Googleの「かこって検索」機能、流れている曲やQRコードにも対応!

GoogleのAI機能「かこって検索」は、Pixelスマートフォンだけでなくサムスン製品にも広まり、最近ではGalaxyの廉価モデルにも対応しています。画面上で丸く指で囲った物をすぐに調べられる便利さが好評ですが、流れている曲の検索やQRコードの読み取りといった新機能が展開中だと報じられています。

↑もっと便利に

 

海外大手掲示板のRedditユーザーは、Galaxy S23シリーズに曲の検索機能が追加されているといち早く報告していました。その後、米9to5Googleも新機能が使えることを確認しています。

 

本機能が展開されたデバイスでは、検索バーと翻訳ボタンの間に音符アイコンが登場。これをタップすると「スマートフォンからソーシャルメディアで再生されている曲と、近くのスピーカーから再生されている音楽」が検索できるとのこと。前者の場合はスマホのマイクから聞き取っているため、ヘッドホンで再生しているときは使えません。

 

また、QRコードとバーコード読み取り機能は、Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏が報告しています。もともと6月下旬にAndroidベータ版から手がかりが見つかっていましたが、現在では複数のユーザーに展開中のようです。

 

すでに流れている曲の検索もQRコードの読み取りも別のアプリで可能です。しかし、これらがすべて「かこって検索」に統合されると、ますますその利便性は高まりそうです。

 

Source: 9to5Google

Googleのカーナビアプリ「Android Auto」、「Gemini Live」搭載にばく進!

Googleが、カーナビアプリ「Android Auto」向けに、AIチャットボット「Gemini Live」ほか複数の新機能の追加に取り組んでいると報じられています。

↑Gemini Liveがナビゲーターになる?

 

その一つは、Android Autoから直接カーラジオを操作できる機能。7月にはAndroid Auto 12.7から「お気に入り」のラジオ局を追加・削除できることを示す手がかりが見つかっていました。それに続き、最新のAndroid Auto 12.8ベータ版では「Car Local Media」への言及が見つかっています。

 

これまでAndroid Autoからはスマートフォン内に保存したメディアやストリーミングの操作はできましたが、カーナビ内部に保存したファイルなどにはアクセスできませんでした。これからは操作可能な範囲が拡大される可能性があります。実際、ラジオとローカルメディアの再生用に二つの新規アイコンも追加されているようです。

 

一方、Android情報サイトのAndroid Policeは、GoogleがAndroid AutoでのGemini Live対応の準備を進めていることを示す文字列などを見つけました。

 

そこでは、Geminiに関連する「ktt_live」という用語と「会話の開始」への言及があったとのこと。追加アセットのなかには、Geminiで使われている星マークも含まれています。ただし、これらはまだ実装されていないとのこと。

 

このKitt_liveは以前、Google社内でGemini Live開発にて使われていたものです。Gemini Liveは今月初め、Pixel 9シリーズに搭載されてデビュー。ユーザーはソフトウェアキーボードのほか音声入力が可能であり、生成AIチャットボットと自然な会話が楽しめます。

 

Googleがこれらの新機能をいつ展開するのかは不明ですが、長らくAndroid Autoの音声アシスタントとなっている「Googleアシスタント」があまり好評でないことを考えると、開発を急いでいるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google and Android Police

「Pixel 9 Pro XL」は頑丈で修理しやすい! その理由が明らかに

Googleは最新フラッグシップ機「Pixel 9 Pro XL」において、前モデルからあらゆる面で設計を見直したと強調していました。そこで、実際に修理業者が分解した結果、耐久性と修理しやすさが改善したと報告されています。

↑分解されるPixel 9 Pro XL(画像提供/iFixit/YouTube)

 

ハイテク製品の分解で知られる修理業者のiFixitは、早速Pixel 9 Pro XLをバラしています。まず、Pixel 6~8までは、内部に手を入れるためには画面を取り外す必要がありました。しかし、Pixel 9 Pro XLでは前面(ディスプレイ)と背面それぞれを別々に取り外せる「デュアルエントリー」設計になっていることが明らかになりました。

 

そのため、バッテリーを交換する場合、背面のガラスパネルを取り外すだけで作業を行えます。それでも、iFixitは画面側を外す際、部品を壊さずにやり遂げることに少し苦労している模様。

 

同じく「ギザギザのスライド式プルタブ」を引っ張ってバッテリーを取り外すのは難しく、前モデルから改善はされていません。

 

その一方、デュアルエントリー設計に伴い、画面が取り付けられる中央プレートが導入され、他の部品は反対側に配置されています。このプレートには、画面とバッテリー用のヒートシンクで覆われた大きな穴が真ん中に開いており、構造的な剛性を高めているのが確認できます。実際、本製品は「Pixel 8の2倍の耐久性」があるとGoogleは宣伝していました。

 

注目すべきは、USB-CポートがSIMスロットとともに独立したドーターボード(独立したプリント基板)上に置かれていること。これらが故障した場合でも、マザーボードに直付けでないため、簡単に交換できるわけです。

 

今回の動画は冷却用のベーパーチャンバーに触れていませんが、実際に冷却システムが優秀であることは証明済み。来年の「Pixel 10」シリーズではプロセッサーの性能が大幅に向上すると予想されており、非常に優秀なスマホになると期待できそうです。

 

Source: iFixit(YouTube)
via: 9to5Google

Pixel 9シリーズが新機能を追加!「アダプティブ・タッチ」とは?

Googleは先日、新製品発表イベント「Made by Google」において新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズをお披露目しました。最近では、その場では言及しなかった新機能として「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」が追加されたことが明らかとなりました。

↑濡れた指でも操作できる

 

Android情報サイトのAndroid Authorityによれば、Pixel 9シリーズの設定アプリ>「ディスプレイ」>「タッチ感度」の下にアダプティブ・タッチが追加されたとのこと。このオプションには「タッチ感度が環境や操作、画面保護シートに合わせて自動的に調整されます」との説明があります。

 

このアダプティブ・タッチ機能は、3月にAndroid Authorityが手がかりを見つけたと報告していたもの。当時はどのような環境や行動に合わせて調整するのかが不明でしたが、Pixel 9シリーズの実物で検証したところ、その一つが濡れた指(濡れた画面)であると確認できたと報告しています。

 

本機能を搭載したPixel 9と非搭載のPixel 8 Proを比較したところ、前者では濡れた指でスクロールしても、普通に操作ができています。しかし、Pixel 8 Proで同じことをすると一時的に反応しなかったり、画面を拡大する症状が起きたりしています。

 

すでにPixel 8シリーズでも「画面保護シート モード」があり、有効にすると単純にタッチ感度が上がります。新たなアダプティブ・タッチ機能は、画面保護シートだけでなく、より多くの状況でタッチ感度を自動調整できるようになった模様です。

 

外出時にディスプレイが雨で濡れたり、洗い物をした手でスマホを触ったりするのはありがちなこと。この新機能のおかげで、Pixel 9シリーズの操作に余分なストレスを感じなくて済むかもしれません。

 

Source: Android Authority

「Pixel 9 Pro XL」、ゲームの動作が旧モデルより遅い!? 冷却システムは優秀だが…

GoogleはPixel 9シリーズ搭載チップを「ベンチマークで勝つために作っていない」と説明していました。ただの数値に意味はなく、ユーザー体験を高めることが狙いというわけです。

↑処理速度より過熱防止を優先?(画像提供/Google/YouTube)

 

しかし、そのユーザー体験の一つであるゲームでは、Pixel 9 Pro XL(Tensor G4搭載)は最新の他社製スマートフォンに遅れを取るばかりか、2年前のPixel 7 Pro(Tensor G2搭載)より処理が遅いというテスト結果が報告されています。

 

テック系YouTuberのDame Tech氏は、豪華なグラフィックで知られるゲーム『原神』を幅広いスマホやタブレットで動かし、それぞれの平均フレームレートやチップのピーク温度を公表しています。この数値が高ければ高いほどスマホが高速に処理し、快適にプレイできることを意味しています。

 

Pixel 9 Pro XLは720pの解像度、さまざまなビジュアル設定を最大に設定した状態で、平均フレームレート39.2を記録しました。Galaxy S24 Ultra搭載のSnapdragon 8 Gen 3はTensor G4より31%速く、iPhone 15 Pro MaxのA17 Proは51%も上回ることになります。そこまでは予想通りですが、Pixel 7 Proに搭載されているTensor G2(45.3fps)よりも遅いことが驚きです。

 

その一方、Pixel 9 Pro XLのピーク温度は37度に留まり、Pixel 7 Proを含む他のスマホよりも低くなっています。Googleが新たに搭載したベイパーチャンバーなどの冷却システムは正常に動いており、サーマルスロットリング(高温による破損を防ぐため、動作クロック数を下げるシステム)は起きていないようです。

 

これらを総合すると、GoogleはTensor G4の過熱を防ぐために、わざと電力リミッターをかけて動作を遅くしているのかもしれません。

 

もっとも、将来的に原神はPixel 9シリーズに最適化したアップデートを行い、さらに性能が向上する可能性もあります。ベイパーチャンバーがしっかりと機能し、チップが過熱していないことが確認できたのは朗報といえそうです。

 

Source: Dame Tech(X)
via: Wccftech

「Chrome」の同期、Android版とデスクトップ版でもよりシンプルに!

これまでデスクトップやAndroid用のChromeでは、自分のアカウントにログインしたうえで、設定メニューからChrome同期を有効にしないと、保存したブックマークやパスワードを利用できませんでした。しかし、このようなChrome同期の切り替えが、まもなく不要になるとGoogleが発表しました。

↑ブラウザ体験を向上

 

Chrome同期をシンプルにする変更は、すでにiOS版では昨年11月から導入していました。ようやくデスクトップ版やAndroid版Chromeも、それに続くかっこうです。

 

Googleは2009年にChrome同期を初めてリリースし、異なるデバイスでも自分のアカウントでログインすれば、同じブックマークやパスワードなどを利用できるようにしました。その後に他のクラウドサービスやモバイルアプリも普及し、単にサインインするだけで自分のデータにアクセスでき、サインアウトすればプライバシーが守れる習慣が根づいています。

 

そうした技術と規範の進化を踏まえて、Googleはユーザーの期待に応えて同期モデルの変革を続けているとのこと。その結果「カスタマイズされたブラウジング体験」のためにログインするうえでの選択肢を提供したと述べています。

 

新たなログイン方法では、保存したパスワードを複数のデバイス間で使うことが可能。ただし、履歴や開いているタブをGoogleアカウントに保存したい場合は、従来通りChrome同期を有効にする必要があるとのことです。

 

この変更がデスクトップとAndroid版にいつ展開されるのかに関して、Googleは「今後のアップデートをお待ちください」と述べています。

 

Chrome同期を有効にするには、まずブラウザ右上の3点メニューをタップし、設定を探し、同期スイッチをオンにするという手間がかかります。これが省けることで、Chromeブラウザの利用がいっそう快適となりそうです。

 

Source: Chromium Blog
via: The Verge

AIスマホの本命キタ! 最新「Google Pixel 9」シリーズ速報レビュー

グーグルが、独自設計の「Tensor G4」チップとAndroid OSを載せた純正スマホ「Google Pixel 9」シリーズ4製品を発表しました。その中から、8月22日に先行発売する6.8インチの「Google Pixel 9 Pro XL」と6.3インチの「Google Pixel 9」を速報でレビュー。ここでは、AIを活用した機能周りを中心に見ていきます。

↑左が6.8インチのGoogle Pixel 9 Pro XL、右が6.3インチのGoogle Pixel 9

 

グーグルの生成AI「Gemini」と一体感を深めたPixel

Pixel 9シリーズは、折りたたみの「Google Pixel 9 Pro Fold」を含む4つのモデルをラインアップ。そのすべてが発売時点から独自の生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」を搭載します。グーグルのデジタルアシスタントといえば「Google アシスタント」が広く知られていますが、GeminiはGoogle アシスタントと違い、音声やテキストによってユーザーと流ちょうに、深いコミュニケーションをとれる生成AIです。なお、ユーザーが「OK グーグル」と話しかけたときに、GeminiとGoogle アシスタントのどちらを起動させるかは本体の設定から選べます。

 

Geminiは、Pixel本体の側面にある電源ボタンを長押しして立ち上げることもできます。立ち上げると、画面の下にテキスト入力するプロンプトに加え、キーボード/マイク/カメラを切り替えるアイコンが表示。Geminiに教えてほしいことをテキストベースで質問したり、Pixelのカメラで撮った被写体について「この食材を使った料理のレシピ」や「この商品はどこで買える」のかを聞けたりします。

↑電源ボタンの長押し操作でGeminiが起動します。長押し操作のアクションや、起動するデジタルアシスタントはスマホの設定から変更できます

 

PC版のGemini、またはAndroidのモバイルアプリ、iPhoneのGoogle アプリに統合されているGeminiを使ったことがあれば操作感はほぼ一緒です。違いは電源ボタンで素早く立ち上がるうえに、スマホのカメラも駆使できるところ。ここに純正スマホのPixel 9シリーズでGeminiを使うメリットを感じました。

↑Pixel 9のカメラで撮影した被写体についてすぐ調べてもらえるところに、スマホとGeminiの相性の良さを実感しました

 

GmailやGoogle マップと連携するGemini。英会話に役立つライブチャット機能も

Geminiを設定する際にはユーザーのGoogle アカウントを登録するのですが、これによってグーグルの各種サービスとの連携性が高まります。Geminiのプロンプトにテキストをタイピングして検索する際、冒頭に「@」を入力するところから始めてみてください。GmailやGoogle ドキュメント、Google ドライブ、Google マップ、YouTubeなどを指定してから連携検索が可能です。

 

たとえば「@Gmail ヨドバシ.comから7月に届いていた請求書の金額をまとめて」とお願いすると、メールを素早く選り分けて金額を教えてくれます。「@ Google マップ 新宿から六本木一丁目まで自動車で移動したい」と伝えると、最短のルートを調べてからGoogle マップに誘導してくれます。日ごろからグーグルのアプリやサービスを多用している方は、Gemini連携がとても便利に感じられるはずです。

↑Google マップと連携するGemini。現在地点から目的の場所まで移動する方法をすぐに調べてくれます

 

Pixel 9シリーズには「Gemini Live」という、Geminiと自然な会話でライブチャットを楽しめる機能もあります。ただし発売当初はGeminiアプリの言語環境を「英語」に設定して、ユーザーが英語でGeminiに話しかける必要があります。日本語入力にはまだ対応していません。

↑ライブチャット機能の「Gemini Live」は英語による入力のみに対応しています。AIらしくない、かなりスムーズな音声会話をできるところが大きな魅力。日本語対応が待ち遠しい機能です

 

試してみたところ、Geminiは英語の文法や単語の発音があまりキレイではなくても、話者の意図を汲んで応答してくれます。Geminiから返ってくる答えがAIとは思えないほどに流麗なので、英会話が半人前な筆者には聞き取ることが難しいほどでした。

 

さらに、Geminiアプリの「Gemini App Activity」には、ユーザーがGeminiと交わした会話をテキストで振り返られるように、簡単な文字起こしのデータが一定期間保存されます。Geminiと話して、テキストで復習すれば「英語会話の壁打ち先生」のように活用できるでしょう。アプリの言語を英語にさえすれば、Gemini Liveは無料で試せるのでおすすめです。

↑Gemini Liveで話した内容はアプリの設定メニューの中にある「Gemini App Activity」からテキストで確認できます

 

撮影機能も進化し、グループ撮影には人物を後から追加する「一緒に写る」が便利

カメラのAI機能周りもチェックしてみましょう。写真に写り込んでほしくない被写体を後から消せる「消しゴムマジック」や、グループフォトに写る全員の顔をイケてる笑顔に差し替えられる「ベストテイク」のような、スマホのカメラで撮影した写真・動画のAI編集機能がPixel 9ではさらに拡充されました。

 

カメラアプリに搭載する「一緒に写る」は、スマホを他人に預けてシャッターを切ってもらうことなく、最大3人までのグループフォトを撮影・加工できる機能です。最初に2名が写る写真を撮り、プレビューされる写真を見ながら残りの1名をフレームに入れて2回目のシャッターを切ると、3名が一緒に写るグループフォトができあがります。

 

たとえば、大自然の中で自分たちのほかに誰もいない場合、グループ自撮りに役に立ちそうです。周囲に人がいたとしても、海外旅行の際に見ず知らずの他人にスマホを渡すと、盗まれるリスクもあります。一緒に写るを使いこなせれば、そうしたリスクもなく安心です。

 

また、一緒に写るの本来的な使い方ではありませんが、同じ人物を2回撮ってコラージュもできます。なお、一緒に写れる被写体は「人間」でなければならず、ぬいぐるみや花などでは使えません。

 

Android標準のGoogle フォトアプリには「イマジネーション」という、写真の一部をGeminiが生成した画像と差し替えられる、クリエイティブな新機能も追加されています。たとえば背景のイメージをGeminiに伝えて作ってもらい、その背景を任意の画像に差し込むといったことができます。

 

Pixel 9シリーズの発売時点では、イマジネーションのプロンプトが英語入力にしか対応していませんが、簡単な単語を並べるだけでも楽しめます。

↑「一緒に写る」で撮った写真に「イマジネーション」で背景を加工してみました

 

Google フォトのAI編集機能にはほかにも、写真の背景を引き延ばせる「オートフレーム」があります。被写体に寄りすぎて窮屈に見える写真にゆったりとスペースを作ったり、タテに構えて撮った写真をヨコ向きに近い印象に作り替えたりしてくれます。被写体にもよりますが、自然の風景などであれば比較的違和感のない画像を生成・拡大してくれます。

↑背景の画像を引き延ばせる「オートフレーム」。被写体にもよりますが、違和感の少ない画像を生成してくれます

 

ビジネスにも使いやすいPixel 9がAIスマホの本命

筆者はサムスンが発売した、独自の生成AIソリューション「Galaxy AI」を載せたGalaxy Z Fold6Galaxy S24もレビューしています。特にフォルダブルスマホであるGalaxy Z Fold6は、Galaxyシリーズ専用のSペンで描いたラフな絵を、Galaxy AIが雰囲気のあるイラストに仕上げてくれる「AIスケッチ」のような独自機能が魅力的でした。

↑Sペンを使ったクリエイティブな生成AI活用ができるサムスンのGalaxyシリーズ

 

Galaxy AIも賢さではグーグルのGeminiに大きく引けを取らないと思います。ですが、GeminiをGmailやGoogle ドライブなどと連携させられるため、たとえばビジネスシーンにも活きる使い方ができそうですし、これからも機能が拡大する可能性を感じます。そうしたことを踏まえると、Google Pixel 9シリーズが次に来るAIスマホの本命だと思います。

 

「AIスマホができること」にいち早く触れて、今後より深く知るためには、いまからなるべく早くPixel 9シリーズを手に入れるべきかもしれません。

 

なお、Pixel 9 Proシリーズであればハードウェアスペックが高く、そのうえより賢い「Gemini 1.5 Pro」をベースにしたGemini Advancedが利用できる「Google One AI プレミアム プラン」の、無料体験も6か月付いてきます。

↑Google Pixel 9 Proシリーズは高性能なトリプルレンズカメラを搭載。Pixel 9シリーズよりもカメラとして表現の幅が豊かなスマホです

 

大画面のGoogle Pixel 9 Pro XLは17万7900円(税込)。大画面スマホにこだわりがなければ、9月発売予定の6.3インチ「Google Pixel 9 Pro」の方が1.8万円ほど安い(税込15万9900円)のでおすすめです。それよりもさらに3.1万円安くなるPixel 9(税込12万8900円)も良いAIスマホですよ。

 

Google ストアでは発売から2024年9月2日まで、Pixel 9シリーズの販売価格を大幅に割り引くキャンペーンも実施しているので、購入を考えているのであれば要チェックです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

Google、Pixel 9搭載チップを擁護。「ベンチマークで勝つために作っていない」

Googleは今年のフラッグシップ機「Pixel 9」シリーズにおいて、全モデルに新型チップ「Tensor G4」を採用しました。しかし、流出したベンチマーク結果では、やはり競合他社のスマホよりも遅れを取っていることが明らかとなっています

↑ベンチマークで勝つことがすべてではない(画像提供/Google/YouTube)

 

そんななか、Google幹部がTensor G4はベンチマークで良いスコアを出すためではなく、実際のユーザー体験に合わせて設計していると述べています。

 

インドのビジネス新聞Financial Expressの取材に対して、GoogleのPixel製品管理チームの主要メンバーであるSoniya Jobanputra氏は、チップ設計では「速度や偉業」を目的としてないとコメント。さらに「特定のベンチマークを打ち負かすためではなく、実用性を高めるために設計しています」と述べています。

 

要は、Pixel 9シリーズを日常的に操作する際、直接的な便利さをもたらすように作っているということ。

 

その一つが「アプリを開くときの問題点」の解消とのこと。アプリを素早く起動したり、複数のアプリを開いているときに切り替えやすくしたりというわけです。

 

もう一つが、AIとの緊密な統合。Tensor G4はマルチモーダル化、つまりテキストや画像、音声を理解して処理できるGemini Nanoにも最適化されたと言います。実際「Made by Google」イベントでは、Pixel 9シリーズは過去機種よりオンデバイスAI(クラウドと通信せず、端末内で処理)性能が3倍となり、毎秒45トークンを処理できると説明していました。

 

この取材の中で、Jobanputra氏はゲームの性能について触れていません。ゲームこそが従来のベンチマークと最も密接な関連があり、その結果が良くなるほど快適に遊べるものです。

 

来年の「Pixel 10」シリーズに搭載される「Tensor G5」チップは、iPhone 15 ProのA17 Proと同じ高度な技術により製造されると噂されています。その結果、処理速度が上がり、電力効率も高まる=バッテリー持ちもよくなると期待できます。

 

もっとも、Pixel 9シリーズも最高のAI体験ができることは確かであり、あと1年待つか、今すぐに買うかは悩ましいところです。

 

Source: Financial Express
via: Wccftech

Googleストアから消えた初代「Pixel Fold」、復活の可能性は?

Googleは最新の折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」を発売した直後に、公式ストアで初代折りたたみ機Pixel Foldの販売を終了しました。しかし、まもなく販売を再開する予定だと伝えられています。

↑また会える?

 

先日の「Made by Google」イベント終了後、Googleストアの「スマートフォン」ページからPixel 7やPixel 7 Proが消されました。しかし、実は「機種の比較」のリンク先では両モデルとも販売していることが確認できます(記事執筆時点では「在庫なし」のため購入不可)。その一方、Pixel Foldはストアのどこにもありません。

 

そこで、Android CentralがGoogleに連絡を取ったところ、Pixel 9 Pro Foldが「利用可能」になった後(おそらく9月上旬に予約が終了して発売された後)、オンラインストアに戻ってくると回答されたそうです。

 

ただし、元々の価格より値引きされるかどうかには言及していません。Pixel 8やPixel 8 Proも値引きされていないことを考えると、見通しは不透明と言えそうです。

 

これまでPixelシリーズが公式ストアから完全に消されてから、数週間後に復活したという例はなかったはず。実際にPixel Foldが復活した際に、Googleがどのように説明し、価格をどのように設定するのか、非常に興味深いところです。

 

Source: Android Central
via: 9to5Google

次期「Pixel 10」シリーズ、チップの製造技術が変わる!? 性能が大幅に向上する可能性も

Googleはフラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズとともに最新チップ「Tensor G4」を正式発表しました。その性能は前Tensor G3とほとんど変わらないとのベンチマーク結果が登場していますが、新たな情報によれば、次期「Pixel 10」シリーズに採用される「Tensor G5」チップはアップルのA17 Proと同じ高度な製造技術が使われると言われています。

↑次期モデルまで待つほうが賢明?

 

これまでGoogleのTensorチップは、サムスンが製造を担当していました。今年のTensor G4チップもサムスン製であり、4nmプロセス技術で作られています。ここでいう「○nm」とは回路線幅のことであり、一般的に小さくなるほど性能が向上し、消費電力が小さくなる傾向があります。

 

しかし、次のTensor G5チップはTSMC製造となり、すでに設計図も引き渡しているとの噂がありました。さらに同社の第2世代3nmプロセス、つまりiPhone 15 Pro搭載のA17 Proと同じ技術を使うとの観測も報じられています

 

台湾メディア工商時報の最新記事は、そうした噂を裏付けつつ、先進パッケージング技術「InFO-POP」を使うと報じています。パッケージングとは製造した半導体チップを保護しつつ、外部の回路と接続する工程のことであり、InFO-POPは薄型化と省電力を実現するものです。

 

このInFO-POP技術もアップルのA17 Proに使われており、SoCの小型化や発熱の低下を期待できます。それにより他のパーツを搭載する貴重なスペースを確保しやすくなり、さらなる多機能の実現につながります。

 

これらの情報が正しければ、Tensor G5はG4からパフォーマンスと電力効率ともに、大幅に改善される可能性が高くなります。Pixel 9シリーズは円安寄りの為替レートで国内価格が設定されているため、来年のPixel 10シリーズを待つのもいいかもしれません。

 

Source: 工商時報
via: Wccftech

Pixel 9シリーズ、ついに超音波式指紋センサーを搭載! 前モデルより50%スピードアップ

ついにGoogleの最新スマートフォン「Pixel 9」シリーズが登場しました。新型プロセッサー「Tensor G4」もさることながら、ついに超音波式指紋センサーを採用したことが注目を集めています。

↑精度や認識速度が向上!

