パナソニックではヨーロッパ向けのモデルにソフトウェアのアップデートにより、Chromecast built-in/Works with Google Assistantへの対応を進めていくことも発表されました。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなどから、テレビの起動や音楽コンテンツのキャスト再生などが手軽に楽しめるようになります。海外ではAmazon Alexaを使ってUltra HDブルーレイプレーヤーのディスク再生を音声でコントロールする機能もスタートしていますので、新しいインターフェースまわりの機能が日本のビエラにも近く乗ることを期待したいところです。
現状、Zマウントレンズは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」、「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」、「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」の3本のレンズの登場がアナウンスされているほか、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」という超大口径のレンズの開発も発表されています。ただ、それでも計4本のラインナップということで、今後の展開が期待される状況です。
↑NIKKOR Z 24-70mm f/4 S。ズーム全域で最短撮影距離0.3mと近接撮影に強く、収差も極めて少ない標準ズーム。ナノクリスタルコート採用でゴーストやフレアも発生しにくく、幅広い撮影フィールドに対応する。発売は2018年9月下旬予定、参考価格/13万2300円
↑NIKKOR Z 35mm f/1.8 S。ボケ描写が美しく、点光源などのフレアが少ない。EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を採用した贅沢な設計だ。ナノクリスタルコートも採用。発売は2018年9月下旬予定、参考価格/11万700円
↑NIKKOR Z 50mm f/1.8 S。軸上色収差が徹底的に除去され、画面全域で高い質感描写や解像力を発揮する。近距離撮影でのボケ描写も美しく、動画を含めた多くのシーンで活用できる標準レンズ。ナノクリスタルコート採用。発売は2018年10月下旬予定、参考価格/8万1000円
↑NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct。ニコンでは、Zシリーズ用レンズ中、独自の高い品質管理がなされ、光学性能が高い製品を「S-Line」と呼称している(今回の4製品は、いずれも該当)が、そのラインナップ中、Zマウントシステムの新次元の光学性能を象徴するレンズとして開発されているのが本レンズだ。ニコン史上最高の明るさを持つF0.95のマニュアルフォーカスレンズで、ボケ描写や解像感、点像再現性に優れるという
ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。
The nuraphoneが日本上陸間近と聞いた筆者は、いち早く日本で発売予定のサンプルを入手して本機がどんなヘッドホンなのか試してみました。専用アプリ「nura」も国内のApp StoreからiPhoneにダウンロードができたので、最大の特徴であるパーソナライゼーション・サウンドの自動測定も体験。ノイズキャンセリング機能の使い心地やリスニング感と一緒にレポートしてみたいと思います。
独特の高い遮音性を実現する形状。無線&有線接続で楽しめる
The nuraphoneは見た目にはよくある普通のヘッドホンですが、備えている機能は驚くほどに多彩です。ノイズキャンセリング機能はオン・オフの切替えが可能。BluetoothオーディオはaptX HDによるハイレゾ相当の高音質再生をサポート。ほかにはaptX/AAC/SBCに対応しています。音楽を聴きながら外の環境音を同時にモニタリングできる「ソーシャルモード(いわゆるヒアスルー機能)」や、低音再生を好みに合わせてブーストできる「イマージョン」、さらに本体の両側面にタッチセンサー内蔵リモコンボタンも搭載。ハンズフリー通話にも対応しています。
The nuraphoneは装着スタイルもかなり独特。「Dual Passive Noise Isolation」と呼ぶ方式は、シリコン素材のカナル型イヤーチップを耳の穴に挿入して、さらに密閉形状のイヤーカップで耳全体を覆うというものです。だからヘッドホンを装着しただけで、かなり周囲のノイジーな音がきこえなくなります。そのうえ、アプリからオン・オフを切り替えられるアクティブノイズキャンセリング機能も付いてくるので、消音性能はこの上なく高いレベルにあります。
The nuraphoneの音質については、パーソナライゼーションありきのヘッドホンだと思うので、そのキャラクターを自分の経験をベースに記述することがいつもより難しく感じるのですが、土台の傾向としてはどちらかと言えば解像度の高さで勝負するよりもエネルギーを前面に押し出すパワフルな音づくりであるように感じました。
Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II
わずか680gという軽さで、バッグに入れて持ち運ぶのにも便利な小型スピーカー。薄型のデザインは置き場所を選ばず、重心が低いので倒れる心配もありません。1回の充電で約10時間の再生が可能。家で使う場合は「充電クレードル」に乗せておけば音楽を聴きながら充電できるので、電池の残量を気にせず外に持ち出せます。
