その香水の名前は、「KFC No 11 EAU DE BBQ」。黒いボトルに赤のラインが入ったシックなボトルは、高級フレグランスといった雰囲気。英国のある評論家が「ボトル下部のKFCのロゴがなかったら、高級なフレグランスと思っただろう」と言ったように、ファストフード店が手掛けたものとは思えないデザインです。
その女性が投稿したのは、空っぽだったビッグマックの箱の写真。一緒に届けられたレシートを見ると、「NO Big Mac Sauce(ビッグマックソース抜き)」「NO Regular Onions(玉ねぎ抜き)」「NO Pickles(ピクルス抜き)」と、あらゆる食材が「無し」と表示されているのです。
極めつけは「NO Meat Patty(パティ抜き)」と「NO Big Mac Bun(ビックマックバンズ抜き)」。つまり、ビッグマックを注文したけれど、パティもバンズも含めて、八つの材料すべてを「抜き」で注文してしまっていたようなのです。きっと店側はビッグマックの注文を受けたため、仕方なくビッグマックの空箱だけを渡したのでしょう。
筆者が勤務するミラノの日本食レストランでは、日本のマヨネーズを使用したツナマヨが大人気で、そのほかに現地の具材を工夫し、週に約200個のおにぎりをサイドメニューとして提供。ケールやかぶの葉(Cima di rapa)を高菜風に炒めたものを混ぜ込んだベジタリアン向けおにぎりや、牛肉のしぐれ煮など、イタリアでも手に入りやすい野菜や肉を具材にし、どれも人気で毎日売り切れるほどです。