エコバックスから“史上最強のオールインワンモデル”DEEBOT X1 OMNIが実現する未知なる掃除習慣

4月7日、エコバックスからディーボットの新作「DEEBOT X1  OMNI(ディーボット・エックスワン・オムニ)」が登場。障害物の回避、ゴミの自動収集、モップの自動洗浄・乾燥まで叶えるオールインワンモデルだ。ついに人類は、床掃除にかかる準備から片付けまでのすべての手間から解放される……!!

 

【今回紹介する製品】

ロボット掃除機業界の潮目を変える・歴史を変える、
“史上最強のオールインワンモデル”が誕生!!
DEEBOT X1 OMNI

エコバックス
DEEBOT X1 OMNI

実売予想価格19万8000円

「吸引+水吹き+ゴミ自動収集」は、もはや当たり前。何と本機は、業界初の「水拭きモップの洗浄・熱風乾燥」まで自動化に成功した画期的な一台だ。業界最強レベル5000Paの吸引力と加圧回転式デュアルモップ(OZMO TURBO 2.0)による水拭き性能も秀逸。超高性能カメラとAIにより障害物も賢く回避する。

SPEC●マッピング技術:D-ToF(TrueMapping2.0)●障害物回避技術:RGBDカメラ(AIVI 3D)●水拭きシステム:OZMO Turbo 2.0●連続稼働時間:260分●充電時間:6.5時間●紙パック容量:3.0ℓ●内蔵式音声アシスタント:YIKO●スマートスピーカー連携:Google、Alexa、Siri●サイズ/質量:φ362×H103.5mm/4.4kg(本体)

 

あらゆる先進技術を駆使しかつてない掃除体験を提供

本来は手間いらずのはずのロボット掃除機だが、実際はいくつかの手間が発生していた。まずはお手入れ面。自動ゴミ収集機能によってゴミ捨ての面倒はだいぶ軽減されたが、水拭き対応モデルの場合はモップの洗濯や取り替えなどが不可欠だった。そこでX1は、ステーションにモップの自動洗浄機構を内蔵。洗浄後は熱風乾燥し、生乾きのニオイもない。

また、ロボット掃除機を動かす前に床のモノを片付ける作業も意外と面倒だ。その点も、超高速処理AIと高性能カメラによる優れた障害物回避技術(AIVI 3D)で解消。電源ケーブルやスリッパはもちろん、ペットや子どもなど動いている物体まで認識して避けてくれる。

業界最強レベル5000Paのパワフル吸引と、毎分180回転する2つのモップによる水拭きも頼もしい。独自の音声アシスタント「YIKO(イコ)」の採用も要注目。ロボット掃除機の新たなステージを示す一台だ。

 

JACOB JENSENによる“デザイン家電”としても一級品のビジュアル!!

DEEBOT X1 ONNIのデザインは、デンマークの世界的デザイン事務所「ヤコブイェンセン・デザイン」が監修。ネジひとつない本体デザインに、北欧モダンのエッセンスが感じられる。

 

私が解説します!

家電ライター
平島憲一郎さん

生活家電全般の記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手掛けている。

【プロが驚いたX1ポイント 全自動クリーニングステーション】

本体が吸引したゴミは紙パック内に自動収集

清水タンクと汚水タンクの下に自動ゴミ収集機を搭載。本体が吸引したゴミを紙パックに貯める。紙パック容量は3.0ℓで、交換目安は約60日に1回。収集機は引き出し式で紙パック着脱も容易だ。

 

電動モップへ自動給水し、常に均一な水量で水拭き

掃除機がクリーニングステーションに戻ると、電動モップ用タンクに自動給水。本体タンクにいちいち水を注ぐ面倒がない。本体は掃除中も定期的にステーションに戻り給水し、均一な水量で水拭きできる。

 

10/15/25分ごとに戻って電動モップを自動洗浄&再開

モップはステーション内で自動洗浄。ドック底部に凹凸があり、きれいな水を送りモップの回転で汚れを落とす。アプリ設定で10分/15分/25分ごとにドックに戻り洗浄。常にきれいなモップで水拭きする。

 

清掃完了後の電動モップは自動洗浄のうえ熱風乾燥

洗浄・すすぎのあと、モップを高速回転させながら熱風を送風して乾かす。熱風乾燥時間は約2時間。しっかり乾かしきるので雑巾のようなイヤな生乾き臭も出ない。乾燥中の運転音も静かだ。

 

【プロが驚いたX2ポイント 業界トップレベルの吸引力】

パワフルな吸引力5000Paとダストピックアップ率95%を実現

毎分2万5000回転の強力モーターで業界最強レベルの吸引力5000Paを実現。従来の最上位機T9の約1.7倍吸引力がアップした。上下に可動するメインブラシが常に床面に密着してゴミを捕集。ダストピックアップ率も最大95%まで向上した。

 

【プロが驚いたX3ポイント 加圧回転式デュアルモップ(OZMO TURBO 2.0)】

180回転/分のデュアルモップで圧力をかけながら水拭き

水拭き用モップが従来の振動式から回転式のデュアルタイプ(OZMO TURBO 2.0)に進化。2つのモップが約600g相当の圧力を床にかけながら毎分180回転し、まるで人がゴシゴシと雑巾がけするように皮脂汚れや頑固なこびりつき汚れを擦り取る。

 

【プロが驚いたX4ポイント 障害物検出・回避システムAIVI 3D】

業界最先端AIチップと高性能HDRカメラで
障害物の回避も暗い部屋での掃除も余裕

5億回/秒の超高速処理AIチップと高性能HDRカメラによる3D物体回避技術(AIVI 3D)で、動く障害物もリアルタイムに認識して回避。高度なHDR合成で暗い場所でもはっきりと障害物を捉える。18種類の障害物と床材を識別可能だ。

 

【プロが驚いたX5ポイント ビデオマネージャー】

アプリから写真撮影・録画のほか本体マイクを介した通話も可能

本体カメラを使って室内の状況を屋外からスマホでモニター可能。留守番をしているペットの様子を外からも見守りでき、その様子を撮影・録画できる。さらに、本体マイクを介した通話機能も新搭載し、ペットへの声がけも可能だ。

≪DEEBOT X1 OMNI 担当者からひとこと≫

エコバックスジャパン
マーケティング本部長
下森龍二さん

快適な暮らしを提供すべく利益は度外視で開発しました

「すべての人に豊かな時間を過ごしてほしい」という理念から生まれた、史上最高スペックのロボット掃除機です!! 利益の半分を研究開発費に投資し、モップの洗浄・乾燥・給水など、従来は人の手が必要だった作業も完全自動化に成功しました。

生卵を吸い、次亜塩素酸水も作る…だと? Makuakeの「概要が魅力的すぎるクリーナー」は本物か。

ここ数年で掃除のスタイルも大きく変わりました。スティック型コードレス掃除機の販売台数が、キャニスター型コード付き掃除機を逆転したのが2018年。さらにロボット掃除機の普及率も伸び続けています。その一方で、床拭き用掃除機はまだまだ少ない印象で、今も自分で雑巾がけをしたり、シート式のフロアワイパーを使っている人が大半ではないでしょうか。

 

そんななか、クラウドファンディングサービス「Makuake」に、水拭きできるコードレス掃除機なるものが登場しています。しかもこれ、以下の概要を読めば読むほど、とても魅力的なのです。

うっかり床に落とした卵、子供の食べこぼしもサっとひと拭き!また、掃除をしながら床面を効率的に除菌可能!さらに掃除後のお手入れも不要! ゴミ吸引+モップがけ+除菌+セルフクリーニングまで一台になったmacco(マッコ)吸引&水拭き電動クリーナー。日々の床掃除はもう楽チン!

とはいえ、いままでにない製品だし、実際に使ってみないと本当のところはわからない……ということで、製品を借りて使ってみました!

 

自動で次亜塩素酸水を生成し、ブラシの洗浄もできるってホント?

↑充電式コードレスタイプの「Macco吸引&水拭き電動クリーナー」。本体サイズは、長さ28.5×奥行き19.5×高さ116cm、重量は約3.9kg。一般的なコードレス掃除機に近い大きさです

 

改めて、今回試用するのは、3月30日までMakuakeにて応援購入募集中(3万6990円~・税込)の香港発・Madspace Japanの「macco吸引&水拭き電動クリーナー」です。数あるMakuake出品製品の中で、筆者がこれを使ってみたいと思ったのは、ただただ床の雑巾がけが面倒で嫌いだから(笑)。ふだんは床拭きロボットも愛用していますが、maccoには床拭きロボットにはない、いくつかのユニークな機能がありました。

 

それが次の4つです。

・ゴミを吸引しながら水拭きできる。

・次亜塩素酸水を生成し、床掃除しながら除菌ができる。

・モップを自動で洗浄してくれる。

・カーペットも水拭きできる。

特に惹かれたのが次亜塩素酸水で除菌できる点。フローリングはもちろん、簡単に水洗いできないカーペットも除菌できるのは、とても魅力的です。

 

水分を含んだブラシが回転し、ゴミを吸い上げながら汚れを拭き取る

まずは構造と仕組みをチェック。電源を入れると、キレイな水が入った浄水タンクからローラーブラシに水が給水されます。水分を含んだブラシは回転しながらパワフルにゴミを吸い上げ、こびりついた汚れも一気に拭き取ります。またブラシに染み込んだ汚水は搾り取られ、ゴミと一緒に汚水タンクに回収されるため、汚れを広げる心配もありません。

↑上部に設置された浄水タンクには、キレイな水を入れておきます。最大容量は830ml

 

↑やさしくフローリングを掃除するやわらかめの「ソフトベルベッド」と、隙間のゴミをかき取る硬めの「ソフトファイバー」の2種類を採用したブラシローラー

 

↑ブラシに付着した汚水と吸引したゴミは、汚水タンクに溜まっていきます

 

掃除するときは、手元の電源ボタンを押すだけ。吸引力は、エコモード(5000Pa)とMaxモード(5500Pa)から選べます。連続稼働時間は、満充電(約6時間)でエコモード約50分、Maxモード約40分使えるので、一般的な広さの家なら家中掃除できそう。

 

電源を入れると浄水タンク付近が青色に光り、ブラシが回転し始めました。本体重量は約3.9kgとコードレスとしては重めですが、ブラシが回転する力のおかげで軽い力で掃除できます。

↑手元にかかる力が軽いので、スイスイ掃除ができます

 

ブラシには水が少しずつ供給されるため、掃除機がけしたところは、雑巾がけしたように少し濡れていきます。いつまでもブラシが乾かないのが、自動給水のいいところ。水分量はびしょびしょになるほどではなく、少し経てば乾く程度で、床のベタベタ汚れもスッキリ落としてくれました。ゴミも一緒に吸い取ってくれるので、あらかじめ掃除機がけする必要もありません。

↑掃除機がけした左側の床が少し濡れているのがわかります

 

ヘッドの動きはスムーズですが、足元部分が大きいため、スリムなコードレス掃除機のようにきめ細かくは動かせません。ただ壁際はしっかり掃除でき、水拭きメインで使うなら、ほとんどストレスなく使えます。

↑いすの足回りをクルクル……とはいきませんが、広い面や部屋の隅を掃除するぶんには問題なし

 

カーペットやラグの掃除もカンタン

しかも本製品はカーペットやラグの掃除も可能。カーペットは一般的には掃除機で掃除するしかありません。汚れが気になったときは固く絞った雑巾で拭き取るといいと言われており、maccoなら掃除機がけするついでに、雑巾で拭き取るような掃除ができちゃいます。

 

ちなみにカーペット掃除後は、多少しっとりしますので、気になる人は天気のよい日に換気しながら使うといいかもしれません。わが家の場合は、maccoを使用してから1時間程度でカーペットがすっかり乾きました。

↑ラグの上でも引っかかることなく、スムーズに掃除できました!

 

こうしてフローリングのリビングや廊下、カーペット敷きの寝室や子ども部屋まで掃除機がけを終えたところで、汚水タンクを見てみると……き、汚いッ! これだけ汚れているのを見ると、ちゃんと掃除してくれたんだな、という満足感と達成感が味わえます。

↑汚水タンクには、灰色の汚い水が……

 

↑タンクには埃や髪の毛も溜まっていました。使用後は汚水とゴミを捨て、汚水タンクは洗います

 

生卵も黄身ごとボコッと吸引!

通常の掃除では、電源ボタンを入れるだけで掃除ができますが、こびりついた汚れを落としたり、固形物もろとも取り除きたいときは、手元にあるスプレーボタンを押し続けることで、ブラシとは別に水が噴射されます。そして、これを使うとなんと、ケチャップやマヨネーズ、パスタ、さらには生卵まで吸えるというのです。

 

生卵を床に落としたことがある人が、世の中にどれぐらいいるかわかりませんが、実は筆者は数回あります……。調理中、生卵を割り入れたボウルをひっくり返してしまったのです。この掃除が本当に大変。拭き取ろうにも、ツルツル滑って拭き取れないし、何度拭いてもぬるぬるベタベタが残ります。さらに飼い犬が飛んできて舐めようとするので、てんやわんやでした。

 

なので筆者にとっては、非常に魅力的な機能ですが、本当に吸い取れるのでしょうか……? 勇気を出して床に卵を落とし、スプレーボタンを押しながら恐る恐る掃除してみると……おお、吸った! 吸い寄せられ、ボコッと吸い込まれていきました。これは爽快!

そのほかケチャップやマヨネーズなども試してみましたが、いずれもうまくいきました。ただしマヨネーズは、床に油分が残ってしまいましたので、できればこぼしたくないですね(笑)。もしくは、浄水タンク内に中性洗剤を入れてもいいそうなので、それを試すのもアリです。

↑こぼしたケチャップもワンストロークでスッキリ!

 

ブラシの汚れは自動洗浄機能で落とすことも

床はキレイになりましたが、ブラシについた汚れをどうするのかが気になるところ。もちろん洗わないと大変なことになります。その点maccoは、ブラシローラー自動洗浄機能を搭載。掃除後、充電台に置いて前面にある「セルフクリーニングボタン」を押すと1分間、ブラシにキレイな水を給水しながらブラシが高速回転し、ブラシをキレイにしてくれます。クリーニング後は、充電台に立てて乾燥させればOK。高速回転のおかげか水分が吹き飛んでいるので乾燥も早く、雑菌の繁殖によるニオイも抑えてくれます。

 

とはいえ、さすがに生卵やケチャップを吸い込んだ後は、ブラシを取り外して洗剤で丁寧に洗ったほうが安心かも。ブラシローラーの自動洗浄機能は、通常の汚れを落とす際に使うのが無難です。

↑ブラシローラーの自動洗浄機能を使ったところ。ブラシが回転しているのがわかりますでしょうか?

 

次亜塩素酸水で家中の床をすっきり除菌

さて、本機の目玉ともいえるのが、次亜塩素酸水で掃除できる機能です。次亜塩素酸水といえば、このコロナ禍で「除菌作用がある」として一気に認知度が広まりました。一時は次亜塩素酸水で床も除菌したほうがいい、と言われたことがありますが、とてもそこまで手が回りません。

 

その点、maccoを使えば次亜塩素酸水による拭き掃除もラクラク。電解モジュールを搭載しており、浄水タンクに水と塩を入れてスプレーボタンを押すと、次亜塩素酸水が自動生成されるのです。実際に使ってみたところ、ほんのりですがプール臭が漂い、ちゃんと除菌されているのを実感。次亜塩素酸水は消臭効果も期待できるため、どうせ拭き掃除するなら、次亜塩素酸水を使うに越したことはない、と思いました。なお、次亜塩素酸水は人体やペットには無害で安全性が高いとされています。

↑水500mlに対して5gの塩を入れ、よく混ぜ合わせて完全に溶かしてから使用します

 

ペットの粗相に次亜塩素酸水は効くのか……?

カーペットが水洗いできる。次亜塩素酸水……とくれば、筆者がどうしても試したいことがありました。ペットの粗相の始末です。わが家の愛犬、四角いものをトイレと思い込む悪いクセがあり、マットやカーペットの端で、おしっこしてしまうことがあるんです。といっている間にさっそく……。

↑ヘッドの前にある黒っぽいシミは、近くで見ると黄色く、嫌なニオイも。本当に困ります

 

そこで、このmaccoの次亜塩素酸水で掃除してみました。さすがに染み込んでいるので、サッと取り除くことはできず。20往復ほどしたところ、黄色っぽさはすっかりなくなり、次亜塩素酸水のおかげもあってニオイもほとんど感じられません。20往復か……と思われるかもしれませんが、実際は、いままでに比べて考えられないほどに手軽でした。

↑20往復もしたので、少し濡れてしまいましたが、乾いてしまえば、どこに粗相をしたのかわかりません!

 

小さいお子さんやペットがいるご家庭にオススメ

最初は、ちょっと尖った一芸家電かな? と思いつつ使い始めましたが、使ってみればみるほど、これは日常的な家事の中にある困りごとが解消される掃除機だ! と感じました。なにしろ面倒に感じていた床の雑巾がけやブラシを洗う手間が軽減され、次亜塩素酸水による除菌ができ、ペットの粗相の始末までできちゃう。特に生卵が吸い込めたのは衝撃でした(笑)。

 

一方で、気になったのが音です。吸引する音自体は、一般的な掃除機と変わりませんが、ブラシが回転するときに床を叩く音が振動音のように響きます。この音、分譲マンションの自宅では、まったく気がつかなかったのですが、賃貸マンションではかなり響いたので、隣や上下階の部屋の音がよく聞こえる建物で使うときは、時間帯に気をつけたほうがいいかもしれません。また、充電したり、稼働させたりするたびに英語でアナウンスがあり、この音声を消せないのも惜しい。

 

その点を除けば、おそらく「こんなの欲しかった」と感じる人も多いのでは、と思える製品でした。特に小さいお子さんやペットのいるご家庭、さらには常に清潔に保ちたい保育施設や介護施設などで活躍するのではないでしょうか。本製品は3月30日までMakuakeにて応援購入できますので、ぜひ注目してみてください。

 

高コスパで注目の「ロボロック」、「吸引・水拭き・自動ゴミ収集」の1台で3機能が高評価【家電大賞2021-2022 総合&ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今年で7回目となった「家電大賞2021-2022」では、2021年発売のノミネート家電157製品のなかから、読者の投票(投票期間は2021年11月24日~2022年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む17部門)が決定! ロボロック「Roborock S7+/Roborock S7」が総合銀賞&ロボット掃除機部門銀賞をW受賞した。

 

パワフルな吸引と進化した水拭きの2Way機能、同社初の自動ゴミ収集機能の搭載で確かな存在感!

↑自動ゴミ収集ドック非搭載のS7も展開。ドック以外はS7+と同等のスペックを備え、強力な吸引と水拭きでサラサラな床を実現する

【家電大賞2021-2022 総合】銀賞
【ロボット掃除機部門】銀賞

ロボロック
Roborock S7+/S7

16万9400円/12万9800円
●ヤマダデンキ独占販売(S7+)、下取りセール実施中

2500Paのパワフルな吸引力と高速振動する水拭きモップを備えた高機能2in1モデル。高精度LDSレーザーセンサーで室内を素早くマッピングし、ムダなく正確な掃除を行う。自動ゴミ収集ドックを搭載し、ゴミ捨ての手間も大幅に軽減。

SPEC●マッピング方式:LDSセンサー●吸引力:2500Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:最大180分●充電時間:約6時間●水タンク容量:300㎖●サイズ/質量:φ353×H96.5㎜/約4.7㎏(本体)

 

今回の家電大賞で順位を一気に上げたのがロボロックだ。S7シリーズはロボット掃除機部門銀賞のみならず、総合でも銀賞に輝いた。吸引と水拭きの2in1型は以前から存在していたが、本機はそれぞれを格段に高機能化。自動ゴミ収集ドックも搭載し、床掃除のすべてを1台で完結できる製品となっている。

投票者のコメントで特に目立ったのが水拭き機能のメリット。「モップの振動でこびり付き汚れもしっかり落ちる」「カーペット上でモップを持ち上げ、生地を濡らさず吸引だけ行う機能が便利」などの声が多かった。また、自動ゴミ収集ドックが紙パック式とサイクロン式に両対応する点についても、「サイクロンならランニングコストが安く済む。どちらか選べるのがうれしい」と好評。レーザーセンサーを使ったムダのない動き、アプリによって可能となる自由度の高い操作、シンプルなデザインを評価する声も多く寄せられた。

また、「吸引・水拭き・自動ゴミ収集」の3機能を1台に集約し、各機能が最上級の性能を持ちつつ価格がリーズナブルな点も多くの人が絶賛。“ルンバ一強”だったロボット掃除機市場の新たな選択肢として存在感を強めている。

 

【投票者の声】

「吸引と水拭きが1台で済むから場所を取らない!! 共働きの我が家には欠かせない存在です」(20代・男性)

「ゴミ捨てが1か月以上不要で、パワフルな床拭きも魅力的!! 毎日、床掃除に苦労する猫オーナーとしては夢のような家電です」(40代・女性)

 

【Point_01】

パワフルな吸引&水拭き

2500Paの吸引力と上下左右に動くメインブラシでゴミを逃さず捕集。さらに高速振動するモップで取り残したホコリやこびりつき汚れを水拭き除去する。2in1なので時短で済み、設置も省スペースでOKだ。

↑吸引力は従来比25%向上(※1)。微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで一気に取り除く。ラバー製のメインブラシは、髪の毛が絡みづらい仕様だ ※1:S5 Maxとの比較
↑S7は水拭き性能が抜群! 従来比2倍(※2)の加重600gのモップが毎分最大3000回振動し、床にこびりついた皮脂汚れなども強力に拭き取る ※2:S5 Max、E5との比較

 

【Point_02】

スマート自動ゴミ収集ドック

S7+はスマート自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を大幅軽減。掃除後、本体ダストボックス内のゴミは自動でドックに収集され、ゴミ捨ては約60日に1回で済む(※3)。紙パック式とサイクロン式から選べるのも魅力だ。

※3:部屋の環境などにより、収集できる日数は異なる

↑紙パック式はゴミ捨て時にホコリが舞わないのが利点。サイクロン式は誤ってピアスなど小さなものを吸い込んだ際に中身を確認しやすい
↑高性能なH13 HEPAフィルターなどで排気内の0.3㎛までの微粒子を99.9%除去するため、室内への排気は清潔だ。フィルターは水洗いに対応

 

【Point_03】

カーペット感知・回避機能 etc.

毛足の短いカーペット上で自動的にモップを持ち上げるモードを搭載。毛足が4㎜以上の場合は、進入を回避するモードも使える。さらに、スマホアプリで進入禁止エリアや掃除させる部屋の順番などの指定も可能。

↑カーペットを感知してモップが5㎜リフトアップ。カーペットを濡らさず吸引掃除を行う。毛足が4㎜未満のカーペットがある部屋に最適だ
↑S7が掃除したルートはアプリでリアルタイムに確認可能。掃除したいエリアや水拭き禁止エリアの設定もアプリのマップ上で簡単に行える

 

≪NEW MODEL≫

障害物回避性能と吸引力がアップした知性あふれる新フラッグシップが登場!!

Roborock
S7 MaxV Plus

18万6780円
3月26日発売
●ヤマダデンキ独占販売、下取りセール実施中

障害物回避性能が飛躍的に向上した2Way&自動ゴミ収集ドック搭載モデル。2種類のカメラとAIで床上の障害物を賢く避けつつ掃除を行う。吸引力は従来比2倍(※4)にアップ。本体カメラを使ったペットの見守りや双方向の通話も可能だ。 ※4:S7+/S7との比較

SPEC●マッピング方式:LDSセンサー●吸引力:5100Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:最大180分●充電時間:約6時間●水タンク容量:200㎖●サイズ/質量:φ353×H96.5㎜/約4.7㎏(本体)

 

↑物体認識用カメラと物体の形状や距離を判断するカメラ、AIにより障害物の認識スピードが70%(※5)高速化。回避性能も22 %(※5)向上している ※5:S6 MaxVとの比較
↑吸引力は5100PaとS7の2倍以上。ペットのトイレ砂やお菓子の食べカス、床面に張り付いた微細なゴミまでよりパワフルに除去する
↑高精度レーザーセンサーと独自のアルゴリズムで部屋を高速マッピングし効率良く掃除。24種32個のセンサーで室内をスムーズに移動する

 

S7 MaxV Plusを動画でチェック!

 

問い合わせ:カスタマーサポートセンター フリーダイヤル:0120-992-878(営業時間 平日10:00~17:00)https://www.roborock.jp/

 

ルンバファミリーならではの清掃性能を親しみあるデザイン&価格で提案する「ルンバ i3/i3+」が総合グランプリ受賞【家電大賞2021-2022 総合&ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今年で7回目となった「家電大賞2021-2022」では、2021年発売のノミネート家電157製品のなかから、読者の投票(投票期間は2021年11月24日~2022年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む17部門)が決定! アイロボットのロボット掃除機が史上初の2年連続、計3回目の総合グランプリと驚異のロボット掃除機部門7連覇を樹立!!

 

ルンバファミリーならではの清掃性能を
親しみあるデザイン&価格で提案し
その人気を盤石なものに

【家電大賞2021-2022 総合】グランプリ
【ロボット掃除機部門】金賞

アイロボット
ルンバ i3/i3+

アイロボット公式オンラインストア価格
4万9800円/7万9800円

賢く効率的な走行・清掃技術を備えつつ驚きの低価格を実現したルンバの戦略モデル。i3+はクリーンベースを搭載し、ゴミ捨ての手間を大幅に軽減できる。掃除済みエリアをアプリで確認可能なほか、スマスピによる音声操作にも対応。

SPEC●清掃技術:3段階クリーニングシステム●吸引力:約10倍(※)●稼働時間:充電1回で最大75分(清掃完了まで自動充電&自動再開)●充電時間:約3時間●サイズ/質量:φ342×H92㎜/約3.2㎏
※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較

 

今回の家電大賞の総合グランプリはアイロボットのルンバi3+/i3に決定。総合グランプリは前年のs9+に続き2年連続、ロボット掃除機部門でも7連覇と、同社製品の人気は盤石だ。

i3がここまで高く評価される理由のひとつは、クリーンベース(自動ゴミ収集機)付きで8万円を切るコスパの高さ。清掃性能も文句なしで、最上位機も搭載するゴム製デュアルアクションブラシと10倍の吸引力でゴミを徹底除去する。フロアトラッキングセンサーなどを駆使し、フロアをエリア分けしながら掃除する技術も秀逸だ。 「自動ゴミ捨て・高い清掃能力など機能性十分で、床掃除を安心して任せられる。節約した時間で生活が有意義なものに変わった」など導入によるQOLの向上を実感する声が多く寄せられた。

さらに見た目に関しても、「部屋に馴染むファブリック調ボディが気に入っています!」など、スタイリッシュながら主張しすぎないデザインが高評価だった。

ちなみにいi3/i3+は、2021年秋にプライスダウンされた。新型コロナの影響で清潔意識が高まるなか、本機の登場でロボット掃除機は日本の生活においてより身近な存在になったと言える。

↑i3はクリーンベース非搭載(別途購入可能)ながら、i3+同等のゴミ除去性能・走行性能を装備。ダスト容器は水洗いに対応している

【WINNER’S COMMENT】

アイロボットジャパン合同会社
代表執行役員社長
挽野 元さん

「GetNavi」「GetNavi web」「家電 Watch」の読者の皆さま、このたびは「ルンバ i3/i3+」を家電大賞に選出いただき本当にありがとうございます。150を超えるノミネート製品のなかでルンバがその頂点に選ばれたことから、ロボット掃除機がいよいよ一般家庭に普及してきており、ユーザーの皆さまにはその価値を着実に実感いただけているのだとうれしく思っております。2022年2月にはj7という最も賢いモデルも市場に投入しました。豊富なバリエーションで皆さまのライフスタイルにピッタリと合う1台をこれからもご提供していきたいと存じます。

【投票者の声】

「在宅ワークで忙しい毎日に、ゆとり時間を増やす “時産家電”として大いに役立っています」(20代・男性)

「自動ゴミ収集機能で真の意味で掃除が自動化された!! それを手に届く価格で提供してくれてうれしい」(50代・女性)

「ロボット掃除機にファブリックのようなデザインを 取り入れているのが斬新で素敵です!」(50代・女性)

 

【Point_01】

ゴム製ブラシ&パターン走行

独自の2本のゴム製ブラシとパワフルなモーター吸引で床面のゴミを浮かせて除去。また、フロアトラッキングセンサーやジャイロセンサーなどで移動距離と自己位置を正確に把握し、室内をマップ化。効率良く掃除する。

↑1本目のブラシがゴミを浮かせ、2本目が逆回転することで床面に密着しつつゴミを取り除く。ブラシがゴム製なので髪の毛などが絡みにくい
↑家具の脚などを目印に、フロアトラッキングセンサーで部屋をエリア分けし直線的に走行。自動充電・自動再開機能を備え、掃除を完遂する

 

【Point_02】

クリーンベース&ブラーバ連携

i3+は、上位機種も採用する自動ゴミ収集機「クリーンベース」を搭載。収集機内の紙パックには最大60日ぶんのゴミを収容できる。また、水拭きロボットのブラーバ ジェット m6と連携すれば、よりきれいな床面に。

↑掃除終了後本体が帰還するとクリーンベースのファンが起動し本体のダスト容器内のゴミを自動回収。紙パック式で簡単にゴミ捨てできる
↑iRobot Homeアプリで設定すると、i3の掃除終了後にブラーバ ジェット m6が起動。床面に水を噴射し、皮脂汚れも浮かしてしっかり拭き取る

 

【Point_03】

ファブリック調ボディ

従来のルンバシリーズとは一線を画した外観が印象的。本体天面にテクスチャ感のあるファブリック調の素材を使い、洋室にも和室にも馴染みやすいデザインを採用した。天面中央にはロゴをさりげなく配置している。

↑ファブリック調の柔らかな質感でルンバのメカっぽいイメージを刷新。表面は耐久性が高く、凹凸加工を施しているので指紋や汚れもつきにくい
↑CLEANボタン周りのライトリングは、ゴミを検知したときやクリーンベースに戻るときに青く光る。ロボットの“知性”を感じさせるディテールだ

 

【LINE-UP】

最強の吸引力「s9+」、障害物回避に長けた「j7」、 バリューな「e5」などライフスタイルに合わせて選べる!!

ルンバ s9+

8万6780円

部屋角のゴミも捕らえる独自のD字型ボディを採用。家具の種類も認識する高度なナビ技術で掃除を自在にカスタマイズできる。約40倍(※)の吸引力でカーペット奥のゴミも徹底除去。
※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較

 

ルンバ j7+

12万9800円

本体前面の広角カメラセンサーで部屋全体の状況と床上の障害物を検知。障害物の種類まで識別して接触を回避する。クリーンベースの高さがコンパクトになり、設置の自由度が向上。

ルンバ j7

9万9800円

クリーンベースは別売ながら、j7+と同等の掃除機能・障害物回避機能を搭載。各部屋の清掃にかかる時間をスマホアプリで事前に確認もできる。掃除前の片付けが面倒な人に最適!

ルンバ e5

3万9800円

同じ場所を複数回掃除し、1部屋ごとの掃除の完遂度は上位機に引けを取らない。ゴミ除去力の高い2本のゴム製ブラシを装備し、アプリにも対応するなど基本性能は申し分なしだ。

「ルーロ」と「パワーコードレス」の二刀流で生活はどうなった? GetNavi web編集長が驚きの変化を語る!

コロナ禍になって3年目、生活スタイルはどんどん変わってきた。なかでも、在宅時間が増えたことで掃除と向き合う時間が増え、生活における掃除の重要性が増してきている。それゆえに、毎日の掃除を変えれば生活も大きく変わるのではないか……? そんな思いで試してみたのが、最新のロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000(以下ルーロ)と、画期的なセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K(以下パワーコードレス)を組み合わせた「二刀流」だ。

↑ロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000(左)とセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K(右)

 

「ルーロ」と「パワーコードレス」の第一印象は?

ロボット掃除機の「ルーロ」はこれまで取材で従来モデルを使う機会があり、家具にドカンとぶつからない、床に置いてあるものを巧みに避けるといった点から、優秀だというのはわかっていた。しかし、「360°レーザーセンサー」を搭載した最新機種を実際に自宅で使うのは初めて。デモを見たり、記事で新機能をチェックしたりして進化のポイントは把握していたつもりだが、実際に使ってみると、従来とはまるで別モノだ。その辺りは、以下のレポートで触れていこう。外観の印象としては、歴代のルーロはかわいさや生き物のようなイメージが際立っていたのに対し、最新機種はペットらしさは残しながら、より洗練されスタイリッシュになっていると感じた。

↑ロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000 SPEC●集じん容積:0.25L●充電時間:約5時間●最大稼働面積:約130畳●連続使用時間:約100分●運転モード:自動・エリア指定・徹底掃除・お手軽・在宅掃除・スポット●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

 

セパレート型の「パワーコードレス」を自宅で使うのも初めて。こちらの大きな特徴は、何といっても自動ゴミ収集機能だ。掃除機本体を付属のクリーンドック(充電台)に戻すと、掃除機の中のゴミをドックが吸引して内部の紙パックに自動回収。掃除後の面倒なゴミ捨てが不要になり、ゴミ捨ては約1か月に1回の紙パックの交換だけで済むようになった。これにより、本体のダストボックスを小型化でき、棒状のすっきりしたデザインと1.5kgの軽量ボディを実現している。その点が画期的ということもあり、GetNavi webでも何度も取り上げている。

 

スティック掃除機を設置する場合、ある程度のスペースが必要なので、家具の配置を変えたり、モノをどかしたりして設置場所を作らないといけないな……。などと思っていたが、実際に導入してみると、「パワーコードレス」はデッドスペースとなっている部屋の隙間にあっさりと収まった。しかも、背後が白い壁なのも相まって、完璧に部屋になじんでいる。

↑セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-NS10K」 SPEC●集じん方式:紙パックレス式(スティック)/紙パック式(クリーンドック)●集じん容積:0.05L(スティック)/0.8L(クリーンドック)●運転時間:HIGH約6分/AUTO約10~15分●充電時間:約3時間●サイズ/質量(スティック時):W213×H1030×D130mm/1.5kg

 

面白かったのは、最初、妻が「パワーコードレス」を設置したこと自体に気づかなかったこと。気づいたあとも移動してほしい、と口にすることもなかった。つまり、それだけ圧迫感がない、生活の邪魔をしないということだ。一般的に家電はある程度存在感が出てしまうから、デザインを工夫するというアプローチを取ることが多いが、「パワーコードレス」は、逆に存在感を消す設計になっていると感じた。ここが他の家電と一線を画すポイントで、それがとても新鮮に映った。

↑「ルーロ」(手前)と「パワーコードレス」(奥)がある生活がスタート!

 

朝、ベッドから降り立った一歩目の気持ち良さに感動

「ルーロ」をしばらく使ってみて、感動したことがある。朝起きて、ベッドから降り立った一歩目がサイコーに気持ちいいということ。素足にザラつくゴミやチリがなく、 感触がいままでとはまったく違う!「ルーロ」のスケジュール機能(運転予約機能)で掃除が終わったばかりなのだから当たり前なのだが、1日のうち、最初に大地に足をつける第一歩が気持ち良いと、その日が良い日になりそうな気がしてくる。そして、朝は運転音の静かな「在宅掃除モード」で設定しているが、これがまたいい。家族の会話や生活音で自然と目が覚めるような、ゆっくりと眠りから覚めていく感覚も心地良いのだ。

動きの面では、障害物への対応が素晴らしい。障害物をうまく避けながら、障害物のキワにサイドブラシを一生懸命に当てている場面を何度も目にした。また、我が家には妻が作ったプチアート作品を床に置き、壁に立てかけて飾っているエリアがあり、「ルーロ」はそれを倒さずに掃除してくれる。それだけ繊細な動きができるところに、「ルーロ」の技術力の高さが端的に感じられる。

↑障害物のキワも丁寧に掃除してくれる

 

↑立て掛けたアートを倒さず掃除できるのも、ルーロならでは

 

「ゴミマップ」を参考に家具を動かし、より機能的な部屋に

「ルーロ」はアプリの使い勝手も優秀だと感じた。アプリでは掃除のあとに「ゴミマップ」を作成してくれるので、掃除した範囲やゴミがたまりやすい場所がひと目でわかる。「ゴミマップ」を見れば、「しっかり掃除してくれた」と安心できるのが大きなメリットだ。

↑専用アプリ「RULOナビ」のゴミマップ画面。色の濃い部分はゴミが多い場所を示している

 

個人的には「ゴミマップ」で「ルーロ」が物理的に入れない場所(マップが欠けている部分)が可視化できるので、家具の配置を微調整するのに役立った。例えば、マップを見てリビングのソファの後ろを「ルーロ」が通過できていないことを確認。ソファの位置を15cmほど前に出してみたところ、掃除できるようになった。家具の配置を5cm、10cm単位で調整していくとより機能的な部屋になるわけで、これを構築していく過程もなかなか楽しい。「家具がなぜここにあるのか?」という理由を明確に説明できるのは気持ちいいと感じた。

↑ソファを移動したら、狙い通り「ルーロ」が通れるように!

 

「ゴミマップ」を利用し、「掃除しないエリア」(進入禁止エリア)をカンタンに設定できるのもいい。例えば、僕は仕事柄、コードやケーブルが家の中に散乱しがち。在宅ワークを行うリビングのイスの左側の床では、スマホ/タブレット/ヘッドホン/Bluetoothサングラス/ゲームのコントローラーなど、常に何かしらを充電している。ゆえに、このエリアは「ルーロ」の「掃除しないエリア」に設定。こうすることで、「ルーロ」がケーブルを巻き込むこともないし、巻き込んだ結果、デバイスが落下する転倒するといった危険もない。さらに、この「掃除しないエリア」に自由にモノを置くことで、リビングがすっきり見えるという思わぬ副産物があった。整理整頓術のひとつとして、「モノを1か所に寄せる」というワザがあるが、これもその一種だろう。

↑アプリでは、「掃除するエリア」と「掃除しないエリア」を最大8か所までカンタンに登録できる

 

「在宅掃除モード」のおかげで「共存スタイル」も余裕でできる

「ルーロ」はソフトのアップデートで、新たな機能が追加されることがある。2021年10月に追加された新機能が、テレワークに対応した「在宅掃除モード」だ。こちらは、音を控えながら人がいる場所をレーザーで検知し、足元から半径約50cm以内に近寄らずに掃除してくれる機能。「足元に入ってこない」とわかっているので安心して仕事ができるし、実際にまったく煩わされることがない。

↑「在宅掃除モード」では人の足を検知して、足元から半径約50cm以内に近寄らずに掃除する ※部屋の環境や状況によっては約50cmより近づいてからよけることもある

 

運転音の面でも、「ルーロ」の「在宅掃除モード」はヤバい。仕事をしていても、ほとんど音が気にならないからだ。社内の打ち合わせぐらいなら、オンラインミーティングの最中でもギリギリ使えるレベル。かといって、吸い残しがあるわけでもなく、床はいつも通りキレイになっている。これまで、在宅時にロボット掃除機を動かすときは、家事をしたり、買い出しにいったり、仕事以外のことをして掃除が終わるのを「待つスタイル」だったが、これなら在宅しながらロボット掃除機を動かす「共存スタイル」も余裕でできると感じた。

 

「パワーコードレス」は「ルーロ」の「掃除しないエリア」の掃除に便利

続いて、「パワーコードレス」について見ていこう。使い始めた当初から、「これは自分のために作られたのではないか?」と思うほど、まさに待ち望んでいた掃除機だった。なぜなら、僕はゴミ捨てが圧倒的にイヤ。吸い込んだゴミが目に入るのもイヤなので、リビングには掃除機を置かない。その結果、玄関に置いておりアクセスが悪い……という悩みを持っていたが、「パワーコードレス」は、これらを一気に解決してくれたのだ。「ちょいがけ」が多い自分にとっては、すぐアクセスできて、軽くかけられることが大事。間違いなく、「パワーコードレス」は、最高の相棒になると確信した。

↑「パワーコードレス」は、掃除が終わるたびに充電台(クリーンドック)が本体のゴミを自動収集し、内蔵する紙パックに溜めるしくみ。ゴミ捨ての頻度が月1回程度に減り、外からゴミも見えない

 

しかも、「パワーコードレス」は、先述の「ルーロ」の「掃除しないエリア」を掃除するのに極めて便利。実はこの「掃除しないエリア」は、在宅ワークで一日中座っている場所なので、もっとも汚れる場所だ。普段、このエリアにはイスがあったり、バッグを置いていたり、取り出すのに邪魔になるモノが多いのだが、「パワーコードレス」なら、取り出す際もまったくストレスを感じない。しかも、取り回しがバツグンに良いから、込み入ったケーブルが多いこの場所も軽快に掃除できるのだ。

なぜ「パワーコードレス」はこんなに取り回しが良いのか? 考えてみると、本体がスリムで軽いのはもちろんだが、本機は重心が手元ではなく、下のほう(ノズル側)にあるからラクなのだと気づいた。さらに、グリップはスイッチしかない、「棒」のような機構になっているのが大きい。掃除機というものは、手元がシンプルだと、こんなに動きが自由になるんだ! とその違いに驚いた。

 

機能面を見ても、髪の毛やペットの毛絡みを抑える「からまないブラシ」や約20μmのハウスダストまで検知してランプで知らせる「クリーンセンサー」を搭載するなど、従来の最上位クラスの掃除機の機能が「全部入り」。これ以上の機能を求めるのは現時点では難しいだろう。

↑円すい型のダブルブラシを搭載した「からまないブラシ」。からんだ髪の毛やペットの毛を自然に除去してくれるので、ブラシのお手入れの手間を軽減する

 

生活から「掃除しなきゃ」という発想が消えた!

毎日の「ルーロ」と「パワーコードレス」の使用ルーティーンをまとめてみると、以下のようになる。在宅ワークの日の朝は、「ルーロ」のスケジュール設定で「在宅掃除モード」で掃除。もし気になるところがあれば仕事前に「パワーコードレス」でひとかけ(実際はほとんどかけない)。昼〜午後は宅配便などで段ボールやテープのカスなどが落ちやすいので、「パワーコードレス」で気になったときにひとかけ。すでに「ルーロ」がキレイにしているので、ピンポイントがけに近い。夜は風呂に入る前、「ルーロ」が掃除しにくい洗面台まわりを「パワーコードレス」で髪の毛や細かいホコリなどを掃除。就寝前は「ルーロ」が掃除しやすいよう、最低限の床の片付けをする、という形だ。出社や外出がある日は、朝・昼に「パワーコードレス」をかけるのを省略している。

↑夜は洗面台まわりを「パワーコードレス」で掃除する

 

「ルーロ」と「パワーコードレス」を実際に使った今、両機を例えろと言われたら、「最強の矛(ほこ)と盾(たて)」と答えるだろう。もちろん、故事の「矛盾」とは違った意味で、「ルーロ」は部屋の広い面を盾のようにカバーし、「パワーコードレス」は矛のようにピンポイントで汚れを突いていくイメージだ。これさえあれば、家がキレイにならない理由がない、言い訳すらできない、という絶対的な安心感がある。おまかせで掃除できる「ルーロ」はもちろん、「パワーコードレス」は気になったら即、取り出して使えるので、「掃除をしなきゃ」という発想がなくなった。

 

これまで、僕は在宅ワークで集中力が途切れたときに気分転換で掃除機がけをしていた。その時間もそれなりに有用な時間だったが、「ルーロ」と「パワーコードレス」が来たことで、ぽっかりと時間が空いた状態になっている。しかし、これは決して悪いことではない。ひとつ何か新しいことをやってみようか、という気分にもなる。それはアイロンがけや洗濯ものを畳むといった家事でもいいし、筋トレかもしれない。空いた時間のルーティーンを探すことができるのは、贅沢な悩みだ。新たな喜び、楽しさを見出し、生活のリズムを考えるきっかけになるだろう。

撮影/高原マサキ(TK.c)

ロボロックから最上位ロボット掃除機登場!「Roborock S7 MaxV」シリーズ

ロボロックは、2種類のカメラを搭載し障害物回避性能が向上したロボット掃除機「Roborock S7 MaxV」シリーズの2製品を、3月26日より発売します。価格は「S7 MaxV Plus」が18万6780円、「S7 MaxV」が14万9600円(税込)となっています。

 

8種類の障害物と5種類の家具を認識して回避

ロボロック最上位機種となる本製品は、物体の距離や形状を判断する顔認証技術の原理を活用したストラクチャードライトと、カメラ及び画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラの2種類のカメラを搭載。障害物回避性能が従来比より22%向上したとのこと。障害物の認識スピードも従来品より70%速くなり、スリッパやペットの排泄物、電源タップなど8種類の障害物と、5種類の家具を認識して回避。アプリ上にも表示されるようになっています。

↑ストラクチャードライトと2種類のカメラ

 

さらに、清掃力は同社製品の中でも最強となる5100Paの吸引力を誇り、最大毎分3000回のモップ高速振動機能や自動モップリフトアップを備えた水拭き機能も兼備。「S7 MaxV Plus」は、掃除完了後に本体のダストボックスに溜まったゴミを自動で吸い上げるスマート自動ゴミ収集ドッグを搭載していますが、「S7 MaxV」は非搭載となっています。

↑収集方法は、紙パック式とサイクロン式の2通りから選べる。画像はサイクロン式

 

本体に搭載されているカメラは、スマホのアプリでリアルタイムで確認が可能。留守中の自宅の見守りカメラとしても活用できます。新たにマイクを搭載し、双方向の通話も可能になりました。

 

本体用のエアフィルター、モップクロス、ダストボックスは、簡単に取り外しができ、水洗いが可能です。またエアフィルターは2日に1時間の使用で約10か月間交換が不要なので、めんどうなお手入れの時間を節約できます。

↑本体用のエアフィルター、モップクロス、ダストボックスは水洗い可能

アイロボットの“中の人”に訊く!「ルンバj7」で提供したい暮らしとは?

障害物回避性能が大きくアップデートしたルンバj7の登場で、私たちはより安心して掃除をルンバに任せられるようになった。ここでは米本社CEOのコリン・アングルさんと日本スタッフ2人に、同モデル開発で目指したポイントについて話を訊いた。

 

【Interview01】

ユーザーの真のパートナーとなれるよう機械学習には徹底的にこだわりました

アイロボット・コーポレーション
CEO/創設者
コリン・アングルさん

マサチューセッツ工科大学大学院卒。1990年アイロボット社を設立。ルンバのほか地雷探索ロボット「アリエル」など数々のロボット開発に携わる。

 

ルンバj7は、ユーザーにとって最も優秀なパートナーとなることを目指した製品。そのために「機械学習に関わる機能を飛躍させること」に最も注力しました。

 

j7はPrecisionVisionナビゲーションにより、住環境を賢く理解します。カメラセンサーと機械学習アルゴリズムが連携し、障害物を正確に認識。障害物の膨大な数の画像を覚え込ませた結果、物体認識において大いに満足できるものが完成しました。

 

それでも把握しきれない物体を検知すると、j7はまず回避行動を取ります。その後それが回避すべき物体かどうか尋ね、ユーザーがそれに答える。この学習を繰り返してj7は一段と賢くなります。

 

今後のアイロボット製品は、ユーザーの好みを理解することで、ますますシンプルに使えるようになります。例えば家具を少々動かしてもマップが自動対応し、マップを作り直さないで済むなどのことです。また、新しいルンバに買い替えてもマップ情報や家庭ごとの掃除ノウハウは引き継がれます。

 

将来的には家庭内で活躍するデバイスがお互いの役割を理解しながら連携もできるようになるでしょう。「家そのものがロボット」であるような住環境が理想的。そしてそんな理想に、昨今のソフトウエア、プロセッサの進化により手が届くようになってきたのです。

 

↑PrecisionVisionナビゲーションは、ユーザーからのフィードバックが多いほど、より精度が上がる。その点、世界中に多くのユーザーがいるアイロボットは有利だ!!

 

 

【Interview02】

かつてロボット掃除機を使って失望した人にこそ使ってほしいです

 

アイロボットジャパン
プロダクトマーケティング&ストラテジー
シニアマネージャー
山内 洋さん

ルンバのプロダクトマネージャーを8年務める日本法人のキーパーソン。歴代ルンバのテクノロジーに精通する。

 

j7は何よりナビゲーション技術が秀逸。社内でも「歴代モデルとはまったく別物」「障害物の避け方からも家のことを考えて掃除していると感じる」と評判です。特に、米国のアイロボットユーザーの約7割はペットオーナー。日本では4人に1人がペットオーナーですので、“うんち問題”はぜひ解決したいと試行錯誤しました。

 

また「生活を変える」という点では、やはりクリーンベースは大きな魅力。煩雑なゴミ捨てを自動で肩代わりしてくれ、まるでホテルのルームクリーニングをお願いしているような快適さを提供します。

 

j7は歴代のルンバのなかで最も賢いモデル。なのですべての方にオススメですが、特にこれまでロボット掃除機を使って「いまひとつだな」と感じたことのある人こそぜひ使ってほしい! ロボット掃除機はこんなに進化しているのだと驚いていただけるはずです。

 

↑ペットの排泄物だけでも数千点の写真、本物の糞、模型やCGなどで徹底的に機械学習。「ペットオーナーあんしん保証」は自信の表れだ

 

 

【Interview03】

ロボット掃除機を見せたい人にも見せたくない人にもオススメです

 

アイロボットジャパン
プロダクトマーケティング スペシャリスト
藤田佳織さん

ルンバ j7の日本におけるマーケティングのメイン担当。j7をデザイン・技術の両面で知り尽くすひとり。

 

高級モデルのj7にはスタイリッシュかつテック感のある素材を採用。天面のヘアラインとマットな部分のメリハリあるデザインにもこだわりました。クリーンベースはタワー部分に縦のパターンを入れ、現代建築や家具にも通ずる質感を表現しています。

 

また、室内でロボット掃除機の存在感を出したくない方には、クリーンベースの高さが低くなったことも魅力的に感じていただけるはずです。サイドテーブルやテレビ台の下にも置きやすくなりました。

 

機能面では、バーチャルウォールなしでも障害物回避機能が働いて玄関のスリッパに干渉しないうえ、キッチンだけすぐ掃除したいときにスマートスピーカーに「キッチンを掃除して」と声をかけるだけで済むなど、“掃除しよう”と構えることなく手軽に使えます。私たちの生活の中に、より馴染んでいける製品だと自負しています!!

 

↑ボディに縦のパターンが入ったクリーンベースは光の加減で表情が美しく変化する。こういったディテールにもこだわりが満載だ

 

ルンバ各種ほか特徴をじっくり比較!アイロボット2022春フルラインナップ

ルンバシリーズのラインナップがリニューアル。障害物回避機能に優れたj7+/j7が登場したことで、自分のライフスタイルにマッチする機種を選びやすくなった。一覧表を参考に、各モデルの特徴をじっくり比較・検討しよう。

 

【ENTRY01】D字ボディと最高の吸引力で フロア中の掃除をお任せ!

ルンバ s9+

アイロボットストア価格(税込)…18万6780円

掃除パターン

部屋角のゴミにも届くD字ボディと約40倍の吸引力で徹底清掃。掃除頻度を学習し最適な清掃スケジュールの提案も行う。クリーンベースも装備。最高の掃除性能を求める人に。

SPEC●清掃範囲…フロア全体/吸引力…約40倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)/ゴム製のデュアルアクションブラシ…○(30%ワイド)/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…○/ブラーバ ジェット m6と連携…○/PerfectEdgeテクノロジー…○/障害物を認識して回避…×/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…○/部屋を指定して清掃…○/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに 合わせた清掃提案…○/サイズ/質量(本体)…W312×H89×D312㎜/ 約4.0㎏

 

【ENTRY02】障害物回避技術が進化し“掃除前の片付け”が不要に

New
ルンバ j7+

アイロボットストア価格(税込)…12万9800円

掃除パターン

最新のPrecisionVisionナビゲーションで散らかった部屋も障害物を回避。“掃除前の片付け”が面倒な人に最適だ。またクリーンベースの高さが抑えられ、設置の自由度が向上。

SPEC●清掃範囲…フロア全体/吸引力…約10倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)/ゴム製のデュアルアクションブラシ…○/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…○/ブラーバ ジェット m6と連携…○/PerfectEdgeテクノロジー…×/障害物を認識して回避…○/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…○/部屋を指定して清掃…○/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…φ339×H87㎜・ 約3.4㎏

 

【ENTRY03】先進の障害物回避機能を リーズナブルな価格で提供

New
ルンバ j7

アイロボットストア価格(税込)…9万9800円

掃除パターン

ゴミ捨ての手間が減るクリーンベースが非搭載ながら、掃除機能・障害物回避機能はj7+と同等。ペットが床に落としたうんちも確実に認識し、誤って吸引する事態を避ける。

SPEC●清掃範囲…フロア全体/吸引力…約10倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)/ゴム製のデュアルアクションブラシ…○/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…○(別売)/ブラーバ ジェット m6と連携…○/PerfectEdgeテクノロジー…×/障害物を認識して回避…○/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…○/部屋を指定して清掃…○/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…φ339×H87㎜・約3.4㎏

 

【ENTRY04】3〜4部屋の間取りの掃除を自動化できる高コスパモデル

ルンバ i3+

アイロボットストア価格(税込)…7万9800円

掃除パターン

カメラセンサーなしで室内を正確にマッピング。3〜4部屋の掃除に対応する。吸引力はj7と同等で、クリーンベースも搭載。ファブリック調のグレーボディが特徴的だ。

SPEC●清掃範囲…複数の部屋/吸引力…約10倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…清掃完了まで 自動充電&自動再開 /ゴム製のデュアルアクションブラシ…○/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…○/ブラーバ ジェット m6と連携…○/PerfectEdgeテクノロジー…×/障害物を認識して回避…×/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…×/部屋を指定して清掃…×/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…φ342×H92㎜・約3.2㎏

 

【ENTRY05】クリーンベース非搭載でより求めやすい価格に

ルンバ i3

アイロボットストア価格(税込)…4万9800円

掃除パターン

従来比約10倍の吸引力をはじめ、i3+と同じゴミ除去性能・走行性能を備える。クリーンベースは非搭載(別売)で、よりリーズナブルだ。ダスト容器は水洗いに対応している。

SPEC●清掃範囲…複数の部屋/吸引力…約10倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…清掃完了まで 自動充電&自動再開 /ゴム製のデュアルアクションブラシ…○/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…○(別売)/ブラーバ ジェット m6と連携…○/PerfectEdgeテクノロジー…×/障害物を認識して回避…×/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…×/部屋を指定して清掃…×/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…φ342×H92㎜・約3.2㎏

 

【ENTRY06】1部屋ごとの掃除に最適な高コスパモデルの筆頭

ルンバ e5

アイロボットストア価格(税込)…3万9800円

掃除パターン

同じ場所を複数回掃除し、1部屋ごとの掃除の完遂度は上位機に引けを取らない。ゴミ除去力の高い2本のゴム製ブラシを搭載し、アプリにも対応するなど、優秀な基本性能を備える。

SPEC●清掃範囲…1部屋ずつ/吸引力…約5倍(*AeroVac搭載のルンバ600シリーズとの比較)/稼働時間…最大90分/ゴム製のデュアルアクションブラシ…○/クリーンベース(自動ゴミ収集機)…×/ブラーバ ジェット m6と連携…×/PerfectEdgeテクノロジー…×/障害物を認識して回避…×/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…×/部屋を指定して清掃…×/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…×/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…φ351×H92㎜・約4.0㎏

 

【ENTRY07】ルンバ上位機と同じ頭脳でフロア中の床を拭き掃除

床拭きロボットのセット購入もオススメ!!

ブラーバ ジェット m6

ブラーバ ジェット m6

アイロボットストア価格(税込)…7万6868円

掃除パターン

s9+やj7と同じマッピング機能を備えた床拭きロボット。床面に水を噴射し、皮脂汚れも浮かして拭き取る。s9+やjシリーズ、iシリーズと連携し、ゴミ吸引と床拭きをリレー式に行える。

SPEC●清掃範囲…フロア全体/稼働時間…清掃完了まで自動充電&自動再開(必要なぶんだけ効率的に充電)/部分清掃エリアと進入禁止エリアを設定…○/部屋を指定して清掃…○/Clean Map (清掃した間取りをアプリに表示)…○/季節やライフスタイルに合わせた清掃提案…○/サイズ・質量(本体)…W270×H90×D252㎜・約2.2㎏

家電のプロが「ルンバ j7+」を自宅インプレッション! その評価は?

“ガジェット好き代表”“ドックオーナー代表”“ヤングファミリー代表”と選ばれた家電のエキスパート3人が、私生活で実際にルンバ j7+をお試し。それぞれのライフスタイルのなかで感じた魅力を語ってもらった。障害物回避の精度、デザイン性、設置性の高さなどいずれも上々だ。

 

【今回紹介する製品】

アイロボット
New
ルンバ j7+

12万9800円

稼働時間:清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)
サイズ/質量:φ339×H87㎜/ 約3.4㎏

障害物回避技術が進化し“掃除前の片付け”が不要に

最新のPrecisionVisionナビゲーションで散らかった部屋も障害物を回避。“掃除前の片付け”が面倒な人に最適だ。またクリーンベースの高さが抑えられ、設置の自由度が向上。

 

アイロボット
New
ルンバ j7

9万9800円

稼働時間:清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)
サイズ/質量:φ339×H87㎜/ 約3.4㎏

先進の障害物回避機能を リーズナブルな価格で提供

ゴミ捨ての手間が減るクリーンベースが非搭載ながら、掃除機能・障害物回避機能はj7+と同等。ペットが床に落としたうんちも確実に認識し、誤って吸引する事態を避ける

 

【インプレッション01】

ガジェット好き代表
IT・家電ライター
小口 覺さん

IT・家電の記事やコラムを中心に執筆。自慢したくなる家電を「ドヤ家電」と命名して呼び名を普及させた。

 

j7の“j”はジャパンの“j”と思えるほど 日本の暮らしによくマッチした製品

本来は手間要らずのはずのロボット掃除機ですが、実際はいくつかの手間が発生していました。それは“事前に部屋を片付けなければならない”ということ。床座の習慣がある日本では、モノが床に置かれがち。床のモノを拾い上げる作業は意外と負担になりますが、これを怠ると、ロボット掃除機が巻き込んでしまう……。我が家でもケーブル類を巻き込むことは数知れず、悩みや怒りの種になっていました。j7ならそれらを完ぺきに回避してくれるわけです。玄関に並べたスリッパを押し出してタタキに落としてしまう、なんていうこともありません。

 

もうひとつ、ゴミ捨ての手間が自動ゴミ収集機能で軽減されるのもありがたい。今回はクリーンベースの背が従来より低くなったので、広くない我が家に置いても圧迫感が出ません。j7の“j”はジャパンの“j”と思えるくらい日本の住宅環境に合っていると感じます。

 

フロントライトが付いたのも従来型ルンバとの大きな違い。「なんで光ってるの?」と訊かれたら「実はこれ、カメラで物体を認識しててね……」とドヤれます(笑)

↑フロントのLEDは自動的に3段階で明るさを変え、目の前にあるモノの陰影を強調。これによって障害物をより認識しやすくしている

 

【インプレッション02】

ドッグオーナー 代表
白物・美容家電ライター
田中真紀子さん

主婦目線のリアルなレビューが持ち味。自宅で歴代のルンバを使用。5歳になる愛犬とともに暮らしている。

 

犬のうんちの回避能力に脱帽!! 抜け毛が絡まりにくいブラシも秀逸です

正直、アイロボットがここまで犬のうんち問題を研究・解決してくれるなんて(嬉)!! 我が家の犬もよくトイレを失敗します。まさかの場所にうんちが落ちていて急いでルンバを止めるも、時すでに遅し、見事に吸ってしまっていた……ということもあるのです。

 

今回、実際に犬がカーペットの上で粗相したときに本機の回避能力を検証してみたのですが、柄物のカーペットに複数箇所のうんちという難易度の高い状況でも、物体に近づくたびに少し考えて回避を繰り返し、“大惨事”を免れました。

 

また、ブラシのお手入れのしやすさも従来のルンバから継承されている大きなメリットです。ゴム製なので、犬の毛や髪の毛が絡まることがほぼありません。

 

デザイン面も格段に理想形に近づいたと感じています。特にクリーンベースはこれまで存在感ありすぎでしたが、今回は初の横長タイプとなり存在感が抑えられていて部屋に馴染みやすいのがうれしい。本体のスタイリッシュなグラファイトカラーにも惚れ惚れ♡ 同色のブラーバも3月発売予定なので、ぜひこの色で揃えたいですね。

↑2本のゴム製ブラシを搭載。1本目のブラシが浮かせたゴミを2本目が強力にかき込む。ペットの毛や髪の毛が絡まずメンテがラクだ

【インプレッション03】

ヤングファミリー代表
GetNavi編集長
川内一史

共働きの妻、まもなく3歳の息子、5歳の猫と暮らす。生活家電のほかオーディオ機器など幅広く精通する。

 

小さな子どもがいる家庭には “片付けない床掃除”は特に心強い

我が家は小さい子どもがいて、リビングにおもちゃや脱ぎ捨てた靴下が散乱していることが多々あります。それらをいちいち片付けるのが地味に億劫なのですが、ルンバ j7なら片付けしなくても“とりあえず床掃除”できるのがナイス。特に靴下はロボット掃除機がよく巻き込みがちなので、自動回避機能はありがたいです。

 

障害物があって掃除できなかった場所に関しては、障害物を片付けてからスマホアプリで指示を出すことで改めて掃除し直すことも可能。理に適っていますよね。

 

それと、クリーンベースが小型化し、テーブルの下などに設置できるのもマンション暮らしにはうれしい。デザイン面もすごく洗練されていて、さりげなくあしらわれたレザー調タブもイイ仕事をしています。近年は、海外の高級オーディオブランドなんかでもポータブルスピーカーにレザーストラップを採用するなど、“メカメカしい”家電製品に有機的なディテールを取り入れるのがトレンド。このj7も、家電と家具の中間をいくようなデザインで、日本の狭小住宅でも悪目立ちしないと思います。

↑ノイズが少ない本体天面のデザインも好印象。ボタンの周りのLEDの光り方もさりげなく、ロボットのインテリジェンスを感じさせる

かつてない“清掃体験”へ! 世界累計販売台数4000万台突破のルンバが日々賢く進化する!!

2022年2月に新登場したルンバ j7+/j7は、従来モデルよりもさらにインテリジェントに!! 多くの新機能によってかつてない“清掃体験”を提供してくれる名品だ。ここではj7+/j7の象徴的なポイントを5つに絞って解説していく。

 

【今回紹介する製品】

新機能によってかつてない“清掃体験”を
ルンバ j7+/j7」だから叶うこと

アイロボット
New
ルンバ j7+

12万9800円

稼働時間:清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)
サイズ/質量:φ339×H87㎜/ 約3.4㎏

障害物回避技術が進化し“掃除前の片付け”が不要に

最新のPrecisionVisionナビゲーションで散らかった部屋も障害物を回避。“掃除前の片付け”が面倒な人に最適だ。またクリーンベースの高さが抑えられ、設置の自由度が向上。

 

アイロボット
New
ルンバ j7

9万9800円

稼働時間:清掃完了まで 自動充電&自動再開 (必要なぶんだけ効率的に充電)
サイズ/質量:φ339×H87㎜/ 約3.4㎏

先進の障害物回避機能を リーズナブルな価格で提供

ゴミ捨ての手間が減るクリーンベースが非搭載ながら、掃除機能・障害物回避機能はj7+と同等。ペットが床に落としたうんちも確実に認識し、誤って吸引する事態を避ける。

 

【POINT1 PrecisionVisionナビゲーション】

散らかった床でも大丈夫!! 障害物を見分けて避けながら清掃する

広角カメラセンサーを本体フロントに搭載し、部屋全体の状況だけでなく、ルンバのすぐ目の前の状況も把握。障害物の種類まで識別して接触を回避することで、掃除中断のリスクをほぼなくした。散らかった床でも器用に掃除を行うため、事前に部屋を片付ける手間が減らせる!!

↑カメラを本体フロントに設置したため、従来の天面カメラでは写せなかった床上を検知可能に。落ちている障害物を高精度で認識する

<こんな障害物を回避可能!!>

「ケーブル類」「ペットの排泄物(固形物)」「靴・靴下・スリッパ」などを障害物として認識して回避。回避したエリアは、障害物を片付けたあとにアプリのワンタップで“追加清掃”できる。認識する障害物の種類は、今後増えていく予定だ。

●ペットのうんち

ペットオーナーあんしん保証*

メーカー保証期間内1回に限り、万が一ペットのうんちが付着してしまった場合、無償交換するサービスを付帯。これはまさに「ペットのうんちは絶対に回避できる」という自信の表れだ!!

*犬または猫の固形の糞のみ(毛玉や吐しゃ物、液体は対象外)。保証規定をご確認ください

 

●ケーブル類

●靴・靴下・スリッパ

 

【POINT2 ユーザー参加型AIロボット】

世界中のユーザーからの フィードバックで我が家のルンバが進化する

j7の頭脳部は、障害物を正しく認識するため膨大なデータを機械学習済み。さらに重要なのが、世界中のユーザーがフィードバックする各家庭の障害物の状況データだ。ユーザーが「障害物」と確認した画像がクラウドに収集されることでj7の学習が進み、障害物識別はより高精度に。

↑清掃中にケーブルなどの障害物を見つけると、清掃終了後にその画像がアプリに表示され、今後どのように対処すべきかをユーザーに尋ねてくる。これに任意で答えることで、世界中のユーザーからのフィードバックが収集され、データベースが更新。ロボットが進化する。世界60か国で圧倒的販売台数を誇るルンバならではだ!!なお、収集したデータは暗号化して安全に保護。ロボット性能の向上のためだけに使用される。同社製品はTÜV認証を取得している

 

【POINT3 iRobot Genius】

ユーザーの生活に沿う “パーソナライズされた清掃体験”を実現

ルンバ j7+/j7の誕生に伴い、アイロボットのソフトウエア「iRobot Genius」がさらにアップデートされた。アプリ操作や音声操作で特定の場所を掃除したり、進入禁止エリアを設定したりできるのはもちろん、清掃にかかる時間を事前にお知らせ。さらに、スマホの位置情報を活用して“外出したらルンバが清掃開始する”機能などを搭載する。

 

【POINT4 クリーンベース】

自動ゴミ収集機でゴミ捨ての手間が数か月間も不要に

ルンバ j7+は、 クリーンベース(自動ゴミ収集機)を搭載。掃除終了・帰還後に本体ダスト容器内のゴミをクリーンベースが自動回収する。収集機が横長タイプとなり、テーブルの下などへの設置が容易に。上部ふたにレザー調タブをあしらうなどインテリアに馴染むデザインも好印象だ。

↑クリーンベース内の密封型紙パックに掃除後のゴミを収集。最大60日ぶんのゴミを収容できるため、掃除のこと自体を忘れてしまう!!
↑内部には予備の紙パックを1つストックできるスペースを用意。めったに交換しないからこそ、いざというときにすぐに取り出せて便利だ
↑ルンバ j7+/j7は、床拭きロボットのブラーバ ジェット m6とのリレー清掃が可能。j7+が掃除終了後、m6が自動的に拭き掃除を始める

 

【POINT5 サイトタッチ機能】

カメラによる画像解析で 家具の脚も検知し 減速して傷つけない

カメラセンサーを床と水平の角度に搭載し、障害物回避にも利用することにより、従来の赤外線センサーでは検知が難しかったイスなどの細い脚も確実に検知。減速してやさしく接触するので対象物を傷つけず、なおかつ床と家具のギリギリのキワまでしっかり掃除を行える。

↑カメラセンサーの下にLEDライトを搭載。前方を常に照らしながら走行するため、暗い部屋や夜間の掃除でも正確に障害物を検知・認識できる

どうせなら「ついで除菌」できるコードレス掃除機を選ばない? 家電のプロがママ目線で語る「RAYCOP GENESIS」の絶大メリット

何かと部屋の中の清潔さが気になる毎日。2人の子どもがいる我が家では、掃除機がけのあとに、洗剤を使って念入りに拭き掃除をしています。春になると子どもたちが外で遊ぶので、これからますます床の掃除が大変になる……もう少しラクにできる方法はないかな? そう思っていたところ、レイコップから「かけるだけで除菌ができる掃除機」、その名も「RAYCOP GENESIS(レイコップ ジェネシス)」が登場したとのこと。これぞ、まさに筆者が求めていたアイテムなのでは……? ということで、早速使ってみました!

↑今回使用するのがこちら、UVコードレススティッククリーナー「RAYCOP GENESIS RGN-300JP」。サイズ/質量はW250×D1149×H231mm/1.7kg(標準質量)。充電時間は約3時間30分で、運転時間はAutoで約9分~31分(ゴミの量によって異なります)、Normalで約31分、Turboで約9分

私がチェックしました!

家電ライター 伊森ちづる

2人の子どもを育てるママライター。家電流通、白物家電などを中心に取材記事やレビューを執筆。掃除機のレビュー記事も数多く手がけています。苦手な家事が多いので、家電を使っていかに楽しくするかを考え中。

 

フローリングでもUV一体型ヘッドを使えるのが画期的

レイコップといえば、魚のエイのような形をしたふとん掃除機が真っ先に思い浮かびます。除菌効果があるUVランプを備えているので、ふとんのハウスダストを吸引しながら除菌もできるというあの製品ですね。今回の「RAYCOP GENESIS」はコードレススティッククリーナーながら、ふとん掃除機と同様、UVランプを備えているところがポイント。UVランプは医療現場でも除菌灯として使用されていて、レイコップでは波長253.7nmの紫外線(UV-C)を照射することで除菌・ウイルス除去を行います。

 

実は、2020年に発売されたコードレスクリーナー「レイコップRSC」にもふとん、じゅうたんに対応するUVヘッドが搭載されていましたが、フローリングでは使用できず、ブラシを付け替えるひと手間がありました。その点、「RAYCOP GENESIS」は、フローリングにも対応する回転ブラシとUVランプが一体化したヘッドを搭載しているので、フローリングでもじゅうたんでも、ソファやふとんでも使用可能。気軽に家中の掃除をしながら、それぞれ99%以上もの除菌(※1)・ウイルス除去(※2)・ダニ除去(※3)が可能だといいます。

↑回転ブラシの芯の部分にUVランプが内蔵されています

 

↑回転ブラシには、黒と赤の2種類のブラシを備えています。密集した黒いブラシはフローリングのゴミをしっかりキャッチ。硬くやや長めの赤いブラシは、カーペットなどに入り込んだ汚れを掻き出します。ブラシは取り外して水洗いも可能

 

我が家は子どもが活発でよく外で遊ぶので、いろいろな場所が砂などで汚れます。外からの汚れのなかには目に見えない汚れも多いはず。それが気になるので、いままで掃除機をかけたあとに拭き掃除をしていましたが、本機なら掃除機をかけるだけで除菌やウイルス除去ができるのでとにかくラク。ぐっと時短になりますし、洗剤や薬剤を使わずに済むのもうれしいですね。UVランプは掃除中には青く点灯し、掃除をしながら青い光を確認できるので「あ、いま除菌しているんだな」という実感がわきます。掃除し終わったあとの安心感も違いますね!

↑掃除しながらUVランプの青い光が確認できます

 

 

UV一体型ヘッドを気軽に使える2つの進化ポイント

UV一体型ヘッドを手軽に使うための、細かい進化ポイントにも注目。新たにヘッド部分に「UVセンサースイッチ」を備えました。これは、ONにすると対象物をセンサーで感知してUV除菌しますが、OFFにするとUVランプを常時点灯させる切り替えスイッチ。実はかける対象物が黒などの暗い色の場合や、ヘッドを対象物から離した場合、センサーがはたらいてUVランプが光らないこともあるのですが、センサーをOFFにすることで、どんな色の床やファブリックでもUV除菌できるようになったのです。地味な進化ですが、人それぞれの環境に合わせた使い方で除菌できるのはありがたいですね。

↑「UVセンサースイッチ」(写真の赤い円の部分)をオフにしておくと、いつでもUVランプが光ります

 

一方で、「UVヘッドをふとんやソファにも使いたいけど、床掃除に使ったヘッドを使うのはちょっと……」と思う人は多いはず。筆者もそう感じていたところ、付属品のなかに「クリーンカバー」という薄いカバーを発見。このカバーを使えば床に触れていた底面を覆うことができるため、ふとんやソファでもヘッドの汚れを気にせず使えます。こちらも細かい点ですが、ヘッドを交換せずにサッと使えるのがうれしいですね。

↑付属のクリーンカバー。ヘッドにマグネットでパチッと装着できます

 

↑クリーンカバーを装着してハンディにすれば、除菌もできるふとん掃除機に早変わり

 

強力モーターとダストセンサーを搭載し、ゴミの吸引もバッチリ

これまではUV機能に注目してきましたが、肝心のゴミの吸引力はどうでしょうか? 実際に掃除をしてみたところ、小型でパワフルなブラシレスDCモーター採用しているとあって、かなりパワフル。細かいゴミを逃さずしっかり吸い込んでいるのが印象的で、特にカーペット、ふとん、ソファでは本当にゴミがよく取れました。そのゴミの量を見て、「こんなに汚れていたのか」とちょっと引くくらい……。

↑コルクパウダーで吸引力をテスト。ご覧の通り、ヘッドが通ったあとはキレイに吸引できています

 

また、掃除をするときに重宝したのが「ダストセンサー」です。これは、花粉やダニのフンや死がいの大きさにあたる約20μm以上のハウスダストを検知して、ランプの色で知らせるというもの。オートモード時は吸い込むゴミの量が多いと自動で吸引力を高め、取り逃しを防ぐ機能もあります。特にカーペットやふとんなど、汚れが入り込みやすい場所を掃除するときは「ダストセンサー」が頼りになります。自分ではOKと思っていてもまだまだランプが赤いときがありますし、ランプの色が青になるまでじっくり掃除すると、「よし、今日もキレイになった!」という達成感が味わえました

↑ゴミが多いと赤ランプが点灯し(左)、ゴミが少ないと青ランプが点灯します(右)

 

吸い込んだゴミは、ダストボックス中で丸くお団子状にまとまっていくので、ゴミ捨ての際に舞い散りにくいのもありがたい! ゴミを捨てるときは、ダストボックスを外してワンタッチでカンタンに捨てられます。なお、ダストボックス、メタルフィルター、ファブリックフィルター、HEPAフィルターといった、ダストボックスの中身は分解して水洗いできるので、汚れたらリセットして気持ちよく使えますね。

↑ダストボックスの中でゴミが丸くまとまります

 

↑レバーを押すとダストボックスの底面がパカッと開くしくみ。ゴミに触れずに捨てられます

 

 

軽量かつ握りやすいグリップで操作性も文句なし

操作性の面でも優秀です。本体が1.7kgと軽いうえ、ヘッドの取り回しがよく、家具の下や脚周りもスイスイと掃除できました。

↑家具の脚周りの掃除がスムーズ

 

↑1.7kgと軽量なので、付属のアタッチメントを使えば高い場所の掃除もカンタン

 

また、実際に使ってみるとグリップが握りやすい形状に湾曲していてとても握りやすい! 筆者のように小さめの手でもしっかりフィットしてくれました。さらに、グリップの下にバッテリーが配置されていて、この部分が掃除機を引くときに支えになり、動かしやすいんです。掃除機を引いたときに安定感があると、こんなにも使いやすいのか! と感動しました。

↑グリップは手にフィットする絶妙な形状。手がかかる部分にはシボ(凹凸)加工による滑り止めが施されています

 

設置の自由度を高める機能とデザイン

このほか、バッテリーが着脱式なので、外して省スペースで充電できるのが便利です。我が家の場合、使いやすい場所のコンセントはテレビなどほかの家電で既に埋まっているので、玄関や家具の裏など狭くて不便な場所しかコンセントの空きがないんですよね。着脱式のバッテリーなら、こうした場所でも気軽に充電できます。また、掃除機の本体も電源の近くに置く必要がなくなるので、好きな場所に収納できます。

↑コンパクトな着脱式のバッテリー。ちょっとしたスペースで充電できます

 

スタンドは付属していませんが、グリップ下のバッテリー部分にゴム素材の「立てかけクッション」を搭載しているので、壁に立てかけたり、家具に引っかけたりしてもしっかり安定します。収納時はもちろん、片付けながら掃除をしているときに「ちょい置き」できて重宝しました。

↑立てかけ(左)や引っかけ(右)も便利です

 

シンプルに仕上げた外観もいいですね。インテリアになじむデザインなので、リビングに出しっぱなしにしても気になりません。特に、正面から見るとパイプ部分にダストボックスが隠れ、汚れが見えにくいのがうれしいですね。カラーは新たにブルーとレッドの2種類を採用しており、今回使用したブルーはメカメカしくない落ち着いた色味が上品でした。人気の北欧風の家具などとも相性が良さそうです。

↑すっきりとしたデザインでインテリアになじみます

 

 

掃除しながら除菌できるメリットは絶大!

