アップル、2027年の「iPhone Air」に超省エネディスプレイを導入?

2027年に発売されるiPhoneの超薄型モデル「Air」には、省電力な「LTPO3 OLED」ディスプレイが搭載されるかもしれないと報じられています。

↑未知の「iPhone Air」では省エネ技術が特に大事(画像提供/Vinoth Ragunathan/Unsplash)。

 

韓国ニュースサイトのThe Elecによれば、アップルは2027年のiPhoneシリーズから、バッテリー消費を大幅に抑えるディスプレイ「LPTO3」の導入を検討しているとのこと。これまでの噂では、次期iPhone 17シリーズは「LPTO2」方式のディスプレイを採用するとされています。

 

次期iPhone 17 Airは非常に薄い本体サイズとなりそうなことから、バッテリーを搭載するための内部スペースに大きな制限があります。このため、将来のiPhone Airシリーズでは省電力なLPTO3方式のディスプレイの採用が重要となってくるのです。

 

2024年に発売されたスマートウォッチの「Apple Watch Series 10」では、すでにLPTO3方式のディスプレイが搭載されています。これも将来的なiPhone Airでの採用を見越した計画だったのかもしれません。

 

アップルは、2027年のiPhoneシリーズの一部にLPTO3方式のディスプレイを搭載するかどうかを2025年第3四半期(7月〜9月)までに決定するとのこと。iPhone Airに省電力のLPTO3 OLEDが搭載されることに期待しましょう。

 

Source: The Elec via MacRumors

次期「iPhone 17 Air」の新たなヒントを「iOS 26」ベータ版で発見!

次期超薄型モデル「iPhone 17 Air」の存在を示唆するヒントが「iOS 26」のベータ版で見つかったと、海外メディアのMacworldが報じています。

↑iPhone 17 Airはほぼ確実に存在する(画像はiPhone 13。提供/Nilay Patel/Unsplash)。

 

今回見つかったのは、「420×912@3x」解像度のカクレクマノミ壁紙の最新バージョン。これは「1260 x 2736」の解像度に相当し、現在のどのiPhoneとも一致しません。しかし、これはiPhone 17 Airの予測されている画面解像度と一致しているのです。

 

著名アナリストのミンチー・クオ氏は、超薄型モデルのiPhone 17 Airには約1260 x 2740ドットの6.6インチディスプレイが搭載されると報告していました。この数値は、ベータ版で見つかったものと一致します。

 

iPhone 17シリーズはiOS 26を搭載して、9月に発売されると期待されています。今回見つかった壁紙は、今年発売される全く新しいデバイスのために設計された可能性が高そうです。

 

iPhone 17 Airの6.6インチのディスプレイは、「iPhone 17」の標準モデルより大きい一方、「iPhone 17 Pro Max」よりは小さいものです。本体サイズは5.5mmと、史上最も薄いiPhoneになると噂されています。

 

薄くて軽くて革新的なiPhone 17 Airの登場を、楽しみにしたいものです。

 

Source: Macworld via MacRumors

「折りたたみiPhone」、ついに2025年秋に生産開始? でも発売は…

アップルが「折りたたみiPhone」を2026年の発売に向けて今秋に生産を開始すると報じられています。

↑折りたたみ式の投入準備!(画像提供/VASANTH ./Unsplash)

 

アナリストのミンチー・クオ氏によれば、アップルのサプライヤーであるフォックスコンが2025年第3四半期後半(9月)、または第4四半期初頭(10月)に、折りたたみiPhoneの生産を正式に開始するとのこと。多くの部品の仕様はまだ最終決定されていないものの、搭載される折りたたみディスプレイはサムスン・ディスプレイが生産を担当します。

 

噂によれば、折りたたみiPhoneは閉じた状態で約5.5インチ、開いた状態では7.8インチのディスプレイを搭載するそう。また、ガラケーのような「縦折り型」ではなく、本のような「横折り型」の本体形状となると言われています。

 

一方、折りたたみiPhoneは広げた状態では4.5mm、閉じた状態では9〜9.5mmという驚異的な薄さを実現するという見方もあります。特殊なヒンジを採用することで、ディスプレイの折り目はほとんど目立たないようです。本体スペースの制限から、顔認証システムの「Face ID」ではなく指紋認証システムの「Touch ID」が搭載され、前面カメラは画面下に内蔵されます。

 

折りたたみiPhoneの価格は2000ドル〜2500ドル(約29万円〜36万円※)になると予想されていますが、米トランプ政権による関税政策により、さらに価格が上昇する可能性もあります。アップル初の折りたたみスマホの登場は確かにうれしいのですが、あまり高価だと購入できるかどうかが心配になってしまいます。

※1ドル=約145円で換算(2025年6月24日現在)

 

Source: Ming-Chi Kuo/X via MacRumors

「iOS 26」、意外にもカスタム着信音が簡単に設定できるようになった!

アップルが先日発表した「iOS 26」では、「GarageBand」アプリを使わなくてもカスタム着信音が設定できると海外メディアのMacworldが報じています。

↑カスタム着信音がもっと自由に選べるようになった(画像はImageFXで生成)。

 

iOSでは、iTunes Storeアプリにおいて1.29ドル(約187円※)で販売されている30秒楽曲を着信音として設定できます。しかし、この機能を使っている人はあまり多くないでしょう。

※1ドル=約145円で換算(2025年6月19日現在)

 

iOS 26でカスタム着信音を設定するには、「ファイル」アプリから長さが30秒未満の「MP3」または「MP4」のオーディオファイルをタップ。次に画面右下の共有ボタンから、「その他」→「着信音として使用」をタップ。これによりそのオーディオファイルが、「設定」アプリの「サウンドと触覚」→「着信音」の項目に表示され、選択できるようになるのです。

 

Macworldによれば、「着信音として使用」のオプションは「ボイスメモ」を含む、一部の他のアプリ内のオーディオにも表示されるとのこと。しかし、「Apple Music」のサブスクリプションに加入していても、その楽曲を無料でカスタム着信音として設定することはできません。

 

iPhoneでカスタム着信音を設定するのが難しかったのは意外でしたが、iOS 26ではそのハードルが下がることになりそうです。

 

Source: Macworld via MacRumors

グーグルも黙ってられない。「iOS 26」への皮肉がここでも炸裂

グーグルは、アップルの「iOS 26」が「Pixel」スマートフォンにすでにある三つの機能——「リアルタイム翻訳(Live Translate)」「保留アシスト(Hold Assist)」「通話スクリーニング(Call Screening)」——を模倣していると新しい広告で主張しています。

↑Pixelにも笑われるiPhone(画像提供/Made by Google/YouTube)。

 

グーグルが投稿した「#BestPhonesForever」シリーズの最新動画では、iPhoneとPixel 9 Proが架空のポッドキャストで会話しています。

 

「テキストメッセージのリアルタイム翻訳機能を発表したんだ」とiPhoneが言うと、 「それって、僕が4年前に搭載した機能だったよね」とPixel 9 Proが返します。 すると、「うん、すごい偶然だね」とiPhoneは言うのです。

 

さらに、iPhoneが保留アシストや通話スクリーニングの話題を出すと、Pixelスマートフォンはそれらの機能もすでに提供していたと返します。

 

ライブ翻訳は2021年にPixel 6で初めて搭載されました。iOS 26と同様に、この機能はテキストメッセージや通話を自動で翻訳することができます。

 

保留アシストは2020年に「Pixel 3」以降の機種向けに「Hold for Me」として導入。この機能は通話中にユーザーの代わりに保留状態で待機し、オペレーターが電話に出た際に通知してくれます。

 

通話スクリーニングは2018年にPixel 3で初めて使用されました。

 

PixelやAndroidが新機能を導入し、iPhoneやiOSがそれを追いかけるというケースは、これまでも散見されました。これが単純なコピーなのかどうなのかは、消費者が判断することになりそうです。

 

Source: Made by Google/YouTube via MacRumors

フォルダとファイルを分けて見やすく表示する方法【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「フォルダとファイルを分けて見やすく表示する方法」です。

 

Finder内にたくさんのフォルダやファイルが入っていると、見分けにくく感じることがあるでしょう。そんなときにおすすめなのが、フォルダとファイルを分けて表示する方法です。さっそく手順を解説しましょう。

 

まず、Finderを開いたら、メニューバーから「Finder」をクリックし、「設定」を開きます。次に、「詳細」タブを開いて、「フォルダを常に先頭に表示する場所」にある「名前順で表示しているウインドウ」というチェックボックスをオンにしましょう。これで設定は完了です。すると、このようにFinderで名前順に表示した場合に、フォルダが上の方にまとめて表示され、ファイルはその下に表示されます。

 

この設定は、リスト表示だけでなく、カラム表示のときでも有効ですし、アイコン表示のときでも表示を「名前順」にしたときにフォルダが上部に集まります。また、ギャラリー表示でも「名前順」にするとフォルダが左側に集まります。

 

ちなみに、さきほどの「設定」ウインドウで「フォルダを常に先頭に表示する場所」にある「デスクトップ」にチェックを入れると、デスクトップ上のアイテムを「名前順」で並べ替えたときに、フォルダが常にファイルより上に表示されるようになります。

 

視認性がアップするのでぜひ試してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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アップル、噂の「スマートホームハブ」のヒントをiOSベータ版に隠していた!

アップルが開発していると噂の「スマートホームハブ(仮称)」が、iOS 18.6のベータ版の内部コードから発見されました。

↑発表は近い?(画像はImageFXで生成)

 

アップルのスマートホームハブは6インチまたは7インチのディスプレイと、「iPhone 16」と同じ「A18」チップを搭載すると言われています。デバイスはスピーカーベースに取り付けたり、壁に設置したりすることができる模様。

 

iOS 18.6の内部コードから見つかったのは、「apple-logo-1088@2x~home.png」という画像アセット。海外メディアによれば、この「home」という文字が、スマートホームハブ向けのOS「homeOS」に使用されることを示唆しているとのこと。

 

また、OSは正方形のiPadのようなディスプレイでの使用を想定しているようです。

 

アップルのスマートホームハブはユーザーのスマートホームアクセサリを操作したり、FaceTimeでビデオ通話をしたり、家の中でビデオ通話ができたりするようになります。カメラを搭載することで、ホームセキュリティシステムとして使える可能性もあります。

 

アップルは最近、スマートホームハブに関連する「homeOS」の商標を登録しました。著名アナリストのミンチー・クオ氏は、アップルのスマートホームハブは2025年第3四半期(7月〜9月)に量産が開始されると述べています。これらの情報が正しければ、製品の発売時期はそう遠くなさそうです。

 

Source: MacRumors

アップル、噂の「スマートホームハブ」のヒントをiOSベータ版に隠していた!

アップルが開発していると噂の「スマートホームハブ(仮称)」が、iOS 18.6のベータ版の内部コードから発見されました。

↑発表は近い?(画像はImageFXで生成)

 

アップルのスマートホームハブは6インチまたは7インチのディスプレイと、「iPhone 16」と同じ「A18」チップを搭載すると言われています。デバイスはスピーカーベースに取り付けたり、壁に設置したりすることができる模様。

 

iOS 18.6の内部コードから見つかったのは、「apple-logo-1088@2x~home.png」という画像アセット。海外メディアによれば、この「home」という文字が、スマートホームハブ向けのOS「homeOS」に使用されることを示唆しているとのこと。

 

また、OSは正方形のiPadのようなディスプレイでの使用を想定しているようです。

 

アップルのスマートホームハブはユーザーのスマートホームアクセサリを操作したり、FaceTimeでビデオ通話をしたり、家の中でビデオ通話ができたりするようになります。カメラを搭載することで、ホームセキュリティシステムとして使える可能性もあります。

 

アップルは最近、スマートホームハブに関連する「homeOS」の商標を登録しました。著名アナリストのミンチー・クオ氏は、アップルのスマートホームハブは2025年第3四半期(7月〜9月)に量産が開始されると述べています。これらの情報が正しければ、製品の発売時期はそう遠くなさそうです。

 

Source: MacRumors

次期「AirPods Pro」、まさか2025年に発売しない?

アップルの次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3(第3世代)」が2025年ではなく、2026年に発売されると海外アナリストが報告しています。

↑どうなってるの?(画像提供/Koss Szilard/Unsplash)

 

現行モデルの「AirPods Pro 2(第2世代)」は2022年9月に発売されました。2023年9月にはMagSafe充電(USB-C)充電機能を搭載したケースが登場しましたが、その後はアップデートが行われていません。2024年9月には廉価な「AirPods 4(第4世代)」が発売されています。

 

次期AirPods Pro 3は2025年に発売されるという予想がこれまでは有力でした。米ブルームバーグは今年2月、心拍数モニタリング機能を搭載した新しいAirPodsが「数か月先」に発売されると報道。海外メディアのMacRumorsも「iOS 26」のベータ版にAirPods Pro 3への言及が存在すると述べています。

 

従来、アップルは新型iPhoneと同時に新型AirPodsを発表してきたため、AirPods Pro 3も9月のイベントで次期「iPhone 17」シリーズと同時に発表されるだろうと思われていました。

 

もし次期モデルが2026年に発売されるのであれば、AirPods Pro 2から4年が経過することになります。

 

プー氏によれば、2026年にはAirPods Pro 3だけでなく、「Apple Watch Series 12」と次期「Apple Vision Pro」がリリースされるとのこと。さらに、2027年にはApple Watchへの血中モニタリング機能の搭載や、新型ヘッドセット「Apple Vision Air」、およびスマートグラスが登場すると言います。

 

筆者のAirPods Pro 2は最近バッテリーがヘタっている気がしており、早めに新型を投入してほしいと思っています。

 

Source: Jukan Choi/X via MacRumors

「ボイスメモ」で自動で文字起こしする方法【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマはiPhoneの『「ボイスメモ」で自動で文字起こしする方法』です。

 

外出先でのちょっとしたメモや、打ち合わせの記録に便利な「ボイスメモ」アプリ。実はこのアプリ、録音した内容を自動で文字起こししてくれる機能があるのをご存じですか? Apple Intelligenceに対応した機種では、「ボイスメモ」アプリで録音した音声データから自動でテキストに変換できるので、早速その使い方を紹介してみましょう。

 

まずは「ボイスメモ」アプリを開いたら、いつものように赤い録音ボタンをタップして会話を収録。録音が終わったら、保存したボイスメモの左側にあるアイコンをタップ。あとは再生画面の左下にある吹き出しアイコンをタップすれば、自動で文字起こししたテキストを表示してくれます。

 

文字起こししたテキストはコピーできるので、メッセージなどで文字として送ることもできます。

 

文字起こしのテキストは録音中でも表示できます。録音中のシートを上にスワイプして吹き出しアイコンをタップすれば、録音中の内容をリアルタイムに文字起こししている様子が確認できます。

 

過去に録音したボイスメモでも再生画面で吹き出しアイコンをタップすれば文字起こしを生成できます。音声を文字で残せるとメモの見返しもグッと効率的になるのでぜひ活用してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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「ボイスメモ」で自動で文字起こしする方法【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

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外出先でのちょっとしたメモや、打ち合わせの記録に便利な「ボイスメモ」アプリ。実はこのアプリ、録音した内容を自動で文字起こししてくれる機能があるのをご存じですか? Apple Intelligenceに対応した機種では、「ボイスメモ」アプリで録音した音声データから自動でテキストに変換できるので、早速その使い方を紹介してみましょう。

 

まずは「ボイスメモ」アプリを開いたら、いつものように赤い録音ボタンをタップして会話を収録。録音が終わったら、保存したボイスメモの左側にあるアイコンをタップ。あとは再生画面の左下にある吹き出しアイコンをタップすれば、自動で文字起こししたテキストを表示してくれます。

 

文字起こししたテキストはコピーできるので、メッセージなどで文字として送ることもできます。

 

文字起こしのテキストは録音中でも表示できます。録音中のシートを上にスワイプして吹き出しアイコンをタップすれば、録音中の内容をリアルタイムに文字起こししている様子が確認できます。

 

過去に録音したボイスメモでも再生画面で吹き出しアイコンをタップすれば文字起こしを生成できます。音声を文字で残せるとメモの見返しもグッと効率的になるのでぜひ活用してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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MacBook Air M4は結局「買い」なの? 今だからこそ押さえておきたい、購入判断のポイントを専門家が解説

今春もAppleは、スマホやPCの新製品を続々発表した。先日はAIプラットフォーム「Apple Intelligence」が日本でも利用可能になるなど、話題に事欠かない。

 

そんな同社の新製品やサービスを、専門家が使い倒してリアルにレビュー。今回はメインで使える高性能マシンに進化した「MacBook Air」。今読んでも遅くない、むしろ今だからこそ押さえておきたい徹底レビューをお届けする。

 

【私が試しました!】

テクニカルライター・湯浅顕人

PC&AVやデジタルガジェットに詳しい。外出先での仕事も多く、MacBook Airは2014年モデルから愛用。

 

薄型軽量を保ちつつ最新チップで高速化! 在宅ワークにも外出先にも対応できる!

Apple
MacBook Air
16万4800円(13インチ/M4)~

 

「M4」チップを搭載し、選択できる内蔵メモリも最大32GBにスペックアップ。Dolby Atmos対応マルチスピーカーや、Wi-Fi 6E、Touch ID(指紋認証)などは旧モデルから踏襲されている。カラバリはスペースグレイが廃止され、スカイブルーが追加。

↑USB Type-CのThunderbolt規格が「3」から「4」にバージョンアップ。2台までの外部モニター(最大6K/60Hz)が使用できるように。

 

自宅でもメインで使える高性能マシンに進化

Appleの薄型軽量ノートPCである、Mac Book Air (以下、MBA)。新作の最大の変更点は、SoC(CPUなど主要な処理を行うチップセット)として「M4」が採用されたこと。これにより、動画編集など負荷の高い作業も、より快適にこなすことができるようになった。それでいてサイズやバッテリー駆動時間は前モデルと同等をキープしているのは美点と言えよう。

 

また、M4はAI処理にも高い性能を発揮する。M4を搭載したMBAなら、どこへでも気軽に持ち歩いて、たとえインターネット接続できない場所でも、Apple Intelligence を快適に使うことができる。

↑Apple Intelligenceを利用したアプリ「Image Playground」。写真ファイルや文字での指示を与えていくと、画像を生成する。

 

もうひとつの大きな変更点は、接続できる外部ディスプレイが2台まで増えたこと。本体と合わせて、最大3枚の画面が同時に使えるようになった。処理の高速化とあいまって、自宅でのメインパソコンとしてこれまで以上に使いやすくなったと言えるだろう。

 

さらに、キートップの刻印が「かな」から「あいう」に、「英数」から「ABC」に変更されるという、わかりやすさへの配慮も。

 

確実にパワーアップを遂げながら、価格は旧モデルから据え置き。様々な理由で、これまでMBAの導入に踏み切れなかった人の背中を押してくれる一台だ。

↑「デスクビュー」機能。オンライン会議などで本体手前に資料を置くと、俯瞰から撮ったような映像として相手に見せられる。

 

↑MacBook各モデルSPEC比較。

 

【イチオシPOINT】センターフレームカメラでいつも自分が中央に!

「新型MacBook Airから搭載された機能『センターフレームカメラ』は、撮影範囲内で自分が動き回っても、自動的に中央にくるよう表示してくれます。カメラの位置を意識して姿勢を固定させなくてすむので、長いオンライン会議のときにも疲れが軽減されました」(湯浅)

↑センターフレームの設定は簡単。FaceTimeなど、ビデオ会議アプリを実行中にメニューを開き「センターフレーム」をオンにするだけ。

 

【コレもCHECK!】

Mac Studio(M4 Max)
32万8800円

高性能な「Apple M4 Max」チップを搭載したデスクトップPC。36~128GBまで選べる内蔵メモリや512GB~8TBまで選べるSSDで、プロの動画編集やAI加工など負荷の高い作業を快適にこなすことができる。ディスプレイは最大5台まで接続可能。

↑豊富な端子を装備。左側4つのUSB Type-C端子はThunderbolt 5対応で、最 大120Gb/sのデータ転送が可能だ。

 

※「GetNavi」2025月6月号に掲載された記事を再編集したものです
※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

次期「Apple Watch Ultra 3」、ついに2025年中に登場?

