【西田宗千佳連載】テレビではなく「産業用途」を目指すHDMI 2.2

Vol.147-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

今年1月のCESで、テレビなどで使われる新しい接続規格である「HDMI 2.2」が発表された。製品化は今年後半からの予定で、家電などで使われていくのは今年末から2026年はじめにかけて、ということになりそうだ。

 

HDMIはもう、多くの人がご存じかと思う。最初の「HDMI 1.0」が策定されたのは2002年12月のことなので、もう20年以上も使われている。ディスプレイと機器の間をつなぐデジタル接続用の規格だ。

 

コネクターやケーブルは一見変わっていないように見える。ただケーブルの方は規格に合わせて「より広い帯域のデータ」を扱えるものを使うことが定められており、対応のものでないと正常に使えない場合がある。現行の規格は「HDMI 2.1」であり、最大48Gbpsのデータを流せるケーブルであることが求められる。

 

新規格の「HDMI 2.2」ではこれが「最大96Gbps」に拡張され、より良い品質のケーブルが必要になる。認証を受けたケーブルには、パッケージに規格名と伝送帯域(96Gbps)が明記される予定なので、2025年後半以降に発売された場合には、それを目印にしてほしい。

 

一方正直なところ、HDMI 2.2は一般消費者向けにはかなりオーバースペックではある。

 

この先のテレビのトレンドを見ても、解像度は4Kが中心。8Kは放送を含めたコンテンツ供給が増える目処が立っておらず、ゲームも4Kまでが主軸になるだろう。ゲームではフレームレートが増えていくが、240Hzまでいけば十分だろうと想定される。ゲームでの高フレームレート以外は“現在のテレビでもカバーできている範囲”であり、HDMI 2.2でないとできない、ということは少ない。

 

ではHDMI 2.2はなんのために作られたかというと、“テレビ以外に新しい用途がある”ためだ。

 

現在、市街地のビルなどに大きなサイネージ・ディスプレイが置かれることは当たり前になってきている。イベントなどの背景に使われるのも、同じく大型のディスプレイだ。これらは4Kよりもはるかに高い解像度であり、5K・10Kといったレベルになる。

 

また、CTスキャンのデータなどを見る医療用ディスプレイも、4Kを超える解像度のものが求められている。

 

裸眼で立体を見るディスプレイは、どこから見ても立体に見える「ライトフィールド記録」を採用するものもある。そうしたディスプレイでは「32視点分」のような大量の視点の映像を同時に表示するので、解像度を高めるには「1視点の解像度×視点の量」だけの映像を表示可能なデバイスが必要になる。

 

どれも基本的には個人向けではなく産業向けで、いままではDisplayPort規格が使われてきた。そこにHDMIが割って入るには、規格の大幅アップデートが必要になる。すなわちHDMI 2.2については、家電メーカーの要請ではなく「産業機器メーカー」の意向が強く働いている、ということだ。

 

だから“HDMI 2.2がテレビの未来を示している”わけではなく、機能の一部が未来のテレビにも使われていく……と考えるべきだろう。

 

では未来のテレビはどちらに向かうのか? それは次回のウェブ版で解説してみたい。

 

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【西田宗千佳連載】ゲームに向けて、テレビのフレームレートも「240Hz」「480Hz」へと増える

Vol.147-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

前回の連載で、「テレビは100インチクラスの超大型のニーズが増える」という話をした。それは間違いではなく、確実に増えていくだろう。

 

ただ、すべての家庭に75インチオーバーの巨大テレビがやってくるか、というとそうではない。安くなってきたといっても最低数十万円の買い物であり、“壁面がテレビに覆われている形を許容する”人のためのものでもある。住居にそこまで大きいサイズのものを“置けない”人もいるだろうし、同じくらい“搬入できない”人もいるだろう。

 

一方で、より多くのテレビに関係してくるトレンドもある。それは「ゲーム向けの高フレームレート対応」だ。

 

一般的に、テレビは「毎秒60Hz」を前提に作られている。Hzとは1秒に表示されるコマの値を示し、1Hzなら秒1コマ、60Hzなら毎秒60コマを指す。

 

ざっくりいえば、テレビ放送がインタレース方式の30Hz=実質60Hz(1080i)であり、他の映像はプログレッシブ方式の60Hz(1080p)というのが2025年現在の基本だ。現在の4Kテレビでは、1920×1080ドットの縦横2倍、3840×2160ドット・60Hzまでの映像を見ている。

 

しかしゲームでは、60Hzよりもコマ数を増やし、なめらかな映像とすることが求められるようになってきた。

 

1コマを認識する能力でいえば、ハードウエアとしての人間は60Hz(1コマ約0.0167秒)であってもギリギリ。だからテレビの規格を定める際には30Hz・60Hzをひとつの軸にしたのだ。映像を見る分には60Hzでも十分である。

 

しかし、「一連の動きの中で変化を認識する」能力は、60Hzよりさらに高い。

 

こうした認識力が重要になるのが、格闘ゲームやファーストパーソン・シューターなどの「eスポーツ」的ゲームだ。ある時間の中に入るコマ数が増えると動きをより正確に把握しやすくなっていく。

 

これは考えてみれば当たり前の話。自然界には「コマ」はない。自然界の連続的な動きに近づけていくのが「コマ数を増やす」ということなのだ。

 

ゲーム用を意識したPCディスプレイでは、解像度こそ1920×1080ドットだが、フレームレートは120Hzだったり240Hzだったりする製品も一般的になってきた。

 

テレビもこれを追いかけ、「120Hz」もしくは「144Hz」対応の製品は増えてきた。だが、ゲーマーはさらなる高フレームレートを望んでいる。テレビの用途として「ゲーム」は非常に大きな要素なので無視できない。

 

現在の「HDMI 2.1」では、フレームレートは大きな数字としては規定されていない。120Hz・144Hz対応のテレビは登場しているが、4K/240Hzなどは想定していない。フレームレートが上がると、ケーブルで伝送しなくてはならないデータ量も増え、HDMI 2.1で規定している帯域(最大48Gbps)を超えてしまうのだ。

 

そこで「HDMI 2.2」では帯域を「最大96Gbps」に拡大。4Kで最大「480Hz」までの対応が可能になる。8Kの場合でも240Hzだ。

 

現状のゲーム機やPCにとってはオーバースペックだが、長く規格が使われることを想定し、大きい値が設定されている。対応製品の発売は「早くても2025年末」とされているが、来年にはテレビでも、ゲーム向けに「240Hz対応」が増え、さらにその先で480Hzなどの姿を目にすることも出てきそうだ。

 

では解像度の方はどうか? それは次回のウェブ版で解説する。

 

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【西田宗千佳連載】「超大型」に注目が集まる現在のテレビ

Vol.147-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

CESの会場でも超大型モデルが目立つ

テレビに、久々に世界的に大きなトレンドが出始めている。そのトレンドは「超大型化」だ。

 

テレビなどでおなじみのインターフェイスであるHDMIを管理する「HDMI LA」は、今年1月に米国・ラスベガスで開催されたテクノロジーイベント「CES 2025」で、新規格「HDMI2.2」を発表した。

 

その発表のなかでは「2024年以降、85インチから100インチのテレビの販売量が増えている」との報告があった。

 

これは事実で、多くのテレビメーカーは“昨年超大型の出荷が伸びた”こと、“今年は超大型に力を入れる”ことをアピールしていた。CESの会場では85インチ以上のテレビを展示するところが増え、TCLなどの中国メーカーは、163インチのマイクロLEDテレビなども展示していた。

 

「そんなこと言っても、大きなテレビは自宅では厳しい」

 

そう思う人は多いと思う。これはたしかにそうだ。ただここで問題になるのは“置けない”以上に“入るのか”という点だ。アメリカや中国では大型のテレビが好まれる傾向にある。一方で都市部では小型が、地方では大型が好まれる傾向は、日本でもヨーロッパでも、そしてアメリカや中国でも変わらない。

 

過去、超大型は非常に高価で、超富裕層が買うものという印象が強かっただろう。価格が100万円オーバーで手が届かないということに加え、巨大かつ重いモノなので、搬入コストや設置コストが大変なものになるという部分があった。

 

だが、現在は価格も“高いが、超富裕層しか買えない”ものばかりではなくなった。たとえば「REGZA 85 E350N」は、85インチだが約29万円で買える。画質にこだわった「85 Z770N」でも48万円程度だ。

 

“低価格で大型化”が日本での普及のポイント

搬入はいまだ問題で、場合によっては専門の業者への発注が必要になる。しかし最大かつ最後の壁はその点であり、販売拡大に伴い、家電量販などは整備を進めるだろう。

 

だからといって、“テレビの主流は100インチ時代”が来るとは思わない。しかし“いままでより大きなサイズを選ぶ人が増えていく”のも間違いない。

 

実のところ、こうしたトレンドは国内ではまだ顕著ではない。ハイセンスと調達を共通化しているTVS REGZAが前のめりで進めている状況である。あとは、シャオミがチューナーレスで低価格の超大型製品を推しているくらいだろうか。他社が日本国内で追随するかは読みづらいが、「世界的にテレビを販売するためにパネルを調達する企業」が低価格大型化をリードしていくだろう。それが支持されるかどうかが、日本での普及に影響してくる。

 

とはいうものの、先ほども述べたように、超大型化は“それを求める人”向けの新しいトレンド。皆が一斉に大型に向かうわけでもない。実は、冒頭で紹介したHDMI2.2にしても、狙いはもはやテレビではなかったりする。

 

大型化以上に見えてきたトレンドとは何か? HDMI2.2は何を目指すのか? そして日本のテレビメーカーはどこへ向かうのか。その辺は次回以降で詳しく解説していく。

 

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85V型がオレにも買える!? 30万円を切る大画面液晶レグザ「85E350N」発売

TVS REGZAは、エントリーモデルの4K液晶レグザ「85E350N」、ハイビジョン液晶レグザ「S25Rシリーズ(32V型、40V型)」、およびレグザと組み合わせて利用できるレグザサウンドシステム「TS3100Q」を発表しました。各モデルは1月31日以降順次発売します。

 

記事のポイント

大画面レグザのラインナップに85V型4K液晶搭載の「85E350N」が追加。85V型の超大画面が実売28万6000円と、30万円を切る価格で楽しめます。これまで画面サイズに不満があった方ほど、買い替えれば迫力の違いを体感できるはず。これにレグザサウンドシステム「TS3100Q」を追加して、サウンドを強化してもいいですね。一方、ハイビジョン液晶レグザの新モデルは液晶解像度がフルHD止まりですが、4~5万円台とより購入しやすくなっています。

「85E350N」は、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」を搭載する大画面レグザの85V型モデル。地デジやBS・CS放送波に加え、ネット動画も高精細な映像で視聴可能です。他モデルと同様、録画した番組や動画から好きなジャンルやタレントの番組を効率よく検索可能な「ざんまいスマートアクセス」も搭載しています。

↑「85E350N」

 

ハイビジョン液晶レグザは、32V型の「32S25R」および40V型の「40S25R」をラインナップ。高画質・高音質はもちろん、人の声が聞き取りやすいように音声を調整する「クリア音声」、録画番組の映像と音声を早送り1.5倍で再生する「早見早聞」といったタイパ重視ユーザー向けの機能も搭載する多機能ぶりが特徴です。そのほか、大きめのボタンを搭載したシンプルなリモコンを採用するなど、日々の使い勝手へのこだわりをうたいます。

↑S25Rシリーズ。32V型の「32S25R」および40V型の「40S25R」を用意

 

「TS3100Q」は、Dolby Atmos対応の3.1chサウンドシステム。実用最大出力合計値190Wのマルチアンプによりバースピーカー・ワイヤレスサブウーファーを駆動し、迫力ある重低音や立体音響を実現。他のレグザなどと組み合わせることで、コンテンツ視聴の臨場感を高めるとしています。

↑「TS3100Q」。

 

TVS REGZA
REGZA 85E350N
実売価格:28万6000円前後 2/1発売予定

TVS REGZA
REGZA 32S25R
実売価格:4万5500円前後 2/7発売予定

TVS REGZA
REGZA 40S25R
実売価格:5万4400円前後 2/7発売予定

TVS REGZA
TS3100Q
実売価格:4万4000円前後 1/31発売予定

大画面に憧れるのをやめましょう! レグザ、「手が届く大画面」を複数ラインナップ。550万円ハイエンドモデルも発表

TVS REGZAは2024年11月に薄型テレビ「REGZA」シリーズの最新モデルを発表。新シリーズは「大画面は見やすい!よくみえる!」をコンセプトに、以下の3シリーズ4機種をラインナップしました。

●タイムシフトマシン搭載4K Mini LED液晶レグザ「Z990R」シリーズ

・110Z990R(110V型)……2025年2月発売、実売予想価格550万円(税込)

●4KミニLED液晶レグザ「Z770N」シリーズ
・100Z770N(100V型)……11月29日発売、実売価格80万3270円(税込)
・85Z770N(85V型)……11月22日発売、実売価格44万650円(税込)

●4K液晶レグザ「M550N」シリーズ
・85M550N(85V型)……11月29日発売、実売価格30万2380円(税込)

↑タイムシフトマシン搭載4K Mini LED液晶レグザ「110Z990R」と、レグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」に出演する声優の小岩井ことりさん

 

↑4K Mini LED液晶レグザ「Z770N」シリーズの85V型モデル「85Z770N」(写真左)とタイムシフトマシン搭載4K Mini LED液晶レグザ「110Z990R」(写真右)

 

↑4K液晶レグザ「85M550N」(写真左)と4K Mini LED液晶レグザ「85Z770N」(写真右)

 

「大画面は見やすい!よくみえる!」がコンセプト

内覧会に登壇したTVS REGZA取締役副社長の石橋泰博氏は「昨年100V型テレビの販売を開始したところ実に好評をいただき、想定をした台数を超えるお客様にご購入いただきました」と語りました。

 

「日本だけではなくグローバルで大型化の流れは来ており、ハイエンドのみならず大型化の需要が喚起されてきたと思っています。お客様からの需要を受けて、大型テレビのラインナップを強化します」(石橋氏)

↑TVS REGZA取締役副社長の石橋泰博氏

 

大型テレビの訴求ポイントとして従来は「大画面による迫力」や「迫力のある臨場感」などと表現していたのですが、お客からフィードバックとして得た「見やすい」という言葉が“キラーワード”として刺さったことから、今回から「大画面は見やすい!よくみえる!」をコンセプトに刷新し、それを実感できるコンテンツとともに大画面の見やすさを訴求するとのことです。

 

説明会では声優の小岩井ことりさんが登壇し、大画面の見やすさを訴求するコンテンツを体験しました。

 

「55V型でも普通に考えたら十分大きいはずなんですけど、65でも、75でも……やっぱり大画面になると見やすいですね! すごく体感できました」(小岩井さん)

↑100V型の画面に55V型の映像を映したところ。画面の4分の1強のサイズしかありません

 

↑100V型の画面いっぱいに映像を映したところ。サイズ感の違いは明らかです

 

「価格が高い」「電気代が高い」「大きすぎる」という懸念点をすべてクリア

REGZAブランド統括マネージャーの本村裕史氏は、「2023年に販売開始した『100Z970M』と『85Z970M』に4モデルが加わり、REGZAの大型ラインアップが完成しました」と語り、大型テレビの購入をためらう人の「価格が高い」「電気代が高い」「我が家には大きすぎる」という3つの懸念点を一つひとつクリアしていきました。

↑レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏

 

「値段が高いんじゃない? と言われますが、60Hz駆動の『85M550N』なら32万円(税別・発表当時)から買えます。倍速(120Hz駆動)のMini LED搭載モデルの『85Z770N』にしても44万円(同)です!」(本村氏)

↑新REGZAシリーズの想定実売価格一覧

 

ハイエンドモデルの「110Z990R」は税込550万円とかなりの高価格。しかし、こちらは映像処理回路に「新世代レグザエンジン ZRα」を搭載し、4万分割以上の微細なエリアコントロールや5500nitを超える高輝度を実現し、さらにエリアごとに電流をコントロールすることでコントラストをアップする「Mini LEDピーク輝度ブースト」などを搭載しているため。それ以外の大画面モデルは手が届かない価格ではない印象を受けます。

 

電気代は65V型の「65Z970M」が年間消費電力量209kWh/年(1kWhあたり31円換算で6479円)、85Z970Mが283kWh/年(同8773円)、100Z970Mが342kWh/年(同1万602円)です。

↑大画面テレビの電気代比較

 

「65V型の65Z970Mから85V型の85Z970Mに替えても、1か月の電気代は190円アップ程度です。100Z970Mにしても、1か月340円とコーヒー1杯分程度なので、実は意外とテレビの電気代はリーズナブルなんです。このくらいの電気代の差で感動の大画面、見やすい、よく見える大画面にできるなら“アリかな”と思っていただける方も多いんじゃないかなと思います」(本村氏)

 

テレビの最適視聴距離は、フルハイビジョンテレビの時代は「画面の高さの3倍」と言われていましたが、4Kテレビ時代には「画面の高さの1.5倍」と言われています。これは画面のピクセルが見えない、つまり画面の粗さが気にならない距離を表しています。

 

本村氏は「画面の高さの2.5倍から3倍が地デジ、ネット動画を含めて最適な視聴距離だと考えています」と語ります。

↑TVS REGZAがおすすめする4Kテレビの視聴距離に応じたおすすめサイズ

 

「我が家には大きすぎるんじゃないの? という問いには、『視聴距離でサイズを選んでください』とずっと申し上げています。部屋の広さは関係ありません。2mより近い距離でご覧になっているなら55Vクラスで、2mを超えれば65V型以上です。2.6m離れたら85V型、3m離れたら100V型が最適なサイズです。大きすぎると目が疲れるんじゃないの? と言われる方もいますが、距離ごとに最適なサイズなので、目が動く距離は一緒になります」(本村氏)

 

録画機能や番組検索機能が充実し、使い勝手も十分

「すべてのモデルにおいて(別売のUSB HDDを接続することで)自動録画やおまかせ録画に対応しています。好きなジャンルやアーティストを登録しておくだけで、勝手にレクザが予約してくれるので、見逃すことがほとんどなくなります。ネット動画や地デジの中からコンテンツを選べる『新ざんまいスマートアクセス』もとても便利です」(本村氏)

 

さらに、開始したばかりの「LINEから録画予約」も便利だと本村氏はアピールしました。

 

「朝、電車に乗って会社に行こうとしている時に、面白そうな番組があるという記事で見たんだけど、予約していないし、BSだから自動録画もできない……というお客様でも、あっという間に録画予約ができる非常に便利な機能。お客様からもすごく好評です。もちろんAirPlay 2やスクリーンミラーリングにも対応しています。『大画面は見やすい! よくみえる!』感動のレグザ、ビッグサイズのラインナップ、堂々完成でございます」(本村氏)

 

最近はチューナーレススマートテレビなども登場し、大画面テレビがより安く購入できるようになりました。以前は55V型くらいまではテレビ、大画面ならプロジェクターという棲み分けがありましたが、プロジェクターは明るい場所での視聴にはあまり向きません。85インチや100インチといったかなりのサイズの大画面テレビが購入しやすくなってきた今こそ、大画面テレビに移行するチャンスなのかもしれません。

↑内覧会ではバックライト駆動方式の比較デモも行われていました。左から一番左が「65Z970N」の元映像で、2番目が分割数の多いMini LED搭載の「65Z970N」、3番目が分割数の少ないMini LED搭載の「65Z870N」、4番目が部分駆動LEDバックライト搭載の「65Z670N」、5番目が全面駆動LEDバックライト搭載の「65M550M」。写真右から左へとグレードが上がるにつれて、コントラストをより向上させるために細かくバックライトを調整しているのが分かります

「30分でオススメは…?」番組探しは「ざっくり会話」でテレビが代行! レグザ、「CES 2025」で展示のAI新技術を公開

TVS REGZAは、米ラスベガスで2025年1月7日(現地時間)から開催されているテクノロジー見本市「CES 2025」で、AI技術によってユーザーが見たいコンテンツを提案する次世代技術構想「レグザインテリジェンス」を出展しています。その出展に先立って開催された内覧会の内容を紹介しましょう。

 

生成AIを活用して新しいコンテンツとの出合いを作り出す

TVS REGZA 取締役副社長の石橋泰博氏はレグザインテリジェンスの概要について「生成AIと今まで我々が培ってきた技術などを組み合わせて、視聴者の関心や興味などを加味して新しいコンテンツとの出合いを作り出したいと考えています」と語りました。

↑CES 2025で展示する技術の内覧会に登壇したTVS REGZA 取締役副社長の石橋泰博氏

 

「生成AIとディープラーニング、ミリ波センサー、色や目の感性などの人間工学を技術のベースに、視聴者のプロファイルを融合することで、最適なコンテンツや新しい気付き、新しい出合いを提供したいと思っています。ユーザーごとにパーソナライズし、その時その時の環境によって新しいトレンドを取り入れるなど新規性を持たせつつ、興味関心の幅を広げるように多様性も持たせます。また、その時に合わせたリアルタイム性も組み合わせて多様なコンテンツを推薦したいと考えています」(石橋氏)

↑レグザインテリジェンスの概要。生成AIなどを活用して視聴者に最適なコンテンツを推薦する

 

「AIボイスナビゲータ」があいまいな言葉と会話でぴったりな番組をオススメ

開発中の新技術として石橋氏は、あいまいな言葉を使った場合でも見たいコンテンツにたどり着ける「AIボイスナビゲータ」を紹介しました。

 

「今までのコンテンツ検索では、番組タイトルやアーティストなど具体的なものを入れたり、検索ワードを工夫したりしてヒット率を上げていました。そういったユーザーの具体化作業を代行するというものです。あいまいな検索ワードでも、その人が見たいものに最短でリーチするような機能です」(石橋氏)

↑AIボイスナビゲータの概要。あいまいな言葉と会話で見たいコンテンツに最短でリーチできる

 

説明会場では技術デモも行われました。テレビにはミリ波センサーが内蔵されており、人が近付くと目のようなアイコンがその人を追いかけるように反応します。

↑担当者がテレビの前に近付くと「Move closer to the TV(もっとテレビに近付いて)」というメッセージが表示されます

 

↑リモコンのボイスボタンを押して話しかけます。画面中央下部のアイコンは目のように人の居場所を追いかけているのが分かります

 

「ハロー」と声をかけると対話が始まり、話しかけると非常にクイックなレスポンスで会話が進みます。

 

「『今30分ぐらい時間あるんだけど何かおすすめのコンテンツありますか?』などと聞くと、『今SNSで話題になっている番組はどうですか』とか、『途中まで見たコンテンツの続きはどうですか』などと、AIがお客様の情報を把握した上で適切に推薦するというUX(ユーザー体験)を表現しています」(担当者)

↑自然な言葉でやり取りが続きます。「30分ぐらい時間あるんだけど何かおすすめのコンテンツ……」と聞いたところ、「今話題の作品」と「続きを視聴したい作品」の2つの選択肢が提示されました

 

「今話題の作品」と「続きを視聴したい作品」の2つの選択肢に対してザックリと「話題のやつお願い」と答えると、今回のCES 2025でコンテンツ提供の協力を得ているバンダイチャンネルの作品から『GUNDAM』と『LOVE LIVE! SUPERSTAR!!』の2つが提案されました。

 

『GUNDAM』が選択された状態で、「それで」と答えると『ガンダム』シリーズの再生リストが表示されます。

 

再生リストが表示される場合、画面上に表示した番号を発音して選択する場合が多いですが、AIボイスナビゲータでは「左から2番目」と答えるだけで選択できます。

↑コンテンツ提供の協力を得ているバンダイチャンネルの作品から『GUNDAM』と『LOVE LIVE! SUPERSTAR!!』の2つが提案され、『ガンダム』シリーズの再生リストが表示されました

 

↑「左から2番目」と答えると、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター』の話一覧が表示されました

 

「再生が始まるとバンダイチャンネルの再生アプリケーションによって再生が始まるのですが、そこでもボイスで再生操作が行えるようになっています。再生が終了すると最初の対話画面に戻り、引き続きインタラクティブな対話を楽しめるようになっています」(担当者)

↑バンダイチャンネルの再生アプリでも同じように声で操作が行えます

 

スタジアムの歓声か、実況か…どちらかの音を強調できる「AIオーディオリミックス」

もう一つ注目したい開発中の新技術が、AIによって声と環境音を分離し、聞きたいサウンド環境にリミックスする「AIオーディオリミックス」です。

 

「例えばサッカー中継の場合、実況の音声とプレーの音、スタジアムの歓声がミックスされた形でテレビに届きます。テレビの中に入っているAIエンジンが声とプレーの音や環境音に分離し、スタジアムの歓声を聞きたいのか、アナウンサーの解説だけを聞きたいのか、いずれかに合わせてどちらかの音を強調するというものです」(石橋氏)

↑AIオーディオリミックスの概要。声や競技中のプレー音、スタジアムの歓声などさまざまな音の中から声と環境音を分離し、聞きたいモードに応じてコントロールします

 

AIオーディオリミックスでは通常の音声モードである「Normal」に加えて、環境音を消して声を強調する「Voice」、環境音に加えて実況音声も少しだけ残す「Stadium」の3モードを用意していました。サッカー中継でStadiumモードにすると、スタジアムの観客席にいるような臨場感が感じられるだけでなく、わずかながらアナウンサーの実況音声も聞こえてきます。

 

「実況音声を全部消してしまうと違和感があるため、あえて約10%だけ声を残すように聞こえ方のチューニングをしています」(担当者)

↑AIオーディオリミックスのデモ画面。通常の音声モードである「Normal」モードに加えて、環境音を消して声を強調する「Voice」モード、環境音に加えて実況音声も少しだけ残す「Stadium」モードのデモが行われました

 

雑踏の中でレポーターがニュースを報じるニュース映像のデモでは、Voiceモードを選択することで、周囲の環境音が消えてレポーターの声だけが聞こえてきました。ノイズキャンセリングヘッドホンを装着したように、きれいに環境音が消えるのが驚きです。

 

なお、StadiumモードとVoiceモード、どちらのモードでもNormalと切り替えたときに声色や環境音が変化するように感じることはありませんでした。

↑雑踏の中でレポーターが話している映像のデモ

 

音楽ライブ映像の臨場感を増幅する「AI音楽ライブステージ高画質技術」

3つ目の技術として紹介されたのが「AI音楽ライブステージ高画質技術」です。以前から取り組んでいるAIシーン判別を使った高画質化をさらに進化させ、今回はAIシーン判別にライブステージのシーンを追加したとのことです。

 

「テレビがどんどん大画面になり、特に音楽ライブなどの臨場感が非常に増してきたこともあって、音楽ライブを皆さんに楽しんでいただきたいと考えて『ライブステージ』を追加しました」(石橋氏)

↑AI音楽ライブステージ高画質技術の概要。ライブステージを判別すると、アーティストをクリアに映し出し、衣装の輝きも再現しつつ、ライブ会場の華やかな光と影を再現する

 

こちらもデモが行われたので紹介しましょう。まずは従来のAIシーン判別から踏襲する花火のシーンでは、花火のまばゆい光が強烈に目に飛び込んでくるような印象を受けました。一見すると「オフ」の方が緻密で破綻のない映像に見えますが、花火大会の会場で見るような感動は「オン」の方があるように思えます。

↑花火大会のシーン。左がAI高画質オフで、右がオンにしたもの。「AIでシーンを認識すると、光の部分を強調して闇を漆黒にし、色を鮮やかにするような処理を行っています」(担当者)

 

音楽ライブのシーンでは、明るく照らされたステージの中から、ステージ上の演出装置や中央にいるアーティストをより強調するようなコントラスト感が感じられました。

 

「引きの映像ではアーティストをよりクリアに見えること、アップではキラキラした衣装がよりきれいに見えること、衣装や顔の一体感が出るようにしています」(担当者)

↑音楽ライブステージのシーン。AI高画質オン(右画面)では暗部が引き締まり、アーティストがより際だって見えます

 

今回のCES 2025での展示は技術展示であって、今後いつレグザシリーズに搭載されるのか、現行の製品にも対応する予定なのかといったことは現時点ではわかりません。しかし、AIを利用して見たいコンテンツに素早くアクセスする、AIで高音質化や高画質化を実現するといった技術には確かな効果が感じられました。今後、いちはやくレグザシリーズに搭載されることを期待したいところです。

「テレビとの対話」でドンピシャの番組を探してくれる! レグザが「CES 2025」で最新テクノロジーを参考展示

TVS REGZAは、1月7日から10日までの4日間(米国時間)、米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大のテクノロジーショー「CES 2025」において当社の最新のテクノロジーを参考展示します。今回のテーマは、進化したAI技術による高画質化・高音質化・高機能化です。

 

記事のポイント

CES 2025にて、TVS REGZAが最新テクノロジーを発表。膨大かつ多様なコンテンツの中から観たいものを簡単に探し出せる「生成AIボイスナビゲーター技術」、コンテンツの音声を視聴者の好みに合わせて調整する「AIオーディオリミックス技術」、音楽ライブステージシーンを判別し高画質化する「AI音楽ライブステージ高画質技術」を参考展示しています。

 

LLM(Large Language Model/大規模言語モデル)を用いた「AI認識検索」を実装。生成AIを用いて、ユーザーの発話の意図を理解し、関連情報やトレンドワードなどを加味して検索結果を表示します。さらに表示された検索結果をもとにAIと対話することで、コンテンツの検索精度を高めることも可能。新しいテレビの視聴スタイルを提案します。

また、AIによるコンテンツの音声分離が可能に。コンテンツの環境ノイズを低減し、人間の声を聞きやすく調整することが可能です。また、スポーツなどのコンテンツにおいては、アナウンスの音声を低減する一方で、スタジアムの大歓声を強調し臨場感を高めるなど、好みに合わせた演出ができます。

 

ディープニューラルネットワーク(DNN)のAIエンジンを搭載する高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」が、これまでの、映画、アニメなどのコンテンツタイプや、夜景、花火・星空、リング競技、サッカー/ゴルフといったシーンの判別に加え、新たに音楽ライブステージのシーンをAIで判別できるようになりました。ライブ会場からアーティストを見ているような光景を再現します。

HDDやACタップもスッキリ収納! 100インチの大型テレビに対応したテレビボード

ヤマダホールディングスは、100インチの大型テレビに対応したテレビボード「YTB2400TMB1」を、全国のヤマダデンキ店舗(一部店舗を除く)およびヤマダウェブコムにて、2024年12月20日(金)より販売開始しました。実売価格は23万1000円(税込)。

「YTB2400TMB1」

 

記事のポイント

近年ますます大型化するテレビに対応したテレビボード。大理石調メラミン樹脂板やビーチ材など高級感のある素材を使い、ラグジュアリーな空間にもマッチする仕上がりになっています。

 

本製品は、ますます大型化するテレビ用に開発されたテレビボード。100インチテレビ(幅約2200mm)に対応するため、ボードサイズは余裕の幅2400mm、奥行550mmに設計。大型テレビの高さに合わせてボードの高さは349mmと少し低めに設定されており、テレビを快適に視聴できる設計になっています。

 

重量のある大型テレビに対応するため、ボード天面には表面硬度に優れた大理石調メラミン樹脂板を採用。ボード表面には、北欧インテリアで長年愛用されてきた強度と耐久性に優れたビーチ材を使用しています。

 

前面の引き出しや扉には、高級家具に使用されるソフトクローズ、ソフトダウンステーを採用。背面にはACテーブルタップやHDDを収納できるスペースを設けています。

 

ヤマダホールディングス
テレビボード「YTB2400TMB1」
2024年12月20日発売
実売価格:23万1000円(税込)

家中どこでもネット動画が見られる「ORION ポータブルチューナーレステレビ」

ドウシシャは、家中どこにでも持ち運びできる「ORION ポータブルチューナーレステレビ」を、2024年12月中旬に発売します。直販価格は4万4880円(税込)。

 

記事のポイント

テレビ放送用チューナーを搭載せず、ネット動画視聴専用のチューナーレステレビは若い世代を中心に人気となっています。こちらは24型画面と小型ながら、バッテリー内蔵で置き場所を気にせず家中どこでも視聴できるのが特徴。スマホやタブレットよりも大きな画面でネット動画を楽しみたいというユーザーのニーズに応えたテレビとなっています。

 

本製品は、テレビ放送用のチューナーを搭載せず、GoogleTVを搭載してインターネットコンテンツの視聴に特化したチューナーレステレビ。リチウムイオンバッテリーを搭載しており、Wi-Fi環境があればアンテナ線などを気にせずロケーションフリーでネット動画を視聴できます。バッテリー駆動時の使用時間は約3時間。

 

YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoのアプリをプリインストールしており、その他のアプリはGoogle Playからダウンロードが可能。40万本以上の映画やドラマ、10万以上のアプリケーションで利用できるコンテンツなど幅広く楽しめます。

 

リモコンにはNetflix、YouTubeなどアプリへのダイレクトボタンを備えているので、チャンネルを切り替えるようにアプリを切り替えて動画を視聴できます。また、GoogleAssistant機能を備え、リモコンから音声操作で見たいコンテンツを探したり、テレビを操作したりすることも可能。

 

Google Castを使えば、スマートフォンに入っている動画や写真を映し出せるほか、アプリ、ゲームなどをすべて直接テレビにキャストできます。HDMI入力端子も備えており、ゲーム機やPCなどを接続してモニタとして利用することも可能。

 

本体は約4.1kgで持ち手もついているため、持ち運びが容易です。画面サイズは24v型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。製品サイズは奥行75mm(スタンドを含めると115mm)と薄く、どこに置いてもスッキリと収まります。

 

筐体はホワイトを基調としたデザインを採用。また、本体スピーカーを前向きに設置し抜けの良いクリアな音を実現しています。スピーカーネットはオレンジカラーを採用し、様々な部屋にマッチするカラーリングに仕上がっています。

 

発売記念キャンペーンとして、本品を購入した人限定で国内見放題作品数No.1の動画配信サービスであるU-NEXTの31 日間無料トライアルと、最新作の視聴や映画チケットの割引交換が可能な初回2000円相当のU-NEXTポイント付与される購入者限定プレミアムチケットが進呈されます(チケットは製品に同梱)。

 

ドウシシャ
「ORION ポータブルチューナーレステレビ」
2024年12月中旬発売
直販価格:4万4880円(税込)

「インテリア最優先テレビ」出た! 壁ピタと配線フリーを実現するワイヤレス有機ELテレビ「OLED M4」発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K144Hzのワイヤレス有機ELテレビとして、77インチ「OLED77M4PJA」と、65インチの「OLED65M4PJA」を、2024年11月上旬より順次発売。

 

「OLED M4」は、端子やチューナーのある「Zero Connect Box(ゼロコネクト・ボックス)」から無線接続することで、コードを気にせず設置ができる有機ELテレビ。昨年発表した「OLED M3」シリーズは、ワイヤレスによってケーブル配線がすっきりする点がユーザーの好評を博しました。

 

今年は77インチに加えて、新たに65インチを追加し、より設置場所の幅が広がっただけでなく、機能面では、4K144Hzの膨⼤な映像・⾳声データを60GHz帯でワイヤレス転送が可能。60GHz帯は⾼速であるだけでなく、一般的なWi-Fiと帯域が異なるため、混線による通信障害(※)の⼼配もなく、ディスプレイと「Zero Connect Box」は最⼤10mの距離まで離せるので、配置の⾃由度が高まります。

※ディスプレイとZero Connect Boxは、それぞれ電源ケーブルの接続が必要です。

 

【世界初4K144Hzワイヤレス有機ELテレビ】

壁掛けTVがさらに進化。端子やチューナーのあるZero Connect Boxから無線接続することで、コードを気にせずインテリアを最優先した設置が可能です。4K144Hzで画質や音質にもこだわりました。「配線フリー」「ロケーションフリー」「ストレスフリー」の3つのフリーを実現します。

※ディスプレイとZero Connect Boxは、それぞれ電源ケーブルの接続が必要です

 

【リアルタイムAIプロセッサー「α11 AI Processor4K」】

人工知能を統合させたAI対応映像エンジンを独自開発。画質と音質を最適化し、地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、美しく鮮明な映像と豊かなサウンドで再生します。

<AI映像プロ>

地上波のスポーツや、ネット動画で観る映画など、さまざまな映像ジャンルとシーンをAIが自動認識し、最適な画質にする「AI映像プロ」に対応。人の肌を自然なトーンにし、文字テロップもハッキリと読みやすくします。

<AIサウンドプロ>

映像のジャンルとシーンをAIが分析し、それぞれに合わせて、臨場感あふれるバーチャル11.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」を搭載しています。

 

【壁面にぴったり密着させて設置できる「One Wall Design」】

壁掛け用の取り付け金具がテレビ本体の中に収まる構造で、テレビと壁の間に隙間が生まれません。視聴距離が気になるお部屋でも壁にぴったり密着させて設置できるので、さらに大画面が楽しめます。

※壁掛け金具は付属しています
※取り付け時には壁掛け工事が必要です

 

【さらに快適に進化した「webOS 24」】

独自OSも「webOS 24」に進化し、見たいもの、知りたいことにすぐアクセスできるとのこと。「マイプロフィール」機能では、アカウントごとにおすすめのコンテンツを表示したり、ホーム画面のアプリを自分仕様にすることができます。「クイックカード」機能では、ホーム画面に「ホームオフィス」「ゲーム」「音楽」など、アプリをジャンルごとにまとめたカードが新たに追加され、カードの順番は自由に編集できるので、頻繁に使用するアプリをすぐに起動することが可能。なお、この独自OSでは、「webOS Re:New Program」(※)という、5年間で計4回のOSアップグレードを保証するサービスも提供しています。

※更新のタイミングは年ごとに変更になる可能性があります。更新内容はモデルや国により異なります。

 

OLED M4シリーズ

品番:OLED77M4PJA
価格(実売予想価格・税込):オープン価格(99万円前後)

