スーツケースかと思ったら、AirPods4専用ケース!? 二重構造で衝撃に強い、miak「キャリーケース」

ロア・インターナショナルは、「miak(ミアック)」ブランドから、AirPods 第4世代専用の「キャリーケース」を発売しました。

 

細部まで精巧に再現した、ミニチュアのようなスーツケース型のAirPods専用ケースで、同社公式オンラインショップで購入できます。

 

記事のポイント

カバンから出したら、「おっ」と目を引きそうなAirPods専用ケース。繊細な作りですが丈夫で、カラビナも付いているので、どこにでも持ち運びやすいです。キャリーケースに貼り付けるのにピッタリな、国旗やエンブレムのデコシールも同梱されているので、デザインを自分好みにカスタマイズできますよ。

 

内側は柔らかいTPU素材、外側は硬質なポリカーボネート素材の二重構造になっており、しっかり保護してくれます。ケースの底面にはAirPodsに合わせてスピーカーホールを設け、操作音やアラーム音を妨げない設計になっています。

 

AirPodsの充電ケースの蓋部分と、イヤホン収納部分はセパレートタイプとなっているので、付け外しなどが簡単です。

 

ケースをつけたままでも、AirPods4をタッチ操作でスムーズにペアリングでき、ワイヤレス充電とケーブルからの充電も可能(ワイヤレス充電対応機種のみ)です。

 

ロア・インターナショナル
miak「キャリーケース」
価格:2900円(税込)

AirPods(第4世代)発表、ノイキャン対応あり/なしの2モデル。USB-C版AirPods Maxも登場、新色も追加!

アップルはiPhone 16イベント「時が満ちる。」にて、ワイヤレスイヤホンの最新世代となる「AirPods(第4世代)」を発表しました。標準モデルとアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルの2種類あり、それぞれ価格が異なります。

Image:Apple

 

AirPods(第4世代)はデザインを改良し、「これまでで最も快適なAirPods」になったとのこと。また前モデルのH1チップに替えて、より強力なH2チップを搭載。そのため「声を分離」や「パーソナライズされた空間オーディオ」など、AirPods Pro(第2世代)専用だった数々の機能が使えるようになりました。

 

また充電ケースは、AirPods史上最も小さなサイズとなり、USB-C充電が可能で、合計で30時間のバッテリー持ちを実現しています。

 

そして高価なバージョンでは、ANCのほか外部音取り込みモード、適応型オーディオなどの機能が追加されています。

 

AirPods(第4世代)の両モデルは本日より予約受付を開始し、9月20日に出荷されます。標準モデルの米国価格は129ドル、ANC付きモデルは179ドルです。

 

また、オーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxも新色のスターライト、ミッドナイト、パープル、オレンジ、ブルーを追加。さらに充電端子がLightningからUSB-Cに変更され、より使いやすくなりました。米国価格は従来通り549ドル、こちらも本日より予約受付を開始し、出荷は9月20日です。

Image:Apple

まもなくAirPods Proに補聴器モード追加? 次期「iOS 18」で実現するかも

アップルは完全ワイヤレスイヤホンAirPodsに、様々な聴覚の健康やアクセシビリティ(誰もが使いやすくする仕組み)を提供済みです。さらに次期「iOS 18」では、AirPods Proに新たな「補聴器モード」を追加すると著名ジャーナリストが主張しています。

↑「補聴器モード」まもなく追加?

 

同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号で、2024年内にAirPods Proのハードウェア新製品は出ないと書いています。が、「大きなニュースは、iOS 18と一緒に登場する、新しい補聴器モードです」と付け加えています。

 

すでにAirPodsでは、2018年のiOS 12以降から「ライブリスニング」が利用できます。この機能はiPhone本体が指向性マイクのように働き、捉えた音声をリアルタイムでAirPodsに送るというものです。

 

また、2021年には目の前にいる人の声を聴き取りやすくする「会話を強調」機能を追加。2022年の調査では、これらの機能が高価な補聴器に匹敵する可能性があるとの結果が出ていました

 

今のところ、iOS 18でAirPods Proに追加される補聴器機能についての詳細は不明です。が、これまでもアップルはAirPodsに健康機能を次々と追加していることから、実現する可能性は高いはず。

 

一般的に補聴器は高価なため、69才以下の成人のうち難聴でも約6人に1人しか補聴器を使っていないとのデータもありました。それら専用機器より安価なAirPods Proに補聴器機能が追加されれば、より多くの人々が快適な生活を送れるようになりそうです。

 

Source:Bloomberg
via:9to5Mac

Appleがカメラ付きAirPodsを検討中? スマートグラスも開発検討中かも

Apple(アップル)が、カメラつき「AirPods」やスマートリング、スマートグラス(眼鏡)の開発を長年にわたり検討してきたと、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Ivan_Shenets / Shutterstock.comより

 

Appleといえば、今月には空間コンピューター「Apple Vision Pro」を発売。あちらは視界をすべて覆うヘッドセットですが、より眼鏡に近いスマートグラスの登場を期待する声も長く存在しています。さらに先日には、Appleがスマートリング「Apple Ring(仮称)」を開発しているとの情報も報じられています。

 

今回の報道によれば、Appleは低解像度のカメラセンサーをAirPodsに組み込むことを検討しているとのこと。これにより、AirPodsが「人々の日常生活を支援する、AI(人工知能)機能を提供できる」と伝えています。

 

スマートリングに関しては、健康とフィットネス機能に焦点を当てた製品のアイディアを、Appleが数年前に健康チームの幹部に提示されたとのこと。このスマートリングはiPhoneとデータが同機できる、「Apple Watch」の低コストな代替品になる可能性があると伝えています。

 

スマートグラスに関しては、スピーカーやカメラ、健康センサー、AI機能を搭載した「AirPodsの代替品」となる製品を検討しているとのこと。現在はハードウェア・エンジニアリング部門で技術調査が行われており、発売はまだ先のようです。

 

報道にあるとおり、これらの未発表製品は「検討中」であり、実際に登場するかどうかは不透明です。スマートリングは技術的ハードルもそれほど高くないと思われるので、実際の製品投入に期待できるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

USB-Cポート搭載「AirPods Max」「AirPods(第4世代)」は2024年後半登場?

USB-Cポートを搭載した「次期AirPods Max」「次期AirPods(第4世代)」が今年後半にも登場する可能性を、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

2023年9月に発表された「AirPods Pro(第2世代)」は、充電ケースにUSB-Cポートが採用されました。しかし現行モデルのAirPods MaxとAirPods 3では、引き続きLightningポートが搭載されています。

 

今回のBloombergの報道によれば、次期AirPodsには2モデルが存在するとのこと。エントリー(廉価)モデルの次期AirPodsはよりフィット感のある新デザインとなり、音質が向上し、USB-Cポートを搭載した充電ケースが登場します。一方でハイエンド(高価)モデルの次期AirPodsにはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が追加され、充電ケースにはスピーカーを搭載。「Find My(探す)」機能でサウンドを再生することが可能になるとしています。

 

なお、2モデルの次期AirPodsが発売された後、第2世代と第3世代のAirPodsの販売が終了するようです。次期AirPods Maxは充電と有線でのオーディオ再生用にUSB-Cポートを搭載しますが、それ以外の大きな変更はないとのこと。また、新色が追加される可能性もあります。

 

今年の後半といえば、「iPhone 16」シリーズや「Apple Watch Series 10」の登場時期と重なります。それにあわせ、USB-Cポートを搭載した新たなAirPods製品の登場に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

中国警察、偽造AirPodsの大規模シンジケートを摘発! ニセモノ6万9000台以上、総額は約34億円

アップルの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsは人気製品であり、日常的に偽造品を見かけることも珍しくなくなっています。そんななか、中国・四川省の警察当局が、大規模な偽造AirPodsシンジケートを摘発したと報じられています。

↑AirPods

 

中国メディアGizmochinaによると、現地の警察は数百万ドルもの偽AirPodsを回収。ほか9つのニセモノ製造工場、3つの生産ライン、6つの販売所を摘発し、その額は約1億6700万元(約34億円)に上ると推定されています。

 

より細かくいえば、偽造AirPodsは6万9000台以上、未完成品は4万5千台以上、偽造工具は4つ、包装材料は5万セット以上、予備部品は1万セット以上が押収。さらに、偽AirPodsは広東省や山東省、四川省、海南省など中国全土の10以上の省や市に販売されたと判明したとのことです。ニセモノが中国国外に密輸されたかどうかは、今のところ報道されていません。

 

AirPodsが本物かどうかを見分ける方法は2つあります。1つは、外観のチェック。本物にはアップルのロゴが付いていますが、偽造品にはロゴがありません。またニセモノの表面加工は粗く、本物ほど洗練されていません。

 

もう1つの方法は、アップルの公式サイトで製品のシリアル番号を確認することです。もしもシリアル番号がなければ、偽造品の可能性があることになります。

 

実は2022年秋に配信されたiOS 16では、偽造AirPodsを検出する機能が追加されています 。が、直後に対策が突破されたとの報告もありました。

 

本物とニセモノをX線写真で見比べると、ニセモノは中味が粗雑でスカスカだと分かります。

 

ニセモノをつかまされない最良の自衛策は、アップル公式のオンラインストアか直営店で買うことかもしれません。

 

Source:Gizmochina

Appleの「探す」機能、最大32個のアイテムを追跡できるようになりました!

Apple(アップル)は公式文章にて、「探す(Find My)」にて何個のアイテムが追跡可能なのかを明らかにしました。

↑Tada Images / Shutterstock.comより

 

探すはiPhoneやMacから、自分のiCloudアカウントに紐付けられているデバイス、紛失防止タグ「AirTag」の場所を検索できるサービスです。また、友人と位置情報を共有することもできます。

 

Appleによれば、探すではこれまでの16個から、32個のアイテムが追加できるようになったとのこと。この変更は「iOS 16」「iPadOS 16」からのものですが、これまで公式ウェブサイト上には反映されていませんでした。

 

探すの制限にカウントされるアイテムには、AirTags、AirPods、新しいMagSafe Wallet、一部のBeatsヘッドフォン、Find Myをサポートするサードパーティーアクセサリーなどが含まれます。また「AirPods Max」は1アイテム、「AirPods」と「AirPods Pro(第1世代)」は2アイテム、「AirPods Pro(第2世代)」は3アイテムとしてカウントされます。

 

32個ものアイテムを探すに登録する人は、あまり多くないと思いますが…。それでも、探すの機能をフルに活用している人には、嬉しい仕様変更となりそうです。

 

Source: Apple

次期AirPodsは新デザインでノイキャン対応? Proとの差はなくなりそう!?

