富士フイルム「チェキ」に大人デザインの「INSTAX SQUARE SQ40」登場

富士フイルムは、INSTAX 「チェキ」の新ラインナップ「INSTAX SQUARE SQ40」(以下、SQ40)を発表。6月29日に発売します。想定価格は1万8700円(税込)です。

 

SQ40は、スクエアフォーマットのアナログインスタントカメラ。富士フイルムによると、大人の女性や男性をターゲットにしているそうです。そのターゲットに合うよう、デザイン性を追求しており、ボディ全体はレザー基調にしたほか、手になじむ質感にもこだわっています。

 

また、撮影シーンに合わせた最適な明るさで撮影できる「オート露光機能」を搭載。加えて、レンズを回して電源を入れた後に、さらに同じ方向にレンズを回すとセルフィーや接写に最適な「セルフィーモード」に切り替えらるなど、撮影を楽しむ機能がそろっています。

 

なお、同日に最上位機種「INSTAX mini Evo」(以下、mini Evo)の新色であるブラウンモデルも登場。6月29日に発売します。想定価格は2万5800円(税込)です。

 

mini Evoは、カードサイズの「ミニフォーマットフィルム」に対応したモデル。撮影したその場でプリントできるうえに、専用アプリでスマホと連携も可能です。アプリでは、スマホで撮影した画像をmini Evoでプリントしたり、mini Evoでプリントした写真にフレームを付けて画像としてスマホに保存できたりします。

シャープ立体音響に力を入れたネックスピーカー「AN-SX8」などを発表

シャープは6月15日、ウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー AN-SX8」および「AN-SS3」を発表しました。

 

AN-SX8は、自宅でライブ映像や映画を楽しむ使い方を想定し、立体音響に力を入れたモデルです。鹿島建設および音響技術の分野で有名なサウサンプトン大学が共同開発した立体音響技術「OPSODIS」を搭載。テレビ音声の信号を製品同梱の送信機からBluetoothでAN-SX8に送る過程で音声を処理し、立体音響を作り出します。

↑AN-SX8

 

4K8Kの22.2chや地上デジタルなどの2ch/5.1chなど、あらゆる音源を立体音響にすることが可能。Bluetoothなので遅延が気になるところではありますが、短い時間で体験した限りでは、映画などで遅延を感じることはなく、しっかり立体的に音を感じ取ることができました。また、Dolby Atmosにも対応しているため、対応コンテンツであれば楽しめます。

 

加えて、肩にかかる部分に重低音と振動による臨場感を実現した「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」を搭載。本体内に蛇腹形状の振動ユニットを内蔵し、そのユニットが伸縮することで振動を作り出しています。これにより、低音に振動が加わり、迫力のあるサウンドを楽しめるとのこと。

↑内部構造。基板の上に付いている蛇腹状のユニットが振動を作り出しています

 

バッテリー駆動時間は約16時間で、充電は約3時間30分。また、Bluetoothは新規格の「LE Audio」に対応しています。なお、本体と送信機はペアリング済みで、送信機をテレビと接続するだけで使用できます。

 

本体サイズは約幅227×奥行き181×高さ33mm、重さは本体で約260gです。

↑操作ボタンは本体左側にまとめています

 

AN-SS3はテレビ視聴やWeb会議など、幅広いシーンでの活用を想定したモデル。約88gの軽量設計のため、首にかけても負担が少ない製品です。また、連続で約16時間の長時間再生が可能。

↑AN-SS3。4色展開です

 

本体にはシャープが補聴器の開発で培った技術を応用した「クリアボイスプラス」機能を搭載。人の声がくっきりと聴こえる調整が施されているといいます。

 

BluetoothのLE Audioや送信機とのペアリングはAN-SX8と同様です。本体サイズは約幅184×奥行き185×高さ18mmとなっています。

↑それぞれの送信機

XGIMIの新プロジェクターは小型で優秀。ならキャンプで使えるかもと思って試してみた!

ここ数年は自宅でのんびりホームシアターを楽しむ習慣が身につきました。我が家で使用しているプロジェクターはXGIMIの製品の中で最上位にあたる「Horizon Pro」ですが、そのXGIMIの新商品「MoGo 2 Pro」が発売。MoGo 2 Proの公式サイトでの価格は8万200円(税込)です。

↑MoGo 2 Pro

 

従来製品である「MoGo Pro+」もお借りできたので、従来からどんなところが進化したのか比較しながら見ていきましょう。

 

バッテリー非搭載だから、従来モデルと用途は違いそう

MoGo 2 Proの本体サイズは約幅119×奥行き108×高さ161mmで、重量は1.1kg。MoGo Pro+と比較してみると一回り大きくなって、同社のHaloシリーズに近い印象です。

 

ただし、MoGo Pro+がバッテリー内蔵のモバイルプロジェクターという位置づけだったのに対し、MoGo 2 Proはバッテリー非搭載で据置用途の強いホームプロジェクター。後継機種とはなりますが、用途としては少し変わってくるのかもしれません。

↑左がMoGo Pro+で、右がMoGo 2 Pro。カラーも若干違います

 

背面の端子類は、左から電源となるUSB Type-C(USB PD対応)、外部ストレージなどを接続できるUSB Type-A、パソコンやゲーム機などの外部機器を接続するHDMI2.0入力、そしてヘッドフォン出力。底面には三脚ネジも切ってありますので、カメラ三脚に固定したり、ミニ三脚を使ってテーブル上で角度を変えたりと、設置も容易です。

↑背面に端子がまとまっているほか、下部にはスピーカーも搭載。2基のユニットがスピーカーグリル向きに内蔵されています

 

スピーカー出力は従来の3W×2基から8W×2基へとアップ。これにより低音の迫力が増しました。4つのオーディオモード (スポーツ、映画、ニュース、音楽)も搭載されているので、スポーツ観戦や映画/音楽などもより楽しめます。

 

 

ちょっと明るくなり、補正とオートフォーカスではうれしい進化

投影解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)。100インチの大きさで投影した場合、スクリーンまでの距離は約2.6mでした。

 

Android TV 11.0搭載なのでGoogle Playから本体にアプリをインストールでき、各種動画ストリーミングサービスも簡単に利用できます。もちろんスマホやタブレットの画面をWi-Fi接続でキャストすることも可能です。

↑手軽に大画面でストリーミングサービスの映像を見られます

 

明るさはMoGo Pro+の300ANSIルーメンに対し、MoGo 2 Proは400ISOルーメン。単位表記が変更されたのでわかりづらいですが、従来品より少し明るくなりました。同時に投影してみても肉眼で確認できるくらいの違いはあります。とはいえ劇的に明るくなったわけではありません。体感としては部屋がしっかり暗い状態であれば、100インチ程度までなら実用範囲内だと思います。

↑左がMoGo Pro+で、右がMoGo 2 Proの投影。右の方が一段明るく、各サービスロゴの色もはっきりしています

 

そして進化したのが、自動台形補正とオートフォーカス。従来のXGIMI製品では自動補正用のマーカーが表示されて、その間は映像表示が途切れてしまいましたが、MoGo 2 Proでは映像を流したまま補正してくれるようになりました。

 

また、スクリーンなどがなくて白壁に投影するような場合、障害物自動回避機能で絵画や壁掛け時計などの障害物を自動的に検知して、最適なサイズに投影してくれます。もちろん、手動操作での4点台形補正も搭載されていますので、据置型として使うなら一度設定してしまえば固定可能です。

 

さらに、お子様やペットなどが誤って、スクリーンを横切ってしまっても目を保護するアイ・プロテクション機能が搭載されました。赤外線によってスクリーン前にある遮蔽物の存在を検知して自動的に調光してくれます。

 

バッテリー非搭載でも屋内・屋外問わず使える

ここまでスペックや特徴を見てきましたが、より明るくなって自動補正機能が進化して、音質も向上、ホームシアターとして導入するのも手軽で優秀だと思います。

 

バッテリーが搭載されていないので、位置づけ的には据置型のホームプロジェクターとなっていますが、コンパクトなオールインワン・プロジェクターなのでいろんなシーンで使いたくなりますよね。家庭内でもリビングはもちろん、寝室や子供部屋へ移動しても面倒な設定不要で、すぐに大画面が楽しめます。

 

そこでポータブル電源とともに、キャンプに持って行って使用。しっかりと暗くなってからであれば、テント内だけでなく屋外でも大画面を楽しめました。周りに誰もいなければ、本体の内蔵スピーカーから音声も楽しむことができますね。音を出せないとしてもスマホの写真を大画面で投影してみんなで楽しむなどと、グループキャンプなども盛り上がるでしょう。

↑テントサイトにスクリーンを張って、映像の投影準備が完了。なお、キャンプ場で使用する際は周囲に気を付けましょう

 

↑夜であればしっかりと映像を楽しめました。いつものキャンプに物足りなくなってきた場合は、使ってみると新鮮で楽しめるでしょう

 

また、電源がUSB PD対応になったことでポータブル電源がなくても65W以上のモバイルバッテリーであれば動作してくれます。外出先やアウトドアでも使いやすいでしょう。いろんな場所に持ち出して、手軽に大画面を楽しむような使い方に向いているプロジェクターだと思います。

 

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スピーカーフォンが50%オフで1万円台に! オンライン会議で役立つアイテムが「楽天スーパーSALE」で特価中

深セン壹秘技術は、現在開催中の「楽天スーパーSALE」に合わせ、「EMEET」製品を最大50%オフで販売しています。セール期間は6月11日1時59分まで。

 

セールでは、通常価格2万1900円の「EMEET M2 スピーカーフォン」が、50%オフの1万950円に。

 

通常価格8999円の「EMEET S600 4Kwebカメラ」が、30%オフの6299円となっています。

 

そのほか「EMEET M0 Plus スピーカーフォン」が5279円、「EMEET C960 webカメラ」が2399円と、限定お買い得価格で展開中です。

量子ドットミニLED搭載! 独自フィルムで鮮明な表現も可能になったLGの4K液晶テレビ新モデル

LGエレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の液晶テレビのラインナップとして、全4シリーズ13モデルを発表。7月から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

↑QNED85JRA

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格(税込)/発売予定日

QNED85JRA/75V型・86V型/50万~72万円前後/7月上旬発売
QNED80JRA/50V型・55V型・65V型・75V型・86V型/18万~59万円前後/7月上旬発売
QNED75JRA/43V型/14万円前後/8月下旬発売
UR8000/43V型・50V型・55V型・65V型・75V型/11万~26万円前後/8月下旬発売

 

QNED85JRAは量子ドットミニLED液晶を搭載したモデルで、QNED80JRAとQNED75JRAは量子ドット液晶搭載のモデル。UR8000は直下型液晶のモデルとなっています。

 

QNED85JRAはパネルの後ろに「ナノオーガニックフィルム」「量子ドットフィルム」「ミニLEDバックライト」を搭載。この組み合わせにより、従来の液晶テレビ比べて、色の純度を高めたほか、深い黒の再現が可能になったとしています。

 

ナノオーガニックフィルムは、緑色の純度を高めながら赤の色域を広げる独自のフィルムで、よりクリアかつ鮮明な表現が可能とのこと。QNED80JRAにも搭載されています。

↑QNED80JRA

 

また、すべてのモデルで、エリアごとに光を個別に制御できる機能を搭載。たとえば夜のシーンでも、月に近い闇と遠い闇の違いや、奥行き感などを緻密に再現できるといいます。

 

AI映像エンジンには「α 7 AI Processor」を搭載。何百万もの映像ソースを学習させたAIプロセッサーが、地上波・ネット動画問わずあらゆるコンテンツに合わせて適した映像と音響を表現してくれます。映像は映画やスポーツなどのジャンルはもちろん、夜景や街並みといったシーンも自動で認識し、それぞれに合った設定を適用します。

 

さらに、ユーザーの好みの画質に設定できる「パーソナルピクチャーウィザード」機能も新搭載。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選択し、これを繰り返すことでAIが好みを判別し、ユーザーに合った映像モードに設定してくれます。

 

なお、QNED75JRAとUR8000シリーズは、「α 5 AI Processor Gen6 」を搭載するため、機能が異なります。

 

サウンドでは、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AI クリアサウンド」や、音量によって異なる高音や低音の聴こえ方を均一にする「オートバランスコントロール」などの新機能を搭載しました。

約300億個のマイクロレンズ搭載で輝度70%アップ、AIも進化して画質音質が向上したLGの新4K有機ELテレビ

LG エレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の有機ELテレビのラインナップとして全4シリーズ12モデルを発表。7月から順次発売します。ラインナップと予想実売価格は下記のとおりです。

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格/発売予定日

OLED Z3/88V型/396万円前後(税込)/受注生産
OLED G3/77V・65V・55V型/43万~88万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED C3/42V・48V・55V・65V・83V型/29万~99万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED B3/55V・65V・77V型/30万~65万円前後(税込)/8月上旬発売

 

OLED Z3は8Kの有機ELテレビで、OLED G3/OLED C3/OLED B3は4Kの有機ELテレビ。このうち、OLED G3に採用されている有機ELパネルには、約5.9ミクロンの微細なマイクロレンズを300億個ほど搭載した「マイクロレンズアレイ」技術を取り入れています。これにより、光の出力効率が向上し、2022年のスタンダードモデル「OLED B2」に比べて、輝度が最大70%アップしているとのこと。

↑OLED Z3

 

また、OLED G3とOLED C3には、進化したAI対応の映像エンジン「α 9 AI Processor」が搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーが画質と音質を最適化し、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像と豊かなサウンドにしてくれるといいます。

 

加えて、新機能として「パーソナルピクチャーウィザード」を搭載しました。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選ぶのを繰り返すことで、AIがユーザーの好みを判別し、ユーザーに適した映像モードで視聴できる機能です。テレビの画質に詳しくない人でも、自身に合った画質で視聴できるとのこと。

↑OLED G3

 

サウンド面では、従来の「AIサウンドプロ」が進化し、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AIクリアサウンド」や、音量によって高音や低音の聴こえ方が変わるのを均一にする「オートバランスコントロール」を搭載しています。

 

このほか、独自OSが「webOS 23」に進化して見たいコンテンツにすぐアクセスできるようになったり、ネット動画アプリとして新たに「TVer」に対応したりしています。

2.5cmの距離から80型の映像を投写できるアイテムも! 極上ビジュアルを堪能できるビジュアル機器3選

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はソニー「ブラビア XRJ-65X95L」とエプソン「dreamio EH-LS800W」、LGエレクトロニクス「32SQ730S-W」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

次世代液晶パネルと独自回路が異次元の画音を創出

●写真は75V型(XRJ-75X95L)

【4K液晶テレビ】

ソニー
ブラビア XRJ-65X95L

実売格47万3000円

Mini LEDバックライト搭載モデル。進化した認知特性プロセッサー「XR」がバックライトを自在に制御し、従来機よりもハイコントラストな映像を実現する。サウンドも、フレーム自体を震わせて高音域の音を出す独自の音響技術により映像との定位感が向上している。

SPEC●画面サイズ:65V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1443×H846×D
341mm(標準スタイル)/33.7kg

 

↑従来の約1/100サイズのMini LEDバックライトを搭載。XRプロセッサーや駆動技術などにより高コントラストな映像を実現した

 

【この超絶ワザで酔いしれる!】Mini LED+認知特性プロセッサー

人の目が感じる自然な美しさを再現

「バックライトに微細粒子のMini LEDを搭載。それを認知特性プロセッサー『XR』が制御することで、“人間が観て美しいと感じる映像”になるように輝度や色合いを調整します。制御システムの改良により、前モデルよりコントラスト・輝度ともに向上しました」(湯浅さん)

 

壁際約2.5cmの設置で80インチの大画面投影が可能

【ホームプロジェクター】

エプソン
dreamio EH-LS800W

実売価格45万1000円

超短焦点レンズの採用により、壁から約2.5㎝離して置くだけで80インチの大画面投影が可能な4K対応プロジェクター。面倒な歪みやピント補正がアプリで簡単に行える。ヤマハ製の2.1chスピーカーを搭載し、本体だけで迫力の3Dサラウンドを体感可能。

SPEC●方式:3LCD●スクリーン解像度:4K相当●明るさ:4000ルーメン●コントラスト比:250万:1●OS:Android TV●サイズ/質量:W695×H145×D
341mm/約12.3kg(突起部除く)

 

↑「Epson Setting Assistant」を採用。投写画面をスマホのカメラで撮影することで、自動的に画面の歪みを補正できる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】超短焦点

壁前の設置で最大150インチの投写が実現

「レンズを投写面からわずか約2.5cm離すだけで80型の映像を投写できるという超短焦点を実現。従来のような部屋の中央や反対側の壁際ではなく、『投写したい壁』の壁際に設置できます。間隔を約28.5cmにすれば、さらに150型の大画面に対応するのも魅力」(湯浅さん)

 

VODの視聴もPC作業もコレ1台あればOK!

【PCモニター】

LGエレクトロニクス
32SQ730S-W

実売価格8万2800円

独自のwebOS 22を搭載した、31.5インチの4K液晶ディスプレイ。本体のみでYouTubeをはじめNetflixやAmazon Prime Video、Disney+などのVODコンテンツが楽しめる。チルト角や高さの調整も行え、USB Type-C端子も備えるので、PCモニターと兼用するのも◎。

SPEC●画面サイズ:31.5インチ●パネルタイプ:VA●輝度:250cd/㎡●視野角:水平・垂直178°●接続端子:HDMI×2、USB×3ほか●サイズ/質量:W714×H487-597×D260mm/9.1kg

 

↑メインの端子は背面にレイアウト。ゲームコントローラーやPC周辺機器との接続用のUSB2.0ダウンストリーム端子は側面に配備する

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】新パーソナルディスプレイ

1台2役で活躍するパーソナルデバイス

「独自OSの搭載で、VODやアプリのダウンロード追加が可能。将来新しいVODサービスが登場した場合にも対応されることが期待できます。マウス接続でPCのように操作でき、「PCモニター」としても「チューナーレステレビ」としても使える製品です」(湯浅さん)

ディスプレイが20段階で曲がる!? テレビ&PCモニター「LG OLED Flex 42LX3QPJA」

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はLGエレクトロニクス「LG OLED Flex 42LX3QPJA」とXiaomi
「Mi Smart Projector 2」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

思うままに曲率を変えてテレビ&PCモニターとして活躍

【有機ELテレビ】

LGエレクトロニクス
LG OLED Flex 42LX3QPJA

実売価格43万7800円

曲率調整可能な42V型有機ELテレビ。通常の平面から没入感あふれる最大曲率900Rまで、視聴コンテンツや好みに合わせてリモコンボタンで20段階の調整ができる。ゲーミングモニターのように高さ(614~754mm)や、傾き(前方10度/後方5度)の調整をすることも可能。

SPEC●画面サイズ:42V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●音声最大出力:40W●サイズ/質量:W937×H614~754×D297mm/22.6kg

 

↑背面のアームが動き、ディスプレイを曲げる。曲率は5%刻みで変更でき、好みの曲率を保存しておくことも可能だ

 

↑Dolby Atmos対応のフロントスピーカーをスタンド下部に搭載。横面にあるUSBポートにキーボードやマウスなどを接続することもできる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】曲率調整

曲率を調整でき用途に合わせて使い分け可能

「曲面ワイドモニターが普及しつつあるなか、本機は曲率を20段階に変更可能という驚きの仕様。一人称視点のゲームをするときは没入感の高い曲面、複数のPDFやウェブページを並べて表示しつつ資料を作成するときなどは平面、といった使い分けができて便利です」(湯浅さん)

 

自動で歪みを補正し四角形の美麗な映像を投影

【スマートプロジェクター】

Xiaomi
Mi Smart Projector 2

実売価格8万8000円

Android TVを搭載したポータブルプロジェクター。500ルーメンの明るい映像を最大120インチの大画面で楽しめる。3つの軸と6つの角度調整可能なマルチアングル自動台形補正機能を搭載。自動的に歪みを補正し、見やすくきれいな四角形の映像を投影可能だ。

SPEC●方式:DLP●スクリーン解像度:フルHD(1920×1080)●明るさ:500ANSIルーメン●画面サイズ:60~120インチ●OS:Android TV 9.0●スピーカー:5
Wフルレンジ×2●サイズ/質量:W115×H150×D150mm/1.3kg

 

↑最大120インチの投影が可能。投写距離を調整(1.6m/60インチ~3.2m/120インチ)して、様々な部屋のスペースに合わせられる

 

↑背面の端子は、3.5㎜ステレオミニ、USB、HDMIともに4K入力をサポート。ハードドライブやゲーム機、マイクなどに対応する

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】自動台形補正

設置場所を選ばず大画面が楽しめる

「真正面以外からの投写でもきっちりと四角形で表示可能。設置場所を選ばず、広い壁をフル活用できます。オートフォーカスを備え、面倒なピント合わせが不要なのも◎。500ANSIルーメンという明るさは、ポータブルプロジェクターとしては十分に高輝度です」(湯浅さん)

メーカーこだわりの超絶技巧で極上ビジュアルを生み出す「レグザ 65X9900M」を紹介

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はTVS REGZA「レグザ 65X9900M」とJMGO「N1 Ultra」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

ミリ波レーダー技術によりさらなる高画質・高音質を実現

【有機ELテレビ】

TVS REGZA
レグザ 65X9900M

実売価格59万4000円

ミリ波レーダーを用いたセンシング技術「レグザセンシング」を搭載した有機ELテレビ。ミリ波レーダーが視聴位置を測定し、画質・音質を自動調整する。輝度を従来比最大約20%アップするなど、コントラスト性能も強化している。

SPEC●画面サイズ:65V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●サイズ/質量:W1452×H868×D336mm/約29.5kg

↑画質・音質調整は、センシング設定から行う(出荷時オフ)。ミリ波レーダーで複数人(最大2名)を認識できる

 

↑自動車の安全運転支援技術などにも用いられるミリ波レーダーを初採用。視聴距離を感知し、最適な映像やサウンドに自動調整してくれる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】ミリ波レーダー

視聴位置を問わず最適な画音に自動調整

「視聴位置をミリ波レーダーで計測。画面に近いときにはノイズが目立たないように抑制し、遠いときには精細感を高めたメリハリのある画質にします。センターからズレている場合には左右の音声のズレまで補正。どの位置にいても、最適な画質と音質で視聴できます」(湯浅さん)

 

3色レーザー搭載により映画館の画質を自宅で再現

【ホームプロジェクター】

JMGO
N1 Ultra

実売価格28万3360円

Android TV対応機としては日本初の3色レーザー搭載プロジェクター。小型化された国産レーザーモジュールの採用に加え、独自開発エンジンなどにより明るい場所でもくっきりとノイズレスな映像が楽しめる。台形補正機能を備え、手間なく最適な投写が可能だ。

SPEC●方式:DLP●スクリーン解像度:4K●明るさ:2200CVIA(※)ルーメン●コントラスト比:1600:1●OS:Android TV 11●サイズ/質量:W241×H236×D203mm/4.5kg

※:CHINA VIDEO INDUSTRY ASSOCIATIONの略。プロジェクターの明るさに関する中国国内での新規格

 

↑9つの特許を取得した、自社開発の光学エンジン「MALC」を搭載。光源には、小型化された3色レーザーモジュールを採用した

 

↑デンマークの高級スピーカーメーカーDYNAUDIOと協業した10Wのスピーカーを2基内蔵。本体だけで高音質で再生可能だ

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】4K3色カラーレーザー

3色レーザーが明るく鮮明な映像を描く

「独自開発したRGB3色のカラーレーザーを搭載。高輝度、高コントラスト、忠実な色再現を実現します。2軸ジンバルシステムにより投写角度を自在に変えることができるほか、斜めからの投写でも傾きを自動的に調整して歪みのない映像にしてくれる機能も魅力です」(湯浅さん)

夢の壁掛け設置が手軽に実現! パナソニック「ウォールフィットテレビ TH-55LW1」

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はパナソニック「ウォールフィットテレビ TH-55LW1」をピックアップ。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

独自の4K無線伝送技術により夢の壁掛け設置が手軽に実現

【有機ELテレビ】

パナソニック
ウォールフィットテレビ TH-55LW1

実売価格40万7000円

自分で簡単に壁掛けができる有機ELテレビ。独自の4K無線伝送技術によりテレビ本体とチューナー部の分離を実現、部屋のアンテナ端子位置に制約されることなく設置が行える。4K2基を含む3チューナーを搭載し、2TBの内蔵HDDに2つの裏番組を同時に録画可能。

SPEC●画面サイズ:55V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●音声最大出力:20W●内蔵HDD:2TB●サイズ/質量(モニター部):W1227×H706×D27mm/約12.5kg

 

↑チューナー前面にデータ取込用のUSB端子を搭載。背面にはアンテナ端子、LAN端子、HDD対応のUSB端子などを備える

 

↑本体の電源コードは、コンセントまでの距離に合わせて巻き取り可能。背面は壁掛け用の金具が本体に入り込むよう設計されている

 

↑画面を振動させて音を出す「画面振動スピーカー」を採用。スピーカーボックスを廃して、ディスプレイの薄型化を図っている

 

↑フック、マグネット、ピンなど専用の取り付け金具一式が付属。金具はピンで固定し、石膏ボードの壁でも補強なしに固定できる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】4K無線伝送

無線伝送・圧縮技術で4Kの伝送に成功

「チューナーと無線で接続できるため、アンテナ線を気にすることなくスッキリと壁掛け可能。独自の無線伝送方式で、データ容量の大きな4K放送にも対応します。石膏ボードにも補強なしで設置でき、奥行き約3.5㎝と有機ELテレビの薄さを生かせるのも魅力」(湯浅さん)

「楽天スーパーSALE」が始まるぞ! XGIMIのプロジェクターが最大25%OFFでアツい

楽天市場で「楽天スーパーSALE」が6月4日(日)から始まることが発表されました

rakuten-sale
楽天公式サイトより

 

合わせてスマートプロジェクターメーカーの「XGIMI(エクスジミー)」は、6月4日(日)20:00~6月11日(日)01:59にわたり、楽天スーパーSALEにて、対象製品が最大25%OFFとなるセールを実施することを発表しました。

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対象製品は、4月25日(火)から発売を開始した、XGIMIとして初めて投影補正技術のISA 2.0(Intelligent Screen Adaptation2.0)技術を搭載した「MoGo 2 Pro」や、2022年に全世界での売り上げが100万台を突破した「Elfin」など、人気機種を含む全6モデルです。

 

1.MoGo 2 Pro

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MoGo 2 Proは小型のフルHDプロジェクター。最大400ISOルーメンの明るさで、ハリウッドの映画スタジオでも利用されるD65の色温度規格と、DCI-P3の色域規格を採用しています。また、8Wのスピーカーユニットを2基搭載し、より没入感のあるオーディオ体験を楽しめるとのこと。

 

また、Android TV11.0を搭載しており、さまざまなエンタメコンテンツの視聴も可能です。XGIMIプロジェクターとして初めてISA 2.0技術を搭載し、映像を中断することなく自動台形補正とオートフォーカスをしてくれ、ユーザーがより快適に視聴できるそうです。なお、65W以上のモバイルバッテリーからの給電に対応しています。

 

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/mogo2pro

 

2.MoGo 2

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MoGo 2は小型のHDプロジェクターです。MoGo 2 Pro同様、最大400 ISOルーメンの明るさと、ハリウッドの映画スタジオも利用されるD65の色温度規格と、DCI-P3の色域規格を採用。ほかスピーカーや、モバイルバッテリーからの給電もMoGo 2 Proと同等です。

 

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/mogo2

 

3.Elfin

elfin

Elfinは、重量が0.9kg、厚さが5cmというコンパクトなデザインのホームプロジェクターです。小型サイズでありながら、800ANSIルーメンという高輝度での投影が可能です。

 

また、Harman/Kardon製スピーカーを内蔵。加えてさまざまな自動調整機能や、Android TVを搭載しているため、気軽にエンターテインメントを楽しめます。

 

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/elfin/

 

4.Halo+

halo

Halo+は、「圧倒的な明るさの、持って歩ける映画館」をキャッチコピーに掲げる高性能なポータブルスマートプロジェクターです。900ANSIルーメンという、ポータブルプロジェクター市場において、圧倒的な明るさを誇ります。

 

本体にバッテリーを内蔵しているため、2時間ほど映像を投影することができ、アウトドアでの使用にも最適です。様々な自動調整機能や AndroidTVも搭載されており、簡単かつ手軽な映像投影を実現しています。

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/haloplus01/

 

5.HORIZON Pro

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HORIZON Proは、XGIMI 製品の中で、最も多機能かつ使いやすい4Kホームプロジェクターです。2200ANSI ルーメンという高輝度で極上のエンターテインメントを楽しむことができます。

スタイリッシュかつ重厚感のあるデザインに加え、業界最高レベルの画質や高精度の画像処理機能、Harman/Kardon 製のスピーカー8Wを2基搭載、最高レベルの没入感を提供します。 Android TV、Google アシスタント、Chromecast 機能も備えています。

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/horizonpro/

 

6.AURA

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AURAは、超短焦点プロジェクターです。2400ANSI ルーメンという明るさに加え4K画質、HDR10に対応しており、120インチの大画面でこれまで以上に鮮やかな色合いの映像を楽しむことができます。

15WのHarman/Kardon製スピーカーが4基搭載されており、鮮明な高音域とダイナミックな中音域、聴き心地の良い低音域を提供。Android TV、Googleアシスタント、Chromecast機能も備えています。

楽天スーパーSALE ページ:https://item.rakuten.co.jp/xgimi-store/aura01/

 

XGIMI とは?

XGIMIは2013年に設立された、アメリカ、ヨーロッパ、日本を含む100カ国以上の世界各地で選ばれている次世代のプロジェクターブランドで、美しい映像と圧倒的な使いやすさが特徴です。設立から翌年の2014年には第1世代のスマートプロジェクターを発売し、革新的な製品コンセプトと優れたユーザーエクスペリエンスにより、プロジェクター業界に旋風を巻き起こしました。それ以降、世界的に有名なHarman Kardon、Google、Texas Instrumentsといった企業とパートナーシップを組みながら、様々なモデルのスマートプロジェクターの製造を続けています。業界をリードする先駆者として、XGIMIは革新的な技術と洗練されたデザインを通じて、あらゆる人が楽しめる最高のホームプロジェクターとポータブルプロジェクターを開発するよう常に努力しています。

即完売したオーテクのサウンドバーガーが一般販売! 80年代のリバイバル品として手に取るなら今

2022年に創業60周年を迎えたオーディオテクニカ。創業記念限定モデルとして、1980年代に販売されていた携帯型レコードプレーヤー「サウンドバーガー(Sound Burger)」の復刻版(AT-SB2022)を販売したものの、即完売! これをうけ、5月31日に、通常販売モデルのサウンドバーガー「AT-SB727」の一般販売をスタートさせました。

 

↑3色のカラーバリエーション。左からBK(ブラック)、YL(イエロー)、WH(ホワイト)※WH(ホワイト)は、同社公式オンラインストア限定

 

AT-SB2022の仕様はそのままに、3色のカラーバリエーションをたずさえた、満を持しての登場。またもや即完売の予感で、一部モデルではすでに入荷待ちとなっています。

 

サウンドバーガーのウリは何といっても、レコードというクラシックなメディアを気軽に楽しめるところ。

 

Bluetoothスピーカーやヘッドホンと接続した状態で、クリップのような形状をした機械にレコードを挟むだけで音楽が簡単に再生。初回にペアリングできたら、2回目以降の接続は、電源ボタンを押すだけと手軽な仕様です。

 

片手で持ち運びできるコンパクトサイズ(10×30cm)なので、自宅に限らず野外までシームレスにレコードの音を楽しめるほか、インテリアとして飾るにもよさそうです。味わいのあるレトロなデザインが、独特の存在感を放ってくれます。

 

 

その見た目ゆえに、充電方法は、まさか電池式!? と思いきや、現代人の生活にマッチするUSB充電式を採用。付属のUSB Type-Cケーブルでフル充電すると、約12時間再生のタフさで、一日中音楽のある暮らしをサポートしてくれます。充電時間は約12時間です。

 

もう一つの付属品であるオーディオケーブルは、手持ちのアンプやアクティブスピーカーに接続可能。据え置き型のレコードプレーヤーのような使い方も楽しめます。

 

レトロな見た目とは裏腹に、現代的な機能で魅せるサウンドバーガーのAT-SB727。アナログ熱が高まる昨今、1980年代当時のリバイバル品として手に取るなら今がチャンス!

 

希望小売価格は2万3980円(税込)。購入は、オーディオテクニカ公式オンラインストア、および家電量販店などの一部ECサイトからとなっています。店頭では、6月20日(火)から予約受付が開始され、6月23日(金)に発売が予定されています。

高音質・高画質に加えて、ライフサポート機能も搭載! 新4K液晶AQUOS発表

シャープは6月1日、4K液晶テレビ「AQUOS」の新モデル「FN1ライン」「FN2ライン」「FL1ライン」を発表。合計9機種を発売します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・FN1ライン

75V型 4T-C75FN1
65V型 4T-C65FN1
55V型 4T-C55FN1

↑4T-C75FN1

 

・FN2ライン

55V型 4T-C55FN2
50V型 4T-C50FN2
43V型 4T-C43FN2

↑4T-C55FN2

 

・FL1ライン

65V型 4T-C65FL1
50V型 4T-C50FL1
42V型 4T-C42FL1

↑4T-C65FL1

 

発売は6月10日で、FL1ラインの50V型モデルのみ9月16日となっています。

 

発表された機種はすべて、新しい画像処理AIエンジン「Medalist S4」を搭載。今回から音質の自動調整が可能になり、ニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすくなったほか、スポーツでは臨場感を楽しめるとしています。画質における処理はこれまでと同様で、100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知し、その結果を見ている映像のジャンルと合わせて、色彩/明暗/精細感を自動で調整します。

↑Medalist S4の搭載によって、部屋の明るさに応じて画質を自動で調整する「環境センシング」機能も新たに搭載されました

 

また、FN1ラインには、ミニLEDバックライト搭載の「AQUOS XLED」の開発で培ったバックライト制御技術を応用した「アクティブLED駆動」を採用。直下型LEDをエリアごとに明暗制御することで、コントラストの性能を向上させているそうです。これにより、まばゆい輝きから締まった黒まで、明暗の豊かな映像を楽しめるとのこと。

↑映像と連動して直下型LEDを制御するアクティブLED駆動

 

加えて、FN1ライン/FN2ラインともに、前モデルの「EN1/EN2ライン」に搭載された、パネルの表面に低反射を実現する「N-Blackパネル」を内蔵。大画面ほど気になる外光や照明の映り込みを抑えています。

 

音質においては、すべてのモデルで立体音響フォーマットのDolby Atmosに対応するほか、FN1ライン/FN2ラインは音の抜けがよい設計の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。スピーカーネットのないリフレクター構造で、音を画面前方に響かせるうえ、ツイーターを前向きに配置して、高域から低域まで豊かな音を出力するといいます。

 

ただし、FN1ラインとFN2ラインで内蔵されているスピーカーと、最大出力に違いがあります。FN1ラインはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーハー1基の構成で最大50W出力。FN2ラインはツイーター2基、ミッドレンジ2基、サブウーハー1基で最大35W出力です。

 

さらに、新モデルではライフサポートにつながる機能も搭載。ヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」では、スマートウォッチや体重計、血圧計などの「Google Fit」対応機器と連携し、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧などの日々の変化をグラフで、テレビの大画面で確認できます。また、放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフで表示する「AQUOSスクリーンタイム」も搭載します。

↑大画面で自分の健康状態が見られるAQUOSヘルスビューアー

 

↑日々テレビをどれくらい視聴していたかなどがわかるAQUOSスクリーンタイム

 

このほか、Google TV対応による多彩なコンテンツやアプリケーションを楽しめたり、リモコンに10個のダイレクトボタンを搭載したりと、テレビ番組以外のコンテンツを手軽に楽しめる機能も備えています。

 

ライフサポート機能は、テレビとしては珍しいところ。高画質・高音質はほかのメーカーも高めているところなので、こうした独自の機能はユーザーにとってわかりやすい違いといえそうです。

↑別売りのUSBカメラを接続して使えるカメラアプリ「リビングカメラ」も進化。YouTubeと、USBカメラ越しを映したミラー画面の同時表示に対応し、たとえばヨガの動画を見ながら自身のフォームを確認できるようになりました

 

「有線のような高音質」テクニクスが完全ワイヤレスイヤホン最上位「EAH-AZ80」発表

パナソニックは5月29日、テクニクスから完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「EAH-AZ80」と「EAH-AZ60M2」を発表しました。発売は6月15日を予定しており、市場想定価格はEAH-AZ80が3万6000円(税込)前後、EAH-AZ60M2が2万7700円(税込)前後です。

 

いま完全ワイヤレスに求められるのは5つの要素

パナソニックは製品開発にあたり、独自で市場を調査。それによると、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に、ユーザーは音質を重視する傾向が高いことがわかったそうです。一方で、完全ワイヤレスイヤホンよりも有線イヤホンの方が音質が良いという認識が強いとのこと。

↑完全ワイヤレスイヤホンを取り巻く環境を調査した結果

 

また、完全ワイヤレスイヤホンの利用シーンを見るとエンタメを楽しむほかに、テレワークの普及による通話が増えているといいます。

 

そうした市場を見た結果、パナソニックでは、いまの完全ワイヤレスイヤホンに求められるのは、「音質」「通話音質」、それらを支える「ノイズキャンセリング」「装着感」「使いやすさ」の5つであると断定。新製品はこうしたニーズに応えるべく開発されたものだとしています。

 

「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」がコンセプト

EAH-AZ80は、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンとして新たなフラッグシップにあたるモデル。一方のEAH-AZ60M2は「EAH-AZ60」の後継に位置づけられるモデルです。

↑EAH-AZ80

 

音作りの方向性としては両モデルともに、低域を強調したり、イヤホン側で音に「味付け」したりすることなく、アーティストが表現する音をそのまま再現することを考えたとしています。

 

EAH-AZ80は「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」をコンセプトに開発されています。10mm径ドライバーの振動板には、テクニクスの有線イヤホン最上位モデル「EAH-TZ700」に搭載されたアルミニウム振動板を採用。きめ細やかな音と広い音場を実現しています。

 

また、EAH-AZ60で取り入れられた独自の音響構造「アコースティックコントロールチャンバー」と「ハーモナイザー」を引き続き採用。アコースティックコントロールチャンバーはドライバーの空気の流れをコントロールして正確な低音を再現し、ハーモナイザーはドライバー前方の空気の流れを最適化することで良好な高音を実現しているそうです。

↑EAH-AZ80の内部構造

 

↑従来モデルだと、サウンドモードがオフのときにEQによって若干音質が劣化していたそうです。新モデルはその劣化を抑える「ダイレクトモード」を搭載

 

ノイズキャンセリングもEAH-AZ60で採用された「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」機能を搭載しています。イヤホン本体外側のマイクでノイズを拾い、デジタル処理を実行。また耳の中のノイズを消すためにイヤホン本体内側にもマイクを設けています。さらに、内側のマイクはノイズキャンセリング処理に遅延が出ないよう、専用のチップで制御しているとのこと。仕組みは同じながら、EAH-AZ60に比べると会話の帯域である中高音のノイズキャンセル性能が向上しているといいます。

 

通話においては、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」をアップデート。風によるノイズ環境でも発話の明瞭度が上がるよう発話用マイクを進化させたほか、発話の音声解析アルゴリズムを改善させることで音声のこもり感を抑えているといいます。

↑JustMyVoiceのアップデートポイント

 

このほか、EAH-AZ80は装着性を高めるために、耳の「コンチャ」と呼ばれるくぼみに収まるよう設計。さらに、完全ワイヤレスイヤホンとしては珍しい、最大3台のデバイスにマルチポイント接続を可能にするなど、使い勝手を向上させています。

↑装着性の改善のため、試作や試験を重ねた結果、耳のコンチャに収まる形状に行きついたそうです

 