品番:OLED65M4PJA
価格(実売予想価格・税込):オープン価格(69万3000円前後)

ゲーム好きとオーディオ好きは見逃せない! ハイセンスの液晶テレビ「E7N/E7N PRO」シリーズ発売

ハイセンスは、ゲーム好きとオーディオ好きのために特別な設計を施した「E7N」と「E7N PRO」シリーズを発表しました。実売価格は税込で「E7N」が10万8000円(43V型)~15万8000円(65V型)。「E7N PRO」は14万8000円(55V型)~22万8000円(75V型)。

 

低遅延でゲームが快適に楽しめる

ハイセンス E7NとE7N PROは、ゲーム好きのための機能を備えています。E7N両シリーズは144Hzの高リフレッシュレートを搭載しており、従来の120Hzよりもさらに滑らかな映像表現を実現し、最新のゲームでリアルで没入感のあるダイナミックな効果を楽しむことができます。

 

ゲームモード ProはHDMI 2.1をサポートしており、4K 144Hz入力デバイスでわずか0.83ミリ秒の超低遅延を実現し、FPSやアクションゲームも快適に楽しめます。

 

さらに、E7N両シリーズはゲームプレイ用の新しいメニューを搭載。プレイヤーはいつでもリフレッシュレート、HDR、VRRの状態を確認できます。ゲームメニューはプレイヤーが画面の暗い部分を強調するのを助け、さらにFPSゲーム用の「照準表示」機能を搭載し、プレイヤーのゲーム体験をサポートするといいます。

E7N両シリーズは量子ドット技術を採用し、より高い純度の色彩を実現。特に緑と赤の表現力が向上し、自然で鮮やかな画面を実現するとのこと。さらに、クリアモーション機能の搭載により、スポーツやアクションシーンを滑らかに展開できます。

 

E7N PRO は、ハイセンスローカルディミング Pro 技術によってエリアを分割し、精密に制御することで、直下型 Mini LED バックライトを制御。暗部と明部のコントラストをより鮮明にし、映像の深みを大幅に向上するといいます。

 

「Dolby Atmos」に対応し、立体サウンドを実現

ハイセンス E7N両シリーズは「Dolby Atmos」技術に対応しており、家庭でも映画のような立体サウンドを体験できます。重低音サウンドシステムが40Wの迫力ある立体サウンドを実現。先進のEilex技術を導入し、クリアな音質や、部屋の環境に適したサウンドを自動設定する機能を提供し、視聴者に快適な視聴環境を作り出します。

↑部屋の環境に適したサウンドを自動設定

また、E7N両シリーズは、動画ストリーミングサービスとの互換性を強化。iPhoneやAndroidスマートフォンと簡単に接続でき、画面共有機能を通じて、ユーザーは大画面でスマートフォンの写真や動画を楽しむことが可能。さらに、Bluetooth機能に対応しており、ユーザーはワイヤレスヘッドフォンを使用して、夜間視聴時に周囲の人を気にせずに楽しめるといいます。Amazon AlexaやApple HomeKitにも対応しており、ユーザーは音声操作でテレビを操作したり検索したりすることができます。

 

ハイセンス「E7N PRO

ハイセンス「E7N

 

特製クリアファイルもらえる! 4K液晶レグザ「Z670N」が「モンスターハンターワイルズ」とコラボ

TVS REGZAは、カプコンが開発中のゲーム「モンスターハンターワイルズ」とタイアップしたキャンペーンを実施します。その一環として、9月26日より幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2024において、4K液晶レグザ「43Z670N」をカプコンブースの試遊台として提供します。カプコンブースに試遊台を提供するのは2年連続となります。

 

記事のポイント

ゲームに最適な機能を搭載したレグザの「Z670Nシリーズ」を、最新ゲームを遊びながら体験できるチャンス。オトモアイルーをデザインした特製クリアファイルももらえるので、気になる方はぜひ東京ゲームショウ2024へ足を運んでみてください。

 

4K液晶レグザ「Z670Nシリーズ」は、144Hz VRR入力や最小遅延速度約0.83msec、ゲーム機に合わせて設定が適切に自動変更される「オートゲームアジャスト」機能、ゲームプレイ環境の確認や設定の変更が容易にできる「ゲーミングメニュー」搭載などゲームプレイに最適なスペックを備えた機種。テレビの本質である画質・音質も優れており、「モンスターハンターワイルズ」公認高画質・高音質を取得しています。サイズは75V型、65V型、55V型、50V型、43V型の5サイズを展開。

4K液晶レグザ「Z670Nシリーズ」

 

東京ゲームショウ2024では、カプコンブースで「モンスターハンターワイルズ」を試遊した人に、オトモアイルーをデザインした特製クリアファイルをプレゼントするキャンペーンを実施。試遊1回につき1つもらえます。

特製クリアファイル

 

また、9月20日より、レグザ公式サイトにおいてレグザの高画質・高音質・優れたゲーム機能をわかりやすく解説した特設サイトを公開。さらに、レグザを使用したマルチプレイによる「モンスターハンターワイルズ」のプレイ動画も、9月28日17:00に公開される予定です。

 

TVS REGZA
4K液晶レグザ「Z670Nシリーズ」
発売中

 

ソニー「BRAVIA 9」シリーズ登場。4K BRAVIA史上最高の輝度で自宅での映像鑑賞がもっとリッチに

ソニーは、より鮮やかな色彩と、きめ細やかで明暗がはっきりした描写を実現する、Mini LEDバックライト搭載の4K液晶テレビ「BRAVIA 9」シリーズなどを発表。8月10日から順次発売します。

 

今回登場したのは、Mini LEDモデルやQD-OLEDモデル、4K有機ELなど合わせて全4シリーズ12機種。いずれの製品にも、クリエイターが意図した映像を忠実に再現できる「スタジオ画質モード」や、各種コンテンツの信号をテレビが識別し、最適な画質に自動調整する「Prime Video 画質モード」が搭載されています。

 

サイズや型名、発売日などは以下の通りです。

商品名 シリーズ名 サイズ 型名 発売日 価格
 

Mini LEDバックライト搭載
4K液晶テレビ

 

BRAVIA 9
(XR90)

85V型 『K-85XR90』  

8月10日

 

 

 

 

 

 

オープン価格

75V型 『K-75XR90』
65V型 『K-65XR90』
 

Mini LEDバックライト搭載
4K液晶テレビ

 

BRAVIA 7
(XR70)

85V型 『K-85XR70』  

8月31日

75V型 『K-75XR70』
65V型 『K-65XR70』
55V型 『K-55XR70』
 

QD-OLEDパネル搭載
4K有機ELテレビ

 

A95L

65V型 『XRJ-65A95L』  

8月10日

55V型 『XRJ-55A95L』
 

4K有機ELテレビ

 

BRAVIA 8
(XR80)

77V型 『K-77XR80』  

8月31日

65V型 『K-65XR80』
55V型 『K-55XR80』

 

フラッグシップモデルのBRAVIA 9は、ピーク輝度を最大約1.5倍に高め、4K BRAVIA史上最高の輝度を実現。さらに、新開発のLEDドライバー「XR バックライト マスタードライブ」を搭載し、より緻密にMini LEDバックライトを制御することで、きめ細やかで明暗がはっきりした描写が堪能できるようになっています。

 

音の立体感、クリアさも強化されています。テレビ本体のスピーカーに、音を壁と天井に反射させて上方向から届ける「ビームトゥイーター」を追加したうえ、サウンドバーなどとの接続時に、テレビをセンタースピーカーとして使用できる「アコースティックセンターシンク」機能も進化し、より高精度な音響調整を行えるようになりました。

↑テレビ背面の「ビームトゥイーター」と、テレビのフレームを振動させて高音域の音を前に届ける「フレームトゥイーター」のイメージ

 

「BRAVIA 7」シリーズは、2023年発売のフラッグシップモデル「X95L」シリーズと同じバックライト制御技術「XR バックライト マスタードライブ」を搭載しています。さらに、LEDバックライトの分割数やピーク輝度についても、X95Lシリーズと同等の性能を備えているといいます。

 

「A95L」シリーズは、従来機種の「A95K」シリーズと比較し、ピーク輝度が最大2倍に向上しています。QD-OLEDパネルの純度の高い発色と、プロセッサー「XR」の映像処理技術「XR トリルミナス マックス」を掛け合わせ、より明るく鮮やかな色彩を繊細に表現できます。

 

「BRAVIA 8」シリーズは、プロセッサー「XR」が有機ELパネルの能力を最大限に引き出し、ピーク輝度を最大1.2倍に向上させています。明暗がくっきりとした、高コントラストな映像表現が可能です。壁掛けにも適した薄さで、リビングに溶け込む美しいデザインです。

 

100V型で壁寄せスタンド対応! ハイセンスが日本向け4K液晶テレビ「100U7N」を投入

ハイセンスジャパンが、100V型4K液晶テレビ「100U7N」を2024年7月に発売します。本機は世界トップの100V型テレビ出荷台数を誇る同社が日本市場に向けて展開したモデルで、実売予想価格は89万8000円前後。日本の住宅環境を考慮し、軽量化による壁寄せテレビスタンドにも対応するため、レイアウトに柔軟に合わせた設置ができます。

↑100V型4K液晶テレビ「100U7N」

 

↑壁寄せスタンドにも対応

「ローカルディミング Pro」など高画質化技術もしっかり搭載

高画質化技術もしっかり搭載。直下型LEDバックライトをエリアごとに細かく分割して制御する「ローカルディミング Pro」により、コントラストを高めて映像の奥行き感をアップ。バックライトの光を量子ドットで変換することで純度の高い色を実現する「広色域量子ドット」も搭載しています。

↑LEDバックライトのエリアコントロールによって暗部と明部の差をしっかり描写します

 

広視野角パネルを採用するほか、TVS REGZA社と共同開発した新開発「HI-VIEWエンジンII」も搭載。地デジ/BS/CS、4K放送、ネット動画、ゲームなどのコンテンツをAIが認識し自動的に最適な高画質に調整します。ネット動画特有のバンディングノイズ(階調段差)を抑制するのも特徴。

↑新開発「HI-VIEWエンジンII」のイメージ

 

音質の面では、左右メインスピーカーとサブウーファーを搭載した3スピーカーシステムで実用最大出力40Wを実現しています。前後左右に加えて、高さ方向の音表現も可能な「Dolby Atmos」に対応。迫力ある立体サウンドで、映画館のような映像体験が味わえるとのこと。

 

 

ネット動画やゲーム機能も充実

ネット動画やゲーム機能も充実しています。さまざまな動画の視聴に対応するVIDAA OSを搭載。ボタンを押してからの反応が素早く、スムーズな操作を実現したほか、検索などに便利な音声操作ができるVIDAA Voiceも搭載しています。さらに、リモコンには12社の動画配信をダイレクトで選べるボタンがあるのも便利です。

↑リモコンにはVODダイレクトボタンを12個用意

 

4K 144P入力の最新ゲーム機でも約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」に対応。ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少なく、素早い動きのゲームをストレスフリーに楽しめます。

↑144Hz VRR(可変リフレッシュレート)によって、描画ずれなく滑らかな映像でゲームを楽しめます

 

発売に合わせ、7月4日~10月31日の期間に豪華購入特典キャンペーンも実施中。100U7Nを購入すると、Yogibo MAXやNintendo Switchといった「100V型堪能グッズ」の中から、好きな商品を2つ選べます。

↑「100U7N」を購入すると、もれなくプレゼントがもらえます

 

レグザから「憧れのフラッグシップ」出た! 有機EL、Mini LED液晶とも明るさ・コントラスト大幅アップ

TVS REGZAは、タイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Nシリーズ」(55V型、65V型)およびタイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z970Nシリーズ」(65V型、75V型)を7月12日に発売すると発表しました。「X9900Nシリーズ」の市場想定価格は55V型が48万1800円、65V型が64万6800円。「Z970Nシリーズ」の市場想定価格は65V型が49万5000円、75V型が66万円。

↑2024年の4K 有機ELレグザと4K Mini LED液晶レグザのフラッグシップが登場!

 

↑TVS REGZAの取締役副社長・石橋泰博氏。「レグザは有機ELも本気、Mini LED液晶も本気。私がテレビを始めて15年ぐらいになりますが、今回のツートップのハイエンドモデルはその15年の歴史のなかで最もいいモデルに仕上がった」と語りました

 

マイクロレンズアレイ有機ELパネルを新開発

4K 有機ELレグザの最高峰、「X9900Nシリーズ」は新開発のマイクロレンズアレイ有機ELパネルを採用しました。有機ELが発光した光をマイクロレンズアレイ層が効率的に画面に出力。その際の発熱を、3層のアルミで構成される独自開発のハイブリッド高冷却システムが効率的に冷却することで、有機ELパネルのパフォーマンスを存分に引き出し、高輝度・高コントラストの映像美を実現するとのこと。

↑タイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Nシリーズ」(左から55V型、65V型)

 

↑マイクロレンズアレイ搭載で光を効率よく取り出すほか、独自の3層ハイブリッドアルミ高冷却システムで効果的に放熱します

 

Mini LED液晶は電流を制御してコントラストを高めた

また、4K Mini LED液晶レグザ「Z970Nシリーズ」は、同社従来比1.3倍の輝度を実現した新開発4K Mini LED広色域量子ドット液晶パネルモジュールを搭載。個々のエリアごとのMini LEDの点灯時間だけでなく、電流を高精度で制御する「Mini LED高コントラストテクノロジー」に対応し、輝く光と引き締まった黒が、高コントラストを実現するといいます。

↑タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z970Nシリーズ」(左から75V型、65V型)

 

↑新開発の高輝度Mini LED液晶パネルのイメージ。従来比約1.3倍のバックライトのほか、低反射ARコートやワイドアングルシートも採用し、高コントラスト、広視野角を実現しました

 

↑バックライトのエリアコントロールのデモ。実際の映像(左)に応じてバックライト(右)を緻密にコントロールし、コントラストを高めます

 

画質面では「X9900Nシリーズ」「Z970Nシリーズ」とも、新たに「AIシーン高画質PRO」技術に対応しました。夜景、花火・星空、リング競技、サッカーといったコンテンツのシーンを判別し、それぞれのコンテンツに合わせて独自の映像信号処理およびパネル駆動処理を行うことで、その場にいるような光景を再現するといいます。

↑「X9900Nシリーズ」(左)と従来モデル「X9900Mシリーズ」(右)で花火のシーンを比較。明らかに黒の締まりと花火の輝きが違います

 

↑フラッグシップ2モデルには、視聴者の距離を検知し、最適な画質調整を行う「ミリ波レーダー」も引き続き搭載

 

5.1.2ch出力に対応し、画面の外から鳴る音もリアルに再現

音質面では、両機種ともに新開発のイマーシブサウンド360 PROに対応しました。新開発のオーディオポストプロセッサーにより5.1.2ch出力に対応。チャンネルごとに適切な補正を行うことで、画面の外から鳴る音までもリアルに再現します。また、スピーカーごとの周波数特性や音圧、タイミングを適切に調整する「マルチスピーカークオリティーマネージメント」も搭載しており、リアルで迫力のあるサウンドを再現するといいます。

↑スピーカーの駆動が視覚的にわかるデモ。4K Mini LED液晶レグザ「Z970Nシリーズ」では、11個のスピーカーを大出力122Wマルチアンプで独立駆動させ、5.1.2チャンネルの迫力の音場を実現します

 

「みるコレ番組ガイド」が「推し活」に役立つ機能に進化

さらに、放送済みのテレビ番組をネット動画のように思う存分楽しめる「タイムシフトマシン」など、レグザならではのユニークな機能を装備。視聴したい番組をシームレスに探すことができる「ざんまいスマートアクセス」にも対応し、録画番組、ネット動画などの垣根を超えて観たいコンテンツを好きなだけ楽しめます。

 

このほか、「みるコレ番組ガイド」が推し活などに役立つ機能として進化しました。気になるアイドルや俳優などを登録すると、そのタレントだけを集めた推しの出演番組スケジュールを表示。推し活を強力にサポート。また、新機能の「番組こねくと」では、近年増えてきた見逃し配信の視聴をサポートします。気になるテレビ番組がどの動画配信サービスで配信されているのかを簡単にチェックすることができるため、見逃し配信先を見つける時などに便利です。

↑「みるコレ番組ガイド」で推しタレントを登録しておけば、出演予定の番組スケジュールや録画済の出演番組などを一覧で表示してくれます

 

↑高画質処理回路「レグザ エンジンZRα」(左)と、Bluetoothに対応し、12個のネット動画ダイレクトボタンが付いたリモコン(右)

 

有機EL、Mini LED液晶とも明るさとコントラストを向上させ、さらなる高画質化を果たしたレグザのツートップ。有機ELは特に夜景が息を飲むような美しさで、Mini LED液晶は元気のいい鮮やかな映像が印象的。立体音響システムも搭載しているので、映画やスポーツを楽しむには最適ですね。55V型~75V型という大画面展開もあいまって、「憧れのフラッグシップ」と呼ぶにふさわしい内容でした。

好調ハイセンスのコスパがさらにアップ! 4K液晶テレビ「U9Nシリーズ」が劇的に進化した

ハイセンスジャパンは2024年テレビの新製品として、Mini LEDと量子ドットダイナミックカラーを搭載した4K液晶テレビ「U9Nシリーズ」を6月に発売します。サイズは75V型と65V型を用意。実売予想価格は75V型が40万円前後、65V型が30万円前後です。

↑中央が「U9Nシリーズ」。左が「U8Nシリーズ」で右が「U7Nシリーズ」

 

↑「U9Nシリーズ」のサイズは65V型で144.9×86.4(90.4)×29.0㎝、75V型で167.1×99.2(103.1)×34.0㎝ ※ともに高さ2段階あり

 

新エンジンがコンテンツを認識して自動で高画質化

本製品は従来製品「U9Hシリーズ」から画質が大幅な進化を遂げています。なかでも注目はTVSレグザと共同開発した新エンジン「HI-VIEWエンジンII」。地デジ/BS/CS、4K放送、ネット動画、ゲームなどのコンテンツを、AIが認識して⾃動的に最適な⾼画質に調整します。

↑新エンジン「HI-VIEWエンジンII」がコンテンツに応じて最適な画像処理を施します

 

このほか、「HI-VIEWエンジンII」によって、さまざまな高画質処理も実現。階調段差を抑制する「バンディングノイズ制御」や映像の揺れを抑える「フレームジャダー低減」、速い動きもすっきりクリアに⾒せる「クリアモーションPro」、肌の質感をリアルに再現する「美肌リアリティーPro」などを搭載しています。明るさや照明の色などに応じて自動で画質を調整する「おまかせセンサーPro」も便利。

↑バンディング制御の比較映像デモ。従来製品(左)ではノイズのしま模様がはっきり見えますが、U9Nシリーズ(右)ではグラデーションがなめらかです(画面右半分を参照)

 

明暗のメリハリがきいた高コントラストな映像を実現

さらに、⼩型のLEDバックライトを数多く敷き詰めることで、明るく⾼コントラストな映像を実現。さらに構造の最適化によって従来⽐で約187%の⾼輝度化(ピーク輝度)を実現し、昼間でも⾒やすい画⾯を実現しました。

エリア分割機能の「ローカルディミングアドバンスト」も搭載。直下型Mini LEDバックライトのエリアごとに分割して光の点灯を制御することで、従来のローカルディミングよりエリアを約4倍に細分化しました。明るい部分はより明るく、⿊い部分はより⿊く再現することで、有機ELに迫る⾼コントラストを実現します。

また、量⼦ドットダイナミックカラーを搭載し、バックライトの光を量⼦ドットで変換することで純度の⾼い⾊を実現。特に緑と⾚の⾊表現が⼤幅に改善し、リアルに近い広⾊域を実現するとのこと。

 

パネルには従来の低反射処理よりも画面の映り込みを50%低減するARコートの低反射素材を新採用。また、ヘイズ(曇り具合)も低く、斜めから見ても白っぽくならないのが特徴です。

 

さらに、ハイコントラストで高画質な広視野角パネルを採用することで、どの角度から見ても色が褪せることがないほか、STW補正処理搭載によって、斜めから見たときの光漏れを90%以上抑制。どこから見ても黒がくっきり見えるとのこと。

↑従来モデル(左)とU9Nシリーズ(右)を斜めから見た画面比較。U9Nシリーズは色の変化を抑え、物体の輪郭もしっかり描いており、その差は歴然です

 

ゲーマーにはうれしい機能を満載

ゲームを楽しむための機能も充実。4K 144P入力の最新ゲーム機でも約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」に対応し、ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少ないので、アクションゲームやFPS、格闘ゲームなど早い動きのゲームに最適です。

 

また、ゲームプレイに特化したメニューを新搭載。リフレッシュレート、HDR、VRRの状況を随時確認でき、画像が暗くて暗部のディテールがよく見えないときなどもメニューからカンタンにバックライトや暗部ガンマを調整できます。

↑新搭載のゲーミングメニュー(画面は共通のメニューを持つU7Nシリーズのもの)

 

FPSゲームで活用できる「照準表示」も搭載しました。HDMI2.1規格の4K 144P入力に対応し、ちらつきやカクツキを抑制。従来モデルはリフレッシュレート(1秒間のコマ数)を倍速(120Hz)としていましたが、本製品では144Hzとしてさらになめらかな映像を実現し、次世代のゲームも存分に楽しめるといいます。

 

リモコンはBluetooth対応でどこに向けてもコントロールが可能なほか、12社の動画配信サービスのダイレクトボタンを備えているのが便利。

 

音質の面では、2.1.2chの7スピーカーシステムを搭載し、実用最大出力60Wという迫力の立体音響を実現。前後左右に加えて、高さ方向の音表現も可能な「Dolby Atmos」にも対応しています。

 

「U8Nシリーズ」と「U7Nシリーズ」も5月に発売

このほか、Mini LEDと広色域量子ドットを搭載した4K液晶テレビ「U8Nシリーズ」と、量子ドット搭載の4K液晶テレビ「U7Nシリーズ」も5月中旬に発売されます。「U8Nシリーズ」は55V型、65V型、75V型、85V型の4サイズで、実売価格は16万8000~35万8000円(税込)。「U7Nシリーズ」は43V型、50V型、55V型、65V型の4サイズで、実売価格は10万8000~17万8000円(税込)。

↑「U8Nシリーズ」の概要。エリア分割数やピーク輝度、パネルの低反射処理などは上位モデルの「U9Nシリーズ」に及びませんが、Mini LEDと広色域量子ドットを搭載し、144Hzの「ゲームモードPro」 に対応。「HI-VIEWエンジンII」を搭載し、多彩な高画質処理を実現しています

 

↑「U7Nシリーズ」の概要。Mini LEDは搭載せず、エリア分割には対応していませんが、広色域量子ドットを搭載。144Hzの「ゲームモードPro」や「HI-VIEWエンジンII」もしっかり搭載しています

 

今回の新製品にはTVSレグザの高画質技術との共通点が数多く見られ、その技術を惜しみなく投入したモデルであることがうかがえます。その意味で、元々高く評価されていたコスパがさらにアップした印象。近年はシェアを伸ばしているというハイセンスですが、今後もさらに多くのユーザーの支持を集めそうです。

↑生成AIを活用した接客サービス「AI接客アドバイザー」も発表されました。ハイセンスのテレビに関する質問にチャット形式で素早く答えてくれるのが便利。一部店舗に設置されたタブレットから利用できるほか、スマホでQRコードを読み取れば利用できます

ハイセンスのこだわりが詰まった! Mini LED×量子ドットを搭載「U8Nシリーズ」

ハイセンスジャパンは、地デジをはじめとする放送番組はもちろんのこと、豊富な映画やスポーツなどのエンターテインメント・ネット動画も手軽に楽しめ、Mini LED×量子ドットを搭載した「U8Nシリーズ」を2024年5月中旬より発売します。

 

鮮やかなコントラスト、色表現!

↑U8Nシリーズの画面サイズは85型、75型、65型、55型の4サイズです

 

U8Nシリーズは、従来の液晶テレビよりも小型のLEDバックライトを数多く敷き詰めることで、 細部までメリハリのある、明るく高コントラストな映像を実現しています。さらに構造の最適化を図りハイセンス従来比150%(※1)の高輝度化を実現。明るいリビングでも見やすい画面となっています。

※1)ピーク輝度:ハイセンス75U8K(2023年モデル)と75U8N(2024年モデル)との比較。

 

ミニLEDバックライトと量子ドットを組み合わせた4K液晶パネル(3840×2160ピクセル)を採用。パネル方式はADSで、85型のみVAを使用しています。直下型Mini LEDバックライトをエリアごとに細かく分割して制御。明るい部分と暗い部分の差がはっきりと出ることで、映像の奥行き感がアップしています。

 

パネルの表面に低反射素材を採用。外光の反射を抑えられるので、明るい部屋でも、映り込みの少ない画面を表示できます。従来製品に対して50%(※2)反射を低減しています。

※2)反射率:ハイセンス65U7H(2022年モデル)と65U8N(2024年モデル)との比較。

 

TVS社と共同開発の新開発HI-VIEWエンジンIIを搭載しています。

 

また、まざまな国内人気の動画の視聴に対応のVIDAA OS搭載しています。ボタンを押してからの反応が素早く、スムーズな操作を実現。検索などに便利な音声操作ができるVIDAA Voiceも搭載。さらに、12社の動画配信をダイレクトで選べます。また、ダイレクトボタンを押下するとテレビの電源が自動起動する連動機能も対応しています。

 

U8Nシリーズの市場想定価格は、85型が35万8000円前後、75型が27万8000円前後、65型が19万8000円前後、55型が16万8000円前後です。(すべて税込価格)

 

 

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144Hzゲーミング対応・量子ドットを搭載した、ハイセンス4K液晶テレビ「U7Nシリーズ」

ハイセンス・ジャパンは、地デジをはじめとする放送番組はもちろんのこと、豊富な映画やスポーツなどのエンターテインメント・ネット動画も手軽に楽しめ、さらに144Hzゲーミングも対応の量子ドットを搭載した「U7Nシリーズ」を5月中旬より発売します。

 

U7Nシリーズは、バックライトの光を量子ドットで変換することで純度の高い色を実現。従来の液晶より、特に緑と赤の色表現が大幅に改善できています。ハイコントラストで高画質な広視野角パネルを採用。どの角度から見ても色が褪せることがなく、みんなで高画質を楽しめます。

↑画面サイズは65v型、55v型、50v型、43v型をラインナップ

 

圧倒的に情報量が多い4K映像を高速処理。さらに進化したハイセンス最新の映像エンジン「HI-VIEWエンジンII」を搭載。地デジ/BS/CS、4K放送、ネット動画、ゲームなどのコンテンツを、AIが認識し自動的に最適な高画質に調整します。

 

音質に関しては、左右メインスピーカーとサブウーファーを搭載した3スピーカーシステムで実用最大出力40Wを実現。重低音と臨場感でエンターテインメントを楽しめます。

 

またゲーム機能に関しては、インターフェースにHDMI2.1を採用。4K 144P入力の最新ゲーム機でも約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」に対応しています 。ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少なく特にアクションゲームやFPS、格闘ゲームなど早い動きのゲームに最適です。

※4K/120Hz・4K/144Hz、1080p/120Hz・1080p/144Hz入力時の映像遅延時間。映像メニュー「ゲーム」選択時。4K/120Hz・4K/144Hz・1080p/144Hz入力はHDMI入力端子1、2のみ対応。

 

技術によりリフレッシュレートとフレームレートとのコマ落ちや入力遅延により発生する映像のちらつきやカクツキを軽減し、描画ずれのない滑らかな映像でゲームが楽しめます。

 

 

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AQUOS史上最高の明るさ、シャープmini LED搭載4Kテレビ「AQUOS XLED」登場

シャープは5月17日、mini LEDバックライトを搭載した4Kテレビ「AQUOS XLED」の新製品を発表しました。機種名と市場想定価格(税込)、発売予定日は下記のとおりです。

 

4T-C75GP1(75V型)/71万5000円前後/6月15日発売予定

4T-C65GP1(65V型)/47万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C55GP1(55V型)/36万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C50GP2(50V型)/25万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C43GP2(43V型)/24万2000円前後/6月15日発売予定

↑4T-C65GP1

 

mini LEDテレビはこれまで55V型以上の大画面モデルを展開していましたが、今回新たに50V型と43V型モデルをラインアップ。近年ニーズの高い、中型に位置づけられるサイズを用意しています。

 

パネルには高密度に敷き詰めたmini LEDバックライトを映像に合わせて細かく制御する「アクティブmini LED駆動」技術を採用。輝度が従来機に比べて約15%向上して、AQUOS史上最高の明るさを実現しているそうです。また、55V型以上のモデルでは、量子ドット技術を採用した新開発の「N-Black Wideパネル」を搭載しています。視聴位置による色の変化を軽減し、斜めから見ても鮮やかな色彩を表現可能とのこと。

↑手前が最新モデルで、奥が前モデル。N-Black Wideパネルを搭載しているため、斜めから視聴しても色が白っぽくなることなく、鮮やかなことがわかります

 

画像処理エンジンは「Medalist S5X」に進化し、コンテンツに応じて自動で画質や音質を調整する「AIオート」を新搭載しました。さらに、AIが精細感を高める「AI解像」、アニメやネット動画で発生しやすいグラデーションの乱れを補正して滑らかにする「アニメ・ネットクリア」機能も新たに搭載しています。

↑新機能のAIオート。視聴環境に合わせて画質を自動で調整する環境センシングも進化し、新たに部屋の色温度を検知して調整が可能になりました

 

↑AI超解像とアニメ・ネットクリアも搭載

 

スピーカーは55V型以上のモデルと50V型以下のモデルで構成が分かれています。55V型以上のモデルは、ツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成で、合計の最大出力は100W。50V型以下のモデルはツイーター2基、ミッドレンジ2基、サブウーファー1基を搭載し、合計の最大出力は50Wを実現しています。

 

なお、全機種でGoogle TVを搭載。あらゆるストリーミングサービスをひとつの画面に集約されているため、見たい作品を探しやすくなるほか、リモコンからGoogle アシスタントを起動して検索も可能です。

↑Google TVを搭載

 

また、2つの番組を画面の左右同時に表示する「ズーム2画面」機能も採用しました。放送+放送、放送+HDMI経由の映像を表示でき、画面サイズは大小9通りの組み合わせで大きさを変えながら視聴できます。音声はどちらかの映像の音を出力可能です。

↑ズーム2画面のデモ。このようにメインの画面を大きく、気になる裏番組を小さくといった表示ができます

 

また、シャープは同日に4K液晶テレビ「AQUOS」も発表。ラインアップはこちらです。

 

4T-C75GN1(75V型)/39万6000円前後/7月6日発売予定

4T-C65GN1(65V型)/28万6000円前後/7月6日発売予定

4T-C55GN1(55V型)/24万2000円前後/7月6日発売予定

4T-C55GN2(55V型)/20万9000円前後/7月20日発売予定

4T-C50GN2(50V型)/18万7000円前後/7月20日発売予定

↑4T-C65GN1

画質と音質をAIが自動調整、シャープ4K有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」「AQUOS OLED」新製品

シャープは5月17日、4K有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」「AQUOS OLED」の新製品を発表しました。機種名と市場想定価格(税込)、発売予定日は下記のとおりです。

 

AQUOS QD-OLED

4T-C65GS1(65V型)/60万5000円前後/6月15日発売予定

4T-C55GS1(55V型)/44万円前後/6月15日発売予定

↑4T-C65GS1

 

AQUOS OLED

4T-C77GQ1(77V型)/80万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C65GQ1(65V型)/47万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C55GQ1(55V型)/36万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C48GQ2(48V型)/28万6000円前後/6月22日発売予定

4T-C42GQ2(42V型)/27万5000円前後/6月22日発売予定

↑4T-C65GQ1

 

AQUOS QD-OLEDの新モデルは、最新世代の「量子ドット有機ELパネル」を搭載。有機ELの発光を量子ドット層で赤・緑・青の3原色に変換することで、明暗が豊かで鮮やかな色を再現するといいます。また、発光を妨げる熱上昇を抑えるために、炭素製シートとアルミ製プレートの2層構造による「クールダウンシールドⅡ」を採用。加えて、発光量を緻密に制御するパネルの駆動回路「クライマックスドライブ2.0」も搭載しています。これらにより、従来モデルから約15%輝きを向上させたとのこと。

↑パネルの内部構造

 

↑こちらは2023年モデル

 

↑こちらは最新モデル。右側のビルに挟まれた道路あたりが上と比べてわかりやすく明るく感じられます

 

画像処理エンジンは「Medalist S5X」に進化し、コンテンツに応じて自動で画質や音質を調整する「AIオート」を新搭載しました。さらに、AIが精細感を高める「AI解像」、アニメやネット動画で発生しやすいグラデーションの乱れを補正して滑らかにする「アニメ・ネットクリア」機能も新たに搭載しています。

↑新機能のAIオート。視聴環境に合わせて画質を自動で調整する環境センシングも進化し、新たに部屋の色温度を検知して調整が可能になりました

 

↑AI超解像とアニメ・ネットクリアも搭載

 

スピーカーはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成で、最大出力は100Wを実現。サブウーファーは前モデルから体積が約1.3倍に増加させるなど、スピーカーユニットも一部進化させています。

 

一方のAQUOS OLED新モデルは、輝度性能に優れたとうたう有機EL素子と、発光にともなう発熱を抑える放熱構造を組み合わせた「S-Brightパネル」を搭載。また画像処理エンジンは「Medalist S5」を採用しています。AIオートやAI解像、アニメ・ネットクリア機能はAQUOS OLEDにも搭載されています。

 

スピーカーはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成(55V型~77V型)とAQUOS QD-OLEDと同じですが、最大出力は80W。48V型モデルはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基の構成で最大出力80W、42V型モデルはツイーター2基、フルレンジ2基、ハイトツイーター2基の構成で最大出力は50Wです。

 

なお、全機種でGoogle TVを搭載。あらゆるストリーミングサービスをひとつの画面に集約されているため、見たい作品を探しやすくなるほか、リモコンからGoogle アシスタントを起動して検索も可能です。

↑Google TVを搭載

 

また、2つの番組を画面の左右同時に表示する「ズーム2画面」機能も採用しました。放送+放送、放送+HDMI経由の映像を表示でき、画面サイズは大小9通りの組み合わせで大きさを変えながら視聴できます。音声はどちらかの映像の音を出力可能です。

↑ズーム2画面のデモ。このようにメインの画面を大きく、気になる裏番組を小さくといった表示ができます

ネット動画やゲーム・エンタメを存分に楽しめる!ハイセンスのフルハイビジョン/ハイビジョン液晶テレビ「A4Nシリーズ」

ハイセンスジャパンは、ネット動画やゲーム・エンタメを存分に楽しめるフルハイビジョン/ハイビジョン液晶テレビ「A4Nシリーズ」を4月上旬より発売。

↑ハイセンス「A4Nシリーズ」

 

好みのネット動画コンテンツを存分に楽しめる

A4Nシリーズの画面サイズは40型(幅900mm)、32型(幅721mm)、24型(幅553mm)の3種類です。

 

A4Nシリーズ最大の特徴は3つ。まずは、ネット動画アプリのダウンロード・インストールが一切不要で、購入してすぐにネット動画を楽しめます。観たい動画配信をダイレクトに選べる「VODダイレクトボタン」を12個搭載。ボタンを押すとテレビの電源が自動起動するので、観たい動画が手間なく素早く楽しめます。

 

続いて、スマートフォンの画面をテレビ画面に映し出して、みんなで画面をシェアできる「スクリーンシェア」機能を搭載。Apple AirPlay2対応により、Apple製デバイスの画面をスクリーンシェアすることができます。また、Anyview Cast対応により、Androidデバイスの画面をスクリーンシェアすることもできます。

 

さらに、ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少なく、特にFPSや格闘、アクションゲームなど判定にシビアなゲームに最適な「低遅延対応ゲームモード」も搭載しています。

 

気になるA4Nシリーズの画質は?

映像をよりきれいに映し出す高画質エンジン「HI-VIEWエンジン2K」は、ネット動画用の高画質処理機能を搭載し、よりコンテンツに適した高画質を実現します。豊富な映像メニューを搭載しスポーツ観戦、ゲーム、PCモニターなど見たいコンテンツに合わせて画質を選択することも可能です。

 

お部屋の明るさに応じて画面の明るさを自動的に調整してくれる「おまかセンサー」を搭載。テレビの下の面に搭載されるおまかセンサー(環境光センサー)により、部屋の明るさに応じてテレビのバックライトの明るさを自動的に調整します。さらに、「暗い部屋でももう少し明るい画面で観たい」ときなど、明るさ詳細設定でカスタマイズができます。放送、ネット動画、映画鑑賞、ゲーム、モニターなど様々な用途に対応。

↑映像をよりきれいに映し出す高画質エンジン「HI-VIEWエンジン2K」

 

32A4Nは、斜めから見ても見やすい画質ADSパネル採用。テレビを正面から見ることができない場所からも美しい映像が視聴できます。一方、40A4Nと24A4Nは高コントラストが映えるVAパネル採用し、黒が引き締まってハイライト部分も明るい映像で楽しめます。

 

原音の持つディテールがよみがえる「オートボリューム」搭載

番組とコマーシャルが変わるたびに頻繁にボリュームを合わせなくて済むほどの音量差に保ちます。映画やドラマでは爆発音などの大音量を抑える一方、聞き取りにくい呟きやささやきを適度に増幅し、製作者の意図する効果を損なわない範囲で安定した音量で再生します。さらにブルーレイディスク再生時でも音量低下を補って、ほかの番組ソースとの音量差を減らします。

 

市場想定価格は、40型が4万4800円前後、32型は3万7800円前後、24型で2万9800円前後です。(すべて税込価格)

 

 

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レグザエンジンZRを搭載した4K有機EL、4K Mini LED液晶、4K液晶新型モデルが一挙発表!