Marshall STANMORE BLUETOOTH
Marshall特有のギターアンプデザインを踏襲した、インテリアとしても映えるスピーカーです。Bluetoothによる無線接続だけでなく、3.5mmカールコードケーブルを使った有線接続にも対応。コンパクトながらパワフルなステレオスピーカーで、クリアな中・高音と迫力の低音を再生します。
スマホで音楽を聴く人が増え、移動中やカフェなどでイヤホンをつけている姿を男女問わず目にするようになりました。これまで黒主体だったイヤホンやヘッドホンのカラーも、白やカラフルなものなど女性も手に取りやすいカラーがラインナップされることが多くなっています。そんななか、ソフトバンク コマース&サービスのオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」から完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」の新色として「シャンパンゴールド」が発売されました。実売価格は9864円。
↑Sound Air TW-5000(シャンパンゴールド)
この「Sound Air TW-5000」は、1万円を切るコストパフォーマンスの高さに加え、AACコーデックをサポートするなど音質面でも人気となっている完全ワイヤレスイヤホンです。他社品に比べてイヤホン・ケースともコンパクトで、女性人気も高いモデルで、すでに「ブラック」と「ホワイト」の2色が販売されていましたが、6月29日より女性をターゲットにした新色「シャンパンゴールド」がラインナップに追加されました。
THE SIRENシリーズのエントリーモデルでありながら、Billie Jeanも付属のケーブルを着脱して2pinタイプのケーブルと交換できる仕様としています。商品パッケージに付属するケーブルは銀メッキ銅線を圧縮して、平らにした状態で強化繊維のケブラーに巻きつけて伸縮強度を高めています。ケーブルを曲げたり引張ったときにかかるテンションにも強く、ポーチやバッグの中から取り出したときにケーブルが絡んでいても簡単に解せる取り回しの良さも特徴としています。プレーヤー側の端子が3.5mm/3極プラグのアンバランス接続仕様のケーブルですが、Michelle Limitedに付属する2.5mm/4極のバランスケーブルなど2pin端子の一部ケーブルに交換して音の違いを楽しめます。
コンパクトサイズなイヤホンからは想像もつかないほどスケールの大きな音場が広がります。ボーカルやバンドの楽器がのびのびとうたい、高域のキラキラとした明るいトーンがこの楽曲と怖いぐらいマッチしました。やっぱりジェリー・ハービー氏も「Billie Jean」を聴きながらこのイヤホンの音をベストパフォーマンスに追い込んでいったのでしょうか。大満足です。ちなみに「Billie Jean」を収録するアルバム「Thriller」は冒頭の「Wanna Be Startin’ Somethin’」から、ポール・マッカートニーとのデュエットソング「The Girl Is Mine」、そしてエンディングの「The Lady in My Life」まで、すべての楽曲がこのイヤホン「Billie Jean」と相性良好でした。なんだかとてもアメリカに行きたくなってきます。
本機にとっては“姉”であるイヤホン、Michelle Limitedは中高域の音の輪郭を繊細に描く表現力がより長けているように感じます。低域も解像度が高く、量感が十分にありながらダブついた感じがなく、余韻がさわやかな後味を残しながら空間に溶けこんでいきます。音の分離感がとても鮮明で、例えばマイケル・ジャクソンの「Wanna Be Startin’ Somethin’」はスケールの大きな演奏ですが、楽器のそれぞれの音色と、小さい音の粒まで定位がはっきりと見えてきます。Michelle Limitedの特徴を頭に入れながらBillie Jeanの特徴を振り返ってみると、特に中域の熱量にはほかにない特徴と魅力がありそうです。「小麦色に焼けた肌とショートボブがキュートな体育会系の妹」のイメージが頭に浮かんできました。妹属性に惹かれる方にオススメです。
仕上がりの良さで定評のある「フィルムシミュレーション」や高感度性能に加え、シリーズ初のボディ内5軸手ブレ補正、フリッカー低減撮影機能などを備えるハイパフォーマンスモデル。防塵・防滴・耐低温構造を持つ高剛性・高耐久ボディも魅力です。撮影会では、このボディに小型で高性能な望遠ズームレンズ「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」(実売価格8万460円)を組み合わせて使用しました。現在、期間内(~2018年9月30日)に購入した場合に3万円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中。
● Qualcomm aptX is a product of Qualcomm Technologies International, Ltd. Qualcomm is a trademark of Qualcomm Incorporated, registered in the United States and other countries, used with permission. aptX is a trademark of Qualcomm Technologies International, Ltd., registered in the United States and other countries, used with permission.
