Google Pixel 10 Pro XLレビュー。カメラとAI機能が大活躍で海外旅行も安心・楽しい

グーグルが純正スマートフォンの最新モデル、「Google Pixel 10」シリーズを発売しました。強力なカメラ、独自のAIエージェント「Gemini」を搭載するフラッグシップモデル「Google Pixel 10 Pro XL」を海外出張に持参してみたところ、さまざまな場面でとても役に立っています。この記事では、同機種のインプレッションをお届けしましょう。

↑海外取材の旅に、頼れるグーグルのAIスマホ「Google Pixel 10 Pro XL」を持参しました。

旅に欠かせないバッテリー持ちが良いスマホ

筆者はメインのAndroidスマホとして、歴代のGoogle Pixelを使ってきました。本体のデザイン、あるいはハードウェアとしてのカメラ機能などは、グーグルが2024年に発売したGoogle Pixel 9シリーズの時点でかなり高い完成度に到達していたように感じています。

それを踏襲したGoogle Pixel 10シリーズは、全体としてグーグルらしく「AI機能」が大きく進化したことが注目すべきポイントに挙げられるでしょう。余談ですが、スタンダードモデルである“無印”の「Google Pixel 10」も、背面のメインカメラがトリプルレンズシステムになったことには驚きました。しかも、価格はPixel 9シリーズから据え置いています。

↑左が6.8インチのGoogle Pixel 10 Pro XL。右側のPixel 10も背面はトリプルレンズ搭載のメインカメラになりました。

筆者は9月1日から約1週間、ドイツの首都ベルリンで開催されるエレクトロニクスのイベント「IFA 2025」を現地で取材することになり、心強いAIエージェントとして「Google Pixel 10 XL」を持参することにしました。Google Pixelシリーズの中で最も大きい、約6.8インチのSuper Actua ディスプレイと、独自設計のチップセット「Google Tensor G5」を搭載するフラッグシップモデルです。Google ストアで販売されているSIMフリーモデルの価格は19万2900円(税込)から。

ビジネス利用という観点で見ると、まず評価したいのがバッテリー時間です。上位のProシリーズは30時間以上のバッテリー駆動時間を実現しており、昨年のProモデルよりも約6時間伸びました。

2025年現在、飛行機でドイツまで行くためには、直行便でも12〜13時間かかります。筆者はウィーンを経由してベルリンまで移動したので、トータルで18時間近くかかりました。その間はPixel 10 Pro XLに保存したNetflixの動画を見まくったり、Pixel純正レコーダーアプリに記録した音声を聞き直したりするなど、仕事にも使い倒しています。

結局、羽田空港でフル充電にしてから、あえて機内で一度も充電しないでみたところ、ベルリンに到着した時点でバッテリー残量は40%以上。万一、充電を忘れて機内で爆睡してしまっても大丈夫です。

↑Pixel 10シリーズはQi2規格と互換性のあるワイヤレス充電に対応しました。iPhoneのMagSafe充電器も使えるので、iPhoneとPixelを“2台持ち”している方は便利に感じられるかもしれません。

大画面で迫力のエンターテインメント鑑賞を楽しむ

Pixel 10 Pro XLの約6.8インチの大きな画面は、Pixel 10シリーズの他モデルに対する大きなアドバンテージと言えます。空港では、航空券のモバイル搭乗券も堂々と表示できました。HDRコンテンツ表示時の最大輝度は2200nits、ピーク輝度は3300nitsと、Pixel 9 Proモデルよりも10%明るくなっているので、各施設でのモバイル搭乗券の読み込みもスムーズです。

↑スマホのモバイル搭乗券は紙のものに比べて紛失しにくいところが大きな利点です。

あとはなんと言っても、大きな画面で動画が見られるのが快適でした。もちろん画面の大きさではPCやタブレットに軍配が上がるものの、筆者はふだんから電車移動の際にスマホで動画を見ているので、同様の感覚で機内でも気軽に動画が楽しめる大画面スマホが好みです。

↑6.8インチの10 Pro XLで動画鑑賞。迫力は機内エンターテインメントにも見劣りしません。

ちなみに、Pixel 10 Pro XLは本体内蔵スピーカーが従来機種からアップグレードされています。比較しながら聴いてみたところ、全体の音の量感がパワーアップしている印象を受けました。たとえば音楽や映画のサウンドトラックを聴くと、中低音域の厚みが増していることがわかります。

ナレーションや映画のダイアローグなどは人の声の明瞭度がもう少し上がってほしかったとも思いますが、そのためには抜本的なスピーカー取り付け位置のレイアウト変更が必要になりそうなので、悩ましいところです。

↑Pixel 10 Pro XL(画像左)はSIMカードスロットを上部に移動して、下部に2つスピーカーの音の出口を設けています。Pixel 9(画像右)の頃は側面にスピーカーを配置していました。

Pixel 10 Pro XLに難点があるとすれば、やはり他のPixel 10シリーズのモデルよりも本体が重いことです。質量は232g。手に持つとずっしりとした重みを感じます。ここまでの重さになると、画面の大きさや先進性を優先して、10月9日に発売される折りたたみモデル「Google Pixel 10 Pro Fold」を選んでも良さそうな気がしてきます。

↑10月9日に発売を控えるPixel 10 Pro Fold。内側のSuper Actua Flex ディスプレイは開くと約8インチの大画面になります。

旅行に役立つPixelの新しい2つのAIカメラ機能

観光のようなシーンでは、Pixel 10 Pro XLが新しく搭載する2つのAI系カメラ機能が特に楽しめました。

ひとつはPixelのAIエージェントが、写真を撮影する際に構図の決め方をガイダンスしてくれる「カメラコーチ」です。カメラアプリを起動して、画面右上に表示されるカメラのアイコンをタップすると、被写体をスキャンして、AIが写真の構図を複数提案してくれます。

カメラの実力で色合いやボケ味が上手に表現できたとしても、構図ばかりは撮る人のセンスに依存します。筆者は自分が思っているほどに「食」の写真を撮るのがうまくないようで、よく家族に美味しそうに見えないとダメ出しされます。どうも、料理や食材に近く寄り過ぎてしまうようです。そんな筆者に、カメラコーチは「食器や盛り付けの美しさを表現してみては?」と適切なアドバイスを授けてくれました。

↑筆者の苦手な構図づくりをPixelがいくつかの選択肢を提案しながら、良い写真が撮れるようにガイダンスしてくれます。

お気に入りの構図を見つけたら、被写体を中央に寄せたり、周りにどういった被写体を写り込ませるとキレイに見えたりするかなど、AIが複数ステップに渡ってコーチングしてくれます。一方で、被写体が「人」や「ペット」のような自発的に動くものだった場合、この数ステップの間に思案してしまうと、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまう可能性もあります。旅先で出会った美味しい料理、美しい風景と歴史的建造物などをうまく撮りたいときに活躍してくれそうな機能と言えるでしょう。

もうひとつは、Pixel 10 Proシリーズにだけ搭載されている100倍電子ズーム対応の「超解像ズームPro」です。独自のAIアルゴリズムにより、30倍以上の電子ズーム撮影時にディティールを補完してくれます。

筆者はヨーロッパの教会建築の大ファンですが、高い塔の先端の方にいるガーゴイルの彫刻、装飾された美しい機械式の時計など、ズーム撮影により近付いてディティールが確認できることに感動しました。AI超解像なので、形状や平坦部の質感が多少変わってしまうこともありますが、得られる発見の方が多いので、今まで見慣れていた建物も撮りまくってしまいました。

