメッセージを寄せた。全文は下記に掲載。

 

ききまる コメント

 

小学5年生から始めたSNS。大好きなSNSに没頭しすぎて親に止められた時期もありました。

 

高校生の時は、SNSがきっかけで、携帯を解約させられ、こっそりと新しい携帯を契約してSNSに励んでいました。

 

そんな私も今年で25歳。Instagramのフォロワーもなんと30.3万人に。

 

たくさんの方から応援していただき、念願の写真集を出すことができました。感謝の気持ちでいっぱいです!

 

初めて着るボディスーツはこんなに可愛いものがあるのかと、感動しました。

 

なかなか着る機会もないのでうれしかったです!

 

普段、着ないようなランジェリーにも挑戦したのでドキドキでした!!

 

ロングヘアもショートヘアも、可愛いいもかっこいいも、いろんなききまるを見てほしい!と欲張りまくりの写真集になっています!ぜひ見てください!

 

書誌情報

「ききまる1st写真集 maru」

2022年7月6日(水)発売

 

著者:ききまる

撮影:槇野翔太

定価:3,000円+税

仕様:A4判/128ページ

ISBN:978-4-04-605655-9

発行:KADOKAWA

 

©KADOKAWA  PHOTO/MAKINO SHOTA

橋本環奈&上白石萌音「千と千尋の神隠し」の舞台裏に密着 真逆な2人の絆の物語『ふたりのディスタンス』

『ふたりのディスタンス』左から)橋本環奈、上白石萌音

 

5月5日(木・祝)の『ふたりのディスタンス』(NHK総合 午後10時00分~10時45分)は、橋本環奈と上白石萌音がWキャストで主演を務めた舞台「千と千尋の神隠し」を特集する「千と千尋の神隠しスペシャル」を放送。2人からコメントが到着した。

 

気になる“ふたり”に密着し、その“ふたり”ならではの距離を見つめるドキュメンタリー番組『ふたりのディスタンス』。5月5日(木・祝)放送回では、話題沸騰の舞台「千と千尋の神隠し」で主人公・千尋を演じる橋本環奈と上白石萌音の密着映像を、番組初となる45分のスペシャル版で放送する。ナレーターは新垣結衣。

 

『ふたりのディスタンス』左から)橋本環奈、上白石萌音

 

社交的な橋本に対し、人見知りな上白石。稽古後すぐ帰る橋本に対し、余韻に浸る上白石。驚くほど対照的な2人は、真逆なだけに不安もあった。一般的に、ダブルキャストは互いに意識するあまり、口を利かない関係になることもあるが、先に動いたのは橋本。「敬語からタメ口になるタイミングも自然だったし、ありがたかった」と1つ年上の上白石が明かすほどのさりげなさで接近した2人。上白石は舞台初挑戦となる橋本を細やかな気遣いでフォローしていく。

 

2か月あまりの稽古場の日々、互いに“戦友”と呼び合う仲になっていくが、その日々にもやがて終わりが訪れる。本番の幕が上がれば2人は別々の舞台に立つため、すれ違いとなるのだ。そして2人は交換ノートを始めるが…。

 

よそよそしさ漂う顔合わせから2か月あまりの稽古を通して、2人はどのように距離を縮めていったのか。稽古場に立ち入ることが許された、ただひとつのカメラが見つめた“絆”の物語を送る。

 

『ふたりのディスタンス』左から)橋本環奈、上白石萌音

 

橋本環奈 コメント

初舞台という事もあり、正直いうと密着取材を意識する余裕もなかったのですが、その分この作品に臨む自然体の自分を映していただいているのではないかと思います。萌音ちゃんとの距離も気づかぬうちに近づいていったので、側から見るとどんな感じだろうと純粋に気になります。

 

上白石萌音 コメント

探り探りの敬語から乱筆での交換ノートに至るまでの過程を記録していただいていました。カメラの存在を忘れるほど必死な日々の中で何度も救われた、環奈ちゃんの清々しさ。そしてゼロから舞台を創る刺激的なお稽古場の様子。皆さまと分かち合えるのがうれしいです!

 

番組情報

『ふたりのディスタンス 千と千尋の神隠しスペシャル』
NHK総合
2022年5月5日(木・祝)午後10時00分~10時45分

©NHK

コスプレイヤー・本田夕歩が露出度の高い肌見せに挑む…!「大人になりたいって思った」

SNSで話題のコスプレイヤー、本田夕歩の初めてとなる写真集「本田夕歩1st写真集 amble」(KADOKAWA)が6月15日(水)に発売決定。先行カットと合わせて、本人コメントも到着した。

2018年にコスプレイヤーとして注目され、モデルデビューした本田夕歩(ほんだ・ゆうほ)。以降、雑誌グラビアでも活躍し、インフルエンサーとしても活動。SNSの総フォロワー数は30万人を超え、ますます活動の幅を広げている。

 

そんな彼女が、初の写真集を発売する。かわいらしいピンクバニーや、ちょっとセクシーなチャイナ服のコスプレはもちろん、浴衣や温泉の入浴シーン、黒や茶のボディースーツ、水着、彼女感を感じられるミニスカートなど、さまざまな本田夕歩に出会える本作。

 

中でも「大人になりたいって思った」と語り挑戦した、SNSではこれまで見せたことのない、封印していた露出度の高い肌見せも…。ぐっと息をのむほど美しい赤ランジェリーや、清潔感あふれる白のランジェリーでのシャワーシーンなどで大胆な彼女を感じることができるだろう。

 

タイトルの「amble」とは「ゆっくり歩く」という意味。人生をマイペースで歩む彼女自身を表現したタイトルだ。おなじみの笑顔満載のかわいらしい表情から、大人の女性に成長した姿まで、すべての本田夕歩が収まった写真集に仕上がった。

 

また、人生初というエッセイも掲載。「こだわり」「大事なもの」「好きなこと」「マイルール(1)」「マイルール(2)」「ファン」「本田夕歩」の7つのタイトルで、彼女が今感じていることを書いているとのことで、そちらにも注目だ。本人からのコメントは、下記に掲載。

 

本田夕歩 コメント

最初に写真集のお話をいただいた時、私で大丈夫なのか不安で仕方なくずっとそのことばかり考えておりました。

 

特別有名なわけでもなく、わかる人にはわかる存在だと自分では思っていたので、やっぱりなくなるかもという覚悟もありました。

 

まさか本当に制作が決定するなんて思ってもいなかったです。

 

スタッフの方々も写真集の制作に真剣に取り組んでくださって、ちゃんと覚悟を持って撮影に挑まなければと、自分の心の中でグッと気持ちを切り替えたのを今でも覚えています。

 

タイトルの「amble」の意味でもある“ゆっくり歩く”のようなイメージで撮影していただいたので、普段の私らしい一面もたくさん撮っていただきました!

 

もちろん、今までにない本田夕歩を堪能することもできる盛りだくさんな1冊になっております。

 

たくさんの方に読んでいただき、私のことをもっと好きになってもらえたらうれしいです。

 

書誌情報

「本田夕歩1st写真集 amble」

2022年6月15日(水)発売

著者:本田夕歩

撮影:槇野翔太

定価:3,000円+税

仕様:A4判/128ページ

ISBN:978-4-04-605562-0

発行:KADOKAWA

 

©KADOKAWA PHOTO/MAKINO SHOTA

吉井美優が最近食べ始めると止まらないものとは…「ニジマスのこれ愛してマス」第26回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第26回は、吉井美優さんが最近ハマっているというお菓子についてご紹介!

こんにちは!
26時のマスカレイドの吉井美優です。

 

今回紹介するのは、お菓子です!
最近お菓子を食べるようになって、止まらないのです…。

 

前まではお菓子とか甘い物とか全然食べなくて、あまりチョコも好きではなかったんです。
でもグラビアの撮影のためにダイエットするにあたって、糖分とかお菓子とかを一切取っちゃダメ! って期間を作ってから、その反動なのか撮影が終わった途端にチョコレートとか大好きになってしまって!

 

あと、パンとも疎遠だったのに、今ではご飯よりパン派になったかも…ってくらい虜になってます!!
人間の体は不思議だなあっと実感しました!(笑)

 

最近はたべっ子動物の水族館シリーズが好きで、これもチョコレート味でどハマりしてしまいました…♡
ぱるちゃん(※森みはる)に「ハマったんだー」って話してたら、昨日の撮影の時にマネージャーさんがコンビニに行くって時に、私がメイク中にぱるちゃんが「よしちゃんはたべっ子水族館好きだよ」って伝えてくれてたみたいで、買ってきてくれてました! 優しい!!!

 

他にもたくさん好きなお菓子はあるんですが…、また話しますね〜。
みんなも教えてね! 待ってます!

 

吉井美優 PROFILE

●よしい・みゆ…1999年3月2日生まれ。神奈川出身。O型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。アイドル活動以外にも、ファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中。無類のラーメン好きで、お笑いが大好き。クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。 2021年には1st写真集を発売予定。特技は歯笛。

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

■「26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 生誕祭」
2022年5月10日(火)EX THEATER ROPPONGI

■「DIAMOND FES2022 GIRLS EDITION」
2022年6月28日(火)ZEPP HANEDA

■26時のマスカレイド 解散ライブ
2022年10月30日(日)東京国際フォーラム ホールA

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

高橋メアリージュン「二宮さんは少年のようにすっと人の心に入れる方」日曜劇場『マイファミリー』インタビュー

日曜劇場『マイファミリー』高橋メアリージュン

 

娘を誘拐された夫婦が、力を合わせて誘拐犯と戦っていく姿を描く日曜劇場『マイファミリー』(TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)。4月24日(日)放送の第3話では、ついに鳴沢友果ちゃん誘拐事件の完結編を迎える。前半のクライマックスを控えた今回は、鳴沢温人(二宮和也)とゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」を経営する立脇香菜子役の高橋メアリージュンさんにインタビュー。役どころや現場でのエピソードなどを聞きました。

 

◆日曜劇場枠の作品がお好きだと伺いましたが、作品の魅力や、撮影してみて日曜劇場を実感したことがあれば教えてください。

日曜劇場はハートフルなドラマを見られるという印象です。音楽も壮大なイメージがあって、映画を見ているような感覚になるので好きです。放送されるまでは、本当に日曜劇場を撮っているのかなという感じであまり実感はなかったのですが、放送が始まってたくさんの人から「面白い」とか「犯人が気になる」といった反響をいただいて、ようやく実感しました。

 

◆温人のビジネスパートナーである香菜子。どのような人物と捉えて演じてらっしゃいますか?

すごく真面目だと思います。ビジネスパートナーですが、ある意味温人の仕事の妻というつもりで私は演じています。どちらかというと姐さん女房でしょうか。責任感を強く持った、愛情深い女性だと思います。

 

◆香菜子が温人に厳しく接するシーンもありますが、それも愛ゆえということですか?

香菜子は愛で動いている人というのがベースにあって。会社を守ることが、香菜子にとって温人への愛の表現なので、怒っている時も愛を忘れずに怒っています。

 

日曜劇場『マイファミリー』高橋メアリージュン

 

◆温人を演じる二宮さんの印象を教えてください。

フラットで、構えている感じもなくて、少年のようにすっと人の心に入れる方だなと思いました。初めて声をかけていただいた時に、「なんて呼ばれているの?」と話してくださって。同じ目線で話してくださったので、心を開いてくれているように感じて、こちらも心が開きやすかったです。

 

◆現場で印象に残っているエピソードはありますか?

初めはリモートでやり取りする演技が多かったので難しかったです。相手の顔も見える状態じゃなく、録音された声とお芝居をしていたので、そこにリアリティを出すのが大変でした。初めて現場で二宮さんとご一緒したシーンでは、“ようやく会えた”という感じでしたし、直接顔を見てコミュニケーションしながらお芝居をするのは、やっぱりすごくやりやすいと感じました。

 

◆愛する娘のために、温人と未知留は警察抜きで犯人と対峙しようとします。もし同じ状況になった際、高橋さんならどうしますか?

難しいですね。自分の大切な人が殺される確率が低い方を選ぶというのは理解できます。すごく勇気がいりますし、大変なことですが、私もきっと大切な人を守れる方の選択をすると思います。

 

番組情報

日曜劇場『マイファミリー』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

(STAFF&CAST)
脚本:黒岩勉
演出:平野俊一
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、濱田岳、玉木宏 ほか

番組公式HP:https://www.tbs.co.jp/myfamily/

 

©︎TBS

雪平莉左「思わず釘付けになるカットばかりです!」1st写真集「とろける。」表紙解禁

雪平莉左の1st写真集「とろける。」が、 4月21日(木)に発売。それに合わせて表紙画像が解禁され、本人からのコメントも到着した。

 

WEB版「東京カレンダー」への出演が大反響を呼び、2020年末に「ヤングジャンプ」で本格グラビアに挑戦。以降、グラビアで誌面を飾るたび、その美しさが話題を呼んできた雪平莉左。

 

そんな彼女の1st写真集「とろける。」のテーマは「美」、求めたものは「1枚の写真のグラビア強度」だという。その2つを実現するため、磨き上げた「令和最高の美ボディ」を過去にないほど大胆に解禁した。

 

しかし、ただ肌を見せるだけではなく美しさを際立たせるため、水着やランジェリーはもちろん、本人が熱望した大胆なコスプレや「もはや着こなせるのは彼女だけかもしれない」という個性的な衣装にも挑戦。

 

ロケ地は小浜島・屋久島・北海道と全シチュエーションでイメージが変わり、どこを開いても違った見応えを感じられる仕上がりに。衣装・シチュエーション・表情・露出度…全てがマッチして全ページがクライマックスな一冊となっている。

 

競馬番組への出演や趣味のゴルフなどでも注目され、バラエティでの活躍も目覚しい雪平がボディメイキングに励み、最高の状態で魅せる2022年「もっとも美しい写真集」が完成した。

 

今回の発表に際して、雪平は「過去にない攻めた衣装や壮大な背景、思わず釘付けになるカットばかりです!!何回でも見たくなるような内容になってます。この1冊に美をつめこみました。ぜひ皆さん『とろける。』を見てとろけて下さい!!」とメッセージを寄せた。コメント全文は下記に掲載。

 

雪平莉左 コメント

この写真集のために、約半年ボディメイクに励みながら撮影しました。

 

令和最高の美ボディと言って頂けているので、この写真集で存分に雪平莉左を味わってほしいです。

 

過去にない攻めた衣装や壮大な背景、思わず釘付けになるカットばかりです!!

 

何回でも見たくなるような内容になってます。この1冊に美をつめこみました。

 

ぜひ皆さん「とろける。」を見てとろけて下さい!!

 

書誌情報

雪平莉左 1st写真集「とろける。」

2022年4月21日(木)発売

予価:2,970円(税込)

撮影:佐藤佑一

ヤングジャンプ特別編集・集英社刊

 

WEB

雪平莉左 Instagram:https://www.instagram.com/risa_yukihira/

雪平莉左 Twitter:https://twitter.com/risa_yukihira

 

©佐藤佑一/週刊ヤングジャンプ

武田玲奈インタビュー「私はまだ、恋愛の先に結婚があってほしいと願ってます(笑)」『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』

ヨガインストラクターの娘・沢田杏花(上野樹里)と、辞書編纂者の父・林太郎のダブル婚活を描くドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系 毎週火曜 午後10時~10時54分)。林太郎の担当編集者・児玉千尋を演じる武田玲奈さんがドラマの見どころや自身の恋愛観を話してくれました。

 

◆千尋は辞書出版部に勤めている編集者です。キャラクターとしてはどんな印象ですか?

辞書を作っている女の子っぽく、真面目で控えめな印象を受けました。でも若者言葉は知っているし、同世代の女性と同じような感覚や、それなりに恋愛経験もあって。仕事だけではなくプライベートにも力を割いているという部分は、私も共感できるところです。

 

◆辞書の編集という仕事に対するイメージは?

実際に辞書を作っている編集部の見学もさせていただきました。チラッとパソコンを見たら、漢字の部首の角度を調整されていたりしていて。細かいディテールまでこだわって作っていらっしゃるんだなと感じました。辞書なので文字数もすごく多いし、大変な作業なんだろうなと思いました。

 

◆千尋が担当する林太郎さんに関してはどんな印象ですか?

やっぱり辞書の編纂に携わるぐらいですから、言葉には敏感ですよね。疑問に思った言葉を調べたり、女子高生たちの会話を聞いていたり。まぁ変わり者ではあるんですけど(笑)、それぐらい夢中になって周りが見えなくなる感じはすてきだなと思います。

 

◆もし林太郎みたいなお父さんがいたら?

何か楽しそうだなって。生活能力がゼロなので、一緒に暮らすのは大変だと思いますけど(笑)。雰囲気とかは結構、松重さんご本人と重なる部分もあるような気もしています。

 

◆武田さん自身、実際のお父さんとの関係はどんな感じですか?

杏花さんと林太郎さんに負けないぐらい仲がいいと思います。父はわりと何でも、料理や掃除もするので生活能力もありますし(笑)。普段から気軽にいろいろ話しますよ。仕事のことや旅行の話、恋愛の話もしますし。「へぇ~、いいね!」って、嫌な顔一つせずに聞いてくれます。

 

◆理想のお父さんですね。もし一緒に婚活するなら、できそうですか?

それはちょっと、別でお願いしたいですね(笑)。最初にこのドラマのお話を聞いたとき、親子でダブル婚活するなんてすごいなと思ったんです。一緒に婚活できるぐらい仲がいいってことなんでしょうけど、自分の身に置き換えたら恥ずかしくて(笑)。でも奥さんを亡くしている林太郎さんみたいな立場だったら婚活してもいいし、応援もできると思います。

 

◆“婚活”がテーマの作品ですが、武田さん自身、結婚や恋愛においてはどんなところを大事にしたいですか?

一緒にいて落ち着くこと、ですかね。価値観は、ある程度一緒であれば。例えば映画好きだけど好きなジャンルは違う…みたいな、そのぐらいの違いならいいかなって思います。よく恋愛と結婚は違うというようなことが言われますが、私は恋愛の先に結婚があってほしいなという願望がありますね…まだ(笑)。

 

◆このドラマの中で、個人的にいいな、気になるなというところはありますか?

杏花さんの職業的に、結構ヨガの描写が出てくるんですけど。私も以前たまにやっていたので、久しぶりにやりたいなと思いました。ただ、役柄的にヨガをやるチャンスはなさそうなので、プライベートで行こうかなと思っています。

 

◆では、個人的に持続可能なこと、ずっと続けていきたいと思うことは?

定期的にフィットネスジムに通おうと思って、今年の頭から通い始めたんです。普段ほとんど運動しないので、体型の引き締めや体調管理も含めて役に立てばいいなと思って。今のところ週1回は行けているんですが、それぐらいのペースでも筋肉が付いて健康的な日々を送れている気がするんです。なので今後も続けていけたらいいなと思っています。

 

◆武田さんの中で、持続可能になるための条件というのはどんなことだと思いますか?

家から近いことかな(笑)。ヨガに行かなくなったのも、家からちょっと遠かったというのが大きかったので。その点、ジムは家から近いので続けられる気がしています。距離が大事なんでしょうね、私の場合(笑)。

 

◆もしかしたら恋愛に関しても距離が大事なのでは?

確かにそうかもしれません。私はある程度近い方が続く気がします(笑)。

 

◆他に興味のあること、新しく始めたことはありますか?

最近、ドラムを始めました。友達が習っていて、いいなと思って。楽器は何も弾けないので、何か一つぐらいと思って私も挑戦することにしました。

 

◆楽器経験ゼロの人は、まずどこから始めるんですか?

マイスティックを買って、エイトビートの練習から始めました。最初はスタジオを借りたりもしたんですが、友達が電子ドラムをプレゼントしてくれたので今はお家で叩けています。家だったら移動しなくていいので、私にとってはもってこいの環境で(笑)。先生には1回だけちょっと教わりましたけど、そこからはもう自分1人でやっています。

 

◆ステージに立ってみたい、ライブで演奏してみたいというような目標はありますか?

そこまではさすがに(笑)。いいストレス発散になるので、趣味として楽しめたらいいなというぐらいです。今2曲ぐらい叩けるようになって、せっかくなのであと何曲かできるようになりたいと思っています。

 

◆では最後に、このドラマの見どころを教えてください。

千尋的には、林太郎さんの恋に対して“頑張れ!”とまではいかないですけど、一応の応援はしている感じがあって。なので、林太郎さんの婚活話を聞いて「そんなことがあったんですね…ふふふ」みたいな感じで(笑)、一緒に見守っていただけたらと思います。父親だから、娘だからという立場を気にせずに、最終的には登場人物みんなが自分のやりたいことをやれて、幸せになることを願っています。

 

 

PROFILE

武田玲奈
●たけだ・れな…1997年7月27日生まれ。福島県出身。B型。2015年、映画「暗殺教室」で女優デビュー。最近の出演作にドラマ『おいハンサム!!』『ムショぼけ』『おじさまと猫』、映画「真・鮫島事件」「劇場版 おいしい給食Final Battle」など。『異世界居酒屋「のぶ」Season2~魔女と大司教編~』(WOWOWプライム)が5/27(金)よりスタート。

 

番組情報

『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』
TBS系
毎週火曜 午後10時~10時54分

 

STAFF&CAST
脚本:吉澤智子
演出:土井裕泰、山室大輔、小牧桜、加藤亜季子
プロデューサー:中島啓介、吉藤芽衣

 

出演:上野樹里、田中圭、磯村勇斗、ゆりやんレトリィバァ、水崎綾女、清水くるみ、武田玲奈、鈴木康介、榊原有那、鈴木楽、伊勢志摩、柚希礼音、八木亜希子、井川遥、松重豊 ほか

 

<ストーリー>
沢田杏花(上野樹里)は、生活能力ゼロの父・林太郎(松重豊)の世話をしながらヨガインストラクターとして独立することを夢見ていた。ある日、杏花は独立のノウハウを学ぶため、起業セミナーを受講。そこで出会った東村晴太(田中圭)と意気投合し交際を申し込むが、シングルファーザーの晴太からは「友達になりませんか?」と提案されてしまう。いっぽう、亡き妻の遺品整理をしていた林太郎は離婚届を発見。ショックを受けた林太郎は杏花に向かい、一緒に婚活しようと言いだす。

 

●photo/干川修 text/小山智久

元乃木坂46・桜井玲香が児童文学の世界的名作「オズの魔法使い」でミュージカル単独初主演

桜井玲香

 

桜井玲香が初の単独主演を務めるミュージカル「DOROTHY~オズの魔法使い~」の上演が決定した。

 

1900年に児童文学として誕生し、今なお世界中で読み継がれる、ライマン・フランク・ボーム作の童話「オズの魔法使い」。この「オズの魔法使い」の物語をベースに、世界的に活躍する演出家・田尾下哲が作・演出、蜷川幸雄作品や劇団四季など舞台作品の音楽を数多く手掛ける宮川彬良が作曲・音楽監督として音楽を書き下ろす。

 

そして、主人公のドロシー役には桜井玲香が決定。乃木坂46在籍時から高く評価されてきた歌唱力とダンススキルを武器に俳優として活躍中の桜井にとって今作が初の単独主演となる。桜井のほか、蒼井翔太と鈴木勝吾がWキャストで出演。さらに元宝塚歌劇団トップスターの凰稀かなめ、日本のミュージカル界に欠かせない俳優・鈴木壮麻の出演も決定している。

 

東京公演は8月20日(土)から28日(日)まで日本青年館ホール、兵庫公演は9月16日(金)から19日(月・祝)に兵庫県立芸術文化センター阪急・中ホールにて上演。9~10月には地方公演も予定されている。

 

桜井玲香 コメント

ミュージカルでの単独主演は初めてです。緊張しつつ、この様な経験をさせていただけることがとてもうれしいです。オズの魔法使いは、誰もが幼いころに触れる夢あふれる作品です。素敵なキャスト、スタッフの皆様と楽しく夢のある世界を作っていければと思います。ぜひ劇場へ足をお運びください!

 

赤堀雅秋&荒川良々「人間のゲスな部分を包み隠さず表出してくれる役者ばかりが揃ってる」

人間が持つ滑稽さや無様な姿を隠すことなく、独特のユーモアを交えて描く劇作家・赤堀雅秋さん。その彼が、かねてより親交のあった田中哲司さん、大森南朋さんらと何のしがらみにもとらわれず、自由な舞台を作ることを目指した演劇ユニットが約2年半ぶりに復活する。共演者には赤堀作品に欠かすことのできない荒川良々さん。常に新作が期待される彼らに、4月21日より上演される舞台『ケダモノ』についてたっぷりと話をうかがった。

 

【赤堀雅秋さん、荒川良々さんの撮りおろし写真】

 

今の時代を生きる人々の鬱屈した思いを描いていきたい

──「赤堀雅秋プロデュース」のシリーズも今回で3作目になります。赤堀さんの中でほかの作品との違いはどんなところに感じていらっしゃいますか?

 

赤堀 作品自体に特別な違いはないんですけど、あえて言えば、他のプロデュース公演と違って、キャスティングの全権を握ってるぐらいです(笑)。もちろん、普段の作品でも本当に一緒にやりたい役者さんと舞台を作っているんですが、この公演はより純度が高いと言いますか。あとは、田中さんや大森さんといつも作戦会議と称して、「あの人に出てもらいたいね」「あの人は面倒くさいからやめたほうがいいよ」って、3人でダラダラ飲んでるっていう違いがあるぐらいです(笑)。

 

荒川 そのわりには、僕はこれが初参加なんですよね。哲さんも南朋さんも昔から知っている先輩なのに、 “あれ、俺、全然呼ばれないなぁ”って、ずーっと思っていて。まぁでも、ようやく呼んでもらえてよかったです(笑)。

 

──荒川さんは赤堀作品の常連という印象があったので、このプロデュース公演への参加が初めてと聞いて意外でした。

 

赤堀 いや、本音を言うと、荒川君も大好きな俳優なので、隙あらば呼びたいと思っていたんです。でも、そうすると毎年一本、荒川君と一緒に舞台をやってるみたいな感じになっちゃうから……(笑)。

 

荒川 そうですね(笑)。

 

赤堀 昨年も『白昼夢』という別のプロデュース公演に出てもらったしね。ただ、今回に関しては、大森さんと田中さんがメインとしている中で、荒川君のような見栄えのいい役者さんがキャストに入ってくれるとバランスの良い人間模様が描けそうだなと思って、それで声をかけさせてもらいました。

赤堀雅秋●あかほり・まさあき…劇作家、脚本家、演出家、俳優。1996年、SHAMPOO HAT(現THE SHAMPOO HAT)を旗揚げ。作・演出・俳優の三役を担う。「一丁目ぞめき」にて第57回岸田國士戯曲賞を受賞。初監督作品「その夜の侍」(2012年)では同年の新藤兼人賞金賞、ヨコハマ映画祭・森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞。近年の作品に舞台「イモンドの勝負」(出演)、「白昼夢」「神の子」「美しく青く」「女殺油地獄」(作・演出・出演)など。

 

──では、お2人が感じる田中さん、大森さんの魅力はどんなところでしょう?

 

荒川 このプロデュース公演の過去作品をどれも拝見していますが、やっぱり“面白い方たち”という言葉に尽きます。どう転んでも良いお芝居をされる方たちですし、とっても信頼できる先輩方なので、舞台を観ていてすごく安心感があります。

 

赤堀 演出家の視点で言うと、2人とも“人間っぽい”芝居をされるところが素敵ですね。というのも、ゲスな役を演じる時に、それらしく繕った表現をされるのが僕は好きじゃなくって。その点、お2人はゲスな部分を変に包み隠さず表出してくれる。そういった役者さんって、なかなかいないんです。しかも、お2人に限らず、今回のキャストはそんな役者さんばかりが揃っているので、なお面白いことになりそうだなと感じています。

 

──では、気になる作品の中身についてもお聞かせいただけますか?

 

荒川 僕も知りたいです(笑)。

 

赤堀 まだ、ほとんどできてなくてゴメンね(笑)。(※取材時は稽古開始前) ただ、骨格は既に出来ていて。ずっとコロナ禍が続き、多くの人の中に鬱憤が溜まっていると思いますが、そうした時代性を一番リアルタイムに描けるのが舞台だと思うんです。ですから、世の中の鬱屈した人間たちの気持ちを表現できないかという思いで書き始めています。

 

荒川 こんな言い方をするとプレッシャーになるかもしれないですけど、僕はすごく赤堀さんを信頼しているので、必ず面白い脚本になるんだろうなって信じています(笑)。

 

赤堀 頑張るよ(笑)。とりあえず今決まっているのは、とある山に囲まれた閉塞感のある田舎町が舞台で。そこに大森さん演じるリサイクルショップの店長がいて、荒川君と清水優君はその従業員。それと、彼らが通うキャバクラで働いているのが門脇麦さんや新井郁さんで、哲司さんは共通の知り合いであるインチキ映画プロデューサー(笑)。そんな人たちの些末な人間模様を描けたらなと思ってます。

荒川良々●あらかわ・よしよし…1998年、大人計画に参加。2013年放送のNHK連続ドラマ小説「あまちゃん」に出演。08年には映画「全然大丈夫」で初主演を果たす。近年の主な出演作に舞台「大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』」「3年B組皆川先生~2.5時幻目~」「白昼夢」、ドラマ「俺の家の話」(TBS系)、大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」(NHK総合ほか)、映画「決算! 忠臣蔵」「ハード・コア」など。

 

“舞台ってこういう作品もあるんだ”ということが、多くの若い人に届けば

──荒川さんはこれまでに何度も赤堀さんの作品に出演されていますが、いつもどんなところに戯曲の魅力を感じていらっしゃいますか?

 

荒川 セリフも好きですが、やっぱり人間の描き方に嘘がない感じがいいですよね。人間って、裏表があって当たり前じゃないですか。赤堀さんは、そこでいう人間の裏の部分と言いますか、イヤなところをしっかりと表現していて。演じる側としても、普段の生活だと他人に対して絶対に言えないようなことがセリフになっているので、そこにも新鮮さや楽しさを感じますね。

 

赤堀 ……まあ、それは僕自身が世の中に対して、“そんな明るい気分になってる場合じゃないぞ”って毒を吐きたくなる性格の悪い作家だし、ちょっとサディスティックなところがあるからね(笑)。

 

荒川 そういう意味では、もしかするとこのコロナ禍で、「いやぁ〜、ハッピーエンドでよかったね!」っていう舞台を求めて劇場に来る人がいるかもしれませんが、赤堀さんの作品を観た後は、みんなどよ〜んとした気持ちで帰っていくんじゃないかと思います(笑)。

 

赤堀 ははははは。そうかもね。「せめて舞台やエンターテインメントでは明るい気持ちになりたい」っていう人が増えているだろうし。もちろんそうした作品もあって然るべきだと思うんだけどね。……けどさ、そこを求めてくる方たちはどんな反応をするんだろうね? 東京だといろんな舞台を見慣れている人が多いだろうけど、地方公演とかでは、「大河ドラマに出ていた子が出演しているから観に来た」っていうような人がいると思うんだ。そんな気持ちで観に来たりしたら……。

 

荒川「おいおい、何だよこれ。暗いなぁ〜」って?(笑) ありえますね。でも、今回は途中休憩がないんですよね。だったらいいじゃないですか? 芝居の最中に帰られてしまうこともないし(笑)。

 

赤堀 あー……。いや、そういう問題でもないんだけどね(笑)。あと、できれば若い人たちにも見てほしいなっていう思いがあって。自分でいうのもおこがましいんだけど、“舞台ってこういう作品もあるんだ!”っていうことが若い人にも届けばいいなって。本当に僭越ながらそう思ってるの。

 

荒川 それはきっと感じてもらえると思いますよ。特に初めて舞台を観るという方にとっては演劇の印象が変わると思います。だって、やっぱりまだ演劇に対して、“大袈裟な芝居をするちょっと恥ずかしい世界”っていうイメージを持っている人がたくさんいると思うんです。僕も田舎だったから演劇部とかなかったし、そういう“演劇=かっこ悪い”っていう印象をずっと持っていて。でも、上京して芝居を見たら、全然そんなことがなかった。ですから、確かにたくさんの若い人に観てもらって、同じような経験をしてもらいたいですよね。

 

──では、赤堀さんが舞台を演出する上で、いつも意識しているのはどんなことでしょう?

 

赤堀 そんな大層なことは考えていないのですが、一番はその役者さんのまだ見たことのない表情や佇まいを見たいなということですね。例えば、何となく頭で考えた類型的な芝居ではなく、そこから1mmでもはみ出ているような。かっこいい言い方をすると、そんな奇跡的な瞬間が見たいなといつも思っています。

 

荒川 僕自身は、今赤堀さんが話したような、“見せたことのない佇まい”が自分から出ているのかどうか、よく分かんないですけどね。自分のほうから“俺の良さをもっと引き出してくれ!”と思ったこともないですし(笑)。

 

赤堀 ははははは! そりゃそうだ。

 

──荒川さんは赤堀さんの演出にどんな印象をお持ちですか?

 

荒川 細かいですね。本当は赤堀さんが求めてくるもの以上のお芝居ができればいいんでしょうけど、なかなかそこまで到達できないので、稽古はいつも苦しいです。ただ、自分以外の共演者の稽古を見るのはすごく楽しくて。ただでさえ、すごいお芝居をされる役者さんばかりなのに、赤堀さんの演出でさらに面白さが増していくので、ずっと見ていたくなります。

 

赤堀 そうはいっても、どうやったって荒川君が一番面白く輝くのは松尾(スズキ)さんや宮藤(官九郎)さんの舞台作品だっていうのは、僕も重々承知してるからね。それに、きっと僕の舞台に出ている時は、ずっと潜水しているような息苦しさを感じているんだろうなっていうのも分かってるし。その意味では、さっきの地方公演の話じゃないけど、お客さんの中には、“テレビではいつも面白い芝居をしているあの荒川良々が、今日は妙に重い芝居をしているぞ”って戸惑う人もいるだろうし、そこを求めている方たちには申し訳ないなという思いもあります(笑)。ただ、せっかく僕の作品に出てくれているわけですからね。そこはやはり、松尾さんや宮藤さんの作品の時とは違う、僕が勝手に考える荒川君の魅力を引き出せていけたらなって思ってますね。

 

──楽しみにしています。最後に、GetNavi webということで、皆さんにお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、お2人が最近購入されたものでおすすめのものなどはありますか?

 

赤堀 僕は……特に何もないですね。もともとモノに固執することがないんです。ハマっていることとかもありませんし(苦笑)。

 

荒川 でも、ときどきマンガを大人買いしたっていう話をされてません?

 

赤堀 あ〜、そうだね。それは昔からあるね。でも、“この1冊がおすすめ”というような愛読書があるわけでもないし、繰り返し読む作品もなくて。だから、強いて趣味を挙げるなら、大人の嗜みじゃないけど、お酒を飲むことかな。それこそ荒川君とはよく飲みにいくもんね。ただ、いつもリフレッシュのはずが、最後は逆にイヤな気持ちになって、翌日には“失敗したなぁ”って思いながら目覚めることがほとんどだけど(苦笑)。

 

荒川 そうですね(笑)。

 

──それは、つい仕事とかお芝居の話になってしまったりということですか?

 

赤堀 いや、仕事の話はほとんどしないです。

 

荒川 何をしゃべったかも覚えてないですもんね(笑)。

 

赤堀 多分、人の悪口しか言ってないんじゃない?(笑) だから飲み終わった後に、自分自身がイヤな感じになる(笑)。荒川君は最近買ったものとかあるの?

 

荒川 電動自転車を買いました。

 

赤堀 あ、そっか。言ってたね。

 

荒川 なので、天気がいい日はこの稽古場まで自転車で来ています。

 

赤堀 どれくらいでここまで来られるの?

 

荒川 40分くらいですね。でも、電動だからそれほど大変ではないです。まだ慣れていないから、お尻がちょっと痛くなるくらいで。最初は別に電動じゃなくてもいいかなって思ったんです。でも、東京に来て初めて買う自転車だし、東京は坂が多いので思い切って電動にしたんですけど、こっちを選んで正解でした。漕ぎ出しが「あれ? 嘘みたい!」って思いますもん。もし購入を考えている方がいればおすすめです。

 

 

【「ケダモノ」より】

赤堀雅秋プロデュース「ケダモノ」

(東京公演)
会場:東京・本多劇場
日時:4月21日(木)~5月8日(日)
チケット:全席指定 7,800円(税込)/ U25チケット 3,500円(税込)(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書)

(札幌公演)
会場:北海道・かでるホール
日時:2022年5月14日(土)~5月15日(日)
チケット:全席指定 8,000円(税込)/ U30チケット 3,500円(税込)

(大阪公演)
会場:大阪・サンケイホールブリーゼ
日時:2022年5月20日(金)~5月22日(日)
チケット:全席指定 8,500円(税込)/ U25チケット 4,500円(税込)

《STAFF&CAST》
作・演出:赤堀雅秋
出演:大森南朋、門脇 麦、荒川良々、あめくみちこ、清水 優、新井 郁、赤堀雅秋、田中哲司

《STORY》
神奈川県のはずれ。
駅前の繁華街以外は寂れ、奥には山ばかりが広がる田舎町。
真夏。
リサイクルショップを経営する手島(大森南朋)は、アヤしげな自称・映画プロデューサーのマルセル小林(田中哲司)とつるむ以外、特に楽しいこともなく、日々しけた店を切り盛りしている。
従業員は態度のでかい出口(荒川良々)と、やる気ばかりで空回りの木村(清水優)の2人。
彼らの楽しみは飲みに出て、キャバクラでマイカ(門脇麦)や美由紀(新井郁)ら女の子をからかうことくらいしかない。
ある日、郵便局員の節子(あめくみちこ)から「父が死んだので家を整理し、不用品を引き取って欲しい」という依頼が。
手島たちは節子の家と蔵を物色するが、木村が蔵から意外な「もの」を見つける。
山から時折聞こえる銃声。
増え過ぎた鹿が農家の作物を荒らし、その被害が深刻化しているため、他県からも猟師を募って害獣駆除をしているのだという。
手島とマルセルの抱えた「事情」と木村がみつけた「もの」、そしてマイカの切実な望み。
退屈な日常はふとしたはずみで軋み、歪み、彼らは暴走し始めた。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ

ばんばんざいの森元流那が大胆なランジェリー姿を初解禁…!“YouTube界の妹”初写真集

「森元流那写真集 Mine #るなになる」

 

YouTube総登録者数250万人超えの人気ユーチューバー・森元流那の初写真集「森元流那写真集 Mine #るなになる」(KADOKAWA)が、4月20日(水)に発売された。

 

森元は2002年2月11日、大阪府生まれ。登録者200万人超えのYouTubeチャンネル「ばんばんざい」のメンバーで、個人でおこなう「流那チャンネル」も登録者50万人超えのインフルエンサーだ。ABEMAが配信する恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。』(2018年7月〜8月配信)に出演し、芸能界デビューを果たした。

 

そんな彼女が、初写真集「森元流那写真集 Mine #るなになる」を発売。“YouTube界の妹”といわれる森元流那が、少女から大人になる瞬間をおさめた、無邪気で、切なくて、ときには大胆な表情をふんだんに盛り込んだ一冊となっている。

 

本作では、大胆なランジェリー姿を初解禁。初挑戦とあって照れる様子から色っぽい表情まで、素の彼女の姿を捉えた。ほかにもフレッシュさ炸裂の水着ショットやバスルーム・制服カット、ばんばんざいハウスでのカットなど、普段の動画では見られない彼女の姿を多数収録。

 

また巻末には、彼女が1人で上京した気持ちをロングインタビューで告白。動画では見られない彼女の新境地に、目が離せない仕上がりとなっている。

 

書誌情報

「森元流那写真集 Mine #るなになる」
2022年4月20日(水)発売

定価:3,300円(税込)
判型:A4判
ページ数:112ページ
ISBN:978-4046057075
発行:KADOKAWA
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322112000181/

 

佐野ひなこ 美ボディの完成形を収めたデビュー10周年記念写真集が重版!アザーカット公開

佐野ひなこ(C)光文社/週刊FLASH 写真◎中村和孝

 

佐野ひなこデビュー10周年記念写真集「BE WITH ME」(光文社)が発売後も順調に売れ続け、重版決定。「FLASH」4月19日発売号の裏表紙を飾り、アザーカットが公開された。

 

「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012」でファイナリストとなり、芸能界デビューした佐野ひなこ。雑誌「with」でのモデル業や女優としても映画やドラマに出演するなど、多方面で活躍してきた。

 

そんな彼女が2022年、デビュー10周年を迎えるタイミングで最新写真集「BE WITH ME」を発売した。芸能界屈指の美ボディの完成形が収められた本書は2月22日に発売されて以降、売上好調でついに重版が決定。

 

4月23日(土)には、4年ぶりとなる対面イベントが開催される。佐野は「対面イベントがついに開催できるとのこと、非常に楽しみです! まだ写真集を見ていない方も大歓迎、久々に会いに来てくれるファンの皆様、心よりお待ちしています♪」とメッセージを寄せた。

 

佐野ひなこ コメント

重版うれしいです! たくさんの方に見ていただいて、感想や応援の声がたくさん届いてます。4月23日には神保町の書泉グランデさんで、対面イベントがついに開催できるとのこと、非常に楽しみです! まだ写真集を見ていない方も大歓迎、久々に会いに来てくれるファンの皆様、心よりお待ちしています♪

イベント詳細:https://www.shosen.co.jp/event/181095/

 

書誌情報

佐野ひなこ 写真集「BE WITH ME」
2022年2月22日(火)発売

佐野ひなこ(C)光文社/週刊FLASH 写真◎中村和孝

 

定価:2,420円(税込)
カメラマン:中村和孝
発行:光文社

©光文社/週刊FLASH 写真◎中村和孝

花咲ひより 初の手ブラにラップ巻きや一糸まとわぬ姿も…!2nd写真集で限界露出に挑戦

花咲ひより 2nd写真集『Metamorphose 2.0』 (C)光文社週刊FLASH 写真◎岡本武志

 

花咲ひよりが、2nd写真集「Metamorphose 2.0」(光文社)を4月19日(火)に発売。本人からのコメントが到着した。

 

アイドルグループ「ワッツ◎さーくる」と「ネコプラpixx.」という2つのグループで活動している、花咲ひより。漫画誌、週刊誌のグラビアでも活躍し、「1000年に1度のロリ巨乳」と呼ばれている。

 

そんな彼女が今回の2nd写真集では、沖縄を舞台にB92センチのGカップボディを躍動させ、初の手ブラや一糸まとわぬ姿など過去最大露出に挑戦した。

 

花咲ひより 2nd写真集『Metamorphose 2.0』 (C)光文社週刊FLASH 写真◎岡本武志

 

昨年リリースした写真集「Metamorphose」の続編として、パワーアップした“変身”がテーマの今作。王道の水着でビーチ、動物コスプレ、ラップ巻きなど、さまざまな彼女が楽しめる。また、20歳を迎え、少し大人になった花咲ひよりの姿も見ることができるだろう。

 

今作について、花咲は「『Metamorphose』という言葉通りたくさんの変化をさせて頂きました。1stとはまた違うたくさんの変化があり、自分自身の大人なエロさというものに向き合った作品になっています!」とアピールした。

 

さらに発売を記念して、オンラインと書店イベント両方の開催も決定している。また、写真集と連動した2ndイメージDVDも発売予定とのことで、そちらにも注目だ。

 

花咲ひより コメント

花咲ひより 2nd写真集『Metamorphose 2.0』 (C)光文社週刊FLASH 写真◎岡本武志

 

日頃応援して下さる方や私のグラビアが好きなファンの皆さんに2nd写真集という形でまた1つ恩をお届けできること、とてもうれしく思います。今回も題名の「Metamorphose」という言葉通りたくさんの変化をさせて頂きました。1stとはまた違うたくさんの変化があり、自分自身の大人なエロさというものに向き合った作品になっています!
書店イベントでは、1つひとつ皆さんに直接顔を見てお渡しさせて頂けたらと思います。オンラインイベントは、前作と同様たくさんの企画を用意しています。前回の配信がすごく盛り上がったので、たくさん思い出ができました。今回もそのような場になればと思いますので一緒に楽しみましょう!

 

書誌情報

「花咲ひより 2nd写真集 Metamorphose 2.0」
2022年4月19日(火)発売

花咲ひより 2nd写真集『Metamorphose 2.0』 (C)光文社週刊FLASH 写真◎岡本武志

定価:3,000円+税
発売:光文社

 

イベント情報

書店イベント
2022年5月3日(火)午後1時〜東京・神保町 書泉グランデ
詳細:https://www.shosen.co.jp/event/182929/

オンラインイベント(1)
2022年4月18日(月)午後6時〜MUVUSにて
詳細:https://muvus.jp/muvus/cmdtyList.php?cat=ofqnFFGKTyNG

オンラインイベント(2)
2022年5月1日(日)午後4時30分〜リミスタにて
詳細:https://limista.jp/projects/2943

 

©光文社/週刊FLASH 写真◎岡本武志

驚異の特殊能力&新ネタも!喉押さえマン(19)直撃インタビュー。変幻自在の声マネの秘密を大公開!

喉を押さえることで、あらゆるキャラクターの声を再現できる高校生とSNSで話題になった、喉押さえマン。『ドラゴンボール』や『ワンピース』など人気アニメの声マネ動画をTikTokやYouTubeで次々と公開し、「似すぎ!」「完全に一致」と世間を驚かせた。今年、高校を卒業した喉押さえマンは、地元香川から上京し、本格的にタレント活動を開始。今回は、今まで明かされていなかった声マネの秘密から未発表の新ネタ、今後の活動まで、じっくり深掘りりインタビュー。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

山寺宏一がきっかけで声マネを修業。
TikTokでバズって大人気に!「正直まだ夢かと思っています」

――今やSNSで大人気ですが、そもそも声マネを始めたきっかけは?

 

喉押さえマン 最初は声優になりたいと思って始めたことなんです。小学生の時に、声優さんが声を吹き込むことでアニメが成り立っていると知って、びっくりして。驚きに加えて「あ、これになりたい!」という感情が湧いてきました。ある時、テレビのモノマネ番組で山寺宏一さんが出演されていて、声マネを披露していました。そこから「山寺さんもやっているから声マネから声優になる練習ができるんじゃないか」と思い、チャレンジしてみたんです。

 

――山寺さんがきっかけなんですね。

 

喉押さえマン はい。たくさんのアニメに出演されていたので、どうしてこんなにいろんな声が出せるんだろう……と子どもながらに疑問に思っていたんですよね。僕もそうなりたいなと思い、そこからは声マネに没頭しました。その時はまだ喉を押さえていなかったです(笑)

 

――最初に手応えを感じた声マネは何ですか?

 

喉押さえマン 初めて自信がついたのは、『アンパンマン』のバイキンマンですかね。実は声マネにもジャンルがあって、バイキンマンは結構難しい部類に入るんです。そのうえ、もともと僕の地声は女子声って言われていて、声変わりもしていない時期に、ガラガラとしたしゃがれ声が入ったバイキンマンをやるのはかなり難易度が高くて。喉がつぶれそうになりながら、毎日毎日練習しました。

 

――完成した時はどなたかに見せましたか?

 

喉押さえマン 学校の友達に披露しました。「おお~すげえやん!」ってなって、そこから友達の輪が広がってうれしかったです。もともと陰にいるタイプだったんで、やりたいか、やりたくないかで言えばやりたくなかった(笑)。でも、人から反応が返ってくるのはうれしくて、続けていました。

 

――そこから動画投稿を始めたんでしょうか?

 

喉押さえマン そうですね。友達に勧められて始めてみました。もともと配信もやっていたんですが、その視聴者の方にも「やってみたら?」と言われまして。中学2年生くらいでしょうか。そこから声マネ動画をちょっとずつ投稿していたんです。それで、3年生の後半くらいからバズり始めまして……。

 

――初めてバズッた動画は?

 

喉押さえマン 覚えてる限りだと『銀魂』のキャラの声マネメドレーです。もともと『銀魂』が好きで練習していたら、16キャラくらいできるようになったので、動画をアップしてみたんです。そこからあっという間にフォロワーが10万人を突破して、今のような感じに。正直まだ夢かと思っています(笑)

 

初生放送で失敗! 2分間、真顔の自分が画面に……
「香取さんやみちょぱさんが〝え?大丈夫?〟って(笑)」

――その後、一気に人気に火が点いた喉押さえマンさんですが、メディアのオファーが来るようになったのは、いつごろからでしょう?

 

喉押さえマン 高校2年生の時に「もしよかったら番組に出てみませんか」と初めてDMが来まして。それがABEMA TVの『7.2 新しい別の窓』という稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が出演している生放送でした。

 

――最初から生放送だったんですか……!

 

喉押さえマン そうなんですよ。そこで、原口あきまささんとコラボネタを披露したんですが、僕失敗しちゃいまして……。放送中に頭が真っ白になって、何も話せず、真顔の自分が2分くらい画面に映ってるだけっていう……。香取さんやみちょぱさんが「え?大丈夫??」って言ってて(笑)。そこから、スタッフさんがカンペを出してくれて、正気に戻りました。めちゃくちゃ焦りましたね……!

 

――初めてのテレビが生放送なんて、緊張するのも当然ですよ……!

 

喉押さえマン いや~大失態でした。ただその時に、原口あきまささんが「あんま無理せんでええんやで〜!またこの後なんかあったら何でも言ってね!」って言ってくださって。すごくありがたかったです。今でも強く心に残っていて、時々その言葉を思い出しながらやっています。

 

――わりと緊張するタイプなんですか?

 

喉押さえマン はい。いまだにテレビは緊張しちゃいますね~。なので最近は、それを克服するために日常的に「喉押さえマン」って書いてあるパーカーを着ています。街中で声をかけられても対応できるようにして、常にモードに入っておくことで、徐々に克服できるかなって考えています。

 

憧れの山寺宏一と初対面! 本人のモノマネも披露。
「全然声が出なかったです……!」

――最近は、地上波の番組に出演されることも多いと思いますが、共演できてうれしかった方はいますか?

 

喉押さえマン 実は『ものまねグランプリ』という番組で、憧れの山寺宏一さんにお会いできたんです。リハーサルの出番前、トイレに行こうとしたときに、急に「ねぇ、喉押さえマン」(山寺宏一の声マネで)って声をかけられて。一瞬アレ? となったんですが、緊張でそれどころじゃなくて、そのままトイレに行ってしまったんです。なんか呼ばれてた気がするし、聞いたことある声だったような……って思いながら外に出たら、スタッフさん5、6人と山寺さんがいたんです。「いや~喉押さえマン、会いたかったよ!」と言われて、もうびっくりしすぎて声が出ませんでした……! やっと話せて「本物ですか!?」って聞いちゃって(笑)。

 

――それはうれしいサプライズですね。

 

喉押さえマン リハーサル前でメイクもしていたのに、泣きそうになっちゃって。なんなら最後「頑張って!」って言われたのに「あ……はい……」みたいな返答しかできず……! もっと気持ちを伝えられれば良かったですよね。しかも、その後の本番で披露したのが、山寺さんのキャラクターばかりで(笑)。裏で聞かれているっていうプレッシャーで、その日全然声が出なかったです……!

 

――すごい経験です。どんなお話をしたか覚えていますか?

 

喉押さえマン 「声優界でも、すごいって話になっていて、この前は『アンパンマン』のアフレコ現場で話題になっていたよ」と、教えていただきました。聞いたら、ベテランの声優さんたちでも、けっこう認知してくださっているみたいで。本当はどう思っているんだろうという不安もあるんですが、ありがたい限りで。

 

――やはり声優の皆さんからの注目度も高いんですね。

 

喉押さえマン 山寺さんは実際にお会いする前から、Twitterで「喉押さえマンの真似してたら、喉が痛くなった」って投稿していただいていたんです。最初見た時は、そんなまさかな…偽者だろ…と思っちゃいました(笑)。それ以降、声優さんご本人から声マネしてよ、とツイートをもらうことも多くなって。この前は『僕のヒーローアカデミア』で爆豪勝己役をしている岡本信彦さんが「マネしてほしい!」とツイートをしてくださいました。今、爆豪を絶賛練習中です!

 

レパートリーは300以上!
「最近は『東京リベンジャーズ』のマイキー君を練習しています」

――レパートリーがどんどん増えていると思いますが、今はどのくらいあるんですか?

 

喉押さえマン マイナーな声マネも合わせたら、300は超えていると思います。もう数えられなくて(笑)。ジャンルにはこだわらないので、国民的アニメからジャンプ漫画系、昔の白黒アニメまでいろいろあります。

 

――幅広いですね。アニメ自体もよくご覧になるんでしょうか?

 

喉押さえマン はい。世代関係なく見て研究するようにしています。個人的には、妖怪系のアニメが好きですね! 野沢雅子さんの初代『ゲゲゲの鬼太郎』や『地獄先生ぬ〜べ〜』『妖怪人間ベム』『悪魔くん』などひと通り見ています。

 

――最近ハマッているアニメはありますか?

 

喉押さえマン 『東京リベンジャーズ』を見ていて、マイキー君を練習しています。マイキー君の高いような低いような中間の声が苦手なので、トレーニングにもなっていますね。

 

「パーのダチやられてんのに、日和ってる奴いる!?」(マイキーの声マネで)

 

――おお~!すごい迫力と再現率です! ちなみに、アニメ以外のレパートリーもたくさんありますよね。

 

喉押さえマン そうですね。芸能人の方だと、大抵ご本人の前でやらなくちゃいけないので、一度声を出していただいて、こちらでチューニングしつつ即興で真似ることが多いです。この前は、出川哲朗さんに「俺、俺、俺の声こんな感じ」(出川哲朗の声マネで)と話してもらったあとに、「やばいよ、やばいよ~」とその場で2人で合わせて(笑)。さすがに聞いて一瞬でマネるとなると、もう人間業じゃなくなってくるんですけど……いつかできるように練習はしています。

 

マネできるキャラクターを瞬時に見分ける能力も!
「声をグラフ化できるんです」

――そもそも、どのように声を変えているのでしょうか?

 

喉押さえマン 基本的には楽器と同じようなやり方ですね。押さえ方や押さえる位置を変えて声を出しています。例えば、喉仏を摘まむように押さえて、位置を下げると、声がこもって低くなります。それにプラスして、声優さんの癖や特徴をつけていくことで、完成させます。

 

――なるほど。トーンを調整してから、アレンジを加えていくんですね。

 

喉押さえマン そうです。ただ、弟子や講座で指導するときには、無理やり上げたり下げたりしないようにと教えています。場合によっては喉を痛めてしまい危険なので。

 

――弟子の方もいらっしゃるんですね。どのように教えているんですか?

 

喉押さえマン まず、それぞれが声マネしやすい人を見つけるため、どういう声質かを確かめます。そこから僕がマネできそうな声をピックアップして提案していますね。

 

――声マネできそうなキャラクターや人物はすぐ分かるものなんですか?

 

喉押さえマン 分かります。知り合いに言われたのですが、どうやら僕は絶対音感を持っているようで、声を聞き分けるのも得意なんです。説明するのが難しいんですけど、PCで色調整をする時のように声をグラフ化できるので、この人の声はこのくらいガラが入っていて、この人の声はこのくらい息が入ってる……とか頭の中で分析しています。

 

――すごい……特殊能力ですね。

 

喉押さえマン いえいえ。あとは、提案したキャラや人物になりきって日常会話をする練習をします。セリフしか言えない人も多いので。

 

――練習方法も研究されているんですね。

 

喉押さえマン どうやったら高いクオリティで安定して声を出せるかは日々探っています。マネするには、喉を押さえない方法もできますが、弟子の子たちは喉を押さえたほうが早いってみんな言いますね。

 

史上初?声優の地声を演じたい
「なんなら、地声のほうがやりやすくなってきて(笑)」

――これから挑戦しようとしているキャラクターや新ネタはありますか?

