「Apple Intelligence」の正式リリース、少し遅れそうです

アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」のリリース時期が当初の予定から延期されると、米ブルームバーグが報じています。

↑ちょっと遅れそう

 

アップルは当初、Apple Intelligenceを「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に導入予定であると話していました。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple  Intelligenceのバグ修正に時間を与えるため、リリースを延期するとのこと。実際には「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」が正式にリリースされてから数週間後の10月までに、ソフトウェアアップデートとしてApple  Intelligenceが提供されると言います。

 

アップルは昨日、Apple Intelligenceを内蔵した「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始しました。私たちがApple Intelligenceを利用できるようになるのは、10月に正式に配布されるであろう「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」からとなりそうです。

 

なお、「Siri」がデバイス上のデータを活用して質問に答えたり、ユーザーの画面に表示されているものを理解したりする新機能は、2025年前半に提供される予定。Apple Intelligenceはこれから少しずつ展開されることになりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

Apple Intelligence、iOS 18.1などのベータ版に登場!

アップルは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始し、人工知能機能「Apple Intelligence」の利用が可能になりました。

↑ベータ版のOSにデビュー

 

「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版に搭載されているのは、Apple Intelligenceの初期バージョン。「設定」アプリからオンにすることができます。

 

ライティングツールや「Siri」の刷新されたデザイン、音声コマンドとSiriへの入力を切り替えるオプション、書き起こしやその他のコンテンツの要約、新しいメールのカテゴリとスマート返信、メッセージでのスマート返信などの機能が利用可能となっています。

 

その一方、画像を生成する「Image Playground」、絵文字を生成する「Genmoji」、「ChatGPT」の統合、写真内のオブジェクトを消去するオプション、優先通知、アプリや画面上の認識などのSiri機能などは現在利用できません。

 

現在、Appleは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia 15」のベータ版のテストも並行して実施しています。Apple Intelligenceが含まれる「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」がいつ正式にリリースされるのかを、楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

アップルの地図がブラウザで使えるようになる! ベータ版が公開

アップルは先週、ウェブサイト向け「マップ」アプリをベータ版として公開しました。

↑ウェブサイト向けマップのベータ版(画像提供/MacRumors)

 

同社のマップは2012年に公開され、iPhoneやiPad、Mac、Apple  Watchから利用することができます。先日にはパリオリンピックにあわせて、マップデータのアップデートも行われています。

 

ウェブ版のマップは「Safari」や「Chrome」「Edge」などのブラウザから利用することが可能。地図の閲覧だけでなく、クルマや徒歩での道順を調べたり、訪問先を検索して評価や営業時間を確認したり、厳選されたガイドを閲覧したりすることができます。

 

さらに、マップのカードから直接食べ物を注文したり、世界中の都市で食事、買い物、探索できる場所を見つけることも可能。アップルによれば、今後数か月以内に「Look Around(周辺を探す)」などの追加オプションが導入される予定とのことです。

 

これまで、ウェブベースの地図サービスとしてはグーグルマップが標準的な存在でしたが、今後はどちらを使うか迷いそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

AndroidからiPhoneへの乗り換え率、過去5年で最高水準! アップルが喜べないわけとは?

市場調査会社CIRPは先日、米国で最新のiPhone 15シリーズの売れ行きが、同時期のiPhone 14シリーズを下回っているとの報告を発表しました。それに続き、新たに「AndroidユーザーがiPhoneに乗り換える比率が高くなっている」とのレポートを公開しています。

↑乗り換え増加の裏には…

 

最新のデータによると、2024年6月に新品のiPhoneを買った人々のうち元Androidユーザーの割合は、過去5年で最高の17%に跳ね上がったとのこと。

 

これはアップルにとって朗報のようですが、実はiPhone 15の売れ行きが弱い原因かもしれないとCIRPは指摘しています。

 

なぜなら、Androidユーザーは安い価格でiOSを使えるデバイスに興味があり、最新かつ最高のiPhoneは必要ないからです。現在のiOS 17はiPhone 14シリーズやiPhone SE(第2世代以降)といった少し古いモデルでも使用可能。乗り換え組は、そうした安いiPhoneで済ませる傾向があるというわけです。

 

CIRPは、Androidからの乗り換えの増加が「iPhoneの売り上げが全体的に弱い」ことと相関していると分析しています。その理由は乗り換え組が多いほど、すでにiPhoneを持っているユーザーが買い換える割合が少なくなることを意味するからです。

 

新たなiPhoneが出るたびにアップグレードするファンが多いことが、これまでのアップルの強みでした。AndroidからiOSへの乗り換え率が高い=旧iPhoneから最新iPhoneへの乗り換えが低調になっているという論理です。

 

アップル独自の生成AI「Apple Intelligence」も、当初は米国の英語ユーザーしか使えないため、iPhone 16シリーズの売上増につながらないとの予想もあります。それが正しければ、来年もAndroidからiPhoneへの乗り換え率はますます高まるのかもしれません。

 

Source: CIRP
via: 9to5Mac

「便りがないのは良い便り」というけども……帰りの無事をiPhoneで通知できる「到着確認」機能はオススメです【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「帰りの無事を通知できる「到着確認」の使い方」です。

 

 

久しぶりに友人と会って楽しい時間を過ごした後、帰り際に『家に着いたら連絡してね』と声をかけられたことありませんか。もしくはお子さんに家に着いたら連絡してね、と言った経験です。でも、家に着いたのにメッセージするのを忘れたり、途中で寄り道して帰るのが遅れて相手に心配かけた…なんて経験があるかもしれません。今回は“帰宅するのが何時ごろになるのか”や“何らかの原因で帰宅が予定より遅れている”ことを簡単に相手に伝える「到着確認」の機能を紹介しましょう。

 

ここではあなたが“帰る”側の人として設定手順を説明します。

 

「メッセージ」を開いて到着確認を送りたい人を選び、メッセージ入力欄の左側にある[+]をタップ。スクロールして[到着確認]を選びます。初回のみ到着確認の説明が表示されるので[続ける]をタップ。その後、到着しなかった場合にどんなデータを共有するか選択。ここで[制限なし]を選ぶと帰宅の経路まで相手に伝わるので、相手が家族や親しい友人以外なら[制限付き]を選んでおくのが良いでしょう。[到着確認を送信]を選べば完了。これで何時ごろ自宅に帰宅できるか予定時刻が相手に伝わります。

 

このとき、今いる場所から自宅までの距離が近いと位置情報で帰宅したことが判別できないので自動的にタイマーが選ばれます。[編集]をタップして帰宅までの所要時間を設定して[完了]をタップ。何分後に到着予定か相手に連絡できます。

 

予定していた時刻になっても自宅まで辿り着けなかったり設定したタイマーの時間が過ぎてしまった場合は、あなたの画面に遅れていることを通知で知らせてくれます。[時間を延長]をタップして、あとどれだけかかりそうか延長しましょう。

 

無事あなたが自宅に到着すると相手に通知が届きます。タイマーを設定した場合なら、あなたが時間延長の通知で[終了]をタップした時点で到着確認が終了。通知が相手に届いて無事に帰宅したことが伝わります。

 

万が一、何かのトラブルが発生した場合、あなたの画面に表示された[時間を延長]の通知に何も反応せず15分経過すると“到着していない可能性がある”ことが相手に通知されます。

 

この通知を受け取った側は最新情報(位置や電波状況、バッテリ残量など)を調べたり相手に電話できるので、どこか別の場所に寄り道していることや直接電話で無事を確認することができます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

次期macOS「Sequoia」、「iPhoneミラーリング」でサイズ変更が可能に!

この秋にアップルからリリースされる、Mac向けの新OS「macOS Sequoia」。そこに搭載される「iPhoneミラーリング」機能が、さらに進化していることが判明しました。

↑便利そうなiPhoneミラーリング機能(画像提供/アップル)

 

iPhoneミラーリングでは、Macの画面にiPhoneの画面を映し、キーボードやトラックパッド、マウスで直接操作することができます。画面にはユーザーがカスタマイズした壁紙やアイコンがiPhoneと同じように表示され、ホーム画面でページ間をスワイプしたり、お気に入りのアプリを起動して閲覧したりすることができます。

 

先日リリースされたmacOS Sequoiaのベータ4では、iPhoneミラーリングのウィンドウサイズが変更できるようになりました。ウィンドウを大きくしたり小さくしたりして、Macデスクトップに表示されるサイズを変更することができるのです。

 

サイズは、実際のiPhoneのサイズ、より大きなサイズ、小さなサイズの3種類。サイズの変更はiPhoneミラーリングを起動し、表示メニューから行います。

 

iPhoneとMacとの間でドラッグ&ドロップをしたり、音声を再生したり、通知を確認して応答したりすることもできる、macOS SequoiaのiPhoneミラーリング。MacとiPhoneの両方を使っているユーザーには、かなり便利な機能となりそうです。

 

Source: MacRumors

想像しただけで没入!「Vision Pro」向け「Apple Immersive Video」が超すごそう

アップルは空間コンピューター「Apple Vision Pro」向けに、没入型の動画シリーズや映画となる「Apple Immersive Video」を公開しています。

↑ちょい見せ(画像提供/アップル)

 

Apple Vision Proは両目で合計2300万画素の超高解像度ディスプレイを搭載することで、目の前に幅30メートルのスクリーンがあるような体験が可能。一方、Apple Immersive Videoでは、3D動画や空間オーディオに対応した180度の高解像度録画が提供されています。

 

今回提供が開始された『Boundless』では、視聴者はトルコのカッパドキアで熱気球に乗ったときの風景を味わうことができます。さらに今秋には、北極圏に移住したサーファーを特集する『Arctic Surfing』が公開される予定。

 

8月に公開される『Wild  Life』では、孤児になったゾウの世話をするケニアのシェルドリック野生生物保護団体を特集します。今年後半には、バハマ諸島のダイバーのグループが特集される予定。

 

今年9月に公開される『Elevated』では、火山のうえを飛び、滝を乗り越え、世界最長の島々であるハワイの知られざる自然の脅威を見ることができます。

 

2024年後半には、Apple Immersive Videoの短編映画『Submerged』が公開。また、2024年のNBAオールスターウィークエンドの舞台裏や、ビッグウェーブサーフィンと呼ばれる新しいスポーツシリーズも公開される予定です。

 

販売台数の苦戦も報じられるApple Vision Proですが、Apple Immersive Videoによる魅力的なコンテンツの投入により、発売時の勢いを取り戻してほしいものです。

 

Source: Apple

「Apple Intelligence」、YouTubeの字幕は訓練に使用していない! アップルが釈明

アップルは、人工知能機能の「Apple Intelligence」のトレーニングにYouTubeの字幕を使用していないと海外メディアの9to5Macに釈明しました。

↑生成AIの訓練に誰のデータを使っているの?

 

Apple Intelligenceは次期OSの「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される人工知能で、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにしたりすることができます。また、アップルは今年4月、オープンソースのAIモデル「OpenELM」を発表していました。

 

Wiredは今月16日、アップルやAnthropic、NVIDIAなどの企業が、YouTubeの字幕を自社のAIモデルのトレーニングに使用していると報じました。これには、MKBHDやMr. Beastなどの著名YouTuberも含まれます。アップルもOpenELMのトレーニングで、このYouTubeの字幕を使用していたのです。

 

しかし、アップルの声明によれば、Apple Intelligenceを含むAIや機械学習機能のいずれにも、OpenELMは搭載されていないとのこと。OpenELMは研究のみを目的に作成されたもので、Apple Intelligenceの強化には使用されていないそうです。

 

アップルは以前にも、Apple Intelligenceが「特定の機能を強化するために選択されたデータや、当社のWebクローラーによって収集された公開データなど、ライセンスされたデータによってトレーニングされている」と述べていました。しかし、この問題は今後も続きそうです。

 

Source: 9to5Mac

「iOS 17.4以降のiPhone」、サイバー諜報企業が手を焼くほどセキュリティが堅固

イスラエルのサイバー諜報企業「Cellebrite」は、デバイスからデータを合法的に収集するソフトウェアを開発しています。その製品は世界各国に提供されており、米国では一部の政府機関がiOSデバイスのロック解除に使用しているそう。しかしそんな同社が、「iOS 17.4」以降をインストールしたiPhoneのロックを解除できないと海外で報じられています。

↑iOS 17.4以降のiPhoneは簡単に破られない

 

テック系メディアの404 Mediaが入手した文章によると、Cellebriteの製品のサポートマニュアルでは、iOS 17.4以降を搭載したiPhoneは「研究中」とされており、ロック解除ができないことが示唆されています。一方で、「iOS 17.1」から「iOS 17.3.1」を実行している「iPhone XR」および「iPhone 11」シリーズは、ロック解除に対応していると記載されています。

 

Androidスマートフォンに目を向けると、CellebriteのツールはほとんどのAndroidスマートフォンに侵入できるものの、電源がオフにされている「Pixel 6/7/8」のデータを取得することはできないと述べています。

 

アップルはハッキングツールによる攻撃を防ぐために、セキュリティを強化してきました。今後もiPhoneのセキュリティが堅固であることを願いたいものです。

 

Source: 404 Media via MacRumors

「Apple TV+」がコスト削減へ。巨額投資も視聴者が増えず…

アップルの有料動画ストリーミングサービス「Apple TV+」が視聴者の獲得に失敗し、ハリウッドへの支出を縮小していると、米ブルームバーグが報じています。

↑これからどんなドラマが待ち受けているのか?

 

Apple TV+は2019年11月にスタートしたサービスで、「Apple TV+ Originals」と呼ばれるオリジナルの映画作品やテレビシリーズを提供。Appleのウェブサイトや「Apple TV」アプリから視聴可能であり、日本でも月額900円で見ることができます。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple TV+のオリジナル番組に200億ドル(約3兆1000億円※)を投資したものの、効果が限定的だったそう。具体的には米国のテレビ視聴者のわずか0.2%しか獲得できておらず、Apple TV+の1か月の視聴者は「Netflix」の1日の視聴者よりも少ないとされています。

※1ドル=約155円で換算(2024年7月24日現在)

 

Apple TV+がスタートした当初は、オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、ジェニファー・アニストンといった大物との契約を含め、注目度の高いプロジェクトやタレントへの投資が目立っていました。また、マーティン・スコセッシ、リドリー・スコット、マシュー・ヴォーンといった監督の映画に合計5億ドル(780億円)以上を費やしました。しかし、期待していたほど視聴者を獲得することができなかったのです。

 

アップルは現在、番組の前払金の削減、不振が続く作品の迅速な打ち切り、制作の延期など、より慎重に予算を管理していると伝えられています。果たして、Apple TV+はコストを抑えて、巻き返すことができるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg

アップルの「マップ」、開幕直前のパリオリンピック用にアップデート!

開幕直前のパリオリンピックに合わせて、アップルの純正アプリ「マップ」がアップデートされました。新たに3Dランドマークが登場しています。

↑パリオリンピックをガイド(画像提供/MacRumors)

 

上画像のように、パリのパルク・ド・フランスやオリンピック水上センターなどをマップで確認すると、カスタムの3Dランドマークが表示されます。これには、パリ東駅、イエナ橋、マドレーヌ広場なども含まれ、マップでは会場、土産物店、公共の集会場所などのポップアップロケーションが表示されるようになりました。

 

全ての試合会場と式典会場には、訪問者が見つけやすいように特別なアイコンを用意。試合による道路の通行止めや注意事項に関する最新の情報も表示されます。また、レストランやホテル、ショッピングのマップガイドもあり、数十の新しいガイドも用意されています。

 

アップルは、体操や水泳などの人気競技にスポットを当てたストーリーをApp Storeで特集する予定。パリオリンピックの公式アプリのダウンロードとフォローが推奨されるほか、スポーツをテーマとしたモバイルゲームや健康・フィットネスアプリも取り上げられる予定です。同様に、Apple PodcastsやApple News、Apple Musicもパリオリンピックやフランスの音楽などを特集するようです。

 

円安の影響もあり、日本からパリまで行くのはなかなか難しい昨今ですが、アップルのマップで現地の雰囲気を少しでも味わってみるのも楽しそうです。

 

Source: MacRumors

「Apple Watch」をiPodっぽく使える「TinyPod」とは?

「Apple Watch」をはめ込むと、かつて販売された音楽プレーヤー「iPod」のように使える。そんなデバイスの「TinyPod」が海外で販売されています。

↑どこか懐かしい「TinyPod」

 

シリコン製のTinyPodにApple Watchを入れると、ケースのクリックホイールをくるくる回すことで、Apple  Watchを操作することができます。このクイックホイールは、Apple  Watchのデジタルクラウンに直接接続されています。

 

https://x.com/thetinypod/status/1813589903722311784?s=61

 

TinyPodに入れたApple Watchからは、電話をかけたり、メールをチェックしたり、音楽を聴いたり、メッセージを送ったりすることができます。本体の充電はApple Watchの純正の充電器から可能。また、手首の検知機能をオフにすることで、数日間の使用が可能になると説明しています。

 

Apple Watchには「Face ID」や「Touch ID」による生体認証機能がないので、TinyPodに入れた状態では毎回パスコードを使ってロックを解除するか、パスコードを設定しない必要があります。後者はあまり安全な使い方とは言えません。

 

TinyPodの価格は79ドル(約1万2000円※)で、Apple Watch Series 4以降、Apple Watch SE、Apple Watch Ultraで利用できます。アップルが想定したApple Watchの使い方ではないでしょうが、TinyPodの小さくて可愛らしい外観には、どこか引かれてしまいますね。

※1ドル=約156.6円で換算(2024年7月23日現在)

 

Source: TinyPod

ちょっと待て! 次期「iPhone 16」爆売れ予想に懐疑論

アップルの次期「iPhone 16」シリーズの注文は増えていないと著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が報告しています。

↑爆売れは楽観的すぎる?

 

iPhone 16シリーズに関しては、売り上げ増を見越してTSMCへのチップ発注が1000万個も増えたことが、中国メディアにより報じられていました。これには「iOS 18」で導入されるAI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」が大いに関係していると伝えられています。

 

しかし、Kuo氏によれば、TSMCの最近のチップの販売台数は増加していないとのこと。アップルのサプライヤーのLarganによる2024年のハイエンドモデルの受注も、昨年と同程度だと言います。むしろ同氏は、2024年後半のiPhone 16の発注台数は約8700万台で、「iPhone 15」の9100万台から減ると考えているのです。

 

Apple IntelligenceによるiPhone 16の販売台数の増加に関しても、「Apple Intelligenceは当初は米国向けにベータ版のみが提供され、英語にしか対応しないので、これだけでiPhone 16の売り上げが伸びるというのは、あまりにも楽観的すぎるかもしれない」と述べているのです。

 

Apple Intelligenceには「iPhone 15 Pro」かそれ以降が対応しますが、それだけで消費者がiPhone 16に買い替えるかどうかは現段階で未知数かもしれません。

 

Source: Medium via MacRumors

アップル「HomePod mini」に新色ミッドナイトが登場。コンパクトながら大音量を誇るスマートスピーカー

アップルがスマートスピーカー「HomePod mini」の新色「ミッドナイト」を発売しました。価格は1万4800円(税込)で、apple.com/jpおよびApple Storeアプリから購入できます。

↑端から端まで光るバックライトのTouchサーフェスを搭載し、あらゆる空間を引き立てます

 

HomePod miniは、高さが8.5センチを下回るコンパクトなデザインでありながら、大音量のサウンドを再生するとうたったスマートスピーカー。外装のメッシュには継ぎ目がなく、通り抜ける音を遮らないそう。

↑既存カラーには、イエロー、オレンジ、ブルー、ホワイトがあります

 

Apple Musicで音楽を聴いたり、Apple TV 4Kと組み合わせてホームシアターを楽しんだりできます。また、Siriも搭載しているので、日々のタスク管理や、スマートホームをコントロールする方法を検索するときにも使えますよ。

 

メーカー:アップル

製品名:HomePod mini

価格:1万4800円(税込)

次期「iPhone 16 Proシリーズ」の新色、ローズの可能性が高まる

今年のリリースが期待される「iPhone 16 Pro」シリーズでは、新色として「ローズ」が投入されるとの情報が中国から伝えられています。

↑やっぱりこれっぽい色が出そう

 

iPhone 16 Proシリーズに新色としてローズが投入されるとの情報は、これまで何度か報じられてきました。その代わり、「iPhone 15 Pro」シリーズに存在していた「ブルーチタニウム」がラインナップから消える模様。また、iPhone 16 Proでは素材のチタンの加工技術が改善され、より美しくなるとの報告も登場しています。

 

WeiboアカウントのOvO  Baby Sauce  OvOがサプライチェーン筋から得た情報によれば、iPhone 16 Proに追加されるのは単純な「ローズ」で、2015年の「iPhone 6S」で登場した「ローズゴールド」とは異なると述べています。

 

iPhone 16ではベースモデルの「iPhone 16/16 Plus」でもカラーバリエーションの変更が噂されており、アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuro)氏によれば、イエローの代わりにホワイトが登場するとのこと。また、「iPhone 12」のホワイトが「iPhone 13」でスターライトに変更されたように、既存の色の名前が変更される可能性も指摘しています。

 

iPhone 16 Proのカラーリングが今から気になって仕方ありません。

 

Source: Weibo via MacRumors

2025年予定の「iPhone 17」、TSMCの「2nmチップ」は見送り?