対応コーデックはSBC/AAC/LDAC。またバッテリーはノイズキャンセリングオンの状態で約7時間の音楽再生が可能、充電ケースを含めると約24時間です。本体重量片耳で約7g。防水はIPX4相当となっています。

 

EAH-AZ60M2は、紙に近い素材のバイオセルロース振動板を採用した、8mm径のドライバーを搭載したモデル。本体内部の機構やJustMyVoiceの進化、3台のマルチポイント接続対応、対応コーデックやバッテリーなどは上位モデルと同様です。

↑EAH-AZ60M2

 

デュアルハイブリッドノイズキャンセリングについては仕組みは同じですが、性能は前モデルと同等となっています。また、本体形状は耳のコンチャに収まる形ではなく、しずく型を採用しています。

PlayStation初のワイヤレスイヤホンはかなり高音質らしい

ソニーはPlayStation Showcaseにて、PlayStationブランドとして初となるワイヤレスイヤホンを公開しました。

↑ソニーから

 

 

ソニーはPlayStation Showcaseで、PS5のゲームを遠隔プレイできる携帯ゲーム機「Project Q」を発表。同時発表された今回のワイヤレスイヤホンはPS5やPC、そしてProject Qとワイヤレス接続することができます。もちろん、スマートフォンともBluetoothでの接続が可能です。

 

ソニーによれば、PlayStationのワイヤレスイヤホンはロスレスでのサウンド再生が可能。かなり高音質な設計となっているようです。また「新たに開発した無線技術」により、低遅延での接続も可能だとしています。まさに、高音質でのゲームプレイにぴったりのワイヤレスイヤホンとなるようです。

 

PlayStationのワイヤレスイヤホンは、2023年内の発売を予定。具体的なスペックや機能などは、今後発表するとしています。PlayStationブランドとして初となるワイヤレスイヤホン、ぜひ高性能な製品の登場を期待したいものです。

 

Source: PlayStation / Twitter

こんなイヤホン見たことない。“美”をこだわり抜いた「HUAWEI FreeBuds 5」が圧巻

そう、こんなイヤホンを待っていたーー。

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「たとえ音楽が流れていなくても、身に着けていたい」。そう思えたイヤホンは初めてかもしれません。

 

ファーウェイが新たに発表したフルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」は、デザインにこだわり抜いた逸品。その洗練されたフォルム・質感は、もはや装飾品と言えるレベルに達しています。

 

【HUAWEI FreeBuds 5(画像をタップすると閲覧できます)】

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耳元を飾るアクセサリー

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ジャンルを問わず、良い製品というのは、独特の世界観を纏っているものです。私たちは、製品を手に取り、その世界観へ吸い込まれます。

 

HUAWEI FreeBuds 5とのファーストミートは、言うなれば、ジュエリーケースを開くような感覚でした。

 

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充電ケースの蓋をオープンすると、葉のうえに乗った「しずく」を思わせる美しい曲線が現れます。イヤホン本体を取り出して感じるのは、今までにない新しさと、小さな感動ーー。

 

「自然」から着想を得たという、曲線のみで構成されたフォルム。しっとりと上品に放たれる「シルバーフロスト」の光沢感も、白色が軽やかな「セラミックホワイト」の爽やかさも。まさに“洗練”という単語がふさわしいでしょう。

 

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イヤホンを耳にはめれば、まるでピアスやイヤーカフを身に着けたかのように、耳元から顔周りがパッと明るくなります。周囲の景色が映り込んで生じる“ゆらぎ”も、狙ってデザインの一部として取り込まれているのが分かります。

 

 

斬新なデザイン、だが装着感へのこだわり

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斬新なデザインゆえに、使い勝手は大丈夫なのかーーと疑いたくなるかもしれません。しかし、装着感についても、とことん追求しているのが、HUAWEI FreeBuds 5のすごいところ。

 

同イヤホンの耳に装着する部分は、イヤーピースのない「インイヤー型」です。そのため、製品の形状がダイレクトに使い勝手に影響します。

 

さらに、人間工学に基づき、人の体に馴染むようデザインされているのが特徴です。装着感への懸念が残らないよう、開発段階で、1万を超える人間の耳のサンプルでシミュレーションをし、何百ものテストを重ねたうえで、0.01mm単位での微調整が加えられています。結果として、小型でありながらも、耳に触れる面積を十分に広く確保しており、快適な装着感・フィット感が実現されています。

 

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なお、耳元での操作については、アーチ型の軸(ステム)部分を

 

(1)ダブルタップ:「通話への応答・終了」「音楽の再生・一時停止」

(2)上下スワイプ:「音量調整」

(3)長押し:「ANCモードのオン・オフ切り替え」「着信拒否」

 

のように扱います。

 

シングルタップによる誤動作が起きにくいため、耳元で角度調整などをしても、機能に影響しづらいことも嬉しいポイント。煩雑な操作が、HUAWEI FreeBuds 5の世界観を邪魔することはありません。

 

 

軽やかなインイヤー型なのに、ノイズは消える

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機能面については、先述の通りイヤーピースのないインイヤー型でありながらも、環境ノイズを低減してくれる「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」機能を備えていることが秀逸。地下鉄で音楽を聴いたり、洗い物をしながらポッドキャストを楽しんだりできます。

 

なお、ノイズキャンセリングのモードとしては、「標準」と「くつろぎ」の2モードを切り替え可能。さらに2つのモードが自動で切り替わる、ダイナミックモードも搭載しています。

 

軽やかな装着感と、実生活での聴きやすさを両立している点で、デザインを抜きにしても、ワイヤレスイヤホンとしてかなりの優等生だと言えるでしょう。

 

通話については、搭載したトリプルマイクによって、ノイズ低減機能が従来製品よりも大幅に向上されていることがポイントです。例えば通話相手に、よりクリアに聞こえます。インイヤー型でありながら、オフィスだけでなく、環境音や風切り音の多い地下鉄や交差点などでの急な通話応答にも、十分に対応できるわけです。

 

一般的に、インイヤー型のワイヤレスイヤホンでは、これまでこうした性能について諦めなくてはいけないことが多々ありました。しかし、HUAWEI FreeBuds 5は、インイヤー型の装着感のままで、ANCを有効にしたうえでの音楽再生や、ノイズの低減された通話などを楽しめます。こだわり抜いて開発されたイヤホンだということが、こうした特徴からもしっかりと伝わってきます。

 

 

妥協しない、パワフルな低音×音圧

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さて、肝心の音質については、パワフルな低音域が実現されています。磁気密度を高めたデュアルマグネットリング機構が取り入れられたダイナミックドライバーにより、低音域の迫力が増していることがポイント。気流の通り道を広げることで空気抵抗を減らし、ドライバーユニットの振幅をより大きくしたことで、音圧も強化されています。

 

さらに、LDACといった高解像度コーデックもサポート。加えて、耳の形の差を考慮して、音質を最適化する「アダプティブイヤーマッチングテクノロジー」なども実装されており、音質面でも抜かりはありません。EQについては、リアルタイムで最適化される一方で、10段階カスタマイズで自分好みに調整することも可能です。

 

ここで、オーディオ機器に詳しいライター 山本敦さんに、音質についてレビューをいただきました。

山本 敦

オーディオビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

FreeBudsシリーズはANCを搭載する開放型イヤホンの先駆けです。音の心臓部であるドライバーユニットを包み込み、バランスを整える役割も担う外殻のハウジングが開放型であることで、音楽や通話音声の透明感と広大な音場の表現力などに反映されます。

 

ANCをオンにすると、音楽や通話音声が一段と聞きやすくなります。さらに音楽や通話音声のバランスを崩さず、ノイズだけをピタリと抑えます。開放型であることから外の環境音にも注意を向けられるので、歩きながらでも安全に使えるイヤホンです。イヤーチップで耳を塞がない“耳のせ”スタイルで、心地よいフィット感も持続します。

 

強力な磁力を生み出せるデュアルマグネットリング機構を搭載したドライバーは、クラシックの弦楽器やボーカルの繊細なニュアンスを丁寧に引き出します。ロックやEDMのビートをズシンと腹の底に響かせる低音のインパクトも見事。大編成のオーケストラやジャズバンドの演奏とも相性が良く、繊細なディティールと雄大なスケール感を味わいました。ユーザーの耳の形や装着状態に合わせてサウンドを最適化するリアルタイムEQの精度が高く、音のバランスがいつも安定しています。LDACやHWAに対応するスマホや音楽プレーヤーと組み合わせて、ハイレゾワイヤレス再生を楽しみましょう。

 

リスニングシーンを問わず、イヤホンでいい音を楽しみたい方に本機をおすすめします。

 

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急速充電と、最大30時間のバッテリー持ちhuawei-freebuds5-6

 

うっかり充電を切らしてしまった、そんな時、5分間の充電をすることで約2時間の音楽再生が行えるまで回復します。一般的なインイヤー型の機種に比べても、充電速度はかなり高速な部類だと言えるでしょう。

 

なお、充電ケースでイヤホンを100%まで充電するのにかかる時間は約20分。空の充電ケースを有線で100%まで充電するのにかかる時間は約40分です(ワイヤレス充電だと約240分)。

 

バッテリー持ちについては、ANCをオンにした状態で、イヤホン単体で約3.5時間の音楽再生が、ANCをオフにした状態で約5時間の再生が可能です。これは前世代のFreeBuds 4と比べると、それぞれ+約1時間ずつ伸びています。

 

充電ケースを併用すれば、ANCオンで計約20時間、ANCオフで計約30時間の音楽再生が可能になります。こちらについても、前世代と比べて、それぞれ+約6時間、+約8時間も伸びています。スタミナ面での懸念は一切ありません。

 

 

最後にーー

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イヤーピースのあるカナル型のイヤホンはどうも苦手だったという人にとって、HUAWEI FreeBuds 5はかなり魅力的な選択肢だと言えます。軽やかな装着感が魅力のインイヤー型でありながら、ANCや通話時のノイズ低減もしっかりサポート。音質は、低音域・音圧にもこだわられていて、ハイレゾサウンドもサポートされています。

 

そして何より、先進的で、美しいデザイン——。ほかのイヤホンにはない体験がここにあります。先述したような堅実な機能・性能が土台にあるからこそ、これまでのワイヤレスイヤホンとは一線を画すデザインを、不安なく楽しめるでしょう。

 

自分へのご褒美でも、大切な人へのプレゼント用でも。

 

ぜひ、耳元にスマートなアクセントを。

 

 

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〈商品概要〉

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HUAWEI FreeBuds 5

・価格:2万1800円
・サイズ(イヤホン本体):約W17.6 x H32.4 x D22.8mm
・サイズ(充電ケース):約W50.1 x H66.6 x D27.3mm
・質量(イヤホン本体):約5.4g
・質量(充電ケース):約45g
・カラー:シルバーフロスト、セラミックホワイト
・形状:インイヤー型
・ANC:対応
・通話ノイズキャンセリング:対応
・ダイナミックEQ:対応
・センサー:加速度センサー、赤外線センサー、ホールセンサー、タッチセンサー
・スピーカー:11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバー
・再生周波数帯域:16Hz〜40kHz
・通信仕様:Bluetooth(R)5.2、近接接続規格
・デュアル接続:対応
・電池容量(最小値):42mAh(イヤホン本体)、505mAh(充電ケース)
・充電ポート:USB Type-C
・ワイヤレス充電:対応
・防水・防塵性能:IP54(イヤホン本体)、耐水性なし(充電ケース)

 

撮影/松浦文生

自撮り最強コンデジ! 「VLOGCAM ZV-1 II」がソニーから登場

ソニーは超広角ズームレンズを搭載した、新型レンズ一体型デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1 II」を発表しました。

↑ソニーより

 

VLOGCAM ZV-1 IIの特徴は、18mm-50mm(35mm換算)の超広角ズームレンズを搭載したこと。前モデルの「VLOGCAM ZV-1 」の24mm-70mmや、「VLOGCAM ZV-1F」の20mmと比較して、より広い画角での撮影が可能です。これにより、自撮りで自分だけでなく背景まで大きく捉えることができます。

 

 

撮影モード「シネマティックVlog設定」では、横長のシネマスコープアスペクト(2.35:1)での撮影が可能。さらにLook(ルック)やMood(ムード)といった、表現やシーンにあわせた映像表現も選べます。また複数人顔認識も可能で、グループ撮影でも顔がわかりやすいようにぼけ量が自動で調整されます。

 

センサーには有効約2010万画素の1.0型積層型イメージセンサー「Exmor RS」を搭載し、AF/AE追従最高約24コマ/秒で連続撮影や、4K30pでの動画撮影、最大5倍スローモーション撮影、最大60倍のクイックモーション撮影が可能。「商品レビューモード」「背景ぼけ切り替え」も引き続き搭載しています。本体は小型軽量設計(幅約105.5mm×高さ約60.0mm×奥行約46.7mm、重さ約292g)で、インテリジェント3カプセルマイクを搭載しています。

 

LOGCAM ZV-1 IIのカラーはブラックとホワイトの2色で、発売日は6月23日、予約販売は5月30日10時から。価格はオープンとなっています。また、シューティンググリップキットも発売されます。お手軽に高画質な自撮りが撮影できる同カメラは、SNS投稿などに活躍してくれそうです。

 

Source: ソニー

透明性が魅力。「Beats Studio Buds +」が新登場

Apple(アップル)傘下のBeatsが、新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」を発表しました。

↑Beatsもトランスペアレント(画像提供/Apple)

 

Beats Studio Buds +は独自のアコースティックプラットフォームを採用したことで、「パワフルでバランスに優れたサウンド」を実現したワイヤレスイヤホン。再設計されたベントが圧力を排出することで、快適なつけ心地が一日中続くことも特徴です。

 

イヤホンではアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能と、周辺音の取り込みモードを使用することが可能。さらにワンタッチペアリング機能や「Hey Siri」、なくしたイヤフォンの最後の位置を地図上で確認する「探す」の機能もあり、Androidデバイスでも自動ペアリングや音声の切り替え、デバイスを探す機能を使用できます。

 

Beats Studio Buds +はイヤホン単体では最大9時間、充電ケースと合計して最大36時間の利用が可能。本体はIPX4等級の耐汗耐水性能を備えています。

 

本体カラーはトランスペアレント、ブラック/ゴールド、アイボリーの3色で、本体価格は2万4800円(税込)。公式オンラインストアでは、まもなく販売が開始されます。本体機能のアップデートもさることながら、透明なトランスペアレントの登場にも注目が集まりそうです。

 

Source: Apple

「ゼロから作った」まるでスマホなキヤノンの新Vlogカメラ「PowerShot V10」発売

キヤノンは、スマホライクな縦型デザインのVlogカメラ「PowerShot V10」を6月下旬に発売します。カラーはブラックとシルバーの2色を用意。5月11日より予約を開始し、キヤノンオンラインショップでの実売価格は税込5万9950円です。また、トライポッドグリップが同梱されたキットは税込6万5450円。

↑PowerShot V10。シルバー(左)とブラック(右)の2色展開

 

 

スマホライクに高画質動画を撮影できる

PowerShot V10は、1.0型1310万画素のCMOSセンサーを搭載した動画専用カメラ。スマホで撮影するように片手で撮れる縦型デザインを採用するほか、-30度~30度まで角度調整ができるスタンドを備えており、三脚を用意しなくてもこれ1台で手軽に動画の撮影が可能です。本体には大口径マイクを内蔵しており、クリアな音声で撮影者の声や周囲の音を録音できます。

↑-30度~30度で自由に角度を調整できるスタンドを装備

 

↑三脚を使わず手軽に動画撮影できる

 

独自の映像エンジン「DIGIC X」により高画質な4K/30p、フルHD/60pの動画撮影が可能。レンズはワイドに撮れる焦点距離19mm相当で、撮影者を含めた自撮り撮影も手軽にできます。加えて、歩きながらの撮影でもブレを抑える「手ブレ補正動画」機能も備えています。

↑広角19mm相当でワイドに撮影可能。自撮りもしやすい

 

さらに、キヤノン初搭載となる「美肌動画モード」や14種類のカラーフィルターを備えるなど、スマホで撮影するユーザーを意識した機能も搭載しています。

↑14種類のカラーフィルターでシーンにあった映像に調整可能

 

Wi-Fi/Bluetoothでスマホとの無線接続に対応しており、スマホと連携してリアルタイム配信も可能。自宅のWi-Fi回線に接続してのインターネット接続やクラウドサービスへの自動アップロードが可能なほか、PCとUSB接続してwebカメラとして利用することもできます。

 

本体はW63.4×D34.3×H90mmのコンパクトサイズで、質量はわずか約211gとスマホ並みの軽さを実現。バッテリー内蔵式で、4K/30pで約55分、フルHD/60pで約1時間20分の撮影が可能です。

 

拡大する動画市場をターゲットに、「手軽さ」を強調

キヤノンマーケティングジャパン カメラマーケティング本部カメラマーケティング部の島田正太チーフは、本製品が拡大するVlog(Video Blog)市場をターゲットにしていることを説明。同社の調査によると、日ごろから動画を撮影している人のうち動画をSNSや動画サイトなどに投稿している人は4分の1ほど存在しており、その約半数の人がVlog動画を投稿しているとのこと。年齢では20代後半~30代が中心で、撮影はスマホを使う人が多いそうです。

↑キヤノンマーケティングジャパン カメラマーケティング本部カメラマーケティング部の島田正太チーフ

 

スマホ撮影者の多くは、スマホで手軽に動画撮影できることに満足している一方で、「動画撮影でスマホのバッテリーを消費したくない」「スマホのストレージを圧迫したくない」「画質に満足できない」といった不満を感じており、撮影機材の購入意欲は高いとのこと。

 

そこで同社では製品の開発にあたり、「誰でも扱いやすいスタイルをゼロから作り上げた」と説明し、スマホライクでありながらカメラとしては本格的なスペックで、スマホよりワンランク上の高画質、高音質な撮影を求める層に対してアピールします。

 

また、これまでデジタル一眼カメラなどで本格的な動画を撮影してきたユーザーに対しても、「スタンド装備で三脚不要な手軽さ」や「街中や店内で撮影していても目立ちにくいコンパクトサイズ」「内蔵マイクだけでも高音質な音声で記録可能」といった点を訴求し、買い替え・買い増し需要にアピールします。

 

これまで同社のラインナップではプロ~ハイアマチュアなど本格的な動画撮影をする層に向けた製品が多く、スマホで動画撮影するライト層とは住み分けてきた印象がありましたが、まったく新しいスタイルのVlogカメラを投入することで、拡大する動画市場でより幅広いユーザーにアプローチしていく姿勢を見せました。スマホ主体で撮影するユーザー層の関心をどれだけ集められるか、注目したいところです。

 

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最先端エンジンとMini LEDライトを搭載したゲーム特化モデル! TCL、4Kテレビ全3シリーズ12機種を発表

TCL JAPAN ELECTRONICSは新製品を発表。5月18日以降順次発売します。

 

今回発表となったのは、「C84シリーズ(65V型、55V型)」、「C64シリーズ(75V型、65V型、55V型、50V型、43V型)」、「P74シリーズ(75V型、65V型、55V型、50V型、43V型)」の全3シリーズ12機種です。

 

C84シリーズは、Mini LEDライトの個数を数十倍に増加し、明るさが液晶テレビの4倍の高輝度に。直下型Mini LEDライトをゾーンごとにON/OFF制御するローカルディミングで、コントラストが大幅に向上しています。

↑C84シリーズ 65V型

 

また、C84シリーズは4K 144Hz VRRを搭載。リフレッシュレート144Hzとは、1秒間に144回画面をリフレッシュして、120Hzよりも滑らかに新しい映像を表示することを意味します。144Hzのリフレッシュレートは、現在のeスポーツレベルの高性能ゲームを快適にサポートします。

 

C84シリーズとC64シリーズはQLED技術により、広色域で豊富な色彩、効率よく色のロスを低減した高色純度で、リアルな映像美を楽しめます。また、安定した無機物(量子ドット)採用で、テレビ画面の綺麗さが長持ちします。

↑C64シリーズ 75V型

 

同社の自社開発エンジン「Algo Engine」は、「Algo Engine Max II」まで進化し、AIと画質解析のアルゴリズムを取り入れ、放送とネット配信映像を適切に解析してから映像処理を行います。

 

AI音声分類技術とダイナミックレンジ圧縮技術により、インテリジェントサウンドと音声強化技術を搭載。音を自動調整することによって、適切な音質体験を提供し、小音量でも詳細な対話と低域感覚、大音量でも歪みのない安定した出力が可能です。

 

Google TVでYouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、Disney+、Apple TV+、U-NEXTなど、様々なネット動画サービスが楽しめます。

 

税込価格は、C84シリーズが20万~30万円前後、C64シリーズが8万~17万円前後、P74シリーズが7万~15万円前後です。

↑P74シリーズ 75V型

広い場所でもパワフルな音をお届け! ソニーから大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV800」登場

ソニーは、大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV800」と、小型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB100」を、5月19日に発売します。

↑SRS-XV800

 

SRS-XV800は、約170mm×170mmの大口径ウーファーを搭載していることに加え、振動板の面積を拡大させた同社独自の「X-Balanced Speaker Unit」をウーファーに採用。迫力のある重低音と歪みの少ないクリアな音質を楽しめます。

 

持ち出し時に便利なキャリーホイールを装着。Bluetooth接続に対応し、マイク端子やギター端子、USB端子などの外部入力端子を搭載しています。また、JIS防水保護等級IPX4相当の防滴も対応しており、連続で約25時間再生ができるバッテリーを内蔵。屋内、屋外の様々な利用シーンに対応しています。

 

SRS-XB100は、同社独自の技術を活用したスピーカーユニットを採用することで、音のパワフルさとボーカルの明瞭さが向上。低域を効果的に増強するパッシブラジエーターを搭載し、迫力のあるサウンドが楽しめます。IP67の防水・防塵性能で、約16時間再生できるバッテリーを搭載しており、屋外での使用にも便利です。

↑SRS-XB100

 

スマートフォンとBluetooth接続して、ハンズフリー通話も可能。反響音を消すことでハウリングを防ぐエコーキャンセリングを搭載しており、オンライン会議時のPCスピーカーとしても活用できます。カラーはブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジの4色展開。

 

市場推定価格は、SRS-XV800が8万円前後、SRS-XB100が1万円前後です。

オンライン会議での印象が格段に良くなる「webカメラ」にプロが大注目!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”のガジェット製品。今回は「WEBカム」「シンクロタブレット」「モバイルプロジェクターを紹介!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

画面中央に1.5㎝角のカメラを配置できる好感度WEBカム

プラネックス
好感度WEBカム

実売価格1万4220円

相手の目を見て話せば“好印象”なウェブ会議に

ディスプレイ中央に配置できるウェブカメラ。画面を見ながらも、相手を見るような目線で映る。ホルダーが複数種類同梱されており、ノートPCや外付けモニターなどを問わず固定可能だ。画角の異なるレンズも用意されている。なお、焦点合わせは手動だ。

 

プロも注目

サイコロほどの小型カメラをディスプレイの前に吊り下げることで、画面を見ながらのビデオ通話でも自然な目線を再現できます」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【ヒットアナリティクス】
会議中の印象がアップニーズを捉えた一台

ウェブカメラとしては高額な部類だが、営業職など、ビデオ通話時の印象を優先したい人にとっては数少ない選択肢。オンライン会議が主流となっている昨今でも皆無だった、目線の位置にフォーカスするという、シンプルながらも着実にニーズを捉えた周辺機器と言える。

■先進技術:3/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:4

 

手元で書いた文字やイラストを読み込める手書きシンクロタブレット

MKトレード
DigiNote Pro3

実売価格9999〜1万780円

手書きをスマホ・PCなどにリアルタイムに反映させる

電子メモパッドとペンタブレットが一体化したような製品で、クラウドファンディングサイトで目標額を達成済み。ドロー系アプリやウェブ会議ツールのホワイトボード機能と連携でき、スマホでも使える。筆圧感知は8192段階対応。寿命後のLCDパネルは交換対応だ。

 

プロも注目

PCだけでなくスマホやタブレットとも書いた内容を連携できて便利。接続端子はUSB Type-Cを採用しており、幅広い機器と接続できます」(「GetNavi」デジタル担当・上岡篤)

 

【ヒットアナリティクス】
Officeとの連携が便利資料の作成に役立つ!

PowerPointやWord、ExcelといったMicrosoftの主要ビジネスソフトとも連携可能なのは便利。言葉で説明しにくい微妙なニュアンスを手書きでスラスラ描けて共有可能なのは、オンライン会議や資料作成時に重宝する。タブレットは脱着式で使い分けできるのも気が利く。

■先進技術:4/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:5

 

壁や天井があればどこでも動画を楽しめるカベーニ

UENO-mono
カベーニ

実売価格3万7800円

スマホサイズで設置容易なモバイルプロジェクター

コードレスで使える小型プロジェクター。最大140インチで投影でき、スマホ・PCからのミラーリングに対応。Wi-Fiがあればプロジェクター本体だけでYouTubeやNetflixなどの視聴も行える。昨年末には画質やバッテリー容量を改良した「カベーニPRO2」も登場。

 

プロも注目

軽量でコンパクトなので旅行のお供にしたいプロジェクターです。映画鑑賞や推し活にもオススメ。天井に映して寝ながらゲームしたい!」(本誌AV担当・松山葉南)

↑サイズはW80×H145×D17㎜で一般的なスマホと並べてもほぼ同じ大きさ。コンパクトゆえ場所を選ばず設置可能

 

【ヒットアナリティクス】
とにかくコンパクトを求める人にはコレ

スマホサイズで壁にも天井にも投影可能なプロジェクター。ひとり暮らしの部屋でも簡単に設置し使用できる。約220gと軽く、持ち運びや収納にも困らない。単体で操作でき、YouTubeやNetflixなどを本体操作で見ることが可能。テレビを持たない若者の新生活にも◎。

スマートホームのハブとなる「muiボード」はプロ注目のガジェットだ!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”のガジェット製品。今回は「muiボード」、「自転車用ドライブレコーダー」「充電器」を紹介!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

スマートホームのインターフェースに注目! muiボード

mui Lab
muiボード

価格未定

Matterの普及で対応機器も増加中!

京都のスタートアップmui Labが手がけるスマートホームのハブとなる製品。外観は木製インテリアのようで、接続機器をタッチ操作でコントロールできる。スマートホーム製品相互接続のための標準規格である「Matter」に対応する第2世代モデルが今年春にクラファン、翌年春にはリリース予定。

 

プロも注目

照明操作や楽曲再生など、スマート機器との連携をタッチ操作に集約できるのがポイント。今後対応機器が増えていく流れに目が離せません」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【ヒットアナリティクス】
リリースが待ち遠しい!! 今年以降の動きに期待

スマートホーム機器の国際規格である「Matter」に対応した第2世代モデルが今年じゅうにリリースされる予定。徐々に連携できる機器が増えていく期待感がある。実力は未知数だが、スマート家電のラインナップが増えてきたいまこそ、ユーザーに訴求するか。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:5/独自性:4/コスパ:-

 

ヘルメット着用の努力義務化に合わせて備えを! 自転車用ドラレコ

サンコー
前後両対応サイクルライト付き
自転車用ドライブレコーダー

4980円

<LEDライトも兼ねており前後どちらに付けてもOK>

microSDHCカード(最大32GB)に対応し、画角は80度、動画は1080p・30fpsで撮影できる。内蔵バッテリーで駆動し、充電時間はUSB経由で約1.5時間。録画時の動作時間は約2時間半で、ライトのみを使用する場合には約12.5時間使える。雨天時にも使用可能だ。

 

プロも注目

ライト付きなので、ハンドルやシートポストの限られた設置スペースを有効活用できます。テールライト用に赤点灯できるのも便利です」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【ヒットアナリティクス】
ヘルメット着用に加えドラレコ設置も普及か

2つ買えば1万円以下で前後にドラレコとライトを設置できて高コスパ。近年は交通事故の自転車関与率が増加しつつあり、取締りも強化されつつある。万一の場合に正しい主張をするのに役立つアイテムだ。もちろん風景を動画で記録してあとで見返すという使い方も楽しい。

■先進技術:3/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:5/コスパ:5

 

 

 

【コレもCHECK】

サンコー
自転車用テールランプ
ドラレコ「バックカム」

実売価格8980円

シートポスト(サドルの支柱)に固定して使う。動画は、画角120度、1920×1080・30fpsで撮影可能。テールライトの機能も兼ねており、雨天時も使用できる。

 

PCの充電器よりもひと回り以上スリムな同時急速チャージャー

Anker
737 Charger(GaNPrime 120W)

実売価格1万2990円

<ノートPCやスマホなどを3台同時に急速充電できる>

USB-C×2とUSB-A×1の計3ポートを備えた充電器で、プラグは折りたたみ式。複数ポートを使用しても、合計の最大出力は120Wを誇る。独自技術のPowerIQ 4.0により機器に最適化した充電が可能。サイズは約80x43x32㎜で、やや細長くコンパクトだ。質量は約187g。

 

プロも注目

ノートPCを2台同時に充電できて優秀。ノートPCと高速充電対応スマートフォンをまとめて充電できるのはありがたい。手放せません!」(AVライター・野村ケンジさん)

 

【ヒットアナリティクス】
小型軽量設計は仕事でも旅行でも重宝

ノートPC2台を同時に充電できる最大120Wに対応し、3台同時充電も叶えたUSB充電器はレア。ほかにもノートPCや高速充電対応のスマホを同時に充電できるのはうれしい。片手で握れる小型サイズで軽量性に優れ、外出時も持ち運びやすい。ハイブリッドワークや出張時も重宝する。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:4/コスパ:4

クラファンで目標金額を達成! 「HUAWEI WATCH Buds」はガジェット好き注目の新星

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”のガジェット製品を紹介。今回は腕時計なのにイヤホン充電ケースも兼ねるファーウェイ「HUAWEI WATCH Buds」を深掘り!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

腕時計なのにイヤホン充電ケースも兼ねる2in1スマートウオッチ

ファーウェイ
HUAWEI WATCH Buds

実売予想価格7万1280円

クラファンで目標金額を達成ガジェット好き注目の新星

47㎜のタッチディスプレイを備えたスマートウオッチが、TWSの充電ケースを兼ねる。ケースはステンレススチールで、ベルトは本革製。80種類以上のワークアウトに対応し、血中酸素レベルや睡眠測定も可能。着信時はイヤホンの装着動作が応答操作に。

 

↑ウオッチのケースを開くと、磁力で固定されたイヤホンが現れる。イヤホンは耳栓のような形状で、左右を気にせず利用可能だ

 

【プロも注目】

ガジェット好きにはたまらないであろう一台。一方、イヤホンを探すための機能などを備えるなど、実用面もよく練られている印象です」(モバイルライター・井上 晃さん)

とてもユニークな製品。4マグネット式平面振動板ドライバーにより音質も良好。外出時にTWSを忘れがちな人にはピッタリです」(AVライター・野村ケンジさん)

一見、何の変哲もない丸型スマートウオッチからTWSが姿を見せる驚きのモデル。左右を意識することなく装着できる点も実用的です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

 

ワイヤレスイヤホンを内蔵しタップコントロールも斬新

クラウドファンディングで1200万円以上(※)の支援を集め、話題となっているのがファーウェイのWATCH Budsだ。

「スマートウオッチの中に完全ワイヤレスイヤホンを収納するという発想に驚き。それでいてケースの厚さを14・99㎜に抑えている技術が圧巻です」(井上さん)

イヤホンの通話機能も優秀で、骨伝導センサーとデュアルマイクを搭載。通話時は独自のノイズリダクションアルゴリズムにより、周囲のノイズを抑えてクリアに通話が可能だ。

「イヤホン本体に触れずに耳介や耳の前に触れてタッチ操作できるのも便利です。触れることで位置がズレて装着感が悪くなるのを防いでくれます」(野村さん)

※:2023年3月12日現在

 

【ヒットアナリティクス】
イヤホンの音質調整や軽量性も優秀で期待値はクラファンでも証明済み

TWSはANC機能に加えて、ユーザーの耳の形や装着状態、音量を自動的に検出して、最適な音質に整える機能を備えた。イヤホン本体は約4gと小型軽量。クラウドファンディングで目標金額を達成して国内販売が決定するなど今後注目のアイテムだ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:3

 

【コレもCHECK】

ワークアウトに最適なコスパ最強スマートウオッチ

OPPO
OPPO Band2

実売価格8480円

1.57型の縦長有機ELディスプレイを備えるスマートバンドで、ストラップはシリコン製。100種以上のワークアウトをサポートし、バッテリーも最長14日間稼働する。マットブラック(写真)とライトブルーの2色を展開。

Amazonの新Echo Dotなど、次にヒットしそうなオーディオ製品を紹介!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

進化したAlexa搭載スマートスピーカー 高音質・多機能Eco Dot

Amazon
Eco Dot(第5世代)

実売価格7480円

<サウンドに磨きをかけ音声操作もより賢く進化>

音声アシスタントAlexa搭載スマートスピーカーの第5世代モデル。前モデルより10%サイズアップした44㎜のスピーカーを搭載し、高音・低音ともに音質が向上した。Alexaに話しかけるだけで、音楽やポッドキャスト、ラジオ、オーディオブックなどが楽しめる。

 

【プロも注目】

2台つなげるとステレオスピーカーになる点が秀逸。スマホやタブレット、VOD機器などの音質が物足りないとき、簡単にグレードアップできます」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

↑10%大きくなった44㎜径の前面放射型スピーカーを搭載。クリアな高音と、前世代比最大2倍という深みのある低音を実現した

 

【ヒットアナリティクス】
最新のAlexa“純正品”がわずか7480円はかなりキャッチー

「Amazon Alexa」はAIアシスタントのなかでも高い人気を誇る。その“純正品”であるEcho Dotの最新版ということで、ヒットの可能性は大。価格も7480円と、ライバル「Apple HomePod」の6分の1程度でスマスピ入門機として最適なモデルだ。

■先進技術:3/顧客ニーズ:4/市場の将来性:5/独自性:3/コスパ:5

 

小型ながら高音質機能が盛りだくさん!
Android OS搭載デスクトップオーディオ

FiiO
R7

実売価格12万4670円

<コンパクトボディに多彩な装備や機能を満載>

Android10 OSを搭載した、据え置き型のオーディオデバイス。DAC内蔵ヘッドホンアンプやプリアンプ、Bluetoothトランスミッター、DAP機能等を1台に集約し、単体またはオーディオ機器と組み合わせて使用する。

 

【プロも注目】
「PCにつながなくても本機のみで音楽再生が楽しめるのが実に便利。有線ヘッドホンだけでなくワイヤレスイヤホンが接続できる点も秀逸です」(AVライター・野村ケンジさん)

↑机に配置しやすいサイズ。再生データをUSB/光/同軸で外部DACにデジタル出力できる

 

【ヒットアナリティクス】
本機をポンとデスク上に置いて手軽にハイレゾを満喫できるのが秀逸

OSやWi-Fiを搭載するなど“全部盛り”なので、多彩な使い方が可能。Amazon Musicなどがデフォルトで楽しめる(※)ほか、パワードスピーカーのみで簡単に本格デスクトップオーディオが実現する。あれこれ揃えず、手軽にハイレゾを楽しめるのが◎。

※:アプリを利用するにはユーザー側でインターネット接続とインストール作業が必要

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:4

 

聴きたい場所にペタッと貼れるステッカースピーカー

MUZEN
PETA Bluetooth
スピーカー

実売価格4400円

<磁石で接着面を振動させ迫力のサウンドを創出>

背面に磁石を備え、冷蔵庫などの金属面に貼って音楽を楽しめるBluetoothスピーカー。スピーカーから出力される音に合わせて磁石の接着面が振動し、コンパクトサイズながらダイナミックなサウンドを鳴らす。カラーはオリーブグリーン(写真)とパッションレッドの2色展開。

 

【プロも注目】

薄くて軽いマグネットスピーカーで、置き場には困りません。レトロな見た目とカラーがかわいい。冷蔵庫に貼って料理中の音楽をダイナミックに!」(「GetNavi」AV担当・松山葉南)

 

【ヒットアナリティクス】
かわいい見た目から鳴り響くサウンドはダイナミックであなどれない

金属に貼ると、スピーカーから出力される音に合わせて磁石の接着面が振動する“アンプリファイア効果”でダイナミックな音が楽しめる。1回の充電で約5時間の再生が可能。インテリアにも映えるレトロなデザインが特徴的で、手ごろな価格も人気を後押ししそう。

■先進技術:3/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:5

 

【コレもCHECK】

コンパクトながら迫力のステレオサウンド

MUZEN
DISCO
Bluetoothスピーカー

実売価格1万6740円

ステレオスピーカーを搭載。立体的で奥行きのある音を楽しめる。本体に亜鉛アルミニウム合金を使用し、レトロ感を演出。

アップルの新HomePodなど、プロがいま気になるオーディオ製品はどれ?

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

手軽にマイホームシアターを体感できる3Dサウンドヘッドホン

ヤマハ
YH-L700A

実売価格6万6000円

<映画や音楽コンテンツを没入感の高い音で楽しめる>

サウンドバーよりも手軽にシアター体験ができるワイヤレスヘッドホン。2ch音源を立体音響に変換する「3D サウンドフィールド」や、7つの「サラウンドモード」といった独自の3次元音場再生機能を備え、あらゆるコンテンツを最適な3D音場で再現する。

 

【プロも注目】

映像に合わせた音場拡張効果を楽しめる『3D サウンドフィールド』を搭載。同社独自のノウハウが詰まったリアルなサラウンド感が堪能できます」(AVライター・野村ケンジさん)

↑「ヘッドトラッキング」機能を搭載。顔の向きと頭の動きを感知して音の鳴る位置を調整し、周囲で音が鳴っている感覚を生む

 

【ヒットアナリティクス】
ハイレベルなサラウンドに加え先進のインテリジェント機能が光る

サラウンド機能が最大の目玉だが、聴覚保護のリスニングケア(アドバンスド)やパーソナライズ可能なリスニングオプティマイザーなどインテリジェントな機能も魅力。ヘッドホンとしては高価だが、本格的なサラウンドシステムを揃えるよりは手ごろだ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:2

 

画期的なサウンドと進化した知能を兼備する新HomePod

Apple
HomePod(第2世代)

実売価格4万4800円

<安全で安心なスマートホーム体験を提供>

音声アシスタントSiriに対応したスマートスピーカー「HomePod」の新作。独自のオーディオテクノロジーにより、豊かで深みのある低音、自然な中音、クリアで繊細な高音を再生する。Siriとの連携機能も強化され、スマートホームのハブとしても活躍。

 

【プロも注目】

HomePod miniと同等の使い勝手でありながら、さらにウーファーによる重低音の体験が可能。Apple TV 4Kを介したTV連携も魅力です」(モバイルライター・井上 晃さん)

↑サウンドをリアルタイムで最適に調整。パワフルかつクリアな音響体験を提供してくれる

 

【ヒットアナリティクス】
価格を超えた特別な音が体感できる

本機のポテンシャルを最大限に発揮するなら、本体を2台と、対応世代のApple TV 4K、ARC/eARC対応の薄型テレビを揃えて特別なホームシアターを構築したい。本機を2台購入すると約9万円の出費となるが、映画館に迫るサウンドは十分な価値アリ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:4

 

 

無線で7.1.4chシステムが実現! 完全ワイヤレスサウンドバー

JBL
BAR 1000

実売価格14万3000円

<オーディオ知識がなくてもリアルサラウンドが完成>

最新の立体音響フォーマット「Dolby Atmos」や「DTS:X」に完全対応した、本格的な7.1.4chのサラウンドシステム。サウンドバーにワイヤレス・サブウーファー、充電式ワイヤレス・サラウンドスピーカーで立体音場を創出する。

 

【プロも注目】

完全ワイヤレスのリアスピーカーを装備し、ギミックではない自然なサラウンド感が得られます。本体に接続すると自動的に充電される仕組みも便利」(AV評論家・藤原陽祐さん)

↑「MultiBeam」テクノロジーを採用。サウンドバーながら、Dolby AtmosとDTS:Xを完全な立体音響として再現できる

 

【ヒットアナリティクス】
ホームシアターシステムに完全ワイヤレスの波が押し寄せる!?