TVS REGZAから4K有機ELレグザ「X8900N」シリーズ、4K Mini LED液晶レグザ「Z870N」シリーズ、4K液晶レグザ「Z670N」シリーズ。レグザサウンドシステム「TS216G」など、新型モデルが多数発表されました。

 

ハイパフォーマンス有機ELレグザとなる「X8900N」シリーズ

X8900Nシリーズには、48、55、65型の3サイズが用意されています。4月12日より発売。最新世代の有機ELパネルになり輝度が向上したほか、処理回路が「レグザエンジンZR」へアップデート。ネット動画が高画質に視聴できる「新ネット動画ビューティ」や「みるコレ 番組ガイド」などの機能も追加されています。

↑市場想定価格は65型「65X8900N」44万円前後、55型「55X8900N」33万円前後、48型「48X8900N」26万4000円前後 ※すべて税込

 

本シリーズには新開発レグザ専用高コントラスト低反射有機ELパネルモジュールを搭載しています。ガンマ特性、輝度特性にレグザ独自のチューニングを施した有機ELパネルにより、高コントラストな映像を実現。まばゆい輝きから漆黒までメリハリのある映像を再現します。

 

 

また、ネット動画の特性に合わせて高画質処理することにより、コントラスト・精細感をアップさせ、低フレームレートコンテンツもなめらかに再生します。さらに、YouTubeなどの高圧縮コンテンツで発生しがちな圧縮ノイズやバンディングを抑制。なめらかで自然な高画質を実現します。

 

地上デジタル放送においても画面のエリアごとにあらわれるさまざまなノイズを低減し、高精細な映像を再現。文字まわりのノイズや動きのある映像で発生する動きボケを抑えて、クリアな映像を描き出します。

 

人肌の立体感や質感を向上させるとともに、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現。さらに、撮影環境などの影響によりカラーシフトした人肌を自然で美しい色合いに再現します。

 

オーディオ面では「レグザ重低音立体音響システムXP」を搭載しています。実用最大出力合計値72Wのマルチアンプが、ダブルパッシブラジエーターを組み合わせたフルレンジスピーカー、クリアツィーターの合計6個のスピーカーを駆動。のびやかでクリアな高域再生とパワフルな低音再生を実現します。

 

機能面では、テレビ番組/ネット動画の垣根を超えて視聴したい番組をシームレスに探すことができる「ざんまいスマートアクセス」に対応。さらに「みるコレ番組ガイド」が推し活などに役立つ機能として進化しています。気になるアイドルや俳優などを登録すると、そのタレントだけを集めた推しの出演番組スケジュールを表示。推し活を強力にサポートします。また、新機能の「番組こねくと」では、近年増えてきた見逃し配信の視聴をサポートします。気になるテレビ番組がどの動画配信サービスで配信されているのかを簡単にチェックすることができるため、見逃し配信先を見つける時などに便利ですね。

 

美しいハイスペックMini  LEDレクザとなる「Z870N」シリーズ

Z870Nシリーズは、55型、65型、75型の3サイズを用意し、5月31日より発売。輝度が従来比約1.3倍にアップした新開発4K Mini LED液晶パネルモジュールを搭載しています。LEDの点灯エリアを緻密に制御し、発生しがちなハロを抑制するとともに、明部と暗部の階調性豊かな高コントラスト映像を実現します。

↑市場想定価格は75型「75Z870N」52万8000円前後、65型「65Z870N」39万6000円前後、55型「55Z870N」30万8000円前後 ※すべて税込

 

いずれのシリーズにおいても、高画質映像処理エンジンはレグザエンジンZRを採用しています。パネルのポテンシャルを引き出しつつ、ノイズの少ない高精細な映像を再現。ネット動画が高画質に視聴できる「新ネット動画ビューティ」や、みるコレ番組ガイドなどの機能も追加されています。

↑地デジやBS・CS放送はもちろん、最新のネット動画も高画質に楽しめる最新のレグザエンジン

 

なお、最大6チャンネルを同時にHDDに録画できるタイムシフトマシンは、4K Mini LED液晶レグザZ870Nシリーズのみ対応しています。

 

オーディオ面では「レグザ重低音立体音響システムZ」を搭載しています。実用最大出力合計値60Wのマルチアンプが2wayメインスピーカーやトップツィーターなどを駆動し、迫力のサウンドを奏でます。

 

鮮やかで高コントラストな映像が美しいレグザとなる「Z670N」シリーズ

Z670Nシリーズは、43型、50型、55型、65型、75型の5サイズが用意され、5月17日より発売。新開発全面直下型広色域高輝度LEDパネルモジュールを採用。広色域バックライトLEDを使用し鮮やかで高コントラストな映像を楽しめます。

↑市場想定価格は75型「75Z670N」37万4000円前後、65型「65Z670N」28万6000円前後、55型「55Z670N」24万2000円前後、50型「50Z670N」18万7000円前後、43型「43Z670N」16万5000円前後 ※すべて税込

 

いずれのサイズにおいても、高画質映像処理エンジンはレグザエンジンZRを採用しています。パネルのポテンシャルを引き出しつつ、ノイズの少ない高精細な映像を再現。ネット動画が高画質に視聴できる新ネット動画ビューティや、みるコレ番組ガイドなどの機能も追加されています。

 

Z670NシリーズはZ870シリーズ同様、レグザ重低音立体音響システムZを搭載。実用最大出力合計値60Wのマルチアンプが2wayメインスピーカーやトップツィーターなどを駆動し、迫力のサウンドを奏でます。

 

Dolby Atmosに対応するサウンドバー「レグザサウンドシステム」も登場

5月17日発売のレグザサウンドシステムTS216Gは、Dolby Atmosに対応。前後左右だけでなく、高さ方向の表現を加えた立体音響技術により、没入感のあるサウンドを再現します。ハイレゾ音源の再生にも対応。実用最大出力合計値120W(非同時駆動、JEITA)のマルチアンプが40kHz以上の高域が再生可能なツィーターと2基の高性能なバスレフ型ウーファーを駆動し、低域から高域まで繊細・鮮明に奏でます。Bluetoothを使用しスマートフォンなどのデバイスと連携すれば、音楽配信サービスの楽曲を再生することも可能です。

↑「TS216G」の市場想定価格は3万8500円前後(税込)

 

また、レグザのリモコンひとつでサウンドシステムの音量調整や、設定画面からサウンドシステムの設定変更ができます。

↑テレビラックの上に置いてもテレビ視聴の邪魔にならないサイズ感

 

 

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部屋を選ばず置けてネット動画も楽しめるREGZA、「V35Nシリーズ」登場

TVS REGZAは、ハイビジョン液晶パネルを搭載したテレビ「V35Nシリーズ」を発表。2月16日に発売します。ラインアップと価格は下記のとおりです。

 

40V型「40V35N」 6万7100円(税込)

32V型「32V35N」 5万5000円(税込)

24V型「24V35N」 4万4000円(税込)

 

V35Nシリーズは、コンパクトサイズだからベッドルームなどに置けるうえに、テレビ番組はもちろん、ネット動画、SNS、スマホと連携してビデオ通話などが楽しめることから、「パーソナルスマートレグザ」と名付けられたモデルです。

 

高画質エンジンには「レグザエンジンHR」を採用。地上デジタル放送やBS・110度CSデジタル放送はもちろん、ネット動画も高精細な映像で楽しめるとしています。また、ネット動画のコントラストや精細感を向上させる「ネット動画ビューティ」、地上デジタル放送の文字周りなどのノイズを低減する「地デジビューティ」なども搭載しています。

 

 

さらに、室内の明るさを検出してテレビの明るさと画質を自動で調整する「おまかせオートピクチャー」により、照明や時間帯の明るさに合わせてコンテンツを見やすくしてくれます。

 

音質においては、バスレフ型フルレンジスピーカーとデジタルサウンドプロセッサーが、低音から高音までバランスよく再現。加えて自然な音像の定位と臨場感を実現しているといいます。

 

このほか、ボタンを押すだけで各サブスクリプションサービスにアクセスできるリモコン、好きなジャンルな番組を自動で分類する「ざんまいスマートアクセス」がネット動画にも対応、AirPlay 2やスクリーンミラーリングによるスマホ連携など、使い勝手も高められています。

「有機ELもminiLEDも本気」REGZAが気合いを入れた最新技術を公開

TVS REGZAは、米ラスベガスで開催されるテクノロジー関連の展示会「CES」にて、最新技術を参考展示します。合わせて、その詳細を発表しました。

 

新世代のエンジンは映像のシーンまで判別が可能に

公開したのは高画質と高音質の技術。高画質技術については、前提としてテレビに採用されるパネルのパフォーマンスが年々向上しているそうです。そのなかで、品質の高いパネルをどう使いこなすかが焦点となっており、技術の核となるレグザエンジンの進化にフォーカスをあてていました。

 

新世代の「レグザエンジンZRα」は、新たにシーンの判別が可能な「AI光景再現テクノロジー」を搭載。これまではたとえば、アニメの検出など、コンテンツの判別にとどまっていました。ですが、AI光景再現テクノロジーによって、夜景から夜空に浮かぶ花火までリアルに再現が可能。さらに、格闘技やゴルフ、サッカーといったスポーツシーンも、独自の映像信号処理とパネル駆動処理でリアルに再現するそうです。

↑高画質と、後述する高音質にも寄与する新世代のレグザエンジンZRα

 

↑新技術では主に4つのシーンに絞ってプレゼンテーションされました

 

開発中のデモ機を視聴して、特にわかりやすいと感じたのは有機ELテレビで映す夜景と格闘技のシーン。夜景は建物のイルミネーションによる輝きが増しています。明るくなると色が抜けやすいところ、色もしっかり再現。よりリアルなイルミネーションに見えるようにしているとのこと。また、光を引き立たせるため、夜の暗闇を沈ませることで、コントラストも上げているそうです。

↑開発中の有機ELテレビ。ビルの明かりやイルミネーションが輝くように見えつつ、全体が明るくなりすぎないよう抑えられている印象です

 

↑こちらは現行機種の有機ELテレビ。デモ機に比べて全体的に明るい印象で、特にビル群の明かりは少し色が抜けたように見えるかもしれません

 

一方の格闘技は、リング上に降り注ぐライトが多いため、画面にもやがかかったような、全体的に白っぽい映像になりがち。そのハレーションをエンジン処理によって解消することで、選手にフォーカスが当たったかのような表現が可能になったといいます。もうひとつ、選手の体にライトが当たるために、本来見えるはずの筋肉の凹凸などが映像だと消えやすいところ、エリアごとに不自然にならない程度に処理をかけているとのこと。これにより、選手の躍動感をより再現することができたそうです。

↑デモ機の映像。後ろ向きの選手の背中を見ると、筋肉の盛り上がりがしっかり判別できます

 

またminiLEDでは、電流をコントロールし、たとえば暗部の表現時に点灯時間を短くするうえに、電流も絞ることで引き締まった黒を再現しています。さらに、絞った電流をピーク輝度に達しているエリアに充てることで、明るさを向上。暗部と明部が混在するシーンの表現力を高めているとのこと。

↑開発中のminiLEDの高コントラストテクノロジー

 

↑開発中のminiLEDテレビ。ビルの明るさを表現しつつ、ビル屋上はしっかり暗くするなどにより、夜景の明暗をしっかり再現しています

 

↑左が開発中のデモ機で、右が現行のminiLEDテレビ。スカイツリーのイルミネーションの明るさや、下に広がる夜景の明るさが違うのが見て取れるでしょう

 

より立体的で臨場感のある5.1.2ch出力に対応した高音質技術

高音質技術は、新たに新開発の「レグザイマーシブサウンド 5.1.2」を公開。「オーディオポストプロセッサ」により、いままで以上に立体的で臨場感のある5.1.2ch出力に対応させたそうです。加えて、10基のアンプを搭載し、スピーカーに対してアンプをほぼ独立状態で駆動させることで、立体感のある音作りに成功しているといいます。

↑レグザイマーシブサウンド 5.1.2のプレゼンテーション。Dolby Atmos対応コンテンツで音を聴くと、雨が上から降り注いだり、光の動きに合わせて音も動いたりと、立体音響をしっかりと感じられます

 

ここ数年はminiLED搭載モデルを出すなど、液晶に力を入れてきた印象のあるレグザ。ですが、今年は「レグザは有機ELも本気、miniLED液晶も本気」とスローガンを掲げています。それぞれ進化したパネルのパフォーマンスを最大限に引き出すために、レグザエンジンも進化させ、より高画質を打ち出す姿勢が見える展示といえそうです。

 

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「有機ELもminiLEDも本気」REGZAが気合いを入れた最新技術を公開

TVS REGZAは、米ラスベガスで開催されるテクノロジー関連の展示会「CES」にて、最新技術を参考展示します。合わせて、その詳細を発表しました。

 

新世代のエンジンは映像のシーンまで判別が可能に

公開したのは高画質と高音質の技術。高画質技術については、前提としてテレビに採用されるパネルのパフォーマンスが年々向上しているそうです。そのなかで、品質の高いパネルをどう使いこなすかが焦点となっており、技術の核となるレグザエンジンの進化にフォーカスをあてていました。

 

新世代の「レグザエンジンZRα」は、新たにシーンの判別が可能な「AI光景再現テクノロジー」を搭載。これまではたとえば、アニメの検出など、コンテンツの判別にとどまっていました。ですが、AI光景再現テクノロジーによって、夜景から夜空に浮かぶ花火までリアルに再現が可能。さらに、格闘技やゴルフ、サッカーといったスポーツシーンも、独自の映像信号処理とパネル駆動処理でリアルに再現するそうです。

↑高画質と、後述する高音質にも寄与する新世代のレグザエンジンZRα

 

↑新技術では主に4つのシーンに絞ってプレゼンテーションされました

 

開発中のデモ機を視聴して、特にわかりやすいと感じたのは有機ELテレビで映す夜景と格闘技のシーン。夜景は建物のイルミネーションによる輝きが増しています。明るくなると色が抜けやすいところ、色もしっかり再現。よりリアルなイルミネーションに見えるようにしているとのこと。また、光を引き立たせるため、夜の暗闇を沈ませることで、コントラストも上げているそうです。

↑開発中の有機ELテレビ。ビルの明かりやイルミネーションが輝くように見えつつ、全体が明るくなりすぎないよう抑えられている印象です

 

↑こちらは現行機種の有機ELテレビ。デモ機に比べて全体的に明るい印象で、特にビル群の明かりは少し色が抜けたように見えるかもしれません

 

一方の格闘技は、リング上に降り注ぐライトが多いため、画面にもやがかかったような、全体的に白っぽい映像になりがち。そのハレーションをエンジン処理によって解消することで、選手にフォーカスが当たったかのような表現が可能になったといいます。もうひとつ、選手の体にライトが当たるために、本来見えるはずの筋肉の凹凸などが映像だと消えやすいところ、エリアごとに不自然にならない程度に処理をかけているとのこと。これにより、選手の躍動感をより再現することができたそうです。

↑デモ機の映像。後ろ向きの選手の背中を見ると、筋肉の盛り上がりがしっかり判別できます

 

またminiLEDでは、電流をコントロールし、たとえば暗部の表現時に点灯時間を短くするうえに、電流も絞ることで引き締まった黒を再現しています。さらに、絞った電流をピーク輝度に達しているエリアに充てることで、明るさを向上。暗部と明部が混在するシーンの表現力を高めているとのこと。

↑開発中のminiLEDの高コントラストテクノロジー

 

↑開発中のminiLEDテレビ。ビルの明るさを表現しつつ、ビル屋上はしっかり暗くするなどにより、夜景の明暗をしっかり再現しています

 

↑左が開発中のデモ機で、右が現行のminiLEDテレビ。スカイツリーのイルミネーションの明るさや、下に広がる夜景の明るさが違うのが見て取れるでしょう

 

より立体的で臨場感のある5.1.2ch出力に対応した高音質技術

高音質技術は、新たに新開発の「レグザイマーシブサウンド 5.1.2」を公開。「オーディオポストプロセッサ」により、いままで以上に立体的で臨場感のある5.1.2ch出力に対応させたそうです。加えて、10基のアンプを搭載し、スピーカーに対してアンプをほぼ独立状態で駆動させることで、立体感のある音作りに成功しているといいます。

↑レグザイマーシブサウンド 5.1.2のプレゼンテーション。Dolby Atmos対応コンテンツで音を聴くと、雨が上から降り注いだり、光の動きに合わせて音も動いたりと、立体音響をしっかりと感じられます

 

ここ数年はminiLED搭載モデルを出すなど、液晶に力を入れてきた印象のあるレグザ。ですが、今年は「レグザは有機ELも本気、miniLED液晶も本気」とスローガンを掲げています。それぞれ進化したパネルのパフォーマンスを最大限に引き出すために、レグザエンジンも進化させ、より高画質を打ち出す姿勢が見える展示といえそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

お値段は安い。ニトリからGoogle TV搭載32型チューナーレステレビ登場

ニトリは、Google TV搭載の32型チューナーレステレビを発売しました。価格は2万9990円(税込)です。

 

スマートテレビプラットフォームのGoogle TV搭載により、複数のストリーミングサービスを1つの画⾯でまとめて表⽰できます。そのため、複数のアプリを切り替えることなく、観たいものを⾒つけられます。

 

解像度は1366×768ドットで、応答速度は8.5ms。また輝度は230cd/㎥、コントラスト比は3000:1となっています。

 

枠の細いすっきりとしたデザインで、画⾯の迫⼒がアップ。視野⾓は左右・上下とも約178度あり、横から⾒てもきれいな映像が映るので、家族や友⼈と⼀緒に動画を楽しめます。

 

カラーはホワイトとブラックの2色。本体サイズは幅719.4×奥⾏475.6×⾼さ189.6mm(スタンド含む)で、重さは約3.75kg(スタンド含む)です。

LG、ワイヤレスで超大画面な4K有機ELテレビ発表。お値段はなんと……

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ワイヤレスで使用できる4K有機ELテレビ「OLED M3」を発表しました。ラインアップは97インチの「LG SIGNATURE OLED97M3PJA」と、77インチの「OLED77M3PJA」をそろえており、2024年2月上旬に発売します。税込の予想実売価格は97インチモデルが429万円前後、77インチモデルが99万円前後です。なお、97インチモデルは受注生産となります。

 

OLED M3は、端子やチューナーを専用ボックスの「ZeroConnect Box」に収め、ボックスとテレビをワイヤレス接続することで、映像を楽しめる製品です。壁掛け用の取り付け金具も付いており、インテリアを優先した設置が可能になります。

 

ZeroConnect Boxとテレビは60Hz帯を利用してワイヤレス接続。高速なうえに一般的なWi-Fiとは帯域が異なるため、混線による通信障害の心配はないとしています。ただし、テレビとZeroConnect Boxでそれぞれ電源ケーブルの接続が必要になります。また、ZeroConnect Boxはテレビから最大10mの距離まで離しても接続できるとのこと。

↑OLED77M3PJA

 

画質面では、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor Gen6」を搭載。地上波、ネット動画を問わずあらゆるコンテンツに合わせて、美しく鮮明な映像を再生するとのこと。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

さらに、α9 AI Processor Gen6は音質も最適化。映像のジャンルをシーン分析して、映像に合わせて臨場感あふれるバーチャル9.1.2chサウンドに変換します。

 

独自OS「webOS 23」も搭載し、Netflixやhulu、Tverなど、幅広い動画サービスに対応しています。このほか、画像を選ぶだけで好みの画質に設定できる「パーソナルピクチャーウィザード」機能も採用。

 

なお、97インチモデルは別売りで専用スタンドを用意しています。

↑LG SIGNATURE OLED97M3PJA

レグザ史上最大の100V型! 業界初ミリ波レーダーを搭載した4K ミニLED液晶の「100Z970M」登場

TVS REGZAは11月1日、レグザ史上最大サイズの100V型タイムシフトマシン4K ミニLED液晶レグザ「100Z970M」を発表。12月に発売します。

 

発表された製品はZ970Mシリーズのラインアップに新たに追加されたモデルです。高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」や4K ミニLED広色域量子ドット液晶パネルモジュールを搭載しています。さらに、業界では初のミリ波レーダーを用いたセンシング技術「レグザセンシング」を採用。このミリ波レーダーが検知した視聴者の位置情報に基づいて、高画質化・高音質化を実現しています。

 

加えて、自然な人肌を再現する「ナチュラルフェイストーンPRO」、ネット動画を高画質化する「ネット動画ビューティPRO」、クラウドと連携することで高精細な映像を再現する「地デジAIビューティPRO」など、さまざまな高画質技術も搭載。

 

音質では、マルチアンプ駆動の「重低音立体音響システムZHD」を搭載し、大迫力のサウンドを体感できます。

 

これまでZ970Mシリーズは、85V型、75V型、65V型サイズを展開してきましたが、100V型の追加により4サイズ展開となりました。

 

発売は12月予定で、価格はオープン。なお、発売同日から「100v誕生記念スペシャルキャンペーン」を開始します。加えて、11月1日から開始する「リビングがスタジアムになる!キャンペーン」の対象にもなっています。それぞれのキャンペーン概要は公式サイトをチェックしてみてください。

43V型で7万円から! ハイセンス4K液晶テレビにかなりのお買い得モデル登場

ハイセンスジャパンは10月12日、4K液晶テレビ「A6K」シリーズを発表しました。ラインアップと市場予想価格(税込)は下記のとおりです。

 

75V型モデル/75A6K/17万円

65V型モデル/65A6K/12万円

55V型モデル/55A6K/9万円

50V型モデル/50A6K/8万円

43V型モデル/43A6K/7万円

↑画像は75V型モデル

 

発売はすべて10月末を予定しています。

 

A6Kシリーズは、ハイセンスジャパンの4Kテレビとしてはエントリーにあたるラインです。ターゲットは明確で、「価格重視派」「4Kテレビ初購入層」などとしています。また、動画配信サービス市場の拡大に合わせて、VODを楽しみたいユーザーもターゲットにしているといいます。

 

そうしたターゲットにマッチしたスペックアップとして、新たに「DAZN」や「TVer」「FOD」などの動画配信サービスに対応し、合計で17サービスの視聴が可能になったことが挙げられます。また、動画配信サービスを素早く起動できる「VODダイレクトボタン」を搭載したリモコンも機能が向上。Bluetoothに対応したことで、テレビにリモコンを向けることなく、操作できるようになっています。なお、赤外線も搭載されており、リモコンでの電源オンオフ時は赤外線を利用するそうです。

 

ほかのデバイスとの接続性も向上。「AirPlay 2」や独自の「Anyview Cast」に対応し、iOS/Android端末の画面をテレビにストリーミングできます。加えて、「Works with Alexa」「Apple HomeKit」にも対応し、スマートホーム製品と連携できるほか、Bluetoothで好みのスピーカーやヘッドホンをワイヤレスに繋いで楽しむことも可能です。

 

さらに、独自の「Anyview ホームサーバー」機能も搭載。A6Kシリーズをホームサーバーにして、接続したHDD内の録画番組を、別の部屋にあるハイセンス製テレビに転送して再生できます。別の部屋にあるハイセンス製テレビは、2018年以降に発売したモデルであれば対応しているとのこと。なお、接続にはコンテンツを保護する規格であるDTCP-IPを利用しているため、理論上は他社製のDTCP-IP対応テレビでも接続できそうですが、ハイセンスジャパンとしては動作保証の対象外としています。

↑Anyview ホームサーバーのイメージ図。家庭内のテレビがハイセンス製品(2018年以降発売)であれば、HDDに録画した番組を転送して視聴できます

 

画質面では、TVS REGZAと共同で開発した高画質エンジン「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載しました。ネットで配信されているコンテンツを分析して画質処理を施す「AIネット映像高画質処理」や、AIの計算によって毎秒30コマの映像を毎秒60コマにフレーム補間して映像を滑らかにする「クリアモーション」といった高画質技術が盛り込まれています。

↑HI-VIEWエンジン Lite。さまざまなコンテンツやシーンに特化した映像処理が可能で、クラスを超えた美しい高精細高画質を楽しめるといいます

 

↑ネット上のさまざまな映像を見やすく調整するAIネット映像高画質処理

 

さらに、画面の動きやフレームの揺れが激しいときに、被写体を自動で検知してフレームの揺れを低減させる「フレームジャダー低減」も新たに採用。これによって、映像の揺れを抑えた動画を楽しめます。

↑フレームジャダー低減のイメージ図

 

音質においてもTVS REGZAと共同で音のチューニングを開発。従来は人の声を引き立たせるスタイルとしていましたが、より重低音の演出を重視し、迫力のある音響体験が可能になったとしています。

 

チューナーはBS 4K×2、110度CS 4K×2、地上デジタル×2を用意。またHDMI 2.1×2を搭載するほか、大画面モデル(75V、65V型)はHDMI 2.0を2基、ほかのモデルはHDMI 2.0を1基備えています。そのほか、HDR10/HLG /Dolby Visionに対応します。

 

43V型モデルで7万円、大画面モデルで17万円と、4K液晶テレビとしてはかなりお買い得。しかも機能面で充実しており、画質も最近定着しつつあるAIを活用した処理を施すなど、エントリーであっても製品に妥協はないように見えます。年末に向けてテレビを新調したい人の、良い選択肢になりそうです。

プロがオススメするチューナーレスTV特集! 5万以下のモデルも揃ってます

近年、若年層のテレビ離れが進む一方で、チューナーを搭載しないテレビが新しい選択肢として人気を博している。“放送を受信しないテレビ”は果たしてアリなのか、検証した!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が教えます!

AV評論家 藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。鋭い評論には定評があり、イヤホンからハイエンドオーディオまで幅広く論じる。

放送番組を見ない人に最適なテレビがチューナーレス

“薄型テレビ”として売られるほとんどのテレビは、地上デジ/BS/110度CSチューナーを搭載し、電波塔から送られてくる放送波をアンテナで受信して番組を表示する。しかし、「チューナーレステレビ」は文字通りチューナー非搭載。Android TVやGoogle TVなどテレビ用のOSを備え、インターネット経由で動画配信サービスを楽しめる。

 

前述のように、チューナーレステレビとは文字通り「放送波受信のためのチューナー非搭載」のテレビ。モニターを除き、従来なら想像も付かなかったカテゴリだが、ネットで動画を見るスタイルが定着した現在では、存在価値は高い。

 

「チューナーレスは一般的なテレビと比較して、価格を抑えられたモデルが多いので、テレビ放送をあまり見ない人やゲーム用途が中心の人にオススメです。よく言われる“チューナーがないのでNHKの受信料を払う必要がない”という点も、そういった人にとってはありがたいのでは」(藤原さん)

 

では、モデル選びにおいて、チューナーレスならではの注意点は?

 

「一般的なテレビと違うのはチューナーの有無だけ。その他の機能はほとんど同じなので、特別気にすることはありません。ただ、直販限定モデルなどが多く、実際に実物を見ないでネット購入する場合はスペックを参照するしかないので注意が必要です。チューナーは国ごとに仕様が異なりますので、そういった制約がないチューナーレスはまだまだ伸びしろがあるカテゴリでしょう」(藤原さん)

 

<メリット>

●一般的な家庭用テレビに比べて価格が安い

●公共放送の受信料を支払う必要がない

●レコーダーを買い足せば放送が見られる

 

<デメリット>

●画面サイズなど製品の選択肢が限られる

●ノーブランド品が多くサポートに不安がある

●情報が少なく、画質・音質などが未知数

地デジはチューナーがなくても見られる!

チューナーレステレビでも工夫次第で地デジの視聴は可能。民放各社が連携した完全無料のネット配信サービス「TVer」では、見逃し配信や過去の番組の配信に加え、リアルタイム配信やライブ配信も実施。民放番組の視聴は同サービスでカバーできる。

 

買いのチューナーレステレビ4選

チューナーレステレビの数は決して多くない。しかしそのなかからキャラクターが立った4モデルを厳選紹介!

【その①】チューナーレステレビブームの火付け役

ドン・キホーテ

32型フルHDチューナーレススマートTV TSM-3201F2K

32V型と、プライベートスペースにちょうど良いサイズのチューナーレステレビ。Android TVを搭載したフルハイビジョン液晶で、Chrome castを内蔵し、スマホの画像や動画などをワイヤレスで大画面に映して楽しめる。

↑メジャーな動画配信サービスにほぼ対応。リモコンボタンひと押しでアクセスできる

 

<ココに注目>貴重なFHD液晶パネルを搭載

OSにAndroid TVを採用。Netflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、もちろんYouTubeもアプリで対応。コントラスト3000:1を誇る32V型(31.5インチ)のFHDのVAパネルは貴重です!

 

【その②】動画配信サービスの4K動画を楽しめる

ニトリ

43v型 4Kチューナーレス スマートTV MST-43-4K

VAパネルを採用した4K液晶テレビ。Android TV向けのOS Android 11を搭載し、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどのネット動画を楽しめる。「Googleアシスタントボタン」を備え、リモコンで音声操作も可能。

↑端子はHDMI×3、USB×2などを装備。HDMIはARCとCECに対応する

 

<ココに注目>高コントラストなパネルで鮮明な映像

コントラストは5000:1を誇る4K仕様のVAパネルを搭載。主要なネット動画はほぼカバーしています。43V型で6.7kgと驚きの軽さで、掃除の際テレビを“ひょい”と持ち上げやすいのが便利。

 

【その④】 壁寄せスタンド付きで5万円台半ばは破格!

RCA

4Kチューナーレステレビ50V型・壁寄せテレビスタンドセット RCA-50N1S

50V型4K液晶と壁寄せテレビスタンドのセット。液晶テレビはOSにAndr oid TV 11を搭載し、Dolby AudioやGoogleアシスタント、Chormecast Built-inに対応する。スタンドは壁に穴を開けずに壁掛け設置が実現。

↑テレビ単体(RCA-50N1)の場合は、実売価格4万3800円で購入できる

 

<ココに注目>歴史ある米国ブランド製品で信頼性も◎

1919年に設立された米国RCAブランドの製品。コントラスト比5000:1の4K液晶パネルを搭載し、ほとんどの動画配信サービスに対応します。スリムな壁寄せスタンドとセットでこの価格はお買い得!

 

【その④】55V型の有機ELが10万円台で買える!

ゲオ限定

4K対応チューナーレス スマート有機ELテレビAX-ESK55(数量限定販売)

LG製パネルを搭載し、有機ELならではの色鮮やかで美しい映像再現が可能。Google TVやChromecastの機能を搭載し、YouTubeやNetflixなどのネット動画配信サービスを利用できる。販売は同社公式ネット通販サイトのみ。

↑応答速度0.1ms、リフレッシュレート120Hz対応。ゲーミングモニターにも最適だ

 

<ココに注目>動きの速い映像も滑らかに表示可能

4K120Hz駆動のLG製有機ELパネルを搭載。OSはGoogle TVで、YouTubeやNetflixなど多彩なVODに対応します。4系統のHDMI入力のうち、2系統は4K/120 Hz表示が可能なVer2.1仕様は立派。

同社初の受賞! ハイセンスジャパン「UXシリーズ」が「2023年度グッドデザイン賞」に

ハイセンスジャパンは、4K液晶テレビフラッグシップモデル「UXシリーズ」が、「2023 年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表しました。

 

UXシリーズ<75UX/65UX>は、最新のAI画質処理技術を搭載したフラッグシップモデル。 音響を考慮した両側面の形状により音の立体感や臨場感が向上しています。視野角178度のパネルや、革新的な光学システム、画像処理技術のUXプラットフォームを融合。新開発高性能ディスプレイと新開発映像エンジンによる小唄室が楽しめる、Mini LED×量子ドット搭載の4K液晶テレビです。

 

審査員評価コメントは以下の通り。

高い技術を搭載した最上位機種として位置付けられている重厚感があるデザイン。機能面では、特にサウンド面が強化されているモデルであり、イネーブルドスピーカーを含む10スピーカーを内蔵している。この中で左右側面のサイドスピーカーが象徴的にデザインされており、加飾を廃し、ミニマルにまとめられることが多い大型テレビにおいて、個性とこだわりを感じさせる。

従来機種からの年間消費電力量削減! 多段階評価点2.7以上の省エネレグザ「M550Mシリーズ」「E350Mシリーズ」

TVS REGZAは、4K液晶レグザ「M550Mシリーズ」(75V型、65V型、55V型、50V型、43V型)を10月20日に、4K液晶レグザ「E350Mシリーズ」(65V型、55V型、50V型、43V型)を11月10日に発売します。価格はオープン。

↑M550Mシリーズ(75V型)

 

↑E350Mシリーズ(65V型)

 

今回発売される両モデルは、省エネ法に基づいて、市場における製品の省エネ性能を高い順から5.0~1.0の41段階で表示するテレビの多段階評価点で2.7以上を達成。M550MシリーズではM550Lシリーズ(2022年モデル)と比較し、年間消費電力量を約33%削減。E350MシリーズもC350Xシリーズ(2020年モデル)と比較して、年間消費電力量を約24%削減しています。

↑暗いシーンでは映像処理とともにバックライト輝度を適正化

 

高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」を搭載。映像を解析しコンテンツのシーンに応じて適切なバックライト制御と階調補正を行うことにより、レグザ従来機種からの年間消費電力量を削減。省エネ性能の改善が行われています。

↑レグザエンジンZR

 

ネット動画の特性に合わせて高画質処理することにより、コントラストや精細感をアップさせ、低フレームレートコンテンツもなめらかに再生する「ネット動画ビューティ」も搭載。また、M550Mシリーズは、地上デジタル放送で画面のエリアごとにあらわれる様々なノイズを低減し、高精細な映像表現を可能にする「地デジAIビューティ」、人肌の立体感や質感を向上させ、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現する「ナチュラルフェイストーン」も搭載しています。

↑ネット動画ビューティ

 

音質面では、両モデルとも「レグザパワーオーディオシステム」を搭載。バスレフ型フルレンジスピーカーとデジタルサウンドプロセッサーが低音から高音までバランスの良い迫力のあるサウンドを再現し、自然な音像定位と臨場感を楽しめます。

 

そのほか、録画した番組やネット動画の中から、好きなジャンルやタレントの番組を効率よく横断的に検索し、見たいものをすぐに見つけられる「ざんまいスマートアクセス」を搭載。AirPlay2にも対応しており、iPhoneやiPadなどのApple社製デバイスから、動画、写真、音楽などをレグザにストリーミングして楽しむことが可能です。接続するゲーム機器を自動で判別し、快適にゲームをプレイできるよう各種設定を変更する「オートゲームアジャスト」機能も搭載しています。

「TGS2023」カプコンブースにもレグザが登場! 「スト6」キャミィに扮した貴島明日香がアンバサダーに

TVS REGZAは、9月21日から開幕する「東京ゲームショウ2023」にて、カプコンのブースに、4K量子ドット液晶レグザ「43Z670L」(43V型)を試遊台用として提供します。

 

43Z670Lは広色域量子ドット倍速液晶パネルを採用しており、色鮮やかな高画質を楽しめます。4K/120P入力対応。接続するゲーム機器を自動で判別し、快適にゲームをプレイできるよう各種設定を変更する「オートゲームアジャスト」機能を搭載しているので、ALLMやVRRを手動で設定する必要がありません。表示遅延時間は約0.83msecです。

 

また、9月6日から10月1日までカプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター6」とのコラボレーションによるキャンペーンを実施。ゲーマーとしても知られる貴島明日香さんをアンバサダーに起用し、「ゲームするなら断然レグザ!」をテーマに、レグザのゲーム機能をわかりやすく解説するスペシャルコンテンツを期間限定公開します。

 

同作の機能のひとつである、アバタークリエーション機能で作成した自身のアバター「あすかさん」を使って、貴島さんが実際にゲームをプレイするYouTube動画を期間限定公開中です。PCゲームが得意な貴島さんが同作をプレイ実況しながら、「瞬速ゲームモード」や「オートゲームアジャスト」など、レグザならではの機能をわかりやすく解説。トレーディングカード制作の裏話も収録されています。

 

ストリートファイター6のキャラクターをモチーフにしたトレーディングカードのプレゼントキャンペーンも実施。トレーディングカードの種類は、貴島さんが「キャミィ」に扮したカードに加え、「ルーク」「春麗」「リュウ」「ダルシム」など全5種類です。配布は東京ゲームショウ2023のストリートファイター6コーナーでの試遊や、後述のTVS REGZA主催SNSキャンペーンなどで行います。

 

ストリートファイター6×レグザ コラボ記念プレゼントキャンペーンは、レグザ公式Xアカウント(https://twitter.com/regza_official)をフォローし、対象のポストを引用リポストして応募。抽選で43Z670Lや、貴島明日香さんのサイン入りトレーディングカードセット&オリジナルクリアファイルが当たります。応募期間は10月1日23時59分まで。

TGSでレグザのゲーミング機能をお試しできる! バンナムブースに全60台の4K液晶レグザ

TVS REGZAは、9月21日から開幕する「東京ゲームショウ2023」にて、バンダイナムコエンターテインメントブースに、4K液晶レグザ全60台を提供することを発表しました。

 

内訳は、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「65Z870M」(65V型)が8台、「55Z870M」(55V型)が3台、4K量子ドット液晶レグザ「43Z670L」(43V型)が49台。65V型と55V型のZ870Mシリーズはプロモーションビデオ用、43Z670Lは試遊台用です。

↑65Z870M

 

Z870Mシリーズは、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」と新開発4K Mini LED広色域量子ドット液晶パネルモジュールを搭載しています。4K/120P入力対応。接続するゲーム機器を自動で判別し、快適にゲームをプレイできるよう各種設定を変更する「オートゲームアジャスト」機能を搭載しているので、ALLMやVRRを手動で設定する必要がありません。表示遅延時間は約0.83msec。

↑55Z870M

 

43Z670Lは広色域量子ドット倍速液晶パネルを採用し、色鮮やかな高画質を楽しめます。Z870Mシリーズ同様、4K/120P入力に対応し、オートゲームアジャスト機能を搭載。表示遅延時間は約0.83msecです。

