雨の中でも良音再生するポータブルスピーカー! プロ厳選「感動のサウンド」を奏でる最新機器

スマホのスピーカーでは物足りないが、コンポまではちょっと……という人にオススメなのが、ポータブルスピーカー。スマホとワイヤレスでつなぐだけで、やっかいな設定もなく手軽に良音が楽しめる。多くが小型・軽量で持ち運びできるので、自宅だけでなく外出先でも使えて便利だ。

 

感動のサウンドを奏でる、ワンランク上の最新ポータブルスピーカーを、テクニカルライターの湯浅顕人さんが紹介する。

 

Beats「Beats Pill」は内部がアップグレードされ、サウンドがパワフルに進化

Beats
Beats Pill
実売価格2万4800円

 

大型化した独自のレーストラックウーファー、再設計されたツイーターなど内部がアップグレードされ、部屋中を満たすパワフルなサウンドを創出。USB-Cケーブルでつなげば、優れた音質のロスレスオーディオを楽しめる。

 

サイズアップした独自のレーストラックウーファーを搭載。動かせる空気が90%増加し、より深みのある低音を実現した。

 

ロスレスオーディオの再生に対応。USB-CケーブルでPCやスマホ、DAPなどとつなげば、ロスレスオーディオの高解像度なサウンドを楽しめる。

IP67等級の防塵・ 耐水性能を持ち、プールやビーチ、雨の中でも安心。最大24時間持続するバッテリーを備え、日帰りキャンプなら余裕で稼働する。

 

湯浅’sCheck!
PCとつないで高音質なロスレスサウンドを堪能

「固定されたツイーターによる、中高音域の美しさが魅力。PCにUSB接続すると、ロスレス音質で出力できる外部スピーカーとして使え、ゲームや動画鑑賞を遅延を気にせず楽しめます」

 

ソニー「ULT FIELD 1」はコンパクトなボディながら、パワフルでクリアなサウンド

ソニー
ULT FIELD 1

実売価格1万7860円

 

アリーナの最前列にいるような臨場感を体感できる一台。ウーファーとツイーターを搭載し、コンパクトボディながらパワフルな低域とクリアな高域を再生する。縦置き、横置きどちらでも使用可能なので、置き場所を問わず楽しめる。

 

IP67等級の防水・防塵性能を備え、バスルームでもリスニングを楽しめる。サビにも強く、ビーチなどのアウトドアでも活躍。

 

ULTボタンを装備。ULT POWER SOUNDをオンにすると、ダイナミックな低音を創出する。ウーファーとツイーター搭載により幅広い音域をカバー。

 

湯浅’sCheck!
音楽を手軽かつ良音で楽しみたい人に!

「重低音の大迫力と、高域の美しさを兼ね備え、正面から向かい合って高音質で楽しみたい人向けです。防水・防塵だけでなく防錆性能も備え、風呂や海岸で高音質を楽しみたい人にも◎」

 

ビクター「ポータブルワイヤレススピーカー」は小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を楽しめる

ビクター
ポータブルワイヤレススピーカー SP-WS02BT
実売価格1万9800円

 

デスクトップサイズの小型ボディながらウーファーとツイーター、大型のパッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生を満喫できる。エンクロージャーに天然木を採用し、インテリアにもなじむ。

 

ボディに天然木を採用。天然素材ならではの温もりのある質感が楽しめる。天面にはビクターを象徴する「ニッパー(犬のマーク)」のプリントも。

 

中央にウーファー、左右にシルクドームツィーター、リアに大型パッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生が実現する。

 

湯浅’sCheck!
もう1台増設すれば、より広大なステレオ再生

「美しいウッドデザインは、場所を選ばず雰囲気を盛り上げてくれます。左右にツイーターを搭載し、1台でステレオ再生でき、2台つなげてさらに広がりのあるステレオシステムも構築可能」

 

アンカー「Soundcore Motion X500」は空間オーディオを搭載し、豊かな立体音響を再現

アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X500
実売価格1万9990円

 