2025年の発売が期待される「iPhone 17」シリーズのチップには、TSMCの最新プロセス「2nm」が採用されない見通しだと海外メディアが報じています。

↑2nmチップの搭載には時間がかかる

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」には、TSMCの3nmプロセス(N3B)で製造された「A17 Pro」が搭載されています。さらに先日発売された「iPad Pro」に搭載されている「M4」では、強化された3nmプロセスが採用されています。

 

WeiboユーザーのPhone Chip Expertの投稿によれば、TSMCの2nmプロセスは2025年末まで量産されないとのこと。そのため、同年秋にリリースされるiPhone 17には、2nmプロセスのチップは搭載されないと指摘しているのです。

 

TSMCは2025年に2nmプロセスの量産を開始する予定で、安定した歩留まりを確保するために、生産計画を加速しているとも報じられています。また、「N2」と呼ばれる2nmプロセスは、3nmプロセスと比較して同じ電力で10〜15%の性能向上や、同じ性能で25〜30%の電力削減を実現するとうたっています。

 

なお、今年発売される「iPhone 16」シリーズでは、4モデル全てがTSMCの3nmプロセス(N3E)で製造される「A18」チップを搭載することが確認されています。

 

Source: Weibo via MacRumors

「折りたたみiPhone」のデザイン? アップルが特許を出願

アップルは「折りたたみiPhone」に応用できる「折りたたみディスプレイ」に関する特許を、米特許商標庁(USPTO)に出願しました。

↑アップル版折りたたみディスプレイの構造の一部(画像提供/USPTO)

 

同社が折りたたみiPhoneを開発しているという情報は以前から報じられており、2026年の製品登場が噂されたときもありました。しかし最近の報道では、折りたたみディスプレイの開発の難しさから、製品投入は2027年かそれ以降に延期された可能性も指摘されています。

 

今回出願された特許「Electronic Devices With Durable Folding Displays(耐久性のある折りたたみ式ディスプレイを備えた電子機器)」では、折りたたみディスプレイの重なる部分の構造について説明しています。

 

それによれば、曲げ軸に沿ってガラス層に凹部を形成したり、凹部のガラス層には局所的に薄く柔軟な部分を形成し、ガラス層が曲げ軸を中心に曲げられるようにしたりするとのこと。つまり、折りたたみディスプレイの中央を薄くすることで、より折り曲げやすい構造にすることを検討しているようです。

 

また、落下時にディスプレイが十分な耐久性を発揮するために、ディスプレイカバー層とその他のエッジ部分は、他の部分に比べて厚くなっているとも説明されています。場所によってディスプレイの厚さを変えることで、使い勝手と耐久性の両立を目指しているようです。

 

いつものことながら、特許出願がそのまま製品化につながるわけではなく、アップルが実際に折りたたみiPhoneを投入するかどうかは未知数です。しかし個人的には、アップルブランドの名に恥じない、高品質なディスプレイを搭載した折りたたみiPhoneの投入に期待したいものです。

 

Source: USPTO(PDF) via Apple Insider

アップルの「写真」アプリ、画像や動画を修復する機能を導入!?

「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」において、失われたり破損したりした画像や動画を復元できる機能が「写真」アプリに追加されると、MacRumorsが伝えています。

↑修復力に期待

 

iOS 18では写真の大幅な刷新が予定されており、写真ライブラリが自動的に新しい一つのビューに整理され、便利な新しいコレクションにより、お気に入りにアクセスしやすくなります。また、新しいクリーンアップツールでは被写体を誤って改変することなく、背景の不要な対象物を特定して削除できます。

 

iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaの写真には「復元済み」アルバムが追加され、写真のライブラリに含まれていない画像や動画が表示されます。復元済みのアルバムの画像や動画は、復元するか完全に削除するかを選ぶことができます。

 

MacRumorsによれば、データベースが破損したり、カメラアプリで正しく保存されなかったりすることなどが原因で、画像や動画が失われることがあるそう。iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaにアップグレードすると、iPhoneやiPad、Macの復元可能な画像や動画が自動的にスキャンされます。

 

以前にリリースされた「iOS 17.5.1」と「iPadOS 17.5.1」では、画像や動画のデータベースの破損が原因で、古い画像や動画が復活する問題が修正されました。今回の写真の新機能は、それを発展させたものと言えます。

 

iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaは、今年の秋に正式版がリリースされます。写真の新機能により、どこかにいってしまっていた画像や動画が見つかる人もいるかもしれません。

 

Source: MacRumors

アップル、「iOS 18のパブリックベータ」を配布中! 目玉機能が…

アップルは、iPhone向けの次期OS「iOS 18」のパブリックベータの配布を開始しました。

↑お試し可能(画像提供/アップル)

 

パブリックベータは、開発者向けに公開されているiOS 18のベータ版と異なり、一般のユーザーが新機能や技術に触れる目的で公開されます。ただし、パブリック「ベータ」と名付けられているように、これは秋に公開される公式リリース版ではなく、未知のバグや不具合が含まれている可能性があります。

 

iOS 18のパブリックベータは開発者向けの「ベータ3」と基本的には同じ内容で、残念ながらアップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」は利用できません。パブリックベータを使うには、アップルのベータテストプログラムに登録し、「設定」アプリから「一般」→「ソフトウェアアップデート」から「iOS 18 Public Beta」を選択して、ソフトウェアをダウンロードする必要があります。

 

iOS 18ではカスタマイズ性が向上したホーム画面が導入され、画面の色合いの変更やダークモードが利用できます。コントロールセンターも刷新され、複数のページが表示できるようになりました。メッセージアプリは衛星経由での通信が可能になり、よりリッチな「RCS」メッセージにも対応しています。

 

Apple Intelligenceでは、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したリ、日々のタスクをシンプルにしてくれたりします。「Siri」はユーザーの必要としている情報をもっと提供できるようになる予定ですが、iOS 18のリリース時には間に合わないかもしれません。

 

今回のiOS 18のパブリックベータにApple  Intelligenceは含まれていませんが、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?

 

Source: beta.apple.com via MacRumors

レトロPCエミュレーター「UTM SE」、iPhoneなどへの配布開始!

iPhoneやiPad、Apple  Vision Pro向けに、レトロPCエミュレーター「UTM SE」の配布が開始されました。

↑レトロPCエミュレーター「UTM SE」(画像提供/MacRumors)

 

今年4月にApp Storeの規約が改定されたことにより、現在はさまざまなレトロゲームのエミュレーターアプリが配布されています。例えば、先日にはiPadにも対応した「Delta」では、1つのアプリでファミコンからスーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどがプレイ可能です。

 

今回のUTM SEでは、古いバージョンのWindows OSやLinux、さらにはmacOSを手のひらの上で動かすことができます。アプリではグラフィックス用のVGAモードのサポートや、テキストのみのターミナルモード、x86、PPC、RISC-Vアーキテクチャのエミュレーション、構築済みのマシンのサポート、カスタムマシンの作成などの機能が提供されます。

 

UTM SEは6月にもApp Storeに提出されましたが、そのときは「PCはコンソールではない」としてアプリが却下されました。しかし、開発元はアプリにいくつかの変更を加えることで、アップルからの承認を得ることができたのです。

 

UTM SEのサイトでは、Windows XPから11のインストールガイド、そしてLinuxの構築済みのイメージファイルが配布されています。自前でOSを用意したうえで、小さなスマートフォンの上でパソコン向けOSが動作するのを楽しんでみたいものです。

 

Source: App Store via MacRumors

「アップル製品」の買い替えサイクルが長期化。3年以上は当たり前?

アップル製品の買い替えサイクルが長くなっていると、調査会社のConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)が報告しています。

↑今までより長く使われるようになりつつある

 

同報告によれば、直近12か月ではiPhone所有者の71%、Mac所有者の68%が、所有しているデバイスを2年以上使用しているとのこと。2020年の数値はiPhoneが63%、Macが59%で、増加していることがわかります。

 

さらにMacの場合、56%のユーザーがノートパソコンやデスクトップを3年以上使い続けており、この割合は2020年の40%から増加しています。その理由としては、アップルの新チップ「Apple Silicon」の性能が十分に向上し、消費電力が削減されたことや、MacBookのバッテリー寿命が改善されたことが挙げられています。

 

このような現象は米ブルームバーグも指摘しており、iPhoneとMacユーザーのうち、以前のデバイスを購入してから2年以上経過しているユーザーの割合が急増していると述べています。その原因として、デバイスの耐久性と信頼性が向上したこと、ストリーミングサービスやウェブベースのアプリケーションへの依存度が高まったことが指摘されているのです。

 

筆者も「M2 MacBook Pro」を購入した後は、新しいモデルに買い替える必要性をほとんど感じていません。完成度が非常に高い近年のMacですが、その完成度が買い替えを阻害しているのかもしれません。

 

Source: CIRP via MacRumors

「Apple Vision Pro」、やっぱり売り上げが苦戦。これからどうなる?

アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」の年内販売台数が50万台に達しないとの見通しを、調査会社のIDCが報告しています。

↑これからはもっと売れそう?

 

Apple Vision Proは片目にそれぞれ4K解像度のディスプレイと12個のカメラを搭載したハイエンドなヘッドセットで、今年6月には日本でも発売が開始されました。一方で3499ドルから(約55万円※)という販売価格は高いという声が多くあり、半額程度の廉価モデルが販売されるともされています。

※1ドル=約158.6円で換算(2024年7月16日現在)

 

IDCによれば、Apple Vision Proは米国での2月の発売から四半期(3か月間)で10万台しか販売されておらず、今四半期の米国販売は75%減少するだろうとのこと。世界での販売開始がその減少を相殺する可能性があるほか、2025年には約半額の廉価バージョンが登場するとも予測しています。しかし、今後1年で売り上げが大幅に増加することは期待できないとしているのです。

 

「Apple Vision Proの成功は価格に関係なく、最終的には利用可能なコンテンツにかかっている」とIDCの副社長は述べています。「アップルがこの製品を国際展開するにあたり、ローカルコンテンツも利用できるようにすることが極めて重要だ」

 

発売されたApple Vision Proの評価は二分されており、表示されるコンテンツの質は素晴らしいものの、その重さや快適性に問題があると指摘する人もいます。果たして、アップルはVision Proで世界の期待に応えることができるのでしょうか?

 

Source:Bloomberg via MacRumors

「Delta」のiPad版がリリース! 広い画面でスーファミなどが遊べます

iPhone向けの人気レトロゲームエミューレーター「Delta」がバージョン1.6にアップデートされ、iPadに対応するようになりました。

↑iPadでも楽しもう(画像提供/Delta Emulator)

 

Deltaはファミコンやスーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどのゲームが遊べるアプリです。これまでiPhoneやiPad向けのレトロゲームエミュレーターは配布が禁止されていましたが、今年4月にストアの規約が変更され、アプリの配布が可能となりました。

 

Deltaのバージョン1.6ではiPadの大画面を生かし、iPad専用に設計された新しいコントローラースキンが用意されています。アプリはStage ManagerやSplit  Viewによる複数ウィンドウに対応し、ウィンドウの切り替えの際にはゲームが一時停止。iPhoneアプリとの連携により、iPadで中断したところからゲームを再開することができます。

 

DeltaのiPadアプリでは、外部コントローラーの使用が可能。さまざまなメニューボタンジェスチャーが導入され、より直感的に操作できます。また、ニンテンドーDSではBIOSファイルの用意が必要なくなりました。

 

なお、Deltaでレトロゲームをプレイするには、自分でカセットなどから取り込んだ「ROM」が必要です。自分で用意したROM以外でのゲームプレイは違法となりますので、ご注意ください。

 

Source: Delta Emulator

ディスプレイ搭載「HomePod」、発売に向けて一歩前進!

ディスプレイを搭載した「HomePod」の証拠が「tvOS」のベータ版から見つかったと、海外メディアの9to5Macが報じています。

↑今回発見されたインターフェイス(画像提供/9to5Mac)

 

HomePodにディスプレイが搭載されるという噂は以前から存在しており、米ブルームバーグは2024年に投入が延期されたと報じていました。また、現行モデルのHomePodよりずっと大きなタッチスクリーンセンサーを搭載した部品画像も流出しています。

 

今回、tvOSのベータ3から見つかったのは、タッチスクリーンに対応したインターフェイス。内部的に「PlasterBoard」と呼ばれているこのインターフェイスでは、「iPhone」や「iPad」のようなパスコードによるロック画面が確認できます。なお、PlasterBoardは開発の初期段階のようで、ロック画面以外に重要なインターフェイスは見つかりませんでした。

 

コードとインターフェイスの動作から、このインターフェイスはタッチスクリーン用に作られており、通常のテレビ用ではないことが示唆されています。このことから、タッチディスプレイを搭載したHomePodが開発されている可能性はかなり高いと考えられそうです。

 

アップルはそれ以外にも、「Apple TV」とHomePod、カメラを組み合わせたデバイスを開発していると報じられています。同社のスマートホーム製品の動向から今後も目が離せません。

 

Source: 9to5Mac

早く試したい! iOS 18が「ダイナミック壁紙」を導入

今秋にリリースされる「iOS 18」に「ダイナミック壁紙」が導入されることが、ベータ版OSにより判明しました。

↑色が自動で変わる(画像提供/9to5Mac)

 

iOS 18ではホーム画面やロック画面のカスタマイズ性が向上しており、アプリやウィジェットを好きな場所に配置することで、壁紙をより見やすく表示することが可能になりました。また、iOS 18には「黄色」「ピンク」「アズール」「紫」の四つの異なるカラーバリエーションの壁紙があることもわかっています。

 

iOS 18のベータ3で発見されたダイナミック壁紙は、壁紙の色が一日のさまざな時点で、上画像のように自動的に変化します。現時点では、何が壁紙の色を変化させるトリガーとなっているのかは不明。

 

ダイナミック壁紙のメリットとして、いちいち色の異なる壁紙を選択しなくても、さまざまなカラーの壁紙が楽しめることが挙げられます。今秋にiOS 18が正式にリリースされたら、ダイナミック壁紙を試してみはいかがでしょうか?

 

Source: 9to5Mac

「iOS 18」、サードパーティーアプリのアイコンもダークモードになる!

先日配布が開始された「iOS 18」のベータ3において、サードパーティーアプリのアイコンでもダークモードが利用できることが確認されています。

↑左側の画面には、ダークモードになったサードパーティーアプリがある(画像提供/9to5Mac)

 

今秋に配布されるiOS 18では、アプリアイコンとウィジェットをダークモードにしたり、色合いを変更したりする機能が搭載されています。しかし、これまで配布されたベータ版では、アップルの純正アプリでしか同機能が利用できませんでした。

 

新たに配布が開始されたiOS 18のベータ3では、上の動画のようにSlackやTesla、ChatGPTのようなサードパーティーアプリのアイコンもダークモードになることがわかります。その一方、XやFordPassのように背景が黒いアプリ、Threadsのような背景色が暗いアプリ、NYT Gamesのようなデザインが複雑なアプリアイコンは、ほとんど色が変わっていません。

 

現時点では、どのような基準でサードパーティーアプリのアイコンがダークモードになるのかは不明。9to5Macは「何らかの機械学習による画像分離技術を使用しているのではないか」と推測しています。

 

例年通りのスケジュールなら、iOS 18は9月にリリースされるはず。純正アプリだけでなくサードパーティーアプリがダークモードになることで、さらにスタイリッシュな見た目が楽しめそうです。

 

Source: Chance Miller / YouTube via 9to5Mac

米の住宅であわや大惨事!「HomePod」はいかにして家族を救ったのか?

飼い犬が起こした火事をアップルのスマートスピーカー「HomePod」が検知し、家族を救ったという話を米コロラドスプリングス消防署が伝えています。

↑あ、火災警報器が鳴っている!

 

6月26日の早朝に起きた火災では、飼い犬が誤ってコンロのスイッチを足で押したことで発生。運が悪いことにコンロの上にはいくつかの箱が置いてあり、スイッチが押されたことで火の手が上がってしまったのです。

 

HomePodには高温を検知して警告を発する機能はありません。しかし、火災警報器の音を検知するサウンド認識機能を搭載しており、これが火災報知器の音を検知した可能性があります。なぜ一家が火災報知器の音に気づかなかったのかは、不明です。

 

HomePodのサウンド認識では、接続されたiPhone、iPad、Apple Watchに警告が発せられます。サウンド認識は「ホーム」アプリで設定を開き、安全性とセキュリティの項目から、サウンド認識の下にある煙と一酸化炭素警報をオンにすることで利用できます。

 

通報を受けた消防隊は火を消し止めることができました。家族には煙を吸い込んだこと以外、深刻な被害はなかったそう。HomePodのようなスマートホーム機器が普及することで、私たちはますます安全に暮らすことができそうです。

 

Source: Colorado Springs Fire Department / Facebook via MacRumors

ブラッド・ピット主演の映画『F1』、来年どこで観る? Apple TV+より…

米俳優のブラッド・ピットが主演するアップルのオリジナル映画が、『F1』という題名で2025年夏に劇場公開されることが明かされました。

↑映画館のほうが迫力があるかも(画像提供/Apple Original Films/X)

 

ブラッド・ピットはF1に復帰する元ドライバー役で主演し、英俳優のダムソン・イドリスがチームメイト役で出演。映画は実際のグランプリ週末に撮影され、現実世界のチームが競い合う内容となっています。

 

アップルは数年前からモータースポーツを題材にした映画に取り組んでいましたが、先日までその正式なタイトルは決まっていませんでした。今回公開された映像では、F1はIMAXシアター向けに撮影されていることも言及されています。

 

アップルは先月、「フォーミュラ1」を題材にした映画を2025年6月27日に劇場公開すると発表していました。今回のティーザーでは2025年夏の公開と案内されており、「Apple TV+」でのリリースは劇場公開後になる可能性があります。どちらで観ようか迷ってしまいそうですね。

 

Source: Apple Original Films / X via Apple Insider

Apple Intelligence搭載の「Siri」、デビューは2025年春!?

アップルのAI機能「Apple Intelligence」によって強化された「Siri」は2025年春にリリースされると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurnam)記者が報告しています。

↑今から春が楽しみ(画像提供/アップル)

 

アップルは今年の開発者向け会議「WWDC24」でApple Intelligenceを発表。その中で、Siriはアプリ内のアクションを制御したり、画面に表示されているものを理解したり、状況に応じて何をすべきかが判断できたりすると言われていました。また、Siriのユーザーインターフェイスも変更されます。

 

ガーマン記者によれば、新しいSiriは今年後半に予定されているApple Intelligenceと同時にリリースされないとのこと。完全な新バージョンは2025年春に「iOS 18.4」として登場し、その1か月前にベータテストが始まる予定としているのです。

 

なお、今年秋のApple Intelligenceのリリースでは、ベータ版が英語(米国)で配信されます。WWDC24で発表されたSiriによるAIチャットボット「ChatGPT」の利用は、Apple Intelligenceのデビュー時から開始される予定です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、「Epic Games Store」のリリースをEUで承認!