アップルが2025年中に「Apple Watch Ultra 3」をリリースすると、海外アナリストが報告しています。

↑ついに新モデルが登場?(画像提供/Alek Olson/Unsplash)

 

現在アップルが同シリーズで販売しているのは、2023年に登場した「Apple Watch Ultra 2」。2024年にはApple Watch Ultra 2に「ブラックチタニウム」モデルが登場しましたが、搭載チップや内部スペックは変更されませんでした。

 

GF証券香港アナリストのジェフ・プー氏によれば、今年はアップルからApple Watch Ultra 3と「Apple Watch Series 11」がリリースされるとのこと。具体的な発売日は明らかにされていませんが、おそらく「iPhone 17」シリーズと同じ、今秋に登場することになりそうです。

 

同様に、米ブルームバーグのマーク・ガーマン氏は、Apple Watch Ultra 3に「衛星通信機能」と「5G通信機能」が搭載される可能性を示唆。これらの機能を搭載するために、Apple Watch Ultra 3のリリースが遅れたのかもしれません。

 

その他にも、プー氏は2025年に「6インチのHomePad」がリリースされると予想。これは、以前から噂されていたスマートホーム製品を意味しているのかもしれません。

 

初代モデルやApple Watch Ultra 2を使っていた人にとって、Apple Watch Ultra 3は待望のアップグレードになりそうです。

 

Source: Jukan Choi/X via MacRumors

「watchOS 26」、ひっそり新アーキテクチャを導入! その効果は…

アップルが先日発表した、「Apple Watch」向けの新OS「watchOS 26」。発表イベントでは明かされていませんでしたが、新アーキテクチャに移行していることが判明しました。

↑新しいアーキテクチャの効果は?(画像提供/アップル)

 

アップルが開発者向けに公開したビデオ「What’s new in watchOS 26」では、watchOS 26をインストールした「Apple Watch Series 9」「Apple Watch Series 10」「Apple Watch Ultra 2」が、「arm64_32」から完全な「arm64」アーキテクチャに移行すると説明されています。

 

arm64_32は、64ビットのARMアーキテクチャに32ビットポインタを組み合わせた修正版であり、ウェアラブルデバイスのメモリ環境に最適化されています。

 

その一方、arm64アーキテクチャは、64ビットポインタとより広範なメモリアドレス空間へのアクセスを提供。パフォーマンスが向上し、汎用のARMコンピューティングとの互換性を高めています。

 

その他にも、arm64は、よりコンパクトなarm64_32と比較して、多くのレジスタやシステムリソースへのアクセスを提供しており、アップルの他のプラットフォームで使われている開発ツールやランタイム環境との連携がよりスムーズになる模様。

 

watchOS 26のアプリは今後、ターゲットデバイスに応じて、arm64とarm64_32の両方を意識してビルドする必要があります。アップルによれば、「Apple Watch SE(第2世代)」や「Apple Watch Series 8」などの旧モデルは、引き続きarm64_32アーキテクチャを使用するとのこと。

 

ひっそり新アーキテクチャに移行していたApple WatchとwatchOS 26。今後登場するアプリの性能がどれくらい向上するのかに注目です。

 

Source: MacRumors

SiriのApple Intelligence機能、ついに2026年春にリリース?

開発が遅れている「SiriのApple Intelligence機能」。しかし、ついに2026年春にリリースされると米ブルームバーグが報じています。

↑Hey Siri、Apple Intelligenceの搭載はいつまで待てばいい?(画像提供/omid armin/Unsplash)

 

SiriのApple Intelligence機能では、個人のバックグラウンドを理解したり、画面上の状況を認識したり、アプリとの深い連携をしたりすることが可能とされています。アップルはこの機能を2024年の「WWDC 24」で発表しましたが、「iPhone 16」の発売日だけでなく、2025年4月にリリースされた「iOS 18.4」でも、SiriのApple Intelligence機能の配信は見送られました。

 

ブルームバーグによれば、SiriのApple Intelligence機能では品質に問題があったため、リリースが見送られたとのこと。現在は問題に対処するため、より強力な基盤アーキテクチャに切り替えているそうです。これにより、同機能は2026年3月か4月の「iOS 26.4」のアップデートで導入される可能性があるそう。

 

また、今後数週間の開発が「有望であると証明されれば」、アップルは今秋に発売される次期「iPhone 17」で、SiriのApple Intelligence機能を先行公開する可能性もあるとブルームバーグは言います。

 

アップルはSiriのApple Intelligence機能の導入が大幅に遅れていることで、複数の集団訴訟にも直面しました。それはそれで問題ですが、十分な品質のプロダクトに仕上げてから、世に送り出してほしいとも思います。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

なぜ「iPad」でmacOSは動かないの? アップルが説明

新たに発表された「iPadOS 26」では、アプリのウィンドウシステムやメニューバーなど、Mac風の操作が取り入れられています。では、なぜiPadでmacOSが動作しないのでしょうか? そんな疑問にアップルの幹部が海外のインタビューで回答しました。

↑Macに近づいたけど、それとiPadは別物(画像提供/アップル)。

 

アップルでソフトウェアエンジニアリングを担当しているクレイグ・フェデリギ氏によれば、iPadOS 26の新しいMacのような機能は、生産性とシンプルさのバランスを重視しているとのこと。また、macOSはタッチスクリーンに最適化されていないとも付け加えました。

 

「macOSを搭載すれば、iPadをiPadたらしめているもの、つまり究極のタッチデバイスであるという点を失ってしまうと思います。しかし、二つのプラットフォームが互いに学び合えることはたくさんあり、そこで私たちはそれぞれのプラットフォームに最適なアイデアを取り入れてきました」(フェデリギ氏)

 

今回のインタビューを文字通りに受け取れば、現時点ではiPadにmacOSを搭載する計画はなさそうです。

 

その一方、アップルはタッチスクリーン搭載Macや19インチの折りたたみiPadまで、さまざまな新製品を開発しているとも噂されています。今はなくても、数年後にiPadにmacOSが搭載されたり、iPadとMacが融合したり、さまざま可能性が近い将来、実現するかもしれません。

 

Source: Rafael Zeier/YouTube via MacRumors

次期「iPhone 17 Pro」、噂の新機能まとめ

2025年の秋に登場するであろう、アップルの次期ハイエンドスマートフォン「iPhone 17 Pro/Pro Max」。その12の新機能を海外メディアのMacRumorsがまとめているので、それらを本体デザイン・カメラ・スペックに大まかに分けて紹介しましょう。

↑次はどんな進化を見せるのか?(画像提供/Denis Cherkashin/Unsplash)

 

本体デザイン

iPhone 17 Pro/Pro Maxはアルミフレームを採用し、本体背面は「一部がアルミ、一部がガラス」の素材を用いるようです。背面には角が丸い大きな長方形のカメラ突起が搭載され、ここに三角形のトリプルカメラを配置。スカイブルーの新色が登場するかもしれません。

 

カメラ

iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、4800万画素の望遠カメラが背面に搭載される見込み。また、iPhone 17の全モデルが2400万画素の前面カメラを搭載するようです。iPhone 17 Pro/Pro Maxでは前面と背面の両方のカメラで同時録画が可能となり、8K解像度での動画撮影も可能。

 

スペック

iPhone 17 Pro/Pro Maxに搭載される「A19 Pro」チップは、TSMCの新たな第3世代3nmプロセスを採用することで、性能と電力効率が向上する見込み。Pro/Pro Maxと超薄型モデルの「iPhone 17 Air」は12GB RAMを搭載。iPhone 17の全モデルがアップル独自開発のWi-Fi 7チップを使用するようです。

 

一方、本体がわずかに分厚くなることで、iPhone 17 Pro/Pro Maxはより大きなバッテリーの搭載が可能に。また、iPhone 17の全モデルで内部の放熱性が向上し、Pro/Pro Maxではベイパーチャンバー冷却システムが取り入れられるようです。

 

これらの情報が正しければ、iPhone 17 Pro/Pro Maxの見どころは本体デザインの変更と、カメラスペックの向上となりそう。新型iPhoneの発表が楽しみです。

 

Source: MacRumors

iOS 26、「バッテリー満充電」までの時間を表示!

今秋に正式リリースされる「iOS 26」では、バッテリーが満充電になるまでにかかる時間を知らせる機能が追加されています。

↑満充電までの時間がわかるように(画像提供/MacRumors)。

 

この表示は、設定アプリのバッテリー項目から確認可能。満充電までにかかる時間から、iPhoneがどれくらいの速さで充電されているかもわかるのです。

 

もし低速な有線充電器や、5WのQi規格にしか対応していないワイヤレス充電器から充電している場合には、「低速充電器に接続されています」と知らせてくれます。

 

現時点では、iOS 26のバッテリー充電時間に関する新しいウィジェットは用意されていません。しかし将来的には、ウィジェットが登場する可能性があります。充電完了までの残り時間はロック画面にも表示されるそう。

 

iOS 26は現在ベータ版のみが配布されており、今秋には一般公開される予定。筆者のようなせっかちな人にとっては、満充電までの時間がわかる新機能はかなり役立ちそうな予感です。

 

Source: MacRumors

Spotlightの検索項目を制限する【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Spotlightの検索項目を制限する」です。

 

macOSに標準搭載されている「Spotlight」は、キーワードを入力するだけで、ファイルや連絡先、メールアプリなどから該当する項目を瞬時に見つけ出せる便利な検索機能です。でもひとつ注意したいのが、仕事とプライベートで同じMacを使っている場合、検索結果に見られたくない写真やファイルなどが表示されてしまうこと。そんなときにおすすめなのが、Spotlight検索の対象を制限する設定です。さっそく手順を解説しましょう。

 

まず、Appleメニューから「システム設定」を開き、左側のメニューから「Spotlight」を選択します。

 

「検索結果」のカテゴリリストから、検索結果に表示させたくない項目、たとえば「ムービー」「メールとメッセージ」「画像」などのチェックを外します。これで、それらの情報はSpotlightの検索結果に表示されなくなります。

 

さらに、画面右下にある「検索のプライバシー」をクリックすると、Spotlight検索から特定のフォルダを完全に除外することができます。「+」ボタンをクリックして、検索してもらいたくないフォルダを選びます。たとえば、プライベート用のファイルを集めたフォルダを追加しておけば、その中のファイルは検索結果に一切表示されなくなります。

 

これらの設定をしておけば、ほかの人とMacの画面を共有する場面でも、プライベートな情報がうっかり表示される心配がありません。ぜひ活用してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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iOS 26、画面の中央からでも「戻る」ジェスチャーが発動する?

アップルがリリースした「iOS 26」のベータ版では、大画面のiPhoneでの操作を容易にするために、「スワイプで戻る」ジェスチャーに改良が加えられています。

↑iOS 26で戻るが容易になる(画像提供/Jotform/Unsplash)。

 

現在のiOS 18では多くのアプリで、ディスプレイの左端から親指でスワイプすることで、前の画面に戻ることができます。この操作は画面左上の「戻る」ボタンをタップするよりも簡単ですが、手が小さいユーザーや「iPhone 16 Pro Max」のような大画面モデルでは難しい場合もあります。

 

そこで、iOS 26では画面の端からだけでなく、中央からでも戻るジェスチャーを利用できるようになったそう。これは操作可能なUI要素に親指で触れていない限り、「スワイプで戻る」のジェスチャーが発動するそうです。

 

現在、この新しい戻るジェスチャーは「設定」「連絡先」「ミュージック」「App Store」を含む、多くの標準アプリで機能します。また、一部のサードパーティ製アプリでも動作する模様。この新しい戻るジェスチャーでiPhoneのユーザビリティが高まりそうです。

 

Source: MacRumors

次期「AirPods Pro 3」はもうすぐ登場? iOS 26にヒントが見つかる

今秋に正式公開される予定の「iOS 26」。そのベータ版に「次期AirPods Pro(AirPods Pro 3)」への言及があったと海外メディアが報じています。

↑ついに新モデルが登場?(画像提供/Victor Carvalho/Unsplash)

 

この情報はMacRumorsに寄せられました。現時点でAirPods Pro 3は存在しませんが、アップルは今秋にこの新モデルを投入すると噂されています。AirPods Pro 3への言及はヘッドフォン関連のUIフレームワークに埋め込まれているため、アップルが水面下で販売準備を進めている可能性が高そうです。

 

アップルがAirPods Pro 3に言及したのは、これが初めてではありません。先月、アップルは第2世代AirPods Proへの言及を「AirPods Pro 2以降」に変更しました。現時点では「以降」とされるモデルが存在しないにもかかわらずです。

 

これまでの噂では、次期AirPods Proはイヤーパッドとケースのデザインが刷新され、ケースは小型化する可能性があるようです。また、アクティブノイズキャンセリングと音質が向上し、より高速なオーディオチップを搭載すると同時に、心拍数モニタリングや体温検知機能を導入するとも言われています。

 

長らくアップデートがなかったアップルのハイエンドワイヤレスイヤホンですが、ようやく新製品が登場することになりそうです。

 

Source: MacRumors

次期「AirPods Pro 3」はもうすぐ登場? iOS 26にヒントが見つかる

今秋に正式公開される予定の「iOS 26」。そのベータ版に「次期AirPods Pro(AirPods Pro 3)」への言及があったと海外メディアが報じています。

↑ついに新モデルが登場?(画像提供/Victor Carvalho/Unsplash)

 

この情報はMacRumorsに寄せられました。現時点でAirPods Pro 3は存在しませんが、アップルは今秋にこの新モデルを投入すると噂されています。AirPods Pro 3への言及はヘッドフォン関連のUIフレームワークに埋め込まれているため、アップルが水面下で販売準備を進めている可能性が高そうです。

 

アップルがAirPods Pro 3に言及したのは、これが初めてではありません。先月、アップルは第2世代AirPods Proへの言及を「AirPods Pro 2以降」に変更しました。現時点では「以降」とされるモデルが存在しないにもかかわらずです。

 

これまでの噂では、次期AirPods Proはイヤーパッドとケースのデザインが刷新され、ケースは小型化する可能性があるようです。また、アクティブノイズキャンセリングと音質が向上し、より高速なオーディオチップを搭載すると同時に、心拍数モニタリングや体温検知機能を導入するとも言われています。

 

長らくアップデートがなかったアップルのハイエンドワイヤレスイヤホンですが、ようやく新製品が登場することになりそうです。

 

Source: MacRumors

気をそらす項目を非表示」の使い方【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは『気をそらす項目を非表示」の使い方』です。

 

SafariでWebブラウジングをしている時に気になるのが、広告やおすすめ記事などのコンテンツです。本来、見たい、読みたいWebサイトに集中したいのに、こうしたコンテンツに気を取られて集中できないことってよくありますよね。そんな時におすすめなのが「気をそらす項目を非表示」です。一時的に消すだけなのでいつでも元の表示に戻すことができます。早速使い方を解説してみましょう。

 

SafariでWebページを開いているときに“この項目、邪魔だな…”と感じたら、画面の下にあるURLバーの左端のアイコンをタップしましょう。メニューが開くので、その中から[気をそらす項目を非表示]をタップします。

 

この状態で不要な項目部分をタップすると青い線で囲まれるのでもう一度タップしましょう。するとその項目が風で散る砂のように“サァ~”っと消えてくれます。不要な部分が消せたら[完了]をタップしましょう。

 

広告以外にも、このようにWebサイト中にあるプロフィール欄やおすすめ記事なども消すことができます。

 

非表示にした項目を再び表示したい時は、先ほどと同じように画面の下にあるURLバーの左端のアイコンをタップ。今度はメニューから[非表示の項目を表示]をタップしましょう。確認のメッセージが表示されるので[表示]をタップ。これで非表示にした項目が再び表示されます。

 

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サムスン、「iOS 26」への皮肉が炸裂!「ガラスのUI、見覚えがあるな」

アップルは先日、新たなデザイン言語「Liquid Glass(リキッドグラス)」を採用したiOS 26を発表しました。これに対して、スマートフォンで競合するサムスンはSNS上ですかさず皮肉を投稿しています。

↑ライバルに痛いところを突かれる(画像提供/Sahej Brar/Unsplash)。

 

サムスンはまず、iOS 26の「ガラス感のあるUI(ユーザーインターフェース)」に対し、2025年初めにリリースした自社のOne UI 7もガラスや半透明の要素を採用していることを示唆しました。両社のデザイン言語は完全に同じではありませんが、確かに似た印象を与える部分もあります。

 

続いてサムスンは、アップルがiOS 26で新たに追加したAI機能(メッセージやFaceTime、電話アプリでのライブ翻訳など)についても言及し、これらはすでにGalaxy S24シリーズで導入済みであり、現在は多くのGalaxyデバイスに展開されているとアピールしているようです。

 

また、Apple WatchのAI機能(AIによるWorkout Buddyなど)にも皮肉を込めた投稿を行い、「すでにGalaxy Watchは、ユーザーが(そんなことを)気にすることもできないほど疲れてしまう時間を知っている」と述べました。なお、サムスンの公式サイトでは、Galaxy WatchがすでにAIを活用したスマート返信機能や、睡眠・エネルギー分析機能などを備えていると紹介しています

 

さらに、iOS 26で搭載された「通話スクリーニング(Call Screening)」や「保留アシスト(Hold Assist)」機能についても、Google Pixelスマホでは2018年から先行して提供されているものであり、アップルは後発と言えそうです。

 

こうしてiPhoneとAndroid陣営は激しい競争の中で互いの強みを取り込みながら、ともに進化していくのかもしれません。

 

Source: Samsung Mobile US

via: 9to5Google

そんなバカな…。「Vivo」の次期スマホが「Apple Watch」に対応?

中国のスマートフォンメーカー・Vivoは、次期折りたたみデバイス「X Fold 5」がAndroid端末として初めてApple Watchに接続できると主張しています。

↑あり得ない組み合わせ(画像提供/Vivo/Weibo)。

 

VivoはWeiboで「X Fold 5は、Apple Watchで着信やテキストメッセージを表示できるだけでなく、ウォッチに記録された健康データも健康管理アプリと同期できる」と発表しました。

 

この主張は、控えめに言っても驚くべきものです。Appleは公式にはAndroid端末とのApple Watchのペアリングを許可していないため、実際にネイティブで接続できるのかどうかには疑問が残ります。おそらく、iPhoneなどのApple製デバイスを介したアプリ経由の「ワークアラウンド(間接的な方法)」で実現している可能性が高いと考えられます。

 

もっとも、同じく中国ブランドのOppoなどもiOSやmacOSとの連携を強化しており、Android端末からMacをリモート操作できる機能などを実現。Vivoも別の投稿で、iCloudとの「直接」統合や、X Fold 5をMacの拡張モニターとして使える機能を予告しており、何らかの新しいアプローチがあるのかもしれません。

 

Vivo X Fold 5は、ハイエンドな仕様になると噂されており、本格的な防塵性能を備える可能性があります。Apple Watchとの連携機能を抜きにしても、魅力的な折りたたみスマホとなりそうです。

 

Source: Weibo, 9to5Google

新「iPadOS 26」、操作感がMacに近づいた!

アップルは開発者向け会議「WWDC 25」でiPad向けの「iPadOS 26」を新たに発表しました。

↑Macに近づいたiPad OS26(画像提供/アップル)。

 

iPadOS 26は「macOS」風のウィンドウシステムを導入することで、マルチタスク操作を全面刷新。新しいグラブハンドル(サイズ変更ハンドル)を使って、アプリをウインドウ表示にリサイズすることができます。また、ウインドウを画面の端にフリックするだけで、自動的に所定の位置に並べて表示することも可能。

 

新しいジェスチャーとしては、ホーム画面を2回スワイプすることで、開いているすべてのアプリとウィンドウを最小化してホーム画面に戻ることができます。Macでおなじみの「エクスポーズ(Expose)」がiPadにも登場し、開いているすべてのウィンドウを表示し、素早い切り替えが可能になります。

 

さらにmacOSと同様に、画面上部にメニューバーが表示されるようになりました。ここからは主要なアプリの機能やシステムコントロールにアクセスできます。トラックパッドのポインタが円形から矢印に変更され、メニューなどの小さな操作が用意になります。

 

よりmacOSの操作感に近づいたiPadOS 26。どれだけ作業が効率化されるのか、今秋の正式リリースが待ち遠しいですね。

 

Source: MacRumors

魅惑の半透明! 新「macOS Tahoe 26」の全貌が明らかに

アップルは「WWDC 25」で「macOS Tahoe 26」を新たに発表しました。

↑わーい! ディスプレイがリキッドグラスになった(画像提供/アップル)。

 

macOS Tahoe 26の特徴は、周囲の要素を反射する半透明デザイン「リキッドグラス(Liquid Glass)」の導入です。画面下部のドック(Dock)やサイドバー、ツールバーが半透明になり、ディスプレイをより大きく感じさせます。ユーザーはアプリアイコンやフォルダのカラー、コントロールセンターのレイアウトをカスタマイズできます。

↑半透明のアイコンが新鮮(画像提供/アップル)。

 

また、新たに「電話アプリ」が登場し、最近の項目や連絡先、留守番電話などのiPhoneの機能が利用できます。不審な電話に自動応答する「通話スクリーニング」や「保留アシスタント」も導入。

 

さらに、iPhoneのライブアクティビティがMacのメニューバーに表示され、フライトや配車サービス、スポーツのスコアなどのリアルタイムの更新情報を確認できます。

 

アップル・インテリジェンス(Apple Intelligence)ではライブ翻訳機能がメッセージ、FaceTime、電話に拡張されます。GenmojiとImage Playgroundも強化され、既存の絵文字を修正したり、「ChatGPT」との統合により油絵やベクターアートなどのスタイルが使えます。

 

スポットライト(Spotlight)では、すべての検索結果をインテリジェントにまとめてランク付けする一方、特定のファイルタイプで絞り込むオプションが導入されます。

 

新しい「アップルゲーム(Apple Games)」アプリは、パーソナライズされたおすすめやソーシャル機能でゲーム体験を一元化します。

 

macOS Tahoe 26は7月からパブリックベータ版が利用可能になり、一般公開は2025年秋の予定。一日も早くこの新デザインのmacOSを使ってみたいものです。

 

Source: MacRumors

さすがの美しさ! 新「iOS 26」の「リキッドグラス」に一目惚れ

アップルは「WWDC 25」でiPhone向けの「iOS 26」を新たに発表しました。

↑「iOS 26」でiPhoneに新たな刺激(画像提供/アップル)。

 

iOS 26では新デザイン「リキッドグラス(Liquid Glass)」を導入。周囲の環境を反射、屈折させる半透明な素材で、iPhoneのインターフェイスに3D効果を追加します。アプリアイコンやウィジェットには、透明な外観を含む新しいカスタマイズオプションが加わります。

 

人工知能機能「Apple Intelligence」も強化され、ライブ翻訳がメッセージ、FaceTime、電話に統合されます。「Visual Intelligence」はカメラ越しのコンテンツを分析し、グーグルで検索したり、ChatGPTに質問したりすることができます。また、GenmojiとImage Playgroundも拡張されます。

↑デザインの幅が増えてカスタマイズがもっと楽しくなる(画像提供/アップル)。

 

電話とメッセージアプリには、発信者の情報を事前に収集する「通話スクリーニング」が追加。新しい「アップルゲーム(Apple Game)」アプリでは、パーソナライズされたおすすめやソーシャル機能が提供されます。メッセージアプリにはスクリーニング機能が追加され、「CarPlay」や「Apple Music」アプリも進化しています。

 

iOS 26は7月にパブリックベータ版が配布され、この秋「iPhone 11」以降向けに一般公開される予定。次期「iPhone 17」シリーズとiOS 26を組み合わせて体験してみたいですね。

 

Source: MacRumors

次期「iPhone 17」、最大45Wのワイヤレス充電に対応する可能性が浮上!