 

これまでPixelシリーズは、数世代にわたりディスプレイ内蔵の光学式指紋センサーを搭載してきました。明るい光を当てて写真を撮ることで機能する方式ですが、認識も遅く、精度も低く、指が濡れていたり汚れていると読み取りにくいなど数々の問題を抱えていました。

 

しかし、Pixel 9シリーズは超音波式に切り替わることが判明しました。Google自らがその事実を公表しつつ、前モデルより50%高速になったと述べています。ただしPixel 9 Pro Foldのみは、画面内ではなく側面に指紋センサーがあるため例外となっています。

 

さらにクアルコムは、Pixel 9シリーズが自社の「3D Sonic Gen 2」 センサーを使っているとの声明を出しています。

 

これはサムスンがGalaxy S24 Ultraなど主力デバイスに採用しているのと同じ指紋センサーです。第2世代の製品でもあり、指紋読み取り面積は8×8mm。第1世代の4×9mmより77%大きくなったことで、指を置きやすくなるとともに、1.7倍の生体データを取得できるようになり、読み取り速度も50%アップしています

 

Googleがどのバージョンを使っているのかは明らかではありませんが、前モデルよりも快適に反応し、誤動作が減ることは間違いないでしょう。

 

Source:Qualcomm(X)
via:9to5Google

今年は3モデル展開だぞ! AI性能もさらに向上したGoogle Pixel 9シリーズがついに登場

Googleの新しいスマートフォン「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro XL」が8月14日から予約販売を開始。

記事のポイント

今回のPixelシリーズは3サイズ展開が注目でしょう。大型の6.8インチを楽しめるGoogle Pixel 9 Pro XLにするか、コンパクトで手に取りやすい価格のGoogle Pixel 9にするかなど、選ぶ楽しみができそうです。もちろん性能アップも見どころで、特にTensor G4搭載によって、Gemini Nanoでどんなことができるのかも期待したいところ。

Google Pixel 9は、カメラバーが進化し、カメラを前面中央に配置した新しいデザインを採用。手に心地よくフィットし、Google Pixel 8と比較して2倍の耐久性を実現しています。

 

 

Proモデルからは2つの異なるサイズが登場。Google Pixel 9 Proは6.3インチ、Google Pixel 9 Pro XLは 6.8インチのディスプレイを搭載しています。ディスプレイのサイズと充電速度を除けば、仕様と機能はすべて同じです。

 

どちらも「Super Actuaディスプレイ」と、新しい42MP前面カメラを搭載し、暗い場所でもより鮮明で明るい写真を撮影することができます。

 

また本体はシルクのようなマット加工のガラス仕上げの背面と、ポリッシュ加工のメタル側面を備え、高級感を演出しているとのこと。

Google Pixel 9は、6.3インチの「Actuaディスプレイ」を搭載し、Google Pixel 8よりも35% 明るくなりました。

 

カメラに関しては、Proモデルと同じメインカメラと超広角カメラを搭載。超広角レンズは、Google Pixel 8の12MPから48MPへ大幅に進化しています。一方、前面カメラにはオートフォーカスが搭載され、より鮮明な自撮り写真を撮影できるようになりました。

 

さらに、Google Pixel 8と比較して、画面をオンにした状態でアクティブに使用した場合のバッテリー寿命が約20% 長くなりました。

 

Google Pixel 9シリーズには新しいカスタムSoC「Tensor G4」を搭載。Google DeepMindと共同で設計したこのチップは、最先端のAIモデルを実行するように最適化されているといいます。スマホ上でテキスト、画像、音声を理解できるようにするマルチモダリティを備えた「Gemini Nano」を実行する初のプロセッサーでもあります。

 

シリーズ全体のメモリーもアップグレード。Google Pixel 9には12GB、Google Pixel 9 ProとGoogle Pixel 9 Pro XLには16GBを搭載しています。

 

またAIはカメラ機能にも利用され、たとえば「一緒に写る」機能を使えば、三脚を用意したり、周囲の人に撮影をお願いしたりすることなく、その場にいる全員がそろった写真を生成できます。さらに、暗い場所でも詳細を捉えた写真を撮影できるよう、パノラマもアップデート。これにより、暗い場所でも高品質のパノラマが撮影できるようになりました。

 

編集マジックの「オートフレーム」を使用すると、古い写真も新しい写真も、フレームや構図を自動調整。加えて、編集マジックの「イマジネーション」では、「写真に写っている野原に花を追加する」など、写真上で見たいものを入力して、アイデアを形にできます。

 

Google Pixel 9 ProとGoogle Pixel 9 Pro XLでは「動画ブースト」も利用可能。ビデオ夜景モードの処理速度が2倍になり、さらに48MP/5倍望遠レンズを使用して、超解像ズーム動画で最大20倍の高解像度ズーム動画を録画することもできます。

 

Google ストア 販売価格(税込)

Google Pixel 9 128GB:12万8900円
Google Pixel 9 256GB:14万3900円
Google Pixel 9 Pro 128GB:15万9900円
Google Pixel 9 Pro 256GB:17万4900円
Google Pixel 9 Pro 512GB:19万4900円
Google Pixel 9 Pro XL 128GB:17万7900円
Google Pixel 9 Pro XL 256GB:19万2900円
Google Pixel 9 Pro XL 512GB:21万2900円

フラッグシップスマートウォッチ「Google Pixel Watch 3」が登場、健康管理とランニング機能が強化

Googleのフラッグシップスマートウォッチの最新作「Google Pixel Watch 3」の予約販売が開始。新しい45mmモデルを含む2つのサイズがそろい、充実したフィットネスとリカバリー機能などを実現しています。

 

 

ラインアップは41mmモデルおよび45mmモデル。どちらの文字盤も、ピーク輝度が2000ニトと前モデルの2倍の明るさを実現した、新しい「Actuaディスプレイ」を搭載しています。これにより晴れた日の屋外でも画面を確認することができます。また60Hzから1Hzまでリフレッシュレートが可変するため電力効率が向上し、応答性も向上。映画館などの暗い環境では、目立たないように自動的にディスプレイの明るさが調整されます。

 

本体はベゼルが小さくなり、Actuaディスプレイのサイズが大型化しています。45mmモデルの画面は「Google Pixel Watch 2」より40% 、41mmモデルは10%大きくなりました。

 

ディスプレイは常時表示にも対応し、加えて1日中使えるバッテリー駆動時間を実現。新しく改良された「バッテリー セーバー モード」により、健康とフィットネスの記録機能や安全機能に影響を与えることなく、両方のサイズでバッテリー駆動時間が最大36時間となっています。

 

さらに、45mmモデルには従来よりも35%大きなバッテリーが搭載されたほか、41mmモデルでは充電が20%速くなり、充電時間が最大15分短縮されます。

 

またGoogle Pixel Watch 3は「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」の3つの新しいツールを導入。

 

今日のエナジーは、これまで以上に身体の回復状態に連動し、改良されたアルゴリズムが安静時心拍数、心拍変動(HRV)、最近の睡眠など、身体の主要な回復生体指標を追跡、分析します。これにより、毎日のトレーニングに取り組むための身体の準備がどの程度整っているかを、より包括的に把握することができます。

 

有酸素運動負荷は、1日を通して有酸素運動中に心臓がどの程度激しく働いているかを記録。また、時間の経過に伴う傾向を記録してトレーニングの過不足、フィットネスの維持または向上を把握するのにも役立ちます。

 

目標負荷は、毎朝届くパーソナライズされた目標値。この機能は最近の有酸素運動負荷と今日のエナジースコアを考慮してすべてを結び付け、回復のバランスを取りながらフィットネス向上に向けたガイドを提供します。

 

Google Pixel Watch 3には、ランナー向けの新しい機能も搭載。ランニング中は触覚フィードバックと音声ガイダンスにより、ペースが遅れているときや、心拍数の目標値を超えているときなど、インターバルを変更するタイミングなどを把握できます。このリアルタイムガイダンスは、継続的なサンプリング、機械学習による心拍数トラッキングによって提供されるとのこと。

 

ランニング後には、フォームの分析もサポート。新しい高度なモーションセンシングと機械学習を組み合わせ、歩行のリズム、歩幅と高さ、地面との接触時間を総合的に分析するフォーム 記録を強化したといいます。Fitbitアプリの新しいランニングダッシュボードでは、時間の経過とともにペース、フォーム、走行距離がどのように改善されているかを確認できます。

 

Google Pixel Watch 3ではGoogleとPixelシリーズ間で連携も可能。たとえば、リモコンが見つからないときに、Google Pixel Watch 3がリモコンとして機能し、「Google TV Streamer」に接続されたスマートデバイスの一時停止、音量調節、チャンネル変更などができます。トレーニング中に玄関のドアベルに応答しなければならない場合、ライブカメラフィードを開いて、玄関先への置き配をお願いすることも可能です。

 

またGoogle Pixel Watch 3に搭載された新しいPixelレコーダー アプリを使えば、外出先で音声メモを取り、検索して書き起こし、スマホのPixelに自動同期させることができます。

 

カラバリは41mmモデルには、クラシックなマットブラックのObsidian、ポリッシュシルバーのPorcelain、シャンパンゴールドのHazelのほか、新色のRose Quartzを用意。45mmモデルにはObsidianとPorcelainに加え、新色のマットなHazel AluminumケースとマッチするHazelバンドが登場します。

 

ウォッチは、シーンに合わせて、レザーバンド、メタルバンド、ウーブンバンドなど、さまざまな色とプレミアム素材のバンドでスタイリングが可能。

 

Google ストア 販売価格(税込)

41mmのBluetooth/Wi-Fiモデル:5万2800円
41mmのLTEモデル:6万9800円
45mmのBluetooth/Wi-Fiモデル:5万9800円
45mmのLTEモデル:7万6800円

完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」登場、Geminiと会話が可能に!

Google Pixelシリーズの最新イヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が8月14日から予約注文が可能になりました。Google ストアでの発売は9月26日から開始します。Googleストア販売価格(税込)は3万6800円。カラーは Porcelain、Hazel、Peony、Wintergreenの4色をラインアップしています。

記事のポイント

イヤホンに、グーグルのチップ「Tensor A1」が搭載されたところが注目点です。スマホ向けのチップとは違うため、性能に差があると思われますが、イヤホンを通してGoogleのAIであるGeminiとコミュニケーションを取れるのは新しい体験になるでしょう。

Google Pixel Buds Pro 2は、4500万もの耳の形のスキャン分析と、実際の装着テストに基づき、最も快適で安定感のあるイヤホンとうたう製品。新しい固定用アーチを回して調整することで、イヤホンが外れにくくなり、快適な装着感が得られるとのこと。さらに、付属する4サイズのイヤーチップにより、耳へのフィット感を向上させることができます。

 

Googleの独自チップ「Tensor A1」の搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したアクティブノイズキャンセリング機能を採用。従来の2倍のノイズをキャンセルできます。さらにマルチパス処理に対応しており、アクティブノイズキャンセリングと音楽再生用でそれぞれパスを分けることで、高音質と優れたノイズキャンセリング性能を両立させています。

 

また、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態でも、最大8時間の連続再生が可能で、ケースを併用すれば最大30時間の再生時間を実現し、1日中使用することができます。急速充電が必要な場合は、ケースに戻して15分間充電すると、バッテリー寿命が最大3時間延長されます。

 

Tensor A1によってGeminiの活用にも対応。音声技術を使用してGeminiと長時間の会話を可能にするモバイル会話エクスペリエンスやGeminiライブチャットが可能です。たとえばスマホからGeminiライブチャットを立ち上げたら、スマホをロックしてポケットにしまい、あとはGeminiと自由に会話するだけといった操作ができるようになります。

 

さらに新しい「デバイスを探す」機能を使えば、いつでもイヤホンを見つけることができます。ケースに追加されたスピーカーにより、充電中のイヤホンも探すことも可能です。

 

このほか、騒がしい場所でも通話できるクリア音声通話、イヤホンを装着したままの会話、ヘッドトラッキング付き空間オーディオなどに対応しています。

折りたたみスマホ「Google Pixel 9 Pro Fold」登場、薄さとGoogle史上最大のディスプレイを実現

Googleの新しい折りたたみ式スマートフォン、「Google Pixel 9 Pro Fold」が8月14日から予約販売を開始。カラーはPorcelainとObsidianの2色で展開します。

記事のポイント

見どころは開いたときの薄さと大画面。Pixel Foldは7.6インチディスプレイ+外側に5.8インチディスプレイでしたが、Google Pixel 9 Pro Foldは8インチの「Super Actua Flex インナー ディスプレイ」と6.3インチの「Actua アウター ディスプレイ」を搭載し、画面サイズが大型化しています。気になるのはこの大画面で、AI処理を使ってどんなことができるのかでしょう。特に競合となりうるサムスンの「Galaxy Z Fold6」とできることは何が違うのか、などが今後の注目点になりそうです。

Google Pixel 9 Pro Foldは、これまでで最も薄いとうたう折りたたみ式スマートフォンであり、モバイルデバイス史上最大とするインナーディスプレイを搭載。流体摩擦ヒンジにより、本体を平らに開くことができるほか、大きくて明るい「Super Actua Flexディスプレイ」を備えています。

 

2023年に登場した「Google Pixel Fold」よりも80% 明るいディスプレイにより、明るい場所でも画面をくっきりと見ることができます。また、傷に強い Corning Gorilla Glass Victus 2を採用し、最大1.5mの水中に30分間浸しても耐えられるIPX8等級の防水性能を実現しています。

 

チップには最新の「Tensor G4 チップ」を採用。またデバイス上のAIと連携し、ペアリングしたアプリを分割画面で簡単に操作してマルチタスクを実行したり、写真をドラッグ&ドロップしたり、Google Meetをデュアル スクリーンで使用して、通話相手に自分の顔や見ているものを共有したりできます。

 

カメラは3眼構成で、超広角カメラはマクロフォーカスが可能になったほか、折りたたんだ状態でも開いた状態でも両方の前面カメラで顔認証ができるようになりました。加えて編集マジック、ベストテイク、動画ブースト、プロコントロールなどの機能も利用できます。

 

Google ストア 販売価格(税込)

Google Pixel 9 Pro Fold 256GB:25万7500 円
Google Pixel 9 Pro Fold ケース:7920 円

Galaxy S24 Ultra、AI機能がPixel 8 Proより最大8倍も高速! チップ性能の差が反映されているかも

サムスンの最上位スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」は、少し前までGoogleの最上位スマホだった「Pixel 8 Pro」と比べた際に、要約やリアルタイム翻訳、画像編集などのAI機能が大幅に速いとの検証結果が報告されています。

↑Galaxy S24 Ultra

 

ハイテク製品の技術テストやアドバイスを行う企業Signal65は、2つのデバイスの性能をAIベンチマークツールでテストした報告書を公開しています。それによれば、Galaxy S24 Ultraは全てのベンチマークでPixel 8 Proを上回り、一部のシナリオでは3倍以上、最大8倍ものパフォーマンスを記録しているとのこと。

 

興味深いことに、Galaxy S24 Ultraは写真に写り込んだものを消す処理も高速です。この機能はGoogleがかなり以前から取り組んできたものですが、後から登場したGalaxy AIが追い抜いたようです。

 

またモノを消すプロセス、つまりオプションから「除去」を選び、オブジェクトの周りをなぞり、最終的な結果が得られるまでの時間は、GIMPなど一部デスクトップ画像編集アプリよりも短くなっています。「PCよりもスマホで作業する方が速い」というわけです。

 

注目すべきは、今回のテストのほとんどがオンデバイスAI(クラウドサーバーと通信せず、端末内で完結する)を対象にしていることです。Galaxy S24 Ultraに搭載されたSnapdragon 8 Gen 3チップがGoogleのTensorチップよりもはるかに高性能であることが、そのまま反映されています。

 

特にSnapdragon 8 Gen 3のうち、AIと機械学習を処理するNPU(ニューラルプロセッシングユニット)は高速です。最新のPixel 9 Proに搭載されたTensor G4の性能は未知数ですが、大きく進化していると期待したいところです。

 

Source:Signal65
via:Sammobile

Pixel 9 Pro XLの価格が判明? 正式発表前にすべてのスペックが分かったかも

Googleの次期スマートフォンPixel 9シリーズは、まもなく「Made by Google」イベントにて正式発表される見通しです。その直前に、非折りたたみで最大サイズである「Pixel 9 Pro XL」のスペックや価格がリークされました。

Image:@MysteryLupin

 

リークアカウント@MysteryLupinは、Pixel 9 Pro XLの実物写真とともに、各種スペック等をシェアしています。

 

それによれば、Pixel 9 Pro XLはTensor G4チップ、16GBのRAM、ピーク輝度が3000ニトに達する6.8インチディスプレイ、Gorilla Glass Victus 2(画面保護ガラス)、42MPの自撮りカメラ、50MPのメインカメラ、超広角と望遠カメラは48MPとのこと。

 

これらは、別の著名リーカーが伝えた情報とも一致しています。ただし画面のピーク輝度については、以前に噂のあった2050ニトよりも高くなっています。

 

今回のリークで最も注目すべきは、128GB版の米国価格が1099ドルと伝えている点です。発売当初のPixel 8 Proは999ドルだったので、画面が大きくなって100ドルの差額ということになります。

 

ほか、Pixel 9 Pro XLの1TBストレージ版にも言及しています。これが本当であれば、歴代Pixelシリーズの中でも最大容量となります。

 

別の投稿で、@MysterLupinは新たなAI機能について説明しています。そこにはAI画像ジェネレーターの「Pixel Studio」や、写真の中のオブジェクトを別ものに「変形」できる「Reimagine」等が含まれるとのこと。

 

さらに新たな「天気アプリ」にも触れつつ、前にもリークされた「Pixel Screenshots」に再び言及。「自然言語を使ってスクリーンショットを検索できる」機能だと説明しています。

 

ほぼPixel 9シリーズの情報は発表前に丸わかりとなった印象がありますが、ここ最近は為替レートの変動が激しいため、それが日本での価格にどう影響するのか興味深いところです。

 

Source:@MysteryLupin
via:9to5Google

Gemini搭載!「Google TV Streamer」が9月24日に発売へ

米Googleは、テレビのHDMI端子に挿して、さまざまなエンターテイメントを体験できる新製品「Google TV Streamer」を発表しました。日本でも9月24日に発売予定であり、価格は1万6000円(税込)。Googleストアおよび家電量販店などで購入できます。

↑Google TV Streamer(画像提供/Google)

 

なお、これまでのChromecast製品は生産終了となり、販売は在庫限りとなります

 

Google TV Streamerは、以前からの噂通り小さなドングル型ではなく、セットトップボックス型となります。これまでのChromecast with Google TVと同じくNetflixやDisney+、Apple TV+などのストリーミングアプリを使えるとともに、Google HomeとMatterのスマートハブとしても機能します。

 

新たなハードには32GBのストレージ、前モデルより22%高速なプロセッサー、2倍のRAMが搭載されています。これによりアプリの読み込み時間が短くなり、操作もスムーズになったとのこと。また従来通り、Dolby Vision と Dolby Atmosにも対応し、4K HDR表示も可能です。

 

HDMI 2.1a、Wi-Fi 5、ギガビットイーサネット、Bluetooth 5.1も備えています。特にイーサネット、つまり有線ケーブルでインターネットに接続できるため、高速かつ安定した通信が期待できるでしょう。

 

付属のリモコンは前モデルと似ていますが、少し改良されています。音量ボタンが側面から正面になり、新たにカスタマイズ可能なボタンも追加され、お気に入りのアプリを開いたり、HDMI入力を切り替えたりすることもできます。

↑Google TV Streamerのリモコン(画像提供/Google)

 

Google TV Streamer本体の背面にはリモコン発見ボタンが搭載されており、リモコンがソファーの裏に隠れていても、音を鳴らして見つけ出すことができます。さらに「OK Google、リモコンを探して」と音声で指示することも可能。

 

ソフトウェア面では、Googleが自社開発するAIのGeminiにより、コンテンツの概要、レビュー、シーズン後との内容を確認できるようになり、次に楽しみたいコンテンツを簡単に見つけられます。

 

Googleのストリーミング製品はAmazonのFire TVシリーズと機能が似ているものの、Google PlayストアのAndroidアプリを使えたり、複数のサービスを横断してコンテンツを見つけられたり、便利な面がいろいろあります。9月の発売を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Google
via: The Verge, 9to5Google

アップルとグーグルの「検索エンジン」契約は独禁法違反! 米連邦裁判所が判決

アップルのデバイスに搭載されている「Safari」ブラウザでは、長らくグーグルの検索エンジンが標準設定されてきました。しかしこの取引について、米国の連邦裁判所が独占禁止法に違反するとの判決を下したのです。

↑どうする?

 

アップルとグーグルの検索エンジンに関する報道はこれまでも何度も登場しており、2023年には「年間180億〜200億ドル(約2兆6000億円〜2兆9000億円)」が支払われていると報じられました。これはグーグルが検索エンジンから得た収益の36%に相当しているようです。

 

連邦裁判所の判断によれば、グーグルがスマートフォンメーカーに代金を支払って検索エンジンの標準設定にしてもらうことは、検索エンジンの独占を維持し、他の検索エンジンの競争を阻害し、グーグルの有意な立場を強化するうえで「大きな効果がある」とのこと。

 

裁判所はグーグルの反競争的行為に対処するための措置を決定する必要があり、差し止め命令が出される可能性もあるそう。グーグルは海外メディアのMacRumorsに対して「私たちは控訴する予定です」と伝えています。

 

これまで当たり前だった、Safariブラウザでのグーグル検索。しかし近い将来、他の選択肢がよりわかりやす形で提供されることになるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Pixel Watch 3」の新たな動画が流出! 充電方式がわかった

Googleは8月14日深夜2時~の「Made by Google」で、新型スマートウォッチ「Pixel Watch 3」を正式発表する見通しです。その新たな公式CM動画が流出し、ハードウェアの特徴や新たなフィットネス機能が追加されること、充電器が前モデルと同じであることが確認できます。

↑流出したCM動画の1シーン(画像提供/Android Headlines)

 

すでにPixel Watch 3に関する基本情報は、数々のリークや公的機関の認証データから明らかになっています。画面周りのベゼルが薄くなったり、大きなサイズの45mmモデルが加わったり、Fitbitのランニング機能が強化されたり……。

 

Android Headlinesが新たに公開した動画は、これら全てを一つにまとめてコンパクトに紹介したもの。さほど新情報はありませんが、ベゼルが薄くなっていること、41mmと45mmのサイズの違い、広くなった表示スペースをアプリがどのように活用しているかが見てとれます。

 

45mmモデルは筐体が大きくなった分、バッテリー持続時間が長くなっているはずですが、そこには言及していません。その一方、ディスプレイがより明るくなったことはアピールしています。

 

また、ビデオでは背面に四つのピン用端子があり、Pixel Watch 2やFitbit製品と同じ充電方式が採用されていることが伺えます。初代Pixel WatchからPixel Watch 2に移行する際、充電方式が変更されて一部ユーザーが戸惑っていたため、前モデルとの一貫性は歓迎されそうです。

 

さらにランニング中の「リアルタイムのアドバイス」や地面との接触時間、ストライド(歩幅)の長さ表示などが詳しく紹介されています。

 

Pixel Watch 3の米国での価格は、前モデルと同じ349ドル(約5万円※)~と噂されています。ここ数週間、為替レートの動きが激しくなっていますが、日本向け価格は急激に進んだ円高の反映を望みたいところです。

※1ドル=約145.4円で換算(2024年8月6日現在)

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

発売前の「Pixel 9 Pro Fold」、台湾のスタバで目撃される!

Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」は、一部画像がチラ見せされたり、公式プロモーション資料と称するものが流出したりしています

↑台湾のスタバで目撃されたPixel 9 Pro Fold(画像提供/Android Authority)

 

8月14日の「Made by Google」イベントでの正式発表が迫るなか、台湾のスターバックスでPixel 9 Pro FoldをGoogle純正ケースに入れて使っている人が目撃されました。

 

米メディアのAndroid Authorityは、とあるFacebook非公開グループから写真を入手したそう。そこにはPixel 9 Pro Foldが背面から写っており、広げた状態でスタンドに立てかけて使われています。これまでのリーク情報にあったように、2列に並んだ背面カメラ、カバー(外側)デイスプレイの丸みを帯びた角、薄くなった筐体が確認できます。

 

しかし、以前の予想CG画像と実物とでは印象が大きく違っています。例えば、背面カメラのバンプ(収納している盛り上がり部分)は驚くほどスリムに見え、カバーディスプレイの角もかなり丸まっているようです。

 

今回の写真で目新しいのは、Google公式のPixel 9 Pro Fold用ケースでしょう。以前の公式アクセサリーにもあった「G」ロゴがあり、折りたたみを邪魔することなく、180度開いているように見えます。

 

すでにPixel 9 Pro/Pro XL用の公式ケース画像も流出しており、同じように「G」ロゴが入ったデザインが確認されています。

 

まだ公式発表イベントまで日にちがありますが、今後も実物を目撃したという写真が続々と登場するかもしれません。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

次期「Pixel Watch 3」の価格情報が流出! 競争相手を考慮?

グーグルの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 3」は、シリーズ史上初めて大小の2サイズ(従来と同じ41mmと大きな45mm)が登場すると予想されています。最近では、それらの米国での価格に関するリーク情報が伝えられています。

↑価格設定は妥当?