空間オーディオ搭載のHi-Fiモデル。独自の空間オーディオアルゴリズムと3つのドライバーにより、部屋全体を包み込むような立体音響を実現する。LDACコーデックに対応し、ワイヤレスでも原音に近いクリアな音楽を再現。

 

ボタンひと押しで、①空間オーディオ+低音強化、②空間オーディオ強化、③標準の3つのモードの切り替えが可能。シーンに合わせて使える。

 

15Wのフルレンジドライバーを正面に2基、10Wのフルレンジドライバー1基を上部に搭載。最大40Wの迫力サウンドを実現する。

 

湯浅’sCheck!
部屋全体に広がる音を存分に楽しめる

「360度に音が放出される空間オーディオで、部屋の中央に置いて全体に音の広がりを楽しめる。大出力なので、広めの部屋でも隅々まで音が行き渡り、食事や家事をしながら聴けます」

 

「Sonos Roam 2」はWi-Fi接続にも対応し、スマートスピーカーとしても活躍

Sonos
Sonos Roam 2
実売価格2万5800円

 

430gの軽量ボディながら、大型スピーカーに迫るクリアで深みのあるきめ細やかなサウンドを実現。1回の充電で最長10時間連続再生、IP67の防水・防塵設計で、アウトドアでも活躍する。Wi-Fi/Bluetooth接続に対応。

 

ツイーターとミッドウーファーを1基ずつ搭載。スピーカーの音響構造に合わせてチューニングされた2基のデジタルアンプも内蔵する。

 

「Sonosアプリ」を用意。ダウンロードしてWi-Fiに接続すると、ストリーミングサービスへアクセスしたり、流行の曲を検索したりできる。

 

湯浅’sCheck!
置き場所や環境を選ばず、どこでも良音を堪能できる

「省スペースな縦置きでも、安定した横置きでも、自動的に最適な音響に調整。水だけでなく砂や泥、暑さにも強い設計とあいまって、不安定な地形の岩場などでも高音質を楽しめます」

 

私が選びました!
テクニカルライター:湯浅顕人さん

AV機器やPC、ガジェットなど幅広くカバーするライター。週末にはキャンプをエンジョイするアウトドア派でもある。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

AVライター激推しの「完全ワイヤレスイヤホン」8選! 最新の高音質技術、ノイキャン機能に注目

「多忙を極める日々が続いても、好きな音楽は良音で楽しみたい。スマホ+付属イヤホンでは物足りなくなってきた……」。そんな方にぴったりの、感動のサウンドを奏でるワンランク上の最新「TWS(完全ワイヤレスイヤホン)」を、AVライターの野村ケンジさんが厳選してご紹介!

 

「完全ワイヤレスイヤホン」とはその名の通り、一切ケーブルがなく完全に独立したイヤホン。昨今のトレンドは、音質の向上に加え、外音を遮断するNC(ノイズキャンセリング)機能の進化、アプリによるカスタマイズ、長時間バッテリー搭載など。装着感や接続性なども十分に加味して選びたい。

 

Marshall「MINOR IV」は伝統のサウンドに加え、最新の高音質技術も秀逸

Marshall
MINOR IV
実売価格1万9980円

 

高級ギターアンプでおなじみマーシャルの最新TWS。小型ながらパワフルな同社のシグネチャーサウンドを楽しめる。快適性を追求したデザインをはじめ、最大30時間の連続再生、サウンドカスタマイズなど、最新技術も投入された一台。

 

専用のMarshallアプリをダウンロードすれば、スマホから音量調整をはじめ、イコライジングやノイズコントロールが行える。

 

IPX4(イヤホン。充電ケースはIPX3)の防水性能を備え、雨が降っても大丈夫。日常使いの摩耗にも耐えるよう設計されている。

 

野村’sCheck!
マーシャルならではの、エネルギッシュなサウンド

「ロックやジャズにピッタリのエネルギッシュで重厚なサウンドが心を熱くさせてくれます。おなじみのギターアンプを彷彿とするデザインも秀逸で、持っているだけで楽しくなる一台!」

 

AVIOT「TE-W1-PNK」は人気のTE-W1をベースにピエール中野が完全監修

AVIOT
TE-W1-PNK
実売価格1万8810円

 