アップルが次世代無線充電システム「Qi2.2」に移行し、次期「iPhone 17」で最大45Wのワイヤレス充電が利用できる可能性があると海外メディアが指摘しています。

↑充電速度が上がる?(画像提供/Brandon Romanchuk/Unsplash)

 

現行モデルの「iPhone 16」は、アップグレードされたMagSafe充電器に対応しており、30Wの充電器に接続することで、最大25Wのワイヤレス充電が可能。また、iPhone 16も対応している「Qi2」では、最大15Wの充電ができます。

 

今回、台湾の認証機関に提出されたのは、2機種の新しいMagSafe充電器「A3503」「A3502」。製品の側面には「15V – 3A」と記載されており、最大45Wでの充電が可能であると示唆されています。また、この充電器はiPhone 16から「iPhone 11」までのデバイスで動作するようです。

 

最新のQi規格こと「Qi2.2」は最大50Wのワイヤレス充電に対応。これを参考にすれば、新しいMagSafe充電器が最大45Wのワイヤレス充電に対応することは十分にありえそうです。

 

台湾の認証機関に新しいMagSafe充電器が登録されたということは、数か月以内に製品が発売される可能性が高いといえます。つまり、今秋のiPhone 17に合わせて、この新しいMagSafe充電器がデビューすることになりそう。iPhoneのワイヤレス充電速度が大幅に向上することに期待です。

 

Source: 91Mobile via MacRumors

「Nintendo Switch 2」でiPhoneをウェブカメラとして使える? YouTuberが実験

発売されたばかりの任天堂の新型携帯ゲーム機「Nintendo Switch 2」。このゲーム機でiPhoneをWebカメラとして使う方法を海外のユーチューバーが投稿しています。

↑裏技がある?(画像提供/Will It Work?/YouTube)

 

Nintendo Switch 2には「ゲームチャット」という機能が搭載されています。これはフレンドとボイスチャットやゲーム画面の共有ができる機能で、使用するためには純正の「Nintendo Switch 2 カメラ」やUSBカメラが必要となります。

 

なお、Nintendo Switch 2とiPhoneをUSB-Cケーブルで接続してもゲームチャットは使用できません。

 

しかし、YouTubeチャンネルのWill It Workは「USB-C HDMI変換ケーブル」「ビデオキャプチャーケーブル」「ミラーアプリ(動画ではTrue Visageを使用)」を組み合わせることで、iPhoneの背面カメラをNintendo Switch 2のゲームチャットとして使用することに成功したのです。

 

今回の方法は任天堂やアップルが推奨する方法ではなく、ケーブルやアプリによってはうまく動作しない可能性もあります。任天堂の純正品にどうしても手が届かずに困っている場合、この方法を試すかどうか検討してみる価値はあるかもしれません。

 

Source: Will It Work?/YouTube via MacRumors

Appleを救うか? 次期「iPhone 17 Air」の噂の新機能をおさらい

さまざまな噂が飛び交っている次期「iPhone 17 Air」。この超薄型モデルに期待される17の新機能を海外メディアのMacRumorsがまとめています。ここで情報を整理しておきましょう。

↑次期iPhone 17 Airに期待が募る(画像提供/VASANTH ./Unsplash)

 

1: 史上最も薄いiPhoneになる。最薄部はわずか5.5mm、カメラ突起は最大9.5mm

2: 6.6インチ有機ELディスプレイを使用。Face IDを搭載し、Dynamic Islandは小型化か

3: ProMotionに対応。最大120Hzのリフレッシュレート(否定する情報も)

4: A19 ProチップではなくA19チップを搭載

5: 長方形のカメラバーに搭載された4800万画素のシングルリアカメラ

6: 2400万画素のフロントカメラ

7: スピーカーはイヤホン部分のみ。下部スピーカーはなし

8: アップル設計のWi-Fi 7チップ

9: セルラー通信用のアップル設計のC1モデム

10: eSIMのみ(全世界で物理SIMカードスロットを廃止)

11: USB-Cポート

12: 高密度バッテリー

13: カメラコントロールボタン

14: アクションボタン

15: MagSafe

16: 12GBのRAM

17: 専用のバッテリーケースが登場

 

Appleが正念場を迎えるなか、iPhone 17 Airには期待が集まっています。今後の動向から目が離せません。

 

Source: MacRumors

次期「iPhone 17 Air」、可変ディスプレイは見送り!?

次期「iPhone 17/17 Air」には「ProMotion(可変リフレッシュレート)」ディスプレイは搭載されないという噂が中国から流れています。

↑次期iPhone 17 Airのディスプレイはどうなる?(画像提供/VASANTH ./Unsplash)

 

ProMotionは2021年に「iPhone 13 Pro/Pro Max」で初めて導入されたディスプレイで、リフレッシュレートを1〜120Hzの間で自由に変更することで、スムーズな描写と消費電力の削減を実現しています。次期超薄型のiPhone 17 Airでは、このProMotionディスプレイが搭載されると言われていました。

 

しかし、中国WeiboアカウントのFixed Focus Digitalによれば、iPhone 17/17 Airに搭載されるのは「通常の120Hz駆動ディスプレイ」であり、可変リフレッシュレートのProMotionディスプレイではないそう。

 

一方でディスプレイアナリストのロス・ヤング氏は、iPhone 17の前モデルにLTPOパネルが搭載されると報告しており、ProMotionディスプレイの採用を強く示唆しています。

 

現時点ではどちらの情報が正確なのかはわかりませんが、できれば高性能なProMotionディスプレイが搭載されてほしいですね。

 

Source: Fixed Focus Digital/Weibo via MacRumors

「iPhone 16e」と「iPhone SE」の売り上げ比較! 意外な結果が判明

2025年にアップルから発売された「iPhone 16e」はヨーロッパで最も売れているスマートフォンではあるものの、以前の「iPhone SE」シリーズには及ばないことが海外の調査で明らかになりました。

↑もうちょっと価格を下げてくれたら…(画像提供/アップル)。

 

Counterpoint Researchのレポートによれば、iPhone 16eは2025年3月にヨーロッパで9位の売り上げを記録し、アップルのiPhone全体の売り上げの8%、スマホ市場全体の2%のシェアを獲得したとのこと。西ヨーロッパ市場に限れば、そのランキングは7位でした。

 

しかし、以前の「iPhone SE(第3世代)」は、2022年の発売初月に欧州全体で6位、アップルのiPhone売り上げの12%を占めていた一方、その前の「iPhone SE(第2世代)」は2020年の発売初月で3位、同社の売り上げに占める割り合いは19%でした。それらと比較すると、iPhone 16eの売れ行きは見劣りします。

 

iPhone 16eの売り上げが振るわなかった理由として、価格があげられます。iPhone 16eの価格は699ユーロ(約11万4000円※)〜ですが、iPhone SE(第3世代)は519ユーロ(約8万5000円)、iPhone SE(第2世代)は479ユーロ(約7万8000円)からでした。

※1ユーロ=約163円で換算(2025年6月5日現在)

 

ヨーロッパを含めて中低価格帯のスマホ市場では、ますます価格重視の傾向が強まっています。もっとお手ごろなiPhoneに登場してほしいですね。

 

Source: Counterpoint Research via MacRumors

これ1台にApple製品まるっとおまかせ! MacBookにも対応する、多機能モバイルバッテリー「MagOn Watch 10000」

デジタルガジェットブランド「MATECH」が、Appleユーザーや複数のデバイスを持ち歩く人から期待を集めそうな多機能モバイルバッテリー「MagOn Watch 10000」を6月5日に発売しました。Apple Watch、iPhone、さらにはMacBook Airまで充電可能という一台三役をこなします。

 

記事のポイント

MacBook Airへの給電能力やQi2対応、スタンド機能など、単なるモバイルバッテリーの枠を超えた多機能な製品。「パススルー充電」にも対応しているので、就寝前にモバイルバッテリーとスマートフォン、Apple Watchをまとめて充電しておけば、朝には全てのデバイスがフル充電の状態で迎えられます。

 

Appleユーザーの「あったらいいな」を凝縮

まず注目すべきは、Apple製品との親和性の高さです。iPhoneとApple Watchを日常的に愛用しているユーザーにとって、充電環境のスマート化は常に課題の一つ。そんな悩みに応えてくれる機能が満載です。

 

Apple WatchとiPhoneをケーブルレスで同時充電

「MagOn Watch 10000」は、Apple Watch専用のマグネット式充電モジュールを内蔵。これにより、iPhoneをMagSafe対応ワイヤレス充電エリアに、Apple Watchを専用モジュールに置くだけで、2台同時にケーブルレス充電できます。

 

最大3台同時充電でデバイス渋滞を解消

さらに、ワイヤレス充電2台に加えてUSB-Cポートからの有線充電も可能で、最大3台のデバイスを同時に充電できます。例えば、iPhoneとApple Watchをワイヤレス充電しつつ、USB-CポートでAirPodsやiPadを充電するといった使い方が可能です。「次にどれを充電しようか…」といったデバイスの充電待ち渋滞も、これで解消されますね。

 

パワフルさと使い勝手を両立した充電性能

多機能性だけでなく、充電性能の高さも「MagOn Watch 10000」の魅力です。

 

MacBook AirもOK!頼れる最大30W出力

USB-Cポートは最大30Wの出力に対応。これにより、iPhoneやiPadの急速充電はもちろん、MacBook Air((M1/M2チップ搭載モデルなど、30W入力に対応するモデル)への充電も可能です。カフェや移動中にMacBook Airで作業する際、純正のACアダプターを持ち運ばなくても済むのは便利ですね。

 

最新規格「Qi2」搭載でiPhoneを高速ワイヤレス充電

ワイヤレス充電は最新規格の「Qi2(チーツー)」に対応。これにより、Qi2対応のiPhone(iPhone 13シリーズ以降など)であれば、従来のMagSafe充電(最大7.5W、またはApple認定MagSafe充電器使用時最大15W)に準じた最大15Wのワイヤレス急速充電が可能です。MATECHによれば「従来の2倍スピード」とのことで、忙しい現代人にとって充電時間の短縮は嬉しいポイントです。

 

また、マグネットによる吸着機能はAndroidスマートフォンでも利用できるため、幅広いデバイスで安定したワイヤレス充電が期待できます。

 

かゆいところに手が届く、気の利いた便利機能

日常使いをより快適にするための細やかな配慮も光ります。

 

本体には360°回転式のスタンドが搭載されており、スマートフォンを縦向き・横向きどちらでも安定して立てかけられます。また、このスタンドはスマホリングとしても機能するため、移動中の片手操作も安定感が増します。

 

置けば始まる「Wake-Up充電」と安心の「パススルー充電」

スマートフォンを「MagOn Watch 10000」の充電エリアに重ねるだけで自動的に充電が開始される「Wake-Up機能」も搭載。いちいち電源ボタンを押す手間がないのは、地味ながらもストレスフリーなポイントですね。

 

MATECH
MagOn Watch 10000
価格:7990円(税込)

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Finderのツールバーにソフトを登録する【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Finderのツールバーにソフトを登録する」です。

 

よく使うソフトを簡単に起動する方法として、Dockにソフトアイコンを登録する、Launchpadから開くといった方法などが一般的ですが、実はFinderのツールバーにソフトを登録する方法もあるんです。早速やり方を解説しましょう。

 

まず、Finderを開いたら、サイドバーの「よく使う項目」から「アプリケーション」フォルダをクリックし、登録したいソフトをみつけましょう。

 

次に、「command」キーを押しながら、ソフトをツールバーにドラッグ&ドロップします。すると、ツールバーにソフトのアイコンが表示されます。これで、Finderを開いた状態ですぐにソフトを起動できます。

 

登録したソフトをツールバーから削除したいときは、同じように「command」キーを押しながら、ツールバーの外にドラッグすればOKです。

 

ちなみに、Finderのサイドバーにある「よく使う項目」にソフトを登録することも可能です。ツールバーに登録するときと同様に「command」キーを押しながら「よく使う項目」のエリアにドラッグ&ドロップすると、そのソフトがサイドバーに追加されます。

 

サイドバーに登録したソフトを削除するには、その項目を副ボタンクリックし、ポップアップメニューから「サイドバーから削除」を選びましょう。

 

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2026年、iPhone 18上位モデルに物凄いチップが来る!?

2026年の発売が期待されている「iPhone 18 Pro/Pro Max」と折りたたみモデル「iPhone 18 Fold」。それらに搭載される「A20」チップには大幅なアップグレードがあると海外で報じられています。

↑2026年に物凄いチップが来る!

 

アナリストのジェフ・プー氏によれば、A20はTSMCの初代2nmプロセスにて製造されるとのこと。「iPhone 17 Pro/Pro Max」に搭載されるであろう「A19 Pro」チップの3nmプロセス(N3P)と比較して、チップ内のトランジスタ数が増加することで性能の向上や省電力化が期待されます。

 

A19と比較した場合、A20は最大15%高速で、最大30%も省電力になると言われています。

 

さらにA20には、TSMCの新技術「WMCM(Wafer-Level Multi-Chip Module)」が採用される予定。RAMを外部チップとして配置するのではなく、CPUやGPU、Neural Engineと同一のウエハー上に統合することで、パフォーマンスやバッテリー持続時間の向上、熱管理の改善、内部スペースの節約が期待できるというのです。

 

A20を搭載したiPhone 18 Pro/Max/Foldは、2026年秋に発売されるはず。今回の情報が正しければ、新技術を採用したA20の搭載により、かなりのパワーアップが期待できそうです。

 

Source: MacRumors

進化した計算アプリの使い方【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは『進化した計算アプリの使い方(計算履歴確認、換算する方法、グラフ作成)』です。

 

電卓代わりに使える便利な「計算機」アプリが、iOS 18で大きく進化しました。入力した数式がそのまま表示されて答えが求められたり、過去に計算した数式を履歴から呼び出して再利用できます。さらに時間や温度、速度などの単位変換ができるほか、入力した方程式からグラフを作成する機能などが加わりました。パワーアップした「計算機」アプリの基本的な使い方を解説してみましょう。

 

まず基本的な使い方です。進化した「計算機」アプリでは入力した計算式がそのまま表示されるようになりました。これなら計算途中の間違いなども見つけやすくなりますね。

 

[=]を押すと答えを表示するのは同じですが、画面の答えの上に計算式が残るようになりました。どんな計算式で答えを出したのかが一目でわかります。計算式をタップすれば[=]を押す前に戻るので、計算のし直しが簡単にできます。

 

画面の左上にあるボタンをタップすると過去に計算した内容を履歴表示してくれます。計算式をタップすれば呼び出せるので、再計算や計算し直しができます。

 

単位変換も「計算機」アプリを使えば簡単にできます。画面の左下にある電卓アイコンをタップしてメニューにある[換算]をタップしましょう。上下2段に分かれた換算表示に切り替わるので、単位の部分をタップして換算したい内容を選択します。例えば通貨を選べば、450カナダドルが日本円でいくらになるのかもこの通り。

 

上下の矢印部分をタップすれば換算方向が切り替わるので4500円はカナダドルでいくらになるのかも換算できます。換算できるのは通貨だけではありません。面積や長さなどいろいろな単位を換算できるので試してみてください。電卓アイコンをタップしてメニューの[換算]をタップしてスイッチをオフにすれば元の計算機表示に戻ります。

 

「計算機」アプリでは方程式からグラフ作成もできます。電卓アイコンをタップしてメニューから[計算メモ]を選んでみましょう。計算メモの画面に切り替わるので右下のボタンをタップして新規に計算メモを開きます。

 

方程式を入力すると[グラフを挿入]の吹き出しが表示されるのでタップ。たったこれだけでグラフが作成できます。グラフは大きさや計算メモ上の位置を変更できるし、方程式を修正すればグラフも自動的に書き直ししてくれます。グラフをタップして[…]メニュから[コピー]を選べば、他のアプリにペーストできます。宿題やレポートの作成に使えますね。

 

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アップルのAI開発、ChatGPTのレベルに急接近!?

AI競争で劣勢のアップル。新たな情報によれば、同社は遅れを取り戻すために、さまざまな取り組みを行っているようです。

↑GeminiやPerplexityと組んだほうが得策?(画像提供/アップル)

 

米ブルームバーグによれば、アップルはさまざまな複雑度のAIモデルを社内でテストしているとのこと。その中でも1500億パラメータのモデルは、オープンAIの「ChatGPT」のようにクラウドベースで動作し、端末内で動作する「Apple Intelligence(30億パラメータ)」よりはるかに強力です。

 

アップルが社内ツール「Playground」でこの1500億パラメータのモデルをテストすると、「最近のChatGPTの品質に迫る性能」になったとのこと。しかし、事実と異なる情報(ハルシネーション)を生成する傾向が依然として課題となっているそうです。

 

さらにアップルは、「Knowledge」というチャットボットモデルも社内でテストしている模様。このモデルはインターネットにアクセスし、複数の情報源からデータを収集・統合できる機能を持つようですが、技術的課題で難航しているとも伝えられています。

 

これらのAI技術がいつ正式に導入されるかは依然として不明。WWDC25で詳細なロードマップを発表する可能性も低いと見られています。これは、昨年のWWDCで発表されたApple Intelligenceの機能がいまだリリースされていないため、アップルが慎重になっていることが原因のようです。

 

次期「iOS 26」ではグーグルの「Gemini」がSiriに統合されるだけでなく、SiriやSafariの検索にPerplexityのAIサービスが追加される可能性も浮上しています。アップルのAIサービスは今後どのように進化するのか注目です。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップルのAI開発、ChatGPTのレベルに急接近!?

AI競争で劣勢のアップル。新たな情報によれば、同社は遅れを取り戻すために、さまざまな取り組みを行っているようです。

↑GeminiやPerplexityと組んだほうが得策?(画像提供/アップル)

 

米ブルームバーグによれば、アップルはさまざまな複雑度のAIモデルを社内でテストしているとのこと。その中でも1500億パラメータのモデルは、オープンAIの「ChatGPT」のようにクラウドベースで動作し、端末内で動作する「Apple Intelligence(30億パラメータ)」よりはるかに強力です。

 

アップルが社内ツール「Playground」でこの1500億パラメータのモデルをテストすると、「最近のChatGPTの品質に迫る性能」になったとのこと。しかし、事実と異なる情報(ハルシネーション)を生成する傾向が依然として課題となっているそうです。

 

さらにアップルは、「Knowledge」というチャットボットモデルも社内でテストしている模様。このモデルはインターネットにアクセスし、複数の情報源からデータを収集・統合できる機能を持つようですが、技術的課題で難航しているとも伝えられています。

 

これらのAI技術がいつ正式に導入されるかは依然として不明。WWDC25で詳細なロードマップを発表する可能性も低いと見られています。これは、昨年のWWDCで発表されたApple Intelligenceの機能がいまだリリースされていないため、アップルが慎重になっていることが原因のようです。

 

次期「iOS 26」ではグーグルの「Gemini」がSiriに統合されるだけでなく、SiriやSafariの検索にPerplexityのAIサービスが追加される可能性も浮上しています。アップルのAIサービスは今後どのように進化するのか注目です。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

次期「macOS」の名前は「タホ」! その意味は…

アップルの次期「macOS 26」の名称が「macOS Tahoe(タホ)」になる、と米ブルームバーグが報じています。

↑イメージはこんな感じ?