● LDACおよびLDACロゴはソニー株式会社の商標です。
カメラはともすると画素数や連写といった数字(スペック)だけに目がいってしまいがち。しかし、長く使う“相棒”として考えると、手にしたときの質感や細部の作りこみが満足感を左右する重要なポイントになります。本稿では、そんな使い心地を徹底追求したカメラ、「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」のこだわりを見てみましょう。お得なレンズキットの発売とキャッシュバックキャンペーンが始まったばかりの、いま注目の逸品です。
【今回ご紹介する至高の逸品】
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II 実売価格(税込):23万5440円(ボディ)、26万7840円(12-40mm F2.8 PROキット)
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIは、プロや写真愛好家から熱い支持を受けているミラーレス一眼。AF/AE追従で最高18コマ/秒、AF/AE固定なら最高60コマ/秒という驚異的な高速連写をはじめ、高速AFやボディー内手ぶれ補正、防塵防滴ボディーといった高い性能・機能を備えた、同社のフラッグシップモデルです。今回新たに、画質と使い勝手のよさに定評のある標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」がセットとなった「12-40mm F2.8 PROキット」が新登場しました。
OM-D E-M1 Mark IIが人気の理由は、フラッグシップにふさわしい高い性能や高画質に加え、どんなシーンで使っても常に快適に撮影が楽しめる、そのユーザービリティの高さといっていいでしょう。
では、具体的にOM-D E-M1 Mark IIのどこがどういうふうに快適で使いやすいのでしょうか。その魅力を10のこだわりから探っていきましょう!
【こだわり1】
手になじむ深いグリップ
OM-D E-M1 Mark IIを手にしてまず感じるのは、グリップの握りやすさです。前面の深い凹みには中指が、背面に広く設けられたサムグリップ部には親指がそれぞれフィットし、指にラバーが吸い付くような手触りを感じながら、ボディーをバランスよく支えることができます。右手だけでもしっかりと構えられますし、そのうえで左手をレンズの下から支えるようにして添えると、完璧なホールディングが得られます。
その点、OM-D E-M1 Mark IIは電子ビューファインダーがレンズ光軸上にあり、ボディーとファインダー、グリップ、レンズのそれぞれの配置バランスがきっちりと考えられています。そのため、カメラを真っ直ぐに持ち上げたときに、ファインダー接眼部がちょうど目の位置にきます。それゆえに、「手に取る、持ち上げる、ファインダーをのぞく」という一連の動作が非常にスムーズなのです。
【こだわり3】
心地よいシャッターフィーリング
実際の撮影で使い心地を決める、特に大切な要素といえるのが、シャッターボタンのフィーリングです。OM-D E-M1 Mark IIのシャッターボタンは、グリップを握ったときに人差し指が自然に掛かる場所に配置されています。
各種のダイヤルの操作感も大切です。OM-D E-M1 Mark IIは、フロントダイヤル、リアダイヤル、および撮影モードダイヤルという3つのダイヤルを装備していますが、いずれも適度な大きさとほどよいトルク感を備えています。これにより、気持ちよく、かつ正確に各種の設定値をコントロールすることができます。
【こだわり5】
滑らかに動くバリアングル液晶モニター
OM-D E-M1 Mark IIは、バリアングル液晶モニターを搭載し、カメラの向きの縦横を問わず、自由なアングルから撮影しやすいことが特徴の1つです。しかも、ヒンジ部の動きが滑らかで、開閉の動作は極めてスムーズ。ガタつきはまったく見られず、強度的な安心感もあります。
OM-D E-M1 Mark IIにおいても高機能ゆえにボタン類の数はやや多めですが、心配は無用です。いずれも直感操作を意図して効率よくレイアウトされており、各ボタンの役割をいったん覚えれば、その後の操作感は快適そのもの。ファインダーをのぞきながらでも、液晶モニターを開いた状態でも、常に押しやすい位置にボタンがあります。しかも、自分の撮影スタイルに応じて各種ボタンの割り当てを細かくカスタマイズすることも可能です。