 

Android Headlinesの情報筋によると、41mmのWiFiモデルは349ドル(約5万円※)、LTEモデルは449ドル(約6万5000円)とのこと。WiFiのみバージョンは前Pixel Watch 2と同じ価格ですが、LTEモデルは50ドル跳ね上がった格好です。

※1ドル=約144.7円で換算(2024年8月6日現在)

 

一方、新たな45mmサイズは、Wi-Fiモデルが399ドル(約5万8000円)、LTEモデルが499ドル(約7万2000円)とのこと。価格が重なってユーザーの混乱を招かないように、LTEモデルを高めに設定したのかもしれません。

 

ちなみにApple Watch Series 9 41mmはGPS(WiFiのみ)モデルが399ドル、Cellularモデルが499ドルです。グーグルもWi-Fiモデルと通信回線モデルの価格差を、アップルに揃えた可能性がありそうです。

 

先月初め、Pixel Watch 3は両モデルとも明るいディスプレイが搭載されるとの噂がありました。また、公式プロモーション資料と称する画像もリークされており、41mmモデルはPixel Watch 2より充電速度が20%速くなると書かれていました。

 

また、10月まで発売されないものを含めて、全部で10種類のバンドが準備されるとのリーク情報もあります。明るく広くて見やすい画面や、スタイリッシュなバンドを期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines

発表が近づく「Pixel 9」シリーズの公式資料が流出!? 主要スペックがばれた…

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズは、8月14日深夜の「Made by Google」で正式発表される予定です。しかし、そのイベントを前にして、すでに多くの噂話やリーク情報が伝えられてきました。

↑全貌がほぼ明らかになってしまった!(画像提供/Google)

 

そんな状況のなか、Google公式プロモーション資料と称するものがネット上に公開され、デザインやスペックに関する多くの手がかりが得られます。

 

この情報は著名リークアカウントのOnleaks(Steve Hemmerstoffer氏)が、インドメディアの91mobilesに提供しました。

 

まず、画面については、標準モデルのPixel 9には6.3インチのActuaディスプレイ、Pixel 9 Proには6.3インチ、Pixel 9 Pro XLには6.8インチの Super Actuaディスプレイがそれぞれ搭載されると言われています。

 

折りたたみ機のPixel 9 Pro Fold には、6.3インチのActuaディスプレイ(外側のカバー画面)と8インチのSuper Actua Flexディスプレイ(折りたたみ画面)が搭載されるとのこと。

 

次に、背面カメラについては、Pixel 9には50MPのメイン(広角)カメラと48MPの超広角カメラが搭載されます。Pixel 9 Pro/Pro XLは50MPのメインカメラ、48MPの超広角、48MPの望遠カメラを装備。Pixel 9 Pro Foldはメインカメラが48MP、超広角が10.5MP、望遠カメラが48MPになるとのことです。

 

かたや自撮りカメラの解像度は、Pixel 9は10.5MP、Pixel 9 Pro/Pro XLには42MP、Pixel 9 Pro Foldには10MPが搭載されると言います。

 

プロセッサーは、Pixel 9シリーズの4モデル全てが、同じTensor G4チップセットを採用するとのこと。RAM容量はPixel 9が12GB、Pixel 9 Pro/Pro XLおよびPro Fold6には16GBを搭載。最新チップと大容量RAMの組み合わせにより、全機種とも生成AI機能がサクサク動きそうです。

 

目玉機能は、やっぱりGoogleが独自開発した「Gemini AI」。新機能としては、近くで火災や洪水が発生した場合に警告する「緊急SOS」や、スクリーンショットを検索できる「Pixel Screenshots」などがあると書かれています。ほかにも、電話を録音して文字起こしできるとのリーク情報もありました。

 

今のところ、価格についての情報はほとんどありません。前モデルより確実に高性能となっているだけに値上げは避けられなさそうですが、小幅に抑えるよう祈りたいところです。

 

Source: 91mobiles
via: Wccftech

次期「Pixel 9」シリーズ、AIが電話を録音して要約する新機能を搭載!?

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズには、集合写真に後から自分(写真を撮っていた人)を付け足す「Add Me」や、過去のスクリーンショットを検索できるなど、さまざまなAI機能が新たに加わると予想されています。

↑AIも会話を聞いています(画像提供/Google)

 

そうした新機能として、電話の録音や再設計されたパノラマ撮影があるとの噂が報じられています。

 

Androidアプリ開発者のDylan Roussel氏は、Pixel 9シリーズには、AIによる「Call Notes」(通話録音と文字起こし)機能があるとXに投稿しました。Roussel氏は未発表のAndroid製品に詳しく、Nothing Phone (2a)についても正式発表前に正確な情報をリークした実績があります

 

アップルの次期iOS 18の電話アプリにも、音声の録音や書き起こし、要約機能が追加されます。公式リリースでは、英語(米国や英国など)やスペイン語、フランス語のほか、日本語にも対応すると予告しています

 

すでにPixelスマホもレコーダーアプリに書き起こしや要約機能(Pixel 8以降)を備えています。このCall Notes機能も、おそらくGoogle製電話アプリに搭載されると思われます。

 

その一方、Pixel 9シリーズには「再設計されたパノラマモード」が搭載されるとのこと。GoogleはPixel 8シリーズで360度写真を撮影できる「Photo Sphere」モードを削除しましたが、それを上回る使いやすさを期待したいところです。

 

Source: Dylan Roussel(X)
via: 9to5Google

次期「Pixel 9」、全カラバリの画像がついに登場!?

Googleは8月14日深夜2時からの「Made by Google」イベントで、次期スマートフォンPixel 9シリーズを正式発表する予定です。すでに多くのリーク情報が届けられているなか、標準モデルPixel 9の四つのカラーバリエーションがネット上に公開されました。

↑次の色展開は…

 

Android Headlinesは独占リークとして、「Porcelain(ポーセリン)」、「Obsidian(オブシディアン)、「Rose(ローズ)」、「Green(グリーン)」のPixel 9標準モデル画像を掲載。一部の色の名前は違っていますが、以前リークされた情報と概ね一致しています。

 

色の名前は最終的なものではない可能性がありそう。なぜなら、次期ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」のリークされた名称と異なっているからです。もしGoogleが呼び方を統一するのであれば、「ローズ」は「ラズベリー」に、「グリーン」は「モヒート」になるかもしれません。

 

ほかに注目すべきは、Pixel 9標準モデルの側面・金属部分がサテン(つや消しのマット)仕上げ、背面ガラスが光沢仕上げになっていること。先日リークされたPixel 9 Proモデル画像では、側面が光沢仕上げ、背面がマット仕上げに見えたことと対照的と言えます。

 

以下はそれぞれのカラバリと本体の画像です。

 

ポーセリン

画像提供/Android Headlines

 

オブシディアン

画像提供/Android Headlines

 

ローズ

画像提供/Android Headlines

 

グリーン

画像提供/Android Headlines

 

数週間前にも「ローズ」らしきピンクのPixel 9写真が登場していましたが、そちらのほうが鮮やかな色に見えました。ともあれ、実物を手に取れる日を期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

次期「Pixel 9」シリーズ、かつてない写真編集機能を仕込み中!?

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズで注目されている新要素の一つは、同社が得意とするAI機能です。新たに流出した情報によれば、AIを使った、かつてない写真機能「Add Me」が搭載される可能性があるようです。

↑写真の機能がパワーアップ(画像提供/Google)

 

Android Headlinesは、著名リークアカウントのOnleaks(Steve H.McFly氏)から提供されたとして、公式プロモーションと称する動画を公開しました。その動画は「YouTube利用規約への違反」があったとして削除済みですが、スクリーンショットは複数のサイトが保存・再公開しています。

 

その中には、次期Pixel 9シリーズに搭載される新AI機能が実際に動く様子が紹介されていました。例えば、冷蔵庫の中味の写真からレシピを提案するGeminiや、撮影したスクリーンショットから情報を検索できる「Pixel Screenshots」などが含まれています。

 

最後に紹介された新機能が、これまで噂のなかった「Add Me」。ザックリ言えば、集合写真に写っていない人を後から追加できるというものです。

 

そのやり方は、まずほとんどのメンバーが写っている写真を撮り、その後にPixelスマホを他の人に渡し、同じ場所で2枚目の写真を撮ってもらう。それを合成して、元々の写真にもう一人を加えるものと推測されます。

↑Add Me機能の様子(画像提供/Android Headlines/Onleaks)

 

プロモ動画によれば、前の写真に写ったメンバーを2回目の撮影で重ね合わせ、その後にAIが違和感のないようにつなぎ合わせる模様。

 

この仕組みは、Pixel 8シリーズに搭載された「ベストテイク」と似ています。そちらは、集合写真を続けて何枚か撮っておき、一人ずつ最も好きな表情を選んで合成するという機能でした

 

注目すべきは、この新機能が「近日公開」と但し書きされていることです。つまり、発売直後には利用できず、後日のアップデートで追加される可能性を示しています。また「すべてのカメラ、アプリ、モードで利用できるわけではない」ともあり、使える場面も限られているようです。

 

歴代Pixelシリーズはカメラの性能にも定評があり、そこにGoogleのAI機能が加われば、非常に強力となるはず。8月14日深夜2時の「Made by Google」イベントでの正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

Chromecast後継モデル「Google TV Streamer」、まもなく発売?

Googleの「Chromecast with Google TV(4K)」は、テレビのHDMI端子に挿して、さまざまなアプリやコンテンツが楽しめるデバイスです。最近、その後継モデルの公式画像らしきものが公開されました。従来のドングル型(他の機器に差し込む小型ハードウェア)ではなく、セットトップボックス型の「Google TV Streamer」になる模様です。

↑Google TV Streamer(画像提供/9to5Google)

 

米9to5Googleは、長方形の角が丸まったセットトップ(テレビの上に置く)/テーブルトップ(テーブルの上に置く)型のデザインを掲載しています。他社のセットトップボックスより幅が広いものの、機能的な意味があるのかどうかは不明。

 

背面からは2本のケーブル(おそらく電源とHDMI)が突き出ています。本体の背が低いため、テレビの下に置くこともできそう。

 

リモコンは従来型と似ているものの、縦長となっています。方向パッドの下には、1列目に戻るボタンとホームボタンがあり、2列目には音声入力ボタンが確認できます。もっとも、音声入力のアイコンは「Googleアシスタント」ではなくなり、一般的なマイクが使われているようです。

 

さらに音量ボタンは右の側面から表面に移され、ミュートボタンも追加されています。YouTubeとNetflix専用ボタン、電源のほか「Magic」(ショートカット割り当て)ボタンも確認できます。

↑リモコン(画像提供/9to5Google)

 

Chromecastの基本的な機能はアマゾンのFire TV Stickと同じながらも、複数の動画配信サービスから目当ての動画を横断して検索できたりと、痒いところに手が届きやすい設計です。

 

今回のリーク情報が本当であれば、「Chromecast」の名前はなくなり、「Google TV」だけが残るようです。ともあれ、Googleからの正式発表を待ちたいところです。

 

Source: 9to5Google

次期「Pixel 9」と「Pro XL」の新たな画像が登場! ピンクは確定っぽいが…

Googleが次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズを正式発表するイベント「Made by Google」が、およそ3週間後に迫っています。そんななか、標準モデル「Pixel 9」と大型のProモデル「Pixel 9 Pro XL」のGoogle公式らしきCG画像がネット上に登場しました。

↑注目のカラーと仕上げは?(画像提供/Google)

 

リーカーのSudhanshu Ambhore氏は、Pixel 9とPixel 9 Pro XLと称するレンダリング(CG)画像をXでシェアしました。後者については、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのデザインがほぼ同じであることから、確かにPro XLだと裏付ける手がかりはありませんが、かなり大きな印象があります。

 

これらは先週、Googleが公式サイトに掲載した画像と完全に一致。Pixel 9はピンクのカラバリが、Pixel 9 Pro XLは噂にあった「Porcelain」カラーが写っているようです。

 

以前のリーク動画ではPixel 9の背面パネルは光沢仕上げに、Pixel 9 Pro XLはマット仕上げとなっていたはずでしたが、今回はどちらも同じ仕上げに見えます。

 

また先月、アルジェリアで撮影されたハンズオン動画では、Pixel 9は鮮やかなピンク色でしたが、今回の画像では少し暗くて落ち着いた感じです。こうした違いは、見る角度やライティングによるものかもしれません。

 

Pixel 9 Pro XLについては、RAM 16GBやストレージ256GBを搭載していると示すリーク画像も登場しています。Googleの最新AI「Gemini」も快適に動くことになりそうです。

 

Source: Sudhanshu Ambhore(X) 
via: 9to5Google

Google、Gemini搭載の「AIメガネ」を共同開発? まさかのパートナーが浮上

米Googleは、自社でXR(仮想現実〔VR〕と拡張現実〔AR〕などを総合したもの)ヘッドセットを作りたいわけではなく、他社のハードウェア製品にソフトウェアを提供する方針とみられています。例えば、同社はサムスンとXRヘッドセットを共同開発するとされています。

↑Googleが目を付けるのは…

 

最近では、生成AI「Gemini」を搭載したスマートグラスにおいて、Metaと協力関係にある企業・EssilorLuxotticaとの提携を模索していると報じられています。

 

The Vergeによると、最近GoogleはEssilorLuxotticaに 「将来のスマートグラスにGemini AIアシスタントを搭載する」ことを打診したそうです。

 

すでにEssilorLuxotticaはMetaとRay-Banスマートグラスを共同開発しています。ちょうど先週、Metaが同社の株式約5%を取得する交渉をしていると明らかになったことから、それをけん制する動きかもしれません。

 

もっとも、Google側からそれ以上の情報は得られず、Metaの出資により交渉が流れた可能性もあるそう。EssilorLuxotticaはオークリーとも提携しているほか、LensCraftersやSunglass Hutといったメガネ関連の小売りチェーンを所有しており、Googleがどのブランドを念頭に置いているのかは不明です。

 

スマートグラスの仕様については、おそらくGoogleはディスプレイを搭載する準備ができていないため(画面搭載型の「Project Iris」は開発中止)、Gemini機能のためのマイクやスピーカー、カメラだけになる見通しです。

 

「カメラとマイクで集めた情報を分析し、スピーカーを通じて音声で説明」というのは、同社が開発者向けイベントGoogle I/O 2024で紹介した次世代AIアシスタント「Project Astra」そのもの。この構成であれば、写真やビデオを撮影したり音楽を聴いたりすることもできて、非常に魅力的な製品となりそうです。

 

Source: The Verge
via: 9to5Google

Google、Android向けの「低品質」なアプリを8月末から排除へ

Googleは8月31日から、AndroidアプリストアのPlay Storeから「低品質」のアプリを排除することを発表しました。Play Storeの最低品質要件を引き上げ、期待に応えられないアプリは許可しない方針です。

↑品質管理をもっと徹底

 

同社は「スパムと最低限の機能に関するポリシー」を更新し、テキストのみのアプリや壁紙1枚を提供するだけのアプリ、何もしないか機能しないように設計されたアプリなど「機能やコンテンツが制限された」アプリは許可しないと述べています。

 

これらの削除基準は、すでにあった「以前から応答しない、インストールできない、クラッシュする、または何らかの形で異常な動作をする、壊れたアプリを禁止する」方針に加わる格好です。すでに事実上動かないアプリは排除されていましたが、ようやく中味のないアプリも対象となるわけです。

 

Googleは「アプリがPlayカタログの引き上げられた基準を満たし、質の高い機能性によりユーザーを引き付けることができるようにする」ために要件を追加したと述べています。

 

以前から同社は、Playストアで配信しているアプリをよりよく管理するために努力してきました。例えば、2023年に申請されたアプリのうち228万ものアプリを、ポリシーに違反し、ユーザーのセキュリティを危険に晒すとして却下しています。

 

また、深刻なポリシー違反を繰り返し、詐欺やマルウェアにまつわる懸念があるとして、同年33万3000の「悪質な」Google Playアカウントを禁止したとも報告。Play Storeが安全な場所になるよう、Googleの健闘を祈りたいところです。

 

Source: Google
via: The Verge

次期「Pixel 9」シリーズ、8Kビデオ撮影に対応!? 大注目のカメラ性能の最新予想

GoogleのPixelスマートフォンは、新型モデルが登場するたびに進歩するカメラ性能が注目を集めてきました。次期「Pixel 9」シリーズについても、全モデルともカメラが大きく強化され、少なくとも一部の機種は8K動画撮影に対応するとの噂が報じられています。

↑Pixel9シリーズのカメラ性能に期待!(画像提供/Kamila Wojciechowska)

 

著名リーカーのKamila Wojciechowska氏によれば、標準モデルPixel 9の超広角カメラは、前モデルのソニー製IMX386からIMX858に変更。画素数は50MPで同じであるものの、センサーが大型化するため、暗い場所や夜間などでの撮影クオリティが上がることになりそうです。

 

さらに、自撮りカメラにはオートフォーカス機能が追加されるとのこと。固定焦点式のぼやけた画質ではなく、くっきりと鮮明な自撮りが可能となるでしょう。

 

次にPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは、自撮りカメラ、望遠カメラ、超広角カメラすべてにIMX858センサーを搭載すると言います。他の2つもさることながら、自撮りカメラは前モデルの10.5MP から50MPへと5倍近くになり、iPhone 15 Proモデル(12MP)をはるかに超えています。

 

また、Pixel 8 Proにあった赤外線温度センサー「Melexis MLX90632」を引き継ぐとのこと。ほとんど使い道がなかったとの声もありますが、Googleが残す方針を採るのは興味深いことです。

 

新たにPixel 9シリーズに加わる「Pixel 9 Pro Fold」、すなわち折りたたみデバイスPixel Foldの後継機もカメラが少し調整されるようです。まず超広角カメラのイメージセンサーはIMX386からサムスン製の3LUに、内側の自撮りカメラはIMX355からサムスンの3K1に置き換えられるとのこと。

 

どちらもセンサーサイズが小さくなっており、一見すればダウングレードではないかと思いますが、これはPixel 9 Pro Foldが前モデルより2mm薄くなったためのようです。とはいえ、上手くいけば撮影の品質にほとんど影響ないかもしれません。

 

最後に、Pixelカメラアプリの次期バージョンでは、8K(7680×4320)ビデオを毎秒30フレームで録画できるようになるとのこと。具体的にどのモデルが可能かは分かっていませんが、8K録画できるアプリで使う「8K」アイコンは見つかっています。

 

毎年のようにユーザーの予想を大きく超えてくるPixelスマホのカメラですが、今年もハードウェア・ソフトウェアともに充実のアップデートを期待できそうです。

 

Source: Android Authority
via: Wccftech

次期「Pixel 9 Pro」シリーズ、「Gemini Advanced」が1年間無料?

Googleの新製品発表イベント「Made by Google」開催まであと1か月を切ったなか、次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9 Pro」を買うと有料のAIチャットサービス「Gemini Advanced」が1年間、無料で使えるかもしれないと報じられています。

↑次の魅力はGemini Advanced?(画像はPixel 8 Pro)

 

米9to5GoogleがGoogleアプリの最新ベータ版(バージョン15.28)を解析したところ、「あなたのPixel Proは、新機能に優先的にアクセスできる最も優秀なAIモデル・Gemini Advancedのサブスクリプションに1年間、無料で登録できます」との文字列が見つかりました。

 

次期Pixel 9シリーズは、標準モデル「Pixel 9」と上位モデル「Pixel 9 Pro」、大型の「Pixel 9 Pro XL」および折りたたみ機「Pixel 9 Pro Fold」の4機種になると予想されています。ここでいう「Pixel 9 Pro」はおそらくPixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldを指しているのでしょう。

 

Googleはまもなく、モバイル機器を使って人間とAIが自然に会話できる「Gemini Live」を展開する予定であり、利用するにはGemini Advancedが必須となります。つまりPixel 9 Proモデルでは、Gemini Liveが主なAI機能の一つになる可能性があるようです。

 

ほかにも、Google Oneで提供している「AIプレミアム」と同じく、2TBストレージも付いてくる模様。これは日本の場合は月額2900円であり、AIよりも「Googleフォトの置き場」として魅力を感じる人がいるかもしれません。

 

さらに「P9」シリーズへの言及としては、6か月間の無料トライアルが受けられるとの文字列も見つかっています。これは標準モデルPixel 9を指している可能性があります。

 

Pixel 9シリーズは、前モデルよりプロセッサーも処理能力がアップし、全体的なハードウェアの改善が予想されています。ですが、最も注目されるのはGoogleの強みである先進的なAI機能となりそうです。

 

Source: 9to5Google

「Pixel 9 Pro XL」をPixel 9と比較した動画が登場! 画面のサイズがあまり変わらない!?

Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズのうち、標準モデルPixel 9の実物らしき写真は相次いで流出していました。今度は、最大サイズと噂される「Pixel 9 Pro XL」を手に取った動画が公開されています。

↑Pixel 9 Pro XL(左)とPixel 9を比較(画像提供/Pixophone/TikTok)

 

TikTokユーザーのPixophone氏は、Pixel 9 Pro XLらしきデバイスを紹介する二つの動画をシェアしました。背面にはGoogle製プロトタイプ恒例の「G」のロゴがあり、発売前のハードウェアであることを示しています。

 

これらの動画では小型のPixel 9と比較しており、大きさ以外のいくつかの違いが確認できます。まず、Pixel 9が光沢ある背面に対して、Pixel 9 Pro XLは指紋が付きにくいマット仕上げになっています。その一方、側面のレールは逆になっており、Pixel 9 Pro XLの周囲はピカピカして少し安っぽい印象があります。

 

また、Pixel 9の画面サイズは6.24インチ、Pixel 9 Pro XLは6.73インチと噂され、本体の大きさもかなり違うと予想されていました。しかし今回の動画を見る限り、劇的な差があるというわけではなさそう。ちなみに、「Pixel 9 Pro」の画面サイズは6.34インチとの説が有力です

 

さらに、Pixel 9 Pro XLとGalaxy S24 Ultraとの比較もあります。Galaxy S24 Ultraは画面サイズが6.8インチ、しかも箱形の角ばったデザインのため、明らかにPixel 9 Pro XLより大きい模様。Pixel 9 Pro XLの背面カメラバーがどれほど太いかもよくわかります。

↑Galaxy S24 Ultra(右)と比べると背面カメラバーが際立つ(画像提供/Pixophone/TikTok)

 

Pixel 9 Pro XLはPixel 9シリーズ最大の機種となるものの、画面サイズはPixel 8 Proの6.7インチとほとんど差がありません。Googleがどのように「XL」ぶりをアピールするのか興味深いところです。

 

Source: Pixophone(TikTok)
via: 9to5Google

iOS版「グーグルマップ」、スピードメーターと速度制限機能を追加!

iOSとCarPlay向けの「グーグルマップ」にスピードメーターと速度制限の機能が導入されていると、海外テックメディアのTechCrunchが報じています。

↑安全運転をもっとサポート(画像提供/TechCrunch)

 

Android向けのグーグルマップでは2019年から、スピードメーターと速度制限が導入されています。これにより、現在の移動速度やその場所での速度制限、移動式スピードカメラを確認することが可能になったのです。

 

iOSとCarPlay向けのグーグルマップの新機能は、基本的にAndroid向けのスピードメーターと速度制限と同じ。ユーザーがナビゲーションを開始すると、地域に応じて車両の速度がマイルかキロメートルで表示され、アイコンは速度インジケーターに応じて色が変わり、ドライバーに制限速度を守るようにさりげなく促します。

 

グーグルマップでスピードメーターと速度制限をオンにするには、アプリのプロフィールから設定→ナビゲーション→運転オプションへと移動する必要があります。

 

iOSとCarPlay向けのグーグルマップのスピードメーターと速度制限が全世界で展開されていることをTechCrunchはグーグルへの取材で確認しています。クルマの運転でグーグルマップを使うiPhoneユーザーには、ありがたい機能となりそうです。

 

Source: TechCrunch via MacRumors

次期「Pixel Watch 3」、ディスプレイの明るさが前モデルの2倍!?

Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 3」は、米FCC(連邦通信委員会)による認証データから、UWB(超広帯域無線)やWi-Fi 5GHzへの対応が明らかとなっています。それに続き、今度は大小サイズの41mmモデルと45mmモデルの開発コード名や、搭載チップなどの詳細がリークされました。

↑Pixel Watch 3の情報が次々と明らかに

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Pixel Watch 3の41mmモデルはコード名「selene/helios」、大型の44mmモデルは「luna/sol」とのこと。それぞれBluetooth/Wi-Fi版とLTE版(単体での通信が可能)の2種類に対応しています。

 

搭載チップは前モデルと同じく、クアルコム製のSnapdragon W5を採用するそう。昨年のPixel Watch 2は新型チップによりキビキビした動作を実現していましたが、次期モデルは処理速度が変わらないのかもしれません。

 

その一方、ディスプレイの輝度は現行モデルの1000ニトから2000ニトに倍増。この明るさはApple Watch Series 9に匹敵し、太陽光のもとでも見やすくなりそうです。

 

ベゼルはPixel Watch 2の5.5mmから、41mm/45mmモデルとも4.5mmに縮小するとのこと。41mmモデルは画面サイズは変わらないものの、よりコンパクトになる模様です。

 

具体的には41mmモデルの画面サイズは32 x 32mm、解像度は408 x 408ピクセル。45mmモデルは36 x 36mm、456 x 456ピクセルとなる見通しです。

 

Android AuthorityはPixel Watch 3の予想CG画像と、現行のPixel Watch 2を比較しています。全体的なデザインは変わっていないようです。

↑Pixel Watch 3の予想画像(中央と右。画像提供/Android Authority)

 

カラーバリエーションについては、両サイズともシルバーとブラックがあり。41mmモデルは専用色としてゴールド、45mmはヘーゼル(グリーン)が用意されるとのこと。Pixel 9に合わせたローズクォーツのバンドも新発売されると報じられています。

 

このローズクォーツのバンドは、最近リークされた「Pixel 9」のピンクと上手くマッチすることになりそうです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

次期「Pixel Watch 3」、米FCCの認証を取得。通信速度が向上している!?