 

アップルは以前、macOSにCheetah(チーター)、Tiger(タイガー)、Leopard(レパード)、Lion(ライオン)など大型ネコ科動物の名前をつけていました。2013年のOS X Mavericks以降は、Yosemite(ヨセミテ)、Monterey(モントレー)、Sonoma(ソノマ)、Sequoia(セコイア)など、カリフォルニアの地名をテーマにした名称に移行しています。

 

Tahoeとは、カリフォルニア州の景勝地「タホ湖」にちなんだ名称。タホ湖は、周囲の山や空を映す美しい水面で知られています。ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、macOS 26は「ガラスのような」新デザインを採用し、ウィンドウやボタン、アイコンがより半透明になることで、この湖のイメージにぴったり合うそうです。

 

アップルは6月中に開発者向け会議「WWDC 25」を開催し、「macOS 26」だけでなく「iOS 26」「iPadOS 26」「watchOS 26」「tvOS 26」「visionOS 26」を発表する予定です。OSのバージョン名のルールが大きく変更されることを含め、今年の発表内容は大きく注目されることになりそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

インスタグラム、ついにiPad版アプリを積極的に開発中!? 2025年中にリリース予定

インスタグラム(Instagram)のiPad向けアプリが2025年中にリリースされると、米ブルームバーグが報じています。

↑どうして今までiPad版アプリがなかったのか?(画像提供/Rubaitul Azad/Unsplash)

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、インスタグラムを運営するメタの社員は現在、「インスタグラムのiPad向けアプリの社内テストを積極的に行っている」とのこと。特に大きな問題がなければ、同アプリは年内にリリースされる見込みです。

 

メタは2011年からフェイスブックのiPadアプリを提供していますが、それ以外のiPad向けアプリの提供については消極的でした。しかし先週には「WhatsApp」のiPad版アプリが登場し、風向きが変わってきている模様。さらに複数の情報源もインスタグラムのiPad向けアプリが開発中であると伝えているのです。

 

一方、メタのSNSアプリ「スレッズ(Threads)」のiPad向けアプリに関しては特に情報はありません。こちらもインスタグラムと同じように、早めのiPad向けアプリの登場に期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

インスタグラム、ついにiPad版アプリを積極的に開発中!? 2025年中にリリース予定

インスタグラム(Instagram)のiPad向けアプリが2025年中にリリースされると、米ブルームバーグが報じています。

↑どうして今までiPad版アプリがなかったのか?(画像提供/Rubaitul Azad/Unsplash)

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、インスタグラムを運営するメタの社員は現在、「インスタグラムのiPad向けアプリの社内テストを積極的に行っている」とのこと。特に大きな問題がなければ、同アプリは年内にリリースされる見込みです。

 

メタは2011年からフェイスブックのiPadアプリを提供していますが、それ以外のiPad向けアプリの提供については消極的でした。しかし先週には「WhatsApp」のiPad版アプリが登場し、風向きが変わってきている模様。さらに複数の情報源もインスタグラムのiPad向けアプリが開発中であると伝えているのです。

 

一方、メタのSNSアプリ「スレッズ(Threads)」のiPad向けアプリに関しては特に情報はありません。こちらもインスタグラムと同じように、早めのiPad向けアプリの登場に期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、「ソリッドステートボタン」をiPadやApple Watchにも開発中!?

アップルは、将来のiPhoneやiPad、Apple Watchに向けて触覚フィードバック型「ソリッドステートボタン」を開発しているようです。

↑「触感型ボタン」の導入はiPhoneだけにとどまらない(画像提供/Amanz/Unsplash)

 

そもそも触覚フィードバックとは、力や振動、動きを与えることでユーザーが実際に物に触れているような感覚を生み出す仕組み。ソリッドステートボタンは触覚フィードバックを取り入れて、物理的に上下に動くのではなく、振動によりボタンを押した感覚を再現する物です。

 

そんなソリッドステートボタンは、物理的な部品の摩耗を軽減する一方、押し方の強弱を使い分けることで異なる機能を実行できるとみられています。

 

中国のInstant Digitalによれば、アップルはiPhoneとiPad、Apple Watch向けにソリッドステートボタンを開発しているものの、「誤タッチ(ミスタッチ)」の問題が発生しているそうです。現在の設計では、ボタンがフレームに直接統合されていて、押しても跳ね返り(クリック感)がないため、正確な操作感を再現することが課題とされています。

 

アップルは2022年にも「プロジェクト・ボンゴ」の一環として、「iPhone 15 Pro(2023年発売)」にソリッドステートボタンを搭載する計画だと報じられていました。その計画は開発の最終段階で中止され、現在の「iPhone 16 Pro」でも復活することはありませんでした。

 

Instant Digitalによれば、ソリッドステートボタンは次期iPhone 17シリーズに導入されると予想されていないものの、プロジェクト・ボンゴはアップル社内で正式に再始動しているとのこと。iPhoneやiPad、Apple Watchに新方式のボタンが搭載されるのを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: MacRumors

アップル、OS名称もイメチェン!? バージョンから西暦方式へ

アップルがOSの名称ルールを変更し、2025年は「iOS 19」ではなく「iOS 26」を発表すると、米ブルームバーグが報じています。

↑イメチェンは成功するか?

 

現在、アップルは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS 15」「watchOS 11」「visionOS 2」をリリース中。名称の後の各数字はバージョンを意味します。

 

ブルームバーグによれば、2025年にリリースされる新OSはバージョン番号が繰り上がるのではなく、「iOS 26」「iPadOS 26」「macOS 26」「watchOS 26」「visionOS 26」になるとのこと。今年は2025年ですが、これらのOSは2026年まで使われるので26という数字が割り振られます。

 

iOSやmacOS、watchOSではデザインの大幅な変更が予定されています。これはアップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」に搭載されたvisionOSに合わせたものですが、それと同時にOSの名称の数字も統一されるようです。

 

アップルは日本時間6月10日から開発者イベント「WWDC 25」を開催し、「iOS 26」「iPadOS 26」「macOS 26」「watchOS 26」「visionOS 26」を正式発表する予定。新しい名称とデザインを取り入れたこれらの新OSを、早く見てみたいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

次期「iPhone 17」、標準モデルの予想スペックが残念すぎる…

海外アナリストが、次期「iPhone 17」標準モデルのスペックを予想しました。

↑大きな変化は…(画像提供/Amanz/Unsplash)。

 

GF Securitiesのアナリストのジェフ・プー氏によれば、iPhone 17の標準モデルは「iPhone 16」の標準モデルと同じ「A18」チップを搭載するとのこと。このチップは、TSMCの第2世代「3nm」プロセス(N3E)で製造されるそうです。

 

また、iPhone 17のRAMは8GBで、これもiPhone 16と同等になる模様。

 

一方、超薄型モデルの「iPhone 17 Air」には最新の「A19」チップが、「iPhone 17 Pro/Pro Max」には「A19 Pro」チップが搭載されると言われています。これらのチップは第3世代の3nmプロセスで製造されるそう。

 

5月には著名アナリストのミンチー・クオ氏が、iPhone 17 AirおよびiPhone 17 Proに12GBのRAMが搭載されると報告。その際、アップルはまだiPhone 17の標準モデルに8GBか12GBのRAMのどちらを採用するか決めかねていると伝えられていましたが、今回の情報が正しければ、最終的には8GBに決定されたようです。

 

iPhone 17では、120Hzのリフレッシュレートのディスプレイや、2400万画素のフロントカメラの搭載が噂されています。画面サイズは6.3インチで、iPhone 16の6.1インチより大きくなる見通し。それらを除けば、iPhone 17の前モデルからのアップグレードは小さなものとなりそうです。

 

Source: MacRumors

iPhone、2億画素の背面カメラをテスト中!? やっとか…

アップルが、2億画素(200MP)のイメージセンサーをテストしていると海外リークアカウントのDigital Chat Stationが報じています。

↑2億画素になる日はいつ?(画像提供/Denis Cherkashin/Unsplash)

 

詳細は不明ですが、このセンサーは将来のiPhoneの背面メインカメラ(広角カメラ)に導入される可能性が高そう。

 

2億画素のイメージセンサーが搭載されれば、iPhoneでより精細な写真や動画を撮影することができます。また、画素数の増加によりトリミング(切り出し)や大判印刷をしても画質の劣化が少なくなるはずです。

 

アップルの次期「iPhone 17 Pro」では、全カメラが4800万画素になると噂されています。2026年の「iPhone 18 Pro」でも2億画素カメラを搭載するといった情報はないため、このアップグレードは数年先になる可能性が高そうです。

 

すでに2億画素カメラはサムスンの「Galaxy S23 Ultra」「Galaxy S24 Ultra」「Galaxy S25 Ultra」に搭載されています。iPhoneが2億画素カメラを導入するのはいつになるのか、今後の進展に期待です。

 

Source: Digital Chat Station / Weibo via MacRumors

「iPhone」は2027年までに3回大変身する! その計画は…

アップルは2025年から2027年までに「iPhone」のデザインを毎年大幅に変更すると報じられています。

↑まだまだ変化する(画像提供/Erwi/Unsplash)。

 

海外リークアカウントのDigital Chat Stationによれば、今年発売される「iPhone 17」では背面カメラが再設計されるとのこと。具体的にはカメラ突起が長方形の「カメラバー」に変更されるそうで、「iPhone 11 Pro」以来の大きなデザイン変更となります。

 

2026年に発売される「iPhone 18」では、「iPhone 14 Pro」で導入された「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」が廃止され、フロントカメラは丸いパンチホール(穴)に置き換えられます。顔認証機能「Face ID」は画面下に隠される予定。

 

2027年の「iPhone 19」では、画面から一切の切り欠き、穴、ノッチを廃止した「真のフルスクリーンデザイン」に移行するようです。Dynamic Islandだけでなくフロントカメラもディスプレイ下に統合される模様。

 

これらのデザイン変更が「Pro」モデルに限定されるのか、あるいは標準モデルにも展開されるかどうかは不明です。アップルはこれまで、新しいディスプレイ技術やカメラ技術をまずProモデルに導入し、翌年以降に標準モデルへ展開してきました。iPhoneのかっこよさに、より一層磨きがかかるといいですね。

 

Source: MacRumors

iPhoneからAndroidへのeSIM転送がラクになる!? iOS 19に新機能か

iPhoneからAndroidスマートフォンへ乗り換える際、面倒な作業の一つがeSIMの移行。しかし、この作業をワイヤレスで簡単に行えるようにする新機能が準備中のようです。Googleの最新ベータ版(Android 16 QPR1)のコード解析から明らかになりました。

↑乗り換えの手間が減りそう。

 

この情報は、Android OSに詳しいMishaal Rahman氏が報告しています。現在のAndroidデバイス同士では、Googleの「SIMマネージャー」を利用してeSIMの転送ができますが、今回の新たな文字列では、iPhoneからAndroidへのeSIM転送に対応する機能が追加されることが示されています。

 

具体的には、iOSの「iPhoneを転送またはリセット」メニューに、「Androidに転送」という新しいオプションが加わる見込み。また、ワイヤレス転送を行うには、移行元のデバイスがiOS 19を実行している必要があるとも記載されています。

 

この新機能の登場は、Appleが6月のWWDC(世界開発者会議)でiOS 19を発表すると見られているタイミングと一致。現在のGoogle SIMマネージャーでは、QRコードを使ってeSIMを移行しますが、iOSからの移行でも同様の方式が採用される可能性があります。

 

なお、AppleとGoogleがこのような機能で協力するのは極めて珍しいこと。そのため、通信キャリアからの要請が背景にあるとも考えられます。今のところ、GoogleがiPhoneへのeSIM転送機能を開発しているかどうかは確認されていませんが、両社が協力しているのであれば、今後その逆方向の転送が実現すると期待できそうです。

 

Source: Android Authority

アップル、次期「iOS 19」向けにスタンドアロン型「ゲームアプリ」を開発中!?

アップルが「iOS 19」向けにスタンドアロンのマルチプラットフォーム対応ゲームアプリを開発しているようです。

↑新アプリでもっと楽しくなるかも(画像提供/アップル)。

 

米ブルームバーグによれば、このアプリからはゲームが起動できるだけでなく、ゲーム内の実績、リーダーボード(ランキング)、編集コンテンツ、コミュニケーション機能などが提供される予定とのこと。

 

この新しいアプリは、アップルがゲームのフレンド招待や実績の追跡に利用してきた「Game Center」の後継となる見込み。このアプリはゲームカテゴリの全ゲームに対応し、ゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」のプロモーションにも使用されます。

 

また、このゲームアプリによって「App Store」内のゲーム要素を分離し、ユーザーがゲームをより簡単に見つけてダウンロードできるようにすることを目指しているようです。

 

アップルは2025年後半から同アプリをiPhone、iPad、Mac、Apple TVにあらかじめインストールする計画。これは「iOS 19」「macOS 19」「tvOS 19」のリリース時期と一致しています。6月に開催される開発者向け会議「WWDC 25」で、どのようなゲーム関連の発表があるのかに注目です。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

「iPhone」の25%関税、ツケは誰に? 米国民は知っていた…

米トランプ政権は、米国外で生産された「iPhone」に25%の関税を課すと発表しました。これに対して専門家やテックファンから厳しい意見が寄せられています。

↑iPhone関税のツケは誰に回ってくるのか…(画像提供/Howard Bouchevereau/Unsplash)

 

トランプ政権はアップルを含むテック企業に、米国での製造拡大を求めています。アップルは今後4年間で5000億ドル(約72兆円※)以上を米国製造に投資する計画を立てていますが、一方でiPhoneの生産拠点を中国からインドに移す方針であることから、トランプ政権は満足していないようです。

※1ドル=約144円で換算(2025年5月28日現在)

 

海外メディアのThe Streetによれば、テクノロジーアナリストのダニエル・アイブス氏は「iPhoneを米国で製造するという話はまるでおとぎ話だ。もしそうなれば、価格は大幅に高騰し、一般消費者には手が出ない水準になるだろう」と述べ、「iPhoneの米国内製造は価格面で完全に成り立たない」と結論付けているのです。

 

海外メディアのMacRumorもこの問題について報じており、コメント欄を見てみると、読者からは「でもでも…関税は外国が払うんじゃなかったの?」といった皮肉が寄せられています。もちろんこれは正しくなく、コメントでも指摘されているように「で、誰がその代金を払うんだって? ああそうだった…米国民だよ」なのです。

 

世界中を混乱に陥れている関税戦争。世界経済のためにも、そして新製品を楽しみにしているアップルユーザーのためにも早く関税を引き下げてほしいものです。

 

Source: The Street, MacRumors

アップル、全デバイスのUIをVision Proっぽくする!?「Solarium(ソラリウム)」がまもなく発表へ

アップルは全てのOSのデザインを刷新して、多くのデバイスで共通したユーザーインターフェイス(UI)を導入するようです。

↑UIをVision Pro化するつもりらしい(画像提供/Romeo A./Unsplash)。

 

米ブルームバーグによれば、新デザインのコードネームは「Solarium(ソラリウム)」。これは日光を取り込むガラス張りの部屋を意味し、メニューやボタンに透明感を持たすようです。

 

この新デザインは「iOS 19」「iPadOS 19」「macOS 16」「tvOS 19」「watchOS 12」に採用される見通し。アップルはOS間でのデザインの一貫性を強化することを目指しており、特にMacとiPadの統一感を重視しているようです。iPadOS 19がMacにより近づきながら、「マルチタスク機能の向上」「生産性の強化」「アプリウィンドウ管理の改善」などが行われると言われています。

 

このデザイン変更は、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」の「visionOS」をベースとしたもの。今年リリースされる新OS「visionOS 3」でも、独自のデザイン調整が加えられることが予想されています。

 

アップルは6月9日〜13日(日本時間6月10日〜14日)に開発者向け会議「WWDC 2025」を開催する予定。そこでSolariumの詳細が明らかになりそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

大丈夫? アップルが「スマートホームハブ」の一部機能を削除

アップルは、開発中の「スマートホームハブ」から一部の機能を削除したようです。

↑スマートホームハブの開発は依然難航?(画像提供/Laurenz Heymann/Unsplash)

 

米ブルームバーグによれば、アップルはスマートホームハブで予定してた大胆な機能の一部を撤回したとのこと。具体的になんの機能が削除されたのかは明言されていませんが、この削除された機能は将来のモデルで復活する可能性もあるそう。

 

また、機能の削減は、製品の開発スピードを上げるためだとも報じられています。以前にも伝えられていましたが、アップルはこのスマートホームハブに組み込む予定だった「パーソナライズされたSiri機能」の遅延により、製品の発売時期を延期していたのです。ブルームバーグは2026年までに発売される可能性がありつつ、「正確な時期はまだ未定」と述べています。

 

アップルのスマートホームデバイスは小型かつ安価なiPadのような外観で、6〜7インチのディスプレイ、A18チップを搭載するとされています。アップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」により、「家電の操作」や「FaceTimeによるビデオチャット」といった機能が提供され、スピーカー付きのテーブルスタンドに設置したり、壁に掛けたりして使うことができると予想されています。

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン氏は以前、スマートホームハブが「アップルにとって2025年で最も重要なリリースになる」と述べており、同社がスマートホーム分野でより大きな役割を果たすための第一歩になるとみています。今後の動向から目が離せません。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

期待していい? アップルが「スマートグラス」を2026年末に投入か

アップルが2026年末までにスマートグラスを発売する予定だ、と米ブルームバーグが報じています。

↑こんなメガネがアップル製品に加わるのかな?(画像提供/Alex Presa/Unsplash)

 

報道によれば、アップルのスマートグラスにはカメラ、マイク、そしてAI(人工知能)機能が搭載され、写真撮影や動画録画、翻訳、ターンバイターンのナビゲーション、音楽再生、通話、視界によるフィードバックの提供、質問への応答などができるとのこと。ただし、拡張現実(AR)機能は含まれないようです。

 

スマートグラスの操作では音声アシスタント「Siri」が活用され、製品の発売前にSiriが大幅に改善されるそう。アップルは今年末までにスマートグラスの試作品を大量製造し、その後のテストを経て量産および一般公開へと移行する予定です。

 

あるアップル社員によれば、「このスマートグラスはメタの製品に似ているが、より品質が高い」と語っているそう。メタとレイバンがコラボしたスマートグラスは「Meta Llama」やグーグルの「Gemini」などのAIを使用していますが、アップルは自社のAIモデルを導入する方針です。

 

アップルは眼鏡のように軽量なARスマートグラスの投入を理想としており、今回のスマートグラスはその足がかりとなる模様。真のARスマートグラスの実現は、チップやバッテリーなどの小型化とコストの低下が必要なため、その投入は数年後になると予想されています。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

「Apple Watch」、カメラ内蔵プロジェクトを中止!?

アップルがカメラを搭載した「Apple Watch」の発売を中止した、と米ブルームバーグが報じています。

↑カメラの搭載は難しかった…(画像提供/David Svihobec/Unsplash)

 

報道によれば、アップルは装着者の周囲を認識するためのカメラを内蔵した「Apple Watch」や「Apple Watch Ultra」を開発していたとのこと。しかし先週、このプロジェクトは中止されたそうです。

 

カメラは写真撮影やビデオ通話のためではなく、周囲の物体や場所に関する情報を提供するために設計されていました。そんなカメラを搭載したApple Watchは、レストランや店舗に向けると営業時間を表示したり、植物の種類を識別したり、物体の説明を行ったり、言語翻訳を提供したり、さまざまな情報を教えてくれるはずだっそう。このような機能は、iPhoneのAI(人工知能)機能「Visual Intelligence(ビジュアルインテリジェンス)」にも似ています。

 

アップルは、カメラ付きApple Watchを2027年に発売する予定でした。現在この計画は中止されていますが、将来的に復活する可能性もあるようです。また、小型カメラを搭載した「AirPods」の開発は現在も続けられており、赤外線センサーによって空間オーディオを強化したり、空中ジェスチャー操作やAI機能などを搭載したりするようです。

 

カメラ付きのスマートウォッチと聞くとなんだかワクワクしてしまいますが、その実現には超えなければいけない高いハードルがあるのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

OpenAI、iPod Shuffleみたいなデバイスを開発中!? 新たなイノベーションに備えよ

AIチャットボット「ChatGPT」を提供しているOpenAIは、AIデバイスの開発に向けてスタートアップのioを買収しました。

↑ジョニー・アイブ氏が設計するAIデバイスはこんな感じ?(画像提供/Glen Carrie/Unsplash)

 

ioはアップルのデザインチームを率いたジョニー・アイブ氏が共同設立した、AIスタートアップ。OpenAIのサム・アルトマンCEOも2年間にわたりioで開発に携わってきました。

 

OpenAIが公開した動画では、ioのプロトタイプの製品を自宅でテストしたところ、「私はこれを使って生活できています。世界がこれまで目にした中で最もかっこいいテクノロジーになると思います」とアルトマンCEOは述べています。

 

ウォール・ストリート・ジャーナルが入手した内部情報にいよれば、ioのAIデバイスは「ユーザーの周囲や生活を完全に認識できて、邪魔にならず、ポケットや机の上に置いておくことができる。MacBook ProとiPhoneに続いて机の上に置く第3のコアデバイスになる」とのこと。とすると、かなり革新的な製品になりそうですね。

 

アナリストのミンチー・クオ氏は、ioのAIデバイスは「iPod Shuffleのようにコンパクトでエレガント」なのだそう。スマートフォンやコンピューターと接続することができますが、iPod Shuffleとは異なり、画面は搭載されません。音声制御用のマイクと、ユーザーの周囲の状況を分析できるカメラが搭載され、ネックレスのように首にかけることができるようです。

 

現時点ではまだ詳細がわからない、ioのAIデバイス。いよいよiPhoneのような革新的な製品が登場するのでしょうか? 今後の進展に期待です。

 

Source: MacRumors 1, 2, 3

アップルのAIモデル、iOS 19でオープン化へ。イノベーションは生まれる?