 

喉押さえマン 声優さんが演じるキャラクターもそれぞれ個性があるので、その演技を練習していたら、だんだん声優さんの地声をマネできるようになってきたんです。なんなら、地声のほうがやりやすくなってきて(笑)。なので今後は、声優さん自体を演じるネタをやりたいです。例えば、ドラゴンボールのアフレコ現場を想定して……。

 

「中尾さん、このあともお仕事あるの?」(孫悟空役、野沢雅子の声で)

「僕はね、これから新しいアニメの現場があるんですよ」(フリーザ役、中尾隆聖の声で)

「あら、そうなの。あたしもね、まだまだこれから現場が長くてね~」

 

――面白いです!これは新鮮ですね。

 

喉押さえマン 声優さんの地声自体を演技する方ってなかなかいないので、今後練習していきたいですね。

 

――ネタとしても面白いと思います。ネタ見せライブや『R-1グランプリ』などの賞レースに出場したりはしないんですか?

 

喉押さえマン いつかテレビで発表できたらうれしいですね。賞レースも出てみたい気持ちはあるんですけど、クオリティよりも面白さ重視になってくるので。大会を目指すのであれば、例えば原口さんのように、もっと見せ方を勉強したいと思います。

 

――今後の夢や目標はありますか?

 

喉押さえマン まずは、歌をやりたいんです。リクエストされた曲をアニメキャラの声で歌ったり、パートごとにキャラを変えたり。最近は週4でカラオケに通って練習しています!将来的には、タレント業と声優業を並行してやりたいです。山寺さんのようにどちらでも活躍できる存在になれたらなって思います。

 

――今後も応援しています。ありがとうございました。

 

【PROFILE】

喉押さえマン

生年月日:2003年3月2日  ジャストプロ所属
出身地 :香川県

Twitter:https://twitter.com/popbca
Instagram:https://www.instagram.com/popbca
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCwNAsBeVSGIGfkBBOAYMMZg
TikTok:https://www.tiktok.com/@pop0302

26時のマスカレイドが10月30日での解散を発表…!「今までの感謝を伝えていければ」

26時のマスカレイドが、2022年10月30日(日)をもって解散することを発表。メンバーからのコメントが到着した。

 

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、“ニジマス”こと26時のマスカレイド。2016年の結成より、数多くのファンや関係者に支えられ6年間活動をしてきた彼女たちだが、2020年に発生したコロナ禍の影響もあり、なかなか思うような活動ができなかったという。

 

その中でも試行錯誤し活動を行なってきたが、メンバー・スタッフの間で話し合いを重ねた結果、10月30日に開催される東京国際フォーラムでのワンマンライブをもって、活動を終了することを決定した。

 

6年間、全力で走り続けてきたニジマス。今回の発表ではコロナ禍で「自分自身を見つめ直す機会が多くなり、今回このような決断を致しました。決して後ろ向きな決断ではなく、自分たちの未来のためにこのタイミングが一番だと判断しました」とメンバーは明かす。

 

この発表後も4月27日(水)には新曲「トゥインクル・ディバディ・ドゥ」の配信リリースとMV公開、5月1日(日)にはパシフィコ横浜にて「26時のネバーランド」開催、9月には東京・大阪でのライブも予定するなど、まだまだイベントが待ち構えている彼女たち。

 

ラストとなる10月30日の東京国際フォーラムワンマンに向けて「残された期間、私たちは今までの感謝を伝えていければと思います。残り半年活動期間がありますので、10月30日まで精一杯アイドル活動します。最後まで応援してくれるとうれしいです」とメッセージを寄せた。コメント全文は、下記に掲載。

 

26時のマスカレイド コメント

6年間全力で走り抜けてきました。たくさんのことを経験しました。その間にコロナ禍になり、自分自身を見つめ直す機会が多くなり、今回このような決断を致しました。決して後ろ向きな決断ではなく、自分たちの未来のためにこのタイミングが一番だと判断しました。
残された期間、私たちは今までの感謝を伝えていければと思います。残り半年活動期間がありますので、10月30日まで精一杯アイドル活動します。最後まで応援してくれるとうれしいです。

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

江嶋綾恵梨が美BODYをGETするために始めたこと「ニジマスのこれ愛してマス」第25回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第25回は、江嶋綾恵梨さんが最近頑張っているパーソナルトレーニングについてご紹介!

 

26時のマスカレイド・江嶋綾恵梨

 

こんにちは、こんばんは。
26時のマスカレイドのリーダー江嶋綾恵梨です。

 

今回は、最近頑張っているパーソナルトレーニングについてお話しできたらと思っております!!

 

今年からヨガのインストラクターとしても活動させて頂いておりまして、先日初めてファンの方にヨガを教える配信イベントを開催させてもらって…とてもすてきな時間でした。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!

 

ヨガインストラクターの資格を取る際に解剖学についての勉強をしたんですが、人間の身体ってパズルのようでとても奥深くて、本当に面白い!!!(笑)

 

今年は、美BODYをGETするためにしっかり自分の身体と向き合う時間を作ろうということでパーソナルトレーニングに通い始めたんですが、今は背中、腕回りと脚のトレーニングをコツコツ頑張っています。

 

いつも通っている整体の先生や昔からお世話になっているダンスの先生と身体についてのお話をしていると、本当に面白いお話がどんどん出てきて!
専門的な話に自分がついていけることがちょっぴりうれしくて(笑)。

 

新しい知識を頭に入れて、いろんな人と意見交換することが本当に好きなんだな〜と感じました◎

 

最近、美BODYとパフォーマンス向上のためにクラシックバレエの基礎を習うと何か見えてくるかも…といろんな話を聞いていて思ってきましてですね(笑)。

 

ただでさえ趣味が多いから時間が足りていないというのに、近々趣味というか習い事が増えそうです(笑)。
この記事がUPされている頃には、体験レッスンとかに行ってるんだろうな…(笑)。

 

全ての体験は、ジャンルが違えど、何事もアイドル活動に活きるなと、いろんなことをやっていて感じることが多いので、気になったことに対してすぐに飛び込んでいく気持ちは何歳になっても忘れたくないですね。

 

5月で26歳になりますが…、「今が一番輝いてるよ! すてきだよ!!」って思ってもらえる女性を目指して頑張ります♡

 

江嶋綾恵梨 PROFILE

●えじま・あえり…1996年5月4日生まれ。福岡県出身。AB型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」でリーダーを務める。趣味はカメラ、団子屋めぐり、サウナ(サウナ・スパアドバイザー資格保持)。カメラ女子として配信番組の出演やメディアでの連載など、趣味や特技を活かして活躍中。2021年1月に自身のアイドル活動10周年を記念したアニバーサリーブック『memorial.』を発売。

公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_aeri
公式Instagram:https://www.instagram.com/aeringoooo/

 

26時のマスカレイド PROFILE

26時のマスカレイド

 

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

■「26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 生誕祭」
2022年5月10日(火)EX THEATER ROPPONGI

■「DIAMOND FES2022 GIRLS EDITION」
2022年6月28日(火)ZEPP HANEDA

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

 

京佳ラスト写真集「FRONTERA」が3月の「書泉・女性タレント写真集ランキング」第1位に

「アイドルイベントの聖地」と呼ばれる書泉ブックタワーを含む書泉店舗における2022年3月の「女性タレント写真集売上ランキング」が発表され、京佳ラスト写真集「FRONTERA」が第1位になったことが分かった。

京佳ラスト写真集「FRONTERA」

 

アイドルグループ「夢みるアドレセンス」の元メンバーで、“プロフェッショナルロリ巨乳”の異名でグラビアでも人気を博し、YouTuberとしても活躍中の京佳。沖縄と東京で撮影された本作では、初のフルヌードに挑戦。ラスト写真集ということで、京佳の集大成といえる自信作となっている。3月6日には、書泉ブックタワーでリリースイベントを開催し、大盛況となった。

 

京佳 コメント

たくさんの愛を込めた一冊が1位になるのはとてもうれしいです

 

ありがとうございます。

 

書泉ブックタワーでのイベントもたくさんの方と会えて最高でした。

 

この一冊がたくさんの方に末永く、愛されますように

 

またみんなに会えるのを楽しみにしてます。

 

2022年3月 書泉・女性タレント写真集売上ランキング

1位:京佳ラスト写真集「FRONTERA」

出版社:講談社/発売日:2022年3月4日

 

2位:北向珠夕 写真集「M~気の向くままに~」

出版社:ワニブックス/発売日:2022年3月22日

 

3位:林田百加 1st写真集「ハイレグの国」

出版社:竹書房/発売日:2022年3月25日

 

4位:中島史恵写真集「#53」

出版社:双葉社/発売日:2022年2月17日

 

5位:前田佳織里1st写真集「おとなのかおり」

出版社:秋田書店/発売日:2022年3月11日

 

6位:日向坂46 河田陽菜1st写真集「思い出の順番」

出版社:講談社/発売日:2022年3月1日

 

7位:森保まどか写真集「Lotus」

出版社:KADOKAWA/発売日:2022年3月15日

 

8位:佐野ひなこ写真集「BE WITH ME」

出版社:光文社/発売日:2022年2月22日

 

9位:生見愛瑠1st写真集「はじまり。」

出版社:小学館/発売日:2022年3月4日

 

10位:井本彩花1st写真集「アオハル。」

出版社:集英社/発売日:2022年3月23日

※調査店舗:書泉ブックタワー・書泉グランデ・芳林堂書店高田馬場店(販売数合計)。※店頭イベント販売数含む。

 

書泉ホームページ:https://www.shosen.co.jp/column/182178/

【#今旬コレクション】莉子「うそのない人になりたい。どんなときでも真っすぐでいたいです」

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第31回はドラマ『村井の恋』(TBS系)に出演中の莉子さんが登場です。

 

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」莉子

 

 

◆『村井の恋』への出演が決まったときのお気持ちから聞かせてください。

まず、原作が突飛なので「どんなふうになるんだろう⁉」という楽しみな気持ちと、ここまでコメディ要素が強い作品に挑戦するのは初めてだったので「大丈夫かな?」という不安がありました。台本でも原作さながらの面白さとテンポのよさが感じられてワクワクしましたし、ドラマ化にあたってそれらが生きるように作品に力を添えられたらいいなと思っています。

 

◆今回演じる仁美は、双子の姉妹の妹でコスプレイヤーとしての一面も。役作りはどのように?

オタクキャラということもあり、くせのある話し方を心掛けています。台本を読んだ段階ではいまいちつかめていなかったのですが、監督から「もっと早口でバーッと勢いよく話してみて」というアドバイスをいただいて実践してみたら「いいね!」と言っていただけて。それから早口で話すようにしたり、一点だけを見つめるようにしたりと意識することが増えました。あとトレードマークの眼鏡をくいっと動かすしぐさもポイントです。そういった一つ一つの動きが仁美というキャラクターを位置づけているような気がします。

 

◆姉である悠加(鶴嶋乃愛)との双子ならではの動きも特徴的です。

1話の登場シーンからインパクトがありましたよね(笑)。撮影では足を前に出すタイミングや走る速さなど、動作がそろうことで出せる双子感を意識していました。もともと乃愛さんとは以前雑誌「Popteen」でご一緒していたこともあり、仲がいいので比較的息が合いやすくて。今回は姉妹ということで一緒のシーンが多くすごくうれしいです。

 

◆鶴嶋さんをはじめ、共演者の方は同世代の方が多いですよね。

そうなんです。キャストの皆さん顔見知りの方が多くて。「久しぶり!」というあいさつから入れたのはやりやすかったですね。(取材の段階では)まだ撮影がスタートしてから日がたっていないのですが「次のシーンどうする?」という真面目な話から「休みの日は何しているの?」というプライベートな話までいろんな話題で盛り上がっています。

 

◆ちなみに莉子さん自身は田中先生(髙橋ひかる)と村井(宮世琉弥)の関係性をどう思いますか?

“先生と生徒”というある意味禁断の組み合わせでも、コメディの要素が加わるとこうなるんだ! という新たな発見がありました。すごくポップなので客観的に見ていても面白いです。あとは率直に「村井君すてき!」という気持ち(笑)。あそこまで初っ端から「好き!」という気持ちを全面に出せる人はなかなかいないと思いますし、そのストレートさにグッときました。

 

◆ではあらためて本作の見どころを教えてください。

田中先生と村井の掛け合いをはじめ、全体的にとてもコミカルで面白い作品になっています。主人公の心の声や脳内軍部など漫画ならではの描写にもクスッとしていただけるはずです。あと登場人物全員が見事に似ている部分がなくて、個性が確立されているんです。いろんなキャラクターがいて、その人たちが集まったときにどんな現象が起こるのかという化学反応を楽しんでいただけたらうれしいなと思います。

 

◆劇中ではくせの強いキャラクターを演じる莉子さんですが、ご自身の性格は?

明るくポジティブだと思います。高校時代もよく友達から「廊下まで声が聞こえてきたよ!」と言われるくらいにぎやかでした(笑)。昔から人に興味があって話すのが好きなので、どんなタイプの人とも話せると思います。母がよく話すタイプで遺伝もあるかもしれないのですが、私も小さいころから人見知りをしたことがないんです。

 

◆確かにインタビュー中もたくさんお話をしてくださる印象です。春からの新生活に向けて莉子さんなりのコミュニケーション術を教えてください。

芸能活動を本格的に始めた高校一年生のころ、取材などでいろんな方にお話を聞いていただく機会が増えたときに目を見てお話してくださる方に対してすごく好感が持てて。「ちゃんと聞いてくれているんだな」とうれしくなったんです。でも普段の自分を思い返してみると、恥ずかしさもあってか相手の目を見れていないなと気づいて。“自分がされてうれしいことを相手にもしたい”という思いでできるだけ目を見て話すことを意識してみたら、相手の感情が理解しやすくなって、話すことがより楽しくなりました。あと、話す内容にも気を付けています。それこそ『村井の恋』の現場で言うと、久しぶりに共演する方とは当時を振り返るような共通の話題にしてみたり、乃愛さんとは姉妹感が出せるように自分からいろいろと質問をしてみたり…。相手によってコミュニケーションの取り方や距離感を変えるということは常に意識しています。

 

◆コミュニケーションの取り方を相手によって変えるためには、ある程度の観察力も必要なように思いますがその力にも長けていらっしゃいますね。

いやいや…。でも人が好きだからこそ周りの人のことを見てしまうというか。観察していて「あぁいう行動すてきだな」「じゃあ私だったらこうしてみよう」と取り入れることは多いかもしれません。演技はもちろん、雑誌などでの自分の見せ方や普段の立ち居振る舞いなど人から学ぶことってたくさんあると思うんです。まだまだ未熟な分、他の人のいいところをもっともっと吸収したいなと思っています。

 

◆では最後に今後演じてみたい役柄や将来の理想像を教えてください。

私は普段等身大の自分に近い明るく元気な役をいただくことが多いんです。でもいつか演じてみたいのはヒール役。学園ドラマに出てきたときに「何この子!」と不快感を覚えるというか、物語に不穏な空気をもたらすようなキャラクターを演じてみたくて。きっと自分と真逆だからこそ得られるものがあるんじゃないかなと思っています。理想像としてはうそのない人になりたいです。どんなときでも真っすぐでいたいので、自分の中でこれはできないと決めつけたり、難しいなと感じることがあっても諦めたりしたくないなって。自分の心に素直に行動していけば、それがきっと演技にもにじみ出てくるのではないかなと思っています。これからも自分らしく明るく、マイペースに頑張っていきたいです。

 

 

PROFILE

●りこ…2002年12月4日生まれ。神奈川県出身。B型。主な出演作はドラマ『ファイトソング』『卒業式に、神谷詩子がいない』、映画「牛首村」など。出演映画「女子高生に殺されたい」が現在公開中。

 

番組情報

ドラマストリーム『村井の恋』
TBS系
毎週火曜 深0時58分~1時28分

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/drama_stream_tbs/
公式Twitter:@drama_streamtbs
公式Instagram:tbs_drama_stream
公式TikTok:@drama_stream_tbs

●photo/大石隼士 text/矢嶋咲良

まねきケチャ・松下玲緒菜がマングローブで泥だらけに…「人生初めての体験でした(笑)」

アイドルグループ・まねきケチャのセンターを務める松下玲緒菜が、 2nd写真集を5月2日(月)に光文社より発売することが決定。本人からのコメントが到着した。

 

2020年5月2日に発売した1st写真集「いつまでも」(光文社)に続く、2冊目の写真集の発売が決定した松下玲緒菜。23歳の誕生日となる2022年5月2日(月)に、2nd写真集「(タイトル未定)」を発売する。

 

今回の撮影は、夏の奄美大島と冬の北海道という2つの異なる地で敢行。夏の奄美大島では、南の島のリゾート地での明るくて楽しい旅の中で、時折見せる大人びた表情や仕草などを撮影。青く澄んだリゾートビーチやマングローブなど、南の島らしい爽やかなカットや、神秘的なカットが満載だ。

 

いっぽう、冬の北海道では、幻想的な景色の中に佇む姿を中心に、しっとりと落ち着いた旅をしている様子を撮影。特に一面真っ白な雪景色の中で純白の水着を着て撮影したシーンでは、凍える寒さの中での清々しくてインパクトのあるカットを撮れたという。

 

1st写真集の撮影から2年。チャームポイントである可愛さ、あざとさ、アイドル性の高さに加え、グッと増した大人っぽさ、美しさを混じえ、大自然の中で解放的な姿を写し出した写真集に仕上がった。

 

松下は撮影を振り返って「夏の奄美大島では、マングローブでの撮影が印象に残っています。とても神秘的な場所で、泥の上に寝っ転がって髪も体も泥だらけになるという、人生初めての体験でした(笑)」と明かす。

 

さらに「1st写真集より、ちょっぴり大人になった松下玲緒菜を、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです!」とメッセージを寄せた。

 

松下玲緒菜 コメント

アイドルになってから写真集を出すことが夢で、それが2年前の1st写真集でかなったのに、まさか2nd写真集まで出させていただけるなんて思っていませんでした。だから、お話をいただいた時はすごくびっくりしたし、うれしかったです!
夏の奄美大島では、マングローブでの撮影が印象に残っています。とても神秘的な場所で、泥の上に寝っ転がって髪も体も泥だらけになるという、人生初めての体験でした(笑)。冬の北海道では、ずっと憧れていた雪の中での水着撮影。想像以上に寒くて感覚がなくなるくらいだったんですけど、貴重な体験ができて楽しかったです。
1st写真集より、ちょっぴり大人になった松下玲緒菜を、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです!

 

書誌情報

松下玲緒菜2nd写真集「(タイトル未定)」
2022年5月2日(月)発売

定価:2,970円(税込)
撮影:東京祐
発行:光文社

野村萬斎インタビュー「型を通してでもいいから、まずは笑うということが大事なんだと思います」

昨年10月に開催された野村萬斎主宰による狂言会『狂言 ござる乃座』の第65回公演が衛星劇場にて初放送。萬斎と師父・万作、そして息子・裕基の親子三代による共演も話題を呼んだこの公演。今回放送されるのは、数多ある狂言舞台のなかでも稀曲と呼ばれる『唐人相撲』と、太郎冠者が活躍する『素袍落』。それぞれの魅力について、萬斎さんにたっぷりとお話をうかがいました。

 

野村萬斎●のむら・まんさい…1966年4月5日生まれ。東京都出身。狂言師。1969年、『靱猿』で初舞台を踏む。1994年、萬斎を襲名。2002年より世田谷パブリックシアターの芸術監督を20年間務めた。近年の出演作にドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第7シリーズ(テレビ朝日系)、『死との約束』(フジテレビ系)など。

 

【野村萬斎さんの撮りおろし写真】

 

『唐人相撲』は本来禁じ手のアドリブが許され、楽しませていただきました

──昨年上演された『唐人相撲』は、唐の国に滞在していた相撲取りが皇帝に帰国を願い、最後にもう一度だけ相撲を取るというにぎやかで動きのある舞台でした。公演を終えたいま、どのような手ごたえを感じていらっしゃいますか?

 

萬斎 この作品はもともと20年前に、父・万作の古希を祝う舞台として復曲したものでした。今回は父の卒寿祝いで再び上演したのですが、40数名と登場人物が多く、いろんな方の協力がないとできない珍しい作品でもあるんです。そのため、今回も父にゆかりのある狂言愛好家の皆さんや、私を支えてくださっている多くの俳優陣の力をお借りすることで、無事に実現へと漕ぎ着けました。前回と大きく異なるのは、これまで私が演じてきた相撲取りの役を息子の裕基に任せ、私は念願だった通辞を演じたことです。その結果、親子3代の共演となったわけですが、90歳の父と、55歳の私、そして20代の息子というそれぞれの世代による芸をお見せできたことは、大きな意味があったなと感じております。

 

──では、作品全体を通して演出面で意識されたのはどんなところでしょう?

 

萬斎 やはり人数が多いということでごちゃごちゃした感じにならないよう、装束(衣装)を含め、役職や役割にメリハリをつけてキャラクターを立たせたところですね。例えば、自分は動かないくせに、他人に相撲を取らせて責任をなすりつける武官がいたり(笑)、でも仲間が負けると「あ〜〜」と残念がる場面は大勢の反応を統一したり。この作品は私が長らく芸術監督を務めていた世田谷パブリックシアターでも何度か上演しましたので、演劇的な要素も多く取り入れています。

 

──唐の人々が見せる“御意”のポーズは、上演当時(昨年10月)に萬斎さんが出演されていたドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』でも同じような仕草があり、思わずクスッとしました。

 

萬斎 あれはまさに『唐人相撲』から引用したものです(笑)。番組のスタッフから「みんなで同じポーズを取れるようなものはありませんか?」と聞かれ、ちょうどこの公演に向けた稽古をしていた時期でしたので、それをやってみたら面白いかなと。ですので、ドラマをご覧になられていたお客さんはすごく喜んでいましたね(笑)。

 

──また、萬斎さんが演じられた通辞は相撲取りと唐の国の人々の間に立ち、通訳をする人物です。この役の魅力とはどういったところでしょう?

 

萬斎 狂言には決まった型があり、私どもの一門はアドリブが禁じ手となっています。ただ、『唐人相撲』の通辞だけはアドリブを許されている。それ故、演出の要になる役だなと改めて感じました。先ほどもお伝えしたように今作は出演者が多く、次々と人が出たり入ったりしますので、その時間を埋める作業もしなければならない。これはキャリアがないとできない大役でもあります。それに、控えめな人よりも、ちょっとでしゃばるようなタイプの人間に合っている役ですので……そこはいろんなアドリブも含め、たくさん楽しませていただきました(笑)。

 

──通訳という点で言えば、唐の人々は不思議な言葉を使っていらっしゃいますね。

 

萬斎 唐は架空の国という設定で、ここがポイントでもあるんです。唐の人間たちが話す言葉も「唐音(とういん)」と呼ばれるインチキ外国語で、そこに面白さがある。しかも、狂言にはセリフに抑揚をつけるという特徴がありますから、たとえデタラメな言葉でも、それがポジティブな言葉なのか、それともネガティブな言葉なのか、もっといえば喜怒哀楽などもすべて抑揚だけで伝えることができるわけです。その意味で、この『唐人相撲』はまさしく狂言の真骨頂が楽しめる演目とも言えますね。

 

健康の秘訣は笑うこと。笑顔になれることを探し、いいイメージを持って前に進むことが大切

── 一方、裕基さんが演じられた相撲取りの役は凛々しい姿が印象的でした。

 

萬斎 相撲取りの動きは型が決まっていますが、それをそのまま演じるのではなく、いかに面白く見せていくかが役者の腕の見せどころでして。動きを効果的に見せていくことで、まわりの人間のリアクションも大きくなり、見ごたえのある場面になっていく。息子にはそうした関係性をしっかりと教えていきました。もちろん、まだまだ経験は少ないのですが、そのぶん、強い吸収力で頑張ってくれたなと思います。また、この作品における相撲取りは強い人間の象徴であり、侍のような様式美がある。出で立ちもまさに侍ですしね。対して、通辞には表現の自由があり、皇帝には人間性や人生の経験値が反映された強さや美しさがある。それで言えば、今回父が皇帝を演じたことにはすごく意味があるなと感じました。まわりで多くの人間がにぎやかに相撲をとっているのに対し、皇帝はひとり超然としている。そうかと思えば、最後に舞う姿には皇帝としての風格がある。90歳ともなると人間はどんどんと無垢になっていき、ある種の神々しさが生まれるので、父にしか出せない存在感があるんです。こうした姿を同じ舞台に立って見ることで、狂言にはさまざまな様式美や美的感覚があるんだということを息子も理解してくれていたら嬉しいですね。

 

──では、今回放送されるもう一作の『素袍落』の魅力についてもお聞かせください。

 

萬斎 どうしても注目度は『唐人相撲』に奪われがちですが(苦笑)、『素袍落』も狂言の名曲であり、大曲です。私も何度も手掛けていますが、酔っ払う演技も含めて、太郎冠者の真骨頂を描くという意味では、この役ができるようになれば狂言師としてひとつ上のレベルにいけると呼べるほどの作品です。物語もシンプルで、使いに出た太郎冠者がお酒に酔ってしまい、気が大きくなってしまうというもの。人間はさまざまなことに抑圧されて生きていますが、“時にはこうして発散するのも大事なんじゃないか”“そのあとで怒られてもいいんだよ”ということが描かれていて、いかにも狂言らしい内容です(笑)。私はいつも太郎冠者という人物が、皆さんにとってのスーパースターのような存在になれたらなと思っているのですが、まさしく庶民の代弁者のような姿をご覧いただけると思います。

 

──何度も演じていらっしゃる役ですが、回数を重ねることで変化を感じるところはありますか?

 

萬斎 抑圧された人間が開放されて自由になっていく様子が肝になるのですが、この“自由になる”というのがなかなか難しく、30代や40代では表現しきれていなかったなということを少しずつ実感できるようになりました。ですからこれからも、自分が60代、70代になった節目に演じていきたい役だなと感じております。そう考えると、“狂言は息が長い”とよく言いますが、本当にそのとおりで。もし90歳になった時に演じても、きっと違った感じ方がして楽しいだろうなと思います。その意味では、ご覧いただく方々にもこの作品を通して、“年齢を重ねるのは素敵なことだな”と感じてもらえれば幸いですね。

 

──今回の放送では異なる2演目でそれぞれ狂言の違った面白さが感じられそうで楽しみです。

 

萬斎 『ドクターX』の女性スタッフがこれまで狂言を観たことがないというので、興味津々でお越しになったのですが、『素袍落』は耳が慣れるまでに少し時間がかかったとおっしゃったものの、『唐人相撲』は言葉が何も理解できなくても楽しめたと話されていましたね(笑)。まさにそうで、『唐人相撲』は初心者でも理屈抜きに楽しんでいただける作品です。また、狂言のお話には“人間は滑稽な生き物だ”という批評性がありますが、だからといって人間を否定しているのではなく、むしろ愛おしく描いているのが狂言の在り方なんです。例えば、『唐人相撲』では相撲取りが勝つ姿よりも、何をやっても敵わない唐人たちの負けっぷりの良さに人間の愛くるしさが詰まっている。“負けてもいいじゃないか”といった人間愛が凝縮されているんです。さらには、この作品では10代から90代までの役者がずらりと同じ舞台に立っている。その姿は人間社会の写し絵のようでもあるんですね。これほど“多様性の中の人間の存在を魅せる”という狂言の本質を捉えた作品はないと言えますので、ぜひこの機会に狂言の面白さに触れていただければと思います。

 

──最後に、先ほど「年齢を重ねるのは素敵なこと」という言葉がありましたが、萬斎さんが普段、健康を維持するためにされていることはありますか?

 

萬斎 最近よく思うのは、笑うのが一番じゃないかということです。笑うと免疫力が上がるという説もあるそうで、一昨年の自粛期間中は、私もSNSを通じて狂言の笑いのエクササイズを配信していました。また、狂言の世界には長生きをされる方が多いのですが、それはきっと舞台上で大笑いする役が多いからではないかと思っています。『素袍落』はまさしくそうですね。お酒を飲んで酔っ払って大笑いするというお話ですから。そうやって、型を通してでもいいから、まずは笑うということが人間にとって大事なんだと思います。

 

──普段から日常でも笑うことを意識されているのでしょうか?

 

萬斎 嫌なことがあれば、そのぶん、笑顔になれる何かを探すということはしています。三谷(幸喜)さんは、「悪い批評を見ると、褒められている批評を見直して心をリカバリーさせる」とおっしゃっていましたが(笑)、その気持もすごくよく分かります。我々は批評を浴びる活動をしていますから、当然悪いこともたくさん言われます。でも、いかにいいイメージを持って次の作品に向かっていくかも大事なんですよね。私たちのような仕事に限らず、人間は生きていくだけでも大変です。でも、きつい出来事に遭遇した時にそればかりを考えるのではなく、ひとまずそれは放っておいて(笑)、自分がイキイキとしていた時のことを思い出し、それを実践していく。そのほうが大切なのではないかと思いますね。

 

 

狂言 ござる乃座 64th~野村万作卒寿記念『唐人相撲』~

CS衛星劇場 2022年4月15日(金)前 8・30よりテレビ初放送!

(CAST)
●狂言「素袍落」
出演:野村萬斎、野村太一郎、石田幸雄

●狂言「唐人相撲」
出演:野村万作、野村萬斎、野村裕基、石田幸雄、深田博治、高野和憲ほか

(STORY)
●狂言「素袍落」
突然伊勢神宮への参詣を思い立った主人が、伯父を誘うため太郎冠者を使いに遣る。伯父は辞退するが太郎冠者に門出の酒を振る舞う。酔った太郎冠者は調子に乗り……。

●狂言「唐人相撲」
唐に滞在していた日本の相撲取りが皇帝に帰国を願い、最後にもう一度相撲をとることになる。通辞(通訳を兼ねる大臣)の行司で、臣下の唐人が次々と相撲取りに挑むもかなわない。熱心に観戦していた皇帝だが……。

 

撮影/宮田浩史 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/奥山信次(Barrel) スタイリスト/中川原寛(CaNN)

乃木坂46・賀喜遥香の1st写真集が発売決定!「今までの人生で着たことがない」ビキニ姿も…

乃木坂46・賀喜遥香

 

乃木坂46・賀喜遥香の1st写真集が、6月7日(火)に発売決定。本人コメントが到着した。

 

乃木坂46に4期生として加入するやいなや、瞬く間に人気メンバーになり、28thシングル「君に叱られた」ではセンターも務めあげた「かっきー」こと賀喜遥香(かきはるか)の1st写真集が発売決定した。

 

17歳で乃木坂46に加入した彼女も、2021年8月8日で20歳に。沖縄・宮古島と東京を舞台に、20歳になってから間もなく撮り始めた本写真集は、「今しか見られない」少女のあどけなさと女性のしなやかさの振れ幅が大きい、見ごたえのある一冊に仕上がっている。

 

宮古島では、Tシャツにショートパンツなどのラフな格好で跳んだり走ったり自転車に乗ったりと伸びやかに過ごす姿を捉えた。等身大の、少女のように初々しくあどけない表情が印象的だ。

 

一転して、東京では166センチという長身を生かして、背中が大きく開いた真紅のロングドレスを着こなす。そして初めてのランジェリー撮影にも挑戦。沖縄ではトレーラーハウスで朝起きたばかりの素の表情、東京ではラグジュアリーな部屋で思わず「カワイイ!」と言いたくなるようなキラキラした表情を見ることができる。

 

なお、沖縄での撮影については「栃木に住んでいて海を知らずに育ったので、透明な海を見てみたい」という賀喜のリクエストをもとに、東洋で一番美しい砂浜とも言われる宮古島・与那覇前浜ビーチをセレクト。「今までの人生でビキニを着たことがない」と緊張した様子の彼女だったが、見たことのない白い砂浜や青い海に感激し、すぐに満面の笑みになったそうだ。

 

そのほかにも「グループの中ではガーリーなポジションにいないので、ソロ写真集のときだけは可愛い服を着て花に囲まれたい」「おしゃれなアフタヌーンティーセットを食べる」「イラストを描くのが好きなので、写真集に描き入れたい」などのリクエストに応えて撮影。願いがかなった彼女の表情も捉えている。

 

2018年8月にオーディションに合格し、乃木坂46に加入した4期生。全員のポテンシャルが高く、シングルの選抜入りを果たしているメンバーも多くいる4期生の中で今回、賀喜が初めてソロ写真集を出すことになった。

 

オーディション合格時の心境、センターになったときの気持ち、乃木坂46に加入していなかったら、将来の夢……など、4年間の頑張りを振り返って、今だからこそ出てくる言葉が詰まったインタビューも必見だ。

 

今回の発表に際して、賀喜は「いろいろな場所でいろいろな表情を撮っていただいたので、この写真集を見れば私、賀喜遥香がわかる、という作りになっています。私の楽しい・うれしい気持ちが詰まっていると思いますので、皆さんにも見て、知って、楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを寄せた。

 

賀喜遥香 コメント

乃木坂46・賀喜遥香

 

1st写真集を出させていただくと初めて聞いたとき、驚きが大きかったのですが、先輩方が出していた写真集を見て憧れていたので、とてもうれしかったです。
この写真集は、沖縄・宮古島と東京で撮影しました。沖縄では、海がない栃木で育った私がずっと夢に見ていた透明な海に行くことができました。東京では、ちょっとおしゃれな感じや大人な感じの写真を撮っていただきました。
たくさん夢をかなえていただいて、美味しいものを食べて、すごく楽しく撮影させていただきました。いろいろな場所でいろいろな表情を撮っていただいたので、この写真集を見れば私、賀喜遥香がわかる、という作りになっています。私の楽しい・うれしい気持ちが詰まっていると思いますので、皆さんにも見て、知って、楽しんでいただけたらと思います
ぜひ、ご覧いただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。

 

書誌情報

乃木坂46賀喜遥香 1st写真集「(タイトル未定)」
2022年6月7日(火)発売

撮影:菊地泰久
価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4-10-354571-2
出版社:新潮社

商品情報:https://www.shinchosha.co.jp/special/kakiharuka1st/

SKE48 江籠裕奈1st写真集の出来栄えに「100点をつけたい」“天使”エピソードも披露

『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』が、3月29日に発売。4月5日(火)に発売記念イベントが書泉ブックタワーで開催され、江籠が登壇した。

 

グループゆかりの地・小豆島での撮影をメインに「ありのままの私」をテーマの1つとして、素の魅力を引き出すべくシャッターが切られていったという本作。“天使”と称され愛されてきた江籠は11歳でSKE48に加入し、2021年にはアイドル活動10周年を迎えた。

 

グループを選抜メンバーとして支えるほか、ソロライブも行うなど最強アイドルとの呼び声も高い。彼女のステージで見せる表情とも違う、ナチュラルな魅力を存分に詰め込んだ作品に仕上がっている。

 

また本作についてはTotal Producerを務める秋元康が、帯コメントを寄稿。「ただ、可愛いだけの女の子なら大勢いるかもしれない。わがままを言っても許せてしまう可愛さは、なかなかいないだろう」と本作の魅力を一文で表現した。

 

そんな本作の発売記念イベントが、新型コロナ対策を講じた上で4月5日に開催。多くの報道陣が詰めかける中、江籠が登壇した。“最強アイドル”、“天使”と称されることがうなずける圧倒的な可愛さオーラを放ちながら、「SKE48の江籠裕奈です。本日はよろしくお願いします」と、可憐な出で立ちでまずはあいさつ。

 

発売から約1週間たち、メンバーやファンからの反響について訊くと、「いつも誕生日は、お祝いしてもらう記念日だったのですが、写真集を誕生日に発売いただけたことで、ファンの方に恩返しできたかなと実感が生まれました」と語る。

 

「またメンバーが購入してくれて、すごくうれしかったです。普段見せない写真が詰まった作品なので、どんな反応が来るのかドキドキと恥ずかしさもあって、“見てほしくないな”と思っていたのですが、“可愛い”と言ってもらえて、本当にうれしいです」とハニカミながら答えた。

 

本作の帯コメントについては「まさか秋元先生から、私に向けた言葉を頂ける日が人生で来るなんて思わなかったですし、本当にうれしかったです。タイトルや帯文をいただけることが憧れだったし、大きな出来事でした。10年間アイドルやってきて、本当に良かったなと実感しました」と率直な感想を。

 

さらに「私は誉め言葉として、“可愛い”と言ってもらえることがうれしくて好きだったので、タイトルに“可愛い”と入れてもらえて、本当にうれしかったんです」と喜びのコメントを寄せた。

 

ファンから“天使”と呼ばれている彼女に対し、“私って天使かも!?”と思うエピソードがあるかという質問も。「11歳から、SKE48として活動していて、そのころは“天使だね〜”と言われることがありましたが、最近は少なくなってきています(笑)」と明かした江籠。

 

「ただ写真集の撮影時のエピソードなのですが、2泊3日で小豆島といったところで撮影したのですが、全部晴れたんです! SKE48のメンバーは“雨女”が多くて、大事な日はよく雨が降ることが多いんです。でも今回は、私の“晴れ女”パワーで、“天使”的な役割を果たせたかもしれません(笑)」と、“天使”エピソードを照れくさそうに披露した。

 

本作のオススメページを聞かれると、自らのお気に入りページを開き、「見開きの両ページがお気に入りです!」と天使の笑顔を。また写真集の出来栄えについては「いろいろ反響が大きかったりして、また写真集出したいなと思ったので、100点をつけたいです。“ありのままの私”というのがテーマの1つだったので、自信を持って作品を作ることができたなと思います」と大満足の様子だ。

 

今後の目標については「これ以上欲深いと、バチがあたるかもしれないですけど、ソロライブをまたやってみたいです。他はあまりないですが、流れに身を任せて、自分らしく活動できれば良いなと思います」と、彼女らしいコメントを寄せた。

 

最後に締めのあいさつを求められると「えーどうしよう(笑)」と言いながらも、「発売前は、“果たして買ってくれる人はいるのだろうか”と、不安な気持ちでいっぱいでした。でも発売前重版が決まったり、先日実施したお渡し会に、現在進行形で応援してくれるファンの方だったり、昔応援してくれていたファンが来てくれたりと、いろんな方が手に取ってくれたんだなと実感できて、すごくうれしかったです」と。

 

そして「今まで続けてきたことが、間違いではなかったんだなと感じました。写真集を発売することで、自信に繋げることもできました。これからも頑張っていきたいと思います」と本作発売の喜びを噛みしめつつ、イベントを締めくくった。

 

書誌情報

『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』
2022年3月29日(火)発売

著者:SKE48 江籠裕奈
撮影:桑島智輝
定価:2,500円(税込)

 

●イベント写真/山本佳代子

岡崎紗絵インタビュー「自分自身もどんなふうに心が揺れるか楽しみ」『花嫁未満エスケープ』で連ドラ初主演

岡崎紗絵

 

4月7日(木)にスタートする『花嫁未満エスケープ』(テレビ東京系)で連続ドラマ初主演を果たす岡崎紗絵さん。付き合って7年、同棲して5年目の彼氏を持つ“結婚適齢期”のアラサー女子が、今カレと元カレの間で揺れるリアルすぎるトライアングル・ラブストーリーを描く本作で主人公・ゆうを演じる岡崎さん自身は現在26歳。今回ゆうを演じるに当たっての心境や、結婚に対する考え方を聞きました。

 

◆本作では、“結婚適齢期”を迎えたアラサー主人公を演じられますが、出演を聞いた時の心境はいかがでしたか?

自分が「結婚を一つのゴールとして考える女性」を演じられる年齢になってきたんだなと、実感しました。

 

◆原作はどのように受け止めましたか?

面白かったです。すぐ続きが読みたいとなったのですが、自分だったらどうするかなとか結構考えさせられて…。読んでいるときは、立ち止まって1回1回そこのページで、自分だったらって考える時間がありました。すごくリアルな30手前の女性が描かれている、リアルな話が落とし込まれた作品でした。

 

◆岡崎さん自身は現在26歳ですが、ゆうの28歳という年齢になるとどんな変化があると感じましたか?

30歳がさらに近くなるので、結婚への意識がもう少し高まるのかなって思います。結婚ラッシュの第1ピークが25、6で来て、2回目のピークは30手前で来るという話をよく聞くので、結婚がより現実的になってくるんじゃないかと思います。

 

◆ゆうは、未来の自分と重なりますか?

結婚っていうものが現実的に見えてくる時期になれば、そうなるかもしれないです。

 

◆ゆうを演じるにあたり、考えさせられる部分は多いと思うのですが、楽しみな部分はありますか?

ゆうが揺れる2人の彼氏のキャラクターはタイプが全然違うので、自分がその場でどんな感情になるのか、2人に対してどんな心の動き方をするのかなというのは楽しみです。

 

◆岡崎さん自身は、今カレの尚紀(中川大輔)との元カレの深見(浅香航大)、どっちの方が魅力的に感じましたか?

うーん…(笑)。尚紀君は嫌ですかね…。ちょっとゆうに寄りかかり過ぎなので、もうちょっと自分の足で立ってほしいですね。そういうところを考えると深見君なのかな…。難しいです…。
深見君がもうちょっと深見君のまま無理をせず、ゆうとフラットな関係でいれたら深見君がいいなと思います。

 

◆今カレの尚紀に一番直してほしい部分はどこでしょうか。

誕生日は絶対に忘れないでほしいですね…。これは、ゆうの積もっていた不満が爆発する理由になるなと思いました。長年一緒にいたら、そうなるっていうのも分からなくはないですけど…。
あと、ゆうちゃんは家事とか全部一人でやれちゃう人だから、やりすぎちゃって本当にお母さんみたいになっちゃってたと思うんです。でも、尚紀君も甘えるだけじゃなくて、もう少し一人の女性としてみてもらいたいですね。

 

◆ゆうと尚紀のようにならないためには、どんなことが必要だと思いますか。

相手への尊敬とか尊重をなくさずにいると、うまくいくんじゃないかなと思います。あとは、あんまり踏み込みすぎないとかですかね。難しいけど干渉しすぎず、一歩引く事も大事なんだろうなって思います。

 

◆「誕生日は絶対に忘れないでほしい」と仰っていましたが、忘れられない誕生日の思い出はありますか?

学生の頃の思い出なんですが、誕生日の当日に雨の中、家に友達が来て。そしたら合羽だけ渡されて「これ着て、〇時に公園に集合!」って言われて、友達はバーって走って帰っちゃったんです。
それで言われた時間に公園に行ったら、装飾を頑張ってしてくれていたんです。あと、ビデオレターも見せてくれたりして、雨の中そんなふうに祝ってくれたのがすごいインパクトに残ってます。本当に楽しかったですね。

 

◆本作では、ゆうが最後にどんな決断をするのかが気になるところですが、岡崎さん自身は結婚に対して現在、どのように考えていますか。

今は結婚が現実的じゃないので、想像があんまりつかないんですけど、この作品をやって結婚がもう少し現実的に感じてくるんじゃないかなと思います。

 

PROFILE

●おかざき・さえ… 1995年11月2日生まれ。B型。愛知県出身。近作に映画「シノノメ色の週末」、『ドクターホワイト』(フジテレビ系)、『ごほうびごはん』(BSテレ東)など。

 

番組情報

ドラ24『花嫁未満エスケープ』
テレビ東京系
2022年4月7日スタート
毎週(木)深0時30分~1時

主演:岡崎紗絵、浅香航大、中川大輔、美山加恋、小林涼子、松村沙友理
原作:『花嫁未満エスケープ』小川まるに(ライブコミックス)
脚本:桑村さや香
監督:堀江貴大、亀谷英司、鈴木統
プロデューサー:村田充範(テレビ東京)、石田麻衣(ホリプロ)
制作:テレビ東京 ホリプロ
製作著作:「花嫁未満エスケープ」製作委員会

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/hanayomemiman/
公式Twitter:@hanayomemiman

 

©「花嫁未満エスケープ」製作委員会

●text/梅山織愛

井桁弘恵インタビュー「白川さんは自分の心との向き合い方が上手な女性」『メンタル強め美女白川さん』で民放連ドラ初主演

井桁弘恵

 

4月6日(水)よりスタートするドラマParavi『メンタル強め美女白川さん』(テレビ東京系)で、民放連続ドラマ初主演を務める井桁弘恵さん。獅子による同名人気コミックをドラマ化した本作で井桁さんが演じるのは、仕事仲間や女友達のマウント、嫉妬や嫌がらせ、SNSでの誹謗中傷などに惑わされず、笑顔と自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく最強美女・白川さん。そんな白川さんのマインドや言葉が、女性たちのコンプレックスと心の傷に優しく寄り添ってくれる“サプリメントドラマ”となる本作への意気込みや共演者とのエピソードを聞きました。

 

◆本作で民放連続ドラマ初主演となりますが、意気込みはいかがですか?

最初は初主演ということで、ちゃんとしなきゃとか、どうしたらいいんだろうとかいろいろ考え過ぎて頭が混乱しちゃって…。このままだと爆発しちゃうなと思ったので、主演ということを意識し過ぎず、目の前のお芝居を一生懸命やろうと思いました。あとは自分が一番楽しむことも大事だなと気がつきました。

 

◆原作もかなり話題となっていますね。

私は特に身長が高いことを悩んでる林檎ちゃんに白川さんが掛けた「長身よりも小柄が好きっていうのは、にんじんよりもキャベツが好きっていうのと一緒でしょ」っていう言葉が印象に残ってます。最初は「なにそれ?」って思っちゃったんですけど、よく考えたらすごくすてきな考え方だなと思って。人それぞれ好き嫌いがあるように、何が正しいとか美しいとか、正解はないっていうことが、この一言に凝縮されているなと思いました。

 

◆“最強美女”と呼ばれる白川さんですが、井桁さんは白川さんについてどのような印象を受けましたか?

白川さんも他人の言動を気にしてないわけではなくて、ちゃんと人の言動に傷ついてはいるんです。でもそこからの切り替えしというか、自分の心との向き合い方が上手な女性だなと思いました。

 

◆井桁さんは落ち込んだとき、どのように切り替えますか?

落ち込んでる理由が自分の力で改善できることなら「明日から頑張ろう」って思えるけど、それが他人の評価だったり自分じゃどうにもできないことだったときは、落ち込むだけ落ち込みます。そのあとに、「落ち込んでてもしょうがないし!全部ダメになったら福岡に帰ろ!」みたいな感じで、切り替えるようにしてます(笑)。

井桁弘恵

 

◆白川さんといえばポジティブなだけでなくあざとさだったり、自己肯定感の高さも魅力のひとつですが、そのあたりは演じてみていかがですか?

最初はどうしたらいいんだろうと思ったんですけど、野呂(佳代)さんや秋元(才加)さんはお姉さんなので、妹キャラというか、ぶりっ子っぽい表現をしても受け入れてくれて。だから、撮影の中であざといポーズだったり、いろんなことを試してくうちにそういう部分を考えるのが楽しくなりました。

 

◆作中で先輩役のお二人は、撮影現場でも心強い存在なんですね。

野呂さんは、本当に面白くて。アドリブで撮影するシーンがあるんですけど、それが野呂さんワールド全開で面白いんです(笑)。監督からは「毎回、同じことやってください」って言われているのに、毎回ちょっとずつ変えてしまう野呂さんがかわいくていつも笑っちゃいます。

秋元さんは、クールな方なのかなと思っていたんですけど、撮影が始まってすぐ、あったかグッズをみんなにプレゼントしてくださったんです。まだ撮影も始まったばかりの時だったので、この優しさはうれしかったです。

 

◆では、最後に『メンタル強め美女白川さん』の見どころをお願いします。

このドラマはそれぞれ違った悩みを抱えた個性的なキャラクターが出てきます。視聴者の方が社会を生きる上で感じる悩みも、このキャラクターの中の誰かしらと重なるものがあるはずです。会社で働く人とか、それぞれ自分の中で刺さるエピソードが必ずあります。だから、視聴者の方には自分と同じ悩みを持ったキャラクターと重ね合わせてみていただけたら、うれしいです。

 

PROFILE

井桁弘恵

 

●いげた・ひろえ…1997年2月3日生まれ。O型。福岡県出身。近作に『お耳に合いましたら。』(テレビ東京系)、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)など。『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)ではMCを担当。

 

番組情報

ドラマParavi『メンタル強め美女白川さん』
テレビ東京系
2022年4月6日(水)スタート
毎週水曜 深0時30分~
動画配信サービス「Paravi」で2022年3月30日(水)後9時より毎話独占先行配信

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/mentaru_shirakawa/

text/梅山織愛 hair&make/川嵜瞳 styling/コギソマナ(io)

©テレビ東京

 

なえなの1st写真集発売!初のビキニや下着姿も…「これまで出してこなかった自分を見せてる」

なえなのの1st写真集「なえとなえなの」(講談社)が、4月4日(月)に発売。本人からファンへのメッセージが到着した。

 

Z世代からの共感を集め、ドラマ出演やお天気キャスターなど次々と活動の幅を広げる21歳の新世代マルチタレント、なえなの。発売前に3刷達成と異例の大ヒットを記録した初写真集が本日発売された。

 

人生初めてのビキニを着たり、下着撮影に挑戦したりと、今までやったことのないことに挑戦した初写真集。SNSからマルチタレントへと活動の場を広げてきたこれまでの「なえなの」と、まだ誰にも見せたことのない新しい「なえ」、両方を見てほしいという思いが込められたタイトルだ。

 

これまでにスタイルブック、フォトエッセイと2冊の本を出してきたなえなのにとって、まさに満を持して出版する写真集となった本書。写真集を出してみたいという長年の夢をかなえ、なえなのは「自分自身でも新しい自分を発見できて、大満足の出来栄えです」と語る。

 

そして、ファンに向けて「長い方だと5年とかそれ以上ファンでいてくれる方もいるのですが、たぶんどんなに長く応援してくれてる方も見たことがないような写真が詰まっているので、絶対楽しんでもらえると思う! これまで出してこなかった自分を見せてるので、ぜひ手に取ってもらえたらうれしいなと思います!」とメッセージを寄せた。

 

書誌情報

「なえなの1st写真集 なえとなえなの」
2022年4月4日(月)発売

著者:なえなの
撮影:細居幸次郎
ISBN:9784065262610
判型:A4判変型
ページ数:112ページ
定価:2,640円(税込)

 

神宿 小山ひな「夢がかなった!」Manon MimieのSS collectionモデルに決定

神宿 小山ひな

 

神宿 小山ひなが、セレクトショップ・Manon Tokyoのオリジナルブランド
「Manon Mimie(マノンミミー)」のSS collectionモデルを担当したことが発表
された。

 

2014年に原宿でスカウトされたメンバーによって結成された、神宿。グループ名の由来は、「神宮前」と「原宿」を合わせたものだ。その頭文字(KMYD)から、K=KAWAII(可愛い!)、M=MAX(全力!)、Y=YELL(応援!)、D=DREAM(夢!)を届けるため、原宿を拠点に活動している。

 

小山は、“歌ってみた動画”として多数のカバー曲を神宿公式YouTubeチャンネルに投稿。ニコニコ動画のソロアカウントを開設しカバー曲を投稿するなど、歌手活動も精力的に行なっている。

 

そんな彼女が、着るだけで特別な1日になるような、可愛さがぎゅっと詰まったブランド「Manon Mimie」のSS collectionモデルを担当。小山は普段からManon Mimieの洋服を着用しており「大好きなブランドさんのモデルができてうれしい。夢がかなった!」と喜びを語った。

 

神宿 小山ひな

 

WEB

「2022 SS collection」詳細ページ:https://www.manontokyo.com/lookbook/2021-spring-summer-collection-2/
Manon Tokyo公式サイト:https://www.manontokyo.com
小山ひな Twitter:https://mobile.twitter.com/Hina__KMYD
小山ひな Instagram:https://www.instagram.com/hina__kmyd/
小山ひな TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSeFEfMem/
小山ひな ニコニコ動画アカウント:https://www.nicovideo.jp/user/121323889
神宿 公式サイト:https://kamiyado.jp/

 

 

林 遣都インタビュー「台本を読んで、家族に対する恋しさや懐かしさを想起させられた」舞台「セールスマンの死」開幕

トニー賞、ニューヨーク劇評家賞、ピューリッツア賞など数々の賞を受賞してきた近代演劇の金字塔『セールスマンの死』がまもなく開幕。若者の挫折や家庭の崩壊を描く本作で、次男・ハッピー役を演じるのは林 遣都さん。自身と共通する部分が多く、「いつか挑んでみたい作品だった」と話す林さんに、本作の魅力や演劇活動にかける思いなどをたっぷりとうかがった。

 

林 遣都●はやし・けんと…1990年12月6日生まれ。滋賀県出身。最近の出演作に映画『恋する寄生虫』『護られなかった者たちへ』『犬部!』、ドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日系)、『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ/「不眠症」』(NHK BSプレミアム)など。オフィシャルHP

 

【林 遣都さんの撮りおろし写真】

 

ハッピーを演じることに強い運命を感じています

──今回の『セールスマンの死』は以前から出演してみたいと切望されていた戯曲だそうですね。

 

 はい。数年前にKAAT(神奈川芸術劇場)で長塚圭史さんが演出をされていた舞台を拝見し、とても感動したんです。自分がこの先、役者を続けていくなかで、いつかこの作品に出られたらなという目標にもなった戯曲で。まさかこんなにも早く実現するとは思っていなくて。お話をいただいた時は本当にびっくりしました。

 

──どういったところにそれほどの魅力を感じたのでしょう?

 

 ひとつに、物語の素晴らしさです。登場人物の一人ひとりが一筋縄ではいかない悩みを抱えていて、しかもそれが家族のことなので、重い話ではありますが、すごく感情移入できる。また、今回の台本をじっくりと読んで改めて気がついたことですが、共感する部分もたくさんありました。僕は10代の頃から東京に出てきてこのお仕事をさせていただいているので、家族に対する恋しさや懐かしさを想起させられたんです。特に自分が演じるハッピーという役の視点で物語を読んだので強くそう感じたのかもしれませんが、きっと僕と同じように自分自身の家族と照らし合わせてご覧になる方も多いのではないかと思います。

 

──その家族の中心であり、主人公である父・ウィリーを演じるのは段田安則さん。舞台での共演は2019年の『風博士』以来、二度目になりますね。

 

『風博士』でご一緒させてもらった時はたくさんの刺激をいただきました。ですので、もう一度同じ舞台に立てるということが本当に楽しみなんですが、でもそれ以上に稽古前はちょっと緊張していたところがありまして……(苦笑)。

 

──それはなぜですか?

 

 実は、昨年出演した舞台『友達』で鈴木浩介さんとずっと同じ楽屋だったのですが、その時に“どの役者さんがすごいか”という話題になると必ず、浩介さんが段田さんや浅野和之さんのお名前を挙げていらっしゃったんです。しかも、いかにすごいかという話を何度も聞いていたので、『風博士』で初共演した時よりも、さらに緊張が上乗せされてしまって(笑)。

 

──(笑)。先ほどの言葉では「稽古前は緊張していた」ということでしたが、今はもう大丈夫なんですか?