OM-D E-M1 Mark IIのボディー各所にはシーリングが施され、防塵と防滴、さらには-10℃の耐低温に対応しています。砂やホコリ、雨、水しぶきなどを気にすることなく、撮影に専念できることは大きなメリット。悪条件だからこそ、人とは違った写真が撮れるチャンスがある、といってもいいでしょう。
【こだわり10】
ファームアップによる機能の追加と拡張性
OM-D E-M1 Mark IIは、USBケーブルを使ってPCとつなぐことで、ユーザー自身の手で簡単にファームウェアのアップデート(=ファームアップ)が行えます。こうしたファームアップによって新しい機能を追加したり、機能や操作性をいっそう使いやすく改良できる点も見逃せません。このように進化し続けるからこそ、長く付き合えるカメラなのです。
最後に、忘れてはならない情報をお伝えしましょう。それは、こうした魅力満載のOM-D E-M1 Mark IIが、さらにお得に購入できるキャッシュバックキャンペーンがいま実施中であること(8月19日購入分まで)。ボディー単体なら1万円分、満を持して登場したレンズキット「12-40mm F2.8 PROキット」なら2万円分の、UCギフトカードによる キャッシュバックが行われます。
特に、レンズキットは、通常であればボディー23万5440円+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO単体9万2448円で計32万7888円のところ、レンズキット+キャッシュバック利用では実質24万7840円となり、なんと約8万もお得に! 購入するにはまたとないチャンスと言えるでしょう。
↑「12-40mm F2.8 PROキット」に付属する標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」。F2.8通しの大口径ながら、重量わずか382gの高機動力も魅力のレンズです
BDレコーダーは、新たに最上位機種「UT」シリーズがラインナップに加わりました。同シリーズは、最大100Mbpsという膨大な情報量で高画質な4K映像が楽しめる「4K Ultra HD ブルーレイ」(UHD BD)の再生に対応。地デジやBDなどの映像も4Kにアップコンバートし、コマとコマのあいだの映像を補完して秒間60コマのなめらかな映像を再生します。
ヤマハは、独自のワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」対応の新製品として、5.1chネットワークAVレシーバー「RX-S602」、ワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCast 50」(WX-051)、「MusicCast 20」(WX-021)や、フロントサラウンドシステム「MusicCast BAR 400」(YAS-408)、ネットワークサブウーファー「MusicCast SUB 100」(NS-NSW100)の5機種を8月上旬から順次発売します。
「MusicCast BAR 400」(YAS-408)は、テレビ前に設置しやすいスリムなデザインのMusicCast対応サウンドバースピーカー。バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、よりリアルなサラウンド音場を再現します。専用ワイヤレスサブウーファーも付属し、迫力の低音も楽しめます。
今回取り上げる「キヤノン EF 85mm F1.4L IS USM」は、Lレンズとしての優れた描写性能を実現しつつ、手ブレ補正機構「IS」も搭載している。これによって、手持ち撮影時の快適さやブレ防止効果が増す。ちなみに、キヤノンのLレンズの「L」は、贅沢や高級を指す「Luxury」の頭文字で、最高水準の描写性能や操作性・堅牢性を追求したレンズの称号になっている。
まあ、明るさと光学性能の両立を考えると、それも止む無し。「手ブレ補正非搭載でも、抜群の明るさでカバーできる」。そういう考えで大口径単焦点レンズを選択・使用している人は多いだろう。だが、この「EF 85mm F1.4L IS USM」は、F1.4の明るさと手ブレ補正機構搭載の両方を実現した。それは例えば、次のような薄暗いシーンで活躍する。