Googleは8月13日(米国現地時間)に新製品発表イベント「Made by Google」を開催し、次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズなどを正式に発表する見通しです。それを間近に控えるなか、未発表の新型スマートウォッチ「Pixel Watch 3」らしき製品が米FCC(連邦通信委員会)の認証を取得したことが明らかになりました。

↑Pixel Watch 3の発売は近い

 

米国内で無線機器を販売するには、事前にFCCの認証を得る必要があります。また、製品が認証を取得してから数か月以内に発売されることが恒例となっています。

 

FCCは四つのモデル番号「GBDU9」「GG3HH」「GRY0E」「GGE4J」を公開。それらの登録手続きがWear OSデバイスと一致していることから、Pixel Watch 3だと判断されました。これら4モデルは、すべてUWB(超広帯域無線)と5GHz Wi-Fiに対応しているとのこと。

 

すでにUWBはアップルのAirTagや第2世代AirPods Proなどにも搭載され、精密な位置検出を可能としています。これによりGoogleがPixel WatchでのPixelスマホのロック解除を改善しようとしている手がかりは、3月に見つかっていました

 

Wi-Fiについては、従来のPixel Watchシリーズが802.11 b/g/n 2.4GHz止まりだったことから、通信の大幅なスピードアップが期待できそうです。

 

4モデルのうち「GBDU9」と「GG3HH」は合計8つのバンドでテストされた一方、「GGE4J」と「GRY0E」では5つのバンドしか報告されていません。これは以前から噂されている、大小2つの本体サイズが存在していると示しているのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Google「Pixel 9」シリーズ、ついに超音波式指紋センサーを採用!?

Google Pixelスマートフォンの指紋センサーは、Pixel 6シリーズ以降ディスプレイ内蔵型に切り替わり、それ以前の「背面にタッチ式指紋リーダー」と比べて、ロック解除のスピードが遅かったり認証されにくかったり、不満の声が上がっていました。

↑指紋の読み取り速度が上がるかも

 

それでも年を追うごとに性能は上がっていましたが、最近では次期「Pixel 9」シリーズが超音波式指紋センサーを採用するのではないかと噂されています。

 

Android Authorityの情報筋によると、「Pixel 9」と「Pixel 9 Pro」には超音波式指紋センサー、具体的にはクアルコムの3D Sonic Gen 2が搭載される予定とのこと。これは超音波を使って指の凹凸を読み取り、スキャンした指紋を詳細に再現するというもの。サムスンのGalaxy S24 Ultraに備えられており、使いやすさは証明済みです。

 

このセンサーは第2世代であり、指紋読み取り面積は8x8mm。第1世代の4x9mmより77%大きくなったことで、指を置きやすくなるとともに、1.7倍の生体データを取得できるようになり、読み取り速度も50%アップしました。

 

これまでのPixelスマホの指紋センサーは光学式であり、要は明るい光を当てて写真を撮ることで機能します。そのため速度が遅く、精度も低く、指が濡れたり汚れたりしていると読み取りにくくなります。

 

例えば、Pixel 6シリーズでは画面保護フィルムとの相性が悪く、誤作動が相次いでいました。そこで、GoogleはPixel 6aで新たなセンサーを採用し、少し改善しましたが 、それでも超音波式センサーには及びませんでした。

 

その一方、折りたたみ式の「Pixel 9 Pro Fold」だけは、前モデルと同じく電源ボタンに内蔵した指紋センサーを引き継ぐとのこと。こちらは不評が上がっていなかったため、Pixel 9シリーズは全機種とも指紋によるロック解除が快適になりそうです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

「Pixel 9」、アルジェリアですでに発売中!? ピンク色の実機っぽい動画が流出

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 9」のうち、標準モデルはオブシディアン(黒)、ポーセリン(ベージュ)、ジェイド(グレー)、ピオニー(ピンクに近い赤紫)の全4色になると噂されています。そのうち、ピオニーらしきPixel 9のハンズオン動画がネット上で公開されています。

↑本当にもう販売中?(画像提供/Hani Mohamed Bioud/X)

 

XユーザーのHani Mohamed Bioud氏は、Pixel 9らしきスマホを手に取った動画をシェア。それと合わせて「Pixel 9はアルジェリアでは発売されている。ストレージは256GB、色はピンク」とも述べています。

 

その色合いから、おそらく4つのカラバリのうちピオニーと思われるものです。Googleは8月13日(現地時間)に「Made by Google」イベントにおいてPixel 9シリーズを発表すると予想されるため、ダミーモデルではなく本物である可能性が高いと思われます。

 

そのデザインは、以前からの噂通り背面のカメラバーが丸みを帯び、フラットディスプレイを搭載。側面が直線的になっている以外は、現行のPixel 8から大きな変化はなさそうです。

 

今年のPixel 9シリーズは、Pixel 9のほか、上位モデル「Pixel 9 Pro」や大型の「Pixel 9 Pro XL」に加えて、折りたたみ機の「Pixel 9 Pro Fold」の全4モデルになると噂されています

 

ちなみに、Pixel 9/9 Pro/9 Pro XLの予想ディスプレイサイズや寸法は次の通りです

 

  • Pixel 9: 画面サイズは約6.03インチ/約152.8 x 71.9 x 8.5mm
  • Pixel 9 Pro: 画面サイズは約6.1インチ/約152.8 x 71.9 x 8.5mm
  • Pixel 9 Pro XL: 画面サイズは約6.5インチ/約162.7 x 76.6 x 8.5mm

 

標準モデルは鮮やかな本体カラー、上位モデルは大胆なデザインの刷新、さらにはGoogleの新たな生成AI機能により、大きな人気を呼ぶかもしれません。

 

Source: Hani Mohamed Bioud(X)
via: PhoneArena

Google折りたたみ機「Pixel Fold」のプロトタイプが流出! スタイラスペンが使えた?

Google初の折り畳みスマートフォン「Pixel Fold」は2023年6月に発売されましたが、その数年前から折りたたみデバイスが開発中だと噂されていました。その初期プロトタイプの写真がネット上に公開されています。

↑流出したGoogle折りたたみデバイスのプロトタイプ(画像提供/Android Authority/XDA Developer)

 

ことの始まりは、GoogleがPixel 6シリーズと同時に2021年末に「Passport(パスポート)」と呼ばれる折りたたみ機を発売予定との内部文書がリークされたことです。

 

さらに2022年末には著名リーカーのOnleaks氏が予想レンダリング画像を公開。この頃にはすでに現在のPixel Foldとほぼ同じデザインが見てとれました。

 

実はこの最終バージョンの前に別のプロトタイプがあったものの、「満足いかない」との理由で破棄していたことをGoogleは公式に明かしていました

 

今回Android Authorityが掲載したのは、その幻に終わったモデルのようです。折りたたみ機はコード名「pipit」と「passport」の2種類あると噂されましたが、これらは「ある時点では別々のプロジェクト」だったものの、最終的には「pipit」に合流したそうです。

 

この試作機「pipit」は、背面のカメラバーはPixel 6と似ているものの、他はPixel Foldとほぼ同じデザインのようです。後ろ側はガラス張りで、上部と下部には金属製のレールがあります。表面のテクスチャーは、単に後付けで貼ったスキンに過ぎません。

 

それ以外は、画面のアスペクト比はやフレーム、ヒンジも同じ。あくまで社内でのテスト機であり、公に見せることは想定していないためか、自由気ままな壁紙が設定されています。

↑さまざまな角度から見たテスト機(画像提供/Android Authority/XDA Developer)

 

カメラについてはメインと超広角の二つしかなく、Pixel Foldにある望遠カメラはなし。両方ともPixel Foldより世代が古いセンサーを使っていたとのことです。

 

内側の折りたたみ画面も、Pixel Foldとパネルが全く同じだと確認が取れたとされています。ただし、プロトタイプではスタイラスペンが使えたそうで、そちらは製品版より勝っています。

 

そしてpipitのプロセッサーやモデムは、第1世代のTensorチップとExynos Modem 5123を搭載。これらもPixel Foldより一世代古く、Pixel 6と同じであり、1年延期されたことで性能が上がったようです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Googleが「Pixel 9 Pro」をチラ見せ。8月のイベントで全てが明らかに!

Googleは新型ハードウェア発表イベント「Made by Google」を8月13日に開催すると予告しました。同時に、次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9 Pro」らしきデバイスをチラ見せしています。

↑もうすぐベールを脱ぐ(画像提供/Google)

 

公式ストア内では「Google Pixel」から始まる12秒間のアニメーションが表示。「ⅸ」(ローマ数字の9)が表示されるとともに、デバイスのボタンが付いた横側と背面のカメラバーが煌めいています。

 

三つのカメラが並び、Pixel 8より丸みを帯びたカメラバーは、前に流出した「Pixel 9 Pro」の写真とソックリです。

 

Made by Googleの基調講演は、Google本社のある米カリフォルニア州マウンテンビューにて、現地時間で8月13日午前10時に開始。日本時間では14日の深夜2時にスタートします。

 

すでに海外の大手メディアは、Googleから招待状を受け取っています。そこには「最高のGoogle AI、Androidソフトウェア、およびPixelポートフォリオ・デバイスを紹介します」と書かれており、複数のPixel製品のほか、新たな生成AI機能の発表もありそうです。

 

この場で発表が予想されるPixelデバイスは、まずスマートフォンの「Pixel 9」シリーズ。今年は「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」のほか、折りたたみ機の「Pixel 9 Pro Fold」の全4モデルになると噂されています

 

ほかにも、第3世代のスマートウォッチ「Pixel Watch 3」は、41mm/45mmの2サイズ展開になると見られています。大型サイズの製品名は「Pixel Watch 3 XL」になり、予想CG画像も公開されています

 

Googleストアのトップページには「新たなマジックをお見逃しなく」と意味深な言葉もあります。Pixel 8シリーズでは、写真から消したいものを取り除ける「消しゴムマジック」や、動画に入り込んだ雑音を小さくできる「音声消しゴムマジック」が使えますが、さらなる「魔法」に期待したいところです。

 

Source: Google Store

via: 9to5Google

「Android版YouTube」がスリープタイマー機能を追加!? 早く安心して寝落ちしたい

スリープタイマーは音楽ストリーミングやPodcastアプリによくある機能の一つで、再生を停止する時間を指定できるものです。特に寝る前にはとても便利で、曲やエピソードを流しっぱなしで寝落ちしても自動的に止まるため、スマホがバッテリー切れになることも防ぎやすくなります。

↑スリープタイマー機能が待ち望まれている

 

そんな機能が、まもなくAndroid版YouTubeアプリに追加される可能性があることが明らかになりました。

 

これは、Android用YouTubeアプリの最新ベータ版においてAPK(Androidアプリを格納するファイル)を解析した結果から判明。「sleep_timer」(スリープタイマー)に言及する記述が見つかりました。

 

文字列を見る限り、再生を停止するまでの残り時間や分まで指定できるようです。また、「sleep_timer_notification_channel_name」という記述もあり、タイマーが通知として表示されることも示唆しています。

 

さらに「タイマーをリセットするか、完了をクリックして視聴を続けることができる」といったオプションを選択できるとのこと。逆にいえば、もう少し聴きたかったり観たかったりする場合は、いつでもタイマーを消したり、続きを楽しめたりするというわけです。

 

すでに音楽ストリーミングのYouTube Musicにはスリープタイマー機能があることから、YouTubeアプリへの追加は遅すぎるとも言えます。これまでAndroidユーザーは、動画再生で同じ機能を使いたい場合、サードパーティ製のアプリを使うしかありませんでした。

 

ちなみにiPhoneユーザーは、例えば、Apple Musicであれば音楽を再生した状態で「時計」アプリを起動。そこでタイマーを選んでから停止するまでの時間を設定し、「タイマー終了時」をタップして「再生停止」を選ぶ。最後に「開始」をタップすると、スリープタイマー機能が利用できます。

 

AndroidスマホでYouTubeアプリを再生しながら寝落ちしたい人は、決して少なくはないはず。少しでも早く、スリープタイマー機能が正式に実装されることを期待したいところです。

 

Source: Android Authority

「Pixelスマホ」は使用中止か即刻アップデートせよ! 米政府が職員に要請する理由とは?

GoogleのPixelデバイスに深刻な脆弱性が見つかったとして、米政府は連邦政府職員に対して7月4日までにアップデートするか、使用を中止するよう求めていると米Forbesが報じています。

↑即刻アップデートを

 

これはゼロデイ脆弱性「CVE-2024-29748」に関するものです。Googleは6月にセキュリティ・アップデートを配信するとともに対処したと報告していました。「高深刻度」とラベル付けされ、放置すれば「限定的な標的型攻撃」を受ける可能性があります。

 

すでにアップデート済みであれば問題ありませんが、そうでなければ設定アプリから更新する必要があります。今回の警告は政府職員に向けられたものですが、それ以外のユーザー、特に企業サーバーに接続している個人ユーザーも速やかに対応すべきでしょう。

 

Googleは脆弱性について詳しく説明していませんが、政府も動いていることから、普通の脆弱性よりも少し深刻なようです。また、この脆弱性は「他のAndroidデバイスでも最終的に、Android 15にアップデートされたときに修正されます」と同社は述べており、Pixel以外にも及ぶ可能性をほのめかしています。

 

AndroidベースのOSであるGrapheneOSの開発者も、「これはPixel固有ではない」として、他のAndroidデバイスも危険にさらされると指摘しています。

 

また、修正プログラムはAndroid 15に含まれるものの、Android 14にはバックポート(新バージョンでの修正を古いバージョンにも適用する)されないとのこと。つまり、Android 14のままで、15にアップデートしなければ、脆弱性を修正できない可能性が高いということです。

 

つまり、Pixelスマホのユーザーは今すぐ設定アプリからアップデートしたほうがよさそう。その他のAndroidデバイスは静観するしかなさそうです。

 

Source: Forbes
via: Engadget

Google AIでなにができるの? 7万円台の「Pixel 8a」で検証してみた

5月14日にグーグルが発売したAndroidスマホ「Google Pixel 8a」(以下、Pixel 8a)が好調のようです。本機には独自設計の最新プロセッサー「Tensor G3」が搭載され、「Google AI」のさまざまな機能が使えます。価格は7万2600円(税込)。

 

このAIスマホを1か月ほど使ってみた筆者がおすすめする、Pixel 8aの実践的なAI機能を紹介します。

 

片手持ち操作も快適な6.1インチ。バッテリーも長持ち

Pixel 8aはディスプレイのサイズが6.1インチ。最大120Hz駆動に対応する有機ELの「Actuaディスプレイ」は、自然な色再現と滑らかな動画表示が特徴です。背面には広角64MP・超広角13MPのデュアルレンズカメラを搭載しています。前面の13MPカメラと合わせて、本機で撮影できる写真や動画のクオリティはとても安定しています。

↑コンパクトな6.1インチ。片手持ち操作も快適にこなせます

 

↑有機ELを採用する「Actuaディスプレイ」は発色が自然

 

Tensor G3チップは最先端のAI機能を高速に処理できる​パフォーマンスを備えていますが、同時にAIに関連する機能を1日中ふつうに使いながら、むやみにバッテリーを消費しないように駆動効率の最適化も図っています。グーグルが公式スペックに記載するバッテリーのスタミナは「24時間以上持続可能」となっていますが、実際には1日半ぐらい持つ印象です。最大72時間のバッテリー持ちを実現する「スーパーバッテリー セーバー」の機能もあります。

 

「a」が付かないPixel 8/Pixel 8 Proとの違いは「バッテリーシェア」の機能がないことです。PixelスマホでQi対応デバイスをワイヤレス充電できる機能で、対応イヤホンや2台持ちしているiPhoneがPixel 8aだとチャージできない点はピンチが訪れたときに不便さを実感することがあります。

 

本体はPixel 8よりも縦横サイズが2mmほど広くなりました。筆者の実感としては、Pixel 8の方が手に持つとグリップ感がより安定します。

↑左がPixel 8a、右がPixel 8。Pixel 8aの方が縦横のサイズが2mmほど広くなっています

 

AI画像編集機能はプロ向けソフトなみの実力

Pixel 8aが搭載するGoogle AI機能は多岐に渡りますが、筆者はやはりAIによる写真と動画の加工機能がとても役に立っています。

 

Google Pixel純正の「フォト」アプリにはさまざまなAIによる写真・動画の編集機能があります。特筆すべき良いところは、写真などはPixel 8aで撮影した素材でなくても、フォトアプリで読み込めれば独自のAI編集ができることです。Pixel 8aがあれば、PCと画像編集ソフトで時間をかけて写真を補正する手間はもう必要ないかもしれません。

 

筆者がよく使う「ボケ補正」は、​手ブレなどで精細感を欠いてしまった写真のディティールをAIと​機械学習の力で​直す​機能です。夜景などは、撮影したその場で確認するとキレイに撮れているように見えても、PCに取り込んでみたら輪郭がぼんやりしていることがよくあります。そんなときに、フォトアプリの「編集」から「ボケ補正」を選ぶだけでシャキッとした写真になります。加工があまり不自然にならないように、補正レベルは0から100の間で細かく調整できます。

↑フォトアプリの「ボケ補正」。補正レベルを細かく調整できます

 

大勢が写るグループ写真は、誰かの目線や表情がイケてない場合が多々あります。同じ場所で複数のショットを撮っておけば、あとからGoogle Pixelの「ベストテイク」機能で、各人のいいとこ取りをしたベストな1枚を合成して残せます。

 

貴重なフォトチャンスを逃してしまっても、Pixel 8aがあれば「やり直し」が効くところがGoogle AIの魅力です。たとえば旅行に行って歴史的建造物の前で自撮りをパシャリ。スマホの画面でプレビューを入念にチェックしたはずなのに、写真に写る自分が建物の手前に被りすぎていることもよくあります。Pixel 8aの「編集マジック」を使えば写真に写る自分の立ち位置や大きさを変えて、背後に写るランドマークの方をより目立たせた写真に加工できます。

↑黄色い印を付けたアイコンが「編集マジック」。被写体のサイズや配置を自由に変更できます

 

ただし、被写体を動かした元の場所にある画像はAIが機械学習によって復元してくれるのですが、建物などの場合は復元された画像が不自然になる場合もあります。あとで編集マジックを使う前提だとしても、自撮り撮影の際にはプレビューチェックを欠かさないようにしましょう。

↑左が編集前、右が編集後の写真。建物の形などはAIがキレイに復元していますが、人物の影は元の位置のままでした

 

不要な画像・音声をAIで消す

AIによる写真補正機能といえば、Pixel 6シリーズから搭載する「消しゴムマジック」の便利さが図抜けています。観光地など人通りが絶えない場所で、背景に人が写り込んでいない写真を撮ることは困難です。Pixel 8aの「消しゴムマジック」があれば、フォトレタッチの技術がなくても不要な被写体をサクッと消せます。

↑「消しゴムマジック」で背後に写る人物を消去。SNSにも公開しやすくなります

 

Pixel 8シリーズから搭載が始まった「音声消しゴムマジック」も、ビデオに収録された音声の種類をAIが自動で分類して、たとえば「人の声だけ残して、ノイズを消す」といった後加工が簡単にできる機能です。観光地のきれいな風景を動画で撮影中に、クルマのクラクションが鳴っても「うるさいノイズだけを消す」こともできます。使いこなせるようになると動画撮影の幅がグンと広がる実感があります。

↑「音声消しゴムマジック」の機能。動画に含まれる音声を自動で分類して、消したい音だけを消せるようになります

 


↑元の動画。背景で盛大にノイズが鳴り響いています

 


↑音声消しゴムマジックをかけると、ノイズだけが消えて、人の声や自然の音だけが残ります

 

メインカメラでの撮影時には最大8倍の超解像ズームが効きます。遠くの被写体もPixel 8aなら手ブレを抑えながらキレイに撮れます。

 

グーグルの生成AI「Gemini Nano」で何ができる?

カメラ系以外のGoogle AI機能の中では「かこって検索」が便利です。Pixel 6以降のモデルや、サムスンのGalaxyシリーズの一部機種などが対応しています。たとえば誰かがSNSに投稿したギターの写真にグッときたときも、画像を「かこって検索」すれば即座にWebで検索したり、取り扱っているショップを調べたりすることができます。

↑インスタで見つけた気になるギターを「かこって検索」で調べると、機種や扱っているショップなどをすぐに調べられます

 

Pixel 8aは今後予定しているグーグルのFeature Dropアップデートにより、デベロッパーオプションとしてグーグル独自のモバイル向け生成AI「Gemini Nano」が使えるようになることが予告されています。

 

Gemini Nanoに一足早く対応したPixel 8 Proでは、Pixel純正のレコーダーアプリで録音した音声のテキスト文字起こしを「要約」できるほか、メッセージアプリなどでGboardを使ったスマートリプライ(テキストをAIが先読みして提案する機能)が搭載されました。これらの機能はPixel 8 Proがオフラインの状態でも使える、デバイス上に搭載された生成AIベースの機能です。日本でも使えるのですが、対応する言語が英語のみなので、正直あまり筆者の生活の中で活躍する場面はありません。Pixel 8aへの対応と、日本語対応を期待しながら待ちましょう。

↑Gemini Nanoが実現するレコーダーの「要約」機能。今のところ日本語の要約には対応していません

 

グーグルの下取りサービスを使えばさらに安く買える

価格面において、携帯通信キャリアによる割引サービスを上手に活用すれば上位のPixel 8がPixel 8aに並ぶお得な価格で買える場合もあります。一方で、上位のPixel 8でなければ力不足、と感じることもないと思います。ですので、最先端のGoogle AIをとりあえず体験してみるのに、Pixel 8aは最適といえます。

 

Googleストアの下取りプログラムを活用してPixel 8aを買う場合、Pixel 6aからの買い換えは最大1万4000円、Pixel 7aからであれば最大1万9000円の値引きが適用されます。また、グーグルはPixel 8aに対して、今後7年間に渡ってOSアップデートとセキュリティアップデートを提供し続けることを宣言しています。Google AIのアップデートもPixel 8aで長く楽しめる可能性も考えれば、7万円台のGoogle AIスマホは十分にお買い得だといえそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

YouTube、「ファクトチェック」のメモ機能を米国で試験中

YouTubeは、動画に文脈や情報のメモを追加できる機能を米国でテスト中だと発表しました。例えば、動画がパロディであるとか、古い映像が間違って現在の出来事として紹介されているなど、ちょっとした注釈が付けられるというわけです。

↑ファクトチェックを強化

 

このメモ機能は「役に立つ」と評価された場合、動画のタイトルとチャンネルの間にポップアップ表示されるようです。すでに誤った情報が発生しやすいトピックでは「情報パネル」が表示されますが、それよりはるかに目立ちやすいかもしれません。

↑テスト中のメモ機能(画像提供/YouTube)

 

今のところメモを書くことができるのは「限られた数」のユーザーのみ。初めはこれらのメモが外部評価者(YouTubeの検索結果やお勧めを評価するのと同じ人々)の役に立つかどうかを判断すると言います。この結果をもとに、YouTubeは今後数週間~数か月かけて評価システムに磨きをかけていく予定。

 

最終的には、視聴者にメモが「役に立った」「やや役に立った」「役に立たなかった」のどれかを選んでもらい、その理由を尋ねるそう。それらをアルゴリズムに入力し、そのメモが「広く役に立つ」かどうかを判断するようになります。

 

当面の間は、メモ機能は米国内のスマートフォンユーザー向けに英語のみで提供。しばらくは実験段階に留まるようです。

 

こうした注釈機能は、すでにXが「コミュニティノート」として導入しています。とはいえ、注釈そのものに間違いや無関係な情報が混じってしまう可能性もあるため、Xも2021年から数年かけてテストしたうえで、正式に運用を始めました。

 

YouTubeにも間違った情報や誤報が溢れかえっていますが、コメント欄で指摘しても多くの人の目には止まりません。しっかりとした審査を経た注釈を、怪しげな動画に付けることが全世界的に望まれそうです。

 

Source: YouTube
via: 9to5Google

「Pixel 8」シリーズ、ついにUSB-Cから外付けディスプレイに映像出力が可能に!