↑撮影はこの距離から実施。道の先に、ほんのわずかに見えている建築の時計にズームしてみます。
↑「フォト」アプリで再生。超解像をかけていない写真
↑こちらは超解像をかけた写真。遠くから撮った写真を見ながら、背の高い教会の塔の細かな装飾を確認できます。超解像ズームProは30倍以上のデジタルズーム撮影時に効果を発揮します。

仕事で便利、レコーダーのNotebook LMアプリ連携

もう一つ、筆者は仕事でよくPixel純正レコーダーアプリを使います。これまでは録音音声を自動で文字に起こしてGoogleドキュメントに共有する機能がありましたが、Pixel 10シリーズからは、クラウドを介してNotebook LMに文字起こしデータを共有できるようになっています。

要約や翻訳など、「できること」はNotebook LMアプリに準じる形になりますが、文字起こしデータを元に、録音の内容をポッドキャスト番組風の「音声解説」に変換してくれる機能が便利です。筆者はインタビューの録音内容について、原稿を書く前に復習する用途に活用しています。Notebook LMアプリへの共有機能は、Pixelをインターネットに接続しないと使えないので、機内で使う際にはWi-Fi接続が求められます。

↑Pixelの音声レコーダーから自動文字起こししたデータをNotebook LMアプリに送信。音声解説を生成するまでのタスクがPixel端末上で完結します。

高価だが長い目で見れば”お得な買い物”になりそう

Pixel 10シリーズは高い耐久性能を備えているスマートフォンですが、特に慣れない場所に旅行や出張のため出かけるときにはケースを装着した方が無難だと思います。グーグルの純正ケースを着けると、背面カメラバンプの張り出しがなだらかに抑えられるのでおすすめです。持ちやすくなります。

フラッグシップモデルであるPixel 10 Pro XLはスマホとしては高額ですが、グーグルはこれから7年間に渡りAndroid OSとセキュリティのアップデート、Pixel Dropによる新機能の追加サービスを提供することを宣言しています。旅行の時間に限らず、普段から仕事やエンターテインメント鑑賞などにも使い倒せるAIスマホとして、本機は長い目で見て”お得な買いもの”になると思います。

【ギャラリー】(クリックで拡大します)

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Google Pixel 10で画面ちらつき問題。ソフトウェア更新で修正されるかも

Googleのフラッグシップ機「Pixel 10」は発売されたばかりですが、早くも画面に「カラフルな雪」のような表示グリッチ(ちらつきやノイズ)が発生しているとの報告が一部のユーザーから寄せられています。

↑Image:Reddit/Ok_Economist_3997。

大手掲示板RedditのPixelコミュニティなどでは、この問題に関する複数の投稿が確認されています。具体的には、操作中に画面が突然「カラフルな雪」状態になるものの、端末自体は操作可能で反応も失われていないとのことです。この現象は断続的に発生し、一時的に改善する場合もあるとされています。

最終的には正常に戻るケースも報告されていることから、原因はソフトウェア、特にディスプレイドライバーやGPU関連のバグである可能性が高いと指摘されています。ユーザーの中には、開発者オプションの「HWオーバーレイ無効化」によって一部のちらつき問題を回避できている例もあります。

Googleはすでにこの問題を認識しており、発生しているユーザーに連絡を取りつつ調査を進めているとのことです。これにより問題の範囲を特定し、解決に向けた改善策を検討している段階とみられます。

別の一部のユーザーからは、色の薄い部分でのちらつきや高輝度時のフリッカー問題も報告されています。これらもソフトウェア、あるいはディスプレイの表示パイプライン(GPUが生成した映像データが物理画面に表示されるまでの処理)に原因があると推測されています。

過去のPixelシリーズでも同様の問題が発生しており、ソフトウェアアップデートによる修正が期待されています。もし同じような症状が起きた場合は、Googleサポートへ連絡することをお勧めします。


Source: Reddit

via: Android Authority

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Pixel 10 Proのバッテリー駆動時間は「iPhoneやGalaxyより上」? テストで判明

Googleの最新フラッグシップスマートフォン「Pixel 10 Pro」が、バッテリー消耗テストにおいてiPhone 16 ProやGalaxy S25を上回ったと報告されています。

↑Image:Ben Aboagye。

これまで、アップルのiPhoneはバッテリー容量が小さいながらも電力効率の高さで定評があり、サムスンのGalaxy Sシリーズは大容量バッテリーを搭載することで電池持ちの良さを誇ってきました。どちらも優秀とされてきましたが、今回のテストではPixel 10 Proが両者を凌駕する結果となっています。

YouTubeチャンネル「Lover of Tech」を運営するBen Aboagye氏による最新のバッテリー消耗テストでは、Pixel 10 ProがiPhone 16 ProとGalaxy S25を抑えてトップに立ちました。Aboagye氏によれば、この徹底したバッテリー消耗テストは、過去数年にわたる試行錯誤を経て可能な限り公平に設計されているとのことです。

テストは同一の英国キャリア接続、Wi-Fiオフ、画面輝度約200ニト、バッテリーセーバーオフといった条件で統一され、4K動画撮影、TikTok、Instagram Reels、YouTube再生、音楽再生、ゲームなどを連続して実施しました。

結果は以下のとおりです。

  • iPhone 16 Pro:約6時間15分稼働
  • Galaxy S25:約6時間20分稼働
  • Pixel 10 Pro:約7時間1分稼働

Pixel 10 ProがiPhone 16 Proに46分の差をつけられたのは、大容量バッテリーだけでなく、Tensor G5チップがTSMCの3nmプロセスで製造されたことによる効率性や熱管理の改善が大きく寄与していると考えられます。

歴代のPixelシリーズは発熱も大きく、バッテリー持ちに優れるとは言えませんでした。しかし、Pixel 10シリーズ以降のモデルでは、多方面で改善が期待できそうです。


Source: Lover of Tech

via: 9to5Google

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Pixel 10シリーズ全モデルのスペック判明?Proは8K撮影&100倍ズーム対応か

Googleの新製品発表イベント「Made by Google」の開催が8月21日午前2時(日本時間)に迫るなか、次期スマートフォン「Pixel 10」シリーズ全モデルのスペックや新色などがリークされました。

↑Image:Evan Blass。

信頼性の高いリーカーEvan Blass氏は、X(旧Twitter)にてPixel 10シリーズのGoogle公式らしき画像と仕様表を公開しています。その主な内容は以下の通りです。

Pixel 10

  • 6.3インチ Actuaディスプレイ
  • バッテリー駆動時間は24時間以上(約4970mAhとの噂)
  • 12GB RAM
  • Tensor G5チップ搭載
  • カメラ構成:48MP(メイン)、13MP(超広角)、10.8MP(望遠)、10.5MP(フロント)
  • 4K動画撮影、20倍ズーム、Qi2対応「Pixelsnap」ワイヤレス充電(専用ケースなしで磁力による位置合わせが可能)

Pixel 10 Pro / Pro XL

  • ディスプレイ:6.3インチ(Pro)、6.8インチ(Pro XL)Super Actua
  • バッテリー:4870mAh(Pro)、5200mAh(Pro XL)
  • 16GB RAM
  • カメラ構成:50MP(メイン)、48MP(超広角)、48MP(望遠)、42MP(フロント)
  • 8K+夜景動画対応、100倍ズーム、Qi2対応ワイヤレス充電
↑Image:Evan Blass。