JBL初の「完全ワイヤレス」のリアスピーカー採用モデル。「常設」から「使うときだけ置く」という発想の転換で、リアルな7.1.4chサラウンドが実現する。サウンドバーとしてはやや高価だが、オールインワンのシステムであることを考えればおトクだ。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:3

 

 

ポータブルアナログプレーヤーがくる? プロ注目のオーディオ製品をチェック

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

迫力の立体映像を大画面で堪能できる3D対応4Kプロジェクター

ビクター
DLA-V50

実売価格80万円

<ネイティブ4Kに対応したエントリーモデル>
ネイティブ4K「D-ILA」デバイスの搭載と1900lmの高輝度を実現し、滑らかで高精細な映像表現が可能に。最新のHDR規格「HDR10+」に対応し、映像制作者の意図を忠実に再現する。内部回路によるアップコンバートにより、4K相当の3D映像が楽しめる。

 

【プロも注目】

画質は家庭用機としてトップレベル。メリハリの効いた高コントラストが特徴的で、精細感に富んだ100インチ超えの映像は見応え十分です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

 

↑進化した4K D-ILAデバイスにより、さらなるハイコントラストを実現。4Kネイティブによる滑らかかつ高精細な映像表現が可能となった

 

【ヒットアナリティクス】
3D対応テレビが消えつつあるなか唯一家庭で3D映像が楽しめる

上位モデルと同じデバイスを搭載しつつ、実売80万円(最上位モデルは実売約260万円!)を実現。3D対応のテレビが絶滅危惧される一方で、“アバター2”などの3DBDソフトが発売され、3Dプロジェクターは唯一の3D鑑賞手段として注目を浴びそう。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:3/独自性:4/コスパ:4

 

意のままに最適な視聴スタイルが実現! 曲がる有機ELテレビ

LGエレクトロニクス
LG OLED Flex
42LX3QPJA

実売価格43万7800円

<自由に曲率を変えられる初の有機ELテレビ>

曲率調整可能な42V型の有機ELテレビ。通常の平面から没入感あふれる最大曲率900Rまで、視聴コンテンツや好みに合わせて20段階での調整が可能だ。ゲーミングモニターのように、高さ(614〜754㎜)、傾き(前方10度/後方5度)の調整も行える。

 

【プロも注目】

バックライトのない有機パネルだからこそ成し得たワザ。みんなで映画を見るのも、ひとりでゲームに没入するのも、この1台でカバーできます」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

↑曲率は5%刻みで変更可能。好みの曲率を保存しておくこともできる

 

【ヒットアナリティクス】
同サイズの他社モデルより割高だが画面が曲がる先進性は試す価値あり

画面が湾曲したPCモニターは存在するが、曲率を変えられるテレビは現在本機だけ。一般的な42V型の有機ELと比べるとかなり割高ではあるが、“第1号機”と考えれば妥当な価格だろう。映画もPCゲームも満喫したい、という人にはピッタリの1台だ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:2

 

いつでもどこでもレコードが聴ける! サウンドバーガー

オーディオテクニカ
サウンドバーガー
AT-SB2022

完売(オンラインストア価格2万3800円)

<レコードを挟んで再生するポータブルプレーヤー>

1980年代に発売され、いまでもコレクターの間で人気のアナログプレーヤー。その復刻モデルが、昨年11月に同社オンラインストアで限定発売されるも即完売した。その後多くのリクエストに応え、今春以降の発売がアナウンスされている(発売日・詳細等不明)。

 

【プロも注目】

「レコードを挟み込むように固定して再生するスタイル。1980年代モデルの復刻版ですが、USB充電やワイヤレス再生対応などの機能はいま流です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

↑バネにより針圧をかける方式。携帯性とトーンアームの安定性を両立する

 

USB Type-Cポートを備え、充電が可能だ(フル充電で12時間連続再生)

 

【ヒットアナリティクス】
レコード体験のない若年層にウケそう

同社創業60周年記念モデルとして、約40年ぶりに復刻。昨今のアナログレコードブームが追い風になり、大きな話題を呼んだ。新たに、USB充電をはじめBluetoothによるワイヤレス接続など、現代のトレンドを導入。若年層には新鮮な機器として支持されそう。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:3/独自性:4/コスパ:5

「お~認識が速い!」AI自動追尾が感動レベルで動画撮影がはかどるスマホ用ジンバル「Insta360 Flow」レビュー

360度カメラやアクションカメラでおなじみのInsta360シリーズから、従来のラインナップにはなかった新製品「Insta360 Flow」(以下Flow)が登場しました。Insta360シリーズと言えば手ブレ補正機能に定評がありますが、Flowはその技術をさらにブラッシュアップしたスマホ用の三軸電動ジンバルです。

↑Insta360 Flow。クリエイターキットの実売価格は2万8000円(税込)。Insta360.com公式ストアや家電量販店、オンラインショップで購入できます

 

製品は通常版とクリエイターキットの2タイプで、サミット・ホワイトとストーングレイの2色展開。今回試用したのはクリエイターキットのサミット・ホワイトです。

 

タッチ操作やズームリングも搭載、操作性がよく考えられたコントローラー

ジンバル本体は約369gと軽量で、しかも折りたたみ式なのでコンパクト。ジンバルを装着するための専用スマホホルダーは、マグネット吸着式で装着時の位置合わせも容易です。スマホを装着したらジンバルのアームをクルッと回転させるだけで起動し、専用アプリとも1タップで接続してすぐに撮影ができます。

 

ジンバルやカメラの操作は手元の「スマートホイール」と呼ばれるコントローラーに集中しており、録画開始停止、インアウトカメラの切り替えなどはボタン操作。中央のジョイスティックでパン/チルト移動でき、各種ジンバル動作モードはホイールをスワイプ操作で順逆方向に切り替えできます。

 

またスマートホイール外側のリングを回転させると、カメラのズーミングまで制御できてしまいます。これらの操作が集約されたコントローラー部は、よく考えられたデザインです。

↑コントローラー部になっているスマートホイール

 

ジンバルの動作モードはF(フォロー)、PF(パンフォロー)、FPV(一人称視点)、L(ロック)のほかに、AUTOを用意。意図して撮影したい中級者以上の方であれば高度に各モードを使いこなせると思いますが、単に手ブレを抑えたいだけならAUTOで撮影しても大きな問題はないでしょう。電動ジンバルのハードウェアだけでなく、専用アプリのソフトウェア側でも手ブレを補正しているようなので、初心者でもスムーズな映像を手軽に撮影できます。

 

また持ち手部分を延長して握りやすくできるほか、さらに引き伸ばすとミニ三脚を展開でき、テーブルや地面に固定した撮影もできます。加えて、本体も自撮り棒のように長く伸ばして角度調節もできるので、無理のない体制で安定した撮影ができるでしょう。

↑本体内蔵のミニ三脚

 

↑自撮り棒のように伸びます

 

作例として動画を撮影してみました。最初はAUTOモードやカメラの向きを固定したロックモードで撮影。手ブレをほとんど感じさせないため、映画のような長回し映像もきれいに記録できます。また、オリジナルの映像を撮影後自由に速度を変えられるタイムシフト撮影や、カメラを動かしながら撮るモーションタイムラプス撮影も手軽にできます。

 

 

 

ほかにはない精度のAI自動追尾機能で被写体を逃さない

スマートホイールの裏側に位置するトリガーを1回引くと、画面中央にある被写体を認識して自動追尾をしてくれます。このような追尾機能は他社製品にも搭載されていますが、FlowではAIを用いてより精度の高い追尾を実現しているのが特徴です。

 

被写体が隠れてしまっても再び画角に入ればすぐに追尾を再開してくれますし、被写体の向きが変わってしまっても大丈夫。この追従性は従来品よりもかなり優れています。また自動追尾はスローモーションやズーム撮影時にも有効です。

 

スマホアプリを使えば表現の幅が広がる

スマホの専用アプリを使えばさらに多彩な表現が可能となります。パノラマモードではワンタップで各種パノラマ撮影を自動で実行してくれて、360度パノラマ写真を元に動画を作ってSNSに投稿するのも簡単です。

 

 

 

 

さらに、さまざまなシーンテンプレートの手順に沿って撮影するだけでカッコイイ動画を作れたり、AIがハイライトシーンを選んで自動編集してくれたりする機能まであります。もちろんSNS向けの縦動画にも対応しています。

 

なお、クリエイターキットにはLEDライトも付属。本体のUSBポートに接続すれば暗所や逆光時の自撮りなどで威力を発揮してくれるでしょう。またUSBポートはスマホの充電にも使えるので、長時間の撮影でも安心できます。

↑クリエイターキットに付属するLEDライト

 

いまはスマホの手ブレ補正もかなり優秀ですが、Flowを使えば、子どもやペットを追いかけたり、激しいスポーツを間近で記録したりする際に、水平を維持してくれるので映像が安定します。また暗い場所でもハードウェアでしっかりブレを抑えてくれるという利点もあります。

 

また、単に手ブレ補正性能が優秀なだけでなく、AI技術を用いた追尾機能や自動編集など、高品質な映像を手軽に撮影することもできるFlow。ブログやSNSの動画投稿、Vlog撮影やライブ配信、ダンスやスポーツなどの動きのある被写体を撮影するのに重宝するでしょう。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップするとご覧いただけます)

完全ワイヤレスイヤホンの記念碑的モデル!「JBL TOUR PRO 2」に注目!!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。今回は充電ケース進化型TWS「JBL TOUR PRO 2」!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

画面をタッチするだけで様々な設定や操作が行える

 

 

JBL
TOUR PRO 2

実売価格3万3000円

充電ケースにスマートディスプレイを搭載したTWS。スマホやアプリを使うことなく、本機の操作でリスニングや通話が可能だ。イヤホンやオーディオ、アラームの設定をはじめ、通話と再生の管理などもタッチ操作で素早く行えて便利。

 

【プロも注目】

ケースにタッチパネルを搭載し、様々な操作や設定ができるという画期的なコンセプトが◎。今後多くの高級機が採用しそうなスタイルです」(AVライター・野村ケンジさん)

ノイズキャンセルは通勤時などに、外音取込みはジョギングやジムでと、幅広いシーンで活用できます。何と言っても充電ケースでの操作が便利」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

充電ケースのタッチディスプレイが秀逸。ゲーム機などとの接続時にも、イコライザーの設定などを調整できる点にメリットを感じます」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

音質+ケースの利便性で選ぶ時代に!充電ケース進化型TWS

TWSがイヤホン業界を牽引している現在、音質やNC効果の追求はもとより、様々な機能や装備を搭載したモデルが登場している。なかでも注目なのが、JBLのTOUR PRO2。充電ケースに1・45インチの大型タッチディスプレイを備え、独自アプリで豊富な機能の操作などが行える。

「操作のたびにいちいちスマホのアプリを開く必要がないのは画期的。DAPなどと接続しても不満なく使えます」(野村さん)

もちろん、NCなどTWSとしての基本機能にも抜かりはない。「周囲のノイズを監視し、最適なANC効果を調整するリアルタイム補正が秀逸です」(湯浅さん)

どこにいても、ケーブルを気にすることなく、タッチ操作で高音質を楽しめる。今後TWSは“音質+快適性”をカギに進化しそうだ。

↑世界初となる、1.45インチのスマートタッチディスプレイ搭載の充電ケースを採用。タッチ操作で、アプリ上の豊富な機能を操作できる

↑カーボン素材コーティングの振動板を採用した10㎜径ダイナミックドライバーを搭載。音の微細なディテールまで鮮やかに再現する

 

↑サウンドチューブとイヤホン本体に、楕円型の様相を施したデザインを採用。より小型化され、様々な形状の耳にしっかりフィットする

 

【ヒットアナリティクス】
TWS業界に新風を吹き込むエポックメイキングな機能に注目

PCで音楽を聴いていてスマホが手元にない状態など、本機で操作ができて便利。同社の最上位モデルであり、音質・ANC・バッテリーなどの基本機能も別格だ。ディスプレイ付きTWSという、新たなる発想を世に知らしめた記念すべきモデル。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:5/コスパ:4

 

【これもチェック】

充電ケースで蓄電白く イヤホンの充電を行う

urbanista
PHOENIX(アーバニスタ フェニックス)

実売価格2万7500円

ソーラー充電パネルを搭載した自動充電型完全ワイヤレスイヤホン。太陽光・室内光で発電し、屋内外を問わず充電ケースが常に蓄電されてイヤホンの充電を行う。ハイブリッドANC搭載で、没入感のある環境を提供する。

先代からパワーアップした「Beats Studio Buds+」は5月に発売? 米アマゾンで目撃情報

ここ最近、アップル傘下Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds+」が時々噂となっていました。新しい情報では、米Amazon.comに一時的に出品され、発売日は5月18日で価格は169.95ドル(約2万2700円※)と掲載されていたことが明らかとなりました。

※1ドル=約133.5円で換算(2023年4月27日現在)

↑期待が膨らむ「Beats Studio Buds+」(画像提供/AppleInsider)

 

本製品は、2023年3月にiOS 16.4ベータ版から画像が見つかった後に、米連邦通信委員会(FCC)の認証を取得したことが発見され 、発売が間近に迫っていると見られていました。

 

今回の情報によれば、Studio Buds+はNothing Ear (2)のように透明なスケルトン仕様のほか、ブラックとアイボリーと合わせて計3色が発売される予定とのこと。本体色を除けば、2021年に発売されたStudio Budsとほぼ同じのような見た目となるようです。

 

また、3倍大きなマイクと新たな通気口により、先代のStudio Budsと比べてアクティブノイズキャンセリング能力が最大1.6倍、外部音取り込みの性能は最大2倍改善されているそうです。バッテリー持続時間も長くなり、付属のUSB-C充電ケースと併用した場合、Studio Budsが最大24時間だったのに対して最大36時間に向上しています。

 

さらに、Studio Buds+はIPX4準拠の防水性能を備え、幅広い耳に対応できるようXS、S、M、Lのイヤチップも用意される見通し。アップルとAndroid端末どちらにも接続することができ、ワンタッチでのペアリング、デバイス間の自動切り替え、Hey Siri対応、「探す」アプリにも対応しているそうです。

 

おそらく手違いで掲載されたであろうAmazonの商品ページは、記事執筆時点では削除されていますが、AirPods Pro(第2世代)よりも安く、アクティブノイズキャンセル機能も備えているBeats Studio Buds+は、iPhoneとAndroidスマートフォン両方を使っている人も便利に使えそうです。

 

Source:AppleInsider

AirPods と比べてどう? Jabra Elite 4をレビューしながら1万円台完全ワイヤレスイヤホンの狙い目を探る

2023年もポータブルオーディオは左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが人気です。2023年のトレンドを予想しながら、筆者が注目するブランドのひとつであるJabra(ジャブラ)が発表した新製品「Jabra Elite 4」(以下:Elite 4)のファーストインプレッションを報告します。

↑デンマークのJabraが発売する完全ワイヤレスイヤホンの最新モデル・Jabra Elite 4

 

注目は1~2万円台の完全ワイヤレスイヤホン

はじめに、2023年の完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを予想してみたいと思います。

 

長く続いたコロナ禍の間に、ワイヤレスイヤホンは音楽や動画の音声コンテンツを楽しむためのオーディオとしてだけでなく、リモート会議や友人・家族との音声通話にも役立つコミュニケーションデバイスとしてブレイクしました。特に左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは5000円台から1万円未満のエントリーモデルがよく売れたようです。

 

今年も、完全ワイヤレスイヤホンは同価格帯のエントリーモデルが引き続き人気の足もとを支えています。そのうえで、ワンランク上の音質や便利機能を備える、1万円から2万円までのミドルレンジモデルにより注目が集まりそうです。理由は、この価格帯には高音質なイヤホン、音楽を聴きながら外の音も同時に聞ける開放型のイヤホン、スポーツシーンにも最適な防水モデルなど、レベルの高い個性派がそろっているからです。

 

ちなみに価格が3万円を超えるハイエンドモデルの完全ワイヤレスイヤホンも急速に進化。高音質であることは言うまでもなく、機能面でも際立っています。たとえば、360度に音が立体的に広がるコンテンツを再生しながら「ダイナミックヘッドトラッキング」と呼ばれる機能を使えるイヤホンがあります。ダイナミックヘッドトラッキングは、イヤホンを装着するユーザーの頭と体が向く方向を、イヤホンに内蔵するセンサーで追尾しながら、コンテンツの音があるべき位置から聞こえてくるようにする技術です。

 

ほかにも、充電ケースにリモコンを搭載し、複雑なイヤホンのタップ操作を覚えなくても快適に楽しめるユニークなイヤホン「JBL Tour Pro 2」などもあります。

↑充電ケースにリモコン機能を内蔵する完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 2」

 

音質・機能のバランスに優れ、音声通話の品質も高いElite 4

今回注目したいJabraのElite 4は、販売価格が1万4300円(税込)。アンダー1万円の完全ワイヤレスイヤホンを使っていた方には、次のステップアップに最適なイヤホンで、アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)や防滴機能を搭載するオールラウンダーモデルです。

 

JabraのEliteシリーズには本機の上下に複数のラインナップがあります。そこで、価格が近接するモデルと比べた場合の、Elite 4の特徴についても触れたいと思います。

 

Elite 4はシリーズの中でもミドルレンジに位置付けられる完全ワイヤレスイヤホンです。本体と充電ケースがコンパクトで軽く、ポータビリティに優れています。内蔵バッテリーによる連続音楽再生時間はANC機能のオンとオフを切り換えた場合で変わりますが、オンで約5.5時間。AirPods Proの約6時間にほぼ近いレベルです。

↑左が上位のElite 5。右がElite 4。ケースのサイズはElite 4の方が少し小さく・軽くなりました

 

Jabraとしては本機の特徴を、小さなイヤホンの本体に計4つのマイクを載せて、ハンズフリー通話時の音声を明瞭にピックアップできるところとしています。Jabraはもともと業務用の通信機器も手がけるエキスパートなので、実際にオーディオリスニング用の完全ワイヤレスイヤホンも音声通話能力の安定度が高いと筆者は思います。Elite 4も音の“こもり”が少なく、声の輪郭が明瞭に伝えられる通話品質を実現しています。

 

ふだん使いに役立つ「マルチポイント」に対応

音声通話については、本機を同時に2台のBluetooth対応デバイスに接続できる「マルチポイント」に対応します。たとえばパソコンで動画を見ている最中、同時に接続しているスマホに着信があれば、通話に応答するとイヤホンから聞こえてくる音声が自動的にスマホ側に切り替わります。マルチポイントはビジネスシーンに便利な機能とされることが多いですが、実際にはふだん使いのさまざまな場面で役に立つと思います。

↑同時に2台までのBluetooth機器にペアリングできるマルチポイント機能に対応

 

なお、Elite 4が発売される前、Jabraは高い防水性能を備え、イヤホン本体に滑りにくい加工を施してワークアウトシーンに最適化した完全ワイヤレスイヤホンとして「Jabra Elite 4 Active」を発売しています。ただし、本機はマルチポイントに非対応で、販売価格は1万4850円(税込)。音声通話の利便性を重視するならばElite 4の方がおすすめです。

 

フラットで色づけのないサウンド。イコライザーで自由にカスタマイズもできる

Jabra Eliteシリーズのイヤホンはどのモデルもバランスの良いサウンドが魅力です。Elite 4も高音域や低音域への偏りが少なく、音色にむやみな色づけがありません。クラシックからロック、ボーカル曲までさまざまなジャンルの楽曲を聴いても相性の良さが実感できるでしょう。通話音声もクリアで聞きやすいと思います。

 

ただ、その魅力を反対側から見ると、Elite 4の音のバランスがフラットすぎるように感じるかもしれません。ボーカルを引き立たせたり、低音をどっしりと響かせたりする楽曲を聴く際には、iOS/Androidに対応するモバイルアプリ「Jabra Sound+」の「音楽用イコライザー」を活用しましょう。6種類のプリセットのほか、5つの帯域の音を細かく調整して好みのバランスに整えたカスタムイコライザーを使えます。

↑AndroidとiOSの両方に対応する専用モバイルアプリのJabra Sound+

 

↑5つの帯域を調整しながら好みの音のバランスに調整できるイコライザー機能。カスタムしたイコライザーは保存して繰り返し利用できます

 

コーデックには、音質に定評のあるBluetoothオーディオのaptXに対応。今は多くのAndroidスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーがaptXコーデックによる接続に対応しているので、Elite 4の実力が存分に引き出せます。

 

一方、iPhoneやiPadなどAppleのデバイスが採用するBluetoothオーディオのAACコーデックをElite 4はサポートしていません。iPhoneに接続すると汎用コーデックのSBCでつながります。一般的な音楽リスニング、あるいは音声通話に支障を来すことはありませんが、リスニングの音質を比較してみると、やはりaptX接続ができるAndroidスマホとElite 4の組み合わせの方がサウンドは繊細で滑らかです。

↑Google Pixel 7など、新しいAndroidスマホはaptXコーデックを標準サポートしているので、Jabra Elite 4の音質面での実力を引き出せるアドバンテージがあります

 

消音効果に違い。高い性能のElite 5と自然で疲れにくいElite 4

iPhoneユーザーの方についてさらに言及すると、音楽再生の体験を重視するなら、Appleの製品に長らく採用されてきたAACコーデックにも対応する「Jabra Elite 5」を選ぶべきかもしれません。iPhoneによるオーディオ再生は音質や接続の安定性の面でも、やはりSBCよりAACの方が優れているからです。

 

Elite 5の価格はElite 4よりも約4000円高い1万8480円(税込)となりますが、ノイズキャンセリング機能の消音性能についてもElite 5の方がElite 4よりも高いと筆者は感じました。Elite 5がイヤホンの外側・内側の両方に載せたマイクで環境音を集めて、リスニングに不要なノイズを独自のアルゴリズムにより打ち消す「ハイブリッド方式」であるのに対して、Elite 4はマイクをイヤホンの外側だけに載せた「フィードフォワード方式」。方式の違いからも、ノイズを消す効果はElite 5の方が高いといえます。

 

とはいえ、フィードフォワード方式のノイズキャンセリングは消音効果が「自然で疲れにくい」という声もあります。Jabraの製品を販売するショップなどで、音質とノイズキャンセリング機能を確認してから自分に合うモデルを選ぶとよいでしょう。

 

なお、Jabra Eliteシリーズにはアンダー1万円でゲットできる「Jabra Elite 3」もあります。Jabraらしい、音楽再生や音声通話の安定した品質を誇る良質なエントリーモデルですが、ノイズキャンセリング機能を備えていません。こうした製品ごとの機能差を見て、ノイズキャンセリング機能の必要性を吟味しながら、自分のライフスタイルにフィットするJabra Eliteシリーズを見つけてほしいと思います。

 

AirPodsシリーズとどちらを選ぶ?

最後に、AppleのAirPodsシリーズと比較した場合のElite 4の特徴をあげてみたいと思います。

 

JabraのElite 4はなんと言っても価格がお手頃です。同じノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の半値以下で購入できます。本体のカラーバリエーションが3つの色から選べる魅力もあります。

↑圧倒的な人気を誇るAppleの完全ワイヤレスイヤホン・AirPods Pro

 

AirPodsシリーズはiPhoneやiPadなどAppleのデバイスとの接続がとてもシンプルにできますが、Elite 4はさらにAndroidスマホやBluetoothに対応するポータブルオーディオプレーヤーとも好相性です。接続するデバイスの切り換えもスムーズにできます。

 

AirPods Proの人気は高いですが、価格や機能を見ていくと、Elite 4も引けは取りません。この春以降にワイヤレスイヤホンの買い換え・買い増しを検討されている方は、AirPodsのほかにも、Jabra Eliteシリーズのような選択肢があることもぜひ意識してみてください。

 

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画質も音質も進化! Mini LEDバックライト搭載液晶テレビ「X95L」など、ソニーから4Kテレビ6シリーズ22機種が新登場

ソニーは、画質・音質ともに進化したMini LEDバックライト搭載の液晶テレビ「X95L」シリーズを5月20日に発売するほか、全6シリーズ22機種の4K有機ELテレビ・液晶テレビを、4月22日より順次発売します。

↑左から、4K有機ELテレビ「XRJ-65A80L」、4K液晶テレビ「XRJ-65X90L」「XRJ-75X95L」「KJ-65X85L」「KJ-85X80L」

 

X95Lシリーズは、映像と音の信号処理をつかさどる認知特性プロセッサー「XR」を搭載し、映像処理の精度を高め、奥行、コントラスト、色表現を強化しており、よりリアリティのある高画質な映像が楽しめます。新技術「XR クリアイメージ」は、大画面で目立ちやすい放送波やネット動画などのノイズや速い動きのブレを抑制し、精細感のある映像表現が可能です。

 

2022年発売の「X95K」シリーズと比較し、ピーク輝度は最大30%、LEDバックライトの分割数は最大20%向上。「XR バックライト マスタードライブ」によってMini LEDバックライトを自在に制御する技術を搭載しているほか、「XRコントラスト ブースター」の進化により、まばゆい明るさと引き締まった黒で、さらなる高コントラストの映像を描き出します。

↑XR クリアイメージ

 

音質面では、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を新たに採用。新開発の「フレームトゥイーター」をフレームの裏に搭載し、テレビのフレーム自体を震わせて高音域の音を出すことで、音の広がりや声のクリアさ、定位感が向上。

↑アコースティック マルチ オーディオ プラス

 

「アコースティックセンターシンク」機能を搭載しており、ソニーのホームシアターシステムやサウンドバーと接続して使う場合、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動し、映像内の人の声が画面から聞こえてくるような視聴体験が可能です。

↑アコースティックセンターシンク

 

市場推定価格(税込)は、X95Lシリーズ85V型「XRJ-85X95L」が99万円前後、75V型「XRJ-75X95L」が71万5000円前後、65V型「XRJ-65X95L」が47万3000円前後です。

小岩井ことりも驚き! おうちゲーム時間を「Denon Home Sound Bar 550 Set」でリッチ改革

近年ゲームコンテンツ市場はますます盛り上がりをみせており、合わせてゲームを楽しむうえで“音の重要性”に注目が集まっています。アラフォー男性の中には平日夜のリラックスタイムとして、家庭用ゲームを楽しむという人も。そこで迫力ある音を堪能するため“サウンドバー”をセットするなど、贅沢なサラウンド体験を望む声が増えています。

 

今回、オーディオ好きとして知られる声優・小岩井ことりさんが人気ゲームをプレイしながら、臨場感あふれるサウンドを生み出す「Denon Home Sound Bar 550 Set」を体験。通常プレイと比較しつつ、その製品の魅力についてじっくりと掘り下げます!

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小岩井ことり…声優だけでなく、歌手、DAWを駆使しての楽曲制作、クラブDJ、メタルバンド、VTuberなど多岐にわたるジャンルで活躍中。大のオーディオ機器好きで、ヘッドホン・イヤホンは100点以上を所有。ピアレスガーベラ所属。

 

 

「Denon Home Sound Bar 550」はセットがお得!

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はじめに製品について紹介しましょう。2023年3月下旬に発売されたばかりのDenon Home Sound Bar 550 Setは、発売中のサウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」と、スマートスピーカー「Denon Home 150」2台がセットになったものです。

 

サウンドバーと2台のリアスピーカーはワイヤレスで接続されるので、面倒な配線は不要。それぞれのスピーカーの電源ケーブルをコンセントに挿すだけで、手軽に本格的な立体音響が楽しめます。セットで購入すれば2万円以上お得(※編集部調べ)ということで、これからホームシアターの購入を考えている方にオススメです!

 

さらに別売りのワイヤレスサブウーファー「Denon Home Subwoofer」(実売価格7万7000円前後/税込)を追加すれば、迫力のある重低音をプラスすることも。必要に応じて後から追加できる拡張性の高さも魅力ですね。

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「Denon Home Sound Bar 550」のココがすごい!

「Denon Home Sound Bar 550」は同社のサウンドバーの最上位モデルで、デノンサウンドマスターによるチューニングによりHi-Fiオーディオにも通じる本格的なサウンドを実現。本体に6つのスピーカー(ツイーター×2、ミッドバス×4)と3つのパッシブラジエーターを内蔵し、低域から高域までバランスのとれたクリアなサウンドを再生します。

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サウンドバー単体でも「Dolby Atmos」や「DTS:X」といった最新の3Dサラウンドに対応しており、広がりのあるバーチャルサラウンドを楽しめますが、リアスピーカー2台を加えることで、より立体的で奥行きのあるサラウンドを実現。

 

また音楽再生には、BluetoothはもちろんのことWi-Fi接続にも対応しており、SpotifyやAmazon Musicといった音楽ストリーミングサービスを利用することも可能。さらにAmazon Alexaも搭載しているので、声で操作したり、ニュースや天気情報などを確認したりすることもできます。

 

高さ75mm、横幅650mm、奥行き120mmとも非常にコンパクトに設計されており、テレビの前に置いても画面の邪魔になりません。本体上部には近接センサーを備えており、手を近づけるとバックライトが点灯して操作パネルが表示されます。付属のリモコンで操作することも可能ですが、スマホ・タブレット用の「HEOSアプリ」(無料)を使えば様々な操作や設定が行えるので、購入したらダウンロードして設定しておきましょう。

 

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【SPEC】

ドライバー:19 mmツイーター×2、55mmミッドバス×4、50×90mmパッシブラジエーター×3
パワーアンプ:6ch(全ch独立駆動)
入出力端子:HDMI(入力/出力 各1:4K、Dolby Vision、HDR10、ARC、eARC、CEC)、光デジタル入力×1、ネットワーク端子(Ethernet)×1、USB A×1、AUX入力×1
電源:AC 100~120V、50/60 Hz
消費電力:50W
外形寸法(W×H×D):650×75×120mm
質量:3.5 kg

 

 

【製品画像はコチラ(画像をタップすると閲覧できます)

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大画面でゲームするなら音の没入感も大事! 小岩井ことりが体験

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今回は小岩井さんに、デノンの視聴室でゲームをプレイしていただきました。オーディオ機材は、Denon Home Sound Bar 550 Setに、Denon Home Subwooferを追加した構成となっています。

 

まず体験していただいたのは、PS4用ソフト『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』。映画のような本格ストーリーとリアルなアクションが楽しめる作品で、小岩井さんは初プレイとのこと。オープニングでは、いきなり嵐の海上でボートに乗って追っ手から逃れるシーンから始まりますが、荒れる海の音やカミナリの音が鳴り響き、緊迫感のある雰囲気を演出しています。

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©2016 Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog LLC.

 

小岩井 わーすごい臨場感! 音が前からだけじゃなく後ろからも聴こえて、音に包まれているような感覚ですね。画面の中の世界に入り込んだような感じです。没入感がすごい! 1回テレビのスピーカーだけで聴いてみてもいいですか?

 

ここでサウンドバーをオフにし、テレビの内蔵スピーカーだけでプレイしてもらいました。

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小岩井 あ、全然違いますね。テレビだけだと音が軽くて、周囲の環境音が聞こえにくいしなんか物足りなく感じちゃう。迫力が出ないからとボリューム上げると、音が割れちゃった場面もありましたね。せっかく大画面のテレビでゲームするのに、この環境でプレイするのはもったいない、という気がします。

 

ここで再び、サウンドバーをオンに。

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©2016 Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog LLC.

 

小岩井 うーん、やっぱりこの音を聴いちゃうと戻れないですね。音量だけの問題じゃなくて、ダイナミクスの表現にも差がある印象です。例えば、ゲーム中でわざと大きな音で驚かせるような演出があったんですけど、そういうシーンもこのサウンドシステムだとすごく伝わるんですよ。制作者の意図を伝えるには音も大事なんだ、と感じました。

 

 

音が良くなるとアクションプレイが上達する?

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続いて、キャラクターを操作してナワバリ争いを繰り広げる人気アクションシューティングソフトをプレイ。こちらは小岩井さんもプライベートでやり込んでいるということで、普段のプレイとの違いを語ってくれました。

 

小岩井 このゲーム大好きなんですけどあまり上手くなくて、いつも前に出すぎてやられちゃうので、みんなから「デス会長」と呼ばれてるんです(笑)。でも、このサウンド環境でやってみたら、敵との距離感や攻撃が飛んでくる方向が音でわかるので、なんだか上手くなったような気がします! 音が良くなると、自然と頭に入ってくる情報量も上がるんですね。

 

小岩井 あと、この作品がサウンドにこだわっているのは知識として知っていたんですけど、このホームシアターのセットアップで聴くと、ここまでBGMやSE(効果音)にこだわっていたんだと驚きました。音の分離がいいので、自分が弾を撃つときの音がBGMに埋もれずしっかり聞こえるし、ちょっとした音にもすごくこだわっているのがわかります。

 

こちらもサウンドバーをオフにしたり、リアスピーカーだけオフにしたりしてプレイしてもらいます。

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小岩井 やっぱりリアスピーカーやサブウーファーがあると定位が良くなったり迫力が増したりしますけど、このサウンドバーだけでも結構音の広がりを感じられて、テレビのスピーカーだけで遊ぶよりも断然よかったです。今回はゲーム中心だったんですけど、このサウンドシステムで映画やアニメ見ても楽しいだろうなぁと思います。

 

なお普段は携帯ゲーム機やスマホなどでゲームをすることが多く、イヤホンやヘッドホンを使っているという小岩井さんですが、大画面+スピーカーでプレイしてみていかがでしたか?

 

小岩井 大画面で遊ぶとやっぱり迫力が違いますね。あと、スピーカーで音を出すと、身体で音の振動を感じられるのがいいなぁと思いました。家族や友人とみんなでゲームやったり映画見たりするなら、絶対サウンドバーがあったほうが盛り上がりますよね。

 

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いろんなシーンで便利に使えるスマートスピーカーにも注目

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Denon Home Sound Bar 550 Setに同梱されているワイヤレスリヤスピーカーは、単体でもスマートスピーカーとして使用可能で、テレビを見ないときは家中持ち運んで好きな場所で使えます。

 

手を近づけるとセンサーが反応するので操作も簡単です。さらにAmazon Alexaを内蔵。音声で操作することもできるため、家事などで手が離せないときにも便利です。

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小岩井さんならどのように活用するか聞いてみたところ、「寝る前のリラックスタイムに音楽を流したい」とのこと。

 

小岩井:リラックスしたいときは、あまり知らない音楽を流すようにしているんです。知ってる曲だとついつい聴きいってしまうんですけど、知らない曲だとBGMとして聞き流せるんですよね。スマートスピーカーだと、「アレクサ、ジャズをかけて」と言うだけで自動的にプレイリストを再生してくれるので、どのプレイリストを再生しようかと考えずに済むのですごく便利ですよ。

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まとめ「大画面でゲームするなら音もリッチに!」

今回紹介したDenon Home Sound Bar 550 Setは、大画面テレビでゲームをプレイするのに最適なオーディオシステムです。特に、自宅にホームシアターを取り入れたいけど、スピーカーの配線が面倒だし一度にAVアンプや5.1chスピーカーを買い揃えるのも予算がキビシイ……と悩んでいる方にオススメ!