↑43Z670L

シャープAQUOSから量子ドット有機ELテレビ登場、AIによる高画質化も

シャープは7月25日、4K有機ELテレビの新製品「AQUOS QD-OLED」のFS1ラインおよび、「AQUOS OLED」のFQ1ラインを発表しました。発売はFS1ラインが9月16日で、FQ1ラインが8月5日。市場想定価格はFS1ラインの「4T-C65FS1」が60万5000円(税込)前後、「4T-C55FS1」が44万円(税込)前後、FQ1ラインの「4T-C65FQ1」が47万3000円(税込)前後、「4T-C55FQ1」が33万円(税込)前後です。

 

FS1ラインは、量子ドット有機ELパネルを採用したモデルです。これまでシャープは、XLEDの「EP1ライン」などで量子ドットシートは採用していましたが、量子ドット有機ELパネル搭載モデルとして、新たにラインを作ったことになります。

↑量子ドット有機ELパネル搭載の4T-C65FS1

 

有機ELが発光した青を量子ドットで波長変換し、純度の高い赤、緑、青の3原色を生成。多彩な色を鮮やかに映し出すとしています。また、視野角が広い特性のため、テレビ正面はもちろん、斜めからでも美しい映像を楽します。

 

有機ELの発光量とパネルの温度分布をリアルタイム解析し、発光量を画素単位で制御する「クライマックスドライブ」回路も搭載。これにより、量子ドット有機ELパネルの輝度や色彩性能を引き出し、画面が暗いシーンでは漆黒からきらめきまで緻密に階調を描き、明るいシーンでは色彩豊かな表現で鮮烈さとリアリティのある映像を再現するそうです。

 

加えて、パネルの温度上昇と温度ムラを抑えるために、炭素製の放熱シートとアルミ製の放熱プレートを組み合わせた独自の放熱構造「クールダウンシールド Ⅱ」を搭載します。熱を抑えることで、明るいリビングでも高コントラストな映像を表示するとのこと。

 

画像処理エンジンは、XLEDモデルにも採用されている、AIプロセッサーの「Medalist S4X」を搭載。100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知した結果と、映画やドラマといった映像のジャンルに合わせて、色彩・明暗・精細感を自動で調整します。また、部屋の明るさに応じて画質を自動調整する「環境センシング」にも対応しています。

 

スピーカーは、ツイーター2基、ミッドレンジスピーカー4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジスピーカー2基の構成。画面下部と上部にスピーカーを配置することで、音の定位が画面中央に来るようにしています。加えて、立体音響の「Dolby Atmos」に対応しており、包み込まれるような音響体験が可能とのこと。

 

このほか、Google TV対応によって動画ストリーミングサービスを楽しめたり、スマホから映像や写真をキャストする「Chromecast built-in」や「Google Meet」に対応したり、体重計や血圧計で測定した記録をテレビ画面で確認できる「AQUOSヘルスビューアー」を搭載したりしています。

 

4T-C65FS1は65V型で、4T-C55FS1は55V型のモデルとなっています。

 

FQ1ラインは、輝度性能に優れた有機EL素子と、発光による発熱を抑える放熱構造「クールダウンシールド」を組み合わせた「S-Blightパネル」を搭載。さらに、このパネルの明暗表現性能を引き出す「スパークリングドライブ EX」回路を搭載し、たとえば夜空にきらめく花火や星々などを豊かな明暗で映し出すとしています。

↑4T-C65FQ1

 

画像処理エンジンには「Medalist S4」を採用。こちらもAIによる画質調整や環境センシングに対応しています。

 

スピーカーの数はFS1ラインと同じですが、合計出力がFS1ラインの85Wに対して、FQ1ラインは70Wに抑えられています。このほか、Google TVやChromecast built-in、AQUOSヘルスビューアーの搭載などはFS1ラインと同じです。

 

画面サイズは4T-C65FQ1が65V型、4T-C55FQ1が55V型です。

TCLから98インチの超大画面4Kテレビが登場、お値段98万円

TCL JAPAN ELECTRONICSは7月20日から、98インチの4K UHDテレビ「98C955」の予約を開始しています。

 

98C955は、先日開催されたTCLの戦略発表会で展示されたモデルで、登場が待たれていた製品。今回、製品の概要が明らかになるとともに、予約が開始されました。

 

独自のminiLEDバックライトを搭載しているため、光と影の表現が豊かになり、HDRコンテンツも存分に楽しむことができるとしています。また、大画面なので、テレビから約3m離れた場所で視聴すると、映画館の中央列から30mの位置でスクリーンを見ているかのような映像を楽しめるそうです。

 

チューナーはなく、Google TVを搭載。動画のストリーミングサービスなどを視聴できます。また、HDMI接続によるPCゲームも可能で、最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。

 

価格は98万円前後です。

インターネット動画配信サービスに特化。4万円以下でAndroid搭載のチューナーレスSmartTV「SmaTY」

BBソフトサービスは、Android搭載のチューナーレスSmartTV「SmaTY」の取り扱いを、7月13日(木)から+Style Amazon店で開始しています。

 

SmaTYは、インターネットの動画配信サービスに特化したSmartTV。43V型の大画面、4K UHDの画質、Dolby Audioの搭載により、迫力のある視聴体験が可能です。Androidも搭載されているため、YouTubeやNetflixをはじめ、人気の動画アプリがプリインストールされており、ほかにもGoogle Playストアからさまざまなアプリをインストールできます。

 

重量は約6.7kgと設置しやすいほか、電源コードをコンセントに差し込んでリモコンで起動するだけのため、すぐに視聴を始められます。また、Chromecast機能でスマートフォンの画面をSmaTYに表示させることもでき、家族や友人と一緒に、思い出の写真や動画を大画面で楽しめます。

 

インターフェイスはHDMI×3、USB×2、光デジタル、有線LAN。HDMI接続でPCゲームや家庭用コンソールゲームも楽しめます。価格は3万9900円(税込)です。

ソニーのブラビアでFF16を体験、驚いちゃうくらい映像美がすごい!

ソニーでゲームといえば真っ先に思い浮かぶのはPlayStationでしょう。しかし、これだけゲームが盛り上がりを見せている中で、家庭用コンソール機だけに注力しているわけではもちろんなく、ほかのカテゴリでも力を入れています。そのひとつがテレビです。

 

今回、ソニーがブラビアのゲーミング機能にフォーカスした体験会を実施。その様子をレポートしていきます。

↑大画面の有機ELブラビアでFF16を体験

 

高画質なブラビアでゲームを楽しむ新機能を公開

ブラビアといえば、高画質/高音質に力を入れてきたブランドです。2023年の主なラインナップは、赤・緑・青がそれぞれ独立して発色する「QD-OLED」パネル搭載のフラッグシップモデル「A95K」シリーズを含めた4K有機ELテレビ3シリーズ、miniLEDバックライト搭載の「X95L」を含む4K液晶テレビ6シリーズとなっています。

 

なかでも、4K有機ELテレビ3シリーズと、液晶テレビの上位モデルX95L、「X90L」、「X85L」の3シリーズには、独自のプロセッサー「XR」を搭載。人が映像を見るときに注視するポイントを検出し、カラーやコントラストといったさまざまな要素を個別にではなく、横断的に分析・処理することで、人の目が感じる自然な美しさを表現してくれます。このXR搭載ブラビアは、特に高画質なシリーズといえるでしょう。

 

こうして培ってきた高画質をゲームでも楽しめるように、ソニーは2023年に新機能として「ゲームメニュー」をリリースしました。利用できる機能に若干の差はあるものの、2022~2023年に登場したブラビアにこのゲームメニューを対応させています。

 

ゲームメニューの機能は、表示画面のサイズを変更できる「画面サイズ調整」、FPSなどで的を狙いやすくする「クロスヘア/クロスヘアタイプ」、画面を明るくしてゲーム内の暗所を見やすくする「ブラックイコライザー」、映像の乱れを低減する「残像低減」の4つ。このうち画面サイズ調整はまだ非対応で、今後のソフトウェアアップデートで利用可能になる予定です。

↑ブラビアのリモコン操作で、画面下部に表示されるゲームメニューの設定を変更できます

 

それぞれの機能を利用できるシリーズは下記のとおり。

画面サイズ調整 クロスヘア/クロスヘアタイプ ブラックイコライザー 残像低減
4K有機ELテレビ A95K、A90K、A80K、A80L A95K、A90K、A80K、A80L A80L A95K、A90K、A80K、A80L
4K液晶テレビ X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK

 

体験会ではブラックイコライザーをメインに試用しました。

 

ぱっと見の明るさがわかる液晶、息をのむ映像美を楽しめる有機EL

体験会に用意されたブラビアは、4K液晶の最上位であるX95Lと4K有機ELのA95K。また試用ゲームタイトルは『FINAL FANTASY XVI』(FF16)です。スクウェア・エニックスはブラビアのうち、4K有機ELのA95K/A80L、4K液晶のX95L、X90L、X90Kシリーズを「公認画質」に定めています。FF16を楽しむうえで、最適な画質を有しているというお墨付きを与えているわけです。

↑85V型のX95L
↑77V型のA95K

 

公認するだけあって、どちらのブラビアも文句なしの画質でした。以下、体験した編集長・山田のコメントを交えながらレポートしていきます。

 

X95Lを見たときに、すぐにわかるのは明るさです。薄暗いレンガ造りの中を進むシーンでは、薄暗さを表現しつつも見えづらくなることはなく、ゲームプレイに支障をきたさない明るさを保っています。このあたりは、miniLEDバックライトによる恩恵を受けているものと感じられます。

↑X95Lで見たときの、城の中を移動している最中の画面。明かりが少ないため本来であればもっと暗く、見えにくいはずですが、全体的に明るく表示されているので、画面の奥の方まで見通せます

 

一方のA95Kは、夜の漆黒の闇と、そこで揺らめく炎や魔法のまばゆい輝きを体感できます。その両方を同時に表現し切るパフォーマンスを備えているので、特にストーリーを展開するムービーシーンは、まさに息をのむ映像美として画面に没入できます。

↑A95Kで見たときの、夜の屋外のムービーシーン。炎で明るく照らされた場所と、建物周辺の影や月明かりによるレンガの色表現が見事に描き分けられています

 

↑A95Kで見たときの、夜の屋外で戦闘しているシーン。写真だと見えにくいかもしれませんが、左奥の松明の間に木製の扉があり、そのあたりが黒く潰れることなく表現されているのが特徴的です

 

編集長・山田のレポ

4K液晶→4K有機ELの順番で矢継ぎ早に視聴したのだが、最初、液晶だと気づかなかったぐらい高コントラスト。あとで有機ELの画面を観てようやく、「さっきのって液晶でした?」となったのは驚き。

 

また、新製品のブラビアの多くのモデルがFF16公認画質ということで、ゲームをするときの画質は圧巻。古いレンガや木の経年劣化した感じ、鎧の鈍い金属の質感、人物の髪1本1本にわたる微細な表現などが余すことなく描かれていると感じた。

 

画面全体の明るさを持ち上げるブラックイコライザー

続いて、ブラックイコライザーをオンにしたときのゲーム画面を視聴してみました。

 

先に述べたように、液晶テレビのX95Lはそもそも画面が明るく、体験会中、ゲーム画面で暗くて見えにくいシーンはありません。それでもブラックイコライザーをオンにすると、画面の明るさが持ち上がることがはっきりとわかりました。

 

ブラックイコライザーは、画面の暗い場所を明るくするものではなく、画面全体を明るくします。そのため、明かりのない暗所では視認性が上がり、特に効果を感じられます。ただ、気になる点でいうとノイズです。これはテレビによるものなのか、ゲームによるものなのかははっきりしませんが、暗いところが明るくなると画面のノイズが目立つ場面がありました。ですので、ゲームの映像を楽しみたいときは、あえて暗いままにしておくなど、要所で切り替えて使うのがよさそうです。

 

【ブラックイコライザーが効いた画面をまとめてチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

 

クリエイター向けながら、ゲーム用途で注目集まるモニターヘッドホン

体験会では、5月に発売されたクリエイター向けのモニターヘッドホン「MDR-MV1」も用意されていました。発売後、立体的な空間表現による音の定位のよさが、「敵の足音がわかりやすそう」「音の方向性がわかる」などの理由からゲーム用途で注目を集めているそうです。また、長時間使用にも適した装着性も、長い時間ゲームを楽しむ人にとってはうれしいところ。実際にゲーム用に購入する人もいるといいます。

↑MDR-MV1は主に、音響エンジニアやクリエイターが音楽制作する際に活躍するヘッドホン

 

そこで、普段からゲームを楽しむ山田が体験してみました。

 

編集長・山田のレポ

体験してみてわかったのは、音を「演出」するのではなく「情報」として捉えるのに適したヘッドホンだということ。ゲーマーからの草の根で評価が広がっていっていると聞いたが、それも納得できる、素直でシンプルな音が聞こえてくる。ひとつひとつの音が独立して聞こえてくるため、たとえばシューターゲームで銃声の位置なども把握できそうに感じた。

 

ソニーだとゲーミングブラントとして、INZONEのヘッドホンもあるが、こちらは「しっかり演出が施された、わかりやすい音」。音の鳴りがさすがで、たとえばレーシングゲームのエンジン音やエキゾースト音が耳いっぱい、頭いっぱいに広がり、高揚感が断然アップする。どちらを選ぶべきかはゲームジャンルや、どのように作品を楽しみたいかによるだろう。

 

画質や音質で、普段接しているコンテンツの印象が変わるのはよくあること。普段何気なく遊んでいるゲームでも、ブラビアで楽しむか別で楽しむかで体験としては変わってくるでしょう。とはいえ、ゲームを楽しむのに高価なブラビアは……、と踏みとどまる人も多いはず。そうした人の背中を押す機能が、今回のゲーミング機能といえそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

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レグザ購入でラグビー日本代表応援グッズがもらえる! さらに抽選で豪華アイテムも……「レグザ de SPORTSキャンペーン」

TVS REGZAは、「レグザ de SPORTSキャンペーン」を7月1日より実施します。

 

同キャンペーンでは、キャンペーン対象モデルのレグザを購入し、専用フォームから応募すると、レグザロゴ入りラグビー日本代表応援マフラータオルがもれなくもらえます。

 

また、抽選による購入特典も用意しており、Aコース「タイムシフトマシンコース」かBコース「ラグビー日本代表応援コース」かを選んで申し込むことができます。

 

Aコースのタイムシフトマシンコースは、「選べるデジタルギフト8万円分」(15名)か「レグザ純正ハードディスク「THD-200V3(2TB)」」(3000名)のどちらか、Bコースのラグビー日本代表応援コースは、「ジャパンレプリカホームジャージー」(300名)か「日本代表レプリカラグビーボール」(100名)が当たります。

 

なお、各コースどちらの製品が当たるかは、あらかじめ選ぶことはできません。

 

キャンペーン対象モデルは、タイムシフトマシン4K有機ELレグザ:X9900Mシリーズ(77V型、65V型、55V型)、4K有機ELレグザ:X8900Lシリーズ(65V型、55V型)、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ:Z970Mシリーズ(85V型、75V型、65V型)、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ:Z870Mシリーズ(75V型、65V型、55V型)、タイムシフトマシン4K広色域量子ドット液晶レグザ:Z770Lシリーズ(75V型、65V型、55V型)です。

 

キャンペーン期間は、購入期間が7月1日~10月10日まで、応募期間が7月1日~10月23日23時59分まで。

 

詳細は、同社のキャンペーン特設ページ( https://www.regza.com/cpn/23despt )をご覧ください。

「市場衰退」の認識も、TCLがmini LED搭載QLEDテレビを続々投入する強気

中国の家電メーカー・TCLは、タイ・バンコク市でアジア太平洋地域全体の新製品発表イベントを開催しました。日本の家電量販店などですでに販売されている4Kテレビのほか、ホームシアタースピーカーシステムの新シリーズが発表されました。太平洋地域での発表会は珍しく、自然と期待がかかります。一体どんな製品を出したのでしょうか。

↑TCLがタイ・バンコク市で開催したアジア太平洋地域全体の新製品発表イベントの様子

 

TCLは、小型化したLEDバックライトを部分制御することでコントラストをアップした「mini LED」と、色再現性を向上する「QD(量子ドット)」技術と、液晶パネルを組み合わせたQLEDテレビを展開。発表会ではその最新ラインアップである「TCL Cシリーズ」とプレミアムラインの「TCL XLコレクション」が発表されました。

↑mini LED搭載QLEDテレビのプレミアムライン「TCL XLコレクション」の98インチモデル

 

最大輝度2000nitのmini LED搭載、クリアで優れたコントラストを実現

「TCL C845」シリーズは、mini LEDによって2000nitのピーク輝度を実現したTCL Cシリーズの上位モデルで、55、65、75、85インチの4サイズを展開。映像エンジンには、高コントラストを実現する「Ai-コントラスト」、色再現性を向上する「Ai-カラー」、はっきりとした色合いに加えてノイズを低減する「Ai-クラリティ」、高リフレッシュレートを実現する「Ai-モーション」、Dolby Visionなどの最新HDRフォーマットに対応させる「Ai-HDR」の5つの機能を搭載する「AiPQプロセッサー3.0」を採用しています。

↑mini LEDによって2000nitのピーク輝度を実現した「TCL C845」シリーズ

 

TCL パン・スマートスクリーン プロダクト オペレーションセンター ジェネラルマネージャーのボブ・ズオ氏は発表会で、「画質を向上させるうえでmini LEDが重要な役割を示しています」と語りました。

 

「最新世代のmini LEDによって画質がさらに向上し、深い黒とより明るい白を得ることに成功しました。我々のmini LEDは非常に高効率かつ明るく、2000 nitのピーク輝度を達成。非常にクリアかつ優れたコントラストを可能にしています。

 

また『ダイナミックαテクノロジー』によって画像の明るさを向上したのと同時に、特に低照度時の光の漏れを減少しています。さらに(デジタルシネマ向け)『DCI-P3』の97%の色域と100%の色数をカバーすることで、実世界と同じような色合いを再現できます」(ボブ・ズオ氏)

↑mini LED/QLEDテレビの仕組み。数多く敷き詰めた高輝度mini LEDバックライトを細かく制御することで、2000nitの明るさと高コントラストを実現。また、バックライトの光をQD(量子ドット)によって色変換することで、従来のフィルターに比べて広色域を実現しています

 

ゲーマー向け機能コレクションの「Game Master 2.0」も搭載しており、HDMI2.1対応、最高144HzのVRR(可変リフレッシュレート)、低遅延モードと高画質モードを自動的に切り替える「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、最新版のHDRフォーマット(HDR10+、HLG、Dolby Vision、Dolby Vision IQ)にも対応。高画質・高音質を認証する「IMAX Enhanced」も取得しています。

↑C845シリーズのラインアップ

 

↑主な仕様

 

ゲーマー向けQLEDテレビとスタンダードモデルも登場

「TCL C745」シリーズは1000nitのピーク輝度を実現したTCL Cシリーズのゲーマー向けQLEDテレビで、55、65、75、85インチの4サイズを展開。mini LEDは搭載していないものの、映像エンジンの「AiPQプロセッサー3.0」やゲーマー向け「Game Master 2.0」などを搭載しており、最大144HzのVRRにも対応しています。

 

「TCL C645」シリーズはTCL CシリーズのスタンダードモデルのQLEDテレビで、43、50、55、66、75、85インチの6サイズを展開。上位モデルとは違ってGame Master 2.0は搭載していないですが、映像エンジンの「AiPQプロセッサー3.0」や最高120Hzで駆動する「120Hz Game Accelerator」などを搭載しています。

↑TCL C745シリーズとTCL C645シリーズの主な仕様

 

日本もグローバルも市場は衰退、状況打破の原動力は製品そのもの

TCL XLコレクションはmini LEDとQLEDを組み合わせたTCLのプレミアムラインで、最大98インチもの巨大サイズを誇るシリーズです。ほかに65、75、85インチも用意しています。98インチサイズの場合、3mほど離れた場所に座ると、映画館の中央の席から30m級の巨大なスクリーンを見るのと同じ、約60度の視野角で映画を楽しめます。

↑TCL XLコレクションのラインアップ

 

↑発表会場で展示されていたTCL XLコレクションの98インチモデル

 

「98インチのTCL XLコレクションでは、あたかも映画館にいるような体験ができます」(ボブ・ズオ氏)

 

TCL グローバルマーケティングセンター ジェネラルマネージャーのアイリーン・スン氏はTCLの今後の販売戦略について次のように語りました。

 

「直近の日本市場は衰退している印象がありますが、それはグローバルでも同様だと考えています。その状況を打破する原動力は製品そのものだと思います。日本市場における戦略の1つはハイエンド向けにQLEDとmini LED、そして98インチなどの大画面製品に注力して良い製品を作ること。一方でコストパフォーマンスの高い製品を作ることも必要だと思っています」(アイリーン・スン氏)

 

TCL Cシリーズは日本でも発売予定となっており、98インチのTCL XLコレクションも「2023年8月に発売予定です」とアイリーン・スン氏は語りました。

 

TCL XLコレクションの98インチ現行モデルは現在米国において8499.99ドル(日本円で約118万4320円)で販売されています。日本で発売される場合はいくらぐらいになるのかは不明ですが、市場投入を楽しみにしたいところです。

 

そのほか、発表会場では7.1.4chから2.1chまでラインアップするホームシアタースピーカーシステムも展示されていました。

↑TCLのホームシアタースピーカーシステムのラインアップ

 

↑会場で展示されていたホームシアタースピーカーシステム

 

ホームシアタースピーカーシステムの日本市場への展開は未定ですが、Amazonなどでは従来モデルが販売されており、こちらの展開も待ち遠しいところです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

量子ドットミニLED搭載! 独自フィルムで鮮明な表現も可能になったLGの4K液晶テレビ新モデル

LGエレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の液晶テレビのラインナップとして、全4シリーズ13モデルを発表。7月から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

↑QNED85JRA

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格(税込)/発売予定日

QNED85JRA/75V型・86V型/50万~72万円前後/7月上旬発売
QNED80JRA/50V型・55V型・65V型・75V型・86V型/18万~59万円前後/7月上旬発売
QNED75JRA/43V型/14万円前後/8月下旬発売
UR8000/43V型・50V型・55V型・65V型・75V型/11万~26万円前後/8月下旬発売

 

QNED85JRAは量子ドットミニLED液晶を搭載したモデルで、QNED80JRAとQNED75JRAは量子ドット液晶搭載のモデル。UR8000は直下型液晶のモデルとなっています。

 

QNED85JRAはパネルの後ろに「ナノオーガニックフィルム」「量子ドットフィルム」「ミニLEDバックライト」を搭載。この組み合わせにより、従来の液晶テレビ比べて、色の純度を高めたほか、深い黒の再現が可能になったとしています。

 

ナノオーガニックフィルムは、緑色の純度を高めながら赤の色域を広げる独自のフィルムで、よりクリアかつ鮮明な表現が可能とのこと。QNED80JRAにも搭載されています。

↑QNED80JRA

 

また、すべてのモデルで、エリアごとに光を個別に制御できる機能を搭載。たとえば夜のシーンでも、月に近い闇と遠い闇の違いや、奥行き感などを緻密に再現できるといいます。

 

AI映像エンジンには「α 7 AI Processor」を搭載。何百万もの映像ソースを学習させたAIプロセッサーが、地上波・ネット動画問わずあらゆるコンテンツに合わせて適した映像と音響を表現してくれます。映像は映画やスポーツなどのジャンルはもちろん、夜景や街並みといったシーンも自動で認識し、それぞれに合った設定を適用します。

 

さらに、ユーザーの好みの画質に設定できる「パーソナルピクチャーウィザード」機能も新搭載。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選択し、これを繰り返すことでAIが好みを判別し、ユーザーに合った映像モードに設定してくれます。

 

なお、QNED75JRAとUR8000シリーズは、「α 5 AI Processor Gen6 」を搭載するため、機能が異なります。

 

サウンドでは、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AI クリアサウンド」や、音量によって異なる高音や低音の聴こえ方を均一にする「オートバランスコントロール」などの新機能を搭載しました。

約300億個のマイクロレンズ搭載で輝度70%アップ、AIも進化して画質音質が向上したLGの新4K有機ELテレビ

LG エレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の有機ELテレビのラインナップとして全4シリーズ12モデルを発表。7月から順次発売します。ラインナップと予想実売価格は下記のとおりです。

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格/発売予定日

OLED Z3/88V型/396万円前後(税込)/受注生産
OLED G3/77V・65V・55V型/43万~88万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED C3/42V・48V・55V・65V・83V型/29万~99万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED B3/55V・65V・77V型/30万~65万円前後(税込)/8月上旬発売

 

OLED Z3は8Kの有機ELテレビで、OLED G3/OLED C3/OLED B3は4Kの有機ELテレビ。このうち、OLED G3に採用されている有機ELパネルには、約5.9ミクロンの微細なマイクロレンズを300億個ほど搭載した「マイクロレンズアレイ」技術を取り入れています。これにより、光の出力効率が向上し、2022年のスタンダードモデル「OLED B2」に比べて、輝度が最大70%アップしているとのこと。

↑OLED Z3

 

また、OLED G3とOLED C3には、進化したAI対応の映像エンジン「α 9 AI Processor」が搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーが画質と音質を最適化し、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像と豊かなサウンドにしてくれるといいます。

 

加えて、新機能として「パーソナルピクチャーウィザード」を搭載しました。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選ぶのを繰り返すことで、AIがユーザーの好みを判別し、ユーザーに適した映像モードで視聴できる機能です。テレビの画質に詳しくない人でも、自身に合った画質で視聴できるとのこと。

↑OLED G3

 

サウンド面では、従来の「AIサウンドプロ」が進化し、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AIクリアサウンド」や、音量によって高音や低音の聴こえ方が変わるのを均一にする「オートバランスコントロール」を搭載しています。

 

このほか、独自OSが「webOS 23」に進化して見たいコンテンツにすぐアクセスできるようになったり、ネット動画アプリとして新たに「TVer」に対応したりしています。

2.5cmの距離から80型の映像を投写できるアイテムも! 極上ビジュアルを堪能できるビジュアル機器3選

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はソニー「ブラビア XRJ-65X95L」とエプソン「dreamio EH-LS800W」、LGエレクトロニクス「32SQ730S-W」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

次世代液晶パネルと独自回路が異次元の画音を創出

●写真は75V型(XRJ-75X95L)

【4K液晶テレビ】

ソニー
ブラビア XRJ-65X95L

実売格47万3000円

Mini LEDバックライト搭載モデル。進化した認知特性プロセッサー「XR」がバックライトを自在に制御し、従来機よりもハイコントラストな映像を実現する。サウンドも、フレーム自体を震わせて高音域の音を出す独自の音響技術により映像との定位感が向上している。

SPEC●画面サイズ:65V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1443×H846×D
341mm(標準スタイル)/33.7kg

 

↑従来の約1/100サイズのMini LEDバックライトを搭載。XRプロセッサーや駆動技術などにより高コントラストな映像を実現した

 

【この超絶ワザで酔いしれる!】Mini LED+認知特性プロセッサー

人の目が感じる自然な美しさを再現

「バックライトに微細粒子のMini LEDを搭載。それを認知特性プロセッサー『XR』が制御することで、“人間が観て美しいと感じる映像”になるように輝度や色合いを調整します。制御システムの改良により、前モデルよりコントラスト・輝度ともに向上しました」(湯浅さん)

 

壁際約2.5cmの設置で80インチの大画面投影が可能

【ホームプロジェクター】

エプソン
dreamio EH-LS800W

実売価格45万1000円

超短焦点レンズの採用により、壁から約2.5㎝離して置くだけで80インチの大画面投影が可能な4K対応プロジェクター。面倒な歪みやピント補正がアプリで簡単に行える。ヤマハ製の2.1chスピーカーを搭載し、本体だけで迫力の3Dサラウンドを体感可能。

SPEC●方式:3LCD●スクリーン解像度:4K相当●明るさ:4000ルーメン●コントラスト比:250万:1●OS:Android TV●サイズ/質量:W695×H145×D
341mm/約12.3kg(突起部除く)

 

↑「Epson Setting Assistant」を採用。投写画面をスマホのカメラで撮影することで、自動的に画面の歪みを補正できる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】超短焦点

壁前の設置で最大150インチの投写が実現

「レンズを投写面からわずか約2.5cm離すだけで80型の映像を投写できるという超短焦点を実現。従来のような部屋の中央や反対側の壁際ではなく、『投写したい壁』の壁際に設置できます。間隔を約28.5cmにすれば、さらに150型の大画面に対応するのも魅力」(湯浅さん)

 

VODの視聴もPC作業もコレ1台あればOK!

【PCモニター】

LGエレクトロニクス
32SQ730S-W

実売価格8万2800円

独自のwebOS 22を搭載した、31.5インチの4K液晶ディスプレイ。本体のみでYouTubeをはじめNetflixやAmazon Prime Video、Disney+などのVODコンテンツが楽しめる。チルト角や高さの調整も行え、USB Type-C端子も備えるので、PCモニターと兼用するのも◎。

SPEC●画面サイズ:31.5インチ●パネルタイプ:VA●輝度:250cd/㎡●視野角:水平・垂直178°●接続端子:HDMI×2、USB×3ほか●サイズ/質量:W714×H487-597×D260mm/9.1kg

 

↑メインの端子は背面にレイアウト。ゲームコントローラーやPC周辺機器との接続用のUSB2.0ダウンストリーム端子は側面に配備する

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】新パーソナルディスプレイ

1台2役で活躍するパーソナルデバイス

「独自OSの搭載で、VODやアプリのダウンロード追加が可能。将来新しいVODサービスが登場した場合にも対応されることが期待できます。マウス接続でPCのように操作でき、「PCモニター」としても「チューナーレステレビ」としても使える製品です」(湯浅さん)

ディスプレイが20段階で曲がる!? テレビ&PCモニター「LG OLED Flex 42LX3QPJA」

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はLGエレクトロニクス「LG OLED Flex 42LX3QPJA」とXiaomi
「Mi Smart Projector 2」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

思うままに曲率を変えてテレビ&PCモニターとして活躍

【有機ELテレビ】

LGエレクトロニクス
LG OLED Flex 42LX3QPJA

実売価格43万7800円

曲率調整可能な42V型有機ELテレビ。通常の平面から没入感あふれる最大曲率900Rまで、視聴コンテンツや好みに合わせてリモコンボタンで20段階の調整ができる。ゲーミングモニターのように高さ(614~754mm)や、傾き(前方10度/後方5度)の調整をすることも可能。

SPEC●画面サイズ:42V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●音声最大出力:40W●サイズ/質量:W937×H614~754×D297mm/22.6kg

 

↑背面のアームが動き、ディスプレイを曲げる。曲率は5%刻みで変更でき、好みの曲率を保存しておくことも可能だ

 

↑Dolby Atmos対応のフロントスピーカーをスタンド下部に搭載。横面にあるUSBポートにキーボードやマウスなどを接続することもできる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】曲率調整

曲率を調整でき用途に合わせて使い分け可能

「曲面ワイドモニターが普及しつつあるなか、本機は曲率を20段階に変更可能という驚きの仕様。一人称視点のゲームをするときは没入感の高い曲面、複数のPDFやウェブページを並べて表示しつつ資料を作成するときなどは平面、といった使い分けができて便利です」(湯浅さん)

 

自動で歪みを補正し四角形の美麗な映像を投影

【スマートプロジェクター】

Xiaomi
Mi Smart Projector 2

実売価格8万8000円

Android TVを搭載したポータブルプロジェクター。500ルーメンの明るい映像を最大120インチの大画面で楽しめる。3つの軸と6つの角度調整可能なマルチアングル自動台形補正機能を搭載。自動的に歪みを補正し、見やすくきれいな四角形の映像を投影可能だ。

SPEC●方式:DLP●スクリーン解像度:フルHD(1920×1080)●明るさ:500ANSIルーメン●画面サイズ:60~120インチ●OS:Android TV 9.0●スピーカー:5
Wフルレンジ×2●サイズ/質量:W115×H150×D150mm/1.3kg

 

↑最大120インチの投影が可能。投写距離を調整(1.6m/60インチ~3.2m/120インチ)して、様々な部屋のスペースに合わせられる

 

↑背面の端子は、3.5㎜ステレオミニ、USB、HDMIともに4K入力をサポート。ハードドライブやゲーム機、マイクなどに対応する

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】自動台形補正

設置場所を選ばず大画面が楽しめる

「真正面以外からの投写でもきっちりと四角形で表示可能。設置場所を選ばず、広い壁をフル活用できます。オートフォーカスを備え、面倒なピント合わせが不要なのも◎。500ANSIルーメンという明るさは、ポータブルプロジェクターとしては十分に高輝度です」(湯浅さん)

メーカーこだわりの超絶技巧で極上ビジュアルを生み出す「レグザ 65X9900M」を紹介

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はTVS REGZA「レグザ 65X9900M」とJMGO「N1 Ultra」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

ミリ波レーダー技術によりさらなる高画質・高音質を実現

【有機ELテレビ】

TVS REGZA
レグザ 65X9900M

実売価格59万4000円

ミリ波レーダーを用いたセンシング技術「レグザセンシング」を搭載した有機ELテレビ。ミリ波レーダーが視聴位置を測定し、画質・音質を自動調整する。輝度を従来比最大約20%アップするなど、コントラスト性能も強化している。

SPEC●画面サイズ:65V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●サイズ/質量:W1452×H868×D336mm/約29.5kg

↑画質・音質調整は、センシング設定から行う(出荷時オフ)。ミリ波レーダーで複数人(最大2名)を認識できる

 

↑自動車の安全運転支援技術などにも用いられるミリ波レーダーを初採用。視聴距離を感知し、最適な映像やサウンドに自動調整してくれる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】ミリ波レーダー

視聴位置を問わず最適な画音に自動調整

「視聴位置をミリ波レーダーで計測。画面に近いときにはノイズが目立たないように抑制し、遠いときには精細感を高めたメリハリのある画質にします。センターからズレている場合には左右の音声のズレまで補正。どの位置にいても、最適な画質と音質で視聴できます」(湯浅さん)

 

3色レーザー搭載により映画館の画質を自宅で再現

【ホームプロジェクター】

JMGO
N1 Ultra

実売価格28万3360円

Android TV対応機としては日本初の3色レーザー搭載プロジェクター。小型化された国産レーザーモジュールの採用に加え、独自開発エンジンなどにより明るい場所でもくっきりとノイズレスな映像が楽しめる。台形補正機能を備え、手間なく最適な投写が可能だ。

SPEC●方式:DLP●スクリーン解像度:4K●明るさ:2200CVIA(※)ルーメン●コントラスト比:1600:1●OS:Android TV 11●サイズ/質量:W241×H236×D203mm/4.5kg

※:CHINA VIDEO INDUSTRY ASSOCIATIONの略。プロジェクターの明るさに関する中国国内での新規格

 

↑9つの特許を取得した、自社開発の光学エンジン「MALC」を搭載。光源には、小型化された3色レーザーモジュールを採用した

 

↑デンマークの高級スピーカーメーカーDYNAUDIOと協業した10Wのスピーカーを2基内蔵。本体だけで高音質で再生可能だ

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】4K3色カラーレーザー

3色レーザーが明るく鮮明な映像を描く

「独自開発したRGB3色のカラーレーザーを搭載。高輝度、高コントラスト、忠実な色再現を実現します。2軸ジンバルシステムにより投写角度を自在に変えることができるほか、斜めからの投写でも傾きを自動的に調整して歪みのない映像にしてくれる機能も魅力です」(湯浅さん)

夢の壁掛け設置が手軽に実現! パナソニック「ウォールフィットテレビ TH-55LW1」

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はパナソニック「ウォールフィットテレビ TH-55LW1」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

独自の4K無線伝送技術により夢の壁掛け設置が手軽に実現

【有機ELテレビ】

パナソニック
ウォールフィットテレビ TH-55LW1

実売価格40万7000円

自分で簡単に壁掛けができる有機ELテレビ。独自の4K無線伝送技術によりテレビ本体とチューナー部の分離を実現、部屋のアンテナ端子位置に制約されることなく設置が行える。4K2基を含む3チューナーを搭載し、2TBの内蔵HDDに2つの裏番組を同時に録画可能。

SPEC●画面サイズ:55V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●音声最大出力:20W●内蔵HDD:2TB●サイズ/質量(モニター部):W1227×H706×D27mm/約12.5kg

 

↑チューナー前面にデータ取込用のUSB端子を搭載。背面にはアンテナ端子、LAN端子、HDD対応のUSB端子などを備える

 

↑本体の電源コードは、コンセントまでの距離に合わせて巻き取り可能。背面は壁掛け用の金具が本体に入り込むよう設計されている

 

↑画面を振動させて音を出す「画面振動スピーカー」を採用。スピーカーボックスを廃して、ディスプレイの薄型化を図っている

 

↑フック、マグネット、ピンなど専用の取り付け金具一式が付属。金具はピンで固定し、石膏ボードの壁でも補強なしに固定できる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】4K無線伝送

無線伝送・圧縮技術で4Kの伝送に成功

「チューナーと無線で接続できるため、アンテナ線を気にすることなくスッキリと壁掛け可能。独自の無線伝送方式で、データ容量の大きな4K放送にも対応します。石膏ボードにも補強なしで設置でき、奥行き約3.5㎝と有機ELテレビの薄さを生かせるのも魅力」(湯浅さん)

高音質・高画質に加えて、ライフサポート機能も搭載! 新4K液晶AQUOS発表

シャープは6月1日、4K液晶テレビ「AQUOS」の新モデル「FN1ライン」「FN2ライン」「FL1ライン」を発表。合計9機種を発売します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・FN1ライン

75V型 4T-C75FN1
65V型 4T-C65FN1
55V型 4T-C55FN1

↑4T-C75FN1

 