2024年に登場する「AirPods(第4世代)」(以下、次期AirPods)にて、新デザインや新型ケースが採用され、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されると、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報じています。

↑Dontree_M / Shutterstock.comより

 

現行モデルの「AirPods(第3世代)」は、2021年10月に発売。イヤホン本体やケースのデザインを一新しただけでなく、空間オーディオにも対応しました。一方で上位モデルの「AirPods Pro」とは異なり、ANC機能には対応していません。

 

Gurman記者によれば、次期AirPodsはAirPods(第3世代)と「AirPods(第2世代)」の両方を置き換えるためにリリースされるとのこと。イヤホンの本体デザインはAirPodsとAirPods Proの中間のようなデザインで、ステム(軸)部分が短くなり、フィット感が向上します。一方で、AirPods Proのようなシリコン製イヤーチップが採用されるかどうかは不明です。

 

次期AirPodsのケースには「Find My(探す)」のアラート用スピーカーが搭載され、充電ポートはLightningからUSB-Cへと変更。ANCに対応するだけでなく、来年後半のソフトウェアアップデートにて補聴器機能が追加されるそうです。この補聴器機能では、難聴があるかどうかの聴力検査も可能です。

 

Gurman記者によれば、次期AirPodsは2024年、おそらくは次期iPhoneと同時となる9月頃に発売されるとのこと。ANC機能まで取り込んだ次期AirPodsが登場すれば、これまでAirPods Proを購入していたほとんどのユーザーのニーズを満たすことになりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

来年から次期AirPodsやMax、Proが続々登場するかも

「次期AirPods」と「次期AirPods Max」が2024年に、そして「次期AirPods Pro」が2025年に投入されるとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑WML Image / Shutterstock.comより

 

Gurman記者によれば、第4世代となる次期AirPodsは異なる価格帯の2モデルが投入されるとのこと。2モデルともAirPodsとAirPods Proをあわせたような外観となり、イヤホン下部の「ステム」が短いデザインとなります。また上位モデルでは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。フィット感が改善され、「探す」機能用のスピーカーとUSB-Cポートが追加されます。

 

次期AirPods Maxも、LightningポートのかわりにUSB-Cポートを搭載。新色も投入されます。そして次期AirPods Proは新しいデザインと新型チップを搭載し、聴覚を利用した健康機能が採用されるとのこと。これにより、補聴器のかわりとして利用できるようになります。

 

Gurman記者は、次期AirPodsは来年後半に、そして次期AirPods Maxは来年末に投入されると伝えています。機能やデザインのアップデートも楽しみですが、外部端子のUSB-C化による取り回しの良さにも期待したいところです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

AirPods Max後継モデルは2024年初めに発売、USB-C搭載でロスレスオーディオ対応かも

アップルがオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Max」を発売してから、すでに3年近くが経過しました。その間にも第3世代AirPodsや第2世代AirPods Pro等が登場しましたが、いまだにAirPods Max後継モデルがやって来る気配はありません。

↑AirPods Max

 

そんななか、早ければ来年(2024年)にもUSB-C充電に対応したAirPods Maxが発売されると、著名ジャーナリストが予想しています。

 

これはアップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、最新記事で述べていることです。また無印AirPods(低価格モデル)も2024年にはUSB-C充電が可能になるとのことです。

 

iPhone 15シリーズは、全モデルともLightningコネクタからUSB-Cポートに移行することが確実視されています。アップルストアの店員も、iPhone 15発売と同時にお客にUSB-C充電ケーブルやアダプターを勧める予定だと報じられていました。それに伴い、iPhoneと接続できる純正アクセサリー機器も、USB-C充電ポートに切り替わるというわけです。

 

またGurman氏は、アップルがUWB(超広帯域無線)チップ「U1」の後継モデル「U2」を、iPhone 15シリーズに導入すると述べています。UWBとは近くにあるデバイスの位置情報を正確に認識できる技術であり、忘れ物タグAirTagや、第2世代AirPods Pro用充電ケースに搭載されています。

 

このU2チップは主要製品すべての後継モデルに追加する予定であり、その中には第2世代のAirPods Maxも含まれる可能性があるそうです。

 

もしも次期AirPods MaxにUSB-Cポートが追加されれば、それにより充電速度がアップするだけでなく、ロスレスオーディオ再生に対応する可能性もあるでしょう。

 

現在のAirPods Maxは、Apple Music等のロスレスオーディオに対応していません。理由の1つは、無線のBluetooth接続がロスレスではないこと。もう1つは、有線接続でもLightning-3.5 mm オーディオケーブルを使う必要があり、ケーブルでのアナログ/デジタル変換があるためです。

 

しかし、USB-Cポートがあれば、その問題はクリアされる可能性があります。実際、同じくアップル製品のBeats Studio Proは、USB-Cケーブル経由でロスレスオーディオでのストリーミングに対応しています

 

他のAirPodsシリーズは、USB-C充電に移行しても「充電ケースが変更されるだけ」でしょう。しかし、AirPods MaxがUSB-Cに対応すれば、抜本的なアップグレードになるかもしれません。

 

Source:Bloomberg
via:BGR

USB-Cな次期AirPods、9月イベントで発表か

USB-C充電ケースが付属した「次期AirPods」が9月のイベントで発表されると、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurnam(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Mohd Syis Zulkipli / Shutterstock.comより

 

米国時間9月12日に開催されるApple(アップル)のイベントでは、USB-Cポートを搭載した「iPhone 15」シリーズの発表が予測されています。また、次期AirPods(あるいは次期AirPods Pro)の充電ケースにUSB-Cポートが搭載されるとの情報も、何度か報じられてきました。

 

Bloombergの報道では、次期AirPodsが上位モデルの「AirPods Pro」なのか、あるいは標準モデルの「AirPods」なのかは明言されていません。あるいは、両モデルがアップデートされる可能性もあります。参考までに現行モデルのAirPods Proは2022年9月に、そしてAirPodsは2021年10月に発売されました。

 

iOSのベータ版に製品のモデル番号が発見されるなど、その登場が確実視されている次期AirPods。充電ケースの外部ポートの変更だけでなく、新機能が搭載されるのかにも注目したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

今年秋、AirPods Pro(第2世代)に3つの新機能が無料で追加!「適応型オーディオ」で音が聞き取りやすく、会話がしやすく

アップルは今年秋にAirPods全モデルにわたるソフトウェアアップデートを行い、その中でもAirPods Pro(第2世代)に3つの新機能を追加することを発表しました。すでに製品を持っている人は、追加料金なしにパワーアップの恩恵を受けられます。

↑現在お使いのAirPods Pro(第2世代)がパワーアップ!

 

まず1つ目は、適応型オーディオ機能。これはユーザーの周囲の状況にもとづいて、外部音取り込みモードとアクティブノイズキャンセリングを動的に組み合わせる新しいリスニングモードのこと。背景のノイズを取り除いたり、より近くの音を聞き取れるようにでき、通話など様々なシーンで役立つことになりそうです。

 

第2にパーソナライズされた音量は、個人的なオーディオ体験を向上し続けるために、機械学習を活用するものです。長期にわたって周囲の状況と好みに合ったリスニングを理解し、メディア体験(ボリューム)を自動的に微調整する仕組みです。

 

最後の会話感知は、装着中にすぐ近くにいる人と話すとき、ただ話し始めるだけで背景のノイズを抑えながら、音楽などの音量を下げて、目の前にいる人の声を大きくすることができます。わざわざノイズキャンセリング機能をオフにしたり、手動で音量を調節する必要がなくなるわけです。

 

またAirPods全モデルで、自動切り替え機能がアップデートします。もともとAirPodsは様々なアップル製品と接続できますが、接続までが大幅に高速化し、より信頼性が高くなり、iPhoneからMacへの切り替えもスムーズに行えるようになります。

 

そしてAirPods Pro(第1世代と第2世代)、AirPods(第3世代)とAirPods Maxには、新たに「ミュート」と「ミュート解除」機能が搭載されます。軸部分ないしデジタルクラウンを押すだけで自分の声をミュートまたはミュート解除でき、ビデオ会議などで便利に使えると期待したいところです。

 

Source:Apple

iPhone、Apple Watch、AirPodsを3台同時にワイヤレスで充電! Made for MagSafe認証取得「Anker 737 MagGo Charger(3-in-1 Station)」

アンカー・ジャパンは、モバイル充電ブランド「Anker」より、Made for MagSafe認証を取得したワイヤレス充電ステーション「Anker 737 MagGo Charger(3-in-1 Station)」を、Anker Japan公式サイト、Amazon.co.jp、楽天市場や⼀部家電量販店などで、予約販売を開始しています。税込価格は1万9990円。

 

同製品は、マグネット式ワイヤレス充電器と Apple Watch ⽤ワイヤレス充電器、パッド型ワイヤレス充電器を1台にまとめたワイヤレス充電ステーション。2022年10月に販売を開始した「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」に続く、MagSafeモジュールを採用した、同ブランドで2つ目のMade for MagSafe認証取得製品です。

 

強力マグネットでiPhoneをピタッとくっつけるマグネット式ワイヤレス充電器は最大15W、Apple Watch用ワイヤレス充電器と、AirPodsなどのワイヤレスイヤホンに使用できるパッド型ワイヤレス充電器は最大5Wの出力で、ケーブルを使用せず3台同時に充電できます。

 

安定性を高めた、スマートな印象の三角形デザインを採用。パッド型ワイヤレス充電器は三角形の底面に設置されており、小さなスペースでも設置可能。マグネット式ワイヤレス充電器は、充電しながらiPhone自体を好きな向きに回転させることができるので、画面を横に向けて動画を視聴しながらといった同時充電が可能です。

なぜ売らない? カラフルなAirPodsのプロトタイプがリーク

Apple(アップル)のワイヤレスイヤホン「AirPods」のカラフルなバリエーションのプロトタイプを、Twitter(ツイッター)アカウントのKosutami氏が投稿しています。

↑Kosutami / Twitterより

 

AirPodsは初代モデル、第2世代モデル、第3世代モデルがリリースされていますが、その充電ケースとイヤホン本体のカラーはホワイトのみ。これは、上位モデルの「AirPods Pro」でも共通しています。