Pixel 10 Pro Fold

  • ディスプレイ:8インチ/6.4インチ Super Actua Flex
  • バッテリー駆動時間は24時間以上(約5015mAhとの噂)
  • 16GB RAM
  • 20倍ズーム(カメラ詳細は未公開)
  • 新色「Moonstone」追加
↑Image:Evan Blass。

また、Blass氏は別の投稿で、Pixel 10シリーズは米国市場で物理SIMスロットを廃止し、デュアルeSIM仕様に統一すると述べています。ただし、Pixel 10 Pro Foldのみ物理SIMスロットを維持するとのことです(参考)。

ほぼ全貌が明らかになった印象ですが、Gemini AIの新機能など、まだ発表されていないソフトウェア面でのサプライズにも期待が高まります。


Source: Evan Blass(X)

via: Android Authority

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Pixel 10 Pro Fold、発売が10月に延期? 部品の調達に問題か

Googleは8月20日に「Made by Google」イベントを開催し、次期スマートフォンPixel 10シリーズやスマートウォッチのPixel Watch 4、ワイヤレスイヤホンPixel Buds 2aを正式発表する見通しです。

↑Image:Google。

しかし、Pixel Watch 4と折りたたみスマートフォンのPixel 10 Pro Foldは、発売が10月9日と他の製品より少し遅れる見込みだと報じられています。

この情報は、ドイツのテクノロジー情報サイトWinfutureが「信頼できる情報筋」に基づいて伝えたものです。

それによると、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLは8月28日に発売予定ですが、Pixel Watch 4とPixel 10 Pro Foldは「サプライチェーンの問題」により、約1か月遅れて登場する見通しです。なお、具体的な理由については明らかにされていません。

こうした遅延は、昨年のPixel 9シリーズやPixel Watch 3の発売と似ています。当時もGoogleは明確な説明を行わず、今回も詳細が明かされる可能性は低そうです。

Pixel Watch 4は前モデルのPixel Watch 3と大きな違いがないため、なぜ発売が遅れるのかを推測するのは難しい状況です。一方、Pixel 10 Pro Foldはディスプレイやヒンジの改良が噂されているため、それらの部品の調達が影響している可能性があります。

これらの製品の発売が1か月以上も遅れることで、ユーザーの期待感がやや冷めてしまうかもしれませんが、それを上回る魅力的な新機能が搭載されることを期待したいところです。


Source: Winfuture

via: 9to5Google

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Pixel 10はケースなしでQi2充電対応?リーク画像が示す新機能

Googleはまもなく次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズを正式発表する予定ですが、すでに数多くのリーク情報が出回っており、あまり秘密は残されていないようにも見えます。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

そんな中、新たなGoogle公式らしき画像が流出し、専用ケースを使用せずにQi2ワイヤレス充電に対応する可能性が浮上しています。

信頼性の高いリーカーの Evan Blass氏 は、Pixel 10シリーズおよび専用アクセサリーに関する新たなレンダリング画像と詳細情報を公開しました。画像の冒頭では、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro Foldのデザインが再確認され、それぞれの仕様についても記載されています。

特に注目すべきなのは、ケースを装着していないPixel 10本体にQi2対応の充電器が直接吸着している画像です。これにより、Pixel 10シリーズがマグネットによる位置合わせ機能を本体に内蔵している可能性が強く示唆されています。

↑Image:Evan Blass。

仮にPixel 10シリーズがケース不要でQi2充電に対応するのであれば、他のAndroidスマートフォンに対して大きなアドバンテージになるでしょう。たとえば、サムスンのGalaxy S25シリーズは「Qi2 Ready」とされており、Qi2充電にはマグネット付きケースの使用が必須とされています

また、今回のリーク画像からは、次期スマートウォッチ「Pixel Watch 4」の新色ラインナップとして「Moonstone」「Iris」「Obsidian」カラーの存在も確認できます。

Googleは日本時間で8月21日午前3時より「Made by Google」イベントを開催し、Pixel 10シリーズなどを正式発表する予定です。

搭載予定の新型プロセッサー「Tensor G5」は大幅な性能向上が見込まれており、これまでPixelスマートフォンを使用していたユーザーにとって、乗り換えを検討したくなる内容になるかもしれません。


Source:Evan Blass(X)

via:Android Authority

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Google Pixel 10 Pro XLの全貌が判明? Proと共通カラーで登場か

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズは、あと1ヶ月足らずで正式発表される見込みです。すでにGoogle自身がPixel 10 Proの画像を公開しており、カラーバリエーションもリークされています。

↑Image:Android Headlines。

そんな中、大型モデル「Pixel 10 Pro XL」のレンダリング(CG)画像とカラーバリエーションの情報が流出したと報じられています。

これはAndroid情報サイトAndroid Headlinesが独占情報として掲載したものです。今回の画像によると、Pixel 10 Pro XLのデザインはPixel 10 Proとほぼ同じで、背面にはトリプルカメラと、その横にフラッシュおよび温度センサーが搭載されています。見た目ではPixel 10 Proとの違いがほとんど分かりません。

また、カラーバリエーションは以下の4色だとされています。

  • Obsidian(ブラック)
  • Porcelain(ホワイト/アイボリー)
  • Moonstone(スレートブルー/灰色がかった青)
  • Jade(ソフトなピスタチオグリーンにゴールドのフレーム)

これらはPixel 10 Proと同じ構成で、全体的に淡く落ち着いた色合いとなっています。なお、Pixel 9 Pro/Pro XLもRose Quartz以外は鮮やかなカラーは採用されておらず、同様の方針を踏襲するようです。

現時点で予想されているPixel 10 Proの主なスペックは次のとおりです。

  • ディスプレイ:6.8インチ(最大120Hz)/ 2992×1344ピクセル
  • プロセッサ:Tensor G5(TSMC製3〜4nmプロセス)
  • RAM:16GB
  • ストレージ:256GB / 512GB / 1TB
  • カメラ:メイン50MP / 超広角48MP / 望遠48MP(5倍光学) / フロント42MP
  • バッテリー容量:5200mAh(Pixel史上最大)

すでに製品の全体像はかなり明らかになってきていますが、Googleならではの新たなAI機能の発表にも期待したいところです。


Source: Android Headlines

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Google、発表前の「Pixel 10 Pro」動画を自ら公開!リークされすぎが原因?

Googleは、8月21日午前3時(日本時間)から開催予定の「Made by Google」イベントに先立ち、新型スマートフォン「Pixel 10 Pro」のティザー動画を正式に公開しました。

↑Image:Google

この動画はGoogleストアのホームページに掲載されており、「Google Pixel 10シリーズ 8.21新登場」と明記されています。

映像内では、「10」の数字がPixel 10 Proのカメラバーに変化する演出が盛り込まれており、さらにフラッシュの下に温度センサーが搭載されていることから、標準モデルではなく上位のProモデルであることが分かります。

今回披露されたカラーは、青みがかったグレー調で、Pixel 9 Proの「Hazel」に似た落ち着いた色合いながらも、より鮮やかな印象です。サイドレールも映っており、光沢仕上げのように見えます。

また、同ページには「8月19日午後4時(日本時間)までにメール配信にご登録いただくと、Google Pixel 10シリーズのスマートフォンが対象のキャンペーン期間中、さらにお得に購入いただける特別特典をお送りします」との記載も。プロモーションコードは、キャンペーン開始日に送付される予定です。

正式発表の1か月も前にGoogle自らPixel 10 Proの画像を公開した背景には、リーク画像の流出が相次いだことが関係しているのかもしれません。

実際、Android情報サイト「Android Headlines」では「公式レンダリング画像」として、Pixel 10の標準モデルにおける「Obsidian」「Indigo」「Frost」「Limoncello」の各カラーバリエーションが掲載されていました

↑Image:Android Headlines

Source: Google Store

via: 9to5Google

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Google、発表前の「Pixel 10 Pro」動画を自ら公開!リークされすぎが原因?