Googleは6月のPixelスマートフォン向けアップデート「Feature Drop」を発表。ついに、Pixel 8シリーズをUSB-C経由で外付けディスプレイに接続し、大画面で映画やスライドなどのコンテンツを表示できるようになると明らかにしました。

↑外付けディスプレイに手軽に出力

 

このアップデートは11日(現地時間)から配信が始まり、今後数週間にわたって展開される予定です。

 

こうしたUSB-Cによる有線接続での外付けディスプレイへの映像出力は、「DisplayPort Alternate Mode」と呼ばれます。もともとPixel 8シリーズはハードウェアレベルでは対応していましたが、なぜか封じられていました。

 

先月初め、Android 14ベータ版で外付けディスプレイ出力は有効となっていましたが、ようやく本番環境でも提供されます。

 

ただし、当面はPixelスマホの画面をそのまま映すミラーリング・モードのみ。横長ディスプレイの真ん中に縦長スマホがこじんまり表示されるか、横向きにして拡大表示となります(どのように見えるかは下の画像を参照)。

↑Pixelスマホの画面を外付けディスプレイで表示(画像提供/Android Authority)

 

今回のアップデートを受けて、AndroidスマホをPCのように使える「デスクトップ・モード」への期待が再び高まっています。Googleは長年にわたってこの機能をテストしてきたものの、2019年には単なる実験プロジェクトに過ぎないとコメントしていました

 

しかし、次期Android 15ベータ版では複数のウィンドウが扱える、進化したデスクトップ・モードが確認されています。これが正式に採用されることを期待したいところです。

 

Source: Google
via: Ars Technica

サードパーティ製部品が使われているスマホも返却へ。グーグルが修理方針を転換

グーグルはスマートフォンの修理ポリシーを変更しました。デバイスの内部にサードパーティ製部品が含まれていたとしても、顧客に返却するなどの手段を取るとAndroid Authorityに伝えています。

↑サードパーティ製が使われていても返却へ(画像提供/グーグル)

 

これまでグーグルは、修理に送られてきたスマホの内部にサードパーティ製部品が含まれていた場合、デバイスを保管する、つまり返却しないとの姿勢を取っていました。2023年7月からスタートしたこのポリシーには、多くの批判が寄せられていたのです。

 

しかし6月4日、同社はこのポリシーを撤回。Android Authorityに以下のような声明を出しています。

 

お客様がPixelスマートフォンを修理のためにグーグルに送った場合、サードパーティ製部品の有無にかかわらず、弊社ではそれを保管しません。安全上の懸念がある場合、状況によっては修理を完了できないことがあります。その場合、お客様に返送するか、お客様と協力して今後の方針を決定します。この点を明確にするために、利用規約を更新しています。

 

このような問題はグーグルだけではなく、サムスンも独立系の修理業者に対し、「スマホにサードパーティ製部品があった場合、デバイスを分解して顧客情報を報告すること」と義務付けていたことが判明しています。

 

メーカー側にとって、自社の利益を損ないトラブルまで起こす可能性があるサードパーティ製部品は排除したい存在であることも事実。今後は、顧客の権利を尊重するような明確なポリシーを表明してほしいものです。

 

Source: Android Authority

次期「Pixel 9」のベンチマーク結果が流出! Tensor G4の実力やいかに

グーグルの次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 9」シリーズのベンチマークスコアを、海外テックサイトのRozetkedが掲載しました。

↑Pixel 9の性能は?(画像はPixel 8)

 

Pixel 9シリーズでは上位モデルの「Pixel 9 Pro/Pro XL」だけでなく、背面カメラ数を減らした「Pixel 9」を含む、3モデルの登場が噂されています。実機とされる画像からは、背面カメラが側面フレームから分離し、より強調されたデザインになることが示唆されていました。

 

Rozetkedによれば、Tensor G4のCPUは1+3+4コア構成とのことで、「Pixel 9/9 Pro」に搭載された「Tensor G3」の1+4+4コア構成から変更されていることがわかります。Armいわく、Tensor G4の高性能コアに採用されている「Cortex-X4」は、Tensor G3の「Cortex-X3」から性能が15%向上しているとのこと。

 

実際、ベンチマークスコアは、Pixel 9/9 Pro/9 Pro XLがそれぞれ1,016,167/1,148,452/1,176,410ポイントとなったようです。これはPixel 8の877,443ポイントから、十分な性能向上と言ってよさそう。

 

すでにカラーバリエーションなど、さまざまな情報が明らかになっているPixel 9シリーズ。例年通りなら今年10月頃に発売されるはずですが、それまでにさらなる情報が届きそうです。

 

Source: Rozetked via 9to5Google

端末価格で安いのは? Google Pixel 8aはどこで買うべきか

近年急速にシェアを拡大しているGoogle Pixelシリーズ。その廉価モデルの最新作「Google Pixel 8a」が、2024年5月14日に発売されました。

 

Google ストアを始め、大手通信キャリアのオンラインショップなどさまざまなチャネルで販売されていますが、「下取りありで実質◯万円」や「2年後に端末返却で実質◯円」など、条件つきの価格が目立ちます。

 

そこで本記事では、できるだけシンプルに各社の端末価格を一覧で比較し、一括購入するならどこがお得かを解説します。また、端末価格が落ち着きつつある前モデル「Google Pixel 7a」もあわせて比較してみましょう。

↑Google Pixel 8a

 

円安の影響は? 前モデルとの価格差をチェック

記録的な円安水準が続くいま、スマホの価格も高騰傾向にあります。そこではじめに、前モデルであるGoogle Pixel 7a(以下、7a)の端末価格と比較をしてみましょう。

 

【Google Pixel 8aとGoogle Pixel 7aの端末価格(Google ストア)】

現行価格 発売時の価格
Google Pixel 8a 7万2600円 7万2600円
Google Pixel 7a 6万9300円 6万2700円
※2024年5月22日時点の情報(以下同)
※価格は税込(以下同)

 

Google ストアの現行価格を見ると、現行の価格差は3300円とあまり大きくありません。ただし、7aは発売日の2023年5月11日、6万2700円に設定されていましたが、同年11月に現在の価格に値上げされています。

 

そのため、発売時の端末価格のみを比較すると、前モデルから約1万円の値上げという結果になりました。

 

大手通信キャリアの価格を一覧でチェック

Google Pixel 8a(以下、8a)をネットで購入する場合、Google ストアに加え、ドコモ、au、ソフトバンクのオンラインショップが選択肢となります。現時点で、楽天モバイルはPixelシリーズを販売していません。

 

まずは、これらの端末価格を一覧で比較してみましょう。なお、大手通信キャリアには2年ほどで端末を返却すれば安価にスマホを使える「端末購入プログラム」が導入されていますが、本記事ではこれに触れず、一括で購入する場合の金額を比較します。

 

【Google Pixel 8aの価格比較】

販売窓口 一括価格 他社からの乗り換え 新規契約
Google ストア 7万2600円
ドコモオンラインショップ 8万4480円 5万2030円

(5G WELCOME割適用)

8万4480円
auオンラインショップ 8万円 5万8000円

(au Online Shop お得割適用)

6万9000円

(au Online Shop お得割適用)

ソフトバンクオンラインショップ 7万7760円 5万5776円

(オンラインショップ割適用)

・7万7760円

・5万5776円

(U22オンラインショップ割適用)

 

割引を適用させない場合、一括価格がもっとも安いのはGoogle ストアです。最高額であるドコモと比較するとその差は1万1880円と、無視できない価格差となっています。

 

ところが、他社からの乗り換え割を適用した場合、もっとも安価に購入できるのはドコモです。これは、ドコモの「5G WELCOME割」で8aを購入した場合の割引額が約3万3000円と大きくなっているためで、割引後はGoogle ストアよりも約2万円安い、5万2030円で購入することができます。

 

一方、新規契約の場合、割引の恩恵はほとんどありません。唯一Google ストアよりも安価になるのはauのみ。ソフトバンクオンラインショップでは、5歳から22歳までなら「U22 オンラインショップ割」が新規契約にも適用できますが、それ以外に割引は効きません。

 

なお、基本的に各社とも、8aへの機種変更時に適用できる割引はありません。

 

ただし現在、auが期間限定で「5G機種変更おトク割」を展開しており、8aへ機種変更する際に6万3500円で購入できるキャンペーンを実施しています。こちらのキャンペーンは2024年6月30日までなので、auユーザーで機種変更を検討している人は早めに手続きをしましょう。

 

価格下落は? 前モデルのGoogle Pixel 7aを狙ってみる

IIJmioのサイトから

 

8aは廉価モデルとはいえ、割引を適用させなければ約7万円。キャリアの乗り換え割引を適用しても、最安値は約5万円と決して安い買い物ではありません。スマホの端末価格をもう少し節約したい場合、前モデルである7aも選択肢に入ります。プロセッサーの性能などは8aと比べると劣りますが、全体的な機能は十分と言えるでしょう。

 

7aはGoogle ストアや大手通信キャリアに加え、サブブランドでも取り扱いがあります。ただし、ソフトバンクやUQモバイルなど、多くの販売窓口で在庫切れが目立っていることに要注意。ここでは、本記事執筆時点で在庫がある販売窓口の端末価格を比較していきます。

 

【Google Pixel 7aの価格比較】

販売窓口 一括価格 他社からの乗り換え 新規契約
Google ストア 6万9300円
ドコモオンラインショップ 5万3911円 5万3911円 5万3911円
ワイモバイルオンラインストア 5万5440円 ・3万3120円

(シンプル2 S契約時)

・2万9520円

(シンプル2 M/L契約時)

・4万3920円

(シンプル2 S契約時)

・4万320円

(シンプル2 M/L契約時)

IIJmio(中古) 5万7800円 4万4800円 5万7800円

 

8aの場合、割引未適用の価格はGoogle ストアが最安値でしたが、7aの場合、もっとも高額なのがGoogle ストアという結果になりました。また、乗り換え割引を適用させた場合の最安値はドコモでしたが、7aに割引は適用できないことに要注意。そのため、他社からドコモに乗り換える場合、7aよりも8aのほうが安くなる結果になっています。

 

そんな中、注目したいのがワイモバイルの価格です。ワイモバイルは乗り換える際にどのプランに加入するかによって割引金額が変わりますが、シンプル2 MまたはLに加入した場合、2万9520円という格安価格で購入することができます。

 

一方、MVNOでPixelシリーズを取り扱っている事業者はほとんどありません。IIJmioでは取り扱いがあるものの、中古品であることに注意が必要。未使用品のため、状態は良好ですが、新品とは異なることを理解したうえで購入をしましょう。

 

少し良いものを長く使うという節約方法

ここまで解説してきたとおり、乗り換え割引を適用させれば8a、7aともに比較的安価に購入することできます。これ以外にも、各社の下取りキャンペーンを併用することで、さらなる節約も可能です。

 

またPixelシリーズの場合、他社製品と比較してソフトウェアアップデートの提供期間が長いという特徴があります。

 

【Google Pixelのソフトウェアアップデート提供期間】

Androidバージョン

アップデートの提供期限

セキュリティ

アップデートの提供期限

Google Pixel 8a 2031年5月まで 2031年5月まで
Google Pixel 7a 2026年5月まで 2028年5月まで

 

8aのアップデートは発売日から7年間提供されることになっており、2031年5月までは最新のAndroid OSを使うことが可能です。

 

故障リスクやバッテリーの経年劣化などで、実際にこれだけ長く使うのは不可能かもしれませんが、ひとつの機種をできるだけ長く使うことで、円安・物価高時代に対抗するという方法も選択肢と言えるでしょう。

「One UI Watch 6」のベータ版、Galaxy Watchにまもなく登場!?

サムスンのスマートウォッチ「Galaxy Watch」向けに、最新バージョン「Wear OS 5」をベースにした「One UI Watch 6」のベータ版が、まもなくリリースされるようです。

↑「One UI Watch 6」ベータ版の配信はもうすぐみたい(画像提供/Google)

 

Wear OS 5はGoogleが開発しているスマートウォッチ向けのOSで、今年5月に発表されたばかり。その特徴は、消費電力の削減によりバッテリー駆動時間が伸びたこと。Googleは「Wear OS 5でマラソンを走ると、消費電力が最大20%削減されます」とうたっています。

 

今回、XユーザーのTheordysm氏は、サムスンのフォーラムページからOne UI Watch 6のベータ版に関する情報を発見しました。昨年の「Wear OS 4」が「One UI Watch 5」のベータ版として6月初旬にGalaxy Watch向けにリリースされたことを考えると、Wear OS 5(One UI Watch 6)も同様のスケジュールとなりそうです。

 

Wear OSの最新バージョンは、まずGalaxy Watch向けにリリースされ、次にGoogleの「Pixel Watch」に登場し、最終的に他のブランドのスマートウォッチにリリースされます。One UI Watch 6をインストールしたGalaxy Watchのバッテリーがどれだけ長持ちするようになるのか、今から楽しみです。

 

Source: Theordysm / X via 9to5Google

「Google検索」の極秘情報が流出! 検索順位の仕組みが判明?

Googleのサービスの根幹ともいえる「Google検索」。その検索結果のランク付けや表示の要素を記載した内部文章が漏洩したと、ソフトウェア会社のSparkToroが報告しています。

↑仕組みがバレた?(画像提供/Google)

 

SparkToroのRand Fishkinが入手した「Google APIコンテンツ・ウェアハウス」には、検索結果を生成するさまざまな要素がどのように機能するかを従業員に説明する、社内APIドキュメントが含まれています。合計2500ページ以上のドキュメントには、古いものから最新のものまで存在するそう。

 

このデータでは、Google検索が検索結果を順序付ける際に考慮する要素を含んでいます。しかし、最終的にランキングを決定する各要素の「重要性/重み」は明らかにされていません。

 

今回のデータはGoogleが3月27日にGitHub経由で誤って公開し、5月7日に削除されたようです。しかしデータはサードパーティーのサービスによってインデックス化されていたため、このようなコピーが流出しました。

 

Googleは今回の漏洩について、まだコメントを出していません。今回のデータによるGoogle検索のハックは難しそうですが、誰もが日々使っている巨大システムの内部が垣間見えた、興味深い出来事と言えそうです。

 

Source: SparkToro via 9to5Google

「Google検索」の極秘情報が流出! 検索順位の仕組みが判明?

Googleのサービスの根幹ともいえる「Google検索」。その検索結果のランク付けや表示の要素を記載した内部文章が漏洩したと、ソフトウェア会社のSparkToroが報告しています。

↑仕組みがバレた?(画像提供/Google)

 

SparkToroのRand Fishkinが入手した「Google APIコンテンツ・ウェアハウス」には、検索結果を生成するさまざまな要素がどのように機能するかを従業員に説明する、社内APIドキュメントが含まれています。合計2500ページ以上のドキュメントには、古いものから最新のものまで存在するそう。

 

このデータでは、Google検索が検索結果を順序付ける際に考慮する要素を含んでいます。しかし、最終的にランキングを決定する各要素の「重要性/重み」は明らかにされていません。

 

今回のデータはGoogleが3月27日にGitHub経由で誤って公開し、5月7日に削除されたようです。しかしデータはサードパーティーのサービスによってインデックス化されていたため、このようなコピーが流出しました。

 

Googleは今回の漏洩について、まだコメントを出していません。今回のデータによるGoogle検索のハックは難しそうですが、誰もが日々使っている巨大システムの内部が垣間見えた、興味深い出来事と言えそうです。

 

Source: SparkToro via 9to5Google

「Chromebook Plus」に新モデルが登場! AI機能がパワーアップ

Googleは、AcerやAsus、HPから販売される「Chromebook Plus」の新モデルを6機種発表しました。さらに、Chromebook Plus向けのAI(人工知能)機能も強化されます。

↑Acerの「Chromebook Plus Spin 714」(画像提供/Google)

 

Chromebook Plusとは、セキュリティ機能やGoogleアプリの動作、最大10時間のバッテリー駆動時間を保証したノートパソコン。350ドル(約5万5000円※)〜と、廉価に購入できるのも特徴です。

※1ドル=約157.6円で換算(2024年5月29日現在)

 

上画像のAcerの「Chromebook Plus Spin 714」は、最新世代の「Intel Core Ultra」プロセッサを搭載したモデル。コンバーチブルデザインでノートパソコンとしてだけでなく、タブレットとしても使用可能。1440p QHD解像度のWebカメラやAIによるオーディオ・ビデオ拡張機能、デュアルマイクと上向きスピーカー、DTS Audioを搭載しています。Best Buyでの販売価格は699ドル(約11万円)〜。

↑編集マジックが特徴の一つ(画像提供/Google)

 

Chromebook Plus Spin 714を含むChromebook Plusでは、「Google AI」による機能が組み込まれています。例えば、「編集マジック」では被写体を選んで位置を変更したり、サイズを変更したりすることが可能。また、生成AIによる壁紙とビデオ通話背景を利用できます。「Help me write」では、文章の作成をGoogle AIが手伝ってくれます。

 

Chromebook PlusではAIチャットボット「Gemini」がホーム画面に表示され、素早くアクセスすることが可能。さらに、「Gemini Advanced」や2TBのストレージが利用できる「Google One AI プレミアム」プランが12か月無料で利用できます。

 

Chromebook PlusのGoogle AIやGeminiによる新機能は、すでに利用が可能。人工知能をフル活用できるChromebook Plusは、学業や仕事に大いに活躍してくれそうな予感です。

 

Source: Google 1, 2

「Chromebook Plus」に新モデルが登場! AI機能がパワーアップ

Googleは、AcerやAsus、HPから販売される「Chromebook Plus」の新モデルを6機種発表しました。さらに、Chromebook Plus向けのAI(人工知能)機能も強化されます。

↑Acerの「Chromebook Plus Spin 714」(画像提供/Google)

 

Chromebook Plusとは、セキュリティ機能やGoogleアプリの動作、最大10時間のバッテリー駆動時間を保証したノートパソコン。350ドル(約5万5000円※)〜と、廉価に購入できるのも特徴です。

※1ドル=約157.6円で換算(2024年5月29日現在)

 

上画像のAcerの「Chromebook Plus Spin 714」は、最新世代の「Intel Core Ultra」プロセッサを搭載したモデル。コンバーチブルデザインでノートパソコンとしてだけでなく、タブレットとしても使用可能。1440p QHD解像度のWebカメラやAIによるオーディオ・ビデオ拡張機能、デュアルマイクと上向きスピーカー、DTS Audioを搭載しています。Best Buyでの販売価格は699ドル(約11万円)〜。

↑編集マジックが特徴の一つ(画像提供/Google)

 

Chromebook Plus Spin 714を含むChromebook Plusでは、「Google AI」による機能が組み込まれています。例えば、「編集マジック」では被写体を選んで位置を変更したり、サイズを変更したりすることが可能。また、生成AIによる壁紙とビデオ通話背景を利用できます。「Help me write」では、文章の作成をGoogle AIが手伝ってくれます。

 

Chromebook PlusではAIチャットボット「Gemini」がホーム画面に表示され、素早くアクセスすることが可能。さらに、「Gemini Advanced」や2TBのストレージが利用できる「Google One AI プレミアム」プランが12か月無料で利用できます。

 

Chromebook PlusのGoogle AIやGeminiによる新機能は、すでに利用が可能。人工知能をフル活用できるChromebook Plusは、学業や仕事に大いに活躍してくれそうな予感です。

 

Source: Google 1, 2

Pixel 10向け「Tensor G5」、TSMCが製造中!?

グーグルが2025年にリリースすると予想される「Pixel 10」シリーズ。その搭載プロセッサ「Tensor G5(仮称)」が台湾のTSMCによって製造されると海外で報じられています。

↑サムスンからTSMCにスイッチ(画像提供/グーグル)

 

グーグル独自のプロセッサ「Tensor」を搭載したPixelシリーズでは、「Pixel 6」シリーズに搭載された「Google Tensor」から、現行モデルの「Pixel 8」シリーズに搭載されている「Tensor G3」まで、その開発と製造にはサムスンが密接に関わってきました。

 

次期モデルの「Pixel 9」シリーズでも、引き続きサムスンが「Tensor G4(仮称)」を製造し、かなり小規模なアップグレードになることが予測されています。しかし、同社が製造するチップには熱と電力効率に問題があると報告されているのです。

 

今回、Android Authorityが入手した取引データベースの情報によれば、Tensor G5の略称である「Laguna Beach」が、TSMC独自のパッケージング技術である「InFO_POP」を採用すると記載されています。今回見つかったのはチップの最初のリビジョンで、今後のバージョンアップが予定されています。

 

さらに今回の情報からは、Tensor G5に16GBのメモリが搭載されることも確認されました。Pixel 9やPixel 10に搭載されるTensor G4やG5では、AI(人工知能)処理のために大容量のRAMを搭載するとみられています。

 

例年通りのスケジュールなら、Tensor G5を搭載したPixel 10シリーズは2025年の後半に登場するはず。もし大幅にアップグレードされたPixelスマートフォンが欲しいのなら、Pixel 10を待ってみてもいいかもしれません。

 

Source: Android Authority

Android版「YouTube Music」、鼻歌で曲を探せるようになった!

「この歌、何だっけ?」……とおぼろげにメロディーは覚えているものの、曲名を思い出せないのはよくあることです。そんなときに役立つ「鼻歌で楽曲が探せる」機能がAndroid版YouTube Musicアプリで展開されています。

↑この歌、何だっけ? 鼻歌で見つけよう

 

この新機能が有効になったアプリでは、右上にある虫眼鏡ボタンをタップすると、マイクの横に新たな波形アイコンが表示されます。そちらの新ボタンを選ぶと、「曲を再生、歌う、または鼻歌」を発するよう求められます。

 

ここで再び波形アイコンをタップすると、アプリは聞き取りを開始。ユーザーが鼻歌を歌ったり口ずさんだりすると、驚くほどの速さで識別し、お目当ての曲を探し当ててくれます。

↑鼻歌で検索(画像提供/9to5Google)

 

フルスクリーンの検索結果ページには、カバーアートや曲名、アーティスト、アルバム、年、さらには再生またはライブラリへの保存のショートカットが表示されます。探し当てた曲をすぐに聴くことも、曲名だけを確認することも、スマホに保存して後に取っておくこともできるわけです。

 

実はAndroid版YouTube Musicは、今年3月からこの機能のテストを始めていました。また、Android版YouTubeやGoogle Play Musicアプリでは以前から使うことができ、うろ覚えの曲でもハミングすると、かなりの精度で的中させています。

 

この鼻歌サーチは、Android版YouTube Musicのバージョン7.02 で確認されています。iOS版ではまだ使えませんが、「街やテレビで流れた曲を探す」のであれば、iPhoneの標準アプリShazamが代わりとなりそうです(鼻歌はなかなか認識してくれませんが)。

 

Source: 9to5Google

Google Playストア、「支払いを他人に頼む」ボタンをインドで追加

Google Playストアは、有料アプリやアプリ内で購入したアイテムを他人に支払ってもらうように頼める新しいボタンを一部地域で追加しました。記事執筆時点では、インドで展開していることが確認されています。

↑他人に支払いをお願いすることができちゃいます

 

すでにGoogle Playには家族で支払いを一まとめに管理できる「ファミリー用お支払い」があり、子どもが親に購入の承認を求めることができます。新ボタンは、それ以外の人にお金を出してと依頼できるものです。

 

この「Ask someone else to pay for this item」(このアイテムの支払いを誰かに頼む)ボタンをタップすると、次のような警告が表示されます。

 

  • 支払いを頼む相手が、ユーザーの完全なメールアドレスを知っている必要がある
  • 頼む相手が購入するアイテムを見ることができ、返金もリクエストできる
  • リンクの有効期限は24時間

 

この支払いリンクには、購入したいアイテムと価格が添付されており、支払いを頼みたい相手を連絡先から選んでタップすれば、依頼は完了です。

 

「他の人に支払いを頼む」ボタンについてGoogleは、「親戚や友人に代わってプレゼントしたり、支払ったりできる素晴らしい方法」と説明。でも、実際には自分の欲しい物を誰かに買ってもらうために使われることが多そうです。

 

Googleのサンプル画面では、架空のゲーム内通貨を買うために25ルピー(約47円※)を支払うよう友達に頼む人が写っています。この機能は最初にインドのユーザー向けに提供されますが、他の市場に拡大する時期や可能性には言及していません。

※1ルピー=約1.9円で換算(2024年5月27日現在)

 

Google Playでアプリを配信している開発者にとっては、支払ってもらえる手段が広がる素晴らしいアップデートとなります。ですが、ユーザーにとっては友情を壊すボタンにならないよう祈りたいところです。

 

Source: Android Authority

次期「Pixel 9」シリーズ、全カラバリが流出! ゴールドも!?

次期Googleフラッグシップ機の「Pixel 9」シリーズは、「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」のほか、折りたたみ機の「Pixel 9 Pro Fold」の全4モデルになると噂されています

↑次はどんな色になる?

 

それらのカラーバリエーションが、Google公式壁紙のネーミングから明らかになったと報じられています。

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、Google社内で準備されたPixel 9シリーズ用の壁紙を入手したと主張。

 

これら壁紙の色に付けられたコード名は、毎年スマートフォン本体の色と一致しているため、カラーバリエーションも分かったというわけです。

 

今回、Android Authorityが公開したカラーコード名は次の通りです。

 

Pixel 9

Obsidian(オブシディアン)
Porcelain(ポーセリン)
Jade(ジェイド)
Peony(ピオニー)

↑Pixel 9向けの色(画像提供/Android Authority)

 

Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XL

Obsidian
Porcelain
Hazel(ヘーゼル)
Rose(ローズ)

↑Pixel 9 Pro/Pro XL向けの色(画像提供/Android Authority)

 

Pixel 9 Pro Fold

PorcelainまたはGold(ゴールド)

↑Pixel 9 Pro Fold向けの色(画像提供/Android Authority)

 

このうちオブシディアンは、ストレートな黒のようです。ただし、光沢仕上げと噂されるPixel 9とマット仕上げのPixel 9 Proでは、背面パネルの色合いが異なるかもしれません。

 

ポーセリンはPixel 8aにもあり、真っ白というよりはベージュに近い印象です。

 

また、ジェイドはPixel 8が発売前に噂されていた情報に挙がっていましたが、最終的にはグレーに近いヘーゼルとなっています。

 

これらは初期のコード名に過ぎず、最終的には異なる名前を使う可能性も高いと但し書きされています。また、一部の色は発売時には提供されない可能性もあるとのこと。

 

おそらくPixel 9シリーズが発売されるのは、例年通りであれば今年10月頃のはず。あと5か月近くもあるだけに、さらなるリーク情報も飛び出してきそうです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Google、生成AIに「Gemini」と名付けた理由を明かす

最近のGoogleは、自社のAI機能の製品名すべてに「Gemini」という言葉を使っています。これまで同社は「Gemini」の意味を明らかにしていませんでしたが、初めて名前の由来を公式に説明しています。

↑その意味は?