 

 稽古が始まる前に取材を一緒に受ける機会があり、その際にたくさんお話をさせてもらったんです。そのことで、どんどんともう一度共演できる喜びが勝っていって、緊張をかき消してくれました。ですから、今は楽しみしかないです。

──では、そのほかの家族を演じる鈴木保奈美さんと福士誠治さんの印象についてもお聞かせください。

 

 母親・リンダ役の鈴木保奈美さんとは初共演になります。ずっとドラマなどで拝見していた方ですので、お会いできるのが純粋に嬉しかったです。兄のビフを演じる福士誠治さんとは、僕がまだ10代だった頃に同じ兄弟役で共演させてもらったことがあるんです。撮影後も福士さんとは、すごく親しくさせてもらっていて。それに、僕が演劇に興味を持ち始めた頃から何度も福士さんの舞台を拝見していて。年齢は少し離れているものの、同じ役者としてあれほど演劇に情熱を注いでいらっしゃる姿にいつも感銘を受けていました。その福士さんと今度は舞台で共演できるというのは本当に嬉しいです。

 

──そうしたなか、林さんが演じる次男のハッピーはどんな役だと感じていますか?

 

 僕自身も、ビフと同じ2歳上の兄がいる次男なんです。また、父が仕事で家を離れることが多かったりと、家庭環境も通ずるものがあるので、このハッピーを演じられることに運命を感じました。もちろん、生まれた時代や場所、環境は異なりますが、次男としての彼の家族のなかでの在り方などには共通するところが多いので、普段自分が感じていることとうまく照らし合わせながら役を作っていけたらと思っています。

 

──具体的には、どのような部分に共感しますか?

 

 ハッピーは本当に“ザ・次男!”という感じなんです(笑)。たとえば、子どもの頃からどこか客観的に家族を見る癖みたいなものが自然と身についていて、それが自分自身の性格にも繋がっている。それに、僕もそうですが、他人の目を気にするようなところがあって。そうやって、まわりとバランスをとろうとしていたりする。無自覚でやってしまっていることとはいえ、そうした苦労なんかもすごく共感できるので、しっかりと掘り下げて役作りにいかしていきたいなと思っています。

役者・林 遣都としてもステップアップしていけたら

──なお、翻訳劇は『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2017年)と『フェードル』(2021年)に続いて3度目の挑戦となります。林さんが感じる海外戯曲の面白さとはどんなところでしょう。

 

 やはり言葉の文化の違いがありますから、セリフの解釈が役者さんによって大きく違ったりするところが面白いです。印象的だったのが、『フェードル』の稽古場には翻訳家の岩切正一郎さんがずっといてくれて、みんなが悩んだりするとすぐに解説をしてくださったんです。特に、主演の大竹しのぶさんは一つひとつの言葉の意味をしっかりと翻訳家さんとコミュニケーションを取りながら考えていく作業をされていて。僕自身はまだその段階までたどりつけていなかったので、ただただ“すごいなぁ”と思いながら、一緒に翻訳家さんの解釈を聞いていただけでしたが(苦笑)。それに、同じ『フェードル』では、セリフのニュアンスや背景が分かりにくかったりすると、「じゃあ、オリジナルの英語ではどういう表現されているのか、みんなで読み解いてみましょう」という時間も作っていただいたりして。そうした機会も含め、常に学びがあるのも翻訳劇の魅力だなと思います。

 

──今回の演出はショーン・ホームズさんであり、英語ネイティブの演出家なので、オリジナルのセリフの解釈をより深掘りできそうですね。

 

 そうかもしれません。それに、今回の『セールスマンの死』は広田敦郎さんの翻訳ですから、それだけでも僕がKAATで観た舞台とは違ったものになるだろうなと感じています。(※KAAT版の翻訳は徐 賀世子) また、台本を読み、“この場面で、どうしてハッピーはこんなことを突然言い出すんだろう?”といった疑問もいくつかありましたので、演出家さんと積極的にコミュニケーションを取りながら、役としても、役者・林 遣都としてもステップアップしていけたらなと思っています。

偉大な先輩方と世界的な名作で共演できることがいかに素晴らしく、誇らしいことなのかを日々感じています

──振り返ると、林さんが初舞台を踏んだのは2016年でした。それ以降、コンスタントに舞台に挑まれていますが、何かきっかけがあったのでしょうか?

 

 僕は昔から映画やドラマ、舞台が大好きだったわけではなく、あくまで人並み程度でした。でも、役者の仕事を始めて、少しずつ劇場に足を運ぶようになってから、どんどんと生のお芝居を観るのが大好きになっていったんですよね。素晴らしい作品と出会うと、“自分ももっといいお芝居がしたい”と想いも強くなっていきました。それに、舞台の現場に行くと、お芝居を愛し、情熱を持って自分を向上させようという信念を抱いている方がたくさんいて。それを目の当たりにした時、自分もこの世界でもっとたくさんのことを学び、経験していきたいと思うようになったんです。

 

──役者としての意識を変えてもらえた場でもあるんですね。

 

 そうですね。技術的な面では、発声の仕方など基本的なことも先輩方に教えていただきました。それもあって、“これをもっと前に知っていれば、あの映画のシーンの表現方法も違っていたのにな……”って、今さらながら悔いたりすることもあります(苦笑)。また、舞台は体が資本で、毎公演を万全の状態で挑み、最高のものをお客さんに届けていかなくてはいけないので、そうした精神面でのプロ意識も学ばせてもらっています。

 

──『フェードル』の時は大竹しのぶさんの楽屋に入り浸っていたという噂を聞きました。

 

 はい(笑)。本当に学ぶことが多くて。本番中は逆に自分の出番以外のシーンになっても楽屋に戻らず、舞台袖からしのぶさんやドリさん(キムラ緑子)の演技を見て、勉強していました。

 

──今作でも大先輩に囲まれて、学ぶことが多そうですね。

 

 本当にそう思います。稽古場でも、偉大な先輩方とこうした世界的な名作で共演できることがいかに素晴らしくて、誇らしいことなのかを日々感じています。また、同時に、早くこの舞台をお客さんに届けたいという気持ちも日に日に強くなっています。というのも、お客さんにとっても舞台ってやっぱり特別な空間なんだと思うんです。特にこうしてコロナ禍になった今、以前とは少し違う空気を劇場で感じるようになりました。皆さんがどれだけの思いを持って劇場に足を運んでくださっているのか。改めて非日常的な時間や空間を与えられる演劇は素晴らしいエンターテインメントであり、希望だなと思うようになって。だからこそ、まだまだ苦しいことが続く世の中ですが、今を生きるひとりの人間として、こうして希望を与えられる世界に少しでも携われていることに喜びを感じています。

──では最後に、Get Navi webということで林さんが普段愛用しているモノについてお聞きしたいのですが、稽古場でよく使用しているグッズやリラックスアイテムなどはありますか?

 

 最近、トレーニングマットを稽古場や劇場に持っていくようになりました。アップの仕方は役者さんによって人ぞれぞれで、なかには何もしなくても大丈夫なすごい先輩方もいらっしゃるのですが、僕はまだ万全にして挑まないと怖いという思いが強いので、きちんと体をほぐすようにしています。リラックスは……クルマを運転している時間やジョギングをしている時が、一番心が落ち着くんです。特に、走っている間はセリフを覚えたり、作品について考えたりすることに没頭できるので、より集中できるようにとイヤホンを買いました。首にかける骨伝導タイプのものなんですが、ものすごく気に入ってます。

 

──ちなみに、セリフはいつもどんな感じで覚えることが多いんですか?

 

 僕は一心不乱に読むという感じではなく、しっかりと集中して頭に入れるようにしています。自分のセリフもそうですが、掛け合いのシーンだと相手の言葉の意味もしっかりと考えるようにしています。

 

 

舞台「パルコ・プロデュース2022『セールスマンの死』」

2022年4月4日(月) ~ 29日(金・祝) 東京・パルコ劇場ほか松本、京都、豊橋、兵庫、北九州にて順次上演

料金:マチネ:11,000円、ソワレ:10,000円
プレビュー公演(4月4日(月)):9,000円
ペアチケット=マチネ:20,000円、ソワレ:18,000円
U-25チケット=5,500円

(STAFF&CAST)
作:アーサー・ミラー
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
出演:段田安則、鈴木保奈美、福士誠治、林 遣都 / 前原 滉、山岸門人、町田マリー、皆本麻帆、安宅陽子 / 鶴見辰吾、高橋克実

(STORY)
1950年代前後のニューヨーク。かつて敏腕セールスマンとして名を上げたウィリー・ローマンも年齢を重ね、二世の社長からは厄介者として扱われているようになっていた。妻のリンダは今も夫を献身的に支えているが、30歳を過ぎても自立出来ない2人の息子たちとは微妙な関係にある。セールスマンこそが夢を叶えるにふさわしい仕事だと信じてきたウィリーだが、その夢はもろくも崩れ始め、すべてに行き詰まったウィリーはある決断を下す……。

 

撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/主代美樹(GUILD MANAGEMENT) スタイリスト/菊池陽之介

テラス×テラスに新メンバー加入!森華音、小野崎涼帆、梅原麻緒が加わり新体制に

アイドルユニット・テラス×テラスに新メンバーとして森華音、小野崎涼帆、梅原麻緒の加入が発表。合わせて、楽曲のサブスク解禁も決定した。

テラス×テラス

 

3月27日にデビュー1週年を迎えたテラス×テラス(愛称:テラテラ)と、月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか…(愛称:ツキアト)。その前日の3月26日にShibuya Spotify O-WESTにて、「ツキアト×テラテラ 1 周年記念対バンライブ」を開催し、満員の観客の中で1年前から成長した姿を披露した。

 

トップバッターのツキアトはサプライズで、今までのカラーとはガラッと変えた「愛は君だ。」と和ロックテイスト満載のハードな楽曲「弓張月」の新曲2曲を初披露。

 

いっぽうのテラテラは、この日初の新衣装に身を包み、クボナオキ作曲・SILENT SIRENすぅ作詞というサイサイコンビ制作による新曲「Happy Smile」を含む全5曲を披露した。

左から)小野崎涼帆、森華音、梅原麻緒

 

そしてテラテラパートの最後には、さらに新メンバー発表のサプライズも。若干15歳のメンバー・森華音、小野崎涼帆に、18歳の梅原麻緒という3名の加入が発表された。担当カラーは、森が青、小野崎が水色、梅原が白となる。

 

また両グループのパフォーマンスが終わり、最後のあいさつではさらなるサプライズとして、ツキアト・テラテラ両グループの楽曲サブスク解禁を発表。詳細は公式サイトで発表されるとのことで、続報にも注目だ。

 

なお、テラテラの新メンバーは、3月30日(水)の渋谷CLUB QUATTROにて開催される「うるトラすフェスタ vol.1」の特典会から参加するということで、今後の彼女たちの活躍にも期待が高まる。

 

WEB

テラス×テラス公式サイト:https://platinumpixel.jp/terasuterasu/

テラス×テラス公式Twitter:https://twitter.com/teratera_staff

テラス×テラス公式Instagram:https://www.instagram.com/terasuterasu_staff/

桃月なしこ 大人の色気に白衣の天使のような可愛さも…「PEACHY」3種の表紙解禁

通常版表紙

 

ゼロイチファミリア所属の桃月なしこが、1stフォトスタイルブック「PEACHY」(光文社)を3月30日(水)に発売する。それに先駆け、タイトルと3種類の表紙が解禁され、本人コメントも到着した。

 

コスプレイヤー、女優、そしてファッション誌「bis」モデルとしても活躍する桃月なしこ。彼女にとって初めてのフォトスタイルブックのタイトルが「PEACHY」に決定した。タイトルの「PEACHY」には、「桃」のほかに「とてもよい、素敵な」という意味もあるという。

 

合わせて、通常版、セブンネットショッピング限定版、楽天ブックス限定版の3種類の表紙も解禁。いずれもホテルの部屋で撮影した、巻頭のランジェリーシュートの写真になっている。

 

セブンネットショピング限定表紙

 

通常版表紙は、ドキッとする表情の顔のアップ。セブンネットショッピング限定表紙は、大人っぽい黒のスクールガール風のニットとプリーツスカートのスクールガール風コーデでキュートなポーズ。楽天ブックス限定表紙は、可愛さあふれる白いコットンのミニブラウス、とそれぞれまったく違った彼女の魅力を感じ取れるだろう。

 

初めてのフォトスタイルブックということで、プライベート感あふれるナチュラルなランジェリーシューティングを始め、メイクやヘアアレンジなどのビューティ、私服を解説。さらに自宅を初公開するなど、盛りだくさんな内容に。

 

「もう何も隠すことはない。私という存在のすべてをこの一冊にさらけ出しました」と本人も語るほど、今の桃月なしこのすべてが詰まった作品が完成した。桃月からのコメントは、下記に掲載。

 

桃月なしこ コメント

楽天ブックス限定表紙

 

◆タイトルの「PEACHY」について。

写真集の時も「未完」ていうタイトルをつけて、なんとなく果物に因んだタイトルがいいなというのはあったのですが、桃月の“桃”と“素敵な”という意味を持つ「PEACHY」がタイトル案にあって選びました。かっこいいタイトルになったなと思います。

 

◆表紙について。

通常版の表紙は、顔面がドンと来ていて目立つし、目を引いていいなと思います。前髪切りたての時の写真です。セブンネット限定版は、黒めの衣装で妖艶な感じで、大人っぽくて色気がある表紙だなと思います。逆に楽天ブックスは、白っぽくって可愛らしくて白衣の天使を思わせるような感じがします。
表紙は3パターンとも雰囲気がぜんぜん違うので、ぜひ全部手に入れていただきたいです!

 

書誌情報

桃月なしこ 1stフォトスタイルブック「PEACHY」
2022年3月30日(水)発売

定価:2,530円(税込)
発行:光文社

 

WEB

桃月なしこ公式Twitter:https://twitter.com/nashiko_cos
桃月なしこ公式Instagram:https://www.instagram.com/nashiko_cos/

 

なえなの1st写真集が発売前に3刷重版出来!本人お気に入りの水着カットが先行公開

なえなのの1st写真集「なえとなえなの」が、4月4日(月)の発売を前に3刷の重版が決定。好評に応えて、本書の中から本人が一番のお気に入りだというカットを含む2枚の水着写真が先行公開された。

 

なえなのは、SNSでの活動を皮切りにZ世代の男女から高い支持を得ている21歳。『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ)でお天気キャスターに就任し、『ハレ婚。』(ABCテレビ)で女優デビュー。雑誌「LARME」では専属モデルも務めるなど、マルチなジャンルで活躍している。

 

そんな彼女が初の水着や下着での撮影にも挑んだ1st写真集が、4月4日(月)に発売。今回、先行公開されたカットについて、なえなのは「一番お気に入りの写真は、えんじ色の水着を着た横顔アップです。逆光のなかで鮮明に横顔がポンッと出ているのがすごくきれい」と。

 

さらに「自分の顔のパーツでは口が一番好きなんです。横から見ると、上唇がぷょんってなってる。あんまり似てる形の口の人っていないから、個性的かなって思ってます。口元がくっきり写ってて横顔が盛れてるから、この写真はとても気に入ってます」とセレクトの理由を明かした。

 

なえなの コメント

一番お気に入りの写真は、えんじ色の水着を着た横顔アップです。逆光のなかで鮮明に横顔がポンッと出ているのがすごくきれい。自分の顔のパーツでは口が一番好きなんです。横から見ると、上唇がぷょんってなってる。あんまり似てる形の口の人っていないから、個性的かなって思ってます。口元がくっきり写ってて横顔が盛れてるから、この写真はとても気に入ってます。首元の水滴の影がくっきり出てるのもきれい。水着の色も好きだし、肩のフリルもかわいくて完璧!

 

書誌情報

「なえなの1st写真集 なえとなえなの」
2022年4月4日(月)発売

著者:なえなの
撮影:細居幸次郎
ISBN:9784065262610
判型:A4判変型
ページ数:112ページ
定価:2,640円(税込)

 

初書籍が重版出来!謎多き人気YouTuberブリアナ・ギガンテ「結局、人生って自分の物語の中で生きていくことだから」

独特のメイクと存在感が人気のYouTuber、ブリアナ・ギガンテさん。ぼんやりキャラかと思いきや、お悩み相談では時に辛辣に、時に深みと優しさのある言葉で視聴者を癒やしている。そんなブリアナさんが、自身のこだわりや波瀾万丈な半生を綴った『世界でいちばん私がカワイイ』(幻冬舎・発行)を上梓。ブリアナさん初書籍となる本作は、読み手の日々の生活がちょっと楽しくなるような言葉がギュッと詰まっている。

ブリアナ・ギガンテ●2020年3月にYouTubeを始める。小さな目が特徴の「小粒ちゃんメイク」、インパクトのあるファッション、おっとりした口調、妖艶かつ上品な所作、深みのある人生相談に、ハマる人続出。ブリアナちゃんグッズも数々展開、発売のたびに即完。2022年フランスで公開予定の映画「シャイニー・シュリンプス!」シリーズ続編に出演決定。YouTube「Briana Gigante」TwitterInstagram

 

わたくしが普段思っていることにプラスして過去に触れる……1年以上かけて今の形に

 

──『世界でいちばん私がカワイイ』はブリアナさんの考え方やこだわりが詰まったとてもおもしろい本だと思いました。本を出すきっかけからお聞かせください。

 

ブリアナ 最初に、編集を担当してくださった袖山(満一子)さんから御連絡をいただきました。基本的にわたくしは疑ってかかるタイプなんですね。「このメールを開いても大丈夫? もしかして開いたら(PCが)ウイルスに支配されてしまうんじゃない?」って。今回も最初は「どうなの?」と思いながらマネージャーに調べてもらったところ、メールに書いてある名前で検索して「安心して会っていいと思うよ」と言われました。それからわたくしも袖山さんのお写真を見て「良さそうな女性だわ」と思ったので、まずお茶をすることにしました。

 

──お茶をしてからどのようにお話は進んでいったのでしょうか。

 

ブリアナ 最初は、この唯一無二のかわいさの秘訣やポイントにフォーカスした本にする予定でしたが、わたくしの過去の話をいろいろ聞いてくださった後、袖山さんがもっと時間をかけてゆっくり作りましょうって言ってくださって、わたくしが普段思っていることにプラスして、過去のことにも触れる……ということになり、1年以上かけて今の形になりました。

 

──途中にブリアナさんの過去が童話のような形で挿入されているのもとても印象的でした。

 

ブリアナ 最初は過去の話をそのまま文章にしていたのですが、読み返していたら、わたくし自身があまりにも暗い気持ちになってしまって(笑)。ブリアナ・ギガンテの本を読んで気持ちが重くなるのはイヤだなって思ったので、グリム童話のようにしてみました。どちらかというと、読んだ後に気持ちが軽くなってほしいので、童話パートとして途中に挿入することに致しました。

 

──ブリアナさんは過去にたくさんの悲しいことがあったから、今は考え方がポジティブになったのでしょうか。

 

ブリアナ すごくぶっちゃけてしまうと、過去に比べるとすべてが“まし”という感じでしょうか(笑)。かといって、過去に対して……なんて言うんでしょう……恨みみたいなものは特になくて。ただ振り返ると、本を作る過程はわたくしにとって非常に重要だったなと思っています。「この時はこうだった」「あの時はああだった」と、その時その時に感じていたことを自分の中で整理できた気がします。ずっとフタをしてきた過去のあれこれを、本を作るために開けて、のぞいてみることで、久しぶりに思い出すこともありました。

 

──思い出しながら、過去の出来事や考えていたことを整理することができたということでしょうか。

 

ブリアナ 過去の出来事をパッと掘り出してみて、「あの時はこんな感覚だったけど、実際に掘り起こしてみるとこうだったな」みたいに、現在に重ねて、記憶の整理ができました。本を作っていくのは、自分の中でもすごく良い時間だったと思っています。結局、人生って自分の物語の中で生きていくことですから。

 

コミュニケーションを取っているような感覚になってほしい

 

──そうやって作っていった本が完成した時の心境はいかがでした?

 

ブリアナ 感動しました。たくさん文字も書きましたし。それに校正ゲラっていうの? アレを見ながら、この欄外の線は何? この紙、このあとどうなるの? って、わからないことばかりでしたので、本になった時は、あらまぁ本当に本になったんだなって。本を作るのはもちろん初めてでしたが、実は、ちゃんと本を読んだのもほぼほぼ初めてだったんです。教科書は絵を描くものだと思っておりましたので。ええ、そうです、教科書の中にある挿絵に、背景を書き足していくような、ちょいとイケナイお子でございました。

 

──そういえば、本の途中に入っている「ここまでよく読めたわね」みたいな読者を励ます言葉もおもしろかったです。

 

ブリアナ あれは単純に、校正ゲラを読みながら自分で感じていたことです。「目がしぱしぱしてきたわ」なんて、うふふ。なんでもないことですけど、せっかく自分で思ったことなので、本に入れられないかしらと思って相談したら、「ぜひ入れてください」と。今、わたくしはファンの方々と直接お会いできるようなイベントができていないんですね。なので一方的ではありますけれど、わたくしとコミュニケーションを取っているような感覚になってほしいという気持ちもあり、くだらない一言ですけど入れてみました。そんな感じで今回は、わたくしが「やりたい」と言ったことを全部入れて、欲ばり本みたいなものが完成しました。わがままを聞いてくだった皆さんに感謝申し上げます。

 

「失敗してもOK」みたいなことを感じ取ってもえればラッキー

 

──YouTubeからさまざまなメディアにも取り上げられて、主婦層や若い女性の方からの反響も多いと思います。そんな状況をどう感じていらっしゃいますか?

 

ブリアナ 1つみなさんに言っておきたいのは、「そんなに大したものではないですよ」ということ。今後、応援してくださる主婦の方や若い女の子たちをガッカリさせるようなことも、この先あるかもしれないと思うんです。でもわたくしは、それはそれでいいと思っています。何をやっても、残念がる方はいらっしゃいます。例えばちょっとグロテスクな表現があるゲームをわたくしがやると、毎回クレームが来ます。アンチの方からのコメントというわけではなくて、「このゲームはブリアナちゃんには合わない」ってコメントだったり。ただ基本的に、わたくしは物事を自分中心に考えているので、合うか合わないかは自分で判断します。過去にも、ある炎上していた方とコラボした時に、「もう見ません」といった批判のコメントをいっぱい頂きました。でも、わたくしのYouTubeって「失敗してもOKだよ」ということを伝えて、体現もしているんですね。カメラが回っている前では絶対しないだろということもしますし、普通ならカットするべきところも、そのままアップしていただいております。早朝のロケだったりすると、たまに思考が停止してしまい30秒前後黙ることもございますから。

 

──ブリアナさんが黙った時、私のスマホが壊れたのかなと思いました(笑)。

 

ブリアナ みなさん電波の心配をされるんですよね。でも再生時間の秒数は進んでいるし、あれ? って思うのでしょうか。そんなブリアナの動画の中から「失敗してもOK」みたいなことを感じ取ってもえればラッキーかなくらいの気持ちで、わたくしはYouTubeをやっております。ホント、自分勝手なYouTubeだなぁと思う反面、そんな自分が大好きなんです。

 

──ここからはモノやコトに関するこだわりをお聞かせください。動画でも紹介されていましたが、スキンケアまわりのグッズやコスメはどうやって良いモノを選ぶんですか?

 

ブリアナ ドラッグストアに直接行くこともありますし、ネットで買ってみることもあります。スキンケアに関してはトライ&エラーって感じですね。ひたすらお肌を潤したいと思ったら、ひたすら試します。それで良かったものは長くリピートしています。ただし、肌トラブルが起きると「皮膚科か美容皮膚科にさっさと行きな!」ってタイプです。

 

──スキンケアでリピートしているものは?

 

ブリアナ わたくしはSK-IIはずっとリピートしています。いろんな化粧水を使ってきたんですが、トラブルが少ないんです。肌が気持ちいいと、気持ちもいい。トラブルが少ないのが一番メンタルが穏やかでいられます。その時のお肌と相性が良いと感じるものであれば、お値段の安い高いはあまり気に致しません。

 

好きじゃないものは置かない。好きじゃない家具なら、なくてもいい

 

──こだわりがあるモノはありますか?

 

ブリアナ 最近は観葉植物もそうですが、家具にはこだわっています。こだわっているというか、好きじゃないものは置かない。好きじゃない家具は、なくてもいい。だから、うちにゴミ箱はないです。

 

──ゴミ箱が好きじゃないということですか?

 

ブリアナ ゴミ箱に好きなデザインがないんですよね。まず犬や猫に荒らされないタイプじゃないといけなくて、かつ自分の好きなデザインじゃないといけないので。今は、ゴミはゴミ袋に入れるようにしています。

 

──どんな家具がお好きなんですか?

 

ブリアナ 木製のものが好きです。最近、お仕事の繋がりで、秋田木工さんという曲木家具のブランドをご紹介していただいたんです。企業さんのご厚意で直接工場を見学させていただいた際に、たまたま見かけた椅子に座ってみたら座り心地が良すぎて、その場で「これ売っていただけませんか?」とお願いして、2脚購入いたしました。ゲーミングチェアより座り心地が良くて、びっくりしてしまうほど疲れないんです。

 

──木製なんですよね?

 

ブリアナ そう。クッションも何もなくても、吸い付くような感じで、座り心地が柔らかいんです。座っていてめちゃくちゃ気持ちいい。わたくしはゲームをする時はゲーミングチェアなんですが、動画の撮影をする時は大体この木製に椅子に座っています。

わたくしのしゅきぴ(彼氏)も在宅でお仕事する際、ほぼ必ずその木製の椅子を愛用しております。

 

──YouTubeの動画を見て、すごくかわいい照明が気になりました。

 

ブリアナ 小鳥が止まっているデザインの照明ですよね。あれはとってもお気に入りです。映画の撮影でフランスに呼んでいただいた時に空き時間ができたので、日本で言えば伊勢丹とか三越のような商業施設に連れて行っていただいたんです。そこをウロウロしていたら鳥が付いている照明を見つけて、「かわいいな」って思いましたが、持って帰るのがどうしてもイヤで。日本に送る手続きも面倒くさいですし、諦めたんですね。ただ、かわいいから写真を撮ってしゅきぴに送ったんです。そしたら、映画の撮影を終えて日本に帰ってしばらくしたころに、彼がその照明をインターネットで見つけてくれて。すぐに買ってもらいました。とってもうれしかったです。

特別高級というわけではありませんが、その照明はわたくしの思い出の品であり、今を彩ってくださってる大切な家具です。

 

『世界でいちばん私がカワイイ』

著者:ブリアナ・ギガンテ
イラスト:mune

価格: 1430円(税込)
発行:株式会社幻冬舎

Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4344039017/

楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/17003167/

 

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取材・文/佐久間裕子

水崎綾女「32歳の色気って何だろう」10年ぶりの写真集のテーマは“作ったセクシーはやらない”

女優・水崎綾女の10年ぶりの写真集「水崎綾女 写真集 Ayame」(光文社)が、4月5日(火)に発売される。それに先駆け、本人コメントが到着した。

 

1989年4月26日生まれ、兵庫県出身の彼女。2004年「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でベストグラビア賞を受賞し芸能界デビュー。各誌のグラビアを席巻後は女優業に励み、2013年公開の映画「ユダ -Judas-」では主演を務めた。

 

2017年、ヒロインを務めた映画「光」が第70回カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞。2021年は『最愛』、さらに今年4月からは『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(ともにTBS系)と立て続けに話題のドラマに出演を果たしている。

 

そんな今、注目の実力派女優が10年ぶりの写真集に挑んだ本書。沖縄のビーチやホテル、バーやスタジオなどさまざまなロケーションで、エキゾチックな美貌とグラマラスボディが一挙に楽しめる、ファン垂涎の1冊に仕上がった。

 

水崎は「“作ったセクシーはやらない”が今作品の自分のテーマでした。10代、20代のときはセクシーを演じているような感覚だったので、32歳の色気って何だろうと考えたときに、作り込まずにナチュラルに見せたいな」と語っている。

 

水崎綾女 コメント

“作ったセクシーはやらない”が今作品の自分のテーマでした。10代、20代のときはセクシーを演じているような感覚だったので、32歳の色気って何だろうと考えたときに、作り込まずにナチュラルに見せたいなと。22歳の時には表現できなかった自然体の魅力が、ぎゅっと詰め込めた作品に仕上がったと思います。
書店イベント(4月10日)も10年ぶりに開催。ファンのみんなに会うのは緊張するけど、とても愉しみにしています。

 

書誌情報

「水崎綾女 写真集 Ayame」
2022年4月5日(火)発売

定価:2,800円+税
版元:光文社

©光文社/週刊FLASH 写真◎ND CHOW

鈴木亜美の40歳を記念した写真展が開催決定!「私も期間中のどこかで遊びに行きたいな」

歌手・タレントの鈴木亜美が、生誕40年を記念した写真展「AmiSuzuki 40th Birthday Anniversary Photo Exhibition」の開催を発表した。

 

今回の写真展では、2月に開催された40歳のバースデーライブ「Ami Suzuki Birthday Live“超激辛40倍”」でのライブ写真や、ライブのために撮り下ろされたイメージビジュアルなど、計40点を展示。さらに会場では、実際にバースデーライブで着用された衣装の展示や、ライブ映像も同時公開されるという。

 

バースデーライブは本格的なライブとしては11年ぶりの開催ということもあり、話題を呼んだ。ライブに密着した様子は公式YouTube「あみーゴTV」でも公開されているが、今回このエキシビジョン会場ではライブ本編を一挙上演する予定。作品化の予定がなく、ここでしか見られない貴重な映像となるだけにファンは必見だ。

 

開催にあたり、鈴木本人も「私も期間中のどこかで遊びに行きたいなって思ってます」と来場を予告。ファンにとっては、開場を訪れる楽しみの1つとなることは間違いないだろう。

 

写真展は、東京・麻布十番のtokyoarts galleryにて、4月9日(土)から4月17日(日)まで開催。入場は無料で、展示されている作品は先着で購入することも可能とのことで、こちらも見逃せない。

 

イベント概要

「AmiSuzuki 40th Birthday Anniversary Photo Exhibition」
2022年4月9日(土)〜4月17日(日)tokyoarts gallery
※入場無料

 

WEB

鈴木亜美 公式サイト:https://avex.jp/ami/
鈴木亜美 公式Twitter:https://twitter.com/AMIAMI5729
あみーゴTV:https://www.youtube.com/channel/UCEz1INla1F6KTUchuBEJPRg

 

中村果蓮が体型維持の秘訣を明かす!「ニジマスのこれ愛してマス」第24回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第24回は、中村果蓮さんが体型維持のために取り組んでいるという「筋膜リリース」についてご紹介!

 

こんにちは!
中村果蓮です!

 

このコーナーで自分の趣味とか、ハマってるものを紹介させてもらうのはこれで3回目ですよね!
毎回何を紹介しようかと悩みます……(笑)。

 

皆さん、何が知りたいですか!?
もし何か知りたいことがあれば、中村に連絡してください!(笑)

 

さてと! 今日は健康? 美容? についてお話させてもらいたいと思います!
今回紹介させてもらうのは、筋膜リリースです!
これは知ってる方もいると思うんですけど、筋膜という身体の一部を正常に戻して、むくみを解消したり、代謝を良くしたりするものです。

 

女の子って体型維持するのが結構しんどいと思うんですけど、かれんも結構むくみやすい体質で去年から毎月、仲良いエステの方にほぐしてもらってるんです。
これをするだけで結構むくみも取れるし、ダイエットしたい女の子とかにもめっちゃおすすめします!

 

痛いんやけど、次の日とかから見た目もスッキリしてくるし、1回試してみるのもいいかと!
「体型維持どうしてますか?」とか質問してもらうことも多くなって。今まであんまり答えてこれてなかったんやけど、かれんは基本的に筋膜リリースに頼ってます(笑)。

 

あとは、ほんまに食べたいものを判断して食べるとか毎日ストレッチするとかそれだけしかしてないけど、ちょっとのことでも積み重ねで変わってくるからね!
でも無理するとストレスで続かへんからあんまり考えへんこと! ゆるーくゆるーくね!

 

かれんもまだまだ自分磨き頑張らなあかんから、一緒にがんばりましょー!!!
また、いい美容あれば教えてください♪

 

中村果蓮 PROFILE

●なかむら・かれん…2001年12月11日生まれ。滋賀県出身。O型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。2020年に約2,000人のオーディションから選ばれ、新たに加入したシンデレラガール。おっとりとした性格と関西弁が特徴で、グループ最年少の妹的存在。その一方、物怖じしない性格で、途中加入を感じさせない。特技は津軽三味線。

公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_karenn
公式Instagram:https://www.instagram.com/nakamura_karen_/

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

 

WEB

桃月なしこ・林ゆめ・霜月めあが「アンビュランス」に大興奮!ナースや女医コスプレも…

左から)桃月なしこ、霜月めあ、林ゆめ

 

マイケル・ベイ監督の最新作「アンビュランス」が3月25日に公開。この度、本作を鑑賞したゼロイチファミリア所属の桃月なしこ、林ゆめ、霜月めあからコメントが到着した。

 

“ハリウッドの破壊王”の異名を持ち、「トランスフォーマー」シリーズや「6アンダーグラウンド」などを手がけてきたマイケル・ベイ監督による最新作「アンビュランス」が3月25日に公開された。

 

本作は、血の繋がらない兄弟が銀行から大金を強奪する計画を企てるも、瀕死の警官と救命士を乗せた救急車を奪って逃走せざるを得ない状況に追い込まれてしまうスリルたっぷりなノンストップ・アクション。

 

実際に映画を観た霜月は「破壊王マイケル・ベイ監督の最新作ということで、破壊王の名の通り今回も爆破シーンが盛りだくさんで見ていてドキドキハラハラする場面がたくさんありました! しかも救急車で爆走するというのも面白い設定だなと思いましたね」と感想を述べる。

 

林ゆめ

林も「とにかくアクションシーンが迫力あって、すごく格好良かったです! 兄弟の絆だったり家族愛だったり、すごく感動するシーンもあって、ストーリーとしてもすごく面白くて見入ってしまいました」と。

 

桃月も「ただアクションというだけの映画ではなく、激しいアクションと同時に登場人物たちの心理描写が描かれていたり、兄弟たちのやり取りや葛藤があったりと物語としてもすごく面白くて、見終わったあとの爽快感がすごかったです!」と振り返った。

 

林ゆめの公式YouTubeチャンネル「林ゆめのゆめチャンネル」では、映画を鑑賞した後に3人がコスプレにも挑戦。林は「元々コスプレする予定ではなかったのですが、マネージャーたちからも“めっちゃいいよ、似合ってる”と言われてうれしかったです!(笑)」と語っている。

 

左から)霜月めあ、林ゆめ、桃月なしこ

 

◆映画「アンビュランス」をご覧になられて、いかがでしたか?

桃月なしこ:とにかく興奮しました!!! カーアクションってド派手で迫力があるものだと思うんですけど、今回は救急車に乗っての逃走劇ということで、救急車の中にいる患者を救いながら逃げなければいけないということで、また更にハラハラドキドキしっぱなしでした! ただアクションというだけの映画ではなく、激しいアクションと同時に登場人物たちの心理描写が描かれていたり、兄弟たちのやり取りや葛藤があったりと物語としてもすごく面白くて、見終わったあとの爽快感がすごかったです!

 

林ゆめ:とにかくアクションシーンが迫力あって、すごく格好良かったです! 兄弟の絆だったり家族愛だったり、すごく感動するシーンもあって、ストーリーとしてもすごく面白くて見入ってしまいました。アクション映画は音も含め、絶対大画面で観た方が迫力があるのでぜひみなさんにも映画館で観てほしいです!

 

霜月めあ:破壊王マイケル・ベイ監督の最新作ということで、破壊王の名の通り今回も爆破シーンが盛りだくさんで見ていてドキドキハラハラする場面がたくさんありました! しかも救急車で爆走するというのも面白い設定だなと思いましたね。ストーリーも、ちょっと泣けちゃうようなそんなシーンもあるので本当に目が離せない作品でした!

 

桃月なしこ

 

◆「林ゆめのゆめチャンネル」で披露したナース姿もお似合いでしたね。

桃月:ありがとうございます! 今回はキャムが着用していたナース服をイメージして作っていただきました! 作品に登場するキャムが着用していたナース服は救急救命士のような衣装で、私がナースとして働いていた時とはまた全然違って、動きやすさだったり、シーバーがついていたりとすごく新鮮な気持ちで着用させていただきました。

 

:ありがとうございます! 医者の格好をするのは初めてで、少しでも女医っぽく見えるメガネはどれかな? といろいろ試着してメガネを決めました(笑)。元々コスプレする予定ではなかったのですが、マネージャーたちからも「めっちゃいいよ、似合ってる」と言われてうれしかったです!(笑)

 

霜月:ありがとうございます! 今回、救急車が出てくるということで医療系にまつわるコスプレ…で可愛いナース服を着せていただきました!(笑)。わたしだけちょっとテンションがハロウィン寄りでしたが(笑)。ミニスカートでちょっとセクシーさもある衣装で、とても可愛くてテンションが上がりました!!

 

霜月めあ

 

WEB

「アンビュランス」公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/ambulance
桃月なしこ 公式Twitter:https://twitter.com/nashiko_cos
林ゆめ 公式Twitter:https://twitter.com/h_yume_1018
霜月めあ 公式Twitter:https://twitter.com/melomea030
林ゆめのゆめチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCbEnFGu9AHboTcAtPbYX91g

 

 

SKE48 江籠裕奈の丸メガネ姿や花柄ビキニも…!1st写真集よりアザーカット解禁

3月29日(火)に発売される『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』について、発売前重版が決定。それを記念して、アザーカットが公開された。

アイドルグループ・SKE48に所属し、人気メンバーとしてグループを支える江籠裕奈。自身初となる1st写真集『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』が、誕生日である3月29日に発売される。

 

グループゆかりの地・小豆島での撮影をメインに、「ありのままの私」をテーマの一つとして、素の魅力を引き出すべくシャッターが切られていったという。“天使”と称され愛されてきた江籠は11歳でSKE48に加入し、2021年にはアイドル活動10周年を迎えた。

 

そんな彼女のステージで見せる表情とも違う、ナチュラルな魅力を存分に詰め込んだ作品に仕上がっている本作。今まで見せたことがないヘルシーなランジェリーカット、すっぴんショット、大人な色気も感じとれるドキッとする写真が盛りだくさんだ。

 

今回公開されたアザーカットには、本作のテーマの1つである「ありのままの私」を感じ取れるカットをセレクト。小豆島へと向かうフェリー船上で、ドキッとする素の表情を見せてくれたかと思えば、茂みの中でかくれんぼしているような遊び心にあふれた笑顔もカメラに向けている。また代名詞である“天使”が降臨したかと思うような、神々しい写真も…。

 

そのほかにも、丸メガネ姿や花柄ビキニカットも到着。早朝、窓に日が差した何気ない日常の中で癒やしオーラを放出させた至極のカットや、花柄ビキニで小豆島を満喫するキュートな一面も披露している。

 

SKE48 江籠裕奈

江籠は「発売前に重版が決まったということで…本当にありがとうございます。重版なんて言葉、わたしの人生には無縁だと思っていたのでびっくりです。たくさんの方が楽しみにしていてくださっているのかなーとうれしくなると同時に期待に応えられるのか不安な気持ちもあります(笑)」と。

 

続けて「新しくアザーカットも公開されたので発売までのもう少しの間、わくわくしながら待っていてもらえたらうれしいです!」と感謝のメッセージを寄せた。

 

なお、3月23日(水)21時(予定)より、江籠自身のアカウントにて、SHOWROOM配信も予定されている。発売前重版の率直な気持ちから、写真集撮影の秘話も明かされることだろう。

 

さらに、3月29日(火)発売の「週刊SPA!」(4月5日号)にて、単独表紙を務めることも決定。写真集発売まで残り1週間となり、ますます期待が高まらずにはいられない。

 

書誌情報

『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』

2022年3月29日(火)発売

左から)通常版カバー、Amazon.co.jp限定表紙カバー、セブンネットショッピング限定表紙カバー

 

著者:SKE48 江籠裕奈

撮影:桑島智輝

定価:2,500円(税込)

 

通常表紙カバー 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594090281

Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091385

セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://7net.omni7.jp/detail/1107277932

モモコグミカンパニー(BiSH)インタビュー「アロマキャンドルをたいて、クラシック音楽を聴きながら読書をしています」

ルームウェアブランド「gelato pique(ジェラート ピケ)」が先日、「ジェラート ピケ×BiSH ホワイトデーキャンペーン特別インスタライブ」を配信。これに出演した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのモモコグミカンパニーさんに“ジェラピケ”の魅力や、プライベートの“自分時間”について聞きました。

 

◆まずは、同じBiSHのメンバーであるセントチヒロ・チッチさんとのインスタライブを終えての率直な感想を。

初めてチッチと2人でインスタライブをやるということで、ちょっとだけ緊張していたんです。でも、ジェラピケさんのモコモコしたパジャマを着せてもらったことで、とてもリラックスした気持ちでできました。得意な猫の鳴きマネをしたりして(笑)、すごく楽しかったです!

 

◆ジェラート ピケの印象を教えてください。

昔女子アナさんのようなキラキラ系一流女子が着ているブランド…昔はそんなちょっと敷居が高いイメージがありました。でも手に届きやすい商品もたくさんありますし、身に着けると温かくて心が開放的にもなる。そういう感じで、着るだけで自分の女子力が上がった気分にもなれるブランドだと思います。

 

◆モモコさんとジェラート ピケとの出会いは?

昔、清掃員(BiSHファンの呼称)の方からジェラピケのヘアバンドを頂いたことがあったんです。そのモコモコさ加減や、手触りの良さがたまらなくて。それをきっかけに、ショップにパジャマを買いに行きました。とにかく温かくて、睡眠の質が上がったのを覚えています。

 

◆インスタライブで着用されたパウダー素材のカーディガンとパンツ、そしてスムーズィー素材の上下とヘアバンドの3点セットについてはどうでしたか?

どちらもニットなんですが、猫のイラストが入ったパウダー素材のカーディガンは見た目的にもめちゃめちゃかわいいし、猫好きにはたまらないなと! 私は猫を飼っていないんですけど、癒やされるのでパジャマとの相性は抜群だと思いました。3点セットの方は“女子がお風呂上がりにこれを着ていたら、マジでかわいいな”と思いましたし、“女子会とかで友達とおそろいにしたら、特別な夜になるんじゃないかな”といろんな妄想が膨らみました。

 

◆3点セットは全4色(ラベンダー、ピンク、ミント、イエロー)ありますが、モモコさんがピンクを選んだ理由は?

今の髪色に合わせてピンク柄を選びました。衣装に合わせて髪色を変えることが多いんですけど。前は水色にしていたので、そのときだったら寒色系のラベンダーやミントを選んだかもしれませんね(笑)。どの色もかわいいので、気分に合わせて選んだら楽しいと思います。

 

◆ちなみに、寝る前の“自分時間”はどんなふうに過ごしていますか?

お風呂上がりにはアロマキャンドルをたいて、クラシック音楽を聴きながら、大好きな村上春樹さんの小説などの本を読んでいます。BGMに流すクラシックは、オーケストラとか壮大な感じの曲だと、そっちに持っていかれてしまうこともあるので(笑)、ピアノがメインの曲にしていますね。そんな時間を30分ぐらい過ごすことで、いい眠りにつくことができるんです。一日の中で一番好きな時間かもしれません。

 

◆私服についても聞きたいのですが、何かこだわりはありますか?

めちゃめちゃガーリーにするか、めちゃめちゃボーイッシュにするか。気分に合わせて、両極端にするのが好きです。ボーイッシュなときはパーカーにスカジャンという感じですが、最近は髪色がピンクになったからか、ガーリー寄りで、フリフリの襟やリボンが付いているようなものが多いかもしれません。あと私は体が小さいので、お店で試着して自分に合ったものを買うようにしています。

 

◆さて、もうすぐホワイトデーです。先のインスタライブでは、チッチさんが「モモコは、私からのバレンタインプレゼントをもらうけど、ホワイトデーのお返しをくれない!」と言っていました。その理由は?

単純に忘れてしまうし、“返さなくてもチッチは怒らないだろう”という安心感があるからでしょうか(笑)。チッチはとにかくプレゼントが上手で、私だけでなくBiSHメンバーはみんなもらう専門です。でも誕生日プレゼントに関しては、メンバー同士いろいろとやりとりしています。昨年の私の誕生日、チッチは第1弾と第2弾に分けてプレゼントをくれました。私はチッチと趣味が違うこともあって、チッチの誕生日には洗剤や柔軟剤といった生活用品をプレゼントしました。

 

◆モモコさんはBiSHの曲で数多くの作詞を手掛けていますが、3月にはいよいよ「御伽の国のみくる」で小説家デビューもするんですよね。

ありがとうございます。忙しい中で書くのに1年半ぐらいかかりましたし、今自分ができる全てを詰め込んだ小説になりました。自分の好きな服を着て“カワイイ”を追求するあまり、いろいろと苦しめられるメイド喫茶店で働く女の子の話です。かわいいのにちょっと不気味な装丁も楽しんでいただけると思います。

 

◆小説家以外にこの春、新たに挑戦してみたいことは?

昨年の夏ごろからずっとアルトサックスを習っているので、それをさらに頑張っていきたいです。あと、「御伽の国のみくる」の初回限定特典で、購入してくださった方全員にお返事をすることになっていて。頑張ろうと思っています!

 

◆BiSHとしては今年1月から楽曲を12か月連続リリース中で、3月2日には第3弾シングル「愛してると言ってくれ」をリリースしました。

今まで、BiSHでありそうでなかった王道中の王道といえるラブソングです。MVではメンバー全員が“彼氏目線BiSH”をやっていて、私は頭を撫でられています。最初は大丈夫だろうと思っていたんですが、いざやるとなるとスゴく恥ずかしくなってしまって。顔が真っ赤になって撮影が中断したほどです。今まで私たちをそういう目線で見たことのない人には、衝撃的で面白おかしい映像になっています(笑)。衣装も今までになかったようなフリフリな感じで、首からおなかにかけて赤いひもが巻き付いていたりしています。パンツルックが多かった今までと比べると、かわいすぎて…まだなかなか慣れないです(笑)。

 

 

PROFILE

●モモコグミカンパニー…“楽器を持たないパンクバンド”BiSHの結成時からのメンバーで多くの楽曲の歌詞を手がける。読書や言葉を愛し、独特の価値観や世界観を持つ彼女が書く歌詞は、圧倒的な支持を集め、作詞家としての評価も高い。2018年3月に初の著書『目を合わせるということ』を上梓し、大ヒットを記録。2作目となるエッセイ本『君が夢にでてきたよ』は、クラウドファンディングで支持者と共に完成までの過程を公開するプロジェクトを立ち上げ、異例のベストセラーを記録した。2022年3月「御伽の国のみくる」にて待望の小説デビュー。

 

日向坂46 影山優佳&佐々木美玲のレギュラーラジオ決定!「わくわくな気持ちでいっぱい」

日向坂46 影山優佳&佐々木美玲

 

4月1日(金)の午前11時30分より、日向坂46の影山優佳と佐々木美玲がパーソナリティをつとめる新番組『ローソン presents 日向坂46のほっとひといき!』(TOKYO FM)がスタートする。それに先駆け、両名よりコメントが到着した。

 

本番組は日向坂46の2人が交代制でメインパーソナリティをつとめ、ランチタイム前のリスナーからのメッセージやトーク企画を通して、「ほっ」とする癒やしを届ける25分間のプログラム。

 

4月1日(金)・8日(金)の初回と第2回は、パーソナリティの影山・佐々木がそろって登場し、和気あいあいとしたトークを届けていく。番組では今後リスナーからのバラエティ豊かな投稿を募集するコーナーも予定しているほか、ランチにピッタリなローソンの最新オススメ情報も届けられる。

 

今回の発表に際して、影山は「言葉を紡ぐことが大好きな私と、ひとを笑顔にする才能を持ったみーぱんとで、毎週空気が変わる化学反応的なラジオができるのではと今からとても楽しみです! 毎日頑張り続けるあなたの、午後への活力となるようなラジオをみなさんと一緒に作っていきたいです!」と意気込みを。

 

佐々木は「今はとにかくわくわくな気持ちでいっぱいです。みなさんがこのラジオを聴いて、ハッピーなお昼を過ごせるようなラジオをお届けできればなと思います! あと私はパンが好きなので、ローソンさんのおすすめパンを紹介したいと思います! そしていつか私プロデュースのパンがローソンさんで発売されるのが夢です!!」と野望も語った。2人からのコメント全文は、下記に掲載。

影山優佳 コメント

4月より始まる新番組のパーソナリティを務めさせていただきます!
言葉を紡ぐことが大好きな私と、ひとを笑顔にする才能を持ったみーぱんとで、毎週空気が変わる化学反応的なラジオができるのではと今からとても楽しみです!
大好きなローソンさんの食レポもしちゃいますよ! まだ何も決まってないです、勝手に言ってるだけです!(笑)
毎日頑張り続けるあなたの、午後への活力となるようなラジオをみなさんと一緒に作っていきたいです!
傾聴・拡散、よろしくお願いします!

 

佐々木美玲 コメント

4月から影山と2人でパーソナリティを務めさせて頂く佐々木美玲です!
今はとにかくわくわくな気持ちでいっぱいです。
みなさんがこのラジオを聴いて、ハッピーなお昼を過ごせるようなラジオをお届けできればなと思います!
あと私はパンが好きなので、ローソンさんのおすすめパンを紹介したいと思います!
そしていつか私プロデュースのパンがローソンさんで発売されるのが夢です!!
これからよろしくお願いします!

 

番組情報

『ローソン presents 日向坂46のほっとひといき!』
TOKYO FM
毎週(金)前11・30〜11・55 ※初回放送は2022年4月1日(金)

出演者:影山優佳(日向坂46)、佐々木美玲 (日向坂46)
提供:ローソン

番組HP:https://www.tfm.co.jp/hitoiki/
番組Twitter:@hot_hitoiki46

#ババババンビ 宇咲が高校卒業を報告「卒業と高校4年生との可能性は五分五分…ギリギリの戦いでした」

ゼロイチファミリア所属の宇咲(#ババババンビ)が、高校を卒業したことを自身の公式Twitterにて報告。合わせて、本人インタビューが到着した。

桃月なしこやアンジェラ芽衣など人気タレントが所属する芸能事務所・ゼロイチファミリアから生まれた、7人組アイドルグループ・#ババババンビ。“圧倒的な顔面偏差値”をうたい、総フォロワー数115万人超えのアイドルグループで、宇咲は桃色を担当している。

グループ最年少の18歳・現役高校生だった彼女が、今年3月で無事に高校を卒業した。本人は「いままで自己紹介の時に『現役高校生』と言ったりもしていたので、今後それが言えなくなってしまうというのは少し寂しいですね…(笑)」とコメント。

 

また「卒業と高校4年生との…可能性は五分五分…ギリギリの戦いではありましたが、はい! 無事高校を卒業することができました、高校4年生にはならずに無事卒業できて本当に良かったです!!」と率直な気持ちを明かす。

 

3月27日(日)には自身が所属する#ババババンビのKT Zepp Yokohama公演も予定されており、「全国ツアーのファイナルでもあり、#ババババンビのデビュー2周年という私たちにとって特別な日です。当日はニコ生配信も決まったので、会場に来てくださる方、配信を見てくださる方、みんなと! すてきな1日にしたいなと思っています」と意気込みを。

 

4月からは新成人ということで、今後に向けて「夢を1つずつみなさんとかなえていきたいと思ってます。夢はたくさんあるので(笑)全部かなえます! そして今日までありがとう、もちろんこれからも一緒に! 応援してもらえたらうれしいです。よろしくお願いします!」とメッセージを寄せた。

 

宇咲 インタビュー

◆まずは高校卒業を迎えて、今の心境をお聞かせ下さい。

アイドルグループ・#ババババンビの桃色担当・最年少、なんと無事高校卒業しました!! 宇咲(うさ)です!
いままで自己紹介の時に「現役高校生」と言ったりもしていたので、今後それが言えなくなってしまうというのは少し寂しいですね…(笑)。
卒業と高校4年生との…可能性は五分五分…ギリギリの戦いではありましたが、はい! 無事高校を卒業することができました、高校4年生にはならずに無事卒業できて本当に良かったです!!
学業との両立、たくさんの方に支えていただきました。特に家族にはたくさん支えてもらいました、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

◆3月27日(日)に#ババババンビのツアーファイナル&2周年を迎えますが、現在の心境や活動状況は?

はい! ついに3月27日(日)のZeppワンマンまで10日になりました! この日は、全国ツアーのファイナルでもあり、#ババババンビのデビュー2周年という私たちにとって特別な日です。昨年の8月には完売にはならなかったZeppワンマン、今回はありがたいことに既に完売…!! 完売と聞いた時は本当にうれしかったです。ありがとうございます。当日はニコ生配信も決まったので、会場に来てくださる方、配信を見てくださる方、みんなと! すてきな1日にしたいなと思っています。そのためにもっとどうしたら良くなるかを意見出し合ったり、新曲の初披露もあるので毎日レッスンやミーティングをしています!

 

◆4月から成人になるということで意気込みなど、応援してくださる方々へ一言メッセージをお願いします。

そうですね。もう高校生が終わり…。そして2022年4月からは新しい法律で18歳・19歳が新成人になるみたいで、私が新成人!? と自分でもとても驚きですが、今まで通り私らしく頑張ります。
そして夢を1つずつみなさんとかなえていきたいと思ってます。夢はたくさんあるので(笑)全部かなえます! そして今日までありがとう、もちろんこれからも一緒に! 応援してもらえたらうれしいです。よろしくお願いします!

 

WEB

宇咲Twitter:https://twitter.com/usa_usa0427
宇咲Instagram:https://www.instagram.com/usa_usa0427/
#ババババンビ公式サイト:https://babababambi.com/

『めざましテレビ』新お天気キャスターに現役大学生・林佑香が抜てき!あこがれは阿部華也子

今年4月で放送29年目に突入する『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、4月4日(月)から林佑香(はやし・ゆか)が新お天気キャスターとして加わることが決定した。

今回加入が発表された林佑香は、2002年4月20日生まれの19歳。1歳半から9歳まで、アメリカ・ロサンゼルスで過ごした。昨年末にフリーアナウンサー事務所・セントフォースに所属したばかりの新人で、メディア出演はこれが初となる。

 

林は現在、慶応義塾大学法学部政治学科在学中の1年生で、英語が得意な逸材。趣味は野球観戦からミュージカル映画鑑賞と幅広く、自身でも「目標に向かって最大限努力できるところが強み」と語る努力家だ。

 

そんな彼女が『めざましテレビ』8代目お天気キャスターとして、月曜日から木曜日のお天気を伝えていくことに。なお、金曜日のお天気キャスターは、『めざましどようび』(フジテレビ系)のお天気キャスター・谷尻萌が兼任する。

 

あこがれの存在と語る阿部華也子と並ぶ歴代最年少の19才で、大役に抜てきされた林は「朝はお忙しい方も多いと思うので、伝わりやすいように読むことを心掛けながら原稿読みを練習しています。また、情報をお伝えする上で必要なお天気の知識も身につけようと、毎日細かいところまでお天気を確認して勉強するようにしています」と準備万端の様子。

 

続けて「6年間務められた華也子さんの後任はプレッシャーでもありますが、尊敬する先輩方がつないでこられた役目なので、私も『めざましテレビ』のお天気キャスターの名に恥じぬよう、1つひとつの努力を重ね、頑張っていきたいです」と、抱負を語った。林のコメント全文は、下記に掲載。

 

林佑香 コメント

◆この話が来た時の感想は?