アップルが、欧州連合(EU)におけるサードパーティーのアプリストア「Epic Games Store」のリリースを認めたとロイター通信が報じています。

↑iPhoneへの復活、まずはEUから

 

フォートナイトを開発するEpic Gamesとアップルとの間には、長らく続く遺恨があります。2020年8月に、ストア手数料の支払いを巡ってApp StoreとGoogle Playからアプリが削除。AppleとEpic Gamesは裁判に突入します。日本では裁判の判決をもとに、2025年後半にiOS向けにアプリが再リリースされることが明かされています。

 

今年5月にリリースされた「iOS 17.4」では、EU向けにサードパーティーのアプリストアのリリースが解禁されました。そこでEpic Gamesは2度にわたりEpic Games Storeをアップルに申請しましたが、「インストール」ボタンと「アプリ内購入」ボタンがAppleのものに似ているとして、同ストアを却下。しかし、最終的にアップルはEpic Games Storeを受け入れることになったのです。

 

EU向けのEpic Games Storeとフォートナイトのリリースは、数か月以内になると予想されています。日本でのリリースを含め、今後はiPhoneでフォートナイトが当たり前に遊べるようになりそうです。

 

Source: Reuters via MacRumors

動画内BGMの「曲名気になる問題」をスッキリ解決! iPhoneから流れている音楽を1台で“シャザむ”方法【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iOS 17の新機能「サウンド認識」の使い方」です。

 

 

YouTubeやサブスクアプリの動画をiPhoneで視聴しているとき、そこで使われている曲を耳にして『あれ? これって何の曲だっけ?』と思ったことはありませんか? そんな時に役立つのが「ミュージック認識」の機能です。早速使い方を紹介しましょう。

 

といっても手順は簡単で『この曲なんだっけ?』と思った時にコントロールセンターを表示して「ミュージック認識」のアイコンをタップするだけ。iPhoneが何の曲か教えてくれます。

 

もしコントロールセンターに「ミュージック認識」のアイコンが見当たらない場合は、「設定」を開いて[コントロールセンター]をタップ。「コントロールを追加」にある「ミュージック認識」の先頭にあるグリーンの[+]ボタンをタップしましょう。これでコントロールセンターに、ミュージック認識のアイコンを追加させることができました。

 

Apple Musicを利用している人ならワンタップでその曲にアクセスできるのでライブラリに追加したりダウンロードなどもできて便利ですね。

 

この「ミュージック認識」を使えば、テレビやラジオから流れてきた曲や、街中や店舗内に流れている曲などもその場で調べることができます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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数百万の「iOSアプリ」にセキュリティ侵害のリスク!「CocoaPods」に新たな脆弱性が見つかる

数百万のiOSおよびmacOSアプリが、セキュリティ侵害のリスクにさらされているとEVA Information Securityが報告しています。

↑警戒せよ(画像提供/9to5Mac)

 

その報告によれば、オープンソースのリポジトリである「CocoaPods」で構築された約300万のiOSおよびmacOSアプリにおいて、約10年にわたって脆弱性が存在していたとのこと。CocoaPodsは開発者がオープンソースのライブラリを通じて、サードパーティのコードをアプリに簡単に統合できるツールです。

 

EVA Information Securityによれば、この脆弱性を利用することで攻撃者はクレジットカード情報、医療記録、個人情報などの機密データにアクセスできる可能性があるとのこと。これらのデータは、ランサムウェアや詐欺、恐喝、企業スパイなど、さまざまな悪意のある目的で使用される可能性があります。

 

CocoaPods が攻撃者の標的になったのは、今回が初めてではありません。2021年にもセキュリティ上の問題が確認されていました。

 

EVA Information Securityの研究者は、CocoaPodsを使用しているアプリの開発者に対し、常にCocoaPodsの依存関係を確認し、セキュリティスキャンを実行して悪意のあるコードを検出するようアドバイスしています。消費者にできることはあまりなさそうですが、対象アプリの早めのアップデートを待ちたいものです。

 

Source: EVA Information Security via ArsTechnica via 9to5Mac

『バイオハザード7 レジデント イービル』がiPhone、iPad、Mac向けに配信!

カプコンの名作サバイバルホラーゲーム『BIOHAZARD 7 resident evil(バイオハザード7 レジデント イービル)』が、iPhone/iPad/Mac向けにリリースされました。

↑アップルのさまざまなデバイスでプレイできる(画像提供/CAPCOM)

 

BIOHAZARD 7 resident evilは2017年1月にPS4、PS VR、Xbox One、パソコン向けにリリースされたタイトル。シリーズ20周年記念作品の第2弾で、バイオハザードに見舞われたルイジアナ州のベイカー家の邸宅が舞台となります。

 

同タイトルでは主観視点の「アイソレートビュー(FPS)」を導入することで、没入感と恐怖感が向上。新しいゲームエンジン「REエンジン」も採用されています。

 

iPhone/iPad/Mac向けのBIOHAZARD 7 resident evilでは、クリス・レッドフィールドが活躍する事件の収束を描く「Not A Hero」を収録。追加シナリオ「End of Zoe」やエクストラゲームを集めた「Banned Footage」など、すべての追加コンテンツをまとめたアップグレードパックも配信されます。

 

BIOHAZARD 7 resident evilは無料で配布されますが、アプリ内課金があります。対象年齢は17歳以上で、コントローラーによるプレイが推奨されています。iPhoneやiPadのパワーアップにより、Macと同レベルの高画質なゲームが次々と登場するのがうれしいですね。

 

Source: Mac App Store

次期「iPhone 16」に爆売れ予想! その理由は…

アップルが「iPhone 16」シリーズの売上増を見越して、TSMCへのチップの発注を1000万個も増やしたとの情報が、中国メディアで伝えられています。

↑Apple IntelligenceがiPhoneの売り上げを増やす?(画像提供/アップル)

 

歴代のiPhoneには「Aシリーズ」のチップが搭載されており、昨年発売された「iPhone 15 Pro/Pro Max」には「A17 Pro」が採用されています。また、TSMCは最新の製造技術を進んで導入するチップメーカーであり、Aシリーズのチップ製造を担当しています。

 

中国語ニュースサイトのCTEEによれば、アップルは今年のiPhone 16シリーズに向けて、9000万個〜1億個のチップを準備するようにTSMCに依頼したとのこと。昨年のiPhone 15向けのチップ製造数が8000万個〜9000万個だったのと比較して、大幅な生産量の増加と言えるでしょう。

 

さらに「iOS 18」を搭載するiPhone 16シリーズでは、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」が導入されます。iPhone 16シリーズは4モデルすべてがこのAI機能をサポートする見込みで、これにより売上台数の大幅増が見込めるようです。

 

Source: CTEE via 9to5Mac

「Apple Intelligence」、一部機能をサブスク化する計画が発覚!

アップルが将来、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」の一部を有料のサブスクリプションとして提供することを計画していると、米ブルームバーグが報じています。

↑有料機能はどんな価値を提供してくれるのかな?

 

Apple Intelligenceは先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。人工知能により言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリでアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにこなすことが可能。Apple Intelligenceは今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」で無料で利用できます。

 

しかし、ブルームバーグによれば、Apple Intelligenceは最初は無料で利用できるものの、長期的な計画としては月額料金を払ってアクセスできる、追加機能を備えた「Apple Intelligence+」のようなものが用意されるそう。

 

このようなAI機能のサブスクリプションを用意することで、アップルはハードウェアの買い替え頻度が鈍化したとしてもそれを補い、ハードウェアへのビジネスの依存を抑えられると言います。それだけでなく、ユーザーがOpenAIの「ChatGPT」やグーグルの「Gemini」を契約するたびに、アップルは収益の一部を得ることも期待できます。

 

ChatGPTやGeminiなどのAIチャットボットには、上位機能を使用することができる有料のサブスクリプションがあります。アップルがこのビジネスモデルにならう可能性は十分ありそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、今度は「Gemini」を導入!? 今秋にも実現か

アップルがグーグルのAIチャットボット「Gemini」を今秋にも導入すると、米ブルームバーグが報じています。

↑Geminiも導入?

 

アップルは先日、今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」において、OpenAIの「ChatGPT」との統合を発表しました。これにより、ユーザーはChatGPTに質問したり、画像を生成したりすることができます。なお、アップルのデバイスでのChatGPT(GPT-4oモデル)の利用は無料となっています。

 

アップルは開発者向け会議「WWDC24」で、将来はさらに多くのAIチャットボットと統合されると言及していました。ブルームバーグによれば、アップルはグーグルとAI関連企業のAnthropicとの提携を模索しており、AI機能「Apple Intelligence」の一般公開と同時期にGeminiとの統合が正式発表されるというのです。

 

アップルがiOS 18とiPadOS 18、macOS SequoiaにGeminiを統合するために、グーグルと交渉していることは、Apple Intelligenceの発表前から報じられていました。また、フェイスブックを運営するメタともアップルは交渉していましたが、プライバシーポリシーで同意できないことから決裂したようです。

 

もしユーザーがChatGPTとGeminiとを自由に選択できるようになれば、iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaの利便性がさらに向上するはず。今後の発表を楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

iPhoneの「NFC」が進化しそう! 多目的タップとは?

将来、「iPhone」のNFC(Near Field Communication)機能において、ワンタップで複数のアクションができる可能性が判明しました。

↑もっと便利になりそう(画像提供/MacRumors)

 

NFC技術を標準化するNFC Forumは7月1日、NFCでの多目的タップの概要を発表。1回のタップで複数のアクションをサポートするこの技術は、ポイントツーポイントの領収書の配布、ロイヤルティプログラム、身分証明、交通機関のチケット発行など、さまざまな場面で役に立つとされています。

 

NFCの多目的タップでは、支払いやポイントの記録、領収書の受け取りをワンタップで同時に行うことが可能。例えば、旅行ではiPhoneをタップするだけで旅費の支払いや割引の適応、旅行の領収書を一度に受け取ることができるのです。

 

アップルはNFC Forumの主要メンバーであり、この技術の開発に貢献したと考えられています。同社は「iPhone 6」と「初代Apple Watch」で初めてNFCを導入し、支払いシステム「Apple Pay」で利用。アップルはNFCタグの読み取りや幅広いNFCデバイスとのやり取りなど、新しいNFC技術を積極的に取り入れています。

 

そのようなことを考えると、今回のNFC多目的タップがiPhoneやApple Watchに搭載される可能性は非常に高いと思われます。iPhoneのNFC技術がさらに発展することに期待です。

 

Source: NFC Forum via MacRumors

「Apple Intelligence」、将来は「Vision Pro」に搭載されるも…

アップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」は将来、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に搭載されるものの、スマートスピーカー「HomePod」には導入されないと米ブルームバーグが報じています。

↑Apple Intelligenceとの融合を待つ

 

Apple Intelligenceは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される機能で、「言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、個人的な背景にもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせる」のが特徴です。機能はデバイスに搭載された「Appleシリコン」、またはクラウド上のAppleシリコン搭載サーバーで処理されます。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple Vision ProにApple Intelligenceを搭載する準備を進めているものの、今年中には実現しないとのこと。Apple Vision Proには通知の概要や書き込みツール、「Siri」の最新バージョン、十分なメモリが搭載されていますが、Apple IntelligenceがMR(複合現実)環境で適切に表示される必要があると指摘しています。また、十分なクラウドコンピューティング能力も要求されます。

 

一方、HomePodにApple Intelligenceが搭載されないのは、HomePodに搭載されているメモリが少なすぎることや、デバイスの生産量が少なすぎることと関係しているそう。その一方、アップルは「Apple Intelligenceを中核にした、ディスプレイ付きの全く新しいロボットデバイス」に焦点を当てているともブルームバーグは指摘しているのです。

 

最新のApple Vision ProでApple Intelligenceが実行できるとすれば、さらに先進的な使い方ができるはず。今後のアップデートを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」、バッテリーの新しい交換方法を導入!?

今年の「iPhone 16」シリーズでは新しいバッテリーの交換方法が導入されると、海外メディアのThe Informationが報じています。

↑iPhone 16 Proのバッテリーの金属ケースと噂されているもの(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneのバッテリーの交換方法は難しく、ピンセットで粘着テープを剥がす必要があります。このテープが破けた場合には、熱や溶剤を使って作業をすることになるのです。また、古いバッテリーを取り外した後には、新しいバッテリーを安全に取り付けるためのトレイと専用の機械が必要です。

 

The Informationによれば、今年後半に導入されるiPhoneのバッテリー交換技術では、金属で覆われたバッテリーに低電圧の電流を流すことで、素早く筐体から取り外すことができるとのこと。なお、iPhoneの筐体はユーザーが自分で開ける必要があり、引き続き工具などが必要になります。

 

iPhone 16に関しては、以前にも金属ケースに覆われたバッテリー部品の画像がリークされていました。EUの新法では、2025年までに所有者が簡単に入手できる工具を使用してバッテリーを交換できるように、スマートフォンメーカーに義務付けています。そのため、新たなバッテリーの交換技術が導入されるようです。

 

電流を流してバッテリーを取り外すと聞くと、一般ユーザーにはあまり縁のない技術のようにも思えます。それでも、バッテリー交換のコストや時間が削減されるのであれば、喜ばしいことでしょう。

 

Source: The Information via MacRumors

Safariの検索ボックスでURLが端折られない! URL全体を常に表示させたいときは? 【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Safariの検索ボックスにURL全体を表示させる方法」です。

 

 

Safariの画面中央上部の「スマート検索フィールド」には、いま開いているWebサイトのアドレスが表示されますが、デフォルトではURLの文字列が「apple.com」や「amazon.co.jp」のように、ドメイン名だけが表示される仕様になっています。

 

「スマート検索フィールド」をクリックするとドメイン名以降のアドレスも表示されるのですが、Google ChromeやFirefoxなどのほかのWebブラウザのように、URL全体を常に表示したい人もいるのではないでしょうか。

 

実はSafariでも、設定を切り替えれば、すべてのURLを表示できるんです。

 

Safariを開いた状態で、メニューバーにある「Safari」をクリックし、「設定」を選択します。次に、[詳細]タブを選択したら、最上部にある[スマート検索フィールド]を見てみましょう。デフォルトでは「Webサイトの完全なアドレスを表示」のチェックボックスがオフになっていますが、これをクリックしてオンに切り替えます。

 

すると、スマート検索フィールドにURL全体が表示されるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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手裏剣で大量の忍者を倒す、Apple Vision Pro向けシューティングアプリ「Shuriken Survivor」

Graffityは6月28日、Apple Vision Pro向けのシューティングゲーム「Shuriken Survivor」をリリースしました。価格は500円(税込)で、App Storeで購入できます。

 

リリースに先駆けて説明会が開催されたため、ゲームの概要と合わせてレポートします。

 

早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリを作ったGraffity

Shuriken Survivorの前に、ゲームを開発したGraffityについて見ていきましょう。GraffityはAIの研究をしていた森本俊亨さんが学生時代に起業した会社で、これまでARとエンタメを掛け合わせたサービスを中心に事業を展開してきました。サービスのひとつである、スマホを使ったARシューティングアプリ「ペチャバト」は累計25万ダウンロードを達成するほか、筑波大学附属高等学校の体育の授業にも導入されるなど、着実に評価を集めています。

↑GraffityのCEO、森本俊亨さん

 

また、Apple Vision Proの国内販売が決まる前の2024年2月14日にApple Vision Pro向けアプリ「Ninja Gaze Typing」をリリースしています。アイトラッキングシステムとハンドトラッキングシステムを活用し、空間上に表示されたキーボードをタップして出題された単語を入力するゲームで、Apple Vision Proでのタイピングに慣れることをひとつの目的としています。

↑「ゲームを通じて操作が覚えやすくなった」という評価もあるApple Vision Pro向けアプリ、Ninja Gaze Typing

 

Apple Vision Proの米国発売は2024年2月2日。まだ4か月しか経っていないうえに、国内販売は6月29日からという状況にもかかわらず、GraffityにとってShuriken Survivorは早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリです。この開発からサービスローンチまでのスピード感はGraffityの特徴でしょう。

 

楽しむ要素と細部の作り込みが詰まったShuriken Survivor

Shuriken Survivorは、迫り来る敵の忍者を手裏剣で倒して自分の城を守るゲームです。手のひらをこする動作で手裏剣を投げることができます。敵の忍者を倒すとレベルアップして手裏剣をアップグレードできたり、ボスが出てきたりとゲームをやり込む要素も入っています。

↑Shuriken Survivor

 

↑忍者のように手裏剣を投げられます

 

Apple Vision Pro向けアプリならではと言える部分もあり、たとえば部屋の家具に向かって手裏剣を投げると刺さったり、目の前にイスなどを置くと敵の忍者がそのイスを避けてこちらに向かってきたりします。リアルタイムで空間を認識して、状況に合わせてゲームも変化するのは斬新な感覚です。

 

説明会でゲームを体験してみたところ、敵の忍者が思ったよりも大量に迫ってくるのが印象的でした。素早く手裏剣を投げないとすぐにゲームオーバーになってしまいそうで、ミニゲームといった雰囲気はまったくないシューティングゲームです。大人がプレイするといい運動になるでしょう。

 

細かい部分では、音量を調整するためのフェーダーがあったり、足元にあるお茶を取るとゲームを中断できたりと、3Dのオブジェクトが用意されており、プレイヤーのアクションを促す仕掛けとなっています。GraffityはApple Vision Proを活かすために、2DボタンなどのUIを極力なくす意図があると説明しており、こうした部分からもこだわって作ったゲームであることを感じます。

↑2DのUIを使わないほか、画面を敵で埋める工夫や現実空間にあるものがゲームに作用するなど、作り込まれていることがわかります

 

↑1回の体験を短くしているうえに、ランダム性を持たせることで何度も遊べるようにしたそうです

 

6月29日時点では国内のみのリリース。7月以降は、Apple Vision Proが販売される国でも展開される予定です(ただし中国は除きます)。デバイス自体の普及がまだまだの状態なので、いきなり大ヒットはないかもしれません。一方で、海外でウケそうな忍者、作り込まれた細部、やり込み要素のあるシステムと、国内だけでなく海外でも話題になる可能性は十分にあります。

「macOS Sequoia」、アプリのインストールで2倍の空き容量が不要に

Mac向けの次期OS「macOS Sequoia」では、Mac App Storeからアプリをインストールする際、アプリの2倍の空き容量が不要になりました。

↑アプリをダウンロードしやすくなる(画像提供/アップル)

 

これまでMac App Storeからアプリをインストールするためには、アプリの容量の2倍の空き容量が必要でした。小さなアプリなら問題ありませんが、数GB〜数十GBもあるゲームアプリなどでは、空き容量の確保が大きな問題となります。

 

アップルによれば、macOS SequoiaのMac App Storeでアプリをインストールするには、アプリのサイズと小さなバッファ用の空き容量があれば、インストールが可能になるとのこと。これにより、ユーザーがアプリをインストールできるかどうかが事前にわかりやすくなるというのです。

 

アップルはアプリの開発者に対して、アプリのサイズ要件に関するメッセージを全て更新し、macOS Sequoiaでの変更を反映するように指示しています。「アプリの空き容量はあるのに、なぜインストールできないの?」というトラブルが、今後は減ることになりそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

「macOS Sequoia」で「AirPods」のオーディオが調整できるように!