デジタル一眼レフ用の交換レンズで、世界で初めて(※)「ズーム全域F1.8」の開放F値を実現した、APS-C用の大口径標準ズームレンズ。開放F値を明るくすると、通常は球面収差をはじめとする各収差(軸上色収差、非点収差、像面湾曲など)の収差補正が極めて困難になる。だが、これまで製品化してきた「12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM」や「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」などの超広角ズームで培った収差補正や機構的なノウハウなどをもとに、各収差を抑制しながら大口径化を実現。そして、長年シグマで蓄積されてきた設計ノウハウと最新の加工技術により、絞り開放から優れた描写性能を発揮する、驚異の“全域F1.8ズーム”を完成させた。2013年6月発売。
だが、2008年に発売されたオリンパスの「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD」は、標準ズームレンズとして極めて画期的な「ズーム全域F2.0」を実現。この大口径標準ズームの登場は、多くのカメラユーザー&ファンに強烈なインパクトを与えた。ちなみに望遠ズームとしては、同社から2005年に「ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0」という、ズーム全域F2.0の大口径望遠ズームが登場している。
↑28-70mm相当をカバーする、フォーサーズ規格の大口径標準ズーム「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD」。2008年発売
2013年には、今回紹介する「シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM」が世界初の「ズーム全域F1.8」として登場し、大きな驚きを与えた。2016年には、同じ明るさの大口径望遠ズーム「シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM」も発売されている。
↑75-150mm相当をカバーする、APS-C用の大口径望遠ズームレンズ「シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM」。2016年発売。実売価格は10万8070円
シグマ 18-35mm F1.8 DC HSMの「操作性」をチェック!
シグマ 18-35mm F1.8 DC HSMは、鏡筒の材質感(外観、触感)の上質さや、質量810gの重みによって、重厚で存在感のある大口径標準ズームに仕上がっている。もちろん、その“重厚さ”がデメリットになる場合もある。だが、キヤノン「EOS 7D Mark Ⅱ」やニコン「D500」といったAPS-Cサイズ機の上位モデルと組み合わせた際の“外観や重量のバランス”は良好。それゆえに、自然と気合いを入れて撮影したくなる(個人的な感想だが)。
シグマ 18-35mm F1.8 DC HSMの最大の特徴が、ズーム全域F1.8による“大きなボケ効果”や“シャッターの高速化”なのは間違いない。だが、本レンズの特徴はそれだけではない。画面全域で高い解像性能や安定した描写が得られるのも、本製品の大きな魅力だ。
小型軽量設計の安価なズームレンズだと、画面の中央付近は絞り開放からシャープだが周辺部をチェックすると像の乱れ(流れやボケなど)が見られる……という弱点が露呈する製品も少なくない。しかし、高画質設計で高品位なズームレンズだと、そんな画質に対する不安が少ないのである。当然、シグマ 18-35mm F1.8 DC HSMも後者に属するレンズ。広角域で広い範囲を写し込んだり、ボケ効果とは無縁の遠景の撮影で画面全体をシャープに描写したりできる。つまり、F1.8による大きなボケ効果を生かした描写と、画面の隅々までシャープな描写、その両方が楽しめるのである。
ズーム域は、27mm相当の広角から52.5mm相当の標準までとあまり広くなく、大きさや重さも気になってくるかもしれない。それでも、広角から標準まで複数(2、3本)の単焦点レンズを持参することを考えると、この「シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM」なら1本で軽快かつ快適に大口径レンズの撮影が楽しめる。ズームレンズの場合、明るい製品でも“全域F2.8止まり”。その従来製品の壁を打ち破った本製品なら、ワンランク上の描写や表現が期待できるだろう。