 

本体はHDMIケーブル1本でテレビと接続でき、リアスピーカーやサブウーファーとワイヤレスで接続できるので配線で困る心配もなく、必要に応じて後からサブウーファーを買い足すことも可能。これなら家族も説得しやすいですね。

 

そのサウンドを実際に体感した小岩井ことりさんもイチオシのDenon Home Sound Bar 550 Setで、快適なゲームライフを楽しんでみてはいかがですか。

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撮影/中田 悟 ヘアメイク/Hitomi Haga

 

【小岩井ことりさんの撮り下ろし写真(画像をタップすると閲覧できます)

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「ゲーマーにとって最強のイヤホン」登場、高級な完全ワイヤレスモデル「ロジクール G FITS」

ロジクールは4月6日、完全ワイヤレスイヤホン「ロジクール G FITS」を発表しました。4月27日に発売します。

 

ロジクールとしては新しいラインの製品。また、オンラインストア価格で3万5750円(税込)なので、完全ワイヤレスイヤホンとしてハイエンドに位置づけられるモデルです。

 

ロジクールによると、初心者から本格的にゲームにのめり込む人、さらにはストリーマーと、イヤホンを使いたいゲーマーは多いものの、あらゆるレンジで悩みがあるとしています。一方で、独自の調査によって、ゲームプレイにおける完全ワイヤレスイヤホンのニーズが高いこともわかっているそうです。

 

ロジクール G FITSは、そうした「イヤホンを探しているゲーマーのすべてのニーズを満たせる最強の製品」とのこと。主な特徴は3つで、独自技術によるカスタムフィット、高音質、豊富な接続方式です。

↑ロジクール G FITSのブラック

 

ロジクール G FITSには、特許取得の「LIGHTFORM」を採用。開封後、耳に装着してから、独自のスマホアプリの指示に従うことで、イヤホンをユーザーの耳にフィットさせる技術です。開封時のイヤーチップはシリコンのように柔らかいですが、耳に装着してアプリ操作を進めるとイヤーチップが発熱。しばらくして耳の型にイヤーチップが固まり、カスタムイヤホンのようなフィット感を実現しています。

 

これにより、イヤホンがずれたり落ちたりしないのはもちろん、長時間の装着でも痛くなりづらいうえに、高い遮音性によるパッシブノイズキャンセルや、没入感のある音楽体験も可能になるとのこと。

 

なお、イヤーチップは一度耳の型に固まると、再度変形などは不可。万が一フィットに失敗した場合はカスタマーサポートで相談を受け付けるとしています。また、フィットしているかどうかはスマホアプリで確認できるほか、こちらもカスタマーサポートで相談可能です。

↑フィッティングは基本的にアプリの指示に従うのがベター。また、フィッティング時に耳の奥に入れすぎず、ほどよい位置で固定すると、より耳に合いやすいそうです。ちなみに、フィット時の発熱はまったく熱くなく、ほんのり温かいと感じる程度です

 

音質ではインイヤーモニターでおなじみのUltimate Earsが培った技術を搭載。また、10mmのドライバーを搭載するほか、周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ωとなっており、ゲームはもちろん、普段使いのイヤホンとしても楽しめるとしています。

 

加えて、専用アプリでイコライザー設定が可能。自分で細かに音質を調整できるのはもちろん、「FPS」「MOBA/RPG」などのゲームのジャンルごとに分かれたプリセットがあるので、簡単に音質を変更できます。さらに、プリセットをもとに自分で音質を調整、その設定を新たなプリセットとして保存もできます。

 

接続は主にBluetoothと2.4GHzのUSBワイヤレスの2つ。ただ、Bluetoothは音楽を聴くなどの普段使いと、スマホでゲームをするときなどに低遅延を実現する「ゲームモード Bluetooth」を用意しています。

 

本体サイズは35×22.8×24.5mm、重さは片耳で7.2g。バッテリーはBluetooth接続時の充電ケース込みで最大22時間駆動します。

↑こちらはホワイトカラーのモデル
↑本体と付属品

フルサイズセンサー搭載で、“主役”を引き立てる! ソニーのVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」

ソニーは、Vlog(ブイログ)など動画撮影に特化したVLOGCAMシリーズの最上位機種として、フルサイズイメージセンサー搭載のレンズ交換式Vlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」を4月21日に発売。現在、予約販売受付中です。

 

同製品は、幅約121.0mm×高さ約71.9mm×奥行約54.3mm、重さ約483gの、小型で軽量のボディが特徴。メニューと動画再生画面を音声で読み上げて操作をアシストする「音声読み上げ機能」に対応しています。

 

35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせることで、静止画・動画の両面で、フルサイズならではの主役を引き立てる映像表現が可能。常用ISO感度は低感度側80~102400(静止画、動画共通。静止画拡張時40 – 409600、動画拡張時80 – 409600)で、暗い場所でもノイズを抑えた撮影ができます。

 

同社の映像制作用デジタルシネマカメラ「VENICE」の開発を通じて培った画作りS-Cinetone(エスシネトーン)を搭載。15+ストップのワイドラチチュードによる豊かな階調性能や、4K60pに対応するほか、アップグレードにより4K120p撮影も可能です。

 

最新のAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」で、高精度に被写体を認識。認識できる被写体として[人物][動物][鳥][昆虫][車/列車][飛行機]などに対応します。

 

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類。市場推定価格は、ボディが33万円前後、レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)が36万円前後です。

Appleのスマートスピーカーって買っていいの?Sonosは?最新スマスピのトレンド

春は新しい生活が始まる季節です。そして今年は年初から注目のスマートスピーカーが次々に発売を迎えています。つまり、音楽などエンターテインメントを楽しむ環境を整えるならばいまが狙い目。

 

今回は「音質」にもこだわり抜いた、Appleの「HomePod」とアメリカの人気スピーカーブランドであるSonos(ソノス)の新製品「Era 300」の特徴を比較しながら、最新スマートスピーカーのトレンドを紹介したいと思います。

 

「音質」にこだわるプレミアム級スマートスピーカーがいまおもしろい

↑Sonos「Era 300」(左側)とApple「HomePod」(右側)。2つの最新プレミアムモデルのスマートスピーカーをレビューします

 

スマートスピーカーといえば、SiriやAlexaなどAIアシスタントを声で呼び出して、スマート家電を遠隔操作できるガジェットとしての印象を強く持っている方も少なくないと思います。

 

最新のスマートスピーカーはその機能をもちろん搭載しながら、いっそうオーディオ製品としての「音質」にこだわっています。今回注目するAppleのHomePodとSonosのEra 300は、代表的なプレミアムクラスの高音質スマートスピーカーで、そろって特徴的な機能をそなえています。

 

トレンドその1 今後増えそうな空間オーディオにいち早く対応

ひとつは、両製品ともに360度全方位から心地よいサウンドに包まれるようなリスニング体験を実現する「空間オーディオ」に対応していること。空間オーディオによる立体音楽体験はヘッドホン・イヤホンによるポータブルリスニング、サウンドバーによるホームシアターにも急速に広がりました。

 

これからは空間オーディオに対応するスマートスピーカーも続々と増えそうです。トレンドを先取りできることからもHomePodとEra 300は要注目です。

↑ストリーミングサービス内の空間オーディオ対応楽曲を再生すると、立体的な音楽リスニングが楽しめます

 

トレンドその2 空間に合わせてサウンドを自動で最適化

HomePodとEra 300は、スピーカーを置いた空間の音響に合わせてサウンドを自動で最適化する機能も搭載しています。初期設定の手間をかけることなく「自動で最高の音質」に調整できるスマートスピーカーも主流になりそうです。ただし、HomePodとEra 300の自動最適化機能は少し使い勝手が違います。後ほど実機による使用感をレポートします。

 

トレンドその3 スマートホームの最新規格「Matter」に注目

AppleのHomePodは「Matter(マター)」というスマートホームの新しい規格に対応しました。従来HomePodシリーズで遠隔操作ができるのはApple独自規格のHomeKitに対応するスマートホーム機器だけでした。今後はGoogleやAmazonもサポートするMatter対応の生活家電や照明器具、ホームセキュリティ機器も広く遠隔操作ができるようになることも覚えておきましょう。

 

なお、SonosのEra 300はAmazon Alexaによるスマートホーム機器のコントロールに対応しています。

 

HomePodとEra 300の共通点その1 ホームシアター環境にも発展

HomePodとEra 300の特徴を個別に掘り下げる前に、さらにふたつの製品に共通する点をチェックしておきましょう。

 

空間オーディオのほか、サウンドの自動最適化機能と音声によるスマートホーム機器の操作に対応していることは先に触れました。

 

音楽再生については2台同じスピーカーをそろえると、ステレオ再生が楽しめます。またHomePodはApple TV 4Kにペアリングして映画に音楽、ゲームなどコンテンツのサウンド再生を受け持つことができます。大画面テレビに内蔵されているスリムなスピーカーのサウンドを補強する手段としてとても効果的、かつ経済的です。

 

Era 300は同じスピーカーを2台ペアリングしたうえで、Sonosのサウンドバー「Arc」、または第2世代の「Beam」を介してドルビーアトモスに対応する映画を楽しむ本格ホームシアターに拡張ができます。

↑2台のEra 300に、Sonosのサウンドバーを追加すると本格的なサラウンド再生システムに発展できます

 

HomePodは4万4800円(税込)、Era 300は6万9800円(税込)と、単体でも価格がプレミアムなスマートスピーカーです。すぐに2台のスピーカーと、ほかに連携する機器をそろえることは予算的に難しいかもしれませんが、将来の発展性が確保されているので「長く楽しめるスマートスピーカー」であると言うことはできるでしょう。

 

なお、HomePodとEra 300はどちらも無料の専用アプリを使ってサウンドのバランスを整えたり、さまざまな機能を設定できたりします。

 

HomePodとEra 300の共通点その2 自宅内で設置する際の自由度の高さ

Wi-Fiでホームネットワークに接続すれば、AppleのAirPlayを使ってiPhoneやiPad、Macなどで再生したコンテンツのサウンドをよりいい音で楽しむことができます。

↑SonosのEra 300もAirPlayによるワイヤレスリスニングに対応しています

 

ふたつのスピーカーは本体にバッテリーを内蔵していません。電源ケーブルによる給電が必要です。よって、屋外での使用には不向きですが、設定を済ませた後はホームネットワークの通信範囲内で電源が確保できる場所であれば、自由に設置できます。都度、サウンドの自動最適化機能を活用すれば、いつでもベストなサウンドが楽しめるわけです。

↑スピーカーの電源はケーブルによる給電が必要。持ち運びは可能なサイズ感なので、電源が確保できれば室内で場所を自由に移動しながら楽しめます

 

カスタマイズの自由度がとても高いEra 300

ふたつのスピーカーの共通点を確認できたので、続いて各製品の特徴を掘り下げてみたいと思います。まずはSonosのEra 300から。

 

Era 300は音楽ファンだけでなく、オーディオを趣味として楽しむ方々のこだわりにも応えられる、カスタマイゼーションの自由度がとても高いスマートスピーカーです。

 

音質などのカスタマイゼーションは専用アプリ「Sonos」から行ないます。このアプリがiOSとAndroidの両方に対応している点もポイントが高いと思います。なぜならHomePodを楽しむためには、最新バージョンのiOS搭載iPhoneまたはiPadOSを搭載するiPadが必要だからです。

↑専用アプリのSonosはAndroid、iOS両方のプラットフォームに対応。見え方はほぼ同じです

 

Sonosアプリでは、ユーザーが利用しているさまざまな音楽配信サービスをひも付けることもできます。たとえばAmazon Music UnlimitedとApple Musicを連携しておけば、Sonosアプリの検索機能からふたつの音楽サービスが配信する楽曲やアーティストの「横串検索」ができます。

 

筆者はよく海外のラジオを聴きながら仕事をしています。その際、Sonosアプリに内蔵されているインターネットラジオの検索・聴取機能「Sonos Radio」がとても重宝します。

↑Sonosアプリには音楽プレーヤー機能のほか、独自のインターネットラジオのポータル機能「Sonos Radio」や、複数音楽サービスの横串検索が搭載されています

 

先に触れたサウンドの自動最適化は「Trueplayチューニング」という機能を使います。こちらの機能もiOSとAndroidの両方に対応しています。iPhoneの場合は「高度なチューニング」を選ぶと、iPhoneのマイクを使って部屋の隅々まで音響環境を測定しながらより正確なチューニングができます。

↑Era 300が搭載する自動最適化機能のTrueplayチューニング。iOSはiPhoneのマイクを使った高度なチューニングが可能

 

もうひとつEra 300が魅力的なポイントは「多彩な音楽ソースの入力に対応している」こと。Bluetooth接続に加え、専用アクセサリーを介してアナログ音声入力ができるスマートスピーカーなのです。

 

Bluetooth接続については、HomePodは対応していません。もしBluetooth対応のポータブル音楽プレーヤーやWindowsパソコンのサウンドを音のいいスピーカーで楽しみたいのであればEra 300を選ぶべきです。

 

専用アクセサリーとしては、SonosがEra 300のために販売する変換アダプター「Sonos Line-In Adapter」があります。外部の再生機器、たとえばアナログレコードプレーヤーも繋げられるので、「ジャケ買い」してしまったアナログ盤を聴く環境を整えてみてはいかがでしょうか。

↑Sonos純正のUSB-Cに対応するアダプターを使ってEra 300とさまざまな音楽ソースプレーヤーをケーブルで接続できます

 

「シンプルにいい音」のコンセプトを極めたHomePod

AppleのHomePodは、手軽にいい音を楽しみたいiPhone/iPadのユーザーにおすすめのスマートスピーカー。毎日の音楽再生やSiriによるスマートホームの音声操作もとにかくシンプルなところが大きな特徴です。

 

基本的には数ステップで完了する初期設定を済ませてしまえば、あとは操作方法などを覚えなくても誰でも簡単に使いこなせます。HomePodは常時自動でサウンドの最適化をしているので、ユーザーがその設定を意識する必要がないのも特徴です。もちろん、iOS/iPadOSの「ホーム」アプリには「低音を減らす」のような、夜間の音楽リスニングに便利な設定メニューなどもそろえています。

↑iOSのホームアプリからHomePodをコントロール。夜間の音楽再生に便利な「低音を減らす」機能もあります

 

音声による楽曲の検索・再生に対応する音楽サービスはApple Musicに限られますが、AirPlayを使えばほかの音楽サービスやYouTubeなど、動画配信サービスの音声をHomePodに飛ばして聴くこともできます。

 

また、HomePodにiPhoneを近づけるだけで、iPhoneで聴いているサウンドを素早くHomePodに引き継げるHandoffという機能もあります。iPhoneと連携する機能の完成度がとにかく高いので、スマートスピーカーの購入を検討しているiPhoneユーザーには、まずHomePodシリーズをおすすめしています。

↑iPhoneで再生中のコンテンツを素早くHomePodに引き継げるHandoffも便利。外出先から帰ってきたときなど、聴いている音楽をスムーズにHomePodで再生できます

 

先にお伝えしたように、スマートホームの新規格であるMatterに対応したこともHomePodの魅力です。先日ソフトバンクグループのSB C&Sが、いち早くMatterに対応するスマートリモコン「SwitchBotハブ2」を発売しました。今後も続くことが予想されるMatter対応スマートホームデバイスの拡大に先回りして、いまHomePodを手に入れる価値は大いにあると思います。

 

クリアな音の広がりのEra 300、一体感に富んだサウンドのHomePod

最後に音の違いを確かめるために、Apple Musicで配信されている空間オーディオ対応の、松任谷由実のベストアルバム「ユーミン万歳!」から『中央フリーウェイ』を選曲して、Era 300とHomePodのサウンドキャラクターを聴き比べてみました。

↑Apple Musicで配信されている空間オーディオ対応の作品で、Era 300とHomePodを聴き比べました

 

Era 300は本体に全6基のスピーカーユニットを内蔵しています。うち1基のドーム型トゥイーターを天面上向きに配置したことで、空間オーディオに対応する楽曲は特に高さ方向に鮮やかな音の広がりをつくり出します。さらに、Sonosアプリから「ハイトオーディオ」を選んで高さ成分の調整もできます。

↑高さ方向の音成分を調整できるハイトオーディオ機能

 

クリアな音の広がり感は、ほかのスマートスピーカーを圧倒するほどにハイレベルです。ボーカルの声の輪郭はディティールの描写力に富んでおり、ボーカリストが歌に込めた感情をリアルに引き出します。また、空間の見晴らしが透明感に富んでいて心地よいです。ベースは力強く瞬発力も豊か。底力を感じさせます。

 

一方のHomePodは、内部下側に5基のビームフォーミングトゥイーターを全方位に向けて配置。加えて1基の大型ウーファーを設けて、スムーズで一体感に富んだサウンドを再現できるスマートスピーカーです。

 

中高音域は明るく開放的。歌声や楽器のメロディラインが煌びやかに感じられます。タイトな低音は重心が低く安定感が抜群。音像の立体感がとても鮮明です。エレクトリックピアノやストリングスの演奏がふわっと包み込むような、空間オーディオ体験も熟成されています。爽快なベースラインの疾走感は、ドライブがテーマのこの楽曲の魅力を存分に引き出します。

 

AppleとSonos、どちらのスピーカーも開発者が明快に意図した音づくりの方向性をしっかりと感じられると思います。価格はプレミアムですが、手に入れたあとは「うちのメインスピーカー」として長く愛着を感じながら活用できる良い買い物になるでしょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

待ってたよ! ソニーから1万円台のノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「WF-C700N」キタ

ソニーは4月6日、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「WF-C700N」を発表しました。市場想定価格は1万8000円(税込)前後です。

 

新モデルはエントリーに位置付けられる製品。ソニーとしては初めて、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンで価格を1万円台に抑えています。

 

完全ワイヤレスの製品だと、リーズナブルな価格の大ヒットモデル「WF-C500」があります。しかし、低価格帯でノイズキャンセリング機能を望む声も出ていました。WF-C700Nは、その声に応えた製品といえます。待ってた! という人も多かったことでしょう。

↑エントリーということもあり、カラバリが豊富。トレンドを取り入れたくすみカラーに仕上げています

 

エントリーモデルなので、「LinkBuds S」などに使われている「デュアルノイズセンサーテクノロジー」や「統合プロセッサーV1」は搭載されていないものの、高いノイズキャンセリング性能を実現。また、外音取り込み機能も搭載するほか、ノイズキャンセリングや外音取り込みの設定などが自動で切り替わる「アダプティブサウンドコントロール」に対応しています。

↑外側のマイクの前にメッシュを配置。これによって風切り音を低減しています

 

音質は高音から低音までバランスよく聴こえるようにし、特にボーカルがクリアな音作りをコンセプトにしています。同時に、幅広いユーザーに楽しんでもらうために、極力原音に近い音に仕上がっているとのこと。

 

ドライバーはLinkBuds Sと同じ、5mmのユニットを採用。小型ながら豊かな低音を表現してくれます。また、高音域を補完する「DSEE」も搭載し、ストリーミングサービスなどで圧縮された音源を、自然で広がりのある音にします。なお、対応コーデックはSBC/AACとなっています。

↑イヤホンは片耳約4.6gの軽量設計

 

このほか、IPX4の防滴設計や充電ケース含めて最大約15時間再生できるバッテリー、立体音響の360 Reality Audio対応など、基本性能もしっかり備わっています。

↑充電ケースも小型軽量で、ケースのみだと約31g

 

なお、PC・スマホと2台に接続できるマルチポイントは2023年の夏ごろにアップデートで対応予定です。

業界初ミリ波レーダー採用で視聴位置にあった高画質化! レグザが新4K有機ELテレビと4K ミニLED液晶テレビを発表

TVS REGZAは4月6日、4K有機ELレグザ「X9900M」シリーズ、液晶モデルとしては最上位に位置する4K ミニLED液晶レグザ「Z970M」シリーズ、スタンダードな4K ミニLED液晶レグザ「Z870M」シリーズを発表しました。

↑X9900Mシリーズ

 

ラインナップと市場想定価格(税込)、および発売日は下記のとおりです。

 

X9900Mシリーズ
77V型「77X9900M」 約93万5000円 4月21日発売予定
65V型「65X9900M」 約59万4000円 4月21日発売予定
55V型「55X9900M」 約44万円 4月21日発売予定

 

Z970Mシリーズ
85V型「85Z970M」 約93万5000円 5月発売予定
75V型「75Z970M」 約77万円 4月21日発売予定
65V型「65Z970M」 約52万8000円 4月21日発売予定

↑85V型の85Z970M

 

Z870Mシリーズ
75V型「75Z870M」 約55万円 4月21日発売予定
65V型「65Z870M」 約41万8000円 4月21日発売予定
55V型「55Z870M」 約30万8000円 4月21日発売予定

↑75V型の75Z870M

 

業界初のミリ波レーダー採用で、距離に合わせて最適な画質に調整

今回発表の製品は、2023年1月に開催された家電見本市「CES」で出展された参考展示モデルが、製品化されたものです。X9900MシリーズとZ970Mシリーズには、ミリ波レーダーによるセンシング技術と、AIによる映像コンテンツ解析を組み合わせた、新しい「レグザエンジンZRα」を搭載しています。

 

ミリ波レーダーは業界としては初めての採用としており、画質・音質の向上を実現しています。画質においては、視聴者とテレビの距離を把握。距離に適した精細感を表現しつつ、ノイズを抑制しています。

 

なお、CESでの参考展示モデルからさらに進化しているそうで、たとえばミリ波レーダーでテレビの前に人がいるかいないかを検知し、人がいないと認識すると明るさを抑えて省電力化してくれるそうです。

↑このように人のいる距離・位置を把握し、画質を調整。距離が近いとノイズを抑制して自然な高画質にし、距離が遠いと精細感を上げてメリハリのある高画質にします

 

音質面では、視聴位置を把握して音場を調整。よりクリアなサウンドを出せるようになったとしています。

 

また、レグザエンジンZRαのAIを活用した「ネット動画ビューティPRO」を搭載。AIが映像コンテンツの種類を判別して、コンテンツに合わせた高画質化を自動で調整します。たとえばネット動画にありがちなバンディングノイズなどを抑制し、滑らかな映像を表現してくれるといいます。

↑地デジの放送などと違い、ネットのコンテンツは種類やジャンルの情報を入手しにくく、適した高画質化が難しいところですが、ネット動画ビューティPROでは適切な画質に調整します

 

さらに、「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」も搭載しました。AIが映像画面の構図を分析し、被写体全体を判別。被写体を高精細化することで立体感のある映像を実現しています。

 

もうひとつ、アニメに強いレグザならではの機能として「アニメビューティPRO」も搭載。セルアニメやデジタルアニメなどと、アニメコンテンツの種類を判別して最適な高画質処理を施します。加えてAIがアニメキャラの顔を検出してノイズを抑制。滑らかに再現できるとのこと。

↑アニメビューティPROで、顔がはっきりと再現

 

有機EL、ミニLEDともにパネルも新しくなった

新モデルはパネルも刷新しています。有機ELパネルはチューニングを施すことで、従来機種「65X9900L」「65X9900M」に比べて輝度が約20%向上しているそうです。

↑新しくなった有機ELパネル

 

ミニLED液晶パネルは、高輝度のミニLEDバックライトと従来から改良された量子ドットを搭載し、新たなパネルを開発。Z970Mシリーズは従来機種「65Z875L」に比べて約10倍のエリアコントロールが可能になり、高コントラストを実現しています。加えてZ970Mシリーズには、低反射のARコートとワイドアングルシートを搭載。より視野角の広い、高コントラストな映像を再現可能になっています。

↑新開発のミニLEDパネル

 

↑X9900Mシリーズの重低音立体音響システム「XHR」。10基のスピーカーを90Wのマルチアンプで出力します

 

↑Z970Mシリーズの重低音立体音響システム「ZHD」のイメージ図。こちらは11基のスピーカーを112Wで出力

ハイレゾ対応で音質が向上した「Nothing Ear (2)」、3月30日から全国発売

英Nothingは、新型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」を3月30日から全国で販売すると発表しました。

↑音質に期待(画像提供/Nothing)

 

Ear (2)の特徴は、ハイレゾオーディオ認証と「LHDC 5.0」技術によって高品質の音楽再生を実現したこと。これには11.6mmのカスタムドライバーの搭載も貢献しています。また、新たなデュアルチャンバー設計によりエアフローが改善され、音質が向上しました。

 

さらに、Ear (2)はデバイスの切り替えを容易にするデュアルコネクションに対応。アプリからのヒアリングテストによる「パーソナルサウンドプロファイル」の作成や、リアルタイムで音質を最適化するイコライザー設定、改良された風切り音や人混みの雑音を防止するクリアボイステクノロジー、ユーザーの外耳道の形状に適応するパーソナルアクティブノイズキャンセレーションも搭載しています。

↑かっこいい組み合わせ(画像提供/Nothing)

 

Ear (2)は本体がIP54、充電ケースがIP55の防塵・防水性能に準拠。ケースは逆ワイヤレス充電にも対応しています。

 

Nothing Ear (2)の国内向け価格は2万2800円で、3月23日からNothing.tech(Nothingの公式サイト)で販売を開始する予定。同日には日本を含むKithの実店舗(Kith Tokyo)でも販売されます。3月28日には予約販売の受付を開始し、3月30日から全国販売が始まります。

 

初代モデルかつブランド初のプロダクトとなったワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (1)」で、スマッシュヒットを飛ばしたNothing。Ear (2)でも多くの消費者の心をつかむことができるのかどうか注目です。

 

Source: Nothing

高性能なノイキャンとLDAC対応で1万円台前半、ファーウェイが完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」発売

ファーウェイ・ジャパンは3月16日、高いノイズキャンセリング性能と高音質を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」を発表。同日から販売を開始します。実売価格は1万1800円(税込)です。

↑HUAWEI FreeBuds 5i。カラバリは写真のアイルブルーのほかに、ネビュラブラック、セラミックホワイトの3色展開です

 

HUAWEI FreeBuds 5iは、手を出しやすい価格と高音質で人気だった「HUAWEI FreeBuds 4i」の後継モデル。前モデルからノイズキャンセリング性能が大きく向上し、最大42dBまで効果を発揮します。

 

イヤホン本体に2つのマイクを搭載し、周囲のノイズと外耳道内のノイズを認識。加えて、密閉構造も改善したことでノイズキャンセリング性能を上げており、飛行機や地下鉄などの騒がしい環境でも音楽を楽しめるとしています。また、ノイズキャンセリングはウルトラ、標準、くつろぎの3モードから選ぶことができるほか、外音取り込みモードも備えています。

↑ノイズキャンセリング性能が高くなっているので、騒がしい環境でも音楽に没頭できます

 

音質においては、新たにLDACに対応。さらに、剛性の高い素材を採用した10mmのシングルダイナミックドライバーを搭載することで、20Hz~40kHzの広い周波数帯域をカバーしています。

 

このほか、最大2台のデバイスと接続可能なマルチポイント機能や、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を利用しての低オーディオ遅延モードなどを搭載しています。

↑低オーディオ遅延モードが搭載されたので、スマホゲームなども楽しめます

 

↑HUAWEI AI LifeアプリではEQ設定なども可能

 

バッテリーはイヤホン単体で最大約7.5時間連続再生が可能、充電ケース込みで約28時間持続します。充電時間はイヤホン本体が約60分、充電ケースのみが約110分。

 

充電ケースのサイズは約幅61.8×奥行き26.9×高さ約48.2mm、重さは充電ケースのみが約33.9g、イヤホン単体が約4.9gです。

オンライン会議の「聞く・話す」環境を改善! 5色のアースカラーで選べるBluetoothスピーカー

「相手の声が聞こえにくい」「自分の声はちゃんと届いてるのか不安」……スマートフォンやタブレットでオンライン会議に参加すると、音量や音質が気になってしまいがち。

 

そんなときは、マイク付きのスピーカーを使ってみることをオススメします!

 

そこで今回紹介するのは、オウルテックから発売中のアルミニウム製モバイルスピーカー「OWL-BTSP03S-R」。アルミニウム合金素材を用いたスタイリッシュなデザインが特徴で、シンプルな外観とは対照的に、高域を奏でる弦楽器や中域を担うボーカルがクリアなサウンドで楽しめるBluetoothスピーカーです。

 

税込価格は4780円で、ブラック、グリーン、ネイビー、レッド、シルバー、全5色の美しいアースカラーで展開。マイクも搭載し、スピーカーとしてはもちろんのこと、快適にハンズフリー通話が可能で、オンライン会議などで活躍します。

 

また、同製品を2台用意して、スピーカー同士を接続することで、ワイヤレスステレオモードに切り替わり、より臨場感のあるサウンドにグレードアップ!

 

スピーカー2台のペアリング中にステレオボタンを押すだけで、ワイヤレスステレオモードに切り替えることができます。

 

「このBluetoothスピーカーは、人気商品をリニューアルした3代目になります。今回のリニューアルでは、オウルテックのア―スカラーに合わせたカラーチェンジと、本体上部のエッジ部分の変更です。2代目はエッジ部分が削られており、本体色のシルバーが見えていましたが、3代目はエッジ部分を削らず、全面がカラーになり、マット感を強めています」(オウルテック担当者)

 

 

直径約90mm、高さ約30mmのコンパクトサイズで、ポケットが大きめの衣類であれば、ポケットにもスポッと入るかもしれません。場所を取らない&持ち運びがラクなのも、愛着が湧きそうなポイントといえるでしょう!

 

写真/我妻慶一

 

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劇場のようなサウンド! ついに「Pixel Buds Pro」に空間オーディオ機能が追加

米Googleは、完全ワイヤレスイヤホンPixel Buds Proに空間オーディオ機能が追加されたことを発表しました。3月7日(現地時間)からアップデートの展開が始まっており、来週にかけて全てのPixel Bud Proで利用できる予定です。

↑パワーアップ!

 

すでに最新のPixelスマートフォンでは、2023年1月のアップデートにより空間オーディオに対応しています。また、Pixel Buds Proの空間オーディオ機能追加は1月と予告されていましたが、少し遅れた格好です。

 

このバージョン4.30更新は、10月の3.14から約5か月ぶりとなるもの。アップデート後には、Pixel Buds Proの設定に「ヘッドトラッキング」を含めた空間オーディオ(Spatial Audio)メニューが追加されます。

 

ヘッドトラッキングとは、Googleによれば「音はユーザーと共に動き、頭の向きに合わせて位置が変わる」というもの。さらに「映画やテレビ番組で劇場のようなサウンドを楽しめます」と説明されています。

 

一方、ドルビーオーディオや5.1+サラウンド対応コンテンツを視聴する際には「スマートフォンを安定させるか、安定した表面やスタンドの上に置く」ことが良いとのこと。対応する動画ストリーミングサービスはYouTube、Google TV、Disney+、HBO Max、Netflixです。

 

この機能は、現在のところPixel 6、6 Pro、7、7 Proで利用できる予定とのこと。また、Pixel Buds A-SeriesまたはPixel A-Seriesを使うスマホではサポートされていないそうです。

 

Source:Google
via:9to5Google

音質の完成度に注目! Sonos新スマートスピーカー「Era」は大迫力だった

スタイリッシュなデザインと、音楽ファンの好奇心を刺激するサウンドチューニングが脚光を浴びるアメリカのスピーカーブランド、Sonos(ソノス)から最新のスマートスピーカー「Sonos Era 300」と「Sonos Era 100」が発売されます。

↑Sonosの新しいスマートスピーカー「Era 300」(左)、「Era 100」(中央)が3月28日に発売されます

 

今回発売される2機種がSonosの新しい「Era(時代)」シリーズのファミリー製品群です。

 

3月28日から日本を含む世界各地で同時発売。価格は上位の空間オーディオ再生に対応するEra 300が6万9800円(税込)、スタンダードモデルのEra 100が3万9800円(税込)です。どちらのモデルもカラーバリエーションはブラックとホワイトから選べます。

 

Sonosの「新時代」をつくる2つのスマートスピーカーが誕生

Era 300はコンパクトな本体に6基のスピーカーユニットを内蔵。ユニットは左右にウーファーとドーム型トゥイーターを計4基、同じドーム型トゥイーターを正面と天面に向けて1基ずつ搭載しました。さらに、トゥイーターの中高音域に広がりを持たせるため、ユニットの先端にホーン構造のウェーブガイドを設けています。

↑6基のスピーカーユニットを内蔵するEra 300

 

空間オーディオ再生は、Amazon Music Unlimitedが配信するドルビーアトモス対応の3Dオーディオコンテンツで楽しめます。また発売後に、Apple Musicの空間オーディオコンテンツの再生にも、ソフトウェアアップデートで対応を予定。

 

一方のEra 100は、日本で2018年夏に発売された「Sonos One」という、Amazon Alexa対応スマートスピーカーの後継機。「シンプルにいい音が楽しめるスピーカー」としてのコンセプトを継承しています。

↑Sonos Oneをブラッシュアップ。ステレオ再生に対応したEra 100

 

Era 300のエンクロージャ(筐体)はHourglass=砂時計をイメージしたという、横向きのオーバルデザインを特徴としています。かたやEra 100は縦長の筒型デザイン。Sonos Oneに比べるとサイズは少しだけ大きくなりました。

 

Era 300とEra 100はともにWi-Fi経由でホームネットワークに接続して、Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスを楽しめます。またBluetooth経由でスマホやPCに接続して、ワイヤレスで音楽を聴くことも可能。サポートするコーデックはAACとSBCで、aptXは非対応です。このほかワイヤレス再生でいうと、アップルのデバイスと連携してAirPlay 2にも対応します。

 

外部オーディオ入力は背面のUSB-C端子経由。別売りの純正変換アダプター「Sonos Line-In Adapter」とオーディオケーブルを介してプレーヤーと接続すれば、レコードやCDの音も楽しめます。

↑背面にUSB-C端子を搭載

 

↑USB-C/3.5mmオーディオジャック、USB-C/3.5mmオーディオジャック+イーサーネット端子を搭載するSonos Line-In Adapterも発売されます

 

7.1.4チャンネル相当の立体音響システムに拡張できる

Sonosはグラミー賞を受賞した音楽プロデューサーのManny Marroquin氏や、アカデミー賞を獲得したレコーディングエンジニアのChris Jenkins氏といった、音楽クリエイターたちを「Sonos Soundboard」と呼ばれるチームに招聘。同社オーディオ製品のサウンドチューニングを深めてきました。新しいEraシリーズも同様です。

↑Era 300のブラック。専用スタンドも発売されます

 

そのEra 300は2台をペアリングして、より分離感の高いステレオ再生環境を構築できます。また、Sonosのサウンドバー「Arc」「Beam(Gen 2)」やサブウーファー「Sonos Sub Mini」と組み合わせると、映画やドラマのドルビーアトモス音声をホームシアターでリアルに再現可能です。

 

ホームシアターのように再生システムを拡張する場合、2台のEra 300をペアリングしてからリアスピーカーとして視聴環境の後方にレイアウト。その際、SonosのサウンドバーはHDMI eARC接続でテレビと繋ぐ必要があります。なお、それぞれのスピーカーのセッティングはiOS/Android対応の「Sonos」アプリを使います。

 

単体はステージのような臨場感で、組み合わせるとまさしく「映画館の迫力」

単体でも使用できて拡張性もあるEra 300ですが、実力はどの程度のものなのか。単体、そしてSonosのサウンドバーなどと組み合わせたシアター環境の両方で試聴しました。

 

Era 300は少しドライで歯切れが良く、華やかなサウンドが魅力的なスピーカーです。ボーカルやメロディを演奏する楽器の旋律は明るく、音色も鮮やか。さまざまな音楽を楽しく聴けます。低音はスピーディーで切れ味鋭く、タイトで躍動感が充実。スケールの大きな音場を描きます。Era 300を置いた部屋が、たちまちコンサートホールやライブステージに変わるような臨場感がとても魅力的です。

 

サウンドバーのArcとサブウーファーのSonos Sub Mini、そして2本のEra 300によるサウンドも迫力満点でした。Amazon Music Unlimitedのドルビーアトモスによる3Dオーディオの楽曲を聴くと、歌っていたボーカルが高いステージに立ったように、音像の位置がグンと持ち上がり、高さ方向への空間の広がりがとても生々しく伝わってきます。

↑Sonosのホームシアター製品と組み合わせて本格的なドルビーアトモスシアターを構築できます

 

低音もさらに肉付きが良くなります。堂々とした鳴りっぷりが魅力的。加えて2台のEra 300が横方向の音の広がりも鮮やかに再現します。アクション映画の音は息を吞むほど豊かな切れ味。ドルビーアトモス対応の映画館をわが家に再現できる、Eraシリーズのシステムの拡張性にも注目です。

 

自動音場チューニングやAlexaによる音声操作にも対応

チューニング機能もアップデートしており、スピーカーを設置した場所に自動最適化する機能「Trueplayチューニング」はiOSアプリのほか、新しくAndroid対応のSonosアプリからも利用できるようになりました。Androidデバイスの場合、TrueplayはEra 300の内蔵マイクを使います。iOSデバイスの場合はスピーカーの内蔵マイクによるQuick Tuning、またはiPhone/iPadのマイクを使用し、部屋を移動しながらより高精度にチューニングするAdvanced Tuningを選べます。

↑iOS/Androidに対応するSonosアプリで自動音場補正が可能

 

↑Sonosアプリから高音・低音のバランス、ラウドネス調整もできます

 

使い勝手の面では、本体のフロント天面にボリュームスライダーを設けており、指でなぞると直感的に音量調整や楽曲スキップ操作ができます。また音楽再生は独自の「Sonos Voice Control」により音声で操作可能ですが、発売時点では英語・フランス語のみに対応。日本語対応は未定です。ただし、IoTスマートホームの音声操作はビルトインするAmazon Alexaから行なえます。

↑Era 300/Era 100は天面にタッチセンサーリモコンを搭載しました

 

1本でステレオ再生が楽しめるEra 100

Era 300はドルビーアトモスによる空間オーディオ再生に対応していますが、スタンダードモデルのEra 100は単体でステレオ再生が楽しめるスマートスピーカーです。

 

本体には2つの高音域用トゥイーターを正面向きに角度を変えて搭載。さらにSonos Oneよりも本体の背丈を少し高くして、25%サイズを大きくしたウーファーが深みのある中低音域を再現します。

 

本体には最新のオーディオ用プロセッサーと、機械学習処理をこなすCo-Neuralプロセッサーを搭載。音声操作ではSonos Oneよりも47%速い処理速度を実現しました。

 

Sonosアプリからは、iOSに加えてAndroidにも対応するTrueplayチューニングが可能。Era 100もまたSonosのサウンドバーやサブウーファーと組み合わせてシアター環境を作ったり、2台をペアリングしてステレオ再生を楽しんだりできます。Sonos Voice Controlによる本体の操作、およびスマートホーム機器のAmazon Alexaによる操作も可能。

 

BGMとして再生/音楽を聴き込むのどちらもいける1台

Era 100のサウンドを試聴したファーストインプレッションもレポートします。低音域の重心が低く、中高域はクールで華やかな印象。メロディの余韻がふわっと爽やかに広がります。コンパクトなルックスからは想像もできないほど、ジャズのベースラインを重厚に、またドラムスのビートを躍動感いっぱいに再現します。音楽のボリュームを上げても音像が破綻しない安定感も見事。底力が充実しています。1台でステレオ再生できるスピーカーなので、音像の立体感にも優れています。

 

BGM的に音楽を部屋に満たす、あるいは腰を落ち着けて好きな楽曲をじっくりと聴き込むスタイルのどちらにもフィットすると思います。

 

音質を徹底的に磨き抜いたEraシリーズに要注目

環境への配慮も見どころのひとつ。Eraシリーズはそれぞれ、環境に優しい素材を本体に採用しました。エンクロージャなどメインのパーツは再生プラスティックを採用。パーツどうしの接合は接着剤からビス留めに可能な限り変更しています。また消費電力、待機電力を抑える設計にもなっています。

 

今春はアップルのHomePod、アマゾンのAmazon Echo DotシリーズなどITテクノロジーメーカーのスマートスピーカーが出揃っています。その中で、Sonosのスマートスピーカーはオーディオブランドならではと言える音質の完成度が要注目です。音楽・映画をワンランク上のサウンドで楽しみたい方におすすめします。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

音質の完成度に注目! Sonos新スマートスピーカー「Era」は大迫力だった

スタイリッシュなデザインと、音楽ファンの好奇心を刺激するサウンドチューニングが脚光を浴びるアメリカのスピーカーブランド、Sonos(ソノス)から最新のスマートスピーカー「Sonos Era 300」と「Sonos Era 100」が発売されます。

↑Sonosの新しいスマートスピーカー「Era 300」(左)、「Era 100」(中央)が3月28日に発売されます

 

今回発売される2機種がSonosの新しい「Era(時代)」シリーズのファミリー製品群です。

 

3月28日から日本を含む世界各地で同時発売。価格は上位の空間オーディオ再生に対応するEra 300が6万9800円(税込)、スタンダードモデルのEra 100が3万9800円(税込)です。どちらのモデルもカラーバリエーションはブラックとホワイトから選べます。

 

Sonosの「新時代」をつくる2つのスマートスピーカーが誕生

Era 300はコンパクトな本体に6基のスピーカーユニットを内蔵。ユニットは左右にウーファーとドーム型トゥイーターを計4基、同じドーム型トゥイーターを正面と天面に向けて1基ずつ搭載しました。さらに、トゥイーターの中高音域に広がりを持たせるため、ユニットの先端にホーン構造のウェーブガイドを設けています。

↑6基のスピーカーユニットを内蔵するEra 300

 

空間オーディオ再生は、Amazon Music Unlimitedが配信するドルビーアトモス対応の3Dオーディオコンテンツで楽しめます。また発売後に、Apple Musicの空間オーディオコンテンツの再生にも、ソフトウェアアップデートで対応を予定。

 

一方のEra 100は、日本で2018年夏に発売された「Sonos One」という、Amazon Alexa対応スマートスピーカーの後継機。「シンプルにいい音が楽しめるスピーカー」としてのコンセプトを継承しています。

↑Sonos Oneをブラッシュアップ。ステレオ再生に対応したEra 100

 

Era 300のエンクロージャ(筐体)はHourglass=砂時計をイメージしたという、横向きのオーバルデザインを特徴としています。かたやEra 100は縦長の筒型デザイン。Sonos Oneに比べるとサイズは少しだけ大きくなりました。

 

Era 300とEra 100はともにWi-Fi経由でホームネットワークに接続して、Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスを楽しめます。またBluetooth経由でスマホやPCに接続して、ワイヤレスで音楽を聴くことも可能。サポートするコーデックはAACとSBCで、aptXは非対応です。このほかワイヤレス再生でいうと、アップルのデバイスと連携してAirPlay 2にも対応します。

 

外部オーディオ入力は背面のUSB-C端子経由。別売りの純正変換アダプター「Sonos Line-In Adapter」とオーディオケーブルを介してプレーヤーと接続すれば、レコードやCDの音も楽しめます。

↑背面にUSB-C端子を搭載

 

↑USB-C/3.5mmオーディオジャック、USB-C/3.5mmオーディオジャック+イーサーネット端子を搭載するSonos Line-In Adapterも発売されます

 

7.1.4チャンネル相当の立体音響システムに拡張できる

Sonosはグラミー賞を受賞した音楽プロデューサーのManny Marroquin氏や、アカデミー賞を獲得したレコーディングエンジニアのChris Jenkins氏といった、音楽クリエイターたちを「Sonos Soundboard」と呼ばれるチームに招聘。同社オーディオ製品のサウンドチューニングを深めてきました。新しいEraシリーズも同様です。

↑Era 300のブラック。専用スタンドも発売されます

 

そのEra 300は2台をペアリングして、より分離感の高いステレオ再生環境を構築できます。また、Sonosのサウンドバー「Arc」「Beam(Gen 2)」やサブウーファー「Sonos Sub Mini」と組み合わせると、映画やドラマのドルビーアトモス音声をホームシアターでリアルに再現可能です。

 

ホームシアターのように再生システムを拡張する場合、2台のEra 300をペアリングしてからリアスピーカーとして視聴環境の後方にレイアウト。その際、SonosのサウンドバーはHDMI eARC接続でテレビと繋ぐ必要があります。なお、それぞれのスピーカーのセッティングはiOS/Android対応の「Sonos」アプリを使います。

 

単体はステージのような臨場感で、組み合わせるとまさしく「映画館の迫力」

単体でも使用できて拡張性もあるEra 300ですが、実力はどの程度のものなのか。単体、そしてSonosのサウンドバーなどと組み合わせたシアター環境の両方で試聴しました。

 