 

Google Deepmindチームによると、初期には「Titan」という名前を使っていたそう。これにはギリシャ神話の側面もありますが、もっぱら土星最大の衛星を想定していたとのことです。

 

共同技術責任者のジェフ・ディーン氏は、宇宙つながりで双子座の「Gemini」を発想。天文学ではギリシャ神話に登場する双子「カストル」と「ポルックス」にちなんだ星座の名前であり、最も明るい二つの星にちなんで名付けられたもの。

 

つまり、AIモデルのGeminiには二つの意味が込められているというわけです。

 

一つ目は、これがAI分野の2つの研究グループ、DeepmindとGoogle ResearchのBrainチームが合併したという「当時のGoogleで起きていた状況にピッタリだ」ということ。言語モデルに取り組む、両チームの距離を縮めたいとの思いがあったそうです。

 

もう一つの意味は、NASAが196o年代に行ったジェミニ計画、すなわち有人宇宙ロケットの月面着陸プロジェクトです。Geminiの共同技術責任者でオリオール・ヴィンヤルス氏は「LLM(大規模言語モデル)を訓練するという途方もない努力が、ロケットを打ち上げる精神と共鳴したから」と語っています。

 

また、Geminiは言語モデルの規模によりNano、Flash、Pro、Ultraといった種類があります。これも元々は「大きさの異なる星がたくさんあることから、宇宙の星の名前を使った」命名方法も検討したものの、今の形に落ち着いたとのことです。

 

スマートフォン向けオンデバイス(クラウドサーバーとの通信なしで動く)AIの第2世代Gemini Nanoは、Pixelスマホのほかサムスンの次期Galaxyデバイスでも動くと噂されています。今後も、さらなる進化を期待したいところです。

 

Source: Google

グーグルの生成AI「Gemini」、新機能のデモで堂々と間違える

グーグルは年次開発者会議「Google I/O」で、生成AI「Gemini」により検索が新時代を迎えるとアピールしていました。その最も目を引く新機能の一つが「撮った動画からAIが検索する」でしたが、自信たっぷりに間違った答えを披露したと指摘されています。

↑生成AIには難問(画像提供/グーグル)

 

これは「Gemini時代の検索」動画の59秒から確認できることです。フィルムカメラの巻き上げレバーが動かなくなった様子を撮影した後に「なぜレバーが最後まで動かないのか?」と質問しています。

Geminiは動かなくなった原因として考えられる要因をリストアップ。その後に対策がいくつか挙げられていますが、その中の一つが「後ろのフタを開けて、フィルムをそっと外す」というもの。

 

フィルムカメラの仕組みを知っている人であれば、絶対にやってはいけない最悪の選択肢だと分かるはず。もしも指示通りに裏ぶたを開ければ、その瞬間に撮影した写真は感光して台なしになってしまいます。

↑珍回答をハイライト(画像提供/グーグル)

 

まだまだ発展途上のAIが出した答えに間違いが混じるのはやむを得ないとして、グーグルはわざわざ最悪の回答をハイライト表示。「巻き上げボタンをしっかり押し込む」も危うい感じではありますが、かすんでしまいます。

 

同社は昨年2月、会話型AIサービス「Bard」の紹介で、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が太陽系外の惑星を初めて撮影した」という不正確な答えを堂々と出したことで株価が急落していました。もはや、AIイベントの恒例となっているのかもしれません。

 

Source: グーグル

via: The Verge

「Pixel 8a」、上位モデルとの性能比較で大善戦! やはりお買い得です

最近、グーグルが発売したスマートフォンのPixel 8aは、手ごろな価格ながらも、上位モデルのPixel 8シリーズと同じTensor G3チップを搭載することが魅力の一つとなっています。しかし、実はPixel 8よりも性能が落ちるとのベンチマーク結果が公開されました。

↑上位モデルには負けるけど…(画像提供/グーグル)

 

Android情報サイトのAndroid Authorityは、Pixel 8a、Pixel 8、Pixel 8 Proのベンチマークを比較しました。ベンチマークアプリとしては、Geekbench 6とPCMark Work 3.0を使っています。

 

その結果は、どちらもPixel 8aが上位モデルの後塵を拝しています。GeekBench 6のCPUテストでは、シングルコアスコアはPixel 8と並びながらも、マルチコアスコアで差が付くことに。かたやPCMarkテストでは、Pixel 8と僅差ですが、Proモデルにはかなりの差が付けられています。

↑ベンチマーク結果①(画像提供/Android Authority)

 

かたやグラフィック性能に目を向けると、Pixel 8aのTensor G3チップは、少なくとも短時間では上位モデルとほぼ同じ性能を発揮。しかし、長時間となるとスロットリング(発熱による破損を避けるため、動作クロックを下げる)のために下降の一途をたどっています。

↑ベンチマーク結果②(画像提供/Android Authority)

 

それでも前モデルのPixel 7aと比べれば、CPUのシングルコア・マルチコア、グラフィック性能の全てが上回っています。お手ごろな価格を考えれば、十分にお買い得な実力を備えていると言えそうです。

 

Source: Android Authority
via: Wccftech

「Pixel」の修理をもっと簡単にしたいグーグル、驚きの最終目標を明かす!

グーグルは自社のPixelスマートフォンにおいて、ユーザーに「修理する権利」を認め、パーツ類を販売しています。同社はその方針をさらに進めて、最終的には特別な工具なしに修理できることを目指すと明らかにしました。

↑修理をもっと簡単に

 

これは、グーグルの公式ポッドキャスト番組「Made by Google」で語られたものです。

 

最も重要なのは、最初から修理しやすいように設計されていること。出演者は「エンジニアは接着剤が好き」だが「修理技術者は接着剤が嫌い」だと話しています。

 

例えば、日本の修理工場に行ったとき、「接着剤をすべて取り出し、削り取るだけ」の部署もあったそうです。それだけ、パーツを固定する接着剤は修理にとって厄介というわけです。

 

その後、グーグル社内では修理しやすさの改善に取り組んでいるとのこと。製品ごとに「保守性(修理しやすさ)のための設計スコアカード」を用意しており、次第にスコアが上がっているそうです。

 

最終目標は「修理専用ツールが不要な修理」とのこと。「キッチンの引き出しに手を入れれば、スクリーンを交換できるようにしたい」と述べています。

 

グーグルと提携する修理業者のiFixitは、電子レンジで加熱して接着剤に熱を伝える「Opener」(iPad用は「iOpener」)を販売しています。これらの道具はそう高価なものではありませんが、いずれはネジ回しのドライバーのように、身近な道具だけでスマホの修理が可能になると期待したいところです。

 

Source: Made by Google Podcast
via: 9to5Google

「Pixel Tablet」、充電スピーカーホルダーなしの単品販売を開始!

グーグルは5月8日、Pixelシリーズ初のタブレット製品「Pixel Tablet」の単品販売を開始しました。Googleストアで販売しており、価格は6万8800円(税込)~となっています。

↑用途次第では単品でも十分(画像提供/グーグル)

 

もともとPixel Tabletは昨年6月に発売されましたが、当時は充電スピーカーホルダーが同梱。このホルダー抜きで買うことはできませんでした。

 

しかし、グーグルは新たにPixel Tablet本体のみを再発売。充電スピーカーホルダーとのセットも7万9800円~で販売しており、差額は1万1000円です。スピーカーホルダーは単品で買うと1万7800円かかるので、両方とも買う場合はセット販売のほうが6800円だけお安くなります。

 

もっとも、Pixel Tabletを部屋に置いてスマートディスプレイ代わりにするのではなく、あくまでタブレットとして使うのであれば、スピーカーホルダーの必要性は薄くなります。家の中で持ち運んだり外で活用したりしたい人にとっては、単純にお手ごろ価格になったと言えそうです。

 

これに先立ち、リークアカウント@MysteryLupinは「グーグルがペンやBluetoothキーボードとともにPixel Tablet(ドックなし)を再発売する」と述べていました。もっとも、今のところPixel Tablet専用ペンやキーボードは登場していないようです。

 

今後、Pixel TabletもPixelスマホと同じく、Feature Drops(機能アップデート)により多くの新機能が使えるようになる見通しです。例えば、「かこって検索」は今月末までに広く展開されるはず。グーグルの生成AI機能Geminiも今年の夏に提供される模様です。

 

現在、Pixel Tablet単品はGoogleストアで予約受付中。配達予定は5月14日となっています。

 

Source: Googleストア
via: 9to5Google

Androidの「かこって検索」、iPhoneでも同じような機能が使えます!

今年初め、グーグルはAndroid向けに、画面に映っているものを丸で囲むなどして検索できる「かこって検索」機能を発表しました。すでに同社のPixelデバイスやサムスンのGalaxyスマートフォンに展開されており、好評を呼んでいます。

↑iPhoneでもほぼ同じように使える(画像提供/Google/YouTube)

 

これとほぼ同じ機能が、GoogleレンズアプリとiOSのショートカットのおかげで、どのiPhoneでも再現できるようになりました。

 

かこって検索とGoogleレンズの主な違いは、前者がホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして、どのアプリを開いていてもアクセスできること。それ以外は、同じ検索とOCR(光学文字認識)技術を使っています。

 

現在グーグルは、画面のスクリーンショットを撮影し、それをGoogleレンズに送信するショートカット「Search your Screenshot」を配布中です。これを起動すると「開いているアプリのスクリーンショット」写真をすぐにGoogleレンズで分析でき、かこって検索とほぼ同じ感覚で使えます。

 

iPhone 15 Proモデルの場合、アクションボタンに登録すれば、ボタン一押しでいつでも呼び出せます。また、アクションボタンがないiPhoneでも「背面タップ」とひも付けておけば、背中を素早くタップするだけでショートカットが起動できます。

 

利用方法は次の通りです。

  • iPhoneからこのリンクにアクセスし、ショートカットを入手
  • 「設定」アプリから「アクセシビリティ」>「タッチ」と進む
  • 下の方にある「背面タップ」を選ぶ
  • 「ダブルタップ」または「トリプルタップ」を選ぶ
  • 「アクセシビリティ」や「スクロールジェスチャ」の下にあるショートカットから「Search your Screenshot」を選ぶ
  • iPhoneの背面をダブルタップまたはトリプルタップしてショートカットを実行

 

こうすることでiPhoneが現在のスクリーンショットを撮影し、Googleレンズに送信。その後は素早くテキストをコピーしたり、翻訳したり、画像を検索したりできます。また、最初に実行する際、グーグルとの画像共有は「常に許可」を選んでおきましょう。

 

本家のかこって検索のように指で丸を描いて指定はできませんが、すでに起動時に画像は自動認識されており、より広い部分を指定したり、一部に絞ったりすることも可能です。

 

廉価モデルiPhone SEでも、最新のAndroidスマホとほぼ同じことができるグーグルからのプレゼントを、賢く使っていきたいところです。

 

Source: 9to5Google

お手ごろ感ありまくり!「Pixel 8a」が最新チップを搭載してデビュー

グーグルが、ミドルレンジ向けスマートフォン「Pixel 8a」を発表しました。

↑高機能なのに価格が良心的!(画像提供/グーグル)

 

丸みを帯びたエッジや、マットな背面、アルミフレームを採用した、Pixel 8a。端末をハンズオンした9to5Googleによると、本体エッジの丸みにより、以前の「Pixel 6a」よりも持ちやすさが向上しているとのこと。

 

本体背面には6400万画素メインカメラと、1300万画素の超広角カメラを搭載。前面カメラは1300万画素です。Pixelシリーズで特徴のAI(人工知能)機能はPixel 8aでも健在で、複数写真を組み合わせる「ベストテイク」や、画像編集機能の「編集マジック」、音声をクリアにする「音声消しゴムマジック」が利用できます。

 

内蔵型AIアシスタントとして「Gemini」を搭載したことにより、アイデアのブレインストーミングやお礼のメッセージの作成、旅行の計画を立てるのに役立てられます。Geminiの拡張機能では、メールの要約や未読メールの確認が可能です。

 

Pixel 8aでは「Pixel 8/8 Pro」と同じ、「Tensor G3」チップを搭載。セキュリティアップデートやAndroidアップグレードを含む、7年間のソフトウェアサポートが提供されます。保護者向けの制限機能もより簡単に設定できるようになりました。

 

Pixel 8aの本体価格は7万2600円(税込)で、本日より予約受付を開始しています。円高の影響で各社のフラッグシップスマートフォンが値上がりしている中、最新スペックなのに8万円以下で購入できるPixel 8aは、消費者にとって魅力的な選択肢となりそうです。

 

Source: Google, 9to5Google

3機種が噂される次期「Pixel 9」シリーズ、人気メーカー製の専用ケースが流出!

グーグルの次期フラッグシップ機「Pixel 9」シリーズが正式に発表されるのは、おそらく数か月先のこと。ですが、すでに人気のアクセサリーメーカー製と称するPixel 9シリーズ用ケースの写真が公開されています。

↑流出したPixel 9シリーズ用ケースの写真(画像提供/Android Central)

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Centralは、薄くて軽いケースを作ることで知られるThinborne製のケースを入手したそう。それは新しいシリーズの構成がPixel 9、Pixel 9 ProおよびPixel 9 Pro XLの3機種になるというを裏付けていました。

 

実際、Thinborne自らもPixel 9 Pro XL用ケースの画像を公式サイトに公開しています。

 

昨年のPixel 8と Pixel 8 Proは、ディスプレイが完全にフラット(直線的で平ら)になったものの、本体の側面は丸みを帯びたままでした。対してPixel 9は、側面もよりフラットになると噂されています。今回リークされたThinborne製ケースは、Pixel 9シリーズが全体的にどれほどフラットになるか示しているようです。

 

Thinborne製ケースから判断すると、Pixel 9とPixel 9 Proは、Pixel 7aと同じくらいコンパクトになる可能性がありそうです。さらに、最も大きなPixel 9 Pro XLはPixel 8 Proよりも少し背が高くなるとのもありますが、これらの写真はその話とも符合しています。

 

Pixel 9シリーズは、今年10月かそれ以降に発売されると予想されています。しかし、今月14日(現地時間)の年次開発者会議「Google I/O」では、もしかしたらチラ見せ程度はあるのかもしれません。

 

Source: Android Central
via: Wccftech

iPhone対Android、セキュリティはどっちが上? 明白な差が判明

iPhoneとAndroidでは、どちらのほうがセキュリティがより強固で、プライバシーが保護されているのか? 長年にわたるこの問題についてサイバーセキュリティ技術を扱うメディアのCybernewsが実際に検証し、結果を報告しました。

↑セキュリティ能力がより高いのは…

 

今回の検証では、ドイツのApp StoreとGoogle Playストアからトップ100のアプリを、それぞれ工場出荷状態にリセットしたiPhone SEとAndroidスマートフォンにインストール。その後、両方のスマホをアイドル状態にしておき、外部サーバーにアクセスする頻度と、そのサーバーがどこにあるかをチェックしています。

 

その結果、iPhoneは1日あたり平均3308クエリ(問い合わせ)を外部サーバーに送信したのに対し、Androidは2323クエリを送信。つまり、前者が後者より42%多く情報を外部とやり取りしていたことになります。

 

が、話はそれで終わりません、iPhone発クエリのうち60%はアップルに送られていましたが、Androidスマホがグーグルに送ったクエリはわずか24%。いずれも、残りはサードパーティ企業が宛先となっています。

 

例えば、iPhoneは中国アリババのロシア内サーバーに1日平均1回アクセスしていたのに対して、Androidは13回も問い合わせていました。また、中国のサーバーへのアクセス回数はiPhoneが1回もなかったのに対して、Androidスマホは1日平均5回でした。

 

さらに、iPhoneがSNSのサーバーにアクセスする回数も、Androidよりはるかに少ない結果になっています。Facebookの場合、Androidが1日平均200回に対して、iPhoneは20回。TikTokに関しては、iPhoneは5日間で合計36回に対して、Androidスマホは800回近くアクセスしていました。

 

こうした結果から、Cybernewsは「(欧米にとっての)非友好的な国への問い合わせはiPhoneのほうが少ない」との結論を導き出しています。

 

なお、CybernewsはApp StoreとGoogle Playのトップ100アプリについても分析したところ、前者には「あからさまなアドウェアと思しきアプリが一つもなかった」とのこと。しかし、Playストアでは「広告付きの懐中電灯やいたずらジェネレータ、怪しげなPDFビューア」があったと述べています。

 

Source: Cynbernews
via: PhoneArena

Pixelのフラッグシップ機の「傷つきやすいカメラバー」、海外のユーザーが独自に加工してみたら…

グーグルのフラッグシップ機Pixel 7 ProとPixel 8 Proは洗練されたデザインながら、背面カメラバーの金属部分はポリッシュ仕上げのため傷が付きやすく、使い続けていると見た目が損なわれがちです。

↑ユーザー自らサテン仕上げに(画像提供/the_skinny_drummer/Reddit)

 

そこで両モデルを持つユーザーが自らつや消し加工したところ、とても素敵な仕上がりになったと報告しています。

 

ここ数年のPixel Proモデルは、背面カメラバーの金属部分が、ケースに入れていてもかなり傷つきやすくなりました。より安価な標準モデルのPixel 7とPixel 8はマット仕上げを採用し、耐久性が向上しているのとは対照的と言えます。

 

大手掲示板Redditユーザーのthe_skinny_drummer氏は、「光沢あるカメラバーに耐えられない」として、自らをサテン仕上げ(金属の表面に方向性ある短い筋目を付けてつや消しにすること)に挑戦したところ、非常にいい感じになったと写真を公開しました。

その加工に使われたのは、スコッチ・ブライトの研磨パッド。所要時間わずか5分で「グーグルがやるべきことをやった」と述べています。

 

確かにカメラ周りの見た目は良くなったものの、もしグーグルに修理に出す場合、好意的に扱われない可能性があります。また、金属製ではない背面ガラスや、カメラレンズにも傷が付く危険も。実際にPixel 7 Proでそれが起こっている恐れもあり、絶対におすすめできないでしょう。

 

とはいえ、グーグルが標準モデルでもマット仕上げを採用している以上、Proモデルでも不可能ではないはず。次期「Pixel 9 Pro」では、ポリッシュ仕上げかマット仕上げか、ユーザーが選べる仕様が望まれるかもしれません。

 

Source: Reddit
via: 9to5Google

話題を集める次期「Pixel 8a」、今度はハンズオン動画が流出!

最近、グーグルの廉価版スマートフォンの新モデル「Pixel 8a」の予想CG画像や「実物」と称する写真が、ネットに次々と登場しています。これまでは静止画ばかりでしたが、ついに実際に手に取ったハンズオン動画がXに公開されました。

↑今度は動画が流出(画像はPixel 7a)

 

リークアカウントの@MysteryLupinは、「pixel 8a」と題した動画をXに投稿。そこにはグリーン(Mint)とブルー(Bay)の2色という、数日前に流出したカラーバリエーションと一致するものが確認できます。

 

この直前、別のXアカウントの@Mohamma11824513は「モロッコの市場で売られている」というブルーとグリーンらしきPixel 8aの写真をシェアしていました。

 

これまでの噂話をまとめると、Pixel 8aの仕様はざっと次の通りです。

  • ディスプレイ: 6.1インチ、フルHD・有機EL、120Hz対応
  • チップセット: Tensor G3
  • 内蔵ストレージ: 128/256GBの2種類
  • 背面カメラ: メイン64MP(光学手ぶれ補正)+超広角13MP
  • 前面カメラ: 13MP
  • OS: Android 14
  • バッテリー容量: 約4500mAh
  • 充電速度: 最大27W

 

ここにあるTensor G3は、上位モデルPixel 8シリーズに搭載されたチップのマイナーチェンジ版と言われています。ただしパッケージング技術(さまざまな部位を一つのチップに収める技術)が異なるために「熱くなりやすい」だけであり、低クロック版ではないとのこと。

 

前モデルのPixel 7aは、昨年の年次イベント「Google I/O」で発表されました。後継モデルのPixel 8aも今年のGoogle I/O(現地時間で5月14日開催)で登場すると予想されていますが、価格も気になるところです。

 

Source: @MysteryLupin(X) 
via: GSMArena

「Pixel 9 Pro」とされる実機の画像が流出! メモリが…

グーグルの次期スマートフォン「Pixel 9 Pro」とされる実機の画像を、海外サイトのRozetkedが掲載しました。

↑流出した「Pixel 9 Pro」の画像(画像提供/Rozetked)

 

Pixel 9シリーズでは、従来と異なり、「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の3モデルの投入が予想されています。このうちPixel 9 ProとPro XLは背面にトリプルカメラを備えた上位モデルに相当する模様。また、全モデルで次世代プロセッサ「Tensor G4」を搭載します。

 

今回、実機画像として投稿されたのは、6.1インチディスプレイを搭載したPixel 9 Pro。ブート画面によれば、このデバイスは「caiman」と名付けられており、16GB RAMや128GBストレージを搭載しています。「Pixel 8/8 Pro」のRAM容量は8GB/12GBだったので、かなりのスペックアップとなりそうです。

 

本体背面に目を向けると、そこにはトリプルカメラが搭載され、本体フレームから分離したカメラ突起が存在。このデザインは、以前に登場したPixel 9シリーズの予測レンダリング画像と一致しています。本体外周のフレームには光沢があり美しいのですが、実際に使用すると指紋が目立ちそうな予感です。

 

例年通りなら、今年の秋にも市場に投入されるであろうPixel 9シリーズ。新型プロセッサのTensor G4と大容量RAMの組み合わせで、どれだけのパフォーマンスを発揮できるのかが、今から楽しみです。

 

Source: Rozetked via 9to5Google

「Pixel」スマホの衛星通信対応はもうすぐ? 準備が着々と進行中

「Pixel」スマートフォンが衛星通信機能に対応するように準備が進められており、地図の位置情報の共有も予定されいると海外メディアで報じられています。

↑衛星通信でユーザーの居場所を特定するように

 

携帯電波の届かない場所で役立つ「衛星経由の緊急SOS」がPixelスマホに追加される可能性は、以前にも9to5Googleが報じていました。これは「安全性と緊急事態」の項目に「衛星SOS」という項目が一時表示されていたというのが証拠となっています。

 

Nail Sadykov氏の報告によれば、自分のデバイスを衛星に合わせるためのUIが、Pixelスマホ向けに搭載されていたそう。衛星SOSに接続するプロセスでは、視界に障害物がないように注意する通知が表示されます。

 

また、PiunikaWebは、衛星を利用した位置情報共有のサポートを示唆する文字列が、「Google Map」の最新ベータ版に追加されていると指摘。その詳細は不明ですが、ユーザーは1日に最大5回、15分おきかそれ以上のタイミングで位置情報を更新できるというのです。これは自分の家族や友人と位置情報を共有し、最後にいた居場所を知らせるための機能だと推測されます。

 

PixelスマホやGoogle Mapがいつ衛星通信をサポートするのかはまだ分かっていません。しかし、今年の秋のリリースが期待されている「Pixel 9」シリーズでは、衛星通信機能への対応がされています。それに合わせて、Google Mapにも衛星経由の位置情報の共有機能が追加されることでしょう。最新のiPhoneのように、Pixelスマホでも衛星通信が利用できる日は、もう間もなくとなりそうです。

 

Source: Nail Sadykov, PiunikaWeb  via 9to5Google

「Galaxy S25」でもサムスンとグーグルが提携!? 狙いはもちろん…

サムスンはGalaxy S24シリーズにおいてグーグルと協力し、生成AI機能の一部として同社の「Gemini Nano」を搭載しました。両社はさらに次世代機「Galaxy S25」シリーズでも提携を続け、第2世代Gemini Nanoを利用可能にするとの噂が報じられています。

↑グーグルとのコラボを継続(画像提供/サムスン)

 

リークアカウントの@negativeoneheroは、グーグルの第2世代「Gemini Nano」バージョンがGalaxy S25シリーズに採用され、サムスンが同製品でのオンデバイスAIを進化させるため、グーグルとの協力を始めたと述べています。

 

オンデバイスAIとは、外部のクラウドサーバーに依存せず、スマホ内で処理を完結させる仕組みのこと。サムスンの「Galaxy AI」はオンデバイスAIとクラウド依存AIが混ざっており、そのうちGemini Nanoはオンデバイスに属しています。

 

オンデバイスAIを動かすには、かなり強力なプロセッサを搭載する必要があります。先日もGalaxy S25シリーズにサムスン製の次期チップ「Exynos 2500」あるいはクアルコム製の「SnapDragon 8 Gen 4」が搭載されるとの台湾サプライチェーン情報がありましたが、どちらも強力なAI処理能力を備えるとみられ、今回のリーク情報と符合しています。

 

今のところ、第2世代Gemini NanoがGalaxy AIに追加の機能をもたらすのか、「リアルタイム通訳」など既存のものを強化するに留まるのかは不明。

 

ともあれ、Androidスマホでは最高クラスのハードウェアを製造するサムスンと、生成AIの最前線を行くグーグルが再びタッグを組むことで、Galaxy S25シリーズはさらに使いやすくなると期待したいところです。

 

Source: @negativeonehero
via: Wccftech

今度は「Pixel 8a」の色が流出!? 見覚えのあるラインアップ

グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 8a」の本体カラーリングが四色判明したと、海外テックサイトのAndroid Headlinesが報じています。

↑流出したPixel 8aのカラー(画像提供/Android Headlines)

 

現行モデルの「Pixel 7a」では、ブルー、ホワイト、ブラック、レッド(正式名称はSea、Snow、Charcoal、Coral)の四色が投入されています。

 

Android Headlinesによれば、Pixel 8aには上画像のようにグリーン、ホワイト、ブラック、ブルー(正式名称はMint、Porcelain、Obsidian、Bay)の四色が存在するとのこと。これは、Pixel 8のグリーン(Mint)やブラック(Obsidian)、そしてPixel 8 Proのホワイト(Porcelain)やブルー(Bay)と共通したカラーラインアップです。

 

Pixel 8aは7aよりも丸みを帯びた本体デザインとなり、6.1インチディスプレイを搭載。プロセッサには「Tensor G3」の低クロック版が搭載されるとされています。

 

例年通りなら、Pixel 8aは5月14日から開催されるイベント「Google I/O」で発表されるはず。Pixel 7aと同様に、廉価ながらさまざまなAI(人工知能)機能を活用できる、コスパの高いスマホになってほしいものです。

 

Source: Android Headlines via 9to5Google

Pixel 9+最上位+折りたたみ。グーグルはどう名づける? 予想は…

グーグルの次期折りたたみスマートフォンの名称が「Pixel 9 Pro Fold」になると、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑次は「Pixel 9 Pro Fold」が投入される?