・FN2ライン

55V型 4T-C55FN2
50V型 4T-C50FN2
43V型 4T-C43FN2

↑4T-C55FN2

 

・FL1ライン

65V型 4T-C65FL1
50V型 4T-C50FL1
42V型 4T-C42FL1

↑4T-C65FL1

 

発売は6月10日で、FL1ラインの50V型モデルのみ9月16日となっています。

 

発表された機種はすべて、新しい画像処理AIエンジン「Medalist S4」を搭載。今回から音質の自動調整が可能になり、ニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすくなったほか、スポーツでは臨場感を楽しめるとしています。画質における処理はこれまでと同様で、100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知し、その結果を見ている映像のジャンルと合わせて、色彩/明暗/精細感を自動で調整します。

↑Medalist S4の搭載によって、部屋の明るさに応じて画質を自動で調整する「環境センシング」機能も新たに搭載されました

 

また、FN1ラインには、ミニLEDバックライト搭載の「AQUOS XLED」の開発で培ったバックライト制御技術を応用した「アクティブLED駆動」を採用。直下型LEDをエリアごとに明暗制御することで、コントラストの性能を向上させているそうです。これにより、まばゆい輝きから締まった黒まで、明暗の豊かな映像を楽しめるとのこと。

↑映像と連動して直下型LEDを制御するアクティブLED駆動

 

加えて、FN1ライン/FN2ラインともに、前モデルの「EN1/EN2ライン」に搭載された、パネルの表面に低反射を実現する「N-Blackパネル」を内蔵。大画面ほど気になる外光や照明の映り込みを抑えています。

 

音質においては、すべてのモデルで立体音響フォーマットのDolby Atmosに対応するほか、FN1ライン/FN2ラインは音の抜けがよい設計の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。スピーカーネットのないリフレクター構造で、音を画面前方に響かせるうえ、ツイーターを前向きに配置して、高域から低域まで豊かな音を出力するといいます。

 

ただし、FN1ラインとFN2ラインで内蔵されているスピーカーと、最大出力に違いがあります。FN1ラインはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーハー1基の構成で最大50W出力。FN2ラインはツイーター2基、ミッドレンジ2基、サブウーハー1基で最大35W出力です。

 

さらに、新モデルではライフサポートにつながる機能も搭載。ヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」では、スマートウォッチや体重計、血圧計などの「Google Fit」対応機器と連携し、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧などの日々の変化をグラフで、テレビの大画面で確認できます。また、放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフで表示する「AQUOSスクリーンタイム」も搭載します。

↑大画面で自分の健康状態が見られるAQUOSヘルスビューアー

 

↑日々テレビをどれくらい視聴していたかなどがわかるAQUOSスクリーンタイム

 

このほか、Google TV対応による多彩なコンテンツやアプリケーションを楽しめたり、リモコンに10個のダイレクトボタンを搭載したりと、テレビ番組以外のコンテンツを手軽に楽しめる機能も備えています。

 

ライフサポート機能は、テレビとしては珍しいところ。高画質・高音質はほかのメーカーも高めているところなので、こうした独自の機能はユーザーにとってわかりやすい違いといえそうです。

↑別売りのUSBカメラを接続して使えるカメラアプリ「リビングカメラ」も進化。YouTubeと、USBカメラ越しを映したミラー画面の同時表示に対応し、たとえばヨガの動画を見ながら自身のフォームを確認できるようになりました

 

最先端エンジンとMini LEDライトを搭載したゲーム特化モデル! TCL、4Kテレビ全3シリーズ12機種を発表

TCL JAPAN ELECTRONICSは新製品を発表。5月18日以降順次発売します。

 

今回発表となったのは、「C84シリーズ(65V型、55V型)」、「C64シリーズ(75V型、65V型、55V型、50V型、43V型)」、「P74シリーズ(75V型、65V型、55V型、50V型、43V型)」の全3シリーズ12機種です。

 

C84シリーズは、Mini LEDライトの個数を数十倍に増加し、明るさが液晶テレビの4倍の高輝度に。直下型Mini LEDライトをゾーンごとにON/OFF制御するローカルディミングで、コントラストが大幅に向上しています。

↑C84シリーズ 65V型

 

また、C84シリーズは4K 144Hz VRRを搭載。リフレッシュレート144Hzとは、1秒間に144回画面をリフレッシュして、120Hzよりも滑らかに新しい映像を表示することを意味します。144Hzのリフレッシュレートは、現在のeスポーツレベルの高性能ゲームを快適にサポートします。

 

C84シリーズとC64シリーズはQLED技術により、広色域で豊富な色彩、効率よく色のロスを低減した高色純度で、リアルな映像美を楽しめます。また、安定した無機物(量子ドット)採用で、テレビ画面の綺麗さが長持ちします。

↑C64シリーズ 75V型

 

同社の自社開発エンジン「Algo Engine」は、「Algo Engine Max II」まで進化し、AIと画質解析のアルゴリズムを取り入れ、放送とネット配信映像を適切に解析してから映像処理を行います。

 

AI音声分類技術とダイナミックレンジ圧縮技術により、インテリジェントサウンドと音声強化技術を搭載。音を自動調整することによって、適切な音質体験を提供し、小音量でも詳細な対話と低域感覚、大音量でも歪みのない安定した出力が可能です。

 

Google TVでYouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、Disney+、Apple TV+、U-NEXTなど、様々なネット動画サービスが楽しめます。

 

税込価格は、C84シリーズが20万~30万円前後、C64シリーズが8万~17万円前後、P74シリーズが7万~15万円前後です。

↑P74シリーズ 75V型

画質も音質も進化! Mini LEDバックライト搭載液晶テレビ「X95L」など、ソニーから4Kテレビ6シリーズ22機種が新登場

ソニーは、画質・音質ともに進化したMini LEDバックライト搭載の液晶テレビ「X95L」シリーズを5月20日に発売するほか、全6シリーズ22機種の4K有機ELテレビ・液晶テレビを、4月22日より順次発売します。

↑左から、4K有機ELテレビ「XRJ-65A80L」、4K液晶テレビ「XRJ-65X90L」「XRJ-75X95L」「KJ-65X85L」「KJ-85X80L」

 

X95Lシリーズは、映像と音の信号処理をつかさどる認知特性プロセッサー「XR」を搭載し、映像処理の精度を高め、奥行、コントラスト、色表現を強化しており、よりリアリティのある高画質な映像が楽しめます。新技術「XR クリアイメージ」は、大画面で目立ちやすい放送波やネット動画などのノイズや速い動きのブレを抑制し、精細感のある映像表現が可能です。

 

2022年発売の「X95K」シリーズと比較し、ピーク輝度は最大30%、LEDバックライトの分割数は最大20%向上。「XR バックライト マスタードライブ」によってMini LEDバックライトを自在に制御する技術を搭載しているほか、「XRコントラスト ブースター」の進化により、まばゆい明るさと引き締まった黒で、さらなる高コントラストの映像を描き出します。

↑XR クリアイメージ

 

音質面では、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を新たに採用。新開発の「フレームトゥイーター」をフレームの裏に搭載し、テレビのフレーム自体を震わせて高音域の音を出すことで、音の広がりや声のクリアさ、定位感が向上。

↑アコースティック マルチ オーディオ プラス

 

「アコースティックセンターシンク」機能を搭載しており、ソニーのホームシアターシステムやサウンドバーと接続して使う場合、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動し、映像内の人の声が画面から聞こえてくるような視聴体験が可能です。

↑アコースティックセンターシンク

 

市場推定価格(税込)は、X95Lシリーズ85V型「XRJ-85X95L」が99万円前後、75V型「XRJ-75X95L」が71万5000円前後、65V型「XRJ-65X95L」が47万3000円前後です。

業界初ミリ波レーダー採用で視聴位置にあった高画質化! レグザが新4K有機ELテレビと4K ミニLED液晶テレビを発表

TVS REGZAは4月6日、4K有機ELレグザ「X9900M」シリーズ、液晶モデルとしては最上位に位置する4K ミニLED液晶レグザ「Z970M」シリーズ、スタンダードな4K ミニLED液晶レグザ「Z870M」シリーズを発表しました。

↑X9900Mシリーズ

 

ラインナップと市場想定価格(税込)、および発売日は下記のとおりです。

 

X9900Mシリーズ
77V型「77X9900M」 約93万5000円 4月21日発売予定
65V型「65X9900M」 約59万4000円 4月21日発売予定
55V型「55X9900M」 約44万円 4月21日発売予定

 

Z970Mシリーズ
85V型「85Z970M」 約93万5000円 5月発売予定
75V型「75Z970M」 約77万円 4月21日発売予定
65V型「65Z970M」 約52万8000円 4月21日発売予定

↑85V型の85Z970M

 

Z870Mシリーズ
75V型「75Z870M」 約55万円 4月21日発売予定
65V型「65Z870M」 約41万8000円 4月21日発売予定
55V型「55Z870M」 約30万8000円 4月21日発売予定

↑75V型の75Z870M

 

業界初のミリ波レーダー採用で、距離に合わせて最適な画質に調整

今回発表の製品は、2023年1月に開催された家電見本市「CES」で出展された参考展示モデルが、製品化されたものです。X9900MシリーズとZ970Mシリーズには、ミリ波レーダーによるセンシング技術と、AIによる映像コンテンツ解析を組み合わせた、新しい「レグザエンジンZRα」を搭載しています。

 

ミリ波レーダーは業界としては初めての採用としており、画質・音質の向上を実現しています。画質においては、視聴者とテレビの距離を把握。距離に適した精細感を表現しつつ、ノイズを抑制しています。

 

なお、CESでの参考展示モデルからさらに進化しているそうで、たとえばミリ波レーダーでテレビの前に人がいるかいないかを検知し、人がいないと認識すると明るさを抑えて省電力化してくれるそうです。

↑このように人のいる距離・位置を把握し、画質を調整。距離が近いとノイズを抑制して自然な高画質にし、距離が遠いと精細感を上げてメリハリのある高画質にします

 

音質面では、視聴位置を把握して音場を調整。よりクリアなサウンドを出せるようになったとしています。

 

また、レグザエンジンZRαのAIを活用した「ネット動画ビューティPRO」を搭載。AIが映像コンテンツの種類を判別して、コンテンツに合わせた高画質化を自動で調整します。たとえばネット動画にありがちなバンディングノイズなどを抑制し、滑らかな映像を表現してくれるといいます。

↑地デジの放送などと違い、ネットのコンテンツは種類やジャンルの情報を入手しにくく、適した高画質化が難しいところですが、ネット動画ビューティPROでは適切な画質に調整します

 

さらに、「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」も搭載しました。AIが映像画面の構図を分析し、被写体全体を判別。被写体を高精細化することで立体感のある映像を実現しています。

 

もうひとつ、アニメに強いレグザならではの機能として「アニメビューティPRO」も搭載。セルアニメやデジタルアニメなどと、アニメコンテンツの種類を判別して最適な高画質処理を施します。加えてAIがアニメキャラの顔を検出してノイズを抑制。滑らかに再現できるとのこと。

↑アニメビューティPROで、顔がはっきりと再現

 

有機EL、ミニLEDともにパネルも新しくなった

新モデルはパネルも刷新しています。有機ELパネルはチューニングを施すことで、従来機種「65X9900L」「65X9900M」に比べて輝度が約20%向上しているそうです。

↑新しくなった有機ELパネル

 

ミニLED液晶パネルは、高輝度のミニLEDバックライトと従来から改良された量子ドットを搭載し、新たなパネルを開発。Z970Mシリーズは従来機種「65Z875L」に比べて約10倍のエリアコントロールが可能になり、高コントラストを実現しています。加えてZ970Mシリーズには、低反射のARコートとワイドアングルシートを搭載。より視野角の広い、高コントラストな映像を再現可能になっています。

↑新開発のミニLEDパネル

 

↑X9900Mシリーズの重低音立体音響システム「XHR」。10基のスピーカーを90Wのマルチアンプで出力します

 

↑Z970Mシリーズの重低音立体音響システム「ZHD」のイメージ図。こちらは11基のスピーカーを112Wで出力

視聴距離に合わせて最適な画質に調整! TVS REGZAがCESで新技術を披露

TVS REGZAは1月4日、米ラスベガスで開催の家電見本市「CES」に出展。新技術を搭載した4Kレグザを披露しています。

 

参考出品されているのは77V型の4K有機ELレグザおよび、75V型4K miniLED液晶レグザです。加えて、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」に搭載された、新たなテクノロジーを複数展示しています。

↑77V型の4K有機ELレグザ

 

新しいテクノロジーは下記の4つです。

・ミリ波レーダー高画質テクノロジー
・ミリ波レーダー高音質テクノロジー
・構図推定 AI立体感復元超解像技術
・AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術

 

ミリ波レーダー高画質テクノロジーは、ミリ波レーダーを使用してテレビから視聴者までの距離を検出。距離に応じて、最適な画質に自動で調整する技術です。たとえば画面の高さの1.5倍程度の近距離だとノイズを知覚しやすいため、ノイズを抑制して自然な高画質を実現します。一方で画面の高さの4倍程度の遠距離だと、映像の精細さやコントラストの知覚感度が下がりやすいため、精細感を高めてメリハリのあるチューニングを施します。

↑画面真ん中下に表示されているのが視聴位置。近くで見ているため、女性の肌のきめ細やかさが際立ちます

 

↑こちらは遠くで視聴したときの映像。女性の肌の質感は若干変化しているものの、色のメリハリが付いて華やかな印象に

 

ミリ波レーダー高音質テクノロジーは、ミリ波で視聴している角度を検出し、角度に合わせて最適な音場に自動で調整する技術です。これにより、テレビを真正面からではなく左右から見ている人が知覚しがちな音の位相のずれを正してくれるといいます。

↑ミリ波レーダー高音質テクノロジーも視聴位置を写真のように検出。左右から出る音の出力時間を調整し、視聴位置に適した音の定位を実現しています

 

構図推定 AI立体感復元超解像技術は、AIが映像の構図全体から被写体の顔や衣装を把握し、質感や精細感を向上させるというもの。これにより、背景のノイズを抑制しながら空間の奥行きを再現できるそうです。

↑こちらは構図推定 AI立体感復元超解像技術をオンにしたとき。髪の1本1本の質感が伝わってきます

 

↑こちらがオフの状態。十分にも見えますが、上の写真と比べると少し女性の立体感が薄まった印象です

 

AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術は、ネット動画のコンテンツや特徴をAIが自動で判別して、最適な画質に自動調整する技術です。テレビなどの放送コンテンツの場合、メタデータが付与されており、従来はそのメタデータからコンテンツの種類を判別して、高画質処理を施していたとのこと。ネット動画のコンテンツの場合、メタデータがないものもあるため、開発にいたったとしています。

 

こうしたテクノロジーは、現時点では開発段階のもの。実際に販売されるレグザに搭載されるかどうかはわかりませんが、これまでにない高画質・高音質テクノロジーなので、期待したいところです。

豪華視聴者プレゼントも! 7か月ぶりの「レグザチャンネル」ライブ配信……12月26日21時から

TVS REGZAは12月26日21時~22時、公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」にて、7か月ぶりとなるライブ配信を行います。

 

レグザブランド統括マネージャー本村裕史さんと声優の小岩井ことりさんが、視聴者ともに、この1年の取り組みなどを振り返ります。また、意見や質問などを受け付けるアンケートも開始しています。

 

ご質問・ご意見アンケート:https://forms.gle/WtzJojuFjL9FqB6X7

 

配信では視聴者プレゼントも用意しています。4K量子ドット液晶レグザ「55Z770L」や、エレコム提供の「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」などを抽選でプレゼント。プレゼントの内容・台数は、12月26日の配信中に確認された同時視聴者数の数によって変動します。

↑TVS REGZA提供プレゼント

 

レグザ公式Twitterアカウントエレコム公式Twitterアカウントをフォローの上、「欲しい商品名」を書いて、レグザ公式ツイートの引用ツイートを行うと応募が完了します。プレゼントは複数応募可能です(※プレゼントが重複してひとりに当たることはありません)。

↑エレコム提供「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」

 

応募期間は、12月26日21時~2023年1月3日 23時59分まで。応募規約や詳細などは、レグザ公式Twitterアカウントをご確認ください。

色の鮮やかさが違う! プロが選んだ「価格以上のテレビ」ランキング第1位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第1位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第1位】広色域量子ドットの採用により色鮮やかな映像を描き出す

実売価格18万5130円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドット液晶レグザ 50Z670L

量子ドット倍速液晶パネルを搭載。量子ドットシートと直下型高輝度バックライトにより、広い色域と鮮やかな色再現を叶えた。重低音バズーカなど合計9個のスピーカーを備え、パワフルで臨場感溢れるサウンドを再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1118×H676×D211mm/19.0kg

 

↑放送中の番組の予約ランキングや前日の視聴率ランキングを表示する「レグザナビ」。オススメ番組がひと目でわかる

 

↑ハイコントラストなパネルと、新開発の直下型高輝度バックライトを搭載。広色域かつ色鮮やかな高画質を実現する

 

↑出力60Wのマルチアンプを採用し9個のスピーカーが駆動する「重低音立体音響システムZ」。Dolby Atmosに対応し、立体的で迫力あるサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 最新技術を搭載したレグザの「Z」が身近に

「VAパネルと部分駆動LEDが力強いタッチの高コントラスト画像を実現。色彩表現も豊かで、特に赤とグリーンの鮮やかさが際立ちます。『Z』を冠したモデルとしては割安です」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

憧れの75V型大画面テレビが16万円!? プロが選んだ「お買い得テレビランキング」2~4位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第2位~第4位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第4位】究極の画と音で至上の没入感を体感できる

実売予想価格20万9000円

【4K液晶テレビ/2022年11月発売】

ソニー

4K液晶テレビ ブラビアXR XRJ-50X90K

高精度な映像分析を行う認知特性プロセッサー「XR」を搭載。人が目で見るような、自然な美しさで映像を描き出す。カメラが視聴環境の最適化などを行う「BRAVIA CAM」(別売/実売価格2万4200円)に対応。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1119×H715×D286mm/14.1kg

 

↑「直下型LED部分駆動」に対応。バックライトを小さなブロックに分けてコントロールすることで高コントラストを実現する

 

↑独自の「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。4つのスピーカーを個別のアンプが制御し、リアルな視聴体験を生み出す

 

 [ココが価格以上!] 見栄えのいい同社らしい映像が楽しめる

「VAパネルと直下型LEDの組み合わせで、色濃く高コントラストな画像を描きます。「XR」はコントラスト、色再現ともにやや表現がオーバーになる傾向はありますが、見栄えのする映像はソニーらしい」(藤原さん)

 

【第3位】憧れの超大画面が16万円台で手に入る!

実売価格16万8000円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

ハイセンス

75A6H

視野角の広いADSパネルを採用。部屋のどこからでも美しい映像が楽しめる。様々なコンテンツやシーンに合わせて映像処理を行う映像エンジンにより、クラスを超えた高画質を実現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:30W●サイズ/質量:W1677×H1036×D356mm/26.5kg

 

↑映像エンジン「NEOエンジンLite」を搭載。4Kコンテンツはもちろん、地上波も衛星放送もネット動画も滑らかな4K映像で描く

 

↑従来よりも小型のLEDを敷き詰めた直下型バックライトを採用。高輝度のLEDを素早く点滅させることで残像感を低減する

 

[ココが価格以上!] レグザの血統を受け継ぐ「75V型」がこの価格!

「『NEOエンジンLite』は、4K復元やAIネット映像高画質処理など、レグザの血統を感じさせます。輝度、色ムラが多少気になるものの映像は緻密で、滑らか。この価格で75V型の超大画面は魅力的」(藤原さん)

 

【第2位】AIが人の顔や空などを検知し映像を自動調整する

実売価格16万5020円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

シャープ

AQUOS 4K液晶テレビ 4T-C50EN2

画像処理エンジン「Medalist S3」を搭載。100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知するとともに、番組ジャンルの情報に合わせて映像を自動調整する。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●音声最大出力:35W●サイズ/質量:W1126×H739×D253mm/約21.5kg

 

↑広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を搭載。「AIオート」で開発したカラーマッピングで、色彩表現力が大きく向上する

 

↑低反射を叶える素材を表面に採用した「N-Blackパネル」。屈折率を変化させ、気になる外光や照明の映り込みを抑える

 

[ココが価格以上!] 明るく鮮明な映像でリビングに最適

「照明などの映り込みを抑えながら、引き締まった黒を表現する『N-Blackパネル』を搭載。AQUOSらしい明るくメリハリの効いた映像は、明るい視聴環境と相性が良くリビングユースにオススメです」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

プロが「このモデルで決まり!」と語る高画質テレビって? お買い得テレビランキング5~7位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第5位~第7位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第7位】様々な視聴スタイルをサポートするタイムシフトマシンを搭載

実売価格25万3000円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドットレグザ 55Z770L

広色域の量子ドット液晶パネルを搭載。広色域ドットと直下型LEDバックライトにより色鮮やかな映像を描き出す。「タイムシフトマシン」を備え、放送済みの番組を好きなときに視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1234×H740×D211mm/22.0kg

 

↑ネット動画を高画質化する「ネット動画ビューティZRⅡ」。コントラストや精細感を高め、低フレームレート映像も滑らかに再生する

 

↑録画番組再生中にリモコンの「シーン/出演者」ボタンを押すと、シーンリストを表示。見たいシーンだけをスピーディに見られる

 

 [ココが価格以上!] 傑出した全録機能を備え録画視聴中心なら最強

「基本性能は1位の50Z670Lと同じですが、液晶パネルは視野角の広さが持ち味のADSを採用。タイムシフトマシンを備え、視聴する番組が地デジ中心なら、断然こちらがオススメです」(藤原さん)

 

【第6位】映像が明るいうえ黒の再現性も高い

実売価格27万2800円

【4K量子ドットミニLED液晶テレビ/2022年6月発売】

LGエレクトロニクス

55QNED85JQA

ミニLEDバックライトに、量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせた4K液晶の新カテゴリー。明るく、黒の再現性がより向上し、鮮明な色の表現力も進化した。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×4、USB×2、LAN×1ほか●音声最大出力:40W●年間消費電力量:146kWh/年●サイズ/質量:W1233×H781×D257mm/19.9kg

 

↑直下型エリア駆動のミニLEDバックライト、量子ドットフィルム、ナノオーガニックフィルムで構成。明るく色鮮やかな映像を描き出す

 

↑多彩なゲーミング機能が魅力。手動設定が可能なゲームオプティマイザ、設定調整が簡単なゲームダッシュボードなどを採用する

 

 [ココが価格以上!] 液晶らしからぬ自然なトーンの上品な画調

「安定感のあるIPS液晶にミニLEDを組み込み、明るく色鮮やかな深みのある映像を実現。コントラスト感を強調しすぎず、あくまでも自然なトーンの、穏やかな画調が好印象です」(藤原さん)

 

【第5位】明るく鮮明な映像を描く新世代有機ELパネルを搭載

実売価格24万4560円

【4K有機ELテレビ/2022年7月発売】

東芝

4K有機ELレグザ 48X8900L

独自のチューニングを施した有機ELパネルと、新開発の映像処理エンジンを搭載。リビングでも明るく鮮やかで黒の引き締まった映像を楽しめる。Dolby Atmosに対応し、臨場感溢れる音場を再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:72W●サイズ/質量:W1068×H658×D237mm/20.0kg

 

↑専用の有機ELパネルを搭載。独自開発の高冷却インナープレート、メタルバックカバーを採用し、輝度性能の向上を実現した

 

↑美肌技術「美肌フェイストーンZRⅡ」。人肌の立体感や質感を向上させつつ、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現する

 

 [ココが価格以上!] 50V型以下で高画質なテレビが欲しいなら一択

「映像の質感は緻密で繊細。特に健康的で自然な人肌を再現する美肌技術が効果的です。『画面サイズが大きすぎず、かつ画質の良いテレビが欲しい』というのならこのモデルで決まり!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

プロがオススメする「5万円4Kテレビ」って? お買い得テレビランキング8~10位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第8位~第10位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第10位】Android TVに対応し多彩なネット動画を堪能

実売価格5万4800円

【4K液晶テレビ/2021年6月発売】

TCL

43P615

Android TVを搭載した4Kチューナー内蔵液晶テレビ。HDRは、「HGL」をはじめ「HDR10」「Dolby Vision」の規格に対応し、これまでのテレビでは表現できなかった明るさや鮮やかな色彩、暗部のディテールを表現できる。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×2、USB×1ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W970×H624×D253mm/7.2kg

 

↑「マイクロディミング」機能を搭載。画面を1296のゾーンに分割し、映像情報を詳細に分析することで、風景の奥行き感をリアルに映し出す

 

↑サウンドシステムは、3次元のリアルな音場を実現するDolby Atmosに対応。音が周囲や頭上を移動する、包まれるような臨場感を体感できる

 

 [ココが価格以上!] HDRをほぼカバーしつつ多彩なネット動画にも対応

「4K液晶のエントリーモデルですが、Dolby Vision/HDR10/HLGなど実質的にHDRフル対応で、立体音響Dolby Atmosもサポート。Android TVにより、多くのネット動画配信も楽しめるのも魅力です」(藤原さん)

 

【第9位】約2万円の爆安価格ながら必要十分な基本機能を装備

実売価格2万800円

【ハイビジョン液晶テレビ/2022年6月発売】

MAXZEN

J32CH06

日本製の映像エンジンを搭載したハイビジョンテレビ。ハイコントラストなVAパネルにより、黒の表現に優れたメリハリの効いた映像を楽しめる。Wチューナーを備え、視聴中に裏番組録画が可能だ。

SPEC●チューナー:地デジ/BS/110度CS×1●接続端子:HDMI×2、USB×1、LAN×1ほか●音声最大出力:10W●年間消費電力:50kWh●サイズ/質量:W732×H481×D180mm/4.3kg

 

↑正面コントラストに優れるVAパネルを搭載。しっかりと黒色を表現し、明るく美しい映像を描き出す。バックライトは直下型LEDを採用

 

↑「ゲームモード」を備える。FPSやアクションゲームでもボタンを押すタイミングにタイムラグが少なく、ストレスがなくプレーできる

 

 [ココが価格以上!] 地デジやBSだけで十分な人にうってつけの一台

「パネル画素数は1366×768とフルHDに届かないが、地デジやBSの多くのチャンネルにほぼ合致。4K放送には興味がなく、とにかく安いテレビが欲しい人にオススメ」(藤原さん)

 

【第8位】最新のAI技術により自動で最適な画質に調整

実売価格26万5450円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

パナソニック

4K液晶ビエラ TH-75LX800

AIがシーンに合わせて映像を自動で最適化する「オートAI」を搭載。ユーザーは設定を変更せずに、あらゆるコンテンツを最適な画質で楽しめる。多くのVODに対応し、多彩な4K動画を視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1673×H1036×D365mm/約32.0kg

 

↑HDR規格に対応。シーンに応じてHDRトーンマッピング処理を変化させる新技術により、高輝度域でも色鮮やかな映像を実現する

 

↑サウンドシステムは10Wのフルレンジスピーカーを2基搭載。Dolby Atmosにも対応し、内蔵スピーカーだけで立体音響を楽しめる

 

 [ココが価格以上!] 上位機に迫る機能搭を備える75V型ではかなり割安!

「液晶ビエラのスタンダードモデル。『オートAI』やDolby Atmosなどに対応しつつ、機能を絞り込むことで価格を抑えています。パナソニックの75V型がこの価格はお買い得!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

LG初の曲がる有機ELテレビ「LG OLED Flex」はゲーミングテレビの最適解だ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社初となる水平から曲面まで自由に曲率を変えられる4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」を2023年1月18日に発売します。サイズは42インチのみ。実売予想価格は税込44万円前後。

 

↑42インチの4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」

 

同社は2013年に世界初の曲面型有機ELテレビを発売していましたが、曲面型は没入感が得られやすい、目から画面までの距離が画面端まで均等になるので目が疲れにくい、といったメリットがある一方、正面からでないと画面が見づらい、リビングに置いて家族で見るとには不向きといった弱点があり、今ではフラットな画面の水平型が主流となっています。

 

このLG OLED Flexは、そういった曲面型のメリットを生かしつつ弱点を補うために、同社として初めて可変式の構造を採用。水平から曲率900R(半径90cmの円を描く曲線)まで20段階で曲率を調整することができます。

↑水平時

 

↑最大曲率時

 

また、あらかじめよく使う曲率を設定しておけば、リモコンのボタンを押すだけで指定の曲率を変更可能。近い距離でゲームをプレイするときは曲率を最大に、離れた場所から見たいときは水平に、とシーンや用途に応じて使い分けることができます。

↑リモコンのゲームボタンを押すことで曲率を変更できます

 

このほか、画面の高さやチルト(前後画面角度)の変更も可能で、設置場所に応じて画面を見やすい位置や角度に調節できます。

↑壁掛けテレビのような独特な構造。スタンド部分は取り外し不可

 

ゲーム用途に特化した4K有機ELテレビ

本機は4Kテレビでありながらゲーミングモニターの要素も兼ね備えており、ゲームプレイ時には自動でインターフェイスをゲーム専用モードに変更。ゲームプレイ時によく使う設定に簡単にアクセスできます。

↑ゲームプレイ時は専用インターフェイスを表示

 

また、大画面ではゲーム画面の隅々まで把握しにくいという声に応え、42インチの画面内に32インチまたは27インチ相当の画面を表示する機能も搭載。ゲーム画面とテレビ放送、テレビ放送とYouTubeなど異なるソースの2画面を並べて表示するPbP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)機能も備えています。

 

可変リフレッシュレートに対応するVRRや、AMDのFreeSync、NVIDIAのG-SYNCにも対応。自動で低遅延モードに変更するALLMにも対応しています。

 

このほか、NVIDIAのクラウドゲームサービス「GEFORCE NOW」アプリに対応しており、キーボードやコントローラーを用意するだけでゲーム機不要で遊ぶことができます。

 

背面にはLEDライトを搭載しており、表示内容や音声に応じてライティングを変化させることが可能。本体にエコーキャンセリングマイクを内蔵しているので、ヘッドセット無しでもボイスチャットを行うことができ、長時間のゲームプレイでもストレスなく楽しめます。

↑背面にカラフルに光るLEDライトを搭載

 

4Kテレビとしても高いスペックを実現

もちろん画質や音質にもこだわった仕様で、LG 独自の映像エンジン「α9 Gen5 AI Processor 4K」と、最先端の映像アルゴリズムとの組み合わせにより、従来の有機EL テレビに比べ、高輝度、高純度な色を再現。地上波放送はもちろん、映像配信コンテンツも究極の没入感で視聴することができます。

 

4K映像の120フレーム(120Hz)表示に対応するほか、4つのHDMI入力端子はすべて4K120p入力に対応しており、どのHDMIにつなげばいいか迷うことなく接続できます。応答速度は0.1msで、レースゲームなど画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少なく、スピード感あふれるゲーム映像が楽しめます。

↑HDMIなどの入力端子は背面のスタンド部分に搭載

 

スタンド部分にはステレオスピーカーとウーファーを搭載。さらに2chの音源を7.1.2chに変換して、臨場感のあるサウンドを楽しめます。

 

テレビ放送用チューナーは、BS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用が3基。外付けHDDをつなげば裏番組録画も可能です。

 

実売予想価格44万円と、同サイズの4Kテレビと比較すると高額ですが、ゲーミングモニターの要素も兼ね備えた高いスペックと、LG初の可変式曲面型ディスプレイ採用という点は他にないワンアンドオンリーな魅力を備えています。テレビ視聴もゲームプレイも1台に集約したい、という方はぜひチェックしてみてください。

 

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レグザのテレビ+レコーダーセットはセール初登場!【Amazonブラックフライデー2022情報】家電編その3

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、注目のテレビ4点を紹介します。

 

2022年に大きく伸びているメーカー、TCLの大人気モデル「TCL 50型 液晶テレビ 50P618【Amazon.co.jp限定】」が、年始来最安値でブラックフライデーに登場します。

 

この1年で特に人気が高まっているという「レグザ」。ブラックフライデーでは「東芝 65型 液晶テレビ レグザ 65Z570K」が年始来最安値となっています。さらに、レコーダーセットの「65Z570K+DBR-4KZ200」は、セール初登場です。

 

LG「48型 有機ELテレビ OLED48A2PJA」「55型 有機ELテレビ OLED55A2PJA」が、年始来最安値に。憧れの有機ELテレビが一線を越えた価格で入手できるチャンスです。

新技術を採用した次世代高画質テレビ「新有機EL」VS「ミニLED」いま買うならどっち?

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は2人の専門家にパワープッシュする「新有機EL」「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

実力比較表

↑それぞれのメリットとデメリットは解消されつつあり、画質・機能はほぼ互角といえる。設置性はより薄い有機EL、寿命は画面の焼き付きの少ない液晶に軍配が上がる

 

その1【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

 

その2【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、ソニーの新有機ELパネル「QD-OLED」搭載の最新テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は大注目の「新有機EL」について、専門家に聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、レグザの「ミニLED」テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は専門家にパワープッシュする「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

 

【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

パナソニックの大発明! 「ウォールフィットテレビ」が日本のリビングを変える

パナソニックは、かんたんに壁掛け設置ができる“ウォールフィットテレビ”「LW1」シリーズを11月18日に発売します。

↑ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズ

 

ラインナップは、専用チューナーに2TBの録画用HDDを内蔵する「TH-55LW1L」と、チューナーのみの「TH-55LW1L」(別売のUSB HDDで録画可能)の2機種。実売予想価格はTH-55LW1Lが税込37万円前後、TH-55LW1Lが税込33万円前後。

↑専用チューナーの内蔵HDDの有無で2機種を用意。左がHDD無しのTH-55LW1L、右がHDD内蔵のTH-55LW1用チューナー

 

また、これに合わせて発売中の「どこでもディーガ」や「レイアウトフリーテレビ」を含めた商品群を「くらしスタイルシリーズ」と称し、「テレビの場所が自由になると、くらしはもっと自由になる」をコンセプトに住空間とテレビの新しい関係を提案。レイアウトフリーテレビ(TH-43LF1)にUSB HDD別売モデル「TH-43LF1L」(実売予想価格17万円前後)も追加ラインナップします。

 

生活空間になじむ薄型フラットな壁掛けテレビ

ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズは、壁にぴったりくっつけることができ、生活空間になじむフラットなデザインが特徴。55型の4K有機ELテレビと専用のワイヤレスチューナーがセットになっており、チューナーからテレビ映像を無線伝送することで、テレビ部分が電源ケーブルのみのシンプルなスタイルになっています。

↑専用チューナーからワイヤレスでテレビ映像を伝送するので、テレビ側は電源ケーブルのみ

 

↑壁にフィットする薄くフラットなデザイン

 

これは、従来のテレビがアンテナ線やレコーダー等の機器のケーブルが届く範囲でしか設置できず、「テレビの位置によって家具のレイアウトが制限されることに不満がある」という声や「デザインがインテリアになじまない」という声を受けて開発されたもの。

 

部屋の中のアンテナ線端子の位置に左右されず設置でき、テレビ台も不要なため、設置の自由度が高く床面積を圧迫しないというメリットがあります。

 

従来の壁掛けテレビと異なり、壁から画面まで約3.5cmというフラットなスタイルで、まるで絵画や窓のように住空間になじむ設計となっており、専用の金具と取り付け用の設置用紙を使って誰でも簡単に壁に取り付けることができます。専用金具は一般的な住宅に多く使用されている石膏ボードの壁に、細いピンのみで簡単に固定することができ、ピンの跡も目立ちにくくなっています。

↑一般的な壁掛けテレビ(下)との比較。壁からのせり出しがなく、絵の額縁のように壁に馴染む。また専用金具に掛けるだけなので、横からみたときに従来方式のような重厚感がなく手軽に設置できる

 

別売のスタンドを使えば、従来のように据え置き設置も可能。住環境やライフスタイルの変化に応じて設置方法を使い分けることも可能です。

 

テレビ部は4K有機ELパネルを採用し、画面を振動させて音を出すアクチュエーターを搭載した「画面振動スピーカー」を採用。厚みが出やすい従来のスピーカーボックスを排除し、奥行わずか約3.1cmという薄型化を実現。また、ディスプレイ設計のノウハウを生かし、テレビの重量も従来比で40%軽量化しています。

 

独自の4K無線伝送技術により、地デジ放送や4K放送もワイヤレスでチューナーからテレビに送信することが可能。TH-55LW1のチューナーは2TBのHDDを内蔵しており、地デジも4K放送もたっぷり録画することができます。また、2番組同時録画にも対応(4K放送の2番組同時録画は不可)。YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオ、TVerなどの各種ネット動画も再生できます。

 

生活空間におけるテレビの存在感の大きさをやわらげるような新感覚のスタイルは、テレビの概念を大きく変えてしまうようなインパクトがあります。スペースやインテリアとのマッチングの関係でテレビの設置を諦めていた方も、これなら置ける!と感じる人が多いのではないでしょうか?