2025年にリリースされる「iOS 19」では、アップルの人工知能モデルを開発者がアプリで利用できるようになると、米ブルームバーグが報じています。

↑オープン化でもっと役に立つアプリを生み出したい。

 

報道によれば、iOS 19では新しいソフトウェア開発キットが導入されるそう。このキットには、通知の要約、ライティングツール、絵文字を生成するGenmoji、画像を生成するImage Playgroundといった「Apple Intelligence」のAI機能に使われている大規模言語モデル(LLM)と同じ物が搭載されますが、アップルはオンデバイスAIを実行できる小さなモデルに焦点を当てているようです。

 

アップルの狙いは、AIモデルを開発者に公開することで、消費者にもっと役立つユースケースを得ること。現在、通知の要約やライティングツール、Genmoji、Image Playgroundをアプリに統合することはできますが、アップルのフレームワークを使用した新しいAI機能を作成することはできません。その代わり、開発者はサードパーティ製のAIモデルをアプリに組み込んで提供しています。

 

アップルはさらに、自前の大規模言語モデル(LLM)の開発にも取り組んでおり、最終的にはChatGPTやClaudeに対抗できるSiriを導入する計画。LLM版のSiriは2026年まで登場しないと予測されており、おそらく「iOS 20」の一部となるでしょう。

 

アップルはAI関連機能でグーグルやオープンAIなどの他社に出遅れていますが、今後の巻き返しに期待です。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

iPhoneが空から届く!? 米アマゾンのドローン配送サービスが拡大

アマゾンは米国において、自社のドローンを使って「iPhone」「AirPods」「AirTag」などのアップル製品の配送ができるようになったと発表しました。

↑iPhoneも運べるようになったドローンの「MK30」(画像提供/アマゾン)

 

同国におけるアマゾンのドローン配送サービス「Prime Air」の対象エリアのユーザーは、アップル製品やサムスンのスマートフォン、アマゾンのスマートドアベル、Alpha Grillersの食品温度計を受け取ることが可能。注文するボタンを押してからの配送時間は、わずか60分以内です。

 

アマゾンの新型配送ドローン「MK30」は、自宅の私道や庭など、好きな場所に荷物を投下できます。以前は配送先のエリアにQRコードを設置する必要がありましたが、現在はドローン内のコンピューターにより、指定の配送地点に直接荷物が届けられます。

 

アマゾンは今後数か月から数年にわたってドローン配達サービスを拡大していきたいそう。同サービスは英国とイタリアでも当局が承認すれば提供される予定です。iPhoneがアマゾンのドローンで届く日は日本にも訪れるでしょうか?

 

Source: Amazon via MacRumors

次世代「Siri」、ChatGPTと肩を並べるって本当!?

アップルは今後数年で「Siri」を大幅に強化し、オープンAIの「ChatGPT」に匹敵する真のAIチャットボットに進化させる計画だと、米ブルームバーグが報じています。

↑Hey Siri、ChatGPTに負けない方法を見つけた?(画像提供/omid armin/Unsplash)

 

ブルームバーグによれば、次世代のSiriは過去6か月間のテストで大きな進歩を遂げており、一部の幹部は現在のChatGPTのバージョンと「同等の性能」とみなしているそう。また、Siriがインターネットにアクセスして複数の情報源からデータを収集・統合できるようにすることも検討されており、これもChatGPTのような機能を意味しているようです。

 

アップルは現在、スイスのチューリッヒにAI開発拠点を構えており、そこでSiriの新しいソフトウェアアーキテクチャを構築中。それは「モノリシックモデル」と呼ばれています。同モデルは大規模言語モデル(LLM)に基づいており、機能を継ぎ足して構築された現在の「ハイブリッド構造」を根本的に置き換える予定。これにより、Siriはより会話的で、情報の統合力にも優れたアシスタントになるとされています。

 

一方、今秋にリリースされる「iOS 19」では、グーグルのAIチャットボット「Gemini」がSiriの選択肢の一つとして追加される予定。さらにSiriと「Safari」ブラウザの検索に、PerplexityのAIサービスが組み込まれる可能性も報じられています。

 

AIの力により、さらなるアップグレードが期待されているSiri。他社のAIチャットボットと比べても遜色のない性能に進化してほしいですね。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

「Google 翻訳」、iPhoneとiPadでデフォルト設定可能に

最新版の「Google 翻訳」が、iPhoneやiPadで標準の翻訳アプリとして設定できるようになりました。

↑iPhoneやiPadでGoogle 翻訳をデフォルトに設定できるようになった。

 

これまで、iPhoneやiPadではGoogle 翻訳を標準の翻訳アプリとして選ぶことはできず、内蔵された純正の翻訳アプリを使用する必要がありました。しかし今回のリリースにより、iOS 18.4またはiPadOS 18.4をインストールしたiPhoneやiPadでは、Google 翻訳を標準の翻訳アプリに設定することができます。

 

標準の翻訳アプリを変更するには、まずGoogle 翻訳アプリの最新版をインストール。その後に設定アプリを開き、アプリ→標準アプリ→翻訳を選び、アップルの翻訳アプリの代わりにGoogle 翻訳を選択します。

 

iOS 18.4およびiPadOS 18.4では、ユーザーが他社の翻訳アプリをデフォルトとして選択できる機能が追加されました。翻訳アプリだけでなく、標準のメール、メッセージ、通話、ブラウザ、パスワードアプリを変更することも可能。ヨーロッパでは、標準のナビゲーションアプリにGoogle マップを選択することもできます。

 

筆者はGoogle 翻訳を日常的に使っているので、今回の変更はありがたい限り。将来的にはChatGPTやGeminiなどのAI翻訳も、標準設定できるようになってほしいですね。

 

Source: MacRumors

「Google 翻訳」、iPhoneとiPadでデフォルト設定可能に

最新版の「Google 翻訳」が、iPhoneやiPadで標準の翻訳アプリとして設定できるようになりました。

↑iPhoneやiPadでGoogle 翻訳をデフォルトに設定できるようになった。

 

これまで、iPhoneやiPadではGoogle 翻訳を標準の翻訳アプリとして選ぶことはできず、内蔵された純正の翻訳アプリを使用する必要がありました。しかし今回のリリースにより、iOS 18.4またはiPadOS 18.4をインストールしたiPhoneやiPadでは、Google 翻訳を標準の翻訳アプリに設定することができます。

 

標準の翻訳アプリを変更するには、まずGoogle 翻訳アプリの最新版をインストール。その後に設定アプリを開き、アプリ→標準アプリ→翻訳を選び、アップルの翻訳アプリの代わりにGoogle 翻訳を選択します。

 

iOS 18.4およびiPadOS 18.4では、ユーザーが他社の翻訳アプリをデフォルトとして選択できる機能が追加されました。翻訳アプリだけでなく、標準のメール、メッセージ、通話、ブラウザ、パスワードアプリを変更することも可能。ヨーロッパでは、標準のナビゲーションアプリにGoogle マップを選択することもできます。

 

筆者はGoogle 翻訳を日常的に使っているので、今回の変更はありがたい限り。将来的にはChatGPTやGeminiなどのAI翻訳も、標準設定できるようになってほしいですね。

 

Source: MacRumors

「AirPods Max」、軽量版の開発が進行中!?

アップルは軽量版「AirPods Max」を開発しており、2027年に量産が開始される見込みであるとアナリストのミンチー・クオ氏が報告しています。

↑軽量版「AirPods Max」の開発が浮上(画像提供/Dan Counsell/Unsplash)

 

AirPods Maxは2020年に発売されたオーバーイヤー型のヘッドホンで、ステンレススチール製のフレームやニットメッシュ素材のヘッドバンドを組み合わせた美しいデザインが特徴です。2023年9月にはマイナーアップデートにより、Lightning端子がUSB-C端子に変更されました。

 

AirPods Maxの重さは約390グラムで、アップルは「ヘッドバンドが重さを分散し、頭部への圧力を軽減する設計」だとアピールしています。しかし一部のユーザーからは、「ステンレスとアルミニウムの素材が耳への負担となり、長時間の装着で不快感がある」との声が上がっています。

 

その一方、今回の報告でクオ氏は、ワイヤレスイヤホンの「AirPods」シリーズの大きなアップデートもしばらくはないと述べています。しかし2026年には、赤外線カメラを搭載したAirPodsの量産が開始される見込みだと伝えているのです。

 

筆者は過去にAirPods Maxを所有していたことがありますが、その装着感は素晴らしかったものの、本体の重さでだんだんとズレてきたり、首に疲れを感じたりすることがありました。軽量版のAirPods Maxが登場したら、それらが改善されているのかどうか試してみたいです。

 

Source: ミンチー・クオ/X via MacRumors

次期「iPhone 17 Air」は軽い? 重さとバッテリー容量に関する新情報が流出

2025年後半の登場が期待されている超薄型モデル「iPhone 17 Air 」の重量やバッテリー容量に関する詳細な情報が、海外で伝えられています。

↑iPhone 17 Airは軽い?(画像はiPhone 13。提供/Nilay Patel/Unsplash)

 

iPhone 17 Airは本体の薄さが5.5mmと、史上最も薄いiPhoneになる予定。6.6インチディスプレイや省電力な「C1」モデムを搭載し、超広角カメラを省略することで、内部のバッテリー容量を確保するとも予想されています。

 

韓国語ブログのNaverに投稿された情報によれば、iPhone 17 Airの重さは約145グラムで、バッテリー容量は2800mAhになるとのこと。この情報は「量産が確定したサンプル」から得られたものとされています。この投稿者は過去にもアップルに関する噂を的中させた実績があります。

 

iPhone 17 Airの重量は「iPhone SE 2(148グラム)」や「iPhone 13 mini(141グラム)」に近い一方、バッテリー容量は「iPhone 12(2815mAh)」に似ています。ただし同投稿では、「アップルが高密度バッテリーを採用する可能性があり、実際の容量が15〜20%向上する可能性がある」とも指摘しているのです。

 

最近、iPhone 17 AirはTDK製のシリコンアノードバッテリーを搭載することで、駆動時間が伸びると報じられていました。さらにアナリストのミンチー・クオ氏も、iPhone 17 Airへの高密度バッテリーの搭載を示唆しています。

 

iPhone 17 Airはバッテリーの持続時間が懸念されていますが、その動向から目が離せません。

 

Source: Naver via MacRumors

まだまだAI競争を諦めないiPhone、20周年で新メモリを導入!?

2027年に登場する「20周年iPhone」では、次世代AI(人工知能)向けメモリ技術「Mobile HBM」の導入が検討されていると、ET Newsが報じています。

↑20周年iPhoneで形勢逆転となるか。

 

HBM(High Bandwidth Memory)とは、DRAMチップを垂直に積層し、シリコン貫通ビア(TSV)と呼ばれる繊細な垂直接続で結びつける方式によってデータ伝送速度を飛躍的に向上させたメモリです。現在は主にAIサーバーで使用されており、GPUと連携してAI処理を支えるため「AIメモリ」とも呼ばれています。

 

iPhone内部でのAI機能の強化を目指すアップルでは、Mobile HBMをiPhoneのGPUユニットに接続する案が有力候補として浮上しているそう。これが実現すれば、大規模なAIモデルの推論処理や、高度な画像認識タスクなどをiPhone内部で実行することが可能になり、バッテリー消費を抑えつつ高性能なAI体験を提供できるようになります。

 

ET Newsによれば、アップルはすでにサムスンやSKハイニックスといった主要メモリメーカーと協議を開始している可能性があります。両者とも独自のMobile HBM技術を開発しており、2026年以降の量産開始を目指している模様。

 

しかしその一方、Mobile HBMには、現在主流のLPDDRメモリと比較して製造コストが非常に高く、熱管理の難しさもあるため、薄型iPhoneへの搭載にはハードルがあるようです。AI全盛の時代にあわせて、iPhoneがさらに進化できるのかどうかに注目が集まります。

 

Source: ET News via MacRumors

「20周年iPhone」、完全ベゼルレス化が濃厚! 狙いは真のボーダーレス視覚体験!?

2027年に登場する「20周年iPhone」では、全方向にカーブした完全ベゼルレスデザインが採用されると、韓国メディアのET Newsが報じています。

↑iPhone Xでは大きなアップグレードがあった(画像提供/Vinoth Ragunathan/Unsplash)。

 

同メディアによれば、アップルは20周年iPhoneに「四辺湾曲(フォーエッジ・ベンディング)ディスプレイ技術」を導入し、左右だけでなく上下にもディスプレイを湾曲させることで、全方向にコンテンツが流れるような「真のボーダーレス視覚体験」を実現するそうです。

 

20周年iPhoneに関しては、米ブルームバーグが「ほぼガラス製で、画面に切り欠きのないカーブディスプレイを搭載する」と報じていました。また、The Informationも「2027年に登場する新型iPhoneのうち少なくとも1モデルは、完全なエッジ・トゥ・エッジ(フルスクリーン)ディスプレイになる」と伝えています。

 

さらに、アップルはiPhoneのディスプレイにおいて、28nmプロセスの平面型ドライバICに代わり、16nmプロセスの有機ELディスプレイICドライバの導入を検討している模様。これにより、消費電力の大幅な削減が見込まれているのです。

 

iPhoneの歴史を思い起こすと、2017年に登場した10周年モデルの「iPhone X」ではホームボタンが廃止され、ノッチ付きディスプレイやスワイプによる操作方法が導入されるなど、大胆な変更が行われました。それに倣えば、20周年iPhoneでも大幅な進化が期待できそうです。

 

Source: MacRumors

次期「iPhone 17 Air」、TDKのシリコンバッテリーで駆動時間を伸ばす!?

2025年のリリースが期待される超薄型モデル「iPhone 17 Air」には、先進的な「シリコンアノード(負極)バッテリー」が搭載されると海外メディアで報じられています。

↑「iPhone 17 Air」のバッテリーはTDKに任せる(画像提供/Unbox Therapy/YouTube)

 

iPhone 17 Airは最薄部がわずか5.5mmで、史上最も薄いiPhoneになると言われています。その一方、その駆動時間については、専門家の間でも「従来のiPhoneよりも短くなる」「ハードウェアとソフトウェアの最適化により、現行のiPhoneと同程度になる」と意見が分かれています。

 

DigiTimesの報道によれば、iPhone 17 Airのシリコンアノードバッテリーは日本のTDKが生産し、2025年6月末までに出荷予定とのこと。現在、同バッテリーの生産は順調に進んでおり、「新型バッテリーを一世代早く製品に採用できる、スマートフォンメーカーもいるかもしれません」とTDK側は語ったそうです。

 

TDKのシリコンアノードバッテリーは、従来のグラファイト(黒鉛)の代わりにシリコンをアノードに使用し、同サイズでも約15%多くの電力を蓄えることが可能。これにより、iPhone 17 Airでも十分な駆動時間を確保できる可能性があるのです。

 

iPhone 17 Airでは新方式のバッテリーだけでなく、省電力な「C1」モデムを搭載したり、超広角カメラを省いて内部スペースを広げることで、駆動時間を延長するとも噂されています。日常仕様に問題がないくらいの駆動時間を実現してほしいですね。

 

Source: DigiTimes via MacRumors

来年のアップル製品、注目は「折りたたみiPhone」と「薄型MacBook Pro」

2026年の投入が期待される「折りたたみiPhone」「新型Macbook Pro」「Apple Vision Air」について、海外メディアの9to5Macが報告しています。

↑DayByDayCanvas/Adobe Stockより。やはり、折りたたみiPhoneがどんなデバイスになるかは気になるところでしょう。

 

折りたたみiPhoneは、内側に7.8インチディスプレイ、外側に5.5インチディスプレイを搭載。折りたたんだときの本体厚は約9mm、展開時は約4.5mmとなり、ディスプレイは折り目が目立たない設計となります。本体サイドには、指紋認証機能「Face ID」を搭載。価格は2000ドル(約29万円)以上となるようです。

 

折りたたみiPhoneは通常のiPhoneのような見た目と使用感ですが、展開すると「iPad mini」のような作業性を実現するとのこと。また来年の「iOS 20」でも、折りたたみiPhone向けの新たなソフトウェア機能が提供されます。

 

2026年に投入される新型MacBook Proでは、有機ELディスプレイや「M6」チップを搭載。ノッチを廃止し、薄型・軽量設計となります。もしかすると、タッチ操作に対応するかもしれません。また「C2」モデムの搭載により、セルラー通信に対応するようです。

 

2025年末〜2026年前半に登場予定のApple Vision Airでは、本体にチタン素材を採用することで軽量化が図られます。また、新色の「スペースブラック」が登場するようです。価格の値下げも噂されていますが、その詳細はまだわかっていません。

 

これらの製品で一番注目なのは、やはり折りたたみiPhoneでしょうか。また久しぶりにデザインが刷新される新型MacBook Proも、人気の製品となりそうです。

 

Source: 9to5Mac

来年のiPhone 18 Pro、画面下Face ID実現でデザイン大幅変更かも

来年のリリースが期待される「iPhone 18 Pro/Pro Max」では、顔認証機能「Face ID」が画面下に埋め込まれて見えなくなると、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏が報告しています。

↑ravinepz/Adobe Stockより。埋め込みが可能になると、本体デザインにも影響が出そうです。

 

ヤング氏によれば、OTI Lumionics社の素材を使用した「画面下Face ID」搭載スマートフォンが2026年に発売される予定だと、同社CEOのマイケル・へランダー氏が発言したのこと。これは、iPhone 18 Pro/Pro Maxに画面下Face IDが搭載されることを示唆しており、その他ブランドのモデルもそれに続くことが予測されます。

 

iPhone 18 Pro/Pro Maxの画面下Face IDについてはThe Informationも、「iPhone 18 Pro/Pro Maxではフロントカメラ用に画面左上に小さな穴が開けられ、これまでのような画面上部のピル型ノッチ(ダイナミック・アイランド)はなくなる」と指摘していました。ただし、ダイナミック・アイランドの機能がなくなるかどうかは、現時点では不明です。

 

例年どおりなら、iPhone 18 Pro/Pro Maxは来年9月に発売されるはず。今回の情報が正しければ、そのデザインはこれまでのiPhoneから大きく変化することになりそうです。

 

Source: ロス・ヤング via MacRumors

【西田宗千佳連載】トランプ関税に揺れる今後のスマホ商戦

Vol.149-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

日本だと“スマホの春商戦”というと、誰もがその背景をすぐに理解できるだろう。新入学・就職など、新たにスマホを買う・切り替えやすい季節だからだ。だが世界的にいえば、この話は通じない。アメリカなどは新入学シーズンが「秋」であるので、4月までに学生向けの商戦を……という話にはならないのだ。

 

昔は携帯電話事業者が携帯電話端末の商品企画をし、メーカーに製造を委託していた。だから「日本の商戦期」に向けた展開が行われていた。だがいまは、グローバルなメーカーから端末を仕入れて販売するものになっているので、日本だけの事情に合わせて作られる例は少ない。

 

実際、iPhone 16eにしてもPixel 9aにしても“春商戦”というには少し遅いタイミングであり、特に日本を意識したものではない。アメリカ的にいえば、この時期に発売して初夏の“新入学シーズン”に備えるのがベストということになる。

 

Pixel 9aについては例年よりもさらに遅れたし、アメリカと日本では発売時期が少しズレた。この辺は、カメラ周りを含め、新しい部分が多かったからかもしれない。

 

一方iPhone 16eは潤沢な数量が提供されているものの、大人気とはいかないようだ。価格が高くなり、シンプルに“低価格モデル”と言いづらい部分があるからだろう。携帯電話事業者は割引などを積極的に行ったが、それでも、円安による価格上昇をカバーできる状況にはない。

 

その間で、シャオミは「Xiaomi 15 Ultra」などの製品を、価格を抑える形で販売している。携帯電話事業者での扱いが少ないため、マスにはまだなかなか売れていきづらい状況にはあるものの、スマホファンの心を掴みつつある。

 

トランプ政権が打ち出す「相互関税」のゴタゴタにより、スマートフォン市場も大きな影響を受けている。現在販売されている製品はともかく、今後販売される製品の価格がどうなるか、現状では予断を許さない。

 

関税はアメリカに輸入されるものに影響するので日本は大丈夫……と思うかもしれないが、そうはいかない。企業は世界全体で価格をコントロールしている。特にアメリカ企業にとって、“アメリカだけ高くする”選択を簡単に選べるものではない。“各国の関税によって製品価格が全く異なる”時代がやってくる可能性もあるし、結局トランプ関税が施行されず、大した影響がない可能性もある。

 

ドル安誘導もあり、円安傾向は多少是正されてきている。その結果、今秋の製品がいまよりも割安になる可能性はある。ただそれも、トランプ関税の行方次第だ。

 

いまはスマホが高い時代だが、それが秋に変わるのか、そうではないのか。変な話だが、その結果として、今年はスマホ選びが面倒な年になるかもしれない。

 

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本気で言ってる!? 今年中にiPhoneが脳波操作に対応へ

アップルが「脳波」を使ってiPhoneやiPadなどのデバイスを操作する機能(マインドコントロール)を2025年後半にも導入する計画だと、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑アップルより。まるでSF映画のような世界が現実のものになりつつあります。

 

アップルのマインドコントロール機能は、神経技術系スタートアップのシンクロン(Synchron)との提携によって進められています。シンクロンは脳にコンピューターを直接接続(BCI)する「ステントロード(Stentrode)」というデバイスを開発しており、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などによる重度の運動障害を持つユーザーが、神経信号をとおしてアップル製品を操作できるようになる予定です。

 

アップルは2014年に、補聴器とのワイヤレス通信を可能にする「made for iPhone」のBluetooth規格を導入しました。アップルはこれをBCI分野に拡張し、既存のアクセシビリティ機能「スイッチコントロール(Switch Control)」にBCIを組み込むことを計画しているのです。

 

ところでBCIの分野では、実業家のイーロン・マスク氏が率いる「ニューラリンク(Neuralink)」があります。ニューラリンクは1000以上の電極を脳に埋め込む「N1」デバイスを利用し、思考でカーソルを動かしたり文字を入力することが可能です。一方でアップルが検討しているシンクロンは侵襲性が低く、比較的安全に脳に埋め込むことが可能です。

 

ステントロードでは両腕が使えないユーザーが、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」を思考だけで操作することに成功しています。マインドコントロールを活用することで、さらに多くのユーザーがアップル製品にアクセスできるようになることでしょう。

 

Source: ウォール・ストリート・ジャーナル via MacRumors

次期iOS 19、カフェや空港でのWi-Fi接続が簡単になりそう

今秋にリリースされる「iOS 19」では、「キャプティブWi-Fi」の情報がデバイス間で共有できると、ブルームバーグが報じています。

↑Thaspol/Adobe Stockより。本当なら便利そうです。

 

キャプティブWi-Fiとは、接続時にログインや同意などの操作が求められるWi-Fiネットワークです。ホテルや空港、カフェなどの公共施設で利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

 

報道によれば、iOS 19ではキャプティブWi-Fiへのログイン情報を一度入力すれば、iPhoneやiPad、Macなど他のアップル製デバイスにも自動的に同期され、キャプティブWi-Fiに接続できるようになるというのです。これについて、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は以下のように報告しています。

 

「新しいホテルやオフィスビル、ジムなどに行くと、すべてのデバイスでWebフォームに入力してからでないと、インターネットにアクセスできないことが多い。iOS 19の新機能では、一つのデバイスでその情報を入力するだけで、他のデバイスにも自動的に同期してくれるようになる」

 

アップルは2025年の開発者向け会議「WWDC」にて、iOS 19の新機能を発表する予定です。海外旅行の際にキャプティブWi-Fiがより簡単に使えるとすれば、便利な機能といえそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

今年のiPhone 17、やっぱり値上げか。理由は「関税ではない」…?