 

 

Kosutami氏によれば、Appleは「iPhone 7」とあわせてピンク、パープル、ブラック、ブロンド、そして「(PRODUCT)RED」(レッド)のAirPodsのリリースを予定していたとのこと。しかし計画はキャンセルされ、それらのカラーが販売されることはありませんでした。

 

現在もホワイト以外のAirPodsを望む声は多くあり、海外では塗装サービスも登場しています。また、カラフルなケースにいれてAirPodsを持ち運んでいる人も多いことでしょう。いつの日か、これらのカラフルなAirPodsが発売されることを期待したいものです。

 

Source: Kosutami / Twitter

朗報だ! AirPods、iPhoneなくとも「Apple Store」でアプデできるように

Apple(アップル)のワイヤレスイヤホン/ヘッドホン「AirPods」のファームウェアが、Apple Storeでアップデートできるようになったと、公式ドキュメントが説明しています。

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↑Apple製品の1つであるAirPods

 

AirPodsやAirPods Pro、AirPods Maxでは、定期的にファームウェアのアップデートが実施されています。しかしアップデートの実施にはiPhoneなどのApple製品が必要で、それを持っていないユーザーはアップデートができないという問題がありました。

 

今回公式ドキュメントは、Appleデバイスを持っていないAirPodsユーザーでも、Apple StoreやApple認定サービスプロバイダーで、AirPodsのファームウェアの更新ができることを案内しています。

 

一方で通常のアップデート手法として、AirPodsが充電中かつ、Wi-Fiに接続されたiPhoneやiPad、Macが近くにある場合、ファームウェアの更新が自動的にインストールされるとも案内されています。AirPods 2、AirPods 3、AirPods Pro、AirPods Pro 2、AirPods Max最新のファームウェアのバージョンは「5E133」です。

 

AirPodsユーザーの多くはiPhoneを所有しているでしょうが、プレゼントなどでもらったAirPodsを、AndroidスマートフォンやWindowsパソコンで利用している方もいるはず。そんな場合、今回のファームウェアのアップデートが役立ちそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

将来のAirPodsはコンサートホールや野外での音響まで再現? アップルが特許を取得

アップルのワイヤレスイヤホンAirPodsは、まるで自分の周りで楽器が演奏されたり歌手が歌っているような空間オーディオを実現しています。そして新たに、同社がこの機能をさらに強化し、様々な仮想空間を体験できるかもしれない特許を取得しました。

↑「場所」まで再現!?

 

アップルが現地時間4月8日に米国で取得した「仮想リスニング環境の実現」なる特許は、オーディオのパラメータを動的に調整し、簡単にいえばイコライザ(音質を変えられる機能)の進化版です。ソフトウェアとオーディオ信号プロセッサを組み合わせることで、ユーザーの周囲の環境に合わせて様々なリスニング体験を実現するもので「仮想リスニング環境の測定」と説明されています。

↑図解

 

これにより野外、コンサートホールやリビングルーム、教室、公共交通機関など、色々な音響パラメータを忠実に再現できるというものです。音圧を調整し、仮想環境での音響をシミュレートし、それらを空間オーディオでの聞こえ方に反映させるわけです。

 

特許文書によれば、この機能の最終的な目的は、より没入感のあるリスニング体験を実現することにあるようです。つまりオーディオ出力を立体化するとともに、イヤホンから出力されるオーディオの聞こえ方についても忠実度を向上させることを目指している模様です。

 

アップルのようなハイテク大手は数々の特許を出願および取得しており、そのうち実際に製品化されるものはごく一部に過ぎません。しかし、無印AirPodsからAirPods Proへと進化した方向性には沿っており、いずれ家にいながらコンサートホールでの音響体験を味わえるようになるのかもしれません。

 

Source:IT Home
via:91mobiles

将来、AirPodsのケースにタッチスクリーンが搭載される?

Apple(アップル)がAirPodsのケースへのタッチスクリーンの搭載を検討していることが、米特許商標庁への特許出願により判明しました。

↑USPTOより

 

今回の特許によれば、AirPodsのケースにタッチスクリーンを内蔵することで、オーディオを再生する際にデバイスのアプリと通信することが可能だと説明しています。これにより、ワイヤレスヘッドホンに関連する操作をユーザーがコントロールできるのです。

 

具体的には、タップやスワイプといったジェスチャー動作で、コンテンツを操作したり、Siriを呼び出すことができるとも説明しています。例えばオーディオ再生の制御や音量調整、お気に入りの曲などの再生が、ケースを見なくても可能だとしています。

 

さらに、AirPodsのケースから電話やメール、メッセージ、カメラ、カレンダー、天気、地図などのiPhoneアプリが操作できるとのこと。これには、ケースに内蔵されたプロセッサとメモリモジュールが利用されます。

 

いつものことですが、特許が出願されたからといって、ぞれが実際に製品に取り入れられるとは限りません。とはいえAirPodsのケースで楽曲のコントロールができれば、なかなか便利そうです。

 

Source: Patently Apple via MacRumors

意味は…? AirPodsを有線化しUSB-Cコネクタを追加した猛者現る

Apple(アップル)のワイヤレスイヤホン「AirPods」を有線イヤホンとし、さらにUSB-Cコネクタを追加した改造が、海外にて話題となっています。

↑Exploring the Simulation / YouTubeより

 

ハードウェプロトタイピングコンサルタントを名乗るPillonel氏は、以前にはSamsung(サムスン)のスマートフォン「Galaxy A51」にライトニングコネクタを追加した人物。さらにAirPodsのケースやiPhone XにUSB-Cポートを追加した実績もあります。

 

今回作成された有線版のAirPodsは、USB-Cポートに接続することで、ケース無しでの充電ができます。そしてPillonel氏は今回のプロジェクトの意義について、「製品の修理が極めて難しく、消耗品ではない(修理しやすい)有線イヤホンを購入することを検討してほしい」と述べているのです。

 

もちろんAirPodsのようなワイヤレスイヤホンには、ケーブルに邪魔されずに気軽に利用できるという利点があるのですが…。Pillonel氏の訴えにどれだけの人が賛同するのかが、気になるところです。

 

Source: MacRumors

USB-Cを搭載した次期AirPods Proがまもやくやってくる?

Apple(アップル)からUSB-Cポートを搭載した「次期AirPods Pro」がまもなく登場することを、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が報告しています。

↑Moma okgo / Shutterstock.comより

 

先日のAppleが配布を開始したベータ版の「iOS 16.4」には、次期AirPodsとそのケースへの言及が含まれていました。Kuo氏によれば、その次期AirPodsがUSB-Cポートを搭載した次期AirPods Proに相当するというのです。

 

Kuo氏によれば、次期AirPods Proは今年の第2四半期(4月~6月)から第3四半期(7月~9月)の大量出荷が予測されているとのこと。一方で、標準モデルの「AirPods」のケースをUSB-Cに移行させる計画はないようです。

 

Kuo氏は次期AirPods Proだけでなく「iPhone 15」シリーズ、そして「Magic Keyboard」や「Magic Trackpad」「Magic Mouse」「MagSafe Battery Pack」もUSB-Cへと移行することを報告しています。これには、欧州連合(EU)における2024年12月28日までのUSB-Cへの移行を義務付ける法律が関係しているようです。

 

次期AirPods ProにUSB-Cポートが搭載されれば、手持ちのUSB-Cケーブルや充電アダプタが流用できるというメリットがあります。個人的にも、Appleによる「脱Lightning」の動きが始まることを楽しみにしたいものです。

 

Source: Ming-Chi Kuo / Twitter via 9to5Mac

次期「AirPods」と「Beats Studio Buds+」の開発が進んでいる? USB-Cへ変更か

Apple(アップル)が次期「AirPods」やワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds+」の開発を進めていることが、複数の海外サイトで報じられています。

↑画像は9to5Macより

 

MacRumorosによれば、Appleが配布を開始したベータ版のiOS 16.4で、次期AirPodsとそのケースへの言及が確認されたとのこと。なお、それぞれのモデル番号は「A3048」「A2968」だとされています。

 

AirPodsは2021年にアップデートされたばかりで、次期モデルの登場には若干早いとの指摘もあります。もしかすると、これは本体ケースの外部端子が「Lightning」から「USB-C」へと変更される兆候なのかもしれません。

 

一方で9to5Macは独自情報として、Appleが新型ワイヤレスイヤホンのBeats Studio Buds+を開発していると報じています。同イヤホンはBeatsのカスタムチップを搭載し、「Hey Siri」などの機能をサポートしているようです。また現行モデルの「Beats Studio Buds」と同じく、アクティブノイズキャンセリングやトランスペアレンシーモード(環境音モード)が利用できるとも伝えられています。

 

現時点では、両製品の登場時期はまだわかっていません。例年どおりなら、次期AirPodsは次期iPhone(iPhone 15)とともにリリースされる可能性があります。

 

Source: 9to5Mac, MacRumors

AirPodsに「聴覚支援機能」が近い将来搭載されるかも?

Apple(アップル)のワイヤレスイヤホン「AirPods」に、2年以内に聴覚を支援する健康機能が搭載されることを、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Mohd Syis Zulkipli / Shutterstock.comより

 

今回のGurman氏の報告によれば、Appleはすでに「Live Listen(ライブリスニング)」や「Conversation Boost」などの聴覚支援機能をAirPodsに組み込んでいますが、これらはまだFDA(米食品医薬品局)の認証を受けたものではありません。そして将来は、AirPodsが同様の認可を受けた形で、健康機能をサポートする予定だと予測しているのです。

 

著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏は以前より、将来のAirPodsにて健康モニタリング機能が追加される可能性を指摘していました。またAppleは以前に特許出願にて、AirPodsに生体センサーを内蔵し、体温や心拍数、発汗レベルなどを検出するといったアイディアも披露しています。

 

以前にAppleの技術担当副社長のKevin Lynch(ケビン・リンチ)氏は、AirPodsが将来的に健康データを提供する可能性を示唆していました。AirPodsがただのワイヤレスイヤホンの領域を超えた、ヘルスケア情報も提供するデバイスに進化することを期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

AirPods Maxなどの登場は来年以降? 廉価版AirPodsは1万円台との噂も

「次期AirPods Max」や「HomePod mini」、「廉価版AirPods」が2024年後半に量産されるとの報告を、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が報告しています。

↑WML Image/Shutterstock.com

 

アップルが廉価版AirPodsを開発しているとの予測は、以前にも別のアナリストによって報告されていました。またその投入が2024年以降になることも、Bloombergによって伝えられています。

 

Kuo氏によれば、次期AirPods MaxやHomePod mini、廉価版AirPodsは2024年末から2025年に販売されるとのこと。現行モデルのAirPods MaxとHomePod miniが2020年に発売されたことを考えると、次期モデルの登場まで4年以上も待つことになりそうです。またAirPods Maxには、新カラーバリエーションの投入の噂もあります。

 

廉価版AirPodsに関しては、「AirPods Lite」という名称で投入されるという予測もありました。具体的な機能はまだわかっていませんが、99ドル(約1万3000円)とかなり廉価に投入されるようです。

 

一方で、アップルがカメラとHomePod、Apple TVを合体させた製品を開発しているとの報告も登場しています。同社のオーディオ製品は、今後時間をかけてじっくりと熟成されていくのかもしれません。

 

Source: 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) / Twitter via 9to5Mac

AirPods部品がインドで生産開始! アップル、中国依存から抜け出す大きな一歩に?