Era 300は少しドライで歯切れが良く、華やかなサウンドが魅力的なスピーカーです。ボーカルやメロディを演奏する楽器の旋律は明るく、音色も鮮やか。さまざまな音楽を楽しく聴けます。低音はスピーディーで切れ味鋭く、タイトで躍動感が充実。スケールの大きな音場を描きます。Era 300を置いた部屋が、たちまちコンサートホールやライブステージに変わるような臨場感がとても魅力的です。

 

サウンドバーのArcとサブウーファーのSonos Sub Mini、そして2本のEra 300によるサウンドも迫力満点でした。Amazon Music Unlimitedのドルビーアトモスによる3Dオーディオの楽曲を聴くと、歌っていたボーカルが高いステージに立ったように、音像の位置がグンと持ち上がり、高さ方向への空間の広がりがとても生々しく伝わってきます。

↑Sonosのホームシアター製品と組み合わせて本格的なドルビーアトモスシアターを構築できます

 

低音もさらに肉付きが良くなります。堂々とした鳴りっぷりが魅力的。加えて2台のEra 300が横方向の音の広がりも鮮やかに再現します。アクション映画の音は息を吞むほど豊かな切れ味。ドルビーアトモス対応の映画館をわが家に再現できる、Eraシリーズのシステムの拡張性にも注目です。

 

自動音場チューニングやAlexaによる音声操作にも対応

チューニング機能もアップデートしており、スピーカーを設置した場所に自動最適化する機能「Trueplayチューニング」はiOSアプリのほか、新しくAndroid対応のSonosアプリからも利用できるようになりました。Androidデバイスの場合、TrueplayはEra 300の内蔵マイクを使います。iOSデバイスの場合はスピーカーの内蔵マイクによるQuick Tuning、またはiPhone/iPadのマイクを使用し、部屋を移動しながらより高精度にチューニングするAdvanced Tuningを選べます。

↑iOS/Androidに対応するSonosアプリで自動音場補正が可能

 

↑Sonosアプリから高音・低音のバランス、ラウドネス調整もできます

 

使い勝手の面では、本体のフロント天面にボリュームスライダーを設けており、指でなぞると直感的に音量調整や楽曲スキップ操作ができます。また音楽再生は独自の「Sonos Voice Control」により音声で操作可能ですが、発売時点では英語・フランス語のみに対応。日本語対応は未定です。ただし、IoTスマートホームの音声操作はビルトインするAmazon Alexaから行なえます。

↑Era 300/Era 100は天面にタッチセンサーリモコンを搭載しました

 

1本でステレオ再生が楽しめるEra 100

Era 300はドルビーアトモスによる空間オーディオ再生に対応していますが、スタンダードモデルのEra 100は単体でステレオ再生が楽しめるスマートスピーカーです。

 

本体には2つの高音域用トゥイーターを正面向きに角度を変えて搭載。さらにSonos Oneよりも本体の背丈を少し高くして、25%サイズを大きくしたウーファーが深みのある中低音域を再現します。

 

本体には最新のオーディオ用プロセッサーと、機械学習処理をこなすCo-Neuralプロセッサーを搭載。音声操作ではSonos Oneよりも47%速い処理速度を実現しました。

 

Sonosアプリからは、iOSに加えてAndroidにも対応するTrueplayチューニングが可能。Era 100もまたSonosのサウンドバーやサブウーファーと組み合わせてシアター環境を作ったり、2台をペアリングしてステレオ再生を楽しんだりできます。Sonos Voice Controlによる本体の操作、およびスマートホーム機器のAmazon Alexaによる操作も可能。

 

BGMとして再生/音楽を聴き込むのどちらもいける1台

Era 100のサウンドを試聴したファーストインプレッションもレポートします。低音域の重心が低く、中高域はクールで華やかな印象。メロディの余韻がふわっと爽やかに広がります。コンパクトなルックスからは想像もできないほど、ジャズのベースラインを重厚に、またドラムスのビートを躍動感いっぱいに再現します。音楽のボリュームを上げても音像が破綻しない安定感も見事。底力が充実しています。1台でステレオ再生できるスピーカーなので、音像の立体感にも優れています。

 

BGM的に音楽を部屋に満たす、あるいは腰を落ち着けて好きな楽曲をじっくりと聴き込むスタイルのどちらにもフィットすると思います。

 

音質を徹底的に磨き抜いたEraシリーズに要注目

環境への配慮も見どころのひとつ。Eraシリーズはそれぞれ、環境に優しい素材を本体に採用しました。エンクロージャなどメインのパーツは再生プラスティックを採用。パーツどうしの接合は接着剤からビス留めに可能な限り変更しています。また消費電力、待機電力を抑える設計にもなっています。

 

今春はアップルのHomePod、アマゾンのAmazon Echo DotシリーズなどITテクノロジーメーカーのスマートスピーカーが出揃っています。その中で、Sonosのスマートスピーカーはオーディオブランドならではと言える音質の完成度が要注目です。音楽・映画をワンランク上のサウンドで楽しみたい方におすすめします。

 

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「つい触りたく」広瀬すず、新チェキ“INSTAX mini 12”で好きなもの撮影 キンプリ永瀬廉とのドラマ秘話明かす

富士フイルムはINSTAX“チェキ”の新製品「INSTAX mini 12」を発表。3月16日に発売します。合わせて製品発表会を開催し、俳優の広瀬すずさんと、4人組バンドの緑黄色社会が登壇しました。

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↑広瀬すずさん

 

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1998年の発売以来、“チェキ”の愛称で⾧く親しまれているINSTAX は、撮ったその場でプリントできるインスタントカメラです。INSTAX mini 12は「INSTAX mini 11」(2020 年 5 月発売)を進化させたモデルで、前モデルでも好評だったというオート露光機能に加え、接写やセルフィーに適した「クローズアップモード」を搭載。ファインダーから見える視野とプリントに写る範囲のズレを防止する機能をエントリーモデルとして初めて搭載し、さらにセルフィーでは、レンズの横にある「セルフィーミラー」を使用することで、プリントイメージを確認しながら撮影することができます。

 

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↑カラーは5色。左からクレイホワイト、パステルブルー、ブロッサムピンク、ミントグリーン、ライラックパープル。価格はオープン価格

 

INSTAXシリーズのCMに出演している広瀬さんは「マットな質感で、つい触りたくなります」と、ブロッサムピンクのINSTAX mini 12を手にして登壇。花好きな広瀬さんのためにフラワーマーケットが登場すると、オリジナルブーケ作りに挑戦します。

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↑「一気に春の気分になりました。いい香りがします」とピース

 

「センスが問われますね」と真剣な表情をみせるも、大きな白い花を選び「1本で終わっちゃいそう」と戸惑ったり、「全部引っこ抜いちゃった」と複数本まとめて抜いてしまったりと悪戦苦闘。「シンプルですが、ときに刺激的な色を取り入れて生きていけたら」と人生と重ね合わせつつ完成したブーケとともに、クローズアップモード撮影を楽しみました。

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↑選んだ花を引き抜くと「な、長い…」

 

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↑完成したプリントに笑顔

 

次にプリントをスマホでフレームごとスキャンし、デジタルデータ化するアプリ「INSTAX UP!」を紹介。すでに“私の好きなものコレクション”としてプリントをスキャンしていた広瀬さんは、お手玉の写真を取り上げ「ドラマでお手玉のシーンがあることに前日気づいて、1日で練習しました。現場でハマって、空き時間にみんなでやっていましたね」と1月期のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)での、永瀬廉さんとのシーンの撮影秘話を告白。

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↑広瀬さんの好きなものコレクションの1つはお手玉

 

さらにINSTAX mini 12のキャッチコピー“たのしいがみるみるふくらむ”にちなみ、最近あった楽しかったことについても「そのドラマの現場は、お芝居していてすごい楽しかった。いろんな感情に出会えました。撮影後も今も余韻に浸るほどで、いい時間といい経験と、いい出会いがたくさんありました」と同ドラマへの思いを熱弁しました。

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↑プリントを箱に詰め込んだようなイメージで表示し、スマホを振るとシャッフルされたかのようにレイアウトが変わる「ボックスビュー」モード

 

後半には広瀬さんと横浜流星さんが出演するCM「INSTAX SQUARE Link 篇」の楽曲「Don!!」を歌う緑黄色社会が、ライブパフォーマンスを披露。広瀬さんは「CM撮影の時に現場でかかっていたので、今聞いて、本物だっ! って」と生演奏に大興奮し、「流星くんとは、大丈夫かなと思うくらいワチャワチャしていました。音楽があったからこそテンションがあがって、すてきなCMが完成しました」と楽曲の影響力の大きさを振り返りました。

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↑同じ舞台上で楽曲を聞いていた広瀬さん「この席やばいですよ。この景色をチェキで共有したい」

 

恥ずかしさゆえ自撮りをすることがまったくないという広瀬さんですが、最後にINSTAX mini 12について「やっぱり近いものや自撮りがきれいに撮れると思うと、撮りたくなりますね。みんなを撮りに現場に持っていこうと思います」と持ち運ぶ意志を報告。

 

しかし一方で「人見知りなので、『写真撮りましょう』は言えないです。言われるまで“待ち”です。言ってほしいな。チェキを隠し持って、いざというときに出したいと思います」と、はにかんでいました。

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↑念願の初対面で記念ショット

 

INSTAX 公式サイト:https://instax.jp/

Nothing Ear (2)は3月22日に発表へ! Phone (2)の搭載プロセッサも判明

ロンドンを拠点とするデジタルブランドのNothing(ナッシング)は、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (2)」の発表イベントを3月22日に開催すると発表しました。また、次期スマートフォン「Phone (2)」のプロセッサ情報も伝えられています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

Nothingが投稿したEar (2)のティーザー画像には、スケルトンデザインの充電ケースと甲虫が描かれています。現時点ではその詳細はわかっていませんが、リーク情報によれば、Ear (2)は現行モデルのワイヤレスイヤホン「Ear (1)」と同一デザインで、フィット感を洗練するためにいくつかの微調整がくわえられているようです。

 

 

なおNothingは、新型のスピーカー製品を準備しているとも噂されています。しかし今回のティーザー画像からは、スピーカー製品への言及はありません。

 

一方で次期スマートフォンのPhone (2)に関しては、Qualcomm(クアルコム)の幹部が「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」の搭載を誤って投稿しています。同スマートフォンではパワフルな「Snapdragon 8シリーズ」の搭載が明言されていたため、それが確認されたかたちとなります。

 

おしゃれかつコスパに優れたEar (1)の投入で、一躍人気メーカーとなったNothing。次期プロダクトのEar (2)も、その完成度を楽しみにしたいものです。

 

Source: 9to5Google 1, 2

スピーカー? Nothingの奇妙な新製品がリーク

スタートアップのNothingが奇妙な外観のスピーカーを開発しているとの情報を、海外テックサイトの91Mobileが報じています。

↑91Mobilesから

 

これまでワイヤレスイヤホン「Ear (1)」やスマートフォン「Phone (1)」をリリースしてきたNothing。また次期ハイエンドスマートフォン「Phone (2)」や、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (2)」の投入も予定しているといわれています。

 

さらに先日、NothingのCEOであるCarl Pei氏は、同ブランドで新製品をリリースする予定だと明かしました。具体的な製品の詳細は不明ですが、この製品は「Beetle」と関係があるそう。もしかすると、Beetleが開発コードなのかもしれません。

 

そして91Mobilesは、「Nothing Speaker」と呼ばれる製品の画像を公開。その外観は、ひと目ではスピーカーとは思えない不思議なものです。本体上部には半透明な取っ手があり、下部には5個の切り欠きが存在しています。9to5Googleによれば、これらの切り欠きは3種類のスピーカードライバー(おそらくツイーター)とサブウーファーとのこと。そのほかにも、アクセントとなる赤いボタンが搭載されています。

 

現時点ではこのNothingのスピーカーがいつ発売されるのか、ワイヤレス接続が可能なスマートスピーカーなのかは不明。これまで斬新な製品デザインでユーザーを驚かせてきたNothingですが、次期プロダクトもかなり攻めた外観となるようです。

 

Source: 91Mobiles via 9to5Google

Google、Pixel Buds A-Seriesに新色「スカイブルー」追加? 「Pixel 7a」と同時発表かも

グーグルの次期廉価版スマートフォン「Pixel 7a」の発表が、間近に迫っているとの予想が相次いでいます。そんななか、グーグルがPixel 7aに合わせて、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」と「Pixel Buds Pro」に新色モデルを準備中との噂が伝えられています。

↑Image:Wojciechowski

 

2021年に発売されたPixel Buds A-Seriesのカラーバリエーションは、今のところ3つです。まずグーグル製品の定番「Cleary White」と、同時発表のPixel 5aを引き立たせる「Dark Olive」。3色目の「Charcoal」はPixel 7シリーズ発売に合わせて、2022年末に追加されていました。

 

Android関連の有名リーカーKuba Wojciechowski氏は、Pixel Buds A-Seriesの新色「sky blue」が登場すると画像付きでツイートしています。

 

これまでのカラバリと同じく、バッテリーケースは白いまま、フタの内側とイヤホンが新色になるようです。またPixel Buds Proにも、「同様の」新色が提供される予定とのことです。

 

これら新色は、Pixel 7aにも(近い色の)「Arctic Blue」のカラバリがあると予想されるため、そちらに合わせている可能性が高いそうです。この噂が正しければ、Pixel 4a(2020年発売)の追加色「Barely Blue」以来のことになります。

 

Wojciechowski氏は、これらが年次開発者会議「Google I/O」にて「新しいPixel」とともに発表される可能性が高いと述べています。Google I/Oは毎年5月頃に開催されていますが、あと2か月の内にリーク情報が次々と出てくるかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter)
via:9to5Google

多機能&高音質のフラッグシップモデル! シャオミ「Xiaomi Buds 4 Pro」発売

Xiaomi(シャオミ)は、フラッグシップモデルのワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 4 Pro」を、3月2日に発売しました。

 

同製品は、最大48dBのノイズキャンセリング深度で、周囲の騒音を最大99.6%低減。ノイズキャンセル帯域は最大4000Hzで、より幅広い種類のノイズに対応できます。6段階のマニュアルノイズキャンセリング機能を搭載しているほか、異なるノイズ環境を識別し、3つのモードによるノイズキャンセリングの自動切り替えが可能です。

 

同社カスタマイズの第2世代ウルトラダイナミックデュアルマグネットリングによる、高音質な低周波が特徴。センタリングディスクの最適化された設計により、ライブ感のあるアコースティックなサウンドを体験できます。96kHzのオーディオ解像度を提供するLDACオーディオコーデックを採用しており、Hi-Res Audio Wireless認証による高音質を楽しめます。

 

また、同社の独自技術により、スマートフォンだけでなく、PCやゲーム機などあらゆるデバイスで、没入感のある空間オーディオ機能を体験することができます。

 

税込価格は2万6800円。カラーバリエーションは、スターゴールドとスペースブラックの2種類です。

近未来的! スケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤホン「GeePods-T」登場

Gloture(グローチャー)がBluetoothワイヤレスイヤホンの「GeePods-T(ジーポッド ティー)」を、自社ECサイト「MODERN g」で2月14日に発売しました。

GeePods-T-6
↑内側の精密部品など細かい部分が見えるデザインが斬新

 

GeePods-Tは、スケルトンデザインが印象的なイヤホンです。それでいて、内部のダイナミックな音響構造により高音はクリアで低音は響くため、シンプルかつスタイリッシュに高音質を楽しめます。Bluetooth 5.3機能や、スマートチップとHDオーディオデコードによるノイズリダクション機能も搭載しています。

GeePods-T-4

 

左右のイヤホンでマスター・スレーブ制限がなく、シングルとバイノーラルモードを簡単に切り替えることが可能です。左右両方の耳をメインにすることができます。

GeePods-T-2

 

イヤホンの両耳には、それぞれ35mAhのバッテリーを搭載。フル充電で最大5時間使い続けることができます。さらに収納ケースには250mAhバッテリーを備えています。またイヤホンの形状は人間工学に基づいているため、装着も快適です。

GeePods-T-3

 

カラーはシンプルで美しいホワイトとブラックに加えて、ビビッドなオレンジとパープルの4色がそろっています。価格は各4250円(税込)。好みやファッションに合わせて選んでみてはいかがでしょう。

GeePods-T-5

カメラ初心者でも手軽に使える! キヤノン「EOS R50」と小型・軽量な望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」が3月下旬発売

キヤノンは、APS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50」と、小型・軽量のAPS-Cサイズカメラ用望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」を、3月下旬に発売します。実売価格(税込)は、EOS R50(ボディー)が11万1100円、RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMが6万500円。

↑EOS R50(ブラック/ホワイト)

 

↑RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM

 

EOS R50は、EOS Rシリーズ最小・最軽量となる小型・軽量ボディーに「EOS Rシステム」の撮影性能や通信機能を凝縮したミラーレスカメラ。

 

カメラ初心者でもシーンに適した撮影が簡単にできる全自動モード「シーンインテリジェントオート」の機能がさらに充実。撮影が難しい逆光や夜景などのシーンでも、カメラまかせで豊かな写真表現ができる「アドバンスA+」や、1回の撮影で明るさや色合いの異なる3枚の画像を自動で記録し、画づくりの違いを楽しめる「クリエイティブブラケット」を新たに搭載しています。2022年7月発売の上位機種「EOS R10」のAF被写体検出技術を継承し、人物、動物(犬・猫・鳥)、乗り物(モータースポーツでのクルマやバイク)の被写体検出に対応。電子シャッターによる撮影時は、AF/AE 追従で最高約15コマ/秒、電子先幕による撮影時は、AF/AE 追従で最高約12コマ/秒の高速連写が可能です。

 

クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影が可能。商品の魅力などを紹介するレビュー動画を快適に撮影可能な「レビュー用動画」や、手持ち撮影時の手ブレを補正して、より自然なVlog撮影などができる「手ブレ補正動画」などの動画撮影機能を搭載しています。

 

RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMは、全長約92.9mm、質量約270gの小型・軽量で、幅広い望遠域をカバー。レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの協調制御により7.0段の手ブレ補正効果を備えています。最大撮影倍率0.28倍の近接撮影や、リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)の搭載による自然でなめらかな動画AFなど、様々なシーンで快適な撮影が可能です。

小型・軽量ボディーながら、上位機種の高い基本性能を継承! キヤノン「EOS R8」……コンパクトで携帯性に優れた標準ズームレンズも

キヤノンは、小型・軽量のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R8」とコンパクトな標準ズームレンズ「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」を、4月下旬に発売します。実売価格はEOS R8(ボディー)が26万4000円、RF24-50mm F4.5-6.3 IS STMが5万380円です。

↑EOS R8

 

↑RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM

 

EOS R8は、2022年12月発売の上位機種「EOS R6 Mark II」の基本性能を継承しながら、小型・軽量化したフルサイズミラーレスカメラ。

 

有効画素数最大約2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」による高画質で、大きなボケ味や広いダイナミックレンジなど、豊かな表現が可能です。また、常用で最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度撮影により、夜間や室内の暗いシーンでも、自由度の高い表現ができます。大きさは約W132.5×H86.1×D70.0mm、質量はEOS Rシリーズのフルサイズミラーレスカメラで最軽量となる約461gです。

 

幅広い撮影領域をカバーする高速・高精度なAFや優れた被写体検出のほか、AF/AE 追従で最高約40コマ/秒の高速連写(電子シャッター撮影時)など、EOS R6 Mark II基本性能を継承。クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K/60P動画撮影や、フルHD/180Pハイフレームレート動画撮影、動画撮影ボタンを押す5秒前または3秒前から動画を記録できる「プレ記録」機能なども搭載しています。

 

RF24-50mm F4.5-6.3 IS STMは、全長約58mm、質量約210gのコンパクトサイズが特徴。レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの協調制御により7.0段の手ブレ補正効果を備えています。リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)の搭載による、自然でなめらかな動画AFなど、様々なシーンで動画撮影が可能です。

まるで装着しないヘッドホン、SteelSeriesから出た業界初の5.1chサラウンドスピーカーを体感

デンマークに本社を置くゲーミング機器メーカー・SteelSeriesは、同社初のゲーミングスピーカーとなるArenaシリーズ3モデルを発表しました。ゲーミングスピーカーとしては初とうたう5.1chサラウンドに対応した最上位モデルArena 9を筆頭に、いずれの製品もユニークで、ゲーミングスピーカーと名乗るだけの個性にあふれています。

 

その発表会も一風変わったもので、なんとDJパーティと同時開催。独創的な製品と発表会の模様を取材しました。

 

大型サブウーファーを備える上位機種と、小型ながらパワフルな音を鳴らすエントリーモデル

今回発表された新製品は、Arena 9、Arena 7、Arena 3の3台。そのうちArena 9とArena 7は大型のサブウーファーを装備しています。

 

最上位のArena 9は業界初の5.1chサラウンドに対応した一台。高音域と中音域を再生する2wayスピーカー4基、人の声に特化したセンターチャネルスピーカー1基、大型の6.5インチダウンファイアリングサブウーファー1基という構成です。

 

メーカーによると、人の声に特化したスピーカーを中央に配置した背景には、「ボイスチャットの音がクリアに聞こえるようにしたかった」という、ゲーミングスピーカーならではの配慮があったといいます。また、4基ある2wayスピーカーの背面や脚部の外周にはLEDが内蔵されており、そのLEDをコントロールするためのOLEDコントロールポッドが付属します。

↑Arena 9。左端がサブウーファー、画面の下にあるのがセンターチャネルスピーカーです。なおスペースの関係で、写真には2wayスピーカーが2基しか写り込んでいませんが、さらに2基・合計4基の2wayスピーカーが付属します

 

Arena 7は、2wayスピーカー2基、サブウーファー1基という構成。スピーカーそのものはArena 9と同様ですが、2.1chサラウンドにダウングレードされています。また、OLEDコントロールポッドが付属しないので、2wayスピーカーの背面LEDは、PCから専用ソフトを介して操作します。

↑Arena 7は、Arena 9から2wayスピーカー2基とセンターチャネルスピーカー、OLEDコントロールポッドを省略した構成。スピーカー自体は同じものを使っているので、サラウンド感こそ劣るものの、音の質はほとんど変わりません

 

今回発表された3機種のなかで、唯一サブウーファーを伴わないのが、エントリーモデルであるArena 3。構成は4インチフルレンジスピーカー2基となっています。サブウーファーこそありませんが、一般的なPCスピーカーと比べて大きな4インチのドライバーを搭載しており、スピーカーのサイズに似合わないパワフルな音を鳴らします。

↑Arena 3。スピーカーのサイズが小さいため、上位モデルと比べて設置がしやすいという強みがあります。なお、スピーカー背面のLEDは内蔵されていません

 

いずれのモデルも、有線接続のほか、Bluetooth 4.2による無線接続に対応しています。有線と無線を切り替えて使えるので、スマホやタブレットから音楽を流すことも可能です。

 

ヘッドホンの開発で培ったアルゴリズムを活かした”装着しないヘッドホン”

SteelSeriesはこれまで、多くのゲーミングヘッドホンを世に送り出してきましたが、スピーカーを発売したのは今回が初となります。その狙いについて、同社のジャパンカントリーマネージャー・石井靖人さんは「ゲーミングヘッドホンで培ったノウハウを活かした新しいスピーカーを開発することで、esportsの可能性をより広げたい」と語ります。

↑プレゼンテーションをする石井さん。同社は、マウス、キーボード、ヘッドホンなど、さまざまなジャンルのゲーミングデバイスを発売していますが、いずれの製品も「業界初」にこだわって開発に取り組んできたといいます

 

実際にこれらの製品は、同社がこれまで開発してきたヘッドホンと同様のアルゴリズムを搭載しています。また、音声を自由にコントロールできるイコライザーソフト・SONARと連携するのも、ヘッドホンと同様です。

 

このソフトを使うと、どの音域を強化するかパラメーターで自由に指定できるので、ユーザー自身の手で好みの音を作れます。また数多くのデフォルト設定が用意されており、「APEX Legends」のような有名なタイトルには、最適な音域設定があらかじめインストールされています。

↑SONARの操作画面。有名ゲームタイトルに向けた最適な設定が、あらかじめインストールされています。すでに多くの設定が用意されていますが、ソフトのバージョンアップにより、そのバリエーションは今後さらに増えていくそうです

 

現地で試聴してみたところ、パラメーター設定によって音の聞こえ方は大きく異なりますが、上位モデルになればなるほど、ヘッドホンで音を聞いているようなサラウンド感が強まります。特にArena 9では、スピーカーでありながら、音がどの方向から聞こえているのか感じとれるほどでした。”装着しないヘッドホン”と形容したくなるほどの音の響きです。

 

ただし、本シリーズには1つだけ欠点があります。それが指向性の狭さです。これらの製品は、PCの前に座ってゲームを楽しんでいるシーンを念頭に設計されています。そのため、PCから離れたり、立って音を聞くと、音が明らかに変わってしまうのです。各スピーカーをユーザーの方向に向け、1点に収束させてこそ、極上のサラウンド感を味わえます。

 

新製品発表会と併催したDJパーティは、「esports×culture」の実験

SteelSeriesは2023年のテーマとして、ゲームと別領域の文化を融合させることを掲げています。その第一弾として、今回の発表会は渋谷のカフェを貸し切り、DJパーティと併催する形で実施されました。

↑発表会会場にDJが出現。少なくとも、筆者にとっては初めての体験でした

 

製品開発だけでなく、発表会の形式でも”新しさ”を模索している同社。その姿勢には、メーカーとしてのこだわりが存分に感じられました。発表会では「今回のDJパーティは第一弾であり、今後はほかのジャンルとの融合も試していきたい」といった意欲も示されています。ゲーミングシーンをリードする新たな試みから、今後も目が離せません。

 

【製品の参考価格】

Arena 9:8万270円
Arena 7:4万3970円
Arena 3:1万9990円

【発売日】

3月10日

Nothing Ear (2)の繊細ビジュアルがリーク! デザインは前モデルとほぼ同一?

Nothing(ナッシング)の次期ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」のものとされる画像を、リークアカウントである@OnLeaksと、テックサイトのSmartPrixが共同で公開しています。

Nothing Ear (2)
SmartPrixで高解像度画像が公開

 

今回の画像でNothing Ear (2)のケースと本体の外観が、現行モデルの「Nothing Ear (1)」とほぼ同一であることがわかりました。ただしNothing Ear (2)では上部のマイクの切り欠きがなくなり、ステム(軸)のデザインにも若干の変更が加えられています。またカラーリングもより洗練され、はっきりしたものになりました。

 

Nothing Ear (2)が開発されている噂は、以前にも伝えられていました。またNothingは別ブランドのワイヤレスイヤホンとして「Particles by XO(仮称)」も用意しているようです。

 

現時点では、Nothing Ear (2)の発売時期は不明です。本体機能としては、ANC(アクティブノイズキャンセリング)を含めた初代モデルと同等のものが搭載されると予測されています。レトロなスケルトンデザインを現代風に蘇らせたNothingですが、そのワイヤレスイヤホンの次回作にも期待したいものです。

Source: @OnLeaks x / SmartPrix

あなたのAirPods Pro、性能出てる? イヤーピース「SpinFit SuperFine」が実力を出し切ってくれますよ

これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを試してきた筆者ですが、そのなかでも万人にオススメできる高いクオリティとデザイン性を兼ね備えているのは、ご存知Appleの「AirPods Pro」でしょう。トップレベルのノイズキャンセリングや空間オーディオ対応など多くの機能を備え、iPhoneやiPad、MacBookなどApple製品との相性の良さもバツグンです。

 

そんな高性能なAirPods Proですが、使っている人に話を聞くと意外に多いのが「自分の耳になかなかフィットしない」「装着してるうちに外れてしまう」というもの。AirPods Proはカナル型(耳栓型)という方式を採用しており、開放型のノーマルAirPodsよりも耳への密着感と遮音性が高くなっています。その密着感と遮音性を支えているのがイヤーピースというパーツ。イヤホンの先端部分についているゴム栓のようなものですね。

 

実はこのイヤーピース、音質までも左右するとっても重要な部分なのです。そして上記のようなAirPod Proの装着感に不満がある人や、音質をよりブラッシュアップしたい人にオススメなのが、交換用イヤーピース「SpinFit SuperFine」。SpinFitは数多くのイヤーピースを発売していますが、このSpinFit SuperFineはAirPods Pro専用に開発されたもので、AirPods Proの性能を高める工夫がされています。

AirPods Pro専用交換イヤーピース
SpinFit SuperFine

実売価格1980円(税込)

※AirPods Pro 第1/第2世代のどちらにも対応

 

↑サイズは全5サイズ。左からSS、S、M、ML、L。カラーもそれぞれ異なります

 

 

使用時の安心感、装着感、イヤホンの保護を実現する3つの特徴

このSpinFit SuperFineの特徴は大きくわけて3つあります。まずは、イヤーピースに医療用シリコン素材を採用していること。イヤーピースは素材によっては長時間つけているとかゆくなったりかぶれてしまったりすることもありますが、SpinFit SuperFineは安全性の高いシリコンを使っているので、安心して装着できますね。

↑イヤーピースには医療用シリコン素材を採用

 

次に、特許取得の3Dクッション構造により、どんな耳にもフィットして安定した装着感と密閉性を保つことができること。完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットして本体を支える設計になっているので、イヤーピースのフィット感はとても重要になってきます。SpinFit SuperFineはこの3Dクッション構造により耳の奥まで挿入しやすく、耳穴の形にぴったりフィットしてしっかり固定してくれます。

↑イヤーピースが柔軟に動く3Dクッション構造

 

3つめは、アダプター部分に高性能なメッシュフィルターを採用し、耳垢やゴミ、汗などの水分の侵入からイヤホンをしっかりガードしてくれること。これによりIP54相当の防塵・防水性能を発揮してくれるとともに、音の抜けの良さもキープしてくれます。

↑アダプター部には高性能なメッシュフィルターを使用しています

 

SpinFit SuperFineは最初からアダプター部とイヤーピース部が一緒になってセットされていますが、アダプター部は共通なのでイヤーピース部だけ取り変えることも可能です。サイズによっては前モデルのSpinFit CP1025 for TWSのイヤーピースを利用することもできるので、CP1025を持っている方にはうれしいですね。

 

ちなみに、SpinFit SuperFineのアダプター部は新設計となっており、以前のものと比べて透明感のあるデザインになっています。また、底部分の内輪はポリカーボネイトと熱可塑性エラストマーを使い、AirPods Proにしっかり装着できるツメ構造を採用しています。

 

AirPods Proの装着感、しっくりこないかも→装着感上がってノイキャン効果もUP!

手持ちのAirPods ProにSpinFit SuperFineを装着する前に、まずはサイズ選びから。SpinFit SuperFineはSSからLまで5サイズをラインナップしています。耳に合ったサイズを選ぶことは装着感を高めるためにとても重要なので、できれば店頭などでいくつかサイズを試してみたいところ。また、耳の左右で異なるサイズが合うということもあるので、ちゃんと右耳と左耳の両方でフィッティングしましょう。手頃な価格の製品なので、いくつかサイズごとに購入して使い分けるのも手です。

↑左右それぞれの耳でフィッティングしましょう

 

筆者は通常、イヤーピースはMかLサイズを使うのですが、今回はM、ML、Lの3つのサイズを試してみました。3サイズのなかではMかMLが耳に合っているようなので、とりあえず左右ともMをチョイス。Apple純正のイヤーピースはサラっとした感触のシリコンですが、SpinFit SuperFineはモチモチした感触で、より耳穴にピッタリ密着してくれます。AirPods Proが耳からよく外れてしまう、という人もこれなら安心できそうです。長時間イヤホンをつけていてもストレスもなく、快適に使えました。

↑SSサイズ(左)とLサイズ(右)だとここまで大きさが変わってきます

 

イヤーピースを変えて気付いたのは、耳穴をしっかり塞いでくれるので、遮音性が上がりAirPods Proのノイキャン効果をより高めてくれていること。元々AirPods Proは高いノイキャン性能を誇っていますが、それがさらに良くなった印象です。いまは電車の車内などは換気のために窓が少し開いていることがあり、そのため走行音が結構うるさく感じることもありますが、ボリュームをさほど上げずに音楽や動画が楽しめました。通勤通学のお供として、仕事や勉強に集中したいときにも、SpinFit SuperFineを組み合わせることでより強力な遮音性を発揮してくれるのでオススメです。

 

AirPods Proの音いいね! →イヤーピースでもっと低音が出ますよ!

もうひとつ、見逃せないのが音質の変化です。イヤーピースをSpinFit SuperFineに変えたことで、今までよりも低音がしっかり出ているように感じられました。低音の量が増えたというよりも、より深いところまで聴こえるようになったような印象です。SpinFit SuperFineは耳穴にしっかりフィットするので、耳の密閉性が高まり低音を逃さず耳に届けてくれるのでしょう。AirPods Proが耳にフィットしないと思っている人がつけてみると、これまでとは違った音を実感できるはず。

 

また、遮音性を高めてくれるので、動画やゲームのセリフなどもくっきりクリアになり聴き取りやすくなったと感じました。人の声は雑音や騒音にかき消されてしまいやすいのですが、これなら外出先でもドラマや映画などを楽しめますね。電車やバスでの移動中はスマホで動画を見るのが習慣、という方はぜひSpinFit SuperFineを使ってみてください。

 

イヤーピースを変えてケースに入らないのはちょっと……→装着したまま充電できる神仕様です!

大事なことがもうひとつ。完全ワイヤレスイヤホンは専用ケースに入れて充電する必要があるため、イヤーピースによっては交換してしまうとケースに入らなくなってしまうことがあります。そうなると、毎回ケースにしまう前にイヤーピースを取り外して収納せねばならず、非常に面倒くさいことに。特に、AirPods Proはケースが小型で、内側に余計なスペースがない設計のためイヤーピースのサイズ感が非常にシビアなのですが、SpinFit SuperFineは薄型でステムが短めになっており、AirPods Proに装着したままケースに収納できます!

↑SpinFit SuperFineならイヤホンにつけたまま充電ケースに収納できちゃいます

 

これ、AirPods Proを使っている人ならわかってもらえると思いますが、めちゃくちゃありがたいです! 交換イヤーピースをつけたままケースに収納できるなんて、神仕様としか言いようがありません!

 

また、前述したメッシュフィルターがホコリや水、汗などの侵入を防いでくれるので、イヤホンをしっかり守るという意味でもSpinFit SuperFineは有力な選択肢といえるでしょう。スポーツをするときもAirPods Proを使っているという方なら、SpinFit SuperFineが断然オススメです。

 

SpinFit SuperFineはAirPods Proのベストパートナー

ポータブルオーディオ業界では、数年前から交換イヤーピースで装着感や音質を自分好みにカスタマイズするのが流行りとなっています。なかでも、実売価格1980円(税込)と手ごろな価格ながら、装着感や遮音性向上に役立ち、さらに音質変化も楽しめるSpinFit SuperFineは、初めてイヤーピース交換を試してみたいと考えている方に最適な製品と言えるでしょう。また、SpinFitシリーズには、AirPods Pro用以外にも数多くの製品をラインナップしているので、複数のイヤホンを所有している方は、そちらも試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

撮影:中田悟

耳の前にスピーカーが浮いている!? ランニングやながら聴きに最適なオフイヤーヘッドホン「Float Run」

ソニーは、耳をふさがず、耳の前にスピーカーが浮く構造のオフイヤーヘッドホン「Float Run(フロートラン)」を、2月3日に発売します。市場想定価格は税込2万円。

 

同製品は、耳をふさがない構造のヘッドホンで、周囲の音を自然に聞きながら、音楽などの“ながら聴き”を楽しめます。耳の前に浮いたスピーカーから音が流れるため、圧迫感や振動がなく、違和感や疲れの少ない音楽視聴が可能。

 

イヤーハンガー(耳にかける部分)を含めた本体設計に、耳や頭部などのさまざまな身体データを活用。様々な頭の大きさや形に合う、誰にでもフィットしやすいデザインで、長時間の使用でも快適に装着できるとしています。電池や基板などの電気部品を耳の後ろ側に配置することで重心の位置を調整しており、ランニングなどの激しく動くスポーツ時でも、安定した装着が可能です。

 

音質面では、直径16mm大口径ダイナミック型ドライバーユニットを採用。IPX4相当の防滴性能や約33gの軽量設計で、ランニングでの使用にも適しています。最大約10時間の連続音楽再生が可能で、約10分間の充電で約60分間の再生が可能な急速充電にも対応。個装パッケージは環境に配慮した、プラスチック使用量ゼロパッケージです。

最新ウォークマンNW-A300レビュー! スマホと2台持ちもオススメな音楽プレーヤーの決定版

ソニーがウォークマンの新製品「NW-A300」を発売します。スマホでいつでも音楽を聴ける時代において、Wi-Fiストリーミング再生対応のウォークマンの魅力はどこにあるのでしょうか?