今年秋に正式版がリリースされる「macOS Sequoia」では、「AirPods」のオーディオをカスタマイズできる「オーディオ調整」の機能が追加されます。

↑MacでもAirPodsを調整できるように

 

これまで「iPhone」や「iPad」で利用できたヘッドフォン調整。「設定」アプリの「アクセシビリティ」からアクセスできるこの機能では、オーディオの音域や明るさを強調したり、あるいはソフトなサウンドを中程度、あるいは強めに増強したりすることができます。これは電話とメディアのそれぞれに適応が可能。

 

macOS Sequoiaのベータ版では、iPhoneやiPadと同じように設定アプリのアクセシビリティから、ヘッドフォンのオーディオを調整することができます。アップルによれば、ユーザーがmacOSで「AirPods Pro(第2世代)」のヘッドフォン調整を行うと、イヤホンが他のオーディオソースに接続されても、調整されたオーディオが維持されるそうです。

 

macOS Sequoiaは現在、開発者向けにベータ版が配布されており、7月にパブリックベータ版がリリースされる予定。Macで電話アプリなどを多用する場合に、AirPodsのオーディオ調整は便利に使えそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

アップルの「地図」アプリ、意外な弱点をiOS 18で修正へ

今秋に正式版がリリースされる「iOS 18」において、「マップ(地図)」アプリに「ここで検索(Search here)」の機能が追加されていることが、ベータ版ユーザーによって発見されました。

↑ついに「このエリアを検索(Search here)」を追加(画像提供/9to5Mac)

 

「Google Map」のユーザーにはおなじみの機能ですが、「このエリアを検索」をタップすることで、特定の地点のカフェやホテルを検索することが可能です。アップルのマップで同じことをするには、目標の施設を検索してから地図をスクロールして移動する必要がありました。

 

しかしiOS 18のベータ版において、アップルのマップアプリでは「ここで検索」をタップすることで、特定地域のカフェやホテルをすぐに探すことができるそう。さらに地図を拡大/縮小したとしても、新たに「ここで検索」の機能が利用できます。

 

iOS 18のマップアプリでは、その他にもウォーキングやハイキングのカスタムルート、地形図、オンラインハイキングサービスのサポートが追加されています。また、インターフェイスではより目立つ色とテキストを使用し、興味あるポイントが一目で確認しやすくなるように調整されています。

 

アップルのマップアプリにあった意外な欠点がアップデートされたことで、さらに使い勝手が向上することでしょう。

 

Source: Reddit via 9to5Mac

iPhoneの組み立て、作業員の50%がロボットに置き換えられていることが判明

アップルが「iPhone」の最終組み立てラインにおいて、作業員の最大50%をロボットに置き換えるように指示していると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑工場でロボットを増やすアップル

 

iPhoneの組み立てラインの自動化は、アップルでオペレーション担当上級副社長を務めるSabih Khan氏により指示されたそう。

 

iPhoneの組み立てでは、アジア圏を中心に多くの作業員が働いています。2022年11月には中国のiPhoneの組立工場で、給与の支払いを求めた労働者と警察が衝突するなどの問題が生じていました。Khan氏はその事件の直後に判断を下したそうです。

 

iPhoneの組み立てを自動化するロボットは、毎年数百億ドルの投資が必要な巨大プロジェクトですが、この取り組みはすでに始まっている模様。フォックスコンやペガトロンといったパートナー企業と協力しながら、中国では数千人の従業員の雇用を削減したとされています。

 

さらにアップルは、組み立てラインのビデオ映像を分析してボトルネックとなっている製造上の問題をリアルタイムで特定する、Drishtiという会社を買収。最終的には、iPhoneの組み立てラインの労働者を最大50%削減するのが目標だと報じられています。

 

iPhoneの製造ラインの人員が徐々にロボットに置き換えられるのは、もはや避けられない流れなのでしょう。それによって失われた雇用がどのような形で守られるのかも気になるところです。

 

Source: The Information via 9to5Mac

便利な機能が増えた! iPhoneやiPadで外付けドライブのフォーマットができるように

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」と「iPadOS 18」には、外付けドライブ(外部ストレージ)をフォーマットする機能が追加されていることが報告されています。

↑フォーマットの形式を選ぶことができる(画像提供/MacRumors)

 

iPhoneはコネクタやアダプタを使うことで、USBドライブやSDカードリーダーを接続することができます。外付けドライブの内容は「ファイル」アプリなどで参照し、写真やビデオを書き込むことが可能。

 

iOS 18とiPadOS 18のベータ版では、iPhoneやiPadからMacがなくても、外付けドライブをフォーマットすることが可能になりました。フォーマットの形式は「APFS」「ExFAT」「MS-DOS(FAT)」から選択できます。

 

この機能により、外出先で入手したものの、フォーマットが読み込めない外付けドライブをその場で使用することができます。特に、iPadをパソコンのように使用するユーザーにとって便利な機能になりそうです。

 

iOS 18とiPadOS 18の正式版は、今年秋にリリースされます。今後はiPhoneやiPadからでも外付けドライブをフォーマットできることを覚えておけば、役立つシーンがあるかもしれませんね。

 

Source: MacStories via MacRumors

アップルとメタが「Apple Intelligence」でまさかのタッグ!?

アップルとメタが、「Apple Intelligence」向けのAIモデルで提携することを協議していると、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じています。

↑AI競争で勝つためなら宿敵とも手を組む

 

開発者向け会議「WWDC24」で発表されたApple Intelligenceでは、さまざまなAI機能がiPhoneやiPad、Macに導入されます。また、「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、OpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」が組み込まれます。

 

WSJによれば、アップルがOpenAIとAIチャットボットで提携したように、メタのAIチャットボット「Meta AI」をiOS 18に統合する計画について話し合っているとのこと。また、グーグルの「Gemini」や「Perplexity AI」、「Anthropic」といった他のAIチャットボットとも交渉中だと報じられています。

 

Apple IntelligenceはiOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaのアップデートの一部として、今年後半から利用可能。Meta AIやGeminiがChatGPTの代替オプションとして提供されることになるのかどうか、今後の動向に注目です。

 

Source: The Wall Street Journal via 9to5Mac

アップル、「Apple Translate」とサードパーティーアプリが統合可能に

「iOS 17.4」や「iPadOS 17.4」「macOS Sonoma」において、サードパーティーアプリにアップルの翻訳ツール「Apple Translate」を組み込めるAPIが導入されることが、先日明らかとなりました。

↑日本語の英訳はこのように表示される(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneやiPad、Macでは、ハイライト表示されたテキストや「Safari」で閲覧したウェブサイトに対して、システムレベルの翻訳機能が提供されています。しかし、今回導入されたAPIは、日本語のレビューのようなユーザー生成コンテンツを、他の言語に素早く翻訳することができるのです。

 

さらに、今年の秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、翻訳されたテキストをオーバーレイ表示された翻訳シートではなく、アプリ内にインラインで表示することが可能。

 

iOS 18では、バイリンガルキーボードがサポートされます。これにより手動で言語を切り替えることなく、例えば、同じキーボードで英語と韓国語を入力でき、各言語で単語の候補が表示されるのです。

 

iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaは開発者向けベータ版が配布されており、今年秋に正式リリースされる予定。サードパーティーの翻訳アプリを使わずに済むApple Translateは、iOS向けアプリで広がっていきそうです。

 

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

次期「iOS 18」、サードパーティーアクセサリとのペアリング方法が変わる

今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」では、「AirPods」のようなペアリングのインターフェイスが、より多くのBluetoothやWi-Fiアクセサリで使用できるようになります。

↑(画像提供/MacRumors)

 

この機能は、先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。このペアリングプロセスを実装したアプリでは、ユーザーは「設定」アプリを開かなくても、アプリ内で直接アクセサリをデバイスに接続できるようになります。

 

アップルによれば、アクセサリメーカーがこのペアリングプロセスによってユーザーのローカルネットワーク上の他のデバイスを認識できなくなるため、プライバシーが強化されるとのこと。開発者は新しい「AccessorySetupKit」のフレームワークを使用して、AirPodsのようなペアリングプロセスをアプリに追加できます。

 

現在のiOS 18は開発者向けのベータ版。パブリックベータ版は7月にリリースされ、正式版は9月に配布される予定です。AirPodsのようなインターフェイスでサードパーティーのワイヤレスヘッドホンが接続できれば、より気軽に利用できそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

iPhoneが音を聞いてお知らせ! サウンドを認識して通知します【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iOS 17の新機能「サウンド認識」の使い方」です。

 

 

イヤホンで音楽を楽しんでいたらチャイムに気付かず荷物の受け取りを逃してしまった! なんてことはありませんか。今回はそんなシーンにぴったりな「サウンド認識」の機能を紹介しましょう。

 

設定方法ですが、ホーム画面の「設定」にある[アクセスビリティ]から[サウンド認識]をタップ。オンに切り替え、その下にある[サウンド]をタップ。すると認識できるアラームや動物の鳴き声、家庭内で聞こえるいろいろなサウンドが並んでいるので認識させたい項目をタップし、オンに切り替えましょう。

 

その際、通知の送信確認を聞いてくるので[許可]をタップしておきます。

 

こうしてサウンド認識を有効にしておけば、iPhoneが周囲の音を認識してどんな音がしたか通知してくれます。

 

サウンド認識を無効にしたいときは先ほどの「設定」内でもオフにできますが、コントロールセンターでもオンオフを切り替える事ができます。

 

あらかじめ用意してある項目以外の音を認識させたいときは「カスタムアラーム」を設定しましょう。今回は玄関のドアホーンが認識しないため、カスタム設定してみます。

 

先ほどのサウンド認識の画面で[カスタムアラーム]をタップします。[続ける]をタップしてアラームの名称を入力し、もう一度[続ける]をタップ。[聞き取りを開始]をタップして実際にドアホーンを鳴らします。

 

ドアホーンの音が聞き取れるとアラームが検出されたというメッセージが表示されるので[サウンドを保存]をタップ。再び[聞き取りを開始]をタップして、この作業を5回繰り返します。

 

ドアホーンの音が5回、検出されたら[完了]をタップ。しばらくするとドアホーンの音が使用可能になったと通知されれば、以後、ドアホーンの音をサウンド認識してくれます。

 

一覧内にある[電気器具]で検知してくれない家電製品のアラーム音なども、この方法でカスタムアラームとして設定しておくと認識してくれるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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Beats、噂の「新型ポータブルスピーカー」を6月25日に発表へ

アップル傘下のオーディオブランド・Beatsが、新型ポータブルスピーカーを6月25日に発表します。

↑Beatsの新型ポータブルスピーカー(画像提供/Beats by Dre/X)

 

Beatsは以前から、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズ氏などを起用して、新型ポータブルスピーカーをチラ見せしていました。iOSのベータ版からはBeatsのポータブルスピーカーが見つかったこともあります。

 

Beatsは2015年10月に、ポータブルスピーカー「Beats Pill+」を海外で発売しました。同ブランドが6月25日に発表するのは、Beats Pill+の後継モデルに相当するようです。また、Beats Pill+と比較すると、より丸みを帯びた形状となり、ストラップホールも追加されています。

 

以前のリーク情報によれば、Beatsの新型ポータブルスピーカーはゴールド、レッド、ブラックの3色展開となるようです。日本でも発売されるかどうかが気になります。

 

Source: Beats by Dre / X via MacRumors

自分にぴったりの「Mac」はどれ? アップルが教えてくれます

アップルは、自分に合ったMacを見つけられるサイト「Help Me Choose」を公開しました。

↑公開された「Help Me Choose」(画像提供/アップル)

 

現在のMacはノートパソコンの「MacBook Air」や「MacBook Pro」、デスクトップの「Mac mini」や「iMac」、ワークステーションの「Mac Studio」や「Mac Pro」と、多様なモデルがラインナップされています。初めてMacを買いたい人は、どれを選んだらいいのか悩んでしまいそうですね。

 

そこで、Help Me Chooseではいくつかの質問に答えることで、自分に最適なMacを見つけることができます。質問内容は「Macを何に使用しますか?」「どんな仕事をしますか?」「Macはどこで使用しますか?」「Macに何を接続しますか?」「予算はどれくらいですか?」といったもの。筆者がビデオ編集用のマシンを想定して質問に答えたところ、パワフルなMac Studioをおすすめされました。

 

Help Me Chooseは現在は英語でしか公開されていませんが、「Google 翻訳」を使えば日本語で質問を読むこともできます。初めてのMacを買おうとしている方にも、今のMacに不満がある方にも、Help Me Chooseは便利に使えそうです。

 

Source: アップル

iOS 18.1以降まで使えない「iOS 18の機能」は何?

先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表された、「iOS 18」。しかし、秋のリリースの時点で全ての機能が利用できるわけでわなく、いくつかの機能は「iOS 18.1」へのアップデートやそれ以降を待たなければならないようです。

↑すぐに全ての新機能が使えるわけではなさそう

 

例えば、iOS 18のアップデート(iOS 18.1以降)では、「メール」アプリで「主なもの」「取引」「更新情報」「プロモーション」という四つのカテゴリが追加されると言います。これらのカテゴリは英語に設定されたデバイスで利用でき、「すべてのメール」はオプションとして残ります。また、同じ送信元からのメールを表示する新しいダイジェストビューも追加されるそう。

 

また、AI(人工知能)を活用した「Apple Intelligence」は、米国英語に設定された「iPhone 15 Pro/Pro Max」とそれ以降のモデルで「プレビュー」として利用可能。なお、「個人の状況」「画面上の認識」「アプリごとの詳細なコントロール」といった機能は、2025年までリリースされない可能性が高いと米ブルームバーグが報じています。さらに、Apple Intelligenceの追加の言語や地域も来年まで追加されない模様。

 

「ホーム」アプリでのロボット掃除機のサポートもiOS 18のアップデートで提供され、「Siri」に床の掃除を依頼できるようになります。また、米国では電力使用量をホームで確認することも可能。

 

というわけで、スマート機能やApple Intelligenceを活用した機能は、iOS 18.1かそれ以降のリリースまでお預けになりそう。日本語を含めた多言語・他地域でのサポートも遅れるようなので、気長に待つことにしましょう。

 

Source: MacRumors

「Apple Watch」の着信音、やっとパーソナライズできるように

今年の秋に配布される「Apple Watch」向けの新OS「watchOS 11」で、デフォルトの着信音が変更できることが判明しました。

↑ついに音が選べる(画像提供/9to5Mac)

 

watchOS 11の大きなトピックとしては、健康とフィットネスに関する機能の強化、ライブアクティビティのカスタマイズ性の向上、新しいウォッチフェイスや妊娠中のサポート機能の向上があります。また、ついに「翻訳」アプリが登場することも話題となりました。

 

Apple Watchでは、初代モデルから、iPhoneから電話をかけたり受けたりすることが可能。「Apple Watch Series 3」では新しい着信音が登場しましたが、それでもそれを変更することはできませんでした。

 

しかし、watchOS 11のベータ版では、Apple Watchの着信音を「Pebbles(携帯の着信音)」「Focus」「Jingle(オリジナル着信音)」「Nighthawk」「Transmit」「Twirl」「Windup」「Wonder」の8種類から選択することが可能になりました。

 

着信音に加えて、テキストメッセージやメール、カレンダーアラート、リマインダー、通常の通知音も、「Resonate」「Brilliant」「Cheer」「Flutter」「Globe」「Moment」「Scoop」「Timekeeper」「Tinker」から選ぶことができます。なお、連絡先ごとに着信音を設定したり、iTunes Storeから着信音を設定したりすることはできません。

 

初代モデルの登場から9年が経過して、ようやく登場するApple Watchの着信音の変更機能。Apple Watchをより自分らしくカスタマイズできるのは、うれしいアップデートとなりそうです。

 

Source: 9to5Mac

「Apple Watch」、ライオンなどの心拍数を測定できることが判明!

ライオンの心拍数は「Apple Watch」を舌に巻くことで測定できると、獣医師のChloe Buiting氏が報告しています。

↑ライオンの舌に装着されたApple Watch(画像提供/jungle_doctor/Instagram)

 

Apple Watchは初代モデルから心拍数の測定が可能で、「Apple Watch Series 4」や「Apple Watch Ultra」からは心電図を表示することもできます。また、最新モデルの「Apple Watch Series 9」では50メートル、Apple Watch Ultra 2では100メートルの耐水性能を備えています。

 

Buiting氏によれば、麻酔をかけたライオンの舌にApple Watchを装着することで、その心拍数が測定できるとのこと。このような使い方はもちろんApple Watchの想定外ですが、毛皮や鱗、棘のある動物の監視に役立つと説明しています。

 

さらに同氏によれば、Apple Watchを象の耳にテープで貼り付けることで、その心拍数もモニタリングできるとのこと。

 

今年アップルから投入されるであろう次期モデル「Apple Watch X」では、本体の薄型化やマグネットによる新バンドシステムの登場がされています。将来のApple Watchでも動物の心拍数の測定が可能なのかどうか、少し気になるところです。

 

Source: jungle_doctor / Instagram

静止画だけじゃない! 動画内のテキストまで翻訳しちゃいます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「動画に登場するテキストを翻訳する方法」です。

 

 

macOSには、写真にうつっているテキストを選択して、コピーしたり、翻訳したり、Web検索したりできる「テキスト認識表示」機能が搭載されています。

 

実はこの機能は、静止画だけでなく、動画を一時停止した状態でも使うことができるんです。たとえば、海外の動画にうつっている現地の看板や標識などのテキストを翻訳したいときなどに大変便利です。さっそく使い方を確認しましょう。

 

まずは動画をQuickTime Playerまたは「写真」ソフトで再生して、翻訳したいテキストがうつっているシーンを一時停止します。

 

次に、そのテキストをドラッグして選択しましょう。

 

続いて、テキストの上で右クリックして、ポップアップメニューから「(選択中のテキスト)を翻訳」を選びます。

 

言語が検知されたら、青色の部分を見てみましょう。日本語に翻訳する場合は、言語名をクリックしてポップアップメニューから「日本語」を選択します。

 

すると、日本語に翻訳された文章が表示されます。

 

その下にある「翻訳をコピー」をクリックすると、翻訳された文章をクリップボードにコピーできます。

 

なお、このように、言語が正しく認識されない場合は、ポップアップメニューから選択したテキストの言語を選んで、どの言語に翻訳するかを選びましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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「iOS 18」、ボタンを押すとベゼルがムニッと動きます

今年の秋にリリースされる「iOS 18」では、iPhoneのボタンを押すとベゼルが飛び出すアニメーションが追加されていることが、海外テックメディアのMacRumorsにより報じられています。

↑画面の縁のベゼルが動くように(画像提供/MacRumors)

 

 

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上の投稿を見るとわかりやすいのですが、iOS 18をインストールしたiPhoneの音量ボタンやアクションボタン、電源ボタンを押すと、画面の縁のベゼルがムニッと内側に膨らむのがわかります。なんだか、可愛いアニメーションですね。

 

このようなアニメーションは、「iPhone 16」シリーズでの登場が噂されている「キャプチャーボタン」でも表示されることでしょう。キャプチャーボタンではカメラのシャッターやフォーカス、ズームなどの操作ができる予定です。

 

なおiPad向けの「iPadOS 18」には、このようなベゼルが膨らむアニメーションは導入されていません。今後Androidスマートフォンでも後追いするメーカーが出てくるのでしょうか? 注目です。

 

Source: MacRumors

蛍光ペンっぽい? iOS 18の「メモ」、テキストに5色追加

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した、iPhone向けの新しい「iOS 18」。その「メモ」アプリでカラフルなテキストの色が選択できることが判明しています。

↑まるで蛍光ペン(画像提供/MacRumors)

 

現在のメモでは文字の大きさやスタイルを変えることはできますが、文字の色を変更することはできません(手書きでさまざまな色のイラストを挿入することはできますが、テキスト入力ではありません)。

 

しかし、iOS 18のメモでは紫、ピンク、オレンジ、ミント、青の5色のテキストが入力可能。ただし、それ以外の色を選択することはできません。この色は「Aa」ボタンをタップして表示される書式設定から選択することができ、色を選択したテキストには同色の背景が表示されます。

 

なお、現時点での仕様では、背景のないカラーテキストを選んだり、カラー背景のある黒いテキストを選択したりすることはできないようです。

 

メモのテキストのカラー表示は、単語や文章を強調するのに役立つことでしょう。iOS 18のメモにはライブオーディオの文字起こしや要約、折りたたみ可能なセクションヘッダー、入力した数学の問題を解くなどの新機能が追加されており、さらに便利に使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

新macOSの「Sequoia」にレトロなMacintoshの壁紙があった!