小学生のころから見ていた番組なので、とにかくびっくりして最初は信じられなかったです。最近はだんだん実感も湧いてきて、不安とプレッシャーも大きくなってきました。

 

◆『めざましテレビ』の印象は?

毎朝元気をもらえるような、明るくて楽しい番組という印象です。小学生の頃は“めざましじゃんけん”に参加してから登校するのが毎日の楽しみでした。

 

◆出演に向けて、今から準備していることは?

朝はお忙しい方も多いと思うので、伝わりやすいように読むことを心掛けながら原稿読みを練習しています。また、情報をお伝えする上で必要なお天気の知識も身につけようと、毎日細かいところまでお天気を確認して勉強するようにしています。

 

◆特技や趣味は?

1歳半から9歳までアメリカのロサンゼルスで育ち、帰国後も英語力を高めるよう努めてきたため、特技は英語です。これからももっと勉強し、いつかは英語をいかしたお仕事にも挑戦したいです。趣味は野球観戦です。小さい頃は大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのスタジアム近くに住んでおり、当時所属していた松井秀喜選手の応援に家族でよく行っていました。以来、年に数回は球場に足を運び、野球観戦を楽しんでいます。また、アメリカのミュージカル映画を見ることも大好きです。特に好きな作品は「ラ・ラ・ランド」で、何度も鑑賞しています。自分の夢や目標に向かって突き進む主人公の姿に、受験生のころとても励まされましたし、たくさんの元気をもらいました! 夢を持ち続けることの大切さを鑑賞するたびに再確認しています。

 

◆座右の銘は(好きな言葉)は?

“一期一会”です。今まで多くの経験やすてきな人との出会いがあり今の私があります。これからも1つひとつのお仕事や出会いを大切に誠実に頑張っていきたいです!

 

◆自分の強みはどんなところだと思いますか?

目標を決めたら、それに向かって最大限努力できるところです。心配性な性格で、周りからはやりすぎと言われるくらい準備してしまいます(笑)。そういう努力は苦にならず、逆に充実した時間に感じます。また体力には自信があります。早起きは得意でしっかり朝食もとっており、そのおかげかめったに体調は崩しません。4月からはお仕事と学校の両立で、タイトなスケジュールになると思いますが、引き続き体調管理に気をつけます。

 

◆あこがれのキャスターは?

阿部華也子さんです。ナチュラルで明るく、自然体な雰囲気にあこがれます。私も華也子さんを見て、今までたくさん元気をもらったので、自分もそのような存在を目指します!

 

◆将来の夢は?

さまざまな分野についての知識を深め、報道やスポーツ、バラエティなど多方面で幅広く活躍できるアナウンサーになりたいです。

 

◆意気込みをお願いします。

6年間務められた華也子さんの後任はプレッシャーでもありますが、尊敬する先輩方がつないでこられた役目なので、私も『めざましテレビ』のお天気キャスターの名に恥じぬよう、1つひとつの努力を重ね、頑張っていきたいです。また朝の番組なので、1日を楽しく始められるような元気をお届けしたいです!

 

番組情報

『めざましテレビ』

フジテレビ系

毎週月~金曜日 前5・25~8・00

※初出演は2022年4月4日(月)から

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/meza/

 

©フジテレビ

#よーよーよー・石原さきが「サキドルエース」に参戦!人生初の水着にも挑戦

ゼロイチファミリア所属の石原さき(#よーよーよー)が、「サキドルエース SURVIVAL SEASON 12」に参戦することを発表した。

「サキドルエース SURVIVAL」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)編集部によるグループアイドルによる読者参加型グラビアオーディション。ゼロイチファミリアからは、2020年開催のSEASON 10に#ババババンビ・岸みゆが参戦していた。

 

#よーよーよーは、#ババババンビ、#2i2に続くゼロイチファミリア第3のアイドルグループ。令和4年4月4日(月)に初ワンマンライブの開催も決まっているグループを代表して、赤色担当の石原さきが「サキドルエース SURVIVAL」に参戦することに。

 

今回の発表に際して、石原は「サキドルエースに参加を決めた理由は同じ赤色担当で所属事務所ゼロイチファミリアの先輩#ババババンビ・岸みゆさんが2年前に築かれたものに#よーよーよーの赤色担当として私も応援してくださるみんなと挑戦してみたいと思いました」と明かす。

 

さらに「15歳になり4月から高校生、人生初の水着でとにかく不安しかないですがよろしくお願いします!」と意気込みを語った。弱冠15歳にしてグループの赤色センターを務める彼女の新たな挑戦から目が離せない。

 

WEB

石原さき Twitter:https://twitter.com/isihara27saki

石原さき Instagram:https://www.instagram.com/isihara27saki/

#よーよーよー 公式サイト:https://yoyoyo.info/

山本美月が“グリーンサム”を目指す新シリーズ開始「私といっしょに園芸名人に」『趣味の園芸』

『趣味の園芸』(Eテレ)の新シリーズ『山本美月 グリーンサムへの12か月』が、4月17日(日)にスタート。山本美月からコメントが到着した。

 

『趣味の園芸』では、現在放送中のシリーズに出演中の氷川きよしに続き、山本美月が「グリーンサム」に挑戦する新シリーズ『山本美月 グリーンサムへの12か月』をスタートさせる。

 

グリーンサム(Green thumb)とは、園芸大国イギリスで“園芸名人”を指す言葉。どんな植物でも生き生きと育てる、緑と仲のよい人を呼ぶ。月1回、山本が園芸名人を目指してさまざまなノウハウを学んでいく様子を、1年間番組で届けていく。

 

現在、山本は観葉植物や多肉植物などの忙しくても育てやすい植物を中心に家の中で育てているという。だが自己流のため、枯れてしまって植物に申し訳ないと思うことも。そんな彼女は植物を生き生きと育てる方法を学び、ベランダ園芸にも挑戦したいと考えている。

 

発表にあたり、これまでの植物との関わりについて、山本は「大学は農学部で植物を専攻しましたが、お仕事も始めたばかりだったのでしっかり取り組めなかったのが心残りでした」と振り返る。

 

続けて「グリーンサムを目指す1年間、やるからにはきちんと植物のことを勉強して、『私の趣味は園芸です!』と声を大にして言えるようになりたいです」と意気込みを語った。山本によるコメント全文は以下を参照。

 

山本美月 コメント

もともと生き物が大好きなんです。
大学は農学部で植物を専攻しましたが、お仕事も始めたばかりだったのでしっかり取り組めなかったのが心残りでした。4年前、撮影中に見かけたフィカス・ウンベラータに一目ぼれして、家にお迎えしてから植物が増えていきました。ビカクシダや、ウツボカズラなどもかわいいと思います。
グリーンサムを目指す1年間、やるからにはきちんと植物のことを勉強して、「私の趣味は園芸です!」と声を大にして言えるようになりたいです。
皆さんも私といっしょに園芸名人になってください!

 

番組情報

『趣味の園芸 山本美月 グリーンサムへの12か月』
Eテレ
2022年4月17日(日)スタート
毎週(日)前8・30~8・55

番組HP:https://www.nhk.jp/p/syumi-engei/

©NHK

 

中川翔子インタビュー「私も子供を持つようになったら、親子で一緒に見たい」「映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』」

3月11日より全国公開されている「映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』」で、キラキラ王国の女王・エメラルダ女王役の声を吹き替えている中川翔子さん。初めてとなる母親役のほか、本作の主題歌「君のまんまが いいんだよ」も歌う中川さんに、作品に対する思いや魅力について聞きました。

 

◆最初に、この映画に参加することを知ったときの率直な感想を教えてください。

まず、「しまじろうの映画の主題歌をお願いします」というお話を頂いたのですが、思わず「バンザーイ!」と喜んでしまいました。このコロナ禍で歌うことがなかなか難しい中、“大好きなアニソンを歌いたい!”“子供たちの思い出になることがしたい!”という夢がかなったことが何よりもうれしかったんです。

 

◆“しまじろう”に対してはどんな印象ですか?

しまじろうが私と同じ5月5日生まれだと知ったときから、どこか他人の気がしなくなって。しまじろうが掲載されている学習教材「こどもちゃれんじ」も中学生までやっていて、自分で描いたイラストを別冊の読者コーナーに投稿していたんです。何回か掲載されたこともあったのですが、私と同学年ですごく画が上手な子がいて。その子を勝手にライバル視していたことで、どんどんイラストが上達していった感覚があります。

 

◆主題歌のお話の後、エメラルダ女王役の吹き替えの依頼が来たときは?

これまでもたくさん声のお仕事をさせていただいていますが、母親役というのは初めてなんです。自分に子供がいないこともあって、少し不安もありました。でも、同年代のファンの方やファン同士で結婚された方が、お子さんをコンサートに連れて来てくださることもあるので。“映画館で見ていただいて、子供たちのいい思い出になってもらいたい”という気持ちが強くて挑戦することにしました。

 

◆女王の役作りはどうでしたか?

アフレコのお仕事のときはいつも“中川翔子感”を消そうとするんですけど。今回はそこにこだわるというよりは、包み込む優しさや母性のようなものを大切にしようと思いました。あとは、自分にとっては理想の大人女性像である、高貴で上品な感じ。早口な普段の私とは違って、ゆっくりとハッキリしゃべるということを心掛けました。また、シングルマザーの女王がパール王子からいろいろなことを学び、成長するお話でもあるので。そのときに彼女が感じる人間くささみたいなものを意識しながらやらせていただきました。

 

◆アフレコ収録時のエピソードがあれば教えてください。

収録は私一人だけでした。以前、ある監督さんから「“この瞬間に、この秒で合わせて、声を出す”ということだけではなく、そのキャラクターにとっては“これまでの人生があって、今がある”ことを意識してほしい」ということを教えていただいたことがあって。それから距離感や吐息、息遣いまで意識して演じるようになりました。今回も、それを心掛けて頑張りました。ただ、女王の母性の出し方に関しては、「聖闘士星矢Ω」で女神アテナ役を演じたときのようにとても苦労しました。

 

◆ヒャダインさんが作詞・作曲を担当された主題歌「君のまんまが いいんだよ」についても聞かせてください。最初に聴いたときの印象はどうでしたか?

頂いた歌詞を読んだとき、あまりにも映画にぴったりで驚きました。「自己肯定感を上げていいよ」「大丈夫だよ」という内容が胸に突き刺さったのを覚えています。ヒャダインさんとは6年以上テレビ番組でご一緒したりしていて仲良くさせていただいていますが、プライベートではそこまで深い話をしたことがなかったんです。でも、こんなに私のことを見抜いていたとは…! このタイミングでこんなにすてきな曲を提供していただいて、とても助けられました。

 

◆大人が聴いても、刺さる楽曲だと?

そうですね。「映画しまじろう」の主題歌ということで、“小さい子供向けの歌なのかな?”と思うかもしれませんが、大人が元気になれる曲にもなっています。自分に対してだけでなく、周りで落ち込んでいる人がいたら、ぜひ優しく手紙を書くようにこの曲をプレゼントしていただけたらと思います。MV撮影では、しまじろうと保育園に行って、子供たちと歌ったり、絵を描いたりしたんです。マスク姿とはいえ、子供たちから無限の可能性を直接感じることができました。芸能生活20周年という記念すべき年にこの曲をリリースできるのは、本当に光栄です!

 

◆完成した映画をご覧になって、あらためて見どころを教えてください。

大人の方は、いろいろ泣いちゃうポイントがある中、そこに至るまでのフラグや伏線回収があるので、きっと“そうかー!”と思うんじゃないかな。子供たちには、隠れんぼ中に指を差したり、手を振って踊ったり、声を出さなくても一緒に楽しめる参加型としての仕掛けがたくさんあります。めちゃくちゃドラマチックで緩急ある展開になっていたり、ちゃんと休憩時間もあったり。1時間ほどの上映時間の中に、いろいろな要素が入った映画になっていると思います。私もいつか子供を持つようになったら、親子で一緒に見たいです!

 

◆キラキラ王国の源は“キラキラの力”ですが、今の中川さんにとってキラキラの力になっているものは何ですか?

お仕事でとても忙しくさせていただいている中で、心のヒットポイントの回復となっているのが、“こっそり一人旅”なんです。一昨日も福島でのお仕事の後に、思い立ったように新幹線に乗って仙台に行って来たんです。厚切り芯たんや茹でたん、お寿司など、ご飯を食べまくって、キラキラを心にチャージできました。仙台でのライブのMCでは必ず言っていた、「牛タン、しょこたん、たんたかたーん」を思い出しながら…(笑)。感染対策をしっかりしながらの日帰り旅は続けていきたいです。あと免許を取って、もう3年ぐらいたつのにまだ独り立ちができていないので。それも何とかしたいですね~(笑)。

 

PROFILE

●なかがわ・しょうこ…1985年5月5日生まれ。東京都出身。A型。歌手・タレント・女優・声優。最近の出演作にドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』、舞台「SHOW BOY」「パークビューライフ」など。5月5日(木)に東京・チームスマイル豊洲PITで「中川翔子BIRTHDAY LIVE 2022」を開催。

 

映画情報

映画しまじろう「しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま」
公開中

<STAFF&CAST>
監督:河村貴光
脚本:三浦浩児
声の出演:南央美、高橋美紀、山崎たくみ、杉本沙織、井上喜久子、茶風林、稲葉実、三村ゆうな、諏訪部順一、下野紘/中川翔子ほか

<STORY>
キラキラ王国の王子・パールはある日、王国を抜け出して“ちゃれんじ島”にやって来る。だがパールがいない間に、王国では大切なキラキラが失われるという大変な事態に。しまじろうたちは王国の危機を救うため、パールと一緒に“3つのカギ”を探す冒険に出発する。

公式サイト:https://kodomo.benesse.ne.jp/open/movie/2022/

©Benesse Corporation1988-2022/しまじろう

<主題歌リリース情報>
中川翔子 21th Single
「君のまんまが いいんだよ」
発売中

完全生産限定盤(CD+Blu-ray+グッズ):4,980円(税込)
通常盤(CDのみ):1,300円(税込)

 

●photo/中村 功 text/くれい響

『仮面ライダーリバイス』出演で大注目! 奥 智哉「物語のスパイスとなりそうな、牛島家の動向もチェックしていただけたら嬉しいです!」

現在放送中の『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で主人公の家族が営む「しあわせ湯」に通う牛島家の長男・光を演じている奥 智哉さん。登場以降は物静かな好青年という印象だったが、牛島家が第三の組織・ウィークエンドであることが判明し本性を現してからその雰囲気は一変。これまでとのギャップが視聴者の間で大きな話題を呼んでいる。インタビューでは「日々光という役柄を研究し続けている」と語る奥さんに役作りや今度の見どころ、さらに学校生活などについてたっぷりと伺いました。

 

奥 智哉●おく・ともや…2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。主な出演作はドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』、『監察医 朝顔』など。

 

【奥 智哉さんの撮りおろし写真】

僕自身も父から「人間味がない」と言われるので(笑)、自然体で演じられました

 

──放送がスタートして約半年。あらためて出演が決定した当時を振り返っていかがですか?

 

 率直にうれしかったです。まさか出演できると思っていなかったので、驚きと喜びでいっぱいでした。でもライダー作品に出演できることだけでもすごいことなのに、リバイスが仮面ライダー生誕50周年記念作品であることを知ってからは少しプレッシャーも感じてしまって。緊張もありましたが、出演させていただくからには精いっぱい頑張りたいなと思い、日々光という役柄を研究し続けています。

 

──役作りはどのように?

 

 光はどこか人間味に欠けているような掴みどころのないキャラクターで、最初こそ控えめな好青年という印象だったと思います。でも本性を表してからはダークな面もあって。僕自身も父から「人間味がない」と言われることがあるので(笑)、その部分に関しては特に作ることなく自然体で演じられました。ただ、役として落とし込んでいく時にどこまでテンションを下げていいのか、どのくらい変化を付けていいのかという点は難しかったです。光に似たキャラクターが登場するアニメを見て、演じ方の参考にしました。

──アニメを学んだことを実際に取り入れるんですね。

 

 そうですね。普段からアニメが好きでよく見ている分、スッと入ってくるので理解しやすくて。特に表情の変化について学ぶことが多かったです。自分の中である程度演技プランを考えてから監督に「こういう表現の仕方はどうですか?」と提案することもありました。

 

──物怖じせず自分の意見を言えるタイプなんですね。

 

 いえ、最初は言えるほうではなかったんです。「僕なんかが意見を言っていいのかな?」と不安で。でもどの監督さんも僕の意見を汲んだ上で「じゃあこうしてみたらどう?」「ここはこういう理由だからちょっと違うかな」などとアドバイスをしてくださるので、とても勉強になっています。

 

──仮面ライダーは放送期間が1年で、1つの役にじっくりと向き合うことができるからこそ仕事への姿勢や考え方も変わってきているのかもしれませんね。

 

 はい。あと父やマネージャーさんからのアドバイスを受けて、客観的に自分を見られるようになったことも変化の理由なのかなと思います。日頃の生活態度など、指摘を受けた部分は自分でも直さなければと思っていたんです。でもなかなか行動に移せていなくて。周囲の人からビシッと言ってもらえたことであらためて気が引き締まりましたし、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。

『ジョジョ』はセリフのひと言ひと言が心に刺さります

 

──学業との両立は大変ですね。ちなみに今学校ではどんなことが流行っていますか?

 

 クラスの男子の間ではスマホゲームが人気です。中でもみんなやっているのが対戦アクションゲーム。先に倒した方が勝ちという単純なルールなのですが、「友達に負けたくない!」とついつい熱が入ってしまいます(笑)。僕の腕前は…中の下です(笑)。

 

──マイブームは?

 

 アニメを見たり漫画を読んだりすることです。一番好きなのは昔から変わらず『ジョジョの奇妙な冒険』。キャラクター同士の掛け合いが熱くて、セリフのひと言ひと言が心に刺さるんです。どの話にも必ずグッとくる部分があり物語の世界観に引き込まれますし、思わず真似したくなるような動きやジョジョ特有の言い回しも世代を超えて愛される理由なのではないかなと思います。ちなみに僕は第2部と第7部が好きです!

──グッズもいろいろありますが、コレクションしたりしているんですか?

 

 いつかはしてみたいと思っていますが、まだまだこれからです。大きなショーケースにキャラクターのフィギュアがずらりと並んだ風景を想像するとワクワクが止まりません。もう少し年を重ねてから、大人買いしたいです!

 

──現在もほぼ毎日のように撮影が行われていると思いますが、現場に持って行く必需品はありますか?

 

 自家製のはちみつレモンです。僕、から揚げの横に添えられているレモンをそのまま食べてしまうくらいレモンが好きで(笑)。他にもレモンをおいしく食べる方法はないかなと探していた時にはちみつレモンのレシピを知って作ってみたらとても美味しかったんです。作り方は至ってシンプルで特にこだわりはないのですが…。お湯で割ることもあれば、炭酸水と混ぜてレモネード風にして飲むこともあります。

 

──寒暖差のある今の時期を乗り切るための必須アイテムですね。ではあらためて『仮面ライダーリバイス』の見どころを教えてください。

 

 リバイスは「家族の絆」がテーマになっているのですが、これから物語が進むにつれて兄弟の関係性や絆、それぞれが抱いている心の葛藤などもより繊細に表現されてくると思いますのでぜひ注目していただきたいです。僕が演じる牛島光の見どころとしては、27話でのスタンガンに続き、怪しげな動きがさらに増えていきます。物語のスパイスとなるポジションになっていくと思いますので、牛島光、そして牛島家の動向もチェックしていただけたら嬉しいです!

 

 

仮面ライダーリバイス

テレビ朝日系 毎週(日)午前9:00~

 

撮影/干川 修 取材・文/矢嶋咲良 ヘアメイク/横山雷志郎(Yolken) スタイリング/加藤あさみ(Yolken) 衣装協力/STILL BY HAND

藤江れいな “彼女感”満載の壁掛けカレンダー発売!浴衣姿で魅惑的な艶美カットも…

元AKB48・NMB48の藤江れいなが、4月はじまりの壁掛けカレンダーを3月15日(火)に発売。本人インタビューが到着した。

2007年にAKB48のメンバーとして、デビューした藤江れいな。“デビュー15周年メモリアル”と銘打たれた記念すべきカレンダーは、15年間の感謝と愛が詰まった1冊となっている。衣装は藤江のセルフプロデュースだ。

 

撮影は開放感あふれる写真を求めて、雄大な富士山が望める静岡県の三島スカイウォーク、御殿場高原 時之栖、御殿場・FUJIMI CAFEや木の花の湯、箱根湯寮、あしのこ茶屋(協力:土井製菓)などで行われたという。

 

1泊2日の小旅行を楽しむデートムービー的な構成で、藤江の“彼女感”が満載だ。藤江は「今回はロケ地に合わせて、“彼とここでデートするならこんなコーデをしたい!”をテーマに私服を選んだので、そのあたりも楽しみながら見てもらいたいなと思います」と語る。

 

また、今までに見せたことがない魅惑的な艶美カットも収録。表紙の浴衣姿がお気に入りという本人は「“ふり返り美人”を目指しましたが、いかがですか!?(笑)。暦の上で新春(2023年1月)掲載の着物、夏の浴衣デートver.や別テイクの艶っぽい温泉浴衣ver.もあるので、和の雰囲気もたっぷり楽しんでください」とアピールした。

 

デビュー15周年イヤーについては「小さい時からアイドルに憧れてこの世界を目指しましたが、気がつくと今年の5月で15周年。このお仕事をしていなければ私を好き! と言ってくれるみなさんに出会えていなかったな、と改めて感謝の思いです。そんな出会いができたことが私にとっての宝物です」と振り返った。

 

藤江れいな インタビュー

◆早速ですが、お気に入りのカットは?

表紙(浴衣)がとても気に入っています!最初は別のカットを表紙にする案もありましたが、個人的に浴衣や着物は日本の美でもありますし、すごく好きなので、今回は浴衣が表紙の写真になりました。“ふり返り美人”を目指しましたが、いかがですか!?(笑)。暦の上で新春(2023年1月)掲載の着物、夏の浴衣デートver.や別テイクの艶っぽい温泉浴衣ver.もあるので、和の雰囲気もたっぷり楽しんでください。

 

◆撮影の思い出があれば教えて下さい。

今回はロケ地に合わせて、“彼とここでデートするならこんなコーデをしたい!”をテーマに私服を選んだので、そのあたりも楽しみながら見てもらいたいなと思います。三島や箱根の素敵なロケ地で撮影させていただきましたが、御殿場高原の時之栖“ひかりのすみか”イルミネーションは印象的であり、幻想的でもありました。すごく綺麗で、撮影とわかっていながらもテンションが上がりました。恋人と一緒にイルミネーションを見ることに憧れるなぁ!いつの日かかなえたい〜(笑)。

 

◆今年は藤江さんのデビュー15周年イヤーとなりますが。

小さい時からアイドルに憧れてこの世界を目指しましたが、気がつくと今年の5月で15周年。このお仕事をしていなければ私を好き!と言ってくれるみなさんに出会えていなかったな、と改めて感謝の思いです。そんな出会いができたことが私にとっての宝物です。48時代は海外へも行かせてもらい、イベントも盛りだくさんでした。早くコロナ禍前のように、みなさんとワイワイ楽しめるイベントができたらいいなと思っています。

 

◆いよいよ新年度を迎えるというところで、春からの抱負は?

競馬関係のお仕事を始めてから約5年。万馬券を取ることが今年の目標でしたが、早くも1月に達成できたので今度は中央競馬の「win5」を取りたいと思います(笑)。最近は競輪・オートレース関連のお仕事も始めましたし、大好きなお酒に関する資格(唎酒師など)にも興味があります。さらに大ファンの北海道日本ハムファイターズ(札幌ドーム)の始球式も機会があればぜひ!

 

◆東京と大阪で発売イベントも4月に開催されますね。

すてきな写真と楽しい企画(※下記の特別企画情報を参照)もあって、満足していただける内容になっていると思います。私が活動してきた東京(AKB48時代)と大阪(NMB48時代)でカレンダー発売イベントが行われます。みなさんとお会いできること、本当に楽しみです!

 

特別企画情報(カレンダー収録)

(1)山田菜々との元NMB48チームM歴代キャプテン対談

(2)カレンダー聖地巡礼・ロケ地ガイド

(3)所属事務所の後輩・古賀成美(元NMB48)とのツーショット浴衣グラビア

※藤江れいな&古賀成美ツーショット着物グラビアを古賀成美カレンダー(3月14日発売)に収録

 

イベント情報

発売記念イベント

2022年4月3日(日)東京・書泉グランデ(神保町)

2022年4月10日(日)大阪・TSUTAYA EBISUBASHI

 

動画

撮影メイキング動画

書誌情報

「藤江れいなカレンダー(2022・4〜2023・3)」

2022年3月15日(火)発売

 

撮影:萩原和幸

価格:3,000円(税込)

発行:ABコンサルティング株式会社(A1ムック)

※A1ショップにて、特典付き先行予約販売

https://a1-shop.jp

芦田愛菜インタビュー「あたたかい記憶をとどめる時間を作る、本当にすてきなお仕事」『エンディングカット』

3月19日(土)放送の土曜ドラマ『エンディングカット』(NHK総合)で、迫田結役を演じる芦田愛菜さん。

 

エンディングカットとは、納棺師の技術を持つ理美容師が遺族の声に耳を傾けながら故人の髪をカットやカラーなどヘアーセットすること。慌ただしい葬儀の作業に追われる遺族にとって、約2時間のエンディングカットは故人との最期の別れの時間を生み出していく。

 

誰もが避けては通れない“大切な人の死”に、残された家族は何ができるのか。そんな問いをテーマに、本作では2019年に「FMシアター」で放送し、令和元年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞を受賞した作品を、芦田愛菜を再び主演に据えてテレビドラマ化する。

 

迫田結は美大への進学を目指して、街の画塾に通っている高校3年生。自分に足りないものは何かと思い悩んでいるが、それとは別に気がかりなことがあった。

 

本作を「テレビドラマになると結の表情や風景などがより鮮明に表現されるのでまた新たな気持ちで参加させていただきました」と振り返る芦田さん。思い入れのあるシーンや本作を通して感じたことについて、お話しいただきました。

 

芦田愛菜 インタビュー

◆本作はオーディオドラマが原作ですが、映像化されると聞いていかがでしたか。

すてきな作品に声をかけていただきとてもうれしかったです。ラジオでは声や音の表現だったものが、テレビドラマになると結の表情や風景などがより鮮明に表現されるのでまた新たな気持ちで参加させていただきました。

 

◆今回結を演じるにあたって、どのような役作りをされたのでしょう。

結は私に近いというか、本当に等身大の同じ世代の女の子だと感じているので、もし自分だったらと想像して、大切に演じさせていただきました。

 

◆思い入れのあるシーンを教えてください。

オーディオドラマの中でもありましたが、父の職業である亡くなった方の髪を切っているところを結がお願いして見せてもらうシーンです。このドラマの中でエンディングカットを結が見るシーンは、結にとって大きな転機であり、成長していく上で重要なシーンだと思いました。

 

◆気に入っているシーンはありますか。

エンディングカットを見た後に海に行って、その流れで絵を描くシーンです。せりふは特にないのですが、結の決意がすごく表れている気がして、想いがこもったシーンだと感じます。

 

◆佐藤隆太さんと広末涼子さんと再度共演されていかがでしたか。

またお2人と一緒にお芝居ができてすごくうれしいです。佐藤さんは、場を明るく盛り上げてくださる方で、全体的に重たい雰囲気のシーンが多いのですが、和気あいあいと撮影できているのは佐藤さんのおかげだと感じています。広末さんは七海さんのように優しく包み込んでくれる方です。まるで本当のお母さんのように感じさせてくださって、結がお母さんを思う気持ちが自然にあふれてきました。

 

◆本作を通して、エンディングカットという活動についてどんなことを感じたのでしょう。

エンディングカットという活動をされている方がいらっしゃることは、この作品を通して初めて知りました。大切な人を失う悲しみは決してうすれることはありませんが、エンディングカットを施すことによって、生前に近い姿の故人とご遺族の方がじっくり向き合い、あたたかい記憶をとどめる時間を作る、本当にすてきなお仕事だと思います。

 

◆視聴者の方へメッセージをお願いします。

この物語を通してエンディングカットという、お別れの方法があることをたくさんの方に知っていただくきっかけになったらうれしいです。観終わった後にとてもあたたかくて優しい気持ちになれる作品だと思います。土曜ドラマ『エンディングカット』ぜひご覧ください。

 

番組情報

土曜ドラマ『エンディングカット』
NHK総合
2022年3月19日(土)後9・00~10・13

©NHK

Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」が2月の「書泉・女性タレント写真集ランキング」第1位に

Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」

 

「アイドルイベントの聖地」と呼ばれる書泉ブックタワーを含む書泉店舗における2022年2月の「女性タレント写真集売上ランキング」が発表され、Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」が第1位になったことが分かった。

 

稲場愛香の約1年ぶりとなる3冊目の写真集「愛land」は、沖縄県宮古島で撮影。ビーチでの水着姿はもちろん、風に揺れるサトウキビ畑でのショットなど、南国の自然の中で見せる多彩な衣装と表情に注目の1冊となっている。

 

2月14日のバレンタインデーには書泉ブックタワーでリリースイベントを開催し、大盛況となった。

 

稲場愛香 コメント

3冊目にして、初めてお世話になるカメラマンさんで今までとは違った私がたくさん詰まっていると思います!
自分でもびっくりするくらい素の笑顔がありました。
これまで、お天気には恵まれなかったのですが、今回はものすごいお日様で!宮古島の素敵な景色とともに素の私を楽しんでいただけたらうれしいです!

 

2022年2月 書泉・女性タレント写真集売上ランキング

1位:Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」
出版社:オデッセー出版/ワニブックス/発売日:2022年2月14日

 

2位:篠崎愛写真集 IDEA
出版社:講談社/発売日:2022年2月22日

 

3位:吉田莉桜写真集「青とハチミツ」
出版社:秋田書店/発売日:2022年2月18日

 

4位:佐野ひなこ写真集 BE WITH ME
出版社:光文社/発売日:2022年2月22日

 

5位:乃木坂46 北野日奈子2nd写真集「希望の方角」
出版社:白夜書房/発売日:2022年2月8日

 

6位:優希クロエ1st写真集 C
出版社:秋田書店/発売日:2021/12/22日

 

7位:比嘉愛未写真集 本心
出版社:集英社/発売日:2022年2月24日

 

8位:モーニング娘。’22 牧野真莉愛 写真集『M.21』
出版社:ワニブックス/発売日:2022年2月2日

 

9位:小日向みのり1st写真集『内緒にしてね』
出版社:ジーウォーク/発売日:2022年1月25日

 

10位:安藤咲桜1st写真集 さくら、はらり
出版社:光文社/発売日:2022年2月22日

 

※調査店舗:書泉ブックタワー・書泉グランデ・芳林堂書店高田馬場店(販売数合計)。
※店頭イベント販売数含む。

書泉ホームページ:https://www.shosen.co.jp/column/180052/

SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」表紙カバー3種解禁!「どれもお気に入りです」

左から)、通常版カバー、Amazon.co.jp限定表紙カバー、セブンネットショッピング限定表紙カバー

 

3月29日(火)に発売されるSKE48・江籠裕奈の1st写真集について、タイトルが決定。秋元康による帯コメントと3種の表紙カバーも解禁され、本人コメントが到着した。

 

SKE48の人気メンバーとしてグループを支える江籠裕奈。自身初となる1st写真集が、誕生日である3月29日(火)に発売される。そのタイトルが、『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』に決まった。

 

さらにTotal Producerを務める秋元康が、帯コメントを寄稿。「ただ、可愛いだけの女の子なら大勢いるかもしれない。わがままを言っても許せてしまう可愛さは、なかなかいないだろう」とのコメントを寄せ、本作の魅力を一文で表現しきっている。

 

また、3種の表紙カバーも完成。通常カバー版では、ベッドに横たわる江籠の表情を全面に映し出したカットが採用され、自然光に映る彼女の“ありのままの表情”を垣間見ることができる。

 

Amazon.co.jp限定表紙カバーは、爽やかブルーのフーディーに身を包んだ江籠が、“ありのままの視線”をおくるカットが起用されており、胸元のギャップが印象的なデザインに仕上がった。セブンネットショッピング限定表紙カバーは、白い肌がまぶしい江籠の“ありのままの姿”が確認でき、春らしいピンクの衣装がアクセントな魅力あふれるカバーだ。

 

今回の3種の表紙カバー解禁に合わせて、江籠本人からのコメントも到着。「表紙が解禁されました! ロケーションもよくってたくさん迷いましたが、雰囲気の違う3パターンでどれもお気に入りです」と語る。

 

帯コメントについても「秋元先生から頂いたタイトルと帯びコメントも宝物です。自分自身に言葉をもらえる人なんて数少ないじゃないですか、なかなか口には出せない憧れだったのでひとつの夢が叶った感じです。可愛いって入れてもらえたの、うれしかったな(笑)」と思いを明かした。全文は下記に掲載。

 

江籠裕奈 コメント

表紙が解禁されました! ロケーションもよくってたくさん迷いましたが、雰囲気の違う3パターンでどれもお気に入りです。
秋元先生から頂いたタイトルと帯びコメントも宝物です。自分自身に言葉をもらえる人なんて数少ないじゃないですか、なかなか口には出せない憧れだったのでひとつの夢が叶った感じです。可愛いって入れてもらえたの、うれしかったな(笑)。
みなさんに会えるイベントもたくさんやらせて頂くので是非発売の記念に足を運んでいただけたらと思います!

 

書誌情報

『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』
2022年3月29日(火)発売

著者:SKE48 江籠裕奈
撮影:桑島智輝
定価:2,500円(税込)

通常表紙カバー 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594090281
Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091385
セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://7net.omni7.jp/detail/1107277932

佐久間宣行P「めちゃくちゃリスペクトされているから、みんな千鳥の前では本気を出す」Netflix「トークサバイバー!」好評配信中

スリル満点の本格ドラマに出演する芸人たちが、台本なしのシーンで面白トーク合戦を繰り広げ、敗者は即刻ドラマ降板となる、新感覚お笑いバラエティ「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」が、現在Netflixにて配信中。この番組で、企画演出・プロデューサーを務めた佐久間宣行さんに、Netflixだからこそできた制作エピソードや、MC・参加者として出演している千鳥の魅力などについて伺いました。

 

佐久間宣行●さくま・のぶゆき…1975年11月23日生まれ。福島県出身。テレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ、YouTuber。2021年4月よりテレビ東京より独立し、フリーに。バラエティ『ゴッドタン』『あちこちオードリー』(ともにテレビ東京系)など多数手がけている。ラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)などに出演中。TwitterInstagramYouTube「佐久間宣行のNOBROCK TV」

 

「この人、こんなに面白かったんだ」と言ってもらえると嬉しい

 

──この番組の企画の成り立ちを教えてください。

 

佐久間 2021年の春、僕が独立してすぐのタイミングで、Netflixから「バラエティ番組を一緒にやりませんか?」というオファーをいただきました。それで7、8つの企画を提案したんですが、その中でも、ドラマの中にトークがあるという、一番チャレンジングな企画を選んでいただいた感じです。それで、僕の方から「千鳥と一緒にやりたい」と、彼らにオファーしたところから始まりました。千鳥の東京での初冠番組「NEO決戦バラエティ キングちゃん」(2016~18年)からの信頼関係もありますし、彼らからも「佐久間が新しいお笑いをやるんなら、一緒にやるよ」という意志を感じました。

──そんな千鳥さんの魅力について、改めて教えてください。

 

佐久間 面白いというのは当然のことですが、不得意な現場がないんです。しかも、他の芸人からめちゃくちゃリスペクトされているから、みんな千鳥の前では本気を出すんですよ。しかも、千鳥が本気で取り組む現場だったら当然のこと。また、「何をやっても、ノブくんが面白くしてくれる」という信頼感もあって、みんな飛び込みだったり、捨て身だったり、いろんなかたちで自分の面白さを出そうとするんです。それに対するノブくんのツッコミも、どこかミーハーな素養があってスゴい。そんな大将になる器を持っていて、それが僕としてもありがたいんです。

──他の芸人さんのキャスティングについては?

 

佐久間 僕が面白いと思っている芸人さんですね。それは世の中にはまだ十分知られていないけど「実はもっと面白いんじゃないの?」と思っている人もキャスティングしました。あとは、人間性も含めて、信用しているけれど、一緒の船に乗って、酷い目に遭ってくれそうな人(笑)。キャスティングは今から8カ月ぐらい前で、パンサーの向井(慧)くんはラジオの帯番組が決まってなかったし、錦鯉の渡辺(隆)さんも『M-1グランプリ』を獲っていないんです。そういう意味でも、当時は周りから「え?」と言われるキャスティングだったわけで、この番組を見て「この人、こんなに面白かったんだ」と言ってもらえると嬉しいですね。

あくまでもマジメに、クオリティーの高いものをやるからこそ面白い

 

──ちなみに、ドラマパートの演出は「全裸監督」のほか、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』なども手掛けている河合勇人監督が担当しています。

 

佐久間 河合監督には、最初にお会いした時に「マジでかっこいいと思う部分を増幅して、結果ダサいところまで行きたいんですが、どうですか?」というお話をしたんですが、「面白いですね」と言ってくださいました。コメディの感覚を分かっている監督さんでも、あまりにふざけてしまうと今回の企画が成立しないので、そこをしっかり理解してくださる監督さんだったので、結果的にお願いしてよかったと思います。

──お笑いとマジメなドラマの融合という意味では、「トークサバイバー!」は現在も担当されている「ゴッドタン」の人気企画「キス我慢選手権」の発展形といえるかもしれません。

 

佐久間 確かに、そうですね。これまでのお笑い番組で演じられるドラマって、パロディ要素が多かったと思うんですよ。それはそれで面白いんですが、僕は「キス我慢」や「芸人マジ歌選手権」をやってきたことで、「あくまでもマジメに、クオリティーの高いものをやるからこそ面白い」というお笑いがあることに気づかされたんです。そのぶん、ダサかったりもするんですけど(笑)、その要素のお笑いを突き詰めてみようかなと思っていました。あとは、千鳥が単独ライブで、大悟くんがマジなお芝居するなか、それをノブくんがツッコんでくるという「大悟魂」とコーナーがあるんです。つまり、この2つの要素をかけ合わせたら、僕にとって、とても理想的な構造になると思ったんです。

──「第1話」は学園ドラマから始まりますが、物語が進むにつれて、刑事ドラマに変わっていきます。

 

佐久間 それは当初からの狙いでした。みんなが集まって、トークをして面白くなるシチュエーションを考えた時に、学園ドラマのトーンで話すのも面白いけど、刑事ドラマのトーンで話すのも面白いなと。それなら、連ドラで急にジャンルを変えて、最後に合流したらワクワクするなと思ったんです。

みんな面白くて、すぐに判断して脱落させていくことが大変だった

 

──撮影・収録時のエピソードについて教えてください。

 

佐久間 撮影は2021年9月中旬から、約1カ月半かかりましたが、芸人さんが集合するトークブロックは4日間で一気に撮りました。映像表現にこだわりがあるNetflixなので、カメラのクオリティーが決まっていて、それは映画やドラマの現場で使う、いかついカメラなんですよ。それが十数台も並んでいるバラエティの現場なんて見たことないでしょうから、芸人さんはみんなビックリしたと思いますね(笑)。また、ドラマパートからトークするまでの移動に時間がかからないように、本格的なセットをいくつも建てたので、それにも驚いたと思います。

──佐久間さん自身が苦労された点は?

 

佐久間 トークが終わった芸人さんを、現場ですぐに判断して脱落させていくことが大変でした。みんな面白いんで。トーク中は、あとの編集を考えてカメラのスイッチングしながら、トークの一覧表を作りつつも、ABCといった評価を付けていたんです。それでトークブロックが終了すると同時に、それを並び替えて、現場にいたスタッフと地獄のような会議をして、落とす人をジャッジしました。15分ほどの間に。ただ、最後の「第8話」に残す人をジャッジする会議は、喧々諤々して30分ぐらいかかったと思います。

Netflixとの仕事はクリエイターファーストを感じました

 

──Netflixと初めて組んで感じたことは?

 

佐久間 地上波のTVだけでなく、ネット上にもバラエティやお笑いのコンテンツが増えているので、僕の中ではできるだけ違うものにしたいと思っていました。そのため、予算もかかるし、全8話あるから、芸人さんをかなり拘束しなければならない。それでも面白いものに繋がるならと、NetflixはOKしてくれたので、クリエイターファーストを感じました。逆にNetflixからアイデアをいただくこともあり、一緒に作らせてもらったという印象が強いです。ただ、世界配信するため、国や地域によっては差別に見える笑いに関しては、気をつけるようにしました。

──そんな佐久間さんが現場に必ず持っていくモノは?

 

佐久間 ちょっと話が違うかもしれないんですが、僕はアレルギー持ちなので、アレルギーの目薬や点鼻薬、喉スプレーなどを、ひとつにまとめて持ち歩いています。あとは、使いやすいボールペン。いろいろ使ったなか、お気に入りは三菱鉛筆の油性、ジェットストリーム。替え芯を含めて、常に持っていますね。ネタ帳みたいなものは持ち歩かず、基本的にはiMacと同期しているiPhoneのメモに入れています。あとは会議の要点に関しては、日記代わりにも使っているGoogleカレンダーに入れていますね。

 

──趣味として集めているモノやハマっているモノは?

 

佐久間 いちばんはマンガと本なんですが、それ以外だとコロナ禍になってから、息抜きとして料理をするようになったので、調味料を集めています。そのなかでも、お気に入りはスパイスカレー用のガラムマサラと4種類のスパイスを混ぜたシンプルパウダー。あとは、このスパイスを入れれば何でもおいしくなる、万能スパイスでもあるアウトドアスパイス「ほりにし」。あとは、家飲みが増えたこともあって、日本酒が薄くならないアイスキューブだったり、炭酸水を作るソーダストリームだったり、家飲みを楽しむためのグッズも増えたと思います。

 

 

Netflixコメディシリーズ「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」
全世界独占配信中(全8話)

【「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」よりシーン写真】

【「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」よりメイキングシーン】

(STAFF&CAST)
企画演出・プロデューサー:佐久間宣行
監督:河合勇人
脚本:土屋亮一
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一 (Netflix)
プロデューサー:碓氷容子、堀尾星矢
主題歌:サンボマスター「花束」(Getting Better / Victor Entertainment)

出演:千鳥 ノブ・大悟
劇団ひとり/飯尾和樹(ずん)/ケンドーコバヤシ/塚地武雅(ドランクドラゴン)/
板倉俊之(インパルス)/田中卓志(アンガールズ)/吉村崇(平成ノブシコブシ)/
とにかく明るい安村/狩野英孝/小宮浩信(三四郎)/峯岸みなみ/
岩井勇気(ハライチ)/向井慧(パンサー)/森田哲矢(さらば青春の光)/
ヒコロヒー/渡辺隆(錦鯉)/ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)/
イワクラ(蛙亭)/伊藤俊介(オズワルド)/サーヤ(ラランド)/
アンミカ/春日俊彰(オードリー)/近藤春菜(ハリセンボン)
滝沢カレン/佐藤栞里/トリンドル玲奈/
間宮祥太朗/森永悠希/髙橋ひかる/岡田浩暉/東出昌大

作品ページ:https://netflix.com/トークサバイバー

 

Netflix「トークサバイバー!」配信記念イベント 『アフター・トークサバイバー!〜Netflixバラエティ本気でやります supported by 佐久間宣行のオールナイトニッポン0』

3月26日(土)21:00よりNetflix Japan YouTubeチャンネルにて生配信決定
https://www.youtube.com/c/netflixjp

来栖りんがお気に入りのメイク用品をご紹介!「ニジマスのこれ愛してマス」第23回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第23回は、来栖りんさんがお気に入りのメイク用品をご紹介!

 

どうも。来栖りんです!

 

いよいよ何を書こうかなあと迷っております。
皆さんはどんなことを書いていたら、目を引いてくださるのだろう!
でも、好きなことということで、好きなことを好きなだけ書いていきたいと思います(いつもですが)。

 

今回は……、メイクについて!
お話させていただきたいと思います!

 

お仕事柄、ヘアメイクさん、サロンのスタッフさん、アイドルさん、いろいろな美に関する知識のある方々とご一緒させていただくことが多いので、15歳の時からニジマスとして活動していた私は少し早めにメイクに興味が湧きました。

 

初めは何もわからずいろいろ集めて、単に「キラキラが可愛い!」とか、「ピンクで可愛い!」とか、子供がお母さんやお姉ちゃんのコスメ用品を使ってワクワクしてたような感じでした。

 

でも年齢を重ねるにつれてどんなものが似合うのか、お洋服やTPO、その日会う相手や仕事内容によって(メイクさんにしていただく場合はおまかせですが)メイクを変えることに楽しさを覚えるようになりました。

 

大人っぽく見せたい時、可愛らしく見せたい時、目立たせたい時、いろいろメイクひとつで雰囲気ががらっと変わるのが面白くて。

 

それに、そのひとつひとつの小さな変化に気付こうとしてくれるファンの方々が可愛いです。
メイクに性別も年齢も全く関係ないからこそ、比率として男性の方が多い私のファンの方々とも美容のお話ができること、すごく楽しいです。

 

なので、いろいろコスメのことをお話していきますね。

 

まず…、これがなきゃだめなもの!
clé de peau BEAUTÉ レオスールデクラの17番!

 

これは数か月前かな? になんとなく店頭で見かけて、そう言えばみんないいって言ってるなあ……と思って購入したものです。
やはり、皆が評価しているものはいいのだなと実感したコスメです。
すごく繊細で、上品で、お肌が綺麗に見えます。ハイライトなのに! すごい。

 

そしてアイシャドウにもお気に入りがあって、MACの単色シャドウのスウィートヒートです。
これは、ある時に「やっぱりブラウンのアイシャドウは持っているべきだ!」と思って。でもブラウンはくすみがちで避けてしまうので、店員さんに「くすまなくて甘めなブラウンはありますか?」とお聞きしたところ、出てきたシャドウです。

 

確かにくすまないし甘めだ……かわいい……と、ブラウンにときめくのは私の中でちょっとレアで即決したものです!

 

と、こんな感じでお気に入りのメイク用品を紹介してみました。
ぜひお揃いしてみてくださいね!

 

ではでは
サラダバー!

 

来栖りん PROFILE

●くるす・りん…2000年11月8日生まれ。東京都出身。A型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」でセンターを務める。週刊ヤングジャンプ「制コレ’18」にてグランプリを受賞し、さまざまな雑誌の表紙や巻頭での掲載も多数。ほかにもテレビCMや、多数のバラエティー番組などへの出演で活動の幅を広げている。2019年11月には、1stメジャー写真集「Lakka」を発売。

公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_rinrin
公式Instagram:https://www.instagram.com/ringring_rin/

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

 

“日本一エロすぎるグラドル”森咲智美「エロをまだまだ極めたい」最新写真集の表紙解禁

通常版表紙

 

“日本一エロすぎるグラビアアイドル”として注目を集める、森咲智美の最新写真集のタイトルと表紙が解禁。本日3月11日(金)発売の「FRIDAY」(講談社)では、同写真集からのカットが公開されている。合わせて、本人からのコメントも到着した。

 

「グラビア・オブ・ザ・イヤー」では2018年、2019年、2020年でグランプリを獲得、3連覇を達成し殿堂入りを果たした森咲。また現在では他のグラビアアイドルたちも頻繁に使用するハッシュタグ「#これがこう」を考案し、自身のInstagramのフォロワー数は驚異の480万人を超える。

 

そんな彼女が4月15日(金)に発売する最新写真集のタイトルが、「Nectar」に決定。ネクターと言えば、果実をすり潰して作られる、非常に濃厚な味わいを持つあのソフトドリンクを想像するだろう。

 

「FRIDAY」掲載カット

 

タイトルについて、森咲は「『Nectar』には応援してくれる皆様への感謝、支えてくれるスタッフさんたちへの感謝をたくさん込めました。そしてグラビアが大好き! という気持ちも込めて撮影しました。そんな表情、私のボディを見て、とろっ♡とした甘い感情になってもらえたらと思ってつけたタイトルになります」と明かした。

 

さらに「2018年、2019年、2020年と『グラビア・オブ・ザ・イヤー』を3連覇し、2021年には殿堂入りとなり、スッと肩の荷が降りたような気がしたんですが…、やっぱりその賞に恥じないような内容にしたかったですし、エロをまだまだ極めたいと思い、私らしく頑張りました」と飽くなき野望を語った森咲。

 

「自由で私らしい様々なエロで私自身が楽しみながら撮影していただき、『芸術的なエロ』が完成した作品になったと思います」と自信を見せている。コメント全文は、下記に掲載。なお、3月11日(金)発売の「FRIDAY」で本書からの先行カットが公開されているので、そちらも要チェックだ。

 

「FRIDAY」掲載カット

 

「FRIDAY」様に4月15日発売の最新写真集のカットが掲載されています!
さらに! 最新写真集のタイトル&表紙が解禁になり…タイトルは「Nectar」です!「Nectar」には応援してくれる皆様への感謝、支えてくれるスタッフさんたちへの感謝をたくさん込めました。そしてグラビアが大好き! という気持ちも込めて撮影しました。そんな表情、私のボディを見て、とろっ♡とした甘い感情になってもらえたらと思ってつけたタイトルになります。
2018年、2019年、2020年と「グラビア・オブ・ザ・イヤー」を3連覇し、2021年には殿堂入りとなり、スッと肩の荷が降りたような気がしたんですが…、やっぱりその賞に恥じないような内容にしたかったですし、エロをまだまだ極めたいと思い、私らしく頑張りました。
自由で私らしい様々なエロで私自身が楽しみながら撮影していただき、「芸術的なエロ」が完成した作品になったと思います。今回は【通常版】に加え【豪華版】も出させていただきます! それぞれ違う味をした写真集になりましたので、ぜひどちらも堪能していただきたいと思います!

 

書誌情報

「Nectar」
2022年4月15日(金)発売

豪華版表紙

 

撮影:佐藤裕之
出版社:講談社

●photo/佐藤裕之

岸明日香「丸みのあるいいお尻になったと思います!」アニバーサリー写真集「Culmination」発売

グラドルの枠を超え、ドラマ、バラエティと活躍の幅を広げている岸明日香さんが、3月14日(月)にアニバーサリー写真集「Culmination」を発売。30歳という節目とデビュー10周年の“集大成”となるメモリアルボディを収めた一冊についてはもちろん、グラビアに対する熱い思いなども伺いました。

 

岸明日香●きし・あすか…1991年4月11日生まれ。大阪府出身。趣味はスポーツ観戦、映画、音楽鑑賞。現在は『激!今夜もドル箱』(テレビ東京)、Twitter生配信番組『ツイスパTV』に出演中。TwitterInstagram

 

【岸明日香さん撮りおろしカット】

 

今回の写真集では、これまでと違う私を見せたい

 

──アニバーサリー写真集のタイトルを「集大成」「最高点」「頂点」などの意味を持つ「Culmination(カルミネーション)」に決めた理由は?

 

 いろんな候補があった中から、自分で決めました。デビューして5年目ぐらいたった時、「10年目にちょうど30歳になるので、それまでお仕事を続けて、アニバーサリー写真集を絶対出したい!」と思っていました。それもあって、どこかで「集大成」の意味合いのあるワードを入れたかったんです。今回、うれしいことにこのタイミングで写真集のお話を頂き、「集大成」を英語で調べてみたら、「Culmination」という言葉が出てきて! とても響きがかっこいいのに、意外と写真集のタイトルで使われていない。早速、お気に入りになって、ずっと家で唱えていました(笑)。

 

──昨年からジムに通われていたと伺いました。今回の撮影のためにした体作りについて教えてください。

 

 実は私、これまでボディメイクというよりは、食事制限で体作りをしていました。ご飯を我慢するだけでもキツいのに、得意じゃない運動するのは……と思っていたんです。だけど今回の写真集では、これまでと違う私を見せたいと思い、食事制限以外にも、4~5カ月間パーソナルジムに通ってお尻を中心に鍛えました。私が年齢を重ねるということは、ファンの方も年齢を重ねるわけで。もしかするとお尻好きな方も増えてきたんじゃないかなと思ったのと、以前からコアなファンの方から「お尻が素敵なのに、お尻グラビアって少ないね」とも言われていたこともあったので意識しました。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──ちなみに、具体的なトレーニング方法は?

 

 お尻の上部を鍛えると足が長く見えるようになると聞いたので、そこに負荷をかける運動を徹底的にやりました。悲鳴を上げながら…(笑)。また、自宅ではチューブを使った運動したり。…初めて運動を頑張りました(笑)。自分では、結果的に丸みのあるいいお尻になったと思います! ただ筋肉が付きやすい体質で、最初は腕など筋肉がついてほしくない部分にも付いてしまって。そこに気を使いながらの調整が難しかったです。運動をしている中で「ファンの方は果たして鍛えた体が好きなのか?」という疑問にぶち当たり、華奢な体をキープしたまま鍛えようといろいろ試行錯誤しながらしていましたね。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

今回は表紙から三角ビキニで攻めさせてもらっています

 

──今回の写真集のコンセプトについて教えてください。

 

 打ち合わせには第一段階から入らせてもらったのですが、“大胆かつ爽快”でしょうか(笑)。これまで出した写真集は、しっとり肌を出す感じが多かったですが、今回は屋外で開放的に肌を出すイメージでいきたいとお話して。昨年10月に沖縄で撮影したんですが、あえて私も行ったことがある沖縄が安心感もあって、より開放的になれるかなと。また、今まで行ったことのないプライベートビーチのような場所でも撮影することができました。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──撮影されたカメラマンの曽根将樹さんとは初コラボだったそうですね。

 

 これまでは私を撮ってくださったことのある、おなじみのカメラマンさんが多かったんですが、今回は初めての温度感を体験したくて、曽根さんにお願いしました。私が去年クルマの運転免許を取ったこともあり、曽根さんを助手席に乗せて、プライベートで初運転しているカットもあります。曽根さんはずっと運転を不安そうにしていましたが……(笑)。とにかく楽しくて、気持ち良くて、ずっと笑いながら撮影させていただきました。唯一恥ずかしかったことは、ヘアメイクもせずに寝起きのままで撮ってもらった、すっぴんカットでしょうか。

 

──そのほか、お気に入りのカットがあれば教えてください。

 

 いっぱいありすぎて、正直選べないんですが、例えば2ページ目にある海での引きのバックショットもいいですね。これまで、インパクトが薄れるんじゃないかという怖さもあって、寄りに比べて、引きの写真はあまりお気に入りではなかったんです。でもこの写真は、ものすごくインパクトがあって。今回頑張ったお尻も見えつつ、胸から腰のラインまで、自分が見せたい要素が詰まっていて、「ボディライン、めちゃめちゃ良くない!?」と思えるショットです(笑)。あと、私の体形的に、一番似合うとよくいわれる三角ビキニのショットも多いんです。写真集になると、デザイン重視で意外と着られなかったりするんですが、今回は表紙から三角ビキニで攻めさせてもらっています。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──また、1万字以上に及ぶインタビューも収録されています。

 

 この30年間、紆余曲折ありましたし、自分の育ってきた環境やルーツ、苦労したことなど、幼少期から現在に至るまで、お仕事とは関係ないエピソードもたくさん書かれています。恋愛観をはじめ、これまであまり話したことのないパーソナルな部分にも触れているので、読み応えがあると思いますし、ファンの方には喜んでもらえると思います。写真集全体としてのみなさんの率直な意見や反応が楽しみです。

 

いろんな塩を見た後輩からは、「なんか怖い!」と言われたこともありましたね(笑)

 

──ちなみにグラビア撮影に必ず持っていくモノやグッズはありますか?