今回のレビューを通して、「RAYCOP GENESIS」はUV除菌ができるだけではなく、掃除機としての実力も高いのがわかりました。やはり、どんな床でも使えるUV一体型ヘッドを備えた点が貴重ですし、掃除と同時に床やふとんの除菌・ウイルス除去ができるメリットは絶大です。

 

「清潔さは気になるけれど、除菌スプレーや洗剤を使って掃除するのは大変」「子どもやペットのために、薬剤は極力使いたくない」「ふとんも床も清潔にしたい」「とにかく手間をかけたくない」という人にはもってこい。個人的には、掃除はできるだけパパっと済ませて子どもとの時間を増やしたいと思っていたところ。「RAYCOP GENESIS」なら、それが実現できると感じています。

 

基本性能も十分。吸引力はバツグンで取り回しがよく、サッと使えるので掃除をするハードルがぐっと下がります。ダストセンサーでキレイになった実感がわくところも、掃除のモチベーションアップにつながりそう。コンパクトかつバッテリーが個別で充電できるので、収納しやすいのも魅力です。UV除菌という強力な一芸を持ちながら、掃除機として高い完成度を誇る「RAYCOP GENESIS」。子どもやペットのいる家庭から一人暮らしまで、多くの方にオススメできるモデルだと感じました。

※1.【UV除菌】広州市微生物研究所調べ【方法】菌液を含む床材を100㎝²の範囲の中央に置き、約0.8秒(約25cm/s)の速度で製品を1往復させて、大腸菌と黄色ブドウ球菌の生菌数を測定 ※すべての菌に有用ではありません。報告書NO. WJ20214702 令和3年12月10日 ※2.【ウイルス除去】広州市微生物研究所調べ【方法】ウイルス液(A型インフルエンザウイルス)を入れたガラス板を10㎝²の範囲の中央に置き、約0.54秒(約37cm /s)の速度で製品を1往復させて、感染価を測定 ※すべてのウイルスに有用ではありません。報告書NO.QGKY20210052 令和3年11月28日 ※3.【ダニ除去】広州市微生物研究所調べ【方法】生きたダニ(1,000匹)を織布(100㎝²)に散布して約0.54秒(約37cm /s)の速度で製品を1往復させて、ダニ残数を測定 ※全てのダニに有用ではありません。報告書NO. WJ20214316 令和3年12月10日

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

最新ルンバの核心は「数にモノ言わす戦略」でした! フンをよける話題のモデル「j7」の進化を丁寧に解説

アイロボットジャパンは2月10日からロボット掃除機の新製品「ルンバ j7+」「ルンバ j7」を発売しました。実売価格は、自動ゴミ収集機のクリーンベースが付属する「ルンバ j7+」が12万9800円(税込)、クリーンベースが付属しない「ルンバ j7」が9万9800円(同)。新製品の概要は以前の記事でも既に取り上げていますが、今回は、都内で開催されたメディア向けデモンストレーションの様子をレポートします。

↑自動ゴミ収集機のクリーンベースが付属する「ルンバ j7+」

 

あえて当たる方式から避ける方式へ

ルンバ j7シリーズの最大の特徴は、なんといってもルンバ初の障害物回避機能。初期段階では電源コードやイヤホン、スマホの充電コードといったケーブル類、スリッパ、靴下、靴、ルンバの充電ステーション、そしてペットの排泄物(固形・以下フンと表記)を前面のカメラが認識し、ぶつかる前に回避します。

↑従来のハイエンドモデルのルンバ s9+および従来モデルのルンバ i7は、天面に斜め上方を向いてカメラを搭載していますが、ルンバ j7はカメラを正面に搭載

 

↑従来モデルのルンバ i7(左)とルンバ j7(右)の画角の違い。ルンバ j7は正面にカメラを搭載したことで、障害物を検知できるようになりました(画像は発表会より)

 

これまでのルンバは、あえて「当たる」方式を採用してきました。壁やテーブルの脚まわりなど、ルンバが当たることで障害物の際(きわ)のゴミまでもかき出して吸い取るという考え方だったからです。障害物を避ける方式だと、壁際や家具の脚元などにゴミが残ってしまったり、カバーのかかったソファの場合はカバーを障害物と判断して「回れ右」してしまったりすることも。しかし、いままでのルンバの場合は、ソファのカバーも押し上げてそのままソファの下まで潜り込んで掃除できるわけです。

 

しかし、いままでの「当たる」方式だと、床に落ちたイヤホンのコードやスマホの充電コードなどを回転ブラシが巻き込んでルンバが動けなくなったり、床に粗相したペットのフンにルンバが乗り上げて目も当てられない大惨事になったりと、多くの不便が発生していました。そんな課題を解消すべく、今回初めて障害物回避機能を搭載することとなったのです。

↑このようなイヤホンの細いケーブルも検知して回避します

 

↑靴下とスリッパも形状を把握して回避。米国ユーザーのフィードバックにより実現しました

 

フンのデータを収集してシミュレーションを実行

ルンバ j7は電源コードやペットのフンなどのデータをあらかじめ備えており、掃除中にそれら障害物を見つけた場合は回避するようにプログラムされています。ペットのフンといっても千差万別。犬と猫では大きさも形も色も違う。大型犬と小型犬でもかなり異なるし、同じ犬でもその日の体調によって違ってきます。

 

そのため、アイロボットでは大きさ・色・形さまざまなフンの3Dデータを収集し、膨大なシミュレーションを実施しました。これにより、犬と猫に関しては大小様々なフンを見分け、回避することに成功。もし清掃中にペットのフンが付着してしまった場合、メーカー保証期間内1回に限り、無償でルンバ本体の修理・交換してくれるとのことで、回避プログラムに自信を持っていることがうかがえますね。

↑立派なフン(イミテーションです)に乗り上げたり引きずったりしたら大惨事。ゆえにフンの場合は、ほかの障害物より距離を大きくとって回避します

 

それぞれの障害物への対処はアプリ上で選択

ちなみに、ペットのフンを含め、ルンバ j7が掃除中に見つけ、回避した障害物は掃除終了後にアプリ上でその画像と位置情報を確認できるようになっています。ユーザーはこの報告画像を見ながら、障害物に対してどのよう対処すべきかを選択できます。

↑掃除中に見つけた障害物は、アプリのマップ上にその位置と写真を記録。ルンバがどこでどんな障害物を検知し、回避したかが一目瞭然

 

アプリに表示された障害物のなかで、床に落ちた靴下などの一時的なものに関しては、「一時的な障害物がここにあります」を選び、障害物を取り除いたあとに「もう一度清掃」を選べば、障害物が落ちていた場所だけを再度掃除するよう指示することもできます。

 

一方で、電源タップ周りなど次回以降も回避してほしい場合は「進入禁止エリアを追加」を選べば、次回以降も掃除せずに回避します。その際、禁止エリアの範囲はアプリ上で任意に指定が可能。つまり、「このコードは避けて(=このエリアには入らないで)」「これは無視してOK」など、それぞれの障害物に対して適切な対処を指定していけば、次回以降はその部屋に最適な掃除をしてくれるわけですね。

↑発見した障害物をどう処理するかがアプリ上で選択可能。誤認の場合は「ここに障害物はありません」を選べば、次回からは回避せずに掃除するようになります

 

↑一時的な障害物を取り除いたあと、障害物があった場所だけをもう一度掃除させることもできます

 

これらの対処方法を選ぶ際に「データベースに送信」を選べば、障害物の写真および対処方法がアイロボットのクラウドに送られます(送信は任意。送信しなくてもOKです)。これにより、世界中からたくさんの障害物のデータが集まり、ルンバの頭脳が学習してどんどん賢くなっていく、というわけ。ユーザーからのフィードバックにより学習した結果は、3か月に1回程度のアップデートにより、それぞれのルンバにインストールされる仕組み。このシステムは「世界60か国以上で販売され、4000万台以上の累計販売台数を誇るルンバならではの強み」と、アイロボットは胸を張ります。確かに、数にモノを言わせてデータを集める戦略はユーザーが多ければ多いほど有利。その意味で、アイロボットはユーザーという資産を最大限に活用し、還元しているといえるでしょう。

↑世界中のユーザーのフィードバックがルンバの進化に貢献することから、アイロボットはルンバ j7を「ユーザー参加型AIロボット」と紹介しています(画像はオンライン発表会より)

 

なお、ルンバ j7は日本に先駆けること約4か月前、既に米国で発売されていますが、靴・靴下・スリッパを回避できるようになったのは、この間の米国ユーザーからのフィードバックによる学習効果とのこと。ペットのフンに関しても、現在は犬と猫だけが保証の対象となっていますが、こうしたユーザーのフィードバックにより、今後はウサギやフェレットなど小動物のものも回避し、保証の対象となるかもしれません。

 

特定のルーティーンを「お気に入り」として保存できる

もうひとつ、j7は最上位モデルのルンバ s9+や従来モデルのルンバ i7と同様、家の間取りや家具の配置を学習し、マップを制作・保存して効率的に家中を掃除できます。マップを保存することで特定の部屋だけを掃除する、部屋の中の一部のエリアを掃除する、逆に特定の部屋だけを掃除しない、部屋の一部のエリアを掃除しない、といったことも専用アプリで簡単に設定できます。

 

ある特定のルーティーンを「お気に入り」として保存することも可能。例えば、食事をしたあとにキッチンとダイニングテーブル周りだけを掃除する命令を「食事」という名前でお気に入りを作れば、あとはワンタッチでその命令をこなしてくれます。「映画」というお気入りではソファの周りだけを掃除したり、「ニャンコ」ではペットの給餌ゾーン周りだけを掃除したりと、いくつもの命令を自由に設定できます。掃除したいエリアをイチから指定することなく、ワンタッチで意図した場所まで自動でルンバが移動して掃除してくれるのは、とても手軽でありがたいですね。

 

なお、ルンバ j7はスマートスピーカーにも対応しているので、例えば「ニャンコを掃除して」とスマートスピーカーに音声で話しかければ、お気に入りの内容を自動的に実行してくれます。加えて一時的な障害物も回避しつつ、入ってはいけない場所を避けてくれるわけですから、超お手軽におまかせ掃除が実現できるわけですね。

↑お気に入りを作る場合、掃除するエリアや部屋の順番も指定できます

 

クリーンベースと本体デザインも大きく変化

また、ルンバ j7+からクリーンベースの形状が変化しました。従来は縦に長い形状をしていましたが、今回から横に長い形状とし、従来モデルのルンバ i7+と比べて高さが約15cm低くなりました。これも、「ローカウンターやローシェルフの下に置きたい」というユーザーの要望に応えたもの。もともと、横幅としてはルンバ本体分のスペースを必要とするわけですから、縦のものを横にしても問題ないことになります。

↑左がルンバ j7+、右が従来モデルのルンバ i7+。クリーンベースが横長になり、従来比で高さが約15cm抑えられました

 

クリーンベースを横型したことで、もう一つのメリットが生まれました。予備の紙パックを入れておくスペースが確保できたのです。クリーンベースには最大約60日分のゴミを溜めておけますが、約2か月は意外に長く、紙パックの予備をどこに仕舞ったか忘れがち。ですが、クリーンベース内に収納されていたら、すぐ予備のものに付け替えられるて便利です。

↑ルンバ j7+(左)のクリーンベースには、左側に紙パックの予備を入れるスペースができました

 

なお、本体のデザインも大きく変わっています。天面にカメラがなくなったことでスッキリし、お手入れがしやすくなりました。ルンバ i7はスタートボタンの他に、スポット清掃、ベースに戻るためのボタンが付いていましたが、ルンバ j7はベースに戻るのは長押し、スポット清掃はアプリ操作となり、ワンボタンのみのシンプルデザインです。

↑ルンバ j7(左)は天面のデザインがスッキリ!

 

↑裏面は、ルンバ j7(左)のエッジクリーニングブラシが黒色になった以外は変更なし

 

設置しやすくなり、アプリによる掃除のカスタマイズも手軽になったルンバ j7シリーズ。今後、世界中のユーザーから寄せられたデータによってさらに賢くなり、多くの“吸い込んではいけないもの”を回避できるようになるでしょう。特にペットを飼っている家庭にとって、フンのおこぼしはロボット掃除機導入の大きなハードルとなっていましたが、j7シリーズの登場によってそのハードルが大きく下がったのは間違いありません。個人的には、猫の吐瀉物も避けてくれればと思いますが……データの蓄積により、それも近い将来実現してくれるかもしれませんね。

↑ルンバ j7とルンバ j7+が加わった新ラインナップ

 

ロボット掃除機 ルーロの「九変化」が楽しい! 家電のプロ3人×3つの時間帯でレビュー

パナソニックのロボット掃除機、RULO(ルーロ)は、部屋の隅までブラシが届く独自の三角形状が存在感を放つモデル。特に最上位モデルのMC-RSF1000は、「360°レーザーセンサー」で間取りを素早く把握し、賢く掃除できると高い評価を得ています。2021年10月のアップデートではテレワークの普及に対応し、人の邪魔にならない「在宅掃除モード」などの新機能を追加して再び注目を集めました。

 

ただし、買ったところで自分の家庭にフィットするのか? 多くの機能を使いこなせるものなのか……? そう不安に思う方は多いはず。そんな不安を打ち消すには、複数のユーザーでなるべく多くのシーンをレポートしてもらうのが一番ではないでしょうか。そこで今回は、家族構成、生活スタイルの異なる3人の家電のプロにMC-RSF1000の約2週間の実用テストを依頼。それぞれ「朝」「昼」「夜」の各時間帯ごと(3人×朝昼夜=9シーン)でリアルな使い勝手を語っていただきました。さらに、プロならではの「使い方のコツ」も聞いていきたいと思います!

 

【テストしたモデルはコチラ!】

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロ MC-RSF1000

実売価格16万9400円(税込)

360°を素早く検知するレーザーSLAM技術で間取りを正確に認識し、ゴミを効率的かつ徹底的に捕集。本体をリフトアップする「アクティブリフト」で最大2.5㎝の段差もラクラク乗り越える。障害物検知センサーで床上の玩具なども避けながら走行するため、モノが多い床上も問題なく掃除可能。本体ソフトのアップデートで、人の邪魔にならないように掃除する「在宅掃除モード」、パナソニックのクラウドを介してIoT家電同士を連携し、洗濯終了などを音声で知らせる「音声プッシュ通知」機能も利用可能になった。

SPEC●集じん容積:0.25L●充電時間:約5時間●最大稼働面積:約130畳●連続使用時間:約100分●運転モード:自動・エリア指定・徹底掃除・お手軽・在宅掃除・スポット●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

 

【ルーロを使った3人のプロはコチラ!】

PC&デジタル家電ライター

コヤマタカヒロさん

デジモノから生活家電まで幅広くレビュー。専業主婦の妻と小学生の娘3人との5人家族で、猫も2匹同居中。3階建ての戸建て住宅に住む。自身の生活は夜型で、執筆は主に自宅近くの事務所で行い、帰りは深夜になることも。リビング用にロボット掃除機を使おうと試みたことがあったが、掃除前の片付けが負担で導入を諦めていた。

フリーライター

つるたちかこさん

岩手県育ちのボートレース好きライター。GetNavi webでは書評コラムや取材記事、家電レビューなどを手掛けている。夫婦共働きのマンション暮らしで、掃除は週末に夫婦で2時間ほどかけて全室を一気にキレイにするスタイル。コロナ禍以降、夫婦ともに自宅で暮らす時間が増えたために以前よりホコリが目立つようになり、週一の掃除ではカバーしきれないのが目下の悩み。

家電ライター

平島憲一郎さん

調理家電や掃除機などの生活家電を中心に執筆活動中。会社勤めの妻、猫2匹ともにマンションに暮らす。自身は超夜型の生活で、仕事はもっぱら自宅の仕事部屋で行なっている。家の中には家具やモノがかなり多め。猫が2匹いるせいで床上に抜け毛やトイレ砂が落ちていることが多く、毎日の掃除は必須。ロボット掃除機も使っているが、掃除前の家具や小物の移動を煩わしく感じている。

 

【その1 朝のルーロ編】

コヤマさんの場合

これまで行っていた都度掃除の回数が明らかに減った!

コヤマ家では、汚れを見つけたらその都度掃除しつつ、土曜日に細かい部分を家族総出でまとめてキレイにする掃除スタイル。子ども達のモノが散らかっているリビングは、今回のテストを機にルーロに掃除を任せてみたそう。

「朝の掃除は、子ども達が登校したあとの9時にスケジュール予約で行いました。子ども達には寝る前に『朝、ルーロが通れるようにリビングの床に落ちてるものを片付てね』と言っておいて。すると、『汚れてるなあ』と思うことが減り、都度掃除の回数も明らかに減りました。また、部屋の隅やダイニングテーブルの奥などルーロが入れない場所があるのですが、それらを全部片付けるのは大変。そこで、『今日はこのすき間だけ空けておこう』とか、毎日少しだけ家具やモノを動かすことで、負担を感じずに部屋をキレイに保つことができました」(コヤマさん)

↑アプリでゴミの量(左)や走行の軌跡(右)を表示できるので、効率的な掃除の戦略も立てやすいです

 

つるたさんの場合

事前の片付けはせず、朝は完全におまかせ

つるたさん宅のリビングにはそれほどモノがなく、ダイニングテーブルとソファとテレビ、観葉植物が少しある程度。お掃除前に床を片付けることもなく、朝8時にスケジュール設定しておくだけで、ルーロは障害物を避けてスムーズに掃除してくれるそう。

「私は8時半まで寝室で寝ているんですが、ルーロの運転音はとても静かで、寝ていても気が付きません。安心して朝寝を楽しんでいますね(笑)。あと、ルーロの良さを実感したのは、リビングと廊下の間のドアの隅にたまっていたゴミの塊が取れていたとき。いつも三角形の角にあるサイドブラシで一生懸命に隅のホコリをかき取ってくれますよね。こんな場所のゴミまで取ってくれるのか! と感動しました」(つるたさん)

↑独自の三角形状で部屋の隅までしっかり掃除します

 

平島さんの場合

リビングダイニングの難所を「エリア指定」で回避

平島さん宅では、奥様が8時過ぎに会社に行き、平島さんが起きるまでの11時のあいだにリビングダイニングだけスケジュール予約でルーロに掃除させたといいます。

 

「ただし、コの字型の脚を持つパーソナルチェアにロボット掃除機が乗り上げて走行不能になることが多かった。そこで、朝はアプリで設定する『エリア指定』でチェアがある場所を進入禁止エリアに指定して使いました。障害物の回避性能もかなり優秀で、ほかのロボット掃除機なら接触するプランタースタンドの細い足もしっかり回避してくれました。ただし、入れない隙間はあるので、少し家具の位置を移動することも。その際は、アプリのマップ機能を使ってルーロがどこに入れなかったか確認できたのが便利でした」(平島さん)

↑3種類のセンサーで障害物を検知し、床に置かれたモノを避けて掃除します

 

【その2 昼のルーロ編】

コヤマさんの場合

運転音が静かで家族の生活を邪魔しない

今回、ルーロは「昼の時間帯にもよく使っていた」とコヤマさん。ルーロの運転音が非常に静かなのに驚き、人がいる時間帯でも掃除させようと考えたそうです。

 

「ルーロが掃除中でも会話はできるし、テレビも見られるし、まったく問題ありませんでしたね。また、今回は人の足を検知して回避する『在宅掃除モード』を使うことも多かったですが、本当に足にぶつからないので感心しました」(コヤマさん)

ちなみに、昼の掃除はスケジュール機能を使わず、Google Home対応のスマートスピーカーに声がけして掃除させていたとか。

 

「フレーズを厳密に言わなくても『OKグーグル、掃除して』だけで動いてくれるので、日常的に使えると思いました。音声操作でスケジュール予約もできるようですが、スマートスピーカーは“その場感”というか、パッとその場で掃除させるのに向いていると思いますね。また、うちではスマートスピーカーをキッチンカウンターに置いているので、料理や洗い物をしながら声だけで掃除させられるのはとても便利でした」(コヤマさん)

↑ Google アシスタント 搭載のスマートスピーカーと連携させれば、音声での操作が可能です

 

つるたさんの場合

遠隔操作で掃除し忘れた場所を掃除できて大助かり!

昼の掃除では、つるたさんはスマホでのリモート操作が便利だったそう。

 

「キッチンで昼ごはんを作って洗い物をしたあと、野菜の切りクズなどが落ちてるな……と思ったのですが、掃除するヒマがなかったのでそのまま仕事で外出。出先でルーロを遠隔操作しました。『エリア指定』でキッチンだけ掃除させましたが、帰宅後ダスト容器を見たら野菜クズもしっかり取れていました」(つるたさん)

↑ルーロを自宅の無線LANルーターと接続すれば、アプリで遠隔操作が可能です

 

また、つるたさんが特に便利だと思ったのはアプリの画面上に掃除機の進行ルートがリアルタイムで表示されること。

 

「表示通りに動いているのかかなり疑っていたので、自宅にいた夫に確認してもらったら、『本当にその通りに動いてる』って言われて驚きました(笑)。掃除し残した場所をあとで外から指定して掃除できて、しかも、止まらずにちゃんと掃除しているのがわかるところは、精神的にもすごくラクですね」(つるたさん)

↑アプリではリアルタイムで運転状況が確認できるので安心

 

平島さんの場合

進入禁止エリアの指定で片付けのストレスを減らす

ライターという職業柄、在宅の時間が多い平島さん。昼の時間帯には、リビングをはじめ、廊下や寝室もまとめて掃除するときもあったそう。その際は、ちょっとした工夫をしたといいます。

 

「ルーロは障害物回避機能が優れているとはいえ、モノが多いとそれだけ掃除に時間がかかってバッテリー消費も増える。そこで、『エリア指定』による進入禁止エリアの設定をうまく使うのもオススメです。私の場合、家具やモノが多いリビングダイニングは、椅子やサイドープルなどを1か所にまとめて進入禁止エリアに指定。掃除終了後は家具を元の場所に戻してから進入禁止エリアを掃除エリアに指定し直し、そこだけ掃除させました。これだと置き方が雑でも掃除に支障がないので、ストレスが少ないのが良いですね」(平島さん)

↑赤枠で「掃除しないエリア」を指定すれば、ルーロが侵入しないエリアを設定できます

 

【その3 夜のルーロ編】

コヤマさんの場合

標準モードで掃除してもうるさいとは感じなかった

夜は毎日ルーロを走らせることはなく、家族が寝ている間に試しに掃除させてみたとのこと。

 

「リビングはすでに娘達が片付けてくれているので、それなら朝でなく夜のうちにやってみようかと。『音ひかえめ設定』でなく標準モードで掃除しましたが、階下の寝室にいてもうるさく感じることなく、気がついたらスマホに掃除終了の通知が来ていました。ルーロは障害物回避能力が高く、モノに当たらないので、掃除機本体が壁や家具にドンドン当たる音がしないのも静かだと感じる理由のひとつです」(コヤマさん)

↑ルーロはレーザーSLAMですばやく間取りや障害物の場所を把握するため、暗い場所でも走行が可能です

 

つるたさんの場合

音声プッシュ通知で掃除以外でも活躍!

夜はテレビを見て過ごすことが多いつるたさん。その状況でルーロがどれほどの運転音を出すのか気になっていたそうです。

 

「実際に掃除させてみると意外に運転音が気にならず、テレビを見ているあいだに掃除してもらうのもアリかなと思いました。ただ、やや振動があるので、下の階にどのくらい響くのかは少し気になりましたね。『お手軽モード』を選ぶとゴミが多くたまりがちな場所だけ掃除でき、時間も10分程度で終わるので、夜に仕上げの掃除をするという意味では便利かなと思います」(つるたさん)

 

また、掃除とは無関係ながら、今回つるたさんが重宝したのが音声プッシュ通知機能。家事のいろいろなタスクを登録しておくと、その時間がきたときに音声でリマインドしてくれて助かったそう。

 

「私はお風呂掃除が面倒なんですが、設定時刻になると『そろそろお風呂の時間です』と言ってくれるので、『しょうがない。掃除するか!』とやる気になる。わが家にはスマートスピーカーがないので、この機能は便利でした」(つるたさん)

↑プッシュ通知の履歴。つるたさんは22時30分にお風呂掃除をリマインド

 

平島さんの場合

ペットが汚す場所を夜に効率良く掃除できた

平島さん宅のリビングダイニングでは、猫がトイレから飛び散らせた猫砂、猫用爪とぎのカス、毛づくろいしたあとの抜け毛があちこちに点在。夜はそうした汚れが気になる場所を掃除したそうです。

「汚れやすい場所は決まっているので、『エリア指定』で掃除するエリアや進入禁止エリアを設定して保存しておくと、手早く掃除できて便利です。イレギュラーな場所が汚れているときは本体ごと移動させ、半径1.5mを掃除できるスポットモードを使用しました」

 

ちなみに夜掃除では静音モード(音ひかえめ設定)を使用。

 

「通常モードでも十分静かですが、“音ひかえめ”にするとさらに運転音が気になりません。音に敏感な妻も、夜掃除に関してまったく文句を言いませんでした」(平島さん)

↑運転音を抑えたいときは、アプリで音ひかえめ設定を選べばOK

 

【まとめ】

時間帯や家庭環境を問わず使えて総合力が高い!

このように、三者が朝、昼、夜で多様な使い方をしたルーロ MC-RSF1000。それぞれの生活に多くの「楽しさ」や「気づき」を与えてくれる製品だったようです。

 

「運転音が静かなのがいいですし、アプリのマップで掃除できなかった場所や汚れ具合の可視化ができるので、『明日はこの家具を移動して、こんな風に掃除させよう』などと工夫できるのも面白い。リビングの掃除に悩んでいたわが家にはすごく相性が良いモデルでした」(コヤマさん)

「ルーロを毎日使って、いままで手が回らなかった場所のゴミまで掃除してくれたことに感動。これまでの週一回の掃除では足りなかったと改めて実感しました。音声で明日の天気なども教えてくれるのも楽しい。家族のように付き合える製品だと思います!」(つるたさん)

 

「家具やモノ、人の足に触れずにゴミを捕集する技術や運転音の静かさなど、ユーザーのことをよく考えて作られていると感じました。段差の前で自動的に本体を持ち上げて乗り越える『アクティブリフト』も便利で、何より本体前面がガバッと持ち上がるギミックが面白い! ちょいがけを含め、1日に2回3回と使える気軽さも、このモデルの魅力だと思います」(平島さん)

↑「アクティブリフト」機能も搭載。ラグなどの高さ最大25mmまでの障害物があった場合、フロント3Dセンサーで検知し、自動的にタイヤユニットを押し出して本体を持ち上げて乗り越えます

 

隅のゴミ取り性能や障害物の回避性能をはじめ、運転音の静かさ、「エリア指定」を含むアプリの使いやすさなど、異なる環境の三者が高く評価したルーロ MC-RSF1000。どんな家庭でも時間帯を問わずに使える、総合力の高いモデルであることは間違いありません。掃除で悩んでいる方は、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

こんな掃除機を待ってた! 吸引と除菌が同時にできるレイコップ「RAYCOP GENESIS」登場

レイコップ・ジャパンは、UVランプと回転ブラシを一体化したヘッドを新搭載したコードレススティッククリーナー「RAYCOP GENESIS(レイコップ ジェネシス)」を、2月10日より発売します。実売予想価格は3万2800円(税込)となっています。

↑カラバリはレッド(左)とブルー(右)の2種類

 

掃除と除菌を一度に叶える! 一台二役のスティッククリーナー

本製品の特徴は、医療現場でも除菌灯として採用されているUVランプを、回転ブラシと一体化させたヘッド。2020年に発売された「レイコップ RSC」にもふとん、じゅうたんに対応するUVヘッドが搭載されていましたが、フローリングでは使用できず、床用ブラシと付け替えるひと手間がありました。

 

その点、「RAYCOP GENESIS」は、フローリングにも対応する回転ブラシとUVランプが一体化しているので、気軽に家中を吸引掃除するとともに、除菌・ウイルス除去・ダニ除去が可能。その除去率は一往復でいずれも99%以上なのだとか。また、UVセンサーのオンオフ機能により、対象物の色を選ばずUV除菌をすることができます。

↑UVランプと回転ブラシが一体化した「UV一体型ヘッド」

 

このほか、花粉やダニのフンや死がいなど約20μm以上のハウスダストをダストセンサーで検知してランプでお知らせ。ゴミを吸い込むと自動で吸引力を高めるオートモードも搭載し、見えないゴミを逃さず、最適な吸引量で掃除が可能になりました。

↑ダストセンサーで目で見えないハウスダストも検知します

 

パワーヘッドに取り付けるクリーンカバーを付属するのも特徴。床掃除をしたあとに、同じヘッドで布団やソファのお手入れをするのは抵抗がありますが、クリーンカバーをパワーヘッド底面につけることで、ヘッドに付着した汚れを気にせず掃除できます。

↑ファブリックのお手入れ時は、クリーンカバーをパワーヘッド底面につけて掃除すればOK

 

運転時間はノーマルモードで最長約31分。重さは1.7kgと軽量でコードレスということもあり、ストレスフリーで使えそう。

 

除菌と掃除が同時にできるとあって、赤ちゃんや小さな子どものいる家庭、ペットを飼う家庭をはじめ、清潔さに気を遣うユーザーは特に注目したい製品です。

↑軽量でコードレスなので、家中をくまなく掃除できます

 

 

今度は「育てるルンバ」が登場! 前面カメラ初搭載の最新モデル「ルンバ j7+」は何ができるか?

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ j7+」「ルンバ j7」を2月10日(木)より販売を開始します。実売価格は、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属するルンバ j7+が12万9800円、クリーンベースを省略したルンバ j7が9万9800円(いずれも税込)。この発売に伴い、OSの「iRobot Genius(アイロボット ジーニアス)ホームインテリジェンス」(以下、iRobot Genius)の最新バージョンをiRobot Home アプリを利用するユーザーに提供を開始しています。

↑今回発表された「ルンバ j7+」。このほか、クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属しない「ルンバ j7」もあります

 

↑「ルンバ j7+」「ルンバ j7」の価格と発売日。このほか、ルンバ j7とカラーリングを合わせた床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6 グラファイト」(写真右/実売価格7万6868円・税込)も3月4日に発売されます

 

コードやペットの排泄物などの障害物を識別して回避

「ルンバ j7+」「ルンバ j7」は、「PrecisionVision ナビゲーション」を搭載。ルンバ初となるロボット前面に搭載されたカメラにより、リアルタイムに目の前の障害物に反応し、特定の障害物を識別して回避します。現時点で回避する障害物はケーブル類 (ヘッドホンのコード、電源ケーブル)、ペットの排泄物(固形物)、靴(スリッ パ)、靴下、充電ステーション(「ルンバ j7+」「ルンバ j7」「ブラーバ ジェット m6」)で、このアイテムは今後順次増えていくとのこと。

↑前面にカメラと照明用のLEDを搭載。床面に置いてあるモノを映して識別します

 

↑現時点でルンバ j7が回避する障害物

 

これにより、散らかったままの部屋でも障害物を認識して、回避しながら確実に清掃することができるといいます。回避した未清掃のエリアをお知らせする機能も搭載されており、掃除残しを防げます。また、この技術により、従来では難しかった細い家具の脚なども検知可能になり、優しく接触して清掃することが可能になりました。

↑床に落ちている靴下を回避するルンバ j7

 

↑ペットオーナーの悩みだったペットの排泄物も回避

 

データの蓄積により、回避できる障害物が増えていく

ユーザーが障害物のデータを提供することで、ルンバを「育てる」ことができるのも特徴。清掃中に障害物が見つかると、清掃終了後にアプリ上にその画像が表示され、これらの障害物に今後どのように対処すべきかを、アイロボットが管理するクラウド上にユーザーが任意でフィードバックできます。世界中のユーザーからのフィードバックが収集されることでデータが構築され、回避できる障害物が増えていきます。世界中のユーザーがルンバの進化に貢献するというこの仕組みは、世界シェアナンバーワンを誇るアイロボットだからこそできる特徴のひとつとのこと。

↑コードを発見した場合。アプリ上で「進入禁止エリアを追加しますか?」と提案してくれます

 

OSのアップデートにより、外出を検知して起動することも可能に

このほか、アップデートされたOS「iRobot Genius」により、ユーザーの清掃方法を細かく学習し、便利な機能を提供するとのこと。例えば、アプリを通して特定の場所を掃除でき、進入禁止に設定できるのはもちろん、清掃にかかる時間を事前に知らせる機能や、携帯電話の位置情報を応用して外出したらルンバが清掃を開始する機能などを新たに搭載。また、吸引モーターを起動せずに部屋から部屋へ静かに移動する「クワイエット走行」や、ルンバを買い替えても間取りを記憶したマップを引き続き使用できる「マップコピー」なども追加されました。

↑スマホの位置情報を活用して、外出時に起動させることも可能

 

クリーンベースが横長タイプに変更

「ルンバ j7+」に搭載されているクリーンベース(ゴミ収集機)は従来の縦長から、横長タイプへと一新。これにより、テーブルなどの下にも収納しやすくなりました。クリーンベース内には予備の紙パックを入れておくスペースを確保。「滅多に交換しないだけにいざという時に交換用が見つからない」というユーザーの意見を解決しています。

↑ルンバ j7+(左)はクリーンベースを横長としたことで、従来モデルのルンバ i7+(右)より高さを約15cm低くしました

 

↑クリーンベースが低くなったことで、棚の下などにも設置しやすくなりました

 

「ルンバ j7+」「ルンバ j7」は、“インテリアに溶け込むようなロボット”をテーマにデザインされ、グラファイト調のディスクアイコンを新たに採用したほか、ボタンひとつだけのソリッドなフェースプレート、細かい凹凸の入ったクリーンベースの質感、ハイグレード感のあるレザー調のプルタブなど、ディテ ールまでこだわったデザインを採用しています。

↑質感にこだわったデザインも特徴

 

発売を記念したサブスクのおトクなキャンペーンも

このほか、ルンバ j7+ / j7はルンバのサブスクリプションプラン「ロボットスマートプラン+」に追加され、「おためし2週間コース」と「あんしん継続コース」が利用可能になりました。さらに、ルンバ j7+ / j7の発売を記念し、同モデルの「あんしん継続コース」を3月14日までに申し込むと、3か月ぶんの料金が無料になるキャンペーンも実施しています。コード類やペットの排泄物などの障害物を回避し、OSのアップデートでさらに機能が増えたルンバ j7、クリーンベースの改良で設置しやすくなったルンバ j7+。サブスクプランやおトクなキャンペーンも踏まえて、試してみてはいかがでしょうか。

↑ルンバ j7+とルンバ j7は、サブスクリプションプランでも利用可能になりました

 

付属ツール6種類で3万円台! アイリスオーヤマの「サービス精神旺盛な掃除機」は本当に使えるのか、8項目でチェック

アイリスオーヤマのコードレス掃除機「充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B」はその名の通り、6種類ものツールが付属して重さもわずか1.4kg。しかも価格は4万円を切る価格とお手頃なのが魅力です。ただ、サービス精神が旺盛なのは良いが、実際の性能が価格以下では意味がない……ということで、掃除機の検証企画でおなじみの家電ライター・平島憲一郎さんが本機を隅々まで徹底的にテスト。「吸引力」「操作性」「静音性」「ゴミ捨て」「お手入れ」「設置性」「汎用性」「独自機能」の8項目にわたってチェックしました!

※本記事は、軽量コードレススティック掃除機の注目の5ブランド(ダイソン、シャープ、パナソニック、日立、アイリスオーヤマ)の性能と使い勝手を多角的に検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格3万9100円(税込)

同社サイクロン史上最軽量の1.4kgながらパワフルな吸引力と豊富な便利機能も兼備。自走式パワーヘッドのパワーは落とさずヘッドの重さを約60%カットし、狭い場所も快適に掃除できる。人気の静電モップクリーンシステムやほこり感知センサーも搭載。付属ツールは5種類を備え、家中を快適に掃除できる。準HEPAフィルター搭載で0.3μm以上の微粒子を99.5%以上捕集。●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg

 

【その1】フローリングとカーペットで吸引力をチェック!

【テストの内容はコチラ】

今回のテストでは、フローリング上とカーペット上でのゴミの除去具合をチェック。それぞれの床面に重曹、コルクパウダー、猫砂、脱脂綿+人工毛を順番に置き、それぞれを1ストロークでどれくらい除去できるか検証しました。

 

フローリング上でのテストでは、実際の掃除で最もよく使うであろう「標準モード」、センサー機能搭載機種では「自動モード」を採用しました。カーペット上では繊維の奥に潜るゴミも多いため、その掃除機で最も吸引力の強いモードを基本にテストしました。

↑手前から重曹、粒径1~2mmのコルクパウダー、直径3mm×長さ6~7mmの猫砂、細かくちぎった脱脂綿、長さ15cmのポリエステル製人工毛を順番に置き、ゴミ除去能力をテストしました

 

【フローリングでの吸引力テスト結果はコチラ】

猫砂の取り残しは少なめで、重曹にわずかな取り残し

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

「自動モード」でテスト。猫砂以外はおおむね取れていますが、重曹にわずかに取り残しが見られました。猫砂は押し出されつつ前に弾かれるものも多かったですが、残った量は比較的少なめでした。

↑SCD-L1P-Bのヘッド裏です。ブラシ毛の硬さは他モデルに比べると柔らかめでした

 

↑ヘッド前面の写真。前面カバーから床面までの距離は約4mmでした

 

【カーペットでの吸引力テスト結果はコチラ】

重曹やコルクパウダーの除去力に優れる一方、猫砂が取り切れず

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

「ターボモード」でテストしたところ、重曹およびコルクパウダーの除去はかなり優秀。一方、猫砂に関しては写真では上手に取れているように見えますが、カーペットの継ぎ目をめくるとそこに大量に潜り込んでしました。また掃除後にヘッドからダストボックスに回収し切れなかった猫砂がパラパラ落ちてきたのも残念でした。

 

【その2】操作性・静音性をチェック!

【操作性・静音性テストの内容はコチラ】

コードレススティックの掃除機がけのしやすさは、標準質量(本体、延長パイプ、ヘッドの重さの合計)とヘッドの首振りのスムーズさ、人力での掃除機がけをアシストするヘッドブラシの回転力が重要です。今回はこの3項目に加え、ソファ下など高さのない場所や家具と壁のすき間などへのヘッドの進入しやすさ、掃除の快適さを高めるアシスト機能などを確認。さらに、前回の「吸引力」と内容が類似しますが、掃除機の取り回しと大きな関わりを持つ「壁際でのゴミの取れ具合」を検証(壁際に重曹をまいて吸引)します。このほか、広い住居スペースの掃除をする際に問題となる連続運転時間や、充電時間もスペック上でチェックしていきます。

 

静音性についても検証。ここでは市販のデジタル騒音計を使い、騒音計から1.5m離れた場所で騒音レベルを測定しました。ただし、今回は生活空間での測定であり、あくまで参考値とお考えください。騒音の数値とは別に、実際に聴いた音の印象も解説します。

↑掃除機を稼働していない状態での騒音レベルが33.6dBA(※)前後の環境でテストしました ※dBA…音圧レベルを人間が感じ取れる周波数で補正したもの。より人間の聴感に近い騒音レベルを表します

 

【操作性テストの結果はコチラ】

操作性は良好で、ゴミの量に合わせて吸引力も自動調整

標準質量は1.4kgで、ヘッドブラシは自走性が高く、操作感は軽快です。ただ、他の4機種と比べると、ヘッドの左右の首振りの際にわずかなぎこちなさを感じました。本体が床にペタッとつくので、家具下など高さのないスペースの掃除もスムーズです。ベッド下などでの首振りは、本体位置を下げながら徐々に左右に振ればOK。方向を変えるときは一度ヘッドを外に出すことで問題なく行えました。

↑自走式パワーヘッドを採用。なおかつヘッド自体の重さも従来モデルより約60%カットしていて、軽快に操作できます

 

本機にはゴミセンサー(ほこり感知センサー)が搭載されています。センサー感度は高く、わずかなゴミにも反応してランプが赤く光ります。また、自動モード、セーブモード時にはゴミの量に合わせて吸引力も自動調整します。ランプが大型で視認性が高いのもメリットです。

↑ゴミが少ないとダストカップ部分が緑に点灯します

 

↑ゴミが多いと赤に点灯

 

そのほか印象的だったのは、カーペットを掃除する際に、ヘッドがカーペットに吸い付く力が他の機種に比べて弱めだったことです。本機には「標準/セーブ/自動/ターボ」と4種の吸引モードがあり、「標準」だとそれほどくっつかず、自動だとちょっとくっつきが強くなる程度でした。

 

壁際は自動だとやや惜しい。バッテリー追加購入で長時間の掃除にも対応

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除は、自動モードだと床と壁の間にやや多めに重曹が残ってしまいました。一方、ターボモードではわずかに取り残しがあったものの、壁と床のすき間に入り込んだ重曹もほとんど取り切っていました。

 

連続使用時間は標準モードで約15分、セーブモードで約40分、自動モードで約22分。ターボモードでは約8分となります。ちなみに本機は着脱式バッテリーを採用しており、バッテリーを追加購入して交換すれば、稼働時間を倍増させることも可能。充電時間は約4時間です。

↑バッテリーは本体底部後方に収納。ふたをスライドするだけで簡単に取り外せます

 

吸引力アップにつれて音量は上がるが、高音域が耳につかない

自動モードでゴミがない場所での騒音レベルは65.0dBA。ヘッドブラシが回転するモーター音が耳につく一方、風切り音はそれほどうるさくありませんでした。自動モードでほこり感知センサーによってゴミを感知した場合は66.6dBAにアップ。パナソニックと比べると、吸引力アップ時の音量変化はより少なく感じました。

 

ターボモードでの騒音レベルは69.6dBA。標準モードやターボモードにすると風切り音は大きくなりますが、他のモデルほど高音域が耳につかないのが印象的でした。ちなみにセーブモードではブラシの過回転が止まるため、測定値は56.2dBAとさらに静かになりました。

↑自動モードでゴミがない場所での騒音レベル

 

【その3 】ゴミ捨て・お手入れをチェック!

【ゴミ捨て・お手入れのテスト内容はコチラ】

ゴミ捨て頻度に関わるダストカップ容量と、ゴミを捨てるまでの手順をチェック。また、ゴミ捨てを容易にする機能や工夫も合わせて確認しました。

 

お手入れの面では、ダストカップと集じん部の分解・組み立て、掃除のしやすさを確認。それらのパーツが水洗いに対応しているかどうかをチェックしました。さらに、掃除機のメンテナンスで最も面倒な作業のひとつである、ヘッドブラシの毛絡み除去のしやすさも検証しました。

 

【ゴミ捨て・お手入れのテスト結果はコチラ】

ダストカップや回転ブラシのほか付属ツールの静電モップも丸洗いできる!

ダストカップ容量は0.3Lながら、メーカーが推奨する集じん容積は0.15L。ダストカップに表示された「ゴミ捨てライン」までゴミがたまったらゴミ捨てがオススメです。ゴミ捨ての手順は、ダストカップ底部のボタンを押してロックを外し、本体からダストカップを取り外してからダストカップ内のサイクロンユニットを外してゴミを捨てます。

↑サイクロンユニットの両側のつまみを持ちながらダストカップから抜いてゴミ捨てを行います

 

↑ゴミ捨て後にダストカップを本体に戻すときは、まずダストカップ上部の溝を本体側のつめに掛けてから、ダストカップ下部を「カチッ」と音が鳴るまで押し込みます。多くの機種はダストカップ下部にフックがあるので、このタイプは珍しいです

 

メンテナンス面ではダストカップ周りが水洗いに対応。カップやメッシュフィルター、排気フィルターなどに付着したゴミをかき取るのに使うクリーニングブラシも付属しています。ヘッド部の回転ブラシは長く使うと毛絡みができるのがやや面倒。またブラシがベルト駆動なので、手入れする際の着脱にも最初は手間取るかも。

↑左からダストカップ、サイクロンユニット下部、サイクロンユニット上部、スポンジフィルター、排気フィルター。すべて水洗いでき、メンテナンスの手間を軽減できます

 

↑サイクロンユニット上部のメッシュフィルターに絡まった毛ゴミは付属のクリーニングブラシで除去。クリーニングブラシはダストカップに装着するタイプでなく、充電スタンドなどに別途収納します。使いたいときにすぐに取り出せないのが惜しい……

 

↑回転ブラシはベルト駆動

 

↑ダストカップ周りのほか、写真奥にある回転ブラシと静電モップが水洗いに対応。特に静電モップは使っているうちにホコリの付着が目立ってくるので、それを一瞬で除去できるのは助かります

 

【その4】設置性・汎用性・独自機能をチェック!

【設置性・汎用性・独自機能のテストの内容はコチラ】
「設置性」に関しては、充電台・収納スタンドの有無、収納のしやすさ、収納後の安定性、充電のしやすさなどをチェック。「汎用性」は付属ツールをチェックしつつ、それを使ってどれだけ幅広い場所を掃除ができるかを確認します。最後に「独自機能」として、これまでに解説した機能も含め、掃除機選びのポイントになりそうな特徴的な機能を確認していきます。

 

【設置性のテスト結果はコチラ】

掃除機本体と付属ツールすべてをスタンドに設置できる!

SCD-L1P-Bにはセットするだけで充電できるスタンドを付属。掃除機をセットしたあとに電源プラグを本体に挿す手間がないのが便利です。また後ほど紹介しますが、同機には多彩な付属ツールを同梱。それらのツールがすべてスタンドに収納できるのもうれしいポイントです。

↑「フレキシブルホース」(延長ホース)や「布団用ヘッド」など5種類のアタッチメントとクリーニングブラシをすべてスタンドに設置可能。充電アダプターのプラグをスタンドに装着すれば、掃除機のセットと同時に充電開始できます。掃除機本体から充電コードが垂れないので、見た目にもスッキリ

 

↑スタンドに本体を収納する際は、延長パイプ裏側のコネクターの溝に充電スタンドの支柱部分のフックがかみ合うように挿し込みます

 

↑挿し込む深さが割と深めでセット後は安定している印象。スタンドの支柱が延長パイプのコネクターを失敗なく挿し込める形状になっているのも、配慮が感じられます

 

【汎用性のテスト結果はコチラ】

6種類のアタッチメントで家中を効率よく掃除できる

本機の付属ツール(アタッチメント)は静電モップも含め6種類と多彩。ふとん掃除から窓のサッシ、ブラインドカーテンなど幅広い掃除に対応できます。

↑写真上段左から「布団用ヘッド」「ミニヘッド」「すき間ノズル」「ブラシノズル」、中段は「静電モップ」で下段が「フレキシブルホース」

 

↑掃除機本体と付属ツールの間に「フレキシブルホース」を挟むと、片手で掃除機を持ちながらもう片方の手でツールを操作でき、こまごまとした掃除がよりスムーズに行えます

 

【独自機能のテスト結果はコチラ】

ホコリをサッと取り除ける静電モップや「ほこり感知センサー」も搭載!

アイリスオーヤマのスティッククリーナーの独自機能であり、ユーザー評価も高いのが「静電モップ」です。これはモップの毛を帯電させることで様々な場所についたホコリを吸着除去できるツール。モップを収めるケースが掃除機の延長パイプに装着できるため、床掃除の途中でテレビについたホコリが気になるときなどにモップをサッと取り出して使えるのでとても便利。モップについたホコリは充電スタンドの台座部分にある吸込口から吸引でき何度も繰り返し使用可能。汚れが目立ってきたら水洗いもできます。

↑ナイロンケースからモップを引き抜くときに静電気が発生。モップが帯電し、ホコリを吸着しやすくなります

 

↑ブラインドの掃除は面倒ですが、静電モップならブラインドの羽根の間に差し込んで横にスライドさせるだけでホコリを取ることができます

 

↑充電スタンドに掃除機をセットし、掃除機を自動モードで起動。吸込口にホコリのついた静電モップを差し込み前後に動かすと、除電プレートで静電気を除去しながらホコリを吸い取ります

 

また、本機は「ほこり感知センサー」を装備。センサーが感知したゴミの量によってランプの色が変わります。また、自動・セーブモードを選択するとランプの色が変わるだけでなく吸引力も変化します。

↑ゴミの量が少ないとダストカップ側面のランプが緑色に点灯

 

↑ゴミの量が多いとランプが赤く点灯します。吸引力の変化は、パナソニックよりも少なく感じました

 

バッテリーは着脱式になっていて、別売のバッテリーを買い足せば最長80分の連続運転も可能。ただ、いまのところ専用充電器はなく、充電スタンドか本体を介してしか充電できません。掃除しながらの充電ができないのは、効率重視派にはやや物足りないかも。とはいえ、しょっちゅうバッテリーを取り替えて連続掃除する人でなければ、掃除機をスタンドに立てたら充電開始できるほうが手間がかからず便利だと思います。

 

【その5】テストのまとめ・こんな人にオススメ!

本機は「マルチツールセット」という名を冠するだけあって、とにかく多機能でアタッチメントが豊富なのが特徴。また、吸引力や操作性など各検証項目でほぼ平均かそれ以上の成績を残していて、猫砂の除去以外は大きく劣るポイントがありません。部屋中の幅広い掃除をそつなくこなせる掃除機を探している人には文句なしの一台。特に掃除中にテレビ周りや置物などのホコリが気になる人には、最適なモデルと言えるでしょう

 

「ダイソン史上最軽量モデル」の実力は? 家電のプロが「Dyson Micro 1.5kg」を8項目で詳しくチェック!

ダイソンのコードレスクリーナー「Dyson Micro 1.5kg」はその名の通り、標準質量がわずか1.5㎏のダイソン史上最軽量モデル。軽くなったのはいいですが、実際のゴミの除去性能や使い勝手がどうなのかが気になるところ。では、実際に使ってテストしてみよう! ということで、掃除機の検証企画でおなじみの家電ライター・平島憲一郎さんが本機を隅々まで徹底的にテスト。「吸引力」「操作性」「静音性」「ゴミ捨て」「お手入れ」「設置性」「汎用性」「独自機能」の8項目にわたってチェックしました!

※本記事は、軽量コードレススティック掃除機の注目の5ブランド(ダイソン、シャープ、パナソニック、日立、アイリスオーヤマ)の性能と使い勝手を多角的に検証する連載企画を再編集したものです

 

【今回テストした機種はコチラ】

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格5万3900円(税込)

ダイソンのコードレススティック史上最軽量の1.5kgを誇るモデル。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymiumモーターと独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)により、大きなゴミから微粒子ゴミまでパワフルに取り除く。0.3μmの微粒子を99.99%キャッチし、部屋の空気よりきれいな空気を排出するという。最長運転時間は約20分(※)、強モードでは最長約5分の連続運転が可能だ。●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1.5kg

※:モーター駆動でないツールをエコモードで使用した場合

 

【その1】フローリングとカーペットで吸引力をチェック!

【テストの内容はコチラ】

今回のテストでは、フローリング上とカーペット上でのゴミの除去具合をチェック。それぞれの床面に重曹、コルクパウダー、猫砂、脱脂綿+人工毛を順番に置き、それぞれを1ストロークでどれくらい除去できるか検証しました。

 

フローリング上でのテストでは、実際の掃除で最もよく使うであろう「標準モード」、センサー機能搭載機種では「自動モード」を採用しました。カーペット上では繊維の奥に潜るゴミも多いため、その掃除機で最も吸引力の強いモードを基本にテストしました。

↑手前から重曹、粒径1~2mmのコルクパウダー、直径3mm×長さ6~7mmの猫砂、細かくちぎった脱脂綿、長さ15cmのポリエステル製人工毛を順番に置き、ゴミ除去能力をテストしました

 

【フローリングでの吸引力テスト結果はコチラ】

猫砂がわずかに残る以外はすべてのゴミを除去

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

「標準モード」でテスト。猫砂がわずかに取りきれずに残っているほかは、すべてのゴミを除去できていました。また、ヘッドが通過した端から端まで残さず重曹が取れていることに注目できるでしょう。ヘッドは中央の吸込口付近が最も吸引力が強く、端のほうになるほど吸引力が落ちるため、掃除機によっては端に微細なゴミの取り残しが残るものですが、その点Dyson Micro 1.5kgはしっかり重曹が除去できていました。

 

一方、ヘッドの回転が強すぎて、吸引しきれずヘッドから猫砂が少し飛び出してしまいました。実際の掃除ではヘッドを引くときに残ったゴミも捕集できるので、それほど問題はないと思われます。

↑独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)を採用。赤と青のナイロンフェルト製ローラーブラシで大きなゴミも微細なゴミもまとめて包み込むため、ヘッド前面が大きく開いていてもヘッド内部の吸引力を維持できます

 

↑写真のように同機のヘッドは前面カバーが大きく開放され、大きめのゴミを押しのけることもありません。カバーから床面までの距離(すき間)を測ったら約32mmありました

 

【カーペットでの吸引力テスト結果はコチラ】

重曹がカーペットの繊維の奥に多く残る結果に

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

Dyson Micro 1.5kgは「MAXモード」でテスト。カーペットではフローリングとはまったく違った結果となりました。まず粒子が細かく、比重が重い重曹がカーペットの繊維の奥に残ってしまっています。コルクパウダーと脱脂綿もわずかに残りました。これは恐らく、回転ブラシがローラー形状のため、カーペットにゴミを擦り付ける形になったためではないかと思います。ただ、猫砂の取り残しがわずかだったのは意外でした。これは下がカーペットのため猫砂が滑りにくく、外に弾かれることなく吸引されたためでしょう。

 

ちなみに、「MAXモード」でカーペットを掃除すると、カーペットへの吸い付きが強すぎて、掃除がしにくいことがわかりました。カーペットの材質との相性もあると思いますが、場合によっては「標準モード」を使ったほうがいいでしょう。

 

【ついでにチェック!】

ミニモーターヘッドをカーペットに使ってみた!

ちなみに、本機には「ミニモーターヘッド」という付属ツールが同梱されています。これはふとんやソファなどの掃除に使う小型のパワーブラシなのですが、こちらはブラシ毛を採用しています。通常のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)で苦手だったカーペットでの重曹で吸引テストをしてみました。

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

 

「標準モード」でテストしたところ、ヘッドと前面カバーのすき間が狭いため最初は少し重曹を押していましたが、ソフトローラークリーナーヘッドと比べると大幅に取り残しが減りました。ハンディクリーナーなので力が入れやすく、片手でカーペットを押さえながら掃除できたのもスムーズに掃除できた理由です。ちょっとしたカーペット上の汚れを除去するなら、ミニモーターヘッドを使うのもアリですね。なお、最初は「MAXモード」でテストしたのですが、これも吸い付きが強すぎて掃除がしにくかったため、「標準モード」であらためてテストし直しました。

 

【その2】操作性・静音性をチェック!

【操作性・静音性テストの内容はコチラ】

コードレススティックの掃除機がけのしやすさは、標準質量(本体、延長パイプ、ヘッドの重さの合計)とヘッドの首振りのスムーズさ、人力での掃除機がけをアシストするヘッドブラシの回転力が重要です。今回はこの3項目に加え、ソファ下など高さのない場所や家具と壁のすき間などへのヘッドの進入しやすさ、掃除の快適さを高めるアシスト機能などを確認。さらに、前回の「吸引力」と内容が類似しますが、掃除機の取り回しと大きな関わりを持つ「壁際でのゴミの取れ具合」を検証(壁際に重曹をまいて吸引)します。このほか、広い住居スペースの掃除をする際に問題となる連続運転時間や、充電時間もスペック上でチェックしていきます。

 

各モデルの静音性についても検証。ここでは市販のデジタル騒音計を使い、騒音計から1.5m離れた場所で騒音レベルを測定しました。ただし、今回は生活空間での測定であり、あくまで参考値とお考えください。騒音の数値とは別に、実際に聴いた音の印象も解説します。

↑掃除機を稼働していない状態での騒音レベルが33.6dBA(※)前後の環境でテストしました ※dBA…音圧レベルを人間が感じ取れる周波数で補正したもの。より人間の聴感に近い騒音レベルを表します

 

【操作性テストの結果はコチラ】

従来モデルのユーザーが驚く軽さ。ボタン式採用で負担も軽減

製品名にも入っているように標準質量は1.5kgで、ダイソンの掃除機とは思えぬ(失礼!)軽さ。ダイソンの従来モデルのユーザーがこれを使ったら、快適な操作感にショックを受けると思います。

↑Dyson Micro 1.5kgはダイソンのコードレススティックのなかでも群を抜く軽さ。片手でラクラク持ち上げられ、小柄な人や年配の人でも軽快に使いこなせます

 

ヘッドの操作性について詳しく見ていきましょう。ヘッドは自走する感覚はありませんが、前後の移動は十分にスムーズです。左右の首振りは5機種中で最も軽い印象。軽すぎて思った以上に首が振れてしまうこともしばしばでした。また、畳の上ではわずかに動きが重く感じることも。これは他のモデルにはあまり感じなかったことです。

↑ヘッドは左右90度ずつしっかりと首振りできました

 

また、テーブルの脚周りを掃除するときなどに、ヘッドを脚にくっつけたまま横向きにスライドさせたくなりますが、本機の場合この動きがやりにくかったです。ヘッドを一度戻して首振りしなおせば済むことですが、少し気になりました。

↑ヘッドをテーブルの脚に沿ってずらそうとしたのですが、回転するソフトローラークリーナーヘッドの影響なのか、ヘッドを横にスライドしようとすると抵抗がありました

 

ヘッドが従来よりスリムになったぶん、家具の下など高さのない場所での掃除はスムーズ。ただ、本体を横倒しにして床にベタづけはできないため、ヘッドがギリギリ入る高さだと、奥まで掃除するのは難しそうです。一方、低い場所を掃除しているときでもヘッドの首振りができたのはメリットでした。

 

運転オン/オフは従来のトリガー式でなく、ボタン式。掃除中ずっとトリガーを引き続ける必要がなく、腕への負担がかなり軽くなったと感じました。

↑本体上部の電源ボタンを押すと運転開始。その上の「MAX」ボタンを押すと吸引力がアップします

 

壁際のゴミを取るならMAXモードがおすすめ

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除では、ローラーが届かない部分にゴミの取り逃がしがありました。ナイロンフェルト素材のローラーは床にピッタリ密着するため、ヘッドの内側の吸引には効果的ですが、ヘッドの外側には吸引力が及びません。そのため、壁際の掃除ではブラシ毛採用のヘッドより不利になります。ただし、MAXモードにすると取り残しが減ったので、壁際をしっかり掃除したいときはMAXモードで掃除するか、付属のすき間ノズルを使ったほうがいいでしょう。

 

連続運転時間は通常モード(エコモード)でモーター駆動のないツールを使った場合、最長約20分。Micro Fluffyクリーナーヘッドなどモーター駆動ツールを使った場合は約18分、強モードなら約5分の連続運転ができます。バッテリーの充電時間は約3.5時間。

 

運転音はモーター音が気にならず好印象

エコモード(標準モード)での騒音レベルは66.3dBA。実際に聴いた印象でも、モーター音はほとんど気にならず、風切り音も耳障りな印象は比較的少ないです。ブラシを回転させるモーター音がほとんど聞こえないのも好印象。一方、MAXモードにすると騒音レベルは73.3dBAとなり、さすがに風切り音がうるさく感じました。

↑エコモード(標準モード)での騒音レベルは66.3dBAでうるさいとは感じません

 

【その3 】ゴミ捨て・お手入れをチェック!

【ゴミ捨て・お手入れのテスト内容はコチラ】

ゴミ捨て頻度に関わるダストカップ容量と、ゴミを捨てるまでの手順をチェック。また、ゴミ捨てを容易にする機能や工夫も合わせて確認しました。

 

お手入れの面では、ダストカップと集じん部の分解・組み立て、掃除のしやすさを確認。それらのパーツが水洗いに対応しているかどうかをチェックしました。さらに、掃除機のメンテナンスで最も面倒な作業のひとつである、ヘッドブラシの毛絡み除去のしやすさも検証しました。

 

【ゴミ捨て・お手入れのテスト結果はコチラ】

ゴミに触れずにゴミ捨て完了。ブラシの毛絡み除去がほぼ不要なのもとにかく便利!

クリアビン(ダストカップ)の容量は非公表(一部通販サイトには0.2Lとの表記あり)。ゴミ捨ての手順は、まず本体から延長パイプを抜き、赤いレバーを押しながらクリアビンを前に押し出すと底部のふたが開いてゴミ捨て、という2ステップ。ゴミに触らずゴミ捨てできるのは大きなメリットです。

↑パイプと本体の接続部にある赤いボタンを押すとロックが外れるので、そのままパイプを引き抜きます

 

↑クリアビンの裏側にある赤いレバーを押すとクリアビンがスライド。そのまま押し続けると底のふたが開いてゴミが下に落ちます。ふたが開く際にホコリが舞うので、ゴミ袋でクリアビンを包む、ゴミ箱の奥までクリアビンを突っ込んでふたを開けるなど、工夫をするのがおすすめ

 

本体集じん部内の、ステンレス製のシュラウド(筒型のメッシュのパーツ)には髪の毛やペットの毛が絡まりやすいですが、ゴミ捨て時にクリアビンを押す際に、ゴム製のスクレイパーが絡まった毛ゴミをこそげ取ってくれます。

↑クリアビンの根元の赤いリングがスクレイパー。これがシュラウドの表面をスライドしながら毛ゴミを取り去ります

 

↑落ち切らなかった毛ゴミがあった場合は、クリアビンを外して捨てることができます

 

クリアビンと集じん部のお手入れについては、クリアビンは水洗い不可で、水に濡らして固く絞った布などで拭き掃除する必要があります。なお、本体後部のフィルターは取り外して水洗いできます。

↑クリアビンは本体から外して拭き掃除。本体後部のフィルター(青紫の部分)は取り外して水洗いできます

 

↑特にホコリがたまりやすいクリアビンのふたの溝は布巾などで拭き取ればOKです

 

ちなみに、クリアビンを本体に戻すとき、うまく戻せず苦労しました。戻す際に本体とクリアビンの溝をぴったり合わせる必要があるので、最初に溝の位置を確認しながらクリアビンを外すのがオススメです。

↑クリアビンの側面にある2本の溝と、本体下部のガイド部分にある2本の溝がうまくかみ合うようにスライドしてクリアビンを取り付けます。ここがきちんとかみ合わないと、クリアビンが途中で身動きが取れなくなることもあるので要注意

 

ヘッドブラシに関しては、ナイロン製ローラー形状のため、髪の毛やペットの毛がほとんど絡まず、毛絡み除去の必要がないのが大助かりです。さらにこのブラシは水洗いにも対応。簡単に清潔な状態に戻すことができます。

↑ヘッドの端にあるキャップを外せば、ローラーブラシは簡単に取り外せます。毛絡みしにくいうえに汚れも水で洗って簡単に落とせるのは助かります

 

【その4】設置性・汎用性・独自機能をチェック!

【設置性・汎用性・独自機能のテストの内容はコチラ】
「設置性」に関しては、充電台・収納スタンドの有無、収納のしやすさ、収納後の安定性、充電のしやすさなどをチェック。「汎用性」は付属ツールをチェックしつつ、それを使ってどれだけ幅広い場所を掃除ができるかを確認します。最後に「独自機能」として、これまでに解説した機能も含め、掃除機選びのポイントになりそうな各モデルの特徴的な機能を確認していきます。

 

【設置性のテスト結果はコチラ】

壁掛け式ブラケットを使い省スペースかつ安定した収納が可能

本機は壁掛け式の「収納用ブラケット」を付属。「収納用ブラケット」は壁などに固定したうえで、ハンドル部をソケットに挿し込んで収納します。深くしっかりと挿さるため、ぶつかっても外れて落ちることがなく安心です。また、ブラケットに充電プラグをセットできるので、ソケットにハンドルを挿し込めば自動的に充電開始。掃除機本体から充電用コードが垂れている状態にならず、見た目もスッキリします。

↑Dyson Micro 1.5kgを収納用ブラケットにセット。自重でしっかり挿さるため収納時の安定度は高いです。また、ブラケットには付属ツールも装着可能。普段よく使うツールをまとめて収納できて便利です

 

ただし、この収納ブラケットは壁にネジ止めしなければならないのがネック。特に賃貸住宅に住む人など壁に穴が開けられない人は、ブラケットを使わず壁に立て掛けて収納・充電するか、ブラケットを取り付けるための“柱”を用意する必要があります。もしくは、ちょっと値段は高くなりますが、専用充電ドックを付属したDyson Micro 1.5kg Pro(直販価格6万9300円・税込※価格は編集部調べ)を購入する選択肢もあります(いまのところDyson Micro 1.5kg用の充電ドックは単体では販売されていません)。

 

【汎用性のテスト結果はコチラ】

少数精鋭のアタッチメントで幅広い掃除に対応

掃除機の汎用性に直結する付属ツール(アタッチメント)は「コンビネーション隙間ノズル」「卓上ツール」「ミニ モーターヘッド」の3つ。少数ながら狭いすき間や棚、寝具類の掃除、さらにクルマの中の掃除など幅広く対応できます。これに、延長パイプに付属ツールを装着しながら掃除できる「ツールクリップ」がつきます。

↑写真左から卓上ツール、ツールクリップ、ミニ モーターヘッド、コンビネーション隙間ノズル

 

「コンビネーション隙間ノズル」はブラシを出し入れすることで、狭いすき間の掃除や置物などについたホコリをブラシで払いながらの掃除など幅広い用途に対応できます。

↑「コンビネーション隙間ノズル」のブラシを収納した状態

 

↑ブラシを出した状態

 

↑「ミニ モーターヘッド」はコンパクトサイズながらモーター駆動のブラシを搭載し、パワフルにゴミを除去

 

↑硬質ブラシ毛を採用しており、ふとんやベッド、ソファ、クルマの座席周りなどの掃除に最適。ローラーヘッドが苦手なカーペットの掃除にも使えます

 

【独自機能のテスト結果はコチラ】

Micro Fluffyクリーナーヘッドによるゴミ除去力は圧巻!

独自機能に関しては、何と言っても大きなゴミから微粒子ゴミまでしっかり除去でき、毛絡みもほぼない「Micro Fluffyクリーナーヘッド」が他モデルにない魅力です。「Micro Fluffy クリーナーヘッド」は一般的なブラシ毛ではなく、ソフトなナイロンフェルト素材のローラー形状のヘッドを採用。フェルトでゴミを包み込んで捕らえるほか、ヘッド前面が大きく開いていても吸引力を高いままキープできるため、大きいゴミも小さいゴミもパワフルに除去してくれます。さらに、独自モーターと高性能バッテリー、高性能サイクロンによる遠心分離で、バッテリー残量がなくなるギリギリまで吸引力が落ちずに掃除できるのも特徴です。

↑ナイロンフェルト素材を採用した「Micro Fluffy クリーナーヘッド」

 

【その5】テストのまとめ・こんな人にオススメ!

本機は、ダイソンの「独自機能」である「Micro Fluffyクリーナーヘッド」による抜群のゴミ取り能力と軽快な操作性を両立しているのが最大の魅力。床のゴミや汚れを“面”で根こそぎ取り切る爽快さは、一度使うとヤミツキです。よりスピーディな掃除を望む人にはマストな一台と言えるでしょう。また、同ヘッドは毛絡みがほとんどないため、お手入れの手間が大幅に減るのも魅力。小さい子どもがいてお菓子の食べこぼしなど大きめのゴミが多い家庭、ペットを飼っていて大量の毛ゴミに悩む家庭には特にオススメです。ただし、カーペット上のパウダー系ゴミの除去はやや苦手なので、基本的にフローリングが多い家庭に向いています

「ダイソンの逆を行くモデル」がホントに良かった! 2021年「プロが本気でほしくなった掃除機」3選

2021年に発売された掃除機で、家電のプロが高く評価したモデルは何なのか? それは、「個人的に自宅で使いたいモデル=本気でほしい掃除機」を聞けばいい! というわけで今回は、検証企画で数多くの最新クリーナーに触れてきた家電ライター・平島憲一郎さんにお願いし、3つのモデルを挙げてもらいました。そのうち2モデルは言わずとしれたあのブランドの新製品……ですが、残りのひとつは「いままでの掃除の概念を変える」画期的なモデルとのこと。平島さんのオススメのコメントとともに紹介していきます!

 

【その1】「掃除しなきゃ!」という心理的ハードルを下げてくれる

パナソニック

パワーコードレス MC-NS10K

実売価格7万2600円(税込)

掃除後のゴミを自動で収集するクリーンドックを新開発。掃除が終わるごとに、本体のフィルターケースにたまったゴミをクリーンドック内の紙パックに自動で収集します。これにより、スティック本体のゴミ捨てが不要になり、クリーンドックのゴミ捨ては月1回でOKに。ダストボックスを分離したことで、本体はスリムかつ軽量となり、手元にかかる重量も約0.45kgと軽く、軽快に操作できます。また、クリーンドックには微粒子イオン「ナノイーX」の放出デバイスを搭載。掃除後にスティックを戻すと、1日あたり約4時間「ナノイーX」が放出され、紙パック内に集めたゴミを除菌・脱臭します。

SPEC●充電時間:約3時間●運転時間:HIGH約6分、AUTO約10~15分●集じん容積:スティック0.05 L、クリーンドック0.8 L●サイズ/質量:スティック幅213×奥行130×高さ1030mm/1.5 kg、クリーンドック幅134×奥行282×高さ417mm/13.0 kg

↑掃除が終わったら、そのままヘッドをクリーンドック(充電台)にスライドさせればOK。すぐにクリーンドックが本体のゴミを吸い取ってくれます

 

↑クリーンドックの紙パックにゴミを溜めるしくみ

 

【平島さんのオススメコメント】

ゴミ自動回収機能でゴミ捨ての手間を大幅に減らせるのが本当に便利。他の掃除機メーカーも、「その手があったか! 」と悔しく思っているのではないでしょうか。クリーンドックからの着脱のスムーズさ、「からまないブラシ」採用でブラシの毛がらみの手間が大幅に減ることなど、掃除中だけでなく、掃除前と掃除後の手間を減らすことで、「掃除しなきゃ!」という心理的ハードルを下げてくれます。連続運転時間は短いのですが、気になる場所をちょこちょこ掃除するのに最適。運転時間を延ばし、一度で部屋中の完結させるダイソンとは別のアプローチながら、掃除の概念を変える製品だと思います。

 

【その2】「いますぐ掃除したい!」と思わせる“ザワザワ感”がある

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim

実売価格8万6900円(税込)~

※写真はDyson V12 Detect Slim Total Clean

先端にレーザー照射ユニットを備えたヘッドを新搭載。下方1.5度の角度にレーザー光を照射し、肉眼では見えにくい微小なホコリを可視化します。吸気口のピエゾセンサーで吸引したゴミのサイズと量を計測し、液晶画面にリアルタイム表示。ゴミの量に応じて吸引力を自動調整し、ゴミの多い場所ではパワフルに掃除しつつムダなバッテリー消費を抑えます。吸引力は従来モデルのDyson Digital Slimの1.5倍、最長運転時間も約60分になり家中の掃除に対応。

SPEC●充電時間:約3.5時間●最長運転時間(クリーナーヘッド/非モーター駆動ツール):エコモード約50分/約60分、中モード約30分/約30分、強モード約5分/約5分●クリアビン容量:0.35L●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm/2.2kg(Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時)

↑レーザーの照射で床のホコリが浮かび上がります

 

↑本体背面の液晶ディスプレイには、吸引したゴミのサイズと量を表示

 

【平島さんのオススメコメント】

こちらは掃除のハードルを下げるというより、一度掃除を始めるとやめられなくなる掃除機。ホコリを見つけてちょっと掃除するつもりがその先にホコリがあり、それを掃除し終えるとその先にもまたホコリが見え、結局、部屋中を掃除してしまう……という。明るい室内でも緑色のレーザー光で微小なゴミをはっきり照らし出す、光と影のコントラストに「いますぐ掃除したい!」と思わせる“ザワザワ感”がありますね。特に、床に落ちたペット(猫)の毛に「こんなに落ちていたのか」と驚きました。掃除後の床にゴミがまったくない爽快感もピカイチ。ゴミを残さず取り除く“ミッション・コンプリート”感も感じられ、これまでにない掃除体験が味わえました。

 

【その3】先駆者としての「一日の長」を感じる。デザインにも惚れた!

アイロボット

ルンバ i3+

実売価格7万9800円(税込)

インテリアに馴染むファブリック調のグレーボディを採用。付属するクリーンベース(自動ゴミ収集機)は、ルンバ本体がベースに戻るたびにダストボックスの中身を吸引し、内部の紙パックにゴミを収納してくれます。クリーンベースは最大60日分のゴミを収納できるため、ゴミ捨ての手間が減るのがメリット。独自のゴム製のデュアルアクションブラシと、10倍にアップしたパワーリフト吸引で、大きなゴミからハウスダスト、ペットの毛まで逃さず取り除きます。家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する機能も搭載。スマートスピーカーにも対応しています。

SPEC●充電時間:約3時間●稼働時間:最大 75分(清掃完了まで 自動充電&自動再開)●クリーニングシステム:3段階クリーニングシステム●サイズ/質量:φ342×H92mm(本体)、W310×D390×H490mm(クリーンベース)/約3.2㎏(本体)

↑本体のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の紙パックに取り込みます

 

↑上部の圧力を感知するリアクティブセンサーテクノロジーを搭載。奥が低くなっている家具の下など狭い場所への進入を回避します

 

【平島さんのオススメコメント】

自動ゴミ収集機を付属したモデルとしてはリーズナブルな価格設定(9万9800円)だったルンバ i3+が、10月の価格改定でさらに7万9800円に値下げし、より高コスパになりました。掃除後のゴミ捨て不要なのがとにかく快適で、掃除のことを考えるのは掃除の前に床上の小物をザッと片付けるときだけ。多少のコード類が床上にあっても、巻き込み防止機能が付いているため、ほぼ走行不能になることがありません。基本のゴミ除去性能も文句なしで、様々な状況に最適な動きで対応する点を含め、ロボット掃除機の先駆者らしい「一日の長」を感じました。洗練されたファブリック調デザインにも惚れ惚れします。

 

【教えてくれたのはこの方!】

家電ライター

平島憲一郎さん

数多くのクリーナーを検証してきた家電のプロ。実体験に基づいた詳細なレポート記事に定評があり、GetNavi webでは1万字を超える濃厚レビューが好評を集めています。

「吸引力の強化」「質量の軽量化」のその先へ——掃除の“ラクさ”をとことん極めた斬新発想に感動!!

パナソニックのMC-NS10Kは、本体からダストボックスを“分離”することで掃除へのハードルを軽減した画期的モデルだ。プロ2人が実際に使って感じた魅力を語り合う。

 

【今回紹介する製品】

掃除前〜掃除中〜掃除後の ストレスを“軽く”するクリーナー
パナソニック セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」
MC-NS10K

パナソニック

セパレート型
コードレス スティック掃除機
「パワーコードレス」
MC-NS10K

オープン価格

ダストボックスを本体からセパレートした、新発想の掃除機。掃除後の充電時にゴミをクリーンドックに収集し、都度のゴミ捨てを不要に。ダストボックスをなくしたことで本体も軽量・スリム化し、ほうきのように軽々と掃除できる。

SPEC ●集じん容積:スティック本体0.05ℓ/クリーンドック0.8ℓ ●運転時間:HIGH約6分/AUTO約10〜15分 ●充電時間:約3時間 ●サイズ/質量(スティック本体):W213×H1030×D130㎜/1.5㎏

 

私たちが検証します

家電ライター
平島憲一郎

生活家電全般に精通。掃除機の比較検証記事も多数担当してきた。妻と猫2匹とマンション住まい。

GetNavi web編集長
山田佑樹

妻と娘とマンション暮らし。インテリアにこだわりがあり、掃除機のビジュアルにも一家言を持つ。

“短時間&高頻度”という 掃除スタイルに見事に合致!

 

平島 最近は家庭での1日の掃除頻度が増えている一方、1回の掃除時間は減少傾向(※)。ウチがまさにそれで、ロボット掃除機で部屋を掃除した矢先に、猫が必ずトイレに行って床に猫砂を撒き散らすので(笑)、そのたびにスティック掃除機を“ちょいがけ”してます。(※:パナソニック調べ)

 

山田 僕もこまめに掃除する派。仕事の前や仕事中の気分転換などに掃除機をかけます。この製品は使用感が本当に軽くて、ちょいがけスタイルに合っていますね。

 

平島 とにかく掃除のハードルを下げてくれるのが良いですよね。例えばスティック掃除機の多くはスタンドから取り出すときにまず掃除機の向きを変える必要がある。でもこの製品なら向きを変えずにそのまま取り出せてラクです。

 

山田 確かに。自動ゴミ収集も、ありがたい機能ですよね。

 

平島 そう!! この機能がスティックに導入されるのは初ですが、ゴミ捨て不要ってやはり便利です。

 

山田 そしてもうひとつ画期的だと思うのが、ダストボックスを本体からなくしてゴミを見えなくしたこと。ダストボックスが透明なスティック掃除機って多いですが、リビングに置いてゴミがまる見えになるのは気持ち良いものではない。本機は圧迫感のないデザインに加え、ゴミが見えないことで真の意味でインテリアに自然に馴染んでくれます。

 

平島 なるほど。その点、本体のクリーンセンサーも何気に良い仕事していますね。ダストボックスがなく、ゴミがそのまま紙パックに移送されるわけですが、本体センサーが都度光ってくれることでゴミがちゃんと取れているという実感が持てる。理に適っていますね。

 

山田 そうですね!! クリーンセンサーはすごく大事。コレがあることで安心感が違います。

 

平島 メンテナンス面では、「からまないブラシ」もありがたい。ブラシの毛がらみって取るのが本当に面倒で、それだけで掃除のモチベーションが下がりますから。

 

山田 吸引力も上々だし、そう考えると、いまのパナソニック掃除機のイイトコ取りな製品ですね!!

 

↑毛がらみが少ないと好評の「からまないブラシ」を搭載。密集ブラシで髪の毛を捕らえ、円すい形ダブルブラシの高速回転で毛の巻きつきを緩めつつ中央に移送し、中央の切れ目からゴミを吸い込む

 

↑クリーンセンサーが、本体に入ってきた目に見えない約20㎛のハウスダストまで検知し、ランプを赤く点灯。ゴミがなくなると青く点灯し、きれいになったことを知らせる

 

【感動 POINT01/ スタンバイ】

スリムな白のボディで部屋置きしても違和感がない

ダストボックスをなくすことで本体のスリム化を実現。持ち手が棒状になったことに加え、色も品のあるマットな白で、どんな部屋に置いても違和感なく馴染む。クリーンドックも横幅13.4㎝とスリムで設置しやすい。

 

≪Impression≫

「棒状のシルエットで上に行くほど細くなっているので圧迫感がない。単にスリム化したのではなく、ゴミ捨ての手間などの困りごとを解決した末のデザインなのが素晴らしい」(山田)

↑本体をクリーンドックにセットする際、ラフに差し込んでもカチッとハマって安定してくれる。この作りの丁寧さも同社ならではだ

 

【感動 POINT02/ 掃除開始】

手元に引いたらすぐに掃除をスタートできる!

本体のハンドルを持ってそのまま手元に引けばすぐにドックから外れて掃除開始できる。本体を持ち上げたり、向きを変えたりする必要がなくストレスフリー。ゴミを見つけたときにすぐに使いやすく、“ちょいがけ”に最適だ。

 

≪Impression≫

「掃除機の重さを最も感じるのは掃除開始時に本体を持ち上げるとき。これは本体を持ち上げずにドックから床へ、床からドックへ移動させられ、実物よりも軽く感じます」(平島)

↑本機を一度使うと、普段、掃除開始時にスティック本体を持ち上げたり向きを変えたりするのが地味にストレスだったことを実感する……!!

 

【感動 POINT03/ 掃除中】

手元重量わずか0.45㎏で軽々と操作できる!

本体は1.5㎏と軽量なうえに下重心なので手元にかかる重さはわずか0.45㎏。一方、ヘッドの首振りには適度な“しなり”があり、掃除している手ごたえは感じられる。クリーンセンサーでゴミの取れ具合が“見える化”されるのも安心。

 

≪Impression≫

「『からまないブラシ』でしっかりゴミが取れているのに、操作感が軽すぎて、本当に取れているのか心配になることもあるほど(笑)。この良い意味でのアンバランスさが新鮮!」(山田)

↑持ち手が棒状なので、どこを持っても操作が快適。左右の手で無意識に持ち替えながら掃除できるなど、まさにほうきのような使い勝手だ

 

【感動 POINT04/掃除後】

自動でゴミをドックに移送するのでゴミ捨て不要

掃除後に本体をクリーンドックに戻すと自動で吸引開始。面倒なダストボックスのゴミ捨てから解放される。ドック内の紙パックのゴミ捨ては1か月が目安。「ナノイーX」で紙パック内を除菌・脱臭できるのもうれしい。

 

≪Impression≫

「自動ゴミ収集により本体のフィルターが毎回キレイになり、吸引力の低下が気になりません。紙パックには約1か月ぶんのゴミが貯まるので、ナノイーXでニオイを抑えられるのは安心」(平島)

↑自動ゴミ収集の吸引に緩急をつけることで、フィルターへのゴミの引っ掛かりを軽減。ナノイーX含め同社ならではの細かいこだわりが満載!!

 

【感動 POINT05/ お手入れ】

掃除機のお手入れの大変さを大幅に軽減!

掃除機の2大ストレスと言える「ゴミ捨て」と「毛がらみ」を解消。クリーンドックは紙パック式なので、ゴミに触れずにゴミ捨てできて衛生的だ。ヘッドも「からまないブラシ」を採用し、毛がらみ除去の手間がほぼ不要。

 

≪Impression≫

「個人的にダストボックスの掃除が苦手。色々な長さの毛がからみ合っているのを手で取らなきゃいけないのはダルい。そういう面倒な作業から解放されるのは本当にありがたい」(山田)

↑紙パック式なのでゴミに触らずそのまま捨てられ、チリやホコリも舞い上がりにくい。このストレスがないだけでもメリットは絶大だ!!

パナソニック公式HP

文/平島憲一郎 撮影/高原マサキ(TK.c) スタイリング/佐々木 誠

「DEEBOT T9+」の登場でロボット掃除機市場が激震!! エコバックスが愛されるワケを深掘り

ロボット掃除機世界シェア2位のエコバックスが2021年夏に発売した最上位機、DEEBOT(ディーボット)T9+が人気沸騰中。吸引&水拭きの2Wayタイプでトレンドの自動ゴミ収集機まで押さえており、購入者の評価が極めて高い。実際に試してわかった人気のワケを解説!

 

 

【今回紹介する製品】

障害物を3Dで識別して華麗に回避!! 振動式の水拭きや香り機能も好評
DEEBOT T9+

エコバックス
DEEBOT T9+
実売価格:12万9800円

パワフル吸引と振動式水拭き機能でゴミのないサラサラの床を実現。障害物を3Dで検出し、走行中のトラブルを避けながら部屋中をもれなく掃除する。水拭き時はカーペットへの進入を回避。自動ゴミ収集機付きでゴミ捨ての負担を大幅に軽減する。

SPEC ●マッピング技術:True Mapping2.0 ●3D物体認識技術: True Detect 2.0 ●最大吸引力:3000Pa ●段差乗り越え:最大20㎜(水拭き時最大13㎜)●最大稼働時間: 約175分 ●充電時間:最大約6.5時間 ●水タンク容量:180㎖ ●サイズ/ 質量:φ353×H93.6㎜/7.78㎏(自動ゴミ収集機含む)

 

最先端技術が満載で売り上げも口コミも絶好調!

 

DEEBOT T9+の売れ行きがスゴい。出荷台数は前年モデルのT8+と比較して約5.5倍に伸長。家電量販店の売り場では、エコバックス製品の指名買いが増えている。さらに口コミ評価も高く、楽天市場の総合評価は星4.48だ(2021年12月7日時点)。

 

実際に編集部で試してみたが、障害物回避能力はロボット掃除機全体のなかでも極めて優秀。床に落ちている小物やコード類を認識し、接触を避けつつギリギリまで近づいて掃除する。壁や家具の手前ではかなり減速し、接触もかなりソフトだった。

 

基本の掃除性能も圧倒的。3000Paの吸引力に加え、振動モップによる強力な水拭きも頼もしい。ユーザーもこの水拭き機能を高く評価しており、「自分でやると大変な拭き掃除をお任せできてうれしい。床がサラサラで気持ち良いです!」と絶賛する人が多い。

 

自動ゴミ収集も、あると本当に助かる機能だ。掃除にまつわる面倒が格段に減るため、一度使ったら二度と手放せなくなるハズ。また、独自の芳香機能も「掃除中に爽やかな香りに包まれて癒される」などユーザー評価は上々だ。

 

ほかにも高精度なマッピング技術など、本機には最先端の技術が満載。快適なおうち時間を過ごしたい人の必須アイテムと言える。

 

【DEEP IMPACT01/障害物回避】

3D物体回避技術が進化し障害物ごとに回避方法を選択

3D物体回避技術が大幅にバージョンアップ。赤外線センサーと比べて10倍の識別精度で障害物への衝突を回避する。5㎝角以上のもの、それ以下のもの、コード類と障害物のサイズによって回避タイミングを考えつつ賢く動く。

↑カメラと投射機を組み合わせ、ストライプ状の光のパターンを物体に投影し、光の歪みを解析して物体を3Dで検出。家具や小さな障害物まで回避する

 

↑家具など大きな障害物の場合、約3㎝の距離から回避を始め、衝突で家具が傷つくのを防ぐ。衝撃をやさしく吸収するバンパーも優秀だ

 

↑コード類の場合は距離が約5㎝の位置から回避行動を始める。編集部でのテスト中はブラシがコードを巻き込むことは一度もなかった

 

【DEEP IMPACT02/吸引&水拭き2Way】

モップの高速振動が加わり頑固な汚れも逃さず拭き取る

3000Paのパワフル吸引と水拭きを同時に行い、短時間で床上を清掃。振動式水拭きモップは毎分480回の高速振動で床面にわずかに残ったチリや皮脂汚れも逃さず拭き取る。新型モーター採用で水拭き時の静音性がアップした。

↑本体裏の2本のサイドブラシで幅広い範囲のゴミを吸込口に誘導。メインブラシのかき込み力とモーター吸引であらゆる床上のゴミを吸う

 

↑モップキットにクリーニングモップを装着し本体にセットすると、自動で吸引+水拭きモードに。モップは面ファスナーで簡単に着脱できる

 

↑吸引+水拭きモードではカーペットを検知すると自動回避。吸引のみのモードの際は逆にカーペットに乗り上げ、自動で吸引力がアップする

 

【DEEP IMPACT03/自動ゴミ収集機】

ホコリがゴミ捨て時に舞い上がらず大助かり!

本体が掃除終了後に自動ゴミ収集機へ戻ると、ダストボックス内のゴミを収集機内の紙パックに回収。ゴミを手動で捨てるとホコリが舞い散りがちなので自動収集機能は便利だ。紙パックには最大60日ぶん(目安)のゴミを収容可能。

↑本体と自動ゴミ収集機はホワイトで統一。マットな質感でインテリアに馴染みやすい。なお、就寝中は自動ゴミ収集をオフにすることも可能

 

↑紙パックは密封型で、取り出す際に口が閉じる構造になっている。ゴミ捨て時にチリやホコリが舞わず手も汚れないのがうれしい

 

↑紙パックはPM2.5以上の微粒子を99%以上捕集。フックも厚紙なのでそのまま燃えるゴミとして捨てられる。交換用(3枚2000円)も用意

 

【DEEP IMPACT04/香り機能】

掃除と同時に部屋の中を芳しい香りで満たす!

掃除しながら香りを室内に放出する機能がユニーク。専用の芳香剤カプセルは世界有数の芳香剤メーカーによるもので、安全性も問題ない。ペット臭の除去にも効果的だ。「来客前にぜひ利用したい」との口コミも。

↑吸引掃除中にファンが作動し、香りを放出する。芳香剤カプセルの香りはワイルドブルーベル、ベルガモット&ラベンダーなど全3種

 

【DEEP IMPACT05/マッピング精度】

高精度なマッピングで効率的なルートで走行

クルマの自動運転にも使われるセンサー技術を使い、短時間で正確なマップを作成。これを基にT9+が最適なルートで掃除を行う。さらにアプリ上で進入禁止エリアの設定なども可能。3Dマップで間取りを立体的に確認もできる。

↑SLAMアルゴリズムも新たにアップグレード。3D表示されたマップでも正確なナビゲーションと位置測定が可能になった

撮影/高原マサキ(TK.c) 文/平島憲一郎

国内メーカー最軽量クラスのハンディが約7500円! プロが選んだ「Amazon高コスパ家電」セレクション

いまやAmazonは、生活に欠かせないという人も多いショッピングツール。自力で良品を探し当てるのもAmazonの楽しみのひとつだが、手っ取り早く“買い”の家電を知りたい人は要チェック。今回は、あらゆる家電ジャンルに精通したプロ・平島憲一郎さんに、コスパ最強のオススメモデルを聞いた!

※こちらは「GetNavi」 2021年12月号に掲載された記事を再編集したものです。価格は2021年10月8日時点のもの(編集部調べ)

 

収納と充電を兼務する充電スタンド付属してサッと使いやすい

【ハンディ掃除機】

アイリスオーヤマ

充電式ハンディクリーナー ブラック IC-H50-B

実売価格7480円

国内メーカーのハンディタイプとしては最軽量クラスの約500g。コンパクトながらDCブラシレスモーターを搭載し、パワフルな吸引力を実現した。バッテリー残量が少なくなるとランプで知らせ、充電スタンドに置くだけで充電できる。

SPEC●連続使用時間:約20分/標準、約15分/強●集じん容量:0.1ℓ●サイズ/質量:W56×H402×D57mm/0.5kg

 

↑コンパクトボディ&コードレスなので、必要な場所に持ち出してサッと掃除できる。グリップは細めで女性も操作しやすい

 

↑ダストカップは取り外して水洗いが可能。ゴミ捨て後のホコリの付着が気になる人も、丸洗いすれば清潔に保てる

 

【平島’s Check!】 “置くだけ充電”だから瞬時に掃除を始められる

スタンドに“置く”だけで充電でき、掃除するときにプラグを外す手間がない。サッと掃除を始めて終わったらすぐ戻せるのがうれしいです。集じん性能もハンディタイプとしては十分。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機や空調系、調理系など白物家電の記事を数多く執筆。雑誌やウェブ媒体での検証記事で活躍している。

これが掃除機? しかも6000円切り! プロが選んだ「Amazon高コスパ家電」セレクション

いまやAmazonは、生活に欠かせないという人も多いショッピングツール。自力で良品を探し当てるのもAmazonの楽しみのひとつだが、手っ取り早く“買い”の家電を知りたい人は要チェック。今回は、あらゆる家電ジャンルに精通したプロ・平島憲一郎さんに、コスパ最強のオススメモデルを聞いた!

※こちらは「GetNavi」 2021年12月号に掲載された記事を再編集したものです。価格は2021年10月8日時点のもの(編集部調べ)

 

スリムなデザインとパワフルな吸引力を兼備して6000円切り!!

【ハンディ掃除機】

Xiaomi

Mi ハンディクリーナー ミニ

実売価格5940円

スリムなデザインのハンディクリーナー。高性能「ブラシレスモーター」を搭載し、見た目以上にパワフルな吸引力を誇る。付属する2種類のノズルを用途に合わせて付け替えて、床からPCのキーボードの隙間まで掃除できる。

SPEC●電圧:10.8V●吸引力:1万3000Pa●集じん容量:50mℓ●運転音:60dB●サイズ/質量:φ55×267mm/約0.5kg

 

 

↑ワンタッチでゴミ捨て可能。スライドでロックがかかり、誤ってタッチしてゴミを散らかしてしまう心配がない

 

↑2種類の吸引モードを搭載。標準モードで約30分、強力モードで約9分程度バッテリーが持続する

 

【平島’s Check!】 デザインとサイズ感が絶妙で使いやすい

コンパクトで、部屋に出しっぱなしでもインテリアに馴染むデザインが秀逸。気づいたときにサッと掃除できます。USB充電式で車内でも充電でき、車内用としての購入もオススメです。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機や空調系、調理系など白物家電の記事を数多く執筆。雑誌やウェブ媒体での検証記事で活躍している。

吸引・水拭きの2in1は常識! ゴミ収集まで2wayになった「Roborock S7+」の”ハイスペ”感がスゴイ

吸引&水拭きの2Wayロボットがトレンドだが、その牽引役のひとつである「ロボロック」は世界的にも 評価が高い。清掃性能が高いうえ、自動ゴミ収集ドックまで2Wayにするなど独自性に優れた「Roborock S7+」は、要注目だ!

 

【今回紹介する製品】

2Way×2Way 清掃力・利便性抜群の “ハイスペ”ロボット
ロボロック Roborock S7+

 


ロボット掃除機部門
GetNavi注目モデル

ロボロック
Roborock S7+

16万9400円 ●ヤマダデンキ独占販売/下取りセール実施中

床の凹凸を捉え上下左右に動くラバー製ブラシと高速振動する水拭きモップを搭載。高精度レーザーセンサーで各部屋を正確に把握し、時短かつ効率的に掃除を行う。自動ゴミ収集ドックは紙パックとサイクロンで選べるのも特徴。

SPEC ●マッピング方式:LDSレーザー●吸引力:2500Pa●モップ振動数:最大3000回/分●連続運転時間:約180分●充電時間:約6時間●水タンク容量:300ml●サイズ/質量:直径353×高さ96.5mm/約4.7㎏(本体)

 

↑パワフルな吸引と水拭きで サラサラな床を実現! 2Wayの自動ゴミ収集も特筆

 

ロボット掃除機の世界大手が本気の高機能機種を日本投入

ロボロックは世界40か国以上で展開し、928万台以上の販売実績を誇る世界有数のロボット掃除機メーカー。前回の家電大賞ではS6 MaxVがロボット掃除機部門銅賞に輝いたが、今年はさらに高機能な人気モデル「Roborock S7+」がノミネートした。

 

S7+は同社初の自動ゴミ収集ドック搭載モデル。収集方法を紙パックとサイクロンから選べるのがユニークだ。そして、新開発の高速振動モップと従来比2倍のモップ加重との相乗効果で皮脂汚れもすっきり除去。

 

高精度レーザーセンサーによるマッピング技術も秀逸だ。掃除中にカーペットが濡れるのを回避する機能も実に芸が細かい。吸引と水拭きを同時に行うS7+で実現するサラサラな床は、裸足で歩きたくなる心地良さだ。

【POINT 01】

パワフルな吸引&水拭きにより床掃除を1台で完遂!

2500Paのパワフル吸引と、600gの高加重&高速振動するモップにより、床のゴミやホコリ、こびり付いた汚れもまとめて除去。2in1タイプなので掃除を短時間で終えられるうえ、省スペースで設置できるのもメリットだ。

↑S7+は水拭き機能が圧倒的。モップが最大毎分3000回振動するうえモップ加重も従来比2倍になり、皮脂汚れも強力に拭き取れる

 

【POINT 02】

自動ゴミ収集ドック搭載でゴミ捨ての手間を大幅軽減

スマート自動ゴミ収集ドックを搭載。掃除終了後に本体ダストボックスに溜まったゴミを自動でドックに回収する。ゴミ捨ては約60日に1回(※)でOKなのがうれしい。紙パック式とサイクロン式の2通りから好みに合わせて選べる。

※部屋の環境などにより、収集できる日数は異なる

↑紙パックはゴミ捨て時にホコリが舞わないのがメリット。一方のサイクロン式は、アクセサリーなどを誤って吸い込んだ際にも中身が見えるので探しやすい

 

【POINT 03】

きめ細かいルートで動きこびりつき汚れを拭い取る

吸引掃除を停止し水拭きだけ念入りに行う「水拭き強力モード」を新搭載。本体幅の半分ずつずれて動くことで床面を2回拭き掃除し、よりきめ細かいルートを取りつつこびりつき汚れをきれいにオフする。カーペットが濡れるのを防ぐモードも装備。

↑カーペットを検知しモップを自動的に5mm持ち上げるモードは毛足が4mm未満のカーペットに有効。毛足が4mm以上の場合は、カーペット回避モードが利用可能だ

 

【POINT 04】

室内を正確にマッピングし最適なルートで効率良く掃除

高精度なレーザーセンサーと独自開発のアルゴリズムで室内を素早く正確にマッピング。往復回数が最小になるルートを選び、障害物を避けつつ効率良く掃除する。18種26個のセンサーが連動し部屋の隅々までスムーズに移動可能だ。

↑LDSレーザーセンサーが毎分300回転し、部屋を掃除しながら360度スキャン。室内が暗くても部屋の間取りや家具の位置などを正確に把握する

 

【POINT 05】

ダストボックス周りは水洗い対応でメンテがラク

ダストボックスもボックス内のエアフィルターも水洗い可能。内部に吸着した微粒子ゴミを簡単に洗い流せ、お手入れがあっという間に終了する。エアフィルターやメインブラシなどの交換時期がアプリで確認できるのもうれしい。

↑本体のエアフィルター、自動ゴミ収集ドックのケース、フィルターなど、多くのパーツが水洗いできて清潔に使える

 

<CHECK!>

自動ゴミ収集ドック非搭載のS7も同時ノミネート

自動ゴミ収集ドック非搭載モデル。それ以外はS7+と同機能を備え、パワフル吸引と高速振動するモップでサラっと快適な床面を実現する。進入禁止エリアや掃除する部屋の順番もスマホで簡単に設定可能。

 

ロボロック
Roborock S7

12万9800円●ヤマダデンキにて下取りセール実施中

 

家電大賞2021-2022に投票しよう

今回紹介したRoborock S7+は現在開催中の2021年を代表する家電を決定する「家電大賞 2021-2022」のロボット掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

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1万円台のマキタ掃除機はどうだった? プロが選んだ「Amazon高コスパ家電」セレクション

いまやAmazonは、生活に欠かせないという人も多いショッピングツール。自力で良品を探し当てるのもAmazonの楽しみのひとつだが、手っ取り早く“買い”の家電を知りたい人は要チェック。今回は、あらゆる家電ジャンルに精通したプロ・平島憲一郎さんに、コスパ最強のオススメモデルを聞いた!

※こちらは「GetNavi」 2021年12月号に掲載された記事を再編集したものです。価格は2021年10月8日時点のもの(編集部調べ)

 

とにかく軽くて使いやすいお買い得モデル

【紙パック式コードレススティック掃除機】

マキタ

充電式クリーナ CL107FDSHW(1.5Ah)

実売価格1万3718円

十分な吸引力&軽快な使い勝手で人気の紙パック式掃除機。付属の10.8Vスライド式バッテリーは急速充電に対応し、毎日の掃除を効率的にこなせると好評を博している。紙パック部分はワンタッチでカバーをオープンできるが、スポンジ付きで密閉性が高いためホコリが舞いにくい。

SPEC●電源:スライド式Li-ionバッテリ●集じん容量:ダストバッグ500mℓ、紙パック330mℓ●サイズ/質量:W960×H150×D112mm/1.1kg

 

↑持ち手には薄暗い場所の掃除に活躍するLEDライトを搭載。バッテリーが少なくなると点滅して知らせる機能も備える

 

↑10.8Vスライド式バッテリーが付属。約22分で充電が完了するので、掃除の途中でバッテリーが切れても、再充電してすぐに掃除を再開できる

 

↑床に密着する形状のノズルを搭載。家具の下の隙間なども奥までラクに掃除できる

 

【平島’s Check!】 卓越した使い勝手は上位製品にも劣らぬ魅力

質量1.1kgという圧倒的な軽さが最大の魅力。主要メーカーの高価格帯の製品よりも吸引力は劣りますが、使い勝手は抜群。掃除のハードルを思いっきり下げてくれます。

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機や空調系、調理系など白物家電の記事を数多く執筆。雑誌やウェブ媒体での検証記事で活躍している。

布汚れを水で洗えるリンサーが1万円台! プロが選んだ「Amazon高コスパ家電」セレクション

いまやAmazonは、生活に欠かせないという人も多いショッピングツール。自力で良品を探し当てるのもAmazonの楽しみのひとつだが、手っ取り早く“買い”の家電を知りたい人は要チェック。今回は、あらゆる家電ジャンルに精通したプロ・平島憲一郎さんに、コスパ最強のオススメモデルを聞いた!

※こちらは「GetNavi」 2021年12月号に掲載された記事を再編集したものです。価格は2021年10月8日時点のもの(編集部調べ)

 

落としにくい布の汚れも水だけで取り除く!!

【布製品洗浄機】

アイリスオーヤマ

リンサークリーナー RNS-P10

実売価格1万4481円

カーペットやソファなどの布製品専用の洗浄機。水だけで洗浄するので、乳幼児やペットがいる家庭も安心して使える。しつこい汚れにはブラシ付きのヘッドや温水(40℃まで)の使用が効果的だ。従来機に比べ運転音を約10dB抑制。

SPEC●付属品:ハンドツール2種(ブラシ付きヘッド、T型ヘッド)、ホルダー●サイズ/質量:W290×H270×D180mm/3.2kg

 

↑水を噴射して汚れを浮かせ、パワフルに吸引する仕組み。水拭きだけでは落としづらいシミ・汚れもきれいに除去できる

 

↑給水タンクの容量は余裕の約1.1ℓ。本体もコンパクトなので、掃除したい箇所までラクに持ち運んでクイックに対応できる

 

【平島’s Check!】 家庭用の布製品洗浄機としては唯一無二の存在感を放つ

業務用が主だったリンサーを家庭用として発売して話題に。連続噴射が可能になり、狭い場所に使えるT型ヘッドを付属するなど、従来機より一層使いやすく進化していて“買い”!!

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機や空調系、調理系など白物家電の記事を数多く執筆。雑誌やウェブ媒体での検証記事で活躍している。

A-Stageからシンプルでおしゃれな「充電式 2in1 スティッククリーナー」が登場

デザイン家電メーカーとして知られるA-Stageは、一度の充電で最大約45分の連続駆動が可能な「充電式 2in1 スティッククリーナー」を、12月より発売します。実売予想価格は1万3000円前後(税込)となっています。

↑「充電式 2in1 スティッククリーナー」ホワイト(左)、ブラック(右)●サイズ:幅245×奥行264×高さ1070mm(スティック時)/幅245×奥行264×高さ510mm(ハンディ時)

 

1回の充電で約45分の連続駆動

本製品は、パワフルサイクロン吸引を搭載しており、スマートなボディながら抜群の吸引力を誇るとのこと。スティックとハンディの2Way仕様で、高いところや階段・車内などの狭い場所でも活躍してくれます。質量はスティック時で約2.1kg、ハンディ時で約1.8kgとなっています。また、満充電だと標準モードで約45分連続使用が可能。広い部屋でも充電切れを気にせず掃除できます。

↑シンプルなデザイン

 

容量0.5Lのダストカップは取り外しして丸洗いでき、お手入れラクラク。シンプルなデザインなので主張が少なく、どんなインテリア・部屋にもマッチしてくれます。価格も手が出しやすく、シンプルでデザインがいいモデルを探している方にはぴったりのモデルです。

↑容量0.5Lのダストタンクは丸洗い可能

 

 

日本の掃除習慣を考え抜いた“曲がる掃除機”の進化形!EVOPOWER SYSTEM最高モデルが登場

シャークのEVOPOWER SYSTEM ADVは、日本のユーザーの声を基に改良を重ねた日本専用モデル。ゴミ取り性能と使いやすさが、さらに進化した「EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR」の魅力に迫る。

 

【今回紹介する製品】

新型ブラシロールでゴミ除去力アップ!
使い勝手・お手入れ性もさらに向上した多機能スティック
EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR

 


掃除機部門
GetNavi注目モデル

 

シャーク
EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR

キャンペーン価格:5万1700円(2022年1月10日まで)

日本の掃除習慣における様々なニーズに応え、多彩な機能を搭載。新開発ヘッドによりカーペットでの清掃パフォーマンスが向上し、あらゆる床・あらゆるゴミを強力に取り除く。また付属ツールをドックからスムーズに着脱できるなど使い勝手にも配慮。

SPEC ●ヘッド:ハイブリッドパワークリーン ●最長運転時間(バッテリー2個使用時):約60分(ハンディ使用時、エコモード) ●充電時間:約3.5時間 ●サイズ/質量:W258×H1060×D114㎜/約2.0㎏

日本のユーザーの声を長年にわたり細かく研究

シャークは、パイプが曲がるユニークなスティック掃除機や、スリム形状ながらパワフルな吸引力のハンディ掃除機で定評あるメーカー。本機は、同社が日本参入以来、日本のユーザーから集めてきたフィードバックに応えた一台だ。

 

注目はソフトローラーとフィンを融合した新型ブラシロールで、カーペットのゴミ除去力が45%向上。髪の毛やペットの毛など毛がらみもなく(※1)、ほぼメンテ不要だ。

 

充電ドックには全アクセサリーがセット可能。新たにエコモードを搭載し、夜間の掃除も可能になった。バッテリーも2個付属し、複数の部屋をまとめて掃除もできる。パイプが曲がる機能で家具下の掃除も屈まず行えてラクだ(※2)。

 

使いたいときにサッと取り出しサッと使え、お手入れの手間も軽減。心理的ハードルが少ない!!

 

※1:自社テストによる。長さ45cmの毛0.25gを、0.6㎡のフローリングで10サイクルテストした結果
※2:CS651JOR/CS651JBLのみ

 

【POINT01】

新開発ヘッドで大小のゴミを効率良く捕集

フィンとソフトローラーを融合した独自設計のブラシロールがあらゆる床に密着しゴミ除去。カーペットの奥のゴミもフィンでかき出す。ヘッドカバーの改良で大量のゴミも押し出さずにキャッチし、壁際のゴミも残さない。

 

【POINT02】

ハンディ掃除機としてもトップクラスの吸引力

パイプを外すとハンディ機に。ハンディ部が1kg未満の機種ではトップクラスの吸引力で卓上や家具周りもスムーズに掃除できる。ミニモーターヘッドやペットマルチノズルなど4つのツールで幅広い用途に対応。

 

【POINT03】

運転音や駆動時間など好みのスタイルで使える

標準モードとブーストモードに加え、エコモードを搭載。静音性に優れ、音に敏感なペットや子どもがいる家庭、また夜間の使用に最適だ。バッテリー2個連続使用でスティック(エコモード)で約50分使用できるのも心強い。

 

家電大賞2021-2022に投票しよう

 

今回紹介したEVOLPOWER SYSTEM ADVは現在開催中の2021年を代表する家電を決定する「家電大賞 2021-2022」の掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

 

ペットオーナーに喜んでもらおう!「からまないブラシ」搭載の最新クリーナーをモッフモフの猫ちゃん宅にお届けしたら

パナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機 「パワーコードレス MC-NS10K」が、2021年10月に発売されました。本機はダストボックスを本体から分離した国内初のスティック掃除機。掃除後に本体をクリーンドック(充電台)にセットすると、本体のゴミをクリーンドックが吸引して内蔵する紙パックに自動収集。ゴミ捨ての頻度が約1か月に1回になり、ゴミ捨ての手間が大幅に減るのが画期的です。

↑セパレート型コードレススティック掃除機 「パワーコードレス MC-NS10K」(実売価格7万2600円)

 

それだけでもうれしいのですが、実は従来モデルで好評を得た「からまないブラシ」をひそかに搭載しているのをご存じでしょうか? こちらはその名の通り、ブラシに毛が絡みにくいのが特徴。MC-NS10Kにも小型化されて搭載されたといいますが、その能力は毛絡みに悩むペットオーナーにとって垂涎の機能のはず。掃除機本体はクリーンドックからスライドさせればすぐ使えるので、ペットが散らかしたゴミをササッと吸うことも可能です。これはぜひペットオーナーに使ってもらって、喜んでもらいたい! というわけで、二匹の猫を飼う犬猫写真家・新美敬子さんのお宅で実際に使ってもらいました。

↑モッフモフの猫ちゃんの毛を絡まず吸い取ることができるのか……?(写真は新美さん撮影)

 

【使ってもらったのはこの方】

犬猫写真家・新美敬子さん

世界各地で出会った犬や猫とそれに関わる人々を撮影し、写真とエッセイで紹介。著書に「猫のハローワーク「猫のハローワーク2」(ともに講談社文庫)など。「2022カレンダー 世界の旅猫」(辰巳出版)も発売中。現在はラグドールのバニリン(12歳オス)、秩父在来種ミックスのカロチン(4歳オス)と暮らしています。

 

悩みだった毛絡みがまったくないからストレスなし

世界中の犬や猫を撮影することをライフワークとしている新美さん。「生まれる前から家には猫がいた」とのことで、生まれてこのかた、猫とともに暮らす生活を送っています。ただし、そのぶんお掃除の悩みもあったそう。

 

「やっぱり猫を飼っていると、毛が抜けて床に毛玉ができるんです。ちょうど、西部劇で見る枯草のかたまりみたいにコロコロと転がっていることも(笑)。でも、いままで使っていたキャニスター掃除機だと、掃除したあとにヘッドを裏返して見てみると、毛がびっしりと絡んでいて。途中からヘッドが浮いてしまい、猫の毛で掃除しているような感覚に。だから、1回の掃除で2回くらいは掃除を中断して、絡んだ毛を取り除く作業をしていました。でも、これ(MC-NS10K)だと毛が絡まないからお掃除を中断する必要がなく、ストレスもまったく感じませんね」(新美さん)

↑円すい型のブラシを2個搭載した「からまないブラシ」。からんだ髪の毛やペットの毛を自然に除去してくれるので、毛絡みを外す手間も必要なし

 

手元の重量が0.45 kgと圧倒的に軽い操作感もウリですが、使い心地はいかがでしたか?

 

「確かに、手元がとても軽く感じました。ヘッドが勝手に進んでくれるような感覚もあって(※)、スイスイ掃除できます。吸い付かないので、猫のベッドになっているギャッベ(じゅうたんの一種)を吸うときもすごくラク。ヘッドの幅が小さめなので、キッチン周りなどで小回りがきくのがうれしいです。フローリングのすき間に沿って丁寧に掃除できるのも気に入りました」(新美さん)

※本機はノズル内部にモーターが内蔵されたパワーノズルを採用

↑小回りのきく小さめのヘッドがお気に入り

 

↑新美さんは、猫が散らかす猫砂をしっかり吸い込んでくれることも評価していました

 

スタイリッシュなモノが好きな猫も気に入るデザイン

↑新美さんのご自宅の定位置。すっきりとしたデザインが部屋に溶け込んでいます

 

MC-NS10Kは、表面にシボ加工(凹凸)を施し、極力ムダを省いたデザインも特徴です。その印象もうかがってみましょう。

 

「全体的にスリムだから少ないスペースで置けますし、圧迫感がないですね。マットな質感と曲線を描くボディがスタイリッシュです。実は猫はスタイリッシュなモノが好き。最初はびっくりしていましたが、好奇心を刺激したようですぐに近づくようになりました。スリムだから、猫にとって怖くないのかもしれないですね」(新美さん)

 

掃除のハードルが一気に下がり、掃除する時間も短くなった

このほか、新美さんは本機によって掃除への抵抗感がなくなったといいます。

 

「これが来てから、掃除する時間を気にしなくなりました。いままでは、キャニスター掃除機をクローゼットから出してから組み立てるまでがひと苦労で。掃除の時間を決めて、『よし、掃除をしよう!』と決意してやっていたんですが、これだとそんな決意がいりません。軽いし、充電台(クリーンドック)から片手で外してすぐ使えるので、気楽にちょこちょこ掃除できるのがいいですね。掃除のハードルが一気に下がって、掃除する時間も確実に短くなりました」(新美さん)

↑机の下に毛玉発見! 見つけ次第、サッと吸い込める手軽さが魅力です

 

このほか、MC-NS10Kには、クリーンドックの紙パック内に溜まったゴミに対して微粒子イオン「ナノイーX」を放出して除菌・脱臭する機能もあり。気になるゴミのニオイを抑えるので、その点もペットオーナーにはうれしいですね。毛絡みを抑えて、ゴミ捨ての手間も省けて、掃除のハードルも下げてくれるMC-NS10K。新美さんに大いに喜んでもらえたので、本機がペットオーナーのツボを押さえているのは間違いないですね。ペットのモフモフは大好きだが、抜け落ちたモフ(毛)の処理には困っている……という方、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

↑MC-NS10Kを囲む猫ちゃんたち。超恥ずかしがりやのカロチン(左)と人なつこいバニリン(右)。カロチンは取材時には会えませんでした(泣) ※新美さん撮影

「これはお買い得」とプロが太鼓判! 5万円台の2in1ロボット掃除機「Roborock E5」は初心者に文句なしでオススメだ

ロボット掃除機の分野では近年、吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う“2in1”モデルへの評価が高まっています。ただ、ナビゲーション技術が優秀で、自動ゴミ収集機が付く上位モデルは10万円以上します。初めて買うロボット掃除機が「10万円越え」では、やはり購入をためらってしまいますよね。

 

そこで今回は、いろいろなメーカーのロボット掃除機の上位モデルを試してきた筆者が、比較的手頃な5万円台で買える “2in1”のロボット掃除機「Roborock E5」を試してみることにしました。


Roborock E5

5万7200円(税込・以下同)

SPEC●最長駆動時間/駆動面積:200分/200m2●充電時間:6時間未満●吸引力:2500Pa●水拭き最大稼働面積:150m2●乗り越え可能な段差:2cm●ダスト容器容量:640ml●水タンク容量:180ml●進入禁止エリアの設定:バリアテープ(別売)設置で可能●水拭き水量設定:2段階●スマートスピーカー対応●サイズ/質量:直径350×H90.5mm/約3.0kg

 

5万円台でも吸引力は最上位モデルと同等

ロボロック最上位モデルの「Roborock S7+」は水拭き時にモップが振動して汚れを落としたり、レーザーセンサーで部屋を高速かつ正確にマッピングしたりと、高機能が満載。ただし、価格も16万9400円となかなかのお値段。それに比べるとE5は、機能がシンプルな代わりに価格は5万7200円とかなりお手頃です。

↑天面には電源ボタンとドックボタンがあるだけ。電源ボタンを押すと掃除を開始し、長押しすると電源オン/オフが切り替わります。ドックボタンを押すと充電ドックへ帰還。長押しするとスポット掃除を開始します

 

機能を絞りながらも、吸引力はS7+/S7と同じ2500Paで、微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで強力除去。Wジャイロスコープやモーショントラッキングなどのセンサーで掃除しながら、室内をマッピングし、掃除済みの場所とまだ掃除していない場所を正確に把握します。スマホアプリのほか、付属のリモコンを使っての操作も可能です。

↑天面のふたの下にダストボックスを収納。その上のランプがWi-Fiの接続状況を示しています

 

↑本体を裏返して左側(掃除時は右側)にサイドブラシ、中央にメインのブラシを装備。前輪の前左右の凹み部分にあるのが落下防止センサーで、本体右斜め上の凹み部分にあるのがトラッキングセンサーです

 

Roborock E5を操作できるMi Homeアプリとの連携手続きはカンタン。アプリの指示に従って進めればよく、かなりわかりやすかったです。

↑手動でアプリのデバイスに登録(左)。すべての設定が終了すると上のメイン画面が表示されます(右)。画面下の「清掃」アイコンをタップすれば掃除を開始します

 

モップクロスを取り付けた水タンクを本体にセットし、スマホの清掃ボタンをタップすれば掃除を開始します。ちなみに、水拭きには水量を多めと少なめの2段階に調節できますが、最初は水量少なめで掃除しました。

↑モップクロスを付けた水タンクを本体に装着して掃除開始

 

↑水量調節は水タンクのつまみをスタイドさせて行います

 

清掃はコの字型に整然と行い、最後に部屋の外周を掃除して終了

掃除は最初から「コの字」型に進めていきます。特徴的だったのはテーブルの脚などに当たったとき、脚回りを一周せず、1/4周から半周ほど掃除したらエリア掃除に戻ること。掃除のし残しがありそうだと思っていたところ、室内をひと通り掃除したあとでさらに部屋の外周を念押しで掃除し、その途中でテーブルの脚回りをグルッと一周掃除していました。ちなみにE5はサイドブラシが本体右側にだけ付いているため、壁際を掃除するときはブラシが常に壁際を掃除するよう、必ず外周を反時計回りに走行します。エントリーモデルながら、こうした抜かりのない設定には感心しました。

↑充電ドックに同梱の「防湿マット」を設置。E5が充電中などに床が長時間濡れた状態になるのを防ぎます。防湿マット裏に滑り止めシールが貼られているので、しっかり床に固定します

 

↑E5が充電ドックから離れると180度回転し、そのまま掃除を開始します

 

↑テーブルの脚回りをぐるっと回って掃除しているところ。本体は脚に接触しませんが、毛足の長いサイドブラシがしっかり届いてゴミをかき取っていました

 

↑通常の掃除機では掃除しにくい、高さのないすき間にも入り込んでゴミを取ってくれるのがロボット掃除機のメリットです

 

走行スピードは意外と速く、室内をキビキビ動くので掃除が思ったより早く終わります。それでいてゴミの取り残しはほとんどなし。また、ネコのトイレ砂も跳ね飛ばす割合はかなり少なく、掃除機が通ったあとの床面にトイレ砂が残っていることはありませんでした。ホコリやハウスダストに関しても取り残しはなし。掃除後のモップクロスを見てもホコリの塊が付いていたということはないので、吸引自体は十分に強力だという証拠です。

 

しかし、E5はエントリーモデルだけに、障害物の回避性能は基本レベルといったところ。家具の脚が黒やダークブラウンなどの濃い色だと認識しにくいようで、減速せずぶつかることもありました。

↑我が家の空気清浄機の脚は黒っぽい褐色なので、かなり勢いよくぶつかっていました

 

また、コード類は吸込口に巻き込むと走行不能になるので、床上にない状態にしておく必要があります。

 

水拭きに関しては、水量少なめだと汚れは取れるものの、雑巾がけ後のサラッとした肌触りまでには至っていない印象。水量多めは床が濡れすぎるということはなく、かなり早めに乾いて、床のサラサラ感も増します。なお、水タンクはそこまで大容量ではないので、1~2部屋を水拭きするなら水量多め、より広い範囲を掃除するなら水量少なめで掃除するのがよさそう。

↑汚れの多いキッチンを水量多めで掃除

 

カーペット上では自動で吸引力アップ! 運転音はそこまでうるさくない

本機には、カーペットを認識して自動で吸引力をアップする機能を搭載。このときモップ付きだとカーペットが濡れるので、水トレイとモップクロスを外して吸引掃除のみ行うことになります。段差乗り越えは上位モデルと同じく2cmまでです。

↑実際カーペット上を走行させると運転音がアップしていました

 

運転音は、テレビをつけながら掃除させても、やや気になる程度。騒音計を使い、通常30dBほどのリビングを普通モード(バランスモード)で掃除し音量を測ったところ、50dB台後半から60dB前後でした。

↑バランスモードで運転させると音量は60dBあたりを前後していました。通常は約30dB(右下)

 

Mi Homeアプリの「吸引設定」で「静音モード」をオンにすると、吸引力選択画面に新たに「やさしい」モードが出現。これで掃除すると、運転音が一段階下がります。測定値でも平均5dBほど下がりました。夜に掃除をする場合は「やさしい」モードを利用するのがよさそうです。

 

加えて、アプリ上では吸引力調整のほか、掃除のスケジュール予約や掃除履歴の確認などもできます。「リモート操作」を選ぶとスマホをリモコン替わりにしてE5の手動操作も可能。汚れが多い場所のみ掃除する「スポット清掃」もこの操作画面で行えます。

↑アプリのタイマー画面

 

↑付属のリモコンでの操作も可能。スマホアプリのリモート操作画面での操作がこのリモコンでもできるほか、吸引力の変更もできます。シニア層などスマホをいつも携帯する習慣のない人にはこれがあると便利です

 

上位モデルのように部屋を自動で識別したり走行経路まで地図上に表示したりはできませんが、アプリ上で吸引力を選んだり、掃除させるスケジュールを簡単に組んだりできるのは便利でした。ロボット掃除機をシンプルに使いたい人には十分な機能です。

↑清掃履歴をアプリで確認。走行経路やゴミの多い場所などは表示されませんが、掃除した部屋の形でどこが掃除できていないかは確認可能。また、掃除した面積と掃除にかかった時間も表示されます

 

ダストボックスは水洗い可能

掃除後にたまったゴミはダストボックスのフィルターを外して捨てます。ダストボックスやフィルターは水洗い可能。ブラシで取り除きにくいダストボックス内の微粒子ゴミは、水で洗い流せば一瞬できれいになります。

↑本体からダストボックスを取り出し、フィルターを外してゴミを捨てます

 

↑ダストボックスの汚れは水で流せば簡単に落とせます

 

一方、メインブラシはブラシ毛採用なので、髪の毛やペットの毛がからまりやすいです。ただし、本体からワンタッチでメインブラシが取り外せるので、ハサミなどを使って毛がらみ除去する際に便利でした。

↑メインブラシカバーが簡単に取り外せてブラシを取り出せるのは便利でした

 

水拭き用のモップクロスは洗って繰り返し使え、水トレイへの着脱も簡単。しかし、汚れを洗い流しても黒ずみ汚れが残るのはやや残念でした。モップに絡め取った汚れが水でサッと落ちる素材が採用されると、お手入れがよりラクになるのですが……。

↑モップクロスを洗ったあと。かなり黒ずんでしまっています

 

↑フィルターやメインブラシ、サイドブラシの使用状況、あとどのくらいで交換時期かというのもアプリで確認できます

 

最初の“2in1”として文句なしにオススメ!

Roborock E5は、「吸引+水拭き」掃除で室内の床面を手早くきれいにしたい人には十分の性能だと感じました。

 

筆者としては、基本の吸引+水拭きをしっかりやってくれるのが高評価。新型コロナにより、自宅で過ごす時間が増えたことで床の清潔さを気にする人が増えた昨今、手頃な価格でここまでしっかり床面の清潔さをキープできるなら、「お買い得」と言えるでしょう。初めてのロボット掃除機で“2in1”タイプがほしい人、これまで吸引オンリーのロボット掃除機を使っていて、お金をかけずに“2in1”に乗り換えたい人には十分オススメできるモデルだと思います。

新規ブランドながら有力候補だ!トレンドの「水拭き掃除機」に参入した「ウォーターサイクリーナー」の実力を検証

この10年、掃除機は大きく進化した。主役はキャニスター型からコードレススティックに変わり、ロボット掃除機も世帯普及率が3割近くまで伸びている。そして今注目されているのが、ゴミを吸い取る吸引ではなく、床拭き掃除ができる製品だ。拭き掃除専用のロボット掃除機や、拭き掃除機能を備えた吸引タイプのロボット掃除機などが数多く登場している中、もう一つの選択肢が、回転モップを備えたスティック型の拭き掃除機である。

 

2021年11月1日にアズマが発売したLTMsブランドのコードレス水拭きモップクリーナー「Water CyCleaner(ウォーターサイクリーナー、以下サイクリーナー)」(実勢価格1万4800円/税込・以下同)も拭き掃除ができる製品。実際に借りて使ってみたので、その実力と使い勝手を紹介しよう。

 

高コスパ家電を手掛けるファブレス家電メーカー

最初にアズマについて紹介しよう。同社は埼玉県に拠点を置く家電メーカーで、ドン・キホーテなどの量販店やホームセンターなどのPBブランド家電の企画開発で実績がある。同社が新たに立ち上げたのが「LTMs(リトマス)」で、第1弾の製品が今回紹介する「Water CyCleaner」だ。なお、LTMs以外にも調理家電を展開する「NATUUL(ナチュール)」を同時に発表している。

 

このサイクリーナーは、回転するモップをヘッドに配置した拭き掃除専用の掃除機。いわゆるコードレススティック掃除機に近いフォルムを採用し、腰をかがめることなく拭き掃除ができる。本体サイズは、幅約304×奥行き約180×高さ約1210mmで重さは約2.4㎏。約3時間の充電で、約25分の連続使用ができる。ヘッドには2つのモップローラーを 取り付けることができ、電源を入れるとこれが1分間に約400回転しながら拭き掃除をしてくれる仕組みだ。

↑直径約5cm、長さ約14cmのブラシローラーを2つ搭載する

 

なおモップローラーは計4つ付属しているので、2つずつ交換しながら使うことができる。付属の専用台座にはモップローラーの収納部があり、使い終わったモップローラーを立て掛けて乾燥させることが可能だ。

 

1分間のアイドリング後に拭き掃除が可能に

早速掃除を始めよう。本体スティック部にタンクを内蔵。タンクはきれいな水を入れた「浄水タンク」と、 掃除後の汚れた水を集めた「汚水タンク」の二重構造になっており、準備としては浄水タンクに水を入れて取り付けるだけだ。

↑スティックボディに水タンクを搭載。浄水と汚水に分かれている

 

↑浄水タンクに水を注ぐ

 

とはいえ、浄水タンクからの水は少しずつモップローラーに流れてくるため、すぐには水拭きができない。電源を入れたら、1分ほど洗浄・収納ベースの上でモップローラーを回転させ、しっかりと湿らせる。 モップローラーが十分に湿ったら掃除開始だ。

 

本体はモップローラーの回転に合わせて自走する仕組みなので、 その動きについて行くのもよし、後ろに引っ張って床を往復しながら掃除してもいい。汚れたモップは、ヘッド部分に内蔵されているワイパーにより絞られ、その汚水が汚水タンクに吸収される仕組みだ。1〜2回、床をモップローラーで掃除するとツヤっとして水拭きできたのがわかる。あとは部屋中の床を拭き掃除していけばいい。

↑電源ボタンだけのシンプルな構造。ボタンを押すとモップローラーが回転する

 

↑ちょっと走らせるだけで床がきれいになっていく

 

便利だったのは、コーヒーや醤油など、水気のあるものを床にこぼしたときだ。実際に床に100mlほどのコーヒーをこぼしてみた。通常なら雑巾などを持ってきてコーヒーを吸い取り、その上で水拭きする必要がある。しかしサイクリーナーがあれば、1〜2往復するだけ。こぼれたコーヒーをしっかり拭い取り、さらにきれいに水拭きできた。掃除するのにタンクに水を入れたり、約1分間のアイドリングが必要なので、いつでもサッと使えるとまでは言えないが、手軽さは感じられた。使った後に水をセットしてあれば、素早く使えそうだ。

↑コーヒーがこぼれたところをきれいに吸い取り、同時に水拭きできた

 

使い終わったあとはスタンドの台座で洗浄

水拭き掃除が終わったら、モップローラーのメンテナンスを行う。スタンドの台座は洗浄スペースとしても使え、そこに水(約100ml)を入れてサイクリーナーをセット。3分間回転させることでモップローラーが洗える仕組みだ。ただし、3分のタイマー機能などは備えていないのでスマホなどで計測しながら行うといい。

↑スタンドに100ml程度のお手入れ用の水を入れる

 

モップローラーの掃除が終わったらヘッドから取り外して、台座の横に立てかけて乾燥する。このとき汚れが強いようなら別途洗面所などで水洗いするといい。

↑モップローラーを専用の器具で取り外す。この器具をなくさないように注意したい

 

この他、ヘッド背面のフィルターとフィルターカバーを取り外して水洗い。タンクを外して汚水を捨て、これも水洗いしてお手入れは完了だ。フィルター周りは毎回洗う必要はなさそうだが、ローラーヘッドと汚水タンクのお手入れは毎回やっておきたい。

↑フィルター、フィルターカバーも定期的に掃除したい

 

サイ クリーナーでの水拭き掃除を何度か試してみたが、床のザラつきが取れるのは非常に快適。また、キッチンやダイニングなど、食べこぼしや調味料がこぼれたりするエリアがきれいになるのは便利だった。

 

注意点もある。まず、タンクには水以外入れられず、床用洗剤などは利用できない。そして当然のことながらゴミの吸引はできず、床に残るのだが水拭きした後だと濡れて掃除機で吸いにくくなってしまうので、 吸引掃除は事前に行う必要があるようだ。

 

また、本体サイズが大きい分、設置スペースもそれなりに必要だ。コードレススティック掃除機を使っているならそれがほぼ2台分になると思えばわかりやすい。台座には充電機能はなく、その都度コネクタを差す必要もある。

↑付属の電源コード。あまり長くないのでコンセント近くに置く必要がある

 

使い終わった後のお手入れにやや手間がかかる印象ではあるが、たまに行う拭き掃除と考えたら許容範囲。小さい子がいる家庭や犬を飼っている家庭で、床の汚れが気になっているなら活躍しそうだ。また、リビングだけでなく、廊下や寝室など広いエリアを拭き掃除したい場合にも適している。

↑ヘッドの可動性は180°と高く、狭い場所や低い場所も掃除できる

 

同様に水拭き掃除ができるお掃除家電として、ケルヒャーの「フロアクリーナー」やCCPの「コードレス回転モップクリーナーNeo+」がある。同一環境で比較したわけではないが、ケルヒャーとの大きな性能差や使い勝手の差は感じなかった。高級感はケルヒャーが上だが、コストパフォーマンスでは、サイクリーナーが上回っている印象だ。かたやCCPは横回転なので、動きが大きく異なる。また、水タンクなどもなく、回転以外は自動ではないため、広いエリアを掃除したいならサイクリーナーが向く印象だ。

 

となると、一番のライバルは市販の使い捨てフローリングモップだ。手軽さではかなわないが、あちらはランニングコストがかかる。フローリングが広く、効率的に拭き掃除ができる製品を探しているなら、サイクリーナーは選択肢に入りそうだ。

ルンバなどが最大9600円オフで買えちゃう! iRobotのブラックフライデーセール11月26日開催

iRobot(アイロボット)は、11月26日から12月2日の期間、Amazonのブラックフライデーにおいて「ルンバ692」や「ルンバ e5」をはじめとする人気ロボット掃除機をお手頃価格で販売します。

※価格は全て税込です。

セール製品一例

ルンバ 692

セール価格:2万2800円(7000円オフ)

通常価格:2万9800円

 

ルンバ e5

セール価格:3万1800円(8000円オフ)

通常価格:3万9800円

 

ブラーバ jet 240

セール価格:1万9800円(9600円オフ)

通常価格:2万9400円

【集中連載・第3回】価格以上の清掃性能と便利なクリーンベース!家電大賞2021-2022ノミネート「ルンバ i3+」

高い清掃性能とコスパ性をハイレベルで両立したルンバ i3+は、2021年2月の発売以来、ルンバシリーズで特に人気の1台となっている。ここでは、結婚・転居・出産・子育てなど、忙しいヤングファミリー層のライフスタイルに寄り添う魅力を解説していく。

 

【今回紹介する商品】

忙しいヤングファミリーの新生活に“ゆとり”を提供する「ルンバ i3+

アイロボット
ルンバ i3+

新価格
アイロボット公式オンラインストア価格
7万9800円(税込)

稼働時間:最大75分(※1)
充電時間:約3時間
走行パターン:直線型
ダートディテクト:テクノロジー搭載
※1:清掃完了まで自動充電&自動再開

独自の2本のゴム製ブラシと従来比10倍(※2)のパワーリフト吸引で大小のゴミを逃さず除去。クリーンベース(自動ゴミ収集機)を搭載し、ゴミ捨ての負担を大幅軽減できる。ユーザーの清掃習慣を学習し、最適な清掃スケジュールを提案。※2:AeroVac搭載ルンバ600シリーズとの比較

SPEC●走行技術:iAdapt2.0(カメラ非搭載)●清掃システム:3段階クリーニングシステム ●デュアルバーチャルウォール:搭載(清掃エリアを制限)●Imprintリンク:対応 ●サイズ/質量:φ342×H92㎜/約3.2㎏

 

高度な清掃性能と自動ゴミ収集で8万円切り!!

このたび、アイロボットの新“普及モデル”ルンバ  i3+が価格改定。より身近な存在となった。

最大の魅力は、この価格でのクリーンベース搭載。実は意外と面倒な掃除後のゴミ捨てを自動で行ってくれるのは、家事や子育てに忙しい家には本当に助かる。

清掃性能も文句なし。高度なセンサー技術で複数の部屋をくまなく掃除。ブラーバ ジェット m6との連携機能で、床にこびりついた汚れもきれいにオフしてくれる。

掃除からゴミ捨てまで自動化できるi3+は、多忙なヤングファミリーの暮らしにゆとりをもたらす逸品。マットグレーのファブリック調デザインも所有欲を満たす。

【Editor’s POINT01】

2本のゴム製ブラシで床面のチリもかき取る

中央のゴム製デュアルアクションブラシと強力吸引でゴミを浮かせて除去。ゴム製ブラシの凹凸形状で床に張り付いたチリもかき取る。

【Editor’s POINT02】

掃除後に本体内のゴミをクリーンベースに排出

掃除終了後に本体内のゴミをクリーンベースの紙パックに自動排出。最大60日ぶんのゴミを収容でき、紙パック交換時に手も汚れない。

【Editor’s POINT03】

移動距離と自己位置を把握して効率的に掃除

フロアトラッキングセンサーなどで移動距離と自己位置を把握し、室内をマップ化。部屋をエリア分けし、直線的に効率良く掃除する。

【Editor’s POINT04】

ゴミや汚れが多い場所を見つけて自動で集中清掃

ゴミや汚れが特に多い場所を、独自のダートディテクトテクノロジーで検知。きれいになったとルンバが判断するまで集中的に掃除する。

Editor’s EYE
本誌家電担当
青木宏彰

生活家電の企画全般を担当。アイロボット製品をはじめ多くのロボット掃除機の検証企画を手掛けている。

 

【PLUS 1 POINT】

拭き掃除“特化型”ロボット「ブラーバ ジェット m6」とのリレー運転で部屋の隅々まで美しく!!

アイロボット
ブラーバ ジェット m6

アイロボット公式オンラインストア価格
7万6868円(税込)

最大稼働面積:60畳(※3)
充電時間:約3時間
走行パターン:直線型
imprint スマートマッピング搭載
※3:ウェットモード、ドライモードともに最大60畳(ウェットモードの初期設定は最大24畳)

ブラーバ ジェット m6はルンバ i3+などとの連携機能を搭載。i3+の掃除終了通知を受け、すぐ拭き掃除を始める。高度な間取り学習機能を備え、掃除する部屋の指定も可能。段差センサー搭載で、カーペットに乗り上げて濡らす心配がない。

SPEC●ルンバ連携:sシリーズ、iシリーズ、900シリーズと連携可●自動充電・自動再開:対応●スケジュール機能:対応(iRobot Homeアプリで設定)●サイズ/質量:W270×H90×D252㎜/約2.2㎏

↑部屋の隅まできれいに拭き掃除できるのは四角いブラーバならでは。丸型の水拭きロボットだとモップが部屋角に届かず、拭き残しができてしまう

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

ロボット掃除機が最大50%オフ! アイライフのブラックフライデーセール11月26日から

アイライフジャパンは、11月26日から12月2日までの期間、Amazonで開催されるブラックフライデーにおいて、ロボット掃除機などの人気製品を最大50%OFFにて販売します。レーザーナビゲーションロボット掃除機の「A10」をはじめ、ハンディクリーナー「M50」など15の製品が対象となっています。

※価格は全て税込です。

 

セール対象製品一例

ハンディクリーナー M50

セール価格:6999円

通常価格:8750円

「高機能・高コスパ」で話題のエコバックス「 DEEBOT N8+」がブラックフライデーでさらに30%OFF!? オトクすぎて怖いので実力を試してみた

近年ロボット掃除機市場では、吸引掃除と水拭き掃除を同時に行える“2in1”タイプのモデルが注目を集めています。コロナ禍で家族が自宅で過ごす時間が増え、家の中の清潔さがより気になるようになったこともあり、面倒な床面の掃除と“雑巾掛け”をお任せできる(しかも2つの掃除を一度に行える)利便性が支持されつつあるのです。

 

そんな“2in1”タイプのなかでも「高機能・高コスパ」と評価の高いのが、52か国で製品を展開し、ロボット掃除機世界シェア2位を誇るエコバックスの、DEEBOT N8+(Amazon限定モデル)です。上記の「吸引+水拭き機能」搭載に加え、ダストボックスに集めたゴミを自動で充電台兼用のゴミ収集スタンドに回収する機能を備え、価格は7万4800円とリーズナブル。さらに、同製品に関して耳寄りな情報が!

 

11/26()9:0012/2()23:59の「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」期間中、30%オフの5万2360円で購入できるというのです!

 

Amazonセール情報と特別クーポン】

開催期間:11/26()9:0012/2()23:59
割引率30% OFF
セール価格:7万4800円5万2360

さらに、セール価格と併⽤可能なGetNavi特別クーポンを⽤意。セール期間中は、上記のセール価格よりもさらに1000OFFとなります。

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そこでこの機会に改めてDEEBOT N8+の実力を検証、「高機能・高コスパ」という評価は本当なのか確かめたいと思います。

 

 

エコバックス

DEEBOT N8+(Amazon限定モデル)

2300Paのパワフル吸引とムラのない一定水量による拭き掃除を同時に行うロボット掃除機。レーザー光が反射して戻るまでの時間をもとに壁や家具などの位置を測定するマッピング技術で、室内の間取りを素早く正確に把握、効率のよい掃除を行う。本体ダストボックス内のゴミを自動収集するスタンドを同梱し掃除後のゴミ捨て不要、スタンドには最大60日ぶん(目安)のゴミを収容できる。

SPEC●マッピングシステム:True Mapping(D-ToF技術)●障害物回避機能:赤外線センサー●最長稼働時間:約110分(*1回の最大清掃時間)●充電時間:約4時間●自動充電・自動再開機能:搭載●動作音:67dBa(自動ゴミ収集時83dBa)●ロボット掃除機内ダストボックス容量:420㎖●乗り越え高さ:最大2cm●サイズ/質量:φ353×93.6mm/3.6kg

↑2本のサイドブラシは毛足が長く、広範囲のゴミをかき集めることができます。天面前方の出っ張り部分の下にあるのがTruMapping距離センサー。360度回転しながら光のパルスを全方位に放射

 

↑本体裏面。2本のサイドブラシで本体両側のゴミを吸引口に誘導し、中央にあるV字型のメインブラシと2300Paの吸引力でゴミもパワフルに除去します。水拭き掃除のときは本体後方のクリーニングモッププレートにモップを装着

 

↑充電しつつ、本体のゴミを自動収集する自動ゴミ収集スタンド

 

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スマホアプリの各種設定やペアリングはカンタン!

DEEBOT N8+は、「吸引+水拭き対応」「自動ゴミ収集機付き」の条件を満たす同社ロボット掃除機のハイエンドモデルのなかでは最もお手頃価格の製品。操作は基本的にスマホアプリで行います。また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaを使い、スマートスピーカーによる音声操作でも操作できます。

 

本機を使うにはまず専用アプリをダウンロードし各種設定やペアリングを行う必要があります。設定はアプリ画面の指示に従って進めればよく、作業はとてもスムーズでした。

 

↑ペアリングが終わるとフロアのマップ作成のための走行(掃除)を行います

 

ムダのないキビキビした動きで素早く掃除!

本機を使ってみて驚いたのは掃除時間の短さ。清掃開始するとまず部屋の外側(壁側)をグルッと一周し、その後内側を“コの字”型に規則正しく掃除するのですが、その動きには実にムダがなく、走行した場所としていない場所を正確に把握しつつ掃除を進めていきます。壁やテーブルの脚などの障害物に対峙した際もほとんど悩まず、的確な動きでキビキビと掃除。マップ作成が完了した2回目の掃除からは動きがさらにスムーズになり、リビングなどの大きめの部屋はテーブルや家具の配置などにより室内を複数のブロックに分けて掃除するようになりました。

↑N8+は最初に部屋の隅から掃除。壁に沿って部屋を一周することで、室内の形状を把握します

 

吸引だけでも部屋の角や本体が侵入できない箇所を除くと、ほぼ問題なくゴミを除去。ペットのトイレ付近に散らばった大きめの猫砂もしっかり除去できていました。さらに吸引+水拭き掃除後の床面はサラッと快適な触り心地に! 拭き掃除用モップは本体の後方4分の1の面積に装着するため、厳密にはテーブルの脚元付近は拭き掃除できていないのですが、サイドブラシでゴミやホコリをしっかりかき取っているので、掃除の“やり残し感”はありません。

 

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水拭き掃除時にはカーペットを自動で見分けて“乗り上げ”を回避

マッピング終了後は壁や家具、テーブルの脚などに近づくと走行速度を減速。本体側面がバンパー構造になっていることもあり、接触時の衝撃はかなり少ないです。また壁際や家具の脚回りを掃除する際は、本体は障害物に触れずに走行。それでもサイドブラシがかなり長いため、壁際や脚にブラシの先がしっかり届いてゴミが除去できていました。

 

↑テーブルやベッドの脚に減速しながら近づき、脚の周りを一周して掃除。ゴミの取り残しはまったく見られませんでした

 

↑ベッドやスチールラックの下でもロボット掃除機なら難なく中に入ってゴミを取ってくれます

 

ちなみにカーペットの掃除をどうするかが気になるところ。本機は「モップがけモード」(吸引+水拭き)で掃除するとカーペットを検知し、そこへの乗り上げを回避します。一方「清掃モード」(吸引)の場合はカーペットを検知すると吸引力をアップ。「モップがけモード」と「清掃モード」はモップクリーニングプレートの着脱による自動切り替えなので、吸引清掃の際にうっかりモップを付けたままにしてカーペットを濡らす失敗もありません。

 

なお、掃除中の運転音はスペック表には「63dBa」書かれていますが、使ってみた実感ではもっと静かな印象。掃除機をかけながらテレビを見ても筆者はそれほどうるさく感じませんでした。

 

一方、「モップがけモード」の“水拭き”性能については問題なし。吸引掃除を同時に行なっているせいもありますが、掃除後のフローリングは肌触りもサラッとして実に爽快です。特に裸足で過ごすことの多い夏場は「水拭き掃除」の有効性、心地よさをより実感できるはず。水拭きの水量は4段階で調節可能。水量が一番少ないモードでもしっかり拭き掃除できていましたが、汚れが多い部屋を掃除するときは水量多めのモードにしてもいいでしょう。

 

↑水拭き掃除の際は、水タンクに注水後(写真上)、モッププレートを装着して本体にセット。今回は使い捨て式のクリーニングモップではなく、洗って何度も使えるクリーニングモップを使用

 

掃除後のゴミ捨てをしなくていい快適さは一度体験すると手放せない!

掃除終了後に本体が自動ゴミ収集スタンドに戻るとすぐに充電を開始。同時に本体ダストボックス内のゴミをスタンドの紙パックに回収します。このときの音はやや大きいので、夜に掃除する場合は、アプリで「自動ゴミ収集機能」をオフにしておきましょう。ちなみにN8+本体が充電台(自動ゴミ収集スタンド)に待機しているとき、外出先からアプリ操作で「ゴミ収集」だけ行うこともできます。

 

N8+を使い始めて一番のメリットだと感じたのは、実はゴミ捨ての必要がなくなったことでした。「掃除を自動でやってくれるのだからゴミ捨てくらい苦にならないだろう」と思われるでしょうが、ロボット掃除機のゴミ捨ては意外と面倒ですし、そもそも忘れがちです。それで何日も掃除させているとダストボックスが満杯になって吸引力が落ちますし、慌ててゴミを捨てようとするとパンパンに詰まったゴミを取り除くのも大変。また、ダストボックスのゴミを捨てる際にホコリが舞ってゴミ箱の周りに落ちたりするのも厄介です。

↑スタンド底部の四角い2つの穴が自動ゴミ収集機の吸引口。N8+のダストボックス内のゴミをここから回収します

 

↑スタンドの天面を押すとふたが開いて、紙パックの着脱ができます。紙パックは引き出すと同時に口が閉じるようになっており、ホコリの飛び散りなく清潔に捨てられます

 

その点、自動ゴミ収集スタンド付きの本機ならゴミ捨ては2か月に1回(あくまで目安。実際のゴミ捨て頻度は掃除環境によって異なります)スタンド内の紙パックを捨てるだけ。ゴミ捨ての際のホコリの舞い上がりもありません。毎回ダストボックスが空になることで吸引力を落とさず吸引掃除ができますし、「自動ゴミ収集機能」を一度使い始めたら、もう二度とこの機能なしの生活には戻れないと思います。

 

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スマホアプリの多彩な機能で使い思い通りの掃除を設定できる

DEEBOT N8+でもうひとつ見逃せないのが、マッピング機能の優秀さとアプリによる掃除設定の多彩さです。

 

最初の掃除でワンフロアをマッピングしたところ、例えばリビングダイニングと廊下の境界を自動で認識し、マップ作成時にはそれぞれ別のエリアとして色分けできていました。また、部屋と部屋の境界が実際とほぼ同じで、手動での修正が不要だったのも驚きでした。

 

↑最初の掃除で作成したフロアマップ。この時点で自動的にリビングダイニングとキッチン、廊下を見分けています

 

フロア内の各部屋を区別して認識することにより、フロア全体の掃除だけでなく、特定の部屋だけの掃除もできます。また、複数の部屋を掃除する際に、掃除の順番を指定したり、部屋ごとに吸引掃除のパワーや水拭きの水量を調節したりすることも可能。汚れが多いキッチンは水拭きの水量を多めにしたり、掃除を2回行うなどの指定も簡単にできます。

 

さらに、本機ではフロアの特定の場所だけを指定して掃除できる「カスタム清掃モード」も搭載。また、アプリ上にバーチャルな境界線を指定して進入禁止エリアを設けたり、モップがけ禁止ゾーンを設定したりすることも可能、ペットの食事を置いておく場所や水飲み場、壊れやすいものが置かれている場所にN8+が入るのを防げるほか、本機がカーペットを認識しにくい場合も、手動で進入禁止設定ができます。

 

↑「カスタム掃除」を選ぶと掃除したい場所の指定が可能。マップ内の掃除したい場所をタップすると黒く点線表示された掃除エリアが出現。エリアの位置や広さを簡単に調整できます

 

さらに本機はフロアマップを2つまで保存可能。二階屋の戸建てやメゾネットタイプのマンションに住んでいる人は、2つのフロアを自在かつ効率的に掃除できます。

 

コスパ抜群のDEEBOT N8+をさらにおトクに購入できる絶好のチャンス!

吸引と水拭き掃除を同時にこなし、ゴミ捨ての手間までなくせるDEEBOT N8+をひと通り使ってみて、その性能には「満足」を通りこして「大満足」でした。DEEBOT T9+/T9に搭載の振動式モップ(T8シリーズにも別売で搭載可)に非対応なぶん頑固なこびりつき汚れには弱いですが、通常のフローリングの清潔さを維持するには十分です。

 

メンテナンス面でもゴミ捨てがほぼ2か月に1回で済み、ゴミ捨て時のホコリの飛び散りがないのは本当に便利。フロア全部の部屋を連続掃除できるほか、掃除する部屋を指定したり部屋ごとに掃除の仕方(吸引力や水拭き水量など)を変えたり、掃除するエリアや進入禁止エリアなどをスマホ上で簡単に指定できたりと、思い通りの掃除ができます。

 

そんな、DEEBOT N8+が、今回の「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」期間中(11月26日9:0012月223:59)に本機が5万2360円で購入できるのはおトクすぎる案件。T9+(公式ストア価格10万9800円)の半額以下、N8 PRO+(公式ストア価格7万6320円)と比べても2万円以上安いのですから、本機のコスパは圧倒的です。さらに、本記事の読者には1000円オフクーポンを発行するので、よりおトクに購入可能。この価格なら、いま使っているロボット掃除機の買い替えを検討している人はもちろん、ロボット掃除機を初めて買う人も十分手が届くはず。筆者が体験して「大満足」を覚えたDEEBOT N8+は、間違いなく「Amazonブラックフライデー」の目玉と言えます。超お買い得なこの機会に手に入れて、生活をグレードアップしてみてはいかがでしょうか。

 

Amazonセール情報と特別クーポン】

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さらに、セール価格と併⽤可能なGetNavi特別クーポンを⽤意。セール期間中は、上記のセール価格よりもさらに1000OFFとなります。

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ゴミの吸引をしながら床の拭き掃除も! 軽量でストレスなく使える「スティック掃除機」

ニトリが展開する生活家電には「この使い勝手でこの価格はおかしい」と、ユーザーが呆れるほど評価の高い製品が多い。そのなかでも、日々たくさんの製品に触れている家電ライターをも唸らせたアイテムはこれ! 今回は“1台3役”の「軽量スティック掃除機」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2021年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

拭き掃除機能も搭載した“1台3役”の軽量スティック

コードレス2wayスティッククリーナーYS0004

9990円

約1.3kgと軽量で、ハンディ掃除機としても使えるスティック掃除機。ヘッドに専用クロスを装着し、ゴミの吸引をしながら床の拭き掃除もできる。ダストカップと専用クロスは水洗い可能。

SPEC●連続使用時間:約30分(標準モード)●充電時間:約4時間(満充電)●ダストカップ容量:約0.4L●付属品:隙間ノズル、ブラシノズルほか●サイズ/質量:W255×H1050×D160mm/約1.3kg

 

↑付属の拭き掃除用クロスをノズルに装着。掃除機では取れない床面の汚れを拭き取れる。クロスは簡単に剥がせて何度でも水洗いOK

 

【Recommend】部屋を軽々と掃除できワンルーム用に最適!

「軽量でストレスなく掃除できるのが魅力。延長パイプに隙間/ブラシノズルを装着でき、掃除がしにくい部分もキレイにできます。フローリングのワンルームやサブ用として」(平島さん)

コスパ度:8/10

 

私がセレクトしました

家電ライター

平島憲一郎さん

調理家電や掃除機、空調家電など生活家電全般の製品紹介記事、検証記事を執筆。私生活での製品購入時には“コスパ”をかなり意識する。

ダイソンのブラックフライデーセール開催! 掃除機などが最大37%オフ

ダイソン(Dyson)は11月18日から30日の期間、掃除機などの人気製品をお得に購入できるブラックフライデーセールを開催します。セール対象となる製品は掃除機や空気清浄機、デスクライトで、最大37%オフの価格で入手可能です。また、直販店にて対象商品を購入すると、5500円相当の隙間ノズルがプレゼントされるキャンペーンも実施します。

※価格は全て税込です

 

ブラックフライデーセール対象商品の一例

Dyson Cyclone V10 Fluffy Black (SV12 FF BK)

付属品:クリーナーヘッド1点、掃除ツール4点

セール価格:3万9800円(37%オフ)

通常価格:6万4000円

 

Dyson V8 Slim Fluffy+(SV10K SLM COM)

付属品:クリーナーヘッド1点、掃除ツール6点

セール価格:4万2800円(21%オフ)

通常価格:5万4800円

 

Dyson Pure Hot+Cool 空気清浄機能付ファンヒーター(HP00 IS N)

セール価格:4万700円

通常価格:6万3800円

 

Dyson Pure Hot+Cool Link 空気清浄機能付ファンヒーター(HP03 IS)

セール価格:4万6200円

通常価格:7万7000円

 

Dyson Lightcycle デスクライト

セール価格:5万325円(25%オフ)

通常価格:6万1000円

えっ、レイコップが「あのカタチ」をやめた?「史上最軽量モデル」驚きの進化を家電のプロがレビュー

レイコップのふとんクリーナーと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、あの特徴的な平置き型フォルムではないでしょうか。「これぞレイコップの代名詞!」といったデザインでしたが、今年10月に発売された新モデル「NewStyle RAYCOP」( ニュースタイル レイコップ)は、その名の通り、まったく違うデザインに。さっそく使ってみたところ、極めて使いやすく進化していました!

↑UV除菌コードレスふとんクリーナー「NewStyle RAYCOP(型番:RS4-100JPWH)」。本体サイズ/質量は250×D612.6×H141.7mm/1.42kg。充電時間は約3時間30分で、運転時間はUVオンリーモード約120分、標準モード約28分、パワーモード約16分

 

平置き型のフォルムからデザインを一新

↑平置き型のモデルの例(RAYCOP RS2)

 

従来のレイコップのふとんクリーナーといえば、先述のように平置き型のフォルムをしており、ふとんを這わせるように動かして使うのが特徴でした。こちらはまず前方のブラシでふとんの微細なゴミを叩き出して吸引し、その後方にあるUVランプで除菌・ウイルス除去・ダニ除去を行います。これらの機能が高く評価され、同社のふとんクリーナーが一世を風靡したのは記憶に新しいところ。その一方で、「コードが邪魔」「もう少し軽ければ……」といった声もあり、こうした声に応えて開発されたのが「NewStyle RAYCOP」というわけです。

↑従来の平置き型からコードレスでスリムなフォルムになり、使い勝手も大きく変わりました

 

その新たなデザインを初めて見たときは、「これがレイコップ?」と驚くほど。特徴であった平置き型のフォルムから、スリムなスティッククリーナー型へと構造を変え、待望のコードレスになりました。そして、本体は1.4㎏ととにかく軽い! 従来モデルのなかには、重量3kgを超えるものもありましたが、こちらはさすが「レイコップ史上最軽量」というだけあります。しかもヘッドをふとんに乗せてしまえば、手にかかる重さはほとんどなく、軽い力でスイスイ動かせます。ヘッドがふとんに張りついて動かなくなる、といったストレスもありません。

↑ハンドルは持ちやすく握りやすい絶妙な太さ。握る位置を変えられるのも便利です

 

NewStyle RAYCOPを詳しく知りたい方はコチラ

 

自由自在な取り回しにストレスフリーを実感

手の位置を好きな高さにできるのも大きなポイント。従来モデルは本体とハンドル部がほぼ一体のため、しゃがんだり、かがんだりして、手の位置をふとんの高さに合わせる必要がありました。でも、本機ならヘッドからハンドルまで十分な距離があり、ヘッドの角度も90度から180度まで動かせるので、ハンドルの角度や高さは自由自在。何の気兼ねもなく、ラクな姿勢でふとんの掃除ができます。

↑ハンドルからヘッドまでの距離があるので、手を伸ばせばふとんの隅まで届きます。従来モデルと違い、ハンドルの角度や高さを自在に変えられるので、取り回しの良さは抜群です

 

さらにコードレスならではの使いやすさも実感しました。何しろコードがあると、コードに乗り上げたり、本体を動かすたびにコードがもたついたりと、かなりジャマ。コード自体の重さもバカにならず、これを引っぱるために余計な力が必要でした。その点を気にせず手軽に掃除できるのは本当にラク。まさにストレスフリーそのものでした。

↑コードレスだから、コードを気にせず枕の掃除機がけも軽々とこなせました

 

また、ハンドルを直角にすると、スタンドなしで安定して自立するのも便利なポイント。掃除を中断するときもラクですし、収納時の見た目もスッキリ。使いたい場所の近くに立てて収納できるので、思い立ったらすぐに使えますね。これだけ軽いうえ、収納しやすく取り出しやすいとなると、「面倒だなぁ……」という抵抗感を感じるヒマさえなくなるはず。ふとん掃除の習慣化が大いに期待できそうです。

↑ベッドのそばに置いておけば、毎日のふとん掃除が習慣化しそう

 

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強力なブラシレスDCモーター搭載で吸引力も抜群!

さて、ここまでは新スタイルによる使い勝手の良さをお伝えしてきましたが、重要なのはふとんクリーナーとしての性能です。先ほど「ヘッドがふとんに張りつかず動かしやすい」とお伝えしましたが、そうなると吸引力が弱いんじゃないの? なんて思う方もいるはず。いえいえ、実は吸引力の強いブラシレスDCモーターを搭載しているため、吸引力はかなりのもの。微細なハウスダストを叩き出すフィンパンチブラシを搭載していることもあって、ダストボックスには細かい粉じんやホコリがぐんぐん溜まり、見ていて気持ちいいほどです。

 

しかも、サイクロン構造によりゴミが渦状に固まりやすく、ゴミの舞い散りを抑えて捨てられるのもメリット。0.3μmの超微細粉塵を99.99%以上(※1)キャッチするHEPAフィルターを搭載しているので、排気もキレイだそう。ダストボックスが大きくなり、洗いやすくなっているのもポイントです。

↑ゴミ捨てはフィルター部分を外したら、中身をぽいっと捨てるだけ。ダストボックスの容積も、約1.3倍に増えています(従来モデルのRS2との比較)。ダストボックスやメタルフィルターのほか、ウォッシャブルフィルター、HEPAフィルターもすべて水洗いできます

 

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レイコップ独自技術「UV」+「たたき」+「吸引」が一体化したことで隅まで届くから安心

レイコップ独自のUVランプによる除菌機能は引き続き搭載。波長253.7nmの紫外線(UV-C)をふとんに照射することで、99.9%除菌(※2)と99.9%ウイルス除去(※3)を可能にするといいます。しかも本機は、UVランプが上から見えるので、照射状況が確認しやすく、しっかり除菌されている安心感を実感できます。さらに、たたきと吸引機能が加わることで99.9%のダニ除去(※4)も可能となっています。

↑UVランプの点灯が上から見えるため、除菌できている安心感が違います。なお、紫外線は肉眼で見ると危険なので、UVカットカバーが装着されているほか、UV照射中にヘッドが対象物から離れると、自動で消灯する安全機能も搭載されています

 

さらにポイントとなるのが、このUVランプの位置です。従来モデルは、前方にふとんの中の微細なハウスダストを叩き出すパワフルたたきや吸引口があり、その後方にUVランプを配置。ゆえに、ヘッドの先端までUVを照射できないという弱点がありました。しかし今回は、ブラシとUVランプが一体化したブラシを新開発。たたき、吸引とともにUV照射が行えるため、ヘッドの先端でもUV照射が可能となり、従来モデルではUVが届かなかったヘッドボードの境界部分などの除菌も可能となりました。隅々まで除菌・ウイルス除去ができている、という実感があるのがうれしいところです。

↑UVランプ(赤い線で囲った部分)をたたき機能がついた「フィンパンチブラシ」(オレンジの線で囲った部分)の内側に内蔵することで、掃除しながらUV除菌ができるようになりました

 

↑UVがヘッドの先端に届くため、従来モデルではUVが届かなかったヘッドボード間際の除菌もバッチリです

 

さらにこの「NewStyle RAYCOP」は、吸引をせずUVのみ照射する「UVオンリーモード」も搭載しているので、ふとんだけでなく、気になる場所の除菌・ウイルス除去が可能。ソファの背もたれやカーテン、壁など垂直面に使いたいときは、ヘッドをロックできるフック機能を使えば、ぐらつかず安定して使えます。家中の除菌に使える点は、このご時世にうれしいですね。特にウチでは犬がソファに乗ることが多く、いろいろなモノが付いていそうだな……と思っていたのですが、本機なら手軽にケアできるので安心です。

↑ヘッドをロックできるフック機能を使えば、垂直に近いソファの背もたれもラクに掃除できます

 

↑UVオンリーモードなら、カーテンを吸い込まずに除菌できるのが便利!

 

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すでにレイコップを持っている人も、「NewStyle RAYCOP」なら買い替えて正解!

今回、従来のふとんクリーナーを知る者として「NewStyle RAYCOP」を使ってみて、「こんなに進化したなんて!」と驚きました。軽さとコードレスによる取り回しの良さに加え、スタンドなしで自立し、置き場所を選ばない点も、ふとん掃除のハードルを下げるのに大きく貢献しています。これだけ手軽なら、大げさではなく毎日使っても苦になりません。吸引力やUV 機能が向上している点から見ても、従来のモデルを知る人こそメリットを実感できるのではないでしょうか。

 

ふとんの清潔さは睡眠の質にもつながるというし、これを機に買い替えて継続的なふとんケアを始めてみようかしら……。高齢の母も以前からふとんクリーナーに興味を持っていましたが、これなら強くオススメできる! と感じました。ハウスキーピングに便利なアイテムとして、引越祝いのプレゼントにしてもいいかもしれませんね。ふとんを常に清潔に保ちたい方、従来のふとんクリーナーが使いにくいと感じている方に、ぜひおすすめしたい1台です。

撮影/高原マサキ(TK.c)

 

 

※1【クリーン排気】韓国生産技術研究院調べ【方法】塩化ナトリウムを速度5.3㎝/秒にて試験C20N230771 令和2年10月22日 

※2【UV除菌】広州市微生物研究所調べ【方法】菌液を含むガラス板を100㎝²の範囲の中央に置き、約0.54秒(約37cm/s)の速度で製品を1往復させて、大腸菌と黄色ブドウ球菌の生菌数を測定 ※すべての菌に有用ではありません。報告書NO. WJ20213469

※3【ウイルス除去】広州市微生物研究所調べ【方法】ウイルス液(A型インフルエンザウイルス)を入れたガラス板を100㎝²の範囲の中央に置き、約0.54秒(約37cm /s)の速度で製品を1往復させて、感染価を測定※※すべてのウイルスに有用ではありません。報告書NO. BYY20210370 
 
※4【ダニ除去】広州市微生物研究所調べ【方法】生きたダニ(1,000匹)を織布(100㎝²)に散布して約0.54秒(約37cm /s)の速度で製品を1往復させて、ダニ残数を測定※全てのダニに有用ではありません。報告書NO. WJ20213470

まさに名前通り! 1.4㎏ながら風量10%アップの日立「パワかるスティック」新モデル

日立グローバルライフソリューションズは、軽さとパワーを両立させたコードレス スティッククリーナー「パワかるスティックPV-BL50J/PV-BL30J」を11月中旬から発売します。また、軽量で取り回しのしやすさにこだわったモデル「ラクかるスティックPV-BL3J」を12月中旬に発売します。実売予想価格は「パワかるスティックPV-BL50J」が8万8000円(税込:以下同)前後、「PV-BL30J」が8万2000円前後、「ラクかるスティックPV-BL3J」が7万1000円前後となっています。

↑ラクかるスティック「PV-BL3J」(左)、パワかるスティック「PV-BL30J」(中)、「PV-BL50J」(右)。カラーは3つともシャンパンゴールド

 

パワーと軽さを両立させた「パワかるスティックPV-BL50J/PV-BL30J」

本製品は、三次元形状のファン(斜流ファン)を搭載した「ジェット3Dファンモーター」を採用することで、空気の流れを効率的に制御し、加えて「極異方4マグネット」のモーターにより高効率を実現。高速回転を可能にし、従来機種から風量を約10%向上させたパワフルなモデルです。

↑「ジェット3Dファンモーター」斜流ファン(左)を採用しています

 

標準質量も1.4kgと軽量なため、高いところでも手軽に掃除できます。ヘッド裏の回転ブラシには、先端をループ状にした「からまんブラシ」を採用し、髪の毛などが絡まりにくくなりました。また、暗いところでもはっきりとゴミを視認できる「ごみくっきりライト」のほか、カセット式電池や、「からまんプレス構造」のダストケースなど、手入れの負担を軽減する便利機能が引き続き採用されています。

↑「からまんブラシ」を採用したヘッド

 

↑もっとも明るく感じる波長に近い緑色のLEDライトにより、ゴミをはっきりと視認できます

 

PV-BL50Jには、付属のツールが全て収納できる新デザインのスタンド式充電台が、PV-BL30Jには布団やソファの掃除ができる「ファブリックヘッド」が付属します。

 

また、軽さとパワーを両立させた「ラクかるスティックPV-BL3J」は、標準質量1.1kgとなっており片手でラクに使える軽さです。本体には三次元形状のファンを採用した「ハイパワー3Dファンモーター」を搭載。素材にアルミを使用することで、小型・軽量と強力パワーを実現しています。

開発から「特別扱い」だったのか…! 充電台がゴミを吸うパナソニックの「棒クリーナー」がトガっている理由に納得

パナソニックから、掃除する“前”から掃除した“後”までのあらゆるストレスを大幅に軽減してくれる画期的な掃除機が登場しました。それがセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-NS10K」です。商品名に「セパレート型」と表記されているように、なんとスティック掃除機から「ダストボックス」を分離し、ゴミ収納機能を充電台に移してしまったのです。

↑セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-NS10K」 SPEC●集じん方式:紙パックレス式(スティック)/紙パック式(クリーンドック)●集じん容積:0.05L(スティック)/0.8L(クリーンドック)●運転時間:HIGH約6分/AUTO約10~15分●充電時間:約3時間●運転音:72dB~約64dB(スティック掃除機使用時)/約69dB~約27dB(クリーンドック)●サイズ/質量(スティック時):W213×H1030×D130mm/1.5kg

 

画期的な進化を果たした新クリーナーの誕生秘話を聞く!

これにより掃除機はこれまでになくスリムになり、部屋にすっきり設置可能に。掃除中の取り回しも断然スムーズで、吸引力(ゴミ取り能力)も文句なしです。さらに注目なのは掃除後。掃除機本体をクリーンドック(充電台)に戻すと、掃除機の中のゴミをドックが吸引して内部の紙パックに自動回収。掃除後の面倒なゴミ捨てが不要になり、ゴミ捨ては約1か月に1回の紙パックの交換だけで済むようになりました。

 

ダストボックスを分離することで、これだけのブレークスルーを成し遂げたのはまさに画期的といえます。これは開発者の方にぜひ同モデル誕生の裏話をうかがいたい! ということで、MC-NS10Kのデザイン担当の藤田和浩さん、技術部門を担当した堀部 勇さんにお話をうかがいました!

 

【お話をうかがったのはこの方たち】

パナソニック デザインセンター AD1部

藤田和浩(ふじた・かずひろ)さん

1992年入社。掃除機、アイロン、炊飯器など同社の白物家電全般のデザインを担当。2014年からは掃除機全体のデザインを統括している。MC-NS10K開発の立ち上げ時からプロジェクトに携わり、同機のメインデザインを手がけた。

 

パナソニック  クリーナー技術部 主任技師

堀部 勇(ほりべ・ゆう)さん

2010年入社。入社後から一貫して掃除機の開発に従事。2015年頃から同社の新型掃除機の要素開発を担当するようになり、キャニスター掃除機 MC-JP800Gのアタッチメントや「からまないブラシ」の開発を担当。2019年からMC-NS10Kの開発に携わる。

 

若手社員の何気ない一言からアイデアが生まれた

本機の開発が始まったのは2019年。パナソニックのコードレススティック掃除機の共通コンセプトは「ラクに使えて、しっかりキレイ」で、これは掃除機の使い勝手の良さと吸引力の強さを兼ね備えるという意味。デザイン担当の藤田和浩さんによると、新モデル開発に当たってはさらに「心まで軽くしたい」という目標があったそうです。

 

「掃除は長年嫌いな家事の1位2位に入ります。その『やりたくない』というハードルをできるだけ下げたい。それをデザインで実現できないかというのが開発のきっかけです。今回は掃除をしていない時間も含めて『使う人のストレスにならない』とはどういう掃除機なのか、ということをメインに考えました」(デザイン担当・藤田さん)

 

そのなかで、藤田さんたちがイメージしていたのは「箒(ほうき)」だそうです。

 

「箒みたいに軽くできないかという思いが昔からありました。できれば1本の棒にノズルがついているだけ、といったものを実現したいと思っていましたが、モーターも必要、ダストボックスも必要、と考えていくと普通の掃除機になる。『棒にするにはどうしたらいいか』というのが長年の課題でした」(デザイン担当・藤田さん)

↑クリーンドック(充電台)に収まっている姿はまさに1本の“棒”。マットな白のカラーリングは幅広いインテリアに溶け込みます

 

そんななか、デザインのアイデアを検討するミーティング中にちょっとした“奇跡”が起きます。「箒のような掃除機」というテーマからいったん離れ、「どんな掃除機が使いやすいか」をブレインストーミングしていたとき、デザイン部の若手社員がふと「充電台にダストボックスを持っていったらどうなりますか?」と聞いてきました。彼は日頃からゴミ捨ての際、ホコリが舞うのがとにかくイヤで、それをなくせないかと思っていたそうです。

 

「『これはひょっとしたら使えるぞ』と思いました。ダストボックスがなくなれば、本体を“棒”に近づけることができる。充電台は少々大きくても、ゴミ捨ての手間やホコリが舞う不便が解消できるならいいじゃないか! ということで、その2つをセットにし、弊社のデザインセンターで毎年行う『先行デザイン提案』の場で発表しました」(デザイン担当・藤田さん)

↑充電台(クリーンドック)の紙パックにゴミを溜めるしくみ

 

このアイデアが社内で大きな反響を呼び、従来の開発では「このデザインだと既存のパーツをどう配置するか」というパーツ優先の流れになるところを、今回は「棒状のデザインを実現するため、各部品の小型化をどう進めるか」という、デザイン優先の流れになったそうです。つまり、アイデア優先のコンセプトモデルが、商品化に向けて本格的に動き出したということ。その高いハードルに対し、技術チームも静かに燃えていたようです。

 

「最初のイメージモデルを開発スタッフに紹介した3、4か月後のこと。事業部に行ったら、すでに技術試作ができていたんです。そのとき『あ、技術部も本気なんだ!』と感じて、とても感動したのを覚えています。試作品を囲んでワイワイしゃべる時間は楽しかったですね。いいものができるぞ! という高揚感がありました」(デザイン担当・藤田さん)

 

本体のゴミをクリーンドックにうまく移動できない!

こうしてスタートした本機の商品開発。なにしろ初めての試みばかり。クリーナー技術部の堀部 勇さんも「こんなに細い本体の中にどうやって部品を入れるのか……何度も何度も試行錯誤しました」と語ります。

 

「今回はモーターも新しく製作し、電池も小型化しました。しかも弊社のモットーは『ラクに使えて、しっかりキレイ』ということで、『吸引力』にこだわりがあります。その絶対条件を守りながら小型化しなければならない。一度積み上げては壊し、また積み上げては壊し……を繰り返し、ムダな部分を省いて製品を作っていきました。プロトタイプは少なくとも数十個は作っていますね」(技術部・堀部さん)

 

特に難しかったのは掃除機で取ったゴミをクリーンドック(充電台)にどうやって移送するか。吸引力の強いキャニスター掃除機のモーターをクリーンドックに搭載することは決まりましたが、試作機を作るとモーター吸引力を上げても本体のゴミを十分に移送できなかったのです。

 

「これを解決するには、3つのポイントがありました。ひとつはクリーンドックの吸引に強弱をつけること。一度吸引をかけただけだとどんなに吸引力が強くてもフィルターに引っかかるゴミがあります。そこで釣り針の“根がかり”を外すときに一度引っ張る力を緩めて引っかかりを取りやすくするように、吸引力を一度弱めてからまた強くする『2ステップ吸引』を採用しました。2つめは本体のノズルから空気が入り、クリーンドックの吸引力が落ちる問題を解決するため、収納時にノズルが90度の状態になると風が通らない機構を開発したこと。3つめは、本体内のフィルターを、プリーツフィルターからゴミ離れが良いコップ型のフィルターに変えたことです」(技術部・堀部さん)

↑ノズルの角度が90度になると、ノズル側からは風が通らない仕様に。つまり、収納時は風が通らない状態になります

 

↑従来型のヒダのあるプリーツフィルターではなく、ゴミ離れがいいコップ型のフィルターを採用

 

本体重量よりも手元を軽くすることにこだわった

一方で、ダストボックスの分離で掃除機本体のデザインの自由度も一気に上がりました。本機では装飾的な要素をなくし、使わないときは一切掃除機に見えないようにしたそうです。

 

「今回の商品は短時間でサッと掃除することにフォーカスし、ハンドルは握りやすさに配慮しながら掃除機本体の凹凸も最小限にしました。クリーンドックも前から見たときにできるだけ薄く見えるようレイアウト。本体をいかに簡単に、本当に“置くだけ”のイメージで充電台に戻せるかにも注力しています」(デザイン担当・藤田さん)

↑スリムなクリーンドック

 

本機の重さは1.5kg。他社ではより軽いモデルも登場していますが、これらを超える軽さを追求するより、重視した点があったそうです。

 

「『ラクに使えてしっかりキレイ』が我々の目指す掃除機。特に『しっかりキレイ』の部分、つまり、吸引力やノズルの性能にこだわり続けているため、これを担保できる性能を込めた結果、この重さになりました。一方で、ユーザーが実際に感じる「軽さ」は、すなわち『手元にかかる負担』です。つまり、本体全部を軽くしなくても、手元を軽くすれば掃除はラクになる。ということで、なんとかペットボトルより軽くしたい! と思い、手元重量0.45kgを実現しました」(技術部・堀部さん)

↑掃除機自体が軽量なのに加え、主要パーツがすべて掃除機の下部に集中することで下重心に。手元にかかる負担がより軽くなり、まさに箒を使うような軽快感で掃除機がけができます

 

本体をクリーンドックに装着するシーンにもこだわりが

さらに、本体をクリーンドックから外すときやクリーンドックに戻すときの装着感にもこだわったとか。ノズルをどの方向から入れてもキレイに装着できるよう、ノズルが入る斜面の角度を工夫したうえで、密かにノズルが外れないための突起も設けられています。

 

「当初、技術部からは『ノズルを完全にホールドしたい』といろいろな突起やフックの提案をされたのですが、それはやめたい、と伝えました。デザイン部からは、極力何もなくして『本体を戻すだけで良い』とわかるようにしてください! とお願いしたんです」(デザイン担当・藤田さん)

 

「今回は、掃除機を収納する向きを変えたのも大きなこだわり。従来はスティック掃除機を充電台にセットするとき、一度掃除機の向きをユーザー側に向けるひと手間がありました。しかし本機は掃除した向きのまま、ノズルをスライドさせるだけでクリーンドックにセットでき、掃除を始めるときも、ドックから外してそのまま掃除できる。着脱のときに手元にかかる負荷もかなり少なくなっています」(技術部・堀部さん)

↑掃除が終わったら、そのままヘッドをクリーンドックにスライドさせます。真正面からだけではなく、多少斜めからスライドさせてもOK

 

↑ワンタッチでクリーンドックにピタリとハマります。掃除を始めるのもカンタン

 

「ナノイーX」と「からまないブラシ」も搭載

メンテナンスのしやすさにもこだわりが。本体をクリーンドックに戻すと、1日あたり約4時間、微粒子イオン「ナノイーX」が放出され、紙パック内に集めたゴミを除菌・脱臭。紙パック内でのニオイの発生を抑制します。掃除後のゴミは紙パック内に約1か月留まるので、特にペットユーザーには大いに役立ちます。

↑クリーンドックの天面には「ナノイーX」のロゴが

 

さらに本機に搭載の「からまないブラシ」は、その名の通り毛がからみにくく、面倒なブラシの毛がらみ除去がほとんど不要。2020年発売のパワーコードレスから採用され、大好評を得ている技術です。今回、本機への「からなまいブラシ」の搭載にあたって、最も苦労したのはブラシの小型化。ノズルはブラシの角度や内部の形状を少し変えただけで空気の流れが変わり、十分な吸引力を得られなくなるそうです。

 

「実は今回の『からまないブラシ』は円錐型ブラシの角度はほとんど変えていません。変わったのはブラシの直径で、径を小さくしたことでゴミが取りにくくなる問題をどう解消するかが課題でした。個人的にも『からまないブラシ』のノズルを少しでも軽くしたいと考えていたところ。ノズルの構成そのものを見直してリメイクし、なんとか課題をクリアできたのは本当に良かったです」(技術部・堀部さん)

↑「からまないブラシ」は長さもブラシの径も小型化

 

↑ノズルの横幅は21.3㎝とコンパクト。取り回しがラクになり、汚れを見つけてサッと掃除するのには最適です

 

「従来のような塗装や加飾は一切やめよう」と最初から決めていた

↑余計な線や突起を配し、流麗なデザインを実現。表面にはシボ(凹凸)加工を施してマットな質感に

 

まさに1本の棒のようなシンプルなデザインでどんな部屋にも圧迫感なく置ける本機。その“部屋なじみの良さ”に寄与しているのがマットな質感と白のカラーリングです。

 

「本機では、従来のスティック掃除機のような塗装や加飾は一切やめようと最初から決めていました。本当に棒のようなシンプルな外観を目指していたので、開発現場では本機のことを『棒』と呼んでいましたね(笑)。色に関しても、シャンパンゴールドや赤ではなく、白ベースで考えましょう、と。質感に関しては、インテリアの中に置いて違和感がないマットな質感に仕上げています」(デザイン担当・藤田さん)

 

しかし、デザインにこだわるあまり、開発の過程では技術部への注文がどうしても多くなってしまったようです。

 

「デザイン部と技術部のやりとりは3D CAD(3次元コンピュータ支援設計)で行ないますが、ほんの少し内側の面を調整するだけでも何度もやりとりしました。技術部が作ってくれた3Dデータに対して『この線を一本減らしてほしい』『この穴を移動してほしい』 というような要求を投げ返すと、また条件が変わるので、技術部がそれを基に試験機を作って問題がないかを検証する。そんな途方もないステップを繰り返す中で、もちろん何度も衝突もありました。しかし、『使う人のストレスにならない掃除機を実現する』という目標に向かって、開発に携わる全員が思いを一つにしながら開発を推進できたことが大きかったと思います」(デザイン担当・藤田さん)

 

インタビューを通し、改めて「特別な存在」だと知った

こうして若手社員の何気ないひと言から始まったMC-NS10Kは、約2年の試行錯誤の日々を経てついに完成。2021年の10月、商品として世に送り出されることになりました。アイデア優先の、いわばコンセプトモデルをパナソニックが本気で商品化したという点、開発過程で「デザインを実現するために、パーツそのものを開発する」というモノづくりの醍醐味を経ている点で、本機がいかに特別な存在であるかがうかがえます。

 

また、本機は冒頭で藤田さんが語った「掃除のハードルをできるだけ下げたい。サッと掃除できる、使う人のストレスにならない掃除機を作りたい」という思いが実現したもの。デザイナーが突き詰め、技術者が形にした「掃除の理想形」のひとつでもあるわけです。なるほど、今回のインタビューで開発の裏側を知り、なぜここまでトガった製品ができたのか、大いに納得ができました。これは掃除機と掃除の歴史を変えるかも……そんな予感すら抱かせる、ワクワクする製品だと感じました。

水拭き&吸引できるロボット掃除機に「5万円台」のコスパモデル!「Roborock E5」発売

北京に本社を置くBeijing Roborock Technology は、吸引と水拭きを同時にできるロボット掃除機「Roborock E5(ロボロック イーゴ)」を10月末より発売します。価格は5万7200円(税込)となっています。

 

「吸引掃除」と「水拭き掃除」ができて5万円台のエントリーモデル

本製品は、2500Paの強力な吸引力による吸引掃除だけでなく、2段階の水量設定ができる水拭き掃除を同時に行うことができます。吸引力はお部屋の状況や好みに合わせ、「サイレント、バランス、ターボ、最大」の4段階で設定が可能です。水拭き掃除は「最小」モードでの実行で、一度に最大約150㎡までの範囲を掃除できます。

↑吸引力はサイレント、バランス、ターボ、最大の4段階、水拭きは2段階の水量設定ができます

 

部屋のルート学習機能としては、Wジャイロスコープ、モーショントラッキングなど各種センサーを搭載。掃除をしながら内部マップを作成するため、隅々まで無駄が少ない規則的な走行を行えます。Mi Homeアプリと連動させれば、遠隔からでも掃除の開始、吸引力の設定、掃除予約、掃除履歴の確認など豊富な機能を手元で利用できます。GoogleアシスタントやAmazon Alexaとの連動も可能。また、同社シリーズ初の赤外線リモコン付きモデルとなっており、掃除の開始や吸引力の変更など、スマートフォンがない方や初めての方でもかんたんに基本的な操作が行えます。

↑スマホがなくても手元のリモコンで遠隔操作が可能

 

本体には最大200㎡、200分の吸引掃除が連続稼働できるパワフルで大容量の5200mAhリチウムバッテリーを搭載。さらに、カーペットを検知すると、吸引力が自動的に「最大」となるカーペットモードも搭載しています。ダストボックスは640mlと大型なので、ゴミを捨てる手間が軽減されます。モップクロス、エアフィルター、ダストボックスは水洗いが可能なので衛生的に繰り返し利用できます。

↑モップクロス、エアフィルター、ダストボックスは水洗いが可能

 

吸引と水拭きができる2wayモデルは少しずつ増えてきてはいますが、5万円台は一番安い価格帯(同社のE4は3万円台ですが、性能・スペックは最低限)。ロボット掃除機と水拭きロボットをまとめてしまいたいという人には試しやすい価格帯になっています。

“自動ちりとり”で掃除習慣が変わる!国内初の新発想モデル セパレート型コードレス掃除機「MC-NS10K」

パナソニックから新発想のコードレススティック掃除機が登場! ダストボックスを充電台に内蔵し、本体のゴミ捨ての煩わしさを解消する便利モデルだ。

 

【今回紹介する商品】

国内初の新発想モデル「セパレート型コードレススティック掃除機 パワーコードレス MC-NS10K

 

パナソニック
セパレート型コードレス掃除機
パワーコードレス
MC-NS10K

オープン価格 10月25日発売

ダストボックスを本体から分離した国内初のスティック掃除機。吸い込んだゴミをクリーンドック(充電台)で自動収集し、ゴミ捨ての負担を大幅軽減する。また、クリーンドックからの本体の取り出しもスムーズで、思い立ったときに気軽に掃除できる。

SPEC●集じん容積:スティック本体0.05ℓ/クリーンドック0.8ℓ●運転時間:HIGH約6分/AUTO約10〜15分●充電時間:約3時間●サイズ/質量(スティック本体):W213×H1030×D130㎜/1.5㎏

 

私が解説します!

本誌家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格を保持。掃除機の検証企画も数多く手掛け、各メーカーの動向に精通する。

掃除ストレスに真摯に対応し新たな掃除スタイルを提示

本機は、スティック本体に少量のゴミを溜めるケースを装備。掃除後に充電ドックに戻すたびに、ゴミが紙パックに移送される。これはまさに“自動ちりとり”!! ゴミ捨てが月に1回で済むのはありがたい。そして、ハンドルも細くて握りやすく操作もスムーズ。ほうきライクに使える。「からまないブラシ」採用で、ブラシの手入れの面倒が軽減できるのもうれしい。

本体とダストボックスを分離し、掃除前/中/後のストレスから我々をセパレート。掃除スタイルの“未来”を感じさせる意欲作だ!!

 

【POINT01 クリーンドック】

本体内のゴミを自動収集しゴミ捨ての面倒を減らす!

掃除後に本体内のゴミをクリーンドックが自動収集。本体のフィルターケースが毎回キレイになるので吸引力も低下しづらい。「掃除後のゴミ捨ては面倒だし、ゴミに触れるのはイヤなもの。そのストレスがなくなり超快適です!!」(青木)

↑スティック本体をクリーンドックに戻すと、ドックのモーターが起動。本体モーターの約2倍の吸引力で、本体内のゴミを逃さず回収する

 

↑クリーンドックは紙パック式。ゴミに触れずにそのまま捨てられ、ホコリも舞い上がらない。紙パックの交換目安は約1か月に1回だ

 

↑「ナノイーX」デバイスを搭載。紙パックに集めたゴミを除菌・脱臭する。ペットの毛などの気になるニオイも脱臭してくれる

【POINT02 からまないブラシ】

ブラシに毛がからみにくくお手入れがめっちゃラク!

「パワーコードレス」シリーズでお馴染みの「からまないブラシ」を採用。2本の円すい形ブラシが捕集した毛は、径の細い中央部に移動しつつブラシからスルリと解けて吸引される。「髪の毛やペットの毛がからみにくく手入れがラクです」(青木)

↑からまった毛を取るためにブラシを外してハサミで毛を切って……といった手間がほぼ不要。髪の長い人やペットのいる家庭にオススメ

【POINT03 スリムなハンドル&デザイン】

手元にかかる重量約0.45㎏で掃除前・掃除中の負担も軽く!!

標準質量1.5㎏と軽いうえに重心が下にあるため、手元重量はわずか約0.45㎏。ハンドルもスリムで握りやすく、フロアワイパーのようにスイスイと操作可能だ。「本体をクリーンドックから持ち上げずに手前に引くだけでスムーズに取り出せる。よく考えられています」(青木)

↑ハンドルを外し、ヘッドを隙間ノズルに付け替えればハンディクリーナーとして使える。家具のすき間などにも対応しやすい

 

部屋に出しておく→すぐに使える!!  機能美を極めたスリムデザインが秀逸

本体のヘッド幅を213mmに抑え、クリーンドックの幅もスリム化。部屋に出しておくことを前提として、圧迫感のない設計となっている。「マットな質感も上品で、まるでオブジェのように部屋に馴染んでくれる。“掃除機っぽさ”のなさが実に好印象です!!」(青木)

<Interview>

●デザイン担当


パナソニック
デザインセンター
藤田和浩さん

ダストボックスを充電台に移し“心まで軽くなる掃除機”を実現

デザインテーマは“心まで軽くなる掃除機”。「掃除が面倒」という心情にまでアプローチしたら掃除機はどう変わるか考えました。イメージしたのは“ほうき”のような棒状。でも、一般的な掃除機にはダストボックスが付くため細い棒状にするのは困難でした。そんなとき若手社員がふと「ダストボックスを充電台に移せないか」と発案。設置時は掃除を意識させず操作も軽快、ゴミ捨ては月に1回で済む、ストレスの少ない掃除機が誕生したのです。

 

●技術担当


パナソニック
クリーナー技術部
主任技師
堀部 勇さん

緩急ある吸引とフィルター形状の変更でスティック本体のゴミを残さず回収

クリーンドックの開発では、ゴミをいかに本体に残さず移送するかにこだわりました。まず、ゴミ収集時のフィルターへのゴミの引っかかりを解決するため、一度吸引を緩めて引っかかりを外し、再び強力吸引する方式を採用。また、吸引時にノズルから風が入ってフィルターへの吸引力が弱くなるので、ノズルの角度が90度の状態では風が通らない機構にしました。フィルターも溝にゴミが詰まりがちなプリーツフィルターでなく、コップ型フィルターを採用しています。

 

【集中連載・第2回】お手ごろモデルに息づく安心のルンバクオリティ「ルンバ e5」「ルンバ i3+」をチェック

家庭用ロボットの世界No.1カンパニー、アイロボットの代表的プロダクトであるルンバの魅力を深掘りする本連載。今回は、特に人気が高いe5i3+をゲットナビ編集部の2名がレビューする。先日、この2モデルは大幅に価格改定されてさらに買いやすくなったので、ぜひチェックを。

 

【今回紹介する商品】

ロボット掃除機ビギナーに最適なコスパモデル「ルンバ e5

アイロボット
ルンバ e5

新価格
3万9800円

稼働時間:最大90分
充電時間:約3時間
走行パターン:ランダム型
ダートディテクトテクノロジー搭載

2本のゴム製ブラシを床に密着させ吸引力を高める、同社独自の清掃機能を備えた普及モデル。高速応答プロセスiAdaptで部屋の状況を把握し、室内を何度も走行・掃除する。

SPEC●走行技術:高速応答プロセスiAdapt ●クリーニングシステム:3段階クリーニングシステム ●吸引力:5倍(※)●ブラーバ連携:非対応 ●サイズ/質量:φ351×H92㎜/約4.0㎏  ※:AeroVac搭載ルンバ600シリーズとの比較

 

十分な清掃力で掃除機がけの 必要がほぼない高コスパ機!

ルンバ e5は、2本のゴム製ブラシやゴミの多い場所を集中的に掃除する機能など、アイロボットの高度な清掃技術を装備。基本性能は十分で、本機のお試し期間中は掃除機がけはほぼ不要でした。

同じ場所を様々な角度から掃除するスタイルですが、テーブルの脚元はぐるっと回るなど、その動きは実はきめ細かい。掃除スケジュールもスマホで簡単に組めるし、ダスト容器が水洗いできるのもホコリに弱い私には高ポイントでした。

1部屋ずつ掃除する用途としてはe5の性能は文句なし。価格も4万円を切り、私のようなロボット掃除機初心者にオススメです!

 

【Editor’s POINT01】

2本のゴム製ブラシが ゴミを浮かせて吸引

「2本のゴム製ブラシでゴミを浮かせて吸引。ゴム製なので髪の毛が絡まないのも感動です」(鈴木)

 

【Editor’s POINT02】

絨毯や低めの段差なら 軽々と乗り越える!

「床に敷いた厚めの絨毯も軽々と乗り越えきれいに掃除。2㎝程度の段差は乗り越え可能です」(鈴木)

 

 

【Editor’s POINT03】

ダスト容器内の汚れも 水で簡単に洗い流せる

「ダスト容器は水洗い対応。容器内に張り付いた微粒子もスルッと洗い流せて安心です」(鈴木)

Editor’s EYE
本誌フード・文房具担当
鈴木翔子

2LDKのマンションで夫婦2人暮らし。今回は専らスマホでスケジュール予約して使ってみた。

【今回紹介する商品】

より手間を省けるプレミアムエコノミーモデル「ルンバ i3+

アイロボット
ルンバ i3+

新価格
7万9800円

稼働時間:最大 75分(清掃完了まで 自動充電&自動再開)
充電時間:約3時間
走行パターン:直線型
ダートディテクトテクノロジー搭載

e5の2倍の吸引力で汚れを強力除去。フロアトラッキングセンサーで移動距離を把握し、複数の部屋を効率的に掃除する。自動ゴミ収集機搭載で面倒なゴミ捨てを自動化。

SPEC●走行技術:iAdapt2.0(カメラ非搭載) ●クリーニングシステム:3段階クリーニングシステム ●吸引力:10倍(※)●ブラーバ連携:対応 ●サイズ/質量:φ342×H92㎜/約3.2㎏    ※:AeroVac搭載ルンバ600シリーズとの比較

 

複数の部屋を短時間で掃除 ゴミ捨て不要なのも刺さる!

i3+はe5の上位機種に当たる製品。一番の違いは走行方式で、複数の部屋を直線的でムダのない動きで掃除してくれます。ランダム走行型の製品と違い、走行1回で掃除でき掃除時間が短いのも魅力。

クリーンベース(自動ゴミ収集機)搭載でゴミ捨てが不要なのも、多忙な共働き世帯には刺さりますね。

息子がまだ小さいので、妻が掃除機をかけるときは私が子どもと外に出る必要がある。その点i3+があれば息子を保育園に預けて職場に出ている間に掃除可能。土日は掃除をi3+に任せて家族で外出できます。子育て世帯には特に最適なロボット掃除機だと思います!

 

【Editor’s POINT01】

自動ゴミ収集機能で 約60日はゴミ捨て不要

「掃除後、本体内のゴミをクリーンベースの紙パックに排出。最大60日ぶんのゴミが入って便利!!」(川内)

 

【Editor’s POINT02】

 室内を効率良く掃除し 掃除結果をマップ化!

「家具の脚などを目印に部屋をエリア分けして効率良く掃除。清掃結果をマップで確認できて安心」(川内)

【Editor’s POINT03】

ブラーバとの連携で 掃き&拭きの連続清掃

「ブラーバ ジェット m6と連携し“掃き”と“拭き”を連続で。床の感触が劇的に変わります」(川内)

Editor’s EYE
本誌編集長
川内一史

妻と2歳の息子、そして猫と3LDKのマンション住まい。リビングと隣り合う和室、洋室をi3+で毎日掃除。

 

レイコップのふとんクリーナーに1.4kgの軽量・コードレスモデル登場

レイコップ・ジャパンは10月14日、UV除菌コードレスふとんクリーナー「NewStyle RAYCOP」を発売しました。

 

NewStyle RAYCOPは、これまでのレイコップのふとんクリーナーから本体デザインを大幅に変更しているほか、レイコップ史上最軽量の約1.4kgを実現。これに加えて、コードレス化したことで、大きなサイズのふとんやベッドもストレスなく自由自在に操作できるとしています。

↑NewStyle RAYCOP

 

また、ハンドルは持ちやすいうえに、にぎりやすくなっているほか、ヘッドは上下に稼働するため、余計な力を入れることなく手を伸ばすだけでふとんの奥までラクにかけることができるといいます。

 

除菌性能については、従来モデルにも搭載されていた、医療現場で除菌灯として使用されているUVランプの紫外線を搭載。99.9%の除菌とウイルス除去を実現したとのこと。さらに、吸引とたたき運動により、ダニを99.9%除去するそうです。

 

なお、従来モデルとは違い、NewStyle RAYCOPはUVランプとたたきが一体化。ベッドの隅々まで除菌・ウイルス除去・ダニを含むハウスダスト除去ができるようになったとのこと。

 

↑ヘッドは固定可能。ソファの背もたれやカーテンも掃除できます

 

本体サイズは幅250×長さ612.6×高さ141.7mm。運転時間は標準モードで約28分、パワーモードで約16分です。

ルンバ史上最高の人気を誇る「ルンバ e5」を含む3機種が大幅値下げ

ロボット掃除機・ルンバのメーカーであるアイロボットは、リブランディングにともない、「ルンバ e5」と「ルンバ i3 シリーズ」の価格を変更すると発表しました。このうち、「ルンバ e5」はルンバ史上最高の人気を博しているモデルです。

 

e5は1万円、i3シリーズは2万円を値下げ

1990年、マサチューセッツ工科大学の自立型人工知能ロボット研究所の一室から創業したアイロボット。創設31年目を迎える同社は、この秋に全世界のマーケットにおいてブランドカラーやメッセージを一新、大規模なリブランディングを実施しています。今回のリブランディングでは、「暮らしを、もっとあなたらしく。」という新たなスローガンを掲げています。同社は今回のリブランディングに「消費者が掃除をルンバに完全に任せることで、より自由な時間が生まれ、自分らしい暮らしができるように」という想いを込めているそうです。

 

このリブランディングにあたり、アイロボットジャパンでも、ルンバがより身近なものになるよう値下げを実施。人気の3機種、「ルンバ e5」、「ルンバ i3」、「ルンバ i3+」の価格改定を実施しました。

 

従来のアイロボット公式ストア価格より「ルンバ e5」は1万円、「ルンバ i3シリーズ」は2万円価格を抑え、10月8日から新価格として販売しています。月額レンタルサービスの「ロボットスマートプラン+」の料金もあわせて値下げされています。なお、レンタルサービスのうち、「おためし2週間コース」の価格は変更されておらず、継続してレンタルをする方のための「あんしん継続コース」のみが値下げの対象となっています。

 

価格改定が行われる商品、改定前後の価格については、以下の通りです。

 

ルンバのレンタル料金が最大3か月半無料になるキャンペーンも

また、今回値下げ対象となる3モデルについて、「ロボットスマートプラン+」の「あんしん継続コース」を対象期間内に新規で申し込むと、実質初月を含む3か月のレンタル料金が無料となるキャンペーンも実施されています。「おためし2週間コース」から「あんしん継続コース」へ移行した場合もこのキャンペーンが適用されるうえ、この移行をした場合は「おためし2週間コース」の料金が全額キャッシュバックされるので、キャンペーン期間内に移行を済ませれば実質最大3か月半のレンタル料金が無料になります。

 

こちらのキャンペーンの申し込み対象期間は11月15日23:59までです。

注目のロボット掃除機を「吸引/水拭き2Way」をキーワードに5段階でジャッジ!

“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

省スペースで設置できる2Wayタイプもバリエ豊富

家事負担の軽減ニーズから、ロボット掃除機は吸引タイプ/水拭きタイプともに着実に普及中。一方で、設置スペースがネックとなる場合は、“2Wayタイプ”という選択肢もアリだ。昨今はナビゲーション技術の向上が著しい。

 

DEEBOT T9+は、クルマの自動運転に用いられるセンサー技術で室内を高速マッピング。障害物回避性能も高く、コードがからむなどのトラブルはほぼ皆無。吸引力/水拭き性能も高く、自動ゴミ収集機が付属するなど充実の仕様だ。

 

Roborock S6 MaxVは障害物までの距離を三次元的に認識。スリッパやリモコンなどの障害物のギリギリまで接近して掃除する。また、本体カメラで撮影した室内の様子を外出先からスマホで確認できるのもメリットだ。

 

Eufy RoboVac L70 Hybridも高度なマッピング技術で部屋中を賢く掃除。カーペット上で吸引力を自動的にアップさせるなどの高機能を備えて5万円台という低価格が特筆モノだ。

【その1】自動ゴミ収集や芳香機能を備え高付加価値を実現

エコバックス

DEEBOT(ディーボット) T9+

実売価格12万9800円

3000Paの吸引力と、振動式水拭き機構を兼備。高精度な障害物識別機能で走行中のトラブルを大幅に軽減する。自動ゴミ収集機能を搭載し、掃除後のゴミ捨てが不要なのも便利だ。芳香カプセルをセットすれば、吸引部の清掃中に室内を爽やかな香りで満たす。

SPEC●吸引力:3000Pa●清掃モード:オート清掃・エリア清掃・カスタム清掃●乗り越え高さ:20mm(吸引+水拭き時は13mm)●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:φ353×H93.6mm/7.78kg

 

最長稼働時間:約175分

充電時間:約6.5時間

ダストボックス容量(ロボット本体):0.42l

マッピング技術:True Mapping2.0(D-ToF技術)

 

↑カメラと投射機を使って物体を3Dで検出。赤外線センサーの10倍もの識別精度で障害物を避けられる。電源コードなどもからまずに回避

 

↑水拭き時はモップユニットが毎分約480回振動しながら拭き掃除を行う。裸足で歩いたあとの床の皮脂汚れもしっかり拭き取ってくれる

 

↑光センサーが室内を360度サーチ。短時間でほぼ完璧にマッピングする

 

↑「エアフレッシュナー」に芳香カプセルを装着して爽快な香りを放出

 

【Impression】

吸引・水拭きにゴミ捨てまで安心して任せられる!

障害物回避とマッピングが優秀。吸引力が強く、猫砂も取り残しがなかった。水拭きはモップが本体後方にあるためテーブルの脚周りなどに届きにくいこともあったが(ほか2社も同様)、振動式は頼もしい。自動ゴミ収集機は最大2か月ゴミ捨て不要で助かる。メインブラシの毛がらみ処理は、付属のブラシで簡単に行える。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:5.0/5.0

水拭き性能:4.5/5.0

走行性能:5.0/5.0

独自機能:5.0/5.0

お手入れのしやすさ4.5/5.0

 

【その2】2眼カメラで障害物を避け安定した圧力で水拭きを行う

ロボロック

Roborock S6 MaxV

実売価格8万5000円

2眼カメラで障害物までの距離を立体的に見極めて回避。2500Paの吸引清掃に加え、水拭きも常に一定の圧力でムラなく行う。水拭き禁止エリアを設定でき、拭き掃除中にカーペットが濡れるのを防止。掃除する部屋の順番もアプリで指定できる。

SPEC●吸引力:2500Pa●清掃モード:エリア掃除・目的地指定・スポット掃除・おやすみモード・カスタム清掃●乗り越え高さ:20mm●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:W353×H96.5×D350mm/約3.7kg

 

最長稼働時間:約180分

充電時間:約6時間

ダストボックス容量:0.46l

マッピング技術:LDSレーザーセンサー

 

↑本体カメラで留守中の自宅の見守り可能。出先から本体を遠隔操作して動かし、ペットの様子が見られる

 

↑物体までの距離を正確に計測し、障害物の際まで近づいて掃除。スリッパやケーブルなど障害物の種類も認識する

 

↑スタンピングするように水拭き。圧力ムラがなく均一に清掃できた。アプリで部屋ごとに好きな水量を設定可能だ

 

【Impression】

見守り機能や方言の音声案内などユニークな機能が満載

実際に使った印象では吸引力は十分。水拭きはゴシゴシ拭き取る振動式ではないが、汚れの除去性能は高い。障害物回避性能が優秀で、モノが多い部屋も円滑に掃除。留守中の見守り機能や音声案内を方言に変更できるギミックも斬新だ。メンテ面はブラシの毛絡みに加え、ゴミ捨て時にゴミがこぼれやすいことがあるので要注意。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:4.5/5.0

水拭き性能:4.0/5.0

走行性能:5.0/5.0

独自機能:5.0/5.0

お手入れのしやすさ4.0/5.0

 

【その3】機能十分で5万円台を実現し2Wayタイプ入門に最適

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L70 Hybrid

実売価格5万4800円

低価格ながらAIによる正確なマッピング、アプリによる侵入禁止エリア指定などに対応。モップモジュールを付ければ吸引&水拭き、外せば吸引のみと運転切替できる。電池が少なくなると自動で充電台に戻り、充電後に掃除を中断した位置から掃除再開。

SPEC●吸引力:2200Pa●清掃モード:自動モード・スポットモード・エリア指定モード・カスタム清掃●乗り越え高さ:18mm●音声操作:Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:φ355×H105mm/約3.85kg

 

最長稼働時間:約150分

充電時間:約4〜5時間

ダストボックス容量:0.6l

マッピング技術:A.I Mapテクノロジー+iPathレーザー・ナビゲーション

 

↑独自のBoostIQテクノロジーを搭載。カーペットに乗り上げると自動で吸引力がアップするなど、床面の状態に合った吸引力で掃除する

 

↑専用モップを付けたモップモジュールを装着。飲み物などをこぼした汚れを拭き取るというより、日常の汚れを軽く拭き取るイメージだ

 

↑アプリで水拭き時の水量調節が可能。リビングは少なめなど3段階で水量を変えられる

 

【Impression】

全要素が及第点以上でこの価格なら購入の価値あり!

猫砂などの大きなゴミをわずかに取り逃がすこともあったが、吸引力はほぼ問題なし。ただし、マッピング技術が優秀である一方、障害物回避機能は非搭載なので、床をある程度片づけてから使いたい。BoostIQ機能でカーペットがよりきれいに掃除できるのはナイス。ダスト容器の開口部が幅広で、ゴミ捨てにはコツが要る。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:4.0/5.0

水拭き性能:3.5/5.0

走行性能:4.0/5.0

独自機能:4.5/5.0

お手入れのしやすさ:4.0/5.0

Sharkの掃除機に日本専用モデルが登場! ヘッドを新開発、バッテリー性能もアップ

Sharkが、2020年8月に発売した、新コンセプトのシステムクリーナー「EVOPOWER SYSTEM」。 その上位モデルにして日本専用のモデル「EVOPOWER SYSTEM ADV(エヴォパワーシステム アドバンス)コードレススティッククリーナー」が10月下旬から発売されます。

 

今回の新製品であるEVOPOWER SYSTEM ADVは、現行モデルの強みや改善点を踏まえて、日本人のためだけに新たに開発されました。使いやすい基本機能はそのままに、これまで以上に掃除のストレスを取り除き、“気持ちよく” 掃除ができるポイントを兼ね備えています。

 

新開発のヘッドで、現行モデルから45%性能アップ

 

本機は、パワーフィンとソフトローラーを組み合わせたShark独自のブラシロールを搭載した新開発ヘッド「ハイブリッドパワークリーン」を搭載。進化したヘッドが、さらに高い掃除能力を実現します。

 

パワーフィンが組み込まれたブラシロールですき間なく床に密着し、一度の掃除でより多くのゴミを床から取り除きます。パワーフィンの幅や角度を見直したことでカーペットのなかに入り込んだゴミを掻き出せるようになり、ゴミ取り性能が現行モデルよりも約45%アップしました。

 

さらに、モーターをブラシロールに内蔵することにより、ヘッドの奥行きを短くし、ヘッドのコンパクト化を実現しました。

 

静音運転のエコモードを新搭載、デザイン面も改良

 

通常モードとブーストモードに加え、静音性に優れるエコモードを新搭載。夜間に行う掃除や、音に敏感なペットや子どもがいる家庭などでの掃除のために音をおさえて運転できるようになりました。

 

また、誤操作を防ぐため、電源ボタンとダストカップボタンの形状を変更し、配置を調整。さらに、バッテリーインジケーターのデザイン変更に加え、エコモード/ブーストモードのアイコンを追加し、使用中のステータスがよりわかりやすくなるよう改良しています。

 

カラーリングは、マットな質感で部屋に違和感なくなじむ新色を日本のデザイン会社とともに開発。人気のあった上位4色を採用しました。シックなお部屋から温かみのあるお部屋まで、スタイルに合わせて選べます。

↑こちらのカラーはロイヤルブルー

 

バッテリー駆動時間が33%アップ、アクセサリーはすべてドックに収納可能に

 

バッテリーの利用効率性を高めることにより、コードレススティックの標準モードで最大32分の駆動時間を実現しました。現行モデルと比較して駆動時間が33%長くなり、バッテリー切れの心配もより軽減されています。また、バッテリーが2つ付属するダブルバッテリーなので、片方のバッテリーが切れても、ドックで充電されているもうひとつのバッテリーに交換すれば、すぐに掃除を再開できます。

 

付属する4種類のアクセサリーは、すべてドックに収納可能。現行モデルではドックに収納できなかったミニモーターヘッドの収納にも対応し、ワンタッチでドックから付け外しできます。

 

現行モデルで人気を博している、片手でリリースボタンをつまむだけで強力なハンディになる機構も継続して搭載。一部のモデルは、ボタンひとつでパイプが曲がるFLEX機能にも対応します。現行モデルの長所はそのままに、日本人にあわせた新たな利便性を付け加えた新製品です。

 

●モデルと価格

・FLEX機能対応モデル

CS651JOR (キャメル)/CS651JBL(ロイヤルブルー)

市場想定価格 : 5万9950円(税込)

 

・FLEX機能非対応モデル

CS601JBK(ブラックメタリック)/CS601JPK(サンドピンク)

市場想定価格 : 5万5000円(税込)

 

高度なナビ技術搭載! 「吸引/水拭き2wayタイプ」のロボット掃除機おすすめ3選

“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。2wayタイプのロボット掃除機の注目の3商品をGetNavi本誌家電担当がチョイス!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Choice.1】ルンバ上位モデルと連携しゴミ吸引と水拭きをリレー形式で行える

アイロボット

ブラーバ ジェット m6

実売価格7万6868円

床に水を噴射し、皮脂汚れも浮かせて拭き取り。ドライモードでゴミやホコリ、髪の毛の除去もできる。アプリを使った部屋ごとの清掃や、ルンバs9/i7/i3シリーズと連携して吸引と床拭きのリレーも運転可能。

SPEC●清掃モード:ドライモード・ウェットモード(部屋選択・エリア選択可能)●乗り越え高さ:3mm(※)●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:W270×H90×D252mm/約2.2kg

※:スマートマップの段差乗り越え機能を使うと最大6mmの段差を乗り越え可能

 

稼働面積:ドライモード60畳/ウェットモード60畳

水タンク容量:450ml

充電時間:約3時間

マッピング技術:Imprintスマートマッピング

 

【Choice.2】フロア中の掃除からゴミ捨てまですべてをお任せできる!

アイロボット

ルンバ i7+

実売価格14万2868円

自動ゴミ収集機を備え、吸引清掃からゴミ捨てまで全自動で行う。パワフルな吸引力と高度なナビゲーション技術でフロア全体をくまなく効率的に掃除。アプリが家の環境や季節に合わせた掃除を提案する。

SPEC●清掃モード:自動・クイックモード・2回の走行(部屋選択・エリア選択可能)●乗り越え高さ:20mm●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:φ351×H92mm/約4.0kg

 

最長稼働時間:約75分(※)

ダストボックス容量:非公表

充電時間:約3時間

マッピング技術:Imprintスマートマッピング

※:実際は清掃完了まで自動充電&自動再開

 

【Choice.3】レーザーセンサーで障害物の位置を正確に把握し掃除を完遂

パナソニック

ロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000

実売価格16万9400円

独自の三角形状で部屋の隅のゴミも吸引。360度レーザーセンサーで障害物位置を正確に把握し、障害物が多い部屋でも高い清掃性能を誇る。独自の段差乗り越え機能で、薄型ラグなどの巻き込みを回避。

SPEC●掃除モード:自動・お手軽・徹底清掃・エリア・スポット●乗り越え高さ:最大25mm●音声操作:Googleアシスタントに対応●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

 

最長稼働時間:約100分

ダストボックス容量:0.25l

充電時間:約5時間

マッピング技術:レーザーSLAM

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

5万円台を実現した「Eufy RoboVac L70 Hybrid」は2Wayタイプ入門に最適

“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。そこでGetNavi本誌家電担当がその使い心地をチェック!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

機能十分で5万円台を実現し2Wayタイプ入門に最適

アンカー・ジャパン

Eufy RoboVac L70 Hybrid

実売価格5万4800円

低価格ながらAIによる正確なマッピング、アプリによる侵入禁止エリア指定などに対応。モップモジュールを付ければ吸引&水拭き、外せば吸引のみと運転切替できる。電池が少なくなると自動で充電台に戻り、充電後に掃除を中断した位置から掃除再開。

SPEC●吸引力:2200Pa●清掃モード:自動モード・スポットモード・エリア指定モード・カスタム清掃●乗り越え高さ:18mm●音声操作:Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:φ355×H105mm/約3.85kg

 

最長稼働時間:約150分

充電時間:約4〜5時間

ダストボックス容量:0.6l

マッピング技術:A.I Mapテクノロジー+iPathレーザー・ナビゲーション

 

↑独自のBoostIQテクノロジーを搭載。カーペットに乗り上げると自動で吸引力がアップするなど、床面の状態に合った吸引力で掃除する

 

↑専用モップを付けたモップモジュールを装着。飲み物などをこぼした汚れを拭き取るというより、日常の汚れを軽く拭き取るイメージだ

 

↑アプリで水拭き時の水量調節が可能。リビングは少なめなど3段階で水量を変えられる

 

【Impression】

全要素が及第点以上でこの価格なら購入の価値あり!

猫砂などの大きなゴミをわずかに取り逃がすこともあったが、吸引力はほぼ問題なし。ただし、マッピング技術が優秀である一方、障害物回避機能は非搭載なので、床をある程度片づけてから使いたい。BoostIQ機能でカーペットがよりきれいに掃除できるのはナイス。ダスト容器の開口部が幅広で、ゴミ捨てにはコツが要る。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:4.0/5.0

水拭き性能:3.5/5.0

走行性能:4.0/5.0

独自機能:4.5/5.0

お手入れのしやすさ:4.0/5.0

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

2眼カメラ搭載「Roborock S6 MaxV」は障害物を避けてムラなくお掃除!

“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。そこでGetNavi本誌家電担当がその使い心地をチェック!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2眼カメラで障害物を避け安定した圧力で水拭きを行う

ロボロック

Roborock S6 MaxV

実売価格8万5000円

2眼カメラで障害物までの距離を立体的に見極めて回避。2500Paの吸引清掃に加え、水拭きも常に一定の圧力でムラなく行う。水拭き禁止エリアを設定でき、拭き掃除中にカーペットが濡れるのを防止。掃除する部屋の順番もアプリで指定できる。

SPEC●吸引力:2500Pa●清掃モード:エリア掃除・目的地指定・スポット掃除・おやすみモード・カスタム清掃●乗り越え高さ:20mm●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:W353×H96.5×D350mm/約3.7kg

 

最長稼働時間:約180分

充電時間:約6時間

ダストボックス容量:0.46l

マッピング技術:LDSレーザーセンサー

 

↑本体カメラで留守中の自宅の見守り可能。出先から本体を遠隔操作して動かし、ペットの様子が見られる

 

↑物体までの距離を正確に計測し、障害物の際まで近づいて掃除。スリッパやケーブルなど障害物の種類も認識する

 

↑スタンピングするように水拭き。圧力ムラがなく均一に清掃できた。アプリで部屋ごとに好きな水量を設定可能だ

 

【Impression】

見守り機能や方言の音声案内などユニークな機能が満載

実際に使った印象では吸引力は十分。水拭きはゴシゴシ拭き取る振動式ではないが、汚れの除去性能は高い。障害物回避性能が優秀で、モノが多い部屋も円滑に掃除。留守中の見守り機能や音声案内を方言に変更できるギミックも斬新だ。メンテ面はブラシの毛絡みに加え、ゴミ捨て時にゴミがこぼれやすいことがあるので要注意。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:4.5/5.0

水拭き性能:4.0/5.0

走行性能:5.0/5.0

独自機能:5.0/5.0

お手入れのしやすさ4.0/5.0

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

「軽くてゴミ捨てがラクな掃除機」はどれ? 人気5モデルの「ゴミ捨て・お手入れ」を一気にチェック!

最近の軽量コードレススティック掃除機は単に「軽い」だけでなく、「吸引力」「機能性」を兼ね備えた上級モデルが人気。そのなかでも注目の5ブランド(ダイソン、シャープ、パナソニック、日立、アイリスオーヤマ)を多角的に検証していく連載企画の第3弾。「吸引力」を検証した第1回、「操作性」「静音性」を検証した第2回に続き、「ゴミ捨て」と「お手入れ」のしやすさをチェックしていきたいと思います。

 

 

ゴミ捨てやお手入れがラクな製品を選べば掃除のストレスが減る!

掃除機を選ぶ際には、基本性能とともに、掃除後のゴミ捨てや掃除機そのものの手入れ(メンテナンス)のしやすさもチェックすべき。ゴミ捨てをしにくい機種だとついサボりがちになり、それが掃除機の吸引力低下や本体の故障につながります。さらに、ダストカップやフィルター、ヘッドの回転ブラシのメンテナンスを怠ると、集じん力に影響が出ることも。特にヘッドブラシに絡まった髪の毛やペットの毛の除去はかなり大変なので、こうしたお手入れの手間が少ない機種を選ぶほうが、結果的にストレスなく部屋をキレイに保てるわけです。

 

というわけで、今回は5モデルのゴミ捨ての手順、ダストカップ~フィルター、ヘッドブラシのお手入れの手順を、詳細にチェックしていきたいと思います。

 

【今回テストした5機種はコチラ】

エントリーその1

ダイソン史上最軽量ながら高いゴミ除去能力を実現

 

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格5万3900円(税込)

ダイソンのコードレススティック史上最軽量の1.5kgを誇るモデル。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymiumモーターと独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)により、大きなゴミから微粒子ゴミまでパワフルに取り除く。0.3μmの微粒子を99.99%キャッチし、部屋の空気よりきれいな空気を排出。最長運転時間は約20分(※)、強モードでは最長約5分の連続運転が可能だ。●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1.5kg

※:モーター駆動でないツールをエコモードで使用した場合

 

エントリーその2

着脱式バッテリーを2個付属し最長約100分の連続掃除が可能!

シャープ

RACTIVE Air EC-AR5X

実売価格4万8000円(税込)

モーターとパイプの軽量化で重さ1.2kgを実現。小型軽量ながら高効率のモーターを開発し、メイン掃除機としても十分使えるパワーで掃除できる。バッテリー1個あたりの最長運転時間は約50分(すき間ノズル等の付属吸込口使用時)で、同梱の予備バッテリーを付け替えれば最長約100分の連続運転が可能。立ったまま吸込口を着脱してすき間掃除に移行できる「スグトルブラシ」など便利機能も多数。●サイズ/質量:W210×H985×D150mm/1.2kg

※画像は昨年モデル。8月26日より運転時間とパワーが進化した新製品が発売されている

 

エントリーその3

クリーンセンサーや壁際まで届くパワーノズルなどでゴミの取り逃がしを低減!

パナソニック

パワーコードレス MC-SB51J

実売価格3万9240円(税込)

小型ながら吸込仕事率100Wの吸引力と使いやすさを備えた機種。クリーンセンサーが約20μmの見えないゴミまで検知しランプを点灯、自動的に吸引力をアップする。独自形状のパワーノズルが壁際までしっかり届いて逃さずゴミ除去。毛先がY字のブラシと硬質ブラシの2種類のブラシ毛を採用し、フローリングから絨毯まで幅広い床質に対応。●サイズ/質量:W220×H1106×D182mm/1.6kg

 

エントリーその4

破格の軽さ1.1kgに加え、掃除の快適さを高める機能も満載!

日立

ラクかるスティック PV-BL2H

実売価格4万3300円(税込)

本体や延長パイプ、ヘッドの徹底的な軽量化で標準質量1.1kgを達成。新開発の「ハイパワー3D ファンモーター」で空気の流れを効率的に制御し、軽さと強力吸引を両立した。ノズルには拭き専用の毛「かるふきブラシ」を採用し、ゴミを吸引しながらフローリングに貼りついた菌も拭き取る。暗い場所でゴミを照らし出すLEDライトをヘッド前面に搭載するなど使い勝手への配慮も万全。●サイズ/質量:W205×H994×D230mm/1.1kg

 

エントリーその5

静電モップなど豊富なアタッチメントで家中の掃除をサポート!

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格3万8700円(税込)

同社サイクロン史上最軽量の1.4kgながらパワフルな吸引力と豊富な便利機能も兼備。自走式パワーヘッドのパワーは落とさずヘッドの重さを約60%カットし、狭い場所も快適に掃除できる。人気の静電モップクリーンシステムやほこり感知センサーも搭載。付属ツールは5種類を備え、家中を快適に掃除できる。準HEPAフィルター搭載で0.3μmの微粒子を99.5%以上捕集。●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg

 

【ゴミ捨て・お手入れのテスト内容はコチラ】

ゴミ捨て頻度に関わるダストカップ容量と、ゴミを捨てるまでの手順をチェック。また、ゴミ捨てを容易にする機能や工夫も合わせて確認しました。

 

お手入れの面では、ダストカップと集じん部の分解・組み立て、掃除のしやすさを確認。それらのパーツが水洗いに対応しているかどうかをチェックしました。さらに、掃除機のメンテナンスで最も面倒な作業のひとつである、ヘッドブラシの毛絡み除去のしやすさも検証しました。

 

【ゴミ捨て・お手入れのテスト結果はコチラ】

【エントリーその1】ダイソン Dyson Micro 1.5kg

ゴミに触れずにゴミ捨て完了。ブラシの毛絡み除去がほぼ不要なのもとにかく便利!

クリアビン(ダストカップ)の容量は非公表(一部通販サイトには0.2Lとの表記あり)。ゴミ捨ての手順は、まず本体から延長パイプを抜き、赤いレバーを押しながらクリアビンを前に押し出すと底部のふたが開いてゴミ捨て、という2ステップ。ゴミに触らずゴミ捨てできるのは大きなメリットです。

↑パイプと本体の接続部にある赤いボタンを押すとロックが外れるので、そのままパイプを引き抜きます

 

↑クリアビンの裏側にある赤いレバーを押すとクリアビンがスライド。そのまま押し続けると底のふたが開いてゴミが下に落ちます。ふたが開く際にホコリが舞うので、ゴミ袋でクリアビンを包む、ゴミ箱の奥までクリアビンを突っ込んでふたを開けるなど、工夫をするのがおすすめ

 

本体集じん部内の、ステンレス製のシュラウド(筒型のメッシュのパーツ)には髪の毛やペットの毛が絡まりやすいですが、ゴミ捨て時にクリアビンを押す際に、ゴム製のスクレイパーが絡まった毛ゴミをこそげ取ってくれます。

↑クリアビンの根元の赤いリングがスクレイパー。これがシュラウドの表面をスライドしながら毛ゴミを取り去ります

 

↑落ち切らなかった毛ゴミがあった場合は、クリアビンを外して捨てることができます

 

クリアビンと集じん部のお手入れについては、クリアビンは水洗い不可で、水に濡らして固く絞った布などで拭き掃除する必要があります。なお、本体後部のフィルターは取り外して水洗いできます。

↑クリアビンは本体から外して拭き掃除。本体後部のフィルター(青紫の部分)は取り外して水洗いできます

 

↑特にホコリがたまりやすいクリアビンのふたの溝は布巾などで拭き取ればOKです

 

ちなみに、クリアビンを本体に戻すとき、うまく戻せず苦労しました。戻す際に本体とクリアビンの溝をぴったり合わせる必要があるので、最初に溝の位置を確認しながらクリアビンを外すのがオススメです。

↑クリアビンの側面にある2本の溝と、本体下部のガイド部分にある2本の溝がうまくかみ合うようにスライドしてクリアビンを取り付けます。ここがきちんとかみ合わないと、クリアビンが途中で身動きが取れなくなることもあるので要注意

 

ヘッドブラシに関しては、ナイロン製ローラー形状のため、髪の毛やペットの毛がほとんど絡まず、毛絡み除去の必要がないのが大助かりです。さらにこのブラシは水洗いにも対応。簡単に清潔な状態に戻すことができます。

↑ヘッドの端にあるキャップを外せば、ローラーブラシは簡単に取り外せます。毛絡みしにくいうえに汚れも水で洗って簡単に落とせるのは助かります

 

【エントリーその2】シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

ゴミ捨ての行程はスムーズ。ダストカップ周りがすべて水洗いできる

ダストカップの集じん容積は0.13L。ゴミ捨ての手順は本体からダストカップセットを外し、さらにダストカップからフィルターカバー部を取り外してゴミを捨てます。その際は取り外しボタンを使いますが、表示がわかりやすく初めてでも簡単にゴミ捨てできます。

↑ダストカップセット上部のグレーの「カップ取り外しボタン」を押すと、カップセットが本体から外れます

 

↑左手親指部分にある黄色い「ゴミ捨てボタン」を押すと、ダストカップからフィルターカバー部が外れてゴミ捨てできます。筒型フィルターに巻きついた髪の毛やペットの毛は、フィルター下部をフィルター上部から引き抜くと簡単に捨てられます

 

メンテナンスは簡単で、本体に付属のクリーニングブラシで各パーツについたホコリを掃除できるほか、ダストカップ、高性能プリーツフィルター、筒型フィルター、フィルターカバーのすべてが水洗いできます。

↑クリーニングブラシはダストカップセットを外した本体内側に収納。使いたいときに見つからない、ということがないので便利です
↑左のダストカップ、中央の集じん部、右の高性能プリーツフィルターが水洗い対応。中央の集じん部はさらにフィルターカバー+筒形フィルター上、筒形フィルター下の2つに分解できます。ちなみにフィルターカバーのゴミ捨てボタンには「押す ゴミ捨て」としっかり書かれており、ゴミ捨ての際に迷うことがありません

 

ヘッド部の回転ブラシは毛絡み除去がやや面倒。ブラシはベルト駆動タイプなので、お手入れの際に取り外し、お手入れ後はまた装着する必要があります。これが慣れないうちはかなり手間取ります。

↑回転ブラシを外したところ。ヘッド左側の細いベルトとブラシ左側のグレーのギア部分を取り付けるのがやや面倒です

 

↑ダストカップセットのほか、回転ブラシや付属ツールのスグトルブラシ、ハンディノズル、すき間ノズルもすべて水洗い対応。プリーツフィルターなどは半日~1日かけてしっかり乾かす必要がありますが、汚れが一瞬でさっぱり洗い流せるのはとても爽快です

 

【エントリーその3】パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

ダストボックス周りや回転ブラシは水洗い可。ブラシの毛絡みがしにくいのもうれしい

ダストボックス容積は0.3Lですが、メーカーが推奨する集じん容積は0.15L。ゴミ捨て時には取り外しボタンを押しながらダストボックスを外し、次にダストボックスからネットフィルターを外す2ステップでゴミ捨てできます。

↑左手親指の横にあるネットフィルターつまみを押しながらフィルターをダストボックスから外し、ゴミ捨てします

 

↑写真はゴミ捨て後にダストボックスを本体に装着しているところ。ダストボックスを外す際は、フィルターカバーの横にあるグレーの取り外しボタンを押し下げてロックを外します

 

ダストボックス周りや回転ブラシなどは水洗いに対応。静電気でなかなかキレイに落ちない微粒子ゴミも一瞬で洗い流せます。ただし、プリーツフィルターは風通しの良い場所に丸1日置いてしっかり乾燥させる必要があります。

↑左のダストボックス、中央のネットフィルター、右のプリーツフィルターはすべて丸洗い可。本体とダストボックスの間についているプレフィルターも水洗い可能です

 

↑ダストボックスの裏側にお手入れブラシを装備。ダストボックスやフィルターのホコリを落としたいときにサッと取り外して使えます

 

ヘッドの回転ブラシは他モデルに比べてブラシ毛が密に植えられているせいか、テストした限りはかなり毛絡みが少ないと感じました。ブラシはベルト駆動で着脱がやや大変ですが、毛絡み除去の頻度が減るのはうれしいポイントです。

↑本機で筆者宅のリビングを掃除したあとの回転ブラシ(ブラシカバーを外した状態)。他のブラシ毛採用モデルでは髪の毛やペットの毛がある程度絡んでいましたが、本機ではまったく毛絡みが見られませんでした

 

【エントリーその4】日立 ラクかるスティック PV-BL2H

「からまんプレス構造」が便利。フィルター類の汚れも水でスピーディに洗い流せる

ダストケースの集じん容積は0.15L。ゴミ捨ての際は、ダストケース正面の取り外しボタンを引きながらケースを取り外し、次にダストケース下の「ゴミ捨てボタン」を押してゴミを捨てます。ゴミに触れずに捨てられますが、ペットの毛などが多い場合は内筒フィルター周りにゴミが絡まりやすいので、その場合はフィルターを外してゴミ捨てする必要があります。

↑水色の「ダストケース取り外しボタン」を引くとロックが外れるので、そのままダストケースを手前に引いて外します

 

↑ダストケース底部にある水色の「ゴミ捨てボタン」を押すと底のふたが開いてゴミ捨てできます。その際、オレンジの内筒フィルター部がバネ仕掛けで前にせり出して、ゴミを押し出してくれます

 

↑空気の流れを利用してダストケース下部に集めたごみをしっかり圧縮するとともに、内筒フィルター内に毛ゴミが絡みにくくなる「からまんプレス構造」を採用。少量のゴミだとダストケースの底部だけにゴミがたまり、ゴミ捨てがラクです。ただしゴミがたまりすぎるとメッシュフィルターまでゴミが回ってしまうので、こまめにゴミ捨てするのが良さそう

 

お手入れ面ではダストケース、各種フィルターから回転ブラシ、各種付属ツールまで、数多くのパーツが水洗い対応になっています。特にクリーンフィルター(プリーツフィルター)、スポンジフィルターのゴミはお手入れブラシだけで除去するより、水洗いするほうが断然スピーディ。ただし、洗浄後は24時間以上かけてしっかり乾燥させる必要があります。

↑左から内筒フィルター、ダストケース、スポンジフィルター、クリーンフィルター。ダストケースにはお手入れブラシが装着されています。これらはすべて水洗い可能。クリーンフィルターのひだの奥にたまった微粒子ゴミは取り除くのが面倒ですが、水で流しながらお手入れブラシでかき出すことでスムーズにゴミ除去できます

 

↑ダストケース周り、回転ブラシのほか、写真奥にあるハンディブラシ、すき間用吸口、ほうきブラシも水洗いできます

 

回転ブラシはシャープ同様毛絡みしやすく、引っかかった毛ゴミを取り除くのがやや手間。ただしブラシはベルト駆動ではないため、お手入れする際の着脱は簡単でした。

↑ヘッドから回転ブラシを取り外したところ。回転ベルトがないため、カバーを取ったらすぐにブラシを取り外せます。回転ブラシの左右両端が色分けされているのがとても親切。装着するときも、ヘッドの黄緑の部分にブラシの黄緑の側をセットすることがひと目でわかります

 

【エントリーその5】アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

ダストカップや回転ブラシのほか付属ツールの静電モップも丸洗いできる!

ダストカップ容量は0.3Lながら、メーカーが推奨する集じん容積は0.15L。ダストカップに表示された「ゴミ捨てライン」までゴミがたまったらゴミ捨てがオススメです。ゴミ捨ての手順は、ダストカップ底部のボタンを押してロックを外し、本体からダストカップを取り外してからダストカップ内のサイクロンユニットを外してゴミを捨てます。

↑サイクロンユニットの両側のつまみを持ちながらダストカップから抜いてゴミ捨てを行います

 

↑ゴミ捨て後にダストカップを本体に戻すときは、まずダストカップ上部の溝を本体側のつめに掛けてから、ダストカップ下部を「カチッ」と音が鳴るまで押し込みます。多くの機種はダストカップ下部にフックがあるので、このタイプは珍しいです

 

メンテナンス面ではシャープやパナソニック、日立と同様ダストカップ周りが水洗いに対応。カップやメッシュフィルター、排気フィルターなどに付着したゴミをかき取るのに使うクリーニングブラシも付属しています。ヘッド部の回転ブラシはシャープや日立同様、長く使うと毛絡みができるのがやや面倒。またブラシがベルト駆動なので、手入れする際の着脱にも最初は手間取るかも。

↑左からダストカップ、サイクロンユニット下部、サイクロンユニット上部、スポンジフィルター、排気フィルター。すべて水洗いでき、メンテナンスの手間を軽減できます

 

↑サイクロンユニット上部のメッシュフィルターに絡まった毛ゴミは付属のクリーニングブラシで除去。クリーニングブラシはダストカップに装着するタイプでなく、充電スタンドなどに別途収納します。使いたいときにすぐに取り出せないのが惜しい……

 

↑回転ブラシはベルト駆動。構造はシャープやパナソニックと基本的に同じです

 

↑ダストカップ周りのほか、写真奥にある回転ブラシと静電モップが水洗いに対応。特に静電モップは使っているうちにホコリの付着が目立ってくるので、それを一瞬で除去できるのは助かります

 

【今回の検証のまとめ】

ゴミ捨ては全モデル2手間で完了。ダストカップの水洗いとブラシの毛絡みに違いが出た

ゴミに触りたくないならダイソンと日立がベター

ゴミ捨てのしやすさに関しては全モデル2手間で完了し、とてもスムーズ。特にダイソンと日立はゴミ捨てボタンがついていてゴミに触らずゴミ捨てできます。近年のダイソンの掃除機はクリアビンが延長パイプと一直線に配置される構造になっているため、ゴミ捨ての際にクリアビンをゴミ箱の奥まで突っ込みやすくなっており、ホコリが舞いにくいのもうれしいポイント。ただし、ダイソンも日立もゴミがたまってくるとフィルター部にゴミがつくようになり、これをブラシなどで取るときはゴミに触れるリスクが高くなります。

 

また、モデルによって集じん容積の差が多少ありますが、それはあまり意識しなくても良いように感じました。というのも、集じん容量ギリギリまでゴミをためようとすると結局上限を超えてゴミをためがちですし、そこまでゴミがたまると吸引力が落ちるうえ、メッシュフィルターなどに絡みついたゴミを取る手間が増えます。どのモデルもたった2手間でゴミ捨てできますので、掃除後のこまめなごみ捨てを習慣づけておきましょう。

 

ダイソン以外はダストカップ周りがすべて水洗いできる

メンテナンスについては、シャープ、パナソニック、日立、アイリスオーヤマがダストカップ周りの水洗いに対応。掃除機本体もキレイな状態で使いたい人にはこれは大きなメリットです。ちなみにダイソンもローラーヘッドは水洗いできて、その部分は評価できます。……とはいえ、できればクリアビンも水洗いに対応してほしいところ。

 

一方、回転ブラシのお手入れ、特に毛絡み問題に関しては「ほぼ毛絡みゼロ」のダイソンが優秀。また、パナソニックの回転ブラシも毛絡みが少なく、好印象でした。同社が上位モデルで採用する「からまないブラシ」には及ばないとはいえ、今回試したMC-SB51Jのブラシも毛絡み除去の手間を十分軽減できると思います。一方、回転ブラシの着脱しやすさについては、ベルト駆動でないダイソンと日立が有利です。

 

そのほか細かい話ですが、ダイソンはお手入れブラシが同梱されておらず、別途用意する必要あり。また、アイリスはお手入れブラシを搭載本体に装着できないのが惜しいところでした。

 

次回は、5モデルの「設置性」「独自機能」「汎用性」をチェックしていきたいと思います。

「DEEBOT T9+」は吸引力/水拭き性能が高く芳香機能など高付加価値も大幅に実現!

“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、製品それぞれの魅力を紹介。今回は、吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機に要注目。2台持ちよりも省スペースで導入できるうえ、昨今は単機能タイプと比べて遜色ないほどの高い走行技術を備えた製品もある。障害物の回避性能のほか、自動ゴミ収集機や見守り機能などの付加価値を見極めたい。そこでGetNavi本誌家電担当がその使い心地をチェック!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

自動ゴミ収集や芳香機能を備え高付加価値を実現

エコバックス

DEEBOT(ディーボット) T9+

実売価格12万9800円

3000Paの吸引力と、振動式水拭き機構を兼備。高精度な障害物識別機能で走行中のトラブルを大幅に軽減する。自動ゴミ収集機能を搭載し、掃除後のゴミ捨てが不要なのも便利だ。芳香カプセルをセットすれば、吸引部の清掃中に室内を爽やかな香りで満たす。

SPEC●吸引力:3000Pa●清掃モード:オート清掃・エリア清掃・カスタム清掃●乗り越え高さ:20mm(吸引+水拭き時は13mm)●音声操作:Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応●サイズ/質量:φ353×H93.6mm/7.78kg

 

最長稼働時間:約175分

充電時間:約6.5時間

ダストボックス容量(ロボット本体):0.42l

マッピング技術:True Mapping2.0(D-ToF技術)

 

↑カメラと投射機を使って物体を3Dで検出。赤外線センサーの10倍もの識別精度で障害物を避けられる。電源コードなどもからまずに回避

 

↑水拭き時はモップユニットが毎分約480回振動しながら拭き掃除を行う。裸足で歩いたあとの床の皮脂汚れもしっかり拭き取ってくれる

 

↑光センサーが室内を360度サーチ。短時間でほぼ完璧にマッピングする

 

↑「エアフレッシュナー」に芳香カプセルを装着して爽快な香りを放出

 

【Impression】

吸引・水拭きにゴミ捨てまで安心して任せられる!

障害物回避とマッピングが優秀。吸引力が強く、猫砂も取り残しがなかった。水拭きはモップが本体後方にあるためテーブルの脚周りなどに届きにくいこともあったが、振動式は頼もしい。自動ゴミ収集機は最大2か月ゴミ捨て不要で助かる。メインブラシの毛がらみ処理は、付属のブラシで簡単に行える。

 

[5点満点で評価]

吸引性能:5.0/5.0

水拭き性能:4.5/5.0

走行性能:5.0/5.0

独自機能:5.0/5.0

お手入れのしやすさ4.5/5.0

GetNavi編集部 家電担当
青木宏彰

家電コーディネーター資格保持。菌・ウイルスまで対応する空気清浄機の信頼性を説く。

 

【集中連載・第1回】やっぱりスゴい!ルンバの魅力を再発見!!「ルンバ s9+」でその真価と実績に迫る

1990年創業のアイロボットは、家庭用ロボットの世界シェアNo.1カンパニー。この連載では、同社が展開する“ロボット掃除機の代名詞”ルンバの魅力を改めて解説していく。第1回は、フラッグシップのs9+の真価を、歴代ルンバを試してきた副編集長の青木が深掘り。

 

【今回紹介する商品】

長年の英知を集約したプレミアムモデル「ルンバ s9+」

 

アイロボット
ルンバ s9+

18万6780円

2020年発売。ルンバ初のD型デザインと従来比40倍(※)の吸引力で圧倒的な清掃性能を誇る。部屋の間取りを学習・記憶し、掃除したいエリアや部屋の順番などをスマホで簡単に指定可能。クリーンベースを搭載し、ゴミ捨て頻度を大幅低減する。 SPEC●ナビゲーションテクノロジー:vSLAMナビゲーション●清掃範囲:フロア全体●稼働時間(目安):最大120分●充電時間:約3時間●スマートスピーカー:対応●サイズ/質量:W312×H89×D312㎜/約4.0㎏

 

【アイロボットの主な実績】

世界シェア No.1

世界累計 販売台数 3500 万台突破

*2021年9月時点

日本国内 出荷台数 400 万台突破

*2021年2月時点

 

【ルンバ s9+の受賞実績】

GetNavi×家電 Watch
2020-2021 家電大賞
総合グランプリ

GetNavi×家電 Watch
2020-2021 家電大賞
ロボット掃除機部門

 

床掃除を追求して30年、その真価と実績に迫る

アイロボットはルンバ初号機の発表当時から現在に至るまで、丸い筐体に2本のゴム製ブラシ(デュアルアクションブラシ)を採用した吸引機構など独自技術を続々と開発。ロボット掃除機のトップランナーとして他の追随を許さない。

そして数あるラインナップのなかでも最上位機であるs9+は“最高品質を求める人”も大満足のクオリティだ。ゴミ除去性能をより進化させるべく、従来の丸型形状をD型に一新。またソフトウェアアップデートで製品購入後も新機能を続々と追加するなど、時代の先をゆくユーザー体験を提供している。自動ゴミ収集機能も、忙しいビジネスパーソンには必須のスペック。高級感あるデザインも所有する喜びを満たしてくれる。

自社のレガシーに甘んじず、30年以上ストイックに製品開発を続ける信頼性は特筆モノ。“究極”を求めるなら、ルンバ s9+だ!!

 

【Editor’s EYE01】

D型形状採用で部屋角の ゴミ除去が完璧に!

「D型形状と高性能センサーを組み合わせた『Perfect Edgeテクノロジー』による部屋角や狭い場所のゴミ捕集が見事! 2本のゴム製ブラシを前方に配置し、ブラシ幅が約30%長くなり効率化しました」(青木)

 

【Editor’s POINT02】

ゴミ捨ての手間は クリーンベースで軽減

「本体が捕集したゴミは、清掃後にクリーンベースに自動排出。クリーンベース内の紙パックに最大60日ぶんのゴミを収集できます。掃除もゴミ捨ても任せられる快適さは一度味わうとヤミツキに」(青木)

【Editor’s POINT03】

ブラーバとの連携で 床掃除を完全自動化!

「『Imprintリンクテクノロジー』によりルンバ s9+とブラーバ ジェット m6が連携。s9+の清掃終了通知をm6が受け、自動で拭き掃除を始めます。連携設定もスマホアプリ上で簡単に行えます」(青木)

※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

Editor’s EYE
本誌家電担当
青木宏彰

生活家電の企画全般を担当。アイロボット製品をはじめ多くのロボット掃除機の検証企画を手掛けてきた。

撮影/高原マサキ(TK.c)

NEXTヒットの筆頭株!ロボット掃除機「Roborock S7+」は“吸引&水吹き”がイイ!2in1型最先端モデル

消費者の“これが欲しい”というニーズをいち早くキャッチし、次にヒットするアイテムをプロがピックアップ。使い倒して実力をくまなくチェックする。家電ライターがNEXTヒットの最有力と注目するロボット掃除機「ロボロック Roborock S7+」を解説。シリーズ最強の吸引力に加え、さまざまな機能が進化したその実力は?

 

【今回紹介する商品】

2in1型の最先端を往くロボット掃除機「ロボロック Roborock S7+」

 

ロボロック
Roborock S7+

実売価格16万9400円
ヤマダデンキ独占販売
(下取りキャンペーン実施中)

床の凹凸に合わせて上下左右に動くラバー製ブラシと、高速振動する水拭きモップの2in1モデル。自動ゴミ収集ドックでゴミ捨ての手間を軽減する。●サイズ/質量:W353×H383×D457㎜/約10.3㎏

 

私が解説します!

家電ライター

平島憲一郎さん

掃除機や空調家電、調理家電など白物家電全般の記事を幅広く執筆。ロボット掃除機のトレンドにも詳しい

“吸引&水拭きの2in1”は 巣ごもり需要にがっちりハマる

ここ1~2年で、吸引清掃と水拭き清掃を同時に行うハイブリッド型ロボット掃除機の人気がじわじわと高まっている。おうち時間の増加で床面の清潔性にこだわりたい家庭が増えた一方で、“吸引型と拭き掃除型の2台を置くスペースがない”と悩む人も多い。そこで1台で2役をこなせるモデルに注目が集まっているのだ。

Roborock S7+はそんな2in1型の最先端を往くモデル。吸引力2500Paはロボロックシリーズ最強。水拭き時にはモップが毎分最大3000回振動し、皮脂汚れも強力に拭き取る。レーザーセンサーによるマッピングも正確。障害物回避機能は非搭載ながら、それを感じさせない賢さで室内をスピーディかつ確実に掃除してくれる。紙パックとサイクロンを選べる自動ゴミ収集ドックも斬新だ。

2in1ニーズに応え、最高レベルの性能と付加価値を提供する本機は、ヒットの筆頭株と言える!!

 

↑吸引清掃を止め、水拭き清掃のみを念入りに行う「水拭き強力モード」を選択可能。従来モデルよりもきめ細かいルートで動くため、こびり付いた頑固な汚れもキレイに落とせる

 

<使ってわかった!ココがイイ!>

【ココがイイ!01】紙パック/サイクロンの2Wayゴミ収集機が特徴的

自動ゴミ収集ドックは目安60日分のゴミを収集可能。紙パックにもサイクロンにも対応する。紙パックはホコリを飛散させずに処分でき、サイクロンは紙パック代がかからず経済的だ。

 

【ココがイイ!02】毎分最大3000回動く高速振動モップが頼れる!!

水拭き用モップが毎分最大3000回振動。モップ加重も600gにアップし、皮脂や頑固なこびり付き汚れもしっかり拭き取る。吸引を止め水拭きを念入りに行う「水拭き強力モード」も秀逸。

 

【ココがイイ!03】カーペット認識機能で水拭きをスマートに行う

カーペットを検知し、モップを5㎜持ち上げるモードを搭載。毛足4㎜未満なら濡らさずゴミの吸引を行える。毛足4㎜以上のカーペットには「カーペット自動回避モード」が最適だ。

 

【家電ライター・平島のヒットアナリティクス】

ハイレベルな2in1機が市場の主流になるかも!?

「2in1機の性能が年々向上し、今後ロボット掃除機の主流になる可能性も。特に本機は吸引/水拭き両方のレベルが高く、ナビ技術も秀逸。自動ゴミ収集機能も備えてこの価格なら納得のクオリティと言えます」(平島さん)

[5点満点で評価]
先進技術:4.5/5.0
顧客ニーズ:5.0/5.0
市場の将来性:4.5/5.0
独自性:4.0/5.0
コスパ:4.0/5.0

メーカー担当者から


Roborock Japan
日本市場担当
東 俊介さん

水拭き性能の向上と高機能な自動ゴミ収集ドックが好評

進化した水拭きテクノロジーによるサラサラで心地良い床を、ぜひ裸足で実感ください。また、吸引力の設定や掃除ルート表示などアプリ機能も豊富です。自動ゴミ収集ドックは高性能フィルターを備え排気がキレイで、アレルギーが気になる方にもオススメです。

家電のプロはダイソン、日立の最新モデルをどう見た? コードレススティック掃除機5項目チェック

運転時間が伸び、吸引力が向上したことで、いよいよ実用性が高まってきたコードレススティック掃除機。人気の同カテゴリのなかで、“いま購入時に押さえておきたいキーワード”とともに、最新モデルのそれぞれの魅力を明らかにしていく!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<コードレススティック掃除機>

Trend Keyword「ゴミの見える化」

「軽量かつハイパワー」「フロアワイパー的な操作感」など、コードレススティック掃除機はトレンドが細分化している。「目視しづらい微細なホコリの可視化」が叶うモデルにもご注目を。

 

私がチェックしました!

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事などを執筆。クリーナーにもこだわりが強く日立製品を愛用。

 

「ゴミの見える化」でモチベが格段にアップ

せっせと掃除機を動かしても、「本当にゴミが取れているのだろうか」と不安になる場面は多々ある。特に、微細なホコリなどは目視しづらく、取り逃しやすい。従来から暗い場所を照らすLEDライトやゴミの有無を知らせるセンサーランプで“見える化”を推進する掃除機は人気だったが、今季、ダイソンと日立からその点を強化したユニークなモデルが登場した。

 

Dyson V12 Detect Slimはグリーンレーザーをフローリングなどに絶妙な角度で照射。明るい場所でもゴミがはっきりと浮かび上がる。さらに捕集したゴミの量を、花粉、ダニの死骸など粒子のサイズ別にディスプレイで表示。取れたゴミと量を瞬時に把握できて、モチベーションが上がる。

 

日立のPV-BL30Hは、白色に加え緑色のLEDライトをヘッドに採用。明るい昼間でもホコリや微粒子ゴミをしっかり照らし出す。軽量なうえ、ヘッドを押しても引いてもゴミが吸えるなど工夫が満載で、使い勝手は文句なしだ。

 

【その1】レーザー照射で微粒子をまんべんなく浮かび上がらせて取り逃しを防ぐ

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

ダイソンストア価格9万7900円

目視しづらい微細なホコリをグリーンレーザーで可視化し、取り逃しを防ぐ。吸引したゴミの量やサイズはセンサーで検知・計測。量とサイズは液晶ディスプレイでリアルタイムで数値化される。毎分最大12万5000回転のモーターにより吸引力が従来比50%アップ(※)。

※:Dyson Digital Slimとの比較

SPEC●ヘッド:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド、ダイレクトドライブクリーナーヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:毛がらみ防止スクリューツールほか●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm(※)/2.2kg

※:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時

 

集じん技術:Root Cycloneテクノロジー

最長運転時間:約60分(※)

充電時間:約3.5時間

クリアビン容量:0.35l

※:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑ヘッドの端から下向き1.5度の角度でレーザー照射。実際に使うと明るい場所でも写真よりはるかにくっきりと極小ゴミの存在を確認できた

 

↑ナイロンフェルト製ローラーで大小のゴミを包んで除去。その間のカーボンファイバーブラシが床面の静電気発生を抑える

 

↑吸気口に搭載したピエゾセンサーがゴミの量とサイズを計測。結果は手元の液晶ディスプレイにリアルタイムでグラフと数値で表示される

 

↑クリアビンで大きなゴミ、サイクロン部で微細なチリ、後方のフィルターで微粒子など本体全体でゴミを捕集。排気は部屋の空気よりきれいになる

 

↑ヘッドの左右への首振りが滑らか! 家具の隙間にもスムーズに入り込んで、ホコリを逃さず取り除くことが可能だ

 

【家電ライター・平島のインプレッション】

高いゴミ取り性能に加えレーザー照射と液晶表示で楽しさを提供

レーザーのホコリ可視化性能が秀逸で、照射範囲内の微細ゴミをまんべんなく目視できる。吸引力もヘッドのゴミ捕集力も高く、カーペット用ヘッドも付属し様々な床に対応。“軽量志向”モデルと比べれば重いが、操作性は上々だ。クリアビンは水洗い不可だが、毛がらみしにくく水洗い対応のローラーブラシは便利。

 

[5点満点で評価]

吸引力:5.0/5.0

ブラシ性能 5.0/5.0

操作性:4.0/5.0

ゴミの見えやすさ:5.0/5.0

お手入れのしやすさ:4.5/5.0

 

【その2】白と緑のLEDを計7灯搭載し広範囲で照らしてゴミを見つけやすく

日立

スティッククリーナー(コードレス式)パワかるスティック PV-BL30H

実売価格7万7550円

ヘッド先端の白色+緑色LEDライトで明るい部屋の微細なホコリを“見える化”。標準質量1.4kgの軽快な使い心地と、独自開発のモーターによるパワフルな吸引力を両立した。バッテリーは着脱式で、別売の電池を買い足せば1時間以上の連続掃除も可能だ。

SPEC●ヘッド:パワフルスマートヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:2WAYすき間ブラシ、ふとん用吸口、ハンディブラシほか●サイズ/質量:W230×H1010×D230mm/1.4kg

 

集じん技術:からまんプレス構造

最長運転時間:約60分(※)

充電時間:約3.5時間

ダストケース容量:0.15l

※:標準モードでパワフルスマートヘッド非使用時

 

↑計7灯のLEDライトによる圧倒的な明るさで、細かいゴミがよく確認できた。ただし、光が強すぎてゴミの陰影が出にくい場面もあった

 

↑ヘッドの回転ブラシには毛がからみにくい「からまん機構」を採用。ブラシがヘッドの前側に付いているため、壁際のゴミにもしっかり届く

 

↑独自開発のモーターはファンを三次元形状にして空気の流れを効率化し、強力パワーを獲得。モーター素材にアルミを使い、軽量化も実現した

 

↑ブラシ後方のフラップがヘッドの動きに合わせて開閉。ヘッドを引く際もゴミを吸引でき効率的だ

 

↑ヘッドを浮かさず掃除機を床面まで倒せる「ペタリンコ構造」を採用。棚やソファ下などのすき間も高さ10cm以上あれば入り込める

 

【家電ライター・平島のインプレッション】

広範囲のLED照射と軽い操作性で使い勝手は上々

本機の最大の魅力は軽さと操作性。LEDライトは広範囲のゴミの状況を把握でき、掃除の快適性に大きく寄与。吸引力は軽量モデルとしては合格。押しても引いてもゴミを吸うヘッドなど様々な工夫も好印象だった。メンテ面ではダスト容器・回転ブラシなどが洗えるうえ、ブラシの毛がらみ防止機能もまずまずだった。

 

[5点満点で評価]

吸引力:4.0/5.0

ブラシ性能:4.0/5.0

操作性:5.0/5.0

ゴミの見えやすさ:4.0/5.0

お手入れのしやすさ:4.0/5.0

 

【Other Choice】

【その1】「からまないブラシ」でノズルの毛がらみを除去する手間がほぼ不要に!

パナソニック

コードレススティック掃除機 「パワーコードレス」 MC-SBU840K

実売価格9万9000円

髪の毛やペットの毛がからむのを抑える画期的なブラシを採用。同社コードレススティック史上最高の吸引力で微細なゴミも逃さない。「親子のノズル」で家具の隙間もスムーズに掃除可能。

SPEC●ヘッド:パワーノズル(からまないブラシ搭載)●バッテリー:内蔵式●付属ツール:ふとん清潔ノズル、ペタすき間ノズル、すき間用ノズルほか●サイズ/質量:W253×H1150×D218mm/2.6kg

 

集じん技術:サイクロン式

最長運転時間:約90分(※)

充電時間:約3時間

ダストボックス容量:0.2l

※:ロングモードでノズルブラシ回転オフ時

 

【その2】軽量性とパワーを高レベルで両立して清掃効率が格段にアップ

シャープ

コードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER」EC-SR5

実売価格5万3520円

従来比約1.4倍の吸引力と、質量1.6kgの軽量設計を両立。回転数が従来比2倍のブラシとくし歯形バンパーで絨毯の奥のゴミも捕集する。ソファの掃除に便利な小型ヘッドなど付属品も充実。

SPEC●ヘッド:倍トルヘッド(自走パワーアシスト)●バッテリー:着脱式●付属ツール:スグトルブラシ、コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズルほか●サイズ/質量:W243×H1030×D179mm/1.6kg

 

集じん技術:遠心分離サイクロン

最長運転時間:約90分(※)

充電時間:約80分

ダストカップ容量:0.2l

※:弱モードで付属吸込口(すき間ノズル等)使用、バッテリー1個使用時

 

【その3】ホコリセンサーや静電モップなど独自の便利機能が満載

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格4万3780円

ゴミ取り性能は落とさずに本体と自走式ヘッドを軽量化。センサーが床上のゴミの量をランプの色で通知する。掃除中に棚などのホコリをサッと取れる静電モップクリーンシステムも搭載。

SPEC●ヘッド:自走式「軽量」パワーヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:静電モップ、すき間ノズル、ブラシノズル、ミニヘッド、布団用ヘッドほか●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg(モップ帯電ケース含まず)

 

集じん技術:遠心分離サイクロン+準HEPAフィルター

最長運転時間:約40分(※)

充電時間:約4時間

ダストボックス容量:0.3l

※:セーブモード時

 

【その4】日常使いに十分な吸引力を備えたスタイリッシュな紙パックタイプ

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格2万1780円

質量1.4kgながら吸込仕事率70Wで日常使いに十分な吸引力。センサーがゴミを検知すると自動で吸引力を上げる。除去したゴミは抗菌仕様の紙パックで捕集し、ゴミに触らず捨てられる。

SPEC●ヘッド:自走式ヘッド●バッテリー:内蔵式●付属品:すき間ノズル、使い捨てダストパック25枚(本体に1枚装着済み)●サイズ/質量:W235×H1050×D135mm/1.4kg

 

集じん技術:抗菌ダストパック

最長運転時間:約30分(※)

充電時間:約2.5時間

紙パック容量:約0.25l

※:自動モード時

パナソニックから本体とダストボックスを分離したスティック掃除機が新発売! 手元重量はわずか450g

パナソニックは、掃除後のゴミを自動で収集するクリーンドックを搭載し、スティック本体のゴミ捨てをなくすことで、掃除後のお手入れの負担を大幅に軽減した、セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10Kを10月25日に発売します。

 

リモートワークなどによる、こまめな掃除需要の向上を受けて開発

本製品は、スティック本体をクリーンドックに戻すだけで、1回の掃除ごとに本体にたまったゴミをクリーンドック内の紙パックに収集するため、スティック本体のゴミ捨てが必要ありません。紙パックの交換は約1か月に1回となっており、さらに「からまないブラシ」を搭載することでお手入れの負担を大幅に軽減しました。また、掃除機本体にダストボックスがないため、本体質量約1.5kg、手元にかかる重量約0.45kgを実現し、掃除前の準備や掃除中の負担も軽減します。

 

昨今の掃除スタイルは、1回の掃除時間が減少する一方で、掃除をする頻度は増加する傾向にあります。また、在宅時間が増えるなか、「汚れが目につくようになった」などの意識の変化も見られます。

 

こまめに掃除をしたいというニーズの高まりから、スティック掃除機の需要は伸長していますが、スティック掃除機使用者に対するパナソニックが行った調査では、掃除に対して感じるストレスとして、掃除中の「隅のゴミまでしっかり吸えない」「重い」などの内容に加え、掃除後のノズルやダストボックスなどのお手入れ・ゴミ捨てに対して負担を感じている人が多いことがわかりました。

 

そこで、パナソニックは、掃除の準備から掃除後までのわずらわしさを軽減し、こまめな掃除習慣をサポートすることで、清潔でより快適な新しいスタイルを提案するとしています。

 

掃除後のゴミを自動で収集するクリーンドック搭載により、ゴミ捨てなど手入れの負担を大幅に軽減

本製品は、1回の掃除が完了するごとに、本体のフィルターケースにたまったゴミをクリーンドック内の紙パックに自動で収集します。それにより、従来は約7日に1度必要であったスティック本体のゴミ捨てが不要になります。さらに、紙パック式のため簡単かつ清潔に交換ができるうえ、ノズルは髪の毛やペットの毛もからみにくい「からまないブラシ」を搭載し、掃除機のお手入れの負担を大幅に軽減します。

 

↑クリーンドックによるゴミの収集イメージ

 

 

手元重量約0.45 kgで、掃除前から掃除後までの負担を軽減

ダストボックスを分離したことで、本体はスリムで軽量なデザインになっています。クリーンドックに設置された本体を手前に引くだけで簡単に取り出すことができるほか、手元にかかる重量が約0.45 kgと軽量なため、掃除中は軽く動かすだけで操作が可能。さらに、掃除終了後もクリーンドックに設置するだけで自動でゴミの収集と充電が開始されるため、掃除の始まりから終わりまでの負担を大幅に軽減しました。

 

また、本体とクリーンドックは、リビングなどの居住スペースに置くことを想定し、空間に溶け込むデザインになっています。

 

 

↑本体重量は約1.5 kgながら、手元重量は約0.45 kg

 

製品情報

品番:MC-NS10K

カラー:ホワイト

運転時間:HIGH 約6分/AUTO 約10~15分

充電時間:約3時間

サイズ:スティック W213×H1030 mm×D130mm
クリーンドック W134mm×H417 mm×D282mm

毛がらみを抑えるモデルに注目! 国内メーカー最新コードレススティック掃除機おすすめ4選

運転時間が伸び、吸引力が向上したことで、いよいよ実用性が高まってきたコードレススティック掃除機。人気の同カテゴリのなかで、国内メーカーによる最新4モデルをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【その1】「からまないブラシ」でノズルの毛がらみを除去する手間がほぼ不要に!

パナソニック

コードレススティック掃除機 「パワーコードレス」 MC-SBU840K

実売価格9万9000円

髪の毛やペットの毛がからむのを抑える画期的なブラシを採用。同社コードレススティック史上最高の吸引力で微細なゴミも逃さない。「親子のノズル」で家具の隙間もスムーズに掃除可能。

SPEC●ヘッド:パワーノズル(からまないブラシ搭載)●バッテリー:内蔵式●付属ツール:ふとん清潔ノズル、ペタすき間ノズル、すき間用ノズルほか●サイズ/質量:W253×H1150×D218mm/2.6kg

 

集じん技術:サイクロン式

最長運転時間:約90分(※)

充電時間:約3時間

ダストボックス容量:0.2l

※:ロングモードでノズルブラシ回転オフ時

 

【その2】軽量性とパワーを高レベルで両立して清掃効率が格段にアップ

シャープ

コードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER」EC-SR5

実売価格5万3520円

従来比約1.4倍の吸引力と、質量1.6kgの軽量設計を両立。回転数が従来比2倍のブラシとくし歯形バンパーで絨毯の奥のゴミも捕集する。ソファの掃除に便利な小型ヘッドなど付属品も充実。

SPEC●ヘッド:倍トルヘッド(自走パワーアシスト)●バッテリー:着脱式●付属ツール:スグトルブラシ、コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズルほか●サイズ/質量:W243×H1030×D179mm/1.6kg

 

集じん技術:遠心分離サイクロン

最長運転時間:約90分(※)

充電時間:約80分

ダストカップ容量:0.2l

※:弱モードで付属吸込口(すき間ノズル等)使用、バッテリー1個使用時

 

【その3】ホコリセンサーや静電モップなど独自の便利機能が満載

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格4万3780円

ゴミ取り性能は落とさずに本体と自走式ヘッドを軽量化。センサーが床上のゴミの量をランプの色で通知する。掃除中に棚などのホコリをサッと取れる静電モップクリーンシステムも搭載。

SPEC●ヘッド:自走式「軽量」パワーヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:静電モップ、すき間ノズル、ブラシノズル、ミニヘッド、布団用ヘッドほか●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg(モップ帯電ケース含まず)

 

集じん技術:遠心分離サイクロン+準HEPAフィルター

最長運転時間:約40分(※)

充電時間:約4時間

ダストボックス容量:0.3l

※:セーブモード時

 

【その4】日常使いに十分な吸引力を備えたスタイリッシュな紙パックタイプ

ツインバード

コードレススティック型クリーナー TC-E263GY

実売価格2万1780円

質量1.4kgながら吸込仕事率70Wで日常使いに十分な吸引力。センサーがゴミを検知すると自動で吸引力を上げる。除去したゴミは抗菌仕様の紙パックで捕集し、ゴミに触らず捨てられる。

SPEC●ヘッド:自走式ヘッド●バッテリー:内蔵式●付属品:すき間ノズル、使い捨てダストパック25枚(本体に1枚装着済み)●サイズ/質量:W235×H1050×D135mm/1.4kg

 

集じん技術:抗菌ダストパック

最長運転時間:約30分(※)

充電時間:約2.5時間

紙パック容量:約0.25l

※:自動モード時

操作性は文句なし! 日立の最新モデル「パワかるスティック」を家電のプロが5項目でチェック

運転時間が伸び、吸引力が向上したことで、いよいよ実用性が高まってきたコードレススティック掃除機。今回は、日立の最新モデル「パワかるスティック PV-BL30H」の魅力を探るべく、家電ライターの平島憲一郎さんが5項目でチェックした!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

白と緑のLEDを計7灯搭載し広範囲で照らしてゴミを見つけやすく

日立

スティッククリーナー(コードレス式)パワかるスティック PV-BL30H

実売価格7万7550円

ヘッド先端の白色+緑色LEDライトで明るい部屋の微細なホコリを“見える化”。標準質量1.4kgの軽快な使い心地と、独自開発のモーターによるパワフルな吸引力を両立した。バッテリーは着脱式で、別売の電池を買い足せば1時間以上の連続掃除も可能だ。

SPEC●ヘッド:パワフルスマートヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:2WAYすき間ブラシ、ふとん用吸口、ハンディブラシほか●サイズ/質量:W230×H1010×D230mm/1.4kg

 

集じん技術:からまんプレス構造

最長運転時間:約60分(※)

充電時間:約3.5時間

ダストケース容量:0.15l

※:標準モードでパワフルスマートヘッド非使用時

 

↑計7灯のLEDライトによる圧倒的な明るさで、細かいゴミがよく確認できた。ただし、光が強すぎてゴミの陰影が出にくい場面もあった

 

↑ヘッドの回転ブラシには毛がからみにくい「からまん機構」を採用。ブラシがヘッドの前側に付いているため、壁際のゴミにもしっかり届く

 

↑独自開発のモーターはファンを三次元形状にして空気の流れを効率化し、強力パワーを獲得。モーター素材にアルミを使い、軽量化も実現した

 

↑ブラシ後方のフラップがヘッドの動きに合わせて開閉。ヘッドを引く際もゴミを吸引でき効率的だ

 

↑ヘッドを浮かさず掃除機を床面まで倒せる「ペタリンコ構造」を採用。棚やソファ下などのすき間も高さ10cm以上あれば入り込める

 

【家電ライター・平島のインプレッション】

広範囲のLED照射と軽い操作性で使い勝手は上々

本機の最大の魅力は軽さと操作性。LEDライトは広範囲のゴミの状況を把握でき、掃除の快適性に大きく寄与。吸引力は軽量モデルとしては合格。押しても引いてもゴミを吸うヘッドなど様々な工夫も好印象だった。メンテ面ではダスト容器・回転ブラシなどが洗えるうえ、ブラシの毛がらみ防止機能もまずまずだった。

 

[5点満点で評価]

吸引力:4.0/5.0

ブラシ性能:4.0/5.0

操作性:5.0/5.0

ゴミの見えやすさ:4.0/5.0

お手入れのしやすさ:4.0/5.0

 

 

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事などを執筆。クリーナーにもこだわりが強く日立製品を愛用。

 

ゴミの見えやすさは満点! ダイソンの最新モデルを家電のプロが5項目でチェック

運転時間が伸び、吸引力が向上したことで、いよいよ実用性が高まってきたコードレススティック掃除機。今回は、ダイソンの最新モデル「Dyson V12 Detect Slim」の魅力を探るべく、家電ライターの平島憲一郎さんが5項目でチェックした!

※こちらは「GetNavi」2021年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

レーザー照射で微粒子をまんべんなく浮かび上がらせて取り逃しを防ぐ

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

ダイソンストア価格9万7900円

目視しづらい微細なホコリをグリーンレーザーで可視化し、取り逃しを防ぐ。吸引したゴミの量やサイズはセンサーで検知・計測。量とサイズは液晶ディスプレイでリアルタイムで数値化される。毎分最大12万5000回転のモーターにより吸引力が従来比50%アップ(※)。

※:Dyson Digital Slimとの比較

SPEC●ヘッド:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド、ダイレクトドライブクリーナーヘッド●バッテリー:着脱式●付属ツール:毛がらみ防止スクリューツールほか●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm(※)/2.2kg

※:Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時

 

集じん技術:Root Cycloneテクノロジー

最長運転時間:約60分(※)

充電時間:約3.5時間

クリアビン容量:0.35l

※:エコモードでモーター駆動のないツール使用時

 

↑ヘッドの端から下向き1.5度の角度でレーザー照射。実際に使うと明るい場所でも写真よりはるかにくっきりと極小ゴミの存在を確認できた

 

↑ナイロンフェルト製ローラーで大小のゴミを包んで除去。その間のカーボンファイバーブラシが床面の静電気発生を抑える

 

↑吸気口に搭載したピエゾセンサーがゴミの量とサイズを計測。結果は手元の液晶ディスプレイにリアルタイムでグラフと数値で表示される

 

↑クリアビンで大きなゴミ、サイクロン部で微細なチリ、後方のフィルターで微粒子など本体全体でゴミを捕集。排気は部屋の空気よりきれいになる

 

↑ヘッドの左右への首振りが滑らか! 家具の隙間にもスムーズに入り込んで、ホコリを逃さず取り除くことが可能だ

 

【家電ライター・平島のインプレッション】

高いゴミ取り性能に加えレーザー照射と液晶表示で楽しさを提供

レーザーのホコリ可視化性能が秀逸で、照射範囲内の微細ゴミをまんべんなく目視できる。吸引力もヘッドのゴミ捕集力も高く、カーペット用ヘッドも付属し様々な床に対応。“軽量志向”モデルと比べれば重いが、操作性は上々だ。クリアビンは水洗い不可だが、毛がらみしにくく水洗い対応のローラーブラシは便利。

 

[5点満点で評価]

吸引力:5.0/5.0

ブラシ性能 5.0/5.0

操作性:4.0/5.0

ゴミの見えやすさ:5.0/5.0

お手入れのしやすさ:4.5/5.0

 

家電ライター

平島憲一郎さん

白物家電を中心に製品紹介記事などを執筆。クリーナーにもこだわりが強く日立製品を愛用。

「軽くて本当に使いやすい掃除機」はどれ? 人気5モデルの「操作性・静音性」を一気にチェック!

近年のコードレススティック掃除機は「軽量タイプ」が人気。しかもただ軽いだけでなく、十分な吸引力(ゴミ取り能力)と高い機能性を兼ね備えた高級モデルに注目が集まっています。

今回はそんな「軽量・高機能」なコードレススティックの最新機種のなかから、人気の5ブランド(ダイソン、シャープ、パナソニック、日立、アイリスオーヤマ)の最新モデルを取り上げ、さまざまな角度から実力を検証。フローリングとカーペットでの吸引力をテストした前回に続き、今回は軽量モデル一番のメリットとなる「操作性(取り回しの良さ)」、さらに「静音性」をチェックしていきたいと思います。

 

【今回テストした5機種はコチラ】

エントリーその1

ダイソン史上最軽量ながら高いゴミ除去能力を実現

 

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格5万3900円(税込)

ダイソンのコードレススティック史上最軽量の1.5kgを誇るモデル。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymiumモーターと独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)により、大きなゴミから微粒子ゴミまでパワフルに取り除く。0.3μmの微粒子を99.99%キャッチし、部屋の空気よりきれいな空気を排出。最長運転時間は約20分(※)、強モードでは最長約5分の連続運転が可能だ。●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1.5kg

※:モーター駆動でないツールをエコモードで使用した場合

 

エントリーその2

着脱式バッテリーを2個付属し最長約100分の連続掃除が可能!

シャープ

RACTIVE Air EC-AR5X

実売価格4万8000円(税込)

モーターとパイプの軽量化で重さ1.2kgを実現。小型軽量ながら高効率のモーターを開発し、メイン掃除機としても十分使えるパワーで掃除できる。バッテリー1個あたりの最長運転時間は約50分(すき間ノズル等の付属吸込口使用時)で、同梱の予備バッテリーを付け替えれば最長約100分の連続運転が可能。立ったまま吸込口を着脱してすき間掃除に移行できる「スグトルブラシ」など便利機能も多数。●サイズ/質量:W210×H985×D150mm/1.2kg

※画像は昨年モデル。8月26日より運転時間とパワーが進化した新製品が発売されている

 

エントリーその3

クリーンセンサーや壁際まで届くパワーノズルなどでゴミの取り逃がしを低減!

パナソニック

パワーコードレス MC-SB51J

実売価格3万9240円(税込)

小型ながら吸込仕事率100Wの吸引力と使いやすさを備えた機種。クリーンセンサーが約20μmの見えないゴミまで検知しランプを点灯、自動的に吸引力をアップする。独自形状のパワーノズルが壁際までしっかり届いて逃さずゴミ除去。毛先がY字のブラシと硬質ブラシの2種類のブラシ毛を採用し、フローリングから絨毯まで幅広い床質に対応。●サイズ/質量:W220×H1106×D182mm/1.6kg

 

エントリーその4

破格の軽さ1.1kgに加え、掃除の快適さを高める機能も満載!

日立

ラクかるスティック PV-BL2H

実売価格4万3300円(税込)

本体や延長パイプ、ヘッドの徹底的な軽量化で標準質量1.1kgを達成。新開発の「ハイパワー3D ファンモーター」で空気の流れを効率的に制御し、軽さと強力吸引を両立した。ノズルには拭き専用の毛「かるふきブラシ」を採用し、ゴミを吸引しながらフローリングに貼りついた菌も拭き取る。暗い場所でゴミを照らし出すLEDライトをヘッド前面に搭載するなど使い勝手への配慮も万全。●サイズ/質量:W205×H994×D230mm/1.1kg

 

エントリーその5

静電モップなど豊富なアタッチメントで家中の掃除をサポート!

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格3万8700円(税込)

同社サイクロン史上最軽量の1.4kgながらパワフルな吸引力と豊富な便利機能も兼備。自走式パワーヘッドのパワーは落とさずヘッドの重さを約60%カットし、狭い場所も快適に掃除できる。人気の静電モップクリーンシステムやほこり感知センサーも搭載。付属ツールは5種類を備え、家中を快適に掃除できる。準HEPAフィルター搭載で0.3μmの微粒子を99.5%以上捕集。●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg

 

【操作性・静音性テストの内容はコチラ】

コードレススティックの掃除機がけのしやすさは、標準質量(本体、延長パイプ、ヘッドの重さの合計)とヘッドの首振りのスムーズさ、人力での掃除機がけをアシストするヘッドブラシの回転力が重要です。今回はこの3項目に加え、ソファ下など高さのない場所や家具と壁のすき間などへのヘッドの進入しやすさ、掃除の快適さを高めるアシスト機能などを確認。さらに、前回の「吸引力」と内容が類似しますが、掃除機の取り回しと大きな関わりを持つ「壁際でのゴミの取れ具合」を検証(壁際に重曹をまいて吸引)します。このほか、広い住居スペースの掃除をする際に問題となる連続運転時間や、充電時間もスペック上でチェックしていきます。

 

各モデルの静音性についても検証。ここでは市販のデジタル騒音計を使い、騒音計から1.5m離れた場所で騒音レベルを測定しました。ただし、今回は生活空間での測定であり、あくまで参考値とお考えください。騒音の数値とは別に、実際に聴いた音の印象も解説します。

↑掃除機を稼働していない状態での騒音レベルが33.6dBA(※)前後の環境でテストしました ※dBA…音圧レベルを人間が感じ取れる周波数で補正したもの。より人間の聴感に近い騒音レベルを表します

【操作性テストの結果はコチラ】

エントリーその1ダイソン Dyson Micro 1.5kg

従来モデルのユーザーが驚く軽さ。ボタン式採用で負担も軽減

製品名にも入っているように標準質量は1.5kgで、ダイソンの掃除機とは思えぬ(失礼!)軽さ。ダイソンの従来モデルのユーザーがこれを使ったら、快適な操作感にショックを受けると思います。

↑Dyson Micro 1.5kgはダイソンのコードレススティックのなかでも群を抜く軽さ。片手でラクラク持ち上げられ、小柄な人や年配の人でも軽快に使いこなせます

 

ヘッドの操作性について詳しく見ていきましょう。ヘッドは自走する感覚はありませんが、前後の移動は十分にスムーズです。左右の首振りは5機種中で最も軽い印象。軽すぎて思った以上に首が振れてしまうこともしばしばでした。また、畳の上ではわずかに動きが重く感じることも。これは他のモデルにはあまり感じなかったことです。

↑ヘッドは左右90度ずつしっかりと首振りできました

 

また、テーブルの脚周りを掃除するときなどに、ヘッドを脚にくっつけたまま横向きにスライドさせたくなりますが、本機の場合この動きがやりにくかったです。ヘッドを一度戻して首振りしなおせば済むことですが、少し気になりました。

↑ヘッドをテーブルの脚に沿ってずらそうとしたのですが、回転するソフトローラークリーナーヘッドの影響なのか、ヘッドを横にスライドしようとすると抵抗がありました

 

ヘッドが従来よりスリムになったぶん、家具の下など高さのない場所での掃除はスムーズ。ただ、本体を横倒しにして床にベタづけはできないため、ヘッドがギリギリ入る高さだと、奥まで掃除するのは難しそうです。一方、低い場所を掃除しているときでもヘッドの首振りができたのはメリットでした。

 

運転オン/オフは従来のトリガー式でなく、ボタン式。掃除中ずっとトリガーを引き続ける必要がなく、腕への負担がかなり軽くなったと感じました。

↑本体上部の電源ボタンを押すと運転開始。その上の「MAX」ボタンを押すと吸引力がアップします

 

壁際のゴミを取るならMAXモードがおすすめ

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除では、ローラーが届かない部分にゴミの取り逃がしがありました。ナイロンフェルト素材のローラーは床にピッタリ密着するため、ヘッドの内側の吸引には効果的ですが、ヘッドの外側には吸引力が及びません。そのため、壁際の掃除ではブラシ毛採用のヘッドより不利になります。ただし、MAXモードにすると取り残しが減ったので、壁際をしっかり掃除したいときはMAXモードで掃除するか、付属のすき間ノズルを使ったほうがいいでしょう。

 

連続運転時間は通常モード(エコモード)でモーター駆動のないツールを使った場合、最長約20分。Micro Fluffyクリーナーヘッドなどモーター駆動ツールを使った場合は約18分、強モードなら約5分の連続運転ができます。バッテリーの充電時間は約3.5時間。

 

運転音はモーター音が気にならず好印象

エコモード(標準モード)での騒音レベルは66.3dBA。実際に聴いた印象でも、モーター音はほとんど気にならず、風切り音も耳障りな印象は比較的少ないです。ブラシを回転させるモーター音がほとんど聞こえないのも好印象。一方、MAXモードにすると騒音レベルは73.3dBAとなり、さすがに風切り音がうるさく感じました。

↑エコモード(標準モード)での騒音レベルは66.3dBAでうるさいとは感じません

 

エントリーその2シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

「スグトルブラシ」「ちょいかけフック」など使い勝手を高める機能が多数

標準質量は1.2kg。ヘッドブラシの自走性は比較的弱めですが、手に持った感覚は驚くほど軽いです。ヘッドの操作もストレスがなく、特に左右の首振りがスムーズでした。

↑本体からヘッドまで全部合わせて1.2kg。長さも985cmと5モデル中最も短く、小柄な人でも扱いやすいと思います

 

↑ヘッドは左右それぞれ90度に首振り可能。テーブルの脚周りの掃除でも、左右に非常に滑らかに動いてくれました

 

本体を床にペタッとつけてもヘッドが浮かないので、ソファやスチール棚の下など低い場所も奥のほうまで掃除可能。低い場所にヘッドを入れたままヘッドを首振りさせることも、まずまずスムーズにできました。また、本体が軽量なので高い場所もラクラク掃除できます。

↑本体が床にペッタリついてもヘッドは浮き上がらず、掃除を続けられます。低い場所の掃除に最適です

 

↑本体が軽いので、エアコンなど部屋の上部の掃除もさっさと済ませられます

 

EC-AR5Xで最も重宝するのが「スグトルブラシ」です。これはワンボタンでヘッドが外れ、狭い場所が掃除しやすい小型ブラシが露出する機能。いちいちアタッチメントを取りに行く手間がかからず、毎日の掃除が極めてスムーズになります。

↑床掃除の最中にすき間掃除をしたいとき、片足でヘッドを押さえながら本体下のレバーを引くと簡単にヘッドが外れ、スグトルブラシが露出。すき間掃除が終わったら、簡単に元に戻せます

 

またセンサー機能では、フローリングやカーペットなど床の状況を検知して吸引力を自動調整する、床面検知機能に注目。掃除モードを「自動」にするとこの機能が働くので、カーペット上でいちいち吸引力を上げる、という手間が減ります。また、本機は「グリップセンサー」も装備。これは掃除中にグリップから手を離すと運転を一時停止し、握りなおすと運転再開する機能です。掃除中に椅子を動かしたりする際に手動で電源オフにする必要がないのがとても便利です。さらに本体裏に「ちょいかけフック」がついていて、掃除中にテーブルやイスなどにサッと掛けられるのも重宝しました。

↑掃除中にグリップから手を離すと自動的に運転を停止。もう一度握ると再び運転を始めます

 

↑本体後ろにゴム製の「ちょいかけフック」を装備。ラウンド形状なので椅子の背などにかけても安定し、テーブルに立てかけても滑りにくいため、ちょっと掃除機をどけて他の作業をしたいときに便利です

 

壁際の掃除は優秀。バッテリー2個付属で運転時間は長い

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除では自動モードを使用したところ、ほぼすべての重曹を取り切っていました。壁の下のすき間に入り込んだ重曹のみ薄っすら残る程度。自動モードでこの取れ具合は優秀です。

 

連続運転時間は弱モードでモーター駆動のヘッドを使わない場合、最長約50分。モーター駆動ヘッド使用時は弱モードで35分。自動モードなら約23分、強モードは約9分です。ただ、EC-AR5Xは着脱式バッテリーを採用し、バッテリーを2個付属。これを連続して使えば、掃除できる時間は2倍になり、弱モードなら最長100分の掃除が可能になります。充電時間もバッテリー1個につき約80分とスピーディです。

↑EC-AR5Xはバッテリー2個とバッテリー充電器を付属。バッテリーが切れたら別の充電済みバッテリーに交換し、その間に空のバッテリーを充電しておく、という使い方もできます。本体ごと充電する必要がないので場所を取らないのもメリット

 

自動モードでも高域の風切り音がやや気になった

自動モードでの騒音レベルは66.3dBA。全体に「うるさい」という印象はないですが、やや風切り音のような高い音が気になりました。強モードにすると騒音レベルは72.1dBAに。風切り音がかなり大きくなり、またブラシが回転する低いモーター音も耳につくようになりました。

↑自動モードでの数値はダイソンとほぼ同じ

 

エントリーその3パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

パワフルな自走式ヘッドやクリーンセンサーで快適に使える

標準質量は1.6kg。シャープや後述する日立のモデルを持ったときに比べるとわずかに重みを感じますが、比較しなければ十分軽快に使えます。特に優れているのはヘッドブラシの自走性の高さ。首振りがなめらかで、細かい取り回しがスムーズに行えます。

↑ヘッドブラシの回転力は本当にパワフル! 手に持っているだけでヘッドが勝手に前に進みます

 

↑左右それぞれ90度近くまで可動。本体のグリップ(持ち手)を軽くひねるだけでキビキビと首振りしてくれます

 

↑グリップの内側に適度な突起があり、細かく動かすときもしっかりホールドできます。グリップが大型なので、掃除する場所に応じて握る位置を変えることも可能

 

また、家具の下など、高さのないすき間の掃除も本体を倒しながら快適にできました。便利だったのが、本体を倒し、低い場所にヘッドを突っ込んだ状態でも首振りがスムーズにできたこと。他機種ではそもそもその状態で首振りできなかったり、一度首を振ると元に戻せなかったりすることが多く、ヘッドの方向を変えるには一度その場所からヘッドを引き出さなければならないことも。その点は丁寧に作られているなと感心しました。

 

さらに、MC-SB51Jにはゴミを見つけるとランプが赤く光り、自動で吸引力を上げる「クリーンセンサー」がついています。このセンサーは感知力が高く、少量のゴミにも反応するのが便利。逆に、ランプがつかなくなると「キレイになった」という実感がわきました。

↑ゴミが多いとクリーンセンサーが赤く点滅し、吸引力がアップ。センサーは約20μmの微粒子(ダニの死骸・フンなど)にまで反応。スギ花粉(約35μm)も逃さず除去できます

 

「壁ぎわ集じん」機能で壁際のゴミ取り力は文句なし

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際のゴミ取り力は5機種中最も優秀でした。「AUTO」モードで検証したところ、重曹はほとんどを除去。「HIGH」モードにすると、壁の下のすき間にわずかに残っていた重曹もほぼ取り切りました。本機のヘッドは、壁際のゴミまでしっかり吸い込む「壁ぎわ集じん」機能を搭載。これも今回の優秀なテスト結果を生んだ要因のひとつと思われます。

↑ブラシの位置が前面にあり、かつヘッド前面カバーが薄いため、ブラシが壁際までしっかり届いてゴミを捕集できます

 

運転時間の目安は、「AUTO」モードでパワーヘッド使用時は約10~22分、すき間ノズルなど付属ノズル使用時だと約30分。「HIGH」モードだと約6分となります。充電時間は約3.5時間です。

 

落ち着いた運転音。「HIGH」モードでもそれほどうるさく感じない

オートモードでの測定値は63.4dBA。モーター音も風切り音もあまり気にならず、5モデルのなかでは最も落ち着いた運転音に感じられました。ただし、上記の測定値はゴミがないときの騒音レベル。同機はクリーンセンサーで自動的に吸引力がアップするため、掃除中に突然音量アップすることがあります。

 

「HIGH」モードでの測定値は68.5dBA。「AUTO」モードでセンサーが働いたときもこのくらいの騒音レベルでした。モーター音も風切り音も、他の機種ほど「うるさくなった」という印象はありませんでした。

↑「AUTO」モードの数値は優秀

 

エントリーその4日立 ラクかるスティック PV-BL2H

最軽量1.1kgと自走式ヘッドの推進力で操作のストレスはほぼナシ

標準質量は、5モデル中最も軽い1.1kg。さらにヘッドブラシの自走パワーが強力で、手は本当に「添えているだけ」という感覚で力を入れずに掃除機がけができます。ヘッドも左右にスルスル滑る感じで、家具の端や壁際などの細かい場所の掃除も極めてスムーズでした。

↑重さ1.1kgは実際に持ってみるとまさに「掃除機とは思えない」軽さ。これでパワフルな吸引力やモーター駆動のブラシヘッドを搭載しているのはスゴいです

 

↑延長パイプには、自動車の部品の軽量化にも活用されている「トポロジー最適化」という技術を採用。強度的に厚みが必要な部分と必要でない部分をコンピュータで解析し、写真の凹凸形状と組み合わせながらパイプを部分的に薄肉化し、強度保持と軽量化を両立したそう

 

↑軽量なのにヘッドの自走性が高いのが驚き。ヘッドがどんどん前に行こうとするのを、手首で制御しながら掃除している感じです。長さもシャープとほとんど同じコンパクトさで、背が低い人もラクに使いこなせます

 

高さのない場所でも、本体をペッタリ床につけてヘッドを突っ込み、ラクラク掃除できました。ヘッドの前後幅が小さく、壁と家具のすき間などにも横向きにして入れることができるので、サクサク掃除できます。

↑本体を床につけてもヘッドが浮き上がらないので、家具下などの掃除にも便利

 

ヘッド中央前面にLEDライトを搭載。廊下や納戸、ベッドの下など薄暗い場所ではこのLEDライトでゴミの有無がわかるので、とても掃除しやすかったです。

↑ヘッドにLEDライトを搭載

 

↑LEDの光でゴミが取れているのか確認できるのが便利です

 

標準モードでの壁際の取り残しも、強モードなら解消できる

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除は、標準モードだと床と壁の間に重曹が少し残ってしまいました。シャープやパナソニックに比べると、取り残しがやや多かった印象です。強モードだと、壁の下のすき間に入り込んだ重曹のみうっすら残ったものの、ほぼ吸引・除去できていました。壁際のゴミ取り能力はまずまずといえるでしょう。

 

連続使用時間はパワーヘッドを使わない標準モードで最大約45分、パワーヘッド使用時は約30分。強モードでは約8分稼働します。ホコリなど通常のゴミなら標準モードでも十分除去できるので、掃除は通常モードで行うと良いでしょう。充電時間は約3.5時間です。

 

高い音は控えめ。ブラシが回転する低音がやや気になる

標準モードでの騒音レベルは64.5dBA。風切り音のような高い音がそれほどうるさく感じられず、耳ざわりは柔らかでした。ただし、ヘッドブラシが回転する低い音はやや気になります。一方、強モードでの騒音レベルは71.0dBA。このモードになると風切り音がかなりうるさく感じられます。そのぶん低音があまり気にならなくなりました。

↑標準モードでの騒音レベル

 

【エントリーその5】アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

操作性は良好で、ゴミの量に合わせて吸引力も自動調整

標準質量は1.4kgで、ヘッドブラシは自走性が高く、シャープや日立並み…とまではいかないものの操作感は軽快です。ただ、他の4機種と比べると、ヘッドの左右の首振りの際にわずかなぎこちなさを感じました。本体が床にペタッとつくので、家具下など高さのないスペースの掃除もスムーズです。ベッド下などでの首振りは、本体位置を下げながら徐々に左右に振ればOK。方向を変えるときは一度ヘッドを外に出すことで問題なく行えました。

↑自走式パワーヘッド採用。なおかつヘッド自体の重さも従来モデルより約60%カットしていて、軽快に操作できます

 

本機はパナソニックの製品同様、ゴミセンサー(ほこり感知センサー)が搭載されています。センサー感度は高く、わずかなゴミにも反応してランプが赤く光ります。また、自動モード、セーブモード時にはゴミの量に合わせて吸引力も自動調整します。ランプが大型で視認性が高いのもメリットです。

↑ゴミが少ないとダストカップ部分が緑に点灯します

 

↑ゴミが多いと赤に点灯

 

そのほか印象的だったのは、カーペットを掃除する際に、ヘッドがカーペットに吸い付く力が他の機種に比べて弱めだったことです。本機には「標準/セーブ/自動/ターボ」と4種の吸引モードがあり、「標準」だとそれほどくっつかず、自動だとちょっとくっつきが強くなる程度でした。

 

壁際は自動だとやや惜しい。バッテリー追加購入で長時間の掃除にも対応

【壁際の吸引テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

壁際の掃除は、自動モードだと床と壁の間にやや多めに重曹が残ってしまいました。一方、ターボモードではわずかに取り残しがあったものの、壁と床のすき間に入り込んだ重曹もほとんど取り切っていました。

 

連続使用時間は標準モードで約15分、セーブモードで約40分、自動モードで約22分。ターボモードでは約8分となります。ちなみに本機は着脱式バッテリーを採用しており、バッテリーを追加購入して交換すれば、稼働時間を倍増させることも可能。充電時間は約4時間です。

↑バッテリーは本体底部後方に収納。ふたをスライドするだけで簡単に取り外せます

 

吸引力アップにつれて音量は上がるが、高音域が耳につかない

自動モードでゴミがない場所での騒音レベルは65.0dBA。ヘッドブラシが回転するモーター音が耳につく一方、風切り音はそれほどうるさくありませんでした。自動モードでほこり感知センサーによってゴミを感知した場合は66.6dBAにアップ。パナソニックと比べると、吸引力アップ時の音量変化はより少なく感じました。

 

ターボモードでの騒音レベルは69.6dBA。標準モードやターボモードにすると風切り音は大きくなりますが、他のモデルほど高音域が耳につかないのが印象的でした。ちなみにセーブモードではブラシの過回転が止まるため、測定値は56.2dBAとさらに静かになりました。

↑自動モードでゴミがない場所での騒音レベル

【テストのまとめ】操作性はどれも文句なし。快適さをアップする工夫に注目

国内メーカーは使い勝手を高める付加機能が光る

今回は全モデルが軽量だったこともあり、基本的な操作性は文句なし。特に日立のPV-BL2Hは、1.1kgという軽さに加えてヘッドの自走性も高く、驚くほど軽快に掃除機がけができました。また、日立に次ぐ軽量1.2kgのシャープ EC-AR5Xも操作は超スムーズ。さらにスグトルブラシの採用など、掃除の快適さをアップさせる工夫が満載で、家具の隙間なども手軽に掃除したい人にオススメです。

 

Dyson Micro 1.5kgは、ダイソンの歴代製品のなかでトップクラスの軽さ、操作のしやすさが光ります。独自のソフトローラークリーナーヘッドは横にスライドする動きに惜しい部分もありますが、そこは同ヘッドのゴミ捕集性能の高さとトレードオフの関係にあるといえそうです。

 

ゴミセンサーは「掃除した感」がほしい人にオススメの機能。この機能を搭載したパナソニックのMC-SB51Jは、今回のモデルのなかではやや重めながらヘッドの自走性が高く、家具下など低い場所の掃除も快適でした。また、同じくゴミセンサー機能搭載のアイリスオーヤマ SCD-L1Pも自走式軽量ヘッド、着脱式バッテリーの採用など、独自の視点で掃除のしやすさを高めていると感じました。

 

壁際の掃除では独自の工夫をした2メーカーが有利に

壁際の掃除ではシャープとパナソニックが優秀。シャープはヘッド前面のバンパーの形状をくし歯状に変え、パナソニックはヘッドの前面カバーを薄型にするなど、壁際のゴミを吸引しやすくする工夫を施した結果が表れた形です。一方、ダイソン、日立、アイリスオーヤマは標準モード/自動モードでは壁際掃除がやや苦手な印象。ただし、テストに使った重曹はかなり比重が重い粒子なので、比重が軽い綿ゴミやホコリなら取り残しは少ないと予想できます。

 

連続使用時間を最も使用頻度が高いであろう自動モードや標準モードで比較すると、日立が約30分と長い点に注目。また、シャープは付属のバッテリーを2個使えば46分の掃除が可能なので、より広いフロアを掃除したい人にオススメです。

 

どのモデルも耳障りな風切り音を低減

静音性では、全モデルとも耳障りに感じる音の要素を低減する工夫がなされていると感じました。特に高音域の風切り音は、自動モード/標準モードならどれもほぼ気にならないレベル。深夜でなければ、ご近所に気を遣わず掃除できると思います。特にパナソニックは自動モード・強モードともに5モデルのなかでも静か。ただし、クリーンセンサーが働くと急に音量が上がるので、掃除中の運転音が気になる人はクリーンセンサーの感度設定を変更すると良いでしょう。

 

次回は5モデルの「ゴミ捨て」と「お手入れのしやすさ」を検証したいと思います。

シリーズ最強の吸引力はそのままに、水拭きも進化したロボット掃除機「Roborock S7+」などが登場

Roborock Japanは8月30日、吸引と水拭きが1台で可能なロボット掃除機「Roborock S7+」「Roborock S7」を発表。9月3日に発売します。価格はRoborock S7+が16万9400円(税込)で、Roborock S7が12万9800円(税込)です。

 

Roborock S7+は、掃除機本体のゴミを自動で収集する「スマート自動ゴミ収集ドック」が付いた、シリーズ最上位モデル。一方のRoborock S7は、スマート自動ゴミ収集ドック非搭載モデル。本体の機能は同等となっています。

 

スマート自動ゴミ収集ドックは、60日分のゴミを集められる紙パック式と、サイクロン式の2Way方式を採用。どちらかを選ぶことができます。紙パック式であれば、処分時に舞い散るゴミを抑えることができ、サイクロン式であれば、ゴミ収集ボックスや中のフィルターを水洗いできるため、経済的とのこと。

 

 

また、掃除機本体からスマート自動ゴミ収集ドックにゴミを自動収集しない時間帯の設定が可能。これにより、深夜などの寝ている時間に稼働させないようにできます。

 

掃除機本体の進化点としては、毎分最大3000回動く高速振動モップを新開発。また、モップの加重を従来モデル「Roborock S6 MaxV」「Roborock S5 Max」に比べて、2倍の約600gに強化しており、水拭き性能が向上しています。これにより、皮脂、コーヒー、花粉など、こびりついた汚れにも対応できるとのこと。

 

これに加えて、水拭きだけを念入りにする「水拭き強力モード」を搭載。従来モデルよりもきめ細かいルートで動くため、よりきれいで快適な床になるとしています。

 

 

このほか、カーペットを検知したら水拭きモップが自動で持ち上がり、吸引掃除のみをする機能や、カーペットを自動でマップ化する機能などを搭載しています。

 

 

なお、吸引力はRoborock S6 MaxVと同等の2500Paで、シリーズ最強レベルだそうです。また、高精度レーザーセンサーと独自開発のアルゴリズムにより、各部屋の状態を正確にマッピングし、適切なルートで効率よく掃除可能とのこと。

「軽くて本当に吸う掃除機」はどれ? 人気5モデルの「吸引力」を一気に検証!

ここ数年、コードレススティック掃除機の分野では「軽量化」がトレンドになっています。しかも単なる「軽量化」でなく、高機能・高性能な上位モデル・高級モデルの「軽量化」です。

吸引力が強く多機能な掃除機は魅力的で、誰でもほしくなるもの。でも以前のモデルは、パワーがあって機能も多いぶん重くて使いづらい部分も多くありました。なかには機能がシンプルで、吸引力が多少落ちても掃除したいときにサッと使える軽量モデルを買い足す人も少なからずいました。

 

そんななかで、近年は軽量モデルに対する要求も高度化。「軽くてもやっぱりガンガン、ゴミを吸ってほしい」「便利機能は多いほうがいい」というユーザーのワガママに答えたのが、上記の「軽量・高級モデル」なわけです。

ということで現在市場に出ている「軽量・高級」なコードレススティック掃除機は、以前の軽量モデルと比べるとはるかに優秀! とはいえ、製品ごとに得意なこと、不得意なことの微妙な違いがあります。そこで今回は、コードレススティックの人気メーカーの製品5モデルをピックアップし、その性能や機能の違いを徹底的にチェックしていきたいと思います。

 

その第1回は、基本の「吸引力」(ゴミ除去性能)について検証します。

 

【今回テストした5機種はコチラ】

エントリーその1

ダイソン史上最軽量ながら高いゴミ除去能力を実現

 

ダイソン

Dyson Micro 1.5kg

実売価格5万3900円

ダイソンのコードレススティック史上最軽量の1.5kgを誇るモデル。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymiumモーターと独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)により、大きなゴミから微粒子ゴミまでパワフルに取り除く。0.3μmの微粒子を99.99%キャッチし、部屋の空気よりきれいな空気を排出。最長運転時間は約20分(※)、強モードでは最長約5分の連続運転が可能だ。●サイズ/質量:W207×H1091×D222mm/1.5kg

※:モーター駆動でないツールをエコモードで使用した場合

 

エントリーその2

着脱式バッテリーを2個付属し最長約100分の連続掃除が可能!

シャープ

RACTIVE Air EC-AR5X

実売価格4万8340円(税込)

モーターとパイプの軽量化で重さ1.2kgを実現。小型軽量ながら高効率のモーターを開発し、メイン掃除機としても十分使えるパワーで掃除できる。バッテリー1個あたりの最長運転時間は約50分(※)で、同梱の予備バッテリーを付け替えれば最長約100分の連続運転が可能。立ったまま吸込口を着脱してすき間掃除に移行できる「スグトルブラシ」など便利機能も多数。●サイズ/質量:W210×H985×D150mm/1.2kg

※:付属吸込口(すき間ノズル等)使用時

 

エントリーその3

クリーンセンサーや壁際まで届くパワーノズルなどでゴミの取り逃がしを低減!

 

パナソニック

パワーコードレス MC-SB51J

実売価格3万9240円

小型ながら吸込仕事率100Wの吸引力と使いやすさを備えた機種。クリーンセンサーが約20μmの見えないゴミまで検知しランプを点灯、自動的に吸引力をアップする。独自形状のパワーノズルが壁際までしっかり届いて逃さずゴミ除去。毛先がY字のブラシと硬質ブラシの2種類のブラシ毛を採用し、フローリングから絨毯まで幅広い床質に対応。●サイズ/質量:W220×H1106×D182mm/1.6kg

 

エントリーその4

破格の軽さ1.1kgに加え、掃除の快適さを高める機能も満載!

 

日立

ラクかるスティック PV-BL2H

実売価格4万3300円

本体や延長パイプ、ヘッドの徹底的な軽量化で標準質量1.1kgを達成。新開発の「ハイパワー3D ファンモーター」で空気の流れを効率的に制御し、軽さと強力吸引を両立した。ノズルには拭き専用の毛「かるふきブラシ」を採用し、ゴミを吸引しながらフローリングに貼りついた菌も拭き取る。暗い場所でゴミを照らし出すLEDライトをヘッド前面に搭載するなど使い勝手への配慮も万全。●サイズ/質量:W205×H994×D230mm/1.1kg

 

エントリーその5

静電モップなど豊富なアタッチメントで家中の掃除をサポート!

 

アイリスオーヤマ

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

実売価格3万8700円

同社サイクロン史上最軽量の1.4kgながらパワフルな吸引力と豊富な便利機能も兼備。自走式パワーヘッドのパワーは落とさずヘッドの重さを約60%カットし、狭い場所も快適に掃除できる。人気の静電モップクリーンシステムやほこり感知センサーも搭載。付属ツールは5種類を備え、家中を快適に掃除できる。準HEPAフィルター搭載で0.3μmの微粒子を99.5%以上捕集。●サイズ/質量:W224×H1035×D235mm/1.4kg

 

フローリングとカーペットで吸引力をテスト!

【テストの内容はコチラ】

今回のテストでは、フローリング上とカーペット上でのゴミの除去具合をチェック。それぞれの床面に重曹、コルクパウダー、猫砂、脱脂綿+人工毛を順番に置き、それぞれを1ストロークでどれくらい除去できるか検証しました。

 

まずはフローリング上でのテストを行いました。ここでの吸引力設定は、実際の掃除で最もよく使うであろう「標準モード」、センサー機能搭載機種では「自動モード」を採用しました。

↑フローリングの床面に、手前から重曹、粒径1~2mmのコルクパウダー、直径3mm×長さ6~7mmの猫砂、細かくちぎった脱脂綿、長さ15cmのポリエステル製人工毛を順番に置き、ゴミ除去能力をテストしました

 

【フローリングでのテスト結果】

エントリーその1ダイソン Dyson Micro 1.5kg

猫砂がわずかに残る以外はすべてのゴミを除去

【テスト画像のギャラリー】※タップすると画像がポップアップします

「標準モード」でテスト。猫砂がわずかに取りきれずに残っているほかは、すべてのゴミを除去できていました。また、ヘッドが通過した端から端まで残さず重曹が取れていることに注目できるでしょう。ヘッドは中央の吸込口付近が最も吸引力が強く、端のほうになるほど吸引力が落ちるため、掃除機によっては端に微細なゴミの取り残しが残るものですが、その点Dyson Micro 1.5kgはしっかり重曹が除去できていました。

 

一方、ヘッドの回転が強すぎて、吸引しきれずヘッドから猫砂が少し飛び出してしまいました。実際の掃除ではヘッドを引くときに残ったゴミも捕集できるので、それほど問題はないと思われます。

↑独自のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)を採用。赤と青のナイロンフェルト製ローラーブラシで大きなゴミも微細なゴミもまとめて包み込むため、ヘッド前面が大きく開いていてもヘッド内部の吸引力を維持できます

 

↑写真のように同機のヘッドは前面カバーが大きく開放され、大きめのゴミを押しのけることもありません。カバーから床面までの距離(すき間)を測ったら約32mmありました

 

エントリーその2シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

多くのゴミを逃さず吸引するも、猫砂の吸引はやや苦手

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「自動モード」でテスト。猫砂以外は逃さず吸引し、特にコルクパウダーと脱脂綿、髪の毛はヘッドが近づいてきた時点で吸われ始めていました。一方猫砂は、カバーに大きめのゴミが通れるすき間があるため、徐々にヘッド内に回収されていきましたが、問題はそのあと。ブラシでかき取ったものの本体内に吸引できず、多くの猫砂が床面に残ってしまいました。

↑EC-AR5Xのヘッド裏。回転ブラシには硬さの違う2種類のブラシ毛を採用。赤い毛のほうが硬めでややよじれのある、ホコリなどをキャッチしやすい毛質でした

 

↑ヘッド前面の写真。前面カバーに床面とのすき間が広い部分と狭い部分を設けることで、吸引力を高めつつ大きめのゴミも回収しやすくなっています。ちなみにカバーから床面までの距離は最も狭い場所が約2.5mm、最も広い場所が約7.5mmありました

 

エントリーその3パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

通常のゴミは問題なし。猫砂は苦手でヘッド両端に重曹がわずかに残る

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「オートモード」でテスト。コルクパウダーと脱脂綿、髪の毛はしっかり除去できましたが、猫砂は取り残しが目立つ結果に。猫砂の量が多かったこともあり、猫砂エリアを通過するときは猫砂に“乗り上げる”感覚もありました。また、重曹は両端に少し取り残しが見られますが、これはヘッド両端のブラシがない部分で起こった取り逃がしのようです。

↑MC-SB51Jのヘッド裏。上記の「ヘッド両端のブラシがない部分」とはグレーのフェルト地が貼られている部分のことです。回転ブラシは同社独自の「V字型」をしており、この形状により吸引力の強いヘッドの中央部にゴミが集まりやすくなるのだそう。さらにヘッド前面のカバーが薄く、ブラシがヘッドのより手前まで届くようになっているのも特徴です

 

↑同機のヘッド前面の写真。前面カバーから床面までの距離は約4.5mmでした。ところどころに大きめのゴミを取り込むための“溝”がありますが、今回テストしたように猫砂が堆積している状態だと取り切れないこともありそうです

 

エントリーその4日立 ラクかるスティック PV-BL2H

綿と髪の毛はキレイに吸引。猫砂に苦戦し、重曹、コルクパウダーが少々残る

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「標準」モードでテスト。脱脂綿と髪の毛はキレイに吸引しましたが、猫砂はヘッドが上に乗り上げる感じで、かなり残ってしまいました。また、ヘッドが通過した両端に重曹がうっすら残っているほか、コルクパウダーも周りに少し弾いてしまっていました。

 

↑PV-BL2Hのヘッド裏です。シャープEC-AR5Xとよく似た、2種類のブラシ毛の組み合わせで、赤い毛が硬くよじれていてゴミをよりかき取りやすい形状になっていました

 

↑ヘッド前面カバーから床面までの距離は約3mm。カバーは薄いゴム素材で、今回の猫砂も少量が散らばった状態ならうまく取り込めるのかもしれません

 

エントリーその5アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

猫砂の取り残しは少なめで、重曹にわずかな取り残し

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「自動モード」でテスト。猫砂以外はおおむね取れていますが、重曹にわずかに取り残しが見られました。猫砂は押し出されつつ前に弾かれるものも多かったですが、残った量は比較的少なめでした。

↑SCD-L1P-Bのヘッド裏です。ブラシ毛の硬さは他モデルに比べると柔らかめでした

 

↑ヘッド前面の写真。前面カバーから床面までの距離は約4mmでした

 

【カーペットでのテスト結果】

続いて、カーペット上でのゴミ取り性能をチェックしてみました。カーペット上では繊維の奥に潜るゴミも多いため、その掃除機で最も吸引力の強いモードを基本にテストしました。

 

エントリーその1ダイソン Dyson Micro 1.5kg

重曹がカーペットの繊維の奥に多く残る結果に

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Dyson Micro 1.5kgは「MAXモード」でテスト。カーペットではフローリングとはまったく違った結果となりました。まず粒子が細かく、比重が重い重曹がカーペットの繊維の奥に残ってしまっています。コルクパウダーと脱脂綿もわずかに残りました。これは恐らく、回転ブラシがローラー形状のため、カーペットにゴミを擦り付ける形になったためではないかと思います。ただ、猫砂の取り残しがわずかだったのは意外でした。これは下がカーペットのため猫砂が滑りにくく、外に弾かれることなく吸引されたためでしょう。

 

ちなみに、「MAXモード」でカーペットを掃除すると、カーペットへの吸い付きが強すぎて、掃除がしにくいことがわかりました。カーペットの材質との相性もあると思いますが、場合によっては「標準モード」を使ったほうがいいでしょう。

 

【ついでにチェック!】

ミニモーターヘッドをカーペットに使ってみた!

ちなみに、同機には「ミニモーターヘッド」という付属ツールが同梱されています。これはふとんやソファなどの掃除に使う小型のパワーブラシなのですが、こちらはブラシ毛を採用しています。通常のソフトローラークリーナーヘッド(Micro Fluffyクリーナーヘッド)で苦手だったカーペットでの重曹で吸引テストをしてみました。

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「標準モード」でテストしたところ、ヘッドと前面カバーのすき間が狭いため最初は少し重曹を押していましたが、ソフトローラークリーナーヘッドと比べると大幅に取り残しが減りました。ハンディクリーナーなので力が入れやすく、片手でカーペットを押さえながら掃除できたのもスムーズに掃除できた理由です。ちょっとしたカーペット上の汚れを除去するなら、ミニモーターヘッドを使うのもアリですね。なお、最初は「MAXモード」でテストしたのですが、これも吸い付きが強すぎて掃除がしにくかったため、「標準モード」であらためてテストし直しました。

 

エントリーその2シャープ RACTIVE Air EC-AR5X

重曹の除去は優秀! 脱脂綿とコルクパウダーでやや取り残しあり

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EC-AR5Xは「強モード」でテスト。同機にはさらにパワフルな「フルパワーモード」もあるのですが、これは5秒使うと強モードに戻るので、テストには使いませんでした。

 

テスト結果は、重曹がかなり除去できていて、取り残しが少なかったです。ダイソンと違ってブラシ毛を採用しているメリットでしょう。ただし、両端にはタテに筋が入るような状態で、重曹の取り残しがありました。脱脂綿の取り残しもわずかに見られます。コルクパウダーはやや取り残しが多い印象ですが、猫砂の取り残しはフローリングと比べて大幅に減っています。カーペットは下が沈むため、ヘッドと床面のすき間が狭い掃除機でも、大きめのゴミが取りやすいのでしょう。また、前面カバーのあいだにすき間があるおかけで、かなりの量の粒ゴミをヘッド内に取り込めていました。なお、このモデルもヘッドのカーペットへの吸い付きは強い印象です。

 

エントリーその3】 パナソニック パワーコードレス MC-SB51J

細かいゴミはバランス良く吸引。猫砂が惜しい

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「HIGHモード」でテストしましたが、結果はなかなか優秀。まず重曹はシャープEC-AR5Xよりわずかに劣るものの、かなり優秀な取れ具合でした。コルクパウダーと脱脂綿もわずかにカーペットの繊維に引っかかっていますが、シャープより取り残しは少ない印象。1ストロークでこれなら通常の掃除にはほぼ問題ないと思います。猫砂はヘッドが通過した両端に取り逃がしたものと、吸い切れずにヘッド前面まで押してしまったぶんが少し残る程度。ただし、本体に回収できなかった猫砂があったようで、掃除後にヘッドを持ち上げるとパラパラと落ちてきました。

 

エントリーその4日立 ラクかるスティック PV-BL2H

重曹の除去は優秀。コルクパウダーと猫砂でやや取り残しあり

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「ターボモード」だと摩擦が大きすぎるのかブラシの回転が止まってしまうので、「強モード」でテストしました。重曹の取れ具合はほんのわずかにシャープに及ばない程度。パナソニックや後述のアイリスオーヤマとは互角、という印象です。両端部分にやや多めの取り残しが見られました。コルクパウダーと猫砂はヘッドカバーを通過できず、前面に押し出す格好に。特にコルクパウダーは細かい粒がカーペット全体に残ってしまいました。猫砂と脱脂綿は吸い切れなかったものが前面にたまって残る形に。

 

エントリーその5アイリスオーヤマ 充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット SCD-L1P-B

重曹やコルクパウダーの除去力に優れる一方、猫砂が取り切れず

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「ターボモード」でテスト。重曹は見た目ではパナソニックや日立と同程度取れていました。コルクパウダーの除去は、5機種のなかでもダイソンに次ぐ優秀さです。一方、猫砂に関しては写真では上手に取れているように見えますが、カーペットの継ぎ目をめくるとそこに大量に潜り込んでしました。また掃除後にヘッドからダストボックスに回収し切れなかった猫砂がパラパラ落ちてきたのも残念でした。

 

【テストのまとめ】ダイソン、シャープはフローリングメインの家庭がオススメ。パナソニック、日立、アイリスは汎用性が高い

 

フローリングテスト結果/ダイソンが大きい粒ゴミの捕集に威力を発揮

フローリングに関して優秀だったのはDyson Micro 1.5kg。特にゴミのなかでもサイズが大きい猫砂の捕集に威力を発揮していました。ただ、猫砂以外の重曹やコルクパウダー、脱脂綿など小さいゴミ、軽いゴミの吸引では他モデルも十分なパワー。シャープEC-AR5X、アイリスオーヤマSCD-L1P-Bは重曹もコルクパウダー、脱脂綿、髪の毛をほぼ完璧に除去。パナソニックMC-SB51Jはヘッドが通過した端の部分に重曹がわずかに残る程度でした。また、日立PV-BL2Hはヘッドの端が通過した部分に重曹が少し残ったほか、コルクパウダーをわずかに弾いて取り逃がしていました。ただし、それらはもう一度ヘッドで吸えばすぐ取り切れるので、実際の掃除ではまったく問題ないでしょう。

 

カーペットテスト結果/重曹の除去で国内メーカーが有利

一方カーペットの掃除では、ブラシ毛を採用しないDyson Micro 1.5kgは重曹の除去がうまくできませんでした。逆にブラシ毛採用の4モデルは重曹の除去は比較的良好で、特にシャープ EC-AR5X、次いでパナソニック MC-SB51J、アイリスオーヤマ SCD-L1P-Bでよく重曹が取れていました。他方、猫砂についてはほとんどを取り切ったダイソンが相変わらず有利。パナソニックもヘッドが通過したあとは端の部分を除きほとんどの猫砂を除去できていました。

 

この結果を踏まえて、各モデルがどんな家庭にオススメか考えてみました。まずDyson Micro 1.5kgは大きめなゴミが床面に多く見られがちな、小さい子どものいる家庭やペットを飼っている家庭にオススメ。フローリングがメインの家ならぴったりです。シャープ EC-AR5Xもカーペット掃除がやや苦手な印象で、フローリング中心の家にオススメ。パナソニック MC-SB51Jはカーペットの掃除がほかのモデルより得意な印象。フローリングでも猫砂以外はほぼ完璧にゴミ除去できており、「吸引力」目線で幅広い家に対応できると思います。同じくアイリスオーヤマ SCD-L1P-Bも猫砂以外のゴミなら、フローリング/カーペットともバランスよく捕集。「吸引力」では汎用性が高いと思います。日立はカーペット上での猫砂とコルクパウダーの捕集力ではパナソニックにやや劣るものの、フローリング/カーペットとも苦手な印象はなく、どんな家庭でも使えるでしょう。

 

ローラーヘッド採用のダイソンのみ傾向が違いますが、ほかの機種については、ゴミ除去力が大きく違うわけではありません。ですからそれを理由に購入する掃除機を選ぶより、今後検証する「操作性」や「お手入れ」「汎用性」を見て製品を選ぶべきでしょう。

 

次回は「操作性・静音性」について検証したいと思います。

本体の清潔も保てる、三菱電機の新コードレススティッククリーナー「iNSTICK ZUBAQ」

↑HC-JD2A

 

三菱電機は8月18日、コードレススティッククリーナー「iNSTICK ZUBAQ(ズバキュー)」の新モデルを発表。プレミアムモデル「HC-JD2A」とスタンダードモデル「HC-JM2A」をラインアップし、どちらも9月1日に発売します。市場想定価格はHC-JD2Aが9万9000円(税込)前後で、HC-JM2Aが8万8000円(税込)前後です。

 

三菱電機は、新モデル発売にあたり、気づいたときにサッとお掃除が始められることと、軽くて便利で使いやすいことを基本理念に設定。家族みんなが使いやすいモデルにすることで、気持ちにゆとりが生まれる掃除環境を広げていくとしています。

 

プレミアムモデルのHC-JD2Aには、新たに回転ブラシの自動クリーニング機能「らくリーニングスタンド」を搭載。本体を充電台に戻すと、回転ブラシに絡んだ毛や綿ゴミを自動で切断・吸引します。

 

また、回転ブラシをクリーナー本体から引き抜くだけで、絡んだ毛を簡単に除去できるうえに、回転ブラシをまるごと水洗いできる「毛がらみ除去機能」も搭載しており、部屋はもちろん、掃除機自体も清潔を保つことができます。

 

さらに、HC-JD2AとHC-JM2A共通で、ブラシ部にSIAA抗菌加工を採用。衛生的な状態で使用できるとしています。これに加えて、回転ブラシが収まっている部分の内側も抗菌加工を施しています。

 

このほか、充電時間は前年モデルの約90分から約70分に短縮。この充電時間で約40分続けて掃除できるとのこと(標準モード時)。

 

なお、両モデルともにハンディクリーナーとして使えるほか、ロングノズルやお手入れブラシなどの付属品によってさまざまな場所を掃除できるそうです。

 

両モデルともに重量は約1.9kgで、サイズは225×190×1005mm。また、集じん容積は0.25Lです。

↑HC-JM2A

ダイソン最新フラッグシップ機「V12 Detect Slim」を6項目で超濃厚チェック!「掃除のやる気」を高めるレーザーに大興奮!

昨年来のステイホームで家族が家にいる時間が増えたことも影響し、コードレススティック掃除機への注目度が上昇。それに呼応してか、昨年後半から高機能コードレススティックの雄、ダイソンが精力的な製品発表を続けています。2020年10月には最軽量モデルの「Dyson Micro 1.5kg」、2021年4月には「滑るような掃除機がけ」を実現する全方向駆動モデル、「Dyson Omni-glide」をリリース。翌5月には同社の最上位モデルが刷新されました。

 

今回は最上位モデルの「Dyson V12 Detect Slim」のなかで、フローリング用とカーペット用の2つのヘッドが付いた「Dyson V12 Detect Slim Total Clean」をお借りし、じっくり試してみました。本機の最大のトピックは、床上のゴミを見つけやすくするレーザー照射ユニットの採用。ヘッド部にLEDライトを搭載し、暗い場所でのゴミ検知をアシストする掃除機は以前からありますが、今回はそれらとどう違うのか? 大いに気になって使ってみたところ、これが予想を超える満足度! 以下でその使用感を詳しく紹介していきたいと思います。

【今回テストした機種はコチラ】

先端にレーザー照射ユニットを備えたヘッドを新搭載

ダイソン

Dyson V12 Detect Slim Total Clean

実売価格9万7900円(税込)

先端にレーザー照射ユニットを備えたヘッドを新搭載。下方1.5度の角度にレーザー光を照射し、肉眼では見えにくい微小なホコリを可視化します。吸気口のピエゾセンサーで吸引したゴミのサイズと量を計測し、液晶画面にリアルタイム表示。ゴミの量に応じて吸引力を自動調整し、ゴミの多い場所ではパワフルに掃除しつつムダなバッテリー消費を抑えます。吸引力は従来モデルのDyson Digital Slimの1.5倍、最長運転時間も約60分になり家中の掃除に対応。

SPEC●充電時間:約3.5時間●最長運転時間(クリーナーヘッド/非モーター駆動ツール):エコモード約50分/約60分、中モード約30分/約30分、強モード約5分/約5分●クリアビン容量:0.35l●サイズ/質量:W250×H1095×D234mm/2.2kg(Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時)

 

実際に使って6項目を詳しくチェック

ではさっそく製品チェックしていきましょう。チェック項目は今回注目のレーザー照射による「ゴミの視認性」に加え、掃除機の基本である「ゴミ除去性能」「操作性」さらに「ゴミ捨て/お手入れのしやすさ」「設置性」「拡張性」の6項目としました。

 

【その1 ゴミの視認性をチェック】

いままで見えなかったゴミがはっきり見え、「次へ次へ」と掃除したくなる!

実は本機を実際に試すまで、筆者はレーザーの効果については正直半信半疑でした。LEDライトで床を照らすタイプの掃除機は何度も試したことがあり、家具と壁の隙間やベッドの下など薄暗い場所の掃除に便利ですが、役立つ場所は限定的。それはレーザーになってもそれほど変わらないんじゃないか?……と。

 

ところが使ってみてその考えは180度変わりました。いや、このレーザー、スゴい! 光が当たると、明るい場所でも微小なホコリがまさに“浮き上がって”見えます。これはレーザー光が床面に対し下向き1.5度の角度で照射されているのと、光が当たるホコリと床面とのコントラストが緑色光で高められるのが理由とのこと。さらに感動するのは、微粒子ゴミまみれの床面にヘッドを一度走らせ、ヘッドを手元に戻すと、(当たり前ですが)ゴミがすっかりなくなっていたことです。

↑フローリング上に重曹の粉を撒き、その視認性を検証。レーザーが照射されない状態では重曹が目立ちませんが(写真上)、レーザーを照射すると重曹がくっきりと浮かび上がりました(写真下)

 

「ええ〜っ、レーザー当てたら床がゴミだらけ!」

「おお、掃除機かけたら床がきれいになった!!」

「じゃあその先はどうなってる?」

「うわ、ここもゴミがいっぱい!」

「うほほ、またきれいになった!」

 

という具合に、どんどん次の場所、次の部屋を掃除したくなるわけです。特に筆者の家では猫を2匹飼っていて、その抜け毛がすごいのですが、本機を手に取ると、「その毛を掃除したい!」というモチベーションが爆上がりしました。

↑レーザー照射ユニットはヘッドの片側、高さ7.3mmの位置に設置されています。床面とほぼ平行にレーザーを照射し、床面があまり光らず、微小ゴミだけが明るく照らされる絶妙な照射角度です。ちなみに、このレーザー設定はフローリング用。カーペット上ではそれほど効果は感じられませんでした。

 

↑自宅の廊下を掃除。この1〜2時間前に一度廊下の掃除機がけをしているのですが、その後猫が走り回ると早くも廊下にはたくさんの毛が落ちていました

 

↑そのまま前に1回掃除機のヘッドを走らせて、ヘッドを戻してゴミの取れ具合を確認。先ほどの毛はすべてなくなっていました

 

また本機は、床面に落ちているゴミだけでなく、吸引した微粒子ゴミの総量も“見える化”します。粒子サイズを10μm、60μm、180μm、500μmの4つに分類し、それぞれの検知数を液晶ディスプレイに表示します。これにより、自宅でのダニの死骸の多さや、花粉の季節に花粉の量が増えていることなどがよりリアルに実感でき、掃除のモチベーションが高められるわけです。

 

10μmは花粉など、60μmは微細なホコリや剥がれ落ちたヒトの皮膚のかけら、180μmはダニの死骸や細かい砂、500μmは砂糖粒程度の大きさだそうです。以下の写真はわが家の掃除直後のゴミの量ですが、10μmと60μmの粒子サイズのゴミの多さに愕然としました。ともあれ「ゴミの視認性」に関しては文句なし。それ以上に「掃除のやる気」を高めてくれる機能として非常に有効だと感じました。

↑本体背面の液晶ディスプレイに吸引したゴミの量を表示

 

【その2 ゴミ除去性能をチェック】

フローリングでは大小のゴミを1ストロークで除去!

今回は、フローリングとカーペット上での集じん性能を検証。それぞれの上に重曹、脱脂綿、フェイクの毛髪、コルクパウダー、猫砂を撒き、オートモードでの掃除機がけ1ストロークでの取れ具合をチェックしました。

 

フローリングではすべてのゴミを1ストロークで除去。ナイロンフェルトとカーボンファイバーブラシを融合したローラー形状のLaser Slim Fluffyクリーナーヘッドで、重曹の微粒子から大きめな猫砂まで完璧に吸引しました。特に重曹は、掃除機のなかにはヘッド両端の吸引力が弱く、吸い残してしまう機種もあるのですが、本機はヘッドの端から端まで残さず取り除いていました。

↑Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド

 

↑フローリングに写真左から重曹、脱脂綿とフェイクの毛髪、粒径1~2mmのコルクパウダー、直径3mm×長さ6~7mmの猫砂を順番に撒き、掃除機がけしました

 

↑すべてのゴミを逃さず捕集。粒の大きい猫砂はローラーヘッドの回転で若干前に弾きましたが、それも1ストローク中にしっかり取り切りました

 

↑上記のゴミをまとめて壁際に撒いて、Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドでのゴミの取れ具合を確認

 

↑床と壁(巾木)の隙間に入り込んだ重曹以外は、ローラー形状のヘッドで完璧に捕集できていました

 

カーペットでは繊維の奥に潜ってしまう微小ゴミも

一方、カーペット上での吸引力テストでは、重曹とコルクパウダーがわずかにカーペットの毛の奥に絡まって残りました。

↑カーペットの上に重曹、脱脂綿、毛髪、コルクパウダー、猫砂を撒き、オートモードで1ストローク掃除

 

↑カーペットが白っぽいのでわかりにくいですが、わずかに重曹と脱脂綿、コルクパウダーの取り残しがありました。かなり繊維が絡み合っているタイプのカーペットだったので、ヘッドの回転で繊維の隙間に入り込む微小ゴミも一定程度あったようです

 

ちなみに今回テストしたモデルには、Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドのほかにカーペット用にダイレクトドライブクリーナーヘッドも付属しています。そこでこのカーペット専用ヘッドのゴミ除去力もテストしてみました。

↑付属のダイレクトドライブクリーナーヘッド

 

↑ヘッドを「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」に替えてテスト

 

すると、重曹の取り残しはLaser Slim Fluffyクリーナーヘッドより減りましたが、コルクパウダーの取り残しはあまり変わらず。脱脂綿がカーペットに絡まって残っている部分も多いです。また、猫砂の取り残しが多いのも意外でした。

 

今回使ったカーペットとの相性もありそうで、ダイレクトドライブクリーナーヘッドがあらゆるカーペットに万能というわけではないようです。ただ、今回はあくまで1ストロークでのテスト。実際にはカーペット上を何度も掃除機がけしますし、今回もテスト後に軽く掃除機をかけただけで、きれいにゴミが除去できました。

 

【その3 操作性をチェック】

スリムなヘッドで家具の下もスイスイ掃除できる

本体と延長パイプ、Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドを組み立てた標準質量は2.2kg。ヘッドの回転力もあって操作は非常に軽快で、首振りもスムーズです。ヘッドがスリムなので、スチール棚やチェストの下など高さのない場所に潜り込んで掃除できるのも便利。筆者はふだん質量1.4kgのスティック掃除機を使っていて、本機で長時間掃除すると手首にやや負担を感じましたが、3LDK程度の家の掃除にはほぼ支障ないと思います。

↑本体の持ち手を左右に軽くねじるだけで、ヘッドがスムーズに首振り。スムーズすぎて、思った以上に首を振りすぎるときもあります

 

↑Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドの高さは実測で約5cm。高さ約8cmの空気清浄機の下にもスイスイ入り込んで掃除できました

 

運転時間はクリーナーヘッドを使って最長約50分、オートモードなら約30分が目安。床掃除をメインに、付属ツールを使って棚やベッド、ソファなどをササッと掃除するには十分なスタミナでしょう。バッテリーは着脱式で、予備バッテリーを買い足せばより長時間の掃除も可能です。

↑背面の液晶ディスプレイの下にある赤いボタンを押すと運転モードの変更が可能。「エコ/オート/強」に切り替えできます。モード切り替えは運転中と運転停止中のどちらでも可能です

 

ボタン式になって手首への負担は減った

ちなみに、これまでダイソンのコードレススティックはトリガースイッチが定番でしたが、本機はボタン式を採用。トリガー式は指を離せばすぐ運転オフできるため、バッテリー残量の節約になる一方、掃除の間ずっとトリガーを引き続けると腕が疲れます。

 

近年はバッテリー性能も上がっているので、いちいち運転を止めるよりも、掃除中の負担が少ないボタン式にするのは合理的。ただ、トリガー式ボタンと違い、掃除をオン/オフするのに両手が必要なので、モノをどけたりしながら掃除するのにやや不都合を感じました。

↑本体上方の赤い電源ボタンを押して運転のオン/オフを切り替えます

【その4 ゴミ捨て/お手入れのしやすさをチェック】

ゴミ捨ては手間なし。ヘッドもお手入れがほぼ不要だがクリアビンの掃除はやや面倒

ゴミ捨ての手順は、本体から延長パイプを抜き、クリアビン(ダストカップ)のレバーを押すだけ。底のフタがパカッと開いて、ゴミに触れずにゴミ捨てできます。クリアビンの奥に残った毛ゴミもそのままクリアビンを押し出すことで捨てられます。

↑クリアビン裏側の赤いレバーを手前に押すとフタが開いてゴミ捨て可能。フタがかなりの勢いで開くので、クリアビンをゴミ箱の奥に突っ込んでから開けるのがオススメ

 

↑クリアビンを前に押し出すとき、赤いゴム製のスクレイパーがシュラウド(金属製のメッシュ部分)に付着した毛ゴミやホコリをこそげ取るのが便利です

 

お手入れ面では、クリアビンの掃除がやや面倒に感じました。残念なのは水洗いができないこと(クリアビンは水に濡らして固く絞った布巾で拭きます)。また、掃除後に外したクリアビンを本体に装着するとき、クリアビンの溝と本体ガイドの溝をうまく合わせるのにやや手間取りました。

↑クリアビン背面の赤い「1」ボタンを押しながらクリアビンを押すと本体から外れます

 

↑クリアビンの底のフタ裏にたまったゴミがやや取りにくかったです。きれい好きの人は気になるかも

 

本体後方のフィルターとLaser Slim Fluffyクリーナーヘッドのローラー(回転ブラシ)部分は、取り外して水洗い可能です。ローラーヘッドは髪の毛やペットの毛などが絡みにくく、お手入れがとてもラクですが、さらに水洗いにも対応しているのでメンテナンスの負担が減りました。

↑本体後部の紫のパーツがフィルター。反時計回りに回すと簡単に外れます。フィルター洗浄後はしっかり水を切り、最低24時間風通しの良い場所で乾燥させます

 

↑Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドのローラーは取り外しが可能

 

↑ローラーは水道水を流しながら軽くこすって汚れを除去。これも完全に乾くまで最低24時間乾燥させます

 

ちなみに本機にはもうひとつ、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属していますが、こちらは水洗い不可。また、硬いブラシでカーペットなどのゴミをかき取る方式のため、どうしてもブラシに毛が絡んでしまいます。ただ、一般のブラシヘッドと比べてブラシ毛の量が少ないので、毛絡み除去はそこまで大変ではありませんでした。

↑カーペットの吸引力テスト後のダイレクトドライブクリーナーヘッド。それなりの脱脂綿ゴミが絡み付いていましたが、除去するのはそこまで苦になりません

 

【その5 設置性をチェック】

自立型の充電ドッグが付いて設置が圧倒的にラクになった!

ダイソンのコードレススティックは、壁掛け式の収納用ブラケットに設置するのが基本。しかし、賃貸住宅では壁に穴を開けられないことも多く、万人に使い勝手が良いというわけではありませんでした。これに対し、Dyson V12 Detect Slimは全ラインナップに自立型の専用充電ドックを付属し、スマートな収納が可能。台座も直径約28cmで設置スペースを取りません。この充電ドック採用でダイソンのコードレススティックはより多くの家庭で使いやすくなりました。

↑ドックの色は白を基調としており、部屋置きしても圧迫感があまりありません

 

↑充電ケーブルはドックのポールの溝にはめ込み可能。見た目にもスッキリ使えます

【その6 拡張性をチェック】

毛ゴミ除去力が高く、お手入れしやすい毛絡み防止スクリューツールが秀逸

Dyson V12 Detect Slim Total Cleanには、前述のLaser Slim Fluffyクリーナーヘッド、ダイレクトドライブクリーナーヘッド、専用充電ドックを含め、10個の付属ツールを同梱。なかでも注目なのが毛絡み防止スクリューツールです。

↑同梱のアタッチメントは左上から右にコンビネーションノズル、ツールクリップ、ダイレクトドライブクリーナーヘッド、延長ホース、隙間ノズル、左下が毛絡み防止スクリューツール、右下がフトンツール。このほか、Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド、収納用ブラケット、専用充電ドックが付属します

 

毛絡み防止スクリューツールは円錐型のブラシバーを採用。巻き取った髪の毛やペットの毛は、径が小さい円錐の先端に素早く移動することで毛絡みせずに本体内に吸引することができます。わが家でも猫が寝ているベッドやクッションをこれで掃除したのですが、クッションに付いていた大量の毛を一瞬で除去。ブラシに毛絡みはまったくありませんでした。

↑毛絡み防止スクリューツールを装着した状態

 

↑猫用ベッドの掃除に毛絡み防止スクリューツールを使用。ベッドへの吸い付きもまったくなく、スムーズに使えました

 

ちなみにこのツール、毛絡みせず毛ゴミを強力にかき取れるということで、カーペットの掃除にも使ってみました。すると、これが超優秀。ただし、ブラシ幅は小さいので、カーペット全体を掃除するのは大変そうです。この技術をダイレクトドライブクリーナーヘッドに応用したら、カーペットの掃除がずいぶんラクになるかもしれませんね。

↑吸引テストで使ったカーペットに重曹、脱脂綿、人工毛髪、コルクパウダーを撒き、毛絡み防止スクリューツールでテスト

 

↑ヘッドがカーペットに吸い付くこともなく、それでいてコルクパウダーだけほんの数粒取り残しがある以外は、見た目では完璧に除去できていました

 

↑ヘッド後方のフェルト部分に脱脂綿やカーペットの繊維が付着していますが、毛絡み防止スクリューツールのブラシにはまったく毛ゴミは付いていません

 

ほかにもコンビネーションノズルや隙間ノズル、フトンツールが付いて、床面以外の様々な掃除に対応。延長ホースを使うと片手に掃除機本体、片手にノズルを持つことで細かい掃除もスムーズに行えます。さらにクルマの中の掃除にも便利です。

↑延長ホースにコンビネーションノズルを装着してソファを掃除。片手で掃除機本体を持ち、もう片方の手は軽量のブラシのみ動かせばいいので、細かい掃除には最適です

 

↑延長パイプにコンビネーションノズルを付けてエアコン外側の掃除

 

↑延長パイプにツールクリップを装着すれば、コンビネーションノズルや隙間ノズルを付けた状態で床面掃除が可能。掃除中に棚やテレビ周りなどの気になる場所を掃除したいときもすぐに対応できます。また、専用充電ドックのポールにツールクリップを装着し、付属ツールを設置しておくこともできます

【検証のまとめ】

掃除のモチベーションがMAXに! 特にペットのいる家庭にオススメ

Dyson V12 Detect Slimの魅力は何よりレーザー照射ユニットで掃除のモベーションが一気に上がること。これまでなら床の気になるホコリをちょちょっと掃除して終わりだったのが、リビング全体、さらに廊下、寝室、仕事部屋など、家中を“ついつい”掃除してしまうようになりました。ふだん、筆者が仕事用に借りた家電製品にそれほど関心を示さない妻も、本機だけは「これいい!」と絶賛しています。

 

なかでもペットを飼っている家や、髪の長い女性が多い家などは、本機は間違いなく大活躍します。特にフローリング中心の家とは相性抜群。吸引力もバッテリーのスタミナも十分ですし、ヘッドの操作性も優秀なので掃除がサクサク進むと思います。

 

設置性・拡張性は文句なし。メンテ性も合格点以上で、幅広い家庭が満足するはず

ゴミ捨ては延長パイプを外してレバーを押す2行程で終了。お手入れに関して、Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドは面倒なヘッドブラシの毛絡み除去がほぼ不要なのが超便利(これもペットがいる家などに有利なポイントです)。クリアビンが水洗い不可なのが気になる人も多いでしょうが、筆者の場合は特に気にせず使うと思います。

 

専用充電ドックが付属されるようになり、設置性も大幅にアップしました。付属ツールも豊富で家中の掃除に対応。なかでも毛絡み防止スクリューツールは布団やベッド、ペット用品周り、カーペットのちょっとした掃除など幅広い用途に使えそうです。

 

ちなみに先ほどから筆者は「ペットがいる家に最適」と何度も言っていますが、もちろんペットのいない家にもオススメ。ダイソン直販価格は9万7900円(税込)とかなりのお値段ですが、家電量販店などで試して気に入った人は「買って後悔なし」、それどころか「大満足」できる製品だと思います!

部屋をより清潔に保ちたいニーズに応える、シャープ新コードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER」登場

 

シャープは7月29日、コードレススティック掃除機「RACTIVE Air」ブランド史上最強のパワーを実現したとうたう最上位モデル「RACTIVE Air POWER(EC-SR7)」1機種および、「EC-HR7」「EC-AR7」「EC-FR7」の合計4機種を発表しました。

 

RACTIVE Airは、「軽さを起点に掃除をラクにアクティブに、もっと掃除がしたいと思っていただける掃除機」を目指して展開しているモデル。今回の新モデルは、在宅時間の増加や「部屋をより清潔に保ちたい」と意識する人の増加を受けて、大容量バッテリーを採用したとしています。

 

これにより、EC-SR7/EC-HR7/EC-AR7のバッテリー容量は2500mAhとなり、本体のサイズや軽さを損なうことなく、スタミナ運転を実現したとのこと。

 

EC-SR7は、本体にドライカーボンパイプを採用したほか、軽量な高出力モーターや効率よく吸引力を生み出すサイクロン構造を搭載。RACTIVE Air史上最強のパワーと重量約1.6kgの軽さを両立させたとしています。

 

 

また、ブラシは新構造の「からみにく~いブラシ」を搭載。密度が高いうえに縮れたブラシを採用することでブラシのすき間を減らし、髪の毛の入り込みを抑制するとともに絡まりにくくしています。

 

 

さらに、ヘッドも新構造の「パワフルスリムヘッド」を採用。ブラシ上部に壁を作ることで、風の分散を抑えるとともに、高密度ブラシによって、ブラシのすき間からの風の分散も抑制します。これにより、ゴミを吸いこむために有効なブラシ下部へ風の流れを集約し、吸塵力をアップさせたといいます。

 

 

最長運転時間は強運転で約15分、自動運転で約35分、弱運転で約90分。また、集じん容積は0.3Lとなっています。このほか、本体サイズは約幅223×奥行き261×高さ1030mmです。

 

なお、EC-HR7は重量約1.4kgのほか、最長運転時間は強運転で約14分、弱運転で約90分。EC-AR7は重力約1.2kgで、最長運転時間は強運転で約11分、弱運転で約60分。EC-FR7は重力約1.4kgで、最長運転時間は強運転で約8分、弱運転で約45分となっています。

 

発売日は、EC-SR7/EC-HR7/EC-AR7が8月26日で、EC-FR7は9月16日。市場想定価格はそれぞれ、EC-SR7が8万8000円(税込)前後、EC-HR7が7万4800円(税込)前後、EC-AR7が6万3800円(税込)前後、EC-FR7が5万2800円(税込)前後です。

高い吸引力と軽量化を実現した日立の新コードレススティッククリーナー「パワーブーストサイクロン」PV-BH900J

 

日立グローバルライフソリューションズは、コードレススティッククリーナーの新モデル「パワーブーストサイクロン」PV-BH900Jを発表。8月下旬に発売します。市場想定価格は9万9000円(税込)前後です。

 

日立グローバルライフソリューションズによると、コードレススティッククリーナーはすぐに使える手軽さから需要の拡大が続き、2021年度の台数構成比は約6割を占める見込みとのこと。また、コードレススティッククリーナーへのニーズは、吸引力と本体の軽さに加え、お手入れのしやすさが重視されているそうです。

 

そこで、PV-BH900Jは、吸引力と軽量化を両立。さらに使い勝手とお手入れのしやすさを向上させたとしています。

 

本体には、新開発の「ジェット3Dファンモーター」を採用。従来機種「PV-BH900H」に比べて風量を約15%向上させ、きわだつパワーを実現したとのこと。

 

また、斜流ファンの採用により、ファンモーター本体を約46%小型化したうえに、クリーナー本体やヘッドも軽量化。これにより、本体・延長パイプ・ヘッド・バッテリーをあわせた重量は、従来機種に比べて0.2kg軽い約1.7kgに仕上がっています。

 

さらに、ヘッドには緑色のLEDライトで見えにくいゴミも発見できる「ごみくっきりライト」を搭載。暗いところはもちろん、明るいところでも見えにくかったごみを浮かび上がらせるといいます。このほか、ヘッドに搭載される回転ブラシに髪の毛がからまりにくい「からまんブラシ」も搭載しています。

 

 

 

連続使用時間は強で約8分、標準で約40分。充電時間は約3.5時間です。また、本体サイズは長さ225×幅230×高さ1024mm(スティック時)、集じん容量は0.25Lとなっています。

 

さすがはトップメーカー…「掃除ストレスの激減」を実感!シャークの掃除機「EVOPOWER EX」1か月レビュー

最近はコードレス掃除機が多機能しており、ハンディクリーナーとしても利用できる製品が増えています。そんな状況のなか売り上げを伸ばしているのが、国内のハンディクリーナーシェアでトップを誇るシャークニンジャ(以下、シャーク)のEVOPOWER(エヴォパワー)シリーズです。そして今年6月末には、同シリーズにプレミアムモデルとなる「EVOPOWER EX」(エヴォパワー イーエックス・実売価格2万2000円~2万9700円/税込)が登場。シャークが「日本のために開発した」というEVOPOWER EXの使い勝手はどうなのか? 1か月実際に使ってその便利さをチェックしてみました!

↑犬の抜け毛だらけの我が家で、新製品EVOPOWER EXは活躍できるのでしょうか?

 

そもそもEVOPOWERシリーズが人気のワケ

家電に詳しくない人は、シャークというメーカーもEVOPOWERという製品名も聞いたことがないかもしれません。シャークはアメリカ発の家電メーカーで、米国内では掃除機分野でダイソンと人気を二分し「ダイソンキラー」とも言われている存在。EVOPOWERは、そんなシャークのハンディ専用機となります。スティック型のスタイリッシュでスリムな本体デザインと、ハンディとは思えない吸引力の強さ、さらにはゴミ捨てなどの使い勝手の良さで現在は日本国内での「高機能ハンディクリーナー」のトップシェアを奪取。今回レビューするEVOPOWER EXは、このEVOPOWERシリーズの上位機種となります。

↑プレミアムモデルだけあり、旧製品より塗装に高級感があります。本体サイズは幅62×奥行69×高さ390mmとコンパクト。重量は約680gで、見た目がスリムなので実際に持つとちょっとズシッと感じます

 

ちなみに、EVOPOWER EXが旧製品と大きく異なる点は以下の4ポイント。

・吸引力が約2倍にアップ

・モードが3段階で切り替え可能に

・バッテリー駆動時間が最大35分に(旧製品はバッテリー2個で最大24分)

・アクセサリーが充電器に収納可能に

 

また、EVOPOWER EXはグレージュ、ダークチョコレート、ローズレッドの3色ラインナップがありますが、カラーによって付属アクセサリーが異なるのも特徴です。今回は、すべてのアクセサリーがそろった最上位モデルのグレージュカラー(WV406JGG)を使いました。

 

グレージュモデルはアクセサリーが4点付属するのですが、前述したようにほとんどの付属品を充電器に収納できます。しかも、付属品を収納した状態でも全体的に生活感を感じさせないデザインで、リビングに出しっぱなしでも違和感がありません。ただし、グレージュモデルのみ付属する長い延長ノズルは充電台に収納できません。

↑グレージュモデルに付属するフローリング用延長ノズル、ミニモーターヘッド、隙間用ノズル、マルチノズル

 

↑フローリング用延長ノズル以外のアクセサリーは充電台にセットできます。収納時のサイズは幅104×奥行き276×高さ374mm

 

↑充電台は奥行きはありますが幅はスリム。我が家では、すぐに手に取れるテレビ台の隙間にセットしています

 

このほか、ダークチョコレート(WV405JDC)はミニモーターヘッド、隙間用ノズル、マルチノズルを付属。ローズレッド(WV400JRR)は隙間用ノズルとマルチノズルを付属します。同梱アクセサリーの種類でカラーが決まってしまうので「ボディカラーは赤がいいけど、アクセサリーは全部欲しい!」といった人にはツライところ。充電時も「見せてカッコイイ家電」だけに、カラーが制約なしで選べるようになるとうれしいですね。

 

EVOPOWERの約2倍の「吸引力」ってどれくらいあるの?

EVOPOWER EXで気になるのは、なんといっても吸引力です。ズボラな筆者は「汚れを見つけたらサッと掃除」するため、付属ノズルを装着しない状態で利用することがほとんど。このため、まずは付属ノズルを装着しない状態での吸引力をチェックしてみました。

 

パウダーゴミ(重曹)をフローリングにまき、ブーストモードでノズルを1度だけ通過して検証。フローリングの溝の奥までしっかり粉が吸引されました。スゴイのが、ノズルの左右5mmくらいの範囲の粉までEVOPOWER EXの吸引力でグイグイと掃除されること。掃除した跡にEVOPOWER EXのノズルを当てると、掃除跡がノズルより太いのがわかります。

↑掃除跡がノズルより明らかに太い!

 

続いて、フローリングより手強いカーペットでの吸引力もチェック。パウダーゴミ(重曹)と大きめのゴミ(直径5mmほどのビーズ)、犬の毛をカーペットにまき、パワー最大のブーストモードで吸引。カーペットにすり込んだ毛は少し残っていますが、粉ゴミはそれなりに除去。大きめのビーズはすべて吸い込みました。ハンディクリーナーとしてはパワフルだと感じます。

↑毛は少し残っていますが、吸引力は十分です

 

ちなみに、バッテリー駆動時間は最長35分と書きましたが、これはエコモードでの駆動時間。布にくっついた頑固なゴミなどには強力なブーストモードを利用しますが、ブーストモード時の駆動時間は約8分です。8分と聞くと短い気もしますが、そもそもハンディクリーナーはテレビ周りや食後のテーブルの下などのスポット掃除がほとんど。このため、バッテリーの不足を感じる状況はほとんどありませんでした。唯一バッテリー切れが起きたのは、気合いを入れて車内の犬の毛を掃除したときくらいです。

↑上の電源ボタンで標準モードでON/OFF。下の渦巻きボタンでブーストモード、葉っぱのボタンでエコモードで動作します。ブーストモード、エコモードにするには、一度標準モードで起動する必要があります

 

犬の抜け毛にミニモーターヘッドが大活躍。期待の延長ノズルは……?

先述の通り、3つのカラーによってアクセサリーが違います。アクセサリーのなかでも筆者が注目していたのが、最上位機種にのみ付属するフローリング用延長ノズル。なんと、これを装着することで、ハンディクリーナーからコードレスクリーナーになるのです! とはいえ、実際に使ってみると延長ノズルを利用すると吸引力はかなり落ちる印象。広い範囲をざっくりと掃除するのには良いですが、しっかり床掃除をしたいならコードレススティック掃除機を別に用意したほうがよさそう。あくまでサブ掃除機として利用するのがオススメです。

↑フローリング用延長ノズルを装着すると、ちょっと短めのスティッククリーナーのよう。身長163cmの筆者でちょっと短めくらいの高さ

 

↑延長ノズルをつけた状態で、ブーストモードでヘッドを1回通過。フローリングの溝に落ちた細かなゴミが取りきれていないので、ハンディ時のほうが集じん力が優秀なのがわかります

 

一方、意外にも大活躍したのが付属品のミニモーターヘッド。EVOPOWER EXはノズル無しでクッションやベッドカバーなどを掃除しようとすると、吸引力が強すぎてカバーを吸い込んでしまうことがあります。しかし、ミニモーターヘッドならブラシが回転するのでカバーをそこまで吸い込みすぎず、薄手のファブリックの掃除がしやすいのです。おかげで、抜け毛だらけの犬用ソファの掃除も快適。また、布をたたきながら汚れを掻き出して吸引するので、掃除のパワーもノズル無しよりアップしていると感じました。また、ブラシにはシリコン製のラバーを採用。植毛タイプではないので髪の毛が絡まりにくい点も気に入っています。

↑ミニモーターヘッドを装着し、パウダーゴミ(重曹)と大きめのゴミ(直径約5mmのビーズ)、犬の毛をパワー最大のブーストモードで吸引したところ。ミニモーターヘッドなしの時よりしっかりと粉ゴミを吸い込んでいます。また付属ブラシなしの時より広い範囲を一度に掃除できるのも便利

 

↑ミニモーターヘッドを着けて抜け毛だらけの犬用ソファを掃除。ブーストモードでも薄いカバーを吸い込みすぎず掃除がしやすいのが良かったです

 

ゴミ捨てとノズルの交換がカンタン

操作のしやすさや使いやすさもEVOPOWERの魅力です。なかでも注目したいのがゴミ捨てとノズル交換のしやすさ。

 

EVOPOWER EXはスリムな本体デザインを実現するため、ダストカップ容量は小さめ。あっという間にゴミが満杯になります。ですが、ワンアクションでサッとゴミ捨てができるので、容量の少なさを面倒に感じることはほとんどありません。ゴミが多い場所の掃除にはビニール袋を持参し、ダストカップが満杯になりかけたらスイッチひとつでポイポイ捨てていくのがオススメです。

↑ダストカップは透明なので、ゴミが溜まってきたらすぐにわかるのも◎。ゴミを捨てるときは、手前の黄色のスライドボタンを引くだけ

 

↑ボタンをスライドすると写真のようにパカッとダストビンが開きます。手も汚れず、一瞬でゴミ捨てが終了します

 

↑唯一気になるのが本体のメンテナンス。ダストビンの透明フタ部分と白いフィルターは水洗いできますが、フィルターをホールドする金属メッシュ部分は本体から外れないので掃除がちょっと面倒です

 

付属品の取り外しも簡単です。多くの掃除機は付属ノズルを外すためのリリースボタンが吸引口近くに配置されています。しかし、EVOPOWER EXはハンドル下両脇にリリースボタンを用意。ノズルの交換に、いちいち吸引口まで手を伸ばす必要がないため、ノズル交換が容易です。ハンディクリーナーは日々ちょこちょこと使用するため、こういった少しの手間が簡略化されるのはありがたいですね。

↑ハンドル下両脇にあるリリースボタン。ここならハンドルから大きく手を動かすこと無く、自然にボタンに指を伸ばすことができます

 

専用機ならではの手軽さで手放せない存在に

冒頭で書いたように、最近は多機能コードレススティッククリーナーの多くがハンディクリーナーとしても利用できます。とはいえ、コードレスをハンディタイプに切り替えるには、一部の付属品を外したり、ユニットを取り外したり……と、切り替えるのにワンアクション以上が必要。このため、ちょっとした汚れなら「次に床掃除するときに掃除すれば良いや」と後回しになりがちです。

 

一方、EVOPOWER EXを導入して感じたのは、ポイント掃除が苦にならないこと。デザインが良いのでリビングに出しっぱなしにできるうえ「テレビ台にホコリが!」と感じたらサッと手に取ってパッと掃除。5秒もあればホコリ除去が完了します。

 

このため、EVOPOWER EXを使い始めてから、コードレススティッククリーナーで掃除する時間まで大幅に減りました。いままではコードレススティッククリーナーで床全体を掃除したあと、アタッチメントを変えて棚の上やテレビ台なども掃除していましたが、EVOPOWER EX導入後は、普段から目に付いた汚れはこまめに掃除できます。これにより床以外の掃除を改めてする必要がなくなりました。掃除がキライな筆者ですが「床掃除はコードレススティッククリーナー(あるいはロボット掃除機)」「ポイント掃除はEVOPOWER EX」と役割分担をさせることで、掃除に対するストレスが大きく減ったと感じています。

 

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あなたなら「1日6分」をどう使う? 約1万円のスチームクリーナー・ケルヒャー「SC MINI」の意外な多才ぶりをレポート

新型コロナの流行が始まってからテーブルやドアノブなど、身の回りの除菌もすっかり日常の風景となりました。とはいえ小さな子どもがいたり、ペットがいる家庭のなかには「アルコールや化学薬品で除菌をするのは抵抗がある」という人も多いのではないでしょうか。そんな人にぜひ使ってみてほしいのが、スチームクリーナー。今回は、コンパクトかつアクセサリーがシンプルで、手軽に使えるケルヒャーのスチームクリーナー「SC MINI」(実売価格1万780円・税込)をご紹介します。

↑今回はケルヒャーの「SC MINI」を使ってみました

 

付属品を省略して買いやすい価格を実現

スチームクリーナーとは、蒸気を当てることで、頑固な油汚れも浮き上がらせて落とせる掃除機器。密閉したボイラーで水を熱してスチームを発生させるため、約100℃の高温スチームの噴射が可能です。さらにケルヒャーの場合、正しく使うことでウイルスやバクテリア菌を99.99%除去できることを実証。アルコールを使わず、水だけで除菌できるアイテムとして注目されているのです。

 

今回使用したSC MINIは、ケルヒャーのスチームクリーナーの中でもコンパクトな「SC1 EasyFix」シリーズの付属品を省略したもの。アクセサリーが多いと掃除する場所に応じて付け替えることができるメリットがある一方、使わないアクセサリーが無駄になってしまうのが難点でした。

 

SC MINIは逆に、アクセサリー類をハンドブラシとマイクロファイバーカバー2枚と最低限にすることで、「SC1 EasyFix」の半額以下の1万780円という価格を実現。除菌アイテムとして使いたい人は、これだけあれば十分ですし、必要なアクセサリーがあれば買い足すこともできます。

↑先端にハンドブラシを装着し、マイクロファイバーカバーで覆うだけ

 

さっそく箱から出してみると……思った以上にコンパクト! ドライヤーより大きく、電気ケトルより小さい印象です。重量は1.6kgで、持ち上げるぶんには重く感じませんが、ここにスチーム用の水を入れ、実際に使うと重量感がどう変わるか気になるところ。まずバルブを開けて、ボイラータンク内に規定量の水200mlを入れました。このとき水を入れすぎるとスチームが水っぽくなってしまうそうですが、少ないと使える時間が短くなってしまうので、きっかり200ml入れました。

↑タンクの入り口は狭いので、こぼさないように注ぎ口のある計量カップなどを使うと便利

 

スチームの量と勢いがスゴイ!

バルブをしっかり閉めたらコンセントを挿して電源を入れ、1分ほど経過したところで、内部でポコポコと沸き上がるような音が。そして3分経過したころには、逆に音が静かになり安定した様子。特にスタンバイOKを示す合図はありませんが、使えそうな雰囲気になりました。

↑電源を入れるとスイッチが緑色に点灯。加熱が完了したらこの色が変わるのかしら? ……と3分間見守りましたが、特に変化はありませんでした(笑)

 

まずはテーブルを除菌してみることに。スチームボタンを押すと……すごい勢いでスチームが噴射されました! その勢いに一瞬ひるみましたが気を取り直し、テーブルに押し当てながらゆっくり動かして全体を拭きあげました。取扱説明書には動かすスピードの目安は書いていませんでしたが、除菌効果を得たいならじっくりスチームを当てたほうがいいはず。

↑スチームボタンを押すと、たっぷりのスチームを噴射!

 

ちなみにスチームは、ハンドル上部にあるスチームボタンを押している間だけ噴射されます。意図せずに押すのを防ぐためか、ボタンは少し硬めになっており、親指でボタンを押しながらテーブルを拭くのがちょっと大変でした。やがて、テーブル全体が30秒かからずに掃除&除菌完了! スチームの量がたっぷりで、しっかり除菌できた安心感があります。気分もさっぱり爽快です!

↑スチームボタンを押しながら、テーブルを拭きあげていきます

 

↑高温スチームなので、水拭きに比べると乾くのも早い! ただしクロスに水が溜まってくると、少し水滴が目立ちはじめます

 

200mlの給水で約6分使えるため、残りの時間でほかの場所も除菌しました。除菌したいのは、人がよく触れる場所かつ、高温スチームを当てても素材の変質が心配ない場所。わが家ではドアノブや布製ソファを除菌しましたが、カーテンなどに使ってもよさそうです。電源コードが4mと長いので、リビング周りならコンセントを差し替える必要もなく、ひと通り除菌できました。

 

なお、本機は安全上、タンク内部の圧力が高かったり温度が高かったりする間は、給水口を開けることができない設計になっており、途中で水を追加することはできません。1日1回6分と割り切って使うのが現実的です。

↑ドアノブにシューッとひと吹き。簡単に除菌が完了しました

 

↑洗えないソファも、薬剤を使わずスチームで除菌できて安心!

 

↑まだスチームが出るようなので、ペットのケージも除菌しました

 

キッチンの油汚れもスチームでスッと落ちた!

せっかくのスチームクリーナーなので、やはりキッチン周りの油汚れも落としたいところ。都合の良いことに、コンロ周りに1か月以上放置していた油汚れがあるので、こちらを落としてみることに。

↑換気扇から油が流れ落ちていました。換気扇の掃除も必要ですが、まずは壁の掃除から

 

油汚れは、専用の洗剤を使えば落とせますが、キッチン周りで化学洗剤を使うのは抵抗があるし、使用後は洗剤成分をしっかり取り除かないといけません。そういう意味でも、スチームだけで落とせたらうれしいところ。そこでさっそく縦に伸びた油汚れにスチームを当ててみたところ……みるみる落ちていく!

↑汚れの蓄積にもよると思いますが、拍子抜けするほど簡単に落ちていきます! 何度がゴシゴシこすることを想定していただけに、これはうれしいポイントです

 

惜しい部分を強いて挙げるとすれば、前述のようにスチームボタンを押し続けなければならず、しかも今回は垂直にも力をかけていかなければいけないのがちょっと大変だったこと。とはいえ、上から下に下ろしていくだけで、油の筋はほとんど落とすことができました。一方、蓄積したガンコな汚れは何度スチームでこすっても落ちなかったので、洗剤の力を借りることに。やはり汚れは蓄積する前にこまめに掃除するのが一番ですね。

↑スチームをかけながらサッとこすっただけで、これだけキレイになりました

 

ちなみに、壁面をスチームクリーナーで掃除するときは、少し注意したいことがあります。使い続けるとマイクロファイバーカバーがたっぷりスチームを吸い、垂直に持って使うと、熱めのお湯がポタポタ垂れてくるのです。さすがに火傷するほどの熱さではありませんでしたが、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

↑水分をたっぷり吸ったマイクロファイバーカバー。水の重みで下の部分が垂れ下がっています

 

↑マイクロファイバーカバーは洗って何度も使えます

 

まさかの衣類のシワ伸ばしに最適!?

今回、ちょっと試してみたいことがありました。なんと衣類のシワ伸ばしにも使えるというのです。確かに100℃のスチームがたっぷり出るならシワ伸ばしにはうってつけ。目からウロコです。さっそくTシャツのシワを伸ばしてみると、これまたびっくり! 普通の衣類スチーマーより格段にシワが伸びました!

↑きれいなマイクロファイバーカバーに付け替えて、Tシャツのシワを伸ばしてみました

 

↑シワが目立っていたTシャツ(左)が、あっという間にキレイになりました(右)。一般的な衣類スチーマーよりシワを伸ばす力が強い!

 

衣類スチーマーとして使用する場合も、高温やスチームに弱い衣類には使わないよう気をつける必要がありますが、これこそ洗えない衣類のニオイ取りや除菌に活躍してくれそうです。

 

このように除菌アイテム、スチームクリーナー、そして衣類スチーマーとしてマルチに活躍するSC MINI。途中で水を追加できないのが惜しいところですが、家庭に一台あれば間違いなく役立つアイテムだと感じました。

 

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「取り回しは人生イチ」新人編集者がダイソン「Omni-glide」に大興奮!【2分で読めるレビュー動画ダイジェスト】

GetNaviでは、YouTubeチャンネルの「家電トーク」にて、新人編集部員・小山雅斗(以下、小山くん)が便利な家電や最新のガジェットを紹介する動画を公開中。今回は2021年4月に発売されたダイソンのコードレスクリーナー「Dyson Omni-glide」(ダイソン オムニグライド・以下Omni-glide、直販価格税込6万4900円~)のダイジェスト動画をお届け。実際に部屋を掃除し、私物の旧モデル(V6シリーズ)と比べながら使い勝手をレビューしていきます!

 

全方向に動くヘッドに注目!

↑今回、小山くんがレビューするのはダイソンのコードレスクリーナー「Dyson Omni-glide」

 

Omni-glideの箱を開封するときから興奮気味の小山くん。まず、本体がコンパクトであることに驚いたようです。

 

「本体がめちゃくちゃ細いです! あと、今回のダイソンはトリガーではなく、ボタン式なんですね。ハンドルもほぼ棒ですよ。本当にスティック状になっています。そして、何といっても一番の注目ポイントは全方向に動くヘッド。これで狭いところまで入り込めるのが特徴だそうなので、使ってみて使用感をお伝えしようと思います!」

↑開封した小山くん。スタイリッシュなデザインにビックリ

 

↑各種ノズルや充電ドックなども付属されています

 

まずは小山くん、これからチェックするポイントから教えてくれました。

 

「僕が掃除機で気になる点はまずは吸引力。さすがにダイソンなので大丈夫だとは思うんですが、これだけコンパクトになっても吸引力はあるのかという点を見ていきたいと思います。あとは電池持ち。やっぱりスティックタイプだとすぐに電池が切れちゃって、一回の掃除で充電が挟まるとかがあると面倒じゃないですか。その辺は見ていきたいなと思います。あとは軽さ。これに関しては、すでに持った段階でめちゃくちゃ軽いです。あとは、どれだけ取り回しがしやすいのか、あとは音ですよね。掃除機の音って気になる方が多いんじゃないでしょうか。あとはゴミの捨てやすさやデザイン性についても見ていきたいと思います!」

↑本体に各部品を差し込むだけで組み立て完了!

 

自分の思った通りにヘッドが動く!

家全体を掃除し終わった小山くん。果たしてOmni-glideは彼の期待に応えてくれたのでしょうか?

 

「僕が一番最初に思ったことは、ヘッドが思い通りに動くということです。今まで僕が使っていたダイソンに比べて、『左に行きたい』とか『こういう線で動きたい』というのを実現してくれる掃除機だと思いました。壁に沿って動きたいと思ったときに、自分の思った通りにヘッドが動いてくれるんですよ! これが(昔のダイソンと比べて)違いを感じたところですね

↑自由自在に動くヘッドは癖になるような操作感!

 

2番目に感じた点は、ボタン式なのでずっとトリガーを押す必要がなくて、すごくラクです今までのダイソンはトリガーを引きっぱなしにする必要がありましたが、これだと一度ボタンを押せばずっと使えます! 右手から左手に持ち替えて奥に入れたいというときも、ずっと電源がついているのがいい。細かいところをキレイにするにはラク。スティック形状もいいですね!

↑ボタン式かつスティック形状なので、左右の持ち手の入れ替えもスムーズ!

 

吸引力の高さとバッテリーの持ち時間、運転音の静かさにビックリ!

さて、小山くんが気にしていた吸引力とバッテリーの持ちはどうだったのでしょうか。

 

吸引力はまったく問題ないです。さすがダイソンさん! ゴミを吸うのに吸引力が足りないとは思いませんでした。その点に関してはいままでのダイソンもさすがだったし、Omni-glideも小さくなったからといって吸引力が落ちたと感じることはありませんでした。電池の持ちもまったく問題ないですね。スペック上もいままでのものと使える時間に変わりはないですが、Omni-glideはいままでより取り回しが良くなったことで、掃除が早く終わるんですよ。なので、バッテリーの持ちもまったく問題ないと思います!

↑十分な吸引力で、いつも以上にゴミが取れました!

 

もう1つ、小山くんがびっくりしたのがOmni-glideの静かさ。普段、愛用しているダイソンの旧モデルと音の聴き比べをしてみたところ……。

 

「めちゃくちゃ静かじゃないですか? もう一段階強いモードもあって、それでも旧モデルと同じかそれ以下ぐらい。耳に刺さるような音じゃなくて、これなら周りの部屋とかで聞いていてもうるさくないんじゃないかな、と思います

 

先述の通り、操作性に関しても大満足だったご様子。

 

「取り回しについても言うことないですね。この形、やりやすい。ヘッドの部分も、360°回りますので、こんな動きするのか? ってくらい、自由自在に使えます。取り回しは、僕が人生で使った掃除機のなかで一番ですね」

↑たまったゴミは、ワンタッチで簡単に捨てることができました

 

それでは最後に小山くん、Omni-glidを使ったまとめのひとことをどうぞ!

 

「これがあれば間違いないんじゃないかな、と思います。かなりストレスなく使える掃除機だと思いました。ぜひ、いま掃除機の買い替えを考えている方、一人暮らしでこれから掃除機買うんだよ、という方はこちらを検討してはいかがでしょうか。吸引力は間違いないですし、自由自在に動いて、デザインもスタイリッシュでカッコイイ。非の打ちどころのない掃除機になっていると思います!

YouTubeチャンネル「家電トーク」では、小山くんが話題の電気圧力鍋やシェーバーを試した動画も公開中。ぜひチェックしてみてください!

【今回紹介した動画】

デュアルブラシが掃除を変える!家電プロレビュアーが解説する最新「コードレススティック掃除機」選び

自宅にいることが多くなった今、コンパクトで手軽に掃除ができる「コードレス掃除機」の需要がますます拡大しています。それに伴い、各メーカーから高性能モデルが続々と登場。なかでも最近発売が続いているのが、ヘッドに2本のブラシを搭載した、“デュアルブラシ型”の掃除機です。

 

2020年末に話題となったバルミューダの「BALMUDA The Cleaner」や、ダイソンの「Dyson omni-glide」は、デュアルブラシ掃除機の代表例。今回は、デュアルブラシのメリットや搭載モデルの選び方を、家電プロレビュアーの石井和美さんに教えていただきました。

 

コロナ禍で変化した掃除機トレンド
今後はますます「手軽さ」が求められる時代へ

技術革新により、ますます進化するコードレス掃除機。そのトレンドと、背景にある消費者のニーズはどう変わってきているのでしょうか?

 

「コードレス掃除機は『吸引力が弱い』というイメージを持つ人が多かったため、これまでは吸引力の強い掃除機に注目が集まっていました。でも、そのニーズはコロナ禍で変化しつつあると感じています。

家にいる時間が長くなり、掃除をする頻度が増えた今、消費者のニーズは『より気軽にサッと掃除ができる掃除機』へとシフト。扱いやすい軽量化モデルや、力を入れなくてもごみを吸うことができるもの、手入れが簡単なものなど、“手軽さ”をより追求した掃除機が多く発売され、人気を博しています」(家電プロレビュアー・石井和美さん 以下同)

 

こんな人にオススメ! 注目の“デュアルブラシ掃除機”4モデル

ブラシが2つあるデュアルブラシ掃除機も、“掃除の手軽さ”を追求した上で開発されたものばかり。とはいえ、その目的と方向性は各社さまざまだと石井さんは話します。現在発売されている4つのデュアルブラシ掃除機の特徴と、どういった人に向いているのかを、解説していただきました。

 

1. 話題をけん引する、独自の浮遊感が魅力の「BALMUDA The Cleaner」

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」
5万4000円+税

 

デュアルブラシ掃除機の国内での先駆けとなったのが、2020年11月に発売されたバルミューダの「BALMUDA The Cleaner」。独自の「ホバーテクノロジー」により、浮遊感のあるかけ心地を実現しています。

 

「『BALMUDA The Cleaner』は、2つのブラシを内側に回転させることで床との摩擦を減らし、浮いているかのような感覚で掃除できるのが最大の魅力です。さらに、ヘッドが360度くるくると回転するため、操作は自由自在。いろいろな方向に動かすことができるので、これまでの“押して引く”掃除スタイルよりも、短時間でササッと掃除することが可能になりました」

 

↑起動するとヘッドに搭載された2つのブラシが内側に回転し、床との摩擦を軽減。まるで浮いているかのような感覚で掃除が可能です

 

↑柄が長いので、両手で持ちながらほうきのように掃除することが可能。たたずまいもスタイリッシュで、どんなインテリアにも馴染むデザイン性も魅力

 

「ヘッドが大きめなので、広いフローリングのある家にお住まいの方にはオススメです。しかし、浮遊感がある分、少し吸引力は弱め。カーペットやラグが多いお部屋にはあまり向いていないかもしれません。

また、稼働中はとても軽いかけ心地なのですが、本体自体の重さが3.1kgあり、持ち上げたり移動させたりする際は重たく感じる人も多いかもしれません。そのため、女性よりも男性にオススメしたい掃除機ですね。浮いているかのようなスムーズなかけ心地はとても気持ちいいので、パートナーの男性に掃除をしてもらうきっかけにもなるのでは、と思います」

 

【Spec】
・製品重量=約3.1kg
・最長稼働時間=標準モード30分・強モード10分
・付属品=ハンディハンドル・すきま用ノズル・充電スタンド・充電アダプター・メンテナンスブラシ

 

2. ダイソン史上、最高の操作性を兼ね備えた「Dyson omni-glide」

ダイソン「Dyson Omni-glide Complete (SV19 OF)」 
6万4900円+税

 

韓国で2020年7月に先行発売され、好評を博していた「Dyson omni-glide」。2021年4月に満を持して、日本でも発売となりました。「BALMUDA The Cleaner」と同様、2つのブラシを搭載することで“浮遊感”と“自由自在な操作性”を実現した、ダイソンの掃除機のなかでもより操作性に特化したモデルです。

 

↑「オムニダイレクショナル フラフィクリーナーヘッド」には、360度回転するホイールと、2本のブラシを搭載。床面との抵抗を抑え、スムーズな操作が可能となりました

 

「バルミューダの『BALMUDA The Cleaner』と同じように、2本のブラシの効果で床を滑るような、なめらかなかけ心地を実感できる掃除機です。縦にも横にも動かすことができるので、障害物の周りもストレスなく掃除することができます。従来モデルと比べると吸引力が弱いと感じる人もいるかもしれませんが、押しても引いても大小のごみをよく吸い取ってくれるので、より効果的に掃除できます」

 

↑「ミニモーターヘッド」に付け替えれば、ハンディクリーナーとして布団やマットレス、車の中なども掃除可能。その他にも、高所の掃除に便利な「コンビネーション隙間ノズル」や、机の上の掃除に最適な「卓上ツール」が付属しています

 

「バルミューダと異なっている点は、『フローリング専用』と言い切っているところ。しかし、付属のアタッチメントである『ミニモーターヘッド』に付け替えれば、ちょっとしたラグの上なども掃除可能です。広範囲は大変かもしれませんが、玄関やキッチンのマットなどを掃除する際にとても便利です」

 

↑専用の自立式充電ドック。再度にはアタッチメントを収納することができ、より手軽に付け替えられます

 

「さらに注目は、専用の充電ドックが付属している点。本体と各種アタッチメントを収納できる自立式です。これまでの充電ドックとは違い、壁にネジで取り付ける必要がないので、賃貸住宅に住んでいる方も安心してお使いいただけます。ごみを見つけた時に、ぱぱっと手に取って掃除することができるのは高ポイント。こまめに掃除をしたい方にはオススメです」

 

↑ワンタッチで簡単に捨てられる仕様。フィルターやブラシバーは取りはずして水洗いが可能なので衛生的です

 

「溜まったごみの捨てやすさもメリットです。ダストボックスのボタンを押しながら下にスライドさせることで開閉し、ごみやほこりに触れることなく捨てることができます」

 

 

「また、ヘッドが小さ目でクルクルと動くので、家具の下や隙間など、細かい部分も掃除しやすいんです。ひとり暮らしの方にも向いているコンパクトな掃除機だと思います。かつ本体が1.9kgととても軽く、女性も扱いやすいモデルです。

逆に、広い家を掃除する際は、少し時間がかかってしまうかもしれません。ダイソンからはさまざまなモデルが発売されているので、自分の家に合った掃除機を選んでみてはいかがでしょうか」

 

【Spec】
・製品重量=1.9kg
・最長稼働時間=20分
・付属品=ミニモーターヘッド・コンビネーション隙間ノズル・卓上ツール・収納用ブラケット・専用充電ドック

 

バルミューダとダイソンは、より「かけ心地」や「操作性」を追求したデュアルブラシ掃除機でした。次に紹介するのは、また別の方向性で2つのブラシを搭載した掃除機です。

 

3. パワフルな吸引力でごみを逃さない「TORNEO VC-CL3000X」

東芝「TORNEO(トルネオ)VC-CL3000X」
8万7780円(実勢価格)

 

バルミューダとダイソンが、吸引力を弱めてでも使い勝手を重視したモデルなのであれば、東芝の「TORNEO VC-CL3000X」は、より吸引力を追求したパワー重視型のモデル。2本のブラシも、その吸引力を高めるために搭載されていると言います。

 

「東芝の『TORNEOシリーズ』は、メーカーのプライドをかけたフラッグシップモデルです。なかでも2021年2月に発売された最上位機種の『VC-CL3000X』には、2本の異なるブラシを搭載した新開発の『オシドリヘッド』を採用し、シリーズ史上No.1のごみ取れ性能を実現しています」(家電プロレビュアー・石井和美さん 以下同)

 

↑新開発の「オシドリヘッド」。2本の異なるブラシをそれぞれ異なる方向に回転させ、中央の吸引口に向かってごみをかきこむことができます

 

「前方のブラシは正回転、後方のブラシは逆回転と、2本のブラシを異なる方向に回転させることでごみをからめとり、中央の吸引口に集める仕様。絨毯やカーペットのごみもしっかりとかきだすだけでなく、フローリングは拭き掃除も同時に行うことができ、床の菌を99%除去する優れものです。

掃除機をかける際、押して引いてを繰り返すと思いますが、実は押している時ってあまりごみを吸い取っていないんです。しかしこの掃除機は、押した時にもしっかりとごみを吸うことができるよう開発されているので、掃除時間の短縮につながるというメリットがあります」

 

↑目詰まりしやすいサイクロン部のプリーツフィルターをなくした「フィルターレスサイクロン構造」。これにより吸引力は99%持続。さらに、強力な気流でごみを圧縮するトルネードプレス構造で、ごみを約1/4に圧縮するので、ごみ捨ても簡単です

 

「独自のサイクロン技術でゴミ詰まりを抑えているため、吸引力が99%持続。掃除中吸引力の低下を気にしなくていいので、ストレスなく掃除できます。しかし、それだけハイクラスな機能を搭載しているので、少し本体は重たく感じてしまうかもしれませんね。

とにかく吸引力重視なので、1週間分まとめて掃除したい人や、とにかくしっかり掃除をしたい! という人にオススメです」

 

【Spec】
・製品重量=約2.9kg
・最長稼働時間=標準 約 40分・おまかせ:約10分~30分・強モード 約 10分
・付属品=ふとん用ブラシ、2WAYブラシ、すき間ノズル、お手入れブラシ、充電台

 

4. 髪の毛が99%以上からまない「パワーコードレス MC-SBU840K」

パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」
6万円前後(実勢価格)

 

2020年7月に発売されたパナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」も、2本のブラシを搭載した掃除機のひとつです。

 

「『パワーコードレスシリーズ』は、パワフルな吸引力に加えて、髪の毛やペットの毛がからみにくい『からまないブラシ』を搭載しているのが最大の特徴です。これまで紹介したデュアルブラシ掃除機とは異なり、2つの円錐状のブラシをV字に配置しているのがポイントです」

 

↑中央に向かって先端が細くなる円すい形のダブルブラシ構造を、V字に配置したヘッド。真ん中に髪の毛を集め、中央で吸い込む仕様。99%以上の髪の毛がからみつかない実証結果も

 

「それぞれのブラシを高速回転させることで、サイドでからめとった髪の毛を中央へと移動、真ん中の吸引口で吸い込むという構造になっています。さらに従来製品と比べて、ブラシの毛量を1.9倍にアップ。よりキャッチした毛がブラシにからみにくいように改良されています。

面倒なブラシの手入れの手間を軽減できるので、髪の毛の長い女性や、ペットを飼っている人にオススメしたい掃除機です」

 

【Spec】
・製品重量=2.6kg
・最長稼働時間=強 約6分・自動 約18分~30分・ロング 約40分~90分(ノズルブラシ回転オフ)
・付属品=ふとん清潔ノズル・ペタすき間ノズル・すき間用ノズル・ロングホース・充電台

 

 

デュアルブラシ掃除機と言っても、その目的と用途はそれぞれ異なっています。それぞれの機能をよく見極めて、自分のライフスタイルに合った掃除機を探してみてください。

 

【プロフィール】

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP=http://kaden-blog.net

 

「向いている」と言われて始めてみたら…バルミューダのクリーナー開発者「挑戦者ゆえの大きな苦労」と「ダブルブラシの新市場」を語る

バルミューダが2020年の11月に発売したホバー式クリーナー「BALMUDA The Cleaner」(バルミューダ ザ・クリーナー 直販価格税込5万9400円)は、独自の「ホバーテクノロジー」による浮いているような操作感と360°全方向に動かせる自在な動きで注目を浴びました。

↑BALMUDA The Cleaner。ホワイト(左)とブラック(右)のカラバリがあります。サイズは幅300×奥行165×高さ1240mm、質量は約3.1kg(フィルター含む)。運転時間は標準モード30分、強モード10分、充電時間は約4時間

 

さらに今年4月にはダイソンが同様のコンセプトの製品を日本でも発売し、再度話題に上っています。そこで今回、「BALMUDA The Cleaner」開発のキーマンであるプロダクトデザインチームの比嘉一真さんに改めて開発の現場で起こっていたことを、プロダクトマーケティングチームの原賀健史さんに今後の方針をうかがいました。

↑クリエイティブ部プロダクトデザインチームの比嘉一真さん(左)とマーケティング部プロダクトマーケティングチームの原賀健史さん(右)にお話をうかがいました

 

「掃除機の開発に向いている」と言われてその気になった

――まずは、「BALMUDA The Cleaner」開発の最初のきっかけを教えて下さい。

 

比嘉 最初は代表の寺尾からの発案でした。ランチのときに会社の近くの蕎麦店に連れて行かれて、「掃除機をやるから。(開発は)比嘉、行けるんじゃないか? 向いていると思うよ」といきなり言われました。驚きましたが、「向いている」と言われてやる気になりましたね(笑)。

 

――根幹技術のホバーテクノロジーは、すぐに思いついたんでしょうか?

 

比嘉 そうですね。早い段階で原案はできています。とはいえ、私自身は、生まれて何十年も使っている掃除機の固定概念があって、その範囲以上のものが考えられませんでした。しかし、寺尾が「掃除はもっと自由であるべきじゃないかな。いまの掃除機はひたすら前後にしか動かせないけど、掃除機の原点であるほうきは前後左右自由に動かせる。手元に重心があるわけでもない」と、新製品の基本的な概念、進むべき方向性を示してくれました。それをヒントに、その日のうちに何枚かラフデザインを書き上げて翌日に寺尾のところに持っていき、「試作まで進めていいですか?」と聞いたらOKを頂いたんです。

 

――おお、行動が早い!

 

比嘉 勢いが大事ですから(笑)。

↑開発当初のラフデザイン。ジョイント部が自在に動き、2本のブラシでスティックの軸に電源スイッチがあるなど、この時点ですでにBALMUDA The Cleanerの原型ができていたのがわかります。右下のスケッチのように、当初はダブルブラシのうち、カーペット用のブラシとフローリング用のブラシを分けることを想定していました(現行製品は2本とも同一のブラシを使用)

 

初期段階で浮遊感のある操作は実現していた

比嘉 実は、「前後左右に自由に動かすには軸はセンターがマスト」とは最初から考えていました。従来の掃除機は軸が後ろにあり、自走式ローラーヘッドによって引っ張られて前に進みますが、前に進む動作のときにゴミはあまり吸い込まず、後ろに引く時にゴミを吸い込みます。しかし、ローラーヘッドの前への推進力は、後ろに引く動作の時に負荷になり、腕への負担が強くなるんです。

 

――確かに、前に進む力に逆らう形になりますね。

 

比嘉 ええ。そこで、当初から「逆向きに回転する自走式ブラシをもう1本搭載すれば、前後に引っ張り合う力が打ち消し合い、力をかけなくてもスーッと動くのではないか?」という仮説を立てていたんです。その仮説を検証するために、市販の掃除機を2台買ってきて、2つのヘッドをつなげて試作してみたんです。すると思った通り、ホバークラフトのように浮いたような感覚になって、軽い力で前後左右、自由自在に動かすことができたんです。

↑BALMUDA The Cleanerはデュアルブラシ(2つのブラシ)をそれぞれ内側に回転させ、床面との摩擦を減らしています

 

やればやるほど課題が出た

――なるほど、初期段階でアイデアは出ていたんですね。とはいえ、蕎麦店での最初の打ち合わせが2018年末で、発売が2020年11月……。開発に2年近くがかかっています。

 

比嘉 そうですね。クリーナーの場合は、吸引性能を引き出すのに時間がかかりました。先ほどの2本のブラシをつけた初期の試作品は吸引機構を持っておらず、ただ動くだけのもの。ホバーテクノロジーを実現したはいいが、そこから掃除機として「吸う」という本来の性能を追求しなければならなかったんです。吸引することでせっかくの浮いた感触が失われ、逆に床に張り付いてしまっては意味がない……。ここからは検証、検証の毎日でした。

 

――素人目に見ると、ヘッドに穴が空いていて、そこから単純に吸い込んでいるように見えますが……。

 

比嘉 実は、しっかり吸うにはさまざまな部分のバランスを取らなければなりません。先行のメーカーさんには、その点、独自のノウハウがある。しかし、我々はイチから始めましたから、最初の試作機は全く吸い込みませんでした。一般的な掃除機に比べて開口部が広いので、吸引効率が悪くて重いゴミや大きいゴミなどを吸うことができず……一般的な掃除機のレベルになかなか到達しなかったんです。さらに、2つのローラーの回転速度が少しでもズレると、浮いた感覚が失われたり、ヘッドのバランスが崩れてヘッド自体が回転してあまり吸わなくなったり。やればやるほど課題が出てくる状態でした。

↑ちなみに、開発時の苦労を語ってくれた比嘉さん(左)と広報の鈴木 聡さん(右)は、10年前は扇風機の修理ばかりしていたそう。「まさか掃除機や携帯電話を作ることになるなんて……」と感慨深げでした

 

吸引力と浮遊感のバランスを取りながら、手探りで開発を進める

――なるほど。吸引するにはモーターのパワーを高めるだけではダメなのですね。

 

比嘉 そうなんです。まず、ある程度ヘッドを床に密着させないと吸引しないのですが、ヘッド面を床に近づけすぎるとゴミは吸う一方で、浮遊感が無くなって床に張り付いてしまう。かといって、ブラシ部分だけを接地すると、浮遊感は上がりますが開口部分が広すぎてゴミを吸わない……。というわけで、各パーツのそれぞれのバランス、組み合わせを検証したんです。ローラーブラシの毛の長さ、ローラーブラシの両側に付いている硬いブラシの高さ、四辺にある固定ブラシの高さ、ヘッドを支える3つのキャスターの高さ、ヘッド中央の固定ブラシの長さ……これらを最適なバランスで組み合わせて、浮遊感と吸引力を両立できるポイントを見つけるのが難しかった。この検証には時間がかかりましたね。

 

――吸引口を中央ではなく、ローラーブラシ側に2か所空けているのも意味があるのですか?

↑吸引口はブラシの内側に設置(反対側のブラシも同様)

 

比嘉 はい。中央に吸引口をつけると、開口部が広すぎて吸わなくなるんです。それに、実は、ゴミは真上から吸っても持ち上がりません。水平に移動させてから引っ張り上げたほうが吸うんです。それもいろいろと試した結果わかったこと。こうした小さな積み重ねの毎日でした。試作品ごとに複数の社員に何度も使ってもらいました。「キャスターの滑りを改善したほうがよい」などの細かな意見をフィードバックして、量産直前まで改善に改善を重ねていったんです。

 

――ちなみに、使ってみた感触ではフローリングだけでなくカーペットでもゴミがしっかり取れる印象でした。これはモーターの力やサイクロン機構によるものですか?

 

比嘉 それよりもブラシの性能が大きいですね。実は、ゴミを吸う力は吸引力が3割、ブラシの力が7割と言われていて、ゴミをブラシで浮かしてしまえば、吸引力はそれほど必要ありません。そのため、ブラシの毛の素材、長さもさまざまな検証を重ねました。特にカーペットは毛の奥に入り込んだゴミを掻き出す必要がある。加えて、ホバー性能も大きく損ないたくはないので、ブラシの毛の素材や長さにはかなりこだわりました。その結果、フローリングよりはホバー性能は落ちますが、カーペットに張り付くことなく、しっかりゴミを掻き取れるブラシができたと思っています。

↑長さと硬さの異なる2種類の繊維を使用したブラシ。加えて、帯電防止用の繊維も織り込まれています

 

デザイン面ではほうきのような自然なたたずまいを追求

――デザインもバルミューダらしく、ミニマルで美しいですよね。どのような部分にこだわったんですか?

 

比嘉 デザイン面で追求したかったのが、自然なたたずまい。人が手に持ちやすい、使いやすい形であるべきという制約があるなかで、ほうきのように自然に部屋に溶け込むシンプルなデザインを目指しました。そのために、リビング内で悪目立ちしないよう無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルム、モノトーンのカラーとし、表面には汚れが落ちやすく傷が目立たないシボ加工を施すなど、細部まで気を使いました。

↑本体表面は、目に見えないほどの小さな凹凸が刻み込まれたシボ加工が施されています。ホコリが付きにくく、マットな質感となることも魅力

 

――充電スタンドにもかなりこだわりがあるようですね。

 

比嘉 はい。目立たないように必要最低限の大きさとし、機能もシンプルにしています。充電スタンドに立てたとき、壁側に持たれかけるように斜めに傾けたのもこだわりのひとつ。自然で美しいたたずまいを意識した結果ですね。

↑充電スタンド収納時。絶妙な傾きが美しいたたずまいに貢献します

 

↑余分なコードがはみ出ないよう、充電スタンド裏にコード巻取り機構を搭載。コンセント周りがスッキリ見えます

 

ダイソンには同じ開発姿勢を感じる

↑ダブルブラシを搭載するDyson Omni-glide。BALMUDA The Cleanerと同様、自在に動くジョイント部を持ち、ヘッドの底部にキャスターホイールを配置することで、全方向へスライドさせることができます

 

――2年の開発期間を経て、BALMUDA The Cleanerは2020年の11月に発売されるわけですが、それ以前の2020年7月、ダイソンは、同じ様にダブルブラシを持つ製品「Dyson Omni-glide(ダイソン オムニグライド)」を韓国で発売しています(日本での発売は2021年の4月)。これについて、どのように感じましたか?

 

比嘉 私としては、「これまでにない素晴らしい体験を世界で初めて提供する」という思いで必死で開発してきたので、韓国で発表されたという事を聞いた時は驚きました。しかし、世界No.1のクリーナーメーカーがスペックのアップデートだけではなく、常に新しい価値を追求している姿を改めて感じました。自分が開発していたこともあり、この1台を世に送り出すということは、掃除の時間・体験を良いものにしようという似たような開発姿勢があったのかなと思います。また、似てはいますが実際のメッセージは違うので、バルミューダは変わらず‟掃除の時間をよりよくする”という体験を押し出すことに迷いはありませんでした。

 

――ちなみに、ダイソンのオムニグライドは「フローリング専用」を謳っているので、カーペットでの使用は想定していないようです。また、BALMUDA The Cleanerのような浮遊感は感じなかったですね。

 

比嘉 バルミューダも一番得意なのはフローリングです。独自の浮遊感を一番感じていただけるのではないかなと。一方で、カーペットの上では毛足によってヘッドが転ぶこともなく、低重心のヘッドが活躍するでしょう。

 

――マーケティングご担当の原賀さんはいかがでしょうか?

 

原賀 市場ではスティッククリーナーが主流の中、「自由自在に動く掃除機」として、一つのカテゴリとして認識いただけたと思います。バルミューダは扇風機で「DC扇風機」、トースターで「スチームトースター」というカテゴリを作りました。実は今回、BALMUDA The Cleanerでも同様に市場のカテゴリを作ることも目指していたため、同様のコンセプトの製品が出ることで、お客様にも「こういう選択肢もあるんだ」と感じていただけたのではないかなと思います。今回、掃除機を担当して研究しましたが、各社それぞれいいところがあると思います。もちろん、僕はこれ(BALMUDA The Cleaner)が一番好きですが(笑)。

 

今後もクリーナーはラインナップの拡充や製品の改良を行う

――原賀さんがおっしゃるように、「BALMUDA The Cleaner」は2本のブラシを持つ掃除機の市場を作り出す可能性がありますよね。御社は高級扇風機や高級トースターの市場を作った例もありますし。

↑高級扇風機市場を創出したバルミューダ初期の代表作「The GreenFan」(写真は2021年モデル)。3万円台と高額ながら「自然に近いやさしい風」が体験できると話題を呼び、大ヒットとなりました

 

原賀 そうですね。特に、これまで積極的に掃除をしていなかった方に対して訴求するパワーは大きいかと。寺尾が試作機を家に持って帰って使ったところ、「掃除が楽しいんだよ」と言っていました。また、体験会や量販店の店頭でお客様が初めて手に取って使ったとき、みなさん、必ず驚きの表情をされるんです。その意味で、「BALMUDA The Cleaner」は新しい体験のもと、掃除に対する意識を変えることができると自負しています。ただ、一方で購入者アンケートやユーザーレビューを見ると、必ずしも良さが伝わってきているわけではありません。多くの人に素晴らしい体験をしてもらうためには、もっと製品を磨き上げていかねばならないと思っています。

 

――ということは今後、クリーナーはラインナップを増やしたり、改良版を出すお考えなのですか? 御社はこれまで、一度発売した製品のメジャーアップデートは行ってきませんでしたが。

 

原賀 昨年の発表会でもお伝えしましたが、この1本で終わるつもりはありません。今回、コンセプトとしては良いものができたので、この方向性を堅持しつつ、もっと多くのユーザーに手にとってもらえるようより良い製品の開発に取り組んでいきます。

 

――今後も楽しみにしております。ありがとうございました!

 

バルミューダはこれまで、「五感に訴える家電」を標ぼうし、家電を単に家事を代行する機械ではなく、「人生に寄り添うもの=人生の一部」と考えてものづくりをしてきました。今回は、動かしたときまったく新たな感触=触覚を生むクリーナーを開発することで、ユーザーの人生を豊かにしようとしています。しかし、「新しい体験価値」とは「いままでにないもの」であるがゆえ、やっぱりその裏には想像を超える生みの苦しみがあったんですね。……とはいえ、ユーザーにしてみれば、だからこそバルミューダの家電は面白い。今後も同社の製品に期待していきましょう!

 

世界シェア2位の実力派「エコバックス」から実質3Wayロボット登場!

52か国で製品を展開し、ロボット掃除機世界シェア2位を誇るエコバックスから新作が登場。従来の吸引・水拭き機能に加え、新たに芳香機能まで備えた“実質3Way仕様”のユニークモデルだ。その実力を家電のプロが詳しく解説していく。

 

【今回紹介する製品】

“1台2役以上”の便利機能を備えた、ロボット掃除機選びの新たな選択肢!!

エコバックス

DEEBOT(ディーボット) T9+

実売価格12万9800円

パワフル吸引と振動式水拭きを実現。吸引清掃では従来の6倍の吸引力でカーペットの毛の奥の微細なゴミも逃さず除去する。障害物識別精度が大幅アップし、トラブルを回避しつつより丁寧な掃除が可能に。また、水拭き時はカーペットを回避。

SPEC ●マッピング技術:True Mapping2.0●3D物体認識技術:True Detect 2.0●最大吸引力:3000 Pa●段差乗り越え:最大20mm(水拭き時最大13mm)●最大稼働時間:約175分●充電時間:最大約6.5時間●水タンク:180mL●サイズ/質量:φ353×H93.6mm/7.78kg(自動ゴミ収集機含む)

 

【LINE-UP】

DEEBOT T9

実売価格9万9800円

吸引・水拭き・芳香などT9+と同じ機能を装備。自動ゴミ収集機は非搭載で、より買いやすい価格で展開される。自動ゴミ収集機を追加購入のうえT9と連携して使用することも可能。

 

エコバックス【DEEBOT T9+】の詳細はコチラ!

 

【私がチェックします!】

家電ライター

平島憲一郎さん

GetNaviやGetNavi webにて生活家電全般の紹介記事を執筆。ロボット掃除機のレビュー記事も数多く手掛けている。

 

最新の障害物回避技術で 賢く吸引&水拭きしてくれる

エコバックスのディーボット T9+を自宅で試して、まず驚いたのは走行性能の高さだ。先進的な光学式のマッピング技術を使い、掃除開始から数秒で部屋のおおまかな間取りを認識可能。障害物の識別精度も10倍に。吸引口へのコード類の巻き込みがなく、部屋中をくまなく効率的に掃除してくれた。

 

吸引力も従来より格段にアップ。水拭き時のモップの振動も強力で、床の皮脂汚れが落ちてサラッとした肌触りになるのがうれしい。

 

芳香剤をセットし、掃除中に各部屋に爽やかな香りを届ける機能もユニークかつ快適。また、自動ゴミ収集機を搭載し、掃除後のゴミ捨ての手間がないのもナイスだ。

 

ロボット任せで床面の清潔性を維持できる本機は、床を裸足で過ごす季節にも最適な一台と言える。

 

【POINT1】カメラと投射機を組み合わせ3Dで障害物を検知し回避する

カメラと投射機でストライプ状の光のパターンを物体に投影し、その光の歪みを解析して物体を3Dで検出。赤外線センサーの10倍の識別精度で様々な障害物を回避し、家具への衝突や走行中断のトラブルを防いで掃除する。

↑5cm×5cm以内の小さな障害物は約6cmの距離で回避するなど、障害物のサイズに合わせた回避を行う。コード類は約5cmの距離から回避開始

 

【POINT2】進化したマッピングシステムで家具や間取りを正確に把握

クルマの自動運転にも使われるセンサー技術で室内をマッピング。従来のレーザーマッピングより短時間でマップを作成し、家具や間取りの検出精度も4倍向上した。複数の間取りを正確に把握し、各部屋の隅々までカバー。

↑スマホアプリのマップ上に進入禁止エリアやカスタム清掃エリアを設定可能。ペットのトイレ周りなど走行させたくない場所を簡単に指定できる

 

【POINT3】パワフル吸引と振動式水拭きを同時にこなせるのも魅力

従来比6倍の吸引力でカーペット上のゴミも強力除去。振動式水拭きモップは毎分480回の高速振動で床面に残った微小なチリやベタつきを逃さず拭き取る。新型モーターの導入で水拭き時の静音性がアップしたのもうれしい。

↑本体裏の回転ブラシでゴミをかき込みつつ吸引。水拭きに使うマイクロファイバーパッドは面ファスナーでモップキットに簡単に装着できる

 

【POINT4】業界初「エアフレッシュナー」でカビ臭やペット臭を抑制する

芳香剤カプセルをセットした「エアフレッシュナー」を装着可能。吸引清掃中に本体後方のファンが作動することで室内を爽やかな香りで包み込み、カビ臭やペット臭を抑える。香り放出のON/OFFはアプリで変更可能。

↑芳香剤カプセルはワイルドブルーベル、ベルガモット&ラベンダーなど3種を用意。T9+購入時にはワイルドブルーベルが1個同梱される

※:香りの有効日数目安は使用開始から最大約60日間(1日1時間使用の場合)

 

【POINT5】自動ゴミ収集機により最大60日ぶんのゴミを収集

ディーボット T9+が掃除終了後に自動ゴミ収集機に戻ると、ダストボックスのゴミを収集機に自動排出。収集機内の紙パックには最大60日ぶん(目安)のゴミを溜められる。就寝中に掃除する際は自動排出機能をオフすることも可能。

↑自動ゴミ収集機の紙パックは取り出し時に口が閉じるよう設計。紙パックを捨てるとき手にゴミが付いたりホコリが舞い上がったりせず快適だ

 

エコバックス【DEEBOT T9+】の詳細はコチラ!

アイロボット「ブラーバジェット」が39%オフで2万円以下、Amazonプライムデーで格安に

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施しています。

 

これにともない、アイロボットの床拭き掃除ロボット「ブラーバジェット240(B240060)」が通常価格から39%オフの1万9800円で販売されています。製品ページはこちら

 

本機は、水拭きをする「ウェットモード」と、少量の水分で2度拭きする「ダンプモード」、直線的な乾拭きの「ドライモード」の3モードに対応。水を吹きつけて汚れを浮かせ、パッドを細かく振動させて汚れをこすり落とす機構を採用しているので、ただなぞっただけでは落ちにくい汚れも落とします。

 

また、内蔵するセンサーにより床の段差を感知するので、段差からの落下も防止できます。さらに、カーペットやラグなども同様に感知し、乗り上げを防止します。

 

ウェットモードは12畳まで、ダンプモードとドライモードは15畳までの間取りに対応しています。

 

通常価格は3万2270円と3万円を超えていますが、今回のセールでは2万円を切る価格になっているので、だいぶお得感がありますよね。購入を検討していた人は売り切れる前の注文がオススメです。

ゴミ吸引と水拭きを1台でこなすロボット掃除機が30%オフ、Amazonプライムデー限定

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これに合わせて、エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT N8+」が通常価格から30%オフの5万2360円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

ゴミの吸引と水拭きの両方に対応するロボット掃除機で、複数のマップを保存し、掃除する部屋をカスタマイズして選べる「マルチフロアマッピング」や、ロボット掃除機が進入できないエリアを任意に設定する「進入禁止エリア設定」など、便利な機能を装備。

 

また、高さ約93mmの薄型設計なので、ソファーの下やキャビネットの下といった、狭い部分の掃除も可能です。さらに、20mmの段差乗り越えに対応するので、スライドレールなども乗り越えて清掃できます。

 

このほか、事前に決めた時間に掃除をする「スケジュール清掃」や、カーペット上では自動的に吸引力を上げ、水拭き時はカーペットを避けて通る「カーペット検出テクノロジー」といった高度な機能も備えたうえに、日本語音声でユーザーに状態を伝えることも可能です。

 

これに加えて、目玉となるのはダストボックス内部のゴミを自動的に排出する機能です。充電ドックに2.5リットルの大容量ダストボックスを備え、本体のゴミを自動的に収集してくれます。およそ30日分のゴミと髪の毛を保管できるので、ひと月に一度、ゴミをまとめて捨てるだけと、メンテナンスもラクです。

 

有名ブランドで同様の機能を持った製品を探すと、10万円以上の予算が必要になりますが、水拭きと自動ゴミ収集に対応して5万円台のこのモデルは、お買い得ではないでしょうか。ロボット掃除機の導入を検討している人は要チェックです!

エレクトロラックスの高級掃除機「Pure Q9」が33%オフ、Amazonプライムデーでセール中

Amazon.co.jpは6月22日の23時59分まで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」を開催中。

 

これに合わせて、エレクトロラックスのスティック型掃除機「Pure Q9(PQ92-3EMF)」が、33%オフの3万6800円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

Pure Q9はエレクトロラックス製のスティック型掃除機の中でも、ハイエンドに位置付けられるモデル。なめらかにカーブを描くフレームが特徴的で、北欧メーカーならではの洗練されたデザインを楽しめます。

 

また、本体の重量は2.9kgですが、ボディの重心が下に位置しているので、体感の重量が軽いのもポイントです。このほか、吸引ユニット部分は着脱式で、ハンディクリーナーとしても利用可能。床の掃除だけでなく、棚や階段、キーボード、車内などの掃除にも活用できるでしょう。

 

さらに音質に着目しているのも、Pure Q9の特徴。金属音を軽減することで、体感の運転音を低減させています。

 

これに加えて、5段階のフィルターシステムを搭載することで、汚れた粒子を空気から効率よく分離し、排気をキレイにする機構も搭載。ダストカップとフィルターはワンタッチで取り外せ、水洗いも可能なので、いつでも清潔に使えます。

 

通常の直販価格は5万4780円(税込)と、やや手を出しにくい価格ですが、この優れた機能性が3万円台後半で手に入るとなれば、話は違ってくるのではないでしょうか。デザイン性が高いので、インテリアにこだわりがある人にもオススメしたい製品です。

日立、ごみが見えやすい緑色LEDと髪の毛が絡まりにくいヘッド搭載の掃除機を発売

日立グローバルライフソリューションズは、サイクロン式掃除機「パワかるサイクロン(CV-SP900J)」「パワかるサイクロン(CV-SP300J)」および紙パック式掃除機「かるパック(CV-KP900J)」「CV-KP300J」を発売します。発売はサイクロン式掃除機が7月17日で、紙パック式掃除機が6月19日です。税込みの市場想定価格はそれぞれ、パワかるサイクロン(CV-SP900J)が8万2000円前後、パワかるサイクロン(CV-SP300J)が6万6000円前後、かるパック(CV-KP900J)が6万円前後、CV-KP300Jが4万9000円前後となっています。

 

パワかるサイクロンは、小型モーターによる強力な吸引力と本体重量約2.5kgの軽さによる取り回しの良さを備えたサイクロン式掃除機。モーターには、流体解析技術を駆使した高効率設計を採用することで、小型でも吸込仕事率300Wを実現しています。

 

また、ヘッド部分には新設計のレンズを採用した緑色のLEDライトを搭載。掃除中にLEDライトでフロアを照射することで、暗い場所はもちろん、明るい場所でもごみが見えやすくなるとしています。

 

ブラシは毛先をループ状にすることで髪の毛などが絡まりにくい「からまんブラシ」を採用。ループ状のブラシを掃除機に採用するのは日立としては初めての試みとしています。

 

本体サイズは長さ300×幅207×高さ287mmで、集じん容積は0.25Lとなっています。なお、上位モデルCV-SP900Jと、下の写真の下位モデルCV-SP300Jではごみの捕集率(CV-SP900Jは99.999%で、CV-SP300Jは99%)が若干違うほか、CV-SP900Jの方が付属品が多いです。

 

一方の、紙パック式掃除機のかるパックにもヘッド部分の緑色LEDや、からまんブラシを採用。また、高性能な小型ファンモーターを搭載しており、吸引仕事率は340Wを実現しているうえ、本体重量約2.3kgと取り回しがラクなボディに仕上がっています。本体サイズは長さ339×幅225×高さ203mmで、集じん容積は1.3Lです。

 

下位モデルのCV-KP300Jは、ヘッド部分に緑色LEDではなく白色LEDを採用。このほか、吸込仕事率は650W、集じん容積は1.5Lを実現しています。本体サイズは長さ288×幅256×高さ214mm、本体重量は約3.3kgです。

「日本のために」ハンディクリーナーNo.1のシャークが3年かけて開発!全方向強化モデル「EVOPOWER EX」の完成度に驚いた

アメリカ発の家電メーカー・シャークニンジャは、ハンディクリーナー「EVOPOWER」シリーズの第二世代となる「EVOPOWER EX(エヴォパワー イーエックス)」を6月下旬に発売すると発表しました。第一世代と比べ、吸引力は2倍、駆動時間は3倍、アクセサリーはオシャレに収納可能になるなど、大きな進化を遂げています。オンラインで行われた発表会の様子とともにレポートしていきましょう。

↑EVOPOWER EX。使用時の本体サイズは高さ390×幅62×奥行69mm

 

人気シリーズのプレミアムモデルという位置づけ

EVOPOWERシリーズは、国内ハンディクリーナー市場で販売シェアNo.1を獲得し、大きな存在感を示しています。そんな同シリーズのプレミアムモデルの位置づけとなるのが、今回発表されたEVOPOWER EX。2018年に日本市場に参入して約3年間、日本のユーザーの声に耳を傾け、そのニーズを具現化したのが同モデルだといいます。

↑シャークニンジャの代表取締役社長・古屋和輝氏。「EVOPOWERは、2019年と2020年の国内ハンディクリーナー市場でシェア50%以上というナンバーワンの地位を獲得し、ハンディクリーナーの使い方を変えた」と語ります

 

シャークニンジャがEVOPOWERの国内ユーザーの声を調べたところ、最も高い要望は「吸引力」と「音の大きさ」でした。

↑吸引力と音の大きさが同率の37%。次いでアクセサリーの収納(20%)、駆動時間(6%)が続きました

 

国内プロダクトマーケティングを担当し、日本市場向けにオリジナリティのある開発を主導した長瀬陽子さんは、「日本市場の特殊性を踏まえ、第一世代のユーザーの声だけでなく、自社の他製品や他社のクリーナーを使っている家庭にもヒアリングを実施。日本人が重視するポイントを探りました」と語ります。

↑「EVOPOWER EXによるラインナップの拡充で、より幅広いニーズに対応します」と話す長瀬陽子さん

 

ユーザーの声から吸引力など4つのポイントを強化

ヒアリングの結果、以下の大きく4つのアップグレードポイントを設けたそうです。

1.吸引力が従来モデルの2倍

2.モード切り替えを採用(ブースト/標準/エコ)

3.最大35分の駆動時間(EVOPOWER W35は最大24分 ※バッテリー2個使用時)

4.充電ドックに付属アクセサリーをすべて収納

 

特に吸引力は、クリーナーの本質である掃除用具としての機能に直結する部分。モード切り替えも備えたので、気になるところを手早く掃除するときや、大きめのゴミを吸うときは吸引力の強い「ブースト」を使い、ホコリなどの軽いゴミを取り除きたい時には「エコ」で丁寧に掃除する、といった使い分けができるようになっています。

↑回転するファンをイメージしたマークのボタンがブーストモード。少し重たいゴミもパワフルに吸い込みます

 

ブーストモードの運転時間は約8分。食べカスをこぼしたり、目立つ汚れを見つけたりしたときにサッと取り出して、ピンポイントで掃除するには十分でしょう。

↑エンジニアのSteven Gacin氏は「開発する上で大変だったのは、第一世代で実現している強みを超えることでした」と述べました

 

充電ドックに付属品を収納できる

一方、吸引力を抑える代わりに騒音も抑えられるエコモードでは、駆動時間は最大35分となります。週末にのんびり目につく場所を掃除して回っても、よほど広い家でない限り、途中でバッテリー切れを起こす心配はないでしょう。

↑向かって右の葉っぱのマークを押すとエコモードになります。音が気になる夜中の掃除にも活躍しそう

 

充電は充電ドックに本体を戻すだけで始まります。満充電になると、自動的に待機モードに切り替わるので過充電の心配はありません。第一世代同様の着脱式バッテリーなので、バッテリーを余分に購入して、より長時間連続利用することも可能です。

 

また、回転ヘッドでパワフルにゴミを吸い取るミニモーターヘッドや隙間用ノズル、マルチノズルなど、豊富なアクセサリーは充電ドックに差して収納できるようになっています。使いたいときにサッと取り出してすぐに掃除でき、掃除が終われば片付けも簡単というわけです。

↑アクセサリーは充電ドックに差して収納できます(フローリング用延長ノズルを除く)。アクセサリー置き場に悩むこともありませんね

 

ちなみにゴミ捨てやダストカップのお手入れに関しては、第一世代の使い勝手が好評で、EVOPOWER EXはこれを継承したものになっています。ダストカップやフィルターは丸ごと水洗い可能なので、カップに付着した細かなチリが気になるときも手早くお手入れできますね。

↑ゴミ捨てはゴミ箱の上でボタンをワンタッチするだけ。ゴミに触れなくて良いので衛生的です

 

出しっぱなしにできるようインテリア性も重視

さらに、EVOPOWERシリーズでは、ハンディクリーナーに求められる要素として、すぐに手に取れる場所に出しておけるインテリア性も重視しています。EVOPOWER EXではこの点もブラッシュアップしました。

 

パワーを増しているのに、本体の形状は第一世代より約3cm短く小型化。本体重量はバッテリーを含めて約680gで、従来モデルより約60g重くなりました。本体カラーは3色の展開で、グレージュ(型番はWV406JGG)、ダークチョコレート(WV405JDC)、ローズレッド(WV400JRR)となっています。いずれも日本オリジナルカラーで、高級感をかもし出す深みのある色合いです。なお、以下の表の通り、カラーによって付属するアクセサリーの内容が異なります。

↑EVOPOWER EXのモデル別アクセサリー一覧。グレージュのモデルが最も付属品が豊富です

 

最上位のグレージュは、金属の鋭利さとほのかな温かみを両立していて、様々なタイプの部屋に違和感なく溶け込む上質なデザイン。すべてのアクセサリーが付属します。実売予想価格は2万9700円(税込・以下同)。

↑グレージュのみに付属するフローリング用延長ノズルを使用したシーン。フローリング用延長ノズルは日本オリジナルです

 

ダークチョコレートは見る角度によって影が黒くなり、光が当たる部分は黄味がかってゴールドのように見えます。フローリング用延長ノズルは付属しません。実売予想価格は2万5850円。

↑ダークチョコレート。ほぼ黒ですが、見る角度や光の当たり具合で色合いに温かみが出るようになっています

 

ローズレッドは赤とピンクの中間色で、部屋に花を飾ったような華やかさと落ち着きを与えます。付属品はフローリング用延長ノズルとミニモーターヘッドを省略しています。実売予想価格は2万2000円。

↑ローズレッド。キッチンやダイニングに置くには、このくらい華やかな色のほうが調和しそうです

 

どの色も、クローゼットにしまうより、サイドテーブルや窓際にでも置いておきたくなるデザインです。特にローズレッドはシンプルな部屋の中で彩りになる、花のような存在感で好印象……なのですが、アクセサリーの一部が省略されているのが少々残念ではあります。汎用性よりも、優雅さを重視したモデルなのでしょうね。

 

こうしてみると、EVOPOWER EXは吸引力から使い勝手、収納力、デザイン、カラーリングにいたるまで、全体のクオリティを徹底的に高めてきた印象です。まさに「プレミアム」の名にふさわしいモデルといえるでしょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

手軽に掃除できるケルヒャーのモバイル高圧洗浄機「KHB 6 バッテリーセット」が7月に発売

ケルヒャー ジャパンは、モバイル高圧洗浄機「KHB 6 バッテリーセット」を7月15日に発売します。直販サイトの価格は3万2780円(税込)です。

 

KHB 6 バッテリーセットは、コードレスかつハンディタイプのモバイル高圧洗浄機。手軽に洗浄できるため、日常使いはもちろん、電源がないアウトドアシーンでの洗浄にも最適としています。

 

付属の18V/2.5Ahバッテリーには、洗浄時や充電時に残り時間を確認できる液晶パネルを搭載。リアルタイムでバッテリーの状態を把握することができます。なお、連続使用時間はバッテリーを満充電した状態で約12分となっています。

 

バッテリーとノズルを装着した状態での本体重量は約2.5kgで、片手でも持つことが可能。洗浄時の負担を軽減してくれます。さらに、本体サイズは長さ302×幅89×高さ265mmと、コンパクトに仕上がっています。

 

付属品はバッテリーのほかに、1ジェットノズル、サイクロンジェットノズル、ランス、充電アダプター、本体側カップリングなど。夏のレジャーを楽しんだ後の掃除で実力を発揮してくれそうです。

モップなのにカーペットが掃除できる! 80万台突破の人気シリーズ「コードレス回転モップクリーナー」最新版レビュー

例年より家族が家にいる時間が急増しました。すると面白いもので、それだけ家は汚れます。さらにこれから暑くなり、汗をかく季節になると、目に見えない床の汚れも気になるところ。しかし、ホコリやゴミはスティック掃除機で簡単に吸い取れますが、床の拭き掃除となると一気にハードルが上がりますよね。そこで注目したいのが、2021年4月に発売されたCCP(シー・シー・ピー)の「コードレス回転モップクリーナー Neo+ ZJ-MA21」です。

 

こちらは昨年、手ごろな拭き掃除機として紹介した「コードレス回転モップクリーナー Neo」の進化版。付属のモップを濡らして貼り付け、回転させながら掃除ができるので、簡単に床拭きができると旧モデルから大人気。シリーズ累計80万台を突破したとのことで、その使い勝手には定評があります。新モデルは昨年のモデルからどこが進化したのか、旧モデルを使った経験のある筆者が、早速借りてチェックしてみました!

↑CCP「コードレス回転モップクリーナー Neo+ ZJ-MA21」。実売価格は1万80円(税込 ※以下価格はすべて税込)

 

回転数が最大130回/分→150回/分にアップ

まず1つめの進化が、モップの回転数です。2018年に発売された従来モデルの回転数は130回/分でしたが、新モデルでは最大150回/分(強モード時)にアップ。また150回転/分の強モードを搭載したことにより、カーペットの掃除もできるようになりました。

 

さらに、回転スピードは2段階の切り替えができるようになっています。回転数100回/分の標準モードも搭載し、窓拭きなどは標準モードで行います。本体サイズは幅約280×奥行き130×高さ1040mmで、窓拭きなどを行うときは延長パイプを一つ外して、長さ680mmにして使うことができます。

 

また、内蔵リチウムイオンバッテリーの連続使用時間は、従来モデルより10分伸びて約70分になり、より長く使えるようになりました。ただし、これは回転数100回/分の標準モードでの動作時間なので、回転数がアップした強モードの連続駆動時間はこれより短くなるでしょう。

↑モップパッドは2枚付属。これら以外に別売で屋外用デッキブラシ(2500円)や屋外用パッド(1017円)も用意

 

ではさっそく「コードレス回転モップクリーナー Neo+」を使ってみましょう。本体に延長パイプ、ハンドルを接続。そして付属の2つのモップパッドを濡らし、本体底面に取り付ければ準備はOKです。なお、このモップパッドは極細繊維とコシのある繊維の2種類を組み合わせた構造。繊維が床の目地までしっかり届き、汚れをキャッチすることができるとのこと。洗剤を使わずに水だけで汚れを拭き取ることができるといいます。

↑モップパッドはできるだけ中央に取り付けることでキレイに回転します

 

汚れが強くない場所は標準モードで十分

操作はハンドル部分に並んでいる電源ボタンと、強/標準モードの切り替えボタンで行います。電源を入れるとまずは標準モードで駆動。強/標準ボタンを押すと「強」モードに切り替わります。

↑ハンドルに並ぶ2つのボタンでオン/オフと動作モードの切り替えができます

 

電源が入ると2つのモップパッドが内向きに回転しながら、床を掃除していきます。モップパッドの回転に合わせて前後に動かして拭いていくだけで、簡単に拭き掃除ができます。特に汚れが強くない場所は標準モードで十分にキレイにできました。ザラザラしていた床もすっきりキレイになるのが気持ちいいです。

↑水拭きすることで、床がキレイになって行くのが実感できます

 

回転数が上がったおかげでカーペットの上でも動かせる

今回から対応したカーペットの掃除も試してみましょう。毛足が長すぎないカーペットなら強モードで掃除ができるようになっています。実際にカーペットの上で走らせてみたところ、標準モードでは前後の動きに回転する力が負けて、うまく拭き掃除ができませんが、強モードに切り替えることで前後に動かすことができました。カーペットの表面に付着した汚れを手軽に水拭きできるのが便利です。

↑強モードならカーペットの上でも回転しました

 

もうひとつ本機の便利な点が、窓拭きや浴室の壁、天井などの掃除に使えること。しかし、前モデルでは窓拭きで使うとき、押さえるのにややパワーが必要だった印象があります。その点、新モデルの「Neo+」では標準モードの回転数が100回転に下がったため押さえ込む力が少なくて済み、ハンディ時の使い勝手がアップしています。

 

最初は、「新モデルになって回転数が上がった」と言ってもほんのちょっとだな(130回転→150回転)……なんて思っていました。しかし、使ってみて気づいたのは、その裏にあった「強モード(150回転)と標準モード(100回転)の切り替えが可能になったことによる、使い勝手の向上」です。強モードでカーペットが掃除できるようになり、標準モードでは窓拭きや壁掃除がラクに行えることから、二段階切り替えの恩恵を感じました。

↑ハンディ状にして、標準モードで浴室の壁の高いところをサッと掃除できるのが便利

 

目に見えない汚れも含め、床の汚れが気になったときにさっと使うことができ、フローリングだけはなく畳やカーペットの上もそのまま水拭きが可能な「コードレス回転モップクリーナー Neo+」。この手軽さは慣れると手放せません。水だけで皮脂、花粉、油汚れのほか、床の雑菌を99.9%除去できる(メーカー調べ)のも魅力。これからの季節、足の裏の汗と皮脂による床の汚れが気になるので、存分に活躍するのは間違いないでしょう。

 

ルンバの上位モデルが2週間でイチキュッパ(60%オフ)!「お試しユーザー」が待っていたサブスクプラン「3つの進化」

アイロボットジャパンは、6月8日の「ルンバの日」に、オンラインにて事業戦略発表会を開催。ここで同社は2020年に開始したサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+(プラス)」をアップデートし、同日より運用を開始することを発表しました。

↑アップデートの内容を発表する同社ダイレクトビジネス部の皆川光宇氏

 

アップデートの内容は以下の通り。

【アップデート1】 人気のフラッグシップモデル「ルンバ s9+」をラインナップに追加

「ルンバ s9+」はルンバで唯一、壁際や部屋の隅の掃除に適した「Perfect Edgeテクノロジー」を搭載する最上位モデル。エントリーモデルの約40倍の吸引力を持ち、自動ゴミ収集機を備えています。この「ルンバ s9+」を月額定額制の「あんしん継続コース」(※)のユーザーの85.9%が「体験したい」と回答。その声に応え、今回新たに「あんしん継続コース」のラインナップに「ルンバ s9+」が追加されました。「ルンバ s9+」の月額利用料金は5480円(税込/以下価格はすべて税込)。

※あんしん継続コース…月額利用料金:エントリーモデル980円~最上位機種5480円 契約期間:36か月間(※契約満了時に所有権がユーザーに移転。契約開始から6か月以内は解約・返品不可) 無償保証・修理期間:36か月間(※ユーザー過失故障の場合は、契約開始から1年以内であれば無償修理対象)。

 

【アップデート2】 ロボットを返却せずにあんしん継続コースへの移行が可能に


これまでは「おためし2週間コース」(※)から月額定額制の「あんしん継続コース」へと契約切り替えをする際は、一度ロボットを返却しなければならなかったため、「返却に手間がかかる」「ルンバが家の間取りを記憶したばかりなので不便を感じた」というユーザーの声があったそう。

※おためし2週間コース……契約期間:14日間 オプション:2週間のレンタル終了後、アイロボット公式オンラインストアで同型の製品を購入した場合、レンタル料金相当を全額キャッシュバック(要申請)。また、「あんしん継続コース」に移行の場合、初月利用料が無料となり、「おためし2週間コース」の利用料金相当を全額キャッシュバック

 

そこで、コース変更後でも返却せずに同じロボットを使えるように変更。「おためし2週間コース」から「あんしん継続コース」へ移行すると、「おためし2週間コース」の費用1980円をキャッシュバック、初月1か月無料、たっぷり3年保証というこれまでの特典が利用可能。さらに、コース変更後も同じロボットを使う場合には、月額料金が10%オフとおトクに利用できます。

 

【アップデート3】 「おためし2週間コース」は全モデル一律1980円に価格改定


従来は機種によって1980~4980円と価格に違いがあった「おためし2週間コース」。その価格を全モデル一律1980円に改定しました。自動ゴミ収集機付きの上位モデル「ルンバ i7+」を例にとると4980円→1980円(約60%オフ)となり、3000円もおトクになるわけです。これにより、上位モデルを試すハードルが格段に下がることになります。なお、先述の最上位モデル「ルンバ s9+」は「おためし2週間コース」の対象外。

 

3つのアップデートのなかでも、特に「おためし2週間コース」で上位モデルを含む全モデルが1980円になったインパクトは大きいです。「おためし2週間コース」を創設し、キャッシュバックを充実させた前回アップデートと同様、「とにかく一度使ってみて!」というアイロボットの強い熱意が見て取れますね。

 

6月11日から「あんしん継続コース」が3か月無料になるキャンペーンも実施

さらに、6月11日(金)00:01~7月18日(日)23:59には、月額定額制の「あんしん継続コース」が3か月無料になるキャンペーンも実施するとのこと(対象製品:ルンバ i7、i7+、i3、i3+、ブラーバジェット m6 ※新規申し込み、おためし2週間コース経由いずれも対象)。

 

価格を抑えたプログラミングロボット「Root rt0」を発売

事業戦略発表会では、ルンバをモチーフとしたプログラミングロボット「Root」の新モデル「Root rt0(アールティーゼロ)」も発表されました。発売は7月8日。

↑左が新モデルの「Root rt0」で、右が従来モデルの「Root rt1」

 

Rootは同社の「STEM(※)教育への情熱を形にしたロボット」とのこと。従来モデルの「Root rt1」(アイロボットストア価格2万9800円)は、今年2月の発売後約4か月で34都道府県の小学校で導入されました。

↑Rootを使った仙台白百合学園小学校での授業の様子。生徒たちは、シートをぐるっと一周させるミッションに夢中になっていました

 

現場の教師からは「敷居が高く感じていたプログラミングが、ぐっと身近に感じられるようになった」など概ねポジティブな声が上がる一方で、「予算取りが厳しい」「生徒一人に一台のRootを導入するのはハードルが高い」という声も聞かれるとのこと。そこで、従来のRootに搭載されている天板ホワイトボード、イレイサー、カラーセンサー、段差センサー、マグネットを省略し、価格を抑えたのが「Root rt0」(アイロボットストア価格2万4800円)です。

※STEM……Science(科学)Technology(技術)Engineering(エンジニアリング)Mathematics(数学)の頭文字からとった教育プログラム

 

サブスクをより使いやすく改善したルンバ、価格を抑えたRoot。どちらも導入のハードルをぐっと下げたことで、さらなる普及が見込まれます。家庭でも学校でも、より身近な存在になりそうですね。

吸引力などが大幅進化、ごみ吸引と水拭きができるロボット掃除機「DEEBOT T9+」登場

エコバックスジャパンは、ロボット掃除機「DEEBOT T9+」と「DEEBOT T9」を6月18日に発売すると発表。現在、正規取扱販売店とエコバックスジャパン公式オンラインストアで予約を受け付けており、価格はDEEBOT T9+が12万9800円、DEEBOT T9が9万9800円です。

 

DEEBOT T9+とDEEBOT T9は、ごみの吸引と水拭きが1台でできるロボット掃除機。DEEBOTシリーズの中では、上位モデルにあたります。

 

両モデルは、従来の赤外線技術を採用した製品と比べて、障害物の認識精度が10倍に向上した3D物体回避機能「TrueDetect 2.0」を搭載。障害物のサイズにより回避するタイミングを考えながら賢く避けることができ、家具への衝突や小さなコード類への絡まりを防ぐとしています。また、複数の間取りを正確にマッピングする「TrueMapping 2.0」の搭載により、部屋の隅々まで掃除可能とのこと。

 

吸引力は、従来モデルに比べて6倍に強化。カーペットの毛の奥に入り込んだゴミやホコリも吸引するといいます。水拭き性能も進化しており、OZMO T8シリーズに搭載された振動式パワフル水拭きをアップデート。新採用のモーターにより、静音性が向上したとしています。

 

さらに、業界初をうたう、芳香剤が搭載可能になった点も特徴です。吸引清掃をしながら本体後方から香りを放出。部屋にこもったニオイを効果的に除去してくれます。芳香剤はカプセルタイプのカートリッジで、3種類の香りをラインアップしています。なお、芳香剤は水拭き時には使用できません。

 

本体サイズはそれぞれ幅353×奥行き353×高さ93.6mm。最大稼働時間は約175分で、充電時間は約6.5時間となっています。このほか、ダストボックスの容量は420ml、水タンクの容量は180mlです。また、DEEBOT T9+には自動ゴミ収集機が付きます。

「進撃の巨人」リヴァイ兵長の声で掃除するロボット掃除機が独占販売

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

ショッピングサービス「ひかりTVショッピング」で、「進撃の巨人」の人気キャラクター、リヴァイ兵長の完全録り下ろしボイス内蔵ロボット掃除機「Roborock S6 Pure 進撃の巨人 リヴァイ兵長オリジナル音声モデル」(以下、リヴァイ兵長オリジナル音声モデル)が独占販売されます。発売は6月9日で、価格は6万9800円です。

 

リヴァイ兵長オリジナル音声モデルは、リヴァイ兵長の掃除好き・綺麗好きにちなんだ商品として製作が決定。リヴァイ兵長の音声案内により、掃除の時間を楽しく過ごしたり、作品に対しての愛着をより一層深めたりしてほしいという思いで販売するとのこと。

 

録り下ろしの音声は「掃除が完了した。これが本物の掃除だ。わかったか?」など104種。また、すべての音声案内がわかる特製ガイドブックも同梱しています。さらに、オリジナルのデザインステッカーも付属します。

 

ロボット掃除機としては、ゴミの吸引と水拭きが一台でこなせるうえ、ハウスダストから直径8mmのパチンコ玉まで吸い込める、2000Paの吸引力を実現しています。いっぽうの、水拭き機能の水量は2段階で調整が可能です。

 

また、複数のフロアをマップとして記憶することが可能なほか、専用アプリを使って掃除する部屋の順番を設定することもできます。

アイリスオーヤマ、4万円台で重さ1.4kgの充電式サイクロンスティッククリーナー

アイリスオーヤマは、本体重量1.4kgの「充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセット」を、5月29日に発売します。参考価格は4万3780円です。

 

充電式サイクロンスティッククリーナー マルチツールセットは、バッテリーやモーターを見直し、ボディを軽量化することで、アイリスオーヤマのサイクロンタイプのスティッククリーナーとしては最軽量を実現。軽量で持ち運びやすいうえに、高いところでも取り回しが可能です。

また、幅224mmの自走式パワーヘッドを搭載。少ない力でヘッドを動かすことができるほか、椅子の下や壁際などの細かい部分も掃除しやすくなっています。

 

運転時間はブラシを回転させないセーブモードで最長40分間。充電時間は約4時間となっています。バッテリーは着脱式で、簡単に取り外しできます。さらに、別売りのバッテリーを併用することで最大80分の長時間運転が可能となります。

 

このほか、サイクロン方式の遠心分離と、高性能なフィルターにより、ホコリやチリなどの、3㎛までの微細な粒子を99.5%カット。小さな子どもやペットがいる家庭でも安心できるとしています。

 

付属品の多さも特徴で、充電アダプター、充電スタンドだけでなく、静電モップ、モップ帯電ケース、すき間ノズル、ミニヘッド、ブラシノズル、フレキシブルホース、ふとん用ヘッド、クリーニングブラシが付属します。

コンパクトで初心者に最適! 除菌もできるケルヒャーのスチームクリーナー「SC MINI」

ケルヒャー ジャパンは、除菌ニーズの高まりを受け、ウイルス除去とバクテリア除菌が手軽にできる家庭用スチームクリーナー「SC MINI」を4月26日(月)より発売します。実売予想価格は1万780円(税込)。

↑「SC MINI」のサイズはW127×H186×D321mm、質量は1.6㎏(アクセサリー除く)、ボイラータンク容量は0.2L、清掃面積(給水タンク満水で清掃できる面積)は20m2、コード長は4m。ハンドブラシとハンドブラシ用マイクロファイバーカバー2個が付属

 

水だけで除菌できる初心者に優しいコンパクトタイプ

「SC MINI」はコンパクトながら安定したスチームで除菌と清掃ができる1台2役のモデル。家庭用のエントリー機種として、今までスチームクリーナーを使用したことがないユーザーもターゲットに入れた製品です。

 

ヒートアップタイムは約3分で、連続噴射時間は約6分。約100℃の高温スチームにより、一般家庭のバクテリアやウイルスを99.99%除去(※)できます。蛇口やシンク、タイルの壁や窓、換気フードやコンロなどのしつこい汚れを落とすのに使えるのはもちろん、菌が気になるダイニングテーブル、ドアノブ、まな板など、毎日家族が触れる場所に使えます。洋服のほか、ソファやクッションなど洗いにくい布製品にも使用可能。洗剤を使わず水だけで除菌ができるので、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して使えます。

※第三者機関調べ。ケルヒャースチームクリーナーをスチーム最大量モードで30秒間噴射するとウイルスを99.999%除去。また、ケルヒャーのスチームクリーナーを正しく使用すると、一般家庭のバクテリアを99.99%除菌(表面の硬い場所を清掃した場合)

 

付属のアクセサリーは、除菌効果が高いハンドブラシ+カバー(2枚)のみとシンプルで、収納にも困らないとのこと。大型で本格的なスチームクリーナーは持て余してしまうけれど、コンパクトなものを手軽に使いたいというユーザーにはぴったりです。

↑場所をとらずに収納できるのも魅力

 

ダイソン初「全方向駆動クリーナー」出た! 最新モデル「オムニグライド」発表会で操作感とディテールを詳しくチェック

ダイソンは、同社初となる全方向駆動コードレスクリーナー「Dyson Omni-glide(ダイソン オムニグライド)コードレスクリーナー」を発表。今回は、その発表会で使った実機について、詳しくレポートしていきます。なお、本機は4月7日(水)に発売済で、直販価格は6個のツールが付属する「Dyson Omni-glide Complete(SV19 OF)」が6万4900円(税込)。直販限定で7個のツールが付属する「Dyson Omni-glide Complete+(SV19 OF COM)」が6万9300円(税込)。

↑Dyson Omni-glideのサイズ/質量は幅208×奥行1077×高さ132mm/1.90kg(バッテリー、パイプ、標準クリーナーヘッド含む)。最長運転時間(クリーナーヘッド/非モーター駆動ツール)はエコモード 約18分/約20分、強モード 約5分/約5分で、充電時間は約3.5時間

 

あらゆる方向に滑らかに動かせるヘッドを新開発

ダイソン オムニグライドの大きな特徴は、ヘッドが前後左右斜めとあらゆる方向に滑らかに動かせること。ヘッドの底部には360°回転する4つのキャスターホイールを配置しており、床面との抵抗を抑えたことで、全方向へスライドさせることが可能となりました。

↑こちらが「Omnidirectional Fluffyクリーナーヘッド」。指で触れている部分がキャスターホイールで、全部で4か所あります。ちなみに、ブラシの青と赤の部分が床を傷つけずに大きなゴミを取るナイロンフェルトブラシ。黒い部分が微細なゴミを除去するカーボンファイバーブラシです

 

↑テニスのバックハンドのように、片手で横に払うような動きも可能

 

↑ヘッドを滑らせるようにしてスムーズにゴミを吸い取りました。ユーザーは特に力を入れていない様子です

 

あらゆる方向に曲がるネック構造を採用し、手首を回転させるだけでヘッドの向きを変えることが可能。手首の動きだけで、イスの脚に沿わせて掃除することもできます。さらに、前後に配置された2つのブラシバーは連動して同じ速度で回転するため、押しても引いても大きなゴミから微細なホコリまでを同時に吸い取ります。このヘッドをダイソンは「Omnidirectional Fluffy(オムニディレクショナル フラフィ) クリーナーヘッド」と名付けました。

 

ヘッドが小さめで小回りの良さは抜群

実際に使ってみると、確かにスルスルと思い通りの方向に動かすことができます。ほうきのように左右に往復させたり、壁に沿って動かしたり、狭い隙間にヘッドを滑りこませたりできるうえ、ヘッドが小さめで本体も軽いので、小回りの良さは抜群です。

↑ヘッドをタテにして、すきまにさし込むことも可能です

 

また、モーターやサイクロン、クリアビン、フィルター、ハンドルを直線的に配列した設計を採用。これにより、ソファやベッドなど低い家具の下もフラットに寝かせてさし込むことができ、スムーズに掃除できます。

↑直線的な構造のため、ほぼ水平に倒してベッドの下にヘッドを入れることができます

 

 

ダイソン自慢の強力なモーターも健在。毎分最大10万5000回転するDyson Hyperdymium(ダイソン ハイパーディミアム)モーターを搭載し、パワフルで変わらない吸引力を実現しました。また、製品全体で5段階にわたりゴミを捕集する設計により、0.3ミクロンもの微細な粒子を99.99%捕えるとのこと。加圧ゴムシールが捕集したゴミが空気中に漏れるのを防ぎ、部屋の空気よりもキレイな空気を排出するとしています。

↑小型軽量ながらパワフルなモーターを搭載

 

電源スイッチは常時ONで操作できるボタン式を採用

続いて、本体の細部を見ていきましょう。電源スイッチは従来のトリガー式ではなく、ボタン式を採用。常時電源ONで操作できるので、持ち方や持ち手を自在に変えて操作する本機にとってはこのほうが便利です。バッテリーはハンドル部分に内蔵され、着脱が可能。別売のバッテリーを購入して交換して使うことも可能です。ゴミ捨ては従来モデルと同様、ゴミに触れることなくワンタッチで行えます。

↑ボタンはハンドル部分に2つだけ。上が電源ボタンで、下がMAX(強)モードのボタン

 

↑バッテリーはカンタンに取り外しできます

 

↑ゴミ捨ての様子。本体裏の赤いスイッチを押しながら、クリアビン(ダストボックス)を前にスライドさせれば、フタがパカッと開いてゴミが自然に落ちるしくみ

 

3種類のアタッチメントと専用充電ドックが付属

付属のアタッチメントはミニ モーターヘッド、卓上ツール、コンビネーション隙間ノズルの3種類。直販限定のDyson Omni-glide Complete+にはLED隙間ノズルも付属します。

↑左からミニ モーターヘッド、コンビネーション隙間ノズル、卓上ツール

 

↑パイプを外して卓上ツールを装着すると、コンパクトなハンディクリーナーに

 

↑ミニ モーターヘッドを装着するとふとんクリーナーに。適度な吸い付き感があって、ゴミをしっかり吸い取れている感覚があります

 

↑コンビネーション隙間ノズルは、先端にブラシをスライドさせて使用可能。接するモノを傷つけずに掃除できます

 

このほか、3つのアタッチメントを収容できる自立式の専用充電ドックが付属。本体とツールをすっきりと収納しながら常時充電ができ、次の掃除のときにもすぐに取り外して使うことができます。

↑白のカラーリングで清潔感のある専用充電ドック。すべてのツールを左右のパイプにスポッとはめて収納できます

 

「BALMUDA The Cleaner」と比べずにはいられない

ちなみに、ダイソン オムニグライドを見た家電メディア関係者がおそらく全員、思ったことがあります。それは、本機が昨年11月に発売されたバルミューダの「BALMUDA The Cleaner」によく似ている……ということ(ダイソン オムニグライドは韓国で昨年7月に先行発売)。2つのブラシによる浮いているような操作感、ヘッド底部のローラー(キャスターホイール)、自在に曲がるジョイント部……そっくりですね。

↑バルミューダの「BALMUDA The Cleaner」(実売価格5万9800円)。2つのブラシをそれぞれ内側に回転させ、床面との摩擦を低減。クリーナー自体が浮いているかのようなの操作感を実現するとともに、2つのキャスターを搭載してあらゆる方向への移動を実現しています

 

そっくりなアイテムなので、比べずにはいられない……! というわけで、ダイソン オムニグライドとBALMUDA The Cleanerの使用感を(記憶を頼りに)比較してみると、BALMUDA The Cleanerのほうが浮いている感触があり、移動の滑らかさで言えばこちらが上という印象です。また、ヘッドの大きさはBALMUDA The Cleanerが幅300mm、ダイソン オムニグライドは幅208mmなので、一度に掃除できる面積はBALMUDA The Cleanerのほうが大きいといえるでしょう。

 

なお、バルミューダは約3.1㎏とやや重いですが、メインとなる機構がヘッド付近に配置され、重心が下部にあるため、滑らせて操作するぶんには本体の重さを感じることはありません。とはいえ、やはりヘッドを持ち上げて段差やモノを避けるような動作は苦手。一方、ダイソン オムニグライドは重心がハンドル側にあり、重さは1.90㎏と軽量です。その点、段差やモノが多い狭小な住宅では、軽くて小回りの利くダイソン オムニグライドが活躍する場面も多いはず。シンプルな大空間にはBALMUDA The Cleaner、モノが多く狭い住宅にはダイソン オムニグライド、といった住み分けが成立するかもしれません。あとは、“メカメカしい”掃除機が好きならダイソン、ミニマルなイメージを好むならバルミューダ、とデザインで選ぶか。ちなみに、アタッチメントの種類と完成度はダイソンに軍配。現状ではこのようなイメージです。あとはユーザーがどのように反応するのか、面白いモデルであることは間違いないので、引き続き注目して見ていきましょう。

↑日本の品質部門を統括するジェームズ・シェール氏。「床の上で過ごすことが多い日本人にとって、素足で感じられる清潔さが必要。本機はそれを実現できる新しい製品」と語りました

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

高コスパで注目のロボット掃除機「ロボロック」、家電大賞銅賞の肝は「1台2役」だった【家電大賞2020-2021 ロボット掃除機部門】

「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定! 見事、ロボット掃除機部門の銅賞に輝いたのは、ロボロックの「Roborock S6 MaxV」と「Roborock E4」です!

 

障害物の識別&回避の精度やリアルタイムのマッピングも高評価

【ロボット掃除機部門】銅賞

ロボロック

Roborock S6 MaxV

2眼カメラを搭載し、障害物までの距離を人の目のように見極め回避しながら掃除。吸引と水拭きを同時に行い、床をサラサラの 状態に保てる。2500Paのパワフル吸引ながら運転音が静かなのも魅力だ。2眼カメラを使い、アプリから室内の見守りもできる。

SPEC ●マッピング方式:LDSレーザー ●最長稼働時間:180分 ●充電時間:6時間(自動充電・自動再開)●ダストボックス容量:460mL ●乗り越え可能な段差:2cm ●水拭き水量調節:4段階 ●サイズ/質量:φ353×H96.5mm/3.6kg

 

【読者コメント】

「毎日の掃除機がけとモップがけをお任せできてQOLが劇的に上がりました」(30代・女性)

「ペットのフンを回避する機能は、これにずっと悩んでいたので本当にありがたい」(40代・女性)

「ロボット掃除機としてのスペックが総合的に高くコスパも抜群です」(30代・男性)

 

家電大賞のロボット掃除機部門では、ロボロックのハイエンドモデルであるS6 MaxVおよびエントリーモデルのE4が銅賞に。ロボロックは現在40か国以上で累計550万台以上を販売する超大手ブランド。1000種類の品質テストと1500時間の耐久テストを製品に課すなど品質・技術力は折り紙付きだ。

 

特にS6 MaxVは注目株。吸引と拭き掃除を同時に行えるうえ、2眼カメラで障害物との距離を把握し、床上のモノを片付けなくても上手に回避しつつ掃除を行う。ペットのフンまで認識して回避する機能には、ペットオーナーから多くの絶賛コメントが集まった。

 

ほかにも室内を高速マッピングできるLDSレーザーセンサーの採用や、掃除するエリアや進入禁止エリアなどを簡単に設定できる高機能アプリとの連携なども見どころだ。音声案内では、日本語の標準語に加え関西弁や博多弁など全11種類の切り替えができて面白い

 

さらに、これだけ多機能で実売価格8万円台と衝撃的なコスパ。多くの家電好きの票を集めたのも大いに納得である。

 

【POINT1】2眼カメラ&2Way仕様

障害物回避用の2眼カメラを装備。独自のAI技術と連携し障害物の種類を見分け、最適な距離で回避するので、床上を片付けずに掃除できる。本体後部にモップを装着し、掃き掃除と水拭きの同時稼働もOKだ。

 

↑2眼カメラとAIでスリッパや電源コード、ペットのフンなどの種類を認識。スリッパはギリギリまで掃除、ケーブルやフンは距離を置いて回避する。

 

↑ロボロック史上最強の吸引力でゴミを取りつつ、常に一定の圧力でムラなく水拭きできる。稼働面積は最大200㎡、水量は4段階に調節可能だ。

 

【POINT2】高精度マッピング

高精度のLDSレーザーセンサーでフロアをリアルタイムでマッピング。把握した間取りと実際の間取りとの一致率は99%を誇る。最大4フロアぶんのマップを保存でき、多層住宅の各階を掃除可能だ。

 

↑LDSレーザーが毎分300回転して室内を360度スキャン。間取りを正確に把握する。レーザーセンサーなので暗い場所も正確にマッピングできる。

 

↑マップ作成後は部屋の形状に合わせてロボットが走行する方向を自動調整。ムダな往復回数を減らし、かつ障害物を避けながら効率的に掃除する。

 

【POINT3】アプリ連携

専用スマホアプリに完成したマップを表示。進入禁止エリアや水拭き禁止エリア、掃除する部屋の順番などを画面上で指定できる。さらに2眼カメラを使い、留守中の自宅の様子を見守ることも可能だ。

 

↑進入禁止エリアなどは、入ってほしくない場所をアプリのマップ上で簡単に設定できる。部屋ごとに吸引力や水拭き水量の設定も行えて便利。

 

↑スマホによる遠隔操作で本体を移動させ、留守中のペットの様子もカメラの映像で確認できる。音声送信してペットに声がけできるのもうれしい。

 

【LINE-UP】

Roborock S6 MaxV

最長稼働時間:180分

吸引力:2500Pa

マッピング方式:LDSレーザー

リアルタイムマッピング:

障害物識別:

サイズ/質量:φ353×H96.5/3.6kg

吸引力はシリーズ最大の2500Pa。障害物の識別機能、見守り機能を持つフラッグシップモデルだ。2眼カメラを含む15種25個のセンサーを駆使し、よりきめ細かく快適な掃除を実現する。

 

Roborock S5 Max

最長稼働時間:180分

吸引力:2000Pa

マッピング方式:LDSレーザー

リアルタイムマッピング:

障害物識別:

サイズ/質量:φ353×H96.5/3.5kg

吸引力は2000Paで、水拭き対応。2眼カメラ、障害物識別、見守り機能は非搭載だが、ほかはS6 MaxVと同等の機能を備える。14種20個のセンサーにより、フロアに合わせてスムーズに掃除。

 

Roborock S6 Pure

最長稼働時間:180分

吸引力:2000Pa

マッピング方式:LDSレーザー

リアルタイムマッピング:

障害物識別:

サイズ/質量:φ353×H96.5/3.2kg

NTTぷらら通販「ひかりTVショッピング」限定モデル。マットで落ち着きのある質感とホワイトボディが特徴のコスパ重視モデルだ。高精度のLDSレーザーセンサーを搭載し、リアルタイムでマッピングが可能。

 

Roborock E4

最長稼働時間:200分

吸引力:2000Pa

マッピング方式:Wジャイロ+モーショントラッキング

リアルタイムマッピング:

障害物識別:

サイズ/質量:φ350×H90.5/2.96kg

エントリー機ながら吸引と水拭きの同時稼働が可能。ジャイロセンサーとトラッキングセンサーを使い効率的な動きで掃除する。カーペットを識別し、自動で吸引力アップ。水拭き禁止エリア指定は非対応。

家電大賞で部門6連覇&2度目の総合GP!「プレミアムルンバ」の凄まじさを紐解く3つの機能

「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定! 6回目の総合グランプリを獲得したのは、アイロボットの「ルンバ s9+」!

 

創業30年の英知を集約

【総合グランプリ】&【ロボット掃除機部門】金賞

アイロボット

ルンバ s9+

画期的なD型デザインと従来比40倍(※)の吸引力でゴミ除去性能が劇的に進化。高性能センサーなどにより、入り組んだ場所も巧みに走行する。クリーンベースを搭載し、掃除後のゴミ捨てはほぼ不要だ。

※:AeroVac搭載の600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

SPEC ●ナビゲーションテクノロジー:vSLAMナビゲーション ●清掃範囲:フロア全体 ●稼働時間(目安):最大120分 ●充電時間:約3時間 ●スマートスピーカー:対応 ●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg

 

【読者コメント】

「丸型からD型へのスタイルチェンジでロボット掃除機の清掃力の限界を超えた」(20代・女性)

「共働きで朝バタバタのわが家は、 もうコレなしでは生きていけない!」(30代・男性)

「在宅時間が増えて家の床がすぐ汚れるようになったが、 s9+のおかげで清潔さを保てた」(40代・男性)

 

家電大賞2020-2021の総合グランプリはルンバ s9+に決定! アイロボット30年の英知を結集し、ユーザーニーズに応えるべく、コスト度外視で開発した超プレミアムモデルだ。従来比40倍の吸引力、家具の種類までも判別するvSLAM/センサー技術など、その性能はまさに“モンスター級”と言える。

 

今回のグランプリ受賞は、そんな“攻め”の開発姿勢が多くのユーザーに受け入れられた証。評価ポイントも様々だが、特に、「従来以上のマッピング性能と新採用のD型フォルムで、隅々まで取りこぼしなく掃除してくれる」など、デザイン変更による清掃力の大幅アップと、ナビ技術の進化を評価する声が多数。

 

さらに、「ダスト容器のゴミを捨てる作業がなくなると、こんなにラクなのかと日々痛感しています」 といった、クリーンベース搭載を評価する声も数多く寄せられた。

 

ルンバ s9+はロボット掃除機としての完成度の高さに加え、未来の生活、未来の掃除の在り方をも提示。2020年を代表する家電として納得である。

 

【POINT1】D型デザイン&吸引力

「ルンバ=丸型」の既成概念を覆すD型デザインを採用。デュアルアクションブラシも約30%長尺化し、部屋の角のゴミを確実に捕捉可能になった。さらに吸引力も40倍(※)に強化し、カーペット上の微細なゴミも逃さない。

※:AeroVac搭載の600シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット調べ)

 

↑D型ボディ先端部のコーナーブラシが部屋の角に届いてゴミをキャッチ。丸型ボディでは取り切れなかったゴミが除去可能に

 

↑デュアルアクションブラシを本体前方に配置することでブラシ幅を30%拡大。コーナーブラシでかき取ったゴミを確実に吸引する

 

【POINT2】クリーンベース (自動ゴミ収集機)

掃除終了後、s9+が吸ったゴミをクリーンベースに自動排出。掃除のたびに必要だったダスト容器のゴミ捨てが不要となる。クリーンベースには最大60日ぶんのゴミを収集でき、掃除だけでなくゴミ捨てのことまで考えずに済む。

 

↑掃除が終わり、s9+がクリーンベースに戻ると、ダスト容器のゴミを自動排出。出力1200Wのモーターで一気に排出完了する

 

↑クリーンベース内にアレルギー物質を99%捕捉する紙パックを装着。取り出し時に紙パックのフタが閉まるため、ホコリが舞い上がる心配もない

 

【POINT3】間取り学習機能

独自のvSLAMナビゲーションで部屋の間取りや家具の配置を学習しマッピング。各部屋を最短ルートで移動し、ムダのない掃除を行う。さらに家具の種類まで認識し、テーブルの下などピンポイントの掃除指定も可能だ。

 

↑フロア内の個別の部屋まで認識してマッピング。多層階の住宅でも各階のマップを個別に作成し、各階で最適なパターンで掃除する

 

↑「iRobot Home」アプリでどの部屋をいつ掃除するか指定可能。掃除する部屋をお気に入り登録すれば、毎回の部屋指定は不要だ

 

【受賞コメント】

アイロボットジャパン合同会社

代表執行役員社長

挽野 元さん

「GetNavi」「GetNavi web」「家電 Watch」の読者の皆様、この度はルンバ s9+を家電大賞に選出いただきありがとうございます。ルンバは史上初の2度目のグランプリ、6年連続のロボット掃除機部門トップというニュースを聞いて驚くとともに、この快挙に身の引き締まる思いです。これに奢ることなく、消費者の皆様が本当に掃除を任せることのできる、さらに素晴らしい製品をご提供していきたいと存じます。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

 

【家電 Watch】でもご紹介、記事は写真をクリック!

史上初! 2度目の家電大賞受賞グランプリを受賞した「ルンバ」の最新モデル

【プレゼント】パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」が2名様に当たります!

ニューノーマルな「新生活」がスタートするのを機に、新しい掃除機を手に入れてはいかがでしょうか? 「パワーコードレス MC-SBU840K」(以下パワーコードレス)は、パナソニックのコードレススティック掃除機のハイエンドモデル。パワフルな吸引力に加え、髪の毛もペットの毛もほとんどからまない「からまないブラシ」の搭載により、メンテナンスの手間を軽減しているのがポイントです。今回は、本製品を2名様にプレゼント。

 

パワーコードレスってどんな製品?

↑円すい形のダブルブラシ「からまないブラシ」を搭載

 

パワーコードレスの最大の特徴は、「からまないブラシ」を搭載し、髪の毛やペットの毛がからみにくいこと。「からまないブラシ」は、業界初の円すい形のダブルブラシで、ブラシが毛をかき取ると、毛はブラシの回転にともなってブラシの径が細い中央へと移動し、吸引口から吸引されます。ブラシへの毛がらみが格段に少なくなるわけで、わざわざ掃除を中断して毛を切ったり、取り除いたりする手間が減るのがうれしいところ。さらに、ブラシは従来と比べ毛量を1.9倍に増やすことで掃除性能もアップ。同社史上最高の吸引力(最大吸込仕事率:205 W)も実現しており、集じん性能は抜群です。

 

【本製品を詳しく紹介した記事】

【濃厚レビュー】理想の掃除機がけは週4日以上?「パワーコードレス」なら平気な6つの理由

 

このほか、ハウスダストなど見えないゴミまで逃さない「クリーンセンサー」を搭載し、ゴミを検知すると本体のランプが赤く光り早く点滅して自動で吸引力をアップ。ゴミがなくなると青ランプが点灯するので、効率よくゴミが除去できるうえ、掃除の達成感が味わえます。ペダルを踏むとヘッドが外れてかがまずに子ノズルに切り替えられる「親子のノズル」も便利。わざわざアタッチメントを交換することなく、狭いすき間もラクラク掃除できます。

 

今回は、「からまないブラシ」を搭載し、同社史上最高の吸引力を持った本製品を2名様にプレゼント。下記の応募フォームにアクセスして項目をご記入ください。応募の締切は4月24日(土)の23:59まで。

【応募フォームはこちら

◎この懸賞はどなたでも何回でも応募できます。
◎当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
◎当選者の権利権限の委譲、換金には応じられません。
◎応募者の個人情報は、企画の参考、賞品の発送にのみ使用します。

◎応募に際しご提供いただいた個人情報は、本記事のプレゼントキャンペーンのみに使用いたします。また、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

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本気で持ち運ぶクリーナー「レイコップGO」の「どこでも除菌」が便利すぎ! 家電のプロが使い道を詳細レビュー

UVヘッドを搭載したふとんクリーナーで一世を風靡したレイコップから、”持ち運べるレイコップ”「RAYCOP GO(以下レイコップGO)」(直販価格1万9800円・税込)が登場しました。こちらは持ち運ぶのを前提として設計され、ハンディクリーナーとしてはもちろん、UV除菌器としても使えるという新商品。さっそく試してみたところ、いつでもどこでもサクサク使えて幅広いモノが除菌でき、清潔意識が高まっている今のニーズにピッタリ! 具体的にどんなシーンに役立つのか、以下で詳しくご紹介していきましょう。

↑「レイコップGO RGO-300JP」のサイズ/質量はW523.5×D169.0×H141.5㎜/0.89㎏(最大)。充電時間は約3時間30分で、運転時間はUVオンリーモード約180分(約30分連続使用で一旦停止)、標準モード約28分、パワーモード約9分。UVコネクター、すき間ノズル、すき間ノズル用ブラシ、充電アダプターのほか、携帯用の専用ポーチ(写真奥)が付属します

 

除菌とともにウイルス・ダニが除去できるUVヘッドが大きな魅力

レイコップのふとんクリーナーといえば、ヘッドにUVランプを搭載し、除菌とともにウイルス・ハウスダストが除去できるとして人気となりましたが、この「レイコップGO」にも同様のUVヘッドを搭載。波長253.7nmの紫外線(UV-C)を照射することで、UV除菌率(※1)、ウイルス除去率(※2)、ダニ除去率(※3)99.9%を実現。さらにリチウムイオンバッテリーを搭載し、コードレスかつ軽量コンパクトにしたことで、いつでもどこでも手軽に使えるのが特徴です。

※1.【UV除菌】広州市微生物研究所調べ[方法]菌液を含むシャーレに製品のUVを1cm上に置いて3秒照射し、大腸菌(生菌数8.6×10⁵)黄色ブドウ球菌(生菌数9.8×10⁵)を測定※全ての菌に有用ではありません。報告書NO. WJ20204039号令和2年10月12日 ※2.【ウイルス除去】広州市微生物研究所調べ[方法]シャーレにウイルス液(A型インフルエンザウイルス)を入れ(6.32×10⁵)、製品のUVを5秒間照射後、ウイルスを回収して感染価(TCID50/ml)を測定※全てのウイルスに有用ではありません。KY20200686令和2年9月25日 ※3.【ダニ除去】広州市微生物研究所調べ[方法]ダニ(1,000匹)を織布(10cm×10cm)に均一に散布して、3秒で1往復させて吸引し、ダニ残数を測定。※全てのダニに有用ではありません。報告書NO. WJ20204040令和2年10月14日

↑UVランプを搭載した「UVヘッド」。ヘッドにはセンサーが搭載されており、対象物が1cm以内に近づかないと点灯しない安全設計です

 

実は筆者はコロナ以前より、UV(紫外線)を使用した除菌アイテムを、主に脱臭を目的としていくつか愛用していました。そもそもUVには強い殺菌作用があり、ニオイ菌を除去してくれて助かっていたのです。その後、UVはウイルスも除去すると話題になり、わが家では帰宅したら、いったんスマホにUVを照射することを習慣にしていました。そんな体験もあって、本製品の特徴を聞いたとき、「これぞ今こそ欲しいクリーナーだ!」と感じたのです。

 

軽量で垂直に動かしてもあまり重さを感じない

というわけで、さっそく使ってみました。スリムな見た目の通り軽いので、ソファの座面やカーペットの除菌&掃除はもちろん、ソファの背もたれなど垂直に動かして使うときもあまり重さを感じません。ハンドルがそのままバッテリーになっているため、手で握る部分に重量があり、重心が安定しやすかったのも軽く感じた要因かも。小型ながら強力なブラシレスDCモーターを搭載しているとのことで、吸引力も十分でした。

 

実際にソファを除菌&掃除してみると、そういえばソファってほとんど除菌していなかったな……ということに思い至りました。テーブルや床はアルコールで除菌できますが、ソファの掃除といえば基本的にハンディクリーナーでホコリを吸い取るだけ。除菌は見過ごしていた気がします。その点、本製品があれば、1台で除菌と吸引が同時にできるのがうれしいですね。

↑ソファで使用したところ、スムーズに動かせました

 

↑ハンドル部分がバッテリー(バッテリーハンドル)となっており、重心が安定するので腕に負担がかかりません。取り外して充電すれば、スペースを取らないのもうれしいところ

 

組み替えてコンパクトに使えるのもユニーク

ちなみに、「レイコップGO」は「UV除菌できるポータブルクリーナー」なのですが、UV除菌器単体としても使えます。操作ボタンを1回押すとUVランプのみが光る「UVオンリーモード」になるので、菌やウイルスが気になるカーテンや洋服にヘッドを当てていけば、吸引せずに除菌・ウイルスとダニの除去が可能です。2回押すとUV+吸引力標準の「標準モード」、3回押すとUV+吸引力強めの「パワーモード」になり、ソファや車内、寝具など、ホコリを取りつつUV除菌したい場所に便利です。

 

さらに、「レイコップGO」がユニークなのは、パーツに分解して組み替えることで、よりコンパクトに使える点。例えば、UVヘッドを外せば本体が約0.89㎏から約0.69㎏の「ハンディ専用器」として吸引のみの使用が可能。さらにダストボックスセットとモーターを搭載するメインボディを取り外し、UVコネクターとUVヘッドを装着すれば最軽量約0.52㎏の「UV除菌専用器」になります。より軽くなり、サイズも超コンパクトになるので、屋内はもちろん、外出先へ除菌のみで手軽に使いたいときに便利です。

↑パーツを組み替え、UV除菌+吸引のユニットからUV除菌のみのユニットに組み替える様子

 

↑UV除菌と吸引を同時にしたい場合のユニット

 

↑ハンディタイプとして吸引のみで使いたい場合は、UVヘッドを外せばOK

 

↑UV除菌のみで使いたいときは、ここまでコンパクトになります

 

 

除菌しづらいカーテンや衣類にも使える

ソファと同様、あまり除菌していないところといえば、カーテンもありました。これだけ長いこと吊るされていたら、さぞかし様々な菌が付着していることでしょう……。そんなときは、「レイコップGO」をUV除菌専用のパーツ構成に組み替えて使うと便利。適度な長さがあるので、少し手を上げればカーテンの高い場所にもラクに届きます。軽くてコンパクトかつヘッドが吸い付くこともないので、スイスイ動かせてストレスなし。洗いにくいコートやジャケットをササっとお手入れするのもいいと思います。

↑UV除菌専用のパーツ構成に組み替えて軽量化したところ、垂直のカーテンもラクに除菌できました

 

↑同じく除菌専用のパーツ構成で服をケア。洗濯がしづらい旅先などで重宝しそうです

 

「レイコップGO」が使える場所は布製品に限りません。たとえばいつも使うノートパソコンも、定期的にキーボードの隙間に入ったホコリを取りつつ除菌すると気持ちよく使えますね。このほか、スマホもよく触るものなので、UVで除菌しておくと安心。材質面でアルコール除菌NGのものが除菌ができ、拭き取りなどの手間が要らない手軽さはうれしいところです。また、壁にも意外にホコリがついているので、気づいたときに除菌&掃除しておくといいですね。

↑仕事でよく使うパソコンを除菌するのもオススメ

 

クルマの中を掃除&除菌できるのもありがたい

そうそう、もうひとつ、ずっと除菌したいと思っていた場所を思い出しました! クルマのシートです。こちらも今まではハンディクリーナーでホコリを吸い取るのみでしたが、それこそ車のシートは洗えないので、菌が繁殖していそう……。最近イヤなニオイがするのも気になっていましたし、犬を連れてドライブに出かけることも多いので、ダニも心配。ということで、1台で除菌と吸引、ウイルスやダニの除去ができる「レイコップGO」は非常にありがたいです。

↑「レイコップGO」なら、クルマのシートの除菌と吸引、ウイルスやダニの除去が一気にできます

 

↑「すき間ノズル」と「すき間ノズル用ブラシ」を組み合わせて使用すれば、エアコンの吹き出し口の掃除もカンタン

 

 

ゴミ捨てはカンタンで専用ポーチがおしゃれ

ちなみに、ゴミ捨てはカンタンで、ボタンをスライドさせるとフタがパカッと開き、ゴミに触れることなくゴミ捨てができます。しかも、ダストボックス、メタルフィルタ―、HEPAフィルターはすべて水洗いが可能。使い続けているとどうしても溜まってしまう細かいホコリを、一気に洗い流してリフレッシュできます。

↑ワンタッチでゴミ捨てが可能

 

↑ダストボックス内のパーツは水洗い可能。細かいホコリも洗い流せます

 

本製品は”持ち運べるレイコップ”というだけあって、持ち運び用の専用ポーチがついています。こちらがとてもオシャレ! 通常、こういった専用ポーチはさほどデザインを気にしていないものが多い印象ですが(個人の感想です)、これは生地もしっかりしていますし、グレーと白のツートンカラーが北欧デザインを思わせます。見た人は、まさか中に掃除機が入っているとは思わないでしょう。

↑専用ポーチのデザインがかわいいのもポイント

 

↑内側には仕切りがついているのがミソ。パーツが1つずつ入れられて、持ち歩いてもガチャガチャしません

 

「掃除機を持ち運ぶ=当たり前のこと」に変えたのが画期的

このように、「レイコップGO」はパーツに分解でき、専用ポーチを付属することで「掃除機を持ち運ぶ」という行為のハードルを下げ、「当たり前のこと」に変えたのが画期的。オフィスに持って行ってデスク周りをサッと除菌&吸引してもいいですし、旅先に持って行ってホテルの寝具やトイレの便座、自分が着てきたコートなど、気になるモノにかけてもいいでしょう。

 

軽量・コンパクトで持ち運びに便利。かつ1台でホコリの吸引とともに除菌やウイルス・ダニの除去ができ、ケアしにくいモノや場所も手軽に除菌できる「レイコップGO」。自宅でも外出先でも大活躍してくれるのは間違いありません。これからの新しい生活習慣として、ぜひ採り入れてみてはいかがでしょうか。

撮影/我妻慶一

 

 

【家電ライター・田中真紀子さんが「レイコップGO」をオススメする動画をチェック!】

 

ヘッドに緑色LEDを搭載! ゴミが見やすくなった日立の掃除機「パワかるスティック」

日立グローバルライフソリューションズは、コードレススティッククリーナー「パワかるスティック PV-BL30H」を3月中旬から発売します。実売予想価格は税抜7万5000円前後です。

↑スティック時(左)のサイズはW230×D230×H1010㎜で、標準質量は1.4㎏。充電時間は約3.5時間で、連続使用時間は強運転時約8分、標準運転時約40分。写真右は新「スティックスタンド」収納時

 

ゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」を搭載

「パワかるスティック PV-BL30H」は「パワフル スマートヘッド」に、白色に加えて緑色のLEDライトを採用した「ごみくっきりライト」を新搭載。緑色は人がもっとも明るく感じる波長に近く、照らされたゴミとゴミの影の明暗の差を大きくするため、ゴミを見えやすくします。さらに、合計7灯の光を効率的に集める新設計のレンズで前方を照射。これらによって、見えにくかったゴミを浮かび上がらせます。

↑見えにくかったゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」を新搭載

 

延長パイプの設計に、解析を通じて部分的に薄肉化を行うことで強度を保ちながら軽くする「トポロジー最適化」手法を採用。また、日立独自の「ハイパワー3Dファンモーター」により、空気の流れを効率よく制御します。さらに、モーターの素材にアルミを採用することで、標準質量1.4kg(本体質量0.95kg)の軽量ながら強力パワーを実現しました。

↑部分的に薄肉化を行うことで強度を保ちながら軽くする「トポロジー最適化」(右)を採用

 

↑アルミを採用して軽量化と強力なパワーを実現した「ハイパワー3Dファンモーター」

 

このほか、電池は交換して使えるカセット(着脱)式を採用し、別売りの電池により連続使用が可能となります。また、新「スティックスタンド」に本体と一緒に付属のツールもすべて収納できるため、ツールの収納スペースが不要で、使いたいツールがサッと迷わず取り出せます。髪の毛などが絡まりにくく、お手入れがラクな「からまんプレス構造」や掃除しにくい壁際も掃除できる「クルッとヘッド」、家具の下など低いところを掃除できる「ペタリンコ構造」なども便利です。

 

その名の通りパワーと軽さを両立し、使い勝手も高めた「パワかるスティック」。新生活のパートナーとして、注目してはいかがでしょうか。

↑新「スティックスタンド」にすっきり収納できます

 

自動ゴミ収集機付きで10万円切った! 唯一無二のファブリック調「ルンバ i3」の実力

アイロボットジャパンは、2月26日にロボット掃除機の新製品「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」を発売しました。「ルンバ i3」の価格は6万9800円(税込・公式オンライストア価格)、「ルンバ i3+」はクリーンベース(自動ゴミ収集機)付属で9万9800円(同)。

↑ロボット掃除機単体の「ルンバ i3」とクリーンベース付属の「ルンバ i3+」を発売

 

↑サブスクリプションプラン「ロボットスマートプラン+」では、お試し2週間コースと月額固定のあんしん継続コースを用意

 

スタンダードモデルとハイスペックモデルの間を埋める存在

従来、スタンダードモデルの「ルンバ e5」(4万9800円)とハイスペックモデルの「ルンバ i7」(10万9868円、クリーンベース付属のルンバ i7+は14万2868円)には大きな価格の開きがありましたが、「ルンバ i3」シリーズはその間を埋めるポジションとなります。また、初めて10万円を切る価格でクリーンベース付属モデルを提供したことも大きな特徴。ロボット掃除機本体のゴミを自動的に吸い出すクリーンベースは便利だけど「ルンバ i7+」は高価で手が出ない……と悩んでいた人にとって、購入しやすい価格となったと言えるでしょう。

↑クリーンベース付属の「ルンバ i3+」は10万円を切る価格でクリーンベースが付属

 

「ルンバ i3」の肝心の吸引力は「ルンバ e5」の2倍で、上位モデルである「ルンバ i7」と同等となっています。従来同様、回転するエッジブラシでゴミを掻き出し、ゴム製のデュアルアクションブラシで浮き上がらせて吸引するAeroForce3段階クリーニングシステムを搭載し、大きなゴミから細かいチリまでとらえます。今回、新たにリアクティブセンサーを搭載し、掃除中の立ち往生を防ぐ仕組みを導入しました。これにより、ルンバ本体の前側上部に圧力がかかると前進をやめて引き返すため、ベッドやソファの下などギリギリの隙間に入り込んで止まってしまうことがなくなります。

↑回転エッジブラシで壁際のゴミも掻き出し、髪の毛やペットの抜け毛が絡みにくいゴム製デュアルアクションブラシでゴミを浮き上がらせる

 

↑リアクティブセンサーの新搭載により、ギリギリの高さの隙間に挟まって抜け出せなくなる事故を防ぎます

 

充電後は掃除を中断した位置から再開する

「ルンバ e5」との大きな違いは、掃除をする際の動き方と、専用アプリで掃除履歴マップを作ること、さらに、掃除途中で充電・再開できることです。「ルンバ e5」は部屋の中を縦横斜めランダムに動き回って空白を埋めていく動き方をしますが、「ルンバ i3」はフロアトラッキングセンサーによるナビゲーションで移動距離を把握しながら、直線的に規則正しいパターンで順序よく、効率よく部屋を掃除していきます。同時に掃除したエリアをマッピングし、作成したマップは専用アプリ「iRobot HOME」で確認することができます。複数の部屋をまたがって掃除した場合でもベースの位置を把握しているため、掃除途中でバッテリーがなくなっても一度ベースに戻り、充電後に掃除を中断した位置から再開できます。

↑「ルンバ i3」は直線的に規則正しく掃除し、バッテリーが少なくなったら充電に戻り、掃除途中の場所から再開します

 

↑専用アプリ「iRobot HOME」では、いつどこを掃除したかをマップで確認できます

 

掃除履歴マップは、掃除したエリアを把握できるため、家具などが邪魔で掃除できないエリアがあった、部屋を区切るドアを開け忘れてしまったというように、次回の掃除のための改善ポイントを発見できます。なお、マップはあくまで履歴を見るためだけのものなので、上位モデルの「ルンバ i7」のように間取りを学習・記憶して特定エリアや特定の部屋だけを掃除したり、逆に特定エリアを侵入禁止にしたり、ということができません。

↑新製品「ルンバ i3」は3~4部屋の家に住むヤングファミリー向け

 

「ルンバ i3+」は約60日間ゴミを捨てなくてもOK

「ルンバ i3+」に付属するクリーンベースは、ルンバ本体がベースに戻るたびにダストボックスの中身を吸引し、ベース内部の紙パックにゴミを収納する仕組み。ルンバ本体とクリーンベースをつなぐ経路は密閉されており、また、ゴミをためる紙パックも捨てる際には開口部がシャッターで閉まるので、ルンバが集めたゴミを撒き散らす恐れがありません。このクリーンベースには最大約60日分のゴミを収納できるので、掃除のたびにゴミ捨てする煩わしさから解放されます。特にペットを飼っていて抜け毛が多い家庭にとって、ゴミ捨ての手間が減るのはうれしいことではないでしょうか。また、「ルンバ i3」シリーズは床拭きロボットの「ブラーバ ジェット m6」との連携ができ、ルンバによる掃き掃除が終わると自動的にブラーバが拭き掃除を始める、ということが可能となります。

↑クリーンベースから紙パックを引き抜くと自動的にシャッターが閉まり、集めたゴミが飛び散ることがありません

 

インテリアに馴染むファブリック調のグレーボディを採用

また、「ルンバ i3」はルンバとして初めてファブリック調のグレーボディを採用しました。アイロボット本社のデザインチームが、日本をはじめ各国の家庭を訪問し、家具や家電製品にどのような色・素材が使われているか調査。ユーザーの意見も聞いて、インテリアに馴染むデザインを取り入れたものです。ファブリック調にしたことで、ホコリや指紋がつきにくく、目立ただなくなるというメリットもあります。

↑天面がファブリック調デザインとなったことで、指紋やホコリが目立たず清潔感があります

 

このほど開催された「ルンバ i3」のオンライン発表会で、アイロボットジャパンの挽野 元(ひきの・はじめ)社長は、「コロナ禍によりおうち時間が増加したことで、部屋を清潔に保ちたいと掃除意識が高まっており、ロボット掃除機に追い風が吹いている」と、今回の新製品導入が時代のニーズに合致していることを強調したうえで、「今までの掃除を手放して(ロボット掃除機で)新しいライフスタイルを」とアピールしました。

↑「ロボット掃除機で新しいライフスタイルを手に入れてほしい」とアイロボットジャパンの挽野社長

 

さらに、特に「ヤングファミリーに新しいライフスタイルを体験してほしい」と、ロボット掃除機導入のハードルを下げる体験キャンペーンを展開中です。こちらは、合計で1万名に「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間お試しできるというもの。締め切りは5月19日までなので、気になっている人はぜひ応募してみてください。

↑合計1万名に、「ルンバi3」または「ルンバi3+」が無料で2週間試せるキャンペーンを実施

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

あなたの「ベスト・ルンバ」が1分でわかる! 最新ラインナップ「YES/NOマッチングチャート」

2月19日にロボット掃除機・ルンバの新モデル「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」が発売になりました。しかし、いったいどれを選べばいいの? ……と悩んでしまう方も多いはず。今回は、そんな方々のために、ルンバの「YES/NOマッチングチャート」をご用意しました。質問の答えを選択していくだけで、あなたにピッタリの「ベスト・ルンバ」にたどり着きますよ! 全モデルの機能比較表も掲載しているので、そちらも併せてご検討を!