同ブランドの新ハイエンドマルチスペックモデルTE-W1をベースに、ピエール中野氏が完全監修。新開発ドライバー構成「コアキシャル3Dシステム」により、高音から低音まで滑らかな音のつながりと優れた音場感を実現した。

 

「コアキシャル3Dシステム」を採用。2基のダイナミックドライバー間の位相差を可能な限り低減した。

 

野村’sCheck!
ハードロックやJポップに合う軽快なサウンド

「凛として時雨のドラマー・ピエール中野氏が完全監修したモデルだけあり、ハードロックや現代Jポップにピッタリ。活き活きとしたサウンドを聴かせてくれます。装着感も上々」

 

SoundPEATS「Capsule3 Pro+」はMEMSドライバーを搭載し、さらなる高音質を追求

 

高音域にMEMSドライバー、中低音域に12mmダイナミックドライバーを使用したハイブリッド構成を採用。振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを創出する。LDACに対応し、ハイレゾ相当の高音質を実現。

 

xMEMS「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動。低音域は12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用する。

 

専用のパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」を搭載。2基のドライバーを駆動することで、繊細かつ立体的な音像を表現する。

 

野村’sCheck!
最新パーツや技術を採用したハイコスパ機

「最新イヤホンのトレンドMEMSドライバーを搭載。ハイブリッド構成により聴き心地の良い音が楽しめます。LDACコーデック対応やハイブリッドANC搭載など機能性も大満足」

 

ビクター「HA-FX550T」は音作りのプロ集団が音質監修した、老舗音響ブランド渾身の秀作

ビクター
HA-FX550T
実売価格2万9700円

 

名門・ビクタースタジオのエンジニアが音質の監修を行った高音質モデル。天然素材のシルクを使った「シルクレイヤーカーボン振動板」をはじめ、高級パーツや最新技術を導入し、なめらかで瑞々しく豊かに響く音を実現した。

 

新開発の大口径11mmシルクレイヤーカーボン振動板を採用。シルクのなめらかな特性により、瑞々しい音を実現した。

スマホアプリ「Victor Head phones」に対応。カスタマイズ性が高く、自分好みの音質調整や操作などがアレンジできる。

 

野村’sCheck!
シルク採用ドライバーで、なじみの音も新鮮に響く

「ドライバーに、カーボンコーティングした天然シルク素材の振動板を採用。勢いのある、それでいて響きのよい丁寧な表現のサウンドによって、聴き慣れた楽曲も新鮮に感じられます」

 

Noble Audio「FALCON MAX」はハイブリッド構成を早期に取り入れ、高音質を追求

Noble Audio
FALCON MAX
実売価格4万4000円

 

高域用にMEMSドライバー、低域用に10mm径ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成をいち早く採用。環境に応じてNC効果を変化させ快適性や音質を向上させる、第3世代「Adaptive ANC」を備える。

 

演算性能を従来比2倍に強化しつつ、消費電力を20%低減したQualcomm製SoC「QCC5171」を搭載。Bluetooth5.3とLE-Audioに対応する。

高域用にxMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバー、低域用に10mm径の大型複合素材「Dual-Layered LCP Driver」を搭載する。

 

野村’sCheck!
聴覚学者である創設者の知見を生かした一台

「創設者モールトン博士の音質ファースト思想が反映されたモデル。MEMSドライバー搭載やLDAC/aptX Adaptive対応などにより、スピード感ある表現と聴きやすさを両立しています」

 

Bose「QuietComfort Earbuds」は優れたNC効果を誇る、Boseのハイコスパモデル

Bose
QuietComfort Earbuds
(第2世代)
実売価格2万6400円

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、騒音下でも快適にリスニングを楽しめる。アプリ「Bose QCE」に対応し、5バンドのイコライザーを選択したり、タッチコントロールを設定したり、カスタマイズできる。

左右のイヤホンにそれぞれ3つのマイクを搭載。合計6つのマイクシステムで最適なNCとボイスピックアップ性能を実現する。

 

野村’sCheck!
アメリカンサウンドを手頃な価格で楽しめる

「音の要となるドライバーや好評のANC、独自の空間オーディオはそのままに、手頃な価格で登場。名盤ロックから最新ポップスまで、アメリカンサウンドにピッタリな音色です」