先日、アップルはMac向けの新OS「macOS Sequoia」を発表。そのなかにレトロな「Macintosh」をモチーフにしたダイナミック壁紙やスクリーンセーバーが含まれていました。

↑懐かしくてかわいらしい(画像提供/MacRumors)

 

このレトロなMacintoshの壁紙はアニメーションとして表示され、さまざまなグラフィックが表示されます。カラーオプションとしては、スペクトラム、アクセント、青、赤、紫、黄、濃いグレー、グレー、緑、オレンジ、ランダムが選択できます。

 

macOS SequoiaにはレトロなMacintoshの壁紙だけでなく、OSのテーマとなっている「Helios」の壁紙も含まれています。Heliosはグラデーションのアニメーションとして表示されます。

 

macOS Sequoiaの最初のベータ版にレトロなMacintoshの壁紙は含まれていませんでしたが、Basic Apple Guyは壁紙のスクリーンショットを撮影し、公開しています。macOS Sequoiaは今年の秋に一般公開される予定ですが、公開された壁紙を自分のMacに設定して、新OSの雰囲気を体験してみるのもよさそうです。

 

Source: MacRumors

Apple Intelligenceってなに? 次期OSのポイントは? アップルがWWDCで発表した7つの見どころをおさらい

アップルが世界開発者会議「WWDC」をカリフォルニア州クパティーノの本社・Apple Parkで開催しました。独自開発による「Apple Intelligence=AI」や、秋に正式公開を控える新OSの話題など、現地を取材中の筆者が「注目の話題・7選」としてお届けします。

↑アップルのCEO、ティム・クック氏も基調講演後のイベントに参加。「独自のApple Intelligenceや新しいOSの発表に注目してほしい」と300人を超えるジャーナリストの参加者に呼びかけました

 

WWDC24の基調講演は世界中にインターネット中継されました。アップルのサイトには動画アーカイブも公開中です。基調講演の間、現地はどうなっているかと言えば、Apple Parkに巨大な屋外ステージが設置され、世界中から集まった総勢1000人は超えていそうなデベロッパーとジャーナリストがスクリーンに上映されるビデオを見ています。

↑会場に設置された巨大スクリーン。このほか屋内のスペースにも複数台のモニターがあります

 

配信の場合と違うのは、カンファレンスの直前にティム・クックCEOと、ソフトウェアエンジニアリング担当 上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏がスクリーンの前に登壇して生スピーチをすることです。「みんな、今日は集まってくれてありがとう! 最高のWWDCにしようぜ!」みたいな、音楽の野外フェスのような楽しいノリが感じられます。

 

では、今年のWWDC24で発表されたハイライトを振り返ってみましょう。

 

注目その1 iPhoneの画面をカスタマイズ

iPhoneのOSであるiOSは、今秋に最新バージョンのiOS 18が公開を予定しています。一番楽しそうなポイントは、ホーム画面にロック画面、コントロールセンターのデザインを、ユーザーがより自分好みにカスタマイズできるようになることです。

 

アイコンの置き方や壁紙などはいまでも自由に変えられますが、今度は「アイコンの色」をモノトーンでダークな雰囲気に統一することも可能になります。

↑ユーザーの好みに合わせてもっとカスタマイズできるようになるiOS 18

 

フルスクリーンデザインのiPhoneは、画面の右上側から下にスワイプすると表示されるコントロールセンターもカスタマイズの自由度が高まります。他社製アプリのコントロールも常備できるので、よく使うアプリなどをそろえると便利かもしれません。なお、グーグルのAndroid OSも2023年に登場したAndroid 14からホーム画面のカスタマイズが自由にできるようになりました。

 

筆者的にはSafariや写真、ミュージックなどさまざまなアプリのアイコンが並んでいる方がiPhoneらしくて好きですが、実際に使ってみたらとことんカスタマイズしてみたくもなりそうです。7月に新OSのパブリックベータ版が公開されるので、また機会があればレポートします。

 

注目その2 手書きの数式も計算するiPadOSの「計算機」アプリ

5月にiPad Pro、iPad Airの新製品が発売されたばかりですが、次期iPadOS 18によってiPadライフがますます充実しそうです。

 

iPhoneには長らく搭載されていながら、なぜかiPadには存在していなかったアップル純正の「計算機」アプリがついに登場です。しかも強力な新機能「計算メモ」は要注目。ユーザーがApple Pencilを使って手で書いた数式を、シンプルなものから複雑なものまで自動で認識して正しい答えを導き出します。イラストが混在していても、計算式や方程式の部分だけを認識。とにかくすごい機能ですが、筆者は高校数学からドロップアウトした赤点魔王なので、この機能の便利さについて身をもって知る日は来ないかもしれません……。

↑Apple Pencilを使って手で書いた数式などを、計算機アプリの「計算メモ」機能が認識しながら正確な答えを導き出します

 

注目その3 AirPodsが“うなずく”ジェスチャーに対応

第2世代のAirPods Pro(USB-C/Lightning)のファームウェアが秋に更新されると、イヤホンを耳に装着したまま首を縦横に振るジェスチャー操作で通話やSiriの読み上げに応答できるようになります。首を縦に振ると「はい」、横に振ると「いいえ」の操作入力に代わります。満員電車の中など声を出しづらい環境で便利に使えると思います。

↑AirPods Proを装着した状態で、頭を縦横に振るジェスチャーによる操作が可能になります

 

また、AirPods ProをiPhone、iPad、Macに接続していれば、音声通話中にユーザーのバックグラウンドノイズを消して、通話音声だけを分離しながら聞こえやすくする機能も加わります。ノイズ抑制効果がどれぐらい鮮やかなのか気になるところです。

 

注目その4 健康状態を見守るApple Watchの「バイタル」アプリ

Apple Watchの次期watchOS 11には、ウォッチを身に着けて過ごすユーザーの心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルの各項目を「健康指標」として画面に横並びにしながら一望できる「バイタル」アプリが新設されます。

↑ユーザーの健康指標の変化を知らせてくれる「バイタル」アプリ

 

Apple Watchでいつも健康状態を計測し続けることで、健康指標が通常の値から飛び出たときにはバイタルアプリの表示が変わり、ペアリングしているiPhoneなどのデバイスに通知が届きます。もはやApple Watchはユーザーの健康を絶えず見守り続ける“ウェアラブル・ドクター”です。

 

注目その5 MacでiPhoneを操作

次期macOSの名称は「Sequoia(セコイア)」に決定しました。Mac OS X 10.9のマーベリックス以降続く、カリフォルニア州の有名な地名シリーズが継続。セコイア自体はヒノキ科セコイア属の樹木の名称でもあります。

 

macOSにはiPhoneをMacのWebカメラとして使える「連係カメラ」のようなコンビネーションを活かした機能があります。次期OSには連係シリーズの新機能として「iPhoneミラーリング」が加わります。

↑Macの中にiPhoneの画面を再現する新しい連係機能「iPhoneミラーリング」

 

機能をオンにすると、MacとワイヤレスでつながっているiPhoneの画面がMacのディスプレイに再現されます。iPhoneの画面操作はMacのキーボード、トラックパッド、マウスを使います。iPhoneとMacの間でデータのドラッグ&ドロップもできるそうです。AirDrop(エアドロ)するよりも効率よくデータを共有できるのか、興味深いところ。またMacで仕事に集中している間、iPhoneだけに入れているアプリの通知を確認したいときなどにiPhoneミラーリングが便利に感じられるかもしれません。

 

注目その6 Apple Vision Proが日本にやってくる

米国では今年の2月2日に先行発売された“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の、日本発売日が6月28日に決まりました。6月11日にリリースされたvisionOS 1.2から先行してプラットフォームの日本語対応も始まっているようです。

↑Apple Vision Proは6月28日に日本発売を迎えます

 

価格は59万9800円(税込)からという、やはりとても高価なデバイスですが、日本の動画サービスであるU-NEXTや、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどが独自のアプリコンテンツをvisionOSに向けて今月から配信を開始します。販売は全国のApple Store店舗とオンラインで取り扱われますが、実機を体験できるストアの数は限られるようです。6月14日午前10時の予約注文開始以降に発表される詳細を要確認です。

 

注目その7 Apple Intelligenceの登場でSiriも大きく変わる

アップルがOpenAIのChatGPTやDall-E、グーグルのGeminiなどのライバルに対抗する独自の生成AIプラットフォーム「Apple Intelligence」を発表しました。略して“AI”。

↑アップル独自の新しいAIプラットフォーム「Apple Intelligence」がアメリカから始まります

 

今年の秋にiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部として、無料でApple Intelligenceに関連する機能がベータ版として実装される予定ですが、対象となる地域が米国に限られます。また、対応するデバイスもiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacのみになります。

 

ユーザーが書いたテキストの清書や校正、受信した長いメールの要約、メモアプリが対応する「音声の録音・書き起こし・要約」といった機能が使え、これらは仕事で大活躍しそうです。

 

生成AIによる画像生成も可能で、任意のテキストをプロンプトに入力してオリジナルの絵文字をつくる「Genmoji」や、テーマ、コスチューム、アクセサリ、場所など指定した条件に合った画像を生成する「Image Playground」の機能がそろいます。

↑テキストプロンプトに合わせた絵文字を生成する「Genmoji」

 

Apple Intelligenceによって生まれ変わるSiriは、デバイスを使うユーザーのことを学びながら、よりパーソナルなコミュニケーションができるようになります。たとえば友だちがメッセージアプリから転居先の住所を送ってきたら、「この住所を彼の連絡先カードに追加して」とSiriにお願いすると、「これ」や「彼」など曖昧な指示語も理解しながら正しい操作を実行します。

 

iPhoneの場合は、「Hey Siri」と話しかけた後に、Siriのアイコンがポップアップするのではなく、画面の周囲が虹色に光る新しいユーザーインターフェース効果にも注目です。

↑Siriも新しいデザインに生まれ変わります

 

Apple Intelligenceについてはとにかく「日本語化」の時期が気になるところ。先行するOpenAIやグーグルの生成AIに対して、Apple Intelligenceが洗練されたインターフェースの使い勝手も含めて、どんなAIのミライを見せてくれるのか楽しみです。

 

次点 Apple Parkの食事が美味しかった!

筆者は2022年のWWDCから現地取材に参加しています。今回はWWDCのイベントで使われるスペースに限られるものの、社屋内のカフェテリアに入って食事を楽しむこともできました。バーガーやメキシカン風の餃子(?)のような食事がやたらと美味しかったです。食に関わるボキャブラリーが貧困で申し訳ありません。

 

【フォトギャラリー】(Apple Parkの様子をまとめてご覧ください)

「iOS 18」、ロック画面のアイコンがカスタマイズ可能に

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」では、ロック画面に表示されるアイコンを変更することが可能です。

↑ロック画面のアイコンをカスタマイズできます(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18では、ホーム画面やロック画面、コントロールセンターのカスタマイズ性が大幅に向上。ホーム画面では好きな場所にアプリのアイコンを置いたり、その色を変更したりすることができます。コントロールセンターではグループごとにページを作ることや、サードパーティのアプリのアイコンを置くことが可能。

 

さらにiOS 18では、ロック画面で下部に表示されるコントロールが切り替えられるようになります。「controls gallery」から利用可能なアイコンを選んだり、完全に削除したりすることも可能。これにより、例えばロック画面からSNSアプリを直接起動し、素早く投稿できるようになるのです。

 

これらの新しいコントロールには、コントロールセンターやロック画面からだけでなく、「iPhone 15 Pro」シリーズのアクションボタンからもアクセスできます。これら一連の新しいアクションは使いこなしてみたいですね!

 

Source: MacRumors

iPhoneの「充電制限」機能、「iOS 18」で進化へ! 重宝する予感

この秋、iPhone向けにリリースされる「iOS 18」では、バッテリーの充電制限に関する設定がさらに豊富になります。

↑充電制限の新デザイン(画像提供/Aaron Perris/MacRumors)

 

「iPhone 15」シリーズでは、デバイスの充電を80%でストップする設定が導入されました。これはバッテリーがフル充電されるのを減らすことで、その寿命を伸ばすのが狙いです。

 

iOS 18では、80%だけでなく85%、90%、95%の充電制限のオプションが導入されます。これにより、バッテリーを労りつつ、日常生活で不便がないように適度に充電するということが可能になるのです。

 

iOSのバッテリーの充電制限は、設定アプリの「バッテリー」→「充電の最適化」で設定可能。なお、iOS 18のベータ版では、iPhone 15シリーズでしかバッテリーの充電制限は利用できません。

 

個人的にはバッテリーが80%だと物足りない気もするので、90%や95%の充電制限のオプションは重宝しそうな予感がしています。

 

Source: MacRumors

アップル、この秋の「iOS 18」から「RCS」に対応すると発表

今年の秋にリリースされる「iOS 18」において、メッセージアプリが「RCS」をサポートすることが発表されました。

↑この秋、コミュニケーションが濃密になる

 

RCSとは「リッチコミュニケーションサービス」の略で、従来のSMS(ショートメッセージサービス)とは異なり、グループメッセージングなどのコミュニケーションが可能。具体的には、高解像度の画像や動画の添付、入力状態の表示、既読通知などが利用できます。

 

例えば、これまでiPhoneユーザーとAndroidユーザーがメッセージを交換する場合、SMSでは画像がかなり圧縮されていました。しかしRCSなら、プラットフォームが異なっても高解像度の画像が送れるようになるのです。

 

アップルはこれまで、RCSのサポートを「2024年後半に行う」とだけ明かしていました。そして今回、秋にリリースされるiOS 18でRCSのサポートが正式に発表されたのです。

 

RCSはグーグルが主導し普及を進めた結果、海外の携帯キャリアでは広くサポートが広がっています。日本でも3大キャリアの「+メッセージ」や、楽天モバイルの「Rakuten Link」で利用可能。iPhoneがRCSに対応したことにより、今後はRCSがさまざまな場面で利用されるようになるかもしれません。

 

Source: アップル

次期「iPhone 16」標準モデル、バッテリーの画像が流出! 金属製ケースになる可能性大

毎年の新型iPhoneにおいて、ひそかに注目を集めるのがバッテリーでしょう。スマートフォンを連続で使える時間や、手に持つときの熱さにも大きく影響するためです。

↑次のバッテリーはどうなる?

 

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」標準モデルについて、前iPhone 15よりもバッテリー容量が増えるうえ、金属製ケースを使っている可能性を示す写真が公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は「iPhone 16(標準モデル)バッテリー」と称した画像をXでシェア。そこにはL字型をした金属製の筐体が写っており、表面には「3597mAh」の表記が確認できます。

 

iPhone 15 標準モデル内蔵のバッテリーは3349mAhであり、 約7%増。さらに従来型と異なり、金属製ケースとなることで放熱性が高まり、熱くなりにくなると予想されます。

 

これに先立ち、アップル未発表製品のコレクターとして知られるKosutami氏が「iPhone 16 Proプロトタイプ」用バッテリーと称する写真を公開していました。そちらもL字型かつ金属製になっており、iPhone 16シリーズ全モデルがこのタイプで統一される可能性が高まりました。

 

一方、最大サイズの「iPhone 16 Pro Max」については、エネルギー密度が増えることで、より大容量のバッテリーも小さなサイズに収まるとの予想もありました。この技術が他のモデルにも使われるとすれば、iPhone 16シリーズは全て重くならず、バッテリー容量が増えるのかもしれません。

 

また、金属製ケースに切り替えることは、EU域内での「バッテリー交換のしやすさを義務づける」規制を守るためという推測もあります。これが当たっていれば、非正規の修理業者でもバッテリーを交換しやすくなる可能性がありそうです。

 

Source: Majin Bu(X) 
via: PhoneArena

「ダイナミックアイランド」がスクショに写ってしまうのはなぜ!? 写さずに撮る方法は【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「ダイナミックアイランド」を写さずにスクショを撮る方法」です。

 

 

iPhone本体の左右にある「音量を上げる」ボタンと「サイドボタン」を同時に押すことでスクリーンショットが撮れます。オンラインショップで注文した時の決済画面を控えたり、ネットで見つけた面白い情報を残しておきたい時などに使うと便利な機能ですね。

 

スクリーンショットは基本、iPhoneの画面全体を保存するのですが、iPhone 15シリーズやiPhone 14 Pro、Pro Maxで採用しているダイナミックアイランドはスクリーンショットに写りません。でも場合によっては写ってしまうこともあるんです。

 

その違いはダイナミックアイランドに何か表示されているかどうか。

 

例えば「時計」アプリでタイマーが動作中だったり「ミュージック」アプリで曲を再生中だったりすると、スクリーンショットにダイナミックアイランドが写り込んでしまうんです。

 

アクティビティが表示されている状態でもスクリーンショットにダイナミックアイランドを写したくない時はどうすればいいんでしょう? そんな時はダイナミックアイランドの右側または左側から中央にスワイプしてアクティビティを一時的に折りたたんでしまいましょう。こうすればスクリーンショットを撮ってもダイナミックアイランドは写り込みません。

 

スクリーンショットを撮ったらダイナミックアイランドの中央から右側または左側にスワイプ。折りたたんでいたアクティビティが元に戻ってダイナミックアイランド内に表示されます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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PDFの結合は標準搭載ソフトだけでOK! しかも簡単&安全です【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合する方法」です。

 

 

複数のPDFファイルを結合して1つにまとめたいとき、方法としてはAdobeアクロバットなどの専用ソフトを使ったり、Webサービスを使ったりする方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

実はmacOSに標準搭載されている「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合することができるんです。

 

「プレビュー」は標準ソフトなのでインストールも必要ありませんし、Macの中で完結するのでWebサービスによる情報漏洩リスクもありません。さっそく手順を解説しましょう。

 

手順はとても簡単。「プレビュー」ソフトに結合したいPDFをまとめてドラッグ&ドロップし、メニューバーから「表示」→「サムネール」と進み、各ウインドウのページサムネールをサイドバーに表示します。

 

続いて、追加したいサムネールを別のPDF内のサムネールのサイドバーにドラッグ&ドロップします。ページの順番を変更したい場合は、追加したサムネールを上下にドラッグして並べ替えましょう。

 

最後に、ウインドウを閉じれば、結合したPDFの完成です。

 

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「折りたたみiPhone」、2027年までは登場しない? アップルの要求が厳しく…

アップルは先進技術をいち早く採用することはせず、技術の成熟や製造コストの低下を待ってから新製品を投入する傾向があります。そのジャンルの一つが折りたたみスマートフォンであり、サムスンがGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズを数世代にわたり発売した今なお、様子見をしているようです。

↑折り目が美しくない

 

それでも折りたたみiPhoneは開発中と噂され、2026年頃に登場すると予想されていました。しかし、アップルは画面の折り目をなくすことに強くこだわっているため、2027年までに発売される可能性は低いとある調査会社が予想しています。

 

市場調査会社のTrendforceの最新レポートによると、アップルは折り目と信頼性に関して厳しい要求をしており、部品の仕様と性能を評価中とのこと。2027年までに折りたたみiPhoneを発売する可能性は低いが、その参入は市場の力学を大きく変えるかもしれないと述べています。

 

現時点では、どの折りたたみスマホメーカーも、折りたたみ画面の折り目をなくすことには成功していません。サムスン製品も世代を重ねる毎にシワは減っていますが、それでも完全ではありません。

 

今年の初めにも、アップルが社内でテストしている折りたたみiPhoneにサムスン製ディスプレイを使っているとの噂がありましたが、同社の厳しいテストのもとでは「数日で故障した」と伝えられていました。

 

今回のレポートでは、2024年における折りたたみ製品の出荷台数はスマホ市場の1.5%を占めるに過ぎず、2028年までには4.5%まで増えると予想しています。各メーカーが主に取り組んでいるのは価格設定であり、全体的なコスト削減に力を入れているとのことです。

 

しかし、アップル製品であれば、高価格となってもユーザーは引きつけられやすいはず。折りたたみiPhoneが登場したあかつきには、折りたたみスマホ市場も一気に拡大し、全世界で普及するのかもしれません。

 

Source: Trendforce
via: Wccftech

「iPhone 16 Pro」、カメラの大型化を裏付けるケースの画像が流出!

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」シリーズのProモデルにおいて、小さなほうの「iPhone 16 Pro」はiPhone 15 Pro Maxと同じく光学5倍のテトラプリズム望遠レンズを搭載すると噂されています。

↑新たに流出した「iPhone 16 Pro用ケース」(画像提供/Majin Bu/X)

 

それを裏付けるような「iPhone 16 Pro用ケース」と称される新たな画像がネット上で公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は、「iPhone 16 Pro用ケースではカメラモジュールが大型化」とコメントした写真をXに投稿。

 

この画像ではカメラ用にくり抜かれた穴は大きくなっており、水平方向で背面の半分以上に広がっています。これは高倍率ズームを実現するため、望遠カメラのモジュールが大型化していると推測されます。

 

小型のiPhone 16 Proにテトラプリズム望遠レンズが搭載されることは、複数の有力な情報源が伝えてきました。

 

韓国の電子業界誌・The Elecは「iPhone 16シリーズの折りたたみズーム(テトラプリズム)モデルは二つに増える」と言い、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxが両方とも搭載すると主張。ほかにも、アップルの未発表製品に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏や、アップル情報サイトのMacRumorsもこの予想を支持しています。

 

iPhone 16 Proは、広角カメラも12MPから48MPにアップグレードするとの噂もあります。次期iPhone 16 シリーズは生成AIの搭載に注目が集まりがちですが、カメラも大きな進化を遂げることになりそうです。

 

Source: Majin Bu(X)
via: Wccftech

アップル、新型「iPad Air」のGPUコア数を9個に減らしていたことが発覚!