Googleは、8月21日午前3時(日本時間)から開催予定の「Made by Google」イベントに先立ち、新型スマートフォン「Pixel 10 Pro」のティザー動画を正式に公開しました。

↑Image:Google

この動画はGoogleストアのホームページに掲載されており、「Google Pixel 10シリーズ 8.21新登場」と明記されています。

映像内では、「10」の数字がPixel 10 Proのカメラバーに変化する演出が盛り込まれており、さらにフラッシュの下に温度センサーが搭載されていることから、標準モデルではなく上位のProモデルであることが分かります。

今回披露されたカラーは、青みがかったグレー調で、Pixel 9 Proの「Hazel」に似た落ち着いた色合いながらも、より鮮やかな印象です。サイドレールも映っており、光沢仕上げのように見えます。

また、同ページには「8月19日午後4時(日本時間)までにメール配信にご登録いただくと、Google Pixel 10シリーズのスマートフォンが対象のキャンペーン期間中、さらにお得に購入いただける特別特典をお送りします」との記載も。プロモーションコードは、キャンペーン開始日に送付される予定です。

正式発表の1か月も前にGoogle自らPixel 10 Proの画像を公開した背景には、リーク画像の流出が相次いだことが関係しているのかもしれません。

実際、Android情報サイト「Android Headlines」では「公式レンダリング画像」として、Pixel 10の標準モデルにおける「Obsidian」「Indigo」「Frost」「Limoncello」の各カラーバリエーションが掲載されていました

↑Image:Android Headlines

Source: Google Store

via: 9to5Google

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次期Pixel 10 Pro Fold、カバー画面拡大&バッテリー強化で実用性アップか

Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 10 Pro Fold」の主な仕様がリークされました。

↑Koshiro K/Adobe Stockより。

未発表のAndroid製品に詳しいメディア「Android Headlines」は、Pixel 10 Pro Foldの「公式仕様」とされる情報を報じています。同サイトは、Pixel 9aの予想レンダリング画像や4色展開など、過去にもGoogleの未発表デバイスに関して高い精度の情報を発信してきた実績があります。

今回のリーク情報によると、Pixel 10 Pro Foldの仕様は以下の通りです。

  • カバー(外側)ディスプレイ:6.4インチ(前モデルの6.3インチから拡大)/最大輝度3000ニト(約10%向上)/ベゼルとヒンジが縮小
  • インナー(内側の折りたたみ)ディスプレイ:8インチ(前モデルと同等)
  • プロセッサ:Google Tensor G5(3nmプロセス)
  • メモリ:16GB RAM
  • ストレージ:256GB/512GB/1TB(1TBモデルは新たに追加)
  • カメラ構成:メイン48MP/超広角10.5MP/望遠10.8MP(5倍光学ズーム)/自撮りカメラ10MP ×2(カバー・インナー両方)※全て前モデルと同仕様
  • バッテリー:5015mAh(前モデル比7%増)
  • 充電:23W有線充電、15Wワイヤレス充電(Qi2対応)
  • 耐久性:IP68等級(防塵・防水対応。折りたたみスマホとしては初)

このなかで注目すべきポイントは、カバーディスプレイが大型化かつ高輝度化された点、1TBストレージモデルが新たに追加された点、バッテリー容量の増加、そしてワイヤレス充電速度の向上などです。なお、「折りたたみスマホ初のIP68防水・防塵対応」であることについても、同じくAndroid Headlinesが以前に報じていました

前モデルからの堅実なアップデートと評価するか、あるいはやや地味なマイナーチェンジと見るかは、ユーザーの視点によって異なるかもしれません。


Source: Android Headlines

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Pixel 10シリーズ欧州価格がリーク!前世代から据え置き濃厚

Google Pixel 10シリーズの登場が迫るなか、全モデルについてPixel 9シリーズから価格変更がないとの噂が報じられています。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

信頼性の高いリーカーであるRoland Quandt氏は、Bluesky上でPixel 10シリーズ各モデルの欧州価格をシェアしています。

それによると、エントリーモデルのPixel 10(128GB)は899ユーロ、256GBモデルは999ユーロとなる見込みです。一方、Pixel 10 Proは128GBモデルが1099ユーロ、最上位の1TBモデルは1589ユーロとされています。

また、Pixel 10 Pro XLは256GBモデルが1299ユーロ、Pixel 10 Pro Foldは256GBモデルが1899ユーロとなっており、すべてのモデルでPixel 9シリーズの欧州価格と同額になるようです。

今年4月には別の情報源から「Pixel 10 Pro XLは値上げ、Pixel 10 Pro Foldは値下げ」との予測もありましたが、今回Quandt氏がリークした価格を見るかぎり、その可能性は低いのかもしれません。

さらに、廉価な新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds 2a」の欧州価格は149ユーロとなり、前モデルのPixel Buds A-Seriesよりも50ユーロの値上げとなる見込みです。

なお、この欧州価格がそのまま日本国内でも反映されるかどうかは不透明です。最近の円安傾向もあり、価格設定に影響を及ぼす可能性があります。

Pixel 10シリーズの正式発表イベントは8月20日に開催されると噂されており、今後1ヶ月ほどの間に、さらなるリーク情報が明らかになるかもしれません。


Source: Roland Quandt (Bluesky)

via: Android Police

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Pixel 10シリーズのカラバリと内蔵ストレージの噂。一部モデルは容量固定?

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズについては、すでにさまざまなリーク情報が報じられています。今回新たに、本体のカラーバリエーションと内蔵ストレージに関する噂が伝えられました。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

Android関連のニュースサイトDroidLifeによると、Pixel 10シリーズの販売代理店データを確認したとして、以下のようなカラーバリエーションが用意されているとのことです。

  • Pixel 10:Obsidian(黒)/Frost(白)/Indigo(青)/Lemongrass(黄緑)
  • Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro XL:Obsidian(黒)/Porcelain(白)/Moonstone(灰)/Jade(緑)
  • Pixel 10 Pro Fold:Moonstone(灰)/Jade(緑)

また、それぞれのモデルに用意されるストレージ容量は以下の通りとされています。

  • Pixel 10:128GB / 256GB
  • Pixel 10 Pro:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
  • Pixel 10 Pro XL:256GB / 512GB / 1TB
  • Pixel 10 Pro Fold:256GB / 512GB / 1TB

一部のモデルでは、特定のカラーにのみ特定のストレージ構成が組み合わされる可能性があるようです。たとえば、JadeカラーのPixel 10 Pro / XLは256GBモデルのみに限定され、JadeのPixel 10 Pro Foldには1TBモデルが用意されず、PorcelainやMoonstoneカラーのPixel 10 Pro XLは1TBが選べないという具合です。

Pixel 10シリーズは、2025年8月から10月にかけての発表および発売が予想されています。もしも自分の好みのカラーと希望するストレージ容量の組み合わせが存在しない場合は、購入時に少し悩むかもしれません。