今年投入される「iPhone 17」では価格の引き上げが検討されていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑kanedacane tweets / Xより。いよいよ値上げの噂が取り沙汰されるようになってきました。

 

報道によれば、アップルはiPhone 17の値上げの理由を「新機能やデザインの刷新」によるものだと説明し、「米中間の関税の影響」によるものだとは見せないようにするというのです。現在、米中は貿易摩擦の中で課していた多くの関税を一時停止することで合意していますが、スマートフォンに適応される20%の関税は今も有効です。

 

報道によれば、アップルはサプライヤーからのコスト削減だけでは関税による損失を補えず、利益率を維持するには価格を上げるしかない可能性があるそうです。一方で、この価格の引き上げが関税によるものだと見られることを避けたいと強く意識しています。

 

今年4月にアマゾンが関税の影響を価格に反映すると報道された際、米政府はこれを「敵対的な行為」だと非難しました。その後、アマゾンは「そのような計画は承認されておらず、実施されることはない」とすぐに否定したのです。

 

米中間の貿易摩擦が再燃する中、アップルはiPhoneの在庫を増やしつつ、アメリカ向けiPhoneの生産をインドへとシフトしています。同社のティム・クックCEOによれば、2024年4月〜6月にアメリカで販売されるiPhoneの大半は、インド製になる予定です。一方で、高価格帯の「iPhone 17 Pro/Pro Max」は引き続き、中国工場での生産が中心になると指摘されています。

 

トランプ関税により、大きな影響を受けそうなiPhoneの価格。今年のiPone 17シリーズは、それなりの値上げを覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。

 

Source: ウォール・ストリート・ジャーナル via MacRumors

次期iOS 19、Apple Intelligenceによる「AIバッテリー管理機能」が追加されるかも

今年リリースされる「iOS 19」には、AI(人工知能)を活用したバッテリーの管理機能が搭載されると、ブルームバーグが報じています。

↑8th/Adobe Stockより。いずれにせよ、駆動時間が伸びるならユーザーにとっては嬉しいことです。

 

報道によれば、iOS 19のバッテリー管理機能はAI機能「Apple Intelligence」の一環として投入されるとのこと。アップルがこれまで蓄積してきたバッテリーデータを活用し、アプリやシステム機能の電力使用量を状況に応じて削減できるほか、iPhoneの充電にかかる時間を表示するロック画面インジケーターも含まれる予定です。

 

iOS 19のバッテリー管理機能は、今年登場する超薄型モデル「iPhone 17 Air」を念頭に設計されています。iPhone 17 Airはバッテリーのサイズが小さいことから、駆動時間が短くなる可能性が指摘されています。そこでアップルはAIによるバッテリー管理機能により、iPhone 17 Airのバッテリー駆動時間を改善しようとしているのです。なお、この機能はiOS 19に対応するすべてのiPhoneで利用可能になります。

 

iOS 19ではそれ以外にも、「visionOSに似たガラス調の新デザイン」「機能が強化された新しいHealthアプリ」「Siriのアップデート」などが含まれる予定です。AIがバッテリーの駆動時間を伸ばしてくれるなんて、ずいぶん先進的な機能のように感じられますね。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

次世代AirPodsとApple Watchには「超小型AIカメラ」が搭載される?

2027年に登場する「AirPods」と「Apple Watch」に超小型カメラが搭載され、AI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」が組み込まれる予定だと、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。

 

報道によれば、AirPodsとApple Watchに組み込まれるカメラは周囲の環境をスキャンして物体を認識したり、説明したりできるようです。これは、最新のiPhoneに搭載されている「Visual Intelligence(ビジュアル・インテリジェンス)」機能に似たものになると予想されています。

 

この搭載カメラは、具体的には「赤外線センサー(IRカメラ)」になる可能性があるようです。著名アナリストであるミンチー・クオ氏は、アップルが2026年に赤外線カメラ付きの新型AirPodsを量産する計画だと、以前に報告しています。この赤外線センサーでは「空中ジェスチャー操作」が可能になり、手の動きだけでデバイスを操作できるようになるとも予想されています。

 

クオ氏によれば、赤外線カメラを搭載したAirPodsは2026年か2027年に登場する可能性が高いそうです。身につけるウェアラブル製品にカメラを搭載と聞くと、ちょっと身構えてしまう人も多そうですが、赤外線カメラなら安心して使うことができそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、次世代Mac向けAppleシリコン「M6」「M7」を開発中

アップルが次世代のMac向けチップと、「Apple Intelligence」が動作するAIサーバー向けのチップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。かなり先の話ですが、開発が進んでいるようです。

 

報道によれば、アップルはコードネーム「Komodo(コモド)」と呼ばれるチップを開発しています。これは現行モデルの「M5」に続く「M6」チップになる予定です。さらにその次世代となる「Borneo(ボルネオ)」は、「M7」チップになると予測されています。また、将来登場するさらなる次世代チップには「Sotra(ソトラ)」というコードネームが与えられています。

 

アップルはAIサーバー専用チップも設計しており、これは同社初のサーバー用途に特化したチップとなります。このチップは「Apple Intelligence」に関する処理を担当し、アップルが現在サーバー向けに使用している高性能なMac向けチップと同等の役割を果たします。

 

アップルのAIサーバー専用チップは「Baltra」(バルトラ)と呼ばれ、2027年までに完成する予定です。Baltraは現在の「M3 Ultra」と比較して、2倍、4倍、8倍のCPUおよびGPUを搭載したバリエーションも存在します。

 

さらにアップルは、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに対抗する「次世代スマートグラス」や、「カメラを搭載したAirPodsおよびApple Watch」向けの専用チップの開発も進めています。これらの製品は、早ければ2027年にも発売される可能性があります。

 

今回の情報が正しければ、今後もMacには次々に新たなチップが投入されることになります。またサーバー向け専用チップの登場による、Apple Intelligenceのさらなる性能向上にも期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、次世代Mac向けAppleシリコン「M6」「M7」を開発中

アップルが次世代のMac向けチップと、「Apple Intelligence」が動作するAIサーバー向けのチップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。かなり先の話ですが、開発が進んでいるようです。

 

報道によれば、アップルはコードネーム「Komodo(コモド)」と呼ばれるチップを開発しています。これは現行モデルの「M5」に続く「M6」チップになる予定です。さらにその次世代となる「Borneo(ボルネオ)」は、「M7」チップになると予測されています。また、将来登場するさらなる次世代チップには「Sotra(ソトラ)」というコードネームが与えられています。

 

アップルはAIサーバー専用チップも設計しており、これは同社初のサーバー用途に特化したチップとなります。このチップは「Apple Intelligence」に関する処理を担当し、アップルが現在サーバー向けに使用している高性能なMac向けチップと同等の役割を果たします。

 

アップルのAIサーバー専用チップは「Baltra」(バルトラ)と呼ばれ、2027年までに完成する予定です。Baltraは現在の「M3 Ultra」と比較して、2倍、4倍、8倍のCPUおよびGPUを搭載したバリエーションも存在します。

 

さらにアップルは、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに対抗する「次世代スマートグラス」や、「カメラを搭載したAirPodsおよびApple Watch」向けの専用チップの開発も進めています。これらの製品は、早ければ2027年にも発売される可能性があります。

 

今回の情報が正しければ、今後もMacには次々に新たなチップが投入されることになります。またサーバー向け専用チップの登場による、Apple Intelligenceのさらなる性能向上にも期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、本気でスマートグラスを作る? 新型チップを開発中か

アップルが「スマートグラス(スマートメガネ)」向けの新型チップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑メタより。アップルのスマートグラスもこんな見た目で登場する……という噂でしたが、どうやら本当に開発中のようです。

 

ブルームバーグは以前にも、アップルがスマートグラスを開発していると報じていました。この製品は、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに似た製品となるようです。また、メタよりも先の製品投入を目指しているとの報道も登場しています。

 

今回の報道によれば、アップルはスマートグラス向けチップの2026年から2027年の量産を目指しているとのこと。そして製品は、その1〜2年後に登場すると伝えているのです。アップルは少なくとも1年以上前からメタと競合するスマートグラスの投入を検討しており、今回正式に開発を進めると決断したようです。

 

アップルのスマートグラス向けチップは、「Apple Watch」に使われているチップをベースにしており、iPhoneのチップよりも省電力です。Appleはスマートグラス向けチップの、電力効率の向上に取り組んできます。

 

アップルのスマートグラスはカメラやマイク、AI(人工知能)機能を搭載し、写真撮影や動画録画、翻訳機能などが搭載されると噂されています。また、周囲の環境をスキャンして物体を説明したり、商品情報を検索したり、道案内を提供したりする「ビジュアルインテリジェンス」的な機能の統合も考えられています。複数のカメラを搭載することで、空間ビデオの録画も可能になる可能性があります。

 

さらにアップルは「AR(拡張現実)スマートグラス」の開発も継続しており、そちらの登場まではまだ時間がかかる見込みです。アップルのスマートグラスがiPhoneの「次」のヒット商品になるのか、注目が集まります。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

iPhoneは今後10年で「時代遅れ」に? アップル重役が大胆予言

アップルのサービス部門を率いるエディ・キュー氏は、AI(人工知能)機能の発展により「iPhoneは今後10年で時代遅れになる可能性がある」と、裁判所での証言で語りました。

↑アップルより。AIを組み合わせたウェアラブル端末がiPhoneや他のスマートフォンに取って変わる時代が来るかもしれません。

 

キュー氏は「信じられないかもしれないが、10年後にはiPhoneが必要なくなるかもしれない」と発言。今後数年でAIが進化し、ウェアラブル端末と直感的なAI機能が組み合わさることで、従来のスマートフォンに代わる存在になり得ると説明しているのです。

 

iPhoneはアップルの主な収益源であり、それに代わる「次の主力製品」はまだ見つかっていません。同社の自動車開発プロジェクトは中止され、ヘッドセット「Apple Vision Pro」の売上も期待ほどではありません。現在、アップルはロボティクスに注力しており、iPhoneの代わりとなる拡張現実(AR)スマートグラスのようなウェアラブル製品にも開発しています。

 

また現時点では、AIベースのウェアラブルデバイスがスマートフォンに取って代わった例はありません。小型AIデバイスの「Humane AI Pinは失敗に終わり、スマホ風デバイス「Rabbit R1も酷評されました。他社もAIを搭載した画面がないウェアラブルデバイスを開発していますが、いずれも市場に定着していません。

 

iPhoneの登場からそろそろ20年が経とうとしていますが、いまだその姿が劇的に変わる予兆はないと言っていいでしょう。次のデバイスはウェアラブルになるのか、ヘッドセットになるのか、今後が楽しみです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

Apple、アイルランドのテストラボを特別公開! 記者たちが目撃したのは…

Appleの製造現場は公開されることが少なく、ユーザーは世界中にいるにも関わらず、iPhoneやMacといった製品がどんなふうに製造されているかを目にする機会はほとんどないかもしれません。

↑もっと開かれた存在になる?

 

Appleといえば、米カリフォルニア州クパチーノにあるおしゃれな建物の本社が有名ですが、ヨーロッパ最大規模の社屋がアイルランドのコークにあります。1980年に開設された当時は、製造施設1棟と従業員60名で始まったそうですが、現在は6000人以上の従業員が働くヨーロッパの一大拠点です。

 

最近、ヨーロッパのメディアの記者たちがこのコークキャンパスに招待されました。テストラボに案内され、Apple製品が世の中に出る前に、どんなことが行われているのかが紹介されたようです。

↑Appleのテストラボの様子を紹介する欧州の記者(画像提供/Verownika/YouTube)

 

テストラボは、Apple製品を出荷する前に行われる厳しい試験を行う場所。今回紹介されたものだけでも、例えば次のようなテストが行われているそうです。

 

  • 耐熱テスト(オーブンの中に複数のiMacを置き、65℃の高温下で耐久性をチェック。さらにマイナス20℃の冷風と熱風を交互に吹きかける試験も)
  • 輸送テスト(デバイスを振動させる)
  • 転倒テスト(木材やアスファルトなど、さまざまな材質の床にデバイスを倒す)
  • 塩テスト(塩水を噴射)
  • 粉塵テスト
  • 汗テスト(液体をしみこませた布を汗をかいた人間の指にみたて、繰り返し画面をタッチする)
  • 電源プラグテスト(充電ポートにケーブルを抜き差ししたり、電源プラグをさまざまな角度から差し込んだりする)

 

これらは、すべてApple製品の実際の使用シーンを想定したもの。例えば、転倒テストというと鉄板にデバイスを落とすような試験が行われると思われるかもしれませんが、自宅の床が鉄でできていることはないもの。そこで、木材やアスファルトなど、家の素材として使われる物で試験を行っているそうです。

 

塩テストはビーチでの使用、粉塵テストは砂漠での使用を想定しているとのこと。

 

ちなみに、この様子を紹介したYouTube動画では、「テストのモニターとして使っているパソコンはWindowsだ!」と気づくユーザーが多数いた模様。このApple製造現場の裏側を見て、どう感じたかは人それぞれなのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. I visited Apple’s secret testing labs – here’s what REALLY happens behind-the-scenes at the Cork campus. May 5 2025

 

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【西田宗千佳連載】AppleとGoogle、似て非なる春モデル戦略

Vol.149-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

スマホはいろいろな時期に発売される。過去には明確な商戦期があったが、発売時期だけで言うなら、もう季節要因は減っている。

 

ただそれでも、シェアが大きな大手に影響は強い。特に、AppleとGoogleが新製品を発売する「春と秋」は、スマホ新製品の季節というイメージを感じさせやすい要因と言える。

 

Googleは毎年この時期に廉価版の「a」シリーズを発売している。その年の基本設計を定め、プロセッサーも同じ世代の同じものにした上で、コストとスペックのバランスを取りなおしたモデルがaシリーズ、と言える。

 

Appleは数年に一度しか出さない。来年どうなるかはわからないので確実ではないのだが、少なくとも「SE」シリーズはそうだったし、iPhone 16eもそうだろう。

 

これは、毎年デザインを変えるGoogleのPixelと、基本デザインは数年に一度しか変えないAppleの違い、ということもできる。

 

Appleの場合、今年は廉価モデルを大きくデザインチェンジしてきた。連載の前回で解説したように、モデムチップである「C1」の導入を軸に、設計を現在のiPhoneに寄せている。特にAppleの場合には、低価格モデルを“長期的に調達可能なパーツで作り、数年単位で見るとコストが低くなる”という作り方をする。その関係で、モデルチェンジは数年おきとなりやすい。

 

今年は製品名に「16」と番号を入れてきたので、毎年モデルチェンジする戦略に変えてきた可能性もある。とはいえ、秋に発売されるメインモデルを性能で追いかけることはしないだろうから、モデルチェンジによる性能の幅は小さいのではないか、と筆者は予想している。だとすれば、さほど大きな変化ではない、とも言える。

 

GoogleはPixel 9aを、例年よりも大きく変えてきた印象がある。カメラ部の突起を完全に無くしてきたのだ。カメラモジュールの変更によるものだが、結果として、昨今のスマホにはあまりない、非常にすっきりしたデザインになった。

 

こうした形状を今後も続けられるかはわからない。特に上位機種では、カメラの性能から来る物理的な制約もあり、かなり難しいだろうと考えられる。しかし、無難でコストパフォーマンス重視、という印象が強かったaシリーズに独自の魅力とデザインを加えていく流れなのだとすれば面白い。

 

Pixelは昨年以降シェアを落としている。Pixel 9aの企画はシェア低下が見える前のものだと思うが、結果的に、シェア回復をどう考えるかという意味では重要な製品になった。

 

スマホのシェアにおけるこれら製品の意味はどこにあるのだろうか? その点は次回のウェブ版で解説していく。

 

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Geminiアプリ、iPadへの最適化を完了? ようやく専用UIが実装

グーグルは生成AIサービス「Gemini」のiOS向けアプリをアップデートし、「iPad」に最適化されたインターフェイスを採用しました。

↑グーグルより。これまでも利用は可能だったものの、UIがiPhoneと共通でした。

 

GeminiのアプリはもともとiPhoneとiPadの両方に対応していましたが、これまではiPadでアプリを使用すると、iPhoneのインターフェイスが拡大されるという仕様でした。今回のアップデートではiPad専用のインターフェイスを導入し、より快適に利用できるようになっています。

 

アップデート内容は以下のとおりです。

・iPadに最適化されたフルスクリーン表示に対応

・Geminiをホーム画面のウィジェットとして追加可能

・Google フォトとの連携機能が追加

・UIの改善とバグ修正

 

Geminiのアプリでは「Google Gemini AI」へのアクセスが可能で、画像生成や学習のサポート、アイディア出しなどが可能です。また、Google 検索、YouTube、Gmail、Googleマップといった、他のGoogleアプリとの連携にも対応しています。

 

ますます利用シーンが広まる、Geminiのような生成AIサービス。これからはiPhoneだけでなくiPadでも、Geminiを使う機会が増えそうです。

 

Source: MacRumors

ウインドウの最小化先をDockのアイコンにする方法【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ウインドウの最小化先をDockのアイコンにする方法」です。

 

Dockにたくさんのウインドウをしまうと、どのウインドウがどのアプリのものなのか、わかりづらくなってしまうことがありますよね。そんなときは、ウインドウの最小化先をDockのアイコンに設定するのがおすすめです。さっそく手順を解説しましょう。

 

まず、Appleメニューから「システム設定」を開きます。つづいて、左のサイドバーから「デスクトップとDock」を選択。その中にある[ウインドウをアプリケーションアイコンにしまう]をオンにすれば設定は完了です。

 

試しにウインドウをしまってみましょう。すると、Dockにウインドウをしまう際、ウインドウがアプリのアイコンに収納されるため、Dockにたくさんのウインドウが並ぶことを防げます。

 

複数のウインドウを収納している場合は、Dockにあるアプリのアイコンを長押しして選択しましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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SafariブラウザがAI検索導入を検討中。理由は「検索数の減少」?

アップルが「サファリ」ブラウザをAI(人工知能)ベースの検索サービスに対応させることを検討していると、同社の重役が発言しています。

↑アップルより。台頭するAI検索サービスへの対策を迫られているのかもしれません。

 

米司法省によるグーグルへの訴訟の中で、アップルのエディー・キュー上級副社長は「(サファリのAI検索対応を)積極的に検討している」と発言。なお、アップルデバイスではグーグルが巨額の契約金を支払うことで、Google検索が標準設定されています。

 

キュー氏によれば、2025年4月にサファリでの検索数が初めて減少したとのこと。これは、ユーザーが「ChatGPT」「Perplexity」「Claude」といったAI検索サービスに切り替え始めたのが原因のようです。これらのAI検索サービスは、グーグルのような検索エンジンを置き換える可能性が高いとしています。

 

そのため、アップルはAI検索をサファリの検索オプションとして追加する必要があるとのこと。そしてすでに、Perplexityと話し合いを行っているそうです。キュー氏は「これらのAI検索サービスがデフォルトにはならない可能性が高い」としながらも、「選択肢のリストには追加される」と述べているのです。

 

私も個人的に、正確な情報がすぐに手に入るAI検索サービスを使う機会が増えています。この機能がサファリに追加されれば、同ブラウザを使う機会が増えるかもしれません。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

来年登場予定のiPhone 18 Pro、画面左上にカメラ穴がある?