アップルは新型のM2チップ搭載のiPad Airを発表した際、10コアGPUを搭載していると述べていました。しかし、その後に技術仕様ページをひそかに修正し、現在では一つ減らした9コアGPUにしたことが明らかとなりました。

↑GPUコア数が減っちゃいました(画像提供/アップル)

 

先月の発表イベント直後、アップルが公式サイトに掲載したニュースリリースには、確かに「より高速な8コアCPUと10コアGPUを搭載」と書いてあります。

 

しかし、米国公式サイトの技術仕様は更新され「9-core GPU」(9コアGPU)という表記になっています。日本ほか米国外での技術仕様ページは更新が遅れ、まだ10コアGPUと書かれているものもあります。

↑米国公式サイトの技術仕様には「9-core GPU」という記載が(画像提供/アップル)

 

以前の例では、アップルはまず米国向け公式サイトのページを修正。その後に日本向けなどの公式ページに修正を反映する流れであり、最も正しく新しい情報は米国バージョンと思われます。

 

注目すべきは、これまで発売されたM2搭載製品には、GPU9コア版がなかったことです。例えば、M2 MacBook AirはGPU8コア/10コアの2バージョンがあるだけ。このことから、iPad Airに使われたM2チップは、10コア版のうち1コアを無効化したものと推測されます。

 

さまざまな機能を統合したSoC(システム・オン・チップ)では、一部のGPUコアが無効化されることは珍しくありません。その理由としては、製造プロセスの不良でコアが基準に満たないこと、電力効率の優先(コアが少ないほど消費電力も少ない)、低価格モデルが高価格モデルを超えないようにすることなど、いろいろと考えられます。

 

現実的には、ほとんどのM2 iPad Airユーザーは10コアGPUと9コアGPUの性能差には気づかないはず。それでも、アップル公式の説明を望みたいところです。

 

Source: Apple(1),(2)

思い出がホーム画面で甦る……お気に入りのアルバムをウィジェットで楽しむには【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ホーム画面のウィジェットに「写真」アプリ内のアルバムを置く方法」です。

 

 

iOS 17では「写真」アプリのウィジェットが進化し、特定のアルバムを指定して表示させられるようになりました。改めて、ウィジェットの使い方をおさらいしながら、設定方法を解説しましょう。

 

まず「ウィジェット」とは、iPhoneのホーム画面に配置して、アプリの情報の一部を常時表示させておける機能です。たとえば「天気」や「カレンダー」アプリなどのウィジェットを配置しておくことで、アプリの最新の情報を一目で確認できます。

 

では、iOS 17でアップデートされた「写真」アプリのウィジェットを使って、指定したアルバムを表示させる方法を説明しましょう。

 

ホーム画面を長押しし、編集可能な状態になったら左上の[+]をタップ。ウィジェット一覧が開いたら、「写真」を選択します。するとポップアップが開くので、画面を右から左へスワイプして「アルバム」のウィジェットを表示させ、好みの形状のものを選んだら[ウィジェットを追加]をタップします。

 

すると、ホーム画面に「写真」ウィジェットが追加されるので、好きな場所に配置し[完了]をタップしましょう。これでホーム画面にウィジェットが追加できました。

 

続いて、配置したウィジェットを長押しして[ウィジェットを編集]を選択。

 

アルバム名をタップして、アルバムのリストから、表示させたいアルバム名を選びます。余白をタップしてポップアップを閉じましょう。すると、指定したアルバムがウィジェットに表示されるようになりました。

 

ウィジェットをタップすると、そのアルバムにワンタップでアクセスできるのも便利なポイントです。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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アップル、「iPhone 16 Pro」用の有機ELディスプレイ生産にゴーサイン!

今年も秋に次期「iPhone 16」シリーズが発売されるとみられるなか、サムスンディスプレイとLGディスプレイがProモデル向けの有機EL画面の量産の承認を得たと海外で報じられています。

↑iPhone 16 Proシリーズで発売遅れや品薄は起こりにくそう

 

韓国の電子業界誌・The Elecによると、両社とも5月初めにアップルからゴーサインが得られたとのこと。ちょうど先日、著名アナリストが「iPhone 16シリーズ用の画面パネル生産が6月から始まる」と予想していたことと一致しています。

 

今回の報道によれば、サムスンがiPhone 16の全4モデルに有機EL画面を供給するのに対し、LGはProモデルのみ。さらに、中国のディスプレイ製造大手BOEは標準モデルの「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」向け画面パネルの供給に協力する見通しです。

 

これまでLGはアップルの承認を受けるのが遅れ、量産時期を逃していた(十分な受注が受けられなかった)とのこと。昨年もLGはサムスンの数か月後にiPhone 15 Pro向け画面の量産承認を受けたことで、市場シェアの差が広がっていたようです。

 

すでにサムスンはiPhone 16標準モデルとProモデル向けの量産承認を受けており、5月末までにPro Maxの承認も得られる見通し。LGも6月中旬にPro Maxの承認が得られる予定だと伝えられています。両社とも量産に加われば、発売直後にiPhone 16 ProおよびPro Maxの発売遅れや品薄は起こりにくいと思われます。

 

一方、iPhone 15 ProモデルとiPhone 16 Proモデルの有機EL画面は違いがわずかながら、BRS(Border Reduction Structure)技術によりベゼルが少し細くなる可能性があるとのこと。こうした予想は、以前の報道にもありました。

 

このBSRとは、パネル下部のボーダーをできるだけ薄くする加工技術。下部の配線を上側に巻き込むものであり、以前もアップル以外の会社が採用したものの、発熱の問題ありました。しかし、最近では放熱技術が改善されたため、再び導入する目処が立ったようです。

 

Source: The Elec
via: MacRumors

Apple情報総合Webメディア「Mac Fan Portal」オープン! リニューアル特大号「Mac Fan」表紙に爆笑問題・太田 光

マイナビ出版は、Apple情報の総合ポータルサイト「Mac Fan Portal」を5月29日にオープンしました。

 

同サイトは、「Appleにかかわる『今知りたい!』を叶えるメディア」をタグラインに掲げ、Appleの新製品や最新OSの機能解説、Macの便利技やトラブルシューティング、導入事例など、様々なコンテンツを提供しています。

 

記事は毎日公開され、無料で閲覧可能。お笑い芸人のR藤本さんによる「つまらないゲームなど必要ない!Z」や、マンガ「Mac不安ちゃん」などのWeb連載記事も更新されます。

 

また、隔月刊化した雑誌「Mac Fan」最新号(2024年7月号)も同日に発売されました。価格は1073円(税別)。

 

表紙は、古くからのMacユーザだという、爆笑問題の太田 光さん。巻末インタビューでは、Macとの出会いや、愛用中のMacBookの使用感、そしてMacを使い続ける理由などを語っています。

 

第1特集「すごすぎるMacの世界」、第2特集「徹底検証『Safari』の実力」、第3特集「自作キーボードのススメ」のほか、「シン・マックな人」「もっと! Mac不安ちゃん」といった新連載なども掲載。

 

新WebメディアMac Fan Portalのオープンと、雑誌Mac Fanのリニューアルを記念して、Apple Gift Card 1万円×10名や、Apple製品と一緒に使いたい注目アクセサリなど、総額43万円相当の豪華賞品が抽選で当たるプレゼントキャンペーンも実施中。詳細はMac Fan Portal内のキャンペーンページ(https://macfan.book.mynavi.jp/article/811/)をご覧ください。

iOS、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できちゃう! 海外の研究者が発見

iOSにおいて、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できるという脆弱性を海外の研究者が発見しました。

↑いろいろなアプリに動きを付けられることが判明

 

「時計」や「カレンダー」といったiOSの標準アプリには、時計の針が動いたり日付が更新されたりと、すでにアニメーション機能が搭載されています。また、サードアプリのなかでもアプリ内部の設定からアプリのアイコンを変更できるものが存在します。

 

iOS研究者のBryce Bostwick氏が発見した手法は、システムが公式に提供しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を使用して、代替となるアプリアイコンを提供するというもの。

 

通常はサードアプリが勝手にアイコンを変更することはできないのですが、同氏は「プライベートメソッド」を使用することで、アイコンをアニメーション表示させることに成功。また、バックグラウンド状態でもアクティブだとアプリに認識させることで、いつでもアニメーションが表示できるようになりました。

 

Bostwick氏は実演で、さまざまなiOSのアプリアイコンをアニメーションさせています。たくさんのアプリのアイコンが常にアニメーションすると目が疲れてしまいますが、通知が来たときにだけアニメーションするのなら、なかなか楽しそうです。今後、アップルが公式にサードアプリのアイコンのアニメーションを許可することがあるのか気になります。

 

Source: bryce.co via 9to5Mac

iPadで「リンゴのロゴ」が横向きになる!? アップル社員が可能性を示唆

iPadの背面にあるリンゴのロゴは、本体を縦向きにしたとき垂直になるよう配置されています。しかし、今後は横向きになる可能性があることが明らかとなりました。

↑ロゴも横向きモードに合わせる?

 

フランスのニュースサイトNumeramaは、発売されたばかりのM4 iPad Proについて、iPadの開発・販売に深く関わるアップルの社員3名にインタビューを行いました。インダストリアルデザイナーのMolly Anderson氏、ヒューマンマシンインターフェイスデザイナーのSteve Lemay氏、マーケティングマネージャーのScott Brodrickという顔ぶれです。

 

新型iPad ProとiPad Airは、キーボードを装着して横向きに置いたとき、前面カメラが上に来るようになりました(前モデルでは横側)。しかし、リンゴのロゴは依然として縦向きのままです。

 

なぜ横向きのままなのか?と聞かれたAnderson氏は「それは変わる可能性があると思います」と回答。「iPadは長い間、縦向きで使われる製品でしたが、横向きモードで使うことが多くなっていません。それが不変であるとは言えません」と述べています。

 

実はソフトウェア面では、すでに3年前のiPadOS 14.5から、iPadを横向きで起動したときにロゴを横向きに表示するよう変えています。またアップル純正のMagic Keyboardも横向きで使う形であり、ビデオ会議やストリーミング動画の視聴でも横向きのほうが使いやすくなっています。

 

その一方、iPad miniは片手で持ちやすく、縦向きで使う機会も多いはず。将来的には各モデルごとにリンゴマークの向きが違う、あるいは好みで回転できるようになるのかもしれません。

 

Source: Numerama
via: MacRumors

iOS17.2で登場の「ジャーナル」はどう使う?iPhoneで記録する日記アプリの活用法

2023年12月のiOS 17.2リリース後、突如ホーム画面に現れた新アプリ「ジャーナル」。iPhoneに標準搭載の日記アプリとして公開されましたが、最新バージョンへのOSアップデート後に初めて存在を知った、というケースも多いのではないでしょうか。

 

一見、よくある日記アプリのようですが、ジャーナルにはiPhoneの機械学習を用いた提案やリマインドなど、ユーザーが無理なく記録を継続していくためのさまざまな機能が盛り込まれています。そんなジャーナルを上手に使いこなすには? ガジェットライターとして活躍する井上晃さんに、基本の使い方や活用法を教えていただきました。

 

 

Apple純正アプリだからこその機能も!
「ジャーナル」で気軽に日記を楽しむ

 

ジャーナルは、iPhone標準搭載のシンプルな日記アプリ。日々の瞬間や人生の特別な出来事をテキストで記録するだけでなく、写真やビデオ、オーディオ、位置情報などを追加することで、より具体的に思い出を彩ることができます。

 

・日記を書くためのヒントが提案される

ジャーナルのもっとも特徴的と言える機能が、iPhoneの機械学習を活用した提案。写真や音楽、ワークアウトなど、iPhoneに記録されたデータをもとに、パーソナライズされた提案が作成され、日記を書くためのヒントとしてユーザーに提供されます。

 

外出先で撮影した写真と撮影場所の位置情報がセットになっていたり、ウォーキング中に聴いていた曲が歩数の記録に紐づいていたりと、アプリから提案されるヒントはユーザーの行動によってさまざま。

 

「日記を書くときは、その日のイベントや自分の心情について綴ることが多いと思います。ですが、日記に書けそうな特別な出来事が毎日あるとは限りません。いざ日記をつけ始めても内容に悩んでしまい、結局継続できずに諦めてしまったという人も多いはず。

 

ジャーナルは、iPhoneに記録されたユーザーの行動履歴に基づいて日記のネタをレコメンドして、日記を継続していくためのサポートをしてくれます。普段の自分だったら思いつかないようなテーマが提案されることもあるので、新鮮な気持ちで日記を書くことができます」(ガジェットライター・井上晃さん、以下同)

 

・パーソナルな情報を非公開で書き留められる

ジャーナルでは、SNSに投稿するような感覚でカジュアルに日記を書くことができますが、SNSとは違い、日記の内容がネット上に公開されることはありません。他人の目を気にすることなく、鍵付きの日記帳のように思ったことを書き留めておけるのも、ジャーナルの魅力です。

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

「ジャーナル」を使いこなすための基本設定

ジャーナルを最大限に活用するために、まずは設定のカスタマイズから始めましょう。

 

・リマインド設定で記入を習慣づける

日記を習慣化するためのリマインドを設定します。あらかじめ曜日と時刻を設定すると、指定したタイミングでプッシュ通知が届くので、忘れずに記入することができます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記入のスケジュール」→「スケジュールする」をオン

 

アプリの操作中に出てくるポップアップ(写真左)から設定に飛ぶこともできます。

 

・「記入の提案」をオンにする

iPhoneに記録されている情報をジャーナルに連携すると、そのデータに基づいた提案がアプリ内に表示されます。デフォルトですべてのデータ共有がオンになっていますが、有効・無効は設定からカスタマイズが可能です。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記録の提案」→「提案のプライバシー設定」

各種データとの連携をオンにすることで、ジャーナルからの提案の幅が広がります。

 

・「ロック」機能でプライバシーを保護

iPhone本体のロックとは別に、アプリ自体にロックをかけることも可能です。アプリを開く際に、デバイスのパスコードや生体認証が必要になるので、他者からの閲覧を防ぎます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナルをロック」→「ロック」をオン

 

iPhone15Pro・ProMaxで夜景撮影に成功するには?望遠レンズの活用や構図の決め方など夜景写真家が解説

 

アプリからの提案が日記のヒントに!
「ジャーナル」の4つの記録方法

設定ができたところで、早速日記をつけてみましょう。ジャーナルの記録方法には、いくつか種類があります。

 

1.新規エントリーを作成する

ジャーナル上の記録のことを、「エントリー」と呼びます。新しくエントリーを作成するには、画面下部にある「+」アイコンをタップします。

 

「新規エントリー」を選択すると、テキストのほか、写真やボイスメッセージ、位置情報などをリアルタイムで記録することができます。エントリーの編集や削除、ブックマークは、該当のエントリーを左右にスワイプすることで簡単に行えます。

 

「基本的には作成した当日の日付がエントリー日として記録されますが、日付の右にある『…』アイコンをタップして『カスタムの日付』を選択すると、エントリー日を自由に設定できます。過去の写真や位置情報などのデータを用いてエントリーを作成する場合は、そのデータが記録された日付を選択することも可能です」

 

2.ジャーナルからの提案にもとづいて書いてみる

記入の提案をオンにすると、iPhoneに記録されたデータからパーソナライズされた、ジャーナル記録のヒントが作成されます。アプリからの提案をもとに日記を作成したい場合は、「モーメントを選択して書く」から選択して書くことができます。

 

「ミュージック」アプリで数日の間に再生した曲が、モーメントに表示されます。

 

「おすすめ」タブでは、日記のネタになりそうな写真や外出の記録などが、機械学習によってピックアップされて提案されます。「最近」タブには、ウォーキングの歩数や最近聞いた音楽などのデータが、直近の日付・時間順に並んで表示されます。

 

「撮影した写真や聴いた音楽が、日時や位置情報と紐づけられ、グループ化された状態で表示されるので、その日の思い出をより正確に思い返しながら記録することができます」

 

ワークアウトのデータと、そのときに撮影した画像を紐づけて投稿することも可能です。

 

3.日記の内容に困ったら「振り返り」を使ってみる

おすすめタブに表示される日記のアイデアの中には、「振り返り」という機能もあります。振り返りでは、アプリから質問形式で投げかけられるテーマに対して回答するようなかたちで、自分の考えを書き留めることができます。

 

円形の矢印アイコンをタップすると、質問の切り替えが可能です。

 

「振り返りには、内省を促す問いかけのようなテーマがいくつか表示されます。書く内容が思いつかない日は、振り返り機能を活用して、自分を見つめ直してみるのも良いかもしれません」

 

4.外部アプリからシェアして記録

外部アプリやWebサイトのデータを引用する際は、共有機能を使います。タブに提案が表示されないコンテンツでも、エントリー内に挿入することが可能です。

 

各アプリやサイトの共有機能をタップすると、iPhoneの共有メニューが開き、ジャーナルアプリのアイコンが表示されます。アイコンを選択すると、ジャーナルの新規エントリーが開き、リンクが引用されます。

 

「ネットニュースを読んだ感想を書きたいときや、購入したチケットについて記録したいときなど、そのページのURLを引用することでリンクに飛ぶことができます」

 

なお、ジャーナルで記録したエントリーは、SNSのタイムラインのように、スクロールで遡って閲覧することができます。

 

 

画像右上の「≡」(ハンバーガーボタン)をタップすると、写真やアクティビティ、振り返りなど、過去に投稿した投稿のカテゴリーや、ブックマークなどが表示されます。いずれかをタップすることでフィルタがかかるので、見たいエントリーに絞って振り返ることができます。

 

使い方は自分次第。
何気ない日々の記録を残してみる

ジャーナルはその名の通り、日記として使うことを前提としていますが、その使い方は日記以外にも。井上さんは、ジャーナルの活用法として、「思ったことや気になったことをざっくばらんに書き留める、メモ的なアプリとして利用するのも良いと思います」と話します。

 

「ふと思いついたことって、その場で記録しておかないと後々忘れてしまいがちですよね。ジャーナルならサクッと記録ができますし、その日の行動がデータとして残るので、後で思い出す手間を省いてくれます。
例えば、Apple Musicで曲を流していて偶然好みの曲やアーティストを見つけたときにも、ジャーナル上で記録しておけば名前を忘れてしまうことがありません。ウォーキング中に気になった花を撮影しておいて、後で種類を調べるために記録しておくのも良いと思います。自分の行動や思考を後で思い返すための、備忘録のような使い方もオススメです」

 

 

他の人に見られる心配がないからこそ、どんな些細なことでも書き留めておける「ジャーナル」。日常の一瞬に焦点を当てた、ちょっとした記録の積み重ねが、自分だけの新たな発見につながるかもしれません。これまで日記をつけてこなかった人も、継続して日記をつけるためのはじめの一歩として、活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

Profile

ガジェットライター / 井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。

次期「iOS 18」、アプリのアイコンの色もカスタマイズできる!?

iPhone向けアプリの中には、アイコンのデザインを変更できる物がありますが、それはごく一部の話。しかし、今年リリースされる「iOS 18」では、アプリのアイコンの色を自由に変更できるようになるかもしれません。

↑何色にする?

 

iOS 18ではメールやメモ、写真、地図といったさまざまなアプリがアップデートされるだけでなく、「アプリを好きな場所に配置できる」など、カスタム性が大幅に向上するとされています。また、詳細は不明ですが、ホーム画面をより柔軟にカスタマイズすることも可能な模様です。

 

米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、iOS 18のアプリアイコンのカスタム機能では、「ソーシャルアイコンをすべて青にしたり、ファイナンス関連アプリを緑にしたりできる」とのこと。

 

現在のiOSでは「ショートカット」機能を利用して、アプリを起動する代わりのアイコンをデスクトップに配置したり、好きな画像をショートカットのアイコンに設定したりすることができます。しかし、そのような作業は煩雑で面倒くさいのも事実です。

 

カラフルなアプリが並ぶiPhoneのホームスクリーンはかわいらしいのですが、どこか統一性がない印象を受けるのも事実。今回の報道のように、iOS 18にアイコンの色のカスタム機能が導入されれば、iPhoneをより自分色に染めることができそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

数年後、iPad miniやAirにも「有機ELディスプレイ」がやって来る!?

最新の「iPad Pro」は有機ELディスプレイが大きな特徴ですが、そんな美しい有機ELディスプレイが2026年には「iPad mini」にもやって来るかもしれません。

↑数年後にディスプレイが変わる(画像提供/アップル)

 

ZDNET Koreaの報道によれば、アップルはサプライヤーに対して、将来のiPad mini向けに設計された有機ELディスプレイのパネルを要求したとのこと。また、サムスンディスプレイは先月から、iPad mini向けの8インチの有機ELディスプレイのサンプル開発を開始し、2025年後半に量産が開始されるというのです。

 

すでにサムスンは、先日販売が開始されたiPad Pro向けにも、タンデム設計を特徴とする有機ELディスプレイを供給しています。2026年には、iPad miniだけでなく「iPad Air」にも有機ELディスプレイが搭載される予定だそうですが、こちらはタンデム設計ではなく、画面の明るさで劣ったり、あるいは高速駆動技術「ProMotion」が省かれる可能性があります。

 

iPad miniに有機ELディスプレイが導入される時期については、2026年になるという説と、2027年になるという説が存在していました。また、有機ELディスプレイを搭載したiPad Airは11インチのままですが、iPad miniは8.3インチから8.7インチに大型化する可能性も指摘されています。

 

黒の締りが美しく、本体の薄型化や軽量化にも寄与する有機ELディスプレイ。これを搭載した将来のiPad miniやiPad Airがどのように進化するのかを、ぜひこの目で見てみたいものです。

 

Source: ZDNET Korea

アップル、かつてiPodの試作機向けにテトリスのクローン版を開発していた!