 

 アロマが入っていて、お肌がツヤツヤになるボディークリームは必需品です。泊りロケの時は、入浴剤や、エステで使うような美顔器やキャビテーションまで大量に持っていって、かなり大荷物になるんです。気持ちの問題ですが、前日の夜にやらないと不安になってしまうんです(笑)。普段はそこまで気にならないのですが、しっかり写真として残るグラビア撮影には、やはり100%万全な状態で挑みたい気持ちが強いんですよね。私にとって、最強のダイエット法はグラビアと言えるぐらい、グラビアのお仕事があることで、しっかりダイエットできるんです(笑)。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──美顔器やキャビテーションとった美容家電は常に調べているんですか?

 

 ボディークリームはお肌がデリケートなこともあり、一回使っていいと思ったものをずっと使っていることが多いですが、美容機器に関しては、新しい機能の製品をチェックすることが多いですね。

 

──岸さんは料理がお好きだと伺いましたが、特にこだわりはありますか?

 

 お料理する時に使う炊飯器と電子レンジに関しても、常にチェックして、最新機能が備わったモノを揃えます。そのため、家にレンジが3台もある時期もありましたね(笑)。ただ料理の場合は、電化製品というより食材をそろえてしまうことが多くて。例えば塩へのこだわりもあって、「太陽と風がつくる豊島の海を丸ごととじ込めた塩」(※岸さんオススメの塩の商品名)など、水晶のような高価な塩を集めたり、常にバッグに入れていることもありました。日本酒もいろいろとそろっています。そうそうキッチンに並べたいろんな塩を見た後輩からは、「なんか怖い!」と言われたこともありましたね(笑)。

 

岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』
2022年3月14日(月)発売

価格:3000円+税
発行:SDP

(C)SDP

【岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より】

 

撮影/関根和弘 取材・文/くれい響

橋本環奈が『情熱大陸』に登場!初めて尽くしの大舞台に挑む天真爛漫な23歳に迫る

3月13日(日)の『情熱大陸』(MBS/TBS系)に、女優・橋本環奈が登場する。

橋本環奈

 

愛され続ける名作アニメ映画「千と千尋の神隠し」。その世界初となる舞台化公演で、自身初の舞台出演にして主演を務めることになった橋本。映画やドラマに絶えず出演し、CMや雑誌・バラエティ番組などからも引く手数多と多忙を極める23歳の新たな挑戦を番組で追った。

 

大役にも肩肘を張らず、演出を手掛けるジョン・ケアード(英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)が「環奈は笑い声が大きいから探す手間が省ける(笑)」と話すほど、持ち前の天真爛漫さで周囲を和ませる橋本。初めて尽くしの幕が上がり、魅せたものとは。

 

PROFILE

橋本環奈

●はしもと・かんな…1999年2月3日生まれ。福岡県出身。2011年「奇跡」(監督:是枝裕和)で映画デビュー。2016年「セーラー服と機関銃 -卒業-」(監督:前田弘二)で映画初主演を務め、第40回日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞。数多くの映画・ドラマに出演するほか、CMやバラエティ番組など幅広く活動。2022年3月より初舞台で初主演となる「千と千尋の神隠し」が公演中。

 

番組情報

『情熱大陸』

MBS/TBS系

2022年3月13日(日)後11・00~11・30

 

番組HP:https://www.mbs.jp/jounetsu/

番組Twitter:@jounetsu

Instagram:https://www.instagram.com/jounetsu_tairiku/

Facebook:https://www.facebook.com/jounetsutairiku

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChrwWDsptJWqbV_oPKdHk1Q

 

©MBS

萩原みのりインタビュー「たとえダメなところがあっても、登場人物全員を愛せてしまう。ほかにはない作品だなと感じています」

岸田國士戯曲賞受賞作家・三浦大輔さんが2010年に書き下ろし、2016年には映画化もされた傑作舞台『裏切りの街』が待望の再演。主人公・菅原裕一の恋人役を、これが舞台作品2本目となる萩原みのりさんが務める。「三浦さんの作品には、現実と地続きのようなリアリティがある」と話す彼女に、今作の思いや緻密さ故にひと筋縄ではいかない稽古場での様子をたっぷりと伺った。

 

萩原みのり●はぎわら・みのり…1997年3月6日生まれ。愛知県出身。最近の出演作に映画『成れの果て』、ドラマ『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』(日本テレビ系)、『神木隆之介の撮休』(WOWOW)、『にんげんこわい』(WOWOW)など。映画『N号棟』が4月29日(金・祝)より公開予定。TwitterInstagram

 

【萩原みのりさん撮りおろしカット】

 

三浦さんの演出は針の穴に糸を通すような感覚なんですが、その穴が本当に小さくて

 

──今回はオーディションだったそうですね。

 

萩原 はい。三浦さんの舞台はこれが初めてになるんですが、以前、三浦さんが監督をされた映画『何者』(2016年)でも一度お仕事をさせていただいていたんです。ですから、少しはリラックスして会場に行けました。

 

──では、本番もあまり緊張もせず?

 

萩原 それが、映画でご一緒させてもらっていたはずなのに、オーディション会場では目も合わせてくれなくて(笑)。“えっ? 何で!?”と思って、次の瞬間とんでもない緊張感に襲われ、オーディション用のセリフが全部飛んじゃいました。ですから、どうして受かったのかいまだに謎なんです(笑)。

 

──そうだったんですね。でも、演出家はどこを見てオーディションの合否を決めているのか分からないってよく言いますよね。意外なところで判断していたり。

 

萩原 そうなんです。特に三浦さんはすべてを見透かしているような方なので、稽古場でもそれがいつも怖いです(笑)。

 

──また、この舞台は当初、2020年の上演を予定しており、その時はコロナ禍で中止となってしまいました。当時はどのような思いでしたか?

 

萩原 あの時は稽古が最初からずっとオンラインでしたし、裕ちゃん(菅原裕一)役の髙木雄也さんとも、パソコンの画面を通じて台本の読み合わせをしていた程度だったんです。それでも、いつかは皆さんと直接お会いして、稽古ができる日が来ると信じていたんですね。なのに、ある日、三浦さんがみんなをリモートで集めて、画面の中から「公演が中止になることが決まりました」と発表されて……。その時は何日も涙が止まらなかったです。もともとこの作品の映画が大好きで、その舞台に出られることが本当に楽しみでしたし、そうした思いや、みんなで準備してきたことなどが全部取り上げられてしまったような気持ちになって。それぐらい哀しい出来事でしたので、今回再び公演が決まった時は、ただただ「良かった〜!」という思いだけでしたね。

 

──以前から映画版の大ファンだったということですが、どういったところに魅力を感じていたのでしょう?

 

萩原 映画館で観た時に男性と女性でお客さんの笑う場所が全然違っていて、そこがまず興味深かったんです。それに、人間のいろんな感情が描かれていて、最初は“なんかすっごくムカつく!”と思っていても、次第に愛おしくなってきて、最後には許してしまえる。映画館を出たあとで、“こんなにも登場人物全員を愛せてしまう作品ってすごいなぁ”と感じたのを覚えています。また、一度観ただけなのに、会話のやりとりやセリフが、まるで実際に体験したことのように心の中に残っていたりして。物語の舞台となった荻窪の街を歩いていても、“あの人たち、この辺にいるかな”と思ってしまったりするし、そうした現実と少し地続きに感じるところも魅力的だなと思いました。

──現在、稽古の真っ最中ですが、三浦さんの演出はいかがですか?

 

萩原 映画の時と変わりなく、役の心の奥の部分を一緒に考えてくださいます。ただ、三浦さんの場合、“ひと言ひと言”というよりも、一文字単位で神経を使って細かい機微を決めていく感じなんです。針の穴に糸を通すような感覚なんですが、その穴が本当に小さくて。それに、たまに稽古中に自分でも、“今の感情はちょっと違ったな……”と分かることがあるんですが、その時は必ずすぐに「今のところなんだけど」って指摘されます(笑)。三浦さんの前ではごまかすことが不可能なので、今はとにかく必死に食らい付いていっているという感じですね。

 

──となると、稽古場の緊張感もすごそうですね。

 

萩原 もう、半端ないです!(笑) “こんなに緊張したのって何年ぶりだろう!?”と思うほどで、普段の3倍くらいお水を飲んでますし、頭も使うので、甘いものが止まらなくて(笑)。また、感情の部分だけでなく、セリフもとても細かいんです。例えば、言葉と言葉の間に「…やっ」や「あ、」といった接続詞ではない一文字がたくさん入っている。きっとそれがなくても会話は成立するんです。でも、あえてそこに入れたことには必ず三浦さんの意図があるはずですし、それをうまく表現することで一気にせりふが生々しい会話になっていくので、最後の最後まで逃げることなく、しっかりとやり遂げていきたいなと思っています。

どんな役であっても、決してお客さんから悪い人間に見えないように

 

──物語の中で萩原さんは主人公・菅原裕一の恋人である鈴木里美を演じています。現時点では、どのような女性像をイメージされていますか?

 

萩原 実は今回、稽古を重ねていくうちに、あえて明確なキャラクターを作るのをやめるようにしたんです。最初の頃は、“里美ってちょっと猫背っぽいのかな”とか、“少しあか抜けない女の子なのかな”、“優柔不断なところもありそう”と、台本から受けた印象をたくさん紙に書いていました。でも、そうやって外側の部分で役を作っていくのではなく、ある程度自分の中に落とし込めたら、あとはお客さんそれぞれが異なる印象を持ってもいいし、むしろバラバラであればあるほど、面白い役になるのかなと思うようになったんです。

 

──それはなぜでしょう?

 

萩原 例えば、普段の自分たちの生活に置き換えても、私のことをクールそうだと感じる人もいれば、全然そんなふうには見えないと言う人もいます。人の印象って本当にそれぞれで。ですから里美に関しても、いろんな見え方のする魅力的なキャラクターになっていけばいいなと思ったんです。それに三浦さんがOKを出してくれているのなら、間違いなくその役はみんなから愛されるに違いないという信頼があるのも大きいです。

──と、言いますと?

 

萩原 三浦さんは、私がこれまで出会った演出家さんや監督さんの中で、一番と言ってもいいぐらい登場人物の一人ひとりを愛していらっしゃるんです。すべての役に対してお客さんから悪い人間に見えないようにと、すごく考えていらして。もちろん、描かれ方としてはダメな人間に見えることもあります。でも、「僕は絶対に善と悪を区別しない」とおっしゃってくださる。私自身、映像のお仕事で悪者と言われる立場の役であっても、必ずその人の中にある正義を大事にして演じているので、いろんな方からの感想で「悪い役だったね」と言われると、どこがモヤモヤしてしまうことがあるんですね。でも、三浦さんは常にすべての役の一番の味方になってくれるので、演じていてすごく心が救われるんです。

 

──なるほど。では、萩原さんから見て恋人の裕一はどんな男性ですか?

 

萩原 ひと言でいうのはすごく難しいんですが、今、稽古をする中で、里美としてどんどん裕ちゃんに愛おしい気持ちが増していますね。基本的には裕ちゃんって、かっこ悪い部分ばかりの男性なんですけどね(苦笑)。それでも、すごく優しくて、居心地もいいし、里美が2人の関係について、「わざわざこれ以上の変化がなくても、今のままの日々が続くのであればそれでいいかな」って思う気持ちはすごくよく分かります。それに、舞台って毎日の稽古の積み重ねですが、まさしく裕ちゃんとの時間も積み重ねていっている感じがして。そこも演じていて面白いですね。

 

──また、裕一を演じる髙木さんとは初共演ですね。一緒に稽古をしてみての印象はいかがですか?

 

萩原 髙木さんは私の中でずっとスターのイメージでした。でも今は、裕ちゃんでしかない瞬間がたくさんあって、もう全然スターに見えないです(笑)。同棲しているシーンでソファに座っている後ろ姿もちゃんとだらしないですし(笑)、逆に、普段髙木さんがステージで歌って踊っている姿が想像つかないぐらい。お芝居も素晴らしく、三浦さんに言われたことにすぐ反応し、アプローチの仕方がどんどん変わっていくので、いつも稽古場で拝見しながら刺激をもらっています。

機会があれば、舞台はどんどんチャレンジしていきたい!

 

──また、今回はご自身にとって二度目の舞台になります。改めて初舞台(『遊侠 沓掛時次郎』2016年)の時のことを教えていただけますか。

 

萩原 初舞台は右や左どころか、前がどっちかも分からないような状態でした(笑)。大先輩の中に急に投げ込まれたような感じでしたし、稽古初日が私の1ページ目の長ゼリフだけでほとんど終わってしまい、大先輩方をただただお待たせしてしまったのも、昨日のことのように覚えています。今でもあの時の申し訳なさとか、“私、何でこんなにできないんだろう……”と思ったことなどが甦ってきては、反省するばかりですね。

 

──それでも、「また舞台をしたい!」と思われたんですね。

 

萩原 はい。技術的なことはさておき、舞台の世界観や稽古がすごく自分には合っているなと思ったんです。特に、お客さんからリアクションがダイレクトに返ってくるところが楽しくて、あれほど幸せなことはないなと思いました。また、稽古場で時間をかけて作品をつくっていく作業も大好きで、映像のお仕事だと、自分の出番がない時は邪魔にならないようにモニターを見ることぐらいしかできませんが、舞台の稽古だと共演者の皆さんのお芝居をずっと見ることができる。演出家さんのいろんなアイデアや指摘を一緒に聞くこともできますし、むしろ自分のこと以外のダメ出しをメモしているほうが多いぐらいなんです。ですから、これからも機会があれば、どんどん舞台にチャレンジしていきたいなと思っていますね。

 

──萩原さんにとって、舞台が天職なのかもしれませんね。では、今は本番を迎えるのが楽しみな感じですか?

 

萩原 いや、実は私、すごくあがり症で、人前が本当に苦手なんです(苦笑)。映像は周りにいるのがスタッフさんだけだからまだいいんですけど、これまでの人生で新国立劇場の中劇場ほどの人の数がいる場所に立ったことがなくって。なので、公演初日に自分がどんな感じになるのか想像もつかないんです。とにかく震えないようにしようと思っていて、そのことで髙木さんに相談したことがあったんですが、髙木さんは「俺は人がいっぱいいればいるほどテンションが上がる」って言っていました(笑)。“さすがだなぁ”と思いましたけど、残念ながら参考にはならなかったですね(苦笑)。

 

──(笑)。ということは、楽しむような余裕はまだ全然ないんですね。

 

萩原 ないです、ないです(笑)。きっと公演中は緊張が取れることがないと思います。ただ、先ほど初めて三浦さんと取材で2ショットの撮影をしたんですが、その時、今まで見たことのない顔で「大きくなったな」って言ってくださって。なんだか親戚のおじさんみたいなんですけど(笑)、それが感慨深くて。三浦さんには私が10代の頃からお世話になっているということもありますし、こうしてまた一緒にお仕事ができることや、一度中止になった作品にもう一回挑めるという喜びもありますので、すべての公演が終わったあとに心の底から、「あ〜、本当に楽しかった!」と言えたらいいなって思っていますね。

──では、最後にGet Navi webということでご登場いただいている皆さんに最近購入したお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、萩原さんは何かありますでしょうか?

 

萩原 最近買ったものといえば急須ですね。器にずっとはまっていて、益子焼を益子まで買いに行ったりするんです。唐津焼を扱っていたり、器屋さんをやっている友人がいるので、そこから趣味が広がっていったのですが、ある時、お茶を飲む器はあるのに、急須がないことに気づいて(笑)。

 

──それは一大事ですね(笑)。

 

萩原 ほんとに(笑)。でも、急須を買ったら生活が変わったんです。それまでも夕飯を食べながらテレビを見たり、旦那さんとおしゃべりをしたりしていたんですが、全部の片付けが終わったあとにお茶を飲むゆったりとした時間がすごくよくって。その日にあったことなんかを思いだしながらホッとしていると、お風呂に浸かっている時に似た感覚になるんですね。ですから、これからもいろんな茶器を集めて、こうした時間を充実させていきたいなって思っています。

 

パルコ・プロデュース『裏切りの街』

2022年3月12日(土) ~ 3月27日(日) 東京・新国立劇場 中劇場
2022年3月31日(木) ~ 2022年4月3日(日) 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

料金:10,800円(全席指定・税込)

(STAFF&CAST)
作・演出:三浦大輔
音楽:銀杏BOYZ
出演:髙木雄也、奥貫薫、萩原みのり、米村亮太朗、中山求一郎、呉城久美、村田秀亮(とろサーモン)

※開幕後当面の間は、智子役は奥貫薫に代わって呉城久美が、また裕子役は呉城久美に代わって日高ボブ美が演じます。

(STORY)
フリーターの菅原裕一と平凡な専業主婦の橋本智子。出会い系サイトを通じて知り合った2人は逢瀬を繰り返していく。家に帰ると、2人にはそれぞれ大切なパートナーがおり、その関係を壊すつもりも、勇気もない。はたして、自分はこの先どうしたいのか……。そんな悶々とした思いを抱えながらも、2人はただただ日常生活を送っていくのだった。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/石川奈緒記 スタイリスト/伊藤信子 衣装協力/UNITED TOKYO、CITY

“二刀流グラドル”東雲うみ ダイナマイトボディを全解放…!「癒しの一冊になりますように」

東雲うみのファースト写真集「うみのなか」(ワニブックス)が、3月10日(木)に発売。本人からのコメントも到着した。

 

バストGカップ、ヒップ100cmというダイナマイトボディを引っさげて、“二刀流グラドル”として活躍中の東雲うみ(しののめ・うみ)待望の初写真集「うみのなか」がいよいよリリース。

 

予約でもアマゾンランキング1位を獲得、さらに発売前に3刷が決定するなど大注目の写真集に約120分のDVDまでついた、ファンのみならずグラビア好きにはたまらない仕様となっている。

 

発売に際して、東雲は「できることを全てやり切ったので、“グラビアアイドルとしての東雲うみ”の集大成になったと思います。応援してくださる皆さんにとって、癒しの一冊になりますように」とメッセージを寄せている。全文は下記に掲載。

 

また、3月13日(日)には、「うみのなか」発売記念お渡し会もブックファースト新宿店で開催される予定だ。

 

東雲うみ コメント

デビューしてからずっと夢に見ていた紙の写真集。
できることを全てやり切ったので、“グラビアアイドルとしての東雲うみ”の集大成になったと思います。
応援してくださる皆さんにとって、癒しの一冊になりますように。

 

イベント情報

「うみのなか」発売記念お渡し会
2022年3月13日(日)ブックファースト新宿店
後1・00〜イベント開始

詳細:http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html#a_1664

 

書誌情報

東雲うみ ファースト写真集「うみのなか」
2022年3月10日(木)発売

定価:5,500円(税込)
撮影:西條彰仁
発売元:ワニブックス

 

WEB

東雲うみ Twitter:https://twitter.com/sinonome_umi
東雲うみ Instagram:https://www.instagram.com/umi_portrait/
うみちゃんねる:https://www.youtube.com/channel/UCLnac6g3R8YcGOisZxsVIpw

 

瀬戸康史インタビュー「多くの若い人に作品のテーマが届いたことに嬉しさを感じました」

1960年の安保闘争と、東日本大震災から10年が経った現代――。2つの時代が交錯する舞台『彼女を笑う人がいても』に瀬戸康史さんが挑んだ。そこで衛星劇場での初放送に先駆け、本作で初めて触れた学生運動の背景、念願だった栗山民也さんの演出など、瀬戸自身がこの舞台を通して得たものをたっぷりと語ってもらった。

 

瀬戸康史●せと・こうじ…1988年5月18日、福岡県出身。2005年芸能界デビュー。近年の出演作にドラマ『透明なゆりかご』、『私の家政夫ナギサさん』、WOWOW『男コピーライター、育休をとる。』主演、映画『劇場版ルパンの娘』、『コンフィデンスマンJP -英雄編-』、舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜』、『日本の歴史』など。2月25日より主演映画『愛なのに』が公開中。TwitterInstagram

 

【この記事の写真】

 

当時の学生たちの行動に怖さを感じながらも、どこか憧れの想いも抱いていました

 

──まずは公演を終えての感想をお願いします。

 

瀬戸 なんだか不思議な舞台でしたね。というのも、語弊があるかもしれませんが、今回の舞台ではお客さんに何かを届けるという思いでお芝居をしている感じがしなかったんです。いつもだと無意識のうちに体を客席のほうに傾けたりして、作品のメッセージを分かりやすく伝える動きをしてしまうんですが、今回に限っては、その場で展開している登場人物たちの会話や動きを、ただ見てもらっているような感覚があって。ある意味、いつもとは違うリアリティーのある作品だったなと感じています。

 

──物語の題材となっているのは1960年の安保闘争です。企画を聞いたときはどのような印象を持たれましたか?

 

瀬戸 恥ずかしながら、僕はこの事件のことをほとんど知らなかったんです。漠然と知ってはいても、実際にどのようなことがあったのかまでは分かっておらず、初めて内容を聞いたときは、“これは難しい作品になりそうだな”と思っていました(苦笑)。作品のタイトルにもある《彼女》というのは実際に学生運動の最中に命を落とした樺美智子さんがモデルになっていて、樺さんに関する文献をたくさん読み、“かつて日本でこんなことがあったのか……”と驚きました。それに、劇中で《彼女》の言動を見た同級生が、「なんだか怖い」とつぶやくセリフがあるのですが、僕も同じ感想を抱いて。ただ、同時に、自分の信念を貫き通す姿勢に憧れを感じたりもして、台本を読みながら複雑な感情になったのを覚えています。

 

──確かにこの60年前の事件だけを切り取ると、どこか別の国の話のような感覚に陥ります。

 

瀬戸 そうなんです。けど、いろんな資料を読むと、彼女のカリスマ的なエネルギーに引っ張られていった人たちが大勢いた一方で、そこまで信念を持たず、ただ流れに身を任せていた人も多かったみたいで。そこは、今の時代と変わらないんだなと、ちょっとホッとしたところもありました(笑)。

 

──実際に稽古に入ってからも、難しさを感じる部分はありましたか?

 

瀬戸 瀬戸山(美咲)さんの台本がとても分かりやすかったので、その不安はすぐに消えました。正直、本番前のインタビューでは、若い方に向けてどのような言葉でこの題材のテーマや魅力をお伝えすればいいのか分からず、悩んでいたんです。きっと30代でもピンとこない方が多いでしょうから。でも、台本が非常に優れていて、時代背景を知らなくても、メッセージ性が真っすぐ届いてくるんです。実際に舞台をご覧いただいたお客さんの感想を読んでもしっかりと伝わっていましたし、そうした声を聞くと、この舞台を今上演した意味や意義がすごくあったんだなと嬉しく思います。

 

──そうした中、今作で瀬戸さんが演じたのは60年代に新聞記者として学生運動を追っていた高木吾郎と、その孫であり、同じく新聞記者の伊知哉の2役でした。

 

瀬戸 演じる上で意識したのは、“新聞記者ってこんなキャラクターだよね”とステレオタイプの役作りはしないということでした。僕もよく本当の新聞記者さんから取材を受けることがあるのですが、当然ながらみんな個性がバラバラなんです。それを思うと、いわゆる“普通の新聞記者”っていないなと思って。それよりも、吾郎や伊知哉の核となっている“真実を知りたい”という好奇心を大事にするようにしていました。また、吾郎と伊知哉に共通しているのは、自分にとってプラスかマイナスかでは動いていないということなんです。ですから、あえて2役だから演じ分けるということは意識せず、自然とにじみ出る違いをお客さんが感じ取ってくれればそれで十分だという思いで演じていました。

 

──今作の演出を手掛けられたのは栗山民也さんです。瀬戸さんにとっては初めてでしたが、いかがでしたか?

 

瀬戸 楽しかったです。栗山さんのことが大好きになりましたから(笑)。先ほど、客席を意識しないお芝居の話をしましたが、栗山さん自身も「今回はそういう型にはまった舞台じゃない」ということをおっしゃっていて。たぶん、僕は自分で思っている以上にお客さんにお尻を向けて芝居をしていたんですが、栗山さんも「それでいい」って言うんです(笑)。また、とても興味深かったのが、稽古中に何度もみんなに「言葉を大事にしよう」と話していたことでした。その理由として、この作品の主人公が新聞記者であり、真実を伝えていくことの大切さなどをテーマにしているからというのもありますが、僕たちも演劇人や役者として言葉を扱う仕事をしているので、けっして他人事ではないんです。僕自身、今回の稽古を通して改めて言葉というものを考え直すきかっけになりましたし、栗山さんから教わることも多く、本当にいい経験をさせていただきました。

 

──また、今回は深く重い作品でありながら、物語を引っ張っていくのが瀬戸さんをはじめ、木下晴香さんや渡邊圭祐さんなど若いキャストだったことも新鮮で魅力的でした。

 

瀬戸 ありがとうございます。お2人とは今作が初共演でした。晴香ちゃんはミュージカルの舞台で大活躍されている方ですが、ストレートプレーはこれが初めてなんですよね。圭祐に至っては初舞台でしたし。初めて経験する舞台がこの作品って、すごいことです。僕ならきっと途中で心が折れていたと思います(笑)。でも2人を見ていると、日に日に感情が乗ってくるのを共演しながら肌で感じて。本当に素晴らしい役者さんたちだなと思いました。

 

──共演するにあたって、意識されたことなどはありましたか?

 

瀬戸 僕はどの作品でもそうなんですが、稽古場にはセリフを覚えていくだけで、“こういう演技をしよう”という考えは持ち込まないようにしているんです。もちろん、台本は頭に入っているのでまったくのノープランというわけではないのですが(笑)、そこは重要視していなくて。相手役と接した時にあふれでる喜びや怒り、哀しみなどを大事にしているんです。

 

──なるほど。ちなみに、今作の吾郎や伊知哉のように、瀬戸さん自身に表現者として伝えていきたいものはありますか?

 

瀬戸 伝えたいことは、そのときどきによって変わっていきます。出演している作品のテーマにもよりますし。プライベートでよく絵を描くんですが、そこに込める想いも、そのときによって変わっていきます。例えば、コロナ禍の自粛期間中に描いたものには、《ずっと家にいても、工夫次第で毎日が楽しくなる》というメッセージを込めたりして。もともと、考える作業が大好きなんです。頭を使って、いろんなことを想像したり。絵を描くこともそうですが、役者として何かを表現することもそれに通じる部分があって。だから、やめられないんだと思います。

 

──絵を描くことは、お芝居と異なるベクトルの思考でしょうし、楽しみながらもリラックス効果があるのかもしれませんね。

 

瀬戸 そうだと思います。そういえば、この作品の本番中は、家に帰ってから一度も台本を開かなかったんです。そうやって気持ちの切り替えも上手く出来ていたのかもしれないです。

 

──今やってみたいことはありますか?

 

瀬戸 仕事の話になってしまいますが、やはり年に一本は舞台に出たいなと思っています。それこそ、今度は瀬戸山さんの演出を受けてみたいです。瀬戸山さんは演出家としても活躍されていますし、今回も何度か稽古場にいらっしゃって、意見を言ってくださったんです。その話を聞き、「瀬戸山さんなら、こういう演出をされるのか」とすごく興味を持ったので、いつか一緒にお仕事をしてみたいです。

 

──お話を聞いていると、今回の稽古場には演出家が2人いたような感じだったんですね。

 

瀬戸 そうなんです(笑)。それが面白かったです。もちろん、瀬戸山さんは「あくまでこれは、私個人の感想ですが」と断りを入れて話されていましたし、僕らも栗山さんのプランに沿ってお芝居をしていましたけど。でも、栗山さん自身も、よく瀬戸山さんに感想をうかがっていたので、本当に信頼し合っているんだなと感じました。

 

──最後に、放送をご覧になる方に向けて、瀬戸さんが思う見どころを教えていただけますか。

 

瀬戸 第一に、僕たち役者の熱量が伝わっていればいいなと思っています。また、どのような編集になるのかまだ分かりませんが、この作品は意外とセリフを話していない人物の表情や佇まいが重要な場面もあるんです。現代のシーンで伊知哉が自分の信念を語っている時、若い矢船(渡邊)がどんなリアクションを取りながら聞いているのか……など。それこそ、僕が背中を向けて喋っているシーンがどのように映るのかも気になりますので(笑)、僕も楽しみに放送を待ちたいと思います。

 

舞台「彼女を笑う人がいても」
CS衛星劇場 2022年3月13日(日)後 7・00よりテレビ初放送!

(STAFF&CAST)
作:瀬戸山美咲
演出:栗山民也
出演:瀬戸康史、木下晴香、渡邊圭祐、近藤公園、阿岐之将一、魏 涼子/吉見一豊、大鷹明良

(STORY)
1960年6月16日、学生たちは雨が降る中、黒い傘を差し、国会議事堂へと向かっていた。そんな彼らを以前から取材していた新聞記者の吾郎は、激化する安保闘争の中で命を落とした1人の女学生の死の真相を追うようになる。一方、2021年を生きる伊知哉は、新聞記者の仕事に行き詰まりを感じていた。東日本大震災の被災者を追う取材が、部署の配置転換によって、これ以上かなわなくなってしまったのだ。そんなある日、伊知哉は自分の祖父・吾郎もかつて新聞記者だったこと、そして安保闘争の年に記者を辞めたという過去を知る――。

 

撮影/宮田浩史 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/YOSHi.T(AVGVST) スタイスト/田村和之 衣装協力/エトセンス、パラブーツ

堀田真由、映画「ブルーサーマル」で声優初挑戦「この作品が空を見上げるきっかけになったら」

堀田真由さんが、公開中のアニメ映画「ブルーサーマル」で声優に初挑戦している。原作は、漫画家・小沢かなさんの人気コミック。上昇気流に乗って空を飛ぶ航空機“グライダー”に青春を懸ける体育会航空部の大学生たちの姿を描いた青春ストーリーだ。堀田さんは、大学で思いがけず体育会航空部に入部することになる主人公の都留たまき役。空に魅せられていく明るく快活なこの役をオーディションで射止め、好演している。そんな堀田さんに、本作への思いを語っていただきました。

 

◆原作は人気漫画ですが、どんな印象を持ちましたか?

とても前向きになれるお話で勇気をもらいましたし、この作品がアニメ映画になることにとてもワクワクしました。漫画のモノクロの絵に色がついたら、どういう世界になるんだろうなと。あと、たまきの明るさや一生懸命なところがまさに“ヒロイン”という感じだったので、自分もその天真爛漫さを表現できるように頑張ろうと思いました。

 

◆たまきの魅力は?

共感できる部分より、私自身にはない部分でいいなと感じたのが、自分の思ったことをありのまま伝えられるところ。大人になればなるほど、いろいろ考えすぎて言葉選びに慎重になってしまうことってありますよね。そうすると回りくどい表現になって、自分の伝えたいことがちゃんと伝わらなかったりして…。だから、感情のままに行動できるたまきは本当にすてきだなと思います。

 

◆たまきはサークル活動や恋愛といった普通の大学生活に憧れて長崎県から上京します。堀田さんも芸能活動のために滋賀県から上京されたそうですが、ご自身と重なる部分もあったのでは?

そうですね。私が上京した当時は年齢が若かったこともあり、怖いものなしで(笑)。“これから楽しいことが起こるんだろうな”という期待しかなく、たまきと同じように全てがキラキラして見えました。

 

◆たまき役はオーディションで決まったそうですね。

はい。オーディションでは、劇中のたまきのせりふの一部を読みました。普段のお芝居のオーディションは制作スタッフの方々が目の前にいらっしゃるのですが、今回のオーディションは1人で収録用ブースに入って、制作スタッフの方々は違う部屋にいらっしゃったんです。ただ、ブースでの様子をたくさんの方が見られる状態だったので、ものすごく緊張しました。

 

◆実際にアフレコが始まって、監督からのオーダーで難しかったことは?

ありがたいことに、監督は「自由に演じてください」とおっしゃってくださって。「ここをこうしてほしい」という細かな指示はほとんどなく。もしそう言われていたら私、きっとパニックになっていたと思います…。初めての声優がこの作品で、このチームで、本当によかったです。

 

◆今回の声優の経験は、今後、女優の仕事に何かフィードバックできそうですか?

声優のお芝居は、女優のお芝居とはまたちょっと違うのかなと思いました。例えば、“息芝居”はドラマや映画では使わないですし。なので今回の経験は、もしまた別の作品で声優ができる機会があったら、その時に生かしたいです。今回、キャストやスタッフの皆さんのおかげで本当に楽しくお芝居ができました。ぜひまた声優に挑戦してみたいです!

 

◆今後、別の作品でまた声優ができるとなったら、どんな役に挑戦してみたいですか?

人間ではないものになれるのもアニメーションの魅力だと思うんです。なので、自分の目で見たことのない妖怪とか、架空の生き物を演じてみたいです。そういう役って正解がない分、どう演じるか考えるのも楽しそうですし。

 

◆今作は体育会航空部を舞台にしていますが、その青春模様についてはどう感じましたか?

私自身は大学生活の経験がないので、もし大学に通っていたらこんな日常を送っていたのかなと想像しちゃいました。劇中に出てくる“学食”や“合宿”というワードが、すごく学生っぽくて。たまきが(先輩の)空知とこっそり部屋を抜け出して雲海を見るシーンとかも、青春だなーとうらやましくなりました。

 

◆堀田さん自身は“空”や“グライダー”に興味はありますか?

空を見るのは大好きです! たまに家族から地元の空の画像を送られてくると、“あぁ、同じ空の下にいるんだな”と温かい気持ちになります。グライダーは飛行機とはまた違うので、“上空ってどんな状態になるんだろう”というのはすごく興味があります。でも、上空で安定してしまえばきっと気持ちいいんでしょうけど、そうなるまでは怖そうですよね。なので、安全に操縦できる人と同乗させていただけるなら、ぜひ体験してみたいです(笑)。私、実は高いところがそんなに得意ではなくて。飛行機とかから景色を見下ろすのは大丈夫なのですが、東京タワーや東京スカイツリーの展望台で床がガラスになっている部分があるじゃないですか。あそこに立つと足がすくんでしまうんです(笑)。

 

◆ちなみに、堀田さん自身は学生時代に部活動に打ち込んだ思い出はありますか?

中学ではバスケットボール部でした。小学校から(バスケを)やっている子たちもいるようなチームで。特に後輩の代がものすごく強かったんです。だから、外周を走るタイムも後輩のほうが早くて。後輩に負けたら外周をもう1周しなければいけないという決まりがあったので、先生にバレないように後輩たちに「ゆっくり走って!」とこっそりお願いしていました(笑)。

 

◆では最後に、読者の皆様へメッセージをお願いします。

これから春を迎えると、環境が変わってドキドキワクワクすることが多い半面、きっと前向きになれないこともあると思います。私も悩みがあると下を向きがちですが、空を見上げると気持ちが晴れるんです。去年末に実家に帰った時、父と琵琶湖までドライブしたら偶然虹を見つけて。あまりのきれいさに感動して、それからよく空を見上げるようになったんです。そんなふうに、この作品が皆さんにとって空を見上げるきっかけになったらうれしいです。

 

PROFILE

堀田真由
●ほった・まゆ…1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。ドラマ『正体』(WOWOWプライム)が3月12日(土)に、『クロステイル~探偵教室~』(フジテレビ系)が4月9日(土)にそれぞれスタート。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)にも出演する。雑誌「non-no」の専属モデルも務める。

 

作品情報

映画「ブルーサーマル」
公開中

原作:小沢かな
脚本:橘正紀、高橋ナツコ
監督:橘正紀
キャラクターデザイン&作画総監督:谷野美穂
声の出演:堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥ほか

 

photo/中村功 text/林桃

森崎博之インタビュー「僕にとって道具たちは、ギアというより相棒」

前後半に渡ってお届けしているTEAM NACSリーダー・森崎博之さんへのロングインタビュー。後編は、俳優・演劇人としてのみならず、北海道フードマイスターやごはんソムリエなどの資格も取得し、食育にも力を入れている森崎さんに、食べ物への思い、そして食品づくりや農作業に欠かせない道具への愛についてお話を伺いました。

 

森崎博之●もりさき・ひろゆき…1971年11月14日、北海道生まれ。1996年にTEAM NACSを結成。リーダーを務め、多くの公演で脚本・演出を担当。2008年からスタートした『森崎博之のあぐり王国北海道』(現・『あぐり王国北海道NEXT』/HBC)をきっかけに農業タレントとしても活躍中。現在、『ハナタレナックス』(HTB)に出演中。

 

【森崎博之さんの撮りおろし写真】

 

道具に感謝しながら、長く、いつまでも使っていく。今の時代は特にそうした気持ちが大事

 

──森崎さんはいまや北海道を中心に、全国規模で農業タレントとしても活躍されています。ご自身でも調味料を作ったり、農作業をされていることでも知られていますが、やはり道具なども揃えていらっしゃるんですか?

 

森崎 そんなに特別なものは持っていないですよ。ただ、少し前になるんですが、大豆ミンサーを買いました。味噌作りのために購入したのですが、これまではコーヒーミルのように茹でた大豆を手動でグルグルと回して小さく潰していたんです。それを電動にしたところ、びっくりするほどラクで! さっそく5kgの味噌を仕込みました。白米味噌、玄米味噌、麦味噌といろいろ麹を変えたりして。今は出来上がるのが楽しみです。

 

──味噌作りにはどのような工程が必要なんでしょう?

 

森崎 いろんな作り方がありますが、どれも簡単で、我が家では大豆と塩だけで1年間、常温で熟成させます。今、食卓で食べているのは一昨年に仕込んだもの。旨味爆発でとんでもなく美味しい味噌が出来上がっています。昨年の舞台(『マスターピース』)でも、稽古で東京にいる間や地方公演の時は外食を控えていましたから、キッチンのあるマンスリーマンションを借りて、自前の味噌を使って自炊をしていました。これが本当に美味しくて。皆さんにも飲んでほしいぐらいです!

 

──そのうち、森崎さんが公演中のケータリングまで担当しそうですね(笑)。

 

森崎 ははははは! そうなったら、メンバー全員がお味噌汁を飲み干すまで近くで監視してますよ。「おい、音尾(琢真)、お前最後まで飲んでないだろ!」って(笑)。

 

──(笑)。味噌作りはいつ頃からされているのでしょう?

 

森崎 もう、10年ぐらいになります。特に大きなきっかけがあったわけではないんです。うちは昔から、妻が野いちごでジャムを作ったり、祖父の家でもハラペーニョを作っていて、それを焼いたお肉に乗せて食べたりと、いろんなものを家庭で作っていましたから。そもそも食べることが大好きで、それが講じて、自分で作ろうというふうになっていったんですよね。

 

──今、お味噌以外で作ろうと思っているものはありますか?

 

森崎 醤油に少し興味があります。

 

──醤油って家庭で作れるものなんですか!?

 

森崎 作れます。大抵の調味料は作れますから。だって、昔はみんな自分の家で作っていたわけですしね。もちろん、たくさん作ろうとすれば、それなりの場所や道具が必要になってきますが、基本的には大豆と塩だけでギューッとプレスしていけばできます。あと、これは余談ですが、醤油づくりの際に出る大豆のカスって、本来は牛のエサだったんです。でも、それに塩酸をふりかけて、無理やりもう一度旨味を出したものをたんぱく加水分解物といい、今、世にあふれている加工食品の多くにこれが使われているんです。だから、食べていると喉が渇くんですよね。そうやって食品の裏側を知ってしまうと、自分が安全だと思うものを口にするには自分で作るしかないわけです。

 

──確かにそうですね。

 

森崎 できれば、家にある調味料はすべて手作りのものにしたいなと思っています。また、調味料以外にも作りたいものはたくさんあって。次に挑戦しようと思っているのが納豆です。

 

──大豆ばかりですが、何か理由があるんですか?

 

森崎 いえ、特にはないです(笑)。ただ、北海道は大豆の生産量1位ですし、いい大豆がすぐ手に入るからというのもあります。納豆作りも本当に簡単ですよ。市販の納豆を買ってきて、透明のフィルムに付着している納豆菌と煮た豆を一緒に置いておくだけでできますから。納豆の菌というのはものすごく繁殖が強く、常温で1日置いておくとネバネバになります。それもあって、僕は日本酒作りの取材に伺う際、2日前から納豆を食べないようにしているんです。もし納豆菌が体のどこかに付いた状態で酒蔵に行くと、お酒の酵母を壊してしまいますから。そうやっていろんなことを知っていくと、“面白いなぁ。それなら自分でも作ってみようかな”という気持ちになるんですよね。

 

──そういえば、最近はまわりでもベランダなどでちょっとした家庭菜園をする人が増えてきています。

 

森崎 そうでしょ? やっぱり、そうやって人はみんな土に帰っていくわけです(笑)。それに、自分で農作物を作ると、そこにストーリーが生まれますからね。例えば、「これは自分が世話して作ったトマトだ」とか、子どもたちと「このトマトが大きくなったら、一緒に収穫しようね」といった約束ができたり。そうしたストーリーがあると、まだ完熟していないトマトだろうが、とんでもなく美味しく感じる。自分で育てたものには、どんなものでも敵わないんです。

 

──なるほど。でも、どう育てていいのかが分からず、始めようかどうかで躊躇している人も多いと思います。

 

森崎 そういう方は、まず簡単なものから始めてみるといいと思いますよ。それこそトマトなんて、ほぼ失敗しませんから。トマトって実は雑草の種類なんです。ほかの植物と一緒に植えると、その植物を殺しかねないぐらいの生命力がある。農家さんが毎日トマトのビニールハウスに行って手入れをするのは、脇芽と言われる新芽を取り除くためで、それをしないと、たった一本でジャングルみたいになってしまうんです。すると、たくさん出来る代わりに1個1個のトマトが大きく育たず、栄養分も少なくなる。ミニトマトでも、うまくいけば1株で200から300個ほど取れる場合がありますからね。水やりも週に一回程度で大丈夫ですし、本当に簡単です。

 

──そうした話を伺うと、育っていく過程を見ているのも楽しそうです。

 

森崎 楽しいですし、それにすごく愛おしくなります(笑)。また、同時に道具も大事に扱うようになります。僕にとって道具って、“ギア”というより“相棒”みたいな感じなんです。心を込めて使うので、1つひとつへの思いも強い。大豆ミンサーを買う時も、夫婦で何度も会議をしました。結構な値段のするものですから、「ウチは一体いくらの味噌を作るつもりなんだ!?」って奥さんに言われたりして(笑)。でもね、我が家ではこれからも一生、味噌を作り続けていこうと思っているわけです。ただ、年齢を重ねていくにつれて、そのうち手動で回す力もなくなっていく。そうなってしまってから電動の大豆ミンサーを購入するより、今買っておいたほうがコストパフォーマンス的にはいいんじゃないかと。それもあって、思い切って購入したんです。正直、1年に1回しか使わないものですから、贅沢品とも言えます。でも、憧れて買ったものですから、そこには愛がありますし、本当に、大事に大事に使っていこうと心に決めていますね。道具やモノに感謝しながら、1つのものを長く、いつまでも使っていく。今の時代は特にそうした気持ちが大事だと思いますね。

 

 

TEAM NACS『LOOSER2022』
2022年3月6日(日)19時より配信スタート

(SATFF&CAST)
脚本:⽥中眞⼀ 監督:木村ひさし
出演:TEAM NACS(森崎博之、安田 顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)

チケット料金:5000円(税込)
配信:LIVE SHIP、GLOBE CODING(ローソン・ぴあ・イープラスにて販売)
詳しくはこちらから https://www.teamnacs.com/stage.php

(STORY)
平凡な日々を送るシゲは、自分にできることを模索していたある日、謎の男から渡された薬で過去へとタイムスリップしてしまう。行き着いたその先は、なんと新選組がその名を轟かせ始めた幕末。最初は厳しい隊律に翻弄されていたシゲだったが、やがて時代を切り拓くために命がけで戦う志士たちの姿に、自身の中で熱い思いが芽生え始めていく。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/白石義人(ima.) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken) 衣装協力/BARENA、08circus

武田梨奈インタビュー、初1人飲みの思い出語る「一歩踏み出せばこの世界に入れるんだな」『ワカコ酒シーズン6』

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

 

現在、テレビ東京系にて放送中のグルメドラマ『ワカコ酒 Season6』で主演のワカコを演じる武田梨奈さん。そんな武田さんにインタビューを行い、ドラマの見どころや、自身も“1人飲み”をするようになったきっかけなどを語ってもらいました。

本作は「酒飲みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコがさまざまな酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能するドラマシリーズ。累計270万部を超える新久千映の「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)を原作としており、ドラマのシリーズは本作で6作目を迎える。また、3月14日(月)放送の第10話「初めてのひとり酒」には、三宅裕司がゲスト出演することも決定。三宅は、ワカコが1人飲みをするきっかけとなった店の大将役を演じる。

 

◆今回のシーズン6では、ワカコが飲兵衛になるきっかけのストーリー(第10話)が出てきますね。

シーズン1の時はすでに飲兵衛だったので、実際にきっかけとなるストーリーを演じられるのはうれしいです。「なぜワカコがお酒好きになったのか」ということが描かれているのですが、実際に私もシーズン1で初めてワカコを演じる時に1人飲みデビューをしたので、その時のことを思い出しました。当時よく1人でご飯を食べに行っていたのですが、お酒を飲みに行くのは「敷居が高いな」と思っていたんです。どういうお店に行ったらいいかも分からなくて。今回の撮影は、ワクワクと不安が入り混じる感じだったのですが、私の1人飲みデビューもワカコの1人飲みデビューと同じで、ドラマで描かれているような温かい空間だったので「一歩踏み出せばこの世界に入れるんだな」と感じたことを思い出しました。

 

◆武田さんが“初の1人飲み”として入ったお店は、どういう基準で選んだのですか?

初めて1人飲みをしたお店は、近くにあるお店でした。でも、その後もどういうお店があるのか分からなかったので、お酒に詳しい方に聞いたりしていました。今では、「カウンターで飲める所はどこですか?」と具体的に質問するようにしています。

 

◆好きなお酒やよく飲むお酒などはありますか?

よく飲むのはビール、日本酒、焼酎ですね。誰かと一緒にいると、同じものも飲んだりしますが、基本的には和食に合うお酒を好んで飲んでいることが多いです。

 

◆ドラマ(第10話)では、大将とワカコのちょうど良い距離感が描かれていますが、武田さんは1人で飲みに行った場合、周りの人に話しかけられたい方でしょうか? もしくは、1人でしっぽり飲みたいタイプですか?

1人で飲む時は基本的にはしっぽり飲みたい方かなと思います。でも、程よくお酒が回ってきたら話しかけたくなっちゃいますね(笑)。「絶対あの人常連だろうな」という人に「何を食べているんですか?」と質問して、同じものを注文したりします。もちろん、大将などお店の方にもお聞きするのですが、分からないことは分からないスタンスで周囲の方々に正直に聞いた方が、居酒屋や立ち飲みなどは楽しいなと思います。普段あまり行かないバーに1人で飲み行った際にお酒の種類が全く分からなくて、分からないまま適当に頼んで失敗してしまったこともありました(笑)。そういう経験もあり、今はちゃんと分からないものはちゃんと聞いて頼むようにしています。

 

◆第3話(1月24日放送)では、常連客がおつりをおいていく粋な飲み方が描かれていましたが、シーズン6までやってきて一番勉強になったなと思う粋な飲み方はありましたか?

シーズン4で吉田類さんがゲストでいらっしゃった時に、“粋だな”と感じたことがあります。吉田さんはすごくお酒が好きな方なので、監督も「類さん台本とか関係なく好きなものを飲んでください」という感じだったのですが、撮影も実際に吉田さんが飲みたいお酒を飲んでいらして。それを横にいる私に「一口食べてみたら?」「飲んでみる?」というふうに分けてくださる感じでした。台本とは違ったのですが、「飲兵衛ってこれだな~」と感動したのを覚えています。撮影本番では実際にお酒を飲むので吉田さんは酔っていらっしゃったと思うのですが、悪い酔い方ではなく、見ている人がハッピーになる酔い方でした。「お酒で迷惑をかけたらお酒に失礼だから、いくら飲んでもいいけどお酒には失礼のないように」ということをおっしゃっていてそれがすごく素敵だなと思いました。

 

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

 

◆今回、カフェのようなおしゃれな店内の中華料理屋さんにもワカコは挑戦していましたが、武田さんは最近挑戦したことなどはありますか?

挑戦というほどではないのですが、コロナ禍になってから料理をするようになりました。今まで料理はあまり得意ではなく、避けてきていたのですが家での時間が増えたのでこれを機に進んでするようになりましたね。自分で作っていたら、味見してもおいしいかおいしくないか分からなくなっちゃうので、今は父と母に味の感想を聞いたりしています。両親にお弁当を作って渡したりもしているので、後から改善点などを聞いて今後の参考にしています。

 

◆今まで作った料理の中で、「これは大成功だったな」と思うものはありますか?

なんだろう~(笑)。和食が好きなので、得意なのはお味噌汁ですかね。シンプルなんですけど、お味噌汁は意外と作る人や材料によって差が出るので楽しいです。わりとおいしいお味噌汁を作れる自信があります!(笑) 自分で作るお味噌汁は具だくさんが好きなので、小松菜とか豆腐、大根などを入れたりしています。

 

◆武田家ならではの、味噌汁の味や具などはあるのでしょうか?

私が作るのは自己流なので母が作るお味噌汁とは別のものになるのですが、母は赤味噌などを使ってお味噌汁を作ってくれています。最近、祖母がお味噌を手作りで作ってくれるのですが、それもあって私がお味噌汁作りにハマりました。

 

◆では、最後にドラマの見どころとメッセージをお願いします。

これからファミレスや、イタリアンなどいろんなのお店でのエピソードが出てきます。最後には、監督に「今までで一番声が出ていたよ」と言われた程の絶品ローストビーフも出てくるので楽しみにしていてください。今はまだ、外に飲みに行けない人もたくさんいると思います。気にせず飲みに行ける状況に早く戻って欲しいなと願うばかりですが、ドラマでは「ここ行ってみたいな」と思うような実際に存在するお店が多く出てきますので、ぜひチェックしながら楽しんで頂ければと思います。

 

PROFILE

武田梨奈
●たけだ・りな…1991年6月15日生まれ。神奈川県出身。AB型。映画「ハイキック・ガール!」で主演デビュー。出演作にドラマ『ワカコ酒』シリーズ、『ミラー・ツインズ』など。初のラジオ冠番組「武田梨奈のこだわりな時間」(ラジオ関西ほか)が放送中。

 

番組情報

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

『ワカコ酒 Season6』
BSテレ東、BSテレ東4K
毎週月曜 深0・00~

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/wakako_zake/
公式Twitter:@wakakozake_tv
公式Instagram:@wakakozake_tv

 

text/緒方ななみ

森崎博之インタビュー「『LOOSER』はTEAM NACSとしてのもう1つスタートだと言える作品」

結成25周年を迎える演劇ユニットTEAM NACS。昨年の本公演『マスターピース』から始まったアニバーサリーイヤーの数々の企画も、3月6日(日)から配信される『LOOSER 2022』でいよいよファイナルを迎える。彼らにとっても、そしてファンにとっても思い入れの強い2004年の公演『LOOSER』を映像で甦らせる今作。そこで、気になるその内容をリーダー・森崎博之さんに直撃。また、ロングインタビューの前半では一年かけてファンに届けてきたこれまでの企画への思い出を、さらに後半では最近購入したという食にまつわる、あるアイテムについてもたっぷりと伺いました。

 

森崎博之●もりさき・ひろゆき…1971年11月14日、北海道生まれ。1996年にTEAM NACSを結成。リーダーを務め、多くの公演で脚本・演出を担当。2008年からスタートした『森崎博之のあぐり王国北海道』(現・『あぐり王国北海道NEXT』/HBC)をきっかけに農業タレントとしても活躍中。現在、『ハナタレナックス』(HTB)に出演中。

 

【森崎博之さんの撮りおろし写真】

 

5人だけで無茶をやっていた、僕らの原点のような姿を楽しんでください

 

──TEAM NACS25周年イヤーのラストを飾る配信『LOOSER 2022』が間もなくスタートします! まずはこの企画の概要を教えていただけますでしょうか。

 

森崎 その前に『LOOSER』について説明をさせていただきますと、これは2004年にTEAM NACSとして初めて東京で公演をした作品でした。それまで私たちは演劇文化が常に身近にあるわけではない札幌で活動をしていましたので、演劇に慣れ親しんだ東京に進出することがものすごいプレッシャーだったわけです。でも、同時に仲間の広がりが出来た作品でもありまして。この公演からオフィスキューやアミューズと一緒に舞台を作るようになり、また、今の僕らの公演を支えてくださる舞台のプロフェッショナルの方々や新たなファンとの出会いもあり、いわゆる“TEAM NACSチーム”が誕生した舞台でした。

 

──TEAM NACSとしてさまざまな思いが詰まった作品なんですね。

 

森崎 ええ。僕ら5人の中にも「ここからがTEAM NACSのもう1つのスタートだ」といった認識がありますし。その作品をこの25周年のタイミングで、しかも今度は映像としてリメイクしようというのが今回の試みです。ちなみに、僕は昨年上演した本公演(『マスターピース』)のカーテンコールで必ずお客さんに向けて、「なかなか全員で集まれない5人ですが、25周年の企画としてさらに面白いことをしていくので楽しみにしていてください」とお伝えしてきました。それがこれです! 今、やっと約束が果たせます(笑)。

 

──映像作品としてのリメイクというと、どのような感じになるのでしょう。

 

森崎 イメージとしては映画の『ドッグヴィル』を想像していただくのが近いと思います。舞台のようなセットで撮影をし、それを映像監督に撮っていただくという形になります。僕の中では映像版『LOOSER』と位置づけていまして、アップやカット割りなども多用されるでしょうし、舞台版とはまた違った雰囲気になると思います。また、監督にも“舞台のような雰囲気で見せていきたい”という意図があるようなので、どんな感じになるのか、僕もすごく楽しみですね。

 

──ファンの間でも人気の高い演目だけに期待されている方も多いと思います。

 

森崎 そうですね。DVDになっているものの中で一番古い作品ですし、ファンの皆さんにとっても馴染みがあると思います。それに、僕に限っていえば、2011年におこなった「TEAM NACS 15th project」で、*pnish*のみんなと一緒に『LOOSER 6』という形で上演しているんです。また、今なお2.5次元の方たちをはじめ、いろんなところで上演していただいている作品でもあるんですよね。物語自体も、新選組を題材に新たな解釈を加えつつ、“日本をよくしよう!”と奔走した男たちの姿を真っすぐな思いで描いたものですので、初めてご覧になる方にもおすすめです。唯一、不安要素があるとすれば、今回演じる我々がおじさんになりすぎてしまったこと(笑)。当時、主演を務めていたシゲ(戸次重幸)が30歳くらいでしたが、いまや僕らも平均年齢48歳! 5人の年齢を足すと240歳ですからね(笑)。若くて熱血な隊士たちを演じるのにもそろそろムリが出てきますが、なんとか無茶して頑張っていこうと思っています(笑)。

 

──2004年の初演では、たった5人で複数の登場人物を演じ分けていたのが印象的でした。

 

森崎 1人6役ぐらい演じてましたよね(笑)。でも、そこも今回は変えない予定です。というのも、僕らは結成以来、ほとんどの作品で客演を呼ばず、5人だけでなんとかダイナミックな舞台を届けたり、逆に5人しかいないことを逆手に取って、それを笑いに変えたりしていました。最近の公演ではアンサンブルを呼ぶことも増えましたが、昨年の『マスターピース』では久々に1人2役に挑戦し、全員が女装をしてみたりして(笑)。今回の映像配信では、そうした僕らの原点的な姿をご覧いただければと思っています。

 

『がんばれ!TEAM NACS』は解散のリハーサルのようなドラマでしたね(笑)

 

──では改めて、昨年からスタートした25周年イヤーについても振り返っていただきたいのですが、第一弾が何度も話題に出ている本公演の『マスターピース』でした。

 

森崎 本公演は、最後まで無事に開催できたことが何よりも幸せでした。もちろん、完走することを目標にしていましたけど、“もしかしたら、半分もできないかもしれない……”とどこか覚悟もしていて。でも、神が示した道なのか、それとも素晴らしいスタッフたちの力のなせるわざだったのかは分かりませんが、見事に全公演、上演できました。僕たちメンバーが誰一人欠けることなく最後までたどりつけたのも、なんだか25年続けてきたことにご褒美をいただけたような気がして、うれしかったですね。

 

──そのあとには、フェイクドキュメンタリーのドラマ『がんばれ!TEAM NACS』も放送されました。

 

森崎 気づいたら映画にまでなっていて驚きました(笑)。『がんばれ!TEAM NACS』は前半でバカバカしいいつもの僕らをお届けしつつ、後半には解散危機に陥るという展開だったんですよね。そのため、僕たちをよく知る関係者であればあるほど、見ていて辛かったという感想をお聞きしました(苦笑)。皆さん、「えっ、今のは台本? それとも本音!?」ってハラハラしていたようで。ちなみに、最終回に5人だけで腹を割って話す温泉でのシーンは、マネージャー陣も「今日が本当のXデーになったらどうしょう(笑)」と思いながら、撮影を見守っていたそうです(笑)。

 

──あの温泉での5人のシーンは、ほぼ台本なしで2時間ほどカメラを回しっぱなしだったと聞きました。

 

森崎 そうだったかもしれないです。本当に緊迫した空気が流れていましたから。ただ、我々としては、ああやってフェイクドキュメンタリーで解散危機を演じさせてもらえたことが、すごくプラスの方向に作用した気がしています。みんなの中に、「解散のリハーサルができてよかったかも」という思いが生まれましたし。きっと実際に解散危機が訪れたら、ドラマと同じような空気が流れて、似た会話が起きると思うんです。だから、「これでいつでも本番ができるね」って(笑)。それは冗談ですが、ドラマとはいえ、こうやって一度経験しておけば、逆に余計なことを考えなくてすみますしね。…そうは言いながら、ラストのシーンを見たあとは僕自身も号泣しちゃいましたけどね……(苦笑)。

 

──そして、7月からはメンバーそれぞれがプロデュースする配信企画『NACStreaming』も展開されました。

 

森崎 ソロの配信企画というのも初めてでしたが、それとは別に、普段とは違うスタッフと一緒に作っていけたことも新鮮でした。というのも、いつものイベントだと、僕らは事務所のマネージメント部と一緒に作業をしていくんです。でも、この配信はオフィスキューのコンテンツ部のみんなと作り上げたもので。普段はグッズや紹介 VTRを作っている子たちとの仕事だったので、手作り感満載な感じがして、それが楽しくって。ただ、毎月のように配信があったので、みんなは本当に大変だったと思います(笑)。

 

──ほかのメンバーの配信はご覧になりましたか?