 

グーグルは2023年5月に、初となる折りたたみスマホ「Pixel Fold」を発表。内側に7.6インチ、外側に5.8インチのディスプレイを搭載しました。一方で、同社は今年ハイエンドモデル「Pixel 9」シリーズを投入すると期待されています。

 

Android Authorityによれば、グーグルの次期折りたたみスマホは「comet」というコードネームで開発されているとのこと。そして、Pixel 9シリーズでは通常のスマホが「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の3機種、そして折りたたみスマホの「Pixel 9 Pro Fold」が投入されるというのです。

 

次期折りたたみスマホがPixel 9 Pro Foldと名付けられれば、これは製品がPixel 9シリーズの最上位モデルに位置づけられていることを、消費者にわかりやすくアピールできそうです。

 

近年、グーグルはフラッグシップのPixelスマートフォンを10月に発表しています。次期プロセッサ「Tensor G4」を搭載したPixel 9 Pro Foldも、それと同時に登場するかもしれません。

 

Source: Android Authority

もうすぐ発表? 新型「Pixel Buds Pro 2」らしき充電ケースの登録が認証機関で見つかる

グーグルがワイヤレスイヤホンPixel Buds Proを発売してから、もうすぐ2年が経過します。そんな中、後継モデル「Pixel Buds Pro 2」用らしき充電ケースの登録が複数の認証機関で見つかったと報告されています。

↑新モデルはまもなく発表?

 

これらはインドメディアの91mobilesが発見したもので、デンマークの国内認証機関UL Demkoと韓国のSafety Koreaのデータベースにあったと述べています。

 

充電ケースの型番は「GH8tQ」でバッテリー容量は650mAhとのこと。これは初代のバッテリー容量(620mAh)より少し大きくなっており、駆動時間が長くなる可能性もありそうです。

 

製造委託先が重慶VDLエレクトロニクスであること以外に、具体的な情報は他に出ていません。いつ発売されるのか、どのような機能が搭載されるのか、これまでに噂話もなかったようです。

 

しかし、初代Pixel Buds Proの例を振り返れば、同じく5月の開発者会議Google I/Oで発表され、今年後半に発売するという展開となるのかもしれません。

 

初代製品のスペックと特徴を軽くまとめると、インイヤータイプのデザインで、耳の形状に合わせてノイズキャンセリングを調整する「Silent Steal」機能を搭載。

 

また、内蔵センサーが耳の奥の気圧を測定して自動的に減圧することで快適に使用でき、ノートPCやタブレット、Android OSやiPhoneなど接続先の切り替えもスムーズ。「OK Google」と話しかけるだけで、道案内やリアルタイム翻訳なども利用できます。

 

もしPixel Buds Pro 2が5月に発表されるのであれば、今後数週間のうちにさまざまな噂や自称リークも出てくるはず。噂のお手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」とともに、全貌が明らかになることを楽しみに待ちたいところです。

 

Source: 91mobiles
via: Wccftech

グーグルの開発チーム、「かこって検索」の裏側を語る! 誤作動が起きるのは…

グーグルやサムスン製スマートフォンで使えるAI機能の「かこって検索」は、スマホ上で見つけたものを、アプリを切り替えずに検索できて好評を呼んでいます。

↑開発チームが裏側を語った

 

しかし、画面の下部にあるホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しすると、間違ってタスク切り替えを呼び出してしまったり、他のジェスチャー操作を使いたいのに、かこって検索が暴発したりするなど、一部では不満の声も上がっています

 

この点について、開発チームが操作性を改善していくとの趣旨をポッドキャストで語りました。

 

グーグル公式ポッドキャスト「Made by Google Podcast」の最新エピソードには、かこって検索の開発チームが出演。そこでは上記の操作について「製品の良し悪しを左右すると分かっていたので、最速のアクセス方法は何かを考えるのにすごく時間を費やした」と述べています。

 

最も重視したのは、OSのどこからでもアクセスできるということ。そうした発想から、ホームボタンまたはナビゲーションバーを長押しする現在の方法にたどり着いたそうです。

 

暴発しやすいとの苦情に対しては「まだ先があり、ユーザーが望むときに発動され、望まないときに発動されないようにするために多くの努力をしている」とコメント。現在進行形で改善を進めているようです。

 

また、かこって検索は、実際にはGoogleレンズが大きな役割を果たしていることも明らかになりました。Googleレンズとは、写真や画像を認識し、名前や詳細情報まで教えてくれるアプリのこと。

 

すなわち「技術の多くは、実際には(Google)レンズであり、ビジュアル検索機能、画面上のOCR(光学文字認識)です」と言います。

 

かこって検索の開発は、2023年1月頃にスタートしたそう。同チームは、Googleレンズのように対象をタップして選ぶほうが「丸でかこう」より速いと認めつつも、こちらのほうが「楽しい」と感じたと語っています。

 

今のところ人気が急上昇している使い方は、画像の中のテキストをコピーすること。例えば、YouTubeの字幕や、Instagramアプリ内のテキストなど、普通はコピー&ペーストできないものもコピーしたり検索したりできます。

 

グーグルは今後も「かこって検索」で多くのことを計画しているそう。できることがもっと増えたり、対象スマートフォンが拡大したりするのでしょうか? 今後の発展に期待です。

 

Source: Made by Google
via: 9to5Google

「Pixel 8a」の新たな目撃情報を入手! 今度は米大手キャリアがうっかり掲載

グーグルの廉価版スマートフォン「Pixel 8a」が準備中であることを裏付ける情報が次々と報じられ、先日もBluetooth SIG認証を取得したことが明らかとなり、発売が近づいているとみられています。

↑Pixel 8aの目撃情報を入手(画像はPixel 7a)

 

そんな中、今度は米国の大手キャリアの公式サイトでPixel 8aが目撃されました。

 

著名リーカーのEvan Blass氏は、UScellularのウェブサイトで見たというスクリーンショットを公開。そこには「Google Pixel 8a」とハッキリ書かれています。同社はPixel 8aのチュートリアルも早々に公開してしまったものの、すでに削除済みです。

 

今回の画像では、前モデルPixel 7aよりも本体が丸みを帯び、ベゼルは少し細くなりながらも上位モデルPixel 8より太く、他のPixelスマートフォンとは一線を画すデザインが確認できます。

 

先週末にも、Pixel 8aに4つの本体カラーバリエーションがあることをAndroid製品情報サイトのAndroid Headlinesが「独占情報」として掲載。それらはObsidian(黒)、Mint(ミント)、Porcelain(ポーセリン)、Bay(青)の4つとされ、それぞれの写真も公開していました。

 

今のところ、Pixel 8aの予想スペックは次の通りです。

  • 画面サイズと解像度: 6.1インチ/2400×1080(Pixel 7aと同じ)
  • 最大リフレッシュレート: Pixel 7aの90Hzから120Hzにアップ
  • HDRのピーク輝度: 1400ニト
  • 有線映像出力(DP Alt Mode)に対応
  • 搭載チップ: Tensor G3(Pixel 8シリーズに採用)のマイナーチェンジ版
  • 内蔵ストレージ: 128/256GBの2種類
  • カメラ: メインカメラ64MP/超広角カメラ13MP(Pixel 7aと同じ)
  • バッテリー容量: 約4500mAh
  • 有線充電速度: 最大27W
  • 米国での価格: 500~550ドル(約7万7000円〜8万5000円〔※〕。前Pixel 7aは499ドル~)

 

おそらくグーグルは、5月14日に開催する年次イベント「Google I/O」でPixel 8aを正式発表するはず。価格がなるべく安くなるよう期待しつつ、当日を待ちたいところです。

※1ドル=約154円で換算(2024年4月16日現在)

 

Source: Evan Blass(X)
via: PhoneArena

「Pixel 9」シリーズの発売はもはや確実! 公式アプリから新たな手がかりが見つかる

グーグルの次期フラッグシップ機「Pixel 9」シリーズの予想CG画像が続々と登場しているなか、今度は公式アプリのベータ版の中に「Pixel 9」の記述があったと報告されています。

↑Pixel 9は確実に来ている(画像提供/91mobiles)

 

この情報は、グーグルアプリの最新ベータ版(15.14.34.29.arm64)から見つかったもの。それは二つあり、その一つはユーザーが新しいAndroidデバイスを設定する際のGoogleアシスタント・セットアップのコード内に含まれているものです。

 

もう一つは、同じセットアップ画面に表示されるアニメーション関連ファイルであり、こちらにも「pixel 9」の名前が含まれていたとのこと。どちらも、それ以上の情報は表示できませんが、これによりPixel 9が登場することはほぼ確実となりました。

 

ここ数週間にわたり、さまざまなリーク情報が届けられたことで、Pixel 9シリーズに関する情報はかなり明らかになった感があります。

 

  • これまでの2モデルから3モデルの構成に(「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」)
  • Pixel 9は背面デュアルカメラ、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは背面トリプルカメラ
  • Pixel 9とPixel 9 Proの本体サイズは同じ
  • 画面サイズはPixel 9よりもPixel 9 Proのほうが大きい(おそらくPixel 9 Proのほうがベゼルが狭い)
  • 全モデルとも次世代の「Tensor G4」チップ搭載

 

ほかにも、Pixel 9は側面がフラットになって角が丸くなり、まるでiPhone 15 Proのようになると予想されています。よりパワフルかつスタイリッシュ、豊富なカメラ機能もあり、グーグルならではのAI機能がフル活用されると期待したいところです。

 

Source: The SP Android
via: Tom’s Guide

紛失とおさらば! Androidの「デバイスを探す」機能がパワーアップ

グーグルは、Android向けに強化された「デバイスを探す」ネットワークの提供を開始しました。まずは北米からですが、ゆくゆくは全世界で利用可能になる予定です。

↑バッテリー切れでも探せます

 

その目玉機能の一つが、オフラインのAndroidスマートフォンを探せること。当初はPixel 8とPixel 8 Proのみ電源がオフ、またはバッテリーが切れていても発見できると発表していましたが、いずれ他社の次世代スマホでも使えるようになるとグーグルが述べています。

 

Pixel 8シリーズは、特殊なハードウェアを使うことで、電源オフの状態でも内蔵Bluetoothチップに電源が供給される仕組みとなっています。

 

Android情報サイトAndroid Authorityの取材に対して、グーグルは「他のSoC(スマホ用チップの製造元)やOEM(各スマホメーカー)と協力して、バッテリー切れのデバイスを見つける機能を、他のプレミアムAndroid製品にも提供する方法を検討しています」と回答しました。

 

つまり、次世代ハードを搭載する予定のフラッグシップ機は、電源切れの状態でも「探す」機能に対応する可能性があるということ。そもそもスマホをなくしたときに困るのは、バッテリー切れで「探す」アプリでも音を鳴らせない場合のため、グーグルの新機能はかなり役に立つと思われます。

 

すでにiPhoneでは、電源をオフにしてから24時間以内であれば見つけることが可能。ようやく、Androidも追いつくようです。

 

過去の機種がこの機能に対応するかどうかは不明ですが、今後は高価なハイエンドスマホを買った場合は、紛失してしまう恐れが減ることになりそうです。

 

Source: Android Authority
via: Wccftech

お手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」、Bluetooth SIG認証を取得! まもなく発表・発売かも

Googleは、次期お手ごろ価格スマートフォン「Pixel 8a」が準備中であることを公式に認めており、数か月前にパッケージ写真らしき画像も流出していました

↑Pixel 8aはまもなく発表・発売?

 

すでにスペックに関する情報も次々と届けられるなか、Pixel 8aがBluetooth SIG(Bluetooth関連機器の認証機関)の認証を取得したことが明らかとなりました。

 

世界各国でBluetooth内蔵デバイスを発売する前には、事前にBluetooth SIGの認証を得ることが恒例となっています。つまり、Pixel 8aの発表・発売が間近に迫っている可能性が高まったというわけです。

 

Bluetooth SIGデータベースに登録されたモデル番号は、G8HNN、GKV4X、G6GPR、G576D。これらは先月、Googleが米FCC(連邦通信委員会)に申請していたものと一致しています

 

このうちG6GPRは、ベトナム方面から流出したパッケージ写真でも確認できます。

 

今までのところ、Pixel 8aに関するリーク情報は次の通りです。

  • 画面サイズと解像度はPixe 7aと同じ6.1インチ/2400×1080
  • 最大リフレッシュレートはPixel 7aの90Hzから120Hzにアップ
  • HDRのピーク輝度は1400ニト
  • 有線映像出力(DP Alt Mode)に対応
  • 搭載チップはTensor G3(Pixel 8シリーズに採用)のマイナーチェンジ版
  • カメラ: メインカメラ64MP/超広角カメラ13MP(Pixel 7aと同じ)
  • 米国での価格:500~550ドル(前Pixel 7aは499ドル~)

 

これらの噂話が正しければ、Pixel 8aは「ほぼPixel 8」の高性能なデバイスになるはず。しかし、米国での価格は値上げの可能性もあり、最近の円安のもとでは日本での価格が気になるところです。

 

Source:Mukul Sharma(X)
via:91mobiles

次期「Pixel 9」の予想動画が公開! まるでiPhoneなのはどうして?

先日、Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 9」の予想CG画像を、インドメディア91mobilesが公開しました。情報を提供したリークアカウントの@OnLeaks(Steve H.McFly氏)は未発表Android製品の予想において定評があり、この画像も信ぴょう性が高いと思われます。

↑公開されたPixel 9の予想画像(画像提供/Technizo Concept/YouTube)

 

これを基に「Pixel 9をいろんな角度から眺めるとどう見えるか?」を確認できる予想動画が公開されています。

 

テック系YouTubeチャンネルのTechnizo Conceptは、ピンク、イエロー、ブラック、グリーンの4色を想定したPixel 9の予想動画を公開。これらの色が正しいかどうかは不明ですが、デザインに関しては@OnLeaksの情報に沿っています。

 

この動画では、Pixel 9は側面が平らになり、角が丸くなっていることが確認できます。前モデルまでは側面は丸みを帯び、本体の角は直線的となっていましたが、その印象が一変。iPhone 15 Proなどに近く、コメント欄でも「iPixelだ」と呼ぶ声もあります。

 

Pixel 9について、先日の91mobiles情報を改めて整理しておくと次の通りです。

 

  • コンパクトなボディに分厚い背面カメラ部分(本体を合わせた厚みが12mm)。Pixel 8から引き続きデュアルカメラ
  • ディスプレイの中央にはパンチホールの自撮りカメラ。電源ボタンと音量キーは本体の右側に配置
  • ディスプレイのサイズは約6.03インチ
  • 本体サイズは約152.8 x 71.9 x 8.5mm(Pixel 8は150.5 x 70.8 x 8.9 mm)

 

Pixel 9シリーズは「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の予想CGも公開済み。つまり、Pixel 8の2モデル構成から3モデル構成になるというわけです。

 

また、3機種とも次期チップ「Tensor G4」チップを搭載するものの、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの二つは背面トリプルカメラを採用すると予想されています。つまり、Proモデルとの主な違いはカメラと画面サイズだけであり、特にPixel 9のスペックが低いということはなさそうです。

 

Source: Technizo Concept(YouTube) 
via: Wccftech

Pixel 9の廉価版? 2カメラで小さめディスプレイの“第3モデル”が存在か

Google(グーグル)の次期スマートフォン「Pixel 9シリーズ」に3番目のモデル「Pixel 9」が存在するとして、海外テックサイトの91Mobilesが予測レンダリングと詳細情報を掲載しています。

↑91Mobilesより

 

Pixelスマートフォンは長らく、画面サイズの大きさで「標準モデル/Proモデル」の2機種が投入されていきました。また、時期をずらして、スペックと価格をおさえた「aシリーズ」も発売されてきました。さらに「Pixel 9 Pro」の予測レンダリング画像も以前に登場しており、背面カメラがより強調されたデザインとなるようです。

 

91Mobilesによれば、Pixel 9は上位モデルの「Pixel 9 Pro/9 Pro XL」と同一のデザインを採用しながら、背面カメラが3個ではなく2個になっているなどの違いがあります。またPixel 9 Pro(約6.2インチ)と比較して、約6.03インチと小さめのディスプレイを搭載。一方で本体サイズは152.8×71.9×8.5mmと、Pixel 9 Proとほぼ同じになるようです。

 

以前リークされたGoogleのPixelリリース計画のロードマップでは、Pixel 9のほか2種類のPixel 9 Proが発売されるとのことでしたが、このようにPixel 9シリーズで3モデルが登場することは、廉価な「aシリーズ」が消滅することを示唆しているのかもしれません。3モデルで最もスペックが低いとされるPixel 9には、手軽に購入できる価格で登場してほしいものです。

 

Source: 91Mobiles via 9to5Google

なぜかグーグルが宣言! アップルの「RCS」導入は今秋から

Apple(アップル)が次世代携帯電話メッセージサービス「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」を2024年秋から導入すると、Androidの公式サイトに記載されているのが見つかりました。

↑Googleより

 

RCSはSMS(ショートメッセージサービス)と同じく電話番号で送受信が可能ながら、長い文章や大きな添付ファイルを送信することができます。すでに米国の携帯キャリアだけでなく、日本でも「+メッセージ」としてサービスが提供されています。

 

Appleは2023年11月、RCSの導入を発表しました。その時は「来年後半」と漠然としていましたが、今回のAndroidのサイト表記により、その時期がはっきりしました。おそらく今年秋に提供される「iOS 18」「iPadOS 18」にて、RCSの導入が予定されていることでしょう。

 

AppleはRCSの対応を長らく渋っていた経緯がありますが、今秋からようやくiPhoneでもRCSが利用できるようになります。SNS全盛の昨今にRCSがどれだけ必要とされているのかは不明ですが、一度くらいは使ってみたいものです。

 

Source: Android via 9to5Mac

次期「Pixel 9」シリーズ、タッチ感度を自動調整する新機能を搭載!?

Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズでは、指が濡れていたり、画面保護シートが貼られていたりするかを自動的に判別してタッチ感度を調整する「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」機能が追加される可能性があると判明しました。

↑一歩先のディスプレイへ

 

すでにPixelシリーズには、画面保護シートを貼ったときのタッチ感度を向上させる「画面保護シート モード」が用意されています。次期Pixel 9シリーズはその一歩先へと進むかもしれません。

 

Android OSに精通するAndroid Authorityが、先月配信されたAndroid 14 QPR3ベータ1を調べたところ、Googleが「設定」>「ディスプレイ」>「タッチ感度」に「アダプティブ・タッチ」設定を追加する準備を進めている手がかりを発見しました。

 

この設定はPixel 8 Proでは表示されないものの、コードを調べたところ、アダプティブ・タッチが有効になっていると「タッチ感度が環境、行動、画面保護シートに合わせて自動的に調整される」ことが分かりました。

 

どのような環境や行動によりタッチ感度が自動調整されるかは不明ですが、濡れた指(または濡れた画面)が考慮される可能性はありそうです。ちなみにOnePlus 12シリーズは、画面が濡れているときでも問題なく使えるアクアタッチ機能を搭載しています。

 

その後、最新のAndroid 14 QPR3ベータ3内のコードでは、アダプティブ・タッチが「P24」用の機能だと明示されていました。Google社内では「P23」はPixel 8とPixel 8 Proを指していたことから、「P24」はPixel 9を意味している可能性が高そうです。

 

ただし、Googleは新型デバイス向けの機能を、後に旧機種向けにPixel Feature Dropアップデートにより提供することもあります。当初はアダプティブ・タッチがPixel 9独占だとしても、将来的にはPixel 7やPixel 8シリーズなど過去モデルでも利用できるようになると期待したいところです。

 

Source: Android Authority

via: PhoneArena

Google、お手ごろ価格スマホ「Pixel 8a」を準備中だと公式に認める。バッテリーの詳しい情報が分かるようになるかも

Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 8a」は、様々なリーク情報があったものの、同社は公式に開発中とも準備中とも述べていません。が、ひょんなことから発売予定であることを認めました。

↑思わぬ形で「Pixel 8a」が“公式発表”に?

 

Android 14のQPR1アップデートでは、Googleはバッテリー情報(設定アプリの「デバイス情報」内)に新機能を追加し、充電サイクル数とバッテリーの製造日を表示しました。これはユーザーに歓迎されましたが、Pixelスマートフォンでは3月のFeature Drop(アップデート)で消えてしまいました。

 

これにつき、Googleはバグ追跡ページで「この表示はPixel 8a以降でのみ有効であり、意図した通りの動作です」とコメント。つまり、本機能が将来のPixelスマホに搭載されることや、今後Pixel 8aが登場することを同社が初めて公式に認めたことになります。

 

なぜ本機能が現行のPixelスマホで使えたのか、また消す必要があったのか、正確な理由は不明です。が、表示された数値はあまり正確ではなかったとの指摘もあり、将来のモデルに必要なハードウェアを追加する予定かもしれません。

 

Pixel 8aは今後数カ月、おそらく5月の開発者会議「Google I/O」にて発表が予想されています。昨年夏には早くもベンチマーク結果が登場し、今年初めにはパッケージ写真までが流出していました

 

最近のPixelスマホはGoogleの独自AI機能も搭載されており、そちらの方面でも期待できるはず。さらなるリーク情報や、Googleの公式発表を楽しみにしたいところです。

 

Source:Google
via:9to5Google

Googleの「かこって検索」機能、Pixel 7シリーズにも展開中!

サムスンの新型フラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズやGoogleのPixel 8シリーズでは、便利な新機能「かこって検索」(Circle to Search)を使うことができます。写真の中にある物をスタイラスや指で丸く囲むと、Googleの検索結果をすぐに入手できるようになりました。

↑早く来て

 

この新機能が、旧モデルのPixel 7やPixel 7 Proシリーズでも徐々に利用可能となっています。

 

これはGoogleサーバー側のアップデート(Googleアプリは最新バージョンにしておくこと)によるもので、すでに一部のデバイスでは有効になっています。今後「数週間かけて」全てのユーザーが利用できる見通し。

 

運良くアップデートが来たユーザーは自動的に有効になります。ユーザー側で設定を変更したり行動を起こしたりする必要はありません。

 

アップデートで利用可能になったら、かこって検索は次の手順で使うことができます。

 

  • 画面の下部にあるホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして「かこって検索」を呼び出し
  • Google検索バーとグラデーションが表示
  • 検索する画像やテキストを丸で囲むか、ハイライト表示するか、なぞるか、タップする
  • 正確に操作する場合は、2本の指を使って画面をズームしたり移動させてから、丸で囲む

 

今のところ、「かこって検索」が使えるGoogle製品はPixel 7シリーズとPixel 8シリーズのみ。Pixel 6以前の過去モデルにもやって来ることを期待したいところです。

 

Source: Google Blog
via: 9to5Google

Googleの「かこって検索」機能、Pixel 7シリーズにも展開中!

サムスンの新型フラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズやGoogleのPixel 8シリーズでは、便利な新機能「かこって検索」(Circle to Search)を使うことができます。写真の中にある物をスタイラスや指で丸く囲むと、Googleの検索結果をすぐに入手できるようになりました。

↑早く来て

 

この新機能が、旧モデルのPixel 7やPixel 7 Proシリーズでも徐々に利用可能となっています。

 

これはGoogleサーバー側のアップデート(Googleアプリは最新バージョンにしておくこと)によるもので、すでに一部のデバイスでは有効になっています。今後「数週間かけて」全てのユーザーが利用できる見通し。

 

運良くアップデートが来たユーザーは自動的に有効になります。ユーザー側で設定を変更したり行動を起こしたりする必要はありません。

 

アップデートで利用可能になったら、かこって検索は次の手順で使うことができます。

 

  • 画面の下部にあるホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして「かこって検索」を呼び出し
  • Google検索バーとグラデーションが表示
  • 検索する画像やテキストを丸で囲むか、ハイライト表示するか、なぞるか、タップする
  • 正確に操作する場合は、2本の指を使って画面をズームしたり移動させてから、丸で囲む

 

今のところ、「かこって検索」が使えるGoogle製品はPixel 7シリーズとPixel 8シリーズのみ。Pixel 6以前の過去モデルにもやって来ることを期待したいところです。

 

Source: Google Blog
via: 9to5Google

Android Auto、クルマを駐車しないと使えないアプリが分かりやすく! 長文メッセージの要約も可能に

Android Autoは、スマートフォンを車載システムに接続してカーナビや各種のアプリを使うことができ、便利な機能として親しまれています。

↑Android Auto

 

その最新版では、クルマが駐車しているときだけ使えるアプリのアイコンには「P(Parked)」マークが付くようになりました。

 

Android Autoのアプリには様々なものがありますが、中にはクルマが完全に停止している場合、つまり運転中には使えないものもあります。その1つが、海外でも広く親しまれているの「GamesSnacks」。タッチ操作で遊べるミニゲーム集であり、主にEV(電気自動車)の充電中に暇つぶしとして遊ばれています。

 

このGameSnacksなど一部アプリは、クルマが走行中に起動すると、「駐車中でなければ動きません」というエラーメッセージが表示されます。が、開こうとしたときに初めて警告され、それまでは走行中に使えるのか、駐車中のみかは区別が付きませんでした。

 

しかし、最新版のAndroid Autoでは、駐車中だけ使えるアプリには「P」マークが表示されます。ドイツのブログSmartDroidが、Android Auto 11.4から有効になったと報告しています。

Image:9to5Google

 

またAndroid Auto 11.4では、ついに長文のメッセージを要約して読み上げることが可能となりました。ただしGoogleは「一部のデバイス、地域、国、言語ではご利用いただけません」と但し書きをしています。

 

これらのアップデートは今のところ展開中ですが、なかなか利用できない場合は、Google Playストアでアップデートを確認するとよさそうです。

 

Source:SmartDroid,Google
via:9to5Google

まもなくPixelスマホに衛星SOS機能がやって来る? 携帯の電波やWi-Fiが届かない場所でも助けを呼べるかも

iPhone 14シリーズ以降に搭載された「衛星経由の緊急SOS」機能は、携帯の電波が届かない場所で遭難した人たちを救うなど、数々のお手柄を立ててきました

↑無人島に流されても安心!?