Source:Droidlife
via:Android Authority

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Pixel 10プロトタイプが中国サイトに登場!望遠レンズ搭載を裏付けか

Googleがあと数ヶ月でフラッグシップ機「Pixel 10」シリーズを発表・発売すると噂されるなか、その標準モデルのプロトタイプとされるデバイスが中国のオークションサイトに登場しました。

↑Image:goofish。

中国の大手中古品フリマサービス「閑魚(goofish)」にて、「Pixel 10のプロトタイプ基板(マザーボード)」が出品され、実機とされる写真2枚とTensor G5ブランドの基板写真が公開されています。この基板は、量産前の最終段階であるEVT(Engineering Validation Testing)ユニットから入手したものと説明されています。

そのうちの1枚は、ディスプレイが点灯しているPixel 10プロトタイプ本体の写真です。ただし、そこには「Liquid Detection Indicator(水濡れ検出インジケーター)」の表示や、EVTモデルのはずなのに「DVT(Design Validation Test)」といった記載があるなど、不自然な点も見られます。

それでも、筐体デザインやプロトタイプらしい刻印などから、本物のPixel 10プロトタイプである可能性は高いとみられています。

今回のリークで特に注目されているのは、Pixel 10標準モデルに望遠レンズが追加されるという以前からの噂を裏付けている点です。一方で、メインカメラや超広角カメラの画素数がダウンする可能性も指摘されています

↑Image:goofish。

Pixel 10標準モデルは、全体としては控えめな進化にとどまるとみられていますが、それでも望遠レンズの追加が強い差別化要素となるか、今後の動向が注目されます。

Source: goofish

via: 9to5Google

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「Google Pixel 9a」は「iPhone 16e」のライバルになるのか? モバイルライターも太鼓判を押すコスパモデル

Googleから登場した新スマホ「Pixel 9a」は、iPhone 16eのライバルとなるのか? 専門家が使い倒してリアルにレビュー。今読んでも遅くない、むしろ今だからこそ押さえておきたい情報をお届けする。

 

【私が試しました!】

モバイルライター・井上 晃

スマートフォンやタブレット、スマートウオッチを軸に新製品やサービスを取材。雑誌やウェブメディアに寄稿する。

 

 

AIスマホの乱世を勝ち抜くコスパモデルNo.1候補はコレ!

Google
Google Pixel 9a
7万9900円~(Google ストア販売価格)

「Pixel A」シリーズの新モデル。6.3インチで、昨年夏発売の「Pixel 9」同様Tensor G4チップを搭載する。フラットなデザインに刷新されたほか、IP68の防水防じん性能など、耐久性も兼ね備えた。Googleストアのほか、NTTドコモ、au、ソフトバンクでも販売される。

↑望遠カメラは非搭載だが、デジタルズームで最大8倍まで可能。ある程度のズームならばAIの補助によってディティールも保たれやすい。

 

↑上位「Pixel 9」シリーズ限定だった「一緒に写る」機能が、Pixel 9aでも使えるのはうれしいポイント。実用性が高く十分に楽しめる。

 

充実したAI機能の楽しさと、長く使える安心性を両立

Pixelの廉価モデルである「Aシリーズ」は、昨年発売されたPixel 8aからOSアップデートが7年間に延長されたことで、一括購入からの長期使用もしやすい端末となった。そんななか、今年4月16日に発売された最新モデル「Pixel 9a」は、デザインがガラッと変わり、老若男女が親しみやすいフラットな雰囲気に刷新されている。間違いなく、今年のミッドレンジ市場の主力端末となるだろう。

 

背面には4800万画素のメインカメラと1300万画素の超広角カメラを搭載。Aシリーズ初のマクロフォーカスに対応したほか、撮影者を交換して集合写真を合成できる「一緒に写る」機能など、AIを使った実用的な撮影機能も充実を図ってきた。

 

【イチオシPOINT】カメラ周りがスッキリして保護ケースも選びやすそう

「なんといっても、Pixel 9aでは従来のPixel Aシリーズや上位モデルでお馴染みだった“カメラバー”がなくなっています。デザインが洗練されたので、保護ケース選びもより楽しくなりそう。デザインの好みでPixelを避けていた人は再注目してほしいですね」(井上)

↑新モデルの「Pixel 9a」(右)と私用「Pixel 8a」(左)とを比較。新製品のデザインのほうがクセがなく、万人受けしそうに見える。

 

※「GetNavi」2025月6月号に掲載された記事を再編集したものです

Pixel、最新アップデートでバッテリー持ちが悪化!? 海外でトラブル相次ぐ

Google Pixelの最新アップデートにより、バッテリーの消耗が激しくなったという報告が複数のユーザーから寄せられています。

↑アップデート後にバッテリートラブルが相次いでいる(画像はPixel 9 Pro)。

 

Googleは5月7日に月例アップデートの配信を開始しました。このアップデートでは、マイクやBluetoothのペアリング不具合の修正、セキュリティの脆弱性対応など、軽微な変更が行われただけでした。

 

しかし、配信直後から多くのPixelユーザーがGoogleのサポートフォーラム大手掲示板redditに次々と「バッテリーの持ちが悪くなった」と投稿。電池の持ちが急激に悪化していることや、端末が異常に熱を持つといった問題が報告されています。

 

この問題は2021年発売のPixel 6から最新のPixel 9世代まで、すべてのPixelデバイスに影響を及ぼしている模様。

 

アップデート直後のバッテリー問題は、単なる一時的な挙動や主観的な印象である可能性もありますが、今回に関しては報告件数が非常に多いため、軽視できない状況となっています。

 

Googleのアップデートによるバッテリー関連のトラブルは今回が初めてではありません。今年初めには、「Pixel 4aバッテリーパフォーマンスプログラム」において、充電速度が半減し、実質的にバッテリー容量が44%も削減されたという報告がありました

 

バッテリーの持続時間や端末の発熱は、スマートフォンの日常的な使いやすさに直結する重要な要素です。今後、Googleがこの問題に対して何らかの対応を発表する可能性もあり、続報を注視したいところです。

 

Source9to5Google

Pixel、最新アップデートでバッテリー持ちが悪化!? 海外でトラブル相次ぐ

Google Pixelの最新アップデートにより、バッテリーの消耗が激しくなったという報告が複数のユーザーから寄せられています。

↑アップデート後にバッテリートラブルが相次いでいる(画像はPixel 9 Pro)。

 

Googleは5月7日に月例アップデートの配信を開始しました。このアップデートでは、マイクやBluetoothのペアリング不具合の修正、セキュリティの脆弱性対応など、軽微な変更が行われただけでした。

 

しかし、配信直後から多くのPixelユーザーがGoogleのサポートフォーラム大手掲示板redditに次々と「バッテリーの持ちが悪くなった」と投稿。電池の持ちが急激に悪化していることや、端末が異常に熱を持つといった問題が報告されています。

 

この問題は2021年発売のPixel 6から最新のPixel 9世代まで、すべてのPixelデバイスに影響を及ぼしている模様。

 

アップデート直後のバッテリー問題は、単なる一時的な挙動や主観的な印象である可能性もありますが、今回に関しては報告件数が非常に多いため、軽視できない状況となっています。

 

Googleのアップデートによるバッテリー関連のトラブルは今回が初めてではありません。今年初めには、「Pixel 4aバッテリーパフォーマンスプログラム」において、充電速度が半減し、実質的にバッテリー容量が44%も削減されたという報告がありました