 

森崎 もちろんです。いかにも“らしい”といいますか、“そうだよね。そうくるよね”という内容ばかりで(笑)。でも、安心しました。それぞれが決して奇をてらわず、自分たちの持ち味を生かしていて。“安心・安定のTEAM NACS”という感じがしましたね。そうそう、この配信企画のラストが(大泉)洋ちゃんで、番組の最後に初めて『LOOSER 2022』のタイトルだけ発表されたんですよね。

 

──SNSでホットワードになっていました。

 

森崎 でも、話題になったのは一瞬だけでしたよ。TEAM NACSのファンって冷静な方が多いんです。翌週に僕のラジオ番組があったのですが、「あれはどういうものなんですか?」という質問も一切なくて。“きっとそのうち詳細を知らせてくれるだろうから、それまで待っていよう”と楽しみにしてくださる。皆さん、すごく大人なんです(笑)。

 

──冷静さを保ちながらも、胸の内では期待に満ち溢れているんですね。

 

森崎 だとしたらうれしいですね。僕らとしても、本公演の『マスターピース』で始まった25周年イヤーが、こうして舞台に絡めた作品で最後を飾れるというのが本当にうれしいです。自分たちの本業でもありますし。撮影もどんな感じになるのか、楽しみです。ただ、ほかのメンバーにとっては、なんといっても18年ぶりの『LOOSER』ですからね。きっと、「この時の衣装ってなんだっけ?」とか、「今、俺は何の役だ!?」って言いながら、大変だった18年前を思い出しつつ、おじさんたち5人が手を組んで撮影するんだろうなって思います。あの頃と同じように、「面倒くせぇな〜」なんてニヤニヤしてボヤきながらね(笑)。

 

──そうした絆は25年間、変わらない部分なんですね。最後に、改めてこうして25年も5人で続けてこられた要因はなんだと思いますか?

 

森崎 やはり、先ほどもお話ししたように『LOOSER』の公演を機に、“TEAM NSCSチーム”という広がりができたことに尽きます。もし、それ以前のように、舞台監督やプロデューサー的な方たちの力を借りることなく5人だけでやっていたら、ここまで続いていないと思います。15周年すらなかったかもしれない。でも、ファンを含めた“TEAM NACSチーム”の関係性があるからこそ、こうして25周年を迎えられ、まだまだこの先も目指せるんだと思います。その意味でも、この『LOOSER 2022』が単純な“ありがとう”という言葉だけじゃなく、しっかりと25年分のお礼を伝えられ、そして“これからもよろしくね”という思いを届けられる作品にしていきたいですね。

 

 

TEAM NACS『LOOSER2022』
2022年3月6日(日)19時より配信スタート

(SATFF&CAST)
脚本:⽥中眞⼀ 監督:木村ひさし
出演:TEAM NACS(森崎博之、安田 顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)

チケット料金:5000円(税込)
配信:LIVE SHIP、GLOBE CODING(ローソン・ぴあ・イープラスにて販売)
詳しくはこちらから https://www.teamnacs.com/stage.php

(STORY)
平凡な日々を送るシゲは、自分にできることを模索していたある日、謎の男から渡された薬で過去へとタイムスリップしてしまう。行き着いたその先は、なんと新選組がその名を轟かせ始めた幕末。最初は厳しい隊律に翻弄されていたシゲだったが、やがて時代を切り拓くために命がけで戦う志士たちの姿に、自身の中で熱い思いが芽生え始めていく。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/白石義人(ima.) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken) 衣装協力/BARENA、08circus

三宅弘城&ともさかりえインタビュー「二人芝居で一番大切なのはお互いの信頼感。その意味では、このコンビは最初からバッチリです」

劇作家・松尾スズキが2019年に新たに立ち上げた演劇プロジェクト「東京成人演劇部」の第1弾として発表された『命、ギガ長ス』が待望の再演。今回はタイトルを『命、ギガ長スW(ダブル)』とし、名が示すとおり【ギガ組】(宮藤官九郎&安藤玉恵)と【長ス組】(三宅弘城&ともさかりえ)のダブルキャストで上演される。そこでGet Navi webではそれぞれのチームの特別対談を2日にわたり公開。2日目は【長ス組】が登場。お互い、「なぜ自分たちが……!?」とキャスティング理由を不思議がる【長ス組】の2人が感じるこの作品の面白さとは?

 

【三宅弘城さん&ともさかりえさん撮りおろし写真】

 

三宅弘城●みやけ・ひろき…1968年1月14日生まれ、神奈川出身。1988年より「劇団健康」(現:ナイロン100℃)に参加し、主要メンバーとして活躍。近年の出演作に舞台「イモンドの勝負」、「サ道2021」(テレビ東京系)、映画「孤狼の血 LEVEL2」など。今年7月、自身が主演を務める舞台「鎌塚氏、羽を伸ばす」が東京・本多劇場にて上演予定。Twitter

 

演出家さんはみんな、お手本の芝居が上手だからたまに頭にきます(笑)

 

──最初に、出演が決まった時のお気持ちを教えていただけますか。

 

ともさか 私はただただびっくりしました。まさか松尾(スズキ)さんからお声かけいただけるとは思っていなくて。ずっと、“松尾さんの作品とは一生縁がないんだろうな”、“これからも客席から見るだけの人生で終わるんだろうな”と勝手に思い込んでいたんです。

 

三宅 でも、機会があれば出てみたいという思いはあったの?

 

ともさか いえ、恐ろしくて。舞台を拝見するたびに、“これはもう見ているだけで十分だ”と思っていました(笑)。ですから、出演のお話をいただいた時は、驚いたのと同時に、“あの大好きな向こう側の世界に行けるんだ!”という喜びと、最後の最後まで、“でも、どうして私が…!?”といった思いがグルグルグルグル頭の中で駆け巡ってました。

 

三宅 今はもうそんなことないの?

 

ともさか いまだに稽古場にいる自分が不思議だなって思います(笑)。三宅さんは慣れていらっしゃるからそんなことないですよね?

 

三宅 僕は2013年にやった『悪霊 -下女の恋-』が、まさに今回と同じような流れだったんです。松尾さんが初演で演じたタケヒコという役を2001年の再演で宮藤君が演じて、それを2013年に僕が演じて。今回は宮藤君とWキャストという形ですけど、“また、この流れだ!”と思って(笑)。役者としてのタイプが全然違うのに、それこそともさかさんと同じように“なんで、俺なんだろう?”って思いましたよ。

 

──キャストの少ない舞台という意味でも、『悪霊』と今作は近いところがありますね。

 

三宅 そうですね。『悪霊』は4人だけの芝居でしたからね。その時も楽しかったんですけど、今回も役者2人だけでがっつりと松尾さんの演出を受けられると思うと嬉しくて、二つ返事でやらせてくださいって言いました。しかも、お相手が勝手知ったるともさかさんですから。『鎌塚氏』シリーズ(作・演出/倉持裕)で何度も共演してきた盟友ですので、すごく安心感があります。

 

ともさか 私も二人芝居と聞いて、最初は不安だったんです。でも、三宅さんのお名前を見てすごくホッとしました。“これは私の知らないところで導かれているのかもしれないな”と感じましたし、本当に心強いです!

 

ともさかりえ●1979年10月12日生まれ、東京出身。2010年、映画「ちょんまげぷりん」で報知映画賞最優秀助演女優賞を受賞。最近の出演作にミュージカル「『衛生』〜リズム&バキューム〜」、ドラマ「雲霧仁左衛門5」(NHK BSプレミアム)、「第三の時効」(テレビ東京系)、映画「酔うと化け物になる父がつらい」など。Instagram公式ブログ

 

──では、台本を読まれてみての印象はいかがでしたか?

 

ともさか 三宅さんは初演を劇場でご覧になっているんですよね?

 

三宅 観ました。ザ・スズナリという小さな劇場でしたし、DIYというか、手作り感のある舞台を松尾さんが作りたかったんだろうなというのを感じました。それに役者が2人だけですし、90分というコンパクトさもあって。今回は2チームに分かれていますけど、今後もいろんな組み合わせでたくさんの役者さんたちが挑んでいく舞台になるのかなって感じましたね。

 

ともさか 確かにいろんな組合わせ見てみたいですね。私は松尾さんの書いたセリフを初めて口に出して読んでみたんですが、「てにをは」だとか、いろんな語尾の表現の中に、キャラクターの個性が綿密に描かれているんだなという印象を受けました。ですから、自分が言いやすいようにセリフを変えたりせず、台本に書かれている言葉の面白さを、お客さんにダイレクトに伝えられたらなと思っていますね。

 

──稽古は今まさに中盤といったところですが(※取材時)、手応えはいかがでしょう。

 

三宅 ……難しいよね?

 

ともさか ですね……(苦笑)。

 

三宅 松尾さんのオーダーはどれも面白いし、“あぁ、なるほど!”って思うことばかりなんです。でも、いざ自分の体を通して演じてみると、“あれ? こうじゃないんだよな…”って頭の中でイメージしているニュアンスと違ったりして。これから稽古を重ねていけばしっかり形になっていくのかもしれないですけど、まだ今はあがいている感じです。

 

ともさか 私も同じです。松尾さんって物腰が柔らかくて、すごく丁寧に演出してくださるんです。でも、ダイレクトに笑いにつながる動きやセリフ回しを松尾さんが実際に演じて見せてくださる時って、本当に軽やかに表現されていて。それを次に自分で体現しようとすると、“あれ? ……あれ? できない!”ってなっちゃう(笑)。

 

三宅 演出家って、そういう人が多いよね。役者より面白い動きをされる方が。倉持さんもそうだし。「劇団☆新感線」でも、よく役者たちで、「もう、いのうえひでのりさんが8人いればいいのに」っていう話をしてますから。

 

ともさか ケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さんもですよ。みんなお芝居が上手いから、たまに頭にきます(笑)。“そんなのできないよ!”って(笑)。

 

──(笑)。では二人芝居の面白さ、難しさはどんなところに感じていらっしゃいますか。

 

三宅 面白さでもあり、難しさでもあると思うんですが、二人芝居って、もはやタイマンなんですよね(笑)。逃げ場がないですし。それに、疲れるけど、そのぶん刺激もある。あと、これが一番大事な要素だと思うんですが、相手を信用してないとできないです。

 

ともさか それは、今回稽古をしてみてすごく思いました。自分のすべてを解放できる相手じゃないと、二人芝居はできないなって。ですから、改めて相手役が三宅さんで良かったなと感じています。

 

三宅 うん。最初から信頼関係が築けているのはすごく大きいです。

 

ともさか その一方で、稽古場に来るたびにいつも思うんですけど、“本当に2人しかいないんだな”っていう感覚って、なんとも言えない恐怖感と面白さがありますよね。

 

三宅 あと、徒労感もね(笑)。

 

ともさか そうそう(笑)。椅子が2つしか置いてなくて、その中ですべてをたった2人で、しかも人力で作っていく感じがして。特に私が客席で観ていた近年の松尾さんの作品って、劇場も大きく、ゴージャスな舞台が多かったので、今回のストイックな感じが新鮮であり、恐ろしくもあり、面白くもあり……。日々、いろんな感情が自分の中で交錯しています(笑)。

 

 

最近、ともさかさんと共演すると、すごく母性を感じるんです

 

──先ほどWキャストの話題がありましたが、【長ス組】はどんなチームになると感じていますか。

 

三宅 宮藤君と安藤さんの【ギガ組】とは役者のタイプも違いますし、明らかに別々の個性を持った作品が生まれると思います。

 

ともさか 【ギガ組】はどんな雰囲気で仕上がっているんでしょうね? 両方の稽古を見ているスタッフさんたちはみんな、「全然違う」とおっしゃってますけど。

 

──そういえば、宮藤さんはご自身の演技がある程度固まるまで、あえて三宅さんと作品の話をしないように避けているとおっしゃっていました。

 

三宅 そうなんですか?(笑) 全然気づかなかったなぁ。僕は別にそんなにこだわってないんですけどね(笑)。

 

ともさか でもちょっと、宮藤さんの気持ちも分からなくはないです。

 

三宅 いや、僕も気になるといえば気になりますよ。けど、もし仮に宮藤さんの稽古を見て、何か面白いところを見つけたら、“これ、いただいちゃおうかな”って思っちゃいますね(笑)。“なるほど、こういうセリフ回しだと言いやすいんだな”っていうところとか。ただ、それでも最後には絶対に同じ芝居にならないと思うんです。

 

ともさか そうなんですよね。けど、私は同じにならないと分かっていても、安藤さんの稽古は怖くて見られないです。

 

三宅 ほう。それはどういうところが怖いの?

 

ともさか やっぱり一度でも見ちゃうと、それに引っ張られちゃう気がするんです。正解を見せられたような感じといいますか。純粋に宮藤さんと安藤さんのお芝居を見てみたいなという気持ちもあるんですが……やっぱり、今はまだ怖いですね。

 

三宅 そもそも、安藤さんは初演を一度経験してますしね。それに対して僕はいつも、「ハンデだ! ハンデだ!」って言ってるんですけど(笑)。

 

ともさか そうなんです。それも怖い理由のひとつなんです。

 

──また、ともさかさんが今作で演じるのは認知症気味の母・エイコと、ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダ役。対して、三宅さんはニートの息子・オサムと、アサダの師であるキシ、その他にもう1人の3役を演じられます。それぞれ相手役にどのような印象をお持ちですか。

 

ともさか 三宅さんとこれまで共演した『鎌塚氏』はシリーズ作品ということもあって、役柄の関係性が出来上がっている状態で稽古に入れたから。でも、今回はゼロの状態から関係性を構築していっているので、すべてが新鮮で楽しいです。それに、私自身が実際に私生活でも息子を育てている母親なので、すごくエイコの気持ちが分かるんです。年齢や環境は違うのに不思議と感情移入もしてしまって。正直、オサムのことがかわいくてしょうがないです!(笑)

 

三宅 オサムって、ダメな息子だけどね(笑)。

 

ともさか そのダメなところも含めて、“そうだよなぁ。こんな息子でも許しちゃうよなぁ”、“最後には受け入れちゃうよなぁ”って思いながら演じてます(笑)。

 

三宅 ははははは! エイコの役づくりには驚かされましたよ。汚れた歯のマウスピースをはめて、ちゃんとおばあさんになって。“すごいなぁ”っていつも感心して見ています(笑)。それに、先ほどオサムがかわいく見えるとおっしゃっていましたけど、僕もまさに同じで。最後に共演した『鎌塚氏、舞い散る』(2019年)でも思ったことなんですが、ともさかさんにすごく母性を感じるんですよね。

 

ともさか え〜、どうして!?(笑)

 

三宅 なんか、大きな愛で包んでくれてるような感じが年々増えていって(笑)。で、今回は文字通り、母と息子という関係でしょ? いつも稽古で、“これは甘えちゃうよなぁ”って思ってて(笑)。本当に素敵なお母さんです。僕にとって舞台でのともさかさんは『鎌塚氏』で演じた執事のケシキ役しか知らないので、初めて見るともさかさんの一面を間近で楽しめることができて、毎日が面白いです。

 

──ともさかさんはエイコに共感するということでしたが、三宅さんはいかがでしょう? これも宮藤さんがお話しされていたことですが、劇中で出てくるオサムの「人間には2種類いる。気がついたら祭りに参加している人間と、気がついたらどうやって祭りに参加していいか分からなくなっている人間が」というセリフで言えば、三宅さんは前者だとおっしゃっていました。

 

三宅 えっ!? それは大きな誤解ですよ。だって僕、神輿とか担いだことないですもん(笑)。

 

ともさか 本当?

 

三宅 ないない! それこそ、どうやって担ぐんだろうって思うし。あります?

 

ともさか 私はあります。でも、言われてみれば、どうして担ぐことになったのかは覚えてないです。

 

三宅 きっと町内会とかそういう集まりみたいなところで決まるんでしょ? そういうの意外と苦手だし。確かに世間的な僕のイメージとしてお祭り男的な印象があるのかもしれないですけど、同時に、すごく文化系な僕もいたりしますから(笑)。

 

ともさか ははははは!

 

三宅 だから、どちらかといえば僕は、お祭りに参加できないほうの男なんです。

 

──ちょっと意外でした。また、この作品では8050問題を題材にしていますが、お2人は“こんな老後を送りたい”といった願望はありますか?

 

三宅 老後かぁ。考えたことないなぁ。

 

ともさか 私は最近すごく考えます。母親の年齢もそうですが、息子の将来を考えると、おのずと自分の老後のことにたどり着いてしまうんですよね。それもあって、この戯曲を読んだ時は、あまり他人事とは思えなかったんです。会話のやりとりやセリフは面白いんですけど、どこか心から笑えない自分もいて。エイコの気持ちも“分かるなぁ”って共感するところが多いですし。

 

三宅 それはオサムを放っておけない母親の気持ちとかですか?

 

ともさか そうです、そうです。“最後は安心して死にたいなぁ”って、最近すごく思うんですけど、でも子どものことを考えると、いろんな不安や心配ごとがあふれてきて。

 

三宅 そうなんですね。僕は子どもがいないので、どんな老後になるのかとか、本当に見当がつかないです。ただ、必要とされているうちは仕事を続けていきたいなと思ってますね。あと、これは夢の話なんですが、いつかサウナを作って、サウナばかり入っている生活がしたいです(笑)。

 

ともさか それは経営とかではなく、自分だけのサウナですか?

 

三宅 そうです。完全にプライベートのサウナ。経営になるとまたいろんな大変さがありますから。自宅と郊外にそれぞれ作って、好きな時にサウナに入る。それが老後の夢ですね。

 

──最後に、Get Navi webということでご登場いただいている皆さんに、最近購入した家電やお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、お2人はどんなものがありますか?

 

三宅 家電ではなく人力のものなんですが、鰹節削り器。母親がずっと使っていたのを譲り受けたんです。もう、40年ぐらい使っていたもので、先日、刃を研いて調整してもらったら削り具合が抜群になりまして。それで取るだしが全然違う!

 

ともさか いいなぁ! そのまま食べても美味しいですよね。

 

三宅 うん。ほんと、最高です!

 

──なぜ、その鰹節削り器を譲り受けることになったんですか?

 

三宅 小学生の頃から鰹節を削るのが僕の仕事だったんですよ。よく母に「だしを取るから削って」と頼まれて。

 

ともさか 素敵! それはいいお手伝いですね。

 

三宅 それで、母が亡くなったので実家からもらってきて。だいぶ年季が入ってますけど、まだまだ使えますね。

 

ともさか 私は食洗機ですね。家にずっとあったんですけど、まったく使ってなくて、ただの食器棚みたいな感じになっていたんです。でも最近になってそれらを片付けて使ってみたら、「なんでこんなに便利なものを放置していたんだろう?」って思うぐらい感動しちゃって(笑)。

 

三宅 ものすっごくきれいになるよね。

 

ともさか なります! しかも、洗ってくれるだけじゃなく、乾燥までしてくれるんです! 私、ご飯を作るのは大好きなんですけど、食器を洗うのが苦手で。それで、これまでは洗い物を減らしたくて、なるべくワンプレートにしたりしていたんですけど、食洗機を使い出してからというもの、小皿をたくさん使うようになりました(笑)。心のゆとりも全然違いますし。きっと、こうした知らない便利なものが人生にはたくさんあるんだろうなって思いましたね。

 

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宮藤官九郎&安藤玉恵インタビュー「松尾スズキさんが演劇をすごく楽しんでいる様子が、舞台を通し伝わってくる作品」

 

東京成人演劇部vol.2「命、ギガ長スW(ダブル)」

(東京公演)
会場:東京・ザ・スズナリ
日時:2022年3月4日(金)~4月3日(日)

※そのほか、大阪、北九州、松本で上演

(STAFF&CAST)
作・演出:松尾スズキ
出演:【ギガ組】宮藤官九郎、安藤玉恵 【長ス組】三宅弘城、ともさかりえ

(STORY)
80代で認知症気味のエイコと、ニートでアルコール依存症の50代の息子・オサム。貧困生活を送っている彼らを1台のカメラが追っていた。ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダが、日々、撮影で彼らを密着していたのだ。しかし、アサダが撮る映像を見た所属ゼミの教授・キシは、あることをアサダに指摘する。実は、エイコとオサムにはカメラの向こう側に隠された秘密があったのだ……。

チケット:6,500円(全席指定・税込)、ヤング券3,800円(22歳以下/チケットぴあのみ取扱)

公式HP https://otonakeikaku.net/stage/2007/

 

【ライブ配信】
2022年3月16日(水)13:00の回【長ス組】
2022年3月16日(水)18:00の回【ギガ組】

※特典配信では、ライブ配信終了後には、宮藤官九郎×安藤玉恵×三宅弘城×ともさかりえ キャスト4名による座談会を配信。「稽古どうだった?」「お互いの本番観た?」など、稽古場で交わることがなかった2組のクロストークを送る。3月16日(水)13:00開演の【長ス組】本編終了後に前編、3月16日(水)18:00開演の【ギガ組】本編終了後に後編を配信。

配信チケット:3,500円(税込)

チケットは https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2195744

 

撮影/干川修 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/伴まどか(ともさか)スタイリスト/斉藤くみ(ともさか)衣装協力/ノーブル、ノーク バイ ザ ライン、ブランイリス

尾上松也「“エア ジョーダン一足買っておくか……”と思ったのが運のつきでした」

尾上松也さんが主演する舞台「怖い絵」が3月4日(金)から東京・よみうり大手町ホールで上演。演出・脚本を手掛ける人気放送作家の鈴木おさむさんとはラジオで知り合って以来、一緒に作品を作ることを熱望していたという。座長としての心構えの他、今ハマっているという、おうちランタンとフィギュアについても語ってくれた。

 

尾上松也●おのえ・まつや…1985年1月30日生まれ。東京都出身。1990年、父・松助の襲名披露にて、二代目尾上松也として初舞台を踏む。現在は舞台、ミュージカル、映画、ドラマと幅広く活躍。出演作は、映画『すくってごらん』、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)など。

 

【尾上松也さんの撮りおろし写真】

 

ついにおさむさんと一緒にお芝居を作ることが出来るという喜びが大きかった

 

──出演が決まったときの心境はいかがでしたか?

 

松也 鈴木おさむさんのラジオに呼んでいただき、その後共通の友達を通じて、何度か一緒に飲みに行く機会がありまして、以前から「一緒に何かできたらいいね」とお話をしていました。これまでも何度かお声を掛けていただきましたが、なかなかタイミングが合わなくて実現せず、今回ようやく形することができました。ですので、ついにおさむさんと一緒にお芝居を作ることが出来るという喜びが大きかったですね。

 

──鈴木おさむさんと一緒に作品を作りたいと思った理由は?

 

松也 おもしろいじゃないですか。放送作家なのかプロデューサーなのか。演出家なのかタレントなのか、大島(美幸)さんの旦那さんなのか……もはや多才過ぎて、メインの職業が何かわからない。僕が好きなのは、楽しいこと、おもしろいことを探りだそうとされている姿勢。ジャンルを問わずにいろいろなところに目を向けていらっしゃるところが尊敬できますし、一緒に舞台を制作したらどんな発想が生まれるのだろう、近くで見たいと思いました。

 

──おもしろそうと思った人にはご自分から仲良くなりにいくタイプですか?

 

松也 無理ですね(笑)。普段は人見知りですので。例えば舞台をご一緒すれば最終的に共演者のみなさんと仲良くなりますけど、普段の自分の感覚で入るとまったく話せなくなるんです。だからそこはお仕事と割り切ってですね、グイグイ行きます(笑)。僕が人と話すのが得意ではないというと、舞台で共演した方は「また~」とおっしゃるのですが、舞台で会っていなかったら仲良くなれないからね、と(笑)。昔から知っている友達は理解してくれます。友達と会うときに、そこに知らない方がいらして「この方たちと会話しにくいかな」と思ったら、シャッターが降りてまったく会話をしなくなってしまうので(笑)。ですのでバラエティーなどの番組でお会いしておもしろそうだなと思う方がいても、「良かったら今度飲みに行きませんか」と自分からは言えないです。

 

──今回演じる絵田光は投資家、絵画コレクター、復讐執行人という3つの顔を持っている人物ですが、どんな役作りをしようと思っていらっしゃいますか?

 

松也 この3つの顔を持っている人物って、どう考えても変だと思うんです(笑)。僕もコレクションしたりするものがありますので、その気持ちはすごくよくわかる。その話になると急に声が1トーン上がるような、気持ち悪いところを持ってるんですね(笑)。要は絵田もオタクですからね。普段の絵田と好きなものに対するときの絵田、その違いが自然に出せたらなと思います。そして設定上はダークヒーローのような謎に満ちた人物で、ダークヒーローというとクールなイメージがあると思いますが、またちょっと違うダークヒーローになりそうな気がしています。今は固定概念にとらわれず、おさむさんがイメージする形に近づけたらなと思っています。

 

 

出演者とスタッフが楽しいと思ってもらえることが最優先

 

──今回は初めて共演する方ばかりだそうですね。座長としてどんな現場にしていきたいですか?

 

松也 僕が主演を務めさせていただけるときは、シリアスでもコメディーでも、出演者とスタッフが楽しいと思っていただけることを最優先に考えています。僕が今まで見てきた主演のみなさんから感じたことは、主演はカンパニーの中心ですので、役として務め上げることにプラスして、現場の雰囲気を決める責任もあると思っています。僕自身もみなさんを見て楽しいと思えることも重要ですので、人見知りなのでビビリながらですが……その雰囲気作りをやろうと思っています。

 

──その雰囲気作りのために座長としてどんなことをしようと思っていらっしゃいますか?

 

松也 空気を読みながらですが、基本的に僕は演出家の方が怒られない程度にふざけますね(笑)。今まで主演した歌舞伎以外の舞台は、それで楽しい雰囲気ができていたので、今回もそうできたらいいなと。とにかく一番は作品が良くなるようにみんなが一つになることを考える……スタッフ、キャストのみなさんにもその意識を持っていただけたらいいなと思います。

 

──では出演する作品を選ぶときにこだわっているコトを教えてください。

 

松也 純粋に自分が出演したいと思う作品、あるいは人であること、ですかね。主演ではなくても、おもしろそうな作品やお役で出演したいと思えば出させていただきます。

 

──松也さんご自身が、絵田のように声が1トーン上がるような好きなモノを教えてください。

 

松也 いくつかありまして、まさに今ハマっているものはスニーカーとキャンドル。スニーカーは200足くらいありますし、キャンドルもストックは100個以上あります。それからマーベルのヒーローもの。要は子供が好きそうなものが好きですね(笑)。話し始めたらいつまでも語れます。

 

家では照明を付けずランタンを持って移動しています

 

──では忙しいときにリラックスできるモノはありますか?

 

松也 最近ハマっているのは家ランタン。基本的には家では照明をほぼ付けないで、ランタンを持って移動します。最近オイルランタンという、こぼれても安全性が高めのオイルが出たんですよ。そのオイルを使ってランタンを家の中で灯すことにハマってます。

 

──家でも使いたくなるランタンの魅力とは?

 

松也 純粋に僕は火が見たいだけですので、正直ランタンでもキャンドルでもいいといえばいいんです(笑)。ですがキャンドルだと火の様子を見ていてあげたくなってしまいますが、ランタンはつけっぱなしでいい。オイルと芯を交換して、ちょっと放置していても基本的には大丈夫ですからね。火力調整ノブをひねればいいので、つけたり消したりするのもラクなんです。

 

──スニーカーを200足持っているということですが、コレクションを始めたきっかけは?

 

松也 一昨年の12月くらいNetflixでマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを観たのがきっかけです。もともと僕は野球小僧だったのですが、マイケル・ジョーダンの活躍のころは通ってきていましたので再び観てみたらとてもかっこよくて。「エア ジョーダン一足買っておくか……」と思ったのが運のつきでしたね。

 

──基本的にエア・ジョーダンを集めていらっしゃるんですか?

 

松也 基本ナイキでエア ジョーダンではないものも集めていたのですが、結局戻ってきてエア ジョーダン1ばかり集めています。

 

──オリジナルはかなり高価ですよね。

 

松也 サインが書いてあると億しますからね。1985年に発売されたオリジナルのエア ジョーダン1にそこまでこだわりはなかったんです。僕は1985年生まれということもあり、そこにいよいよ興味が湧いてきてしまい……残念ながら最近1985年のエア ジョーダンが欲しくてたまらない!

 

──集めたくなるエア ジョーダンの魅力はどんなところですか。

 

松也 ジョーダンの歴史がかっこいいですし、ナイキに関してはデザインがかわいくて種類も豊富ってところが大きいですね。ですが……根本的に大人になってからこういうものを買い漁る人の心理として、子供のときに買えなかったものがたくさん買える! あれも欲しいこれも欲しい! って欲求が爆発しているだけだと思います(笑)。

 

──確かに大人になると「こんなに買える!」って爆買いしてしまうときがありますね(笑)。

 

松也 僕にはそういう現象がちょくちょく起こりまして(笑)。大人になって初めての出演料が入ったときに、出演料を全額おろして銀座の博品館でスターウォーズのフィギュアを買い漁りました。好きなものを全部! それは今でも持っていますし、その時の幸福感は忘れられませんね。

 

 

舞台『怖い絵』
2022年3月4日(金)~3月21日(月・祝)東京・よみうり大手町ホール
2022年3月24日(木)~3月27日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール

 

(STAFF&CAST)
作・演出:鈴木おさむ
監修:中野京子
出演:尾上松也、比嘉愛未、佐藤寛太、崎山つばさ、寺脇康文

(STORY)
名画に隠された恐怖の背景を解説し、ベストセラーとなった美術書「怖い絵」を舞台化。絵画コレクターの父を持ち、幼い頃から絵画の知識を得てきた絵田光。現在投資家として富を得ている絵田は、趣味で集めた絵画が飾ってあるレストランを山奥で敬遠している。絵田は「怖い絵」に秘められた物語を解き明かしながら、罪深きものたちに復讐の代行を行っていた。

 

撮影/関根和弘 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/岡田泰宜(PATIONN) スタイリスト/椎名宣光

宮藤官九郎&安藤玉恵インタビュー「松尾スズキさんが演劇をすごく楽しんでいる様子が、舞台を通し伝わってくる作品」

劇作家・松尾スズキが2019年に新たに立ち上げた演劇プロジェクト「東京成人演劇部」の第1弾として発表された『命、ギガ長ス』が待望の再演。今回はタイトルを『命、ギガ長スW(ダブル)』とし、名が示すとおり【ギガ組】(宮藤官九郎&安藤玉恵)と【長ス組】(三宅弘城&ともさかりえ)のダブルキャストで上演される。そこでGet Navi webではそれぞれのチームの特別対談を2日にわたり公開。まずは、稽古開始間もない【ギガ組】に、“今”の心境をうかがった。

 

【宮藤官九郎さん&安藤玉恵さん撮りおろし写真】

 

宮藤官九郎●くどう・かんくろう…1970年7月19日生まれ、宮城出身。脚本家・監督・俳優として幅広く活動。近年の脚本作に、舞台「渋谷・コクーン歌舞伎 『天日坊』」、映画「土竜の唄 FINAL」、舞台「大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』」(作・演出・出演)など。毎週金曜21時~TBSラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』でパーソナリティを務めている。

 

劇場の狭さや客席との距離感など、スズナリでしか生まれない空気がある

 

──この取材をしている時点では本番まであと一カ月です。ここまでの稽古の手応えはいかがですか?

 

宮藤 気のせいかもしれませんが、稽古に入ってすぐくらいから、いきなり完成度を求められている感じがしてます。僕も早くセリフを覚えようと、毎日台本とにらめっこしているんですけど、“大人計画ではこんなことしたことないよなぁ”っていつも思ってて(笑)。安藤さんはどうです?

 

安藤 確かに、稽古の進みは早いかもしれないです。でも、それは私が初演にも出ていて、セリフがすでに頭に入っているからなのかなって思ってました。

 

宮藤 そうか、安藤さんはそうですよね。一度芝居を完成させてるわけだから、そりゃあ早く感じますよね。松尾さんも、初演でご自分がやってる役だから、正解を知ってる感じがするし。

 

安藤 相手が(初演の)経験者だとやりづらいですか?

 

宮藤 いえ、むしろすごく助けられてます。今のところ、僕の稽古に付き合っていただいている感じじゃないですか。ですから、すごくありがたいなって。

 

安藤 本当ですか? よかったです。もし、宮藤さんが私のせいで焦っていたらどうしようかと思っていて。

 

宮藤 まだ全然焦ってないですよ。むしろ、まだ自分が焦っていないことに焦ってます。“これ、いつから焦ればいいんだ!?”って(笑)。

 

──(笑)。初演は3年前の2019年でした。安藤さんにとってはどのような舞台でしたか?

 

安藤 当時はいっぱいいっぱいでしたね。ただ、極めて刺激的な時間をすごさせてもらったなという思いがあります。それに、こうして再び台本を向き合ってみると、当時は気づかなかったことがたくさんあって。相手役が松尾さんから宮藤さんに変わったということも含めて、今は新たな刺激や発見を楽しんでます。

 

宮藤 やっぱり、相手役が変わると違うものですか?

 

安藤 全然違います。まず、セリフの音階からして違いますから。それにセリフの言い方やニュアンスが異なるので、それぞれに違った面白さがあるなと感じています。

 

宮藤 僕は初演を純粋に客として観に行ったんですよ。

 

安藤 いかがでしたか?

 

宮藤 すごく新鮮でしたし、面白かったです。劇場がザ・スズナリということもあって、ものすごくミニマムな公演だったじゃないですか。“きっと松尾さんは、こういう芝居を以前からやりたかったんだろうな”っていうのが伝わってきて。第一に、効果音が全部、吹越(満)さんの声っていうのがたまんなかったです(笑)。

 

安藤 ふふふふふ。面白いですよね(笑)。

 

宮藤 ああいう遊びって、スズナリ規模の公演じゃないとやれないと思うんです。それだけでもう胸がいっぱいになりました。しかも、偶然僕の隣の席に吹越さんがいて、一緒に舞台を観ていて。

 

安藤 え〜〜! それは貴重な体験ですね。

 

宮藤 隣には吹越さんがいるし、前を見たら吹越さんの声が聞こえるしで、“なんだろ、これ?”って感じで(笑)。物語も、松尾さんらしいブラックな笑いが詰まっていて面白かったです。少しヘビーなお話ですけど、それをお客さんが笑いながら観ているというのも、あの小さな空間だから成立することなのかなって、興味深く客席から観ていましたね。

 

安藤玉恵●あんどう・たまえ…東京都出身。最近の出演作にドラマ 『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)、『東京、愛だの、恋だの』(Paraviオリジナルドラマ)。映画 『犬部!』、『THE3名様~リモートだけじゃ無理じゃね?~』(4月8日(金)より劇場公開)。舞台 ミナモザ『イェルマ』、KAATプロデュース『虹む街』など。Twitter

 

──初演時は、公式サイトに松尾さんのコメントとして、「いったん自由になってみたい、演劇を再び楽しみたいという思いからこの舞台を作った」という言葉が書かれていました。

 

宮藤 松尾さんが最近の舞台は楽しめてなかったってことなのかな?(笑) 分かんないですけど、劇団員の僕としては、「なんかすみません」って感じです(笑)。

 

安藤 (笑)。きっと楽しくなかったわけじゃなく、いろんなプレッシャーや背負うものが大きくなりすぎたから、原点に立ち返ったものを作りたかったということなんだと思います。

 

宮藤 僕もそうだと思います。初演を観た時もそれを感じましたから。手作り感といいますか。舞台美術にも松尾さんが描いた画を使ったりしていて、“あ〜、きっとものすごく稽古が楽しかったんだろうな”というのが伝わってきました。

 

安藤 おっしゃるとおりで、初演もすごく楽しかったです。

 

宮藤 そう言えば僕、昔はよく、自分が出演していない舞台でも、松尾さんの稽古場に見学に行ったりしていたんです。それこそ温水洋一さんと松尾さんが『鼻と小箱』(1993年)という作品で二人芝居をしていた頃とかですね。その稽古というのが、ずっと見ていられるぐらい楽しくて。その時に感じた感覚が『命、ギガ長ス』の初演を観た時にもあったんです。

 

安藤 そうした見学って何か別の目的があって行かれていたんですか? 例えば、小道具を作ったり、お手伝いをされたり……。

 

宮藤 いえ、本当になんとなく、ただ見に行ってただけです。その時に見た、役者としての松尾さんもすごく楽しそうで。やっぱり松尾さんも本当は、いっぱい舞台に出たい方なんですよね。けど、脚本を書いて演出までしていると手が回らなくなるし、劇場の規模が大きくなればなるほど難しくなる。だからこそ、スズナリみたいな小さな劇場で、なおかつ2人だけでできる芝居を3年前に作ったのかもしれないです。

 

安藤 なるほど。私は、松尾さんの演出をこの作品でしか経験していませんので、普段どんな演出をされているのかは存じ上げないのですが、この『命、ギガ長ス』って稽古場での演出席と役者の距離がものすごく近いですよね。

 

宮藤 それは物理的な距離のことですよね? うん、すごく近いと思います。

 

安藤 その距離感も、松尾さんにとっては心地いいのかなって思ったんですよね。それこそ、さっき宮藤さんがおっしゃった、手作り感に近いような。

 

宮藤 確かにそれもあるかも。だって、最初に稽古場の場ミリを見てびっくりしましたもん。いくらスズナリでもこんなに狭くないだろうって(笑)。

 

──(笑)。では、二人芝居であることに難しさは感じますか? 以前、別の役者さんが、「二人芝居は頑張っても線にしかならず、立体にならないから難しい」と話されていたのを聞いたことがあります。

 

宮藤 あ〜、なるほど。そういうふうには考えたことなかったなぁ。でも、そうかもしれない。

 

安藤 そういえば、初演の時に役者の友人が観に来て、「面白い二人芝居を観たのは初めてだ」と言っていました。

 

宮藤 へ〜!

 

安藤 もしかしたら、吹越さんの声が3人目のように聞こえて、そのことで立体感が出ていたのかもしれないですね。それに二人芝居とはいえ、劇中では私がエイコとアサダを演じ、宮藤さんもオサム、キシ、その他にもう一人の3役を演じられるので、実際には5人のキャラクターが出てきますし。

 

宮藤 それもありますね。それと、僕がまだ今回の稽古で大変さを感じていないのは、2人のせりふの掛け合いが、日常で会話をしている時と変わらないくらいの声量だからかもしれないです。劇場がスズナリだからというのもありますけど、今回の舞台はギリギリの声の大きさでしゃべってもお客さんに伝わるし、むしろそっちのほうが面白く感じると思うんですよね。

 

安藤 分かります。初演の時に私も同じ印象を持っていました。スズナリが持つ空気感やお客さんの近さ、それに役者の距離感など、すべてを含めて、あそこでしか生まれない雰囲気があるんだなって。

 

宮藤 まぁ、だからってずっとボソボソしゃべってたら、松尾さんに怒られるかもしれないけど(笑)。

 

安藤 そこなんです。さじ加減が難しい(笑)。

 

この作品には少しずついろんなことが分かっていく面白さがある

 

宮藤 そもそもこの作品って、冒頭のシーンからしていきなりボソボソしてるじゃないですか。幕が開いたらエイコが1人でブツブツと何かを話していて、それに対して僕(オサム)が注意をするというくだりから始まりますけど、オサムは人見知りで、ニートで、あまり他人とは接触を持たない性格だから、そんな人間が母親に対して、いきなり大きな声を出すはずがないなって。

 

安藤 そうですね。しかも、あとで分かることですが、2人の前には実はドキュメンタリーのカメラを回している女子大生のアサダがいるわけですしね。

 

宮藤 そう。オサムはアサダさんに対して、最初のうちは本気で心を開いていないでしょうし。だとしたら、母親に聞こえるか聞こえないか程度の声でしゃべるほうが正解かなと思って。とはいえ、あまりにもボソボソとしゃべっていたら、お客さんは目の前で何が始まったのか、すぐには分からないかもしれない。それがちょっと怖いですね。だって、今回は小道具を使わないから、セリフのやり取りで場面の状況を理解してもらうしかないわけなんで。

 

安藤 宮藤さんが客席で初演をご覧になられた時はどういうシチュエーションのお話なのか、すぐに分かりました?

 

宮藤 僕、あえて一切の事前情報を入れずに観に行ったんです。だから最初は“このおばあちゃんは誰なの?” “この2人は何の話をしているの?”って思っちゃいました。

 

安藤 やっぱりそうなんですね。状況を説明せず、唐突に物語が始まりますもんね。

 

宮藤 けど、むしろそこに、この作品の面白さがあると思うんです。実は彼らの前にアサダさんがいてカメラを回しているんだけど、舞台上に彼女の姿はないから、お客さんは最初、エイコとオサムの親子2人の会話だと思って見ている。やがて、エイコがカメラに向かって話しかけるような仕種をすることで、観客は別の人間がいることになんとなく気づく。一方、オサムもオサムで、アサダさんとカメラを意識しながらも、頑張って意識していないフリをしているから(笑)、それに気づいたお客さんはおかしみを感じていくっていう。

 

安藤 そのあとで、実際にアサダが出てくるというのも面白いですよね。

 

宮藤 そうなんです。そうした、あとから分かっていくという構造の面白さがあるから、あまり最初からすべてを分からせる必要はないのかなって思ってます。

 

安藤 そういえば、稽古が始まる前に松尾さんがくださった資料にも、“お客さんに不安を与えてもいい”って書いてありましたよね。“お客さんが、「何を見せられているんだろう?」と考える時間も共有していきたい”って。

 

宮藤 そうですね。……まあ、あの資料は松尾さんが自分に言い聞かせているようにも思いましたけど(笑)。

 

安藤 えっ、どういうことですか?

 

宮藤 松尾さんが演出に迷った時、“このままでいいんだ”って自分を立ち返らせるために書いたのかもしれないなって。

 

安藤 あ〜、なるほど。ご自身がブレないためにですね。

 

宮藤 とはいえ、僕らも別に、お客さんをわざと不安にさせようと思っているわけではないから、できるだけお芝居で伝えられるところはしっかり伝えていきたいですね。

 

【長ス組】が4Kなら、こっちはまだビデオテープ。でも、アナログにはアナログの良さがある

 

──今作は【ギガ組】と【長ス組】の2チームでの上演になります。三宅弘城さん&ともさかりえさんの【長ス組】にはどのような印象をお持ちでしょう?

 

宮藤 今のところ、あんまり意識しないようにしています。稽古に入る前、グループ魂のLIVEで三宅さんとはずっと一緒だったんですけど、三宅さんがこの作品のことを話そうとするたびに、返事を曖昧にして逃げていたぐらいで(笑)。

 

安藤 稽古場ではお互いの時間がまったく被らないので、お会いすることもないですよね。だから私も、【長ス組】がどんな感じになるのか想像がつかないです。ただ、身体能力ではちょっと勝てなさそうだなって感じてはいます(笑)。

 

宮藤 そうですね、そこでは絶対に勝てない(笑)。あと、劇中のオサムのセリフに「人間には2種類いる。気がついたら祭りに参加している人間と、気がついたらどうやって祭りに参加していいか分からなくなっている人間が」っていうのがあるじゃないですか。それで言えば、僕とオサムは完全に後者で。対して、三宅さんはお祭りに参加する側のイメージがある。見た目の話ですけどね。ですから、ニートでアル中の無職男という設定には、僕はほぼ役作りをしなくても通用するので(笑)、そこでも勝ってるかなと思ってます。

 

安藤 (笑)。三宅さんも、ともさかさんも、バキバキッ! と決めるところは決めるんだろうなあ。私はそこでは勝てないかも(笑)。

 

宮藤 僕もムリですよ。ですから、総じて【長ス組】は解像度が高い芝居をするんじゃないかな。

 

安藤 わかります!(笑)

 

宮藤 こっちは画素数が相当粗いと思いますよ。向こうは4K・8Kの世界だけど、こっちはまだビデオテープみたいな(笑)。

 

安藤 昭和なんですね(笑)。

 

宮藤 だってこの前、うっかり稽古場に早く着いちゃったことがあって、声だけ聞こえてきたんです。やっぱりクリアな声でしたもん(笑)。でも、アナログにはアナログの良さがありますからね。

 

──どんな違いがあるのか、本番が楽しみです! なお、この作品は8050問題を題材にしていますが、ご自身が80歳になったとして、こんな老後を送っていたという願望などはありますか?

 

宮藤 老後かぁ……。僕、銭湯に行くのが好きなんですけど、行くとたいていおじいさんばっかりなんですね。で、くっだらないことばかりしゃべっているんです。誰かが「この前、あの飲み屋のお姉ちゃんと会ってさぁ」なんて話し出すと、別の誰かが「え、なんでなんで!? 連絡先知ってんの?」って食いついたりして。そうかと思えば、「若い女の子が街を歩いてると、つい見ちゃうよね。あれ、別に見てもいいんだよね?」「うん、いいんだ、いいんだ。あれは見ていいんだ」っていう、どうでもいい話をずっとしてて(笑)。

 

安藤 いいなぁ(笑)。 んっ? 宮藤さんもそういうふうになりたいってことですか?

 

宮藤 そう。楽しそうだなぁって思って。どうでもいい会話を、近くで見知らぬ男に盗み聞きされてるっていうことすら分からなくなってる、そんな老人になりたいです(笑)。

 

安藤 そんな憧れがあるんですね(笑)。私はなんだろうなぁ。80歳の姿とは少し違いますが、私の祖母って明治生まれで、102歳で亡くなったんです。100歳を超えてもごはんを白菜の漬物で巻いて3杯ぐらい食べるような人で。人に勧められたらタバコも吸うし、スナックに行って踊ることもあるし。

 

宮藤 いいですね! かっこいい!

 

安藤 最期もとてもかわいらしい顔でした。にぎやかなのが好きだったし、ほんとに素敵で。私もそういうおばあちゃんになれたらいいなって思います。

 

宮藤 勧められたらタバコを吸ったりとか、自由でいいですね。僕もそうありたいです。100歳になるまで生きたからそうした人間性になったのか、それとも自由に生きていたから102歳まで生きられたのか。いずれにせよ、素敵な人生ですね。

 

──では最後に、Get Navi webということでご登場いただいている皆さんに、最近購入した家電やお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、お2人はどんなものがありますか?

 

安藤 私は低温調理器を買って、最近すごくハマってます。

 

宮藤 料理をする時に使う道具か何かですか?

 

安藤 そうです。お湯の温度を一定に保ったまま調理ができるんです。例えば、60℃を8時間キープとか。お肉とかだと低温で長時間かけて火を通すことで、繊維を壊すことなく調理が出来るんです。比較的高級じゃないお肉でも信じられないくらいの柔らかさと食べやすさに変わるので、すごくおすすめです!

 

宮藤 僕は3年くらい前になるんですが、4Kのプロジェクターを買いました。安くてすごくいいのがあったから、ステイホーム期間中はDVDを繋いで映画を見たりしてましたね。今はスマホに繋げばサブスクも見られるのですごく便利です。もともと本棚があった場所を空けて、白い壁に映しているんですが、小さい映画館ぐらいの臨場感で楽しめます。

 

安藤 いいですね。

 

宮藤 でも最近は、それを使ってYouTubeとか『相席食堂』とかばっかり見ています(笑)。

 

安藤 映画じゃないじゃないですか(笑)。

 

宮藤 そう。大画面で見る意味のないものを大画面で見るのが面白いなと思って(笑)。

 

安藤 (笑)。実際に4Kの画質で見られるんですか?

 

宮藤 それが、結局、元が4Kで作られた映像じゃないとキレイにはならないんですよね。だからまだ4Kで見たことがないですし、はたして本当に4Kに対応しているのかどうかも分からないままですね(笑)。

 

東京成人演劇部vol.2「命、ギガ長スW(ダブル)」

(東京公演)
会場:東京・ザ・スズナリ
日時:2022年3月4日(金)~4月3日(日)

※そのほか、大阪、北九州、松本で上演

(STAFF&CAST)
作・演出:松尾スズキ
出演:【ギガ組】宮藤官九郎、安藤玉恵 【長ス組】三宅弘城、ともさかりえ

(STORY)
80代で認知症気味のエイコと、ニートでアルコール依存症の50代の息子・オサム。貧困生活を送っている彼らを1台のカメラが追っていた。ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダが、日々、撮影で彼らを密着していたのだ。しかし、アサダが撮る映像を見た所属ゼミの教授・キシは、あることをアサダに指摘する。実は、エイコとオサムにはカメラの向こう側に隠された秘密があったのだ……。

チケット:6,500円(全席指定・税込)、ヤング券3,800円(22歳以下/チケットぴあのみ取扱)

公式HP https://otonakeikaku.net/stage/2007/

 

【ライブ配信】
2022年3月16日(水)13:00の回【長ス組】
2022年3月16日(水)18:00の回【ギガ組】

※特典配信では、ライブ配信終了後には、宮藤官九郎×安藤玉恵×三宅弘城×ともさかりえ キャスト4名による座談会を配信。「稽古どうだった?」「お互いの本番観た?」など、稽古場で交わることがなかった2組のクロストークを送る。3月16日(水)13:00開演の【長ス組】本編終了後に前編、3月16日(水)18:00開演の【ギガ組】本編終了後に後編を配信。

配信チケット:3,500円(税込)

チケットは https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2195744

 

撮影/干川修 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/大和田一美(APREA)(安藤) スタイリスト/チヨ(コラソン)(宮藤) 衣装協力/salon de GAUCHO(Kei)

SKE48 江籠裕奈のランジェリー姿に大人の色気漂うカットも…!1st写真集の発売日決定

SKE48 江籠裕奈1st写真集が、3月29日(火)に発売決定。先行アザーカットと合わせて、本人からのコメントも到着した。

 

昨年開催されたSKE48の13周年記念イベントで写真集発売発表を行うと、SNSでは祝福の声が続出した。そこからベールに包まれていたが、ついに発売日が決定。江籠本人のリクエストを受けて、誕生日である3月29日に発売されることに。

 

グループゆかりの地・小豆島での撮影をメインに「ありのままの私」をテーマの1つとして、素の魅力を引き出すべくシャッターが切られていったという本作。“天使”と称され愛されてきた江籠は11歳でSKE48に加入し、2021年にはアイドル活動10周年を迎えた。

 

グループを選抜メンバーとして支えるほか、ソロライブも行うなど最強アイドルとの呼び声も高い。彼女のステージで見せる表情とも違う、ナチュラルな魅力を存分に詰め込んだ作品に仕上がっている。

 

今まで見せたことがないヘルシーなランジェリーカット、すっぴんショット、大人な色気も感じ取れるドキッとする写真も盛りだくさん。今回公開する先行アザーカットからも、彼女の魅力を感じ取れるだろう。

 

本作のヒロインである江籠は、「誕生日に発売が決まったということでこれからより特別な日として思い出にも形にもなるのがとても幸せです。飾らない私を見て、懐かしさも成長も魅力も全部感じてもらえたらうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。全文は下記に掲載。

 

なお本作の表紙カバーは、全国の書店などで購入できる通常表紙カバー、Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定)、 セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定)と、それぞれ違った装いの3種類で届けられる。

 

また初版限定特典として、特製ポストカード1枚封入(全表紙カバーに付き、全8種類)、さらに抽選での応募者プレゼント企画も実施予定だ。さらに発売記念イベントの実施も決定しており、続報からも目が離せない。

 

江籠裕奈 コメント

 

書誌情報

「SKE48 江籠裕奈1st写真集」(仮)
2022年3月29日(火)発売

Total Producer:秋元 康
著者:SKE48 江籠裕奈
撮影:桑島智輝
定価:2,500円(税込)

通常表紙カバー予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594090281
Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定)予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091385
セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定)予約リンク:https://7net.omni7.jp/detail/1107277932

 

トリンドル玲奈の写真集「あいまい」が3刷決定!「ほくろの数を数えたくなる」など好評

トリンドル玲奈が30歳の誕生日となる1月23日に発売した写真集「あいまい」(講談社)が、2度目の重版で3刷が決定。本人からのコメントも到着した。

 

写真集発売直後から販売サイトにレビューが続々投稿され、高評価の声が後押しする形での重版出来となった今作。「29歳から30歳、移りゆく年齢ならではのトリンドル玲奈のありのままの姿を見せる」というコンセプトで制作された。

 

そのコンセプト通り、「トリンドルさんのリアルな美しさに圧倒された」「思わずほくろの数を数えたくなった」など、“期待値を上回って感動した”という内容のコメントが相次いでいるという。

 

好評の声に応えて、3月13日(日)にSHIBUYA TSUTAYAにてオンラインイベントが開催決定。同店で今作を購入した人を対象に先着順で、トリンドル本人と1対1でオンライントークが楽しめるというプレミアムな機会だ。

 

今回の発表に際して、トリンドルは「写真集『あいまい』にたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございます。このような時期ですが、ファンのみなさんとお話しできる機会をいただけてうれしいです。ぜひお気軽にご参加ください! たくさん話しましょう!」とメッセージを寄せた。

 

なお、イベントの詳細は、SHIBUYA TSUTAYAのTwitter(@SHIBUYATSUTAYA)及びSHIBUYA TSUTAYA公式ウェブサイトで発表されるとのことで、そちらを参照。

 

書誌情報

トリンドル玲奈写真集「あいまい」
2022年1月23日(日)発売

著者:トリンドル玲奈
定価:2,500円(税別)
ISBN:9784065269626

SHIBUYA TSUTAYA公式Twitter:https://twitter.com/SHIBUYATSUTAYA

森みはるがプレゼントされて気に入ったものは…「ニジマスのこれ愛してマス」第22回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第22回は、森みはるさんが「愛用中の洗剤と柔軟剤」についてご紹介!

