Apple MusicにAmazon Music、結局どれがいい? 「音楽配信サービス」6選

PCオーディオ市場は、配信サービスの普及や高音質再生技術の進化により着実に拡大。ハイレゾ対応機器やネットワークオーディオなどが充実し、グッと高音質が身近になった。

今回は「音楽配信サービス」編としてApple MusicやSpotifyなど6つのサービスを取り上げ、最新事情やプロの解説をお届けする。

【私がチョイスしました!】AVライター 野村ケンジさん
イヤホン・ヘッドホンからリファレンスモデルまで、AV機器全般に明るい。ポータブルオーディオのイベントにも多数出演。

豊富なコンテンツ数が魅力。「ポイ活」できるサービスも!

ストリーミングの普及により市場が拡大中。特にサブスク型のサービスが主流となり、定額で数多くの楽曲が楽しめるように。昨今ロスレスやハイレゾなど、高音質なコンテンツが増加し人気を集めている。

ハイレゾ音源も楽しめる高音質音楽プラットフォーム

Qobuz
高音質音源を「ストリーミング」と「ダウンロード」で楽しめるサービス。最大192kHz/24bitのハイレゾ音源を提供し、オーディオファン向けの高品質なリスニング体験を実現する。豊富なプレイリストや「マガジン」などのコンテンツも魅力。

↑「MAGAZINE」にはニュースやインタビュー、オーディオなどの記事が並ぶ。

【野村’s Impression】
「膨大なタイトル数を誇るクラシック系に加え、アニソンなどJポップ系タイトルも数多い。定額制にもハイレゾ音源が充実しているのも魅力のひとつで、ダウンロードによるオフライン再生機能も便利です」

高品質な音源の提供に加え、ユニークなコンテンツや機能が充実


Apple Music
ロスレスオーディオや空間オーディオに対応し、高音質な音楽を提供。クラシック音楽のカタログ「Apple Music Classical」や、カラオケ機能「Apple Music Sing」などユニークなサービスが充実する。Apple製品からiCloudで音楽を一括管理できる。


↑オフィシャルや個人作成ほか、豊富なプレイリストが人気。

【野村’s Impression】
「洋楽はもちろん、Jポップやアニソンなどのタイトルも多数備える“旬”な楽曲数の多さが魅力。空間オーディオ対応曲も揃えているなど、iPhoneやMacなどのApple製品ユーザーにはベストなサービスです」

プライム会員なら無料または割引価格で利用可能

Amazon Music
プライム会員向けのAmazon Music Primeや、Amazon Music Unlimitedがあり、後者の一部はロスレスやハイレゾ、空間オーディオにも対応。Alexaとの連携で音声操作が可能で、スマートスピーカーを活用した快適なリスニングが体験できる。

↑気分やシーンに合う公式のプレイリストが豊富に用意されている。

【野村’s Impression】
「Amazon Music Primeは、プライム会員であれば無料で楽しめるのが太っ腹。Amazon Music Unlimitedも用意されており、こちらは有料ですが、ハイレゾやCD同等の高音質音源を楽しむことができます」

世界中のユーザーが作成した膨大なプレイリストを聴ける

Spotify
AIを活用したパーソナライズ機能が充実し、ユーザーの好みに合わせたプレイリストを自動生成。ポッドキャストのコメント機能やInstagramのストーリーから直接楽曲を保存できる機能など、SNSとの連携も特徴だ。近日ロスレス再生対応の噂も。

↑「DailyMix」など高精度にパーソナライズされたプレイリストを用意。

【野村’s Impression】
「プレイリスト作成機能など、シンプルで扱い易いアプリが好評。有料コースも用意されますが、無料版でも十分に楽しめる点も魅力です。膨大な楽曲は洋楽・邦楽を問わず豊富で、Jポップ系なども数多く揃っています」

YouTube音楽動画の音声のみの再生が可能

YouTube Music
YouTubeの音楽動画を音声のみで再生でき、ほかのサブスク未解禁の楽曲も聴ける。プレイリスト作成や楽曲検索機能が充実し、YouTubeとの連携もスムーズ。有料版では広告なしの再生やオフライン再生、バックグラウンド再生なども可能だ。

↑様々なアクティビティに合う音楽へ容易にアクセスできる。

【野村’s Impression】
「ミュージックビデオやライブ映像など、ほかにはない音楽コンテンツをラインナップ。基本的に無料ですが、広告を非表示にする有料プランもアリ。プレイリストを提案してくれる機能や、歌詞表示機能なども◎」

楽天ポイントが貯まるなど楽天会員はおトクに利用できる


Rakuten Music
楽天ポイントが貯まる特典があり、楽天カードや楽天モバイルユーザーは割引価格や無料(月10時間まで)で利用可能。スタンダードやライトなど多くの料金プランがあり、ニーズに応じた選択ができる。オフラインやバックグラウンド再生にも対応。

↑「Webプレイヤー機能」を搭載し、PCで音楽を再生できる。

【野村’s Impression】
「1日1曲以上再生することでポイントが貯まったり、楽天カードや楽天モバイル会員は料金が割安になるなど、おトクな特典もアリ。ダウンロードやオフライン再生が可能など、意外に使えるサービスです」

※「GetNavi」2025月7号に掲載された記事を再編集したものです

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クラシック専門「Apple Music Classical」ついに世界リリース。ただし日本は…

Apple(アップル)はクラシック音楽のストリーミングアプリ「Apple Music Classical」を正式リリースしました。

↑画像はApple公式サイトより

 

Apple Music Classicalは単体のアプリケーションで、500万曲以上という世界最大のクラッシック音楽のカタログが用意されています。専門家によるプレイリストや作曲者紹介、作品解説の提供も特徴です。

 

Apple Music Classicalのインターフェイスは、作品名やオーケストラ、指揮者、客演アーティスト、録音年までをひと目で分かるように表示。またクラッシック音楽に特有の複雑な楽章やトラック、作品番号を考慮して、作曲家や作品、作品番号、指揮者、アーティスト、楽器、作品の通称など、あらゆるキーワードの組み合わせでの検索が可能です。

 

楽曲は最大24ビット/192kHzのロスレスオーディオにて配信。ドルビーアトモスによる空間オーディオで、没入感のある楽曲再生が可能です。

 

またベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、カーネギーホール、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルハーモニック、パリ国立オペラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による独占的なコンテンツも提供しています。

 

Apple Music Classicalは「Apple Music」のサブスクリプション会員なら、追加費用無しで利用できます。リリースは世界中で始まっていますが、残念ながら日本を含む一部地域では利用できません。クラシックファンにとって実に魅力的な本サービス、ぜひ日本でのサービス展開を待ちたいものです。

 

Source: Apple

クラシック音楽専用アプリ「Apple Music Classical」、デビュー迫る?

Apple(アップル)がクラシック音楽専用アプリ「Apple Music Classical」のリリースを準備している可能性を、海外テックサイトのMacRumorsが伝えています。

Apple Music Classical
「Apple Music Classical」ついにリリースか

 

Appleといえば、2021年にクラシック音楽の配信サービス「Primephonic」を買収。その時から、同社からのクラシック音楽配信サービスの登場が期待されており、もともとは2022年リリース予定だったとみられています。

 

配布が開始された「iOS 16.4」のベータ版から見つかった情報によれば、Apple Music Classicalを視聴するには「Apple Music」アプリをインストールしておく必要があるとのこと。現時点でApple Music Classicalが発表される気配はありませんが、今後iOS 16.4のベータ版や正式リリースで突如解禁される可能性も。

 

クラシック音楽ファンにとっては、注目のサービスとなりそうです。

 

Source: MacRumors