 

AKG「N5 Hybrid」はプロ用音響機器メーカーの高解像度なサウンドを体験

AKG
N5 Hybrid
実売価格3万8500円

 

世界的オーディオブランドAKGの国内導入初となるTWS。ドライバーの振動板コーティングに「DLC+PEN」素材を採用・周波数応答の工夫で同社リファレンスサウンドを実現した。接続は、ワイヤレスドングルとBluetoothに対応。

 

振動板にDLC(Diamond-Like Carbon)のコーティングを施した10mmダイナミックドライバーを搭載。剛性を高め、細やかなディテール描写を可能にした。

スマホアプリ「AKG Headphones」に対応。会議やプレゼン、パフォーマンスに合わせて音声設定を微調整できる。自分の声の大きさも調整可能。

 

野村’sCheck!
AKGらしい煌びやかなサウンドが楽しめる

「AKGブランド久々のワイヤレスモデル。エネルギッシュな女性ヴォーカルや煌びやかな音色の金管楽器、ピアノなど、同ブランド定番品と共通する魅力的なサウンドが楽しめます」

 

Bowers&Wilkins「Pi8」は唯一無二のサウンドを奏でる、TWSの新基準となる逸品

Bowers & Wilkins
Pi8
実売価格7万2600円

 

新開発の12mmドライブユニットを搭載。同社ハイエンドヘッドホンにも採用される独自のカーボンコーン技術を投入した。ディスクリート構成のDSP、DAC、アンプを内蔵し、あらゆる音楽を極限の解像度と精度で再生可能。

カラバリは全4種類。左上から、ダブ・ホワイト、ジェイド・グリーン、ブラック、そしてミッドナイトブルー・メタリックが揃う。

 

シックでプレミアム感漂うデザインはスーツにもマッチ。ゴールドがアクセントになり、ラグジュアリーなイメージを演出する。

 

野村’sCheck!
独自ドライバーによる、クリアサウンドが魅力

「装着感に優れたイヤホン、効きのよいハイブリッドANCが特徴。カーボン振動板採用の独自ドライバーが生み出す超ハイスピードなクリアサウンドが音楽をより躍動的に聴かせます」

 

私が選びました!
AVライター: 野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホンからリファレンスモデルまで、AV機器全般に明るい。ポータブルオーディオのイベントにも多数出演。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

注目を集めるVictorのポータブル電源「BN-RF510」をインプレ! 日常でも気軽に使える?サイズが気になる…に答えます

提供:株式会社JVCケンウッド

注目アイテムを本音でインプレ! Vol.88

使ってみたら、こうだった。

災害発生時の停電やアウトドアでの使用で注目を集めるポータブル電源。屋内外でマッチするデザインを採用したビクターのポータブル電源シリーズは、企画から設計、販売、サポートまで自社で行うなど信頼性も高い。今回はミディアムモデルを主に自宅で使ってみた。

 

ポータブル電源

Victor
BN-RF510

実売価格8万6900円

折りたたみ式のハンドルが付いて持ち運びしやすいポータブル電源。本体前面の表示は端子ごとにエリアを枠線で区切ることで誤操作を防止し、わかりやすく直感的な操作が可能だ。

●バッテリー容量:512Wh●AC出力:600W(瞬間最大出力1200W)●AC出力端子数:3●USB出力端子数:4●DC出力端子数:1●充電時間:約1.5時間(AC充電時)●サイズ/質量:W260×H190×D210㎜/約6.7㎏

 

ACコンセントにつないだままでもOK! 電源タップ状態で快適に使ってます(上岡)

ポータブル電源の多くは災害発生時の停電に備えて、あるいはアウトドアなど「特別なイベント」で活用することを想定したものだ。せっかくの電源なのだから毎日気軽に使用できるモデルがあれば……。それをビクターのポータブル電源シリーズが叶えてくれた。

 