 

こんにちは!
今回私が紹介するのは「愛用中の洗剤と柔軟剤」です!

 

今、私が使ってるのは、SHIROのSAVONです!
すごくいい香りがするのでお気に入りです!!
女子はSHIRO好きですよね(笑)。
去年のお誕生日プレゼントに頂いたのがきっかけで、それからリピートしてます!

 

SHIROといえばフレグランスやスキンケアのイメージが強くて、自分では洗剤や柔軟剤に挑戦したことがなかったので、プレゼントで頂いたことで新しい発見になってとても良かったです!
ドラッグストアの洗剤や柔軟剤ももちろんいいけど、こういうお店のものをプレゼントで贈るのも素敵だなと思ったので私もいつか誰かに贈りたいなと思いました!(笑)
男性の方もぜひ女の子へのプレゼントの参考にどうぞ。

 

そして、これはまだ試したことはないのですが…!
いまはSHIROのヒノキのバスソルトが気になっています!
ヒノキの香りが大好きなので、最高のバスタイムになりそう!!!!
まだ私も使ってはいない身なのですが…、皆さんもぜひ!(笑)

 

 

森みはる PROFILE

●もり・みはる…1996年10月14日生まれ。兵庫県出身。A型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。関西出身でキレのあるツッコミを特徴とし、バラエティでも活躍を見せる。アイドルになる前から読モとして活躍しており、美容やファッションについても造詣が深い(美容師免許も保持)。天真爛漫な性格で、女子からも大人気。2021年2月に1st写真集「24」を発売。

公式Twitter:@nijimasu_paru
公式Instagram:@miharu_mori

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「吉井美優 生誕祭」
2022年3月7日(月)EX THEATER ROPPONGI

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

なえなの「ビキニを着るのは人生初!」ファースト写真集で水着&下着ショットに挑戦…

SNSでの総フォロワー数700万人を超えるカリスマインフルエンサー・なえなのが、ファースト写真集を4月4日(月)に発売する。それに先駆け、本人コメントが到着した。

 

なえなのは、Z世代の男女を中心に共感を集めている21歳。インフルエンサーとしての枠を超え、最近はバラエティやドラマへの出演などタレントとしても活動の幅を広げている。

 

そんな彼女が、今回のファースト写真集では水着や下着での撮影にも臨んだという。これまでに発表したライフスタイルブックとは異なり、「生まれて初めて!」というビキニでの撮影にも挑戦した。

 

さわやかなプールでの水色のビキニカットに、おしゃれなペンションでの下着のカット、クラシカルな洋館でおすまししたり、遊園地ではしゃいだり…。一瞬一瞬を全力で楽しむ彼女の、みずみずしい等身大の表情を切り取っている。

 

2泊3日の撮影中、なえなのはロケ地のレストランにあったピアノで素敵な演奏を披露してくれたり、温水プールで遊んだり、公園で走り回ってはしゃいだりと、アットホームな小旅行を楽しんでいるようだったそう。

 

この撮影での1番の思い出を聞くと、「全部楽しかった! ひとつ選ぶなら、人生初ビキニを着たこと! プライベートでも着たことなかったから、人生初ビキニでした!」と語ったなえなの。

 

インフルエンサーからマルチタレントへと変身をとげる、なえなのの「20歳から21歳へ」を写し取ったメモリアルな写真集が完成した。

 

なえなの コメント

今までスタイルブックとフォトエッセイを出してきたんですけど、写真だけの本を出してみたいってずっと思ってたので、ファースト写真集を出せてすごくうれしいです。写真集の話が来た時は、「念願じゃん!」みたいな感じですごくうれしかったです。「来た!!!」みたいな。
今回のような下着と水着の撮影は初めてだし、ビキニを着るのは人生初! いつものファッション誌のシューティングでは、どうやったらスタイルよく見えるかを考えながら撮影してるけど、今回の撮影では自然体を撮ってもらいました。
最初はポーズや構図を考えてたんだけど、「日常感とか自然な感じが良いね」ってカメラマンさんに言われてから「あ、じゃあもう普通にしてればいいんだ!」と思って。それもあって水着や下着の撮影も緊張しなかったかも。
体型に自信がないから、自分がグラビアやってもな……ってずっと思ってたけど、やってみたら新しい自分を久しぶりに発見できて、すごく楽しい3日間の撮影でした。手に取ってくれた方にも、なえなのの新たな一面を見つけてもらえたらうれしいです。

 

書誌情報

「なえなのファースト写真集(タイトル未定)」
2022年4月4日(月)発売

著者:なえなの
撮影:細居幸次郎
定価:2,640円(税込)
出版社:講談社

工藤美桜 パジャマや水着にドキッとさせるカットも…「1年をかけて堪能してください」

工藤美桜が「2022.4-2023.3 カレンダー」を3月26日(土)に発売決定。表紙画像に加えて、本人コメントが到着した。

 

2020年に『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日系)のヒロイン・キラメイピンク/大治小夜役に抜擢され、最近では月10ドラマ『ドクターホワイト』(カンテレ・フジテレビ系)第2話で“あざとい秘書役”として注目を集めた工藤美桜。

 

そんな彼女が「工藤美桜 2022.4-2023.3 カレンダー」を発売する。完全撮り下ろしとなる本作は、関東近郊のペンションを借りきって撮影。パジャマ姿で見せるアンニュイな表情、バスケットボールに夢中になる姿やジェットバスではしゃぐ天真爛漫な笑顔、中には大人な雰囲気を醸し出しドキッとさせるカットも。

 

工藤美桜の“今”を1年通して楽しめるカレンダーに仕上がっている本作。今回の発表に際して、本人は「素の工藤やキメキメでハンサム工藤など見られるので1年をかけて堪能してください!」とメッセージを寄せた。コメント全文は、下記に掲載。

 

なお発売を記念して、発売当日の3月26日(土)にオンラインサイン会の開催も決定している。詳細は下記MUVUSにて発表されるとのことだ。

 

工藤美桜 コメント

皆さんも心待ちにしてくださっていたのではないでしょうか…!! 工藤もです!!(笑)
しかも今回は念願だった完全撮り下ろしということで…! ありがとうございます! 工藤のやりたいシチュエーションや衣装など詰め込ませていただきました!!
バラエティで卓球をし、運動音痴がバレてから写真集や他のグラビアでもさまざまなスポーツをしてきましたが…今回はバスケをしました!!
素の工藤やキメキメでハンサム工藤など見られるので1年をかけて堪能してください!

 

書誌情報

「工藤美桜 2022.4-2023.3 カレンダー」
2022年3月26日(土)発売

価格:2,970 円(税込)
仕様:A5サイズ・28P(卓上タイプ)

 

WEB

工藤美桜Twitter:@p_miokudo
工藤美桜Instagram:@mmio_kudo

 

ニジマス・吉井美優がランジェリー姿で大人な表情を…1st写真集より先行カット公開

26時のマスカレイド・吉井美優が3月11日(金)に発売する1st写真集「Momentary」(小学館)より、下着カットが先行公開された。

 

26時のマスカレイド(愛称:ニジマス)は、2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した、江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループだ。

 

メジャーデビューアルバムはオリコン週間ランキングで1位を獲得した、ニジマスのメンバーとして活動する吉井。アイドル活動以外にもファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中で、クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。

 

そんな彼女が、待望の1st写真集「Momentary」を3月11日(金)に発売(※当初予定していた3月9日から変更)。先日公開された水着カットに続き、下着カットが先行公開された。

 

白と黒、朝と夜、対照的な下着カットでの大人っぽい表情は、この写真集で彼女が一番チャレンジした部分でもあるという。“吉井美優”の新境地を感じさせるカットにも注目だ。

 

書誌情報

吉井美優 1st写真集「Momentary」
2022年3月11日(金)発売

撮影:中村和孝
出版社:小学館

販売URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682362

 

WEB

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32
26時のマスカレイド公式サイト:https://26masquerade.com/

©中村和孝/小学館

めるる「お腹を見せるのは初めてだからドキドキ…」生見愛瑠1st写真集より先行カット公開

“めるる”こと生見愛瑠の1st写真集「はじまり。」(小学館)が、3月4日(金)に発売される。それに先駆け、めるるの素肌感が美しいカット2点が先行公開された。

 

2012年にモデルデビューした、生見愛瑠(ぬくみ・める)。2021年の「CanCam」5月号では、専属モデルデビューと同時に表紙を飾る。バラエティ番組やCMに多数出演するほか、ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』では、その演技力も話題を呼んだ。

 

そんな彼女が今回、「写真集でしかできない、新しい挑戦をしたい!」と撮影に臨んだという。モデル歴10年でもこれまで見せることのなかった、スベスベのお腹を写真集で初披露している。

 

お腹を見せる撮影に備えて、「写真集撮影前は自宅やジムで腹筋をしてちょっと鍛えた」とのこと。そのボディは、引き締まりつつも適度にぷにっとした女性らしいボディラインで、まさに理想形と言えるだろう。

撮影したのは、鹿児島のホテルの一室。早朝、寝起きのどすっぴんで、メンズサイズのぶかぶかTシャツをまとって撮影した。「お腹を見せるのは初めてだからドキドキする」とちょっと恥じらいつつも、お腹をチラ見せしたり、枕で遊びながら元気に動き回ったり…。

 

まだ見せたことのない“新鮮なめるる”と、元気いっぱいの“等身大めるる”がどちらも詰まった写真の数々を多数収録した本書。祖父母や親戚が暮らす第2の故郷・鹿児島を8年ぶりに訪れて、全編撮り下ろした144ページとボリューム満点だ。

 

19歳のナチュラルなめるるも、20歳直前だからこその大人っぽいめるるも、いつもとは違うモードなめるるも。さまざまな表情のめるるをたっぷり収録した渾身の1st写真集。20歳目前、ティーンのカリスマから、大人の女性へと進化を遂げる“めるるの今”がぎゅっと詰まった一冊に仕上がった。

 

生見愛瑠 コメント

ティーン誌から始めてモデル歴は10年になりますが、写真集を出すのは初めて。
顔も体も考え方も、最近ぐっと大人になっていると思うので、そんな今の私をすべて出し切った、素敵な写真集にできたらいいなと思っています。
20代のスタートにふさわしい、私の名刺がわりになる一冊です。
ずっとファンでいてくれる方にも、最近生見愛瑠を知ったという方にも、男性にも女性にも、たくさんの方に見ていただきたいです。どんな新しいめるるが見られるか、楽しみにしていてくださいね!

 

書誌情報

「生見愛瑠1st写真集 はじまり。」
2022年3月4日(金)発売

定価:2,090円(税込)
発売:小学館

詳細ページ:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682391

●撮影/菊地泰久

 

勝地涼「稽古中は光石研さんが地元の方言が書かれたTシャツを、僕はザ・ドリフターズのTシャツばかりを着ていました」

現在放送中のドラマでも存在感を見せている勝地涼さんの最新舞台『いのち知らず』が早くもCSで放送。劇作家・岩松了に自ら直談判して公演につなげていった本作には、盟友・仲野太賀やベテラン光石研など、実力派キャストが顔を揃えている。千秋楽から約2カ月が経ったいま、改めて公演を振り返ってもらった。

 

勝地涼●かつじ・りょう…1986年8月20日、東京都出身。2000年にドラマ『千晶、もう一度笑って』で俳優デビュー。2005年に映画『亡国のイージス』で日本アカデミー賞新人賞を受賞。現在、ドラマ『ドクターホワイト』、『となりのチカラ』に出演中。最近の話題作にドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』、『ネメシス』など。Instagram

 

登場するだけで劇場の空気が変わる共演者との舞台はとても刺激的でした

 

──この『いのち知らず』は、勝地さんから岩松さんに企画を持ちかけたところからスタートした舞台でした。まずはその経緯から教えていただけますか。

 

勝地 僕の舞台デビュー作が2004年の『シブヤから遠く離れて』で、岩松さんの戯曲を蜷川幸雄さんが演出したものでした。その後、『空ばかり見ていた』(2019年)で初めて岩松さんから直接、演出を受けたのですが、それが僕の中で蜷川さんの時と同じくらい衝撃的だったんです。いつかまたご一緒したいと思いましたし、それ以上に“またいつかやりましょう”という形で終わってしまうのがいやで。それなら思い切ってこちらから提案してみようと思い、生意気かもしれませんが、勇気を出して「僕と(仲野)太賀にホンを書いてくれませんか?」とお願いしたのが始まりでした。

 

──今作の台本が完成する前にインタビューをした際、「岩松さんのホンは最後の最後までどんな展開をみせるか分からない」とお話しされていたのが印象的でした。実際に読まれた感想はいかがでしたか?

 

勝地 やはり難しい部分がたくさんありました。岩松さんは稽古中でも明確な答えを言ってくださらないので、正直、自分たちの解釈が合っていたのかもいまだに分からないのですが(笑)、ただ、まさしく“いま”を描いている作品だなと思いました。いろんな物事が錯綜するこの時代の中で、何を信じるべきなのかといった思いも詰め込まれているように感じて。例えば、どれだけ仲のいい親友同士でも、よく知らない第三者の変な情報を耳にしただけで、その言葉に惑わされ、友情にヒビが入ってしまうことがある。そうした得体のしれない怖さもある作品だなと思いました。

撮影/宮川舞子

──仲野太賀さん演じるシドとのセリフの掛け合いは緊迫感がありました。後半の2人でやり合うシーンでは自然と涙も流されていましたね。

 

勝地 太賀は本当に素晴らしい役者で、一緒に芝居をしてみたいとずっと思っていたんです。今回僕が演じたロクとシドは同じ夢を持った親友の役で、その2人がどんどんとすれ違っていくという展開でしたが、掛け合いをしていくなかで、ときどきシドに対して役を超えた見え方がする瞬間があったんです。シドに嫉妬するシーンでは、僕が太賀に抱いている“役者として負けたくない”といった感情が滲み出たり、そうかと思えば、いつも僕を助けてくれている太賀への感謝の気持ちもあったり。演じながらこうした感情が表れることがいいことなのか、悪いことなのかは分かりませんが、とにかくいろんな思いと役の部分が重なって、それがロクの涙としてふと流れ出たんだと思います。

 

──また、光石研さんとは映像作品で共演経験があったものの、舞台では初でした。

 

勝地 光石さんには終始、圧倒されっぱなしでした。稽古から本番にかけて太賀と話すことといえば、ほとんどが「光石研には勝てん」「光石研、恐るべし!」っていう内容でしたから(笑)。光石さんはいつも僕らのセリフ覚えの早さを褒めてくださっていたんです。でも僕らからすると、そんなのは全然大したことではなくて。本当にすごいのは光石さんのお芝居で、どこをどう切り取ってもモオリという役にしか見えなかったんですよね。僕も、本番中はロクに成り切って集中を切らすようなことはなかったと思うのですが、どうしても光石さんのようには舞台に立てていなくて。公演が終わって一番最初に考えたのは、どうすれば光石さんのようになれるのかということでした。今回、こうして僕らの舞台が衛星劇場で放送されるので、映像を見て、改めて光石研という役者のすごさを隈なくチェックしたいなと思っています。本当は自分が出ている舞台映像って恥ずかしくてあまり見たくないのですが、勉強のためと思って頑張ります(笑)。

 

──(笑)。モオリは言動に矛盾しているところが多いのに、それでもすべての言葉に説得力がありました。

 

勝地 ホント、そうなんです! マイナス思考なのに、ズケズケと他人が嫌がることを言ってくるし、とにかくイヤなやつで(苦笑)。しかもそれを光石さんが演じるから、余計に心に刺さってくる。光石さんの「俺、おかしくなっちゃったのかなぁ」っていうセリフも、こちらの胸がキュッと締め付けられるほどリアルで。そうした、生きたお芝居をしてくださるので掛け合いのシーンはとてもやりやすかったです。なにもかもがすごいので、ちょっと悔しいところもあるんですが(笑)、共演できて本当に幸せでしたし、ご本人は「もう、舞台はやりたくない」と言ってましたけど、絶対にまたご一緒したいですね。

撮影/宮川舞子

──トンビ役の新名基浩さんとは『空ばかり見ていた』以来になりますね。

 

勝地 僕よりも年上の方なので、こういう言い方をすると失礼にあたるかもしれませんが、新名さんってトンビ同様、すごく気になる存在なんです(笑)。稽古場では席が近かったこともあって、ずっとしゃべっていた記憶があります。舞台上では、いい意味で常に異質ですし、出てくるだけで劇場の空気が変わる。今回の共演者はみんなそういう人たちばかりでしたので、本当にやっていて楽しかったです。新名さんとも、もっともっとガッツリ共演したいなと思いました。

 

──そして、岩松さんとも同じステージに立つのは初めてでした。

 

勝地 これまでは役者としての岩松さんを客席から拝見していただけだったので、ようやく共演できてうれしかったです。岩松さんもすごくズルい人ですね(笑)。普通のセリフしかしゃべっていないのに面白いんですから(笑)。僕はこの舞台で第2場以降、ほとんど出ずっぱりなんですが、岩松さんがちょっと登場しただけで、お客さんの意識がそっちに向くのが分かるんです。それに、ご本人は演出もされているので、自分のシーンはほとんど稽古できていないはずなのに、本番までにしっかりと仕上げてこられて。すごいなと思う半面、怖さはないのかなと、その意味でも尊敬します。

撮影/宮川舞子

出演に関係なく、時間が許す限り、岩松の稽古を見学に行きたいです

 

──岩松さんの演出の魅力についてもお聞きしたいのですが、勝地さんと仲野さんは以前、「岩松さんの稽古はお金を払ってでも受けたい」とお話しされていました。

 

勝地 確かに言ってました。今回も夢のような時間を過ごさせていただきました。自分が演出を受けている時は目の前のことに必死なので気づかないことも多いのですが、共演者の皆さんの稽古を見ていると、岩松さんの言葉はどれも理にかなっていて、頷くことばかりなんです。また、今回よく言われたのは、「本心をあまり出しすぎないように」ということでした。人の心の内側には何かしら隠れているものがあり、それを全部お芝居で表現するのではなく、本当は隠そうとしているのについ出てしまう……そうした微妙なバランスを大事にしたいと。「“僕はいま、こういう感情です”というのがすべてお客さんに分かってしまうのは、もったいない」ともおっしゃっていて、なるほどなぁと思いましたね。

 

──でも、それを表現するのは大変そうですね。

 

勝地 そうなんです。役者って、“これ、お客さんにちゃんと伝わっているかな……?”って不安に感じると、分かりやすい表現をしてしまいがちですし、それに何度も稽古や本番を重ねていると、無意識のうちに動きが大きくなってしまいますから。でも、そのたびに岩松さんはすぐ注意をしてくださり、不安を取り除いてくれるので、それが自信にもつながっていって。こうした経験も含めて、改めてこの舞台ができてよかったなと思いました。これからは作品に出演するしないに関係なく、時間がある時は岩松さんの稽古場に行って、ずっと見学していたいぐらいです。「勝地、お前じゃまだなぁ〜」って言われるかもしれませんけど(笑)。

 

──そういえば、岩松さんの稽古場は役者が質問しづらい緊張感に包まれているという話を伺ったことがあるのですが、今回はいかがでしたか?

 

勝地 「台本のこのセリフはどういう意味ですか?」といった質問をすることはなかったです。というよりも、覚えるセリフの量が膨大すぎて、質問する余裕がなかったです(苦笑)。ただ、稽古初日に台本の読み合わせがあり、まだ途中までしか出来ていなかったこともあって、読み合わせ後に岩松さんから、「この先、どうなるか知りたい?」と聞かれたことがあったんですね。その時、共演者全員が思わず無言で目を合わせて、なんとな〜く空気的に「……いえ、だ、大丈夫です」と答えたら、「そうだよね。まぁだいたい分かるよね」って言われて。次の瞬間、全員が「いや、全っ然分かんないです!」って顔をしてましたね(笑)。結局、台本が完成しても分からないところが多かったので、ときどき太賀と2人で稽古場に残って、「ここは多分、こういうことだよね」って物語を読み解いてました。

撮影/宮川舞子

思い出の詰まったコクーンにいたからこそ、勇気を出せた気がします

 

──では、今作のタイトルにかけて、勝地さんが最近、“いのち知らずだったなぁ”という行動を取ってしまったことはありますか?

 

勝地 なにかあったかなぁ……。最近ではありませんが、やはり今回、自分から岩松さんに企画を持ちかけたのはいのち知らずなことだったかもしれないです。僕にとってはすごく勇気のいる行動でしたし、昔、岩松さんがとても厳しい方だったという話を聞くと、特にそう思いますね(笑)。

 

──でも、なぜ今回はそうした勇気を出せたのでしょう?

 

勝地 先ほど『空ばかり見ていた』の公演がきっかけだったという話をしましたが、あの作品は劇場がシアターコクーンで、僕の中でコクーンは蜷川さんとの思い出がたくさん詰まった場所なんです。ですから、楽屋にいると、“もう、蜷川さんはいないんだなぁ”という気持ちになってしまって。最後に会話を交わしたのもコクーンでしたし、その時、「僕はまだ、蜷川さんの演出でシェイクスピア作品に出ていないんです」「いつか絶対に出たいです」とお伝えしたら、「うん、いつかやろうな」って握手をしてくれたんですよね。でも、それが叶わなかったこともあり、だからこそ『空ばかり見ていた』でコクーンにいた時に、“やりたいと思ったことは自分から動かないとダメだ!”と、思い切った行動が取れたんだと思います。

 

──最後に、このGet Navi webがモノマガジンのサイトということで、勝地さんの稽古場での必需品を教えていただけますか?

 

勝地 必需品とは少し違いますが、『いのち知らず』の稽古場ではTシャツにこだわっていました。というのも、共演者の皆さんがこぞって個性あふれるかわいいTシャツを着ていて。光石さんも地元の方言が書かれたものをよく着ていたので、僕もザ・ドリフターズのTシャツばかりを着ていましたね(笑)。稽古の直前に、ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』の撮影があり、そこで番組のTシャツを大量にいただいたんです。最初は偶然稽古場に着ていっただけだったんですが、いつの間にか験担ぎみたいなっていて、最後まで貫き通しました(笑)。

 

撮影/渡部孝弘

舞台 M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」
CS衛星劇場 2022年2月27日(日)後 2・00よりテレビ初放送!

【舞台 M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」よりシーン写真】

撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/渡部孝弘

(STAFF&CAST)
作・演出:岩松 了
出演:勝地 涼、仲野太賀、新名基浩、岩松 了、光石 研

(STORY)
親友同士のロク(勝地涼)とシド(仲野太賀)は、いつか2人でガソリンスタンドを経営するという夢を叶えるため、山奥にある施設で門番の仕事をしていた。ところが、先輩であるモオリ(光石研)に「ここでは死んだ人間を生き返らせる研究をしている」と聞かされたことから、2人の心の中に言いようのない不穏な空気が流れ始めていく。さらにはトンビ(新名基弘)という男の出現や、施設長の部下・安西(岩松了)の存在が、彼らの友情に少しずつ亀裂をもたらしていくのだった……。

 

●取材・文/倉田モトキ

鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボ!新番組『鞘師里保のONE STEP』ダンスチャンネルでスタート

『鞘師里保のONE STEP』

 

鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボする新番組『鞘師里保のONE STEP』が、CS放送「ダンスチャンネル by エンタメ~テレ」で放送、Amazon Prime Videoチャンネル 「ダンスチャンネル オンデマンド」で配信されることが分かった。

 

この番組は、モーニング娘。卒業後、待望のソロアーティストデビューを果たした鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボしていく番組。

 

鞘師は、今1番会いたいという世界で活躍するダンスチーム「Chibi Unity」を訪ねるべく、彼らの活動拠点である新潟へ。インターネットで「Chibi Unity」のダンス動画を見てずっと気になっていたという鞘師は、自ら動画制作を行っている「Chibi Unity」の撮影を体験するなど、1日密着してダンスへのピュアな思いや情熱に迫る。

『鞘師里保のONE STEP』

 

経験したことのないコンテンポラリーダンスの基礎に触れたり、1人ずつ即興でダンスを披露し合うソロ回し(サイファー)にも挑戦。鞘師は「どんな仕事よりも緊張した!」と大興奮する。また「Chibi Unity」のメンバーによるダンスレッスンも。

 

さらに、鞘師がアーティストとしてのこれまでの自分と今の自分について語るほか、ニューヨークでダンス留学していた時のことを振り返る。そのほか、「Chibi Unity」のプロデューサーやメンバーと繰り広げる、ダンスを愛する者同士の対談も見どころとなっている。

 

鞘師里保 コメント

鞘師里保のONE STEPという番組で、Chibi Unityの皆さんにお会いすることができました。念願でした。
皆さんのことは、世界大会に優勝された時の映像をネットで見て知りました。ただただ皆さんのパフォーマンス力に圧倒されて、こんな感覚、久しぶりだなと印象に残ったことを強く覚えています。
学生を中心とし、日々時間を縫って練習させている皆さんが、どうしてこんなにもひとつになったパフォーマンスができるのだろうと実際にお話を伺いに行ったのですが、その疑問へのヒントがたくさんちりばめられていました。
ちなみに、私も少し皆さんと踊らせていただいたりなどしています。
皆さんにもぜひご覧になっていただきたいです。

 

番組詳細

 

『鞘師里保のONE STEP』(全5回)
CS「ダンスチャンネル by エンタメ~テレ」
2022年2月24日(木)後10・30~

ひかりTV、スカパー!プレミアムサービス、スカパー!プレミアムサービス光、J:COMほか全国ケーブルテレビ、dTVチャンネルにて視聴可能

Amazon Prime Videoチャンネル 「ダンスチャンネル オンデマンド」
2022年2月24日(木)後11・00~

SPOOX「ダンスチャンネルオンデマンド」
2022年5月より順次配信

番組URL:https://www.dance-ch.jp/all/rihosayashi.html

※放送・配信日時は変更になる可能性あり

佐野ひなこ “神のプロポーション”がついに完成!「今回の写真集で最後になっても悔いはない」

佐野ひなこの写真集「BE WITH ME」(光文社)が、2月22日(火)に発売される。それに先駆けて、本人コメントが到着した。

 

「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012」でファイナリストとなり、芸能界デビューした佐野ひなこ。雑誌「with」でのモデル業や女優としても映画やドラマに出演するなど、多方面で活躍してきた。

 

そんな彼女が2022年、デビュー10周年を迎えるタイミングで最新写真集「BE WITH ME」を発売する。約1年ぶりとなる写真集は、沖縄で撮影された。ビーチやベッド、アメリカンハウスなどさまざまなロケーションで、過去最高に磨きのかかった美ボディを楽しめるだろう。

 

ボートに乗ったり、バスケットボールやスケートボードを楽しむ姿など、モデルとしてだけでなく、動きや表情など、彼女そのものの魅力が詰まった1作だ。本人も「今回の写真集で最後になっても悔いはないな、と思えるくらい完成系の自分を表現できていると思います!」と自信を見せている。

 

佐野ひなこ コメント

今回の写真集で最後になっても悔いはないな、と思えるくらい完成系の自分を表現できていると思います! 10周年という節目の年に相応しい写真集になりました。
ボディメイクだけではなく、肌のツヤ感、質感にも着目してほしいです。自然光が美しい場所やしっとりとした場所など、ロケーションによって肌の見え方にも変化があって、その振れ幅も楽しんでもらえたらうれしいです。

 

書誌情報

佐野ひなこ 写真集「BE WITH ME」
2022年2月22日(火)発売

定価:2,420円(税込)
カメラマン:中村和孝
発行:光文社

©光文社/週刊FLASH 写真◎中村和孝

ニジマス・吉井美優の大人っぽい表情や美ヒップも…!1st写真集より水着カット公開

26時のマスカレイド・吉井美優が3月9日(水)に発売する1st写真集「Momentary」(小学館)より、先行カットが公開された。

 

26時のマスカレイド(愛称:ニジマス)は、2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した、江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループだ。

 

メジャーデビューアルバムはオリコン週間ランキングで1位を獲得した、ニジマスのメンバーとして活動する吉井。アイドル活動以外にもファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中で、クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。

 

そんな彼女が、待望の1st写真集「Momentary」を3月9日(水)に発売。今回公開された先行カットは、白い砂浜で美ヒップを披露する姿や黒い水着での大人っぽい表情など、写真集への期待値をさらに高めるものと言えるだろう。

 

 

書誌情報

吉井美優 1st写真集「Momentary」
2022年3月9日(水)発売

撮影:中村和孝
出版社:小学館

販売URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682362

 

WEB

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32
26時のマスカレイド公式サイト:https://26masquerade.com/

©中村和孝/小学館

伊藤純奈 初のランジェリーカットに漂う大人の色気…!1st写真集で美ボディを解禁

乃木坂46の元メンバー伊藤純奈が、1st写真集「unfussy」を発売することが決定した。

 

2013年、乃木坂46の2期生として芸能界入りした伊藤。数多くの楽曲、映像作品に出演しグループメンバーを8年間務めた。またグループ在籍時より舞台女優として活躍し、2018年上演の「七色いんこ」では初主演かつ男役を演じ脚光を集める。

 

2021年8月29日を以って乃木坂46を卒業して以降は、舞台を中心に精力的に活動してきた彼女にとって初の写真集が発売決定。自身のファンクラブ名が「Junna’s House」であることから「純奈の家」をテーマに、日常にあふれる様子を惜しげもなく表現した1冊になっているという。

 

これまで一切、水着や下着姿を披露してこなかったと語る伊藤が、今回の1st写真集ではその美ボディをついに解禁。アイドルを卒業し、“女優”としての道を歩みだした伊藤の決意が秘められた一冊に仕上がった。

 

さまざまなシチュエーションごとに行われた撮影では、伊藤が魅せる表情に撮影スタッフは驚くばかりだったという。言葉で語らずとも、表情だけで何をしているかが伝わってくる。これまで数多くの舞台に出演してきた彼女だからこその魅力を表現。初のランジェリーカットにも挑戦し、大人の色気を全面に醸し出した妖艶な姿からも目が離せない。

 

 

書誌情報

伊藤純奈 1st写真集「unfussy」
予約開始日:2022年2月21日(月)後6・00〜

写真集特設ページ:https://junnashouse.hp.peraichi.com

“謎のYouTuber”ブリアナ・ギガンテが初書籍で赤裸々告白!「とくと、お楽しみあれ」

謎に包まれた経歴と存在感で人気のYouTuber、ブリアナ・ギガンテの初書籍『世界でいちばん私がカワイイ』(幻冬舎・発行)が2月9日に発売された。

 

 

予約開始とともに大変な話題になり、Amazonでは連日ランキング1位【タレント本(総合)】、発売前重版も決まるなど、発売前から話題を集めた本書。2020年3月にYouTubeを始めて以来、人気が急上昇し、現在、SNS総フォロワー数68万人超の「ブリちゃん」ことブリアナ・ギガンテ。その魅力のヒミツや、これまで謎のヴェールに包まれていた過去や経歴などが、本書で打ち明けている。

 

本書にはブリアナ・ギガンテからの刺さる言葉が多数掲載されている。
「どこまでいっても、自分の人生は、自分のものよ」
「コンプレックスを、メイクでチャームポイントに導く」
「何かがうまくいってないときって、“何をするか”じゃなくて、“何をやめるか”」
「きれいに食べるというのは、お料理を用意してくださった方への感謝のしるし」
「失敗しないとわからないんだから、失敗してよかったの」
「その方との恋愛は、人生で初めてのこと。想定外のことが起こるに決まってるでしょ」
「“強い人間になることが正解だ”なんて、偏った考え方よ」
「自分を大事にすることが、彼を大事にすることでもございます」
「ストレスでへし折れそうなときは、逃げます」
「わたくしのことを一番知っているのは、わたくし」
「“何も起こらないことの幸せ”を大切に」
など、孤独を感じ、傷つきやすい現代人、他人を簡単に傷つけてしまいがちな現代人に、「ちゃんとここにある幸せ」を伝える一冊になっている。

 

<目次>

<コメント>
皆さん、ご機嫌よを。
ブリアナです。
本を読む事がほぼ無いと言っても過言では無い私が
世にも不思議な巡り合わせで本を出版する機会を頂戴致しました。
大変光栄に思っております。
この本は私が普段考えている事、人によっては本当に戯言でしかない事を
大袈裟に、茶目っ気たっぷりに、皆さんにお伝えしようじゃあないかと
夜な夜なしたためた本で御座います。
タイトルは屈託の無い事実で御座いますが、
皆さんの心にも何かしら浮かび出るものがあれば嬉しい限りです。
とくと、お楽しみあれ。

 

<ブリアナ・ギガンテ 略歴>
人気YouTuber。ポールダンサー。2020年3月YouTubeを始めると、たちまち話題に。小さな目が特徴の「小粒ちゃんメイク」、インパクトのあるファッション、おっとりした口調、妖艶かつ上品な所作、深みのある人生相談に、ハマる人続出。ブリアナちゃんグッズも数々展開、発売のたびに即完。2022年フランスで公開予定の映画「シャイニー・シュリンプス!」シリーズ続編に出演決定。

 

ブリアナ・ギガンテ『世界でいちばん私がカワイイ』
(イラスト:mune)
発売日:2月9日(水) ※電子書籍の配信は9日(水)深夜0:00
価格:定価 ¥1430円(税込)
発行:株式会社幻冬舎
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4344039017/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/17003167/

 

【この記事の写真】

 

吉井美優が最近「夢中」になっているものとは…?「ニジマスのこれ愛してマス」第21回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第21回は、吉井美優さんが「本」についてご紹介!

 

こんばんわ。
26時のマスカレイドの吉井美優です。
今回紹介するのは「本」です。

 

最近、本を読むようにしてます。
今までは、小学校の朝の時間で15分間くらい本を読まなきゃいけない時間があってその時くらいしか本を開かなかったし、あの時も不得意だったので開いてるふりをしてるだけで疎遠な人生でした…(笑)。

 

でもいつの日からか、本が好きになって。それを読んで自分がどう理解して解釈してどう思うか、それをどう吸収して活かせるのか、いろんなものを得られる有意義な時間だとすごく思ってます。

 

意味のある時間だなってすごく思うし、集中力という部分も自分に欠けてるから何か一つに集中する力もつけたくて。時間があれば家で集中力を高める音楽とか流して読んだり、カフェ行って読んだりしてます!

 

今日も朝2冊本が届いてて、さっきも本屋さん行ってまた3冊買いました。読んでみないとわからないワクワク感とか、読み始めたらいつも夜遅くなってて“あ、寝なきゃ”ってなるくらい夢中になれるあの感覚とかすごく好きです。

 

どこ行くときも持ち歩いてて、読めるタイミングがあれば開いてます。
“これがオススメ!”って言えるくらい読んだら、いつかお伝えしますね。
皆さんもなにかあったら教えて下さい。

 

吉井美優 プロフィール

●よしい・みゆ…1999年3月2日生まれ。神奈川出身。O型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。アイドル活動以外にも、ファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中。無類のラーメン好きで、お笑いが大好き。クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。 2021年には1st写真集を発売予定。特技は歯笛。

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32

 

26時のマスカレイド プロフィール

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

インフォメーション

New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

「吉井美優 生誕祭」
2022年3月7日(月)EX THEATER ROPPONGI

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

ミニマムダイナマイトボディ・葉月あやの料理投稿が話題に!「皆さんの献立の参考になったらうれしい」

R・I・P所属のグラビアアイドル・葉月あやが、自身の手料理を「#きょうのあやメシ」と題して投稿したものがSNSで反響を呼んでいる。それを受けて、本人からのコメントが到着した。

 

葉月あやは愛知県の佐久島出身で、フィリピンとギャンブルと温泉やサウナが好きだというグラビアアイドル。“圧倒的巨乳! ミニマムダイナマイトボディ”をキャッチコピーにグラビアを中心に活動しつつ、サーフィンやスノーボードを得意とする一面もありカルチャー誌、ファッション誌にも出演している。

 

天真爛漫な性格と歯に衣着せぬ発言が好評で、バラエティ番組などでも活躍。昨年放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に初出演し、グラビア界のエピソードトークが反響を呼んだ。

 

そんな彼女は、自身の手料理を「#きょうのあやメシ」とハッシュタグ付けしてTwitterに投稿。ファンからは「美味しそう!」「優勝!」「バランスが良い!」と好評を得ており、一見派手な外見からは予想外な家庭的な面を垣間見せている。

 

「食事は生きていくには欠かせないことなので健康のために自分で作るようにしてます!」という葉月。「自分の気持ちに従って毎日どこかしらサボりながら自炊を続けてます」と継続のコツを語った。

さらに「冷蔵庫の残り物だったり、なんとなーくで作ってたりするので二度と作れない物もあるんですが…(笑)、基本的にはすごく簡単に短時間で作れる物ばかりなので“#きょうのあやメシ”が皆さんの献立の参考になったらうれしいです」とメッセージを寄せている。コメント全文とおすすめレシピは、下記に掲載。

 

葉月あや コメント

食事は生きていくには欠かせないことなので健康のために自分で作るようにしてます!
時間がある時は常備菜を作ったりしますが、作る気力がない、洗い物もめんどくさいなーって日はカレーやスープでワンプレートにしちゃったり。自分の気持ちに従って毎日どこかしらサボりながら自炊を続けてます。
冷蔵庫の残り物だったり、なんとなーくで作ってたりするので二度と作れない物もあるんですが…(笑)、基本的にはすごく簡単に短時間で作れる物ばかりなので“#きょうのあやメシ”が皆さんの献立の参考になったらうれしいです♡

 

あやのちょこっとレシピ

★さきいかと千切りしたきゅうりに食べるラー油かけるだけ!
私はこれに+してカラムーチョも入れて食べるのが好き♡

★トマトとモッツァレラを薄切りにしてカプレーゼのように並べたらオリーブオイル、塩、ブラックペッパーを気持ち多めにかけてレンジで1分半ほどチン!(※お好みのチーズの溶け具合でOK)
ピザの具だけおつまみみたいな感じでお酒がすすみます♪

 

WEB

葉月あや公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ayaaaa_com
葉月あや公式Instagram:https://www.instagram.com/ayaa0609/

 

古屋呂敏インタビュー「役者として、クリエイターとして、さまざまな“表現”を世に発信していきたい」

現在放送中のドラマ『逃亡医F』に犯人を追う刑事・野末役で出演中の古屋呂敏。俳優として活動するかたわら、写真家・映像クリエイターとしても活躍する彼が、2月18日(金)より東京で初の写真展を開催。《撮る側》と《撮られる側》の2つの視点を持つ彼が、この個展で掲げたテーマとは──? 気になるドラマの裏話も交えつつ、写真への思い、表現することの楽しさなどをたっぷりとうかがいました。

 

古屋呂敏●ふるや・ろびん…1990年6月2日、京都府出身。日本の高校を卒業後、ハワイ州立大学、のちにマサチューセッツ州立大学アマースト校に進学。卒業後は日本でモデルとして活躍しながら、俳優、カメラマン、映像クリエイターとマルチに活動。主な出演作にドラマ『シャーロック』、『仮面ライダーセイバー』など。現在、日本テレビ系のドラマ『逃亡医F』に野末孝正役で出演中。TwitterInstagram

 

【古屋呂敏さん撮りおろしカット】

 

松岡昌宏さん、和田聰宏さんに挟まれて、最高の時間を過ごしています

 

──『逃亡医F』のドキドキの展開が毎週楽しみです!

 

古屋 ありがとうございます。僕も新しい台本が届くのをいつもワクワクしながら待っています。物語がどんどん転がっていくので、この先どうなるのかがまったく分からなくて。原作のコミックも読ませてもらったのですが、ドラマはオリジナリティーにあふれる内容になっているので、皆さんもぜひハラハラしながらご覧いただければと思います。

 

──出演が決まった当初はどんなお気持ちでしたか?

 

古屋 プライムタイムのドラマに出演するのが初めてで、しかも主演の成田凌さんや松岡昌宏さんをはじめ、そうそうたるキャストがそろっていたのでものすごく緊張しました(笑)。

 

──実際に撮影に入ってからは、そうしたプレッシャーもなくなっていったのでしょうか?

 

古屋 そうですね。すぐ、緊張以上に楽しさのほうが大きくなりました。作中でバディを組ませていただいている先輩刑事役の和田(聰宏)さんが本当に素晴らしい役者さんで、学ぶことが多くて。和田さんは、いつもいい意味で力の抜けたお芝居をされるんです。それなのに、ものすごく存在感がある。“どうやったらこんな表現ができるんだろう?”と常々探っているんですが、いまだにまったく解明できていないです(笑)。また、松岡さんとも絡むシーンが多いのですが、イメージどおりの熱い方で、それがお芝居にも表れているので迫力がある。お2人に挟まれながら演技をするのが本当に心地いいですし、自分が演じる野末という男も、お2人に引っ張ってもらいながら出来上がっているなという気がします。

 

──その野末はどんな男性だと感じていらっしゃいますか?

 

古屋 とても真面目なキャラクターですね。和田さん演じる先輩をすごく尊敬しているし、己の中の正義を貫いている。僕自身とはちょっと性格が違うなと感じています。あ、だからといって、僕に正義感がないわけではないですよ(笑)。野末は自分の行動に自信を持っているし、仕事に対して情熱的でもある。そうしたところにリスペクトを感じます。

 

──古屋さんは現在、俳優のほかに、写真家や映像クリエイターとしても活躍をされていますね。どういった経緯で、これらの活動を始めるようになったのでしょう?

 

古屋 最初はモデルとしてスタートしたんです。父が日系アメリカ人で、僕もハワイの大学を卒業したのですが、就活のために日本に戻ってきた際、思わぬ形でファッション誌のモデルの仕事をするようになりました。そこでカメラマンさんや雑誌編集者の方々と仲良くなり、どんどんと撮られる側より撮る側に興味が湧いていったんです。友人や知人をモデルにして写真を撮り始めたら、より楽しさを感じて。それに、もともとオタク気質なところもあるので(笑)、カメラ機材も買い集めるようになり、いつしか撮ることが本格的に仕事へと繋がっていったんです。

 

──俳優の仕事にもその頃から憧れがあったのでしょうか?

 

古屋 ありました。昔から映画やショートフィルムが好きだったんですが、何より僕の心を動かしたのがグザヴィエ・ドラン監督の『Mommy/マミー』(2014年)でした。ドラン監督は僕と年齢が1つしか違わないのに、『Mommy/マミー』はカンヌ国際映画祭で絶賛され、審査委員賞も受賞されて。しかも、監督と脚本をこなしながら、いろんな作品で役者として自分も出演している。羨ましくもあり、尊敬もします。

 

──影響されているところが多そうですね。

 

古屋 かなり(笑)。ドラン監督の作品で一番好きなところは、色味や、映像を通して匂いが伝わってくるような世界観なんです。1つひとつの描写の中にちょっとしたおしゃれな空気も漂わせていて。僕もそうした写真や映像が撮れたらなって、常々思っていますね。

 

初の写真展では、会場で直接お客さんから感想をたくさん聞いてみたいです

 

──そんな古屋さんにとっての初の写真展『reflection』が2月18日より開催されます。この写真展はどのようなコンセプトになっているのでしょう?

 

古屋 タイトルにもあるように《反射》をテーマにしました。僕自身、役者のお仕事をさせていただく一方で、カメラマンの活動もして、“撮られる側”と“撮る側”の両方を経験しています。それをコンセプトにした写真を撮りたいなと思ったのが最初でした。モデルとして川床明日香さん、菊池日菜子さんのお2人にご登場いただいているのですが、僕が彼女たちを撮りつつ、反対に、その僕の撮影姿を彼女たちに撮ってもらうことで、“互いの意識の反射”なども表現しています。

 

──普段は見られない姿が写っていそうですね。

 

古屋 そうですね。2人に撮ってもらった写真を見て、“僕って、こんな感じで集中しているんだ!?”と驚きました。思った以上に撮影中は猫背になっていたりもして(笑)。カメラを構えている瞬間は被写体に集中しているので自分に意識が向いてないですし、すごく無防備でもある。そうやって一人の人間を多角的に写すことで、そこにどんな物語が生まれるんだろうという挑戦の意味もありました。ほかにも、鏡を使った写真であったり、“もし自分が木だとしたら、僕という木はどこを見ているんだろう?”といった視点で撮影してみたり。…と、こうやって言葉にすると、小難しいことを言ってるようですが(苦笑)、自分の心のゆくままに楽しくシャッターを押しただけなので、気軽に見に来ていただければと思います。

 

──会期中は古屋さんも会場にいらっしゃるんですか?

 

古屋 はい、時間が許す限り、在廊したいなと思っていますので、写真をご覧になっている方に直接、写真に込めた思いをお話ししたり、反対にいろんな感想を聞いてみたりしたいですね。個展のいいところは、いろんなサイズで写真を展示できるところだと思うんです。今はスマホなどで簡単に写真やイラストを楽しめますが、大きくプリントされた写真や、逆にあえて小さいサイズで飾ってあるものなど、実際にその場で見て、体感することで、伝わり方・受け取り方も変わってくる。僕自身も感性を磨くために、普段からいろんなものを見て、触って、調べて…と五感で体験することを大事にしているので、それをぜひ皆さんにも味わっていただきたいなと思います。

 

──では、古屋さんが思う“写真展の楽しみ方”とは?

 

古屋 一番は正解がないところだと思います。どういう解釈をして、どんな感想を持っても自由で。それに、その日の心の持ちようによっても見え方が変わってくる。例えば、会場に着くまでにその人にどんなことがあったかで、一枚の写真が楽しそうにも、切なそうにも見えるでしょうし。そうやって自分が感じたことがすべてであり、そこに正解も不正解もないんですよね。

 

──これを機に、気軽に写真展や美術館に行く人が増えていくと、より日本の文化も豊かになっていくように思います。

 

古屋 僕なんかが言うのもおこがましいのですが、特に多くの若い世代に、写真に興味を持ってもらえたらなと思います。そのためにも、今回の写真展では見る人の心が動くような作品をたくさんセレクトしていきたいですね。1枚1枚にしっかりとテーマを盛り込んでいるので、それが伝わればいいなって思いますし、先ほどもお話ししたように、僕とは違う見え方をした感想もたくさん聞いてみたいです。

 

──展示する写真にはそれぞれタイトルを付けるんですか?

 

古屋 できるだけそれはやめようと思っています。やはり、見る方のイマジネーションを限定させてしまうとつまらないと思いますから。映像や写真のいいところって、言葉を使わずに思いを届けられることだと思うので、そこは隠したままにしようと。もちろん、あったほうがいい時もありますし、今の時代は分かりやすさや共感性を求められることが多いので説明することの大事さも分かっていますが、今回はあえて自由に見てもらえればと考えています。

 

ガジェットオタクで、家の中は完全にスタジオみたいになっています(笑)

 

──最初のほうの質問で、「自分にはオタク気質なところがあり、カメラ機材をたくさん買い集めている」というお話しをされていましたが、ガジェットや家電などもお好きですか?

 

古屋 大好きです! 最近だとデロンギのコーヒーメーカーを買いました。けっして安くはなかったのですが、めっちゃくちゃQOLは上がります! それに長く使うことを考えれば、カフェなどでコーヒーを買って飲むより費用対効果もいいですし、いい買い物をしたなと思ってます(笑)。

 

──コーヒーがお好きなんですね。

 

古屋 はい。ハワイで育ったので粉コーヒーが特に好きですね。ちょっと薄めで酸味が強い味が好みで、コロナ禍になる前はハワイの農園を回って粉をたくさん買い、いろんな種類を毎日違ったブレンドにして楽しんでいました。

 

──すごい! では、それ以外で最近購入されたものは何かありますか?

 

古屋 少し前だとソニーのマクロレンズ(FE 90mm)かな。普段、人物を撮影することが多いので、マクロレンズは必要ないと思っていたんです。でも、水の泡を撮りたくて買ったところ、どハマリしてしまって(笑)。知り合いのネコちゃんを試しに撮ったんですが、瞳の中に宇宙が広がっているぐらいきれいで、楽しすぎて世界が広がりました。

 

──カメラはどのくらいお持ちなんでしょう?

 

古屋 普段使っているのはソニーなんですが、ニコンのFM2、FM3、F5も持っています。そのほかにもオリンパスのPENやフジカ ハーフなど。ボディやレンズを買うために、毎日お茶漬けやうどんばかり食べてますね(苦笑)。部屋の中もすごいですよ。機材だらけですし、物撮りもしているのでリビングにペーパーを垂らしていて。その端っこのほうに小さなテーブルを置いて、いつもお茶漬けを食べているんです。完全にスタジオみたいになっているので、友人も呼べないです(笑)。

 

──生活感がゼロですね(笑)。

 

古屋 本当に(笑)。また、ドローンも2台持っていて、それは撮影で使い分けています。1つは200g以下のサイズのものなので人口密集地でも飛ばせるんですが、もう1つは国土交通省に撮影許可を取る必要があるんです。その分、飛行距離も長く、Webでアップしている自然の風景映像などはそちらを使っているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。

 

──お話しをうかがっていると、まさにクリエイターですね。

 

古屋 ありがとうございます。熱中すると、とことんのめり込んじゃうタイプなんです(笑)。写真や映像はもちろん、役者の仕事も、世の中にさまざまな“表現”を発信していくことに違いはありませんので、これからも自分の好きなもの、やりたいことをどんどんと発表していけたらなと思っています。

 

 

古屋呂敏 写真展 「reflection」

会場:ギャラリー ルデコ B1(東京都渋谷区渋谷3丁目16-3 髙桑ビル B1)
入場料:無料
期間:2022年2月18日(金)~20日(日)
時間:11:00~19:00 ※最終日20日(日)は17:00終了

 

撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ

乃木坂46 樋口日奈が包み隠していた美ボディを解禁!初のランジェリーショットも…

沖縄のさとうきび畑に囲まれて(撮影/前 康輔)

 

乃木坂46の1期生・樋口日奈のファースト写真集発売が、4月12日(火)に発売決定。本人コメントが到着した。

 

日本を代表するアイドルグループ・乃木坂46の1期生としてメンバーを引っ張ってきた“ひなちま”こと樋口日奈。アンダー時代から今まで10年間の思いを込めた待望の1st写真集を、4月12日(火)に光文社から発売する。

 

結成当初は中学2年生と妹のような存在だった彼女が、今ではメンバーから慕われる優しいお姉さんに。雑誌「JJ」のレギュラーモデルを務め、女優としても花を咲かせ始めた彼女が、大人になった艶やかな姿を披露。乃木坂46生活10年を経て成長した、今まで見せることのなかった“樋口日奈”の全てを写真集にぎゅっと詰め込んだ。

 

撮影地として選んだのは、美しく澄んだブルーの海に囲まれた久米島と、由緒正しき品のある空気が漂う京都の2都市。沖縄県に訪れるのは初めてだった樋口は「開放的な気分になれた場所でした」と言い、自分の全てをさらけ出した写真集にはぴったりの土地だったことを明かす。

 

また、「ニセ京都人」というあだ名を持つ彼女が、ついに「ホンモノ京都人」に。誰よりも濃い10年間を歩んできた樋口の、奥ゆかしさある妖艶な姿からも目が離せない。

 

本書では10年間、制服に包み隠していた彼女の美しすぎるボディをついに公開。その水着姿は、久米島からフェリーで20分行った先にある無人島・はての浜にて撮影されたという。

ボートで久米島の絶景ポイントへ向かう(撮影/前 康輔)

 

予報では悪天候だったにも関わらず、当日は雲ひとつない好天に恵まれ、自然さえも味方にする彼女のエネルギーをスタッフは実感。真っ白な砂浜と見渡す限り真っ青な海と空しかない絶景をバックに、樋口の水着姿がまるで太陽のように眩しく輝くカットも。

 

そして初のランジェリーショットにも挑戦。「今のありのままの姿を見てもらいたくて、あえて絞りすぎないようにしました」とリアルなボディを写真集では披露。それは想像を超えるほど愛おしく、妖艶で美しい姿で、ついうっとりすること間違いなしだろう。

 

乃木坂46内でもトップクラスの“優しい人”と言われている彼女の日頃の行いのおかげか、撮影は全日程快晴だったそう。壮大な砂浜ではしゃいだり、現地で食事を美味しそうに頬張る姿を見せたかと思いきや、大人っぽい表情を見せたりと読者の心をグッとつかむカットが満載。今まで見せることのなかったさまざまな素の姿が、より彼女の魅力を深める一冊に仕上がった。

 

今回の発表に際して、樋口は「“いつか写真集を撮る日が来たら、こんな衣装をきて、こんな場所に行きたい!”そう夢に描いたことが現実となって、幸せです。早く皆さんに見て頂きたいなぁと今から胸がドキドキしています」と想いを語った。

 

樋口日奈 コメント

久米島では沖縄そばも堪能(撮影/前 康輔)

24歳となった一番初めに、写真集発売のお知らせをすることができてとてもうれしく思います。
昨年中に、沖縄・京都・東京で撮影していただきました。
「いつか写真集を撮る日が来たら、こんな衣装をきて、こんな場所に行きたい!」
そう夢に描いたことが現実となって、幸せです。
早く皆さんに見て頂きたいなぁと今から胸がドキドキしています。
皆さんにとって大切な一冊になりますように…。

 

書誌情報

乃木坂46 樋口日奈 1st写真集「(タイトル未定)」
2022年4月12日(火)発売

定価:2,200円(税込)
出版社:光文社

写真集公式Twitter:@higuchihina_1st_ph
写真集公式Instagram:@higuchihina_1st_ph

photo/前 康輔

桃月なしこ 初のフォトスタイルブック発売決定!ニジマス来栖りんとの浅草デートにも密着

ゼロイチファミリア所属の桃月なしこが、1stフォトスタイルブックを3月30日(水)に光文社より発売決定。本人コメントが到着した。

 

コスプレイヤー、女優、そしてファッション誌「bis」モデルとしても活躍する桃月なしこ。初のフォトスタイルブックとなる本書では、女の子の憧れの体を惜しみなく披露する、プライベート感あふれるナチュラルなランジェリーシューティングをはじめ、メイク、ヘアアレンジなどのビューティ、私服を解説する。

 

また初の自宅公開では、間取り、家具はもちろん、オフの日のルーティンも詳しく取材。さらに事務所の先輩のアンジェラ芽衣との対談や最推しの来栖りん(26時のマスカレイド)との浅草デートも収録しており、こちらも見逃せない。

 

そのほかにも、自分が理想の男性に扮してデートを妄想する「なしこ的妄想ラブロマンス」や、「bis」公式TwitterとInstagramで募集した質問に回答する「Q&A 100」など、見どころ盛りだくさんの1冊になりそうだ。

 

本書について「今までまったく公表していないことをたくさん出しているので、恥ずかしい気持ちもあります」と語った桃月。「“もう何も隠すことがない”というくらい、私のすべてが詰まった一冊になっているので、ぜひたくさんの人に手にとっていただきたいです」とメッセージを寄せた。コメント全文は下記に掲載。

 

桃月なしこ コメント

 

スタイルブックを出版するのは夢だったので、うれしい気持ちでいっぱいです。このスタイルブックでは、私のおうちを初公開したり、ガチの部屋着で撮影したり、休日の過ごし方を紹介したり、今までまったく公表していないことをたくさん出しているので、恥ずかしい気持ちもありますが、ぜひ楽しみにしてください。

 

セルフメイクやボディメイクに関しても事細かにお話ししているので、女性の方には参考にしてもらい、男性の方には推しや彼女さんに教えてあげてもらえたらうれしいな。“もう何も隠すことがない”というくらい、私のすべてが詰まった一冊になっているので、ぜひたくさんの人に手にとっていただきたいです。

 

書誌情報

桃月なしこ 1stフォトスタイルブック「(タイトル未定)」

2022年3月30日(水)発売

定価:2,530円(税込)

発行:光文社

バイきんぐ・小峠『革ジャン愛』を叫ぶ。「レザージャケットは“追い込み”が肝心です」 究極すぎる着こなし方とは!?