↑発表会ではインテリアコーディネーターのMAKOさんと、インテリアスタイリストの窪川勝也さんを招いたトークセッションも開催されました

 

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カズがW杯の優勝国を大胆予想! ハイセンスの公式アンバサダー就任イベントで

家電メーカーのハイセンスは、サッカー「FIFA ワールドカップ カタール2022」の公式スポンサーとして、アンバサダーにプロサッカー選手の三浦知良さんを起用したプロジェクトの詳細を発表しました。

 

これは「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」として、三浦選手とともにFIFAワールドカップ カタール2022を盛り上げていくことを目的としたもの。

↑プロジェクトのイメージビジュアル

 

三浦選手をアンバサダーに向かえ、ハイセンスの公式YouTubeチャンネルで毎週動画を公開していくほか、三浦選手が日本代表の初戦を現地レポートする様子なども公開。また、Twitterを活用したプレゼントキャンペーンも合わせて実施されます。

↑豪華プレゼントが合計315名に当たるTwitterキャンペーンも実施。詳しくはハイセンスの公式サイトで公開しています

 

ハイセンスジャパンの李文麗社長は、「ハイセンスは2016年からスポーツマーケティングに力を入れており、過去のFIFAワールドカップでは世界各地でパブリックビューなどのイベントを実施してきた。今回はアンバサダーに三浦選手を起用して、一緒に大会を盛り上げていきたい」と述べていました。

↑ハイセンスジャパンの李文麗社長

 

発表会の会場では、三浦選手を迎えたトークセッションを開催。今回の大会はカタールで開催されるということで、93年にカタールで行われたアジア地区最終予選での「ドーハの悲劇」に関する質問もなされました。

↑アンバサダーに就任した三浦知良選手

 

三浦選手は今大会について、「29年ぶりのカタールで、日本サッカーの進化を見られると思うとドキドキする。日本はグループEで激戦が予想されているが、実際どうなるかは誰にも予想できない。特に、ドイツとスペインは世界のトップチームなのでいい試合をしてほしい。日本ならではのアジリティ(敏しょう性)を生かして、狭いスペースを突破して攻めるような攻撃的なスタイルを見たい」と、日本代表の勝利へ期待を寄せていました。

 

ちなみに、三浦選手による優勝国予想は、ズバリ「ブラジル」とのこと。注目している選手については、ブラジルのネイマール選手と日本代表の鎌田大地選手を挙げています。

 

「ネイマール選手は今大会でのブラジル代表引退を宣言しているので、ブラジル代表として優勝を果たしてバロンドール(世界年間最優秀選手)を取ってほしいと思っている。鎌田選手は現在ドイツで活躍しているが、この前の日本代表のアメリカ戦を見ていて、自分がチームの幹となって引っ張っていくという気持ちを感じた。点も取れる、アシストもできるというオールラウンドで活躍できる選手なので期待している」(三浦選手)

↑三浦選手の優勝国予想は「ブラジル」とのこと

 

日ごろからサッカーの試合をテレビでよく見ているという三浦選手は、「スタジアムで見るよりもテレビで見るほうが好き。解説してくれてわかりやすいし、自宅だとラクな姿勢で観戦できる」とのこと。ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」については、「画面がきれいでとても見やすい。早くこの大画面で観戦したい」と述べていました。

↑ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」でサッカーの映像を楽しむ三浦選手

 

↑左からハイセンスのブランドマネージャーの家倉宏太郎氏、李文麗社長、三浦知良選手、磯辺浩孝副社長

 

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カズがW杯の優勝国を大胆予想! ハイセンスの公式アンバサダー就任イベントで

家電メーカーのハイセンスは、サッカー「FIFA ワールドカップ カタール2022」の公式スポンサーとして、アンバサダーにプロサッカー選手の三浦知良さんを起用したプロジェクトの詳細を発表しました。

 

これは「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」として、三浦選手とともにFIFAワールドカップ カタール2022を盛り上げていくことを目的としたもの。

↑プロジェクトのイメージビジュアル

 

三浦選手をアンバサダーに向かえ、ハイセンスの公式YouTubeチャンネルで毎週動画を公開していくほか、三浦選手が日本代表の初戦を現地レポートする様子なども公開。また、Twitterを活用したプレゼントキャンペーンも合わせて実施されます。

↑豪華プレゼントが合計315名に当たるTwitterキャンペーンも実施。詳しくはハイセンスの公式サイトで公開しています

 

ハイセンスジャパンの李文麗社長は、「ハイセンスは2016年からスポーツマーケティングに力を入れており、過去のFIFAワールドカップでは世界各地でパブリックビューなどのイベントを実施してきた。今回はアンバサダーに三浦選手を起用して、一緒に大会を盛り上げていきたい」と述べていました。

↑ハイセンスジャパンの李文麗社長

 

発表会の会場では、三浦選手を迎えたトークセッションを開催。今回の大会はカタールで開催されるということで、93年にカタールで行われたアジア地区最終予選での「ドーハの悲劇」に関する質問もなされました。

↑アンバサダーに就任した三浦知良選手

 

三浦選手は今大会について、「29年ぶりのカタールで、日本サッカーの進化を見られると思うとドキドキする。日本はグループEで激戦が予想されているが、実際どうなるかは誰にも予想できない。特に、ドイツとスペインは世界のトップチームなのでいい試合をしてほしい。日本ならではのアジリティ(敏しょう性)を生かして、狭いスペースを突破して攻めるような攻撃的なスタイルを見たい」と、日本代表の勝利へ期待を寄せていました。

 

ちなみに、三浦選手による優勝国予想は、ズバリ「ブラジル」とのこと。注目している選手については、ブラジルのネイマール選手と日本代表の鎌田大地選手を挙げています。

 

「ネイマール選手は今大会でのブラジル代表引退を宣言しているので、ブラジル代表として優勝を果たしてバロンドール(世界年間最優秀選手)を取ってほしいと思っている。鎌田選手は現在ドイツで活躍しているが、この前の日本代表のアメリカ戦を見ていて、自分がチームの幹となって引っ張っていくという気持ちを感じた。点も取れる、アシストもできるというオールラウンドで活躍できる選手なので期待している」(三浦選手)

↑三浦選手の優勝国予想は「ブラジル」とのこと

 

日ごろからサッカーの試合をテレビでよく見ているという三浦選手は、「スタジアムで見るよりもテレビで見るほうが好き。解説してくれてわかりやすいし、自宅だとラクな姿勢で観戦できる」とのこと。ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」については、「画面がきれいでとても見やすい。早くこの大画面で観戦したい」と述べていました。

↑ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」でサッカーの映像を楽しむ三浦選手

 

↑左からハイセンスのブランドマネージャーの家倉宏太郎氏、李文麗社長、三浦知良選手、磯辺浩孝副社長

 

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レグザが「FIFAワールドカップ カタール2022」の日本戦観戦ツアーが当たる応援キャンペーン実施

TVS REGZAは、サッカーワールドカップの日本×スペイン戦の観戦ツアーが当たる「FIFAワールドカップ カタール2022 応援キャンペーン」を9月22日より実施します。

 

このキャンペーンでは、日本×スペイン戦の観戦ツアーが当たるA賞と、豪華応援グッズが当たるB賞を用意。それぞれの賞の応募方法に従って、LINEもしくはTwitterを使って応募できます。

 

A賞の「日本×スペイン戦観戦ツアー」は、2022年12月2日にカタールで開催される日本×スペイン戦の観戦ツアーへ参加できるというもの。賞品には、現地までの往復航空券やホテルの宿泊費用、観戦チケットが含まれています。

 

応募方法は、レグザLINE公式アカウントを友達追加し、メッセージから画面をタップしてキャンペーンに応募するだけ。応募期間は2022年9月22日~2022年10月20日23時59分まで。当選人数は6組12名となっています。

 

B賞は、自宅でワールドカップが楽しめる豪華応援グッズとして、アディダスの公式試合球レプリカ「アル・リフラ」(20名)、ビーズクッション「Yogibo Double Premium」(5名)、「Yogibo Max」(15名)、JBLのサウンドバー「Bar 5.0 MultiBeam」(10名)など、6アイテムを計75名にプレゼント。

 

応募方法は、レグザ公式Twitterアカウントをフォローし、キャンペーン対象ツイートを引用リツイートし、ハッシュタグ「#W杯見るならレグザ」をつけたうえで、欲しいグッズの番号を記載して応募できます。応募期間は2022年9月22日~2022年10月20日23時59分まで。

 

応募にあたっての諸注意事項などは、レグザの公式キャンペーンサイトで確認できます。

レグザキャンペーンサイト:https://www.regza.com/2022fifa

 

 

テレビの色域を劇的に向上させる「量子ドット」とは? レグザが技術説明会を実施

TVS REGZAは、広色域量子ドットを採用した4K液晶テレビ「Z770L」シリーズが8月31日に発売されるのに合わせ、「広色域量子ドット」技術に関するメディア向け説明会を開催しました。

↑左がREGZA 75Z770L、右が75Z875L

 

Z770L/Z670Lシリーズは、4K液晶レグザのフラッグシップモデルとなるMini LEDバックライト搭載の「Z875L/Z870L」に次ぐハイエンドモデル。Z875L/Z870Lと同様に広色域量子ドットを採用し、従来の4K液晶レグザを超える色鮮やかな映像を再現できることが特徴です。

↑広色域量子ドットにより色鮮やかな映像を実現

 

今回の説明会では、この「広色域量子ドット」がどのように鮮やかな色を再現するのかについて、より詳細な技術説明がなされました。

 

今年のテレビのトレンドは“色”

従来の液晶テレビでは、バックライトに白色LEDライトを採用したものが主流でした。この白色LEDは、青いLEDライトにカラーフィルターを装着し、光の色を白く調整したもの。この白色LEDライトの光がRGBフィルターを通ることで、様々な色を再現するという仕組みです。

 

一方、広色域量子ドット搭載モデルでは、青色LEDライトにカラーフィルターを装着せず、青色の光をそのまま広色域量子ドットシートに照射。シートのなかに配された量子ドットが青色の光を赤や緑の光に変換することで、これまでよりもRGBの色純度の高い光を作り出し、RGBカラーフィルターを通ったときにより広色域な色を再現できるというものです。

↑広色域量子ドット液晶パネルの概要

 

↑従来の白色LEDよりも広い色域を再現できるのが特徴

 

発表会では、白色LEDバックライトを搭載した4K液晶レグザ「M550L」シリーズとZ770Lが並べて展示されていましたが、特に赤や緑の発色の鮮やかさで違いを感じることができました。広色域量子ドットを採用したパネルは、地デジやBS放送の標準規格であるBT.709の色域を超えた色域を表示できるため、放送に際し失われた色域を復元してあげることで、テレビ放送なども従来より色鮮やかな画質で楽しめるとのこと。

↑左が従来の白色LEDを採用しているM550L、右が広色域量子ドットを採用したZ770L

 

同社では、テレビの高画質の3大要素を「きめ細やかさ(精細感)」「コントラスト」「自然な色」と定義しており、「きめ細やかさ」は4K化で、「コントラスト」は有機ELパネルやMini LEDバックライトの採用でそれぞれ大幅に向上してきており、3番目の要素である「自然な色」を実現するのが広色域量子ドット技術であるとしています。

 

また、8月31日に発売されるZ770Lシリーズについて、レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏は「2022年の液晶レグザは、Mini LEDバックライトを搭載したZ875L/Z870Lという超ハイエンドなモデルができたため、Z770Lがミドルクラスと紹介されることがある。しかし、2021年の4K液晶レグザのハイエンドはZ740XSという機種で、Z770Lはその後継にあたるモデル。つまりZ770Lは4K液晶レグザのハイエンドモデルなのです」と説明。

 

その上で、「Zシリーズの名称は、レグザのなかでも最先端のスペックと機能性を兼ね備えた機種に付けられてきたものだが、そういう意味ではZ770Lシリーズは2022年のレグザのラインナップで最もZシリーズらしい機種といえる」と述べていました。

 

「より鮮やかな色」の表現を可能にした広色域量子ドット搭載のレグザのZ770LおよびZ670Lシリーズは、2022年の4K液晶テレビの最注目モデルといえそうです。

 

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待望の4K追加! ドンキの「チューナーレステレビ」に、4Kモデルと小型モデルが登場

ドン・キホーテは、同社オリジナルブランド「情熱価格」より、「AndroidTV機能搭載 4K チューナーレス スマートTV」(43v型、50v型)と、小型サイズのフルハイビジョンモデル「AndroidTV機能搭載 フルHD チューナーレス スマートTV」(24v型、32v型)を8月19日に発売します。

 

前モデル「AndroidTV機能搭載チューナーレス スマートTV」は2021年12月に発売し、約1か月で初回生産分6000台がほぼ完売。その後の販売台数は累計で15000台以上となっています。「サイズ展開を幅広く」や「もっと高画質のモデルを発売してほしい」など、利用者からの要望も多かったことから、より高画質な4Kモデルの43v型と50v型、サイズ展開の幅を広げるフルハイビジョンモデルの24v型と32v型の発売に至ったとのことです。

 

同製品はあえてチューナーを外して、Android OSを搭載したインターネットでの動画視聴に特化。様々な接続環境を搭載し、インターネットでの動画視聴以外にも、家庭用ゲーム機を接続してゲームを楽しむことや、DVD・ブルーレイプレイヤーに接続して映画の鑑賞、ノートPCを接続してデュアルモニターとして活用も可能です。

 

税込価格は、4Kモデルの43v型が3万8280円、50v型が4万3780円、フルハイビジョンモデルの24v型が2万1780円、32v型が2万7280円。

“動画派”には必要十分! Android TV搭載「チューナーレステレビ」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

チューナーレステレビ

Android TV搭載で“動画派”には必要十分

【チューナーレステレビ】

2021年12月発売

ドン・キホーテ

AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ

2万1780円(24型)、3万2780円(42型)

チューナーを非搭載とし、低価格を実現したスマートテレビ。Chromecast機能を使えば、スマホ画面をミラーリング表示して大画面で楽しめる。ノートPCのデュアルモニターとして活用することもできる。

 

↑地上波放送は見られないが、Android OSを搭載し充実のネットコンテンツを満喫できる。HDMI端子を3基備え、接続端子も十分

 

↑NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどの人気サービスにはリモコンから素早くアクセス。音声操作にも対応

 

私が解説します

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV記事などのテスターとしておなじみ。AV以外にもPCやガジェット、アウトドアなど幅広い知識を持つ。

 

チューナーレステレビの人気について湯浅さんは語る。
「ドンキのテレビは、放送を視聴するためのチューナーを外し、ネット動画視聴に特化。Android TVを搭載したスマートテレビなので、ネットに接続するだけで動画配信や動画共有サービスが楽しめます。チューナー非搭載とはいえ、42V型のフルHDテレビが3万円台前半なら、売れるのは当然。さらに、NHK受信料の支払い義務が発生しないのも大きなポイントです」(湯浅さん)

とはいえ“テレビ”である以上、放送を見たい気持ちも湧いてくる。
「リアルタイムにこだわらなければ、テレビ視聴アプリを利用して番組は見られます。しかも、TVerなどの見逃し配信なら無料です。近年、テレビ番組をリアルタイムで視聴しない人が増えていますが、そういったスタイルのほうが便利だと思う人にはぜひオススメします」(湯浅さん)

また、スマート化の波はプロジェクターにも押し寄せている。
「Android(OSやTV)搭載のプロジェクターも人気です。前出の“放送をリアルタイム視聴しない層”のなかにはテレビを常時置かなくていいと考えている人が一定数います。そういう層が、“たまには大画面で見たい”とプロジェクターを購入しているのでしょう」(湯浅さん)

 

【ヒットの裏付け】若者から支持を集め、初回生産6000台が1か月でほぼ完売

昨今では、自宅では動画配信サービスが視聴できれば十分という若年層も多い。20~40代を中心に人気で、初回生産ぶんの6000台は1か月でほぼ完売。5月までの累計で1万台以上を売り上げている。

 

 

コレもAndroid対応!

持ち運びやすいサイズでネット動画もゲームも投影可能

【モバイルプロジェクター】

2019年6月発売

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule II

実売価格6万7160円

500mℓ缶よりコンパクトなモバイルプロジェクター。Android TV 9.0を搭載し、HD解像度で最大100インチの映像を投影できる。単体でスマホと連携が行えるほか、HDMIケーブルでレコーダーやゲーム機と接続可能。

 

↑独自のオートフォーカス機能を採用。様々な場所へ持ち運んで使用しても、面倒な調整不要ですぐに高精細な映像を楽しめる

 

正当に進化した最新型はファミリーに最適

【ホームプロジェクター】

2022年6月発売

popIn

popIn Aladdin 2 Plus

実売価格10万9800円

シーリングライトとスピーカーが一体の3in1プロジェクターの最新モデル。ワイヤレスHDMIアダプター(別売)によって、手持ちのゲーム機や映像機器、PCの画面も投影できるのが特徴。より好みに合ったコンテンツを大画面で楽しめる。

 

↑Android 9.0を搭載し、さらに同社オリジナルの動画配信サービスやアプリも提供。子どもから大人まで、豊富なコンテンツを楽しめる

明るいリビングでも色鮮やか、シャープ8K液晶テレビがオススメ

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はシャープの8K/4K液晶テレビ「AQUOS XLED 8T-C75DX1」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

リアリティ溢れる8K映像を75V型の超大画面で堪能

【8K/4Kテレビ】

シャープ

AQUOS XLED 8T-C75DX1

実売価格80万円

バックライトに小型のLED(mini LED)を採用した8K/4K液晶テレビ。エリアごとの明暗をきめ細かく制御する「アクティブmini LED駆動」と量子ドットによる光波長変換技術により、輝度やコントラスト、色域が飛躍的にアップした。

 

SPEC●チューナー:8K×1、4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1655×H1009×D310mm/約45.0kg(スタンド含む)

 

私が激推しします!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた論評で多媒体で活躍する。

 

有機EL機の台頭が著しい大型テレビ市場だが、シャープが新技術を投入した大型液晶シリーズを発売した。同モデルについて、藤原さんはこう語る。

 

「mini LED次世代ディスプレイ技術を用いた8K対応モデルです。正面のコントラストに優れるVA液晶で、mini LEDバックライトと量子ドット技術の組み合わせで、より明るく、鮮やかな再現性を実現。とにかく明るく、黒も適度に締まるので、日差しが差し込むような明るいリビングでも、色鮮やかで高コントラストの映像が楽しめます。サイズは65V/75V/85V型と超大型のラインナップですが、オススメは等身大の8K映像の醍醐味が体験できる75V型。現状8K放送はNHKのBS8Kのみですが、YouTubeなどのネット配信で良質な8Kコンテンツが増えつつあります。4Kを凌駕するリアリティに富んだ映像を堪能できますよ」

↑低反射広視野角の「N-Wideパネル」を採用。照明などの映り込みを抑える

 

↑「アクティブmini LED駆動」を採用。高コントラスト・高輝度・広色域を実現した

ハイセンスの4K液晶テレビが44%オフで4万円台、プライムデーで安い

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。ハイセンスの43V型4K液晶テレビ「43U7FG」が、通常価格から44%オフの4万5800円(税込み)で販売されています。

 

有機ELテレビも台頭しはじめていますが、液晶テレビはなんといってもそのお手頃な価格が魅力ですよね。43V型で4万円台となれば、コストパフォーマンスはかなり高いレベルと言えます。

 

また、インターネット接続機能を備え、単体でNetflixやhulu、YouTubeも視聴できます。リビングに、自室に、寝室にと、どこにでもなじみやすいサイズ感なので、2台目のテレビとしてもおすすめです。

「広色域量子ドット」で色鮮やか! 4K液晶レグザ「Z770L」など5機種を発表

TVS REGZAは、2022年夏モデルとして、広色域量子ドットを採用した4K液晶テレビ「Z770L/Z670L」シリーズや4K有機ELテレビ「X8900L」など、5モデルを7月1日より順次発売します。

 

いずれも新開発の映像エンジン「レグザエンジンZR II」を搭載し、「地デジAIビューティZR II」「ネット動画ビューティZR II」「美肌フェイストーンZR II」などの高画質化技術を備えています。

↑新開発の「レグザエンジンZR II」

 

広色域量子ドット採用で色鮮やかに再現

4K液晶レグザ「Z770L」および「Z670L」は、先行して発売されたMini LED液晶バックライト搭載の液晶レグザ最上位モデル「Z875L/Z870L」と同様に、色彩を鮮やかに再現する「広色域量子ドット」を採用していることが特徴。バックライトはMini LEDではありませんが、広色域量子ドット用の青色LEDを使用しており、従来よりも濁りのない鮮やかな色彩を表現します。

2モデルの違いは、独自の録画機能「タイムシフトマシン」搭載の有無。Z770Lはタイムシフトマシン搭載、Z670Lは非搭載となっており、タイムシフトマシン以外のスペックは共通となります。

 

サイズは、Z770Lが75型、65型、55型の3サイズ。Z670Lが50型、43型の2サイズ展開。

 

パネルは倍速対応の4K液晶パネルを採用しており、直下型の高輝度LEDバックライトを搭載。エリアコントロール技術により、高コントラストな映像を実現しています(Z670L 43型のみエリアコントロール非対応)。

 

9個のスピーカー(75型のみ11個)で迫力のあるサウンドを再生する「重低音立体音響システムZ」を搭載しており、Dolby Atmosにも対応。リモコンの内蔵マイクで最適な音質設定を行える「オーディオキャリブレーション」機能も搭載しています。

 

HDMI 2.1に対応しており、ゲーム機などの4K120p入力やVRR(可変リフレッシュレート)などにも対応しているほか、自動でゲームプレイに最適な設定にする「オートゲームアジャスト」機能も備えています。

 

また、75型以外のモデルは画面の向きを変えられる回転スタンドを採用。10個のネット動画ダイレクトアクセスボタンと2個のMy.choiceボタンを備えた新レグザリモコンを同梱しています。

↑新レグザリモコン

 

新世代有機ELパネルでより高画質に

4K有機ELレグザ「X8900L」は、新世代のレグザ専用高輝度有機ELパネルを採用。先行する最上位モデル「X9900L」との大きな違いは、映像エンジンが「レグザエンジンZR II」となるほか、サウンドシステムやタイムシフトマシン非搭載など。サイズは、65型、55型、48型の3サイズ。

X9900Lと同様に、高冷却インナープレートを採用しており、有機ELならではの引き締まった黒を再現します。

 

また、6個のスピーカーで立体感のあるサウンドを再生する「重低音立体音響サウンドシステムXP」を搭載。Dolby Atmosやオーディオキャリブレーション機能にも対応しています。

 

Z770L/Z670L同様、画面の向きを変えられる回転スタンドを備えているほか、新レグザリモコンを同梱しています。

 

上位機種と同じ映像エンジンを搭載

「Z570L」は、4K倍速パネルを搭載した液晶レグザのミドルクラスモデル。こちらは広色域量子ドット非搭載となっています。

バックライトは直下型LEDを採用しており、明るくなめらかな映像を実現。タイムシフトマシン機能は備えていないものの、おすすめの番組を自動で録画してくれる「おまかせ録画」機能に対応しています(録画にはUSBハードディスクが必要)。

 

サイズは65型、55型、50型、43型の4サイズをラインナップします。

 

「M550L」は、直下型LEDバックライトを搭載した4Kレグザのエントリーモデル。上位機種と同様、最新の「レグザエンジンZR II」を搭載しており、様々な高画質化機能を備えています。

サイズは75型と65型の2サイズをラインナップしています。

 

先行して発売された最上位モデル「X9900L」および「Z875L/Z870L」を筆頭に、新たに5モデルがラインナップ加わり、合計8モデルで展開される2022年のレグザ。機能やスペックの違いにより、より好みや用途に応じて最適な機種が選びやすくなっています。

ソニー「BRAVIA XR」全8シリーズ28機種を発表! 新パネル「QD-OLED」採用の有機ELテレビなど

ソニーは、「BRAVIA XR(ブラビア エックスアール)」に、新パネル採用の有機ELテレビや、Mini LEDバックライト搭載の液晶テレビなど、全8シリーズ28機種の4K有機EL・液晶テレビを、新たに発売します。

 

BRAVIA XRは、映像と音の信号処理をつかさどる認知特性プロセッサー「XR」により、自然で美しい映像や立体的で臨場感のある音など、没入感のある視聴体験を楽しめます。Google TV機能やスマートフォンとの連携機能のほか、ゲームや映画に最適な画質モードを搭載しています。液晶テレビでは85V型や75V型の大画面の機種、有機ELテレビではコンパクトな42V型が新たに追加となります。

↑認知特性プロセッサー「XR」

 

4K有機ELテレビ「A95K」シリーズは、RGB(赤・緑・青)がそれぞれ独立して発色する新たな有機ELパネル「QD-OLED」を採用。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術と新パネルを掛け合わせ、より明るく、自然で鮮やかな色彩を表現しています。7月発売予定で、65V型、55V型の2種類。市場推定価格は税込47万3000円前後から。

 

4K液晶テレビ「X95K」シリーズは、液晶パネルのバックライトにMini LEDを搭載。従来よりも小さく数が多いLED光源を、認知特性プロセッサー「XR」に搭載した、同社独自のLED制御技術で精密に制御し、高コントラストな映像を楽しめます。8~9月発売予定。85V型、75V型、65Vの3種類で、市場想定価格は税込52万8000円前後から。

 

発売する28機種はすべて、新開発のBRAVIA CAM(ブラビアカム)に対応。同製品は画面の上部に装着するカメラで、テレビを見る人の位置を認識することで画面の明るさや音声の左右のバランスなどを自動調整し、視聴環境にあわせて映像と音声を最適化します。音量調整や電源オフなどが可能なジェスチャーコントロール機能や、遠方の家族や友人とテレビ画面を通して会話ができるビデオチャット機能なども対応予定です。市場推定価格は2万4000円で、8月に発売を予定しています。

↑ブラビアカム

 

A95Kシリーズ、「A80K」シリーズ(65V型、55V型)、「A90K」シリーズは、同社が独自に開発した再生プラスチックSORPLAS(ソープラス)を背面カバーに採用し、バージンプラスチックの使用量を約60%削減しています。梱包サイズを約15%、梱包材を含む製品の総重量を約10%削減していますることで、1パレットに搭載可能な台数が約1.4倍になり、製品輸送によるパレット単位でのCO2排出量を約19%削減します。A80Kシリーズは65V型、55V型のほか、77V型を合わせた3種類。いずれも8月発売予定で、市場想定価格は税込37万4000円前後から。A90Kシリーズは8月発売予定で、48V型と42V型の2種類を用意しています。市場推定価格は税込30万8000円前後から。

プロが教える「いまが狙い目の4Kテレビ」はコレだ!ゲームやるならレグザ「X8900K」

例年春先に各メーカーが新製品を発表するテレビは、現行モデルの大幅なディスカウントが始まるいまの時期が買いどきだ。高画質で機能も“全部入り”の有機ELフラッグシップ機を、いまこそ狙いたい。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2022年 テレビ選びの3か条

1.価格がこなれてきた有機ELモデルが狙い目

少し前までは“高嶺の花”だった有機ELテレビだが、いまでは価格がこなれて55V型で20〜30万円ほどに。液晶よりは高価だが、圧倒的なコントラストや色再現性を誇る有機ELは魅力が大きい。

 

2.高画質映像を引き立てる音響システムにも注目

「薄型テレビ=音が悪い」は、もはや過去の話。フラッグシップである有機ELテレビは、各社が独自技術で音質を磨き上げている。コンテンツの世界に没入できる立体音響のクオリティをチェックしたい。

 

3.ネット機能の充実度と操作性は重視すべし

いまやテレビでネット動画を視聴するのは当たり前の習慣となった。対応するVODサービスの充実度だけでなく、リモコンでの操作性やUIの見やすさ、コンテンツのレコメンド機能の精度も重視すべきだ。

 

私が選出しました

本誌編集長

川内一史

テレビ担当歴は9年以上。有機ELテレビ購入の決意を固めているが、2歳の息子が転倒させないかという点を心配している。

 

低反射パネルで見やすさを追求したハイコスパモデル

東芝

レグザ 55X8900K

実売価格20万8880円

 

4Kチューナー:2基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計72W
年間消費電力量:155kWh

独自の低反射有機ELパネルを採用し、引き締まった黒と高いコントラストを実現。映り込みを抑え、明るいリビングでも鮮明な映像を楽しめる。「有機EL瞬速ゲームモード」では約0.83ミリ秒の超低遅延で快適にプレイ可能だ。

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V/48V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●OS:Android TV●サイズ/質量:W1226×H753×D229mm/19.5kg(スタンド含む)

 

↑低反射のハーフグレアパネルを採用したことで、明るいリビングでも映り込みを抑えられ、快適に視聴可能。ゲームプレイ時の没入感も高めている

 

↑総合最大出力72Wのマルチアンプが6基のスピーカーを駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。伸びやかでクリアな高域とパワフルな低域を実現する

 

↑リモコン上部に備えられたボタン群から、各種VODサービスへワンタッチでアクセス可能。中央下部にあるGoogleアシスタントを押せば音声操作にも対応する

 

【IMPRESSION】画質を含めた基本性能は約20万円と思えないレベル

「現行の有機ELテレビで唯一ハーフグレアパネルを採用し、映り込みのストレスなし。Netflix非対応は残念ですが、ネット動画のレコメンド機能は秀逸です。コスパの高さは圧倒的!」(川内)

 

プロが教える「いまが狙い目の4Kテレビ」はコレだ!立体音響が楽しめるパナソニック「JZ2000」

例年春先に各メーカーが新製品を発表するテレビは、現行モデルの大幅なディスカウントが始まるいまの時期が買いどきだ。高画質で機能も“全部入り”の有機ELフラッグシップ機を、いまこそ狙いたい。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2022年 テレビ選びの3か条

1.価格がこなれてきた有機ELモデルが狙い目

少し前までは“高嶺の花”だった有機ELテレビだが、いまでは価格がこなれて55V型で20〜30万円ほどに。液晶よりは高価だが、圧倒的なコントラストや色再現性を誇る有機ELは魅力が大きい。

 

2.高画質映像を引き立てる音響システムにも注目

「薄型テレビ=音が悪い」は、もはや過去の話。フラッグシップである有機ELテレビは、各社が独自技術で音質を磨き上げている。コンテンツの世界に没入できる立体音響のクオリティをチェックしたい。

 

3.ネット機能の充実度と操作性は重視すべし

いまやテレビでネット動画を視聴するのは当たり前の習慣となった。対応するVODサービスの充実度だけでなく、リモコンでの操作性やUIの見やすさ、コンテンツのレコメンド機能の精度も重視すべきだ。

 

私が選出しました

本誌編集長

川内一史

テレビ担当歴は9年以上。有機ELテレビ購入の決意を固めているが、2歳の息子が転倒させないかという点を心配している。

 

独自設計のディスプレイが高コントラスト映像を実現

パナソニック

ビエラ TH-55JZ2000

実売価格29万7000円

 

4Kチューナー:2基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計125W
年間消費電力量:180kWh

自社設計・組み立てによる第2世代の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載し、高輝度・高コントラストな映像を実現。イネーブルド&ワイドスピーカーにより迫力ある立体サウンドを鳴らす7.1chシステムも秀逸だ。

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●OS:MY HOME SCREEN(独自)●サイズ/質量:W1227×H792×D350mm/約23.5kg(スタンド含む)

 

↑映像に応じて自動で画質を調整する「オートAI画質」機能。100万以上のシーンから成る学習用データベースを活用する

 

↑「イネーブルドスピーカー」を搭載。天井からの音の反射を利用し、まるで映画館のような迫力の立体音響を再現できる

 

【IMPRESSION】映画鑑賞やスポーツ観戦をじっくり楽しみたい人に!

「テレビ単体でも迫力ある立体音響を鳴らせるオーディオ性能は随一。黒が締まった画質はツウ好みで、映画鑑賞やスポーツ観戦をじっくりと楽しみたい人には特にオススメです」(川内)

プロが教える「いまが狙い目の4Kテレビ」はコレだ!ネット動画もサクサクなソニー「A90J」

例年春先に各メーカーが新製品を発表するテレビは、現行モデルの大幅なディスカウントが始まるいまの時期が買いどきだ。高画質で機能も“全部入り”の有機ELフラッグシップ機を、いまこそ狙いたい。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2022年 テレビ選びの3か条

1.価格がこなれてきた有機ELモデルが狙い目

少し前までは“高嶺の花”だった有機ELテレビだが、いまでは価格がこなれて55V型で20〜30万円ほどに。液晶よりは高価だが、圧倒的なコントラストや色再現性を誇る有機ELは魅力が大きい。

 

2.高画質映像を引き立てる音響システムにも注目

「薄型テレビ=音が悪い」は、もはや過去の話。フラッグシップである有機ELテレビは、各社が独自技術で音質を磨き上げている。コンテンツの世界に没入できる立体音響のクオリティをチェックしたい。

 

3.ネット機能の充実度と操作性は重視すべし

いまやテレビでネット動画を視聴するのは当たり前の習慣となった。対応するVODサービスの充実度だけでなく、リモコンでの操作性やUIの見やすさ、コンテンツのレコメンド機能の精度も重視すべきだ。

 

私が選出しました

本誌編集長

川内一史

テレビ担当歴は9年以上。有機ELテレビ購入の決意を固めているが、2歳の息子が転倒させないかという点を心配している。

 

認知特性プロセッサーが人の記憶に近い映像を再現

ソニー

ブラビア XRJ-55A90J

実売価格29万9070円

 

4Kチューナー:3基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計60W
年間消費電力量:175kWh

人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー「XR」を新搭載。人の記憶により近い、自然な映像や臨場感のある音を再現する。4Kチューナーを3基内蔵するほか、最新のGoogle TVを備え、多彩なコンテンツを手軽に楽しめる。

SPEC●画面サイズラインナップ:83V/65V/55V型●チューナー:4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●OS:Google TV●サイズ/質量:W1223×H776×D317mm/18.6kg(スタンド含む)

 

↑認知特性プロセッサー「XR」を搭載。数十万もの映像信号を人の脳のように横断的に分析し、より自然な美しさで映像を描き出す

 

↑あらゆる音源に対応する「3D Surround Upscaling」。本体に内蔵したスピーカーだけで左右方向と高さ方向の立体音響を再現できる

 

【IMPRESSION】最新のGoogle TVを備え動画をサクサク楽しめる

「最新のGoogle TVを搭載し、多彩なネット動画をサクサクと楽しめるのが魅力。4Kチューナーを3基備えるため、4K放送を視聴しながら裏番組の2番組同時録画にも対応します」(川内)

 

【本日20時から】最新「レグザ」をおトクに入手できるかも!?モニター販売&ライブ配信の詳細

本日5月26日20時より、2022年新モデル「レグザ」のモニター販売が行われます。また、同日同時刻には、TVS REGZA公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」にて、「祝! モニター販売」と題した、約1時間のライブ配信も実施。

 

レグザチャンネル:https://www.youtube.com/c/REGZAchannel

 

今回のモニター販売で販売されるのは、タイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Lシリーズ」65V型/55V型、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「X875L/Z870Lシリーズ」75V型/65V型/55V型の全5モデル。いずれも5月17日に発表された最新モデルで、各30台を販売します。

 

レグザの生配信による販売は2021年7月に続き2回目。前回は「レグザLIVE SUPER SALE」と題し、テレビの通販番組のような形でリアルタイムで購入するスタイルでした。

 

配信は最大で約2000人が同時接続しており、高い注目を集めた一方で、同時に大人数がアクセスしたことでサイトがつながりにくかったほど。そのため、今回は「入札形式」を取っています。

↑入札形式の流れ

 

入札方式というのは「入札上限価格」と「入札最低価格」が設定されており、この価格の間で、価格の高いほうから優先的に購入できるという仕組み。5月31日23時59分までの応募期間内であれば、いつでもレグザオンラインストアで応募を受け付けているので、サーバーなどが混んでいて応募を完了できないなどの場合でも、時間をおいて再度応募可能です。

↑各モデルの入札価格など

 

なお、GetNavi web編集部調べでは、上限価格はどれも実売予想価格に設定されており、入札上限価格での入手になったとしても、実売価格よりは上回らないと予想。量販店やECサイトではポイント還元されるので、還元を考慮した価格を狙って当選するかを祈りましょう。

 

出演は、TVS REGZAのレグザブランド統括マネージャーとして、長年レグザブランドの普及に携わってき本村裕史さんと、人気声優・小岩井ことりさん。小岩井さんは本誌連載「やりすぎ!? ことリズム」や、「ポタ-1 TV」でもおなじみですね。

↑小岩井ことりさん

 

本村さんと小岩井さんは新製品の特徴だけでなく、モニター販売のしくみや応募方法まで、視聴者の皆さんに丁寧に解説。また、視聴者からの様々な質問や意見にも、リアルタイムで回答! 小岩井さんがあなたのコメントを読んでくれるかも。

 

というわけで、4Kテレビをおトクにゲットしたい、4Kテレビの購入を検討中、最新レグザが気になる……等々、26日20時からのライブ配信をぜひチェックしてみてください。

 

レグザ新製品が特価で買える!? モニター販売、5月26日20時スタート! 小岩井ことり出演ライブ配信も

TVS REGZAは、レグザ2022年新製品のモニター販売を、5月26日20時から行います。モニター販売の対象となるのは、タイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Lシリーズ」と、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z875L/Z870Lシリーズ」。

 

モニター販売は5月31日23時59分まで、レグザオンラインストアで申し込むことができます。応募期間中であればいつでも応募を受け付けているので、万が一サーバーなどが混んでいて応募を完了できないなどの場合でも、時間をおいて再度応募可能です。

 

モデルごとの販売台数と入札価格などは、以下の表の通りです。

入札上限・最低価格は、この価格の中で価格の高いほうから優先的に手に入れられるという仕組み。GetNavi web調べでは、上限価格はどれも実売予想価格に設定されており、入札上限価格での入手になったとしても実売価格よりは上回らないと予想。入札結果によるところが大きいですが、特価で手に入れられるチャンスもあります。

 

製品は6月下旬以降順次発送。お届けのタイミングは製品の発売時期によって異なり、決まり次第、モニター販売の当せん者に、メールでお知らせします。

 

今回のモニター販売に合わせ、YouTubeのレグザチャンネルでは、10か月ぶりとなるライブ配信が行われます。同配信では、2021年10月からレグザチャンネルを牽引し、レグザブランド統括マネージャーとして長年レグザブランドの普及に携わってきた本村裕史さんと、GetNaviでもおなじみ、声優・小岩井ことりさんが登場。新製品の特徴を解説するほか、モニター販売のしくみや応募方法を丁寧に解説。視聴者からの様々な質問や意見にも、リアルタイムで回答します。

 