 

この機能が、Google Pixeスマートフォンにまもなく追加される可能性が浮上しています。

 

米9to5Googleは3月初旬現在、Pixelスマホで設定アプリから「安全性と緊急事態」を開くと、「緊急SOS」と「自動車事故検出」の間に「衛星SOS」機能が表示される可能性が高いと報告しています。もっとも手元の環境(Pixel 6a/場所は日本)では、特に何も追加されていません。

 

しかし、表示される環境であっても、今のところ「衛星SOS」をタップしても何も反応がないようです。もう少し時間が経てば、メニューが表示されるようになると予想されます。

 

そこで9to5Googleはルート化した(本来ユーザーに与えられていない権限を獲得し、Android内部のシステムを制御する)Pixelスマホを通じて、隠しメニューへのアクセスに成功。衛星SOSのページには「Pixelを使えば、携帯電話やWi-Fiに接続できないときに、緊急サービスとメッセージをやり取りしたり、現在地を共有したりできます」と書かれていました。

Image:9to5Google

 

さらにGoogleは、ユーザーの氏名や電子メール、電話番号や位置情報、端末情報や緊急情報が、緊急サービスおよび衛星サービスプロバイダーにも共有されると説明しています。

 

このページは衛星SOSが「どの国で対応しているか」を示す公式ページにリンクしていますが、そのページは公開されていません。

 

いつGoogleがこの機能を正式に配信するのか、どの国で配信するのかも不明です。iPhone用の衛星SOS機能はいまだに日本に提供されていませんが、こちらはサービス開始を期待したいところです。

 

Source:9to5Google

Google マップの事故報告機能、最近は役立たずに? CarPlayやAndroid Autoは一向に対応せず

Google マップには数年前から、事故やスピード違反取締の報告機能があり、多くのユーザーが情報を共有してきました。が、この機能は改善されず、役立たずになりつつあると米9to5Googleが報じています。

↑Google マップ

 

本機能が導入されたのは、2019年のこと。工事や道路封鎖、事件や障害物などが分かるため、ドライバーから便利だと称賛を集めてきました。

 

Google マップ上では、運転ナビを使っている際に、画面の右側にある小さなメニューから報告を送ることができます。素早く簡単ですが、スマートフォンの小さな画面でしか使えず、操作性がいいとも実用的とも言えません。

 

最近ではiPhoneやAndroidを車載システムに接続するAndroid AutoやCarPlayが普及しています。これらはアプリを車側の大きなディスプレイに表示するため、より見やすく、安全に使うことができるもの。が、なぜかGoogleは事故報告機能を、Android AutoやCarPlayに未だに追加していません。

 

かたやGoogle傘下のカーナビアプリWazeはiOS/Android版ともに報告機能を備えている上に、Android AutoとCarPlayユーザーにも提供しています。ただし、日本でのWazeユーザーは少なく、よって報告・シェアされる情報も少なくならざるを得ません。

 

今やGoogle マップは、歩行者にとってもドライバーにとっても必須のアプリとなっています。最近ではAndroid版Googleマップがトンネル内でも位置情報が取得できるようになり、天気も表示可能になっているだけに、事故の報告機能もCarPlay/Android Autoでの対応を望みたいところです。

 

Source:9to5Google

「Pixel Fold 2」の予想CG画像が登場! カメラバーのデザインは変更、第4のセンサーあり?

米Googleは折りたたみスマートフォンの第2世代モデル「Pixel Fold 2」を開発中だと噂されています。先日も、Google独自開発チップの最新版である「Tensor G4」を採用し、16GBのRAMを搭載するとの予想が伝えられていました

↑Pixel Fold

 

それに続き、Pixel Fold 2初の予想レンダリング(CG)画像が公開されています。

 

未発表のAndroid製品に詳しいサイトAndroid Authorityは、今月初めにPixel Fold 2の実機と称する写真を公開。しかし、(おそらくGoogle社内での)「検閲が厳しいため」として、わざと画像を不鮮明にしていたようでした。

Image:Android Authority

 

しかし、YouTuberのTT Technology氏は新たな3Dレンダリング画像を公開。あくまでAndroid Authorityの写真を元にしているに過ぎないため、実物とは細部が異なる可能性もあることに注意が必要です。

Image:TT Technology/YouTube

 

今回のCG画像では、カメラ周りのデザインがPixel Foldから大きく変化していることが確認できます。初代モデルは筐体の左から右までカメラバー(カメラ関連パーツを収めた部分)が伸びる形でしたが、後継モデルでは左隅にカメラが移され、横長の長方形となっています。

 

背面カメラについては、Pixel Fold 2は初代と同じくメイン、超広角、望遠カメラのトリプルカメラだと予想されています。予想CGでは4つ目のセンサーが確認できますが、これがPixel 8 Proのような表面温度センサーなのか、あるいは対象との距離を測るLiDARなど別のセンサーかは不明です。

 

初代Pixel Foldは高価な折りたたみスマホながら、Pixel 7シリーズと同じTensor G2プロセッサーを搭載。その後に次世代のTensor G3を採用したPixel 8シリーズが登場したため、すぐに性能が追い抜かれていました。次期モデルは、非折りたたみ機に勝る性能を持つと期待したいところです。

 

Source:TT Technology(YouTube) 
via:91mobiles

謎の次期Googleスマートフォンが認証サイトで見つかる。Pixel 9 Pro(仮)かPixel Fold 2(仮)かも

米Googleは様々な次期スマートフォンの開発に取り組んでいると噂されています。たとえばPixel 8シリーズの廉価モデル「Pixel 8a」、次期フラッグシップ機「Pixel 9」シリーズ、そして折りたたみタイプの後継モデル「Pixel Fold 2」といったところです。

↑謎の“Pixelスマホ”を発見?

 

そんななか、デンマークの認証機関UL DEMKOのサイトから、次期Googleスマートフォンとして「GH2MB」の型番が見つかりました。

 

そのトレードマーク/ブランドはGoogleで、モデル番号は「GH2MB」。そして定格容量(蓄えられる電気の量)4942mAhのバッテリーを搭載すると記載されていることから、公称の容量は約5000mAhとなる可能性が高いと思われます。

Image:MySmartPrice

 

たとえばPixel 8のバッテリー容量(公称)は4575mAhであり、廉価モデルPixel 7aは4575mAh。つまり低価格の「Pixel 8a」よりもフラッグシップ機の「Pixel 9」シリーズ、特に上位のProモデルに近いものです。

 

また、大容量バッテリーは電力消費が多い折りたたみ機にも適しているため、Pixel Fold 2(仮)に関連している可能性もあります。

 

Pixel 9 Pro(仮)に関しては、すでにインドメディアMySmartPriceが予想画像を公開しています。またPixel Fold 2(仮)も、試作機と称する写真が出回っていました

 

さらに、未発表のGoogle独自開発チップセット(おそらく「Tensor G4」)が、人気ベンチマークアプリの投稿サイトGeekbench Browserで見つかっています

 

これら次期スマートフォンをGoogleが開発中としても、一挙に発表するとは考えにくいことです。今年1年かけて、順番にお披露目していくのかもしれません。

 

Source:MySmartPrice
via:Gizmochina

Android版「Googleマップ」、ついに天気を表示! iOS版に追いついた

iOS用のGoogleマップでは、以前からマップを見ているときに天気と大気質指数(AQI)が表示されていましたが、Android版Googleマップでも、ようやく同じ機能が備わったことが明らかとなりました。

↑ついに天気もチェックできるように

 

具体的には検索バーの下に小さな長方形のボックスが追加され、そこに情報が表示されるようになりました。デフォルト設定では天気や気温が確認できます。

 

なお、AQIの表示は対応している地域のみ。筆者の居住する地域は対象外となっているようです。

 

これをタップすると、その日の最高気温/最低気温や12時間内の予報など、より多くの天気情報が書かれたカードが開き、スワイプして表示を切り替えられます。また、AQI部分をタップすると、マップ上にAQIレイヤーが読み込まれ、地域ごとの大気質を確認することが可能。

 

この天気予報ボックスは少し小さいものの、地図をスクロールして別地域に移ると、その場所での状況に合わせてアップデートされます。出勤や出張、旅行などに出かける前に、傘を持っていくかどうか、厚着にするか薄着にするかを判断するうえで重宝しそうです。

 

この機能はiOS版Googleマップの定番であり、ごく自然に統合されていましたが、ここ数週間でAndroidにも展開され始めた模様。バージョンは11.113.xとのことで、もし反映されていない場合は、アプリを強制終了して再起動してみると有効になるかもしれません。

 

Source: 9to5Google

「Pixel Fold 2」、最新の「Tensor G4」チップを搭載!? ライバルに食らい付くか

グーグルは2023年5月、同社初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を発表しました。搭載チップは独自開発チップの第2世代である「Tensor G2」に留まり、数か月後に登場したPixel 8シリーズの第3世代チップ「Tensor G3」に追い抜かれています。

↑次はTensor G4を搭載!?

 

しかし、後継モデルの「Pixel Fold 2」では、Tensor G3を飛ばして最新の「Tensor G4」を搭載する可能性があるとAndroid情報サイトAndroid Authorityが主張しています。

 

匿名の情報筋によれば、ここ数か月、グーグルは社内でPixel Fold 2をテストしているとのこと。初期プロトタイプにはTensor G3を搭載していたものの、最新のプロトタイプは噂のTensor G4チップにシフトしていると述べています。

 

ちなみに、Pixel Tabletの初期プロトタイプには第1世代のTensorチップが使われていましたが、結局は第2世代のTensor G2チップに変更したそう。つまり、発売前に最新チップに載せ替えた例が過去にあったわけです。

 

しかし、グーグルは新たなTensorチップのお披露目を秋の新製品発表イベントで行うことを恒例としています。そのため、もしPixel Fold2が初代と同じく5月に発表されるなら、Tensor G4が搭載される可能性は低くなります。が、そのタイミングで発表されなければ、10月に次期「Pixel 9」シリーズと同時に発表したうえで、Tensor G4を搭載するのかもしれません。

 

Android Authorityによれば、Pixel Fold2はまだEVT(エンジニアリング検証テスト)の段階に入ったばかりとのこと。ハイテク製品が正式な量産に入る前には、EVT→DVT(設計検証テスト)→PVT(生産検証テスト)の過程を経るため、5月に発表される見込みは薄そうです。

 

また、Pixel Fold 2には16GBのRAMが搭載されるといいます。これはPixel Foldから4GB増となり、歴代のPixelスマホでも最大のメモリ容量となります。内蔵ストレージには、初代FoldやPixel 8で使われているUFS 3.1と比べて、より高速なUFS 4.0規格を使うと伝えられています。

 

同じ横折りスマホとしてはサムスンのGalaxy Z Fold5がパワフルなため、現行のPixel Foldは少し物足りない印象もあります。搭載チップも強力で、メモリ容量も増やし、今流行りの生成AIをスピーディーに動かせる、とPixel Fold 2に期待したいところです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

次期「Pixel 9 Pro」のレンダリング画像が登場! 何かに似ているような…

グーグルの次期スマートフォン「Pixel 9 Pro」とされるレンダリング画像を、リークアカウントのOnLeaksが作成し、公開しました。

↑「Pixel 9 Pro」のレンダリング画像(画像提供/MySmartPrice)

 

現行モデルの「Pixel 8および8 Pro」は2023年10月に発表されました。新型プロセッサ「Tensor G3」の搭載や、AI(人工知能)機能の進化が特徴です。画面サイズはそれぞれ6.2、6.7インチで、本体サイドはカーブした形状となっています。

 

今回登場したPixel 9 Proのレンダリング画像を見ると、背面カメラの形状が変化していることがわかります。このデザインはPixel 8および8 Proのものというより、折りたたみスマホ「Pixel Fold」に似ています。トリプルカメラの横には2つの切り欠き(ノッチ)があり、これらはフラッシュと温度センサーに相当する模様。

 

電源ボタンとミュートボタンは本体右側にあり、SIMカードスロットはUSB-Cポートの下側に移動しています。本体サイドはわずかにカーブしたフラット形状となっており、アップルの「iPhone」を連想させます。Pxiel 9 Proのディスプレイサイズは6.5インチと記載されていますが、Pixel 8 Proと本体サイズがほぼ変わらないことから、これは誤りの可能性があります。

 

例年通りなら、2024年後半に投入されるであろうPixel 9および9 Pro。定評のあるAI機能がどのように進化するのかにも注目です。

 

Source: MySmartPrice via 9to5Google

次期「Pixel 8a」のパッケージ写真が流出! 背面カメラバーのデザインは変更?

ここ数年、グーグルはフラッグシップ機を発売してから数か月後に、廉価モデルのPixel aシリーズを発売してきました。最新のPixel 8およびPixel 8 Proが登場してから約3か月しか経っていませんが、その廉価版「Pixel 8a」の商品パッケージらしき写真が公開されています。

↑最新モデルのヒントが見つかった

 

X(旧Twitter)ユーザーの@chunvn8888氏は、Facebook上で見つけた画像を「ベトナム人がまたもやPixelをリーク」としてシェア。それは組立て前の箱の様子を捉えており、ハッキリと「Pixel 8a」と書かれています。

 

ちなみにベトナムは、グーグルがPixel製品の生産を行っている国であるためか、たびたびリーク情報が発信されてきた経緯があります。正式発表前にリークされたPixel 7aの画像でも、言語設定がベトナム語となっていました

 

実際にPixel 8aを手に取ったハンズオン画像は、すでに2023年9月(Pixel 8シリーズ正式発表の直前)にリークされていました。そちらの色はブルーでしたが、今回の物はブラックです。

 

また、解像度が高めなおかげで、背面カメラバーの盛り上がりが控えめで、本体フレームからは切り離され、背面パネルの一部になっていることも確認できます。

 

昨年秋に予想CG画像とともに伝えられた噂によれば、Pixel 8aの画面サイズは6.1インチ。本体サイズは152.1×72.6×8.9mmであり、現在の7a(152×72.9×9mm)より少し背が高く、幅が狭く、薄いとのことでした。

 

過去の事例から考えると、Pixel 8aは5月頃の開発者会議「Google I/O」で発表されるはず。Pixel aシリーズは手ごろな価格も魅力ですが、Pixel 7aは前6aよりも値上げとなっていました。Pixel 8aの価格にも注目が集まりそうです。

 

Source: @chunvn8888(X)

via: 9to5Google

「Pixel 8シリーズ」、ミント系の新色デビューまで秒読み段階!

Googleがまもなく、Pixel 8とPixel 8 Proの新色を発表する可能性が浮上しています。

↑新色のデビューが濃厚(画像提供/Google)

 

まず「Made by Google」アカウントは、2進数による謎の暗号をX(旧Twitter)に投稿。これを解読すると「Fresh year, Fresh drop」(フレッシュイヤー、フレッシュドロップ)となります。

 

さらに、リンク先には米国のGoogleストアがあり、「Minty Fresh」と表示されています。Pixel 8シリーズのうえに塗られた色や、URLには「pixel-mint」の文字列もあることから、新色がミントグリーンだと示唆しているようです。

 

また、同ページにはストリートアーティストの@itsaliving氏が、米ニューヨークでスペシャルイベントを行うとの予告も。Google Pixel 8とのコラボだと明かされており、1月26日午前1時(日本時間)から開催予定です。

 

Pixel 8シリーズに、新色が加わる兆しは以前からありました。例えば、数か月前、背面のカメラバーが少し緑を帯びたモデルがGoogleストアに登場。その後、特に公式には何の動きもなかったことから、新年の売れ行きに弾みを付けるため、先送りにしていたのかもしれません。

 

また、日本のGoogle公式アカウントも「くるぞ……」と予告しています。

 

フォロワーからは「ハンギョドン?」のレスも付いていますが、本当にハンギョドンとのコラボが実現すれば、より大きな注目が集まりそうです。

 

Source: Made by Google(X)
via: The Verge

次期「Pixel Watch」、ついに2つのサイズを開発中!?

2024年の次期「Pixel Watch(Pixel Watch 3)」に向けて2つのサイズが開発されていると海外メディアの9to5Googleが報じています。

↑大きくなってくれたらな…

 

Pixel Watchは初代モデル、2世代目の「Pixel Watch 2」のどちらでも、直径41mm・厚さ12.3mmの1サイズのみ用意されています。これは、41mmと45mmを揃えるアップルの「Apple Watch Series 9」や、40mmと44mmが販売されているサムスンの「Galaxy Watch 6」と比べて、小さな本体サイズです。

 

9to5Googleによれば、グーグルは「Pixel Watchが小さ過ぎる」という声に応えるため、Pixel Watch 3では2サイズを投入するとのこと。これによって、画面サイズが大きくなったり、大容量バッテリーの搭載による長時間駆動が実現したりすることが期待されます。一方、現行モデル向けのバンドが大型モデルで使い回せるのかどうかが気になるところ。

 

腕時計業界では、男性向けと女性向けでサイズを変えた2モデルが投入されることがよくあります。次期Pixel Watchでは、太い腕にも似合う大画面モデルの登場に期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

【西田宗千佳連載】Googleはなぜ生成AIでマルチモーダルにこだわるのか?

Vol.134-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発表した生成AI「Gemini」。Googleがこだわっているマルチモーダル性の生成AIにせまる。

 

今月の注目アイテム

Google

Gemini

↑Googleがマルチモーダルとしてゼロから構築した新しい生成AI。テキスト、画像、音声、動画、コードなどさまざまな種類の情報を一般化してシームレスに理解し、操作し、組み合わせることが可能だ。同社のGoogle Pixelにも採用予定。

 

Googleの生成AIであるGeminiは、文字だけでなく画像・音声も含めた「マルチモーダル性」の高さが特徴だ。

 

人間は文字だけから理解しているわけではなく、目や耳から入る情報すべてを日常的に使っている。AIが人間を助ける存在としてもっと便利で賢いものになるには、人間と同じように画像・音声も活用できた方が便利なのは間違いない。

 

たとえば、テキストで「音声の中に含まれる内容」について質問する、というのは人間にとって自然なことだが、AIにとってはまだ特別なこと。それを実行する場合、生成AIが高いマルチモーダル性を備えていることが望ましい。

 

特にGoogleは、初期からマルチモーダルなAI開発に積極的だった。理由は、彼らがスマートフォンのプラットフォーマーでもあるからだ。デジタル機器を介してマルチモーダルな情報にアクセスする場合、当然カメラやマイクが必要になる。PCにもついているし別々に用意することもできるが、常に持ち歩いている可能性が高いスマホは、カメラもマイクも内蔵しているので使いやすい。

 

画像からネット検索や翻訳をする「Googleレンズ」は、すでに存在するマルチモーダルなAIのひとつ、といってもいい。ネット検索で動画や音声も対象とし、多様かつ適切な回答を目指したい、というのがGoogleの狙いであり、そのためにマルチモーダル技術の研究をしてきた、という面もある。

 

現在の生成AIはWebから使うのが基本だが、今後より一般性の高いサービスが増えることになるなら、それはスマホの上で展開されることも増えるだろう。特に、人のアシスタントのような生成AIになるなら、スマホの上で動いてくれる方がありがたい。

 

そう考えると、生成AIにとってのマルチモーダル性は、スマホ向けほど重要……ということになり、Googleが力を入れるのもわかる。

 

また、スマホではより即応性・プライバシー重視が必要にもなってくる。消費電力の点を考えても、常に通信し続けるクラウド側での動作にはマイナスもある。

 

Geminiは最初からサイズが小さく、スマホで動かすことを前提とした「Nano」も用意されている。すでに「Pixel 8 Pro」向けには実装され、ボイスレコーダー機能の「音声書き起こしの要約」に使われている。ただし現状は英語の書き起こしのみに対応している。

 

サイズの小ささは賢さに直結するため、サーバーで動く「Gemini Ultra」や「Gemini Pro」に比べると制限は大きい。だが、用途や対応言語を制限した形でなら有用であり、そのことは商品電力の少なさやわかりやすさに通じていそうだ。

 

このところ各社は、性能を競う「超大型モデル」だけでなく、スマホやPC単独で動作する小型の生成AIも作るようになってきた。Geminiが初期から「スマホ向けの小型版」を用意しているのは、スマホやPCで「オンデバイスの生成AIが増えていく」ことを意識しているのだろう。

 

それが2024年じゅうに花開くかはまだわからないが、PCやスマホの在り方・使い方を変える技術になるのは間違いない。

 

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最新版「Android用Googleマップ」、トンネル内でも位置情報の取得が可能に!

これまでのGoogleマップは、運転中にトンネルに入ると位置情報が止まってしまい、役に立たなくなることがありました。これは地下ではGPSの信号が届きにくくなるためです。

↑トンネルに入っても安心

 

しかし、最新版のAndroid用Googleマップでは「Bluetoothトンネルビーコン」がサポートされるようになり、トンネル内でも位置情報が取得できるようになりました。

 

実はBluetoothビーコンは、新しい技術ではありません。Google傘下のカーナビアプリWazeは、ニューヨーク、シカゴ、パリ、ブリュッセルなどの大都市を含む世界中のトンネルで、以前から同技術を採用していました。

 

Googleは、このWazeビーコン・プログラムが「GPS信号が届かない地下のドライバーにシームレスなナビゲーションを提供し、位置情報サービス、ドライバーの安全性向上、トンネル内のリアルタイムのイベントの可視性を確保する」と説明しています

 

さて、最新版のAndroid用Googleマップには、「設定」>「ナビの設定」>「運転オプション」内に「Bluetooth トンネル ビーコン」が追加されており、そこでは「Bluetooth トンネル ビーコンをスキャンし、トンネル内での位置情報の精度を改善します」と述べられています。

↑最新版のAndroid用Googleマップ

 

この機能は2023年10月頃、一部のユーザー向けに初めて表示されていましたが、現在では広く利用できるようです。iOS版Googleマップでは、記事執筆時点では利用できません。

 

Source:SmartDroid
via:9to5Google

【西田宗千佳連載】最新生成AI「Gemini」の投入を急いだGoogle

Vol.134-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発表した生成AI「Gemini」。ここ数年、Googleが開発してきた生成AIの流れを追う。

 

今月の注目アイテム

Google

Gemini

↑Googleがマルチモーダルとしてゼロから構築した新しい生成AI。テキスト、画像、音声、動画、コードなどさまざまな種類の情報を一般化してシームレスに理解し、操作し、組み合わせることが可能だ。同社のGoogle Pixelにも採用予定。

 

Googleは今後同社が活用する生成AIの基盤技術として、新たに「Gemini(ジェミニ)」を開発した。

 

同社はここ数年で、複数の生成AIを開発している。最初に世に出たのは「BERT」。2018年に論文の形で発表され、2019年には検索エンジンに組み込んでいる。当時は「生成AI」という言い方はされておらず、自然な文章を処理して検索に活かす「自然言語処理技術」とされていた。

 

だが、BERTは「Bidirectional Encoder Representations from Transformers(Transformerによる双方向のエンコード表現)」の略。Transformerはその後の生成AIに使われる技術で、GPTのTも「Transformer」だ。

 

この後、2021年には会話に特化した生成AIである「LaMDA」を投入、同時により汎用性の高い「PaLM」を開発、2023年5月からは、GoogleのチャットAIサービス「Bard」に、PaLMの最新モデルである「PaLM 2」を導入している。

 

Geminiは、5月にPaLM 2が公開されるのと同時に“次に向けた開発”として存在が公表されていた。だが、さすがにPaLM 2の提供を開始したばかりなので、Geminiの投入はしばらく先……と予想されていた。

 

だがその予想は覆され、Geminiは2023年内に投入されることになった。名前の「Gemini」は双子座のことだが、Google社内のAIチームと、Google傘下でAIを開発してきたDeepMindが一丸となって開発したから……という意味でもあるようだ。

 

この開発ペースからは、Googleがどれだけ“急いで開発をしているか”が見えてくるようだ。最上位の「Ultra」の公開が2024年であること、以前解説したようにデモビデオが編集されたもの=実際の動作とは異なるものであった、という点からも、Googleの焦りを感じる。

 

Googleとしては、賢さで先行していると言われる「GPT-4」を超えた生成AIを提示したい、という意気込みがあるのは間違いない。

 

そして、GPT-4との差別化点として彼らが強調するのは「マルチモーダル性」だ。マルチモーダルとは、テキスト・画像・音など複数の情報を並列に扱うこと。人間が文字も絵も音も扱って考えているのと同じような流れと言って良い。

 

従来の生成AIは文字ベースの情報を中心に学習し、そこに画像や音声の学習結果も加える形でマルチモーダル性を実現してきた。しかしGeminiの場合、最初の学習からテキスト・画像・音を並列に扱って作り上げられたため、「絵を見て答えを文章で返す」「絵と音から内容を把握して回答する」といった処理に向いているという。

 

GPT-4を超えていると噂される「Gemini Ultra」は、この記事を書いている2023年末の段階では未公開であり、その性能を実際に確かめることはできていない。また、GPT-4に画像認識を加えた「GPT-4V」でも、Gemini Ultraと同じようなテストをパスしたという報道もあり、どちらが賢いか結論を出すのは難しい状況だ。

 

とはいえ、Googleがマルチモーダルに向かうのは正しい方向性であり、それは、Googleの抱える事業の性質にも大きく関わってくる話だったりもする。それがなにで、どういう影響が出てくるかは次回解説する。

 

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