 

バッテリーの持続時間や端末の発熱は、スマートフォンの日常的な使いやすさに直結する重要な要素です。今後、Googleがこの問題に対して何らかの対応を発表する可能性もあり、続報を注視したいところです。

 

Source9to5Google

Google AIスマホ「Pixel 9a」実機レビュー。デザイン一新で”長く使える”1台に

グーグル純正スマートフォン最新世代のPixel 9ファミリーに、新モデル「Google Pixel 9a」が登場しました。ユーザーの興味を引く最大の特徴は、やはり7万9900円とシリーズ内で最も手頃な価格ではないでしょうか。コスパに優れ、”長く使える”1台になりそうな最新AIスマホの魅力をお伝えします。

↑Android 15搭載スマートフォン「Google Pixel 9a」が発売を迎えました。ストレージ128GBモデルが7万9900円(税込)という手頃な価格も魅力的です。

 

デザイン一新でカメラ周りがスッキリ。画面はより大きく

グーグルはここ数年、秋にPixelシリーズの上位モデルを発売して、その翌年に手頃な価格のPixel aシリーズを投入するサイクルを続けています。2024年のPixel 9シリーズは、そのサイクルを少し前倒しにして、まだ残暑が厳しかった8月下旬に発売となりました。それに伴ってか、aシリーズの最新モデルであるPixel 9aも、2024年の「Pixel 8a」よりも約1か月早く登場しています。

 

価格は内蔵ストレージ128GBのモデルが7万9900円(税込)~。2024年5月発売のPixel 8aと比べれば7300円値上がりしていますが、最先端のTensor G4チップとAI機能を載せてカメラも強化しているため、使ってみると納得感はあります。iPhone 16ファミリーの中で最も手頃なモデルに位置付けられるiPhone 16eが9万9800円(税込)~で販売されていることもあり、なおさらPixel 9aの価格がフレンドリーに感じられます。

 

Pixel 9aは、前世代のPixel 8aからデザインが一新されました。アルミニウム製のサイドフレームはシャープで精悍なイメージで、Pixel 9ファミリーの上位モデルと統一感を持たせています。ディスプレイは従来の6.1インチから、6.3インチまで大きくなっています。本体もサイズアップしているものの、フレームのエッジを立たせたデザインなのでしっかりと手でホールドできるのは好印象です。もっとも、筆者はPixel 8aの緩やかにラウンドしたサイドフレームのデザインもPixelらしくて好きだったので、少し寂しさもあります。

↑側面フレームをシャープなデザインに変更。カメラユニットの出っ張りも最小限に抑えています。

 

背面のカメラ部分もデザインが大きく変わりました。Pixel 6シリーズから継続してきた、レンズを守るために採用された横一文字のカメラバンプが取り除かれて、カメラユニットだけが広い背面パネルの左上に浮き島のように配置されています。グーグルは“水滴”をイメージしたのだと、デザインのコンセプトを説明しています。

 

カメラユニットはこれまでより張り出しが少ないので、背面側を下にしてテーブルの上などにフラットに置くことができます。一方で、従来のデザインのようにカメラバンプに指を引っかけて持てないので、これまでのPixelシリーズに慣れている人は少し注意する必要があるかもしれません。筆者も背面がフラットなPixel 9aのデザインに慣れるまで少し時間がかかりました。

↑左が24年発売のPixel 6a、中央がPixel 9。右側のPixel 9aはとてもシンプルなデザインです。

 

新色はパープル系の「アイリス」です。鮮やかなピンク系の「ピオニー」に比べると、アイリスは落ち着いた色合いなので大人も選びやすいと思います。定番のホワイト系、ブラック系を加えた全4色展開です。

 

本体はIP68相当の防塵・防水対応。キズが付きにくいCorning Gorilla Glass 3を採用するフロントカバーガラスも含めて、耐久性は十分に確保しているとグーグルは説明しています。ケースなしで使ってもいいですが、傷などが気になるならシリコン製の専用カバーを利用するといいでしょう。

 

多彩なカメラ機能。aシリーズ初のマクロ撮影対応

今回はPixel 9aの実機を1週間ほど試したのですが、全体にハードウェアとしての完成度がとても高いことに驚きました。

 

グーグルの生成AI「Gemini」に関連するAIツールは、上位モデルのPixel 9とほぼ同等のものがスムーズに使えます。カメラは厳密に言えばスペックがPixel 9から若干劣るものの、同じデュアルレンズカメラで日常を写真・動画でクリッピングする用途にはまったく力不足を感じません。

↑広角・超広角カメラを組み合わせたデュアルレンズカメラを搭載。

 

デュアルレンズカメラは48メガピクセルの広角カメラと、13メガピクセルの超広角カメラという構成。広角カメラは光学ズーム撮影が1倍まで。望遠撮影が最大8倍のデジタルズームに対応する仕様はPixel 8aから変わっていません。望遠ズーム撮影をよく使う方で、画質にもこだわるならば上位のPixel 9やPixel 9 Proを選ぶべきでしょう。

↑被写体に近付くと自動でマクロ撮影に切り替わります。カメラアプリの左上にはマクロモードであることを知らせる花のアイコンが表示されます。

 

また、aシリーズのスマホとして初めてマクロ撮影の機能が搭載されているのも注目です。被写体に近付くと画面に花のアイコンが表示され、自動でマクロ撮影モードに切り替わります。植物や料理にクローズアップして“画ヂカラ”のある写真やビデオを撮りたいときに有用です。

 

Pixel 9aのカメラは、Pixel 9のカメラよりもイメージセンサーのサイズが小型で、レンズの絞り値もわずかながら低めです。特に超広角カメラはやや実力差が開いていますが、Pixel 9aでも、スマホで写真やビデオを楽しく撮る用途には十分なレベルだと思います。集合写真を撮る際、撮影者を交代しながら自然な写真合成をしてグループ写真が記録できる「一緒に写る」のほか、複数のグループ写真からみんなのいい表情が選べる「ベストテイク」など、Pixelシリーズの特徴であるAIフォトツールはPixel 9aも上位モデルを継承しています。7万9900円のAIスマホでここまで色々できるのであれば大満足です。

 

動作は速く安定感も高い

6.3インチのディスプレイはOLEDで、HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像コンテンツを明るく色鮮やかに表示します。HDRコンテンツの最大輝度表示が1800nits、屋外の明るい場所などでは2700nitsまで明るくできるので、写真や動画の表示がとても見やすくて好印象でした。本体のディスプレイ設定からリフレッシュレート(画面の書き換え頻度)を最大120Hzまで、コンテンツに応じて可変させるスムーズディスプレイ機能もあります。Webページのスクロールや、電子書籍のページ送りの際に文字がチラつきにくくなるので快適です。

↑最大輝度は2700nits。屋外の晴天下でも高い視認性を確保しています。

 

ちなみに画面と本体が大きくなったぶん、Pixel 8aよりも本体は重いのかと思ったら、実際には3〜4gほど軽くなっています。本体の横幅がPixel 8aの72.7mmから0.6mmほどPixel 9aの方が広くなっていますが、ホールド感はほぼ変わらない手応えでした。

 