カタログやWebサイトなどを読んだだけではわからない……と、モニター販売への応募をためらう視聴者の皆さんを、全力でサポートします。配信日時は5月26日20時~21時。

 

レグザオンラインストア:https://store.regza.com/

レグザ チャンネル(YouTube):https://www.youtube.com/user/REGZAchannel

初のMini LED搭載機も! レグザから2つのフラッグシップ「X9900L」「Z875L/Z870L」登場

TVS REGZAは、4K有機ELテレビ「X9900L」シリーズと、バックライトにMini LEDを採用した4K液晶テレビ「Z875L/Z870L」シリーズを6月中旬より順次発売します。

↑4K有機ELテレビ「X9900L」

 

サイズ展開は、X9900Lが65型と55型、Z875Lが75型と65型、Z870Lが55型となっています。

サイズ 発売予定日 実売予想価格(税込)
X9900L 65型 6月中旬 約55万円
55型 6月下旬 約38万5000円
Z875L 75型 6月下旬 約55万円
65型 約41万8000円
Z870L 55型 約30万8000円

 

いずれも、開発に3年以上かけたという新映像エンジン「レグザエンジンZR α」を搭載(Z870Lのみ「レグザエンジンZR II」)。ディープニューラルネットワークを駆使したAI処理を専門に行うチップを備えており、高ビット精度の信号処理と最新の超解像処理により新次元の高画質を実現します。

↑新映像エンジン「レグザエンジンZR α」

 

また、全モデルで独自の録画システム「タイムシフトマシン」を搭載。最大6chまでの番組を1日中録画することができます。OSは新開発のLinux OSを採用。2021年モデルでは一部の機種でAndroid TV OSを採用していましたが、同社では今後も機種によって2つのOSを使い分けていくとしています。

 

AIが肉眼に迫る高画質を実現

新映像エンジン「レグザエンジンZR α」では、AIにより様々な高画質化処理を行うことができます。超解像技術「AIナチュラルフォーカステクノロジー」は、映像中の遠景と近景をAIが判別することで、遠景には弱めの超解像を、近景にはくっきりとした超解像処理を施し、肉眼で見るような立体感と奥行き感のある映像を再現します。

↑「AIナチュラルフォーカステクノロジー」

 

また、「美肌AIフェイストーンZR α」により、AIが映像中の人間の顔を判別し、照明などで不自然な色になった肌を補正し適切な超解像処理を行うことで、立体感のある美しい顔を表現します。

↑「美肌AIフェイストーンZR α」

 

テレビ放送向けの高画質化処理技術「地デジAIビューティZR α」は、複数回の超解像処理を行いながら、新たにノイズの発生しやすいテロップ部分やワイプ内の映像まで高画質に再現。

 

さらに、テレビ放送だけでなくネット動画も高画質化する「ネット動画AIビューティZR α」により、ネット動画のコントラストや精細感を補正するとともに、ネット動画で発生しやすいバンディングノイズを抑制します。

↑「ネット動画AIビューティZR α」

 

有機ELレグザの最高峰「X9900L」

X9900Lシリーズは、新たに新世代有機ELパネルを採用。新開発の高冷却インナープレートとの組み合わせにより、従来比で輝度が2割向上しています。これにより、引き締まった黒と明るく鮮やかな画質を両立した、フラッグシップモデルにふさわしい高画質を実現しています。

↑55X9900L

 

↑新世代レグザ専用高コントラスト有機ELパネル

 

また、画面を振動させて音を再生する「スクリーンスピーカー」を新たに採用。重低音バズーカやトップツイーター、サイドツイーターなど10個のスピーカーと、最大出力90Wのアンプによる「重低音立体音響システムXHR」で迫力のサウンドを再生します。最新の立体音響「Dolby Atmos」に対応するほか、ハイレゾ音源の再生も可能です。

↑スクリーンスピーカーを備えた「重低音立体音響システムXHR」

 

Mini LEDバックライトを採用した「Z875L/Z870L」

Z875L/Z870Lは、レグザでは初めてバックライトにMini LEDを採用。キメ細やかなエリアコントロールを行いながら映像信号を補正し、輝度とコントラストを向上しています。このMini LEDバックライトに新開発の4K倍速パネルと広色域量子ドットシートを組み合わせることで、従来の液晶レグザよりも明るく色鮮やかな高画質を実現しているのが特徴です。

↑65Z875L

 

↑Mini LED広色域量子ドット液晶パネル

 

サウンド面では、重低音バズーカやトップツイーター、2WAYバスレフを備えたメインスピーカーなど7個のスピーカーをマルチアンプで駆動する「重低音立体音響システムZP」を採用。最新の立体音響「Dolby Atmos」により、包み込まれるような広がりのあるサウンドを再生します。

↑「重低音立体音響システムZP」

 

リモコンも高機能化

新レグザリモコンは、各ネット動画サービスへダイレクトにアクセスできるボタンが9個に増加。さらに、好みのネット動画を登録できる「My.Choiceボタン」も2つに増加しています。

↑新レグザリモコン

 

対応するネット動画サービスは、YouTube、Hulu、アマゾンプライムビデオ、TVer(ダウンロードで対応)などのほか、Netflixにも対応しています。

 

新たに、テレビから発するテスト音をリモコン内蔵のマイクで測定し、室内の環境に合わせて音を最適に補正する「オーディオキャリブレーション」機能も搭載しています。

 

AI処理による高画質化機能に磨きをかけた新映像エンジンと、新開発のパネルやバックライトにより、飛躍的な進化を遂げた2022年のレグザ「X9900L」と「Z875L/Z870L」は、フラッグシップの名にふさわしいモデルといえます。最高峰の映像やサウンドを体感したい方はぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

新開発スピーカーで音がめちゃ聴き取りやすい!パナソニック4K有機ELテレビ「ビエラ LZ2000」

パナソニックは、高輝度有機ELパネルを採用した4K有機ELテレビ「ビエラ LZ2000」など、4Kテレビの2022年春の新モデルを発表しました。

 

映像とサウンドが進化した4K有機ELビエラ

4K有機ELビエラは、新フラッグシップとなる「LZ2000」シリーズと、その下位モデル「LZ1800」シリーズの2機種をラインナップ。画面サイズはLZ2000が77/65/55型の3サイズ、LZ1800が65/55/48型の3サイズとなります。

↑4K有機ELビエラ LZ2000シリーズ

 

↑4K有機ELビエラ LZ1800シリーズ

 

今回の新4K有機ELビエラの主な進化点は「ディスプレイ」と「サウンド」の2つ。最上位となるLZ2000では、自社設計・製造の「Dynamic ハイコントラスト有機ELディスプレイ NEO」を新たに採用。さらに、パネル制御技術「Dot Contrast パネルコントローラー PRO」に加え、独自の電流制御アルゴリズムで有機ELセルの発光性能を最大限に引き出す「Bright Booster」技術も搭載しています。

↑「Dynamic ハイコントラスト有機ELディスプレイ NEO」

 

↑パネル制御技術「Dot Contrast パネルコントローラー PRO」

 

またLZ1800は、昨年のフラッグシップ機「JZ2000」と同じディスプレイ構造を採用。独自素材を用いた貼り付け構造により、パネルと放熱プレート間の伝熱効率を高め、より高コントラストな映像を実現しています。

 

コンテンツに合わせて画質・音質を最適化するオートAI技術も進化しており、見ている映像の種類を解析する「シーン認識アルゴリズム」の認識精度が向上。より賢く画質や音質を調整できるようになりました。また、周囲の環境光を測定するセンサーが、明るさだけでなく色温度まで測定することで、照明による見え方の違いまで自動調整してくれます。

↑見ている映像の種類を解析する「シーン認識アルゴリズム」の認識精度が向上

 

サウンド面では、ネット動画を中心にDolby Atmosなどの立体音響コンテンツが増加していることを受け、上向きに備えられたイネーブルドスピーカー搭載モデルを拡大。

↑LZ2000のスピーカー構成

 

LZ2000では音波の干渉を抑えてクリアなサウンドを実現する「ラインアレイスピーカー」を新たに搭載したほか、視聴シーンに応じて4つのモードから聴こえ方を選べる「サウンドフォーカス」機能も備えています。

↑新搭載のラインアレイスピーカーは下部に備える

 

↑ラインアレイスピーカーは相互の音波の干渉を抑えクリアに聴こえるのが特徴

 

このほか、テレビゲームをプレイする際に入力信号情報や設定状態などを確認できる新UIの「ゲームコントロールボード」の搭載や、リモコン操作でネット動画に直接アクセスできる「ダイレクトボタン」の増加(従来の6個→8個に)、テレビの転倒を防ぐパナソニック独自の「転倒防止スタンド」(LZ2000の65/55型のみ首振り機能も搭載)など、多くの機能を備えています。

 

搭載チューナー数はいずれも4K放送用が2基、地デジ/BS/CS用が3基。別売のUSB HDDを接続することで、4K放送の2番組同時録画なども可能です。

 

【実売予想価格/発売予定日】

実売予想価格(税込) 発売予定日
LZ2000 77型 85万円前後 8月5日
65型 61万円前後
55型 44万円前後 7月8日
LZ1800 65型 49万円前後 6月17日
55型 36万円前後
48型 31万円前後

 

幅広いサイズラインナップを用意する4K液晶ビエラ

4K液晶ビエラは、ハイエンド倍速モデル「LX950」「LX900」シリーズと、スタンダード等速モデル「LX800」シリーズの3機種をラインナップ。画面サイズは、LX950が75/65/55型の3サイズ、LX900が49/43型の2サイズ、LX800が75/65/55/50/43の5サイズとなります。

↑4K有機液晶ビエラ LX950/900シリーズ

 

LX950とLX900の主な違いは、上記のサイズラインナップのほか、LX950のみ高輝度/薄型メタルフレームのプレミアム液晶ディスプレイ搭載や上向きに装備されたイネーブルドスピーカーを備えていることなどが挙げられます。

 

LX950/LX900/LX800の特徴として、ディープラーニングを活用したAI技術によるシーン認識アルゴリズムにより、シーンに応じて画質・音質を自動で最適化する「オートAI画質/オートAI音質」を搭載(オートAI音質はLX950のみ)。さらに、周囲の明るさや光の色温度を測定して画質を自動調整してくれます。

↑新たに光の色温度まで測定して画質を自動調整できるようになっています

 

また、地デジ放送やネット動画などあらゆる映像を高精細化する「素材解像度検出4Kファインリマスターエンジン」が強化され、より細かく映像を部分ごとに解析することで高画質化を実現。「AI HDRリマスター」により、HDR映像もより高コントラストに再現します。

↑4Kファインリマスターエンジンがパワーアップ

 

サウンド面では、本体背面上部に上向きに配置された「イネーブルドスピーカー」を搭載した360立体音響サウンドシステムを採用(LX950シリーズのみ)。全機種で立体音響技術Dolby Atmosに対応し、テレビのスピーカーのみで上下左右から音に包み込まれる迫力の立体音響が楽しめます。

 

搭載チューナー数は、LX950/LX900が4K放送×2、地デジ/BS/CS×3。LX800が4K放送×2、地デジ/BS/CS×2。LX950/LX900は、地震に強く倒れにくい独自の「転倒防止スタンド」も採用しています。

 

【実売予想価格/発売予定日】

実売予想価格(税込) 発売予定日
LX950 75型 41万円前後 6月24日
65型 31万円前後 5月27日
55型 28万円前後
LX900 49型 19万円前後 6月17日
43型 18万円前後
LX800 75型 29万円前後 7月8日
65型 22万円前後
55型 19万円前後
50型 16万円前後
43型 14万円前後

新モデル登場前がチャンス! 4Kテレビをお得に買うなら“春”が狙い目

例年春先に各メーカーが新製品を発表するテレビは、現行モデルの大幅なディスカウントが始まるいまの時期が買いどきだ。高画質で機能も“全部入り”の有機ELフラッグシップ機を、いまこそ狙いたい。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2022年 テレビ選びの3か条

1.価格がこなれてきた有機ELモデルが狙い目

少し前までは“高嶺の花”だった有機ELテレビだが、いまでは価格がこなれて55V型で20〜30万円ほどに。液晶よりは高価だが、圧倒的なコントラストや色再現性を誇る有機ELは魅力が大きい。

 

2.高画質映像を引き立てる音響システムにも注目

「薄型テレビ=音が悪い」は、もはや過去の話。フラッグシップである有機ELテレビは、各社が独自技術で音質を磨き上げている。コンテンツの世界に没入できる立体音響のクオリティをチェックしたい。

 

3.ネット機能の充実度と操作性は重視すべし

いまやテレビでネット動画を視聴するのは当たり前の習慣となった。対応するVODサービスの充実度だけでなく、リモコンでの操作性やUIの見やすさ、コンテンツのレコメンド機能の精度も重視すべきだ。

 

私が選出しました

本誌編集長

川内一史

テレビ担当歴は9年以上。有機ELテレビ購入の決意を固めているが、2歳の息子が転倒させないかという点を心配している。

 

有機ELの21年モデルは多士済々でコスパも高い

世界最大級の家電見本市CES2022(1月5〜7日・米国ラスベガス)では、東芝やソニー、パナソニックがテレビ新モデルをおひろめ。今春には正式に日本発売のアナウンスがあると予想されるため、その前にお買い得になる2021年モデルを狙いたい。特に有機ELには魅力的な製品が多い。

 

東芝のレグザX8900Kは同社の準フラッグシップという位置付けだが、低反射パネルで見やすさを追求し、リビングに置くファミリーテレビに最適。Android TV搭載で使い勝手も良く、55V型で20万円切りは驚きだ。

 

パナソニックのビエラJZ2000とソニーのブラビアA90Jはいずれも現行の最上位モデルで、多少値は張るものの性能は最高峰。JZ2000は上向き&サイドスピーカーで迫力ある3Dサウンドを実現する。映画やスポーツを臨場感たっぷりに楽しめるのが魅力だ。A90JはGoogle TVを搭載するのが強み。多彩なネット動画をストレスなく利用できる、イマドキのテレビと言える。

 

【第3位】認知特性プロセッサーが人の記憶に近い映像を再現

ソニー

ブラビア XRJ-55A90J

実売価格29万9070円

 

4Kチューナー:3基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計60W
年間消費電力量:175kWh

人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー「XR」を新搭載。人の記憶により近い、自然な映像や臨場感のある音を再現する。4Kチューナーを3基内蔵するほか、最新のGoogle TVを備え、多彩なコンテンツを手軽に楽しめる。

SPEC●画面サイズラインナップ:83V/65V/55V型●チューナー:4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●OS:Google TV●サイズ/質量:W1223×H776×D317mm/18.6kg(スタンド含む)

 

↑認知特性プロセッサー「XR」を搭載。数十万もの映像信号を人の脳のように横断的に分析し、より自然な美しさで映像を描き出す

 

↑あらゆる音源に対応する「3D Surround Upscaling」。本体に内蔵したスピーカーだけで左右方向と高さ方向の立体音響を再現できる

 

【IMPRESSION】最新のGoogle TVを備え動画をサクサク楽しめる

「最新のGoogle TVを搭載し、多彩なネット動画をサクサクと楽しめるのが魅力。4Kチューナーを3基備えるため、4K放送を視聴しながら裏番組の2番組同時録画にも対応します」(川内)

 

【第2位】独自設計のディスプレイが高コントラスト映像を実現

パナソニック

ビエラ TH-55JZ2000

実売価格29万7000円

 

4Kチューナー:2基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計125W
年間消費電力量:180kWh

自社設計・組み立てによる第2世代の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載し、高輝度・高コントラストな映像を実現。イネーブルド&ワイドスピーカーにより迫力ある立体サウンドを鳴らす7.1chシステムも秀逸だ。

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●OS:MY HOME SCREEN(独自)●サイズ/質量:W1227×H792×D350mm/約23.5kg(スタンド含む)

 

↑映像に応じて自動で画質を調整する「オートAI画質」機能。100万以上のシーンから成る学習用データベースを活用する

 

↑「イネーブルドスピーカー」を搭載。天井からの音の反射を利用し、まるで映画館のような迫力の立体音響を再現できる

 

【IMPRESSION】映画鑑賞やスポーツ観戦をじっくり楽しみたい人に!

「テレビ単体でも迫力ある立体音響を鳴らせるオーディオ性能は随一。黒が締まった画質はツウ好みで、映画鑑賞やスポーツ観戦をじっくりと楽しみたい人には特にオススメです」(川内)

 

【第1位】低反射パネルで見やすさを追求したハイコスパモデル

東芝

レグザ 55X8900K

実売価格20万8880円

 

4Kチューナー:2基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計72W
年間消費電力量:155kWh

独自の低反射有機ELパネルを採用し、引き締まった黒と高いコントラストを実現。映り込みを抑え、明るいリビングでも鮮明な映像を楽しめる。「有機EL瞬速ゲームモード」では約0.83ミリ秒の超低遅延で快適にプレイ可能だ。

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V/48V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●OS:Android TV●サイズ/質量:W1226×H753×D229mm/19.5kg(スタンド含む)

 

↑低反射のハーフグレアパネルを採用したことで、明るいリビングでも映り込みを抑えられ、快適に視聴可能。ゲームプレイ時の没入感も高めている

 

↑総合最大出力72Wのマルチアンプが6基のスピーカーを駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。伸びやかでクリアな高域とパワフルな低域を実現する

 

↑リモコン上部に備えられたボタン群から、各種VODサービスへワンタッチでアクセス可能。中央下部にあるGoogleアシスタントを押せば音声操作にも対応する

 

【IMPRESSION】画質を含めた基本性能は約20万円と思えないレベル

「現行の有機ELテレビで唯一ハーフグレアパネルを採用し、映り込みのストレスなし。Netflix非対応は残念ですが、ネット動画のレコメンド機能は秀逸です。コスパの高さは圧倒的!」(川内)

 

総額最大5万円がもらえる! レグザ春のキャッシュバックキャンペーン

TVS REGZAは、4Kテレビの購入などで最大5万円が還元されるキャッシュバックキャンペーン「新生活を応援! 春のランクアップキャンペーン」を、2月18日より開始します。

 

このキャンペーンは、55V型以上の有機ELレグザもしくは、65V型以上の4K液晶レグザを購入すると、スクラッチ抽選により機種に応じて最大4万円がキャッシュバックされるというもの。キャッシュバックされる金額は、レグザのLINE公式アカウントを友だち登録したのちに引ける抽選スクラッチの結果によって変わります。

 

また、対象となるレグザと4Kレグザブルーレイの同時購入で、さらに1万円がキャッシュバックされ、2つ合わせるとキャッシュバック金額は最大5万円となります。

 

対象となるのは2022年2月18日~2022年4月12日までに購入されたレグザ製品で、応募期間2022年2月24日~2022年4月26日23時59分まで。応募は専用Web サイトからのみ可能です。

 

【キャンペーン対象機種&キャッシュバック額】

4K有機ELレグザ 4K液晶レグザ レコーダー
77X9400 65Z740XS DBR-4KZ600
65X9400S 75Z670K DBR-4KZ400
55X9400S 65Z670K DBR-4KZ200
65X8900K 65Z570K
55X8900K
1等賞 4万円 3万円 1万円
2等賞 2万円 1万円
3等賞 1万円 8000円
4等賞 8000円 5000円
5等賞 5000円 3000円

 

この春、テレビやレコーダの購入を検討している方は、ぜひレグザのキャッシュバックキャンペーンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

【プロが断言する2022年ネクストヒット】「85V型で8K」を実現した究極の液晶テレビ「mini LED」って?

2020年に生まれた新しい生活様式や価値観が定着し、21年は制限のある暮らしのなかで心地良く過ごす方法を追求する年だった。続く22年はどんな一年になるのか。ここでは家電・デジタルのトレンドを、各ジャンルのプロが断言!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【mini LED】 高コントラスト映像を実現する“液晶復権”の切り札

液晶テレビの課題だったコントラストの低さを克服

「高画質テレビ=有機EL」が定着するなかで、“液晶のシャープ”がmini LEDを用いた8Kテレビを投入して話題を呼んでいる。

 

「無数のLEDバックライトを高密度に敷き詰めて緻密に制御することで、液晶の弱点であるコントラストの低さを克服。有機ELで製造が難しい70V型以上の大画面も実現できるのが利点です」(川内)

 

また、最新のiPad ProやMacBook Proにもmini LEDが採用。有機ELのデメリットである“焼き付き”のリスクが低く、映像クリエイターなどからも高い信頼を得ている。

 

【ヒットアナリティックス】 大画面テレビのニーズ拡大で注目

おうち時間が長くなったことで、日本でも大画面テレビのニーズが拡大中。モバイル機器ではAppleが2021年に発売したハイエンドモデルの最新世代に採用したことで話題を呼んだ。

 

【mini LED搭載アイテム01】

85V型の超大画面で高コントラストな映像を堪能

8K液晶テレビ

2021年12月発売

シャープ

AQUOS XLED 8T-C85DX1

実売価格176万円

mini LEDバックライトを用いた85V型8Kテレビ。従来の液晶テレビと比べて約72倍もの数のバックライトを緻密に制御することで、圧倒的に高コントラストな映像を実現する。量子ドットの活用で色の再現性も格段に向上。

 

【mini LED搭載アイテム02】

画質と処理性能の高さに映像クリエイターも満足

ノートPC

2021年10月発売

Apple

MacBook Pro

実売価格23万9800円〜

ミニLEDバックライト搭載ディスプレイで高輝度・高コントラストな映像を楽しめる最新世代。新開発チップ「M1 Pro/Max」で処理性能が向上し、インターフェースも充実しており、動画編集などの高負荷な作業も快適だ。

本誌編集長

川内一史

AV機器担当歴約9年。有機ELテレビ購入を検討していたが、mini LED液晶テレビの登場で迷いが生じている。

もはや“安い”だけじゃない!日本市場向けにチューニングされたハイセンス「65X8F」から感じる本気度

日本メーカーのテレビと変わらないスペックとサイズ展開を備えながら、圧倒的にインパクトのある価格を実現するハイセンスの4Kテレビはいまが「買い」なのでしょうか。ハイセンスが昨年秋に発売した65型の4K有機ELテレビ「X8F」シリーズの実力に迫りながら、その答えにたどり着きたいと思います。

↑ハイセンスの4K有機ELテレビ「65X8F」(実売価格24万8000円)

 

日本人の好みに合わせて熟練のエンジニアが映像をチューニング

X8Fはハイセンスが誇る4K有機ELテレビのプレミアムシリーズです。2020年秋に55型を発売後、48型から65型まで画面サイズ展開を広げてきました。筆者はX8Fシリーズについて大きく3つのポイントに注目しました。最初のポイントは「画質」の完成度です。

 

今回筆者はハイセンスのオフィスを訪問して、同社の視聴室で最新機種の「65X8F」の映像を視聴しました。ハイセンスが考える“画づくり”のポイントについては、X8Fシリーズを含む最新4Kテレビの映像のチューニングを担当する、開発センター 画質設計シニアエキスパートの永井賢一氏にうかがっています。

↑開発センター 画質設計シニアエキスパートの永井賢一氏

 

65X8Fの映像を視聴すると、人の肌の質感や風景を捉えた映像の色合いがとても自然に再現できる4Kテレビであることがよくわかります。X8FシリーズはBS/CS 4Kチューナーを内蔵しているので、アンテナにつなぐだけで手軽に4K放送が楽しめます。

 

4K高画質の紀行番組は、まさしく旅人の目線で映像の向こうに広がる世界を歩き回っているような感覚でした。木々の葉の緑色、空の青色が目で見る景色の印象にとても近く、色合いのバランスが崩れません。視聴を開始した直後は陰影の再現がやや穏やかに感じられましたが、次第に明暗の階調をきめ細かく丁寧に、なおかつリアルに再現する映像の安心感に引き込まれてしまいました。

 

65型の大画面に広がる夜景の映像は暗部の奥行きに深みがあります。黒色を引き締めて再現できる有機ELディスプレイの特徴を生かしつつ、ボトムの暗所を深く沈めて、そこから明るさを浮かせることなく映像の“少し暗い箇所”まで階調をきめ細かく再現します。平面のパネルの向こう側に広がる立体的な世界に緊張感が漂います。

↑画質設定を変えながら様々なコンテンツを視聴しました

 

AIエンジン「NEOエンジンplus 2020」で地デジやネット映像も高画質に

X8Fシリーズの映像美を引き出している中核は、最新の「NEOエンジンplus 2020」です。この映像エンジンが搭載するAI(人工知能)が映像の「シーン」や「動きの量」を解析しながら、どの映像モードを選択した場合でもリアルな映像に整えます。

↑高画質処理を可能にする「NEOエンジンplus 2020」

 

最新のエンジンでは、新たに3段階の超解像処理機能が加わりました。地デジや2KのBS/CS放送を複数の段階で4K解像度にアップコンバートしてX8Fの画面に映し出すまで、複数の行程でノイズを低減しながら精細感のある映像に変換します。地デジのバラエティ番組を視聴してみると、被写体となる人物を立体的に浮かび上がらせながら、肌は滑らかに描き分ける超解像エンジンの“賢さ”が良くわかります。

↑3段階に分けて超解像処理を行うことでノイズを抑え自然で高精細な画質を実現

 

AIによる超解像処理は、YouTubeやNetflixのようなインターネット動画にもよく効きます。被写体の輪郭を引き締めつつ、平坦部分のノイズもよく抑えます。永井氏は、映像の明部ピークの輝き感を復元してキラリと光る映像を再現したり、明るさのバランスをパネルのエリアごとに制御して暗部のつぶれや明部の飛びを抑えるといった高度な処理も、X8Fシリーズが搭載するスマートなAIエンジンが得意とするところなのだと話しています。

 

X8Fシリーズには新世代の有機ELパネルが採用されています。「AI搭載の画質エンジンと連携して、超解像処理による精細感の高い映像を再現できるように、何度もチューニングを繰り返しながら丁寧に画づくりを練り上げてきました」と永井氏が振り返っています。

 

X8Fシリーズをはじめ、ハイセンスの4Kテレビは永井氏をはじめとする熟練した日本人のエキスパートの手によって、日本人が好む映像美を徹底追求しているからこそ、安心の高画質が楽しめるのです。

↑日本人の好みに合った画質を追求して、日本で画質のチューニングを行っているとのこと

 

映画・アニメ・ゲームなどあらゆるコンテンツを想定した画質設計

X8Fシリーズには、プレミアムモデルならではの高画質化技術が数多く投入されています。有機ELパネルとメタルバックカバーのあいだに冷却インナープレートを採用。自発光の画素セルをフルに駆動しながら効率よく冷やすことでパフォーマンスを安定させ、さらに色合いや輝度の特性を永井氏をはじめとするエンジニアが繰り返しチェックしながら仕上げています。

 

Ultra HDブルーレイ作品などに数多くあるドルビービジョン方式の高輝度・高画質な4K/HDRコンテンツを楽しむなら、ハイセンスの4Kテレビの中では現在唯一、ドルビービジョンに対応するX8Fシリーズがオススメです。さらに本シリーズの有機ELパネルはHDR倍速表示に対応しているので、スポーツ番組をはじめとする「動きの多い動画」も残像感を抑えて明瞭に再現します。

 

映画やアニメを楽しむなら映像モードの設定は「映画」がおすすめ。永井氏はナチュラルな画づくりを意識しながら入念にチューニングを行ったそう。ユーザーがカーテンを閉めて映画鑑賞に最適な環境でコンテンツを視聴したときにベストな画質になるよう、同社の従来モデルよりもわずかに「色彩感豊かなバランス」にチューニングを整えたといいます。X8Fシリーズには、テレビを置いた部屋の明るさを判定する自動明るさセンサーも内蔵されているので、リビングルームなどに設置しても、時間帯を問わずベストなコンディションの映像が楽しめます。

 

そして大きな画面のテレビでゲームを楽しみたい方にもX8Fシリーズは最良の選択になります。最新の映像技術である「4Kゲームモードplus」では、ボタンを押してからのレスポンスを向上する低遅延処理に加えて、X8FからはSDR品質の映像をHDRライクな画質にアップコンバートしたり、滑らかな動画を再現するためのフレーム補間動作や超解像処理を合わせて行っています。ダイナミックレンジが広く滑らかな映像が同モードの特徴です。ネイティブ4K/120p画質のゲーム映像の入力には非対応ですが、60fpsのソースをとても滑らかに再現します。

 

テレビ単体で迫力のサウンドが楽しめる

ふたつめに注目したいポイントは、X8Fシリーズが「音もいいテレビ」であることです。

 

一般的にテレビは薄型化を極めるほど、本体にサウンドシステムを内蔵するスペースが限られてくることから、映像はきれいでも「音はイマイチ」に感じられる製品もあります。テレビの音を強化するために別売のサウンドバーやスピーカーを購入してみたものの、今度は“音もの家電”にテレビ周辺のスペースを奪われて困っているという方も少なくないのではないでしょうか。

 

X8Fシリーズはバックライトシステムを必要としない有機ELの特性を活かして、パネル部分の薄型化を突き詰めながら12W×6チャンネルのパワフルなアンプにより駆動するサウンドシステムを内蔵しています。Eilex社が開発したPRISM(Primary Sound Measurement)という技術により、テレビが内蔵するスピーカーの特性を測りながら、イコライジング処理により音質を最適化します。

↑Eilex社が開発したPRISM技術により、音質を最適化

 

PRISMは主に4つの技術により構成されます。ひとつは映像コンテンツに含まれる音声信号がデジタル圧縮の際に失われた微小信号を復元・修復、ディティールのニュアンスを蘇らせる「サウンドリマスター」。もうひとつがステレオ音源をバーチャルサラウンド化する「サラウンドスペース」。コンテンツが切り替わるタイミングで音量を自動的に最適なレベルに調節する「オートボリューム」は、ハイセンスの従来の機種も搭載していましたが、Eilexの技術を採用したことにより音質が向上しているそうです。ほかにも人の声を強調し聴き取りやすくする「クリア音声」もテレビの音質向上に貢献する機能です。

 

ハイセンスの視聴室でX8Fシリーズのサウンドをチェックしてみました。人の声が画面から聞こえてくるような自然な「画音一体」の感覚は独自の演算処理による「ダイレクトサウンド」という技術により実現しています。テレビには複数の音声モードを選択できる機能もあり、「映画」を選ぶとアクション系の映画などは包み込まれるような迫力が味わえて、手に汗を握りました。低音強調やサラウンドのバランスを微調整すると、より迫力のあるシアター鑑賞が別途サウンドバーやスピーカーを足さなくても「テレビ単体」で楽しめます。

 

安全性も重視した合理的なデザイン。将来性豊かなスマートプラットフォーム

X8Fシリーズについて、筆者が注目した3つめのポイントは機能やデザインを含む全体の完成度の高さです。

 

同シリーズは有機ELパネルの周辺を保護するベゼル(額縁)をとてもスリムにデザインしたテレビです。まるで映像が宙に浮いているかのような効果を追求するだけでなく、カバーガラスの周辺をしっかりと保護するようにフレームで覆い、万一テレビが転倒した場合にもパネルが破損しないように安全性を熟慮しています。デスクトップスタンドは色をガンメタリックとしてリビングの風景に自然と溶け込ませます。

↑ガンメタリックのスタンドが高級感を漂わせています

 

X8Fシリーズはインターネットに接続して、YouTubeやNetflixなどインターネット経由で視聴するVODコンテンツが手軽に楽しめるスマートテレビです。VIDAA(ヴィダ)という名称の、ハイセンスによる独自プラットフォームを採用していますが、X8Fシリーズでは従来のVIDAA 2.5からVIDAA 3.0に進化を遂げています。

↑進化を遂げたハイセンス独自のプラットフォーム「VIDAA 3.0」

 

このVIDAA 3.0は、ユーザーが頻繁に使うコンテンツのアイコンを並べ替えたり、カスタマイズの自由度が高いところが特徴。また、一度立ち上げたアプリはテレビの電源を落とさない限り、再度VIDAAにアクセスした時にもアプリを素速く起動できる利便性を同時に追求しています。

↑65X8Fのリモコン。様々なネット動画配信サービスにすばやくアクセスできる

 

ハイセンスはVIDAAを海外で販売するスマートテレビにも乗せて、そのネットワークをハイセンスのホームアプライアンスやスマートホーム系のサービスにも拡大しています。日本でも近くスマートホーム系の家電に対応が広がり、やがてハイセンスのテレビを設置したリビングルームから、宅内のスマート家電を操作・モニタリングできる日が来ることを期待したいですね。

 

ハイセンスの4Kテレビが、特に日本人の好みに合わせて丁寧に練り上げた映像は一見の価値があると筆者は考えます。サウンドバーも要らないパワフルなサウンド、人気のインターネット動画がテレビ単体で再生できるスマートプラットフォームも含めて、1台でマルチに活躍してくれる「テレビシアターの主役」として、価格以上のインパクトを備えるハイセンスのテレビは「いま買いたい選択肢」の中に入れるべきだと感じました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

低反射パネルで見やすさを追求! Androidで使い勝手も抜群「4K有機ELレグザ X8900Kシリーズ」

フラッグシップモデルX9400Sシリーズに次ぐ、東芝 レグザ“第2の有機EL”X8900Kシリーズに要注目! 視聴しやすさ、使いやすさを追求しながら、リーズナブルな価格に抑えた超ハイコスパモデルに仕上がっている。

 

【今回紹介する製品】

どこでもどんな映像でも最適な画質で楽しめる“身の丈”有機ELテレビ

4K有機ELレグザ X8900Kシリーズ

 

テレビ部門

GetNavi注目モデル

東芝

4K有機ELレグザ X8900Kシリーズ

実売価格:30万8880円(65V型)

 

独自の低反射有機ELパネルを採用し、引き締まった黒と高いコントラストを実現。映り込みを抑え、明るいリビングでも鮮明な映像を楽しめる。「有機EL瞬速ゲームモード」では約0.83ミリ秒の超低遅延で快適にプレイ可能だ。

 

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V/48V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●音声実用最大出力:72W●OS:Android TV●サイズ/質量(65V型):W1449×H898×D325mm/27.0kg(スタンド含む)

 

↑リモコン上部のボタン群から各種VODへワンタッチでアクセス。Googleアシスタントボタンを押せば音声操作に対応する

 

↑新開発の映像エンジン「レグザエンジンZR I」。レグザならではの高画質を実現しつつ処理速度が飛躍的に向上した

 

準フラッグシップながら独自の機能を数多く搭載!