ポータブル電源は使ったら充電し、コンセントを抜いて保管しておくのが普通だが、本機はバッテリーの経年劣化や事故防止のために必要だったコンセントの抜き差しが不要。そのためコンセントにつなぎっぱなしでもOKで、電源タップ感覚で使えてとても便利。自動で94%以上の充電状態に保つため、いつでもフル充電に近い状態でスタンバイしておける。

 

別売のポータブルソーラーパネルにも対応し、電源のない場所でも手軽に充電可能。天気の良い日はベランダに出して、ちょっと使っては太陽光でそのぶんを充電するのもラクだった。

 

今回使ったのはバッテリー容量512Wh、AC出力600Wまで対応のミディアムモデルだが、AC出力1500Wまで対応するハイパフォーマンスモデルもありラインナップが充実。用途に応じて選びやすいのも魅力だ。

 

【使ってみたら、スゴかった。1】

コンセントに接続したままでOK! バッテリーの劣化も防げる

常時コンセントに接続したままでOKなので、電源タップ感覚で使える。家電への供給量よりポータブル電源の給電量の方が大きい場合、自動的にバッテリーを経由せず家電に給電されるため、バッテリーの劣化も防げる。約4000回の充放電に対応で安心だ。

 

【使ってみたら、スゴかった。2】

ポータブルソーラーパネルで電源なしでも手軽に充電可能

別売のポータブルソーラーパネルを使えば電源のない場所でも充電可能。ポータブル電源からちょっと給電→そのぶんを太陽光で充電すれば電気代もかからない。軽量コンパクトなBH-SV100との組み合わせなら、約9時間を目安でフル充電できる。

 

【使ってみたら、スゴかった。3】

コンパクトモデルからハイパフォーマンスモデルまで充実

スマホの充電やLEDライトの電源供給にぴったりなコンパクトモデルから、AC1500W出力対応でドライヤーなども使用可能、そして2〜3泊の車中泊まで対応するハイパフォーマンスモデルまで5モデルをラインナップ。用途に応じて選びやすい。

≪結論!≫

使いやすさ ★★★★★
持ち運びやすさ ★★★★
ラインナップ ★★★★

リン酸鉄系リチウムイオンバッテリーの採用で、熱安定性と安全性はバッチリ。ほぼコンセントにつなぎっぱなしでしたが、約6.7㎏の質量なので移動もラク。外でも使っています。

 

●使った人

GetNaviデジタル担当
上岡 篤

PCをはじめスマホやタブレット、電動アシスト自転車のバッテリーなど“電池モノ”に囲まれる日々。1月に発生した能登半島地震や4月号の防災特集でポータブル電源の重要性を改めて認識し、真剣に購入を検討している。本機はその筆頭!

 

撮影/福永仲秋(ANZ)

気になる1位は? 1万円前後の今買いな「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。例えば今回の第1位には、熱気あるボーカルの再現が秀逸なビクターブランドの製品を選出した。ワンタッチでトーク向きのモードに変更できる機能など、使い勝手良好。小型・軽量で装着感も上々と、入門機としても最適だ。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第5位】3つのシーンに合わせて最適なANCを起動

実売価格9990円

 

【ハイブリッドANC/2021年8月発売】

アンカー・ジャパン

Soundcore Life P3

11mmの大口径ドライバーを搭載。「ウルトラノイズキャンセリング」機能を備え、屋外/交通機関/屋内それぞれに最適なANCを発揮する。写真のコーラルレッドのほかブラック、オフホワイト、ネイビー、ライトブルーを用意(ブラックのみ8990円)。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):10.4g

 

↑ゲーミングモードを搭載。低遅延で臨場感あるサウンドを楽しめる

 

↑専用アプリでウルトラノイズキャンセリングのモード選択やイコライザー設定をカスタマイズ。睡眠モードではリラックス効果を期待できる音を再生する

 

[ココが価格以上!] 使い勝手抜群のアプリで多機能ながら1万円未満

「アプリはウルトラノイズキャンセリングのモード選択を筆頭に、イコライザーの調整やゲーミング、イヤホンを探すなどの機能が充実。再生/停止など、タッチ操作のカスタマイズもできます」(野村さん)

 