↑Android 12とWi-Fi機能を搭載する、ソニーの最新ストリーミングウォークマン「NW-A300」シリーズ(イヤホンは別売)

 

ストリーミングウォークマンの新しい入門機が登場

ソニーのウォークマンといえば、カセットテープにCD/MDなど、外出先で音楽を持ち歩きながら聴ける記憶メディアとともに進化してきたポータブルメディアプレーヤーです。

 

現在のラインナップにはAndroid OSやWi-Fi機能の搭載により、インターネットに直接つながって、音楽サービスなどのストリーミングメディア再生を楽しめるモデルが充実しています。その中で、NW-A300はストリーミング対応ウォークマンの新しいエントリーモデルです。

シリーズの中でのラインナップは、内蔵ストレージの容量が64GBの「NW-A307」と、32GBの「NW-A306」があります。カラーバリエーションは同じで、グレー/ブルー/ブラックの3色。価格はオープンですが、オンラインのソニーストアではNW-A306が4万6200円(税込)、NW-A307が5万7200円(税込)で予約販売されています。

 

ストレージはmicroSDカードを装着して容量を足すこともできるので、本体価格が1万1000円ほど安価なNW-A306の方を選ぶのがひとつの手かもしれません。

 

【製品フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

上位モデルの高音質化技術を継承

NW-A300にはソニーが独自に開発するフルデジタルアンプの「S-Master HX」が搭載されているので、さまざまな有線・無線接続のイヤホン・ヘッドホンをとてもパワフルに鳴らせます。

 

さらに、上位モデルのウォークマン「WM1シリーズ」「ZXシリーズ」に採用する高音質パーツを、エントリーグレードのAシリーズにも載せるなど、技術の最適化にも力を入れてきました。内部の基板や部品を溶接する「はんだ」といった、細部の部品にもこだわり抜いたことで音の解像度と広がり感を高め、まるでライブ会場やコンサートホールで聴く音楽に近い体験を、ポータブルサイズのプレーヤーで実現しています。

 

なお、NW-A300は「ハイレゾ対応」のウォークマンですが、その実力がわかるのはハイレゾ音源の再生時に限りません。いつもはスマホやパソコンで聴いているサウンドが、NW-A300で再生すると、さらに良い音に感じられると思います。その理由のひとつが本機に搭載された、さまざまな音源を高音質化する「DSEE Ultimate」というソニーの独自技術です。

 

DSEE Ultimateは、ソニーが膨大な数の楽曲データを学習させて作り上げたAIエンジン。圧縮された音源ファイルや、音楽ストリーミングサービスの再生時にDSEE Ultimateをオンにすると、AIエンジンが楽曲に含まれる人の声やさまざまな楽器の音色、リズムや音場をリアルタイムに解析して、ハイレゾ級の音質に変換処理(アップスケーリング)します。

↑CDやストリーミングの音源をハイレゾ級の音質に変換するDSEE Ultimateを搭載。こちらも上位モデルのウォークマンではおなじみの技術です

 

その処理がとてもスムーズで、違和感のないリアルなリスニング感が得られるところに、AIを活用するDSEE Ultimateの真価があります。効果はウォークマンに有線・無線、どちらのタイプのイヤホン・ヘッドホンを接続した場合にも同様に働き、また音楽だけでなく動画やゲームアプリの音声も高音質化します。

 

Apple Musicのハイレゾロスレスもウォークマンだとシンプルに再生できる

一般的な音楽ストリーミングサービスのひとつであるApple Musicには、CDの音質を超えるハイレゾロスレス音質で配信する楽曲が数多くあります。ただ、iPhoneでApple Musicのハイレゾロスレス再生を楽しむためには、別途ハイレゾに対応するDAC内蔵ヘッドホンアンプなど、外付けオーディオ機器が必要です。

 

その点ウォークマンの場合、本体の3.5mmヘッドホンジャックにハイレゾ対応のイヤホン・ヘッドホンを接続して聴くだけと、ハイレゾロスレスの再生方法がシンプルです。

 

試しに、ウォークマンにAndroid版Apple Musicアプリをインストールしてハイレゾロスレス配信の楽曲を聴いてみたところ、ボーカルの声、楽器のサウンドがとても濃厚かつ新鮮です。音の輪郭が力強く描かれ、リズムの躍動感も際立っています。ボーカルやギターの高音域には透明感があり、ベースやドラムスが奏でる低音域には温かさと深みがあります。ウォークマンでコンテンツを再生すると、スマホでは再現しきれない音の幅広さと厚みが発見できます。

↑Apple Musicで配信されているハイレゾロスレスの楽曲を再生。圧倒的な情報量の豊かさを実感できます

 

また、DSEE Ultimateの効果をオンにするとサウンドの情報量がグンと増える手応えが感じられるでしょう。たとえばクラシックの弦楽四重奏を聴くと、各音域を担当する楽器のそれぞれの音色が際立ち、音の幅の広がりが豊かになることがとてもよくわかると思います。弓に弾かれる弦が小刻みにふるえる様子まで浮かび上がってくるような、細やかなディティールを描き切れるところも、DSEE Ultimateをオンにしたウォークマンの特徴です。

 

同じ曲をiPhone 14 ProとAirPods Proの組み合わせで聴き比べてみました。この組み合わせではハイレゾ再生やロスレス再生ができないため、やはりサウンドの情報量に如何ともしがたい差が現れます。AirPods Proも高音から低音までバランスの良いサウンドを聴かせる良質なイヤホンですが、リズムの抑揚とスピード感、音像の彫りの深さはウォークマンで聴くサウンドの方が真に迫る実感があります。

↑6.1インチのiPhone 14 ProとNW-A300を並べてみると、ウォークマンがとてもコンパクトなデバイスであることがわかります

 

ハイレゾワイヤレス再生のスマホもあるけど、専用プレーヤーとしての底力が違う

なおDSEE Ultimateの効果は、YouTubeの動画再生にもわかりやすく表れます。サウンドが活き活きとして、音場の見晴らしが格段に向上するからです。人の声によるナレーションがグンと近くに感じられるような生々しさがあります。

↑ウォークマンはYouTubeの音楽モノの動画コンテンツとの相性も抜群に良いです

 

また、ハイレゾロスレス楽曲の試聴は有線のイヤホンでしたが、ウォークマンはソニー独自のBluetoothオーディオのコーデックであるLDACと、クアルコムのaptX HDによるハイレゾワイヤレス再生にも対応。たとえばLDACをサポートするソニーのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」で聴くと、スピーカー再生のように豊かな音の広がりが感じられます。

 

現在はLDACやaptX Adaptiveなどのハイレゾワイヤレス再生に対応するスマホが増えています。ですが、ウォークマンAシリーズはパーツや設計の高音質化にもこだわり抜いた専用プレーヤーであるからこそ、「底力」が違うと言えます。

↑LDACに対応するソニーのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」で新しいウォークマンを試聴。高いディティールの再現力が実感できます

 

スマホと「2台持ち」、オススメの理由と懸念点は?

スマホなら1台で簡潔にできることを、あえてウォークマンとの2台持ちにするとしたら、メリットは「音が良くなる」ことのほかにもあるのでしょうか。

 

約113gのNW-A300シリーズには、音楽ストリーミングサービスアプリを使用で最大26時間の連続再生を楽しめる(端末にファイルを一時ダウンロードして聴くオフライン再生の場合)バッテリーが内蔵されています。あらかじめウォークマンにコンテンツをダウンロードして、移動中の再生はウォークマンに任せてしまえばスマホのバッテリーが節約できます。スマホの充電用にモバイルバッテリーを持ち歩くことを考えれば、ウォークマンとの2台持ちは大きな負担に感じられないと思います。

↑NW-A300シリーズの専用ケースを装着すると持ち運びも快適。写真はシリコンタイプの「CKM-NWA300」

 

↑ディスプレイを保護できる開閉が可能なソフトケース「CKS-NWA300」

 

一方でウォークマンにはセルラー通信機能がなく、外出時に音楽・動画のストリーミング視聴を楽しむ際には、一緒に持ち歩くスマホでテザリングしたり、Wi-Fiスポットを利用したりしなければなりません。最近はスマホで大容量のデータを使えるプランの価格がこなれてきたので、テザリングによる通信量は気にならないかもしれませんが、スマホのテザリングを起動して、ウォークマンをWi-Fiでつないで……といった手間をかけることは筆者も面倒に感じます。

 

ソニーには「外付けセルラー通信ユニット」のような専用アクセサリーなどを企画してもらいたいです。

 

パソコンと組み合わせて使うのも◎

最後に、NW-A300シリーズには、MacやWindowsのパソコンとUSBケーブルで接続してUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとして使える機能があります。

 

アップルのパソコンは最近のMacBook ProやMac Studioが最大96kHz/24bitのハイレゾ対応DACを搭載するほか、抵抗値の高い高級ヘッドホンも力強く鳴らせるアンプを内蔵しているので、パソコン単体でもパワフルなサウンドを再現できます。そこにウォークマンをつなぐと、DSEE Ultimateでさまざまな音源をハイレゾ級の音質に変換したり、イコライザーを使って好みのバランスにカスタマイズしたりもできます。

 

新しいウォークマンを購入したら、ぜひUSB-DAC機能も使ってみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ゲーム音と通話音を同時に聴けるアナログミキサー付き! 長時間プレイでも疲れにくいゲーミングヘッドセットを発売……エレコム

エレコムは、ゲーミングヘッドセット「HS-GM04MSTBK」を発売しました。実売価格は税込4780円。

 

同製品は、直径3.5mm 4極ミニプラグ仕様で両耳オーバーヘッドタイプのゲーミングヘッドセットに、ケーブル一体型のアナログミキサーが付属。

 

アナログミキサーを使用することで、ゲーム音とスマートフォンの通話音を同時にヘッドセットから聴くことができます。

 

ヘッドセットは直径40mmの高音質ダイナミックドライバーを搭載。ヘッドセットのケーブル長は約1mです。

 

アナログミキサーを使用せず、直径3.5mm 4極ミニプラグ対応のゲーム機などに接続し、一般的なヘッドセットとしても使用できます。

 

厚手でやわらかい大型のイヤーパッドを採用し、安定した装着感で長時間プレイでも疲れにくい設計です。

 

周囲の雑音を拾いにくいノイズ低減マイクを搭載するほか、ヘッドセットにはボリュームの調整やマイクのオン/オフが手元で操作できるコントローラーを装備しています。

「Chromecast with Google TV」の新型が開発中? ハイエンドモデルかも

米グーグルが、「Chromecast with Google TV」の新型を準備中である可能性を示す手がかりが見つかったと報じられています。

↑Chromecast

 

Chromecastシリーズは、テレビのHDMI端子に挿してさまざまなコンテンツを楽しめるようにするメディアストリーミング製品です。もともとはスマートフォンやタブレットで再生していた動画などをテレビに「キャスト」するものでしたが、2020年秋に発売された「Chromecast with Google TV」ではGoogle TVも搭載。

 

これによりテレビに接続するだけでYouTubeやNetflixなどの動画ストリーミングアプリを利用できるようになり、後に廉価モデルの「Chromecast with Google TV(HD)」も投入されています。前モデルとの違いは、主に解像度が4KからHDに抑えられたことです(RAMも2GBから1.5GBに減らされたとの分析もあり)。

 

さて米9to5Googleによると、「Google Home」アプリの最新のプレビュー版から「YTC」と呼ばれる新型Google TVデバイス向け初期の準備が見つかったとのこと。ほかのところのコードでも、以前の「YTV (Chromecast with Google TV)と「YTB (Chromecast with Google TV(HD))」 と並んでいることから、「Chromecast with Google TV」の1モデルであることは確かだそうです。

 

すでに廉価モデルは発売されていることから、現在の上位モデルに代わる、より高性能な製品をリリースする予定とも推測されます。もっとも、具体的なスペックは明らかになっていません。

 

「Chromecast with Google TV」は内蔵ストレージの容量が小さいため、複数のアプリをインストールしつつ更新することが難しくなっています。もしも次期モデルが本当に開発中であれば、ストレージを増やすほか、より高速なプロセッサーを搭載する、2つ目のUSB-Cポートを追加してさまざまなアクセサリーを接続可能にすることなどが望まれそうです。

 

Source:9to5Google

高音質技術を惜しみなく搭載! ソニーが新ウォークマン「NW-ZX707」などを発表

ソニーは1月11日、ウォークマンの新モデルとして「NW-ZX707」、「NW-A300シリーズ」を発表しました。市場想定価格はNW-ZX707が10万5000円前後(税込)、NW-A300シリーズは容量32GBモデルが4万6000円前後(税込)、64GBモデルが5万7000円前後(税込)です。発売はすべて1月27日となっています。

↑NW-ZX707

 

新モデルはNW-ZX707がハイエンドモデル、NW-A300シリーズがコンパクトモデルという位置づけです。

 

NW-ZX707は、フラッグシップモデル「NW-WM1ZM2/WM1AM2」で採用されているパーツや技術を搭載しつつ、前モデルにあたる「NW-ZX500」シリーズユーザーからの不満点を解消したとするモデル。パーツの変更により音の透明感や表現力、音の広がりや低音の力強さが向上し、高音質化が図られています。

 

一方で、前モデルユーザーからは、ストリーミングサービス利用時のバッテリー駆動時間に不満を持つ声があったそうで、NW-ZX707では改善。ストリーミングサービスのアプリ使用時で最大約22時間、ウォークマンオリジナルのW.ミュージックアプリでは最大約25時間動くバッテリーを搭載しています。

 

このほか、片手でも操作しやすいサイズ感、5.0インチとディスプレイを大型化、専用UIによる高い操作性などを実現しています。

↑本体サイズは約幅72.5×高さ132.3×奥行き16.9mm、重さは約227g

 

もちろん、フルデジタルアンプの「S-Master HX」、さまざまな形式の楽曲データを5.6MHzのDSDに変換して再生する「DSDリマスタリングエンジン」、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングして再生する「DSEE Ultimate」といったソニー独自の高音質技術も搭載されています。

 

NW-A300シリーズは、「NW-A100シリーズ」ユーザーが満足しているポイントは進化・踏襲しつつ、不満点を改善させたとするモデル。LDAC対応のワイヤレスヘッドホンでもハイレゾ並みの高音質や、ストリーミングサービスでも高い音質といった点はそのままに、バッテリーの持ちや容量の少なさなどを改善させています。

↑NW-A300シリーズ

 

バッテリーはストリーミングサービスなどのアプリ使用時は最大約26時間、W.ミュージックアプリでは最大約36時間の再生が可能。また、容量は32GBからと増量しています。

 

音質面では、DSEE UltimateがBluetooth使用時やストリーミングアプリ使用時にも対応しました。

↑本体サイズは約幅56.5×高さ98.4×奥行き11.8mm、重さは約113g

 

アップル、ボーズ、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンをまとめてチェック! それぞれの特徴は?

市場シェアの高いTWS人気モデルの「第2世代」が今年に入って続々登場。“AirPods”をはじめ、“QC”“LinkBuds”など、TWSブームを牽引してきたモデルのDNAを受け継いだ3アイテムが集結し、熱い火花を散らす!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

KEY TREND ≪定番TWS2.0≫

AirPodsの登場以来、完全ワイヤレス(TWS)がイヤホンの新定番に。音質の向上に加え、機能性や使い勝手が大幅に進化した、定番モデルの第2世代に要注目だ。

 

私がチェックしました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオからホームオーディオまで、音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

高音質の追求に留まらず機能性や利便性も重要に

今季も各社から最新のTWSが続々と登場しているが、なかでも注目度が高いのは、Apple、ボーズ、ソニーの3社。AppleはAirPods Pro、ボーズはQuietComfort Earbudsと、それぞれのフラッグシップモデルに待望の第2世代が登場した。ソニーは新機軸のリスニング体験ができるLinkBudsが今年話題を呼んだが、シリーズ第2弾のLinkBuds Sが早くもラインナップされた。

 

3モデルに共通しているのは、オーディオ機器としての基本性能がブラッシュアップされたことに加え、ウェアラブルデバイスとして高い利便性を備えること。なかでも、サウンドのパーソナライズ機能や、周囲の音を検知して自動調整するインテリジェントなANC機能の進化は目覚ましい。

 

3モデルの価格帯は2〜3万円台と安くないが、各社の知見とアイデアが詰まっており、いずれも買って損はない。数多ある製品群を前にして迷ったら、このなかから好みのものを選ぶのがベターだ。

 

【その1】音質の向上に加えANCもアップグレード

 

Apple

AirPods Pro(第2世代)

実売価格3万9800円

 

新開発のH2チップやドライバーを搭載し、オーディオパフォーマンスが向上。さらに前モデルの2倍に強化したANC機能に加えて「適応型環境音除去」機能を備え、周囲の雑音をこれまで以上に低減する。Dolby Atmos楽曲を中心とした「空間オーディオ」に対応。

 

SPEC●充電時間:5分で約1時間再生(急速充電)●最大再生時間(イヤホン/ケース込み):6時間/30時間●耐水:IPX4●イヤホン質量(片耳):5.3g

 

↑耳にしっかりフィットし、装着感は上々。スティック部分にセンサーを備え、タッチ操作ができるようになった

 

↑充電ケースにストラップループを配備。ストラップを付けてバックなどに下げれば、落下による紛失や破損を防止できる

 

↑L/M/S/XS、4サイズのシリコン製イヤーチップが付属。新たにXSが追加され、より多くの耳にフィットする

 

[野村’s Check] 耳の形に合わせて音を最適化できるように

「ANCの効かせ方が実に巧妙。音質面では、ボーカルやピアノの音色などがリアルになった印象です。パーソナライズの細かな測定により、空間オーディオの定位感や広がりも格段に向上」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★

装着感★★★★

 

【その2】耳の特性に合わせて音とANC効果を自動調整

 

ボーズ

Bose QuietComfort Earbuds II

実売価格3万6300円

 

ユーザーの耳に合わせて音の周波数プロファイルを最適化する「CustomTuneテクノロジー」を搭載。ニュアンス、明瞭さ、奥行きを備え、アーティストの意図したサウンドをバランス良く再現する。ANC機能も大幅に改良され、自然な打ち消しに加え、周囲のノイズの変化にも継続的に反応。

 

SPEC●充電時間(イヤホン/ケース込み):1時間/3時間、20分で最大2時間再生(急速充電)●最大再生時間:6時間●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.3●対応コーデック:SBC、AAC●付属イヤホンチップ:S/M/L●イヤホン質量(片耳):6g

 

↑付属の柔らかいイヤーチップとスタビリティバンドにより、快適な装着感を実現。長時間の使用も実に快適だ

 

↑前モデルと比べて約1/3サイズダウン。片耳が6gと軽量で、充電ケースも手のひらに収まるほどコンパクトに

 

↑セットアップや様々な設定が行えるアプリ「Bose Music」。フィットテストに対応し、密閉状態を確認できる

 

[野村’s Check] ボーズならではの優れたANC機能に脱帽

「定評のあるANCがさらに進化し、とても静かで、かつ自然な効果が楽しめます。音は迫力重視に感じられた先代に対して、よりバランスの良いボーズらしいサウンドへと原点回帰しました」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★

 

【その3】外音取り込みを自在に調整でき使い勝手が格段にアップ

 

ソニー

LinkBuds S

実売価格2万6400円

 

NC機能とハイレゾ再生に対応しながら、世界最小・最軽量(※)を実現。外音取り込みによる“ながら聴き”と、高性能NCによる“没入”を切り替えて楽しめる。独自のセンシング技術の活用により、連携する音楽サービスのコンテンツを自動再生するなど、新しい音体験が可能。

 

SPEC●ドライバー径:φ5mm●充電時間:5分で60分再生(急速充電)●最大再生時間(ケース込み):NCオン時6時間(20時間)/NCオフ時9時間(30時間)●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.2●対応コーデック:AAC、SBC、LDAC●イヤホン質量(片耳):約4.8g

※:2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて

 

↑軽量・小型化に加え、耳から飛び出す高さを抑制。イヤホンの重心が頭の近くになり、より安定した装着性を実現した

 

↑イヤホンとケース内のレイアウトを見直し、コンパクト化に成功。上位機「WF-1000XM4」と比べて40%小型化された

 

↑スマホの加速度センサーにより、4パターンの行動を検出。あらかじめセットしておいた設定に自動で切り替えてくれる

 

[野村’s Check] クリアではつらつとしたソニーらしいサウンド

「本機のウリは“外音取り込み”で、周りの音が実に自然に聴こえるのには感心しました。音のクリア感は3製品の中で最も優秀。小型軽量で装着感は良好、長時間使用も聴き疲れなしです」

NC性能★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★★

 

 

<Topic>オーディオグラスも進化中

【その1】高音質再生が楽しめるエレガントなデバイス

 

ボーズ

Bose Frames Soprano

実売価格2万9800円

 

テンプル部に2基のスピーカーを内蔵したサングラス。耳をふさがない“オープンオーディオ”テクノロジーにより、周りの音を聴きながら、自分だけに聴こえる音楽を楽しめる。

 

【その2】音漏れを抑えた構造でクリアな音声を実現

 

ファーウェイ

HUAWEI Eyewear

実売価格3万2780円

 

128平方ミリメートルの大型振動板を搭載した指向性セミオープンスピーカーを採用。音漏れを防ぎつつ、臨場感溢れるパワフルなサウンドを楽しめる。革新的なフレーム設計で、レンズ交換も簡単。

 

【その3】アクのないデザインでオンタイムにも活躍

 

アンカー・ジャパン

Soundcore Frames Cafe

実売価格1万9990円

 

独自のOpenSurroundオーディオシステムを採用。耳の周りに設置した4基のスピーカーとカスタムオーディオプロセッサーにより、耳をふさがず高音質サウンドが聴ける。

LUMIX初の像面位相差AF採用! 動く被写体にもしっかり追随するフルサイズ一眼「DC-S5M2/S5M2X」

パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX「DC-S5M2」を2023年2月16日に、「DC-S5M2X」を2023年6月中旬に発売します。M2とM2Xの主な違いは「本体デザイン」「動画性能」「ライブストリーミング対応の有無」で、M2Xの方がより動画撮影性能が高いプロ向けモデルという位置付け。

↑LUMIX DC-S5M2(左)とDC-S5M2X(右)

 

実売予想価格は、DC-S5M2(ボディ)が税込24万8000円前後、標準ズームレンズ同梱のKキットは税込28万1000円前後、標準ズーム+単焦点レンズ同梱のWキットが税込30万前後。DC-S5M2X(ボディ)は税込27万4000円前後、Kキットが税込30万6000円前後、Wキットが税込33万4000円前後。

↑ハイアマチュア~クリエイター向けのDC-S5M2

 

↑より動画撮影性能を高めたDC-S5M2X

 

また、新機種の発売に合わせてレンズラインナップに広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」が追加されます。こちらは3月中旬発売で、価格は税込10万7800円。

↑広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」

 

初の像面位相差AFで追随性が大幅にアップ

DC-S5M2/S5M2Xは、新24.2MPのフルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼カメラ。LUMIXシリーズ初となる「像面位相差AF」を採用しており、イメージセンサーの撮像領域のほぼ全域をカバーする779点の測距点を配置し、動体への追随性能が大幅に向上していることが特徴です。

↑初の像面位相差AFを採用

 

この像面位相差AFと認識AFにより、被写体がこちらに向かってくるシーンや複数の被写体があるシーン、夕暮れなどの逆光のシーンなど、6つのシーンでAF性能が向上しているとのこと。

↑像面位相差AFにより6つのシーンでAF性能が向上

 

また、ライカと共同開発した「新ヴィーナスエンジン」の搭載により、ノイズが少なく圧倒的な色再現性と繊細な階調表現が可能になったほか、静止画も動画もより快適に撮影できるように進化しています。さらに、手ブレ補正テクノロジー「アクティブ I.S.」が水平・垂直・回転方向の手ブレ補正割合を最適化し、歩き撮りや望遠撮影時でもブレのない撮影が行えます。

↑手ブレ補正も進化。アクティブ I.S.により補正効果が向上しています

 

 

発表会では動くモデルを撮影できる試写会が実施されましたが、AFの追従性はかなり高く、モデルが前後に動いてもピタリとピントが合ったままスムーズに追従してくれました。また、手ブレ補正のデモでは、スケートボードに乗って激しく動く被写体を自転車で追いかける映像が流されましたが、かなりアクティブな動きでも手ブレがほとんどなく、まるでスタビライザーを装着しているようななめらかさ。静止画も動画の撮影も、かなりアクティブなシーンに対応できそうです。

 

本体には高精細368万ドットのOLEDファインダーと184万ドットフリーアングルモニターを搭載。天面にWB/ISO/露出ボタンを備えるほか、ジョイスティックが従来の4方向から8方向に動くように進化しており、直感的な操作を可能にしています。

 

ハイスペックモデルのDC-S5M2Xではそれらの基本性能に加え、高画質で動画編集にも適したProRes動画記録や高い圧縮率で記録できるAll-Intra動画記録などのハイグレードな動画撮影が可能。さらに、カメラから有線/無線で直接動画のライブ配信が行えたり、USBテザリングも可能など動画配信者向けの機能も搭載。本体デザインもロゴなどが目立たないオールブラック仕様となっています。

↑赤色の部分がDC-S5M2Xだけの機能。主に動画撮影機能が強化されています

 

1本でいろいろ撮れる広角ズームレンズが追加

広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」は、14mmの超広角から28mmの標準画角まで対応するズームレンズ。これ1本で風景撮影からスナップまで手軽に楽しめます。また、全域0.15mまで寄れるほか、T端(28mm)ではマクロ撮影(ハーフマクロ)も可能。静止画・動画を問わずクリエイターに最適な仕様となっています。

↑広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」

 

合わせてSシリーズのレンズロードマップも発表され、今回の広角ズームのほか、今後新たにマクロと高倍率ズームレンズも登場予定であることが明かされました。

 

動画撮影に強く、動画配信者や映像クリエイターなどにも人気が高いLUMIXのSシリーズだけに、動画撮影性能を大幅に強化してきたのは納得。また新採用の像面位相差AFの効果も高く、動く被写体への追従性が優れているため、動きまわる小さな子どもやペットの撮影、スポーツシーンの撮影などにも最適ですね。

 

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視聴距離に合わせて最適な画質に調整! TVS REGZAがCESで新技術を披露

TVS REGZAは1月4日、米ラスベガスで開催の家電見本市「CES」に出展。新技術を搭載した4Kレグザを披露しています。

 

参考出品されているのは77V型の4K有機ELレグザおよび、75V型4K miniLED液晶レグザです。加えて、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」に搭載された、新たなテクノロジーを複数展示しています。

↑77V型の4K有機ELレグザ

 

新しいテクノロジーは下記の4つです。

・ミリ波レーダー高画質テクノロジー
・ミリ波レーダー高音質テクノロジー
・構図推定 AI立体感復元超解像技術
・AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術

 

ミリ波レーダー高画質テクノロジーは、ミリ波レーダーを使用してテレビから視聴者までの距離を検出。距離に応じて、最適な画質に自動で調整する技術です。たとえば画面の高さの1.5倍程度の近距離だとノイズを知覚しやすいため、ノイズを抑制して自然な高画質を実現します。一方で画面の高さの4倍程度の遠距離だと、映像の精細さやコントラストの知覚感度が下がりやすいため、精細感を高めてメリハリのあるチューニングを施します。

↑画面真ん中下に表示されているのが視聴位置。近くで見ているため、女性の肌のきめ細やかさが際立ちます

 

↑こちらは遠くで視聴したときの映像。女性の肌の質感は若干変化しているものの、色のメリハリが付いて華やかな印象に

 

ミリ波レーダー高音質テクノロジーは、ミリ波で視聴している角度を検出し、角度に合わせて最適な音場に自動で調整する技術です。これにより、テレビを真正面からではなく左右から見ている人が知覚しがちな音の位相のずれを正してくれるといいます。

↑ミリ波レーダー高音質テクノロジーも視聴位置を写真のように検出。左右から出る音の出力時間を調整し、視聴位置に適した音の定位を実現しています

 

構図推定 AI立体感復元超解像技術は、AIが映像の構図全体から被写体の顔や衣装を把握し、質感や精細感を向上させるというもの。これにより、背景のノイズを抑制しながら空間の奥行きを再現できるそうです。

↑こちらは構図推定 AI立体感復元超解像技術をオンにしたとき。髪の1本1本の質感が伝わってきます

 

↑こちらがオフの状態。十分にも見えますが、上の写真と比べると少し女性の立体感が薄まった印象です

 

AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術は、ネット動画のコンテンツや特徴をAIが自動で判別して、最適な画質に自動調整する技術です。テレビなどの放送コンテンツの場合、メタデータが付与されており、従来はそのメタデータからコンテンツの種類を判別して、高画質処理を施していたとのこと。ネット動画のコンテンツの場合、メタデータがないものもあるため、開発にいたったとしています。

 

こうしたテクノロジーは、現時点では開発段階のもの。実際に販売されるレグザに搭載されるかどうかはわかりませんが、これまでにない高画質・高音質テクノロジーなので、期待したいところです。

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

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今年買ってよかったものNo.1! 照明一体プロジェクター「popIn Aladdin」が1日中活躍して超快適

今年のAmazonブラックフライデー、みなさんは何を買いましたか? 私は毎年この大セールを本当に楽しみにしておりまして、今年もあれやこれやとたくさん買いました。そんななかでも、一番の目玉は「popIn Aladdin 2 Plus (以下popIn Aladdin)」だったと思います。

 

popIn Aladdinは照明一体型のプロジェクター。プロジェクター、スピーカー、シーリングライトの3役をまかなえます。設置も簡単で、家庭用の引掛シーリングがあれば、追加工事は不要で取り付けられるんです。しかも無線LAN内蔵なので、単体でインターネットに接続して映像アプリや音楽アプリを楽しめちゃいます。

↑popIn Aladdin 2 Plus

 

Amazonでの通常価格は12万9800円(税込)と、気軽に手は出せないお値段。だからこそ、Amazonブラックフライデーでお買い得になるのを待っていました。

 

popIn Aladdinが我が家にやってきて、この原稿執筆時点で10日ほどが経ちました。私は毎日popIn Aladdinに起こされ、ラジオを流し、映像を流し、眠りについています。

 

そんな私のpopIn Aladdinがある生活をご紹介。「高いものだし……」と悩んでいる方の背中を押す気マンマンで、さあ1日スタート!

 

9:00 小川のせせらぎと小鳥のさえずりでおはようございます

おっそ! と思ったあなた、そうです。私は朝がすこぶる弱いのです。なんなら9:00でも早起きですが、最近は9:00にpopIn Aladdinが気持ちよく起こしてくれるので、なんとかベッドから出ることができています。

 

といいますのも、popIn Aladdinの基本機能「おはようタイマー」が、設定した時間に小川のせせらぎと小鳥のさえずりを流してくれるんです。毎朝スマホのけたたましい目覚まし音を耳元で鳴らしても、秒でスヌーズを入れて二度寝していた私。自然に近い音が静かに流れるだけで、こんなにもスッと起きられるのかと感動しました。

 

しかもタイマーを止めるには、popIn Aladdinのリモコンを操作するしかありません。それをベッドから離れたところに置いておくだけで、自然とベッドから出るしかなくなる……。そしてかちゃかちゃとリモコンを操作しているうちに、だんだんと頭が冴えてくる……。もうpopIn Aladdinのない朝は考えられません。

↑本体の基本操作はすべてこのリモコンなのです

 

10:00 radikoを流しながら仕事開始

popIn Aladdinにはアプリがたくさんあって、Amazonプライム・ビデオやNetflixといった映像サブスクサービスはもちろん、音楽アプリも充実しています。ラジオが好きな私は、仕事の開始時刻と合わせて、「radiko」でラジオを流し始めます。

 

popIn Aladdinのスピーカーは8W出力を2基搭載。シーリングライトと一体型だから、音楽が頭上から降ってくるのもいいところです。

↑AM10:00の我が家の風景。部屋の白壁に直接投影しています。この日はくもり空だったので比較的くっきり見えますね。ピーカンの日はもう少し薄く、見えにくくなります。この点はプロジェクターなので仕方がない

 

12:00 ランチ休憩はオリジナルアプリで風景鑑賞 

朝のタスクを一通り片づけたらちょっと休憩。この日は急に自然が恋しくなりまして、世界各地の美しい眺めを映してくれるオリジナルアプリ「美風景」を眺めながらランチに。

 

「窓モード」という窓枠をセットで映してくれる機能もあり、まるで我が家の壁が旅館から眺める絶景になったかのような気分が味わえるんです。この機能、結構気に入っています。

↑popIn Aladdinはオリジナルアプリが豊富なのもポイント。美風景のほかにも、フィットネス向きやヒーリング向き、キッズ向きのコンテンツもありますよ

 

14:00 壁時計を見ながら出かける支度

この日は昼過ぎから取材のため外出予定が。そろそろ支度をしなくちゃ~と思ったときには「壁時計」を表示しています。これだけ大きく表示されればいやでも目に入るので、タイムキーパーとして大活躍です。

↑おしゃれな時計が大画面で映されるので、この時計は四六時中つけているといっても過言ではありません

 

17:00 帰宅後はシーリングライトを点灯し、好きな明るさに

取材を終え、帰宅するとあたりはすっかり真っ暗。このころにはpopIn Aladdinのシーリングライトを点灯します。実はpopIn Aladdin、シーリングライトとしても優秀。明るさ調整と色調整を無段階でできるうえに、自分の好きな調光を4パターン保存できるんです。

↑我が家は暗めの調光ですが、ライトをつけてもこんな感じでくっきりと見えます。ちなみにシーリングライトの明るさは最大で4300lm、適用畳数は8畳までです

 

そうそう、我が家にはねこ様がいるのですが、ねこ様の遊び道具としても大活躍。YouTubeで「ねこじゃらし動画」を見せてみると、大画面で動くものにおおはしゃぎで飛びつきます。こういったものに爪をたてないねこちゃんであれば、ぜひ試してみては? めっちゃかわいいです。

↑動画と戯れるねこ様

 

21:00 就寝前のリラックスタイムは画質も音質も満足の映像鑑賞

就寝前はシーリングライトを消灯し、大画面で映像鑑賞。電気を消すとやっぱり映りが違いますね。色がくっきりと出てくれます。高音質の音声も頭上から降ってきて、まるで映画館にいるような気分を楽しんでいます。

↑試しにYouTubeの映像を再生。画質はフルHD(1920×1080ドット)。今だと4K対応がうれしいかもと思いつつ、十分な画質でしょう。明るさも900ANSIルーメンと文句なしです

※再生した動画はこちらです(https://www.youtube.com/watch?v=MLCSfwHLCwA

 

↑popIn Aladdinのサイトより。投影サイズは設置した位置から壁までの距離で決まり、約40~120インチまでとなっています。また、レンズを最大32度傾斜できるので、見やすい位置に投影画面を調整できます

 

1:00 寝つきのよさそうな音楽とともにおやすみなさい

寝るときももちろんpopIn Aladdinと一緒。毎日設定した時間になると、自動的に寝つきのよくなりそうな音楽を流してくれる「おやすみタイマー」を使っています。強制的に眠らされるって大事なんですよ、夜更かしっていつまでもできちゃいますから。

↑おやすみタイマーで寝るときの音楽を設定。眠りにつくとまた朝の9:00におはようタイマーが起動してくれます

 

使い始めて10日で生活が変わるほど大活躍

というわけで、たった10日で私の生活の中心にまで入り込んだpopIn Aladdin。実は別売りのテレビチューナーを使えばテレビも見られますし、HDMIコネクターを使えば大画面でゲームも楽しめます。おかげで私は、長年使っていたテレビを処分することを決めました。

 

昨今の物価高もあいまって、本体だけで10万円超と決して安くはない買い物。でも、これがあるだけで生活が変わるんです。2022年、私が買ってよかったものNo.1はこれだと胸を張って言えます! さあ、快適なpopIn Aladdin LIFEを!

 

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太陽光や室内光で充電できる! ケースにソーラー充電パネルを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「urbanista PHOENIX」

エム・エス・シーは、スウェーデンのurbanista(アーバニスタ)社の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「urbanista PHOENIX(フェニックス)」を、12月22日に発売しました。税込価格は2万7500円。

 

同製品は、urbanista社と提携している、スウェーデンのEXEGER(エクセジャー)社のソーラー充電パネル「Powerfoyle」を搭載した、自動充電型の完全ワイヤレスイヤフォンです。太陽光(自然光)だけでなく室内光でも発電して、屋外・屋内を問わず充電ケースが常に蓄電され、収納されたイヤホンの充電を行います。ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載し、イヤホンに内蔵されている2つのマイクの働きで、耳の内側と外側で発生する雑音を低減させます。外音取り込み機能に切り替えることで、周囲の音を聞きながら通話などができます。

 

マルチアクセス機能を搭載し、スマートフォンや音楽プレイヤーなど別々のBluetooth搭載機器2台と同時にペアリングして、シームレスに接続を切り替えられます。iOS/Androidで利用できる専用アプリ「Urbanista Audio」と連係することで、充電ケースの発電状況のリアルタイム確認やノイズキャンセリング切り替え設定、イコライザー機能で音質調整などが行えます。

 

カラーバリエーションは、地球上で最も日当たりの良い砂漠の風景をイメージした、Midnight Black(ミッドナイトブラック)とDesert Rose(デザートローズ)の2色をラインナップ。3サイズ(S/M/L)のカナル型イヤチップや、充電ケース専用ネックストラップも付属しています。

即戦力になる! ボーズ「Bose Smart Soundbar 600」のオススメ使い方と音質を解説

2011年の地上アナログ放送終了の頃に、リビングルームのテレビを買い換えた方は、いま再びテレビの買い換え時を迎えているはずです。10年の間にテレビはより薄くなり、高画質な4K対応の大画面モデルが主流を占めています。

 

でも相変わらず、サウンドには物足りなさを感じるテレビも少なくありません。

 

そんな中で、大画面テレビのサウンドをスマートに補強できる、スリムなサウンドバーが人気なのをご存知でしょうか。今回はボーズが新しく発売した、ドルビーアトモス再生にも対応するコンパクトモデル「Bose Smart Soundbar 600」(以下:Soundbar 600)を試してみました。ドルビーアトモス対応のテレビ、コンテンツプレーヤーと上手に組み合わせて使う方法を紹介しつつ、製品の実力をレポートしていきます。

↑立体音響技術のドルビーアトモスに対応する、コンパクトなボーズのサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」

 

安価ながら迫力ある音が楽しめて、設置性にも優れる

Soundbar 600はボーズの中でスタンダードモデルに位置付けられるサウンドバーです。ボーズのオンラインストアでの販売価格は7万4800円(税込)。上位モデルのBose Smart Soundbar 900よりも2万1000円ほど安価ながら、ボーズによる迫力あふれる最先端のホームシアターサウンドが楽しめます。

 

さらに、Soundbar 600はSoundbar 900に比べて、本体の横幅が約35cmも短いことから、設置性能に優れています。40インチ台の比較的コンパクトな4Kテレビとの組み合わせにもマッチするサイズ感です。

↑40〜50インチ台の4Kテレビとサイズを合わせやすいサウンドバーです

 

接続はBluetoothのほか、Wi-Fi経由でAirPlay 2によるワイヤレス音楽再生も楽しめます。iPhoneやiPadとの連携にも優れるサウンドバーとしてオススメです。

 

また、iPhone、Androidスマホに対応するモバイルアプリ「Bose Music」を使うと、サウンドバーのセットアップや操作がとても簡単。さらにアプリ内でAmazon Music、Spotify、Deezerのアカウントをリンクすると、アプリの中で音楽サービスから聴きたい曲を選べるほか、サウンドバーの音量調整やイコライザーを設定する操作もスムーズになります。

↑iPhone、iPadからAirPlay 2によるワイヤレス再生も可能。Apple Musicなど配信コンテンツのサウンドがより高音質に楽しめます

 

↑iOS/Android対応のモバイルアプリ「Bose Music」で本体設定やサウンドの調整をします

 

ドルビーアトモス再生以外も自然な立体感

Soundbar 600はコンパクトな本体に5基のスピーカーを内蔵。うち2基のスピーカーは天井に向け音を出すアップワードファイアリングスピーカーとして、高さ方向に豊かな音場の広がりをつくり出します。

 

すべて正面向きのスピーカーだけで、演算処理による高さ方向の音場を再現するサウンドバーもありますが、やはり“上向きスピーカー”を搭載するサウンドバーの方が、360度方向から包み込まれるような、リアルな体験に説得力が出ます。

↑本体天面側に上向きスピーカーユニットを搭載。リアルな音の包囲感を再現します

 

当然、元がドルビーアトモス方式で記録されているコンテンツの音を、Soundbar 600はそのまま立体的に再現できます。一方で、ドルビーアトモスに対応していないステレオや、5.1chサラウンドなどのフォーマットでつくられたコンテンツの音声からも、自然に包み込むようなリスニング感を引き出します。

 

これには、Soundbar 600に搭載されたボーズの独自技術であるTrueSpaceテクノロジーによる、空間処理が効いています。高性能なデジタル信号処理を実行することにより、スピーカーを置いていない場所から音が聞こえてくるような没入体験をつくり出せるのです。

 

Soundbar 600を使うなら、知っておきたいHDMI eARC

上向きのスピーカーや独自のテクノロジーなどで、立体感のある音を楽しめるSoundbar 600ですが、ドルビーアトモス再生の実力を引き出すために、組み合わせる機器と接続方法については購入前に確認をしておきたいところ。ポイントは「eARC(エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル)」です。

 

Soundbar 600に搭載されているHDMI端子はこのeARCに対応しています。この機能のメリットは、同じeARCに対応するテレビなどのディスプレイ機器と1本のHDMIケーブル(eARC対応のもの)で接続するだけで、ドルビーアトモスやロスレスの5.1ch/7.1chのサラウンド音声をありのままのクオリティで楽しめることです。

 

Soundbar 600の商品パッケージにはeARC対応のHDMIケーブルが同梱されているので、あとはeARC対応テレビを組み合わせたいところ。

↑背面に1基のeARCに対応するHDMI端子を装備。同じeARCに対応するテレビとケーブル1本で接続すれば、さまざまなドルビーアトモス対応コンテンツが楽しめます

 

テレビによって変わる、Soundbar 600の3つの活用

テレビがドルビーアトモス対応で、HDMI eARC接続ができ、なおかつインターネットに接続して動画配信サービスを利用可能であれば、Soundbar 600の楽しみ方は広がります。テレビとサウンドバーの組み合わせだけで、例えばNetflixやAmazonプライム・ビデオなど、動画配信サービスで続々と増えているドルビーアトモス対応コンテンツの立体音響を再現できるからです。

 

インターネットに接続できない場合は、テレビにUltra HDブルーレイディスクの再生に対応するプレーヤー機器や、Apple TV 4Kなどのストリーミングプレーヤーを接続すればOK。これでコンテンツのドルビーアトモス音声が楽しめます。

 

もし、お持ちのテレビがeARC対応のHDMI端子を備えていない場合、サウンドバーとの音声接続には光デジタルケーブルを使うことになります。その際、ボーズ独自のTrueSpaceテクノロジーにより、十分に豊かなサラウンド感を楽しむことはできます。

 