その奥深さから多くの愛好家が存在する「レザージャケット」いわゆる「革ジャン」。今回は、芸能界一の『革ジャンマニア』と言っても過言ではない、お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二氏が登場。特に、イギリス発祥のレザーブランド『ルイスレザー』がお気に入りという小峠氏に、その熱い“革ジャン愛”について語ってもらった。

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

 

キングオブコント優勝後、最初に買ったのが革ジャン〟
「昔は、試着だけして帰ってたんで(笑)」

――まずは、小峠さんの革ジャンとの出会いを教えてください。

 

小峠 初めて買ったのは高校1年生の時だったかな。お年玉とバイト代を握りしめて福岡の地元から博多まで出て行って、5万円のジャケットを買ったんです。そのころからパンクだ、ロックだ聞きまくっていたので、好きなミュージシャンたちが着ているような革ジャンを自分も欲しいと思っていたんですよね。

 

――高校1年生で5万円はかなりの大金ですよね。どちらのブランドの革ジャンを購入したんですか?

 

小峠 ハーレー(ダビッドソン)のシングルタイプのライダースでした。それを相当長い間着ていましたね。なんなら、芸人になってからも、その1着だけしか持っていなかったんですよ。

 

――大切にされていたんですね。その後、2着目を買ったタイミングはいつごろなんでしょう?

 

小峠 2012年に『キングオブコント』で優勝してからです。当時36歳で、お金が入るようになって、すぐ買いに行きましたよ。それがルイスレザーの革ジャンでした。テレビに出始めてから、やっと買い集められるようになって。

 

――現在ではルイスレザーのジャケットを多数愛用されているとお聞きしました。そこからコレクションを始めたんですね。

 

小峠 そうですね。昔からずっと欲しいなと思っていた革ジャンが、ルイスレザーだったので。20代後半くらいの時なんですが、ルイスレザーの置いてあるショップに後輩と2人で行って、何着も試着だけして帰ってきたこともありましたね。店員さんが「どうですか?」と声をかけてくれて、それに対して「ん~考えます」とか返事するんですけど、財布の中には3000円くらいしか入ってないわけで(笑)。そのころは当然買えなかった。それで、いつか欲しいな、と考えていたんです。

 

――ルイスレザーを知ったきっかけは、あるんでしょうか?

 

小峠 20代前半の大阪時代に、バイト先に音楽が好きな子がいたんです。その子が古着でルイスレザーを買ったらしく、それがかっこよくて。その後、20代後半になって付き合っていた彼女が、たまたまルイスレザーを着ていたんですよ。そこで「あ、あの時の!」となって、これは欲しい!という気持ちが湧いてきました。

 

――再会を果たしたということですね。

 

小峠 そうなんです。渋谷に『ROLL』というバイカーズアイテムを扱うショップがあるんですが、当時そこにルイスレザーが置いてあって。彼女はそこの店員さんと友達だったんですよね。そこから、ルイスレザーが独立して原宿にショップを立ち上げたんですが、その時の店員さんが店長として就任したんです。今でも、彼とは仲良くて革ジャン仲間であり、バイク仲間でもあるんですよ。

 

――そうだったんですね。ちなみに、いちばん最初に買ったのは、どんなモデルだったんですか?

 

小峠 モデルはスタンダードな「ライトニング」という型で、カラーはブルーでしたね。

 

―― 一着目からブルーだったんですね。かっこいいです! 今もそれは着ているんですか?

 

小峠 いや~それが、先輩にあげちゃったんですよね~。当時、今よりもワンサイズ小さいものを買ったんですが、そのうち身体が大きくなったのか、いつのまにかビタビタサイズになってしまったんですよ。それで、バイトやってたころの先輩にあげたんですけど……若干後悔してるんだよな~(笑)

 

――1着目ですから、思い入れなどもありそうです。

 

小峠 今でも仲の良い先輩で、一緒にツーリングに出かけるんですけど、ちゃんと着てくれてはいるんです。でも見るたびに、やっぱりあげなくても良かったかもな~って思っちゃう(笑)。しかも、それが今いい味出してるんですよ!

 

――10年ほど経過して、かなり馴染んできている時期ですね。

 

小峠 そうなんすよ~。なんなら、それが今は取り扱ってない牛の皮で仕立てられていて、もう手に入らない!

 

――おお、それはレアなモデル……!

 

小峠 うわぁ……話せば話すほど、あげなきゃよかったなって!(笑) まあでも、今さら返してくれって言うのも男らしくないんでね。先輩には大事に着てほしいですよ。

 

ビタッと着た方がいいと言われるけど……
「ジャストサイズで買うのが自分的にはベスト」

――オーダーする際のこだわりについてお聞きしたいです。まず、ルイスレザーの中でも、モデルのバリエーションがいくつかありますよね。気に入っているモデルはありますか?

↑携帯がちょうど入る胸ポケットが意外に重宝

 

↑小峠さんがライダースでお気に入りのポイント

 

小峠 いちばん持っているのが、今も着ている「サイクロン」という種類ですかね。さきほど話した定番の「ライトニング」やシングルタイプの「ドミネーター」なども、もちろん持ってはいるんですが、結局「サイクロン」に落ち着きます(笑)。バランスがよくて、気に入っていますね。ちなみに、全部合わせると、10着ちょっとくらい持っています。

 

↑小峠さんのコレクション

 

――すごい! しかも、カラーに関してもいろいろ着ていらっしゃる印象がありますが。

 

小峠 そうですね。ノーマルな黒ばかり持っててもな、と思ってね。でも、最近は着たい色のレパートリーがなくなってきてね(笑)。赤なんかは、60歳の還暦になったら買おうと思っていたんですけど、カラーに困って「ドミネーター」の赤を昨年ついに購入してしまった。なので、60になったらサイクロンの赤を買おうかな、とは思っていますね。

 

――買ったことないカラーもあるんですか?

 

小峠 持っていないのは白とかですかね。かっこいいとは思うんですけど、なかなか欲しいとまではいかなくて。今のところ、欲しいカラーについては、けっこう揃いました。

 

――さすがです! あと、ルイスレザーはカラーに加えて、革がいろいろ選べるのも特徴的ですよね。牛や馬、羊などの種類がありますが、着心地は違いますか?

 

小峠 全然違います。いちばん柔らかいのは、羊ですね。シープスキンが滑らかで動きやすい感じはあります。でも、しばらくすれば、どの革も馴染んで動きやすくなるんで、全然差は気にならないです。なので、革に関してはその時々で、いろいろ選んでいる感じです。

 

――サイズ選びについてはどうでしょう。わりとタイトめに着てらっしゃる印象があるのですが。

 

小峠 そうですね。ただ、ビタビタすぎるのもあんまり好きじゃなくて。ジャストサイズを選んでいます。中にはいるんですよ、もうちょっとビタッと着た方がいいって言ってくる人が(笑)

 

――たしかに、パンク系の方だとぴったりめに着る方もいますよね。

 

小峠 僕的には、ちょうどいい感じがいちばんカッコいいと思ってるんで。このサイズ感がベストです。

 

ボトムはゆるっとしたものをセレクト
「コテコテにならないようにね(笑)」

――続いて、小峠さんの革ジャンの着こなしのポイントや、合わせるアイテムのこだわりをお聞きできればと思います。

 

小峠 着こなしでいうと、基本的に前のジッパーは開けずに着ていますね。いつもキュッと閉めています。でも逆に、そこに合わせるボトムは、あまりタイトなものを選ばないようにしているんですよ。スキニーとか細めのタイプを履いちゃうと、あまりにもゴリゴリな感じになっちゃうというかね(笑)。

 

――かなりパンク寄りなスタイルになってしまうこともありそうです。

 

小峠 そうなんです。若けりゃいいんでしょうけどね。なので、僕はいつもゆるっとしたシルエットのボトムを合わせるようにしています。今日も履いているような、ボリューム感のあるパンツが多いです。

 

――上下でバランスを取ることで、日常に馴染むようなスタイルになると。

 

小峠 はい。あ、それでいうと、帽子もそうです。普段はキャスケットなんかを合わせることが多くて、ハットとかはかぶらないですね。それも、コテコテな雰囲気が出ちゃうんでね(笑)

 

――合わせるアイテム選びも重要なんですね。

 

野性爆弾・くっきーと鋲ジャン制作
「文句言いながらも、しっかり打ってくれてましたよ(笑)」

――小峠さんは、イギリスのルイスレザーの本店にも行ったことがあるとお聞きしました。

 

小峠 3年前にロンドンに旅行して、本店に行ったんですよ。日本でも売っているのですが、ボディの部分に模様が入っているデザインのものを1着買いましたね。いや~、あれは行って良かったな。興奮しましたね。

 

――それは良い思い出ですね!

 

小峠 現地に直接行って買うことに、ずっと憧れてましたから。それに、ロンドンはパンクの生まれた街なんで、一度は行ってみたいと思っていたのもあって。ルイスレザーだけでなく『ドクターマーチン』の本店に行ったり、老舗ライブハウスの『100 Club』でライブを見たりして。ここで『セックス・ピストルズ』や『ダムド』が演奏していたのかと思うと感動しましたね。落ち着いたら、また行きたいですよ。

 

――そうですよね。もう、本店の雰囲気まで実際に体験された小峠さんですが、今後楽しみにしていることや、新たに欲しいモデルとかはあるんですか?

 

小峠 今はちょうど予約しているモデルがあって、それが来るのを楽しみに待っているところです。スタッズアクセサリーで有名な『ウルフズヘッド』とルイスレザーのコラボで、どちらかというとウエスタンっぽい雰囲気のデザインでいいんですよね。短いフリンジがついていたり、ウルフズヘッド製のスタッズがついていたり。

 

――いいですね。装飾はもちろん、モデルとしても珍しい感じがします。

 

小峠 はい。今まであまりなかったデザインなので、新しいタイプを着られるのは楽しみですね。変わったデザインにも挑戦していきたいな、とは思っています。

 

――ちなみに昨年は、YouTubeで野性爆弾のくっきーさんと、ルイスレザーで鋲ジャン制作に挑戦されてましたよね。

 

小峠 そうなんですよ。カスタム欲とかはあまりなかったんですが、以前から鋲ジャンは欲しいなと思っていたんでね。どこかで良い鋲ジャンを見つけられたら……と思っていたんですが、結局この年齢まで出会うことができなくて。そしたら、くっきーさんが作ろうよって誘ってくれたんですよ。

 

――作ってみてどうでしたか?

 

小峠 いや~けっこう大変でしたね!6時間くらいはかかったんじゃなかな。でも、くっきーさんが、文句言いながらも、しっかり打ってくれて(笑)。やっぱり芸術肌ですから、妥協がない。おかげで、かっこいい鋲ジャンにしてもらいました。ありがたいっすね。

 

家でも革ジャンは脱がない”が鉄則
「革は買ったら
追い込む”!嫌でも毎日着るんですよ」

――もう小峠さんといえば、すっかり革ジャンのイメージが定着していますよね。

 

小峠 そう、よく言われるんですよ。街で声かけられるときも「革ジャンでわかりました!」って言われたりとか。そう考えると、革ジャンですぐバレちゃうの面倒くせーなって(笑)。でも、だからといって着ないのも違うよな……と思いつつ。

 

――皆さん、革ジャンで気づかれるんですね。革ジャンを着ていないタイミングは、あまりないんでしょうか?

 

小峠 僕ね、普段革ジャンを一切脱がないんですよ、どこでも。革ジャンは中でも外でも着ていて問題ないんでね。例えば、ダウンとかコートだとメシ食う時には必ず脱ぐと思うんですけど、革ジャンは脱がなくてもメシが食えるんですよ。なんなら、着脱せずになんでもイケる!それがラクだし、良いところなわけで。

 

――たしかに他のアウターと比べて、あまり邪魔にならないかもしれません。

 

小峠 そのまま全部の動作ができるんですよ。買ったばかりだと、もちろん硬いですが、一週間もすれば馴染んできちゃいますし。ずっと着ていられます。

 

――ちなみに周りの方から「脱がないの?」とか聞かれないんですか?

 

小峠 言われますよ。「脱がない」って言うと「なんで?」って聞かれるけど、そんなの、なんでもへったくれもないですよ。まず脱ぐっていう発想が、こっちにはないですから! あと、買ったばかりの革ジャンは、家でも着ています。寝る直前までね。

 

――ええ! それはすごいです。

 

小峠 まあそれは、なんでかっていうと、革を“追い込む”ためにやってるんですよね。

 

――お、追い込む……とは?

 

小峠 馴染ませる行為です。それを僕は“追い込む”と呼んでいるんですよ。

 

――おお、なるほど!(笑)

 

小峠 最初のうち、馴染ませるために何日も同じ革ジャンを着て過ごすんです。だけど、今日は着たくないなって日があるじゃないですか……。でもやっぱり、追い込むためには、そういう日も嫌でも着なきゃいけないんすよ。

 

――革ジャンとの戦いですね……。

 

小峠 そうなんです。しかも僕らの仕事だと、現場に行ったら衣装に着替えないといけないので、実質着ていられる時間が少ないんですよね。だから、家で着るしかない。それで、毎日着ようと必死になってると、知らず知らずのうちに、こっちが逆に革ジャンに追い込まれていたりね……。だけど、それでも着続けなければいけないんすよ。

 

――つまり、新しい革ジャンは、早めに馴染ませたほうがいいということですね。

 

小峠 はい。サラリーマンの方なんかは、週末しか着れないわけですから、家の中でも着て、追い込んだほうがいいですよ。そうしないと、いつまでも柔らかくならないですから。僕なんか、家でも着ていて、風呂入って、風呂あがりにまた着ていますね。たまに、何やってんだろうって頭によぎるんですけど、それは無視です(笑)

 

――ちなみに、革ジャンを愛好している方々は、みなさん‶追い込む〟行為を実行されてるんですか?

 

小峠 人によっていろんな‶追い込み方〟があるんですよ。さきほど話した、ルイスレーザーの店長は、昔はバイクで轢いてたらしいです。

 

――え? 新しい革ジャンを……!?

 

小峠 そうです。着ている革ジャンをバッて投げて、それを単車で轢くんですって。タイヤの跡がついて味が出るらしいんですよね(笑)。あとは、革ジャン着て風呂入る奴なんかもいて。追い込むためにはそれくらいしないといけないという。

 

――す、すごい……。奥が深いです。

 

小峠 いつか僕も革ジャン着たまま風呂に入ってみたいですね。面白そうなんで、そのうち挑戦しようと思っています(笑)。みなさんも革ジャン買ったら、追い込みから始めてほしいですね。

 

――“追い込む”ことが革ジャンを着こなす第一歩ですね。大変勉強になりました……!本日はありがとうございました。

 

 

【PROFILE】

小峠英二(ことうげ・えいじ)

1976年6月6日生まれ。福岡県出身。西村瑞樹とともに、お笑いコンビ・バイきんぐを1996年5月結成。ソニー・ミュージック・アーティスト所属。2012年『キングオブコント』優勝。

バイきんぐ Official YouTube Channel」

 

 

浜中文一&桜井日奈子W主演、浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」メインビジュアル解禁

5月に上演される浜中文一と桜井日奈子W主演の舞台「富美男と夕莉子」のメインビジュアルが解禁された。

「富美男と夕莉子」

 

本作は、舞台「刀剣乱舞」「鬼滅の刃」など、大ヒット作品の舞台化を手掛け、オリジナル作品の「TRUMP」シリーズも常にチケット即完の人気劇作家/演出家・末満健一が脚本・演出を手掛ける舞台作品。世界で最も有名な悲恋劇である「ロミオとジュリエット」を原作に、舞台を中世ヴェローナから猥雑さあふれる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味あふれる物語へと変貌させる。

 

公開されたメインビジュアルでは、W主演の浜中文一と桜井日奈子が、「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせるポーズを見せながらも、活気あふれる大阪の街のにぎやかさが物語の世界観を表現している。さらに公式サイトでは、浜中、桜井の他、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージら魅力的なキャストの個別ビジュアルも公開されている。

 

「富美男と夕莉子」あらすじ

時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。

 

任侠一家の「門田木家」の息子・富美男と、対立する「喜矢平家」の娘・夕莉子が命を落とす。

 

門田木と喜矢平の対立に起因する悲劇であった。

 

彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。

 

交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜までさかのぼっていく。

 

富美男と夕莉子、ふたりがいかにして出会い、愛し合い、死ななければならなかったのかを知るために。

 

作品情報

浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」

 

東京公演

会場:紀伊國屋ホール

期間:2022年5月4日(水・祝)~17日(火)

 

大阪公演

会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

期間:2022年5月29日(日)~30日(月)

 

原案:ウィリアム・シェイクスピア

脚本・演出:末満健一

出演:浜中文一、桜井日奈子、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、橘二葉、古野陽太、吉本考志、石畑達哉、池之上頼嗣、兵頭祐香、明星真由美、オクイシュージ

 

チケット料金:<東京・大阪共通>¥9,800(税込・全席指定)

チケット一般発売日:2022年4月2日(土)

 

公式サイト:https://www.mmj-pro.co.jp/tomiyuri2022

公式 Twitter:@tomiyuri2022

浜中文一&桜井日奈子W主演、浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」メインビジュアル解禁

5月に上演される浜中文一と桜井日奈子W主演の舞台「富美男と夕莉子」のメインビジュアルが解禁された。

「富美男と夕莉子」

 

本作は、舞台「刀剣乱舞」「鬼滅の刃」など、大ヒット作品の舞台化を手掛け、オリジナル作品の「TRUMP」シリーズも常にチケット即完の人気劇作家/演出家・末満健一が脚本・演出を手掛ける舞台作品。世界で最も有名な悲恋劇である「ロミオとジュリエット」を原作に、舞台を中世ヴェローナから猥雑さあふれる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味あふれる物語へと変貌させる。

 

公開されたメインビジュアルでは、W主演の浜中文一と桜井日奈子が、「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせるポーズを見せながらも、活気あふれる大阪の街のにぎやかさが物語の世界観を表現している。さらに公式サイトでは、浜中、桜井の他、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージら魅力的なキャストの個別ビジュアルも公開されている。

 

「富美男と夕莉子」あらすじ

時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。

 

任侠一家の「門田木家」の息子・富美男と、対立する「喜矢平家」の娘・夕莉子が命を落とす。

 

門田木と喜矢平の対立に起因する悲劇であった。

 

彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。

 

交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜までさかのぼっていく。

 

富美男と夕莉子、ふたりがいかにして出会い、愛し合い、死ななければならなかったのかを知るために。

 

作品情報

浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」

 

東京公演

会場:紀伊國屋ホール

期間:2022年5月4日(水・祝)~17日(火)

 

大阪公演

会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

期間:2022年5月29日(日)~30日(月)

 

原案:ウィリアム・シェイクスピア

脚本・演出:末満健一

出演:浜中文一、桜井日奈子、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、橘二葉、古野陽太、吉本考志、石畑達哉、池之上頼嗣、兵頭祐香、明星真由美、オクイシュージ

 

チケット料金:<東京・大阪共通>¥9,800(税込・全席指定)

チケット一般発売日:2022年4月2日(土)

 

公式サイト:https://www.mmj-pro.co.jp/tomiyuri2022

公式 Twitter:@tomiyuri2022

石川翔鈴&向葵まるがティーン向け下着ブランドの宣伝部員に就任「精一杯頑張ります!」

石川翔鈴&向葵まる

 

石川翔鈴と向葵まるが、株式会社ワコールの展開するティーン向け下着ブランド「Wing Teen」の期間限定の宣伝活動として、「Wing Teen宣伝部」へ本日就任した。

 

「Wing Teen」は、女子中高生の声をもとに商品を企画。それを、長年女性のからだを研究し続けてきたワコールの技術力で実現することで、多くのティーンが「自分に合う」と感じられる下着をラインアップしている。

 

Z世代のリアルティーンである2人は今回、宣伝部員として「non!PK(ノン!ピーケー)パンツ」の宣伝活動を行うことが決定。同商品はティーンのヒップに合わせた、くいこみにくいパンツだ。

 

今回の就任に際して、石川翔鈴は「Teenならではのお悩みなどTeenのわたしたちだからこそ伝えられることがたくさんあると思いますので、“Wing Teen”の下着の魅力をしっかり皆さんにお伝えできるよう、精一杯頑張ります!」とメッセージを寄せた。

 

向葵まるは「“Wing Teen宣伝部”の活動として、パンツがくいこみにくい“non!PK”の魅力をたっぷり伝えていきます!」と意気込みを語っている。今後2人がどんな宣伝活動をするかは、「Wing Teen」公式Instagramにて更新される予定だ。

 

石川翔鈴 コメント

石川翔鈴

ウイングのティーン向け下着ブランド「Wing Teen」宣伝部員に就任致しました!
Teenならではのお悩みなどTeenのわたしたちだからこそ伝えられることがたくさんあると思いますので、「Wing Teen」の下着の魅力をしっかり皆さんにお伝えできるよう、精一杯頑張ります!

 

向葵まる コメント

向葵まる

この度、「Wing Teen」宣伝部員に就任させていただくことになりました!!!!
「Wing Teen宣伝部」の活動として、パンツがくいこみにくい「non!PK」の魅力をたっぷり伝えていきます!

 

WEB

Wing Teen公式Instagram:https://www.instagram.com/wing.teen_official/
公式サイト:https://www.w-wing.jp/teen/index.html

 

江嶋綾恵梨が語る“大和撫子”な女性への憧れ「ニジマスのこれ愛してマス」第20回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第20回は、江嶋綾恵梨さんが“着物”についてご紹介!

 

26時のマスカレイド・リーダーの江嶋綾恵梨です。
私が今回紹介するのは“着物”。

 

元々、日本の文化だったり、和の物が大好きで、浴衣や着物を着る機会を年に4〜5回は必ず作るようにしています!

 

茶道や弓道、温泉に日本酒…言い出したらキリがないくらい大好きなものがたくさん。ふふ。

 

やっぱり、その中でも今回紹介する“着物”は、今後着付けもできるようになりたいなって思ってるくらい素敵だなって思っております^^

 

私は、大和撫子〜な女性にすごく憧れを昔から抱いていて、いつかそんなふうに自分もなりたいなと思い、形からしっかり入っとこう! ということで着物を着る機会を作っています♪

 

何事も形から(笑)。

 

今年もたくさん着物が着れますように♡
お仕事もお待ちしております!!(笑)

 

江嶋綾恵梨 プロフィール

●えじま・あえり…1996年5月4日生まれ。福岡県出身。AB型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」でリーダーを務める。趣味はカメラ、団子屋めぐり、サウナ(サウナ・スパアドバイザー資格保持)。カメラ女子として配信番組の出演やメディアでの連載など、趣味や特技を活かして活躍中。2021年1月に自身のアイドル活動10周年を記念したアニバーサリーブック『memorial.』を発売。

公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_aeri
公式Instagram:https://www.instagram.com/aeringoooo/

 

26時のマスカレイド プロフィール

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

インフォメーション

New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

「2月6日のマスカレイド 〜今宵はバンドで踊りましょ?〜 vol.3」
2022年2月6日(日)LINE CUBE SHIBUYA

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

川瀬もえ 生誕祭&レースクイーン大賞二冠祝勝会で「自分史上最高の1日を更新しました!」

ゼロイチファミリア所属の川瀬もえが、「日本レースクイーン大賞2021グランプリ」と「日本レースクイーン大賞2021新人賞グランプリ」の二冠を達成。1月22日に生誕祭&祝勝会が開催され、本人インタビューが到着した。

ラウンドガールユニット「K-1 GIRLS 2021」や、レースクイーンユニット「Pacific Fairies」のメンバーとしても活動中の川瀬。そのほかにもゲーム大会リポーターや、雑誌やテレビなどへの出演など各所で活躍を見せている。

 

「美ボディ正統派美女」として話題の彼女がこの度、「日本レースクイーン大賞2021グランプリ」に選ばれた。「日本レースクイーン大賞2021新人賞グランプリ」との2部門でのダブル受賞は、2010年に「日本レースクイーン大賞」が始まって以来、史上初の快挙となった。

 

今回の生誕祭&祝勝会の開催について、川瀬は「応援してくれてるみなさんに直接会えることが待ち遠しかったので直接感謝を伝えられてよかったです!直接会える機会は貴重だと思うのでとても大事にしていて、前日の昨夜も楽しみすぎてあまり寝れませんでした(笑)」と明かす。

 

さらに「実は一つ夢だったこともかなっていて…それはゼロイチ柄の壁紙の前で単独インタビューを受けるのが、実は事務所に所属した当初からの夢だったんです!なので、最初から最後までうれしいこと尽くしの1日でした。自分史上最高の1日を更新しました!」と語った。

 

今後に向けては「いろいろとあるのですが…それはこれからの活動やキラキラする姿で示していけたらいいなと思っています。みなさんがまだ見たことがない川瀬を魅せていきたいです」と意気込みを述べている。

 

川瀬もえ インタビュー

◆生誕祭と祝勝会おめでとうございます。まずはイベントを終えての感想を教えて下さい。

ありがとうございます。レースクイーン大賞発表からちょうど1週間が経つのですが、応援してくれてるみなさんに直接会えることが待ち遠しかったので直接感謝を伝えられてよかったです!直接会える機会は貴重だと思うのでとても大事にしていて、前日の昨夜も楽しみすぎてあまり寝れませんでした(笑)。

 

来てくれるみなさんに楽しんでもらいたくて事前にイベントの企画内容を考えたりしたのですが、いざ当日はたくさん笑い声が聞こえてきてみなさんの楽しそうな顔が見れて本当にうれしかったです。

 

私がサプライズして驚かせようと企画する立場なんですけど、大きなフラワースタンドが3つもイベント会場に置かれていて驚きました!川瀬もえを応援してくださる皆さんは本当にすごいです。

 

あとイベントの前にメディアの皆さんに囲みインタビューをしていただいたのもうれしかったことです!実は一つ夢だったこともかなっていて…それはゼロイチ柄の壁紙の前で単独インタビューを受けるのが、実は事務所に所属した当初からの夢だったんです!なので、最初から最後までうれしいこと尽くしの1日でした。自分史上最高の1日を更新しました!

 

◆生誕祭イベントで一番の見どころはどこでしたか?

私がやりたいことをたくさん詰め込んでやらせてもらったイベントだったので、正直見どころだらけなんですけど、いちばんはみなさんと一緒に今までの川瀬もえの振り返りをしたことです!川瀬の歴史を振り返ることができて、きっと中には初めて知ることもあったんじゃないかと思うので、振り返りができてよかったです!

 

あとは川瀬もえの二択を選ぶ“川瀬クイズ”がすごく盛り上がったことが印象的でした。そこで場の緊張が解けたし、同時に団結力も一気に上がった感じがしてすごく楽しかったです!

 

意外と最初のほうの二択で脱落したり(笑)、予想外な展開もあり、面白かったです。和気あいあいとしていて笑い声も起きていて、これまで以上にまた一段と仲良くなれた気がします!

 

◆これからの目標や意気込みがあれば教えて下さい。

去年1年活動させていただいて、知らなかった自分の気付かなかった魅力を知れたり、初めて挑戦させていただいたお仕事も多くてたくさん学びになりました。今は生誕祭とレースクイーン大賞の祝勝会を終えたばかりですごく幸せな気持ちですが、みなさんにパワーをもらったのでこれからますます成長したい気持ちでいっぱいです!

 

まだ未経験の新しい仕事、新しいジャンルにもどんどんチャレンジしていきたいです。具体的な目標でいうと雑誌の表紙を飾りたい、とか写真集を出したい、とかいろいろとあるのですが…それはこれからの活動やキラキラする姿で示していけたらいいなと思っています。みなさんがまだ見たことがない川瀬を魅せていきたいです。

 

これからもみなさんと一緒にいろんな“楽しい”を共有したいです。応援してくださる皆さんとならどんな景色も見にいける気がしているし、これからもどんな時も常に楽しんでいくのが目標です!

 

◆イベントに参加された方、いつも応援してくれている皆さんに一言お願いします。

いつも応援してくれてるみなさんがいて、そのみなさんとイベントで直接、顔を見てお祝いをすることができてとてもうれしかったです!イベント中のみんなは本当に優しい表情をしていて、ひたすら暖かい空間でした。

 

みんなで力を合わせてつかんだグランプリだからこそ一緒にお祝いがしたかったので、今日のイベントはその集大成でもあり、生誕祭とグランプリ祝勝会を一緒にお祝いさせていただけたことは一生忘れない特別な思い出になりました。川瀬もえ史上過去最高の一日でした!

 

なかなか対面でコミュニケーションをとりづらいのはまだ変わらないけど、だからそこ直接会えることのありがたさと大切さを実感しています。みなさんのパワーをいただいたので、これからますますいろんな方面で活躍していけるように頑張ろうと新たに気合が入りました!

 

これからもどんな時も川瀬もえの応援をよろしくお願いします!

 

WEB

川瀬もえTwitter:https://twitter.com/moekawase

川瀬もえInstagram:https://www.instagram.com/kawasemoe/

ツインテメイド声優・せんすのディープすぎる「昭和特撮愛」はどこから生まれたのか?

昨年は「仮面ライダーシリーズ」50周年、「スーパー戦隊シリーズ」45作記念という節目の年。今年は5月に「シン・ウルトラマン」の公開が控え、来年は「シン・仮面ライダー」が公開予定。分冊マガジンでは「ウルトラセブン」に登場したポインターの組み立てキットが発売されている。リアルタイム世代にとっても初めて触れる世代にとっても、昭和特撮作品シリーズに注目が集まることの多いここ数年だ。

 

20代なかばにして、そんな昭和特撮作品を愛してやまない女子がいる。好きなだけではなく、リアルタイムな昭和世代も驚くほどの知識を持ち、変身ポーズの再現度もかなり高かったりする。

 

“ツインテメイド声優”、せんす。その名の通りツインテール&メイド服をアイコンに、おもに声優として、ゲームキャラクターやCMの世界で活動する。“おもに”と書いたのは、その活動の幅が、声の仕事だけに収まらないからだ。

昨年11月までは、アイドルグループ「#ペンタプリズム」のメンバーとしてアイドルとしても活動していた。さらに、個人での歌手活動、イラストやデザイン製作、ネット配信、朗読劇への出演などマルチに活躍し、注目を集める存在だが、とくに際立つのは、「やたら昭和特撮に造詣が深い」ことではないだろうか。

 

自身も「特撮参謀」として参加するYouTubeチャンネル「秘密結社 ざまぁ味噌漬け」(毎週木曜深夜24時更新)では、その名の通り特撮ネタ、しかもほぼ昭和特撮を作品ごとに掘り下げ紹介している。「ウルトラQ」、「仮面ライダー」、「秘密戦隊ゴレンジャー」といった大メジャー作品から東映版「スパイダーマン」や「アクマイザー3」、映画「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」など、昭和40~50年代生まれ男子感涙のラインナップ。

 

その知識と愛に、ときどき「人生2周目」「昭和40年代生まれ」疑惑ネタがあがることもあるほどだが、これらの昭和特撮の名作の数々を、1995年生まれの20代女子がリスペクトたっぷりに語ってくれ、世代を超えた共通言語となる。それはもう、ある層にとってはドストライクすぎる存在だ。

 

昭和特撮好き女子・せんすは、どのようにして形づくられたのか。それは、後追いでハマるタイプの〝昭和好き女子〟とは全く違う生い立ちにある。せんすの源流に、迫る。

 

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昭和特撮の産湯を使い……生まれてすぐからの超英才教育的環境

せんす・赤ちゃん時代に撮影された一枚の写真がある。

 

「赤ちゃんの私の周りを、ゴメスやナメゴン……30センチぐらいのリアルなソフビがそびえ立ち、取り囲んでいたんです(笑)。それを見たときに、『あ、なんか覚えとる!』って」

 

せんすの父は、一部のマニアに人気の作品もある、特撮やアニメのガレージキットなどの原型師。父親の趣味であり仕事の資料でもある怪獣やヒーロー、さらにはアニメ作品のソフビやビデオ、書籍などがあふれかえり、それらをさながら産湯のように使い、生まれ育った。

 

「テレビでは録画した特撮ヒーローモノがいつも流れていました。生まれは平成なわけですが、当時放送していた平成の作品のおもちゃもほとんどなくて、見るものも周りにあるものも、昭和特撮だらけでした。赤ちゃん用のおもちゃもほとんどなかったと思います(笑)」

 

なかでも大きな影響を受けた作品は、「仮面ライダー」シリーズだったという。

 

「はじめて作品としてちゃんと見たのは『仮面ライダーアマゾン』でした。『アー、マー、ゾーーン!』というおたけび、『アマゾン、トモダチ……』、まさひこ、モグラ獣人……子どもながらに『ええ話やなぁ』と泣いた記憶があります(笑)」

 

チャンネル権も、基本的に父。とはいえ、リアルタイムで放送している児童番組・子ども番組を見ることがNGだったり、昭和特撮を強制的に見せられていたわけではない。

 

「そこはそうですね。『おジャ魔女どれみ』シリーズとか好きでした」

 

主題歌なども自然に覚えていた。

 

「覚えようとして覚えた記憶はないですね(笑)。『レッツゴー!! ライダーキック』、『戦え!七人ライダー』、みんな聞いてるよね! 常識だよね! ぐらいの感覚だったかもしれません」

 

ある意味での超英才教育的環境。「プロ」として仕事をする父から、特撮作品に関する知識を直接学ぶようなことはなかったのだろうか。

 

「それはほぼないのですが、仮面ライダー1号が旧1号と新1号、桜島1号とあってカラーリングやマスクの造形が違うんだよとか、初代ウルトラマンのマスクはABC3つのタイプがあるよとか、そういったことは教わって、『なるほど、今よく見るのはCなんだ』とか学んでいました(笑)」

 

 

ここで気になることがひとつ。女の子がよく遊ぶ人形遊びを、ヒーローや怪獣のソフビでやったりしていなかっただろうか。

 

「友達がみんな持っている女の子のお人形を使った遊びをすごくしたいと思ってました。でも、うちにはない(笑)。あるとしたら、美少女フィギュアが少しあるぐらいで」

 

「とっとこハム太郎」の人形が欲しいとねだったことがあった。

 

「指にはめるタイプの、ちっちゃいハム太郎の人形が欲しいってねだったことがありました。そうしたら、全然違うハムスターの人形がやってきて(笑)。『あ、ありがとう(ハム太郎じゃないけどね)……』って(笑)」

 

物心がつき成長するなか、他の家とはちょっと違うなという意識は……?

 

「完全にありました! 絶対違うって(笑)。普通にアニメも見てたので、話が合わないということまではありませんでしたけれど。昭和特撮の話はさすがに分からないだろうなという意識はありました。ヒーローごっことかも……やりたかったなぁ!(爆笑)。そのぶん一人でヒーローになることを妄想することはあったのだと思いますが、それを発散する機会がなかった。だから今やっちゃう、みたいなところはあると思います(笑)」

 

人生で影響を受けた特撮作品3本

 

同世代の友達との微妙なズレ、そのためか、ネットの世界に飛び込んだのも、少し早めだったかもしれないという。

 

「それまで自分だけが好きな作品だったものを、共有できる人たちがここにいるんだ! という発見。そこでやっと『仮面ライダー』の話を他の人とできた気がします。まだ中学生だったので、『なんで知ってるの!?』と言われて盛り上がる、みたいな」

 

せんす像が、少しづつ形づくられてきた。リアルタイム世代と好きなものを通じて会話が成立することを得だと感じたことは、「めちゃめちゃあります!」。

 

「会話をするきっかけになりますし、ここまでは話しても通じるかな、距離を縮められるかなと測りながら。そこは自分の知識にありがとう! 実家、ありがとう! 特撮好きにさせてくれてありがとう! ですね(笑)」

 

新旧特撮作品に愛を捧げ続けるせんすが選ぶ、これまでの人生で影響を受けた特撮作品3本とはどんなものだろうか。

 

1本目は「仮面ライダー」。

 

「こういう世界があるんだと、視野が広がった、好きの入り口にもなった作品です」

 

2本目は「電光超人グリッドマン」。

 

「2018年のアニメ『SSSS.GRIDMAN』を先に知ったのですが、アニメの原作にもなったこの作品がちょうど配信されていたので見たところ、ズブズブと沼にハマり。当時もどこかマイナーな存在だったからか、そういう作品には思い入れが強くて、『え、あの!?』って盛り上がることも多いです(笑)。好きでいたことで、主人公を演じた方とお仕事をすることができたり、世界が広がりました」

自作した「電光超人グリッドマン」のアクセプター。裏には主人公・翔直人を演じた、小尾昌也さんのサイン入り

 

そして3本目は平成の作品、93年公開の映画「仮面ライダーZO」だ。

 

「メイキングを見たときに、こんなことが特撮でできるんだっていうことをあらためて知ることができた作品です。低予算だったことを知り、その予算でこの表現ができたんだという驚き。みんな見ろ! と、オススメしたい気持ちも強くなる作品です(笑)」

 

声優を目指し上京してツインテメイドに

ヒーローに憧れながらも、進路として選択したのは、特撮の世界ではなく声優への道だった。

 

「特撮はあまりに日常的な存在だったり、どこかで父の世界という感覚があったのかもしれません。声に関しては、ほめてもらえる機会が何度かあったりして、もしかしたらむいているのではないかと。憧れもありました」

 

憧れるきっかけとなった作品が、「涼宮ハルヒの憂鬱」だ。

 

「杉田智和さん(キョン役)と平野綾さん(ハルヒ役)、お二人を目指したいなと思って。杉田さんのお話の面白さ、マルチな才能。平野さんの歌のうまさとビジュアルのよさ。こういうふうになれたらなって」

 

高校卒業後、大阪の声優専門学校に通いながら、メイドリフレクソロジーの店で働くようにもなる。

 

「そこで『名前を考えてきて』と言われて。それで、当時ドハマりしてた『物語シリーズ』に出てくる忍野扇(おしのおうぎ)という女の子をすごく愛していたので、その名前からいただいて、扇→せんすという名前にしたんです」

 

せんす・誕生、である。

 

「私なんぞが扇ちゃんの名前をとるなんておこがましいと思ったので、漢字じゃなくてひらがなにしたんですけど、センスあるなしのほうのイントネーションで呼ばれることも多くて、『いや、あおぐほうの“せんす”です』と説明することは多いです(笑)」

 

その後上京し、声優活動と並行して、東京でもメイドリフレクソロジー店「フェリシー」で働くようになる。

 

「ツインテールをそれまでも好きでちょくちょくやってはいたのですが、面接したときにメイド長に、『せんすちゃんはツインテね!』って言われて固定となり(笑)。制服もメイド長が、『(丈は)長いのじゃなくて短いの!』と(笑)。今の私の姿は、メイド長の趣味で出来上がったものでもあります」

 

せんす・ほぼ完成、である。

 

「今ではこの姿でいることでスイッチが入る気もします。スイッチを入れるときはツンテールです!」

 

「ミスiD2020」岸田メル賞からアイドルに、そして……

2019年、友人にすすめられ、「ミスiD2020」オーデションに応募した。

 

「完全に転機になりました。『せんす』の名前で応募してファイナルに残り賞もいただけたことで、私はこの先『せんす』の名前でやっていくんだ、という覚悟をつけることもできました」

 

ミスiDでは、「欲しかった」という岸田メル賞を受賞。多くの人に知られるきっかけとなった。ミスiD当時はまだアイドルグループのメンバーとして活動することは、全く想像もしていなかった。

 

「歌うことは好きでしたが、やっぱりアイドルって、特別な職業だと思うんです。歌以外にもいろんな能力が必要ですが、大体が目に見えないもの。それを可視化していくことがアイドルというお仕事だと思うんです。そこで自分と照らし合わせたときに、私はむいてないだろうなって」

 

それがなぜ、アイドルに転身したのか。

 

「たまたまお話をいただいたときに、人生のやる選択肢、やらない選択肢があるなら、やらないのはもったいないなと思いまして。これも一種の覚悟ではあります(笑)。メイドリフレをやめた時期と重なってはいるのですが、やめたのは、ここで自分の中での環境的断捨離をしようと思ったからで、アイドルやるからメイドをやめたわけではありません。断捨離したらアイドルになる話がついてきたみたいな(笑)」

 

アイドルグループ・#ペンタプリズムのメンバーとなり、21年5月にプレデビューを飾った。自らの属性を「真面目系燃え属性」と位置付けるが、メンバーカラーは“ヒーロー”らしさ全開の赤。衣装もヒーロー然としたマフラーが一人だけ装着されるなど、「らしさ」が前面に出されたものだった。

 

「私、戦隊に入るなら赤じゃなくてブラックか金、または白もアリかなと妄想してたんですが(笑)。好きな色は薄い紫と赤なのですが、妄想と他の人から見る似合う色は、また違う色なんですね」

 

メンバーからも「せんすちゃんはヒーロー!」と言われるような存在だったが、アイドル活動を通じて得たものは何か。

 

「私、ダンスがすごく苦手なんですね(爆笑)。だけど、がんばればちょっとは見える形になるんだな、という気づきはありました」

 

努力するヒーローアイドルは、11月末に卒業公演を開催し、アイドルとしての活動は終了した。卒業を決意した理由は、

 

「グループの中のせんすと、個人としてのせんす。グループの中での役割というものはもちろんあるわけなのですが、やっぱり一人のほうが自分の個性、色をもっといかせるんじゃないかなと思って。アイドル活動と声優活動をうまく両立していきたかったのですが、声優活動をやる時間がなかなか持てなくなってしまった部分もありました」

 

せんすにとっての#ペンタプリズムのメンバーとはどんな存在なのだろうか。

 

「自分にないものを全部持ってる人たちです。さっき言った、アイドルをやるうえで必要な目に見えない能力。それを可視化する能力が5人には備わっていて、そこに刺激を受けましたし、だからこそ、私のいない5人でも全然大丈夫だな、と感じました」

 

それはどこか、ヒーローが平和を守り去っていく姿とオーバーラップして見えてくる。

 

「そうそう!『私がいなくても君たちは大丈夫だ。がんばれよ』って(笑)」

 

最後にメッセージを一言!

 

「常に面白さの探求をやまない人間です。ツインテメイド声優・せんす、そして昭和特撮の魅力をどうぞ知ってください!」

 

近日公演予定の「朗読劇かんづめ なな缶目」への出演が決まっている。2022年、せんす・新章。〝ヒーロー〟のこれからの活躍に、注目していきたい。

 

 

【PROFILE】

●せんす@SSSS_sensu

1995年、大阪府出身。ツインテメイド声優。ミスiD2020岸田メル賞受賞。声の仕事を中心に、さまざまなエンタメに挑戦する。YouTubeチャンネル「秘密結社ざまぁ味噌漬け」の団員として〝特撮参謀〟を担当し特撮作品の魅力を紹介中。ミスiDデジタル写真集『せんす「おもてなし」』、PCゲーム『スペースマウス2』主人公「ゆー」の声など。好きな食べ物:香草、生ガキ、ゆで卵、ブロッコリー。好きな東京の街:秋葉原、中野。座右の銘:災い転じて福となる。

 

執筆:太田サトル/撮影:我妻慶一

 

※写真撮影時のみマスクを外しております

19歳新人グラドル・乙陽葵がGカップからIカップへ…!「“乙パイ”まだまだ成長中です」

R・I・P所属のグラビアアイドル・乙陽葵が、19歳になったことを境にIカップに成長したことを発表した。

 

グラビア最前線でGカップグラドル軍団として活躍中の森咲智美、橋本梨菜、葉月あやらが所属する芸能事務所R・I・Pから、「新星」という言葉に相応しい新人が誕生した。

 

身長152cmというミニマムボディにしてB90/W52/H85という驚異のプロポーションを誇る乙陽葵(おつ・ひまり)は、次世代のミニマム爆乳グラドルとして鮮烈デビュー。2022年になってから注目度を増しており、1月中にはTwitterフォロワー数が3万人増加するなど勢いが止まらない。

 

そんな乙は元々Gカップだったそうだが、19歳の誕生日を境に「Iカップに成長しました」と発表。本人は「19歳なのでまだまだ成長期なんだと思います…」と語っており、この天然っぷりも彼女の魅力の1つと言えるだろう。

 

今後に向けては「香川県出身の最年少グラドルだと思うので香川県を背負って、東京でグラビアのお仕事はもちろん、グラビア以外のお仕事も精力的に頑張りたいと思います!」と意気込みを語った。

 

プロフィール

乙陽葵
●おつ・ひまり

生年月日:2002年8月24日
スリーサイズ:T152/B90(Iカップ)/W52/H85/S22.5
血液型:A型
趣味・特技:マッサージ・映画鑑賞
出身地:香川県

 

WEB

公式Twitter:https://twitter.com/otsu_himari
公式Instagram:https://www.instagram.com/otsu_himari/

 

佐々木希インタビュー「キャラクターがしっかり深掘りされていてすごい」 『ユーチューバーに娘はやらん!』

佐々木希

 

秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルのラブコメディとなるドラマプレミア23『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)で主演を務める佐々木希さんにインタビュー。テレビ東京のドラマ初主演となる本作で、ハイスペック&安定志向のテレビ局員と、明日も分からない人生冒険の人気ユーチューバー、そんな対極的な2人の間で恋に揺れる平千紗役を演じている佐々木さんが、出演者の印象やお気に入りのシーンなどを語ってくれました。

 

◆まず、佐々木希さん演じる平千紗の印象を教えてください。

とても前向きな主人公なので、元気をもらえますし、今後どのような展開になるのか気になっています。自分との共通点は、あまり感じることはなかったのですが、結婚や、彼氏のことなど、千紗と同世代の方々が気にするような話題が詰まっているなと感じました。また、実家でのやりとりなど、“実家あるある”のような場面もあり、そこも面白いなと思っています。具体的に言うと、実家だと気兼ねなく言いたいことをバーっと言い合ったりしますよね(笑)。その感じが「とても分かる!」と思って(笑)。みんなそれぞれ自由な雰囲気で、その会話がすごく楽しいんです。

 

◆佐々木さんのご実家もそのようなやりとりがありますか?

もちろん愛情があってのことなんですが「もう、ちょっとうるさい!」など、言いたいことを言い合ってしまうこともあります(笑)。

 

◆共演者の方の印象はいかがですか?

遠藤(憲一)さんとは、これまで何度か共演させていただいています。CМや、『バイプレイヤーズ』というドラマでも共演させていただいたのですが、すごく優しい方で、本当にこんなお父さんがいたらいいなって思います。ですので、また共演させていただけることになり、とてもうれしいです。

金子(ノブアキ)さんは初めて共演させていただくのですが、バンドをやってらっしゃるので、クール系なのかなと思ったり、どうなんだろうと思ったり(笑)。戸塚(純貴)さんはインスタを拝見させてもらって、とても面白いことをしていたので、いろいろやってくれそうだな~という印象があります。お会いするのが、とても楽しみです。

若月(佑美)さんとも今回初めて共演させていただきます。今作の若月さんのキャラクターが、とてもかわいいなと思っていて、テンポよく面白かったり、毒舌になったり、今どきいそうなキャラクターですよね。一緒に演じられることをすごく楽しみにしています。

 

◆どのような部分を意識しながら演じていきたいですか?

コメディなので、表情豊かにできるといいなと思います。また、会話がテンポ良くいくとリアル感が出るかなと思うので、会話のスピードも意識して演じようと思います。撮影現場は楽しい雰囲気になれたらいいなと思います。キャラクターが、皆さんそれぞれかわいらしくて、チャーミングなので、どんなふうになるのか楽しみですし、明るい現場だといいなと思います。

 

◆今回、YouTuberとテレビ局員の間で恋に揺れるということですが、佐々木さんご自身はYouTuberに対してどんなイメージがありますか?

YouTuberの方々は、テレビとはまた違って、すごくのびのびと自由にやられてる印象です。また、拝見していて、皆さん話すスピードが早いなと感じています(笑)。きっと頭の回転が早いんだろうなと思います。ご自身で編集していらっしゃる方もいて、すごいなと思います。YouTuberの方からは、「新しいことをしよう!」といった面白いことを追求するパワーを感じます。私は普段、編み物の動画などを見ています。他にも、現場のメイク合間などで、ヘアメイクさんおすすめの動画を見て、けらけら笑ったりしています。さっきも「面白いね!」と言いながら見てました。

 

◆ヒロインの方が新郎に逃げられ、そのあとのバタバタぶりが面白かったんですけども、最近バタバタしたエピソードはありますか?

日常がバタバタしています(笑)。子供が男の子というのもあるのですが、この間も、全力で追いかけて、全力で転びました(笑)。

 

◆今作では2人男性で揺れる姿が描かれていますが、佐々木さんならYouTuberとテレビマンどちらを選びますか?

とても難しい二択ですね。千紗の気持ちと、とてもリンクしちゃいました。勢いのあるYouTuberの方もいいですし、テレビマンの方の、守らなくてはいけないことがたくさんある中で「面白いことをやってやるぞ!」という気持ちも分かりますし、どちらの良さもありますよね。ちょっと難しくてすぐには選べないですね。

 

◆お気に入りのシーンはありますか?

お気に入りのシーンは、張り切ってウエディングドレスを着ているのに、新郎に取り残されていく切ないシーンです。(取材は12月)ここは、笑えると思うので、面白い表情で演じられたらと思います。また、紙を食べるというシーンもあり、台本を見たとき笑ってしまったので、そこも、そのまま皆さんに伝わるといいなと思っています。

 

◆本作は秋元康さん原作ですが、秋元さんの作るドラマの魅力はどのように感じられますか?

私が演じる千紗は、30代でよくいそうな人物像なんですが、かわいそうでもあり、かわいらしくも見えました。台本を読んでいて、一生懸命前に進もうとする感じが伝わって来るんです。全体的にすごくチャーミングに描いてくださっているなと感じました。秋元さんのドラマは、毎作キャラクターがしっかり深掘りされていてすごいなと感じているので、今作でもそこが皆さんに伝わるといいなと思います。

 

 PROFILE

佐々木希
●ささき・のぞみ…生まれ。1988年2月8日生まれ。AB型。秋田県出身。主な出演作にドラマ『カムカムエヴリバディ』など。

 

番組情報

ドラマプレミア23『ユーチューバーに娘はやらん!』
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
毎週(月)後11・06~11・55

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/youtuber_musume/
公式Twitter:@youtuber_musume
公式Instagram:@tx_youtuber_musume

©テレビ東京

岸明日香「お尻がめっちゃいいみたい(笑)」圧巻の美ボディ炸裂のアニバーサリー写真集発売

表紙画像

 

岸明日香が、30歳という節目とデビュー10周年である“集大成”のメモリアルボディを収めたアニバーサリー写真集『Culmination』を3月14日(月)に発売決定。表紙&収録カットと本人コメントが到着した。

 

2012年に「週刊プレイボーイ」のグラビアで芸能界デビューして以降、数々の雑誌の表紙を飾りバラエティ番組などでも活躍。ドラマ『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』シリーズ(テレビ東京)ではレギュラーメンバーとして出演するなど、グラドルの枠を超えて活躍の幅を広げている。

 

昨年末に実施された自身のカレンダーイベントで、デビュー10周年を迎える2022年の抱負を直筆で“集大成”と発表した岸。そんな中で、まさに30歳という節目とデビュー10周年である“集大成”のメモリアルボディをおさめたアニバーサリー写真集の発売が決定した。

 

今回の写真集のタイトルは、岸本人からの強い希望により、“集大成”、“最高点”、“頂点”などの意味を持つ『Culmination』(読み:カルミネーション)に決定。彼女のこれまでの経験や努力、歩んできた人生をこの一冊に結集させるというほとばしる情熱が込められた、紛れもなく“集大成”の写真集と言えるだろう。

 

発売に先駆け、表紙と収録カット5点の合計6点が解禁された。透き通るブルーの海で振り返る岸のカットは、一糸まとわぬ上半身とブラック水着のTバック姿のバックショット。横からのアングルでも大迫力のGカップ美バストと、食い込みからプリっとこぼれる美尻をセクシーかつヘルシーに切り取った。

 

”史上最大の露出”と本人が語る開放的なカットは、トップグラビアクイーンとして走り続けてきた彼女だからこそ表現できる、まさにココロもカラダも“ありのまま”の1枚となっている。その他、セクシーなランジェリーカットや透明感あふれる美貌カット、リラックスしたナチュラルな表情なども解禁。

 

また、本作では4作目の写真集にして初めてのインタビューを1万字超えで収録。幼少期から現在に至るまで岸明日香はどのようにして形成されていったのか。“神”とも“伝説”とも称されるボディを持つ、興味深い彼女のルーツも明らかに。

 

今回の発表に際して、岸からのコメントも到着。「とにかくなんだろう、こんなにハッピーでいいの? ってくらいハッピーで史上最大に開放的で大胆になれたなって(笑)。間違いなく今までにない私を見てもらえると思います!」と。

 

続けて「あと、新しい発見なんですけど30歳からの私とにかくお尻がめっちゃいいみたいです(笑)。早く見てほしい〜!!」と期待の高まるメッセージを寄せた。

 

岸明日香 コメント

ついに! 10周年記念写真集発売が決まりました!
30歳でもある記念イヤーなので、今回はたくさん考えて、たくさん話し合って記念本に相応しい写真集になったと思います。
とにかくなんだろう、こんなにハッピーでいいの? ってくらいハッピーで史上最大に開放的で大胆になれたなって(笑)。
間違いなく今までにない私を見てもらえると思います!
あと、新しい発見なんですけど30歳からの私とにかくお尻がめっちゃいいみたいです(笑)。
早く見てほしい〜!!

 

動画

メイキング映像

書誌情報

岸明日香 アニバーサリー写真集『Culmination』
2022年3月14日(月)発売

価格:3,300円(税込)
発行:SDP

特設ページ:http://www.stardustpictures.co.jp/book/2022/culmination.html

©SDP