スマホの頭脳であるSoC(チップセット)には、グーグルが独自に設計した「Tensor G4」を搭載しました。ベンチマーク計測アプリの「Geekbench 6」で複数回計測すると、CPUはシングルコアとマルチコアの平均得点でわずかにPixel 9の方が上回り、GPUのスコアはPixel 9aがむしろ少しリードする結果になりました。グーグルはPixel 9と同じTensor G4チップを搭載していると説明していますが、同じSoCでも本体設計に合わせたチューニングがされているため、スコアは多少変わってくるものです。とは言え、Pixel 9と9aに関してはほとんど変わらないパフォーマンスを発揮できると言っていいでしょう。

 

グーグルの生成AIモデルであるImagen 3をベースにした新しい純正画像生成アプリ「Pixel スタジオ」で、同じテキストプロンプトを打ち込んで画像を生成してみたところ、よく似た雰囲気の違う画像を生成してくれました。イメージが出力される速度はほぼ同じです。AIツールだけでなく、その他機能やサービスの使い勝手についてもPixel 9aに目立つ違いはありません。

↑グーグル純正の画像生成AIモデルをベースに誕生した「Pixel スタジオ」アプリ。テキストプロンプトやプリセットされたスタイルからオリジナルの画像が生成できます。左がPixel 9、右がPixel 9a。

 

長く使えるタフなAIスマホ

Pixel 9aには発売から7年の間、Android OSのバージョンアップ、Pixel Dropによる新機能のアップデート追加、セキュリティアップデートが保証されています。グーグルにはSoCなどハードウェアの性能差もソフトウェアの最適化でカバーしながら、最新のAI機能をPixelシリーズの過去モデルのスマホにも提供してきた実績があります。Pixel 9aは購入後も長く使えるAIスマホとしても要注目の新製品です。

 

さらに、内蔵バッテリーはこれまでに発売されたPixel aシリーズで最高容量の5100mAhで、連続駆動時間をPixel 8aから約25%前後も伸ばしました。通話・データ通信と待受、その他機能の使用などを合わせたグーグル独自のテストでは30時間以上のバッテリー持ちを達成しています。ふたつの意味で“長く使えるAIスマホ”としても、7.9万円から購入できるGoogle Pixel 9aはおすすめの1台です。

 

Google Pixel、GPU性能が爆上がりする最新Androidアップデートが登場!

最新のAndroidアップデートにより、Google PixelシリーズのGPU性能が大幅に向上したと報告されています。特に、定番ベンチマークアプリ「Geekbench 6」におけるスコアが飛躍的に改善されたとのことです。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。過去のPixelシリーズも含め、ドライバの更新でパフォーマンスが向上するとのことです。

 

この情報は、RedditのGoogle Pixelコミュニティに集まるユーザーからの報告に基づいています。特に、Google独自開発のTensorチップを搭載したデバイスにおいて、VulkanグラフィックスAPIを使用したGPUベンチマークスコアの向上が顕著です。各機種ごとの、具体的なアップ率は次の通りです。

 

•Pixel 7a:62%
•Pixel 8:31%
•Pixel 9:32%

 

これらの数値は、高負荷なグラフィックス処理を必要とするゲーム等で、よりスムーズな動作が期待できることを示しています。

 

この性能向上の主な要因として、Googleが新しいGPUドライバを提供したことが挙げられます。実際、Android Authorityが確認したところ、Tensor搭載PixelスマホのMali GPUドライバのバージョンが段階的に新しくなっていました。具体的には、Tensor G4搭載Pixelの場合、Android 15では「r47p0」、Android 15 QPR2では「r51p0」、Android 16(ベータ3)では「r52p0」と更新されています。

 

これらのドライバ更新により、機械学習やコンピュータビジョン(デジタル画像や動画から情報を取得・解釈する技術)の性能向上が期待されます。ただし、日常的なタスクでの体感的な変化については、各アプリがVulkan APIを利用しているか、または大幅に改善された機能に依存しているかによるため、さらなる検証が必要でしょう。

Source:Reddit

ちょっとガッカリ? 次期「Pixel 10」シリーズの搭載チップ、Pixel 9とほぼ同等か

Googleは次期「Pixel 10」シリーズに搭載する「Tensor G5」チップをゼロから設計し、従来の「Tensor G4」から大幅に進化させると噂されていました。しかし、実際にはG4と製造元が変わるだけで、中身は同じチップだと著名リーカーが主張しています。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。基本的なパフォーマンスは大きく向上しない可能性が出てきました。

 

リークアカウント@chunvn8888は、「G5は基本的にTSMC製造版のG4」だと述べています。同アカウントは、サムスンのOne UIアップデートやGalaxy AI機能、GoogleのPixelシリーズについて精度の高い情報を提供してきた実績があります。

 

これまでのTensorチップは、サムスンが設計したExynosチップをベースにしており、製造もサムスンが担当していました。しかし、iPhoneのAシリーズチップや、サムスンがハイエンド製品に採用しているクアルコムのSnapdragonチップほど高性能ではありませんでした。

 

Tensor G5では、Googleが自社設計を行い、世界最大の半導体ファウンドリ(受託製造企業)であるTSMCが製造を担当すると考えられています。そのため、大幅なパフォーマンス向上とバッテリー寿命の改善が期待されていました。しかし、今回のリーク情報が正しければ、Tensor G5チップは製造元が変わるだけで、基本的な性能はG4と変わらない可能性があります。

 

それでも、プロセスノードがTensor G3とG4の製造に使われた4nmノードから、TSMCの第3世代3nmノード「N3P」に移行すれば、それだけで性能と電力効率の向上が見込めるでしょう。一般的に、回路線幅が小さくなるほどチップの性能と効率はアップする傾向があるからです。

 

一方で@chunvn8888によると、G5チップは引き続きUFS 3.1ストレージを採用するとのことです。競合他社のハイエンド製品はすでに高速なUFS 4.1へ移行しているため、この点では時代遅れとなる可能性があります。

 

実際、Tensor G5を搭載したPixel 10標準モデルのベンチマーク結果が公開されましたが、Pixel 9よりもスコアが低いという結果が出ています。発売までは数ヶ月あるため、今後の調整によって改善される可能性もありますが、現時点では不安が残る状況です。

 

最近、Pixel 10シリーズの予想CG画像が公開され、標準モデルにも望遠レンズが搭載される可能性が浮上しています。今後の続報に注目したいところです。

 

Source: @chunvn8888 (X) 
via: PhoneArena

6.3インチの“片手持ちAIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」発売! カメラ性能はiPhone15 Proと比べてどう?

先日はGetNavi webで、グーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」が購入後すぐに楽しめる6.8インチのAIスマホ「Google Pixel 9 Pro XL」をレポートしました。続いて9月4日には、片手持ち操作も快適にこなせる“AIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」が発売を迎えたということで、今回はこのGoogle Pixel 9 Proのレポートをお届けします。ほかのPixel 9シリーズとの違いに加え、サイズが近いアップルの「iPhone 15 Pro」とカメラの使い勝手を比較してみました。

↑片手で持ちながら操作しやすい6.3インチの「Google Pixel 9 Pro」をレポートします

 

Pixel 9 Proは大小2サイズ展開。違いは?どちらを選ぶ?