ただし、ピュアなドルビーアトモス再生にはなりません。ですので、本機を購入する前に自宅のテレビの仕様は確認しておくか、テレビの買い替え時に合わせてチェックしましょう。

 

映画やスポーツ番組を鑑賞。とことんリアルな没入体験

肝心のサウンドもチェックしてみましょう。Netflixのドルビーアトモス対応コンテンツでは、豊かな音の広がり感が味わえます。自然なのにメリハリは力強く、効果音の粒立ちがとても鮮明。低音はタイトで瞬発力が高く、だぶつく感じがありません。過度な強調感がなく、アクション系の映画やアニメの作品に収録されている重低音をどっしりと鳴らします。音場の見晴らしは雑味がなくとてもクリアなので、奥行き方面の音場がリアルに広がる様子が感じられました。

 

Soundbar 600単体でも十分ですが、Bose Musicアプリの「オーディオ」のメニュー内に、セリフなどが含まれる「センターチャンネル」、高さ方向の音成分を指す「ハイトチャンネル」、低音・高音のバランスをプラス・マイナス10段階で調整できるイコライザー機能があります。

 

このイコライザーのセンターチャンネルを微調整すると、かなり自然なバランスに整うのでおすすめです。筆者は夜間にサッカーの番組をSoundbar 600で観戦。イコライザーを使ってセンターチャンネルを抑えめにして、ほかの成分のバランスを持ち上げると、解説のないリアルなスタジアム観戦に近い雰囲気が味わえました。

↑アプリのイコライザー機能を使ってサウンドの立体感、高域・低域のバランスが調整できます

 

注意したいのは、強い低音を出せるサウンドバーなので、音が床や壁に響いてしまうと音質が劣化するだけでなく、近所迷惑にもつながること。サウンドバーとテレビは頑丈な素材のラックに設置するなど、振動対策は入念に行いたいところです。

↑しっかりとした素材のラックに置くほか、天面のスピーカーユニットの音を塞がないよう上に物を置かないなど、いくつかのポイントに注意して設置するとSoundbar 600の実力がフルに発揮されます

 

合計9基のスピーカーを内蔵する、上位のプレミアムモデルSoundbar 900と比べると、スピーカーの数こそ5基ではあるものの、上位モデルに引けを取らないサウンドバーでした。ドルビーアトモス再生のリアルな立体感と、高いディティール描写を実感させてくれます。また、コンパクトなテレビとマッチすると書きましたが、55インチ以上の大きな画面のテレビと合わせても、画面の迫力に負けない没入感あふれるサウンドを楽しめます。

 

この冬休みにホームシアターのサウンドを改善する計画を立てている方には、すぐに効果を実感できる「即戦力」。オススメのサウンドバーです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

Nothingの新型ワイヤレスイヤホンが登場近し? Ear (2)か、新ブランドか……

Nothingが新型ワイヤレスイヤホン「Particles by XO(仮称)」「Nothing Ear (2)」を準備している可能性を、海外テックメディアの91Mobilesが報じています。

↑91Mobilesより

 

まず上画像は、Nothingのファームウェアから発見されたものです。どうやらNothingはサブブランドとしてParticles by XOの立ち上げを用意しており、同ブランドからワイヤレスイヤホンが投入されるとのこと。イヤホン本体は落花生のような不思議な形状をしており、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や「LHDC」コーデックに対応するようです。

 

↑91Mobilesより

 

91Mobilesは同時に、Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (2)」を準備しているとの情報も伝えています。上のリーク画像をみると、そのデザインは現行モデルの「Nothing ear (1)」とほぼ同じ。Bluetooth認証機関に製品が登録されたとの情報もあり、近日中の投入が期待されています。

 

すでにワイヤレスイヤホンを2機種投入しているNothingですが、今後もさらなるオーディオ製品を投入するのか、あるいはタブレットやスマートホーム製品などに進出するのか、今後に注目したいものです。

 

Source: 91Mobiles 1, 2

豪華視聴者プレゼントも! 7か月ぶりの「レグザチャンネル」ライブ配信……12月26日21時から

TVS REGZAは12月26日21時~22時、公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」にて、7か月ぶりとなるライブ配信を行います。

 

レグザブランド統括マネージャー本村裕史さんと声優の小岩井ことりさんが、視聴者ともに、この1年の取り組みなどを振り返ります。また、意見や質問などを受け付けるアンケートも開始しています。

 

ご質問・ご意見アンケート:https://forms.gle/WtzJojuFjL9FqB6X7

 

配信では視聴者プレゼントも用意しています。4K量子ドット液晶レグザ「55Z770L」や、エレコム提供の「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」などを抽選でプレゼント。プレゼントの内容・台数は、12月26日の配信中に確認された同時視聴者数の数によって変動します。

↑TVS REGZA提供プレゼント

 

レグザ公式Twitterアカウントエレコム公式Twitterアカウントをフォローの上、「欲しい商品名」を書いて、レグザ公式ツイートの引用ツイートを行うと応募が完了します。プレゼントは複数応募可能です(※プレゼントが重複してひとりに当たることはありません)。

↑エレコム提供「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」

 

応募期間は、12月26日21時~2023年1月3日 23時59分まで。応募規約や詳細などは、レグザ公式Twitterアカウントをご確認ください。

色の鮮やかさが違う! プロが選んだ「価格以上のテレビ」ランキング第1位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第1位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第1位】広色域量子ドットの採用により色鮮やかな映像を描き出す

実売価格18万5130円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドット液晶レグザ 50Z670L

量子ドット倍速液晶パネルを搭載。量子ドットシートと直下型高輝度バックライトにより、広い色域と鮮やかな色再現を叶えた。重低音バズーカなど合計9個のスピーカーを備え、パワフルで臨場感溢れるサウンドを再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1118×H676×D211mm/19.0kg

 

↑放送中の番組の予約ランキングや前日の視聴率ランキングを表示する「レグザナビ」。オススメ番組がひと目でわかる

 

↑ハイコントラストなパネルと、新開発の直下型高輝度バックライトを搭載。広色域かつ色鮮やかな高画質を実現する

 

↑出力60Wのマルチアンプを採用し9個のスピーカーが駆動する「重低音立体音響システムZ」。Dolby Atmosに対応し、立体的で迫力あるサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 最新技術を搭載したレグザの「Z」が身近に

「VAパネルと部分駆動LEDが力強いタッチの高コントラスト画像を実現。色彩表現も豊かで、特に赤とグリーンの鮮やかさが際立ちます。『Z』を冠したモデルとしては割安です」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

1位は驚異的な高音質! 1万円以下のおすすめイヤホンランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

それらの条件を満たすラインナップのなかでも、第1位に選出したHSE-A2000PNは出色の仕上がりだ。まず、この価格とは思えない音質の良さには驚かされる。特に低音は厚みがしっかり出ていて聴き応え抜群。通話の音声もかなりクリアで、ビジネスユースにも申し分ない。おまけに付属品も充実し、4サイズ同梱するイヤーピースは耳穴への収まりが良く、痛くなりにくい。1万円と言われても信じるレベルで総合的に大満足の逸品だ。

 

【第5位】エコー除去マイクを備えるハイレゾ対応モデル

実売価格2730円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

フィリップス

PRO6305

12.2mmネオジウム・ドライバーを搭載し、ハイレゾ音源の再生に対応。リモコンマイクにエコーキャンセレーション機能を備え、クリアな通話を実現する。ハウジングには真空メタライズ加工を施し、高級感のある仕上がり。

 SPEC●ドライバー径:φ12.2mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:109dB●周波数帯域:7Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑ノズルの形状は楕円形となっており、イヤーピースが適度に変形することで確実に耳にフィット。高い遮音性を発揮し、高解像度の音楽を存分に楽しめる

 

[ココが価格以上!] このクラスには珍しいノズル形状とドライバー径

「同価格帯では珍しい楕円形のノズルはフィット感良好で疲れにくい。ドライバーも大口径で『ハイレゾ対応』に恥じないクオリティのサウンドを楽しめます。エコー除去機能もビジネスに◎」(川内)

 

【第4位】洗練された表現力とパワフルな低音が秀逸

実売価格6370円

【ダイナミック型/2019年2月発売】

ゼンハイザー

CX 300S

通話や音楽を「インライン・スマート・リモコン」で操作が可能。繊細な表現力と力強い低音サウンドが特徴だ。写真のレッドのほか、ブラック、ホワイトのカラバリを展開。ハウジングにブランドロゴをあしらったデザインが目を引く。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:18Ω●音圧感度:118dB●周波数帯域:17Hz~21kHz●質量:約12g

 

↑4サイズのイヤーピースを同梱。一般的なモノよりも若干太めの楕円形ケーブルを採用し、絡まりにくい形状だ

 

[ココが価格以上!] ゼンハイザーらしいワンランク上の質感

「2位の80Sよりワンランク上の、より質感の高いサウンドを楽しめるモデル。ステップアップ機としても使いやすい性能です。4サイズから選べるイヤーピースと、レザー調のケースが付属」(川内)

 

【第3位】独自設計ドライバーが奥行きあるサウンドを再現

実売価格7980円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

final

VR3000 for Gaming

新開発の6mm口径ダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を搭載。音色や方向感を高精度で再現し、ゲームやバイノーラルサウンドなどの音源に適する。ロック機構付きのイヤーフックと、5サイズのイヤーピースを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:18Ω●音圧感度:101dB●周波数帯域:非公表●質量:約20g

 

↑ケーブルを耳に掛けるタイプで、タッチノイズが伝わるのを低減できる。ケーブルの収まりが悪いときはイヤーフックで固定

 

[ココが価格以上!] 定位感が非常に高くゲームや映像鑑賞に

「廉価ではないがゲームと映像鑑賞が主用途ならハマる性能。ゲーム用に開発されただけあって定位感が高く、臨場感抜群です。フィット性は高いものの、イヤモニのような独特の装着感なので試聴を推奨」(川内)

 

【第2位】幅広い音域でバランス良く解像度の高い自然な音

実売価格2970円

【ダイナミック型/2022年4月発売】

ゼンハイザー

CX 80S

本体質量が約10gと小型軽量で、携帯性に優れるモデル。高周波数でも低周波数でも音がつぶれずにバランス良く鳴り、爽やかで自然な印象の、解像度の高いサウンドを楽しめる。イヤーピースは3サイズを用意。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:28Ω●音圧感度:119dB●周波数帯域:17Hz~20kHz●質量:約11g

 

↑操作スイッチを配した「インライン・スマート・リモコン」を装備。デバイスによらず手元の操作だけで、音楽の再生/停止や通話への応答などができる

 

[ココが価格以上!] 安くともゼンハイザー! 臨場感を味わえる音響

「ゼンハイザーのイヤホンが3000円以下というだけでおトク感アリ。安くてもゼンハイザーらしい音作りを踏襲し、解像度が高く、定位感もちゃんとあります。音楽鑑賞を中心に楽しみたい人向け」(川内)

 

【第1位】ピエール中野氏が監修し同価格帯では驚異的な高音質

実売価格3310円

 

【ダイナミック型/2021年1月発売】

アルペックス

Hi-Unit HSE-A2000PN

ロックバンド「凛として時雨」のピエール中野氏がプロデュースし、音質のチューニングを担当した通称「ピヤホン」の第2弾。高性能マイクを追加し、通話もこなせる。ケーブルのタッチノイズを軽減できるクリップを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:92dB●周波数帯域:5Hz~40kHz●質量:約10g

 

↑ドライバーにグラフェンコート振動板を採用。低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたったクリアな音を再現する

 

↑ロゴ刻印のオリジナルキャリングケースを付属。持ち運ぶ際に収納すれば断線を防ぎ、長く愛用することができる。イヤーピースなどが入る内ポケットを装備

 

↑「ピヤホン」シリーズは、パッケージもオリジナルデザイン。ピエール中野氏のファンにはお馴染みの「バイブスくん」をあしらう

 

[ココが価格以上!] 低音は特筆の高音質で3000円は信じがたい!

「良い意味で価格に目を疑うほどの高音質。1万円でも不思議ではない仕上がりです。有線『ピヤホン』第2弾となる本モデルでは、リモコンマイクが追加されたのもうれしい」(川内)

ウェブ会議でも活躍、数千円台のオススメ「イヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

【第10位】バランスの良い自然な音で気軽に使えるエントリーモデル

実売価格2990円

【ダイナミック型/2020年1月発売】

Kinera

TYR

発祥はドライバーメーカーで、ハイブリッド構成のハイエンド機も数多く手掛ける同社の、最もカジュアルなダイナミックモデル。バランスの取れた音作りで、入門機として最適な聴き疲れしにくい素直なサウンドだ。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:105dB●周波数帯域:20H~20kHz●質量:約20g

 

↑レザー調のケースなどを付属。イヤーピースは、フィット感と遮音性に定評のあるfinal製3サイズを含む、全5サイズを同梱する

 

[ココが価格以上!] クセのないサウンドでジャンルを問わず聴ける

「気鋭の中華メーカーによるエントリーモデル。クセのないサウンドでどんなジャンルの音楽にも合うので、イヤホンステップアップへの入り口としてはベストです。付属の円形ケースがオシャレ」(川内)

 

【第9位】ゲーミング向けラインながらビジネスにも適した使い勝手

実売価格3160円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

JBL

JBL Quantum 50

ゲーミングに特化した同シリーズの、マイクミュート機能付インイヤーゲーミングイヤホン。口元近くに配置されたマイクは、ゲームのマルチプレイはもちろん、ウェブ会議でも重宝する。イヤーピースは3サイズ同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8.6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:20Hz~20kHz●質量:約21.5g

 

↑特許取得の「ツイストロック」構造で安定した装着感。遮音性も高く、長時間でも快適にプレイできる

 

[ココが価格以上!] スライド式のミュートなど絶妙な操作性のリモコン

「8.6mm径ドライバーを搭載し、小さい音までしっかり拾えます。リモコンの使い勝手が秀逸で、音量調整やマイクミュートはスライダー式の操作。丁度マイクが口元近くにくるのでウェブ会議も快適です」(川内)

 

【第8位】音声の明瞭度が高くウェブ会議で使いやすい

実売価格4896円

【ハイブリッド型/2021年4月発売】

intime

碧(SORA)Light with Microphone

ドライバーユニットは、10mm径の高性能ウーファーとVSTからなるハイブリッド構成。高い解像度と広い音場を叶えた。自社開発のVSTは、サ行などの無声摩擦音の聞こえを助ける効果もある。イヤーピースは4サイズが付属。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●インピーダンス:非公表●音圧感度:102dB●周波数帯域:20Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑シンプルな操作性の3ボタン搭載スイッチスティックを採用。スティックの中央にマイクを配し、オーディオコントロールも一括で行える

 

[ココが価格以上!] 5000円以下でハイブリッド型を採用

「この価格でハイブリッド構成のユニットはレア。聞き心地の良い低音と、透明感のある中高音を楽しめます。通話音声が明瞭でウェブ会議向き。高音が刺さらない調律も気に入りました」(川内)

 

【第7位】FPSゲーム向けに設計され空間の表現力が卓越

実売価格6280円

【ダイナミック型/2021年7月発売】

AZLA

AZEL Edition G

FPSのプロゲーマー監修のもと調整を重ねたゲーミングイヤホン。ダイナミックで迫力のある低域再生と、高音域の自然な表現や定位感を実現した。マイクには余計なサウンドが入りにくい仕様。イヤーピースは充実の6サイズを同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:24Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:4Hz~60kHz●質量:約19g

 

↑DAC内蔵のUSB Type-C変換ケーブルを付属。高解像度ハイレゾ音源までサポートするうえ、スマホやPCなど、様々なデバイスにつないで使用できる

 

[ココが価格以上!] 流石の定位感と音場で極上の臨場感を味わえる

「FPSゲーム向けに開発されただけあって、定位感や音場の再現が秀逸。映像鑑賞や音楽ライブ鑑賞にもピッタリです。柔らかくフィット性も高い独自イヤーピースが6サイズも付属するのはうれしい」(川内)

 

【第6位】最新のPCやスマホに使えるUSB Type-C対応

実売価格3080円

【ダイナミック型/2021年6月発売】

オーディオテクニカ

ATH-CKD3C

USB Type-C端子の専用イヤホン。D/Aコンバーターを内蔵し、幅広い機種のPCやスマホ、タブレットに直接接続してすぐに使用できる。高品質マイク付きのリモコンを採用し操作もラク。イヤーピースは4サイズ同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ9.8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:102dB●周波数帯域:5Hz~24kHz●質量:約6g(コードを除く)

 

↑9.8mmドライバーを搭載。不要な振動を抑える真鍮スタビライザーを採用し、解像度の高いクリアなサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 人気モデル譲りの忠実な音作り

「エントリークラスの定番ATH-CKR30を受け継ぐ音響設計で、原音に忠実なサウンドが魅力。同社らしいやや長めのボディ形状で、耳穴への収まりが良好です。Lightning対応モデルも用意」(川内)

憧れの75V型大画面テレビが16万円!? プロが選んだ「お買い得テレビランキング」2~4位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第2位~第4位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第4位】究極の画と音で至上の没入感を体感できる

実売予想価格20万9000円

【4K液晶テレビ/2022年11月発売】

ソニー

4K液晶テレビ ブラビアXR XRJ-50X90K

高精度な映像分析を行う認知特性プロセッサー「XR」を搭載。人が目で見るような、自然な美しさで映像を描き出す。カメラが視聴環境の最適化などを行う「BRAVIA CAM」(別売/実売価格2万4200円)に対応。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1119×H715×D286mm/14.1kg

 

↑「直下型LED部分駆動」に対応。バックライトを小さなブロックに分けてコントロールすることで高コントラストを実現する

 

↑独自の「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。4つのスピーカーを個別のアンプが制御し、リアルな視聴体験を生み出す

 

 [ココが価格以上!] 見栄えのいい同社らしい映像が楽しめる

「VAパネルと直下型LEDの組み合わせで、色濃く高コントラストな画像を描きます。「XR」はコントラスト、色再現ともにやや表現がオーバーになる傾向はありますが、見栄えのする映像はソニーらしい」(藤原さん)

 

【第3位】憧れの超大画面が16万円台で手に入る!

実売価格16万8000円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

ハイセンス

75A6H

視野角の広いADSパネルを採用。部屋のどこからでも美しい映像が楽しめる。様々なコンテンツやシーンに合わせて映像処理を行う映像エンジンにより、クラスを超えた高画質を実現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:30W●サイズ/質量:W1677×H1036×D356mm/26.5kg

 

↑映像エンジン「NEOエンジンLite」を搭載。4Kコンテンツはもちろん、地上波も衛星放送もネット動画も滑らかな4K映像で描く

 

↑従来よりも小型のLEDを敷き詰めた直下型バックライトを採用。高輝度のLEDを素早く点滅させることで残像感を低減する

 

[ココが価格以上!] レグザの血統を受け継ぐ「75V型」がこの価格!

「『NEOエンジンLite』は、4K復元やAIネット映像高画質処理など、レグザの血統を感じさせます。輝度、色ムラが多少気になるものの映像は緻密で、滑らか。この価格で75V型の超大画面は魅力的」(藤原さん)

 

【第2位】AIが人の顔や空などを検知し映像を自動調整する

実売価格16万5020円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

シャープ

AQUOS 4K液晶テレビ 4T-C50EN2

画像処理エンジン「Medalist S3」を搭載。100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知するとともに、番組ジャンルの情報に合わせて映像を自動調整する。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●音声最大出力:35W●サイズ/質量:W1126×H739×D253mm/約21.5kg

 

↑広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を搭載。「AIオート」で開発したカラーマッピングで、色彩表現力が大きく向上する

 

↑低反射を叶える素材を表面に採用した「N-Blackパネル」。屈折率を変化させ、気になる外光や照明の映り込みを抑える

 

[ココが価格以上!] 明るく鮮明な映像でリビングに最適

「照明などの映り込みを抑えながら、引き締まった黒を表現する『N-Blackパネル』を搭載。AQUOSらしい明るくメリハリの効いた映像は、明るい視聴環境と相性が良くリビングユースにオススメです」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

ダイソン未発売の空気清浄ヘッドホンに新情報、科学的アプローチで高音質を実現か

ダイソンは12月8日、同社初のウェアラブルデバイスである「Dyson Zone」の、オーディオ部分の仕様を公開しました。

↑Dyson Zone

 

Dyson Zoneは、外出先でも浄化された空気と、高品質な音響システムで騒音を遮断できる、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン。2022年3月に発表されましたが、これまで詳細な仕様などは公開されてきませんでした。ですが、ここにきてヘッドホンの詳細が明らかになった形です。

 

まずバッテリーについて、オーディオ再生のみであれば最大50時間の再生が可能。空気清浄機能とオーディオ再生を合わせると約4時間再生できます。また、USB Type-C経由で100%まで3時間で充電できるとのこと。

 

騒音を遮断するとあるだけに、アクティブノイズキャンセリングも搭載。内蔵されている8個のマイクを使い、1秒間に38万4000回も周囲の音をモニタリングしているそうです。これにより、20Hzから20kHz範囲のノイズを最大38dbまで低減可能といいます。

 

通話用に2個のマイクも搭載し、通話や音声録音、音声コントロールもできます。通話時は、それぞれのマイクからの信号を組み合わせることで装着している人の後方や横からのノイズを除去するビームフォーミングにより、より明瞭でクリアな音声通話を実現しているとのこと。

 

音質面においては、ダイソンのエンジニアが音響を研究したほか、ユーザーへのトライアルで検証するなど、科学的なアプローチで作りこんでいったとしています。

 

作りこんだ部分のひとつは、音の歪みを徹底的に抑えたこと。ドライバーのほか、電子機器、構造、素材など、各部分で発生する歪みを最小限にするよう設計しているそうです。

 

ドライバーは40mm径を搭載し、再生周波数帯域は6Hz~21kHz。低音、中音、高音までの、可聴帯域全体にわたってよりクリアな音を実現したといいます。

 

加えて、科学的な指標とユーザーへのテストを基に、明瞭で繊細な音質を実現するために、周波数カーブを最適化する独自のEQ設定を採用。これによりHi-Fiなオーディオ体験が可能になったとのこと。EQは独自のスマホアプリで設定可能です。

↑アプリ画面

 

また、装着の快適性にもこだわっており、遮音性と両立させるために、従来のイヤークッションよりもあえて平たくし、耳の角度に合わせてクッションの角度を設定。最適な快適性を実現したそうです。

 

製品は2023年1月に中国で先行販売を予定しており、その後3月にアメリカ、英国、香港、シンガポールで販売予定です。日本での販売は未定。

 

これまで空気清浄の分野でリードを続けてきたダイソンなので、ヘッドホンとしてはやや落ち着いた性能になると想像しそうなところ。ところが、科学的なアプローチでオーディオ部分もしっかりと作りこまれていそうな仕様が公開されました。あとは日本での販売アナウンスを待つだけですね。

↑空気清浄の装置を付けるとこのようなイメージに

プロが「このモデルで決まり!」と語る高画質テレビって? お買い得テレビランキング5~7位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第5位~第7位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第7位】様々な視聴スタイルをサポートするタイムシフトマシンを搭載

実売価格25万3000円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドットレグザ 55Z770L

広色域の量子ドット液晶パネルを搭載。広色域ドットと直下型LEDバックライトにより色鮮やかな映像を描き出す。「タイムシフトマシン」を備え、放送済みの番組を好きなときに視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1234×H740×D211mm/22.0kg

 

↑ネット動画を高画質化する「ネット動画ビューティZRⅡ」。コントラストや精細感を高め、低フレームレート映像も滑らかに再生する

 

↑録画番組再生中にリモコンの「シーン/出演者」ボタンを押すと、シーンリストを表示。見たいシーンだけをスピーディに見られる

 

 [ココが価格以上!] 傑出した全録機能を備え録画視聴中心なら最強

「基本性能は1位の50Z670Lと同じですが、液晶パネルは視野角の広さが持ち味のADSを採用。タイムシフトマシンを備え、視聴する番組が地デジ中心なら、断然こちらがオススメです」(藤原さん)

 

【第6位】映像が明るいうえ黒の再現性も高い

実売価格27万2800円

【4K量子ドットミニLED液晶テレビ/2022年6月発売】

LGエレクトロニクス

55QNED85JQA

ミニLEDバックライトに、量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせた4K液晶の新カテゴリー。明るく、黒の再現性がより向上し、鮮明な色の表現力も進化した。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×4、USB×2、LAN×1ほか●音声最大出力:40W●年間消費電力量:146kWh/年●サイズ/質量:W1233×H781×D257mm/19.9kg

 

↑直下型エリア駆動のミニLEDバックライト、量子ドットフィルム、ナノオーガニックフィルムで構成。明るく色鮮やかな映像を描き出す

 

↑多彩なゲーミング機能が魅力。手動設定が可能なゲームオプティマイザ、設定調整が簡単なゲームダッシュボードなどを採用する

 

 [ココが価格以上!] 液晶らしからぬ自然なトーンの上品な画調

「安定感のあるIPS液晶にミニLEDを組み込み、明るく色鮮やかな深みのある映像を実現。コントラスト感を強調しすぎず、あくまでも自然なトーンの、穏やかな画調が好印象です」(藤原さん)

 

【第5位】明るく鮮明な映像を描く新世代有機ELパネルを搭載

実売価格24万4560円

【4K有機ELテレビ/2022年7月発売】

東芝

4K有機ELレグザ 48X8900L

独自のチューニングを施した有機ELパネルと、新開発の映像処理エンジンを搭載。リビングでも明るく鮮やかで黒の引き締まった映像を楽しめる。Dolby Atmosに対応し、臨場感溢れる音場を再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:72W●サイズ/質量:W1068×H658×D237mm/20.0kg

 

↑専用の有機ELパネルを搭載。独自開発の高冷却インナープレート、メタルバックカバーを採用し、輝度性能の向上を実現した

 

↑美肌技術「美肌フェイストーンZRⅡ」。人肌の立体感や質感を向上させつつ、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現する

 

 [ココが価格以上!] 50V型以下で高画質なテレビが欲しいなら一択

「映像の質感は緻密で繊細。特に健康的で自然な人肌を再現する美肌技術が効果的です。『画面サイズが大きすぎず、かつ画質の良いテレビが欲しい』というのならこのモデルで決まり!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

プロがオススメする「5万円4Kテレビ」って? お買い得テレビランキング8~10位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第8位~第10位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第10位】Android TVに対応し多彩なネット動画を堪能

実売価格5万4800円

【4K液晶テレビ/2021年6月発売】

TCL

43P615

Android TVを搭載した4Kチューナー内蔵液晶テレビ。HDRは、「HGL」をはじめ「HDR10」「Dolby Vision」の規格に対応し、これまでのテレビでは表現できなかった明るさや鮮やかな色彩、暗部のディテールを表現できる。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×2、USB×1ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W970×H624×D253mm/7.2kg

 

↑「マイクロディミング」機能を搭載。画面を1296のゾーンに分割し、映像情報を詳細に分析することで、風景の奥行き感をリアルに映し出す

 

↑サウンドシステムは、3次元のリアルな音場を実現するDolby Atmosに対応。音が周囲や頭上を移動する、包まれるような臨場感を体感できる

 

 [ココが価格以上!] HDRをほぼカバーしつつ多彩なネット動画にも対応

「4K液晶のエントリーモデルですが、Dolby Vision/HDR10/HLGなど実質的にHDRフル対応で、立体音響Dolby Atmosもサポート。Android TVにより、多くのネット動画配信も楽しめるのも魅力です」(藤原さん)

 

【第9位】約2万円の爆安価格ながら必要十分な基本機能を装備

実売価格2万800円

【ハイビジョン液晶テレビ/2022年6月発売】

MAXZEN

J32CH06

日本製の映像エンジンを搭載したハイビジョンテレビ。ハイコントラストなVAパネルにより、黒の表現に優れたメリハリの効いた映像を楽しめる。Wチューナーを備え、視聴中に裏番組録画が可能だ。

SPEC●チューナー:地デジ/BS/110度CS×1●接続端子:HDMI×2、USB×1、LAN×1ほか●音声最大出力:10W●年間消費電力:50kWh●サイズ/質量:W732×H481×D180mm/4.3kg

 

↑正面コントラストに優れるVAパネルを搭載。しっかりと黒色を表現し、明るく美しい映像を描き出す。バックライトは直下型LEDを採用

 

↑「ゲームモード」を備える。FPSやアクションゲームでもボタンを押すタイミングにタイムラグが少なく、ストレスがなくプレーできる

 

 [ココが価格以上!] 地デジやBSだけで十分な人にうってつけの一台

「パネル画素数は1366×768とフルHDに届かないが、地デジやBSの多くのチャンネルにほぼ合致。4K放送には興味がなく、とにかく安いテレビが欲しい人にオススメ」(藤原さん)

 

【第8位】最新のAI技術により自動で最適な画質に調整

実売価格26万5450円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

パナソニック

4K液晶ビエラ TH-75LX800

AIがシーンに合わせて映像を自動で最適化する「オートAI」を搭載。ユーザーは設定を変更せずに、あらゆるコンテンツを最適な画質で楽しめる。多くのVODに対応し、多彩な4K動画を視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1673×H1036×D365mm/約32.0kg

 

↑HDR規格に対応。シーンに応じてHDRトーンマッピング処理を変化させる新技術により、高輝度域でも色鮮やかな映像を実現する

 

↑サウンドシステムは10Wのフルレンジスピーカーを2基搭載。Dolby Atmosにも対応し、内蔵スピーカーだけで立体音響を楽しめる

 

 [ココが価格以上!] 上位機に迫る機能搭を備える75V型ではかなり割安!

「液晶ビエラのスタンダードモデル。『オートAI』やDolby Atmosなどに対応しつつ、機能を絞り込むことで価格を抑えています。パナソニックの75V型がこの価格はお買い得!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

気になる1位は? 1万円前後の今買いな「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。例えば今回の第1位には、熱気あるボーカルの再現が秀逸なビクターブランドの製品を選出した。ワンタッチでトーク向きのモードに変更できる機能など、使い勝手良好。小型・軽量で装着感も上々と、入門機としても最適だ。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第5位】3つのシーンに合わせて最適なANCを起動

実売価格9990円

 

【ハイブリッドANC/2021年8月発売】

アンカー・ジャパン

Soundcore Life P3

11mmの大口径ドライバーを搭載。「ウルトラノイズキャンセリング」機能を備え、屋外/交通機関/屋内それぞれに最適なANCを発揮する。写真のコーラルレッドのほかブラック、オフホワイト、ネイビー、ライトブルーを用意(ブラックのみ8990円)。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):10.4g

 

↑ゲーミングモードを搭載。低遅延で臨場感あるサウンドを楽しめる

 

↑専用アプリでウルトラノイズキャンセリングのモード選択やイコライザー設定をカスタマイズ。睡眠モードではリラックス効果を期待できる音を再生する

 

[ココが価格以上!] 使い勝手抜群のアプリで多機能ながら1万円未満

「アプリはウルトラノイズキャンセリングのモード選択を筆頭に、イコライザーの調整やゲーミング、イヤホンを探すなどの機能が充実。再生/停止など、タッチ操作のカスタマイズもできます」(野村さん)

 

【第4位】リアルタイムでノイズを補正しこだわりの音響を満喫できる

実売価格1万5950円

【ハイブリッドANC/2022年4月発売】

JBL

JBL LIVE FREE 2

ハイブリッドANCのリアルタイム補正技術により、環境に合わせて自動でノイズを低減。アプリではANCや外音取り込みを7段階から、手動でも調整できる。カラバリはブラック、シルバー(写真)、ブルーの3色を展開する。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.8g

 

↑片側3基のマイクを搭載。ANCや外音取り込み機能の精度向上に加え、自然な通話を助ける「ボイスアウェア機能」を獲得した

 

[ココが価格以上!] 大口径ドライバーによるこだわりのサウンド

「11mmダイナミック型ドライバーを搭載。JBLらしい迫力の低音とクリアな高音が楽しめます。イヤホンはオーバルシェイプデザインを採用し、良好な装着感と高い遮音性を兼備」(野村さん)

 

【第3位】再生中のデバイスに切り替わるマルチポイント接続が便利

実売価格7000円

【シングルANC/2022年7月発売】

EarFun Technology

EarFun Air S

クアルコム製の高性能チップを搭載し、音が途切れにくいシームレスな接続を実現。最大30dBのノイズを低減するANC機能を備える。2台同時接続しておけば着信が入ったデバイスに自動で切り替わる、マルチポイント接続に対応。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約6時間、ケース込み約30時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.4g

 

↑専用アプリとの連携でタッチ操作の割り当てやイコライザー設定が可能。高/中/低音域を各±10段階から調節できる

 

[ココが価格以上!] 7000円で迫力の音響と充実した機能性

「7000円ながらマルチポイント接続や低遅延モードなど、最新の便利機能が満載。音質も上々で、ディテール表現をしっかり伝えつつ、臨場感あるパワフルなサウンドを鳴らします」(野村さん)

 

【第2位】スピーカーの音響を追求し最低限の補正で自然な高音質

実売価格6980円

【ANC非搭載/2021年7月発売】

ag

COTSUBU

イヤホン片側でわずか3.5gほどのコンパクトタイプ。アングルを問わない形状で、最適な装着位置を探れる。高音域の一部のみをイコライザーで補正し、聴き疲れしにくい自然な高音質を実現。

SPEC●ドライバー径:非公表●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約5時間、ケース込み約20時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約7.0g

 

↑皮脂や指紋などの汚れが付きにくい独自の表面加工「粉雪塗装」を改良。表面の凹凸を感じられる質感に仕上げ、7色を展開する

 

[ココが価格以上!] 独自設計のイヤホンは小粒でも高音質

「独自デザインのイヤホンは、耳穴の小さい人や女性も含めて誰でもフィットしやすい形状。タッチ操作の精度も優秀です。ANC非搭載ですが、音の良いTWSをカジュアルに楽しみたい人にオススメ」(野村さん)

 

【第1位】ノイズや風切り音を抑制し屋外でもクリアに聞こえる

実売価格9880円

 

【シングルANC/2022年5月発売】

ビクター

HA-A30T

高水準の騒音遮断性能を有し、同社のTWSでは最小・最軽量。ワンポイントのデザインとしても秀逸なメタリックパーツが風切り音を抑制する。通話中でもANCのON/OFFや、タップによるマイクON/OFFの切り替えに対応。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース約2.5時間●最大再生時間:イヤホン約9時間、ケース込み約21時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約8.4g

 

↑イヤホンをワンタッチして再生中の音源の音量を下げつつ、マイクから外音を取り込める。装着中とっさの会話にも対応できる

 

↑イヤホンは片側約4.2g、ケースは約28gと軽量で携帯に便利。ハウジングには“ビクター犬”のマークが刻印されている

 

↑周囲の雑音を打ち消すANC機能に加え、新形状・新素材のイヤーピースで高い遮音性を実現。耳にやさしいフィット感も魅力だ

 

[ココが価格以上!] こだわりの音響がポータブルで楽しめる

「高度な音響設計技術を誇る同社こだわりの音質をエントリープライスで楽しめるTWS。ワンタッチで音量を下げつつ外音を取り込める『タッチ&トーク』機能が便利です」(野村さん)

1万円台でも満足度高し! 今買いの「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第10位】ANCとイヤホン形状による総合的な騒音除去が高水準

実売価格1万780円

【ハイブリッドANC/2021年11月発売】

GLIDiC

TW-6100

ハイブリッドANCに加え、カスタムIEMメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は遮音性が高く、騒音を除去。通話時の騒音を抑えて音声にフォーカスする「ノイズリダクション」機能も備える。IPX5の防水仕様で水洗い可能。

SPEC●ドライバー径:φ9.2mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約10時間、ケース込み:約35時間●防水:IPX5●イヤホン質量(合計):約13.0g

 

↑安定した接続により音声遅延を低減する低遅延モードを搭載。音声遅延によるデメリットが大きいゲームプレイや動画視聴などをストレスなく楽しめる

 

[ココが価格以上!] イヤホン形状が特筆! 音響はアッパーに鳴らす

「独自の『IEM形状』イヤホンを採用。格別のフィット感で使用中の脱落がほぼなく、遮音性も抜群です。音質面では、丁寧なディテール表現とメリハリの良さが両立したアッパーな印象」(野村さん)

 

【第9位】ANCと外音取り込みを排し音質で勝負する意欲作

実売価格1万4800円

【ANC非搭載/2022年7月発売】

final

ZE2000

ANCや外音取り込み機能は搭載せずに音質を追求。姉妹品の「ZE3000」を基に異なるチューニングを施し、価格を抑えた。新設計の超低歪ドライバーとイヤホン内部の機構が、細かな強弱も感じられる明瞭な音響を実現。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):非公表

 

↑特徴的な形状のイヤホンは、3点のみで耳に接触する設計。どんな耳穴にもフィットしやすく、圧迫感が少ない優れた装着感だ

 

[ココが価格以上!] ワイヤレスの常識を覆す上質でメリハリある音響

「自社開発のドライバーとイヤホン内部構造、サウンドメーカーとしての理念に基づく調音で、TWSとは思えない上質感を獲得。メリハリのあるサウンドはポップスやロックなどの現代音楽向きです」(野村さん)

 

【第8位】老舗メーカーのリッチな音がTWSで手軽に楽しめる

実売価格1万6500円

【ハイブリッドANC/2021年10月発売】

デノン

AH-C830NCW

老舗オーディオブランドの同社で全製品の音質チェックを行う「サウンドマスター」がチューニングを担当。楕円形の大口径ドライバーを搭載し、広範な音域で解像感の高いサウンドを再現する。音声アシスタントにも対応。

SPEC●ドライバー径:11×10mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約6時間、ケース込み約24時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約10.6g

 

↑片側3基のマイクを搭載し、ビームフォーミング技術とエコーキャンセル技術の併用で快適な通話を実現。ANC機能面ではハイブリッド方式を採用した

 

[ココが価格以上!] 周囲音ミックス機能が自然で外出時に重宝

「周囲の音をミックスする外音取り込みは、装着していることを忘れるほど自然な印象。3Dシミュレーションやサンプルの試作を繰り返したというイヤホン形状はフィット感が格別です」(野村さん)

 

【第7位】耐久性とフィット感に優れるワークアウトのパートナー

実売価格1万4850円

【シングルANC/2022年1月発売】

Jabra

Elite 4 Active

IP57準拠の防塵防水仕様で、耐汗能力を高めたタフな一台。片側2基のマイクは独自構造のメッシュカバーで保護され、風切り音を抑えて明瞭な通話をサポートする。触覚的なボタンをタッチして外音取り込みONなどの操作が可能。

SPEC●ドライバー径:φφ6mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約28時間●防水:IP57相当●イヤホン質量(合計):約10.0g

 

↑ハイレベルな防塵防水性能を備えワークアウトに最適。人間工学に基づいたデザインで、ウィングはないが安定したフィット感だ

 

[ココが価格以上!] 通話性能が高くワークアウト以外でも活躍

「JabraのTWSとしては入門機とも言える価格帯ですが、機能性は十分。『Spotify Tap再生』機能ではクイックに音楽を楽しめます。マイク性能にもこだわり、クリアな通話品質はビジネスで有効」(野村さん)

 

【第6位】小型化とANCの強化を実現し圧倒的な長時間再生は健在

実売価格1万1990円

【ハイブリッドANC/2022年6月発売】

AVIOT

TE-D01v

人気シリーズの最新機種。片側2基のマイクが集音するハイブリッドANCを採用し、中・高音域における低減率は従来比170%まで伸長した。独自の省電力技術により、イヤホン単体で最大約18時間という驚異的な再生時間を誇る。

 SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約18時間、ケース込み約60時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約12.6g

 

↑高品質通話用マイクを搭載し、通話やオンライン会議が快適に。マルチポイント対応なので、作業中の着信にもすぐにレスポンス可能

 

[ココが価格以上!] ANC機能や装着感が従来機から大幅に強化

「強化されたANCをはじめ、最新モデルならではの高機能が魅力。イヤホンが小型化し装着感は格段に向上しています。10バンドのイコライザー設定など、アプリ連携機能も便利」(野村さん)

LG初の曲がる有機ELテレビ「LG OLED Flex」はゲーミングテレビの最適解だ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社初となる水平から曲面まで自由に曲率を変えられる4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」を2023年1月18日に発売します。サイズは42インチのみ。実売予想価格は税込44万円前後。

 

↑42インチの4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」

 

同社は2013年に世界初の曲面型有機ELテレビを発売していましたが、曲面型は没入感が得られやすい、目から画面までの距離が画面端まで均等になるので目が疲れにくい、といったメリットがある一方、正面からでないと画面が見づらい、リビングに置いて家族で見るとには不向きといった弱点があり、今ではフラットな画面の水平型が主流となっています。

 

このLG OLED Flexは、そういった曲面型のメリットを生かしつつ弱点を補うために、同社として初めて可変式の構造を採用。水平から曲率900R(半径90cmの円を描く曲線)まで20段階で曲率を調整することができます。

↑水平時

 

↑最大曲率時

 

また、あらかじめよく使う曲率を設定しておけば、リモコンのボタンを押すだけで指定の曲率を変更可能。近い距離でゲームをプレイするときは曲率を最大に、離れた場所から見たいときは水平に、とシーンや用途に応じて使い分けることができます。

↑リモコンのゲームボタンを押すことで曲率を変更できます

 

このほか、画面の高さやチルト(前後画面角度)の変更も可能で、設置場所に応じて画面を見やすい位置や角度に調節できます。

↑壁掛けテレビのような独特な構造。スタンド部分は取り外し不可

 

ゲーム用途に特化した4K有機ELテレビ

本機は4Kテレビでありながらゲーミングモニターの要素も兼ね備えており、ゲームプレイ時には自動でインターフェイスをゲーム専用モードに変更。ゲームプレイ時によく使う設定に簡単にアクセスできます。

↑ゲームプレイ時は専用インターフェイスを表示

 

また、大画面ではゲーム画面の隅々まで把握しにくいという声に応え、42インチの画面内に32インチまたは27インチ相当の画面を表示する機能も搭載。ゲーム画面とテレビ放送、テレビ放送とYouTubeなど異なるソースの2画面を並べて表示するPbP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)機能も備えています。

 

可変リフレッシュレートに対応するVRRや、AMDのFreeSync、NVIDIAのG-SYNCにも対応。自動で低遅延モードに変更するALLMにも対応しています。

 

このほか、NVIDIAのクラウドゲームサービス「GEFORCE NOW」アプリに対応しており、キーボードやコントローラーを用意するだけでゲーム機不要で遊ぶことができます。

 

背面にはLEDライトを搭載しており、表示内容や音声に応じてライティングを変化させることが可能。本体にエコーキャンセリングマイクを内蔵しているので、ヘッドセット無しでもボイスチャットを行うことができ、長時間のゲームプレイでもストレスなく楽しめます。

↑背面にカラフルに光るLEDライトを搭載

 

4Kテレビとしても高いスペックを実現

もちろん画質や音質にもこだわった仕様で、LG 独自の映像エンジン「α9 Gen5 AI Processor 4K」と、最先端の映像アルゴリズムとの組み合わせにより、従来の有機EL テレビに比べ、高輝度、高純度な色を再現。地上波放送はもちろん、映像配信コンテンツも究極の没入感で視聴することができます。

 

4K映像の120フレーム(120Hz)表示に対応するほか、4つのHDMI入力端子はすべて4K120p入力に対応しており、どのHDMIにつなげばいいか迷うことなく接続できます。応答速度は0.1msで、レースゲームなど画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少なく、スピード感あふれるゲーム映像が楽しめます。

↑HDMIなどの入力端子は背面のスタンド部分に搭載

 

スタンド部分にはステレオスピーカーとウーファーを搭載。さらに2chの音源を7.1.2chに変換して、臨場感のあるサウンドを楽しめます。

 

テレビ放送用チューナーは、BS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用が3基。外付けHDDをつなげば裏番組録画も可能です。

 

実売予想価格44万円と、同サイズの4Kテレビと比較すると高額ですが、ゲーミングモニターの要素も兼ね備えた高いスペックと、LG初の可変式曲面型ディスプレイ採用という点は他にないワンアンドオンリーな魅力を備えています。テレビ視聴もゲームプレイも1台に集約したい、という方はぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

機能“全部入り”の完全ワイヤレスに声優・小岩井ことりも大満足!「オーディオ テクニカ ATH-TWX9」はポタ-1グランプリ2022優勝候補!