※必ず質問の答えをクリックして進んでください。上から順に読んでいっても「ベスト・ルンバ」にはたどり着けませんので、ご注意を!

 

ここからスタート!

あなたの家の間取りは?

① 1~2部屋

② 3~4部屋

③ 5部屋以上

 

 

 

 

 

犬か猫を飼っていますか?

または外でよく遊ぶ子どもがいますか?

①はい

②いいえ

 

 

 

 

 

 

ダスト容器の汚れが気になるタイプ?

①気になる

②別に気にならない

 

 

 

 

 

 

部屋を指定して掃除したい?

①はい

②特に必要ではない

 

 

 

 

 

 

ルンバに入って欲しくないエリア、または

ピンポイントで重点的に掃除してほしいエリアがある?

①ある

②特にない

 

 

 

毎日のゴミ捨てが面倒で、

ゴミにも極力触れたくない!

①はい

②我慢できる

 

 

 

 

 

 

毎日のゴミ捨てが面倒で、

ゴミにも極力触れたくない!

①はい

②我慢できる

 

 

 

 

 

 

コーナーや壁際のゴミが気になって仕方ない!

①はい

②あまり気にならない

 

 

 

 

 

 

超絶スペックのハイエンドモデルに憧れる!

①はい

②いいえ

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

スマホで操作できるシンプルなモデル

ルンバ 671

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格4万3780円(税込)

「iRobot HOME」アプリに対応し、スマホで掃除を開始したい時間のスケジュール設定や、外出先からの操作などが可能です。スマートスピーカーでの音声操作にも対応。別売のバーチャルウォールを使えば進入禁止エリアの設定も行えます。

↑スマホアプリで曜日ごとに運転開始時間を設定できます

 

ルンバ 671の機能と特徴

●使用する部屋数の目安は2部屋以下

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

↑最初の質問に戻る

 

ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

ゴム製デュアルアクションブラシ搭載でペットの毛もしっかりキャッチ

ルンバ e5

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格4万9800円(税込)

ゴム製のデュアルアクションブラシを搭載し、ペットの毛や子どもが持ち込んだ砂などもしっかりキャッチ。特殊な素材のダストカットフィルターによって、カビ、花粉、ダニ、犬や猫などペットによるアレルゲンも99%捕らえます。スマホやスマートスピーカーでの操作に対応し、ダスト容器が洗えるなど機能も十分で、コスパが際立つモデルです。

↑独自のゴム製デュアルアクションブラシが床面に密着し、ゴミを浮かせて確実に吸引します

 

【ルンバ e5の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は2部屋以下

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約5倍

↑最初の質問に戻る

 

ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

インテリアに馴染むデザインを採用したちょうどいいモデル

ルンバ i3

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格6万9800円(税込)

エントリーモデルとハイエンドモデルのちょうど中間に位置する最新モデル。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍を誇り、移動距離と自己位置を正確に把握しながら効率良く掃除していきます。フロアや家具に馴染みやすいファブリック調のグレーのボディをルンバ では初めて採用したほか、家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する新機能を搭載しました。

↑インテリアに馴染むファブリック調のデザインを採用

 

【ルンバ i3の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は3~4部屋

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●インテリアに馴染むファブリック調ボディ

↑最初の質問に戻る

 

ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

クリーンベース付属で10万円を切る高コスパが魅力

ルンバ i3+

 

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格9万9800円(税込)

約60日間ゴミ捨てが不要になるクリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属し、10万円を切る価格を実現した最新モデル。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍を誇り、移動距離と自己位置を正確に把握しながら効率良く掃除していきます。フロアや家具に馴染みやすいファブリック調のグレーのボディを初めて採用したほか、家具の下に挟まれることがないよう、リアクティブセンサー(バンパーセンサー)で上部の圧力を感知し、後退する新機能を搭載しました。

↑クリーンベースのイメージ。本体ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます

 

【ルンバ i3+の機能と特徴】

●使用する部屋数の目安は3~4部屋

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●ファブリック調ボディ

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

部屋の間取りを記憶し、部屋も指定できる高機能モデル

ルンバ i7

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格10万9868円(税込)

室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載。最大10の間取りを作成・記憶して効率よく掃除するので、部屋数が多い家庭に向いています。部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。バッテリーが切れて自動充電を行う際、残りの清掃の完了に必要なぶんだけ充電するスマート充電機能があり、広いフロアも短時間で掃除してくれます。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍です。

↑「ルンバ i7」は最大10の間取りを作成し、2階建てや3階建ての家でもフロアごとの間取りを記憶します。部屋を指定して掃除することもできます

 

【ルンバ i7の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電有り)

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

間取りを記憶する上位モデルに自動ゴミ収集機が付属

ルンバ i7+

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格14万2868円(税込)

約60日間ゴミ捨てが不要になるクリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属する上位モデル。室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、最大10の間取りを作成・記憶して効率よく掃除するので、部屋数が多い家庭に向いています。部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。バッテリーが切れて自動充電を行う際、残りの清掃の完了に必要なぶんだけ充電するスマート充電機能があり、広いフロアも短時間で掃除してくれます。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約10倍です。

【ルンバ i7+の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電有り)

●iRobot HOMEアプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の10倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

 

 

 

 

 

 

【あなたへのオススメはコレ!】

圧倒的な吸引力で、部屋の隅のゴミにも強い最上位モデル

ルンバ s9+

※画像クリックでアイロボットストアにジャンプします

アイロボットストア価格18万6870円(税込)

ルンバの最上位モデルで、「Perfect Edgeテクノロジー」により、高性能センサーが壁の位置を感知。独自のウルトラエッジデザインと特別設計されたコーナーブラシで、ゴミのたまりやすい壁際や隅まで入り込んで徹底的に掃除します。吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約40倍と圧倒的。稼働時間も最大120分とバッテリー性能もラインナップで最高を誇っています。室内の環境を学習する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、アプリで侵入禁止エリアを設定したり、ピンポイントで掃除してほしいエリアの指定をしたりすることも可能。クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属しており、約60日間ゴミ捨てをしないで済むのも便利です。

↑「Perfect Edgeテクノロジー」により、壁際や部屋の隅も徹底的に掃除します

 

【ルンバ s9+の機能と特徴】

●部屋数は5部屋以上でもOK(間取りの学習・スマート充電あり)

●「iRobot HOME」アプリ対応、外出先から操作可能、スマートスピーカー対応

●ダスト容器水洗い可能

●ゴム製のデュアルアクションブラシ、ダストカットフィルター搭載

●吸引力はエントリーモデル(ルンバ 671)の約40倍

●部屋を指定して掃除可能

●アプリで進入禁止エリアとピンポイントで掃除してほしいエリアの指定が可能

●Perfect Edgeテクノロジー搭載

●クリーンベース(自動ゴミ収集機)付属

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ラインナップの機能の違いがわかる比較表はコチラ!

YES/NOチャートでベストパートナー候補にたどり着いたあなた。とはいえ、ほかのモデルも見てみたいですよね?  そこで以下の通り、ルンバのラインナップ7モデルの比較表をご用意しました。右側のエントリ―モデルから左側のハイエンドモデルに行くにつれて、スペックが上がり、できることが増えていきます。YES/NOチャートでたどりついたモデルと、ほかのモデルの価格・機能を比較して、じっくり検討してみてください!

↑清掃パターンは、ルンバ 671とルンバ e5はランダム走行を行うのに対し、上位機種は自分の位置を把握して規則的で効率のよい走行を行うのが特徴。吸引力はエントリーモデルとハイエンドモデルでは最大40倍の差があります。上位機種は家の間取りを学習して記憶する「Imprintスマートマッピング」を搭載し、部屋を指定して掃除したり、家具を認識させてその周辺を掃除したりすることも可能です

 

最新ルンバ発売日レビュー!「価格もデザインも画期的」と話題の「ルンバ i3」は何が違う?

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機の新製品「ルンバ i3」および「ルンバ i3+」を2月19日に発売しました。「ルンバ i3」は6万9800円(※アイロボット公式ストア税込価格・以下すべて同)で、自動ゴミ収集機「クリーンベース」付属の「ルンバ i3+」は9万9800円。「ルンバ i3」は、スタンダードモデルとハイエンドモデルのちょうど中間に位置し、ルンバとしては初採用という新デザインと、クリーンベース付属モデルとして初めて10万円を切ったのが画期的。クリーンベースは魅力的だけど、従来モデルはちょっと手が届かなかった…という人にとって待望のモデルとなります。

 

一方で、実際に何ができるのかよくわからない、ほかのルンバと何が違うかがわからない……という方も多いはず。今回は、「ルンバ i3+」を発売前に使うことができたので、従来モデルとの違いを明らかにしながらレビューしていきましょう!

↑ルンバ i3本体の大きさはφ342×H92mmで、質量は 約3.2kg。充電時間は約3時間

 

↑クリーンベースにセットした状態

 

ファブリック調のグレーボディがインテリアによく馴染む

まず、一見してわかる「ルンバ i3」の大きな特徴といえば、ルンバとして初めて採用されたファブリック調のグレーボディ。存在感を主張しすぎないデザインとなっていて、確かにソファやカーペットなどのインテリアによく馴染みました。表面には硬化加工が施されていて、ホコリや指紋がつきにくいのもいいですね。

↑ファブリック調の落ち着いた本体デザインを採用しています

 

↑インテリアにも違和感なく溶け込みます!

 

 

クリーンベースの手軽さはやっぱり格別!

そして、なんといってもうれしいのが、9万9800円という現実的な価格で「ルンバ i3」本体と自動ゴミ収集機「クリーンベース」のセット(ルンバ i3+)が手に入るということ。クリーンベースの何が便利かというと、当たり前ですが、いちいちダスト容器のゴミを捨てる必要がないことです。掃除が終わった本体がクリーンベースに帰還すると、ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます。ダスト容器約60日ぶんのゴミが収集できるため、その間はゴミ捨ての必要がないというわけです。

↑クリーンベースのイメージ。本体ダスト容器のゴミを自動で排出し、クリーンベース内の密封型紙パックに取り込みます

 

ペットを飼っている我が家の場合、1回の掃除でかなりの量のゴミがダスト容器にたまります。普段は3~4回の掃除でダストボックスはパンパンになり、さらに春秋の換毛期だったら2回でパンパン。我が家の猫は短毛種なのでこれくらいで済んでいますが、長毛種の猫、さらには犬だったら1回でダストボックスは満タンになるのではないでしょうか。

 

しかし、クリーンベースのおかげで、我が家のゴミ捨ては一気にラクになりました。なにせ、クリーンベースのLEDランプが赤色に点灯するかアプリに通知が来たら、紙パックを引っ張り出してゴミ箱にポイするだけ。その頻度は約60日に一度なので、ゴミ捨てがあることすらほとんど忘れてしまうイメージです。

 

併せて、掃除の開始日時を予約設定できるスケジュール機能を活用すれば、スタートからゴミ捨てまで完全にルンバまかせで掃除が完結してしまうわけですね。その手軽さはやっぱり格別。たとえペットを飼っていなくても、家族が多かったり、部屋が広かったりしてゴミが多く出る家庭でも、間違いなくクリーンベースは重宝するでしょう。

↑3日ぶりにリビング・キッチン・廊下・和室で「ルンバ i3」を走らせたら、こんなにゴミと猫の毛が取れました。これを毎回捨てると考えるとイヤになりますよね

 

このほか、ゴミ捨てでイヤなことといえば、捨てるときにホコリが舞うことですよね。その点、ルンバ本体からクリーンベースへのゴミの流路は密閉されていて、細かいホコリでも外に漏れることはありません。また、クリーンベースの紙パックを取り出すときも、紙パックを引き上げると自動的にパックのシャッターが閉まり、中のゴミが舞い散ることもありませんでした。特に花粉に悩ませられるこの季節、せっかくルンバで吸い取った花粉をまき散らさずに済むのは、本当にうれしいことです。

↑紙パックをクリーンベースから引き出すと、プレートがスライドしてパックの穴をふさぐので、中のゴミが飛び散りません

 

 

吸引力や吸引システムは上位モデルと同等

続いて従来モデルと何が違うのか、まずは吸引力から見ていきましょう。ルンバのエントリーモデルである「ルンバ 671」(4万3780円)の吸引力を1とした場合、「ルンバ i3」の吸引力はその約10倍。これは上位モデルの「ルンバ i7」と同等のレベルとなっています。

 

また、「ルンバ i3」は上位モデルの「ルンバ i7」と最上位モデル「ルンバ s9+」と同様、「AeroForce 3段階クリーニングシステム」を搭載し、エッジクリーニングブラシで掻き出したゴミをゴム製のデュアルアクションブラシで浮き上がらせ、強力な吸引力で微細なゴミも吸い取ります。デュアルアクションブラシは、髪の毛やペットの毛が絡まりづらく、メンテナンスがしやすいというメリットもあります。

↑回転するエッジクリーニングブラシ(写真左上)で壁際や家具の隙間からゴミを掻き出し、デュアルアクションブラシ(中央)で浮き上がらせて強力な吸引力で吸い取ります

 

↑ゴム製のデュアルアクションブラシは髪の毛が絡まりにくく、取り外しもカンタンなのでメンテンナンスがラク

 

「ルンバ i3」には、上位機種にも搭載されているダートディテクトテクノロジーも搭載。これは、センサーがゴミの多い場所を検知すると、キレイになるまで往復して念入りに掃除する機能です。特にキッチンやじゅうたんの上などでは何度も同じ場所を往復していたので、ダートディテクトテクノロジーが効いていることが見て取れました。

↑キッチンなど、ゴミの多い場所では何度も往復してゴミの取りこぼしを防ぎます

 

空間を把握して効率良く走行してくれる

なお、従来のエントリーモデルは、部屋の中を不規則に動き回って部屋の中の空白を埋めていくように掃除する一方、「ルンバ i3」はフロアトラッキングセンサーで移動距離から空間を把握。部屋の中を一筆書きで効率よく動き、全体をくまなく掃除していきます。

↑ランダムに動き回るのではなく、規則的な走行ルートで隙間なく掃除します

 

家具の下などでの立ち往生を防ぐリアクティブセンサーは、ユニークかつ便利な機能で、上位モデルにもない新機能です。これは本体前部のバンパーの上部が圧力を感じたとき、それ以上の前進をやめて後退するもの。実際に観察してみると、ギリギリの高さの隙間では起用に後退してくれたので、ムリな隙間に突撃して中で立ち往生……ということもなくなるはず。すべての家具がルンバに適した高さになっているわけではないので、いちいち対策しなくてもいいのは助かります。

↑バンパー上部で圧力を検知することができ、家具に隙間に挟まって立ち往生ということが防げます

 

 

清掃履歴マップを見て、次回の掃除が改善できた

「ルンバ i3」は、充電が完了したら中断した場所まで戻り、掃除を再開してくれるのが便利です。また、専用の「iRobot HOME」アプリでは、設定した曜日・時間に自動的に掃除をスタートするスケジュール機能が使えるほか、スマートスピーカーと連携して音声でルンバを操作できます。「ルンバ i3」はこれに加えて、清掃履歴マップを作ることが可能。

 

家具などの障害物のせいで今日はここが掃除できなかった、このスペースに侵入できなかった……などと振り返ることができます。これにより、家具の配置を変えたり、ドアを開け忘れないようにしたりと、次の掃除に向けて改善できるのが便利でした。

↑掃除の履歴がマップとして残るので、どこを掃除したのかが一目瞭然。家具の配置やルンバの通り道を考えるときに役立ちました

 

↑「iRobot HOME」アプリでは、曜日と時間を指定したスケジュールを複数作ることができます

 

「ルンバ i3」は価格・機能ともちょうどいい「プレエコルンバ」だった!

最近、筆者は在宅ワークで家にいる時間が長くなり、家の中の汚れが目立つようになりました。しかし、在宅でも仕事は忙しく、掃除に割く時間はあまりありません。その点、「ルンバ i3」は違和感のないデザインで、運転音も気になるほどではなく、仕事に集中しながら掃除できるのがうれしいところ。

 

また、筆者は毎朝決まった時間にウォーキングするのを日課にしていますが、スケジュール機能を利用して、こうしたすき間時間に「ルンバ i3」を動かせるのも便利です。さらに、クリーンベースのおかげでゴミ捨てすら忘れることができ、肉体的にも精神的にもとてもラクになりました。掃除という面倒な家事を丸投げできるこの解放感……みなさんにもぜひ味わってほしいですね。

 

今回のレビューを振り返ってみると、総じてこの「ルンバ i3」は、クリーンベース付きでも9万8000円という点も含め、かなりおトクなモデルと感じました。上位モデルと同等の吸引力を備え、上位モデルにもないデザインやリアクティブセンサーを採用し、走行性能も優秀。機能面での物足りなさはまったく感じませんでした。「ルンバ s9+」や「ルンバ i7」のようなファーストクラスは無理だが、「ルンバ e5」や「ルンバ 671」のようなエコノミークラスでは物足りない……そんな方にふさわしい、まさに「プレミアムエコノミールンバ」ともいうべき、ちょうどいいモデルでした。多くの方にオススメできることは間違いありません。

撮影/我妻慶一

 

 

最新掃除機は「からまない」が常識 。パナソニック「パワーコードレス」、2人の家電識者の実感レビュー

パナソニックのパワーコードレスは、パワフルな吸引力に加え「からまないブラシ」など使いやすさへの工夫も大きな魅力。今回はペットと暮らす家電識者、髪の毛がらみに悩む家電識者が同機をお試し、その使用感をレビューする。

 

【パワーコードレスの公式サイトはコチラ!】

 

【今回紹介する製品】

吸引力と使いやすさを極めた、これぞ掃除機のニューノーマル

パナソニック

コードレススティック掃除機
パワーコードレス MC-SBU840K

オープン価格

髪の毛やペットの毛がからみにくい独自の「からまないブラシ」を採用し、ノズルの毛がらみ除去の手間がほぼ不要。同社コードレススティック史上最高の吸引力と「からまないブラシ」で、あらゆる床面をパワフルに掃除する。また、親子のノズルで床掃除から隙間掃除へのスムーズな移行が可能。

SPEC ●吸込仕事率:205〜約10W ●充電時間:約3時間 ●運転時間:強約6分、自動約18〜約30分、ロング約40分(ブラシ回転オフ時約90分)●集じん容積:0.2L ●サイズ/質量:W253×H1150×D218mm/2.6kg

 

Color Variation

 

コードレススティックの2大課題を一挙に解決!

バッテリー駆動のコードレススティック掃除機にとって、吸引力は重要な課題。それを見事に克服したのがパナソニックのパワーコードレスだ。コード式に迫る吸引力を実現し、気持ち良いほどゴミを取り除いてくれる。

 

さらに、新開発の「からまないブラシ」も特筆ポイント。回転ブラシ式掃除機が誕生以来50年以上にわたり抱えていた「ブラシの毛がらみ」問題をついに解決したのだ。

 

今回はこのブラシの恩恵を受けやすい「ペットオーナー」と「髪の長い女性」の代表として、本誌でもおなじみの識者2人に試してもらったが、2人が感動する通り、ブラシには1本の毛もからんでいなかった。また、クリーンセンサーや親子のノズルなどの便利機能も、掃除のモチベアップにつながると高く評価している。

 

基本の吸引力はもちろん、掃除のしやすさ、手入れのしやすさまでハイレベルなパワーコードレスは、まさにコードレススティック掃除機の“新基準”と言える名機だ!!

 

【ペットを飼うユーザーの場合】

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電を中心に各種製品の記事を執筆。自宅ではタマゴロウ(1歳♂/写真)とチョコ(1歳♀)の2匹の猫を飼っている。

メンテ性も操作感も抜群!! 毎日の掃除が楽しくなります

わが家は妻と猫2匹の4人暮らし。コードレススティック掃除機を使っていますが、ブラシとヘッドのローラーに大量の猫の毛がからむのが長年の悩みでした。ところが本機ではその毛がらみがなくて最高!

 

ヘッドの首振り時に適度に“反発”する操作感も快適。また、クリーンセンサーも何気に便利です。これまでカーペットやベッドは、微細ゴミの有無が見た目にわからぬまま掃除していましたが、本機はランプが青く光ることで「きれいになった」と実感できます。

 

ノズルは壁際のゴミまでしっかりキャッチ。ダストカップのゴミが風圧で圧縮され、ゴミ捨て時にホコリが散りにくいのも優秀です。使いやすい工夫が随所に見られ、毎日の掃除が楽しくなる製品だと感じました。

 

↑ヘッドを左右に動かす際の弾力が心地良い!!

 

↑ノズルの前カバーが薄く、ブラシが壁際まで届いてゴミをかき取れる

 

↑貯まったゴミはまとまって捨てやすい

 

【髪の毛が長いユーザーの場合】

家電女優

奈津子さん

芸能活動の傍ら、各媒体で家電レビューを行う。所有する家電はなんと150台。パワーコードレスは初代モデルを愛用。

面倒なブラシのお手入れが不要なのが何よりうれしい

最近、髪に流行りのインナーカラー(メッシュ)を入れているんですが、傷んだ髪が抜け落ちるんですよ。でも「からまないブラシ」だとブラシに本当にからまなくて便利。吸引力もスゴくて、フローリングでも絨毯でもゴミをぐんぐん吸い取ります。

 

また、初代モデルより高さが約2.5cm短くなり、女性の私もより使いやすくなったのがうれしい。親子のノズルの「子ノズル」にLEDナビライトが付いて、暗い場所のすき間掃除がやりやすくなったのも便利です。

 

最近は在宅時間が長くなり、ベッドや布製ソファの清潔さが気になるように。その点「ふとん清潔ノズル」を使えばダニや花粉、ハウスダストまでパワフルにかき出せます。床掃除以外にも幅広く活躍してくれてありがたいです!!

 

↑他製品(右)に比べ、シャフト部の毛がらみもほとんどない(左)

 

↑パワフル吸引で絨毯のゴミもみるみる除去

 

↑子ノズルのLEDナビライトは手元のボタンでON/OFF可能

 

【パワーコードレスの“ココがニューノーマル!”】

1.からまないブラシ

円すい形ダブルブラシで毛がらみ除去が不要に

中央に向かって先端が細くなる円すい形の2本のブラシを搭載。かき取られた毛がブラシの高速回転で径の細い中央部に少しずつ移動することでブラシからほどけ、最後に真ん中の切れ目から吸引される。ブラシにきつくからんだ毛を手作業で取り除く必要がないのがうれしい!

 

↑ブラシ毛の密度が従来より高く、かき取った毛がブラシの根元に入らない。実証実験では髪の毛が99%以上からまなかった(※1)

※1:パナソニック調べ【試験方法】人毛(長さ20㎝と40〜45㎝)を1サイクル0.25gとし、3畳のフローリングにまき「強」「自動」運転で掃除機をかける。これを10サイクル行う。【試験結果】1サイクル後の回転部のブラシへの絡みつく毛量が1%以下 ●毛の太さや長さ、ペットの種類によってからむ場合がある

※右の写真は試作品のためブラシの色は製品版と異なる

 

2.吸引仕事率約200w

独自のモーターとバッテリーで安定した吸引力を実現

コード式掃除機に匹敵する吸込仕事率約200W(※3)を実現。ハイパワーモーターと、高電圧・大容量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、安定した吸引力を実現する。部屋の床面はもちろん、付属ツールを使ってふとんやクルマの中まで1台でこなせるスタミナが頼もしい。

※3:最大吸込仕事率は205W。205Wは「強」運転時(運転時間約6分)、「強」運転の6分後は約130W(パナソニック測定基準による)

 

↑モーター部に小型ファンとコア、軽量素材のブラケットを採用。回転数の高いファンにより、軽さとハイパワーを両立している

 

3.クリーンセンサー

見えないゴミもセンサーで検知し、逃さずキャッチ!

クリーンセンサーでダニや花粉、ハウスダストなど目に見えない微小なゴミも逃さずキャッチ。「自動」運転時はセンサーが本体内を通るゴミの量を検知し、吸引力を自ら制御する。ムダな電力消費を省いて運転時間を長持ちできるうえ、しっかり掃除できた達成感が得られるのもメリットだ。

 

↑↓ゴミが多いとランプが“赤早点滅”し自動で吸引力をアップ(写真上)。きれいになると青く点灯してパワーを抑える(写真下)。目に見えない汚れが除去できたことがわかって安心

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

【パワーコードレス公式サイトはコチラ!】

ルンバのアイロボットが出した教育用プログラミングロボットの詳細は? 「Root」で子どもの向上心が燃え上がる!

ロボット掃除機「ルンバ」で有名なアイロボットジャパンが、プログラミング教育市場に参入すると発表しました。既に本国アメリカで導入されているプログラミングロボット「Root」を2月19日から日本でも販売するのです。「Root」の価格は2万9800円(税込)で、アイロボット公式オンラインストアで一般個人向けに販売するとともに、iRobot Education認定販売代理店を通じて小学校など教育現場にも販売していく予定です。

↑「Root」本体は幅13.4×奥行き14.9×高さ4.5cm、重量約0.49kg。3時間の充電で最大5時間稼働。USB充電ケーブルほか折り畳み式ホワイトボード、デコレーションシール、ホワイトボードマーカー2本、拭き取りクロスが付属します

 

線を引いたり光らせたりと、プログラムで様々なことができる

「Root」は、ロボット本体と無償アプリ「iRobot Coding」によって構成されています。ロボット本体は、中央にホワイトボードマーカーを挿してロボットの動きに合せて線を引くことができ、裏面のイレイサーを下げて書いたラインを消すこともできます。上面のLEDを7色に光らせたり、全8音階と音符の長さを設定して音楽を奏でたり、カラーセンサーで色線をトレースさせたりすることが可能。裏面の磁石でホワイトボードに貼り付けて動かすこともできます。さらに、前面にはバンパーを搭載し、ルンバのように障害物に当たったら左右に曲がって障害物を避ける、といった動きもプログラムできるのです。

↑ホワイトボードマーカーを挿して線を引くことも可能

 

↑Rootの上面は光センサーやLEDを搭載。タッチセンサーも搭載しているので、Rootを軽く叩いたときに止まる/進むなどの動作を指示することができます。裏面には段差センサーを搭載しており、ルンバのようにテーブルからの落下を自動的に回避できます

 

↑裏面のマグネットでホワイトボードに貼り付けて走らせることが可能。ラインのトレースもできます

 

専用アプリでレベルに応じたプログラミングを学べる

専用の無償アプリ「iRobot Coding」を使えば、これらの機能を使った複雑な動きを簡単にプログラミングできるのです。同アプリはパソコン(ブラウザベース)またはスマートフォン/タブレット(iOS/Android)で利用でき、習熟度に応じてレベル1からレベル3までの3段階でプログラミングを学ぶことができます。

 

レベル1は、ロボットの動きがイラストで書かれたブロックをドラッグ&ドロップでつなげていくだけの簡単操作。誰でもすぐにロボットを操作できます。レベル1でコーディングの基礎を学んだら、レベル2にステップアップ。レベル2ではグラフィック・ブロックとテキストで書かれたコーディングスクリプトを組み合わせて、コーディングの流れを習得できます。レベル3は、フルテキストコードを使用してコーディングコマンドや構文を打ち込むことができます。なお、プログラミング言語はアップルのSwiftを使用。

↑Root専用のiRobot Codingアプリは3段階でプログラミング学習ができます。レベル1のプラグラムをレベル3のテキストコードに変更でき、その逆も可能

 

レベル1で作ったプログラムをレベル2やレベル3に変換したり、逆にレベル3のフルテキストコードをレベル1のグラフィック・ブロックに変換できるので、自分が作ったプログラムの確認や、グラフィック・ブロックの構文を学んだりと、ステップアップ・ステップバックしながらプログラミングを学べる点がユニークです。また、プログラムをクラウドに保存することで、世界中のユーザーとシェアできるため、別のユーザーが作った複雑なプログラムから高度な構文を学ぶこともできます。

 

なお、iRobot Codingアプリで作ったプログラムはスマホ/タブレットからBluetoothを通じてRootに送られます。アプリ自体はシミュレーターとして単体利用が可能なので、実際にロボットを動かす前に確認できます。

↑アプリにはシミュレーション機能を搭載するため、実際にRootを動かす前に動きをテストできます

 

↑アプリではRootでどんなことができるのか、動かすためにはどのようなプログラミングをすればよいのかを知ることができます

 

シミュレーション画面を見ながらの試行錯誤が楽しい!

実際にRootを試してみたところ、グラフィック・ブロックをつなげるだけで簡単にRootを動かす事ができます。シミュレーション画面を見ながら試行錯誤するのは楽しく、「次はもっと複雑な動きを作ってみよう」という向上心をかき立てられます。

↑実際に筆者が作ったプログラム。所要時間は10分程度

 

【動画】簡単なプログラムで動かした「Root」

 

↑アイロボットジャパンのスタッフが作成したプログラムをクラウドでシェア。レベル3になれば、このような複雑な動きも作ることができます

 

【動画】複雑なプログラムで動かした「Root」

昨年末にRootエデュケーショナルインストラクターに就任し、小学校でRootを使ったデモンストレーション授業を実施している為田裕行氏(フューチャーインスティテュート代表取締役)は、Rootを使ったプログラミング教育の利点について、次のように語りました。

 

「プログラミングを漠然と学んでも、将来的に自分たちの生活にどのように役立つか分からない。しかし、Rootはみんながよく知るルンバの技術を転用しているので、自分の作ったプログラムがどのように動き、どのように生活に関わっていくか想像しやすい。ルンバがこのような複雑なプログラムで動いていることを知ることも、プログラミング学習には有効でしょう。加えて、このプログラムを作ることで、ロボット掃除機という新しい価値をもたらし、世界を変えたコリン・アングル(※アイロボットの共同創設者・現会長兼CEO)という最良のロールモデルが目の前にいる。プログラミングを学ぶことで社会を変えることができる、と子どもたちに教えることができるのです」

↑「ルンバの技術を転用しているRootを操れるようになることで、プログラミングが身近な生活に役立つことを子どもたちに理解させることができる」と為田氏

 

実際に体験した小学生の向上心を刺激

また、このほど行われたRootの発表会では、淑徳小学校(東京都板橋区)児童参加によるデモ授業様子を録画したビデオが公開されました。デジタルネイティブな子どもたちは、先生から簡単な説明を受けただけですぐにプログラミングに取り組み、思い思いにRootを動かす様子が見られました。体験した子どもたちが、「ルンバを操縦しているようで楽しい」「工夫できるのが楽しい」「もっと難しいのにチャレンジしたい」と語ったことから、好奇心や向上心を刺激され、もっと学びたい! と感じたことがわかります。

 

Rootはプログラミング言語が打ち込める本格的な仕様でありながら、組んだプログラムがすぐにロボットの動きで確認できる手軽さがあり、大人が使っても十分に楽しめるツールです。親子で一緒にプログラミングを学ぶのに最適なのではないでしょうか。

↑淑徳小学校児童参加によるデモ授業の様子

 

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分解してポーチで運ぶクリーナー出た! 除菌もできる「レイコップ GO」がMakuakeでプロジェクト開始

レイコップ・ジャパンは、応援購入サービスMakuakeにて、UV除菌ポータブルクリーナー「レイコップ GO(レイコップゴー) RGO-300JP」の先行予約販売プロジェクトを開始しました。すでに目標金額は達成されており、応援購入価格は1万4850円~(2月9日現在)となっています。

↑サイズはW523.5×D169.0×H141.5㎜、質量は0.89㎏(ともにUV+吸引の場合)。運転時間はUVオンリーで約180分、標準モードで約28分、パワーモードで約9分。充電時間は3.5時間

 

UV除菌ヘッド搭載のクリーナーを分解して収納できる

レイコップ GOは、軽量かつコンパクトで持ち運びができるUV除菌ポータブルクリーナー。レイコップの代名詞であるUVランプ搭載の「UVヘッド」によってUV除菌、ウイルス除去を実現。また、小型で強力なブラシレスDCモーターで強力な吸引力を実現しており、吸引によってダニも除去できるとのこと。

本体は簡単に着脱できる4つのパーツで構成され、各パーツを保護する間仕切りがある付属の専用ポーチを使えば、収納や持ち運びもカンタン。使用時の組み立ては、カチッカチッとパーツを組むだけ。

↑付属の専用ポーチには間仕切りがついていて、スッキリと収納できます

 

持ち運びができるので、衣服、車内、布団や枕など、外出先でも手軽にUV除菌しながら掃除ができます。本体が約0.89kgと軽いので、衣服、カーテン、エアコン、照明など、本体を持ち上げて掃除する際にも手軽に使えるとのこと。運転時間は最長約28分で、外出先での使用にも十分です。

 

UV除菌と吸引を同時に行う「UV除菌 + 吸引」モード以外にも、「UV除菌のみ」「吸引のみ」の選択が可能。例えば、服などをUV除菌だけしたい場合は、吸引のためのパーツを外して軽量化(※)するなど、状況に合わせて組み替えることができます。

※ UV除菌のみの場合:約0.52㎏/吸引のみの場合:約0.69kg

↑吸引のみの場合

 

なお、ハンドル部分がバッテリーとなっており、独立した充電も可能で、充電中も邪魔になりにくいとのこと。バッテリーはワット時定格量が100Wh以下のため、飛行機内への持ち込みもできるといいます。

 

アタッチメントは「すき間ノズル」と「すき間ノズル用ブラシ」が付属しています。家具のすき間や小物まわりの掃除で役立つ「すき間ノズル」には、「すき間ノズル用ブラシ」を装着可能。車内のエアコン掃除、窓のサッシなど細かい場所のホコリ除去にも活躍します。

 

ゴミが溜まったらボタンを押すだけで、ワンタッチで捨てられるのも特徴。ダストボックスやフィルターは水洗いできるので、清潔さを保てます。本体内には、空気清浄機にも採用されているHEPAフィルターが搭載されており、排出される空気をキレイにしてくれるのもうれしいところ。旅行や出張が多く、旅先での清潔性が気になる方は、レイコップ GOに注目してみてはいかがでしょうか。

ロボット掃除機に「達成感」があるなんて!「ルーロ」のアップデートを家電のプロが高く評価

ロボット掃除機は、自動で部屋中を掃除してくれるため、一度使い始めたら手放せない家電の一つ。筆者もここ数年、便利に使い続けていますが、その一方で導入をためらっている方々の気持ちもよくわかります。

 

まず、ロボット掃除機を動かす前に、床を片付けなくてはいけません。うっかり置きっぱなしにすると、ロボット掃除機がブルドーザーのように押しのけたり、畳んだ洗濯物を崩したり。ヘタすると車輪やブラシにモノが巻き込まれてしまいます。だから、まず床を片付けなくては! でも忙しいし片付ける時間がない! ……とりあえず今日はスティック掃除機で掃除しよう、となってしまいます。

 

また、掃除している様子をずっと見ているわけにはいかないので、「ちゃんと掃除しているのかな」という漠然とした不安もあります。もちろん、ダストボックスにゴミが溜まっているので、ちゃんと掃除してくれたのはわかるのですが、掃除していない場所があったかもしれない……と、ふと疑ってしまうことも。そんなわけで、ロボット掃除機に見えない不安を抱く人の気持ちもわかるのです。

 

こうしたロボット掃除機の課題を解決してくれるのが、パナソニックのロボット掃除機「RULO」(ルーロ)です。昨年10月の本体ソフトウェア「RULO AI」のアップデートによって、より安心して掃除を任せられるモデルになりました。実際、どのように便利になったのか、さっそくご紹介していきましょう!

↑今回試用したのは、ルーロの最上位モデル「MC-RSF1000」(15万2460円・税込)です。もともと高機能でしたが、アップデートによりどのように進化したのか……?

 

障害物の検知精度がアップし、「リアルタイムマップ機能」が追加

まずは、ルーロがどのようなロボット掃除機で、アップデートで何が変わったのか、ざっと見ていきましょう。ルーロといえば、隅に届きやすく小回りが効く三角形状でおなじみ。さらに360°レーザーセンサーを搭載し、これを活用した空間認識技術「レーザーSLAM」を採用。360°レーザーセンサーで毎秒10回転、360°全方位(半径約8m)を照射して、精度の高い地図を作成しつつ、正確に自分の位置を認識します。そのため、ムダな動きや掃除もれが少なく、部屋の隅々まで効率よく掃除できるのです。

↑本体上部の円盤のすき間から360°全方位にレーザーを照射。すばやく間取りや障害物の場所を正確に把握し、効率よく掃除します

 

障害物を検知する機能も優秀。壁や家具といった大きな障害物だけでなく、床に落ちているバッグやおもちゃなど小さなものも検知してよけてくれるため、「掃除の前に床を片付けなければ…」という手間とプレッシャーから解放してくれます。

 

さらに、昨年10月のアップデートで、もともと優秀だった障害物の検知能力が進化しました。ルーロは従来、前⽅に⾳波を出して障害物を検知する「超⾳波センサー」と、壁までの距離を検知する「⾚外線センサー」で近くの障害物を検知しており、「360°レーザーセンサー」は主に遠方を検知するのに活用していました。しかし、今回から「360°レーザーセンサー」でも障害物を検知するようになり、検知精度が大幅にアップしたというのです。

↑3つのセンサーでより高精度に障害物を検知できるようになり、床にモノが置きっぱなしでも掃除できます

 

さらにアプリのアップデートで追加されたのが、「リアルタイムマップ機能」です。ルーロは室内全体を把握しながらマップを描いていますが、このマップは今まではルーロの“頭”の中だけにありました(掃除終了後、結果は「ゴミマップ」で表示できます)。それが今回のアップデートにより、ルーロが今、どんなマップを頭に描き、どこを掃除しているか、現在進行形で確認できるようになったのです。では、新機能に注目しながら、実際にルーロを使っていきましょう。

↑「リアルタイムマップ」機能のイメージ。実際に使ってみるとどうなのか?

 

「リアルタイムマップ」で掃除の達成感を実感!

まずは、スマートフォン用アプリ「RULOナビ」をダウンロードし、本体とWi-Fiで繋ぎます。運転のオンオフは本体からもできますが、「RULOナビ」を使うことで、よりきめ細かな使い方が可能になります。

 

「RULOナビ」で運転を開始すると、新機能「リアルタイムマップ」により、さっそく画面上にマップが表示されました! スマートフォン上では、本体がオレンジ色のマークで確認できます。ルーロ本体がホームから離れ、移動していく様子が実際の動きとシンクロしているのを見て、これはおもしろい……と感心して見ていたら、いきなり表示が変わり、部屋の半分ほどのマップがドンッと表示されてビックリ! まだ30秒ほどしか経っていないのに、あまりに早いし、間取りも極めて正確です!

 

マップの部屋の内側は青色で塗りつぶされており、ルーロはこの部分を「掃除すべき場所」と判断している様子。そして実際に通った軌跡は線で表示されるとともに、青色の範囲が水色に変わっていくため、「掃除済み」であることも一目でわかります。

↑最初はホームマークとオレンジ色のルーロの表示しかなかったですが、数秒で壁を描き始めました(左)。すぐに部屋の出っ張りやソファなどの家具、家電、テーブルの脚まで正確に検知して描画しました(右)。掃除済みの場所は薄い水色で表示されるため、一目瞭然です

 

まず壁沿いを走ってから、塗りつぶすように内側を掃除していくところに正確さを感じる……。青い部分をどんどん塗りつぶしつつ、センサーが次なる部屋も検知し続けるので、マップもどんどん大きくなっていきます。

 

以前からこうした動きをしてくれていたのでしょうが、マップでリアルタイムに目視することで、「ちゃんと掃除してくれている」ということがわかり、安心感、信頼感が全然違います。ロボット掃除機は基本的にほったらかしにするものですが、たまに進捗をチェックするだけでも、キレイになっていく爽快感が味わえて、まるで自分で掃除しているような気持ちになれるのです(笑)。

 

掃除が終わると、ゴミが多かった場所がわかる「ゴミマップ」が表示されます。こうしてみると、やはりダイニングテーブルの下やカーペットはゴミが溜まりやすいんだな……と改めて認識できました。ちなみに、重点的に掃除したい場所は、「エリア登録」することで、そこだけ掃除することもできます。

↑掃除終了後に表示されたゴミマップ。色が濃いほどゴミが多く、ゴミが溜まりやすいところも一目瞭然です

 

床に散らかっているモノも華麗に回避!

さらにルーロのすごさを感じたのが、床に落ちているモノ(あるいは一時的に置いているつもりのモノ)を回避してくれること。アップデートにより障害物の検知精度がアップしたとのことですが、実際試してみると、思った以上の性能です。あまりに華麗にモノを避けてくれるので、「本当に目がついているんじゃないか?」と錯覚に陥るほど。

 

床にはモノはないほうが、より早くよりきれいに掃除できることは間違いないのですが、「床が片付いていないから、ロボット掃除機が使えない」といった矛盾やストレスから解放されるのは大きいですね。なお、センサーより低い位置にある小さなモノは検知しないようなので、その点はご注意を。

 

ちなみに、今回のアップデートにより走行効率もアップし、最大稼働面積が約120畳から約130畳へ拡大したとのことですが……日本の一般家庭では十分すぎる広さですね。

↑間隔を空けてぬいぐるみを置いたところ、ギリギリを攻めながらもぶつかることはなく、しっかりと通り抜けてくれました!

 

↑洗濯物の山も、回避しながらぐるりと周囲を掃除してくれました

 

アップデートのおかげで外出先からの起動も安心

「リアルタイムマップ」と優れた障害物回避性能のおかげで、初めて安心して使えた機能がありました。それは外出先からロボット掃除機を起動させること。最近、多くのロボット掃除機がスマートフォンで操作できるようになり、遠隔操作も当たり前になりつつありますが、私自身、室内の様子がわからない状態で動かすことに抵抗がありました。

 

実際、何度か使ってみたこともありますが、「モノに座礁して(乗り上げて)いないかしら」「床に置きっぱなしのモノはなかったかな」……と不安になり、だったら在宅時に使えばいいか、となってしまう。でもルーロのこの障害物回避能力と「リアルタイムマップ」機能があれば、座礁率も低くなるし、少なくとも今どのあたりを掃除しているか確認できるので安心です。これなら、外出中に掃除をスタートさせて、きれいな家に帰宅する、という理想的な使い方も叶いそうですね。

↑今まで、片付けをする前に想定外の時間に動き出したら困る、という理由で使っていなかったスケジュール機能も安心して使えそうです

 

ちょっとした段差をものともせずに掃除を続けてくれる

このほか、ルーロには、高さ最大2.5㎝の段差を乗り越える「アクティブリフト」機能が搭載されています。前面にある「フロント3Dセンサー」が段差を検知したら、アクティブリフトで本体をグイっと持ち上げ、段差を乗り越えるのです。わが家でもラグに乗り上げるときに、このアクティブリフトが稼働し、ラクラクと乗り越えてくれます。一瞬、このまま立ち上がるんじゃないかと思うほど前側がグワッと上がるので、初めて見た息子も「何これ、カッコイイ!」と興奮していました。

↑段差を検知すると、アクティブリフトで本体をグイっと押し上げ、段差もラクに乗り越えます。なかなかアクロバット感のある動きで楽しいです

 

なお、わが家の玄関の上がり框は2cmと低く、歴代ロボット掃除機が三和土に降りると上れなくなるため、進入禁止エリアの設定をしたり、段ボールを置いて進路をふさいだりしています。しかし、そんな上がり框も、ルーロがアクティブリフトで乗り越えたときは、軽く感動しました。ちょっとした段差をものともせず、掃除を続けてくれるのは頼もしい限りです。

 

アップデートで暮らしになじむ日常の道具になった

以上、アップデートしたルーロを使ってみて改めて、ロボット掃除機に対する不安は、掃除性能だけではなく、「掃除が見えない」という部分にあったのかも……と強く感じました。その道具がいかに便利であっても、やはり使う人の心に引っかかる部分があっては暮らしになじみません。その点、ルーロは、「リアルタイムマップ」で徹底して掃除を「見える化」し、清潔になった喜びや達成感までも味わわせてくれるあたり、興味深い進化を遂げていると感じました。これからのロボット掃除機は、日常にムリなく採り入れられるよう、ユーザーの不安を丁寧に取り除くことが重要になるのかもしれません。

 

ちなみに、2月1日から3月31日までにルーロを購入すると、最大1万円がキャッシュバックされるキャンペーンがスタートするとのこと。特にロボット掃除機が信用できずに使ってこなかった方、この機会にルーロに注目してみてはいかがでしょうか。

 

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【2021冬 コードレススティック掃除機6選】バルミューダからも登場!賃貸や狭小住宅にもおすすめの手軽で高機能な最新モデルは?

家で過ごす時間が増えるなか、その時間を快適に過ごすためには、気になるたびにこまめに掃除をして、きれいな部屋を保つことが大切です。とはいえ、やっぱり掃除は大変だし、ちょっと面倒。そう感じている人も多いのではないでしょうか?

 

そこでおすすめしたいのが、スティック型のコードレス掃除機。コンパクトで気軽に使えるだけでなく、吸引力やごみの捨てやすさなど、掃除に便利な機能がどんどん進化しています。今回は、自分に合った掃除機選びのポイントや、今買い替えたい最新のスティック型掃除機について、家電のトレンドや機能に詳しい家電ライターの田中真紀子さんに教えていただきました。

 

掃除機を買い替えるなら“コードレススティック型”がおすすめ

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」

 

キャニスター型に加え、スティック型やロボット型など、多様化している掃除機。それぞれにメリットがあるので、自分のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

 

なかでもコードレススティック型掃除機は、コンセントの位置を気にせずにいつでもどこでも掃除ができ、コンパクトで収納場所も取らないなど、賃貸物件などコンパクトな家に住んでいる人にはぴったりです。そんなスティック型掃除機は、近年ますます注目を集めていると田中さんは言います。

 

「スティック型掃除機のニーズは年々伸びていたのですが、2019年にはメイン機として支持を集めていたキャニスター型の需要を上回る結果となりました。スティック型は吸引力が弱い、稼働時間が短いという印象をお持ちの方もいると思いますが、各メーカーの技術革新により、改善されつつあるんですよ。

さらに最近は新型コロナウイルスの影響で、おうちにいる時間が増え、掃除をする頻度が高まったという話をよく耳にします。そんなとき、パッと手に取れて、使い勝手がいいスティック型掃除機が1台あると、とても便利だと思います」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)

 

自分に合った掃除機を選ぶ際に注目したい3つのポイント

いざ、掃除機を買い替えよう! と思いたっても、メーカーも機種もいろいろとあって迷ってしまいますよね。そこで、実際に田中さんがスティック型掃除機を選ぶ際に注目しているポイントを3つ教えてもらいました。掃除機選びの参考にしてみてください。

 

ポイント1. まずは自分が気に入るデザインを

田中さんがまず注目するのは、掃除機のデザイン。メーカーによって強みはそれぞれあれど、機能的にはほぼ互角になってきているそう。そのため、自分の好きなデザインの掃除機を選ぶことは、重要なポイントのひとつだと話します。

 

「自分の好きなデザインでなければ、部屋の隅に置いたり、押し入れに収納してしまったりする人が多いと思います。そうなってしまうと、掃除機を目にする機会が必然的に減ってしまうので、『掃除をしよう!』という気持ちも薄れてしまうのではないでしょうか。最近のスティック型掃除機は、スタイリッシュで洗練されたデザインのものも多く発売されていますので、自分の好きなデザインを見つけて、掃除へのモチベーションを上げることも大切ですよ」

 

ポイント2. 稼働時間は、自分のライフスタイルに合わせてチェック

次に注目すべきは、稼働時間。充電式のスティック型掃除機は稼働時間が限られていますので、特に確認しておきたいポイントです。

 

「稼働時間の長さは、自分のライフスタイルに合わせてチェックしていきましょう。週に1回、家中を掃除するような人は、稼働時間が長めの機種を選んで。逆に、毎日こまめに掃除をするような人にとっては、そこまで重視しなくていいポイントかもしれません。稼働時間の長い掃除機は、バッテリーが大きいのでどうしても重たくなりがち。どの要素を重視するべきなのか、一度自分の掃除スタイルを見直してみるといいかもしれませんね」

 

ポイント3. 付属のアタッチメントにも注目

掃除機を買うと、付属品としてついてくるアタッチメント。豊富なアタッチメントがあれば、1台で家中を掃除することができます。

 

「すきまノズルやふとんの掃除に使うヘッドなど、付け替えるだけでいろいろな場所を掃除できるアタッチメントは要チェック。メーカーや機種によって個性的なアイテムを用意していたりするので、本体の性能だけでなく、忘れずに確認しておきましょう」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」に付属するアタッチメント

 

家電のプロがおすすめ! 最新スティック型掃除機 6選

掃除機選びのポイントを踏まえ、具体的におすすめの最新のスティック型掃除機を紹介していただきました。

 

1. 浮いているかのような新感覚! バルミューダ初の掃除機「BALMUDA The Cleaner」

バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」
5万4000円+税

家電ファンから近年、注目を集めているプロダクトメーカー、バルミューダからついに掃除機が発売しました。

 

「『クイックルワイパー』にヒントを得て作られたこの掃除機は、360℃回転するヘッドがなによりの魅力。小回りが利くので、椅子や机の下や、家具の隙間なども思い通りにお掃除できます。また、“ホバークラフト”のようにスムーズなかけ心地も特徴です。実際に起動してみると、いままでに経験したことのないような浮遊感に、本当に驚きました。長い廊下があるお家や、床面が広いお部屋にお住まいの方は思わずかけたくなるはず。ぜひ試してほしいですね」

 

ホバークラフトに着想を得たヘッドが独創的。2本のブラシがそれぞれ内側に回転し、床面との摩擦を減らします。運転を開始したとたん“浮いている”ような感覚になるような、軽い取り回しには驚くはず

 

ユニバーサルジョイントによって360度の方向にスティックを曲げられ、椅子の下などにもスイスイ潜り込みます

 

「スイッチはスティック上部の1つのみ。1度押したら起動、長押しで強モードに移行できます。シンプルな操作性も注目のポイントです」

 

「洗練されたデザインも魅力の1つ。1本のほうきのようなスタイリッシュな見た目で、立てかけておくだけでもとってもおしゃれ。すっきりとシンプルなインテリアを好まれる方にオススメです」

 

【商品情報】
・カラー=ホワイト、ブラック
・製品重量=約3.1kg
・最長稼働時間=標準モード30分/強モード10分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディハンドル、すきま用ノズル、充電スタンド、充電アダプター、メンテナンスブラシ

 

2. 憧れのダイソンの掃除機を軽く取り回しやすくした「Dyson Micro 1.5kg」

ダイソン「Dyson Micro 1.5kg」
5万9000円+税

ダイソンから、1.5kgの最軽量モデルが登場しました。ダイソンならではの高い吸引力と、微細なホコリも99.99%捕らえて逃がさない、圧倒的な捕集力が特徴です。

 

「吸引力が強く、ハイスペックな機能が満載なダイソンの掃除機は、どうしても重く感じる人が多かったようです。しかし、10月に発売された『Dyson Micro』は、1.5kgと超軽量。本体も小型化され、小柄な女性やご年配の方でも扱いやすいように改善されました。本当に軽いので、エアコンや家具の上など、高いところも難なく掃除できますよ」

 

定評ある吸引力、集塵力は健在。8つのサイクロンと独自開発のパワフルなモーターによって、0.3μmもの微細なホコリを99.99%キャッチしながら、吸引力をキープします。

 

アタッチメントには、布団やマットレスの掃除に便利な「ミニモーターヘッド」や、高所の掃除に便利な「コンビネーション隙間ノズル」などを搭載。床の掃除だけでなく、さまざまな場面で活躍します

 

「ダイソンの掃除機は、もっとパワフルな吸引力を誇るモデルや、アタッチメントがさらに豊富についているモデルなど、多種多様です。今回、最軽量モデルの『Dyson Micro』が発売されたことで、より選択肢が広がったのだと思います。吸引力を重視したいのであれば、最上位モデル、扱いやすさを重視するのであれば『Dyson Micro』と、自分にあったモデルを見つけてみてください」

 

【商品情報】
・カラー=シルバー
・製品重量=1.5kg
・最長稼働時間=20分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ミニモーターヘッド、コンビネーション隙間ノズル、卓上ツール、収納用ブラケット、ツールクリップ

 

次のページで、そのほかの4モデルをチェックしてみましょう。3モデル目は、日本人のニーズをぎゅっと凝縮した米国ブランドです。

3. 米国ブランドながら日本人のニーズをぎゅっと凝縮した「EVOPOWER SYSTEM」

シャーク「EVOPOWER SYSTEM」
CS401J(マルチフロア対応)=4万5000円+税

CS200J(フローリング専用)=3万円+税

ハンディクリーナーで絶大な人気を誇る、アメリカの掃除機ブランド「シャーク」が、今年8月にスティック型掃除機を発売しました。登場したのは、マルチフロア対応の「CS401J」(写真左)と、フローリング専用の「CS200J」(右)の2種。特徴は、何と言っても日本人の掃除スタイルをとことん調査して設計された、デザインと機能性だと田中さんは語ります。

 

「日本の住環境に適したサイズ感や、シンプルで無駄のないフォルム、日本人の感性にマッチするよう考えられたカラーリングなど、どんなインテリアにもなじむ高いデザイン性を兼ね備えています。もちろん機能性も抜群です。マルチフロア対応機種に搭載されているブラシローラーは、髪の毛が絡みにくい仕様。その他にも、ワンタッチで手を汚さずにごみが捨てられたり、スタンドに立てたままハンディ部分だけ引き出せたりと、手間を省くために計算された機能の数々は注目です」

マルチフロア対応モデルでは、ヘッドに「ブラシレスパワーフィン」を新開発し搭載。床にしっかり密着し、大小のゴミをすくい取れるうえ、髪の毛やペットの毛などの絡みつきを解決しています

 

「さらに、11月に発売となった数量限定のFLEXモデル『CS501J』は、ボタン1つでパイプを曲げることができる機能付き。かがまずに家具の下を掃除することができるので、より快適に掃除することができますよ」CS501J(マルチフロア対応FLEXモデル)5万円+税

 

【商品情報】

CS401J(マルチフロア対応)
・カラー=ロイヤルブルー、メタリックグレイ
・製品重量=約1.9kg
・最長稼働時間=最大24分(バッテリー2個使用時)
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、ミニモーターヘッド、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(2個)

CS200J(フローリング専用)
・カラー=ルビーレッド、ノルディックブルー
・製品重量=約1.5kg
・最長稼働時間=最大12分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、布団ノズル、充電ドック兼アクセサリースタンド、リチウムイオンバッテリー(1個)

 

4. 軽くても抜群の吸引力をもつパナソニック「パワーコードレス」

パナソニック「パワーコードレス(MC-SB51J)」
オープン価格(実勢価格=5万円前後)

パナソニックのパワーコードレスシリーズは、キャニスター型の吸引力にも匹敵するパワーが自慢のスティック型掃除機です。2020年7月に発売した最上位機種「パワーコードレス MC-SBU840K」は、メーカー独自の「からまないブラシ」が搭載され、髪の毛やペットの毛も難なく吸い込みます。様々な機種が発売されている同シリーズですが、田中さんのオススメは10月に登場した、軽量モデルの「MC-SB51J」なのだとか。

 

「最上位モデルのハイスペックな仕様はとても魅力ですが、賃貸やひとり暮らしの人には十分すぎるかもしれません。そこでおすすめしたいのが『MC-SB51J』。1.6kgと軽量にもかかわらず、持ち前のパワフルな吸引力も両立。また、目に見えないごみまで逃さない『クリーンセンター』が搭載されているので、取りこぼしなくお掃除することができます。どんなインテリアにも馴染む、ナチュラルなベージュの色味も素敵ですね」

 

モーターには、コンパクトながら最適な回転数でハイパワーを出力する「小型モーター」を搭載。強力な吸引力と軽さを両立しています

 

花粉やダニのフンなど、約20 μmのハウスダストまで検知するクリーンセンサーを搭載。ゴミがあると赤色に点灯し集中的に掃除すべき箇所がわかります。また自動運転ならゴミの量に合わせてパワーを制御し、効率よく運転します

 

【商品情報】
・カラー=ベージュ
・製品重量=1.6kg
・最長稼働時間=自動モード 約10分~22分/強モード 約6分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ふとん清潔ノズル、ブラシ付きすき間ノズル

 

5. 1.1kgと驚愕的軽さの日立「ラクかるスティック」

日立「ラクかるスティック(PV-BL2H)」
オープン価格(実勢価格=6万5000円前後)

日立の最新機種は、何と言っても1.1kgと驚愕の軽さが特徴です。これまでのスティック型掃除機にはなかった最軽量モデルで、より気軽に、快適に掃除することができます。しかし、軽いだけではない魅力が満載だと、田中さんは話します。

 

「家中を掃除できる吸引力や、フローリングの磨き効果もある『かるふきブラシ』、吸い込んだごみをぎゅっと圧縮して捨てやすくする『からまんプレス構造』など、日立の技術力がぎゅっと凝縮された掃除機です。また、引き出しの中を掃除する際に便利なアタッチメントの『ほうきブラシ』も要チェック。吸込み口がチューブ状になっているので、クリップなどの小物を吸い込まず、ほこりだけを吸い込むことができるユニークなアイテムです」

 

空気の流れを利用しダストボックスに溜まったゴミを圧縮するので、捨てる際にまとめて捨てられる上、内筒に髪の毛が絡まりにくいのもポイント

 

メインとなる「パワフル スマートヘッド light」のほか、「すき間用吸口」「ハンディブラシ」など個性的なアタッチメントが充実。とくに田中さんも注目の「ほうきブラシ」は、チューブ状の吸込口を持ち、クリップなど軽量な小物を吸ってしまうことなくごみだけを吸引するので便利

 

【商品情報】
・カラー=シャンパンゴールド
・製品重量=1.1kg
・最長稼働時間=標準 約30分/強 約8分
・集塵方法=サイクロン式
・付属品=ハンディブラシ、ほうきブラシ、すき間用吸口、延長パイプ、スティックスタンド、ACアダプター、お手入れブラシ

 

6.“紙パック式”搭載でゴミ捨てが楽なツインバードの最新モデル

ツインバード「コードレススティック型クリーナー」
オープン価格(実勢価格=1万9800円+税)

新潟県燕市に本社を置く日本の家電メーカー、ツインバード。2020年11月に発売された最新モデルは、安価で購入できるだけでなく、吸引力もしっかり。シンプルでスタイリッシュなデザインも注目です。

 

「ツインバードの掃除機は、スティック型には珍しい紙パック式を採用しています。紙パック式は、サイクロン式よりもホコリの舞い散りが軽減されるので、よりクリーンにごみを捨てることができます。紙パックはランニングコストがかかると不安に思う方も多いかもしれませんが、購入時には約約2年分(25枚)の使い捨てパックが付いてくるそうですよ。手頃な価格なので、ひとり暮らしの方も手に取りやすいのが、なによりの魅力です」

 

集塵システムには、微細なタルク粉も99.6%キャッチする不織布素材をした紙パックを採用し排気もクリーン。捨てる際もゴミの舞い上がりがなく快適です

 

ヘッドは自走式なのでカーペットの上でもスムーズに操作でき、関節部のジョイントとボールキャスターの効果で、フルフラットにできるなど取り回しも自在

 

【商品情報】
・カラー=メタリックグレー
・製品重量=約 1.4 kg
・最長稼働時間=自動モード 約30分/強モード 約7分
・集塵方法=ダストパック式
・付属品=ACアダプター、延長管、パワーブラシ、すき間ノズル、収納フック、使い捨てダストパック×25 (本体に1枚装着済み)

 

「自分にあった掃除機を見つけるためには、自分のライフスタイルを見直して、デザイン、機能、値段など、何を一番重視するかをまず考えてみてください。そうすれば、あなたにピッタリの1台が見つかるはずです」

 

【プロフィール】

家電ライター / 田中真紀子

白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ=https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/entry-12313996618.html

 

「ちっちゃいルンバ」がプログラミング教材に! お楽しみ満載のロボット「Root」発売

アイロボットジャパンは、プログラミングロボット「Root(ルート)」を2月19日(金)より販売します。実売価格は2万9800円。

↑「Root」の本体サイズは幅13.4×奥行き14.9×高さ4.5cm、本体質量は約0.49kg。最大稼働時間は5時間。USB充電ケーブルと折り畳み式ホワイトボード、デコレーションシール、ホワイトボードマーカー2本、拭き取りクロスが付属します

 

プログラミングで光や音を設定できるロボット

「Root」は、同社のロボット掃除機「ルンバ」をモチーフとしたプログラミングロボット。子どもが感じる楽しさやワクワクの“根っこ”の部分を大切にしたい、という想いからネーミングされました。専用のアプリ「iRobot Coding」は、ブロックをつなげて簡単にプログラミングするLevel1から、本格的にテキストコーディングするLevel3まで3段階のレベルで構成されており、小学校教育の全ての教科ならびに中学校でのプログラミング授業で使えるようデザインされています。

↑専用アプリ「iRobot Coding」のLEVEL1「グラフィック・ブロック」。動きがイラストで描かれたブロックをドラッグ&ドロップをしながら、コーディングの基礎となる論理的スキルを学びます

 

↑専用アプリLEVEL3の「フル・テキスト・ブロック」。フルテキストコードを使用して、本格的にコーディングコマンドや構文を打ち込みます

 

Rootは壁に当たったら跳ね返るバンパーや、段差センサーなど、ルンバに見られる機能が踏襲されています。またプログラミングを楽しく学べるよう、光、音、ペンを使っての描写や消しゴムなど様々な機能が搭載されています。

↑中央に付属のペンを挿すと、絵を描くことが出来ます

 

↑7色の色と、光の量を設定することが出来ます。音楽を奏でることも可能

 

さらに裏面のマグネットにより、ホワイトボード上での垂直走行が可能、作品のプレゼンテーションや先生によるデモンストレーションでも活躍します。なお、Rootは専用のアプリ上でコードのシミュレーションをすることができるので、実際のロボットが手元になくてもアプリのみで自作のプログラムを作成・確認できるほか、クラウド上に作成したプログラムを保存することで世界中のプログラマーにシェアすることができます。

↑裏にマグネットが付いており、ホワイトボードにくっついて垂直に移動させることが出来ます

 

なお、全国の小学校へ本機1000台を無償提供する「みんなでRoot!プロジェクト」もスタートしたとのこと。プログラミング教育を重視する親御さんや教育機関は、ぜひ「Root」に注目してみてはいかがでしょうか。

充電台にふとん用ヘッドが付いて1万8000円! シャークよりコスパ抜群のコードレス掃除機が登場

シャークニンジャは「充電式サイクロンスティッククリーナー CH966J」を1月29日に発売します。予想価格は税抜1万8000円です。

↑カラバリはブルージーン(左/CH966JBJ)、ライトコーラル(右/CH966JLC)の2色。サイズは高さ1045×幅260×奥行192mm、質量は1.66kg(ともにコードレススティック時)。運転時間は最大20分(ヘッド装着時)

 

必要十分な付属品を備えたシンプルモデル

CH966Jは、使い勝手のよさを追求したシンプルなコードレススティッククリーナーです。直線的で多くの空気の流れを作り出すデュアルサイクロンを搭載。フローリングや毛足の短いカーペットに最適化された空気の流れと密閉性を追求した新開発のヘッドで、強力にゴミを取り除きます。スムーズな操作性も特徴。軽量であらゆる方向にヘッドが動くので、自由自在に掃除ができるとのこと。操作は手元のボタンひとつでカンタンです。

 

フロアノズルを外せばハンディとしても活躍。付属のミニモーターヘッドを装着すれば、布団クリーナーとしても使用できます。ブラシロールは髪の毛が絡みづらく、お手入れもラク。

↑布団クリーナーとしても活躍します

 

シンプルなデザインと美しいカラーリングによって出しっ放しでも違和感がなく、スタンドに立てておけるので場所も取りません。付属のアクセサリーも全てスタンドにすっきり収納できるから、必要なときにすぐに使えて便利です。

↑スタンドに収納した状態

 

ボタンを押すだけで、手で触れることなくゴミを捨てることができるので衛生的。ダストカップとフィルターは取り外して水洗いできます。シンプルで必要十分な機能を備えた掃除機が税抜1万8000円と手ごろな価格で手に入るのはうれしいところ。春の新生活を前に、検討してみてはいかがでしょうか。

↑ボタンを押すだけでゴミを捨てることができます

押すだけで往復掃除ができる!? 「オシドリヘッド」で「ごみ取れNo.1」を実現した東芝のコードレス掃除機

東芝ライフスタイルは、「TORNEO(トルネオ)」シリーズ コードレススティック掃除機のラインアップを拡充し、新モデル2機種を2月1日より発売します。実売価格は最上位機種「VC-CL3000X」が8万7780円、スリム・コンパクト設計の「VC-CLS1」は4万9280円です。

↑左がVC-CL3000Xで、カラバリはムーンストーンシルバーのみ。サイズは幅257×奥行220×高さ112mm、標準質量は2.9㎏。連続運転時間は約10(強)~40分(標準)。右の2台がVC-CLS1で、カラバリは左からグランオレンジ、ピンクブロンズ。サイズは幅200×奥行140×高さ1045mmで、標準質量が1.2㎏。連続運転時間は約8(強)~32分(標準)

 

シリーズNo.1のごみ取れ性能を実現した「VC-CL3000X」

最上位機種「VC-CL3000X」は、同シリーズ史上No.1のごみ取れ性能を実現したとのこと。新開発の「オシドリヘッド」には、2つのモーターでそれぞれ逆方向に回転する前後2本のブラシを搭載し、中央の吸引口に向かってごみをかき込むため、ヘッドを前方へ押しただけでも往復掃除のようなごみ取れを実現。じゅうたんの毛の隙間まで力強くごみをかき出し、フローリングの床面に付着した菌まで99%除去します。

↑前後2本のブラシを搭載した「オシドリヘッド」

 

また、フィルターレスで2段分離構造の「バーティカルトルネードシステム」により、3つの気流が微細なチリや花粉まで99.9%分離し、強い吸引力が99%以上持続します。

↑2段分離構造の「バーティカルトルネードシステム」のイメージ

 

このほか、カップ内を廻っている風の流れを変化させる「トルネードプレス」により、ごみを約1/4まで強力に圧縮。ダストカップ内は帯電防止加工をしてあるため、ごみを捨てる時のホコリの舞い上がりや、ダストカップ内ネット部へのごみ付着を防ぎ、ごみ捨てがラクにできます。ごみを検知してランプが点灯する「ゴミ残しまセンサー」の搭載や、充電台が付属している点も特徴です。

↑ごみを検知するとランプが点灯する「ゴミ残しまセンサー」を搭載

 

シリーズNo.1の軽さで使い勝手を高めた「VC-CLS1」

一方、「VC-CLS1」は「軽量パワーヘッド」と新開発の「小型モーター」により、質量1.2㎏のシリーズNo.1の軽さを実現。 従来機種から本体の体積を約26%小型化することで、持ち上げ時の軽さや取り回しの良さに配慮しています。新開発「軽量パワーヘッド」は、コンパクトデザイン・薄肉設計で軽量化することにより、ヘッドを持ち上げた時の手元に掛かる負担が従来機種より約10%軽減。階段や高いところの掃除も簡単で、コンパクトなヘッドが狭い場所にも届きやすいとのこと。

↑手にかかる負担が減り、階段の掃除もカンタン

 

また、2つの気流を駆使することで、パワフルな吸引力を99%以上持続する「デュアルトルネードシステム」を採用。カップ内を廻っている風の流れを変化させる「トルネードプレス」でごみを約1/3に圧縮します。

 

まっすぐ握ることができる「らくわざグリップ」、ハンドルとヘッドの向きが連動し、方向転換も快適な「スイング連動」、ハンドルを倒してもクリーナーヘッドが床面に接がする「床ピタ設計」など、使い勝手を高める工夫も豊富です。

 

「オシドリヘッド」でしっかりゴミを取りたい方は「VC-CL3000X」、軽量ボディで手軽に掃除したい方は「VC-CLS1」に注目してみてはいかがでしょうか。