2026年の投入が予測されている「iPhone 18 Pro/Pro Max」では、画面下に「Face ID」が内蔵され、画面左に「カメラ穴(パンチホール)」が搭載されると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑plinsboorg/Adobe Stock.comより。さらに2027年には、カメラも画面下埋め込みになるとの噂があります。

 

報道によれば、iPhone 18 Pro/Pro MaxではFace ID関連のハードウェアがすべてディスプレイ下に移動するとのこと。これにより、画面上部の楕円形の切り抜きがなくなる予定です。ただし、「ダイナミック・アイランド」の機能がなくなるかどうかは不明です。

 

iPhone 18 Pro/Pro MaxでFace IDが画面下に内蔵され、前面カメラがパンチホールに内蔵されるという予測は、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏も報告していました。またiPhone 18 Pro/Pro Maxでは、大容量の高速メモリの搭載や、2nmチップの搭載による価格の上昇も予測されています。

 

iPhoneのデザインの進化は今後も続く見込みで、2027年の「20周年iPhone」ではカメラも画面下に埋め込んだ「真の全画面デザイン」が実現するとされています。来年や再来年のiPhoneのデザインがどう変わるのか、いまから楽しみです。

 

Source: The Information via MacRumors

パクリ? グーグルが次期iPhone 17のデザインをからかうCM公開

今年発売されるアップルの「iPhone 17」をからかう動画を、グーグルが公開しています。

↑Made by Google / YouTubeより。以前も似たようなネタで広告を作っていたGoogleですが……。

 

iPhone 17では、本体背面に大型の「カメラバー(カメラ突起)」を搭載すると予測されています。このデザインは、グーグルのスマートフォン「Pixel」シリーズの背面に似ていることが、以前から指摘されていました。

 

 

動画はPixelとiPhoneが出演する、架空のポッドキャスト形式で進行します。

 

Pixel「最近、君の新しいデザインについて、いろんな噂が飛び交っているみたいだね」

iPhone「全く。数年後に君と同じことをやるなんて、想像できるかい?」

 

さらにグーグルは動画で、iPhoneが過去にAndroidから取り入れたとされる機能もあげています。

・ナイトモード

・写真の不要物を消す「クリーンアップ」機能

・ウィジェット

 

そして動画の最後では、PixelとiPhoneが「これらの噂は、あくまでも噂に過ぎません」と発言しているのです。

 

グーグルは過去にも、iPhoneとAndroidを対話させる広告でアップルをからかっており、最近ではiPhoneにUSB-Cが搭載されたことをネタにしていました。動画の内容が現実になるかどうかはまだわかりませんが、iPhoneの今後の進化を見守りたいものです。

 

Source: Made by Google / YouTube via MacRumors

画面下Face ID、可変絞り…iPhone 18 Proで期待される7つの進化はコレ

来年の2026年には、ハイエンドモデル「iPhone 18 Pro/Pro Max」の投入が予測されています。ここでは海外テックメディアのMacRumorsがまとめた、「iPhone 18 Pro/Pro Maxで期待される7つの進化」をご紹介しましょう。

↑kanedacane tweets / Xより。来年モデルの話ではありますが、多くの進化が期待されています。

 

1:画面下Face IDの搭載

iPhone 18 Pro/Pro Maxでは初めて、顔認証機能「Face ID」が画面の下に搭載されるようです。これにより、画面上部のパンチホールが小さくなる/左上に移動するなどの変化が予測されています。

 

2:画面左上のフロントカメラ

先述のように、iPhone 18 Pro/Pro Maxでは画面の左上にパンチホールが用意され、そこの前面カメラが搭載されるようです。なお、「ダイナミック・アイランド」の機能が残るかどうかは不明です。

 

3:可変絞り

iPhone 18 Pro/Pro Maxの4800万画素のメインカメラには、可変絞りが搭載されるようです。従来のiPhoneでは絞り値が「f/1.78」で固定されていましたが、iPhone 18 Pro/Pro Maxではユーザーが絞り値(明るさや被写界深度)を調整できる可能性があります。

 

4:サムスンの新型イメージセンサー

iPhone 18 Pro/Pro Maxにはサムスンが開発中の「3層積載型イメージセンサー」が搭載されます。このセンサーは「PD-TR-Logic」とよばれ、ノイズ軽減、ダイナミックレンジの向上、応答速度改善などが期待されます。このイメージセンサーは、4800万画素の超広角センサーに採用されるようです。

 

5:12GBのRAM

iPhone 18 Pro/Pro Maxは12GBのRAMを搭載し、「iPhone 16 Pro」の8GBよりも増量されます。なお、「iPhone 17」シリーズも12GBのRAMを搭載するようです。

 

6:第2世代モデム「C2」

iPhone 18 Pro/Pro Maxでは第2世代の独自開発モデム「C2」が搭載され、通信速度の向上やミリ波への対応、電力効率の改善が期待できます。

 

7:A20 Proチップ

iPhone 18 Pro/Pro Maxに搭載されるA20 Proチップは、TSMCの2nmプロセスで製造されます。これによりトランジスタ数が増加し、処理性能が向上して消費電力が削減(最大30%)すると予測されています。

 

これらの情報が正しければ、iPhone 18 Pro/Pro Maxでは内部スペックとカメラ性能の向上が主な進化となりそうです。2026年にリリースされる同モデルがどれだけ魅力的なスマートフォンになるのか、今から楽しみです。

 

Source: MacRumors

再来年のiPhone 19 Air、薄型・大画面スマホになるかも

2027年後半に投入される超薄型モデル「iPhone 19 Air」では、より大きなディスプレイが搭載されると、アナリストのミンチー・クオ氏が報告しています。

↑Unbox Therapy / YouTubeより。「iPhone 17 Air」は今年投入される新モデルですが、すでに2年後のモデルの噂が出ています。

 

今年の後半には、超薄型モデルの「iPhone 17 Air」の登場が噂されています。iPhone 17 Airは6.6インチディスプレイを搭載し、本体は5.5mm(カメラ部分除く)と史上最も薄いiPhoneになる予定です。

 

クオ氏の報告によれば、iPhone 19 Airは「iPhone 18 Slimに比べて大きなディスプレイ」を搭載するとしています。このiPhone 18 Slimとは、2026年に登場する「iPhone 18 Air」を意味しているようです。

 

iPhone 17 Airは本体を薄くするために、背面にシングルカメラを搭載し、スピーカー穴の設計を変更するなどの工夫を取り入れています。一方で、もともとは「iPhone 17 Pro Max」と同じ6.9インチディスプレイの搭載を目指していたものの、本体が曲がるなどのトラブルを防ぐために6.6インチディスプレイへと小型化したことも噂されています。

 

クオ氏によれば、アップルは中国における激しい競争に対処するために、2026年から年2回のペースで新モデルを投入するそうです。また、2026年後半には初の「折りたたみiPhone」も投入されます。アップルの超薄型な「iPhone Air」が今後どのように進化するのか、注目したいものです。

 

Source: MacRumors

複数の資料をまとめて1つのPDFを作る【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「複数の資料をまとめて1つのPDFを作る」です。

 

別々のPDFをまとめて1つにしたいとき、皆さんはどうしていますか? 実は専用のアプリを使わなくても、macOSの機能である「クイックアクション」を使えば簡単に実現できます。

 

手順は簡単で、まとめたいPDFや画像を選択し、選択したファイルの上で副ボタンクリック。ポップアップメニューから「クイックアクション」を選びます。

 

続いて、その中にあるメニューから[PDFを作成]をクリックしましょう。これだけで、まとまったPDFを簡単に作成できます。ファイル名は、必要に応じてわかりやすい名前に変更しておくといいでしょう。

 

なお、PDFの順番の入れ替えは「プレビュー」アプリから行えることも、併せて覚えておきましょう。作成されたPDFをダブルクリックし、サイドバーから並べ替えたいページをマウスでドラッグ&ドロップすることで、好きな順番に入れ替えられます。変更後はそのままPDFを閉じれば並べ替えは完了です。

 

この機能を使えば、PDFの統合から整理まで、サードパーティ製のアプリに頼らなくても完結するので、ぜひ活用してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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iPhone 17 Air、薄すぎて純正バッテリーケースが登場するかも

今年登場する見込みの超薄型モデル「iPhone 17 Air」では、バッテリー駆動時間を補うために純正のバッテリーケースが登場すると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑Sonny Dicksonより。できれば薄いまま使いたいところですが、バッテリーケースもあって困ることはないでしょう。

 

iPhone 17 Airでは本体が5.5mmと、史上最も薄いiPhoneになる予定です。アップルは「iPhone 11」シリーズまで本体と一体化するバッテリーケースを、そして「iPhone 12」からは「MagSafeバッテリーパック」を投入していましたが、現在は販売が終了しています。

 

The Informationによれば、iPhone 17 AirはこれまでのiPhoneよりもバッテリー駆動時間が短くなるとのこと。具体的には、iPhone 17 Airを1日中充電無しで使用できるユーザーの割合は、60〜70%しかいないそうです。一方で他のiPhoneでは、80〜90%のユーザーが1日中充電無しで使用できるとしています。

 

またサプライチェーン関係者は、iPhone 17 Airの需要の予測が困難だと指摘。iPhone 17 Airが全く新しいモデルであることから、iPhone 17シリーズの全生産能力のうち、約10%しか割り当てられないと報告しています。

 

超薄型なだけでなく、スピーカーが1つとリアカメラが1つ、SIMカードスロットを搭載しないなど、挑戦的な設計を取り入れるiPhone 17 Air。純正バッテリーケースが登場するのなら、かっこいいデザインに仕上げてほしいものです。

 

Source: The Information via MacRumors

iPhone 18の標準モデルは翌春発売に? 機種増えすぎが原因か

「iPhone 18」の標準モデルと「iPhone 16e」の後継モデルが2027年春に発売されると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑アップルより。薄型や折りたたみといったモデルが増える見込みのため、発売時期を分割するようです。

 

通常のスケジュールなら、iPhone 18シリーズは2026年秋に投入されるはず。一方で、廉価モデルの「iPhone 16e」は今年春に発売されたことから、後継モデルも来年か再来年の春に投入されることが期待されているのです。

 

今回の報道によれば、アップルは2026年秋に「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」「iPhone 18 Air」「折りたたみiPhone」を投入します。そして、iPhone 18とiPhone 16eの後継モデルを2027年春に発売することで、同時に投入するモデル数を減らし、製造現場の人員配置が効率化できるようなのです。

 

2026年秋のiPhone 18 Pro/Pro Maxでは、初めて画面内に顔認証機能「Face ID」が内蔵されるようです。また、2026年の折りたたみiPhoneは「本のように開くデザイン」で、閉じた状態では5.7インチの外型ディスプレイを、開いた状態では約8インチの内側ディスプレイが使用できます。

 

Proモデルと標準モデルの発売時期が異なると頭が混乱しそうですが、折りたたみiPhoneの投入とともに、これが新たなスタンダードとなるのかもしれません。

 

Source: The Information via MacRumors

次期Apple Watch SE、画面が少し大型化しそう? 本体は…

アップルの廉価版スマートウォッチ「次期Apple Watch SE(Apple Watch SE 3)」のディスプレイ生産がすでに始まっていると、アナリストのロス・ヤング氏が報告しています。

↑アップルより。画面がわずかに大型化するとしたら、本体サイズはどうなるのでしょうか。

 

ヤング氏によれば、次期Apple Watch SEには1.6インチと1.8インチのディスプレイサイズが用意されているとのこと。現行モデルのApple Watch SE(Apple Watch SE 2)は、画面サイズ1.57インチ(本体サイズ40mm)と1.73インチ(44mm)をラインナップしており、画面自体はわずかに大型化すると言えそうです。

 

そうなると、気になるのは本体サイズでしょう。Apple Watch SEはこれまで、過去のApple Watchをベースにして設計されてきました。現行モデルのApple Watch SEは「Apple Watch Series 6」を踏襲しており、本体サイズは40mmと44mmをラインナップします。しかし、次期Apple Watch SEの画面サイズが大きくなるのであれば、「Apple Watch Series 7」をベースに設計変更し、本体サイズを41mmと45mmに拡大させることも考えられるでしょう。

 

以前には、次期Apple Watch SEにカラフルなプラスチック製のハードケースが採用されるとの噂もありました。もしそれが本当なら、本体サイズは38mmや42mmで、よりコンパクトな本体に1.6インチ/1.8インチディスプレイを搭載し、ベゼルを細くすることで表示領域を広げた現代的なルックスになる可能性もあります。

 

次期Apple Watch SEは今年9月に、「Apple Watch Series 11」や「Apple Watch Ultra 3」とともに発表される見込みです。単なる廉価モデルなのか、それともプラスチック筐体で新コンセプトを採用するのか、今から注目です。

 

Source: ロス・ヤング / X via MacRumors

期待のiPhone 17 Air、薄すぎる設計で「充電ポートがズレている」?

アップルからの今年の投入が期待される超薄型モデル「iPhone 17 Air」では、本体が薄すぎて充電ポートの位置がズレるかもしれません。

↑ AppleTrackより。Type-Cポートが若干背面側にズレているのですが……。

 

iPhone 17 Airの本体の厚さはわずか5.5mm(カメラ部分を除く)で、現行モデルの「iPhone 16 Pro」の8.25mmよりも大幅に薄く、市場最も薄いiPhoneになる予定です。先日公開されたダミーモデルの画像では、側面ボタンと本体の幅がほとんど変わらないことがわかります。

 

YouTubeチャンネルのAppleTrackが公開したiPhone 17 Airのダミーモデルの画像では、本体下部のUSB-Cポートが前後の中心からずれ、わずかに背面寄りに配置されていることがわかります。どうやら、ディスプレイ部品を避けてUSB-Cポートを配置するにはどうしても背面寄りに位置させる必要があるようです。

 

iPhone 17 Airではその他の設計変更も確認されており、スピーカー穴は片側5穴から両側2穴になっています。これは、バッテリーやプロセッサ、ディスプレイ部品、スピーカーを極限まで薄い筐体に収めるための省スペース設計とした結果のようです。また背面カメラは1基のみとなり、物理的なSIMカードスロットも廃止されます。

 

例年どおりのスケジュールなら、iPhone 17シリーズは今年の秋に発表されるはず。史上最も薄いiPhoneことiPhone 17 Airにどのような工夫が施されるのか、今から注目です。

 

Source: AppleTrack / YouTube via MacRumors

【西田宗千佳連載】AppleがiPhone 16eで搭載した「C1」とは何か

Vol.149-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

iPhone 16eは、外見だけを見ればシンプルな製品に見える。外観を最新のiPhoneに近くし、各種デバイスもより新しくしたもの。おそらく、購入するほとんどの人がそう考えるはずだ。実際、そう捉えて購入しても問題ないだろう。

 

しかし、中身を見てみれば、いろいろと戦略的な要素が目立つことが分かる。

 

ひとつはプロセッサー。アップルのAI機能である「Apple Intelligence」を動かすため、プロセッサーを最新の「A18」にした。コストは高くなるが、今後長く使える製品にする場合、Appleが今後の基盤と位置付けているApple Intelligenceを動かせるようにすることは必須だ。

 

そしてもうひとつはワイヤレスモデムチップである「C1」を採用したことだ。スマホにしろタブレットにしろ、携帯電話網に接続して通信をするにはワイヤレスモデムチップが必要になる。これまで、iPhoneではクアルコム製のものが使われてきた。クアルコムはこのジャンルで幅広い通信会社との接続検証を行っており、長い実績がある。

 

ただ、Appleはワイヤレスモデムチップについて、以前から自社設計品への切り替えを計画していた。クアルコムとの間にはライセンス価格での係争もあり、中核パーツを他社に依存したくないという考えがあったからだ。

 

こうした発想はAppleだけが持っているものではない。すでにサムスンやファーウェイが採用している手法だ。とはいえ設計が大変であることに違いはなく、Appleは2019年にIntelからモデムチップ事業を買収し、設計を続けてきた。

 

モデムチップの性能はスマホの快適さを左右する。そのため、新チップの搭載はリスクがあり、「最初に使うのはiPadのような、通話機能を持たないものではないか」との予測があった。しかし今回、予想を裏切ってiPhone 16eというコアな製品への投入となった。

 

Appleがモデムチップを求めた理由は複数ある。まず、生産時期や機能を自社で決めたい、ということ。性能を決める中核部品の1つを他社に依存していると、どうしてもコントロールが効かないところが出てくる。主に消費電力のコントロールについて、モデムチップは大きな影響がある。iPhone 16eも動作時間の長さをひとつのウリにしているが、その理由はC1の採用にあると言っていい。

 

次にコストコントロール。自社開発になれば生産数量のコントロールがしやすくなり、コスト的に有利になるわけだ。

 

一方で、もちろんリスクもある。現状C1はミリ波に対応しておらず、アメリカ市場向けハイエンド機には向かない。完全新規設計のiPhone 16eならともかく、メインストリームの製品にいきなり採用するかどうかは怪しいだろう。

 

だが、ここで新モデムチップを作れたことの意味は大きい。より幅広い製品へと5Gを搭載することも可能になってくるからだ。現在Macには5Gは搭載されていないが、将来的にはC1もしくはその後継チップを使い、搭載することも可能になってくる。

 

もう少しiPhone 16eにフォーカスして考えると、この製品はどんな特徴を持っているのだろうか? 他社製品とはどう違うのだろうか? この点は次回のウェブ版で考えることとしよう。

 

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本当?iPhoneでもGoogleのAI「Gemini」が使えるようになるかも

グーグルのサンダー・ピチャイCEOは、iPhoneにグーグルのAI機能「Gemini」が標準搭載されるかどうかについて、今年半ばにアップルと合意に達したいと述べています。

↑グーグルより。実際にアップルと協議中とのことです。

 

ブルームバーグの報道によれば、ピチャイ氏は昨年アップルのティム・クックCEOと複数回にわたり会談を行い、iPhoneへのGeminiの統合について協議したことを確認しました。アップルは今年6月に開発者向け会議のWWDCを開催する予定で、その場で「iOS 19」が発表されます。もしグーグルとアップルが合意に達すれば、iOS 19へのGeminiの統合も近い時期に発表されるかもしれません。

 

なおiOS 18.2以降では、アップルのAI機能「Apple Intelligence」に対応したiPhoneに、オープンAIのAI機能「ChatGPT」が統合されています。そしてユーザーが許可すれば、「Siri」がChatGPTの回答を直接表示したり、システム全体の「ライティングツール」機能でテキストや画像生成に利用できたりします。

 

もしApple IntelligenceにGeminiが統合されれば、ChatGPTと同じように、SiriやライティングツールでGeminiが利用できるようになるかもしれません。iPhoneでChatGPTとGeminiの2つの好きなAI機能を利用できるようになれば、ユーザーの利便性は確かに向上しそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

20周年iPhoneは「高価になっても中国で製造」か。理由は…

2027年に登場する「20周年iPhone(iPhone 19)」は設計が複雑なので中国で製造される可能性が高いと、ブルームバーグが報じています。

↑picsmart/Adobe Stockより。果たしてどのような製品が出てくるのでしょうか。

 

以前の噂では、20周年iPhoneは「ガラス素材をより広範囲に採用した新しいデザインになる」と報じられていました。さらにその後の報道では、前面カメラや顔認証機能「Face ID」を画面下へと埋め込んだ「真の全画面デザイン」が実現するとも指摘しています。

 

今回の報道によれば、20周年iPhoneは非常に複雑な設計であり、新しい部品や製造技術が必要になるとのこと。そして、それらはアップルが長年築き上げてきた中国の製造拠点が最も適していると指摘しているのです。中国の工場は高度なエンジニアリング課題に対応できる、十分な経験とインフラを備えているとされています。

 

なおアップルは、2026年末までに米国向けのiPhoneをすべてインドで組み立てる計画だと、Financial Timesが報じました。これは米中間の貿易摩擦や、トランプ政権による新たな関税措置に対応するものです。しかしブルームバーグによれば、20周年iPhoneがインドで製造される可能性は低いとしています。アップルはこれまでも、大きく新設計された製品を中国で常に製造してきました。

 

20周年のiPhoneがどのような姿で登場するのかは楽しみですが、一方で中国で製造されることにより、どれだけ関税の影響を受けることになるのかが気になるところです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

来年のiPhone 18、大容量・高速メモリ搭載で爆速化するかも

来年発表見込みの「iPhone 18」では、大容量かつ高速な「6チャンネルLPDDR5Xメモリ」が搭載されると、リークアカウントのDigital Chat Stationが伝えています。

↑アップルより。AI関連の機能にも大きな影響が出そうです。

 

報道によれば、iPhone 18では6チャンネルLPDDR5Xメモリを採用することにより、メモリ帯域幅が大幅に拡大。アプリの切り替えがより高速になり、マルチタスク操作がスムーズになるほか、AI(人工知能)関連の機能も大幅にパフォーマンスが向上する可能性があります。これらは、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」自体の性能向上にも寄与するようです。

 

iPhone 18の6チャンネルLPDDR5Xメモリは、TSMCの第3世代3nmプロセスにて製造される「A20 Pro」チップと組み合わせることで、特に「iPhone 18 Pro/Pro Max」で最大の効果を発揮するとされています。

 

また今年登場する「iPhone 17」シリーズでは、全モデルに12GBのRAMが標準搭載されると予測されています。この変更も、iPhone 18における大胆なハードウェアのアップグレードの布石となっているのかもしれません。

 

AI機能の搭載により、さらなるスペックアップが求められているiPhone。それにあわせて、内部スペックもきっちりと向上するようです。

 

Source: Digital Chat Station via MacRumors

スマートホームとは? 3大メリットから活用方法まで専門家が徹底解説【2025年最新版】

スマートホームとは、インターネットを通じて遠隔操作できる家電や住宅設備を備えた住まいのこと。この記事では、その魅力やメリット・デメリット、必要な機器、活用事例などについて、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに解説していただきます。

↑どうしたらスマートホームにできるの?