【第4位】リアルタイムでノイズを補正しこだわりの音響を満喫できる

実売価格1万5950円

【ハイブリッドANC/2022年4月発売】

JBL

JBL LIVE FREE 2

ハイブリッドANCのリアルタイム補正技術により、環境に合わせて自動でノイズを低減。アプリではANCや外音取り込みを7段階から、手動でも調整できる。カラバリはブラック、シルバー(写真)、ブルーの3色を展開する。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.8g

 

↑片側3基のマイクを搭載。ANCや外音取り込み機能の精度向上に加え、自然な通話を助ける「ボイスアウェア機能」を獲得した

 

[ココが価格以上!] 大口径ドライバーによるこだわりのサウンド

「11mmダイナミック型ドライバーを搭載。JBLらしい迫力の低音とクリアな高音が楽しめます。イヤホンはオーバルシェイプデザインを採用し、良好な装着感と高い遮音性を兼備」(野村さん)

 

【第3位】再生中のデバイスに切り替わるマルチポイント接続が便利

実売価格7000円

【シングルANC/2022年7月発売】

EarFun Technology

EarFun Air S

クアルコム製の高性能チップを搭載し、音が途切れにくいシームレスな接続を実現。最大30dBのノイズを低減するANC機能を備える。2台同時接続しておけば着信が入ったデバイスに自動で切り替わる、マルチポイント接続に対応。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約6時間、ケース込み約30時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.4g

 

↑専用アプリとの連携でタッチ操作の割り当てやイコライザー設定が可能。高/中/低音域を各±10段階から調節できる

 

[ココが価格以上!] 7000円で迫力の音響と充実した機能性

「7000円ながらマルチポイント接続や低遅延モードなど、最新の便利機能が満載。音質も上々で、ディテール表現をしっかり伝えつつ、臨場感あるパワフルなサウンドを鳴らします」(野村さん)

 

【第2位】スピーカーの音響を追求し最低限の補正で自然な高音質

実売価格6980円

【ANC非搭載/2021年7月発売】

ag

COTSUBU

イヤホン片側でわずか3.5gほどのコンパクトタイプ。アングルを問わない形状で、最適な装着位置を探れる。高音域の一部のみをイコライザーで補正し、聴き疲れしにくい自然な高音質を実現。

SPEC●ドライバー径:非公表●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約5時間、ケース込み約20時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約7.0g

 

↑皮脂や指紋などの汚れが付きにくい独自の表面加工「粉雪塗装」を改良。表面の凹凸を感じられる質感に仕上げ、7色を展開する

 

[ココが価格以上!] 独自設計のイヤホンは小粒でも高音質

「独自デザインのイヤホンは、耳穴の小さい人や女性も含めて誰でもフィットしやすい形状。タッチ操作の精度も優秀です。ANC非搭載ですが、音の良いTWSをカジュアルに楽しみたい人にオススメ」(野村さん)

 

【第1位】ノイズや風切り音を抑制し屋外でもクリアに聞こえる

実売価格9880円

 

【シングルANC/2022年5月発売】

ビクター

HA-A30T

高水準の騒音遮断性能を有し、同社のTWSでは最小・最軽量。ワンポイントのデザインとしても秀逸なメタリックパーツが風切り音を抑制する。通話中でもANCのON/OFFや、タップによるマイクON/OFFの切り替えに対応。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース約2.5時間●最大再生時間:イヤホン約9時間、ケース込み約21時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約8.4g

 

↑イヤホンをワンタッチして再生中の音源の音量を下げつつ、マイクから外音を取り込める。装着中とっさの会話にも対応できる

 

↑イヤホンは片側約4.2g、ケースは約28gと軽量で携帯に便利。ハウジングには“ビクター犬”のマークが刻印されている

 

↑周囲の雑音を打ち消すANC機能に加え、新形状・新素材のイヤーピースで高い遮音性を実現。耳にやさしいフィット感も魅力だ

 

[ココが価格以上!] こだわりの音響がポータブルで楽しめる

「高度な音響設計技術を誇る同社こだわりの音質をエントリープライスで楽しめるTWS。ワンタッチで音量を下げつつ外音を取り込める『タッチ&トーク』機能が便利です」(野村さん)