まず上位機種であるPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの比較から見ていきましょう。

 

主な違いは本体サイズ、それから価格です。価格に関しては、Pixel 9 Proが15万9900円(税込)から、Pixel 9 Pro XLが17万7900円(税込)からで、Pixel 9 Proの方が1万8000円安価です。サイズは6.3インチでコンパクトな9 Proと、それよりはやや大きい6.8インチの9 Pro XL、という住み分けがされています。

 

その他の性能面はほぼ同等なので、お財布の状況や画面サイズの好みに合わせて選べばよいでしょう。

↑右が6.3インチのPixel 9 Pro、左が6.8インチのPixel 9 Pro XL。画面(=本体)のサイズと価格以外に違いはありません

 

ディスプレイはどちらもグーグルが品質にも太鼓判を押す「Super Actua ディスプレイ」です。有機ELパネルの比較的新しい制御技術であるLTPO(低温多結晶酸化物)方式を採用したことで、性能が高くパネルが消費する電力を低く抑えられるメリットを備えています。

 

ちなみに下位モデルであるPixel 9の「Actua ディスプレイ」は制御方式が異なるのですが、端末としてのバッテリー駆動時間はPixel 9シリーズの全モデルで一律「24時間以上」とされています。長期間使い込んでみないと差は表れにくいと思いますが、筆者が昨年から使っているGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proはバッテリーの持ちに大きな差を感じないので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

↑Pixel 9 Proシリーズは、他の対応する機器にワイヤレス充電による“おすそわけ”ができるバッテリーシェアを搭載しています

 

また、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLはカメラのスペックが同一となっています。たとえばiPhoneの場合、iPhone 15 Proシリーズでは“Max”の方が望遠カメラが最大5倍光学ズーム対応なのに対して、15 Proは最大3倍というように、カメラやストレージの仕様に違いがありましたから、ここはメリットと言えるでしょう。従来のGoogle PixelはProが欲しければ大判のスマホを持つ覚悟が必要でしたが、6.3インチのコンパクト機が登場したことで、「コンパクトで高性能なPixel」を期待するユーザーの需要を満たすことができそうです。筆者も6.1〜6.3インチ前後のスマホの方が好きなので、Pixel 9 Proに好感を持ちました。

 

カラバリは同じ4色展開。筆者の手もとにある実機は9 Proがホワイト系の「Porcelain」、9 Pro XLがピンク系の「Rose Quartz」です。

 

Pixel 9 ProとPixel 9、お得なのはどっち?

続いてGoogle Pixel 9 Proと、下位モデルであるGoogle Pixel 9の違いについて触れていきます。

 

端末のサイズはまったく一緒と言ってよいでしょう。ディスプレイのサイズは同じ6.3インチです。ディスプレイの解像度と画素密度は若干Proの方が高く、輝度もHDR通常値・ピーク値ともにProが上です。とはいえ、Pixel 9もHDR表示時の最大輝度が1800nitsまで確保されているので、十分に高い視認性が確保されています。

↑ディスプレイのサイズは同じ6.3インチ。左側はPixel 9 Proで、右側がPixel 9です。画面輝度のスペックに違いはあるものの、どちらも明るい屋外でクッキリと冴えわたる映像が見られます

 

搭載するカメラユニットの数は、Pixel 9 Proが望遠カメラを含むトリプル仕様で、Pixel 9は広角と超広角カメラを載せたダブル仕様です。背面のカメラバーにはProが温度センサーを搭載しているので見分けがつきますが、全体に形状はよく似ています。

 

外装の仕上げは大きく異なっています。Pixel 9 Proは光沢感を強調したサイドフレームにつや消しの背面ガラス。Pixel 9は光沢のある背面パネルにつや消し処理を施したサイドフレームと、対称的なデザインになっています。ちなみにProとPro XLは同じ仕上げです。

↑背面のガラスパネルは、右側のPixel 9が光沢、左側のPixel 9 Proがつや消し処理となっています

 

↑サイドフレームは右側のPixel 9がマットなつや消し、左側のPixel 9 Proが光沢加工です

 

RAM(メインメモリ)とストレージの仕様も少し異なりますが、メインチップは同じグーグル純正の「Tensor G4」です。Pixel 9 Pro XLのレポートでも詳しく触れたGeminiのサービスですが、実際に2機種で試してみると、ふつうに使いこなすぶんには処理速度の差などは感じられません。ストレージ容量に関しては、Pixel 9は最大256GBですが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは最大512GBまで選べます。

 

カメラの違いは先ほど少し触れましたが、Pixel 9 Proシリーズが搭載する望遠カメラは、やはり何かと便利です。光学5倍ズーム、デジタルズームは最大30倍。30倍デジタルズームを使って撮影した写真は、フォトアプリの編集ツールから「ズーム画質向上」を使うと被写体の輪郭線などディティールが引き立ち、粗さが改善されます。

↑右側がPixel 9 Proで撮影したデジタル30倍ズームの写真。左側のPixel 9はデジタルズームの限界が8倍止まりです

 

↑Pixel 9 Proシリーズが搭載する「ズーム画質向上」。左側が元の写真。ズーム画質向上をかけると右側写真のように輪郭線がパリッとします

 

ほかにも動画ブースト(明るさ改善)や8Kビデオ、プロ設定など、Pixel 9 Proにしかないカメラの機能も沢山ありますが、筆者は旅行の時に風景写真を撮る機会が多いので、やはりProシリーズの望遠カメラを重視します。Pixel 9シリーズのスタート価格は12万8900円(税込)なので、Pixel 9 Proよりも3万1000円ほど安価ですが、自分が必要とするカメラ機能の有無はしっかりと吟味して選ぶのがおすすめです。

 

Pixel 9 ProとiPhone 15 Pro、カメラなどの違いは?

簡単ではありますが、最後にアップルのiPhone 15 ProとGoogle Pixel 9 Proの比較もしてみます。なお、2024年9月10日時点のiPhone 15 Proの販売価格は15万9800円(税込)から。Pixel 9 Proの15万9900円(税込)とほぼ同額です。

 

iPhone 15 Proは画面サイズが6.1インチなので、6.3インチのGoogle Pixel 9 Proより本体が少し小ぶりで、タテ・ヨコ幅ともにPixel 9 Proの方がやや大きめです。厚さは0.25mmしか変わらないので、手に持ってみてもほぼわかりません。

↑右側がGoogle Pixel 9 Pro、左側はiPhone 15 Pro。画面サイズのぶん、本体もPixelの方がやや大きめです

 

この2機種はカメラのコンセプトが異なるので、機能も大きく違います。今回はその詳細に踏み込むことはしませんが、日常の使い勝手で差を実感するポイントはやはり「望遠カメラ」かもしれません。

 

iPhone 15 Proは光学3倍、デジタル15倍ズームです。光学5倍、デジタル30倍ズームに対応するGoogle Pixel 9 Proの方が遠くの被写体に寄れるので便利です。デジタルズーム撮影時の安定感も、Pixel 9 Proの方が少し勝っている手応えがありました。さらにPixel 9 Proの「ズーム画質向上」を使うとピシッとフォーカスを合わせたズーム写真が手軽に撮れると思います。

↑左側がGoogle Pixel 9 Pro、右側がiPhone 15 Proの最大デジタルズームで撮った写真。Pixelの方が被写体により近付ける手応えがあります

 

Pixel 9シリーズの目玉機能であるGeminiは、Gemini Liveなど一部機能がまだ日本語に対応していませんが、チャットや画像生成などはPixel 9シリーズの発売時点から色々使えます。かたやアップル独自の生成AIプラットフォームであるApple Intelligenceは、今のところ米国など英語圏から、英語のみに対応する形でのスタートしか見えていません。この秋から“AIスマホ”をフル活用したい方は、グーグルの上位サービスである「Gemini Advanced」が6か月間無料で試せるプランが付いてくるGoogle Pixel 9 Proを選ぶのがベストな選択になるかもしれません。