かつてアップルが第3世代iPodの試作機向けに『テトリス』のクローン版を開発しており、音楽プレイヤーにゲームを配信する実験をしていたことが明らかとなりました。

↑iPodの試作機向けのゲーム『Stacker』(画像提供/AppleDemoYT)

 

これは、アップルの試作機コレクターとして知られるAppleDemoYT氏が公開したもの。搭載ゲームは『Stacker』と呼ばれ、iPodのスクロールホイールで操作する方式です。

 

iPodの試作機は「DVT」、つまり設計検証テスト(Design Validation Testing)段階にあったデバイスです。通常、アップル製品の開発はPVT(試作機検証テスト)>DVT>EVT(生産検証テスト)を経て正式な量産に至りますが、その中間というわけです。

 

このプロトタイプの型番はA1023で、どの製品版iPodにもなかったもの。2003年の第14週(第3世代iPod発売の1か月以上前)に製造されており、ソフトウェアはiPodOS 2.0の試作版を搭載し、Stackerもその上で動いています。

 

ピースはスクロールホイールにより左から右に移動し、真ん中のボタンを押すと落下。そうして一列を並べて消してスコアを稼ぐ……ということでテトリスそのものです。

 

他にも試作iPodには、『Block0』や『Klondike』というゲームも搭載されています。AppleDemoYTが元アップル副社長のTony Fadell氏にStackerが出なかった理由を尋ねたところ、「後のソフトウェアリリースでゲームを追加したため」とだけ回答。つまり、第3世代以降のモデルでゲームが遊べるようになったというのみで、舞台裏で何があったかは言及していません。

 

実際、2006年には第5世代iPod向けに『Bejeweled』『Mini Golf』『Pac-Man』などに加えて、テトリスの正式版もリリースされています。これらは全て、App Storeより前に登場したもの。今やiPhoneがモバイルゲーム機として大成功を収めているのも、iPod時代からの積み重ねのおかげかもしれません。

 

Source: AppleDemoYT(X)
via: MacRumors

次期「iOS 18」、生成AIが「その場でカスタム絵文字」を作ってくれる可能性大!

アップルが次期iOS 18を発表する年次開発者会議WWDC(現地時間で6月10日~)まで、あと2週間となりました。さまざまな生成AI機能が追加されると予想されるなか、その目玉の一つが「カスタム絵文字を作成」できることだと報じられています。

↑表情が豊かになる?

 

同社の内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、自らのニュースレター・Power Onの最新号で、iOS 18とmacOS 15に期待されることを概説。iOS 18については、通知や写真、メモなどにAI機能が追加されるとともに、この絵文字作成ツールが「目立つ機能」になるよう計画していると述べています。

 

アップルは、ユーザーが書いたテキスト内容に基づいて「その場でカスタム絵文字を作成できる」ソフトウェアを開発しているとのこと。つまり、現在iPhoneやその他の機器で提供されている範囲を超えて、どんな場面でもいきなり全く新しい絵文字が使えるわけです。

 

iOSでは毎年のアップデート毎に、新たな絵文字が追加されています。例えば、今年3月のiOS 17.4では茶色キノコや不死鳥、ライムなどが登場。しかし、この新たな生成AI機能が利用できるようになれば、毎年のソフトウェア更新を待つ必要がなくなることになります。

 

また、同記者は、iOS 18ではホーム画面をカスタマイズできる自由度が高まり、アプリアイコンの色を変えたり、現在のグリッド(格子状の画面構成)に縛られず、どこでも自由に配置できたりするようになると述べています。

 

ホーム画面や絵文字は、日々のiPhoneとの付き合いで使ったり目にしたりするもの。それらが多様になることで、生活も豊かになると期待したいところです。

 

Source: Bloomberg
via: 9to5Mac

次期「macOS 15」で「システム設計」が刷新される!?

Mac向けの次期「macOS 15」では「システム設定」アプリが刷新され、UI(ユーザーインターフェイス)が変更されると、海外テックサイトのApple Insiderが報じています。

↑「macOS 15」で「システム設定」が変わる

 

macOSの全般的な設定を司どるシステム設定アプリが、macOS 15では設定項目が優先度と全体的な重要性に基づいて再編成されるというのです。

 

例えば、「通知」と「サウンド設定」の項目は、リストの下のほうに移動する一方、「一般」は「ネットワーク」設定のすぐ下に配置。また、「壁紙」と「ディスプレイ」の設定は、一般や「アクセシビリティ」などと一緒に配置されることになります。

 

「プライバシーとセキュリティ」の設定は、現在の一般の下のほうではなく、より適切な場所に移動します。アップルは関連する設定をより近くに移動する予定で、「ロック画面」「Touch IDとパスワード」「ユーザーとグループ」は一緒に配置されるそうです。

 

また、「SiriとSpotlight」は、「インターネットアカウント」や「Game Center」と同じ場所に移動。Siriのメニューバーのアイコンのデザインも変更され、カラフルなアイコンが背景に応じて黒、または白に変更できるようになります。

 

システム設定アプリに表示される「Apple ID」は「Apple Account」に名称が変更。Apple Accountに関しては、印刷可能なユーザーアカウントのリカバリー方法、新しいiCloud設定パネルなどが用意されているようです。

 

項目の位置関係など、若干まとまりのない印象があったmacOSのシステム設定アプリ。次期バージョンのmacOS 15ではこの点が大いに改善されそうです。

 

Source: Apple Insider

「iOS 18」、「ミュージック」アプリに新機能を搭載?

年内のリリースが期待される「iOS 18」のミュージックアプリに「スマートソングトランジション」という機能が搭載されると、Apple Insiderが報じています。

↑ミュージックアプリもちゃんとアップデート(画像提供/アップル)

 

iOSのミュージックアプリでは、再生中の曲が終わりに近づくにつれ、音量を徐々に下げます。同時に次の曲の再生を開始し、音量を徐々に上げることで、スムーズなトランジションを実現しています。現在のiOSでは、このトランジションを1秒〜12秒の間で選択することが可能。

 

Apple Insiderによれば、iOS 18のスマートソングトランジションではこのクロスフェード効果を、大幅に長く設定できるとのこと。ただし、具体的に何秒まで設定できるのかは不明。また、この機能をオフにするオプションも提供されるようです。

 

その他にも、iOS 18のミュージックアプリでは、Dolby Atmosによる空間オーディオに関連した「Passthrough(パススルー)」という機能が採用されるそう。iOS 18ではAIによる華々しい機能が追加される一方で、ミュージックのようなベーシックなアプリもしっかり刷新されるようです。

 

Source: Apple Insider

iPhoneの新「絵文字」候補が公開!「目の下にクマがある顔」はヘビーユーズ確実?

アップルがiPhoneやiPadに採用する可能性がある7個の新たな絵文字を、Unicode Consortium(ユニコード協会)が公開しました。

↑新しい絵文字の候補(画像提供/MacRumors)

 

アップルは通常、Unicode Consortiumの絵文字のカタログに基づいて、iPhoneやiPad、Macに新たな絵文字を追加します。同社が前回新しい絵文字を導入したのは2024年3月にリリースされた「iOS 17.4」で、「ライム」「茶色のきのこ」「フェニックス」「壊れたチェーン」「縦に首をふる」「横に首をふる」などが含まれていました。

 

「Unicode 16」のベータレビューに追加されたのは、「目の下にクマのある顔」「指紋」「葉のない木」「ハープ」「シャベル」「飛び散り」の七つ。毎日お疲れ気味の方にとって、目の下にクマのある顔はヘビーユーズできる顔文字となりそうです。

 

今回登録された絵文字は2024年後半または2025年初頭に、iPhoneやiPad、Macで利用できるようになる可能性があります。絵文字が登録されてから実際に利用できるまで通常数か月はかかるため、その時期は2025年初頭になるかもしれません。今年後半にリリースされるであろう「iOS 18/iPadOS 18」やその後のアップデートで新たな絵文字が登場することに期待です。

 

Source: Unicode via MacRumors

アップル、iPhoneの「削除した写真が復活する」バグを修正

アップルは「iOS 17.5.1」と「iPadOS 17.5.1」をリリースし、「削除した古い写真が復活する」というバグを修正しました。

↑ほっとしました

 

iOS 17.5とiPadOS 17.5のリリースとともに、削除した古い写真が復活したとの報告が最近、海外から複数寄せられていました。今回のアップデートのリリースノートによれば、これはデータベースの破損が原因だったとのこと。ユーザーが削除した写真をアップルがひっそり保管していたというわけではなかったようです。

 

iOS 17.5.1とiPadOS 17.5.1は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、ワイヤレス経由でダウンロードすることができます。

 

筆者も古い写真が復活するというバグを体験し、気持ち悪い思いをしましたが、バグが修正されて、ほっとしているところです。

 

Source: MacRumors

アップル幹部が台湾のTSMCを訪問、最先端チップを確保へ

アップルの最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)氏が、次期2nmプロセスのチップ供給を確保するため、台湾のTSMCを訪問したと経済日報(Economic Daily News)が報じています。

↑TSMCの最先端チップを確保へ

 

チップのプロセスはその回路の細かさを意味しており、数字が小さいほうがより高性能かつ省電力となります。例えば、「iPhone 15 Pro」に搭載されている最新の「A17 Pro」では、TSMCが製造する業界最先端の「3nmプロセス」が採用されています。

 

経済日報によれば、アップルのウィリアムズ氏はTSMCの魏哲家・最高経営責任者(CEO)と会談を行っていたとのこと。そして、2025年に生産が開始される予定の2nmプロセスの製造ラインや、カスタムAI(人工知能)チップについて話し合ったそうです。

 

MacRumorsによれば、3nmプロセスから2nmプロセスへの移行により、10〜15%のパフォーマンスアップと、最大30%の消費電力の削減が見込まれるとのこと。そして、2025年の「iPhone 17」シリーズでは、2nmプロセスで製造されたチップが搭載される可能性があるそうです。

 

これまでも、真っ先にTSMCの最新プロセスを採用してきたアップル。今後もその強力なパートナーシップは続きそうです。

 

Source: 経済日報 via MacRumors

もうチラ見せは十分! Beatsの噂の「新型ポータブルスピーカー」は発売間近

アップル傘下のBeatsブランドの次期ポータブルスピーカーが、米国連邦通信委員会(FCC)に登録されていたことが、海外メディアのMacRumorsによって判明しました。

↑まもなく正式にお披露目か(画像提供/MacRumors)

 

Beatsは以前、ポータブルスピーカー「Beats Pill+」を販売していました。これはすでに生産が終了していますが、その後継モデルらしきポータブルスピーカーを持った元NBA選手のレブロン・ジェームズや、F1ドライバーのダニエル・リカルドの姿が目撃されています。

 

FCCへの登録は通常、製品発売の数週間前に行われるので、Beats Pill+の後継ポータブルスピーカーは6月中にも発売されることになりそうです。

 

「iOS 17.5」のベータ版から見つかったアニメーション画像によれば、Beats Pill+の後継ポータブルスピーカーは以前と同じピル型のデザインとなっています。また、ボタン類のデザインが変更され、ストラップホールとストラップも追加される模様。本体カラーはゴールド、レッド、ブラックの3色となっています。

 

Beatsの次期ポータブルスピーカーでは、USB-C充電やBluetoothバージョンの刷新などの改良も期待されています。以前のBeats Pill+と同じように、気軽にかっこよく持ち運べるポータブルスピーカーに仕上がっていてほしいですね。

 

Source: MacRumors

次期「iOS 18」、AIが通知を「要約」してくれるの?

さまざまなAI(人工知能)機能の搭載が噂されているアップルの次期「iOS 18」ですが、最近では「AIによる通知の自動要約機能」が装備されると米ブルームバーグが報じています。

↑とにかくAI機能に注目が集まる

 

これまでの報告によれば、iOS 18には「生成AI機能」が搭載される模様。具体的にはブラウザ「Safari」の「消しゴム機能」や、AIによる「音声文字起こし」、メッセージアプリの要約機能などの搭載が噂されています。

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、iOS 18では通知を自動で要約することができるとのこと。その他にも、ニュース記事の要約を表示したり、音声メモを書き起こしたり、カレンダーを自動入力したり、アプリを提案したり、いろいろな機能が搭載されると報告しています。

 

同記者によれば、iOS 18のAI機能はオンデバイス処理、つまりiPhoneの内部で処理されるとのこと。また、「Mシリーズ」のチップを搭載したデータセンターのクラウド経由でもAI機能が提供されます。

 

アップルは音声アシスタント「Siri」の音声機能を改善して会話機能を高め、ユーザーの日常生活を支援する機能を追加する予定。一方で「ChatGPT」のようなチャットボット機能は大幅に欠如することになり、今後の改善が計画されていることも報じられています。

 

アップルは6月10日に開発者向け会議「WWDC24」を開催し、iOS 18のAI機能を紹介する見込み。他社に比べて出遅れている感のあるアップルのAI関連機能が、どれだけ進化するのかに注目です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、次期「AirTag」を開発中。2025年半ばに発売?

アップルの紛失防止タグ「AirTag」の次期モデルが2025年半ばに登場すると、海外で報じられています。

↑アップデートに注目が集まる

 

AirTagは2021年にリリースされた紛失防止タグで、iPhoneと連携することで音を再生したり、所有者から離れたときに通知を発したりすることができます。内部には「U1」チップを搭載し、「UWB(ウルトラワイドバンド)」やBluetooth、NFCによる通信が可能。

 

米ブルームバーグによれば、アップルは次期AirTagとして「B589」というモデルを開発しているとのこと。すでにアジアのパートナーと製造テストを完了しており、新モデルは来年半ばごろに発売される予定としています。さらに、次期モデルではアップグレードされたチップを搭載し、位置追跡機能が強化されるようです。

 

以前には、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、次期AirTagは空間コンピューター「Apple Vision Pro」との連携が強化されると報告していました。同ヘッドセットは開発者イベント「WWDC24」の後に日本でも発売されるとのもあり、今後のAirTagのさらなる展開に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Mac Studio」と「Mac Pro」、2025年半ばまで発売される予定なし!?

次世代ハイエンドチップを搭載した次期「Mac Studio」や「Mac Pro」は2025年半ばまで登場しないと、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑新モデルは2025年半ばまでお預け(画像提供/アップル)

 

現行モデルのMac Proは「M2 Ultra」チップ、そしてMac Studioは「M2 Ultra」と「M2 Max」チップを搭載。一方で「MacBook Air」や「MacBook Pro」などは、すでに「M3シリーズ」チップを採用。また、タブレットの「iPad Pro」は「M4」チップへと歩みを進めています。

 

ガーマン記者によれば、アップルの現在のスケジュールには、来年半ばまでMac StudioやMac Proの新モデルを発売する予定はないとのこと。現行モデルのMac StudioやMac Proが登場したのは2023年6月の「WWDC23」だったので、アップデートは24か月かそれ以上も起きないことになります。

 

一方で、M4を搭載したMacBook ProやMacBook Air、iMacやMac miniは2024年末から2025年半ばまでに、続々と登場することが予測されています。次期Mac StudioやMac Proに搭載されるのは強力なハイエンドチップでしょうが、その登場はまだまだ先となりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

11インチの新iPad Proを購入。選んだ決め手は? アクセサリーは何が良い?

アップルが5月15日に発売した、Apple M4チップ搭載iPad Proを買いました。2022年発売のM2搭載iPad Proから値上がりしていたので躊躇しましたが、新しいApple Pencil Proと一緒にできることも増えていたので、結果満足しています。

↑今回購入したのはWi-Fiモデルの11インチiPad Pro。カラーはスペースブラックを選びました

 

筆者が購入を決めた理由についても触れながら、新しいM4チップを搭載するiPad Proの見どころを解説したいと思います。

 

11インチのiPad Proを選択。その理由は?

筆者は2018年に発売した12.9インチのiPad Proをずっと愛用しています。ホームボタンが廃止されて、Face IDを搭載して新デザインになったiPad Proの最初のモデルです。このときに、マグネットでiPadに装着してペアリングや充電ができるようになった第2世代のApple Pencilと、Smart Keyboard Folioを一緒に購入しています。

 

今回は11インチのM4チップ搭載iPad Proを選びました。13インチのiPad Proはスタート価格が20万円を超えてしまうので、だったらいま使っている12.9インチのWi-Fi+セルラーモデルを「大きい方のiPad Pro」として引き続き使いつつ、11インチのiPad Proをデジタル文具感覚で新しいツールに採り入れようと考えた結果です。

 

通信はWi-Fiのみ。またiPad Proにたくさんの写真や動画ファイルをため込んだりしないので、ストレージも最小サイズの256GBで十分。つまり11インチのベースラインモデルなので、価格は16万8800円(税込)です。2万1800円(税込)のApple Pencil Proは各方面で貯まっていたポイントを使ってゲットしています。

↑12.9インチのiPad Pro。こちらはセルラーモデルなので、引き続きインターネットに常時接続ができるモバイルワークステーションとして活用します

 

アクセサリーは何をそろえるべきか?

筆者はiPadやiPhoneの画面に保護フィルムを貼りたい派です。ただ今回はフィルムに対して懸念があります。新しいiPad Proを買うことに決めた理由のひとつである「Ultra Retina XDRディスプレイの高画質」の見え方が、フィルムを貼ることによって変わるかもしれないのです。幸いにというか、M4チップ搭載iPad Proはフロントカメラの位置が変更されているので、アクセサリーメーカーによる対応保護フィルムがまだ出そろっていません。なので、今のところは裸のまま使おうと思っています。

 

またケースも付けたいところ。ですが、今回は11インチのiPad Proにどのケースを組み合わせるかが最大の悩みどころになっています。

 

アップルは薄く・軽くなったM4チップ搭載iPad Proのデザインに合わせたMagic Keyboardを同時に発売しています。

↑M4チップ搭載iPad Pro専用のMagic Keyboard。写真は試用している13インチのiPad Pro用のキーボードです。薄く軽量になりました

 

キーボード側とトラックパッドにアルミニウムをあしらい、スタイリッシュになったうえに強度も向上しています。さらに最上段に並ぶ14個のファンクションキーが便利に使えることと、安定した心地よいタイピング感に筆者はとても惹かれています。これならiPad Proで原稿を書く作業もはかどりそうです。

 

だからと言ってすぐに購入を決められない理由があります。4万9800円(税込)と値段の壁が高いこともありますが、筆者がiPad ProでApple Pencilによる手書きメモをひんぱんに使うからです。

 

Magic KeyboardはiPad Proから外さないとペン書き(描き)に移行しづらく、都度取り外しが必要。その点ではアップル純正のSmart Keyboard Folioの方が扱いやすく、キーボード側を360度回転させてiPadの裏側に重ねてしまえば全体の形がフラットになり、装着したままペン書き作業へスムースに移れます。

↑Smart Keyboard FolioはiPad Proに装着したまま、キーボード側を裏返しにしてキーボードタイピングからペン書き作業に移れます

 

アップルがM4チップ搭載iPad Proに対応するSmart Keyboard Folioも発売してくれたら即決ですが、残念ながらいまのところその気配がありません。しばらく11インチのiPad Proを仕事で使うときにはペン書き専用にして、テキストタイピングはMacBook Pro、または以前から使っている12.9インチのiPad Proを併用する形になりそうです。

 

有機ELの特徴が活きた「Ultra Retina XDRディスプレイ」に満足

先ほど触れたとおり、11インチのiPad Proを買った理由のひとつがUltra Retina XDRディスプレイへの期待です。買ってから約1週間が経ちましたが、美しさは期待していた通りで、とても満足しています。

 

iPad Proは2021年に発売されたM1搭載のモデルから、バックライトにmini LEDを採用して、HDR(ハイダイナミックレンジ)映像の表示に対応したLiquid Retina XDRディスプレイを載せています。そのM1搭載モデルよりも前のiPad Proを使っている方は画質の向上が特に実感できると思います。

↑iPadシリーズとして初めて有機ELパネルを採用したUltra Retina XDRディスプレイ。映像のユニフォーミティに富んでいます

 

Apple TV+で配信されているHDR対応の映画やドラマの映像はとても解像感が高く、まるで映像の中の空気がきれいに浄化されたような感覚です。映像は暗部の黒色がとても引き締まり、奥行き方向に深みが感じられ、有機ELの特徴が活きています。なおかつ、アップルのRetinaディスプレイが受け継いできた自然な色バランス、ムラのない一体感(ユニフォーミティ)の高さは見事と言うほかありません。iPhone 15 Proで撮影したHDRムービーや写真をiPad Proで観ると、美しすぎて何度も再生してしまいます。

↑CPUやGPUの性能をスコアで表すGeekbench 6によるベンチマークテストの結果。最先端のM4チップを搭載する11インチのiPad Proが、歴代モバイルデバイスの中でぶっちぎりに高い性能を備えていることがわかります

 

Apple Pencil Proの「触覚フィードバック」は大きな進化

Apple Pencil Proの使い勝手も良くなりました。第2世代のApple Pencilと見た目には同じデザインでありながら、Apple Pencil Proにはさまざまな種類のセンサーが追加され、中身が大きく変わっています。にもかかわらず、ペンの重さとサイズ、重心のバランスなど手に持った感覚は何も変わっていません。

↑Apple Pencil Proは触覚フィードバックの実用性が高く、ペン書き作業がより快適になります

 