今秋オーディオテクニカが満を持してリリースしたATH-TWX9は、同社の完全ワイヤレスイヤホン最上位モデル。伝統あるオーディオメーカーらしい上質な音と、快適なリスニングをもたらす多機能を両立した“全部入り”イヤホンだ。

 

【今回紹介する製品】

数多くの機能を備えつつ 音質もこだわり抜かれた
まさにフラッグシップ!(小岩井)
オーディオテクニカ ATH-TWX9

 

完全ワイヤレスイヤホン
2万5000〜3万5000円
GetNavi注目モデル

エントリーNo.32
オーディオテクニカ
ATH-TWX9

実売価格3万3000円

妥協のない音質と、ノイズキャンセリング効果の体感レベルを高めることのバランスを追求した新開発ドライバーを採用。伸びやかで粒立ちの良い音を堪能できる。左右に各2基の小型MEMSマイクを搭載し、高精度のNCを実現する。

SPEC●ドライバー:φ5.8㎜ダイナミック型●使用可能時間:最大約6.0時間(イヤホン)、最大約18.5時間(充電ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片側)、約55.9g(充電ケース)

 

小岩井ことり…声優だけでなく、歌手、DAWを駆使しての楽曲制作、クラブDJ、メタルバンド、VTuberなど多岐にわたるジャンルで活躍中。ヘッドホン・イヤホンは大好物で、100点以上を所有する。ピアレスガーベラ所属。

 

ATH-TWX9が優勝する9の理由

まさに“全部入り”のフラッグシップモデルATH-TWX9の魅力を、小岩井さんがじっくりと使って体感。 サウンドから使い勝手に至るまで、本機が「優勝」たりうる理由を細かく解説していく!

 

<理由1>

不自然な強調感が一切ない “本物”を感じさせるサウンド

「一聴して音響メーカーさんならではのチューニングと感じられる“本物”らしいサウンド。特定の帯域を強調しすぎることがなくナチュラルでありつつも、華やかな音を楽しめました」(小岩井)

 

↑専用のφ5.8㎜ダイナミックドライバーを新設計。伸びやかな高域や、粒立ちの良い繊細な音を楽しめる

 

↑エッジマウント方式を採用した振動板は3層マルチレイヤー仕様。キレが良く、量感のある音を実現した

 

<理由2

シンプルながら高級感がある 大人に相応しい上質デザイン

「シンプルながら高級感がある、大人のためのイヤホン。ケースもイヤホンもコンパクトですが、表面にしっとりとした塗装が施されているため扱いやすいのもポイントです」(小岩井)

↑イヤホン、ケースともに黒くマットな表面加工。ブロンズの差し色も相まって質感の高いデザインだ

 

↑ケースは片手にすっぽりと収まるサイズ。イヤホンも小さいものの手に馴染み、落下させる不安が小さい

 

<理由3>

耳の内外で支えるような 唯一無二の安心な装着感

「耳穴に当たるイヤピース部だけでなく、外側の耳介に当たるハウジング部でも支えるような装着感は唯一無二! ほかのスティック型イヤホンにないフィット性で安心感を得られました」(小岩井)

↑スティック部がすっぽりと耳に収まってフィットするため、脱落の不安を感じさせない。見た目もスマートだ

 

↑装着感を左右するイヤピースにもこだわった。導管の長さが異なる3種類を4サイズ、計12種類が付属する

 

<理由4>

2種類のノイキャン機能を備え いつでも最適な設定に

「ユーザーに合わせてカスタムされる『パーソナライズ』と、周囲の騒音環境を計測して最適化する『オプティマイズ』という2種のノイキャンシステムを搭載。あらゆるシーンに対応してくれます」(小岩井)

↑装着時にロングタッチすると「オプティマイズ〜」が起動。環境に合わせてノイキャンレベルを最適化する

 

↑2基のマイクで環境ノイズを集音。独自開発のノイズフィルター設計を通して高精度のノイキャンを実現する

 

<理由5

高性能マイクとノイキャンの 組み合わせにより通話も快適!

「マイクメーカーでもある同社だけに通話も快適。ノイキャンとの相性も良好です。自分の発した声を聴けるサイドトーン機能も秀逸で、雑踏のなかでも落ち着いて話せました」(小岩井)

↑自分が発した声を集音して聴けるサイドトーン。閉塞感がなくなり、必要以上に大きな声を出すこともなくなる

 

<理由6

2つのデバイスと同時接続して 用途に応じて切り替えられる

「2つの機器に同時接続して、すぐに切り替えられるマルチポイント機能が便利。PCで作業しているときスマホに着信が入ったらすぐ対応、といったシームレスな使い方ができます」(小岩井)

↑リモートワークではノートPCとスマホを駆使して作業することが多い。両方に接続しておけばストレスフリーだ

 

<理由7

専用アプリ 「Connect」で 細かい設定が可能

「専用アプリの使い勝手が良好。タッチ操作のカスタムや、キーアサインの変更などを行えるので、やり込みたくなります。ヒアスルーレベルや左右の音量を細かく設定できるのもイイ!」(小岩井)

↑ビジュアルを前面に出したUIを採用し、初めてのユーザーも直感的に操作できる。デバイスの切り替えなども容易だ

 

<理由8

深紫外線LEDを照射して ケース内で イヤホンを除菌

「ケースにイヤホンを収納すると、深紫外線LEDが照射されて細菌やウイルスを除去できる機能は安心感があります。衛生面への意識が高まっているこのご時世にもピッタリですね」(小岩井)

 

↑ケース内にはミラー加工が施され、イヤピースが除菌される設計になっている

 

<理由9

充電ケースは “置くだけ”でOKの ワイヤレス充電に対応

「Qi規格のワイヤレス充電に対応し、Qi充電器にケースを“置くだけ”でチャージできます。『除菌』もそうですが、こういった先進機能を搭載するのはさすがフラッグシップですね」(小岩井)

↑Qi規格対応の充電器(別売)に置くだけで手軽にチャージ。もちろん付属のUSB Type-Cケーブルでも充電できる

【このノミネートモデルもチェック!】

完全ワイヤレス イヤホン
1万〜1万5000円

エントリーNo.13
ATH-CKS30TW

実売価格1万2980円

キレのある重低音を楽しめる「SO LID BASS」の最新モデル。ブルーグレー、ブラック、ピンクベージュ、ホワイトの4色で展開する。「この小ささでこの迫力を出せるに驚き! 重低音好きの女性は多いので人気が出そうです」(小岩井)

 

骨伝導ヘッドホン

エントリーNo.48
ATH-CC500BT

実売価格1万7600円

世界初の「軟骨伝導」ヘッドホン。耳をふさぐことなく“ながら聴き”を楽しめる。オンライン会議での使用にもピッタリ。「従来の骨伝導ヘッドホンとは一線を画すサウンドクオリティ。音響メーカーとしてのプライドを感じました」(小岩井)

撮影/福永仲秋(ANZ) ヘアメイク/Hitomi Haga

人気メーカーのイヤホンなど年始来最安値多数!【Amazonブラックフライデー2022情報】オーディオ関連アイテム編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、イヤホンやヘッドホンなど注目のオーディオ関連アイテムを紹介します。

 

SHURE(シュア) SE215 SPE-A 高遮音性イヤホン -有線イヤホン-」「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-E70 -有線イヤホン-」「Jabra Elite 7 Pro -完全ワイヤレスイヤホン-」「【Amazon.co.jp限定】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 -完全ワイヤレスイヤホン-」「HUAWEI FreeBuds Pro2 -完全ワイヤレスイヤホン-」「Victor(ビクター)HA-FW1000T -完全ワイヤレスイヤホン-」といった、人気メーカーのイヤホンが、年始来最安値に!

 

ヘッドホンは、日本ではAmazon.co.jp限定のワイヤレスヘッドホン「Bose QuietComfort 45 スペシャルエディション」がお買い得に。ワイヤレスヘッドホン「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-M20xBT」も、年始来最安値です。

 

ワイヤレスオーディオでは、2022年10月発売の新製品「【Amazon.co.jp限定】JBL FLIP ESSENTIAL2」と、2020年モデルの重低音スピーカー「ソニー SRS-XB33」が、年始来最安値となっています。

 

サウンドバーでは、Dolby Atmos対応「JBL BAR 5.0 MultiBeam」が年始来最安値となっており、人気の「Bose Smart Soundbar 700」も、セール価格で登場です。

 

ポータブルオーディオ「ソニー ウォークマン 64GB ZXシリーズ NW-ZX507 ブラック/シルバー」が年始来最安値。ウォークマンは初のセール参加となります。

 

マイクは「SHURE シュア 単一指向性ダイナミック型マイクロホン SM7B」が年始来最安値です。また、USBアダプターとケーブル、マイクケーブル、卓上スタンド付属の高音質マイク「マランツプロ USBコンデンサーマイク M4U」も、ブラックフライデーセール対象です。

 

ゲームのボイチャや配信に特化したミキサー「ヤマハ ゲーム/配信用オーディオミキサー&ヘッドセット ZG01 PACK」も、年始来最安値で登場。

 

Alesis 電子ピアノ Recital Pro」「Alesis 電子ピアノ Recital Black」といった、楽器もブラックフライデーセールの対象となっています。

レグザのテレビ+レコーダーセットはセール初登場!【Amazonブラックフライデー2022情報】家電編その3

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、注目のテレビ4点を紹介します。

 

2022年に大きく伸びているメーカー、TCLの大人気モデル「TCL 50型 液晶テレビ 50P618【Amazon.co.jp限定】」が、年始来最安値でブラックフライデーに登場します。

 

この1年で特に人気が高まっているという「レグザ」。ブラックフライデーでは「東芝 65型 液晶テレビ レグザ 65Z570K」が年始来最安値となっています。さらに、レコーダーセットの「65Z570K+DBR-4KZ200」は、セール初登場です。

 

LG「48型 有機ELテレビ OLED48A2PJA」「55型 有機ELテレビ OLED55A2PJA」が、年始来最安値に。憧れの有機ELテレビが一線を越えた価格で入手できるチャンスです。

Razerのゲーミングマウスが発売以降最安値!【Amazonブラックフライデー2022情報】カメラ・他PCアクセサリ編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、カメラやPCアクセサリの注目アイテム6点を紹介します。

 

まず、大人気の定番モデル「ロジクール トラックボール ワイヤレスマウス M575S ブラック」がセール特価となっています。

 

USBポート5個付きで、場所を取らない多機能電源タップ「エレコム 電源タップ タワー型 延長コード 12個口」も、ブラックフライデー特価です。

 

溢れる臨場感と高い没入感で人気のハンドルコントローラー「ロジクールG ハンドルコントローラー G923d ブラック」もセールの対象です。

 

鮮やかなRGBライティングが特徴で、セットアップも簡単なコンデンサーマイク「HyperX QuadCast S スタンドアロンマイク ブラック」も、ブラックフライデーセールでお得に。

 

そして「Razer Basilisk Ultimate ゲーミングマウス 充電スタンド付」が、発売以降最安値の特別価格です。

 

フルサイズセンサーを小型・軽量ボディに凝縮し、高画質と機動性を両立した「ソニー ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2」も、セール価格です。

オーディオテクニカ創業60周年記念! 復刻版「サウンドバーガー」が7000台の限定販売

オーディオテクニカは、40年前に発売されたポータブルレコードプレーヤーの復刻版「サウンドバーガー(Sound Burger):AT-SB2022」を限定7000台で発売すると発表しました。

↑1980年代らしいデザイン(画像提供/オーディオテクニカ)

 

創業60周年記念として復刻されるサウンドバーガーは、1980年代らしい赤くてレトロなデザインが特徴。片手で持ち運べるサイズながら、アクティブスピーカーやヘッドホンと付属のオーディオケーブルで接続することで、レコードの再生が可能です。再生速度は33/45回転に対応する、ベルトドライブ方式。特別なアームと交換可能な針を採用しています。

 

サウンドバーガーの性能は現代風にリファインされており、Bluetoothによる楽曲の転送や、USB Type-Cによる充電が可能。フル充電では約12時間の再生に対応しています。また、本体にはシリアルナンバーと60周年ロゴのレーザー刻印、越前和紙によるスリーブがほどこされています。

 

サウンドバーガーは11月7日からオーディオテクニカのオンラインストアで注文を受け付ける予定で、希望小売価格は2万3800円。販売は日本のテクノロジーが世界を席巻していた80年代を思い起こさせるレトロなレコードプレーヤーは、あっという間に売り切れるかもしれません。

 

Source: オーディオテクニカ

「Dolby Atmos」対応! ボーズ独自のテクノロジーも搭載した、コンパクトなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」

ボーズは、同社独自のTrueSpaceテクノロジーを搭載し、Dolby Atmosに対応する、小型でスタイリッシュなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」を発売しました。税込価格は7万4800円。

 

同製品は、高さ5.6cm、奥行き10.4cm、長さ69.5cmで、ブラックで統一された、マットなボディとラップアラウンドのメタルグリルが目を引くデザインです。

 

Dolby Atmosコンテンツでは、正確にチューニングされたデジタル信号処理(DSP)と同製品の5基のトランスデューサーが連携し、実際にはスピーカーが配置されていない場所からもサウンドを響かせます。

 

また、Dolby Atmos以外のコンテンツでも、5基のトランスデューサーをサポートするBose TrueSpaceテクノロジーが、ステレオや5.1などの信号もインテリジェントに分析・リミキシングして、Dolby Atmos対応のコンテンツのような、拡がりのあるサウンドを効果的に展開します。

 

Wi-Fi、BluetoothならびにChromecast built-inに対応し、様々な方法でコンテンツをストリーミングすることができます。対応するGoogleデバイスでWorks With Googleアシスタントの機能を使用したり、内蔵のAmazon Alexaで音声操作が可能。Bose Voice4VideoテクノロジーがAlexaの音声コントロール機能を拡張し、声だけでテレビの電源をオンにしたり、入力やチャンネルを切り替えるたりすることができます。

 

Bose SimpleSyncテクノロジーで、ボーズのスマートスピーカーやサウンドバーと連携させて、マルチルームオーディオシステムとしても使用できます。オプションのベースモジュールやリアスピーカーと組み合わせれば、ホームシアター環境を一層アップグレードすることも可能です。

小型軽量ボディーに高い耐候性能を搭載! 多彩な撮影機能を搭載した「OM SYSTEM OM-5」

OMデジタルソリューションズは、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」を、11月に発売します。

 

実売価格(ボディー)は税込16万2800円。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2種類です。12月には「M.ZUIKO DIGITAL」レンズがセットになった「OM-5 14-150mm IIレンズキット」「OM-5 12-45mm F4.0 PRO レンズキット」も発売予定です。実売価格は税込19万5800円。

 

同製品は、5軸手ぶれ補正を搭載し、最大6.5段、対応レンズとの組み合わせによる「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、最大7.5段の補正効果が得られます。M.ZUIKO DIGITALレンズとの組み合わせでコンパクトなカメラシステムとなり、強力な手振れ補正と合わせて、三脚が使えない場所でスローシャッターでの撮影を可能にします。「有効画素数2037万画素 Live MOSセンサー」や高性能の画像処理エンジン「TruePic IX」(トゥルーピック ナイン)の搭載により、自然な階調表現と高感度時であってもノイズの少ない高画質な撮影が可能です。サイズは幅125.3mm×高さ85.2mm×奥行49.7mm、重量366g(本体のみ)と、小型軽量ボディも特徴です。

↑「5軸シンクロ手ぶれ補正」イメージ

 

各部にシーリングを施し、フラッグシップモデルの「OM SYSTEM OM-1」と同等の防塵・防滴保護等級IP53、-10℃の耐低温性能を備えています。突然の降雨、降雪や、水しぶきのかかるような過酷な条件下でも、撮影が可能です。レンズ交換時のイメージセンサー部へのゴミ・ホコリの付着によるトラブルを大幅に軽減するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)を搭載し、屋外でも安心してレンズ交換を行なえます。

↑シーリングイメージ

 

コンピュテーショナル フォトグラフィは、従来特殊な機材やPCによる画像合成などで行なっていた写真表現をカメラ内で行なう機能です。同製品は、「ハイレゾショット」「ライブND」「プロキャプチャー」「深度合成」「ライブコンポジット」「デジタルシフト」など、様々なコンピュテーショナル フォトグラフィ機能を備えています。

 

ボディー内5軸手ぶれ補正は動画撮影にも対応し、動画専用の電子手ぶれ補正を組み合わせることで、手持ちでも安定した4K動画が時間制限なく撮影可能です。新たに縦位置動画にも対応し、カメラを縦位置にして撮影した場合、縦位置の動画ファイルとして保存でき、縦位置動画も編集ソフトを介さずに作成できます。ハイレゾ対応のリニアPCMレコーダー「LS-P5」を接続すると、動画撮影時の音声を高音質で記録でき、スレートトーン発信機能によって動画編集時の音声データ同期もできます。

新開発AIプロセッシングユニット搭載! 被写体認識AF性能と高解像を備えた、ソニー「α7R V」

ソニーは、α7Rシリーズの第5世代モデルとなる、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7R V」を、11月25日に発売。予約販売の受付を11月1日10時に開始します。市場推定価格は税込56万円前後です。

 

同製品は。AIプロセッシングユニットによるディープラーニング技術や処理能力が向上したことにより、「リアルタイム認識AF」で、より高精度かつ多種類の被写体を認識します。人物撮影時には、複雑な姿勢であったり、顔が隠れていたりしたとしても、最新の姿勢推定技術を用いて被写体を精度高く捉え、追尾することが可能。「α7R IV」と比較して、人物の瞳の認識精度が約60%向上しています。認識できる被写体は、従来の人物、動物のほか、新たに鳥や昆虫、車や列車、飛行機も認識可能になりました。α7R IVより広い約79%(静止画撮影時)のエリアに、最大693点の像面位相差点を高密度に配置し、高精度なAFが可能です。

 

画質面では、35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、従来比最大約8倍の高速処理が可能な最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせることで、有効約6100万画素の解像性能を最大限に引き出し、被写体を細部まで高精細に描写します。また、高解像性能を引き出す8段ボディ内手ブレ補正機能も搭載しています。

 

動画性能は、高精細8K(7680×4320)24p撮影に対応するほか、4K60pや4:2:2 10bit記録などの性能を有し、高精細動画を撮影できます。

 

従来のチルト液晶モニターとバリアングル液晶モニターの利便性を兼ね備えた、新開発の4軸マルチアングル液晶モニターを搭載し、縦位置でも横位置でも角度を自由に調整できます。解像度約944万ドットの電子ビューファインダーによる高い視認性や、CFexpresspress TypeAメモリーカードに対応するデュアルスロットを搭載し、ストレスのない高解像撮影が可能です。

スマホで撮った「チェキ」をARでデコれる! スマホプリンター「INSTAX SQUARE Link」

富士フイルムは、スマホの画像をスクエアフォーマットのチェキフィルムに出力できるスマホプリンター“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」を、11月17日に発売します。

 

「INSTAX Link」シリーズは、専用アプリからBluetoothでスマホの画像をチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター。今回発売となるSQUARE Linkは、AR(拡張現実)エフェクトでチェキプリントを彩る機能やメッセージ付きチェキプリントを楽しめる機能を搭載した、シリーズ最新モデルです。

 

「AR Print」は、専用アプリを用いて、同製品で出力したチェキプリントをARエフェクトで彩る新機能。ARエフェクトを重ねたチェキプリントを表示したり、その表示画面を動画や静止画として保存し、SNSで簡単に共有できます。

 

新たに搭載される「INSTAX Connect」は、専用アプリで、スマホの画像にチャットのメッセージを重ね合わせてプリントできる機能。メッセージ付きで送ったスマホの画像に、相手からの返信メッセージもあわせてプリントすることで、そのときの気持ちを写真で共有することが可能になります。

 

本体のカラーバリエーションは、アッシュホワイトとミッドナイトグリーンの2色展開。本体カラーに合わせた専用ハードケースと、スクエアフィルム用アルバムも同時発売します。価格はいずれもオープン。

装着したくてウズウズする!「Nothing Ear (stick)」、10月29日から国内で先行限定発売

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (stick)」を国内外にて正式に発表しました。

↑蝶のように舞い、蜂のように刺す?(画像提供/Nothing)

 

Ear (stick)はハーフインイヤー型のデザインを採用。イヤホン重量が4.4gと軽量なこともあり、「羽のように軽い感覚」での装着が可能です。またリップスティックにインスパイアされた、コンパクトな円筒形のケースも特徴となっています。

 

イヤホン本体には12.6mmのカスタムドライバーを採用し、耳の形にあわせて低音の量を補完する「Bass Lock Technology」による、本格的なサウンドを実現。さらに3個のマイクでクリアな通話を実現する「Clear Voice Technology」も搭載しています。音楽などの再生時間はイヤホン本体で7時間、ケース込みで最大29時間です。

 

Nothingのスマートフォン「Phone (1)」に接続すると、自動で低ラグ(遅延)モードに移行。Androidスマートフォンとは「Fast Pair」で簡単に接続できます。また、イヤーパッドを押すことで楽曲や音量の調整ができる「プレスコントロール」も導入されました。

 

Nothing Ear (stick)の国内価格は1万6800円で、11月10日に日本で全国発売され、10月29日からNothing.tech、Kith Tokyo、二子玉川 蔦屋家電で数量限定で先行販売される予定。仕事中や勉強中などに気軽に装着できるスマートフォンとして、Nothing Ear (stick)は活躍してくれそうです!

 

Source: Nothing

コンパクトかつ良コスパ! Razerの新サウンドバー「Razer Leviathan V2 X」……ハイブリッドゲーミングヘッドセットの新色も追加

Razerは、「Razer Leviathan V2 X(レイザー リヴァイアサン ブイツー エックス)」と、「Razer Barracuda(レイザー バラクーダ)」の新色「Mercury(マーキュリー)」「Quartz(クウォーツ)」を、10月28日に販売開始します。

 

Razer Leviathan V2 Xは、Razerのサウンドバー「Leviathan」シリーズの、コンパクト&高コスパが特徴の新モデル。横幅約40cmで、モニター下にスッキリと収まるコンパクトサイズながら、2つのフルレンジドライバーとパッシブラジエーターを搭載。USB-Cでの給電とオーディオ入力に対応し、最大音量は90dBです。税込価格は1万7600円。

 

Razer Barracudaは、低遅延の2.4GHz、Bluetooth 5.2、有線の3タイプの接続に対応したハイブリッドなゲーミングヘッドセット。今回は新たに、ホワイトのMercuryとピンクのQuartzが加わります。税込価格はいずれも2万8600円。

1万円のAmazonギフトカードが当たる!みんなで選ぶNo.1ポータブルオーディオ「ポタ-1グランプリ2022」

読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する「ポタ-1グランプリ」は、今年で6回目を迎えます。イヤホンやヘッドホン、スピーカーなど、2022年に人気を集めたアイテムのなかから、13部門69モデルがノミネートされました。

総合グランプリ連覇を狙うソニーからは、新機軸の完全ワイヤレスイヤホンなど注目製品がたっぷり。さらに、AppleのAirPods Proに新モデルが登場したほか、ボーズやオーディオテクニカといった人気ブランドの製品も豊作。例年以上に群雄割拠のラインナップとなりました。

 

↑ノミネート製品の紹介は、本日発売のGetNavi 12月号に掲載されています

 

投票の結果は、12月下旬にYouTubeで生配信される「ポタ-1 TV」で発表されます。

 

また、投票していただいた方から抽選で5名にAmazonギフトカード1万円ぶんを差し上げますので、奮ってご応募ください。Twitterのアカウントがあればどなたでも手軽に応募できます。今年はどの製品がグランプリに選ばれるのか、それを決めるのは皆さまの1票です!

 

↑「ポタ-1グランプリ2021」の結果発表も「ポタ-1 TV」で生配信された。今年もMCを務めるのは声優の小岩井ことりさんと、ライターのだいせんせいこと工藤寛顕さんの2人。豪華ゲストも登場するかも?

 

【投票はこちらをクリック】

https://forms.gle/7dGz9tXP1fT3EJKC6

投票期間は10月24日(月)10:00~11月30日(水)23:59

新技術を採用した次世代高画質テレビ「新有機EL」VS「ミニLED」いま買うならどっち?

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は2人の専門家にパワープッシュする「新有機EL」「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

実力比較表

↑それぞれのメリットとデメリットは解消されつつあり、画質・機能はほぼ互角といえる。設置性はより薄い有機EL、寿命は画面の焼き付きの少ない液晶に軍配が上がる

 

その1【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

 

その2【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、ソニーの新有機ELパネル「QD-OLED」搭載の最新テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は大注目の「新有機EL」について、専門家に聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、レグザの「ミニLED」テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は専門家にパワープッシュする「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

 

【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

超広角単焦点のボケ! ソニー「VLOGCAM ZV-1F」がショート動画撮影に便利そう

ソニーは広い画角と大きなボケが特徴のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-1F」を発表しました。

↑ソニーより

 

VLOGCAM ZV-1Fは自撮りに適した、超広角20mm(35mm版換算)開放F値2.0の単焦点レンズと、2010万画素のメモリー一体型1.0型積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。広い画角と美しいボケを実現しています。背面ディスプレイはフリップ式で、自撮りも簡単。さらに、話し手の声をクリアに録音する指向性3カプセルマイクを搭載しています。

 

本体は幅105.5mm×高さ60mm×奥行46.4mmで、重さ約256gとコンパクトサイズ。ディスプレイのタッチ操作にも対応しています。また切り替えボタンで、スローモーションやクイックモーションの撮影が可能。動画撮影でも、セルフタイマー機能が利用できます。

 

動画と静止画のそれぞれに、肌の色と顔の明るさを最適化する機能を搭載。また、美肌効果も3段階の調整が可能です。またお気に入りのシーンやクリップに印をつけるショットマーク機能では、そこを中心に15秒、30秒、60秒だけを切り出してスマートフォンに転送することも可能です。

 

VLOGCAM ZV-1Fは10月19日から予約を開始し、28日から販売を開始。価格はオープンで、店頭予測価格は8万3000円前後となっています。単焦点カメラと聞くとすこし使い方が難しそうですが、むしろスナップ撮影では画角選びに迷わずに、気軽に撮影が楽しめそうです。

 

Source: ソニー

パナソニックの大発明! 「ウォールフィットテレビ」が日本のリビングを変える

パナソニックは、かんたんに壁掛け設置ができる“ウォールフィットテレビ”「LW1」シリーズを11月18日に発売します。

↑ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズ

 

ラインナップは、専用チューナーに2TBの録画用HDDを内蔵する「TH-55LW1L」と、チューナーのみの「TH-55LW1L」(別売のUSB HDDで録画可能)の2機種。実売予想価格はTH-55LW1Lが税込37万円前後、TH-55LW1Lが税込33万円前後。

↑専用チューナーの内蔵HDDの有無で2機種を用意。左がHDD無しのTH-55LW1L、右がHDD内蔵のTH-55LW1用チューナー

 

また、これに合わせて発売中の「どこでもディーガ」や「レイアウトフリーテレビ」を含めた商品群を「くらしスタイルシリーズ」と称し、「テレビの場所が自由になると、くらしはもっと自由になる」をコンセプトに住空間とテレビの新しい関係を提案。レイアウトフリーテレビ(TH-43LF1)にUSB HDD別売モデル「TH-43LF1L」(実売予想価格17万円前後)も追加ラインナップします。

 

生活空間になじむ薄型フラットな壁掛けテレビ

ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズは、壁にぴったりくっつけることができ、生活空間になじむフラットなデザインが特徴。55型の4K有機ELテレビと専用のワイヤレスチューナーがセットになっており、チューナーからテレビ映像を無線伝送することで、テレビ部分が電源ケーブルのみのシンプルなスタイルになっています。

↑専用チューナーからワイヤレスでテレビ映像を伝送するので、テレビ側は電源ケーブルのみ

 

↑壁にフィットする薄くフラットなデザイン

 

これは、従来のテレビがアンテナ線やレコーダー等の機器のケーブルが届く範囲でしか設置できず、「テレビの位置によって家具のレイアウトが制限されることに不満がある」という声や「デザインがインテリアになじまない」という声を受けて開発されたもの。

 

部屋の中のアンテナ線端子の位置に左右されず設置でき、テレビ台も不要なため、設置の自由度が高く床面積を圧迫しないというメリットがあります。

 

従来の壁掛けテレビと異なり、壁から画面まで約3.5cmというフラットなスタイルで、まるで絵画や窓のように住空間になじむ設計となっており、専用の金具と取り付け用の設置用紙を使って誰でも簡単に壁に取り付けることができます。専用金具は一般的な住宅に多く使用されている石膏ボードの壁に、細いピンのみで簡単に固定することができ、ピンの跡も目立ちにくくなっています。

↑一般的な壁掛けテレビ(下)との比較。壁からのせり出しがなく、絵の額縁のように壁に馴染む。また専用金具に掛けるだけなので、横からみたときに従来方式のような重厚感がなく手軽に設置できる

 

別売のスタンドを使えば、従来のように据え置き設置も可能。住環境やライフスタイルの変化に応じて設置方法を使い分けることも可能です。

 

テレビ部は4K有機ELパネルを採用し、画面を振動させて音を出すアクチュエーターを搭載した「画面振動スピーカー」を採用。厚みが出やすい従来のスピーカーボックスを排除し、奥行わずか約3.1cmという薄型化を実現。また、ディスプレイ設計のノウハウを生かし、テレビの重量も従来比で40%軽量化しています。

 

独自の4K無線伝送技術により、地デジ放送や4K放送もワイヤレスでチューナーからテレビに送信することが可能。TH-55LW1のチューナーは2TBのHDDを内蔵しており、地デジも4K放送もたっぷり録画することができます。また、2番組同時録画にも対応(4K放送の2番組同時録画は不可)。YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオ、TVerなどの各種ネット動画も再生できます。

 

生活空間におけるテレビの存在感の大きさをやわらげるような新感覚のスタイルは、テレビの概念を大きく変えてしまうようなインパクトがあります。スペースやインテリアとのマッチングの関係でテレビの設置を諦めていた方も、これなら置ける!と感じる人が多いのではないでしょうか?

↑発表会ではインテリアコーディネーターのMAKOさんと、インテリアスタイリストの窪川勝也さんを招いたトークセッションも開催されました

 

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Nothing Ear (stick)詳細が10月26日発表へ。ハーフインイヤー型とは…?

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の価格や製品仕様などの詳細を、日本時間10月26日23時に発表すると明かしました。

↑Nothingより

 

Ear (stick)は円筒形の本体ケースが特徴のワイヤレスイヤホンで、Nothingの初のワイヤレスイヤホン「ear (1)」の後継モデルに相当します。

 

Nothingによれば、Ear (stick)ではハーフインイヤー型のワイヤレスイヤホンになる、とのこと。その詳細は不明ですが、開放型イヤホンと密閉型イヤホンの中間のような形状になるのかもしれません。これにより、「羽のように軽く、人間工学に基づいたデザインで、耳の形にフィットします」とうたっています。

 

充電ケースのデザインは、「クラシックなコスメにインスパイアされた」とのこと。これにより、ポケットへと収納しやすいことをアピールしています。

 

ear (1)やスマートフォン「phone (1)」など、魅力的な製品をつぎつぎと投入するNothing。Ear (stick)では本体デザインだけでなく、音質や本体機能の刷新にも期待したいものです。

 

Source: Nothing

スマホ音源を高音質にする「あえて有線」アイテムが再燃中! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は超小型DACアンプ、Astell&Kernの「AK HC2」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

【超小型DACアンプ】 スマホで手軽にハイレゾ音質を実現

私が紹介します!

AVライター

野村ケンジさん

ヘッドホンからホームシアターまでオーディオ系に精通。専門誌やWeb媒体でレビュー記事を多数執筆している。

デジタルオーディオプレイヤーのノウハウを生かした音質重視のドングル型DAC(野村)

【ポータブルUSB-DACケーブル】

2022年6月発売

Astell&Kern

AK HC2

実売価格2万9980円

スマホやPCで手軽にハイレゾの高音質再生が楽しめるUSB-DACケーブル。デュアルDAC構成を採用し、S/N比が高くクリアで安定した音質を獲得した。4.4mm5極バランス出力端子を備え、高出力かつノイズフリーなサウンドを実現。

 

↑接続した再生機器からの電力を利用。手持ちのデバイスで手軽に超高音質なサウンドを楽しめる。Lightning変換アダプターも付属

 

ヒットアナリティクス

小型で使い勝手良く高音質・低遅延を実現

ストリーミングサービスが人気の昨今、ヘッドホン出力のないスマホから直接良好なサウンドを楽しめるアイテムが再燃中。小型でも高音質・低遅延という有線の優位性を発揮し、完全ワイヤレスイヤホンの対抗馬として注目だ。迫力の音響は映画鑑賞にも十分使える。

 

クリエイティブのハイエンドゲーミングサウンドバーに下位モデルが仲間入り! サウンドバー体験会も実施

Creative Technology Ltdの日本法人クリエイティブメディアは、「Sound Blaster Katana V2X」を10月上旬に発売します。実売価格は4万2799円。

 

同製品は、2021年9月に発売したゲーミングサウンドバー「Sound Blaster Katana V2」の下位モデル。

 

上位モデルのSound Blaster Katana V2が採用する、トリプル アンプ/5ドライバー デザインや、HDMI ARCや光デジタル、USBやBluetoothなどの接続性、Dolby AudioやUSB マルチチャンネル再生などのサラウンド、Super X-Fi ヘッドホン ホログラフィやRGBライディング、Sound BlasterのAcoustic Engineによるオーディオ エフェクト、PCやスマホ用Creativeアプリでの操作性など、基本性能はそのままに、5.25インチ ドライバー搭載の小型化されたサブウーファーを採用し、スピーカー出力を総合90W/ピーク出力180Wとしています。

 

また、同製品やその他同社の製品を試聴できる「Creative サウンドバー体験会」を、東京都千代田区の「クリエイティブメディア 秋葉原オフィス内 デモルーム」で毎週木曜日と金曜日の13時~18時に開催中。詳細は同社公式サイトの当該ページをご覧ください。

Makuakeで目標金額325%達成! ヘッドセット不要で立体的なサウンドを楽しめるゲーミングスピーカー「GP3」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、7月に応援購入サービス「Makuake」で先行販売を行い、目標金額を325%達成したゲーミングスピーカー「GP3」を、10月中旬に全国の販売店で本格展開します。

 

同製品は、同社が展開するゲーミングブランド「LG UltraGear」モデルとして、独自技術を多数盛り込み、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案するゲーミングスピーカーです。

 

同ブランドのスピーカーでは、GP3は第2弾となり、第1弾の「GP9」は、プロ用オーディオ機器と同等の設計・仕様と高品質DACを搭載したハイエンドモデルでしたが、GP3はGP9のメイン機能はそのままに、設計やインターフェイスをゲーマー向けに再構築。ヘッドセット不要の開放感と、3Dサラウンドの没入感で、自宅に快適なゲーム空間を作り出します。また、ゲームに限らず、映画や音楽など、自宅でのエンターテインメント全般を迫力のサウンドとともに楽しめます。

 

より“音”に集中するため、ハイクオリティなサウンドのヘッドセットを使用している人も多いなか、「イヤホンを付けっぱなしにしていて大切な電話に気がつかなかった」「ヘッドセットで締め付けられて耳や頭が痛い」「首や肩が疲れる」などの悩みも少なくありません。GP3はこのような悩みから解放し、独自開発の3Dゲーミングサウンドで、ジャンルに応じた立体音響を提供。HRTF(頭部伝達関数)に基づき、まるでその場にいるような立体的な音響効果を味わえます。