 

スマートホームとは

スマートホームは、BluetoothやWi-Fiなどの通信機能を使って住宅内の家電やセンサー、設備などが相互に連携し、スマホアプリや音声アシスタントを内蔵するスマートスピーカーなどを用いて家のさまざまな機能を管理・制御・自動化できる機器やサービスの総称です。

 

既存の家電を遠隔操作できるようにするスマートリモコンを使ってエアコンを外出先から操作したり、既存の玄関錠に取り付けるスマートロックによってカギなしで玄関ドアを開閉できるようにしたりと、日々の暮らしをより便利で快適にできるのが魅力です。

 

スマートホーム機器は、「単体でスマホアプリなどから操作できるスマート家電」「既存の家電や設備をスマート化(スマートホームに対応)する機器」の二つに大きく分かれます。

 

スマート家電はWi-Fi通信機能を内蔵することでインターネットに接続し、スマホアプリやスマートスピーカーなどから遠隔操作や自動化が可能。エアコンなどはスマート化が進んでいるカテゴリーの一つですが、導入するためには買い替えや新規購入が必要になります。

 

他方、既存の家電や設備をスマート化する製品にはスマートリモコンやスイッチロボットなどがあります。スマートリモコンの場合、赤外線リモコンによる操作が可能な機器や設備なら、ほぼすべてスマホアプリから操作できるようになるため、買い替えが不要。スイッチロボットを使えば、照明スイッチや給湯機器のスイッチなどを遠隔操作で押せるようになります。

 

今後は多くの機器や家電がスマートホームに対応していくと思われますが、スマートホーム化のためにわざわざ家電や設備を買い替えたくないという人には、こうした既存の物をスマート化する機器を導入するのが最も近道でしょう。

 

スマートホームの普及を加速させる「Matter」

スマートホームはアマゾンやグーグル、アップルなどの企業がそれぞれ独自企画を打ち出したことで互換性が乏しかったこともあって、普及がまだまだ進んでいない状況にあります。しかし、国際的な規格団体であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が2022年にスマートホーム共通規格「Matter(マター)」を策定したことで共通化が進み始めました。CSAには多くのスマートホーム関連企業が参画しており、今後さらなる普及が進むと考えられます。

 

スマートホームの導入に必要な機器

↑スマートディスプレイで照明を明るくしてみよう。

 

スマートホームの導入に必要な機器を具体的に紹介していきましょう。

 

スマートリモコン

既存の家電をスマート化するだけでなく、さまざまな機器をインターネットに接続する「ハブ」の役割も担うのが、スマートリモコンです。家電を赤外線で操作する学習リモコン機能に加えて、温湿度センサーや照度センサーなどによって室内環境をセンシング(感知)できる機能を備える製品もあります。

 

また、スマートホーム機器の中には単体でインターネットに接続できず、Bluetooth通信経由でスマホと連携する製品があります。スマートリモコンはそのような機器を遠隔操作するためのハブとして機能する場合もあります。

↑SwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」(直販価格9980円)。

 

スマートスピーカー/スマートディスプレイ

音声アシスタントを搭載し、声で家電や設備を操作できるようにしてくれるのがスマートスピーカーとスマートディスプレイです。

 

プラットフォームは大きくアマゾン、グーグル、アップルの3社に分かれており、アマゾンは「Amazon Alexa」アプリに対応する「Amazon Echo」シリーズ、グーグルは「Google Home」アプリに対応する「Google Nest」シリーズ、アップルは「ホーム」アプリに対応する「Home Pod」シリーズを展開しています。

↑アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show 8」(直販価格2万2980円)。

 

どのスマート家電もスマホアプリで機器を管理・操作できて、スマホの音声アシスタント機能を利用することで音声操作もできるため、スマートスピーカーやスマートディスプレイは必須ではありません。

 

しかし、ハンズフリーで音声操作したり、音楽やラジオを聴いたり、離れた家族との遠隔コミュニケーションや見守りに利用できたりと、スマートスピーカーやスマートディスプレイにはさまざまなメリットがあります。

 

おすすめのスマートホーム機器

各メーカーのスマートホーム機器は、そのメーカーが用意するスマートホーム管理アプリで管理および操作ができるようになっています。

 

アマゾン、グーグル、アップルのプラットフォームと連携することで、Amazon AlexaアプリやGoogle Homeアプリ、ホームアプリなどで一括管理ができるものの、メーカーごとのアプリのほうがより細かい操作が可能です。そのため、メーカーが異なる製品をバラバラに購入するよりも、どこかのブランドでまとめたほうが管理しやすくなります。

 

そのような観点から、複数のスマートホーム機器を提供している主要なメーカーを三つ紹介しましょう。

 

1: SwitchBot「SwitchBot」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートロック、スマートカーテン、ロボット掃除機など、かなり幅広い製品群を展開するスマートホーム機器の大手ブランドです。

 

2: TP-LINK「Tao」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートドアホン、ロボット掃除機まで幅広く展開するブランドです。

 

3: Aqara「Aqara」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートカーテン、スマートドアホンなどを展開するブランドです。転倒検知する高度な人感センサーなども販売しているのが特徴です。

 

これらのブランドから一つだけを選ぶ必要はありませんが、自分の用途に合わせて主軸となるブランドを決めることがおすすめです。

 

スマートホームのメリット・デメリット

↑長所は素晴らしいけど、短所はないの?

 

スマートホームのメリットとデメリットを押さえておきましょう。

 

スマートホームの主なメリットは、家の「快適性」「利便性」「安全性」を向上させることです。スマートエアコンを導入すると室内環境を快適に保つことが可能。外出先から家電を遠隔操作することで利便性がアップします。スマートロックやセキュリティカメラなどを導入することで防犯対策を強化し、安全性も高めることができます。具体的な事例については後ほど詳しく紹介します。

 

反対に、スマートホーム導入のデメリットとして挙げられるのが初期コスト。スマート家電もしくはスマート化機器を購入しなければならないうえ、アプリの導入や初期設定が必要になります。スマートホーム機器をスマートスピーカーで利用するために機能を連携させる設定なども必要になり、大きなハードルになることがあります。

 

また、BluetoothやWi-Fi通信がうまく行かなかったり、クラウドサービスに接続できなくなったりするとスマートホーム機器を使えなくなるのもリスクの一つです。

↑導入時にはコストや手間がかかるものの、メリットのほうが圧倒的に大きいようです。

 

スマートホームの活用事例

スマートホームの活用方法を快適性、利便性、安全性の三つの観点から紹介しましょう。

 

【快適性】エアコンの遠隔操作やカーテンの自動化

スマートエアコンの導入もしくはスマートリモコンを利用してエアコンをスマート化することで、快適な住環境を保つことができます。例えば、夏の暑い日に外出先から遠隔操作でエアコンの冷房をオンにすることで帰宅前に室温を下げ、涼しい自宅に帰ることができます。ペットがいる家庭の場合、センサーで室温上昇を検知したら自動的に冷房をオンにするといった使い方もできます。

 

給湯器や床暖房のスイッチにSwitchBotを取り付ければ、帰宅前にお風呂のお湯はりをしたり、部屋を暖めておいたりすることも可能です。

↑SwitchBotの「SwitchBot ボット」(直販価格4980円)。

 

カーテンレールにスマートカーテンを取り付けることでカーテンの開閉を自動化すれば、起床時刻に合わせてカーテンを開けることで日の光によって目覚めることもできます。

↑SwitchBotの「SwitchBot カーテン3」(直販価格8980円)。

 

【利便性】家事の自動化と音声操作

スマートホーム機器を導入すると、家事の自動化や、生活におけるちょっとした利便性の向上なども実現します。

 

例えば、ロボット掃除機を導入することで日々の掃除をお任せできて、帰宅前に遠隔操作で掃除機がけを指示するといった使い方があります。遠隔操作が可能なスマート洗濯機なら、ちょうど帰宅時に洗濯・乾燥が終了するように指示することで、効率的に洗濯物をたたんでしまうこともできるようになります。

↑アイロボットジャパンのロボット掃除機「Roomba 205 DustCompactor」(実勢価格4万9800円)。

 

↑遠隔操作が可能なパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129DL」(実勢価格34万8000円)。

 

また、音声アシスタントを搭載するスマートスピーカーやスマートディスプレイ(ディスプレイを搭載したスマートスピーカー)を導入したり、スマホの音声アシスタント機能を利用したりすることで、声をかけるだけで家電を操作することも可能です。

 

例えば、「アレクサ、テレビを消して」「アレクサ、エアコンを消して」などとリクエストすることで、スマホやリモコンを取り出すことなく家電を操作できます。

 

安蔵さんは、給湯器のスイッチに取り付けたスイッチロボットを押す動作を「お湯はり」という命令にして保存することで、「アレクサ、お湯はり」と言うだけでお風呂のお湯はりができるように設定しているそう。「わざわざ離れた場所にある給湯器まで歩いていくことなく、お風呂のお湯はりができるのはかなり便利」と言います。

 

【安全性】防犯強化や熱中症対策

スマートホーム機器は防犯対策や見守りなど安全性向上にもつながります。例えば、屋外や室内にセキュリティカメラを設置することで侵入者や不審者対策ができる一方、スマホと連携できる「スマートドアホン」を導入することで外出先から訪問者を確認したり応対したりできるようになります。

↑Aqaraの「AqaraスマートビデオドアベルG4」(実勢価格1万3000円)。

 

玄関錠に取り付けるスマートロックを導入すれば、カギを持たずに施錠や解錠ができるようになるだけでなく、カギの閉め忘れを防ぐことで侵入者対策にもつながります。指紋認証や暗証番号認証などに対応するスマートロックであれば、子どもにカギを持たせなくて済むため、カギの紛失も未然に防げます。

 

特に一戸建ての場合、侵入者対策のための屋外カメラやスマートドアホン、施錠対策のためのスマートロックの導入がおすすめです。

 

なお、スマートエアコンの導入は家の快適性を向上させるだけではなく、熱中症対策にもつながります。暑い日でも家の中でより安全に過ごすことができるでしょう。

↑SwitchBotのスマートロック「SwitchBot ロックPro」と「SwitchBot指紋認証パッド」のセット(実勢価格2万1080円・税込)。

 

スマートホームに関するよくある質問

↑スマートホームについてもっと教えて。

 

Q: どこから導入すればいい?

A: スマートホームを導入するためには、家電をスマート化できるスマートリモコンの導入から始めましょう。Bluetooth通信機能しか持たないスマートホーム機器を遠隔操作可能にするハブにもなるため、一家に1台は必要です。スマートリモコンは赤外線で家電を操作するため、操作したい家電が設置されている部屋ごとに設置する必要があります。それに加えて、スマートロックやスマート照明など、必要な機器をそろえるといいでしょう。

↑TP-LINKのスマートリモコン「Tapo H110」(実勢価格3400円)。

 

Q: 初期費用やランニングコストはいくら?

A: 初期費用はスマートリモコンをはじめとして、必要な機器の購入費がかかります。スマートホーム機器の遠隔操作はアプリやクラウドサーバー経由で行いますが、基本的にランニングコストはかかりません。ただし、一部の製品については月額費用がかかる場合もありますので、製品を購入する際にはチェックしてみてください。

 

Q: 機器の定期的なアップデートは必要?

A: 各種スマートホーム機器はインターネット経由で遠隔操作ができるため、スマートホームアプリのID・パスワードをしっかりと管理しましょう。また、アプリを定期的にアップデートするだけでなく、アプリに促された場合はスマートホーム機器のファームウェア(本体内ソフトウェア)のアップデートも適宜実施してください。

 

Q: 音声アシスタントが誤作動する場合はある?

A: アマゾンは「アレクサ」、グーグルは「オッケーグーグル」、アップルは「ヘイ、シリ」といったように、「ウェイクワード」と呼ばれるワードで音声アシスタントを呼び出すことができます。

 

このウェイクワードは変更することも可能ですが、どうしても誤作動してしまう場合があります。何も話していないのに「今日の天気は……」などとスマートスピーカーが話し出すなんてこともたまにはあります。

 

ただし、スマートホーム機器を操作するためにはある程度の長さの言葉を話す必要があるため、機器が誤作動してしまうことはほとんどないでしょう。

 

Q: 停電時にスマートホーム機器はどうなる?

A: 停電時には電化製品が作動しないため、スマートホーム機器も使えなくなってしまいます。停電が復旧してネットワーク環境が元に戻ったら、停電前と同じように使えるようになります。

 

【まとめ】最初の一歩を踏み出そう!

これまで見てきたように、スマートリモコンを導入するだけでもスマートホーム生活をスタートできます。最初は数千円もあれば開始できるので、ぜひ快適で利便性が高く、生活の安心・安全性も高められるスマートホーム生活を始めてみてください。

 

【解説者】

安蔵 靖志 Anzo Yasushi

ITジャーナリスト・家電エバンジェリスト。一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。X

 

スマートホームの今とモノがわかる!「スマートホームの始め方」特集

iPhone 17、初の反射防止ディスプレイ搭載計画が中止の可能性

今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」では、高耐傷性を備えた反射防止ディスプレイコーティングの採用が中止されたと、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑Ice universe / Xより。見やすく傷に強いディスプレイは、ユーザーとしてはぜひ搭載してほしいところですが……。

 

アップルはこの反射防止コーティングをiPhone 17 Pro/Pro Maxに搭載する予定でした。もしこれが実現していれば、iPhoneとして初の反射防止ディスプレイ搭載モデルになっていたはずです。しかし、この反射防止コーティングを量産スケールに対応させるのが困難だったため、現在はiPhone 17 Pro/Pro Maxの採用計画から外されたというのです。

 

現在のiPhoneには、指紋耐性のある「撥油性コーティング」が施されていますが、アップルはこれまで反射防止技術に重点を置いてきませんでした。一方で、MacやiPad Proには反射を抑える「ナノテクスチャガラス」が提供されており、これがiPhoneに適応される可能性もあります。

 

なおサムスンの最新スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」では「Gorilla Glass Armor」という、反射を最大75%削減する新パネルを導入し、明るい場所でも高いコントラストや自然な色再現を実現しています。もしiPhone 17 Pro/Pro Maxで同様の技術が導入されなかったとしても、将来はより見やすく傷に強いディスプレイコーティングが採用されてほしいものです。

 

Source: MacRumors

【西田宗千佳連載】iPhone 16eは何を目指したスマホか

Vol.149-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

他のモデルと同様にして製造・開発効率を高める

iPhoneの新型である「iPhone 16e」が発売になった。この時期に出るiPhoneはいわゆる廉価版に当たるもので、2022年に発売された「iPhone SE(第三世代)」以来、3年ぶりの新モデルだ。

 

今回はデザインなどが大きく変更になっているが、理由はおそらく2つある。ただし、どちらも“これからの世代に合わせた設計変更”という言い方でまとめることはできるだろう。

 

1つ目は、「Apple Intelligence」に対応するためだ。Apple Intelligenceは、この4月から日本でも使えるようになったAppleのAI機能。それ自体が魅力であるが、Appleとしては「Apple Intelligenceが搭載されていること」を基本路線とし、iPhone自体の性能の底上げをしておきたい、という考えがあるだろう。

 

2つ目は、iPhone SE の設計が古くなっており、ここから製造効率を上げるには、できるだけ他のiPhoneとの共通性を高めておく必要がある、ということだ。

 

実はApple Intelligence搭載にも同じような意味合いがある。ソフトを進化させていくうえで、“多くのiPhoneが同じ機能を使える”方がソフト開発効率も上がる。

 

ハードウエアも同様で、基本的な設計が同じである方が部材の一括調達がしやすくなり、生産性は上がる。iPhone SEは“そのモデルの発表時に安価なモデルの部材を大量調達して生産に備える”ことでコストダウンをしていると想定されるのだが、Touch IDのついたiPhoneはiPhone SEだけになってしまったので、これまでの設計を継続する方がコスト効率は悪くなっていると考えられる。

 

細かな機能を割愛して価格の上昇を抑える

新たな要素として投入されたのが、Appleオリジナル通信チップ「C1」の採用だ。使っている分にはこれまでと大きな差を感じないだろうが、Appleとしては、クアルコム製通信チップへの依存度を減らして、消費電力やコスト面での最適化を進める「戦略的技術」でもある。

 

一方で、Apple Intelligence向けに「A18」プロセッサーを搭載したことは、コスト面ではまだ不利だ。そのためか、カメラセンサーを減らしただけでなく、ディスプレイの輝度を落としたりMagSafeを搭載しなかったりと、非常に細かい機能カットがなされており、これらは価格を下げるための方策と見られる。

 

その割に安くない……という評判も聞かれるのだが、これは特に米ドルと円の為替相場の問題。3年前に比べずっと円安になってしまったので、日本での販売価格はどうしても高くならざるを得ない。

 

そのうえで、各携帯電話事業者は様々な施策を用意し、毎月の支払い金額を下げて入手できるよう努力している。それだけ、「春の新iPhone」はビジネス上重要である、ということだ。

 

では、同じく他社から出る春向けスマホと比較するとどう見えるのか? 前出の新チップ「C1」の特徴はどこにあるのか? それは次回以降で解説していくことにしよう。

 

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iPhone 17 Airの新たなダミーモデル写真。薄すぎて心配になる…

アップルからの投入が期待される、超薄型モデル「iPhone 17 Air」。新たなダミーモデルの画像を、リークアカウントのソニー・ディクソン氏が提供しています。

↑Sonny Dicksonより。心配になるほど薄いです。

 

iPhone 17 Airは本体の厚さが約5.5mmになると予測されており、カメラ部分はやや分厚くなるようです。それでも歴代のiPhoneでは最も薄いモデルになり、「iPhone 17 Pro」の約8.725mmの厚さと比較すると、その差は歴然です。

 

今回もダミーモデルの画像を見ると、iPhone 17 Airの本体の厚さは、側面ボタンの幅とほぼ同じであることがわかります。iPhone 17 Airではチタンとアルミニウムを組み合わせたシャーシを採用することで、薄さと曲がりにくさを両立させるようです。当初、アップルはiPhone 17 Airに6.6インチより大きなディスプレイを搭載することを検討していましたが、大型化すると曲がりやすくなることから、その案は見送られたようです。

 

また著名アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone 17 AirにはProモデルとおなじ12GBのRAMが搭載されると指摘しています。現行モデルの「iPhone 16」シリーズは全モデルが8GBのRAMを搭載しているので、これは大幅な容量増となります。

 

大幅な薄型化を実現しそうな、iPhone 17 Air。ぜひ手にとって、その薄さを体験したいものです。

 

Source: MacRumors 1, 2

iPadOS 19には「macOSのようなメニューバー」が表示される?

「iPadOS 19」を搭載したiPadをMagic Keyboardに接続すると、「macOS」のようなメニューバーが画面上に表示されるようになると、リークアカウントのMajin Bu氏が報告しています。

↑アップルより。いよいよ両OSの境界が曖昧なものになっていくかもしれません。

 

Bu氏の報告が正しければ、iPadとMacの境界はさらに曖昧になります。これに関しては、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者も以前、「iPadOS 19がmacOSにより近づき、生産性、マルチタスク、アプリのウィンドウ管理に関する改良が行われる」と指摘していました。今回のメニューバーの追加も、その方向性と一致しています。

 

Bu氏はそれだけではなく、iPadOS 19では「ステージマネージャー」の機能が強化されると述べています。これは、ディスプレイ上で複数のアプリを同時に使用できる機能ですが、それがよりスムーズに動作するようになるかもしれません。またそれだけでなく、「iOS 19」でもUSB-Cポートを搭載したiPhoneにて、ステージマネージャーの簡易版が利用可能になるようです。

 

iPadOS 19やiOS 19の最初のベータ版は、2025年6月の開発者向け会議「WWDC」の直後に提供される見込みです。新機能の一部は、のちのベータ版にて有効化される可能性があります。

 

iPadOSはこれまで、macOSの機能や外観に寄せるように進化してきました。個人的にはいつの日か、iPadでmacOSそのものが動作することを期待しています。

 

Source: Majin Bu via MacRumors