ペン本体の側面をクリックする「スクイーズ」の操作でパレットツールを表示、あるいはペン先を回転させて描く線の太さを速やかに変える「バレルロール」など、新しい操作方法も加わりました。なかでも筆者が一番重宝しているのは「触覚フィードバック」の機能です。スクイーズやダブルタップなどの操作が正しく行なわれたことを、軽い振動のフィードバックでペンが返してくれます。

 

以前のApple Pencilは、たとえばダブルタップ操作でペンと消しゴムのツールが正しく切り替わったことなどを、画面の表示などを見て確認する必要がありました。触覚フィードバックがあれば、よりペン先だけに集中できます。

 

もうひとつ取り上げたいのは、Apple Pencil Proにアップルデバイスの「探す」アプリから探索できる機能が追加されたことです。幸いなことにまだこの機能のお世話になっていませんが、Apple Pencilが手もとに見当たらずヒヤリとすることがよくあります。転ばぬ先の杖としても「探す」機能が活躍してくれそうです。

 

新しいiPad ProはUSB-Cで充電する1万3800円(税込)のApple Pencilにも対応していますが、触覚フィードバックや「探す」機能を使えるメリットを考えれば、筆者のおすすめは断然Apple Pencil Proです。

 

M2搭載iPad Airでもよかった? ディスプレイとApple Pencilの機能に差

新型iPad Proと同時期に登場した、軽量スリムなiPadシリーズのハイエンドであるiPad Airも、M2を搭載して進化を遂げています。

 

11インチのiPad Airは9万8800円(税込)から買えますし、ストレージの最小容量が64GBから128GBに大きくなっています。筆者も「大きいサイズのiPad」にこだわるのであれば、新しくラインナップに追加された13インチのiPad Airでもいいんじゃないか? と、最初は迷いました。

↑11インチのM2搭載iPad Air。Wi-Fiモデルは9万円台で購入できます

 

13インチのiPad Airならば、12.9インチのiPad Proに対応するものと同じSmart Keyboard Folioがそのまま使えます。そのためWi-FiモデルとApple Pencil Proを同時に買いそろえても、トータルの価格は11インチのiPad Proよりも安い15万600円(税込)に抑えられます。

 

それでも、iPad AirにはないUltra Retina XDRディスプレイの高画質を楽しみたかったので、iPad Proにしました。

 

また筆者のようにApple Pencilをよく使う方は、iPad Proだけが搭載する「ProMotionテクノロジー」の有無がペンの”書き味”を左右することも大きな判断の分かれ目になるでしょう。ディスプレイの描画応答速度を高めるProMotionテクノロジーにより、iPad ProはApple Pencil Proで画面をなぞったペン先から即座に文字や線が描画され、ストレスフリーな書き味が得られます。比較すると、iPad Airの描画応答速度がほんのわずか緩慢に感じられると思います。

 

iPad Proはさすがにフラッグシップモデルです。筆者は2018年にiPad Proを買って以降、使い込むほどに快適さが増す実感がありました。これから数年以上、iPadをビジネスやクリエイティブワークに使いたおすことを考えれば、最先端のM4チップを搭載するiPad Proを少し背伸びしてでも買うべきだと思います。

 

ペンやキーボードなど、周辺アクセサリーはこれから徐々に出そろうアップル純正品以外のアイテムで補う手もありそうです。何はともあれ、ぜひiPad Proを試してみてください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「iPhone 16」シリーズ、新色は二つ? 入れ替わりになくなるのは…

次期「iPhone 16」シリーズは今秋の発売に向けて、ディスプレイが6月に生産開始との噂話も最近ありました。そんな中、二つの新色が既存の2色に取って代わると著名アナリストが主張しています。

↑iPhone 16シリーズの色は…

 

アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16シリーズ新色の予想をXで述べています。

 

それによれば、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxと、iPhone 16およびiPhone 16 Plusのカラバリは、それぞれ次の通りです。

 

  • iPhone 16&iPhone 16 Plus: ブラック、グリーン、ピンク、ブルー、ホワイト
  • iPhone 16 Pro&iPhone 16 Pro Max: ブラック、ホワイト(またはシルバー)、グレー(ナチュラルチタニウム)、ローズ

 

つまり、iPhone 16 Proモデルでは前世代のブルーチタニウムが廃止され、新色のローズカラーに置き換わることになります。これは中国方面からの噂話とも一致します

 

かたやiPhone 16とiPhone 16 Plusでは、前世代のイエローがなくなり、入れ替わりにホワイトが追加される格好です。7色展開になるとの説もありましたが、多過ぎると判断されたのかもしれません。

 

もっともKuo氏は、iPhone 12の「ホワイト」がiPhone 13では「スターライト」に変更されたように、前モデルにあった一部の色は改名される可能性があると付け加えています。それと逆に、色の名前が前モデルと同じでも、色合いが異なる場合もあるようです。

 

Source: Ming-Chi Kuo(X)
via: MacRumors

「iPhone 16 Pro Max」、バッテリーのエネルギー密度が向上? 二つの利点があるらしいが…

アップルの次期ハイエンド機「iPhone 16 Pro Max」に関する噂話は次々に届けられており、その中にはバッテリーの話も含まれていました。それらの続報として、現行モデルよりもバッテリーのエネルギー密度が高くなると著名アナリストが主張しています。

↑エネルギー密度が上がるらしいが…

 

アップルのサプライチェーン情報に詳しいMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16 Pro Maxに関する最新レポートを公開。エネルギー密度が増えることで、「同じバッテリーサイズでもバッテリー持続時間が長くなる」ことと「同じバッテリー持続時間でバッテリーが小さくできる」という、二つの利点があると述べています。

 

つまり、「iPhone 15 Pro Maxと同じバッテリーの大きさで持ちが良くなる」あるいは「前モデルと同じバッテリー容量を、小さくて軽いもので実現できる」可能性があるというわけです。

 

ただし、アップルはアルミニウム製のバッテリー容器をステンレススチール製に交換する予定だとも付け加えています。

 

この二つの話、実は矛盾しかねません。

 

なぜなら、エネルギー密度が高いバッテリーほど熱くなると予想されますが、ステンレススチールは放熱効率が低いためです。また、スチールはアルミよりも重いため、もしもバッテリーの軽量化を目指すのであれば、その分が相殺されてしまいかねません。

 

Kuo氏はこの矛盾を、EU域内での「バッテリーの交換しやすさを義務づける」規制を守るためだと推測。スチール製にすればバッテリーが取り外しやすくなるとのことです。

 

iPhone 15 Proモデルは発売直後、一部デバイスで熱くなり過ぎる症状があり、iOSアップデートで解決したこともありました。それが再び繰り返されないように祈りたいところです。

 

Source: Medium
via: 9to5Mac

iFixit、新型「iPad Pro」と「Apple Pencil Pro」を分解! 修理しやすい?

アップルが5月上旬に発表した、超薄型な新型「iPad Pro」とスタイラスの「Apple Pencil Pro」。その内部構造を、修理分解業者のiFixitが詳細に公開しています。

↑新型iPad Proの内部(画像提供/iFixit)

 

新型iPad Proでは、11インチ/13インチモデルの本体の厚さが5.3mm/5.1mmと、前世代モデルと比較して大幅な薄型化を実現。この薄さを達成するために、さまざまな新機構が内部に盛り込まれていることも、アップルの幹部により明かされています

 

今回iFixitは、13インチのiPad Proを分解。「iPad Proで初めて、画面を取り外した後すぐにバッテリーを取り外すことができた」と、バッテリー交換の容易さを評価しています。一方で、スピーカーや基板が接着剤で固定されているために分解しづらく、カメラも修理しづらいと報告しています。

 

なお、新型iPad Proのベースモデルとなる256GBストレージモデルでは、ストレージのNANDフラッシュチップが1枚のチップで構成されていました。これは複数チップによるストレージよりも一般的に性能が低く、今後のベンチマーク報告が待たれます。

 

↑Apple Pencil Proの内部(画像提供/iFixit)

 

一方、Apple Pencil Proは、バッテリーの取り外しが非常に難しく、本体を破壊する必要がありました。その内部には、無線充電用の誘電充電コイルや再配置された磁石、回転を検知するジャイロスコープなど、さまざまな新機構が盛り込まれています。

 

外観やスペックだけでなく、内部構造まで大いに刷新された、新型iPad ProとApple Pencil Pro。円安の影響もあり、価格がかなり高くなってしまいましたが、機会があればぜひ使ってみたいものです。

 

Source: iFixit

今年後半に導入へ! iOSとiPadOSの新機能「アイトラッキング」と「乗り物酔い防止」とは?

アップルは「アイトラッキング」や「乗り物酔い防止」など、今年後半にiOSやiPadOSに導入予定の新しいアクセシビリティ機能を公開しました。

↑目の動きだけで操作できるように(画像提供/アップル)

 

アイトラッキング機能では目の動きだけで、iPadやiPhoneを操作することができます。基本的には前面カメラを使用した技術ですが、アップルによればAI(人工知能)をセットアップと制御に活用しているそう。もちろん、追加のハードウェアなどは必要ありません。

 

ユーザーは視線を動かすだけで、アプリ内の項目を移動してアクティブ化し、目だけで物理ボタンやスワイプ、その他のジェスチャが利用できるのです。

↑画面上のドットで乗り物酔いを軽減(画像提供/アップル)

 

一方、乗り物酔い軽減機能の「Vehicle Motion Cues」では、iPhoneやiPadの画面上にドットが表示され、車両の動きに合わせてドットが流れることで、乗り物酔いを軽減することができます。この機能は、ユーザーが車両に乗っていることを認識すると、自動で反応するとのこと。

 

その他にも、聴覚障害のあるユーザーがiPhoneの振動で音楽を楽しめる「Music Haptics」、Siriにカスタム発話を割り当ててショートカットを起動する「ボーカルショートカット」、より広範囲の音声を認識する「非定型音声を聞く」、「CarPlay」の音声コントロールやアクセシビリティの強化が予定されています。

 

また、空間コンピューター「visionOS」にも、音声で会話が理解できるシステム全体のライブキャプションを含む、アクセシビリティ機能が追加される予定です。

 

筆者は、移動するクルマの中でiPhoneを見るとすぐに乗り物酔いをするので、絶対に使わないようにしていたのですが、今回の乗り物酔い軽減機能がどれだけ効果があるのか、ぜひ試してみたいものです。

 

Source: アップル

「iPhone 16」シリーズのディスプレイ、6月に生産開始? ということは…

次期「iPhone 16」シリーズは、今年秋に発表・発売が予想されています。そんななか、iPhone 16用ディスプレイの生産がまもなく始まると著名アナリストが主張しています。

↑生産計画は順調(画像提供/@ZONEofTECH)

 

ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社「DSCC」のCEOであるRoss Young氏は、Xの有料購読者向けに新情報を投稿し、そのなかで、新型iPhone 16シリーズ用の画面パネル製造は6月に始まる見込みであると述べています。これは昨年のiPhone 15シリーズと同じ時期であり、予定通りだとのこと。

 

ディスプレイの生産が昨年と同じ時期に始まるということは、iPhone 16はiPhone 15と同じ時期、9月中旬に発表される予定であることを意味しています。

 

iPhone 16シリーズのうち、高価な「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」は、それぞれ前モデルの6.1インチから6.3インチ、6.7インチから6.9インチに大型化すると噂されています。それを裏付けるように、「iPhone 16 Pro Maxと並べるとデカい」ことを示すダミーモデルの画像が登場していました。

 

さて、Young氏の話に戻ると、6月内にはiPhone 16と16 Pro用パネルが最も多く生産され、iPhone 16 PlusとiPhone 16 Pro Max用の製造は夏の後半に始まる可能性が高いとのことです。

 

ともあれ、順調に生産が進むのであれば、全モデルとも発売直後に品薄になる心配はなさそうです。が、円安のもとで国内での価格がさらに上がるのか、気になるところです。

 

Source: Ross Young(X) 
via: 9to5Mac

Macが声で伝えます。音声読み上げ機能「ライブスピーチ」の使い方【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「入力した音声を読み上げる「ライブスピーチ」の使い方」です。

 

 

Macには入力したテキストを読み上げる「ライブスピーチ」という機能が搭載されています。この機能は、発話が難しい人や発話能力を失いつつある人をサポートするために開発された機能で、電話やオンラインミーティング、対面の会話で使うことができます。さらに読み上げる語句はあらかじめ登録しておくことができるので、スムースに会話できるのが嬉しいポイント。早速、手順を確認しましょう。

 

[アップルメニュー]をクリックし、[システム設定]→[アクセシビリティ]と進みます。続いて[ライブスピーチ]をクリックし、[ライブスピーチ]をオンにすれば設定完了です。

 

ライブスピーチウインドウの[入力して読み上げる…]テキストフィールドに、読み上げたいテキストを入力してから[|>](読み上げる)ボタンをクリックすることで、入力したテキストが人工音声で読み上げられます。

 

また、よく使う語句のリストを作成し、そこから選択し、読み上げることも可能です。手順は先ほどと同様、[システム設定]→[アクセシビリティ]→[ライブスピーチ]と進み、[ライブスピーチ]をオンにします。続いて保存された語句の[+](プラス)ボタンをクリックし、読み上げたい語句を登録しましょう。

 

メニューバーにあるライブスピーチアイコンをクリックし、ウインドウ右側のアイコンを押すことで登録した語句を選択できます。読み上げたい語句を選んだら、[|>]ボタンをクリックしましょう 。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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新型「iPad Pro」の有機EL画面、青の再現で不具合が発生

ついに発売が開始された「新型iPad Pro」ですが、海外からは「青の表示がおかしい」との気になる報告が寄せられています。

↑再現の難しい青がある(画像提供/アップル)

 

新型iPad Proでは、iPadシリーズとして初めて有機EL方式の「Ultra Retina XDR」ディスプレイを搭載。最先端のタンデムOLEDテクノロジーにより、高い精度、色を実現したとうたっています。画面の明るさはHDRコンテンツで1000ニトのフルスクリーン輝度、HDRでは1600ニトのピーク輝度に対応。上位モデルでは、反射防止加工の「Nano-textureガラス」が選択可能です。

 

海外テックサイトのiMoreによれば、「HDRハイライトではネイビーやインディゴを含む、特定の青の色合いが、画面上ではほとんど白に見えるほど白飛びしている」とのこと。さらに、「ネイビーのシャツを着ている人を見ると、表面に張られた蜘蛛の巣のように、シワが光って見える。あるいは、その上で変化する真っ黒な塊のようにも見える」とも述べており、かなり気になる現象のようです。

 

ただし、iMoreは今回の現象について「画像処理エンジンがそのゾーンのハイライトの描写で混乱しているようだ」と指摘しています。さらに、アップルもこの問題を認識しており、ソフトウェアの修正に取り組んでいることが伝えられています。

 

というわけで、新型iPad Proのハードウェアではなくソフトウェアが原因だった今回の問題。もしお手持ちの新型iPad Proで同様の現象に遭遇したら、ソフトウェアアップデートを待ってみても良さそうです。

 

Source: 9to5Mac

早くも新情報! 次期「iPad Air」に使われるチップがもう決定?

先日、新型「iPad Air」が発表されたばかりですが、早くも「M3」チップを搭載した次期iPad Airに関する噂が登場しています。

↑次はM3を使う?(画像提供/アップル)

 

おさらいすると、アップルは5月7日のイベントで新型iPad Airを発表。M2の搭載だけでなく、13インチモデルが加わり、カメラ位置やスピーカーの品質が刷新されています。一方で同時に発表された「新型iPad Pro」では、Macに先駆けて最新の「M4」チップが搭載されています。

 

海外テックサイトのMacRumorsは、信ぴょう性の高いプライベートアカウントがXで共有した情報を基に、次期iPad AirがM3を搭載すると報じています。これまでのアップル製品のラインナップを参考にすると、iPad AirにはiPad Proから1世代前のチップが採用されてきました。なので、次期iPad AirのM3搭載はかなり現実味があるでしょう。

 

さらに2026年から2028年に登場する将来のiPad Airは、10.8インチの有機ELディスプレイを搭載するとの情報もあります。有機ELディスプレイは新型iPad Proにも搭載されており、これにiPad Airが遅れて続く、という流れは今後も継続することになりそうです。

 

以前とは異なり、最近のiPad Airシリーズには、iPad Pro譲りのスペックや機能がすぐに導入される印象です。お金を節約しつつ十分に高性能なタブレットが欲しいなら、iPad Airを買い続けるのが賢い選択肢と言えるかもしれません。

 

Source: MacRumors

「ChatGPT」、Mac向けアプリをリリースへ

生成AIサービス「ChatGPT」を開発するOpenAIは、Mac向けにデスクトップアプリをリリースすると発表しました。

↑Macへゴー

 

ChatGPTはOpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM)で、自然な対話によりテキスト生成や質疑応答、会話のサポートなど、さまざまな情報を提供することができます。先日には、最新バージョンとなる「GPT-4o」が登場。音声や画像をシームレスに処理し、素早い応答が可能となりました。

 

Mac向けのChatGPTアプリは無料ユーザーと有料ユーザーの両方に展開され、コンピューターとのシームレスな統合を目指しています。キーボードからのショートカット(Option + Space)によりアプリへと素早く質問したり、アプリ内で直接スクリーンショットを撮影することも可能です。

 

音声モードや、GPT-4oの新しいオーディオ/ビデオ機能では、コンピューターから直接ChatGPTと音声通話をすることが可能。アプリ右下のヘッドホンアイコンをクリックすれば、音声通話が開始できます。

 

Mac向けのChatGPTアプリはまず「Plus」プランのユーザーから展開が始まり、今後数週間でさらに広く利用できるようになります。今年後半には、Windows版もリリースされる予定。毎日ChatGPTを活用しているユーザーなら、インストールしておいて損がないアプリとなりそうです。

 

Source: OpenAI via MacRumors

最新の「iPad」シリーズ、ついに「バッテリーの状態」などの機能を搭載! 上限80%充電にも対応

最新のiPad ProとiPad Airにおいて、設定アプリに「バッテリーの状態」の項目や「充電の最適化」機能が追加されたことが明らかとなりました。

↑iPadでもバッテリーを管理しやすくなりました(画像提供/アップル)

 

今回の情報は、オランダのアップル関連情報サイト・iCultureが製品レビューしている最中に確認したことです。

 

新型iPadで設定アプリ内の「バッテリー」にアクセスすると、新たな「バッテリーの状態」メニューが追加され、バッテリーの残量や最大容量、充放電回数および「充電の上限を80%にする」オプションが一覧表示されます。

 

また、バッテリーがいつ製造され、いつ最初に使用されたかという情報を見ることもできます。

 

これまで「バッテリーの状態」メニューは、iPadOSには存在していませんでした。しかし、4月にはiPadOS 17.5から、「バッテリーの状態」機能が新型iPadのみ使える可能性が浮上していました

 

注目すべきは、充放電回数や「充電の上限を80%にする」オプションです。今まではiPhone 15シリーズ限定の機能であり、古いiPhoneでは表示されません。

 

「上限80%」は、以前のiPhoneに搭載されていた「バッテリー充電の最適化」とは別もの。こちらは毎日の充電パターンを学習することで、AIが充電80%を超えないように制御します。

 

この機能についてアップルは、バッテリーがフル充電された期間を短くすることで、その消耗を減らして寿命を伸ばせると説明していました。新型iPadもバッテリーを交換することなく、長く使えるようになりそうです。

 

Source: iCulture
via: MacRumors

次期「iPad mini」、少なくとも年末まで発売されない!?

次期「iPad mini」の登場が2024年末より後になると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が予想しています。

↑あまり期待しないほうがいい?(画像提供/アップル)

 

現行モデルのiPad miniは、2021年9月に発表されました。8.3インチディスプレイと「A15 Bionic」、USB-Cポートを搭載し、トップボタンに指紋認証機能を組み込むなど、大幅な進化を遂げた……のですが、それ以降製品のアップデートは行われていません。

 

以前にガーマン記者は、スペックがアップグレードされた次期iPad miniが2024年に登場すると報じていました。アップグレードの中身は、プロセッサの刷新やカメラ性能の向上、ディスプレイやワイヤレス機能の進化、新色の登場などがされています。

 

しかし、今回の同氏の予測では、次期iPad miniでは新しいプロセッサが搭載されるものの、その他の変更点はほとんどないと伝えています。これが正しければ、3年以上も待ったアップグレードとしては、少々期待外れなものとなってしまいそうです。

 

ガーマン記者はその他にも、ローエンドな「iPad」も2024年末までに登場する可能性は低いと述べています。先日には完全に刷新された新型「iPad Pro」や、大画面モデルの追加された新型「iPad Air」が登場しましたが、その他のiPadシリーズのアップグレードはかなり先となるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors