アップルの元デザイナーとOpenAI、「AIハードウェア」を共同開発!

以前にアップルで最高デザイン責任者を務めたジョニー・アイブ(Jony Ive)氏が、OpenAIと共同で人工知能(AI)ハードウェアを開発していると、米ニューヨークタイムズ紙が報じています。

↑ジョニー・アイブ氏とコラボ

 

アイブ氏といえば、アップルで「iMac」「MacBook」「iPod」「iPhone」「iPad」などのプロジェクトに関わった伝説のデザイナー。2019年6月の退社後は、マーク・ニューソン(Marc Newson)氏と立ち上げたデザイン会社で活動しています。

 

今回の報道によれば、アイブ氏はOpenAIを率いるサム・アルトマン(Sam Altman)氏と共同で、AIハードウェアのプロジェクトに関わっているとのこと。アップルを設立した故スティーブ・ジョブズ氏の妻であるローレン・パウエル・ジョブズ氏が代表を務めるエマーソン・コレクティブ(Emerson Collective)も、資金を提供しているそうです。

 

このプロジェクトは、年末までに10億ドル(約1430億円※)を確保する可能性があるとのこと。計画はまだ初期段階にあり、従業員も10人しかいないと言います。AIハードウェアの詳細と発売時期は判明していません。

※1ドル=約143円で換算(2024年9月25日現在)

 

現時点では謎に包まれているこのプロジェクト。テック業界の著名人が手がけるプロジェクトだけに、私たちの生活に本当に役立つAI製品が登場することに期待です。

 

Source: The New York Times via MacRumors

一部の「iOS 18」ユーザーにタッチスクリーン問題が発生

先日リリースされた「iOS 18」をiPhoneにインストールした一部のユーザーから、タッチスクリーンに不具合が生じていると海外で報告されています。

↑タッチを拒否?

 

大手掲示板のRedditへの投稿によれば、iOS 18を導入したiPhoneにおいてタッチスクリーンの応答が断続的に低下する問題が発生したとのこと。具体的には、タッチやスワイプが一時的にできなかったそうです。

 

今回の問題は最新の「iPhone 16」シリーズだけでなく、「iPhone 14」シリーズを含むさまざまなデバイスで発生。この問題は仮想キーボードを操作するときに顕著であり、入力ミスを誘発しているそうです。

 

海外メディアの9to5Macは、この問題はソフトウェアに関連している可能性が高いと述べています。根本的な原因は、iOS 18が偶発的なタッチを無視するために設計した、過敏なタッチを拒否するアルゴリズムにあるようです。

 

さらに画面の端に触れると、一時的に全てのタッチが無視されるケースがあることから、iPhone 16の狭いベゼルで問題がさらに悪化し、タッチを拒否するアルゴリズムが動作しやすくなっている可能性があります。

 

もし今回の問題がソフトウェアに起因しているのなら、アップデートで解決する可能性があります。アップルの対応が待たれます。

 

Source: Reddit, 9to5Mac via MacRumors

「iPhone 16」のディスプレイ、まだ落下に弱いことが判明

最新モデルの「iPhone 16」シリーズのディスプレイは落下に対してそれほど強くないと、YouTubeチャンネルのAllstate Protection Plansが報告しています。

↑ボロボロ(画像提供/Allstate Protection Plans/ YouTube)

 

iPhone 16シリーズは、アップルいわく「最新世代のCeramic Shieldの前面」ディスプレイを搭載。「iPhone 15」シリーズの「Ceramic Shieldの前面」ディスプレイから進化を遂げました。

 

今回のテストでは、「iPhone 16 Pro Max」を6フィート(約1.8m)の高さからコンクリートの歩道に落下させています。正面からの落下テストではディスプレイが割れ、チタンフレームにそって目に見える傷ができました。これによりiPhone 16 Pro Maxは使用できなくなりましたが、修理は可能だったとのこと。

 

背面からの落下テストでは、iPhone 16 Pro Maxの背面ガラスは1回のテストで割れ、カメラハウジングが損傷しました。カメラを含め機能に問題はなかったものの、素手で持つのは危険な状態でした。

 

前後がガラス素材でできているiPhone 16シリーズは、落下に対する耐久性を向上するのが難しいのでしょう。高価なだけに、ケースなどに入れて大切に持ち運びたいものです。

 

Source: Allstate Protection Plans / YouTube via MacRumors

iPhone 16 Pro MaxとGalaxy S24 Ultra、バッテリー持続時間が長いのはどっち? 意外な結果が判明

アップルは最新スマートフォンのiPhone 16 Pro Maxにおいて、iPhone史上最長のバッテリー駆動時間を実現したと主張しています。同社はバッテリー容量を公開していませんが、ブラジルの規制機関が公開した情報から、昨年のiPhone 15 Pro Maxより6%増だと判明しています。

↑バッテリー持続時間が最もいいのは…(画像提供/Mrwhosetheboss/YouTube)

 

しかし、実際にバッテリー持ちを検証してみたところ、Galaxy S24 Ultraのほうが勝っていたと報告されています。

 

YouTubeチャンネルのMrwhosethebossは、iPhone 16シリーズ全機種を昨年のiPhone 15などと並べつつ、そこにGalaxy S24 Ultraを交えてバッテリー持続テストを行いました。これは日常的な使い方をシミュレートしたもので、SNSやYouTube、Slackなどのアプリを使っています。

 

iPhone 16とiPhone 16 Proは好調なスタートを切っており、特にiPhone 16は、序盤のヘルスアプリを終えた時点で最もバッテリー残量が多くなっています。

 

そして総合的なバッテリー持続テストでは、iPhone 16 Pro MaxとGalaxy S24 Ultraが拮抗していたものの、後者がすぐにリードを奪い、最後まで譲らず勝利しました。

 

以下、それぞれのスマホを持続時間の順に並べたもので、下に行くほど長くなります。

 

  • iPhone 15: 7時間45分
  • iPhone 16: 8時間19分
  • iPhone 16 Pro: 8時間19分
  • iPhone 16 Plus: 8時間45分
  • iPhone 15 Pro Max: 9時間35分
  • iPhone 16 Pro Max: 11時間22分
  • Galaxy S24 Ultra: 12時間31分

 

昨年はiPhone 15 PlusがiPhone 15シリーズの中で最もバッテリー持ちが優れていたのですが、今年の「Plus」は首位から転落したようです。

 

ともあれ、約1年前に発売されたGalaxy S24 Ultraが最新のフラッグシップiPhoneに勝てたのは驚きです。次期「Galaxy S25 Ultra」はプロセッサー性能も大幅な改善が予想されていますが、さらにバッテリー持ちも良くなると期待したいところです。

 

Source: Mrwhosetheboss (YouTube) 
via: Wccftech

次期「iPhone 17」のチップが判明!? 自社製へのシフトが進みそう

次期「iPhone 17」シリーズのチップや、アップルの自社開発5Gチップ、独自のWi-Fiチップに関する情報が、さまざまな方面から報告されています。

↑自社開発のチップへシフト

 

著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏によれば、iPhone 17シリーズには台湾TSMCの「強化版N3P」と呼ばれる、3nmプロセスが採用されるとのこと。次世代の「2nm」プロセスは、2026年の「iPhone 18 Pro」シリーズから採用される見込みです。

 

一方、アップルは独自の5Gチップ(5Gモデム)を開発していると噂されています。台湾のDigiTimesによれば、その最初のバージョンは高速な「ミリ波(mmWave)」に対応しないとのこと。現行モデルのiPhone 16シリーズでも、米国モデル以外ではミリ波に対応していません。アップルの独自5Gモデムは2025年のデビューが予測されています。

 

また、2025年に発売される「iPad」には、アップル独自のWi-Fiチップが搭載されるかもしれないとDigiTimesは報じています。しかし同時に、このチップのデビューはiPhone 18シリーズまで待つ可能性も指摘しています。

 

アップルは自社開発のチップに移行することで、サプライヤーへの依存を減らそうとしている模様。これが成功すれば、将来のiPhoneやiPadはもっと「攻めた」本体デザインやスペックが実現するかもしれません。

 

Source: MacRumors 1, 2, 3

噂の「iPhone 17 Air」、120Hz駆動のProMotionディスプレイを搭載?

アップルの次期「iPhone 17」と「iPhone 17 Air」に120Hz駆動の「ProMotion」ディスプレイが搭載されると、ディスプレイアナリストのロス・ヤング(Ross Young)氏が報告しています。

↑ProMotionディスプレイ、来年はどうなる?

 

現行モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」に搭載されているProMotionディスプレイは、120Hz駆動による滑らかな描写が可能。リフレッシュレートを1Hzにまで落とすことで、ディスプレイにコンテンツを常時表示することもできます。「iPhone 16/16 Plus」は60Hz駆動の通常のディスプレイを搭載。

 

ヤング氏によれば、次期モデルのiPhone 17/17 AirではProMotionディスプレイの採用により、120Hz駆動やコンテンツの常時表示が可能になるというのです。

 

噂のiPhone 17 Airは本体が大幅に薄型化し、本体背面の中央にメインカメラが搭載されるなど、デザインが大幅に変更されると言われています。話題のProMotionディスプレイの採用により、大幅に進化した新モデルとして登場するかもしれません。

 

Source: MacRumors

「iPhone 16」シリーズ、バッテリー容量がパワーアップしていた!

先日販売が開始されたアップルの「iPhone 16」シリーズ。その全モデルのバッテリー容量が、ブラジルの登録機関の情報により判明しました。

↑バッテリー容量が前シリーズからパワーアップ!(画像提供/REWA Technology/YouTube)

 

Blog do iPhoneが掲載したiPhone 16シリーズのバッテリー容量と、前モデル(iPhone 15)シリーズとの比較は以下の通りです。

 

iPhone 16: 3561mAh、約6.3%増

iPhone 16 Plus: 4674mAh、約6.6%増

iPhone 16 Pro: 3582mAh、約9.4%増

iPhone 16 Pro Max: 4685mAh、約6%増

 

iPhone 16シリーズでは、ビデオの再生時間やビデオストリーミングの時間、オーディオの再生時間が伸びています。その理由の一つは、このようなバッテリー容量の向上がありそうです。

 

さらに、YouTubeチャンネルのREWA Technologyは、iPhone 16 ProとiPhone 16の分解動画を公開し、内部のバッテリーの画像を掲載しました。iPhone 16 Proには金属製のバッテリーが採用されていることが判明。一方、iPhone 16 Pro Maxのバッテリーは金属ではなく黒いホイルで覆われているようです。

 

アップルによれば、iPhone 16の全モデルで内部設計が変更されており、放熱性が向上しているとのこと。このようなバッテリー素材の変更がそんな改善に貢献しているのかもしれません。

 

Source: Blog do iPhone, REWA Technology / YouTube via MacRumors 1, 2

ファイルにロックをかける方法【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ファイルにロックをかける方法」です。

 

 

大切なファイルを誤って捨ててしまったり、編集して上書き保存してしまったりするミスは誰にでも起こりうるものです。今回は、こうした事態を防ぐためにファイルにロックをかける方法をご紹介します。

 

ファイルをロックするには、ロックしたいファイルをクリックで選択したあと、Finderの「ファイル」から「情報を見る」を選択して「情報」ウインドウを開きます。ちなみに「情報」ウインドウは「コマンド+Iキー」を押しても開くことができます。

 

「情報」ウインドウの「一般情報」という欄の「ロック」にチェックを入れましょう。これでファイルのロックは完了です。ロックされたファイルのアイコンの左下には、小さな鍵マークがつきます。

 

こうしてロックされたファイルをゴミ箱に捨てようとすると、このように確認ダイアログが表示されるため、うっかり捨ててしまうミスを回避することが可能です。

 

また、ロックされたファイルを開いて編集しようとすると、ロックされていることを知らせるアラートが表示されます。変更を加えたい場合は「ロックを解除」ボタンをクリックしてロックを解除するか、「複製」をクリックして複製したファイルを編集しましょう。

 

また、同様の操作でフォルダにロックをかけることも可能です。ロックされたフォルダにはほかの項目を入れることができなくなりますし、すでに入っているファイルを編集することもできなくなります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
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Mac Fan TV(YouTube)

「画面との距離」と難聴防止機能を使って目と耳の健康を保とう!【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「画面との距離」と難聴防止機能を使って目と耳の健康を保とう!」です。

 

 

ついついSNSやコンテンツ視聴に熱中するあまりiPhoneに顔を近づけすぎていることってありませんか? 近い距離でスクリーンを見続けると眼精疲労や近視になるリスクが高まるはずです。そこで利用したいのが「画面との距離」の機能。顔をスクリーンから30センチ未満に近づけていると遠ざけるように注意してくれるんです。早速利用してみましょう。

 

設定は簡単。「設定」から[スクリーンタイム]を選んで[画面との距離]をタップ。次の画面で[画面との距離]をオンにするだけです。

 

 

こうしておけばスクリーンの上にあるTrueDepthカメラがiPhoneとあなたの顔の距離を絶えずチェックして、30センチ未満に近付けて使っていると遠ざけるように注意してくれます。注意されたらiPhoneを遠ざけて[続ける]をタップしましょう。

 

ヘッドフォンやイヤフォンを使って長時間大音量で音楽を聴き続けると聴覚に支障が出る恐れがあります。こうした聴覚に関しても警告してくれる機能があります。

 

「設定」で[サウンドと聴覚]を選択。[ヘッドフォンの安全性]を選んで[ヘッドフォン通知]をオンにしましょう。こうしておくと過去7日間で80デシベル (dB) を超える音を合計40時間聴き続けた場合などに通知してくれます。

 

また、コントロールセンターに「聴覚」を追加しておけば、ヘッドフォンやイヤフォンで聴いている音が何デシベルなのかリアルタイムで確認できます。ちょっと音が大きめかな?と感じたらすかさずチェック。「大音量」と注意マークが表示されていたら[OK]の表示になるまで音量を下げましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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「レトロiPhone」が若者に人気? 中古スマホ市場の今をゲオに聞いた

最近、若者の間で古いiPhoneが人気を集めています。特にiPhone 6sやiPhone SEといったモデルが「レトロiPhone」として注目を浴びているのです。中古スマホを販売するゲオモバイルでも、これらの機種の売上が急増しているとのこと。

 

このブームのきっかけは、ガールズグループ「TWICE」のメンバー、チェヨンさんのSNS投稿。古いiPhoneで撮影した写真や動画が話題を呼び、多くの若者がチェヨンさんに倣ってレトロiPhoneを手に入れるようになったのです。

↑レトロiPhoneブームのきっかけになった? TWICEのチェヨンさんの持ち物動画。9年前発売のiPhone 5cが写っています

 

株式会社ゲオのモバイル店舗販売推進部モバイル商品課マネージャー、藤巻亮さんによれば、「7月上旬の15日間だけで、iPhone 6sとiPhone SEが50台以上売れました」とのこと。当初は都内の一部店舗での現象だったものの、SNSでの拡散に伴って徐々に地方にも波及しつつあるようです。

 

とはいえ流行の発信地は渋谷になっているようで、藤巻さんは「やっぱり渋谷で多く売れていますね。国内国外含めて、渋谷が一番盛り上がっています」と語っています。

 

このレトロiPhoneブームで中古スマホの購入層はどう変化したのでしょうか。ゲオモバイルによると、主に買っているのは20代前半の若者たちです。

 

興味深いのは、中国や韓国からの留学生が多いこと。でも、これは帰国後の転売目的ではありません。藤巻さんによれば、「こちらに住んでいる外国人の学生さんが、日本での生活用に買っているようです」とのこと。レトロiPhoneが、留学生たちの日本での日常生活に溶け込んでいるのですね。

 

8月以降はどうなったのでしょうか。藤巻さんいわく、「ちょっと落ち着いたけど、まだまだ人気があります」。一時的なブームではなく、都心部では定着しつつある感じです。

 

地方への広がりについては、「都心でトレンドが定着しないと地方まで流れにくい」としながらも、地方の店舗でも「月に数件程度」のレトロiPhoneを求める声が聞こえるようになってきたとのこと。少しずつですが、確実に浸透し始めているようです。

↑取材に応じてくれたゲオ大塚駅南口店

 

↑7月中旬に取材したゲオ大塚駅南口店では、多くのiPhoneが並んでいました。ですが、iPhone 6sやiPhone SEは品薄だそうです

 

レトロiPhoneで作るショートドラマ

レトロiPhoneを求める人のトレンドも徐々に変化しているようです。藤巻さんは、「最初は写真撮影が目的でしたが、最近はTikTokなどに動画を投稿する需要が増えています」と指摘します。

 

写真を大量に撮影し、それをつなぎ合わせて短い動画を作るスタイルが流行中。「エモい感じの自作ショートドラマ」のような作品を作る人も増えているそうです。

↑Tiktokでも昔のiPhoneをレトロなカメラとして使う動きが広がっています

 

 iPhone 6sやiPhone SEがちょうどいいレトロ感

今はiPhone 6sとSEが人気です。その理由について、藤巻さんはこう説明します。「これらのモデルが、今のお客様が求める”レトロ感”にぴったりなんです。それ以降のモデルだとまだ新しすぎて、レトロ感が出ないようです」。

↑取材時のiPhone 6の販売額は4880円(税別)で、iPhone 6sは4980円(税別)~。レトロカメラと考えると高額ではありません

 

一方で、これらのモデルには“古すぎない”のもポイントです。充電端子のLightningは、iPhone 14までの比較的新しいモデルと同じ。そのため、充電器の互換性が高く、便利に使えます。ゲオが現行商品として扱うなかでも手頃な価格で、かつ充電器の互換性もあって便利ということで、iPhone 6sやiPhone SEは”ちょうどいい古さ”になっているようです。

 

藤巻さんはこう予想します。「カメラの性能がどんどん上がっていくことによって、それと比較するとiPhone 7やiPhone 8は、最新機種と比べるとレトロに移る時代が来るのかもしれません。ただ、現状のお客様がおっしゃるレトロ感というのは、iPhone 6、iPhone 6s、iPhone SEより前のモデルなんです」。

 

中古スマホ市場にとっては期待できる流れ

レトロiPhoneブームは、SNSの影響力と若者のトレンド感度の高さを如実に物語っています。中古スマホ市場も、この新しい流れをうまく取り込むことで、さらなる拡大が期待できそうです。

 

また、このブームをきっかけに中古スマホの魅力を知った若者が、将来的にもリピーターとして定着してくれる可能性もあります。一時的なブームで終わらせずに、長く付き合える関係を作れるかが、これからの中古スマホ市場の大きな課題となりそうです。

 

レトロなのに新しい、古いのに最先端。そんな不思議な魅力を持つレトロiPhone。みなさんも一度(もう一度?)、触れてみたくなりませんか?

↑レトロiPhoneはゲオの通販サイトでも購入可能です

iOS 18で「充電制限」の選択肢が増えた!

新しくリリースされた「iOS 18」では、iPhoneの充電制限のオプションが増えました。

↑充電制限の選択肢が増えた(画像提供/MacRumors)

 

これまでのiOSでは、iPhoneの充電制限オプションとして「80%」が標準設定されていました。このオプションを利用することでiPhoneのバッテリーがフル充電される回数が減り、最終的にはバッテリーの寿命を伸ばすことができるという機能です。

 

iOS 18では、この充電制限オプションを80%だけでなく「85%」「90%」「95%」に設定することが可能になりました。従来より充電の量を増やした状態でキープしておくことができます。

 

iOS 18の充電制限オプションは、設定アプリの「バッテリー」→「充電」から変更できます。1日のうちでiPhoneを頻繁に充電することができないユーザーは、この数値を高めに設定しておくとよさそうです。

 

Source: MacRumors

発売日前に「iPhone 16 Pro」の開封動画が登場!

9月20日から販売が始まるアップルの「iPhone 16 Pro」の開封動画が、発売日を前に公開されています。

↑フライングして開封の儀(画像提供/Majin Bu/X)

 

iPhone 16 Proは、本体のディスプレイサイズが前モデルの「iPhone 15 Pro」から大型化し、最新の「A18 Pro」チップを搭載したのが特徴です。本体側面には新たに「カメラコントロール」ボタンを搭載し、超広角カメラも4800万画素にアップグレードされました。


今回のiPhone 16 Proの開封動画では、iPhone 16 Proのパッケージが環境に配慮した、極めてシンプルなものになっていることがわかります。パッケージの内部にはiPhone 16 Proの本体とUSB-Cケーブルしか入っておらず、小冊子やSIMカードのピン、Appleのシールなど、以前のiPhoneに同梱されていた付属品も見当たりません。

 

アップルは以前、2025年までにプラスチックフリーのパッケージを目指すと発表していました。今年初めに発表された「iPad Pro」や「iPad Air」でも、同社のシールは廃止されていました。

 

いよいよ明日にも購入者の手元に届く、iPhone 16シリーズ。パッケージはシンプルですが、スマートフォン本体の進化を楽しみにしたいものです。

 

Source: Majin Bu/X via MacRumors

M4 iPad Pro向け「iPadOS 18」のアップデートが一時中止に。一部ユーザーに不具合

アップルが、「M4」チップを搭載した「iPad Pro」向けの「iPadOS 18」の配信を一時停止していると、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑iPadOS 18に何が起きているのか?(画像提供/アップル)

 

2024年5月に発表されたM4 iPad Proは、Macに先駆けて「M4」チップを搭載。本体は大幅に薄型軽量化され、新しい「Magic Keyboard」や「Apple Pencil Pro」も登場しました。

 

iPadOS 18は9月16日(日本時間では17日)にリリースされましたが、海外掲示板のRedditには「インストールのプロセスが中断された」「iPad Proの電源が入らなくなった」などの報告が寄せられました。問題が発生したユーザーは自分では解決できず、ストアでiPad Proを交換してもらう必要があったそう。

 

このような事態を受けて、アップルはMacRumorsに「少数のデバイスに影響を与えている問題を解決するため、M4 iPad Pro向けのiPadOS 18のアップデートを一時的に削除しました」と声明を出しているのです。

 

著者が所有しているM4 iPad Proには既にiPadOS 18をインストールしておりますが、幸いなことに不具合には遭遇していません。とはいえ、安心して利用できる修正版のiPadOS 18の登場を待ちたいものです。

 

Source: MacRumors, Reddit

「iPhone 16 Pro」シリーズの需要が低い!? 主な原因は…

9月13日から予約が開始された「iPhone 16」シリーズですが、意外なことに上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」の予約数が、予想よりも低いと著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏が報告しています。

↑消費者はiPhone 16に慎重かも

 

同氏によれば、アップルが予約注文を開始した週末に、「iPhone 16」の全4モデルの販売台数は約3700万台に達したとのこと。しかしこの数字は、昨年発売された「iPhone 15」シリーズと比較すると約13%減少しています。

 

その原因は、iPhone 16 Pro/Pro Maxの需要低下とされています。iPhone 16 Pro/Pro Maxは昨年の「iPhone 15 Pro/Pro Max」と比較して、販売台数がそれぞれ27%、16%減少すると推測されているのです。

 

クオ氏は、iPhone 16 Pro/Pro Maxの需要が低い主な理由として、発売時には人工知能機能「Apple Intelligence」が利用できないことを挙げています。さらに、iPhoneが中国で激しい競争に直面していることも理由の一つだと述べています。

 

10月にリリースされる「iOS 18.1」とApple IntelligenceがiPhone 16の売り上げにどのような影響を与えるのか、注目です。

 

Source: Medium via MacRumors

「AirPods 4」、ケースに隠しボタンがある?

アップルが新発表したワイヤレスイヤホンの「AirPods 4」。この充電ケースにペアリング用の隠された静電容量式ボタンが存在すると、Gear Patrolが報告しています。

↑秘密のボタンがある?(画像提供/アップル)

 

これまでの「AirPods 3」や「AirPods Pro」シリーズの充電ケースでは、ペアリング用の物理ボタンが背面に搭載されています。このボタンは長押しすることで、AirPodsをリセットすることもできます。

 

AirPods 4の場合、ペアリングとリセット用の隠しボタンは充電ケースの前面にあります。例えば、ペアリングを開始するには、AirPods 4の充電ケースを開き、前面をダブルタップします。また、トリプルタップか長押しのいずれかのジェスチャーでリセットもできるようです。

 

AirPods 4の充電ケースでは、ステータスライトも目立たなくなりました。従来の明るく光るLEDのドットがなくなり、充電ケースを開けたり充電しているときには、白いプラスチックの下にあるライトが点灯します。

 

アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能の有無で2モデルが投入されるなど、かなり気合いの入ったAirPods 4。その進化はイヤホン本体だけでなく、充電ケースにも及んでいるようです。

 

Source: Gear Patrol via MacRumors

「iPhone 16」を見送って「17」を待つべき10の理由

今週にも発売が開始されるアップルの「iPhone 16」シリーズ。大画面に新型プロセッサなど、さまざまな機能が目白押しですが、もしかしたら来年の「iPhone 17(仮称)」を待ったほうがいいかもしれません。なぜか? 海外メディアのMacRumorsが掲載した「来年のiPhone 17を待つべき10の理由」をご紹介しましょう。

↑iPhone 17まで待つべき?

 

1: ディスプレイ下のFace ID

「iPhone 17 Pro/Pro Max」では、初めてディスプレイの下に顔認証機能「Face ID」が搭載される可能性があります。なお、フロントカメラの丸い切り抜きは画面上部に残るようです。さらに2027年の「iPhone 19 Pro/Pro Max(仮称) 」では、フロントカメラもディスプレイの下に移動し、「完全オールスクリーン」なデザインが実現するかもしれません。

 

2: 新しいディスプレイサイズ

今年のiPhone 16 Pro/Pro Maxでは、6.27/6.86インチディスプレイが採用されました。来年のiPhone 17でも、6.27インチディスプレイが採用されるかもしれませんが、「iPhone 17 Plus」では全く新しい画面サイズが登場する可能性があります。

 

3: 120HzのProMotion

iPhone 17/17 Plusでは、最大120Hzでの駆動が可能なProMotionディスプレイが採用されるそう。また、リフレッシュレートを1Hzまで下げることで、コンテンツの常時表示や消費電力の削減が可能です。

 

4: 自社開発のWi-Fi 7チップ

iPhone 17 Pro/Pro Maxには、アップルが設計したWi-Fi 7チップが搭載されます。

 

5: 4800万画素の望遠カメラ

iPhone 17 Pro Maxでは望遠カメラが4800万画素にアップグレードされることにより、三つの背面カメラがすべて4800万画素になりそうです。

 

6: 2400万画素の前面カメラ

iPhone 17シリーズには6枚レンズによる、2400万画素の前面カメラが搭載されるようです。

 

7: 傷に強い反射防止ディスプレイ

iPhone 17では、「iPhone 15」で採用された「Ceramic Shield」より傷に強い、反射防止ディスプレイが採用されるようです。iPhone 17の外側のガラスにも、傷に強い超硬質反射防止層が採用される可能性があります。

 

8: メモリの増量

iPhone 17 Pro/Pro Maxの両方、あるいは少なくともiPhone 17 Pro Maxでは、メモリ容量が12GBへとアップグレードされるようです。

 

9: 小さなDynamic Island

iPhone 17 Pro/Pro MaxではFace IDに小型の「メタレンズ」を採用することで、Dynamic Islandが大幅に狭くなると噂されています。

 

10: iPhone 17 Air

本体が大幅に薄い「iPhone 17 Air」が登場するかもしれません。iPhone 17  Airは6.5インチディスプレイを搭載し、背面カメラは本体中央に配置されるようです。本体はアルミ製で「A19」チップやアップル独自の5Gモデム、改良された前面カメラ、より狭いDynamic Islandが搭載されると噂されています。

 

Source: MacRumors

“薄くて軽い”最強iPad ProとiPadOS17でできることとおすすめアプリを徹底解説

2024年5月、Appleから新たなiPad Proが発売されました。「史上最高に薄いモデル」というインパクトのあるキャッチコピーで、多くの人が注目。ハイスペックであると同時に、高価格でもあるので、せっかく手にするなら機能を最大限に活用したいところです。

 

新しいiPad Proの特徴や活用法、さらにフル活用する上で欠かせないアプリを、執筆からイラスト制作、動画編集など、多岐にわたるクリエイティブな仕事をiPadでこなす「iPad Worker」の五藤晴菜さんに教えていただきました。

 

ハード面もソフト面も強力アップデート!
新しいiPad Proのポイント

Apple公式のニュースリリースでは「史上最大のアップデート」と謳われた新しいiPad Pro。11インチと13インチの2サイズが展開されており、従来のiPad Proと比べて最も薄く軽いデバイスであること、M4チップにより処理効率が向上したことが今回のアップデートの目玉となっています。加えて、iPad Proに搭載されているiPadOS 17や、豊富なアプリが使用可能であるなど、機能面の向上も強みとして打ち出されています。

 

このように、さまざまな方向から性能・機能強化が行われたiPad Proですが、実際に使用しているユーザーの感想も気になります。そこで五藤さんからは、主に4つのポイントにフォーカスを当てて、iPad Proの特長を教えていただきました。

 

・薄くて軽いデバイス

「今回のアップデートでとにかく印象的だったのが、持った瞬間から分かるくらい薄くて軽かったところです。とくに13インチモデル(Wi-Fiモデル)は重量579g、厚さが5.1mmと、一世代前のモデルに比べて約100gの軽量化、1.3mmの薄型化が実現しています。
13インチモデルだとA4サイズのノートくらいの大きさになるので、外に持ち運ぶときには大きなバッグが必要ですが、家の中で使用する分には気にならないサイズ感です」(iPad Worker・五藤 晴菜さん、以下同)

 

・パワフルなデータ処理を支えるM4チップ

デバイスの軽量化・薄型化に寄与しているのが、今回のiPad Proで新たに搭載されたM4チップの存在です。3ナノメートルテクノロジーという技術で設計された超小型チップにより、デバイスの 軽量化・薄型化を叶えながら、高負荷のデータ処理にもパワフルに対応できるようになったそう。

 

「動画や書籍などのコンテンツももちろん快適に楽しめますが、M4チップの真価が発揮されるのは容量の大きいデータを取り扱うときです。とくに『iPad Proでイラストを描く』『動画を編集する』『たくさんの画像を用いて資料を制作する』といったクリエイティブな作業を行う場合の処理速度は、従来よりも向上している印象です」

 

・高解像度ディスプレイによる色鮮やかなグラフィック

「実際に操作してもう一つ印象的だったのが、画面がとても明るくきれいに見えるようになったところです。今回のiPad Proでは、バックライトがなくても自己発光するOLED(有機EL)パネルを2つ重ね合わせたディスプレイが採用されています。これにより、グラフィックが明るく映るだけでなく、一つひとつの色合いのコントラストがくっきりと映し出されます。映画で画面全体が暗くなるようなシーンでもくっきりとグラフィックが描写されて迫力ある映像が楽しめますよ」

 

写真提供=Apple

 

・iPadOS 17で機能面も向上

今回のiPad Proに搭載されているOSは、2023年9月にリリースされたiPadOS 17です。 ホーム画面やロック画面など、ユーザー個人が便利にカスタマイズできることが多くなり、快適な操作ができるそう。

 

なかでも五藤さんが便利だと感じた機能は「インタラクティブウィジェット」。五藤さんは普段それらの機能をどのように活用されているのでしょうか?

 

「インタラクティブウィジェットとは、ホーム画面やロック画面のままアプリを操作できる機能です

 

ロック画面の左端にあるのがインタラクティブウィジェット。この画面のままアプリの機能が操作できる。写真提供=Apple

 

「私はタイマーアプリをインタラクティブウィジェットで設定しています。アプリを開かなくても、ロック画面の状態のままタイマーのオンオフができるため、とても便利に使っています。インタラクティブウィジェットに対応したアプリをインストールすれば、画面上に配置するウィジェットを自分好みにカスタマイズできます」

 

なお、iPad OSは今のところ、偶数の代で大幅なアップデートが加わる傾向にあるそう。2024年秋頃にリリースされる予定のiPadOS 18では、主にオプションアイテムであるApple Pencilを用いた機能のアップデートが行われることが予告されており、ますます目が離せません。

 

iPad Proをフル活用するための注意点

ハイスペックかつ利便性に富んだデバイスである一方で、やはり高価格であることは無視できません。サイズやストレージ容量、オプションアイテムの有無などにもよりますが、Appleの公式オンラインショップでの購入価格は16万8800円~46万4600円(税込)と、お手頃とは言えない価格帯です。

 

せっかく購入したのに使いこなせなかったということにならないよう、iPadの特性を理解しておくことが大切です。

 

「iPad Proは手書きや手描きのアプリが豊富にあり、そうした操作に特化した性能を持っています。そのため、仕事でもプライベートでも日常的にノート類に文章を書いたり、絵を描いたりする活動をしていて、作業をデジタルに置き換えたいと考えている方だと、iPad Proの機能やアプリをフルに活用できると思います。
一方で、パソコンと同じように使いたいと考えているなら注意が必要です。パソコンソフトと互換性があるアプリでも同じ機能が使用できるとは限りません。iPad Proを購入する前に、自分はiPad Proをどういう用途で使いたいのか、使用したい機能やアプリはあるかなどを、事前に確認しておくことをおすすめします」

 

加えて、上記のような機能やアプリを使いこなすうえで、ぜひセットで購入してほしいアイテムがあるとか。

 

「手書きの作業をiPad Proで行うために、Apple Pencil Proはマストで購入したいアイテムです」

 

写真提供=Apple

 

「Apple Pencil ProはこれまでのAppleペンシルにはない機能も搭載されています。たとえば、ペンを強く握るとメニューやツールが開く『スクイーズ』、ペンで何かしらのアクションを起こすと軽く振動して反応する『触感フィードバック』などの機能で、直感的なペン操作をサポートしてくれます。
ちなみに、ディスプレイはつるつるとしているので、ペン先が滑って書き心地が良くないかもしれません。amazonなどのネットストアで購入できるペーパーライクフィルムなどで着脱可能なフィルムを貼る、Apple Pencil Proのペン先を自分が使いやすいと思うものに交換するといったことをすると、書き心地が改善すると思います」

 

五藤さんがおすすめするのは透明なペン先。画面との接地面が分かりやすくなるため、Apple Pencilを初めて使う方でも使いやすそう。エレコム株式会社「Apple Pencil 交換ペン先」 オープン(実勢1780円前後・税込)

 

Apple Pencil Proはオプションアイテムですが、使用することで、iPad Proの機能を十二分に活用できそうです。

 

iPad Proの機能を最大限に活用!
インストールしたいおすすめアプリ

OSに標準搭載されているアプリは豊富ですが、それ以外にApp Storeでダウンロード可能なアプリの量はなんと100万以上にも上ります。

 

「かなり昔のiPadだと、iPadでしか使用できないアプリしかなかったので、アプリ数も少なく利便性が悪い印象があったかもしれません。しかし、2019年にiPad OSが誕生 してからというもの、iPadだけでなく、iPhoneやMacと互換性のあるアプリが開発されるようになり、iPadで使用できるアプリが急増しました。今や毎日チェックしても追いつかないほど、新しいアプリが続々とリリースされている状況です」

 

種類豊富なアプリが揃う中、五藤さんがおすすめするアプリを教えていただきました。

 

1.便利な機能が満載!OS標準搭載アプリ

・リマインダー

「タスクの処理などを忘れないようにするためのアプリです。私の場合、このアプリの“買い物リスト”という機能を日常的に使用しています。iPhoneとデータを同期できるだけでなく、家族ともデータを共有できます。iPadでリストを作り、外出先ではiPhoneで家族とリストをチェックしながら、過不足なく買い物ができるように活用しています。
なお、買い物リストにはAIにより自動で項目立てをし、自動分類するという機能も付いています。例えば買い物リストをリマインダーで作成する場合、パン・野菜・お肉といったカテゴリを自動で生成したうえで、にんじんとじゃがいもは野菜に自動で振り分けるといったこともしてくれます」

 

 

・フリーボード

「無限大に広がるホワイトボードのようなアプリです。自分の考えを無限に書き足していくことができます。ワードやエクセル、PDF、画像データの添付も可能ですし、ふせんなどの機能でメモを別枠に貼付することもできます。
私は、セミナーなどで話すことを整理したり、スライドレイアウトのアイデアを作るときに活用しています。イラストを描くこともできるので、何かのデザインをするときのアイデアを書き留めて、制作上の相談などをするときにも使っています」

 

Apple Pencil Proを用いて手書きをする場合、えんぴつ・水彩・マーカーなど、ブラシのタイプや色もある程度の選択ができる。

 

2.最初にダウンロードしたい日々の暮らしに役立つアプリ

Bloom Built Inc「Day One Journal: プライベートな日記」※iPhone・iPad・Apple Watchに対応

無料※アプリ内課金あり

「こちらは日記アプリです。このアプリ自体は10年くらい前から存在していて、iPad OSの進化とともに機能もアップグレードしています。過去のデータの振り返りが得意なアプリなので、私は子どもの成長日記として活用しています。1年前のこの日は……といった思い出を簡単に振り返ることができますよ。アプリは無料でも使えますが、手書きでメモを付け加えたり、画像を複数枚挿入したりする機能は有料版で使用可能になります」

 

 

 

Time Base Technology Limited「Goodnotes 6」※Mac・iPhone・iPadに対応
無料 ※アプリ内課金あり

「こちらはノートアプリです。日記という用途だけにとどまらず、手書きで何かをメモしたいときに便利なアプリです。このアプリの最大の特長は、手書きの文字を認識し、テキストデータとして検索できるところ。過去の手書きメモも検索できますよ。OSに標準搭載されているメモアプリでも同じことができるのですが、文字認識の精度はこちらのアプリのほうが格段に優れている印象です」

 

五藤さんが実際に活用しているGoodnotes 6の画面。現在はベータ版での提供となるが、画像のような形でAIに質問をすると、AIが手書きメモのテキスト検索を行い、回答をするチャット機能もある。五藤さんは家計簿として、過去にメモした支出内容を確認するといった活用をしているそう。写真提供=五藤晴菜さん

 

 

OpenAI「ChatGPT」※iPhone・iPadに対応
無料 ※アプリ内課金あり

「今やビジネスパーソンで知らない人はいない生成AIの代表格・ChatGPTも、iPad Proにはぜひインストールしたいアプリです。単純な調べものだけでなく、文章を執筆したときの校正や、表現方法の候補を提示してもらう、会議の文字おこし、文章の要約、タスクの整理を行うなど、あらゆるシーンで私たちをサポートしてくれます」

 

「小学生でもわかるように」とユーザーの対象年齢を指定すると、対象年齢別に分かりやすい単語選択を行って出力する。写真提供=五藤晴菜さん

 

3.クリエイティブに挑戦したい人におすすめのiPad専用の画像・動画制作アプリ

Savage Interactive Pty Ltd「Procreate」※iPad専用
2000円(税込)

「こちらはiPad専用の有料のお絵描きアプリです。プロのイラストレーターも活用しているアプリで、水彩やクレヨンなどのあらゆるブラシが使えるところが特長です。ゼロからイラストを描いてもよいですし、線画を取り込んで塗り絵を楽しむのも良いと思います。Apple Pencil Proがあれば、お子さんでも操作ができるくらい簡単に使えるので、これからイラスト制作を楽しんでみたい方にもおすすめです」

 

写真提供=Savage Interactive Pty Ltd

 

Luma Touch LLC「LumaFusion」※iPad・iPhoneに対応
4500円(税込) ※アプリ内課金あり

「こちらは動画編集アプリです。有料アプリではありますが、パソコンの動画編集ソフトよりも安いだけでなく、それと同じような機能を持った高性能なアプリです。活用するには基礎知識が必要にはなるものの、チュートリアルやガイドに沿って操作できるため、初めて操作する方にとってもハードルは高くないのではと感じます」

 

写真提供=Luma Touch LLC

 

 

上記以外にも、便利に活用できるアプリはこれからも続々と発表されていくことでしょう。OSのアップデートなどでますます利便性が高まっていくiPad Pro。普段は手書き派でも、これを機に作業をデジタル化したいと思っているなら、手放せないアイテムになるはずです。

 

 

Profile

iPad Worker / 五藤 晴菜

執筆、デザイン、イラスト、動画編集など、多岐にわたる仕事をiPadでこなすクリエイター。仕事だけでなく、子育てや生活、学習など、あらゆる場面で役立つiPadの活用アイデアを発信。iPadの魅力をより多くの人に伝えるため、ニュースレターやYouTubeチャンネルの運営、各地でiPadセミナーを開催など、幅広い活動を展開。著書に『はたらくiPad』(インプレス)、『iPadの引き出し』(SBクリエイティブ)など。
HP

プラスチック製「Apple Watch SE」、開発は進行中!

アップルが次期「Apple Watch SE」向けにプラスチック素材の開発を進めていると、米ブルームバーグが報じています。

↑廉価なプラスチック製は実現するか?

 

廉価モデルに位置付けられるApple Watch  SEでは、第1世代と第2世代の両モデルでアルミニウム素材が採用されました。一方、「Apple Watch Ultra」シリーズや「Apple Watch 10」シリーズでは、新たにチタンが本体ケースの素材として採用されています。

 

プラスチック製の次期Apple Watch SEが開発中という噂は、以前にもブルームバーグが報じていました。今回の報道によれば、プラスチック製の次期Apple Watch SEは「コストと品質の課題」に直面しているものの、プロジェクトはまだ進行しているとのこと。

 

2013年に発売された廉価モデルの「iPhone 5c」では、本体ケースにカラフルなプラスチックが採用されたことがありました。しかし、このiPhone 5cは本体が傷つきやすく、意外と重量が重く、他社スマホと比べると廉価でもなかったため、好評を得ることはできませんでした。

 

現行モデルのApple Watch SEはチップに「S8 SiP」を搭載していますが、次期Apple Watch SEでは「S9 SiP」や「S10 SiP」といった新チップの搭載が予想されています。本体ケースにプラスチックを採用することで、どれだけの値下げが可能になるのか注目したいところです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

「iPhone 16 Pro」シリーズ、5G通信速度が最大26%アップ!

アップルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」では、5G通信の速度が最大26%も上がっていると、インターネット速度を計測しているSpeedSmartが報告しています。

↑あっという間にダウンロード(画像はiPhone 15 Pro)

 

SpeedSmartによれば、米国の3大通信事業者(ベライゾン、AT&T、Tモバイル)においてiPhone 16 Pro/Pro Maxの5Gダウンロード速度が、平均23.7%向上したとのこと。ベライゾンのユーザーの場合、ダウンロード速度が26.4%向上したそうです。さらに、iPhone 16 Pro/Pro Maxでは5Gでのアップロード速度も大幅に向上し、三つのキャリア全体で平均22.1%向上したと報告しています。

 

海外メディアのMacRumorsによれば、iPhone 16 Pro/Pro Maxにはクアルコムの新型モデムチップ「Snapdragon X75」が搭載されており、5Gの通信速度が向上したとのこと。標準モデルの「iPhone 16/16 Plus」には、以前と同じ「Snapdragon X70」が搭載されているそうです。

 

iPhone 16シリーズでは5Gの通信速度の向上だけでなく、新たな通信規格「Wi-Fi 7」もサポートされています。これにより、iPhone 16は屋外でも屋内でも、快適な通信が利用できそうです。

 

Source: SpeedSmart via MacRumors

「iPhone 16」シリーズの有線充電、最大45Wにアップしていた!

先日、アップルから発表された「iPhone 16」シリーズの全モデルが、最大45Wの有線による急速充電に対応していると、リークアカウントのShrimpAppleProが報告しています。

↑もっと速くチャージ(画像提供/アップル)

 

iPhone 16の充電能力に関しては、より高速な「MagSafe」によるワイヤレス充電が可能になったと公式にうたわれています。具体的には30Wの充電器に接続することで、最大25Wのワイヤレス充電ができるとのこと。これは「iPhone 15」シリーズの最大15Wのワイヤレス充電から大きなアップグレードです。

 

中国の認証機関であるChina Quality  Certification Centerが公開した情報によれば、iPhone 16はUSB-Cポート経由で5V〜15Vかつ3アンペアの充電が可能とのこと。これにより、最大45Wでの有線充電が可能という計算が成り立つわけです。

 

以前の噂によれば、上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」では最大40Wの有線充電が可能だとされていました。実際には最大40Wではなく45Wで、さらに標準モデルのiPhone 16/16 Plusでも充電速度が向上したのは、うれしいサプライズと言えるでしょう。

 

iPhone 16シリーズは9月20日から販売が開始されます。その高速充電を有効活用するためにも、十部な能力の充電アダプタを用意しておきたいものです。

 

Source: ShrimpApplePro / X via MacRumors

守るのは要所だけなのね!「ほぼ裸」で1万円超のiPhone16用ケース「Arc」予約販売開始

ロア・インターナショナルは、ほぼ裸のバンパーケース「Arc(アーク)」からiPhone16シリーズ向けケースの予約販売を開始。

 

Arc Pulseは、「限りなく裸で持ちたい」という願いと保護性能を兼ね備えたケースです。

 

・新色ローズブロンド・グラファイト登場

iPhone16の新色とマッチするカラーを新たにラインアップしました。シックかつ洗練されたカラーリングです。

 

・オランダ発のバンパー型ケース

ヨーロッパで意匠権を取得した、オランダ発のバンパー型ケースです。バンパーなのに縁を覆わない、新概念のiPhoneケースです。

 

・エッセンシャルデザイン

覆う部分を最低限に設計した、iPhone本来の美しさを活かす画期的なミニマルデザインです。

 

・iPhoneのデザイン性を損なわずに保護

保護したい表面・裏面・カメラ部分のみを保護するセパレート式のミニマルプロテクターが、iPhoneの世界観を損なわずに衝撃から守ることができます。

 

・二層のレイヤーで衝撃を吸収し分散

内側は、弾性の高いSEBS素材、外側は頑丈なアルミ素材の二層構造。iPhoneと触れる内側を優しく保護し、スリムさを維持しながら耐衝撃性を向上させています。

 

・スライドオン装着

圧縮力のみでフィットする独自のスライドオン方式。ネジや接着剤を使わず、取り付け方は簡単です。

 

・艶やかな鏡面加工 美しい仕上げのPVDコーティング

耐久性の高いアルミニウム素材を採用。表面を鏡のように仕上げる鏡面研磨加工で、iPhoneをより美しく際立たせます。高耐久・高強度のPVDコーティングで、発色が良く気品溢れるカラーを実現しました。

 

・環境に配慮した紙パッケージ

ミニマルかつ高級感のある紙ベースのデザインを採用。プラスチックを使用せず、完全にリサイクル可能です。ケースを使わない場面ではケースとして活用できます。

 

ロア・インターナショナル「Arc Pulse」

iPhone16 Pro/Pro Max向け

・マットブラック:1万2920円(税込み)
・ミラーシルバー:1万5990円(税込み)
・グラファイト:1万7990円(税込み)
・ローズブロンズ:1万8990円(税込み)
・ミラーゴールド:2万2990円(税込み)

iPhone16/Plus向け

・マットブラック:1万1890円(税込み)
・マットシルバー:1万3990円(税込み)

「iOS 18」、ビデオ録画を一時停止できるように!

「iOS 18」にビデオ録画を一時停止するオプションが追加されていると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑一時停止ボタンが出現(画像提供/MacRumors)

 

これまでのiOSではビデオ録画を中断し、新たに録画を開始すると、ファイルが分割されます。つまり、一つのビデオファイルの中で録画を停止したり、再開したりすることはできません。

 

しかし、iOS 18のベータ版では録画ボタンの上(あるいは左側)に「一時停止ボタン」が導入されました(上の画像を参照)。このボタンを押すとビデオ録画が一時停止し、もう一度押すとビデオ録画が再開されます。中央の録画ボタンを押せば、録画を終了することができます。

 

このビデオ録画の一時停止機能は、「iPhone 16」シリーズで導入された「カメラコントロール」ボタンで利用できるようになるとMacRumorsは述べています。

 

近年はショート動画の普及により、短いクリップをつないで作品を作ることが増えています。iOS 18のビデオ録画の一時停止ボタンを使えば、わざわざ編集アプリやツールを使わなくても、簡単にテンポのよいショート動画を撮影することができそうです。

 

Source: MacRumors

「iPhone 16 Pro」シリーズ、新たな画像形式「JPEG XL」に対応!

「iPhone 16 Pro/Pro Max」が新たな画像フォーマット「JPEG XL」に対応していることが、「iOS 18」のコードから判明しました。

↑iPhone 16 Pro/Pro MaxはJPEG XLに対応(画像提供/アップル)

 

JPEG XLは「より小さなファイル、高品質、高速ダウンロード」をうたっています。通常のJPEGよりも最大55%ファイルサイズが小さく、画像をロスレス圧縮(可逆圧縮)することも可能。また、画像を他の形式より速く表示することができます。

 

iPhone 16 Pro/Pro MaxのJPEG XLのサポートはアップルのイベントで言及されなかったものの、製品の発表前から噂されていました。

 

iPhoneでは数年前から「HEIC」という画像形式が導入されています。HEICは非可逆形式で、JPEGより優れた品質の画像表示が可能ですが、プロからは画像の劣化がないJPEG XLが好まれそうです。また、HEICはあまり広くは利用されていません。

 

もちろんiPhone 16 ProではJPEG XLだけでなく、JPEGやHEICも引き続き利用可能。今後、どの画像形式が次世代の標準フォーマットとして普及していくのかに注目です。

 

Source: JPEG XL and MacRumors

iPhone16登場のアップル新製品イベントを振り返る!今回一番の本命は?

アップルは米国本社で開催したスペシャルイベントにおいて、「iPhone 16」シリーズや発表から10周年を迎えたApple Watchの「Series 10」など数多くの新製品を発表しました。今年も現地でイベントを取材した筆者が、ハンズオンで体験した製品の手応えをホンネでレポートしたいと思います。

 

イベント会場はApple ParkのSteve Jobs Theater。冒頭に現れたCEOのティム・クック氏によると、今年は世界30カ国からジャーナリストやインフルエンサーがイベントに集まったそうです。正式に何名が集ったのか明らかにされていないため、あくまで筆者の感覚ですが、昨年アップルが開催した秋の新製品発表会よりも集まった人の数はぐんと増えた印象を受けました。イベント後に開放されるハンズオン会場も、ものすごい熱気に包まれていました。

↑スペシャルイベントのステージに登壇したティム・クックCEO。近年はCEOによる挨拶の後、全世界に配信されるイベントの動画を集まった皆で観るという流れになっています

 

↑発表会直後のハンズオン会場は“超”が付くほど盛り上がっていました

 

アップルは今回のスペシャルイベントで以下の新製品を発表しています。

【スマートフォン】
・iPhone 16 Pro
・iPhone 16 Pro Max
・iPhone 16
・iPhone 16 Plus

【スマートウォッチ】
・Apple Watch Series 10
・Apple Watch Ultra 2

【オーディオ】
・AirPods 4
・アクティブノイズキャンセリング搭載 AirPods 4
・AirPods Max(USB-C)

 

一方で意外だったことは、例年この時期に発表されてきた、いわゆる「無印iPad」の知らせがなかったことです。

↑Apple Intelligenceの正式ローンチが、日本国内では2025年のどこかになることが発表されました

 

これに関連する話題ですが、アップルは独自のAIモデルによる生成AIサービスプラットフォームである「Apple Intelligence」を6月開催の世界開発者会議「WWDC 24」で発表済みです。ベータ版として米国英語版が年内に公開される見込みのApple Intelligenceには、iPadとApple Pencilによるクリエーションの生産性を高める数々の機能が含まれているとされます。しかし現在、Apple Intelligenceに対応するデバイスの中に無印iPadとiPad miniは含まれていません。なぜなら、両機種とも搭載するチップがAppleシリコンではないからです。

 

iPadとiPad miniは最も広く普及するふたつのiPadですから、Apple Intelligenceの提供が始まった段階で「使える機種がない」ということはないように思います。プロセッサーをAppleシリコンに積み替えた新しいiPadのラインナップを、アップルは最低でも年内発売に向けて用意しているはずです。

 

さて、話題をスペシャルイベントに戻しましょう。今年のスペシャルイベントの発表から、筆者が特に気になった5つの製品と機能に関連するトピックスを順に挙げたいと思います。

 

■今年の本命は「iPhone 16」

iPhoneの最もスタンダードなナンバリングモデルです。6.1インチのiPhone 16と、6.7インチの画面の大きなiPhone 16 Plusが揃いました。Apple Intelligenceのために設計を1から起こしたという高性能な「A18」チップを搭載。この秋に買い換えておけば、今後アップルが発表する様々なAIのサービスなどが快適に楽しめると思います。

↑鮮やかな“ウルトラマリン”の「iPhone 16」

 

カメラは望遠を含むトリプルレンズを搭載したiPhone 16 Proシリーズの方が多機能ですが、iPhone 16シリーズに「超広角カメラによるマクロ撮影(接写)」の機能が搭載されたことは要注目です。光学ズーム相当の2倍ズーム撮影も、メインの広角カメラが高品位な写真とビデオの撮影に対応する48MP Fusionカメラになっており、ベースの画質アップが期待できます。

↑デザートチタニウムの「iPhone 16 Pro」

 

iPhone 16 Proシリーズは4色が揃うチタニウムボディのカラバリが1色入れ替わり、ブルーチタニウムの代わりに上品なデザートチタニウムが加わりました。一方でiPhone 16シリーズには鮮やかなウルトラマリン/ピンク/ティールを含む5色(ほかホワイトとブラック)があります。筆者は仕事がらProシリーズのiPhoneを買うことになるとは思いますが、クオリティアップとともにできることが増えて、カラバリも充実するiPhone 16シリーズがとても気になっています。実際のところ6.1インチのiPhone 16が、秋以降に一番売れるモデルになりそうです。

 

■期待を超えてきた「カメラコントロール」

iPhone 16世代の全4機種が共通搭載する、写真・ビデオ撮影のための「カメラコントロール」は、筆者の期待を超える魅力的な新機能でした。

 

カメラのシャッターとして機能する物理ボタンを備えるスマホは、特段珍しくはありません。iPhoneもカメラアプリを起動中に音量ボタンを押すと、写真・ビデオ撮影のシャッターとして機能します。しかし、カメラコントロールはシャッター操作の「その先」にも踏み込んだユーザーインターフェースです。

↑iPhone 16世代の4モデルが本体の側面に搭載する「カメラコントロール」

 

iPhoneの側面に搭載されたカメラコントロールには感圧センサーと静電容量センサーが内蔵されています。ボタンをぐっと押し込む、または表面をスワイプする操作により、iPhoneのカメラが搭載する様々な機能を選んだり、ズームや被写界深度の設定を変更したりできます。例えば、iPhoneのカメラアプリで撮影する写真に色合いやトーンのひと工夫が加えられる「フォトグラフスタイル」は、iPhone 15 Proなどの場合は少し入り組んだ所に配置されていました。iPhone 16世代のモデルはカメラコントロールから素早くアクセスできるというわけです。

 

カメラコントロールはiPhone本体を縦と横のどちら向きに構えた状態でも使える機能なので、使いこなせば一段と”映える”写真やビデオが撮れるようになると思います。「そんなこと言ったって、iPhoneのカメラはシャッターを押すだけでキレイに撮れるからいいじゃんか」と思われるかもしれません。実際そうではあるのですが、iPhoneフォトグラファーとしての自分の可能性を広げたいなら、iPhone 16シリーズを買った際はぜひ「カメラコントロール」を使ってみるべきです。

↑写真・ビデオの撮影時にはカメラコントロールからズーミング操作が素早くできます

 

↑iPhoneを縦に構えた状態でもカメラコントロールが活躍します

 

■魅力いっぱいの対抗馬は「Apple Watch Series 10」

iPhone 16に負けない魅力を放っていたのは、2014年にアップルが初のApple Watchを発表してから10年のアニバーサリーを迎えた「Apple Watch Series 10」です。ケースの素材は「アルミニウム」と、ステンレスに代わって「チタニウム」の2種類になりました。

 

↑アルミニウムケースの「Apple Watch Series 10」、ケースサイズは46ミリ。艶やかに輝くジェットブラックの魅力に抗える人はいないでしょう

 

イチオシはアルミニウムケースの新色「ジェットブラック」です。2016年にiPhone 7/7 Plusを購入した方々は懐かしく感じる名前かもしれません。グロッシーな光沢感あふれるブラックがApple Watchとよくマッチしています。チタニウムケースの輝きももちろんゴージャスなのですが、あちらはスタート価格が10万円を超えてくるなど、アルミニウムより倍近く高価であることは無視できません。アルミニウムのApple Watch Series 10は、59,800円(税込)から買える「Appleの最も身近な最新デバイス」です。

 

本体はSeries 9よりも薄く・軽くなり、ディスプレイのサイズが拡大しました。ソフトウェアキーボードをタイピングしやすくなったので、簡単なメールやメッセージの返信はもはやiPhoneをバッグやポケットから取り出さず、Apple Watch Series 10で完結させるスタイルがこれからの常識になりそうです。

↑チタニウムケースのApple Watch Series 10

 

Apple Watch Series 10と、Apple S9チップを搭載する「Apple Watch Ultra 2」、「Apple Watch Series 9」のユーザーは、9月中のソフトウェアアップデートにより睡眠時無呼吸症候群の兆候をApple Watchでチェックする機能が使えるようになります。Apple Watchを身に着けて眠る間、ウォッチに内蔵する加速度センサーで「呼吸の乱れ」が計測され、リスクが観測された場合はヘルスケアアプリを通じてユーザーに通知が届くという仕組みです。ヘルスケアアプリに集まった計測データをPDFに出力して、専門医に相談できる機能もあります。働き盛りの世代にとって、またひとつApple Watchが手放せなくなる理由が増えそうです。

 

■ダークホースだったノイキャン搭載の「AirPods 4」

 

イベントの開催前から、ワイヤレスイヤホンの「AirPods」に新製品が加わるというウワサは聞こえていました。筆者はAirPods Maxの新製品を予想していました。開放型のAirPodsが代替わりする可能性も想定していましたが、まさかアクティブノイズキャンセリング機能を載せてくるとは思いませんでした。

↑「AirPods 4」のノイキャン効果が絶妙でした

 

通常、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンは「AirPods Pro 2」のように、イヤーチップで耳栓をして、音が生まれるスピーカー部(ドライバー)の周囲の殻を密閉構造にした製品が主流です。開放型でノイキャン搭載という製品も珍しくはありませんが、十分な遮音性能が得られる製品はあまり多くはありません。

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載する「AirPods 4」は十分に高い遮音効果が得られるうえ、低音域から高音域までバランスの整ったサウンドがどんなタイプの楽曲にもフィットします。装着感も前身である「第3世代のAirPods」に比べて万人にフィットしそうな心地よさでした。ちなみに、アクティブノイズキャンセリング機能を非搭載にして価格を8,000円落としたAirPods 4もラインナップされていますが、これぐらいの価格差であれば、騒々しい場所で音楽リスニングやハンズフリー通話にも快適に使える「ノイキャン付き」の方を選ぶべきです。

 

■奮起を促したい「AirPods Max」

今回のイベントで発表された新製品の中で、筆者が少しガッカリしてしまったのが「AirPods Max」です。価格は据え置いて、新しいカラバリを揃えた所までは良いのですが、中身の変化があまりに少なかったからです。デジタル端子がLightningからUSB-Cになり、充電ケーブルがiPhoneやMacと共通になったことは歓迎すべきポイントなのですが、Apple Musicのカタログに並ぶ「ロスレス/ハイレゾロスレス」のコンテンツ再生に対応していない可能性があります。

↑明るいオレンジの「AirPods Max」。その実力は今後明らかにしていく必要がありそうです

 

プレスリリースではUSB-Cは充電専用をうたっています。筆者が取材により得た情報では、将来ソフトウェアアップデートでUSB-C接続による有線再生も可能になるとのことですが、ロスレス再生の可能性については現時点で調べ切れていません。今後製品を取材できる機会があれば報告したいと思います。

 

エキサイティングな情報が盛りだくさんだった、アップルのスペシャルイベント「Glowtime」を振り返ってみました。また実機レポートなどを通じて製品の詳細を報告していきたいと思います。

新型「iPhone 16」シリーズ、全機種のRAM容量が判明!

アップルが先日発表した「iPhone 16」シリーズの全機種が8GBのRAMを搭載していると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑RAMは全部8GB(画像提供/アップル)

 

アップルはiPhoneに搭載されたRAMの容量を公開したことはありませんが、調査によって「iPhone 15 Pro/Pro Max」には8GBのRAMが、「iPhone 15/15 Plus」には6GBのRAMが搭載されていることが判明しています。

 

開発者コードの「Xcode 16」の最新バージョンから判明した今回の情報によれば、iPhone 16/iPhone 16 Plus/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Maxの全機種に8GBのRAMが搭載されているとのこと。

 

iPhone 16は全モデルが、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応しています。このことから、ベースモデルのiPhone 16/16 Plusでも8GBのRAMが搭載された可能性があります。その一方、上位モデルのiPhone 16 Pro/Pro MaxのRAM容量が8GBのままなのは、若干不満が残るかもしれません。

 

RAM容量の多さは、アプリやゲームの動作の快適さを左右します。これから販売されるiPhone 16シリーズは、どのモデルを選んでも安心して使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

Beatsから初の「iPhoneケース」が登場! でもなぜBeats?

アップル傘下のBeatsブランドから、新型「iPhone 16」シリーズ向けのケース「Beats iPhone Case with MagSafe」が登場しました。

↑Beats初のiPhoneケース(画像提供/アップル)

 

これまで、イヤホンやヘッドホン、ワイヤレススピーカーをラインナップしてきたBeats。iPhoneケースを投入するのは今回が初めてです。

 

Beats iPhone Case with MagSafeは、背面にポリカーボネート製のハードシェルを採用し、側面には衝撃を最大限に吸収するための柔軟性を持たせているそう。外側には傷に強く光沢のあるコーティングを施し、裏地には柔らかなマイクロファイバー素材を採用しています。

 

ケースはMagSafeに対応し、iPhone 16にマグネットでピタッと付けてワイヤレス充電が可能。また、新ボタン「カメラコントロール」をフルに活用するため、導電層を重ねたサファイアクリスタルのボタンを備えています。

 

アップルがなぜ純正ケースとしてではなく、Beatsブランドでこのケースをリリースしたのかは説明されていません。これについて海外メディアのThe Vergeは、「新しい実験的なケースをBeatsブランドでリリースすることで、失敗してもアップルへの批判が避けられる」と述べています。

 

Beats iPhone Case with MagSafeはミッドナイトブラック、サミットストーン、リップタイドブルー、サンセットパープルの4色が登場し、価格は7980円(税込)となっています。アップル純正品とは一味違った高品質なケースを探している人には、うってつけな製品となりそうです。

 

Source: The Verge

来年発売の「Powerbeats Pro 2」、心拍数を測る機能を搭載!?

アップルが2025年の発売を予告しているワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」に、心拍数の測定機能が搭載されるとMacRumorsが報じています。

↑心拍数を測れるらしい(画像提供/MacRumors)

 

アップルは9月初旬、Powerbeats Pro 2を来年発売すると発表しました。MLBの大谷翔平選手を起用したティーザー広告では、2019年にリリースされた「Powerbeats Pro」にデザインが似ているものの、より垂直でスリムなデザインになっていることが分かります。

 

MacRumorsが最新のソフトウェアアップデートから見つけた情報によれば、Powerbeats Pro 2は心拍数を測定し、その情報をiPhoneの「Health(ヘルスケア)」アプリに送信することができるとのこと。

 

心拍数の計測には、両方のイヤホンを装着する必要があります。また、イヤホンをジムの機器に接続して、トレッドミルなどのマシンを使用しながら心拍数を測定することも可能。

 

今回の情報によれば、Powerbeats Pro 2はアクティブノイズキャンセリング(ANC)や空間オーディオ、アダプティブオーディオに対応するそう。本体カラーはオレンジ、パープル、ブラック、ベージュが用意され、それぞれに合わせた色の充電ケースが付属します。

 

アップル製品においては「Apple Watch」シリーズで心拍数の計測ができますが、イヤホンという選択肢を検討するのもいいかもしれません。

 

Source: MacRumors

新「iPhone 16」シリーズ、USB-Cの転送速度は遅いままだった…

アップルは昨年、iPhone 15シリーズの発売にともない、LightningポートからUSB-Cへの移行を始めました。最新のiPhone 16シリーズでも、全モデルともUSB-C端子が採用されています。

↑USB-Cの転送速度は以前のまま(画像提供/アップル/YouTube)

 

しかし、新型モデルでもUSB-Cポート経由でのデータ転送速度は向上せず、現状維持であることが明らかになりました。

 

iPhone 16全モデルの仕様が公式サイトに掲載されていますが、iPhone 16およびPlusの標準モデル2つのUSBーCポートはUSB 2(最大480Mb/s)、iPhone 16 ProおよびPro MaxはUSB 3(最大10Gb/s)であると確認できます。これらはどちらも昨年モデルと全く同じです。

 

iPhone 15シリーズでも、標準モデルのUSB-Cが転送速度480Mb/s、つまりLightningポートと同じだったことに落胆した声が上がっていました。Proモデルの最大10Gb/sと比べれば、約20分の1に過ぎないからです。

 

もっとも、iPhone 16 ProとPro Maxで最大10Gb/sの転送速度を使うには、10Gb/sに対応したUSB-Cケーブルが必要となります。iPhone本体には同梱されておらず、別に出費することになります。

 

USB-Cポートを搭載したiPad Proモデルは、最大40Gb/sのThunderbolt接続に対応。アップルはUSB-Cの転送速度に差を付けて、製品の棲み分けを図っているのかもしれません。

 

Source: MacRumors

iPhoneの「探す」機能、これから精度が上がりそうな理由とは?

iPhoneの「探す」機能が、新たにリリースされた通信規格「Bluetooth 6.0」によって進化する可能性が海外メディアで指摘されています。

↑センチメートル単位で場所がわかるようになる?

 

Bluetooth 6.0では「Channel Sounding(チャンネルサウンディング)」という技術が採用されています。これにより、「かなりの距離にわたってセンチメートルレベルの精度」でデバイスを検知することができるようになり、ユーザーが紛失したアイテムをより簡単かつ迅速に見つけられるようになるというのです。

 

アップルは探す機能に超広帯域通信(UWB)を導入し、「iPhone 11」以降では「AirTag」を使ったり「AirPods Pro(第2世代)」の充電ケースを探したりできます。今後はBluetooth 6.0とUWBを連携させることで、高精度な位置検出が可能になる模様。Bluetooth 6.0だけでも、「Apple TV」の「Siri Remote」や他社製デバイスでも高精度な位置検出ができるようになります。

 

Bluetooth 6.0に対応したデバイスが登場するのは、少なくとも1年先になると予測されています。将来のiPhoneやAirTagで探す機能がさらに進化することに期待です。

 

Source: Bluetooth via MacRumors

次期「iPad mini」、10月のイベントで発表?

次期「iPad mini」が10月にアップルイベントで発表されると、米ブルームバーグが報じています。

↑私とは10月にお会いしましょう(画像提供/アップル)

 

次期iPad miniに関しては、「A17 Pro」かそれより上位のチップを搭載することで、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応することが期待されています。同時に、前面/背面カメラのアップグレードや、Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3への対応もされています。

 

ブルームバーグによれば、アップルは10月のイベントで新しい「MacBook Pro」や「Mac mini」「iMac」を発表するとのこと。それらとは別のイベントで次期iPad miniが登場すると言います。

 

アップルの情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は以前、次期iPad miniは2024年後半に量産が開始されると述べていました。現行モデルのiPad miniは2021年9月にリリースされ、3年間もアップデートが行われていません。

 

さらに、10月のイベントでは複数の次期iPadも発表される予定だとブルームバーグは伝えています。次期iPad miniだけでなく廉価な「iPad」のアップデートを含め、10月のイベントを楽しみにしたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、「自社開発5Gモデム」に2025年から急速に移行?

アップルが2025年から「自社開発の5Gモデム」への移行を加速させると、著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏が報告しています。

↑自社開発5Gモデムへのシフトが始まる

 

アップルが5Gモデムを自社で開発していることは以前から報じられていました。クオ氏は以前、「独自の5Gモデムを搭載したiPhone SE(第 4世代)が2025年第1四半期(1月〜3月)に、超薄型のiPhone 17 Slimが第3四半期(7月〜9月)に発売される」と述べていました。

 

今回の同氏の報告によれば、アップルの独自5Gモデムの出荷台数は2025年に3500万〜4000万台、2026年には9000万〜1億1000万台、2027年には1億6000万〜1億8000万台へと「急速に増加する」とのこと。

 

現在、同社が販売しているiPhoneはすべてクアルコムのモデムを搭載しています。アップルはいずれ同社からのモデムの供給を終了し、独自5Gモデムに完全移行するとクオ氏は予測しているのです。

 

アップルはこの分野でリーダーシップをとることができるのでしょうか? 今後の展開に注目です。

 

Source: Ming-Chi Kuo / X via MacRumors

iPhone 16 Pro/Pro Max正式発表。両モデルともA18 Proチップ、画面はデカく、5倍望遠カメラ搭載!

アップルは「時が満ちる。」イベントにて、最新の「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」を正式に発表しました。どちらもApple Intelligenceを核として設計され、新規デザインや広くなったディスプレイ、ほか多くの新機能を搭載しています。

Image:Apple

 

iPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチの大型ディスプレイを搭載。どちらも前モデルの6.1インチ/6.7インチより大きくなっています。またアップル製品の中でも最もベゼルが狭く、いっそう全画面デザインへと近づきました。

 

そしてiPhone 16 Pro Maxは「史上最高のiPhoneバッテリー持続時間」を誇っているとのこと。本体カラーはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、デザートチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色です。

 

これらiPhone 16 Proモデルには、iPhone 16/16 PlusのA18よりも高速かつ効率的なA18 Proチップが搭載されています。A18 Proは第2世代の3nm技術により製造され、16コアのNeural Engineは毎秒35兆回の演算が可能です。これにより、Apple IntelligenceをA17 Proよりも最大15%高速に動かせるとのことです。

 

また6コアGPUはA17 Proよりも20%高速で、レイトレーシング機能も2倍。さらに6コアCPUはA17 Proよりも15%高速かつ20%効率的とうたっています。

 

新たな48MP Fusionカメラは、第2世代のクアッドピクセルセンサーを採用。これとパワフルなA18 Proチップにより、ビデオモードまたはスローモーションで4K 120fpsのドルビービジョンを撮影できるようになりました。

Image:Apple

 

超広角カメラも前モデルの12MPから48MPに強化され、48MPのProRawやHEIFの超高解像度写真をオートフォーカスで撮影できます。ほか、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxともに、5倍望遠レンズを搭載しています。

 

また、カメラアプリ専用の新ボタン「カメラコントロール」が本体の右下に追加されました。一度クリックするとカメラアプリが起動し、もう一度押すと写真が撮影でき、ビデオモード中にクリックするとビデオ撮影がスタート。2024年内には、ソフトウェアアップデートで「2段階シャッター」が登場すると予告しています。

Image:Apple

 

iPhone 16 Proは15万9800円(税込、以下同じ)から、iPhone 16 Pro Maxは18万9800円から。予約受付は9月13日に開始され、9月20日から出荷されます。

iPhone 16/16 Plus正式発表! カメラ/アクションボタンを搭載

Apple(アップル)はイベントにて、新型スマートフォン「iPhone 16/16 Plus」を正式発表しました。

↑Appleより

 

iPhone 16/16 Plusには、新たに「カメラコントロール」と呼ばれるボタンが本体側面の電源ボタン下に搭載されています。これにより、ボタンを押して写真や動画を撮影するだけでなく、指をスライドさせることでズームレベルを調整することができます。また、着信/ミュートボタンの場所には「iPhone 15 Pro/Pro Max」ゆずりの「アクションボタン」が搭載され、さまざまな機能を割り振ることができます。

 

iPhone 16/16 Plusはチップに「A18」を搭載。「A16 Bionic」を搭載した「iPhone 15/15 Plus」よりも、最大30%高速です。さらに、AI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」にも対応しています。

 

iPhone 16/16 Plusのディスプレイサイズは6.1インチ/6.7インチで、前モデルから変わらず。ディスプレイはより明るく、また耐久性も向上しています。

 

iPhone 16/16 Plusの本体カラーはウルトラマリン、ティール、ピンク、ホワイト、ブラックの5色。海外価格は799ドル(約11万円)と899ドル(約13万円)で、9月20日から販売が開始されます。Apple Intelligenceでどれだけ便利な機能が提供されるかが、iPhone 16/16 Plusの先行きを左右することになりそうです。

AirPods(第4世代)発表、ノイキャン対応あり/なしの2モデル。USB-C版AirPods Maxも登場、新色も追加!

アップルはiPhone 16イベント「時が満ちる。」にて、ワイヤレスイヤホンの最新世代となる「AirPods(第4世代)」を発表しました。標準モデルとアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルの2種類あり、それぞれ価格が異なります。

Image:Apple

 

AirPods(第4世代)はデザインを改良し、「これまでで最も快適なAirPods」になったとのこと。また前モデルのH1チップに替えて、より強力なH2チップを搭載。そのため「声を分離」や「パーソナライズされた空間オーディオ」など、AirPods Pro(第2世代)専用だった数々の機能が使えるようになりました。

 

また充電ケースは、AirPods史上最も小さなサイズとなり、USB-C充電が可能で、合計で30時間のバッテリー持ちを実現しています。

 

そして高価なバージョンでは、ANCのほか外部音取り込みモード、適応型オーディオなどの機能が追加されています。

 

AirPods(第4世代)の両モデルは本日より予約受付を開始し、9月20日に出荷されます。標準モデルの米国価格は129ドル、ANC付きモデルは179ドルです。

 

また、オーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxも新色のスターライト、ミッドナイト、パープル、オレンジ、ブルーを追加。さらに充電端子がLightningからUSB-Cに変更され、より使いやすくなりました。米国価格は従来通り549ドル、こちらも本日より予約受付を開始し、出荷は9月20日です。

Image:Apple

Apple Watch Series 10正式発表、画面大きく薄型化、チタンモデルも登場

Apple(アップル)はイベントにて、新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 10」を発表しました。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10の最大の進化は、ディスプレイの大型化と本体の薄型化。Appleが「これまでで最大のディスプレイと最薄のデザイン」とうたうように、「Apple Watch Ultra」シリーズよりも大きなディスプレイを搭載しています。

 

さらに、本体は9.7mmに薄型化。前モデルよりも約10%も薄く、Apple Watch Series 9のステンレススチールケース比なら20%、アルミニウムケース比なら10%軽量となっています。また、Apple Watch Series 10にチタンケースモデルも登場しました。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10はシリーズ史上最速の充電速度も達成。30分で80%まで充電できます。またApple Watchシリーズとして初めて、スピーカーから直接音楽やPodCastを再生できるようになりました。さらに、睡眠時無呼吸症候群の検知も可能です。

 

打って変わって、小規模なアップデートとなった「Apple Watch Ultra 2」。こちらでは、新色の「ブラックチタニウム」が登場します。また、チタン製のミラネーゼバンドも追加されます。

↑Appleより

 

Apple Watch Series 10は399ドル(約5万7000円)からで、Apple Watch Ultra 2は799ドル(約11万円)から。どちらも9月20日から販売が開始されます。Apple Watch Ultra 2の新色も気になりますが、個人的に最も“買い”なのは完全刷新されたApple Watch Series 10のように感じました。

「iPhoneから水を出す」動画、本当に効果はある? 海外メディアが検証

YouTubeには「iPhone内部に入った水を排除する動画」が存在しています。この動画に一定の効果があると、修理業者のiFixitと海外メディアのThe  Vergeが報じています。

↑こんな場合、どうする?

 

iPhoneから水を出す動画とは、特殊な音を使って、iPhoneのスピーカーに入ってしまった水を排出するというもの。下の動画がそれです(※)。

※この動画の使用により生じた不具合や故障につきましては、一切の責任を負いかねます。

 

【iPhone内部に入った水を排出する動画】

 

iFixitとThe Vergeはこの動画の効果を検証するため、UV染料を入れた水に「iPhone 13」を浸します。そして動画を再生すると、確かにiPhoneのスピーカーから水が排出されたのです。

↑水が出ている(画像提供/The Verge, iFixit)

 

なお、水が排出されたのはスピーカー部分からで、その他の外部ポートから水は出ませんでした。また、テストしたiPhoneを開くと、スピーカー以外の部分にUV染料が染み付いていました。このことから、動画は一定の効果があるものの、水浸しになったiPhoneを守ることはできないことがわかります。

 

最新の「iPhone 15」はIP68の防塵・防水性能を備えており、水しぶきや雨、最大6メートルまでの深さの水没に30分間耐えることができます。とはいえ、できるだけ水に浸さず、大切に使ってあげたいものです。

 

Source: The Verge via MacRumors

ファイルをつかんだはいいものの…。ドラッグ&ドロップをキャンセルする3つの方法!【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ドラッグ&ドロップをキャンセルする3つの方法」です。

 

 

ドラッグ&ドロップをするつもりでファイルなどをつかんだあと、やっぱりやめたくなった場合、それを元の場所に戻すのが面倒なことがあります。そんなときに、ドラッグを簡単にキャンセルできる方法を3つご紹介しましょう。

 

まず1つめは、キーボードの「esc」キー(エスケープキー)を押す方法です。ファイルをドラッグ中にエスケープキーを押すと、このようにファイルが元の場所に戻ります。テキストをドラッグしている場合も、このように元に戻ります。

 

2つめは、ドラッグしているアイテムをメニューバー上にドロップする方法です。フルスクリーン時のみメニューバーを自動的に隠す設定の場合は、画面上端の黒い部分にドロップすることでキャンセルが可能です。ただし、メニューバーを自動的に非表示にしている場合、この方法は使えません。

 

そして3つめは、ドラッグしているアイテムを、開いているウインドウ上部のタイトルバーにドロップする方法です。ウインドウはFinderに限らず、あらゆるアプリのウインドウでもOKです。

どれか一つでも覚えておくと便利ですので、ぜひ覚えてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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「アップル税」は高すぎる! マイクロソフトがクラウドゲーム配信を巡りアップルを批判

「Xbox」のクラウドゲームアプリをApp Storeで配信することに関して、「30%の手数料」は高すぎるとマイクロソフトが主張しています。

↑アップルのルールは厳しすぎる

 

アップルは今年初めからApp Storeにおいてクラウドゲームアプリを許可しており、数多くのレトロゲームアプリが登場。その一方、アップルはApp Storeにおけるアプリやコンテンツ販売に最大30%の手数料を課しています。これは通称「アップル税」と言われています。

 

英国の規制当局は、スマートフォン向けブラウザの供給やクラウドゲームの配信などについて調査を行なっています。その当局に対して、マイクロソフトはクラウドゲームアプリ「Xbox Cloud Gaming」をApp Storeに導入しない理由について、「技術的および経済的理由」を挙げているとのこと。サブスクリプションをアプリ内購入に導入するのは「実現不可能である」と同社は言います。

 

さらにマイクロソフトは、アップルが代理アプリストアを(EU外で)サポートしていないことや、デバイスのハードウェア機能にアクセスできない「Webアプリ」に限界があることについても不満を述べています。

 

英国の規制当局は、マイクロソフトや他の関係者の意見を考慮しながら調査を進める予定。アップルにも譲れない一線があるとは思いますが、iPhoneでさまざまなクラウドゲームアプリが登場することを楽しみにしたいものです。

 

Source: The Verge via MacRumors

次期「iPhone SE」も有機ELディスプレイに移行へ。日本のメーカーが消えた…

次期「iPhone SE(iPhone SE第4世代)」のリリースで、アップルのiPhoneラインナップの有機ELディスプレイへの切り替えが完了すると、Nikkei Asiaが報じています。

↑有機ELディスプレイへのシフト完了(画像はiPhone SE 2)

 

現行モデルのiPhoneでは、「iPhone 16」シリーズの全機種が有機ELディスプレイに移行している一方、iPhone SE(iPhone SE第3世代)には液晶ディスプレイが搭載されています。

 

Nikkei Asiaによれば、次期iPhone SEが有機ELディスプレイに切り替わることにより、iPhoneのサプライヤーからジャパンディスプレイ(JDI)とシャープが排除されるとのこと。日本人としては、なんだか寂しい話です。

 

次期iPhone SEの有機ELディスプレイは、中国BOEと韓国LGに発注しているとのこと。次期iPhone SEは「iPhone 14」のようなデザイン、顔認証機能「Face ID」、USB-Cポート、アクションボタン、アップル設計の5Gモデム、「A18」プロセッサ、ホームボタンなしの6.06インチディスプレイを採用すると噂されています。加えて、「Apple Intelligence」への対応により、RAM容量が4GBから8GBへと増えるようです。

 

次期iPhone SEは2025年初頭のリリースが予想されています。

 

Source: Nikkei Asia via MacRumors

アップル、iPad用に「低価格のMagic Keyboard」を開発中!?

アップルが「iPad」向けの低価格なキーボードケース「Magic Keyboard」を開発していると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑新しいキーボードに期待

 

現行モデルの低価格なiPadには、背面にキックスタンドを備えたキーボードケース「Magic Keyboard Folio」が用意されています。その一方、「iPad Air」や「iPad Pro」には、iPadを上方に持ち上げるヒンジを搭載した「Magic Keyboard」が販売されています。

 

同記者によれば、アップルが開発している低価格なMagic KeyboardはiPad Pro向けではなく、低価格なiPadもしくはiPad Air向けに設計されるとのこと。iPad Pro向けのMagic Keyboardとは異なり、本体はアルミ製ではありませんが、ファンクションキーが搭載される可能性があると指摘しています。

 

iPad Pro用のMagic Keyboardは、アルミ製の本体とファンクションキーを採用したことで、さらにノートパソコンに近い使い勝手を実現しました。同様の高性能かつ低価格なMagic Keyboardが、iPadやiPad Air向けに登場することに期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Mac mini」で「USB-Aポート」が消える?

次期「Mac mini」で「USB-Aポート」が廃止されると米ブルームバーグが報じています。

↑外部ポートが変わりそう

 

「M2」チップを搭載した現行モデルのMac miniには、2個のUSB-Aポートと、2個のUSB-Cポートが搭載されています。また、「M2 Pro」を搭載したMac miniには2個のUSB-Aポートと4個のUSB-Cポートが存在。一方で、ワークステーションの「Mac Studio」にUSB-Aポートは存在しません。

 

ブルームバーグによれば、M4 Proを搭載した次期Mac miniは、背面に3個のUSB-Cポートを、前面には2個のUSB-Cポートを搭載する一方、USB-Aポートは廃止されるとのこと。なお、イーサネットやHDMI、3.5mmオーディオのポートは引き続き搭載されます。

 

M4を搭載した次期Mac miniに関しては、デザインが完全に再設計され、Mac史上最小のデスクトップコンピューターになると報告されています。本体は「Apple TV」並に小型化する一方、現行モデルの1.4インチより若干分厚くなるそうです。

 

コンピューターからUSB-Aポートがなくなり、USB-Cポートに移行するのは自然な流れ。ただし、周辺機器の買い替えが必要となるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

M4チップ搭載「Mac」シリーズ、11月に発売される可能性が浮上!

「M4」チップを搭載したMacは11月に発表されると、海外メディアのMacRumorsが伝えています。

↑M4 iMacは11月デビューか

 

現行モデルのMacには「M3」チップが搭載されていますが、M4 Macはまだリリースされていません。今年5月に発売された「iPad Pro」には、Macに先んじてM4が搭載され、AI(人工知能)処理を含めたパフォーマンスが大幅に向上しています。

 

MacRumorsによれば、アップルは11月に新しいM4 Macをリリースする予定とのこと。新しいMacは年末に向けてリリースされることが多いのですが、11月という具体的なタイムスケジュールが示されたのは今回が初めてです。

 

現時点では、M4 Macを発表するイベントが開催されるかどうかは不明。昨年10月にアップルは「Scary Fast」イベントを開催し、M3 Macを発表。製品は11月に発売されたので、M4 Macも同じ流れになる可能性があります。

 

これまでの噂によれば、アップルはM4 Macを年末までに4モデル発売する可能性があります。エントリーモデルの14インチのM4 MacBook  Pro、M4 Pro/M4 Maxを搭載した14インチ/16インチMacBook Pro、M4 iMac、そしてM4/M4 Proを搭載したMac mini。よりパワフルになったMacの登場に期待が高まります。

 

Source: MacRumors

2025年の「iPhone 17」、RAMが12GBに増えるのはPro Maxだけ?

2025年予定の「iPhone 17」シリーズでは、最上位モデルの「iPhone 17 Pro Max」のみが12GBのメモリー(RAM)を搭載すると、アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏が報じています。

↑iPhone 17シリーズのRAMはどうなる?

 

現行モデルのiPhoneでは、上位モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」が8GBのRAMを搭載。一方、標準モデルの「iPhone 15/15 Plus」は6GBのRAMを搭載しています。そのため、人工知能機能の「Apple Intelligence」にはiPhone 15 Pro/Pro Maxのみが対応しています。

 

先日、中国語SNSのWeiboにおいて、iPhone 17シリーズの全モデルのRAMが12GBにアップグレードされるとの情報が流れていました。しかし、クオ氏はその説を否定しているのです。

 

さらに、「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Slim」と、2025年初頭に発売される次期「iPhone SE(iPhone SE 4)」には、8GBのRAMが搭載されると言います。これらのモデルでは全機種がApple Intelligenceに対応すると予想されています。

 

クオ氏によれば、iPhone 17 Pro Maxではベイパーチャンバー技術とグラファイトシートを組み合わせた、独自の冷却システムが採用されるとのこと。大容量RAMからの発熱を見越した設計変更なのかもしれません。

 

Source: Ming-Chi Kuo / X via MacRumors

次期iPhone 16 Pro、「ゴールドチタニウム」カラーが判明!?

次期「iPhone 16 Pro」の「ゴールドチタニウム」カラーとされるモックの画像を、海外メディアの9to5Macが公開しています。

↑ゴールドはこんな感じ?(画像提供/9to5Mac)

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」では「ナチュラルチタニウム」「ブルーチタニウム」「ホワイトチタニウム」「ブラックチタニウム」の4色が用意され、「iPhone X」以降では初めてゴールドカラーが提供されませんでした。

 

今回の画像が本物だとすれば、「iPhone 16 Pro/Pro Max」ではゴールドカラーのオプションが復活することになります。同モデルではブルーチタニウムがなくなり、ゴールドまたはブロンズのカラーが追加されることが、これまでにも噂されてきました。

 

ゴールドカラーはスタンダードなホワイト(シルバー)やダーク(ブラック)系と並び、人気のカラー。ゴールドがないからiPhone 15 Pro/Pro Maxの購入を見送ったという人も、iPhone 16 Pro/Pro Maxなら納得して購入することができるかもしれません。

 

Source: 9to5Mac via MacRumors

次期「iPhone 16」、例年より1日早く予約できる?

アップルの次期スマートフォン「iPhone 16」シリーズの予約が、通常の金曜日ではなく木曜日に開始されると、ドイツ語ニュースサイトのMacerKopfが伝えています。

↑どんなスケジュールになる?

 

これまでアップルは火曜日に開催されるイベントで新型iPhoneを発表し、その週の金曜日に予約を始めていました。例えば、去年の「iPhone 15」は米国時間9月12日(火曜日)に発表され、9月15日(金曜日)に予約を開始。発売日は9月22日(金曜日)でした。

 

しかし、次期iPhone 16は従来と異なり、9月9日(月曜日)にイベントが開催されます。このことから、予約開始日も1日早い9月12日(木曜日)になる可能性が指摘されているのです。ということは、製品の販売日も金曜日ではなく木曜日(9月19日)になるのかもしれません。

 

iPhone 16シリーズの予約日と開始日は、9月9日のイベントで発表されるはず。はたして、新しいiPhoneは1日でも早く入手できるようになるのでしょうか?

 

Source: Macerkopf via MacRumors

iOS「メモ」アプリの情報整理がグッとはかどる! メモとメモをつなげてリンクしよう【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「メモにリンクを貼って整理する方法」です。

 

 

「メモ」には文字や画像だけでなくURLリンクやタグなども書き込めますが、iOS 17からは関連するメモ同士を繋げてリンクできるようになりました。今回は、そんなメモの新機能に加えてクイックメモを使った情報の管理方法を紹介しましょう。

 

それではメモ同士のリンク方法です。まずメモを開いてリンクを設定したい文字列を選択してメニューから[リンクを追加]をタップ。

 

「リンク先」にリンクしたいメモのタイトルを入力します。すると「メモにリンク」のエリアに該当するメモが表示されるのでタップ。「リンク先」に設定されたのを確認して[完了]をタップします。

 

これで完了。作成したリンクをタップすると設定したメモに切り替わります。

 

続いて、Safariで見つけた気になる情報をメモに挿入する方法です。

 

それには、クイックメモを使う必要があるので、まず、クイックメモをコントロールセンターに追加しましょう。追加するには、設定からコントロールセンターをタップして「コントロールを追加」から[クイックメモ]の先頭にある緑色の[+]ボタンをタップして追加しておきましょう。

 

その上で、注目したい部分を選択した状態でコントロールセンターからクイックメモをタップ。新規クイックメモの画面に切り替わるので[リンクを追加+]をタップ。[保存]をタップしましょう。選べばWEBページとメモを紐付けできます。

 

こうしてクイックメモを作成しておけば、クイックメモからWEBサイトの該当部分にアクセスできるし、WEBサイトのページを開くと紐付けしたメモがサムネイルからアクセスできます。

 

このサムネイルは一定時間が経過すると消えてしまいますが、その時は[〈]をタップすれば再表示してくれます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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9月のアップルイベントに登場しない製品は何?

アップルが米国時間9月9日に開催するイベントに注目が集まっています。本稿では、同イベントに「登場しなさそうな製品」をまとめてみました。

↑発表されないであろう製品は…

 

M4 Mac

米ブルームバーグによれば、アップルはM4を搭載した「MacBook Pro」や「Mac mini」「iMac」を開発しているとのこと。M4 MacBook Proの外観は現行モデルからそれほど変わらず、M4 Mac miniは「Apple TV」に似た、全く新しいコンパクトなデザインになるようです。しかし、これらのM4 Macは10月の発表が予想されています。

 

次期AirPods Pro

次期AirPods Proは新たなデザインを採用し、聴力検査ツールなどの健康関連機能を追加するための新チップが搭載されるようです。ただし、本製品は来年後半の発表が予測されています。

 

次期HomePod

アップルは、本体上部にLCDタッチスクリーンを搭載した、現行モデルに似た次期HomePodを開発していると噂されます。さらに、全く新しい卓上デバイスの投入も検討している模様。しかし、これらが9月のイベントで発表されるという情報はありません。

 

廉価なApple Vision Pro

現行モデルのApple Vision Proは価格が高いことから、より廉価なモデルの開発が噂されています。ただし、廉価版Apple Vision Proは2025年末までは発売されない見込みです。

 

例年通りなら、9月のイベントの中心は新型iPhoneとApple Watchになるはず。上記の製品のことも頭の隅に入れつつ、イベントを楽しみたいですね。

 

Source: 9to5Mac

9月のアップルイベントで「サプライズ登場」しそうな製品は?

アップルが米国時間9月9日に開催する、「iPhone 16」を中心としたイベントで、サプライズ登場しそうな製品をまとめてみました。

↑驚かせてくれ(画像提供/アップル)

 

次期iPad mini

アップルは通常、10月に新しいiPadを発表します。アップルストアでは現行モデルのiPad miniの在庫が減少しており、次期モデルの登場が近いと報じられています。

 

次期iPad miniでは「A17 Pro」かそれ以上のチップを搭載することで、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応。前面/背面カメラがアップデートされ、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3に対応すると予測されています。

 

次期Apple TV 4K

新しいApple TV 4Kが発表される可能性があります。情報は多くありませんが、新型プロセッサの搭載が期待されています。

 

Apple Watch X

登場から10周年を迎える今年のApple Watchは、「Apple Watch X」または「Apple Watch Series X」として発売される可能性があります。ディスプレイの大型化や本体の薄型化が予想されており、より強力なチップや新しい健康センサーを搭載するかもしれません。また、バンドの取り付けシステムも変更されるようです。

 

iPhone 16の登場だけでは終わらなそうな、9月9日のイベント。私たちをあっと言わせてくれる新製品の登場に期待です。

 

Source: 9to5Mac

次期「AirPods Pro」、最強のノイキャン機能を搭載!?

アップルの次期「AirPods Pro」に「はるかに優れたアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能」が搭載されると、著名リークアカウントのKosutami氏が報告しています。

↑ANC機能が超パワーアップ!?

 

すでにAirPods Proは高いレベルのANC機能を備えており、現行モデルの「AirPods Pro(第2世代)」は初代AirPods Proと比較して、最大2倍のANC機能を備えているとうたわれています。

 

Kosutami氏は、次期AirPods Proの新たなANC機能の詳細を伝えていません。同氏は次期AirPods Proのリリース時期について「近日中」と報告していますが、この情報が正確かどうかは不明です。

 

アップルは9月9日のイベントで、次期「AirPods(AirPods 4)」を2モデル発表すると期待されています。どちらも耳へのフィット感や音質が向上する一方、ケースにはUSB-Cポートが搭載されると言われています。

 

今回の情報が正しければ、次期AirPods Proは業界でもトップクラスのANC性能を実現するはず。期待が高まります。

 

Source: Kosutami / X via MacRumors

次期「iPhone 16 Pro」シリーズ、望遠カメラのサプライヤーが判明!

次期「iPhone 16 Pro」の望遠カメラは「iPhone 16 Pro Max」と同じサプライヤーが提供する、と韓国のニュースサイト・The Elecが報じています。

↑iPhone 16 Proシリーズの望遠カメラを供給するのは…(画像提供/アップル)

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro」は光学3倍ズームが可能な望遠カメラを搭載している一方、「iPhone 15 Pro Max」は光学5倍ズームができる「テトラプリズムレンズ」を採用。遠くの被写体をより拡大して撮影することが可能です。

 

The Elecによれば、iPhone 16 ProとiPhone 16 Proの望遠カメラは、両方ともLG Innotekが提供するとのこと。これにより、iPhone 16 Pro MaxだけでなくiPhone 16 Proにも、5倍光学ズームができるテトラプリズムレンズが搭載される可能性が高まっています。

 

iPhone 15 Pro Maxの望遠カメラには、3方向に動くことで手ブレを軽減する「3Dセンサーシフト光学手ぶれ補正」が搭載されています。iPhone 16 Pro MaxだけでなくiPhone 16 Proにも、この先進的な機構が導入されることを楽しみにしたいものです。

 

Source: The Elec via MacRumors

次期「iPad mini」の登場はもうすぐ!? 現行モデルの在庫が減少

海外のアップルストアにおいて現行モデルの「iPad mini(iPad mini 6)」の在庫が減少しており、次期モデルの登場が近いことを示唆していると米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑次期モデルが来ている

 

現行モデルのiPad miniは、2021年9月に発表されました。チップには「A15」を搭載し、ディスプレイは8.3インチ。本体にはTouch IDとUSB-Cコネクタを備えています。

 

ガーマン記者のツイートによれば、現在多くのアップルストアでiPad miniの在庫が減少しているとのこと。さらに、アップル社内でもiPad miniの出荷に関して「制約がある」とされており、これが新モデルの登場を示唆していると言います。

 

次期iPad miniは「A17 Pro」かそれより上位のチップを搭載し、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応します。前面カメラ/背面カメラもアップデートされ、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3に対応するようです。

 

前回のアップデートから3年が経過しようとしているiPad mini。気軽に購入できるアップルのタブレットとして、新製品の登場を期待したいものです。

 

Source: Mark Gurman/X via MacRumors

次期「Mac」、最低メモリ容量が2倍に増加!?

最新の「M4」チップを搭載したMacの最低メモリ(RAM)容量が、以前と比較して2倍の16GBになると米ブルームバーグが報じています。

↑処理能力をパワーアップ

 

Mac向けの現行チップとなる「M3」では、最低メモリ容量が8GBとなっています。しかし、8GBのメモリ容量が十分かどうかは以前から議論されてきました。現行モデルの「14インチMacBook Pro」や「iMac」「MacBook Air」にはメモリ容量が8GBのモデルが存在します。

 

ブルームバーグによれば、アップルが今年リリースする新型Macは全て、最低でも16GBのメモリを搭載しているとのこと。これにより、動画編集やゲームなど重たい処理でも、サクサクとこなせるようになることでしょう。

 

現在アップルはM4 Macを4モデルでテストしており、それらは全て16GBか32GBのメモリを搭載しているようです。これらのMacは、MacBook ProとMac mini、iMacに相当する模様。また、人工知能機能「Apple Intelligence」の導入のために、メモリ容量が追加されるという可能性もあります。

 

M4 Macの最低メモリ容量が16GBになることで、価格が上昇しないかが心配ではあります。それでも、Macの今後のパワーアップに期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、4つのMacに「M4」チップを搭載してテスト中

アップルが「M4」チップを搭載した4モデルのMacをテストしていると、米ブルームバーグが報じています。

↑M4の搭載に期待

 

ブルームバーグによれば、開発者のログにM4チップを搭載した4台のMacが存在していたとのこと。3台のMacには10コアのCPUと10コアのGPUが搭載されており、4台目のMacには8コアのCPUと8コアのGPUが搭載されています。また、4台のMacには16GBまたは32GBの統合メモリが搭載されていました。

 

「iPad Pro」に搭載されているM4は、ストレージが256GB/512GBのモデルは9コアのCPUと10コアのGPUを、1TB/2TBのモデルには10コアのCPUと10コアのGPUが搭載されています。このうちのハイエンドなチップが、M4 Macにも搭載される可能性があります。

 

アップルは今年、「MacBook Pro」「Mac mini」「iMac」をM4チップで刷新し、10月中に新モデルを発表する可能性があります。これらのMacのハイエンドモデルには、さらなる上位チップの「M4 Pro」や「M4 Max」が搭載されると期待されています。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」、カメラ機能はどう変わる?

次期「iPhone 16」シリーズのカメラ機能やアップグレードについて、海外メディアのAppleInsiderが報じています。

↑もっとよくなりそう

 

iPhone 16 Pro/Pro Maxには4800万画素/f 1.78のメインカメラが、そしてiPhone 16/16 Plusには4800万画素/f 1.6のメインカメラが搭載されます。iPhone 16 Pro/Pro Maxの超広角カメラは4800万画素/f 2.2にアップグレードされ、iPhone 16/16 Plusにはf 2.2の超広角カメラを採用。iPhone 16 Proには「iPhone 15 Pro Max」で導入された、5倍のテトラプリズム望遠カメラが搭載されます。

 

iPhone 16/16 Plusは「Pro」モデルと同じくマクロ撮影に対応。iPhone 16 Pro/Pro Maxの超広角カメラはProRaw写真の撮影をサポート。2倍のデジタルズームが可能なピクセルピニング機能にも対応します。

 

iPhone 16シリーズでは、高機能かつ高効率な画像フォーマットの「JPEG-XL」に対応。iPhone 16 Pro/Pro Maxは、ドルビービジョンで毎秒120フレームの3Kビデオをサポートします。「キャプチャ」ボタンでは、半押しやスラウドによりさまざまな撮影機能が利用できます。

 

さまざまなカメラ機能のアップグレードが期待されている、iPhone 16シリーズ。気軽に持ち運べるカメラとして、さらに活躍してくれそうな予感です。

 

Source: AppleInsider via MacRumors

アップル、9月9日に恒例イベントを開催へ!

アップルは米国時間9月9日10時(日本時間9月10日2時)にイベント「It‘s Glowtime」を開催すると発表しました。イベントでは「iPhone 16」シリーズや「新型Apple Watch」「新型AirPods」の発表が期待されています。

↑イベントに備えよ

 

同イベントはカリフォルニア州クパチーノにある、アップルの本社「Apple Park」で開催。米ブルームバーグによれば、アップルの新製品は9月10日に発表された後、9月20日に発売されるとのこと。また、「iOS 18」や「macOS Sequoia」などの新しいソフトウェアも、9月20日の発売日の数日前にリリースされると予測されています。

 

 

iPhone 16には、人工知能機能「Apple Intelligence」と連携するための強力な「A18」チップが搭載されます。上位モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」はディスプレイが若干大きくなり、4モデル全てが写真や動画を撮影するための「キャプチャーボタン」を搭載。標準モデルのiPhone 16でも「アクションボタン」が採用され、iPhone 16 Pro/Pro Maxには改良された4800万画素カメラが搭載されます。

 

新型Apple Watchでは「Apple Watch Series 10」「Apple Watch SE」「Apple Watch Ultra 3」の登場が予測されており、Apple Watch Series 10ではより薄いデザインと大きなディスプレイが搭載される予定。新型AirPodsでは2モデルが登場し、ハイエンドバージョンではアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されます。

 

アップルのイベントは公式サイトやYouTube、Apple TVのアプリでライブ配信されます。iPhone 16シリーズを含め、魅力的な製品の登場に期待したいですね。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

イラッとする誤タッチのストレスから解放! MacBookユーザーなら知っておいて損はない純正機能【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「マウス使用時にMacBookのトラックパッドをオフにする方法」です。

 

 

MacBookシリーズでの作業中、手がトラックパッドに触れてしまい、意図しない場所をクリックするなど、思わぬ操作をしてしまったことはありませんか。

 

実はマウスや外付けのトラックパッドに接続しているときは、MacBookのトラックパッドをオフにすることができます。早速手順を解説します。

 

まず、[]メニューから「システム設定」を開きます。次に、サイドバーから「アクセシビリティ」を選択します。

 

そして、「動作」の中にある「ポインタコントロール」をクリックし、「マウスまたはワイヤレストラックパッドがあるときは内蔵トラックパッドを無視」をオンに切り替えましょう。 完了したら、システム設定を閉じます。

 

この設定によって、マウスや外付けのトラックパッドを使用している間はMacBookのトラックパッドが反応しなくなり、誤操作に注意を払う必要がなくなります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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次期「iPhone 16」、米ユーザーの注目はAIと何?

iPhoneユーザーは次期「iPhone 16」に対して、より優れた熱設計を期待していることが、SellCellの調査により判明しました。

↑熱くならないで

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」では発売直後に、一部のデバイスで過熱問題が発生。アップルは「iOS 17」のアップデートによってこの問題に対処しました。iPhone 16では内部に新たな熱設計が採用されるとの情報も登場しています。

 

今回の調査は、米国在住の2000人以上のiPhoneユーザーを対象に実施されました。回答者の61.9%が発売時にiPhone 16を購入する予定であり、30.9%が価格設定を最も重視すると回答。26.8%が過熱問題を防ぐための熱設計の改善に期待しているというのです。

 

同調査では、iPhone 16のAI機能「Apple Intelligence」への関心の高さも明らかになっています。回答者の82.1%が、AI機能が完全に実装される発売後1か月まで待つ用意があるとのこと。Apple Intelligenceは10月の「iOS 18.1」のアップデートでのリリースが期待されています。そのほかにも、回答者の半分以上(54.9%)がより大きなディスプレイのiPhoneを歓迎すると述べています。

 

iPhoneが過熱をさらに抑えることができれば、消費者はもっと安心して購入できることでしょう。

 

Source: SellCell via MacRumors

アップルの「5Gモデム自社開発」に期待できることは何?

将来のiPhoneは、アップル独自の5Gモデムの登場によって外観と動作が変わる可能性があると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑開発難航でも期待先行

 

アップルが独自の5Gモデムを開発していることは以前から何度も報じられてきましたが、最近はその開発が難航していることも伝えられています。一方、来年の「iPhone 17 Pro」には自社開発のWi-Fiチップが搭載され、「Wi-Fi 7」に対応するとの報道もありました。

 

ガーマン記者によれば、アップルは独自5Gモデムの開発に数十億ドルを投資していますが、このプロジェクトはユーザーに対してすぐに改善をもたらさないとのこと。アップル社内の関係者は「顧客は自分のスマートフォンのモデムを誰が製造しているかをあまり気にしていない」と認めており、「短期的にメリットがどれほど大きいかはわからない」と述べているのです。

 

その一方、アップル独自の5Gモデムは、単一部品にWi-FiやBluetoothの機能を組み込むことで、信頼性とバッテリー寿命が向上すると同記者は指摘。将来はこれらの機能がメインのシステムオンチップ(SoC)に統合される可能性があり、コストがさらに削減されると同時にiPhoneの内部スペースが節約され、デザインの選択肢が広がると言います。

 

開発の難しさからか、なかなか進まないアップルの5Gモデムの自社開発計画。しかし、期待は募るばかりです。

 

Source: Power On Newsletter via MacRumors

ついに次期「iPhone 16 Pro」シリーズも。新たな製造国が判明

次期「iPhone 16 Pro/Pro Max」がインドで製造されると、米ブルームバーグが報じています。

↑「Assembled in China」の見納め

 

ここ数年、アップルを含めたテック企業の脱中国の動きが目立ちます。すでにアップルはインド製の「iPhone 15」を発売日から用意していました。その後には同国で製造された「iPhone 15 Plus」も発売されています。

 

ここ数年、アップルはハイエンドモデルのiPhoneをインドで生産することを検討していると報じられてきました。そして今回、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxをインドで製造することが決定されたのです。

↑製造国がインドに(画像提供/Weibo)

 

インドにおいて、iPhone 16 Proはまず海外から輸入されます。しかし、新製品導入プロセス(NPI)が完了した9月中旬の製品発売直後から、国内向けと輸出向けの現地組み立てが開始されるというのです。

 

iPhone 16 Proの世界発売に向けて、フォックスコンはインド南部のタミル・ナドゥ州の工場で数千人の労働者を対象にトレーニングを開始したとのこと。

 

インド製のiPhone 16 Pro/Pro Maxに期待が高まります。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「AirPods」は2モデルに分かれる!? ANC搭載の可能性も

アップルが今年後半にエントリー/ミドルレンジ向けに2モデルの「AirPods」を発売すると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑次世代モデルはどうなる?

 

現在アップルは、第3世代となるAirPodsを販売中。これは上位モデルの「AirPods Pro」に似た短い軸(ステム)と感圧センサーを採用し、空間オーディオや耐汗耐水性能に対応。その一方、AirPods Proとは異なり「H1」チップを搭載し、アクティブノイズキャンセリング(ANC)には対応していません。

 

ガーマン記者によれば、アップルは第2世代および第3世代モデルに代わる、二つのバージョンのAirPodsを異なる価格帯でリリースする予定とのこと。両モデルともLightningポートの代わりにUSB-C ポートを搭載し、AirPods Proに似た短いステム、改良されたフィット感、強化されたオーディオ品質などが特徴となります。

 

さらに、次期AirPodsの上位モデルはANC機能を搭載。これにより、AirPods ProとAirPodsの両モデルでANC機能が提供されることになります。

 

次期AirPodsにANC機能が搭載されるのなら、AirPods Proとの差別化がどうなるのかが気になるところ。それでも、コスパに優れる新製品の登場に期待したいものです。

 

Source: Power On Newsletter via MacRumors

アップル、噂の「卓上ロボット」の サプライヤーに選んだのは…

アップルが開発していると噂される「卓上ロボット」。その存在を中国のサプライチェーンで発見したと台湾の総合新聞網が報じています。

↑アップルが開発中と噂される卓上ロボット(画像提供/MacRumors)

 

アップルが卓上ロボットを開発していることは、以前から何度も報じられてきました。最新の米ブルームバーグの報道によれば、これは「iPad」のようなディスプレイを細いロボットアームに搭載し、画面を上下に傾けたり、360度回転したりできるとのこと。価格は1000ドル(約15万円※)になると予想されています。

※1ドル=約145.3円で換算(2024年8月21日現在)

 

総合新聞網によれば、アップルは卓上ロボットのサプライヤーとしてFoxconnの子会社となるHongzhunを選んだそう。同社は卓上ロボットの主要機械部品と筐体の開発を担当します。量産段階でも、Hongzhunが機械部品の大量生産を担当します。

 

Hongzhunは直近の株主総会で、ロボット工学やAI(人工知能)などの新興技術に投資する意向を表明し、従来のノートパソコンやゲーム機の筐体製造への注力から脱却すると発表。同社は以前、Foxconnのロボットアーム「FoxBot」を製造していました。

 

アップルの卓上ロボットは「Siri」と人工知能機能「Apple Intelligence」を活用し、スマートホームのコマンドセンターや、「FaceTime」通話などのビデオ会議、ホームセキュリティのモニターツールとして機能するようです。さらに、さまざまな音声を認識し、屋内のユーザーの方向を向くようにディスプレイを自動的に向けることができるとしています。

 

アップルにとって新しい分野への挑戦となる卓上ロボットデバイス。早ければ2026年に投入されると見られていますが、今後の進展に注目です。

 

Source: 総合新聞網 via MacRumors

次期「iPhone 16 Pro」、新色の名前が判明!?

今年の秋に登場するであろう「iPhone 16 Pro」の新色の名前が「デザートチタニウム」になると、リークアカウントのMajin Buが述べています。

↑右端にある新色の名前は…(画像提供/Sonny Dickson/X)

 

iPhone 16 Proでは、新色として「ローズ」、あるいは「ブロンズ」が登場するとの情報は、以前から報じられていました。また先日には、ブロンズの登場を示唆するダミーユニットの画像も公開されています。

 

今回Majin  Buが投稿したのは、iPhone 16 Pro/Pro Maxのものとされる、カメラレンズリングの画像です。 同氏によれば、「デザートチタンはダークゴールドのような色で、以前のパープルカラーに似ていて、比較的控えめで深みがある」とのこと。

↑カメラレンズリングの画像(画像提供/Majin Bu/X)

 

Bu氏は今年2月に、iPhone 16 Proの新色は「2022年に『iPhone 14 Pro』で提供されたゴールドカラーオプションに似ているが、より深みがあり、重厚だ」と語っていました。「iPhone 15 Pro」に存在していた「ブルーチタニウム」はなくなるようです。

 

iPhone 16 Proでは「ブラックチタニウム」がより暗くなり、「ナチュラルチタニウム」はよりはっきりとしたグレー仕上げになるとも予想されています。さらに、チタンの仕上げと着色のプロセスを改善することで、より光沢感のある外観になるとの情報も。iPhone 16 Proの外観がどれほどかっこよくなるのか、期待が募ります。

 

Source: Marin Bu / X via MacRumors

「AirPods」は今年中に何がアップデートされる?

2024年に期待される、アップルのワイヤレスイヤホンおよびヘッドホン「AirPods」のアップデートについて、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑耳寄り情報

AirPods

2024年後半には、第4世代となる新型AirPodsが登場するそう。価格帯が異なる2モデルが存在し、両モデルともLightningポートの代わりにUSB-Cポートを搭載し、「AirPods Pro」に似た短い軸を採用。フィット感が改良され、オーディオ品質が強化されます。

 

新型AirPodsの上位モデルには、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。充電ケースにはスピーカーが内蔵され、「Find My(探す)」でサウンドを再生することができます。

 

本体には「第2世代AirPods Pro」と同じ「H2」チップを搭載。H2はBluetooth 5.3に対応し、iPhoneとの接続性能が改善されるだけでなく、電力効率も向上し、バッテリー駆動時間が伸びます。音質も改善されそう。

 

AirPods Pro

AirPods Proは今年秋に配布される「iOS 18」のアップデートで、ヘッドジェスチャーによるハンズフリー操作が可能になります。音声の分離機能により、通話がよりクリアに。ANC機能もより細かな制御が可能になります。iOS 18ではレイテンシーの低減により、ゲームの動作だけでなくサウンドもより快適になるとのこと。声が聞き取りやすくなる「補聴器モード」も導入されます。

 

なお、新型AirPods Proについては、洗練されたデザインとより優れた音質、高速なプロセッサを搭載した第3世代モデルが2025年に登場するようです。

 

AirPods Max

新型AirPods MaxはLightningポートの代わりに、USB-Cポートを搭載。おそらくH2チップを搭載し、Bluetooth 5.3に対応する見込みです。新色の投入も予測されています。

 

空間オーディオ

iOS 18では、これまで映画やテレビ番組、音楽で利用できた「空間オーディオ」がゲームにも拡張されます。より臨場感あふれる立体的なゲーム体験が可能になるかもしれません。

 

Source: MacRumors

まだ8月! 今年中に登場する可能性がある「新型Mac」とは?

2024年もすでに8月となりましたが、まだまだ新型のMacが登場する可能性があります。海外メディアのMacRumorsが最近報じた「2024年に発売予定の新型Mac」をご紹介しましょう。

↑新型Macの登場に期待!

 

新型MacBook Pro

今年中に新型MacBook Proが登場する可能性があります。ミドルクラスおよびハイエンドの14インチ/16インチモデルはM4 Pro/M4 Maxチップを搭載。なお、本体デザインのアップデートは予定されていません。

 

新型Mac mini

2024年に登場する新型Mac miniはデザインを一新。アップルにとって、これまでで最も小さいコンピューターとなり、Apple TVとほぼ同じサイズになります。なお、高さはApple TVや現行Mac miniの1.4インチより高くなります。チップにはM4及びM4 Proを搭載。また、少なくとも3つのUSB-Cポートが搭載される可能性があります。

 

新型iMac

新型iMacもチップがM3からM4にアップグレードされます。デザインは現行モデルから変更されないものの、複数のカラーオプションを備えた24インチモデルが登場すると予測されています。

 

これらの新型Macは、10月〜11月に発表される可能性があります。はたして、M4を搭載した新型Macの性能はどれだけ向上するのでしょうか?

 

Source: MacRumors

次期「iPhone 16 Pro」の新たな画像が流出! なんだあの色は…

アップルの次期「iPhone 16 Pro」のカラーを示すダミーユニットの画像を、著名リークアカウントのSonny Dickson氏が投稿しています。

↑ローズではなくブロンズ?(画像提供/Sonny Dickson/X)

 

iPhone 16 Proの新色として「ローズ」が投入されるとの噂は何度か報じられていました。新色の登場とともに、「iPhone 15 Pro」に存在していた「ブルーチタニウム」がラインナップから消えることも予想されています。

 

今回Dickson氏が投稿した画像では、iPhone 16 Proにホワイト、ブラック、グレー、そしてローズ…というよりも「ブロンズ」の4色が存在することが確認できます。ブロンズは以前リリースされていたiPhone向けの純正レザーケースのような色合いで、なかなかオシャレです。

 

iPhone 16 Proのローズカラーに関しては、実際にはブロンズカラーになるとの指摘が、リークアカウントのFixed Focus Digitalにより報告されていました。さらに、iPhone 16 Proではチタン仕上げと着色のプロセスを改善することで、iPhone 15 Proより光沢のある仕上げになり、傷に対する耐性がより高くなると指摘されています。

 

今回の画像はカメラや照明の色合いの条件により、本来の色合いがブロンズのように見えている可能性もあります。iPhone 16 Proの新色から目が離せません。

 

Source: Sonny Dickson / X via MacRumors

ついに日本でもサービス開始! iPhoneの衛星通信SOSの使い方【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「電波が通じない場所で『衛星経由の緊急SOS』を使う方法」です。

 

 

携帯電話のデータ通信やWi-Fiが圏外の場所で緊急事態が発生! これからのシーズン、山や海に行った時、誰でも遭遇する可能性のあるシチュエーションですね。通常なら電波が通じていない圏外だとiPhoneが手元にあっても何もできませんが、2024年7月30日からサービスを開始した「衛星経由の緊急SOS」を使えば万が一の場合でも緊急情報サービスに接続できます。Appleのトレーニングを受けた緊急対応専門スタッフがいる衛星中継センターにメッセージを送って、ユーザーの代わりに緊急通報サービスに連絡してもらうという仕組みです。

 

ただしこの機能が使えるのはiPhone 14シリーズと15シリーズだけ。iPhoneをアクティベーションした時から2年間無料で利用できるので、もしあなたが14/15シリーズのユーザなら是非、この機能の使い方をマスターしておきましょう。

 

また、「衛星経由の緊急SOS」を使うにはiOS 17.6以上が必要です。まだ最新システムにアップしてない人は今すぐiOSをアップデートしましょう。iOS 17.6にアップデートすると「設定」の画面に[緊急時に助けを求める]という項目が追加されるのでタップ。続いて[詳しい情報]をタップすると緊急時のiPhone操作や衛星経由の緊急SOSの機能を解説してくれるので一読しながら[続ける]、次へをタップしていきましょう。

 

それでは実際に「衛星経由の緊急SOS」を使ってみましょう。といっても本当に緊急SOSを発信するとまずいので途中までです。一部、Appleが提供しているデモ画面も利用しながら説明します。

 

まず通常の緊急電話と同じように「電話」アプリや、サイドボタンと音量ボタンを同時に長押しして「緊急電話」のスライダーを使って110や118、119に電話をします。その時、圏外で電波が届いていないと[緊急テキスト]のボタンが表示されるのでタップ。[緊急通報の報告]をタップします。

 

緊急事態の内容を聞いてくるので該当するものをタップ。緊急時にいちいちメッセージを入力しなくても事態がわかるように、あらかじめ送信するメッセージを作成しておくためです。

 

衛星を探す画面になったら検知範囲に衛星が入るようにiPhoneの向きを調整。チャットの画面に切り替わったらメッセージを送信します。以上が「衛星経由の緊急SOS」の使い方です。

 

また、Appleが「衛星経由の緊急SOS」を説明するデモ画面を用意しており、次の方法で体験することができます。「設定」の[緊急SOS]から[デモを試す]を選びましょう。

 

今回紹介した機能はあくまでも携帯電話通信やWi-Fiが圏外の場所でしか使えません。かといって、そうした場所でいきなり使おうと思っても動揺したりして上手く操作できないこともあります。事前にデモを利用して「衛星経由の緊急SOS」の使い方を体験しておきましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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iPhone 17は“スリムモデル”登場!? カメラ機能も刷新し、さらに売れそうな予感!

2025年に発売される「iPhone 17」シリーズは、スリムモデルの登場やカメラ機能の刷新により、さらなる売り上げの増加が見込めると、アナリストのJeff Pu氏が報告しています。

↑9to5Macより

 

Pu氏によれば、iPhone 17ではリフレッシュされたデザインが採用されるとのこと。これは、以前から噂されている薄型ボディを採用した「iPhone 17 Slim(あるいはiPhone 17 Air)」に相当する可能性があります。

 

iPhone 17ではそのほかにも、全ラインナップで2400万画素の前面カメラを搭載。iPhone 17 Proでは光学ズーム性能をさらに向上させる、4800万画素のペリスコープカメラが搭載されます。また、iPhone 17 Proの「Dynamic Island」はより狭くなり、12GBのRAMを搭載するようです。

 

そして今年の秋に発売される「iPhone 16」シリーズでは、Pro/Pro Maxにて6.3インチ/6.9インチのディスプレイを搭載し、全モデルが「A18」チップと8GB RAMを搭載するとみられます。また、iPhone 16/16 Plusにはアクションボタンが搭載され、背面カメラは縦型レイアウトになるといわれています。iPhone 16 ProはWi-Fi 7に対応し、5倍のペリスコープレンズが採用されるようです。Proモデルでは4800万画素の超広角カメラが搭載され、カメラコントロール用の新しいボタンも登場するとのことです。

 

毎年進化を続けるiPhoneシリーズですが、iPhone 17ではスリムバージョンが登場するなど、より節目となるモデルとなるのかもしれません。

 

Source: 9to5Mac

ディスプレイサイズは30インチ以上!? 大型iMacが開発中の噂

Apple(アップル)が30インチを超えるディスプレイを搭載した大型の「iMac」を開発していることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurnam(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Hadrian / Shutterstock.comより

 

現在、Appleは24インチのiMacを販売していますが、過去には27インチのiMacやハイエンドモデルの「iMac Pro」も存在していました。また外部ディスプレイとして、27インチの「Studio Display」や32インチの「Pro Display XDR」も販売しています。

 

今回の報道では、大型な次期iMacの詳細や発売時期に関する情報は伝えられていません。それでも、Appleが30インチを超えるサイズのディスプレイを搭載したiMacを開発中だという噂は、以前から伝えられていました。

 

Gurman記者は、大画面iMacに「M4」チップが搭載されるかどうかはわからないと述べています。2025年には「MacBook Air」や「Mac Pro」、「Mac Studio」にM4が搭載されることが予測されており、同年に大画面のM4 iMacがリリースされる可能性があります。あるいは、2026年以降の「M5」が大画面のiMacに搭載されるのかもしれません。

 

27インチiMacやiMac Proの販売が終了し、大画面モデルの投入を待っているiMacファンは多いはず。今後のさらなる製品展開に期待したいものです。

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

お値段約15万円!? アップルが卓上ロボットを2026年に発売するかも

Apple(アップル)が卓上ロボットデバイスの開発を進めており、2026年に1000ドル(約15万円)前後で発売する予定だと、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑MacRumorsより

 

報道によれば、Appleの卓上ロボットデバイスは「iPad」のようなディスプレイを「細いロボットアーム」に搭載し、ディスプレイを上下に傾けたり、360度回転したりできるとのこと。機能としてはスマートホームのコマンドセンターや、「FaceTime通話」などのビデオ会議マシン、ホームセキュリティの監視ツールとして機能すると報告されています。

 

さらにこの卓上ロボットは「Siri」と人工知能機能「Apple Intelligence」を活用し、さまざまな音声を認識し、室内のユーザーの方向を向くようにディスプレイを自動的に向けることができるのです。

 

報道によれば、Appleはしばらく前からこのアイディアを検討していたものの、最近になってこのデバイスの開発を優先したとのこと。製品は2026年か2027年にも発売される可能性があり、価格は1000ドル程度まで下げることを目標としているが、開発の進行に応じて計画が変更される可能性もあるそうです。

 

1000ドルという価格設定に若干の不安を覚えないでもないですが、Appleから魅力的なホームデバイス製品がリリースされることを期待したいものです。

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

Apple Intelligenceの無料提供は2027年まで? その後は有料プランに!?

Apple(アップル)の人工知能機能「Apple Intelligence」が少なくとも2027年までは無料で提供されるとの予測が、Power On Newsletterに投稿されています。

↑Appleより

 

Apple Intelligenceは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される機能で、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリでアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにすることができます。今年秋にリリースされるApple Intelligenceは、無料にて提供が開始される予定です。

 

Power On Newsletterによれば、Apple Intelligenceに課金したいと思えるほど魅力的な機能が備わるまでは、おそらく何年もかかるだろうとのこと。そして有料で購入する価値がある製品になるには「3年かかる」、つまり2027年になると予測しているのです。

 

Bloomberg(ブルームバーグ)は先月、Appleが月額料金を支払ってアクセスできるアドオン機能を備えた「Apple Intelligence+」のようなものをを開発していると報じていました。Appleは「iCloud」にて有料プランの「iCloud+」を提供しており、Apple Intelligence+もこれに準じたものになる可能性があります。

 

Counterpoint Researchでアナリストを務めるNeil Shah氏は最近、AppleがApple Intelligenceに10ドル~20ドル(約1500円~2900円)を請求し、「Apple One」の一環として提供すると予測しました。もし有料プランが提供されるなら、それに見合った機能を追加して欲しいものです。

 

Source: Power on Newsletter via MacRumors

最強か! 次期iPhone SEは14風デザイン、Apple Intelligenceに対応!?

2025年初頭に発売といわれている「次期iPhone SE(iPhone SE 4)」は「iPhone 14」風のデザインとなり、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応すると、Mark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑ALDECA studio / Shutterstock.comより

 

次期iPhone SEに関しては、以前にもiPhone 14がベースとなるとの情報が伝えられていました。また画面は6.1インチに大きくなり、顔認証機能「Face ID」や有機ELディスプレイ、アクションボタンやUSB-Cポートを搭載すると予測されています。

 

Gurman記者によれば、次期iPhone SEではApple Intelligenceが実行できる新しいプロセッサが搭載されるとのこと。また外観はiPhone 14に似ており、より鮮明な有機ELディスプレイが搭載されるとも指摘しています。

 

なお、Apple Intelligenceは「iPhone 15 Pro/Pro Max」や、「M1」チップ以降を搭載したiPadとMacで利用できます。iPhone 15 Pro/Pro Maxには「A17 Pro」チップが搭載されており、次期iPhone SEにもそれに相当するパワフルなチップが搭載される可能性があります。

 

以前には、本体価格の上昇も噂された次期iPhone SE。しかし、それに見合う大幅なアップグレードを期待しても良さそうです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

Apple Vision Pro廉価版は来年発売? アップルのスマート眼鏡も登場するかも

Apple(アップル)がスマートグラス(スマート眼鏡)の開発を継続していることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。また、空間コンピューター「Apple Vision Pro」の廉価版も来年発売されるようです。

↑eduardonunez / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、AppleのスマートグラスはMeta(メタ)とRay-Ban(レイバン)のコラボレーションによる「Ray-Ban Meta Smart Glasses」に似ているとのこと。つまりレンズへの画面表示機能はなく、音声で操作するデバイスとなるようです。

 

一方で、レンズに情報を表示できるスマートグラスについては「真のAR(拡張現実)メガネを作るというアイディアは、技術的な課題のため棚上げになっている」とも付け加えています。

 

さらに、Apple Vision  Proの廉価版も「おそらく来年早々に」出荷する予定だと指摘しています。これについて報道では、「このカテゴリのデバイスはまだ消費者の心を掴んでおらず、廉価版が1500ドル(約22万円)未満にならない限り、ニッチな製品のままでしょう」と、懐疑的な見方をしています。また第2世代のApple Vision  Proの開発も継続しているものの、リリース時期は不明だと伝えています。

 

Apple Vision Proは国内価格が59万9800円と極めて高価な製品でしたが、廉価版はせめてその半額程度で発売されて欲しいものです。

 

Source:  Bloomberg via 9to5Mac

M4 Mac mini、アップル史上最小のコンピューターに? Apple TVと同等のサイズ感になるらしい

Apple(アップル)が今年後半に投入する「M4 Mac mini」は、完全に再設計され同社史上最小のデスクトップコンピューターになることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Hadrian / Shutterstock.comより

 

報道によれば、新しいM4 Mac miniは2010年以降初の大きなデザイン変更となり、セットトップボックス「Apple TV」に匹敵する小型化を実現するとのこと。なお、本体の厚さは現行モデルの1.4インチよりも若干分厚くなるようです。また、プロセッサにはM4およびM4 Proが搭載されます。

 

M4 Mac miniはアルミニウム製の本体で、背面には少なくとも3個のUSB-Cポート、電源ケーブル用のスペース、HDMIポートを搭載。M4を搭載したベースモデルは今月にサプライチェーンから出荷が開始される予定ですが、ハイエンドモデルは10月まで準備が整いません。なお、発売は年内を予定しているようです。

 

AppleはM4チップですべてのMacを統一すると予測されており、今後は「MacBook Air」「MacBook Pro」「iMac」「Mac Studio」「Mac Pro」にM4が搭載される予定です。次期Mac miniがどれだけの小型化を実現するのか、今から実に楽しみですね!

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

iPhone 16、アップルが生産増強体制に? フォックスコンが2週間で5万人の新規労働者を雇用と報じられる

Apple(アップル)が「iPhone 16」の需要の高まりを見込み、生産を担当するFoxconn(フォックスコン)が2週間で5万人の新規労働者を雇用したことを、BusinessKoreaが報じています。

↑Diego Thomazini / Shutterstock.comより

 

報道によれば、AppleはiPhone 16の販売数の増加を見込んで、その生産量を10%増やしたとのこと。これにより、iPhone 16の総生産数は9000万台に達するようです。またiPhone 16を製造するFoxconnの工場は、現在フル稼働をしています。

 

Foxconnの鄭州工場はAppleのグローバルサプライチェーンの中心であり、iPhone生産の約80%を担っています。iPhone生産のピークシーズンは8月に始まり12月まで続くため、この期間の生産量の増加に対応するためにも、労働者の採用活動は不可欠です。

 

地元メディアはFoxconnが採用のために、8月から時給を最大25元(約510円)引き上げ、また採用ボーナスも7500元(約15万円)に引き上げたことを報じています。

 

さらにAppleは、iPhone 16シリーズからインドでも多様なiPhoneの生産を開始する計画だと報じられています。iPhoneの快進撃は、今後も続くことになりそうです。

 

Source: BusinessKorea via MacRumors

有機EL iPad Airに一歩前進!? ディスプレイサプライヤーが決定か

Apple(アップル)が2026年の「iPad Air」に搭載される有機ELディスプレイの主要サプライヤーとして、Samsung Display(サムスンディスプレイ)を選択することを、韓国ニュースサイトのThe Elecが報じています。

↑DenPhotos / Shutterstock.comより

 

現在のiPad Airには、通常の液晶ディスプレイが搭載されています。一方で今年5月に発売された「M4 iPad Pro」には、より先進的なタンデム構造による有機ELディスプレイが初めて搭載されました。

 

実はSamsung Displayは、M4 iPad Proの有機ELディスプレイを提供しています。そしてライバルのLG Displayよりも生産能力が大きいことから、将来のiPad Airの有機ELディスプレイを提供することになったのです。

 

さらに2026年には、iPad miniの有機ELディスプレイもSamsung Displayが提供すると報告されています。調査会社のOmdiaは2026年にiPad Airが、そして2027年にはiPad miniが有機ELディスプレイを搭載すると報告しています。さらに、iPad miniは画面サイズが8.3インチから8.7インチに大きくなることも予測されています。

 

iPhoneシリーズに続き、有機ELディスプレイを採用したiPad Pro。この流れは、いずれiPad AirやiPad miniにもやってくることになりそうです。

 

Source: The Elec via MacRumors

無料アプリのダウンロードで毎回パスワードを入力するのが面倒? そのひと手間、実は省けます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Mac App Storeで無料アプリをパスワードなしでダウンロードする方法」です。

 

 

Mac App Storeで新しいアプリをダウンロードする際に、毎回パスワードを入力するのは手間ですよね。Touch IDを搭載したMacBookやMagic Keyboardならワンタッチで済むとはいえ、それすら面倒に感じる人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、Mac App Storeから無料のアプリをダウンロードする際に、Touch IDの操作やパスワード入力をしないですませる方法をご紹介します。

 

まず、[]メニューから「システム設定」を開きます。

 

次に、サイドバーの最上部にある「Apple ID」を選択し、右側で「メディアと購入」をクリックします。

 

Touch IDを使っているユーザーは「Touch IDを使って購入」をオフにします。

 

すると、「無料ダウンロード」および「購入とアプリ内課金」という項目が表示されるので、「無料ダウンロード」のポップアップメニューを「常に要求」から「要求しない」に変更し、システム環境設定を閉じましょう。

 

これ以降は、Mac App Storeから無料のアプリをダウンロードする際、「入手」ボタンをクリックした後に「インストール」ボタンをクリックするだけで、パスワード入力しなくても即座にダウンロードが開始します。

 

なお、「Touch IDを使って購入」のオプションをオンにすると、このオプションは使えず、無料ダウンロードを行う際にはTouch IDが要求されます。

 

また、「無料ダウンロード」の下にある「購入とアプリ内課金」は、有料アプリの購入やアプリ内課金を行う際にパスワードの入力を要求するかどうかを設定する項目です。セキュリティ上の観点から「常に要求する」にしておくか、あるいは最後の購入から15分以上経過した場合にのみ入力を求める「15分後に要求」を選択しておくことをおすすめします。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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次期「Apple Watch SE」はプラスチック製になる!?

次期「Apple Watch SE」に硬質プラスチック素材が採用されると、海外メディアで報じられています。

↑コストダウンに期待

 

2022年9月に発売された現行モデルのApple Watch SEは、本体素材としてアルミニウムを採用。画面サイズは40mm/44mmの2種類で、「S8 SiP」チップを搭載しています。上位モデルの「Apple Watch Series 8/9」と異なり、血中酸素濃度や心電図、皮膚温度の測定はできません。

 

米ブルームバーグによれば、次期Apple Watch  SEではアルミニウムの代わりに硬質プラスチック素材が採用される可能性が、ますます高まっているとのこと。硬質プラスチック素材はコストを抑えることができるので、次期Apple  Watch SEの低価格も期待できそうです。

 

アップルは以前、プラスチック素材を採用した「iPhone 5c」を発売したことがありました。iPhone 5cではカラーが鮮やかなブルー、イエロー、ピンク、グリーン、ホワイトで展開されたので、次期Apple  Watch SEでも同様にカラフルなモデルが登場するかもしれません。

 

現行モデルのApple Watch SEはGPSモデルが3万4800円〜、GPS+Cellularモデルが4万2800円〜と、子ども向けに購入するには若干高額なことも確か。次期モデルでは硬質プラスチック素材の採用により廉価になるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg via MacRumors

M4搭載の「MacBook Pro」などが2024年中に登場!?

アップルは「M4」チップを搭載した新型の「MacBook Pro」「Mac mini」「iMac」を今年後半にリリースすると、米ブルームバーグが報じています。

↑M4移行計画が進行中

 

今年5月、アップルはM4を搭載した「iPad Pro」を発売しました。M4は電力効率が向上した第2世代の「3nm」プロセスで製造されており、消費電力と性能が向上。以前のiPad Proに搭載されていた「M2」と比較し、CPUは1.5倍高速で、半分の電力で同じ性能を発揮できるとされています。

 

ブルームバーグによれば、アップルは全MacをM4にアップグレードする準備を進めており、まずは今年後半にMacBook Pro、Mac mini、iMacがM4に移行するとのこと。2025年には「MacBook Air」や「Mac Pro」「Mac Studio」がそうなると言います。

 

興味深いことに、M4ではAIタスクの処理を担当するNeural  Engineの強化が主な改良点となる一方、「より劇的な変更が加えられるMacが少なくとも1モデル存在する」とブルームバーグは指摘しています。さらに、今後は「最も薄く、最も軽い製品」が各カテゴリーで登場するとのこと。

 

M4 iPad Proのリリース後では、若干インパクトが薄い印象もありますが、それでも、よりパワフルなMacの登場に期待したいです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」のお披露目、Apple Intelligenceに合わせる? 名物記者の予想は…

次期「iPhone 16」シリーズが例年通りのスケジュールで発売されるなら、その発表日は9月10日の火曜日になる可能性が高い。米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者がそう報じています。

↑次も例年通り9月にお披露目らしい

 

近年のiPhoneシリーズは「iPhone X」のような例外を除き、9月に発表され、同月に発売されてきました。アップルは2011年に新サービス「iCloud」「Siri」を立ち上げるために、iPhoneの発売時期を6月から10月に変更したとガーマン記者は述べています。

 

今年のiPhone 16では、人工知能を活用した「Apple Intelligence」が導入される予定。そのApple Intelligenceは、10月にリリースされる「iOS 18.1」でユーザーに正式に提供される予定ですが、これに合わせてiPhone 16の発売日が10月になることはないとガーマン記者は指摘しているのです。

 

iOS 18.1のApple Intelligenceでは、テキストの校正や書き直し、要約のためのライティングツール、Type to Siriを備えた新しいSiriのインターフェイス、メールの要約やスマート返信などのメールとメッセージアプリの改善、電話の通話録音、メモやその他のアプリでの音声文字変換などが含まれる予定です。

 

そんなApple IntelligenceがどれだけiPhone 16の売り上げを押し上げるのかにも注目です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、Safariに「集中力」を高める新機能を導入!

アップルは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」のベータ版において、「Safari」ブラウザに「Distraction Control(集中制御)」という新機能を導入しました。

↑コンテンツに集中!

 

Distraction Controlは、サインインのためのウィンドウや、Cookieの設定ポップアップ、ニュースレターの登録バナー、自動再生ビデオなど、ウェブサイトから注意を逸らすような要素を削減するための機能です。これにより、ユーザーはよりウェブサイトのコンテンツに集中することができます。

 

Distraction Controlはウェブサイトの静的なコンテンツを非表示するもので、広告ブロッカーと異なります。たとえ広告が一時的に非表示になったとしても、ウェブページが更新されると広告が再表示されます。つまり、定期的に変更されるウェブサイトの要素を想定したものではありません。

 

SafariでDistraction Controlを有効にするには、ページメニューから「集中を妨げる項目を非表示にする」を選択。また、Safariの検索フィールドから「非表示の項目を表示」を選択することで、非表示にされた要素をすべて表示することができます。

 

快適なウェブサーフィンを妨げる、サインインのためのウィンドウやCookieの設定ポップアップ。これらを非表示にできるだけでも集中するのに役立ちそうです。

 

Source: MacRumors

アップルらテック大企業、株価暴落で受けた打撃は…

先日、日本を含め世界を襲った株安の嵐。その影響を受け、アップルを含む米大手テック企業の時価総額が約8000億ドル(約120兆円※)も吹き飛んだとロイター通信が報じています。

※1ドル=約146.7円で換算(2024年8月7日現在)

↑びくともしない?

 

米国時間8月5日の株式市場で、アップルの株価は4%以上下落しました。その主な原因は、投資会社のバークシャー・ハサウェイがアップルの株式保有率を5.6%から2.8%にほぼ半減させると発表したこと、そして米国での景気後退への懸念が高まったことです。

 

その結果、アップルやテスラ、グーグル親会社のアルファベット、アマゾン、エヌビディア、マイクロソフト、メタといった米大手IT企業の「マグニフィセント・セブン」の時価総額は合計で約8000億ドルも吹き飛ぶことになったのです。

 

一方、アナリストの中には、アップルの今後について楽観的な見方をする人もいます。同社は最新の収益報告で、サービス収益が前年の212億ドル(約3.1兆円)から242億ドル(約3.5兆円)へと大幅に増加したと述べ、今後導入されるAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」がその成長を支えることが期待されています。

 

なお、アップルの株価は5日に大幅に下落した後、現在は若干復調しています。

 

Source: Reuters via MacRumors

アップルとグーグルの「検索エンジン」契約は独禁法違反! 米連邦裁判所が判決

アップルのデバイスに搭載されている「Safari」ブラウザでは、長らくグーグルの検索エンジンが標準設定されてきました。しかしこの取引について、米国の連邦裁判所が独占禁止法に違反するとの判決を下したのです。

↑どうする?

 

アップルとグーグルの検索エンジンに関する報道はこれまでも何度も登場しており、2023年には「年間180億〜200億ドル(約2兆6000億円〜2兆9000億円)」が支払われていると報じられました。これはグーグルが検索エンジンから得た収益の36%に相当しているようです。

 

連邦裁判所の判断によれば、グーグルがスマートフォンメーカーに代金を支払って検索エンジンの標準設定にしてもらうことは、検索エンジンの独占を維持し、他の検索エンジンの競争を阻害し、グーグルの有意な立場を強化するうえで「大きな効果がある」とのこと。

 

裁判所はグーグルの反競争的行為に対処するための措置を決定する必要があり、差し止め命令が出される可能性もあるそう。グーグルは海外メディアのMacRumorsに対して「私たちは控訴する予定です」と伝えています。

 

これまで当たり前だった、Safariブラウザでのグーグル検索。しかし近い将来、他の選択肢がよりわかりやす形で提供されることになるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

待ちきれない人に。「Apple Intelligence」を米国以外で利用する方法があった

今年秋にもベータ版として提供が開始される、アップルのAI機能「Apple Intelligence」。これを米国外で利用する方法について海外メディアのMacRumorsが説明しています。

↑期待が募るApple Intelligence(画像提供/アップル)

 

Apple Intelligenceは、まず「英語(米国)」向けにベータ版が提供され、追加の言語は来年中に登場する予定。

 

Apple Intelligenceは「iPhone 15 Pro/Pro Max」か「M1」以降を搭載したiPadで利用できます。これらのデバイスでApple Intelligenceを利用するには、開発者向けのベータ版OSをインストールする必要があります。その後に、「設定」から「一般」→「言語と地域」→「言語の追加」をタップし、「英語(English)」を選択。さらに「地域」でも「アメリカ合衆国」を選択する必要があります。

 

その後にメインの設定メニューに戻り、「Apple Intelligence & Siri」をタップ。言語をタップし、「英語(English)」を選択します。これでApple Intelligenceの待機リストに参加することができ、通常は数分後に認証されます。認証後は「Apple Intelligenceをオンにする」が選択できるようになり、ようやく機能が利用できるようになるそう。

 

Apple Intelligenceは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」にて導入が開始されると予想されています。日本語への対応を含め、今後のさらなる発展に期待したいものです。

 

Source: MacRumors

「iOS 18へのChatGPT統合は今年後半になる」アップルのクックCEOが発言

アップルの次期OS「iOS 18」に「ChatGPT」が統合されるのは今年後半になると、同社のティム・クックCEOが明かしています。

↑ChatGPTとの合体は予定通り

 

アップルは今年6月の開発者向け会議「WWDC24」で人工知能機能「Apple Intelligence」を発表。その時点では、iOS 18へのChatGPTの統合は年内に実施されると述べていました。iOS 18とApple Intelligenceは今秋に提供される予定。アナリストとの四半期決算発表の電話会議に参加したクックCEOは、「ChatGPTは今年末までに統合される予定」と言い、このスケジュールが維持されていることを改めて確認したのです。

 

なお、先月に配布が開始された「iOS 18.1」のベータ版には、Apple Intelligenceが含まれていたものの、ChatGPTは統合されていませんでした。このことは、ChatGPTのiOS 18への統合が若干後になる可能性を示唆しています。

 

iOS 18でApple Intelligenceを利用するには、「iPhone 15 Pro/Pro Max」かそれ以降のiPhoneが必要です。ユーザーはChatGPTのアカウントを作成する必要はなく、最新の「GPT-4o」モデルを利用することが可能。iPhoneで気軽にChatGPTが利用できるようになるのは、実に便利と言えるでしょう。

アップル、タイを舞台にした短編映画のCMで謝罪

アップルは、タイを舞台にした短編映画『The Underdogs: OOO (Out Of Office)』の描写が不適切だったとして、CMを削除し謝罪しました。

↑ステレオタイプな描写がタイの反感を買う(画像提供/アップル)

 

同社のCMといえば、今年5月に公開された『Crush!』が思い出されます。同CMは映画監督や俳優から批判を受け、テレビCMの放送の計画が見送られました。

 

7月18日に公開されたThe Underdogsは、とあるデザインチームがプロジェクトのためにタイのバンコクとラヨーンを訪れ、三輪車のトゥクトゥクで移動し、荒れ果てたホテルに滞在するというストーリー。CMは全体的に色褪せたセピア色のトーンで描かれており、「タイがローテクで未開発な国に見える」と地元のBangkok Post紙が批判しているのです。

 

このような批判を受けたアップルはYouTubeから動画を削除。そして、「私たちの目的は、この国の楽観主義と文化を称えることでしたが、今日のタイの活気を十分に捉えられなかったことをお詫びします」と謝罪し、騒動の幕引きを図っているようです。

 

今回のCMはタイを拠点とする映画制作スタジオの「インドシナ・プロダクションズ」と協力して制作され、撮影もタイで行われました。アップルは2019年以来、「Apple at Work」としてプロジェクトに四苦八苦するメンバーの動画を作成してきました。同社の製品はタイでも大人気ですが、このCMの影響が気がかりです。

 

Source: Bangkok Post via MacRumors

「今どこ?」って何度も聞かなくてもOK! iPhoneを使って待ち合わせの手間を省く【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「待ち合わせのときに位置情報を共有する方法」です。

 

 

友達との待ち合わせで、きっちり場所を決めずに「駅前のあたりで…」のように“ゆる~く”約束することはないでしょうか? もしくは、連絡しあって落ち合おうと思ったら、相手がどこにいるのか分からず、合流するのに難儀した経験はありませんか? そんな時のために移動する相手の位置をリアルタイムで共有する方法を紹介しましょう。

 

使用するのは「探す」アプリ。自分のiPhoneやiPadなどのAppleデバイスやAirTagを使った持ち物を探すだけでなく、実は人も探せるんです。

 

その方法は簡単。「探す」アプリを開いたら[人を探す]をタップ。[位置情報の共有を開始]をタップしましょう。続いて[+]をタップして共有したい相手を選んだら[送信]をタップします。

 

共有する期間を聞いてくるので[1時間][明け方まで][無制限]の中から選びましょう。

 

[○○さんと位置情報の共有を開始しました]の表示が出たら[OK]をタップ。これで自分がどこにいるのか相手が分かるようになります。

 

相手側でも「あなたの位置情報も共有しますか?」の通知をタップするか「人を探す」画面で[共有]をタップすれば、お互いの位置を知ることができます。

 

こうすれば地図上に相手のアイコンが表示され、どこにいるのかがリアルタイムでわかります。地図上に表示した相手のアイコンをタップして[位置情報の共有を停止]したり、電話やメッセージを使った連絡、相手の場所までの経路を表示したりもできます。

 

これならアバウトに待ち合わせ場所を決めてもお互いを見つけられるし、渋滞や遅延で遅れた場合でも相手がどの辺にいるのか一目でわかりますね。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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テキストを間違えて上書き保存しちゃった!? そんなときは落ち着いてこの方法を試してみて!【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「間違えて上書き保存してしまったファイルを元に戻す方法」です。

 

 

「テキストエディット」で文書を編集したあと、「別名で保存」するつもりが、誤って上書き保存してしまった経験がある人もいることでしょう。そんなとき、バックアップを取っていないからと諦めてはいけません。

 

テキストエディットには、作業している書類を自動で保存する機能に加えて、書類を過去の状態に戻せるバージョン機能も搭載されています。

 

それでは、やり方を説明します。

 

「テキストエディット」で書類を編集しているときに過去の状態に戻したくなったら、メニューバーから[ファイル]、[バージョンを戻す]とすすみ[すべてのバージョンをブラウズ]を選びます。

 

すると、このようなブラウズ画面に切り替わります。左側が現在の内容、右側がバージョン機能で記録された過去の内容です。右側の上下ボタンをクリックするか、右端にあるタイムスタンプ付きのバーから元に戻したい時点を選んで、[復元]ボタンをクリックしましょう。

 

この機能は、編集中のファイルの差分が1時間おきに自動で保存され、ファイルを上書きしても好きな時点の内容に戻せる仕組みです。また、ユーザーが任意のタイミングで保存した状態にも戻すことができます。

 

ちなみに、「テキストエディット」のほかに、「Pages」や「Numbers」「Keynote」などのソフトにも搭載されていますので、利用するといいでしょう。

 

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「Apple Vision Pro」、思考だけでコントロールできることが判明!

アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」を脳コンピューターインターフェイス(BCI)と接続し、思考のみで制御する実験に成功したと、スタートアップ企業のSynchronが報告しています。

↑脳と合体

 

Apple Vision Proは両目にそれぞれ4K解像度ディスプレイを搭載したヘッドセットで、本体外部に装着された12個のカメラで取り込んだ映像と、仮想空間の映像を組み合わせた「複合現実(MR)」を体験することができます。

 

Synchronは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っているマークさんにBCIを適用し、Apple Vision Proを装着。これにより、手を動かすことができない患者はカーソルを動かしてソリティアをしたり、「Apple TV」を視聴したり、テキストメッセージを送信したりすることができるようになったのです。

 

マークさんによれば、BCIでApple Vision Proを操作するのは「iPhone」や「iPad」、コンピューターを使うのに似ているとのこと。また、アップルのデバイスはアクセシビリティ機能が優れており、そのこともApple Vision Proの操作に役立っていると言います。

 

Synchronは現在、BCI技術を適用するケースを増やしており、米国では6人の患者に、オーストラリアでは4人にBCIを移植しているそう。Apple Vision Proとの組み合わせが増えていくかもしれません。

 

Source: Synchron via MacRumors

「Apple Intelligence」が動画で見れる! Siriを起動すると…

今年の秋にリリースされる、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」。この新機能が実際にiPhoneで動作している動画を海外メディアのMacRumorsが公開しています。

↑どんな感じで動くの?

 

MacRumorsが公開した動画では、「iOS 18.1」のベータ版に搭載されたApple Intelligenceが、どのように動作するのかを見ることができます。例えば、ライティングツールでは、スペルや文法に誤りがないかをチェックして校正したり、書き直したりすることが可能。テキストの要約もできます。

 

刷新されたSiriを起動すると、ディスプレイの端がふわっと光ります。さらに声だけでなく、キーボードでSiriに入力することも可能。Siriには製品知識とサポートデータベースも統合されているので、デバイスに関するあらゆる質問に答えることができます。

 

電話での通話の録音や文字起こし、要約も利用することができます。メールとメッセージではスマート返信が利用でき、写真にはメモリーメーカー機能があります。通知をインテリジェントにフィルタリングするフォーカスモードも搭載。

 

Apple Intelligenceの機能は現時点では開発者向けに限定されており、iOS 18.1で利用できる機能も一部となっています。フルに利用できる日を楽しみに待ちたいものです。

 

Source: MacRumors

「Apple Intelligence」、グーグルのチップで開発されていたことが明らかに!

アップルが、人工知能機能「Apple Intelligence」の開発にグーグルの「Tensor」チップを使用していたことが、公式資料により判明しました。

↑グーグルのチップで開発(画像提供/アップル)

 

アップルが公開した研究論文によれば、Apple Intelligenceの開発にはTensorの一種である「TPUv5p」チップが2048個、サーバーAIモデルの開発には「TPUv4」チップが8192個使用されたとのこと。

 

現在、AI関連機能の開発には、エヌビディアのGPUが広く利用されています。このGPUはスタンドアロン製品として販売されている一方、グーグルのTensorはクラウドサービスとして提供されているのです。

 

アップルによれば、Tensorによって大規模で高度なAIモデルを効率的にトレーニングできるようになったとのこと。さらにアップルは今後2年間でAIサーバーの強化に50億ドル(約7500億円※)を投資するそうです。

※1ドル=約149円で換算(2024年8月1日現在)

 

Apple Intelligenceの開発に自社開発の「Mシリーズ」チップではなく、Tensorが選ばれた理由が気になります。今後の動向を見守りましょう。

 

Source: Apple via MacRumors

M3の「14インチMacBook Pro」、ついに外部デュアルディスプレイに対応!

アップルは「macOS Sonoma 14.6」の配布を開始し、「M3 14インチ MacBook Pro」への外部デュアルディスプレイのサポートを追加しました。

↑ついにアップデート

 

M3 14インチMacBook Proは2023年10月に発売されましたが、ディスプレイを閉じた状態での使用となる「クラムシェルモード」での外部デュアルディスプレイは、サポートしていませんでした。これは、2024年3月に発売された「M3 MacBook Air」が外部デュアルディスプレイの接続に対応していたことと異なっており、アップルは後のアップデートでの対応を約束していたのです。

 

今回のアップデートにより、M3 14インチMacBook Proではディスプレイを開いた状態で、6K解像度の外部ディスプレイを1台、そしてクラムシェルモードでは5K解像度/最大60Hzの外部ディスプレイを2台サポートするようになりました。

 

なお、M3ではなく「M3 Pro」「M3 Max」といった上位チップを搭載した14インチMacBook Proは、すでに外部デュアルディスプレイをサポートしています。

 

macOS Sonoma 14.6では外部デュアルディスプレイのサポート以外にも、いくつかのセキュリティ上の脆弱性が修正されています。対象のMacのユーザーは早めにアップデートしたほうがよさそうです。

 

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

iOS 18.1ベータ版にない「Apple Intelligence」の機能は何?

アップルは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版を配布しています。同バージョンには人工知能機能「Apple Intelligence」が含まれていますが、予定されている機能が全て入っているわけではありません。

↑いろいろな機能が潜んでいる

 

そこで、iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1のベータ版に入っていないApple Intelligenceの機能をまとめてみました。

 

  • 人工知能による画像生成機能「Image Playground」
  • オリジナルな絵文字生成機能「Genmoji」
  • コンテキストに基づいた画像生成機能「Image Wand」
  • 重要な通知を真っ先に確認できる「優先通知」
  • 受信メッセージを自動分類する「メール」のカテゴリ
  • 画像から不要なオブジェクトを削除する「写真」のツール
  • 「Siri」による画面上の認識、個人のコンテキスト、アプリ内およびアプリ間でのアクションの実行機能
  • Siriと「ChatGPT」との統合
  • 米国英語以外の「追加言語」のサポート
  • iPhoneやiPad、Mac以外の「追加のプラットフォーム」

 

こうしてみると、iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1のApple Intelligenceでは、画像生成系の機能がまだ弱い印象です。

 

iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1は現在は開発者のみが利用でき、Apple Intelligenceもテストの初期段階にあります。同機能のさらなる機能の拡張と、日本語を含めた多地域への展開を楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

「iOS 18.1ベータ版」で電話が変わった! 便利な新機能とは?

アップルが提供を始めた「iOS 18.1」のベータ版において、「通話録音」と「通話の文字起こし」という新機能が追加されていると、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑新機能の通話録音(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18.1での大きなトピックは、人工知能機能となる「Apple Intelligence」の搭載。もともとiOS 18でのリリースが宣言されていた同機能ですが、今回の通話録音や文字起こしもApple  Intelligenceのパワーを活かしています。

 

iOS 18.1のベータ版の通話録音は、通話を開始した後、左上隅にある録音ボタンをタップすることで利用可能。録音を開始すると、通話の参加者全員に録音中であることが通知されます。通知を断る方法はないため、録音されたくない人は電話を切る必要があります。

↑メモに保存される(画像提供/MacRumors)

 

録音された内容は「Notes(メモ)」アプリに保存されます。そこで通話を再度聞いたり、完全な書き起こしを表示したり、その要約を確認したりすることも可能です。

 

Apple IntelligenceはiOS 18.1だけでなく「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版にも搭載されており、今年後半に一般公開される予定です。Apple Intelligenceが日本語に正式対応したら、通話録音と文字起こし機能が役に立つ予感がします。

 

Source: MacRumors

「Apple Intelligence」の正式リリース、少し遅れそうです

アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」のリリース時期が当初の予定から延期されると、米ブルームバーグが報じています。

↑ちょっと遅れそう

 

アップルは当初、Apple Intelligenceを「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に導入予定であると話していました。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple  Intelligenceのバグ修正に時間を与えるため、リリースを延期するとのこと。実際には「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」が正式にリリースされてから数週間後の10月までに、ソフトウェアアップデートとしてApple  Intelligenceが提供されると言います。

 

アップルは昨日、Apple Intelligenceを内蔵した「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始しました。私たちがApple Intelligenceを利用できるようになるのは、10月に正式に配布されるであろう「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」からとなりそうです。

 

なお、「Siri」がデバイス上のデータを活用して質問に答えたり、ユーザーの画面に表示されているものを理解したりする新機能は、2025年前半に提供される予定。Apple Intelligenceはこれから少しずつ展開されることになりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

Apple Intelligence、iOS 18.1などのベータ版に登場!

アップルは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始し、人工知能機能「Apple Intelligence」の利用が可能になりました。

↑ベータ版のOSにデビュー

 

「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版に搭載されているのは、Apple Intelligenceの初期バージョン。「設定」アプリからオンにすることができます。

 

ライティングツールや「Siri」の刷新されたデザイン、音声コマンドとSiriへの入力を切り替えるオプション、書き起こしやその他のコンテンツの要約、新しいメールのカテゴリとスマート返信、メッセージでのスマート返信などの機能が利用可能となっています。

 

その一方、画像を生成する「Image Playground」、絵文字を生成する「Genmoji」、「ChatGPT」の統合、写真内のオブジェクトを消去するオプション、優先通知、アプリや画面上の認識などのSiri機能などは現在利用できません。

 

現在、Appleは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia 15」のベータ版のテストも並行して実施しています。Apple Intelligenceが含まれる「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」がいつ正式にリリースされるのかを、楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

アップルの地図がブラウザで使えるようになる! ベータ版が公開

アップルは先週、ウェブサイト向け「マップ」アプリをベータ版として公開しました。

↑ウェブサイト向けマップのベータ版(画像提供/MacRumors)

 

同社のマップは2012年に公開され、iPhoneやiPad、Mac、Apple  Watchから利用することができます。先日にはパリオリンピックにあわせて、マップデータのアップデートも行われています。

 

ウェブ版のマップは「Safari」や「Chrome」「Edge」などのブラウザから利用することが可能。地図の閲覧だけでなく、クルマや徒歩での道順を調べたり、訪問先を検索して評価や営業時間を確認したり、厳選されたガイドを閲覧したりすることができます。

 

さらに、マップのカードから直接食べ物を注文したり、世界中の都市で食事、買い物、探索できる場所を見つけることも可能。アップルによれば、今後数か月以内に「Look Around(周辺を探す)」などの追加オプションが導入される予定とのことです。

 

これまで、ウェブベースの地図サービスとしてはグーグルマップが標準的な存在でしたが、今後はどちらを使うか迷いそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

AndroidからiPhoneへの乗り換え率、過去5年で最高水準! アップルが喜べないわけとは?

市場調査会社CIRPは先日、米国で最新のiPhone 15シリーズの売れ行きが、同時期のiPhone 14シリーズを下回っているとの報告を発表しました。それに続き、新たに「AndroidユーザーがiPhoneに乗り換える比率が高くなっている」とのレポートを公開しています。

↑乗り換え増加の裏には…

 

最新のデータによると、2024年6月に新品のiPhoneを買った人々のうち元Androidユーザーの割合は、過去5年で最高の17%に跳ね上がったとのこと。

 

これはアップルにとって朗報のようですが、実はiPhone 15の売れ行きが弱い原因かもしれないとCIRPは指摘しています。

 

なぜなら、Androidユーザーは安い価格でiOSを使えるデバイスに興味があり、最新かつ最高のiPhoneは必要ないからです。現在のiOS 17はiPhone 14シリーズやiPhone SE(第2世代以降)といった少し古いモデルでも使用可能。乗り換え組は、そうした安いiPhoneで済ませる傾向があるというわけです。

 

CIRPは、Androidからの乗り換えの増加が「iPhoneの売り上げが全体的に弱い」ことと相関していると分析しています。その理由は乗り換え組が多いほど、すでにiPhoneを持っているユーザーが買い換える割合が少なくなることを意味するからです。

 

新たなiPhoneが出るたびにアップグレードするファンが多いことが、これまでのアップルの強みでした。AndroidからiOSへの乗り換え率が高い=旧iPhoneから最新iPhoneへの乗り換えが低調になっているという論理です。

 

アップル独自の生成AI「Apple Intelligence」も、当初は米国の英語ユーザーしか使えないため、iPhone 16シリーズの売上増につながらないとの予想もあります。それが正しければ、来年もAndroidからiPhoneへの乗り換え率はますます高まるのかもしれません。

 

Source: CIRP
via: 9to5Mac

「便りがないのは良い便り」というけども……帰りの無事をiPhoneで通知できる「到着確認」機能はオススメです【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「帰りの無事を通知できる「到着確認」の使い方」です。

 

 

久しぶりに友人と会って楽しい時間を過ごした後、帰り際に『家に着いたら連絡してね』と声をかけられたことありませんか。もしくはお子さんに家に着いたら連絡してね、と言った経験です。でも、家に着いたのにメッセージするのを忘れたり、途中で寄り道して帰るのが遅れて相手に心配かけた…なんて経験があるかもしれません。今回は“帰宅するのが何時ごろになるのか”や“何らかの原因で帰宅が予定より遅れている”ことを簡単に相手に伝える「到着確認」の機能を紹介しましょう。

 

ここではあなたが“帰る”側の人として設定手順を説明します。

 

「メッセージ」を開いて到着確認を送りたい人を選び、メッセージ入力欄の左側にある[+]をタップ。スクロールして[到着確認]を選びます。初回のみ到着確認の説明が表示されるので[続ける]をタップ。その後、到着しなかった場合にどんなデータを共有するか選択。ここで[制限なし]を選ぶと帰宅の経路まで相手に伝わるので、相手が家族や親しい友人以外なら[制限付き]を選んでおくのが良いでしょう。[到着確認を送信]を選べば完了。これで何時ごろ自宅に帰宅できるか予定時刻が相手に伝わります。

 

このとき、今いる場所から自宅までの距離が近いと位置情報で帰宅したことが判別できないので自動的にタイマーが選ばれます。[編集]をタップして帰宅までの所要時間を設定して[完了]をタップ。何分後に到着予定か相手に連絡できます。

 

予定していた時刻になっても自宅まで辿り着けなかったり設定したタイマーの時間が過ぎてしまった場合は、あなたの画面に遅れていることを通知で知らせてくれます。[時間を延長]をタップして、あとどれだけかかりそうか延長しましょう。

 

無事あなたが自宅に到着すると相手に通知が届きます。タイマーを設定した場合なら、あなたが時間延長の通知で[終了]をタップした時点で到着確認が終了。通知が相手に届いて無事に帰宅したことが伝わります。

 

万が一、何かのトラブルが発生した場合、あなたの画面に表示された[時間を延長]の通知に何も反応せず15分経過すると“到着していない可能性がある”ことが相手に通知されます。

 

この通知を受け取った側は最新情報(位置や電波状況、バッテリ残量など)を調べたり相手に電話できるので、どこか別の場所に寄り道していることや直接電話で無事を確認することができます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

次期macOS「Sequoia」、「iPhoneミラーリング」でサイズ変更が可能に!

この秋にアップルからリリースされる、Mac向けの新OS「macOS Sequoia」。そこに搭載される「iPhoneミラーリング」機能が、さらに進化していることが判明しました。

↑便利そうなiPhoneミラーリング機能(画像提供/アップル)

 

iPhoneミラーリングでは、Macの画面にiPhoneの画面を映し、キーボードやトラックパッド、マウスで直接操作することができます。画面にはユーザーがカスタマイズした壁紙やアイコンがiPhoneと同じように表示され、ホーム画面でページ間をスワイプしたり、お気に入りのアプリを起動して閲覧したりすることができます。

 

先日リリースされたmacOS Sequoiaのベータ4では、iPhoneミラーリングのウィンドウサイズが変更できるようになりました。ウィンドウを大きくしたり小さくしたりして、Macデスクトップに表示されるサイズを変更することができるのです。

 

サイズは、実際のiPhoneのサイズ、より大きなサイズ、小さなサイズの3種類。サイズの変更はiPhoneミラーリングを起動し、表示メニューから行います。

 

iPhoneとMacとの間でドラッグ&ドロップをしたり、音声を再生したり、通知を確認して応答したりすることもできる、macOS SequoiaのiPhoneミラーリング。MacとiPhoneの両方を使っているユーザーには、かなり便利な機能となりそうです。

 

Source: MacRumors

想像しただけで没入!「Vision Pro」向け「Apple Immersive Video」が超すごそう

アップルは空間コンピューター「Apple Vision Pro」向けに、没入型の動画シリーズや映画となる「Apple Immersive Video」を公開しています。

↑ちょい見せ(画像提供/アップル)

 

Apple Vision Proは両目で合計2300万画素の超高解像度ディスプレイを搭載することで、目の前に幅30メートルのスクリーンがあるような体験が可能。一方、Apple Immersive Videoでは、3D動画や空間オーディオに対応した180度の高解像度録画が提供されています。

 

今回提供が開始された『Boundless』では、視聴者はトルコのカッパドキアで熱気球に乗ったときの風景を味わうことができます。さらに今秋には、北極圏に移住したサーファーを特集する『Arctic Surfing』が公開される予定。

 

8月に公開される『Wild  Life』では、孤児になったゾウの世話をするケニアのシェルドリック野生生物保護団体を特集します。今年後半には、バハマ諸島のダイバーのグループが特集される予定。

 

今年9月に公開される『Elevated』では、火山のうえを飛び、滝を乗り越え、世界最長の島々であるハワイの知られざる自然の脅威を見ることができます。

 

2024年後半には、Apple Immersive Videoの短編映画『Submerged』が公開。また、2024年のNBAオールスターウィークエンドの舞台裏や、ビッグウェーブサーフィンと呼ばれる新しいスポーツシリーズも公開される予定です。

 

販売台数の苦戦も報じられるApple Vision Proですが、Apple Immersive Videoによる魅力的なコンテンツの投入により、発売時の勢いを取り戻してほしいものです。

 

Source: Apple