テレビ部門には今回、東芝 レグザの有機ELテレビが2機種ノミネート。ひとつは4月に発売された旗艦モデルのX9400S、もうひとつが6月に登場したこのX8900Kだ。X8900Kは、有機ELレグザの“準フラッグシップ”という位置づけではあるが、最上位機の機能を省略しただけのモデルでないばかりか、むしろユニークな特徴を多く備えている。

 

両機の最も大きな違いは、映像エンジン。X8900Kは新開発の「レグザエンジンZR I」を搭載し、高速レスポンスや緻密なノイズリダクション、高精度の色再現を実現している。新エンジンは高画質化だけでなく操作性の向上にも寄与。Android TVを搭載するX8900Kはネットコンテンツにも手軽にアクセスできるが、これらをサクサクと楽しめるのは「ZR I」のおかげである。

 

有機ELレグザとして初めて、低反射のハーフグレアパネルを採用したのもポイント。明るいリビングでも映り込みを抑え、コンテンツへの没入感を高めてくれる。

 

レグザフラッグシップ機の代名詞である全録機能「タイムシフトマシン」には非対応だが、自動録画の精度が高いため問題はナシ。有機ELとしては求めやすい手ごろな価格も魅力で、今回のテレビ部門で台風の目となっている。

 

【POINT01】

明るいリビングでもストレスなく視聴できる

低反射のハーフグレアパネルを採用。明るいリビングでも映り込みが抑えられることで快適に視聴でき、ゲームプレイ時の没入感も高い。視聴環境を検出して最適な画質に自動調整する「おまかせAIピクチャー ZR I」も秀逸だ。

↑低反射パネルで外光の映り込みを抑制。自社開発の放熱プレートをパネルに挿入し、高輝度・高コントラストを実現した

 

↑視聴環境の明るさや色温度をリアルタイムで検出して自動で画質調整。夜間はブルーライトを従来比約20%カットする

 

【POINT02】

地デジやネット動画も自然でクリアな映像に

放送波の様々なノイズを低減する「地デジAIビューティZR I」や、ネット動画の特性に合わせて高画質処理を行う「ネット動画ビューティZR I」が秀逸。低画質の映像も、クリアかつ高輝度、高コントラストに仕上げで描写する。

↑自然な人肌を再現する「ナチュラル美肌トーン」。不自然なカラーシフトや、失われたディテール・色を補正し、質感を高める。左がBEFOREで右がAFTER

 

↑動きの速い映像などで発生するボケを抑えてクリアな映像を実現。高画質化には、クラウド上の番組やジャンルごとの映像調整パラメータが用いられる

 

【POINT03】

Dolby Atmos対応の臨場感あふれるサウンド

合計で最大出力72Wのマルチアンプが6基のスピーカーを駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。伸びやかでクリアな高域とパワフルな低域を実現する。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応し、臨場感たっぷりだ。

↑「重低音立体音響システムXP」のイメージ。6基のスピーカーから視聴者を包み込むように音が出て、コンテンツの世界に浸れる

 

【POINT04】

自動録画やゲームモードなど使い勝手に優れる機能が満載

お気に入りのテーマを登録しておくと、ユーザー好みの番組を自動で残せる「おまかせ録画」は高精度。AIが番組をレコメンドしてくれるのも魅力だ。テレビ視聴のほかにも、低遅延のゲームモードなど使い勝手に優れる機能が満載。

↑視聴履歴に基づいてAIがレコメンドする「おすすめ番組」。サムネイルからネット動画を見る感覚で手軽に楽しめる

 

↑約0.83ミリ秒の超低遅延を実現する「有機EL瞬速ゲームモード」。シビアなアクションゲームも違和感なくプレイできる (c)CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED. TEKKEN(TM)7 & (c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

家電大賞2021-2022に投票しよう

 

今回紹介した東芝 レグザ「4K有機ELレグザ X8900Kシリーズ」は現在開催中の2021年を代表する家電を決定する「家電大賞 2021-2022」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

 

 

最新4Kテレビをプロがジャッジ! ソニー「A9S」は音と映像の一体感がすごい

日本のリビングにちょうどいいサイズとして人気が高まっている「48型サイズ」の最新4K有機ELテレビをプロの目線でチェックし採点します。今回はソニー「ブラビア A9S」シリーズの48型モデルを解説します。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。わかりやすい解説と核心を突いた評論で人気を博す。

 

画面から音が出て映像と音が一体化し映画館のような迫力

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格24万2000円

高画質プロセッサー「X1 Ultimate」は、画面内のそれぞれの被写体に応じて最適に高精細化する「オブジェクト型超解像」に対応。より現実に近い質感を再現できる。Android TVを搭載し、映像配信アプリなどを追加できるほか、Googleアシスタントも利用可能だ。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1069×H629×D255mm/17.6kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:3方式

4KVOD:7サービス

音声最大出力:25W

 

↑従来に比べ処理能力が約2倍にアップした高画質プロセッサー「X1 Ultimate」。より緻密な分析が可能になり、高画質化の精度が向上した

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。地デジ放送やネット動画などフルHD解像度以下の映像を4K相当にアップコンバートする

 

↑画面そのものを振動させて音を出す「アクチュエーター」と、重低音を再生する「サブウーファー」を搭載。臨場感たっぷりのサウンドを楽しめる

 

【Impression】

鮮やかな色再現と自然な色合いを両立できている

白を伸ばすという高コントラスト調の画作りはいかにもソニーらしい。ほんのりとピンクがかった健康的なフェーストーンも健在だ。色再現も鮮やかな志向だが、派手すぎず、不自然さはない。画面から音を出すことで映像と音の一体感が得られる「アコースティック サーフェス オーディオ」のユニークなサウンドも魅力的だ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:4.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.5/5.0

録画性能:4.0/5.0

 

最新4Kテレビをプロがジャッジ! 「レグザ X8900K」は緻密な画作りが秀逸

日本のリビングにちょうどいいサイズとして人気が高まっている「48型サイズ」の最新4K有機ELテレビをプロの目線でチェックし採点します。今回は東芝「レグザ X8900K」の48型モデルを解説します。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。わかりやすい解説と核心を突いた評論で人気を博す。

 

地デジ放送もネット動画も高精細に描写

レグザ 48X8900K

実売価格20万7900円

最新の映像処理エンジンの搭載により、高速レスポンスをはじめ、精度の高いノイズリダクションや快適な操作性を実現。おまかせ録画機能では、AIがユーザーの好みを学習し、オススメ番組を自動で抽出しレコメンドしてくれる。リモコンを利用した音声操作も可能。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1068×H663×D229mm/16.5kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:4方式

4KVOD:5サービス対応

音声最大出力:72W

 

↑従来機より性能が高められた「レグザエンジンZR I」を搭載。多彩な高画質処理機能を備え、地デジ放送やネット動画も高精細に描写する

 

↑立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。本体のスピーカーだけで、前後・左右・高さ方向の音を体感できる

 

↑「ネット動画ビューティZR I」を搭載。ネット動画の特性に合わせて高画質処理を施し、コントラストや精細感をアップさせる。低フレームレートのコンテンツも滑らかに描写可能だ

 

【Impression】

輪郭を不自然に強調せず細部の情報による緻密な画作りが秀逸

パネル表面の反射や映り込みを抑えたハーフグレア処理の有機ELパネルを採用し、黒の締まった落ち着きのある映像を描き出す。また、「レグザエンジンZR I」により、レグザ伝統の高画質技術とAndroid TVの多機能性が融合。高精細映像は、輪郭の強調に頼らず、細部の情報を積極的に掘り起こして調整するという緻密な画作りは健在だ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.5/5.0

音質:3.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.5/5.0

録画性能:4.5/5.0

 

最新4Kテレビをプロがジャッジ! LG「OLED 48A1PJA」は画質もサウンドもナチュラル志向

日本のリビングにちょうどいいサイズとして人気が高まっている「48型サイズ」の最新4K有機ELテレビをプロの目線でチェックし採点します。今回はLGエレクトロニクス「OLED A1PJA」の48型モデルを解説します。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。わかりやすい解説と核心を突いた評論で人気を博す。

 

人の肉眼視に迫る忠実な色再現で美しい映像を実現

LGエレクトロニクス

OLED 48A1PJA

実売価格21万8900円

AIを統合した映像エンジンが数百万もの映像ソースを学習し、画質と音質を最適化する。操作システムには「webOS」を採用。マジックリモコンを上下左右に振ることで、画面をスクロールさせて多彩なコンテンツを選択できて快適だ。VODは韓流コンテンツも充実。

SPEC●チューナー:4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2、LAN×1●サイズ/質量:W1071×H679×D271mm/15.3kg

 

4Kチューナー:1基

HDRフォーマット:3方式

4KVOD:5サービス

音声最大出力:20W

 

↑AI映像エンジン「α7 Gen4 AI Processor 4K」。映像のジャンルやシーンを自動認識して、最適な処理を行う

 

↑「Dolby Vision IQ」機能を搭載。Dolby Vision対応コンテンツ再生時、室内の明るさに応じて映像を自動で最適化する

 

↑立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。高さ方向の音表現も可能で、映像に入り込んだような体感ができる

 

【Impression】

穏やかな輪郭・コントラストとナチュラルなサウンドが特徴

輪郭の出し方にしても、コントラストのつけ方にしても、総じて穏やかな仕上がり。ノイズの粒子が細かく、階調性も滑らかだ。ただ、自動画質設定での「スポーツ」モードは原色が強調され、ハイライトの白飛びも目立つのがやや気になる。サウンドはセリフやナレーション、ボーカルなど“声”の明瞭度が高く、楽器の響きもナチュラル。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:4.0/5.0

操作性:3.5/5.0

ネット機能:4.0/5.0

録画性能:3.5/5.0

 

最新4Kテレビをプロがジャッジ! パナソニック「ビエラ TH-48JZ1000」は画質・音質ともに極上

日本のリビングにちょうどいいサイズとして人気が高まっている「48型サイズ」の最新4K有機ELテレビをプロの目線でチェックし採点します。今回はパナソニック「ビエラJZ1000」の48型モデルを解説します。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。わかりやすい解説と核心を突いた評論で人気を博す。

 

映像本来の明暗や色彩を美しく映し出す

パナソニック

ビエラ TH-48JZ1000

実売価格21万1660万円

パナソニックとしては初の48V型有機ELテレビ。独自のパネル制御技術を駆使し、自然な階調性を獲得。メリハリの効いた映像を存分に楽しめる。映像製作者の意図を尊重した「Netflix画質モード」や、観戦の臨場感をアップさせる「スポーツモード」などを搭載。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1069×H677×D245mm/約20.0kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:4方式(※)

4KVOD:7サービス対応

音声最大出力:30W

※:動画フォーマットのみ

 

↑スタンドは転倒防止仕様。オン(上)にすると吸盤がテレビ台の設置面に吸着し、倒れにくくなる。掃除や移動の際はオフ(下)にできる

 

↑明るさと色を個別に制御する「Dot Contrastパネルコントローラー」を採用。エリアごとの信号情報を解析してパネル制御に反映することで、より豊かな階調や色表現が可能になった

 

↑高出力アンプを搭載。剛性の高いスピーカーボックスで、迫力ある低音を鳴らす。音が映像のなかから聴こえるような位相補正も備える

 

【Impression】

AIによるディープラーニングでシーンに応じた最適な画質調整が可能

膨大な映像から生成されたデータベースをAIが学習し、シーンを自動認識。それぞれのシーンに応じて最適な画質に調整する自動画質調整を施すことで、より明るく、透明感に富んだ映像を描き出す。黒の締まりの良さ、ダイナミックレンジの広さを生かした画作りが特徴。ノイズの粒子が細かく、グラデーションも極めて滑らかだ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:3.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.0/5.0

録画性能:4.5/5.0

 

AIテクノロジー搭載で、繊細かつ鮮烈な映像美を堪能! BS/CS 4Kチューナー内蔵有機ELテレビ「65X8F」

ハイセンスジャパンは、BS/CS 4Kチューナー内蔵有機ELテレビ「X8F」シリーズの「65X8F」(65V型)を、11月中旬に発売します。市場予想価格は25万円前後。

 

同製品は、AIテクノロジー搭載の「NEOエンジンplus 2020」で、繊細かつ鮮烈な映像美が楽しめます。

 

有機ELディスプレイは、黒さと明るさを高いコントラストで豊かに再現。高輝度でコントラスト感を高めることが可能な冷却インナープレートを採用し、ガンマ特性の補正に加えて、輝度特性の独自チューニングも行い、より高いコントラスト感を実現。映像を分析し、前後フレームから新たなフレームを作成して補間することで、残像感の少ないクリアな映像を楽しめます。

 

二画面表示やリモコンVODダイレクトボタンなどの便利機能のほか、ゲームをより鮮やかに美しく楽しめる「ゲームモードplus」、高精度でより明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を実現する「Eilex PRISM」、様々な動画配信サービスの選択を可能にするオリジナルプラットフォーム「VIDDA」などの機能も搭載しています。

輝度やコントラストが大幅向上! 新開発のmini LED バックライトを搭載した、シャープ「AQUOS XLED」

シャープは、新開発のmini LED バックライトを搭載した8K/4Kテレビ「AQUOS XLED」の新製品2ライン<DX1/DP1>を、12月10日より順次発売します。DX1ラインの「8T-C85DX1」「8T-C75DX1」「8T-C65DX1」、DP1ラインの「4T-C65DP1」「4T-C55DP1」、計5機種をラインナップ。

↑左から8T-C85DX1、8T-C75DX1、8T-C65DX1、4T-C55DP1、4T-C65DP1

 

実売価格は、8T-C85DX1が176万円、8T-C75DX1が82万5000円、8T-C65DX1が66万円、4T-C65DP1が44万円、4T-C55DP1が36万3000円です。

 

光源であるバックライトに小型のLED(mini LED)を採用し、同社従来機比 約72倍(4T-C65DP1の場合)の数のmini LEDを高密度に敷き詰めています。新開発の「アクティブmini LED駆動」技術により、表示する映像に応じて、エリアごとの明暗をきめ細かく制御することで、コントラストなどの表示性能が飛躍的に向上。ピーク輝度は、同社従来機比 約3倍の高輝度で、まばゆいばかりの輝きから締まった黒の表現まで、ダイナミックに映します。

 

バックライトの光波長を変換する「量子ドットリッチカラー」技術を新たに採用。バックライトの光から純度の高い光の3原色(青・緑・赤)を生み出し、広色域かつ鮮やかな発色を実現しました。

↑量子ドットリッチカラーは、バックライトが発する青色光を、量子ドットフィルターを介して波長変換することで、より効率的に豊かな色彩表現を実現する技術

 

スピーカーシステムも刷新しており、画面下部に加え、上部およびサイドにもスピーカーを配置した、新開発の「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)音響システムにより、没入感のある音場をつくります。

↑サイドスピーカーはDX1ラインのみに搭載。DP1ラインは画面下部および上部にスピーカーを配置

 

DX1ラインは映像と背景の境界をわずか約0.2cmまで狭額縁化した「フローティングディスプレイ」デザインを採用。まるで空間に浮かんでいるかのような映像が楽しめます。

↑DX1/DP1ラインともに、空間に溶け込みやすいシルバーフレームを採用

日本のリビングにちょうどいい! 「48型有機ELテレビ」最新4モデルをプロがチェック

ここでは読者人気の高い家電カテゴリを取り上げ、“いま購入時に押さえておきたい“キーワード”とともに、製品それぞれの魅力を明らかにしていく。今回は「テレビ」を紹介!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<テレビ>

Trend Keyword《48インチOLED》

比較的価格が手ごろになってきたことで、高画質のOLED(有機EL)テレビの人気が高まりつつある。なかでも、扱いやすいサイズで設置の自由度が高い48V型モデルは最近のトレンドのひとつ。個室用のサブテレビとしても最適な48インチOLEDをプロが評価した。

 

私がチェックしました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。わかりやすい解説と核心を突いた評論で人気を博す。

AIを利用するエンジンで上位機種に劣らぬ画質を実現

OLED(有機EL)テレビは、液晶テレビに比べてコントラストの高さ、薄さ・軽さなどの点で有利。以前は大画面モデルが中心のため日本での普及は遅れがちだったが、昨年夏に登場した48V型の製品は、“ちょうどいい”大きさとして人気を獲得しつつある。

 

48V型モデルは、多くの製品バリエーションを誇る55V型モデルに比べると、やや割高な印象を受けるかもしれない。しかし、コンパクトであるがゆえに大画面モデルより画素の粗さが目立ちにくく、映像の緻密さ、きめの細かさが際立つ。それにより、階調性やS/N感にも余裕が生まれ、雑味の少ない高純度の映像が描き出されるのだ。55V型以上の大型パネルの製品に比べて、画質面の優位性はかなり高いと言えるだろう。

 

また、最近のトレンドであるAIを利用した高画質化エンジンは、このクラスでも採用。AIが映像に合わせて最適な画質に調整してくれて、フルHD以下のコンテンツも4Kクオリティで楽しめる。

 

【その1】映像本来の明暗や色彩を美しく映し出す

パナソニック

ビエラ TH-48JZ1000

実売価格21万1660万円

パナソニックとしては初の48V型有機ELテレビ。独自のパネル制御技術を駆使し、自然な階調性を獲得。メリハリの効いた映像を存分に楽しめる。映像製作者の意図を尊重した「Netflix画質モード」や、観戦の臨場感をアップさせる「スポーツモード」などを搭載。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1069×H677×D245mm/約20.0kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:4方式(※)

4KVOD:7サービス対応

音声最大出力:30W

※:動画フォーマットのみ

 

↑スタンドは転倒防止仕様。オン(上)にすると吸盤がテレビ台の設置面に吸着し、倒れにくくなる。掃除や移動の際はオフ(下)にできる

 

↑明るさと色を個別に制御する「Dot Contrastパネルコントローラー」を採用。エリアごとの信号情報を解析してパネル制御に反映することで、より豊かな階調や色表現が可能になった

 

↑高出力アンプを搭載。剛性の高いスピーカーボックスで、迫力ある低音を鳴らす。音が映像のなかから聴こえるような位相補正も備える

 

【Impression】

AIによるディープラーニングでシーンに応じた最適な画質調整が可能

膨大な映像から生成されたデータベースをAIが学習し、シーンを自動認識。それぞれのシーンに応じて最適な画質に調整する自動画質調整を施すことで、より明るく、透明感に富んだ映像を描き出す。黒の締まりの良さ、ダイナミックレンジの広さを生かした画作りが特徴。ノイズの粒子が細かく、グラデーションも極めて滑らかだ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:3.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.0/5.0

録画性能:4.5/5.0

 

【その2】地デジ放送もネット動画も高精細に描写

東芝

レグザ 48X8900K

実売価格20万7900円

最新の映像処理エンジンの搭載により、高速レスポンスをはじめ、精度の高いノイズリダクションや快適な操作性を実現。おまかせ録画機能では、AIがユーザーの好みを学習し、オススメ番組を自動で抽出しレコメンドしてくれる。リモコンを利用した音声操作も可能。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1068×H663×D229mm/16.5kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:4方式

4KVOD:5サービス対応

音声最大出力:72W

 

↑従来機より性能が高められた「レグザエンジンZR I」を搭載。多彩な高画質処理機能を備え、地デジ放送やネット動画も高精細に描写する

 

↑立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。本体のスピーカーだけで、前後・左右・高さ方向の音を体感できる

 

↑「ネット動画ビューティZR I」を搭載。ネット動画の特性に合わせて高画質処理を施し、コントラストや精細感をアップさせる。低フレームレートのコンテンツも滑らかに描写可能だ

 

【Impression】

輪郭を不自然に強調せず細部の情報による緻密な画作りが秀逸

パネル表面の反射や映り込みを抑えたハーフグレア処理の有機ELパネルを採用し、黒の締まった落ち着きのある映像を描き出す。また、「レグザエンジンZR I」により、レグザ伝統の高画質技術とAndroid TVの多機能性が融合。高精細映像は、輪郭の強調に頼らず、細部の情報を積極的に掘り起こして調整するという緻密な画作りは健在だ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.5/5.0

音質:3.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.5/5.0

録画性能:4.5/5.0

 

【その3】人の肉眼視に迫る忠実な色再現で美しい映像を実現

LGエレクトロニクス

OLED 48A1PJA

実売価格21万8900円

AIを統合した映像エンジンが数百万もの映像ソースを学習し、画質と音質を最適化する。操作システムには「webOS」を採用。マジックリモコンを上下左右に振ることで、画面をスクロールさせて多彩なコンテンツを選択できて快適だ。VODは韓流コンテンツも充実。

SPEC●チューナー:4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2、LAN×1●サイズ/質量:W1071×H679×D271mm/15.3kg

 

4Kチューナー:1基

HDRフォーマット:3方式

4KVOD:5サービス

音声最大出力:20W

 

↑AI映像エンジン「α7 Gen4 AI Processor 4K」。映像のジャンルやシーンを自動認識して、最適な処理を行う

 

↑「Dolby Vision IQ」機能を搭載。Dolby Vision対応コンテンツ再生時、室内の明るさに応じて映像を自動で最適化する

 

↑立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。高さ方向の音表現も可能で、映像に入り込んだような体感ができる

 

【Impression】

穏やかな輪郭・コントラストとナチュラルなサウンドが特徴

輪郭の出し方にしても、コントラストのつけ方にしても、総じて穏やかな仕上がり。ノイズの粒子が細かく、階調性も滑らかだ。ただ、自動画質設定での「スポーツ」モードは原色が強調され、ハイライトの白飛びも目立つのがやや気になる。サウンドはセリフやナレーション、ボーカルなど“声”の明瞭度が高く、楽器の響きもナチュラル。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:4.0/5.0

操作性:3.5/5.0

ネット機能:4.0/5.0

録画性能:3.5/5.0

 

【その4】画面から音が出て映像と音が一体化し映画館のような迫力

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格24万2000円

高画質プロセッサー「X1 Ultimate」は、画面内のそれぞれの被写体に応じて最適に高精細化する「オブジェクト型超解像」に対応。より現実に近い質感を再現できる。Android TVを搭載し、映像配信アプリなどを追加できるほか、Googleアシスタントも利用可能だ。

SPEC●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×4、USB×3●サイズ/質量:W1069×H629×D255mm/17.6kg

 

4Kチューナー:2基

HDRフォーマット:3方式

4KVOD:7サービス

音声最大出力:25W

 

↑従来に比べ処理能力が約2倍にアップした高画質プロセッサー「X1 Ultimate」。より緻密な分析が可能になり、高画質化の精度が向上した

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。地デジ放送やネット動画などフルHD解像度以下の映像を4K相当にアップコンバートする

 

↑画面そのものを振動させて音を出す「アクチュエーター」と、重低音を再生する「サブウーファー」を搭載。臨場感たっぷりのサウンドを楽しめる

 

【Impression】

鮮やかな色再現と自然な色合いを両立できている

白を伸ばすという高コントラスト調の画作りはいかにもソニーらしい。ほんのりとピンクがかった健康的なフェーストーンも健在だ。色再現も鮮やかな志向だが、派手すぎず、不自然さはない。画面から音を出すことで映像と音の一体感が得られる「アコースティック サーフェス オーディオ」のユニークなサウンドも魅力的だ。

 

[5点満点で評価]

画質:4.0/5.0

音質:4.5/5.0

操作性:4.0/5.0

ネット機能:4.5/5.0

録画性能:4.0/5.0

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンドを含む数値

レグザがYouTubeで新動画を配信! 声優・小岩井ことりほかゲストも出演

TVS REGZAは、YouTubeのレグザ公式チャンネルにて、新動画シリーズ「小岩井ことりと一緒に学ぼう! テレビのジョーシキを疑え!」を10月8日21時より配信開始します。

 

動画では、レグザブランド統括マネージャーとして長年レグザブランドの普及に携わってきた本村裕史さんが、「のんのんびより」宮内れんげ役などで知られる人気声優・小岩井ことりさんとタッグを組み、メーカーだからこその視点でテレビ選びのポイントを一般論含めてわかりやすく解説するほか、レグザならではの魅力を語りつくします。

 

第1回の配信テーマは「テレビの最適視聴距離のジョーシキを疑え!」。4Kテレビの最適視聴距離は画面の高さの1.5倍とも言われるジョーシキを赤裸々に再検証します。

 

第2回目以降も、スポーツを見るなら倍速パネル搭載モデルが最適というジョーシキを一刀両断するほか、ゲームモードの解説ではバンダイナムコエンターテインメントで「鉄拳プロジェクト チーフプロデューサー」を務める原田勝弘さんをゲストに迎え、業界を超えた熱いトークを展開。モノづくりを語り、鉄拳をプレイしながら、レグザの最新ゲームモードを検証します。

↑バンダイナムコエンターテインメントの原田勝弘さん

 

テレビの購入を検討している人はもちろん、そろそろテレビを買い替えたいとお考えの人まで、楽しみながら学べる内容になっているとのこと。見逃しのないよう、今のうちにチャンネル登録しておくといいですね。

レグザ公式チャンネル:https://www.youtube.com/user/REGZAchannel

 

ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」から、HDMI装備の大型モデル&お風呂OKの防水モデルが登場!

パナソニックは、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新製品2機種、「UN-19F11」「UN-10E11」を2021年11月19日から発売します。

 

自宅で過ごす時間が増えたいま、テレビの視聴時間が増えています。そこで、パナソニックが力を入れているのがパーソナルテレビです。

 

HDMI端子も備える大型モデル&S字フックだけで設置できる防水モデル

プライベート・ビエラは、モニター部とチューナー部がセパレートになった製品で、チューナー部にアンテナ線をつなげば、モニター部に映像をワイヤレスで転送するので、アンテナ線がない部屋やアンテナ線が届かずテレビを設置できなかった場所でもコンテンツを視聴できるようになります。

 

さらに、別売のUSBハードディスクを接続すれば、録画した番組も楽しむことも可能。また、お部屋ジャンプリンクで、リビングのディーガに録画した番組を別室で楽しむこともできます。

 

UN-19F11はタブレットより大きな画面の19V型。近くで見るパーソナルテレビとしては充分な迫力で楽しめます。また、HDMI入力端子を備えているので、ゲーム機や在宅勤務時のパソコン用の外付けモニターとしても使えます。

 

UN-10E11はバッテリー内蔵の防水モニターを採用したモデル。お風呂やキッチンなど、水回りでも使える、10V型のコンパクトなテレビです。設置が難しい場所でも、背面部のフック引っ掛け部を引き上げると、市販のS字フックに吊り下げるだけで設置できます。濡れた手でも操作できる、防水リモコンが付属します。

 

 

 

スポーツなども美しい映像で楽しめる、倍速パネル搭載の4K液晶レグザ「Z570Kシリーズ」

TVS REGZAは、直下型LEDバックライト式の倍速パネルを搭載した、シンプルモデルとうたう4K液晶レグザ「Z570Kシリーズ」を発表。9月17日から順次発売します。

 

Z570Kシリーズは、高画質・高音質を実現した、4K液晶レグザの中でも上位にあたるモデル。新開発の直下型倍速液晶パネルを搭載し、スポーツなどの動きが速いシーンもなめらかに美しく再現できるとしています。また、最新の高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRⅠ」も搭載。高コントラストを実現するダイナミックガンマ制御や、淡い色の繊細なニュアンスを自然な色で再現する36色軸カラーイメージコントロールなどが可能になっています。

 

さらに、黒ずみや白飛びなどを抑制して自然な人肌を再現する「ナチュラル美肌トーン」や、視聴環境の明るさに加えて色温度の違いをリアルタイムで検出して常に適切な画質に自動調整する「おまかせAIピクチャーZRⅠ」など、高画質技術がふんだんに盛り込まれています。

 

↑おまかせAIピクチャーZRⅠのイメージ

 

音質面においては、バスレフボックススピーカーと重低音バズーカを合計出力40Wのマルチアンプで駆動する、パワフルかつ臨場感あふれるサウンドの「レグザ重低音立体音響システム」を採用。これに加えて立体音響技術の「Dolby Atmos」にも対応しており、映画館のように立体的で迫力のあるサウンドを楽しめるとしています。

 

↑レグザ重低音立体音響システムのイメージ

 

このほか、見逃しがちな特番やドラマ・アニメなどをチェック・録画できる「番組ガイド」や、録画番組を簡単に探せる「録画リスト」、録画番組のシーンを目次のように表示して見たいシーンをすぐに視聴できる「シーン」機能などの便利機能もそなえています。

 

ラインアップは65V型の「65Z570K」、55V型の「55Z570K」、50V型の「50Z570K」、43V型の「43Z570K」をそろえます。チューナー数は4Kチューナーが2基、地上/BS・110度CSデジタル放送チューナーが3基搭載。また、インターフェイスには、HDMI入力×4、ビデオ入力(映像×1、音声×1)、光デジタル音声出力、有線LAN、ヘッドホン出力をそなえています。

LGが8K有機ELテレビ「OLED Z1」と液晶テレビ「NANO96」発表、HDMI 2.1対応で最新ゲーム機も楽しめる

↑OLED Z1

 

LGエレクトロニクス・ジャパンは8月18日、8K有機ELテレビ「OLED Z1」シリーズと、8K液晶テレビ「NANO96」シリーズを発表。8月下旬から発売します。ラインアップはOLED Z1が88V型と77V型をそろえ、NANO96は65V型と55V型をそろえています。予想実売価格はOLED Z1の88V型が390万円(税込)前後、77V型が280万円(税込)前後で、NANO96の65V型が39万円(税込)前後、55V型が32万円(税込)前後です。なお、OLED Z1は受注生産となります。

 

LGエレクトロニクス・ジャパンによると、在宅時間が増えた今、テレビは地上波放送を見るだけではなく、世界中のエンターテインメントと繋がることができるデバイスとして、新たな進化を遂げているとのこと。その中で、8K画質を家庭で楽しめるよう、幅広いサイズ展開で8Kテレビを用意したといいます。

 

全モデル共通で、2Kおよび4K解像度の映像を8Kの画質にアップスケーリング可能。さらに、AIが映像を解析し、あらゆるノイズを徹底的に除去することで、クリアかつ鮮明な映像を映し出すとしています。

 

 

また、8K専用のAI対応映像エンジン「α9 Gen4 AI Processor 8K」を搭載。視聴している映像のジャンルはもちろん、シーンごとに自動で認識し、それぞれのシーンに合う設定を自動で適用します。さらに、映像に写っている主要な物体を認識し、より立体的に見えるよう高精細化する「オブジェクト強調」機能も追加しており、リアルな質感を再現するとのこと。

 

↑α9 Gen4 AI Processor 8Kにより、映像から音質まで調整が可能に

 

↑映像内に写っている人や花を立体的に見えるよう処理するオブジェクト強調

 

このほか共通で、室内の明るさに合わせて「Dolby Vision」対応の映像を自動で最適化する「Dolby Vision IQ」や、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。

 

さらに、外部インターフェイスにHDMI 2.1を搭載し、eARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポートしています。これにより、2020年発売の最新ゲーム機でも、本来のスペックを余すことなく発揮可能です。

 

OLED Z1は、LGのプレミアムブランド「LG SIGNATURE」として展開。一つひとつの素子が個別に自発光することで本物の黒を再現できるとしています。また、デザインは、パネル部に極細のブラックベゼルを採用し、映像だけが浮いているような没入感を演出しているとのこと。

 

88V型モデルは高級感のあるシルバーのキャビネットスタンドを採用し、77V型モデルは付属の通常スタンドに加えて、壁にぴったり密着させて設置できる「ギャラリーデザイン」に対応しています。

 

一方のNANO96は、1nmの極小粒子を超精密に敷き詰めた独自のパネル「NanoCell Display」を採用。このパネルが、色ノイズの原因となる過剰な光波長を吸収するため、これまでノイズが多く発生していた、赤や緑の色の純度や濃さを向上させたとしています。これにより、色再現性に優れ、よりクリアで鮮明な表現が可能になったそうです。

↑NANO96

オリジナルに近い自然な色を表現できるほど高画質、4K液晶レグザ「M550Kシリーズ」に65V型と55V型が追加

 

TVS REGZAは8月5日、4K液晶レグザ新シリーズ「M550Kシリーズ」のラインアップに、65V型モデルと55V型モデルを追加したと発表。これにより、M550Kシリーズは75V型/65V型/55V型の3モデル展開となります。65V型モデルと55V型モデルの発売日は8月27日で、実売予想価格は65V型モデルが18万7000円(税込)前後、55V型モデルが14万3000円(税込)前後です。

 

M550Kシリーズは、2021年7月に発表された、新開発の直下型パネルを搭載した4K液晶レグザのミドルレンジモデルです。

 

直下型パネルは、鮮やかな色彩と暗部の締まり、暗部の中のディテールを正確に再現。また、これらのパネルの性能を引き出す、新開発の高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRI」を搭載しています。これにより、高度なダイナミックガンマ制御が可能となり、高コントラストを実現するとともに、36色軸カラーイメージコントロールによる淡い色の繊細なニュアンスなど、オリジナルに近い自然な色を表現するとしています。

 

また、人肌の立体感や質感を向上させて自然な人肌を再現する「ナチュラル美肌トーン」や、視聴環境の明るさや色温度の違いをリアルタイムに検出して、適切な画質に自動調整する「おまかせAIピクチャーZRI」を搭載。

 

さらに、地上デジタル放送における、パネルのエリアごとにあらわれるさまざまなノイズを低減し、高精細な映像を再現する「地デジAIビューティZRI」や、ネット動画の特性に合わせて高画質処理をしたうえに、低フレームレートコンテンツをなめらかに再生する「ネット動画ビューティZRI」などを搭載しています。

 

一方の音質面では、バスレフボックススピーカーと重低音バズーカを、総合出力40Wのマルチアンプで駆動する「レグザ重低音立体音響システム」を搭載。また、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応し、映画館のような立体的で迫力のあるサウンドを楽しめます。

大画面4Kテレビで自宅を映画館に変える! リビングシアターコンセプトの「レグザ Z670K」

TVS REGZAは、4K液晶テレビのラインナップに“リビングシアター大画面レグザ”として75型以上の3機種を追加し、8月6日より順次発売します。

 

ラインナップは85型の「85Z670K」(2021年秋発売予定/価格未定)、75型の「75Z670K」(2021年秋発売予定/価格未定)および「75M550K」(8月6日発売予定/税込25万3000円前後)。

↑75Z670K

 

大画面モデル専用の高画質処理

「85Z670K」「75Z670K」の2機種は、すでに発売されているAndroid OS搭載モデル「Z670K」シリーズの大画面モデル。新映像エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載するほか、「スリム直下型高輝度LEDバックライト」や「レグザ専用4K倍速パネル」を採用し、なめらかで明るい4K画質を実現しています。

↑新エンジン「レグザエンジンZR I」

 

↑Z670Kのパネル構造

 

また、大画面だからこそ気になるノイズを低減し、肉眼で見るようなリアリティーを追求する「リビングシアターモデル専用高画質処理」を採用。大きな画面いっぱいに広がる没入感のある映像を楽しむことができます。

 

高画質化技術として、画面上の人の肌を検知し、立体感や質感を向上させる「ナチュラル美肌トーン」技術を搭載。地デジ放送のノイズを抑制する「地デジAIビューティZR I」や、ネット動画の画質を補正する「ネット動画ビューティZR I」、周囲の明るさや色温度などをリアルタイム検出して画質を調整する「おまかせAIピクチャーZR I」なども搭載しています。

↑「ナチュラル美肌トーン」機能のイメージ

 

サウンド面では、75Z670Kは重低音バズーカやトップツイーターなど11個のスピーカーを備え、総合出力60Wのマルチアンプで駆動。85Z670Kはバスレフボックス配置のメインスピーカーと重低音バズーカを総合出力40Wのマルチアンプで駆動しています。いずれも立体音響技術Dolby Atmosにも対応しており、立体感のある迫力のサウンドを楽しむことができます。

↑75Z670Kのサウンドイメージ

 

このほか、ゲームを快適にプレイできるよう様々な機能を搭載。業界トップクラスとなる0.83msの低遅延表示を実現(1080p/120Hz入力時)しているほか、アップデートにより4K120p入力にも対応予定。ゲーム機の出力映像に応じて自動的に最適なモードに設定する「オートアジャスト」機能や、映像のカクつきやちらつきを軽減するVRR、自動で低遅延モードに設定するALLMにも対応しています。

 

チューナーは、BS/CS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用は3基搭載。外付けHDDを接続すればダブル録画ができるほか、別売のタイムシフトマシンハードディスクを接続することで6ch分の番組を丸ごと録画できるタイムシフトマシン内蔵モデルのように使うこともできます。

↑新リモコン

 

「75M550K」は、Android OS採用や「レグザエンジンZR I」などはZ670Kシリーズと同等ながら、倍速パネル非搭載でゲーム機の4K120p入力などにも非対応としたミドルレンジモデル。Dolby Atmosにも対応した重低音立体音響システムを採用しており、臨場感のあるサウンドが楽しめます。

↑75M550K

 

75型以上の大画面モデルは、欧米や中国などで高い人気となっていますが、まだまだ小型~中型モデルの人気が根強い日本市場においてもシェアを伸ばしていけるのか、注目していきたいところです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

自然なカラーや高いコントラストが魅力、独自技術を満載したTCLの4Kスマートテレビ「C825」シリーズなどが登場

 

TCLジャパンエレクトロニクスは、4Kチューナー搭載のAndroidテレビ4シリーズ7機種を発表。8月上旬から順次発売します。

 

独自技術やサウンドバー搭載のプレミアムモデル「C825」シリーズ

「C825」シリーズは、画質と音質にこだわったプレミアムモデルです。本シリーズの特徴は、パネルの裏側に量子ドットフィルムを搭載し、青色LEDライトをフィルムに照射してナノメートルサイズの粒子に吸収させ、波長の違う色に変更する独自の量子ドットLED技術「QLED」を採用した点。これにより、従来のTCL製4K液晶テレビに比べて、より豊かで自然に近いカラーを実現したとしています。

 

↑C825シリーズ

 

↑QLEDイメージ図

 

また、パネルの直下に数千個のミニLEDライトを搭載したうえ、そのミニLEDライトをエリアごとに制御する「ローカルディミング」技術を採用。暗部は暗く、明部は明るくと細かく調整できるため、コントラストが高まり、風景の奥行感や素材の質感をリアルに再現できます。

 

↑ローカルディミング

 

このほか、独自の120Hz倍速駆動技術「MEMC」や、フロントサウンドバーとサブウーファーを搭載。さらに、新4K衛星放送に採用されている高画質技術HLGのほか、HDR10などの高画質規格にも対応しています。

 

ラインアップは、65V型と55V型の2機種で、8月上旬から発売です。市場想定価格は65V型モデルが25万円前後(税込)、55V型モデルが20万円前後(税込)。

 

画面の明暗をくっきり分ける高画質技術搭載のハイスペックモデル「C728」シリーズ

「C728」シリーズは、ハイスペックモデルという位置付け。C825シリーズ同様、QLEDを搭載するほか、画面を1296のゾーンに分割し、それぞれのエリアの映像情報を細かく分析する「マイクロディミング」技術を採用しています。この技術により、細かい部分まで明暗をくっきり分けることができ、風景の奥行き感を再現するとのこと。

 

↑C728シリーズ

 

↑マイクロディミング

 

なお、C825シリーズとの主な違いは、ミニLEDライトおよびフロントサウンドバーとサブウーファーが非搭載となっていることです。

 

ラインアップは、9月発売予定の75V型モデルと、8月上旬発売予定の65V型モデルおよび55V型モデルの3機種を用意。市場想定価格は75V型モデルが20万円前後(税込)、65V型モデルが13万円前後(税込)、55V型モデルが11万円前後(税込)となっています。

 

このほか、広色域に対応した50V型の「P725」シリーズとフルハイビジョンの40V型「S5200」シリーズをそろえています。

 

なお、すべての機種がDolby Vision・Dolby Atmosに対応。高画質および3次元の立体音響を実現し、自宅で映画館のような視聴を体感できます。

スマホやPCから自宅でも外でもテレビを見られるチューナー「LUCAステーション」がアイリスオーヤマから

 

アイリスオーヤマは、スマホやタブレット、PCなどのデバイスからテレビを視聴できるようにする、Wチューナー搭載ワイヤレステレビチューナー「LUCAステーション」を発表。7月15日に発売します。参考価格は3万580円(税込)です。

 

LUCAステーションは、自宅のアンテナケーブルと無線LANルーターに有線で接続して、専用アプリを利用することで、スマホやタブレット、PCで地上デジタル放送やBS・110度CSデジタル放送の番組を視聴できるチューナー。自宅はもちろんのこと、外出先でもテレビ番組を視聴できます。

 

 

また、手持ちの外付けHDDとLUCAステーションを接続すれば、録画の予約も可能。専用アプリの番組表から録画したい番組を選んで録画ボタンを押すだけです。さらに、Wチューナーを搭載しているため、番組を視聴中に裏番組を録画することもできます。なお、対応の外付けHDDは2TB以下となっています。

 

 

このほか、テレビを見ながらネット検索ができるながら見や、画質や字幕の設定、視聴制限の設定などが可能です。

 

対応OSはiOS 13以降/Android 9以降/Windows 8.1以降。また本体サイズは幅67×奥行き118×高さ124mm、重量は約205gです。

 

どうしても見たい番組があるのに外出しないといけない、あるいは家の好きな場所でテレビを見たいなど、あらゆるニーズに応えられそうな製品です。これは人気が出るかもしれません。