アップルは中国に製造を依存しすぎている現状を改めるため、インドに製造拠点を移す計画を進めているとみられていました。最新ニュースとして、米国に拠点を置く同社のサプライヤーがインドでAirPods部品の製造を始めたと、米メディアが報じています。

AirPods
↑アップルのワイヤレスヘッドフォンであるAirPods

 

Bloombergは、フロリダ州に拠点のあるJabil(ジェイビル)社のインド部門が、中国とベトナムの組立工場にAirPodsの筐体(プラスチック製の本体)の出荷を始めたと伝えています。iPhone用の部品に次ぎ「アップルがインドでの生産を拡大するための重要な一歩を踏み出した」ようです。

 

Jabil社の公式サイトによると、同社の工場はインド西部にあり、2,500人以上の従業員を雇用しているとのこと。

 

アップルが製造拠点を中国国外に移すことを急いでいるのは、製造のリスクを減らすためと思われます。2022年は同国のゼロコロナ政策のもとでのロックダウン(都市封鎖)による混乱があり、今も米政府による対中輸出規制が強まっています。

 

しかし実際、中国内には製造インフラや精緻なサプライチェーン網が築き上げられているほか、大規模かつ安価な労働力という強みもあり、それらを他の国に移すのは非常に難しいこと。だからこそインドでAirPodsの部品製造が始まったことは、大きな意義があると見られているわけです。

 

さらに中国に拠点のあるアップルのサプライヤーが、インドで製造を始めるため、インド政府の認可を待っているとの報道もあります。認可がなかなか下りないのは、中国とインドの間に国境紛争をめぐる激しい対立があることが一因のようです。

 

アップルは今後2年以内に、インドでのiPhone製造能力を3倍にしたい考えとのこと。実際、今年秋発売と予想されるiPhone 15において、中国とインドでの量産がほぼ同時に始まるとの推測もあります。脱中国依存の試みで今後、最新iPhoneが品不足になりにくくなるかもしれません。

 

Source:Bloomberg

via:MacRumors

約1.3万円のAirPodsや次期AirPods Max、来年登場するかも

Apple(アップル)が99ドル(約1万3000円)の「AirPods」と「次期AirPods Max」を早ければ来年にも投入することを、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ氏)が報告しています。

↑Dontree_M / Shutterstock.comより

 

Appleはワイヤレスイヤホンのスタンダードモデルとして、「AirPods(第3世代)」を169ドル(約2万2000円)から販売中。一方で同社が廉価な「AirPods Lite」を開発していることも、アナリストが報告しています。

 

クオ氏によれば、99ドルの廉価なAirPodsと次期AirPods Maxは2024年後半から2025年前半に投入されるとのこと。なお今回の報告では、具体的に両製品がどのような仕様やデザインになるのかは触れられていません。

 

次期AirPods Maxに関しては、以前にBloombergのMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が「2024年までにUSB-C端子に移行する可能性が高い」と報告していました。また、本体ケースのデザインの変更を示唆する特許出願も見つかっています。

 

Appleとして初となる高音質ヘッドホンとして登場したAirPods Maxですが、ハイレゾ再生の非対応やちょっとダサい本体ケースなど、弱点があるのも確か。第2世代モデルでは、ぜひそれらが改善されることを期待したいものです。

 

Source: Ming-Chi Kuo / Twitter via MacRumors

2023年内にはiPadやAirPods、Apple Watchの大幅なアップデートなし? AR/VRヘッドセットに集中するため

アップルは2023年内にiPad、AirPods、Apple TVおよびApple Watchの大幅なアップデートは予定していないとの有力情報が届けられています。

↑AR/VRヘッドセットに注力?

 

この情報の発信源は、アップル社内の事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者です。そのニュースレターPower On最新号によると、同社は噂のAR/VRヘッドセット「Reality Pro」を6月のWWDC(世界開発者会議)前に発表し、今年秋には出荷予定とのこと。そちらに力を入れるため、ハードウェアおよびソフトウェアの技術者を集めており、他のプロジェクトに支障が出ていると伝えられています。

 

まずiPadについては、直近の新製品は2024年前半の11インチおよび13インチiPad Proになるとのこと。また2023年内にはiPad mini、iPad Air、そして無印iPadの小幅なアップデートがあるかもしれないそうです。

 

またAirPodsシリーズも、今年は「特筆すべき」アップデートはないでしょう、とのこと。第3世代AirPodsは2021年10月、第2世代AirPods Proは2022年9月にリリースされたことから、最上位モデルのAirPods Maxは最も古いAirPods製品となっています。つまり、暗に「AirPods Max後継モデルは2023年には出ない」と仄めかしていると推測されます。

 

そしてApple Watchについても、若干の性能アップを除けば大きな変更はないそうです。こちらは昨年春、やはりGurman氏が「今後2年ほど、新型Apple Watchには注目の健康関連センサー(血圧や血糖値など)が搭載されそうにないと述べていたことの再確認ではあります。

 

とはいえ、「Apple Watch Series 9(仮)」やApple Watch Ultraのマイナーアップデートは期待できそうです。ほか、2023年内に新型Apple TVもないと予想されていますが、逆にいえば現行のアップル製品が型落ちになる心配なしに使っていけるかもしれません。

 

Source:Bloomberg
via:MacRumors

AirPods、自動車泥棒を逮捕するきっかけとなるお手柄! 「探す」アプリで車の場所を特定

アップル製品の多くはiPhoneなどの「探す」アプリに対応しており、探しものやなくし物を見つけることに大いに役立っています。そうした話は忘れ物トラッカーAirTagにまつわるものが多めですが、なんとワイヤレスイヤホンのAirPodsが盗難車を取り返すのに役立ったと報じられています。

↑盗難車に置き忘れたAirPodsが、犯人逮捕のきっかけに!

 

米ニューハンプシャー州の地元メディアWMURによると、マイク・マコーマックさんは水筒を車内に忘れたことに気づいて取りに戻ると、クルマが盗まれていたそうです。しかし、その2日後にクルマの中にAirPodsを置き忘れたことに気づき、「探す」アプリを活用して、クルマのありかを特定できたとのことです。

 

マコーマックさんはガールフレンドと一緒にジムを出て、iPhoneの「探す」アプリを起動。するとAirPodsがポップアップし、ニューハンプシャー州内にある街ウェアのイーストロードで見つかったと表示されたそうです。それで「今すぐ取り返しに行こう」と思ったと語っています。

 

もちろんマコーマックさんたちは直接現場に行ったのではなく、警察に通報しました。そして警察は盗難車を突き止め、その場で容疑者は取り逃したものの、まもなく逮捕されました。容疑者は2人組であり、警察は数件の容疑があると発表しています。

 

ウェア警察のローラ・パースロー巡査は、2人の容疑者が逃走したとき、現場にいた親切な市民の方々がどちらに逃げていったか、どんな特徴があったかを教えてくれたため、おかげで速やかに犯人が逮捕できたと感謝の意を述べています。

 

もしもマコーマックさんがAirPodsを車内に忘れていなければ、クルマを見つけるのは難しかったのかもしれません。治安の悪い場所をクルマで訪れるときは、車内に(余っている)AirPodsを置いておくのがよさそうです。

 

Source:WMUR
via:Wccftech

AirPodsやMacアクセサリのUSB-C移行は2024年までに?

米アップルの「AirPods」やMacのアクセサリ製品が2024年までにUSB-C端子を採用することを、米ブルームバーグのMark Gurman記者が指摘しています。

↑Exploring the Simulation/YouTubeより

 

MacやiPadなど、すでに幅広いアップル製品にて採用されているUSB-C端子。一方でiPhoneやAirPods、それにキーボードなどのMacアクセサリ製品では、引き続きLightning端子が採用されています。

 

Gurman記者の報告によれば、AirPodsの3モデル(AirPods、AirPods Pro、AirPods Max)と「Magic Keyboard」、「Magic Trackpad」などのMacアクセサリが、2024年までにUSB-Cに移行する可能性が高いと指摘しています。

 

先日にはついに、EUにてモバイルデバイスのUSB-C端子への移行の義務化が決定されました。AirPodsやMacアクセサリのUSB-C端子への移行には、この決定も大きく影響していることが報じられています。

 

またそれだけでなく、来年登場するであろう「iPhone 15」シリーズでも、USB-C端子への切り替えが予測されています。また、ベーシックな「iPad」も年内にUSB-C端子が搭載されるはず。さらに2025年から2026年に投入される「iPhone SE」にも、USB-C端子が搭載されることを指摘しているのです。

 

さらにGurman記者は、「アップルはワイヤレス技術に注力しており、2017年に発表されその後キャンセルとなったAirPowerの別バージョンが、今から10年以内に実現する可能性がある」とも述べています。

 

アップル製品へのさらなるUSB-C端子の採用は、ユーザーの利便性を高めることになりそうですね。いつかはポートレスに移行する可能性もありますが、少なくとも数年はUSB-Cの利便性の恩恵を受けられそうです。

 

Source: MacRumors

将来のiPhone、AirPodsの無線充電が可能になるかも?

米アップルが出願した特許より、将来のiPhoneに逆ワイヤレス充電機能が搭載され、「AirPods」などの充電が可能になるとの予測を、海外テックサイトのPatently Appleが伝えています。

↑Hadrian/Shutterstock.comより

 

最近のiPhoneにはマグネットによるワイヤレス充電機能「MagSafe」が搭載されていますが、一部のAndroidスマートフォンのように、ワイヤレスイヤホンなど他のデバイスを充電する逆ワイヤレス充電機能は搭載されていません。

 

アップルが出願した特許では、逆ワイヤレス充電に関する複数のアイディアが説明されています。例えばスマートウォッチやAirPodsのような電子機器を充電したり、あるいはiPhoneからiPhoneを充電する…ということも可能になるようです。

 

アップルはすでにAirPodsやApple Watchのようなワイヤレス充電に対応した製品を複数用意しており、これらがiPhoneからワイヤレス充電できれば、かなり利便性が増すはず。将来のiPhoneへの逆ワイヤレス充電機能の搭載、ぜひ期待したいものです。

 

Source: Patently Apple via 9to5Mac

ステンレススチールのシンプルで美しいデザイン! ベルキンのMagSafe充電器、Apple Watch第7世代の急速充電に対応した改良版が発売

ベルキンは、「Belkin BOOST↑CHARGE PRO MagSafe 3-in-1 Wireless Charger 15W」の改良版、Apple Watch 7シリーズを約45分で80%まで急速充電できるアップグレート版製品を、6月30日より限定販売しています。税別価格は2万108円。

 

同製品は、3つのワイヤレス充電モジュールを搭載し、iPhone12/13、AirPodsなどのQi充電対応製品とApple Watchを、置くだけで同時にワイヤレス充電することができます。MagSafeに対応し、iPhone12/13シリーズを最大15Wで急速充電できます。AirPods、AndroidスマホやワイヤレスイヤホンなどのQiワイヤレス充電対応製品も、5Wで充電可能です。

 

ステンレススチールで作られたフレームと、ケーブルを極力排したシンプルかつ洗練されたデザインで、リビングルームからオフィスまで、様々なインテリア空間に溶け込みます。iPhoneは縦向き横向きどちらでも設置できるので、ビデオ通話をしながら、動画を見ながらなど、様々なシーンで使用可能。台座部分の充電モジュールにはLEDライトが搭載されており、正しく充電されているか一目で確かめることができます。

 

Apple公式のMagSafeケースやアクセサリーなどに対応しており、専用ケースや他の対応製品を磁気面にセットするだけで利用可能。Apple純正パーツ採用により、OSのアップデートにも対応可能です。

“統一感”で出す個性! オウルテックの人気AirPodsケースに「AirPods第3世代」バージョン登場

iPhoneケースとAirPodsケース、同じデザインだったら、その“統一感”が逆に“個性”として際立ちそう。

 

そんなiPhoneとAirPodsを“おそろコーデ”にできるAirPodsケースに、AirPods(第3世代)対応モデルが、新たに仲間入りしました!

 

オウルテック「OWL-CVAPP01S」は、同社でのiPhoneケースでロングセラーデザインとなっている、縦バイカラー手帳型ケースと同デザインのAirPodsケース。親しみやすいファブリック素材に、アクセントとなるPUレザーを採用したデザインが特徴。カラー展開はグレー×ブラックとネイビー×ブラックの2色で、税込価格は2380円です。

 

カジュアルな雰囲気の中に溶け込むブラックPUレザーで高級感をプラスした、シンプルながらも飽きがこないデザインで、大切なAirPodsをキズや衝撃から守ります。カラビナ付きで持ち運びも便利なのが嬉しいポイント。

 

上蓋部分はセパレートになっており、大切なAirPodsを隙間なく保護することができます。また、上蓋にはあらかじめ両面テープが貼り付けてあるので、しっかりと固定できます。

 

「AirPodsをケースに収納したままで、ケーブルでの充電やワイヤレス充電、どちらにも対応しています。LEDランプ部分に穴が開いているため、充電状況の確認も可能です」(オウルテック担当者)

 

「あ、iPhoneとAirPodsのケースおそろにしてる人だ!」と、相手に与えるインパクトは抜群。アクセサリーからさりげなく、個性を出してみませんか?

新型AirPods Pro、デザインはほとんど変化なし? 肌検出センサー採用で誤動作が減るかも

アップルの次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2」は今年後半に発売とみられていますが、持ち手部分の軸がなくなり「ステム(軸)レス」のデザインになるとの噂もありました。が、実は現行モデルとほぼ同じデザインになるかもしれないと報じられています。

Ian Zelbo/Macrumors

 

このウワサの発信源は、アップル関連情報サイトMacRumorsです。同サイトは以前もAirPods Pro 2の予測レンダリング画像を公開したことがありますが、それは現行モデルとほとんど変わらないデザインでした。そして今回、あらためてアップル製品の予想画像で知られるIan Zelbo氏(有名リーカーJon Prosser氏と協力することもよくある)による原寸大3Dイメージの比較画像を検証した結果、同製品が「ステムレス」デザインではない確証を得たと述べています。

 

前回の画像でも、AirPods Pro2には両イヤホンの下側にあったデュアル光学センサーがなくなっていました。その代わりに、第3世代AirPodsで採用された肌検出センサーを搭載すると推測されていましたが、最新の3D予想画像ではその可能性が高まったとのことです。

 

新たな肌検出センサーの強みは、触れている物体を識別して「イヤホンがユーザーの耳に入っている」のを正確に検出できることです。装着している人の皮膚に含まれる水分を検知することで、ポケットやテーブルを肉体と間違えて誤作動することを防げるわけです。

 

そしてZelbo氏の比較画像では、第3世代AirPodsとまったく同じ形の肌検出センサーがあると確認されています。それ以外は現行モデルとほとんど変わらず、大きなデザイン変更はない可能性が高まっているしだいです。

 

1年以上前に「第2世代AirPods Proはステムレスになる可能性がある」と主張したBloombergのMark Gurman記者も、AirPods Proのノイズキャンセリング機能やワイヤレスアンテナなどを小さな筐体に収めるのは難しく、製品版ではあまり野心的なデザインにならないかも、との但し書きを付けていました。

 

もしも見かけの変化があまりなくとも、豊富な機能が追加されていれば魅力的な製品となるはず。最先端のノイズキャンセリングやロスレスオーディオ対応などが噂通り実現すれば、ライバルを圧倒する大ヒットとなるのかもしれません。

 

Source:MacRumors

ワイヤレス充電の“場所取る問題”を解決! MagSafe対応iPhoneとAirPods Proを同時充電できるスタンド

ワイヤレス充電は非常に便利ですが、充電パッドを複数台用意すると、場所を取ってしまいます。スマホとイヤホンなどを1つの充電器で同時に充電できるタイプも、横に広がってしまうものが多く、結局場所を取ってしまいます。

 

そんなワイヤレス充電の“けっこう場所取る問題”を解決する、デッドスペースになりがちな“縦”の空間を生かした、MagSafe対応iPhoneと、AirPods ProやAirPods with Wireless Charging Caseを同時充電できる、スタンドタイプの2in1ワイヤレス充電器「OWL-QI10W06-GM」を紹介します。

 

同製品は、シンプルかつスタイリッシュに洗練されたデザインで、直径約99mm×高さ155mmと省スペース。iPhoneをマグネットでビタッと固定し、充電したまま縦向き・横向きのスマホスタンドとしても使えます。iPhoneは7.5W急速充電に対応。

 

そして、同製品最大の特徴は、付属のメタルプレート!

 

「iPhoneが分厚いケースを装着していると、磁力が届かずMagSafeで充電できませんが、ケースにメタルプレートをつけることで、ケースを装着したままでもMagSafeで充電できます。貼り付けキットも付属しているので、適切な位置にメタルプレートを貼ることができます」(オウルテック担当者)

 

税込価格は5980円。他社の同様の2in1ワイヤレス充電器と比較して、約半額なのだとか。お財布にもやさしく、場所を取らない……MagSafe対応iPhone&AirPods Proをヘビーに愛用しているなら、おうちに1つあると、リモートワークからエンタメ時間まで、いろいろ捗ること間違いナシ! でしょう。

第3世代AirPods購入ガイド、第2世代との違いや買うときの注意点は?

アップルの「AirPods」と言えば、いま世界で最も売れている左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンとして知られています。そんなAirPodsに、待望の第3世代にあたる新製品が登場しました。ここでは、新しいAirPodsの購入を検討するうえで注目したい機能、従来モデルとの違い、注意したいポイントをまとめて紹介します。

↑新しい第3世代のAirPodsが発売されました

 

アップル独自の「空間オーディオ」体験にフル対応

新しいAirPodsは、従来の“無印”AirPodsと同じ、「ノイズキャンセリング機能を搭載しない」ワイヤレスイヤホンです。iPhone、iPadとのワンタッチペアリングのような、アップルデバイスとスムーズに連携する機能はもちろん受け継いでいます。価格は2万3800円(税込)。

 

前モデルの第2世代AirPodsはエントリーモデルとして1万6800円(税込)で販売を継続します。また、ノイズキャンセリング機能を搭載する上位の「AirPods Pro」も引き続き併売。ハイエンドクラスのワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」も含む4機種が“AirPodsファミリー”として出そろいました。

 

そのなかで、新しいAirPodsの最大の魅力は、ミドルレンジにあたるモデルながらアップル独自の立体音楽体験「空間オーディオ」に関連する技術「ダイナミックヘッドトラッキング」に対応したことです。現在、ダイナミックヘッドトラッキングが利用できるイヤホン・ヘッドホンは世界に、新しいAirPodsのほか、AirPods ProとAirPods Maxの3機種しかありません。

↑空間オーディオのダイナミックヘッドトラッキングにより、コンテンツ再生時の没入感がさらに高まります

 

ダイナミックヘッドトラッキングにより、空間オーディオに対応するコンテンツを再生したときに、顔や体の向きを変えてもコンテンツの音があるべき位置に定位したまま聞こえてくる効果を体験できます。

 

たとえばiPhoneで映像を視聴する際、画面を見ながら顔を横の方に向けると、顔を向けている耳から役者のダイアローグがより強く聞こえてきます。このように、ダイナミックヘッドトラッキングは、コンテンツ視聴の没入感をさらに高めてくれる機能で、アップルのApple TVほか、Netflixなどの動画コンテンツを再生したときに楽しめます。

 

また、2021年の夏から、Apple Musicにも「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」を使って制作された楽曲が次々に増えています。楽曲の情報を開いて「Dolby Atmos」のロゴが掲げられているタイトルの場合、iPhoneやiPadなどのアップルデバイスに新しいAirPodsを接続した環境で、ダイナミックヘッドトラッキングを使った立体再生が可能になります。

↑Apple Musicの、ドルビーアトモスによる空間オーディオコンテンツの再生時にも、高い臨場感が楽しめます。空間オーディオ対応楽曲は、“Dolby Atmos”のロゴが目印

 

さらに、iOS 15/iPadOS 15以降から、通常のステレオ音源にバーチャル処理をかけて空間オーディオのようなリスニング感に変換できる「ステレオを空間化」機能が追加されました。Apple Musicのステレオ制作の楽曲はもちろん、SpotifyやAmazon Musicで配信されているステレオ制作の楽曲、YouTube動画のステレオ音声も“空間化”できる機能です。バーチャル処理ではあるものの、元から空間オーディオの技術を使って制作されているコンテンツに引けを取らない立体音楽体験が手軽に味わえます。

 

新しいAirPodsなら、このステレオを空間化されたコンテンツにおいても、ダイナミックヘッドトラッキングの効果を合わせて楽しめます。iOS/iPadOSの場合、コントロールセンターを表示して新しいAirPodsの音量メニューを長押しすると、空間化とダイナミックヘッドトラッキングのオン・オフを切り替えることができます。

↑コントロールセンターから空間化、ダイナミックヘッドトラッキングのオン・オフが選択できます

 

開放型イヤホンならではの爽やかなサウンド

では、肝心の音質はどうでしょうか。新しいAirPodsは、ハウジングと呼ばれるイヤホンの外殻に空気の通り道となる小さな孔を設けて、大型のダイナミック型“Appleドライバー”を力強く動かしてパワフルなサウンドを再現する開放型(またはオープン型)の構造を採用しています。

 

イヤホン本体のトップにある黒いメッシュのところなどに配置されている孔から、ドライバーのピストンモーションの背圧により生まれる空気が抜けて、切れ味鋭く躍動感に富んだサウンドを楽しめます。

↑イヤホンのハウジングに空気の通り道になる小さな孔が設けられています

 

新しいAirPodsでボーカル系の楽曲を聴くと、とても爽やかな声の余韻に驚くはずです。同じ開放型のワイヤレスイヤホンである第1・第2世代のAirPodsから、クールで煌びやかな高音域の特徴は健在。また、ピアノやギターのハイトーンが高く突き抜けるスピード感も、AirPodsで聴く音楽の醍醐味だと思います。

 

さらに新しいAirPodsは、従来のAirPodsに比べて低音再生の表現力が大幅に向上しました。音に厚みとパワーが感じられるだけでなく、ベースやドラムスのディティールが豊かになっています。バンドやオーケストラにおける、低音楽器の演奏をとても正確に再現してくれるため、そうした楽器を担当するミュージシャンが新しいAirPodsで聴いても、そのサウンドに納得するはずです。

 

一方で、ロックやEDMのアップテンポなサウンドは低音のビートがしっかりと安定するので、ボーカルやメロディを演奏する楽器の抑揚感がいっそう艶やかに感じられます。

↑iPhoneとのワンタッチペアリングにも対応。相性が抜群にいいイヤホンです

 

ただし、開放型のイヤホンであるAirPodsは、ハウジングに孔が空いていることから、やはり騒々しい屋外では音楽が聴こえづらくなる場合があります。

 

それでも、従来のAirPodsに比べると新しいAirPodsは、低音を中心に音楽再生のエネルギー感がアップしているため、音楽再生のボリュームを余計に上げなくても、屋外で十分に心地よいリスニングが楽しめました。

 

ただ、騒音の強い地下鉄の車内、そしておそらくは飛行機の機内では音楽や映像コンテンツのダイアローグが聞こえづらくなるでしょう。コンテンツ再生を楽しむ環境や場面に合わせて、ノイズキャンセリング機能を搭載するAirPods ProやAirPods Maxを上手に併用するスタイルが理想的です。

↑騒音の多い場所ではノイズキャンセリング機能を搭載するAirPods Proが有効です

 

耐水耐汗に明瞭なハンズフリー通話対応など、使えるシーンがさまざま

新しいAirPodsはそろっている機能も非常にバランスがいい完全ワイヤレスイヤホンです。本体、および充電ケースがともにIPX4等級の耐水耐汗に対応しました。雨の降る屋外やスポーツで汗を流しながら音楽を聴きたい場面、キッチンで過ごすエンターテインメントの時間などがよりいっそう楽しくなります。

↑充電ケースも耐水耐汗対応

 

もちろん、ハンズフリー通話にも対応しています。ユーザーの発話する音声を高精度にピックアップするデュアルビームフォーミングマイクを搭載しているので、iPhoneの内蔵マイクに引けを取らないほど明瞭な声を通話相手に届けられます。

 

なお、イヤホンは1回のフル充電から最大4時間の連続音声通話をサポートします(音楽再生の場合は最大6時間)。長時間に渡るオンラインミーティングにも十分なバッテリー容量が確保されていることと、開放型のイヤホンなので耳に装着した状態で自然に周囲の環境音が聞こえてくるため、疲れを感じにくいところも新しいAirPodsの魅力だと筆者は感じています。

↑MagSafe充電器によるワイヤレスチャージに対応しました

 

新旧AirPodsで装着感が変わるはず。購入前の試着が大事

最後に、AirPodsを選ぶうえで、ひとつ注意したいポイントがあります。新しいAirPodsはイヤーチップなどを装着せずに裸の本体をそのまま耳に乗せるように装着するイヤホンです。AirPods Proのように、シリコン製のイヤーチップを使う耳栓タイプのイヤホンは、イヤーチップのサイズを変更して耳へのフィットを調節できるところにもメリットがあります。反対に、この耳栓タイプの装着感が苦手という方も多いことから、耳乗せスタイルのAirPodsが定番として人気を獲得しているのでしょう。

 

新しいAirPodsは、第2世代AirPodsからデザインが変更されています。ハウジングのサイズはほんのわずかながらも大きくなっているので、第2世代AirPodsから買い換え・買い増しを考えている方、あるいは新しくAirPodsを買う方は、購入を真剣に検討する段階になったら、ぜひフィッティングを入念に確認することをおすすめします。Apple Storeなどや量販店であれば試せるでしょう。

↑新しいAirPodsはハウジングのサイズが少し大きくなっているため、購入前の試着が大事なポイントになってきます

 

左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは、今どき5000円前後で良質な製品も見つかるようになりました。それに比べると、2万円台の新しいAirPodsは一見するととても高価な製品のように思えるかもしれません。ですが、充実したアップルデバイスとの連携、空間オーディオへのフル対応など、ほかのイヤホンにない魅力を満載していることを考えれば、きっと後悔しない買い物になるはずです。

 

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【まとめ】新型MacBook Proの性能が怪物すぎる、AppleEventで発表されたもの

10月19日深夜2時(日本時間)に、Appleの新製品発表会であるAppleEventが開催されました。9月に引き続き、2か月連続となります。

 

新たなAppleシリコンを搭載した新型MacBook Proが目玉になった本イベント。発表された製品&サービスを一挙に紹介していきます。

 

1.Apple MusicにSiri専用で月額480円の新プラン! その名も「Voice Plan」

冒頭で発表されたのが、音楽配信サービスApple Musicの新プラン「Apple Music Voice Plan」です。このプランはSiriでの操作のみが可能で、ミュージックビデオなどの一部の機能にこそ対応していませんが、Apple Musicで配信されている楽曲、プレイリストやステーションすべてにアクセスできます。

 

「ディナーパーティーのプレイリストを再生して」などと、シチュエーションを指定した再生指示も可能になるとのことです。Apple Music Voice Planの利用料金は月額480円。個人プランでは月額980円となっているApple Musicですが、その約半分の価格で同様の楽曲を楽しめるため、かなりお得な設定といえそうです。

 

Apple Music Voice Planは、日本を含む17か国で、この秋からサービス開始となります。

 

2.HomePod miniに鮮やかな新カラー&第3世代AirPodsが登場

続いて発表されたのが、HomePod miniの新色です。オレンジ、イエロー、ブルーの3色が新たに登場しました。オレンジとイエローはともに色の温かさが印象的。一方のブルーは、ネイビーに近い落ち着いた色になっています。

 

また、第3世代AirPodsも登場しました。AirPods Pro・AirPods Max向けの機能であった、空間オーディオに初めて対応したモデルです。

 

また、デザインを一新したほか、本モデル専用に設計した新ドライバーを搭載。耳の形や周囲の環境に合わせて音の周波数を調整し、アーティストが意図したとおりの音を再現するアダプティブEQも搭載しました。こちらもAirPods Proの機能だったので、従来のAirPodsよりもパワーアップしているといえます。ただし、ノイズキャンセリング機能は搭載していません。

 

バッテリー駆動時間は従来製品より伸びて最大6時間になりました。充電ケースを利用すれば、計30時間の再生時間を確保できます。

 

その充電ケースはMagSafeに対応し、さらに使いやすいものになりました。また、5分の充電で1時間の再生が可能というスピード感も魅力です。その上、耐汗耐水性能も備えており、アクティブに使えます。

 

第3世代AirPodsの価格は2万3800円(税込)ですでに予約受付を開始しており、発売は10月26日です。この発売にあわせて第2世代AirPodsは値下げし、1万6800円(税込)となっています。

 

3.今回の目玉! 新たなAppleシリコンとmacOS

昨年、Appleが発表したMac向けのチップ「Appleシリコン」。今回の発表では、プロ向けラインナップとして「M1 Pro」を、そしてさらなる上位モデルとして「M1 Max」を発表しました。

 

M1 Proは、M1の3倍近くとなる最大200GB/sのメモリー帯域幅を確保し、32GBまでのユニファイドメモリーに対応します。10コア構成のCPUは、8つの高性能コア、2つの高効率コアを搭載。CPUパフォーマンスはM1に比べて70%向上しました。GPUは16コアでM1の2倍のコア数となり、処理速度も最大2倍にパワーアップしています。

 

また、最上位チップのM1 Maxは、メモリー帯域幅がM1 Proの2倍となる最大400GB/s。加えて、最大64GBのユニファイドメモリーに対応します。

 

CPUの構成はM1 Proと同じ10コアですが、GPUは2倍となる32コア。まさに、モンスタースペックです。なお、発表ではGPUについて32コアとのみ説明していましたが、Apple ストアを確認すると24コアGPUのM1 Maxチップを搭載したモデルも発売されるようです。

 

電力効率も追求したという最新の2つのチップ。ピーク時は、「一般的な8コアCPUに比べて、同じ電力量で1.7倍の性能を発揮する」としています。

 

また、M1 ProのGPUも、「一般的なラップトップPCに搭載されるGPUより、70%低い電力でピーク性能を発揮できる」そうです。M1 Maxについてはより顕著で、「ハイエンドなラップトップPCのGPUと比べて、100W少ない電力でピーク性能を発揮できる」とのこと。

 

新しいAppleシリコンに最適化するようmacOSもアップデート。タスクの割り振りを最適化することで、機械学習の処理速度は、Core i9を搭載したモデルに比べて3倍以上も速くなったそうです。

 

iPadやiPhone向けアプリもMac上で動作するほか、各アプリケーションの処理速度が向上。具体的には、FinalCut Proでオブジェクトトラッキングのための映像分析が最大5倍速に、CompressorではProResのビデオトランスコードが最大10倍速、といった数字が公表されました。

 

4.進化点が多すぎる、M1 Pro&M1 Max搭載の新たなMacBook Pro

 

新たなMacBook Proは、14インチと16インチのモデルが登場。M1 Pro、M1 Max搭載モデルがそれぞれラインナップされています。

 

デザインには大きな変化があり、Touch Barの廃止と、多くのポートを搭載する点が特徴的。ブラック基調のキーボードは、プロが好むというメカニカルな打鍵感になっています。

 

搭載するポートは非常に多く、片側にHDMIとSDカードスロット、Thunderbolt 4ポートが1基ずつ、もう片側にはヘッドフォンジャックと2基のThunderbolt 4ポートを備えています。充電にはMagsafeが復活しましたが、Thunderbolt 4経由での充電も可能だそうです。

 

ディスプレイは、ベゼル幅が3.5mmに。上部のベゼルは従来の60%に縮小し、iPhoneと同様のノッチデザインを採用しました。

 

16インチモデルは16.2インチのディスプレイを搭載し、その解像度は3456×2234ピクセル。MacのノートPC史上最大のものとなっています。一方の14インチモデルは3024×1964ピクセルです。

 

また、リフレッシュレートが高いProMotionテクノロジーを搭載し、120Hz駆動に。輝度は持続輝度が最大1000ニト、ピークは1600ニトとなっています。

 

これに加えてHDRの映像編集に最適化されたほか、コントラスト比は100万:1を実現。黒色をかつてないほど美しく映せるとしています。

 

フロントカメラにも進化があり、解像度が従来比2倍の1080ピクセルになりました。

 

また、マイクはノイズを最大60%軽減することに成功し、これまでにない繊細な録音が可能になっています。

 

スピーカーは、2つのツィーターと、4つのフォースキャンセリングウーファーからなる6スピーカーシステムを採用。大型化したウーファーにより低音域の音が従来より80%も増しているとのことで、これまでは聞こえなかった音も再生できるそうです。

 

パフォーマンスの面では、新開発のAppleシリコンが真価を発揮しています。Core i9搭載のモデルと比べて、CPUは最大2倍高速、機械学習は最大5倍高速に。GPUに至っては、Radeon Pro 5600M搭載モデルと比較して、M1 Proが2.5倍、M1 Maxは4倍になりました。

 

メモリーの最大搭載量は64GBとなっており、カスタマイズの幅も向上。M1 Max搭載モデルを使えば、Final Cut Proで、4K ProResの映像がなんと最大30本編集できるとか。相当なクリエイターでもないとこれを使いこなすのは難しそうですが、なんとも夢のある性能です。

 

チップの電力効率アップなどによってバッテリーの持続力も伸びており、16インチモデルではバッテリーによるビデオ最大時間が従来より10時間長い最大21時間。14インチモデルでも、最大17時間のビデオ再生ができます。また、30分で最大50%までの充電ができる高速充電にも対応しました。

 

価格は、14インチモデルが23万9800円(税込)から、16インチモデルが29万9800円(税込)からとなっています。カラーは、スペースグレイとシルバーの2色です。

 

ちなみに、M1 Max、64GBメモリー、8TB SSDを搭載した最高スペックの16インチモデルだと、その価格は70万5800円(税込)。ストレージ容量を抑えればもっと安く手に入れることは可能です。

 

新しいMacBook Proは、すでに予約受付が始まっています。発売は、第3世代AirPodsと同様、10月26日とのことです。

アップルの「AirPods」最新モデルが5260円オフ、Amazonプライムデーでセール

Amazon.co.jpで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」がスタート。6月22日の23時59分まで実施中です。

 

これに合わせて、アップルの「Apple AirPods with Wireless Charging Case」が、通常価格から21%オフの1万9820円(税込)で販売されています。製品ページはこちら。なお、直販価格は2万5080円(税込)です。

 

Qi規格の充電マットを使ったワイヤレス充電と、従来通りのLightningケーブル経由の充電に対応。また、「Hey Siri」と呼びかけてSiriを起動でき、iPhoneやiPadと組み合わせた操作性のよさは抜群です。

 

第1世代のApple AirPodsと比較すると、「Apple H1ヘッドフォンチップ」を搭載しているので、デバイスとのワイヤレス接続が一層速くなっています。ケースから取り出しただけで、ペアリング済みのアップル製デバイスと自動で素早く接続されるので、日頃からアップル製品を愛用している人には、特にオススメの製品です。

 

イヤホンのみでは、1回の充電で最大5時間の連続再生に、Wireless Charging Caseのバッテリーを加えると、最大24時間以上の再生時間に対応。外出先でイヤホンを使うことが多い人にはうれしいバッテリー性能を携えています。

 

新品のアップル製品が値引きされることは珍しいので、以前から欲しかった人も、これを機にワイヤレスイヤホンを導入しようと考えている人も、売り切れる前に注文しましょう!

AirPodsやAirPods Proを“首掛け”にできて、使用中の落下・紛失を防ぐ! 人気のネックストラップ5選

Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は、完全ワイヤレス特有の「小さいので落としやすい」「なくしたら見つけにくい」……という“弱点”もあります。「だったら最初から首掛けタイプのBluetoothイヤホンを買えばいいじゃない」という声もありますが、“AirPodsがいいんだ!”という人もいるでしょう。それなら、ネックストラップを装着して完全ワイヤレスと首掛けが選べる“ハイブリッド型”にしてみては如何でしょうか。今回はAirPods/AirPods Pro専用のネックストラップの中から、おすすめ5選をご紹介します。

 

目次

 


コードが目立たない1.5mmの極細設計!


エレコム AirPods用紛失防止ストラップ P-APAPNシリーズ

使用時に快適なやわらかいシリコン素材を採用。AirPodsにぴったりフィットする設計で、簡単に着脱することができます。ストラップは使用時に目立ちにくい直径1.5mmの極細設計。帯電防止コーティングを施しているので、汚れやホコリそのものが付きにくい設計です。ユーザーからは「ホールドも良く、誤動作も無く、抜けにくく、微妙な長さもピッタリ」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:直径…1.5mm
カラー:クリア・ブラック

 


エルゴノミクスデザインに基づいた使いやすい設計


elago AIRPODS STRAP for AirPods

エルゴノミクスデザインに基づき、ストラップの長さは45cmに設計。重量は4gととても軽く、装着感が気になりません。また、シリコン表面にはストラップが絡まりにくいコーティングを施してあります。レビューには「抜け落ちることもなく、LR確認もできるし、シリコンの太さ長さもちょうどよく、安心してAirPodsが使えています」という声も。

【詳細情報】
サイズ:450×3mm
カラー:ホワイト・ブラック・ジーンインディゴ・ナイトルミナス(夜光色)

 


夜になると光る蛍光シリコン材質を採用!


Ksizen AirPods Pro イヤホンストラップ

夜間に光ることで識別しやすい蛍光シリコン材質を採用。弾力性、柔軟性にも優れ、ねじれにくいので、カバンやポケットの中でも絡み・断線を防ぎます。IPX4で汗や水滴に強く、野外活動、ジム、フィットネストレーニング、ランニングなどの激しい運動にも適しています。ストラップホルダーの内側にマグネットが追加されているため、使わない時は首の前でしっかりと固定できたり、ブレスレットのように手首に巻いておくことができます。

【詳細情報】
サイズ:直径…6mm
カラー:グレー+イェロー・ホワイト+ピンク

 


カバンの中でも絡みにくいフラットケーブルタイプ


VSuRing AirPods Pro/2/1用イヤホン ストラップ

AirPods Pro/2/1対応。カバンやポケットの中でも絡みにくいフラットケーブルで、弾力性・柔軟性に優れているシリコン製です。また、イヤホンストラップホルダーの内側にマグネットを内蔵。使わない時は首周りや手首に巻いておけます。コードの太さは約2mmと適切な強度があり、断線しにくいのもポイント。ユーザーからは「AirPodsを付けて音楽を聴きながら寝るのですが、朝起きるとベッドの隙間とかに落ちてて拾うのに苦労してました。これを買ってからは探すのに一瞬で見つけられます」という声があがっています。

【詳細情報】
サイズ:長さ…690mm
重量:7g
カラー:ブラック・ホワイト

 


曲げくせがつかない太さ3mm


MRLab AirPods Pro/Airpods シリコン ネックストラップ

なくしたり落としたりしやすいAirPods Proにネックストラップをつけることで脱落・紛失を防ぎます。ストラップ長59mmと比較的長めの設計により、余裕をもって装着できます。太さ3mmのシリコン素材で丈夫なうえ、洗浄も簡単にでき肌にも優しく安心。曲げくせがつかないので、いつでもスッキリとしたシルエットをキープするのも嬉しいポイントです。カラーはホワイト・ブラック・ネイビー・レッドの4色。

【詳細情報】
サイズ:丸型…590mm
重量:約5.5g
カラー:ホワイト・ブラック・ネイビー・レッド

 

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iOS 14で最高&最適な一台になる! AirPods Proの「3つのスゴい新機能」

アップルがiPhone向けの新OS「iOS 14」を公開しました。iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホン「AirPods」にも無料のソフトウェアアップデートにより、スゴい新機能が追加されたことをご存じでしょうか。

 

新しく追加された機能は、AirPods ProとiPhoneの組み合わせで映画のサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」、ユーザーの聴こえ方に合わせてサウンド調整をカスタマイズできる「ヘッドフォン調整」、そしてAirPodsと接続設定を済ませているデバイスがサウンドを再生した時に、接続先を自動で切り換えてくれる機能の3点です。

↑iOS 14、iPadOS 14に搭載された新機能「空間オーディオ」が、AirPods Proのソフトウェアをアップデートすると楽しめるように

 

なお、今回の新機能はiOS 14をインストールしたiPhone、iPod touchのほかに、iPadOS 14をインストールしたiPadでも使えます。

 

「空間オーディオ」はAirPods Pro専用の新機能ですが、その他の2つについてはApple H1チップを内蔵する第2世代のAirPods、AirPods Proのほか、Beats by Dr.Dreブランドの製品でも楽しむことが可能です。「ヘッドフォン調整」についてはアップルの有線イヤホン「EarPods with Lightning Connector」にも対応しています。該当するイヤホン・ヘッドホンをお持ちの方はぜひこのレポートを読んだ後にお試し下さい。

 

【その1】AirPods Proでサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」

空間オーディオは5.1ch/7.1chのサラウンド音声、またはドルビーアトモスに対応する立体音声を収録したビデオコンテンツの没入感溢れるサウンドをAirPods Proで聴ける、今回のアップデートの目玉機能です。

 

設定方法は簡単。iPhoneにイヤホンをペアリングしてから、Bluetooth設定のAirPods Proの名前の隣にある「i」アイコンをタップするとAirPods Proの設定詳細に入り、そこに新設された「空間オーディオ」をオンにします。

↑Bluetoothの機器リストに並ぶAirPods Proの右端「i」アイコンをタップすると詳細設定に入ります

 

その下にあるメニュー「機能を試してみる…」に入ると、空間オーディオの聴こえ方をプレビューできます。

 

空間オーディオに含まれる新機能はサラウンド再生だけではありません。イヤホンを装着した状態で顔の向きを変えることで、頭の動きを追従して音像の位置をリアルタイムに変化させる「ダイナミック・ヘッドトラッキング」の体験も驚きです。

↑空間オーディオの立体サウンドをプレビューから体験できます。空間オーディオを楽しむためには前提として、元のコンテンツの音声が5.1cn/7.1ch、またはドルビーアトモスの形式で作られている必要があります

 

その効果を言葉で説明すると、例えば映画の主人公がセリフを話している最中に顔を横に向けると、今まで正面から聴こえていた声が耳の方から聴こえてきて、そのまま後ろを向くと後頭部側から声が聴こえてくるような体験です。サラウンド音声の効果音も同様に、360度全方位から砲弾が飛んでくる音や、空から雨が降ってくるような立体的な音に「耳を傾けながら聴く」という、従来にないイヤホンリスニングを特徴としています。

 

アップルはこのように画期的なリスニング体験を、AirPods ProとiPhone、iPadに内蔵する加速度センサーとジャイロセンサーの情報を高度なプロセッサによってリアルタイムに解析して、ユーザーの頭や身体の向きを判定して音像をあるべき位置に定位させることで実現しています。イヤホンに搭載されているセンサーの情報を素速く、正確に処理できるアップル独自開発のApple H1チップの高いパフォーマンスがものを言います。

 

筆者が本稿を書いている2020年9月下旬時点で、空間オーディオ再生が楽しめるコンテンツは「Apple TV」アプリで視聴できる、定額制配信サービス「Apple TV+」のオリジナルコンテンツ、または都度課金でレンタル・購入して見られる作品が該当。その中で音声を5.1ch/7.1chサラウンド、またはドルビーアトモスにより収録しているタイトルになります。

↑Apple TV+のオリジナルコンテンツのタイトルページ。ドルビーアトモスの表記が目印になります。レンタル・購入して視聴できる映画作品も、元が5.1ch以上で制作されていれば空間オーディオで楽しめるものが多くありそう

 

試しに、Apple TV+で公開されたトム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」をiPhoneで再生してみました。広々と描かれる音場空間の中で弾丸が飛び交う迫力は圧巻。顔の向きを変えてみてもヘッドトラッキングが遅れることなく正確に、音源をあるべき位置に再現します。空間オーディオをオンにすると、シリアスな会話のシーンで役者のセリフがより前に迫り出してきて明瞭に聴こえてきます。

↑トム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」は、空間オーディオの3Dサラウンド、ヘッドトラッキング技術の効果がとても良くわかるコンテンツです

 

アップルは、元がステレオ収録されている音源を空間オーディオ対応のサラウンド音声にアップミックスするためのアプリ開発ツールをデベロッパーに向けて提供しています。今後様々な動画・音楽コンテンツ、そしてモバイルゲームで空間オーディオが楽しめるようになれば、AirPods Proに一段と注目が集まりそうです。

 

【その2】AirPodsシリーズのサウンドを好みに合わせてカスタマイズする「ヘッドフォン調整」

「ヘッドフォン調整」は、Apple H1チップを搭載するイヤホン・ヘッドホンが対応する機能です。機能設定の入り口が少し複雑で、「設定」から「アクセシビリティ」に入り、メニューに並ぶ「AirPods」を選択していきます。Beatsのイヤホンなども同じ操作。

↑iOSの設定アプリからアクセシビリティを選択。オーディオアクセシビリティ設定からヘッドフォン調整に入ります。

 

中に入ると「オーディオアクセシビリティ設定」と青色で表示されている項目があるので、こちらを選びます。さらにその中の「ヘッドフォン調整」をタップします。

 

こちらからは、ユーザーの耳の聴こえ方に合わせてイヤホン・ヘッドホンの音の出方を調整できる「カスタムオーディオ設定」を選べます。いくつかのサンプル音源がプレビューされるので、好みの聴こえ方に調整すると「カスタム」設定が作られます。

↑人の話し声、3種類の比較音源で聴こえやすい設定を選んでいくと、自分好みのカスタム設定が作られます。外部音取り込みの聴こえ方もカスタマイズできます

 

筆者の感覚だとAirPodsシリーズは元がバランスの良いサウンドにチューニングされているので、ヘッドホン調整で聴こえ方を「明るく」してしまうと、やや高域が立ってキラキラしすぎるようにも思いました。バランス調整は何度でもやり直せるので、音楽を聴く環境などに合わせながら使ってみるのもいいかもしれません。

 

【その3】Bluetooth再生機器を切り換える手間をなくす新機能

AirPodsなど、Apple H1チップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの接続先デバイスを自動で切り換えてくれる機能も便利です。iOS 14/iPadOS 14/macOS Big Sur/tvOS 14を搭載する機器同士での自動切り替えに対応しています。

 

iOS 14の場合、自動切り替えの設定はBluetoothリストに並ぶ製品の「i」アイコンをタップしてから「このiPhoneに接続」のメニューが「自動」になっていればOKです。

↑イヤホンの設定メニューから「このiPhoneに接続」の項目を「自動」にします。

 

例えばiPadで映画を見終わった後に、iPhoneで音楽再生を始めるだけで、都度Bluetooth設定からワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを選択していた手間を省いて自動的に機器の接続が切り替わります。最近は在宅ワークの間、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを身に着けたまま過ごす時間が長くなっていませんか。AirPodsシリーズならエンターテインメントやハンズフリー通話の音声を、複数の機器をまたぎながら1つのイヤホンでよりシームレスに聴けるようになります。

 

10月末で発売から1年を迎えるAirPods Pro、ほかApple独自開発のチップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが今後もどこまで進化するのか目が離せません。

 

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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AirPodsユーザー必見! 充電ケースごとオシャレに持ち運べる専用レザーケース

ロア・インターナショナルは、高級本革を使用したSLG Design(エスエルジーデザイン)のAirPods専用ケース「Minerva Box Leather Case」を発売しました。カラーはレッド、ブルー、ブラック、タン、ブラウンの全5色。価格は5940円です。

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本製品は、イタリアで一枚一枚丁寧に作られたベジタブルタンニングレザーを使用し、AirPodsの充電ケースごと収納できるレザーケース。加工過程でできた自然なエンボスのある本革は使い込むほど光沢が増し、傷やほこりから充電ケースを守ります。

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底部には端子接続用の穴が空いており、ケースに入れたままセットアップボタンとLightningケーブルの使用が可能。こだわりのエッジ処理や、ドイツAMANN(アマン)社製のセラフィル糸を使用した耐久力の高いステッチなど、職人によるハンドメイドの技が細部まで施されています。

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毎日持ち歩くAirPodsだからこそ、おしゃれなケースに入れておきたいですよね。本革ならではの質感と鮮やかなカラーは、ほかの人と差をつけたい方にもオススメです。

iPhoneユーザー待望の機能がiOS 11で実現! AirPodsで左右別々に動作を割り当てられるように

iPhoneユーザーにはおなじみのApple純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」。従来からイヤホンをダブルタップすることで、Siri、再生/一時停止、オフなどの操作ができましたが、iOS 11ではさらに進化! なんと左右のイヤホンで別々の動作を割り当てられるようになりました。

 

AirPodsの左右で別々の動作を設定する

iOS 11からは、イヤホンをダブルタップしたときの動作を左右で個別に設定できるようになりました。割り当て可能な操作の種類も増え、従来の「Siri」「再生/一時停止」「オフ」に加え、「次のトラック」「前のトラック」も設定できます。

20171110_y-koba1_ic (1)↑「設定」→「Bluetooth」を開き、「自分のデバイス」にあるAirPodsの横にある「i」アイコンをタップします

 

20171110_y-koba1_ic (2)↑「AIRPODをダブルタップ」に設定項目がありますので、ここから左右それぞれの動作を設定します

 

20171110_y-koba1_ic (3)↑まずは「左」をタップして設定していきます。動作の一覧が表示されるので、割り当てたいもの(ここでは「次のトラック」)をタップしてチェックを入れます

 

20171110_y-koba1_ic (4)↑前の画面に戻って、今度は「右」をタップして設定します。同様に動作の一覧から割り当てたいもの(ここでは「前のトラック」)をタップしてチェックを入れればOKです

 

これでイヤホンをダブルタップするだけで前後のトラックに移動できるようになりました。左右での個別設定は、AirPodsの新たな魅力を引き出すことができます。ユーザーの方ははぜひお試しください!